カテゴリー: 自然・風景

紅葉はこれから「嵯峨鳥居本」

ここのところ京都市内の観光地や主要駅には、コロナ禍前のにぎわいを
取り戻しつつあります。
またこれから迎える紅葉期では、コロナ対策緩和や円安で外国人観光客も
より増えて来ると予想されています。
写真は10月23日の右京区・嵯峨鳥居本。
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嵯峨鳥居本は、嵐山・嵯峨野エリアの中でも最も奥深い場所にあり、嵐山駅からは徒歩約30分ほどはかかります。
この辺りは山がすぐ後方にあり、午後四時位から日の暮れを迎えます。


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《嵯峨鳥居本の歴史》

奥嵯峨とも呼ばれる嵯峨鳥居元は、嵯峨野の西北、愛宕山のふもとに位置し、古い町並みと静かな時が流れています。
嵯峨鳥居本の歴史は古く、室町時代から、農業や林業や漁業を営みながら発展し、江戸時代には愛宕神社の門前町としてにぎわってきました。
このエリアは、国の重要伝統的建造物群保存地区のひとつです。


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鳥居本を左に進めば1.9kmで落合。
まっすぐ進めば、1.2kmで清滝。

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嵯峨鳥居本では、化野念仏寺に至るまでが下地区。
愛宕神社一之鳥居に至るまでが上地区と呼ばれています。
下地区には町家風の民家が多く、上地区に入るにつれ、町家風の民家から草葺き屋根の家が多くなります。

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嵯峨鳥居本エリアの紅葉は、まだ青もみじが殆どですが、
陽の当っている所からゆっくりと始まっています。

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10月23日の「嵯峨鳥居本」でした。

 《嵯峨鳥居本》

〇住所   〒616-8439 京都市右京区嵯峨鳥居本
〇アクセス JR嵯峨嵐山駅から2.2km徒歩約30分
      京福電鉄嵐山駅から2.2km徒歩約30分
      阪急嵐山駅から3.1km徒歩約40分
      京都駅から京都バス72番清滝行きバス乗車、約60分鳥居本下車3分

〇鳥居本周辺の見所  愛宕念仏寺、化野念仏寺、一之鳥居、平野屋、つたや、
           四季の花々、もみじ、古い町並み。

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カテゴリー: 見所・観光・定番スポット

10月なかばの「金閣寺」

10月15日の金閣寺です。
京都の紅葉は、これからの朝晩の冷え込みで、ゆっくりと色付き始め
11月上旬頃から12月上旬が見頃となって行きそうです。
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10月半ばの今、金閣寺には連日沢山の観光客が来られています。

金閣寺と言えば、京都を代表する観光地のひとつですが、紅葉の名所でもあります。
紅葉の頃には、鏡湖池を中心に、さまざまな角度から金閣と紅葉が楽しめます。

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金閣寺は、室町幕府三代将軍義満が、権力と財力を尽くして建てた寺院で、建物の第一層は藤原時代の寝殿造り、第二層は鎌倉時代の書院造り、第三層は禅宗仏殿造りと独特の建築様式です。

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金閣寺の公式ウェブサイトでは、毎日午前5時00分から午後8時00分まで3分ごとに境内の金閣(舎利殿)と鏡湖池(きょうこち)周辺の様子を映したライブカメラが配信されていますから、観光に行かれる日の参考にしてくださいね。

 https://www.shokoku-ji.jp/kinkakuji/
鏡湖池の石は、足利義満の求めに応じて
全国の守護大名が献じたものと言われています。

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こちらは、舎利殿と萩の花。
以上10月半ばの金閣寺でした。


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《金閣寺》
〇所 〒603-8361 京都市北区金閣寺町1
〇拝観料   400円
〇拝観時間  午前9:00~午後5:00
〇アクセス  京都駅から京都市営バス101、205号系統「金閣寺道」下車/
       四条河原町から京都市営バス205号系統「金閣寺道」下車
〇駐車場   有(150台)、1時間以内 300円、以後30分毎 150円(9:00~17:00)
カテゴリー: 見所・観光・定番スポット

今だからこそ見る事が出来る「熊本城」

10月12日は、仕事関係の挨拶をかねて熊本県に行って来ました。
僕は少し時間を頂き、以前から行きたかった熊本城へと向かいました。
城内には券売機で入場券を購入して入って行きます。
入り口には、学生さんから年配の方まで、沢山の人が来られていました。
城内は広くて、幾つも見所はあるのですが、とにかく天守閣を目指して
進みました。
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熊本県と言えば、思い出すのが熊本地震です。
熊本地震は、平成28年(2016年)4月14日21時26分、熊本県熊本地方において
マグニチュード6.5の地震が発生し、熊本県益城町で震度7を観測しました。
また、16日1時25分にはマグニチュード7.3の地震が発生し、益城町及び西原村で
震度7を、熊本県を中心にその他九州地方の各県でも強い揺れを観測しました。
震度7の地震が同一地域で連続して発生するのは震度7が設定された1949年以降
初めてのことでした。
この地震で、多くの方が亡くなられ負傷者の方も多数出ました。
熊本地震から6年。
2回連続して襲った大地震により、熊本市民のシンボルであり、
全国の城郭ファンからも大人気を誇る熊本城も大きな被害を受けました。
今、城内の各所では復旧工事が進められていますが、まだ崩れた石垣の所も
あります。
復旧工事は大変な作業で、崩れたパズルを再構築する様に、石垣の一つ一つを、
丁寧に検証しながら進んでいるそうです。

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《熊本城の歴史》

熊本のシンボルとも言うべき熊本城は、波乱と栄華に満ちたお城です。
熊本城は、慶長12年(1607年)、茶臼山と呼ばれた台地に加藤清正が当時の
最先端の技術と労力を投じて完成しています。以後、熊本城は400年に亘る
日本の様々な歴史の重要な舞台となっていきます。それは加藤清正から細川氏、
宮本武蔵、谷干城など歴史に名を刻んだ歴史ドラマの主人公たちが繰り広げた
舞台でもありました。
また明治10年(1877年)におきた西南戦争では、熊本城は50日あまりにも
及ぶ籠城戦の舞台にもなっています。

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順路に従い歩いて行くと、おおっ‼天守閣の全貌が見えました。
熊本城の天守閣の特徴は、四面に配した千鳥破風(ちどりはふ)と最上階の
南北につくられた唐破風(からはふ)と呼ばれる建築様式との事です。
部屋には「御鉄砲御間」や「御具足之御間」、「御矢之御間」など戦いの
道具にちなんだ部屋名が付けられていて、江戸時代には武具などが納められて
いたそうです。小天守の石垣の上には忍び返しと呼ばれる敵の侵入を防ぐ鉄串が
設置されるなど、細かなところに迄、戦に備えた仕掛けがあります。

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《秋晴れの熊本城天守閣》

2021年3月に天守閣の復旧は完了しています。
間近に見る天守閣‼ とても美しく、その凛々しさに圧倒されます。
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《お城全体の復旧は、2037年を目指して》
天守閣の広場から見渡すと、復旧作業はここでも進められていました。
熊本城の石垣は、加藤清正が築城して以来、石垣の増築や修理が繰り返されて
いる事がこれまでの調査研究によって明らかになっています。
石垣の復旧には往年の形をできる限り再現し、文化財としての価値も
損なわないように細心の配慮がされながら進められています。
お城全体の復旧は2037年度になるそうです。

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熊本城内の移動は徒歩と幾つものエレベーターです。
天守閣城内ではジオラマ模型を使って熊本城全体がわかりやすく紹介されています。

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金屏風が見えました。

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最上階からは城と熊本市内が見えます。
それにしても広くて雄大な眺めです。

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《復旧工事期間中の今だからこそ見ることができる熊本城》

眼下では、集合写真撮っている学生さん達の姿も見えました。
熊本城は、平成28年熊本地震で、石垣の崩落や建築物の倒壊など甚大な
被害を受けましたが、令和元年より熊本城特別公開がスタートし、被害状況や
復旧工事の様子が拝見出来ます。
復旧工事期間中の今だからこそ見ることができる、明日に向かって進む
熊本城の姿がありました。
以上復旧進む10月12日の熊本城でした。

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《熊本城》
〇所  熊本県熊本市中央区本丸1-1
〇入城料  高校生以上  800円 (640円) ※( )は有料入園30名以上の団体料金
      小・中学生  300円 (240円)
      未就学児   無料
〇時間 平日:9:00-17:00(入城は16:30まで)
〇定休日なし 無休
〇アクセス  花畑町駅[出口]から徒歩約9分
〇駐車場 有り 有料
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カテゴリー: 自然・風景

10月初めの「近江路」

10月1日は、お墓参りを兼ねて滋賀県へと行って来ました。
琵琶湖の西側の高島市新旭町の源氏浜では、真っ赤な彼岸花が
琵琶湖岸に彩りを添えていました。
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この時期、琵琶湖岸では、あちこちに彼岸花の群生が見られます。


■源氏浜
・住所: 滋賀県高島市新旭町藁園

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こちらは緑美しい、高島市マキノ町メタセコイヤの並木道。
並木道は、マキノピックランドからマキノ高原までの
約2.5kmにわたって約500本の並木道が続いています。

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メタセコイアの並木街は、春は新緑・秋は紅葉・冬は落葉した木々と・・・・
四季それぞれの美しさがあり、マキノの雄大な自然風景も魅力で
全国から多くの観光客が訪れるようになっています。

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緑美しいメタセコイアの並木道。
これからの朝晩の冷え込みで、ゆっくりと紅葉が始まるのでしょうね。
以上。秋を感じる10月初めの近江路でした。

■メタセコイア並木道

・住所: 滋賀県高島市マキノ町蛭口~牧野
・交通アクセス:【電車】JRマキノ駅からマキノ高原行きタウンバス「ピックランド」下車徒歩すぐ。
        【車】名神高速京都東ICから約1時間30分
・駐車場: 無料
      駐車場はマキノピックランドの駐車場(普通車160台)

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カテゴリー: 天気・気候・気温

「北嵯峨」に咲く彼岸花

9月24日の京都市内は好天に恵まれ、最高気温が31.4℃の夏日となりました。
嵐山も連休観光で賑わいが戻っています。

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今日は右京区・北嵯峨の彼岸花が見れるスポットの紹介です。

彼岸花の咲くエリアは、広沢の池と大覚寺の間にある、広大な田んぼのあぜ道等に咲いています。
この北嵯峨の辺りは、嵐山観光の渡月橋や竹林の小径からは少し離れている事もあり
観光客の方はあまり来られない所です。

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広沢の池の畔では秋の花も見頃を迎えています。

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彼岸花が咲く北嵯峨周辺へのアクセスは・・・・
北嵯峨へは、嵐山の観光スポットからは少し離れたところにあります。
最寄り駅は、JR嵯峨野線「嵯峨嵐山」駅。
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そこから北へ徒歩約15分ほど歩くと、北嵯峨に着きます。
彼岸花の後方に見える山は愛宕山。

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《暑さ寒さも彼岸まで》

暑さ寒さも彼岸までと言いますが、日中は暑くても
朝晩の気温が涼しくなり、秋が日一日と進んでいるのを実感します。
以上、北嵯峨の彼岸花・撮影スポットの紹介でした。
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カテゴリー: 自然・風景

秋がゆっくりと進む「真如堂」

九月半ばの「真如堂」では、静かに秋が進んでいます。

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《真如堂(真正極楽寺)》
〇住所 京都市左京区浄土寺真如町82
〇アクセス バス停・錦林車庫前から徒歩約10分/南禅寺から徒歩約15分(1.3km)

「真如堂」。正式な名前は真正極楽寺。
真如堂は、平安初期に円仁が霊木で彫った天下三如来のひとつ阿弥陀如来を本尊として堂宇を建てたのがはじまり。

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境内には三重塔、書院、元三大師堂、鐘楼などの伽藍が並び、山門から本堂まで、
ゆるやかに延びる参道の両側からは、青もみじが枝垂れています。
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青もみじの中に、三重塔が見えました。
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《真如堂の四季は......》
冬は白い雪の日があり、春には桜。
桜の後は、青もみじ。梅雨は紫陽花。
夏から秋は、萩。そして今は彼岸花が咲いています。
彼岸花の咲いている場所は参道右手です。
この花は、秋のお彼岸の頃に合わせた様に咲いて来る不思議な花ですね。

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ちなみに2022年の秋のお彼岸は......
9月20日(火)から9月26日(月)までの7日間。

花は、葉のない真っ直ぐにのびた茎に、ひとつの花が咲き、
見頃が終わると、すべて散ってしまい、それからは花も葉もない時期が
長く続く不思議な植物です。

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境内では萩も見頃を迎えています。

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真如堂は萩の名所でもあり、総門前の参道脇や本堂・三重塔周辺など
境内各所に100株程の萩が見られます。

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秋がゆっくりと進む真如堂でした。
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カテゴリー: イベント・行事・お祭り

2022「観月の夕べ・大覚寺」

右京区嵯峨の大覚寺では、9月10日~9月12日まで「観月の夕べ」が開催されて
いました。(写真は12日夜)
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《平安時代から続く観月の夕べ》
大沢の池は日本最古の庭池であり、観月の夕べは、嵯峨天皇が大沢の池に、
舟を浮かべ、文化人・貴族の方々と遊ばれたことから始まったと伝わっています。

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12日の夜、池には風もなく水鏡の世界が広がっていました。
大沢の池は、大覚寺の庭園にある巨大な池で、池が造られた
平安の時代から、ほぼ姿を変えていないそうです。
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《心経宝塔》
僧侶の方達による祭壇での祈祷が始まる前、池の畔を歩いてみました。
水鏡に映る塔は、心経宝塔です。
心経宝塔は嵯峨天皇心経写経を記念して昭和42年に建立されています。


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《石仏群》
こちらは、石仏群。
20基を超える如来や菩薩の石仏は長年の風雪で表情は
伺い知れませんが、平安時代後期の作と伝えられています。

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いよいよ僧侶の方達による祈祷が始まりました。

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祈祷が終わって暫くしていたら、
おおっ‼東の空より月が昇ってきました。
大覚寺のある嵯峨野の辺りは電柱やビルやネオンもありませんから、
月の灯りがとても明るく、美しく見えます。

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「観月の夕べ」では、舟に乗り(龍頭舟か鷁首舟)池を周遊することもできます。
舟は、祭壇のある桟橋を出て約20分かけ、
ゆっくりと大沢池を一周します。

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長く続くコロナ禍は、お月様をゆっくりと眺める事も忘れていたと
気付かされました。


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以上、「2022・大覚寺・観月の夕べ」でした。

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《大覚寺》
〇所   〒616-8411 京都市右京区嵯峨大沢町4番地
〇交通アクセス 【電車】JR嵯峨嵐山駅より北へ徒歩15分
         [バス] 市バス  京都駅前 烏丸口C6
          京都バス 京都駅前 74/81
カテゴリー: 見所・観光・定番スポット

萩の寺「常林寺」萩の花が見頃です。

左京区の出町柳近くの常林寺では萩の花が見頃です。
門前には「萩の寺・常林寺」の看板がかかっています。     
常林寺は、叡電「出町柳駅」と京阪電車「出町柳駅」からも近く、寺院の前には鴨川が流れる、京都らしい風景が広がっています。

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常林寺が建つこのエリアは、もともと京都を南北に流れる鴨川の河原だったため、
水はけがよくて、萩の成育に適していたそうです。
また、幕末の頃の常林寺は、勝海舟が京都の宿舎として利用したことでも
知られています。
9月11日(日曜日)朝に寄せて頂いたのですが
境内に入ると、一面の萩景色に圧倒されました。
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可憐で趣のある萩の花は、万葉集や古今和歌集にも数多く登場する花です。
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常林寺の萩の花は、高さが背丈程あり、枝垂れ柳のように流れる萩に
見入ってしまいます。

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彼岸花も咲いていました。

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萩の見頃は、9月中旬から9月下旬までとの事。


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《萩の寺・常林寺》

〇住所 京都市左京区田中下柳町33
〇アクセス (電車)京阪電車・叡山電鉄「出町柳」で下車、川端通沿いに南へ徒歩約2分/(市バス)市バス「出町柳駅前」バス停から徒歩約1分
〇拝観時間 9:00~16:00、境内無料
カテゴリー: 文化・芸術・美術

「源氏物語ミュージアム」

宇治市にある公立博物館「源氏物語ミュージアム」に行って来ました。
博物館に続く道には、ムラサキシキブが見頃です。
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同館では開館20周年を機に、2018年9月14日にリニューアルされています。

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展示室では、実物大の牛車や調度品の復元のほか、光源氏の邸宅である
六条院の縮小模型などが展示されています。

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《源氏物語ミュージアム》
〇TEL 0774-39-9300
〇住所 京都府宇治市宇治東内45-26
〇営業時間 9時~17時(入館は16時30分まで)
〇定休日 月曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始
〇料金 大人 600円(480円)
 小人(小・中学生) 300円(240円)
( )内は団体(20名以上)料金
〇アクセス ◆京阪宇治線「宇治」駅下車、徒歩8分
       ◆JR奈良線「宇治」駅下車、徒歩15分

〇周辺の見所 平等院・宇治橋・宇治上神社・宇治神社・
       「橘橋」「朝霧橋」「喜撰橋」「中島橋」

前記事で紹介しました、御所近くの蘆山寺の地で紫式部は、
「源氏物語を」執筆したと言われています。

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『源氏物語』は11世紀初め、平安時代半ばに書かれた全五十四帖からなる
長篇小説です。特に最後の十帖は、宇治が主な舞台となっているため、
「宇治十帖」と呼ばれています。
源氏物語ミュージアムは、この物語ゆかりの地、
宇治に建てられています。

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六条院で囲碁をしている風景ですね。

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こちらは原寸大の御所車。

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そして、光源氏の象徴でもある六条院のジオラマ模型。
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展示ゾーンは「平安の間」「架け橋」「宇治の間」「映像展示室」「物語の間」
に分けられています。

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《源氏香》
館内を進むと企画展の「源氏香」(げんじこう)が紹介されていました。
「源氏香」とは、香りを聞き分ける遊びです。
「組香(くみこう)」の一種で、5種類の香木を、それぞれ5袋、計25袋を用意し、
その中から5袋を選びます。これをひとつずつ香炉でたき、香りを鑑賞し、
その違いを言い当てる遊びです。計52通りあることから、その図柄に
源氏物語五十四帖のうち、第一帖と第五十四帖を除いた五十二帖の
名が付けられました。企画展では、源氏香の魅力と広がりが紹介されていました。

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余談になりますが源氏香の香の図(図柄)は、その形の斬新さから和装の
デザインの中にも、帯などで時々取り入れられています。
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《4500冊以上もの書籍が取り揃えられている図書室》
こちらは、源氏物語ミュージアムの図書室。

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ここでは『源氏物語』関連図書をはじめ、歴史や文化、美術などに
関する4500冊以上もの書籍が取り揃えられていて、自由に読む事が出来ます。

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また館内では、本格日本茶カフェ『雲上茶寮』も営業されています。
以上、源氏物語ミュージアムの紹介でした。

カテゴリー: 文化・芸術・美術

桔梗が見頃「紫式部ゆかりの蘆山寺」

京都御苑の東の寺町通に建つ蘆山寺。
山門前には「桔梗咲いています」の文字。
「蘆山寺」は、平安時代の天慶年中(938~947年)船岡山の南に創建されたのが
始まりです。蘆山寺は室町時代の応仁の乱やたびたびの火事で
いくども消失しましたが、そのたび再興されてきました。


明治維新までは「御黒戸四箇院」という宮中の仏事を司る四か寺のひとつでした。
しかし廃仏毀釈により宮中から天台宗預かりとなり、明治天皇の勅命によって
蘆山寺だけが復興されて今日に至っています。

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カテゴリー: 文化・芸術・美術

夏の朝「東寺」の景色

九条通りを歩いて東寺へと行きました。
東寺の正式名は教王護国寺。
日本で最も高い五重塔を持ち、平安京の遺構が唯一残る寺院です。
東寺は弘法大師空海が、嵯峨天皇に日本で初めて密教寺院を託され、
真言密教の根本道場として栄えました。
創建は延暦15年(796年)。国宝や重要文化財合わせて200点近くを所蔵する
世界文化遺産の寺院です。

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カテゴリー: 文化・芸術・美術

見所いっぱい!夏の「龍安寺」

8月21日(日)右京区の龍安寺(りょうあんじ)へと行きました。
漢字では、竜安寺とも書きますが、龍安寺が正式名称です。
■龍安寺
・住所: 京都市右京区龍安寺御陵下町13
・拝観時間: 3月1日~11月30日 8:00~17:00、12月1日~2月末  8:30~16:30
・拝観料: 大人・高校生 500円、小・中学生 300円

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《龍安寺の歴史》

龍安寺は、臨済宗妙心寺派の禅寺です。
歴史は、宝徳2年(1450年)に 禅寺として始まりました。
龍安寺の敷地面積は広くて、総面積は約50万平方メートル(15万坪)。
東京ドームの10.7個分です。
案内板の中央上部に有名な石庭があり、下部には鏡容池(きょうようち)が
あります。
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緑美しい参道を方丈(本堂)へと向かいます。

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≪禅の世界広がるロックガーデン≫

方丈(本堂)に入りました。

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龍安寺では、2021年12月~2022年3月まで拝観を休止して行われた修復工事で
石庭を囲む油土塀が美しさを取り戻しています。

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龍安寺は、1975年に英国のエリザベス女王が訪問された時、
石庭を絶賛された事から日本国内にとどまらず、世界的にも「ロックガーデン」
として一躍有名になりました。

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以来、「龍安寺といえば石庭」といわれますが
元々は、石庭よりも庭園の方が有名だったそうです。
龍安寺の石庭の歴史は、応仁の乱でお寺が焼失した後、
1499年に方丈を再建した際に石庭も築造されたと言われています。
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しかし、その作られた理由や作庭者もわかっていないことから、さまざまな
謎や憶測が生まれ、それが今でも多くの人を魅了する要素の一つになっています。
龍安寺の石庭のスタイルは、水を使わず山や川を表現する
「枯山水」(かれさんすい)。
約75坪の長方形の枯山水庭園を前に、心を静め自然や世界や宇宙を想像する
イマジネーションの世界は、禅の美徳ともされています。
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《圧巻の龍の襖絵》
京都の寺院に行きますと龍の天井絵や襖絵に出会います。
寺院に描かれた龍は、仏法を守る象徴と言われています。龍は、金魚が鯉になり、
鯉が滝を昇り、さらに空に昇り龍に化身すると言われています。
天に昇った龍は龍神となり、水を司る神となります。
寺院で見られる雲龍絵は、仏法を守る象徴であると共に、渇水対策の雨乞いや
水難防止・火災除け等の祈願とも伝わります。
2022年は龍安寺を創建した細川勝元公の550年忌。
これを記念して、2022年5月に奉納されたばかりの元首相・細川護熙氏の「雲龍図」の方丈(本堂)襖絵もみどころです!

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《京の夏の旅》
京の夏の旅・特別拝観では、龍安寺・仏殿・西の庭が公開されています。
特別公開の仏殿は、昭和56年に再建された総檜造(そうひのきづくり)の建物で、
天井には墨と金泥(きんでい)で龍が描かれており、本尊・釈迦如来像と、
天皇家や歴代住職の位牌が安置されています。その西側に広がる「西の庭」は、
室町時代の庭を復元した回遊式庭園で、龍安寺を創建した室町幕府管領(かんれい)・細川勝元の木像を祀る細川廟が建っています。
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■京の夏の旅・龍安寺・仏殿・西の庭
・開催日程: 2022年7月9日(土)~9月30日(金)
・主催者: 京都市・京都市観光協会
・時間: 10:00~16:30(16.00受付終了)
・料金: 大人 400円/小学生 200円

《鏡容池では睡蓮が見頃》

龍安寺の魅力は石庭だけではなくて、広い境内を巡ると豊かな自然に出合います。
青もみじの散策路は緑がいっぱいです。
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鏡容池(きょうようち)では睡蓮が見頃を迎えています。
以上。見所いっぱい!夏の龍安寺でした。
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カテゴリー: 文化・芸術・美術

白砂壇に見るアートの世界「法然院」

左京区鹿ヶ谷にある法然院へと行きました。
山門に続く道を歩きます。この辺りは緑が深く静かな世界が広がります。
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法然院は散策自由で、6時から16時まで拝観できます。

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深い緑の中に茅葺き屋根の山門もしっとりとしています。
法然院は天和元年(1681年)の建立。800年以上の歴史を持つ
法然上人ゆかりの寺院です。
寺院のお墓には、作家・谷崎潤一郎さんも眠っておられます。

山門の横の石碑に記されるのは、「不許葷辛酒肉入山門」の文字。
「葷辛酒肉(くんしんしゅにく)山門に入るを許さず」とは、葱やニンニク等の
臭いの強い野菜や酒や肉を山門内に持ち込むことを禁ずるとのこと。
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《白砂壇》
山門をくぐると参道の左右に見えるのが、盛砂の白砂壇(びゃくさだん)です。


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砂壇の間を通ると、心身を清めて浄域に入ることを意味しています。


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縦7m横3mの砂紋模様は、水紋 波 渦 葉 花・・・
時には文字などの模様も組み合わされ僧により描き換えられています。

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この日の模様は線で表した造形模様。
深い緑の中に、水や大気の流れを連想するアートの世界に
しばし暑さも忘れました。

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■法然院                      


・住所: 京都市左京区鹿ヶ谷御所ノ段町30番地
散策自由(伽藍内特別公開の期間中、伽藍内の拝観は有料)
・開館時間: 6:00~16:00
・交通アクセス: 市バス「錦林車庫前」下車、徒歩10分
※周辺の見所 銀閣寺・安楽寺・弥勒院・哲学の道・・等々

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カテゴリー: 見所・観光・定番スポット

二年坂から三年坂・・夏の日の「八坂の塔」

暑いですね。京都も連続の猛暑日が続いています。
京都の暑さは「油照り」と例えられる様に盆地特有の、まとわりつくような暑さです。
15日の朝、東山「八坂の塔」(法観寺)の辺りを散策して来ました。
東大路通りから八坂通へと入ると、46mの八坂の塔が現れます。
狭い石畳の道の奥に凛として建つ姿は格別です。
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八坂の塔の歴史は古く、飛鳥時代に聖徳太子が建てた、日本最初の五重塔といわれています。
その後、八坂の塔は戦いや落雷で三度焼失。
現在の塔は、室町将軍の足利義教によって1440年に再建され今に至っています。
江戸時代初期には、観光の名所だったらしく当時の名所案内には絵入りで
紹介されていたそうです。
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《百日紅と八坂の塔》
幕末の頃は、坂本龍馬さんや新撰組の人達も、この塔を
見上げながら東山界隈を駆け抜けていたのでしょうね。
夏の今、百日紅が綺麗に咲いています。

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■八坂の塔(法観寺)
 
・住所: 京都市東山区清水八坂上町
・アクセス: JR京都駅から京都市営バス100, 206号系統「東山安井」下車
       四条河原町から京都市営バス207号系統「東山安井」下車

八坂の塔から二年坂(二寧坂)三年坂(産寧坂)へと歩きます。
お盆の早朝ということもあり、静かな世界が広がっていました。
二年坂から三年坂の辺りは、古くから清水寺の参道の一部として栄えてきました。
坂道の両側には、京都らしい和風の建物が並び、その多くが土産物店です。

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《坂道が続く東山界隈》
東山界隈には坂道が数多くあります。
清水寺への参道は「清水坂」。そこに連なる二年坂(二寧坂)三年坂(産寧坂)。
そのすぐ近くには「一念坂」もあります。
また清水坂の南には清水焼のお店が軒を連ねる「ちゃわん坂」という坂もあります。
八坂の塔が建つこの一帯は八坂とよばれているように、坂道の多い所でもあり、
八坂という地名も、その昔この辺りに8つの坂があったことに由来するとか。

《龍馬坂》
そして、二年坂から左に入った所にあるのが龍馬坂。
ここは慶応3年・11月、海援隊士や陸援隊士らによる
坂本龍馬と中岡慎太郎の葬列が通った道。
誰が言うともなく「龍馬坂」と呼ばれるようになりました。
坂は正法寺方面に続いて行きます。
坂を少し上がると八坂の塔が見えます。
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《二年坂(二寧坂)・三年坂(産寧坂)の由来》
二年坂・三年坂の由来ですが、戦国時代の武将・豊臣秀吉の妻、「ねね」の
菩提寺(お墓があるお寺)は高台寺ですが、当時近くに住居を構えていた「ねね」は、無事に元気な子供が生まれることを願って、この坂を上がり清水寺にお参りしていました。

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そのことから、安産を願う文字を当てはめて「産寧坂(さんねんざか)」と
よばれるようになり、その下の坂を「二年坂(二寧坂)」と呼ぶように
なったと伝えられています。
以上、15日朝の東山でした。

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カテゴリー: 文化・芸術・美術

夏限定「風鈴祈願」松尾大社

西京区の松尾大社に夏限定の「風鈴祈願」を訪ねてきました。
松尾大社は、京都のメインストリート四条通の西の端に位置しています。
アクセスは阪急電車が便利で、阪急嵐山線「松尾大社」駅を下車するとすぐ目の前です。
JR京都駅からの市バスでは約40分ほど。
車でのアクセスは、物集女街道(29号線)を嵐山方面へ進むと松尾大社が見えます。

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《松尾大社の歴史》
大宝元(701)年、秦忌寸都理(はたのいみきとり)により、松尾山の頂上付近・大杉谷の磐座の神霊を社殿に移したことに始まり、平安遷都のあと賀茂神社とともに王城鎮護の社とされ「賀茂の厳神、松尾の猛霊」と称されました。
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古くからお酒の神様として信仰を集めています。

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《風鈴祈願》

夏限定の「風鈴祈願」は、楼門をくぐって右手にある手水舎のとろこや授与所の天井や境内のあちこちにも風鈴が飾られています。
授与所では、風鈴に付ける短冊が用意されています。(短冊祈願料500円)


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春の松尾大社は、一の井川沿いを中心に数約3000本と言われる山吹の花が咲くところですが、今はたくさんの風鈴が涼しげな音色を奏でています。

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松尾大社境内では、5月中旬から色とりどりの風鈴が飾られています。
大社では、コロナがはじまった2020年から風鈴の飾り付けをはじめ、年々数を増やして今年2022年はおよそ600個が並びました。
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風鈴は、9月末まで飾られています。

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【松尾大社】


・アクセス: (バス)京都駅から京都市営バス28号系統「松尾大社前」下車。もしくは、京都駅から京都バス73、83系統「松尾大社前」下車/(電車)阪急嵐山線「松尾大社」下車
・駐車場: 無料(バス10台、自家用車100台)
・境内散策: 自由
・松風苑庭園: 大人 500円

カテゴリー: イベント・行事・お祭り

「2022祇園祭・後祭」宵山から山鉾巡行の朝景色

《後祭・宵山》
23日の祇園祭・後祭(あとまつり)の宵山の様子です。
後祭・宵山の人出は約4万人。
コンチキチン コンチキチン お囃子の音に誘われて
北観音山から南観音山へと歩きました。
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新町通りの空が、夕暮れから夜景へと変わると、駒形提灯の灯りが浮かび上がり、
祇園囃子が始まりました。

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《祗園囃子》
コンチキチン コンチキチン
この音色は、鉦(かね)、笛、太鼓の3つの楽器を使って奏でられています。
かつて鉾の上で能や狂言を演じたことの名残ともいわれています。

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コンチキチンと鳴っているのは鉦。
雅楽の様な、ご詠歌の様な不思議な音。


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先人達が詠まれた、祇園祭の名句も浮かんで来ました。

「遠くより 祇園囃子は こんちきちん」
「われもまた ゆきてまぎれん 祇園囃子の中」 

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「宵山へ 娘二人の 帯結ぶ」

「ゆくもまた かへるも祇園囃子の中」

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祇園祭は、水害や災害等が多発し疫病が発生した時代に
始められたお祭りです。

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山鉾の「鉾に立つ槍」「山に立つ松」には、疫病神が吸い込まれると
言われています。
コンチキチンの音色は 災害や疫病で亡くなられた方々への
鎮魂や祈りの音でもあるのでしょうね。

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↓は祇園祭と同時に行われていた「屏風祭」の一枚。
「屏風祭」では町中の歴史ある町家内部が公開されていて、屏風等、歴史ある品々が展示されていました。

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《24日、後祭り山鉾巡行の朝》
日が明けて24日の朝の山鉾の様子です。
9時30分からの山鉾巡行を前にして各鉾町では巡行の準備が行われていました。
手前が北観音山。奥に見えるのが南観音山。

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北観音山は、「曳山」であるため、真木の代わりに鳴滝から毎年取り寄せた
赤松を立てています。

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こちらは南観音山。
巡行には柳の大枝を差し、山の四隅には菊竹梅蘭の木彫薬玉をつけます。
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《大船鉾》
新町通りから四条通りを渡ると大船鉾です。

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金色に輝く龍頭は高さ約2m、重さ約220kgあるそうです。
大船鉾は『日本書紀』から由来していて、先祭りの船鉾が「出陣」を表すのに対し、
後祭りの大船鉾は戦を終えて戻る「凱旋」の場面を表す鉾です。

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大船鉾は、天命の大火(1788)年に御神体である神功皇后の神面を残して焼失、その後再興されたものの、幕末の蛤御門の変(1864)による火災で鉾本体が焼失、以降は休み鉾となっていました。しかし、近年になってお囃子や飾り席が復活し、2011年には唐櫃(からひつ)に御神体を収めて巡行に参加。2014年には鉾の再建が完了、巡行に本格復帰を果たしました。後祭では殿(しんがり)を務めます。

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以上、2022年の祇園祭りのレポートでした。

カテゴリー: イベント・行事・お祭り

「祇園祭り・後祭」山鉾巡り

《後祭り・・今夜は宵山。明日は山鉾巡行》
23日の朝、いくつかの山鉾を見て来ました。
山鉾はその形から鉾(ほこ)・曳山(ひきやま)・船鉾(ふねほこ)
傘鉾(かさほこ)・舁山(かきやま)に分類されて、鉾・曳山・船鉾が
大型の山鉾になります。
鉾は疫神(えきじん)の依代となる真木を立て、その先端に鉾頭が
取り付けられて高さが約25mにもなり車輪が取り付けられています。
曳山は舁山と同じように真松を立て、高さが約15メートルになり、
鉾と同じように車輪が取り付けられています。
船鉾は船の形をし、鉾と同じように車輪が取り付けられています。

まずは八幡山です。
「はちまんさん」とも呼ばれ石清水八幡宮が祀られている山。
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《続いて今年から復帰した鷹山》
鷹山は高さ約17m・長さ約6m・幅約4m。
屋根は高さ約1.5m・縦約4.9m・横約4.3mで、
奈良吉野のヒノキで作られています。

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鷹山は、応仁の乱以前より巡行していたとされる由緒ある山鉾です。
ご神体は鷹遣(鷹匠のこと)と犬飼(猟犬を扱う者)、樽負(道具等を運ぶ者)の人形3体。南観音山・北観音山と同じの大型の曳山です。

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江戸時代後期には黒漆塗に屋根の破風裏を金装飾した豪奢な姿であったと
伝えられていますが、文政9(1826)年の巡行で大雨に遭い懸装品を
傷めたため翌年以降巡行に参加しなくなり、さらに元治元(1864)年には
禁門の変(蛤御門の変)での大火でご神体の一部を除き本体等その大半を焼失、
以降は休み山となっていました。
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近年復興の気運が高まり、2014年には190年ぶりに囃子方を復活させ、
宵山期間中の演奏披露や奉納演奏、各地での出囃子などを行って来ました。
2022年より復興した曳山とともに巡行へ完全復帰となりました。

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続いて役行者山


役行者山は、三条室町上ルにあります。

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町名も役行者町です。
山鉾町の中でも鈴鹿山と並び最北端にあります。

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《華麗な懸装品の鯉山》
山の中で唯一、人物でなく魚をテーマにしたユニークな山。
竜門の滝を上る鯉は竜になるという『登竜門』の故事に由来し、
木製の鯉が勢い良く水しぶきを上げる様が表されていて、鯉は左甚五郎作と
言われています。

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鯉山の懸装品を拝見しました。
祇園祭の山鉾は様々な来歴を持つ懸装品で飾られる事がその魅力のひとつです。
なかでも西洋からもたらされたタペストリーを懸装品としたしつらえは、
その華麗な絵姿や細密な技巧と共に、アジアとヨーロッパを結ぶ壮大な交易路を経て都へもたらされたというロマンが伝わって来ます。
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鯉山は、16世紀に今のベルギーで織られたタペストリーを、
懸装品として仕立て直されたものが伝来している山です。

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そして、北観音山。
北観音山は高さ約17.00m・長さ約6.36m・幅約3.95m
北観音山は楊柳観音像・韋駄天立像を祀っていることに由来しています。

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御神体は楊柳観音像と韋駄天立像。明治4年から平成23年までは
後祭の先頭となっていましたが、平成24年からは幕末以前の巡行順に
戻されたため、橋弁慶山に続き25番目(後祭では2番目)の登場となります。
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以上23日に見た山鉾でした。

■祇園祭2022スケジュール
山鉾巡行7月24日(日曜日)
出発・烏丸御池 9:30
御池通寺町東入ル「くじ改め」 10:00
河原町御池「辻まわし」 10:05
四条河原町「辻まわし」 10:40
四条烏丸 11:22
花傘巡行は、10:00八坂神社発、11:43八坂神社着の予定です。
カテゴリー: イベント・行事・お祭り

京人形屋さんに見る「祇園祭」

祇園祭は約1ヶ月にわたり行われる長いお祭りです。
2022年7月17日(日)に先祭りの巡行が終わり、今は後祭の鉾建てが行われています。
後祭の日程は、21日(木)~23(土)が宵山で
24日(日)が山鉾巡行となります。

お囃子が流れる四条通り。
その四条通にお店を構える人形の「田中彌」さん。


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七月のウィンドウは祇園祭。

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カテゴリー: イベント・行事・お祭り

コンチキチン…京の町にお囃子が響きます。「2022.祇園祭」

いよいよ祇園祭・先祭りは今夜が宵山。
明日は3年ぶりの山鉾巡行です。
15日午後の四条通りです。四条通りにはいくつもの山鉾が建っていますから
車は大渋滞です。
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こちらは月鉾。
四条通りに建っています。

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祇園祭の山鉾は、「動く美術館」といわれています。
動く美術館と言われる様になったのは、室町時代以降で、祭を経済的に支え続けた町衆の力です。桃山時代から江戸時代にかけて海外との貿易が始まり、
やがて山鉾にも各国の美術品を飾りつけるようになりました。
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鉾の重さは約12トン。

鉾の高さは、地上から鉾頭まで約25メートル。

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祇園祭が詠まれた名句も浮かんで来ました。
「月鉾の きしみに 古都がよみがえり」

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15日は平日でしたが、沢山の観光の方が来られていて四条から室町界隈は
すごい賑わいでした。
こちらは菊水鉾。室町四条上がった所に建っています。
菊水の名は、この町に室町時代からあった、
名水の井戸「菊水井」にちなんで名づけられたそうです。
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鉾へは「ちまき」を買い求めると乗せていただけます。
僕も鉾に上がりました。
鉾からは凄い賑わいの室町通りが見えました。
コンチキチン・・・コンチキチン 
いよいよ今夜は先祭りの宵山です。
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■祇園祭2022スケジュール
・宵山(前祭)7月14日~16日
・屋台露店  7月15日~16日
・山鉾巡行(前祭) 7月17日9:00 四条烏丸出発
・宵山(後祭) 7月21日~23日
・山鉾巡行(後祭)7月24日9:30 烏丸御池出発
カテゴリー: イベント・行事・お祭り

祇園祭り2022「大丸」にて

鉾建てが続いている四条通りを歩きました。
京都大丸では、150年ぶりに復活した大船鉾の船首を飾る龍頭がお目見えしています。

大船鉾龍頭展示は、7月1日(金)→17日(日)
展示場所は、1階四条正面入口ショーウインドウ。


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《大船鉾の龍頭》
大船鉾は2014年に幕末以来150年ぶりに復活した鉾で、24日の後祭の巡行の一番後ろをつとめます。龍頭は2016年に新調されています。
龍頭は高さ約2メートル、重さ約220キロあるそうです。

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カテゴリー: イベント・行事・お祭り

「2022・祇園祭」前祭りの鉾建てが始まりました。

暑いですね。霧のように写っているのは四条通りに設置されているミスト。
京都市内では連日の高気温が続いていますが、京都市下京区の四条烏丸周辺では祇園祭の鉾を組み立てる「鉾建て」が10日からはじまりました。
前祭巡行を行う山と鉾は23基。14日頃にはすべての山と鉾が建てられます、

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まずは、月鉾の鉾建て風景。
鉾は完成すると、高さは約25m。総重量がおよそ10トン。
40名近くの人達を乗せて、人力で動くため安全で安定した構造でなくてはなりません。
鉾建ては、熟練の技と伝承されて来た技法で組み立てられて行きます。
10日の日は、山鉾の土台に当たる櫓(やぐら)の組み立てが行われていました。
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鉾の組み立てに使われている縄は「雄蝶・雌蝶結び」「鶴・亀結び」「海老結び」などの伝統技法があり、それらの技を駆使して組み立て作業は進んでいます。
続いて函谷鉾の鉾建て。

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山鉾建てを担うのは「作事方(さくじかた)」や「大工方」と呼ばれる方々。
木組みと縄だけで組み立てる鉾建ては、基本的に設計図や解説手引書がなく、経験に基づいて直接伝授していく伝承の技法です。

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続いて長刀鉾の鉾建て。
「コーン コーン」木槌の音が四条通りに響いています。
祇園祭りは、前祭りと後祭がある1ヵ月にも及ぶ長いお祭りです。
今、組み立てられている前祭巡行を行う山と鉾は23基。
前祭りの鉾建ては、14日までにすべて完成し、17日の巡行当日に備えます。

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祇園祭2022スケジュール
●宵山(前祭): 7月14日(木)~16日(土)
●屋台露店: 7月15日(金)~16日(土)
●山鉾巡行(前祭): 7月17日(日)
●宵山(後祭): 7月21日(木)~23日(土)
●山鉾巡行(後祭): 7月24日(日)
カテゴリー: 文化・芸術・美術

アジサイ咲く「美山・かやぶきの里」

アジサイ咲く「美山・かやぶきの里」です。
「美山・かやぶきの里」までの距離は、京都市内から車で1時間30分ほどです。
公共機関を使うとJR京都駅から約2時間くらいで到着します。
この辺りは昔の丹波の国という所で、杉木立で有名な高雄から福井小浜の中間位に位置し
1900年代初頭まで若狭地方から京都へ物資を運んでいた「西の鯖街道」の中継地でもありました。

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里を歩いていると、日本の原風景とも言える風景を多く見かけます。

↓の赤いポストの風景は、「美山・かやぶきの里」を代表する風景でもあります。
このポストは、おそらく日本で有名なポストのひとつかと思います。

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6月の今、里には紫陽花と共に初夏の花が咲いています。

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美山・かやぶきの里は現在50戸の地域で、その内38棟が、かやぶき屋根の建物です。
風情あるかやぶき屋根ですが、20年に一度は葺き替えが必要とのことです。

ここの山並みや田畑を含めた景色は、日本の原風景を色濃く残す集落として、
平成5年(1993年)に国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。


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《美山民俗資料館》
美山のかやぶき民家は、その多くが江戸時代に建てられていますが
今も住まいとして住み続けられています。
それは「北山型民家入母屋造り」といわれ、土間は上げ庭で狭く、中央の棟木の筋で部屋を分けるなど特徴があります。
江戸時代から現代まで住み続けられている、かやぶき民家の中の構造はどうなっているのでしょうか。
集落のなかにある「美山民俗資料館」では約200年前の住宅が再現されていて、母屋や納屋を見学することができます。

■美山民族資料館
・営業時間: 9:00~17:00
・入館料: 大人300円、小・中学生 無料


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かまど。

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座敷からの景色。
湿度の高い今ですが、室内は凄く快適で、とても気持ち良かったです。

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かやぶき屋根を支える木と縄。
凄い作業が伺えます。

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お風呂。

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こちらはおトイレ。

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昔の農機具ですね。
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屋根裏はこんな感じ。

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《萱とは・・・・》

かやぶきと言いますが、「茅」(かや)とは、屋根に使われる素材のことで、「茅」という植物が存在する訳ではなくて、ススキやヨシ、イナワラなどの事をいいます。
20年に一回葺き替えがされますが、1軒の屋根を葺くのに必要な量は、10トントラックで5~6台分の萱が必要だそうです。

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《古きを訪ねて新しきを知る》

戦後日本は、高度経済成長のもと、古い物が壊され、新しいモノを次々と取り入れて行きました。
新しいモノは高機能で便利ではありますが、2022年の今、何か大事なモノが取り残された様な思いにもなっています。

今、美山のかやぶきの里を訪れる人は年間20万人以上だそうです。
古きを訪ねて新しきを知る・・・そんな思いになった「美山・かやぶきの里」でした。


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■美山・茅葺の里
・住所: 京都府南丹市美山町北
・駐車料: 500円
カテゴリー: 文化・芸術・美術

いかるがの空に響く梵鐘「法隆寺」

前記事の続きです。
東大寺を見た後は法隆寺へと車で向かいました。
東大寺から法隆寺の距離は約16.6km。車での移動時間は約40分でした。

公共交通での移動の場合は、大仏殿・博物館前バス停からJR奈良駅までバス10分。
JR奈良~JR法隆寺まで電車で11分。駅から法隆寺までバスで約10分。徒歩で25分とのことです。

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法隆寺は、飛鳥時代につくられた世界で一番古い木造の寺院で
今から1400年以上前の(607年)(推古15年)天皇の命を受けた聖徳太子と推古天皇により
建てられています。法隆寺はとても広くて、甲子園球場の4.7倍とのこと。

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風情のある土塀ですね。

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奈良でお寺を巡っていると、京都のお寺の景色と似ている様で何かが違います。
それは飾らなくて深みのある景色です。

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中門の左手には大きな石に、「日本最初の世界文化遺産 法隆寺 平山郁夫」と
揮毫された石碑が建っています。

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飛鳥時代に建てられた法隆寺の建築群。
地震の多い日本にありながら、今まで何事も無かったかのように
立ち続けているのは凄いですね。

五重塔は、一番下に屋根があり、その上に五重の塔が続いています。

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建物の屋根と屋根の間を見ると四隅に四体の、それぞれ異なる表情の
邪鬼さんが踏ん張っています。

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法隆寺。
それにしても大きな木造建築群です。
寺院の上には斑鳩(いかるが)の空が広がっています。
「ゴーン」「ゴーン」斑鳩の里に梵鐘が響いていました。

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■法隆寺
・住所: 奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺山内1-1
・拝観時間: 8:00~17:00
・拝観料: 大人:1500円 (西院伽藍,大宝蔵院,東院伽藍共通一括料金)
・アクセス: JR法隆寺駅[北口]から徒歩約19分
・駐車場: 法隆寺に駐車場はありません。周辺の有料駐車場を利用しましょう。
カテゴリー: 文化・芸術・美術

あをによし・水無月の奈良「東大寺」へ

奈良の「東大寺」へ行って来ました。
京都市内から東大寺のある奈良公園までの距離は47.1km。有料道路を使えば1時間30分位で着きます。

東大寺の面積は広くて(68.9ヘクタール)もあり、その広さは甲子園球場の約17個分にあたるとのことです。
東大寺は奈良時代に聖武天皇により創建され、華厳宗大本山の寺院となっています。「東大寺」にある
建造物や仏像の多くが国宝に指定されていて、1988年にはユネスコ世界遺産に登録されました。

境内に入ると、さっそく鹿が挨拶に来てくれました。

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参道を進むと南大門が見えて来ました。
南大門は、あまり装飾のないつくりが、豪快さや力強さを表現しています。

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南大門と言えば「金剛力士像」ですね。
「金剛力士像」は約8.4mの立像ですから、凄い迫力です。
運慶・快慶らによって作られた、鎌倉彫刻の代表作です。
口を開いた「阿形(あぎょう)像」は、宇宙の始まりを表わしているといわれます。

鎌倉時代の彫刻の特徴は写実性です。
力強い目鼻立ちと隆々とした筋肉、緊張感みなぎる手足の表現など、実に素晴らしいです。

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こちらは「吽形(うんぎょう)像」。
閉じた口は、宇宙の完成を表わしているそうです。
それぞれ約3000個の部材から成る「寄木造(よせぎづくり)」で作られているそうです。

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いよいよ大仏殿(金堂)へと進みます。
大仏殿は、奈良時代に創建されてから治承と永禄の二度の兵火に遭い、
現在の建物は江戸時代に公慶(こうけい)上人によって再建された世界最大級の木造建造物です。

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大仏殿の中に入ると、真正面に東大寺大仏(盧舎那仏)がおられます。(高さは約14.98m・幅は約12m)
その大きさと、崇高さに改めて圧倒されます。

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参拝順路は時計方向に進んで行くのですが、大仏の次が虚空蔵菩薩、
そしてその次が廣目天立像となります。
筆を持っている廣目天。もう片方の手には経典の巻物を持っています。
廣目天は、赤身で甲冑を着た武将とされ西の方角を守護する神様との事です。

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こちらは、多聞天立像。
元来は、インド神話の財宝神クベーラで、後に仏教に主護神として取り入れ四天王の一尊に数えられています。
左手に宝棒(仏敵を打ち据える護法の棍棒)、右手に宝塔(仏塔)を持つ姿となっています。

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あをによし・・・・水無月の東大寺。
圧倒的な崇高さの大仏様と、素晴らしい鎌倉彫刻に感動を頂いて来ました。
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■東大寺
・住所: 奈良市雑司町406-1
・拝観料: 参拝料 600円 小学生300円
・拝観時間: 7:30~17:30 
・アクセス: 近鉄奈良駅から徒歩で約13分または、JR奈良駅・近鉄なら駅から市内循環バス「東大寺大仏殿・春日大社前」下車徒歩5分
カテゴリー: 自然・風景

目に優しい6月の「竹林の小径」

6月の竹林の小径(ちくりんのこみち)には目に優しい緑の世界が広がっています。
竹林の小径は、天龍寺の北側から、野宮神社を経て大河内山荘まで続く小道です。

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「竹林の小径」の名が定着する前は「嵯峨野の竹林」とか「竹の道」など、さまざまに呼ばれていましたが、
現地に設置された道標に「竹林の小径」と明記されてからは、それが正式名称となったようです。

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竹林の小径は、モウソウチク(孟宗竹)の竹林です。
モウソウチク(孟宗竹)は延暦20年(801年)に道雄上人が唐から持ち帰ったのが始まりというのが通説ですが、
鎌倉時代に道元禅師が宋から持ち帰ったという説もあります。

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下から見上げると高く伸びた竹は20mもあるでしょうか。

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また、竹は北米やヨーロッパでは育ちにくい為、
外国人観光客の方には特に人気があるようです。

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竹林の小径を歩いていると、季節や時も忘れるここだけの世界が広がります。
目に優しい六月の竹林の小径。
緑の世界が続いています。

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《竹林の小径》

〇所  京都市右京区嵯峨天龍寺の北側から大河内山荘へと続く竹の道。

〇アクセスは・・・・・・

①嵯峨野観光線 「トロッコ嵐山駅](徒歩3分)
②京福電鉄 「嵐山駅」(徒歩12分)
③JR山陰本線 「嵯峨嵐山駅」(徒歩17分)
④阪急嵐山線「阪急嵐山駅」(徒歩20分)

〇竹林小径周辺の見所は・・・
①野々宮神社
②大河内山荘
③天竜寺
④常寂光寺
⑤二尊院    等々・・・・・・・・

カテゴリー: 自然・風景

約1000本の紫陽花咲く「御池通り」

気象庁は6日、関東甲信地方の梅雨入りを伝えています。
この感じだと関西ももうすぐ梅雨入りでしょうね。

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京都で紫陽花の有名な所は、宇治の三室戸寺や右京区の梅宮大社や
洛西の善峯寺や楊谷寺などがありますが、
京都市内を東西に走る御池通りに咲く紫陽花も美しいですよ。

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御池通りといえば、京都市役所があり、地下鉄東西線が通る京都市のシンボルロードのひとつです。
夏には祇園祭山鉾巡行が行われることも有名ですが、
紫陽花咲く風景も素晴らしいです。

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御池通りに咲く紫陽花は、セイヨウアジサイだけではなく、
ガクアジサイや白いアナベル約1000本が植えられています。
御池通の花壇は「スポンサー花壇」として、御池通り沿道の企業・団体・市民の皆さんからの
協賛・協力により紫陽花が維持管理されています。

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6月の御池通り。
行きかう車と紫陽花の風景が何とも良い感じです。

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《御池通に咲く紫陽花》

〇場所  堀川から鴨川へかけての御池通り両側

カテゴリー: 自然・風景

文学芸妓が愛した「祇園白川の紫陽花」

6月といえば紫陽花ですね。
祇園白川にも紫陽花が咲いてきました。

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白川沿い朱塗りの玉垣の景色。
白川沿いは桜の木が多く、春の日には桜のトンネルとなります。
またここは、季節ごとの花が咲く場所でもあります。
桜の後にはツツジ。
そしていまは紫陽花が咲いてきました。

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かつて祇園白川のこの辺りには「大友」(だいとも)というお茶屋がありました。


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お茶屋「大友」の女将「磯田多佳」は祇園甲部の芸妓さんでしたが、一方で夏目漱石や谷崎潤一郎、吉井勇、志賀直哉、高浜虚子、浅井忠、横山大観など、多くの文学者や芸術家と交流した歌人であり、「文学芸妓」と呼ばれていました。


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しかし時代が戦争後期に入り、戦局が悪化して、お茶屋「大友」も撤去され、多佳さんは終戦の年に亡くなられています。
多佳さんが好きだった花は紫陽花。


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彼女は終生、雨の日と紫陽花を好まれていたそうです。

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谷崎潤一郎が磯田多佳一周忌にちなんでつくった
手向けの歌2首は......


「しら河の 流れのうへに 枕せし 人もすみかも あとなかりけり」

「あじさいの 花に心を 残しけん 人のゆくへも しら川の水」

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2022年6月のいま、祇園白川沿いには多佳さんが好きだった紫陽花が咲いてきました。

【祇園白川】
・住所: 京都市東山区新橋通周辺
・アクセス: 京阪「祇園四条駅」より徒歩約3分、京阪「三条駅」より徒歩約5分、阪急「河原町駅」より徒歩約5分

カテゴリー: 見所・観光・定番スポット

二つの窓「鷹ヶ峯・源光庵」

鷹ヶ峰・源光庵へと向かいました。
源光庵は、市内から緩やかな勾配が続く千本通りを上ったところ、鷹ヶ峰(たかがみね)にあります。
鷹ヶ峯といいますと、江戸時代初期の芸術家・本阿弥光悦(ほんあみこうえつ)が草庵を結び、学問や芸術が大いに栄えた地でもありました。

ひし形の石畳を進むと、山門が迎えてくれます。そして山門の上部分に目をやると、そこには丸い窓がふたつ見えます。
源光庵は庫裏改築による工事のため、しばらく拝観が休止されていましたが、2022年4月1日より拝観は再開されています。

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鷹峯の辺りは、光悦寺や常照寺があり紅葉の名所でもあります。

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書院へと入りました。

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書院に広がる五月末の緑の景色。

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《二つの窓》

本堂に入ると、印象的な二つの窓が迎えてくれます。
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二つの窓の、四角い「迷いの窓」は「人間の⽣涯」を象徴し、⽣⽼病死の四苦⼋苦を表しています。
 
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そして、丸い「悟りの窓」は「禅と円通」の⼼を表し、円は大宇宙を表現しています。※源光庵ウェブサイトより

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緑美しい鷹ヶ峰の源光庵。
まさに、瞑想するのにぴったりの場所です。


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【源光庵】

・住所: 京都市北区鷹峰北鷹峰町47
・拝観時間: 9:00〜17:00
・拝観料: 大人 400円
・駐車場: 有り(25台、無料)
・アクセス: 市バス6、北1番系統「鷹峯源光庵前」下車徒歩約1分

カテゴリー: 見所・観光・定番スポット

カキツバタ咲く「太田神社」へ

《上賀茂神社から社家の家並みを歩いて太田神社へ》

2022年5月15日の上賀茂神社です。
本来5月15日は、京都では「葵祭」が行われる日ですが、昨年に続いて今年もコロナで中止となっています。

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来年の葵祭を楽しみに待ちたいと思います。
神社境内に流れる明神川の景色を眺めながら、太田神社に続く通りへと出てみます。

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《社家の町並み》
太田神社へは、上賀茂神社からゆっくり歩いて15分くらいの距離です。


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道沿いには、上賀茂神社の神官さんの社家(しゃけ)と言われる風情ある家並みが続いています。

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川沿いの通りを歩くと、明神川の守り神として建つ藤木社と大きなクスノキが見えました。
大きなクスノキは、 樹齢五百年以上の大木です。
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いよいよ太田神社に着きました。

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まずは、お参り。

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太田神社は、天鈿女命(アメノウズメノミコト)をまつる神社です。
境内にある大田の沢では、杜若(カキツバタ)の群落風景が広がっています。
毎年4月末から咲き始めて5月初旬~中旬が見頃となります。

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カキツバタの花は、ひと株で3回花を咲かせ、花の形はあやめに似て色は薄紫色です。

広さ約0.2ha(1212畳分)の敷地に、約2万5000株のカキツバタが広がる光景は、とても風情があります。
平安時代の歌人・藤原俊成の和歌に詠まれています。
「神山や大田の沢のかきつばた  深き頼みぞ色にみゆらむ」

大田の沢の杜若(カキツバタ)は、国の天然記念物にも指定されています。

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例年、4月末から咲き始め、5月中旬に満開になるということで、5月15日の葵祭とともに楽しむ方も多いのですが、今年は開花が早かったのか、少し見頃を過ぎた感がありました。

【太田神社】
・住所: 京都府京都市北区上賀茂本山340
・拝観料: カキツバタの時期 育成協力金300円
・拝観時間: 日の出~日没
・アクセス: (バス)京都駅から京都市営バス4号系統「上賀茂神社前」下車/四条河原町から京都市営バス46号系統「上賀茂神社前」下車
 (地下鉄)北山(京都府)駅3出口から徒歩約18分/地下鉄 北大路駅1出口から徒歩約22分

カテゴリー: 自然・風景

新緑映る水鏡の世界 「広沢池」

5月初めの右京区・広沢池では新緑が水面に映る世界が広がっています。
正面の山は遍照寺山(標高231m)。
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広沢池は、古来より観月の名所としても知られています。

   「名月や池をめぐりて夜もすがら」芭蕉

池の西に突き出た観音島には十一面千手観音があります。

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広沢池の春は桜。
夏にはアシがそよぐなど四季を通して、のどかな風景が楽しめます。


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5月の光の中に、亀さんも甲羅干ししています。

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【広沢池】

・住所: 京都府京都市右京区嵯峨広沢町 広沢池
・アクセス: 市バス「山越」下車、徒歩約10分

カテゴリー: 自然・風景

5月初めの「青もみじの真如堂」

この時期は緑が美しいですね。
青もみじ美しい真如堂へと行きました。

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真如堂は、左京区浄土寺真如町にある、比叡山延暦寺を本山とする天台宗の寺院で、寺名は真正極楽寺。

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見上げると、青もみじの中に三重塔が見えました。


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《紅葉 美しき所 青もみじ 更に美しき》
真如堂の四季は、春は桜・・・そして新緑。
六月は紫陽花。
夏は深緑。
晩秋の紅葉。
冬は雪景色と......それぞれの美しい景色があります。

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今は、青もみじの時
「紅葉 美しき所 青もみじ 更に美しき」......

プロペラのように見えるのは、もみじの花。

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《緑色なのに青色とはなぜ?》
この時期のもみじを表す言葉に青もみじがありますが、緑色なのに青色とはなぜなのでしょうか......
かつて、古代の日本には、白と黒、赤、青の4色しか存在せず、現代のように中間色の表現はなかったそうです。
古代日本の色は、明暗から始まり、夜明けが赤。
日が暮れると黒。なにもない白。
そして、赤黒白以外の中間色が青といわれています。
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古くから、青は広い範囲で使われ、それが現代にも残り、緑も青という表現になっているそうです。
青には新しいとか若いという意味も含まれていて、緑なのに青と書く日本語もたくさんあります。
青果、青汁、青菜、青りんご、青物、青葉、青信号、青もみじ、などなど......

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以上、青もみじ美しい五月初めの真如堂でした。

【真如堂】
・住所: 京都市左京区浄土寺真如町82
・拝観時間: 9:00~16:00
・アクセス: 市バス「真如堂前」・「錦林車庫前」下車徒歩約8分

カテゴリー: 見所・観光・定番スポット

右京区京北宮町「黒田の百年桜」を訪ねて

右京区京北町に咲く「黒田の百年桜」を訪ねて行きました(2022年4月17日撮影)。
京北町は山深いところにあり、町の面積の90%が森という森林に囲まれている地域です。
ここには桜の名所が点在していて「京北桜100選」というスポットがあるほど、
山間部ならではの、春景色の広がるエリアです。
「黒田の百年桜」のある京北宮町宮野までの距離は、僕の住む桂からは41km。車で一時間位です。
京都市内では遅咲きで有名な御室桜も散ってしまいましたが
「黒田の百年桜」は今が満開です。

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《京北とは》
京北とは、「京都府南東部、京都市北西部の旧町域。
1955年周山(しゅうざん)町と細野村、宇津 (うつ)村、黒田村、山国(やまぐに)村、弓削(ゆげ)村の5村が合体して京北町が発足。
2005年京都市に編入され右京区の一部となっています。
「黒田の百年桜」は、京北に暮らす方々が大切にされている桜で、品種的にも珍しい桜です。
百年桜は春日神社の境内にあり樹齢は推定は300年。

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百年桜の幹の太さは約3.1m。高さは約8mの大きな桜の木で、山桜の突然変異種で10~12枚の八重桜の中に
一重桜が混じって咲くという、とても珍しい品種です。

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桜守である佐野藤右衛門(さのとうえもん)親子が30年かけて1977年に苗づくりに成功。
父の15代目佐野藤右衛門が「黒田百年」と命名され、その桜木は1983年に大阪造幣局・桜の通り抜けに
植樹されたことをきっかけに、親木であるここの桜も「百年桜」として広く知られるようになったそうです。

■春日神社・黒田百年桜
・住所: 京都市右京区京北宮町宮野90
・アクセス: 京北ふるさとバス「宮」下車、徒歩で約1分

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そして、こちらは黒田百年桜のすぐ近く、旧黒田小学校の山側にある常燈寺の桜風景。
常燈寺は、臨済宗天龍寺派のお寺です。
ここも風情ある桜景色が広がっています。
■常燈寺
・住所: 京都市右京区京北宮町宮野52番地

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カテゴリー: 自然・風景

「松尾大社」では山吹が見ごろ!

西京区の松尾大社では山吹が見頃を迎えています。(写真は4月17日撮影)
松尾大社の場所は、京都のメインストリート四条通を西の端まで走り
桂川に架かる松尾橋を渡ると松尾大社です。
アクセスは阪急電車嵐山線が便利で「松尾大社」駅を下車すると、すぐ目の前です。
JR京都駅からの市バスでは40分ほど。
車でのアクセスは、物集女街道(29号線)を嵐山方面へ進むと松尾大社が見えます。

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《松尾大社の歴史》
大宝元(701)年、秦忌寸都理(はたのいみきとり)により、松尾山の頂上付近・大杉谷の磐座の神霊を
社殿に移したことに始まり、平安遷都の後、賀茂神社とともに王城鎮護の社とされ
「賀茂の厳神、松尾の猛霊」と称されました。
古くからお酒の神様として信仰を集めています。
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《黄金色に咲き誇る3000株の山吹》
松尾大社は、関西でも随一とされる山吹の名所。
境内を流れる一の井川沿いを中心に数約3000本と言われる山吹の咲く風景は圧巻です。
山吹が群生している、一の井川沿いでは、山吹と水車や石橋などの写真映えする風景に出合えますよ。

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《花の命は短くて・・・・》

桜と同じく、山吹の花の見頃期間も10日位で
咲いたと思ったら、すぐに散り始めて行きます。
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山吹の花の山吹色といえば、オレンジ色と黄色の中間色。
小判の黄金色にも例えられています。

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■松尾大社
・住所: 京都市西京区嵐山宮町3
・アクセス: 阪急嵐山線「松尾大社」下車すぐ、または京都駅から京都市営バス28号系統「松尾大社前」下車、京都駅から京都バス73、83系統「松尾大社前」下車
・駐車場: 無料(バス10台・自家用車100台)
・境内散策: 自由

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カテゴリー: 自然・風景

桜の日の「木屋町・夜桜景色」

京都市内の桜も葉桜が多くなってきました。
先週の見頃の時の木屋町の夜桜風景です。
来年の桜の季節の参考になれば、嬉しいです。
≪幕末から明治への歴史を思う桜風景≫

木屋町通りは、京都市の中心街、高瀬川に沿って南北に走る通りで
北は二条通りから、南は七条通まで約2.8kmの通りです。
また、木屋町通リは幕末から明治維新の史跡が多い所でもあります。
↓の写真は、二条下がった所にある一之船入の夜桜風景です。

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「嵐山」の桜も満開!

京都市内の桜は多くのところで満開となっています。
阪急嵐山線・松尾駅のホームの桜も満開です。(2022年4月1日撮影)
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阪急嵐山線は、阪急桂駅から嵐山駅までを結ぶ路線。
阪急嵐山線の歴史は古くて1928(昭和3)年に開業しています。
路線距離は、4.1km。
駅は 桂→上桂→松尾→嵐山。
各駅のホームでは、桜が見頃を迎えています。

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電車に乗り、阪急嵐山駅に到着。


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嵐山・中之島公園の桜も満開です。
嵐山は渡月橋がある保津川沿いや嵐山山麓に約1500本の桜が植えられていて、「日本さくら名所100選」にも選ばれている桜の名所です。
調査会社が行った「関西地区で一度は行ってみたいお花見スポット」のアンケートでは堂々の1位を獲得しています。


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嵐山に流れる川は、渡月橋から上流が大堰(おおい)川。
渡月橋から下流が桂川となります。
桂川はその後、天王山の近くで鴨川、木津川、宇治川と合流して淀川となります。


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桜満開の嵐山。
この週末はたくさんの人でにぎわうと思います。

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京都も早咲き桜が咲いています。

ウェザーニューズによると京都の桜の開花予想日は3月26日となっています。
そして、満開の予想日は4月2日。
この春はどんな桜景色が見れるのか、今から楽しみです。

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今、京都で早咲き桜の咲いている所を二ヶ所紹介します。
まずは京阪電車・出町柳駅近くの長徳寺です。
ここでは、「オカメ桜」が見ごろを迎えています。(写真は3月20日撮影)
長徳寺は観光寺院ではないので、普段は訪れる人は少ないのですが
桜が咲き始める頃になると、多くの方が来られます。

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「おかめ桜」は、花弁がびっしりと密集して、
まるで金平糖の様に細かくてかわいい花びらが特徴的です。

この桜は、イギリスの桜研究家イングラムが1947年に寒波桜と豆桜を交配して
作出したものだそうです。

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≪長徳寺≫
○所     京都市左京区田中下柳町34-1
○アクセス  京阪 出町柳駅より徒歩1分
       地下鉄 今出川駅より徒歩20分。


続いて嵐山近くの清凉寺。ここでも早咲きの河津桜が咲いています。
清凉寺は、嵐山からまっすぐに進んだところにある寺院。

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建てられたのは寛和3(987)年。

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河津桜が咲いている所は多宝塔の横です。
今は梅と河津桜が咲いています。
以上、二ヶ所の早咲き桜の紹介でした。
いよいよ桜の季節がやって来ますね。

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■清凉寺
・住所: 京都市右京区嵯峨釈迦堂藤ノ木町
・拝観時間: 9:00~16:00
・拝観料:   境内自由/本堂の拝観料400円 釈迦如来立像の拝観料1000円、霊宝館の入館料400円
・アクセス: (電車)JR嵯峨野線嵯峨嵐山駅より徒歩約15分。
       京福電鉄嵐山駅より約15分
      (徒歩)渡月橋から徒歩15分程度

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梅の花咲く「北野天満宮」

今日から3月です。
梅の花咲く北野天満宮に行ってきました。

北野天満宮の境内には、菅原道真公ゆかりの梅が50種類・約1500本植えられていて、
早咲き梅は12月中旬から蕾がふくらみ始め、正月明けから開花が始まり、
2月から3月に向けて次々と咲いてきます。

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《北野天満宮と言えば菅原道真公》

承和12(845)年に学者の家に生まれた道真公は、わずか5歳で和歌を詠み、11才で漢詩を創作するなど、
神童として注目を集めました。
やがて成人し、33歳で学者のトップにあたる文章博士に就任。
その後も改革を目指す優れた政治家として卓越した手腕を発揮し、宇多天皇の右腕として活躍されます。

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醍醐天皇の寛平6(894)年には、遣唐使の廃止を提言されています。
有名な語呂合わせでは「894年(白紙)に戻そう遣唐使」。
このほかにも封建的な制度をあらため、民衆のための土地制度と税制改革を進めておられます。

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しかし守旧派勢力から、あらぬ罪をきせられ大宰府へと左遷されてしまいます。
そのときに詠まれた和歌が......

「東風吹かば 匂いおこせよ 梅の花 主人なしとて 春を忘るな」でした。

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政治の力をそがれ、愛した家族や育ててきた梅の木や牛とも別れての大宰府行きは、本当に辛いものだったでしょうね。
現代と違い、その時代の大宰府行きはさぞかし遠く感じたと思います。

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《飛び梅伝説》

道真公の大宰府行きを知り、「梅」は一夜にして太宰府まで飛んで行ったという
「飛び梅伝説」は、いまも語り継がれています。


後年、道真公は太宰府で亡くなられています。
その後、都が繁栄し平安文化が花開したのは、道真公の改革の成果だったと言われています。

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《そして北野天満宮と言えば「牛」さん》
牛さんは、参道から境内のあちこちに鎮座しています。なかでも楼門入ってすぐに見えるのが「赤目の牛」さん。
ほかの「撫で牛」さんとは違い赤い目をしています。
目が赤い訳は、道真公のお供であった牛が「瞬きもせず真っ直ぐに道真公を待つあまり目が真っ赤になった」
「参拝客の願いを夜も寝ず聞いてくれるから赤くなった」などの説があるそうです。

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東風吹かば 匂いおこせよ 梅の花 主人なしとて 春を忘るな》

コロナ禍で、厳しい時が続いていますが、北野天満宮の梅は
次々と花が咲いてきました。
2022年。3月1日。北風が東風に変わるときは、もうすぐです。

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《北野天満宮》
〇アクセス  
 京都駅から京都市営バス50、101号系統「北野天満宮前」下車すぐ
 四条河原町から京都市営バス51号系統「北野天満宮前」下車すぐ
 京阪三条から京都市営バス10号系統「北野天満宮前」下車すぐ
〇駐車場: 無料 9:00~17:00(毎月25日は縁日のため駐車できません)
〇拝観料: 境内自由   
〇宝物殿: 一般 300円、中高生 250円、小人 150円
〇梅園 大人1000円 子供500円

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梅が咲き始めました。「清凉寺」

節分と立春は過ぎましたが、寒い日が続いていますね。
嵐山から真っ直ぐに進んだ所にある寺院。
清凉寺に行って来ました。

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清凉寺が建てられたのは寛和3年(987年)。
ここは、知る人ぞ知る梅の名所です。


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境内は、とても広くて多宝塔前や阿弥陀堂付近など
3ヵ所に梅の木があります。

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《梅の名所「清凉寺」》

今、咲いているのは、
本堂手前にある豆腐料理・湯葉料理「竹仙」さん前の白梅と紅梅です。

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花からは梅の良い香りが流れています。

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紅梅は、これから咲いて来る感じです。

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今年は例年よりも、寒い日が続いている京都ですが、
清凉寺では梅の花が咲いて来ました

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■清凉寺

・住所: 京都市右京区嵯峨釈迦堂藤ノ木町
・拝観時間: 9:00~16:00
・拝観料:本堂400円、釈迦如来立像1000円、霊宝館400円
・アクセス:JR嵯峨野線嵯峨嵐山駅より徒歩15分または京福電鉄嵐山駅より15分。
カテゴリー: 見所・観光・定番スポット

強烈寒波で「嵐山」はモノトーンの世界

強い冬型の気圧配置が続いている影響で、京都市内も雪の朝でした。
この朝、阪急電車嵐山線で嵐山へと向かいました。

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中之島公園も渡月橋も降りしきる雪のなかです。

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前回、嵐山に来た時は昨年2021年12月に行われた「嵐山花灯路」の時でした。
あの時は幻想的な世界が広がっていました。

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渡月橋を渡ります。渡月橋の長さは全長155m。
大堰川から吹き上げて来る川風が冷たいです。
今朝の嵐山は降り続く雪で、墨絵のようなモノトーンの世界でした。

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《渡月橋の歴史》
渡月橋は大堰川(桂川)に架かる橋で、嵐山のシンボルとして一年中観光客でにぎわっています。
この橋は、平安時代初期に弘法大師の弟子である、法輪寺の道昌(どうしょう)が架けたことが始まりとされています。
架けられた当時は、現在の位置よりも100mほど上流にあり、名称も「法輪寺橋」とつけられていたとの記録が残っています。
その当時の橋の色は現在とは異なり、朱塗りの橋だったそうです。
写真の奥に見えるのが、法輪寺。

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その後、応仁の乱で橋が落ちたり、増水で破損や流出を繰り返してきましたが、江戸時代の豪商・角倉了以(すみのくらりょうい)が改修工事を行い、現在の場所に架け替えました。

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現在の渡月橋は、橋脚が鉄筋コンクリート製で、上の欄干部分は和製のヒノキでできています。

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ウェザーニューズでは、この冬は寒い日が多いとの予報が出ていましたが、予報どおり寒い日が続いていますね。
以上、雪の嵐山でした。

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カテゴリー: 自然・風景

「真如堂」もみじに描かれた「2022」と「寅」

新年の真如堂です。
「真如堂」。正式な名前は真正極楽寺。

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総門から三重塔をへて本堂裏に行くと「散りもみじ」に書かれた文字に出合いました。

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紅葉の絨毯に書かれているのは......
「2022」

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こちらは「寅」

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真如堂の四季は......
春は桜。桜の後は青もみじ。
梅雨は紫陽花。
夏から秋は萩。晩秋は紅葉。
そして冬は白い世界です。

散りもみじに書かれた「2022」と「寅」の紹介でした。

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【真如堂】(真正極楽寺)
・住所: 京都市左京区浄土寺真如町82
・アクセス: バス停・錦林車庫前から徒歩約10分/南禅寺から徒歩約15分(約1.3km)

カテゴリー: 見所・観光・定番スポット

雪の大原「勝林院から三千院」へ

前ぺージからの続きです。
宝泉院の次に向かったのは勝林院(しょうりんいん)。
所は三千院の門前を通りすぎて、そのまま奥に進むと正面に勝林院の本堂が見えてきます。

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勝林院の宗派は天台宗。
本尊は阿弥陀如来。正式名は魚山大原寺。
起源は、1013年に慈覚大師の九代目の弟子、寂源が声明の根本道場として開創しました。


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【勝林院】

・住所: 京都市左京区大原勝林院町187
・拝観料: 大人300円、中学・小人200円、勝林院・宝泉院共通券1000円
降り続く雪のなか、本堂からの眺めも見事でした。

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勝林院を出て三千院へと入ります。

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三千院は門跡寺院(もんせきじいん)のひとつです。
門跡とは天台宗のお寺で皇族や貴族が住職をする由緒あるお寺のことです。
三千院、妙法院、青蓮院を三門跡。
そこに毘沙門堂、曼殊院を含めて五門跡と言います。

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三千院はもともと、比叡山にありましたが時代の流れの中で幾度か移転し、現在の大原には明治維新後にやってきました。
1200年の歴史を持つ格式高いお寺になります。
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三千院は、春は桜・秋は紅葉の名所としても知られ、「日本の紅葉の名所100選」にも選ばれた京都を代表する紅葉の名所です。
聚碧園・有清園の庭が有名で 作家である井上靖が「東洋の宝石箱」と賞賛したほどです。

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庭園の「有清園」には庭一面を覆いつくす苔が生えていることが有名で、各所にわらべ地蔵がおられるのですが、この日は一面の雪景色でお目にかかれませんでした。


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【三千院】

・住所: 京都市左京区大原来迎院町540
・拝観料: 大人700円、中高生400円、小学生150円
・拝観時間: 8:30~17:00

カテゴリー: 見所・観光・定番スポット

これぞ京の雪景色!雪の大原「宝泉院」

《雪の大原》
新年明けましておめでとうございます。
大晦日からの寒波で、元旦の京都は雪化粧の朝となりました。
初詣を済ませて、大原へと向いました。
大原へは、京都市内から八瀬から福井県に続く道、若狭街道(鯖街道)を通って向かいます。
若狭街道から三千院に通じる小道へと入りました。

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三千院前のおみやげ&食事処も雪景色のなかです。

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大原のこの辺りは、三千院をはじめとして静かなたたずまいの寺院が並んでいます。
この日最初に向かったのは宝泉院。
律川にかかる無明橋を渡って、宝泉院へと向います。

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緩やかな石段を下がり、勝林院前を左に入り少し進むと宝泉院。

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着きました。
宝泉院です。

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元旦で雪の日ですから観光の方も少なく、静かな世界が広がっています。
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客殿へと入りました。
ここはオープンエアで大原の冷気が室内に伝わってきます。
大きな五葉の松が迎えてくれました。樹齢、約700年。
宝泉院は、隣の勝林院の塔中寺院で、かつては修行僧が住む場所でした。
長い歴史のなかでは、無住寺の時も長く、荒れた庭に堂々と五葉の松が立っていたそうです。

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その景色を、明治~昭和期の俳人 高浜虚子は、
「大原や 無住の寺の 五葉の松」と、詠んでいます。
この句が詠まれた頃の大原は、さぞかし静かな世界だったのでしょうね。

温かい抹茶とお菓子をいただきました。

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目の前に広がる庭園の眺めに、寒さも忘れてただただ見入ってしまいます。


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《立ち去りがたい景色》

客殿の前に広がる庭園の名は、盤垣園(ばんかんえん)。
「立ち去りがたい」という意味の庭園とのこと。
冬の大原・宝泉院。
まさしく「立ち去りがたい」景色。 
2022年が明けました。本年も宜しくお願い申し上げます。
京都特派員 Akio

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【宝泉院】 
・住所: 京都市左京区大原勝林院町187
・拝観料: 一般800円(お抹茶・和菓子付き)、勝林院・宝泉院・共通券1000円
・拝観時間: 9:00~17:00

カテゴリー: イベント・行事・お祭り

嵐山花灯路2021「竹林の小径へ」

今年2021年がラストの嵐山花灯路。
前回は12月10日の初日に行きましたが、週が明けた13日に再び渡月橋から竹林の小径へと歩きました。

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まずは中之島公園の太鼓橋を渡って渡月橋を渡り、嵐電の嵐山駅に着きました。


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嵐電の嵐山駅と言いますと、駅構内に広がる「キモノ・フォレスト(友禅の光林)」ですね。


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嵐電・嵐山駅には改札口がなくて自由に構内に入れます。

光のポールは、直径20cm、高さ2m。600本の光の回廊です。
友禅模様は、約30種類。源氏車・乱菊・琳派波・鶴・宝尽くし・など......
光の友禅模様の世界が広がっています。


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《嵐電嵐山駅から竹林の小径へ》

嵐電・嵐山駅を出て竹林の小径へと向かいました。
月曜日なのに、今年の嵐山花灯路にはたくさんの人がこられています。
やはり、今年で終わるということで、月曜にもかかわらず多くの人が来られているのかと思いました。
いよいよ竹林の小径です。

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嵐山花灯路で竹林の小径は、渡月橋夜景とともに人気のスポットです。
光に浮かび上がる竹林が、何とも幻想的な世界を見せています。
見上げると竹林の間から月が見えました。
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竹林の小径は、天龍寺の北側を抜け、野宮神社から大河内山荘まで続く小道です。
光の中、黄金色に竹林が浮かび上がっています。

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僕は、地球の歩き方・京都特派員を始めた2011年より毎年、嵐山花灯路を訪ねてきました。
初めて竹林の小径のライトアップを見た時、「ああっ、竹林ってこんなにきれいなんだ!!」と感動しました。
その夜景が来年から見られなくなるのかと思うと、何とも独特な思いになります。

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きっと皆さんも同じような気持ちで、竹林の小径を歩いておられるのかと思いました。

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《竹林の小径から渡月橋へ》

竹林の小径から亀山公園を抜けて、再び嵐山に出ました。
亀山公園から降りて来たこの辺りは、嵐山でも奥の方にあたります。
この夜は、風がなくて嵐渓は水鏡の世界でした。

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嵐山花灯路の点灯時間は(17:00~20:30)3時間半です。
3時間半を有効に使い、暖かい恰好で散策してくださいね。
お越しの際は、マスクとともに、手袋・ホカホカカイロ、マフラー、折り畳み傘の持参がおすすめです。

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【京都・嵐山花灯路-2021】

・開催期間:2021年12月10日(金)~12月19日(日) ※雨天決行
・点灯時間:17:00~20:30
・アクセス : JR嵯峨野線「嵯峨嵐山駅」から徒歩。阪急嵐山線「嵐山駅」から徒歩。嵐電(京福電鉄)嵐山線「嵐山駅」から徒歩

・散策無料 (ただし寺院などでは拝観料が必要な場合があります。)

【開催概要】
●常寂光寺
・夜間特別拝観: 17:00~20:30(20:00受付終了)
・通常拝観: 9:00~17:00
・拝観料: 大人500円、小学生200円(昼・夜間共通)
・問い合わせ先: 075-861-0435

●野宮神社
・時間: 日没~20:00(受付終了)
・拝観料: 無料

●天龍寺
・時間: 8:30~17:00(夜間参拝なし)
・参拝料: 大人500円・小中学生300円 ※諸堂参拝300円追加
・法堂特別公開(9:00~16:30)参拝料: 別途500円

●宝厳院
夜間特別拝観: 17:00~20:30(20:00受付終了)
・夜間拝観料: 大人600円・小中学生300円
・昼間拝観料: 大人500円・小中学生300円 ※12月5日(日)まで9:00~16:30受付終了
・問い合わせ先: 075-861-0091
□法輪寺
・時間: 日没~20:30(受付終了)
※期間中 夜間舞台入場無料
・問い合わせ先: 075-862-0013
□落柿舎
・夜間特別入庵: 17:00~20:30(20:00受付終了)
・通常入庵: 9:00~16:00
・料金: 大人200円(夜間)、300円(昼間)
・問い合わせ先: 075-881-1953

・嵐山花灯路URL: https://hanatouro.kyoto.travel/arashiyama/
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カテゴリー: お知らせ

今年で最後!!「嵐山花灯路」

嵐山の初冬の人気イベントとして17年にわたって行われてきた「嵐山花灯路」ですが、今年2021年が最後の開催となりました。(写真は12月10日撮影)
嵐山花灯路のエリアは、嵐山中の島公園から渡月橋を渡り、天龍寺周辺一帯を通って竹林の小径、嵯峨野散策路から常寂光寺に至る周辺寺院・神社などです。

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《渡月橋ライトアップ》

嵐山花灯路では、数ある見どころのなかでも、嵐山の景観を代表する渡月橋のライトアップは必見です。
渡月橋や周辺の山々や水辺などがライトアップされ、雄大で美しい夜の嵐山が幻想的な薄紫の光に浮かび上がっています。

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渡月橋(とげつきょう)の名の由来は、平安時代の亀山上皇が、嵐山に浮かぶ月が橋を渡って行く様子を「くまなき月の渡るに似る」と表現されたことから、渡月橋と命名されたと言われています。
嵐山とは、渡月橋の西にそびえる山で、山の高さは、381.5m。
春は桜。夏は鵜飼い。秋は紅葉。
それぞれの時を経て、今、初冬の景色が広がっています

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嵐山花灯路は「灯り」と「花」で彩る雅なイベント。
主要な水辺や散策路には、和の情緒あふれる露地行灯と「いけばな」作品が設置されています。

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《17年の歴史に幕》

こちらは阪急電鉄・嵐山駅前の大きな行灯。

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古典模様の和の花々が光に浮かび上がっています。

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12月の嵐山は、かなり冷え込んでいます。
マスクとともに、手袋・ホカホカカイロ、マフラー、折り畳み傘の持参がおすすめです。

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嵐山花灯路の点灯時間は(17:00~20:30)三時間半です。
3時間半を有効に使い、暖かい恰好で散策してくださいね。


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【京都・嵐山花灯路-2021】

・開催期間: 2021年12月10日(金)~12月19日(日)※雨天決行
・点灯時間: 17:00~20:30
・アクセス: JR嵯峨野線「嵯峨嵐山駅」から徒歩。阪急嵐山線「嵐山駅」から徒歩。嵐電(京福電鉄)嵐山線「嵐山駅」から徒歩。
・散策: 無料 (ただし寺院等では拝観料が必要な場合があります)

【開催概要】
●常寂光寺
・夜間特別拝観: 17:00~20:30(20:00受付終了)、
・通常拝観: 9:00~17:00
・拝観料: 大人500円、小学生200円(昼・夜間共通)
・問い合わせ先: 075-861-0435
●野宮神社
・時間: 日没~20:00(受付終了)
・拝観料: 無料

●天龍寺
・時間: 8:30~17:00(夜間参拝なし)
・参拝料: 大人500円・小中学生300円 ※諸堂参拝300円追加
・法堂特別公開(9:00~16:30) 参拝料: 別途500円

●宝厳院
・夜間特別拝観: 17:00~20:30(20:00受付終了)
・夜間拝観料: 大人600円・小中学生300円
・昼間拝観料: 大人500円・小中学生300円 ※12月5日(日)まで9:00~16:30受付終了
・問い合わせ先:075-861-0091

●法輪寺
・時間: 日没~20:30(受付終了)
※期間中 夜間舞台入場無料
・問い合わせ先:075-862-0013

●落柿舎
・夜間特別入庵: 17:00~20:30(20:00受付終了)
・通常入庵: 9:00~16:00
・料金: 大人200円(夜間)、300円(昼間)
・問い合わせ先: 075-881-1953

・嵐山花灯路ウェブサイト: https://hanatouro.kyoto.travel/arashiyama/

カテゴリー: 自然・風景

晩秋の紅葉を訪ねて「洛西・地蔵院」

《洛西の古刹(こさつ)・地蔵院》
嵐山から桂川を南に下った西山エリアには、松尾大社に月読神社、鈴虫寺や常住寺、世界遺産の苔寺など見どころの多いエリアでもあります。


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そんな西山エリアにある地蔵院は、京都の紅葉では遅くまで紅葉が見られるところです。
場所は、バス停の「苔寺・すず虫寺」から石段を上った先にあります。
小高い丘に並ぶ住宅街を少し歩くと、紅葉と竹に包まれた山門が見えてきます。
山門までは見頃を迎えた楓の木々が続いています。
見上げると、空高くのびる竹と彩りの時を迎えた紅葉がとてもきれいです。

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《細川家ゆかりの寺院》

「竹の寺」の愛称で親しまれている地蔵院は、1367年に室町管領の細川頼之公が夢窓国師の弟子の宗鏡禅師を招いて建立しました。


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竹林を眺めながら、ゆるやかな坂を進みます。
奥に見える本堂は1937年に再建されたもので、延命安産の地蔵菩薩が本尊として祀られています。

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《幼少期の一休さんが過ごしたお寺》

ここは一休禅師(1394~1481年)が幼少時を過ごした寺院でもあります。


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《境内奥に建つ一休禅師母子像》

母子像の銅板には......「一休が生まれたこの地は、ここ地蔵院のあたりらしい。このあたりは竹藪の深い森が多い。地蔵院も「竹の寺」と呼ばれていた。御所を追われた母子が暮すにふさわしい場所といえよう。縁側に腰かけていると母に手をひかれた一休が、いまにも現れるように思えてならない」水上勉「一休を歩く」より

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色づいたもみじと竹林の世界に、ただただ見入ってしまいます。

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境内奥の方丈には、猪目窓のある茶室があります。

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方丈前には苔むした十六羅漢の庭があり、方丈内にはガラシャ夫人の絵や、細川護煕前首相が書かれた書「海南行」が拝見できます。

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地蔵院の辺りは山が近くて、12月の今は午後4時を回ると夕暮れが訪れてきます。
一休さんが過ごした約620年前は、さぞかし静かな深秋の世界が広がっていたでしょうね。
佳境を迎えつつある12月初めの地蔵院の紅葉景色でした。

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■地蔵院
・住所: 京都府京都市西京区山田北ノ町23
・TEL: 075-381-3417
・参拝時間: 9:00~16:30(最終入山16:10)、方丈閉場16:20
・拝観料: 500円
・アクセス: 公共交通:阪急上桂駅→徒歩約12分

カテゴリー: 見所・観光・定番スポット

青空にのびる大銀杏「西本願寺」

2021年11月末の今、西本願寺(世界文化遺産)では銀杏が見頃を迎えています。

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まずは、御影堂前の天然記念物「逆さ銀杏」(樹齢推定約380年)幹周/6.5m、樹高/7.0m。
大銀杏の木は、低い位置から枝が横にのびていて、根っこを天に広げたような形から「逆さ銀杏」と呼ばれています。
1636年に植えられたそうで、1788年の天明の大火や1864年の大火のときには、木から水を吹き出して、大火の前に立ちはだかったことから、「水吹き銀杏」とも呼ばれます。

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こちらの銀杏は、梵鐘前の銀杏。
梵鐘の奥に、金閣、銀閣とともに「京の三名閣」のひとつに数えられる飛雲閣があります。


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山門横の銀杏。
この銀杏も大きいです。

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西本願寺へは、京都駅から徒歩で17分くらいの距離です。
また市バスでは(市バス9・28・75)バス停の目の前というアクセスのよさも魅力で朝6時からお参りできます。

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【西本願寺】
・住所: 〒600-8501京都市下京区堀川通花屋町下る本願寺門前町
・拝観料: 無料
・参拝時間: 6:00~17:00
・アクセス: 市バス「京都駅前」より9番、28番、75番(西賀茂車庫行など)に乗車、「西本願寺前」で下車/京阪バス「京都駅八条口」より311番、312番に乗車、「西本願寺」で下車。※京都駅から徒歩でも約17分で行けます

カテゴリー: 自然・風景

これぞ「真如堂」の紅葉‼

深まりゆく秋の真如堂。(写真は2021年11月27日撮影)
鮮やかな紅葉の世界が広がっています。

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「真如堂」。正式な名前は真正極楽寺。

真如堂は、平安初期に円仁が霊木で彫った天下三如来のひとつ阿弥陀如来を本尊として堂宇を建てたのがはじまり。
境内には三重塔、書院、元三大師堂、鐘楼などの伽藍が並び、山門から本堂まで、ゆるやかに延びる参道の両側からは、赤く色づいた楓が枝垂れています。

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彩の時を迎えた紅葉のなかに、三重塔が見えました。

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《この辺りは錦林エリア》


真如堂へのアクセスは、市バス錦林車庫からも近くて、錦林車庫バス停から徒歩10分くらいの距離です。
南禅寺から徒歩の場合、15分くらい。
錦林車庫の、「錦林」という名の由来ですが、この辺りは かつて深い森と小山の一帯でした。

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秋の紅葉の頃は、錦の織物のように美しいところから錦林と呼ばれるようになったと伝わっています。


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境内に広がる景色は、もみじや楓とともに桜や銀杏や常緑樹が色づき見事な紅葉の世界です。


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真如堂の四季は......
冬は白い雪の日があり、春には桜。
桜の後は、青もみじ。

梅雨は紫陽花。
夏から秋は、萩。
そして今、紅葉の時を迎えています。

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境内奥の紅葉景色。
青もみじと色づいたもみじが重なり合い、深い色合いの紅葉が広がっています。
真如堂の紅葉風景でした。

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 【真如堂】(真正極楽寺)
・住所: 京都市左京区浄土寺真如町82
・アクセス: バス停・錦林車庫前から徒歩約10分/南禅寺から徒歩約15分(1.3km)

カテゴリー: 見所・観光・定番スポット

二年坂から三年坂、そして全山紅葉の「清水寺」へ

2021年11月23日の東山風景。
写真は、高台寺から見える八坂の塔と後方の京都タワー。
この日、二年坂から三年坂を経て清水寺へと向かいました。

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《二年坂(二寧坂)から三年坂(産寧坂)へ》

この日の東山界隈はすごい混雑でした。
インバウンドは(Inbound)外国人が訪れる旅行のことを指しますが、今の京都の観光地には、外国の方はほとんどおらず、国内旅行の方々がたくさん来られています。

石段の坂道も大混雑でした。
二年坂(二寧坂)三年坂(産寧坂)は、古くから清水寺の参道の一部として栄えてきました。
坂道の両側には、京都らしい和風の建物が並び、その多くがみやげ物屋さんです。

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《二年坂(二寧坂)・三年坂(産寧坂)の由来》

二年坂から三年坂へと進んできました。
戦国時代の武将・豊臣秀吉の妻、「ねね」の菩提寺(お墓があるお寺)は高台寺ですが、当時近くに住居を構えていた「ねね」は、無事に元気な子供が生まれることを願って、この坂を上がり清水寺にお参りしていました。そのことから、安産を願う文字を当てはめて「産寧坂(さんねんざか)」と呼ばれるようになり、その下の坂を「二年坂(二寧坂)」と呼ぶようになったと伝えられています。


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三年坂の中ほどには、明保野亭が見えます。
ここは、竜馬御膳が人気です。
明保野亭は、幕末の時代、志士達の会合の場でもあったそうです。
坂本竜馬ゆかりの所としても有名で、司馬遼太郎の小説『竜馬がゆく』にも登場しています。

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《見頃を迎えた清水寺の紅葉》

混雑の流れのままに、三年坂から清水寺へと入りました。
清水寺は、東山・音羽山の中腹に広がる13万平方メートルの境内に、国宝、重要文化財を含む15の伽藍が建ち並んでいます。
大混雑していた人の流れでしたが、広い清水寺の境内に入るとそれほど気にならなくなりました。
清水寺の始まりは宝亀9(778)年。奈良時代の末で、山号は音羽山。
宗派は北法相宗です。
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現在の建物のほとんどは江戸初期の再建であり、平成6(1994)年には
ユネスコ世界文化遺産「古都京都の文化財」に登録されています。
清水寺の朝は早くて、朝6時からお参りができますよ。

清水寺は、平安京が生まれる以前からの長い歴史をもつ寺院。
寺院北に広がるのは紅葉谷。清水の舞台からは全山紅葉景色が広がっています。

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清水寺の境内は広くて一周回るのに約1時間くらいかかります。
遠くに見える塔は子安の塔。

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見頃を迎えた清水寺の紅葉。
11月の今は、11月30日までライトアップ&夜間特別拝観も行われています。

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【清水寺】
・住所: 〒605-0862 京都府京都市東山区清水1丁目294
・参拝料: 大人・大学生・高校生 400円、小学生・中学生 200円
・参拝時間: 6:00~18:00


●ライトアップ&夜間特別拝観
・期間: 11月18日(木)~11月30日(火)  
・参拝時間: 17:30~21:00(受付終了)
・参拝料: 大人・大学生・高校生 400円、小学生・中学生 200円         
・アクセス: 京阪電車祇園四条駅・徒歩約20分/阪急電車河原町駅下車・徒歩約20分/市バス清水道・五条坂から徒歩約10分

カテゴリー: 文化・芸術・美術

嵯峨野・祇王寺「 祇王が見た秋景色」

嵯峨野・祇王寺の紅葉景色。
紅葉は見頃となっています。(写真は2021年11月20日撮影)

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嵐山から歩くこと約25分。
嵯峨野の奥に祇王寺はあります。
祇王寺は こぢんまりとした尼寺で、行くたびにその狭さに驚きます。
「悲恋に泣いた、白拍子・祇王ゆかりの草庵・祇王寺」とも言われ、平家物語に登場する白拍子(舞いを踊る人)の祇王・祇女・母・仏御前が念仏に専念した尼寺です。


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見上げると、もみじと竹林が空を覆うように広がっています。

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いまから遠い平安時代。
嵯峨野のこの辺りは、静寂そのものでした。
祇王寺から近いところに、化野念仏寺がありますが平安時代のこの辺りは風葬の地でした。
あまりの光景を見かねた空海が、化野念仏寺を建て無縁仏を埋葬したと言われています。

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深まりゆく秋の祇王寺。

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ここには長い時を超えて語られる もうひとつの平家物語があります。


《その物語は......》

祇王は、平清盛の寵愛と手厚い保護を受けていましたが、ある日、仏御前という新しい白拍子(舞いを踊る人)が現れると、平清盛は すっかり魅了されてしまいました。
祇王は、心変わりした平清盛を見て、一句の歌を残して去って行きました。

「萌出るも枯るるも同じ野辺の草 何れか秋にあはで果つべき」 

祇王は嵯峨野のこの地で 妹の祇女・母とともに仏門生活に入りました。


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時が過ぎた日、この庵を訪ねて来た女性がいました。
それは祇王のあと、平清盛から寵愛を受けていた仏御前。
仏御前は祇王が書き残した歌を見て、この地へ訪ねて来たのでした。
そして、自らの非を詫びました。詫びた仏御前は、かぶっていた衣を取ると、
髪を落とした尼の姿でした。
祇王は、その姿に胸を打たれ、仏御前を許し、妹の祇女・母、仏御前とともに、この地で念仏一途の生活に入りました。

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その時、祇王21歳、妹の祇女19歳、母45歳、仏御前は17歳だったそうです。
嵯峨野の奥は、自然の美しいところですが苔むした草庵で暮らすには あまりに若い年齢ですね。

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《平家物語を語る琵琶法師の言葉は......》

「祗園精舎の鐘の声 諸行無常の響あり沙羅雙樹の花の色 盛者必衰の理をあらはす。 おごれる人も久しからず、唯春の夜の夢のごとし」

祇王寺にある碑には「性如禅尼承安二年壬辰八月十五日寂」とあり、「性如禅尼」は妓王のことを指すとされていて、承安2年8月15日(1172年)に死去したとされています。

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遠い平安の時代。
ここにはどんな秋景色が広がっていたのでしょうか。
苔と、もみじと竹林の景色に祇王達が歩んだ、もうひとつの平家物語が浮かんできました。

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【祇王寺】
・住所: 京都市右京区嵯峨鳥居本小坂町32 
・アクセス: JR嵯峨嵐山駅から徒歩約25分。京福電鉄嵐山駅から徒歩約25分。阪急電鉄嵐山駅から祇王寺へは徒歩約35分
・拝観時間: 9:00~16:30
・参拝料: 大人300円・小人(小中高)100円
※障害者手帳をお持ちの方は、提示でご本人のみ参拝料が免除となります

カテゴリー: 自然・風景

色鮮やかな鷹ヶ峯の紅葉「光悦寺」

北区の鷹ヶ峰は、市内でも高いところにあり朝晩は冷え込むエリアです。
光悦寺へと入りました。(写真は2021年11月16日撮影)
もみじのトンネルも、きれいに色づいてきています。

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参道から見上げると、色づいたもみじに見入ってしまいます。


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《光悦寺の歴史》

光悦寺の歴史は、江戸時代に本阿弥光悦(ほんあみ こうえつ)が、徳川家康より鷹峯の地を寄進され、光悦が亡くなったあとに日蓮宗の寺院となっています。
本阿弥光悦は、書家、陶芸家、漆芸、茶の湯などに名を残す江戸時代のすばらしい芸術家でした。
今の時代でいうとデザイナー。総合プロデューサーに例えられるでしょうか。

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《琳派》
光悦は、鷹峯のこの地に芸術村(光悦村)を築いたことでも知られています。
俵屋宗達、尾形光琳とともに、日本が世界に誇るデザイン様式「琳派」の
創始者として、芸術文化に大きな功績を残されています。

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光悦寺には大正時代に建てられた茶室が(大虚庵や三巴亭など)7つあります。

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順路に従い、茶室や景色を眺めながら進んで行きます。

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《光悦垣》

光悦寺の垣根は、特徴的な光悦垣です。
光悦垣は、牛の背のようなラインが特徴的。

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垣根の組み方は 菱型組み。

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茶室前の真っ赤なドウダンツツジがきれいです。
この色は、五月に咲くキリシマツツジのような鮮やかな赤色です。

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近くに見える山は、鷹峰三山(鷹ヶ峰、鷲ヶ峰、天ヶ峰)。
この鷹峰三山は、花札の絵柄のぼうず山のモデルとも言われます。

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紅葉が進む光悦寺でした。

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【光悦寺】

・住所: 〒603-8466 京都市北区鷹峯光悦町29
・参拝料: 500円
・拝観時間: 8:00~17:00
・アクセス: 二条駅から京都市営バス6号系統「鷹峯源光庵前」下車
・駐車場: 紅葉期間のみ500円

カテゴリー: 文化・芸術・美術

京都観光の穴場「渉成園・枳殻邸」

京都の紅葉は、色づき始めが多いですが、ところどころで見頃の場所も出てきました。
京都駅近くの渉成園(しょうせいえん)・枳殻邸(きこくてい)です。
ここは、京都観光の穴場的なところでもあります。
渉成園・枳殻邸は東本願寺の飛び地で、京都駅から歩いて行ける距離(徒歩約10分)です。
観光シーズンでも、あまり混まずにゆっくりと散策できます。
季節ごとに美しい花が咲く庭園では、新春は梅、春は桜、6月は紫陽花に蓮。夏は睡蓮。
秋は紅葉と、四季折々に美しい花が咲きます。

印月池からは太鼓橋と京都タワーが見えますよ。

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《光源氏へと想いをはせる風景》

渉成園の地は、平安時代の初期(887年頃)嵯峨天皇の皇子・源融が営んだ「六条河原院」の旧蹟であったと言われています。 
この源融こそ、あの『源氏物語』の主人公・光源氏のモデルではないかと言われる人物です。

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源融は六条河原院を造営する際、奥州塩釜(宮城県塩釜)の風景を模して庭を造ったといわれ、毎月、難波から海水を運ばせて、この池を作ったそうです。
そのため、庭内には「塩釜」の井筒「塩釜の手水鉢」などが景物として残されています。
また、源融の供養塔もこの地に残っています。


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渉成園の名は、かつて周囲に植えられていた枳殻(カラタチ)の生垣にちなんで、枳殻邸(きこくてい)とも呼ばれています。
園内の建物は1858年・1864年の2度にわたり焼失していますが、現在の建物は明治初期から順次再建されたものです。

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庭は1653年、詩仙堂の庭園などを造った石川丈山が作庭。
国の名勝となっています
町のなかにあるのに、自然豊かな景色が広がる「渉成園・枳殻邸」。
ゆっくりと秋が進んでいます。

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【渉成園・枳殻邸】

・アクセス: (バス)京都駅から京都市営バス17、205、206、208号系統「七条河原町」下車。四条河原町から京都市営バス17、205号系統「七条河原町」下車/(徒歩)京都駅から徒歩約10分
・駐車場: 普通乗用車10台程度
・拝観料: 500円以上のご志納
・拝観時間: 9:00~16:00(受付 ~15:30)
・住所: 京都市下京区烏丸通七条上る

カテゴリー: 見所・観光・定番スポット

京都に来たら「紅葉の金閣寺へ‼」

《紅葉の名所・金閣寺》
京都の紅葉は、ここの所の朝晩の冷え込みで一気に色づいてきました。
写真は、2021年11月11日の金閣寺です。
金閣寺と言えば、京都を代表する観光地のひとつですが、ここも紅葉の名所です。
鏡湖池を中心に、さまざまな角度から金閣と紅葉が楽しめますよ。
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コロナ前の金閣寺は、外国人観光客の方が多くさまざまな言語が飛び交っていました。

緊急事態が明けた今は、国内観光客の方々が次々にお参りされています。

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「すごい。教科書よりきれい!~~」。
修学旅行の学生さんの声が聞こえてきました。

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色づいたもみじがきれいです。


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金閣寺は、室町幕府三代将軍義満が、権力と財力を尽くして建てた寺院で、建物の第一層は藤原時代の寝殿造り、第二層は鎌倉時代の書院造り、第三層は禅宗仏殿造りと独特の建築様式です。


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金閣寺の公式ウェブサイトでは、毎日午前5時00分から午後8時00分まで3分ごとに境内の金閣(舎利殿)と鏡湖池(きょうこち)周辺の様子を映したライブカメラが配信されていますから、観光に行かれる日の参考にしてくださいね。


・URL: https://www.shokoku-ji.jp/kinkakuji/

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【金閣寺】
・住所: 〒603-8361 京都市北区金閣寺町1
・拝観料: 400円
・拝観時間: 午前9:00~午後5:00
・アクセス: 京都駅から京都市営バス101、205号系統「金閣寺道」下車/四条河原町から京都市営バス205号系統「金閣寺道」下車
・駐車場: 有(150台)、1時間以内 300円、以後30分毎 150円(9:00~17:00)

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カテゴリー: 自然・風景

ゆっくりと色づき始めた「嵯峨鳥居本」のもみじ

2021年10月31日の右京区・嵯峨鳥居本です。
京都の紅葉は、ここのところの朝夕の冷え込みにより、日一日と色づき始めています。
嵯峨鳥居本は、嵐山・嵯峨野エリアの中でも最も奥深い場所にあり、嵐山駅からは徒歩約30分ほどはかかります。

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《嵯峨鳥居本の歴史》

奥嵯峨とも呼ばれる嵯峨鳥居元は、嵯峨野の西北、愛宕山のふもとに位置し、古い町並みと静かな時が流れています。
嵯峨鳥居本の歴史は古く、室町時代から、農業や林業や漁業を営みながら発展し、江戸時代には愛宕神社の門前町としてにぎわってきました。
このエリアは、国の重要伝統的建造物群保存地区のひとつです。



ここは、ゆっくりと歩きたいところ。
見上げると、青もみじと色づき始めたもみじがきれいです。

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鳥居本を左に進めば1.9kmで落合。

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まっすぐ進めば、1.2kmで清滝。

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嵯峨鳥居本では、化野念仏寺に至るまでが下地区。
愛宕神社一之鳥居に至るまでが上地区と呼ばれています。
下地区には町家風の民家が多く、上地区に入るにつれ、町家風の民家から草葺き屋根の家が多くなります。
嵯峨鳥居本に広がるもみじの風景。
この辺りは山がすぐ後方にあり、午後四時位から日の暮れを迎えます。陽のあまり当たらないところの木々は、まだ青もみじ。

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しっとりとした緑の中に見えるのは、「鮎のつたや」さん。



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そして、こちらは「鮎の平野屋」さん。
陽の当っているところの木々から紅葉が始まっています。

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人力車の似合うところですね。

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京都の各観光地は緊急事態解除後、人のにぎわいが戻りつつあります。
どうかこのまま、コロナが収束してくれることを願うばかりです。
10月末の「嵯峨鳥居本」でした。

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《嵯峨鳥居本》

・住所: 〒616-8439 京都市右京区嵯峨鳥居本
・アクセス: JR嵯峨嵐山駅から2.2km徒歩約30分/京福電鉄嵐山駅から2.2km徒歩約30分/阪急嵐山駅から3.1km徒歩約40分/京都駅から京都バス72番清滝行きバス乗車、約60分鳥居本下車3分

・鳥居本周辺の見所: 愛宕念仏寺、化野念仏寺、一之鳥居、平野屋、つたや、四季の花々、もみじ、古い町並み。

カテゴリー: 自然・風景

すごい‼これが「鳴門のうず潮」だ‼

京都から車を走らせ淡路島へ......
淡路島の福良港から、うずしおクルーズに行ってきました。
福良港から、うずしおクルーズ出ている船は「威臨丸」と「日本丸」があり交互に出ています。
※うずしおクルーズ
  福良港(道の駅福良)から出航。船は、咸臨丸と日本丸の2種類。
  どちらも大人2000円で、定員500名。乗船時間は1時間。
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この日、乗ったのは日本丸。

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いよいよ出航です。
約1時間の船旅の始りです。
青空に白いマストが映えます。


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有名な鳴門のうず潮ですが、いつも大きな渦潮が見られるわけではなくて、おすすめの季節は、春と秋が見頃だそうです。

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特に満潮時と干潮時、なかでも大潮のときがおすすめとのこと。

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港を出て、釣島鼻灯台を過ぎると大鳴門橋が見えてきました。
船から見上げる大鳴門橋は大きいです。
橋の右は淡路島。橋の左は四国です。

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近づくにつれ大鳴門橋の下には、たくさんの白波が見えてきました。


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それは、まるで川の合流のようにも見えます。
この海域を見渡すと、手前と奥で海の段差ができているのがわかるでしょうか。

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この日、訪れたときは北側の潮位が高く、南側の潮位が低いときで、北から南へと潮が流れる「南流」のときでした。
潮の流れは、約6時間後には、逆に鳴門海峡北側が干潮になって南側が満潮となり、南から北へと流れる「北流」へと変わるそうです。
このような干満差を1日に4回、繰り返しているようです。

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《鳴門のうず潮は世界三大潮流のひとつで、世界一の渦潮》

世界三大潮流とは......
イタリア半島とシシリー島間の「メッシーナ海峡」。
北アメリカ西岸とバンクーバー島東岸との間「セイモア海峡」。
そして、ここ鳴門海峡が「世界三大潮流」と呼ばれています。


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渦潮は、同じところでグルグル回っているわけではなくて、この海域のいたるところで、数秒から数十秒くらいで消えたかと思うと、また別のところで発生しグルグルと回ります。
鳴門海峡は幅がせまく、潮の流れがとても速い海域です。
そこに太平洋側の引き潮と、瀬戸内海からとどいた満ち潮が合わさり、急流となり海底の地形も関係して、大きな渦ができるそうです。

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《鳴門のうず潮を見るには、橋の上からと船があります》

「鳴門のうず潮」を見るには、ふたつの方法があります。
大鳴門橋の橋桁下部に設置された「渦の道」を歩き、上から見下ろす方法と、船に乗りうず渦の近くまで行って見る方法があります。
↓橋の上から渦潮を見る人の姿が見えます。

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橋の上から渦潮を見る方法ですが、大鳴門橋の橋桁下部に設置された「渦の道」に行き、そこから徒歩になります。
「渦の道」は、総延長約450mの遊歩道と展望台があわさった施設です。
「渦の道」通行代金は、大人510円、中高生410円、小学生250円。

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この日は秋晴れの1日で、すばらしい「うずしおクルーズ」の日でした。
勇壮な渦潮を見た後、船はゆっくりと福良港に帰って行きました。

カテゴリー: 見所・観光・定番スポット

梅田~河原町間を走る観光特急「京とれいん雅洛」

《2019年にデビューした「京とれいん雅洛」》

阪急電車の観光特急「京とれいん雅洛」は梅田~河原町間を走っています(土曜日、日曜日、祝日のみ)。
「京とれいん雅洛」は、京都の自然や伝統建築をイメージして作られた特別な観光特急で、車体のデザインや車内のインテリアもいつもの阪急電車とはまるで違います。

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《京とれいん雅洛の乗車駅は》
京とれいん雅洛に乗車できる駅は次の6つです。

阪急電車の大阪梅田駅、十三駅、淡路駅、桂駅、烏丸駅、京都河原町駅。


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《運行日は土曜日、日曜日、祝日のみ》
時刻表は次の通りです。

京都河原町駅発→大阪梅田駅ゆき(1日4本) 土曜日、日曜日、祝日のみ
10:41(京都河原町駅発)-10:43(烏丸駅発)-10:49(桂駅発)-11:15(淡路駅着)-11:21(十三駅着)-11:25(大阪梅田駅着)
12:41(京都河原町駅発)-12:43(烏丸駅発)-12:49(桂駅発)-13:15(淡路駅着)-13:21(十三駅着)-13:25(大阪梅田駅着)
14:41(京都河原町駅発)-14:43(烏丸駅発)-14:49(桂駅発)-15:15(淡路駅着)-15:21(十三駅着)-15:25(大阪梅田駅着)
16:41(京都河原町駅発)-16:43(烏丸駅発)-16:49(桂駅発)-17:15(淡路駅着)-17:21(十三駅着)-17:25(大阪梅田駅着)

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大阪梅田駅発→京都河原町駅ゆき(1日4本) 土曜日、日曜日、祝日のみ
9:32(大阪梅田駅発)-9:36(十三駅発)-9:41(淡路駅発)-10:07(桂駅着)-10:13(烏丸駅着)-10:15(京都河原町駅着)
11:32(大阪梅田駅発)-11:36(十三駅発)-11:41(淡路駅発)-12:07(桂駅着)-12:13(烏丸駅着)-12:15(京都河原町駅着)
13:32(大阪梅田駅発)-13:36(十三駅発)-13:41(淡路駅発)-14:07(桂駅着)-14:13(桂駅着)-14:15(京都河原町駅着)
15:32(大阪梅田駅発)-15:36(十三駅発)-15:41(淡路駅発)-16:07(桂駅着)-16:13(烏丸駅着)-16:15(京都河原町駅着)

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《京とれいん雅洛の乗車料金は、普通運賃(梅田~河原町間の400円)のみで乗車することができます。》

普通運賃(梅田~河原町間の400円)のみで乗車することができます。
車両は六両編成で、一両毎にモチーフと季節が設けられ、異なる外観と車内デザインが施されています。

一号車は、秋  窓は禅の世界を連想する丸窓。
二号車は、冬  枯山水の坪庭と雪見障子が配置され、凛とした京都の冬が演出されています。

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三号車は、桜  桜散らしの柄を使用して、はんなりとした京都の春を感じる車両。
        窓に向かって座席が配置されています。

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四号車は、葵  日よけはすだれが使われていて、上部は雪見障子。
        京町家の雰囲気です。

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五号車は、ススキ  濃い木目調をした通路は広くゆったりとしていて京の老舗旅館の雰囲気。

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六号車は、梅  市松模様で揃えられた車内。

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円窓の周辺には鶴や松といったおめでたい図柄が描かれています。

 
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《特別な気分になれる「京とれいん 雅楽」》

阪急電車の梅田~京都間の距離は44.7km。乗車時間は約44分。
雅な世界が広がります。

↓阪急電鉄・雅楽ウェブサイトも参考にして下さいね。

https://www.hankyu.co.jp/area_info/kyotrain-garaku/

カテゴリー: 文化・芸術・美術

青空広がる「東本願寺」

〈大きな蓮華の噴水〉

京都駅から歩いて、すぐ近くにあるのが東本願寺。
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御影堂門が見える、烏丸通りには大きな蓮の噴水があります。
大きな御影堂門の高さは約28m。

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噴水は、大正初めに疏水から本願寺水道が引かれたときに造られたのですが、第2次大戦で損壊したため、戦後に復元されています。
設計は武田五一、蓮華のデザインは、明治から昭和期の日本画家・竹内栖鳳。

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今の京都の気温は、日中は少し残暑が残っていますが、朝夕はずいぶんと過ごしやすくなってきました。


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東本願寺の塀沿いの道には、ありがたい言葉が並んでいます。

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こちらの言葉は......

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ここにも......

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言葉を見ながら境内へと入って行きます。


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〈木造建築物では世界最大級〉

東本願寺は、真宗大谷派の本山で、本尊は阿弥陀如来。
慶長7(1602)年に本願寺の12代、教如上人が、徳川家康から寺地の寄進を受け創建したのが始まりです。
焼失と再建を繰り返し、現在の建物は明治28年に再建されたもの。
親鸞聖人の御真影を安置する御影堂は、間口76m・奥行き58m。
御影堂は、外観が二重屋根であるため二層建築に見えますが、下部は裳階であり単層建築です。
木造建築物では世界最大級の大きさです。
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10月半ばの、青空広がる東本願寺でした。

《東本願寺》
・住所: 京都市下京区烏丸通七条上ル
・拝観時間: 5:50~17:30(11~2月は6:20~16:30)
・境内: 無料
・アクセス: JR「京都駅」下車徒歩約5分

カテゴリー: 自然・風景

秋が静かに進む、亀岡市曾我部町「ひがん花の里」

前回は嵯峨野に咲く彼岸花を紹介しましたが、京都府で彼岸花の名所と言えば亀岡市曾我部町の田園です。

ここは、「ひがん花の里」

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亀岡と言えば、嵯峨野トロッコ列車や保津川下り、湯の花温泉などの観光スポットがあるところですが、曾我部町の田園では、関西でも有数の彼岸花の群生地です。


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例年この時期が見頃なので、楽しみに行きましたが、今年2021年の彼岸花は峠を過ぎていました。
1週間遅かったかと思いました。
田畑では、枯れた彼岸花の茎も多く、残っている彼岸花も色が落ちて来てカサカサという感じでした。

秋が静かに進む亀岡市曾我部町の田園でした。

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【亀岡・彼岸花の里】

・住所: 京都府亀岡市曾我部町一帯の田園

・見頃: 9月中旬~下旬

・アクセス: JR嵯峨野線「亀岡」駅から京阪京都交通バスで「穴太寺前」下車

カテゴリー: 自然・風景

お彼岸を教えてくれる「彼岸花」

2021年9月20日の嵯峨野・広沢の池の風景。
池の右手に見える山は「遍照寺山」(標高231m)。

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《お彼岸に咲く彼岸花》

広沢の池から少し歩くと、嵯峨野の田園風景が広がります。

今の時期、田んぼのあぜ道では彼岸花が咲いています。
この花は、秋の彼岸の日に合わせた様に咲いて来る不思議な花です。
ちなみに2021年の秋のお彼岸は......
彼岸入り 9月20日
お中日   9月23日(秋分の日)
彼岸明け 9月26日  となっています。

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彼岸花は、彼岸の頃になると土手からニョキニョキと生えて来て、土手やあぜ道を彩ります。
花は、葉のない真っ直ぐにのびた茎に、ひとつの花が咲きます。
見頃が終わると、すべて散ってしまい、それからは花も葉もない時期が長く続く不思議な花です。


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長く続くコロナ禍の中にあっても、彼岸花は季節を正確に教えてくれています。
嵯峨野に咲く彼岸花でした。

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カテゴリー: 自然・風景

初秋を感じる萩の花「常林寺」

萩の花を訪ねて常林寺に行きました。     
常林寺は、叡電「出町柳駅」と京阪電車「出町柳駅」からも近く、寺院の前には鴨川が流れ、京都らしい風景が広がっています。
門前には「萩の寺・常林寺」の看板がかかっています。

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常林寺が建つこのエリアは、もともと京都を南北に流れる鴨川の河原だったため、水はけがよく萩の成育に適していたそうです。
また、幕末の頃の常林寺は、勝海舟が京都の宿舎として利用したことでも知られています。

境内に入ると、一面の萩。

可憐で趣のある萩の花は、万葉集や古今和歌集にも数多く登場する花です。

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常林寺の萩の花は、高さが背丈程あり、枝垂れ柳のように流れる萩に見入ってしまいます。

コロナ禍のなか、この夏は豪雨や猛暑がありましたが萩は初秋の訪れを教えてくれています。

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萩の見頃は、9月中旬から9月下旬まで(写真は9月5日撮影)。
萩の花はこれからもっと咲いて来るという感じです。


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【萩の寺・常林寺】

・住所: 京都市左京区田中下柳町33
・アクセス:(電車)京阪電車・叡山電鉄「出町柳」で下車、川端通沿いに南へ徒歩約2分/(市バス)市バス「出町柳駅前」バス停から徒歩約1分
・拝観時間: 9:00~16:00、境内無料

カテゴリー: お知らせ

4回目の緊急事態宣言下の「東山風景」

暑い日が続いていますね。
京都も4回目となる緊急事態宣言のなか各観光地では、静かな景色が広がっています。
写真は28日朝8時の東山・八坂通。
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京都府では2021年8月29日、新たに469人の新型コロナウイルス感染が確認されています。
先週日曜日(22日)の感染者数542人からは、減少しています。
(京都市で328人、その他府内で141人)。

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《京都府・京都市の主な行事・イベントの中止など》


8月25日現在確認できる、京都府内における主なイベントの中止・延期、観光関連施設の臨時休館等の状況を取りまとめました。
なお、最新の情報や詳細については、各施設や各市町観光協会にお問合せください。

〇7月1日(木)~9月30日(木) 宇治川の鵜飼(宇治市)
※8月20日(金)~9月12日(日)は緊急事態宣言が発出されることを受けて休止
・URL: https://www.kyoto-uji-kankou.or.jp/

〇7月10日(土)~9月30日(木) 天橋立砂浜ライトアップ(宮津市)
※8月20日(金)~9月12日(日)は19時~20時までの時間短縮での開催
・URL: https://www.amanohashidate.jp/event/sunahama/

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〇7月22日(木・祝)~10月24日(日)の日曜日など 宮津天橋立エール花火(宮津市)
※8月22日(日)、8月29日(日)、9月5日(日)、9月12日(日)は開催延期
・URL: https://www.amanohashidate.jp/event/yell-hanabi/

〇8月28日(土) 伊根花火(伊根町)
・URL: https://www.ine-kankou.jp/news/inehanabichushi69

〇例年9月 天橋立ツーデーウォーク(宮津市)
・URL: https://www.amanohashidate.jp/blog/

〇9月26日(日) 京都・南丹 園部城祭り 秋(南丹市)
・URL: https://www.facebook.com/nantanshisyokokai/posts/307172374538107

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今回の緊急事態宣言は、8月20日から9月12日までとなっていますが、その期間に感染者が減ることを願うばかりです。

カテゴリー: レストラン・料理・食材

抹茶かき氷ならここ‼「丸久小山園・西洞院店」

地下鉄烏丸御池駅から西へ歩き、西洞院にある江戸時代創業の宇治茶の老舗「丸久小山園」西洞院店に行きました。
「丸久小山園」は江戸時代・元禄年間創業の宇治茶の老舗茶舗です。
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また、宇治にある抹茶工場では工場見学もできます。
店内には茶房の手前に売店があり、抹茶中心に抹茶を使った御菓子や抹茶以外のほうじ茶やグリーンティーや抹茶の飴なども販売されています。

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茶房の席に案内され、さっそく夏期限定メニューの抹茶かき氷「あずき氷室」(1100円)をお願いしました。
茶房からは京町屋の中庭が見えます。

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しばらく待つと、抹茶かき氷「あずき氷室」が来ました。
追い足し用に黒蜜と練乳が付いています。
ひと口いただくと、驚くほどの抹茶の世界が広がりました。
新雪のような氷に抹茶の持つ深い味わいと、餡子もコラボして実にすばらしいです。

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夏季限定のかき氷メニューでは、
抹茶かき氷「京氷室」1000円
抹茶あずき氷「あずき京氷室」1100円
にんじんかき氷 1000円  
があります。

【丸久小山園・西洞院店】
・住所: 〒604-8277 京都市中京区西洞院通御池下がる西側
・営業時間: 9:30~18:00、茶房 10:30~17:00(ラストオーダー)
・休業日: 水曜日(祝営業)
・電話: 075-223-0909

カテゴリー: レストラン・料理・食材

暑い日には「虎屋菓寮」一番人気のかき氷

京都も連日暑い日が続いています。
暑い日に食べたくなるのが「かき氷」。
御所の西、一条通にある「虎屋菓寮」にかき氷を頂きに行ってきました。
虎屋菓寮の店内は、高い天井と和モダンの、お洒落な空間が広がっています。
店内の書庫には、和菓子や京都に関する美術書や写真集など約600冊が備えられて、自由に閲覧できます。
この日は、緑美しい中庭を眺めながら、かき氷を待ちます。

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「とらや」さんの創業は京都で、1500年代に、朝廷に和菓子を納めていたそうですからすごい歴史のお店です。

《宇治金時》
宇治金時が来ました。
宇治金時は、小倉餡の上に氷をたっぷりかき、宇治抹茶と和三盆糖で作られた濃厚な抹茶蜜をかけた、一番人気のかき氷です。

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この日、京都の最高気温は37.3℃でしたが、宇治金時をいただいたら広がるおいしさと涼しさに暑さも忘れました。

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【虎屋菓寮】
・住所: 〒602-0911 京都市上京区一条通烏丸西入
・駐車場: 有
・電話: 075-441-3113
・営業時間: 11:00~18:00 [平日]、10:00~18:00 [土曜・日曜・祝日]

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カテゴリー: イベント・行事・お祭り

2021「祇園祭り・前祭り」

今年2021年の祇園祭は、新型コロナウイルスの影響で2年連続で山鉾巡行は中止になり、34基ある山鉾のうち12基のみの山鉾が建てられ、お祭りは規模を縮小して行われています。
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長い歴史の祇園祭。祭りの始まりは、平安時代の前期・869年。
各地で疫病が流行していたとき、神に疫病を鎮めてもらう願いを込めて始まりました。


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山鉾の屋根の上に建つ「鉾に立つ槍」「山に立つ松」には、疫病神が吸い込まれると言われています。

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祇園祭は、七月の水害や災害や疫病が発生した、この時期に合わせて行われています。
869年から続く祇園祭ですが、途中では応仁の乱や本能寺の変では順延。
そして第二次大戦などで中断もありましたが、そのたびに町衆の力で復興し、千年以上続くお祭りとなってきました。

《前祭りで建っている山鉾は......》
長刀鉾、函谷鉾、月鉾、鶏鉾、放下鉾、霰天神山、蟷螂山、綾傘鉾、白楽天山、孟宗山、郭巨山、伯牙山の12の山鉾(伯牙山は期間短縮)です。

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山鉾を照らして祭りムードを盛り上げる駒形提灯(ちょうちん)ですが、連合会の取り決めで、午後7時には消灯されています。
17日は、本来なら巡行の日ではありますが、今年も巡行はありません。
来年こそコロナが収束し、完全な形での祇園祭が観たいと思います。

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18日からは、祇園祭り・後祭の鉾建てが始まります。
《後祭の日程》

鉾建て:7月18日~20日/宵山:7月21日~23日
建つ予定の山鉾: 北観音山、南観音山、大船鉾、鯉山、八幡山、役行者山の6山鉾

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カテゴリー: 自然・風景

紫式部と桔梗咲く「蘆山寺」

京都御苑の東の寺町通に建つ蘆山寺。
山門前の「桔梗咲いています」の文字にさそわれ、境内に入りました。

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「蘆山寺」は、平安時代の天慶年中(938~947年)船岡山の南に創建されたのが始まりです。
鎌倉時代の寛元元年(1243)法然の弟子・覚瑜が船岡山の南麓に再興し、中国の廬山にならって廬山天台講寺と称しました。
蘆山寺は室町時代の応仁の乱やたびたびの火事でいくども消失しましたが、そのたび再興されてきました。
明治維新までは「御黒戸四箇院」という宮中の仏事を司る四か寺のひとつでした。
しかし廃仏毀釈により宮中から天台宗預かりとなり、明治天皇の勅命によって蘆山寺だけが復興されて今日に至っています。

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《堤邸(つつみてい)》
この地は、平安時代の歌人・女流作家、紫式部の住居があった場所でもあります。
紫式部は藤原北家の越後守・藤原為時の娘として生まれました。
ここは鴨川の西に接していることから「堤邸」と呼ばれました。

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本堂前の庭は、「源氏庭」です。
庭は、白砂と苔によって構成された庭で、白砂が「庭に浮かぶ雲」を表現しているそうです。

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《夏の花・桔梗》
桔梗は「秋の七草」のひとつにあげられますが、6月下旬頃から10月頃まで長期にわたって長く咲く花です。
花は7月頃と9月頃の2回見頃を迎えますが、9月よりは7月の方が多くの花が咲きます。
桔梗は、秋の花のイメージがありますが夏の花です。
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では、どうして蘆山寺の庭に桔梗なのかと言うと、源氏物語の「朝顔」の巻に由来しています。
この頃の朝顔の花とは、桔梗のことを指すそうで、そのことから源氏庭には桔梗が咲いています。
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紫式部は長徳4年(998)頃、藤原宣孝と結婚し長保元年(999)に一女・藤原賢子をもうけます。
そのときも堤邸で生活したといわれています。
しかし結婚生活は短く、長保3年(1001)に夫・宣孝と死別してしまいます。

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その後、寛弘2年(1005)頃から寛弘8年(1012)頃まで一条天皇の中宮・彰子(藤原道長の長女)に女房、家庭教師役として仕えました。
この時期に源氏物語を書いたといわれています。
紫式部は人生の大半を、ここ堤邸で過ごしています。
以上、桔梗の咲く蘆山寺でした。

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【蘆山寺】
・住所: 京都市上京区寺町通広小路上ル北之辺町397
・拝観時間: 9:00~16:00
・拝観料: 大人・大学生・高校生500円、中学生400円、小学生以下無料
・アクセス: バス停・府立医大病院前下車(徒歩約3分) 
・駐車場: 数台分有り

カテゴリー: 自然・風景

7月の緑に映える三重塔「浄瑠璃寺」

今日から7月ですね。月日の過ぎるのが、とても早く感じます。
京都府木津川市加茂町当尾の里の浄瑠璃寺です。
浄瑠璃寺の創建は、平安後期の西暦1047年。
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浄瑠璃寺の庭園は、極楽浄土を表現しています。
梵字の阿字をかたどったと云われる宝池を中心に配し、西に本堂・九体阿弥陀仏を安置し、東に三重塔・薬師如来像を祀るという当初のままの形を残しています。
周囲の自然環境と共に四季折々の美しさを見せるところから国の特別名勝に指定されています。

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《7月の緑に映える三重塔》

浄瑠璃寺や岩船寺のある当尾地区は、京都府の南端で奈良県と境を接する位置にあり、古寺や鎌倉時代の石仏が点在していて石仏を訪ねるハイキングコースとしても人気があります。

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この地域は古くから南都(奈良の別称)の影響を強く受けてきて、世俗化した奈良仏教を憂う僧侶が草庵を結び、それがやがて寺院となり「塔」の屋根が建ち並んだことから、「当尾(とおの)」と呼ばれるようになりました。
当尾の里は、行政的には京都府に属しますが、浄瑠璃寺から1km進めば奈良県です。

浄瑠璃寺に広がる緑の世界。
梅雨の雨に洗われた緑がきれいです。
ここには奈良とも京都とも違う、静かな時の流れがあります。

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【浄瑠璃寺】
・住所: 〒619-1135 京都府木津川市加茂町西小札場札場40
・アクセス: JR「加茂駅」より徒歩約1時間9分。または、コミュニティバス当尾線「浄瑠璃寺前」下車すぐ。JR・近鉄奈良駅からは急行バス 「浄瑠璃寺」下車すぐ
・駐車場有: 300円
・拝観料: 境内無料。本堂への入場のみ有料
・開門時間: 9:00~17:00

カテゴリー: 見所・観光・定番スポット

青もみじと紫陽花咲く「真如堂」

この時期の真如堂(左京区浄土寺真如町)では、青もみじと紫陽花がきれいです。

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真如堂は、左京区浄土寺真如町にある、比叡山延暦寺を本山とする天台宗の寺院で、寺名は真正極楽寺。
青もみじに包まれた赤門(総門)を抜けて参道を進みます。


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《なぜ緑色なのに青》

青もみじと言いますが、なぜに緑色なのに青と表現するのでしょうか。
かつて、古代の日本には、白、黒、赤、青の4色しか存在しておらず、現代のように中間色の表現はなかったそうです。
方位と4つの神を表す四神相応の色も、玄武が黒、朱雀が赤、青龍が青、白虎が白の4色で表わしています。
古代日本の色は、明暗から始まり夜明けが赤。日が暮れると黒。なにもない白。
そして、赤黒白以外の中間色が青と言われています。
青は広い範囲で使われ、これが現代にも残り緑も青という表現になっているそうです。
青には新しいとか若いという意味が含まれ緑なのに青と書く日本語がたくさんあります。
青果、青汁、青菜、青りんご、青物、青葉、青信号、など......。

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《真如堂の四季》


真如堂の四季は、冬は雪景色。
春は桜......そして、そのあとの新緑。
夏は深い緑。晩秋は紅葉......と四季ごとの美しい景色があります。
6月のいまは、紫陽花が見頃を迎えています。

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紫陽花が咲いているのは、本堂裏。
本堂横を進んで裏へと回ります。
本堂裏は、瑞々しい緑の世界。

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紫陽花は萬霊堂と宝蔵の周りにたくさん咲いています。

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宝蔵に枝垂れる青もみじもきれいです。
以上、青もみじと紫陽花咲く真如堂でした。

 
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【真如堂】
・住所: 京都市左京区浄土寺真如町82
・拝観時間: 9:00~16:00
・アクセス: 市バス「真如堂前」・「錦林車庫前」下車徒歩約8分

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カテゴリー: 自然・風景

花の寺・十五番札所「紫陽花咲く岩船寺」

《三重塔が美しい岩船寺》
木津川市加茂町の岩船寺では、紫陽花が見頃を迎えています。
岩船寺のある当尾地区は、京都府の南端で奈良県と境を接する位置にあり、石仏を訪ねるハイキングコースとしても人気があります。

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寺院へは京都市内から車で1時間半ほどの距離。
車以外でしたら、JR奈良駅や近鉄奈良駅やJR加茂駅からバスでのアクセスがあります。

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《ここは紫陽花の名所》
境内に入ると紫陽花が迎えてくれました。
境内では、30種類約5000株の紫陽花が咲いています。


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すいれん鉢にアジサイを浮かべた「花手水(ちょうず)」も美しいです。

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《岩船寺の歴史》
岩船寺の歴史は奈良時代にまでさかのぼり、最盛期には広大な境内に39の坊舎があったそうです。
朱色が鮮やかな三重塔は、室町時代に建てられたもので、東山に建つ八坂の塔(1440年)とほぼ同時期に建てられています。
2003年に大修復が完了し、創建当時の美しい色が映えています。

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《関西花の寺・第十五番札所》

岩船寺は関西花の寺・第十五番札所です。
境内では四季折々さまざまな花が咲きます。
春は......椿・梅・さんしゅゆ(3月下旬)・みつまた・桜・つつじ(4月中旬)
    しゃくなげ・都わすれ(4月~7月)
夏は......黄しょうぶ・あじさい(6月上旬~7月中旬)
    睡蓮(6月中旬~8月上旬)、さるすべり(8月)
秋は......秋明菊・ほととぎす・紅葉(11月中旬~下旬)
冬は......さざんか・ろうばい(1月~2月)


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境内の順路は、山の小路を登りながら散策して行きます。
京都や奈良には、いくつもの五重塔や三重塔がありますが、こうして塔と同じ高さから見られる場所は、なかなかありません。
山の中腹からは、三重塔の二層目や三層目が目線と同じ高さで見られますよ。

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【岩船寺】
・住所: 京都府木津川市加茂町岩船上ノ門43
・拝観時間: 8:30~17:00
・拝観料: 大人500円 中高生400円 小学生200円
・アクセス: JR・近鉄奈良駅から浄瑠璃寺行バス終点下車。コミュニティバス乗り換え「岩船寺」下車すぐ。
・駐車場: 300円

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《秘仏特別公開日》
1月1日~1月15日、4月1日~5月31日、10月1日~11月30日
秘仏・如意輪観音菩薩  秘仏・弁財天  秘仏・羅刹天
・秘宝特別公開日
 10月1日~11月30日 岩船寺縁起、両界曼荼羅などが公開されます。
・三重塔初層特別公開日
 10月・11月の毎週土日祝 ※雨天・荒天時は塔開扉中止の場合あり

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カテゴリー: 天気・気候・気温

霧が舞い降りて来た水無月の「嵐山」

《霧の嵐山》
13日、朝の京都は雨でした。
嵐山ではうっすらと霧が出ていました。

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嵐山と言えば、春は桜。秋は紅葉の美しいところですが、「山」「川」「木」といった自然の環境下からか「霧」がたびたび発生します。
気象現象としては、霧は雲と同じで、大気中に浮かんでいるものが雲。
地面に接しているものを霧と呼ぶそうです。

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霧の発生メカニズムは、水蒸気を含んだ大気の温度がなんらかの理由で下がり、その水蒸気が小さな水の粒になって空中に浮かんでいる状態のことを表すとの事です。
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《六月や 峰に雲置く 嵐山》

六月の嵐山と言えば、松尾芭蕉さんが詠まれた句が浮かんできます。

「六月や 峰に雲置く 嵐山」

松尾芭蕉は嵐山や嵯峨野辺りでも、幾つか句を残されています。

「嵐山 薮の茂りや 風の筋」

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また、嵐山近くの清滝が詠まれた句は......

「清滝の 水汲ませてや ところてん」     

「清滝や 波に散り込む 青松葉」   



以上、霧が舞い降りて来た水無月の「嵐山」でした。


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【嵐山】

・アクセス: 阪急嵐山線「嵐山」駅下車、徒歩約5分/嵐電嵐山本線「嵐山」駅下車、徒歩約5分

・嵐山周辺の見どころ: 中之島公園 亀山公園 法輪寺 天竜寺 宝厳院 竹林の小路 野宮神社

カテゴリー: 自然・風景

梅雨の合間の散策「竹林の小径から嵯峨鳥居本へ」

嵯峨野から竹林の小径へと歩きました。

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いまの京都の各観光地はどこもガラガラの状態が続いています。
コロナ前の京都は「オーバーツーリズム」に例えられるように、町の受け入れ以上に観光客が多すぎる状態が続いていました。
しかし新型コロナウイルスの影響で、観光は一転し激減。
そして現在にいたっています。
竹林の小径へと入りました。

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竹林では、この春に芽吹いた筍がスクスクと伸びていました。

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竹林の小径は、天龍寺の北側から、野宮神社を経て大河内山荘まで続く小道です。
「竹林の小径」の名が定着する前は「嵯峨野の竹林」とか「竹の道」など、さまざまに呼ばれていましたが、現地に設置された道標に「竹林の小径」と明記されてからは、それが正式名称となったようです。

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竹林の小径から嵯峨鳥居本へと向かいます。

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竹林の小径から嵯峨鳥居本までの間には、「常寂光寺」「二尊院」「落柿舎」「祇王寺」「化野念仏寺」の各寺院があり、古い町並みが続く愛宕街道は、文化庁の重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。

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嵯峨鳥居本に着きました。
ここまで、竹林の小径から徒歩で約30分くらいの距離です。

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嵯峨鳥居本周辺の見所は、愛宕念仏寺、化野念仏寺、一之鳥居、平野屋さん、つたやさん、四季の花々、青もみじ、古い町並み......などなどです。
以上、梅雨の合間の嵯峨鳥居本への散策でした。

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カテゴリー: 見所・観光・定番スポット

京都最大のパワースポット「貴船神社」

貴船神社へ行ってきました。
貴船神社へのアクセスは叡山鉄道鞍馬線「貴船口」で下車後、徒歩で約30分くらい(約2km)です。
車でのアクセスですが、貴船には駐車場が少なくて本宮10台・奥宮15台です。
また貴船街道は、道幅がとても狭くて車でのアクセスはおすすめはできません。

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この時期の貴船は青もみじが美しく、自然のエネルギーにあふれています。
貴船神社は全国に約450社ある貴船神社の総本社である神社です。
貴船神社の創建は正確にはわかっていませんが、いまから約1600年ほど前の奈良時代(406~410年)だと言われています。
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約80段の石段を上ると本宮。

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《貴船の由来》

「貴船」(きふね)と書きますが、もともとは「気生嶺」「気生根」と書かれていました。
「大地のエネルギー"気"が生じる山・根の場所」という意味です。
本宮は京都の水源を護る神様が祀られており、運気発祥,開運の地でもあり、心願成就のパワースポットと言われています。
本宮前の龍船閣からは、青もみじの世界が広がっています。

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貴船神社は貴船街道に沿って、本宮・結社・奥宮があります。
街道沿いでは、川床での「流しそうめん」が人気ですが、いまは緊急事態宣言中でお酒類の提供の規制や時短営業など、難しい時にあります。

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貴船街道から結社(ゆいのやしろ)へと入りました。

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平安時代の女流歌人・和泉式部は、夫の心変わりに悩み、結社に参り夫と復縁したと言われています。
朱色鳥居が緑に映えています。
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結社から再び、貴船街道に戻り奥宮へと歩きます。
貴船の地は、澄んだ水と生命力あふれる木々のパワーが日常の汚れを清め、気を蘇らせてくれます。
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《相生の杉》
こちらは、結社から奥宮に続く参道沿いに立つ「相生の杉」。
樹齢1000年、幹周り9.6m、樹高35mの大きな杉です。
根元に張られたしめ縄からも、特別なPowerのところなんだと教えてくれます。
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思ひ川を渡り、奥宮を目指します。
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《緑の中の特別な所(power spot)》

奥宮です。
ここは生命の源である「氣」が龍のごとく立ち昇るところ。

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「世界のパワースポット」が書かれた本では、パワースポットと呼ばれるところには、人を癒やす水や、元気にしてくれる大きな木や、気を発する山・大地・川・湖などがあるところと紹介されています。
パワースポットとは、言わば「大地のエネルギーがあふれているところ」とのことです。

新緑の木々に覆われた境内の上から射し込む太陽の光。
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毎年、ここにお参りさせていただいていますが、写真を撮るたびに思うのは、ここは特別なところ(power spot)なんだと実感します。
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【貴船神社】
・住所: 京都府京都市左京区鞍馬貴船町180
・アクセス: 叡山電車貴船口下車、徒歩約30分/京都バス貴船下車、徒歩約5分      
・参拝時間: 6:00~20:00

カテゴリー: 見所・観光・定番スポット

5月の光に輝く「金閣寺」

5月の金閣寺風景です。
金閣寺は清水寺とともにトップクラスの観光地ですが、いまは緊急事態宣言中でもあり、鏡湖池(きょうこち)前の少し離れたアングルで撮っても人は写りません。
新型コロナウイルス前の金閣寺への参拝者数は年間約500万人でした。
いわば連日約1万人以上が、お参りされていたことになります。
そのうち約7割近くが、外国からの観光客や修学旅行生とのことです。

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金閣寺は、昨年度に行われた屋根のふき替え工事の完了で、建物全体がより一層
黄金色に輝く姿になっています。
舎利殿の屋根は「こけら板」と呼ばれるサワラの木の薄板を何層にも重ねて作られています。
工事では約10万枚を取り換えたほか、普段の修理では手が届きづらい部分の金箔の補修もされていて、屋根の上の鳳凰の金箔も貼り直されています。

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金閣寺は、室町幕府三代将軍義満が、権力と財力を尽くして建てた寺院です。
建物の第一層は、藤原時代の寝殿造り、第二層は鎌倉時代の書院造り、第三層は禅宗仏殿造りと独特の建築様式です。
また、鏡湖池(きょうこち)は庭園の中心をなす池で面積は約6600平方メートル。
室町時代以前は舟遊びを楽しむ池だったと言われています
池には葦原島(あしはらじま)などの大小の島や、細川石、畠山石や赤松石など諸大名が競って献納した奇岩名石が配されています。
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金閣寺の公式ウェブサイトでは、毎日午前5時00分から午後8時00分まで3分ごとに
境内の金閣(舎利殿)と鏡湖池周辺の様子を映したライブカメラが配信されていますから、次の観光に行かれる日の参考にしてくださいね。

・URL: http://www.shokoku-ji.jp/k_live.html

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【金閣寺】
・住所: 〒603-8361 京都市北区金閣寺町1
・拝観料: 400円
・拝観時間: 9:00~17:00
・アクセス: 京都駅から京都市営バス101、205号系統「金閣寺道」下車/四条河原町から京都市営バス205号系統「金閣寺道」下車
・駐車場: 有(150台)1時間以内 300円、以後30分毎 150円(9:00~17:00)

カテゴリー: 天気・気候・気温

京都も観測史上、最も早い「梅雨入り」

大阪管区気象台は2021年5月16日、近畿地方が梅雨入りしたとみられると発表しました。
今年の近畿地方の梅雨入りは、観測史上で最も早い梅雨入りで、平年(6月6日頃)より21日早く、昨年(6月10日頃)より25日早いそうです。

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東大路通りから八坂通りに入り、八坂の塔へと歩きました。

石畳の小路の奥に、八坂の塔が見えます。
高さ46mの塔が建つ風景は圧巻です。

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奈良や京都に建つ五重塔の多くは、広大な寺院の境内に建立されています。
そうしたなかで、京都の市民生活に密着した存在として、歴史を刻み続けてきたのが「八坂の塔」です。

【法観寺・八坂の塔】
・住所: 京都市東山区八坂通下河原東入八坂上町388
・アクセス: 祇園四条駅から徒歩約12分

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《八坂の塔の正式名は法観寺・臨済宗建仁寺派の寺院》
八坂の塔の歴史は古く、飛鳥時代に聖徳太子が建てた、日本最初の五重塔といわれています。
長い歴史の中で八坂の塔は戦いや落雷で三度焼失しています。

現在の塔は、室町将軍の足利義教によって1440(永享12)年に再建され今日に至っています。
「応仁の乱」で伽藍の多くが焼失した際にも、この塔だけは奇跡的に焼失を免れました。
江戸時代初期には観光の名所になっていて、当時の名所案内にも絵入りで紹介されていたそうです。

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写真右手の八坂の塔の下に見える風情ある茶店は、落語家・二代目桂文之助が明治末期に創業した老舗甘味処「文の助茶屋本店」です。

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昨年より25日早く梅雨入りした京都。
今年の梅雨はどんな梅雨になるのでしょうか。
コロナで厳しい時ですから、穏やかな梅雨を願うばかりです。

カテゴリー: 見所・観光・定番スポット

青もみじ美しい「酬恩庵・一休寺」

とんちの一休さんでおなじみの、一休宗純(そうじゅん)ゆかりの「酬恩庵(しゅうおんあん) 一休寺」です。

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《一休さん》

一休さんのモデルになったのは、足利時代から応仁の乱を生き抜いた、一休宗純という臨済宗大徳寺派の僧侶です。
一休禅師は、後小松天皇の皇子として応永元年(1394年)に京都市西京区の地蔵院近くで生まれ、幼少の頃を地蔵院の地で過ごされました。
その後、京都市北区の大徳寺を中心に新しい禅文化の創作に努めた僧として600年以上語り継がれて来た人物です。
その一休さんが63歳からの晩年、88歳で幕を閉じるまでの25年間を過ごしたのが
ここ酬恩庵(しゅうおんあん) という古刹です。
こちらのお寺は一休禅師のゆかりにちなんで「一休寺」とも呼ばれます。


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総門をくぐると石畳の参道が続きます。
いまは青もみじがとても美しいです。
青もみじが美しいということは、晩秋の頃は紅葉がとてもすばらしいお寺でもあります。

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《方丈からの眺め》

方丈へと入ります。「方丈」とは、禅寺において接客や仏事で使われる建物。
ここではすばらしい文化財や禅寺庭園など、見どころがあふれています。

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「礼の間」に置かれているのは、一休さんが実際に使用していたという輿(重文)。
そして、一休禅師木像(重文)も拝見できます(撮影禁止)。
また襖絵は複製になりますが、江戸初期の画家・狩野探幽(かのう たんゆう)が49歳のときに手がけたものが見られます。

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南庭、東庭、北庭の3つで構成される方丈庭園は松花堂昭乗、佐川田喜六、石川丈山の合作と伝わり、江戸時代を代表する庭園として名勝指定されています。

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境内には一休さんの墓所もあります。
一休さんは後小松天皇の皇子ですので、一休さんの墓所は宮内庁が管理しています。

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酬恩庵一休寺があるのは、京田辺市。

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京都市の中心部からは離れていますので、市内の観光地の様な喧噪はなく静かな時間を過ごすことができます。

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青もみじ美しい酬恩庵一休寺。
晩秋には彩りの世界が広がっていると思います。
コロナが収まったらぜひお越しください。

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【酬恩庵・一休寺】
・住所: 京都府京田辺市薪里ノ内102
・時間: 9:00~17:00、宝物殿 9:30~16:30
・定休日: なし
・拝観料: 中学生以上 500円、小学生 250円
・アクセス: JR学研都市線「京田辺」駅下車、徒歩約15分/近鉄京都線「新田辺」駅下車、徒歩約20分
・駐車場: 乗用車 300円

カテゴリー: 自然・風景

テーマパークよりスリリング!日本最長級の木造橋「流れ橋」

木津川に架かる「流れ橋」です。正式名は「上津屋橋」(こうづやばし)。
この橋は、京都府の八幡市と久御山町(くみやまちょう)を結ぶ橋で、橋長は356.5m、幅員は3.3m。
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流れ橋ができる以前の木津川を渡るには渡し舟が必要でした。
地元の人々はもちろんのこと、八幡市側にある「石清水八幡宮」にお参りする人々も渡し舟を利用していました。
昭和28年に橋が架かってからは地元の人々の生活道路としての役目も果たしています。
橋に欄干はないので、安全のため、橋の中央を歩くこと、バイク、自転車は降りて通行することになっています。

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「流れ橋」と言われるように、豪雨で川が増水すると橋桁が流される独特の構造になっています。
橋の板は、ワイヤーロープで繋がれていて、増水で流出しても元に戻せる仕組みです。
「上津屋橋」は、いままでに20回以上水害で橋桁が流されましたが、そのたび復旧工事を経て再開してきました。
昭和28年8月の南山城水害では、橋桁が大阪まで流されたそうです。
近年は温暖化にともなった豪雨による洪水で、2011年から2014年までは4年連続で流される事態となり、2016年には対策として従来よりも橋の高さを約70cm高くし、橋脚の部分をコンクリート主体にして以前よりも流れにくい構造になりました。

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《時代劇のロケ地》

流れ橋は、時代劇のロケ地としても有名で、この橋を中村主水が渡り、水戸黄門や暴れん坊将軍が通りました。
八幡市側の橋の入口横には、故・俳優藤田まことさんが、寄贈された「流れ橋」の石碑があります。
この辺りは橋の周囲に茶畑がある位で、民家や電柱なども見えにくいことからもロケ地として適しているのでしょうね。

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木津川の堤防沿いには木津川サイクリングロード(八幡木津自転車道線)が整備されていて、休憩所もあります。この日も多くのサイクリングの方が渡っておられました。

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《テーマパークよりリアルにスリリング!》

流れ橋は高いところで約5mの高さがあります。
自分の身長分も加算すると、かなりの高さを実感します。
辺りは茶畑が広がる、のどかな風景なのですが、欄干や手すりのない幅3.3mの橋は、かなりゾクゾクきます。

橋の下を流れる木津川は、広大な流域面積を誇る一級河川で平常時は穏やかに流れていますが、「暴れ川」と言われるように、台風や豪雨のときには橋桁を流してしまうほどの水量になります。

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流れ橋は、河原に降りて橋脚部分を間近で見ることができます。
八幡市側の河原部分は河川敷を降りて橋脚部分まで行けます。ワイヤーロープで橋脚と橋桁が繋がれている構造もわかります。
以上、流れ橋の紹介でした。
京都は5月末まで緊急事態宣言が延長されています。
コロナが収束したらぜひ「上津屋橋」にお越しくださいね。

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【流れ橋】
・住所: 〒614-8001  京都府八幡市上津屋
・アクセス: (電車)京阪本線「八幡市」駅から京阪バスで約20分/「浜上津屋」下車徒歩約5分
(車)△国道1号八幡下奈良交差点を南東へ→最初の交差点を左折→2つめの信号を左折後右側すぐ/△名神高速「京都南IC」から約20分
・駐車場: あり(水辺プラザ駐車場 9:00~17:00、乗用車約30台、無料)

カテゴリー: 見所・観光・定番スポット

969年の時を越え、今に伝える「平等院鳳凰堂」

五月晴れの空が広がる宇治橋からの眺めです。
ここからの眺めは、何処か嵐山・渡月橋の景色にも似ています。

宇治橋は、大化2(646)年に架けられた日本最古の橋だそうです。


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もともと宇治の地は、平安貴族の別荘が営まれていたリゾート地でした。
宇治の地は京都と奈良の中間地点辺りにあり、宇治の地名は、時の政権が大和から見て、ここまでが「ウチ」。
という表現が「ウチ」から「ウジ」になったとも言われています。


《橋のたもとに建つ紫式部像》

宇治は源氏物語の舞台でもあり「源氏物語・宇治十帖」は 浪々と流れる宇治川を舞台に描かれていました。

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宇治川の中洲の橘島にはいくつかの橋が架かっています。

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「観流橋」「中の橋」「橘橋」「喜撰橋」「中の橋」、一番存在感のある橋は中洲に架かる橋の「朝霧橋」です。

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平等院に入りました。
5月初めの今、観音堂の横に設けられた藤棚では、約1万本の藤の花が咲いています。


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藤の樹齢は300年以上。

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紫の優雅な花房は長さが1m以上に及ぶものもあり、花越しに国宝の鳳凰堂がのぞめます。


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今の平等院の藤は見頃が過ぎた状態で(2021年5月3日撮影)、平等院のウェブサイトによると今年の平等院の藤の見頃は4月16日~4月24日でした。


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藤棚から浄土式庭園を巡り鳳凰堂前に来ました。

《平等院が建てられた時代》
平等院が建てられたのは、平安時代(1052年)に、繁栄を極めた藤原道長の別荘を、息子の藤原頼道が寺院としたのが平等院でした。現存する数少ない浄土式庭園の代表であり、建物から仏像にいたるまですべて国宝に指定され
1996年には世界遺産に指定されています。
平等院の創建は「末法」元年の1052年に建てられています。
そして1053年には阿弥陀如来座像を安置する中堂、左右の回廊並びに背後の尾廊からなる阿弥陀堂が建てられます。
平等院の名の由来は、太陽がすべての人を分け隔てなく等しく照らしているように,
仏の救済もすべての人に与えられることを意味して名づけられているそうです。


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《「末法」元年に建てられた平等院》
仏教は飛鳥時代に日本に伝わり、平安前期に広がりましたが、平安時代後期になると、「末法思想」が広く信じられるようになったそうです。
「末法思想」とは、仏の教えが廃れ修行者も悟る者もいなくなると言われる思想です。
それは20世紀末に「ノストラダムスの予言」が信憑性をもってささやかれたように、末法思想では、正法・像法・末法の期間があり、1052年に日本では末法が到来すると考えられていました。
ちょうどその頃に重なるように、疫病や自然災害や人災が続いたため、人々の不安は一層深まりこの世の終わりとさえ言われるようになりました。

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《968年前の人々が思い描いた「極楽浄土の姿」》
鳳凰堂の建物は、鳳凰の鳥が舞い降りた形を、表現していると言われています。
建物は両側に鳥の羽根のように、建物が延び 背後には鳥の尾のように尾廊(びろう)がついています。
万人を極楽浄土へ......との願いを込めて建てられた平等院鳳凰堂。
969年の時を経て、その思いと建築美にただただ見入ってしまいます。

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鳳凰堂前に広がる阿字池(あじいけ)と州浜は、極楽浄土にあるとされる宝池を表したものとされています。
ここからの眺めを、平安時代の歌人・橘俊綱は「当代きっての光景である」と詠っています。

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《10円玉と一万円札に見る鳳凰堂》

10円玉でおなじみの平等院鳳凰堂ですが、明治の頃の鳳凰堂の姿です。
昭和26年当時の最高額の硬貨は10円玉でした。
また、現在の1万円札の裏側にはお堂の上に乗っている鳳凰の姿があります。

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「鳳凰」は想像上の鳥。
極彩色で、霊泉を飲み、不老不死、甦りの象徴と言われ、愛と平安を運んで来る伝説の鳥です。
コロナが収束したら、ぜひ現地で確めてくださいね。

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《鳳凰堂の屋根の鬼瓦は50以上》

鳳凰堂の屋根は角が多いデザインのため、魔の進入阻止としてあらゆる場所に魔除けの鬼瓦が設けられています。
鳳凰堂の鬼瓦は50以上あるそうです。


以上、5月初めの平等院でした。

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【平等院】
・住所: 京都府宇治市宇治蓮華116
・アクセス: JR/京阪「宇治」駅から徒歩約10分
・開園時間 8:30~17:30(入園は17:15まで)
・定休日: なし
・入園料: 大人 600円、中学生 400円、小学生 300円

カテゴリー: 自然・風景

五月の風の中、カキツバタが見頃「太田神社」

上賀茂神社の境外摂社にあたる太田神社では、杜若(カキツバタ)が見頃を迎えています。
境内では青もみじとツツジもきれいです。

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上賀茂神社と言えば例年5月15日に行われる「葵祭」ですが、昨年に続いて今年2021年もコロナで中止となっています。

来年の葵祭を楽しみに待ちたいと思います。


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「大田ノ沢」に咲くカキツバタは、例年4月末から5月初めが見頃です。
小雨の中、美しい花を咲かせています(5月2日撮影)。

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大田ノ沢では、約2万5000株が自生しています。

ここのカキツバタは、古代から咲き続けた花であり、古代京都の湖であった頃の面影を残すところのひとつとして、昭和14年に国の天然記念物に指定されています。

昨年は新型コロナウイルスの影響で池のほとりへの入口を閉鎖したため、開園は2年ぶりです。

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《平安時代から愛でられてきたカキツバタ》

見頃を迎えたカキツバタ。
平安時代の歌人・藤原俊成は、和歌に詠まれています。
「神山や大田の沢のかきつばた  深き頼みぞ色にみゆらむ」

カキツバタは、ひと株で3回花を咲かせ、花の形はあやめに似て色は薄紫色。
五月の風に花が揺れています。

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【太田神社】
・住所: 〒603-8047 京都府京都市北区上賀茂本山340
・拝観料: カキツバタの時期 育成協力金300円
・拝観時間: 日の出~日没
・アクセス: 京都駅から京都市営バス4号系統「上賀茂神社前」下車/四条河原町から京都市営バス46号系統「上賀茂神社前」下車

カテゴリー: お知らせ

「緊急事態措置」にともない京都市所管の各施設は5月11日まで、休館および利用停止です。

京都も2021年4月25日から緊急事態宣言となりました。
祇園白川の南通りは、京情緒あふれる散策路です。(5月22日撮影)

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祇園白川の石畳の道に、お茶屋が立ち並ぶ通りは、一筋北の新橋通とともに、国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。

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このエリアにはお茶屋さんも多く、芸舞妓さんを見かける人気のスポットですが、いまは人通りも少なくなっています。

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4月初めには満開の桜景色でしたが、連休前のいまはツツジが見頃を迎えています。


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《緊急事態措置にともなう、休館および利用停止のお知らせ》

京都市内では緊急事態措置にともない、市所管の各施設(文化・スポーツ施設、観光駐車場、公園併設駐車場、障害者・高齢者ふれあい施設、野外活動施設など164施設)は5月11日まで休館・利用停止となっています。

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カテゴリー: レストラン・料理・食材見所・観光・定番スポット

真紅の回廊・キリシマツツジが満開!「長岡天満宮」

いま、長岡京市の長岡天満宮・八条が池では、キリシマツツジが見頃を迎えています。(2021年4月15日撮影)

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長岡天満宮の建つ長岡京市は、都が置かれていた地で、平安京前の10年間は都が置かれていました。

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長岡天満宮は、天満宮という名の通り菅原道真公が祀られています。
道真公は 太宰府へ左遷される時 この地に立ち寄り、

「わが魂 長くこの地に とどまるべし」と詠まれています。

石段を上がると、満開のキリシマツツジの風景が広がります。

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キリシマツツジ咲く八条が池は、長岡天満宮境内の東にひろがります。
八条が池は寛永15(1638)年に八条宮智忠親王によって築造された灌漑用の池です。
外周は約1㎞、貯水量は約35000トンあると伝わっています。
豊かな池を二分する中堤は参道として使われていて、中央参道にある石太鼓橋は加賀藩「前田候」の寄進と言われています。
池には檜で作られた水上橋があります。観覧用の六角舎の建物もあり、そこからは池が一望できます。


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長岡天満宮の「キリシマツツジ」は、樹高が約2.5mあり、推定樹齢は170年前後。
参道の南北2列に植えられていて、約100株が全長約60mにわたり群生しています。

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《花言葉は燃え上がる愛》

キリシマツツジは、九州の山ツツジとミヤマキリシマを交配して生まれたツツジ。
鮮やかな紅色が、青空に映えています。
桜と同じく見頃期間が約1週間くらいと、とても短いのが特徴です。
池の畔では、八重桜と青もみじも美しい色を見せています。

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《筍料理の老舗 「錦水亭」》

長岡京市は筍の産地です。
八条が池の南側には、明治14(1881)年創業の筍料理の老舗 「錦水亭」があります。
春は朝堀りの、たけのこを使った「たけのこ料理」が楽しめ、夏・秋・冬には厳選された旬の素材を使った京料理が楽しめます。

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【錦水亭】
・住所: 〒617-0824 京都府長岡京市天神2-15-15
・TEL: 075-951-5151
・FAX: 075-951-2525
・営業時間: 11:30~21:00(L.O. 19:00)
・URL: https://www.kinsuitei.co.jp/

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以上、見頃を迎えた長岡天満宮・八条が池のキリシマツツジでした。

【長岡天満宮・八条が池】
・住所: 京都府長岡京市天神2丁目15-13
・アクセス: 阪急京都本線「長岡天神」駅下車徒歩約10分
◎散策自由。


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カテゴリー: 自然・風景

晩春を彩る3000株の山吹が見頃「松尾大社」

西京区の松尾大社では山吹が見頃を迎えています。
場所は、京都のメインストリート四条通の西の端に位置しているのが松尾大社です。
アクセスは阪急電車が便利で、阪急嵐山線「松尾大社」駅を下車すると、すぐ目の前です。
JR京都駅からの市バスでは約40分ほど。
車でのアクセスは、物集女街道(29号線)を嵐山方面へ進むと松尾大社が見えます。

《松尾大社の歴史》
大宝元(701)年、秦忌寸都理(はたのいみきとり)により、松尾山の頂上付近・大杉谷の磐座の神霊を社殿に移したことに始まり、平安遷都の後、賀茂神社とともに王城鎮護の社とされ「賀茂の厳神、松尾の猛霊」と称されました。古くからお酒の神様として信仰を集めています。

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《晩春に咲き誇る3000株の山吹》
松尾大社は、関西でも随一とされる山吹の名所。
境内を流れる一の井川沿いを中心に数約3000本と言われる山吹の咲く風景はすばらしいです。


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山吹が群生している、一の井川の川沿いでは、山吹と水車とか、写真映えする風景に出合えます。

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「花の命は短くて......」と言いますが、桜とともに山吹の花も咲いたと思ったら、すぐに散り始めて行く花です。
山吹の花の見頃期間は約10日くらいだそうです。

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山吹の花の山吹色といえば、オレンジ色と黄色の中間色。
小判の黄金色にも例えられています。
こちらは一重の山吹。

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八重の山吹。
山吹を詠んだ松尾芭蕉の俳句は......
「ほろほろと山吹散るか滝の音」

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境内には酒造業者が奉納した酒樽がたくさん奉られています。
境内に湧く「亀の井」の湧き水を入れて酒を造れば腐らないと言われてきました。
この水は「延命長寿」「よみがえりの水」としても知られています。

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【松尾大社】
・住所: 京都市西京区嵐山宮町3
・アクセス: (バス)京都駅から京都市営バス28号系統「松尾大社前」下車。もしくは、京都駅から京都バス73、83系統「松尾大社前」下車/(電車)阪急嵐山線「松尾大社」下車
・駐車場: 無料(バス10台、自家用車100台)
・境内散策: 自由
・松風苑庭園: 大人 500円

カテゴリー: 文化・芸術・美術

京北に咲く「黒田の百年桜」を訪ねて

右京区京北町に咲く「黒田の百年桜」を訪ねて行きました(2021年4月11日撮影)。
京北町は山深いところにあり町の面積の90%が森という、森林に囲まれている地域です。
ここには桜の名所が点在していて「京北桜100選」というスポットがあるほど、山間部ならではの、桜景色の広がるエリアです。
《京北とは》
京北とは、「京都府南東部、京都市北西部の旧町域。 1955年周山(しゅうざん)町と細野村、宇津 (うつ)村、黒田村、山国(やまぐに)村、弓削(ゆげ)村の5村が合体して京北町が発足。
2005年京都市に編入。右京区の一部となっています。

「黒田の百年桜」訪ねる前に少し寄り道です。
まずは、京北周山町大山に咲く、「魚ヶ渕の枝垂れ桜」へ。
「魚ヶ渕の枝垂れ桜」は、周山の中心から車で50分ほどのところにある吊り橋のたもとにある大きな枝垂桜です。
しかしながら、ここのところの暖かさらでしょうか、残念ながら散っていました。
次の春には満開のときに来ようと思いました。
大きな枝垂れ桜は、川に架かる吊り橋とマッチして、とても風情を感じられるところです。

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【魚ヶ渕の枝垂れ桜】
・住所: 京都市右京区京北周山町山キハ22付近

続いて、国道162号のウッディ京北前の交差点を右折し国道477号を7.3km走ると常照皇寺。「常照皇寺」寺門前の八重紅枝垂桜は満開です。


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現在、京都市内の桜処のほとんどが「見頃終了」マークとなっていますが、京北は気温が低いこともあり、桜はいまが見頃です。

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【「常照皇寺」前の一本桜】
・住所: 京都市右京区京北井戸町字丸山14-6

いよいよ常照皇寺前から道に戻り、京北宮町宮野の「黒田の百年桜」へと走ります。
「黒田の百年桜」は、京北に暮らす方々が大切にされている桜で、品種的にも珍しい桜です。百年桜は春日神社の境内にあり樹齢は推定は300年。

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幹の太さは約3.1m、高さは約8mの大きな桜の木で、山桜の突然変異種で10~12枚の八重桜の中に
一重桜が混じって咲くという、とても珍しい品種です。

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桜守である佐野藤右衛門(さのとうえもん)親子が30年かけて1977年に苗づくりに成功。
父の15代目佐野藤右衛門が「黒田百年」と命名され、その桜木は1983年に大阪造幣局・桜の通り抜けに植樹されたことをきっかけに親木であるここの桜も「百年桜」として広く知られるようになったそうです。

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恒例の「黒田百年桜まつり」は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、中止となっていますが、桜の開花中は、日没から午後9時までライトアップされています。

【春日神社・黒田百年桜】
・住所: 京都市右京区京北宮町宮野90
アクセスは、京北ふるさとバス「宮」下車、徒歩約1分。

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そして、こちらは春日神社のすぐ近く、旧黒田小学校の山側にある常燈寺の桜風景。
常燈寺は、臨済宗天龍寺派のお寺。
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風情ある景色に見入ってしまいました。

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【常燈寺】
・住所: 京都市右京区京北宮町宮野52番地

以上、京北に咲く桜を訪ねてでした。

カテゴリー: 見所・観光・定番スポット

京都でトップクラスのSNS映えポイント「桜の仁和寺」

関西の桜でラストを彩るスポットとして有名なのは、大阪造幣局「桜の通り抜け」と京都・仁和寺「御室桜」が二大定番ですが、今年2021年の仁和寺「御室桜」の開花は例年より1週間から10日ほど早く、4月5日の時点で「満開」となっています。(4月5日撮影)

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二王門、立て看板の文字は......
御室ツツジ 「見頃」
御室桜 「満開」
御室もみじ「葉芽ふくらむ」

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毎年の春、仁和寺は満開の桜で飾られます。
それは金堂前の染井吉野や鐘楼前のしだれ桜などが競って咲き誇りますが、その中でも中門内の西側一帯に咲く「御室桜」は江戸時代の頃から親しまれて来た桜です。
二王門をくぐり境内へと入ります。

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参拝受付で「御殿・観桜参拝セット」(800円)を求め 、まずは「御殿」へと向かいました。
御殿(本坊)は、宇多法皇の御所があった辺りに建つことから「旧御室御所」とも呼ばれ、白書院、宸殿、黒書院、霊明殿が渡り廊下で結ばれています。
これらの建物は、1887(明治20)年に御殿が焼失したあとのものですが、茶室「遼廓亭」(重要文化財)は、江戸時代の画家・尾形光琳の屋敷から移築されたもので、もうひとつの茶室「飛濤亭」(重要文化財)は、江戸時代末期に光格天皇の好みで建てられた草庵風の茶席です。
白書院から、白川石を敷きつめた南庭の眺め。

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宸殿から北庭の眺め。
池の奥に見えるのは茶室・飛濤亭。

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御殿を出て中門を目指します。
境内の参道両側の桜も満開です。
ここでは、有明桜や緑色した珍しい桜、御衣黄(ぎょいこう)も咲いています。

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いよいよ中門です。

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中門をくぐると「御室桜」のエリアが左側に広がります。

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順路に従い「御室桜」エリアの中を進みます。
桜は見事なまでの満開です。

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「御室桜」は、かつて江戸時代の儒学者・貝原益軒の書いた『京城勝覧』という京都の名所案内書にも紹介されています。
「春はこの境内の奥に八重桜多し、洛中洛外にて第一とす、吉野の山桜に対すべし......
花見る人多くして日々群衆せり......」と記されていました。



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《御室桜の特徴》
御室桜は遅咲きで、背丈の低い桜です。
近年までは桜の下に硬い岩盤があるため、根を地中深くのばせないので、背丈が低くなったと言われていましたが、現在の調査では岩盤ではなく粘土質の土壌であることがわかりました。
御室桜は背丈の低い桜ですから目の前に桜。
そして桜の奥に五重塔が眺められます。

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《御室桜を詠んだ歌》
「仁和寺や 足もとよりぞ 花の雲」  春泥

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「ねぶたさの 春は御室の 花よりぞ」 与謝蕪村
「花盛り 御室の路の 人通り」 桐奚


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《「春への義理」と表現された桜》
また小説家・川端康成さんは小説「古都」の中で、ここの桜を見ないと「春への義理」が立たないと表現され、「ひと目見たら、春への義理は済む」と書かれています。
御室桜と五重塔の景色は、京都でもトップクラスのSNS映えポイントです。

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境内では御室ツツジも見頃を迎えています。

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晩秋の頃、燃え上がる彩りを放っていたもみじも、新緑の世界です。
以上、桜満開の御室・仁和寺でした。

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【仁和寺】
・住所: 京都市右京区御室大内33
・アクセス: (電車)JR京都駅から市バス26号系統約40分「御室仁和寺」下車徒歩すぐ。京福電鉄御室駅下車徒歩すぐ/(車)名神高速京都南ICから約40分。名神高速京都東ICから約40分
・駐車場: 500円
・観桜参拝料: 大人 500円、子供 200円
・時間: 8:30~17:00
・御殿・観桜参拝料: 800円   

カテゴリー: 見所・観光・定番スポット

桜の日の「嵐山」

2021年4月4日の京都は午後から雨になっていて、花散らしの雨になりそうな感じです。
4月初めの日、阪急嵐山線「松尾駅」から桜満開の嵐山に向かいました。


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阪急嵐山線は、阪急桂駅から嵐山駅までを結ぶ路線。
阪急嵐山線の歴史は古く1928(昭和3)年に開業しています。

路線距離は、4.1km。
駅は、桂→上桂→松尾→嵐山。
到着した「嵐山駅」でも桜が迎えてくれました。


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《阪急嵐山駅から中ノ島公園へ》

渡月橋を眺める中之島公園(別名・嵐山公園)は桂川の中州にあり、東西約400m南北約100mで観光地・嵐山の中心です。

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嵐山の桜は、ヤマザクラやソメイヨシノなど約1500本が咲いています。
後嵯峨天皇(在位1242~1246年)が「亀山殿」造営の際に吉野の桜を嵐山に移植したことから始まるそうです。

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【嵐山・中ノ島公園】
・アクセス: 阪急嵐山線「嵐山」駅下車、徒歩約5分/嵐電嵐山本線「嵐山」駅下車、徒歩約5分
・住所: 京都府京都市右京区嵯峨中ノ島町

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《今年の桜は、統計開始以来、最も早い開花速度》

それにしても、今年の桜は早くから咲きましたね。

いままで京都で最も早く咲いた桜は2002年の3月18日でしたが、今年は、それより2日早い3月16日に開花しています。

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《法輪寺》
渡月橋近くの法輪寺へと入りました。
法輪寺は、虚空蔵菩薩(こくうぞうぼさつ)という智恵の菩薩を本尊としています。
智恵授けのご利益で信仰が厚く、数え年で13歳になる男女が3月13日~5月13日の間に参拝をして、知恵を授かるという「十三まいり」でも有名な寺院です。
境内では桜とともにユキヤナギも見頃を迎えていました。

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境内には展望台があり、眼下には渡月橋が見え、京都市内が一望できます。
以上、桜の日の嵐山でした。

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【法輪寺】

・住所: 京都市西京区嵐山虚空蔵山町
・参拝: 境内自由
・時間: 9:00~17:00
・アクセス: 阪急電車「嵐山」下車、徒歩約5分/市バス「阪急嵐山駅前」下車、徒歩約5分

カテゴリー: 自然・風景

圧巻の枝垂れ桜「本満寺」

同志社大学近く、寺町今出川上ルの「本満寺」。
住宅街にある寺院ですが、ここは知る人ぞ知る桜の名所です。
境内では「この桜の前で言葉はいらない」と例えられる一本桜が見頃を迎えています。

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本満寺は、1410年に近衛道嗣の嫡子、日秀が朝廷より三万坪を与えられて創建。
1751年には35世日鳳が8代将軍徳川吉宗の病気平癒を祈り、それ以来将軍家の祈願所にもなりました。


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境内に入ると、満開の時を迎えた一本桜の圧倒的な存在感に言葉も忘れます。



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本満寺の美しい枝垂れ桜は、円山公園に咲く祇園しだれ桜の姉妹に当たる木。
樹齢は約90年。
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枝垂れ桜の中に入って上を見上げると、まるで桜のシャワーの中にいるようです。

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【本満寺】
・住所: 同志社大学近く、寺町今出川上ル
・散策: 自由
・駐車場: コインパーキング数台分

カテゴリー: お知らせ

円山公園シンボルの桜「祇園枝垂れ桜」

京都の桜処も次々と見頃を迎えてきました。
2021年3月24日(水)に祇園枝垂れ桜を見に円山公園へと向かいました。
円山公園は、八坂神社の東側にひろがる京都で最も古い公園です。
円山公園ができたのはいまから130年ほど前。
円山公園の園域は八坂神社、知恩院に隣接していて、園内には、野外音楽堂や坂本龍馬と中岡慎太郎の銅像もあります。

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円山公園には染井吉野に枝垂桜や山桜など約700本の桜があります。
見上げれば、青空と桜。
青空と桜の景色は、何回見てもいいですね。

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公園中央へと進むと、円山公園のシンボルの桜でもある祇園枝垂れ桜が迎えてくれました。


正式名称は「一重白彼岸枝垂桜」(ひとえしろひがんしだれざくら)。
歌人・与謝野晶子も愛でたという大きな桜は、現在二代目です。

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初代のシダレザクラは、根回り4m、高さ12m、樹齢200年余で、
昭和13年、天然記念物に指定されましたが、昭和22年に枯死しました。
現在の桜は、これに先立つ昭和3年に、15代佐野藤右衛門氏が初代のサクラから種子を採取し、
畑で育成したものを同氏の寄贈により、昭和24年に現地に植栽したものです。
現在の容姿は、樹高12m、幹回り2.8m、枝張り10mです。

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《円山公園・枝垂れ桜のライトアップなどの中止について》
新型コロナウイルス感染症の拡大を防止するため、円山公園において、シダレザクラのライトアップ、かがり火及びゴザの貸出しは中止となっています。
また、茶店・露店の出店もありません。


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【円山公園】
・住所: 京都市東山区円山町
・アクセス: (電車)阪急「河原町」から徒歩約15分、京阪「祇園四条駅」から徒歩約8分/(市バス)京都駅から100・206系統で約20分「祇園下」下車徒歩約3分

カテゴリー: 文化・芸術・美術

京のど真ん中に咲く桜「六角堂」

「六角堂」の桜が見頃を迎えてきました。
烏丸六角に建つ「六角堂」。
聖徳太子によって創建された六角堂は、京都の町の真ん中にあります。

正式名称は「頂法寺」ですが、六角通りに建っていることと、本堂が六角の形をしていることから六角堂と呼ばれています。

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《六角柳》

桜とともに六角堂で有名なのは六角柳です。
平安時代から「六角堂の柳に願をかけると良縁に恵まれる」という噂が広がり、いつの頃からか「縁むすびの柳」とも呼ばれています。

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《都のど真ん中を表す、へそ石》

こちらは、京の町のど真ん中を表す「へそ石」。
「へそ石」は直径50cmほどの平らな六角形の石。
この石は、かつての平安京の中で、都のど真ん中の位置を表していると伝わっています。

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《いけばな発祥の地》

そして六角堂と言えば「いけばな発祥の寺」です。 
かつて六角堂の北側の池の畔に、僧侶の住坊があり、「池坊」と呼ばれるようになりました。
代々六角堂の住職を務める池坊は、仏前に花を供えるなかでさまざまな工夫を加え、室町時代に「いけばな」成立にいたります。
寛正3(1462)年には池坊専慶が花を挿し、京の人々の間で評判になったそうです。
そして時代は移り、江戸時代初期に活躍した三十二世池坊専好は、後水尾天皇に重用され、寛永6(1629)年には御所の紫宸殿で立花会がたびたび催されたそうです。
↓は、境内にある専好の立花復元のモニュメント。

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現代の烏丸六角はオフィス街です。
ビル街の中、京都のど真ん中に咲く「六角堂の桜」。
見頃を迎えてきました。


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〇京都の桜の豆知識
ここ六角堂の桜が咲く頃、近くの京都御所の近衛邸跡の「糸桜」や同じく御所の「出水の桜」、京都府庁の中庭に咲く「早咲きの桜」もほぼ同時期に見頃を迎えます。

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【六角堂】
・住所: 京都市中京区六角町東洞院西入堂之前248
・時間: 6:00~17:00 散策自由
・アクセス: 京都市営地下鉄「烏丸御池」駅5番出口から徒歩約3分、阪急京都線「烏丸」駅21番出口から徒歩約5分

カテゴリー: 自然・風景

卒業生におくる「春めき桜」

高辻通りを室町通りへと向かう途中に、旧成徳中学校があります。
ここではいま「春めき桜」が見頃を迎えています。
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《昭和初期に建てられた校舎と桜の景色》

成徳中学校は、1931年に建てられ、2007年に下京中学校に統合され廃校となりました。
現在建物やグランドは地域の施設として使われています。

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「春めき桜」は、寒緋桜(カンヒザクラ)と支那実桜(シナミザクラ)の交配種とのこと。
足利桜とも呼ばれ、淡い色が美しい早咲き桜です。
卒業生を送り出すいまの時期に咲くように品種改良された桜です。

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《旧成徳中学校》

・住所: 京都府京都市下京区繁昌町290

カテゴリー: 見所・観光・定番スポット

「車折」?さて?何と読むでしょうか。

車折?? くるまおれ? しゃせつ?......
さてなんと読むでしょうか。読み方は「くるまざき」と読みます。
車折神社では早咲き桜が咲いています。

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《なぜ車折神社と呼ばれるようになったのでしょうか》

鎌倉時代に後嵯峨天皇が牛車で嵐山を訪れたときに、神社の前で牛車をひっぱる部分が折れてしまいます。
天皇はご祭神に気づかず前を通った非礼を詫び、「車折大明神」の号と正一位を贈られたことから
車折神社(くるまざきじんじゃ)と、呼ばれるようになったといわれています。

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《車折神社の歴史》

車折神社のご祭神は、平安時代末期の貴族であり、儒学者であった清原頼業(きよはらよりなり)。
当時の都を代表する一流の知識人でした。
その頼業公の菩提を弔うために建てられた廟(びょう)がこの神社の前身になります。
廟(びょう)には、頼業公が桜の木を愛でていたことから、たくさんの桜の木が植えられました。
以来、春になると桜が咲き乱れることから「桜の宮」とも称されてきました。

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《ここは芸事・学業・金運・良縁などに、ご利益のあるパワースポット》

車折神社は、芸事・学業・金運・良縁等にご利益のあるパワースポットとしても有名で、境内にある芸能神社には多くの芸能人の方から玉垣が奉納されています。

3月半ばのいま、境内では早咲き桜が咲き、華やかな世界が広がっています。
咲いているのは、河津桜やカンヒザクラ。そして早咲きの八重桜など多彩な種類の桜が咲いています。

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【車折神社】


・住所: 京都市右京区嵯峨朝日町23
・拝観時間: 境内自由(社務所受付9:00~17:00)
・拝観料: 境内無料
・アクセス: (電車)京福電車嵐山線「車折神社」駅下車 徒歩すぐ/(バス)京都駅から→京都バス 71・73・74系統「車折神社前」下車 徒歩すぐ/(車)数台駐車場有

カテゴリー: お知らせ

京都の「桜開花予報」とお知らせ

いま現在、京都市内の桜は、早咲きの河津桜(京阪淀・嵐山清凉寺)などが咲くとともに早咲きの桜(出町柳の長徳寺、右京区の車折神社)などが順番に咲いてきています。
これからの桜の開花予想ですが、枝垂れ桜が蕾を膨らませていて、今月半ばから20日前後に見頃を迎える予想です。
そして、ソメイヨシノの開花予報ですが、平年より6日早い2021年3月22日に開花との予報が出ています。
ソメイヨシノの満開は、3月28日から4月2日頃とのことです。
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 《桜のイベント中止のお知らせ》   

新型コロナウイルス感染拡大防止にともなう京都府全域の緊急事態宣言は、2月28日(日)をもって解除されましたが、引き続き3月14日(日)までは感染症再拡大防止対策への協力が要請されています。

例年この時期に行われてきた桜関連のイベントのいくつかが中止となっていますのでお知らせします。

〇祇園白川ライトアップ、中止
毎年春に、京都市東山区の祇園白川で行われている祇園白川ライトアップは、新型コロナ感染拡大防止のため2021年も中止が決まりました。
    
〇紅しだれコンサート、中止
平安神宮神苑で、紅しだれ桜見頃時期に行われている「紅しだれコンサート」は、新型コロナ感染拡大防止のため、今年も中止となりました。

〇背割堤さくらまつり中止 
京都府八幡市の淀川河川公園背割堤地区で行われる、「令和3年背割堤さくらまつり」も中止が決りました。 
 
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カテゴリー: 見所・観光・定番スポット

春の訪れをつげる「おかめ桜」

早咲きの河津桜が咲き始めていますが、京阪電車・出町柳駅近くの長徳寺では、早咲きの「おかめ桜」が見頃を迎えています。(2021年3月7日撮影)

長徳寺は観光寺院ではないので、普段に訪れる人は少ないのですが、3月初めの頃になると訪れる人が多くなってきます。

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「おかめ桜」は、花弁がびっしりと密集して、まるで金平糖のように細かくてかわいい花びらが特徴です。


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この桜は、イギリスの桜研究家イングラムが1947年に寒波桜と豆桜を交配して作出したものだそうです。
おかめ桜の開花時期は早く、河津桜が咲き出す頃と同じです。

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ページラストは、長徳寺・お寺の掲示板の言葉。
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【長徳寺】
・住所: 京都市左京区田中下柳町34-1
・アクセス: 京阪 出町柳駅より徒歩約1分/地下鉄 今出川駅より徒歩約20分

カテゴリー: 見所・観光・定番スポット

河津桜が咲いた「清凉寺」

嵐山近くの清凉寺では早咲きの河津桜が咲いています。
(写真は2021年2月28日撮影)


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清凉寺は、嵐山からまっすぐに進んだところにある寺院。
建てられたのは寛和3(987)年。
河津桜が咲いているところは多宝塔の横です。

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2月初めに、清凉寺に寄せていただいたときは、梅の花が咲き始めでした。
いまは梅と河津桜の共演です。

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1年ぶりに見る桜の花に見入ってしまいました。
桜の花は、コロナ禍にあっても、春がきたことを教えてくれています。

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【清凉寺】

・住所: 京都市右京区嵯峨釈迦堂藤ノ木町
・拝観時間: 9:00~16:00
・拝観料: 境内自由/本堂の拝観料400円 釈迦如来立像の拝観料1000円、霊宝館の入館料400円
・アクセス: (電車)JR嵯峨野線嵯峨嵐山駅より徒歩約15分。京福電鉄嵐山駅より約15分/(徒歩)渡月橋から徒歩15分程度

カテゴリー: 見所・観光・定番スポット

150本の枝垂れ梅と300本の椿咲く「城南宮・春の山」

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伏見、城南宮の社殿西にある神苑「春の山」では枝垂れ梅と椿が見頃を迎えてきました。
城南宮は平安遷都の際、都の南の守護するために創建された神社です。
古くより「方除(ほうよけ)」のご利益として親しまれています。

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城南宮と言えば、毎年4月29日と11月3日に神苑で行われる「曲水の宴」は有名です。

「春の山」の梅の木は、約150本。


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枝垂れ梅は、ここのところの陽気で、次々と薄紅色や紅白の花を咲かせてきました。
ここではすべてが枝垂れ梅ですから、まるで花のシャワーのようです。


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梅は、咲き始めや満開の時期はもちろんですが、散り始めの頃には地面がピンク色に敷き詰められる「花びらのじゅうたん」の景色もすばらしいです。
境内では椿も見頃を迎えています。

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椿は、神苑の入口から春の山、そして平安の庭にかけて50品種・約300本の椿が次々に咲きます。
12月から咲き始める中輪白色の「初嵐」。
ピンク椀咲き大輪の「曙」。
愛らしい真紅の藪椿「城南椿」など、12月から3月にかけて咲いてきます。
また苔の上に落ちた「落ち椿」は、城南宮ならではの風景です。


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【城南宮】
・アクセス: 車は、名神 南インターからすぐ/京都駅からは、京都市営バス19号系統「城南宮」下車/直通バス・京都らくなんエクスプレス「油小路城南宮」。
・駐車場: 無料(バス30台、自家用車200台)
・料金: 神苑「楽水苑」大人 600円、中学生・小学生 300円
・拝観時間: 神苑拝観 9:00~16:30(神苑拝観受付 ~16:00)
※新型コロナウイルスの影響により、内容の変更や入苑の制限などがある場合があります。

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カテゴリー: イベント・行事・お祭り

早春の風物詩「東山花灯路2021」中止のお知らせ

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《東山花灯路2021・中止のお知らせ》
令和3(2021)年3月5日(金)~14日(日)に開催が予定されていた「東山花灯路2021」ですが
新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、中止になりました。
〇開催日時
令和3年3月5日(金)~14日(日)の10日間
点灯時間:午後6時~午後9時30分
〇 開催場所
東山地域
〇 イベント内容
北は青蓮院から、南は清水寺までの散策路に、いけばな作品の「花」とLED電球を用いた露地行灯の「灯り」を配し、白壁や土塀、石畳や門前町の町並みなどが美しく彩られる早春の東山の催し。

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京の町に春を告げる「東山花灯路」では、毎年多くの方が東山散策を楽しまれて来ましたが、コロナ感染拡大防止のため、昨年に続き中止となりました。

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観光の街京都も、コロナ禍で厳しい時期が続いていますが、これからワクチンが普及し始めたら状況は改善されてくると期待しています。
開催中止は本当に残念ですが、新型コロナが終息し、来年こそ開催されることを願っています。
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カテゴリー: 文化・芸術・美術

梅の花「清水寺」

清水寺では仁王門前の紅白の梅と西門の梅が咲き始めています。
清水寺は広い敷地ですが梅が咲くところは仁王門前と西門のところです。
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仁王門は平成15(2003)年に本格的な解体修理が行われ、室町時代後期の再建当時の美しい赤い色が再現されています。
門にかかる「清水寺」のは藤原行成(平安時代中期の貴族で書家、972~1028)の筆によるものと伝えられています。
清水寺の始まりは宝亀9(778)年。奈良時代の末で、山号は音羽山。
宗派は北法相宗です。
東山・音羽山の中腹に広がる13万平方メートルの境内に、国宝、重要文化財を含む15の伽藍が建ち並んでいます。
現在の建物のほとんどは江戸初期の再建であり、平成6(1994)年にはユネスコ世界文化遺産「古都京都の文化財」に登録されています。
咲き始めた白梅。
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こちらは紅梅。
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↓続いて西門に咲く梅。

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仁王門前の紅白の梅と西門の梅は、これから日一日と花が咲いて来ると思います。

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清水寺と言えば清水の舞台ですね。
清水の舞台は、錦雲渓の急な崖に最長約12mの「懸造り」(かけづくり)という手法で、釘を1本も使わずに組み上げた木造建築です。

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本堂から張り出した「舞台」はちょうど4階建てのビルの高さにあたるそうです。
清水の舞台はもともと、御本尊の観音さまに芸能を奉納する場所で、平安時代から雅楽や能、狂言、歌舞伎、相撲など、さまざまな芸能が奉納されてきました。
現在でも重要な法会には、舞台奉納が行われます

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15日の京都府のコロナ感染者数は7人でした。引き続き感染予報対策をとりながら過ごしたいと思います。
【清水寺】

・住所: 京都市東山区清水1丁目294
・アクセス: JR「京都」駅からバスで約15分、「五条坂」下車徒歩で約10分/
阪急電鉄「河原町」駅(四条河原町)、京阪電鉄「祇園四条」駅からバス、「清水道」下車徒歩で約10分
・参拝時間: 6:00~18:00 ※閉門時間は季節などにより変更有
・参拝料: 大人 400円、子供(小・中学生)200円
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カテゴリー: 文化・芸術・美術

「北風」が「東風」に変わる時はもうすぐ「北野天満宮」

梅が咲き始めた北野天満宮に行ってきました。

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楼門をくぐると、花手水(はなちょうず)が迎えてくれました。

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手水を済ませて境内へと散策します。

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《北野天満宮といえば「梅」》

北野天満宮の境内には、菅原道真公ゆかりの梅が50種類・約1500本植えられていて、早咲き梅は12月中旬から蕾がふくらみ始め、正月明けから開花が始まり、2月の今から3月に向けて次々と咲いてきます。

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《北野天満宮といえば「牛」》

そして北野天満宮と言えば「牛」さん。
参道から境内のあちこちに鎮座しています。


北野天満宮において、牛は神の使いであるとされます。

その訳は、

①道真公が丑年生まれで、亡くなったのも丑の月の丑の日

②道真公が農耕の神とされる事からシンボルを牛に選んだ

③道真公が牛を飼い大切に育てていた

④命を狙われた際に何処からともなく牛が飛び出して命を救った

などなど諸説があります。

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そして牛を撫でるとご利益を授かれるというのが撫牛信仰と呼ばれるもの。

撫でることで得られるご利益はふたつあります。

〇諸病平癒
自分の体の悪い所を撫でたあと、牛さんの同じ場所を撫でると病気や怪我を治してくれる

〇学業成就
牛さんの頭を撫でた後、自分の頭を撫でると頭がよくなる

現在、牛さんは全てコロナ対策で抗菌処理がされていて、安心して「撫で撫で」ができるようになっています。


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北野天満宮の参道から境内にはたくさんの牛さんがいます。
なかでも楼門入ってすぐに見えるのが「赤目の牛」さん。

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ほかの「撫で牛」さんとは違い、目は真っ赤です。
この目が赤い訳は、道真公のお供であった牛が「瞬きもせず真っ直ぐに道真公を待つあまり目が真っ赤になった」「参拝客の願いを夜も寝ず聞いてくれるから赤くなった」などの説もあるそうです。

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《そして、北野天満宮と言えば菅原道真公》

承和12(845)年に学者の家に生まれた道真公は、わずか5歳で和歌を詠み、11才で漢詩を創作するなど、神童として注目を集めました。
やがて成人し、33歳で学者のトップであたる文章博士に就任。
その後も改革を目指す優れた政治家として卓越した手腕を発揮し、宇多天皇の右腕として活躍されます。
醍醐天皇の寛平6(894)年には、遣唐使の廃止を提言されています。
有名な語呂合わせでは「894年(白紙)に戻そう遣唐使」。
このほかにも封建的な制度をあらため、民衆のための土地制度と税制改革を進めておられます。

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しかし守旧派勢力から、あらぬ罪をきせられ大宰府へと左遷されてしまいます。

そのときに詠まれた和歌が......

「東風吹かば 匂いおこせよ 梅の花 主人なしとて 春を忘るな」でした。

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政治の力をそがれ、愛した家族や育てて来た梅の木や牛とも別れての大宰府行きは、本当に辛いものだったでしょうね。
新幹線や飛行機がある現代と違い、その時代の大宰府行きはさぞかし遠く感じたと思います。

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《飛び梅伝説》
道真公の大宰府行きを知り、「梅」は一夜にして太宰府まで飛んで行ったという「飛び梅伝説」は、いまも語り継がれています。


後年、道真公は太宰府で亡くなられています。
その後、都が繁栄し平安文化が花開したのは、道真公の改革の成果だったと言われています。

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《東風吹かば 匂いおこせよ 梅の花 主人なしとて 春を忘るな》

2021年。2月11日。
昨年からのコロナ禍で、厳しいときが続いていますが蕾は膨らみ、花が次々と咲き始めてきました。
北風が東風に変わるときは、もうすぐです。

【北野天満宮】
・アクセス:  
京都駅から京都市営バス50、101号系統「北野天満宮前」下車/
四条河原町から京都市営バス51号系統「北野天満宮前」下車/
京阪三条から京都市営バス10号系統「北野天満宮前」下車
・駐車場: 無料 9:00~17:00(毎月25日は縁日のため駐車できません)
・拝観料: 境内自由   
・宝物殿: 一般 300円、中高生 250円、小人 150円

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カテゴリー: 見所・観光・定番スポット

梅の香り流れる「清凉寺」

2021年2月7日(日)。嵐山からまっすぐに進んだところにある寺院、清凉寺に行ってきました。
清凉寺が建てられたのは寛和3(987)年です。
大きな仁王門は1776(安永6)年の再建。
門の左右には仁王像(金剛力士像)が置かれています。

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仁王門の左手には5つの道標が建っています。
右側から、小楠公御首塚の寺、三宅安兵衛遺志の源融公栖霞観地、小倉山・二尊院西二町、嵯峨帝陵東北十六町、御室・北野方面が並んでいます。

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これらの石碑を見ながら仁王門を通り境内へと進みます。
清凉寺は、知る人ぞ知る梅の名所。
境内は、とても広くて多宝塔前や湯豆腐処「竹仙」。そして阿弥陀堂付近などの3ヵ所に梅が咲いています。


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《境内の3ヵ所に咲く梅》

まずは、多宝塔前の梅。
そこそこ咲いてきています。

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花からは梅のいい香り......。

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こちらは、本堂手前にある湯豆腐処「竹仙」の梅。

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そして、境内を進んだ阿弥陀堂前に咲く、紅梅と白梅。

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季節はコロナ禍のなか、節分から立春が過ぎて、ゆっくりと春に向かっています。

ぺージラストは境内にある掲示板に、ありがたい言葉をいただきました。

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【清凉寺】
・住所: 京都市右京区嵯峨釈迦堂藤ノ木町
・拝観時間: 9:00~16:00
・拝観料・境内自由: 本堂の拝観料 400円 釈迦如来立像の拝観料 1000円、霊宝館の入館料 400円。
・アクセス: (電車) JR嵯峨野線嵯峨嵐山駅より徒歩約15分。京福電鉄嵐山駅より約15分/(徒歩)渡月橋から徒歩約15分

カテゴリー: 見所・観光・定番スポット

謹賀新年「雪の銀閣寺」

新年明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い申し上げます。

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雪の日、「金閣寺」のあと「銀閣寺」へと向かいました。
写真↓右に行けば「哲学の道」
哲学の道は、左京区の琵琶湖疏水分線に沿った歩道です。
道は、東山の永観堂近くの熊野若王子神社横から始まり、銀閣寺道バス停付近の白川通今出川交差点まで続いています。
哲学の道の名の由来は、明治の頃から文人や哲学者がこのあたりに多く住むようになり、「文人の道」や「哲学の小径」「散策の道」「思索の道」「疏水の小径」などと呼ばれて来ましたが、1972年に「哲学の道」と決まり、その名前が現在にいたっているそうです。
「銀閣寺」へは、写真の左側の道をまっすぐ進みます。

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緩やかな坂道を歩いて、銀閣寺に着きました。

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《銀閣寺垣》

銀閣寺の正式名称は、「東山慈照寺」。相国寺の塔頭寺院のひとつです。
銀閣寺の名の由来は江戸時代に金閣寺に対し、銀閣寺と称されることとなったと言われています。
銀閣寺は、室町幕府八代将軍の足利義政によって造営された山荘東山殿を起原として、義政の没後、臨済宗の寺院となり義政の法号慈照院にちなんで慈照寺と名づけられました。
庭園にいたる前の参道には、椿の生垣が約50m続いています。生垣の高さは、かなり高く約5mほどあります。
生垣は左側と右側では様式が異なります。左側は、石垣の上に竹垣があり、その上に椿などの常緑樹の背の高い生垣があります。
この竹垣の形式は「銀閣寺垣」と呼ばれています。
右側は石垣の上に生垣が二段構えになっていて、生垣の植物は椿などの常緑樹です。

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銀閣寺垣の参道を抜けると、銀閣寺の建物が現れました。
建物は、花頭窓 (かとうまど) が印象的な木造二層の楼閣建築。
前記事の金閣寺が華やかなのに対して、正反対の簡素で趣のあるたたずまいです。
1階は書院造りで「心空殿」。2階は潮音閣 。 観音菩薩座像が安置されています。
晩年の足利義政は病気を患っていて, その治癒を願い潮音閣に観音様をお祀りし祈りを捧げていたそうです。
創建当時の銀閣寺の2階の潮音閣は内側も外側もすべて「漆」(うるし)の黒が塗られていたそうですが、漆は太陽光に弱く、江戸時代頃には、経年劣化で漆が剥がれて来て、いまの「詫び」と「寂び」に通じるたたずまいになったとも言われています。

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《観月の庭なのでしょうか》

境内には向月台(こうげつだい)と銀沙灘(ぎんしゃだん)と呼ばれる砂盛りがあります。
これらの砂盛りは月を観賞するために作られたという説と月の光を反射させて本堂を照らすという説のふたつがあるようですが、はっきりとしたことはわかっていないそうです。
向月台は、現在の形になったのは江戸時代後期のことと言われています。
不思議ですよね。この形。

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こちらは方丈前に広がる銀沙灘(ぎんしゃだん)。
白砂が盛り上げて造られていて、月の光を反射させると言われています。
銀沙灘の発想は江戸時代に考案されたそうです。

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いずれにしても、向月台・銀沙灘共に「観月」に関係するようです。
そのあたりから金閣寺は太陽や光で、銀閣寺は「観月」から「月」というイメージが生まれたのかもしれませんね。

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庭園を順路に従い少し登ると, 「展望所」があります。
ここからは、眼下に銀閣寺の境内。
そして、遠くは愛宕山まで見えます。

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雪の日にお参りした「銀閣寺」。
光を金閣寺に例えれば、銀閣寺は「詫び」と「寂び」に通じるところかもしれません。
それは、世の儚さや「無常」という世界が感じられるところかもしれません。

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【銀閣寺】
・住所: 〒606-8402 京都府京都市左京区銀閣寺町2
・アクセス: 京都市バス 5系統 17系統 32系統 急100系統 急102系統 203系統 204系統  MN204系統「 銀閣寺道 」バス停下車徒歩約4分
・参拝時間: 冬季 (12月1日~2月末日)9:00~16:30、年中無休
・参拝料金: 大人(高校生以上)500円、小・中学生 300円