【2024年夏コスメ】限定の鮮やかなリップや涼しげアイカラーで夏メイクを彩る!デパコス&プチプラまとめ ※随時更新

2024年の夏コスメは、海や貝殻から着想を得た涼しげなカラーのグリッターアイシャドウや太陽のように鮮やかなビタミンカラーのリップなどが登場します。さらに、アイメイクのアクセントになるラメマスカラなどもお目見えし、夏メイクをより華やかに彩ります!この記事では、デパコスからプチプラまで網羅した限定・新色アイテムを一挙に紹介します。

2024年夏コスメ:アイシャドウ

ジルスチュアート ビューティ(JILL STUART BEAUTY)
アイコニックなアイパレット2種から限定&新色登場

定番のアイシャドウパレット“ブルームクチュール アイズ”は新2種、“ブルームクチュール アイズ ジュエルドブーケ”は限定2種が登場する。“ブルームクチュール アイズ”は、朝露が降りた艶やかなルピナスカラーをまとったピンク系と、夕焼けに染まるタンポポをイメージしたコーラルレッド系。“ブルームクチュール アイズ ジュエルドブーケ”は、ピオニーの華やかさとサンストーンの輝きを与えるイエローピンク系と、パンジーの彩りとタンザナイトの美しさを著したパープルブラウン系。

発売日:4月5日
予約開始日:3月22日
カラー展開:限定2種、新2種
価格:各6380円

詳しくはこちら▼
「ジルスチュアート ビューティ」は淡く儚い花びらがテーマ メインはパステルカラーの2色チーク


エトヴォス(ETVOS)
涼やかな目元を彩るウォータリーアイシャドウ

ブランド初となるリキッドアイシャドウ“ミネラルウォータリーシャドー”(限定4色、各3300円)。ウオータリーな潤いのあるテクスチャーがまぶたにフィットし、美しい仕上がりが長時間続く。カラーは華やかな青みピンク“ペタルフィズ”、太陽をイメージしたカッパーブラウン“ブロンズシャイン”、ヘルシーなコーラルピンク“ピーチベージュ”、シャーベットのようなペールピンク“ソルベパール”の限定4色。暑い夏でも涼やかな目元を彩る。

発売日:5月1日
カラー展開:限定4種
価格:各3300円

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「エトヴォス」はクールで涼しげな3アイテム発売 2色チークは10年ぶりにリニューアル


ルナソル(LUNASOL)
人気の4色アイシャドウから海辺着想の限定2種

ブランドを代表する4色アイシャドウパレット“アイカラーレーション”から限定色が登場する。貝殻の揺れるきらめきを表現したオレンジ&ラベンダー系“シェルイリディセンス”と、サンセットをイメージした温かなコーラルレッド系“メロウサンセット”の2種で、どちらも軽やかで洗練された目元に導く。

発売日:5月17日
カラー展開:限定2種
価格:各6820円

詳しくはこちら▼
「ルナソル」はラベンダーやコーラルレッドが主役のカラーアイテムを発売 夏の海辺を表現


アディクション(ADDICTION)
海辺からインスプレーションを得た限定アイパレット

4色アイシャドウパレット“ザ アイシャドウ パレット”から、陽の光に照らされた海辺の景色をイメージした限定色が登場する。夕陽に包まれた神秘的な海を描いたモーヴ系と、朝日に満ちる浜辺の優しい雰囲気を表したオレンジ系の2種を用意した。輝度と透明感にこだわったグリッター2色に奥行きのあるパールカラーを掛け合わせ、重ねるほどにニュアンスが増して美しい目元に仕上がる。パッケージは、再生材を用いた光沢のある波打つ模様をデザインした。

発売日:4月12日
予約開始日:3月29日
カラー展開:限定2種
価格:各6820円

詳しくはこちら▼
「アディクション」はきらめく貝殻や浜辺の情景を表現したアイシャドウやラメマスカラを発売


2024年夏コスメ:リップ

クラランス(CLARINS)
鮮やかなビタミンカラー3色

定番のリップオイル“リップコンフォートオイル”から2024年夏の限定3色を発売する。既存色よりも発色を楽しめるビタミンカラーの3色は、いきいきとした“ジョイフルイエロー”、活気に満ちあふれた“ダーリングオレンジ”、情熱的な“パッションピンク”。パッケージもそれぞれに合わせた夏らしい限定デザインで登場する。

発売日:4月25日
カラー展開:限定3色
価格:各3850円

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「クラランス」のリップオイルからビタミンカラーの限定色が登場


ジルスチュアート ビューティ(JILL STUART BEAUTY)
発色と艶が美しいティントルージュにピンク&グレープの新色

リキッドリップ“タイムレスグロウ ルージュティント”から、シアーなアプリコットピンクと、ミルキーなグレープピンクの新色が登場する。

発売日:4月5日
予約開始日:3月22日
カラー展開:新2色
価格:各3300円

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「ジルスチュアート ビューティ」は淡く儚い花びらがテーマ メインはパステルカラーの2色チーク


ルナソル(LUNASOL)
艶やかな一枚膜を形成するリップグロス

“リップグロウフラッシュ”は、高発色かつ唇にクリアな艶を与えるリキッドリップだ。フィット感と輝度の高い“リフレクティングオイル”を軽やかな“スムースライトオイル”が均一に伸び広げることで、唇になじみ艶やかな一枚膜を形成する。カラーはローズピンク、黄みを含んだレッド、パールが輝くイルミネイトカラーの限定3色。

発売日:5月17日
カラー展開:限定3色
価格:各4180円

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「ルナソル」はラベンダーやコーラルレッドが主役のカラーアイテムを発売 夏の海辺を表現


アディクション(ADDICTION)
パールを贅沢に配合したホワイト&ピンクのリップオイル

唇の水分量に反応してピンク色に染まるティントタイプのリップオイル“リップ オイル ティント”は、パールを贅沢に配合したホワイトとピンクの限定色を発売する。

発売日:4月12日
予約開始日:3月29日
カラー展開:限定2色
価格:各3300円

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「アディクション」はきらめく貝殻や浜辺の情景を表現したアイシャドウやラメマスカラを発売


2024年夏コスメ:マスカラ&アイライナー

アディクション(ADDICTION)
貝殻を砕いたような輝きのラメマスカラ

貝殻が持つ多彩な輝きを閉じ込めたラメマスカラ“ザ スパークル マスカラ”は、クリアベースにシルバーやグリーン、レッドのスパークルパールを掛け合わせたカラー。これ1本で仕上げても、マスカラのトップコートとしても使用できる。

発売日:4月12日
予約開始日:3月29日
価格:各3850円

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「アディクション」はきらめく貝殻や浜辺の情景を表現したアイシャドウやラメマスカラを発売


ルナソル(LUNASOL)
カラーライナーにさりげなく血色を仕込む限定2色

多彩なパールが瞬くリキッドアイライナー“フラッシュクリエイター”から、透明感のあるラベンダー系とブラウンニュアンスを感じるコーラルレッド系が登場する。

発売日:5月17日
カラー展開:限定2色
価格:3300円

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「ルナソル」はラベンダーやコーラルレッドが主役のカラーアイテムを発売 夏の海辺を表現


ジルスチュアート ビューティ(JILL STUART BEAUTY)
ブルーパールを含んだ限定のモーヴブラウン

カラーマスカラ“ブルーミングラッシュ ニュアンスカーラー”から、ブルーパールを含んだモーヴブラウンがお目見え。

発売日:4月5日
予約開始日:3月22日
カラー展開:限定1色
価格:3300円

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「ジルスチュアート ビューティ」は淡く儚い花びらがテーマ メインはパステルカラーの2色チーク


2024年夏コスメ:チーク

エトヴォス(ETVOS)
刷新したチーク&ハイライトカラー

血色感を宿すチークカラーと軽やかな透明感を与えるハイライトカラーをセットにした定番の2色チーク“ミネラルプレストチーク”[SPF20・PA++]が10年ぶりにリニューアルし登場する。パワーアップした点は皮脂腺が少なく乾燥しやすい頬のため、新たにアーチチョーク葉エキスやベルガモット果実エキスを加えたこと。メイクしながら頬に潤いを与え、よりしっとりとした肌をかなえる。カラーはカッパーピンクやティーベージュ、アーバンシェードの新3種と、限定のライラックを用意した。

発売日:5月1日
カラー展開:新4種うち限定1種
価格:各4180円

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「エトヴォス」はクールで涼しげな3アイテム発売 2色チークは10年ぶりにリニューアル


スナイデル ビューティ(SNIDEL BEAUTY)
パステルカラーの限定フェイスパレットが登場

定番のパレット“フェイス スタイリスト”からは、チーク2色とハイライトをセットした限定色が登場。青みピンクのチークに寒色系のハイライトを組み合わせた“EX08 ドリーミー エスケープ”と、ミルキートーンの暖色を組み合わせた“EX09 ザ ジェントル サンライト”の2種をそろえる。パステルカラーの補整力とパールをかけ合わせ、肌の印象をコントロール。肌のくすみや色ムラをトーンアップし、透明感を演出する。

発売日:4月5日
カラー展開:限定2種
価格:各6380円

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「スナイデル ビューティ」から“ファンデーションを使わない”ベースメイクアップコレクション登場 コンシーラーが定番品に仲間入り


アディクション(ADDICTION)
柔らかな血色の頬に仕上げるリキッドチーク

肌に溶け込むみずみずしいテクスチャーのリキッドチーク“チークポリッシュ L”から、柔らかな血色を帯びた頬を演出するホワイトやピンクなどの限定色を用意した。

発売日:4月12日
予約開始日:3月29日
カラー展開:限定3色
価格:各3080円

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「アディクション」はきらめく貝殻や浜辺の情景を表現したアイシャドウやラメマスカラを発売


ルナソル(LUNASOL)
ローズ系とレッド系でヘルシーな頬に

頬に艶と澄んだ血色感を与えるパウダーチーク“カラーリングシアーチークス”は、鮮やかなローズ系とヘルシーなレッド系を販売する。

発売日:5月17日
カラー展開:限定2色
価格:2750円

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「ルナソル」はラベンダーやコーラルレッドが主役のカラーアイテムを発売 夏の海辺を表現


ジルスチュアート ビューティ(JILL STUART BEAUTY)
2色グラデーションのチーク&ハイライトが新発売

“パステルペタル ブラッシュ”は、ふんわりとした彩りで柔らかな血色と明るさを与える2色セットのチークカラー。透明感の高いクリアパウダーを配合しているため、白膜感のない肌なじみをかなえる。カラーはアプリコットやニュートラルなピンク、パープルの新色に加え、限定色のブルー×ローズを取り扱う。優雅に揺れる花びらを表現したパッケージで、ふたの中心にはフラワージュエリーをイメージしたレリーフを施した。

発売日:4月5日
予約開始日:3月22日
カラー展開:全7種うち限定1種
価格:各4620円

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「ジルスチュアート ビューティ」は淡く儚い花びらがテーマ メインはパステルカラーの2色チーク


2024年夏コスメ:ネイルポリッシュ

オサジ(OSAJI)
人気のネイルポリッシュに限定色&新色が仲間入り

滑らかな発色のネイルカラー“アップリフト ネイルカラー”(各10mL)の新色は、ヌードベージュカラー“39 袖”、くすみパープルカラー“40 君の名前”、イエローグリーンカラー“43 呼び声”などの5色が仲間入り。ラメやパール、シアーとさまざまな印象のカラーを展開する。限定色は、マットでメタリックなオレンジブラウンカラー“501 火花”とノンパールでシアーなグレイッシュブラウンカラー“502 あまのじゃく”の2色をそろえる。

発売日:4月10日
カラー展開:新5色、限定2色
価格:各2090円

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「オサジ」はネイルカラーやリップバームなど限定の色・香りのアイテム5種を発売 フィックスミストの“せせらぎ”が再登場


ルナソル(LUNASOL)
貝殻の輝きを詰め込んだライラック&オパール

定番の“ネイルポリッシュ”からは貝殻の輝きを詰め込んだようなライラックと、みずみずしいブルーとピンクのパールを配合したオパールを用意した。

発売日:5月17日
カラー展開:限定2色
価格:各2200円

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「ルナソル」はラベンダーやコーラルレッドが主役のカラーアイテムを発売 夏の海辺を表現


ジルスチュアート ビューティ(JILL STUART BEAUTY)
多彩なパールを配合したパステルカラー3色が登場

ネイルポリッシュ“フレグラント ネイルラッカー”からは多彩なパールがきらめくホワイト、甘さのあるピンク、ライラックパープルの3色が限定色としてお目見えする。

発売日:4月5日
予約開始日:3月22日
カラー展開:限定3色
価格:各2200円

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「ジルスチュアート ビューティ」は淡く儚い花びらがテーマ メインはパステルカラーの2色チーク


2024年夏コスメ:ベースメイク

エトヴォス(ETVOS)
限定の皮脂吸着フェイスパウダー

皮脂を吸着しながら乾燥を防ぐフェイスパウダー“ミネラルセバムレスベール”を数量限定で発売する。夏の気になるテカリを抑え、陶器のように滑らかに整ったフロスト肌に仕上げる。

発売日:5月1日
価格:3520円

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「エトヴォス」はクールで涼しげな3アイテム発売 2色チークは10年ぶりにリニューアル


スナイデル ビューティ(SNIDEL BEAUTY)
初の筆ペンコンシーラーが定番入り

定番アイテムとして登場する“セット アップ コンシーラー”は、カバー力と立体感を両立するブランド初のコンシーラー。“生まれながらのような立体感”を演出するノンパールのカラー展開が特徴で、ホワイトに近いペールベージュカラー“00 ピュア ホワイト”と、ほんのり黄みを感じさせるニュートラルベージュ“ナチュラル ベージュ”、柔らかなピンキッシュベージュカラー“02 ピンキッシュ ベージュ”の3種をそろえる。滑らかで軽いオイルとシルキーな感触の板状粉体を組み合わせ、伸びの良さとカバー力の調整のしやすさを実現。肌のくすみや毛穴、クマ、シミ、そばかす、ニキビ跡など、広範囲の肌トラブルを自然に隠しながら、素肌と一体化するような仕上がりをかなえる。植物由来の美容液成分を11種配合し、肌の潤いをキープする。

発売日:4月5日
カラー展開:全3色
価格:各3300円

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「スナイデル ビューティ」から“ファンデーションを使わない”ベースメイクアップコレクション登場 コンシーラーが定番品に仲間入り


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「WWDJAPAN」編集長は「ヴァレンティノ」のシャツブルゾンや「ヌメロ ヴェントゥーノ」のタキシードなど 2024年“初買い”

連載「WWDJAPANスタッフの2024年“初買い品”」の最終回となる第4回目は村上要「WWDJAPAN」編集長が登場。シーズンで3桁万円を洋服に費やすという村上編集長が、“クワイエット・ラグジュアリー”な購入品を紹介します。

編集長 村上要の初買い品

「ヌメロ ヴェントゥーノ」のタキシード

「ヌメロ ヴェントゥーノ(N°21)」のタキシードは、「ゴールデン・グローブ賞」取材のドレスコードのために購入したそう。紺のレースジャカードを基調に、ナローラペルのショールカラーと、パンツの側章にあしらわれたシルクのリボンが特徴です。フォーマルウエアですが、村上編集長が普段から着用しているようなショートパンツと合わせてもハマりそうです。

「ポーター」のバックパック

2つ目に紹介するのは、「ポーター(PORTER)」の代表シリーズ“タンカー(TANKER)”のバックパック。「自転車通勤なので普段からバックパックを使用しており、これまでのレギュラーは『プラダ(PRADA)』と『ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)』だった。毎日酷使するとすぐに傷んでしまうので、3つくらいをローテーションするとどれも長持ちするかなと思い、購入した」と話します。カーキにオレンジの配色が“タンカー”のイメージだったので、このカラーを選んだそう。村上編集長は荷物が多いため大きいバッグを愛用しており、内側にはクッション仕様のPCスリーブのほか、複数のポケットが配置された構造に「日本のブランドなだけあって、機能面などもよくできている」と感心します。ニンテンドースイッチをそれほどやらないのに常備しており、最近はスイカゲームに特にハマっているのだとか。

「オーバーコート」のニットジャケット

「オーバーコート(OVERCOAT)」は、大丸隆平デザイナーによるニューヨーク発のブランド。大丸デザイナーは、「トム ブラウン(THOM BROWNE)」や「アレキサンダーワン(ALEXANDERWANG)」など名だたるブランドでコートのパターンメイキングを手掛けてきました。「大丸さんは、どんな体形で、どんな洋服を着ていても必ず肩がピタッと合うジャケットを作る、天才的なパタンナー。秋冬シーズンが特に好きで、いつも2、3着買ってしまいがち」と語ります。

「ヴァレンティノ」のシャツブルゾン

「ヴァレンティノ(VALENTINO)」のシャツブルゾンは肉厚な生地で、サイドのポケットが特徴です。ネクタイの下部には「ヴァレンティノ」のV型のメタルパーツがあしらわれています。「ブラックタイがテーマだった23-24年秋冬コレクションの“まんまコーディネート”。オーバーサイズでストリートライクな白シャツや、パンキッシュなモヘアニットを合わせたコーディネートがめっちゃかわいくて、あんな白シャツとネクタイだったら着てみたい!」と思い、購入したそう。「ネクタイはポロシャツにつけてもいいし、最近はニットポロにもよく合わせる。一つ持っておくと結構いろいろ使えるので、24年春夏でもぜひチャレンジしてみてほしい」と語ります。「ヴァレンティノ」の23-24年秋冬コレクションや、モデルのソフィア・スタインバーグ(Sofia Steinberg)のネクタイを使ったハンサムな着こなしなどを見て、私もネクタイファッションが気になっていました。今年は勇気を出して挑戦してみたいです。

「マックスマーラ」のブルゾンと「スポーツマックス」のレザーショートパンツ

最後に紹介したのは、「マックスマーラ(MAX MARA)」のブルゾンと、姉妹ブランド「スポーツマックス(SPORTMAX)」のレザーショートパンツ。「ブルゾンはオーバーサイズで、全体的なプロポーションバランスと、ブランドロゴのモール刺しゅうがかわいい」と語ります。年間330日(!)はショートパンツを履くという村上編集長は、「いいレザーのショートパンツがずっと欲しかった」のだそう。「柔らかいシープレザーだが、レザー特有のゴツいインパクトも備えているところが気に入っている。これまではカラフルな洋服ばかり着ていたが、年齢ゆえかトレンドゆえか、全体的に“クワイエット・ラグジュアリー”な初買いになった」と締めくくりました。

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【スナップ】白石麻衣、上杉柊平、滝沢眞規子らが来場 「バーバリー」の新しい没入型トレンチポップアップ

「バーバリー(BURBERRY)」はポップアップストアを伊勢丹新宿本店 本館1階 ザ・ステージにオープンした。2024年春夏コレクションのトレンチスタイルと“ヘリテージ トレンチコート”にフォーカスしたポップアップで、背景にブランドのハウスコードを設置している。

オープン初日には、“ロングギャバジン トレンチコート”を着用した白石麻衣や、“bプリント シルクトレンチコート”を合わせた上杉柊平、“ロング コットンブランド カーコート”に身を包んだ滝沢眞規子らのほか、松島花、大屋夏南、本田響矢ら多彩なゲストが来場した。

■「バーバリー」春夏 24 コレクション ポップアップストア
日程:3月6〜12日
時間:10:00〜20:00
場所:伊勢丹新宿店 本館1階 ザ・ステージ
住所:東京都新宿区新宿 3-14-1

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1位は、人気ユーチューバー「なこなこカップル」こーくんの父はワールド社員 グループ内表彰式で明かす|週間アクセスランキング TOP10(2月29〜3月6日)

1位は、人気ユーチューバー「なこなこカップル」こーくんの父はワールド社員 グループ内表彰式で明かす|週間アクセスランキング TOP10(2月29〜3月6日)

「WWDJAPAN」 ウイークリートップ10

1週間でアクセス数の多かった「WWDJAPAN」の記事をランキング形式で毎週金曜日にお届け。
今回は、2月29日(木)〜3月6日(水)に配信した記事のトップ10を紹介します。


- 1位 -
人気ユーチューバー「なこなこカップル」こーくんの父はワールド社員 グループ内表彰式で明かす

03月06日公開 / 文・本橋 涼介

 ワールドは5日、グループ内の優秀店舗・スタッフを表彰する「ワールド グループ アワード」を東京のワールド北青山ビルで実施した。24年2月期に優秀な成績を収めた店舗・個人スタッフを対象に、計16 部門で審査・表彰した。販売員によるファッションショーも行われ、ゲストで人気ユーチューバー「なこなこカップル」のなごみ、こーくんが登場した。

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- 2位 -
ロンハーマンが「ポロ ラルフ ローレン」別注のクルーネックスエットを発売 

03月01日公開 / 文・WWD STAFF

 ロンハーマン(RON HERMAN)は3月9日、「ポロ ラルフ ローレン(POLO RALPH LAUREN)」との別注企画として、2024年春夏シリーズの新作を発売する。今回は、オーガニックコットンの糸を使用した、柔らかな素材感が特徴のクルーネックスエットを用意する。価格は3万1900円、ロンハーマン各店とオンラインストアで取り扱う。 

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- 3位 -
水原希子をモデルに起用した「ヘインズ フォー ビオトープ」の最新コレクションビジュアルが公開 操上和美が撮り下ろし

03月04日公開 / 文・WWD STAFF

 ジュンが運営するビオトープ(BIOTOP)は、水原希子をモデルに起用し、写真家の操上和美が撮り下ろした「ヘインズ フォー ビオトープ(Hanes for BIOTOP)」の2024年春夏コレクションビジュアルを公開した。

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- 4位 -
ビームスが「ニューバランス」に別注したクレイジーパターンのスニーカー“BB550”

03月01日公開 / 文・WWD STAFF

 ビームスは3月16日、「ニューバランス(NEW BALANCE)」に別注したスニーカーを発売する。価格は2万2000円で、予約を受付中だ。

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- 5位 -
メンズだって一粒万倍日! 「ルイ・ヴィトン」が新作ウオレットを発売

03月05日公開 / 文・WWD STAFF

 「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」は3月15日の最強開運日に向けて、メンズの新作財布を発売した。

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- 6位 -
「シックスパッド」から“はくだけでトレーニングできる”ヒップ用商品が登場 パワースーツシリーズ史上最大出力のEMSを搭載

03月04日公開 / 文・WWD STAFF

 MTGが展開するEMSトレーニングブランド「シックスパッド(SIXPAD)」は5月16日、大臀筋にアプローチしはきながらヒップトレーニングができる“シックスパッド ヒップフィット”(3万9600円)を発売する。すでにエステ市場、大丸心斎橋店の直営店で取り扱いを始め、4月8日から楽天で予約販売を開始する。

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- 7位 -
「ルルレモン」、環境団体からグリーン・ウォッシュの指摘を受ける

03月04日公開 / 文・米国版WWD

 環境保護団体のスタンドアース(Stand.earth)はこのほど、カナダ・バンクーバー発のルルレモン(LULULEMON)が見せかけの環境配慮を主張する「グリーンウォッシング」をしているとしてカナダの規制当局に提訴した。

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- 8位 -
【スナップ】雨模様でも華やぐ「エルメス」会場外 レアな“バーキン”や“ケリー”が目を引く豪奢な装い

03月06日公開 / 文・ライターELIE INOUE

 「エルメス(HERMES)」は、パリで2024-25年秋冬コレクションを3月2日(現地時間)に発表した。激しい雨に見舞われたが、ゲストの多くは同ブランドの真骨頂であるレザーアイテムを身につけ、ショー会場に駆けつけた。携えるのは、不朽の名作であり投資価値の高いアイテムとしても昨今さらに需要が高まっている“バーキン”と“ケリー”バッグ。

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- 9位 -
日清「カップヌードル」が「ニューエラ」のキャップやTシャツになって登場 味ごとのデザインも

02月29日公開 / 文・WWD STAFF

 「ニューエラ(NEW ERA)」は日清食品の“カップヌードル”と初のコラボレーションアイテムを発売する。「ニューエラ」公式ウェブサイトで3月7日13:00に会員向けに先行発売し、同日13:10に通常販売する。ブランド直営店でも取り扱う。

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- 10位 -
【一粒万倍日】「バレンシアガ」が日本限定カラーの財布を発売 グリーン&ブラック

02月29日公開 / 文・WWD STAFF

 「バレンシアガ(BALENCIAGA)」は2月28日、最強開運日とされる3月15日に向けて、日本限定カラーの財布を発売した。価格は3万8500〜6万1600円。

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1位は、人気ユーチューバー「なこなこカップル」こーくんの父はワールド社員 グループ内表彰式で明かす|週間アクセスランキング TOP10(2月29〜3月6日)

1位は、人気ユーチューバー「なこなこカップル」こーくんの父はワールド社員 グループ内表彰式で明かす|週間アクセスランキング TOP10(2月29〜3月6日)

「WWDJAPAN」 ウイークリートップ10

1週間でアクセス数の多かった「WWDJAPAN」の記事をランキング形式で毎週金曜日にお届け。
今回は、2月29日(木)〜3月6日(水)に配信した記事のトップ10を紹介します。


- 1位 -
人気ユーチューバー「なこなこカップル」こーくんの父はワールド社員 グループ内表彰式で明かす

03月06日公開 / 文・本橋 涼介

 ワールドは5日、グループ内の優秀店舗・スタッフを表彰する「ワールド グループ アワード」を東京のワールド北青山ビルで実施した。24年2月期に優秀な成績を収めた店舗・個人スタッフを対象に、計16 部門で審査・表彰した。販売員によるファッションショーも行われ、ゲストで人気ユーチューバー「なこなこカップル」のなごみ、こーくんが登場した。

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- 2位 -
ロンハーマンが「ポロ ラルフ ローレン」別注のクルーネックスエットを発売 

03月01日公開 / 文・WWD STAFF

 ロンハーマン(RON HERMAN)は3月9日、「ポロ ラルフ ローレン(POLO RALPH LAUREN)」との別注企画として、2024年春夏シリーズの新作を発売する。今回は、オーガニックコットンの糸を使用した、柔らかな素材感が特徴のクルーネックスエットを用意する。価格は3万1900円、ロンハーマン各店とオンラインストアで取り扱う。 

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- 3位 -
水原希子をモデルに起用した「ヘインズ フォー ビオトープ」の最新コレクションビジュアルが公開 操上和美が撮り下ろし

03月04日公開 / 文・WWD STAFF

 ジュンが運営するビオトープ(BIOTOP)は、水原希子をモデルに起用し、写真家の操上和美が撮り下ろした「ヘインズ フォー ビオトープ(Hanes for BIOTOP)」の2024年春夏コレクションビジュアルを公開した。

> 記事の続きはこちら

- 4位 -
ビームスが「ニューバランス」に別注したクレイジーパターンのスニーカー“BB550”

03月01日公開 / 文・WWD STAFF

 ビームスは3月16日、「ニューバランス(NEW BALANCE)」に別注したスニーカーを発売する。価格は2万2000円で、予約を受付中だ。

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- 5位 -
メンズだって一粒万倍日! 「ルイ・ヴィトン」が新作ウオレットを発売

03月05日公開 / 文・WWD STAFF

 「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」は3月15日の最強開運日に向けて、メンズの新作財布を発売した。

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- 6位 -
「シックスパッド」から“はくだけでトレーニングできる”ヒップ用商品が登場 パワースーツシリーズ史上最大出力のEMSを搭載

03月04日公開 / 文・WWD STAFF

 MTGが展開するEMSトレーニングブランド「シックスパッド(SIXPAD)」は5月16日、大臀筋にアプローチしはきながらヒップトレーニングができる“シックスパッド ヒップフィット”(3万9600円)を発売する。すでにエステ市場、大丸心斎橋店の直営店で取り扱いを始め、4月8日から楽天で予約販売を開始する。

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- 7位 -
「ルルレモン」、環境団体からグリーン・ウォッシュの指摘を受ける

03月04日公開 / 文・米国版WWD

 環境保護団体のスタンドアース(Stand.earth)はこのほど、カナダ・バンクーバー発のルルレモン(LULULEMON)が見せかけの環境配慮を主張する「グリーンウォッシング」をしているとしてカナダの規制当局に提訴した。

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- 8位 -
【スナップ】雨模様でも華やぐ「エルメス」会場外 レアな“バーキン”や“ケリー”が目を引く豪奢な装い

03月06日公開 / 文・ライターELIE INOUE

 「エルメス(HERMES)」は、パリで2024-25年秋冬コレクションを3月2日(現地時間)に発表した。激しい雨に見舞われたが、ゲストの多くは同ブランドの真骨頂であるレザーアイテムを身につけ、ショー会場に駆けつけた。携えるのは、不朽の名作であり投資価値の高いアイテムとしても昨今さらに需要が高まっている“バーキン”と“ケリー”バッグ。

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- 9位 -
日清「カップヌードル」が「ニューエラ」のキャップやTシャツになって登場 味ごとのデザインも

02月29日公開 / 文・WWD STAFF

 「ニューエラ(NEW ERA)」は日清食品の“カップヌードル”と初のコラボレーションアイテムを発売する。「ニューエラ」公式ウェブサイトで3月7日13:00に会員向けに先行発売し、同日13:10に通常販売する。ブランド直営店でも取り扱う。

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- 10位 -
【一粒万倍日】「バレンシアガ」が日本限定カラーの財布を発売 グリーン&ブラック

02月29日公開 / 文・WWD STAFF

 「バレンシアガ(BALENCIAGA)」は2月28日、最強開運日とされる3月15日に向けて、日本限定カラーの財布を発売した。価格は3万8500〜6万1600円。

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“建築”デザインをチョコレートに 端材をアップサイクルした木皿付き

京都の建築事務所・吉原組は、建築デザインの造形美を他分野にも提案するプロジェクト「トーフ(TOHU)」を立ち上げ、第1弾商品として建築デザインに着想を得たショコラタブレットを発売した。価格は5940円。取り扱いは「トーフ」公式オンラインサイトと、東京・南青山のスパイラル1階で3月14日まで開催しているポップアップイベントで販売中だ。

ショコラタブレットは3枚セットで、各ネーミングは建築の基本工程に由来している。建築の基礎を表す「ベース(BASE)」は、カカオの香りを感じるビターショコラ。構造を組み上げる工程「アッセ(ASSE)」は、なめらかでバランスのいいショコラに上質なトンカを練り込み、砂糖漬けのオレンジを組み合わせた。屋根を表す「ルーフ(ROOF)」は、ビターチョコレートにキャラメリゼした4種類のナッツをトッピングした。レシピの開発・監修は、フランス料理界の巨匠ジョエル・ロブション(Joel Robuchon)の元で15年以上シェフパティシエを務めた、エキュ(EQU)の中村忠史が担当した。

またショコラタブレットには、建築時に端材となった素材を加工した木皿が付く。木皿はウォールナットやブラックチェリー、栗、ブビンガ、チーク、神代欅(じんだいけやき)、ウェンジの中から一皿がランダムで付属する。

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102歳で亡くなった世界最高齢のスタイル・アイコン、アイリス・アプフェルの生涯

世界最高齢のスタイルアイコンであり、デザイナー、インフルエンサー、そして数々のファッションブランドの顔として活躍したアイリス・アプフェル(Iris Apfel)が3月1日、米国フロリダ州パームビーチの自宅で亡くなった。102歳だった。広報担当者が発表した声明によれば、アプフェルは長年介護にあたってきた人々に囲まれ、老衰によって息を引き取ったという。パームビーチとマンハッタンでの追悼式は後日行われるという。

後年はインテリアデザイナーとして
歴代大統領のホワイトハウス彩る

アプフェルは1921年8月29日、ニューヨーク市クイーンズ区アストリア生まれ。2015年には当時100歳だった夫カール・アプフェル(Carl Apfel)に先立たれていた。生前、夫妻はパームビーチとマンハッタンのアッパーイーストサイドに家を構えていた。アプフェルと夫は1950年にテキスタイル会社、オールド・ワールド・ウィーバーズ(OLD WORLD WEAVERS)を立ち上げ、1992年に売却している。

また米「WWD」での仕事を経て、アプフェルはインテリアデザイナーのエリノア・ジョンソン(Elinor Johnson)のもとで働いた。また、ファッション・イラストレーターのロバート・グッドマン(Robert Goodman)のアシスタントも務めた。インテリアデザイナーとして活躍する数十年にわたるキャリアの中で、ホワイトハウスの9つの修復プロジェクトに携わり、ハリー・トルーマン(Harry S. Truman)やドワイト・アイゼンハワー(Dwight D. Eisenhower)、ジョン・F・ケネディ(John F. Kennedy)、リンドン・ジョンソン(Lyndon B. Johnson)、リチャード・ニクソン(Richard Nixon)、ジェラルド・フォード(Gerald Ford)、ジミー・カーター(Jimmy Carter)、ロナルド・レーガン(Ronald Reagan)、ビル・クリントン(Bill Clinton)ら、歴代の大統領のためにホワイトハウスのインテリアデザインを担当し、「ファブリック界のファーストレディ」の異名をとるに至った。また近年は「ケイト・スペード ニューヨーク(KATE SPADE NEW YORK)」や「M・A・C」「アレクシス・ビター(ALEXIS BITTER)」、HSN、ル・ボン・マルシェ(LE BON MARCHE)などの広告キャンペーンに関わってきた。

アプフェルは生涯を通じて世界中を旅し、各地の蚤の市を熱心に巡ってインスピレーションを得ながら、ファッションや家具、ジュエリー、アンティーク、アクセサリーを収集。そこで手に入れた戦利品はエスティローダー(Estée Lauder)やグレタ・ガルボ(Greta Garbo)といった著名人の自宅も彩ってきた。揺るぎない好奇心や想像力、そして誰にも真似できない表現力を持つアプフェルは、大胆な色合いやパターン、テクスチャー、そして主張の強い表現にこだわり続けた。2012年の米「WWD」のインタビューには「私は色彩人間。色に関して無難な表現に甘んじることはない」と語っていた。

大きめの眼鏡、赤い口紅、短く刈り上げたグレーヘアをトレードマークに、アプフェルのファッション・アイコンとしての地位は、年を追うごとに開花していくかのようだった。それは自身の生誕100周年を記念して「H&M」と発表したカプセルコレクションのほか、ジュエリーからアイウエア、ハンドバッグ、「メイシーズ(MACY’S)」などの小売店との協業、そしてアプフェルがスタイリングを手がけたバービー人形など、多岐にわたるコラボレーションを見ても明らか。事実、アプフェルは毎シーズンのようにコラボレーションや広告キャンペーンを発表してきた。18年の米「WWD」のインタビューには「私はとても忙しくて、まるでクレージーな人間。仕事が好きなの」と答えていたが、それは彼女が夫のカールを亡くしてからより顕著になったようだ。「私たちは一緒にビジネスをしていたし、すべてにおいて一緒だったから、喪失感はとてつもなく大きかった。自分の正気を保つために仕事をした。」とも語っている。

90歳を過ぎてブレイクのアプフェルに
トミー・ヒルフィガーらもお悔やみ

何十年もの間広く認知されてきたにもかかわらず、アプフェルは「とてもプライベートな人」であり続け、90代を超えてから得た名声に慣れるのにはある程度の時間を要したという。アプフェルは19年、ニューヨークに拠点を置くマネジメント会社IMGと契約。当時97歳だったアプフェルは米「WWD」に「とても興奮しています。私はきちんとしたエージェントを持ったことがありませんでした」と語った。それ以前は全て自分自身で仕事をこなしていたという。アプフェルは「私は『自分でやる』女。自分の人生がこんな風になるなんて想像もしていなかったから、準備もしませんでした。でもトミー・ヒルフィガー(Tommy Hilfiger)は『それではダメだ』と言って、IMGを紹介してくれた。とても興奮しているし、とても感謝しています」と19年に語っていた。

アプフェルの訃報に際してヒルフィガーは「妻のディー(Dee Ocleppo Hilfiger)と私は、ここ数年パームビーチとニューヨークの両方でアイリスと会い、一緒に幸せな時間を過ごした。彼女は絶対的なインスピレーションであり、非の打ちどころのないスタイルだけでなく、ファッションにまつわるあらゆるものに対する貪欲さと審美眼を持ち合わせ、その素晴らしい存在感とオーラでどこにいても注目の的でした。彼女が長年にわたって率いてきたテキサス大学の学生を指導するプログラムに参加できたことも光栄でした。あまりにも寂しく、ファッション界全体にとって大きな損失です」とコメントしている。

またダナ・キャラン(Donna Karan)は、「アイリスは、誰よりもファッションに情熱を持っていた人物。頭のてっぺんからつま先まで、鮮やかな色、存在感のあるジュエリー、目をひくディテールで最高の装いをしていましたし、私は彼女の影響で色を使ってみようと思えました。知り合えたことにとても感謝していますし、共に思い出を作れたことに感動しています」と語る。

全米では博物館や美術館で展覧会
ブルース・ウェーバーらと交流

マサチューセッツ州セーラムにあるピーボディ・エセックス博物館は19年、アイリス&カール・アプフェル棟を公開した。同博物館はその10年前、アプフェルのファッション・コーディネート90点、1,000点の持ち物、さらに彼女の亡き夫がかつて着用していた衣装全点などを展示した「稀代の人、そしてファッションアイコン:わきまえない女アイリス・アプフェル(Rare Bird and Fashion Icon: The Irreverent Iris Apfel)」を開催した。その折衷的なラインナップは、ある者にはデザインのインスピレーションを与え、またある者には旅への放浪欲をかき立てた。後者のアナ・スイ(Anna Sui)は、かつてシリアへの旅に出るため、アプフェルの展覧会に登場した19世紀のパーツが揺れるハーレム・ジュエリーを探したという。

彼女の人気に火をつけたのは、05年にニューヨークのメトロポリタン美術館で開かれた、多彩な服やジュエリーを紹介した展覧会「稀代の人:アイリス・アプフェルのコレクションから(Rara Avis:"Selections from the Iris Apfel Collection)」だった。デザイナーではない存命の人物の服やアクセサリーが展示されたのは、コスチューム・インスティテュートでは初めて。この展覧会をきっかけに、彼女は世間の注目をさらに集めていく。

アルバート・メイスルズ(Albert Maysles)監督による15年のドキュメンタリー映画「アイリス」では主役として取り上げられ、17年にアメリカのケーブルテレビ放送局HBOで初公開されたドキュメンタリー「(訃報に自分の名前がないのなら、朝食を食べよ)(If You're Not in the Obit, Eat Breakfast)」にも登場。94歳で「ポケット・アイリスの知恵: アイリス・アプフェルの名言集(Pocket Iris Wisdom: Witty Quotes and Wise Words From Iris Apfel)」を執筆し、その数年後には、さまざまなつぶやき、写真、イラストが収められているもう1冊の本「偶然のアイコン、老年スターのつぶやき(Iris Apfel:Accidental Icon, Musings of a Geriatric Starlet)」を出版した。

アプフェルの母サディエ・アソフスキー(Sadye Asofsky)は、ロシアで生まれ、オレゴン州のアストリアで育ち、ファッション・ブティックを経営していた。父サミュエル・バレル(Samuel Barrel)は鏡とガラスを専門とする起業家だった。アプフェルの冒険心は、クイーンズからマンハッタンへの地下鉄の道のりに端を発している。彼女はその道程でグリニッジ・ヴィレッジ、チャイナタウン、ハーレムなどのリサイクルショップ、アンティークショップ、フリーマーケットなどを巡っていたのだ。ニューヨーク大学に入学した後、ウィスコンシン大学に編入。博物館管理学のコースを取り、アメリカのジャズを学期論文のテーマに選んだ。ウィスコンシン大学同窓会によると、アプフェルは図書館でジャズに関する本を見つけることができず、シカゴに行き、生涯の友人となったデューク・エリントン(Duke Ellington)を含む一流のジャズ・ミュージシャンにインタビューをしたという。

また2021年9月には写真家のブルース・ウェーバー(Bruce Weber)やデザイナーのティモ・ウェイランド(Timo Weiland)、ジョアンナ・マストロヤンニ(Joanna Mastroianni)らを招いてニューヨークのマンハッタン57丁目の高層ビルで誕生日パーティーを開き、自身の100歳の誕生日を祝った。パーティーにも出席したウェーバーは訃報に際し、アプフェルとのイタリア版の「ヴォーグ」誌の撮影がきっかけで、何十年にもわたる友情が生まれたと語った。当時イタリア版「ヴォーグ」の編集長を務め、アプフェルを 「今まで会った誰とも違う」と評したフランカ・ソッツァーニ(Franca Sozzani)に彼女を紹介されたウェーバーは、アプフェルのスタイルを 「言いようもなく唯一無二」のものだったと語った。「さようならを言うことができなかった。でも1カ月ほど前に一緒にランチを食べ、レストランを出たとき、彼女は私に言ったんだ。『それで、(撮影のために)私はどうしたらいいの?』と。僕は『ここで、そのままの格好でいいんだよ』と答えたよ」。

アプフェル夫妻やデザイナーのジェームズ・ガラノス(James Galanos)らとベネチアやパリで何度か感謝祭を過ごしたラルフ・ルッチ(Ralph Rucci)は、アプフェル夫妻はいつもパーティの中心だったと語った。アプフェルのメッセージは、「あくまで個人としてものを考えること。あの伝説のファッショニスタ、ダイアナ・ヴリーランド(Diana Vreeland)のように。常識から離れ、チャンスをつかむこと、恐れぬこと。退屈な人間になんてならないこと」と振り返る。

ファッション・ジャーナリストのマリロウ・ルザー(Marylou Luther)は、アプフェルのことを「デザイナーズウエアを着こなす女性の存在を世に知らしめた社交界の人物であり、コレクションに出席し、その晴れ姿をあらゆる人に見せた女性」と評している。「もちろん、彼女は社交界の人物以上の存在だった。ファッションの世界において、存在感のあるメガネをアイテムとして一般的にしたのも彼女だった」。

「ホルストン(HALSTON)」のクリエイティブ・ディレクターであり、百貨店チェーンのニーマン・マーカス(NEIMAN MARCUS)の元シニア・ヴァイス・プレジデント兼ファッション・ディレクターのケン・ダウニング(Ken Downig)は、以下のように振り返る。「ニーマン・マーカスのクリスマスブックのために、彼女がデザインした作品や個人的なコレクションを詰め込んだ、豪華なファブリックで覆われたトランクを作ったとき、アイリスと私を引き合わせたのはジュエリーだった。ランチを共にして数分も経たないうちに、私たちの会話は、ブレスレッドを素敵に重ね付けすることの大切さ、そしてそれが肘まであればなお良いという話題に及んだ。そしてすぐに、私たちがともに乙女座であり、完璧主義者としての呪いを引きずっていることを理解した」。ダウニングはまた、「アイリスと並んで数歩も歩けば、誰かが一緒に写真を撮りたいと声をかける。彼女は常に親切に、その願いに応じていた。アイリスは面白い人でもあった。彼女のユーモアのセンスは他の追随を許さなかった。彼女は人を惹きつける磁石のような存在だった」とも語っている。

18年に5番街のデパート、バーグドルフ・グッドマン(BERGDORF GOODMAN)で開催されたアプフェルのポップアップショップのために、似顔絵入りのボールガウンスカートなど10点をデザインした「アリス アンド オリビア(ALICE + OLIVIA)」のCEO兼クリエイティブ・ディレクターのステイシー・ベンディット(英表記、頭大文字)は「アイリスは伝説であり、アイコンであり、ファッション界にインスピレーションを与え続ける存在だった。彼女のアクセサリー、スタイリング、洋服、そしてクリエイティビティへの愛情は尽きることがなかった。とても寂しくなります」と述べた。

彼女をきっかけとしたミームや「バズり動画」、はたまたアイリスになりすます偽アカウントまで登場した影響もあり、アプフェルはSNSについて複雑な感情を抱いていた。彼女はソーシャルメディアを「商売のための素晴らしいツール」と考えていたが、「どうして人々が、他の人たちがやっていることの細かな部分にまで興味を持つのか理解できなかった」という。彼女はSNSに対して「私にはちょっとおせっかいに思える」と18年に米「WWD」に語っていた。「SNSが若年層に与える恐ろしい影響を、そのうちに目の当たりにすることになると思う」。

2008年のWWDのインタビューの中で、彼女は次のように別れの挨拶をしている「楽しまなきゃね」。

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「第96回アカデミー賞」の見どころは? 「オッペンハイマー」や「哀れなるものたち」「バービー」など傑作がノミネート

「夢を諦めないでください」と力強く訴えるキー・ホイ・クァンのスピーチが涙を誘った“エブエブ旋風”から早一年。映画界最大の祝祭、「第96回アカデミー賞」が日本時間の3月11日(現地時間3月10日)にアメリカ・ロサンゼルスで開催される。

作品賞の受賞候補は?

今回、作品賞にノミネートされている10作品は例年以上に傑作ぞろいであるが、受賞予想という点ではこれほど悩まない年はない。作品賞受賞が確実視されているのは、英国アカデミー賞やSAG賞をはじめ前哨戦を席巻しているクリストファー・ノーラン監督の「オッペンハイマー」。原爆開発プロジェクトを成功させ、世界を決定的に変えてしまった天才物理学者ロバート・オッペンハイマーの生涯を辿る伝記映画である。時間を自由自在に操るノーラン節は今作でも健在。画角とカラー/モノクロ映像のスイッチで時空を軽快に行き交い、人生の分岐点を探りながらオッペンハイマーの内面深くに潜り込んでいく。本作のために65mmカメラ用のモノクロフィルムを開発したというのだから驚きだ。難解で重厚な題材ながら、映画としての表現を突き詰めた結果か、伝記映画としては『ボヘミアン・ラプソディ』(2018)を抜き歴代最高興収の大ヒット。芸術性を追求しながら商業的に大成功も収めた、文句なしのフロントランナーである。

そこに追随するのが11部門にノミネートされたギリシャの鬼才ヨルゴス・ランティモス監督作「哀れなるものたち」。胎児の脳を移植された女性が大陸横断の旅をしながらゼロから自己を獲得していく冒険譚で、第80回ベネチア国際映画祭では最高賞となる「金獅子賞」を受賞。赤子から大人への精神的成熟を身体一つで表現した主演のエマ・ストーンが絶賛されている。

だが主演女優賞の座に最も近いのは、10部門にノミネートされたマーティン・スコセッシ監督作「キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン」のリリー・グラッドストーンだろう。アメリカの先住民女性が主演女優賞にノミネートされるのは今回が初の快挙だ。これまでの米映画界での先住民冷遇を顕著に示すのは第45回アカデミー賞(1973年)の出来事。活動家としても知られるマーロン・ブランドが、映画業界での先住民への不当な扱いに抗議し「ゴッド・ファーザー」(1972)での主演男優賞受賞を拒否した。代理で先住民(彼女の出自については疑惑の声も上がっているが)の女優のサチーン・リトルフェザーがスピーチを行うも、その結果得たのはブーイングの嵐と俳優人生の終焉。2022年に映画芸術科学アカデミーはリトルフェザーに当時の不当な扱いを謝罪して、彼女は謝罪を受け入れた。今回、グラッドストーンが主演女優賞を受賞すれば、リトルフェザーが願い続けた先住民俳優活躍の大きなマイルストーンとなることだろう。

ノミネート発表後、最も大きな話題となったのは昨年最大のブロックバスター「バービー」の冷遇だった。興行的に大成功を収めただけでなく、ポップなルックに秘められた今日的なテーマが批評家からも支持を受け、見事に作品賞含む7部門8ノミネートを果たした……が、そこにグレタ・ガーウィグ監督と主演マーゴット・ロビーの名前はなかった。ガーウィグは「ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語」(2019)の際にも監督賞ノミネートを逃し、ガラスの天井を指摘されていた。今回の監督賞候補の面子を見ると落選も仕方ないと思いつつ、これまで監督賞に2人以上女性がノミネートされたことがないという事実は明らかなジェンダー不均衡を示しているので、批判されるのもやむなしか。

一方、作品賞に「バービー」含む女性監督映画が3作品ノミネートされているというのは過去最多である。10作中3作が最多というのは寂しい数字にも思えるが、これまで作品賞にノミネートされたのは全601作品中、女性監督作品はたったの22作。約3.7%である。それを考えると10作中3作ノミネートというのはまだ道半ばではあるものの、才能ある女性作家の作品が正当に評価される土壌がようやく作られてきているとも考えられる。

「バービー」の他に女性監督作で作品賞にノミネートされているのが「落下の解剖学」と「パスト ライブス/再会」。カンヌ国際映画祭で最高賞のパルムドール賞を受賞した「落下の解剖学」は、夫の不審死を起点に軋轢の生じた夫婦関係を法廷で解体していくフランス映画。メガホンをとったジュスティーヌ・トリエは監督賞にもノミネートされている。「パスト ライブス/再会」は韓国系移民である監督の体験に着想を得たニューヨークが舞台のラブロマンス。驚くことにセリーヌ・ソン監督は今作が初の長編作品。この2作品の共通点として、非英語が用いられる字幕付き映画ということも挙げられる。

2015年に「白すぎるオスカー」が問題視されて以降、米映画芸術科学アカデミーは非白人や女性、米国外の会員数を大幅に増員。2020年に多様性と包括性を反映することを目的とした作品賞選定の新基準を発表し、今年から適用を開始した。その影響もありアカデミー賞はここ数年で大きな変容を見せている。その一つが先に述べた字幕付き作品の増加。転換点となったのが韓国映画「パラサイト 半地下の家族」(2020)の作品賞受賞であるが、今年は「落下の解剖学」、「パスト ライブス/再会」に加え、ホロコーストをかつてない角度から描く「関心領域」と3作もの字幕作品がノミネートされている。これは会員の裾野の広がりに加え、Netflixなどの動画配信サービスやSNSで字幕に触れることが増えたことも要因と考えられる。

邦画3作品の評価は?

また、今年は「PERFECT DAYS」、「君たちはどう生きるか」、「ゴジラ -1.0」と邦画が3作もノミネートするという快挙を成し遂げ、主要部門以外にも注目が集まっている。ノミネート部門は異なるが、共通しているのはそれぞれ受賞の射程圏内にいつつも、ゴリアテのごとき強大なライバルが立ちはだかっているということ。

国際長編映画賞ノミネートのヴィム・ヴェンダース監督作「PERFECT DAYS」は「パラサイト」も扱った気鋭の配給会社NEONが北米配給を行っており、批評家・観客双方から好評を博している。だが作品賞含む5部門にノミネートされているイギリス代表「関心領域」があまりに手強い。宮崎駿監督の「君たちはどう生きるか」は北米で商業的に大成功しており、ゴールデングローブ賞、英国アカデミー賞でも長編アニメ賞を獲得している。しかしアニメ表現の新境地を拓いた「スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース」が直近でアニー賞を受賞するなど勢いを増しており、激しいつばぜり合いが行われている。

邦画で最も受賞に近いのが視覚効果賞にノミネートされている「ゴジラ -1.0」だろう。通常であれば“VFX業界のアカデミー賞”と呼ばれる第22回VESアワードで大賞を獲得している「ザ・クリエイター/創造者」が第1候補であるが、「ゴジラ -1.0」は北米で非英語作品の歴代第3位の興収を稼ぎ出す大ヒットを果たしており勢いはピカイチ。ギャレス・エドワーズやスピルバーグなどハリウッドのトップクリエイターからの賞賛や、桁違いの低予算という話題性も追い風となって、昨年歌曲賞にノミネートされた「RRR」(2022)のような応援ムードが漂っている。山崎隆監督が同賞を受賞すれば「2001年宇宙の旅」(1969)の巨匠スタンリー・キューブリック以来の、監督が視覚効果賞を受賞した作品となる。

受賞結果以外にも、受賞者のスピーチや歌曲賞のパフォーマンス(ライアン・ゴズリングに注目!)など見所は盛りだくさんのアカデミー賞。一体今年はどんなサプライズが飛び出すのか。期待して当日を待ちたい。

■「第96回アカデミー賞」作品賞ノミネート作品
・「アメリカン・フィクション」(監督:コード・ジェファーソン)/原題「AMERICAN FICTION」
・「落下の解剖学」(監督:ジュスティーヌ・トリエ)/原題「ANATOMY OF A FALL」
・「バービー」(監督:グレタ・ガーウィグ)/原題「BARBIE」
・「ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ」(監督:アレクサンダー・ペイン)/原題「THE HOLDOVERS」
・「キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン」(監督:マーティン・スコセッシ)/原題「KILLERS OF THE FLOWER MOON」
・「マエストロ その音楽と愛と」(監督:ブラッドリー・クーパー)/原題「MAESTRO」
・「オッペンハイマー」(監督:クリストファー・ノーラン)/原題「OPPENHEIMER」
・「パスト ライブス/再会」(監督:セリーヌ・ソン)/原題「PAST LIVES」
・「哀れなるものたち」(監督:ヨルゴス・ランティモス)/原題「POOR THINGS」
・「関心領域」(監督:ジョナサン・グレイザー)/原題「THE ZONE OF INTEREST」

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「ニューバランス」×「キス」 スニーカー“1906R”をリデザイン 3月11日に発売

「キス(KITH)」は「ニューバランス(NEW BALANCE)」のレトロランナー“1906R”をリデザインした“キス フォー ニューバランス 1906R(KITH FOR NEW BALANCE 1906R”)」を3月11日に「キス トウキョウ(KITH TOKYO)」で発売する。クリームとブラック2色展開で、メンズとウィメンズの両サイズをそろえる。価格は各2万4200円。

本アイテムはメッシュアッパーにシンセティックレザーのオーバーレイとメタリックのトゥーキャップが特徴。タンとソックライナーには「キス」のロゴを、側面とヒールには「ニューバランス」のブランディングを施し、ACTEVA LITEミッドソール、ABZORB SBSヒール、N-ergyアウトソールで仕上げている。

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「ニューバランス」×「キス」 スニーカー“1906R”をリデザイン 3月11日に発売

「キス(KITH)」は「ニューバランス(NEW BALANCE)」のレトロランナー“1906R”をリデザインした“キス フォー ニューバランス 1906R(KITH FOR NEW BALANCE 1906R”)」を3月11日に「キス トウキョウ(KITH TOKYO)」で発売する。クリームとブラック2色展開で、メンズとウィメンズの両サイズをそろえる。価格は各2万4200円。

本アイテムはメッシュアッパーにシンセティックレザーのオーバーレイとメタリックのトゥーキャップが特徴。タンとソックライナーには「キス」のロゴを、側面とヒールには「ニューバランス」のブランディングを施し、ACTEVA LITEミッドソール、ABZORB SBSヒール、N-ergyアウトソールで仕上げている。

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「フィービー ファイロ」の新キャンペーンにサンドラ・ヒューラー 第2弾コレクションを発売

フィービー・ファイロ(Phoebe Philo)は自身のブランド「フィービー ファイロ(PHOEBE PHILO)」の第2弾シグネチャー・コレクションのキャンペーンに、ドイツ人俳優のサンドラ・ヒューラー(Sandra Huller)を起用した。映画「落下の解剖学」で2024年「アカデミー賞」主演女優賞にノミネートされているヒューラーは、キャットアイのサングラスをかけ、にこやかな表情で登場。黒いタートルネックとパンツを着用し、白いテーブルの上に真剣な表情で座る一面も見せた。また、ダリア・ウェーボウィ(Daria Werbowy)も、本キャンペーンにモデルとして登場した。

第2弾コレクションは3月、4月、5月の3回に分けて発売予定で、第1弾コレクションからのセレクトピースも販売する。ファーストデリバリーは現在公式サイトで販売中。配送可能地域はイギリスとヨーロッパ、アメリカのみ。また、第3弾コレクションは今年の秋に予定されている。

2月に開催されたロンドン・ファッション・ウイークの期間中、ファイロは招待制で最新コレクションを披露した。バットウィングスリーブやきれいなシルエットのパンツ、マニッシュなテーラリング、肉厚なレザージャケット、ボリューミーなトートバッグを引き続き提案。クロップド丈のボンバージャケットや、タイトなギャザーを寄せたバレリーナスカートのジャージードレスなど、ウエストにフォーカスした新しいシルエットも登場した。また、ジャージー素材のトップスやTシャツドレスには、丸みを帯びた肩パッドがほどこされている。ゆったりとしたシャツやシルキーなカーゴパンツにはコットンキャンディーのようなピンクや「セリーヌ(CELINE)」時代に愛用していたペールイエローがふんだんに使われた。縦に溝が入ったアイコンバッグ、“ドライブ(Drive)”は深いレッドと薄いパープルを用意し、レザーとスエードを融合させた新しいサンダルとともにキャンペーンに登場した。

ファイロは新作発表会には出席しなかったが、ヒューラーのキャンペーンへの参加について記載した資料を配布。"親しみやすく、知的で大胆不敵な演技で名高い、同世代で最も熟達した才能を持つひとり "とヒューラーを称賛した。

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日本百貨店協会の次期会長にJ.フロント好本氏

日本百貨店協会は8日、次期会長候補にJ.フロント リテイリング(JFR)取締役兼執行役の好本達也氏を選出した。また、専務理事には同じくJFRの大丸松坂屋百貨店常務執行役員の西阪義晴氏が就く。両名とも5月10日の定時総会および理事会において正式に選任される。

好本氏は大丸松坂屋百貨店社長、JFR社長を歴任し、今年3月から現職。JFRから日本百貨店協会の会長に就くには、12年5月から2期4年務めた茶村俊一氏(JFR会長)以来となる。現会長の村田善郎氏(高島屋社長)は20年5月から4年間務め、コロナ禍の百貨店の営業をめぐってリーダーシップを発揮した。

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日本百貨店協会の次期会長にJ.フロント好本氏

日本百貨店協会は8日、次期会長候補にJ.フロント リテイリング(JFR)取締役兼執行役の好本達也氏を選出した。また、専務理事には同じくJFRの大丸松坂屋百貨店常務執行役員の西阪義晴氏が就く。両名とも5月10日の定時総会および理事会において正式に選任される。

好本氏は大丸松坂屋百貨店社長、JFR社長を歴任し、今年3月から現職。JFRから日本百貨店協会の会長に就くには、12年5月から2期4年務めた茶村俊一氏(JFR会長)以来となる。現会長の村田善郎氏(高島屋社長)は20年5月から4年間務め、コロナ禍の百貨店の営業をめぐってリーダーシップを発揮した。

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「クラランス」の親会社ファミーユCが仏高級ホテルに約210億円を出資

仏ビューティブランド「クラランス(CLARINS)」の創業一族が所有する投資会社ファミーユC パルティシパシオン(FAMILLE C PARTICIPATIONS)はこのほど、ウェルビーイングをコンセプトとするパリの高級ホテル、イヴォーク コレクション(EVOKE COLLECTION)に1億3000万ユーロ(約210億円)を出資したと発表した。この投資により、ファミーユCはホスピタリティビジネスの事業を拡大する。

両社は5年以内に世界で新たに15軒のホテルを所有・運営することを目標に掲げる。協働により、高級ホテルのビジョンを発展させることを目指す。イヴォーク コレクションは現在、パリと伊ベネチアに6軒のホテルを所有・運営し、ローマとスペイン・マドリードに新たに2軒のホテル開業を準備している。

ファミーユC パルティシパシオンのプリスカ・クルタン・クラランス(Prisca Courtin Clarins)=マネージング・ディレクターは、「高級ホテル業界に革新を起こし近代化させるという願いは、イヴォーク コレクションの成功の鍵の1つであり、今回のパートナーシップの理由の1つだ」と述べ、「美とウェルビーイングにおけるわれわれのミッションを推進し、フランスのアートオブリビング(the art of living、生の技術、生活法)に対するわれわれの野心の具現化にもコミットする」と付け加えた。

昨今、ビューティ分野とホスピタリティ分野の融合が進んでいる。LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON)は昨年、ステファン・リンデルクネッシュ(Stephane Rinderknech)=ホスピタリティ・エクセレンス会長兼CEOをパフューム & コスメティクス事業部会長兼CEOに任命。同氏は現在、ホスピタリティ部門とビューティ部門の15ブランドを責任者として統括している。

ファミーユCは、「クラランス」とその全資産を所有する持株会社として19年に設立。傘下にクルタン家の資産を投資するファミーユC パルティシパシオンがある。ビューティ関連の投資では22年に米ロサンゼルスを拠点とするクリーンビューティブランド「イリア(ILIA)」の、23年に英スキンケアブランド「パイ スキンケア(PAI SKINCARE)」の過半数株式を取得。そのほか、仏発ベビーケアブランド「ジョーネ(JOONE)」、ラテンアメリカの原料を用いたクリーンヘアケアブランド「セレモニア(CEREMONIA)」にも少数株主として出資している。また、データテクノロジー企業のローンチメトリックス(LAUNCHMETRICS)やサステナビリティ・サプライチェーン評価会社のエコバディス(ECOVADIS)、高級物件に特化したバケーションレンタルを展開するスタートアップ、ル・コレクショニスト(LE COLLECTIONIST)などにも投資している。

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「東京テザインスタジオ ニューバランス」による「ユニセンシャルズ バイ TDS」24年春夏カプセルコレクションが発売

「東京テザインスタジオ ニューバランス(TOKYO DESIGN STUDIO NEW BALANCE)」(以下、「TDS」)が2023年に発表したパフォーマンス・ライフスタイルアパレルコレクション「ユニセンシャルズ バイ TDS(UNI-SSENTIALS BY TDS)」が2024年春夏カプセルコレクションを3月16日から限定店舗で発売する。

本コレクションでは、さまざな体型、国籍、ジェンダーのモデルを起用してフィッティングテストを繰り返し行い、最適なサイズバランスを追求。各アイテム、各サイズで最適な着丈や身幅で着用できるよう、個別のサイズピッチを設定した。ディティールに施されたイエローの配色は、1990年代にアメリカで実施されたProcare Program(プロロケア・プログラム/医療専門機関と選ばれたフットウェア専門ディーラーの認定マーク)の色からインスパイされたもの。

アイテムは、ナイロンジャケット(3万3000円)やナイロンパンツ(2万9700円)、ジッププルオーバー(2万4200円)、フーディ(2万6400円)、コットンTシャツ(1万9800円)、コットンパンツ(2万5300円)、コットンショートパンツ(2万900円)、クイックドライTシャツ(1万1000円)、キャップ(6600円)、バッグ(5560〜1万2100円)、ソックス(3960円)、シューズ“Fresh Foam X 1080 v13 ”(2万2000円)をラインアップする。

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西武渋谷店が不要なコスメを買い取るポップアップ開催 買い取り額同等の商品券を発券

西武渋谷店は3月22〜24日、総合リユース専門店のジュエルカフェが展開するコスメ買い取りポップアップショップ「エコロミッション(ECOLOMISSION)」をオープンする。不要となったコスメやフレグランスを買い取り、買い取り額相当分の商品券を発行する。同ショップが百貨店に出店するのは初めて。

同ショップに使用・未使用を問わず不要となったコスメやフレグランス(1人20点まで)を持ち込むと、ジュエルカフェの査定士がその場で査定。買い取り金額相当分の「西武商品券(1000円券)」を発行する。買い取り金額が1000円未満の場合は現金を支払う。買い取りしたコスメなどは、全国で250店舗以上を展開するジュエルカフェの一部店舗で再販売する。

これまで西武渋谷店や秋田店、そごう横浜店、広島店では、廃棄コスメの削減を目指しカラーコスメを回収しクレヨンにアップサイクルする取り組みを8回実施し、1万4000個以上のコスメを回収してきた。西武渋谷店では約100日間実施し、6037個のコスメをリサイクルした実績がある。今回は、春の新生活にむけた買い替えニーズの拡大に合わせ、ポップアップを開催することになった。

■エコロミッションin西武渋谷店
日程:3月22〜24日
時間:10時〜20時
場所:西武渋谷店 A館3階の特設会場
URL:https://www.sogo-seibu.jp/shibuya/topics/page/2403ecolomission-JewelCafe.html

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英小売フレイザーズ、傘下の高級ECマッチズを終了 買収からわずか2カ月半

英小売のフレイザーズ・グループ(FRASERS GROUP以下、フレイザーズ)は3月7日、傘下の英ラグジュアリーECマッチズ(MATCHES、旧マッチズファッション)の事業を終了することを明らかにした。同社は2023年12月、ラグジュアリー分野を強化するため、マッチズを英投資会社アパックス・パートナーズ(APAX PARTNERS)から5200万ポンド(約98億円)で買収したばかりだった。

フレイザーズがロンドン証券取引所に提出した文書によれば、「マッチズは事業計画の目標に届かないことが続き、損失が積み重なっていた。事業再建にはあまりにも多くの変更が必要であることが分かり、それにかかる資金は実現可能な範囲を超えている」ため、管財人の管理下に置くことを決断したという。

フレイザーズは、1982年にロンドン郊外にあるスポーツ用品店からスタート。後に名称をスポーツ ダイレクト(SPORTS DIRECT)に変更し、買収などによって事業を拡大。創業者のマイク・アシュリー(Mike Ashley)は大富豪となった。2018年には、破綻した英老舗百貨店ハウス・オブ・フレーザー(House of Fraser)を買収し、19年12月から現在の社名となっている。現在、スポーツ ダイレクトのほか、紳士服の「ギーヴス アンド ホークス(GIEVES & HAWKES)」などアパレルブランドを複数保有しているが、23年10月には傘下の英ファストファッションブランド「ミスガイデッド(MISSGUIDED)」をグローバルSPAの「シーイン(SHEIN)」に売却している。

マッチズは、1987年にロンドンでオープンしたセレクトショップ。2007年にオンラインストアを始め、業績を伸ばした。17年にアパックス・パートナーズが買収。ラグジュアリーブランドを含め、およそ650のブランドを取り扱っているが、近年は赤字が続いていた。なお、マッチズの23年1月通期決算は、売上高が1.7%減の3億8010万ポンド(約722億円)で、純損失は前年の3980万ポンド(約75億円)から7090万ポンド(約134億円)へと大幅に拡大している。

今回のマッチズの事業終了は、ラグジュアリーECビジネスの難しさや時流の変化を示す1つの証左だろう。23年12月15日には、高級ECのファーフェッチ(FARFETCH)が経営破綻の瀬戸際にあることが明らかになり、18日に韓国の大手EC企業クーパン(COUPANG)が買収を発表。また、コンパニー フィナンシエール リシュモン(COMPAGNIE FINANCIERE RICHEMONT)は、傘下のラグジュアリーEC大手ユークス ネッタポルテ グループ(YOOX NET-A-PORTER GROUP以下、YNAP)の株式の47.5%をファーフェッチに売却する予定だったが、ファーフェッチが買収されたことを受けて取引を中止。現在、YNAPの株式を100%売却することも視野に入れて新たな買い手を探しているという。

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京都発、“走る”と向き合う出版社「木星社」

 「ライク・ザ・ウィンド マガジン(LIKE THE WIND MAGAZINE)」は、2014年にイギリスで誕生した雑誌だ。世界各国のランナーたちの声を集めたカルチャー誌で、パフォーマンスを追求することはもちろん、ランニングを通じたコミュニティーの在り方やドラッグ依存からの回復など、独自の視点を生かしたコンテンツを届けている。同雑誌は、初の外国語版である日本語版を昨年秋に発売。手掛けたのは、京都にある小さな出版社の木星社だ。

木星社は21年に藤代きよ代表が設立した。藤代代表はハースト婦人画報社やコンデナスト・ジャパンなどで、ファッションを軸にメディアビジネスのノウハウを培った。木星社を立ち上げたのは、「書籍をちゃんとやってみたかった」から。「雑誌やデジタルメディアは長く携わったし、映像も手掛けてきたけれど、書籍はやっていなかった。自分が本当に好きなものを作りたかった」。

ランニングを本格的にスタートしたのは10年ほど前。現在は100マイル(約160km)の長距離レースも楽しんでいる。「旅をするように走るのが好き。走る距離が伸びるほど、いろいろなモノとコトに出合える。服も食事も、会場までの移動も全て含めて関係してくる。一方で、最後は自分が走るかどうかで、孤独と向き合う強さを求められる。そのバランスが面白い」。

日本で意識することは少ないかもしれないが、ランニングは社会とも密接に結びついている。世界には、マイノリティーへの差別が激しく、一人で出歩くことさえ難しい地域もある。当事者にとっては、屋外を走ること自体が奇跡だ。あるいは、性的被害に見舞われるリスクのため、好きな時間に好きな場所を走れない女性ランナーもいる。ランニングを通して、社会課題と向き合い、その改善に努める団体もある。「ランニングは運動であるとともに、アクティビズムでもある。それを伝えるのもメディアの役割だと思う」。

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イオンは「自力で衣料品をやり切る」 カジュアル衣料を子会社に移管、売り上げ7倍に

「われわれは自分たちで衣料品をやり切る。そのために長らく苦しみながら、SPAを目指して『トップバリュコレクション』を開発してきた。他社にお願いせず、自力でお客さまに支持されるものを開発し、販売していく」――。総合スーパー(GMS)の「イオン」を運営するイオンリテールは、衣料品のカジュアルウエア部門を、子会社で自社ブランド「トップバリュコレクション」を手掛けるトップバリュコレクション(小田嶋淳子社長)に移管・統合した。GMSの衣料品立て直しは、イトーヨーカ堂がアダストリアと組んで新売り場「ファウンドグッド(FOUND GOOD)」を2月に発表し、アパレル業界内で話題になっている。ライバルの「ファウンドグッド」について小田嶋社長に水を向けたところ、冒頭のコメントが返ってきた。

イオンリテールからカジュアル衣料をトップバリュコレクションに移管するに伴い、PBの「トップバリュコレクション」は「TVC」に刷新。展開店舗数は従来の全国82店から289店に拡大する。「企画はトップバリュコレクションが行い、生産や物流はイオンリテールの背景を活用する。従来はイオンリテールの背景を生かしきれていなかった」。2024年度(25年2月期)の「TVC」の売上目標は、「23年度比で7倍、28年度は同10倍」という。

289店で接客を実施
客の声吸い上げへ

「TVC」の24年春夏商品は従来よりも約50型拡大し、240型。ウィメンズ55%、メンズ45%の商品構成という。主力に据えるウィメンズ、メンズの“オルスタパンツ”は4378円。ボタンダウンシャツは3000円前後で、「ショッピングモールに出店する専門店より1ランク手頃」に設定する。

イオンリテールの中にも衣料品部門があり、さらに子会社でトップバリュコレクションがあることで、衣料品売り場の中で「品ぞろえの重複、その反対にMDの欠落、トレンドの欠落」などが起こっていた。小田嶋社長がイオンリテール衣料品部門の部門長も兼務することで、衣料品戦略を一本化。イオンリテールの衣料品として従来から企画してきたオケージョンウエアやシニア向け、Z世代向け衣料などは引き続きイオンリテール内で運営する。これまでと同様に、「TVC」では売り場スタッフによる声掛けや接客も行う。

国内外のグループ商業施設に出店

「TVC」はSPAとして精度を上げていくため、今後は289店の販売スタッフを介し、客の声を吸い上げてマーケットインの商品開発を進める。また、「情報発信が足りていない」ことから、「TVC」アプリを通した情報発信を強化する。

イオンリテールは23年秋から、衣料品改革として“専門店モデル”を導入している。従来の衣料品平場をデイリーカジュアル、オケージョン、スポーツライフスタイル、シニア向け、Z世代向け、雑貨という6つのカテゴリー別に分け、それぞれ専門店のような形での売り場作りを進めている。“専門店モデル”はイオン船橋(千葉)を皮切りに、今春までに全国6店に導入。今下期にかけても2ケタの店舗に導入予定という。「“専門店モデル”を導入した店舗の衣料品売り上げは好調」(井出武美イオンリテール社長)といい、将来的には“専門店モデル”の中核、デイリーカジュアルを占める「TVC」を、「国内外問わずグループの商業施設内に出店し、グローバルブランドとして成長させていきたい」。

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柳俊太郎が祝福 「アミ パリス」が仙台に東北初となる新店舗をオープン

「アミ パリス(AMI PARIS)」は3月8日、東北地方の初店舗となるアミ仙台パルコ店をオープンした。オープンに際し、宮城県仙台市出身の俳優、柳俊太郎が祝福に駆けつけた。

内装は、ブランドのシグネチャーである、ブラックとライトオークでストライプ模様をあしらった床や、ベージュ色に仕上げた天井、天然素材トラバーチンを用いるなどし、出窓からは自然光が差し込む。売場面積は80㎡。

アイテムは、2024年春夏コレクションを含め、ウィメンズからメンズ、アクセサリーまで幅広くラインアップする。また同店限定で“AMI DE COEUR”のチェーンネックレスとブレスレットを発売する。

「アミ パリス」は、2011年にフランス・パリで誕生。“AMI”の名称はフランス語で“友達”を意味するほか、創設者兼クリエイティブディレクターのアレクサンドル・マテュッシ(Alexandre Mattiussi)のイニシャルに由来する。

■アミ仙台パルコ店
オープン日:3月8日
場所:仙台パルコ 本館2階
住所:宮城県仙台市青葉区中央1-2-3

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「ブルックス ブラザーズ」と「ブリーフィング」がコラボ レザーとナイロンを組み合わせたバッグ3型

「ブルックス ブラザーズ(BROOKS BROTHERS)」は3月22日、「ブリーフィング(BRIEFING)」とのコラボバッグ3型を発売する。「ブルックス ブラザーズ」直営店および「ブリーフィング」一部直営店、両公式オンラインで販売する。

同コラボは、両ブランドがアメリカにルーツがあることに始まり、3ウエイバッグ(9万2400円)とトートバッグ(7万5900円)、ドキュメントケース(4万1800円)を制作。素材は、防水加工を施したレザーと、耐久性と耐摩耗性に優れた1680デニールナイロンを組み合わせた。「ブルックス ブラザーズ」のブランドカラーであるネイビーと、グレーをラインアップし、「ブリーフィング」を象徴するレッドラインを用いずにワントーンでまとめた。裏地には「ブルックス ブラザーズ」の“ゴールデン フリース”マークを散りばめ、両ブランドロゴの入ったレザープレートをあしらっている。

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元アトモス店長が仕掛ける “自己表現”としてのランショップ「ダウンビートランニング」 

「ダウンビートランニング(DOWNBEAT RUNNING)」は昨年9月、新宿・歌舞伎町にオープンしたランショップだ。「オン(ON)」などの大手メーカーのほかに、「サティスファイ(SATISFY))」「ノルダ(NORDA)」「ソアー ランニング(SOAR RUNNING)」「チャンス(CHANCE)」「ディストリクト ヴィジョン(DISTRICT VISION))」「タヌキ(TANNUKI)」と、国内外から集めたインディペンデントなブランドが並ぶ。店舗面積66平方メートルながら、1日100万円を売ることもある。月間平均売り上げは1500万円だ。同店を率いる今井崇ディレクターは、過去にスニーカーショップ「アトモス(ATMOS)」で店長やバイヤーを務めていた。スニーカーの最前線にいた人物が、なぜランニングショップを始めたのか。

WWDJAPAN(以下、WWD):ランニングにはまったきっかけは?

今井崇「ダウンビートランニング」ディレクター(以下、今井):最初は健康のためでした。酒もタバコも大好きで、それまでの不摂生がたたって痛風が発症して(笑)。これはマズイと思っていたところ、「アディダス(ADIDAS)」から皇居ランに誘われました。中学時代に陸上をやっていたけれど、ウエアがダサくて、それ以来は走っていませんでした。ところが、提供いただいたウエアとシューズがかなりイケてて、「ファッションとしても面白いじゃん」と、次第にハマっていきました。

WWD:ビジネスとして興味を持った理由は?

今井:スニーカーにはない市場の可能性を感じたから。スニーカーって、実は革新的なモデルがなかなか生まれないんです。それでも売るために、過去の商品の色を変えてみたり、誰かとコラボして付加価値をつけてみたり。いつしかそのサイクルを、心から楽しめていない自分がいました。一方ランニングは、最先端の技術をフル活用して作るから、シーズンごとに着実な進化があるし、自分で履いて機能も実感できる。メーカー同士がバチバチに競い合っているのも、ゲーム性があって面白い。実は「アトモス」時代にも、スポーツ目線のスニーカー屋を構想していました。しかし、「アトモス」はライフスタイルカテゴリーでメーカーと契約していて、パフォーマンスを卸してもらうのも難しいし、どこまで需要があるかが読めないから、実現しませんでした。だったら自分でやろうと、独立を決めました。

WWD:大手メーカーを積極的に扱わない理由は?

今井:個性が出ないから。ウチは近くに「アルペントーキョー(ALPEN TOKYO)」があって、大手メーカーを量でそろえても意味がない。それよりも、自分の感覚と人脈を生かして、“イケてる”と思うブランドをピュアに集めた方が、個性あるショップになる。それと、大手メーカーは四半期ごとにモデルチェンジするから、在庫リスクも高い。キャリーオーバーの多いメーカーとお付き合いした方が、長い目で見ると健全です。「オン」は大手の規模ながらも、ソール構造から開発する独自のアプローチが面白いし、デザイン性も高く、ショップと親和性があります。

WWD:新宿に店を構えたのはインバウンドが狙い?

今井:それも見据えていました。でも最初は、純粋にいい物件が見つかったからです。原宿や渋谷はすでにスポーツショップがたくさんあって、客層も予想できる。せっかく自分で店をやるなら、“予想できない何か”が生まれてほしくて。

WWD:実際に予想外の出来事は起こっている?

今井:はい。タイの爆買い観光客が押し寄せています。タイでは今、ランニングすることがステータスになっていて、タイの王族の方が「オン」のシューズを履いたことから、同ブランドの人気が急上昇しているそう。“「オン」が買える店”としてタイ人に知られていて、この間、ウチの店に「ON」とだけ書いた地図を持ったお客さまが入ってきました(笑)。

WWD:今後の目標は?

今井:まずはウェブを充実させます。そこが整えば月商2000万円までは伸ばせるんじゃないかな?あとは地方にも店を構えて、東京と異なるコミュニティーとつながりたいです。2月14日には、韓国にフランチャイズ店舗を開きました。ウチのコンセプトを面白がってフランチャイズでやらせてくれと依頼があり、そこからかなりのスピードで出店しました。ほかにもマレーシアとシンガポールからもリクエストをもらっていて、準備を進めています。規模が大きくなれば、ショップの表現の幅も広がる。今はシューズの別注は難しいけれど、2000人の顧客リストがあればメーカーも動いてくれるようになるかもしれない。それでも、やりたいことは曲げません。ランニングはパフォーマンスだけでなく、自己表現の一つ。いろいろな楽しみ方があっていい。そんな人を後押しする店として、今後も運営し続けます。

■ダウンビートランニング
住所:東京都新宿区新宿3-22-11 JACKPOT 1F
営業時間:12:00〜21:00

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【2024年夏コスメ】「カネボウ」が宝石のような“高輝度アイカラー”&人気ルージュの限定色を発売

「カネボウ(KANEBO)」は4月5日、宝石を砕いたようなきらめきが特徴の単色アイカラー“ジェルジェムクラッシュ”(各2530円)の限定5色と、人気の美容液ルージュ“ルージュスターヴァイブラント”(各4620円)の限定2色を発売する。

“ジェルジェムクラッシュ”は、フィット力の高いむにゅっとした弾力のあるテクスチャーが特徴で、くすみのないきらめきが長時間続く。濡れ感のある柔軟なジェル膜でピグメントを包み込むストレンジクリア処方を採用し、にごりのないクリアな輝きを実現した。カラーは寒色系のブルーやピンク、ルビー、イエローグリーンなどの全5色。手持ちのアイシャドウに重ねても、ハイライトやチークとしても使用できる。

鮮やかなレッドカラーを厚みのある艶膜で包み込む技術“ヴァイブランシーラスティングテクノロジー”を搭載した“ルージュスターヴァイブラント”からは、濡れたような艶感に血色感を潜ませた限定2色が登場する。熟れた果実のようにジューシーで鮮やかなピンキッシュレッドと、弾けるようなみずみずしさと爽やかさのあるフレッシュなピンクで、夏らしいいきいきとした表情に彩る。

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“おぱんちゅうさぎもオシャレしたい” 「ジーユー」とのコラボでTシャツやヘアバンドなど全17種類発売

「ジーユー(GU)」は3月22日、イラストレーター“可哀想に!”によるキャラクター「おぱんちゅうさぎ」とコラボレーションしたコレクションを発売する。ライトスエットT、グラフィックT、フリルラウンジセット、ヘアバンド、アクセサリーセット、ポーチの全6型17種類をラインアップ。価格は990〜2990円。全国の「ジーユー」店舗及びオンラインストアで取り扱う。

“おぱんちゅうさぎもオシャレしたい。そんな願いをかなえるため、おぱんちゅうさぎが洋服づくりに奮闘したら…?”をテーマに、ストーリーを表現したプリントやハンドメード感のある刺しゅうで、頑張り屋さんだけど報われない「おぱんちゅうさぎ」の姿を表現した。

「おぱんちゅうさぎ」のパンツを想起するラウンジセット(3色、各2990円)のボトムスと耳付きヘアバンド(3色、各990円)を組み合わせると「おぱんちゅうさぎ」気分を味わえる。ぬいぐるみ風のポーチは3種類全て違う表情を用意。リングとブレスレットのアクサセリーセット(2色、各1990円)は、商品の台紙をリメイクするとアクサセリースタンドとしても利用できる。

また、3月24日までマロニエゲート銀座店、銀座店、渋谷店限定で本コレクションの世界観を表現した先行展示エリアで、商品を手に取ることができる。ららぽーと甲子園店では、3月22日のオープンを記念して、3月11〜24日に「おぱんちゅうさぎ」のスタンドと本コレクションのアイテムを着用したマネキンを設置する。さらに、3月18日20:00からジーユー ライブステーション(GU LIVE STATION)でアイテム全てを披露する。

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蔦屋書店にジーンズ「リー」のショップ 3月8日にオープン

3月8日、「函館 蔦屋書店」1階にオープンした「Lee」のショップ

「函館 蔦屋書店」は3月8日、1階にジーンズブランド「リー(LEE)」のショップをオープンした。

メンズ・ウィメンズに加えてベビー・キッズもそろえ、「家族で楽しんでもらえる」と話す。また店内にミシンを設置し、裾上げも行う。

さらにオープンを記念して、1万1000円以上の購入者にトートバッグをプレゼントする。

「リー」は1889年に米国・カンザス州で創業。

函館 蔦屋書店は、2013年12月にオープンした。

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蔦屋書店にジーンズ「リー」のショップ 3月8日にオープン

3月8日、「函館 蔦屋書店」1階にオープンした「Lee」のショップ

「函館 蔦屋書店」は3月8日、1階にジーンズブランド「リー(LEE)」のショップをオープンした。

メンズ・ウィメンズに加えてベビー・キッズもそろえ、「家族で楽しんでもらえる」と話す。また店内にミシンを設置し、裾上げも行う。

さらにオープンを記念して、1万1000円以上の購入者にトートバッグをプレゼントする。

「リー」は1889年に米国・カンザス州で創業。

函館 蔦屋書店は、2013年12月にオープンした。

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「スリー」が“極薄ヴェール”をまとえるUV下地を発売 人気フェイスパウダー“消える粉”着想

「スリー(THREE)」は3月13日、消えるように溶け込む“極薄ヴェール”のUVティンティドクリーム“スムースオペレーターハイパフォーマンスクリーム”[SPF50+・PA++++](全3色、各30g、各4620円)を発売する。“消える粉”の愛称で親しまれているベストセラーのフェイスパウダー“アドバンスドエシリアルスムースオペレーター ルースパウダー”(全2種、各10g、各6050円)の特長をベースに、凹凸補正効果のある3種のパウダーを配合した。

“スムースオペレーターハイパフォーマンスクリーム”は、1本で紫外線対策・トーンアップ・色補正をかなえる化粧下地兼ファンデーションだ。ティーシードオイルやアルガンオイル、オウゴン根エキスなどの10種の保湿成分を配合し、潤いを与えながら肌を美しく整える。

カラーはくすみをカバーしてトーンアップする柔らかなピンクの“ニート ビート”、明るめからミディアムなトーンの肌にフィットするクリアなベージュ、ヘルシーな肌に寄り添うアプリコットベージュの3色展開。自然な艶を演出し、毛穴の目立たない“ポアレス”な印象に導く。

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ベスコス受賞した花王「リーゼ」の“サラサラ前髪復活パウダー” 新パッケージで登場

花王のヘアコスメティクスブランド「リーゼ(LIESE)」の皮脂や汗でベタついた前髪を瞬時にサラサラにリセットする“サラサラ前髪復活パウダー”(5g、1430円※編集部調べ)は、「WWDBEAUTY 2023下半期ベストコスメ」の新商品 スタイリング剤・ヘアケア部門のバラエティー・ドラッグストアで2位を受賞した。23年に一部のドラッグストアで販売、このたびパッケージをリニューアルして3月9日に全国発売する。

花王が2022年に実施したアンケートによると、若年層の約6割が日中の皮脂や汗による前髪崩れへのケアに対して悩みを抱えていると回答。この結果から、ユーザーの悩みに応える“サラサラ前髪復活パウダー”を開発した。ベタついて束になった前髪にポンポンとするだけで朝セットした状態に素早く復活し、サラサラとした前髪が長時間続くパウダーだ。白浮きしないパウダーで、おしろいとして使用することも可能だ。

同日、気になる生え際やおでこに自然な毛流れを描ける、おでこ・生え際用の“おでこ隠しバーム”(2.5g、1430円※編集部調べ)も一部チェーン限定で発売する。カラーはナチュラルブラウンの1色展開で、明るめのブラウン系~黒髪になじむ色に設計。汗や水に強いウォータープルーフ処方ながらも、いつもの洗浄料で簡単にオフできる。専用ブラシ付きで、自然な毛流れを描ける。

問い合わせ先
花王
消費者相談室
0120-165-692

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「コス」が2024年春夏シーズンのキャンペーンにリナ・サワヤマとジャック・オコンネルを起用

H&Mグループの「コス(COS)」はこのほど、ロンドンを拠点に活動するミュージシャンでアーティストのリナ・サワヤマ(Rina Sawayama)と、UKの俳優ジャック・オコンネル(Jack O'Connell)を2024年春夏シーズンのキャンペーンビジュアルに起用した。

今シーズンの「コス」は、現代的なスタイルと伝統的なクラフツマンシップをバランスよく融合させたシンプルなコレクションを提案。アイウエアブランド「リンダ・ファロー(LINDA FARROW)」とのコラボレーションでサングラスも企画している。その中で、リナは定番アイテムのトレンチコートやフレアマキシワンピースを、ジャックはレザーのバイカージャケットなどを着用したスタイルを見せている。

なお、ビジュアルはフォトグラファーのカリム・サドリ(Karim Sadli)がメキシコで撮影し、コレクションは現在「コス」の公式オンラインストアや直営店で販売中だ。

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ルカ・オッセンドライバーによる“セオリープロジェクト”春コレクションは3月15日発売

ファーストリテイリング傘下の「セオリー(THEORY)」は、ルカ・オッセンドライバー(Lucas Ossendrijver)が手掛ける“セオリー プロジェクト バイ ルカ オッセンドライバー(THEORY PROJECT BY LUCAS OSSENDRIJVER)”の2024年春のカプセルコレクションを3月15日に発売する。全国の「セオリー」店舗及びオンラインストアで取り扱う。

本コレクションは親しみやすいセンシュアリティーや、動きやすい構造に焦点を当てた。オッセンドライバーは「テーラリングにスポーツウエアの要素をミックスしたり、服に動きを取り入れたり。同じデザイン言語だけどシーズンごとに語彙が増えるのだ」と語っている。

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「ディーゼル」が「リー」とのコラボデニムを発売 同業ブランドとタッグを組むプロジェクト始動第1弾

「ディーゼル(DIESEL)」は、「リー(LEE)」と協業したカプセルコレクション“ディーゼル ラブス リー(DIESEL♡VES LEE)”を発売した。ラインアップはデニムパンツ4型(各5万3900円)。「ディーゼル」銀座、渋谷、大阪、京都、福岡、クレアーレ、青山、ルクア、伊勢丹新宿店(メンズ/ウィメンズ)、阪急うめだ本店(ウィメンズ)、阪急メンズ大阪、「ディーゼル」公式オンラインストアで取り扱う。また、阪急うめだ本店3階で3月31日まで開催中の“ポップ アップ サーカス”でも取り扱う。

“ディーゼル ラブス(DIESEL♡VES)”は、一般的に競合相手とみなされる同業ブランドに向けて、既存の素材や生産、クリエイティブなリソースを共有して変化を起こそうと呼びかける継続的なプログラムだ。第1章として昨年12月に「リー」とのパートナーシップを発表した。

本コレクションは、両ブランドのデッドストックから調達した生地を使用している。ストレートフィット2型とブーツフレアフィット2型をそろえ、ジーンズの片面に「ディーゼル」、もう片面に「リー」を組み合わせたデザインだ。切りっぱなしやニードルステッチによるサイドシームなどのユニークなディテールが特徴。異なるレングスやシルエットを職人の手によって組み合わせアップサイクルしたジーンズはどれも一点ものだ。

「リー」ヨーロッパのマネージング・ディレクター、サイモン・フィッシャー(Simon Fisher)は「この革新的な取り組みに参加できることを誇りに思う」とコメント。「ディーゼル」のクリエイティブ・ディレクターであり同プロジェクトの生みの親でもあるグレン・マーティス(Glenn Martens)は「衣服を再利用するよりも、新しいものを生み出す方が簡単。しかし小さな呼びかけからスタートすることが重要だと思う。ロゴは違うけれど同じカテゴリーの商品を展開する2つのデニムブランドが集団的創造性を通じて、長年問題視されている過剰生産に意図的に取り組むアプローチだ」と話す。

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「ランコム」のUV下地がナイアシンアミド配合でアップデート 3種の太陽光線にアプローチ

「ランコム(LANCOME)」は4月26日、“UV エクスペール トーン アップ”[SPF 50+・PA++++](全2色、各30mL、各6480円)を発売する。スキンケア成分を64%配合する現行品から75%にアップデートしたほかナイアシンアミドを新配合し、潤いを保ちながら透明感のある肌に導く。

紫外線のほか、可視光線、赤外線の3種類の太陽光にアプローチし、汚れた空気などの外的要因からも肌を守る。PR担当は「ランコム」研究所が世界10カ国の女性の被験者を対象に肌色研究を進めていることに触れ、「今回発売する“ローズ N”は64種類の肌色から日本人の肌色に合わせて開発した」とコメント。健康的で透明感のあるピンク色を肌にもたらし、メイクアップ効果を実現した。

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【一粒万倍日】「ルイ・ヴィトン」が日本限定の財布を発売 華やぐピンク&イエロー

「ルイ・ヴィトン」が3月15日の一粒万倍日に向けて発売した日本限定の財布

「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」は3月15日の最強開運日に向けて、日本限定の財布を発売した。

素材は同ブランドを象徴するエピ・レザー、モノグラムをエンボス加工したラムレザー、シボ感が特徴のグレインレザーとさまざまで、共通項はピンクとイエローの華やぐカラーリングだ。価格は8万6900〜18万7000円。

3月15日は、一粒の籾(もみ)が豊かに実り万倍もの稲穂になる“一粒万倍日“と、天が万物の罪を赦(ゆる)す“天赦日“、金運を招くとされる“寅の日”が重なる最強開運日。財布を買ったり、使い始めたり、プレゼントするのに適した日といわれる。

PHOTOS : LOUIS VUITTON

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【一粒万倍日】「ルイ・ヴィトン」が日本限定の財布を発売 華やぐピンク&イエロー

「ルイ・ヴィトン」が3月15日の一粒万倍日に向けて発売した日本限定の財布

「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」は3月15日の最強開運日に向けて、日本限定の財布を発売した。

素材は同ブランドを象徴するエピ・レザー、モノグラムをエンボス加工したラムレザー、シボ感が特徴のグレインレザーとさまざまで、共通項はピンクとイエローの華やぐカラーリングだ。価格は8万6900〜18万7000円。

3月15日は、一粒の籾(もみ)が豊かに実り万倍もの稲穂になる“一粒万倍日“と、天が万物の罪を赦(ゆる)す“天赦日“、金運を招くとされる“寅の日”が重なる最強開運日。財布を買ったり、使い始めたり、プレゼントするのに適した日といわれる。

PHOTOS : LOUIS VUITTON

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世界に一つだけの結婚指輪や婚約指輪が作れる工房「クラフィ」が販売員を募集

世界に一つだけの結婚指輪や婚約指輪を自分で作ることができる工房「クラフィ(CRAFY)」は店舗拡大に伴い、正社員の販売スタッフや店長、副店長候補を募集する。オープンなアトリエスペースで指輪を制作したり、顧客と共に指輪作りを行うなど、ほかのブランドでは体験できない唯一無二のサービスが好評を得ている。

販売スタッフの業務はアクセサリーデザインのカウンセリングから見積もりの作成、サポート、工場とのやりとり、指輪の管理までの全工程を担当する。客層は20〜40代のカップルや夫婦がメインで、1組当たりの接客時間は約2〜3時間。顧客のニーズに寄り添いじっくりと接客することができる。店長に昇格すると、通常の接客業務に加えて店舗の運営や定期的な会議の参加、長期的視点での売り上げ管理、人材の育成などを行う。

「クラフィ」は、表参道や鎌倉などの中心地に店舗を構えるハンドメードアクセサリー工房だ。結婚指輪や婚約指輪などの制作ができ、王道のシンプルな形から個性的なものまで、デザインは自由自在。価格は3万5000円以上からで、無料の磨き直しやアフターメンテナンスなどのサービスも充実している。さらに指輪の提供だけでなく、作業中の風景を一眼レフで撮影したムービーもプレゼントする。

募集職種
販売スタッフ
店長・副店長候補

雇用形態
正社員
※入社後3カ月間の試用期間あり
※試用期間中のみ雇用形態は契約社員で、給与・待遇は変わりなし

応募条件
学歴不問、職種・業界未経験、第二新卒歓迎

勤務地
目黒本店、表参道店、吉祥寺店、鎌倉店、川越店、京都店、大阪店(靱本町店・心斎橋店)、軽井沢店
【新店】広島店

給与・待遇
月給26万~33万円+賞与年2回(昨年度実績2~4カ月分)
※上記月給には一律支給の昼食補助5000円と、対象者支給の住宅手当5000円を含む
※時間外手当は別途支給

勤務時間
シフト制(実働8時間)
※営業時間は店舗により異なる

休日休暇
年間休日108日
完全週休2日制
長期休暇(最大6日まで連続休暇取得可能)
冬季休暇(有給休暇の計画付与により取得可能)
有給休暇
慶弔休暇
産前・産後休暇
育児休暇

福利厚生
【正社員・契約社員共通】
昇給年1回※基本1万円アップ
賞与年2回(6月・12月)
社会保険完備(雇用、労災、健康、厚生年金)
交通費支給(月2万円まで)
時間外手当(時間超過分)
役職手当(月1万~10万円)
店長の場合は月5万円、エリアマネージャーの場合は月7万~10万円
報奨金(10万円)
1年に1度年間MVPを選出し、賞金10万円を支給
資格取得支援制度
業務に関連する資格は相談の上、全額支援
勤続制度(昨年度実績あり)
3年勤務で20万円分の旅行券支給
コミュニケーション手当(月5000円まで)
月1回、コミュニケーションを図るための外食費を1人5000円まで支給
会員制リゾートホテルの利用
年1回、2万5000円を補助
フリードリンク・フリースナック
社内禁煙
退職金制度

応募期限
5月15日まで

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「ヴァンズ」が新ライフスタイルコレクション“ヴァンズ プレミアム”を発売

「ヴァンズ(VANS)」は、フットウエア・アパレルの最新ライフスタイルコレクション“ヴァンズ プレミアム(VANS PREMIUM)”を発売した。

ラインアップは、スニーカー(1万2100〜1万7050円)やジャケット(2万2550円)、パンツ(1万4300円)、バッグ(2万5300円)など。公式オンラインストアをはじめ、「ヴァンズ」各店、ABC-MART グランドステージ一部店舗、ビリーズ(BILLY’S)各店、その他“ヴァンズ プレミアム”正規取扱店などで取り扱う。

高品質な8オンスのキャンバス素材を使用したフットウエアは、高さのある光沢仕上げのファキシングテープなど、ビンテージデザインのディテールを再現した。さらに、「ヴァンズ」の新しい高反発ポリウレタンフォーム“VANS SOLA FOAM ADCインソール”を搭載することで、大幅に向上した履き心地を提供するという。またアパレルアイテムも、上質な素材と洗練されたデザインを掛けあわせ、モダンなシルエットと着心地を実現した。

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実は離職の一因? 経営層も女性も知っておきたい「男性更年期」の事実

近年、フェムケア意識の高まりと共に、企業内において女性の生理や更年期への配慮が求められている。その一方で「男性の更年期」に関しては、ほとんど知られていないのが実情だ。マネージメントを担う40~50代の男性に発生しやすい健康課題は、本人や周囲にどのような影響があるのだろうか。 該当世代の男性はもちろん、若手社員や女性も知っておきたい、男性更年期について検証する。

そもそも、男性に「更年期」は存在するのか?

「集中力が続かない」「仕事のパフォーマンスが落ちた」「気分が落ち込みやすい」「突然発汗する」、40代以上の男性で、このような事柄が思い当たる人はいるだろうか。その裏側には、「男性ホルモンの急激な低下」が関係している可能性がある。

順天堂大学医学部浦安病院 泌尿器科の辻村晃教授は「男性ホルモンの95%を占める『テストステロン』は、20歳頃をピークに減少していきます。それに伴って生じる各種の症状を『加齢男性性腺機能低下症(LOH症候群)』と定義している。これは女性の更年期に基づいて生まれた概念であり、症状は女性の更年期とほぼ共通しています」と話す。

女性と同じく、ホルモンの低下によって発生する症状を「男性更年期と呼んでいる」のが現状のようだ。具体的な症状としては、①精神的な症状(鬱、イライラなど)、②身体的な症状(ほてり、筋力低下など)、③性機能の低下(性欲の低下など)に分けられる。

「患者の訴えとして最も多いのは①の精神的な症状で、約4割を占める印象です。落ち込み、不安、パニック、集中力低下などですね。イライラして周囲に当たり散らすケースもありますが、大多数は『活力低下』『鬱』方向の悩みであり、深刻な場合は離職につながることもあります」

②の身体的な症状としては、ほてりや発汗、身体が疲れやすくなること。テストステロンは筋肉を作るホルモンであり、運動能力の低下や、太りやすくなることも該当する。③は文字通り性欲の低下や、朝の勃起回数が減ることなどだ。

30代も他人事ではない? 男性更年期診断の難しさ

女性の更年期は、閉経を挟んだ前後5年と定義されており、40代後半~50代で経験する人が多い。しかし男性には「閉経」のような明確な区切りがないため、経験する年代や症状に関して、個人差が大きいという。

「テストステロンは一定速度で減少する人もいれば、ある年代で急激にガクンと減る人もいる。30代で『自分は更年期ではないか』と疑って受診する人もいますし、60代の患者もいます。40~50代中心とはいえ、どの年代でも起こり得る印象です」と、辻村教授は話す。

その理由の1つは、テストステロンが「ストレス」と深く関係していることだ。職場や家庭において強いストレスを受けると、若い世代でも一時的にテストステロン値が低下することがある。

「ところが、血液検査をしてみると実際にテストステロン値が低い患者は、全体の約3分の1程度に過ぎません。残り3分の2は、数値は悪くないのに、何らかの症状で苦しんでいる。なぜかというと、テストステロン値は『同年代に比べて、高いか低いか』は分かるものの、『本人の1年前と比べてどうか』は、分からないからです。最近急激に低下したのであれば、なんらかの症状が発生しても不思議ではありません」

テストステロンは、毎年(健康診断などで)測るようなものではなく、男性更年期の症状が出てはじめて測ることがほとんどだ。本人の過去と比較できないことも、診断を難しくしているという。

男性特有の「弱みを見せない」メンタル構造
昇進をきっかけに不調に陥ることも

どの年代にも発生する可能性があるとはいえ、男女共に更年期症状が多いのは40~50代にかけて。バリバリに仕事をこなす働き盛りの世代である。

「アンファー(ANGFA)」で男性の健康課題に着目したオムテックブランドの責任者を務める長内尚執行役員は、「40~50代になると、マネジメント層も一定数います。自身のパフォーマンス低下が、ともすれば部署全体の業績に関係してしまう。男女含めての話ではありますが、更年期の離職による経済損失は6300億円にのぼるという試算もあります」と話す。

この試算は、労働政策研究・研修機構「NHK実施『更年期と仕事に関する調査2021』」に基づいたものだ。このデータによると、「現在更年期症状を経験している人」のうち、男性は管理職比率が高く、50~54歳では実に42.6%にのぼる。

【40~50代の就業状態と更年期経験者の就業状態】

「更年期症状を経験中の男性を対象としたインタビューでは、『昇進』をきっかけに不調に陥る人が散見しました。若手で仕事内容が限定されていた頃は、人前でのプレゼンも平気だったのに、責任ある立場になったとたん緊張するようになった例もある。恐らくプレッシャーやストレスが関係しているのでしょう。もう1つ、男性は総じて『他人に弱みを見せたくない』『誰かに相談せず、自己解決する』傾向が強いように感じます。そのため、周囲に更年期が理解されにくい面もありそうです」と長内執行役員は話す。

辻村教授も「男性更年期の認知の低さ」によって生じる問題点を指摘する。「これまでのように仕事が回せないと、同僚に対して引け目を感じます。朝起きられない、休みがちになる、そうした場合、家族に更年期に対する理解がないと、サボっているように見えてしまう。このような事柄が、患者を精神的に追い詰めていくのです」

更年期と言われて“安堵”する男性たち
職場における今後の課題とは?

個人的に意外だったのは、辻村教授からも長内執行役員からも、「男性は更年期と診断されると、ある種の安堵を覚える」という話が出たことだ。女性の場合「あなたは更年期です」と言われて、ポジティブな感情を抱くことはまずないように思う。どちらかというと、更年期はいつか向き合う憂鬱な事柄で「ついにきたか」と思うのではないだろうか。

「男性の場合、不調の要因をネットで調べ、更年期を疑って受診する人が多い。実際に更年期と診断されると、『やはり』と腑に落ちるんですね。原因が分かれば安心材料になりますし、次の段階として治療や生活面の対策も考えられる。逆に検査でテストステロン値が高いと『この不調の原因は何なのか』と悩みが深くなってしまいます」と辻村教授は話す。

長内執行役員も同意見だ。「特に落ち込みやイライラなどメンタル面の不調は、一歩間違うと『自身の性格に起因する話し』になってしまう。そうではなく、誰にでも起こりうる症状だと理解すると、気持ちが楽になるという人が目立ちます」。

男性更年期の認知が低いせいで、「原因が分からず」「誰にも相談できず」、不調の沼で苦しんでいる男性が多いのではないだろうか。前述の労働政策研究・研修機構の調査によると、「職場で求められる更年期の取り扱い方」として、男女ともに最も多かったのが「症状や対処法について理解できる研修」だった。

【更年期の職場における取り扱い方への希望】

さらに、男女に共通する希望として「職場において直属の上司に相談できる環境」も上位に上がっている。これは今後、マネジメント層の課題となるかもしれない。

「マネジメント層はもちろんですが、若手や女性も含めて、周囲の理解があることも重要だと感じます。女性と同じように、男性にも特有の悩みがあると知っていただき、お互いにサポートしあえる環境が理想ではないでしょうか」と、長内執行役員は話す。

まずは該当世代の男性が更年期か否かを知る手がかりとして、別記事でチェックリストを作成した。さらに、辻村教授に聞いた、クリニックにおける治療法や生活習慣のアドバイスも記したいと思う。当事者である男性はもちろん、家族や同僚の不調が気になる女性も、ぜひチェックしてみて欲しい。

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実は離職の一因? 経営層も女性も知っておきたい「男性更年期」の事実

近年、フェムケア意識の高まりと共に、企業内において女性の生理や更年期への配慮が求められている。その一方で「男性の更年期」に関しては、ほとんど知られていないのが実情だ。マネージメントを担う40~50代の男性に発生しやすい健康課題は、本人や周囲にどのような影響があるのだろうか。 該当世代の男性はもちろん、若手社員や女性も知っておきたい、男性更年期について検証する。

そもそも、男性に「更年期」は存在するのか?

「集中力が続かない」「仕事のパフォーマンスが落ちた」「気分が落ち込みやすい」「突然発汗する」、40代以上の男性で、このような事柄が思い当たる人はいるだろうか。その裏側には、「男性ホルモンの急激な低下」が関係している可能性がある。

順天堂大学医学部浦安病院 泌尿器科の辻村晃教授は「男性ホルモンの95%を占める『テストステロン』は、20歳頃をピークに減少していきます。それに伴って生じる各種の症状を『加齢男性性腺機能低下症(LOH症候群)』と定義している。これは女性の更年期に基づいて生まれた概念であり、症状は女性の更年期とほぼ共通しています」と話す。

女性と同じく、ホルモンの低下によって発生する症状を「男性更年期と呼んでいる」のが現状のようだ。具体的な症状としては、①精神的な症状(鬱、イライラなど)、②身体的な症状(ほてり、筋力低下など)、③性機能の低下(性欲の低下など)に分けられる。

「患者の訴えとして最も多いのは①の精神的な症状で、約4割を占める印象です。落ち込み、不安、パニック、集中力低下などですね。イライラして周囲に当たり散らすケースもありますが、大多数は『活力低下』『鬱』方向の悩みであり、深刻な場合は離職につながることもあります」

②の身体的な症状としては、ほてりや発汗、身体が疲れやすくなること。テストステロンは筋肉を作るホルモンであり、運動能力の低下や、太りやすくなることも該当する。③は文字通り性欲の低下や、朝の勃起回数が減ることなどだ。

30代も他人事ではない? 男性更年期診断の難しさ

女性の更年期は、閉経を挟んだ前後5年と定義されており、40代後半~50代で経験する人が多い。しかし男性には「閉経」のような明確な区切りがないため、経験する年代や症状に関して、個人差が大きいという。

「テストステロンは一定速度で減少する人もいれば、ある年代で急激にガクンと減る人もいる。30代で『自分は更年期ではないか』と疑って受診する人もいますし、60代の患者もいます。40~50代中心とはいえ、どの年代でも起こり得る印象です」と、辻村教授は話す。

その理由の1つは、テストステロンが「ストレス」と深く関係していることだ。職場や家庭において強いストレスを受けると、若い世代でも一時的にテストステロン値が低下することがある。

「ところが、血液検査をしてみると実際にテストステロン値が低い患者は、全体の約3分の1程度に過ぎません。残り3分の2は、数値は悪くないのに、何らかの症状で苦しんでいる。なぜかというと、テストステロン値は『同年代に比べて、高いか低いか』は分かるものの、『本人の1年前と比べてどうか』は、分からないからです。最近急激に低下したのであれば、なんらかの症状が発生しても不思議ではありません」

テストステロンは、毎年(健康診断などで)測るようなものではなく、男性更年期の症状が出てはじめて測ることがほとんどだ。本人の過去と比較できないことも、診断を難しくしているという。

男性特有の「弱みを見せない」メンタル構造
昇進をきっかけに不調に陥ることも

どの年代にも発生する可能性があるとはいえ、男女共に更年期症状が多いのは40~50代にかけて。バリバリに仕事をこなす働き盛りの世代である。

「アンファー(ANGFA)」で男性の健康課題に着目したオムテックブランドの責任者を務める長内尚執行役員は、「40~50代になると、マネジメント層も一定数います。自身のパフォーマンス低下が、ともすれば部署全体の業績に関係してしまう。男女含めての話ではありますが、更年期の離職による経済損失は6300億円にのぼるという試算もあります」と話す。

この試算は、労働政策研究・研修機構「NHK実施『更年期と仕事に関する調査2021』」に基づいたものだ。このデータによると、「現在更年期症状を経験している人」のうち、男性は管理職比率が高く、50~54歳では実に42.6%にのぼる。

【40~50代の就業状態と更年期経験者の就業状態】

「更年期症状を経験中の男性を対象としたインタビューでは、『昇進』をきっかけに不調に陥る人が散見しました。若手で仕事内容が限定されていた頃は、人前でのプレゼンも平気だったのに、責任ある立場になったとたん緊張するようになった例もある。恐らくプレッシャーやストレスが関係しているのでしょう。もう1つ、男性は総じて『他人に弱みを見せたくない』『誰かに相談せず、自己解決する』傾向が強いように感じます。そのため、周囲に更年期が理解されにくい面もありそうです」と長内執行役員は話す。

辻村教授も「男性更年期の認知の低さ」によって生じる問題点を指摘する。「これまでのように仕事が回せないと、同僚に対して引け目を感じます。朝起きられない、休みがちになる、そうした場合、家族に更年期に対する理解がないと、サボっているように見えてしまう。このような事柄が、患者を精神的に追い詰めていくのです」

更年期と言われて“安堵”する男性たち
職場における今後の課題とは?

個人的に意外だったのは、辻村教授からも長内執行役員からも、「男性は更年期と診断されると、ある種の安堵を覚える」という話が出たことだ。女性の場合「あなたは更年期です」と言われて、ポジティブな感情を抱くことはまずないように思う。どちらかというと、更年期はいつか向き合う憂鬱な事柄で「ついにきたか」と思うのではないだろうか。

「男性の場合、不調の要因をネットで調べ、更年期を疑って受診する人が多い。実際に更年期と診断されると、『やはり』と腑に落ちるんですね。原因が分かれば安心材料になりますし、次の段階として治療や生活面の対策も考えられる。逆に検査でテストステロン値が高いと『この不調の原因は何なのか』と悩みが深くなってしまいます」と辻村教授は話す。

長内執行役員も同意見だ。「特に落ち込みやイライラなどメンタル面の不調は、一歩間違うと『自身の性格に起因する話し』になってしまう。そうではなく、誰にでも起こりうる症状だと理解すると、気持ちが楽になるという人が目立ちます」。

男性更年期の認知が低いせいで、「原因が分からず」「誰にも相談できず」、不調の沼で苦しんでいる男性が多いのではないだろうか。前述の労働政策研究・研修機構の調査によると、「職場で求められる更年期の取り扱い方」として、男女ともに最も多かったのが「症状や対処法について理解できる研修」だった。

【更年期の職場における取り扱い方への希望】

さらに、男女に共通する希望として「職場において直属の上司に相談できる環境」も上位に上がっている。これは今後、マネジメント層の課題となるかもしれない。

「マネジメント層はもちろんですが、若手や女性も含めて、周囲の理解があることも重要だと感じます。女性と同じように、男性にも特有の悩みがあると知っていただき、お互いにサポートしあえる環境が理想ではないでしょうか」と、長内執行役員は話す。

まずは該当世代の男性が更年期か否かを知る手がかりとして、別記事でチェックリストを作成した。さらに、辻村教授に聞いた、クリニックにおける治療法や生活習慣のアドバイスも記したいと思う。当事者である男性はもちろん、家族や同僚の不調が気になる女性も、ぜひチェックしてみて欲しい。

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“映え”より“生々しさ”を求めるZ世代――最高執行責任者が描く、BeRealでの“リアル”なコミュニケーション

昨今、アップカミングなSNSアプリと言えば、BeReal(ビーリアル)だ。2020年にフランスで誕生して以来、22年初頭から徐々に規模が拡大している、いわば“映えない”SNSとして知られる。BeRealでは“好きな時間に、(フィルターやレタッチなどで)作り込んだ写真”は投稿できず、不定期に送られる“Time to BeReal.(BeRealの時間)”のアラートを受け取った際に、2分間以内に写真を撮影しシェアしなければならない。写真は常に無加工でスマートフォンの内カメラと外カメラの両方で同時に撮影されるため、撮影時のユーザーの表情やシチュエーションがリアルに映る上、撮り直しの回数まで表示される。過去には、出産中や交通事故直後の“BeReal”写真がXに投稿され話題になった。この“生々しさ”こそが、作り上げられた“映え”に疲弊した若者達を中心にウケているのだ。

このリアルな世界観を保つため、BeRealは次のコンセプトを掲げている。

①NO FILTERS.―フィルターなし
②NO LIKES.―いいねなし
③NO FOLLOWERS.―フォロワーなし
④NO BULLSHIT.―ハッタリなし
⑤NO ADS.―広告なし

このように、他のSNSとは全く異質なBeRealだが、アメリカでは月間ごとの新規アプリダウンロード数がインスタグラムを上回る現象も巻き起こり、現在のアクティブユーザー数は2300万人を超えた。現在、日本でも多くのリサーチ結果によりBeRealへの注目度が示され、その勢いは増すばかりだ。

そして今年2月からは著名人やブランドの公式アカウント機能も拡充した。広告機能がなく、常に“リアルであること”を求められるBeRealを、各社がプロモーションに利用する理由や、その活用方法とはーーBeReal誕生の背景を振り返りながら、最高執行責任者であるロマン・サルツマン(Romain Salzman)が質問に応じてくれた。

PROFILE: ロマン・サルツマン/BeReal最高執行責任者

ロマン・サルツマン/BeReal最高執行責任者
PROFILE: フランスの起業家であり、ライブゲームアプリ「フラッシュブレーク」の共同創設者。2014年には仏オーディオメーカー「デヴィアレ」のプロダクトマネージャーを務め、米国市場進出をサポートした

オンライン上のコミュニケーションをより健康的なものに 
BeReal開発の背景について

WWD:他のソーシャルプラットフォームと比較し、“リアル”を追求した意義とは?

ロマン・サルツマンBeReal最高執行責任者(以下、サルツマン):ソーシャルメディアは私たちのコミュニケーションの仕方を変え、その多くはポジティブな変化だったが、その変化と同時に課題も生まれた。研究によれば、多くの若者が加工され、キュレーションされたソーシャルメディアの世界の影響で不安を感じ、時にはうつを患い、自分自身や自分の人生に対して否定的になっている。私たちはオンライン上での人々のコミュニケーションをより健康的な良いものにする手助けができると信じ、使命感を感じているため、BeRealにはそのような仕組みを取り入れた。“現実”と“真実”に焦点を当てることで、ユーザーが“本当の自分”であることを受け入れ、他のソーシャルプラットフォームが抱える課題の多くを取り除いている。その結果、世界中の人々がBeRealとその使命に共感している様子を見ることができてうれしく感じている。

現在、BeRealは世界中で場所を問わず、あらゆる年齢層で共感を呼び起こしている。学校で利用する若者や、祖父母とのつながりを保つために家族が使用するケースなど、さまざまなエピソードが日々寄せられている。そして現在、私達のユーザーはアメリカ、ヨーロッパに加え、アジアでも急速に増加中だ。

私達の目標は、BeRealで過ごす時間が1日の中で最高の瞬間になるようにすること。そしてユーザーが長時間スマホを眺めて過ごすのではなく、大切な人々と実際につながり、喜びを感じるきっかけを提供したいと考えている。

WWD:そのような人達に支持されることには、どのような理由や時代背景があると考えている?

サルツマン:Z世代だけに限らず、全ての人々が自分達を取り囲む世界に対して、よりリアルな視点を求めているのだろう。メリアム・ウェブスター社が発表した23年を表す言葉は“authentic(本物、現実)”だった。これは、人間らしい経験の中で起こる複雑な感情や、素直な気持ちを、率直に分かち合いたいという人々の欲求からきているのかもしれない。中でもZ世代は他の世代とは異なり、精神的な健康を重視している。私達はこれらの欲求を受け入れ、より健康的で満足できる、本物のソーシャルメディア体験を作り出すことに取り組んでいる。

新機能が続々追加 
企業やセレブリティーの参入も

WWD:この一年プラットフォームはいかに変化したか?

サルツマン:過去1年間で、BeRealチームは大きく成長し、現在2300万人まで拡大するユーザーベースに対応するために新しい機能を追加してきた。23年初頭は20人のチームだったが、その頃すでにデイリーアクティブユーザーは2000万人を超えており、BeRealを安定的に維持するために私たちの全ての時間と専門知識を費やしてきた。そしてこの1年でさらに70人までチームを拡大し、BeRealのユーザーが好むものをより多く構築できるようになった。現在のチームには、X、メタ、スナップチャットと言った大手企業での経験を持つ素晴らしいメンバーが揃っている。彼らと共に、BeRealをさらに進化させるための新しいアプローチを日々テストし、実装している。

昨年8月からは、“BonusBeReal”(最初のアラートで時間内に投稿することで、1日のうちでさらに2回投稿できるボーナス特典)、“BTS”(投稿に至るまでの数秒間をショートビデオに収めた投稿)、“RealGroups”(友達とチャットするなど、プライベートを共有するための招待制グループ)と言ったさまざまな機能を拡充し、今年2月には新たにブランドや著名人の公式アカウント機能“RealBrands”“RealPeople”を追加した。これらの機能のうち、ファンとのコミュニケーションの中から得たリクエストやアイデアに根付いたものも存在する。

WWD:BeRealに参入する企業(RealBrands)や著名人(RealPeople)も増えているが、彼らはどのような目的を持っているのか?

サルツマン:“RealBrands(ブランドの公式アカウント)”“RealPeople(著名人の公式アカウント)”では、ブランドやセレブリティーの舞台裏を見ることができる。すでにジョー・ジョナス(Joe Jonas)、ナイル・ホーラン(Niall Horan)と言った世界的に有名なアーティストや、「M・A・C」や「グロシエ(GLOSSIER)」と言ったビューティーブランドや、「アディダス(ADIDAS)」「プーマ(PUMA)」「リーボック(REEBOK)」「フォーエバー21(FOREVER 21)」などのファッションブランドも、BeRealのリアルなアプローチに共感し、ファンとの情報共有に積極的に取り組んでいる。

さらに、一部のトップスポーツチームもBeRealに参加している。バスケットボール界ではシカゴ・ブルズ、ホッケー界ではボストン・ブルーインズ、野球界からはボストン・レッドソックス、サッカー界からはパリ・サンジェルマンのチームが挙げられる。将来的にはぜひ、日本のスポーツチームにもBeRealに参加してほしい。

BeRealによってユーザーが友達とつながり、彼らのリアルな生活を垣間見ることを可能にしてきたように、セレブリティーやブランドも自分達の“リアル”を見せ、コミュニティーとより親密に連携する場を求めている。企業はブランドアンバサダーにブランド公式アカウントの投稿を託したり、新商品を開発する担当者にアカウント運営を任せて新商品情報を紹介したりすることで、より親近感とリアリティーのあるプロモーションを行なっている。私達も驚くような、たくさんの斬新なアイデアが日々生まれ続けているのだ。

WWD:企業やセレブリティーのオフィシャルアカウントが成長する時、BeRealの特性である“より親密でリアルさを追求したアプリである”という世界観を保つことは可能なのか?

サルツマン:ユーザーとのコミュニケーションから、自身の友達からリアルで即興的なコンテンツを見るのと同じように、ブランドやセレブリティーからもリアルなコンテンツを見たいと望んでいることを学んだ。広告ではなく、BeReal専用に作成された “Time to BeReal”というアラートに対応した、自分では詳細にコントロールできないコンテンツのことだ。

友達同士が深いつながりを築く場所であるというコアの価値を損なうことなく、公式アカウントもコンテンツを提供できるようにするために、BeRealではセレブリティーやブランドが既存のユーザーと同じルールに従うことを徹底した。公式アカウントのユーザーだからと言って、“Time to BeReal”アラートがいつ届くかを知ることはできないし、アラートの時間通りに投稿をして、撮り直した回数ももちろんユーザーに知られることになる。そもそもこれらの公式アカウントをフォローしなければ、これまで通り友達同士のつながりの上でのみ利用できるため、BeRealの世界観はこれからも確保され続けるだろう。

BeRealを運営する中で興味深いと感じたのは、Z世代は他の世代と比べ、企業の在り方についてより強い関心を抱いている情熱的な世代であると言う部分だ。公式アカウント機能では、ブランドが彼らのファンと今までにない形で対話を行えるようになる。ブランドの舞台裏を共有し、ファンと長期的な信頼関係を築くことができることにより、ブランドは自分達の挑戦やチャレンジをファンに共有するだけでなく、ブランドが行うアクションに込められた、フィルターのかかっていない真の情熱を見せることができる。既存のSNSアプリとはひと味違うコミュニケーションと親和性が生まれるだろう。

収益化には焦点を当てず、
重視するのはユーザーエクスペリエンス

WWD:今後マネタイズ機能をつける予定はあるのか?

サルツマン:現時点では、私たちにとって収益化は優先事項ではなく、BeRealのユーザーエクスペリエンスを追求し、新しい機能のテストとリリースに焦点を当てることが重要だと考えている。もし仮に、将来的に収益化を検討する際には、ユーザーとの多くの対話を行った上で決断を下すだろう。そして何より大切なのは、私達のミッションやブランド価値観に沿っているかを考慮に入れ、独自のソーシャルメディアの視点を含んでいること。収益化だけではなく、私たちが新しい機能に取り組む際はこのアプローチ手順を基礎に置いている。

そして現在、ありがたいことに素晴らしいアプリを構築するためにリソースを提供してくれる投資家に恵まれている。そのため、どの種類の収益化にも焦点を当てておらず、広告に関する計画はない。

より親密なコミュニケーションのために
今後追加する“RealFans”機能

WWD:今後の展望について教えてほしい

サルツマン:次なるステップとして、私たちが告知できるのは“RealPeople”と“RealBrand”アカウント向けに、“RealFans”機能を設定することだ。この機能では、公開された投稿にコメントする機能、そして“RealPeople”と“RealBrands”がタグ付けされたコンテンツを見たり、共有したりすることができる。“RealPeople”と“RealBrands”がエンゲージメントの高いファンと、より親密な関係を築くのに役立つだろう。

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“映え”より“生々しさ”を求めるZ世代――最高執行責任者が描く、BeRealでの“リアル”なコミュニケーション

昨今、アップカミングなSNSアプリと言えば、BeReal(ビーリアル)だ。2020年にフランスで誕生して以来、22年初頭から徐々に規模が拡大している、いわば“映えない”SNSとして知られる。BeRealでは“好きな時間に、(フィルターやレタッチなどで)作り込んだ写真”は投稿できず、不定期に送られる“Time to BeReal.(BeRealの時間)”のアラートを受け取った際に、2分間以内に写真を撮影しシェアしなければならない。写真は常に無加工でスマートフォンの内カメラと外カメラの両方で同時に撮影されるため、撮影時のユーザーの表情やシチュエーションがリアルに映る上、撮り直しの回数まで表示される。過去には、出産中や交通事故直後の“BeReal”写真がXに投稿され話題になった。この“生々しさ”こそが、作り上げられた“映え”に疲弊した若者達を中心にウケているのだ。

このリアルな世界観を保つため、BeRealは次のコンセプトを掲げている。

①NO FILTERS.―フィルターなし
②NO LIKES.―いいねなし
③NO FOLLOWERS.―フォロワーなし
④NO BULLSHIT.―ハッタリなし
⑤NO ADS.―広告なし

このように、他のSNSとは全く異質なBeRealだが、アメリカでは月間ごとの新規アプリダウンロード数がインスタグラムを上回る現象も巻き起こり、現在のアクティブユーザー数は2300万人を超えた。現在、日本でも多くのリサーチ結果によりBeRealへの注目度が示され、その勢いは増すばかりだ。

そして今年2月からは著名人やブランドの公式アカウント機能も拡充した。広告機能がなく、常に“リアルであること”を求められるBeRealを、各社がプロモーションに利用する理由や、その活用方法とはーーBeReal誕生の背景を振り返りながら、最高執行責任者であるロマン・サルツマン(Romain Salzman)が質問に応じてくれた。

PROFILE: ロマン・サルツマン/BeReal最高執行責任者

ロマン・サルツマン/BeReal最高執行責任者
PROFILE: フランスの起業家であり、ライブゲームアプリ「フラッシュブレーク」の共同創設者。2014年には仏オーディオメーカー「デヴィアレ」のプロダクトマネージャーを務め、米国市場進出をサポートした

オンライン上のコミュニケーションをより健康的なものに 
BeReal開発の背景について

WWD:他のソーシャルプラットフォームと比較し、“リアル”を追求した意義とは?

ロマン・サルツマンBeReal最高執行責任者(以下、サルツマン):ソーシャルメディアは私たちのコミュニケーションの仕方を変え、その多くはポジティブな変化だったが、その変化と同時に課題も生まれた。研究によれば、多くの若者が加工され、キュレーションされたソーシャルメディアの世界の影響で不安を感じ、時にはうつを患い、自分自身や自分の人生に対して否定的になっている。私たちはオンライン上での人々のコミュニケーションをより健康的な良いものにする手助けができると信じ、使命感を感じているため、BeRealにはそのような仕組みを取り入れた。“現実”と“真実”に焦点を当てることで、ユーザーが“本当の自分”であることを受け入れ、他のソーシャルプラットフォームが抱える課題の多くを取り除いている。その結果、世界中の人々がBeRealとその使命に共感している様子を見ることができてうれしく感じている。

現在、BeRealは世界中で場所を問わず、あらゆる年齢層で共感を呼び起こしている。学校で利用する若者や、祖父母とのつながりを保つために家族が使用するケースなど、さまざまなエピソードが日々寄せられている。そして現在、私達のユーザーはアメリカ、ヨーロッパに加え、アジアでも急速に増加中だ。

私達の目標は、BeRealで過ごす時間が1日の中で最高の瞬間になるようにすること。そしてユーザーが長時間スマホを眺めて過ごすのではなく、大切な人々と実際につながり、喜びを感じるきっかけを提供したいと考えている。

WWD:そのような人達に支持されることには、どのような理由や時代背景があると考えている?

サルツマン:Z世代だけに限らず、全ての人々が自分達を取り囲む世界に対して、よりリアルな視点を求めているのだろう。メリアム・ウェブスター社が発表した23年を表す言葉は“authentic(本物、現実)”だった。これは、人間らしい経験の中で起こる複雑な感情や、素直な気持ちを、率直に分かち合いたいという人々の欲求からきているのかもしれない。中でもZ世代は他の世代とは異なり、精神的な健康を重視している。私達はこれらの欲求を受け入れ、より健康的で満足できる、本物のソーシャルメディア体験を作り出すことに取り組んでいる。

新機能が続々追加 
企業やセレブリティーの参入も

WWD:この一年プラットフォームはいかに変化したか?

サルツマン:過去1年間で、BeRealチームは大きく成長し、現在2300万人まで拡大するユーザーベースに対応するために新しい機能を追加してきた。23年初頭は20人のチームだったが、その頃すでにデイリーアクティブユーザーは2000万人を超えており、BeRealを安定的に維持するために私たちの全ての時間と専門知識を費やしてきた。そしてこの1年でさらに70人までチームを拡大し、BeRealのユーザーが好むものをより多く構築できるようになった。現在のチームには、X、メタ、スナップチャットと言った大手企業での経験を持つ素晴らしいメンバーが揃っている。彼らと共に、BeRealをさらに進化させるための新しいアプローチを日々テストし、実装している。

昨年8月からは、“BonusBeReal”(最初のアラートで時間内に投稿することで、1日のうちでさらに2回投稿できるボーナス特典)、“BTS”(投稿に至るまでの数秒間をショートビデオに収めた投稿)、“RealGroups”(友達とチャットするなど、プライベートを共有するための招待制グループ)と言ったさまざまな機能を拡充し、今年2月には新たにブランドや著名人の公式アカウント機能“RealBrands”“RealPeople”を追加した。これらの機能のうち、ファンとのコミュニケーションの中から得たリクエストやアイデアに根付いたものも存在する。

WWD:BeRealに参入する企業(RealBrands)や著名人(RealPeople)も増えているが、彼らはどのような目的を持っているのか?

サルツマン:“RealBrands(ブランドの公式アカウント)”“RealPeople(著名人の公式アカウント)”では、ブランドやセレブリティーの舞台裏を見ることができる。すでにジョー・ジョナス(Joe Jonas)、ナイル・ホーラン(Niall Horan)と言った世界的に有名なアーティストや、「M・A・C」や「グロシエ(GLOSSIER)」と言ったビューティーブランドや、「アディダス(ADIDAS)」「プーマ(PUMA)」「リーボック(REEBOK)」「フォーエバー21(FOREVER 21)」などのファッションブランドも、BeRealのリアルなアプローチに共感し、ファンとの情報共有に積極的に取り組んでいる。

さらに、一部のトップスポーツチームもBeRealに参加している。バスケットボール界ではシカゴ・ブルズ、ホッケー界ではボストン・ブルーインズ、野球界からはボストン・レッドソックス、サッカー界からはパリ・サンジェルマンのチームが挙げられる。将来的にはぜひ、日本のスポーツチームにもBeRealに参加してほしい。

BeRealによってユーザーが友達とつながり、彼らのリアルな生活を垣間見ることを可能にしてきたように、セレブリティーやブランドも自分達の“リアル”を見せ、コミュニティーとより親密に連携する場を求めている。企業はブランドアンバサダーにブランド公式アカウントの投稿を託したり、新商品を開発する担当者にアカウント運営を任せて新商品情報を紹介したりすることで、より親近感とリアリティーのあるプロモーションを行なっている。私達も驚くような、たくさんの斬新なアイデアが日々生まれ続けているのだ。

WWD:企業やセレブリティーのオフィシャルアカウントが成長する時、BeRealの特性である“より親密でリアルさを追求したアプリである”という世界観を保つことは可能なのか?

サルツマン:ユーザーとのコミュニケーションから、自身の友達からリアルで即興的なコンテンツを見るのと同じように、ブランドやセレブリティーからもリアルなコンテンツを見たいと望んでいることを学んだ。広告ではなく、BeReal専用に作成された “Time to BeReal”というアラートに対応した、自分では詳細にコントロールできないコンテンツのことだ。

友達同士が深いつながりを築く場所であるというコアの価値を損なうことなく、公式アカウントもコンテンツを提供できるようにするために、BeRealではセレブリティーやブランドが既存のユーザーと同じルールに従うことを徹底した。公式アカウントのユーザーだからと言って、“Time to BeReal”アラートがいつ届くかを知ることはできないし、アラートの時間通りに投稿をして、撮り直した回数ももちろんユーザーに知られることになる。そもそもこれらの公式アカウントをフォローしなければ、これまで通り友達同士のつながりの上でのみ利用できるため、BeRealの世界観はこれからも確保され続けるだろう。

BeRealを運営する中で興味深いと感じたのは、Z世代は他の世代と比べ、企業の在り方についてより強い関心を抱いている情熱的な世代であると言う部分だ。公式アカウント機能では、ブランドが彼らのファンと今までにない形で対話を行えるようになる。ブランドの舞台裏を共有し、ファンと長期的な信頼関係を築くことができることにより、ブランドは自分達の挑戦やチャレンジをファンに共有するだけでなく、ブランドが行うアクションに込められた、フィルターのかかっていない真の情熱を見せることができる。既存のSNSアプリとはひと味違うコミュニケーションと親和性が生まれるだろう。

収益化には焦点を当てず、
重視するのはユーザーエクスペリエンス

WWD:今後マネタイズ機能をつける予定はあるのか?

サルツマン:現時点では、私たちにとって収益化は優先事項ではなく、BeRealのユーザーエクスペリエンスを追求し、新しい機能のテストとリリースに焦点を当てることが重要だと考えている。もし仮に、将来的に収益化を検討する際には、ユーザーとの多くの対話を行った上で決断を下すだろう。そして何より大切なのは、私達のミッションやブランド価値観に沿っているかを考慮に入れ、独自のソーシャルメディアの視点を含んでいること。収益化だけではなく、私たちが新しい機能に取り組む際はこのアプローチ手順を基礎に置いている。

そして現在、ありがたいことに素晴らしいアプリを構築するためにリソースを提供してくれる投資家に恵まれている。そのため、どの種類の収益化にも焦点を当てておらず、広告に関する計画はない。

より親密なコミュニケーションのために
今後追加する“RealFans”機能

WWD:今後の展望について教えてほしい

サルツマン:次なるステップとして、私たちが告知できるのは“RealPeople”と“RealBrand”アカウント向けに、“RealFans”機能を設定することだ。この機能では、公開された投稿にコメントする機能、そして“RealPeople”と“RealBrands”がタグ付けされたコンテンツを見たり、共有したりすることができる。“RealPeople”と“RealBrands”がエンゲージメントの高いファンと、より親密な関係を築くのに役立つだろう。

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グランパコアはメンズ発の一大トレンドになる!(2024年3月4日号)

毎週発行している「WWDJAPAN」は、ファッション&ビューティの潮流やムーブメントの分析、ニュースの深堀りなどを通じて、業界の面白さ・奥深さを提供しています。巻頭特集では特に注目のキーワードやカテゴリー、市場をテーマに、業界活性化を図るべく熱いメッセージを発信。ここでは、そんな特集を担当記者がざっくばらんに振り返ります。(この記事は「WWDJAPAN」2024年3月4日号からの抜粋です)

大塚:メンズ・コレクション特集の第2弾は毎回トレンド切りです。これまでは新しさ重視でしたが、2024 -25年秋冬はリアリティーに寄せたスタイル、アイテム、アクセサリーを集めました。

藪野:僕はコロナ禍に1回パリでメンズコレを取材しましたが、ミラノ・パリ両方を取材するのは初めて。今季はデザイナーたちが現代のマスキュリニティーをどう解釈しているのかがポイントでした。もともとウィメンズと比べてメンズは制約が多い印象ですが、最近は男女のスタイルがリンクするブランドも多く、トレンドもジェンダーを超えて波及していくように感じました。

大塚:今回の僕らの推しは、“グランパコア”です。レトロなムードがありつつ、ただ野暮ったいだけでなく、今っぽく見せるスタイル。「ロエベ(LOEWE)」や「フェンディ(FENDI)」など多くのブランドで出ていました。

藪野:定義するなら、レトロでリラックス感が漂いつつ、品もあってだらしなくない “おじいちゃんの着古した服を借りてきた”ようなスタイルです。今、若い世代にビンテージが人気ですが、タック入りの太いパンツや、チェックやツイードのジャケット、アーガイルなどの伝統的な柄やケーブル編みのニットといったアイテムは、彼らにとって新鮮なのかも。着こなし自体はSNSやストリートから火がついた印象ですが、ランウエイにも登場し、マーケット全体に影響を与えるトレンドに発展するんじゃないかと期待しています。

「ルイ・ヴィトン」のコラボで確信

大塚:比較的中堅以上のミラノ&パリブランドに多く出てきたスタイルだったのですが、フィレンツェで取材したピッティでも、注目の新鋭「マリアーノ(MAGLIANO)」や「エス・エス・デイリー(S.S. DALEY)」が“グランパコア”を出していたので、腑に落ちました。

藪野:ゆったりとしたサイズ感や普遍的なアイテムのアレンジといった近年のトレンド傾向の延長線上にあるので、男女を問わず自然に取り入れやすそうです。“グランパコア”のお手本といえば、ラッパーのタイラー・ザ・クリエイター(Tyler, The Creator)。つい先日「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」メンズのファレル(・ウィリアムス)とのコラボも発表されましたし、彼自身の着こなしにもさらに注目が集まるはず。「これはトレンドになる!」と確信しました。

大塚:古着店でも買えますし、僕もメンズ発でウィメンズにも波及するビッグトレンドになる可能性を感じています。盛り上げましょう!

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グランパコアはメンズ発の一大トレンドになる!(2024年3月4日号)

毎週発行している「WWDJAPAN」は、ファッション&ビューティの潮流やムーブメントの分析、ニュースの深堀りなどを通じて、業界の面白さ・奥深さを提供しています。巻頭特集では特に注目のキーワードやカテゴリー、市場をテーマに、業界活性化を図るべく熱いメッセージを発信。ここでは、そんな特集を担当記者がざっくばらんに振り返ります。(この記事は「WWDJAPAN」2024年3月4日号からの抜粋です)

大塚:メンズ・コレクション特集の第2弾は毎回トレンド切りです。これまでは新しさ重視でしたが、2024 -25年秋冬はリアリティーに寄せたスタイル、アイテム、アクセサリーを集めました。

藪野:僕はコロナ禍に1回パリでメンズコレを取材しましたが、ミラノ・パリ両方を取材するのは初めて。今季はデザイナーたちが現代のマスキュリニティーをどう解釈しているのかがポイントでした。もともとウィメンズと比べてメンズは制約が多い印象ですが、最近は男女のスタイルがリンクするブランドも多く、トレンドもジェンダーを超えて波及していくように感じました。

大塚:今回の僕らの推しは、“グランパコア”です。レトロなムードがありつつ、ただ野暮ったいだけでなく、今っぽく見せるスタイル。「ロエベ(LOEWE)」や「フェンディ(FENDI)」など多くのブランドで出ていました。

藪野:定義するなら、レトロでリラックス感が漂いつつ、品もあってだらしなくない “おじいちゃんの着古した服を借りてきた”ようなスタイルです。今、若い世代にビンテージが人気ですが、タック入りの太いパンツや、チェックやツイードのジャケット、アーガイルなどの伝統的な柄やケーブル編みのニットといったアイテムは、彼らにとって新鮮なのかも。着こなし自体はSNSやストリートから火がついた印象ですが、ランウエイにも登場し、マーケット全体に影響を与えるトレンドに発展するんじゃないかと期待しています。

「ルイ・ヴィトン」のコラボで確信

大塚:比較的中堅以上のミラノ&パリブランドに多く出てきたスタイルだったのですが、フィレンツェで取材したピッティでも、注目の新鋭「マリアーノ(MAGLIANO)」や「エス・エス・デイリー(S.S. DALEY)」が“グランパコア”を出していたので、腑に落ちました。

藪野:ゆったりとしたサイズ感や普遍的なアイテムのアレンジといった近年のトレンド傾向の延長線上にあるので、男女を問わず自然に取り入れやすそうです。“グランパコア”のお手本といえば、ラッパーのタイラー・ザ・クリエイター(Tyler, The Creator)。つい先日「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」メンズのファレル(・ウィリアムス)とのコラボも発表されましたし、彼自身の着こなしにもさらに注目が集まるはず。「これはトレンドになる!」と確信しました。

大塚:古着店でも買えますし、僕もメンズ発でウィメンズにも波及するビッグトレンドになる可能性を感じています。盛り上げましょう!

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