貝印とセーラームーンのコラボ第2弾 セーラー戦士モチーフのアイラッシュカーラーなど9製品

 刃物総合メーカーの貝印は「美少女戦士セーラームーン」とのコラボレーション第2弾として、“プッシュアップカーラー”(全6種、税込各715円)、“ホットアイラッシュカーラー”(全2種、税込各2750円)、“ツメキリS”(660円)を数量限定発売する。3月1日から公式オンラインストアやドラッグストア、ホームセンター、大手量販店などで順次販売を開始する。

 同社はコラボ第1弾として、2021年3月に人気音波振動カミソリ「bi-hada ompa L」と劇場版「美少女戦士セーラームーンEternal」のコラボレーションを行い、6人のセーラー戦士をイメージしたカラーのカミソリを発売。これが好評だったことから第2弾が実現した。

 今回は貝印の人気アイテム“プッシュアップカーラー”“ホットアイラッシュカーラー”“ツメキリS”に、セーラー戦士のシルエットやモチーフをあしらった。アイラッシュカーラーはソフト樹脂を使用し、奥二重や重いまぶたでもまつ毛の根元からしっかりカールすることが可能。コンパクトなサイズのため携帯にも便利だ。ホットアイラッシュカーラーは、マスカラ使用後にヒートパネルをまつ毛の根元に押し当てると自然なカールをキープする。爪切りは小回りの利くSサイズで、セーラー戦士の守護星マークをデザイン。いずれも淡いカラーを採用し、ポーチに入れて持ち運んだりしたくなるような大人可愛いデザインを施している。

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「私をスキーに連れてって」から35年 石井スポーツに聞くスキー市場

 日本のメダル獲得数が冬季五輪として最多記録を更新した北京冬季五輪も、いよいよ20日が閉会式。冬のスポーツの代名詞、スキー競技でも、ジャンプの小林陵侑選手やモーグルの堀島行真選手、ノルディック複合の渡部暁人選手や日本チームがメダルを獲得して話題を呼んだ。ただし、世の中一般に目を向けると、スキーはスノーボードやフィギュアスケートなどに比べると、若い世代での認知度や人気が今ひとつというイメージもある。映画「私をスキーに連れてって」のブームからは35年、日本のスキー人口は90年代をピークに漸減しているともよく言われる。アウトドアレジャーの人気が高まる中で、スキー市場にも何か変化はないのか。スキー用品を扱う石井スポーツ神田本館の佐藤晶店長に聞いた。

WWD:まずは足元の商況から聞かせてほしい。一昨年は暖冬、昨年はコロナ禍という逆風が続いているが、2021-22年シーズンの販売状況は。

佐藤晶石井スポーツ神田本館店長(以下、佐藤):12月までは前年に対して50%増で推移していたが、年明け以降は同40%増と、感染再拡大もありやや客足は落ち着き傾向だ。ただ、「10年ぶり、15年ぶりにスキーを再開する」というような40代前後の“リターン層“は年明け以降も一定数訪れ続けている。“3密”を避けられるという点が支持され、かつてスキーを楽しんでいた層が雪山に戻ってきているようだ。また、感染予防の一環で、これまでは用具を全てレンタルしていた人が、ブーツやウエアだけは自分のものを買っていくというケースもある。

WWD:スキーの市場規模は1990年代をピークに縮小してきている。登山やキャンプなどのアウトドアレジャーを楽しむ人は近年増加傾向にあるが、スキーに影響はないのか。

佐藤:アウトドアレジャーの広がりを背景に、スキーの楽しみ方も多様化してきているのが近年の変化だ。かつては整地されたスキー場のゲレンデを滑ることだけがスキーだったが、今は山を滑るバックカントリー(自然の中を滑走すること)などの楽しみ方もある。バックカントリーはここ数年特に盛り上がってきている実感がある。一昨年、昨年はコロナ禍で春スキーが難しかったこともあり、今年こそはと春の山スキーを楽しみにしている人は少なくないだろう。

WWD:楽しみ方の多様化は、スキーギアやウエアなどにも変化をもたらしているか。

佐藤:板やブーツで言えば、各メーカーが乗り味を損なうことなく軽量化を進めている。昔はスキーブーツと言えば硬い、痛いというイメージがあったと思うが、近年のブーツは外側のプラスチックシェルや内側のインナーブーツを、熱成形でお客さまの足に合わせて加工することができる。午前中に店頭に来ていただければ、ランチを食べている間に加工ができてしまうぐらい手軽だ。今まさに規格が切り替わっている最中だが、ブーツのソール形状も従来よりも歩きやすい形に変化してきている。板もブーツの性能や快適性は昔に比べたらかなり向上してきている。十数年ぶりにスキーを再開するという人は、ギアの進化に驚く部分が多いと思う。

 ウエアは、派手なカラーを採用した昔ながらのコテコテなスキーウエアは今もあるが、バックカントリーで山を登る際に体温調節がしやすいように、中綿が入っていない、色合いも比較的落ち着いたシェルジャケットやシェルパンツなどの提案が増えている。「ミレー(MILLET)」などの山ブランドが企画しているのはもちろん、「ゴールドウイン(GOLDWIN)」など、国内のスキーウエアメーカーを含め各社提案している。

WWD:スキーの楽しみ方が多様化する中で、バックカントリーでの遭難事故がニュースサイトなどで取り上げられ、批判を集めるケースも増えている。バックカントリーを楽しんでいる人と世間との間に、まだまだ認識のギャップを感じる部分もあるが。

佐藤:バックカントリー人気の高まりを受けて、近年は整備されたゲレンデではない、スキー場内の非圧雪ゾーンの滑走を自己責任のもとで認めるスキー場が実は増えている。入山届を出してガイドと共に山に入るツアーや、雪崩に関する講習会などもある。リスクを減らして真摯にバックカントリーに向き合っている人は多く、ニュースになるような事故が常に起きているというわけではない。ただ、ひとたび事故が起きてしまうとどうしても世間を驚かせてしまうということだろう。(批判を集めるのは)世の中の人にとってなじみのないものだから、という面も大きいのだと思う。スキーをする人自体が世の中では少数で、バックカントリーはそこからさらに枝分かれしたもの。バックカントリーの大会も開かれているが、メディアなどで取り上げられる機会は少なく、普通に生活している人はバックカントリースキーを見ることはなく、「ならず者がすること」といったイメージが先行している。分からないものだから批判を呼びやすく、逆に言えば、そこに世間との認識のギャップを埋めていくヒントがあるのではないかと思っている。

WWD:認識の溝を埋めていくためにも、スキーを楽しむ層自体を広げていく必要があるということか。

佐藤:神田本館はコアなスキー好きのお客さまが多く、エントリー層向けのスキー板、ブーツ、ビンディングの3点セット売りなども行っていない。ただ、より幅広いお客さまに来ていただくことは重要だと思っている。6月に“カスタムフェア”という次シーズンのギアを紹介するイベントを毎年行っているが、そこにももっとエントリー層の方に来ていただきたい。コアな層に次シーズンの商品を紹介して買っていただくだけの場にするのではなく、スキーに思いをはせ、スキーの楽しみ方を知る場にできればと思っている。

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「アルク フェニックス」が再始動 2022-23年秋冬から

 志風音は、「アルク フェニックス(ALK PHENIX)」を2022-23年秋冬シーズンに再始動する。同ブランドは、旧フェニックス社がスキーブランド「フェニックス」の新ラインとして、ディレクターに「テアトラ(TEATORA)」の上出大輔デザイナーを迎えて15年春夏シーズンに立ち上げた。コンセプトは“歩くための機能服”。20年をもってフェニックス社が事業を終了し、「アルク フェニックス」も休止していたが、ブランドを取得した志風音が新体制で復活させる。コレクションは“ゴアテックス インフィニアム(GORE-TEX INFINIUM)”や“エアロゲル(AEROGEL)”などの機能素材を組み合わせたアイテムを販売するという。

 22-23年秋冬シーズンは、“日常的冒険”をコンセプトに「未知のものに出合える瞬間を求めて12時間アグレッシブに徘徊する」イメージをデザインに反映した。商品はザックコートやコンボイジャケット(税込4万9500〜7万9200円)、アノラックやエアロパーカー、カルストレッチシャツ(同2万5300〜3万3000円)、バッグやエクステンションループ(同7480円〜1万6500円)などを用意し、8月ごろから国内のセレクトショップおよびオフィシャルサイトで販売する。

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