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スポーツコラム

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団体銀の日にコロナ陽性 たった1度で終わった米国ジョウの五輪「何度泣いたことか。でも…」

目をうるませ、声を震わせて、言葉を紡いだ。米国の北京五輪(オリンピック)公式ウエアを着て、丁寧に周囲への感謝を伝えた。 北京五輪最後となったフィギュア団体男子フリーの演技を終えたビンセント・ジョウ(AP) フィギュアスケート男子のビンセ……

4年に1度ピークを合わせるというアスリートの途方も無い作業/伊藤華英

北京冬季オリンピックが開幕した。夏、冬どちらもホストシティとして開催するのは北京市が初になる。2008年北京夏季オリンピックを思い出すのは自然の流れだろうか。私が人生初めてのオリンピックに出場した大会だ。 競泳ではアメリカのマイケル・フ……

高梨沙羅を抱きしめる小林陵侑が印象的「男女平等」だけでなく興行としても 男女混合種目の増加

波乱のジャンプを見ながら、涙が出そうになった。日本だけでなく、世界の女子を引っ張ってきた高梨沙羅の失格、少しでも上を目指したエース小林陵侑の大ジャンプ。「何が起こるか分からない」とは言われるが、起こりすぎだった。 今大会で初めて採用され……

高梨沙羅、川村あんり…小さなミスが人生明暗分ける五輪 それでも涙が味方になる日はきっとくる

ジャンプ男子個人ノーマルヒルで金メダルが決まった小林陵侑が、兄潤志郎と抱き合って雄たけびを上げた直後、別のテレビ画面がモーグル女子の川村あんりの涙を映し出した。メダルを逃して「本当に悔しい。申し訳ない」と言葉をしぼり出した。17歳の金メ……

「カメラも追えない」が浜田海人へ最大の賛辞、スノボの自由と独創性求める価値観

選手が消えた? スノーボード・スロープスタイル男子の予選、中継するテレビカメラが浜田海人の姿を見失ったのだ。2つ目のジブ(障害物)で通常のラインを通らず、横の壁を使ったトリックに成功。予想しない動きだけに、カメラも追いきれなかった。 ス……

2月6日は50年前、札幌五輪で「日の丸飛行隊」表彰台独占した日…北京の空にも日の丸を

今も耳に残るNHK北出アナウンサーの絶叫。「飛んだ、決まった!」。1972年2月6日、ちょうど50年前の札幌五輪、スキージャンプ70メートル級(現ノーマルヒル)で笠谷幸生が金メダルを獲得した。金野昭次が銀、青地清二が銅と表彰台を独占した……

亡き石原慎太郎さんが寄せた胸に迫る手記…選手たちの熱い光が五輪に残る唯一の希望

北京五輪の開会式を見た。中国への負の先入観と、感染対策のためか参加選手が全体的に少人数で、セレモニーも短く簡素化されていたため、いつもほどの感動はなかったが、それでも希望と期待を胸に秘めたアスリートのエネルギーに圧倒された。「外交ボイコ……

「何が起こるか分からない」から楽しめる冬季五輪 北京でも開会式前にいきなり「まさか」

北京五輪が始まった。新型コロナ禍で、通常とは違う厳戒態勢。日本国内の感染者も増える一方で、国内の行動制限も厳しくなる。ここは割り切って、ステイホームを徹底して時差の少ない五輪をテレビ観戦するのもいいかもしれない。 競技は開会式の2日前か……

競技間の交流活発 東京五輪の熱引き継ぎ「チームジャパン」で最高成績を

「東京五輪でたくさんの刺激や感動をもらった。今度は私たちが伝えられるように頑張りたい」。29日に都内で行われた北京オリンピック(五輪)の日本選手団結団式、高木美帆主将は力強かった。 新型コロナ禍による東京五輪の1年延期で、半年後に開催さ……

今季フィギュア界で躍進の同志社大・籠谷歩未「演じる」意識強めた新たな縁

フィギュアスケート女子で北京五輪(オリンピック)出場を決めた坂本花織(21)や、1月の4大陸選手権で5年ぶりの優勝を飾った三原舞依(22=ともにシスメックス)。その2人に負けじと、今季成長を示した同門のスケーターがいる。 フィギュアスケ……

子供たちが「自分の気持ちを話す場所」を増やしたい/伊藤華英

昨年10月、2年ぶりに岩手県大船渡市を訪問してから3カ月。公益財団法人東日本大震災復興支援財団が立ち上げた、東北「夢」応援プログラムの中間発表がオンラインにて行われた。今、まさにコロナ第6波の真っただ中で、私は子供たちが元気なのか、大船……

絆が大きな力に…東京五輪に続いて、北京五輪も「きょうだい」の大会になる

「目標は東京五輪ではなく、北京五輪です」。そう平野海祝(かいしゅう)が言ったのは18年5月、スケートボード・パークの第1回日本選手権の会場でだった。平昌オリンピック(五輪)銀メダルの兄歩夢がスケボー挑戦を表明する前、弟はひと足早くスケボ……

堀江翔太、幼い頃甲子園で感じた「異世界」感 ラグビーでも楽しめる空間を

1月21日で36歳になった。 ラグビー日本代表としてW杯3大会連続出場中のフッカー堀江翔太。所属する埼玉パナソニックワイルドナイツの一員として臨む「リーグワン」初戦が、23日に本拠の埼玉・熊谷ラグビー場に横浜キヤノンイーグルスを迎える一……

箱根4区を走った今井隆生、4月から教壇復帰「生徒の可能性を信じたい」

31歳、異例の経歴を持つ駿河台大の今井隆生は、涙をこらえながら教え子が待つ小田原中継所へ駆け込んだ。 今年の箱根駅伝で注目を浴びた彼。埼玉県の中学校体育教師だった今井選手は2020年4月、徳本監督との出会いを通して、駿河台大の心理学部3……

ストロング小林さんの訃報で思い出す、昭和のプロレスと今も変わらないもの

昭和40年代半ば、家族でテレビを囲んでプロレスを見ていた。わが家のヒーローは人気絶頂だった日本プロレスのジャイアント馬場やアントニオ猪木ではなく、国際プロレスのエース、ストロング小林だった。当時、地元の大分県の民放はOBS大分放送1局だ……

時計つけず区間新連発フワちゃん不破聖衣来 まだある常識破りの強さの秘密

懐かしい名前を久しぶりに聞いた。「小出さんが言うんです…」。引き込まれるように拓大女子陸上競技部の五十嵐利治監督(40)の話を聞いた。1月16日は京都へ。全国都道府県対抗女子駅伝で、群馬の不破聖衣来(18)が区間新&13人抜きの快走。日……

時計つけず区間新連発フワちゃん不破聖衣来 まだある常識破りの強さの秘密

懐かしい名前を久しぶりに聞いた。「小出さんが言うんです…」。引き込まれるように拓大女子陸上競技部の五十嵐利治監督(40)の話を聞いた。1月16日は京都へ。全国都道府県対抗女子駅伝で、群馬の不破聖衣来(18)が区間新&13人抜きの快走。日……

女子ボクシング界のパイオニア和田まどか 後輩活躍で心に火 現役続行決断

そのリングは、通常サイズの半分だった。昨年12月、大阪市内の「プレイスボクシングフィットネスジム」。整骨院の2階にある手狭な空間で、アマチュアボクシング女子で日本初の世界選手権メダリスト和田まどか(27)がミット打ちをしていた。 相手を……

「世界一の練習」内村航平を支えた加藤沢男さんの言葉 挫折も後進に伝えて

「世界一の練習を積めなくなったこと」。体操の内村航平は、引退を決意した理由を口にした。五輪個人総合2連覇、世界選手権同6連覇などで「キング」と呼ばれた。誰よりも体操を愛したからこそ、葛藤もあったはず。重たい決意の裏にあったキーワードは「……

分娩の痛み思い出すのが遅すぎたけど、第2子無事出産!/中川真依

新年、明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願い致します。 皆さんはどんなお正月を過ごしただろうか。私はというと、昨年末に次女が誕生し、慌ただしくも、にぎやかなお正月となった。 そこで今年最初のコラムは、私の出産記をお届けしよ……

どん底の宮原知子に力与えた「ただ前へ」トゥクタミシェワの思わぬ言葉に涙

7行のコメントには、その人柄がにじんでいた。 2022年1月14日。都内で行われた日本スケート連盟理事会の取材に出向くと、資料を手渡された。 この日、18年平昌オリンピック(五輪)4位入賞の宮原知子(23=木下グループ)が4大陸選手権(……

偽造、隠蔽…不祥事で幹部4人処分の日本バレーボール協会は生まれ変わるか

診断書の偽造についてトップが認識していながら隠蔽(いんぺい)に加担したことは、国内スポーツ界の大きな負の遺産だ。日本バレーボール協会のビーチバレー国際大会を巡る一連の不祥事だ。13日の理事会で嶋岡健治会長の解任など計4人を処分して終幕を……

スポーツを追求することの偉大さを感じた年始だった/伊藤華英

2022年。年明けから箱根駅伝では青山学院大が大会新記録で2年ぶり6度目の優勝、高校サッカーでは青森山田の圧倒的な強さが光るなど、スポーツのニュースを多く見ていた。あっという間に年末年始は過ぎていく。 そんな感覚だったが、ふと自分が現役……

新型コロナの猛威再び…不安になる北京五輪への影響 選手の精神面も心配

新型コロナが再び猛威をふるい、スポーツ界への影響もでてきた。 サッカーの高校選手権では勝ち上がった関東第一(東京)に感染者が出て、準決勝を辞退。高校生たちにとって大きな目標でもある「聖地」国立競技場での試合を前に、衝撃は大きかった。 ラ……

朝倉未来の対戦企画に惜しくも落選 150kgラグビーユーチュバーの野望

現役時代の経験や人脈を頼りに活動するスポーツ系ユーチューバーが、存在感を増している。視聴者を飽きさせない多彩なコンテンツが目立つ中、150キロラガーマンの「ノッコン寺田」が異彩を放っている。路上の伝説、朝倉未来とのストリートファイトに応……

箱根駅伝で監督が選手を鼓舞する言葉 個性あふれ、見ている側も元気に

毎年、箱根駅伝でレース展開とは別に注目していることがある。運営管理車に乗る監督が選手を鼓舞する言葉だ。今年も監督それぞれの個性があふれていて、興味深かった。 毎年、必ず注目するのは駒大・大八木弘明監督(63)。あの有名なゲキ「男だろ!」……

仲間でライバルだった堀越の双子兄弟は再び別々の道へ/高校サッカー

第100回高校サッカー選手権は8日に準決勝を迎える。 勝者のかたわらには、敗者の物語も生まれる。2回戦敗退となった堀越(東京A)には、ライバルで仲間だった3年生の双子の兄弟がいた。 MF宇田川瑛琉(えいる)と、DF侑潤(あうる)。名前の……

箱根駅伝のむきだしな人間ドラマ 懸命に自分を燃やし尽くそうと走る選手達

青学大の独壇場だった。優勝争いの興味は薄れ、大きな波乱もなかったが、見応えはあった。十分な貯金がありながら、青学大の復路のランナーたちが守りに入らず、記録という目標に向かって、最後まで攻め続けたからだ。これはできるようで、できない。だか……

「日本人の正月を変えた」箱根駅伝の成功にテレビが果たしてきた大きな役割

新しい年が明けた。例年のように年明けからスポーツラッシュ。新型コロナ禍が収まらず、帰省や旅行ももとには戻らない。テレビの前でスポーツ中継にかじりついている人も例年以上に多いはずだ。 我々記者の正月も例年とは違う。いつもなら駅伝にサッカー……

わずかな差で明暗…村元&高橋組を成長させた「ライバル」との美しい関係性

12月27日、時刻は午後7時半を回っていた。 姿を見せたのはフィギュアスケート・アイスダンスの村元哉中(かな、28)と、高橋大輔(35=ともに関大KFSC)だった。 夢が途絶えて、まだ24時間もたっていなかった。 さいたまスーパーアリー……

五輪“冬季大会の華”アイスホッケー スマイル・ジャパンが頑張らないと…

日本アイスホッケー連盟が26日、来年2月の北京オリンピック(五輪)に臨む女子日本代表選手を発表した。 新型コロナの影響で対外試合がなかなか組めず、実戦不足は否めない。それでも、世界ランクは6位。過去2大会を上回るメダル獲得も期待してしま……

「アクセルがあっての細田采花」26歳でも現役を続ける原動力

まだ暑さの残る、10月8日のことだった。 フィギュアスケートの近畿選手権が行われた木下アカデミー京都アイスアリーナに、1枚の紙が貼り出された。欠場者の知らせに「細田采花」の名があった。 一握りのシード選手、国際大会に派遣される選手以外は……

なぜ日本に怪物・井上尚弥が生まれたのか

12月14日に東京・両国国技館でプロボクシングWBAスーパー、IBF世界バンタム級王者・井上尚弥(大橋)の防衛戦を取材した。強打の挑戦者ディパエン(タイ)を一方的に殴り続けて8回TKO勝ち。40年近く国内外でボクシングを見てきたが、世界……

「チーム藤沢」じゃないロコ・ソラーレの強み、双方向情報共有し高い対応力

カーリング女子日本代表のロコ・ソラーレ(LS)を、またオリンピック(五輪)の舞台で見ることができる。北京五輪のキップをかけた世界最終予選、プレーオフで韓国に勝って出場決定。混合ダブルスと男子が敗退する中、女子のおかげでまた五輪カーリング……

縮まらない日本の「スポーツと社会の距離」アスリートも国民の議論に参加を

「スポーツと社会の距離」。長年、東京五輪・パラリンピックの取材に携わった中で日々考え続けたテーマだった。きっかけは新国立競技場の「ザハ・ハディド案」の白紙撤回だった。 整備費が3000億円規模にまで膨れ上がることが明るみに出て、国民の批……

冬場の飛び込み「中田周三杯」は世界水泳2022への第一歩/中川真依

12月11日、12日の2日間にわたり、石川・金沢プールで第4回となる飛び込みの「中田周三杯」が行われた。1911年に金沢市で生まれた中田周三氏は、選手として活躍したのち、指導者として7人のオリンピアンを育てた飛び込み界の第一人者だ。 中……

スケボー日本選手権は世界への最短ルート 「世界での活躍」狙うチャンス

スケートボードの日本選手権が行われた。東京オリンピック(五輪)効果なのだろう、19年に新潟・村上市で行われた時以上の報道陣。競技を見守るファンの数も多く、隣接するスペースではスケートチャンスボード教室も行われた。大会は盛り上がった。 ス……

来日20人でも特例措置ないボクシング…五輪のための「安全・安心」だった

新型コロナウイルスの変異型「オミクロン株」の世界的な感染拡大が、年末の国内でのスポーツイベントを直撃している。12月9日に大阪で開幕予定だったフィギュアスケートのグランプリ(GP)ファイナルの中止発表を皮切りに、海外選手が出場するイベン……

「ラストスイム」まで輝いたオープンウオーター貴田裕美さん/伊藤華英

2016年のリオデジャネイロオリンピック・パラリンピック大会が終わってから、次の大会は”TOKYO”で行われると期待を込めて、引退時期を伸ばしたアスリートはどれだけいただろうか。 その大会が延期されるなんて、想像もしていなかっただろう。……

東京五輪で魅力伝わったスケボー「国より個」価値観、北京でスノボ輝かせる

「ゴン攻め/ビッタビタ」。今年の新語・流行語大賞でトップ10に選ばれた言葉だ。東京オリンピックで実施されたスケートボードのテレビ中継で解説者が発したもので、同大会では唯一のトップ10入りだった。 東京五輪 スケートボード女子ストリート予……

北京五輪を襲う「オミクロン株」代表選考ヤマ場これから 選手は大きな負荷

北京冬季五輪開幕まで2カ月となった4日、米ソルトレークシティーで行われたスピードスケートW杯男子500メートルで24歳の松井大和が初優勝。米コロラド州でのスノーボードW杯女子ビッグエアでは19歳の岩渕麗楽が今季初優勝を果たした。 男子5……

こんなに面白いトライアスロンの魅力、どうすれば知ってもらえる?

今年も残すところ1カ月を切った。スポーツのメインイベントであった東京2020大会も1年の延期を経て開催にいたり、多くのドラマ、感動があった。自国開催ということもあり注目度も高く、たくさんの日本人選手が活躍し、印象深い大会にもなった。 一……

「それって大阪?」過疎地分校残す思い乗せた卓球大会から1年、灯は消えず

豊中高校能勢分校で行われた第2回の卓球大会「翔晋杯」 大阪府最北端の町の人口は、10月末時点で9512人となった。 1年前からは207人の減少-。 そんなデータを見ながら、ふと、1人の青年の「その後」が気になった。 2020年秋、私は豊……

氷上「鬼滅の刃」に挑んだオランダ組、2次創作で広がるフィギュアの可能性

先日、ポーランドのワルシャワで行われたフィギュアスケートの国際大会でのことだった。 北京五輪を目指す日本のカップル、村元哉中・高橋大輔組を見ようと、アイスダンスのフリーダンスのライブ配信映像を見ていた多くの人が、同じように思っただろう。……

「五輪外交」必要ないとは言わない 主役は選手、競技に集中できる環境を

北京オリンピック(五輪)開幕まで2カ月あまり、各競技の出場権争いも年末年始に向けてさらに激しくなる。フィギュアやスピードのスケート、スキーのジャンプやスノーボード…、日本勢の活躍が今から楽しみになる。 今夏行われた東京五輪は無観客での開……

妊娠は「奇跡」と分かっているけど、2度目でもやっぱり大変/中川真依

先日、SNSでも報告させてもらったが、このたび、第2子を授かることができた。すでに妊娠後期に入っており、来月に出産を控えている。 今回は、第2子を妊娠し、私が経験してきた妊娠中のマイナートラブルについて話そうと思う。 長女を出産してから……

五輪で高まった普及の動き止めない…アーチェリー代表選手が競技体験会実施

全日本アーチェリー連盟が、競技人口拡大に向けて新たな取り組みを始めた。東京オリンピック(五輪)男子団体銅メダルの武藤弘樹(24=トヨタ自動車)と女子代表の早川漣(34=デンソーソリューション)をゲストとして迎え、今月21日に都内で競技体……

パラ村岡桃佳は“夏冬二刀流” 大谷が見せた限りなく大きい人間の可能性

大リーグ・エンゼルスの大谷翔平の活躍で、アスリートの“二刀流”が注目されるようになった。来年3月4日に開幕する北京パラリンピックにも“夏冬二刀流”に挑むアスリートがいる。アルペンスキー女子の村岡桃佳(24=トヨタ自動車)。前回18年平昌……

「スポーツの秋」が動き始めた喜びを感じる週末/伊藤華英

東京オリンピック・パラリンピックが終わり、最近では新型コロナの感染減少もあって、「スポーツの秋」が戻ってきたように感じる。先日、日本オリンピックミュージアムを訪問してきた。 日本オリンピックミュージアムがあるのは、都内の明治神宮外苑。神……

「誰からも応援される」三宅宏実の引退 大谷翔平MVP獲得に思う人間性

日本中が大谷翔平のMVP獲得に湧いた。投打「二刀流」の活躍はもちろん、その人間性も改めて絶賛された。数字には表れない言動も素晴らしかった。誰からも愛される人間性が、その魅力を一層輝かせる。 大谷がMVPに輝いた前日の18日、都内で重量挙……

プロスイマーになった瀬戸大也「本当の意味で自立」退路を断ってパリ五輪へ

競泳男子の瀬戸大也(27=TEAM DAIYA)が海外を転戦している。東京五輪を終えて、多くのアスリートがひと息つく中、単身で日本を飛び出した。金メダル候補だった東京で痛恨のメダルなし。長年のライバルだった萩野公介(27)が引退する中で……

「イギリス型」と「アメリカ型」スポーツの面白さ/加藤友里恵

先日、成蹊大学のオンライン授業に参加した。授業名は「World Sports」、テーマは「スポーツからみる世界」。そのゲストスピーカーとして参加させていただいた。 トライアスロンの歴史、マネジメント、メディアなどについて触れ、学生たちと……

東大に籍置く秀才・浅見明太 太陽電池の研究しながらカヌーに奮闘

東京オリンピック(五輪)会場となったカヌー・スラロームセンター(東京都江戸川区)で、東大に籍を置く秀才が選手として奮闘した。 今月13、14日に行われたカヌー・スラロームの日本選手権とNHK杯全日本競技会。16年リオデジャネイロ五輪銅メ……

高橋大輔苦戦で感じた奥深さ アイスダンスの優雅な美しさに心揺さぶられる

フィギュアスケートの高橋大輔が4回目の五輪出場に前進した。 村元哉中と組んだアイスダンスでNHK杯日本勢最上位の6位。北京五輪出場枠1を巡る争いで、全日本3連覇中で最大のライバルになる小松原美里、尊組をリードした。 10年バンクーバー五……

「ソリダリティ=連帯感」東京2020大会で学んだ大事なこと/伊藤華英

日本オリンピック委員会(JOC)から10月27日に「Team Japan」ブランドの発表があった。この日は北京冬季オリンピック100日前。ロゴ、エンブレムも一新した。タグラインは「RISING TOGHETHER」。昇る朝日の意味も含み……

父から息子へ受け継がれた4回転 鍵山優真の大逆転Vでよみがえった記憶

北海道・旭川市で開催された1990年11月のNHK杯で初めてフィギュアスケートを取材した。お目当ては前年の世界選手権で女子で初めてトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を着氷させて優勝した伊藤みどりだったが、今も記憶に残っているのは鍵山正……

初めてのジャックオランタン作りでアメリカを近くに感じた日/中川真依

異文化に触れる事が容易になった近年。日本社会も国際化が進み、海外の文化を取り入れたイベントで楽しむ姿も増えてきた。 私が子供の頃は、SNSなどで世界とすぐにつながれるような便利な世の中ではなかった。しかし、小学校1年生から英語塾に通い、……

「ゴン攻め」流行語ノミネート 多様性テーマの五輪、受け入れた社会の変容

「ゴン攻め」「ビッタビタ」が、再び注目された。4日に発表された新語・流行語大賞ノミネート30語に入ったからだ。東京オリンピック(五輪)スケートボードのテレビ解説で、プロスケーターの瀬尻稜が放った言葉だ。 「カエル愛」「エペジーーン」…。……

「食が心身の健康をつくる」コロナの時代に再認識/加藤友里恵

今回はスポーツと食にまつわる私自身の体験と、「食=心身の健康」についてお話ししたいと思う。 ランナー時代は体重コントロールのため、炭水化物はほぼ取らず、低脂質・高タンパクのものを選んでいた。朝練は16~20キロほど走るのだが、走る前には……

世紀のスーパーファイトで村田諒太が証明するもの

ついに日本人ボクサーが“ミドル級”のスーパーファイトのリングに立つ日がくる。 WBA同級スーパー王者の村田諒太(帝拳)が12月29日、首都圏でIBF同級王者ゲンジナー・ゴロフキン(カザフスタン)と王座統一戦に臨むことが確実になった。 五……

北京五輪まで100日切る 米データ会社が日本は金3個で計13個と予想

東京(オリンピック)五輪の余韻が残る中、北京五輪開幕まで100日を切った。10月27日には北京五輪・パラリンピックの公式ウエアが発表され、年末から年明けにかけては各競技の日本代表選考も本格化する。 東京大会が1年延期され、スポーツ界は大……

大船渡の子供たちとの大切な時間が2年ぶりに戻ってきた/伊藤華英

私が大切にしている活動が再開した。それは、公益財団法人東日本大震災復興支援財団の主催で行われている「東北『夢』応援プログラム」だ。 大船渡市で行った「東北『夢』応援プログラム」(写真提供:村上正広) 私は岩手県大船渡市の子供たちに水泳を……

ドスン!ぞわっ!内村航平の着地の衝撃音に震えが…一瞬で伝わった“結果”

ぞわっとした。体操の世界選手権最終日、種目別決勝の最終種目、鉄棒が行われていた。4番手で登場した内村航平(32=ジョイカル)は1分ほどの演技を締めるため、後方伸身2回宙返り2回ひねりで宙に舞っていた。青いマットに体を沈めていく。「ドスン……

東京五輪後の「トライアスロン日本一」は?23日に日本選手権/加藤友里恵

10月23日土曜日、第27回日本トライアスロン選手権が宮崎県で開催される。毎年、この大会は東京・台場で行われていたが、今回は東京オリンピックの会場撤去作業で使用できないため、会場を変更しての開催となる。 新型コロナウイルス対策として、大……

ビーチバレーで前代未聞の不祥事 選手の診断書偽造、1年半以上も事案隠蔽

日本バレーボール協会が、前代未聞の不祥事に揺れている。ビーチバレーの担当役員が選手の診断書の偽造を行ったことが今年9月に明らかになったが、そもそも事案の発生は1年半以上前のこと。今月14日の理事会でようやく第三者委員会を立ち上げることを……

私が「朝食抜きダイエット」をおすすめしない理由/中川真依

スポーツの秋、食欲の秋、芸術の秋。最近では、寒さとともに秋の深まりを感じるようになってきたが、皆さんにとってはどんな秋だろうか。 私は「スポーツの秋!」と言いたいところだが、秋には大好きな食べ物がたくさんある。巨峰やシャインマスカット、……

渡辺雄太と高校3年間共にした楠元龍水・延岡学園監督 互いに高め合う2人

米バスケットボールのNBAが19日(日本時間20日)に開幕する。リーグ創設75周年の節目。渡辺雄太が初の開幕ロースター入りしたラプターズは、個人的事情によりチーム合流が遅れた八村塁のウィザーズと20日(同21日)に開幕戦を戦う。渡辺は左……

“元キング”内村航平、栄光から挫折そして今…「伝えられることは増えた」

内村航平、32歳。ジョイカル所属のプロ体操選手。東京五輪を終えてオリンピックの個人総合2連覇「中」から、「中」が外れた。いまの枕ことばは何だろう。 「元キング、ですかね」。 体操世界選手権、鉄棒の公式練習で笑顔を見せる内村航平(代表撮影……

条件付きも観客数上限「撤廃」 体操界がスポーツの日常を取り戻すため英断

ようやく、日本にも満員のスタンドでのスポーツが戻ってくる-。体操・新体操の世界選手権が18日に北九州市で開幕。新型コロナに対する不安が残る中、ワクチン接種などを条件とする「ワクチン・検査パッケージ」を活用して観客の上限なしで開催される。……

眠っていた歴史的瞬間「一緒に写真撮ろう」白鵬と照ノ富士10年前の握手

歴史的な瞬間とは、得てしてその時は、気付かないものなのかもしれない。 大相撲で数々の記録を打ち立てた元横綱白鵬(36=現間垣親方)が、10年前、1人の若い衆と握手している写真が、私のパソコンの中に眠っていた。まだ、ざんばら髪のその若い衆……

あなたのメンタルが弱いんじゃない!スポーツに必要な心の健康/伊藤華英

10月10日は「世界メンタルヘルスデー」だった。日本でもさまざまなイベントや、SNSでの呼びかけがあった。 1992年から、世界精神保健連盟が定めた日となっている。厚生労働省によると、「メンタルヘルス問題に関する世間の意識を高め、偏見を……

アメフト日大の初戦敗戦は当然 開幕直前に監督ら総取っ替えはあり得ない

チームスポーツは円陣を組む。アメリカンフットボールはハドルと呼ぶ。米国ではペップトークと言って、監督が試合前に選手を鼓舞する。日本では試合直後もハドルを組むチームが多い。監督はたまにほめるが、大抵は反省点を挙げて、次戦の奮起を促す。 今……

東京五輪でメダルラッシュの女子レスリング「日本の独り勝ち」次のパリでも

東京オリンピック(五輪)の金メダルラッシュに貢献した女子レスリング。川井姉妹らが6階級中4階級を制するなど圧倒的な強さをみせたが「日本の独り勝ち」は次のパリ五輪でも続きそうだ。10日まで行われた世界選手権も、非五輪階級を含む10階級中4……

銚子いいね!アスリートにできる社会貢献を探る/加藤友里恵

今回は、スポーツと地域・社会との関わり合いについてお話ししたい。私は千葉県松戸市で生まれ、1歳の時に銚子市へ移住し、高校卒業までその地で育った。 銚子市は私のふるさとだ。 日本の最東端であり、海に囲まれ、漁業・農業が盛んで自然にあふれて……

良くも悪くも発信力を発揮した丸川前五輪相 「冷や冷や」した関係者も

岸田内閣発足に伴い、数々の発言が注目された丸川珠代前五輪相(50)も退任した。東京オリンピック(五輪)・パラリンピックの中止や再延期を望む人々の反感を買い、発言がツイッターで、トレンド入りすることもあった。 新型コロナ対策分科会の尾身茂……

母校の歴史を変えるため…肉体改造の成果示すため 運命のドラフト待つ

「運命の1日」が、まもなくやってくる。10月11日、プロ野球ドラフト会議。自らを変える。母校の歴史を変える。さまざまな「チェンジ」に挑む男たちの姿を追った。 ドラフトを直前に控え、笑顔を見せる千葉学芸・有薗 ■有薗直輝、千葉学芸初のプロ……

大会前日のアイスクリームが私を支えてくれた/中川真依

多くのアスリートが持っているであろうルーティーン。私も選手時代は、試合に向けていくつかのルーティーンがあった。今回は、その中の1つを紹介しようと思う。それは、試合前日のアイスクリームだ。 ある試合で結果も内容もとても良かったことがあった……

大会前日のアイスクリームが私を支えてくれた/中川真依

多くのアスリートが持っているであろうルーティン。私も選手時代は、試合に向けていくつかのルーティンがあった。今回は、その中の1つを紹介しようと思う。それは、試合前日のアイスクリームだ。 ある試合で結果も内容もとても良かったことがあった。試……

「スポーツの選択肢が広がった」五輪終えたスポーツ界の次の仕事は環境整備

「スポーツの選択肢が広がったことは、よかったと思います」。スポーツ庁の室伏広治長官が1日、東京オリンピック(五輪)・パラリンピックを振り返って言った。 五輪では33競技、パラリンピックでは22競技、実に計55もの競技が今夏、東京で実施さ……

「楽しむスポーツ」が社会を変える これも東京のレガシーに/伊藤華英

今月上旬まで行われていた東京2020大会だが、既に過去のものになりつつある。関わった人たちが次のステージへ向かっていることも、その理由の1つだろう。しかしここで少しだけ立ち止まって、「スポーツ」とはどんなものなのか、ひもといていきたい。……

ハンドボールのプロ化加速へ ジークスター絶対的「悪役」で圧倒的な力を

「ヒール(悪役)になるのは分かっています」。男子ハンドボールの土井杏利(31)の言葉は、決意のこもった強いものだった。 日本リーグ加入2年目のジークスター東京は今季、東京五輪代表主将の土井をはじめ代表司令塔の東江雄斗(28)らトップレベ……

「支える人」も輝けるパラトライアスロンの素敵な世界/加藤友里恵

今回は東京オリンピック・パラリンピックにおいて、競技の裏側を支える人についてお話ししたい。パラトライアスロンで円尾敦子選手(視覚障害)のガイドを務めた菊池日出子さんだ。 東京パラリンピックのパラトライアスロンで円尾敦子選手(右)のガイド……

山崎佳蓮の成長楽しみ 飛び込み界が3年後に向けスタート/中川真依

今月17日~19日に、飛び込みの日本選手権が開催された。会場となった栃木県・日環アリーナ栃木は、今年オープンしたばかりの新しいプール。飛び込み競技には欠かせない、ドライランドと言われる陸上練習場もとても充実しており、選手たちにとっては最……

北京冬季五輪は東京以上の厳しい制限か 選手への肉体的、精神的な負荷増す

テレビに、カーリングの中継が流れている。混合ダブルスの日本代表決定戦、北京冬季オリンピック(五輪)につながるゲームだ。東京五輪が終わったばかりだと思ったら、すでにスポーツ界は冬季五輪へと向かっている。 17日にはIOCのバッハ会長が東京……

“丸腰”コロナ対策「安心安全はなかった」東京五輪関係者の複雑な思い

東京オリンピック(五輪)・パラリンピック大会関係者から裏話を聞く中で、印象に残ったことがいくつかある。例えば水際対策だ。大会組織委員会、政府関係者らが一体となって取り組んだ。海外選手の空港内での移動について、動線やルールも日々変わったと……

引退直後こそ大事な時期 自分の未来を信じて/伊藤華英

東京オリンピック・パラリンピックが閉幕した。第32回夏季オリンピックは史上最多のメダル58個、第16回夏季パラリンピックはリオ大会の2倍以上となるメダル51個という結果になった。 この結果を見れば、エリートスポーツの成功と言えるかもしれ……

余韻に浸っている時間はない「わずか3年」パリへの戦いもう始まっている

東京五輪が終わって1カ月、パラリンピックが終わって1週間たった。スポーツ庁の室伏広治長官は10日に会見し、日本選手団の活躍をねぎらい「スポーツが持つ価値を多くの国民に伝えたと思っている」と振り返った。確かに、日本中が沸く場面は五輪、パラ……

「メダル1号」宇田秀生が東京に刻んだ大きな足跡/加藤友里恵

パラリンピアンたちの熱き戦いが幕を閉じた。素晴らしいパフォーマンスに感動したことはもちろんだが、選手が見せた人間の可能性や自らの限界に挑戦する姿に、生きる力や希望を与えてもらった。 パラトライアスロン競技では、男子PTS4(運動機能障害……

パリでは感じてほしい!選手のパワー引き出す会場の応援/中川真依

東京オリンピック・パラリンピックが閉幕し、さまざまな想いが心を駆け巡った。最も印象に残ったのは、無観客試合だったことだ。 選手にとっても、関係者にとっても、このような大舞台で無観客というのは、今までに経験したことがないのではないだろうか……

パラの「ホームの利」は遅れてくるはず そのために競技人口増やす努力を

東京パラリンピックで日本中を沸かせた日本選手団が6日、解団した。金メダル13個、銀と銅を合わせて51個の成績は、16年リオの金0、計24個からメダル数で倍増した。河合純一団長は「強化を積み重ねてきた結果。12の競技からメダリストが出たこ……

本当の意味での「共生」へ パラと五輪が一緒になる日がきてくれれば

パラリンピックの13日間は楽しかった。単純にスポーツとして、見るべきものが多かった。もちろん、五輪も素晴らしかったが、ある程度は想定内。パラは時に想像を超えてきた。両大会で1カ月半、スポーツを堪能した。感動することもあったし、涙すること……

ドラマチックな関係性、涙誘ったパラ水泳・木村敬一&富田宇宙のワンツー

木村敬一と富田宇宙のワンツーフィニッシュは、日本中の涙を誘った。2歳で失明した30歳木村と、次第に視力を失った32歳富田。水泳男子100メートルバタフライ(視覚障害S11)の2人は、幼少期からライバルだった五輪の瀬戸大也と萩野公介とは違……

メダル逃すもブラサカの明るい未来 抜群「営業力」で築いた屈指の団体規模

サムライブルーのユニホームがスペインを倒した。5人制サッカー(ブラインドサッカー)5位決定戦。五輪準決勝でスペインに敗れた悔しさが、少しだけ晴れた。右CKをファーポスト際に走り込んでダイレクトで蹴り込んだ黒田のゴールは、素晴らしかった。……

「#他競技から学ぼう」選手、指導者、保護者も学び続ける 競技の枠超えて

9月に入った。7月から順に始まった東京五輪・パラリンピック。普段なじみのない競技を知り、楽しむ機会がそこにある。競技のルールを知り、選手の人柄に親しみを持ち、時には「1度、実際にやってみたいな」と思うこともある。 ふいに1つのハッシュタ……

We Love ウィーラー!日本で愛される野球人になった理由/山田幸代

こんにちは、スポーツアンカーの山田幸代です。今回も、このコラムのテーマである「海外選手の日本での挑戦」に沿って、海外から来日し、日本のチームに参戦している選手に焦点を当ててお伝えしていきたいと思います。 第6回は、日本のプロ野球界で活躍……

パラから五輪へ トライアスロン椿浩平、ガイド経験&知識生かしパリ挑む

パラリンピックをステップに、オリンピックへ-。「世界でも僕だけかもしれない」と、トライアスロンの椿浩平(29=三井住友海上)は笑った。視覚障がい者に必要なガイド。五輪経験者もいるし、五輪を断念した転身者もいる。ただ、椿のように「五輪のた……

パラから五輪へ トライアスロン椿浩平、ガイド経験&知識生かしパリ挑む

パラリンピックをステップに、オリンピックへ-。「世界でも僕だけかもしれない」と、トライアスロンの椿浩平(29=三井住友海上)は笑った。視覚障がい者に必要なガイド。五輪経験者もいるし、五輪を断念した転身者もいる。ただ、椿のように「五輪のた……

パラトライアスロン代表7人の勇姿、もうすぐ見られる/加藤友里恵

いよいよパラリンピックが開幕。今回はパラトライアスロンの出場選手について触れたい。 パラトライアスロンは8月28、29日の2日間で開催され、距離はスプリントディスタンス(スイム750メートル、バイク20キロ、ラン5キロ)、カテゴリーは男……

オリンピックの選手村は日常で、非日常で、不思議な空間/中川真依

私にとって東京オリンピックは、初めて「応援する側」として迎えたオリンピックだった。 その理由は、5年前はまだ現役選手だったから。競技人生をかけた、最後の挑戦として選んだのが、リオデジャネイロオリンピック出場だった。 結果としてリオには出……

2m46cmの英雄…世界の超人が集う夏 人間の可能性へのチャレンジ

東京パラリンピックの開会式の選手入場行進で、身長2メートル46センチのイランの英雄がひときわ目を引いた。シッティングバレーボールのエース、モルテザ・メフルザドセラクジャニで、前回リオデジャネイロ大会金メダルの立役者。競技は座ってプレーす……

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