ゴールデンウイークに入り、日焼け止めシーズンも本格化!今年も驚きの技術や進化が詰まった日焼け止めが多数登場しています。2025年の日焼け止めはどんなものがあるのか?「追いUV」や各社の研究&技術が垣間見える「ロングUV-A対策」「自動修復機能」など、新製品を元にまとめた注目の日焼け止めトレンドを紹介します。
【トピック1】
塗り直しニーズに多様な提案!
“追いUVケア”アイテムが続々
こまめな塗り直しが重要と言われる日焼け止めですが、外出時にメイクの上から塗り直すのは大変なもの。そんな悩みを受けて塗り直しのUVパウダーやUVカット値が高いクッションファンデーションはこれまでも発売されていましたが、25年はさらにアイテム数が拡大。日焼け止めのトップブランド「アネッサ(ANESSA)」からはブラシ一体型のパウダーが、「雪肌精」からは顔に直接吹き付けることができる独自技術を搭載した日焼け止めミストが登場しています。
【“追いUV”に便利な日焼け止め新作4選】
アネッサ
(ANESSA)
ブラシ一体型のUVカットパウダー
“パーフェクトUV ブラッシュオンパウダー”[SPF50+・PA++++](3498円※編集部調べ)
資生堂の「アネッサ(ANESSA)」から、今年はメイクの上からさっとひと塗りで簡単に塗り直しができるUVカットパウダー“パーフェクトUV ブラッシュオンパウダー”が登場。持ち運びに便利なブラシ一体型のパウダータイプで、手を汚さずに使用できる。ウオータープルーフタイプで、汗や水に強い処方を採用した。>記事の続きはこちら
■商品詳細
“パーフェクトUV ブラッシュオンパウダー”[SPF50+・PA++++](3498円※編集部調べ)
雪肌精
ブランド初のUVケアミスト
“スキンケア UV エッセンスミスト”[SPF35・PA+++](60mL、1870円※編集部調べ)
「雪肌精」はUVケアミスト“スキンケア UV エッセンスミスト”を発売する。顔に直接吹き付けられる処方をコーセーで初採用したほか、ブランドの特徴である和漢植物由来の美容液成分を85%配合。メイクの上からも手軽に吹き付けられ、UVケアと潤いケアを同時にかなえる。>記事の続きはこちら
■商品詳細
“スキンケア UV エッセンスミスト”[SPF35・PA+++](60mL、1870円※編集部調べ)
ベアミネラル
(BAREMINERALS)
ノンケミカルUV、ルースパウダー、ブラシが1つになったポケットUVパウダー
“オリジナル ミネラルベール UVパウダー(SPF25・PA++)”(5.3g、5280円)
「ベアミネラル(BAREMINERALS)」は、ポケットに収まるほどコンパクトなブラシ一体型のルースパウダー“オリジナル ミネラルベール UVパウダーを発売。外出先やファンデーションの上からでも日焼け止めのリタッチが可能で、皮脂を吸収し、長時間さらりとした美しさを保つため、化粧直しとしても最適だ。>記事の続きはこちら
■商品詳細
“オリジナル ミネラルベール UVパウダー(SPF25・PA++)”(5.3g、5280円)
ナチュラグラッセ
(NATURAGLACE)
ひと塗りで仕上がるスティックタイプ
“UVスティックファンデーション”[SPF50+・PA+++](全2色、各12g、各4730円)、“UVマーブルスティック”[SPF50+・PA+++](限定、11g、4730円)
「ナチュラグラッセ(NATURAGLACE)」は、ひと塗りで仕上がる“UVスティックファンデーション”と艶と透明感をプラスするマーブル模様の“UVマーブルスティック”のスティック型アイテム2種を発売する。“UVマーブルスティック”は、ハイライトとして使うこともでき、日焼けしやすい頬や額などの部分使いにも活用できる。>記事の続きはこちら
■商品詳細
“UVスティックファンデーション”[SPF50+・PA+++](全2色、各12g、各4730円)
“UVマーブルスティック”[SPF50+・PA+++](限定、11g、4730円)
【トピック2】
ロングUV-Aを深掘り!
指標からは見えない企業努力
日焼け止めのUVカット力を示す指標といえば「SPF50+ PA++++」。この指標は紫外線防御効果を示す国際規格です。紫外線は波長によってオゾン層で吸収され地上には届かないUV-C(280~315nm)とレジャー紫外線と言われ肌に火傷のような赤みを残すUV-B(315~400nm)、日常紫外線と言われ光老化の原因と言われるUV-A(315~400nm)の3種類に分類されており、「SPF」はUV-Bのカット力を、「PA」はUV-Aのカット力を示しています。
UV-Aは波長によってUV-A Ⅱ(320~340nm)とUV-A I(340~400nm)に分けられていますが、シミやシワ、たるみといった老化原因は波長が長いUV-A Iにあると言われていて、近年はUV-A Iの研究が進んでいます。2014年に世界で初めてUVA-Ⅰの可視化に成功した富士フイルムはこれを「ディープ紫外線」と命名し独自技術を搭載した製品を発売し続けているほか、リニューアルした「ラ ロッシュ ポゼ(LA ROCHE-POSAY)」のトーンアップUVも新たなUVフィルターを2種配合し、波長が長いロングUV-Aのカット力を強化しました。これらの特徴は紫外線防御指標で示すことができませんが、“光老化を防ぐ”という各社の企業努力を見ることができます。
【ロングUV-Aに負けない日焼け止め新作3選】
ラ ロッシュ ポゼ
(LA ROCHE POSAY)
紫外線防御を強化し、くすみをはね返すトーンアップUV
“UVイデア XL プロテクショントーンアップ ローズ” [SPF50+・PA++++](30mL、3960円)
「ラ ロッシュ ポゼ(LA ROCHE POSAY)」は、“UVイデア XL プロテクショントーンアップ ローズ”をリニューアルした“UVイデア XL プロテクショントーンアップ ローズ+”を発表。UVフィルターの設計を既存商品の7種から8種に増やし、ロングUVAを含む紫外線の防御力を高める。>記事の続きはこちら
■商品詳細
“UVイデア XL プロテクショントーンアップ ローズ” [SPF50+・PA++++](30mL、3960円)
アスタリフト
(ASTALIFT)
独自の紫外線防御剤で“Deep紫外線”を徹底カット
“D-UVシールド トーンアップ”[SPF50+・PA++++](2色、各30g、各4290円)
「アスタリフト(ASTALIFT)」は、紫外線から写真フィルムを守るために独自の紫外線防御剤を開発してきた富士フイルムならではの、シミの元になる“Deep紫外線”を防ぐ技術の開発に成功。“D-UVシールド トーンアップ”は、新たなシミ発生ルートのブロック、破れないUV膜の作成、“Deep紫外線”を光に変換するトーンアップ効果も実現する。>記事の続きはこちら
■商品詳細
“D-UVシールド トーンアップ”[SPF50+・PA++++](2色、各30g、各4290円)
ニベア
(NIVEA)
“ディーププロテクト&ケア”シリーズを初改良
「ニベア(NIVEA)」は、定番の“ニベアUV ディーププロテクト&ケア”シリーズを初めて大型改良。スキンケアのような心地良い使用感はそのままに、UV-Bのほか、UV-Aによるシミ原因に着目した。また、日中の塗り直しに最適なミストUV“ニベアUV ディーププロテクト&ケア ミルクミストも販売している。>記事の続きはこちら
■商品詳細
ジェル、エッセンス、トーンアップエッセンス[SPF50+・PA++++](各1078円※編集部調べ、以下同)
“ニベアUV ディーププロテクト&ケア ミルクミスト”[SPF50+・PA++++](60mL、1188円)
【トピック3】
これは美容液?日焼け止め?
スキンケアとのボーダレス化が止まらない
美容液成分を豊富に含んだ「美容液ファンデーション」と同様に、日焼け止めも美容液とのボーダレス化が進んでいます。テクスチャーの軽さや肌への潤いなど、スキンケアの一環として取り入れやすいアイテムが豊富に登場していて、「エトヴォス(ETVOS)」は美白美容液UV下地を、「SK-II」は美白美容液シリーズ“ジェノプティクス”からUVクリームを発売。どちらもマルチ機能が備わっている点が魅力です。
【もはや美容液な日焼け止め新作3選】
SK-II
美白美容液シリーズからUVアイテムが登場
“CC プライマー”[SPF50+・PA++++](全2色、各30mL、各9900円※編集部調べ、以下同)、“UV クリーム”[SPF50+・PA++++](全2色、各30mL、各9900円)
「SK-II」は、美白美容液シリーズ“ジェノプティクス”から“CC プライマー”と“UV クリーム”を発売。ハリ、UVカット、下地&ナチュラルカバーという5つの効果を1本に凝縮し、潤いとUVカットのベールを長時間持続する。独自成分ピテラのほか、ナイアシンアミドやビサボロールを配合し、日中の外的要因にさらされた肌を穏やかに整えて潤いで満たす。>記事の続きはこちら
■商品詳細
“CC プライマー”[SPF50+・PA++++](全2色、各30mL、各9900円)
“UV クリーム”[SPF50+・PA++++](全2色、各30mL、各9900円)
エトヴォス
(ETVOS)
美白ケア“ホワイトニングクリアライン”のUV下地
“薬用 UVホワイトニングクリアセラム”[SPF35・PA+++](4400円)
「エトヴォス(ETVOS)」は、美白ケア“ホワイトニングクリアライン”から美白ケア、日焼け止め、化粧下地として使えるUV下地 “薬用 UVホワイトニングクリアセラム”を販売している。トラネキサム酸がメラニンの生成を抑え、シミやそばかすを防ぐ。ほか、くすみへアプローチする10の保湿成分も配合した。>記事の続きはこちら
■商品詳細
“薬用 UVホワイトニングクリアセラム”[SPF35・PA+++](4400円)
エリクシール
(ELIXIR)
“大人のUV乳液”が進化 新処方採用&新成分を配合
“デーケアレボリューション ブライトニング ba”【医薬部外品】(全2種、各35mL、3410〜3740円)、“デーケアレボリューション ba”【医薬部外品】(全2種、各35mL、3410〜3740円)
「エリクシール(ELIXIR)」は、高機能のUV乳液“デーケアレボリューション”が進化し、なりたい肌に合わせて選べる透明感×ハリの“デーケアレボリューション ブライトニング ba”【医薬部外品】と、潤い×ハリの“デーケアレボリューション ba”【医薬部外品】の2種を販売中。新成分の「ミトケアエッセンス」を配合し、紫外線ダメージを受けにくい肌にアプローチする。また、SPF50+・PA++++の商品に美容成分の配合量を増やす資生堂初の新処方「マイクロUV美容処方」も採用した。>記事の続きはこちら
■商品詳細
“デーケアレボリューション ブライトニング ba”【医薬部外品】(全2種、各35mL、3410〜3740円)
“デーケアレボリューション ba”【医薬部外品】(全2種、各35mL、3410〜3740円)
【トピック4】
外的環境やヨレに対応
心強い「自動修復機能」
「こまめな塗り直しが肝心」と言われる日焼け止めですが、会話や食事で口元にはシワができ、笑えば目元も大きく動く。活動していればそれらは当然起こることで、防ぎようがありません。そんな日常の動きに対応するのが、日焼け止めの自動修復機能です。資生堂やポーラなど以前から取り入れている企業は多いですが、今年もユニークなアイテムが続々。「ランコム(LANCOME)」は磁石のように引き合う力に着目し開発した独自技術を搭載。「シセイドウ(SHISEIDO)」は熱や汗、水によって防御膜を強化する技術を、「ビオレUV(BIORE UV)」は湿度に応じてUVカット膜の厚みが変化する技術を取り入れました。各社の独自研究と技術が詰め込まれた自動修復機能に注目です。
【ヨレを自動で修復する日焼け止め新作4選】
ランコム
(LANCOME)
崩れた膜を復元する独自技術を搭載
“UV エクスペール エクストリーム シールド” [SPF50+・PA++++ 耐水性★★](50mL、1万2980円)
「ランコム(LANCOME)」の“UV エクスペール エクストリーム シールド”は、磁石のように引き合う力に着目し開発した技術、マグネティック UVネットワークを搭載した日焼け止め下地。汗や水、こすれなどでUVブロック膜が圧力を受けると、プラスとマイナス分子が引き合う力で素早く崩れた箇所を復元し、隙なく紫外線から肌を守る。>記事の続きはこちら
■商品詳細
“UV エクスペール エクストリーム シールド” [SPF50+・PA++++ 耐水性★★](50mL、1万2980円)
シセイドウ
(SHISEIDO)
熱や汗、水によって防御膜が強化するUVローション
“パーフェクト サン プロテクター ローション”(50mL、6600円)
「シセイドウ(SHISEIDO)」が発表した新サンケアシリーズの“パーフェクト サン プロテクター ローション”には、同ブランドで初めて熱や汗、水によって防御膜が強化し、動きによるヨレや隙間に対し膜が自ら均一になるシンクロシールドリペア技術を搭載している。>記事の続きはこちら
■商品詳細
“パーフェクト サン プロテクター ローション”(50mL、6600円)
コーセー
水分蒸発後の穴を埋める“衝撃の紫外線ブロック”
“衝撃の紫外線ブロック”[SPF50+・PA++++](40mL、1430円※編集部調べ)
コーセーは、化粧崩れ対策に特化した“メイク キープ”シリーズから日焼け止めミルク“衝撃の紫外線ブロック”を販売している。従来のUV膜にあった肌の水分が蒸発した後に生じる“揮発穴”に着目し、これを埋める新アプローチで、水分蒸発後も紫外線防御力の高いすき間のない膜を持続する。>記事の続きはこちら
■商品詳細
“衝撃の紫外線ブロック”[SPF50+・PA++++](40mL、1430円※編集部調べ)
ビオレUV
(BIORE UV)
肌湿度で厚みが変化するUVクリーム
“ビオレUV アクアリッチ エアリーホールドクリーム(呼吸感ベールUV)”[SPF50+・PA++++ 耐水性★★](70g、1430円※編集部調べ)
花王は、「ビオレUV(BIORE UV)」のアクアリッチシリーズから、“ビオレUV アクアリッチ エアリーホールドクリーム(呼吸感ベールUV)”を発表。湿度応答剤を含むため、日中、湿度に応じて膜の厚みが変化。蒸し暑い環境では塗膜中の湿度応答剤が汗を吸って肌がべたつくのを防ぐほか、エアコンが効いた室内では塗膜が肌の乾燥を防ぐ。>記事の続きはこちら
■商品詳細
“ビオレUV アクアリッチ エアリーホールドクリーム(呼吸感ベールUV)”[SPF50+・PA++++ 耐水性★★](70g、1430円※編集部調べ)
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