京大卒の山西、金でも理想形届かず「やりきれない」
【ドーハ=上田悠太】京大卒の金メダリストが誕生した。初出場の山西利和(23=愛知製鋼)が1時間26分34秒で優勝。世界ランキング1位の実力を示し、20年東京オリンピック(五輪)の代表にも内定した。 京大出身、そして旧帝国大出身まで含め、……
福島千里が国体で予選敗退「レースって難しい」
2020年東京オリンピック(五輪)で4大会連続出場を狙う福島千里(31=セイコー)が予選3組6位の12秒13で、準決勝進出を逃した。 両アキレス腱(けん)負傷から約5カ月ぶりの復帰戦だった9月21日の全日本実業団対抗選手権予選敗退に続く……
米国通過もバトンパス不安 ジャマイカ黄金時代終焉
個々の走力では群を抜く米国は38秒03の1組3着にとどまった。 100メートル金メダルで第1走者のコールマンが飛び出したが、同銀メダルのガトリンにうまくバトンを渡せず、第3、第4走者の間ももたついた。バトンパスに不安を残しながらも、コー……
サニブラウンらリレー侍400m決勝は4レーン
6日(日本時間7日未明)に行われる陸上の世界選手権(ドーハ)男子400メートル決勝のレーンが発表された。 予選2組で37秒78の2着に入った日本は4レーン。37秒65で日本に先着した南アフリカは5レーン。予選1組で37秒56を出した連覇……
京大卒の山西利和「まだ次がある」20キロ競歩金
京大卒の金メダリストが誕生した。男子20キロ競歩で山西利和(23=愛知製鋼)が1時間26分34秒で優勝した。五輪、世界選手権を通じ、同種目で日本勢がメダルを獲得するのは初だった。日本は鈴木雄介(31=富士通)に50キロに続き、20キロで……
京大卒の金メダリスト誕生 山西利和が20キロ競歩V
京大卒の金メダリストが誕生した。男子20キロ競歩で山西利和(23=愛知製鋼)が1時間26分34秒で優勝した。五輪、世界選手権を通じ、同種目で日本勢がメダルを獲得するのは初だった。日本は鈴木雄介(31=富士通)に50キロに続き、20キロで……
リレー侍、史上「最難関」予選突破 リオ銅カナダ敗退
世界選手権の男子400メートルリレーの予選で、日本が入った2組は史上最高レベルだった。日本は37秒78の日本歴代3位のタイムをマークしたが、順位は2着。6着だったカナダは37秒91を出しながら、着差で敗退。37秒台を出しながら、決勝に進……
サニブラウン「緊張なく」400mリレー決勝進出
男子400メートルリレー予選で、16年リオデジャネイロ五輪銀メダルの日本は37秒78の日本歴代3位タイの記録を出した。アフリカ記録を樹立した37秒65の南アフリカに次ぐ2着。上位3着以内に入り、順当に5日(日本時間6日未明)の決勝に進出……
築館・鵜沢「あ~やらかした」スタート泣いた予選
8月の全国高校総体で100メートル、200メートルの2冠に輝いた築館(宮城)鵜沢飛羽(とわ、2年)が、少年男子A100メートルでまさかの予選敗退となった。 スタートのタイミングが合わず、大きく出遅れ。自己ベスト10秒45の大本命が、予選……
築館・鵜沢「あ~やらかした」スタート泣いた予選
8月の全国高校総体で100メートル、200メートルの2冠に輝いた築館(宮城)鵜沢飛羽(とわ、2年)が、少年男子A100メートルでまさかの予選敗退となった。 スタートのタイミングが合わず、大きく出遅れ。自己ベスト10秒45の大本命が、予選……
全国総体2冠の築館・鵜沢飛羽が国体でまさかの予落
8月の全国総体で100メートル、200メートルの短距離2冠に輝いた築館・鵜沢飛羽(とわ、2年)が少年男子A100メートルに出場し、まさかの予選敗退となった。スタートのタイミングが合わず、大きく出遅れ。自己ベストは10秒45にもかかわらず……
21歳カウルV、王者マイアー棄権 男子10種競技
混戦となった男子10種競技を制したのは21歳の新鋭カウルだった。 世界記録を持つマイアー(フランス)が途中棄権する波乱の中、首位と19点差の3位で迎えた最終種目の1500メートルを断トツの4分15秒70で走って逆転。「こんなことが起こり……
ジョンソントンプソン女子7種歴代6位の得点で優勝
26歳のジョンソントンプソンが世界歴代6位の得点で快勝した。前回覇者のチアン(ベルギー)に304点の大差をつけ、英国記録も更新。20歳で初出場してから4度目の挑戦で初の頂点に立ち「言葉にならない」と感慨に浸った。 バハマ人の父と英国人の……
和製ヘラクレス右代「これから先に奇跡が起こると」
【ドーハ=上田悠太】日本陸連の要項の不備で、1度はエントリーできない状況となったが、招待枠で追加出場となった男子10種競技の右代啓祐(33=国士舘ク)は7545点の16位だった。 大きな体を揺すりながら、最終種目の1500メートルを走り……
桐生祥秀「みんなで喜びたい」リレー金へ決意語る
【ドーハ=上田悠太】日本期待の男子400メートルリレー代表が、4日(日本時間5日未明)に出陣する。金メダルを狙う20年東京五輪、その試金石となる戦いに挑む。桐生祥秀(23=日本生命)は第3走者として、16年リオデジャネイロ五輪銀、17年……
男子10種の右代啓祐、ドタバタ乗り越え最高16位
【ドーハ=上田悠太】日本陸連の要項の不備で、1度はエントリーできない状況となったが、招待枠で追加出場となった男子10種競技の右代啓祐(33=国士舘ク)は7545点の16位だった。 大きな体を揺すりながら、最終種目の1500メートルを走り……
オルテガ男子110m障害5着ゴールも翌日銅メダル
陸上の世界選手権(ドーハ)で、決勝を5着のゴールだったにも関わらず、翌日に銅メダルとなる珍事が起きた。 国際陸連は4日、男子110メートル障害スペイン代表のオルランド・オルテガ(スペイン)に銅メダルを授与すると発表した。オルテガは決勝で……
日本はカナダなどと同組 男子400mリレー予選
【ドーハ=上田悠太】日本時間5日未明に行われる予定の、陸上の世界選手権(ドーハ)男子400メートルリレー予選の組み分けが3日に、発表された。 初の金メダルを目指す日本はカナダ、南アフリカ、中国などと同じ2組となった。 優勝候補の米国、英……
田中希実5000m決勝で格上挑戦へ「知ーらない」
20歳の田中希実が日本歴代3位の15分4秒66をマークした。1組6着。 他選手と接触し、膝から出血するもタイムで拾われ、日本勢2大会ぶりの決勝に進出した。昨夏の20歳未満で争うU20世界選手権3000メートル金メダリストは「格上相手なの……
ウォルシュ「うれしくはない」自己ベスト更新も4着
ウォルシュ・ジュリアン(23=富士通)は予選に続き、自己ベストを更新し、力を出し切った。 準決勝3組。究極の集中で「(レースは)150メートルぐらいで始まってるな」と気が付いたという。スタートは記憶にないほどゾーンに入っていた。タイムは……
川内優輝が世界選手権対策「昼夜逆転」で入賞目指す
世界選手権の男子マラソン代表の川内優輝(32=あいおいニッセイ同和損保)は「昼夜逆転生活」で初の入賞を目指す。3日、ドーハ市内で会見した。 号砲は5日の深夜23時59分となる。その対策として、現地入り後は「夜7時に起きて、昼の11、12……
ハンマー投げで2人に銅 抗議を受け異例の裁定
国際陸連は3日、男子ハンマー投げで4位の記録で競技を終えたボイチェフ・ノビツキ(ポーランド)にも銅メダルを与えると発表した。 3位だったベンツェ・ハラス(ハンガリー)が78メートル18を投げた1回目の試技に違反があったとのポーランドチー……
ホロウェイ大喜び110m障害V「言葉がない」
男子110メートル障害は前回覇者のマクレオド(ジャマイカ)が転倒する横で丁寧なハードリングを貫いた21歳のホロウェイが優勝。「言葉がない」と興奮そのままにバックストレートまで猛ダッシュし、トラックで大の字になった。 米フロリダ大ではサニ……
ウォルシュ400m敗退「自己新はうれしくない」
男子400メートルのウォルシュは予選で出した自己記録をさらに0秒01縮めたが「この少しの自己新はあまりうれしくない」。3組4着で、日本選手として1991年の高野進以来2人目の決勝進出は果たせなかった。 一つ外側のレーンのジャマイカ選手に……
高山峻野 110m障害で準決敗退「焦った」も収穫
日本人初のファイナリストへの道筋は確かに見えていた。男子110メートル障害日本記録保持者の高山峻野(25=ゼンリン)は絶好の飛び出しを見せた。しかし、13秒58(追い風0・6メートル)の6着で準決勝敗退。中盤でハードルを倒さなければ、決……
右代啓祐100mで11秒44 世界陸上10種競技
【ドーハ=上田悠太】日本陸連の要項の不備で、1度はエントリーできない状況となったが、招待枠で追加出場となった男子10種競技の右代啓祐(33=国士舘ク)が、世界選手権の舞台に立った。 最初の種目の100メートルで11秒44(追い風0・3メ……
日本が国際陸連に質問状 サニブラウン合図聞こえず
【ドーハ2日=上田悠太】日本陸連の麻場一徳強化委員長が2日、世界選手権が開催されているドーハで報道陣の取材に応じた。 男子100メートルの準決勝でサニブラウン・ハキーム(20=フロリダ大)がスタートの合図が聞こえなかったことに関し、国際……
競歩の池田向希、鉄紺魂だ「その1秒を削り出す」
鉄紺の魂で挑む。男子20キロ競歩の世界選手権日本代表が2日、ドーハ市内で4日のレースへ向け、会見した。 東洋大3年の池田向希(21)は「14日に出雲駅伝がある。東洋大のチームのみんなからサポートを受け、ここに立っている。その1秒を削り出……
世界1位戸辺直人「分析力が鈍った」決勝逃し動けず
【ドーハ=上田悠太】世界ランキング1位で表彰台を期待された戸辺直人(27=JAL)が力を示せなかった。 2メートル26は3回目にクリアしたが、2メートル29は失敗。試技数の差で上位12人による決勝進出は逃した。佐藤凌(25=東日印刷)も……
小林快が五輪切符自信、鈴木雄介の世陸金で残り2枠
20年東京オリンピック(五輪)50キロ競歩男子日本代表選考会を兼ねた全日本50キロ競歩高畠大会(27日、山形・高畠まほろば競歩コース)に出場する新潟アルビレックスランニングクラブ(RC)の小林快(26)が2日、新潟市内で公開練習を行った……
五輪1万m2冠ファラーの指導者4年間の資格停止
米国反ドーピング機関(USADA)は9月30日、ロンドン、リオデジャネイロ両オリンピック(五輪)で陸上男子5000メートル、1万メートル2冠のモハメド・ファラー(英国)らを指導したアルベルト・サラザール氏に4年間の資格停止処分を科したと……
初出場佐藤凌「悲観していない」走り高跳び予選落ち
男子走り高跳びで初出場の佐藤凌は予選敗退。「前半から(助走の)リズムが上がってしまった。いつものゆとりのあるような、リラックスする動きが出せなかった」と、大舞台で力を発揮しきれなかった。 新潟県出身で、東大阪大柏原高時代に全国高校総体を……
ケンドリクス棒高跳び2連覇 新鋭と紙一重の勝負
男子棒高跳びは27歳のケンドリクスが紙一重の勝負を制した。 19歳の新鋭デュプランティスらが5メートル87を2回目で成功させたのに対し、ケンドリクスは3回目でクリア。追いかける立場となったが、5メートル92を1回で成功させて優位に立った……
ノーマン400m余裕突破 母の母国東京五輪も期待
男子400メートルで優勝候補のノーマンは余裕の走りで予選を突破した。中盤で力を緩めてリードを許したが、最後の直線で帳尻を合わせるように前に出て1着でフィニッシュ。45秒00は全体2番目のタイムで「望んだ位置でゴールできた」と満足げだった……
ライルズ「ずっとこのために」200m陽気に世界一
男子200メートルのゴールを先頭で駆け抜けたライルズはトラックにしばらくうずくまって頭をつけ、念願の世界一の余韻に浸った。優勝候補として挑んだ初めての世界選手権で期待に応え「肉体的にも精神的にも大変なシーズンだった。ずっとこのためにやっ……
母が日本人のノーマン、ウォルシュら準決勝進出
男子400メートル予選でウォルシュ・ジュリアン(富士通)が日本歴代4位の45秒14で2組2着となり、2日(日本時間3日未明)の準決勝に進んだ。日本人の母を持つ優勝候補マイケル・ノーマン(米国)も45秒00の4組1着で順当に突破した。 男……
戸辺直人、無念の予選敗退「何も考えられない感じ」
男子走り幅跳びで2メートル35の日本記録を持つ戸辺直人(27=JAL)は無念の予選敗退となった。 世界ランキング1位で、日本勢初の決勝進出、また初の表彰台も期待されていた。2メートル26は3回目にクリアしたが、2メートル29は失敗。上位……
ウォルシュ45秒14で準決へ「気持ちよく走れた」
男子400メートルでウォルシュ・ジュリアン(23=富士通)が日本歴代4位となる45秒14で予選を通過した。 自己記録を0秒07更新し、2着に入り、日本勢3大会ぶりとなる準決勝に進んだ。大会第4日は男子110メートル障害予選で日本記録保持……
やり投げ北口榛花JAL入社へ 海外合宿多く利点も
女子やり投げ64メートル36の日本記録を持つ北口榛花(21=日大)が来春からJALに入社することになった。1日、JALが発表した。 同社には男子走り高跳びの戸辺直人、男子3段跳びの山本凌雅、女子短距離の土井杏南と同じくアスリート採用とし……
ネガティブ発言連発の高山峻野が国外日本最高記録
高山峻野(25=ゼンリン)は1台目で脚をハードルにぶつけ、バランスを崩すも、中盤以降で巻き返した。 今季世界最高記録の12秒98を持つホロウェイ(米国)に0秒10差に迫った。「思ったより日本と同じように走れた」と安堵(あんど)。出国前は……
柴田・三浦由奈「楽しみながら」国体100m連覇だ
昨年の福井国体少年女子A100メートルで優勝した柴田(宮城)の三浦由奈(3年)が、4日に開幕する茨城国体・陸上で大会2連覇を狙う。 6月の日本選手権では5位入賞を果たし、8月に沖縄で開催された全国高校総体では3位と、ともに女子100メー……
サラザール氏資格停止4年 大迫のオレゴンでコーチ
米国反ドーピング機関(USADA)は9月30日、ロンドン、リオデジャネイロ両オリンピック(五輪)で陸上男子5000メートル、1万メートル2冠のモハメド・ファラー(英国)らを指導したアルベルト・サラザール氏に4年間の資格停止処分を科したと……
25歳エドリス2連覇 最後に強さ 男子5000m
男子5000メートルは、前回大会で絶対的な王者だったファラー(英国)を破って初優勝したエドリス(エチオピア)がタイトルを守った。 序盤は先頭にも立ったが、中盤以降は集団の後方でレースを進めた。スパートをかけた最後の直線でトップに立ち、1……
ワーオルム今季負けなしで2連覇 男子400m障害
今季ハイレベルな争いが繰り広げられていた男子400メートル障害は、23歳のワーオルム(ノルウェー)が2大会連続で頂点に立った。前回大会は史上最も遅い48秒35での金メダル獲得だったが、今回は1秒近く速くゴール。今季負けなしの王者は「大き……
高山峻野110m障害準決へ 控えめも安定度抜群
ネガティブハードラーが、初のファイナリストになる!? 男子110メートル障害で日本記録を持つ高山峻野(25=ゼンリン)が全体5番目となるタイムで、予選を突破した。予選4組で13秒32(追い風0・4メートル)の2着。2大会連続出場となる世……
やり投げ北口榛花は決勝進出逃す「気持ち悪いです」
6センチの差で涙をのんだ。64メートル36の日本記録を持つ北口榛花(21=日大)は上位12人による決勝進出はならなかった。60メートル84で予選A組7位。そのあと行われた予選B組も含めた順位は13位だった。12位選手の記録は60メートル……
初世界陸上の北口榛花A組7位 女子やり投げ予選
初出場の北口榛花(21=日大)がA組7位だった。2回目に60メートル84を投げた。 1回目は57メートル34と不発だったが、見事に修正に成功。3回目は60メートル54だった。 北口は5月に64メートル36を投げて、従来の日本記録を56セ……
川内優輝「時計つけて走ろうかな」世界選手権へ出発
プロランナー川内優輝(32=あいおいニッセイ同和損保)が暑熱対策として、腕時計をつけて走る。 30日、世界選手権ドーハ大会に向けて羽田空港から出発。男子50キロ競歩で金メダルを獲得した鈴木のレース運びを見て「自分のレースプランを貫いてい……
競歩金の鈴木雄介が五輪出場種目迷う ファン投票も
【ドーハ=上田悠太】ファン投票で出場種目を決断する!? 男子50キロ競歩で優勝し、同種目で20年東京五輪代表に内定した鈴木雄介(31=富士通)がレースから一夜明け、表彰式で金メダルを受け取った。今後20キロでも五輪の代表権を獲得した場合……
小池祐貴0秒02届かず予選落ち「エネルギー不足」
小池祐貴(24=住友電工)は20秒46(追い風0・5メートル)の4着で、準決勝進出を逃した。各組4着以下のタイム上位3人までが準決勝に進めるが、記録は通過ラインに0秒02届かなかった。 「今できることは精いっぱいやった。エネルギー不足か……
競歩岡田久美子「ひとまず合格」日本勢最高並ぶ6位
女子20キロ競歩で日本記録を持つ岡田久美子(27=ビックカメラ)が1時間34分36秒で、日本勢の過去最高に並ぶ6位になった。フィニッシュラインを越えると、1時間34分50秒の7位でゴールした藤井菜々子(20=エディオン)と抱擁。世界大会……
岡田久美子6位 藤井菜々子7位 女子20キロ競歩
女子20キロ競歩で岡田久美子(ビックカメラ)が1時間34分36秒で、日本勢の過去最高に並ぶ6位に入った。 藤井菜々子(エディオン)は1時間34分50秒で7位。 リオデジャネイロオリンピック(五輪)覇者の劉虹が1時間32分53秒で3度目の……
フレーザープライスが4度目の優勝 女子100m
女子の100メートルはシェリーアン・フレーザープライス(ジャマイカ)が今季世界最高の10秒71で2大会ぶり4度目の優勝。 混合1600メートルリレー決勝は米国が3分9秒34の世界新記録で制し、第2走者のアリソン・フェリックス(米国)が男……
「中立選手」シドロワが金 東京五輪「最大の目標」
女子棒高跳びは個人資格の「中立選手」で出場した28歳のシドロワがモリス(米国)との一騎打ちを制した。4メートル90までは互いに1回で成功。ライバルが4メートル95を失敗すると、シドロワは「余力は残ってなかった。最後のチャンスだと思って跳……
フェリックス、ママで単独最多の「金」混合リレー
混合1600メートルリレーで圧勝した米国のフェリックスは、金メダル獲得数で単独1位となった。11個で並んでいた男子短距離のウサイン・ボルト氏(ジャマイカ)を上回ったが「違う種目なので、抜いたとは思ってない」と謙虚に笑った。 200メート……
小池、山下、白石200予選落ち リレーに力注ぐ
男子200メートル予選で日本勢は世界の力の前に屈した。3人全員が予選落ち。この種目で日本勢が準決勝に進めなかったのは09年ベルリン大会以来、5大会ぶりだった。 ジャカルタ・アジア大会金メダリストの小池祐貴(24=住友電工)は20秒46(……
鈴木雄介V支えた科学委員会の暑さ対策、五輪へ着々
男子50キロ競歩の鈴木雄介(31=富士通)が金メダルを獲得した。高温多湿の過酷な環境の中、スタートから先頭を歩き続け、タイムは4時間4分20秒。20年東京オリンピック(五輪)の代表に内定した。 ◇ ◇ ◇ 日本陸連の科学委……
ベケレV、世界記録に2秒届かず ベルリンマラソン
男子はケネニサ・ベケレ(37=エチオピア)が世界記録に2秒と迫る歴代2位の2時間1分41秒で優勝した。 女子はアシェテ・ベケレ(31=エチオピア)が2時間20分14秒で制した。日本勢は村山謙太(旭化成)が2時間8分56秒で9位に入ったの……
鈴木雄介が競歩金「世界的なレジェンドになりたい」
【ドーハ=上田悠太】万感の完全復活劇だった。男子50キロ競歩の鈴木雄介(31=富士通)が金メダルを獲得した。高温多湿の過酷な環境の中、スタートから先頭を歩き続け、タイムは4時間4分20秒。20年東京オリンピック(五輪)の代表に内定した。……
桐生「走り前からワクワク」見せ場作るも10秒16
桐生祥秀は見せ場を作った。自己記録は全員が9秒台という厳しい3組で、好スタートを決め、中盤まで先頭を争った。 最後は世界の力を屈し、10秒16の6着だった。「走り前からワクワクした気持ちでスタートラインに立てた。決勝に上がれなかったこと……
小池祐貴にフライングの雑念、200mは状態で判断
小池祐貴も不完全燃焼だった。号砲の時、隣の選手の腕が動いたのを見て、フライングかと雑念が入ったという。「思い切り出られなかった」とスタートでキレを欠いた。 10秒28の7着。7月には9秒98を出し、注目されたが「結果を出さないといけない……
橋岡優輝が日本勢初入賞、五輪に向け「頭フル回転」
日本選手権3連覇の橋岡優輝(20=日大)が7メートル97の8位に入り、世界選手権では日本勢初となる入賞を果たした。 過去最高成績は指導を受ける森長コーチの97年アテネ大会9位だった。初出場で堂々の成績を残したが「悔しさでいっぱい。自分の……
サニブラウン不運も中盤以降動きに正確さ/伊東浩司
サニブラウンは、スタートでかなり反応が悪くなってしまった。私の時代は屋外試合で電子音のスタートはあまりなかったが、何人か号砲が聞こえづらい選手がいたようで、不幸が重なった。 予選と同じスタートならば余裕を持って2位以内の着順で決勝に残れ……
女子20キロ競歩開始遅らせる 気温や湿度考慮
国際陸連は29日、大会第3日に予定されている女子20キロ競歩のスタート時間を同日午後11時半(日本時間30日午前5時半)から11時59分(同午前5時59分)に変更すると発表した。 気温や湿度の予報を分析した医療部門から、最適な条件でレー……
コールマン9秒76初V ガトリン連覇ならず笑み
男子100メートルの決勝はクリスチャン・コールマンが今季世界最高の9秒76で初優勝し、前回覇者で37歳のジャスティン・ガトリン(ともに米国)が2位だった。 37歳のガトリンは、隣のレーンのコールマンに中盤までに大きくリードを許し、0秒1……
鈴木雄介が金メダル!50キロ競歩、東京五輪内定
男子50キロ競歩で日本記録を持つ鈴木雄介(31=富士通)が金メダルを獲得した。4時間4分20秒。日本人でも最上位で、20年東京オリンピック(五輪)の代表に内定した。これで日本は同種目で3大会連続のメダル獲得となった。 日本勢の世界選手権……
39歳沢野 棒高跳び予選敗退も師弟出場に感慨
日本選手団最年長の39歳で世界選手権の舞台に立った沢野大地(富士通)はすっきりとした表情だった。 男子走り高跳び予選A組。5メートル45の13位で予選敗退。3大会ぶり7度目の世界選手権は調子こそよかったが、試合中に足がつった。結果的には……
小池は100m不完全燃焼 隣の選手の動きで雑念
男子100メートルの小池祐貴は号砲前に隣の選手の腕が動いたのが見えたという。フライングかと雑念が入り「思い切り出られなかった」。序盤に迫力を欠くとその後も本来の伸びが見られず、10秒28と平凡なタイムにとどまった。「いつもだったら気にな……
「ただただ日本の恥」新谷仁美1万m痛恨11位
引退と復帰を経て6年ぶりの出場となった女子1万メートルの新谷仁美は3000メートルすぎから先頭集団に離され、単独走が続いた。 入賞圏内で粘ったが、終盤に順位を落として11位。「メダルを取らなければ恥。ただただ日本の恥」と吐き捨てるように……
橋岡優輝 幅跳び8位入賞も「悔しさでいっぱい」
男子走り幅跳びで橋岡優輝(20=日大)が世界選手権では日本勢初となる入賞を果たした。7メートル97の8位に入った。 初出場で堂々の健闘。しかし、取材エリアでの橋岡の第一声は「悔しさでいっぱいです」だった。入賞しても、自分の力を最大限に発……
橋岡優輝走り幅跳び8位、世界選手権で日本勢初入賞
男子走り幅跳びで橋岡優輝(20=日大)が世界選手権では日本勢初となる入賞を果たした。7メートル97の8位に入った。 予選の上位12人による決勝の3回目で7メートル97をマーク。9位選手に1センチ差で上位8人による4回目以降に進出を果たし……
サニブラウン痛恨1歩目で5着、リレーで取り返す
2年前、決勝進出の夢は4歩目で散った。今年は1歩目の時点で遠ざかった。 陸上男子100メートルで決勝進出を期待されたサニブラウン・ハキーム(20=フロリダ大)は号砲の合図で、完全に1テンポ出遅れた。優勝候補クリスチャン・コールマン(米国……
安部孝駿、決勝進出逃すも「成長感じた」400障害
4度目出場の安部孝駿が日本勢では12年ぶりとなる決勝進出を逃した。準決勝3組で48秒97の3着。自動的に進める2着に入れず、記録でも拾われなかった。 大会前はトレードマークの長髪をバッサリ切った192センチの大型ハードラーは「自分の走り……
日本勢3人決勝進出ならず、サニブラウン10秒15
やはり壁は厚かった。男子100メートル準決勝が行われ、日本勢3人は全員が突破できなかった。 日本記録9秒97を持つサニブラウン・ハキーム(20=フロリダ大)は向かい風0・3メートルの1組で10秒15の5着。スタートで完全に出遅れ、優勝候……
競歩の池田向希が出国「万全の状態で臨むだけ」
ドーハで開催中の陸上の世界選手権で男子20キロ競歩に出場する池田向希(21=東洋大)が28日、羽田空港で取材に応じた。 出国を前に、「やれるだけのことをやってきた。あとはレースに万全の状態で臨むだけ」と充実感に満ちた口ぶりだった。 5月……
競歩の山西利和が出国 初世界選手権へ気持ち高揚
陸上の世界選手権ドーハ大会に出場する男子20キロ競歩代表の山西利和(23=愛知製鋼)が28日、羽田空港で出国前に取材に応じ、「いよいよだなという気持ち」と気持ちを高ぶらせた。 日本人最上位かつメダルを獲得すれば20年東京オリンピック(五……
谷本、3人ローテと体温上昇防止の冷却策で7位入賞
【ドーハ=上田悠太】過酷なレースを笑顔で駆け抜けた。谷本観月(24=天満屋)が2時間38分28秒で7位に入った。 目前の代表になることを優先し、20年東京オリンピック(五輪)の代表選考会「マラソン・グランドチャンピオンシップ(MGC)」……
谷本、3人ローテと体温上昇防止の冷却策で7位入賞
【ドーハ=上田悠太】過酷なレースを笑顔で駆け抜けた。谷本観月(24=天満屋)が2時間38分28秒で7位に入った。 目前の代表になることを優先し、20年東京オリンピック(五輪)の代表選考会「マラソン・グランドチャンピオンシップ(MGC)」……
半端なくない大迫家の食卓、妻がフードセミナー開催
男子マラソン日本記録保持者の大迫傑の妻で、アスリートフードマイスターの資格を持つ大迫あゆみさん(30)が28日、都内でセミナーを開催し、栄養に関心を持つ市民ランナー約30人が熱心に耳を傾けた。 あゆみさんは「『半端なくない』大迫家の食卓……
一緒にゴールの2人に拍手「この場にいられて誇り」
予選1組で心温まる光景があった。 最終周で後方を走っていたオランダ領アルバ島から出場のブスビーの足もとがふらつき出す。それを目にしたダボ(ギニアビサウ)は「ちゃんと走れていなかったし、ゴールできないだろうと思った」と肩を貸した。 規定に……
チェプンゲティッチが金 東京五輪「ベスト尽くす」
1月に世界歴代3位の2時間17分8秒をマークしたチェプンゲティッチ(25=ケニア)が酷暑の夜更けにも強さを発揮した。 終始先頭集団で引っ張り、35キロ付近でスパートして独走。「最後まで諦めないと決めていた。本当にうれしい」と夜空の下で両……
中野11位「今までで一番過酷」 途中棄権は28人
中野円花(28=ノーリツ)は先頭に大差をつけられても、粘り強く走った。 最終的に11位でフィニッシュし「スタート前は不安がいっぱいあったが、ゴールできて良かった」と心境を吐露した。 深夜でも暑さは和らぐことなく、完走40人に対し途中棄権……
中野円花は11位「変顔してリラックスできた」
中野円花(28=ノーリツ)が2時間42分39秒のタイムで11位に入った。 中野は「スタート前は不安があったが、無事にゴールできて良かった。今まで走ってきた中で一番過酷だったが、沿道の方の声援が励みになった。会社の方から『変顔しろ』と声が……
谷本観月7位 天満屋・武冨監督の「粘れ」の声に力
谷本観月(24=天満屋)が2時間39分09秒のタイムで7位入賞を果たした。 谷本は「5周目くらいできついな、やばいかなと。きつかったです。武冨監督の声が何回も聞こえて力になりました。『粘れ』と。早く走れないから、粘れと。靴もビチャビチャ……
MGC辞退し挑んだ谷本観月、見事に目標を達成
谷本観月(24=天満屋)が2時間39分09秒で7位入賞を果たした。 女子マラソンでは15年の北京大会の伊藤舞の7位以来2大会ぶり。序盤はペースを抑え、中盤以降に順位を上げていった。 深夜23時59分という異例の深夜号砲のレースで快走した……
谷本観月が7位 女子マラソン2大会ぶり入賞
谷本観月(24=天満屋)が2時間39分9秒で7位入賞を果たした。女子マラソンでは15年の北京大会の伊藤舞の7位以来2大会ぶり。 気温30度、湿度90%の過酷な状況の中、序盤はスローペースで20キロ地点では先頭と3分27秒差の14位だった……
400m障害の安部が準決勝進出「まだ余力あった」
4度目の世界選手権となる安部孝駿(27=ヤマダ電機)が49秒25の好タイムで2大会連続となる準決勝進出を決めた。 優勝候補のアブデルラーマン・サンバ(バーレーン)と同じ3組。カーブが厳しく不利とされる2レーンながら「スピードを殺さないよ……
ガトリンがサニブラウンに期待「9・80」は出せる
【ドーハ=上田悠太】東京オリンピック(五輪)開幕まで28日で300日、陸上短距離界で熱い視線を浴びるのは世界選手権ドーハ大会で男子100メートルにも出場するサニブラウン・ハキーム(20=米フロリダ大)だ。 前回王者のジャスティン・ガトリ……
バズビーとダボ、国境超え“友情”の手助けゴール
陸上の世界選手権(ドーハ)で国を越えた友情に、スタジアムが万雷の拍手に包まれた場面があった。 それは男子5000メートルの予選1組。トップ選手がフィニッシュして3分以上が経過し、もう勝負は決した時だった。 カリブ海に浮かぶオランダ領の島……
城山正太郎が重圧打ち勝ち8位予選通過 走り幅跳び
男子走り幅跳び予選で、8メートル40の日本記録を持つ城山正太郎(24=ゼンリン)が全体8位で予選と突破した。 1回目から好記録で決勝の道を切り開いた。向かい風0・6メートルの中、7メートル94をマーク。予選B組の1回目ではトップに立った……
橋岡優輝3位で決勝進出「上々だと思う」走り幅跳び
男子走り幅跳び予選で、日本選手権3連覇の橋岡優輝(20=日大)が全体3位となる8メートル2回目に8メートル07を跳び、28日(日本時間29日)の決勝に進出した。 やはり大きな舞台で強さを発揮できる。4月のアジア選手権でも金メダルを獲得し……
サニブラウン1組 日本勢3人準決勝スタートリスト
男子100メートル代表の桐生祥秀(23=日本生命)、小池祐貴(24=住友電工)、サニブラウン・ハキーム(20=フロリダ大)は揃って予選を突破した。3人全員の予選突破は2大会連続。 レース後、28日の準決勝のスタートリストが発表された。サ……
サニブラウン「適当に走った割には」順当に予選通過
【ドーハ(カタール)=上田悠太】日本記録保持者のサニブラウン・ハキーム(20=フロリダ大)は予選6組で10秒09の3着となり、28日の準決勝進出を決めた。桐生祥秀(23=日本生命)、小池祐貴(24=住友電工)はともに予選4着ながら、タイ……
走り幅跳び予選で橋岡が3位、城山は8位で決勝進出
男子走り幅跳び予選が行われ、橋岡優輝(日大)が8メートル07で全体3位、城山正太郎(ゼンリン)が7メートル94で全体8位に入り、上位12人による決勝へ進んだ。 同種目での決勝進出は日本勢22年ぶりで、2人同時は初めて。 津波響樹(東洋大……
マラソンと競歩の選手に暑さ対策で錠剤型体温計
国際陸連のコー会長は26日、世界選手権(27日開幕・ドーハ)でマラソンと競歩に出場する選手に錠剤型の体温計を付与し、酷暑の影響を調べると述べた。同じく厳しい条件が見込まれる来年の東京オリンピック(五輪)を見据えて情報を収集する狙いがある……
川内優輝がプロとして世界に挑む異例の深夜マラソン
百戦錬磨のプロランナー川内優輝(32=あいおいニッセイ同和損保)が、日本代表の誇りをかけて「ミッドナイトマラソン」に臨む。陸上世界選手権(27日開幕、ドーハ)の男子マラソン(10月5日)は、暑さを避けるために異例の午後11時59分スター……
国際陸連が名称変更を承認 ワールドアスレチックス
国際陸連は26日、ドーハで開いた総会で、組織の名称を世界選手権後に「ワールドアスレチックス」に変えることを承認した。 現在は「インターナショナル・アソシエーション・オブ・アスレチックス・フェデレーションズ」で略称はIAAF。6月の理事会……
国際陸連が故小出義雄氏を顕彰
国際陸連は26日、顕著な実績を残した先人などをたたえる「ヘリテージ(遺産)プラーク(飾り額)」を新たに発表し、4月に80歳で死去した小出義雄氏が選ばれた。小出氏はシドニー五輪女子マラソン金メダリストの高橋尚子さんらを育てた。 また、アシ……
東北福祉大が男女アベックV、女子は13大会連続
東北福祉大が7年ぶり7度目の男女アベック全国出場を決めた。駅伝方式で各校2チーム(A、B)の合計タイムを争う女子は、1時間47分56秒で13大会連続17度目の全国切符を獲得。 各校8人(16キロ4人、10キロ4人)の合計タイムを競い合う……
競歩鈴木雄介、気温30度超で本番はマイペース貫く
3大会連続の日本勢メダルが懸かる男子50キロ競歩で日本記録を持つ鈴木雄介(31=富士通)はマイペースを貫く。 26日、ドーハ市内で会見。深夜23時半スタートとはいえ、気温は30度超の見込み。現地練習は「サウナの中でやっているのではないか……