「ゴールドウイン0」クリエイティブ・ディレクター OK-RMに聞く 個々の創造性を結びつけ、化学反応を生むブランド作り

ゴールドウインは、日本のバイオベンチャー・スパイバー社が開発したブリュードプロテインをはじめとした新テクノロジーの導入、国立公園の保全や活用、気候変動問題への取り組みなど、環境保護に対するアクションと未来へ向けた創造性の強化を掲げる。この理念をもとに、ファッションを通して循環型社会の実現を目指すプロジェクトとして2022年に立ち上げられたのが「ゴールドウイン0(GOLDWIN 0)」だ。

「ゴールドウイン0」は機能性を備えた衣服で構成される実験的かつテクニカルなプラットフォーム。現在、ウエアのデザインはイギリス出身、オレゴン州ポートランド在住のヌー・アバス(Nur Abbas)が務める。従来の服作りの常識を超え、広範なリサーチを通じて「ゴールドウイン」ブランドの可能性を拡張することを使命に、カプセルコレクションやコラボレーションの発表にとどまらず、自然や科学、技術に根ざした最高の品質と時代を超えた美しさを追求している。

このプロジェクト全体のクリエイティブ・ディレクターを務めるのが、オリヴァー・ナイト(Oliver Knight)とローリー・マクグラス(Rory McGrath)によるOK-RM。プロジェクトの根底にある哲学を探求し、ユニークなコミュニケーション構築によって異なる分野のエキスパートを繋ぎ、書籍、ブランドアイデンティティー、映画、展示会など越境的なデザインに落とし込むロンドンのデザインユニットだ。これまでに「JW アンダーソン(JW ANDERSON)」やヴァージル・アブロー、グッゲンハイム美術館、メトロポリタン美術館などのクライアントとのコラボレーションの経験を持つ。

そんな「ゴールドウイン0」は、24-25年秋冬コレクションで自然界にある螺旋状の構造体や、植物、岩、水といった自然現象から着想した曲線やパターン、テクスチャを反映させたアイテムを展開。合わせてプロジェクト開始からの3年間にわたる探求的な研究成果についての展覧会 「Goldwin 0 1 2 3 4 5 0」を、昨年10月に東京・青山のスパイラルホールで開催した。本展のタイトルは、0から1へ、そして再び0に戻る深遠な旅を表現したものだ。

インスタレーションとライブパフォーマンスで構成された本展では、音楽家、建築家、詩人、作家、デザイナーが協力し「ゴールドウイン0」コレクションと共に公開された美しいメディアの融合を創り上げる5つの異なる探求を反映した作品を発表。テーマ探求の過程を分析し、コラボレーターたちの芸術的なプロセスを理解できる没入型の体験を来場者に提供した。本展のために来日したOK-RMのローリー・マクグラスに、今回の「ゴールドウイン0」におけるプラットフォーム創造の経緯やアイデア、背景的思念について話を聞いた。

団結・協働がもたらす可能性の拡張
それを支えるカルチャーの重要性

ーークリエイティブ・ディレクターとして参画している「ゴールドウイン 0」での具体的なミッションとは?

ローリー・マクグラス(以下、ローリー):クリエイティブ・ディレクション、アート・ディレクション、アーティストの選定、振付など、すべてに関わっている。私たちにとって、これらは等しく「デザイン」の仕事。そういう意味で私たちは「ゴールドウイン 0」の根源的なデザイナーと言えるだろう。プロジェクトやブランド・アイデンティティーのデザインとは、すなわちコミュニケーション。私たちの仕事は多くアーティスト、振付師、建築家、作家、詩人、映像作家…あらゆる専門家と協働することだ。

プロジェクト始動時にゴールドウィンCEOの渡辺社長がかかげたテーマは「このプロジェクトを通して世界と愛を分かち合い、芸術、科学、自然のストーリーを伝えたい」というもの。これほど自由でアーティスティックなプロジェクトに携われる機会は滅多にない。

ーー「循環」や「可能性の拡張」といった「ゴールドウイン 0」のテーマから、どのようにイメージの構築を図ったのか?

ローリー:「Circulation(循環)」とは、自然そのもの。プロジェクトの目的の一つは、西洋的な個人主義やリニア(直線的)思考から私たちを解き放ち、かわりにサークル(円環)的な発想に接近すること。人が集まり、結束することで、個人では成し遂げられない可能性の拡張が生まれる。ひるがえって、科学的な視点から見た自然においても、万物の本質は「円環」をベースにしていると考えている。

このプロジェクトに携わったことで、団結して物事を進めることの重要性、人々が共存し協働するためには、皆で作り上げるカルチャーが必要不可欠だということを再認識した。

ーー今回の「ゴールドウイン0」のキャンペーンでは、建築家・振付家・詩人・ミュージシャンたちとのコラボレーションを実現した。多様な分野との協働のために工夫したことは?

ローリー:本プロジェクトのコラボレーションの主題は「探究することの探究」、いわば集合知が機能することの実証だ。今回はまずアーティスト・イン・レジデンスのような空間を作り、コラボレーターたちと「ゴールドウイン0」 の本質的な哲学を共有した上でアイデアを追求した。

これは映画や本、ファッションショーなどの制作とはまた違った種類の創造的行為だ。私たちは保守的なものや予定調和的なアイデアに可能性は見出さない。本当のカルチャーというものは常に開かれ、優れた音楽のように広がり、クリエイティブな人々を包み込んでエネルギーを与えるものだ。

ーーコラボレーターの選定で重要視していることは?

ローリー:活躍する分野や技術などの細かな部分より、個々が持っている哲学が重要だ。実際に協働した人たちは、同じような価値観や考え方の人が多い。写真家のダニエル・シーはその最たる例で、まるで同時代に同じ文化の中で共に過ごしてきたような存在。我々にとって大切なコラボレーターだ。

「ゴールドウイン0」には、クリエイティブな人々にとって必要不可欠な、ある種のカルチャーが存在する。言語的なコミュニケーションがなくても、カルチャーを通じてお互いに理解しあい、信頼をベースにしたつながりがあり、それが共鳴をもたらす。

今回のプロジェクトで最後の撮影が終わった時、みんなで抱き合って泣きそうになった。こんなことは初めてだ。全員がプロジェクトに対し主体的に関わっていたことを実感したからではないかと思う。

--イベントを継続的に開催する中で「ゴールドウイン 0」の世界観やアートディレクションのアウトプットはどのように発展してきたか?

ローリー:あらゆる要素を吸収して劇的に発展してきた。このプロジェクトを通じて、他のメンバーから何か良い影響を受け、それをクリエイションに込めてチームに報いるという良い相互作用が生まれた。この好循環を繰り返しながら一連のプロジェクトが進行した。

ーーOK-RMにとっての「デザイン」とは、今の話にもあった「人々の相互作用」の痕跡ともいうべき、創作プロセスのドキュメンタリーのような印象を受ける。

ローリー:「デザイン」とは人間が行うものであり、究極的には「人間」そのものだ。デザイン上の課題を明らかにするための問題提起と解決手段の模索。探求とはこのサイクルを積み重ねる行為だ。身体と音楽、身体と動作、詩人と着想…こういった関係性について深掘りしていく、純粋で創造的な問題提起だ。

ーーOK-RMはデザインにおいて、コンセプトの本質の再考、探究や対話、コラボレーションを重視している。こうしたアプローチの重要性を意識したきっかけや影響を受けたものはあるか?

ローリー:特定の人物を挙げるのは難しいが、私たちは職業的デザイナー以外にも多くの人たちをデザイナーととらえ、彼らから影響を受けている。一貫した姿勢で本質を追求し、職人技術を駆使してそれらを可視化し他者に示すことができる人は、みなデザイナーであると考えている。伝統的な日本庭園の庭師などがまさにそうだ。

「ゴールドウイン0 」プロジェクトの冒頭で、渡辺CEOが語った「完璧なデザインは、哲学や物事の本質、アイデアを擁し、それらが自然の中での生活において表現されるものだ」という言葉にも感化されている。

機能性を備えた実験的なウエアを生み出し、創造性を刺激する存在でありたい

ーー「ゴールドウイン0 」プロジェクトを通して、顧客やファッションシーン、現代社会にどのような影響をもたらしたいと考えているのか?

ローリー:人々にインスピレーションをもたらしたい。実際に私たちは多くの若手デザイナーやクリエイター、シネマトグラファーたちにチャンスを提供しており、それが少しでも彼らにとっての希望になればと願っている。

クリエイティブな仕事をしていると、ただ誰かに何かを与えるだけの垂直的なあり方ではなく、好循環を創り出したいと望むようになる。若い世代のクリエイターの多くは、この先困難な道のりを歩むことになるだろうから、彼らに良い刺激を与える存在になれたら嬉しい。

ーー「ゴールドウイン 0」における最終的なアウトプットはウエア。服についての価値観が多様化している現在において、OK-ROMは衣服をどのようにとらえているか?

ローリー:一般的に、衣服は商品だ。でも「ゴールドウイン0」はそうした営利目的ではなく、コミュニケーションについてのプロジェクト。この視点を持つと「ゴールドウィン 0」がもたらす本質的な恩恵について考察しやすいだろう。実際のところ「ゴールドウイン0」の製品は非常に実用的だ。厳しい環境から身体を保護するためにデザインされているし、パフォーマンス・ウエアのようでもある。

私たちが作る服は、それぞれ別個に存在するクリエイティビティを結びつけるような媒介のようなもの。化学反応を生み出す存在でありたい。

「ゴールドウイン0」では3人のデザイナーと仕事をしてきた。彼らに共通しているのは「実験的な姿勢」。彼らはリサーチやデザインのプロセス、素材の検討などにおいて非常に実験的だ。パフォーマンス・ウエアにおいて重要な機能性を持ちながら、実験性を兼ね備えた衣服を作れたら最高だ。

The post 「ゴールドウイン0」クリエイティブ・ディレクター OK-RMに聞く 個々の創造性を結びつけ、化学反応を生むブランド作り appeared first on WWDJAPAN.

写真家・奥山由之と「ファセッタズム」による写真集「TOKYO SEQUENCE」が発売 5月11日にはサイン会も実施

2020年から本格的に始動した写真家・映像監督の奥山由之とファッションブランド「ファセッタズム(FACETASM)」が手がける長期プロジェクト「TOKYO SEQUENCE」の写真集が5月11日に発売される。発売初日には、代官山蔦屋書店で奥山と「ファセッタズム」の落合宏理デザイナーによるサイン会も開催される。また発売を記念して製作された全9種の限定ポスターも販売され、いずれも奥山と落合の直筆サイン入りとなっている。

「TOKYO SEQUENCE」は、奥山が8mmの映像⽤フィルムカメラで撮影し、ベタ焼きの1コマ1コマから、1秒にも満たない0.0何秒の時が流れる3コマを選び、ほんのわずかな時間の中で移りゆく東京の変化や、個性豊かな⼈物像、そして「ファセッタズム」のファッションを、連続的なビジュアルによって表現している。撮影には太田莉菜、佐久間由衣、鈴鹿央士、曽我部恵一、千葉雄喜、野村訓市、横田真悠ら、総勢200名が参加した。

「ファセッタズム」のファッションを纏った被写体たちは、東京という都市が持つ「余白と混沌」、「変わり続ける完成形」といった多面的な魅力を映し出す存在として登場。東京オリンピック前夜の都市開発、パンデミックを経た日常、そして街と人の連続的な変化を、0.0何秒の瞬間を切り取った3コマで浮かび上がらせる。

写真集にはストリートのポートレートに加え、奥山が切り取った東京の風景写真も収録。全304ページ、カラーオフセット印刷で、価格は9900円。代官山 蔦屋書店とスーパーラボストアではすでに先行販売を開始しており、「ファセッタズム」青山では5月11日から販売予定。

奥山は「『TOKYO SEQUENCE』の制作が始まったのは2018年頃で、当時の東京はオリンピックに向けて⼤規模な開発が⾄るところで進⾏していました。
その街並みは、多種多様な⽂化や時代のレイヤーが重なり合い、共存し、うねるように⼒強く変化し続けていました。“余⽩と混沌の都市”、”変わり続ける完成形”とも⾔える『東京』という街を体現する、『ファセッタズム』の洋服と200⼈の被写体。結果としてコロナ禍も経た6年間にわたる⻑期プロジェクトになりましたが、⻑い時間の中で、⼈も、ファッションも、街も⼤きく変化する“東京”の”連続性”を感じ取って頂ける作品になったと思いま
す。ぜひご覧いただけましたら幸いです」とコメント。

一方の落合デザイナーは、「6年間に渡り奥⼭くんと僕らの視点で⾒てきた東京という街。⽇々変わっていく景⾊とそれぞれの⽇常を重ね合わせた『TOKYO SEQUENCE』が出版されます。パンデミックで価値観が変わっていく瞬間や、起き続けるスクラップ&ビルドの切なさや上擦った気持ちを感じたあの時も、僕らはそこに居ました。昨⽇も今⽇も、そしてあの⽇々も再び繰り返す事ができない様に、『ファセッタズム』を纏った200名にも及ぶ被写体の⽅々との撮影はきっと、これから先振り返ってみると貴重な出来事なのでしょう。被写体の⽅々と他愛もない会話をしながら撮影場所まで移動する時間も⼼地よく、今ではとても懐かしく優しい気持ちを思い出します。僕らの感じた東京に流れる時間をぜひ、感じてください」と話す。

■サイン会情報
日時:5月11日19:30〜21:00(予約不要)
会場:代官山 蔦屋書店 アートカウンター
住所:東京都渋谷区猿楽町17-5 代官山T-SITE 2号館1階

The post 写真家・奥山由之と「ファセッタズム」による写真集「TOKYO SEQUENCE」が発売 5月11日にはサイン会も実施 appeared first on WWDJAPAN.

「ユニクロ」のロジャー・フェデラーに着想を得たウエアが登場! 来週発売のファッションアイテム11選【5/12〜5/18】

ファッションアイテムの発売情報を「WWDJAPAN」的視点でピックアップ!今回は5月12〜18日に発売するアイテムを紹介します。「ユニクロ(UNIQLO)」は16日、グローバルブランドアンバサダーを務める、ロジャー・フェデラー(Roger Federer)に着想を得たウエアアイテムを発売します。手掛けたのはクレア・ワイト・ケラー(Clare Waight Keller)=「ユニクロ」クリエイティブ・ディレクター。スポーツのシーンだけでなく、デイリーにも着こなせそうな、シックな上品さを兼ね備えたデザインはさすがです。

【5月12日受注開始】
オーディオテクニカ
(AUDIO-TECHNICA)

「ウィンダンシー」コラボ第2弾
Tシャツとバッグを受注販売

オーディオテクニカは、5月12日12時から、「ウィンダンシー(WIND AND SEA)」とのコラボしたレコードプレーヤー“サウンドバーガー”を販売するほか、Tシャツと“マルチレコードバッグ”を受注販売する。Tシャツとバッグは、夏を思わせるホワイトカラーをまとわせた。

■商品詳細

コラボレコードプレーヤー(3万9600円)
コラボTシャツ(8250円/受注販売)
コラボバッグ(1万5400円/受注販売)

【5月14日先行発売】
ロエベ
(LOEWE)

「オン」コラボ再び
トレランシューズ“クラウドベンチャー 2.0”など

「ロエベ(LOEWE)」は、「オン(ON)」とのコラボアイテムを発売する。トレイルランニングシューズ“クラウドベンチャー 2.0(CLOUDVENTURE 2.0)”や、リップストップ生地のジャケット、テクニカルジャージー生地のTシャツのほか、ショートパンツやキャップ、ソックス、パフォーマンスブラ、タイツなどを販売する。5月14日に両公式オンラインで先行発売、5月15日から一般発売する。

■商品詳細

コラボシューズ“クラウドベンチャー 2.0”(6万8200円)
コラボジャケット(11万6600円)
コラボTシャツ(4万2900円〜)
コラボショートパンツ(6万4900円)
コラボタイツ(5万5000円)
※一部商品

【5月14日発売】
エーグル
(AIGLE)

随所にドラえもんをデザイン
キッズアイテムを含む11型

「エーグル(AIGLE)」は、「ドラえもん」とのカプセルコレクションを発売する。“子どもから大人へと成長する人生の旅”をテーマに、キッズ向けアイテムを含む11型をラインアップ、随所に“ドラえもん”や“ひみつ道具”をデザインした。

■商品詳細

ポンチョ(4万6200円)
ジャケット(4万6200円)
バッグ(1万5400円〜)
ポンチョ/キッズ(2万5300円)
ブーツ/キッズ(1万1000円)
※一部商品

【5月14日発売】
ファミリア
(FAMILIAR)

“ベアブリック”コラボ
チャームやバッグ、ポーチなど

「ファミリア(FAMILIAR)」は、メディコム・トイのフィギュア“ベアブリック”と初のコラボアイテムを発売する。今回は、「ファミリア」の“ファミちゃん”を“ベアブリック”に落とし込んだキュートなモチーフをさまざまなアイテムに配した。

■商品詳細

コラボチャーム(6050円)
コラボショルダーバッグ(1万3200円)
コラボクリアポーチ(8250円)
コラボコップ(1650円)
コラボステッカー(3300円)

【5月14日発売】
ヴィヴィアン・ウエストウッド
(VIVIENNE WESTWOOD)

リサイクルデニムを用いた
カプセルコレクション

「ヴィヴィアン・ウエストウッド(VIVIENNE WESTWOOD)」は5月14〜20日、アップサイクルプロジェクト「ピース de ミライ」に共感し、実現に至った“デニム カプセルコレクション”のポップアップを伊勢丹新宿本店で開催する。同コレクションでは、廃棄されたデニムを原料に戻し、新しい綿糸と組み合わせて作るリサイクルデニムを用い、多数アイテムをラインアップする。

■商品詳細

バッグ(8万9100円〜)
バックパック(14万3000円)
キーリング(5万9400円)
シューズ(15万4000円)

【5月14日発売】
カネマサフィル
(KANEMASA PHIL.)

ウィメンズ初となる
別注アイテム4型

「カネマサフィル(KANEMASA PHIL.)」は、初となるウィメンズの別注アイテムを発売する。別注アイテムは、「カネマサフィル」を象徴する、46ゲージの“タイプライターニット”で仕上げた、ノースリーブブラウスとシャツ、マキシスカート、ワンピースを販売。光沢とハリを備え、6色をラインアップする。

■商品詳細

別注ノースリーブブラウス(2万4200円)
別注シャツ(2万7500円)
別注スカート(2万8600円)
別注ワンピース(3万3000円)

【5月16日発売】
ニューバランス
(NEW BALANCE)

「オーラリー」コラボ
スニーカー“475”をラインアップ

「ニューバランス(NEW BALANCE)」は、「オーラリー(AURALEE)」とのコラボスニーカーを発売する。1980年代のランニングシューズをルーツとした、「ニューバランス」の“475”を土台とし、日焼けで色褪せた、デッドストックを思わせるカラーをまとわせた。

■商品詳細

コラボスニーカー(2万6400円)

【5月16日発売】
ポータークラシック
(PORTER CLASSIC)

「ブルーブルージャパン」旗艦店とコラボ
バックパックをラインアップ

「ポータークラシック(PORTER CLASSIC)」は、聖林公司のブランド「ブルーブルージャパン(BLUE BLUE JAPAN)」の旗艦店、オクラ(OKURA)とコラボしたバックパックを発売する。昭和西川の体圧分散敷き布団“ムアツ(muatsu)”をショルダーハーネスに採用、次世代型バックパック“ニュートン(Newton)”を土台とする。ボディーは、摩耗や引き裂きに強いコーデュラナイロンで仕上げた。5月12日11時まで先行予約を受け付けている。

■商品詳細

コラボバックパック(7万7000円)

【5月16日発売】
ユニクロ
(UNIQLO)

ロジャー・フェデラーに着想を得た
ウエア7型をラインアップ

「ユニクロ(UNIQLO)」は、グローバルブランドアンバサダーを務める、ロジャー・フェデラー(Roger Federer)に着想を得たウエアアイテムを発売する。機能性だけでなく、多様なシーンに馴染むデイリースポーツウエアを目指し、ポロシャツとTシャツ、ジャケット、パーカ、パンツ、ショートパンツの7型を販売する。

■商品詳細

ポロシャツ(2990円)
Tシャツ(1990円)
ジャケット(3990円)
パーカ(4990円)
パンツ(2990円)
※一部商品

【5月16日先行発売】
クラネ
(CLANE)

「ラミダス」コラボ
ナイロン地に金具を配したバッグ

「クラネ(CLANE)」は、「ラミダス(RAMIDUS)」とのコラボバッグを発売する。ナイロン素材を用い、ゴールドの⾦具をあしらった、ハンドバッグとバックパックを用意。5月16日にオープンする、名古屋ラシック店で先行販売を開始、6月17日から一般発売する。

■商品詳細

コラボバッグ(2万8600円)
コラボバックパック(3万5200円)

【5月17日先行発売】
コンバース
(CONVERSE)

“ジャックパーセル”が
レーベルとして独立

コンバースジャパンは、「コンバース(CONVERSE)」内で展開してきた“ジャックパーセル(JACK PURCELL)”を、レーベルとして独立させる。レーベル化に合わせ、新モデル“ジャックパーセル 1935”と”ジャックパーセル 1935 サーキュラーバンプ”を企画。5月17日にビオトープ(BIOTOP)各店で先行発売する。

■商品詳細

スニーカー“ジャックパーセル 1935”(1万6500円)
スニーカー”ジャックパーセル 1935 サーキュラーバンプ”(1万6500円)

The post 「ユニクロ」のロジャー・フェデラーに着想を得たウエアが登場! 来週発売のファッションアイテム11選【5/12〜5/18】 appeared first on WWDJAPAN.

ジェラート ピケ カフェからあざらしモチーフの黒ごま風味のデザートが登場

マッシュライフラボのジェラート ピケ カフェ(GELATO PIQUE CAFE)は5月9日〜6月5日、あざらしをモチーフにしたクレープなどの黒ごまの風味を楽しめるデザート3種を期間限定で提供する。ジェラート ピケ カフェ全店で販売する。

黒ごまの風味を楽しめるデザート3種

シール(あざらし)とデリシャスの造語“Sealicious(シーリシャス)”をテーマに掲げ、可愛らしいあざらしの姿をモチーフにした見た目と黒ごまの香り高い風味の両方を楽しめるラインアップ。

“シーリシャス 黒ごまクレープ”(1240円)は、愛らしい表情のあざらしの顔が特徴的なボリュームたっぷりなクレープ。あざらしの顔は濃厚な黒ごまジェラートを求肥で包み、もちもちの食感を楽しめる。下層には、みたらしソースやレアチーズクリーム、いちごを忍ばせ和と洋がマッチした味わい。“シーリシャス 黒ごま&マダガスカルバニラジェラート”(790円)は、2つの味わいを1度にに楽しめるハーフ&ハーフのジェラート。黒ごまデザートには隠し味としてきな粉を練り込み、香ばしく深みのある味わいに仕上げた。一方のマダガスカル産のバニラビーンズを使用したバニラジェラートは濃厚ながらもさっぱりとした後味が特徴だ。“シーリシャス黒ごまラテ”(640円)は黒ごまときな粉、コーヒーを合わせた優しい味わいの和風ラテだ。

The post ジェラート ピケ カフェからあざらしモチーフの黒ごま風味のデザートが登場 appeared first on WWDJAPAN.

三代目JSB岩田剛典の「ゴッド オンリー ノウズ」がセカンドコレクションを受注販売

EXILEと三代目J SOUL BROTHERSを兼任して活動する岩田剛典が手掛けるユニセックスブランド「ゴッド オンリー ノウズ(GOD ONLY KNOWS)」は、セカンドコレクションを発売した。現在受注販売しており、公式オンラインストアで5月14日23時59分まで受け付けている。

セカンドコレクションは、“BETTER TOGETHER”をテーマに、ユニセックスのウエアアイテムやジュエリーを中心に展開。岩田自身が撮り下ろしたオリジナルビジュアルをプリントしたフォトTシャツ(8800円)やロゴTシャツ(8600円)、クロップド丈のシャツ(1万4000円)などをはじめ、ブランド初となるスエットはフーディー(1万5800)とパンツ(1万2800円)を用意する。またジュエリーは、ハートのモチーフのネックレス(1万8600円)やリング(1万8600円)、イヤリング(1万2600円)のほかに、パールとチェーンをあしらったブレスレット(1万6000円)やネックレス(2万2000円)などをそろえる。

「ゴッド オンリー ノウズ」は、岩田剛典がプロデューサーを務めるほか、HipHopイベント“Beatchild”を主催する若手クリエイターのヒョリ(hyori)がクリエイティブのサポートとして参画。ブランド名の「ゴッド オンリー ノウズ」は、“神のみぞ知る”という言葉を再解釈し、何が起こるかわからない未来への期待や可能性を込めた。“FLUID(流動的)”をコンセプトとし、岩田剛典が日常的に感じるアイデアやインスピレーションをデザインに落とし込んだアイテムを展開している。

The post 三代目JSB岩田剛典の「ゴッド オンリー ノウズ」がセカンドコレクションを受注販売 appeared first on WWDJAPAN.

ルノワール×セザンヌの展覧会に「ロクシタン」が演出協力 名画の空間にプロヴァンスの香り添える

「ロクシタン(L'OCCITANE)」は、東京・丸の内の三菱一号館美術館で5月29日~9月7日に開催する「オランジュリー美術館 オルセー美術館 コレクションより ルノワール×セザンヌ―モダンを拓いた2人の巨匠」とコラボレーションし、館内の香りの演出を担当する。

初めてルノワールとセザンヌに同時フォーカス

同展はフランス・パリのオランジュリー美術館が企画、監修をし、オルセー美術館の協力も得てミラノ、スイスのマルティニ、香港を経て来日した世界巡回展。三菱一号館美術館が日本唯一の会場となる。初めて印象派のルノワールとポスト印象派のセザンヌの2人に同時にフォーカスした内容で、 ルノワールの代表作である「ピアノの前の少女たち」やセザンヌの代表作「画家の息子の肖像」など2人の巨匠による肖像画や静物画、風景画、2人から影響を受けたピカソを加えた約50点の作品から、モダン・アートの原点を探る。

「ロクシタン」は今回の展覧会に特別協力として参加。さまざまなフレグランスシリーズの中でもプロヴァンスの人々の生活に縁のあるローズとヴァーベナの香りを用いて展覧会を演出する。また、会期中は三菱一号館美術館のミュージアムショップで、会場内で使用する“ローズ オードトワレ”“ヴァーベナ オードトワレ”の販売も行う。

The post ルノワール×セザンヌの展覧会に「ロクシタン」が演出協力 名画の空間にプロヴァンスの香り添える appeared first on WWDJAPAN.

アニエスベーがサポートするタラ オセアン財団が大阪・関西万博フランスパビリオンに期間限定出展 フランス人アーティストとコラボ

「アニエスベー(agnes b.)」の創業者アニエス・トゥルブレ(Agnes Troublé)が創設し、海洋研究や海洋保全に取り組むタラ オセアン財団は、大阪・関西万博のフランスパビリオン内で期間限定の企画展示を行う。期間は5月15日から6月11日まで。

同展では、フランス人アーティストのジャン・ジュリアン(Jean Jullien)とのコラボレーションしたアートを展示。「愛の讃歌」をテーマにしたフランスパビリオンの200平方メートルを超える空間に、ジュリアンによる船と海洋生物の中間のような、浮遊する巨大な“やさしい怪獣”「大阪海獣」が登場。なお同展は、タラ オセアン財団のパートナーであるアクサグループの支援のもと、フランスパビリオンの総監督であり公営企業のCofrexおよび「ナンズカ(NANZUKA)」と連携し行う。

また同展の開催に合わせて「アニエスベー」では、ジュリアンが同展のために制作したアートワークを用いたアーティストTシャツ(1万6500円)を一部店舗で販売するほか、ステッカー(5枚セット、2200円)、ポストカードセット(5枚セット、2200円)を5月中旬から販売する。

■企画展示「大阪海獣」の概要
会期:2025年5月15日(木)~6月11日(水)
会場:大阪・関西万博会場、フランスパビリオン内企画展示スペース

The post アニエスベーがサポートするタラ オセアン財団が大阪・関西万博フランスパビリオンに期間限定出展 フランス人アーティストとコラボ appeared first on WWDJAPAN.

アートディレクター永戸鉄也の新プロジェクト“レアメタル” ZINEのリリースと展示をハイ・ブリッジ・ブックスで開催

髙橋優香によるブックストアのハイ・ブリッジ・ブックス(Hi Bridge Books)は5月11日まで、アートディレクターである永戸鉄也の新プロジェクト“レアメタル(RAREMETAL)”のローンチとしてZINEのリリースと展示を開催中だ。

“レアメタル”は、永戸が2024年末に立ち上げたプロジェクトで、自身が制作した作品やグラフィックを服などに落とし込んでいる。今回のイベントでリリースするZINEは、アパレルや作品、印刷物の境を曖昧にして混在できないかと問うプロジェクトの第1弾。また展示では、紙や印刷を⻑年探求してきた永戸による紙の可能性を探る内容となっている。これらに加えて、スクリーンプリンティングカンパニーのIPマター(IPMatter)が手掛けたシルクスクリーン刷りのTシャツとステッカーも数量限定で販売する。

ZINE一覧

永戸は1970年東京生まれ。高校卒業後に渡米。帰国後の1996年から広告やパッケージ、ミュージックビデオなどでアートディレクターとして携わる。またコラージュや写真、映像作品が特徴で、これまでには「アンダーカバー(UNDERCOVER)」や「エビセン スケートボード(EVISEN SKATEBOARDS)」などとコラボレーションしている。

Tシャツ

◼️イベント
会期:5月11日まで
場所:ハイ・ブリッジ・ブックス
住所:非公開 ※ハイ・ブリッジ・ブックスのインスタグラムから詳細を確認
入場料:無料

The post アートディレクター永戸鉄也の新プロジェクト“レアメタル” ZINEのリリースと展示をハイ・ブリッジ・ブックスで開催 appeared first on WWDJAPAN.

アートディレクター永戸鉄也の新プロジェクト“レアメタル” ZINEのリリースと展示をハイ・ブリッジ・ブックスで開催

髙橋優香によるブックストアのハイ・ブリッジ・ブックス(Hi Bridge Books)は5月11日まで、アートディレクターである永戸鉄也の新プロジェクト“レアメタル(RAREMETAL)”のローンチとしてZINEのリリースと展示を開催中だ。

“レアメタル”は、永戸が2024年末に立ち上げたプロジェクトで、自身が制作した作品やグラフィックを服などに落とし込んでいる。今回のイベントでリリースするZINEは、アパレルや作品、印刷物の境を曖昧にして混在できないかと問うプロジェクトの第1弾。また展示では、紙や印刷を⻑年探求してきた永戸による紙の可能性を探る内容となっている。これらに加えて、スクリーンプリンティングカンパニーのIPマター(IPMatter)が手掛けたシルクスクリーン刷りのTシャツとステッカーも数量限定で販売する。

ZINE一覧

永戸は1970年東京生まれ。高校卒業後に渡米。帰国後の1996年から広告やパッケージ、ミュージックビデオなどでアートディレクターとして携わる。またコラージュや写真、映像作品が特徴で、これまでには「アンダーカバー(UNDERCOVER)」や「エビセン スケートボード(EVISEN SKATEBOARDS)」などとコラボレーションしている。

Tシャツ

◼️イベント
会期:5月11日まで
場所:ハイ・ブリッジ・ブックス
住所:非公開 ※ハイ・ブリッジ・ブックスのインスタグラムから詳細を確認
入場料:無料

The post アートディレクター永戸鉄也の新プロジェクト“レアメタル” ZINEのリリースと展示をハイ・ブリッジ・ブックスで開催 appeared first on WWDJAPAN.

上海の最旬スポット「コロンビア・サークル」、歴史的建築と人気ブランドが交差【ヒキタミワの水玉上海】

1993年から上海在住のライターでメイクアップアーティストでもあるヒキタミワさんの連載「水玉上海」は、ファッションやビューティの最新トレンドや人気のグルメ&ライフスタイル情報をベテランの業界人目線でお届けします。今回はこの1〜2年で上海屈指の最旬スポットとなった「コロンビアサークル」について。新旧の建築やライフスタイルが交差する上海を満喫できるスポットを紹介します

この1〜2年で最旬スポットに躍り出た「コロンビアサークル」

上海のトレンドスポットにも流行の波がある。ここ10数年にわたり人気を維持してきたのは「ブランディ・メルビル」が店を構える安福路(アンフールー)周辺だが、個人的に2009年頃から注目していた「コロンビア・サークル(上生新所/シャンシェンシンスオ)」エリアが、ここ1~2年で一気に脚光を浴び始めた。2024年5月の労働節の連休中には、多くの観光客が訪れ、大変な賑わいを見せていた。

コロンビア・サークルは1920年代にアメリカ人向けの社交クラブとして誕生し、その後は研究施設として使用され、現在は文化・商業の複合施設として再生されている。歴史と現代が美しく調和する空間として、建築・都市再生・ライフスタイルの各分野から高い評価を得ている。

始まりは1924年、アメリカ人建築家エリオット・ハザードによる「コロンビア・カントリー・クラブ」の設計だ。当時、多くの外国人が居住していた上海では、社交や運動を楽しむための高級クラブが求められており、このクラブも屋外プールやジムを備えた社交施設として機能していた。

1930年には、ハンガリー出身の建築家ラースロー・フデックが自邸として設計した邸宅が完成。後に孫文の息子・孫科の手に渡り「孫科別墅」となったこの建物は、スペイン様式、イタリア・ルネサンス、バロック、中式庭園など多様な建築要素が融合したユニークな意匠で知られる。外観・内装共に緻密な装飾が施され、建築と歴史の調和が見事に表現されている。通常は開放されていないが、2024年春には「グッチ(GUCCI)」のバンブーシリーズの展示が行われ、ファッションピープルにも人気のスポットとなった。

1952年、この一帯は「上海生物製品研究所(SIBP)」の研究キャンパスとして再編された。敷地内には研究棟、製造工場、包装施設、倉庫、オフィスなどが建設され、以後50年以上に渡り科学研究の拠点として使用された。旧建築の一部は保存され、時代の痕跡を残したまま現代に受け継がれている。

2016年に大手不動産デベの万科がOMAと組み
大型の再開発プロジェクトを始動

転機は2016年。中国の大手不動産デベロッパーの万科(Vanke)が再開発プロジェクトを始動し、オランダの建築事務所OMAとランドスケープデザイン会社West 8の協力のもと、歴史的建築の保存と現代建築の融合を目指した。2018年には第一期が完成し、中国発のコーヒーブランド「Seesaw coffee」や多国籍のレストラン、上海発のアウトドアブランド「アンコール(An Ko Rau)」や韓国発の「コーロンスポーツ(KOLON SPORT)」などのブティック、そしてオフィスなどを含む複合施設として一般公開された。

「蔦屋書店」や人気のアウトドアブランドが出店

特に注目すべきは、1924年に建設されたクラブ本館(現在の「7号」)と、プール・ジムを含む「5号」エリアである。「7号」建物は現在「蔦屋書店」として活用されている。建物は左右対称の構成を持つスパニッシュ・ミッション・スタイルで、緩やかな勾配の屋根、アーチ型の出入口、黄砂混じりのモルタル外壁が印象的で、多くの訪問者がその美しい建築を背景に写真を撮影している。

「5号」には、現在上海で唯一残る英国規格の屋外プールがあり、当時のモザイク模様が鮮明に残る貴重な存在である。プールの周囲には太いコンクリート柱廊が四方を囲み、上部は傾斜のあるガラス屋根で覆われている。現在では、プールを囲むようにレストランやバーが並び、そのガラス屋根の下のスペースはテラス席として活用され、多くの人が水辺での食事や会話を楽しむ様子が見られる。

24年から第二期エリアもオープン
「Go Wild」なども

2024年には第二期エリアもオープンし、ブルーボトルコーヒーやアウトドアブランド「去野(Go Wild)」などの人気店舗が加わり、さらに注目を集めている。

静けさと歴史が息づくこの緑溢れる空間は、建築に関心のある人々のみならず、カフェ文化や都市再生に興味を持つ人にとっても見逃せないスポットだ。所在地は上海市長寧区延安西路1262号。上海を訪れるなら、ぜひこの都会のオアシスに足を運んでいただきたい。

The post 上海の最旬スポット「コロンビア・サークル」、歴史的建築と人気ブランドが交差【ヒキタミワの水玉上海】 appeared first on WWDJAPAN.