【虎になれ】快勝の中の“エアポケット” 勝ってよかったが走塁ミスは避けたい
松山のスタジアム、記者席は序盤から緊張が走っていた。先発・才木浩人の好調は際立っており、気が早い記者(私を含め)は「これはやるんちゃうか」などと無安打無得点試合への期待が高まっていた。 「期待」と書いたが大記録達成なら、担当記者には「い……
【岩田稔】阪神梅野隆太郎が5回裏、全12球真っすぐ勝負を選んだ理由は…走攻守に危機感にじむ
阪神が昨季からのヤクルト戦連敗を3で止め、貯金1とした。先発の才木浩人投手(26)は7回2安打無失点で今季初勝利。日刊スポーツ評論家の岩田稔氏(41)は古巣の完勝を見届け、先発マスクをかぶった梅野隆太郎捕手(33)の走攻守にわたる貢献を……
【西本聖】村上復帰待つしか…ヤクルトに感じる余裕のなさ、2度の前進守備に先発奥川恭伸の投球
勝敗の決め手となったのは、なんといっても阪神の先発・才木のピッチングだった。5回までノーヒットピッチング。6回2死からから西川にヒットを打たれてしまったが、真っすぐの威力も制球力も文句なし。少し気が早いが、ノーヒットノーランをやるのでは……
【セ今週の展望】開幕3連勝の巨人も抜け出していない…混戦状況で避けたいこととは/緒方孝市
野球ファンにとって月曜は特別な日。先週を振り返って、今週に思いをはせる。識者に回顧と展望を聞いた。セ・リーグ編は緒方孝市氏(56=日刊スポーツ客員評論家)。 ----◇--◇---- 開幕前はどのチームも「いいスタートを切りたい」と考え……
【パ今週の展望】深刻な貧打のロッテ 「優勝」を前面に出し、5位予想覆してほしい/小谷正勝
野球ファンにとって月曜は特別な日。先週を振り返って、今週に思いをはせる。識者に回顧と展望を聞いた。パ・リーグ編は小谷正勝氏(80=日刊スポーツ客員評論家)。 ----◇--◇---- 先週はロッテの試合を重点的に見ていた。無得点での負け……
【オリックス】“持ってる男”麦谷祐介が大切にする「元気」と「気遣い」声出しから勝利導く
オリックスのドラフト1位麦谷祐介外野手(22=富士大)のプロ初打席は開幕から5戦目の3日ロッテ戦(ZOZOマリン)だった。「9番中堅」でプロ初スタメン。2回に1死満塁で二ゴロ、4回は2死一、二塁で空振り三振と好機で凡退した中、0-0の6……
【梨田昌孝】どのチームも抜け出す気配ないセ・リーグ 阪神が勝ち抜くためのポイントは
阪神はこの中日戦で開幕からの対戦カードが一巡する。抑えのゲラが戦列から離れたが、ピッチャーは戦力的に十分にそろっていることが分かった。これから勝ち抜いていくポイントは、いかに“勝ちパターン”にもっていくかだ。 12日の中日戦ではその点、……
【梨田昌孝】どのチームも抜け出す気配ないセ・リーグ 阪神が勝ち抜くためのポイントは
阪神はこの中日戦で開幕からの対戦カードが一巡する。抑えのゲラが戦列から離れたが、ピッチャーは戦力的に十分にそろっていることが分かった。これから勝ち抜いていくポイントは、いかに“勝ちパターン”にもっていくかだ。 12日の中日戦ではその点、……
【虎になれ】島田海吏が帰塁できず憤死で惜敗も、光った植田の盗塁 混セに貴重な存在だ
4万2601観衆の多くを占める虎党からタメ息が漏れたのは最後の攻撃だ。2点を追う9回。1死二、三塁から8番・木浪聖也が遊撃に深いゴロ。これで三走・大山悠輔が生還し“内野安打”と思った瞬間だ。 二走・島田海吏が帰塁できずに憤死。1点差に迫……
【ダブル解説】里崎智也&田村藤夫が西武長谷川信哉の打席、日本ハム伏見寅威のリードに迫る
日刊スポーツ評論家の里崎智也氏(48)と田村藤夫氏(65)による「ダブル解説~あなたはどっち派~」の2回目は日本ハム-西武戦(エスコンフィールド)からです。同じ試合を両氏がそれぞれの視点から解説します。ロッテの同じ背番号「22」を背負っ……
【広島】打者一巡でも動かなかった巨人ベンチとは対照的に8点差でも会沢翼が“間”を取った理由
4月11日巨人戦(マツダスタジアム)。7得点を奪った打者一巡の攻撃を終えたばかりの5回だ。無死二塁で、この日スタメンマスクをかぶった広島会沢翼捕手(36)はタイムをかけ、“間”を取った。マウンドに歩み寄ると、4回まで3安打2失点の森下で……
【虎になれ】甲子園11連敗の中日相手だけど 阪神は勝って兜の緒を締めよ
きょう4月12日は加藤哲郎の誕生日だ。61歳。唐突で恐縮だが往年の野球ファンなら、その名前は知っているだろう。89年、近鉄と巨人が戦った日本シリーズ。近鉄の主力投手として第3戦に先発、チームを3連勝に導いた右腕である。 現在は実業家とな……
【虎になれ】甲子園11連敗の中日相手だけど 阪神は勝って兜の緒を締めよ
きょう4月12日は加藤哲郎の誕生日だ。61歳。唐突で恐縮だが往年の野球ファンなら、その名前は知っているだろう。89年、近鉄と巨人が戦った日本シリーズ。近鉄の主力投手として第3戦に先発、チームを3連勝に導いた右腕である。 現在は実業家とな……
【山田久志】村上頌樹には“ごほうび”といえる1勝 5、6割の内容も打線が理想的な点のとり方
中日が立ち上がりから主導権を握ったかにみえたが、阪神がすぐに反撃にでて、しかも一気にひっくり返したのは大きかった。いきなり2点ビハインドだった1回裏は、森下の2点打で追いつくと、前川の2点打で勝ち越しに成功した。 ただ1回1死から、中野……
【宮本慎也】魚雷バットを解説 詰まってしまうタイプは合う、抜けもよく操作性も上がる
プロ野球でも11日から使用が容認された魚雷バットについて、日刊スポーツ評論家の宮本慎也氏(54)が解説する。 ◇ ◇ ◇ 今注目の魚雷バットだが、個人的には早く取り寄せて自分自身で打ってみたいという気持ちを強く持っています……
【虎になれ】早く灯したい今季初の「H」ランプ 代打の切り札・原口文仁は待っている
無情の雨によるノーゲームとなった。これは中止かな? と思ったところで小雨になり、ようやく再開…となったタイミングで一気に豪雨に。どないやねん。空に向かって突っ込んでも意味はない。ホーム勝ち星、甲子園白星は、当然だがこの日も生まれず、「こ……
【真弓明信】3番佐藤輝明が「いる」「いない」で迫力違う阪神打線 今年は簡単に終わらない
阪神先発の新外国人デュプランティエは、立ち上がりから続けざま四球で出塁を許しすなど不安定だった。その点を除けば、ボールに力があるし、大崩れしないタイプで、ヤクルト戦のノーゲームは残念だった。 連敗を喫した前日9日も、甲子園のネット裏から……
【緒方耕一】楽天ベンチ連敗の焦り、初回前進守備に余裕のなさ 大事にいきすぎ消極的戦いで大敗
優勝候補でもある日本ハムに2連敗した楽天は、なんとしても同一カード3連敗を避けたいところ。その気持ちが強すぎてしまったのか、大事にいきすぎ、消極的な戦いぶりで大敗を招いてしまった。 余裕がなく感じたのは1回表だった。1点を先制され、なお……
【虎になれ】なんだかんだ言って打てんと勝てん 阪神ホーム5試合いまだ白星なし
過酷というか皮肉というか。「母親」は厳しい-という感じである。5年前の20年9月1日、指揮官・藤川球児が現役を引退するときに「甲子園のマウンドは?」という質問が出ると、こんな話をした。 「『球児』っていう名前をもらっているので。非常にお……
【今岡真訪】阪神敗れるも対戦カードが一回りするまでは何も動じることはない
阪神が6回一挙5失点で3点リードを守り切れず、藤川阪神の甲子園初勝利を逃した。3-0の6回、育成ドラフト1位から支配下を勝ち取った2番手・工藤泰成投手(23=四国IL徳島)が2暴投で2点を献上。さらに同点から堅守で知られる一塁手・大山悠……
【今岡真訪】阪神敗れるも対戦カードが一回りするまでは何も動じることはない
阪神が6回一挙5失点で3点リードを守り切れず、藤川阪神の甲子園初勝利を逃した。3-0の6回、育成ドラフト1位から支配下を勝ち取った2番手・工藤泰成投手(23=四国IL徳島)が2暴投で2点を献上。さらに同点から堅守で知られる一塁手・大山悠……
【緒方耕一】DeNAバッテリーは“飛んで火に入る夏の虫”巨人がシュート投手対決を制す
巨人もDeNAも、引き分けを挟んで連敗中で、なんとか勝って連敗を止めたい試合だった。そんな状況の中、ホームランの出やすい横浜スタジアムで、巨人は山崎、DeNAは大貫が先発した。2人ともツーシームを武器にする“シュートピッチャー”。内角球……
【緒方耕一】DeNAバッテリーは“飛んで火に入る夏の虫”巨人がシュート投手対決を制す
巨人もDeNAも、引き分けを挟んで連敗中で、なんとか勝って連敗を止めたい試合だった。そんな状況の中、ホームランの出やすい横浜スタジアムで、巨人は山崎、DeNAは大貫が先発した。2人ともツーシームを武器にする“シュートピッチャー”。内角球……
夏の甲子園酷暑対策次々も7回制には現場の強烈拒否反応 高校野球の本質変わってしまう危機感か
今年の夏は、早く、暑くなるそうだ。 長期予報を伝えるテレビの気象予報士は、屋外でのイベントは開催時期を早めることも検討することを呼びかけていた。 近年、夏の甲子園大会の主催者は、酷暑対策として新しい運営方法を次々に打ち出した。17年には……
【虎になれ】”体調不良”に泣いた甲子園 佐藤輝明、元気に頼むで
「体調不良」がキーワードになった甲子園開幕戦だった。本拠地開幕イベントで、なんだか久しぶりという感じの元監督・金本知憲らレジェンドたちの登場にわいたマンモス。だが始球式を行う予定の前監督・岡田彰布(現オーナー付顧問)は体調不良で欠席。そ……
【谷繁元信】DeNAと巨人に課題散見 見逃し三振…バント失敗…主軸でないからこそ突き詰めて
両チームとも先発が6回まで投げ、試合をつくった。 打者も巨人は吉川、岡本、甲斐、DeNAは牧、筒香、宮崎、山本と主力が打って得点した。ともに譲らず延長12回引き分け。結果だけなら、引き締まった試合に見える。ただ、そこに至る過程に、お互い……
【鳥谷敬】阪神は図らずも佐藤輝明の存在感を痛感した 有事の代役作りへ9回代打高寺望夢に納得
阪神が今季2度目の完封負けを喫し、4連勝を逃した。開幕から10試合で4本塁打、8打点をマークしている佐藤輝明内野手(26)が体調不良で今季初のベンチスタート。日刊スポーツ評論家の鳥谷敬氏(43)は、佐藤輝らクリーンアップ勢を「替えのきか……
【セ今週の展望】DeNAの課題はブルペン運用 当面ジャクソンとケイで負けないこと/小谷正勝
開幕20試合を終えて勝率5割を超えていたら、シーズンはいい方向に進む-球界には、こんな格言がある。DeNAは先週末の広島戦に3連敗も、勝率は5割。格言のペースに当てはまっているが、不安もある。昨年までお世話になったチームを掘ってみる。 ……
【パ今週の展望】浮上気配漂うソフトバンク 西武は高橋光成でロッテに雪辱したい/平石洋介
野球ファンにとって、月曜は特別な日。先週を振り返って、今週に思いをはせる。識者に回顧と展望を聞いた。パ・リーグ編は平石洋介氏(44=日刊スポーツ評論家)。 ◇ ◇ ◇ 週前半で当たるオリックス-ソフトバンクに注目したい。昨……
【桧山進次郎】阪神は抜群の先発陣で上々の滑り出し!あとは8日先発の才木!週末戦う中日は投手力よく要警戒
現役時代は阪神一筋22年、4番や代打の神様で活躍した日刊スポーツ評論家の桧山進次郎氏(55)が開幕からの9試合を総括。8日のヤクルト戦で始まる甲子園6連戦のポイントを指摘しました。【聞き手=松井清員】 阪神は開幕3カードを終えて貯金2と……
【虎になれ】首位に立った阪神、失策数「1」は12球団最少 守り勝って今季初の巨人戦3連勝
まあ、しんどい。しんどい試合だった。開幕して、これが3カード目。言うまでもなく始まったばかりである。それが、この雰囲気。わずか2安打、押し出しで上げた1得点を守って5投手のリレーで0封だ。 日本シリーズか、優勝決定試合かというムードの接……
【虎になれ】首位に立った阪神、失策数「1」は12球団最少 守り勝って今季初の巨人戦3連勝
まあ、しんどい。しんどい試合だった。開幕して、これが3カード目。言うまでもなく始まったばかりである。それが、この雰囲気。わずか2安打、押し出しで上げた1得点を守って5投手のリレーで0封だ。 日本シリーズか、優勝決定試合かというムードの接……
【岩田稔】驚いた阪神門別啓人の初回けん制球“誘い出し“ 20歳らしからぬ落ち着きが頼もしい
阪神が巨人相手に今季初の同一カード3連勝を挙げ、首位に躍り出た。今季2度目の先発となった門別啓人投手(20)は6回途中を5安打無失点でプロ初勝利。虎OBの日刊スポーツ評論家・岩田稔氏(41)は初回けん制球で一塁走者キャベッジを誘い出した……
【宮本慎也】強いソフトバンク健在 山川穂高復調、上沢直之に勝ち星…心配なのは有原航平ぐらい
開幕して調子の上がらない選手というのは、各チームに必ずいる。特に主軸を担う選手が不調だと、チームの勝敗に直結しやすくなる。ソフトバンクでいえば、試合前まで打率0割6分9厘、0本塁打で4番を務める山川の不振が勝てない要因のひとつに挙げられ……
【阪神】「伝統の一戦」藤川監督、打倒巨人は「宿命」90年の長い歴史、今年もドラマが生まれるか
その瞬間、目に強い力が宿った気がした。今季初対戦となった4日の巨人-阪神戦(東京ドーム)。阪神が7-2で勝利を収めた試合後、藤川球児監督(44)が巨人戦への思いについて問われた時だった。 「それはやはり、先人たちの思いがありますから、監……
【虎になれ】これが巨人の倒し方! 一気にG倒3連勝だ!
これこれ、これやがな~、と言いたい連勝だ。最後は3点リードで登板したクローザー岩崎優が岡本和真に2ランを被弾。だが“負け惜しみ”でなく3点差なら2失点まではOKだ。「点差があったし、その中で終わらせるのが彼の仕事」。指揮官・藤川球児が言……
【虎になれ】これが巨人の倒し方! 一気にG倒3連勝だ!
これこれ、これやがな~、と言いたい連勝だ。最後は3点リードで登板したクローザー岩崎優が岡本和真に2ランを被弾。だが“負け惜しみ”でなく3点差なら2失点まではOKだ。「点差があったし、その中で終わらせるのが彼の仕事」。指揮官・藤川球児が言……
【今岡真訪】阪神近本光司がみせたワンプレーの価値 試合の流れ生み出した今シーズン初捕殺
阪神にとって、3本のホームランが効果的だったのは確かだが、試合の流れを生み出したのは、近本が今シーズン初捕殺を記録した2回裏のプレーだった。 阪神は1回に佐藤輝のソロ本塁打で先制したが、その裏すぐ同点に追いつかれた。2回の攻撃もチャンス……
【ソフトバンク】屈辱の最下位に王会長が起爆剤に指名したバッター「彼が打てば盛り上がる」
<ソフトバンク3-6西武>◇5日◇みずほペイペイドーム トンネルを抜けたと思ったら、またトンネルだった。ソフトバンクが開幕3連敗に続いて、また3連敗を喫してしまった。7試合で3連敗が2度目。満開桜のトンネルなら気持ちもよかろうが、チーム……
【上原浩治】勝負分けたのは赤星が近本に打たれた2ラン「甘いところにくる」投手心理読んだ1発
今シーズン2試合目になった巨人-阪神の伝統の一戦は、赤星と富田の若い投手の先発で始まった。 両投手とも初回に1点を失い、打撃戦になるかと思ったが、その後は立ち直った。勝負を分けたのは、赤星が近本に打たれた2ランだった。 悔やまれる1発だ……
智弁和歌山・奥雄大 外野登録ながら三塁手 中谷監督「彼は頑張った」/センバツ熱戦の舞台裏4
日刊スポーツ記者による「センバツ 熱戦の舞台裏」の第4回は、智弁和歌山の奥雄大外野手(3年)。外野手登録ながら三塁手として決勝まで戦った男の物語を紹介する。 ◇ ◇ ◇ 決勝戦から一夜明けても、智弁和歌山・奥の表情は……
【虎になれ】阪神で一番打っている男 チーム残留の坂本誠志郎がシブい
虎党にすれば見どころ満載といえる今季最初の「伝統の一戦」だったはず。開幕投手・村上頌樹がいきなり1失点したものの、危なげなく7回まで巨人打線を抑えた。打っては3番・佐藤輝明から始まる今季の新クリーンアップも安打、打点でそろい踏みだ。 特……
【虎になれ】阪神で一番打っている男 チーム残留の坂本誠志郎がシブい
虎党にすれば見どころ満載といえる今季最初の「伝統の一戦」だったはず。開幕投手・村上頌樹がいきなり1失点したものの、危なげなく7回まで巨人打線を抑えた。打っては3番・佐藤輝明から始まる今季の新クリーンアップも安打、打点でそろい踏みだ。 特……
【ソフトバンク】V候補筆頭の足踏み、王会長の足取りも重く…「春の珍事」で終わってもらいたい
<ソフトバンク0ー6西武>◇4日◇みずほペイペイドーム ソフトバンクが、地元福岡のファンに勝利を届けられない。開幕からちょうど1週間。2年連続で開幕投手の大役を務めた有原が、4回途中6失点KOで2敗目。打線も11三振を喫し、今季初の0封……
【西本聖】エースと呼べない戸郷翔征…直球はシュート回転、フォーク見極められ見ていて痛々しい
これが開幕投手を務めた投手なのか? 先発した巨人戸郷翔征投手(25)のピッチングは、とてもエースと呼べる内容ではなかった。少し厳しくなってしまうが、ピッチングの内容だけで言っているのではない。打たれた後やベンチに帰るときに、自信なさげに……
米子松陰・新里希夢 身長158cm「少しでも何かを感じてくれたら」/センバツ熱戦の舞台裏3
日刊スポーツ記者による「センバツ 熱戦の舞台裏」の第3回は、米子松蔭(鳥取)の新里希夢(にいざと・のあ)投手(2年)。大会初日に登場した身長158センチのエースを紹介する。 ◇ ◇ ◇ 大会初日。米子松蔭の小さなトルネード……
【ソフトバンク】上沢直之「そういう会話は僕からした方が」移籍後初先発ロッテ戦での気遣い
3月30日のことだ。ロッテとの開幕3戦目に移籍後初先発したソフトバンク上沢直之投手(31)の気遣いに、感銘を受けた。 「結果的に同点にされて負けてしまいましたけど、ああいうのは1年間やっていたらあることだし。みんなが一生懸命にやった結果……
【虎になれ】投手のDeNAケイに許した犠打がなければ…しつこく、いやらしい捕手になれ栄枝裕貴
勝てない流れになっていたのか。虎党歓喜の声が地鳴りのように響いた佐藤輝明の同点2ランも一瞬。この日もゲラが打たれた。おまけに佐野恵太を空振り三振に取ったはずが「ファウル」と判定される場面も。阪神が勝てない流れは頑として動かなかったように……
【大石大二郎】3失点の阪神ゲラに2度の替え時 3球連続で明らかなボール球
阪神は痛い星を落とした。佐藤輝明内野手(26)の2号2ランで追いついた直後の9回、ハビー・ゲラ投手(29)が3失点で勝ち越しを許した。今季初の借金を背負った。日刊スポーツ評論家の大石大二郎氏(66)がゲラのマウンドについて解説した。 ……
【宮本慎也】巨人田中将大1勝に見たベテランの意地 助けてしまった中日石川昂弥に物足りなさ
移籍後初登板となった田中将は5回を投げて1失点。通算198勝目を新天地で挙げた。キャンプからフォームを改造し、完全復活が話題となっていたが、重圧のかかるマウンドで結果を出した。最終イニングとなる5回の88球目と89球目には今試合の最速1……
【平石洋介】「1番宗山塁」は大いにあり 意図持って打席に立っているのが伝わる
楽天宗山塁内野手(22)が今季4試合目で初めて1番で出場し、2安打を放った。本拠地開幕となった西武戦で結果を出したドラフト1位ルーキーを、平石洋介氏(44)が解説する。 ◇ ◇ ◇ 開幕カードは3試合とも2番で出場した宗山だが、1番……
浦和実・辻川正彦監督「還暦前に第2の青春が来たみたい」/センバツ 熱戦の舞台裏2
日刊スポーツ記者による「センバツ 熱戦の舞台裏」の第2回は、浦和実の辻川正彦監督(59)。還暦直前で、憧れだった甲子園の舞台に立てた思いを紹介する。 ◇ ◇ ◇ やり切った。浦和実の辻川監督は、そんな思いが満ちていた……
【虎になれ】“攻めの継投”で押していれば…阪神、痛いドローだ
ビーズリーは明らかに序盤から飛ばしていた。今季初先発。助っ人にしては…という言い方はおかしいかもしれないが意気に感じてガンガンいくタイプだ。そんな真価が発揮されたのは5回表だった。 阪神打線が逆転した直後。この回先頭の佐野恵太に右前打を……
【桧山進次郎】痛い引き分けの阪神は「試合のスタミナ」が影響 それにしてもDeNA打線は…
阪神は初戦で負けていますし、当然、勝たないといけない試合でした。ただ、主軸がそろっていい場面で適時打を打ったのは大きいし、ブルペン陣も昨年までのように負けない投球をしました。打たれてしまったゲラは、もう仕方ない。絶対に1年間必要な戦力な……
【里崎智也】今季初先発マスク中日石伊雄太に感じた守備面の確かな技術 だからこそ打つしかない
プロ野球が開幕して、私がひそかに期待しているのは、12球団で新しい捕手の台頭はあるのか、ということだ。 後述するが、捕手は評価を上げることが他の野手に比べ困難な特殊ポジション。ゆえに、新しい力が芽吹くことに、厳しくも温かい視線は常に持っ……
【阪神】梅野隆太郎、連敗時に大切にする信条とは「野球の怖さを感じた」3年前経験した苦い記憶
V奪還を目指す阪神の25年シーズンが開幕した。今季開幕戦は4-0で完封勝利。緊張感の中で投打がかみ合い、締まった展開でつかんだ勝利だった。一方で他球場に目を向けると、昨季セ・リーグ王者巨人は5点差をひっくり返して逆転勝利。ライバル球団は……
【虎になれ】3打席連続三振の佐藤輝明、2025年の初心に返れ 開幕前の決意が吹っ飛んでいる
人の心の中は分からないし、見た目から受けるイメージとは違うことを考えている場合もあるだろう。それは分かる。それでも、やはり、思ってしまうのはこういうことだ。佐藤輝明よ、「今年の初心」に返った方がいいのではないか、ということである。 3月……
【谷繁元信】代役2番でピンチ救った中村晃は「さすが」ソフトバンク「らしさ」出ずも大きい1勝
開幕3連勝の日本ハムに対し、ソフトバンクは3連敗。明暗が分かれた両者の今季初戦に注目した。しかも、ソフトバンクは近藤が離脱。そんな苦しい状況を、中村が救った。開幕カードで近藤が担った2番にそのまま入り、2安打を放った。 内容が素晴らしい……
【谷繁元信】代役2番でピンチ救った中村晃は「さすが」ソフトバンク「らしさ」出ずも大きい1勝
開幕3連勝の日本ハムに対し、ソフトバンクは3連敗。明暗が分かれた両者の今季初戦に注目した。しかも、ソフトバンクは近藤が離脱。そんな苦しい状況を、中村が救った。開幕カードで近藤が担った2番にそのまま入り、2安打を放った。 内容が素晴らしい……
【梨田昌孝】阪神佐藤輝明は下半身のタイミングに微妙なズレ 今年は期待ができると思ったが…
阪神にとって、DeNA、巨人と続く6連戦は今シーズンを戦い抜くためのバロメーターになる。 チームは開幕から4試合を戦ったわけだが、もうちょっと打力が上がってくると思っていた。特に目立っているのが3番佐藤輝のバッティングの状態だ。広島との……
【梨田昌孝】阪神佐藤輝明は下半身のタイミングに微妙なズレ 今年は期待ができると思ったが…
阪神にとって、DeNA、巨人と続く6連戦は今シーズンを戦い抜くためのバロメーターになる。 チームは開幕から4試合を戦ったわけだが、もうちょっと打力が上がってくると思っていた。特に目立っているのが3番佐藤輝のバッティングの状態だ。広島との……
横浜、名門復活へ村田監督が耐え抜いた石の上にも5年/センバツ 熱戦の舞台裏1
第97回選抜高校野球は30日、横浜(神奈川)の19年ぶり4度目の優勝で幕を閉じた。大会期間中の取材から、日刊スポーツ担当記者が「センバツ 熱戦の舞台裏」を全4回で紹介する。 第1回は監督就任から苦節5年を経て、名門復活を印象づける戦いで……
【阪神】「勝負師」吉田義男さんはゴルフでもメリハリ 90歳で100切り、ファンも大切に
2月3日に他界された元阪神監督・吉田義男さん(本紙評論家)のお別れの会が3月25日、大阪市内のホテルで執り行われた。担当記者として吉田さんを取材できなかったが、事業部時代には弊社主催のゴルフイベントなどに参加いただいた。一般参加の方に気……
野球の「得点」英語でいうと?1936年のプロ野球開始からのべ52万6955人が本塁まで移動
考えてみれば、野球とは変わったスポーツです。 多くの球技は、ボールが特定の場所に入ったり、通過したりして得点となります。サッカー、ラグビー、テニスなど。いずれもボールの移動によって点が入ります。 ところが野球は、選手が塁を進んでいき、本……
【虎になれ】リスク負いながら最善の手決断できるか…チームも指揮官も成長過程だ 球児阪神
「逆転できるかも」と思った終盤、7、8回だった。序盤から好調でスイスイ投げていた広島・森翔太に少し疲れが見える。その7回、佐藤輝明が四球を選んだ。これが、この試合初めて先頭打者が出たケース。しかし続く森下翔太が果敢に打って出たものの結果……
【虎になれ】リスク負いながら最善の手決断できるか…チームも指揮官も成長過程だ 球児阪神
「逆転できるかも」と思った終盤、7、8回だった。序盤から好調でスイスイ投げていた広島・森翔太に少し疲れが見える。その7回、佐藤輝明が四球を選んだ。これが、この試合初めて先頭打者が出たケース。しかし続く森下翔太が果敢に打って出たものの結果……
【ソフトバンク】痛恨逆転負けで90年以来、35年ぶり開幕3連敗 ツキも流れも変えて行こう
ソフトバンクが、また古く苦い歴史を掘り起こしてしまった。ロッテに4点差をひっくり返される痛恨の逆転負け。 90年以来、35年ぶりとなる開幕3連敗だ。ソフトバンク球団発足20周年の記念イヤーは何とも重苦しい幕開けとなってしまった。 まあ、……
【緒方孝市】阪神門別啓人は変化球の腕の振りなど課題修正が鍵 ルーキー伊原陵人は新しい戦力に
阪神先発の門別は序盤から走者を出し、セットポジションからの投球が多くなってしまったことで厳しくしてしまった。 どちらかと言えば走者に動きを見られやすい投手。そこでセットポジションではクイックを速くして投げているのだが、現状、そうするとど……
【緒方孝市】阪神門別啓人は変化球の腕の振りなど課題修正が鍵 ルーキー伊原陵人は新しい戦力に
阪神先発の門別は序盤から走者を出し、セットポジションからの投球が多くなってしまったことで厳しくしてしまった。 どちらかと言えば走者に動きを見られやすい投手。そこでセットポジションではクイックを速くして投げているのだが、現状、そうするとど……
【宮本慎也】ヤクルト、初戦負けのショック引きずったか 目立った凡ミス、序盤から余裕ない采配
昨年の優勝チームの巨人が、ヤクルトを相手に3連勝した。開幕戦の逆転勝ちで勢いに乗った感じだが、2戦目は余裕を持って戦えたし、3戦目は計算通りの勝利だった。一方のヤクルトは、初戦に負けたショックを引きずってしまったような3連敗だった。 巨……
【中日】松葉貴大にらみ利かせた“斜め松葉”は気合の表れ 井上監督の信頼応え初勝利プレゼント
まさに有言実行だった。28日の開幕2戦目で新生井上ドラゴンズ初勝利に導いたのが、ベテラン左腕松葉貴大投手(34)だった。7回2安打無失点。同い年サイ・ヤング賞助っ人DeNA先発バウアーに投げ勝った。 DeNA対中日 試合後、中日井上監督……
【虎になれ】チーム全体で勝てた阪神 そらド軍に勝つわ!?
海の向こう、デトロイト・タイガースはドジャースに連敗を喫したけれど、こっちのタイガースはカープに連勝。 そのド軍を東京ドームで下した阪神なんやから、そら、もう強いで~! と浮かれるのはここだけにして、悪くない連勝スタートなのは間違いない……
【桧山進次郎】元投手の藤川色出た阪神継投 森下見事な内角さばき弾、佐藤輝に求めたい謙虚さ
現役時代は阪神一筋22年、4番や代打の神様で活躍した日刊スポーツ評論家の桧山進次郎氏(55)が試合をチェック。開幕2連勝を呼んだ藤川球児監督(44)の6人継投や、内角をさばいて逆転2ランを決めた森下翔太外野手(24)、28日の開幕戦第1……
【虎になれ】開幕快勝のカゲにも反省点 締まっていけ!阪神
まずは快勝だろう。間違いなくその部類に入る試合である。指揮官・藤川球児がキーマンに上げていた佐藤輝明がいきなりの先制2ラン。そして先発・村上頌樹の熱投だ。完封こそ逃したもののチームは0封勝利を決めた。「球児丸の順風満帆な出だし」…と書き……
【虎になれ】開幕快勝のカゲにも反省点 締まっていけ!阪神
まずは快勝だろう。間違いなくその部類に入る試合である。指揮官・藤川球児がキーマンに上げていた佐藤輝明がいきなりの先制2ラン。そして先発・村上頌樹の熱投だ。完封こそ逃したもののチームは0封勝利を決めた。「球児丸の順風満帆な出だし」…と書き……
【真弓明信】阪神新クリーンアップの魅力を感じた開幕戦 初回に見せた4番森下翔太の武器
今季就任した阪神藤川球児監督(44)が鮮やかに初陣を飾った。初回に3番佐藤輝明内野手(26)が先制2ランを放つと、8回には今季から4番に座る森下翔太外野手(24)が四球でつなぎ、5番大山悠輔内野手(30)が貴重な追加点となるタイムリーを……
【ソフトバンク】まさに天国と地獄「これが野球の難しさ」王会長は激変したエースの雪辱に期待
<ソフトバンク2-8ロッテ>◇28日◇みずほペイペイドーム ソフトバンクが9年ぶりに開幕白星を逃した。2年連続で開幕マウンドの大役を務めた先発有原の立ち上がりからの投球を見ていたら、こんな結末になるとは想像もできなかった。5回までスイス……
【ソフトバンク】まさに天国と地獄「これが野球の難しさ」王会長は激変したエースの雪辱に期待
<ソフトバンク2-8ロッテ>◇28日◇みずほペイペイドーム ソフトバンクが9年ぶりに開幕白星を逃した。2年連続で開幕マウンドの大役を務めた先発有原の立ち上がりからの投球を見ていたら、こんな結末になるとは想像もできなかった。5回までスイス……
【ソフトバンク】無駄にするな指揮官の苦言連発 小久保監督の“誤算”を見返す若手の発奮に期待
右のエース有原、左のエースモイネロは好調を維持。山川、柳田、近藤の中軸打者も故障なく大きなレギュラーシーズン本番を迎えた。リーグ連覇に向けて順風満帆とも思えた小久保ホークスだったが、まさかの“誤算”も生じた。 広島とのオープン戦最終戦後……
【虎になれ】阪神藤川球児新監督が就任以来繰り返した「遊んでください」を考えた さあ開幕!
長かった気もするが短いような感覚も。同時に数カ月ではあるけれど長い期間だったような気もするのだ。火の玉クローザー・藤川球児が前監督・岡田彰布(現オーナー付顧問)の後を受け、阪神の指揮官となり、いよいよ新しいシーズン、開幕を28日に迎える……
【ソフトバンク】雪辱のシーズンへ王会長の言葉にも力こもる 大砲候補の覚醒にも期待
ドーム内のコンコースに飾られた昨年のリーグチャンピオンペナントの前で足を止めたソフトバンク王球団会長は、気を引き締めるように言った。 「これをニッポンチャンピオンに変えないといけないね。そういう意味では新たな目標というか、課題として受け……
【浜名千広】ソフトバンク連覇へ日本ハム要警戒 新戦力上沢打たれ走られ他球団も把握…やっかい
いよいよ2025年のプロ野球が28日、開幕する。日刊スポーツ評論家の浜名千広氏(55)は昨年、4年ぶりのリーグVを飾ったソフトバンクをパ・リーグの優勝候補筆頭に挙げた。連覇に加え、今季は5年ぶりの日本一奪回も至上命令だが、先発陣の踏ん張……
【センバツ】智弁和歌山アルプスにたった1人の野球部員 和気匠太が掲げる「日本一のサポート」
智弁和歌山のアルプススタンドには、ユニホーム姿の部員が1人だけいる。グラブを持ってファウルボールが飛んでこないか、スタンドを見渡し、ときには攻撃時に、前列でメガホンを手に、応援歌を歌う。 身長184センチ、87キロ、胸囲は100センチと……
【虎になれ】阪神に茶髪、ロン毛なし 吉田義男さんお別れの会で感じた思い
阪神ナインはすっきりした髪形で開幕に臨むという話だ。この日、大阪市内で「吉田義男氏お別れの会」が執り行われた。先月3日にこの世を去った猛虎のレジェンドを送るセレモニーである。 「お別れの会」は2部制で2部はOBや関係者が列席。その前の1……
「石垣の5球」を体感した敦賀気比・岡部飛雄馬「誰よりも練習して誰よりも結果残す」夏へ闘志
「石垣の5球」を打者として体感した敦賀気比の岡部飛雄馬内野手(3年)の視線は早くも夏へと向いていた。 2回戦の健大高崎(群馬)戦では9回2死一塁から大会注目右腕の石垣元気投手(3年)と対戦。中継ぎでの今大会初登板の右腕に「やっと出てきた……
MLBと高校野球の審判から見えてくるもの 7イニング制議論も柔軟なアレンジを
メジャーリーグの東京シリーズが盛況のうちに終わった。 巨人、阪神とのエキシビションも含めて6試合。あらためてその魅力と、日本野球の素晴らしさも再確認させてもらった。同時に日米の違いを感じるシーンが多かった。 その1つが審判だ。たとえば走……
【虎になれ】阪神はOP戦リーグ最少失策 この日はエラー出たけど、今季はしっかり頼むで
ファン気質も変化しているのは承知の上で書くが、虎党の伝統的な気持ちは「こんなこともあるわ」という感じのものだと思う。 阪神の結果を人生に照らし、勝ってばかりのはずがない、負けることも多い、なんならそっちの方が多いし。エエとこまで行っても……
【ソフトバンク】OB戦大盛況「現役時代と変わらない自分の形がある」秋山監督の示唆に富む言葉
<OB戦SoftBank HAWKS 20th ANNIVERSARY SPECIAL MATCH:黒鷹軍7-1白鷹軍>◇23日◇みずほペイペイドーム ソフトバンクのOB戦は懐かしい顔もあってスタンドのファンとともに楽しませてもらった。…
【ソフトバンク】OB戦大盛況「現役時代と変わらない自分の形がある」秋山監督の示唆に富む言葉
<OB戦SoftBank HAWKS 20th ANNIVERSARY SPECIAL MATCH:黒鷹軍7-1白鷹軍>◇23日◇みずほペイペイドーム ソフトバンクのOB戦は懐かしい顔もあってスタンドのファンとともに楽しませてもらった。…
【谷繁元信】西武高橋光成は良い仕上がり、10勝、貯金5以上ノルマ DeNAバウアーは不安残す
昨季日本一のDeNAと、パ・リーグ最下位だった西武とのオープン戦最終戦は、両先発投手にとって少し対称的な投球内容になった。 西武高橋光成投手(28)は立ち上がりから直球、スライダー、カット、フォークどの球種も自分のイメージした所に投げ込……
【梨田昌孝】阪神まだまだ得点力が上がってこない現実 これから「1点」を守る意識がさらに必要
阪神はオープン戦を3勝5敗4分けと負け越したが、本番で十分に優勝を狙いながら戦っていくことができるものは見えた。監督交代で新体制になったチームだから、なおのこと開幕からの出足はポイントになってくるだろうね。 この一戦に関して少し気になっ……
【虎になれ】いよいよ凡事徹底 阪神富田蓮はバント失敗の経験を来週に生かせ
阪神にとってオープン戦の仕上げとなるオリックス3連戦2試合目は3-3の結果。前日に続き、引き分けに終わった。大山悠輔が全打点をマークする働きを見せた阪神に対し、オリックスは紅林弘太郎、頓宮裕真に本塁打が出る内容。両軍のファンはそれなりに……
【阪神】大物出てくる!2軍新施設「ゼロカーボンベースボールパーク」選手との距離など特徴は…
3月1日、阪神の2軍新施設「ゼロカーボンベースボールパーク」が兵庫・尼崎市に開業した。取材する中で「鳴尾浜とは違う」特徴を多く感じた。 さまざまな選手が鍛錬を積んでいる同施設。2月27日にはプレオープンとしてメイン球場「日鉄鋼板SGLス……
【虎になれ】「おやっ?」球児阪神 高寺望夢の遊撃スタメンの意味は―
「おやっ?」と思ったのは遊撃のスタメンだった。恒例のオープン戦ラスト、オリックスとの3連戦。その初戦、「1番中堅」の近本光司から主力が並んでいく中で「8番遊撃」は高寺望夢だった。 前指揮官・岡田彰布が22年まで正遊撃手だった中野拓夢を二……
【虎になれ】「おやっ?」球児阪神 高寺望夢の遊撃スタメンの意味は―
「おやっ?」と思ったのは遊撃のスタメンだった。恒例のオープン戦ラスト、オリックスとの3連戦。その初戦、「1番中堅」の近本光司から主力が並んでいく中で「8番遊撃」は高寺望夢だった。 前指揮官・岡田彰布が22年まで正遊撃手だった中野拓夢を二……
【オリックス】新「マイメロバッグ」の発案者はマチャド「せっかくだから何か面白いものを」
一段とかわいさが増した「マイメロバッグ」にファンの視線も自然と集まる。3月、京セラドーム大阪でのオープン戦が始まると、オリックス投手陣の必須アイテムに変化があった。 昨季まで投手陣の荷物やガムなどが入ったリュックサックは、黒地にサンリオ……
【谷繁元信】佐々木朗希は日米の違いに慣れる必要ある 2盗塁されフォームも完全に盗まれていた
佐々木は初回からデビュー登板の緊張感をボールにぶつけるように投げていた。全力以上のパワーで投げて、力みもありながら3者凡退に抑えるいい立ち上がりを見せた。しかし、2回先頭四球を出して、走者を出してからリズムを崩したように見えた。実際に直……
【岩田稔】なぜ阪神は次々に好投手を誕生させられるのか 「意識高い系」の素材型が好循環を生む
阪神が今季も次々に投手の新星を誕生させそうだ。開幕ローテ入りが確実となっている門別啓人投手(20)にドラフト1位伊原陵人投手(24)、育成1位から支配下登録された工藤泰成投手(23)…。なぜ虎は好投手を生み出せるのか。縦じま一筋16年間……
【虎になれ】阪神打線に“メジャー燃え尽き症候群”なし 開幕前、打線はそれぞれ持ち味を発揮
あえて言わせてもらえばルーキー・伊原陵人に“黒星”がつかなかったのはよかったと思う。「勝敗は関係ないオープン戦で何を言ってるんだ」と言われるかもしれないが、今季は、いや、今季こそ、こういう流れを続けていくことが大事と感じるからだ。 指揮……
【ソフトバンク】王会長の考える日米の差 世界一目指すホークスは球界のレベルアップへの視点を
6年ぶりとなった日本でのメジャー開幕戦。東京ドームは熱気に包まれたことだろう。何せ、あのドジャース大谷がいて、カブス今永、ドジャース山本の日本人投手が先発マウンドに上がった。今後、こんなカードを見ることがあるだろうか。ソフトバンク王球団……