「メゾン マルジェラ “アーティザナル” デザインド バイ ジョン ガリアーノ」2020-21年秋冬オートクチュール・コレクション

 「メゾン マルジェラ “アーティザナル” デザインド バイ ジョン ガリアーノ(MAISON MARGIELA 'ARTISANAL' DESIGNED BY JOHN GALLIANO)」が2020-21年秋冬オートクチュール・コレクションを発表した。

The post 「メゾン マルジェラ “アーティザナル” デザインド バイ ジョン ガリアーノ」2020-21年秋冬オートクチュール・コレクション appeared first on WWD JAPAN.com.

デジタルメンズコレでドタバタ対談 楽園気分に「ヴェルサーチェ」攻めのストリートが際立つミラノ3日目

 パリ・メンズに続いてスタートしたミラノのデジタル・ファッション・ウイークも残すところあと2日。ここでは主にメンズを担当している記者たちが「頑張ってリアルタイムで見てみました」取材を日替わりで担当します。「アーカイブでも見られるのにオンラインで見る意味あるの?」という周囲の視線を感じながらも、「コレクションはライブ感!」と信じて完走を目指します。今回は海外コレクション取材歴4年の大塚千践「WWDジャパン」デスクと海外コレクション初取材の美濃島匡「WWDジャパン」記者がリポートします。

17:00(ミラノ時間 10:00) 「シモーナ マルツィアーリ-MRZ」

美濃島:ミラノ3日目始まりました。たった今、校了で大忙しな大塚センパイから「ごめん、途中から参加します!」と連絡が来たので、序盤は一人でリポートしていきます。トップバッター「シモーナ マルツィアーリ-MRZ(SIMONA MARZIALI-MRZ)」のプレゼン映像は、イタリアらしいカラッとした空気の麦畑が舞台。「FRIDAY」「SUNDAY」と曜日違いでルックを公開しました。ピュアな真っ白のジャケット&ショーツからのぞく小麦色のニット、その後も多数見られたルーズな編みのトップスが可愛かったですね。なんだか他人の夏休みの思い出を垣間見ているようでした。白と黒の編み込みバングルは手軽に季節感が演出できるから人気が出そう。デザイナーのシモーナ マルツィアーリは「イタリアン ヴォーグ (ITARIAN VOGUE)」主催の「フー イズ ネクスト(WHE IS NEXT?)」に2018年に選出され、2019年からミラノでコレクションを発表しています。これまで注視していませんでしたが、好みのブランドでした。

18:30 (ミラノ時間11:30) 「サン アンダース ミラノ」

美濃島:「サン アンダース ミラノ(SAN ANDERS MILANO)は野原が舞台でした。全く同じ服装の男女が出会い、固定的な性差を超えたファッションの自由さを発信するストーリー。フリル付きのシャツやギンガムチェックのシャツ、パールのネックレス&イヤリングというフェミニンなコレクションでしたが、男性モデルも違和感なく着こなしていました。「あなたが誰なのかは重要じゃない、どんな人になりたいかが大事なんだ」というコピーもしっかりと伝わってきました。

18:00(ミラノ時間11:00) 「エルマンノ シェルヴィーノ」

美濃島:「エルマンノ シェルヴィーノ(ERMANNO SCERVINO)」はチュールドレスや花柄ワンピースなど、リゾート気分を全面に出したコレクション。都市から離れた農家でリゾート感を演出するのは、最初の「シモーナ マルツィアーリ-MRZ」と似ていますね。のどかでほっこりします。

大塚:お待たせしましたー!「エルマンノ シェルヴィーノ」に滑り込みセーフ。紙面の校了もカブってバタバタですわ。昨日はトガった系の映像ばかりで辛かったから目がまだ疲れているよ。パリではアングラなロケーションも結構見かけたけれど、イタリアは本当に田園や自然が舞台の作品が多いね。ウィメンズのみだったけど、目の保養になりました。郷土愛ですな。「シモーナ マルツィアーリ-MRZ」も後で見てみよーっと。

美濃島:大塚さん、思ったよりお早い登場ですね。うれしい!ドレスをベルトで縛ってカジュアルダウンさせたり、ニーハイブーツでエッジを効かせたりとスタイリングの妙が光りましたね。トラ模様を転写した総柄コートやドレスもありましたが、あれを着てパーティに行ったら会場の視線を独り占めできちゃいそうなくらいインパクト抜群でした。

19:00(ミラノ時間12:00) 「フィロソフィ ディ ロレンツォ セラフィニ」

美濃島:「フィロソフィ ディ ロレンツォ セラフィニ(PHILOSOPHY DI LORENZO SERAFINI)」はオランダ人モデルのルーナ・ビル(Luna Bijl)を起用したイメージムービーで勝負。真面目な撮影風景を収めたシーンから始まったと思いきや、途中から撮影を抜け出し、テニスを始めたり、散歩したり、最後にはプールに入っちゃうというフリーダムな内容。とびきりキュートな彼女の振る舞いも相まって、すごくハッピーな気分に浸りました。

大塚:また田園とかリゾート的な撮影現場でうれしい!いやーもう今日はこういう感じでいいよ。こじらせたアングラ系は無しということで。それとルーナ・ビルが最高だね。彼女のためのプロモーション映像みたいだけど、天真爛漫で豊かな表情を見ているうちにあっという間に3分が経ってました。

美濃島:コレクションは黒ベースにカラフルなドットを施し、片方の肩に大きなフリルをあしらったミニドレスや、シフォンをたっぷり用いたドレスなど、上品ながら楽しげなムード。映像の世界観とも合致していたし、「欲しい」と思った女性は多いんじゃないでしょうか。

19:30(ミラノ時間12:30) 「キートン」

美濃島:「キートン(KITON)」は新作を披露せず、1着のスーツが出来上がるまでのストーリーをイタリアの広大なスペクタクルとともに伝えました。糸づくりや生地の生産、テーラーによる仕立てまで、全行程をカバーするあたりに作り手のプライドを感じますね。

大塚:「キートン」はファクトリーや原料のシーンが中心で厳粛な雰囲気だったけど、物作りはめっちゃトガってて、展示会に行ったらビックリすると思うよ。下手したらケタが2つ違う異次元プライスなのだけど、服に触れるたびにため息を通り越して「はー!」という声をあげているもん(笑)。老舗だから、美濃島さんの言う通りプライドと自信はもちろんあるのだけれど、進化を恐れない姿勢はカッコいいよね。

美濃島:手にとってみたいと思わせるには十分でしたが、なにか新作に通ずる仕掛け、もしくは「新作を出さない」というステートメントなど、今後に繋がる要素を期待してしまいました。

20:00(ミラノ時間13:00) 「サルヴァトーレ フェラガモ」

大塚:「サルヴァトーレ フェラガモ(SALVATORE FERRAGAMO)」は、超意外な展開だったね。サスペンス映画のようなイントロから、全速力で長い歴史を振り返りつつステートメントを主張するという内容。新作は結局出てこなかったけど。てんこ盛りかつ駆け足すぎて、何が一番伝えたいのかちょっとわかりづらかったかな。テーマごとにチャプターで切り分ける手法は「プラダ(PRADA)」も同じだったけど、欲張りすぎたかもね。

美濃島:おっしゃる通り、詰め込みすぎた映像になっていましたね。さきほどの「キートン」もそうでしたが、ミラノの老舗ブランドは歴史的な街並みを写したり、スケールの大きな音楽で凄みをアピールしたりする傾向にありそうです(笑)。

大塚:まあでも創業1927年の「サルヴァトーレ フェラガモ」の動画で、コンクリートジャングルを背景に打ち込みの音楽が流れていてもイヤですけどね(笑)。靴は本当に美しいし、コレクションを率いるポール・アンドリュー(Paul Andrew)も魅力的な人物だから、どこかに焦点を絞った方がよかったのかも。

美濃島:たしかにデザイナーの個性にフォーカスすると、「これがDNAだ」と一方的に言われるよりも共感しやすいのかもしれません。

21:00(ミラノ時間14:00) 「トッズ」

美濃島:その一方で「トッズ(TOD’S)」は、2020-21秋冬シーズンからクリエイティブディレクターを務めているヴァルター・キアッポーニ(Walter Chiapponi)にフォーカスし、彼がブランドで描いているビジョンを伝えましたね。やはりデザイナー自身がクリエイションの姿勢を改めて話すと、力強さが滲みます。

大塚:歴史をスピーディーに詰め込んだ「サルヴァトーレ フェラガモ」に対し、「トッズ」は新しいクリエイティブ・ディレクターを紹介したいという意思か明確だったね。トーマス・マイヤー(Tomas Maier)とも働いた経験があるみたいで、本人もめちゃオシャレ。ちょっとロバート・ダウニー・ジュニア(Robert Downey Jr.)に見えたり見えなかったり。彼が“ゴンミーニ”やボートシューズをデザインするプロセスも見られるんだけど、ウエアもなんだかよさげに仕上がりそうな予感。個人のスタイルはクリエイションに間違いなく反映されるから、次のコレクションが早く見たいな。

美濃島:昨シーズンのメンズはコートやジェケットスタイルが増え、エレガントさが増していました。今季もどんなコレクションを仕上げているのか、今から楽しみですね。

22:00(ミラノ時間15:00) 「ディースクエアード」

美濃島:「ディースクエアード(DSQUARED2)」はテーラリングスタイルをモノクロのシックなムービーで、カジュアルスタイルを楽しげなカラームービーで切り取りました。BGMは同じだったのに、服と映像でこんなに違った雰囲気になるんだと驚きました。

大塚:「ディースクエアード」は今回プレだったね。だからいつも以上にカジュアル寄りだしスポーティー。しつこくて申し訳ないんだけど、昨日のアングラ映像の連打をまだ引きづり続けているから(笑)、こういう安定感のあるユーモア映像を見るとホッとするわ。

美濃島:テーラリングはカチッとしたタキシードやロックスターのようなスパンコールジャケットなどを用意。軽さはなく、少し暑そうでしたが、世界観は純粋にかっこよかったです。カジュアルスタイルではナイロンをはじめとするシャカシャカ系の軽いアウターにTシャツを合わせたスポーティーなムードでした。デザイナーの2人が和気あいあいと動画の流れを紹介するイントロダクションも素敵でしたね。

大塚:そうそう。ディーン・ケイティン(Dean Caten)とダン・ケイティン(Dan Caten)のツインズも元気そうで安心した。ニュー・ノーマルでは着心地とかタイムレスがキーワードなのは間違いないけれど、こういうヤンチャで心を揺さぶるクリエイションは変わらないでほしいな。ギラギラでイエー!みたいなパワーもファッションの側面だしね。

22:30(ミラノ時間15:30) 「ヴェルサーチェ」

美濃島:「ヴェルサーチェ(VERSACE)」は、ロンドン出身のMCであるエージェイ・トレイシー(AJ Tracey)が新作をまとって登場。ラックにかかったコレクションを手にとったり、撮影現場を見守ったりしたあと、そのままパフォーマンスを披露します。途中からはモデルも乱入。オリジナリティー溢れる映像でした。

大塚:いやぁ、ストリート全開のコレクションが振り切っていてよかった!エージェイ・トレイシーの歌もかっこよかったね。「ヴェルサーチェ」はここ最近、アニマル柄をはじめストリート色強めのクリエイションで存在感を発揮していました。でも業界にはフォーマル回帰のムードが漂っていて、「ヴェルサーチェ」がそこに寄せちゃうと官能的すぎるかもな……なんて勝手に心配していたんですが、杞憂でした。

美濃島:エージェイ・トレイシーが登場シーンに着ていた繊細なバンダナ柄のプリントシャツがすごくかっこよかった。僕も右にならえではなく、攻めの姿勢を貫くスタンスにもすごく共感しました。

23:00(ミラノ時間16:00)「ハン コペンハーゲン」

大塚:キタキタキタキター。「ハン コペンハーゲン(HAN KJOBENHAVN)」は予想通り、いや、むしろそれ以上のフルスロットルできて気持ちいいわー。パーツを誇張したジャケットとかチラ見せしていたけど、ほとんどアレしか映ってないし。

美濃島::ぶ、ぶっ飛んでましたね(汗)。地底に蠢く未成熟なエイリアンたちが、自分たちの母親(のような生き物)のエネルギーを奪って、服を身にまとい完成系に近くというストーリーだと強引に解釈しました。アングラを通り越し、人によっては嫌悪感さえ抱きかねませんが、攻めの姿勢はよかったです。2008年にスタートしていて、新進気鋭ってわけでもないことに一番ゾッとしました。大塚センパイは「案の定」といった感じですが、なぜこうなると予想できたんですか?

大塚:ちょっとコレを見てみてよ。

大塚:1月のミラノメンズのショーで撮影したんだけどさ、面白すぎるでしょ。まず、会場に着いたら日本人が全然いないの。だからこういうブランドが映像に手を付けたもんなら、こうなることは予想できるよね。初めて見る美濃島さんは言いたいことがいろいろあると思うけど(笑)、こういう感じに批判なんてするだけ無駄だよ無駄。こういう突然変異は、遠くから動向を温かく見守るのが正解。でも、服は意外と普通なんだよね(笑)。

美濃島:そう、普通なんですよ。映像の世界観も相まってSF映画の衣装のように見えますが、じっくり見てみると仕立てがよさそうなジャケットだったり、光沢があって近未来感のあるコートだったり、ちょっとクセはありますが、着てみたいと思うアイテムがチラホラあるんです。伝え方を変えたら、日本でも人気が出そうな予感もするんですが……。

23:30(ミラノ時間16:30) 「ヌメロ 00」

美濃島:「ヌメロ 00(NUMERO 00)」はバランスのよいストリートでしたね。透け感のあるブラックニットに長めのネックレスを合わせたグランジテイストや、企業ユニホームっぽい淡い水色の半袖シャツ&ショーツのセットアップ、お祭りで着るハッピのような和を感じる羽織りなど。さまざまなテイストを織り交ぜることで、ストリートと一口にくくれない幅広さがありました。継続的に提案しているテック感のあるアノラックパーカも、機能や気心地が優先されるポスト・コロナのムードにハマりそう。

大塚:お、「ヌメロ 00」気に入ったみたいじゃん。もともと削ぎ落とし系のストリートウエアが得意だけど、今シーズンはさらにミニマルに振ってきたね。あと、意外な映像で驚いたわ。こういうカルチャーを背景に感じさせるブランドって、意外性のあるアンダーグラウンドな場所で撮りたがるパターンが多いから、公園とか川辺で服をきれいに見せるっていう手はアリかもと思った。尺はちょっと長いかなーとも感じたけど、校了後でグデングデンのコンディションでも気持ちよく見られたよ。

美濃島:映像は8分と若干長めでしたが、リゾート感が押し出された今日のラインアップの中では際立っていましたね。

24:00(ミラノ時間17:00) 「デヴィッド カタラン」

大塚:さあ!いよいよわれわれの最後のドタバタ取材「デヴィッド カタラン(DAVID CATALAN)」だよ。終電がヤバいのではメトロに乗りながらスマホで見ました。服も悪くはないんだけど、映像のストーリーが超気になった。男性2人が出会いそうで出会わないじれったい展開に(あああー!)ってなりつつ、ラストでいよいよ対面して、月9のような展開くる!?ってとこで終わっちゃった(笑)。

美濃島:最高潮の場面で終了しましたね(笑)。植物園のような空間でサファリスタイルを披露しました。多く登場したマルチポケットのセットアップには、リゾート感のあるマドラスチェックやアースカラーのストライプで親しみやすさを加えます。地上絵のようなステッチが目をひくデニムのトップスや、深みのあるオレンジのジャケットなど、アイテムの幅も狭くなかったですね。何度か映ったベルトサンダルもかわいかったなあ。

大塚:プレコレクションだからルックは少なかったけれど、「ヌメロ 00」とは違って色とラテンっぽいムードをストリートウエアに落とし込んだ感じかな。地力はあるから、もうちょっとキャッチーさがあれば面白くなりそうだね。

美濃島:昨シーズンはアウトドアからフォーマル、スポーツまでカバーしていて、高いポテンシャルを感じていました。本番の春夏に期待が高まる内容でしたね。

デジタル・ファッション・ウイークを振り返って

大塚:自宅の最寄駅に着いたところで終わったー!ミラノ・メンズはあと1日あるけれど、僕と美濃島さんの対談は今日で終了。途中でリタイアしようかと思うぐらい辛かったけど(笑)、こんなときじゃないと見られないブランドを知れてよかった。デジタルコレクション元年だからまだ良し悪しを判断するときじゃないかもしれないけれど、いろいろな表現が増えて面白くなりそうだなと感じたな。あとは、消費者をいかに巻き込んでいくかが課題だと感じました。

美濃島:お疲れ様でした!本当にキツかったですね(笑)。ユーチューブで公開した映像でも、同時視聴者が数十人というブランドも少なくなかった。デジタルだと、街全体がお祭り気分に包まれる感じは出せないので、一般ユーザーにもっと広く認知されて「なんだか面白そうなことやってるな」と思ってもらえるかどうかが大事ですね。

大塚:そうそう。結局は僕らみたいな限られた人たちしか見ていない気もするので、もっと多くの人を巻き込んでいけるサービスや機能が開発されていけば、定着する可能性もあるかも。東京やほかの都市のファッション・ウイークが、ロンドンからミラノまでの一連の流れを見て、どう出てくるのか楽しみです。

美濃島:さまざまなブランドを取材し、メッセージを届けることの難しさも実感しました。ブランドだけでなく、メディアのあり方も問われる時代。僕たちも「どう伝えるのがもっとも伝わるのか?」を常に考えて発信していきたいですね。

The post デジタルメンズコレでドタバタ対談 楽園気分に「ヴェルサーチェ」攻めのストリートが際立つミラノ3日目 appeared first on WWD JAPAN.com.

バーチャルヒューマンがデザイナーを務める世界初のファッションブランド「ノーウェア」が始動

 ペルソナは、世界で初めてバーチャルヒューマンをデザイナーに起用し、ファッションブランド「ノーウェア(NOWEAR、Nはキリル文字表記)」をスタートさせた。7月18日12時にオフィシャルサイトを立ち上げて販売を開始する。

 ブランド名は“NO WEAR(着ない)”と“NOW WEAR(今着る)”の2つの意味に由来する。デザイナーはバーチャルヒューマンのASU(アス)で、“現代の不規則な日常着”をコンセプトに、文字化けというバーチャル上のカルチャーをデザインに落とし込んだ。ファーストコレクションは、Tシャツ3型とロングスリーブTシャツ2型(6800~7500円)、キャップ(6000円)、ハット(6000円)をラインアップする。

 ASUはブランド立ち上げについて、「さまざまなSNSが存在する現代は、それぞれに異なるパラレルワールドがあり、インターネット社会では何が現実で何が真実か分からなくなっている。同時にそこでは真実が大事ではなく、自分の信じられるものに消費が移りつつある。そして、そこに付加されたデザイン性やファッション性に人々が興味を持つだろうと考えた」とコメントしている。

 今後も不定期で新作を発表していく。

The post バーチャルヒューマンがデザイナーを務める世界初のファッションブランド「ノーウェア」が始動 appeared first on WWD JAPAN.com.

そごう川口店が当面の間休業 17日に感染者2人、通算6例目

 そごう川口店は18日から当面の間、全館休業する。17日に従業員2人の新型コロナウイルス感染が判明したことを受け、同日発表した。

 感染が発覚したのは、地下食品売り場と1階化粧品売り場に勤務する自社の販売員。最終出勤日は食品売り場の社員が7月12日、化粧品売り場の社員が15日。同店が発表した勤務者の感染例はこれで通算6人となり、「事態を重く受け止める」(同社広報)として当面の休業を決めた。

 新型コロナウイルスの感染者は6月後半から首都圏を中心に増加傾向にあり、それに伴い百貨店での感染例も増え始めている。伊勢丹新宿本店では7月11〜15日の間で4人の感染者が出た。

The post そごう川口店が当面の間休業 17日に感染者2人、通算6例目 appeared first on WWD JAPAN.com.

スワロフスキー銀座がリニューアルオープン デジタルを駆使した次世代店舗

 スワロフスキー・ジャパンはこのほど、東京・銀座の旗艦店をリニューアルオープンした。昨年、ミラノやパリ、上海のストアに導入した“クリスタル・スタジオ”のコンセプトを受け継ぎ、自由な試着やインタラクティブなデジタルツールを用いて来店者の自発的な行動を促す仕掛けを随所に施した。

 店内デザインはパトリシア・ウルキオラ(Patricia Urquiola)が手掛け、エネルギッシュな色使いとインテリアに用いた自然素材とのコントラストで、活気のある“スタジオらしさ”を演出した。アイコニックなブルーのファサードにはLEDライトが埋め込まれており、ライティングを変えることで季節や時間帯によって違った印象を見せる。

 1階は、同店のために作られた日の丸と桜の花を組み合わせたロゴや、ユニークなカットを施したクリスタル・ビーズとメタルを組み合わせたシャンデリアなどの装飾を施した。クリスタル・ガーデンと呼ばれるエリアには、1万6200個以上のクリスタルをあしらった桜の盆栽を設き、またセルフィー用の大きなミラーも設置した。

 2階はパーソナライゼーションエリアとし、ルースクリスタルの販売のほか、カスタマイズジュエリーやオリジナルボールペンなどの製作サービスを行う。日本で初めてラウンジも設置し、VIP顧客のためのサービスも充実させる。
 
 ロバート・ブッフバウアー(Robert Buchbauer)=スワロフスキー社最高経営責任者は、「新しいコンセプトの核は、革新性、創造性、そしてお客さまだ。美しさと機能性を重視し、お客さまのデジタルへのニーズに応えながら、ユニークなブランドとショッピング体験を提供することを目指した。コンセプトの開発にはお客さまから学び、そのニーズに応えることを心掛けた。誰もが記憶に残る店舗体験ができると思う」と語った。

The post スワロフスキー銀座がリニューアルオープン デジタルを駆使した次世代店舗 appeared first on WWD JAPAN.com.

スワロフスキー銀座がリニューアルオープン デジタルを駆使した次世代店舗

 スワロフスキー・ジャパンはこのほど、東京・銀座の旗艦店をリニューアルオープンした。昨年、ミラノやパリ、上海のストアに導入した“クリスタル・スタジオ”のコンセプトを受け継ぎ、自由な試着やインタラクティブなデジタルツールを用いて来店者の自発的な行動を促す仕掛けを随所に施した。

 店内デザインはパトリシア・ウルキオラ(Patricia Urquiola)が手掛け、エネルギッシュな色使いとインテリアに用いた自然素材とのコントラストで、活気のある“スタジオらしさ”を演出した。アイコニックなブルーのファサードにはLEDライトが埋め込まれており、ライティングを変えることで季節や時間帯によって違った印象を見せる。

 1階は、同店のために作られた日の丸と桜の花を組み合わせたロゴや、ユニークなカットを施したクリスタル・ビーズとメタルを組み合わせたシャンデリアなどの装飾を施した。クリスタル・ガーデンと呼ばれるエリアには、1万6200個以上のクリスタルをあしらった桜の盆栽を設き、またセルフィー用の大きなミラーも設置した。

 2階はパーソナライゼーションエリアとし、ルースクリスタルの販売のほか、カスタマイズジュエリーやオリジナルボールペンなどの製作サービスを行う。日本で初めてラウンジも設置し、VIP顧客のためのサービスも充実させる。
 
 ロバート・ブッフバウアー(Robert Buchbauer)=スワロフスキー社最高経営責任者は、「新しいコンセプトの核は、革新性、創造性、そしてお客さまだ。美しさと機能性を重視し、お客さまのデジタルへのニーズに応えながら、ユニークなブランドとショッピング体験を提供することを目指した。コンセプトの開発にはお客さまから学び、そのニーズに応えることを心掛けた。誰もが記憶に残る店舗体験ができると思う」と語った。

The post スワロフスキー銀座がリニューアルオープン デジタルを駆使した次世代店舗 appeared first on WWD JAPAN.com.

「マーク ジェイコブス」新作“ザ トートバッグ”にA~Zステッカーのカスタマイズが登場

 「マーク ジェイコブス(MARC JACOBS)」は7月17日、今春発売したバッグ“ザ トートバッグ(THE TOTE BAG)”にカスタマイズできるアルファベットステッカーのパッチを公式オンラインストアで発売した。パッチはパイルのように毛を立てた飾り糸で立体感を出したデザインでカラーバリエーション豊富なAからZまでそろえ、ステッカータイプなので簡単に貼り付けられる。価格は各1500円。7月20日まで開催中のルミネ新宿1・2階のイベントスペースでのポップアップショップと、22日~8月11日に開催予定の阪急うめだ本店1階・プロモーションスペース12でのポップアップショップでも販売する。

 キャンバス地の“ザ トートバッグ”は、日帰り旅行にも最適な大きさの“トラベラー トート”に加え、A4サイズの書類や13インチのパソコンが入る“スモール”と、長財布やペットボトルが入る日本先行発売の“ミニ”の3サイズを用意する。“スモール”と“ミニ”はストラップ付きで、トップハンドルと2ウェイでの使用が可能だ。価格は“トラベラー トート”が3万3000円、“スモール”が2万9000円~、“ミニ”が2万6000円。

The post 「マーク ジェイコブス」新作“ザ トートバッグ”にA~Zステッカーのカスタマイズが登場 appeared first on WWD JAPAN.com.

「プーマ」が新型コロナのチャリティー・コレクションを発売 “世界をつなぐスポーツの力”がテーマ

 「プーマ」は新型コロナウイルスの感染拡大を受け、WHO(世界保健機関)の活動へのチャリティ・コレクション“ユニティ コレクション(UNITY COLLECTION)”を7月13日に発売した。

 テーマは、“世界をつなぐスポーツの力”。シューズはプーマの定番の型を使用した“フューチャーライダー”(9900円)、“ラルフサンプソン ロウ”(9702円)、“RS-X3”(12870円)、“CALI スポーツ”(9702円)を展開。グリーン、イエロー、ブラック、ブルー、レッドの“5大陸カラー”を使用したデザインだ。シューズのほか、トラックトップ(9900円)、トラックパンツ(8910円)、ウエストバッグ(3663円)などユニセックスのアパレルとアクセサリーを用意した。

 プーマは、同コレクションの売り上げを中心に、総額20万ドル(約2140万円)を「WHOのための新型コロナウイルス感染症連帯対応基金(COVID-19 Solidarity Response Fund for WHO)」に寄付する。ブランド&&マーケティング部門のグローバルディレクターを務めるアダム・ぺトリック (Adam Petrick)は、新型コロナウイルスの感染拡大で不安が広がる今こそ「スポーツを通して一致団結することが必要」とコメントした。

 同コレクションは日本国内ではプーマストア原宿、大阪、福岡などの店舗や公式ECで取り扱っている。

The post 「プーマ」が新型コロナのチャリティー・コレクションを発売 “世界をつなぐスポーツの力”がテーマ appeared first on WWD JAPAN.com.

環境配慮パッケージやボトルリサイクルも開始 「SK-II」がサステナブル活動を強化

 「SK-II」が、サステナブル活動の取り組みを強化する。この夏には森林管理協議会の認定を得た、竹素材パルプのパッケージを使ったトライアルキットの販売を予定。また、今秋からは購入した「SK-Ⅱ」商品の空ボトルを顧客が小売店の店頭に持ち込み返却する、ボトルリサイクルの試験導入を目指す。

 「SK-II」を展開するP&Gグループは以前からサステナビリティに積極的な企業だ。日本で「SK-Ⅱ」製品を生産する滋賀工場はその代表的な施設で、2013年に生産拠点から出る廃棄物の単純埋め立て処理をなくす“埋め立て廃棄物ゼロ”を達成。さらに19年には生産体制拡大に伴い工場を拡張しつつ、使われる水を全て再利用する排水循環テクノロジーを、世界のP&G工場に先駆けて取り入れている。

 これまでも積極的に取り組んでいた活動を今このタイミングで強化する理由の一つとして、サンディープ・セス(Sandeep Seth)SK-IIグローバルCEOは新型コロナウイルスの感染拡大を挙げる。「今回のパンデミックは誰もが予想できなかった状況で、今まで持っていたものの見方を変えないといけない時期に来ている。また、意識を変える中で、地球環境をいかに良くできるかは、各企業や消費者に求められてくるだろう。そしてそれは私たち企業が率先して取り組むべきだ」。その一環として、前述の滋賀工場では医療従事者向けのマスクの生産を開始している。

 特徴的なのは、このサステナブル活動を長年のキャンペーン活動「運命を、変えよう。〜♯changedestiny〜」のフレーズを使い行うことだ。「『#changedestiny〜』は、みずからの意志で運命は変えることができると信じ、その運命を変えていくことを応援しているが、私たちの身の回りや環境もその一部であると考えている。また、ブランドとしてはサステナビリティに対し、社会的責任と環境的責任を果たしたいと思っているが、サステナビリティの実現は、消費者の協力がないと成り立たない。『SK-II』はサステナブル活動を消費者のコミュニティーに絡め、消費者の行動を変えていく手助けをしていくつもりだ」とセスCEOは語った。

The post 環境配慮パッケージやボトルリサイクルも開始 「SK-II」がサステナブル活動を強化 appeared first on WWD JAPAN.com.

「ディオール」がユネスコと連携して女子学生を支援 「自由は教養から生まれる」

 「ディオール(DIOR)」はユネスコ(UNESCO、国際連合教育科学文化機関)との連携により、メンターシップ・プログラム「ウーマン・アット・ディオール(WOMAN@DIOR)」の支援を拡大して、不利な立場にある女子学生に教育機会を提供する。

 「ウーマン・アット・ディオール」は2017年の設立以来、数々のプログラムを通じて学生への支援を行っており、これまでに1000人以上が参加している。今回ユネスコのグローバル教育連合に加わり、新型コロナ禍で教育のアクセスが危機にさらされている女子学生100人を対象にしたプログラムを立ち上げた。対象国はニジェール、ガーナ、タンザニア、ジャマイカ、パキスタン、フィリピン、スリランカの7カ国。

 選ばれた100人の学生は「ディオール」からメンターシップを受け、6月に選ばれている500人の学生に加えて、オンラインで開始される10カ月間の教育プログラムに参加できる。また教育プログラム参加後も、「ドリーム・フォー・チェンジ(Dream for Change)」と題する女性のエンパワーメントや、シスターフッドの概念と教養の促進を目的としたローカルプロジェクトに加わる。

 「ディオール」のマリア・グラツィア・キウリ(Maria Grazia Chiuri)=アーティスティック・ディレクターは「自由は教養から生まれる」と述べ、「私にとって若い女性が自信をつけることを助けるのは非常に重要なこと。それは恐れず自立し、物事を決断していくときの自信になる。この取り組みは明日の世界をつくるために不可欠」と語った。

 自身の使命の一つに女性のエンパワーメント推進を掲げるキウリ=アーティスティック・ディレクターは、入社後初めてのコレクションで“WE SHOULD ALL BE FEMINISTS”というメッセージTシャツを発表し、数々のフェミニスト・アーティストと協業している。

The post 「ディオール」がユネスコと連携して女子学生を支援 「自由は教養から生まれる」 appeared first on WWD JAPAN.com.

マッシュの6月のEC売上高は前年同月比2.3倍 ライブコマースでも接客の“基本のキ”が大切

 マッシュホールディングスの6月のEC売上高は前年同月比2.3倍だった。好調の理由の一つが、店舗休業中から積極的に取り組むインスタでのライブコマースだ。特別なノウハウはない。画面越しでも丁寧なリアクションや商品説明など、接客の「基本のキ」といえる部分を大事にすることで、ECでの購入をためらう客の背中を押している。

 インスタライブは、20〜30代向けの「スナイデル(SNIDEL)」が店舗の休業期間から特に力を入れる。ライブ配信を一方通行の宣伝の場ではなく、着用イメージができるだけ伝わるような「お客さまとのコミュニケーションの場」(「スナイデル」プレス)と捉え直したことが実を結んでいる。「リアクション(コメント)はすぐに返す」「商品の細部まで丁寧に伝える」「着用した時の全身のバランスと商品の細部、両方が分かるようにする」など、店頭では当たり前のルーティーンを毎回の撮影で実践。結果、「人気品番アイテムだけでなく、カット素材のワンピースなど定番以外のものも、画面を通じてシルエットのよさを伝えられて購買につながった」。ラクな着心地や動きやすさを求めるママ層には、同世代のスタッフがお勧め商品をアドバイスするなど、柔軟できめ細やかな対応も好評だった。

 インスタライブで得たノウハウをもとに、ウェブサイトの発信もブラッシュアップしている。「小柄なお客様はアイテムの丈感を特に気にされる方が(ライブコマースでは)多かった。身長に合う着こなし提案があると安心して買っていただける」。そこで「スナイデル」の公式サイトでは6月から、同じアイテムを150センチ台のスタッフと160センチ台のスタッフが着比べる連載記事「ショート&トール」を開始した。同月の記事の中では、「マスク」「晩夏アイテム紹介」の記事に次いで高いPVを記録したという。またインスタのフィード投稿はこれまでは外国人モデル画像が主だったが、イメージが湧きやすいよう体型の近いスタッフの着用画像を増やした。その際には、スタッフの身長と着用サイズも欠かさず記入している。

The post マッシュの6月のEC売上高は前年同月比2.3倍 ライブコマースでも接客の“基本のキ”が大切 appeared first on WWD JAPAN.com.

「ホットクレンジングゲル」のマナラからメンズコスメが誕生 第一弾は40代の肌悩みにアプローチする洗顔料

 無添加コスメブランド「マナラ(MANARA)」を展開するランクアップは、新たにメンズブランド「アールオム(R-HOMME)」をスタートした。第一弾として40代からの男性の肌悩みにアプローチする洗顔料をブランド公式オンラインサイトで販売している。

 洗顔料「ツブウォッシュ」(45g、3500円)は、加齢により目立つベタつきやテカリなど、男性特有の悩みに酵素を含んだパウダーが厚くなった角層を分解して、肌の潤いを守りながら汚れを取り除く。オイル成分を配合した顆粒は、水に溶けることで洗顔後の肌を保湿する。「マナラ」の角栓専用酵素洗顔料「マナラ ツルリナウォッシュ」が、肌のザラつきや角栓の詰まりに悩む女性のほか、男性からも好評なことを受けて開発に至った。

The post 「ホットクレンジングゲル」のマナラからメンズコスメが誕生 第一弾は40代の肌悩みにアプローチする洗顔料 appeared first on WWD JAPAN.com.

メディア「TOKION」がINFASパブリケーションズとジュンの合弁で復活 「ミヤシタパーク」にショップオープン

 INFASパブリケーションズ(篠崎雅弘社長)とジュン(佐々木進社長)は、INFASパブリケーションズが80%、ジュンが20%の出資比率で株式会社TOKION(篠崎雅弘社長)を設立した。TOKIONは同名のメディア&EC「TOKION」を立ち上げるほか、7月28日に渋谷に開業する「ミヤシタパーク(MIYASHITA PARK)」内にフラッグシップショップ「TOKiON the STORE」をオープンする。「TOKION」がデジタルメディア、マガジン、EC、そしてショップという多角的プロジェクトとして蘇る。ファッション&カルチャーメディアを生み出してきたINFASパブリケーションズと、“You are Culture”を標榜しファッション業界に新たな価値観を提供し続けるジュンのタッグだ。

 「TOKION」は、ポストコロナ時代の「社会性を伴ったメディア」として「日本のカッティングエッジなカルチャーを世界に発信する」をメッセージとして掲げる。「ミヤシタパーク」にオープンするショップは、キュレーターに源馬大輔クリエイティブ・ディレクターを招き、さまざまな切り口の商品をリリースする。

 「TOKION」については、事業統括責任者としてINFASパブリケーションズの山田耕常務取締役が取締役副社長に就任。メディア事業の責任者には櫻井啓裕INFASパブリケーションズ取締役が、TOKIONの取締役パブリッシングディレクターに就く。ジュンからは太田浩司執行役員が、プロダクト部門の責任者として取締役プロダクトディレクターを務める。このほかエディトリアルディレクターに芦澤純、デジタルディレクターに櫻井“マーロン”雅弘、デジタルプロダクトマネジャーに稲葉礼子が就任した。

The post メディア「TOKION」がINFASパブリケーションズとジュンの合弁で復活 「ミヤシタパーク」にショップオープン appeared first on WWD JAPAN.com.

“痛い靴を履いている女性はセクシーじゃない” スペイン発シューズブランド「マリサ レイ」の哲学

 スペイン・バルセロナ発の「マリサ レイ(MARISA REY)」は、27年続くシューズのファクトリーブランドだ。看板アイテムのエスパドリーユのサンダルやショートブーツは鮮やかな色使いと、安定感のある幅広ソールの履き心地に定評がある。2018年春夏シーズンからは伊藤忠商事と日本代理店契約を結び、日本の販路やコミュニケーションを強化している。日本ではロンハーマン(RON HERMAN)やトゥモローランド(TOMORROWLAND)、シップス(SHIPS)、ジャーナル スタンダード(JOURNAL STANDARD)など有名セレクトショップで扱われている。デザイナーであり、アーティストとしても活動するマリサ・レイにデザインのこだわりや日本でのビジネスについて聞いた。

WWD:ブランドの背景について教えてほしい。

マリサ・レイ(以下、マリサ):靴工場の4代目として生まれ、幼い頃から靴職人の父を見て育ちました。父は紳士靴の職人だったので、私は婦人靴を作りたいと思い、イタリア・フィレンツェに留学して靴作りを修業しました。26〜27歳の頃にスペインに帰国して婦人靴専用の工場を作り、「フェンディ(FENDI)」や「イヴ・サンローラン(YVES SAINT LAURENT)」「ジバンシィ(GIVENCHY)」などのラグジュアリーブランドから仕事を請け負い、靴を生産していました。1990年代からは自分のブランド「マリサ レイ」を立ち上げて、今はそちらに専念しています。

美しく自由に歩き回れる靴が重要

WWD:どのようにシューズをデザインしているか?

マリサ:いつも頭の中にアイデアがあふれていて、色鉛筆でスケッチをしてデザインをしています。私自身、洋服は黒ばかり着ることが多いですが、靴には遊び心を加えたくて、形はシンプルにしながらも、スペインらしい鮮やかな色を加えるようにしています。私は働くことが大好きで、今もデザイン、パターン、素材選びまでの工程を1人で行いますし、工場での技術やデザインのチェックも頻繁にしていますね。ビジネスはもともと弁護士だった夫が社長として経営を担っていて、工場や物流以外のことはほぼ私と夫の2人で完結しています。

WWD:履き心地に定評があるが、こだわりは?

マリサ:美しい靴があっても、履き心地が悪かったら売れないし、次にまたそのブランドで購入したいと思わないですよね。セクシーに見えるハイヒールは美しいですが、痛そうな靴を履いている女性はセクシーではありません。「マリサ レイ」では、美しく自由に歩き回れる靴が最も重要だと思っています。靴擦れを起こしたり、履いていて苦しい思いをする靴は美しくないですから。

WWD:ブランドで最も売れている靴は?

マリサ:春夏はエスパドリーユのサンダル、秋冬はショートブーツです。柔らかい素材を使って履き心地にこだわったバレエシューズやモカシンも最近のヒットアイテムになっています。

WWD:イタリアとスペインで靴作りを経験しているが、イタリアとスペインの靴の違いは?

マリサ:イタリアの靴はクオリティーが高く素晴らしいですが、価格も高い。スペインでは、良質でありながら手頃な価格帯で作ることができます。昔のシューズ工場は納期遅れも起こりやすかったんですが、最近は真面目な移民の職人も増えているので、スペインのシューズ工場の質は総合的に改善されていると思いますよ(笑)。

日本人とカタルーニャ人は似ている

WWD:日本ではどのようにビジネスを広げてきたのか?

マリサ:日本のビジネスは25年前から細く長く続けてきました。今はブランドの30%の市場規模になっています。これまで三ツ星貿易や丸紅などの商社にお世話になりましたが、18年春夏シーズンからは伊藤忠商事との契約を結びました。他国にもセールスエージェントはいますが、独占輸入をしているのは日本だけです。

WWD:伊藤忠をパートナーに決めた理由は?

マリサ:いつも他国に進出するときは誰と一緒に組むかが重要だと思っています。その中でも真面目に誠実に向き合ってくれた伊藤忠に決めました。日本人と私たちカタルーニャ人(スペインのカタルーニャ州の人)は似ていて、よく働くし、真面目で、シエスタ(昼寝)も取らないんですよ(笑)。だから私は日本に惹かれていますし、マーケットがよく理解できていると思います。

WWD:日本での個人的な思い出はあるか?

マリサ:東京は何度も訪れていますが、仕事で短期間の滞在しかしてきませんでした。私は絵を描いていて、アーティストとしての活動もしていますが、日本の画材店で購入した絵の具がとても使いやすく気に入っています。最近は忙しくてなかなか絵に集中する時間は取れていないんですけどね……。もうすぐ70歳になりますが、ずっと働いていることが若さの秘けつかもしれません。

The post “痛い靴を履いている女性はセクシーじゃない” スペイン発シューズブランド「マリサ レイ」の哲学 appeared first on WWD JAPAN.com.

合繊大手のセーレンが抗ウイルスの高性能マスク、キュプラを使って接触冷感も

 合繊大手のセーレンは抗ウイルスや冷感、快適性などの機能を持つ布マスク「バイラス(BYERUS)」を発売する。17日から自社のオンラインショップで先行予約の受付を開始し、7月下旬から順次配送していく。

 セーレンはテキスタイルとアパレルのデジタル生産システム「ビスコテックス」や高機能ポリエステル糸の開発、カーシートファブリックなどを手がける大手繊維メーカー。「バイラス」は表側に3Dメッシュのテキスタイル、内側には抗ウイルス加工を施した交換式のフィルター、肌側にはキュプラなどを使い接触冷感を持つ3Dメッシュ生地を使っている。抗ウイルス性能はインフルエンサやネコカリシウイルスを99%不活性化するもの。価格は1枚で、交換式の抗ウイルスフィルター5枚セットがつき990円。別売りで交換フィルター30枚セットも990円で販売する。マスクは生産能力は月間1万枚のため、自社サイトのみで取り扱う。セーレンは今後、マスクを皮切りに、この抗ウイルス加工「バイラス」をカーシートや介護用品などにも拡大する考え。

 繊維大手では小松マテーレも高い開発力を生かした高性能の抗ウイルスの布マスクを6月から販売している。

The post 合繊大手のセーレンが抗ウイルスの高性能マスク、キュプラを使って接触冷感も appeared first on WWD JAPAN.com.

「コスメキッチン」が「リサとガスパール」とコラボで絵本発売 共感で広がるサステナビリティ推進への取り組み

 マッシュビューティーラボが展開するオーガニック化粧品のセレクトショップ「コスメキッチン」は、フランス生まれの人気キャラクター「リサとガスパール(Gaspard et Lisa)」とのコラボ商品を17日に数量限定で発売する。化粧品や雑貨など9アイテムのほか、描き下ろしによるオリジナル絵本「リサとガスパール ちきゅうを すくう」を全国の「コスメキッチン」約70店舗で販売する。同企画は「リサとガスパール」の作者であるアン・グットマン(Anne Gutman)とゲオルグ・ハンスレーベン(Georg Hallensleben)夫妻が、「コスメキッチン」の「サステナブルライフを日本中に届け、人々をハッピーにする」という理念に共感したことから実現した。今回のコラボレーションの狙いと、また多くのブランドとコラボする意味、さらにはサステナビリティ推進への思いを小木充副社長に聞いた。

WWD:「リサとガスパール」とのコラボまでに至る経緯は?

小木充マッシュビューティーラボ副社長(以下、小木):7年ほど前に「コスメキッチン」がまだ20店舗ぐらいだったころ、オーガニックコスメの現在のようなポジションが確立されていない中で、より多くの人に手に取ってもらうのにキャラクターとのコラボは面白いと思っていました。縁があって漫画「ピーナッツ」のキャラクター、スヌーピーとコラボできることになり、日焼けしたスヌーピーをパッケージにプリントした「コスメキッチン」オリジナルのUVクリームを作ったのがスタートです。それが瞬く間にヒット商品になりました。初めはキャラクターがかわいいからと入ったお客さまも、「コスメキッチン」っていうオーガニックコスメのショップが作っているらしい、使ってみると処方はナチュラルで肌にやさしい優れもの、「これは何だ?」となり興味を持ってもらえる層が広がりました。

WWD:キャラクターを使ったビジネスはそこからどのように広がったか?

小木:マッシュホールディングスのコーポレートスローガンが“ウェルネスデザイン”を掲げていることから、本国と直接契約で「ピーナッツ」のウェルネスラインを作ろうという話になり、化粧水やリップクリーム、ハンドクリーム、ファブリックスプレーなどのライフスタイルアイテムも作って販売しました。5年ぐらい前から、日本国内でマスターライセンスを持つソニー・クリエイティブプロダクツを経由する契約に切り替わり、「コスメキッチン」の中でも人気商品として「ピーナッツ」とのコラボ商品を展開してきました。そのソニー・クリエイティブプロダクツがライセンスを持っているキャラクターの中に「リサとガスパール」があったんです。

作者のパリのアトリエを訪れその場でコラボが実現

WWD:「リサとガスパール」とのコラボの狙いは?

小木:さまざまなキャラクターを考えましたが、作者が存命でパリに住んでおり、「コスメキッチン」は“パリの女の子の部屋”というコンセプトからスタートしているので縁がありましたし、作者に直接思いを伝えられることも魅力でした。絵本を描き下ろしてほしいと依頼したのが3年ぐらい前。そして去年の5月に直接会うことができました。自宅兼アトリエを訪問してプレゼンテーションの時間をいただき、マッシュビューティーラボがどういう会社でグループがどういう思想を持っているかを話しました。オーガニックコスメを取り扱う根底にはサステナブルやエコロジカルを重視する考え方があるという話をしたらすごく共感してくださって、創作意欲が湧くと言っていただきその場で話が進みました。ストーリーのテーマは「地球を救う」。一枚一枚描き下ろしによる絵本となりました。

WWD:モノ作りの姿勢や目的は一貫していて、今回のコラボもオーガニックライフを伝える方法の一つとして展開している。

小木:今の消費者は商品を検索するときにどんな会社が作っているのか、コーポレートスローガンは何か、ビジョンがある会社かまで調べて、その後購入することが増えてきています。ホールディングスの“ウェルネスデザイン”やマッシュビューティーラボの“オーガニックライフを世の中に広める”というビジョンと、プロダクトがイコールになっていることがブランディングとして大切なことです。“ウェルネスデザイン”とは本質的な健康を見極めながら「人々がより笑顔でいられる」ための商品・サービスを提供することをうたうスローガン。その基準に合わないモノ作りや販売サービスをしない真面目さが重要になります。「コスメキッチン」が16年目、マッシュビューティーラボが10周年となる節目の年に、思想や企業理念を体現するコラボ企画が実現しました。

WWD:コラボ商品はどのようなラインアップか?

小木:自社で作ったものと、われわれが得意としてきたセレクトショップとして取引のあるメーカーにも商品を作っていただきました。子どもと一緒に使えるという切り口で「メイドオブオーガニクス(MADE OF ORGANICS)」の喉スプレーや、「ママバター(MAMA BUTTER)」のハンドクリームを、今回のコラボために特別なフレーバーや香りで作っていただきました。また「コスメキッチン」で定番人気の「ナリン(NAHRIN)」のハーブオイルのほか、「ヴェレダ(WELEDA)」は本来キャラクターコラボがNGのところを、企画主旨に賛同してくださりバスミルクセットのコラボが実現しました。自社では、販売実績のあるマルチユースのバームスティックや、ファブリックスプレーを作りました。また絵本のストーリーがエコロジカルを意識した、ごみを出さない、容器の詰め替え、無駄にしないといったことをテーマにしているので、100%海洋プラスチックごみから作られた糸を使った“サスティナバッグ”、燃やしたときの二酸化炭素排出量が従来の半分以下に削減できるポーチも作りました。

環境を考えてアクションを起こすきっかけを作るのが使命

WWD:エコロジカルやオーガニックライフに対する共感の輪が、企業側にも消費者にも広がっている。「コスメキッチン」が目指すゴールは?

小木:欧米で先進的にオーガニックライフを実践する人に「サステナブルって何ですか?」と聞くと「そこにある空気や水のようなもの」と返ってきて、そのぐらい当たり前に浸透しています。それに比べると日本はまだまだ環境意識が低く、自分事としてとらえることが少し遅れていると感じます。ですが今後、7月1日から始まったレジ袋有料化でサステナブルな商品を選ぼうという意識は加速し、その商品がどのように作られて何でできているのかを知って選ぶことが、アイデンティティに関わるようになっていくと思います。ウィズコロナ、ニューノーマルというふうに生活が変わっていく中で、シンプルライフを求める人が増えるでしょう。外食が減った分、家庭でごみをどう減らすかにも意識が向いていくと思います。4月から「コスメキッチン」では空き容器回収プログラム「リサイクルキッチン」を始めたのですが、これがなくなるのが最終的なゴールだと思っています。容器をどこに捨てても土に還るぐらい容器の改善が進むことです。もう一つはショッパーを店頭に置かず、お客さまが持ってきたエコバッグに商品を入れられるようになること。欧米でもその水準になっているところはまだないので、ゴールまでの道のりは非常に遠いです。

WWD:今回のコラボのような形を通してサステナビリティの取り組みを広げていくのか。

小木:どこの企業も大量生産・大量消費に限界を感じ、環境問題に対して危機感を持って経営していると思います。どんなアクションがいいのかと突破口を探しているところも多い。そうした企業やサステナビリティに対する思いでつながる人たちとの取り組みがもっと増えたらいいと思っています。マッシュビューティーラボでは、ごみを減らすことを自分事として考えるきっかけをさまざまな形でお客さまに提供していきます。

The post 「コスメキッチン」が「リサとガスパール」とコラボで絵本発売 共感で広がるサステナビリティ推進への取り組み appeared first on WWD JAPAN.com.

インナーウエアブランド「アロマティック」が第2弾オリジナルマスクを発売 夏にぴったりの明るいカラー展開

 インナーウエアの「アロマティック(AROMATIQUE)」は7月22日に、第2弾オリジナルマスクを発売する。このマスクは同ブランドのインナーウエアに使用される素材の残布を使用したもので、顎のラインがシャープに見えるような小顔効果のデザインが特徴。最高品質のコットンであるフィロスコッチア100%とフランス製高級レース「ソフィ・アレット(SOPHIE HALLETTE」を使用しており、夏にぴったりのホワイト、アッシュグレー、クリアピンクの3色展開だ。長崎の自社工場で生産したメード・イン・ジャパン。「アロマティック」の公式オンラインストアをはじめ、日本橋三越本店、銀座三越店、西武池袋本店、阪急うめだ本店で発売する(各店の発売開始時間やカラー展開は異なる)。価格は2500円。

The post インナーウエアブランド「アロマティック」が第2弾オリジナルマスクを発売 夏にぴったりの明るいカラー展開 appeared first on WWD JAPAN.com.

BARNEYS at HOME #50【MOUS.】【SELECTα】 バーニーズ ニューヨークスタッフおすすめの一品:<モウズ>オーラルミナス・<セレクトアルファ>マウスウォッシュ

 

バーニーズ ニューヨークのスタッフがおすすめアイテムをピックアップしてご紹介!

今日ご紹介するのはウィメンズバイヤー熊澤がおすすめするビューティーアイテム、<モウズ>オーラルミナスと<セレクトアルファ>マウスウォッシュです!

MOUS.<モウズ>オーラルミナス

ヘッド部分を付け替えることにより、「電動歯ブラシ」「ホワイトニング」「フェイシャルトリートメント」の3機能を搭載し、1台でオーラルケアとフェイシャルケアが可能な美容アイテムです。

ご自身用やギフトにもぴったりです。

IMG 0133 BARNEYS at HOME #50【MOUS.】【SELECTα】  バーニーズ ニューヨークスタッフおすすめの一品:<モウズ>オーラルミナス・<セレクトアルファ>マウスウォッシュ

SELECTα<セレクトアルファ>マウスウォッシュ

ソーソーロ オーラルリンスは、汚れを固めて出すという新しい発想で、ブラッシングでは届かない場所に潜んだ汚れも取り除きます。

プロフレッシュ オーラルリンスは、臭いの原因となるバクテリアに働きかけ、無臭化するだけでなく、臭い成分と反応して消臭効果を発揮します。

東洋の”お茶うがい”をヒントに誕生したマウスウォッシュを普段のオーラルケアにプラスしてみてはいかがでしょうか。

 

ご紹介したアイテムはオンラインストアにてお求めいただけます。

 

MOUS.<モウズ>オーラルミナス

https://onlinestore.barneys.co.jp/beauty/beauty_accessories/2680003666823.html?2020_bjyoutube

 

SELECTα<セレクトアルファ>02. ソーソーロ オーラルリンス

https://onlinestore.barneys.co.jp/beauty/beauty_bath_body/2680003916713.html?2020_bjyoutube

 

SELECTα<セレクトアルファ>03. プロフレッシュ オーラルリンス

https://onlinestore.barneys.co.jp/beauty/beauty_bath_body/2680003916720.html?2020_bjyoutube

 

バーニーズ ニューヨーク オンラインストア

https://onlinestore.barneys.co.jp/top?2020_bjyoutube

 

 

次回の更新をお楽しみに!

AAA宇野実彩子が手掛ける「ラバンダ」が“自由にカスタマイズできるTシャツ”を発売 売上の一部は学生支援に

 AAAのメンバー、宇野実彩子がプロデュースするアパレルブランド「ラバンダ(LAVANDA)」は7月17日、アパレルカスタマイズサービスの「ユア・オンライン(YR ONLINE)」とコラボレーションしたキャンペーン「#YR_LAVANDA」を実施する。キャンペーンでは、宇野が7月17日に配信リリースする新曲「Stand UP!」に合わせ、特別仕様の「ラバンダ」限定のグラフィックや歌詞デザインを自分好みにカスタマイズできる“STAND UP Tシャツ”(6000円、税抜)を同ブランドECサイトの特設ページで販売する。スマートフォン上で、感覚的にデザインが楽しめるアプリケーションである「ユア」の技術を活用した企画だ。

 今回のキャンペーンでは、Tシャツの売り上げの一部を「ウィズ・コロナの新しい時代を担う学生の、明るい未来への後押しとして支援するため」として独占行政法人の日本学生支援機構に寄付する。キャンペーンに関して宇野は「ウィズ・コロナ時代に立ち向かいたいという強い思いで作った新曲"Stand UP!"と共に、歌詞をデザインした世界に1枚の『#YR_LAVANDA』の“STAND UP Tシャツ”。自分らしいお洒落とポジティブな気持ちで歩いていけたら、そして一緒に乗り越えたいという願いを込めた企画になります」とコメントしている。

The post AAA宇野実彩子が手掛ける「ラバンダ」が“自由にカスタマイズできるTシャツ”を発売 売上の一部は学生支援に appeared first on WWD JAPAN.com.

マツキヨの人気PB「アルジェラン」がスキンケア刷新 容器や原料の環境配慮を強化

 マツモトキヨシホールディングスはプライベートブランド「アルジェラン(ARGELAN)」のスキンケアシリーズを刷新し、9月11日に全8アイテムを発売する。製品ラインアップはクレンジングオイル、クレンジングミルク、洗顔フォーム、化粧水、高保水化粧水、導入オイル、乳液、保護クリームで、価格は1000~1980円。一部店舗を除く全国のマツモトキヨシグループと自社オンラインストアで販売する。

 リニューアルの背景には、昨今の環境配慮型商品を求める消費者のニーズの高まりがある。従来のブランドコンセプトを“デイリーオーガニック”から“エビデンス&サスティナブルオーガニックコスメ”に改め、容器や資材にこだわり、独自の測定基準に基づいてデータを取得した国産植物原料を積極的に採用していく。

 製品開発にあたっては“巡り”をキーワードに41種の植物を分析。肌への有用性からウンシュウミカン果皮エキスやパッションフルーツ種子油など5種を選出し、フィトコンプレックスとして全製品に配合した。リラックス効果を上げる100%精油調香を踏襲しながら、これまで保湿機能を中心としていたところにエイジングケア機能を加えた。またオーガニック成分の含有率の指標となるオーガニック認証を、従来品のエコサートオーガニック認証(ナチュラル成分95%以上、オーガニック原料10%以上)からコスモスオーガニック認証(ナチュラル成分95%以上、オーガニック原料20%以上)に一新した。

 また、持続可能な社会のための取り組みとして、トレーサビリティの明確化、地域雇用に貢献する原料、環境保全型栽培方法による原料、環境負荷を低減した光バイオリアクター製法により抽出された原料の採用、残渣から抽出した副産物の利用、カーボンニュートラルの考えに基づくバイオマス容器、環境対応型インキの化粧箱への使用などを挙げる。

 「アルジェラン」は“オーガニックを日常に”をコンセプトに、2012年に誕生。ヘアケアやボディーケア、スキンケア、リップクリープなどをそろえ、オーガニック植物原料を使用しながら手頃な価格帯で提供する製品が支持され、マツモトキヨシグループ内の2019年のオーガニック商材販売実績では売り上げ1位となっている。

The post マツキヨの人気PB「アルジェラン」がスキンケア刷新 容器や原料の環境配慮を強化 appeared first on WWD JAPAN.com.

MTGから新ブランド「オン&ドゥー」が誕生 “温肌”をコンセプトにスキンケアを展開

 MTGは、生き生きと生命力に満ち、人生を心から楽しむ美しさ"VITAL BEAUTY"を目指す新スキンブランドとして「オン&ドゥー(ON&DO)」を8月5日から始動する。同ブランドはMTGとしては機器を使用しない初のスキンケアとなる。阪急うめだ本店と同店のEC、自社公式ECで販売する。化粧水や美容液、クリーム、クレンジングなど11品を展開し、価格は1200〜1万円となっている。

 同ブランドは肌の温度に着目し、それによって肌が冷えると外的ストレスに影響を受けやすいことが分かったため、「外的・心的ストレスに左右されることなく、人間が本来持つ肌温度を維持できれば、生き生きとした肌を保ち続けることができるはず」という考えをもとに、製品開発をスタートした。

 製品は“温肌”をコンセプトに、独自美容成分の“温酵母”を配合。五島椿花酵母、五島椿花、コラーゲンなどから生成されたもので、正常な角化促進、バリア機能強化、表皮細胞の活性・修復、エネルギー循環促進などをアップし、肌本来の力を強くする。そのほか、椿葉や椿花、椿枝、椿果皮、椿油など五島椿由来の独自成分を11種開発し、それぞれの製品に配合した。

 サステナビリティにも取り組んでおり、パッケージはFSC認証を取得した紙を採用し、糊を使わずに組み立てて再生率を高める。またプラスチック量の少ない容器を選択し、プラスチック廃棄削減にも取り組んでいるほか、五島列島の里山を整備するなどして環境の持続性を追求している。

The post MTGから新ブランド「オン&ドゥー」が誕生 “温肌”をコンセプトにスキンケアを展開 appeared first on WWD JAPAN.com.

これからの“売り方”で重要なOMOをどう実践するのか? 「アットコスメ」がやっていること

 ここ数年でネット発のブランドが増えたこともあり、OMO(Online Merges with Offline、ネットとリアルの融合)といった言葉をよく聞くようになった。とはいえ、実際の現場ではどのようなことを行えばいいのか––リアルで展開するコスメセレクトショップ「アットコスメストア(@COSME STORE)」の遠藤宗コスメネクスト代表に話を聞いた。

WWD:最近、OMOという言葉をよく聞くようになったが、「アットコスメストア」としてはどう捉えている?

遠藤宗コスメネクスト代表(以下、遠藤):OMOは簡単にいうと、「購入体験をよりよくしていこう」という考え方だと思っていて、リアルでもネットでも生活者は知りたい情報を知ることができて、体験ができ、満足できる購入ができるのが理想だ。僕らの場合だと1999年にネットメディアの「アットコスメ(@COSME)」を、2002年に化粧品EC「アットコスメショッピング(@COSME SHOPPING、当時はコスメ・コム)」をスタートさせた。そして07年にコスメのセレクトショップ「アットコスメストア」の1号店を新宿のルミネエストに出店した。その当時から「ネットとリアルの融合」というのは意識していて、ネットで感じられる世界観をリアルでも感じられるように店づくりを進めてきた。ネットの「アットコスメ」では、販売チャネルに関係なフラットにブランドが並び、ランキングなどで「どの化粧品が人気なのか」が分かるようになっていて、「アットコスメストア」でもそれが分かるようなディスプレーや品ぞろえを意識した。

WWD:当時の化粧品業界は販売チャネルごとにブランドも明確に分かれていた。一緒の売り場に並べるのも画期的だった。

遠藤:百貨店、化粧品専門店、バラエティーショップ、ドラッグストアの製品が同じように並んでいて、同じように試せる店はなかった。それがお客さまには受けたんだと思う。結果的にそれが支持されて、現在の新宿ルミネエスト店は年商15億円ほど。70坪でこの売り上げはなかなかない。

WWD:O2O(Online to Offline)とOMOは違う?

遠藤:O2Oはネットからリアルへ送客するという考え方だが、当初からそれは考えていなかった。あくまでネットでもリアルでも同じような購入体験ができるように意識した。

WWD:OMOという概念がなかった時代からそれを実践していた。OMOを実践する上で重要なことは?

遠藤:まずはネットとリアルでの顧客IDの統合で、「アットコスメ」「アットコスメショッピング」「アットコスメストア」は全て同一のIDで管理しているので購買履歴などを追えるのと、ネットとリアルのどちらで購入してもポイントを付与できる。ただ、現状だと同じ商品でもリアルでは買えるけどネットでは買えないなど、まだまだ品ぞろえが一致していないので、これが可能になると1回目はリアルで、2回目以降はECでという流れももっと増えてくると考えている。一般的にはOMOはオンラインのデータをいかにリアルで活用するかだが、「アットコスメ」は現状ではリアル店舗の方が規模が大きいので、来店した人がリアルでどんな商品を触ったのか、サンプルをもらったかなどの情報を、いかにオンラインのデータに反映させていくかがこれからの課題だと考えている。

購買に繋がらなかったデータが鍵

WWD:どんなサンプルをもらったかや、どんな製品を触ったかなどのデータが取れればどんなアプローチをするのか?

遠藤:サンプルをもらった人や製品に興味を持った人には、その後ネットで再度製品の使い方の動画を紹介するなど、アプローチできることが増えてくる。今までそうしたデータは取りにくかったが、スマホが普及したことで、できることが広がっている。

WWD:入店時にIDを読み取るとかも考えている?

遠藤:これからやっていくことになると思う。QRコードを読み取ると来店ポイントを付与するなどでそのデータは取れると思っていて、ただそれはまだ面倒なので、ブルートゥース経由でプッシュ通知ができないかなどを検討している。

WWD:いろいろなデータを取っていくことで、購入やサポートにつなげられると?

遠藤:現状だとリアル店舗に来店したお客さまの購入率は30%ほど。購入していない人の行動データがしっかりと取れるとECにとっての見込み客になる。そういった人たちにネットを通じて再アプローチがかけられるのはいい。

WWD:今後はリアルで買うとかネットで買うとかそういう観念がなくなっていく?

遠藤:僕らとしては購入の場がリアルでもネットでもいいという考え。ただOMOで同じような体験といっても、それぞれのよさはある。リアルでの楽しさ、ネットの便利さなどそれぞれによさがあって、お客さまの買いやすい方法で購入ができるのがいい。その結果として、リアルもネットも併用してくれるといい。現在、併用する人は全体で10%ほど。まだまだ拡大できる余地はある。オンラインカウンセリングなどをネットだけでなく、リアルで購入した人に向けたサポートとして活用するなども考えられる。

ECでのワクワク感はライブ配信の強化で創出する

WWD:バーチャル店舗はどう見ている?

遠藤:テクノロジー的にというよりは、お客さまが盛り上がるかどうかで判断するようにしている。ECは、情報が整理されていて分かりやすい方がストレスなく購入できると思うので、正直バーチャル店舗に関してはまだ積極的ではない。逆にリアルはどこに何があるか分からないという部分が楽しみにもつながっている。

WWD:確かにECでの買い物は便利だが、ワクワクしないといった声もある。そうしたワクワク感をECでどう創出するかも課題だと思うが。

遠藤:そういった意味では今後はライブコマースを強化していくつもりだ。「アットコスメストア」の強みは製品の特徴を伝えるのが上手な店頭スタッフがたくさんいること。人が伝えていくことの力はすごく大きい。最近は「スタッフスタート」と業務提携も開始。やはり信頼できる人がおすすめしてくれるかというのはネットでも重要になるので、現在ECの売り上げは全体30%ほどだが、今後はECもリアルも伸ばしつつ、ECの割合は40%ほどまで持っていき、ECだけで売り上げ100億円を目指す。

WWD:自社ECで販売するブランドも増えてきているが、それはどう見ている?

遠藤:ある程度の規模のメーカーだと自社だけでECをやりきるのは現実難しい。最近は一部のブランドとはデータ連携も行っていて、「アットコスメショッピング」で購入したポイントがブランドの方のポイントにもなるようにしている。今後はそうしたケースは増えてくるかもしれない。

WWD:コロナで消費者の物の買い方は変わるか?

遠藤:まずリアル店舗に関しては都心に人が減った。逆に大宮、溝ノ口、池袋などは夜間人口の多いエリアは売り上げが伸びていて、新宿や有楽町などは厳しい。一般的に狭商圏化すると言われているが、それが実際に起こっている。その分、ECが伸びており、新規購入者も増えている。5月は前年比3倍以上。結果としてネットで物を買うというハードルは下がったので、今後はよりECの可能性は広がっていくと考えている。ただ、原宿の「アットコスメトーキョー」は緊急事態宣言が解かれた後の店舗の混み具合はすごい。週末だとコロナ前の80%くらいまで戻ってきている。これまで化粧品業界はインバウンドに頼ってきたが、しばらくそれは全く見込めないという状況下では、まず小売りの本質に立ち返るべき。リアルな店舗は本当に行く価値がある店舗しか生き残れない。「リアルで感じられる価値とは」をしっかりと考えた店作りをしていかないと、「ネットで買った方が早い」ということになる。リアルだからこその価値はしっかりと見直していくべきだと思う。

The post これからの“売り方”で重要なOMOをどう実践するのか? 「アットコスメ」がやっていること appeared first on WWD JAPAN.com.

「ヴァレンティノ」 × 「オニツカタイガー」のコラボスニーカー発売 日本限定色の売り上げはNPO法人に寄付

 「オニツカタイガー(ONITSUKA TIGER)」と「ヴァレンティノ(VALENTINO)」は、1月のパリ・メンズ・コレクションで披露したコラボレーションスニーカーを7月17日に発売する。価格は5万8000円。「オニツカタイガー」のアイコンモデル“メキシコ 66 SD”をベースに、ストライプの上に「ヴァレンティノ」のロゴをひとつひとつ手作業でプリントしている。

 カラーによって取り扱い店舗は異なり、ホワイト、オレンジ、イエロー、ピンクは「ヴァレンティノ」の銀座、表参道、阪急うめだ、阪急メンズ大阪、松坂屋名古屋、福岡岩田屋と公式オンラインストアで、「オニツカタイガー」のアイコンカラーであるトリコロールは、同ブランドの表参道、銀座、難波と公式オンラインストアで取り扱う。

 また日本限定カラーとしてホワイト×クラシックレッドも登場。「ヴァレンティノ」の取り扱い店舗と、「オニツカタイガー」の表参道、公式オンラインストアで販売し、同カラーの売り上げは新型コロナウイルスの対策、支援を行うNPO法人キッズドアに寄付される。

The post 「ヴァレンティノ」 × 「オニツカタイガー」のコラボスニーカー発売 日本限定色の売り上げはNPO法人に寄付 appeared first on WWD JAPAN.com.

三光マーケ、からあげ専門ゴーストFCに加盟。空中階居酒屋の救世主となるか。

株式会社三光マーケティングフーズ(本社:東京都中央区、代表取締役:長澤 成博)が、株式会社Globridge(本社:東京都港区、代表取締役:大塚 誠)が運営する、ウーバーイーツ限定ゴーストレストラン「東京からあげ専門店 あげたて」のフランチャイジーとなり、7月1日にオープンさせた。
Posted in 未分類

「トム ブラウン」初の香水が日本上陸 7月31日発売

 「トム ブラウン(THOM BROWNE)」はブランド初のフレグランスを7月31日に発売する。ベチバーをベースにした6つの香りをそろえ、「トム ブラウン」の店舗およびドーバー ストリート マーケット ギンザで取り扱う。

 まず日本に上陸する4種の香りは、高濃度のハイチ産ベチバーオイルを凝縮させた「09.27.65 ベチバーアブソリュート」(75mL、3万1000円)、ベチバーにキューカンバーをブレンドした「09.27.65.01 ベチバー&キューカンバー」(75mL、2万4000円)、夜をイメージした「09.27.65.04 ベチバー&ウイスキー」(75mL、2万4000円)と「09.27.65.05 ベチバー&スモーク」(75mL、2万4000円)。その後、「09.27.65.02 ベチバー&グレープフルーツ」(75mL、2万4000円)と「09.27.65.03 ベチバー&ローズ」(75mL、2万4000円)が仲間入りする予定だ。

 全てシンプルなパッケージに、ブランドを象徴するトリコロールのグログランリボンを施している。また、製品名の頭にある「09.27.65」は1965年9月27日生まれのトム・ブラウン(Thom Browne)の誕生日に因んでいる。

The post 「トム ブラウン」初の香水が日本上陸 7月31日発売 appeared first on WWD JAPAN.com.

「トム ブラウン」初の香水が日本上陸 7月31日発売

 「トム ブラウン(THOM BROWNE)」はブランド初のフレグランスを7月31日に発売する。ベチバーをベースにした6つの香りをそろえ、「トム ブラウン」の店舗およびドーバー ストリート マーケット ギンザで取り扱う。

 まず日本に上陸する4種の香りは、高濃度のハイチ産ベチバーオイルを凝縮させた「09.27.65 ベチバーアブソリュート」(75mL、3万1000円)、ベチバーにキューカンバーをブレンドした「09.27.65.01 ベチバー&キューカンバー」(75mL、2万4000円)、夜をイメージした「09.27.65.04 ベチバー&ウイスキー」(75mL、2万4000円)と「09.27.65.05 ベチバー&スモーク」(75mL、2万4000円)。その後、「09.27.65.02 ベチバー&グレープフルーツ」(75mL、2万4000円)と「09.27.65.03 ベチバー&ローズ」(75mL、2万4000円)が仲間入りする予定だ。

 全てシンプルなパッケージに、ブランドを象徴するトリコロールのグログランリボンを施している。また、製品名の頭にある「09.27.65」は1965年9月27日生まれのトム・ブラウン(Thom Browne)の誕生日に因んでいる。

The post 「トム ブラウン」初の香水が日本上陸 7月31日発売 appeared first on WWD JAPAN.com.

「出店チャンス」と気合を入れていると、はまってしまう「落とし穴」

 汗を流すコンサルタント、白岩大樹です。コロナの影響を受け、飲食店の売却・撤退が急増しています。(相談件数は例年の4倍との話も)。そんな中、「今がチャンス!」とばかりに出店・独立を志す人もいるようですが、果たして今って本当に出店するチャンスといえるのでしょうか?
Posted in 未分類

「出店チャンス」と気合を入れていると、はまってしまうしまう「落とし穴」

 汗を流すコンサルタント、白岩大樹です。コロナの影響を受け、飲食店の売却・撤退が急増しています。(相談件数は例年の4倍との話も)。そんな中、「今がチャンス!」とばかりに出店・独立を志す人もいるようですが、果たして今って本当に出店するチャンスといえるのでしょうか?
Posted in 未分類

DD、ゴールデンマジックなど4子会社をダイヤモンドダイニングに吸収合併。クリエイト・レストランツも子会社合併。

株式会社DDホールディングス(本社:東京都港区、代表取締役:松村 厚久)が、子会社の株式会社ゴールデンマジック、株式会社サンプール、株式会社商業藝術、株式会社 The Sailingの4社を2020年9月1日付けで、株式会社ダイヤモンドダイニングに吸収合併させる。合理化により早期の業績回復を目指す。ダイヤモンドダイニングの代表取締役には、鹿中 一志氏(現ホールディング取締役)が就任する予定。
Posted in 未分類

インターナショナルギャラリー ビームスの2020-21年秋冬 手仕事を感じるニットアイテムを強化

 インターナショナルギャラリー ビームス(INTERNATIONAL GALLERY BEAMS)の2020-21年秋冬は「足元からコーディネートを考える」シーズンとして、以前から取り扱いのあるハイブランドのバッグ&シューズのセレクトを強化した。1年ぶりに「マノロ ブラニク(MANOLO BLAHNIK)」のシューズのオーダーを再開し、小花柄のショートブーツなどを買い付けた。「ステラ マッカートニー(STELLA McCARTNEY)」ではバッグの品ぞろえを1型から3~4型に増やした。

 ウエアではここ数シーズン、ニットを強化品番に掲げて、丁寧なハンドメードの長く着られそうなブランドのアイテムを買い付けた。今秋冬は、「ロロピアーナ(LORO PIANA)」のカシミアを90%使用した「レタンヌ パリ(LETANNE PARIS)」の汎用性の高いロングガウンや、「ドリス ヴァン ノッテン(DRIES VAN NOTEN)」のメインアシスタントだった女性が手掛ける「メリル ロッゲ(MERYLL ROGGE)」の幾何学柄のニットなどをセレクトした。

 インターナショナルギャラリー ビームスは、2018年に店舗が3フロアから2フロア構成になったのを機に、1ブランドあたりのSKUを減らし、見せたい商品をより明確にしたVMDを意識してきた。さらに片桐恵利佳ディレクターいわく、「ここ2年くらいお客さまの購買傾向を見ていると、先物買いではなく目的意識を持った実需のご購入が増えている」という。このことからブランド単体ではなく、着用シーンがより具体的にイメージできるブランドミックスのコーディネート提案をあらためて強化した。他社との差別化を図り、店頭に足を運ぶ意味を見出してもらうためにも「シーンに合わせて、靴やシューズまでご提案できた方がいいと感じた」ことが、今シーズンのテーマにもつながっている。

 さらに2020年春夏に買い付けた「ドゥ ボキー(DOU BOCHI)」や「レ バカンス ディリーナ(LES VACANCES D'IRINA」など、「小さいながらも環境問題に意識的に取り組んでいて、コレクションブランドに頼らずとも消化率のいいブランドが徐々に増えている」と説明する。これらの実績も踏まえて「ブランドのイメージはしっかりと表現しつつ、メゾンブランドも小さなブランドも境界線なくコーディネートすることで、インターナショナルギャラリー ビームス“らしい”ミックス感を打ち出していきたい」と語る。


村上杏理:1986年、北海道生まれ。大学で日本美術史を専攻し、2009年にINFASパブリケーションズ入社。「WWDジャパン」記者として、東京のファッション・ウイークやセレクトショップ、販売員取材などを担当。16年からフリーランスで、ファッションやライフスタイル、アートの記事執筆・カタログなどを手掛ける。1女児の母

The post インターナショナルギャラリー ビームスの2020-21年秋冬 手仕事を感じるニットアイテムを強化 appeared first on WWD JAPAN.com.