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スポーツコラム

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「今年唯一の海外派遣」で悔いのない戦いを 飛び込み世界選手権26日開幕/中川真依

今年、水泳界で最も大きなイベントは、ハンガリーのブダペストで行われる世界選手権だ。大会は今月18日に開幕。飛び込み競技は26日から7月3日までの8日間にわたり開催される。 もともと今年の世界選手権は、5月に福岡で開催される予定だった。し……

低気圧で頭痛やめまいを感じる人へ、試してほしい4つの対策/加藤友里恵

全国的に梅雨入りし、雨の多い季節となった。今回は低気圧にまつわる健康法について記したいと思う。 トライアスロンは悪天候でも実施される ウェザーニュースによると、約8割の女性が気象の影響を受けて、頭痛、むくみ、めまい、耳鳴りなどの症状が出……

あのまま野球をやっていたら…東京ベイ山本剣士はプレーオフ特有の緊張感を全身で体感

高校1年生の頃、今の自分は想像できなかった。 「自分でも驚いています。あのまま野球をやっていたら、ここにいないです」 6月1日、東京・江戸川区陸上競技場。 ラグビーのリーグワンで単独3位に輝いたクボタスピアーズ船橋・東京ベイ(東京ベイ)……

技術、メンタル、タフな身体…全てが優れているホッスー 正直この人には勝てないと/清水咲子

もうすぐ世界水泳ということで私が現役中に戦ってきた海外選手の話をしたい。 カティンカ・ホッスー(ハンガリー)。 5月下旬に開催された欧州グランプリ・カネ大会(フランス)の女子400メートル個人メドレーで、東京オリンピック(五輪)よりも速……

ドネアが花道で転倒したスタッフを助けた行動に胸アツ、井上尚弥「ドネアがいたからこそ」の言葉

この選手の精神は、こんな時も変わらないのだなと思った。 7日に開催されたボクシングのWBAスーパー、WBC、IBF世界バンタム級王座統一戦12回戦。「モンスター」井上尚弥(大橋)と拳をまじえたノニト・ドネア(39=フィリピン)。 2年7……

河本結「このままじゃ終われない」男子プロの弟・力に求めた助言「パズルのピース集めてくれた」

「このままじゃ終われないですから」- 人気がまばらになった夕暮れのコース。河本結(23=リコー)はようやく、どん底から抜け出しつつあるようだ。それは明るくなった表情とともに、明確な次への目標を語る口調からもうかがい知ることができた。 ゴ……

同大ラグビー復活への道「覚悟」再建託された35歳宮本監督が植え付ける熱さと弱点補う「2部練」

関西大学ラグビーの同志社大が、復活に向け改革を進めている。 元サントリーCTBで、OBの宮本啓希氏(35)が今季から新監督に就任。キヤノンで主将を務め、7人制日本代表としても活躍した橋野皓介氏(34)がバックスコーチとして加わった。 一……

柔道とは「僕にとって鬼ごっこ」苦悩、葛藤、使命感…五輪2連覇の大野将平は今何を思うのか?

柔道男子、五輪2連覇の大野将平(30=旭化成)はいま、何を思うのか。東京五輪からの復帰戦となった4月の全日本選手権で、あえて無差別の戦いで表現したかった真意、減少する国内柔道人口への提言、現役続行を悩む心境まで。インタビューで語り尽くし……

東京SGの根底に流れる「プロフェッショナル精神」社員、プロ問わず日本人選手が成長するために

6月に入った。 多くの人が熱くなった週末を経て、ラグビー界の注目は「リーグワン」から「日本代表」へ移るだろう。 5月29日、東京・国立競技場。新リーグ最多3万3604人の観衆に見守られ、16連勝した埼玉パナソニックワイルドナイツ(埼玉)……

悩まされたアトピー性皮膚炎が娘たちにも 今度は親として向き合っていく/中川真依

飛び込みを始めたのは小学校1年生の時。3人兄妹の末っ子でもある私は、外遊びや水遊びが大好きなわんぱく娘だった。飛び込みは、そんな私にはピッタリな競技。母は、そう思ってプールに連れて行ったが、やらせるかどうかを悩んだこともあったそうだ。 ……

恋は甲子園目指す球児の妨げか? 恋愛オッケーで心育み、野球に生かす強豪校・中央学院の試み

野球漬けの毎日でした-。強豪校の選手たちが高校時代を振り返り、よく口にする言葉だ。甲子園を目指し、授業以外は練習に明け暮れる選手たち。「野球に集中するため」恋愛は禁止する学校もある。 そんな中、恋愛を容認しながら、それを野球に生かそうと……

「ラグビー人生に、1つの後悔もありません」リーグワン入れ替え戦2部三重の美しき「敗者の姿」

美しき「敗者の姿」だった。 東大阪市の花園ラグビー場で5月27日に行われたラグビー「リーグワン」の1部2部入れ替え戦・第2戦。三重ホンダヒート(2部2位)は24-22でグリーンロケッツ東葛(1部12位)に勝利。1勝1敗とするも、勝ち点差……

やればできる!稲田弘さんが世界初の「90歳アイアンマン」目指しハワイ強化合宿中/加藤友里恵

世界中の方に知っていただきたい人がいます。今年11月で90歳となる稲田弘さんです。 トライアスロン界では世界的に有名な稲田さん。何がすごいというと、アイアンマン世界選手権の世界最高齢完走記録(85歳)保持者なのです。「アイアンマン」とは……

宮原知子さん 日記の締めに必ず未来への抱負 立場は変わっても向上心は変わらない

ぼんやりとインスタグラムを眺めていると、心なしか「55satoko」のアカウントからの投稿を見ることが増えた気がする。 フィギュアスケート女子で18年平昌五輪4位入賞の宮原知子さん。24歳になった3月26日、彼女は現役引退を表明した。 ……

「妊娠5カ月」カーリング富士急小穴桃里、日本選手権はおなかの子と一緒にチームをサポート

胎内には小さな命-。 カーリング女子で富士急の小穴桃里(26)が、第1子を妊娠したことが、19日までに分かった。全農日本選手権(22日開幕、北海道北見市)には長年務めてきたスキップではなく、リザーブとして参加する。 今年2月の北京五輪の……

まだ続くのか延期大会 2020年東京五輪延期時は引退考えた/清水咲子

〇まだ続くのか、延期大会 この夏の日本代表選手が決定し、いよいよ始まる! と準備していた矢先に、中国での杭州アジア大会と世界ユニバーシティー大会が延期される知らせを知った。 真っ先に今季の代表選手の顔がよぎった。 2020年、オリンピッ……

「体育会系の強み」から見えるもの “常識”に一石投じたラグビー帝京大V10導いた岩出雅之氏

礼儀やあいさつ、コミュニケーション能力、上下関係の理解…。 体育会系の強みってなんだろう?  そんな素朴な調査結果を掘り下げてみると、見えてくるものがあった。 5月17日、都内で「社会で活躍する“アスリート人材”とは? ~大学スポーツの……

男子高校生にも女性アスリートの体のことを知ってほしい/中川真依

昨年にアスリート仲間と立ち上げた一般社団法人「Woman’s ways」。元バドミントン日本代表の潮田玲子さんが代表を務める私たちの団体は、元プロテニスプレーヤーの杉山愛さん、元バレーボール日本代表の狩野舞子さんと共に、女性アスリートが……

果敢に体張り担架でグラウンドに別れ…神戸の寡黙なハードタックラー橋本大輝の生き様と去り際

もしかすると、それは彼らしい身の引き方だったのかも知れない。現役の最後は出番なく終えた。 ラグビー「リーグワン」のコベルコ神戸スティーラーズは5月13日、フランカー橋本大輝主将(35)ら12人の今季限りでの退団を発表した。橋本と日本代表……

戻ってきた日常 トライアスロンで「当たり前」の景色、パラ宇田秀生「力になる」家族の応援

表彰台を降りると、家族の見守る観客席に歩み寄った。「父やん!」の声に笑顔で応えた。左手の花束を長男に渡し、その左手で首にかけた銅メダルを次男にかけた。 14日、横浜で行われたトライアスロン世界シリーズには「当たり前」の景色があった。 3……

パリ五輪でメダル目指す北條巧が、2022横浜トライアスロンで輝けるか/加藤友里恵

いよいよ今週末、5月14日(土)、15日(日)の2日間にわたり2022ワールドトライアスロンシリーズ横浜大会が開催される。 14日は東京オリンピック・パラリンピック以来となる世界の強豪選手による国内レース。15日はエイジクラス(一般の部……

日本選手権出場見送った不破聖衣来 「逆算せずに足の回復最優先」監督が引用した山縣亮太の言葉

「今回、聖衣来は故障どうのより、勝負できる状態ではありませんでした。皆さんにご心配をおかけしていますが、聖衣来も私も前を向いています」。陸上女子長距離の不破聖衣来(拓大2年)を指導する拓大女子陸上競技部の五十嵐利治監督は、電話口で努めて……

羽賀龍之介の柔道普及への使命感「試合で勝つより大事かも」自身の体験を次世代の子供たちへ継承

16年リオデジャネイロ五輪(オリンピック)柔道男子100キロ級の銅メダリスト、羽賀龍之介(31=旭化成)が普及への使命感に燃えている。 全国少年大会が4日から2日間、東京・講道館の大道場で行われ、初日の合同錬成(指導講習会)に現役選手と……

競泳に必要な指導は水の中だけじゃない 平井コーチに教わった大切なこと/清水咲子

今回は私が経験したコーチング第2弾! 水泳人生の最後の数カ月を平井(伯昌)先生に指導をしていただいた。 平井先生はオリンピックの金メダリストを多数輩出した名コーチである。 平井伯昌コーチ、仲間たちと写真に収まる清水咲子氏(後列中央) 私……

女子アマボクシングのパイオニアが目指すパリ五輪 27歳和田まどか、恩師、恩人とともに再出発

アマチュアボクシング女子で、日本初の世界選手権メダリスト和田まどか(27)が、トルコ・イスタンブールで再スタートを切る。 国際ボクシング協会(IBA)の世界選手権が5月6~21日まで開催される。 アマチュアボクシングの女子世界選手権48……

東京ベイSO岸岡智樹はグラウンドの外でも全力 少年ラグビー教室で「地域格差の改善」に尽力

ラグビーの日本最高峰リーグ「リーグワン」が大詰めを迎えている。 1部の残りは2試合。すでに上位4チームのプレーオフ進出を決めているのが、クボタスピアーズ船橋・東京ベイだ。14試合を消化し、11勝3敗の2位。 SO岸岡智樹(24)は司令塔……

【Xゲーム】“朗希世代”白井空良「同い年なんで負けないように」競技の違い超えて互いに刺激

「同い年なんで、負けないように頑張りたいですね」。24日まで千葉で行われたXゲームで、東京五輪スケートボード代表の白井空良が言った。会場はZOZOマリンスタジアム。2週連続快投を演じた千葉ロッテの佐々木朗希について、同じ20歳の白井の言……

時差ボケ克服の方法、間違えてませんか? 世界に出るアスリートに知ってほしい/中川真依

国際大会に出場する際に、避けては通れないのが時差。現役時代は若かったこともあり、毎回なんとなく乗り越えてきた。しかし、昼間の眠気や体のダルさは完全には無くならず、いつも体調の変化を感じながら試合当日を迎えていた。帯同コーチからは、日本で……

ミラノ五輪金メダル候補のスノボ三木つばきがつかんだ覚醒のきっかけ

4年後のミラノ・コルティナダンペッツォオリンピック(五輪)の金メダル候補と言っても、決して大げさではない。 スノーボードアルペン日本代表として北京五輪に出場した三木つばき(18=CATALER)。高校3年生で臨んだ同大会では、パラレル大……

洗濯の回数、減らしてみませんか?/加藤友里恵

皆さんは1日に何回洗濯機を回しているだろうか。 私は海や自然と共に競技をするトライアスロンの選手だった身として、環境問題の中でも特に「海の問題」に着目する機会が多くあった。 ニュージーランド・ニュープリモスの大会で 私は2016年から、……

Xゲーム日本初開催 独特「カルチャー」話題性だけで終わるのか、スポーツとして定着するのか

Xゲームが初めて日本で行われる。東京五輪の成功や北京五輪の日本選手の活躍で、アクションスポーツやエクストリームスポーツと呼ばれる新しいスポーツへの日本人の理解は進んだと思う。今度は、米国で生まれ育った「興行」が日本でどう受け入れられるか……

指導者になって身に染みる「速い選手をつくるために必要なこと」/清水咲子

25年間の現役生活の中で数多くの指導法(コーチング)に接してきた。 大学時代から、10年間指導していただいた藤森善弘コーチの指導スタイルで私が感じたことを書きたい。 藤森善弘コーチはシドニーオリンピックで田島寧子さんを銀メダリストに育て……

間髪入れず走り続ける新社会人の田中希実「世界で活躍する陸上選手」目標に歩むパリ五輪への道

質問した記者にその都度正対し、目を合わせて回答する。力強い視線と丁寧な受け答え。153センチと上背があるわけではないが、その存在感は際立っていた。 「この1週間で(会社の研修などで)かなりバタバタしていた。その合間に悪くない練習ができた……

悲願のメダル獲得へ玉井陸斗と三上紗也可を重点強化 飛び込みMPA制度がスタート/中川真依

日本水泳連盟飛込委員会強化事業より、MPA(medal potential athlete)強化事業が始まった。日本の飛込界の悲願である「オリンピックでのメダル獲得」。その実現に向け、大きな取り組みがスタートした。その他の国際大会でのメ……

今季限りで活動休止、宗像サニックス戦に見えたノーサイドの精神 魂のこもったリーグ最終節

心が揺さぶられる光景だった。 今季限りで活動休止を発表した宗像サニックスブルースにとって、敵地で迎えたリーグ最終節。 感極まる選手、勝利の充実感に浸る選手、さまざまな感情が交差した。 そこへ、中国電力の選手たちが横断幕を掲げた。 「たく……

トライアスロン森拳真に備わる3競技プラスαの運動能力/加藤友里恵

今回は実業団ランナーからトライアスロンへ転向した森拳真選手にお話をうかがいました。私自身も実業団ランナーから転向した身なので、親近感もあり、応援したいアスリートの1人です。意外な生い立ち、幼い頃の夢から今現在の目標まで盛りだくさんでうか……

近大サッカー部、再出発の春「辞める子いなかった」自らと向き合い生まれ変わった姿見せる第1歩

桜舞う春、東大阪市の近畿大学は、大勢の新入生らで活気があった。 構内にある人工芝のグラウンドではサッカー部が練習をしている。必死な姿とともに、時折見せる笑顔。当たり前の日常が、当たり前ではなくなった時期を経験したからこそ、彼らは真剣に練……

北京五輪時は手術台の上…フィギュア佐藤駿「舞台に立てるまで」 明大入学でミラノへ新章幕開け

巻き返しへ、決意を新たにした。フィギュアスケート男子の19年ジュニアグランプリ(GP)ファイナル王者、佐藤駿(18)が埼玉栄高から明大政治経済学部に進学し、7日、東京・日本武道館で行われた入学式に出席した。 羽生結弦(27=ANA)と同……

格闘技で中量級は日本は不利?ボクシング村田諒太の統一戦を前に柔道永瀬貴規の言葉を思い出した

日本で行われるボクシングの試合では過去最高峰とも言えるタイトルマッチが目前に迫った。 4月9日にさいたまスーパーアリーナで開催される一戦。WBA世界ミドル級スーパー王者村田諒太(36=帝拳)が、元3団体統一同級王者のIBF世界同級王者ゲ……

村田諒太の先制攻撃戦略に57年前思い出すファイティング原田“狂った風車”の先制ラッシュ勝利

『日本ボクシング界最大の勝利』と語り継がれる一戦がある。1965年(昭40)5月18日、愛知県体育館で行われた世界バンタム級タイトルマッチである。50戦不敗の王者エデル・ジョフレ(ブラジル)は、『黄金のバンタム』の異名を持つ、全階級を通……

監督としてどう向き合うべきか 学生たちとの冒険がスタートした/清水咲子

昨春に引退した清水咲子氏(29)が、月2回の特別コラム「なんでもさっこ節」をスタートします。4月から日体大水泳部競泳ブロック監督に就任した清水氏が、選手たちの気持ちや調整方法、現役時代の出来事など、水泳界にまつわる話題を披露。第1、第3……

高校ラグビー“幻の決勝”実現に「同じ日の代替試合は遺憾」の声、美談で終わらせずルール作りを

ラグビーの全国高校選抜大会決勝に進んだ東福岡(福岡)と報徳学園(兵庫)の選手たちが31日、「リーグワン」の埼玉パナソニックワイルドナイツのグラウンドで熱戦を繰り広げた。新型コロナウイルスの影響で前日30日夜に中止が発表された対戦カード。……

「体が柔らかい」ことがすべてのスポーツで有利とは限らない/中川真依

私が現役時代、最も悩んだのは「柔軟性」だ。柔軟性といえば、スポーツをする上での基礎。ケガの予防や、しなやかな体の動きのためにとても大切な要素である。飛び込み競技でも、柔軟性を養うために、毎日の柔軟体操は欠かせないルーティンだ。始めたばか……

対面取材のありがたさ再確認 人と人がつながり、ぬくもりを感じた フィギュア世界選手権

3月27日に閉幕したフィギュアスケートの世界選手権を取材した。 世界選手権が行われたモンペリエ・アリーナ 場所はフランス南部モンペリエ。新型コロナウイルスの影響で2020年2月の4大陸選手権(ソウル)を最後に海外出張がなくなり、コロナ禍……

少しずつ戻ってきたスポーツの日常 都市との一体感あふれる「本当の五輪」24年パリで感じたい

プロ野球が開幕した。新型コロナウイルス対策のまん延防止等重点措置が解除されたことを受けて、3年ぶりに入場制限を設けずにシーズンを迎えた。観客はマスク姿ではあるが、テレビ画面の満員のスタンドを見ているだけで、気持ちは高ぶる。「スタンドで一……

希望の光見えた24歳三笘薫の2得点 東京五輪世代の成長が森保ジャパン進化の起爆剤

サッカー日本代表が敵地で強敵オーストラリアを終始圧倒して、7大会連続W杯出場を決めた。立役者は後半39分から出場して2得点のMF三笘薫(サンジロワーズ)。守備網を蹴破るような切れ味鋭いドリブルは一級品だった。彼がピッチで放った強い光が、……

ネガティブな言葉連発から地道な努力重ね、向上心尽きない還暦間近のアーチェリー山本博

いくつになっても人は変われる-。アーチェリー男子で五輪2大会でメダルを獲得した山本博(59=日体大教)からは、そんな姿を感じ取れる。20日に横浜市内であった記録会で、男子リカーブの部(72射、720満点)に出場して641点をマークした。……

急成長した長距離界のホープ山口智規が「世界の大迫」目指し早大へ/加藤友里恵

今回から「世界へ羽ばたくアスリート」と題して、親交のあるアスリートたちにインタビューするシリーズを随時お届けします。 第1弾は、この春早稲田大学に進学する陸上長距離界のホープ山口智規選手です。 山口選手は千葉県銚子市出身で私と同郷。銚子……

誰でもスポーツを楽しんでいい JFLクリアソン新宿から感じたこと/伊藤華英

先日、JFL(日本フットボールリーグ)の試合を観戦した。私にとって人生で初めてのことだった。仕事の関係で関わったのが、きっかけだ。 JFLといえば、鈴鹿ポイントゲッターズに55歳のFW三浦知良選手が加入したことで多くのファンが注目してい……

五輪で関心高まるカーリング 未来のオリンピアン誕生へ、東京・辰巳に利用可能なリンク施設計画

カーリング、ちょっとやってみたいかも-。 北京オリンピック(五輪)カーリング女子で銀メダルを獲得した日本代表ロコ・ソラーレの活躍に感化され、自分もストーンを投じたり、ブラシで氷面をスイープしてみたいと思った人は、少なからず存在するはずだ……

「アスリートだって人間だ」メンタルヘルス問題に改善促す現役女子ラグビー選手の挑戦

昨夏の東京オリンピック(五輪)とその半年後の今年2月に行われた北京五輪は、アスリートたちが直面するメンタルヘルス問題に光を当てた。15人制ラグビー女子元日本代表の村上愛梨(32)は、そう感じている現役選手の1人だ。自身もかつて心身が疲労……

柔道家プーチン大統領、最も尊敬するJOC山下泰裕会長の言葉なら心に響くか…直接対話に期待 

日本オリンピック委員会(JOC)の山下泰裕会長が、ロシアのウクライナへの侵攻について発言した。 14日にリモートで国際フォーラムを開催。ロシアのプーチン大統領については「直接のルートは個人的に持ち合わせていない」としたが、「日本のスポー……

ボッチャの大会に初挑戦 アスリート魂に火がついた結果…/中川真依

先日、渋谷区で開催された「ボッチャ渋谷カップ」に参加した。 ボッチャのルールは、皆さんの記憶にも新しい「カーリング」によく似ている。ジャックボール(目標球)と呼ばれる白いボールに、赤・青のそれぞれ6球ずつのボールをいかに近づけられるかを……

金3個の村岡桃佳が象徴 肉体的、技術的成長と用具の進化が融合し、競技力や記録の限界点アップ

北京パラリンピックで日本勢は金4、銀1、銅2の計7個のメダルを獲得した。そのうち6個はアルペンスキーの村岡桃佳(25)と森井大輝(41=ともにトヨタ自動車)の2人で手にしたものだ。特に村岡は2大会連続の全5種目表彰台は逃したものの、金メ……

震災11年 羽生結弦の1年間の言葉が物語る「被災地に節目はない」ということ

今年も、この時が来ました。東日本大震災の発生から11年。2011年は東北総局に赴任していました。同じく仙台市内に住んでいた妻は「3・11」を迎えるたびに「避難所生活を鮮明に思い出す」と言います。 発生後1カ月、2カ月、3カ月、半年、1年……

「前線」は戦地だけではない 続々入隊するウクライナのトップ選手たちに別の選択肢なかったか

昨夏の東京五輪の空手男子組手75キロ級で銅メダルを獲得したウクライナのスタニスラフ・ホルナが、母国の軍に入隊した。7日の共同通信の記事に「ほかに選択肢はない」と語っていた。ロシアの理不尽な無差別攻撃を黙って見ていられなかったのだろう。半……

無月経が普通だと思っていた陸上時代 正しい知識あれば競技生活違ったかも/加藤友里恵

3月8日は「国際女性デー」。1904年、ニューヨークで婦人参政権を求めたデモが起源となり、1975年に国連によって3月8日が「国際女性デー(International Women’s Day)」として制定された。すばらしい役割を担ってき……

「ジェンダーギャップ」世界120位の日本が国際女性デーに考えるべきこと/伊藤華英

3月8日は国際女性デー(International Woman’s Day)だった。1904年ニューヨークで婦人参政権を求めたデモが起源となり、国連によって1975年3月8日が国際女性デーと定められたという歴史的背景がある。ルーツは10……

40年の時を経て繰り返された退場、京産大も“悲劇”バネに悲願日本一へ立ち上がる

それは、出場わずか1分ほどで起きた出来事だった。 正月の東京・国立競技場。途中出場で入ったばかりの選手が、退場(シンビン)を命じられたのである。 ラグビーの全国大学選手権準決勝(1月2日)。第2試合は、15大会ぶりに国立に戻ってきた京都……

【東京マラソン】キプチョゲ世界記録更新なら4400万円ゲットだった…賞金事情にフォーカス

東京マラソン(3月6日、東京都庁~東京駅前・行幸通り=42・195キロ)は世界の一流選手が集った。男子は2時間1分39秒の世界記録を持つエリウド・キプチョゲ(37=ケニア)が、2時間2分40秒で優勝した。女子も2時間14分4秒の世界記録……

パラリンピック「原点」には戦争、もともとは負傷兵のための大会「平和」の発信にタブーなし

北京から連日、パラリンピックの熱戦が伝わってくる。6日にはアルペンスキー女子の村岡桃佳が前日に続いて金メダルを獲得。冬夏二刀流の活躍が、うれしくなる。 日本勢の活躍を喜びながらも心に引っかかるのは、ウクライナ情勢。「政治とスポーツは別」……

「共生」理念掲げる北京パラリンピック開幕、非人道的な戦争の「反戦の祭典」としての存在意義を

ロシアによるウクライナへの無差別攻撃が続く中、「共生」を理念に掲げる北京パラリンピックが開幕した。何という皮肉だろう。4日夜に開会式で行進する選手たちの笑顔をテレビで見たが、祝祭感や高揚感は湧いてこなかった。爆撃に逃げ惑う人々の映像や、……

ドーピングで日和ったIOC、政治的中立と言いながら軍事侵攻には制裁 保身優先のご都合主義

スポーツ界で、ウクライナに侵攻したロシアと同盟国のベラルーシに対する制裁措置が続々と発表されている。 各国際競技連盟(IF)で、世界陸連、国際卓球連盟、世界アイスホッケー連盟や国際サッカー連盟などは、ロシアやベラルーシの役員、選手、代表……

こじ開けた海上保安官への狭き門、名門日大三で戦い補欠で終えた元球児の決断と挑戦

高校野球から海上保安官へ-。狭き門を突破した元球児がいる。名門高校でレギュラーの座をつかむことができず、野球に区切りをつけ、今後の人生は困っている人に手を差し伸べようと決意した。1度は不合格となりながらも、2度目の受験でおよそ6倍という……

五輪2度出場の元競泳選手の山口美咲の選択「周りも笑顔にする」次なる道に選んだホテル業界

朝方の赤坂、元気な声が響いていた。 「赤坂の坂は名前が付けられているんですが、江戸時代は住所が無かったんです。形状だったり、寺社仏閣だったり、人の名前だったりから名前を付けて目印にされておりました。今回の坂、『薬研(やげん)』という名前……

世界中のトップアスリートからプーチン政権に「NO」の声 今こそ信じたいスポーツの力

2014年3月、ロシア軍がウクライナ南部のクリミアに侵攻すると、体操女子の64年東京五輪金メダリスト、ベラ・チャスラフスカさん(チェコ)は、即座に地元メディアを通じて、反戦への強い意志と、ウクライナ国民への激励のメッセージを発信した。直……

「ワリエワ問題」今も疑問 15歳の選手だけを責めるのは無理がある/中川真依

北京オリンピックが閉幕し、ようやくテレビにかじりつく生活から日常へと戻った。 今大会でも、さまざまなドラマが生まれ、たくさんの選手から勇気や感動をもらった。 4年に1度の舞台。どの選手もわが身を削る想いでこの大会に臨んだに違いない。たく……

スポーツだけでなく必要なのは互いに「大切に思うこと」 プーチン氏暴挙に「リスペクト」はない

北京で行われた冬季五輪は、高い競技レベルのパフォーマンスや世界最高峰の技の競演に感動させられた。と同時に、競技以外でも心打たれるシーンが多かった。 テレビなどでもたびたび取り上げられるのが、スノーボード女子ビッグエアでの岩渕麗楽だ、最後……

フィギュアからボートレーサーになった平川香織 仲間が北京で躍動「自分も」水の上で

北京では、同じ時を過ごしたフィギュアスケーターたちが勝負の時を迎えていた。 「本当に頑張ってほしいですね。その姿をみたら、また何か気持ちの面でもしっかりできる部分があるかも知れない」。 レースでターンを決める平川香織(本人提供) 1月、……

柔道家プーチン大統領に贈られた嘉納治五郎直筆の書「精力善用」の言葉思い出してほしい

「ナイッス~」な笑顔にあふれたテレビに、悲惨な光景。世界を感動させた北京五輪直後、ロシアのウクライナ侵攻に世界中の人が怒り、憤る。 IOCは「五輪休戦決議違反だ」としたが、ロシアの違反は3回目。08年北京五輪ではジョージア侵攻、14年ソ……

京産大アサエリ・ラウシが挑む大学王座と、その先にある夢/山田幸代

今回は初めて、大学生のチームで活躍する留学生にインタビューを行った。京都産業大ラグビー部3年、アサエリ・ラウシ選手。1月に決勝が行われた大学選手権でベスト4に進んだチームの主力選手だ。 準決勝で優勝した帝京大に惜しくも7点差で敗れはした……

野球場でキャンプ!銚子スポーツタウンがコロナ禍のピンチを新発想で克服/加藤友里恵

今回は、前回のコラムで書いた「銚子スポーツタウン」の現在の活動と、小倉和俊社長の今後の展望について記したいと思う。 旧市立銚子西高校をリノベートしたスポーツ合宿施設「銚子スポーツタウン」。2018年4月の開校以来、野球、バスケットボール……

「メダル」だけではないオリンピック報道に私たちは幸せを感じている/伊藤華英

北京冬季オリンピックが閉幕した。たった2週間しか行われないオリンピックだが、こんなにもさまざまなことが凝縮された時間もなかなかないだろう。 TEAM JAPANとしては、”いい成績”を残せたと思う。メダルは金3、銀6、銅9の計18個だっ……

「ジャンプか演技力か」一体化させた羽生結弦の美しい円熟の演技…4年後もう1度見たい

フィギュアスケートが面白いのは、実際の順位と自分の好みが必ずしも合致しないところだ。それは自らの美意識や価値観、人生観を選手の演技に投影して見るからだと思う。北京五輪の男子の金メダリストは多彩な4回転ジャンプを決めたネーサン・チェン(米……

「これがスポーツ」語り継ぎたくなるロコ・ソラーレの純な笑顔 まぶしかった「平和の祭典」

金メダルの夢がついえた直後、カーリング女子日本代表のロコ・ソラーレのメンバーは笑いながら抱き合った。 負けても、笑顔はこんなに輝くのだ。力を出し切った充実感が、悔しさに勝っていたように、私には見えた。そして、英国の歓喜の輪に入って、潔く……

【スピードスケート】小島良太が文武両道でつかんだ五輪 地元長野からは称賛の声

生粋の「長野っ子」の五輪デビュー戦は、ほろ苦いものとなった。18日に行われた北京オリンピック(五輪)スピードスケート男子1000メートルに出場した小島良太(23=エムウェーブ)は1分9秒97で20位に沈み、「実力を出し切れなかった」と悔……

「大丈夫だよ」「ナイス」笑顔絶えないロコ・ソラーレの戦う姿 カーリングに見たスポーツの原点

カーリングにスピード感や激しさはない。しかも2時間半の長丁場。なのに目が離せない。何手も先を読み、正確無比な軌道で相手のストーンを弾いた時には、完璧な4回転ジャンプを見たように感動する。一方で、緊迫した場面に飛び交う「大丈夫だよ」「ナイ……

心に染みる渡部暁斗の言葉「結果だけでなく伝わるもの」に出会える冬季五輪

「結果だけでなく、伝わるものがあるんだなと思いました」。ノルディック複合の渡部暁斗の言葉だ。金メダルを目指して5回目の五輪に臨んだが、結果は銅メダル2個。もっとも、個人ラージヒルと団体での激しい争いと金メダルを目指したここまでのドラマは……

中国の今大会の「顔」谷愛凌2冠 各国のメダルに見るスポーツ事情 日本は幅広く獲得

平野歩夢の超大技に沸いた雲頂スキー公園に、中国国旗が揺れた。中国の今大会の「顔」でもある谷愛凌が、フリースタイルスキー女子ハーフパイプで圧勝。ビッグエアとの2冠を獲得したことで、中国の金メダル数は8個になった。 今大会、中国は大躍進を遂……

5種目制覇ハイデンから橋本聖子そして高木美帆へ「オールラウンダー」重なった勇姿と特別な輝き

私たちの学年は中学、高校の6年間で、五輪の記憶は1大会だけ。高1の夏の80年モスクワ五輪を日本がボイコットしたからだ。だから同年2月のレークプラシッド冬季五輪は強く印象に残っている。ヒーローはスピードスケート男子で、個人全5種目を制覇し……

「ナイス~」準決勝進出ロコ・ソラーレ 変わらない4人の熟成されたチームだからこその強さ

「ナイス~」。明るい声が耳から離れない。前回の平昌大会で銅メダルを獲得したカーリング、日本代表のロコ・ソラーレが準決勝に進出した。1次リーグは初戦から大熱戦。大逆転勝利したかと思えば、2連敗。最終戦に敗れながらも他の結果で4強入りと楽し……

「勝つこと」より「楽しむ」こと 「選手同士が称え合う」 スノボに見た五輪に与えるインパクト

冬季五輪の新しい「顔」ともいえるスノーボード競技が15日に終わった。超大技で金メダルを獲得した男子ハーフパイプ(HP)の平野歩夢、5大会前の転倒を2冠で「回収」した女子スノーボードクロスのジャコベリス(米国)、11種目は、存分に楽しめた……

ビッグエア岩渕麗楽の大技挑戦に国境超えた賞賛の輪 スノーボード会場が発した強い希望の光

メダルはない。でも選手たちにとって、岩渕麗楽がもう1人のNO・1だった。 15日のスノーボード女子ビッグエア決勝。4位で最終3回目に臨んだ岩渕が繰り出したのは、斜め軸で後方に3回転する、女子で誰も成功したことのない最高難度の大技「トリプ……

「まさか」多い繊細なスピードスケート 無欲のメダリストが誕生するのも繊細な競技ならでは

マットにたたきつけられた高木菜那を見ながら、スピードスケートは何て繊細なんだろうと思った。一糸乱れぬ隊列は、最も体が小さい高木菜那に大きな負担を強いていた。ラストカーブ、ほんのわずかにバランスを崩しただけで転倒。その瞬間に金メダルも消え……

冬季五輪が「北海道の大会」から「全国区」へ、各地にメダリスト誕生で地元を元気に

日本の獲得メダル数が過去最多だった平昌大会を超えた。確かに、全体の印象として「残念~」「悔しい~」というメダルも少なくないが、色がどうでもメダルが増えたこと自体は喜ぶべきことだと思う。 メダルセレモニー 北京五輪スピードスケート女子50……

ワリエワの涙に同情も事実は重い…巨万の富をもたらす五輪である限り、禁止薬物問題は永遠に続く

「ドーピングに違反したアスリートは、試合に参加できません。この原則は例外なく順守されなければなりません」。10年バンクーバー五輪フィギュアスケート女子の金メダリスト、金妍児(キム・ヨナ)さんが14日、自身のインスタグラムに記した。北京五……

飛び込みでも「世界」へ向けた熱い戦いが始まった/中川真依

2022年冬の北京オリンピックが世界中で大きな盛り上がりを見せている中、日本では飛び込み競技でも熱い戦いが繰り広げられた。今月10日から13日にかけて、浜松市総合水泳場ToBiOで「翼ジャパンダイビングカップ兼国際大会派遣選手選考会」が……

金メダリストの孤独と重圧…小平奈緒のゴールを泣きながら解説した李相花の思い

北京五輪スピードスケート女子500メートルで、小平奈緒がゴールした瞬間、テレビカメラが李相花(イ・サンファ)の涙を映しだした。韓国のテレビ局の放送席で、彼女は泣きながら解説していた。映像は一瞬だったが、胸に深く突き刺さった。4年前、小平……

組織的なドーピングが続いていると思えてならない「大会の顔」ワリエワのドーピング違反

日本勢の活躍で盛り上がる北京五輪だが、心に引っかかるものがある人も多いはず。スキー・ジャンプ高梨沙羅らの失格騒動、スノーボード平野歩夢の不可解な採点、スピードスケート男子500メートルでの不正スタート、ショートトラックの判定、観客の大声……

組織的なドーピングが続いていると思えてならない「大会の顔」ワリエワのドーピング違反

日本勢の活躍で盛り上がる北京五輪だが、心に引っかかるものがある人も多いはず。スキー・ジャンプ高梨沙羅らの失格騒動、スノーボード平野歩夢の不可解な採点、スピードスケート男子500メートルでの不正スタート、ショートトラックの判定、観客の大声……

新浜20位だけじゃない「分からないこと」が起きるSスケート…思い出すダン・ジャンセンの戦い

北京五輪スピードスケート男子500メートルで、金メダル候補の新浜立也が、まさかの20位に沈んだ。スタート直後に体勢が崩れた。「右足を氷に2回くらい、予想以上に深く刺してしまった」という。100メートルの通過タイムは30人中28位。前半の……

未来の平野歩夢たちのためにリスク軽減に知恵絞る時期 魅力的なスノボを持続可能なスポーツに

スノーボード男子ハーフパイプ決勝の3回目でエアを決める平野歩(撮影・パオロ ヌッチ) スノーボード男子ハーフパイプ(HP)で平野歩夢が金メダリストになった11日夜、国内のニュース番組で、都内のスポーツショップのスキー用品売り場が、若者や……

技の進化に警鐘鳴らす声も ショーン・ホワイトから王座を継承した平野歩夢の新たな役割

平野歩夢の金メダルには、震えた。2回目が終わって2位。「もしかしたら、勝たせないつもりかな」とも思った。トリプルコーク1440は成功させたことはすごいが、ジェームズの2回目もすごかった。ジャッジへのアピールでは平野歩夢以上だったかもしれ……

「やりきった」羽生結弦への「宝物」 勝ち続けた先人たちが口にする「負けることの大切さ」

「やりきりました」と言った羽生結弦の表情は、どこか晴れやかだった。 フィギュアスケート男子シングル、3連覇は逃した。唯一追い求めた4回転半も成功には届かなかった。思い描いた通りにこそならなかったが、その表情は決して暗いだけではなかった。……

異次元4回転半に挑んだ羽生結弦が誇らしかった “神の領域”金メダリストにも別格の存在

人類初のクワッドアクセル(4回転半ジャンプ)は成功しなかった。転倒した。3連覇の可能性も消滅した。それでも、私は羽生結弦が誇らしかった。五輪という大舞台で、失敗を恐れず、自分を信じ、異次元に挑んだのだ。フィギュアスケート男子フリー。演技……

「エース木樽」も協力!銚子をスポーツでよみがえらせた小倉和俊氏/加藤友里恵

昨年末、スポーツ庁が本年度から実施する「スポーツ・健康まちづくり優良自治体表彰2021」が発表され、千葉県から唯一、私のふるさとである銚子市が選出された。 銚子市では旧市立銚子西高等学校をリノベートしたスポーツ合宿施設「銚子スポーツタウ……

高梨沙羅に届いて欲しいアルペンの女王シフリンの言葉「いつまでも落ち込んでなんかいられない」

80年代後半まで、スキー雑誌を出している出版社で編集者をしていた。バブル景気全盛。スキーメーカーの広告だけで、雑誌の厚さが毎月、膨らんでいった。すでに30年以上前。映画「私をスキーに連れてって」に代表されるように、当時、スキーと言えばア……

“スノーボードの女王”ジャコベリスようやく掴んだ金 「王者の交代」も冬季五輪の壮大なドラマ

「スノーボードの女王」が、ようやく五輪で輝いた。スノーボードクロス女子決勝、36歳のリンゼイ・ジャコベリス(米国)は、スタート直後からトップをキープ。今回は転ぶことも、抜かれることもなく、1位で涙のゴールに滑り込んだ。 06年トリノ五輪……

羽生結弦がジャンプ失敗後に見せた心の強さ 偉大なる男のすごみ感じさせた完璧な演技

フィギュアスケート男子ショートプログラム(SP)で、羽生結弦が最初の4回転ジャンプに失敗した。偉大なる男のすごみを見たのはその直後。彼はまったく動揺することなく、いっさい集中を切らさなかった。連続ジャンプも美しく、完璧に決めてみせた。 ……

スノボ2連覇強すぎる「二刀流の女王」レデツカ スキーも連覇挑戦 複数競技は「3兎を得る」

「二刀流の女王」は、北京でも圧倒的に強かった。 スノーボード女子のパラレル大回転、連覇したのがチェコのエステル・レデツカだ。2位に2秒以上の大差をつけて予選トップ通過。決勝トーナメントでも決勝まで4レースを圧勝した。対戦相手が追いつけず……

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