「パレス スケートボード」が「エンジニアド ガーメンツ」とコラボ 伝説的野球チームへのオマージュも

「パレス スケートボード(PALACE SKATEBOARDS)」は5月17日11時、「エンジニアド ガーメンツ(ENGINEERED GARMENTS)」とのコラボレーションコレクションを発売する。「パレス スケートボード」東京、大阪店および公式オンラインストア、ドーバー ストリート マーケット ギンザで取り扱う。価格は、発売日に公開する。

同コレクションは、「パレス スケートボード」のテクニカルなストリートスタイルと、「エンジニアド ガーメンツ」のナチュラルで抜け感のあるダウンタウンスタイルが融合。都市生活に適したスマートかつ実用性のあるカジュアルウエアをそろえる。

また、1920〜48年に存在した黒人リーグの野球チーム“ニューヨーク・キューバンズ(New York Cubans)”へのオマージュとして、同チームのバッジをあしらったTシャツ(半袖/長袖)、クルーネックスエット(オリーブ/ストーン/ネイビー/グレー/ホワイト)のほか、ベースボールキャップなどのビンテージアイテムを復刻させるブランド、「エベッツフィールドフランネルズ(EBBETS FIELD FLANNELS)」製のキャップ(オリーブ/ネイビー)も登場する。

ほか、「パレス スケートボード」と長年のコラボレーターのマイケル・J・フォックス(Michael J. Fox)によるショートフィルムとルックブックも制作した。

コラボコレクション詳細

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過去最高売上高の阪急本店が見据える「インバウンドビジネス大転換」

エイチ・ツー・オー リテイリング(以下、H2O)の2025年3月期連結業績は、総額売上高が前期比8%増の1兆1596億円、営業利益が同33%増の348億円、純利益が同59%増の348億円と、いずれも過去最高となった。成長をけん引したのは、阪急阪神百貨店が運営する百貨店事業だ。

阪急阪神百貨店の単体決算は、総額売上高が前期比10.0%増の6356億円、営業利益が同42.7%増の282億円。阪急本店、博多阪急、神戸阪急といった都心店の業績が好調だったほか、粗利益率の改善や費用抑制により営業利益率が改善した。なかでも阪急本店は、売上高が同16.3%増の3653億円と過去最高を記録した。

グループ全体の免税売上高は500億円増の1298億円に達するなど、やはりけん引役となったのはインバウンドだ。だが、ここに来て踊り場が訪れている。第1四半期(24年4〜6月)は円安と値上げ前の駆け込み需要でインバウンド売上が急伸したものの、第4四半期(25年1〜3月)は前年同期比7%増にとどまり、明らかな減速傾向が出てきた。

H2Oの26年3月期連結業績予想は、総額売上高が前期比0.7%増の1兆1680億円、営業利益が同13.9%減の300億円、純利益が同48.3%減の180億円。特別利益の反動や、阪急本店の改装に伴う売場閉鎖に加え、インバウンドの目減りを織り込んだ結果、減益予想となった。免税売上高は同15%減の1100億円を見込み、特に上期(4〜9月)は前年同期比22%減と、大幅な落ち込みを想定する。

阪急本店も今期は減収予想

これまで勢いよく売り上げを伸ばしてきた阪急本店も、売上高は前期比4.3%減の3495億円を予想する。改装による一部の売場閉鎖により43億円程度のマイナスを見込むものの、やはりインバウンドの一服感が大きいとみる。決算会見に登壇したH2Oの荒木直也社長は、「足元では大きな変調は出ていないが、中国人の購買行動の変化が潜在的なリスクになる」と述べた。

こうした状況に対応し、インバウンド戦略を「一過性のツーリスト頼み」から「リピート前提のビジネス」へと大きく転換する。阪急本店は「グローバルデパートメントストア」を標榜し、大規模なリモデルを進める。とりわけ海外VIPに対応するMDの高度化が大きな柱で、ラグジュアリーブランドの旗艦店やハイエンドジュエリー・時計の拡充に加え、高級カフェ・レストラン、アート・家具などの上質な品ぞろえと接客環境を整える。

さらにVIPとつながるCRMのハブになるのが、阪急うめだ本店13階に新設する「体験型VIPサロン」だ。2026年3月期中の本格稼働を予定し、海外VIP専任のスタッフも配置する。10階・5階・6階にもVIPルームを拡充し、フロア横断型で接遇体制を構築する。あわせて、昨年子会社化した中国・寧波阪急を“海外顧客とのタッチポイント”と位置づけ、阪急本店との連携を強化。寧波阪急のVIP顧客が阪急本店に来店した際には、同等のサービスを提供する体制を整備する。

商品の魅力と空間、CRMによるサービスの上質化を進め、免税の収益源を「観光客」から「海外VIP」へ比重を移す。一連の取り組み効果により、H2Oは中期経営計画において、2031年3月期に免税売上高を2000億円まで引き上げる目標を掲げる。海外VIPの会員数は現在の3.9万人から9万人に、免税売上高に占めるVIPの売り上げ比率は現在の30%から50%へと高める方針だ。

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かき氷デザート“ピンス”に着想を得た「エスティ ローダー」限定コレクション BT21のチャーム付きポーチ企画も

「エスティ ローダー(ESTEE LAUDER)」は5月14日、韓国のかき氷デザート、ピンスにインスパイアされた限定コレクション“ピンス ブリス コレクション(Bingsu Bliss Collection)”を発売する。エスティ ローダー公式オンラインショップのほか、エスティ ローダー公式ショップ楽天市場店、LINEギフトでの限定販売で、6月18日からは阪急うめだ本店と阪急のオンラインサイト、25日からは阪神梅田本店、神戸阪急、西宮阪急、川西阪急、千里阪急、高槻阪急、博多阪急でも取り扱う。エスティ ローダー グローバル ブランド アンバサダーを務める韓国のシンガーソングライター、IUを起用したビジュアルも公開した。

リップバームとクッションファンデーションの2種

ラインアップはリップとファンデーションの2種で、どちらもヒンスの涼やかで美しいグラデーションをイメージした限定パッケージに仕上げた。2024年12月にオンライン チャネル限定で登場したハイブリッドリップ バーム“ピュア カラー ジェリー グロウ バーム”(3960円)は、唇のpHに反応し、一人一人に合わせてに異なる色味を引き出す自然な発色とちゅるんとした艶感が特徴だ。限定シェードとして用意したのはみずみずしいストロベリーピンクにほんのりと涼しげな透明感を添えた06 ピンク チルで、軽やかで洗練された唇を演出する。

1998年の発売以来、ブランドを代表するアイテムとして支持を集めている“ダブル ウェア ステイ イン プレイス メークアップ”のクッションファンデーション“ダブル ウェア ソフト グロウ マット クッション メークアップ”[SPF45・PA+++](限定2色、各8580円)も、限定パッケージ品を用意した。毛穴や色ムラをしっかりカバーする高い補正力と光を含んだような内側からにじみ出るような艶が魅力で、軽やかな付け心地でありながら美しい仕上がりを長時間キープする。限定パッケージのシェードは1W1ボーンと2C0 クールバニラの2色で、替えリフィルは付属しない。

公式オンラインショップとLINEギフトでは限定特典を用意

エスティ ローダー公式オンライン ショップとLINEギフトの限定特典として、同コレクションのアイテム購入者にBT21のチャームがついたオリジナル ポーチを先着順でプレゼントする。プレゼントは1会計につき1セットのみとなる。ほか、対象製品はピンスをイメージした限定ギフトボックスで配送する。

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かき氷デザート“ピンス”に着想を得た「エスティ ローダー」限定コレクション BT21のチャーム付きポーチ企画も

「エスティ ローダー(ESTEE LAUDER)」は5月14日、韓国のかき氷デザート、ピンスにインスパイアされた限定コレクション“ピンス ブリス コレクション(Bingsu Bliss Collection)”を発売する。エスティ ローダー公式オンラインショップのほか、エスティ ローダー公式ショップ楽天市場店、LINEギフトでの限定販売で、6月18日からは阪急うめだ本店と阪急のオンラインサイト、25日からは阪神梅田本店、神戸阪急、西宮阪急、川西阪急、千里阪急、高槻阪急、博多阪急でも取り扱う。エスティ ローダー グローバル ブランド アンバサダーを務める韓国のシンガーソングライター、IUを起用したビジュアルも公開した。

リップバームとクッションファンデーションの2種

ラインアップはリップとファンデーションの2種で、どちらもヒンスの涼やかで美しいグラデーションをイメージした限定パッケージに仕上げた。2024年12月にオンライン チャネル限定で登場したハイブリッドリップ バーム“ピュア カラー ジェリー グロウ バーム”(3960円)は、唇のpHに反応し、一人一人に合わせてに異なる色味を引き出す自然な発色とちゅるんとした艶感が特徴だ。限定シェードとして用意したのはみずみずしいストロベリーピンクにほんのりと涼しげな透明感を添えた06 ピンク チルで、軽やかで洗練された唇を演出する。

1998年の発売以来、ブランドを代表するアイテムとして支持を集めている“ダブル ウェア ステイ イン プレイス メークアップ”のクッションファンデーション“ダブル ウェア ソフト グロウ マット クッション メークアップ”[SPF45・PA+++](限定2色、各8580円)も、限定パッケージ品を用意した。毛穴や色ムラをしっかりカバーする高い補正力と光を含んだような内側からにじみ出るような艶が魅力で、軽やかな付け心地でありながら美しい仕上がりを長時間キープする。限定パッケージのシェードは1W1ボーンと2C0 クールバニラの2色で、替えリフィルは付属しない。

公式オンラインショップとLINEギフトでは限定特典を用意

エスティ ローダー公式オンライン ショップとLINEギフトの限定特典として、同コレクションのアイテム購入者にBT21のチャームがついたオリジナル ポーチを先着順でプレゼントする。プレゼントは1会計につき1セットのみとなる。ほか、対象製品はピンスをイメージした限定ギフトボックスで配送する。

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デビアス、人工ダイヤブランド「ライトボックス」を終了 大幅な値崩れで

ダイヤモンド大手のデビアス グループ(DE BEERS GROUP以下、デビアス)は5月8日、傘下に持つラボグロウンダイヤモンド(人工ダイヤ)のジュエリーブランド「ライトボックス(LIGHTBOX)」を終了すると発表した。同社によれば、これは宝飾市場における人工ダイヤの大幅な値崩れが主な原因で、ブランド終了に伴い、在庫を含む一部資産の売却を複数の買い手候補と協議しているという。なお、終了手続きの期間中は、購入品の保証やアフターサービスを継続する。

デビアスは、「ライトボックス」を2018年にスタート。天然ダイヤモンドはその希少性や美しさによって人気があるものの、採掘にまつわる環境破壊、過酷な労働環境や搾取といった懸念があることは否めず、サステナビリティ意識の高まりとともによりエシカル(倫理的)な人工ダイヤに注目が集まっていた。15年には、レオナルド・ディカプリオ(Leonardo DiCaprio)が米国の人工ダイヤメーカー、ダイヤモンド・ファウンドリー(DIAMOND FOUNDRY)に投資。22年には、LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON)が擁する投資会社LVMHラグジュアリー・ベンチャーズ(LVMH LUXURY VENTURES)がイスラエルの人工ダイヤメーカー、ルシックス(LUSIX)に投資している。

技術革新により品質が向上したことや、天然ダイヤよりも安価であることが後押しし、ラボグロウンダイヤを使用したジュエリーは倫理面を重視する若者世代を中心に広まったが、やがて一般的にも人気に。現在、米国では大手スーパーマーケットなどでも取り扱われるマス向けの商材となっている。「ライトボックス」は、設立当初から“1カラット当り800ドル(約11万円)”と明瞭な価格体系を導入しているが、宝飾市場におけるラボグロウンダイヤの卸売価格は初期と比べて90%下落したという。

「天然ダイヤとラボグロウンは別のカテゴリー」

デビアスのアル・クック(Al Cook)最高経営責任者(CEO)は、「ラボグロウンダイヤの価値が下がり続けていることにより、人工および天然ダイヤの差別化が進んでいることが明確になった。中国でより低コストの人工ダイヤが製造され、競争がさらに厳しくなっている上、米国ではスーパーマーケットが販売したことで大幅に値崩れしている。今後、製造コストと販売価格の両方がいっそう下がると見込まれる」と語った。

同社は声明文の中で、「ラボグロウンダイヤの価値の変化は、希少で価値の高い天然ダイヤと、低コストで大量生産されるラボグロウンダイヤは異なるカテゴリーのものだという当社の考えを裏付けることとなった」と述べ、クックCEOも「『ライトボックス』の計画的な事業終了は、当社の天然ダイヤへのコミットメントを反映している」とコメントした。

なお、デビアスの子会社で、以前は「ライトボックス」向けのラボグロウンダイヤを製造していたエレメントシックス(ELEMENT SIX)は、産業用の人工ダイヤメーカーとして事業を継続する。

デビアス自体も親会社により売却の予定

デビアスは11年に、グローバルな鉱業資源会社アングロ・アメリカン(ANGLO AMERICAN)の子会社となっている。デビアスの株式の85%をアングロ・アメリカンが、残り15%をボツワナ共和国の政府が保有しているが、同社は24年5月、デビアスを売却する計画を発表。アングロ・アメリカンによれば、これは事業全体を合理化し、株主価値を高めるためだという。

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ラッパー・ACE COOL × 映像作家・鈴木竜也 異色のタッグが挑んだアニメ映画「無名の人生」制作秘話

PROFILE: 左:ACE COOL/ラッパー、右:鈴木竜也/映像作家

PROFILE: 左:(エースクール)1992年3月17日生まれ。広島県呉市出身。卓越したスキルで抒情的・哲学的なラップを放ち、聴く者を魅了する。2020年、自身の半生をつづったコンセプトアルバム「GUNJO」を発表。続く2ndアルバム「明暗」にはプロデューサーにJJJ、Miru Shinodaらを迎え、その作品のテーマ、実験性に満ち溢れた音楽性がシーンを越えて多くの反響を呼んでいる。25年3月には渋谷WWW Xで東京2度目のワンマンライブ「明暗白日」を開催した。 右:(すずき・りゅうや)1994年12月3日生まれ。宮城県仙台市出身。東北芸術工科大学映像学科を卒業後、実写監督を志すも流れ流れて歌舞伎町のオイスターバーの雇われ店長に。コロナ禍を機に独学で作り始めた短編アニメが、国内の自主映画祭で数多の賞を受賞。2022年には「鈴木竜也短篇集三人の男」が劇場公開。令和5年度宮城県芸術選奨メディア芸術部門新人賞受賞。今作は、クラウドファンディングで制作費を集め、仙台の実家にこもり、1年半をかけて全て1人で描き上げた。

東北の団地に暮らすいじめられっ子の寡黙な少年が、転校生との出会いをきっかけに父親と同じアイドルの道を歩みはじめる。それは波乱に満ちた彼の人生の始まりにすぎなかった——。いくつもの名前を獲得しながら数奇な運命を辿る男の生涯を、芸能界の闇や高齢者ドライバーによる事故、格差に戦争など、現実に起こる社会問題を反映させながら描いた長編アニメーション「無名の人生」が、5月16日から公開される。

監督はコロナ禍にアニメーション制作を始め、個人製作した短編作品「MAHOROBA」、「無法の愛」が国内の映画祭で数々の賞を受賞した鈴木竜也。そんな彼が単独で、先の展開を決めないまま1年半かけて描き上げた満を持しての長編デビュー作が本作である。作画だけでなく、音楽や編集なども自ら担当。国内外を席巻した「音楽」の岩井澤健治監督がプロデューサーとして、劇場用の仕上げから宣伝体制まで全面的なバックアップを行ったという。

いろんな名前を持つ主人公を演じるのは、日本屈指のラップスキルと抒情的なリリックで聴く者を圧倒する孤高のラッパー・ACE COOL。少ない台詞で、つかみどころがない男が変化していく模様を見事に体現する。ほかにも田中偉登や宇野祥平、猫背椿に鄭玲美など、錚々たる実力派俳優が声優として集結。一寸先も読めない規格外の物語に、説得力を宿すことに成功している。

なぜ主人公に声優初挑戦のACE COOLが抜擢されたのか。キャスティングの理由から、予想もつかない物語の制作プロセス、声優の難しさなどについて鈴木竜也監督とACE COOLに語り合ってもらった。

ACE COOL抜擢の理由

——鈴木監督が初めてアニメ製作を行ったのが、ちょうどパンデミックで自粛期間中だった5年前の春ですよね。インスタグラムにアップされていますが、最初はGIFスタンプでつくったんだとか。そこから5年で、劇場公開される長編アニメーション映画を製作したというのは本当に驚きです。アヌシー国際アニメーション映画祭の長編コントルシャン部門にノミネートという快挙も果たしたわけですが、「無名の人生」という作品に対するお2人の自信はいかがですか?

鈴木竜也(以下、鈴木):全国の皆さんにどう受け入れてもらえるか不安がないといえば嘘になりますが、僕は「これが一番面白い」と思いながらつくったので自信はあります。

ACE COOL(以下、ACE):あまり映画に詳しいというわけではないんですが、完成品を観たときにすごく面白いと感じました。先行上映会に来てくれた自分の周りにいる信頼の置ける人たちにも絶賛してもらえたので、いろいろ観ている人にも届いてくれる作品じゃないかなと思います。

——リリックにマイケル・マンが出てきたり、音源を聴いているかぎりACEさんはかなり映画好きという印象があったのですが。

ACE:好きではありますが自分はかなり偏っているので。監督と映画の話をすると全然だなと思いますし。

——本作の冒頭をはじめ、監督は台詞を使わず物語を伝えることに長けた映像作家である一方、ACEさんはラップだけで情景を浮かばせる言葉のプロですよね。とても対照的なお2人が組んだことがある種の化学変化となったのかなとも思うのですが、本作の主役に声優未経験のACEさんを抜擢した経緯を教えてもらえますか?

鈴木:本作の主人公は、主人公だけど一番異物感があっていいキャラクターというイメージだったんです。最初は寡黙そうな役者さんが良いのかなとも考えていたんですが、ちょうどキャスティングを考えていたのは、リリースされたばかりのACEさんのアルバム「明暗」をずっと聴いていた時期で。この映画自体がACEさんの楽曲にインスピレーションを受けながらつくったという部分もありますし、ラッパーの方って楽曲にたくさんの言葉を詰め込みますが、逆に寡黙なこのキャラクターをACEさんにお願いしたらどんなことが起こるんだろうって想像したんですよね。それで字幕が載った途中までの無音の映像と企画書をACEさんの公式HP経由でお送りしてオファーさせていただきました。でも2日くらい返事が来なかっただけで僕はブルっちゃって。

ACE:(笑)。

鈴木:「もうダメかも、終わりだ……」と思いながら今度はSNSでDMしたんですよ。ただDMだと相手に承認されないと長文が送れないんですよ。でもテンパってたからそれに気付かず途中まで書いた短い文章だけ送っちゃって。「ヤバい……」と思ってたら承認してくれて、きちんとお送りしましたが(笑)。そういうことがあった後に、承諾いただきました。

——ACEさんとしては思ってもいなかったオファーだったと思いますが、挑戦しようと思ったのはなぜでしょうか?

ACE:やっぱり最初はびっくりしましたよね。連絡をもらった最初の2日間で送ってくれた映像を観て、脇役とかならまだしも、初めての声優で主人公なんてできるのか……という葛藤はありました。そしたら監督から「僕のアルバムを聴いて原画を描いた」といった熱い思いが詰まったDMが来て、オファーをくれた理由が腑に落ちたんです。ならそれに応えよう、と思って受けさせて頂きました。

——でも「明暗」って昨年の5月末にリリースされた楽曲ですよね。聴きながら描いてたとなるとかなり最近の話ですね。

鈴木:まず先行で配信されていた楽曲でACEさんを知って、そこから過去作を聴いていたらアルバムが出たらしいということで「明暗」を聴くようになったんです。中でも「虚無主義」という楽曲にすごくシンパシーを感じながらこの作品に取り組んでいました。だからファン歴は短いんですが。

ACE:確かに「虚無主義」の空気感が映画にありますね。

鈴木:そうなんですよ。それを聴いて、ACEさんに「くだらねぇ」って言ってほしいなって思って(笑)。出演者でありインスピレーションもとでもある唯一の存在なんです。

鈴木監督作品の作家性

——監督は実写監督作である「バッド、フロム、トゥモロー」(2016)からその後のショートアニメまで、一貫して「思わぬ方向に転がっていく人生」を描いていますよね。またACEさんも自伝的な1stアルバム「群青」で人生の変遷をラップで表現していましたし、作品づくりに対する態度は似ているのではないかと感じました。ACEさんは監督の過去作はご覧になられたんでしょうか?

ACE:最初にお話をいただいたときにYouTubeにアップされている「無法の愛」を観ました。

鈴木:「観なくていいです」って言って逃げたんですけどね(笑)。作品を重ねる中で絵がだんだん上手くなってくると、過去作が観れなくなるんですよ。「下手くそだな〜」って。

ACE:アニメーションが独特すぎてめちゃくちゃ印象に残りました。観たことのないタイプで「こういうのもあるんだ。面白いな」って。

鈴木:ACEさんの楽曲は内に迫ってくるような感覚が魅力だと思うんですが、僕はできるかぎり私情を挟まないようにしてるんです。キャラクターに投影しすぎないように意識しているけど、自然と部分的に投影されてしまうくらいがちょうどいいのかなと。だからある意味対照的だとも思うのですが、姿勢が似ていると言ってもらえるのはとてもうれしいですね。

——キャラクターに投影しすぎないけれど、序盤の舞台となる東北や主人公の男性アイドル好きというのは監督の地元や過去がベースとなっているんですよね。

鈴木:アニメだけど、知ってる場所や好きなことを入れ込んでリアリティーが出ると、作品の重心が取れるし観たことがないものが生まれるんじゃないかと思ったんですよね。そういう意味で知っているものを描きつつも、キャラクターに肩入れしない中立の立場でつくっていきました。

——中盤で主人公が完全にACEさんの見た目になりますよね。あれはオファーをしてから描いたんですか?

鈴木:そのときACEさんを聴いてはいたんですが、実はオファーするという発想はまったくない段階で……。ただ楽曲からインスピレーションを受けて、格好良いファッションとしてACEさんのサングラスを参考にしました。その後、オファーを受けてもらったので結果オーライということで。

ACE:予告編を観た周りの人から、「本人役で出てるの?」って言われるんですよ(笑)。

鈴木:あれが主人公像の中で一番気に入っているんですよ。そのパートを描いてたころの自分に言ってあげたいですよね。「バレるぞ」って(笑)。

脚本を書かずつくり上げた作品

——あはは。ACEさんは今回が声優初挑戦ですが、どういう話し方や声でいくかなど、どのように準備されたんでしょうか?

ACE:アフレコする前に、自分が使っているスタジオに監督が打ち合わせで来てくれたんです。それまで「どういう声でいけばいいんだろう」と不安だったんですが、監督に「普段のしゃべり方で良い」と言われてイメージを固めることができました。

鈴木:まさに今の感じですよね。ACEさんのインタビュー動画を見て、普段のしゃべり声も素敵だなと思っていたのでそれをお伝えさせていただきました。

——脚本を書かずつくり上げた作品と伺いましたが、後に書き起こしたんですか?

鈴木:演者さん用に台詞だけ書き起こした簡易的な台本はつくりましたが、ト書きがあるものは未だ存在しないです。だからクレジットにも脚本ってのは書いてないんですよ。1年半1人で描き続けておいて説得力がないかもしれないんですが、僕は基本的に飽き性で面倒くさがりなのでなるべく早く取り掛かりたい。だから脚本も絵コンテもキャラクターデザインも根こそぎカットして、いきなり本番として原画を描き進めていきました。謎の自信に満ち溢れていたんですが、もしちょっとでも分岐を間違っていたら大変なことになっていたんだろうなと今では思いますよね。

ACE:どういう方向に進むか分からずつくっていったのが、作品の中身にも反映されていますよね。それが面白く作用して、展開が予測できない。

鈴木:予測できないほうを常に選択していきましたからね。

——全編通して観ると緻密につくられた雰囲気も感じますよね。

鈴木:元も子もない発言なんですが、「伏線って結構後からでもつくれるんだな」という気付きはありました。だから緻密さって何だろうって考えるきっかけにもなったし。でもこのつくり方は1人じゃないと無理だなと思いましたね。

——でも従来の作品と異なり、撮影や録音、音響といったスタッフも参加されていますよね。アニメ部分ができてからの話だと思いますが、そこはこれまでとも違ったのでは?

鈴木:「ダイ・ハード」をやっていたつもりが「アベンジャーズ」みたいに仲間が増えた感じでしたからね。それはプロデューサーの岩井澤さんが「これは劇場でやれるクオリティーですが、そのためには音を作り込む必要があります」と指南してくれて。それでスタッフだけでなくキャストも有名な方を呼んで、スタジオで録ってというように進めていきました。途中からチームで製作できたのもとても良い経験でしたね。仙台から東京で作業するという冒険感も楽しかったです。

——仙台といえば、ロケーションは結構現実にある場所を忠実に再現していますよね。

鈴木:場所はいろいろと探しました。オーディション会場として描いた「せんだいメディアテーク」なんかは一応許可をもらっています。個人的に良い場所を見つけたなと思ったのは仙台駅の屋上です。

初めてのアフレコ体験

——主人公は台詞が少ないぶん、言葉1つひとつの重みもあったと思うのですが、アフレコの際に意識したことはありますか?

ACE:幼少期の台詞はかなり少なくて、後半に長めの台詞が増えてくるんですよね。冒頭の独白以外は順番にアフレコをしていったので、基本的には物語の流れに沿った内面を少しだけ意識していきました。ただ基本的には感情を入れない無機質なトーン。でも最後の最後だけ少し感情を入れる、というふうに調整しました。監督からも「淡々と、ガッとしゃべるというよりはボソッとつぶやくくらい」と言われていたので、監督がほしいのはこれかなと僕の中でビートたけしをイメージしながらやっていました。

鈴木:絵柄が基本的に真顔なので、声優の皆さんも自動的に淡々としたトーンに持ってきてくれたんですよね。あとスタジオに入るときに最初に「声をもっと低く」といった調整だけして、あとはポンポンと録っていきました。だからACEさんとキン役の田中偉登さんの2人でアフレコしたのに、一時間くらいで全部終わって(笑)。早く終わらせたいというわけでもなかったし、普通映画監督ってもっと粘るよな……と思いつつもどのテイクもOKだったんで。サブキャストの方に至るまで全員見事にハマっていたので、そこはすごく自信があります。

——田中さんと一緒にアフレコした経験はいかがでした?

ACE:収録といってもラップとは全然違うので体験として緊張しましたよね。スタジオの雰囲気も違うし、ブースもめっちゃ広い。マイクが複数あって映像が流れる中録るのを、ガラスの向こうに監督やエンジニアとかいろんな人がいるんです。ラップを録るときは狭いブースに一人で、エンジニアは声だけがつながっているくらい。だからラップだったらもっと自信を持ってできるんですけど、今回は何もかも違うから「これでいいのかな?」ってなっちゃったんですよね。田中さんとの掛け合いもなかなか難しくて。

鈴木:田中さんは声優っぽいセンスの持ち主で、ACEさんと対照的な声の方にあえて1番近い役をやってもらったんです。

ACE:田中さんは自主的に何度もやり直しをされるんですよね。監督がOKって言っても納得するまでやるのを見ていると、やっぱり役者ってすごいんだなと思いました。僕は監督にOKって言われたらそれに納得してたので。

——アフレコを経た上で、監督はACEさんにどんな魅力があると思いますか?

鈴木:心情がすごく伝わるリリックでラップしている人なのに、普段のしゃべり声からは心情が読めない印象は最初からあって。HIP HOPシーンにおいてもカリスマ性があるじゃないですか。みんな外と闘っている人が多い中、ACEさんは1人自分と闘っている感じが魅力だと思いますし、それは本作の主人公に通じるところがあるなと思いました。

——声優としての経験は今後の音楽活動に活かせそうですか?

ACE:普段の活動でポエトリーリーディングのようなことはしないんですが、アフレコの経験を経て「そういうことをやってみるのもアリかもな?」って思いました。

——————————以下、物語のラストに言及する記述があります——————————

タイトルに込めた想い

——監督は本作に限らず、毎回音楽を自分でつくられていますよね。作品ごとにソウルフルだったりオーセンティックだったりビートのテイストが変わりますが、本作はその集大成的なサウンドだと個人的には感じました。

鈴木:最初の構成段階から、物語を10章に分けて、章ごとに色彩や音楽も変えようと決めていたんです。制作終盤で音を考える際には、スプライス(サンプル音源サービス)にある音源を聴きまくって、楽器から各章に落とし込む音の方向を決めていきました。例えば前半は弦楽器多めで、後半にかけてドラムが増えていくというように。決して明るいだけの作品ではないので、音楽でテンポやグルーヴを出すことが作品のエンターテインメント性を引き出すことにつながるかなと思ってそこはこだわりましたね。いろいろ実験しながらやってたのですごく楽しかったです。

ACE:音楽もめっちゃ良いですよね。作曲も自分でやってるって聞いてすごいなって思いました。いろんなジャンルの音楽が、この音以外には考えられないって場面に入れられていて。映画とかを観ているとたまに思う「この音は違うな」というのがなかった。

鈴木:邦画を観てると「ここで泣いてください」みたいなBGMが流れてくるときがあるじゃないですか。本作でも主人公が偽の父親と会うときに流しているんですが、それをぶった切るというのがやりたかった(笑)。

——エンディングの主題歌はてっきりACEさんが歌うものと思っていたので、少し懐かしい感じのアイドルソングが来て仰天しました。あれも監督が作詞・作曲ですよね。

鈴木:終盤になると僕もどうかしてて、とにかくぶっ飛ぶような展開で終わりたいなと考えたんです。それで最後のカットでキレよく物語を終わらせたあとに、これも邦画あるあるの「企業が選んだ絶妙に合っていない主題歌」で締めたいなと(笑)。物語的にもアイドルソングは重要ですし、あの主題歌のピアノバージョンを前編で伏線のように組み込んでおいて、最後に流すと観ている人も唖然としながら終わっていくんじゃないかなと思いました。

作曲する際には僕の鼻歌を原夕輝さんに送って、イントロなどのリクエストをしながらつくってもらいました。だから実質作曲はほぼ原さんです。「シェイク」や「青いイナズマ」をイメージしつつ、そこに「マツケンサンバ」の要素も加えてくれたので最高でしたね。

——終盤のぶっ飛んだ展開をACEさんはどう観られたんですか?

ACE:観たことのない展開で面白かったです。ただ簡単に咀嚼できなくて、監督にいろいろ質問しました。「あの被り物はなんなんですか?」って聞いて「被ったらなんでも見えて長生きできる装置です」って教えてもらったり。終盤の中でも、ずっと主人公の後頭部が映って時間が経過していくモンタージュがすごく好きでした。いろんな時代が過ぎていって、最後に自分の名前を呼ばれる部分にすごくグッと来たんですよね。

鈴木:自分の記憶を振り返ったときに、そこに自分の姿も映っていることってありませんか? あのパートではそういう感覚を呼び起こさせたかったんですよね。

——監督はこれまでも作品の中に現実で起きたことを反映してきましたよね。本作では自動車事故や男性アイドルの性被害が描かれていますが、あえてアニメで現実社会を映す理由を教えてもらえますか?

鈴木:アニメだからこそ残酷な現実のことを描いても輪郭が丸くなって観られると言いますか、自分がそれまでもやってきた風刺的な作風がアニメに結構マッチするということに気付いたんですよね。最初から男性アイドルを出すことを決めて2023年の初めごろに本作をつくり始めたんですが、その前後にアイドル事務所の問題が報じられて。当初は普通にアイドルを描くつもりだったんですが、これは避けて通れないなと思って描くことを変えていきました。僕は無名だし好きにやらせてもらおうと。ただ僕自身アイドルは好きですし、その人たちの2次加害になるような描写は避けるように意識はしました。

——タイトルにもある「名前」が本作では非常に重要な要素となってきますよね。主人公はいろんな名前を獲得しながら人生の旅を経験していくわけですが、この「名前」というものに何を見出し、物語を展開させたんでしょうか?

鈴木:一番最初に浮かんだのが「無名の人生」というタイトルなんですよね。そこから「じゃあ名前と人生の映画をつくればいいんだな」と物語を膨らませていったんです。名前ってみんないろいろあるじゃないですか。SNSのニックネームや職場や家族での呼び名とか。それが変わっていくという展開にすれば面白いんじゃないかなと。それで最終的に「名前なんてなくてもいいんじゃないか」というところまで到達するという。

——最後に、お2人が本作で特に好きなポイントを教えてもらえますか?

ACE:やはり絵作りが良いですよね。特に好きだったのは車が固定されたまま景色がどんどん変わっていく冒頭。すこし北野映画っぽいし、音楽もピアノとストリングスがきれいですごく良いなと思いました。

鈴木:あの音楽がラストの主題歌のバラードバージョンなんですよね(笑)。本作は脚本も書かずアドリブで制作を進めて、物語を制限しなかったことによって狙ってた以上に暴走してくれました。だからこそナルシシズムのない他人事のような作品になってくれたことが僕は好きですね。

PHOTOS:MASASHI URA

映画「無名の人生」

■映画「無名の人生」
5月16日から新宿武蔵野館 他 全国順次公開
監督・原案・作画監督・美術監督・撮影監督・色彩設計・キャラクターデザイン・音楽・編集:鈴木竜也
声の出演:ACE COOL
田中偉登 宇野祥平
猫背椿 鄭玲美 鎌滝恵利 西野諒太郎(シンクロニシティ)、
中島歩 毎熊克哉 大橋未歩 津田寛治
プロデューサー:岩井澤健治(「音楽」「ひゃくえむ。」)
配給:ロックンロール・マウンテン
配給協力:インターフィルム
2024年/日本/カラー/93分/2.35:1/5.1ch /DCP ©鈴木竜也
https://mumei-no-jinsei.jp

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「ディーン&デルーカ」がコットン素材のトートバックを限定発売 2サイズを用意

「ディーン&デルーカ(DEAN & DELUCA)」は5月20日、 “コットントートバッグ カーキ”(Lサイズ、5830円/Sサイズ、4290円)を数量限定で発売する。マーケット店舗、カフェ店舗、公式オンラインストア、ECモール公式ストアで取り扱う。

同アイテムはシンプルなデザインのコットン素材のバッグで、全2サイズを用意。Sサイズは、マチをコンパクトにして中身を安定して持ち歩きやすくした。Lサイズは、ショルダーハンドル付きのダブルハンドル仕様で、ノートパソコンも収まる大容量ながらすっきりと収納できる。

また、両サイズとも真鍮の鋲(びょう)とロゴ入りタグ、3つのポケットを付けたほか、パチンと閉まるマグネットボタンで財布や鍵などを取り出しやすく、楽に開閉できる。

アイテム一覧

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「ディーン&デルーカ」がコットン素材のトートバックを限定発売 2サイズを用意

「ディーン&デルーカ(DEAN & DELUCA)」は5月20日、 “コットントートバッグ カーキ”(Lサイズ、5830円/Sサイズ、4290円)を数量限定で発売する。マーケット店舗、カフェ店舗、公式オンラインストア、ECモール公式ストアで取り扱う。

同アイテムはシンプルなデザインのコットン素材のバッグで、全2サイズを用意。Sサイズは、マチをコンパクトにして中身を安定して持ち歩きやすくした。Lサイズは、ショルダーハンドル付きのダブルハンドル仕様で、ノートパソコンも収まる大容量ながらすっきりと収納できる。

また、両サイズとも真鍮の鋲(びょう)とロゴ入りタグ、3つのポケットを付けたほか、パチンと閉まるマグネットボタンで財布や鍵などを取り出しやすく、楽に開閉できる。

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「ディーン&デルーカ」がコットン素材のトートバックを限定発売 2サイズを用意

「ディーン&デルーカ(DEAN & DELUCA)」は5月20日、 “コットントートバッグ カーキ”(Lサイズ、5830円/Sサイズ、4290円)を数量限定で発売する。マーケット店舗、カフェ店舗、公式オンラインストア、ECモール公式ストアで取り扱う。

同アイテムはシンプルなデザインのコットン素材のバッグで、全2サイズを用意。Sサイズは、マチをコンパクトにして中身を安定して持ち歩きやすくした。Lサイズは、ショルダーハンドル付きのダブルハンドル仕様で、ノートパソコンも収まる大容量ながらすっきりと収納できる。

また、両サイズとも真鍮の鋲(びょう)とロゴ入りタグ、3つのポケットを付けたほか、パチンと閉まるマグネットボタンで財布や鍵などを取り出しやすく、楽に開閉できる。

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伊勢丹新宿本店の売上高4212億円に 24年度、東京地区百貨店でシェア4分の1

三越伊勢丹ホールディングス(HD)は13日、基幹店である伊勢丹新宿本店の2025年3月期の売上高が前期比12.1%増の4212億円になったと発表した。計画の4240億円にはわずかに届かなかったものの、初めて4000億円台に載せた。コロナ前の20年3月期に比べて1.5倍になった。また日本百貨店協会の24年度(暦年)の東京地区の百貨店売上高(22店舗計)1兆7310億円に対して、同店は約24%のシェアを占めることになる。

三越伊勢丹HDが同日に発表した25年3月期連結業績は、総額売上高が前期比6.5%増の1兆3036億円、売上高が同3.6%増の5555億円、営業利益が同40.4%増の763億円、純利益が同5.0%減の528億円だった。主力の百貨店事業の売上高が同6.4%増だったことに加えて、販管費を同1.2%減に抑制した効果が出た。

百貨店事業は引き続き富裕層とインバウンド(訪日客)がけん引した。伊勢丹新宿本店以外の基幹店の売上高は、三越日本橋本店が同5.7%増の1616億円、三越銀座店が同18.5%増の1241億円だった。

オンラインの決算説明会に登壇した細谷敏幸社長は、伊勢丹新宿本店の好調について「入店数はコロナ前に完全には戻っていないが、一人あたりの買い上げ金額が上昇している。新宿本店は約70%が識別顧客(アプリ会員、カード会員、外商会員など)を占めており、このお客さまたちと深くコミュニケーションができた」と述べた。

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“中顔面短縮”をかなえる涙袋コンシーラーに血色チェリーの限定色 BCLの「アイホリック」から登場

BCLカンパニーのアイメイクブランド「アイホリック(EYE HOLIC)」は5月13日、涙袋用の“コンシーラーペンシル”(1540円)から、限定色の“血色感チェリー”を数量限定で発売した。

“コンシーラーペンシル”はダブルエンドタイプの涙袋用コンシーラーで、自然な立体感をつくるマットコンシーラーと、涙袋の影を仕込むリキッドライナーを1本にした。テクニックいらずで自然な涙袋メイクができ、“中顔面短縮”をかなえる。

限定の“血色感チェリー”はじんわり赤みを感じるチェリーカラーで、白浮きせずにぷっくりとした涙袋が描ける。

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卓越テクニックに可愛いをミックス、中国Z世代に人気の「ウーヤー」が日本上陸

中国・上海を拠点に置くファッションブランド「ウーヤー(UOOYAA)」が日本市場への本格進出を計画している。2014年4月に設立した「ウーヤー」は、Z世代を中心とする20〜40代の女性から支持を集め、拡大を続けてきた。上海・新天地に1号店を構えた後は、国内80都市以上で100店舗以上を展開。オンラインではTモール(Tmall/天猫)を含む主要プラットフォームでも販売を行っており、EC化率は25%で、年間売上高は100億円を突破きている。

デジタル大国で実績を積んだ独自のモノ作りとオフライン販売

「ウーヤー」のコレクションは、モードやストリートを掛け合わせた独自性の高いウエアを取りそろえる。主な商品の価格帯はトップスが2万5000〜4万円、ジャケットが8万〜10万円。インクジェットによる3Dプリントや手作業による刺しゅうなど、最新技術と個性的なデザインを特徴的で、平均客単価は約6万円。デザインは全て自社のクリエイティブチームが手掛けていて、企画から生産までを社内で行うことで、2週間に1度のサイクルで20〜30SKUが店頭に並ぶスピード感を実現している。

また、デジタル社会が浸透する中国において、リアル店舗での顧客体験にも注力してきた。それぞれの店舗にはテーマを設け、内装や接客を通じてブランドの世界観を表現。プロモーションでは、SNS広告や出稿をほとんど行わず、年2回発行のZINEで最新コレクションやブランドストーリーをていねいに発信している。さらに、動物保護施設と組み、里親を探す猫の写真をTシャツにプリントし活動をサポートするなど、社会的活動も積極的に取り組んでいる。

過去に「ラクロワ」やセントマ卒業生とコラボ。海外展開を進める

海外ではこれまでに、「クリスチャン・ラクロワ(CHRISTIAN LACROIX)」やロンドン芸術大学のセントラル・セント・マーチンズ校卒業生との協業を行ってきた。「ウーヤー ラボ(UOOYAA LAB)」という他ブランドやアーティストなどとのコラボレーションを生むプロジェクトを設け、メーンのコレクションとは差別化することで、さらなる独自性を磨いていく。

イン・ケンキョウ(Yin Jian Xia)会長兼最高経営責任者(CEO)は、北京服飾学院出身で、過去に中国最大のSPAブランド「メーターズボンウェ(Metersbonwe)」のデザインディレクター兼取締役副社長を務めた人物だ。インCEO日本でも実店舗を構えることで、新たなブランドの可能性を図る。「着回しやすさ、そしてユニークさを探求してきた『ウーヤー』は、若い世代のエネルギーが湧くようなデザインを特徴としている。ヨーロッパは社会性を強く感じるが、日本は文化や技術を重んじるクリエイティブな国。そして東京はデザイナー出身の私にとって憧れの都市だ。トレンドに敏感な日本の若い人々は海外ファッションにとても興味がある。そこに私たちがチャレンジできる余地があると期待したい」と語った。

ブランド初の日本での展示会を5月15日に渋谷のミルギャラリーで実施する予定だ。日本窓口は、上海と東京にオフィスを置く益運豊(NST brand management consulting、劉瑶代表)。

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「プリマヴィスタ」が初の洗顔料発売 ベースメイクの“ノリ・持ち”に着目し開発

花王のベースメイクブランド「プリマヴィスタ(PRIMAVISTA)」は7月5日、ブランド初の洗顔料“プリマヴィスタ プレメイクアップ ジェルウォッシュ”(110g、2420円※編集部調べ)を発売する。下地やファンデーションとは異なる視点からベースメイクのノリや持ちの良さに着目し、「プレメイクアップ洗顔」という新ジャンルの洗顔料を企画、開発した。

2つの独自技術を採用

同製品はベースメイクのノリや持ちを悪化させる要因である「肌の皮脂・角栓」と「スキンケア品のムラづき」に対応。ジェルをなじませるだけで角栓や皮脂を除去する技術、すすぎ時に保水カプセルがとろけヴェールとなって肌に密着する技術の2つを取り入れた。泡立て不要なジェルタイプで、爽やかなグリーンフローラルの香りに仕上げている。

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【2025年夏コスメ】「アイプチ」の“ひとえ・奥ぶたえ用マスカラ”からオレンジパールきらめく夏の限定色

「アイプチ(EYEPUTTI)」は6月13日、“ひとえ・奥ぶたえ用マスカラ”(1320円)から手持ち花火に着想した限定色の“宵星ブラック”を数量限定で発売する。取り扱いは全国のバラエティーストアとイミュ公式EC。6月20日からAmazonで販売を開始する。

同製品は、黒のベースカラーに青やシルバー、オレンジカラーのパールを組み合わせた。光の当たり方で藍色やグレーカラーに見え方が変化し、上品にきらめくまつ毛を演出する。クリアな発色で艶と立体感のあるまつ毛に仕上げ、パッチリとした目元をかなえる。カールキープの高さとにじみにくさを両立し、カールしたての“上向きまつ毛”を長時間キープする。

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【メットガラ2025】パントンとグーグルがトレンドを予測 今年は深みのあるカラーに大注目

「メットガラ2025」が5月5日(現地時間)、米ニューヨークのメトロポリタン美術館(The Metropolitan Museum of Art)で開催された。今年のテーマは、“スーパーファイン:テーラリング ブラック スタイル(Superfine: Tailoring Black Style)”で、ドレスコードは “Tailored for You.”(あなただけの仕立て)だった。同イベントの終幕に伴い、パントン・カラー・インスティテュート(PANTONE COLOR INSTITUTE以下、パントン)とグーグルは、「メットガラ」にインスパイアされたトレンドを予測している。

リアトリス・アイズマン(Leatrice Eiseman)=パントン・エグゼクティブ・ディレクターは、多数のセレブリティーが黒、白、白黒の衣装を披露したために、クラシックな黒と白の人気は今後も続くと予想している。アイズマンによると、黒と白の組み合わせは、今年のテーマ、 “スーパーファイン:テーラリング ブラック スタイル” に通じるノスタルジックな要素をもたらしてくれると言う。また、ワインレッドと、トレンドに関しては、ブラウンの系統色が力を増し続けるそう。

アイズマンは、「今年のテーマに合わせ、黒を基調とした壮観なデザインや仕上がりが登場した一方で、白の衣装は、未来が何をもたらすのかを示す光と明瞭さをもたらした」とし、「モノクロのルックでは、ダイアナ・ロス(Diana Ross)のドレスが証明したように、色そのものだけでなく、トレーンや、テーラリング、ケープやボリューミーさにより、たくさんのドラマが見られた」と語る。

ワインレッドやブラウンに関心

ワインレッドやマルーン(茶色味を帯びた赤色)は、サバンナ・ジェームズ(Savannah James)の「ハニーファ(HANIFA)」の衣装に見られたように、ウィンザーワインカラーとマッチし、また、その色味は2025年春夏ロンドン・ファッション・ウイークの「カラートレンドレポート」でも台頭していた。さらに、ウィンザーワインやその類似色は、ニッキー・ミナージュ(Nicki Minaj)が着用した「トム ブラウン(THOM BROWNE)」のメンズ・ウエアにインスパイアされたドレスにアクセントとして現れていた。

アイズマンは、アリシア・キース(Alicis Keys)とスウィズ・ビーツ(Swizz Beats)が着用したエドワード・エニンフル(Edward Enninful)が手掛けた「モンクレール(MONCLER)」と「EE72」のコラボレーションは、ブルーとレッドを組み合わせることで、マルーンカラーのイルージョンを生み出したことにも言及した。それから、ジョディ・ターナー=スミス(Jodie Turner-Smith)が着用した「バーバリー(BURBERRY)」の構造的なドレスとその模様は、「ラグジュアリーな雰囲気にドラマをプラスした」と言う。

アイズマンによると、ワインレッドの長らく続く人気は、そのリッチさと安定性によるためだそう。「私たちは、ワインレッドはパワーカラーだと考えている。というのも、レッドをもっと洗練されたカラーに引き上げてくれるからだ。華やかな口紅のようなレッドドレスを買って、ほんの数回着れば、たくさんの褒め言葉をもらえるだろう。しかしウィンザーレッドのアイテムは、シーズンごとに着たとしても、エレガントさと贅沢さを感じたいときに手を伸ばす、より永久的な買い物になりうるのだ」。

パントンはさらに、ブラウンのバリエーションが、より多用途で使用されること、そして、グラマラスさを演出することも期待している。アイズマンは、2025年の「カラー・オブ・ザ・イヤー(Color of the Year)」に選ばれた モカ・ムース というカラーが、バッド・バニー(Bad Bunny)の「プラダ(PRADA)」によって着こなされたことについても言及した。

また、オーロラ・ジェームズ(Aurora James)による「テベ・マググ(THEBE MAGUGU)」のルックと、カラ・ヤング(Kara Young)が着用したマックスウェル(Maxwell)によるデザインの「アンオンリーチャイルド(ANONLYCHILD)」も評価した。「(ブラウン)の継続する人気の一因は、あるときは贅沢で濃厚な食べ物を表すと同時に、大地そのものの色を表現することができるという汎用性にある。ブラウンが常に流行しているのは、ムードの両端を提供してくれるからだ」とアイズマン。

“ゼンデイヤの帽子”が急上昇

グーグル検索では、 ゼンデイヤ(Zendaya) が「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」のルックを披露した後、“ゼンデイヤの帽子”への関心が170%跳ね上がった。そのほか、“ポルカドットネクタイ”や“パバハット”、“ブローチ”、"大きな赤いブローチ”、“メットガラのパステルカラー”、“ラベンダースーツ”、"レッドスーツ”、“フローラルスーツ”も広く検索されたと言う。また“プエルトリコハット”の検索は650%まで伸びたという。

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【メットガラ2025】パントンとグーグルがトレンドを予測 今年は深みのあるカラーに大注目

「メットガラ2025」が5月5日(現地時間)、米ニューヨークのメトロポリタン美術館(The Metropolitan Museum of Art)で開催された。今年のテーマは、“スーパーファイン:テーラリング ブラック スタイル(Superfine: Tailoring Black Style)”で、ドレスコードは “Tailored for You.”(あなただけの仕立て)だった。同イベントの終幕に伴い、パントン・カラー・インスティテュート(PANTONE COLOR INSTITUTE以下、パントン)とグーグルは、「メットガラ」にインスパイアされたトレンドを予測している。

リアトリス・アイズマン(Leatrice Eiseman)=パントン・エグゼクティブ・ディレクターは、多数のセレブリティーが黒、白、白黒の衣装を披露したために、クラシックな黒と白の人気は今後も続くと予想している。アイズマンによると、黒と白の組み合わせは、今年のテーマ、 “スーパーファイン:テーラリング ブラック スタイル” に通じるノスタルジックな要素をもたらしてくれると言う。また、ワインレッドと、トレンドに関しては、ブラウンの系統色が力を増し続けるそう。

アイズマンは、「今年のテーマに合わせ、黒を基調とした壮観なデザインや仕上がりが登場した一方で、白の衣装は、未来が何をもたらすのかを示す光と明瞭さをもたらした」とし、「モノクロのルックでは、ダイアナ・ロス(Diana Ross)のドレスが証明したように、色そのものだけでなく、トレーンや、テーラリング、ケープやボリューミーさにより、たくさんのドラマが見られた」と語る。

ワインレッドやブラウンに関心

ワインレッドやマルーン(茶色味を帯びた赤色)は、サバンナ・ジェームズ(Savannah James)の「ハニーファ(HANIFA)」の衣装に見られたように、ウィンザーワインカラーとマッチし、また、その色味は2025年春夏ロンドン・ファッション・ウイークの「カラートレンドレポート」でも台頭していた。さらに、ウィンザーワインやその類似色は、ニッキー・ミナージュ(Nicki Minaj)が着用した「トム ブラウン(THOM BROWNE)」のメンズ・ウエアにインスパイアされたドレスにアクセントとして現れていた。

アイズマンは、アリシア・キース(Alicis Keys)とスウィズ・ビーツ(Swizz Beats)が着用したエドワード・エニンフル(Edward Enninful)が手掛けた「モンクレール(MONCLER)」と「EE72」のコラボレーションは、ブルーとレッドを組み合わせることで、マルーンカラーのイルージョンを生み出したことにも言及した。それから、ジョディ・ターナー=スミス(Jodie Turner-Smith)が着用した「バーバリー(BURBERRY)」の構造的なドレスとその模様は、「ラグジュアリーな雰囲気にドラマをプラスした」と言う。

アイズマンによると、ワインレッドの長らく続く人気は、そのリッチさと安定性によるためだそう。「私たちは、ワインレッドはパワーカラーだと考えている。というのも、レッドをもっと洗練されたカラーに引き上げてくれるからだ。華やかな口紅のようなレッドドレスを買って、ほんの数回着れば、たくさんの褒め言葉をもらえるだろう。しかしウィンザーレッドのアイテムは、シーズンごとに着たとしても、エレガントさと贅沢さを感じたいときに手を伸ばす、より永久的な買い物になりうるのだ」。

パントンはさらに、ブラウンのバリエーションが、より多用途で使用されること、そして、グラマラスさを演出することも期待している。アイズマンは、2025年の「カラー・オブ・ザ・イヤー(Color of the Year)」に選ばれた モカ・ムース というカラーが、バッド・バニー(Bad Bunny)の「プラダ(PRADA)」によって着こなされたことについても言及した。

また、オーロラ・ジェームズ(Aurora James)による「テベ・マググ(THEBE MAGUGU)」のルックと、カラ・ヤング(Kara Young)が着用したマックスウェル(Maxwell)によるデザインの「アンオンリーチャイルド(ANONLYCHILD)」も評価した。「(ブラウン)の継続する人気の一因は、あるときは贅沢で濃厚な食べ物を表すと同時に、大地そのものの色を表現することができるという汎用性にある。ブラウンが常に流行しているのは、ムードの両端を提供してくれるからだ」とアイズマン。

“ゼンデイヤの帽子”が急上昇

グーグル検索では、 ゼンデイヤ(Zendaya) が「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」のルックを披露した後、“ゼンデイヤの帽子”への関心が170%跳ね上がった。そのほか、“ポルカドットネクタイ”や“パバハット”、“ブローチ”、"大きな赤いブローチ”、“メットガラのパステルカラー”、“ラベンダースーツ”、"レッドスーツ”、“フローラルスーツ”も広く検索されたと言う。また“プエルトリコハット”の検索は650%まで伸びたという。

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「アナ スイ」からフレグランス誕生25周年を記念したコレクション 5種のオーデパルファムを展開

「アナ スイ コスメティックス(ANNA SUI COSMETICS)」は6月18日、ブランドのフレグランス誕生25周年を記念し、フレグランスコレクション“ワイルド ワンダー”を発売する。ローズが香るオーデパルファム5種をそろえ、容量・価格は全て各50mL、各9350円。

同コレクションは、“夢の世界で広がる5つの冒険”をコンセプトに掲げる。パッケージは、フラワーモチーフをあしらったクリアボトルにローズの花びらをかたどったゴールドのキャップをセットし、モダンで遊び心のあるデザインに仕上げた。

“ユートピア ミスト オーデパルファム”

“ユートピア ミスト オーデパルファム”はあたたかくモダンなフローラルスパイシーの香り。ユズやミッドナイトバイオレット、カシミアウッドをブレンドした。

“ソーン オブ ア ローズ オーデパルファム”

“ソーン オブ ア ローズ オーデパルファム”は清々しくエネルギッシュなフローラルウッディの香り。ピンクペッパーやダマスクローズ、インセンスを組み合わせた。

“デュウ フィールド オーデパルファム”

“デュウ フィールド オーデパルファム”は、爽やかでエッジーなフレッシュフローラルの香り。グリーンティにピオニー、サンダルウッドを掛け合わせた。

“ミスティック ルナ オーデパルファム”

“ミスティック ルナ オーデパルファム”は、ムーディで繊細なフローラルアンバーの香り。ベルガモットやジャスミンペタル、クリスプアンバーが重なり合う。

“エレクトリック ウィスパー オーデパルファム”

“エレクトリック ウィスパー オーデパルファム”は、ジューシーなフローラルフルーティの香り。ブラックカラントやライチ、ベチパーが調和する。

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「バウム」が誕生5周年を記念したブランド初のディフューザーを限定発売 切り株から立つ樹木の香り

資生堂のスキン&マインドブランド「バウム(BAUM)」は6月5日、ブランド誕生5周年を記念し、ブランド初のフレグランスディフューザー“バウム5thアニバーサリー フレグランスディフューザー”(2万5300円)を数量限定で発売する。200mLのフレグランスに木製パーツとガラス容器、ファイバーリードスティック10本、エコバッグのMサイズをセット。1度あたり40~50mLをガラス容器に移し替える想定で、4~5回使用可能だ。

同製品は、ブランドを象徴する香り“ウッドランド ウインズ”のフレグランスディフューザー。シダーウッド、サイプレスなど樹木の香りを調香し、湖畔の林に吹く風のような清々しさで日々の暮らしに心地良い“森林浴空間”をもたらす。

木製パーツにはウォルナットとオーク2つのパーツを用い、切り株をイメージしたデザインに仕上げた。カリモク家具とコラボレーションし、家具を製造する過程で発生する端材を使用。上下の組み合わせを変更して異なるフォルムで楽しめるほか、使用後はフラワーベースやオブジェとして活用できる。ブランドを象徴するグリーン地のパッケージには、樹木の年輪がモチーフのアニバーサリーロゴをあしらい、時の流れをシンボリックに表す。

「バウム」について

「バウム」は、2020年6月に誕生。「樹木との共生」をテーマに掲げ、樹木資源を未来につないでいくブランドとして90%以上自然由来の素材から製造するアイテムを展開する。

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シアードレスは禁止!? カンヌ国際映画祭がドレスコードを更新

第78回カンヌ国際映画祭が13日に開幕する。それに先立ち、同映画祭の運営組織は11日、レッドカーペットにおけるドレスコードを更新した。

同映画祭の公式サイトによれば、「良識の観点から、レッドカーペットおよび映画祭の全てのエリアにおけるヌードを禁止する。また、通行や劇場内での着席を妨げるようなボリュームのある衣装や長いトレーンも禁止する。これらのルールを尊重していない人物に対し、映画祭のウェルカムチームは、レッドカーペットへのアクセスを禁止する義務を負う」という。これに伴い、極端にボリュームのあるドレスや、最近話題を集めているヌードのように見えるシアードレスは着用が難しくなりそうだ。

昨年の同映画祭では、ベラ・ハディッド(Bella Hadid)やナターシャ・ポーリー(Natasha Poly)、ハイディ・クルム(Heidi Klum)らがシアードレスや、露出の多いバンデージスタイルのドレスで参加。また、ドミニカ共和国の俳優マッシエル・タベラス(Massiel Taveras)は、イエス・キリストの顔が描かれた長いトレーンを着用して登場したため、レッドカーペット上の通行を妨げないように早く歩くことを警備員に促される一幕もあった。

以前は“ハイヒール論争”が話題に

今回はルールが厳格化されたが、過去には逆のケースも。15年のカンヌ国際映画祭では、映画「キャロル(原題:Carol)」のプレミアに参加しようとした女性らがフラットシューズを履いていたため、“ハイヒールを履いていない”という理由により入場を拒否された。この出来事は社会的な論争を巻き起こし、16年にはジュリア・ロバーツ(Julia Roberts)が、18年にはクリステン・スチュワート(Kristen Stewart)が裸足で同映画祭のレッドカーペットを歩いた。その後、ルールが更新され、現在は“ヒールのある、もしくはヒールのないエレガントなシューズやサンダル(ただしスニーカーは不可)”となっている。

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シアードレスは禁止!? カンヌ国際映画祭がドレスコードを更新

第78回カンヌ国際映画祭が13日に開幕する。それに先立ち、同映画祭の運営組織は11日、レッドカーペットにおけるドレスコードを更新した。

同映画祭の公式サイトによれば、「良識の観点から、レッドカーペットおよび映画祭の全てのエリアにおけるヌードを禁止する。また、通行や劇場内での着席を妨げるようなボリュームのある衣装や長いトレーンも禁止する。これらのルールを尊重していない人物に対し、映画祭のウェルカムチームは、レッドカーペットへのアクセスを禁止する義務を負う」という。これに伴い、極端にボリュームのあるドレスや、最近話題を集めているヌードのように見えるシアードレスは着用が難しくなりそうだ。

昨年の同映画祭では、ベラ・ハディッド(Bella Hadid)やナターシャ・ポーリー(Natasha Poly)、ハイディ・クルム(Heidi Klum)らがシアードレスや、露出の多いバンデージスタイルのドレスで参加。また、ドミニカ共和国の俳優マッシエル・タベラス(Massiel Taveras)は、イエス・キリストの顔が描かれた長いトレーンを着用して登場したため、レッドカーペット上の通行を妨げないように早く歩くことを警備員に促される一幕もあった。

以前は“ハイヒール論争”が話題に

今回はルールが厳格化されたが、過去には逆のケースも。15年のカンヌ国際映画祭では、映画「キャロル(原題:Carol)」のプレミアに参加しようとした女性らがフラットシューズを履いていたため、“ハイヒールを履いていない”という理由により入場を拒否された。この出来事は社会的な論争を巻き起こし、16年にはジュリア・ロバーツ(Julia Roberts)が、18年にはクリステン・スチュワート(Kristen Stewart)が裸足で同映画祭のレッドカーペットを歩いた。その後、ルールが更新され、現在は“ヒールのある、もしくはヒールのないエレガントなシューズやサンダル(ただしスニーカーは不可)”となっている。

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【2025年夏コスメ】「ナチュリエ」の“ハトムギ”シリーズから部分用シートやパウチ付きの限定セットが登場

イミュのスキンケアブランド「ナチュリエ(NATURIE)」は5月30日、ブランド人気の“ハトムギ化粧水"と"ハトムギ保湿ジェル"から部分用シートやパウチ付きの限定品2種を数量限定で発売する。取り扱いは全国のドラッグストアや大型スーパーなど。強い紫外線やエアコンによりインナードライになりやすい肌を潤った状態に整え、化粧ノリや化粧持ちをアップする。

“ハトムギ化粧水 限定スクエアシート&ケースつき”(748円※編集部調べ)は、さっぱりした使用感でみずみずしく潤う“ハトムギ化粧水”の現品(500mL)に部分用シート12枚をセットした。シートはぴたっと密着しやすく、パックすることで肌の水分量を高める。化粧水を染み込めせるための専用ケース付き。

“ハトムギ保湿ジェル 限定ジェルパウチつき”(990円※編集部調べ)は、べたつかない使用感でしっとりした潤いをキープする“ハトムギ保湿ジェル”の現品(180g)に、パウチタイプの同製品を3包セットした。パウチ1包あたりのジェルは通常使用量とされる500円玉2枚分の約3倍量で、顔から首、デコルテまでの保湿ケアをかなえる。ジェルパックやスリーピングパックとしても使用可能だ。

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【2025年夏コスメ】「ナチュリエ」の“ハトムギ”シリーズから部分用シートやパウチ付きの限定セットが登場

イミュのスキンケアブランド「ナチュリエ(NATURIE)」は5月30日、ブランド人気の“ハトムギ化粧水"と"ハトムギ保湿ジェル"から部分用シートやパウチ付きの限定品2種を数量限定で発売する。取り扱いは全国のドラッグストアや大型スーパーなど。強い紫外線やエアコンによりインナードライになりやすい肌を潤った状態に整え、化粧ノリや化粧持ちをアップする。

“ハトムギ化粧水 限定スクエアシート&ケースつき”(748円※編集部調べ)は、さっぱりした使用感でみずみずしく潤う“ハトムギ化粧水”の現品(500mL)に部分用シート12枚をセットした。シートはぴたっと密着しやすく、パックすることで肌の水分量を高める。化粧水を染み込めせるための専用ケース付き。

“ハトムギ保湿ジェル 限定ジェルパウチつき”(990円※編集部調べ)は、べたつかない使用感でしっとりした潤いをキープする“ハトムギ保湿ジェル”の現品(180g)に、パウチタイプの同製品を3包セットした。パウチ1包あたりのジェルは通常使用量とされる500円玉2枚分の約3倍量で、顔から首、デコルテまでの保湿ケアをかなえる。ジェルパックやスリーピングパックとしても使用可能だ。

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ロレアル傘下「3CE」の取り扱い店舗が拡大 昨年9月に再上陸の韓国コスメブランド

韓国発コスメブランド「3CE」は、取り扱い店舗を拡大する。韓国のD2Cファッションブランド「スタイルナンダ(STYLENANDA)」から生まれたメイクアップブランド。2018年にロレアル傘下となり、一度日本から撤退していたがリブランディングを行い24年9月に再上陸を果たしていた。上陸当初はバラエティーストアやオンラインが中心だったが、ドラッグストアの取り扱い店が増えた。

リブランディング後の「3CE」は“より洗練されたプレミアムブランド”がテーマ。色彩や質感に個性を添え、シーズンごとのファッショントレンドを日常に取り入れやすい高品質なメイクアップアイテムをそろえる。人気アイテムとして自然な透け感と上品に輝く艶感が人気の“シャインリフレクター”(全7色、各1990円※編集部調べ)などがある。

取り扱い店舗は以下の通り。

・プラザ
・ロフト
・アットコスメ
・ショップイン
・アインズ&トルぺ…ココノススキノ店/地下街店/新さっぽろデュオ店/札幌国際ビル店/小田急百貨店町田店/かわぐちキャスティ店/グランエミオ所沢2F店/渋谷モディ店/西武新宿ペペ店/博多マルイ店/アミュプラザ鹿児島店/アミュプラザくまもと店/ららぽーと福岡店/LINKS UMEDA店/梅田ヘップファイブ店
・マツモトキヨシ…SHIBUYA DOGENZAKA FLAG店/原宿駅表参道口店/池袋Part2店/matsukiyoLAB上大岡店/matsukiyoLAB相模大野ステーションスクエア店/横浜ジョイナスPart1店
・ココカラファインヘルスケア…東京新宿三丁目店

・ハンズ…名古屋店
・オンラインショップ…キューテン/アマゾン/楽天/アットコスメショッピング/ゾゾタウン(ZOZOTOWN)

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ワイン用ぶどうの副産物を生かすエシカルコスメ 「アースアンドユー」からコスモス認証取得のスカルプケア乳液登場

アースアンドユーが展開する長野県産ワイン用ぶどうの副産物を美容に生かすエシカルコスメブランド「アースアンドユー(EARTH∞YOU)」は5月21日、植物由来成分100%の頭皮ケアアイテム“スカルプケア美容乳液”(27mL、3278円※編集部調べ)を発売する。

同製品は、コスモスオーガニック認証を取得したスカルプケア乳液。乳液タイプのスカルプケアアイテムとしての認証取得は世界初(※JMR生活総合研究所調べ/2025年4月時点)だという。“潤す”スキンケア発想でフケやかゆみの地肌悩みにアプローチ。水分と油分を補いながら水分蒸発を防ぎ、頭皮の保湿とさらさらとした髪の仕上がりをかなえる。

長野県上田市で有機栽培するワイン用ぶどうのつるや枝、葉から抽出したポリフェノールの1種「レスベラトロール」を高濃度に含むぶどうつるエキスを整肌成分として配合。乾燥によるキメの乱れなど顔や頭皮のエイジングサインに働きかけ、毛髪を育む地肌を健やかに整える。みずみずしく肌なじみの良いテクスチャーが特徴で、石油系界面活性剤をはじめ、防腐剤、合成保存料、合成香料、シリコン、鉱物油は不使用。

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オノ・ヨーコ回顧展「MUSIC OF THE MIND」に込められたベルリンへの思い

ベルリンのクロイツベルク地区に位置する「グロピウス・バウ(Gropius Bau)」で、オノ・ヨーコの展覧会「YOKO ONO : MUSIC OF THE MIND」が開催している。同展は、ロンドンのテート・モダンが主催し、デュッセルドルフのノルトライン・ヴェストファーレン州立美術館とベルリンのグロピウス・バウがコラボレーションする形で実現した大規模な回顧展だ。

グロピウス・バウは、1881年に建築家マルティン・グロピウスによって設立された「王立応用美術博物館(Königliches Kunstgewerbemuseum)」と付属の装飾美術学校の跡地になるが、第二次世界大戦の時に空爆を受け、一旦は廃墟と化した。しかし、1978年から大規模な改修工事を行い、展覧会施設として必要な設備を整え、81年にオープン。設立当初の19世紀ネオ・ルネサンス様式をそのまま取り入れた外観と当時の風情を残しつつ、現代に合わせたモダンな内装が特徴的でレストランやショップも併設されている。現在は、ベルリンの重要歴史的建築として文化財保護法のもと保護されている。

エントランスを抜け、吹き抜け天井から自然光が差し込む開放的なアトリウムに向かうと「PEACE is POWER」の巨大バナーが目に入る。これは、オノ・ヨーコが2017年から継続的に行っている平和を願うプロジェクトであり、世界各地で開催されている展覧会を通じて観客にメッセージを伝えている。

バナーの下には「Wish Tree for Berlin」と題した9本の木が設置されており、短冊のような白い紙に観客は自由に願いごとを書き、枝に結びつけることができる。96年より世界各地で設置されてきた「Wish Tree」は、幼い頃に訪れた日本の寺院からインスパイアされているという。ベルリンの「Wish Tree」は「破壊と再生」がテーマ。空襲により廃墟となったグロピウス・バウは、しばらくの間放置され、解体の危機にまで晒されていたが、見事に美術館として再建された現在の姿と放置されていた間に自然発生した落葉樹からイメージされている。

展覧会終了後、「Wish Tree」の願いごとはアイスランドに位置するジョン・レノンの誕生日を記念して設置された光の塔「IMAGINE PEACE TOWER」に埋められる仕組みだ。アトリウムは無料で開放されており、誰でも同プロジェクトに参加することが可能。

いくつもの部屋に分かれている2階の展示エリアでは、50年代から制作してきた200点以上もの作品が時系列に沿って紹介されている。直筆の文章で部屋中が埋め尽くされた66年制作の「The Blue Room Event」や64年に自費出版された「グレープフルーツ」の草稿を全公開するなど、オノ・ヨーコ作品を代表する言葉や文章が様々な展示方法で観ることができる。

他にも、観客の参加によって完成する「インストラクション・ピース」やコンセプチュアル・アート、さらに未公開の写真、音楽、映像などで構成されており、各部屋ごとにテーマに沿った空間が演出されている。

ある部屋では、64年に草月アートセンターで上演したオノ・ヨーコのパフォーマンスとして最も知られている「Cut Piece」の映像が上映されている。これは、ストリップティーズをアートに落とし込んだ「Strip Tease Show」の一部で、観客がハサミで彼女の服を一枚ずつ切り取っていく様子がモノクロフィルムで映し出されていた。恥じらいを帯びた訝しい表情がクローズアップされ、露になった胸を隠しながら、震えているようにも見える姿が印象的だ。

オノ・ヨーコは、同じパフォーマンスを03年にパリの小劇場でも再演している。9.11以降の政治的状況やイラク戦争へ抗議し、観客に切り取られた衣服の断片を愛する人に送るよう呼びかけた。いつの時代であっても、世界のどこに拠点を置いていても、オノ・ヨーコの作品は一貫として「平和」を訴えかけ、観客が自主的に参加し、考え、行動することに意味を持たせている。

66年に制作された「White Chess Set」は、戦略や戦争のメタファーでもあるチェスの駒と盤を白一色に統一し、色の識別ができないことで、対立が不可能になることや互いに助け合いながらゲームを進める必要があることを表現し、対立よりも共存と協調が大切であることを促している。

また、01年に制作された「Helmets (Pieces of Sky)」は、第二次世界大戦中に使用されたドイツ軍のヘルメットを天井から逆さに吊るし、中に青色のパズルのピースが入れた作品。戦争の象徴である軍用ヘルメットを逆さにすることで単なる容器として扱い、中には平和の象徴である青い空をイメージしたブルーカラーのパズルのピースを入れることによって「暴力の器を希望で満たす」という強い比喩を生み出している。観客はパズルのピースを自由に取り出したり、持ち帰ることが可能。

60年代のアメリカは、黒人公民権運動、フェミニズム運動、ベトナム戦争への反発が高まった時代であり、オノ・ヨーコも活動家として注目を集めていた。中でもジョン・レノンとの共作「WAR IS OVER! IF YOU WANT IT」や「ベッド・イン」は、世界の誰もが知っているメッセージ性の強い代表作だろう。戦争によって1つの街の中で1つの国が東西に分断されるという数奇な運命をたどったベルリンで、大規模な展覧会を開催する意義があると実感させられる展示であり、オノ・ヨーコ本人も13年に以下のコメントを残している。

“I love Berlin and have already been here so many times. Berlin is part of my body!”(私はベルリンが大好きで、すでに何回も訪れています。ベルリンは私の身体の一部なのです)

現在、ベルリンではグロピウス・バウと並行して、オノ・ヨーコに関連する展示が2カ所で開催されている。近年、フェミニズムやセクシュアリティにフォーカスした展覧会に力を入れている美術館「ノイエ・ナショナルギャラリー(Neue Nationalgalerie)」では、「YOKO ONO : MUSIC OF THE MIND」と連動したサテライト展覧会として「YOKO ONO: DREAM TOGETHER」が開催されている。また、ミッテ地区に位置する「ノイエ・ベルリナー・クンストフェライン(n.b.k.)」では、屋外ビルボードにて「TOUCH」の文字が掲示されている。

なお、グロピウス・バウの会期は8月31日までとなっており、会期中にはさまざまなプログラムが予定されている。

PHOTOS:LUCA GIRARDINI

◼️Gropius Bau
住所:Niederkirchnerstraße 7 10963 Berlin
https://www.berlinerfestspiele.de/en/gropius-bau

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「エンポリオ アルマーニ」と「アワー レガシー」のコラボ第2弾が登場 初のウィメンズアイテムを発売

「エンポリオ アルマーニ(EMPORIO ARMANI)」は5月14日、「アワー レガシー(OUR LEGACY)」のサステナブルにフォーカスするプロジェクト“アワー レガシー ワークショップ(OUR LEGACY WORK SHOP)”とのコラボレーション第2弾を発売する。日本国内ではドーバー ストリート マーケット(DOVER STREET MARKET)で先行販売し、16日からエッセンス(SSENSE)や「アワー レガシー 」直営店などで取り扱う。

両ブランドのコラボレーションは2023年に始動。第2弾となる今回は、初めてウィメンズウエアを展開する。「エンポリオ アルマーニ」のアーカイブをベースに「アワー レガシー」の視点で再解釈し、過去に「アルマーニ」が使用した生地やトリムを取り入れたほか、ヴィンテージの「エンポリオ アルマーニ」の生地を再現した素材も採用。

今回のコレクションでは、東アジアの伝統的な衣服にインスピレーションを得たアイテムをラインアップ。和装の構造を取り入れたローブ型の“Toga Coat”(6万7100円)や、ホテルのスリッパに着想を得た“Cigarr Slipper”(7万1500円)などがそろう。このほかに、バッグやハット、シューズなどの小物も用意する。

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「エンポリオ アルマーニ」と「アワー レガシー」のコラボ第2弾が登場 初のウィメンズアイテムを発売

「エンポリオ アルマーニ(EMPORIO ARMANI)」は5月14日、「アワー レガシー(OUR LEGACY)」のサステナブルにフォーカスするプロジェクト“アワー レガシー ワークショップ(OUR LEGACY WORK SHOP)”とのコラボレーション第2弾を発売する。日本国内ではドーバー ストリート マーケット(DOVER STREET MARKET)で先行販売し、16日からエッセンス(SSENSE)や「アワー レガシー 」直営店などで取り扱う。

両ブランドのコラボレーションは2023年に始動。第2弾となる今回は、初めてウィメンズウエアを展開する。「エンポリオ アルマーニ」のアーカイブをベースに「アワー レガシー」の視点で再解釈し、過去に「アルマーニ」が使用した生地やトリムを取り入れたほか、ヴィンテージの「エンポリオ アルマーニ」の生地を再現した素材も採用。

今回のコレクションでは、東アジアの伝統的な衣服にインスピレーションを得たアイテムをラインアップ。和装の構造を取り入れたローブ型の“Toga Coat”(6万7100円)や、ホテルのスリッパに着想を得た“Cigarr Slipper”(7万1500円)などがそろう。このほかに、バッグやハット、シューズなどの小物も用意する。

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キャサリン妃は白と黒のドットのドレスで出席 終戦80周年を記念する式典に

5月8日(現地時間)、ロンドンのウェストミンスター寺院で第2次世界大戦終結80周年を記念する式典にロイヤルファミリーがそろって出席した。

ケイト・ミドルトン=キャサリン皇太子妃(Kate Middleton, Catherine Princess of Wales、以下キャサリン妃)は、王室スタイルの定番ともいえる白黒のドット柄のドレスで登場した。袖口を絞った長袖とハイネックが特徴的な、「アレッサンドラ リッチ(ALESSANDRA RICH)」のドレスだ。小物には、「ラルフ ローレン(RALPH LAUREN)」のゴールドのカーフスキン製のパンプスとロンドン発のブランド「デメリエー(DEMELLIER)」のバッグを合わせた。

アクセサリーは、ダイアナ・フランセス(Diana Frances)元英国皇太子妃(以下ダイアナ妃)が愛用していたイヤリングを着用。ダイヤモンドの留め石に、3列の小さなダイヤモンドのキャップを重ね、その下に涙型のホワイトパールが揺れるデザインが特徴だ。

また同日に行われた第2次世界大戦終結80周年を記念するコンサートにキャサリン妃は、「セルフ-ポートレート(SELF-PORTRAIT)」のクリームカラーのブークレとシフォンの素材を使用したミディドレスを着用。ブレザー風のトップスにふんわりと広がるプリーツ仕立てのスカート組み合わせたデザインだ。小物は、「ジャンヴィト ロッシ(GIANVITO ROSSI)」のスエードのパンプスと、「シャネル(CHANEL)」のクラシックなスクエアミニフラップバッグを合わせた。

アクセサリーは、ビンテージジュエラーのスーザン・キャプラン(Susan Caplan)による1980年代のルネッサンスリバイバルのイヤリングを着用。またキャサリン妃は、同ジュエラーによる1980年代のビンテージの5連フェイクパールネックレスを合わせた。

同式典には、カミラ王妃も出席。お気に入りのロンドンのデザイナー アンナ・バレンタイン(ANNA VALENTINE)による白と黒のミディドレスを着用。長袖と丸みのあるネックラインが特徴で、袖口や前身頃、ネックラインにはブラックのステッチが施され、シンプルながらも洗練されたアクセントを添えた。また、「フィリップ・トレーシー(PHILIP TREACY)」の帽子、「エリオット・ゼッド(ELIOT ZED)」のスエード素材のパンプス、愛用している「ヴァン クリーフ&アーペル(VAN CLEEF & ARPELS)」のブレスレットを合わせた。

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キャサリン妃は白と黒のドットのドレスで出席 終戦80周年を記念する式典に

5月8日(現地時間)、ロンドンのウェストミンスター寺院で第2次世界大戦終結80周年を記念する式典にロイヤルファミリーがそろって出席した。

ケイト・ミドルトン=キャサリン皇太子妃(Kate Middleton, Catherine Princess of Wales、以下キャサリン妃)は、王室スタイルの定番ともいえる白黒のドット柄のドレスで登場した。袖口を絞った長袖とハイネックが特徴的な、「アレッサンドラ リッチ(ALESSANDRA RICH)」のドレスだ。小物には、「ラルフ ローレン(RALPH LAUREN)」のゴールドのカーフスキン製のパンプスとロンドン発のブランド「デメリエー(DEMELLIER)」のバッグを合わせた。

アクセサリーは、ダイアナ・フランセス(Diana Frances)元英国皇太子妃(以下ダイアナ妃)が愛用していたイヤリングを着用。ダイヤモンドの留め石に、3列の小さなダイヤモンドのキャップを重ね、その下に涙型のホワイトパールが揺れるデザインが特徴だ。

また同日に行われた第2次世界大戦終結80周年を記念するコンサートにキャサリン妃は、「セルフ-ポートレート(SELF-PORTRAIT)」のクリームカラーのブークレとシフォンの素材を使用したミディドレスを着用。ブレザー風のトップスにふんわりと広がるプリーツ仕立てのスカート組み合わせたデザインだ。小物は、「ジャンヴィト ロッシ(GIANVITO ROSSI)」のスエードのパンプスと、「シャネル(CHANEL)」のクラシックなスクエアミニフラップバッグを合わせた。

アクセサリーは、ビンテージジュエラーのスーザン・キャプラン(Susan Caplan)による1980年代のルネッサンスリバイバルのイヤリングを着用。またキャサリン妃は、同ジュエラーによる1980年代のビンテージの5連フェイクパールネックレスを合わせた。

同式典には、カミラ王妃も出席。お気に入りのロンドンのデザイナー アンナ・バレンタイン(ANNA VALENTINE)による白と黒のミディドレスを着用。長袖と丸みのあるネックラインが特徴で、袖口や前身頃、ネックラインにはブラックのステッチが施され、シンプルながらも洗練されたアクセントを添えた。また、「フィリップ・トレーシー(PHILIP TREACY)」の帽子、「エリオット・ゼッド(ELIOT ZED)」のスエード素材のパンプス、愛用している「ヴァン クリーフ&アーペル(VAN CLEEF & ARPELS)」のブレスレットを合わせた。

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「レブロン」のシュガーリップスクラブに新色“アサイー ベリー”が登場

「レブロン(REVLON)」は6月9日、ブランドを代表するリップスクラブ“キス シュガー スクラブ”(全6種うち新1種、各990円)から、アサイーボウルから着想を得た爽やかで甘酸っぱい香りが特徴の新色“アサイー ベリー”を発売する。

同製品は、塗るだけで角質&保湿ケアができるリップケアアイテム。洗い流さないシュガースクラブリップで、唇を滑らかに整える。ザクロ種子油、ヨーロッパキイチゴ種子油、ブドウ種子油と3種のフルーツオイルを配合し、乾燥から唇を守る。

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BLACKPINKジスが「セルフ-ポートレート」キャンペーンに登場 AI生成画像を背景に

「セルフ-ポートレート(SELF-PORTRAIT)」は、 BLACKPINKのジス(Jisoo)を同ブランド2025年プレ・フォール・コレクションのキャンペーンに起用し、 レトロフューチャーなビジュアルを公開した。同ブランドとジスのコラボは、今回で3回目となる。

撮影は、フォトグラファーのドリュー・ヴィッカース(Drew Vickers)によりソウルで行われ、ジスは、“スウィンギング・60s”の活気溢れるエネルギーにインスパイアされたAI生成画像を背景にポーズをとった。

同キャンペーンビジュアルは、“Dreams of Past Lives(前世の夢)”と名付けられ、ノスタルジアとフューチャリズム、超現実的なものと合成を並列させ、ジスが夢の空間で揺らめいているようなイメージを作り出した。

 

ジスが着用したのは、25年プレ・フォール・コレクションから、ギンガムチェックのチューブトップにナイロンのウインドーブレーカー、千鳥格子のミニスカートを合わせたルックや、レースのホワイトブラウスにビーズをあしらったクリーム色のデニムスカートでコーディネートしたルックなどだ。

AIで夢のような世界観を表現

 

ホン・チョン(Hong Chong)=「セルフ-ポートレート」クリエイティブ・ディレクターは、「私たちはいつもキャンペーンで物語を伝えてきたが、ヴィッカースやこうしたテクノロジーとの協力で、現実と空想の境界を曖昧にすることができた。AIは何かを代替するためではなく、ジスの新しい世界を構築するためにあった」とコメント。AIの使用により、25年プレ・フォール・コレクションの、“familiar but surreal, nostalgic but completely new (見慣れたものでありながらも現実離れしていて、懐かしくありながらも全く新しい)”という雰囲気を巧みに映し出すことができたと言う。

またチョンは、「ジスがこれまで成し遂げてきたことにも、まだまだミステリアスな雰囲気があるし、だからこそ、ジスはブランドの顔として相応しいのだと思う。私たちには自然なクリエイティブのリズムがあり、毎回のキャンペーンは、私たちの対話の続きであるように感じている」と言い、ジスとパートナーシップを継続するにあたって、まだまだ探索の余地があると語った。

ジスは、「チョンと『セルフ-ポートレート』とのコラボは、毎回とても刺激的です。自分らしくいられるのと同時に、自分のパーソナリティとスタイルの様々な面に触れる自由を感じられます。チョンと私には本物の信頼関係があって、今回の新しいキャンペーンで、とても新しくて斬新なものを作り上げられたと思います」と話した。

チョンは、「ジスは、いつでも『セルフ-ポートレート』の物語の一部であり、これは自然な流れだ。私には多岐に渡る層のオーディエンスがいて、ジスは私の顧客にインスピレーションを与えている。ジスは多くの人のロールモデルだ」と付け加えた。

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yutoriのホームウエアブランド「パム」に初の旗艦店 6月7日表参道でオープン

yutoriが運営するホームウエアブランド「パム(PAMM)」は6月7日、ブランド初となる旗艦店を東京・表参道にオープンする。

同店は、「パム」の渋谷パルコ店や名古屋パルコ店を手掛けた、設計事務所イマ(ima)と、ブランドをディレクションしているアパレルブランド「スポークンワーズプロジェクト(SPOKEN WORDS PROJECT)」が共同で担当。築80年の古民家をフルリノベーションし、思わず帰ってきたくなるような空間を目指した。店頭では、新作のアイテムに加えて、オープン記念のノベルティーも用意する予定だ。詳細はブランドの公式SNS等で順次公開する。

メーンビジュアルには、俳優ののんを起用。リノベーション前の古民家を舞台に、写真家の草野庸子が撮影を行った。

店舗情報

オープン日:2025年6月7日
時間:12:00〜20:00
住所:東京都渋谷区神宮前4-17-17

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アウトレットモールをもっと知ろう!:記者談話室vol.176

「WWDJAPAN」ポッドキャストの「記者談話室」は、ファッション業界のその時々のニュースや話題について、記者たちが分かりやすく解説したり、時には脱線したりしながら、掘り下げていきます。

今回のテーマは「アウトレットモールをもっと知ろう!」です。日本初のアウトレットモールが開業してから約30年。ブランド品をお得に買える場としてすっかり浸透したアウトレットモールですが、改めて普通のショッピングセンターと何が違うのでしょうか。知っているようで知らないアウトレットモールについて、ざっくばらんに語り合いました。

この配信は以下のアプリでもご利用いただけます。
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カネボウ化粧品「ミラノコレクション2026」は原点回帰 初代復刻デザインで“女神カバーおしろい”を訴求

カネボウ化粧品の「ミラノコレクション(MILANO COLLECTION)」は11月22日、“フェイスアップパウダー2026”(1万450円※編集部調べ)を数量限定で発売する。26年は初代の容器デザインを復刻し、原点回帰として“女神カバーおしろい”の訴求を強める。5月20日から予約を受け付ける。

「ミラノコレクション」の定番商品“フェースアップパウダー”は1991年に誕生。おしろい市場において17年連続売り上げNo.1(2008年1月〜24年12月、インテージSRI調べ)を誇る。機能面では均一で滑らかな仕上がりを実現する「板状粉体技術」と密着感を高める「ジェリーコートパウダー」を採用し、カバー力と透明感を両立。天然精油の香りを生かし、希少な2種のローズをブレンドしたプレミアムローズの香りに仕上げている。

毎年テーマを設けたパッケージデザインが特徴で、26年は“繋ぐ幸せ”をテーマに掲げた。初代モデルの女神の彫刻をピンクのボディーとゴールドレリーフで包み込んだ宝石箱のような意匠を復刻。中央の女神像も、カメオや陶器のような質感で新たに再現した。近年の彫刻技術の進化により、女神の表情や髪の造形はより精巧かつ洗練された仕上がりとなっている。

26年版は“品質元年”

近年の「ミラノコレクション」は、芸術性の高いアーティストコラボでも注目を集めてきた。24年には、ゲーム「ファイナルファンタジー(FINAL FANTASY)」のキャラクターデザインで知られる画家・イラストレーターの天野喜孝氏による限定デザインを採用。翌25年には、世界的芸術家のアルフォンス・ミュシャの代表作「羽根」とのコラボを実現するなど、新規顧客層との接点を拡大してきた。

一方で、「芸術性は評価されているが、肝心の品質が十分に伝わっていない」という認識も社内では強まっていた。コロナ禍を契機に、各社が“おしろい”を主力商品として戦略的に再定義する中、「ミラノコレクション」も改めて製品の本質に立ち返る方針を明確にした。

植田優子「ミラノコレクション」マーケティング担当は、「おしろい市場はいま“戦国時代”に突入している。だからこそ『ミラコレ』の強みでもある“女神カバー品質”を強く訴えていく」と語る。26年を「品質元年」と位置づけ、製品そのものの評価軸に再び焦点を当てる。

サンプル配布やモデル起用のビジュアルで訴求強化

その施策の一環として、SNSやウェブキャンペーンと連動し、初の試みとなるサンプル配布を実施する。消費者に実際に試してもらうことで、見た目の美しさだけでなく「機能としての価値」を体感させる戦略に打って出る。またブランドとしては初めて、モデルを起用したビジュアル訴求にも踏み込む。

若年層を中心に「価格に見合う価値があるかどうか」で購買が決まる今の市場環境において「ミラノコレクション」は、「価格の高さがネックなのではなく、品質が伝わりきれていないだけ。だからこそ、“次の一歩”として品質訴求に本腰を入れる」と力を注ぐ。

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