1位は、御殿場アウトレット、売上高が過去最高1409億円 盤石の「SC売上高日本一」|週間アクセスランキング TOP10(5月1〜7日)

「WWDJAPAN」 ウイークリートップ10

1週間でアクセス数の多かった「WWDJAPAN」の記事をランキング形式で毎週金曜日にお届け。
今回は、5月1日(木)〜5月7日(水)に配信した記事のトップ10を紹介します。


- 1位 -
御殿場アウトレット、売上高が過去最高1409億円 盤石の「SC売上高日本一」

05月02日公開 / 文・WWD STAFF

 三菱地所・サイモンが運営する御殿場プレミアム・アウトレット(静岡県御殿場市)の2024年度(25年3月期)の売上高は、前年比13.7%増の1409億円で過去最高を更新した。

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- 2位 -
「ルイ・ヴィトン」が爽やかなカラーリングのバッグやレザーアイテムをラインアップ

05月02日公開 / 文・WWD STAFF

 「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」は、2025年プレフォール メンズ・コレクションから、バッグとレザーアイテムを発売した。「ルイ・ヴィトン」一部店舗および公式オンラインなどで取り扱う。

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- 3位 -
「マリークヮント」×「ニューエラ」第2弾 Tシャツやボディーバッグなどバリエーション豊富に

05月07日公開 / 文・WWD STAFF

 「マリークヮント(MARY QUANT)」は5月28日、「ニューエラ(NEW ERA)」とコラボレーションしたコレクションを発売する。全国の「マリークヮント」店舗および公式オンラインストアで取り扱う。また14日10時から「マリークヮント」公式オンラインショップで先行予約の受付を開始する。

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- 4位 -
キャサリン妃の春の装いはアースカラー 結婚14周年にスコットランドを訪問

05月06日公開 / 文・米国版WWD

 ケイト・ミドルトン=キャサリン皇太子妃(Kate Middleton, Catherine Princess of Wales、以下、キャサリン妃)とウィリアム皇太子は4月29、30日(現地時間)の2日間、スコットランドのマル島とアイオナ島を訪問した。なお29日、2人は結婚14周年を迎えた。

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- 5位 -
KinKi Kidsの全356曲の配信を記念して、Spotifyで特別企画を実施

05月04日公開 / 文・WWD STAFF

 オーディオストリーミングサービスのSpotify(スポティファイ)は、KinKi Kidsの全356曲が5月5日に配信開始されることを記念して、同アーティストの音楽をより深く楽しめる特別企画・限定コンテンツを提供する。

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- 6位 -
ウエディングドレス最新トレンド 2026年春夏はマーメイドラインやリボン飾りなど7つのキーワードに注目!

05月05日公開 / 文・米国版WWD

 “6月に結婚すると一生涯にわたって幸せになれる”という言い伝えから、洋の東西を問わず、ジューンブライドへの憧れを持つ人は少なくない。その季節を前に、米国では2026年春夏ニューヨーク・ブライダル・ファッション・ウイークが開催された。米「WWD」によれば、今季のウエディングドレスはウエストを意識したコルセットのトップスやマーメイドライン、カラフルなフローラルモチーフ、可憐なリボン飾り、中世風のものなどが人気だという。ここでは、7つのトレンドとともに人気のデザインをまとめて紹介する。

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- 7位 -
“ガラスのおもちゃ”へのときめきを閉じ込めた宝石 「アメリ・チバ」が提案する心が動くジュエリー

05月03日公開 / 文・益成 恭子

 パリのファッションメゾンでデザイナーとして活動した千葉愛芽里が自身のジュエリーブランドをスタートした。「アメリ・チバ(AMELIE CHIBA)」のファーストコレクションは、合成クオーツと染色アゲートを張り合わせた模造石“エコー”が主役。アゲートとはメノウのことで、カラフルに染められたものがアクセサリーやコースターなどとして販売されている。“エコー”は、高価な宝石にみせるために素材を貼り合わせるダブレットやトリプレットの技法を応用したものだが、一般的にイミテーションと呼ばれるそれらとは違う。本物に見せかけたり、本来の素材の色や輝きを高めたりするのではなく、光学的な意図によりデザインされたものだ。“エコー(共鳴)”は、その名の通り、透明なクオーツのファセットに鮮やかなカラーのアゲートが響き合い、ちょっとしたモダンアートのよう。不思議なカラーニュアンスが生まれ、ついつい見入ってしまう。“エコー”の誕生について千葉に話を聞いた。

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- 8位 -
【メットガラ2025】BLACKPINKリサ、サブリナ・カーペンター、マドンナまで ポップスターの華麗なる衣装をチェック

05月07日公開 / 文・米国版WWD

 「メットガラ2025」が5月5日(現地時間)、米ニューヨークのメトロポリタン美術館(The Metropolitan Museum of Art)で開催された。今年のテーマは、“スーパーファイン:テーラリング ブラック スタイル(Superfine: Tailoring Black Style)”。会場には、BLAKPINKからリサ(Lisa)、ジェニー(Jennie)、ロゼ(Rose)やマドンナ(Madonna)、サブリナ・カーペンター(Sabrina Carpenter)、チャペル・ローン(Chapell Roan)ら多数のポップスターが来場。今年のテーマに独自に解釈を加えて、カスタムデザインのルックや、大胆なシルエット、ドラマチックなテーラリングを披露した。

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- 9位 -
大阪万博で見るべき「シグネチャーパビリオン3選」 いのちの未来を考える

 大阪・関西万博のパビリオンの中でも、万博を象徴するシグネチャーパビリオンを紹介したい。8人のプロデューサーが万博のテーマである「いのち輝く未来社会のデザイン」についてそれぞれの視点で深堀りし、表現している。館内の展示や体験を通して訪れた人が「いのち」について考え、その概念をアップデートする場所になることを目指している。

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- 10位 -
「マスターマインド・ジャパン」×「ニューエラ」 新作ヘッドウエアを“59FIFTY”デイに発売

05月07日公開 / 文・WWD STAFF

 「マスターマインド・ジャパン(MASTERMIND JAPAN )」と「ニューエラ(NEW ERA)」は「ニューエラ」の代表モデル“59FIFTY”の記念日である5月9日を祝したコラボレーションアイテムを同日に発売する。「ニューエラ」の一部店舗および公式オンラインストアで取り扱う。

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「シンゾーン」が女子少年院と協業 少女たちの社会復帰を制作活動で支援

セレクトショップのシンゾーン(SHINZONE)はこのほど、女性に対する暴力や権利について意識を高めることを目的としたプロジェクト「ウィメンズ・ファッション・エデュケーション(Woman’s Fashion Education)」を始動した。第1弾として、法務省の機関である女子少年院の愛光女子学園(狛江市)と協働し、同学園の職業指導で制作されたレース編みを用いた商品3点を制作・販売した。今回の取り組みに至った経緯や想いを染谷裕之社長に聞いた。

今回のコレクションは、園生が編んだクロッシェ・レースを用いたキッズドレスと雑貨の計3点。キッズドレスはレース68枚を繋ぎ合わせた華やかなサーキュラーシルエットで、オートクチュールの一点物だ。参考価格は税込 41万2500円。小花モチーフのレースを散りばめたキッズキャップには、手描き風の「LOVE」ロゴを刺しゅうし、レッド生地には白レース、デニム生地には生成りレースをあしらった。スタイは中央に「LOVE」ロゴ刺しゅうを施し、小花モチーフのレースをランダムに配したデザインで、ホワイト、エクリュ、ネイビーの3色を企画した。

シンゾーンはファッションと福祉の架け橋となることをミッションの一つに掲げ、これまでに児童養護施設や乳児院で暮らす子どもたちを支援してきた。その活動の中で出合ったのが愛光女子学園だ。家庭環境に恵まれない子どもたちへの支援と、加害者の更生支援という女子少年院との協業は、根本的に異なる立場ゆえ社内には反対の声もあったが、染谷社長は迷わず支援を決定したという。

「シンゾーンのモットーは、“役に立とう、感謝されよう、心を満たそう”。社会の役に立てること、何より力を必要としている人の役に立つことで、私たち自身も心が満たされることがある。(本取り組みを通じて)少女たちが社会とつながる希望を見つけてもらいたいと思った」と染谷社長は語る。

このプロジェクトは、シンゾーンがこれまで手掛けた取り組みの中でも特に実現が難しかったという。一つ目の課題は、愛光女子学園が国の機関であることを踏まえ、プロジェクトから利益を出すことを避けることだった。そのため、生産を外部工場に依頼できず、製品はすべて社員が手作業で制作した。今回の製品の売り上げは全額、少女たちの支援に活用し、内訳も公開していく。

二つ目の課題は被害者感情への配慮だ。少女たちの更生を目的とした活動とはいえ、犯罪行為を犯した事実があり、被害者やその家族等への説明責任や、加害者が制作した製品をシンゾーンが販売することで顧客が離れる可能性もあった。その点について染谷社長は「今後もいただいた声は真摯に受け止めながら進めていく」と述べた。

学園での限られた授業時間で制作される上、個々の技量に差があるため、生産計画通りに数を確保するのは困難だったが、完成品を見た園生たちは、自らの手で作り出したものに価値が生まれたことに感動とやりがいを感じていたという。「自分の行動に価値が付くことで、社会とつながる希望を持つきっかけになったと感じる」と染谷社長。

さらに染谷社長は「ゆくゆくは就労支援にまでつなげたい」と語り、レース編みの職人や生産工場への就職など、学園での経験が社会での仕事につながるような展開を構想している。「すでに来年度の第2回プロジェクト実施も決まった。シンゾーンだからこそできる支援の形を模索し、継続していきたい」。

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「シンゾーン」が女子少年院と協業 少女たちの社会復帰を制作活動で支援

セレクトショップのシンゾーン(SHINZONE)はこのほど、女性に対する暴力や権利について意識を高めることを目的としたプロジェクト「ウィメンズ・ファッション・エデュケーション(Woman’s Fashion Education)」を始動した。第1弾として、法務省の機関である女子少年院の愛光女子学園(狛江市)と協働し、同学園の職業指導で制作されたレース編みを用いた商品3点を制作・販売した。今回の取り組みに至った経緯や想いを染谷裕之社長に聞いた。

今回のコレクションは、園生が編んだクロッシェ・レースを用いたキッズドレスと雑貨の計3点。キッズドレスはレース68枚を繋ぎ合わせた華やかなサーキュラーシルエットで、オートクチュールの一点物だ。参考価格は税込 41万2500円。小花モチーフのレースを散りばめたキッズキャップには、手描き風の「LOVE」ロゴを刺しゅうし、レッド生地には白レース、デニム生地には生成りレースをあしらった。スタイは中央に「LOVE」ロゴ刺しゅうを施し、小花モチーフのレースをランダムに配したデザインで、ホワイト、エクリュ、ネイビーの3色を企画した。

シンゾーンはファッションと福祉の架け橋となることをミッションの一つに掲げ、これまでに児童養護施設や乳児院で暮らす子どもたちを支援してきた。その活動の中で出合ったのが愛光女子学園だ。家庭環境に恵まれない子どもたちへの支援と、加害者の更生支援という女子少年院との協業は、根本的に異なる立場ゆえ社内には反対の声もあったが、染谷社長は迷わず支援を決定したという。

「シンゾーンのモットーは、“役に立とう、感謝されよう、心を満たそう”。社会の役に立てること、何より力を必要としている人の役に立つことで、私たち自身も心が満たされることがある。(本取り組みを通じて)少女たちが社会とつながる希望を見つけてもらいたいと思った」と染谷社長は語る。

このプロジェクトは、シンゾーンがこれまで手掛けた取り組みの中でも特に実現が難しかったという。一つ目の課題は、愛光女子学園が国の機関であることを踏まえ、プロジェクトから利益を出すことを避けることだった。そのため、生産を外部工場に依頼できず、製品はすべて社員が手作業で制作した。今回の製品の売り上げは全額、少女たちの支援に活用し、内訳も公開していく。

二つ目の課題は被害者感情への配慮だ。少女たちの更生を目的とした活動とはいえ、犯罪行為を犯した事実があり、被害者やその家族等への説明責任や、加害者が制作した製品をシンゾーンが販売することで顧客が離れる可能性もあった。その点について染谷社長は「今後もいただいた声は真摯に受け止めながら進めていく」と述べた。

学園での限られた授業時間で制作される上、個々の技量に差があるため、生産計画通りに数を確保するのは困難だったが、完成品を見た園生たちは、自らの手で作り出したものに価値が生まれたことに感動とやりがいを感じていたという。「自分の行動に価値が付くことで、社会とつながる希望を持つきっかけになったと感じる」と染谷社長。

さらに染谷社長は「ゆくゆくは就労支援にまでつなげたい」と語り、レース編みの職人や生産工場への就職など、学園での経験が社会での仕事につながるような展開を構想している。「すでに来年度の第2回プロジェクト実施も決まった。シンゾーンだからこそできる支援の形を模索し、継続していきたい」。

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【メットガラ2025】アフターパーティー総まとめ サブリナ・カーペンターとジェナ・オルテガは仲良く来場

「メットガラ2025」が5月5日(現地時間)、米ニューヨークのメトロポリタン美術館(The Metropolitan Museum of Art)で開催され、多数のセレブリティーが“ブラック・ダンディズム”を表現した華麗なスタイルを披露した。

“ファッション界のアカデミー賞”とも評されるビッグイベントが幕を閉じると、恒例の“バスルームフォト”も撮り終えたセレブたちは、特別な一夜を楽しむためのパーティールックにチェンジ。ニューヨーク各所で開催されるアフターパーティーに向けて街へ繰り出していった。

ここでは、米「WWD」がキャッチした煌びやかなアフターパーティーの様子をまとめてお届けする。

まずは、ザ・マーク・ホテルで
セレブをキャッチ!

セレブが最初に姿を見せるのは、メトロポリタン美術館近くのザ・マーク・ホテル(The Mark Hotel)をはじめとした大きなホテルやアップタウンでのパーティー。

BLACKPINKのロゼは、レーヨンのボディースーツにタキシードジャケット、フリルのトレーンがついたシルクスカート、クリスタルをあしらったサンダルを合わせた「サンローラン(SAINT LAURENT)」によるナイトコーデでザ・マーク・ホテルを後にした。また、「メットガラ」デビューを果たしたアンナ・サワイは、「ディオール(DIOR)」のホワイトスーツの中に、同ブランド2025-26年秋冬コレクションからグレーのコットンTシャツを着用した。

また同ホテルでは、「ウィリー チャバリア(WILLY CHAVARRIA)」がテキーラブランドの「ドン・フリオ(DON JULIO)」らと共同でパーティーを主催。会場には、ジェレミー・アレン・ホワイト(Jeremy Allen White)やマイケル・コース(Michael Kors)らが来場した。

ザ・マーク・ホテルスナップ

エイサップ・ロッキー率いるAWAGEのパーティー

エイサップ・ロッキー(ASAP Rockey)は、自身が率いるAWAGEのパーティーを「レイバン(RAY-BAN)」と共同で主宰。会場には、リアーナ(Rihanna)やサブリナ・カーペンター(Sacrina Carpenter)、ジェナ・オルテガ(Jenna Ortega)、グラム・ヴァザリア(Guram Gvasalia)=「ヴェトモン(VETEMENTS)」クリエイティブ・ディレクターらが一堂に会した。

AWGEパーティースナップ

ザ・スタンダード・ホテルにも多数のセレブが来場

ザ・スタンダード・ホテル(The Standard Hotel)で開催されたパーティーには、ハリー・ベイリー(Halle Bailey)やモデルのココ・ロシャ(Coco Rocha)デザイナーのクリスチャン・シリアノ(Christian Siriano)らが集まった。

ザ・スタンダード・ホテルスナップ

NY市長も参加!
“ジ・アフター”パーティー

カーサ・チプリアーニ(Casa Cipriani)では、実業家のリッチー・アキヴァ(Richie Akiva)による11回目の“ジ・アフター(The After)”パーティーを開催。会場には、ドージャ・キャット(Doja Cat)やタイラ(Tyla)、マドンナ(Madonna)、今年の「メットガラ」で共同ホストを務めた俳優のコールマン・ドミンゴ(Colman Domingo)、ニューヨーク市長のエリック・アダムス(Eric Adams)、レオナルド・ディカプリオ(Leonardo DiCaprio)、ドレイク(Drake)、リゾ(Lizzo)らが姿を見せた。パーティー後半には、アレックス・コンサニ(Alex Consani)が「スワロフスキー(SWAROVSKI)」のミニドレスに身を包んで登場。また、ゼンデイヤ(Zendaya)やセリーナ・ウィリアムズ(Serena Williams)、シモーネ・バイルズ(Simone Biles)も来場していた。

“ジ・アフター”パーティースナップ

パブリック・ホテルは“ヤバい”パーティー

パブリック・ホテル(Public Hotel)では、「メットガラ」で「トム ブラウン(THOM BROWNE)」の錯視を利用したピンストライプスーツを披露したジャネール・モネイ(Janelle Monae)がパーティーを主催。“A Phenomenal Affair(ヤバい事件)”と名付けられた同パーティーには、映画「ウィキッド ふたりの魔女」の衣装デザインで知られるポール・タザウェル(Paul Tazewell)やチャンス・ザ・ラッパー(Chance the Rapper)、クリスチャン・シリアノ、ココ・ロシャらが出席した。

“A Phenomenal Affair”パーティースナップ

金融街に一夜限りのクラブが出現

ダウンタウンの金融街にあるウオーター・ストリート・アソシエイツ(Water Street Associates)では、今年で3回目となる“Apres Met”パーティーが開催。アレックス・コンサニら来場者は、オフィススペースが一夜限りのクラブに姿を変えた特別な空間を楽しんだ。

“Apres Met”パーティースナップ

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【メットガラ2025】アフターパーティー総まとめ サブリナ・カーペンターとジェナ・オルテガは仲良く来場

「メットガラ2025」が5月5日(現地時間)、米ニューヨークのメトロポリタン美術館(The Metropolitan Museum of Art)で開催され、多数のセレブリティーが“ブラック・ダンディズム”を表現した華麗なスタイルを披露した。

“ファッション界のアカデミー賞”とも評されるビッグイベントが幕を閉じると、恒例の“バスルームフォト”も撮り終えたセレブたちは、特別な一夜を楽しむためのパーティールックにチェンジ。ニューヨーク各所で開催されるアフターパーティーに向けて街へ繰り出していった。

ここでは、米「WWD」がキャッチした煌びやかなアフターパーティーの様子をまとめてお届けする。

まずは、ザ・マーク・ホテルで
セレブをキャッチ!

セレブが最初に姿を見せるのは、メトロポリタン美術館近くのザ・マーク・ホテル(The Mark Hotel)をはじめとした大きなホテルやアップタウンでのパーティー。

BLACKPINKのロゼは、レーヨンのボディースーツにタキシードジャケット、フリルのトレーンがついたシルクスカート、クリスタルをあしらったサンダルを合わせた「サンローラン(SAINT LAURENT)」によるナイトコーデでザ・マーク・ホテルを後にした。また、「メットガラ」デビューを果たしたアンナ・サワイは、「ディオール(DIOR)」のホワイトスーツの中に、同ブランド2025-26年秋冬コレクションからグレーのコットンTシャツを着用した。

また同ホテルでは、「ウィリー チャバリア(WILLY CHAVARRIA)」がテキーラブランドの「ドン・フリオ(DON JULIO)」らと共同でパーティーを主催。会場には、ジェレミー・アレン・ホワイト(Jeremy Allen White)やマイケル・コース(Michael Kors)らが来場した。

ザ・マーク・ホテルスナップ

エイサップ・ロッキー率いるAWAGEのパーティー

エイサップ・ロッキー(ASAP Rockey)は、自身が率いるAWAGEのパーティーを「レイバン(RAY-BAN)」と共同で主宰。会場には、リアーナ(Rihanna)やサブリナ・カーペンター(Sacrina Carpenter)、ジェナ・オルテガ(Jenna Ortega)、グラム・ヴァザリア(Guram Gvasalia)=「ヴェトモン(VETEMENTS)」クリエイティブ・ディレクターらが一堂に会した。

AWGEパーティースナップ

ザ・スタンダード・ホテルにも多数のセレブが来場

ザ・スタンダード・ホテル(The Standard Hotel)で開催されたパーティーには、ハリー・ベイリー(Halle Bailey)やモデルのココ・ロシャ(Coco Rocha)デザイナーのクリスチャン・シリアノ(Christian Siriano)らが集まった。

ザ・スタンダード・ホテルスナップ

NY市長も参加!
“ジ・アフター”パーティー

カーサ・チプリアーニ(Casa Cipriani)では、実業家のリッチー・アキヴァ(Richie Akiva)による11回目の“ジ・アフター(The After)”パーティーを開催。会場には、ドージャ・キャット(Doja Cat)やタイラ(Tyla)、マドンナ(Madonna)、今年の「メットガラ」で共同ホストを務めた俳優のコールマン・ドミンゴ(Colman Domingo)、ニューヨーク市長のエリック・アダムス(Eric Adams)、レオナルド・ディカプリオ(Leonardo DiCaprio)、ドレイク(Drake)、リゾ(Lizzo)らが姿を見せた。パーティー後半には、アレックス・コンサニ(Alex Consani)が「スワロフスキー(SWAROVSKI)」のミニドレスに身を包んで登場。また、ゼンデイヤ(Zendaya)やセリーナ・ウィリアムズ(Serena Williams)、シモーネ・バイルズ(Simone Biles)も来場していた。

“ジ・アフター”パーティースナップ

パブリック・ホテルは“ヤバい”パーティー

パブリック・ホテル(Public Hotel)では、「メットガラ」で「トム ブラウン(THOM BROWNE)」の錯視を利用したピンストライプスーツを披露したジャネール・モネイ(Janelle Monae)がパーティーを主催。“A Phenomenal Affair(ヤバい事件)”と名付けられた同パーティーには、映画「ウィキッド ふたりの魔女」の衣装デザインで知られるポール・タザウェル(Paul Tazewell)やチャンス・ザ・ラッパー(Chance the Rapper)、クリスチャン・シリアノ、ココ・ロシャらが出席した。

“A Phenomenal Affair”パーティースナップ

金融街に一夜限りのクラブが出現

ダウンタウンの金融街にあるウオーター・ストリート・アソシエイツ(Water Street Associates)では、今年で3回目となる“Apres Met”パーティーが開催。アレックス・コンサニら来場者は、オフィススペースが一夜限りのクラブに姿を変えた特別な空間を楽しんだ。

“Apres Met”パーティースナップ

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アトモスが「ニューバランス」に別注した“M1000” アッパーにバンダナ柄を描いたモダンな一足

アトモス(ATMOS)は、「ニューバランス(NEW BALANCE)」に別注したスニーカー“M1000AP バンドゥ”を発売する。価格は2万6400円で、サイズは24.0〜29.0、30.0cmをそろえる。5月16日にアトモス京都店で開催する「ニューバランス」の“グレー デイズ”を祝うイベントで先行発売したのち、翌17日からアトモスの公式オンラインストアで抽選を開始。24日からアトモスの店舗および、オンラインストアで一般発売する。

バンダナ柄をあしらい
コンセプチュアルにアレンジ

今回ベースとなったのは、1999年に登場した「ニューバランス」のスニーカー“M1000”だ。別注モデルでは、ヒンドゥー語で「結ぶ」を意味する「bandhnu(バンドゥ)」をテーマにコンセプチュアルにアレンジ。アッパーのブラックパネルには上質なヌバックを使用し、オリジナルデザインのバンダナ柄をあしらった。カラーリングは、ブラックがメーンのモノトーンな配色に仕上げた。

また、今回は同スニーカーの発売にあわせて、シューズのデザインとリンクするバンダナの柄を配したTシャツも用意。サイズはM、L、XLをそろえ、価格は6600円。ホワイトとブラックの2色をラインアップし、24日からアトモス新宿店、ウラハラ、京都店、広島店と公式オンラインストアで扱う。

キービジュアルには、21歳でデビューを果たした福岡県出身のDJ、ecec(イーシーイーシー)を起用した。

オリジナルバンダナの
ノベルティーも用意

4月25日〜5月29日にかけて「ニューバランス」の“グレー デイズ”を祝うポップアップを実施しているアトモス新宿店、千駄ヶ谷店、京都店、広島店では、同スニーカーの購入者にノベルティーとしてオリジナルのバンダナを数量限定でプレゼントする。なお、アトモス公式オンラインショップでの購入者には、ランダムな抽選を行ったのちプレゼントする。

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アトモスが「ニューバランス」に別注した“M1000” アッパーにバンダナ柄を描いたモダンな一足

アトモス(ATMOS)は、「ニューバランス(NEW BALANCE)」に別注したスニーカー“M1000AP バンドゥ”を発売する。価格は2万6400円で、サイズは24.0〜29.0、30.0cmをそろえる。5月16日にアトモス京都店で開催する「ニューバランス」の“グレー デイズ”を祝うイベントで先行発売したのち、翌17日からアトモスの公式オンラインストアで抽選を開始。24日からアトモスの店舗および、オンラインストアで一般発売する。

バンダナ柄をあしらい
コンセプチュアルにアレンジ

今回ベースとなったのは、1999年に登場した「ニューバランス」のスニーカー“M1000”だ。別注モデルでは、ヒンドゥー語で「結ぶ」を意味する「bandhnu(バンドゥ)」をテーマにコンセプチュアルにアレンジ。アッパーのブラックパネルには上質なヌバックを使用し、オリジナルデザインのバンダナ柄をあしらった。カラーリングは、ブラックがメーンのモノトーンな配色に仕上げた。

また、今回は同スニーカーの発売にあわせて、シューズのデザインとリンクするバンダナの柄を配したTシャツも用意。サイズはM、L、XLをそろえ、価格は6600円。ホワイトとブラックの2色をラインアップし、24日からアトモス新宿店、ウラハラ、京都店、広島店と公式オンラインストアで扱う。

キービジュアルには、21歳でデビューを果たした福岡県出身のDJ、ecec(イーシーイーシー)を起用した。

オリジナルバンダナの
ノベルティーも用意

4月25日〜5月29日にかけて「ニューバランス」の“グレー デイズ”を祝うポップアップを実施しているアトモス新宿店、千駄ヶ谷店、京都店、広島店では、同スニーカーの購入者にノベルティーとしてオリジナルのバンダナを数量限定でプレゼントする。なお、アトモス公式オンラインショップでの購入者には、ランダムな抽選を行ったのちプレゼントする。

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現代アーティスト、ネイト・ロウマンが語る日本初個展、そして「シュプリーム」との関係

PROFILE: ネイト・ロウマン/現代アーティスト

PROFILE: 1979年ラスベガス生まれ、ニューヨーク在住。2000年代初頭より絵画、彫刻、インスタレーション作品を発表し活動を開始。ニューヨークを中心に注目を集めたアーティスト世代の一人であり、05年に初の個展を開催。ハートやスマイリーフェイス、ピザ、雪だるまなど、ポップカルチャーのアイコンを用いてユーモラスかつ鋭い社会批評を表現することで知られる一方、弾痕や銃乱射事件の現場、原爆を描いた作品では、より暗くも痛烈な形で批評的視線が表現されている。ロウマンの作品はニューヨーク近代美術館、ソロモン・R・グッゲンハイム美術館、ポンピドゥー・センターなど、世界的美術館で展示されている。

2000年代アメリカのアートシーンに新しい潮流を生み出したネイト・ロウマン(Nate Lowman)。彼の日本初個展「This Neighborhood's Changed(Curated by Matt Black)」が5月25日まで、東京・神宮前のギャラリーコモンで開催中だ。

本展では「シュプリーム(SUPREME)」とのコラボレーションにも採用された弾痕モチーフの作品や、ネイトの真骨頂である、現代社会で複製され消費されている美術史の名作や現代社会のアイコンを引用し再構築した作品群。また、昨年、メガギャラリーの一つデイヴィッド・ツヴィルナーでの個展「PARKING」で発表した、(人工的なランドスケープである)ゴルフコースを題材にしたペインティング作品の新たな展開も見せている。その多くが新作だ。

取材当日、去る4月26日に発売されたばかりの「シュプリーム」と「ヴァンズ(VANS)」、そしてネイトとのトリプルコラボによるスニーカーを履いてギャラリーに現れたネイト。本展の展示作品の創作秘話から、「シュプリーム」との関係性、AIなどについて話を聞いた。

「シュプリーム」との関わり

——今回、日本では初めての個展ですが、すでに国内でも「シュプリーム」渋谷がオープンした際の限定Tシャツ、それ以降の「シュプリーム」とのコラボレーションで、ネイトさんの作品を知っている方も多い。まず、「シュプリーム」との関わりはどう始まったのか教えてください。

ネイト・ロウマン(以下、ネイト):2006年、「シュプリーム」からスケートボードを作ろうと誘われたのがきっかけです。その時に05年ごろに作っていた「弾痕」の作品のイメージで構成したボードを2枚リリースしたのですが、実は他に「シュプリーム」のデザイナーとTシャツもデザインしていて。それが、12年に「シュプリーム」渋谷店ができる時に限定Tシャツとして発売されることになりました。

渋谷店ではショップの入り口にも、そのアートワークが採用されたり、その前もNYのラファエットストリートのショップで何かやらないかと連絡をもらったり。また4月10日にオープンしたマイアミ店でも、アートワークを置いたり。昨年はもっとたくさん一緒に仕事をしましたが、そうやって何年かに1回、一緒にプロジェクトを行うような感じですね。それは私にとって、サーカスの旅回りのようで、すごくいい関係、面白い距離感だと思っています。

——その「シュプリーム」とのコラボに採用されたり、店舗にも飾られていたりする弾痕モチーフの作品は、今回の個展でも展示されていますね?

ネイト:今回の展覧会はNYを拠点にしているマット・ブラック(Matt Black)がキュレーションしているのですが、彼は日本でも展覧会を行った経験があり、「日本の来場者が身近に感じている作品、知っている作品も展示した方がいい」とアドバイスをもらいました。弾痕モチーフの作品は、彼や今回の展覧会を企画してくれたCommonとの会話の中で、置くことを決めました。

また、今回は、スケッチなど、作品ができるまでのプロセスも見せています。これもマットからのアドバイスで、彼いわく「日本の人はこうしたものにも興味を持つだろう」と。こういったことは普段はやらないので、とてもエキサイティングでした。

——弾痕の作品は、アメリカで販売されている車用のバンパーステッカーが着想源になっていますね? アメリカでは銃の乱射事件などがある一方で、そうしたイメージがドライブという楽しい時間の装飾物にもなりうるといったアイコンや記号の特異性、あるいはそれを無意識に受け入れている現代社会への皮肉がテーマだということでしょうか?

ネイト:いや、そういった皮肉はありません。この作品が生まれた経緯を話せば、テキサス州パリス出身で、NYでずっと仲良くしているアーティストがいて、彼が実家に帰った時にガソリンスタンドにあったバンパーステッカーを買ってきてくれたんです。「絶対に気にいるよ」って。というのも、彼とはお互いに作品やアイデアについてよく話していて、私が、当時バンパーステッカーを集めていたことを知っていたんです。

こういうステッカーは、騙し絵や言葉遊びのようなジョーク的なものもあり、アメリカでは車に貼ってみんな楽しんでいるんですね。それを当時、私はキャンパスに接着剤で貼った作品を作ろうと考えていたところでした。リアルとフェイク、冗談とそうでないもの、詩的なものと詩的でないものに対するアプローチとして。

実際に、私がその弾痕のステッカーに惹かれたのも、ステッカーの大きさに対して、弾の穴自体がものすごく小さく描かれていたから、ジョークのような面白さがあったからです。

また、ある時、その小さい穴を拡大して見てみたんですね。そうしたらそれが抽象的なイメージになって、作品へのアイデアになっていったのです。こうした抽象化こそが、リアルとフェイク、冗談とそうでないもの、またすごくナイーブな社会の諸問題も含めて、みんなが関心を寄せ、語り合うための方法になると考えたからです。

だから作品の背景には、そうした皮肉はありません。多少のユーモアを交えていますが。

「同じような展覧会を繰り返してやりたくない」

——今回の展示作品は多くが新作。中には、昨年デイヴィッド・ツヴィルナーで発表したゴルフコースの作品などを引用したものも見られます。もともと「モナ・リザ」やムンクの「叫び」などの美術史の作品、マリリン・モンローなど現代社会における記号など、最もよく複製されるイメージを引用する作品を作られていたと思いますが、その関心が、自身の作品をアプロプリエーションするところにシフトしたのかなと思いましたが。

ネイト:この展示が決まった時、すでにデイヴィッド・ツヴィルナーでの展覧会の準備が始まっていました。そこで、マットと話したのは「同じような展覧会を繰り返してやりたくないよね」ということです。そして、その時思いついたのが、デイヴィッド・ツヴィルナーでみせる作品の要素を出発点に、別の作品を作っていくという方法でした。

例えば、今回の展示作品に見られるヤシの木は、デイヴィッド・ツヴィルナーで展示したゴルフコースの作品に偶然描いていたもの。この木を比喩的な要素として抜き出して描くことで、ゴルフコースの作品の新しい物語の主人公になるのではないかと考えたのです。

シェイプドキャンバスも、ゴルフコースの作品の砂のバンカーやパッティンググリーンの形状を引用していて、一つの絵のカーブが、近くに置かれた絵のカーブとつながるようにもなっています。

——今回、スケッチなどの制作プロセスを見せているものの中に、木をモチーフにしたものがありますね? ムンクの「叫び」のオマージュのようにも見える作品です。

ネイト:これは、私が大好きなアルゼンチン人の作家セサル・アイラに一緒に本を作ろうと誘われたのがきっかけで、彼の書いた短編小説の一つで、、雨の日に巣作りに苦悩するアルゼンチンの国鳥にまつわる物語が、着想源になりました。

それはその鳥のある日の様子を描いているのですが、すごく大変な1日で、まさに、ムンクの「叫び」のように、パニックになって叫んでいるような感じで。そこからムンクのその有名な作品へのオマージュとしてパロティとして使ってみました。

そうやって遊びながら1回やってみたら、結構好きなイメージになったんですね。ちなみに、この人間を私は「ロンリーマン」と呼んでいるのですが、今回のゴルフコースを模したシェイプドキャンバスの作品にも書き加えています。

——作品が並んだこの会場で、改めて思ったことはありますか? また会場作りで印象的だった出来事などあれば。

ネイト:そうですね、作品を展示した会場を見る時は、いつも純粋にうれしいです。普段、私は展覧会を構成するにあたり、作品同士のつながりのようなものを自分なりに考えて構築していきます。今回もそういった私なりのストーリーはあるのですが、日本での初個展だったので、いろいろな種類の作品を集めながら、私がまだ知らない鑑賞者にとって最も興味深い展覧会はどうのようなものか考える必要もあり、編集作業に時間を費やしました。

具体的には、キュレーターのマットやギャラリーコモンと話し合いながら、「こういった作品は日本人は好きじゃないと思う」と、今回スタジオに置いてきた作品も結構あります。そうやってみんなで決めてエディットしていきました。

実際の展示は、そういったパズルを組み合わせるような感覚で、また違った楽しさもありましたね。作品が「この場所に置いてほしい」「この作品の隣がいい」みたいに語りかけてくる。その感覚に任せたところもあります。

SNSやAIについて

——今回のインタビューにあたり、SNSでネイトさんのアカウントを探しましたが見つかりませんでした。SNSはやっていないのですか?

ネイト:ええ、アカウントを持っていませんし、好きではありません。ソーシャルメディアは、人間のネガティブな行動を引き出すものだと考えているからです。メンタルヘルスのために、ソーシャルメディアはやらない。それは、私の人生で唯一良い習慣かもしれません。

——ここ数年、AIの進歩には驚かされます。AIがさらに進歩することで、アートにはどんな影響が起こると思いますか?

ネイト:どうでしょう。私はどちらかというと人間に興味があって、AIにはあまり関心を寄せてきませんでした。ただ、少し前に作家ベンジャミン・ラバトゥのAIに関するとても興味深い本を読んだんですね。そこではAIは、第二次世界大戦中の原子爆弾の開発で行われた計算に根ざして誕生しているといったことが記されていました。この視点から考えると、とても恐ろしいことです。

ただAIに関心がないといったものの、オープンな気持ちでいようとはしています。アメリカのおじいさんたちのように、自分の感性に合わないからといって、閉鎖的になりたくはないので。

——最後に、好きな日本人アーティストがいたら教えてください。また日本のアートに対してどんな印象を持っていますか?

ネイト:1人挙げれば、1990年に没した作家の工藤哲巳さんですね。何年か前にロンドンのギャラリーでエキシビションを見たことがあるのですが、一番好きな展覧会でした。

また日本のアートについては、それを語れるほど熟知していないというのが正直なところです。初めて日本を訪れた際も、美術館などで日本の美術に触れることはあまりせず、寺院や墓地などに行き、歴史や文化を楽しみました。日本のアート云々より、そういった伝統文化や歴史、ライフスタイルの違いに圧倒されたというか。

ただ、日本に来て私が思ったのは、そうして出会う人の多くが純粋にアートに興味を持っていること。NYではビジネス志向の人が多いので。そういう意味で、日本での個展にワクワクしているし、いいエネルギーを感じています。

PHOTOS:TAKUROH TOYAMA

◾️Nate Lowman「This Neighborhood's Changed(Curated by Matt Black)」
会期:4月26日~5月25日
休館日:月・火曜日 
会場:ギャラリーコモン
住所:東京都渋谷区神宮前5-39-6 B1F
www.gallerycommon.com

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現代アーティスト、ネイト・ロウマンが語る日本初個展、そして「シュプリーム」との関係

PROFILE: ネイト・ロウマン/現代アーティスト

PROFILE: 1979年ラスベガス生まれ、ニューヨーク在住。2000年代初頭より絵画、彫刻、インスタレーション作品を発表し活動を開始。ニューヨークを中心に注目を集めたアーティスト世代の一人であり、05年に初の個展を開催。ハートやスマイリーフェイス、ピザ、雪だるまなど、ポップカルチャーのアイコンを用いてユーモラスかつ鋭い社会批評を表現することで知られる一方、弾痕や銃乱射事件の現場、原爆を描いた作品では、より暗くも痛烈な形で批評的視線が表現されている。ロウマンの作品はニューヨーク近代美術館、ソロモン・R・グッゲンハイム美術館、ポンピドゥー・センターなど、世界的美術館で展示されている。

2000年代アメリカのアートシーンに新しい潮流を生み出したネイト・ロウマン(Nate Lowman)。彼の日本初個展「This Neighborhood's Changed(Curated by Matt Black)」が5月25日まで、東京・神宮前のギャラリーコモンで開催中だ。

本展では「シュプリーム(SUPREME)」とのコラボレーションにも採用された弾痕モチーフの作品や、ネイトの真骨頂である、現代社会で複製され消費されている美術史の名作や現代社会のアイコンを引用し再構築した作品群。また、昨年、メガギャラリーの一つデイヴィッド・ツヴィルナーでの個展「PARKING」で発表した、(人工的なランドスケープである)ゴルフコースを題材にしたペインティング作品の新たな展開も見せている。その多くが新作だ。

取材当日、去る4月26日に発売されたばかりの「シュプリーム」と「ヴァンズ(VANS)」、そしてネイトとのトリプルコラボによるスニーカーを履いてギャラリーに現れたネイト。本展の展示作品の創作秘話から、「シュプリーム」との関係性、AIなどについて話を聞いた。

「シュプリーム」との関わり

——今回、日本では初めての個展ですが、すでに国内でも「シュプリーム」渋谷がオープンした際の限定Tシャツ、それ以降の「シュプリーム」とのコラボレーションで、ネイトさんの作品を知っている方も多い。まず、「シュプリーム」との関わりはどう始まったのか教えてください。

ネイト・ロウマン(以下、ネイト):2006年、「シュプリーム」からスケートボードを作ろうと誘われたのがきっかけです。その時に05年ごろに作っていた「弾痕」の作品のイメージで構成したボードを2枚リリースしたのですが、実は他に「シュプリーム」のデザイナーとTシャツもデザインしていて。それが、12年に「シュプリーム」渋谷店ができる時に限定Tシャツとして発売されることになりました。

渋谷店ではショップの入り口にも、そのアートワークが採用されたり、その前もNYのラファエットストリートのショップで何かやらないかと連絡をもらったり。また4月10日にオープンしたマイアミ店でも、アートワークを置いたり。昨年はもっとたくさん一緒に仕事をしましたが、そうやって何年かに1回、一緒にプロジェクトを行うような感じですね。それは私にとって、サーカスの旅回りのようで、すごくいい関係、面白い距離感だと思っています。

——その「シュプリーム」とのコラボに採用されたり、店舗にも飾られていたりする弾痕モチーフの作品は、今回の個展でも展示されていますね?

ネイト:今回の展覧会はNYを拠点にしているマット・ブラック(Matt Black)がキュレーションしているのですが、彼は日本でも展覧会を行った経験があり、「日本の来場者が身近に感じている作品、知っている作品も展示した方がいい」とアドバイスをもらいました。弾痕モチーフの作品は、彼や今回の展覧会を企画してくれたCommonとの会話の中で、置くことを決めました。

また、今回は、スケッチなど、作品ができるまでのプロセスも見せています。これもマットからのアドバイスで、彼いわく「日本の人はこうしたものにも興味を持つだろう」と。こういったことは普段はやらないので、とてもエキサイティングでした。

——弾痕の作品は、アメリカで販売されている車用のバンパーステッカーが着想源になっていますね? アメリカでは銃の乱射事件などがある一方で、そうしたイメージがドライブという楽しい時間の装飾物にもなりうるといったアイコンや記号の特異性、あるいはそれを無意識に受け入れている現代社会への皮肉がテーマだということでしょうか?

ネイト:いや、そういった皮肉はありません。この作品が生まれた経緯を話せば、テキサス州パリス出身で、NYでずっと仲良くしているアーティストがいて、彼が実家に帰った時にガソリンスタンドにあったバンパーステッカーを買ってきてくれたんです。「絶対に気にいるよ」って。というのも、彼とはお互いに作品やアイデアについてよく話していて、私が、当時バンパーステッカーを集めていたことを知っていたんです。

こういうステッカーは、騙し絵や言葉遊びのようなジョーク的なものもあり、アメリカでは車に貼ってみんな楽しんでいるんですね。それを当時、私はキャンパスに接着剤で貼った作品を作ろうと考えていたところでした。リアルとフェイク、冗談とそうでないもの、詩的なものと詩的でないものに対するアプローチとして。

実際に、私がその弾痕のステッカーに惹かれたのも、ステッカーの大きさに対して、弾の穴自体がものすごく小さく描かれていたから、ジョークのような面白さがあったからです。

また、ある時、その小さい穴を拡大して見てみたんですね。そうしたらそれが抽象的なイメージになって、作品へのアイデアになっていったのです。こうした抽象化こそが、リアルとフェイク、冗談とそうでないもの、またすごくナイーブな社会の諸問題も含めて、みんなが関心を寄せ、語り合うための方法になると考えたからです。

だから作品の背景には、そうした皮肉はありません。多少のユーモアを交えていますが。

「同じような展覧会を繰り返してやりたくない」

——今回の展示作品は多くが新作。中には、昨年デイヴィッド・ツヴィルナーで発表したゴルフコースの作品などを引用したものも見られます。もともと「モナ・リザ」やムンクの「叫び」などの美術史の作品、マリリン・モンローなど現代社会における記号など、最もよく複製されるイメージを引用する作品を作られていたと思いますが、その関心が、自身の作品をアプロプリエーションするところにシフトしたのかなと思いましたが。

ネイト:この展示が決まった時、すでにデイヴィッド・ツヴィルナーでの展覧会の準備が始まっていました。そこで、マットと話したのは「同じような展覧会を繰り返してやりたくないよね」ということです。そして、その時思いついたのが、デイヴィッド・ツヴィルナーでみせる作品の要素を出発点に、別の作品を作っていくという方法でした。

例えば、今回の展示作品に見られるヤシの木は、デイヴィッド・ツヴィルナーで展示したゴルフコースの作品に偶然描いていたもの。この木を比喩的な要素として抜き出して描くことで、ゴルフコースの作品の新しい物語の主人公になるのではないかと考えたのです。

シェイプドキャンバスも、ゴルフコースの作品の砂のバンカーやパッティンググリーンの形状を引用していて、一つの絵のカーブが、近くに置かれた絵のカーブとつながるようにもなっています。

——今回、スケッチなどの制作プロセスを見せているものの中に、木をモチーフにしたものがありますね? ムンクの「叫び」のオマージュのようにも見える作品です。

ネイト:これは、私が大好きなアルゼンチン人の作家セサル・アイラに一緒に本を作ろうと誘われたのがきっかけで、彼の書いた短編小説の一つで、、雨の日に巣作りに苦悩するアルゼンチンの国鳥にまつわる物語が、着想源になりました。

それはその鳥のある日の様子を描いているのですが、すごく大変な1日で、まさに、ムンクの「叫び」のように、パニックになって叫んでいるような感じで。そこからムンクのその有名な作品へのオマージュとしてパロティとして使ってみました。

そうやって遊びながら1回やってみたら、結構好きなイメージになったんですね。ちなみに、この人間を私は「ロンリーマン」と呼んでいるのですが、今回のゴルフコースを模したシェイプドキャンバスの作品にも書き加えています。

——作品が並んだこの会場で、改めて思ったことはありますか? また会場作りで印象的だった出来事などあれば。

ネイト:そうですね、作品を展示した会場を見る時は、いつも純粋にうれしいです。普段、私は展覧会を構成するにあたり、作品同士のつながりのようなものを自分なりに考えて構築していきます。今回もそういった私なりのストーリーはあるのですが、日本での初個展だったので、いろいろな種類の作品を集めながら、私がまだ知らない鑑賞者にとって最も興味深い展覧会はどうのようなものか考える必要もあり、編集作業に時間を費やしました。

具体的には、キュレーターのマットやギャラリーコモンと話し合いながら、「こういった作品は日本人は好きじゃないと思う」と、今回スタジオに置いてきた作品も結構あります。そうやってみんなで決めてエディットしていきました。

実際の展示は、そういったパズルを組み合わせるような感覚で、また違った楽しさもありましたね。作品が「この場所に置いてほしい」「この作品の隣がいい」みたいに語りかけてくる。その感覚に任せたところもあります。

SNSやAIについて

——今回のインタビューにあたり、SNSでネイトさんのアカウントを探しましたが見つかりませんでした。SNSはやっていないのですか?

ネイト:ええ、アカウントを持っていませんし、好きではありません。ソーシャルメディアは、人間のネガティブな行動を引き出すものだと考えているからです。メンタルヘルスのために、ソーシャルメディアはやらない。それは、私の人生で唯一良い習慣かもしれません。

——ここ数年、AIの進歩には驚かされます。AIがさらに進歩することで、アートにはどんな影響が起こると思いますか?

ネイト:どうでしょう。私はどちらかというと人間に興味があって、AIにはあまり関心を寄せてきませんでした。ただ、少し前に作家ベンジャミン・ラバトゥのAIに関するとても興味深い本を読んだんですね。そこではAIは、第二次世界大戦中の原子爆弾の開発で行われた計算に根ざして誕生しているといったことが記されていました。この視点から考えると、とても恐ろしいことです。

ただAIに関心がないといったものの、オープンな気持ちでいようとはしています。アメリカのおじいさんたちのように、自分の感性に合わないからといって、閉鎖的になりたくはないので。

——最後に、好きな日本人アーティストがいたら教えてください。また日本のアートに対してどんな印象を持っていますか?

ネイト:1人挙げれば、1990年に没した作家の工藤哲巳さんですね。何年か前にロンドンのギャラリーでエキシビションを見たことがあるのですが、一番好きな展覧会でした。

また日本のアートについては、それを語れるほど熟知していないというのが正直なところです。初めて日本を訪れた際も、美術館などで日本の美術に触れることはあまりせず、寺院や墓地などに行き、歴史や文化を楽しみました。日本のアート云々より、そういった伝統文化や歴史、ライフスタイルの違いに圧倒されたというか。

ただ、日本に来て私が思ったのは、そうして出会う人の多くが純粋にアートに興味を持っていること。NYではビジネス志向の人が多いので。そういう意味で、日本での個展にワクワクしているし、いいエネルギーを感じています。

PHOTOS:TAKUROH TOYAMA

◾️Nate Lowman「This Neighborhood's Changed(Curated by Matt Black)」
会期:4月26日~5月25日
休館日:月・火曜日 
会場:ギャラリーコモン
住所:東京都渋谷区神宮前5-39-6 B1F
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「パレス スケートボード」が大阪に国内2店舗目をオープン 阪神タイガースとの限定コラボも登場

英国発のストリートブランド「パレス スケートボード(PALACE SKATEBOARDS)」が、国内2店舗目となる旗艦店「パレス スケートボード 大阪(PALACE SKATEBOARDS OSAKA)」を5月10日、大阪・心斎橋にオープンする。

2018年に東京・渋谷に国内1号店を構えた同ブランドは、スケートシーンの枠を超えて世界的なストリートブランドへと成長。今回の大阪出店は、日本におけるブランドのさらなる拡大を示す動きとなる。新店舗の設計は、大阪を拠点とする建築設計事務所「KITA And Architects」が担当。イギリスらしさ、日本らしさ、そして大阪らしさが融合する空間には、木材やスチールといった素材をふんだんに用い、アイコニックな世界観を演出した。

店内外には、ブランドの象徴であるトライファーグの大型ネオンサイン、高さ80cmの“P”型オブジェ、英国のフォトグラファー、デビッド・シムズ(David Sims)が撮り下ろした「モスキーノ(MOSCHINO)」とのキャンペーン写真、大型のブルドッグ像、1階と2階をつなぐウォールスクリーンなど、ユニークなインスタレーションが点在する。

阪神タイガースとの
コラボアイテムも

オープンを記念して、阪神タイガースとのコラボレーションアイテムを発売するほか、大阪店限定アイテムもラインアップ。阪神タイガースとのキャンペーンルックブックは、ストリートスナップ誌「FRUiTS」などで知られる写真家・青木正一が撮影。阪神ファンの協力を得て、リアルなスナップスタイルとなっている。

■PALACE SKATEBOARDS OSAKA
オープン日時:2025年5月10日11:00
住所:大阪府大阪市中央区南船場3-3-21 SHINSAIBASHI M&Mビル 1・2階
時間:(月〜金)12:00〜20:00、(土)11:00〜20:00、(日)12:00〜19:00

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島精機が赤字転落、純損失142億円 25年3月期

横編み機大手の島精機は、2025年3月期連結決算で純損失142億円を計上する。主力の横編機が、主力市場のアジアや欧州、日本で軒並み苦戦した。売上高は前期比9.4%減の325億円、営業損失は119億円(前期は4億円の黒字)、経常損失は114億円(前期は10億円の黒字)だった。赤字転落を受け、24年10月から実施している役員報酬の減額を9月まで延長する。監査等委員の取締役も社外取締役を除き、取締役報酬の一部を自主返上した。

不振の要因は中国と欧州で続く景気減速に伴う、生産国であるアジア地域の設備投資の下振れだ。中国、東南アジア、バングラデシュで軒並み売り上げが減少した。主力事業の横編機事業の売上高は前期比10.3%減の232億円だった。

世界的な市場の低迷以上に赤字の大きな要因の一つが高コスト体質だ。同社はセグメントに帰属しない一般管理費や研究開発費を全社費用として25年3月期も69億円計上しており、赤字幅が拡大する要因となっている。売上高が9.4%減となる一方、販管費は4割以上増加し205億円となり、粗利率は26%悪化の26.5%に落ち込んでいる。

ただ、26年3月期はアジア地域での市場の回復を見込んでおり、売上高は前期比36.8%増の445億円、営業利益が15億円、経常利益が23億円、純利益は20億円を計画する。

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【2025年夏コスメ】「エルメス」が繊細なパステルカラーのネイル6色を発売

「エルメス(HERMES)」は6月4日、ビューティライン“レ・マン・エルメス”の2025リミテッド・エディションとして、ネイルカラー“レ マン エルメス ヴェルニ エマイユ”(各15mL、各6600円)の新6色を発売する。柔らかなパステルカラーから太陽のぬくもりを感じる温かな色まで、春から夏へと移り変わる季節の情景をとらえた繊細で美しい色味をそろえた。

艶のあるトップコート“ブラン・オラージュ”は、にわか雨が降る春の空のように変化に富んだホワイトカラーだ。真珠を作り出す貝「マザー・オブ・パール」の輝きが多彩な表情を与え、単色だけでなく重ね使いでも楽しめる。“ローズ・パピヨン”は、蝶の羽のように繊細な透明感のあるピンクで、虹色の光沢が特徴だ。

ほか、水仙やサクラソウをイメージした陽光と樹液が溶け込んだような明るいイエロー“ジョーヌ・ポレン”、フルーツキャンディーのようなフレッシュオレンジ“オランジュ・チュリップ”、アイリスの花束を思わせる深みを秘めたパープル“イリス・ヴィオレッタ”、春のすがすがしさをまとった晴れやかなグリーン“ヴェール・アクア”を用意した。

容器は、ビューティ部門でオブジェのクリエイティブ・ディレクターを務めるピエール・アルディ(Pierre Hardy)がデザインしたもので、色と透明感を引き立てるガラス素材に“エクスリブリス”を刻んだふたを組み合わせた。ブラシは丸みを帯びた長い形状で、しなやかな質感が細かく均一な仕上がりをかなえる。

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「エル・エル・ビーン」の“ビーン・ブーツ”がリニューアル 耐久性や履き心地を向上

「エル・エル・ビーン(L.L.BEAN)」は、シューズ“ビーン・ブーツ”をリニューアル発売した。「エル・エル・ビーン」一部店舗および公式オンラインなどで取り扱う。

ブランドを代表するシューズが
リニューアル

シューズ“ビーン・ブーツ”は、創業者のレオン・レオンウッド・ビーン(Leon Leonwood Bean)が、水に強いハンティングブーツとして開発、以来110年以上に渡り、同ブランドを代表するアイテムとして販売している。このほど、よりしなやかで柔軟性のあるレザーをアッパーに採用し、インソールにはクッション性の優れた素材を使用、新たに「エル・エル・ビーン」のヘリテージロゴをあしらい、生まれ変わらせた。またハーフサイズを用意、より正確なフィット感を目指した。“ビーン・ブーツ”は、アメリカ・メイン州のブランズウィックと、ルイストンの自社工場で1足ずつ職人が仕上げている。

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「エル・エル・ビーン」の“ビーン・ブーツ”がリニューアル 耐久性や履き心地を向上

「エル・エル・ビーン(L.L.BEAN)」は、シューズ“ビーン・ブーツ”をリニューアル発売した。「エル・エル・ビーン」一部店舗および公式オンラインなどで取り扱う。

ブランドを代表するシューズが
リニューアル

シューズ“ビーン・ブーツ”は、創業者のレオン・レオンウッド・ビーン(Leon Leonwood Bean)が、水に強いハンティングブーツとして開発、以来110年以上に渡り、同ブランドを代表するアイテムとして販売している。このほど、よりしなやかで柔軟性のあるレザーをアッパーに採用し、インソールにはクッション性の優れた素材を使用、新たに「エル・エル・ビーン」のヘリテージロゴをあしらい、生まれ変わらせた。またハーフサイズを用意、より正確なフィット感を目指した。“ビーン・ブーツ”は、アメリカ・メイン州のブランズウィックと、ルイストンの自社工場で1足ずつ職人が仕上げている。

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「ゴールドウイン」が関西エリア初となる旗艦店を京都にオープン 「履物関づか」とコラボした限定シューズも発売

「ゴールドウイン(GOLDWIN)」は5月23日、関西エリア初となる旗艦店を京都にオープンする。

新店舗は、京都市の中心に位置する中京区に約180平方メートルの店舗面積で出店。店舗設計は、現代美術作家の杉本博司と建築家の榊田倫之による新素材研究所が担当し、入り口から店内奥の中庭に向かって真っ直ぐに風が通るようにデザインした。壁や建具に桐と竹を採用し、前庭と中庭には肥留川石や木曽石などを用い、自然素材を取り入れた空間となっている。店頭には大型の本御影石の器を配置する。

店舗では、スキーやアウトドア、アスレチック、ライフスタイルウエア、アクセサリー、バッグなど「ゴールドウイン」ブランドの全カテゴリーを取り扱う。

「履物関づか」とコラボした限定シューズ

京都店限定で、京都の「履物関づか」と協業したシューズを発売する。「履物関づか」の定番モデルをベースに、日本古来の履物文化を踏襲しつつ、現代のライフスタイルに合わせたデザインで再構築。台の部分は天然皮革を採用し、ソールには登山靴に用いられるグリップ力と耐久性を誇るヴィブラムソールを搭載する。また鼻緒部分にはアパレル生産工程で発生した残布を再利用し、環境にも配慮。同シューズは京都店で限定販売した後、「ゴールドウイン」の公式オンラインストアでも取り扱う。

■ゴールドウイン 京都

オープン日:5月23日
営業時間:月~金 12:00 ~ 19:00/土・日・祝 11:00 ~ 19:00
住所:京都府京都市中京区坂井町460番

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渋谷スクランブルスクエア2期棟の完成が4年遅れに 2031年度に計画変更

東急、JR東日本、東京メトロは9日、渋谷駅で開発を進める渋谷スクランブルスクエアの2期棟(中央棟・西棟)の完成が2031年度になると発表した。当初の計画では27年度の完成を予定していたが、4年後ろ倒しになる。回遊性や安全性などの観点から同ビルを含めた渋谷駅一体の開発計画を部分的に見直したため、スケジュール変更するに至った。

渋谷スクランブルスクエアは1期棟(東棟)が19年11月に開業。東急東横店などの跡地を再開発した。1期棟は45階建ての高層ビルで商業やオフィスで構成される。商業は地下2階から地上14階の16フロアで営業面積3万2000平方メートルに、ファッションやビューティ、飲食などの店舗が入居する。

19年時点で2期棟は27年度の竣工を目指すと発表されていた。上記の見直し理由だけでなく、他の再開発エリアと同様に建築資材高騰や人手不足も影響したものと思われる。1期棟以降に開業した渋谷フクラスや渋谷サクラステージなどの実績も踏まえ、計画の精度を高める。

中央棟と西棟が完成すると、東棟と連結されて商業の1フロアの売り場面積は最大で約6000平方メートルとなり、国内最大級の商業施設になる。渋谷スクランブルスクエアおよび渋谷駅周辺のハチ公広場などの5カ所の広場、歩行者ネットワークを整備し、34年度までにターミナル全体が完成となる見通しだ。

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「ドラえもん」×「ナンガ」のコラボ再び 即完した人気寝袋がリニューアルして登場

小学館の通販メディア「小学館百貨店」は、アウトドアブランド「ナンガ(NANGA)」とコラボレーションした人気アイテム“ドラえもん スリーピングバッグ”の第2弾を5月9日に発売した。「小学館百貨店」のサイトで販売中で、価格は6万8200円。商品の発送は9月下旬以降を予定している。

本商品は、2022年に発売し、即完売した話題の寝袋のリニューアル版。水色・白・赤のカラーリングで「ドラえもん」を表現し、前面には新たに四次元ポケットと鈴のワッペンを追加。水色の発色がさらにあざやかになり、首輪の赤い配色はネックの上下から下部のみにするなど、細かなデザイン修正を施した。裏地にはコミカルな「ドラえもん」のイラストがプリントされ、前回の黄色からビビッドなオレンジに刷新された。

寝袋本体は、日本製ダウンの名門「ナンガ」によるもので、環境に配慮したリサイクルダウンを使用。独自素材「オーロラテックス」による高い防水透湿性や、冷えを防ぐ構造、蓄光ファスナーなど、実用性も高い。直径20cm・重さ約1kgのコンパクトな収納サイズながら、マイナス2℃対応という高い保温性能を誇る。

ポップなデザインと本格的な機能性を兼ね備えた“夢の寝袋”は、アウトドアだけでなく、室内利用でも楽しめそうだ。

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「ロエベ」と「オン」が再びコラボ シューズ“クラウドベンチャー”や各種ウエアなど

「ロエベ(LOEWE)」は、「オン(ON)」とのコラボアイテムを発売する。5月14日に「ロエベ」「オン」両公式オンラインで先行発売し、5月15日から「ロエベ」一部店舗、オン フラッグシップ ストア キャットストリートで販売する。

“クラウドベンチャー 2.0”や
ジャケット、Tシャツ、パンツなど

アッパーに半透明のメッシュをあしらい、クッショニングシステム“クラウドテック(CLOUDTEC)”や“ヘリオン(HELION)”スーパーフォーム、マーブル模様の“ミッショングリップ(MISSIONGRIP)”ラバーを組み合わせたトレイルランニングシューズ“クラウドベンチャー 2.0(CLOUDVENTURE 2.0)”や、リップストップ生地のジャケット、テクニカルジャージー生地のTシャツのほか、ショートパンツやキャップ、ソックス、パフォーマンスブラ、タイツなどを販売する。

キャンペーンビジュアルは、写真家のジョージ・エアーズが撮影し、ヌンチャクアーティストのマナ・キムラ・アンダーソン(Mana Kimura Anderson)、ロッククライマーのマシュー・ベル(Matthew Bell)、ダンサーのマリー・ルイーズ・ヘルトー(Marie Louise Hertog)、トリッキングパフォーマーの高梁大典が出演する。

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「ロエベ」と「オン」が再びコラボ シューズ“クラウドベンチャー”や各種ウエアなど

「ロエベ(LOEWE)」は、「オン(ON)」とのコラボアイテムを発売する。5月14日に「ロエベ」「オン」両公式オンラインで先行発売し、5月15日から「ロエベ」一部店舗、オン フラッグシップ ストア キャットストリートで販売する。

“クラウドベンチャー 2.0”や
ジャケット、Tシャツ、パンツなど

アッパーに半透明のメッシュをあしらい、クッショニングシステム“クラウドテック(CLOUDTEC)”や“ヘリオン(HELION)”スーパーフォーム、マーブル模様の“ミッショングリップ(MISSIONGRIP)”ラバーを組み合わせたトレイルランニングシューズ“クラウドベンチャー 2.0(CLOUDVENTURE 2.0)”や、リップストップ生地のジャケット、テクニカルジャージー生地のTシャツのほか、ショートパンツやキャップ、ソックス、パフォーマンスブラ、タイツなどを販売する。

キャンペーンビジュアルは、写真家のジョージ・エアーズが撮影し、ヌンチャクアーティストのマナ・キムラ・アンダーソン(Mana Kimura Anderson)、ロッククライマーのマシュー・ベル(Matthew Bell)、ダンサーのマリー・ルイーズ・ヘルトー(Marie Louise Hertog)、トリッキングパフォーマーの高梁大典が出演する。

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「ジーユー」×「ちいかわ」のサマーコレクション 夏の休暇を満喫する“ちいかわ”たち

「ジーユー(GU)」は5月23日、イラストレーターのナガノが手掛ける漫画「ちいかわ」とコラボした新作アイテムを発売する。今回は、同コラボで初のメンズ、ウィメンズ、キッズのアイテムをそろえ、価格は390〜2990円。「ジーユー」の店舗および、公式オンラインストアで扱う。

コラボアイテムで
「ちいかわ」と過ごす夏休み

「ちいかわ」とのコラボは4度目となる今回は、“ちいかわたちの夏休み”をテーマに、夏らしいモチーフやシーンをデザインに落とし込んだコレクションに仕上げた。愛らしい“ちいかわ”の表情をのせたアロハシャツや、リズムにのる様子を描いたTシャツ、ウィメンズとキッズでデザインがリンクするサテンパジャマなどのウエアをはじめ、“ちいかわ”“ハチワレ”“うさぎ”などの各キャラクターを配したソックスやパイル生地のポーチ、ネットバックなどをラインアップ。なお、アイテムの詳細は19日19時から開始するライブ配信で紹介する。

SNSのキャンペーンや
フォトスポットの設置も

また、同コラボを記念してXでキャンペーンを行う。16〜23日の期間中に「ジーユー」の公式X(@gu_global)をフォローし、対象の投稿を「#GUちいかわたちの夏休み」のハッシュタグを付け引用リポストすると、抽選で100人にオリジナルアイテムをプレゼントする。当選者は26〜30日ごろに発表を予定する。

さらに9〜25日は、同コレクションのテーマである“ちいかわたちの夏休み”を表現した特別装飾を「ユニクロ」渋谷店、マロニエゲート銀座店、名古屋ゲートタワー店で実施。ちいかわと一緒に写真を撮影できるフォトスポットも展示を予定する。

ライブ配信ページ

アイテム例

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伊「セラピアン」、銀座店1周年を記念し限定アイテム発売

イタリア・ミラノ発のレザーグッズブランド「セラピアン(SERAPIAN)」は、銀座の旗艦店オープン1周年を記念して、同店限定アイテム3型を5月21日に発売する。同日には同店で、2025年秋冬コレクションの新作お披露目会およびカクテルパーティーも開催予定。予約不要で誰でも参加できる。

アイテムは、コットンキャンバスにコーティングを施した“ステパン”シリーズから“シークレット バッグ”(22万6600円)と“スモール シークレット バッグ”(19万8000円)、ソフトラムナッパを編み込こんだ“モザイコ”シリーズから“ミニ シークレット バッグ”(48万1800円)。いずれも銀座店のファサードに採用されているマリア・テレジア・イエローと呼ばれる柔らかなイエローを象徴的に用いた。

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「無印良品」洗顔料&クレンジングシリーズがリニューアル 天然由来成分100%に

「無印良品」は5月14日、“マイルド洗顔料”シリーズ3種と“マイルドクレンジング”シリーズ2種を天然由来成分100%にリニューアルして発売する。また、“マイルド洗顔料”シリーズには泡タイプの洗顔料2種を新たに追加する。全国の「無印良品」店舗およびオンラインストアで順次取り扱う。

“マイルド洗顔料”シリーズ

“マイルド洗顔料”シリーズの“洗顔フォーム”(30g、290円/150g、490円/220g、690円)、“スクラブ洗顔フォーム”(30g、290円/150g、790円/220g、790円)、“保湿洗顔フォーム”(30g、350円/150g、590円/220g、1090円)には、セラミドを新たに配合したほか、潤い成分のリピジュア、ヒアルロン酸を配合。従来品の洗浄力や使用感はそのままに、肌の潤いを守る。

泡タイプの洗顔料2種を追加

また、ホイップ状の泡が出てくる“マイルド泡洗顔フォーム”(200mL、750円/詰替用180mL、650円)と、グリチルリチン酸2Kを配合し、ニキビを防ぐ“マイルド薬用アクネ泡洗顔フォーム” 【医薬部外品】(200mL、890円/詰替用180mL、790円)を新たにそろえた。

“マイルドクレンジング”シリーズ

“マイルドオイルクレンジング”(50mL、450円/300mL、990円/詰替用270mL、850円)と毛穴汚れまでアプローチする“マイルドジェルクレンジング”(30g、350円/150g、690円/220g、850円)には、セラミドと5種のアミノ酸を新たに配合。アオモジ果実油、アミリスバルサミフェラ樹皮油、オレンジ果皮油などを精油100%でブレンドした、ハーバルシトラスの香りに仕上げた。

「無印良品」は2023年秋から、“自然の力で、ここまでできる”をコンセプトにスキンケア、ヘアケア、メイクアップ製品を天然由来成分100%へのリニューアルを進めている。今回で、スキンケアアイテムのリニューアルは完了となった。

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「ザラ」創業50周年 ナオミ・キャンベルら50人の豪華モデルをスティーブン・マイゼルが撮影

「ザラ(ZARA)」は、創業50周年記念プロジェクト「50 Years, 50 Icons」を開始、写真家のスティーブン・マイゼル(Steven Meisel)が50人のトップモデルを撮影、イメージを手掛けた。

ナオミ・キャンベルやツイッギーら
50人のトップモデルが集結

イメージは、ナオミ・キャンベル(Naomi Campbell)や、リンダ・エヴァンジェリスタ(Linda Evangelista)、シンディ・クロフォード(Cindy Crawford)、クリスティ・ターリ ントン(Christy Turlington)、ツイッギー(Twiggy)ら50人のモデルが一堂に会し、マイゼルの演出のもと撮影。それぞれ「ザラ」の新たなアイテムを着用した。スタイリングをカール・テンプラー(Karl Templer)が、メイクアップをパット・マクグラス(Pat McGrath)、ヘアをグイド・パラウ(Guido Palau)、アートディレクションをジェイソン・ドゥザンスキー(Jason Duzansky)、キャスティングをピエルジョルジオ・デル・モロ (Piergiorgio Del Moro)が担当した。イメージ内で着用のコレクションは、「ザラ」銀座店および公式オンラインで販売している。

マルタ・オルテガ・ペレス(Marta Ortega Perez)=インディテックス社会長は、「クリエイティビティーこそが『ザラ』の核であり、私たちの心臓部のようなものだ。スティーブン・マイゼルによるこの素晴らしいフィルムは、創造の自由を体現し、私たちが常に届けたいと願っている魔法そのものだ。この作品には、世界を代表する50人のモデルが出演している。その美しさはもちろんのこと、それぞれの個性、強さ、そして人間としての魅力を称える存在として登場し、『ザラ』の50周年を彼らと共に祝えることを誇りに思う。このキャンペーンは、『ザラ』チームがこの50年間で築き上げてきたすべてへの賛歌であり、彼らの情熱、才能、そして無限のクリエイティビティを讃えるものだ」と語っている。

「ザラ」は、アマンシオ・オルテガ(Amancio Ortega)が1975年に1号店をスペイン・コルーニャにオープン。2025年現在は、98の地域に実店舗を、また214のオンラインマーケットを展開する。

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「ザラ」創業50周年 ナオミ・キャンベルら50人の豪華モデルをスティーブン・マイゼルが撮影

「ザラ(ZARA)」は、創業50周年記念プロジェクト「50 Years, 50 Icons」を開始、写真家のスティーブン・マイゼル(Steven Meisel)が50人のトップモデルを撮影、イメージを手掛けた。

ナオミ・キャンベルやツイッギーら
50人のトップモデルが集結

イメージは、ナオミ・キャンベル(Naomi Campbell)や、リンダ・エヴァンジェリスタ(Linda Evangelista)、シンディ・クロフォード(Cindy Crawford)、クリスティ・ターリ ントン(Christy Turlington)、ツイッギー(Twiggy)ら50人のモデルが一堂に会し、マイゼルの演出のもと撮影。それぞれ「ザラ」の新たなアイテムを着用した。スタイリングをカール・テンプラー(Karl Templer)が、メイクアップをパット・マクグラス(Pat McGrath)、ヘアをグイド・パラウ(Guido Palau)、アートディレクションをジェイソン・ドゥザンスキー(Jason Duzansky)、キャスティングをピエルジョルジオ・デル・モロ (Piergiorgio Del Moro)が担当した。イメージ内で着用のコレクションは、「ザラ」銀座店および公式オンラインで販売している。

マルタ・オルテガ・ペレス(Marta Ortega Perez)=インディテックス社会長は、「クリエイティビティーこそが『ザラ』の核であり、私たちの心臓部のようなものだ。スティーブン・マイゼルによるこの素晴らしいフィルムは、創造の自由を体現し、私たちが常に届けたいと願っている魔法そのものだ。この作品には、世界を代表する50人のモデルが出演している。その美しさはもちろんのこと、それぞれの個性、強さ、そして人間としての魅力を称える存在として登場し、『ザラ』の50周年を彼らと共に祝えることを誇りに思う。このキャンペーンは、『ザラ』チームがこの50年間で築き上げてきたすべてへの賛歌であり、彼らの情熱、才能、そして無限のクリエイティビティを讃えるものだ」と語っている。

「ザラ」は、アマンシオ・オルテガ(Amancio Ortega)が1975年に1号店をスペイン・コルーニャにオープン。2025年現在は、98の地域に実店舗を、また214のオンラインマーケットを展開する。

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「エムエム6 メゾン マルジェラ」×「サロモン」のセカンドデリバリー スニーカーの新色&バックパック

「エムエム6 メゾン マルジェラ(MM6 MAISON MARGIELA)」は、「サロモン(SALOMON)」とのコラボアイテムの第2弾を発売した。今回は、スニーカー“スペクター2”と、“エックス・ティ・フォー ミュール(XT-4 Mule)”の新色に加えて、“エックス・ティ・フィフティーン バックパック”をラインアップ。「エムエム6 メゾン マルジェラ」の店舗および、公式オンラインストアと一部のセレクトショップで扱う。

コラボスニーカーは春らしい
ニュアンスカラーが仲間入り

“スペクター2(Spectur 2)”は、同コラボレーションのために開発したロードランニングシューズ。独自のメッシュ構造技術を用いて制作し、アッパーの側面には「サロモン」のブランドネーム、かかと部分には「エムエム6 メゾン マルジェラ」を象徴するナンバリングロゴを配した。今回は、淡いグリーンのカラーリングが登場する。価格は6万6000円で、サイズはメンズが24.5〜31cmまで、ウィメンズは22〜26cmまでをそれぞれ0.5cm刻みで用意する。

“エックス・ティ・フォー ミュール”は、スニーカーとミュールを融合させたモダンなデザインのフットウエア。リサイクルポリエステルとラバーを使用したアッパーには、サイドに「サロモン」のブランドネーム、つま先部分には「エムエム6 メゾン マルジェラ」を象徴するナンバリングロゴをあしらった。今回は、ホワイトを基調としたカラーリングが仲間入り。価格は7万3700円で、サイズはメンズが24.5〜31cmまで、ウィメンズは22〜26cmまでをそれぞれ0.5cm刻みで用意する。

軽量&多収納なバックパックも

“エックス・ティ・フィフティーン(Xt-15) バックパック”は、機能性の高さが魅力のバックパック。ナイロン製のボディーは、わずか556gで、7つのポケットとメッシュの伸縮性パワーネットを備える。価格は5万3900円。

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「エムエム6 メゾン マルジェラ」×「サロモン」のセカンドデリバリー スニーカーの新色&バックパック

「エムエム6 メゾン マルジェラ(MM6 MAISON MARGIELA)」は、「サロモン(SALOMON)」とのコラボアイテムの第2弾を発売した。今回は、スニーカー“スペクター2”と、“エックス・ティ・フォー ミュール(XT-4 Mule)”の新色に加えて、“エックス・ティ・フィフティーン バックパック”をラインアップ。「エムエム6 メゾン マルジェラ」の店舗および、公式オンラインストアと一部のセレクトショップで扱う。

コラボスニーカーは春らしい
ニュアンスカラーが仲間入り

“スペクター2(Spectur 2)”は、同コラボレーションのために開発したロードランニングシューズ。独自のメッシュ構造技術を用いて制作し、アッパーの側面には「サロモン」のブランドネーム、かかと部分には「エムエム6 メゾン マルジェラ」を象徴するナンバリングロゴを配した。今回は、淡いグリーンのカラーリングが登場する。価格は6万6000円で、サイズはメンズが24.5〜31cmまで、ウィメンズは22〜26cmまでをそれぞれ0.5cm刻みで用意する。

“エックス・ティ・フォー ミュール”は、スニーカーとミュールを融合させたモダンなデザインのフットウエア。リサイクルポリエステルとラバーを使用したアッパーには、サイドに「サロモン」のブランドネーム、つま先部分には「エムエム6 メゾン マルジェラ」を象徴するナンバリングロゴをあしらった。今回は、ホワイトを基調としたカラーリングが仲間入り。価格は7万3700円で、サイズはメンズが24.5〜31cmまで、ウィメンズは22〜26cmまでをそれぞれ0.5cm刻みで用意する。

軽量&多収納なバックパックも

“エックス・ティ・フィフティーン(Xt-15) バックパック”は、機能性の高さが魅力のバックパック。ナイロン製のボディーは、わずか556gで、7つのポケットとメッシュの伸縮性パワーネットを備える。価格は5万3900円。

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「アンブッシュ」とG-DRAGONによるコラボネックレスが発売 ライブ会場で販売

YOONとVERBALが手掛ける「アンブッシュ(AMBUSH)」は、長年交流のあるG-DRAGONとコラボレーションしたネックレスを発売する。価格は2万5000円。

今回のコラボはG-DRAGONの最新アルバム「ÜBERMENSCH」のリリースを記念したもので、「アンブッシュ」の象徴的な「POW!」モチーフのネックレスを、G-DRAGONのファンベース「FAM!」に変えた特別なデザイン。

販売は5月10日と11日に東京ドームで行われるG-DRAGONの2025ワールドツアー「ÜBERMENSCH」のMDブースで行われるほか、5月12日から5月26日の期間限定で、旗艦店「AMBUSH®︎ WORKSHOP」でも展示される予定だ。

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「アンブッシュ」とG-DRAGONによるコラボネックレスが発売 ライブ会場で販売

YOONとVERBALが手掛ける「アンブッシュ(AMBUSH)」は、長年交流のあるG-DRAGONとコラボレーションしたネックレスを発売する。価格は2万5000円。

今回のコラボはG-DRAGONの最新アルバム「ÜBERMENSCH」のリリースを記念したもので、「アンブッシュ」の象徴的な「POW!」モチーフのネックレスを、G-DRAGONのファンベース「FAM!」に変えた特別なデザイン。

販売は5月10日と11日に東京ドームで行われるG-DRAGONの2025ワールドツアー「ÜBERMENSCH」のMDブースで行われるほか、5月12日から5月26日の期間限定で、旗艦店「AMBUSH®︎ WORKSHOP」でも展示される予定だ。

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「フェンディ」26年春夏は9月に合同ショー シルヴィアが引き続きウィメンズも担当

「フェンディ(FENDI)」は、6月に開催予定の2026年春夏ミラノ・メンズ・ファッション・ウイークへの参加を見送り、9月にメンズとウィメンズの合同ショーを行う。2月に実施した25-26年秋冬シーズンの合同ショーに続き、創業者の孫でメンズ&アクセサリーを手掛けるシルヴィア・フェンディ(Silvia Venturini Fendi)=アーティスティック・ディレクターがウィメンズも担当する予定だ。

創業100周年のアニバーサリーイヤーの歓喜に沸く「フェンディ」だが、4年間にわたってウィメンズのオートクチュールとプレタポルテを手掛け、昨年10月にブランドを離れたキム・ジョーンズ(Kim Jones)の後任はまだ発表されていない。なお、同ブランドの親会社であるLVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)は25年3月、LVMHファッショングループのマネージング・ディレクターを兼任していたピエール・エマニュエル・アンジェログロウ(Pierre-Emmanuel Angeloglou)=フェンディ最高経営責任者(CEO)を、クリスチャン ディオール クチュール(CHRISTIAN DIOR COUTURE)の副CEOに任命。4月15日付で着任した同氏の後任として、やはりLVMHが擁するルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)の中国事業を率いるラモン・ロス(Ramon Ros)社長兼CEOが、7月1日付でフェンディのCEOに就任することを発表した。

周年をさらに盛り上げる新旗艦店がミラノにオープン

9月は、ミラノのモンテナポレオーネ通りに新旗艦店のオープンも控えている。市街を見渡せるテラスのある同店は、「フェンディ」の商品を取り扱う4フロアに加え、上層2フロアには高級シーフードレストラン「ランゴステリア(Langosteria)」が入居する。「ランゴステリア」は、イタリア国内以外にロンドンやマイアミにも出店を予定している注目のレストラン。運営するランゴステリア・ホールディング(LANGOSTERIA HOLDING)には、モンクレール・グループ(MONCLER GROUP)のレモ・ルッフィーニ(Remo Ruffini)会長兼CEOが設立し、息子ピエトロ(Pietro)が率いる投資会社アーカイヴ(ARCHIVE)が投資している。

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京都のキング、新社長にMNインターファッション前社長の木原伸一氏

東証スタンダード上場の中堅アパレルのキングは新社長に、MNインターファッション前社長の木原伸一氏(64)を内定した。6月27日の株主総会と取締役会を経て正式に決定する。

木原氏は一橋大学商学部を卒業後、1984年に三井物産に入社。ファッション畑を歩み、2007年に三井物産ファッション事業部ブランドマーケティング事業室長、11年三井物産インターファッション社長を経て、三井物産のOEM子会社である三井物産アイファッションと日鉄物産(旧住金物産)の繊維部門が合併して22年1月に誕生したMNインターファッションの初代社長を務めた。24年7月にMNインターファッション社長を退任していた。

キングは京都の名門テキスタイルコンバーターで早くからアパレルに進出し、ミセスブランドに強い。25年3月期の売上高は前期比4.6%減の81億円、純利益は同37.5%増の7億3300万円。中堅クラスの規模だが、総資産257億円に対し、純資産は224億円、自己資本比率は87.4%と盤石の財務体質で知られている。

ブランドビジネスから川上のサプライチェーンマネジメントまで、ファッションビジネスを知り尽くした木原新社長は、新規事業の立ち上げなどを指揮すると見られる。キングは2月、25年秋冬から「ピエール・カルダン」をスタートすることを発表していた。

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「オーラリー」と「ニューバランス」のコラボスニーカー、5月16日発売 日焼けによる色褪せをイメージ

「ニューバランス(NEW BALANCE)」は5月16日、「オーラリー(AURALEE)」とのコラボスニーカー“オーラリー × ニューバランス 475(AURALEE × New Balance 475)”を発売する。サイズは22.5〜29.0センチ(0.5センチ刻み)と30.0センチをそろえ、価格は2万6400円。「ニューバランス」六本木店および、コンセプトストア「ティーハウス ニューバランス」、「オーラリー」直営店、両ブランドの公式オンラインストアのほか、ドーバー ストリート マーケット ギンザや「キス(KITH)」トーキョーでも扱う。

80年代のランニングシューズがルーツ

同モデルは、昨年6月に開催されたパリ・メンズ・ファッション・ウイークの「オーラリー」2025年春夏ランウエイショーに登場。1980年代のランニングシューズがルーツという「ニューバランス」の“475”をベースに、「オーラリー」が素材やカラーリング、ディテールをアップデートした。

スエード素材のオーバーレイには、通気性の良いメッシュ素材のアンダーレイを合わせた。インラインの“475”にはないつま先のリフレクティブパーツは、過去に発売した両者のコラボスニーカーから引用。カラーは、日焼けで色褪せたデッドストックをイメージした、“ビンテージグレー”と“ビンテージイエロー”の2色をそろえる。2種のシューレースをつけ、ロゴ入りのカスタムシューズボックスに入れて販売する。

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「オーラリー」と「ニューバランス」のコラボスニーカー、5月16日発売 日焼けによる色褪せをイメージ

「ニューバランス(NEW BALANCE)」は5月16日、「オーラリー(AURALEE)」とのコラボスニーカー“オーラリー × ニューバランス 475(AURALEE × New Balance 475)”を発売する。サイズは22.5〜29.0センチ(0.5センチ刻み)と30.0センチをそろえ、価格は2万6400円。「ニューバランス」六本木店および、コンセプトストア「ティーハウス ニューバランス」、「オーラリー」直営店、両ブランドの公式オンラインストアのほか、ドーバー ストリート マーケット ギンザや「キス(KITH)」トーキョーでも扱う。

80年代のランニングシューズがルーツ

同モデルは、昨年6月に開催されたパリ・メンズ・ファッション・ウイークの「オーラリー」2025年春夏ランウエイショーに登場。1980年代のランニングシューズがルーツという「ニューバランス」の“475”をベースに、「オーラリー」が素材やカラーリング、ディテールをアップデートした。

スエード素材のオーバーレイには、通気性の良いメッシュ素材のアンダーレイを合わせた。インラインの“475”にはないつま先のリフレクティブパーツは、過去に発売した両者のコラボスニーカーから引用。カラーは、日焼けで色褪せたデッドストックをイメージした、“ビンテージグレー”と“ビンテージイエロー”の2色をそろえる。2種のシューレースをつけ、ロゴ入りのカスタムシューズボックスに入れて販売する。

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「中国不況」「トランプリスク」 バロック村井社長が考える難局打破の“非常識力”

バロックジャパンリミテッドが中国ビジネスの再構築に動いている。現地の不動産不況と景気低迷が続く中、ビジネスパートナーであるベル・インターナショナルに連結子会社2社の全株式を譲渡し、直営ビジネスから手を引く。これまで成長ドライバーだった中国ビジネスのスキームを転換する決断は重かったはずだが、村井博之社長の表情に悲観の色は見えない。中国ビジネスの再設計と今後の戦略について聞いた。

WWD :中国事業を、これまでの直営型からロイヤリティー+卸型へ移行する。この判断に至った背景は。

村井博之バロックジャパンリミテッド社長(以下、村井):まず最初に伝えておきたいのは、「中国から撤退するわけではない」ということ。あくまでビジネススキームを変更しただけで、現地での事業運営自体は何も変わっていない。

これまではベル・インターナショナルとの合弁会社を通じて直営店舗を展開していたが、今後はベルグループによる一括直営方式に切り替える。ベルに株式の持ち分を譲渡することで我々は資本リスクを外す一方、商品開発や監修、ブランディングにはこれまで通り関与し続ける。ビジネススキームをシンプルにし、より効率的に中国市場に携わっていく。

WWD:店舗スタッフなど、現場の運営体制に変化は?

村井:全く変わらない。現場のオペレーションにも支障はない。スタッフやエリアマネージャー、事業部長といった中核メンバーは、バロックが独資で展開していた頃から採用し、一緒に戦ってきた人材たちだ。資本的には手を引いたが、事業的にはむしろ継続性が強化されたと考えている。中国ビジネスはここ数年、コロナや景気後退の影響で赤字が続いていた。将来的にさらに悪化した際の備えとしてリスクをあらかじめヘッジした。

WWD:ビジネススキームの変更により、バロックの利益は減るのか。

村井:むしろ逆だ。以前は中国での利益が厚かったが、ここ数年は赤字が続き、持分法損失が発生していた。今回のスキーム変更により、持分法損失のリスクを回避しつつ、売上高に応じたロイヤリティー収入を得ることができるようになる。

WWD:ベル主導で強化していくポイントは。

村井:EC販売は、ノウハウの厚いベルグループに期待できるだろう。我々も意見はさせてもらうが、基本的には(ベルに)任せる。

トランプ影響は「メリットが大きい」

WWD:グローバルで、今後の成長ドライバーになる地域は?

村井:北米だ。中国と比較すれば規模は大きくないが、比較的ビジネスは安定している。米国では「マウジー ビンテージ(MOUSSY VINTAGE)」の日本製高級デニムが好評だ。ただ、為替の影響が大きかった。円安が進んだことで国内の生産ラインが他ブランドに占有され、供給が追いつかない事態もあった。しかし最近は円高に転じて追い風が吹きつつある。

現地のチームを仕切っているのは、もともと当社にいた社員。コロンビア大学のMBAを取得した後、米国のアパレル企業に就職し、永住権を取得した女性だ。マーケティングやセールスも、純粋な米国人メンバーが担っている。米国市場で勝負するためには、彼らの嗜好や文化を理解した人材が動かすのが一番。日本からの過干渉を避け、現地のメンバーに任せられる体制を作りたい。

WWD :ドナルド・トランプ大統領の再登板によるリスクはどう見ている?

村井:それほど大きな懸念はない。1985年、私が当時キヤノンのサラリーマンだった頃、レーガン政権がやったのとまったく同じ手法だった。強いアメリカを掲げて輸入品に関税をかけ、円高に誘導する。スーパー301条(アメリカの通商法の一部で、他国の不公正な貿易慣行に対して、報復的な貿易制裁を発動できる権限をアメリカ政府に与える規定)でキヤノンも大打撃を受けた。

今回も同様のシナリオになる可能性は高い。ただ、われわれアパレルにとってはメリットが大きい。ここ数年、原材料費の高騰に苦しんできたが、円高によってそれが緩和される可能性がある。ドル通貨圏からのインバウンドには多少のマイナス影響が出るだろうが、トータルで見ればプラスになると見ている。

大人向け新ブランドを始動

WWD:国内市場について。「マウジ(MOUSSY)」「スライ(SLY)」といったヤングカジュアルに強いブランドポートフォリオを、今後どう拡げていくのか。

村井:今年度中に、大人世代(40〜50代)をターゲットにした新ブランドを立ち上げる予定だ。この世代には、かつて「マウジー」を愛用していた人も多い。今はお子さんの学費負担も終わり、自分のためにお金を使えるようになった層が増えている。

WWD:この春で休止した「ブラックバイマウジー(BLACK BY MOUSSY)」の延長線上にある?

村井:完全にそうというわけではないが、「ブラックバイマウジー」を好きだった方々にも響く要素は取り入れる。特にジーンズのカッティングやシルエットにはこだわる。マウジーを立ち上げ期から愛してくれていた世代にもう一度、自分の服と感じてもらえるような商品を作っていく。

WWD:“バロックらしさ”に立ち返ると。

村井:それさえできれば、既存ブランドもまだまだ伸び代を作れる。私たちは、“非常識”を受け入れる度量を持たなければならない。「アズールバイマウジー(AZUL BY MOUSSY)」を立ち上げた当初は、商品がろくに見えないような暗い店内で、エッジーなデザインの服を並べるという、普通なら「あり得ない」と思われるようなことでファンを夢中にさせた。

これは自戒を込めて言うことでもあるが、今はどのリアルクローズブランドも、分析やデータに頼ってばかり。結果、ショッピングセンターやファッションビルはどこも似た店構えで、似た商品ばかり並ぶようになった。私たちもそこに迎合していたのでは、ビジネスをしている意味がない。創業時の「自分たちが着たい服を、自分たちで作る」という原点をもう一度見つめ直す。

WWD:長期的な展望は。

村井:次世代を担う人たちに残していく会社を作るため、「100年企業とは何か」を考えるようになった。短期的に収益を上げろと言われれば、それはある意味簡単だ。儲かるブランドだけ残し、他は畳めばいいだけなのだから。ただ、それでは持続可能な企業にはならない。

一見無駄に見えるブランドやプロジェクトが、いつか花開くことがある。そこから、時代を変えるような商品やサービスが生まれる。すべてを合理化してしまえば、そういった“奇跡”は起きない。今の決算は「お見苦しい」部分があることは自覚している。ただ経営者として、次世代を担う人材とともに、この局面をどう乗り越えていくかを考えたい。

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