2大大国を撃破して堂々の首位突破 1ランク上の「ベスト8」の合言葉が強い推進力になった
奇跡を「2度は起きえないこと」と定義するならば、W杯カタール大会1次リーグで、日本が下馬評を覆してドイツとスペインを撃破した事実は、奇跡ではないのだろう。舞台は世界の頂を競うW杯。しかも2戦ともに前半に先制されてからの逆転勝利。地力がな……
政治的対立を超えるサッカーの力 フェアに戦い抜いた米国とイラン選手の姿に思い出したシーン
ピッチの中に“政治色”などみじんもなかった。W杯カタール大会1次リーグB組。核開発などをめぐり、国同士が長く敵対関係にある米国とイランの選手たちは、1次リーグ突破をかけて、最後まで激しく、ひたむきに、そして何よりフェアに戦い抜いた。 ゴ……
マレーシアへ!飛び込み「国際審判」修得のためバタバタドキドキの旅/中川真依
今月22日から27日まで、飛び込みのマレーシアグランプリへ行ってきた。 もちろん選手としてではない。今回は国際審判を修得するためだ。引退してからずっと目標にしていた国際審判。まずは国内での実績を積むことから始まった。しかし、なかなか国際……
“大番狂わせ”は次の勝利を保証するものではない スペイン戦で日本の実力証明に期待
1936年のベルリン五輪で、サッカー日本代表は1回戦で優勝候補筆頭のスウェーデンを撃破した。技術と戦術で圧倒されて前半に2失点したが、後半に入ると猛烈な運動量でピッチを駆け巡り、3ゴールを奪い返して逆転勝ち。当時のサッカー界では無名だっ……
サッカー以外でも“世界標準”に達してないカタール “W杯の力”で国民の意識も変わるか
厳しいようだが、まだW杯の“世界標準”に達していない。2試合で1次リーグ敗退が決まったカタールの率直な印象である。 20日のエクアドル戦は、相手を過大評価しすぎたのか、腰が引け、ミスを連発する目を覆いたくなるような惨敗。25日のセネガル……
自国出身監督の世界への広がり“格差”が縮まった証し 日本にもW杯で優勝狙える条件着実に整う
W杯カタール大会のカメルーン-スイス戦で、懐かしい顔を見つけた。カメルーンのリゴベール・ソング監督(46)。W杯4度出場を誇る英雄で、02年日韓大会ではキャンプ地の大分県中津江村(現日田市)への到着が大幅に遅れて大騒ぎになった、あのカメ……
「smiley market」で野菜と花に触れて笑顔になる人が増えてくれたら/加藤友里恵
11月23日、千葉県銚子市のスポーツ総合施設「銚子スポーツタウン」で『smiley market(スマイリー・マーケット)』をオープンした。 このsmiley marketは、地域の新鮮な野菜や花を提供する小さなマーケット。銚子の方が地……
四半世紀前の惨敗が成長の“ビッグバン”「トップ10のメンタリティー」見せたドイツ戦は集大成
「世界に追いつくには数十年単位の時間がかかる」(岡田武史監督)「ボールのスピード、精度がまるで違う」(DF秋田豊)「世界レベルで自分を磨くしかない」(FW城彰二)「逆境をはね返す精神力が必要」(GK川口能活)…。 W杯に初出場した199……
運や偶然だけではない“大番狂わせ” サウジアラビアの勝利引き寄せたルナール監督の緻密な準備
サッカーとは実に難解なスポーツである。いくらいい選手をそろえても、実力ではるかに上回っていても、勝てるとは限らない。逆に「ウソだろ」というゴールが入って、大番狂わせが起きたりもする。22日のW杯1次リーグC組で、サウジアラビアが優勝候補……
ドイツ戦まで“まだ”5日 改善点の再認識は収穫 あらゆる手を尽くして準備すれば勝機も広がる
W杯開幕を控えた最後の国際試合の位置付けと評価は難しい。格下の比較的楽な相手を選んで、自信と勢いをつけてW杯に臨むのか。強敵との対戦で“世界基準”を体感させて、残る課題をしぼり出し、本番への緊張感と集中力を高めるのか。監督の方針や哲学、……
必然的に運を引き寄せた“ジョホールバルの歓喜”から25年 森保ジャパンに神様は振り向くか
11月16日は“ジョホールバルの歓喜”から25年の節目になる。 1997年のこの日、マレーシアのジョホールバルで行われたW杯フランス大会アジア第3代表決定戦で、日本は延長Vゴールの末、イランを3-2で破り、悲願のW杯初出場を決めた。最終……
ラグビー関西大学Aリーグでしのぎ削る京産大と同志社大 前評判の予想を覆す“伝統の一戦”の力
京都の木々は鮮やかに色づきつつあった。 夕暮れ時。スタジアムから出る。車窓から街並みを眺めながら、古希を過ぎた大西健がつぶやく。 「いい試合やった。これでいい。何より、同志社が本気になってくれた。目の色を変えて向かってきてくれたことが、……
東京五輪代表アスリートも参加!小松市支援第2弾を開催しました/中川真依
今年8月に起こった地元「小松市」での集中豪雨災害。全国ニュースで衝撃的な光景を目にし、心が締め付けられる思いだった。そのあとすぐに、地元の被災した保育園3園を回った。その時ひと声で協力してくれたのが、トランポリン元日本代表の岸彩乃さんと……
「銚子サイクリングツアー」で新プロジェクト始動 心身の健康のきっかけに/加藤友里恵
私が企画する「スポーツプロジェクト in 銚子」が11月、本格始動した。サイクリング、ランニング、デュアスロンというスポーツを通して、「観光」「健康」「安全」「競技普及」「青少年の育成」のキーポイントを組み込ませるプロジェクトだ。私の故……
かつては「イナバウアー」などが大賞 今年は流行語大賞に五輪関係ノミネートなし…寂しい
年末恒例の新語・流行語大賞のノミネート30語が4日、発表された。あまり聞きなれないものや「どうしてこれが?」と思うものもある中、残念だったのはスポーツ関連の言葉が少なかったこと。「大谷ルール」など野球はあるが、他のスポーツは「落選」だっ……
拓大・不破聖衣来を支えた小沢理子主将と総合力の意味
走らなかった主将は、中継所でエースを待っていた。 10月30日。青空が広がった杜(もり)の都・仙台を、色とりどりのタスキをかけた大学生ランナーが駆け抜けた。 全日本大学女子駅伝。26チームが39・1キロ(6区間)を争う。その中に、昨年3……
今年もドラマが…W杯代表メンバー落選も選手として失格したわけじゃない 新たなエネルギーに
サッカーのワールドカップ(W杯)カタール大会の日本代表メンバー26人が決まった。登録選手枠が前回までの23人から3人増えて、これまでのような“サプライズ”はないと思っていたので、大舞台の経験豊富なFW大迫勇也とMF原口元気の落選は意外だ……
誰が代表でも金メダル候補、レベル高い日本の“ブレイキン”だが出場は男女各2人と険しい道のり
パリの名所、コンコルド広場を日の丸が染めるー。そんな景色が想像できる日本勢の活躍だった。24年パリオリンピック(五輪)の追加種目となったブレイクダンス(ブレイキン)の世界選手権がソウルで行われ、日本のダンサーが世界を席巻した。 女子の湯……
「アスリートのメンタルヘルス」に直面した萩野公介さんのメッセージ「自分の幸せを考えるべき」
「人は幸せになるために生まれてきた」 10月10日の「世界メンタルヘルスデー」は、さまざまなイベントが行われた。 16年リオデジャネイロオリンピック(五輪)競泳男子400メートル個人メドレー金メダリスト萩野公介さん(28)が登壇するイベ……
自費参加のワールドカップで表彰台!三上紗也可が見据えるパリ五輪への道/中川真依
10月20日から23日にかけて、飛び込みの「FINAワールドカップ2022」が開催された。会場となったのはドイツのベルリン。日本からは今大会への公式派遣はされず、出場したい選手は自費での参加となった。そこで手を挙げた選手が1人だけいた。……
17歳・林愛望の日本選手権Vはトライアスロン界の希望に/加藤友里恵
10月9日、絶好のスポーツ日和秋晴れの中、東京・台場で第28回日本トライアスロン選手権が開催された。 今年も海外でワールドトライアスロンチャンピオンシップシリーズやコンチネンタルカップに出場している選手も多く、また、東京オリンピックを期……
ラグビー高校3冠目指す報徳学園 「喜ばせる」伊藤“利江人”に導かれ「幸せ」の冬へ
「リエト=Lieto」とは、イタリア語で「喜ばせる」「幸せ」を意味する。 確かにこの日、彼は観衆を魅了した。 10月15日、東大阪市花園ラグビー場で開催されたラグビーの「ムロオ インターナショナルチャレンジマッチ」。花園近鉄ライナーズ-……
柔道斉藤立、親子2代Vならず「そんなに甘いもんじゃねえんだよ」天国から仁さんの声が
銀メダルを胸にする斉藤立(共同) 「そんなに甘いもんじゃねえんだよ」-。斉藤仁さんの声が、天国から聞こえたような気がした。12日に行われた柔道世界選手権の100キロ超級。斉藤立は決勝で反則負けを喫して、親子2代優勝を逃した。初出場の20……
4歳の女の子も飛び込み台から大胆ジャンプ!「水泳の日」に見た素敵な光景/中川真依
灼熱(しゃくねつ)の暑さがうそだったかのように、秋風が涼しい季節になった。夏がシーズンの飛び込み競技。多くの選手たちは、先月行われた「いちご一会とちぎ国体」を最後にシーズンオフに入り、また来シーズンに向けて練習の日々が始まった。 「スポ……
第三者委調査後も“沈黙”続けるバド協会、銭谷専務理事、辞任聞かれ「それも答えられない」
元職員による横領を公表しなかったことが問題化している日本バドミントン協会が、相変わらず“沈黙”を続けている。 約680万円の私的流用などを調査した第三者委員会の報告書は、先月13日に日本協会に届いた。関係者によると、協会幹部が隠蔽(いん……
【アントニオ猪木×為末大】欲望って絶対大事、欲望が強いか強くないかで執念も変わる/対談3
プロレスラー、政治家として活躍したアントニオ猪木さんが亡くなった。北朝鮮を訪問し続けるなど型破りな行動で知られた。力を入れていた「スポーツ外交」とは、どういうものだったのか? 今から9年前の2013年5月20日、元陸上選手の為末大さんと……
【アントニオ猪木×為末大】イラクの人質解放時に「モハメド・フセイン」の名前もらう/対談4完
プロレスラー、政治家として活躍したアントニオ猪木さんが亡くなった。北朝鮮を訪問し続けるなど型破りな行動で知られた。力を入れていた「スポーツ外交」とは、どういうものだったのか? 今から9年前の2013年5月20日、元陸上選手の為末大さんと……
【アントニオ猪木×為末大】なんで戦争なんてやるんだろう?敗戦国から外国へメッセージ/対談1
プロレスラー、政治家として活躍したアントニオ猪木さんが亡くなった。北朝鮮を訪問し続けるなど型破りな行動で知られた。力を入れていた「スポーツ外交」とは、どういうものだったのか? 今から9年前の2013年5月20日、元陸上選手の為末大さんと……
【アントニオ猪木×為末大】プロレスとは自分が全部さらけ出される世界、もう1人自分が/対談2
プロレスラー、政治家として活躍したアントニオ猪木さんが亡くなった。北朝鮮を訪問し続けるなど型破りな行動で知られた。力を入れていた「スポーツ外交」とは、どういうものだったのか? 今から9年前の2013年5月20日、元陸上選手の為末大さんと……
大歓声がトライアスロンに戻ってきた!国体に続き今週は日本選手権/加藤友里恵
10月2日の日曜日、栃木県那須塩原市にて第77回国民体育大会いちご一会とちぎ大会のトライアスロン競技が開催された。私は大会の現地実況を担当した。今回はこの様子をお伝えしたい。 寒暖差が激しく、女子のレースがスタートする午前9時ごろは気温……
昭和の時代に、猪木と馬場が大衆のヒーローになった理由
「プロレス禁止」。1977年(昭52)の年末だったと記憶している。中学生だった私たちは、一方的に担任教師に通告された。 当時、休み時間になると級友と教室でプロレスに興じた。テレビを見て覚えた技を掛け合い、机の上から跳んだ。イスやチョーク……
猪木イズム…それは闘う姿勢を見せること 深刻な病状だった3年間も隠すことなく発信
アントニオ猪木さんは8月28日、「24時間テレビ」(日本テレビ系列)に生出演した。 車いすに乗って会場の両国国技館に現れた猪木さんは、やせ衰え、上体を自由に動かすことができず、言葉も出しづらそうだった。心臓の難病「全身性アミロイドーシス……
ウクライナ出身アマ力士・ダーニャの夢「大相撲の雰囲気に魅力を感じ、あの土俵に立ちたい」
じっと土俵を見つめていた。 暑さが残る9月25日、大阪・堺市大浜相撲場。 アマチュア相撲の全国学生個人体重別選手権で、学生力士がしのぎを削っていた。 観客席には、熱心に取組を見つめる、ひときわ大きな背中の18歳がいた。 2月24日に始ま……
サーフィン代表「波乗りジャパン」メダルラッシュに期待「恥ずかしくない成績」から「強国」に成長
サーフィン日本代表「波乗りジャパン」が快挙を達成した。国際サーフィン連盟主催のワールドゲームズ(世界選手権)で、男子が団体優勝。男女を通じ初の「世界一」に輝き、24年パリ五輪出場枠第1号を獲得した。東京五輪銀メダルの五十嵐カノア(24=……
スポーツは世界を良くする、と信じて行動していきたい/加藤友里恵
東京オリンピックの暗い話題がニュースをにぎわせているが、スポーツそのものがマイナスのイメージで見られていないだろうか、と心配になってくる。スポーツは社会を良い方向に向かわせてくれるものだと、私は信じている。 東京パラリンピックの銀メダリ……
どんな課題も自分のために、選手のために向き合っていきたい/清水咲子
新しい学び 日本学生選手権が終わり、「女性エリートコーチ育成プログラム」の研修に参加した。 スポーツ庁の委託を受けて日体大が開催した、このプロジェクトは、女性アスリートがナショナルコーチになるための育成をサポートするもので、さまざまな競……
バチェロレッテ2出演で注目“ジェイ”人柄で紡いできた縁 トップイーストリーグ優勝へ迷いなし
厳しい結果をかみしめ、雨に打たれながら、拍手を送る観客へと頭を下げた。 9月18日、東京・武蔵野市の横河電機グラウンド。ラグビーのトップイーストリーグに所属する横河武蔵野アトラスターズは、東京ガスとの開幕戦に臨んだ。 身長183センチ、……
至学館「1強」脱却し強さ増す女子レスリング パリ五輪へ続く世界選手権代表争いは群雄割拠
オリンピック(五輪)で金メダルを量産する女子レスリングが、また圧倒的な力をみせた。18日までベオグラードで行われている世界選手権。女子は10階級中5階級を制し、準優勝1人、3位3人。昨年53キロ級で優勝した藤波朱理(日体大)が負傷で辞退……
「同郷パワー」が後押ししてくれた国体の演技 V19の原動力に/中川真依
今月13日から15日にかけて、宇都宮市の日環アリーナ栃木で「いちご一会とちぎ国体」の飛び込み競技が開催された。新型コロナウイルスの影響で3年ぶりの開催となった今大会。やはり注目を集めたのは、少年男子高飛び込みに出場した玉井陸斗(16=兵……
還暦迎えるアーチェリー山本博「ぼやき増えても意欲衰えない」パリ五輪にらみ42年ぶり国体出場
10月に還暦を迎えるアーチェリーの五輪メダリスト、山本博(59=日体大教)が、10月の『栃木国体』に42年ぶりに出場する。アーチェリーが正式種目となった1980年(昭55)の同じ『栃木国体』に横浜高3年の17歳で初出場。少年の部で個人と……
【箱根駅伝密着企画スタート】「ここまで弱くなってしまった」ワセダに瀬古利彦氏が伝えたいこと
「箱根駅伝2023 あえぐ名門」と題して、早大競走部に密着する企画をスタートしました。今年の箱根駅伝でシード落ちした早大が、復活を期し来年の箱根路を目指す様子を不定期で配信していきます。本作は番外編ですが、連載記事は下のリンクより無料会……
【柔道】遠征費は自己負担でも参加「負けるべくして負けた」朝比奈沙羅が欧州修行で得た対価とは
生涯、忘れられない武者修行となった。 柔道女子78キロ超級の21年世界選手権(ブダペスト)女王、朝比奈沙羅(25=ビッグツリー)が4日、オーストリア・オーベルバルトで行われた欧州オープンに出場。銀メダルに輝いた。 柔道の欧州オープンで獲……
ロンドン銀メダル三宅諒の今…「勝敗」より「フェンシングの楽しい形」模索する新たなステージ
フェンシングの12年ロンドン五輪(オリンピック)男子フルーレ団体で銀メダルを獲得し、新型コロナ禍のUberEats(ウーバーイーツ)アルバイトで話題になった三宅諒(31=フェンシングステージ)が悩める胸中を打ち明けた。 「次の(24年パ……
その一瞬に感情があふれ出る トライアスロンは「フィニッシュ」が面白い/加藤友里恵
9月に入り、毎週全国各地でトライアスロン大会が開催され、シーズンもいよいよ後半へ。新型コロナウイルスの影響により、2年間開催を断念していた大会も再出発し、参加者、関係者、ボランティアの方々の時計が動きだしました。 ブルーカーペットは格別……
指導して初めての日本学生選手権、選手の能力に脱帽 私も選手から学んでいきたい/清水咲子
日本学生選手権終了 私が指導して初めての日本学生選手権(8月28~31日)が終了した。 男子の成績は7位でシード獲得。去年よりも3つ順位を上げた好成績だった。今日はその中でも100メートル平泳ぎで3位を獲得した本田航平選手(3年)の話を……
故郷・小松市の豪雨被害に、何が出来るのかを考えた/中川真依
「私に何が出来るだろうか」。初めて心からあふれた気持ちだった。 8月に全国各地を襲った集中豪雨。私の地元である石川県小松市も災害地の1つとなってしまった。忘れもしない8月4日。天気が崩れたと思うと、あっという間に道路は冠水だらけ。小松市……
東京五輪・パラ閉幕1年、感動の分悔しさ募る汚職疑惑 アスリートのためにも徹底的にうみ出して
東京五輪・パラリンピックが終了して9月5日で1年になる。 1年前、観客も歓声もない無観客の会場で、ひたむきに奮闘するアスリートの姿には、開催の是非を離れて感動した。パラ水泳で4大会目にして悲願の金メダルを獲得し、号泣する木村敬一を見なが……
東京五輪・パラ閉幕1年、感動の分悔しさ募る汚職疑惑 アスリートのためにも徹底的にうみ出して
東京五輪・パラリンピックが終了して9月5日で1年になる。 1年前、観客も歓声もない無観客の会場で、ひたむきに奮闘するアスリートの姿には、開催の是非を離れて感動した。パラ水泳で4大会目にして悲願の金メダルを獲得し、号泣する木村敬一を見なが……
24年開幕ハンドボール「次世代型」新リーグ参入を強豪が次々と見送り 明るい未来へ妥協点必要
ハンドボール日本リーグ(JHL)が1日、24年にスタートする「次世代型」プロリーグ参入申請チームを発表した。申請したのは男子9チーム、女子10チーム。驚きだったのは、開催中の男子リーグ戦で首位を走る「ジークスター東京」の申請見送り。プロ……
「女子サッカーの父」森健児さんも天国からヤングなでしこを見守り「ハポン」コールをしたはずだ
「ハポン、ハポン!」。スタンドにスペイン語の日本コールが響いた。女子サッカーUー20W杯決勝。連覇を狙った日本はスペインに1-3で敗れたが、最後までフェアで美しく戦う姿勢が中米コスタリカのファンを夢中にさせた。 まるで、ホームだった。も……
世界選手権メダル3個「力はあるのに、勝利への意欲がない」バドミントン日本復活させた朴柱奉氏
バドミントンの世界選手権が28日まで東京で行われた。1年前のオリンピック(五輪)では期待されながらメダル1個に終わっただけに、今回は同じ東京でリベンジの場。全種目でメダル獲得の目標は果たせなかったが、メダル3個を獲得。何よりも日本のファ……
アントニオ猪木氏、病魔と闘う静かなる闘魂 脳裏に焼きつくのはあの“永遠のライバル”の姿か
8月28日に放送された『24時間テレビ』(日本テレビ系列)に、元プロレスラーのアントニオ猪木さんが生出演した。車いすに乗って会場の両国国技館に現れた彼は、やせ衰え、言葉も出しづらそうだった。心臓の難病「全身性アミロイドーシス」との闘病は……
「祭のあと」も変わらぬ支援 胸に響いた香取慎吾の「東京パラは、僕は始まりだと思っています」
23日、タレントの香取慎吾さんが、日本財団パラスポーツサポートセンター(パラサポ)に、寄付金3900万円を贈呈した。自身が描いたパラサポのエントランスの壁画を『NFTアート』として参加者に付与する仕組みで、1点3900円・限定1万点で募……
銚子の双子スイマー砂村兄弟、高校最後の夏に奮闘/加藤友里恵
今回は同郷で千葉県銚子市出身の双子スイマー、砂村明彦、光彦選手(ともに銚子商3年)にお話しをうかがいました。先日、高知県で行われたインターハイの競泳50メートル自由形で、光彦選手が関東大会から好調を維持して見事全国4位に! 明彦選手も同……
銚子の双子スイマー砂村兄弟、高校最後の夏に奮闘/加藤友里恵
今回は同郷で千葉県銚子市出身の双子スイマー、砂村明彦、光彦選手(ともに銚子商3年)にお話しをうかがいました。先日、高知県で行われたインターハイの競泳50メートル自由形で、光彦選手が関東大会から好調を維持して見事全国4位に! 明彦選手も同……
冬季五輪4度出場から民宿経営の道へ 横山寿美子さんの学生ランナーたちへのまなざし
食べ残されたおかずを見て、優しく、心の中でつぶやく。 「そうだよね、いまは食べることできないよね」 声の主は横山寿美子さん(48)。生まれ育った新潟県妙高市池ノ平温泉の民宿「池廻屋旅館」の経営に携わるようになり、15回目の夏を迎える。 ……
89年8月22日「みちのく旋風」帝京-仙台育英 33年前の熱は1つの線でつながっていた
2022年8月22日、夏の甲子園で仙台育英(宮城)が、東北勢初の全国制覇を成し遂げた。下関国際との決勝戦が8-1と大勝だったためか、選手たちに涙はなかったが、須江航監督は「開かなかった扉が開いた」とお立ち台で涙を流した。テレビに映ったア……
厳しい屋外プールの環境に慣れることも、飛び込み選手にとっては大事な練習/中川真依
記録的な猛暑が続いている今年の夏。そんな中でも、全国大会へ出場を決めたさまざまな競技の選手たちは、夏の暑さに負けないほどの熱い戦いを繰り広げている。 飛び込み競技もその1つだ。 全中は8月17、18日に宮城県利府町のセントラルスポーツ宮……
東京五輪の記憶色あせる汚職事件 ガトリン資格停止処分と重なる「五輪」裏の闇浮き彫り
2005年8月の陸上世界選手権(ヘルシンキ)の男子100メートル決勝は、前年のアテネ五輪覇者ジャスティン・ガトリン(米国)が制した。2位以下に2メートル以上の大差をつける世界大会史上最大差(当時)での圧勝に、観客は総立ちで祝福した。会場……
東北から初の甲子園V「白河超え」まであと1勝 「不毛の地」を変え、野球少年に勇気与えた楽天
「優勝旗の白河超え」。そんな言葉が、紙面に踊った。 日本中が注目する夏の甲子園、仙台育英(宮城)が準決勝で福島の聖光学院を下し、決勝に進出。東北勢初の日本一まであと1勝と迫ったのだ。 かつて東北は「野球不毛の地」と呼ばれていた。冬の寒さ……
何のために泳いでいるのか…なぜという理由がレース前、孤独に打ち勝つが原動力に/清水咲子
夏の学生の大会が始まる。 今回はジュニアスイマーと大学生スイマーに、少しでも力になるような話をしたい。 先日、私の学校(日本体育大学)に萩野公介君が講演に来てくれた。彼とは、個人的に非常に仲の良い関係でもあり、引退する前は同じ環境(東洋……
スポーツ界で相次ぐ中止、延期、出場辞退…本気で「ウィズコロナ」を考えないと日常は戻らない
新型コロナウイルスの猛威が、止まらない。 従来型よりも感染力の強いオミクロン株によって、感染者数は激増。新規感染者数は連日のように「過去最多」を更新し、全国の新規感染者も1日25万人を超えた。感染者数だけを比べれば、今や日本は世界最多ら……
140キロに驚いた80年代…今は「怪物」だらけ 熱気、敗者の涙…変わらぬ高校野球と選手の進歩
私が高校野球を担当したのは80年代後半。剛腕投手が登場すると、スタンドでプロ野球のスカウトを探した。彼らが手にするスピードガンに表示される球速を聞き出すためだ。当時、140キロをマークすると関係者は一様に驚いた。私はその投手を「怪物」と……
あえて体温を上げることも この暑さに負けない体を作る4つの方法/加藤友里恵
夏本番。今年は梅雨の時期が短く、夏が早く訪れた。温暖化に加え、コロナ禍でのマスク生活により、暑さと向き合って生活していかなければならない。 私自身も2年前まではこの暑さの中、トレーニングをしていた。今はその時の自分に、『こんな暑い中よく……
バスケ男子の河村勇輝「走ってくれた仲間を大事に」のポリシーに積極性プラス パリへさらに成長
バスケットボール男子日本代表が13日から2日間、強化試合として仙台市でイランと対戦する。若手のホープ河村勇輝(21=B1横浜ビー・コルセアーズ)は先月のW杯アジア1次予選、そして直後に開催されたアジア杯に続き、今月も再び招集された。 念……
選手としても指導者としても…まだまだソフトボール界の顔として日本の進化に貢献する上野由岐子
ソフトボール女子の日米対抗が8日まで行われ、日本は福島県営あづま球場での2試合、横浜スタジアムでの1試合を2勝1敗で勝ち越した。金メダルに輝いた昨夏の東京オリンピック(五輪)以来1年ぶりの国内での国際試合だった。 この大会、上野由岐子投……
全英女子3位渋野日向子の精神力と勝負強さに感動 日本女子のプレー環境劇的に変えた宮里藍さん
悔しいけど、誇らしい。 ゴルフの全英女子オープン最終日を見終わった直後の心境である。首位と5打差でスタートした渋野日向子は、何度も脱落しそうになりながら、粘り強さとミラクルショットで食らい付き、最終18番まで優勝争いに絡んだ。終わってみ……
三上紗也可に世界2位の自信 高難度「107B」も安定感抜群/中川真依
8月5日から7日にかけて、日環アリーナ栃木で飛び込みの日本選手権が行われた。 初日には、世界選手権3mシンクロで銀メダルを獲得した三上紗也可(21=日体大)と金戸凜(19=セントラルスポーツ)が登場。予想通り、女子3m個人ではワンツーフ……
意外だったノニト・ドネアの現役続行表明 つくづくボクシングは依存性の高いスポーツなのだと…
プロボクシング5階級制覇王者ノニト・ドネア(フィリピン)が、現役続行を表明した。6月に井上尚弥との3団体バンタム級王座統一戦に2回TKO負け。39歳という年齢と、試合後、リング上で観客に深々と頭を下げる姿に「これが最後の勇姿だろう」と思……
野球・ソフトボールと空手、28年ロス五輪復活へ最初の関門突破も…復帰へまだまだ険しい道のり
野球・ソフトボールと空手が、28年ロサンゼルス大会での五輪競技復活に向けて最初の関門を突破した。4日、同五輪の開催都市提案による追加競技の9候補が明らかになり、その中に両競技が入った。 他の7候補競技は、24年パリ大会でも行われるブレイ……
フィギュアの「地方競技会」で経験を積んだ次世代の有望株・加生捺乃、高橋萌音らに話を聞いた
日本スケート連盟の公式サイト内に「地方競技会」というページがある。 47都道府県ごとに開催予定となっているフィギュアスケートの競技会、その結果が確認できる。 7月31日、京都で「西日本中小学生フィギュアスケート競技会」が行われていた。前……
2026年W杯出場国の拡大 長い目で見るとサッカー人気の世界的拡大とレベル向上につながる
米国、カナダ、メキシコの3カ国共催となる2026年サッカーワールドカップ(W杯)は、出場国が現行の32から48に大幅に拡大する。出場枠が4.5から一気に倍増するアジアの予選方式が8月1日にアジア・サッカー連盟(AFC)から発表された。 ……
東京はなかったことに?IOCにとって「リベンジ」東京で忘れられた「新時代の五輪」パリ大会で
パリ五輪開幕まで2年となった7月26日、国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長が「オリンピックの新しい時代が、パリに迎えられる」と、声明を出した。「ジェンダーバランスがとれ、若者に向けたスポーツが行われる」と説明。「new era……
日大・清水大雅ゴルフ転身決めた甲子園頂点のアルプス席「天気予報大事に」順守する“父の教え”
“父の教え”は忠実に守っている。 「ティーグラウンドでアゲンスト(の風)が強いと感じても、上空は違う風が吹くことがある」 「グリーン上では目の錯覚に気をつけた方がいい」 名門の日大ゴルフ部に在籍する清水大雅(21)の父・重憲さん(48)……
現役続行決めた32歳入江陵介の「覚悟」憎まれ役役買ってでも競泳陣にチームの一体感取り戻す
パリ五輪を目指す競泳の入江陵介(32=イトマン東進)には、強い「覚悟」があった。6月の世界選手権後、自身のSNSで現役続行を表明。その裏には日本競泳陣を引っ張る立場として「使命感」と「チーム作り」への意欲が見えた。 26日、入江自身がト……
町田樹さん、舞台が変わっても続く「表現」活動 あらためて感銘受けた行動力と実行力
町田樹さん(32)はその日、千葉県船橋市の倉庫街にいた。 本人からの誘いを受けて、企画・構成・出演するスポーツ教養番組『町田樹のスポーツアカデミア』(J SPORTS)の収録に同行させてもらった。訪問先は秩父宮記念スポーツ博物館・図書館……
世界で堂々と戦った「飛び込み日本」 来月の日本選手権は“二刀流”金戸凜に注目/中川真依
今月4日に閉幕した水泳世界選手権。飛び込み競技で日本勢は2種目で銀メダルを獲得するというこれまでにない好成績を残した。しかもそれだけではない。日本代表として出場した9選手全員が、12人で行われる決勝へと進み、世界のトップとして戦えたこと……
「五輪開催」約束果たした7月23日 心の「レガシー」残すため「スポーツの日」固定はどうか
小さなころ、オリンピック(五輪)と言えば「体育の日」だった。毎年10月10日、最初の東京五輪開催から2年後の1966年に開幕日が国民の祝日となった。前後には授業で五輪にまつわる話があったし、教室でも「甲州街道でアベベを見たんだ」など自慢……
トライアスロンは存続できるのか?銚子のビーチクリーンで目指したこと/加藤友里恵
7月18日の海の日に、私の地元である千葉県銚子市の銚子マリーナ海水浴場で「ビーチクリーン」を行った。 スポーツ以外のイベントを主催するのは初めてだったので、最初は開催への不安や緊張があったが、当日は約90人の方に足を運んでいただき、無事……
夏へ強化期間の真っただ中 苦しさを乗り越えられたのは“気づき”のおかげ/清水咲子
いよいよ夏が始まります! 世界水泳が終わり、コロナ禍がおさまらない状況だが、ジュニアスイマーの全国中学校体育大会、インターハイ(高校総体)、そして大学生たちの暑い夏が始まろうとしている。 今年は大きな国際大会が世界選手権のみになってしま……
羽生結弦、最大の功績はフィギュアスケート界の歴史を前へ動かしたこと 最後の五輪でもまた一歩
66年ぶり五輪連覇、GPファイナル4連覇、世界最高得点…現役生活で羽生結弦が残した偉業は数え切れないが、私は彼の最大の功績は、常に新たな次元に挑み続け、フィギュアスケート界の歴史を、前へ動かしたことだと思っている。 1988年にブラウニ……
「もう1つの五輪」ワールドゲームズで緊張感あるライバル対決 ソフトボールの五輪復活への道
東京五輪で金メダルを獲得したソフトボールの日本代表が13日(日本時間14日)、1年ぶりの国際大会で米国に敗れた。「ワールドゲームズ」第7日が米アラバマ州バーミングハムで行われ、ソフトボール決勝で日本は米国と対戦。2-3で敗れて、五輪に続……
林愛望、森拳真がU23スプリント初代王者 日本の「次世代」は着実に成長/加藤友里恵
今回は未来のトライアスロン界を担う若きアスリートの活躍と今後の展望について、記したいと思う。 7月3日の日曜日、第24回日本U19トライアスロン選手権/JOCジュニアオリンピックカップ、第1回日本U23スプリントトライアスロン選手権が、……
身長211cmラグビー東洋大1年生「異次元の大きさ」ウーストハイゼンの成長と思いの変化楽しみ
その日、東京・秩父宮ラグビー場に未来の日本を背負うスター選手が集った。 7月3日、関東ラグビー協会が主催する対抗戦選抜-リーグ戦選抜のオールスターゲームが開催された。 新型コロナウイルスの影響により、3年ぶりとなったイベント。対抗戦の帝……
フランクフルト公式日本語版ツイッターの「中の人」を直撃 チームと“共闘”する戦略と工夫とは
「本日の対戦相手ニーダー・ヴァイゼルのグラウンドからハロー」 7月2日、ドイツ・ブンデスリーガのアイントラハト・フランクフルトの「日本語版」公式ツイッターは、太陽がそそぐピッチを映した短い動画を投稿していた。長谷部誠の先発入りを伝え、キ……
世界水泳それぞれのドラマ 五輪翌年は心に穴も…シーズン乗り越えた大橋悠依の姿に涙/清水咲子
世界選手権が終わった。 今年は中国・杭州アジア大会が延期となり、夏のシニアの国際大会は、この世界選手権で終了した。 若い選手が活躍する中、日本勢はベテラン選手と初代表の選手が力を合わせ、自身のパフォーマンスを大いに発揮したと思う。 今年……
決勝でベスト演技の玉井陸斗、底知れない才能が五輪メダルに前進/中川真依
3日に終了した世界水泳の飛び込み競技で、女子3mシンクロの銀メダルに続き、もう1人歴史的快挙を成し遂げたのが玉井陸斗(15=JSS宝塚)だ。 記憶にも新しい昨年の東京オリンピックでは、14歳という若さで出場。大きな期待を背負いながら、男……
両親ともにトップアスリート プロゴルファー目指す11歳長女に三浦淳寛氏が授けた名監督の教え
サッカー元日本代表で、ヴィッセル神戸監督も務めた三浦淳寛氏(47)の長女由楽(ゆら)さん(11)がプロゴルファーを目指すことになった。母親もサッカーU-21日本代表の夕魅(ゆみ)さん(旧姓大竹)で、小さい頃から“ミウラ流”のアスリート教……
シンクロ板飛び込み「銀」の三上と金戸、個人種目の悔しさバネに飛躍/中川真依
ハンガリー・ブダペストで行われていた水泳世界選手権。飛び込み競技の最終日となった3日に、これまでにない大快挙を成し遂げてくれた。女子3mシンクロと男子10m個人の2種目で日本勢史上最高位となる銀メダルを獲得したのだ。 日本の飛び込み界に……
文田健一郎「押して前に出る」悔しかった東京五輪銀、忘れ物取りにパリで日本勢40年ぶり頂点へ
40年ぶりの金メダルへ、マットに帰ってきた。レスリングの明治杯全日本選抜選手権が19日まで東京・駒沢体育館で行われ、昨夏の東京オリンピック(五輪)男子グレコローマンスタイル60キロ級で銀メダルを獲得した文田健一郎(26=ミキハウス)が実……
水泳世界選手権「大会の華」歴史的レースに日本の姿なし「お家芸」メドレーリレー出場逃し危機感
オリンピック(五輪)に次ぐ競泳のビッグイベント、水泳世界選手権の競泳競技が26日、最終日を迎えた。五輪、世界選手権でも全プログラムの最後を飾るのは男女の400メートルメドレーリレー。大会で活躍した個人種目のメダリストが、チームのために戦……
「低い水温」「硬い水」に十分なケアを 世界水泳26日飛び込み開幕/中川真依
今月18日に開幕した「世界水泳選手権ブダペスト大会2022」。飛び込み競技は26日から始まる。 日本とハンガリー・ブダペストとの時差は7時間。準決勝や決勝は、日本時間の深夜に行われることになる。選手たちは、久々の時差調整に苦戦しながらも……
26日布勢スプリント男子100m パリ五輪へ坂井隆一郎、柳田大輝ら新星の出現に期待
新星出現が期待される日本の男子短距離界にとって、今週末の布勢スプリント(25~26日、鳥取)は重要な位置づけとなる。 昨年は山縣亮太(セイコー)が9秒95の日本記録をたたき出した。高反発のタータン(走路)や追い風が吹きやすい天候条件など……
農家レストランから発信する「食」によるココロとカラダの健康/加藤友里恵
「食は、人を良くすると書く」。 1度はこの言葉を聞いたことがあると思う。 人は口にするものでカラダが出来ている。 以前のコラムで書かせていただいた通り、私は月経不順、無月経、PMS(月経前症候群)を経験しており、それがあだとなりけがをし……
世界水泳がアツい! 若手選手の活躍、ベテラン勢の健在ぶりに注目/清水咲子
世界水泳真っ最中!! 現在ハンガリー・ブダペストで、水泳の世界選手権(世界水泳)が開催されている。 東京オリンピック(五輪)が終わり、選手はパリ五輪に向けての通過点として、大事な大会になる。ここまで大会を見て、注目した点が2つある。 1……
「中津江村」の名前を残してくれた“恩人”カメルーンのために変わらぬ声援を送る中津江村民
20年前、日本と韓国は熱狂の真っただ中にあった。2002年サッカー日韓ワールドカップ(W杯)。アジアで初の開催は、列島に世界の風を吹かせ、数々の記憶を残した。 「中津江村」 その言葉を聞くと、カメルーンという言葉が結び付く人も多いのでは……
パラ競泳・世界選手権で日本勢が計20個のメダル 東京大会のドラマパリへ続く
競泳の世界選手権が18日、ハンガリーのブダペストで始まった。初日から大橋悠依や瀬戸大也らが登場。ともに成績はいまひとつだったが、来年の福岡大会、2年後のパリ五輪に向けて楽しみな大会になりそうだ。 五輪の競泳と同様に、パラの競泳もパリ大会……
白井義男さん「秘蔵映像」で明らかになった卓越した防御技術とフットワーク 日本人歴代最強は?
6月11日に埼玉県草加市で開催されたボクシングのイベントで、70年前に日本人で初めて世界王者になった白井義男さんの「秘蔵映像」が上映された。 王者ダド・マリノ(米国)から世界王座を奪取した、1952年(昭27)5月19日の世界フライ級タ……
将来は渡辺雄太に獲得オファー!? バスケB2香川はコロナ禍のクラファン実施から西地区優勝
約2年前、新型コロナウイルスの猛威が急拡大を続け、あらゆることの先行きが不透明だったあの頃-。国内のあるプロスポーツチームが、クラウドファンディングを通じて窮状を訴えた。 「経営難で存続危機! 再建達成へ向け香川ファイブアローズは挑戦し……
「どんな相手にでもゴールを決める」代表76戦75得点釜本邦茂氏の提言 W杯で救世主は出現するか
「日本のサッカーで今、何が足りないか分かるかい? どんな相手にでもゴールを決める。そんな選手がいないんだなあ」 元日本代表FWで1968年メキシコ・オリンピック(五輪)で得点王になった釜本邦茂さん(78)は、子供たちにそう語りかけた。 ……