「引いて守るのは損、仕掛けがどんどん早くなり…」将棋界のシメオネ・渡辺明名人が盤上の攻防で例えた、W杯を勝ち抜く戦術論
試合前に相手の戦術を研究して作戦を立て、刻一刻と残り時間が減っていく中で、戦況を見極めて次の一手を繰り出す。サッカーの監督と、将棋の棋士が行う作業は似ている。将棋盤というピッチを見つめながら、常に決断の連続を迫られる棋士が、サッカーの世界から発見するものはあるのか。欧州サッカー通として知られる“将棋界のシメオネ”こと渡辺明名人に、将棋とサッカーの共通点とカタール・ワールドカップの注目ポイントを聞いた…