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しかしこれ使っててケースの方のバッテリーが切れるとライトニングケーブル型のイヤフォンは使えなくなる。こういうところがあかんよね。

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ティーンの人気を集める高校生モデル・よしあきが初のエッセー本を出版 「友達ゼロで不登校だった僕が世界一ハッピーな高校生になれたわけ」

 「グッチ(GUCCI)」や「バーバリー(BURBERRY)」のオープニングパーティーに来場し、「ドルチェ&ガッバーナ(DOLCE&GABBANA)」のミレニアルズ向けのショーや東京ガールズコレクションのランウエイを歩く高校生モデルのよしあきが12月26日、初のエッセー本「友達ゼロで不登校だった僕が世界一ハッピーな高校生になれたわけ」(KADOKAWA)を出版した。本の中では、中性的な言動がいじめの対象となり不登校だった過去を告白。その後、台湾での療養生活や帰国後のフリースクールでの恩師との出会い、原宿デビューなどを経て“世界一ハッピーな高校生”と思えるようになるまでの歩みをつづった。そんなよしあきに本の出版や現在の活動について話を聞いた。

WWD:今回の出版の経緯は?

よしあき:数年前にもお話をいただいていましたが、“暗い過去を売りにしたかわいそうな子”という目では見られたくなくて、保留にしていました。その後、自分と似たような経験をした子が悲しい結末で終わるニュースを目にする機会があり、僕がこんなに元気になれたんだから少しでも希望を届けられればと思い、もう一度お声が掛かったタイミングで出版を決めました。

WWD:不登校になったきっかけは?

よしあき:自分では最初はいじめだと思っていなかったんです。小学生の頃からサッカーよりおままごとが好きで、「女っぽい」とからかわれたことから、ちょっかいがどんどんエスカレートして、同級生から暴力を受けることもありました。深く傷ついていましたが、当時は誰にも話すことができませんでした。お母さんや姉のミチとも仲は良かったけれど、家では強がっていたのかもしれません。僕がキャパオーバーになり学校へ行けなくなって初めて、家族がいじめの事情を知りました。

WWD:本の中では家庭内暴力や自殺未遂などの過去についても赤裸々に語った。“ハッピー”と思えるようになるまでにはどんなことがあったか?

よしあき:不登校の時期には精神的に不安定になり、家庭で暴れてしまうこともありました。ミチが受験を控えていたことから、11歳のときに生まれの地である台湾に移住しました。日本の社会や人間関係からくるプレッシャーがなくなり、少しずつ元気になっていくのを感じました。一方でそのときにSNSで見た原宿のポップなファッションに憧れを感じて、帰国したら原宿に行くことを夢見るように。当時流行していたスキニーパンツがはきたくてダイエットもしたんです。

昔は悪目立ちをしないようにしていた自分が派手なファッションを楽しむようになった

WWD:13歳で帰国し、すぐに原宿へ行った?

よしあき:家族や親戚としか話さない日々が何年か続いていたので勇気が必要でした。お母さんたちが探してくれたフリースクールに通い、そこで恩師の先生との出会いがありました。恩師をはじめ仲間や人と関わることに慣れていったんです。そしてやっとミチに原宿に連れて行ってもらい、竹下通りを歩きました。はじめは緊張したんですが、髪の毛を緑に染めたり、ケミカルウオッシュのデニムにタイダイ柄のTシャツを合わせたり、ミチとおそろいのコーディネートをしたりと、だんだんと派手なファッションを楽しめるようになりました。昔は悪目立ちをしないようにしていた自分が、まさかこんな派手な格好して自信が持てるようになるなんて、ファッションの力って本当にすごいと思います。そんな中、街頭でテレビのインタビューを受け、そこから徐々にモデルの活動をさせていただくようになりました。

WWD:若者マーケティング研究機関「シブヤイチマルキューラボ(SHIBUYA109 lab.)」が発表した「トレンド大賞2019」のヒト部門では1位によしあき&ミチが選ばれた。

よしあき:2人ですごく喜びました!ミチは「わたしはずっと、遊びでも球拾いしかやらせてもらえない子どもだった」と言っていて、僕もなかなか仲間に入れてもらえない子でした。そんな僕にイベントでファンの子が「会えてうれしい」って涙を流してくれたりするんです。全てにおいて不正解の人間だと思っていましたが、今まで自分がやってきたことは間違ってなかったのかもって思えるようになりました。

WWD:現在インスタグラムのフォロワー数は36万を超える。ファンを獲得するために何か工夫していることはあるか?

よしあき:僕たちは人並みにしかやってないです。ただ、SNSでは悲しいことや暗いことは発信しないようにしています。もちろん落ち込むこともありますが、そんなときは大好きな酢豚定食を食べたり(笑)、友達に話したりしてストレスを解消しています。不登校やいじめを経て、ため込まないようにしようと決めたんです。ため込んで人に物事を伝えなかったのでいじめがエスカレートしたんだと思います。

僕の人生は誰にもあげたくない

WWD:過去に戻ってやり直したいと思うことはあるか?

よしあき:やり直したいとは思いません。もし普通の学校生活を送っていたら今の僕になれていないかもしれない。過去があったから今の僕があるんだと思います。フリースクールで恩師に会えたこと、家族が支えてくれたこと、モデルの仕事に出合えたことなどいろんな奇跡が起こったので、僕の人生は誰にもあげたくないです。

WWD:今回出版する本はどんな人に読んでもらいたい?

よしあき:人間関係で困っている人や不登校になってしまった子に読んでもらいたいです。僕のお母さんのインタビューも掲載しているので、同じような境遇のお母さんにも読んでほしいです。本を作る過程で、僕とお母さんの間には当時すれ違いがあったことを知りました。僕は「もっと構ってほしい」とか「お母さんにそんなに好かれていないかも」と思っていたら、お母さんはカウンセリングに通ったり学校を探していたりと、僕のためにいそがしくしてくれていたんです。本当に今が幸せすぎて過去を肯定できるようになったので、僕の経験を通してどんなにつらいことも絶対に超なんとかなるって、伝えられたらうれしいです。

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時計担当が選ぶ超私的な今年の1本 2019年に一番激しく光り輝いたのは?

 時計担当になって1年半。今年は、1月に“世界一ラグジュアリー”な時計見本市「S.I.H.H.(サロン・インターナショナル・オート・オルロジュリ)」、3月に世界最大の時計見本市「バーゼル・ワールド(BASEL WORLD)」を取材するため、2度スイスに飛びました。スイスに行くのも、時計見本市を体験するのも初めて。世界最大の時計企業スウォッチ グループ(SWATCH GROUP)が去った「バーゼル・ワールド」の凋落ぶりと、噂通り絢爛豪華な「S.I.H.H.」とのコントラストが印象的でした。そして「S.I.H.H.」では、“時計が宇宙(=浪漫)”であることを再認識しました。

※10月に「ウオッチ&ワンダー ジュネーブ(WATCHES & WONDERS GENEVA)」に名称変更

 「バーゼル・ワールド」で扱われるアイテムは実用を意識した数十万円のものが主であるのに対して、「S.I.H.H.」では数千万円、中には数億円の時計も珍しくありません。そんな浮世離れした世界で、オールドルーキーな時計担当のハートをつかんだのが、「エルメス(HERMES)」の“アルソー ルゥール ドゥ ラ リュンヌ アベンチュリン”(320万円)でした。

 “アルソー(ARCEAU)”は、1978 年にデザイナーのアンリ・ドリニー(Henri d'Origny)が生み出した時計。実は、78年は僕の生まれ年でもあります。この時点でかなり運命感じちゃってます(笑)。

 “アルソー ルゥール ドゥ ラ リュンヌ アベンチュリン”は、北半球と南半球のムーンフェイズを同時に表現します。2 つのスモールダイヤルがダイヤルの中を1周し、その動きによってマザーオブパール製の月が満ち欠けする斬新なデザインと機構なんです。ちなみに文字盤に使われているアベンチュリンとは、微細な結晶を内包するガラスや鉱石の総称で、これ自体が無数の星がまたたく宇宙を表しています。“腕に小さな宇宙を”とは、時計業界でしばしば用いられる表現ですが、まさにその極み!はっきり言って浪漫しか感じません。

 ちなみに同モデルには、文字盤をメテオライトにした“アルソー ルゥール ドゥ ラ リュンヌ メテオライト”(320万円)もあります。メテオライトとは隕石のこと。そう、素材そのものに宇宙(の石)を使ってしまっているんです。

 「エルメス」のブースでは、“ギャロップ ドゥ エルメス”にも「かわいい!」を連発してしまいました。馬具の鐙(あぶみ)にインスピレーションを得たものですが、おにぎり型のフォームがラブリーで、価格も41万7000円から。カラー&素材が豊富な点も女子受けしそうでした。

 正直な話、「S.I.H.H.」訪問前は「エルメス」に時計のイメージを持っていませんでした。でもその後の1年間で数百本の時計をタッチ&フィールさせてもらい、あらためてジュネーブで見た“アルソー ルゥール ドゥ ラ リュンヌ アベンチュリン”が僕の心の中で一番激しく光り輝いているなと感じています。

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【4月9日まで|スヌーピーミュージアム】 第2回展覧会 史上最大のスヌーピー展「もういちど、はじめましてスヌーピー。」 誕生秘話から、約50年間大きな変遷を遂げていく様子を、原画約80点と映像で紹介 詳しくはこちら→

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ファッション業界が意外と知らないビューティ2019年トレンド5選

 ファッションとビューティは近くて遠い!?ファッションをこだわる人はあまり化粧に興味がなかったり、逆に化粧にこだわる人はファッショントレンドには敏感ではなかったりして、首から上と下では実はこだわる人が違っている。それは業界人でも同じかも、と思ったのは、弊社のファッションとビューティ、両編集部を見ていたとき。両編集部は隣り合わせの島で仕事をしているにも関わらず、化粧品業界のトレンドを、ファッションチームは全然分かってないことが判明。そこで、ファッション業界の人が知らないであろう、ビューティ業界の2019年のトレンドを5選、紹介する。

クリーンビューティ

 ビューティ編集部に行くと、しばしば聞かれた「クリーンビューティ」。きれいなビューティ?と思っていたが、自然・天然成分を原料に用いており、体に害となるような成分を含んでいないというもので、環境に配慮したサステナブルな製品である。というのが大まかな定義とされるが、実際のところきちんと決まった定義はなく、かなりあいまい。ナチュラルブランドとの違いが難しいところだが、「環境に配慮」がポイントのようだ。クリーンビューティブランドとうたう代表的なブランドは「ベアミネラル(BAREMINERALS)」「ドランク エレファント(DRUNK ELEPHANT)」などだ。

“第2の皮膚”戦争

 テレビCMでも流れているので知っている人も多いと思うが、19年は化粧品業界にとって“第2の皮膚”もしくは“セカンドスキン”という言葉が飛び交った。代表的なところでは、花王とコーセー。ただ、この2社の機能が違うというのを知っている人は少ないだろう。花王が12月4日に発売した「エスト(EST)」と「センサイ(SENSAI)」の“第2の皮膚”はスキンケアであるということ。ファインファイバー技術(積層型極薄膜形成技術)を具現化した高性能小型ディフューザーに化粧液を入れて夜、肌に吹き付けて就寝。翌朝、そのベール(膜)をはがすと美肌力がアップするものだ。

 一方のコーセーが20年からサービスを実施するパナソニックとの協業による「スノービューティーミラー」は、肌のシミなどを“隠す”シートだ。鏡の前で顔表面の色、状態を分析することで極薄膜のカスタマイズシートを作る。つけた後、自身の肌と同化しどこに貼ったかは全然分からないのが特徴で、話したり笑ったりしても寄れたりせず、貼っていることを忘れるぐらい自然だという。将来的に皮膚疾患の人に向けた医療領域もカバーする予定だ。

CBD化粧品

 「CBD」は、大麻に含まれる成分カンナビジオールの略称で、抗炎症効果やリラックス効果が期待できるもので、多くの化粧品に配合され話題だ。アメリカでは賛否がありながらも市場は活況。18年には高級専門店からマス市場にまで広がっている。日本ではマリファナの有効成分であるTHC(テトラヒドロカンナビノール)が0.01%でも含まれていると取り扱えないが、THCが一切残留しない製品も作られており、スキンケアオイルやクリームなどが輸入されたり、日本でも製品化が進んでいたり、ヘアサロンでも使用されている。ただ最近では、配合内容の見直しから発売中止を余儀なくされた例もあるなど、今後はその動向に注意が必要だ。

ミニサイズコスメ

 19年、多くのブランドがミニサイズを発売した。資生堂が18年に若年層に向けミニサイズで価格を抑えて提案するシリーズ、その名も「SHISEIDO ピコ」を発売。ドラック・バラエティーショップブランド「フジコ」や「アネッサ(ANESSA)」といった日焼け止めでもミニサイズが誕生した。今年は「M・A・C」や「スック(SUQQU)」「ジョルジオ アルマーニ ビューティ(GIORGIO ARMANI BEAUTY)」「オフィシーヌ・ユニヴェルセル・ビュリー(OFFICINE UNIVERSELLE BULY)」など多くのブランドがコフレにミニサイズを入れて訴求。ミニサイズにすることで、化粧品の問題点だった使い切りがしやすいという利点が。また、価格も抑えられており人気が集まった。

元美容部員 和田さん。

 「元美容部員 和田さん。(以下、和田さん。)」は、元美容部員で、美容系ユーチューバーとして91万以上のチャンネル登録数、インスタグラムのフォロワー数は19万(2019年12月24日現在)を誇る。18年8月の取材で29万チャンネル登録数、インスタグラム4万5000とあるので、1年で3、4倍の伸びだ。的確なメイク術と分かりやすさが幅広い女性から支持を集めている。PRではなく、彼女が紹介した商品は爆発的に売れて、ブランドの認知度もアップ。ブランド側も「なぜこの商品が売れたのか追跡すると、和田さん。に行き着いた。嬉しい限り」と語る。12月には和田さん。初のプロデュース商品であるカラコンが発売になった。現在はCチャネルから独立し個人事務所を設立している。

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なぜワークマンは都心にないのか 現在の“最前線”は環八

 2019年に最も躍進した企業といえば、作業服のワークマンだろう。2019年4〜11月の既存店売上高は、前年の同じ時期に比べて31.3%増。好業績を受けて株価は年始の2.8倍に急上昇し、時価総額は8471億円(12月27日時点)となって、上場するジャスダックでは日本マクドナルドを抜き去り首位を独走する。

 ところでワークマンの記事はさまざまなメディアで紹介されているが、店に入ったことのない人も多いのではないか。特に都市部が生活圏の人はそうだろう。

 全国に854店舗(10月末時点)の「ワークマン(WORKMAN)」「ワークマンプラス(WORKMAN PLUS)」を構えており、数だけ見れば「ユニクロ」の817店舗(8月末時点)よりも多い。にもかかわらず、繁華街では見かけない。東京でいえば、新宿にも渋谷にも銀座にも店舗はない。それどころか山手線沿線や山手線内に一つもないのだ。

 昨年秋にスタートした新業態「ワークマンプラス」は郊外型ショッピングセンターにいくつか出店しているが、ほとんどの店舗は幹線道路沿いにある。建設や土木の現場で働く人たちが仕事の行き帰りにクルマで立ち寄ることを想定した立地だ。同社の場合、店舗の大半はフランチャズ(FC)契約で地元のオーナーが運営するため、家賃が高い商業一等地は採算的に難しいという事情もある。

 だが、カジュアル需要を取り込む「ワークマンプラス」の拡大を図る中、今後は直営などによって市街地に近づくケースが増える可能性がある。同社は18年12月に「ワークマンプラス」の等々力店(東京・世田谷)を出店する際のニュースリリースで、「これまでの既存店はホワイトカラーの多い地域を避けてきましたが、今後は立地条件が拡大されます」と書いていた。

 今のところ東京における“都心最前線”は、環七(環状七号線)か環八(環状八号線)である。環八沿いには「ワークマンプラス」の等々力店のほか、練馬石神井店(練馬区、19年3月開店)などがある。環七沿いには「ワークマン」の大森環七店(大田区)がある。

 もともと郊外で誕生した「ユニクロ(UNIQLO)」は1998年の原宿店出店と同時期に巻き起こしたフリースブームが一世を風靡した。出店コストに厳しかった「ファッションセンターしまむら」も今では高田馬場、下北沢、茗荷谷に出店している。

 ワークマンはECで注文した商品を店舗で受け取るタイプのクリック&コレクトを掲げており、そのためには1500〜2000店舗の拠点が必要になるという。ワークマンが世評の通り「ポスト・ユニクロ」に名乗りを上げるならば、今後は都市部への出店が次のステージになるだろう。

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「グレタ たったひとりのストライキ」 両親が見つめ続けた真実

 16歳で米誌「タイム(TIME)」が選ぶ2019年の「今年の人」と、科学界で話題になった「今年の10人」に選出されたグレタ・トゥーンベリ(Greta Thunberg)。地球温暖化対策の強化を求めるスウェーデンの環境活動家として、9月にニューヨークで開催された国連気候行動サミットで、各国の首脳そして世界の大人たちに温暖化対策の行動に出るよう強く訴え、ときに怒りをにじませながら話すその姿は日本のメディアでも取り上げられ、彼女の名前を多くの人たちが知ったのだと思います。

 その彼女の強い意志、そしてエネルギーの源になっているのは何なのか、私はメディアに映し出される一部の言動のみしか知らなかったので、それを知りたくて一冊の本を手にしました。そこに書かれていたのは、想像をはるかに超えたものでした。

 本書「グレタ たったひとりのストライキ」は有名オペラ歌手であるグレタの母マレーナ・エルンマン(Malena Ernman)が、俳優で夫のスヴェンテ(Svante Thunberg)、妹のベアタ(Beata Ernman)、そしてグレタと共に書き上げた本であり、母親の目線で書かれています。

すべては授業で観た映画が始まりだった

 18年に、スウェーデンの国会議事堂の前で地球温暖化に対するストライキを一人で始めたことをきっかけに、世界に知られるようになったグレタですが、「すべては、11歳の時にグレタが授業で世界中の海に浮遊する大量のごみに関する映画を観たことから始まった」とあります。その映画を観ている間、彼女は泣き続け、南大西洋では浮遊プラスチックごみが集まり、その面積がメキシコよりも大きい島を作っていることにショックを受けたといいます。

 5年生になった当時、毎晩寝つくまで泣き、登校しながら泣き、授業中でも休み時間でも泣き通し、教師たちはほぼ毎日電話をかけ、そのたびに主夫になった父が彼女を連れて帰っていたそうです。

 グレタは摂食障害になって10キロ痩せ、家族以外とは話さなくなり、うつ、アスペルガー症候群(自閉症に含まれるひとつのタイプ)、選択性かんもく症(家庭で家族が相手であれば自由に話せるにもかかわらず、学校や幼稚園など、家族以外の人が相手の場合に話せなくなる疾患)と診断されたのでした。今となっては多くの子どもや若者に影響を与え、大人をも動かす彼女が、それまで他人と話をせず食事もとれない日々が続いていたのです。そして専門家の話を聞いたり、書物を読むなどして独学で気候問題を学んだというのです。

「才能があるのに繊細すぎる少女」

 「暗闇の中に隠れ、あらゆる意欲を失った」というグレタと、その彼女を支え、ときに葛藤する家族の姿がそこにはありました。会話を交えながら、隠すことなくありのままの姿が淡々と書かれているので、その状況がストーリーとして入ってきます。両親がグレタの世話にかかりきりになっていたころに、妹のベアタのアンガーアタック(怒り発作)が増え、「パパもママもグレタのことばかり心配して、私のことはほったらかし。ママなんか大嫌い」と本棚からあらゆるDVDを投げつけるシーンには、読みながら胸が締め付けられるような思いでした。ベアタもまたADHD(注意欠如・多動症)、アスペルガー症候群、強迫性障害、反抗挑戦性障害の傾向があると診断された両親の当時の心境は、私たちの想像を絶するものだったのだと思います。

 そのような過酷な状況の中から現在に至るまでの道のりが、家族の前で語られるグレタの言葉と両親の思いと共につづられています。そして彼女の言葉によって家族も影響されていきます。気候問題や地球温暖化を中心とした環境問題の話は、ときに数字や専門用語の羅列で難しく感じてしまいますが、彼女から発せられることばは、とても現実的で身の回りに起こっている事実であり、理解しやすいことばで語られています。

「あのとき、彼女は見えない境界線を越えた」

 グレタがたった一人でストライキをすると計画し、自転車で国会議事堂へ向かう背中を見送りながら、「あのとき、彼女は見えない境界線を越えた。あと戻りすることも、取り消すこともできない境界線を」と語った父親のそのときの気持ちが、ありありと伝わってくるようでした。本音を言えば、両親はストライキをしてほしくなかったといいます。グレタは多くの批判を受けることも覚悟の上だとはいえ、両親として娘を守りたいと思うのは当然のことでしょう。一方で、家族以外の人と話すことができなかった娘が、大勢の前ではっきりと自分の考えを述べる姿をまるで奇跡のように感じていたのでしょう。

 その後のグレタの活動は多くの人に知られることになり、日々注目を集める存在になりました。本の中でとても印象的だったのは、空き時間にこっそり勉強を教えてくれたグレタの先生のことばです。「私はこれまで、才能があるのに繊細すぎる少女が精神的に壊れてしまう例を、たくさん見てきました。もうたくさんです。私の方が限界なんです」と言って彼女を助けていたことでした。世の中の問題の大小にかかわらず、それを自分ゴトとして捉え発信していくことに、大人も子どもも関係ないのだということです。私たちはまず現実を知ることだと16歳の少女に教わりました。本書はそれを知る第一歩になると思います。

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【1月15日まで|国立西洋美術館】 クラーナハ展―500年後の誘惑 画家の芸術の全貌を、当時のドイツの思想や文化、社会や政治の状況などと併せて読み解き、さらには彼の死後、近現代におけるその影響まで。 詳細はこちら→

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よく観られたパリコレ動画 Part1 イッセイ、セリーヌのリサ、マルジェラ、ギャルソン

 2020年春夏パリコレ中に自分で撮影・掲載した55本の動画の中からアクセス数が良かった14本を2回に分けて発表します。Part1の7つは、いずれも個性が強いブランドばかり。ファッションショーは新しい服の色や形を見るだけではなくデザイナーたちの魂に触れる場でもあるから、こういった映像が支持されることは記者としても嬉しいです。ちなみに、1位の「イッセイ ミヤケ(ISSEY MIYAKE)」の再生回数は2位以下の8倍強とダントツでした。確かに繰り返し見たくなる、非常にエモーショナルなシーンです。

空から服が降ってきた「イッセイ ミヤケ」

 「イッセイ ミヤケ」の新デザイナー、近藤悟史さんのデビューショーは成功だと私は思います。モデルが手をつないでクルクル回るフィナーレなどから、1980~90年代の「イッセイ ミヤケ」がフラッシュバックし、そこから同社における三宅一生さんの存在感の大きさを痛感します。だからと言って古く見えるわけじゃない。あの頃イッセイさんが見せていた“手をつないでひとつに”の世界観は今こそ必要なのだと思います。近藤さんの色のセンスが若々しくて◎。中でも天井から服が降りてくるこのシーンは印象的でした。

「セリーヌ」でLISAを追え!

 この弊社のソーシャルエディターの情報の取り方は私とは全然違います。隣にいても謎ですがソーシャル上で起きている波を常時キャッチしており、“〇〇のコミュニティーで、この波来ています”と教えてくれます。まさにサーファーが波をキャッチするがごとく。「セリーヌ」でも、BLACKPINKのLISAが来場することを、それこそLISAが韓国を出国する段階からキャッチしていました。会場前にもその情報をキャッチしたファンが大勢!まさに熱波がそこにある、という感じです。ぜひLISAが会場を去る時の動画でその熱狂をご確認ください。

「メゾン マルジェラ」でモード注入

 「メゾン マルジェラ(MAISON MARGIELA)」は全ルックの熱量が高く、見るだけで“モード注入完了!”というテンションに。穴が開いた服だからといって、“抜け感がある”とは大違いで、むしろその逆です。モデルも前のめりで速足。特に一番後ろを歩いているハイヒールブーツをはいた彼は、一人で登場した時も凄い迫力で思わず前のめりに。情熱は人を巻き込むのです!

ギャルソンで17歳の自分に戻る

 「コム デ ギャルソン(COMME DES GARCONS)」のショーでは派手な格好をした大人が世界中から集まり、“17歳の自分”に戻ったみたいな神妙な表情をしているのを見るのが好きです。パリコレはまぎれもなくビジネスの場ですし、競争の場でもありますが、この20分間だけは特別。なぜ自分がこの仕事をしているのかを再確認させてもらいます。

 川久保さんは今冬、ウィーン国立歌劇場で上映されるオペラ「オーランドー」の衣装を手掛けました。先に発表したメンズと今回のウィメンズはオペラで完成するいわば3部作の一部だとか。ちなみに、このオペラを見たさに12月に休みを取った業界関係者を私は2人知っています。

「ジュンヤ」は
トレンチコートを再構築

 “このブランドの店に行けば〇〇があるのではないか”と、特定のアイテムを想像できるブランドは強いと思います。“人とは違ったトレンチコートかデニムがほしい”と思ったら、私なら「ジュンヤ ワタナベ・コム デ ギャルソン(JUNYA WATANABE COMME DES GARCONS)」に行きます。今季もトレンチ、デニム、白いシャツ&Tシャツといったスタンダードアイテムをベースに、ウエストラインをきれいにたたんだり、プリーツを加えたり形を再構築したアイテムがそろいます。

「ヨウジヤマモト」で神田川を聴く

 最近の「ヨウジ」のショーで気になるのがBGMの一部が耀司さん自身の歌声だということ。その声は少年のように優しいです。さらに今回は「神田川」も流れました。ファッションショーのBGMに「あなたは、もう、忘れたかしら~」なんて聞いたことありません!服がエレガントなだけにそのギャップが日本人的にはツボ。ニヤニヤするな、という方が無理な話です。

人気者「マリーン セル」でemmaと朝の挨拶

 この日は一日中、「マリーン セル」の三日月プリントを着ている人を見かけて人気ぶりがうかがえました。モデルのemmaさん、元2NE1のダラさんも来場。似合っています。会場では黒のスタッフコートが気になりました。「あれが欲しい」という声、多そうです。

 自然を生かした演出の全貌を知りたくて、ライブ配信を片手にショーを見たのですが、映画のワンシーンみたいですね~。地球の環境破壊が進み地下で生き延びた種族の物語だとかで、デザイナーの妄想力とそれを具現化する力が半端ない!ショーを見て頭に浮かんだのは、「エルメス(HERMES)」+「プラダ(PRADA)」÷2という計算式です。有名ブランドの真似、という意味では決してなく、「エルメス」から受け取る自然を大切にする大らかなメッセージと、「プラダ」が得意とするユーティリティーの両方をそこに見たからです。まだ若いのに、スケールが大きいデザイナーです。

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プーマがサニブラウンとパートナーシップを締結 陸上男子100メートル日本記録保持者

 プーマ ジャパンは12月26日に、陸上競技選手のサニブラウン・アブデル・ハキーム(Sani Brown Abdul Hakim)とパートナーシップを締結したことを発表した。このパートナーシップは、サニブラウンの常に挑戦し続ける姿勢に対して、プーマが共感したことから実現した。

 サニブラウンは、ガーナ人の父と日本人の母を両親にもつ20歳の陸上競技選手だ。男子100メートル9秒97の日本記録保持者で、今年11月にはプロ転向を表明した。また200メートルは日本歴代2位、60メートルでは日本歴代1位の記録を持っている。現在は、米・フロリダ大学に通っている。

 プーマはこれまで、人類史上最速のスプリンターと評された元陸上競技選手のウサイン・ボルト(Usain Bolt)やレーシングドライバーのルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)らとパートナーシップを結んできた。現在では、モデルの藤田ニコルやアトレティコ・マドリードのGKのヤン・オブラク(Jan Oblak)らと結んでいる。

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華奢なホースビットがポイント 「グッチ」2020年春夏バッグ&シューズ

 動植物のモチーフや華やかな装飾を盛り込んだジェンダーレスなスタイルで一時代を築いたアレッサンドロ・ミケーレによる「グッチ(GUCCI)」だが、2020年春夏コレクションは一転。装飾を抑えるとともに、ランジェリーのようなディテールや深いスリットなど“いわゆるセクシーな美しさ”を取り入れたウエアを披露した。そこに合わせたアクセサリーも、金具など装飾が控えめになった19-20年秋冬シーズンからの流れを踏襲。リップスティックホルダー付きの手袋やミニバッグ、ラテックスのグローブ、レザーケース入りの扇子、乗馬用のムチなどのアクセサリーはフェティッシュなムードを醸し出すが、バッグとシューズはコーディネートに取り入れやすそうなアイテムがそろう。

 バッグとシューズ共通のポイントとなるのは、ホースビットモチーフのきゃしゃなメタルパーツだ。バッグは、20年クルーズ・コレクションでフラップ型ショルダーバッグなどがデビューした“グッチ 1955 ホースビット”シリーズに、ブガッティスタイルのハンドバッグ(3サイズ展開)やバックパック、大きなトラベルバッグが仲間入り。ハンドバッグは、スムースレザーやポルカドット柄のプリントレザー、エキゾチックスキン、キャンバスなどバリエーション豊富で、中には今季のキーメッセージである“Gucci Orgasmique”をあしらったモデルもある。また、同ショルダーバッグには、赤、緑、青のストライプ柄ベルベットでクラシックな雰囲気に仕上げたデザインが新登場。その他、“ディオニュソス”や“グッチ ズゥミ”などの既存モデルは、幾何学柄のエキゾチックスキンなどでアップデートした。

 足元は、特にかかと部分を折り込んでスリッパスタイルでも履けるポインテッドトーのシューズに注目。フラットソールでありながらデザイン性も高く、大ヒットしたファーライニングのスリッパ“プリンスタウン”に続くオシャレかつ快適なシューズとして人気を集めそうだ。また、ストラップサンダルやローファーパンプス、キューバンヒールのブーツなどにも、ホースビットがあしらわれている。スニーカーの新作は、左右で色の異なるデザインで提案。鮮やかな色のスエードやミラーのようなヒールを用いたプラットフォーム×チャンキーヒールのブーツも目を引く。

JUN YABUNO:1986年大阪生まれ。ロンドン・カレッジ・オブ・ファッションを卒業後、「WWDジャパン」の編集記者として、ヨーロッパのファッション・ウィークの取材をはじめ、デザイナーズブランドやバッグ、インポーター、新人発掘などの分野を担当。2017年9月ベルリンに拠点を移し、フリーランスでファッションとライフスタイル関連の記事執筆や翻訳を手掛ける。「Yahoo!ニュース 個人」のオーサーも務める。

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華奢なホースビットがポイント 「グッチ」2020年春夏バッグ&シューズ

 動植物のモチーフや華やかな装飾を盛り込んだジェンダーレスなスタイルで一時代を築いたアレッサンドロ・ミケーレによる「グッチ(GUCCI)」だが、2020年春夏コレクションは一転。装飾を抑えるとともに、ランジェリーのようなディテールや深いスリットなど“いわゆるセクシーな美しさ”を取り入れたウエアを披露した。そこに合わせたアクセサリーも、金具など装飾が控えめになった19-20年秋冬シーズンからの流れを踏襲。リップスティックホルダー付きの手袋やミニバッグ、ラテックスのグローブ、レザーケース入りの扇子、乗馬用のムチなどのアクセサリーはフェティッシュなムードを醸し出すが、バッグとシューズはコーディネートに取り入れやすそうなアイテムがそろう。

 バッグとシューズ共通のポイントとなるのは、ホースビットモチーフのきゃしゃなメタルパーツだ。バッグは、20年クルーズ・コレクションでフラップ型ショルダーバッグなどがデビューした“グッチ 1955 ホースビット”シリーズに、ブガッティスタイルのハンドバッグ(3サイズ展開)やバックパック、大きなトラベルバッグが仲間入り。ハンドバッグは、スムースレザーやポルカドット柄のプリントレザー、エキゾチックスキン、キャンバスなどバリエーション豊富で、中には今季のキーメッセージである“Gucci Orgasmique”をあしらったモデルもある。また、同ショルダーバッグには、赤、緑、青のストライプ柄ベルベットでクラシックな雰囲気に仕上げたデザインが新登場。その他、“ディオニュソス”や“グッチ ズゥミ”などの既存モデルは、幾何学柄のエキゾチックスキンなどでアップデートした。

 足元は、特にかかと部分を折り込んでスリッパスタイルでも履けるポインテッドトーのシューズに注目。フラットソールでありながらデザイン性も高く、大ヒットしたファーライニングのスリッパ“プリンスタウン”に続くオシャレかつ快適なシューズとして人気を集めそうだ。また、ストラップサンダルやローファーパンプス、キューバンヒールのブーツなどにも、ホースビットがあしらわれている。スニーカーの新作は、左右で色の異なるデザインで提案。鮮やかな色のスエードやミラーのようなヒールを用いたプラットフォーム×チャンキーヒールのブーツも目を引く。

JUN YABUNO:1986年大阪生まれ。ロンドン・カレッジ・オブ・ファッションを卒業後、「WWDジャパン」の編集記者として、ヨーロッパのファッション・ウィークの取材をはじめ、デザイナーズブランドやバッグ、インポーター、新人発掘などの分野を担当。2017年9月ベルリンに拠点を移し、フリーランスでファッションとライフスタイル関連の記事執筆や翻訳を手掛ける。「Yahoo!ニュース 個人」のオーサーも務める。

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ニュースはみんなのもの、臆せず発信し続けます ファッションフリークOL「WWDジャパン」最新号につぶやく

 1992年生まれのファッションフリーク女子が、今週のファッション週刊紙「WWDジャパン」で気になったニュースを要約してお届け。渋谷のファッションベンチャー企業に勤める等身大OL、Azuのリアルな目線を生かした「このニュースからはコレが見える」という切り口で、さまざまな記事につぶやきを添えます。

今日のニュース:P.14『編集部年末座談会“記者魂を揺さぶったアノ話”』

読み解きポイント:「ニュースは誰のもの?」

ニュースのポイント

 「WWDジャパン」の新人記者が、2019年の締めくくりということで先輩記者16人が何を感じ、何を考えたかを知るべく、突撃座談会を敢行。「19年に記者魂を揺さぶったトッピクスは?」をテーマに1年を振り返った。「シャネル(CHANEL)」「フェンディ(FENDI)」を率いていたカール・ラガーフェルド(Karl Lagerfeld)の死去や、デムナ・ヴァザリア(Demna Gvasalia)の「ヴェトモン(VETEMENTS)」退任といったデザイナー関連のニュース、キム・カーダシアン(Kim Kardashian)の「キモノ(KIMONO)」やラグジュアリーブランドの相次ぐ人種差別による炎上騒動、ヤフーによるZOZO買収や「フォーエバー21(FOREVER21)」の日本撤退といったビジネスニュースなど、さまざまな話題が19年を彩った。

Azuはこう読む!

 この連載を始めたのは7月末だったのですが、座談会で話題に上がったテーマは半分以上書いた気がします。ニュースを読んで、自分の意見を考えることを繰り返していくうちに、小さなニュース一つも「自分ならどう受け止めるだろう?他の角度だったら?」と考える癖がつくようになりました。

 例えばキム・カーダシアンによる補正下着ブランド「キモノ」が日本の着物文化を侮辱する名前だとして猛抗議を受けたあの事件。日本人だけではなく日本文化を愛する外国人までもが「それは違う!」とSNSで声をあげ、割と早い段階でブランド名変更にまで至りました。

 当時は連載をしていなかったので、「あらキム、また炎上したのね」くらいにしか思っていなかったのですが(笑)、もしあの時このネタを書くとしたら「下着って嫌なものだっけ?」と提示したでしょう。思い返すとあの騒動抱いた違和感はSNSでの極論と突発的な熱。「下着ブランドに着物の名前をつけるなんて」という声がそこそこあって、「いや、下着は悪くないだろ」と思ったり、そもそもの「さまざまな体型や肌色の女性に合わせた補正下着」という割と素晴らしいコンセプトをすっ飛ばしてボコ殴りされているのをみて、「ちょっとキムの気持ちも考えなよ……」と勝手に幼馴染の感覚になったりもしました。基本的に炎上案件を見ると、救いの道を見出したくなるのです……。

 ブランド名を「スキムス ソリューションウエア(SKIMS SOLUTIONWEAR」に改名した結果、「キモノ」時代の廃棄分など含めて損失額は1000万ドル(約10億9千万円)に登ると明かしていましたが、発売後数分で200万ドル(約2億1千8百万円)売るお化けブランドなのできっと痛くも痒くもないのでしょう。実際にサイト上で商品を見てみると、(日本ではあまりシチュエーションが想像できないものもありますが)「天才なの?その形絶妙すぎない?」というアイテムや9色5サイズというよりどりみどりのラインナップに商才を感じざるを得ません。もちろんだからと言って文化的な差別や多くの人が不快に思うことをして良いわけではありませんが。

 この連載を通して、「私はこう思うけど、みなさんはどうですか?」と投げかけてきたつもりです。正直一人でブツブツつぶやくより圧倒的に多くの方に見ていただいているので、「こんなこと言って良いのだろうか」と怖くなることもありますが、ニュースは誰かの所有物ではなく全員のものなので、臆せず思考し言葉を紡いでいきます。

 ということで2019年に魂を揺さぶったニュースは「全部!」でした。正確なニュースをいち早く届けてくれる記者の皆さま、お疲れ様でした!

Azu Satoh : 1992年生まれ。早稲田大学在学中に渡仏し、たまたま見たパリコレに衝撃を受けファッション業界を志す。セレクトショップで販売職を経験した後、2015年からファッションベンチャー企業スタイラーに参画。現在はデジタルマーケティング担当としてSNS運用などを行う。越境レディのためのSNSメディア「ROBE」(@robetokyo)を主催。趣味は、東京の可愛い若手ブランドを勝手に広めること。ご意見等はSNSまでお願いします。Twitter : @azunne

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オシリペンペンズ × 佐伯慎亮 × 豊田和志の写真展 バンド結成20周年記念

 アーティストのオシリペンペンズと写真家の佐伯慎亮と豊田和志は、写真展「オシリペンペンズ1999-2019&2020 ミッピョ、スェラヤ!」を大阪のマンティコアで12月28日〜1月31日に開催する。

 同展は、オシリペンペンズのバンド結成20周年を記念して開催し、二人の写真家が撮影したライブ中の写真やポートレート写真などを用意。佐伯はデビュー当初から親交があり、過去のアーカイブからセレクトしたものを、豊田は20周年を迎えたオシリペンペンズの今年一年間の活動を撮影したものを展示する。さらに同展を記念して、開催初日にオシリペンペンズと佐伯と豊田によるトークイベントを開催する。

 石井モタコ=オシリペンペンズボーカルは「どんなものになるのか想像がつかない。二人の写真家がお互い譲り合わず想いを押し通して欲しい。はっきりカオスと分からせて欲しい。来てくれた人は、二人の写真を通して素敵なものを見つけて欲しい。私は写真を見て少しでも自分を分かりたい。うちらは死ぬまで解散しません。不死身です」とコメント。

 オシリペンペンズと豊田は今年8月にも、東京・阿佐ヶ谷のRojiで写真展「Sign」を開催している。

■「オシリペンペンズ1999-2019&2020 ミッピョ、スェラヤ!」
日程:12月28日〜1月31日(不定休)
時間:20:00〜27:00
場所:マンティコア
住所:大阪府大阪市中央区千日前2-3-9 味園ユニバース2F

■オシリペンペンズ × 佐伯慎亮 × 豊田和志 トークイベント
日程:12月28日
時間:16:00〜
場所:マンティコア
住所:大阪府大阪市中央区千日前2-3-9 味園ユニバース2F
料金:1ドリンク+投げ銭

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@Bot_Gravy Yung Gravy Bot

And my wrist like Gravy and yo Rabbi on Passover In the Rover I hit you with my nerf like a class 5 whiplash, ay b*tch, smash Gravy all over my dash, ay Young Johnny Cash (WOAH) Gotta catch 'em all like Ash (GRAVY TRAIN) I see them, they've been tryna touch me Karen tried to cuff

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