変革期で揺れるフランクフルト。こういう時こそ長谷部誠が必要だ!
“情熱”は、衰えを知らない。「まだまだこう成長できる感覚っていうのは、特にこの近年、この数年ね、かなりこう自分の中で良くなってきている部分はあるから、本当に、クラブに集中してね、やっていきたいなと思います」…
デブライネ離脱も絶好調のマンC。ただしペップも白旗の懸案が2つ。
「計り知れないダメージだ」ケビン・デブライネの重傷に、マンチェスター・シティを率いるジョゼップ・グアルディオラ監督の表情が曇った。
長谷部フランクフルトがカップ戦で“ジャイキリ”を食らい漂う暗雲。
ドイツにも遂にサッカーシーズンが到来しました。先のロシアW杯で史上初のグループリーグ敗退に終わり、国内がシーンと静まり返ったのも過去の話。
日本サッカーにジュニア育成革命を!ダバディが知るフランス式の真髄。
ロシアW杯のフランス代表チームの中心を担ったムバッペとマテュイディは、フランスサッカー界が誇るクレールフォンテーヌの国立研究所(INF)出身です。
植田直通はベルギーの小クラブで初めて守りの文化を味わい成長中。
同じヤン・ブレイデル・スタディオンを使用しているが、クラブ・ブルージュが2万8000人近い観客を集めるのに対し、セルクル・ブルージュの観客数は6000人ほど。
イニエスタ不在が際立つバルサ。希望の灯は19歳の超新星プッチか。
バルセロナからバルセロナらしさが消えつつある。いや、まだ判断材料が少ないから「消えてしまった」と断言はしないし、あくまでも印象の話だ。
ネガティブで粘着質なモウリーニョ。マンU指揮3年目の解任は不可避か?
感情的な理由付けをせずに、プラス思考で物事を捉えてみないか。近ごろは内向きの批判が多すぎる。尊敬するサー・アレックス・ファーガソンを訪ね、リーダー論に耳を傾けてみないか。目の前の風景がガラリと変わるかもしれない。…
ドイツは今季もバイエルン無双?まず長谷部フランクフルトが挑む。
ドイツは熱波が続いています。僕の住むフランクフルトはここ2週間連続で32度超え、最高気温37度を記録した日もありました。
ロナウド獲得でユーベ8連覇へ盤石!ナポリ、ローマ等、セリエA実力査定。
クリスティアーノ・ロナウドという“リーサル・ウェポン”を手に入れたユベントスは、イタリアでさらに無双となったのか。追い掛けるセリエAの第2勢力(ナポリ、ローマ、インテル)は、この絶対王者との差を縮める強化を進めているのか――。…
リバプールがCL王者に最も近い?不動の前線3人に、完璧な戦力補強。
「夏の補強はパーフェクト。準備万端整った」リバプールのユルゲン・クロップ監督は、自信に満ちあふれている。
ブンデス2部は8月1週にもう開幕!酒井高、伊藤のHSVは即昇格なるか。
日本は連日猛暑が続いている様子ですが、僕の住むフランクフルトも連日30度越え。今週末は最高気温37度という予報も出ています。ドイツは日本と異なり湿気が低いため体感温度はそれほど高くないのですが、日差しの強さは強烈です。…
堂安律、その野望を大いに語る。「ムバッペを引きずり下ろしたい」
「たぶん見ないですね。日本戦以外は見ますけど」大会開幕直前、ロシアW杯はどこで観るのか尋ねると、堂安律はちょっと困ったような表情でこういった。
イングランドはプレミアの二線級?若い力でW杯8強なら上出来か。
悲願のワールドカップ初優勝から52年、イングランドは暗中模索の時代が半世紀以上続いている。この間、ワールドカップは1990年イタリア大会の4位が、ヨーロッパ選手権は’68年イタリア大会の3位が最高成績であり、大舞台でインパクトを与えるまでに至っていない。…
トルコ系ドイツ人のギュンドガン。自国サポのブーイングと“寛容性”。
巷はロシアワールドカップの話題で溢れている……と思っていたのですが、久しぶりに日本へ帰国してみると、何だか静かな雰囲気が漂っています。現在の日本代表を取り巻く状況を鑑みると、致し方ない面もあるとは思います。…
トルコ系ドイツ人のギュンドガン。自国サポのブーイングと“寛容性”。
巷はロシアワールドカップの話題で溢れている……と思っていたのですが、久しぶりに日本へ帰国してみると、何だか静かな雰囲気が漂っています。現在の日本代表を取り巻く状況を鑑みると、致し方ない面もあるとは思います。…
スペインが誇るマジシャン、イスコ。2度目の世界一へ魔法の杖を振るう。
そもそもなんの目的で、この地を訪れたのかさえ覚えていない。2002-03シーズンのUEFAカップ(現ヨーロッパリーグ)決勝を取材するため、スペインのセビージャに向かったのは間違いない。
ロシア連邦総領事館員が教える、W杯を迎える現地の本当のところ。
日本にとって、最も地理的に近いにもかかわらず、最も馴染みがないヨーロッパの国、それはロシアだ。今回、ロシアでW杯が開催されると聞いても、ピンとこない人が多いのではないだろうか。…
ロシアの皇帝モストボイの今は……プルシェンコとアイスホッケー!?
スペイン西部の港町ビーゴで、今も神様のように崇められているロシア人がいる。1996年から2004年までこの町のクラブ、セルタ・デ・ビーゴの司令塔として君臨していたアレクサンドル・モストボイである。…
暴れ馬ルーニーは米国で甦るか?マンU最多得点、香川を生かした異才。
綺麗な目をしているけれどヒール面。体型はずんぐりむっくりで、16歳の割には毛髪量が少ない。スーパースターの雰囲気は感じられず、どこから見ても“田舎のあんちゃん”だった。
ジダン「我々人間は感情の生き物」最高の選手は最高の監督でもあった。
青天の霹靂──。ジネディーヌ・ジダンが、前人未到のチャンピオンズリーグ(CL)3連覇を遂げた5日後にレアル・マドリーの指揮官の座を離れた。
傑物クロップは「大統領にもなれる」。その言動がフットボールを輝かせる。
「ミスター・クロップ、信じられないほど見事なシーズンでした。ありがとうございます。それはまさに英雄の叙事詩(エピック)のように壮大なものでした。あなたは真のロックンローラーだ。おそらく、古き良き時代のロマンティックなフットボールを思い起こさせてくれる最後の監督です。私のこの意見には、世界中の多くのファンやジャーナリストが同意することでしょう」…
ハンブルガーSVが史上初の2部降格。ブレーメンの音楽隊は、なぜ大喜び?
2017-18シーズンのドイツ・ブンデスリーガは、バイエルン・ミュンヘンが2位シャルケに勝点21差をつける圧巻の強さで、前人未到の6連覇を達成しました。
ジダンの微笑み方がちょっと怖い。悪魔のように、時に子供のように。
アントニオ猪木とジャイアント馬場が、タッチライン際に並んで立っているようだった。動と静、対照的な2人。
今季最高の奇跡を起こした海外組。豊川雄太とマケレレ監督の信頼関係。
今季、欧州組の日本人選手で最もチームを救ったのは、ベルギーリーグ1部オイペンでプレーする豊川雄太だろう。
インテルもラツィオも泣いた最終節。16年前に似たドラマのような死闘。
最後にこんなドラマが待っていようとは――。ラツィオが本拠地オリンピコにインテルを迎えたセリエA最終節(5月20日)は、シチュエーションが16年前の同じカードと似通っていた。試合展開も奇妙な符合を見せた。試合後、ベンチで肩を落とし、涙を流す選手がいたのも同じだった。…
どこよりも早い来季プレミア展望。本命シティ対抗リバプール、他は?
ブライトンのクリス・ヒュートン監督が絶賛した。「リバプールは素晴らしいチームだ。マンチェスター・シティと優勝を争えるレベルに達していると思う」 シティを率いるジョゼップ・グアルディオラ監督も警戒している。…
謙虚で照れ屋な元ブンデス得点王。マイアーはフランクフルトの神様。
皆さんは、「サッカーの神様」をご存知ですか? ジーコ? その通り。でも、鹿島アントラーズの礎を築いたジーコのことを「サッカーの神様」と称するのは日本だけのようで、ジーコは世界的に「白いペレ」という呼び名で有名です。そのペレの称号は「王様」。…
ネイマールがパリで王様になっても、ロナウジーニョほど愛されない理由。
2005年5月1日、アルバセーテ戦のアディショナルタイムだった。バルセロナのリオネル・メッシが、記念すべきプロ初ゴールを挙げたその瞬間のカンプ・ノウが、まるで新たな王子の誕生を祝うかのように、とても幸福で温かな空気に包まれていたことを覚えている。…
この夏モウリーニョが切る選手は?マンUの補強策に妄想を膨らませる。
過去2シーズン、マンチェスター・ユナイテッドから何人かの主力、有望株が退団していった。チーム構成上、やむを得ず新天地を求めたベテランもいたが、ジョゼ・モウリーニョ監督に失格の烙印を押されたり、ソリが合わなかったり……。…
起用法を巡る騒動は世界でも日常的。騒動の主役がハリル、なのが寂しい。
物語のクライマックスを前に、パタリと本を閉じられてしまった気分なのだろう。ヴァイッド・ハリルホジッチ監督の日本代表を、ロシアの地で見たかったと嘆く人たちのことだ。
シャルケvs.ドルトは“ビール劇場”。ダービーの一体感と麦芽に酔う!
ゲルゼンキルヘンでの“レビアダービー”に行ってみたかったのです。ドイツ西部のノルトライン・ベストファーレン州の中心、ルール地方に本拠を置くシャルケとドルトムントの一戦。
因縁の相手リバプールとのCL準決勝。ローマは“34年前の汚点”を消せるか。
ドイツ人のユルゲン・クロップは、どこまで知っているのだろうか。リバプールとローマの因縁の歴史を。34年前のPK戦がロマニスタ(ローマのファン)に残した苦い後味を。いまだに蘇るその記憶を消せるのは、リバプールからの勝利だけだということを――。…
因縁の相手リバプールとのCL準決勝。ローマは“34年前の汚点”を消せるか。
ドイツ人のユルゲン・クロップは、どこまで知っているのだろうか。リバプールとローマの因縁の歴史を。34年前のPK戦がロマニスタ(ローマのファン)に残した苦い後味を。いまだに蘇るその記憶を消せるのは、リバプールからの勝利だけだということを――。…
バイエルンは三冠でレアルは3連覇。CLで偉業狙う両雄、事実上の決勝か。
イタリアの首都に轟いた咆哮、無敵に見えたマンチェスター・シティの連敗、そしてジャンルイジ・ブッフォンの哀しすぎる最期──。ドラマとスペクタクルに満ちた準々決勝を経て、今季も欧州クラブフットボールのベスト4が出揃った。…
相手にボールを触らせずリーグ制覇。ペップとマンCは理想形へ突き進む。
4月14日、友人とゴルフに興じていたジョゼップ・グアルディオラ監督のもとに、意外なニュースが舞い込んできた。「マンチェスター・ユナイテッド敗戦」
長谷部を重用、コバチ監督が一騒動。タイミング悪すぎのバイエルン就任。
フランクフルター(フランクフルト人の意味)が怒っています。2018年4月13日。バイエルンがニコ・コバチ監督との3年契約が合意に至ったことを発表しました。コバチ監督は現在アイントラハト・フランクフルトで3年目の指揮をしており、今季限りでフランクフルトを離れてミュンヘンへ向かう予定です。…
バルサイズム最後の継承者が中国へ?イニエスタの選択は何を意味するか。
ボディービルダーのような体つきをしたクラーク・ケントは、自分がスーパーマンであることを隠すために、いつも猫背で歩き、冴えない黒縁眼鏡をかけて、時々みんなの前で大げさに失敗をやらかしてみせた。…
バルサイズム最後の継承者が中国へ?イニエスタの選択は何を意味するか。
ボディービルダーのような体つきをしたクラーク・ケントは、自分がスーパーマンであることを隠すために、いつも猫背で歩き、冴えない黒縁眼鏡をかけて、時々みんなの前で大げさに失敗をやらかしてみせた。…
名門ミランのエゴを束ねるカリスマ。闘犬ガットゥーゾの揺るぎない強さ。
この人だけは敵に回せない。目の前にはジェンナーロ・ガットゥーゾが座っていた。質問を発している間、私は凝視されていた。その眼光は「鋭い」を通り越し、容赦なく突き刺さってきた。…
ベンゲル、退任に向けた屈辱人事?アーセナルが剥奪した補強の権限。
第31節を終了した時点で首位マンチェスター・シティとは33ポイント差。背中すら見えない。4位トッテナムとも13ポイント差。チャンピオンズリーグの出場権も視界から消えた。
もはや恐怖のレバンドフスキ劇場。ドルト粉砕にルンメニゲすら苦笑い。
筆者は3月初旬からドイツ・フランクフルトに居を構えています。当初は、初春にも関わらず気温マイナス10度の極寒で小雪がちらつき、思わず「えっ……?」と絶句したのですが、4月に入ると気温も10度前後になり、爽やかな好天が続いています。…
ブラジルやスペインから学ぶもの。ハリルJに目指すべき理想はあるか?
昨年末まで、サッカー専門誌の編集者だった。かれこれ20年以上に及んだキャリアを振り返ると、成功例よりも失敗例の方が鮮明に蘇ってくるが、1つ、編集者としてずっと不可解だったジンクスがある。…
CLベスト8は英3西2独1伊2。日本がW杯で対戦する選手も大勢!
ロシアW杯開幕まで3カ月を切った。4年に一度のフットボールの祭典は、国際色豊かな世界最大のパーティーだ。情報技術の進化により各チームの独自色が薄まっているとも言われるが、そこには常に発見があり、感情が揺さぶられるシーンを何度も目にするだろう。…
イタリア代表と“耽美主義”の血筋。異端者ゼーマンの弟子に託す復活。
汚名を着せられた前代表監督を、擁護する意図もあったのか。イタリア代表のマルコ・ベッラッティが、こんな発言を残している。「ベントゥーラが持っていたのは(高度に)戦術的なビジョンだった」…
1部最下位でも分配金は139億円!プレミア中堅指揮官の天国と地獄。
大きなプレッシャーや厳しい批判に晒される重要な任務のことを、英語で「hot seat」と言う。プロスポーツの監督の座を表わす際にも頻繁に使われる言葉だ。
宇佐美貴史「元気君、リスペクト」原口との悪ガキ両翼でついに覚醒か。
フォルトゥナ・デュッセルドルフにとって、原口元気の加入はこの冬の大きな目玉だった。だが、ふたをあけてみれば海老で鯛を釣ったというか、一粒で2度美味しかったというか、カモがネギを背負ってやってきたというか。原口ひとりが加入しただけなのに、宇佐美の状態まで上がってしまったのだ。…
「貴史マジ変わった、すげー笑う」原口元気と宇佐美、独2部からW杯へ。
新天地を探し出し、心機一転立て直しを図り、前向きな兆しを感じ始めたその矢先に、不可抗力のアクシデントに見舞われる……というのが、2018年に入ってからの原口元気の状況だ。
森岡亮太が考える代表と背番号10。ベルギー名門で早くも中心選手に。
ベルギー1部リーグの名門アンデルレヒトで背番号10を背負う森岡亮太は、実は8年強のプロキャリアの半分以上を背番号10で戦う男でもある。
酒井宏樹、マルセイユで強者となれ。フランス代表に意見、左SBも余裕。
人は環境によって、変わる。酒井宏樹が、2016年夏にマルセイユへやってきた理由の1つが、勝者のメンタリティーを手にするためだった。ブンデスリーガでプレーしていた頃、こう話していた。…
長谷部誠は毎日が日本人の新記録。欧州の1部で10年、キャプテンも板に。
2008年1月に浦和レッズからヴォルフスブルクへ移籍加入した長谷部誠は、2月9日にホームで初先発し、ひし形の中盤の底のポジションに立った。
香川真司、ドルトムントでの復権。代表は「選手の問題だけではない」。
ウィンターブレイク前の最終戦、ドルトムントが89分に逆転を決めて2連勝を飾った。試合後はサポーターが歌うクリスマスソングに身体を揺らし、選手たちも大いにその勝利を喜んでいた。