飛び込み界のレジェンド寺内健が日本選手権V8 競技人生最後の表彰台で有終の美/中川真依
9月1日から3日にかけて飛込競技の日本選手権が開催され、今年の日本一が決まった。 オリンピック前年度となった今大会では、来年2月に開催される世界選手権ドーハ大会の選考も兼ねていた。オリンピックをかけた最終選考会だ。その緊張感もあり、選手……
心に残る加藤大治郎さん 穏やかで真摯な人柄 鈴鹿には今も写真やお供え物
8月16日、2輪アジアロードレース選手権に参戦中の埜口遥希さん(22)がレース中の事故により亡くなった。 埜口さんはレース中にほかの選手と接触し、クラッシュに巻き込まれた。 サーキットでその走りを見たり、言葉を聞いたりした選手が亡くなる……
飛び込みW杯&ユニバ日本勢が歴史的快挙 来年パリ五輪で悲願の初メダルへ期待膨らむ/中川真依
今月4日から6日にかけて、ワールドカップ第3戦が開催された。会場となったのは「ベルリン」。モダンとレトロの街だ。 そんな魅力あふれる地で、日本のホープである三上紗也可(日体大)が、またも大活躍してくれた。 昔から飛び込みをお家芸として、……
パリ五輪のトライアスロン、セーヌ川の潮の流れや石畳のバイクコースが勝機ポイント/加藤友里恵
東京オリンピック(五輪)の熱戦から早2年。 コロナの影響で1年延期となった為、あっという間に来年にはパリ五輪だ。 トライアスロン・パラトライアスロンは8月17~20日にかけて、パリ五輪パラリンピック競技大会のテストイベントが開催された。……
夏休み特別企画ラン&ダンス ランで大切なリズム、体の動かし方をダンスで養う/加藤友里恵
参加した親子の集合写真 地元千葉県銚子市でのダンスによる地域活性化事業を8月11日に行った。 私が企画したのは株式会社銚子スポーツタウン代表の小倉和俊さんと株式会社トゥーマイヒーロー代表の菊地雄亮さんとの合同による【加藤友里恵&TO M……
鈴鹿8耐 チーム児玉が奮闘 プライベートチームがアクシデントも22位完走
宮崎県を拠点に、全日本JSB1000クラスや鈴鹿8耐に参戦している「Team Kodama(チーム児玉)」。18年に同県出身の児玉勇太(37)が立ち上げたレーシングチームだ。バイク店やレーシングカンパニーを母体に持たない、純プライベート……
トロフィーにまつわるあれこれ…2戦連続破損、高級ブランド、粋な計らい、シュールなアノ動物…
F1で2戦連続して優勝トロフィーが破損するという珍事が起きた。 まずは7月23日に決勝が行われたF1のハンガリーGP。優勝したマックス・フェルスタッペン(レッドブル)のトロフィーを、ランド・ノリス(マクラーレン)が誤って壊してしまった。……
27mから飛び込むハイダイビングの最高速度は約100km まさに超人の集まり/中川真依
世界各地の名所を舞台にした高飛び込みのワールドシリーズ「レッドブル・クリフダイビング・ワールドシリーズ」第4戦。舞台に選ばれたのは、宮崎県の「高千穂峡」だった。 国の名勝天然記念物にも指定されている高千穂峡。「真名井の滝」など神秘的な絶……
8月2日は日本スポーツ史の原点 なでしこの快勝で振り返る、先駆者・人見絹枝の覚悟とレガシー
8月2日。日本のスポーツ史が始まった日である。1928年(昭3)アムステルダム五輪で、織田幹雄が陸上男子3段跳びを制して日本人初の金メダリストになった。その約30分前、女子800メートルで2位でゴールした人見絹枝が、日本女子初のメダルを……
新星の如く現れた林愛望選手、5年後のオリンピック目指す18歳にインタビュー/加藤友里恵
トライアスロン界に期待の新星が現れた。 林愛望選手18歳(まるいち所属)。愛知県西尾市出身、日本福祉大学に通う大学1年生だ。身長は154センチと小柄だが、力強いパフォーマンスで日本のタイトルを総なめにしている。 2022年日本トライアス……
今なお飢えている井上尚弥は「ハートが一番強かった」天性のハードパンチと人としての非凡な才能
日本ボクシング協会から表彰を受けたボクシング評論家の郡司信夫さん(1991年6月17日撮影) 「強打者は育てるのではなく、生まれてくるものなのです」。4階級制覇を達成した井上尚弥のKOシーンを見ながら、30年以上前の駆け出し記者時代に聞……
荒井祭里がパリ五輪内定 右すね疲労骨折の挫折を乗り越え一回り成長 解説席で大興奮/中川真衣
14日に開幕した世界水泳。連日、選手たちの活躍は本当に素晴らしく、会場はたくさんの感動と歓声で熱気に包まれている。そんな本大会も、飛込競技は残すところあと数試合となった。 18日に行われた女子10m準決勝では、荒井祭里(JSS宝塚)が決……
宮城で日本スプリント選手権、大学生や高校生の活躍目立つ 層の厚さが全体強化に発展/加藤友里恵
7月2日日曜日に第15回日本スプリントトライアスロン選手権が宮城県七ケ浜町にて開催された。 結果は下記の通り。 <女子> 1位:平泉真心(流通経済大学)1:09:54 2位:枡田日菜果(アルファ/三重)1:10:27 3位:関桃子(八海……
玉井陸斗ら男女9選手が挑む世界水泳福岡が14日開幕、地元開催は日本選手にチャンス/中川真衣
まもなく開幕する世界水泳福岡大会。14日からいよいよ試合がスタートする。日に日にメディアなどでも盛り上がりをみせており、私もどんな戦いが見られるのかワクワクしている。 なんと言っても今回の見どころは、来年のパリ・オリンピックをかけた熱い……
バイク耐久レースのピット作業 記者が見て体験した匠の技 2輪タイヤはまるでラグビーボール
6月7、8日と7月5、6日の2回にわたり、鈴鹿8時間耐久ロードレース(鈴鹿8耐)の本番に向けた合同テストが行われた。 このテストは、本戦前に鈴鹿サーキットを実走できる貴重な機会となっている。各チームはここでマシンセッティングを詰めていく……
開成―東大卒業後にテニスを始めた39歳市川誠一郎、年収250万円で精進して掴んだ世界ランク
開成中学-開成高校-東大のエリート街道を歩んできた。仲間には一流企業、官僚、弁護士の道などに進んだ人間も多い。しかし、市川誠一郎(39)は、東大を出た25歳からプロテニス選手を目指した。テニス一筋の人生を送って14年。今年5月、初めてダ……
夏にスポーツをする際の心得 水分補給&紫外線対策&対策アイテム&栄養&睡眠/加藤友里恵
気がつけば6月も終わりに近づき、2023年も折り返しとなった。 そして今年も暑い夏がやってくる。 今回は私の体験談を元に夏にスポーツをする際の心得をお伝えしていこうと思う。 『これをしたらよかった』という点と、『こうしておけばよかった』……
金戸凜、手術経て9カ月ぶり大会で2位 度重なる試練乗り越えパリ五輪出場なるか期待/中川真衣
6月23~25日にかけて、丸善インテック大阪プールでは飛び込みの関西選手権が開催された。毎年6月の最終週に行われるこの大会。標準記録を達成すれば、9月に行われる日本選手権の出場権が与えられる。日本選手権を目標とする選手たちにとっては、と……
金戸凜、手術経て9カ月ぶり大会で2位 度重なる試練乗り越えパリ五輪出場なるか期待/中川真衣
6月23~25日にかけて、丸善インテック大阪プールでは飛び込みの関西選手権が開催された。毎年6月の最終週に行われるこの大会。標準記録を達成すれば、9月に行われる日本選手権の出場権が与えられる。日本選手権を目標とする選手たちにとっては、と……
【レスリング】五輪3度出場の高谷惣亮「人間は負けるもの」10年ぶり黒星の心理に感じた魅力
「こんな銀メダルもあるんだな」。レスリングで五輪3大会出場の高谷惣亮(34=拓大職員)が小さな勲章を握りしめ、「感慨深いですね!」とすがすがしい顔で言うのを見ていて、心を揺さぶられた。 6月16日に行われた明治杯全日本選抜選手権のフリー……
地元千葉県銚子市で新しくダンス事業 ダンスでチーム力、人間力、技術力向上へ/加藤友里恵
トライアスロンでリオデジャネイロ五輪出場の加藤友里恵さんが地元千葉・銚子市のスポーツ新事業に取り組んだ まもなく地元千葉県銚子市で新しくスポーツ事業が始まる。 そのスポーツとは『ダンス』だ。 私は幼少期から大人にかけて、水泳、陸上、トラ……
F1角田裕毅が9位→12位、スーパーGTでは規定不備 6月4日2つのレースが裁定で揺れた
6月4日に行われた2つのレースが裁定で揺れた。 F1スペインGP。アルファタウリの角田裕毅(23)が、アルファロメオの周冠宇(24)と競り合った際に相手をコースアウトさせた、と判断されて、プラス5秒のペナルティーを科された。これにより、……
W杯初試合のアルゼンチン戦から25年“本気の世界”を初体感した6月14日が日本躍進の転機に
6月14日は日本サッカー界にとって特別な日である。今から25年前、1998年のこの日、フランス・トゥールーズのミュニシパルスタジアムで日本代表が初めてW杯のピッチに立った。対戦相手は2度の優勝を誇るアルゼンチン。世界屈指のFWバティスト……
高さ27mハイダイビングで日本唯一の選手、荒田恭兵は五輪出場を夢見て挑戦続ける/中川真依
皆さんは「27メートル」がどれくらいの高さなのかイメージすることが出来るだろうか。1階あたりが3メートルとすると、だいたいビルの9階ほど。落下する速度はおよそ100キロにまで達する。「あまりいいイメージは浮かばない」と思う人がほとんどで……
11年もたってから入賞と言われても…競歩・渕瀬真寿美の戸惑い ドーピングが奪った喜びと時間
この手の話を、これまで何度聞いてきただろう。いつも、やり切れない気持ちになる。 陸上日本選手権開催中のヤンマースタジアム長居で2日、ある表彰式が行われた。日本列島を襲った大雨の影響で、観客から見えるグラウンドではなく、少し寂しいスタジア……
カズW杯フランス大会代表落選から25年 帰国しなかった市川大祐のもう1つのドラマ
「外れるのはカズ、三浦カズ」。今もこの言葉が脳裏に刻まれている人も多いだろう。 1998年(平10)6月2日、直前合宿地スイス・ニヨンで、サッカー日本代表の岡田武史監督が、長年、エースとして日本サッカーをけん引してきた31歳のFW三浦知……
ホンダ、 アロンソと雪解けか? 26年にF1復帰を発表…どうなる「ホンダのF1史第5章」
ホンダが5月24日、東京都内で記者会見を開き、26年からF1復帰すると発表した。 英アストン・マーチンに、内燃エンジンにハイブリッド技術を組み入れたパワーユニット(PU)を供給する。F1は26年から環境負荷が低いPUを導入することになっ……
梅雨を迎え気圧の変化による心身の不調 私が実践する自律神経のセルフコントロール/加藤友里恵
寒暖差が激しい今日この頃。 もう少しで梅雨が始まり、どんよりした気分になることもあると思う。 以前のコラムでも書いたことがあるが、私は低気圧に左右されやすいタイプだ。 特に30歳を過ぎたあたりから天気が悪くなる前から身体の不調を感じるこ……
吉田沙保里さん率いるアスリートチームで合唱バトル参加 1カ月の特訓で得た最高の宝/中川真依
5月14日にフジテレビで放送された「オールスター合唱バトル」。 日曜日のゴールデンタイムでもあったため、視聴された方も多いのではないだろうか。 なんと、私もこの合唱バトルに参加させていただいたのだ。 私が一員となったのは、吉田沙保里さん……
【B1】「突然のできごとで映像が乱れて…」CS敗退の島根、100万回表示された試合後の物語
わずか1点及ばずシーズン終了。敗戦直後、感情的になりコートから姿を消してしまったエースを、コートに立てなかった仲間が救った。 バスケットボール男子Bリーグが大詰めを迎えつつある。1部(B1)プレーオフのチャンピオンシップ(CS)準々決勝……
5月19日のボクシングの日に初公開、日本人初の世界王者・白井義男さんの意外な宝物とは
日本初のプロボクシング世界王者、白井義男さん(享年80)が、大切にしていた現役時代の宝物がある。対戦相手のサインが記された扇子である。開くと26人の往年のボクサーのサインがずらりと並んでいる。ほとんどが白井さんと対戦した名選手。約70年……
五輪後のスポーツ界にある厳しい現実 10種競技の田上駿がプロアスリートという道を決断した訳
陸上10種競技の田上駿(25=陸上物語)が、来年のパリ五輪、25年世界選手権東京大会を目指して奮闘している。 「何としてでも、日本代表として、世界大会を戦いたい」 10種競技は過酷だ。2日間で10種目を行う。各種目の記録がスコアに換算さ……
【ガッツ石松という伝説5】スピルバーグ監督の面接もパス 世界王者が個性派俳優で大成した理由
プロボクシング元WBC世界ライト世界王者のガッツ石松さん(73)は、第2の人生でも人気タレント、俳優として成功を収めた。 ボクサー時代は11度の敗戦を糧にして世界王座を奪取。5度防衛に成功して、1970年代に一世を風靡(ふうび)した。 ……
飛び込みW杯で日本勢が2種目でメダル 国際ジャッジデビュー戦で「ヘトヘト」/中川真依
5月5日から7日にかけて、カナダ・モントリオールでは飛び込みのワールドカップが開催された。中国大会に続く2戦目となる今大会は、日本から8人の選手が参加。5種目に出場し、みごと2種目でメダルを獲得した。 ワールドカップ(W杯)モントリオー……
国内最高峰ワールドトライアスロンシリーズが開幕 パラ、男女エリート展望/加藤友里恵
いよいよ国内最高峰の大会であるワールドトライアスロンシリーズ横浜大会が今週末開催される。 13日土曜日には、パラトライアスロンとエリートトライアスロンの熱き戦いが繰り広げられる。 14日には、トライアスロン愛好家の方々がそれぞれ最大限の……
【ガッツ石松という伝説4】点滴に魔法の言葉、バケツにつば、戦い抜いた栄光の2年1カ月
プロボクシング元WBC世界ライト世界王者のガッツ石松さん(73)は、第2の人生でも人気タレント、俳優として成功を収めた。 ボクサー時代は11度の敗戦を糧にして世界王座を奪取。5度防衛に成功して、1970年代に一世を風靡(ふうび)した。 ……
【ガッツ石松という伝説3】重傷“幻の右”阪神ドラ1から安打、それでもボクシングに導かれた
プロボクシング元WBC世界ライト世界王者のガッツ石松さん(73)は、第2の人生でも人気タレント、俳優として成功を収めた。 ボクサー時代は11度の敗戦を糧にして世界王座を奪取。5度防衛に成功して、1970年代に一世を風靡(ふうび)した。 ……
【ガッツ石松という伝説2】17歳デビューした鈴木有二が“ガッツ石松”で世界王者になった理由
プロボクシング元WBC世界ライト世界王者のガッツ石松さん(73)は、第2の人生でも人気タレント、俳優として成功を収めた。 ボクサー時代は11度の敗戦を糧にして世界王座を奪取。5度防衛に成功して、1970年代に一世を風靡(ふうび)した。 ……
【リーグワン入れ替え戦】浦安が昇格逃せば来季2部に「NTT」2チーム…公平性は保てるのか?
ラグビーのリーグワンは、先週末に各地で入れ替え戦の第1戦が行われた。2部1位で練習試合も含め今季全勝、昇格の筆頭候補と目されていた浦安D-Rocks(ディーロックス)が敗戦。その相手が歴代ワーストの開幕14連敗を喫するなど1部最下位(1……
【ガッツ石松という伝説1】ガッツ石松の名を一夜で全国区にした“大番狂わせ”の真実
プロボクシング元WBC世界ライト世界王者のガッツ石松さん(73)は、第2の人生でも人気タレント、俳優として成功を収めた。 ボクサー時代は11度の敗戦を糧にして世界王座を奪取。5度防衛に成功して、1970年代に一世を風靡(ふうび)した。 ……
柔道世界選手権で台湾コーチに就く元代表の高市賢悟さん、思いもよらぬ縁で親友・高藤直寿に挑む
柔道の世界選手権は7日にカタール・ドーハで開幕する。不思議な縁を感じながら、その舞台に立つ柔道家がいる。高市賢悟、30歳。元日本代表は今大会から、台湾代表のコーチに就く。昨年現役を引退した後は、所属先で会社員として勤務。思いも寄らぬオフ……
クラブから銃?ゴルフの元賞金女王・古閑美保が意外な転身 五輪目指しクレー射撃「まずは国体」
女子ゴルフの賞金女王からクレー射撃の女王へ-。11年シーズン限りでツアーから撤退した古閑美保(40)が、オリンピック正式種目のクレー射撃選手転身で、飛躍を期して奮闘中だ。 5月6日、競技の普及活動などに携わる日本クレー射撃協会の「アスリ……
【陸上】「男だろ!」駒大・大八木弘明総監督、情熱変わらずも「上から目線」から「親子」に変化
「男だろ!」。このひと言で空気が和み、拍手がわき起こった。今では選手からもリクエストされるかけ声。司会の日本テレビ・山本健太アナウンサーから振られて「頑張ります」とつぶやき、全力で応えた駒大・大八木弘明総監督(64)は、照れくさそうに肩……
【リーグワン】引退試合で一発退場…神戸で主将務めたフランカー前川鐘平と大学恩師との固い絆
現役の最後は、まさかの退場だった。 退団する有田隆平(右)とともに会見する神戸の前川鐘平。2人は高校時代、花園の決勝で対戦している(2023年4月28日撮影) 23日に東大阪市花園ラグビー場で開催されたラグビー「リーグワン」の最終節で、……
日本最強トライアスロン夫婦の戸原さん、揃って宮古島で上位入賞 理想的な家族の絆/加藤友里恵
今回のコラムは、4月16日に沖縄県宮古島で開催された宮古島トライアスロンで見事、女子総合優勝に輝いた戸原明子さんと夫の開人さん(同大会男子総合4位)にお話を伺いました。 明子さんは大手菓子メーカー勤務で2歳の息子さんを持つ1児の母です。……
【リーグワン】神戸の元代表プロップ山下裕史「自分のためでなく誰かのために」公式戦200試合
練習を終えた選手たちが、いつまでもグラウンドの片隅に残っていた。 ラグビー、コベルコ神戸スティーラーズ(旧神戸製鋼)にとって今季最後の公開練習となった21日、元日本代表プロップの山下裕史(37)は後輩たちを見つめていた。 「若い頃はね、……
玉井陸斗と三上紗也可がW杯銅メダル、2週連続のハード日程も世界トップと堂々の戦い/中川真依
4月14日~16日にかけて、中国(西安)にてワールドカップ(W杯)第1戦が行われた。 今大会に出場したのは2人の選手。日本のホープである玉井陸斗(JSS宝塚)と三上紗也可(日体大)だ。両選手は翼JAPANカップを終え、その足で中国へ出発……
【Vリーグ】3連覇王手のサントリー 重圧の中で連続フルセット制しメンタル面で自信
3連覇が現実味を帯びてきた。 バレーボール男子Vリーグ1部(V1)のサントリーサンバーズが、Vレギュラーラウンド(RR)上位4チームの総当たり戦が展開されるプレーオフ「ファイナル4」に参戦。4月8、9日に京都市内の島津アリーナ京都で行わ……
【Vリーグ】パナソニック「層の厚さを見せたい」ファイナルかけ名古屋と16日に直接対決
バレーボール男子Vリーグ1部(V1)のパナソニックパンサーズが、アクシデントに見舞われながらもファイナル進出へ望みをつなげた。 Vレギュラーラウンド(RR)上位4チームの総当たり戦が展開されるプレーオフ「ファイナル4」。 4月8日の開幕……
100年先の競技存続へ「やる人、支える人、見る人」が行動に移すことが大切/加藤友里恵
4月に入り、いよいよ本格的にトライアスロンのシーズンがはじまった。 オリンピックを目指すエリート選手でいうと翌年のパリオリンピックに向けて、大切な1年になるだろう。有観客となり、より一層力がわくに違いない。 また、愛好家の方々はコロナ禍……
世界水泳内定の三上紗也可がV 負けられない戦いで自分に打ち勝つ姿がたくましい/中川真依
4月4日から9日にかけて、東京アクアティクスセンターでは翼ジャパンカップ兼国際大会代表選手選考会が開催された。 飛び込みの翼ジャパンカップで審判を務めた中川真依氏 今年7月に開催される世界選手権(福岡)は1回目のパリ五輪の選考会だ。 8……
4・11「ガッツポーズの日」起因はあの大番狂わせ、元祖のガッツ石松氏「もっと大げさでいい」
4月11日が「ガッツポーズの日」であることをご存じだろうか。日本記念日協会が登録外の「その他の記念日」としてウェブサイトに明記している。 世界ライト級タイトルマッチ ガッツ石松(右)はロドルフォ・ゴンザレスにKO勝ちしジャンプする(19……
アスリートの第2の人生のロールモデルに 村田諒太さんの引退という名のスタート
Jリーグのガンバ大阪などでプレーした弁護士の八十祐治さんは引退後、アスリートの社会的評価の低さを痛感したという。現役最後に所属したJFLの企業で仕事を続けたが、与えられたのは電球の取り換えや片付けなどの雑務ばかり。「サッカーしかやってい……
野球を心底楽しむ姿に感動と興奮…WBC侍ジャパンが日本中を魅了した4つの理由/加藤友里恵
日本中が熱狂したWBC。 14年ぶりに優勝を果たした侍ジャパンは、優勝以上に大切なものを教えてくれたと感じている。 正直、今までは熱が入るほど野球観戦はしてこなかったが、今回は自分でも驚くくらいにテレビにくぎ付けになった。 世界一という……
引退発表の村田諒太が日本ボクシング界にもたらした2つの改革「ミドル級」と「報酬」の壁破った
プロボクシング元WBA世界ミドル級スーパー王者の村田諒太(帝拳)は、日本ボクシング界に2つの変革をもたらした。1つは「日本人の身体能力ではミドル級(72・5キロ以下)で世界に通用しない」という長きに及ぶ固定観念の壁を突き破ったことだ。 ……
社会貢献活動「HEROs」で実感した思い、多様性を認め合う社会が多くの子供を救う/中川真依
皆さんは知っているだろうか。 認知されているだけで約10万人もの子供たちが虐待に苦しんでいることを。 そして、7人に1人の子供たちが経済的ハンデを背負っていることを。 私もHEROsの取り組みに参加する中で知った1人だ。 「世界中の子供……
【リーグワン】12戦全敗の花園にあるひと筋の光とは? 日本代表の香りがする19歳
ラグビー「リーグワン」の花園近鉄ライナーズは、長いトンネルの中にいる。 開幕から3月17日の東京サントリーサンゴリアス(東京SG)戦まで12戦全敗。このままシーズンを終えてしまうのだろうか-。 ただ、暗闇の中にひと筋の光が見えている。 ……
スポーツでも大事なアンガーマネジメント 「いかり」を「りかい」してイライラ回避/加藤友里恵
前回のコラムにも書いたが、先日参加した警備会社の研修会で講師の身でありながら新たな発見や考えさせられること、学びが多くあった。今回は、前回触れられなかったもう1つ感銘を受けた事柄について書いていきたい。 警備のお仕事はもちろん、私生活の……
パリ五輪への第1歩、4・4「翼JAPANダイビングカップ」生で臨場感をご堪能あれ/中川真依
飛び込みの「翼JAPANダイビングカップ」まで、残り1カ月を切った。来月4日から9日にかけて行われる今大会は、「世界選手権2023福岡大会」や「第19回アジア大会」等の代表選手選考会だ。 パリ・オリンピック(五輪)へ向けての第1歩となる……
「もう1つの選択肢を」「ピエロのように」女子チーム支えた久保英恵さん、中村知春の声かけ術
もっと強く、もっと愛されるチームになるために-。 3月8日は「国際女性デー」。75年に国連が提唱し、77年に国連総会で議決された。その歴史をたたえるとともに、女性がどのように活躍できるのかを見つめ直す日でもある。 2月中旬。アイスホッケ……
見てほしい「柔道家」大野将平の極上の手 7年前から隆起増した指にすごみは詰まる
極太の指でマイクを持ち「怖い顔をしていたと言われたので今後は笑顔で頑張りたい」と表情を緩めた大野(撮影・木下淳) 柔道男子で五輪2連覇の大野将平(31=旭化成)のすごみは、手に詰まる。これほどまでにいびつな両手は見たことがない。 リオデ……
なぜ大野将平は「引退」という枠組みを望まなかったのか 担当として悩んだ区切りの表現の答え
「引退」「第一線を退く」。スポーツ報道では、試合に出る予定がなければ、選手=選ばれた立場ではなくなる。すなわち、競技者ではなくなる。それを区切りとしてきた。 報じる側として、その枠に収まらない考え、姿勢を示すアスリートが出てきた事は感じ……
常識を超えた井上尚弥が4階級制覇に挑戦「井上なら当然」感覚がまひするほどの完全無欠の強さ
プロボクシング前世界バンタム級4団体統一王者の井上尚弥(大橋)が、1階級上のWBC、WBO世界スーパーバンタム級王者スティーブン・フルトン(米国)への挑戦を発表した。彼が最初に世界王座を獲得したライトフライ級のリミットは48・97キロ。……
【リーグワン】相手のミスに「へったこ~いた」10連敗花園支えるファンの温かくもキツ~いヤジ
ラグビーのリーグワンは、2月からマスク着用を前提とした声出し応援が解禁になった。 東大阪市花園ラグビー場で3月5日、花園近鉄ライナーズと三菱重工相模原ダイナボアーズが対戦。 昇格初年度のチーム同士の“負けられない戦い”は、関西のラグビー……
一本歯のげたで完走したランナーも 3万人が参加した大阪マラソンは「お祭り」だった
2月26日に開催された、大阪マラソン当日。大阪城公園には、高揚感と緊張感が漂っていた。 約3万人が参加した大規模な大会。エリートランナーに加え、3年ぶりに解禁された一般ランナーの参加によって、なにわ路が華やかに彩られた。 その一般ランナ……
ロコ・ソラーレ、ワイルドナイツ…キットカーリングクラブが目指す常勝軍団
「カーリングの街」である北海道・北見市に、オリンピック初出場を目指す男子チームがある。 KiT CURLING CLUB(キットカーリングクラブ)。 18年平昌五輪を経験した平田洸介(30)が、生まれ育った地で立ち上げたチームだ。 2月……
わが家で大好評の自家製味噌でお味噌汁!「植物性乳酸菌」で腸内環境を整え病気の予防/中川真依
思い立ったらすぐ行動! これは私の長所でもあり短所。一度やりたいと思った事はやらないと気が済まない。それが良かったこともあれば、失敗した事ももちろんある。 しかし、これはアスリート時代の話。今では家族がいる。自分だけの気持ちでは動きづら……
「心のバリアフリー」で誰もが暮らしやすい社会環境へ 困っている人を見かけたらひと声
1月下旬、警備会社の研修会で講演をさせていただく機会があった。 車椅子で生活している田中将(すすむ)さんと私が講師として、人生のターニングポイントや住みやすいまちづくり、警備員に求めることなどについてお話しをさせていただいた。 講演は警……
卓球9歳松島美空、五輪メダリストから1ゲーム奪取 父と二人三脚で歩むトップへの道
かわいらしい声が、体育館中に響き渡った。2月17日、島津アリーナ京都。史上最年少で卓球Tリーグに参戦したスーパー小学生の松島美空(みく、9=京都カグヤライズ)だ。眼前に立ちはだかる、21年東京オリンピック(五輪)ミックスダブルス3位のチ……
生誕80年 不可能を可能にしたアントニオ猪木さんの体当たりの闘魂外交とは
1988年、アントニオ猪木さんは初めてモスクワを訪問した。当時『世界最強』と言われたアマレスの選手たちを、プロレスのリングに上げるために、自ら交渉に出向いたのだ。ソ連(当時)はゴルバチョフ書記長のもとでペレストロイカ(改革)を推し進めて……
【ラグビー】なぜリーグワンには現役オールブラックスら世界の一流選手が加入するのか?
ラグビーの国内リーグである「リーグワン」に、世界の一流選手が次々と加入している。 トヨタヴェルブリッツは2月7日に、ニュージーランド(NZ)代表で114キャップのSHアーロン・スミス(34)と、同112キャップのSOボーデン・バレット(……
ゴール前1ヤードで自らスライディング チーフスRBマッキノンのワンプレーにこもるプロ意識
「ああ、すごいなあ」。 チーフスRBジェリック・マッキノン(30)のプレーに、思わずうなった。 背番号1は、エンドゾーンまで残り1ヤード地点で、自分から滑り込んでプレーを止めた。 スーパーボウルでプレーするチーフスのマッキノン(AP) ……
子供の時の習い事で最後に残った飛び込み、なぜ続けられたのか?そこに感じる母の想い/中川真依
そろばん、英語、エレクトーン。そしてトランポリンに飛び込み。 私が子供のころにやっていた習い事だ。その中で、最後に残ったのが飛び込み。飛び込み1本にしぼってからは、楽しいと思ったことなんてほとんどなかった。楽しかったのは、始めたばかりの……
ラグビー版「フィールド・オブ・ドリームス」創設1年目で快進撃を遂げたルリーロ福岡
「If you build it,he will come.(それを作れば彼はやって来る)」 その声を聞き、トウモロコシ畑に野球場を作ったのは1990年に日本で公開された映画「フィールド・オブ・ドリームス」だった。 福岡県の南東部にある……
水着1枚に憧れて目標を持った小学生時代 飛び込みジュニア強化合宿開催/中川真依
今月20日から25日にかけて、日環アリーナ栃木では飛び込みの合同強化合宿(通称JAPAN合宿)が実施された。参加したのは、ナショナル、Jrナショナル、エリート小学生に選ばれた選手たち。 これから世界に羽ばたくジュニアの選手たちが、現役オ……
10歳でハワイから移住、ラグビーに魅了された報徳学園・ジョーンズ日光、聖地で輝き新たな夢へ
花園は特別な場所です-。 報徳学園(兵庫)は1月9日、準優勝で全国高校ラグビー大会を終えた。 東福岡に敗れたが、初めて決勝の舞台に立った。 チームが新しい歴史を刻んだ大会の開幕前、ロックのジョーンズ日光(3年)が心の内を明かしていた。ア……
心身が健康でないとモチベーションも上がらない、私が実践した3つのポイント/加藤友里恵
昨今、コロナ禍で健康増進や働き方が更に注目されるようになってきました。 各企業、さまざまな対策をされており、社員が働きやすいようにオフィス内にカフェを設けたり、仮眠室を設置する企業もあると聞きます。 先日、ある企業へ伺った際にモチベーシ……
宿命受け止める不破聖衣来の姉亜莉珠、冬の京都で触れた姉妹の絆 葛藤乗り越え見えた復活への道
「レッテル」を貼れば、見えるものも見えなくなってしまう。1月中旬は全国都道府県対抗女子駅伝へ。危うく先入観にとらわれるところだった。滋賀で2区を走った不破亜莉珠(ありす、23=センコー)と話した。彼女は、ちょっと困った顔をして打ち明けた……
国枝慎吾さんの忘れられない一言「“同情”という見方ではなく…」先駆者としての自負と強さ
車いすテニスの車いすには、ブレーキが付いていない。タイヤの操作はすべて手で行うため、やけどして手のひらの皮がむけることも珍しくない。車いすは1度止まると再び動かすまでに時間と労力を要するので、ボールを打ち返した直後からずっと動き続ける。……
バド協会は変わるのか?22日評議員会 Jリーグ前チェアマンの村井満氏への期待と重要案件
横領の組織的隠蔽(いんぺい)など一連の不祥事が続いた日本バドミントン協会が、Jリーグ前チェアマンの村井満氏(63)を新会長として迎える方針を明らかにしている。 Jリーグ前チェアマンの村井満氏(2022年撮影) 14日の臨時理事会後に毛利……
15歳ドルーリー朱瑛里 17人抜きレース後の一問一答からうかがえた芯の強さ
ドルーリー朱瑛里(しぇり、津山・鶴山中3年)は爆発する-。 全国都道府県対抗女子駅伝の前日14日、開会式の取材で予感はあった。 15歳は、たった1人だった記者に対して「楽しみです。区間新記録を目指します」と言った。 全国中学校体育大会1……
中3ヒロイン・ドルーリー朱瑛里の不破聖衣来を上回る快走 ニューヒロイン描く日本陸上界の未来
現場だからこそ分かる驚きがあった。15日は全国都道府県対抗女子駅伝へ。 3区(3キロ)で岡山のドルーリー朱瑛里(しぇり)が9分2秒の区間新。まだ、津山・鶴山中3年生だ。衝撃の17人抜きを披露したレース後、彼女を見た。「こんなに小さいのか……
【Bリーグ】オールスターで声出し応援緩和“スポーツ界の日常”取り戻す節目となるか
アリーナに大歓声が戻ってくる-。 20年1月、オールスター戦で初得点を決め喜ぶレバンガ北海道折茂 バスケットボール男子Bリーグのオールスターが13日と14日の2日間にわたり、茨城・水戸市のアダストリアみとアリーナで開催される。コロナ禍の……
高岡蒼佑がデビュー2戦目で格闘技引退を公表した本当の理由
あまりにも唐突に。 そしてあまりにもサラリと、高岡蒼佑(40)は言った。 「僕はもう出ないです」 格闘技大会・競拳22(1月7日、堺市産業振興センター)。デビュー2戦目となったその日、キックボクシング方式のライト級(2分3R)で権藤正一……
「そろそろ運動し出そうかな…」明日から簡単にはじめられる運動の心得/加藤友里恵
2023年がスタート。 みなさんはどのようなお正月をお過ごしましたか? 私の故郷、千葉県銚子市は日本の最東端に位置するため、日本一日の出が早い街としてお正月が多くの方で賑わいます。 ここ数年は新型コロナの影響で自粛気味で、私も初日の出を……
ラグビー慶大率いる青貫浩之新監督「恩返ししたい」大手食品メーカー退職決めた38歳OBの挑戦
なぜ、大学を卒業してラグビーから離れたのか-。 日本ラグビーのルーツ校を背負うことになったスーツ姿の38歳は、返答に迷わなかった。 「『ラグビーを(社会人で)心の底からしたい』と思う人間じゃなかった。慶応のラグビーが好きでした。『慶応以……
【箱根駅伝】沖縄出身で箱根中継を見たことなかった帝京大ランナー、本気で目指して見えたモノ
沖縄で生まれ育った4年生が、最後の献身を果たそうとしている。 第99回東京箱根間往復大学駅伝(箱根駅伝、1月2~3日)に出場する帝京大・比嘉良悟(那覇西)は、出走エントリーをあと1歩で逃した最上級生。高校まではテレビで箱根駅伝を見たこと……
【ラグビー】慶大・栗原監督の矜持と京産大との40年以上にわたる絆「早大に勝利を」
これこそが、伝統校の矜持(きょうじ)だった。 ラグビーの全国大学選手権・準々決勝(12月25日、大阪・ヨドコウ)。関東対抗戦4位の慶応大は、関西王者の京産大と熱戦を演じた。 33-34。どちらに転んでもおかしくはない。 届かなかったのは……
壁を作らない一流とは 日本初プロラクロス選手の山田幸代が示す生きるヒント
気ぜわしい情報社会になった。SNS全盛期。スマートフォンに触れる指1本で記事は画面から消えていく。何かに追い立てられているような日々のなか、ふと立ち止まりたくなる、珠玉の言葉たちを見つけた。 元ラグビー日本代表の五郎丸歩氏は言う。「キッ……
早くもパリ五輪‘’1次選考会‘’ レスリング全日本で代表争い始まる 3年間隔で苦しむ選手も
東京オリンピック(五輪)が終わって1年と4カ月、早くもパリ五輪の代表争いが始まった。22日から東京・駒沢体育館で行われたレスリングの全日本選手権は、パリ五輪「1次選考会」。激しい代表争いが始まったのだ。 もちろん、今すぐ五輪代表が決まる……
アスリートが社会のためにできることを「HEROs AWARD」授賞式で再確認/中川真依
誰かのため、社会のため、未来のため。これからの子供たちに何を残すことができるのか。先日、ホテルオークラ東京にて日本財団が主催する「HEROs AWARD」に出席してきた。 「HEROs AWARD」とは、スポーツやアスリートの力が、社会……
さあ駅伝の季節!今季の「推し」は大室杏夢と山口智規/加藤友里恵
今年も残り10日となった。この季節といえば駅伝だ。 私自身が駅伝をやっていたり、父が箱根駅伝に出場した経験があるので、小さな頃から駅伝は身近な存在だった。 銚子西高1、2年生のとき、男子が全国高校駅伝に出場し、私も京都へ向かった。私自身……
メッシの自由な発想と高い技術は分かっていても新鮮な驚き 日本も“国産のメッシ”育てなければ
「サッカーとは頭でするスポーツだ」。かつて何かで読んだ元オランダ代表の名選手ヨハン・クライフの言葉である。W杯カタール大会で優勝したアルゼンチンのFWメッシの妙技を見るたびに思い出した。 7度の「バロンドール」(世界最優秀選手)に輝いた……
井上尚弥統一戦で思い出した「ノミの実験」年齢の壁意識せず中学時代は世界王者とスパーリング
『ノミの実験』という話がある。本来2メートルの跳躍力があるノミを、高さ30センチの筒に入れておくと、筒から出しても30センチより上に跳べなくなるという。このノミをもう1度高く跳躍させる方法が1つだけある。高く跳んでいるノミのかたわらに持……
試合なら飛べる!年末恒例「中田周三杯」で飛躍したジュニア選手たち/中川真依
今年も気がつけばあと半月ほど。あっという間に年末がやってきた。昨年末に次女が生まれてからというもの、さらに時間の経過が早く感じている。 さて、12月といえば、毎年恒例となった飛び込み大会「中田周三杯」の時期だ。 今回で5回目を迎えた今大……
初めてのキッズイベントで子供たちの笑顔に感動 ドローンで安全管理する試みも/加藤友里恵
11月26、27日の2日間、「加藤友里恵スポーツプロジェクトin銚子市」の第3弾として、初の親子イベントを開催した。 26日は「親子で楽しむランニング教室」。廃校となった旧猿田小学校を「さるだ学集館」としてよみがえらせた場所を活用し、「……
伝統国に共通する100年にも及ぶ“サッカー文化”世界基準意識した育成年代強化の見直しも必要
FIFAワールドカップ(W杯)カタール大会は1次リーグで“番狂わせ”が頻発した。優勝経験のある伝統国から、アジアやアフリカの新興国が次々と金星を挙げた。しかし、結局ベスト8に勝ち上がった顔触れは、いずれも伝統国ばかり。「世界の勢力図が変……
レバンドフスキにシェフチェンコ氏から託された腕章 試合終了後エムバペに見せた勝敗超えた笑顔
試合終了の笛が鳴った。その時、もう1つのW杯を見つけた。 敗れたポーランドのFWレバンドフスキが、フランスのFWエムバペを笑顔で抱きしめ、頭にキスをした。W杯カタール大会の決勝トーナメント1回戦のフランス-ポーランド戦は試合後、一発勝負……
三笘の“1ミリの折り返し”技術進歩が審判の判断にも影響 “神の手”のような論争もう続かない
W杯1次リーグのスペイン戦で、日本の決勝点を生んだMF三笘薫の“1ミリの折り返し”は、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)の真骨頂だった。ボールを左足ですくい上げた瞬間のテレビ画面では、ゴールラインの外に出ていたように見えた。決め……
鈴木桂治監督、独自目線のW杯 柔道では強国側、ジャイアントキリングに「怖いなという気持ち」
いよいよノックアウトステージに入るFIFAワールドカップ(W杯)カタール大会を、独自の視点で楽しむ人がいた。 柔道のグランドスラム(GS)東京大会(3日から東京体育館)開幕前日の2日、全日本男子の鈴木桂治監督(42)が都内で報道対応し、……