作品のルーツから仕事術まで 個展開催中の吉田ユニに15の質問

 ラフォーレミュージアム原宿は12月1日まで、アートディレクター吉田ユニの個展を開催中している。5年ぶりとなる今回の個展では、このために制作したキービジュアルをはじめ、ミュージシャンのチャラ(Chara)や星野源のCDジャケット、「装苑」(文化出版局)での連載といった作品に加えて、メーキング映像や実際に使用した小道具も展示。制作の裏側にも触れることができるまたとない機会だ。

 個展の開催に合わせて、展示に込めた思いやイマジネーションの源泉、日々の息抜きまで、15の質問を吉田ユニにぶつけた。

WWD:個展のタイトル「ダイナログ(DINALOG)」の意味は?

吉田ユニ(以下、吉田):“対話”を意味する“ダイアログ”と、手仕事の“アナログ”をかけ合わせた造語です。わたしの作品は実際に手を動かしてアナログに作っていく部分が多いのですが、その中での対話やコミュニケーションから着想しました。

WWD:展示の見どころは?

吉田:ウェブでも見ることができる作品も大きなサイズで展示することで、普段気付けない細かい部分が見える楽しさがあると思います。また、作品の“断面”を見てもらえたらと思い、前回の個展でも好評だったメーキング部分を増やしました。見せる前提で作っていないものもあってちょっと恥ずかしかったのですが、前回すごく喜んでもらえたので。

WWD:今回展示されている作品の中で、記憶に残るエピソードは?

吉田:どの作品も手の込んだものばかりで思い入れがあるのですが、実は生のフルーツを使う作品がなかなか難しいんです。ワコールの「アンフィ フルフル(AMPHI FUL FRU)」のビジュアルではさまざまなフルーツをカットしてランジェリーに見立てたのですが、すぐに切り口が変色してしまうのでスピードが大切。一発勝負の中、美しいバランスを実現するために急いで作業しました。

WWD:多忙な毎日に、ユニークな発想はどこから生まれている?

吉田:実は自分でもわからないところがあって……。意識的にインプットしているというよりは、日々の生活から吸収したものを絞り出しているような感じかもしれません。

WWD:“チャーミングな中に違和感がある”作品のルーツは?

吉田:子どものころに大好きで買ってもらった図鑑や、顕微鏡で見たものの記憶が大きいと思います。図鑑の中の虫や動物、菌類が整然と並ぶ姿や、細密画が美しくて。リアルなものが好きで、歴史や伝記もよく読んでいました。

WWD:仕事中のBGMは?

吉田:AMラジオです。「オードリーのオールナイトニッポン」(ニッポン放送)、「バナナマンのバナナムーンゴールド」(TBSラジオ)、「ハライチのターン!」(同)などが好き。「爆笑問題カーボーイ」(同)は20年以上聞いていて、歴代のハガキ職人が集まる企画がすごくうれしかったです(笑)。

WWD:仕事の依頼が絶えない吉田さんのリフレッシュ方法は?

吉田:トランプとゲーム。手を動かしていないときでも常に企画について考えているので、没頭できるものがあるとリフレッシュになりますね。好きなトランプゲームは神経衰弱。結局考えるのが好きみたいです……。

WWD:身の回りのものを選ぶとき、大切にしているポイントは?

吉田:直感です。ピンとくるものってなかなかないので、かわいい!と思ったらすぐ決めます。最近はクリスマスツリーに飾る動物モチーフのオーナメントをたくさん買いました。

WWD:自身の作品とクラアントワークに違いはある?

吉田:違いはそれほどないです。もともとお題に向かって作るのが好きなので、自分の作品でもお題をつくっています。「何でも自由に」というよりは、制約の中で精一杯伝えるのが好きで、謎解きやクイズの答えを考える感じですね。

WWD:お題に対する答えを出すプロセスは?

吉田:お題について考えているときに、キーワードが点で頭の中に浮かんできます。そのいくつかがピシッと線になるときが“思いついたとき”。例えば星野源さんの「ポップ・ウィルス(POP VIRUS)」のCDジャケットでは、「美しいけれどグロテスクなもの」というお題をいただき、ウイルスが感染していく様子を「種から芽が出て、花になって、広がっていく」というストーリーで表現しました。一見植物のかたまりに見えるモチーフは、実は心臓もイメージしていて、入り交じる茎や赤と青の色で動脈と静脈を表しているんです。

WWD:制作中、ボルテージの上がる瞬間は?

吉田:2回あります。1回目は、アイデアを思いついた瞬間。2回目は、撮影のときにイメージが形になった瞬間。

WWD:吉田さんの作品に生き物や果物、花が繰り返し登場する理由は?

吉田:人間もそうですが、生き物にすごく魅力を感じるんです。果物や花が作品に入ることで、命の温度感を表現できるところが好き。ちなみに、最近実家で犬を飼い始めました。4歳のメスのトイプードルで、ファムといいます。わたし自身もすごく癒されて、ストレスが減ったかもと感じるほど。

WWD:アートディレクターとして大切にしていることは?

吉田:心掛けているのは、目的がブレないようにすること。アートディレクターがしっかりと芯を持っていないと、企画がどんどんブレてしまうので。たくさんの人が関わる仕事では特にそうですね。

WWD:たくさんの人と関わる仕事をうまくまとめる秘訣は?

吉田:コミュニケーションを大切にしています。それぞれの意見が集まってきたときに、「どうしてそうしたいのか」をきちんと聞いて、さらに良い提案をできるようにしています。アートディレクターは最初から最後まで企画に携わるので、関わる皆が良い結果だと感じられるよう、積極的に話をします。クライアント、私、完成したものを買ってくれる人の全員が喜べる仕上がりにならないと意味がないので、全員がうれしくなれる“小さな点”のようなポイントをずっと探しています。

WWD:最後に、今後やってみたいことは?

吉田:海外にも活動の幅を広げたいです。展示も海外に持って行きたいし、アジアはもちろんヨーロッパでも仕事をしたいですね。表現手法が多様化する中、動画を制作することもありますが、やはりグラフィックが好き。一枚の絵に込めたいという気持ちがありますね。

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【4月9日まで|スヌーピーミュージアム】 第2回展覧会 史上最大のスヌーピー展「もういちど、はじめましてスヌーピー。」 誕生秘話から、約50年間大きな変遷を遂げていく様子を、原画約80点と映像で紹介 詳しくはこちら→

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パナソニックやMTG、ダイソンなど、3万円以上の高級ドライヤーが人気の理由

 「WWDビューティ」11月28日号の特集では、最新美容機器をテーマに、メーカー10社に今年の一押し製品とそのプロモーション戦略を聞いた。プロモーションに戦略ついては紙面で掲載し、ここでは一押し製品に見られた傾向について紹介する。10社のうち4社が3万円以上のドライヤーを挙げたのだ。価格は、パナソニック「ヘアードライヤー ナノケア EH-NA0B」は3万円前後(編集部調べ)、MTG「リファビューテック ドライヤー」は3万3000円、「ダイソン スーパーソニック イオニック ヘアードライヤー」は4万5000円(編集部調べ)、シャープ「プラズマクラスタードレープフロードライヤー」は3万3000円(編集部調べ)。数年前では3000~1万5000円が主流だったのを考えると、かなり高価格帯のニーズが高まっているのが分かる。そこには、ドライヤーそのものに対する見方の変化があった。

 なぜここまで高級ヘアドライヤーが人気なのか。2015年にリュミエリーナが「ヘアビューザー(R) エクセレミアム 2D Plus プロフェッショナル」(3万3000円)が登場して以降、ヘアドライヤーがただ髪を乾かすツールからヘアケアアイテムへと進化したことが理由に挙げられる。かつてのヘアドライヤーは温風で髪を乾かすことが主で、その熱によって髪を傷めるものが多かった。しかしここ4~5年で機能が進化し、使うことで髪の潤いがアップするなどといったヘアケア効果をうたう製品が増えた(中にはスキンケアをうたう製品も登場している)。例えばパナソニックの「ヘアードライヤー ナノケア EH-NA0B」は、高浸透“ナノイー”デバイスを搭載することで、“ナノイー”水分発生量が従来品と比べて18倍に増加し、それによって髪の内部に“ナノイー”が浸透しやすくなり、毛髪の水分増加量1.9倍を実現した。

 また「ダイソン」やシャープ「プラズマクラスタードレープフロードライヤー」のように“熱ではなく風力で乾かす”をコンセプトに、低温にすることで熱による髪へのダメージを軽減させる製品も登場した。そうした風力を売りにした製品は速乾性も高く、いそがしく働く人にとっては“時短アイテム”にもなっている。

 加えてヘアドライヤーは基本的には毎日使用でき、家族も使えるので、「少し高くてもいいものを買おう」といった選択にもつながりやすい。ただ乾かすから美しさも追及できるアイテムへ。高級ヘアドライヤー志向はまだまだ続きそうだ。

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設立2年目で大躍進 VERDYともコラボした「チェリーロサンゼルス」とは?

 米「チェリー ロサンゼルス(CHERRY LOS ANGELES以下、チェリー)」はこのほど、グラフィックアーティストのVERDYがさまざまなアーティストやブランドとコラボしたイベント「VERDY HARAJUKU DAY(ヴェルディ原宿デイ)」に参加し、コラボアイテムを「ユナイテッドアローズ&サンズ(UNITED ARROWS & SONS)」で販売した。原宿の同店前は限定アイテムを求める人でごった返し、即完売。同ブランドは2017年12月の立ち上げ以降、メキメキと存在感を増している。

 「チェリー」は、ジョセフ・ペレ(Joseph Perez)とデイビッド・リービ(David Levy)の2人がデザイナーを務めるストリートブランドだ。ブランド名の“チェリー”は、2人で手掛けていることを意味する。リービ=デザイナーは「僕らは長年の知り合いで、いつか洋服のブランドを始めたいと話していた。チェリーは2つの果実が1つの柄でつながっているし、僕らの関係にも似ている。あとは全く違う2つの個性という意味もあり、バランス感覚はブランドとしてもっとも大事にしている」と説明する。ジャケットの裏地を総柄にしたりロゴをあえてシンプルにしたり、見えないところにこだわるモノ作りが「チェリー」の特徴だ。「2人とも両親がアパレル関係で働いていたから、縫製や生地などクオリティーへの関心が高く、生産者とも直接コネクトできる。素材もアメリカで調達できるもので、生産も僕らの住んでいるカリフォルニアに限定している」とペレ=デザイナー。

 VERDYとは、昨年の10月に開催された「ハイプフェスト(HYPE FEST)」で出会ったという。「ハイプフェスト」とはオンラインメディア「ハイプビースト(HYPE BEAST)」が主催するファッションコンベンション。同メディアのCEO(最高経営責任者)であるケヴィン・マ(Kevin Ma)にコレクションを見せたところ「ぜひ出展してほしい」とラブコールを受けたそうだ。「『VERDY HARAJUKU DAY』のように街全体をコンベンションの会場に見立てることは、アメリカでは絶対できないことだし、初めて見た企画だったので驚いた。僕たちのアイテムにも行列ができるなんて想像できなかったし、ブランドを始めてから一番うれしかったことかも知れない」と2人は口をそろえる。さらに、「コラボレーションは、僕らのビジネスをやっていく上ですごく大事なこと。VERDYとのコラボレーションはパーフェクトだった。僕らには新しい空気感を生み出すことができる。大事なのはコラボレーションを通して、両者にメリットがあるかどうか。お互いのファンが楽しめないと意味がない」と続けた。

 今後の目標を問うと「とにかくビジネス規模を大きくすること。そして新しいことにどんどんチャレンジすること。僕らのブランドをファンが楽しんでくれるかどうかが大事だ」と力強く答えた。

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読者が注目した今週の新作 「プラダ」 × 「アディダス」など(11月29日〜12月5日)

 「WWD JAPAN.com」が今週発売の新商品を「ファッション部門」「ビューティ部門」「スニーカー部門」別にまとめてお届け。「ファッション部門」と「ビューティ部門」では読者の注目度(PV)から1〜3位までをランキング形式で紹介。今週の「ファッション部門」では「プラダ(PRADA)」 × 「アディダス(ADIDAS)」のコラボアイテムが最も注目され、「ビューティ部門」では花王のスキンケアアイテムが1番だった。

【ファッション部門】


【ビューティ部門】


【スニーカー部門】

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エプソンが作る時計「トゥルーム」 3年目の課題

 セイコーエプソン(長野県諏訪市、碓井稔社長)が作る時計ブランド「トゥルーム(TRUME)」をご存知だろうか。エプソンと聞くとプリンターやスキャナーを想像するが、2017年7月にスタートした時計ブランドだ。

 時計業界は、ファッション以上に新ブランドの立ち上げが難しい。それは時計が精密機械であり、“オリジナル”と名乗るには独自の技術が欠かせないからだ。また時計ブランドは、技術・イメージ・ブランド名が根底でしっかり結び付いているのも特徴だ。しかしセイコーエプソンは、“最先端技術でアナログウオッチを極めるブランド”をうたって、この市場に参入した。

 セイコーエプソンの歴史は第2次大戦中に創業した大和工業から始まり、その後、第二精工舎(現セイコーインスツル)と共に、セイコーブランドの時計の開発・製造を一貫して担当してきた。つまり技術面においては非の打ち所がない。

 ただし、セイコーエプソンの時計関連部門の売上高は約500億円で、同社の約5%に過ぎない。さらに約500億円のうち、半分以上がセイコーウオッチ関連事業だ。GPSソーラー時計の「セイコー アストロン(SEIKO ASTRON)」や「グランドセイコー(GRAND SEIKO)」のクオーツモデルやスプリングドライブモデルなどの開発・製造を担っている。17年当時、「この状況で、セイコーホールディングスの商品と競合しかねないGPSソーラー時計に参入?しかもハードルの高いオリジナルブランドで?」と、時計関係者の多くが思ったはずだ。

 吉田和司セイコーエプソン営業本部 副本部長兼ウエアラブル機器事業部 WP戦略企画部 部長は、「われわれの時計事業には、まだまだ大きな可能性がある。『トゥルーム』はまだ成功しているとまでは言えないが、17年の4月に買収した『オリエント(ORIENT)』や『オリエントスター(ORIENT STAR)』を含めると、当初予想はクリアしている。販売数も伸びている」と話す。

 吉田副本部長がセイコーエプソンに入社したのは18年3月。「トゥルーム」の立ち上げには関わっていないが、「『トゥルーム』は『セイコー アストロン』とは競合せず、同ブランドが獲得できていない“ちょっと派手めな休日ウオッチ”の分野を、セイコーエプソン独自の技術であるセンサーを付加して狙ったもの。オリジナルブランドの設立は、セイコーブランドだけでなく、時計作りの“出口”をもう一つ作るためだったと聞いている」と答えた。

 吉田副本部長の言葉通り、新ブランド設立のハードルは高く、現時点で「トゥルーム」が成功を収めているとは言えない。そこで同社は時計事業全体の改革を進めている。

 「これまでは裏方に徹してきたが、セイコーエプソンには77年の時計作りの歴史がある。またセンサーのみならず、クオーツを開発した企業として、キネティック(自動巻き発電クオーツ)など、現時点であまり活用されていないさまざまな資産がある。『オリエント』にも69年の歴史があり、1960~70年代に一世を風靡したカラフルダイヤルをはじめとするデザイン資産がある」と述べ、こうした技術や資産を結集して活用するために吉田副本部長の指揮の下、技術・企画・デザインなど部門を超えた新体制を整え、時計作りに取り組んでいる。

 「詳細はまだ語れないが、これまでのセイコーエプソンにはない“突き抜けた世界観”を構築したい。現在の『トゥルーム』の購買層は40〜50代だが、5〜10歳引き下げ、さらに多くの人に楽しんでもらえるブランドにしたい。ブランドイメージを確立できれば、海外展開も可能になるだろう」と続けた。

 20年からは、徐々に新戦略下で企画・開発されたモデルが登場するという。

渋谷ヤスヒト/オフィス・ノマド代表:1962年、埼玉県生まれ。大学卒業後、徳間書店に入社。文芸編集部を経て、「グッズプレス」編集部に配属。表紙撮影で出合った「ブライトリング」の“コスモノート”を購入したことをきっかけに時計にはまり、95年からスイス2大時計フェアや時計ファクトリーの取材を開始。2002年に同社を退社し、「エスクァイア日本版」の編集者などを経てオフィス・ノマドを設立。時計ジャーナリスト、モノジャーナリスト、編集者としての顔を持つ。趣味は料理

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最近のマシンはタフブックCF-31。めちゃくちゃ重たいけどその耐久性はあらゆるパソコンを超える。画面も一応13インチはあるので日常に使えるんだが、、、持ち歩きはキャリーバッグでないと死ぬ・・・。

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カネボウ化粧品の「KANEBO」が刷新 売上高3倍へ

 カネボウ化粧品は、グローバルプレステージブランド「KANEBO」を刷新する。2020年2月7日に第1弾商品として、ブランドを象徴するポイントメイク(全7アイテム、44品、2000~4000円)を、3月6日にはスキンケア(1アイテム、5000円)を発売する。来年下期にはメインとなるスキンケア製品第2弾も投入。25年度の売上高は18年度比3倍を予定している。

 同ブランドは2016年9月に誕生。今回初の刷新となる。これまでグローバルブランドとして位置付け存在感を高め、売り上げは想定通りに推移していたが、「ブランド名がコーポレートイメージから脱却できず、ブランドの存在意義を再確立するためリブランディングする」(山口聡一カネボウ化粧品KANEBOブランドグループグループ長)ことを決めた。

 新生「KANEBO」は“I HPOE.”をブランドメッセージに掲げ、「美しさだけでなく、誰もが自分の個性を幸せに思うことができる、希望を発信するブランドへと進化させる」。製品、店舗、コミュニケーションの3方向からブランドの個性化と象徴商品の創出を目指す。メインターゲットはこれまでの30~40代女性から、性別を超えた20代~100歳を超えるまでとエイジレス、ジェンダーレスに変更する。

 製品では、パッケージを黒に統一し、蓋と本体をあえてずらし、その部分を白で表現することで「溢れ出る希望を表現した」。個箱外装の透明フィルムの削減や再生資源を容器や個箱に採用し、環境配慮にも注力する。店舗では、黒を基調にLEDビジョンを随所に採用。プロモーションに合わせ映像を変更し、独創的な売り場を提供する。コミュニケーションでは、4人のメインキャスト(中島セナ、ソフィア・ハジパンテリ=Sophia Hadjipanteli、シェリー・シルバー=Sherri Silver、井手上漠)と多様性を表現するダイバーシティキャストを採用して、ブランドイメージ映像などで訴求する。

 第1弾製品として口紅と口元・目元・顔に使えるマルチペンシル、マルチクレヨン、アイカラーなどを扱う。スキンケアでは潤いを与えながら汚れを落とす糸を引くような粘りのあるテクスチャーが特徴の洗顔料(5000円)を発売する。

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しかし全く知らんECがこんな価格でこんな規模でやってるんだ。。中国・インド恐るべし。

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ロート製薬がヘアサロン市場に参入 その理由はサロンビジネスの根幹にかかわるものだった

 ロート製薬は社内ベンチャーとして、ヘアサロン向けのヘアケア事業をスタートさせた。いわゆるパーソナライズヘアケアを提案する新ブランド「コンステラ(COSTELLA)」を立ち上げ、同社の事業戦略室がAIベンチャーと共に新会社アノマリーを設立し運用している。

 パーソナライズヘアケアは、一般市場では「メデュラ」「ミクス」「ボタニスト」など数ブランドが既に事業展開をスタートさせ、徐々に認知度を上げてきている。しかし「コンステラ」はそれらの後追いではなく、“CO-CREATION(共創)”という全く異なるコンセプトで展開していくという。ロート製薬といえば目薬や薬などのイメージが強いが、実はビューティシェアも高く、スキンケアブランド「オバジ」や「肌ラボ」、「エピステーム」などが人気。そうした企業が、新ジャンル開拓に向けて掲げた“共創”というコンセプトとは――。ロート製薬の平澤伸浩・事業戦略室長に新ビジネスの概要とビジョンを聞いた。

WWD:ヘアサロン市場に参入した理由は?

平澤室長(以下、平澤):私が室長を務める事業戦略室は、ロート製薬の本業とは異なるカテゴリーで、新規事業を立ち上げる部署です。新ビジネスを模索する中で、最近登場し始めたパーソナライズシャンプーが、とても面白いビジネスモデルだと感じました。ただ一般市場においては、既にいくつかのブランドが展開しているので、あえて参入する魅力は感じませんでした。そこでヘアサロン市場をリサーチしていく中で、いくつもの発見があったんです。中でも興味深かったのが、“スタイリストと顧客の関係”が他に類を見ないほど強く、信頼により結ばれていること。そしてその関係は、スタイリストそれぞれの裁量によって培われていて、システマチックなサポートがなされていないケースが多いことです。そこでパーソナライズヘアケアと、アノマリーが得意とするAIを組み合わせたサービスで、そのサポートをすることに大きな魅力を感じたんです。

WWD:そうして立ち上げたパーソナライズヘアケアブランド「コンステラ」の特徴は?

平澤:主に3つあります。1つはヘアサロン市場で展開し、サービスの提供において必ず美容師を介するビジネスモデルであるという点です。ヘアサロンでお客さまはまず、専用の問診プログラムを使って頭皮や髪質、髪の状態や生活習慣に関する質問項目に答えます。次に美容師がヘアケアのプロの目で髪を診断し、お客さまの問診データを補正していく。診断結果に興味を持ったらブランドサイトへ行き、美容師と一緒に香りを選ぶ、というプロセスでカスタマイズしていきます。「コンステラ」のテーマは“旅”ですので、“レイトチェックアウト”“寺院へと続く道”“予期せぬ出逢い”といった、旅を通じて出合うシーンから着想した個性ある香りを用意しています。

WWD:その場で買わなければいけない?

平澤:診断結果が出ても、その場で購入を決める必要はなく、帰宅後にカウンセリング内容をマイページで確認してから購入することもできます。その場合でも利益が美容師に行く仕組みを整えているため、美容室は在庫を抱えることなくビジネスができる。また、お客さまが製品をリピートする場合は自宅からの購入が可能ですが、その際も美容師との簡単なカウンセリングを介してからの購入となります。あえて手間暇かけたオーダー方法にすることで、信頼できる美容師とのコラボレーティブ製品を、大切に作っていく感覚を強く感じられるサービスになっているんです。また、自宅からの購入の場合でも美容師に利益が入るようになっています。

WWD:2つ目の特徴は?

平澤:2つ目は、AIが一人一人のお客さまにより適した処方を学習していくという点です。カスタマイズのプロセスにおいて、お客さまが髪の状態などを自己診断した後に、担当スタイリストが診断していくことは先述しました。データを蓄積することで、自己診断とプロによる診断の“差異”をAIが認識し、お客さまの現在の髪の状態と、なりたい髪質との差異を分析して処方を割り出すようにしていく。AIはこのプロセスを繰り返すことによって、よりニーズに合ったものに進化していくんです。

WWD:AIの登場とは新しいですね。

平澤:AIはヘアケア製品の処方のみに留まらず、スタイリストがお客さまを知るためのあらゆるデータを蓄積・分析できる可能性を秘めています。実はここが「コンステラ」の核となる部分で、ヘアサロン独自の価値である“スタイリストと顧客の関係”をより深めるサポートをするビジネスで、パーソナライズヘアケアはその1つでもあるんです。

WWD:3つ目の特徴は?

平澤:3つ目は製品そのものの性能です。アイテムはシャンプーとトリートメントで、9600通りの組み合わせからAIが処方したベースに加え、効果成分である2つのインフュージョン(添加剤)が付いてきます。それをお客さまが使用前に調合することで、より細かなパーソナルニーズに応えられるよう設計しています。そういう意味で、私たちは「コンステラ」は“パーソナライズヘアケア”というより“CO-CREATION(共創)ヘアケア”と考えています。

WWD:自分の手でさらにカスタマイズできるところが面白いですね。今回、ロート製薬という一般的な知名度の高い企業がヘアサロン業界に参入したこと自体が大きなニュースですが、“スタイリストと顧客の関係”というヘアサロンビジネスの“核”に着目した点も新しいと感じます。

平澤:パーソナライズヘアケアは私たちの目指す事業の第一歩であり、今後も“スタイリストと顧客の関係”のさらなる構築をサポートしていきたいです。

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ミキモトの新社長に中西伸一氏が昇格 吉田均・現社長は会長に

 ミキモト(MIKIMOTO)は11月27日に、役員人事を発表した。新社長には中西伸一・取締役商品本部長が昇格。吉田均・現社長は会長に就任した。中西新社長は1955年6月8日、兵庫県生まれ。78年に同志社大学文学部卒業後、82年にミキモト入社。大阪支店長や本店営業第一部長、取締役営業本部長などの要職を務めた。

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ミキモトの新社長に中西伸一氏が昇格 吉田均・現社長は会長に

 ミキモト(MIKIMOTO)は11月27日に、役員人事を発表した。新社長には中西伸一・取締役商品本部長が昇格。吉田均・現社長は会長に就任した。中西新社長は1955年6月8日、兵庫県生まれ。78年に同志社大学文学部卒業後、82年にミキモト入社。大阪支店長や本店営業第一部長、取締役営業本部長などの要職を務めた。

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日本最大規模のデザイナーズジュエリーイベント開幕

 日本最大規模のデザイナーズジュエリーイベント「ニュー ジュエリー トウキョウ(NEW JEWELRY TOKYO以下、ニュー ジュエリー)」が11月29日~12月1日、東京・青山のスパイラルで開催される。同イベントは今年10年目で、国内外のジュエリーデザイナーや作家、メーカーが約130組出展する。

 会期中には「ボロロ(BORORO)」と詫間宝石彫刻による宝石研磨のワークショップや「シリシリ(SIRI SIRI)」や「トーカティブ(TALKATIVE)」、「ハム(HUM)」による純化によって循環する貴金属の普及活動「リファイン・メタル・プロジェクト(REFINE METAL PROJECT)」のインスタレーションも設けられる(「ハム」による商品の販売はなし)。

 「プルーフ オブ ギルド(PROOF OF GUILD)」や「シモン(SIMMON)」、「ユカ ホウジョウ(YUKA HOJO)」などブライダルシーンを彩るブランドも出展するほか、ドイツ・ミュンヘンを拠点に活動する「ジローカマタ(JIRO KAMATA)」やイギリスを拠点に活動する「カヨサイトウ(KAYO SAITO)」など世界を舞台に活躍する作家の作品もならぶ。

 会期中の会場内でのフード&ドリンクは「ミトサヤ 薬草園蒸留所」が担当し、果物や植物の香りを豊かに引き出した蒸留酒やカクテル、ビーン・トゥ・バーのチョコレート専門店のダンデライオン・チョコレート(DANDELION CHOCOLATE)による蒸留酒を使用したぺストリーなどを提供する。

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【外食史】「値下げをするな」。幸楽苑も物語コーポも、この会社の影響を強く受けていた(前編)

 幸楽苑ホールディングス、「いきなり!ステーキ」のペッパーフードサービス、静岡で強烈な存在感を示すハンバーグの「さわやか」、北関東の有力和食チェーン「坂東太郎」、「赤から」など多業態を展開する物語コーポレーション------。業態も地域も別々な企業に、共通するものがある。ある企業がその思想に影響を与えている。
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「ボッテガ・ヴェネタ」が阪急メンズ大阪にブランド初のカフェをオープン ヴェネツィアの街のバルコニーのような空間

 「ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)」はこのほど、ブランド初となるカフェを阪急メンズ大阪(大阪府大阪市北区角田町7-10)にオープンした。2階にあるブティックの奥に位置し、広さは55平方メートル。

 店内デザインは明るさにこだわり、ルーツであるイタリアの雰囲気を表現した。ヴェネチアのさまざまな大理石を使ったパッラーディアーノ様式のモザイクを取り入れた床や、ブランド名をかたどるピンクのネオンサイン、各所に設置した緑がヴェネツィアの街のバルコニーのような印象を与え、ブティックとは違った空間を演出する。

 全体はカーブした大きなベンチと自然光を通すフィルターが入ったガラス窓で囲んだ。深みのあるグリーンとブラックを基調に、“ボッテガブルー”で仕上げたカウンターやイエローのテーブルがアクセンを加える。チェアは、木材と高級感のあるエスプレッソカラーのレザーを組み合わせ、ブランドを象徴する“イントレチャート”をイメージさせるデザインを施した。

 コーヒーや紅茶、ワインなどのドリンクのほか、デザートやスナックなどイタリア文化を味わえるメニューを提供する。ワインのセレクションは同ブランドの発祥地であるヴェネト地方から取り寄せた。

 同社は「今回のカフェオープンはブランドの世界観をより身近に感じてもらいたくてはじめた」とコメント。今後、海外でのカフェ事業展開は予定していないという。

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【1月15日まで|国立西洋美術館】 クラーナハ展―500年後の誘惑 画家の芸術の全貌を、当時のドイツの思想や文化、社会や政治の状況などと併せて読み解き、さらには彼の死後、近現代におけるその影響まで。 詳細はこちら→

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「ユニクロ」20年春夏の注目ポイント(後編) 「ユニクロ ユー」の全身デニム、「イネス」ラインは1924年パリ五輪にフォーカス

 「ユニクロ(UNIQLO)」の2020年春夏は、“LIVABLE CITIES(リバブル・シティーズ/豊かで心地よい暮らしのために)”がコンセプト。「都市空間でのライフスタイルをより快適に、さらに豊かにするために必要なもの」を探求したというコレクションがそろう。クリストフ・ルメール(Christophe Lemaire)による「ユニクロ ユー(UNIQLO U)」では、引き続き、黄色やテラコッタといったあせたパステルトーンのきれいな色使いがポイント。ウィメンズ、メンズ共に、今季はデニムを推している。

 デニムシャツとデニムパンツ、デニムジャケットなどを組み合わせた、デニム・オン・デニムの着こなしが男女どちらもキーになる。ウィメンズでは、プルオーバートップスやワンピースなどもデニム地で企画。メンズでは、キューバシャツ(3990円)がルメールの今季一番のお気に入りという。開襟シャツに細かなステッチを効かせたデザインがポイントだ。また、従来は機能素材の“ブロックテック”で提案していたようなユーティリティーコートをコットン地で企画し、これまでとは微妙に異なるシルエットで見せる。

 「ユニクロ ユー」の夏の定番ヒットアイテムとなっているTシャツは、引き続き、Tシャツ(1000円)、Tシャツワンピをそろえる。加えて、今季から新たに、より体にフィットするシルエットで丈の短いデザイン(1500円)も企画した。

 スイムウエアも、引き続き渋い色味が大人っぽいセパレート、ワンピースを提案する。雑貨では、草履とスポーツサンダルをドッキングしたような鼻緒付きサンダル(3990円)がヒットしそうだ。

 フランスの元祖スーパーモデルであるイネス・イネス・ド・ラ・フレサンジュ(Ines de la Fressange)と「ユニクロ」とのコラボラインは、ジャージースーツなども取り入れており、いつも以上にスポーティーだ。パリ五輪が開かれた1924年をシーズンテーマとしている。とはいっても、スポーツ直球ではなくしっかりエスプリが効いているのが「イネス」ラインならでは。ワッシャー加工のボタニカル柄プリントドレスや、ポルカドットのカシュクールドレスなどがそろう。クラシカルチェックのテーラードジャケットなどは、南フランスのカウボーイ(ガーディアン)風にシックに。

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H&Mが2020年に傘下の「ウィークデイ」でカスタムジーンズを発売 3Dボディースキャンでサイズを測定

 H&Mヘネス・アンド・マウリッツ(H&M HENNES & MAURITZ以下、H&M)は、2020年に傘下のデニムブランド「ウィークデイ(WEEKDAY)」で、3Dボディースキャンとソフトウエアを用いて製作するオーダーメード仕様のジーンズを発売する。

 米サンフランシスコと香港にオフィスを構えるスタートアップ企業アンスパン(UNSPUN)は、人体をスキャンしてその情報を型紙に落とし込むことのできるソフトウエアを開発した。この技術によって、それぞれの体形にぴったりフィットしたジーンズを製造することが可能になる。同社は“自動化、そしてローカライズ化されたインターナショナルな製造”を通じて、地球上の二酸化炭素排出量を最低でも1%削減することを企業目標に掲げており、17年にはH&Mの「グローバル・チェンジ・アワード(Global Change Awards)」を受賞している。アンスパンは同年12月に香港市内のショッピングエリアでフィッティングルーム仕様のバスを走らせてこのアイデアを宣伝していた。この時3Dボディースキャンを体験した人びとの中に、H&Mの社内シンクタンク、ラボラトリー(LABORATORY)の循環/サステナブル型ビジネス開発チームのメンバーであるローラ・コッペン(Laura Coppen)がいた。

 3Dスキャンを体験するためには、レギンスにアンダーシャツなど体のラインがはっきりわかる格好になる必要がある。コッペンは「香港の中心街のバスの中でほとんど下着姿になるなんて、始めは奇妙なことだった」と語ったが、すぐにこのアイデアが持つポテンシャルを見抜き、ファッション業界全体の大きな変化につながることを確信したという。

 H&Mのラボラトリーは昨年9月、「ウィークデイ」の顧客100人の協力のもとにこのソフトウエアをテスト使用した。

 コッペンは「主な目的は“フリーサイズ”という選択肢をつくることで、デニムのサイズとフィット感の問題を解決することだった。また、カスタム製品に対応するというオンデマンド形式の製造についても調査したいと考えていた。その結果は期待をはるかに超えた」と語っている。この試みで、顧客は「ウィークデイ」の人気デニム2種から好きなデザインを選び、ポケットやステッチをカスタマイズした上でボディースキャンを行い、それぞれの体形に合ったデニムを発注して、商品は10日後に顧客のもとに届けられた。

 H&Mはソフトウエアの試験後、このサービスに対する顧客満足度調査を実施。コッペンのチームはおよそ65%の顧客が高く評価すると予想していたが、それを上回る80%から“満足”との回答が得られた。

 コッペンは「この結果は全体のシステムを再定義するという意味で、かなりの混乱を招く可能性が考えられる。デザインからサプライチェーンに至るまで、あらゆる製造サイクルのステージを一から見直すことになる。しかし、オンデマンド形式の製造はサステナブルであり利益も見込める。無駄の削減や、在庫過多の解消にもつながる」と語っている。

 20年秋に「ウィークデイ」の実店舗でこのシステムが試験的に運用されるが、どの店舗で行うかは未定だ。H&Mは一連の調査にかかった費用を明らかにしていないが、コッペンはこのカスタマイズジーンズは1着およそ900スウェーデンクローナ(約1万円)で販売されると考えており、調査に参加した顧客もこの価格を妥当だと答えたという。

 カスタマイズできるジーンズのバリエーションも来年には増やす予定だ。コッペンは、自分仕様にカスタマイズされた衣服にはより愛着が湧くものだと指摘し、この事業が衣服の廃棄量削減にもつながると考えている。

 しかし、このシステムの普及にはまだ時間がかかる。デジタル技術を用いる上での難点としては、オリジナルのデザインに則してリサイズやカスタマイズが行われるように、ソフトウエアの確実な調整が求められる。

 もうひとつの難点は、サプライチェーンレベルでどのように拡大していくかだ。ひとつひとつ異なる製品を扱える製造業者の十分な確保が必要となるし、デザインのバリエーションを増やす際には、デザインを保ちながらリサイズを行うようアルゴリズムの正しい動作も確認する必要がある。しかし、H&Mはすでにこの問題に前向きに取り組んでいる。

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すた丼、中国企業と男性向けタピオカ店をオープン。相互合弁で、すた丼もアジア展開へ。

「伝説のすた丼屋」やステーキ「デンバープレミアム」などを運営する株式会社アントワークス(所在地:東京都中野区、代表取締役社長CEO:早川 秀人)が、中国のBODUO(ボードー)グループと提携し、12月20日(金)に日本初上陸のタピオカドリンク専門店「黒糖彪(こくとうとら)」を東京・吉祥寺にオープンさせる。
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ヘアケアブランド「ダイアンボヌール」のお風呂が出現!? 中目黒の銭湯とコラボ

 ネイチャーラボによるヘアケアブランド「ダイアンボヌール(DIANE BONHEUR)」は12月25日まで、美容と健康をコンセプトにした東京・中目黒のデザイナーズ銭湯・光明泉でコラボレーション銭湯「ボヌール湯」を開催中だ。

 施設のエントランスや銭湯を「ボヌール湯」限定のイラストで装飾。東京都心では珍しい露天風呂も備える(露天風呂は毎週男女入れ替え。詳しくは「光明泉」のホームページを確認)。期間中は「ダイアンボヌール」のグラースローズ、オレンジフラワー、ブルージャスミンの3つの香りのシャンプー・トリートメントが用意されており、気分に合った製品が楽しめる。

 「ダイアンボヌール」は、「産地と作り手とユーザー、関わるすべての人々を幸せにしたい」という思いから生まれたヘアケアブランド。クラフトフレグランス、クラフトオイル、クラフト洗浄成分という“3つのクラフト”が特徴で、洗浄成分もオイルも香りも天然由来。上質な使い心地を追求し、素材は職人が丁寧に厳選する。

■「ボヌール湯」
日程:11月26日~12月25日
時間:15:00〜25:00(最終受け付け:24:30)
定休日;不定休
場所:光明泉
住所:東京都目黒区上目黒1-6-1
入場料:大人(中学生以上)470円 / 小学生180円 / 未就学児80円

問い合わせ先
ネイチャーラボ
03-5774-8866

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ティファニーを買収した「ルイ・ヴィトン」親会社のアルノー会長インタビュー 「私はティファニーを深く敬愛している」

 「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」や「ディオール(DIOR)」などを擁するLVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)がティファニー(TIFFANY & CO.)を162億ドル(約1兆7496億円)で買収した件について、ベルナール・アルノー(Bernard Arnault)LVMH会長兼最高経営責任者(CEO)が米「WWD」の取材に応じた。

 買収が合意に至ったことが正式に発表された11月25日に、アルノー会長兼CEOはティファニーのおよそ1万4200人の従業員に対して、「われわれの目標は『ティファニー』がさらに成長できる理想的な環境を用意することであり、そのために長期的に投資する。ブランドの豊かなヘリテージや個性を尊重しながら、いっそう発展させていきたい」とメッセージを送ったと語る。

 同氏は、「私は『ティファニー』を深く敬愛している。長い歴史を誇るアメリカのラグジュアリーブランドであり、そうした意味では唯一ともいえる存在だ。ブランドを次世代に向けて磨き上げるのは時間が掛かるものだが、米国で上場していると短期的に利益を出すことを強く求められる。もちろん私も利益を上げたいと思っているが、ブランドの魅力を最大限に引き出すには長期的な視点が必要だ。10年後にブランドがさらに発展しているようにするには何をするべきなのか。それをしっかり考えて行動すれば、利益は後からついてくる。経済的な成功はあくまでも結果であり、それが目標ではない」と話し、LVMHの傘下となったことで短期的な利益を求める投資家からのプレッシャーに晒されなくなるという利点があることを説明した。

 LVMHによる買収手続きが完了するのは2020年半ば頃だと見られているが、ティファニーの経営陣に変更があるのかどうかについて現段階では発表されていない。ジャン・ジャック・ギヨニー(Jean-Jacques Guiony)LVMH最高財務責任者が、「穏当かつ論理的な戦略でいく」とアナリスト向けの発表会で述べているのみだ。今回の取材でも、この点については明かされなかった。

 クリエイティブ面での方向性についても、アルノー会長兼CEOは、「『ティファニー』の既存コレクションをまだ全て見ていないし、クリエイティブチームとも会っていないので、詳細について話すのは時期尚早だろう」と述べるにとどめた。しかしLVMHは、「ティファニー」のジュエリーコレクションに注力し、既存のスタイルを生かしつつ新たなものも提案していくという計画を立てているようだ。中でも、鍵をモチーフにした“ティファニー キー”シリーズや、6つの小さな爪でダイヤモンドを支える“ティファニーセッティング”の婚約指輪、そしてモダンな“ティファニー T”コレクションなどは今後も力を入れていくと思われる。なお、“ティファニー T”コレクションはフランチェスカ・アムフィテアトロフ(Francesca Amfitheatrof)前「ティファニー」デザイン・ディレクターが15年に発表したものだが、同氏は18年4月に「ルイ・ヴィトン」ウオッチ&ジュエリー・アーティスティック・ディレクターに就任している。

 ニューヨーク5番街にある「ティファニー」本店は現在改装中で、21年に新装オープンする予定だ。アルノー会長兼CEOは、「米国内のほかの店舗も改装したほうがいいかもしれない。どのブランドもそうだが、『ティファニー』にも改善すべきところがたくさんある。当社が擁する『ブルガリ(BVLGARI)』も全面的に改装して、以前よりもずっと魅力的になった。われわれは、こうしてブランドをいっそう輝かせることができる」と話した。

 ちなみに、17年に新装オープンした「ブルガリ」ニューヨーク5番街旗艦店は57丁目と交差する角にあり、道路を挟んだ隣には「ティファニー」5番街本店が、斜め向かいには「ルイ・ヴィトン」5番街旗艦店が建っている。世界に冠たる高級ショッピングエリアの中心地にある交差点の角のうち3つをLVMH傘下のブランドが占める格好となったわけだが、残り1つの角には米老舗百貨店バーグドルフ・グッドマン(BERGDORF GOODMAN)がある。この交差点を完全に独占したいと思うかと問いかけると、アルノー会長兼CEOは、「フランスには“二度あることは三度ある”という言葉はあるが、“三度あることは四度ある”という言葉はない」と笑顔で答え、バーグドルフ・グッドマンを買収するつもりはないことを示唆した。

 「ティファニー」は世界におよそ320の直営店を構えており、その93店が米国内にある。欧州を本拠地とするLVMHにとって北米市場を強化できる機会ではあるが、同市場では苦戦も経験している。LVMHは01年に「DKNY」の親会社ダナ キャラン インターナショナルを買収したものの、業績が振るわない年が続き、16年にG-IIIアパレル グループ(G-III APPAREL GROUP)に売却した。アルノー会長兼CEOは、「『DKNY』はアメリカの素晴らしいスポーツウエアブランドだが、ヨーロッパのラグジュアリーとはかけ離れている。当社が得意とする分野とは違っていたかもしれない。しかし、『ルイ・ヴィトン』などのブランドでは現地チームが米国での経験を積んでおり、最近はテキサス州に米国で3カ所目の工房をオープンした」と成果を披露した。

 LVMHの19年7~9月期決算の売上高は、前年同期比17.0%増の133億1600万ユーロ(約1兆5846億円)と上期に引き続き増収だった。こうした業績の好調ぶりを背景に、今回はアメリカを代表するラグジュアリーブランドであるティファニーを傘下に収めたが、今後もラグジュアリー業界の世界的なリーダーとしてたゆむことなく進んでいくと同氏。ファンであり、いい友人でもあるというテニス選手のロジャー・フェデラー(Roger Federer)を引き合いに出し、「彼は世界をリードしているが、さらに進化するべくトレーニングを怠らない。私も同じだ」と締めくくった。

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【編集長の視点】「いきなり!ステーキ」が落ち込んだ理由は、自社競合じゃないんじゃないかという仮説

 「いきなり!ステーキ」の落ち込みが激しいです。10月の既存店売り上げは58.6。客数が59.5という状況。長く外食業界をウオッチしてきましたが、こんな数字は記憶にありません。不振の原因を「自社競合が多くなった」「ブームが終わった」と言われていますが、それとは別に違う理由があるんじゃないかと感じています。
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@BFrance_Japan フランス貿易投資庁-ビジネスフランス

昨晩は日本橋ライフサイエンスハブ LINK-Jにて フランスから来日したメドテック・ヘルステック 5社によるピッチイベント&ネットワーキングを開催🇫🇷遠隔医療や術中画像診断などの技術をご紹介🏥多くのご参加ありがとうございました😊

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ITでは情報も循環、ファッションも資産をリサイクルせよ ITのプロ「WWDジャパン」最新号につぶやく

 大手通信会社に入社後、国内外でITソリューションを提供するビジネスマンが、今週のファッション週刊紙「WWDファッション」で気になったニュースを要約してお届け。最先端のテクノロジーから企業と、その利用者が必要とするものについて考え続けたITのプロ、CKRが未来的視点からニュースにつぶやきを添えます。

今日のニュース:P.12「理想は廃棄ゼロ 新基準は循環型ファッション」

読み解きポイント:ファッションは価値ある資産と考えることが出発点

ニュースのポイント

 地球環境への負荷を減らし、循環型ファッションを実現するために、製造段階から廃棄物を減らすこと、商品寿命を伸ばすこと、修理、レンタル、リセールなど含めたビジネスモデルを考える必要がある。そこに新しいビジネスチャンスが眠っている。また、法規制のある「回収」も課題であり、廃棄物でなく資源として扱う必要もある。デザイナーは製品だけでなく、仕組みも含めデザインする必要があり、役割の幅が広がってきている。

CKRはこう読む!

 「ファッションは、価値ある資産である」ということ。循環型ファッションに向き合う際、初めに考えるべきことではないでしょうか。

 IT業界にいるとよく耳にする言葉が、「情報」は「ヒト」「モノ」「カネ」に続く、第四の経営資源である、ということです。

 そのため、サービスやシステムを設計する際、必ず情報資産の規定を行います。「取り扱う情報」をすべて洗い出し、「情報一つひとつのオーナー」を明らかにした上で、資産の重要度をラベル付けします。

 次に、情報には「生成」「利用」「保存」「廃棄」と循環するライフサイクルがあると考えます。それぞれの過程で、安全かつ使い勝手よく、資産価値を維持できるよう、設計を行います。企画、開発の段階で、廃棄まで見通して「資産である情報を、どのように取り扱うか」のデザインを求められるということです。ITは、情報という物理的実体のないものを取り扱うため、アパレルと違う側面もあります。しかし、「取り扱うものが、価値ある資産である」という前提に立つからこそ、循環型プロセスに向き合うことができるのではないでしょうか。

 ユニクロ(UNIQLO)のように、企画、製造、流通、販売すべてのプロセスを一社で担っていない場合、仕組みまでデザインすることは難しいと思うかもしれません。ITの場合も、各プロセス、別々の会社と協力しながら、サービスやシステムを作り上げることは多々あります。その際、「信頼性」を確保するため、管理プロセスを認証された企業と取引を行ったり、取引先が委託する会社まで含めた形で、情報管理を規定することもあります。

 また、活動が閉鎖的になって生産性が低下しないよう、たとえばプロジェクトに途中から参加する人にとっても、オープンな環境を整備しておくことも大切です。循環型が叫ばれる今、ファッション業界でも、ITのフレームワークを取り入れるところが増えてくるかもしれません。

 「貨幣、お金」という経営資源を通じて向き合ってきた「経済活動」を、もう一段広げ、自分たちが関わるさまざまな資産、資源を通じて、人間、社会、地球について、尊重と信頼感をもって向き合うことが、今という時代感なのかもしれませんね。

CKR Kondo : 大手通信会社に入社後、暗号技術/ICカードを活用した認証決済システムの開発に従事。その後、欧州/中東外資系企業向けITソリューションの提供、シンガポール外資系企業での事業開発を経験。企業とその先の利用者が必要とするもの、快適になるものを見極める経験を積み、ウェアラブルデバイスやFree WiFiを活用したサービスインキュベーションを推進。現在は、米国、欧州、アジア太平洋地域にまたがる、新たなサイバーセキュリティサービスの開発を推進中

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米投資家は新旧ファッション小売りをどう見ている?

 社会が急激に変化する中、消費者の動向も以前とは変わってきている。百貨店が直面している苦難やECの隆盛など小売業界の動きを投資家はどう見ているのか、米投資銀行コーウェン・アンド・カンパニー(COWEN AND COMPANY)のジョン・カーナン(John Kernan)小売り・消費財担当マネジング・ディレクターに米「ソーシング・ジャーナル(SOURCING JOURNAL)」が話を聞いた。

ソーシング・ジャーナル(以下、SJ):アパレルブランドに投資する際のポイントは?

カーナン小売り・消費財担当マネジング・ディレクター(以下、カーナン):まず見るべきは経営陣だ。優れた経営陣も多いとはいえ、アパレル業界がここ3年で急激に進化していることを念頭に評価するべきだろう。次に見るべきは会社の成長性とブランド力だ。ほかには収益性を細かく見ていき、会社の潜在能力を確かめる。これらが最も重要なポイントだ。

SJ:基準がそれほどはっきりしているなら、なぜ企業価値の評価がバラバラなのか?

カーナン:アパレルやバッグなどのアクセサリー類は百貨店が重要な販売チャネルとなっているが、百貨店はとにかく在庫回転率が低い。ただでさえ資本効率が悪いところに、最近は年を追うごとにそれが悪化しているような状況だ。余剰在庫を大量に抱えてしまった場合は値下げせざるを得ず、キャッシュフローや資本利益率に悪影響を与える。例えば、ナイキ(NIKE)、アディダス(ADIDAS)、ルルレモン・アスレティカ(LULULEMON ATHLETICA INC.)や、「ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)」「ティンバーランド(TIMBERLAND)」「ヴァンズ(VANS)」などのブランドを擁するVFコープ(VF CORP)は投資家から非常に高い企業価値があると見なされており、株価もそれにふさわしいものとなっている。一方で、そこまで高値で取引されていない中堅ブランドを見てみると、主要な販売チャネルが百貨店やアウトレットであることが多い。

SJ:最初から実店舗を持たないECブランドの場合は?

カーナン:ITの発展によってECが台頭し、アパレル業界に参入しやすくなったので、D2Cブランドが急激に増加した。しかし、利益を上げられているブランドはまだそれほど多くないだろう。D2Cブランドは顧客獲得(カスタマー・アクイジョン)コストが非常に多くかかるが、その分ブランドへの忠誠心が強い顧客が多く、着実にマーケットシェアを拡大している。最近の消費者は、「すぐに捨ててしまうような安い服を買いすぎて、クローゼットがパンパンだ。こんなにたくさん要らない」という考えになってきている。半額セールをすることが前提の大量生産モデルは通用しなくなるだろう。

SJ:最近は従来の小売店なども、顧客の忠誠心を得るべくメンバーズプログラムなどを改善している。それについてどう思うか。

カーナン:従来の小売店やブランドの多くは、「これを買えばさらに25%オフ」などのお得感を強調しているが、これは顧客の忠誠心を育てるには間違った方法だ。もっと誠実に本心からのアプローチをしなくてはならないし、値引きやポイントカードでは本物の忠誠心を得ることはできない。それはただのプロモーションだ。「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」などのラグジュアリーブランドを見ると分かりやすいが、信じられないほど高い値段を払ってでもその製品が欲しいという熱狂的な顧客がいる。そうした熱意こそが忠誠心で、それはお得なポイントカードでは獲得できないものだ。

SJ:5年後、投資指標はどうなっていると思うか。

カーナン:アパレル業界への参入が容易になったので、投資家は事業が継続する会社はどこかを見極めようとしているが、どうすればいいのか分からない状態だ。小売りで完全に予測できることなどないし、今後もそれは変わらないだろう。新たな形態のECやリセールが登場するとは思うが、それがどれほど続くかは分からない。投資家は収益構造がしっかりとした会社を探している。

SJ:伝統的な小売りやブランドの今後について。

カーナン:ブランドが今後も卸を必要とすることは間違いないだろう。しかし卸先である百貨店などは、在庫回転率を上げるなど何らかの方法でより効率よく運転資本を回し、持続可能な資本構造にする必要がある。これからも新しい業態がいろいろと登場するだろうし、小売りはいっそう進化していくと思う。ECの台頭によって小売業界は変化を余儀なくされ、消費者が期待するものも大きく変わった。そうした変化の波に対応するべく、どの企業も生まれ変わろうと模索しているところだ。

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