「ナイキ」VS「ベイプ」のスニーカー商標権侵害訴訟 裁判所は「ベイプ」の申立てを棄却し裁判を続行

ナイキ(NIKE)が「ア ベイシング エイプ®(A BATHING APE®)」(以下、ベイプ)を運営するUSAPE LLCを商標権侵害で提訴した件について、USAPE側は訴えの却下を求める申立てを行っていたが、ニューヨーク州南部地区連邦地方裁判所は、USAPEの申立てを却下した。ナイキは、“エア フォース 1(AIR FORCE 1)” “エア ジョーダン 1(AIR JORDAN 1)” “ダンク ロー(DUNK LOW)”など、「世界で最も価値のある商標」をUSAPEが侵害したと主張し、2023年1月にUSAPEを提訴した。

「ベイプ」が「ナイキ」のスニーカー“エア フォース1”をコピーしているという疑惑は09年に浮上したが、21年以前まで「ベイプ」の侵害製品は少量だったことからも訴えることはしなかったという。21年以降、米国における「ベイプ」の存在感が高まり始め、ナイキのビジネスにとって大きな脅威となったと主張する。ナイキは訴訟に先立ち、「ベイプ」に対して侵害品とされる製品の生産を中止するよう求めたが、「ベイプ」側が「これを拒絶した」ため、訴訟提起に至ったという。問題が顕在化してから訴訟提起までに期間があいたことについて、米フォーダム(FORDHAM)大学の教授でファッションローに詳しいスーザン・スキャフィディ(Suzan Scafidi)は、訴訟が進むにつれ、「『ナイキ』が10年以上前に『ベイプ』を訴えず、『ベイプ』による『ナイキ』の模倣頻度と量が増えるまで待ったという事実が、裁判の結果にどのような影響を及ぼすかも、他のブランドオーナーたちは注目するだろう」と推測した。

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新鋭K-POPガールズグループ「ILLIT(アイリット)」を起用した「アクネ ストゥディオズ」の新キャンペーンが公開

「アクネ ストゥディオズ(ACNE STUDIOS)」は新進気鋭のK-POPガールズグループ「ILLIT(アイリット)」を起用した2024年春夏キャンペーンを発表した。

ILLIT は、ユナ(YUNAH)、ミンジュ(MINJU)、モカ(MOKA)、ウォンヒ(WONHEE)、イロハ(IROHA)の5人組みガールズグループ。2023年のオーディション番組「R U Next? (アールユーネクスト)」を通じて結成されたBELIFT LAB初のガールズグループ。待望のデビューミニアルバム「SUPER REAL ME」を3月25日にリリースする。ILLITという名前は、 独立心と冒険心を表す「I will」と、「ユニークなもの」を象徴する代名詞「It」を組み合わせたもので、無限の可能性と未来への期待を表している。

今回のキャンペーンは、2月28日にパリで開催された「アクネ ストゥディオズ」2024-25年秋冬コレクションのフロントローへの登場から続くもので、2024年を通して重要なシーンやパフォーマンスにおいて「アクネ ストゥディオズ」の衣装を身にまとうというパートナーシップの始まりでもある。

本キャンペーンビジュアルでは、24年春夏コレクションのキールックとアクセサ リーを象徴的なデニムスタイルで着こなす ILLIT をソフトフォーカスできらびやかに写し出している。

「『アクネ ストゥディオズ』のような世界的なファッションブランド公式なデビュー前にも関わらず、一緒に取り組みができることを光栄に思います。ロンドンの撮影は、私たちグループにとって初めてのヨーロッパ遠征で、夢のような体験でした。ロンドンで新しい場所を発見でき、とても楽しかったです。私たち ILLIT と『アクネ ストゥディオズ』の化学反応が、両方の良い面をより良いものにできることを願っています」と、ILLITは語る。

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モデル・俳優の安斉星来が「サロンプラス」のアンバサダーに就任 顔剃り専用美容バームを訴求

シック・ジャパンのトータルビューティブランド「サロンプラス(SALON PLUS)」は、モデル・俳優の安斉星来を顔剃り専用美容バーム“サロンプラス フェイシャルシェービングバーム”(2178円※編集部調べ)のアンバサダーに起用した。テレビCMや各SNS広告などで動画、ビジュアルを随時公開していく。

“サロンプラス フェイシャルシェービングバーム”は顔剃り前後に使える日本製のオイルバーム。2種類のボタニカルオイル、ローズヒップ油などのスキンケア成分の配合により、顔剃り後も保湿バームとして塗布できる。みずみずしいスイレンの香りだ。安斉星来は「発売当初から商品を使っている。スティックタイプで簡単に使えて、保湿力もしっかりしているのでとても気に入っている」とコメントしている。

安斉星来はZ世代から注目を集めるモデル・俳優。2021年「虹とオオカミには騙されない」(アベマ)でデビュー後、女性誌やバラエティー番組、ドラマなどで活躍中だ。

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「ブルマリン」のヴァルター・キアッポーニ=クリエイティブ・ディレクターが退任 就任から4カ月で

イタリアブランドの「ブルマリン(BLUMARINE)」を擁するEIH エクセレンツェ イタリアーネ(EIH ECCELLENZE ITALIANE)を率いるマルコ・マルキ(Marco Marchi)創業者は3月14日、同ブランドのヴァルター・キアッポーニ(Walter Chiapponi)=クリエイティブ・ディレクターが退任することを明らかにした。

キアッポーニ=クリエイティブ・ディレクターは、2023年11月に就任し、24年2月の24-25年秋冬ミラノ・ファッション・ウイーク期間中にデビューコレクションを披露したばかり。

同氏は、「何よりもまず、マルコ・マルキに深い感謝を捧げる。また、今はもういないけれど、私が愛し、今でも強い感情を呼び起こし、インスパイアしてくれる人々にも同様に深く感謝している。今後は、社会的および人道的な分野の新たなイニシアチブやプロジェクトにフォーカスし、後日、いつか適切な時が来たら、キャットウオークに復帰したいと思う」とコメントした。

退任の理由は明らかにされていないが、同氏は昨年に突然亡くなった甥について深く悲しんでいることをオープンにしていた。

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ツイードジャケットは適度な“ずれ感”で自由に着こなす!【2024年春夏トレンド】

ツイードジャケットといえば秋冬のイメージがありますが、“サマーツイード”という呼び名があるように、実は春夏のスタイルを格上げしてくれるキーアイテムでもあります。ジーンズやショートボトムスに取り入れるだけで、ぐんとクラシックに。適度な“ずれ感”がセンスを漂わせます。英国ムードやレトロなムードを醸し出せるのも、ツイード素材ならでは。今回は、型にはまらない自由なツイードコーディネートをご紹介します。

ウイメンズのツイードを世に広めた「シャネル(CHANEL)」。今なおブランドのアイコン素材ですが、2024年春夏パリ・ファッションウイーク会場には、ツイードジャケットにデニムパンツのコーディネートでキメたペアが来場。リッチでレトロなツイードジャケットの長所を引き出しつつ、ジーンズで外すさじ加減がお見事です。タイムレスに着られるツイードは、ボトムスを選ばない懐の深さも魅力の一つ。人気の高まりを受けて、従来の色や柄、シルエットとは一味違うデザインも登場しています。

意外なムードミックスで“ずらし”テク

ツイードの持ち味は品格と気高さ。普通はこれらを引き立てるスタイリングが基本ですが、あえて“ずらす”選択肢もありです。別のムードを盛り込むことで、サプライズな着映えに仕上がります。

「サカイ(SACAI)」は、ハワイアンプリントのような南国柄のビスチェとショートパンツに、ツイードジャケットを重ねました。全体をモノトーンでまとめつつ、トロピカルモチーフと格子柄をクロスオーバーさせて、“ビーチルック×ノーブル”とムードをミックス。足元はボリュームのあるブーツで、スレンダーさを引き出しました。

総柄でレトロが気分

クラシックなツイードジャケットをキーピースに据えて、レトロ調にまとめれば、ノスタルジックなコーディネートが完成します。

「リバティーン(LIBERTINE)」は、全身を柄で埋め尽くしたスタイルを披露。ドット柄のボウタイブラウスとパンツのセットアップに、チェック柄のツイードジャケットをオンして、異なるモチーフが響き合う“柄on柄”に仕上げました。懐かしいムードを帯びたウエア同士が相乗効果を発揮。メタリックのメダルや、60年代風の大ぶりサングラスも、レトロな印象に一役買っています。

NY風“ゴージャス×ヘルシー”

クラシカルなツイードジャケットに遊び心や職人の手仕事を加えたデザインも発表されています。華やかなパールモチーフをツイードジャケットにあしらったのは、「ケイト・スペード ニューヨーク(KATE SPADE NEW YORK)」。襟から前立て、さらに袖先にもパールを連ねました。そんなリュクスなデザインに、爽やかな白Tシャツとストライプ柄のパンツと合わせて、エフォートレスなルックにアレンジ。ツイードのリッチさを逆手に取ったスタイリング術です。キャップをかぶって、ヘルシーなニューヨーカースタイルを印象付けました。

クラシックにグランジの隠し味

スーツスタイルをかしこまって見えないようにするには、ディテールの演出が肝心。グランジライクなほつれやダメージ加工が、トーンをやわらげてくれます。歩くたびにリズミカルな表情が生まれるおまけ付きです。

「アーデム(ERDEM)」は、クラシックなシェイプのツイードスーツを仕立てました。ジャケット裾のペプラムがクラシカルな印象を濃くする一方で、スカートはところどころでツイードがほつれ、まるでフリンジのよう。グランジテイストとのミックスが味わいを深くしました。

ブルーの濃淡で爽やかクールに

色のバリエーションも広がっています。暖色系やベージュ、グレーなどが多く見られる中、クールなブルーは爽やかな春夏のスタイルにぴったり。清涼感のある着こなしに取り入れたい色です。

ほぼスリーブレスのツイードジャケットは、見るからに涼しげ。「マディソンブルー(MADISONBLUE)」は、サマールック用にツイード生地を軽やかに操りました。ボタンを開けてTシャツをのぞかせ、リラクシングな見え具合に。ブルーの濃淡でコントラストを効かせています。膝下丈のスカートが“きちんと感”をキープ。上下ともアイシーな淡いブルーで統一して、涼しげなムードを高めています。

上質な素材感が際立つツイードジャケットは、イージーになりがちな春夏ルックを格上げしてくれます。1枚で品格が備わるので、残りのアイテムで遊びやすいのもうれしいところ。あえてカッチリ着ないことで、こなれた印象を引き出せます。ツイードジャケットの出番を増やして、着こなしレパートリーを広げてみてはいかがでしょう。

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【スナップ】ENHYPHEN、YOASOBI、三吉彩花らが来場 韓国発「ジェントルモンスター」旗艦店が青山にオープン

韓国のアイウエアブランド「ジェントルモンスター(GENTLE MONSTER)」とコスメブランド「タンバリンズ(TAMBURINS)」はこのほど、東京・青山に旗艦店を併設オープンした。巨大な顔型ロボットの“ジャイアントヘッド・キネティック・オブジェ”3体が出迎える同店は、 “自己の内面への探究”をさまざまに表現した新しい体験を提供する空間が広がる。「メゾン マルジェラ(MAISON MARGIELA)」とのコラボレーションアイテムをそろえたポップアップスペースも設置した。

店舗にはENHYPHNのジョンウォン(JUNGWON)、ニキ(NI-KI)、ジェイク(JAKE)や、YOASOBIのAyaseとikura(幾田りら)、三吉彩花、桜田通らが駆けつけ、オープンを祝した。

■ジェントルモンスター東京青山フラッグシップストア
オープン日:3月14日
時間:11:00〜20:00
住所:東京都港区南青山5-3-2

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Sexy Zone中島健人が「パーフェクトワンフォーカス」の新CMでサックス奏者役に初挑戦

新日本製薬のスキンケアブランド「パーフェクトワンフォーカス(PERFECT ONE FOCUS)」は3月15日、2020年からイメージキャラクターを務めるSexyZoneの中島健人を起用した新CMを全国で放映する。これまでにフォトグラファーやピアニストなど数々の役をこなしてきた中島だが、今作ではサックス奏者役に初挑戦する。

新商品“スムースクレンジングバーム ディープブラック”(2970円)を紹介する新CM「サックス」編は、商品が持つ“濃い目の本気メイクもとろけるバームでしっかり落とす”という特長を訴求。ディープブラックの化身を演じる中島が女性の顔を見つめながら「本気で落としていい?」とささやきかけるなど思わずドキリとしてしまう艶のある演出だ。

全身黒の衣装でスタジオに登場した中島は、「パーフェクトブラックにしてきました(笑)」とにこやかな表情で監督との打ち合わせをスタート。撮影中にも「これはリードされているのかな?それともオレがリードしている感じか……」と演じ方を考えるシーンもあったという。また、「これで6作目か。『パーフェクトワン』史上、いちばん艶のあるCMだよね」と感慨深げに振り返りつつ、自身の演技をモニターで確認しながら「これはさすがにセクシーが過ぎるんじゃないか(笑)?」と照れ笑いする一幕もあった。

また、放送開始直前の3月13日に30歳の誕生日を迎えることについて、中島は「自分の可能性を掛け算していきたい。大人のステージに上がったことを皮切りに、楽しく力強く、ここからの人生もパーフェクトに過ごしていきたい」と語っている。

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「ハレ」が京都に西日本初のウィメンズ専門店 限定カラーアイテムやノベルティー配布も

アダストリアが運営する「ハレ(HARE)」は3月20日、西日本初となるウィメンズ専門の「ハレ」京都ポルタ店をオープンし、限定カラーアイテムの販売やノベルティーの配布、和菓子店果朋の商品を限定パッケージで提供するイベントなどを開催する。

「ハレ」京都ポルタ店限定カラーアイテムは、“ラメジャガードキリカエポケットシャツ”(9900円)と“ラメジャガードキリカエスカート”(1万2980円)、“シアーガラキリカエワンピース”(1万4300円)をそれぞれダークグリーンカラーで販売。また税込1万7000円以上の購入者に向け、先着でノベルティーのスパンコールをあしらった巾着を配布する。そのほか3月20日オープン当日に限り、和菓子店果朋の黒蜜黄な粉団子を、「ハレ」限定パッケージで、商品購入者に数量限定で提供する。

「ハレ」は、2003年にメンズブランドとして開始し、2010年にウィメンズラインが誕生。2023年3月に初となるウィメンズ専門店を大宮ルミネ、名古屋パルコにオープンしている。

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池田エライザと「ルコックスポルティフ」が再コラボ サッカー要素を盛り込んだスポーツウエア

「ルコックスポルティフ(LE COQ SPORTIF)」は3月18日、アンバサダーを務める俳優・モデルの池田エライザとのコラボコレクション“エライザ エルシーエス(ELAIZA LCS)”の第7弾を発売する。デサント公式オンライン限定で販売し、すでに予約を受け付けている。

コラボアイテムは、池田の「サッカーを見ていると、とにかくユニホームがかわいい」との考えから、フットボールの要素をウエアに落とし込んだ。動きやすさとデザイン性、また性別や体型を問わないアイテムを目指し、ストレートシルエットで短丈に仕上げたトラックジャケット(1万7600円)、裾が絞れるトラックパンツ(1万4300円)、サッカーシャツ(7590円)を制作。サッカーシャツは、アクセサリーの着用も考慮し、首元を広めにデザイン。スポーツユニホームを普段着に取り入れる”ブロークコア”を意識した。また同コラボ限定のオリジナルワッペンを各アイテムにあしらっている。

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「ルコックスポルティフ」が「バーバパパ」とコラボ 親子で楽しめるスニーカーを発売

「ルコックスポルティフ(LE COQ SPORTIF)」は3月22日、キャラクター「バーバパパ」とのコラボシューズを発売する。「ルコックスポルティフ」一部取扱店、デサント ストア オンライン、プラザ一部店舗で販売する。

コラボシューズは、スニーカー(9350円〜)と、キッズサイズのスニーカー(6490円)およびレインブーツ(4730円)を発売。「バーバパパ」のロゴを用いたグラフィックや、たまごから生まれたキャラクターたちをデザインした水玉模様など、色彩豊かに世界観を落とし込んだ。

「バーバパパ」は、アネット・チゾン(Annette Tison)、タラス・テイラー(Talus Taylor)夫妻によるフランスの絵本作品。1970年の誕生から広く世界で親しまれる。

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「ウエルネスの未来 トレンド2024」トップ10 長寿からハイテク住宅、巡礼まで

非営利シンクタンクのグローバル・ウエルネス・インスティテュート(Global Wellness Institute以下、GWI)とウエルネス業界の国際会議グローバル・ウエルネス・サミット(Global Wellness Summit以下、GWS)が発表した「ウエルネスの未来 トレンド2024」および「世界のウエルネス経済:国別ランキング」に関する最新レポートによると、パーソナルケアや美容、スパ、オフィスウエルネスなどのカテゴリーはコロナ禍後の回復がやや遅れており、ウエルネスツーリズムは完全には復調していない。しかし同機関は、米国のウエルネスツーリズム市場は今年回復し、コロナ禍前の水準を超えると予測している。市場規模の国別ランキングは上位から米国、中国、ドイツ、日本、イギリスの順だった。

ウエルネス不動産やメンタルウエルネス領域が急成長

スージー・エリス(Susie Ellis)GWS・GWI会長兼最高経営責任者(CEO)は、「世界のウエルネス市場は22年に5兆6000億ドル(約840兆円)に達した。昨今、ウエルネス不動産やメンタルウエルネスなどの主要カテゴリーが急成長していることから、27年までに8兆5000億ドル(約1270兆5000億円)に達するだろう」と予想している。

リラックス系とハードコア系に二極化

24年のウエルネストレンドは、Z世代を中心に注目を集めるベッド・ロッティング(ストレス解消を目的に一日中ベッドで過ごすセルフケア)やホット・ガール・ウォーク(ポジティブ思考に集中しながら行う散歩)などのリラックス系と、バイオハッキングや長寿クリニックなどのハードコア系の二極化が進む傾向が顕著で、どちらも今年は成長が見込まれるという。

「ウエルネスの未来 トレンド2024」

1. 気候変動への適応

昨年の記録的な猛暑や現在も続く山火事などの気候変動を受け、ウエルネス業界は温度調整機能のある衣類や建築デザイン、都市計画、公衆衛生政策を通じて、暑さに対処する方法を模索している。“クールケイション(cool-cationing)”として、涼しい地域でのバケーションや、フルムーンヨガ、天体観測などの夜間のアクティビティーの人気が高まりそうだ。

2. 巡礼道を歩くリトリート体験

昨年、ホット・ガール・ウォーク(ポジティブな思考に集中しながら行うウォーキング)がトレンドになったように、ウエルネスリトリート(非日常の環境に身を置き自分の心の内側に目を向けること)はさらに進化を続け、最近は古代の巡礼道を利用した新しいコースが次々に誕生している。GWIのベス・マクグロアーティ(Beth McGroarty)調査・予測担当副社長によると、「スピリチュアルな探求と文化遺産を満喫できる数日間のハイキングに訪れる旅行者は記録的な数に達している」という。

3. 男性向けウエルネスツール

男性がウェルビーイングを実践するためのツールの普及は発展途上だが、最近は「エヴリマン(EVRYMAN)」や「ジュント(JUNTO)」など男性向けウェルネスプラットフォームや男性専用メンタルヘルスアプリが定着しつつある。

4. 産後ウエルネス

米国では産後ケアにまつわるウエルネスサービスが確立しつつある。出産する妊婦を対象とする骨盤底筋トレーニングやメンタルヘルスアプリ、出産する両親を対象とするリトリートなどがある。

5. 長寿

近年、「長寿」というキーワードが注目を集めている。通常の医療がリアクティブ療法(症状が出た時に症状を抑える治療)に重点を置いているのに対し、「ファウンテン ライフ(FOUNTAIN LIFE)」などのウエルネスクリニックや家庭用検査サービスの登場により、質の高い生活をより長く送ることを目標とする積極的なアプローチが注目されている。

6. 肥満治療薬の進化

医薬品「オゼンピック(OZEMPIC’S)」の大幅な進化や、製薬会社イーライリリー(ELI LILY)による安価な肥満治療薬「ゼップバウンド」の開発など、ボディーポジティブ運動の影響によりしばらく下火になっていたダイエットに関する話題が再び注目を集めている。新薬や服用者に向けて開発されたフィットネスプログラムが今後成長すると予想される。

7. スポーツ×ホスピタリティー

フィットネスやアクティビティー、ウエルネスをコンセプトにしたホスピタリティーリゾートホテル「シロ(SIRO)」の登場や、ラケットスポーツのピックルボールの米国におけるブームにより、ホスピタリティー業界ではスパなどの伝統的なサービスと並びスポーツとホスピタリティーの融合が注目されている。

8. 健康ハブとしてのハイテク住宅

ウエルネス不動産市場は27年までに8875億ドル(約133兆1250億ドル)に達すると予想されており、住宅はデバイスやスマート家具を備えたハイテク化がさらに進むと見られる。今後5年間で、さまざまなヘアルスケアの45%が自宅で行われるようになるだろう。

9. 多感覚没入型アート

ウエルネスとアートが融合し、新たなタイプのインタラクティブ体験が生み出されている。美術館でのインタラクティブな展示やウエルネスプログラム、病院にウエルネスやアートセラピーの推進が期待される。

10. 昨年から続くトレンド

エリス=会長兼最高経営責任者は、23年に開催したGWSから今後数年間に主要なトレンドとなる可能性があるものを指摘している。シンガポールが新たなブルーゾーン(長寿地域)として台頭することや、メンタルヘルスがウェルビーイングの重要なテーマであることから10代の若者がウエルネストリートメントを受けられるようにすることなどを挙げた。

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「アールエムエス ビューティー」が肌色を補正する日焼け止めを発売

「アールエムエス ビューティー(RMS BEAUTY)」は、素肌感を残しながら肌悩みをぼかす日焼け止め“ナチュラルラディアンスティントセラム”[SPF30 PA+++](30mL/全3色、各7480円)を3月27日に発売する。3月21日にブランド公式オンラインストアで予約受付を開始する。

同商品はソフトフォーカス効果で肌のトーンを整え、キノア種子エキスやナイアシンアミドなどの天然ペプチドの複合体配合により肌に潤いを与えながらも軽やかなつけ心地をかなえる日焼け止めだ。メイクアップの上からも使えるため塗り直しも可能。カラーは日本標準色の“ライトオーラ”、小麦色に仕上がる“ミディアムオーラ”、ディープなブロンズに仕上がる“リッチオーラ”の3色を用意した。

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「ジェラピケ」×「スーパーマリオ」 今回はピーチ・デイジー・ロゼッタの全24アイテムを発売

マッシュスタイルラボのルームウエアブランド「ジェラート ピケ(GELATO PIQUE)」は3月22日、任天堂の「スーパマリオ」シリーズとコラボレーションしたコレクション全24アイテムを発売する。価格は1540〜1万4960円。全国のジェラート ピケ店舗及び公式オンラインストア、マッシュグループ公式アプリ(マッシュストア)、ウサギ オンラインストア、任天堂公式オンラインストア(マイニンテンドーストア)、任天堂オフィシャルストア(ニンテンドー トウキョウ、ニンテンドー オオサカ、ニンテンドー キョウト)で取り扱う。各オンラインストア・アプリでは同日正牛に発売する。また、「ジェラート ピケ」公式オンラインストアとウサギオンラインでは、俳優・島崎遥香を起用した特設ページを公開中だ。

第5弾となる今回はパステルカラーをテーマに、それぞれのキャラクターをイメージした3色を用意し、ピンクはピーチ、イエローはデイジー、ミントはロゼッタをデザインした。アパレルのラインアップは、ふわふわで軽い着心地のプルオーバー&ショートパンツセット(1万4960円)や、パフスリーブプルオーバー(4950円)、ロングパンツ(7590円)、綿混のカットソー素材を使用したプリントTシャツ(5280円)、フレアショートパンツ(5390円)。雑貨は、フリルポーチ(4950円)、ハート型ハンドタオル(1540円)、ヘアクリップ(3190円)をそろえている。

本コレクション購入者に先着順でオリジナルステッカーをプレゼントする。壁紙がダウンロードできるQRコード付きだ。

また、本コレクションの発売を記念して、3月22〜24日に「ジェラート ピケ」表参道ヒルズ店内でポップアップを開催する。ポップアップスペース内では、ピーチと撮影できるスポットや、コレクションアイテム購入者限定で楽しめるオリジナルフォトブースを設置している。

■“スーパーマリオ ミーツ ジェラート ピケ” ポップアップ イベント
日程:3月22〜24日
場所:ジェラート ピケ 表参道ヒルズ店
住所:東京都渋谷区神宮前 4-12-10 表参道ヒルズ本館B2階
※営業日、営業時間は場合によって変更あり。

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「オニツカタイガー」が東京・銀座にあるブランド初のカフェをリニューアル

「オニツカタイガー(ONITSUKA TIGER)」は、銀座レッドコンセプトストア2階にあるブランド初のカフェをリニューアルオープンした。

ハンドドリップコーヒーやフルーツスムージーなどドリンクメニューを充実させ、季節の素材を使ったかき氷も用意する。

時間:11:00〜20:00(L.O.19:30)
住所:東京都中央区銀座4-5-1

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伊老舗レザーブランド「セラピアン」 「日本女性にミラノの美学を届けたい」とCEO

イタリア・ミラノで1928年に誕生した高級レザーブランド「セラピアン(SERAPIAN)」。柔らかなラムのナッパレザーを、イタリアの職人たちが丁寧に編み込んだデザイン“モザイコ”は、ミラネーゼの洗練された美学を感じさせる。2017年に「カルティエ(CARTIER)」「クロエ(CHLOE)」などを擁するリシュモングループ傘下に入り、特に女性客からの支持を伸ばしている。6月には東京・銀座に新たな旗艦店のオープンを控え、日本市場にも力を入れる。マキシム・ボヘ(Maxime Bohe)最高経営責任者(CEO)にミラノの本社ヴィラ・モーツァルトで話を聞いた。


“ミラネーゼの手”が生み出すバッグ
洗練された美学を持つ
女性たちから支持

「WWDJAPAN」(以下、「WWD」):リシュモングループに参入以降、ウィメンズカテゴリーを強化している。

マキシム・ボヘCEO(以下、ボヘCEO):ここ数年で、ウィメンズは2ケタ増のペースで伸びている。「セラピアン」は創業当時からスカラ座でオペラを鑑賞したりモンテ・ナポレオーネ通りへ買い物に出かけたりするときにユニークなバッグを持ち歩きたいという淑女たちの欲求をかなえてきた。今あらためてウィメンズが急速に伸びているのは、高い職人技術と実用性、“クワイエット・ラグジュアリー”のトレンドの中でも際立つクリエイションといった、現代の女性たちが求めるものを提案できているからだろう。昨年はニューヨーク、直近はアブダビにも出店し、戦略的に販路も広げている。次は東京の旗艦店だ。銀座という東京の中心でミラノの本社ヴィラ・モーツァルトの雰囲気を再現するつもりだ。

「WWD」:現在の「セラピアン」ウーマンとはどんな人たち?

ボヘCEO:さまざまなラグジュアリーブランドを楽しんできたが、今もう一度ユニークで貴重なものを持ちたいと思っている女性たち。顧客は建築家やアートコレクターら総じて自分のテイストが明確で洗練されたものの美学を理解している人たち。同時に彼女たちは、「セラピアン」を通してそうした美学を共有するコミュニティーに属していることにも誇りを持っている。

「WWD」:あらためて「セラピアン」の強みは?

ボヘCEO:私たちが“ミラネーゼの手”と呼んでいる職人技だ。今でも全ての製品をイタリアで生産しているのは、柔らかで軽量な製品を作ることができる“ミラネーゼの手”があってこそ。現在は25人の職人がいる。15年以上の経歴を持つマスター職人の女性は創業者の妻のジーナ・セラピアン(Gina Serapian)から直接指導を受け、そのノウハウを今若い世代に教えている。本に書かれたマニュアルではなく創業者から受け継いだ技をマスター職人たちが丁寧に伝え続けている点は強みだろう。しかし生産ペースを維持しながら規模を拡大するには、どうしても職人が足りない。今後は職人たちがお客さまと直接コミュニケーションを取ったり、ときには一緒にデザインを考えたりする機会を増やして職人自身が若い世代にインスピレーションを与えることが重要だと考えている。

銀座店では真のミラネーゼ体験を届ける

「WWD」:銀座の新たな旗艦店はどんな店になる?

ボヘCEO:真のミラネーゼ体験を届けたい。それが私たちに求められていることだからだ。店の外壁には、ミラノの建築によく使われるマリア・テレジア・イエローと呼ばれる柔らかなイエローを採用した。ミラノの街を歩くと本当によく見かけるミラネーゼがとても好きな色。ヴィラ・モーツァルトと同様のデザインのエントランス、大理石の床、イタリアの職人が手掛けた壁など、至る所でミラノを感じてもらえるはずだ。

「WWD」:「セラピアン」はビスポークサービスも強みだ。

ボヘCEO:ミラノのアトリエでの体験を再現するべく、イタリアで訓練を積んだ職人が店内に在中する予定だ。全てのお客さまに“モザイコ”ができる過程を見てもらい、美しさを理解してもらいたい。

WWD:特に日本の女性に向けてはどんな製品でアピールしていく?

ボヘCEO:今の時代は特にオーセンティックなブランドが求められている。私たちの製品は、時代や文化を超えて求められる要素を最初から備えている。例えば1970年代に誕生した“シークレット”バッグは今でも人気だ。幸いなことに、ミラノの女性と東京の女性は好みやライフスタイルにおいて多くの共通点がある。洗練されていてエレガントなものを好む傾向があるし、どちらも大都市を舞台にアクティブに過ごしている。「セラピアン」の製品は着替える時間がなくても朝からイブニングのパーティーシーンまで持てる。電車での移動時にも使いやすく現代生活にもきちんとマッチする。メゾンのDNAを一貫した製品で表現し、真のミラネーゼとしてのアイデンティティーを届けることに注力していきたい。

“シークレットガーデン”を
イメージした会場で
新作コレクション発表

ミラノ・ファッション・ウイーク中には、本社兼アトリエのヴィラ・モーツァルトで2024-25年秋冬コレクションのプレゼンテーションを行った。会場にはプラントアーティストの川本諭がイタリアと日本の植物を使ったインスタレーションをしつらえ、シーズンテーマである“シークレットガーデン”を演出した。

旅行が大好きでアクティブだという創業者の息子の妻の名アニ・セラピアン(Ani Serapian)にちなんで名付けた新作“アニ”バッグは、メゾンのアーカイブ“バウレット・トラベルバッグ”を日常的に使えるミニサイズでアップデートしたもの。さまざまな定番製品からは、自然から着想を得た美しいトーンの変化が特徴的なグラデーションのデザインの"キアロスクーロ"のほか、スエードやエキゾチックスキン、イタリアンウールなどを組み合わせて表情に絶妙な変化をつけた新たな“モザイコ”デザインなどが登場した。

日本の老舗着物ブランド
「千總」 とコラボ

24-25年秋冬コレクションのもう1つの目玉は、日本の老舗着物ブランド「千總」 とのコラボレーションアイテムだ。「イタリアと日本に咲く架空の花」をイメージした幻想的な花のデザインを元にしたカラーパレットや、バッグのライニングやシルクスカーフにも施した。同アイテムは、銀座旗艦店で発売予定だ。

PHOTO:THE STREET PIE
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ヤーマン24年4月期業績予想を大幅下方修正 中国のRF規制目前で美用機器市場が混乱

ヤーマンは2024年4月期業績予想を下方修正した。修正後は、売上高を324億円(修正前は450億円)、営業利益を16億円(同65億円)、経常利益を18億円(同62億円)、純利益を9億円(43億円)。これまで好調だった中国市場で、ALPS処理水問題による日本商品の買い控えや、4月から始まるRF(ラジオ波)規制(RF機能が付く美顔器が第3種の医療機器へ)の影響による市場の混乱に加え、国内市場で新カテゴリー(シェーバー・ヘアケアなど)の先行投資が響いた。

23年5月〜24年1月期は、売上高が前年同期比27.6%減の256億円、営業利益が67.6%減の18億円、経常利益が同62%減の20億円、純利益が67.6%減の11億円と、消費者マインドの低下や中国市場における「想定以上の落ち込み」で計画を下回った。

中国市場の減速は「状況が変わるまでの一時的な落ち込み」と見込み、中国のBtoC事業に本格参入するなど、販路や商品展開の見直しを通じて売り上げの回復を目指す。なお、24年が初年度となる新・中期経営計画については、今後見直しを行う予定。

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日本初旗艦店の「タンバリンズ」オープン初日は行列300人 中には4時間待ちも

韓国のコスメブランド「タンバリンズ(TAMBURINS)」とアイウエアブランド「ジェントルモンスター(GENTLE MONSTER)」は3月14日、日本初の旗艦店を東京・青山にオープンした。当日は朝から100〜200人ほどの行列を作り、安全面からオープンを急遽40分繰り上げた。両ブランドの待機列は分かれており、「タンバリンズ」の列は最大300人に、「ジェントルモンスター」の列は最大100人に達するなどし、注目度の高さをうかがわせた。

「タンバリンズ」はオープン2時間前で長蛇の列

オープン初日となった14日の状況について、PR担当は「開店前からすでに200人ほどが並び、11時45分頃のピークは300人が列を作っていた」とコメント。「今回は“エッグパフューム”と、そのノベルティーが欲しくて来店した」という2人組みの女性は「もう4時間は並んでいる」と疲れ顔。購入を終えたという埼玉在住の女性は「10時30分に並んで、15時30分頃に購入できた。普段から『タンバリンズ』好きで、韓国の旗艦店には何回か行っていた。東京に初上陸という話題性があるのはわかっていたが、まさかここまで列を作るとは……予想外だった」と驚きの表情を見せた。

16時現在で売り切れているアイテムはなく、BLACKPINKのジェニーが着用したことで話題になったエッグ型フレグランス“エッグパフューム”のノベルティー、特製パールケースもまだ用意があるという。“パフュームシェルハンドクリーム”や“パフュームシェルハンドクリーム”、定番のフレグランスコレクションなどを購入している人が多く見られた。

「ジェントルモンスター」の待ち時間は、2〜3時間

「ジェントルモンスター」の待ち時間は2~3時間で、男性2人は「並びすぎて諦めてしまった。都内に住んでいて近いので、後日また来たいと思う」と行列を離脱。購入を終えた男性は「列には2時間ほど並んで、会計まで1時間かかった。“ボールド コレクション”や“ジェントル ジェリーコレクション”などのアイウェアを5本購入し、目当ての商品が買えて良かった。東京初の旗艦店ということもあり、このくらい混雑するだろうとは予想していた」と笑みをこぼした。

「タンバリンズ」と「ジェントルモンスター」の両ブランドを併設し販売するのは世界初の試み。2階建ての路面店で、1階はショールームのように商品とアート作品をディスプレイし、ブランドの世界観を紹介する。購入アイテムは、2階のカウンターでオーダーして会計する。「ジェントルモンスター」は7日に発売した「メゾン マルジェラ(MAISON MARGIELA)」とのコラボアイウエアコレクションも販売。国内初店舗となる「タンバリンズ」は“パフュームシェルハンドクリーム”“エッグリップバーム”“パフュームバーム”などの代表アイテムをはじめ、ボディーケアやキャンドルなど幅広いアイテムを扱っている。

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「カナコ サカイ」3年目の“夜露私行” 自由と反骨のエレガンス

「カナコ サカイ(KANAKO SAKAI)」の2024-25年秋冬コレクションは、これまで自身が不得意だと思い込んできた“女性性”に向き合うことで、新境地を開拓した。13日に開いたショーは前シーズン同様、日本ファッション・ウィーク推進機構(JFWO)の支援プログラム「JFW ネクスト ブランド アワード(JFW NEXT BRAND AWARD)」受賞特典の一環で、会場の渋谷ヒカリエには350人前後のゲストが来場。音楽ライブのような熱気と疾走感に溢れた前シーズンに対し、今回はストイックな雰囲気で「カナコ サカイ」の新たな世界観にゲストを引き込んだ。

“女性性”に向き合う意味

サカイカナコ=デザイナーのスタイルのベースはテーラリングだ。ブランド立ち上げ時から“自身が着たい服”を出発点にし、ベーシックなテーラリングに、エッジの効いたディテールや、職人の手仕事を生かした多彩なテキスタイル使いで、3年前のブランド立ち上げから大人の女性を中心に評価を徐々に上げてきた。現在の卸先は「ロンハーマン(RON HERMAN)」など大手を含む18アカウントで、このままの方向性で磨きをかければ、「カナコ サカイ」らしいエレガンスはさらに鮮明になっていっただろう。しかしサカイデザイナーは、さらに“攻める”ことを選んだ。

ドラマーの小嶋優が不規則に叩くドラムのリズム合わせ、ファーストルックに登場したのは突き出たコーンブラのビスチェ。イージーフィットのスラックスと合わせたオールブラックのスタイルに、ゴールドベースのロングバングルが輝く。続くハート型をくり抜いたレザーショーツは、1920年代の「すがすがしいまでに性を押し出した下着」に着想したもの。シアー素材のトップスやラメ糸を使ったアイテムはいつも以上に妖艶なシルエットやカッティングで、これまで避けてきた“女性性”をハンサムなテーラリングに融合していく。オーバーサイズのシャギーコートや、ドロップショルダーのテーラードジャケットをまとう男性モデルも登場したものの、全体的にはシャープな縦長シルエットの女性のための服である。

日本の伝統工芸を素材や装飾に

日本の産地との協業も継続し、今シーズンも京都の機屋「民谷螺鈿」とタッグを組んだテキスタイルを披露した。銀の生地が変色して多色がにじみ出す独特な色彩は、銀箔に硫黄液を塗って加熱し、硫化させたもの。日本絵画や着物の帯にも用いる技法“焼箔”を、ボクシーなコートやビスチェに使った。ブランドのキーモチーフである六角形の家紋・亀甲花菱紋を全面に装飾したニーハイブーツや、千羽鶴をイメージしたイヤークリップ、ピアスなども、日本発ブランドしてのアイデンティティーと美意識を感じさせた。

矛盾を受け入れ前進する

「自信がない。というか、これまで自信があったことなんて一度もない」――サカイデザイナーはショー前のバックステージでつぶやいた。リハーサル中も「やばい、やばい」と頭を抱えながらうつむいていた。取材時の明快な受け答えや明るさで快活なイメージがあるものの、クリエイションにはどこまでもストイックで、繊細で、常に自分との戦いを繰り返してきた。「服に女性的要素を入れるのは苦手だったから、これまでは避けてきた。このまま避けて通ることもできたけれど、苦手という感覚も、自分が信じているものも、ただ回りの環境に影響されてそう思い込んでいるだけなのかもしれない。ふとそう思ったことが、今回のコレクションの出発点だった」。

前シーズンのショーデビューは準備期間があまりに短かったが、その分、勢いのままに駆け抜けることができた。ショーはクリエイターを中心に反響が高く、ショーでの発表やクリエイション面での自信にもつながった。しかし今回は「逆に準備期間があったから、余計に緊張していて」と顔がこわばっていた。そんな様子にショー前はやや不安だったものの、終わってみれば、一歩も二歩も前進した堂々のスタイルだったと思う。

サカイデザイナーはこの日、“I AM LARGE I CONTAIN MULTITUDES”と書いたTシャツを身に着けていた。“自身の複数性を受け入れる”という言葉は、ウォルト・ホイットマン(Walter Whitman)の詩集「草の葉」に収められた詩で、デザイナーが敬愛するパティ・スミスも愛した一節である。ドラムセットの演出も、デザイナーやブランドの複数性を表現したものだった。幼少期から型にはまることが苦手で、恐れずに“攻める”ことで自分自身をじわりじわりと拡張してきた。その反骨心は、ファッションデザイナーという立場になった現在も変わらない。性差にとらわれないのも「カナコ サカイ」だし、女性性を打ち出すのも「カナコ サカイ」、そして自由奔放に笑うのもサカイカナコだし、プレッシャーで頭を抱えるのもサカイカナコ。その複数性が魅力であり、ブランドを押し上げてきた武器でもあるのだ。初めてのショーは朝一の開催で、「ようこそ!」という爽やかなテーマだった。対して今回は夜のショーで、“女性性”をこれまでより露わにした。例え万人には受け入れられなくても、私は私の信じた道を行く――そんな「よろしく」という強い決意がにじんでいた。

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「ダイワ」×吉田カバン「POTR」 機能性と撥水性を備えたバッグ全3型が登場

吉田カバンの「ピー・オー・ティー・アール(POTR)」は、「ダイワ(DAIWA)」とのコラボレーションアイテムを3月15日に発売する。

今回、バックパック(4万700円)、ショルダーバッグ(3万1900円)、ウエストバッグ(2万3100円)の全3型からなるコレクションで、ナイロンツイルに PVC加工を施した生地を使用し、タウンユースやフィッシングのフィールドに欠かせない機能性と撥水性を備えたアイテムとなっている。ファスナーはフィッシングシーンでの使用を考慮して、開閉しやすく錆びにくい樹脂製のコイルファスナーを採用した。

今回のコラボアイテムは「PORTER STAND」、「KURA CHIKA by PORTER」(国内のみ)、「POTR」、「CLOAKROOM by PORTER」、「吉田カバン」オフィシャルオンラインストア、「POTR」POP-UP TOUR、「D-VEC」(直営店)のみの限定販売で、完全数量限定のため、在庫がなくなり次第販売終了となる。

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「グッチ」がフィギュアスケーターの羽生結弦をブランドアンバサダーに起用

「グッチ(GUCCI)」は3月14日、フィギュアスケーターの羽生結弦をブランドアンバサダーに起用したことを明らかにした。4歳でスケートを始めた羽生は、2014年のソチ、18年の平昌と2大会連続でフィギュアスケート男子シングルで金メダルを獲得。18年には社会的な功績が高く評価され、内閣総理大臣表彰「国民栄誉賞」を最年少で受賞している。

羽生は、「ファッションの枠を超え、世界中のクリエイターとの絆を育むグッチ・コミュニティーの一員となれたことを心から嬉しく思います。長い歴史の中で、クラフツマンシップに情熱を注ぎ、卓越した創造力を発揮してきた『グッチ』は、日本でも多くのファンを魅了しています。私も、これまで以上に『グッチ』の魅力を発見していきたいと思います」とコメントしている。

22年7月にプロに転向した後も、羽生はアイスショーの企画や地元・仙台での東日本大震災復興支援など、精力的に活動を続けている。「グッチ」とは23年6月、ハースト婦人画報社が発行する「エル・ジャポン(ELLE JAPAN)」が13ページにわたる特集を設け、羽生が「グッチ」をまとったファッションポートレートのほか、芥川賞作家である町屋良平による独占インタビューなどの内容を掲載。東京・銀座のフラッグシップストア、グッチ銀座の上層フロアに設けたギャラリーでは、オープニング企画として、羽生をフィーチャーした写真展「YUZURU HANYU: A JOURNEY BEYOND DREAMS featured by ELLE」を開催した。撮影は、東京とニューヨークを拠点に各国のファッション誌やキャンペーンビシュアルなどを担うフォトグラファーのTAKAYが手掛けた。

「グッチ」のメンズアンバサダーには、イタリアのテニスプレーヤー、ヤニック・シナー(Jannik Sinner)、俳優で歌手のシャオ・ジャン(Xiao Zhan)、イングランドのサッカー選手ジャック・グリーリッシュ(Jack Grealish)、アメリカ出身で韓国を拠点に活動するラッパーで起業家のジェイ・パーク(Jay Park)、俳優の志尊淳、アイルランド出身の俳優ポール・メスカル(Paul Mescal)、ブエルトリコ出身のラッパー、バッド・バニー(Bad Bunny)、ニューヨーク出身のラッパー、エイサップ・ロッキー(A$AP Rocky)も名を連ねている。なお同ブランドは直近、タイの俳優でモデル、歌手のガルフ(Gulf)こと、カナウト・トライピパタナポン(Kanawut Traipipattanapong)をブランドアンバサダーに起用したことを発表していた。

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骨格診断を20分3500円で ワコールが「スキャンビー」旗艦店で骨格タイプ判定サービスを開始

ワコールは3月13日、東急プラザ表参道原宿内の3D計測サービスを提供する「スキャンビー(SCANBE)」の旗艦店で新サービス“わたしを知る骨格診断”をスタートした。「スキャンビー」店舗内の3Dボディスキャナーによる3秒のセルフ計測により、3D計測結果に加えて、ストレート・ウェーブ・ナチュラルの3タイプからなる骨格診断ができるというものだ。さらに、パーツごとの特徴を示したからだ分析やおすすめの洋服サイズなどの個人データ、骨格タイプに応じたファッションアドバイスなども提供する。一部予約制で料金は3500円。通常、料金が高く、時間もかかる骨格診断が約20分で価格も手頃と気軽に利用できるサービスだ(3D計測だけの使用は無料)。

同サービスは、ワコールとイメージコンサルタント育成企業のアイシービー、人体情報データを活用した開発を推進するTOPPAN3社が共同で開発。ワコールは3D計測サービスの提供、アイシービーは二神弓子代表が開発した骨格診断メソッドによる監修、TOPPANはからだの特徴分析を行う3D骨格診断AIの開発を担当した。

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「アー・ペー・セー」が元「クロエ」のナターシャ・ラムゼイ・レヴィとのコラボコレクションを発表

「アー・ペー・セー(A.P.C.)」は、アーティストやブランドとの協業プロジェクト“アー・ペー・セー インタラクション(A.P.C. INTERACTION)”の第22弾として、デザイナーのナターシャ・ラムゼイ・レヴィ(Natacha Ramsay-Levi)とコラボレーションした新コレクションを発売した。現在、「アー・ペー・セー」の公式オンラインストアと代官山ファミ店、代官山オム店、京都店で取り扱い中だ。

コレクションは、トレンチコートからデニムジャケット、ニットドレス、シャツワンピ、スエット、Tシャツ、ジーンズ、スニーカー、サンダル、ショルダーバッグ、ベルトなど、ウィメンズを中心にメンズのアイテムもバリエーション豊富に用意。どれも「アー・ペー・セー」の象徴的な素材やアイテムをアレンジしたシンプルなデザインで、ナターシャが得意とする着用者の個性を引き出すアイテムに仕上がっている。

ナターシャ・ラムゼイ・レヴィは、2002年にニコラ・ジェスキエール(Nicolas Ghesquiere)率いる「バレンシアガ(BALENCIAGA)」でファッション界のキャリアをスタートし、彼の右腕として活躍。その後、「エルメス(HERMES)」や「アクネ ストゥディオズ(ACNE STUDIOS)」のコンサルタントを務め、再びニコラの率いる「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」のウィメンズチームにデザイン・ディレクターとして参画。そして17年4月、クレア・ワイト・ケラー(Clare Waight Keller)の後任として「クロエ(CHLOE)」のクリエイティブ・ディレクターに就任し、20年12月まで同職を務めていた。

キャンペーンビジュアルは、イギリス人アーティストのナイジェル・シャフラン(Nigel Shafran)が撮影した。

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プーチ、23年の売上高は40億ユーロの大台突破 全セグメント・地域で市場を上回る成長

プーチ(PUIG)の2023年12月期決算は、売上高が前期比18.8%増の43億400万ユーロ(約6972億円)、EBITDA(利払い前・税引き前・減価償却前利益)が同33.1%増の8億4900万ユーロ(約1375億円)、純利益が同16.5%増の4億6500万ユーロ(約753億円)の増収増益だった。全セグメントおよび全地域で2ケタ成長を達成し、21年に策定した3カ年計画にある23年の売上高30億ユーロ(約4860億円)の目標と、ビューティ市場の成長率をともに大きく上回った。フレグランスは世界的な需要増を追い風にグローバル市場で過去最高のシェアを獲得し、スキンケア事業がセグメント別で最も高い成長率を示した。

セグメント別の売上高は、フレグランス・ファッション事業が同16.6%増の31億1500万ユーロ(約5046億円)、メイクアップ事業が同23.5%増の7億7300万ユーロ(約1252億円)、スキンケア事業が同31.0%増の4億3100万ユーロ(約698億円)だった。

ファッション部門では、「ラバンヌ(RABANNE)」が新たなブランドアイデンティティーを立ち上げ、同社のブランドでは初めて売上高10億ユーロ(約1620億円)の大台を突破した。また、ハイダー・アッカーマン(Haider Ackermann)とジュリアン・ドッセーナ(Julien Dossena)をゲストデザイナーに迎えた「ジャンポール・ゴルチエ(JEAN PAUL GAULTIER)」がブランドポートフォリオの中で最も高い成長率を記録した。そのほか、「ニナ リッチ(NINA RICCI)」がハリス・リード(Harris Reed)新クリエイティブ・ディレクターによるデビューショーを開催した。

フレグランス部門は「ラバンヌ」の“ワン ミリオン”や「キャロリーナ ヘレラ(CAROLINA HERRERA)」の“グッドガール”、「ジャンポール・ゴルチエ」の“ル・マーレ エリクシール”“ディヴァイン”などがけん引し、世界のセレクティブフレグランス市場で11%のシェアを獲得した。同社が強化するニッチカテゴリーの「ドリス ヴァン ノッテン(DRIES VAN NOTEN)」「バイレード(BYREDO)」も2ケタ成長を達成した。

メイクアップ部門は、発売10周年を迎えた「シャーロット ティルブリー(CHARLOTTE TILBURY)」が英国のほか北米、欧州、中東、オーストラリア、シンガポールで好業績を上げたことに加え、「クリスチャン ルブタン ビューティ(CHRISTIAN LOUBOUTIN BEAUTY)」の好調、「ラバンヌ」のメイクアップライン発売もカテゴリーの成長に寄与した。

スキンケア部門は「シャーロット ティルブリー」の主力商品である“マジック クリーム”がけん引したほか、22年に買収したコロンビナのナチュラルコスメブランド「ロト デル シュール(LOTO DEL SUR)」やインドのビューティブランド「カーマ アーユルヴェーダ(KAMA AYURVEDA)」の統合も2ケタ成長に寄与した。

同社はスキンケアカテゴリーの強化を図っており、過去2年間に皮膚科学研究に基づく仏スキンケアブランド「ユリアージュ(URIAGE)」やギリシャのナチュラルコスメブランド「アピヴィータ(APIVITA)」の研究開発への投資を拡大している。今年1月には独ドクターズスキンケアブランド「ドクター バーバラ シュトルム(DR. BARBARA STURM)」の買収を発表した。

地域別の売上高は、EMEA(欧州、中東、アフリカ)が同18.5%増の23億2200万ユーロ(約3761億円)、北中南米が同17.6%増の15億4300万ユーロ(約2499億円)、アジア太平洋が同26.1%増の4億3900万ユーロ(約711億円)だった。

欧州では、英国、スペイン、フランスがけん引。「シャーロット ティルブリー」がポーランド、スウェーデン、サウジアラビアなどEMEA内の新たな国に進出した。「カーマ アーユルヴェーダ」はロンドン・ノッティングヒルに出店したほか、英高級百貨店ハロッズ(HARROD'S)にスパをオープン。同社はウエルネスカテゴリーの拡大を図っている。

国別売上高で1位の米国は、「キャロリーナ ヘレラ」の香水“グッドガール”や「シャーロット ティルブリー」が継続的な成功を収め、南米ブラジル、メキシコ、チリにおける伸長をフレグランスが後押しした。同社は昨年9月、米フロリダ州マイアミにトラベルリテールのハブオフィスを開設した。これにより、ラテンアメリカ市場での足場を固め、北米トラベルリテールチャネルの成長を加速させる計画だ。アジア市場をリードする中国は、「シャーロット ティルブリー」と「バイレード」がけん引した。

マーク・プーチ(Marc Puig)会長兼最高経営責任者(CEO)は声明で、「自社ブランドの多様なポートフォリオを構築し、プレステージ商品に注力するとともに、ニッチフレグランスとメイクアップにおけるリーダーシップを拡大する戦略により好業績を達成できた。中核地域である欧州と米州での地位を強化しながら、高い成長が見込まれる市場への投資を継続する。24年は『ドクター バーバラ シュトゥルム』の買収により、プレミアムスキンケアにおける基礎を固め、好スタートを切ることができた」と述べた。

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「ティファニー」未公開作品を約300点展示 歴史をたどる17年ぶりの展覧会

「ティファニー(TIFFANY & CO.)」は、約17年ぶりとなるエキシビション“「ティファニー ワンダー」技と創造の187年”を4月12日から6月23日まで虎ノ門ヒルズ ステーションタワー45階のトウキョウ ノード(TOKYO NODE)で開催する。チケットは、ティファニー公式アプリで3月14日から購入可能だ。

同展は10のスペースで構成。展示作品は、米国発のメールオーダーカタログ“ブルーブック(Blue Book)”からジュエリーボックス“ブルー ボックス”の初期のデザイン、ブランドを象徴するティファニー®︎ セッティングのエンゲージメント リングまで多岐にわたる。さらに、「ティファニー」の伝説的デザイナーであるジョージ・ポールディング・ファーンハム(George Paulding Farnham)が製作した希少な蘭のブローチやジャン・シュランバージェ(Jean Schlumberger)の“プルーム ネックレス”など、300点近い未公開作品を通じて、「ティファニー」の187年及ぶ職人技とクリエイティビティー、伝統と現代性の物語を伝える。また、シュランバージェの代表作“バード オン ア ロック(Bird on a Rock)”のブローチから着想を得て、新しいデザインに生まれ変わった128.54カラットの“ザ ティファニー ダイヤモンド(The Tiffany Diamond)”も展示する。

会場デザインは、同ブランドの五番街ニューヨーク本店“ザ ランドマーク(The Landmark)”も手掛けた建築事務所、OMAが担当した。

「ティファニー」と日本の関係性は、創業時の1837年にチャールズ・ルイス・ティファニー(Charles Lewis Tiffany)が、米国市場では当時珍しかった日本からの輸入品を顧客に提供したことから始まった。ブランドを代表するデザイナーのエドワード・C・ムーア(Edward C. Moore)やルイス・コンフォート・ティファニー(Louis Comfort Tiffany)、エルサ・ペレッティ(Elsa Peretti)らが日本の芸術に影響を受けており、同エキジビションでは日本への感謝をさまざまな角度で示している。

アンソニー・ルドリュ(Anthony Ledru)=ティファニー社長兼CEOは同エキシビションについて、「『ティファニー』は長年、日本からインスピレーションを得て、その確かなつながりと長い歴史を築き上げてきた。ブランドの優れたクラフトマンシップや比類なきダイヤモンドの権威、そして創造力を高揚させるこのエキシビションは、訪れる全ての人々に喜びをもたらすだろう」とコメントしている。

■「ティファニー ワンダー」技と創造の187年
日程:4月12日〜6月23日
時間:11:00〜20:00
場所:虎ノ門ヒルズ ステーションタワー 45階 TOKYO NODE
住所:東京都港区虎ノ門2丁目6-2
不定休

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「ティファニー」未公開作品を約300点展示 歴史をたどる17年ぶりの展覧会

「ティファニー(TIFFANY & CO.)」は、約17年ぶりとなるエキシビション“「ティファニー ワンダー」技と創造の187年”を4月12日から6月23日まで虎ノ門ヒルズ ステーションタワー45階のトウキョウ ノード(TOKYO NODE)で開催する。チケットは、ティファニー公式アプリで3月14日から購入可能だ。

同展は10のスペースで構成。展示作品は、米国発のメールオーダーカタログ“ブルーブック(Blue Book)”からジュエリーボックス“ブルー ボックス”の初期のデザイン、ブランドを象徴するティファニー®︎ セッティングのエンゲージメント リングまで多岐にわたる。さらに、「ティファニー」の伝説的デザイナーであるジョージ・ポールディング・ファーンハム(George Paulding Farnham)が製作した希少な蘭のブローチやジャン・シュランバージェ(Jean Schlumberger)の“プルーム ネックレス”など、300点近い未公開作品を通じて、「ティファニー」の187年及ぶ職人技とクリエイティビティー、伝統と現代性の物語を伝える。また、シュランバージェの代表作“バード オン ア ロック(Bird on a Rock)”のブローチから着想を得て、新しいデザインに生まれ変わった128.54カラットの“ザ ティファニー ダイヤモンド(The Tiffany Diamond)”も展示する。

会場デザインは、同ブランドの五番街ニューヨーク本店“ザ ランドマーク(The Landmark)”も手掛けた建築事務所、OMAが担当した。

「ティファニー」と日本の関係性は、創業時の1837年にチャールズ・ルイス・ティファニー(Charles Lewis Tiffany)が、米国市場では当時珍しかった日本からの輸入品を顧客に提供したことから始まった。ブランドを代表するデザイナーのエドワード・C・ムーア(Edward C. Moore)やルイス・コンフォート・ティファニー(Louis Comfort Tiffany)、エルサ・ペレッティ(Elsa Peretti)らが日本の芸術に影響を受けており、同エキジビションでは日本への感謝をさまざまな角度で示している。

アンソニー・ルドリュ(Anthony Ledru)=ティファニー社長兼CEOは同エキシビションについて、「『ティファニー』は長年、日本からインスピレーションを得て、その確かなつながりと長い歴史を築き上げてきた。ブランドの優れたクラフトマンシップや比類なきダイヤモンドの権威、そして創造力を高揚させるこのエキシビションは、訪れる全ての人々に喜びをもたらすだろう」とコメントしている。

■「ティファニー ワンダー」技と創造の187年
日程:4月12日〜6月23日
時間:11:00〜20:00
場所:虎ノ門ヒルズ ステーションタワー 45階 TOKYO NODE
住所:東京都港区虎ノ門2丁目6-2
不定休

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JO1とINIが「アディダス スポーツウェア」のアンバサダーに就任 「スプリングコレクション」ではINIがキービジュアルに登場

「アディダス(ADIDAS)」は、JO1(ジェイオーワン)とINI(アイエヌアイ)が「アディダス スポーツウェア(ADIDAS SPORTSWEAR)」のアンバサダーに就任したことを発表した。

「アディダス スポーツウェア」は、スポーツブランドである「アディダス」が持つパフォ―マステクノロジーを採用しながら、スタイリッシュなディテールと、妥協のない心地よさを兼ね備え、シーンを選ばない着回しやすさを前面に押し出したデイリーユースのレーベル。

そのコンセプトとJO1とINIが持つ多くの人から愛されるそれぞれの個性や、スポーツとの親和性が共鳴することから、アンバサダーとして就任することが決定。本日から展開の「スプリングコレクション」ではINIが、4月から展開予定の「サマーコレクション」ではJO1がキービジュアルに登場し、キャンペーンを実施する。また今後のシーズナルキャンペーンでも両グループが継続してビジュアルを飾る予定だという。

今回のアンバサダー就任について、JO1のリーダーである與那城奨は、「JO1をアンバサダーに任命いただいた時は驚きましたが、普段のダンスレッスンや宿舎でリラックスするときなど、様々なシーンでアディダスのアイテムを着用しているメンバーが多いので、今ではとても楽しみに思っています。世界的に愛される『アディダス スポーツウェア』の魅力を最大限伝えられるように、メンバーで一丸となって盛り上げたいです!」とコメント。

一方のINIのリーダーである木村柾哉は、「INIをアンバサダーに選んでいただいたことが純粋にとても嬉しいです! INIのメンバーは、私服でも『アディダス』のアイテムを身に着けることがあるので、メンバーもアンバサダー就任をとても喜んでいました。『アディダス スポーツウェア』の着心地やデザインの良さを、ファンの皆さんをはじめ世界中に広めていきたいです!」と話す。

また、「スプリングコレクション」の対象商品の購入者限定で、「アディダス」とINIのオリジナルグッズがもらえるキャンペーンも実施する。

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一粒万倍日はなぜ“売れる”のか 最強開運日は売り上げ3倍

「WWDJAPAN」の新たな動画企画「IN FOCUS」は、ファッション&ビューティのビジネステーマを、「WWDJAPAN」記者が20分で詳しく解説するコンテンツです。

今回のテーマは、「一粒万倍日とビジネスの関係性と展望」について。村上要編集長と浅野ひかるソーシャルエディターが、一粒万倍日のビジネス的な影響力や、ファッション&ビューティ市場とどう関係しているのか、なぜ購買意欲がかき立てられるのかなどについて話します。
動画後半では、一粒万倍日を商戦として取り入れている革小物業の売り場にフォーカス。伊勢丹新宿店メンズ館の宮下創太メンズアクセサリーバイヤーに、一粒万倍日に向けての対策や取り組みについてなど、売り場の戦略に迫ります。

【登壇者】 
村上要/「WWD JAPAN.com」編集長
浅野ひかる/「WWD JAPAN.com」ソーシャルデスク
宮下創太/伊勢丹新宿店 メンズ館 メンズアクセサリー バイヤー

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「ボッテガ ヴェネタ」がファン雑誌を発行 マグナムのアレック・ソスによる写真展も

「ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)」は、新たに2024年夏シーズンの書籍“ファンジン(FANZINE)”を発行する。また3月29日〜4月14日の期間、表参道のギャラリー、シーン(SEEEN)で写真家のアレック・ソス(Alec Soth)の写真展を開催する。

“ファンジン”は、マチュー・ブレイジー(Matthieu Blazy)デザイナーが手掛ける2024年夏コレクションの制作過程を中心に、アレック・ソスによる写真や撮影の舞台裏、ランウエイのコレクション、スケッチ、“旅”がモチーフのステッカーなどをまとめた全4冊からなる。ブックケースには、同コレクションのショー会場に設けられた世界地図のイラストが描かれている。国内では、「ボッテガ ヴェネタ」一部店舗、小宮山書店、ワタリウム美術館、代官山 蔦屋書店などで取り扱い、対象店舗で書籍の購入者に向け配布する。“ファンジン”の発行は今回で4作目となる。

アレック・ソスの写真展は、東京の公園が舞台の「ボッテガ ヴェネタ」2024年夏コレクションのキャンペーンビジュアルのほか、同氏がこれまでに日本で撮影した作品を展示。アレックはキャンペーンに関し、「マチューのクリエイションにふれるとき、私は2つの世界を同時に体感している。ひとつはあらゆる感覚と深く結びついたフィジカルな世界。もうひとつは幻想の世界だ。このキャンペーンでは遊び心を意識した。公園は、マチューの独創性にあふれたイマジネーションのメタファーのように感じた。私の写真にも多様なセレンディピティ(予期せぬ発見)を取り入れたかったのだ」と述べている。また同展の開催を記念し、「ボッテガ ヴェネタ」表参道店限定のバッグ(57万2000円)も発売する。

アレック・ソスは、1969年アメリカ生まれの写真家。国際的写真家集団のマグナム・フォトのメンバーであり、写真を通しての旅や、“旅の途中”をテーマとした作品で知られる。

■アレック・ソス写真展
日程:3月29日〜4月14日
場所:ギャラリー・シーン
住所:東京都渋谷区神宮前4-13-12
料金:入場無料
※詳細は公式サイトに記載する

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村上隆「お花の親子」と「ルイ・ヴィトン」トランクが京セラ美術館の日本庭園に出現

「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」は9月1日まで、巨大なトランクとアーティスト・村上隆の彫刻作品「お花の親子」を、京都市京セラ美術館の庭園に展示する。

彫刻作品「お花の親子」は、2020年に東京で公開されており、このほど「ルイ・ヴィトン」のトランクとともに庭園内の池に設置される。トランクは、「ルイ・ヴィトン」と村上隆が03年にコラボしたモノグラム・マルチカラーに着想を得ており、高さは合わせておよそ13m。日本の家紋にインスパイアされたとされる「ルイ・ヴィトン」のモノグラムを、京都の山々を望む庭園で楽しめる。

また京都市京セラ美術館では、村上隆の個展「村上隆 もののけ 京都」を9月1日まで開催している。新たな描き下ろし作品をはじめ、国内初公開作品を含む約170点を展示。日本ではおよそ8年ぶり、東京以外では初の大規模個展となる。

■《お花の親子》と「ルイ・ヴィトン」のトランクのインスタレーション
日程:9月1日まで
場所:京都市京セラ美術館 日本庭園
住所:京都市左京区岡崎円勝寺町124
料金:同エリアは入場無料

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アンダーアーマーの社長兼CEOが退任、就任から約1年 後任として創業者が復帰

アンダーアーマー(UNDER ARMOUR)は3月13日、ステファニー・リナーツ(Stephanie Linnartz)社長兼最高経営責任者(CEO)が退任することを発表した。同氏は2023年2月に就任したばかりで、約1年での退任となった。後任には、創業者のケビン・プランク(Kevin Plank)=エグゼクティブチェアマン兼ブランドチーフが4月1日付で就任する。なお、リナーツ社長兼CEOは4月30日までアドバイザーとして同社に残るという。

1996年に設立されたアンダーアーマーは、2005年に米ナスダック(NASDAQ)に上場するなど急成長を遂げたものの次第に失速し、17年に赤字転落。以降、経営陣の入れ替わりが続いている。同年7月には、パトリック・フリスク(Patrik Frisk)前アルド・グループ(ALDO GROUP)CEOが社長兼最高執行責任者(COO)に就任し、プランク会長兼社長兼CEO(当時、以下同)から社長職を引き継いだ。その後、20年1月にフリスク社長兼COOがCEOに昇格し、プランク会長兼CEOは現職に。22年5月にフリスク社長兼CEOが退任した際には、コリン・ブラウン(Colin Browne)COOが暫定的に社長兼CEOを務め、23年2月に米ホテルチェーン大手のマリオット・インターナショナル(MARRIOTT INTERNATIONAL)で社長を務めていたリナーツを社長兼CEOに迎えた。

プランク=エグゼクティブチェアマン兼ブランドチーフは、「チーム全体を代表し、ステファニーの貢献に感謝する。任期中、彼女はプロダクトやデザイン、サプライチェーンなどの重要な部門におけるリーダーシップチームを刷新および強化してくれた。また、その(マリオットという)大きなブランドを率いてきた経験は、当社の消費者戦略を改善するために不可欠だった。彼女の、今後のさらなる成功を祈っている」と語った。なお、リナーツ社長兼CEOの突然の退任の理由については明らかにしなかった。

リナーツ社長兼CEOは、「アンダーアーマーの社長およびCEOを務めたこと、またパーパスやミッションを大切にする素晴らしいチームと共に働けたことを光栄に思う。チームを強化し、プロダクトやマーケティングなどを事業戦略に添って進化させ、収益性によりフォーカスできるようになった。将来的な成長に向けて土台は整っており、無限の可能性がある。アンダーアーマーの成功を、今後も心から応援している」と述べた。

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アンダーアーマーの社長兼CEOが退任、就任から約1年 後任として創業者が復帰

アンダーアーマー(UNDER ARMOUR)は3月13日、ステファニー・リナーツ(Stephanie Linnartz)社長兼最高経営責任者(CEO)が退任することを発表した。同氏は2023年2月に就任したばかりで、約1年での退任となった。後任には、創業者のケビン・プランク(Kevin Plank)=エグゼクティブチェアマン兼ブランドチーフが4月1日付で就任する。なお、リナーツ社長兼CEOは4月30日までアドバイザーとして同社に残るという。

1996年に設立されたアンダーアーマーは、2005年に米ナスダック(NASDAQ)に上場するなど急成長を遂げたものの次第に失速し、17年に赤字転落。以降、経営陣の入れ替わりが続いている。同年7月には、パトリック・フリスク(Patrik Frisk)前アルド・グループ(ALDO GROUP)CEOが社長兼最高執行責任者(COO)に就任し、プランク会長兼社長兼CEO(当時、以下同)から社長職を引き継いだ。その後、20年1月にフリスク社長兼COOがCEOに昇格し、プランク会長兼CEOは現職に。22年5月にフリスク社長兼CEOが退任した際には、コリン・ブラウン(Colin Browne)COOが暫定的に社長兼CEOを務め、23年2月に米ホテルチェーン大手のマリオット・インターナショナル(MARRIOTT INTERNATIONAL)で社長を務めていたリナーツを社長兼CEOに迎えた。

プランク=エグゼクティブチェアマン兼ブランドチーフは、「チーム全体を代表し、ステファニーの貢献に感謝する。任期中、彼女はプロダクトやデザイン、サプライチェーンなどの重要な部門におけるリーダーシップチームを刷新および強化してくれた。また、その(マリオットという)大きなブランドを率いてきた経験は、当社の消費者戦略を改善するために不可欠だった。彼女の、今後のさらなる成功を祈っている」と語った。なお、リナーツ社長兼CEOの突然の退任の理由については明らかにしなかった。

リナーツ社長兼CEOは、「アンダーアーマーの社長およびCEOを務めたこと、またパーパスやミッションを大切にする素晴らしいチームと共に働けたことを光栄に思う。チームを強化し、プロダクトやマーケティングなどを事業戦略に添って進化させ、収益性によりフォーカスできるようになった。将来的な成長に向けて土台は整っており、無限の可能性がある。アンダーアーマーの成功を、今後も心から応援している」と述べた。

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「ヴァンズ」が加藤忠幸&中田慎介とのコラボコレクション“トウキョウ クルーズ”を発売

「ヴァンズ(VANS)」は、ビームス(BEAMS)のサーフ&スケート部門のバイヤーでブランド「エス エス ズィー(SSZ)」を手掛ける加藤忠幸と、ビームスの元クリエイティブ・ディレクターでブランド「アンライクリー(UNLIKELY)」を手掛ける中田慎介、VF ジャパンが主導する東京発デザインチームのトウキョウ デザイン コレクティブ(TOKYO DESIGN COLLECTIVE、TDC)とコラボレーションした第2弾コレクション“トウキョウ クルーズ(TOKYO CRUISE)”を3月16日に発売する。「ヴァンズ」と「ビームス」の公式オンラインストアをはじめ、「ヴァンズ ストア ハラジュク」や「ビームス ジャパン シンジュク」、ビリーズ(BILLY’S)の各店などで取り扱う。

今回は、都市型ユーティリティ・ファッションを再定義しながら、1990年代のスケートボードスタイルを現代のストリートに復活させたアイテムを提案。コーデュラ(CORDURA)素材を使用したクルーズジャケットやメッシュバーカ、イージーパンツ、フーディー、Tシャツなどのアパレルを用意した。また、ビンテージのディテールを落とし込んだ“オールド スクール 36 SP(OLD SKOOL 36 SP)”と“スリップオン リイシュー 98 SP(SLIP-ON REISSUE 98 SP)”の2型のフットウエアも展開する。

なおキャンペーンフィルムは、クリエイティブ・ディレクターや編集者として活動する野村訓市が監修した。

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「ヴァンズ」が加藤忠幸&中田慎介とのコラボコレクション“トウキョウ クルーズ”を発売

「ヴァンズ(VANS)」は、ビームス(BEAMS)のサーフ&スケート部門のバイヤーでブランド「エス エス ズィー(SSZ)」を手掛ける加藤忠幸と、ビームスの元クリエイティブ・ディレクターでブランド「アンライクリー(UNLIKELY)」を手掛ける中田慎介、VF ジャパンが主導する東京発デザインチームのトウキョウ デザイン コレクティブ(TOKYO DESIGN COLLECTIVE、TDC)とコラボレーションした第2弾コレクション“トウキョウ クルーズ(TOKYO CRUISE)”を3月16日に発売する。「ヴァンズ」と「ビームス」の公式オンラインストアをはじめ、「ヴァンズ ストア ハラジュク」や「ビームス ジャパン シンジュク」、ビリーズ(BILLY’S)の各店などで取り扱う。

今回は、都市型ユーティリティ・ファッションを再定義しながら、1990年代のスケートボードスタイルを現代のストリートに復活させたアイテムを提案。コーデュラ(CORDURA)素材を使用したクルーズジャケットやメッシュバーカ、イージーパンツ、フーディー、Tシャツなどのアパレルを用意した。また、ビンテージのディテールを落とし込んだ“オールド スクール 36 SP(OLD SKOOL 36 SP)”と“スリップオン リイシュー 98 SP(SLIP-ON REISSUE 98 SP)”の2型のフットウエアも展開する。

なおキャンペーンフィルムは、クリエイティブ・ディレクターや編集者として活動する野村訓市が監修した。

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【2023年夏コスメ】「エクセル」がメイクの上からUVカット&美肌補正するリタッチパウダーを限定発売

「エクセル(EXCEL)」は6月11日、定番の日焼け止め“プロテクティブ UVエッセンス”から、メイクの上から紫外線カットと美肌補正ができるパウダータイプの“プロテクティブ UVリタッチパウダー”[SPF50+・PA+++](1980円)を数量限定で発売する。

日中の化粧直しがこれ1つで完了する日焼け止めパウダーで、ふんわり軽やかな粉体が余分な皮脂を素早く吸着し、さらさらな肌に仕上げる。崩れたメイクを美しく補正するクリアベージュの1色展開で、毛穴の凹凸や色むらも自然にカバーする。肌の乾燥を防ぐスクワランやセラミド、ビタミンC誘導体などの美容成分を贅沢に配合している。

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TWICEのSANAが「YSL」の新CMに登場 クールな表情で“オールアワーズ コンシーラー”を訴求

「イヴ・サンローラン(YVES SAINT LAURENT)」(以下、YSL)は3月14日、ブランドを代表するベースメイクシリーズ“オールアワーズ リキッド”から、15日に全国発売するコンシーラー“オールアワーズ コンシーラー”(全6色、各15mL、各5940円)の新CMを公開した。クールな表情のTWICEのサナ(SANA)が出演し、商品を片手に美しい肌やフェイスラインをアピールする。CMとキービジュアルは、「YSL」公式オンライン ブティックやグローバルを含めた公式SNS、ウェブ広告などで公開を予定している。

スキンケアベースを約85%配合した“オールアワーズ コンシーラー”は、高いカバー力と自然な仕上がりを両立しながら、独自のピグメントで光を操り立体感を演出できるリキッドコンシーラー。目尻や眉間、ほうれい線などに「Y」を描く独自の“Yライン”テクニックを取り入れることで、理想の“小顔印象”をかなえる。カラーは幅広い肌トーンに対応した6色展開で、明るめ、暗め、その中間の色味まで取りそろえている。

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TWICEのSANAが「YSL」の新CMに登場 クールな表情で“オールアワーズ コンシーラー”を訴求

「イヴ・サンローラン(YVES SAINT LAURENT)」(以下、YSL)は3月14日、ブランドを代表するベースメイクシリーズ“オールアワーズ リキッド”から、15日に全国発売するコンシーラー“オールアワーズ コンシーラー”(全6色、各15mL、各5940円)の新CMを公開した。クールな表情のTWICEのサナ(SANA)が出演し、商品を片手に美しい肌やフェイスラインをアピールする。CMとキービジュアルは、「YSL」公式オンライン ブティックやグローバルを含めた公式SNS、ウェブ広告などで公開を予定している。

スキンケアベースを約85%配合した“オールアワーズ コンシーラー”は、高いカバー力と自然な仕上がりを両立しながら、独自のピグメントで光を操り立体感を演出できるリキッドコンシーラー。目尻や眉間、ほうれい線などに「Y」を描く独自の“Yライン”テクニックを取り入れることで、理想の“小顔印象”をかなえる。カラーは幅広い肌トーンに対応した6色展開で、明るめ、暗め、その中間の色味まで取りそろえている。

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都心に住む20代に車回帰の流れアリ 古着感覚で人気の“ヤングタイマー”とは?

“若者の車離れ”が叫ばれるようになって久しい。そんな若者をなんとか獲得しようと、車のサブスクやカーシェアリングサービスが多様に広がっているが、ここにきて都心に住む20代〜アラサーが車を買ったといった話をチラホラ耳にするようになってきた。「車=大人になったらみんなが乗るもの」ではなく完全に嗜好品となったことで、ファッション同様に自己表現として車を持つ若者の存在が、分母の少なさもあって目立っている。古着世代の彼らは中古車にも抵抗がなく、中でも“ヤングタイマー”と呼ばれる1980年代〜2000年ごろの中古車が、デザイン性とコスパの両面から支持されている。

「同年代の友達の間では、一番無駄な買い物は車だって言われている。でも、僕にとっては人生で最高の買い物がこいつ!」と愛車を傍らに話すのは、世田谷区在住の30歳の男性。昨年購入した1998年製の「日産 ラシーン」は、「30歳を機にやりたいことは全部やろうと思って、買うことを決意した」。購入時の走行距離は13万3800キロ、価格は150万円ほどだったという。

男性の職業は大手広告代理店のコピーライター。月に4万円弱という世田谷区の駐車場料金は、デザイン系コンサルティング会社で働く同棲中の彼女(30歳)と折半している。もちろん、同世代の中でかなり高収入に分類される2人であり、だからこそ車を持つ余裕があるのだが、それでも新車は選択肢になかったと話す。車を購入するにあたって「ラシーン」と共に調べたのは、「日産 パオ」や「フォルクスワーゲン ゴルフ2」とどちらも“ヤングタイマー”。「(新車としても人気が高い)『スズキ ジムニー』も一応チェックしたけど、『ジムニー』だって買うなら中古車だった。以前誰かが乗っていたことは全く気にならない。新車はやはり価格がネック」と男性は続ける。

カーナビではなくカセットデッキ

果たして、色や状態が理想的な「ラシーン」が見つかった。オートクルーズ機能はもちろんないし、「ハンドル操作もちょっと重い。でも、エアバックが運転席、助手席両方についているといった必要最低限な機能は、この年式なら搭載されている」という点も“ヤングタイマー”を選ぶ決め手となった。外装、内装共に特にカスタムなどは施さずに乗っているが、1点だけ強くこだわったのがカセットデッキだというのも何とも今っぽい。「カーナビかカセットデッキ、どちらを積むか選べた中で、私がカセットデッキがいいと強く希望した」と彼女。車を買う前からカセットテープを中目黒のカセットテープ専門店「ワルツ」などで少しずつ買い集めており、ドライブのたびにデジタル配信とは違う音を楽しんでいるという。

車を手に入れて「旅行に行くのが億劫ではなくなった」と2人。箱根や裏磐梯などにも出掛けたが、よく行くのは「ちょっと遠くのスーパー銭湯」と、あくまでカッコつけずに自然体。「車を買う前もカーシェアサービスに登録していたけど、予約がいっぱいですぐに借りられないことがほとんどだった。もちろん、若い世代がみんな車を買うなら“ヤングタイマー”というわけではなく、新車を追い求める人もいる。でも、車もカセットも古着も、全体的にちょっと古いものが好きというムードは今あると思う」と男性。

「車は一番デカいアウター」

若者×車×東京といった切り口で、ビジネスを立ち上げるケースも出てきた。tokyo basic car club(以下、TBCC)の南部翔也CEO(30歳)はその1人だ。広告代理店のウェブディレクターを経て独立。21年にTBCCを立ち上げ、インスタグラム(@tokyo_basic_car_club)とユーチューブ(@tokyobasiccarclub)で“ヤングタイマー”やそれに乗る20代のライフスタイルを紹介している。投稿する画像や動画は、アウトドアムードの車なら公園の緑の中で撮影し、夜が映える車なら夜景をバックに撮るといった具合に、ファッションブランドのルック撮影よろしく世界観を追求。中古車検索サイトの味気ない画像とは一味も二味も違う見せ方で、感度の高いフォロワーを獲得してきた。

メディアを運営する中で、「“ヤングタイマー”に乗りたい」「“ヤングタイマー”を価値が分かる人に譲りたい」といった声が集まるようになったことで、満を持して“ヤングタイマー”の個人間売買のマッチング事業に参入。「僕らが狙っているのは、クラシックカーと普通の中古車の間のゾーン。何百万円もするビンテージデニムは買えないけど、80年代のオールドステューシーなら買える、といったイメージ」だ。確かに、1970年代以前の“オールドタイマー”な車はクラシックカーとしてビンテージ的価値が高まるものもあるが、一方で維持は難しい。“ヤングタイマー”なら個性も楽しめる上に、維持も比較的しやすい。TBCCで“ヤングタイマー”の購入をサポートした客は美容師やカメラマン、スタイリスト、メディア関係者が多いというが、もちろん一般会社員もいる。20代が中心で、最年少は19歳。「予算は200万円あればいろんな車種が選べるし、それなら社会人2〜3年目でも頑張れば手を出せる」と南部CEO。

南部CEOやその界隈のカルチャーにとって、「車は一番デカいアウター」といった感覚なのだという。インスタのDMなどを通し、「こういうファッションや音楽が好きな自分は、車は何に乗るのがいいか」といった相談も受けるといい、TBCCはいわば車のセレクトショップ的存在。「ひと昔前は、自分の周りの先輩を見て、どんな車に乗るのがいいのか考えたのだろうが、僕らの世代にはそういう車持ちの先輩がなかなかいない。だから、TBCCのインスタやユーチューブがカタログ代わりになっているんだと思う」。

「車好きの溜まり場」をオープン

車好きが集まれる場所として、TBCCではイベントにも注力してきた。昨年は、“ヤングタイマー”を間近で見たり、乗り心地をオーナーに尋ねたりできるイベントを都内や郊外で何度か開催したが、この2月には「車好きの溜まり場」を目指した飲食店を都内に開いた。世田谷の「シットオントーキョー」がそれだ。最寄り駅の駒沢大学駅から徒歩なら15分で、店舗前には3台の無料駐車場を備える。ウィスキーやナチュールワインにもこだわるが、当然ノンアルコール飲料も豊富。「今まで、都内の車好きが集まる場所というと、神奈川の大黒ふ頭パーキングエリアや郊外の駐車場などしかなかった。少しずつ盛り上がってきた、東京の若い世代のカーカルチャーの中心になれるような場を作りたかった」と南部CEOは話す。

「シットオントーキョー」は、若い世代にカーカルチャーを広めるTBCCの活動に共感した関西圏を基盤とする中古車流通業、ユーポスがスポンサーとなって出店に至ったのだという。同様に、TBCCのもとには若い世代との接点を求める自動車関連企業からもラブコールが届いている。例えば、トヨタ自動車はユーチューブ(@toyotadriverschannel)のコンテンツ制作で、TBCCや、同じく若者×車×街といった切り口で情報発信しているカー・シティ・ガイド/CCG(@car_city_guide)とタッグを組んでいる。

もちろん、これらはあくまでニッチな点の話で、都心の若者の多くが車を持つ時代が再びやってくるかというと、それは恐らくない。ただ、われわれファッション業界でも、例えば「フリークスストア(FREAK’S STORE)」が23年秋にTBCCとコラボレーションして製作したグッズを販売したり、TBCCのもとに香港のストリートブランドからコラボ依頼が届いたりするなど、東京の若者の新しいカーカルチャーにフォーカスする動きも出てきている。一つの消費の潮流として、注目しておくのがよさそうだ。


以下、自動車専門メディアに聞く“ヤングタイマー”ブーム

なぜ今、若者に“ヤングタイマー”が支持されるのか。自動車専門メディア「ウェブ オプション」の竹本雄樹編集長に一問一答形式で聞いた。

Q:“ヤングタイマー”はなぜ人気が高まっているのか。これは若者だけの話なのか。

A:ファッションや音楽と同様に、車でも1980〜90年代に販売された旧車の人気が高まっており、それは若い世代に限った話ではない。個人的には、現行車がどれも時代要件を背負いながら周囲と戦うために肥大化し、価格も高騰。どこか表層的で、悪く言えば面白みのないデザインになってしまったことが背景にあると考えている。80〜90年代の車はどれも荒削りで非常に挑戦的。遊び心や個性、“不完全さ”があった。それがZ世代には新鮮に映り、X世代以上にとっては「あのころ買えなかった車を今!」となっている。また、車種にもよるが、旧車は現行車よりも手頃で個性も演出できる。そういった面も“ヤングタイマー”ブームにつながっている。

Q:コロナ禍の密を避ける生活様式が自動車購入を後押しした面もあるのか。

A:コロナ禍中にマイカー需要が一気に拡大したことは事実であり、ある埼玉の旧車専門店ではコロナ自粛期間の車両販売台数がコロナ前の1.5倍ペースだったという。同様の話は他でもよく聞き、コロナ禍が車の購入に対し何かしらの起爆剤になった可能性は高い。

Q:“若者の車離れ”と言われるようになって久しいが、これを機にもう一度多くの若者が車に乗るようになるのか。

A:自動車業界関係者の言う“若者の車離れ”は、(新車を販売する)メーカーディーラーに限った話だと自分は考えている。新車価格は90年代に比べて1.5〜2倍となっており、趣味が多様化した現代において新車はもはや高嶺の花。購入ハードルは高い。その一方で、旧車は選び方次第で若者にも手が届き、実際に90年代のスポーツカーをメインで扱うわれわれの媒体「ウェブ オプション」の読者では、明らかにZ世代が増えている。つまり、“若者の車離れ”ではなく、“若者の新車離れ”だ。個人的には、“ヤングタイマー”のブームは今後長期にわたって続いていくと思っている。単に移動する手段として便利なEV(電気自動車)やPHEV(充電可能なハイブリッド車)が増えれば増えるほど、(個性が光る“ヤングタイマー”が支持されるという)流れが顕著になるのではないか。

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日本のテキスタイルを世界へ、「スーパーゼロラボ」が南青山にオープン


カジハラデザインスタジオ(KAJIHARA DESIGN STUDIO)、浅野撚糸、矢橋ホールディングスの三社はこのほど、日本のテキスタイルと文化を発信するサロン型ストア「スーパーゼロラボ(SUPER ZERO Lab)」を東京南青山にオープンした。

100平方メートルの空間には、販売エリア、ショールームエリア、イベントエリアを設ける。販売エリアでは、浅野撚糸が特殊撚糸工法で製造した「スーパーゼロ(SUPER ZERO)」糸を使用した製品や、矢橋工房の漆器、無農薬食品などを取り扱う。ショールームでは「スーパーゼロ」の糸や生地、日本建築の伝統技法や工芸品を展示し、商談や勉強会の場所としても活用。イベントエリアは、工芸品やファクトリーブランドの期間限定販売会、アート展などを実施し、地域創生への貢献を目指す。

内装には端材や廃材を使用した木工家具など

店内の内装はエニープロジェクトの高橋真人が手がけた。聚楽壁や畳什器など日本の職人の手仕事と、端材や廃材を使用した木工家具などを取り入れ、和の温もりと現代的な洗練との調和を演出している。

試着室の壁面材料やクッションにはウルトラファブリックス(Ultrafabrics)が提供する、廃棄素材を再利用したヴィーガンレザーの「リドウ(REDOW)」を使用。また下げ札やショッパーなどの販促ツールには一般社団法人サーキュラーコットンファクトリーが提供するサーキュラーコットンペーパーを使用している。オープン後も、廃棄衣料品の回収プロジェクトなど、環境に配慮した取り組みを行っていく予定だ。

また「スーパーゼロラボ」のオープンと同時に、アパレルブランド「ASANO KANAKO KAJIHARA」も始動した。国内繊維工場とのコラボ開発を強化し、「スーパーゼロ」を使用した上質なストールやタオル、アパレル製品などを展開する。スパイバー(SPIBER)の人工タンパク質素材「ブリュード・プロテイン(BREWED PROTEIN)」と「スーパーゼロ」の撚糸を組み合わせた新技術による製品開発にも挑戦している。

商品の製造情報は、設置された二次元コードをスキャンすることで、日本語のほか、英語と中国語でも閲覧可能にした。日本の文化や地域を紹介することで、国際的な交流の場としての機能を強化し、海外からのインバウンド需要に応える。

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日本のテキスタイルを世界へ、「スーパーゼロラボ」が南青山にオープン


カジハラデザインスタジオ(KAJIHARA DESIGN STUDIO)、浅野撚糸、矢橋ホールディングスの三社はこのほど、日本のテキスタイルと文化を発信するサロン型ストア「スーパーゼロラボ(SUPER ZERO Lab)」を東京南青山にオープンした。

100平方メートルの空間には、販売エリア、ショールームエリア、イベントエリアを設ける。販売エリアでは、浅野撚糸が特殊撚糸工法で製造した「スーパーゼロ(SUPER ZERO)」糸を使用した製品や、矢橋工房の漆器、無農薬食品などを取り扱う。ショールームでは「スーパーゼロ」の糸や生地、日本建築の伝統技法や工芸品を展示し、商談や勉強会の場所としても活用。イベントエリアは、工芸品やファクトリーブランドの期間限定販売会、アート展などを実施し、地域創生への貢献を目指す。

内装には端材や廃材を使用した木工家具など

店内の内装はエニープロジェクトの高橋真人が手がけた。聚楽壁や畳什器など日本の職人の手仕事と、端材や廃材を使用した木工家具などを取り入れ、和の温もりと現代的な洗練との調和を演出している。

試着室の壁面材料やクッションにはウルトラファブリックス(Ultrafabrics)が提供する、廃棄素材を再利用したヴィーガンレザーの「リドウ(REDOW)」を使用。また下げ札やショッパーなどの販促ツールには一般社団法人サーキュラーコットンファクトリーが提供するサーキュラーコットンペーパーを使用している。オープン後も、廃棄衣料品の回収プロジェクトなど、環境に配慮した取り組みを行っていく予定だ。

また「スーパーゼロラボ」のオープンと同時に、アパレルブランド「ASANO KANAKO KAJIHARA」も始動した。国内繊維工場とのコラボ開発を強化し、「スーパーゼロ」を使用した上質なストールやタオル、アパレル製品などを展開する。スパイバー(SPIBER)の人工タンパク質素材「ブリュード・プロテイン(BREWED PROTEIN)」と「スーパーゼロ」の撚糸を組み合わせた新技術による製品開発にも挑戦している。

商品の製造情報は、設置された二次元コードをスキャンすることで、日本語のほか、英語と中国語でも閲覧可能にした。日本の文化や地域を紹介することで、国際的な交流の場としての機能を強化し、海外からのインバウンド需要に応える。

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「コウタグシケン」初のショーは予想外の演出 又吉直樹のコントとバンド演奏

具志堅幸太デザイナーによるニットウエアブランド「コウタ グシケン(KOTA GUSHIKEN)」は12日、「楽天 ファッション ウイーク東京(Rakuten Fashion Week TOKYO)」で2024-25年秋冬コレクションを披露した。東京都と日本ファッションウィーク・推進機構(JFWO)が共催するファッションアワード「東京ファッションアワード 2024(TOKYO FASHION AWARD 2024)」の受賞特典として、渋谷ヒカリエで開催した。公式インスタグラムで一般参加を受け付けたところ、約700人のゲストが集まった。

又吉直樹と好井まさおが
展示会コントで新作紹介

同ブランドにとって初のショーは、コントとバンド演奏がメインという意外性のある内容だった。舞台には、「コウタ グシケン」のニットを着用したお笑い芸人の又吉直樹と好井まさおが登場し、最新コレクションの展示会に行くという設定のコントを開始。又吉が新作13型を次々と試着する間、好井はそれに対して冷静にツッコミを入れる。果てには大型スクリーンを使用して「『コウタ グシケン』のニットか否か」クイズゲームを繰り広げ、会場の笑いを誘った。ショー後半には、展示会のゲスト役を演じた2ピースバンドの酩酊麻痺(めいていまひ)が登場。1月にリリースしたEP「光」から「朝のはなし」を演奏した。コントから一新して組まれたセットには、ブランドのアーカイブを多数吊り下げた。

具志堅デザイナーが4人を選んだのは、元々知人であったことに加え、個人的なシンパシーを感じていたからだという。「生きていると楽しさや悲しさ、幸せや絶望を感じるもの。そういった気持ちの過程をショーで表現したいと考えたとき、彼らも同じ思想を持っているのではないかと思い、一緒に舞台を作りたくなった」。ダメ元で連絡したところ4人全員が参加を即答し、実現した。

アーカイブややりたいことを“整理整頓”

最新コレクションのテーマは“orgnaseid well”で、具志堅デザイナーいわく、故意に誤ったスペルでつづり、「整理整頓(organised)したつもりだが自信がない」という意味を込めた。通常のシーズン発表後は、余暇を過ごしたり、展示会巡りをしたりしながら翌シーズンの準備をしてきた。しかし、昨シーズン終了後から、「東京ファッションアワード 2024」を受賞し、1月のパリ・メンズ・ファッション・ウイーク期間中に現地で展示会を初開催するまでの期間は、仕事やプライベートを含めて唯一できたことがアトリエの片付けだったという。パリでブランドの自己紹介をしようと、自身の学生時代のデザインを振り返った結果、今回の新作が生まれた。

全13型というコンパクトなコレクションには、具志堅デザイナーのやりたかったことを詰め込んでいる。例えば、学生時代の卒業コレクションで発表し、今では定番となったモナリザを編んだニットを、線描画のモナリザにアレンジしたほか、スコットランドのニットウエアファクトリー「ジャミーソンズ(JAMIESON’S)」とコラボした23-24年秋冬シーズンのセーターを、ベスト仕様に変えた。また、1940年代のスーツをベースにしたダブルジャケットや同柄のパンツ、ショルダーバッグ、ケープなどを全てニットで作った。

具志堅デザイナーが今シーズンの大きなチャレンジとしてあげたのは、リバーシブルのスカジャンだ。ほかのアイテムには日本製の糸を使用する中、スカジャンは光沢にこだわり、イタリア製のレーヨンとシルク混紡の糸を使った。

今回の演出については、「せっかくショーをするなら、ゲストに『楽しくていい時間だった』と思ってほしかった」とコメント。「今回のショーはあくまでアワード受賞の条件で開催しただけ。実はファッションショーよりも演劇やライブを観る方が好きなので」と述べ、今後は展示会のみでの発表に戻ることを明かした。1月のパリの展示会では海外の卸先も数件決まったといい、今後のブランドの知名度向上を目指すという。

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