デムナ風の「グッチ」ってこういうコト? 26年クルーズは過去の「グッチ」と現在のデムナが出会う

デムナ(Demna)就任の直前、デザインチーム体制ではおそらく最後となる「グッチ(GUCCI)」の2026年クルーズ・コレクションが、ブランドの古里とも言えるイタリア・フィレンツェで開かれた。

会場は、「グッチ」がトランクからバッグ&シューズ、スカーフ、ウエア、雑貨など約4万6000点のアーカイブを収めているパラッツォ・セッティマンニ。さながら博物館のような設えの施設だ。ブランドの過去から現在を収め、未来を想像させる空間は、ビジネスにおいて低迷したサバト・デ・サルノ(Sabato De Sarno)体制という過去をリセットし、デムナが牽引する未来に向かって歩みを進める、現在の「グッチ」を表現するにおいて最高の舞台と言えるだろう。

コレクションは、過去のさまざまをパッチワークし、デザインチームが解釈したデムナの現在のフレーバーをプラス。デムナが「グッチ」の次代のトップに就任することが発表になった際、「グッチ」との親和性や、デムナの一端ではあるディストピア(暗黒世界)な世界観に対する懸念を払拭し、明るい未来を明示するかのようだった。「バレンシアガ」におけるデムナのクリエイションを定義する、コントラストを効かせたシルエットや、ハイウエストのスキニーパンツ、ストレッチ素材にプリーツを施して体を撫でるドレス、時にはショッキングなカラーパレット、大ぶりのアイウエアなどを交えながら、「グッチ」らしいクラフツマンシップと高級素材で、1960〜70年代のイタリアンセクシーを再解釈する。

キールックの1つは、シルクのブラウスにスキニーパンツのスタイルだろう。デムナも度々提案してきた肩を誇張したトップスに対して、レギンスのように密着するベロアなどのパンツを合わせている。シルエットだけなら、「バレンシアガ」で出てきてもおかしくないスタイルだ。そこにデザインチームは、例えば肩にはプリーツを丁寧に仕込み、素材ではアーカイブから選んだのだろうレトロな幾何学モチーフを選び、デムナなら艶やかな化繊だろうが起毛感のあるベロアやシアーなレースなどをチョイスして、「グッチ」のデザインコードをプラス。デムナが今後「バレンシアガ」同様のスタイルコードを選ぶとは限らないが、少なくとも彼の世界と「グッチ」の世界は融合し得ることを示した。パフスリーブにタイトスカートのスタイルも同様。こちらは目の覚めるようなショッキングカラーや誇張したパフスリーブがデムナっぽいが、ウェブストライプとGGモチーフの組み合わせや重ねたレースのタイトスカートは「グッチ」らしい。トレンチコートやジャケットには、大きな肩パッドを入れた。7月以降移籍するデムナが「グッチ」に自身のスタイルコードを注入したと言うよりは、デザインチームが彼を迎え入れようとしている、そんな印象だ。

もちろん、過去から未来を見据えるコレクションには、サバトを思わせるクリスタル付きのレギンス、フリーダ・ジャンニーニ(Frida Giannini)風のミニドレス、アレッサンドロ・ミケーレ(Alessandro Michele)由来を思わせるボウブラウスや動物を模したコスチュームジュエリーなども登場し、なによりトム・フォード(Tom Ford)時代のように時には官能的だ。全てのアビエイターサングラスもトム・フォードを想起させる。

もう1つのハイライトは、2025-26年秋冬コレクションでも示した「スプレッツァトゥーラ」、完璧さの中にある意図的な抜け感や計算された自然体を意味するイタリア独自の美意識だ。シアーなレースのボディスーツ&レギンスのスタイルには、豪華なファーコートをプラス。上述したショッキングカラーは、レトロなブラウンやグレーと組み合わせた。ファーの襟をあしらったオーバーコートにはパテント素材のレザースカートなど、素材でもコントラストを効かせている。こうした意図的な“不調和”は、自然体の女性像を描き、彼女の自信と滲み出るセクシネス、そしてイタリアならではのフェミニニティーを発信した。フィレンツェへのオマージュとして、イタリア語でユリを意味する「ジリオ」をモチーフに中世に誕生したフィレンツェの紋章から着想した新作バッグ“グッチ ジリオ”を筆頭に、多くのバッグを無作為に掴んだり、少し汚したバレエシューズを“つっかけ”のように履くスタイルも、「スプレッツァトゥーラ」の表現方法なのだろう。と同時に、そんなスタイリングはこれまでのデムナらしくもある。

繰り返すが、9月に発表する26年春夏コレクションで今後の“ヒント”を発表するとされるデムナが、今回デザインチームが融合を試みたこれまでの自身のデザインコードを踏襲するかはわからない。その“ヒント”は、全く別のものになる可能性もあるだろう。しかし、「グッチ」とデムナの親和性に懐疑的な見解に異を唱えるには十分な出来栄えだった。

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【ビューティスナップ】XGのファン“ALPHAZ”のヘアメイクをチェック ラインストーン&“推しヘアカラー”が人気

7人組ガールズグループ・XGによる初のワールドツアー「XG 1st WORLD TOUR “The first HOWL”」が幕を閉じた。ツアーのクライマックスを飾ったのは、グループ初となる東京ドーム公演。約5万人を動員し、圧巻のパフォーマンスでファンを魅了した。YouTubeでもライブ配信され、コメント欄はファン“アルファズ(ALPHAZ)”の熱い応援と愛にあふれるメッセージで埋め尽くされた。

「WWDJAPAN」は、ライブに訪れた“アルファズ”のスナップ企画を実施した。今回の記事では、ヘアメイクやネイルにクローズアップ。中でもユニークかつ奇抜なスタイリングに負けないよう、ラインストーンを取り入れたメイクが目を引いた。

ラインストーンといえば、今やK-POPアイドルのステージメイクには欠かせない存在だ。目元や頬にきらめきを加えることで、照明に映える華やかさと立体感を演出。“アルファズ”も、そんなラインストーンメイクを思い思いに楽しんでいた。涙袋に1粒だけ添えてアクセントにするメイクや、大小異なるストーンをランダムに散りばめて華やかさを演出するスタイル、顔の中心に沿ってライン状に並べたデザインなど、そのアレンジは多種多様だ。

“推しヘアカラー”で会場を染め上げる

また、メンバーカラーを取り入れたビビッドなヘアカラーで、“推し”をアピールするファンの姿も目立った。ヒナタ(HINATA)のスカイブルー、チサ(CHISA)のイエローやゴールドなど、それぞれのメンバーにちなんだカラーリングが、会場全体をカラフルに彩っていた。

指先でも、XGへの愛を表現

ネイルにも、XGへの愛とこだわりがにじんでいた。「コーチェラ 2025」で彼女たちが身にまとった衣装をモチーフにしたピンクカラーのネイルや、メンバーたちが好む“宇宙”をテーマにしたギャラクシーデザインなど、指先までXGらしさを表現していた。中には、「XG」のロゴをあしらったネイルを楽しむ男性ファンの姿も。“アルファズ”はファッションだけでなく、ビューティの面でも際立ったルックを披露していた。

スナップ一覧

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【ビューティスナップ】XGのファン“ALPHAZ”のヘアメイクをチェック ラインストーン&“推しヘアカラー”が人気

7人組ガールズグループ・XGによる初のワールドツアー「XG 1st WORLD TOUR “The first HOWL”」が幕を閉じた。ツアーのクライマックスを飾ったのは、グループ初となる東京ドーム公演。約5万人を動員し、圧巻のパフォーマンスでファンを魅了した。YouTubeでもライブ配信され、コメント欄はファン“アルファズ(ALPHAZ)”の熱い応援と愛にあふれるメッセージで埋め尽くされた。

「WWDJAPAN」は、ライブに訪れた“アルファズ”のスナップ企画を実施した。今回の記事では、ヘアメイクやネイルにクローズアップ。中でもユニークかつ奇抜なスタイリングに負けないよう、ラインストーンを取り入れたメイクが目を引いた。

ラインストーンといえば、今やK-POPアイドルのステージメイクには欠かせない存在だ。目元や頬にきらめきを加えることで、照明に映える華やかさと立体感を演出。“アルファズ”も、そんなラインストーンメイクを思い思いに楽しんでいた。涙袋に1粒だけ添えてアクセントにするメイクや、大小異なるストーンをランダムに散りばめて華やかさを演出するスタイル、顔の中心に沿ってライン状に並べたデザインなど、そのアレンジは多種多様だ。

“推しヘアカラー”で会場を染め上げる

また、メンバーカラーを取り入れたビビッドなヘアカラーで、“推し”をアピールするファンの姿も目立った。ヒナタ(HINATA)のスカイブルー、チサ(CHISA)のイエローやゴールドなど、それぞれのメンバーにちなんだカラーリングが、会場全体をカラフルに彩っていた。

指先でも、XGへの愛を表現

ネイルにも、XGへの愛とこだわりがにじんでいた。「コーチェラ 2025」で彼女たちが身にまとった衣装をモチーフにしたピンクカラーのネイルや、メンバーたちが好む“宇宙”をテーマにしたギャラクシーデザインなど、指先までXGらしさを表現していた。中には、「XG」のロゴをあしらったネイルを楽しむ男性ファンの姿も。“アルファズ”はファッションだけでなく、ビューティの面でも際立ったルックを披露していた。

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1位は、シアードレスは禁止!? カンヌ国際映画祭がドレスコードを更新|週間アクセスランキング TOP10(5月8〜14日)

1位は、シアードレスは禁止!? カンヌ国際映画祭がドレスコードを更新|週間アクセスランキング TOP10(5月8〜14日)

「WWDJAPAN」 ウイークリートップ10

1週間でアクセス数の多かった「WWDJAPAN」の記事をランキング形式で毎週金曜日にお届け。
今回は、5月8日(木)〜5月14日(水)に配信した記事のトップ10を紹介します。


- 1位 -
シアードレスは禁止!? カンヌ国際映画祭がドレスコードを更新

05月13日公開 / 文・米国版WWD

 第78回カンヌ国際映画祭が13日に開幕する。それに先立ち、同映画祭の運営組織は11日、レッドカーペットにおけるドレスコードを更新した。同映画祭の公式サイトによれば、「良識の観点から、レッドカーペットおよび映画祭の全てのエリアにおけるヌードを禁止する。また、通行や劇場内での着席を妨げるようなボリュームのあるドレスや長いトレーンも禁止する。これらのルールを尊重していない人物に対し、映画祭のウェルカムチームは、レッドカーペットへのアクセスを禁止する義務を負う」という。

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- 2位 -
「スウォッチ」から新作のダイバーズウオッチが発売 夏らしい爽やかな5色で

05月08日公開 / 文・WWD STAFF

 「スウォッチ(SWATCH)」 は5月8日、新作のダイバーズウオッチ“SCUBAQUA”を発売する。価格はいずれも2万2500円で、「スウォッチ」の店舗および、公式オンラインストアで扱う。

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- 3位 -
SHIHOが“楽でキレイ”を叶える「ウイング」のキャラクターに 20年前と変わらない美の秘訣を語る

05月14日公開 / 文・益成 恭子

 ワコールが手掛ける「ウイング(WING)」は今年ブランド誕生50周年を迎える。同ブランドは、“良い品質を、手に取りやすく”をモットーに半世紀にわたり、下着を通して日本人女性を支え続けてきた。周年を記念し、モデルのSHIHOをイメージキャラクターに起用。彼女は2006年にも「ウイング」の広告に登場しており、20年振りの“共演”になる。新キャンペーンで彼女は、“マッチミーブラ”と“シンクロブラトップ”を着用している。

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- 4位 -
【スナップ】XG東京ドーム公演で“ALPHAZ”をキャッチ! Y2K×推し色ミックスで「私だけのXGスタイル」を表現

05月14日公開 / 文・戸松 沙紀

 7人組ガールズグループのXGは5月14日、初のワールドツアー「XG 1st WORLD TOUR “The first HOWL”」のファイナル公演を東京ドームで開催した。今回は同公演に駆けつけたファン、“アルファズ(ALPHAZ)”をキャッチし、スナップ企画を実施。XGの個性あふれるファッションと呼応するように、現場には感度の高い“アルファズ”が集結した。

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- 5位 -
「ナイキ」が読売ジャイアンツとコラボした“エア マックス 90”が5月16日に発売

05月14日公開 / 文・WWD STAFF

 「ナイキ(NIKE)」は5月16日に、読売ジャイアンツとコラボレーションしたスニーカー“エア マックス 90 TOKYO GIANTS”を、「NIKE.COM」および一部のナイキ販売店で発売する。価格は1万8700円。

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- 6位 -
デビアス、人工ダイヤブランド「ライトボックス」を終了 大幅な値崩れで

05月13日公開 / 文・米国版WWD

 ダイヤモンド大手のデビアス・グループ(DE BEERS GROUP以下、デビアス)は5月8日、傘下に持つラボグロウンダイヤモンド(人工ダイヤ)のジュエリーブランド「ライトボックス(LIGHTBOX)」を終了すると発表した。同社によれば、これは宝飾市場における人工ダイヤの大幅な値崩れが主な原因で、ブランド終了に伴い、複数の買い手候補と在庫を含む一部資産の売却を協議しているという。なお、終了手続きの期間中は、購入品の保証やアフターサービスを継続する。

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- 7位 -
「ユニクロ」×「アニヤ・ハインドマーチ」再び 夏に向けTシャツやタンクトップなど

05月08日公開 / 文・WWD STAFF

 「ユニクロ(UNIQLO)」は5月23日、「アニヤ・ハインドマーチ(ANYA HINDMARCH)」と協業した、2025年夏コレクション“Tシャツ ショップ(T-SHIRT SHOP)”を発売する。「ユニクロ」一部店舗および公式オンラインで取り扱う。

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- 8位 -
「ディーン&デルーカ」がコットン素材のトートバックを限定発売 2サイズを用意

05月13日公開 / 文・WWD STAFF

 「ディーン&デルーカ(DEAN & DELUCA)」は5月20日、 “コットントートバッグ カーキ”(Lサイズ、5830円/Sサイズ、4290円)を数量限定で発売する。マーケット店舗、カフェ店舗、公式オンラインストア、ECモール公式ストアで取り扱う。

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- 9位 -
三代目JSB岩田剛典の「ゴッド オンリー ノウズ」がセカンドコレクションを受注販売

05月10日公開 / 文・WWD STAFF

 EXILEと三代目J SOUL BROTHERSを兼任して活動する岩田剛典が手掛けるユニセックスブランド「ゴッド オンリー ノウズ(GOD ONLY KNOWS)」は、セカンドコレクションを発売した。現在受注販売しており、公式オンラインストアで5月14日23時59分まで受け付けている。

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- 10位 -
セブン-イレブンで愛され25周年 コンビニコスメの先駆け「パラドゥ」が限定復刻デザイン品を発売

05月12日公開 / 文・WWD STAFF

 セブン-イレブンで展開するコスメブランド「パラドゥ(PARADO)」は5月23日、誕生25周年を記念しブランドデビュー当時のパッケージを再現した限定アイテムを発売する。アイテムはアイブロウペンシル、リップスティック、リップスティック付きのパウダリーファンデーションで、ブランド名の由来でもある“楽園(パラダイス)”をイメージしたデザインになっている。

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今、スナックが熱い──現在にアップデートした「スナック水中」のつながりの新常識

PROFILE: 坂根千里/「スナック水中」オーナー

坂根千里/「スナック水中」オーナー
PROFILE: 1998年生まれ。一橋大卒業後、東京都国立市谷保で老舗スナック「すなっくせつこ」を継承し、2022年「スナック水中」を開業。「これからの街の社交場をつくる」をミッションに、スナック・バーに特化した事業承継支援も行っている。スナックのママ、一児の母・社会的自立を果たす女性として新たな価値を生み出している

最近、第三の場所として注目を集めているスナック。かつては昭和の“夜の社交場“としてのイメージだったが、Z世代のクリエイターや起業家、地元の常連まで幅広い顔ぶれが集い再びその灯りが人々を引き寄せている。

東京・谷保にある「スナック水中」のオーナー坂根千里は、どこか懐かしい空間を現代にアップデートし続けてきた。オリンピック景気に沸いた1960年代前半、スナックは当時の最先端のスタイルの若者たちが集まる場所だった。そして、ファッションが時代を映す鏡だとすれば、現在のスナックは「自分らしさを投影する場」なのかもしれない。スナックの魅力の一つは、その場に偶然居合わせた人と他愛もない会話を楽しめること。誰もが「自分らしさ」や「正解」を求められる日常から解放されるような場として、再び注目を集めている。

懐かしいスナックのイメージを刷新した坂根は、大学卒業後に老舗スナックを引き継ぎ、現在は起業家として、一児の母として新たな対話の場を提供している。そんな坂根に若者の価値観やファッション観、語らいの本質を聞いた。

SNSで常につながれる時代だからこその一期一会の重要性

WWD:デジタルの時代に求められる“リアル“の意味は何でしょう?

坂根千里(以下、坂根):誰かと一緒に飲む、話す、笑う、カラオケを歌う、そうした身体性を伴う時間はかけがえのないもので、喜びに直結するものだと強く感じています。デジタルは、どこにいても誰とでもコミュニケーションが取れ、趣味や考え方の近い人たちとつながれることが素晴らしい。

一方で、リアルに誰かと一緒に過ごす、時間の愛おしさを大切にするような感覚の若者たちが「スナック水中」に集まっています。お客さまは40、50代のミドル層も多く、世代を超えて「リアルなつながり」が求められているように感じます。

WWD:最近「どうしてここに来てくれているのか?」とアンケートを取ったそうですね

坂根:はい、その返答で共通していたのは主に2つの気持ちでした。1つは、「誰かと気軽に団らんの時間を持ちたい」という思い。仕事では気を遣うことも多いし、家でも家の顔がある。だからこそ、利害関係のない人と、ただ気楽に話したいということ。もう1つは、「外出したい」ということ。家にいるとどうしてもスマホを見てしまい、溶けるようにダラダラしてしまう。だからこそ、意識的に外出することで、能動的に休息を取りたいと感じている。スマホから少し離れて、自分の時間を大切にしたい思いが、ここに足を運ぶ理由になっているんだと、最近改めて感じています。

WWD:学生でも社会人でも「利害関係のない人と、ただ気楽に話したい」ってなかなか難しいですよね。でもスナックであれば、それが叶う?

坂根:そうですね、お客さま同士の自然な会話の流れで「どんなお仕事されてるんですか?」という話になることもありますが、うちのお店では、通常あまり聞きません。聞いてしまうと、無意識に相手が普段の肩書きや社会的役割を意識するからなのだと思います。

以前、子育て中の女性のお客さまがいらした時、最初は少し緊張している様子でしたがお酒が進むにつれ場の空気もやわらぎ、いつの間にか最近の出来事や他愛のもない話で笑っていました。最初とは表情も違っていたので、とても印象に残っています。私自身でもそういう瞬間がありますし、誰でもいろんな自分をもっていて、無意識に「今日は別の自分でいたい」と思う瞬間があるように感じます。

WWD:“マッチング“じゃなく“偶然の出会い“は、今の人に対してどう作用していると思いますか?

坂根:マッチングのように目的ありきで出会うと、期待とのギャップに意識が向かいやすい気がします。「実際に行ったら違った」というように考えがち。一方、偶然の出会いはそもそもの期待がないから「思ってもみなかったけど、なんか良かった」という気持ちが生まれやすい。共通の話題や、話が合ったことへの嬉しさに目が向く気がします。「あの話題、共感できた」「おもしろい人に会えた」とか、そういう瞬間に心が揺れる。そういう“揺れ“が、ワクワクや胸を熱くさせる感覚につながっていきます。

もう1つ大事なのは、「後腐れがない」こと。関係性や責任に縛られず、ただその場を楽しむための今夜限りの会話がちょうどいいんです。この前、別のスナックに行ったときに、ほんの一言、二言だけすごくおもしろい会話をした方がいて。そのまま何も起こりませんでしたが、距離感がとても心地良くって、「これでいいんだよな」と思いました。つながり続けたいわけでもなく、ただその場の楽しさだけで十分。SNSで常につながれる時代だからこそ、一期一会の重要性がいっそう響くのかもしれませんね。

若者から親の世代まで一緒に盛り上がるための橋渡し的な存在

WWD:「スナック水中」で働きたいという応募が多く寄せられると聞きます。どんな理由でこの場所に惹かれてくるのでしょう?

坂根:「本業とは違う顔が欲しい」とか「普段は会えない人と会いたい」という動機が多いと感じます。今はスタッフのほとんどがお店周辺に在住していますが、1時間くらいかけて通う人もいます。多くのスタッフが長く続けてくれているのでありがたいです。スナックはマニュアルが少なく個人裁量が大きいので、自分だから作れる空気と仲良くなれるお客様がいます。だからこそスナックで働くことに魅力を感じていると思います。

WWD:スタッフのファッションに関して、何かしらのルールがあるのでしょうか?

坂根:制服がある店もありますが、「スナック水中」はお客さまをもてなすための一定のマナーや露出が多すぎないことを前提として、「テンションが上がる服」を来てほしいと伝えています。ほぼスタッフに委ねています。ルールが少ないからこそ、スタッフの個性が光ると思ってそうしています。

渋谷から通うスタッフは、密かにうちの“ファッションリーダー“だと思っています。アニメをミックスしたスタイルが特にかわいいですし、お客さまとの会話のきっかけにしていて感心します。男性のマネジャーは、スーツで空間を引き締めてくれる存在。私自身は、その日のスタッフに合わせてスタイルを変えています。例えば、女性スタッフが多い日はマニッシュに、男性スタッフが多い日はフェミニン寄りにしたり。自由な場だからこそ、私は「スナック水中」全体のトーンを整える役に徹するように意識しています。

先代の「すなっくせつこ」時代からある「デニム禁止」ルールは、今はほぼ形骸化しています(笑)。今のスタッフは、デニムをおしゃれに着こなしているし。1人ひとりのファッションが自然に全体的なルールを作り上げて、結果的に「スナック水中」らしさが生まれています。

「スナック」がもつ色気を残しながら、多くの人にも楽しんでもらえるように洗練させていく。その試行錯誤が「スナック水中」の規範になっていると思います。

WWD:「スナック水中」のロゴやポスターのデザインにはシティポップ感があります。どのような意図があるのでしょうか?

坂根:「スナック水中」としてやりたいことを音楽で例えるなら、シティポップ。自分が好きでよく聴いていたこともありますが、昔の音楽が再評価されて、世代も国も超えて愛されているおもしろさもあるし、若者から親の世代まで一緒に盛り上がれるって、すごくいい橋渡し的な存在ですよね。「スナック水中」がやりたいことも同じで、世代や文化を越えて“いいね“を一緒に共有できるような空気をつくりたいと思っています。

PHOTOS:SEIJI KONDO

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今、スナックが熱い──現在にアップデートした「スナック水中」のつながりの新常識

PROFILE: 坂根千里/「スナック水中」オーナー

坂根千里/「スナック水中」オーナー
PROFILE: 1998年生まれ。一橋大卒業後、東京都国立市谷保で老舗スナック「すなっくせつこ」を継承し、2022年「スナック水中」を開業。「これからの街の社交場をつくる」をミッションに、スナック・バーに特化した事業承継支援も行っている。スナックのママ、一児の母・社会的自立を果たす女性として新たな価値を生み出している

最近、第三の場所として注目を集めているスナック。かつては昭和の“夜の社交場“としてのイメージだったが、Z世代のクリエイターや起業家、地元の常連まで幅広い顔ぶれが集い再びその灯りが人々を引き寄せている。

東京・谷保にある「スナック水中」のオーナー坂根千里は、どこか懐かしい空間を現代にアップデートし続けてきた。オリンピック景気に沸いた1960年代前半、スナックは当時の最先端のスタイルの若者たちが集まる場所だった。そして、ファッションが時代を映す鏡だとすれば、現在のスナックは「自分らしさを投影する場」なのかもしれない。スナックの魅力の一つは、その場に偶然居合わせた人と他愛もない会話を楽しめること。誰もが「自分らしさ」や「正解」を求められる日常から解放されるような場として、再び注目を集めている。

懐かしいスナックのイメージを刷新した坂根は、大学卒業後に老舗スナックを引き継ぎ、現在は起業家として、一児の母として新たな対話の場を提供している。そんな坂根に若者の価値観やファッション観、語らいの本質を聞いた。

SNSで常につながれる時代だからこその一期一会の重要性

WWD:デジタルの時代に求められる“リアル“の意味は何でしょう?

坂根千里(以下、坂根):誰かと一緒に飲む、話す、笑う、カラオケを歌う、そうした身体性を伴う時間はかけがえのないもので、喜びに直結するものだと強く感じています。デジタルは、どこにいても誰とでもコミュニケーションが取れ、趣味や考え方の近い人たちとつながれることが素晴らしい。

一方で、リアルに誰かと一緒に過ごす、時間の愛おしさを大切にするような感覚の若者たちが「スナック水中」に集まっています。お客さまは40、50代のミドル層も多く、世代を超えて「リアルなつながり」が求められているように感じます。

WWD:最近「どうしてここに来てくれているのか?」とアンケートを取ったそうですね

坂根:はい、その返答で共通していたのは主に2つの気持ちでした。1つは、「誰かと気軽に団らんの時間を持ちたい」という思い。仕事では気を遣うことも多いし、家でも家の顔がある。だからこそ、利害関係のない人と、ただ気楽に話したいということ。もう1つは、「外出したい」ということ。家にいるとどうしてもスマホを見てしまい、溶けるようにダラダラしてしまう。だからこそ、意識的に外出することで、能動的に休息を取りたいと感じている。スマホから少し離れて、自分の時間を大切にしたい思いが、ここに足を運ぶ理由になっているんだと、最近改めて感じています。

WWD:学生でも社会人でも「利害関係のない人と、ただ気楽に話したい」ってなかなか難しいですよね。でもスナックであれば、それが叶う?

坂根:そうですね、お客さま同士の自然な会話の流れで「どんなお仕事されてるんですか?」という話になることもありますが、うちのお店では、通常あまり聞きません。聞いてしまうと、無意識に相手が普段の肩書きや社会的役割を意識するからなのだと思います。

以前、子育て中の女性のお客さまがいらした時、最初は少し緊張している様子でしたがお酒が進むにつれ場の空気もやわらぎ、いつの間にか最近の出来事や他愛のもない話で笑っていました。最初とは表情も違っていたので、とても印象に残っています。私自身でもそういう瞬間がありますし、誰でもいろんな自分をもっていて、無意識に「今日は別の自分でいたい」と思う瞬間があるように感じます。

WWD:“マッチング“じゃなく“偶然の出会い“は、今の人に対してどう作用していると思いますか?

坂根:マッチングのように目的ありきで出会うと、期待とのギャップに意識が向かいやすい気がします。「実際に行ったら違った」というように考えがち。一方、偶然の出会いはそもそもの期待がないから「思ってもみなかったけど、なんか良かった」という気持ちが生まれやすい。共通の話題や、話が合ったことへの嬉しさに目が向く気がします。「あの話題、共感できた」「おもしろい人に会えた」とか、そういう瞬間に心が揺れる。そういう“揺れ“が、ワクワクや胸を熱くさせる感覚につながっていきます。

もう1つ大事なのは、「後腐れがない」こと。関係性や責任に縛られず、ただその場を楽しむための今夜限りの会話がちょうどいいんです。この前、別のスナックに行ったときに、ほんの一言、二言だけすごくおもしろい会話をした方がいて。そのまま何も起こりませんでしたが、距離感がとても心地良くって、「これでいいんだよな」と思いました。つながり続けたいわけでもなく、ただその場の楽しさだけで十分。SNSで常につながれる時代だからこそ、一期一会の重要性がいっそう響くのかもしれませんね。

若者から親の世代まで一緒に盛り上がるための橋渡し的な存在

WWD:「スナック水中」で働きたいという応募が多く寄せられると聞きます。どんな理由でこの場所に惹かれてくるのでしょう?

坂根:「本業とは違う顔が欲しい」とか「普段は会えない人と会いたい」という動機が多いと感じます。今はスタッフのほとんどがお店周辺に在住していますが、1時間くらいかけて通う人もいます。多くのスタッフが長く続けてくれているのでありがたいです。スナックはマニュアルが少なく個人裁量が大きいので、自分だから作れる空気と仲良くなれるお客様がいます。だからこそスナックで働くことに魅力を感じていると思います。

WWD:スタッフのファッションに関して、何かしらのルールがあるのでしょうか?

坂根:制服がある店もありますが、「スナック水中」はお客さまをもてなすための一定のマナーや露出が多すぎないことを前提として、「テンションが上がる服」を来てほしいと伝えています。ほぼスタッフに委ねています。ルールが少ないからこそ、スタッフの個性が光ると思ってそうしています。

渋谷から通うスタッフは、密かにうちの“ファッションリーダー“だと思っています。アニメをミックスしたスタイルが特にかわいいですし、お客さまとの会話のきっかけにしていて感心します。男性のマネジャーは、スーツで空間を引き締めてくれる存在。私自身は、その日のスタッフに合わせてスタイルを変えています。例えば、女性スタッフが多い日はマニッシュに、男性スタッフが多い日はフェミニン寄りにしたり。自由な場だからこそ、私は「スナック水中」全体のトーンを整える役に徹するように意識しています。

先代の「すなっくせつこ」時代からある「デニム禁止」ルールは、今はほぼ形骸化しています(笑)。今のスタッフは、デニムをおしゃれに着こなしているし。1人ひとりのファッションが自然に全体的なルールを作り上げて、結果的に「スナック水中」らしさが生まれています。

「スナック」がもつ色気を残しながら、多くの人にも楽しんでもらえるように洗練させていく。その試行錯誤が「スナック水中」の規範になっていると思います。

WWD:「スナック水中」のロゴやポスターのデザインにはシティポップ感があります。どのような意図があるのでしょうか?

坂根:「スナック水中」としてやりたいことを音楽で例えるなら、シティポップ。自分が好きでよく聴いていたこともありますが、昔の音楽が再評価されて、世代も国も超えて愛されているおもしろさもあるし、若者から親の世代まで一緒に盛り上がれるって、すごくいい橋渡し的な存在ですよね。「スナック水中」がやりたいことも同じで、世代や文化を越えて“いいね“を一緒に共有できるような空気をつくりたいと思っています。

PHOTOS:SEIJI KONDO

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8人のimmaがコーチ プレイをジャック! ストアでのAI接客も実施

「コーチ(COACH」の体験型ストア・コーチ プレイ(COACH PLAY)は4月24日から5月末まで、バーチャルヒューマンimmaを起用したAI体験型インストアサービスを導入する。さらに本企画に連動する形で、5月3日にはゲリライベントを行った。

昨年2月にオープンしたコーチ プレイの入り口から入ってすぐのブースでは、画面に映し出されたimmaとの会話が可能だ。来店者はimmaにスタイリングアドバイスを尋ねることができるほか、「原宿でランチをするならおすすめは?」「恋愛相談に乗ってほしい」「『コーチ』で買えるおすすめアイテムを教えて」と言ったさまざまな質問を投げかけ、インタラクティブなコミュニケーションを楽しめる。バーチャルヒューマンが実店舗でAI接客を行う事例は日本初。すでに多くのimmaファンや外国人観光客が訪れ楽しんでいる様子が伺える。この企画に連動する形で、ゴールデンウイーク最中の5月3日には、8人のimmaが店舗前に登場。「コーチ」のアイコンバッグである“タビー”を身につけフラッシュモブを行い、通行人の注目を集めた。

コーチ プレイは、「コーチ」最大希望の体験型ストア。原宿という地に合わせ、店舗でデザインも他店舗より遊び心に富んだ印象だ。1階には「コーチトピア(COACHTOPIA)」のサーキュラークラフトが体感できるような革素材の切れ端が展示され、2階にはブランドのアイコン“タビー”が種類豊富にラインアップし、フォトブースも展開。3階のクラフトコーナーでは、「コーチ」を代表するレザー素材の発想源である野球用グローブが配されるなど、店舗を巡回しながらブランドが培ってきた文化や遊び心を体験できる。さらに最上階にあるアメリカンダイナー風のカフェではシーズンごとにさまざまなメニューを提案。このカフェを目的に来店し、「コーチ」の商品に触れるきっかけになることが狙いだ。

オープンから1年が経った今、今回の取り組みのように、来店者がより立体的な体験を得られるような仕掛けを行なっていくという。

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8人のimmaがコーチ プレイをジャック! ストアでのAI接客も実施

「コーチ(COACH」の体験型ストア・コーチ プレイ(COACH PLAY)は4月24日から5月末まで、バーチャルヒューマンimmaを起用したAI体験型インストアサービスを導入する。さらに本企画に連動する形で、5月3日にはゲリライベントを行った。

昨年2月にオープンしたコーチ プレイの入り口から入ってすぐのブースでは、画面に映し出されたimmaとの会話が可能だ。来店者はimmaにスタイリングアドバイスを尋ねることができるほか、「原宿でランチをするならおすすめは?」「恋愛相談に乗ってほしい」「『コーチ』で買えるおすすめアイテムを教えて」と言ったさまざまな質問を投げかけ、インタラクティブなコミュニケーションを楽しめる。バーチャルヒューマンが実店舗でAI接客を行う事例は日本初。すでに多くのimmaファンや外国人観光客が訪れ楽しんでいる様子が伺える。この企画に連動する形で、ゴールデンウイーク最中の5月3日には、8人のimmaが店舗前に登場。「コーチ」のアイコンバッグである“タビー”を身につけフラッシュモブを行い、通行人の注目を集めた。

コーチ プレイは、「コーチ」最大希望の体験型ストア。原宿という地に合わせ、店舗でデザインも他店舗より遊び心に富んだ印象だ。1階には「コーチトピア(COACHTOPIA)」のサーキュラークラフトが体感できるような革素材の切れ端が展示され、2階にはブランドのアイコン“タビー”が種類豊富にラインアップし、フォトブースも展開。3階のクラフトコーナーでは、「コーチ」を代表するレザー素材の発想源である野球用グローブが配されるなど、店舗を巡回しながらブランドが培ってきた文化や遊び心を体験できる。さらに最上階にあるアメリカンダイナー風のカフェではシーズンごとにさまざまなメニューを提案。このカフェを目的に来店し、「コーチ」の商品に触れるきっかけになることが狙いだ。

オープンから1年が経った今、今回の取り組みのように、来店者がより立体的な体験を得られるような仕掛けを行なっていくという。

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「アイヴォル」×「ブリーフィング ゴルフ」第3弾 2作目となる完全新作モデルやバッグなどが登場

アイヴァンが運営するアイウエアブランド「アイヴォル(EYEVOL)」は5月23日、「ブリーフィング ゴルフ(BRIEFING GOLF)」とのコラボレーションアイテムを発売する。第3弾となる本コラボレーションでは、完全新作のサングラス“メリック”をはじめ、カートトート、ワイドハット、キャップの計4型をラインアップする。販売は「アイヴォル」、「ブリーフィング(BRIEFING)」、「ブリーフィング ゴルフ」各直営店、オフィシャルサイトで行う。

協業2作目となる完全新作モデル “メリック”

本コラボの目玉となるサングラス“メリック”(全5色、各3万6300円)は、「アイヴォル」の人気モデル“SHAW”をベースに再設計したモデルで、逆台形のウェリントンシェイプを採用し、丸みとシャープさを両立させたデザインに仕上がっている。日本製の遮光レンズを採用することで、車のフロントガラスや水面などの反射光を軽減し、視界の明瞭さを確保できる機能性をもたせた。また、本製品には「ブリーフィング」らしい耐久性に優れたコーデュラナイロン素材のカラビナ付き専用ケースが付属する。

アイウエアブランドらしい遊び心をくわえた
アパレルがラインアップ

コンパクトなカートトートの“マルチ ストラップ カート トート アイヴォル”(1万6500円)は、耐久性、摩耗性に優れた素材を使用。取り外し可能なショルダーベルトや、サングラスをかけられるフロントのウェビングテープなど、ゴルフシーンだけでなく日常使いにも便利な機能を備えた。

“メリック”のフレームカラーに合わせて製作したハット“WR ナイロン グラスホールド ワイド ハット アイヴォル”(全5色、各9900円)とキャップ“WR ナイロン グラスホールド キャップ アイヴォル”(全5色、各8800円)は、メガネ、サングラスのテンプル部分を差し込める機構を盛り込むなど、「ブリーフィング ゴルフ」の機能性をベースに、アイウエアブランドならではの視点を取り入れた。

「アイヴォル」は、ストリートやスポーツカルチャーをミックスしたファッション性はもちろん、軽量化つ紫外線を99%カットする高性能レンズを使用するなど機能性にも優れた製品を特徴とする。

「ブリーフィング ゴルフ」は、2017 年秋から本格始動した“URBAN GOLF”をコンセプトに掲げ、「ブリーフィング」が培ってきたミリタリズムをデザインソースに、洗練されたソリッドなスタイルとゴルフアイテム特有の機能性や耐久性を誇る製品を多数展開する。

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ナイジェル・グラフが野村訓市と手掛けたポートレイト作品集を発売 EYEVAN Tokyo Galleryなどで展覧会も同時開催

東京を拠点に活動するアーティストのナイジェル・グラフ(Naijel Graph)は5月23日、ポートレイト作品集「ONE HUNDRED EIGHT CLUB」を発売する。 これにあわせて、東京・南青山のEYEVAN Tokyo Gallery(アイヴァン トウキョウ ギャラリー)と、東京・神宮前のGALLERY TARGET (ギャラリー ターゲット)で原画展示や関連商品の販売を行う。期間は23日から、EYEVAN Tokyo Galleryは6月30日まで、GALLERY TARGETは5月31日まで。

“メガネが似合う人物”を
108人描いた作品集

本作品集は、2023年5月に実施した同コンセプトでのイベントの続編で、約3年間にわたる制作を経て作品集としてまとめたプロジェクト。人間の煩悩の数である“108”という数字をテーマに、ナイジェル・グラフの友人であり、EYEVAN Tokyo Galleryの店舗デザインを手掛けたトリップスター(TRIPSTER)の野村訓市が選出した108人の人物を描いたポートレイト集だ。 人物は国籍、性別、年齢を問わず、すべて“メガネが似合う人物”として描かれており、EYEVAN Tokyo Galleryを運営するアイウエアブランド「アイヴァン(EYEVAN)」に着想を得た作品をそろえた。それらのイラストレーションに加え、野村による前書きと後書きも収録し、作品集をより深く楽しむことができる内容となっている。限定300部を販売し、価格は1万1000円。また、同作品集に加え、専用の木箱や風呂敷、ステッカー、白手袋、作品証明書などを同梱した特装版(2万2000円)も限定100セットで販売する予定だ。

EYEVAN Tokyo Galleryでの展覧会では期間中、原画展示とともにTシャツ、トートバッグ、ポストカードといったオリジナルグッズを販売。GALLERY TARGETでは限定セットや、ナイジェル・グラフの作品を取り扱う。

本プロジェクトについてナイジェル・グラフは、「今、レコードが価値のあるモノになっているが、本の在り方も同じように貴重になり、存在意義が変わり始めているように感じている。だからこそ、今回 108人のポートレイトをあえて本で作るということに心から納得ができた」とコメント。

ナイジェル・グラフは、東京を拠点に活動するアーティスト。イラスト、コラージュ、立体など様々な作品を制作し、ビースティ・ボーイズ(Beastie Boys)のオフィシャルグッズや 海外映画のオフィシャルポスターなども手掛けるほか、「アディダス オリジナルス(ADIDAS ORIGINALS)」や「ニューバランス(NEW BALANCE)」など、ファッションブランドとのコラボレーションプロダクトの展開も行う。

■展覧会詳細

日程:5月23日〜6月30日(毎週火曜休館)
時間:11:00~20:00
場所:EYEVAN Tokyo Gallery(アイヴァン トウキョウ ギャラリー)
住所:東京都港区南青山5-13-2
入場料:無料
(レセプションパーディーは5月23日、17:00〜20:00で開催、誰でも参加可能)

日程:5月23日〜31日(26日は休館)
時間:12:00~19:00
場所:GALLERY TARGET(ギャラリー ターゲット)
住所:東京都渋谷区神宮前 5-9-25
入場料:無料
(レセプションパーディーは23日、18:00〜20:00で開催、誰でも参加可能)

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ナイジェル・グラフが野村訓市と手掛けたポートレイト作品集を発売 EYEVAN Tokyo Galleryなどで展覧会も同時開催

東京を拠点に活動するアーティストのナイジェル・グラフ(Naijel Graph)は5月23日、ポートレイト作品集「ONE HUNDRED EIGHT CLUB」を発売する。 これにあわせて、東京・南青山のEYEVAN Tokyo Gallery(アイヴァン トウキョウ ギャラリー)と、東京・神宮前のGALLERY TARGET (ギャラリー ターゲット)で原画展示や関連商品の販売を行う。期間は23日から、EYEVAN Tokyo Galleryは6月30日まで、GALLERY TARGETは5月31日まで。

“メガネが似合う人物”を
108人描いた作品集

本作品集は、2023年5月に実施した同コンセプトでのイベントの続編で、約3年間にわたる制作を経て作品集としてまとめたプロジェクト。人間の煩悩の数である“108”という数字をテーマに、ナイジェル・グラフの友人であり、EYEVAN Tokyo Galleryの店舗デザインを手掛けたトリップスター(TRIPSTER)の野村訓市が選出した108人の人物を描いたポートレイト集だ。 人物は国籍、性別、年齢を問わず、すべて“メガネが似合う人物”として描かれており、EYEVAN Tokyo Galleryを運営するアイウエアブランド「アイヴァン(EYEVAN)」に着想を得た作品をそろえた。それらのイラストレーションに加え、野村による前書きと後書きも収録し、作品集をより深く楽しむことができる内容となっている。限定300部を販売し、価格は1万1000円。また、同作品集に加え、専用の木箱や風呂敷、ステッカー、白手袋、作品証明書などを同梱した特装版(2万2000円)も限定100セットで販売する予定だ。

EYEVAN Tokyo Galleryでの展覧会では期間中、原画展示とともにTシャツ、トートバッグ、ポストカードといったオリジナルグッズを販売。GALLERY TARGETでは限定セットや、ナイジェル・グラフの作品を取り扱う。

本プロジェクトについてナイジェル・グラフは、「今、レコードが価値のあるモノになっているが、本の在り方も同じように貴重になり、存在意義が変わり始めているように感じている。だからこそ、今回 108人のポートレイトをあえて本で作るということに心から納得ができた」とコメント。

ナイジェル・グラフは、東京を拠点に活動するアーティスト。イラスト、コラージュ、立体など様々な作品を制作し、ビースティ・ボーイズ(Beastie Boys)のオフィシャルグッズや 海外映画のオフィシャルポスターなども手掛けるほか、「アディダス オリジナルス(ADIDAS ORIGINALS)」や「ニューバランス(NEW BALANCE)」など、ファッションブランドとのコラボレーションプロダクトの展開も行う。

■展覧会詳細

日程:5月23日〜6月30日(毎週火曜休館)
時間:11:00~20:00
場所:EYEVAN Tokyo Gallery(アイヴァン トウキョウ ギャラリー)
住所:東京都港区南青山5-13-2
入場料:無料
(レセプションパーディーは5月23日、17:00〜20:00で開催、誰でも参加可能)

日程:5月23日〜31日(26日は休館)
時間:12:00~19:00
場所:GALLERY TARGET(ギャラリー ターゲット)
住所:東京都渋谷区神宮前 5-9-25
入場料:無料
(レセプションパーディーは23日、18:00〜20:00で開催、誰でも参加可能)

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ナイジェル・グラフが野村訓市と手掛けたポートレイト作品集を発売 EYEVAN Tokyo Galleryなどで展覧会も同時開催

東京を拠点に活動するアーティストのナイジェル・グラフ(Naijel Graph)は5月23日、ポートレイト作品集「ONE HUNDRED EIGHT CLUB」を発売する。 これにあわせて、東京・南青山のEYEVAN Tokyo Gallery(アイヴァン トウキョウ ギャラリー)と、東京・神宮前のGALLERY TARGET (ギャラリー ターゲット)で原画展示や関連商品の販売を行う。期間は23日から、EYEVAN Tokyo Galleryは6月30日まで、GALLERY TARGETは5月31日まで。

“メガネが似合う人物”を
108人描いた作品集

本作品集は、2023年5月に実施した同コンセプトでのイベントの続編で、約3年間にわたる制作を経て作品集としてまとめたプロジェクト。人間の煩悩の数である“108”という数字をテーマに、ナイジェル・グラフの友人であり、EYEVAN Tokyo Galleryの店舗デザインを手掛けたトリップスター(TRIPSTER)の野村訓市が選出した108人の人物を描いたポートレイト集だ。 人物は国籍、性別、年齢を問わず、すべて“メガネが似合う人物”として描かれており、EYEVAN Tokyo Galleryを運営するアイウエアブランド「アイヴァン(EYEVAN)」に着想を得た作品をそろえた。それらのイラストレーションに加え、野村による前書きと後書きも収録し、作品集をより深く楽しむことができる内容となっている。限定300部を販売し、価格は1万1000円。また、同作品集に加え、専用の木箱や風呂敷、ステッカー、白手袋、作品証明書などを同梱した特装版(2万2000円)も限定100セットで販売する予定だ。

EYEVAN Tokyo Galleryでの展覧会では期間中、原画展示とともにTシャツ、トートバッグ、ポストカードといったオリジナルグッズを販売。GALLERY TARGETでは限定セットや、ナイジェル・グラフの作品を取り扱う。

本プロジェクトについてナイジェル・グラフは、「今、レコードが価値のあるモノになっているが、本の在り方も同じように貴重になり、存在意義が変わり始めているように感じている。だからこそ、今回 108人のポートレイトをあえて本で作るということに心から納得ができた」とコメント。

ナイジェル・グラフは、東京を拠点に活動するアーティスト。イラスト、コラージュ、立体など様々な作品を制作し、ビースティ・ボーイズ(Beastie Boys)のオフィシャルグッズや 海外映画のオフィシャルポスターなども手掛けるほか、「アディダス オリジナルス(ADIDAS ORIGINALS)」や「ニューバランス(NEW BALANCE)」など、ファッションブランドとのコラボレーションプロダクトの展開も行う。

■展覧会詳細

日程:5月23日〜6月30日(毎週火曜休館)
時間:11:00~20:00
場所:EYEVAN Tokyo Gallery(アイヴァン トウキョウ ギャラリー)
住所:東京都港区南青山5-13-2
入場料:無料
(レセプションパーディーは5月23日、17:00〜20:00で開催、誰でも参加可能)

日程:5月23日〜31日(26日は休館)
時間:12:00~19:00
場所:GALLERY TARGET(ギャラリー ターゲット)
住所:東京都渋谷区神宮前 5-9-25
入場料:無料
(レセプションパーディーは23日、18:00〜20:00で開催、誰でも参加可能)

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「サロモン」が富士山裾野や富士吉田の街の魅力発信 登山道の茶屋でシューズレンタルも

アメアスポーツジャパンが運営する、フランス発のマウンテンスポーツ・ライフスタイルブランド「サロモン(SALOMON)」は、3月に締結した山梨・富士吉田との包括連携協定の一環として、「マウントフジ リスタイル プロジェクト(Mt. FUJI Re-Style Project)」を開始した。富士山や富士吉田の歴史・文化に光を当て、新たな価値を発信するというもの。その第1弾として、富士山吉田口登山道にある市所有の山小屋、中ノ茶屋をリニューアルした。マウンテンスポーツの拠点として打ち出し、富士吉田や山の魅力を伝え、来街者増につなげる。

富士山の登山道はいくつかあるが、最も入山者数が多いのが、富士スバルライン5合目から登っていく吉田ルート。須走、富士宮、御殿場といったそれ以外の主要ルートも、それぞれ車で山の中腹まで行き、そこから登山を始めるようになっている。一方、中ノ茶屋のある吉田口登山道は古くから富士登山信仰の中で登られてきた道で、登山道の中で唯一、山麓から頂上まで歩いて登ることが可能。山岳レースの富士登山競争のコースとしても知られる。

「1964年に富士スバルラインが開通して以降、吉田口登山道は廃れてしまったが、(信仰の道として)歴史的な財産が多く残されており、自然もすばらしい。市として、吉田口登山道の保存と活用のための活動計画を昨年度策定した。アメアスポーツジャパンと一丸となり、また地域の事業者とも連携して吉田口登山道の付加価値を高めていきたい」と、堀内茂 富士吉田市長。目指すのは、姉妹都市であり、「サロモン」の本拠地である仏シャモニー・モンブランのような山岳文化都市だ。

「富士山は日本を象徴する山であり、私自身も家族と何度も遊びに来ている。『サロモン』が目指すのは、誰もが安心して自然や山を楽しめるような環境。5合目以上の富士登山だけでなく、山の裾野やその文化にも触れてもらいたい。魅力を発信し、多くの人に富士吉田に来てもらいたい」と、アメアスポーツジャパンのショーン・ヒリアー社長も話す。

“富士みち”のリプロデュースも

中ノ茶屋では内装リニューアルを行うと共に、シャワーブースを2つ導入し、ロッカーも設置。「サロモン」のトレイルランニングシューズやハイキングシューズのレンタルも行う。シューズレンタルやシャワー、ロッカーの使用は、「サロモン」のメンバーシッププログラム「Sプラス(S/PLUS)」会員は無料。また、茶屋内の食堂では、「Sプラス」会員には地元名物の吉田うどんを特別価格で提供する。「サロモン」は、市内の飲食店などの事業者や登山道上の山小屋などと“ライフスタイルパートナー”として連携を進め、会員向けサービスを今後増やすとともに、市の活性化にもつなげる。

「サロモン」は、2024年11月に富士吉田で「Sプラス」会員向けイベントを行ったことで、同市と縁ができたという。「富士吉田の方たちと話す中で、富士登山の文化や歴史は、5合目以下のエリアにもたくさん詰まっていると知った。市がその魅力を打ち出したいというのなら、マウンテンスポーツブランドとしてお手伝いしたいとプロジェクトを決めた」とアメアスポーツジャパンの石田道寛サロモンブランドマーケティングマネージャー。中ノ茶屋リニューアルに続き、吉田口登山道を含む古道の“富士みち”のリプロデュースや、登山ルートの保全活動、8合目富士吉田救護所の医療スタッフの支援や安全啓発活動なども「サロモン」として行っていく。

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「メゾン マルジェラ」の新作スニーカーが発売 ビンテージ加工でラフなムードに

「メゾン マルジェラ(MAISON MARGIELA)」は、2025年春夏シーズンの“アヴァン・プルミエール”コレクションに登場した新作スニーカー “スプリンターズ(Sprinters)”を発売した。ベージュ、ホワイト、グレーカラーは、24〜34のサイズ展開で価格は13万900円。レモン、キウイカラーは、サイズ24〜31をそろえ14万3000円。ブランドの店舗および、公式オンラインストアで扱っている。

クラシカルなシルエット×ビンテージ加工

デザインは、20世紀中頃の陸上競技用シューズに着想。アッパーは、毛足の長いスエードとカーフスキンに加えて、ナイロン、ラバーを使用し、イタリアの職人が手作業で仕上げている。クラシックなムードを活かしつつも、ビンテージ加工を施すことでラフな雰囲気もまとわせた。

ソールは、クッション性のあるラバーとスパイク状のトラックソールを採用し、履き心地の良さも追求。ほか、タンにはブランドのフットウエアコレクションを示す「22」を丸で囲んだナンバリングディテールをあしらう、かかと部分にはブランドのシグネチャーであるステッチを入れる、などシューズ全体にブランドらしさを詰め込んだ。

また、7月にローンチを予定する25年秋冬シーズンの“アヴァン・プルミエール”コレクションでは、ダークグリーンやライトブルー、オックスブラッドなどの新色が登場する。

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「メゾン マルジェラ」の新作スニーカーが発売 ビンテージ加工でラフなムードに

「メゾン マルジェラ(MAISON MARGIELA)」は、2025年春夏シーズンの“アヴァン・プルミエール”コレクションに登場した新作スニーカー “スプリンターズ(Sprinters)”を発売した。ベージュ、ホワイト、グレーカラーは、24〜34のサイズ展開で価格は13万900円。レモン、キウイカラーは、サイズ24〜31をそろえ14万3000円。ブランドの店舗および、公式オンラインストアで扱っている。

クラシカルなシルエット×ビンテージ加工

デザインは、20世紀中頃の陸上競技用シューズに着想。アッパーは、毛足の長いスエードとカーフスキンに加えて、ナイロン、ラバーを使用し、イタリアの職人が手作業で仕上げている。クラシックなムードを活かしつつも、ビンテージ加工を施すことでラフな雰囲気もまとわせた。

ソールは、クッション性のあるラバーとスパイク状のトラックソールを採用し、履き心地の良さも追求。ほか、タンにはブランドのフットウエアコレクションを示す「22」を丸で囲んだナンバリングディテールをあしらう、かかと部分にはブランドのシグネチャーであるステッチを入れる、などシューズ全体にブランドらしさを詰め込んだ。

また、7月にローンチを予定する25年秋冬シーズンの“アヴァン・プルミエール”コレクションでは、ダークグリーンやライトブルー、オックスブラッドなどの新色が登場する。

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「サロモン」が大阪・あべのフープに直営店オープン ランニングステーション機能を常設

「サロモン(SALOMON)」は6月13日、大阪市の商業施設、あべのフープに、関西エリアで4店舗目となる直営店をオープンする。

サロモンストア あべのフープ
先着でノベルティーの配布も

同店は、シューズ“エスラボ(S/LAB)”シリーズなどパフォーマンスを追求したアイテムと、ファッションシーンなどでも注目されるスポーツスタイルのアイテムの両カテゴリーを備えた、初の総合型直営店舗となる。商品は、シューズやウエア、バックパック、アクセサリーなど幅広くラインアップ。店内には、コミュニティースペースや専用ロッカー、手洗い場所、ウォーターサーバーを用意し、簡易的なランニングステーション機能も備える。オープンを記念し、同店で税込1万6500円以上の購入者に向け、先着で“オリジナルウォータープルーフバッグ”をプレゼント、なくなり次第終了となる。また「サロモン」のメンバーシップ、エスプラス(S/PLUS)会員から抽選で100人を、オープン前日の6月12日に同店へ招待する。詳細は公式サイトに記載する。

■サロモンストア あべのフープ
オープン日:6月13日
営業時間:11:00〜21:00
場所:あべのフープ 1階
住所:大阪府大阪市阿倍野区阿倍野筋1-2-30

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「サロモン」が大阪・あべのフープに直営店オープン ランニングステーション機能を常設

「サロモン(SALOMON)」は6月13日、大阪市の商業施設、あべのフープに、関西エリアで4店舗目となる直営店をオープンする。

サロモンストア あべのフープ
先着でノベルティーの配布も

同店は、シューズ“エスラボ(S/LAB)”シリーズなどパフォーマンスを追求したアイテムと、ファッションシーンなどでも注目されるスポーツスタイルのアイテムの両カテゴリーを備えた、初の総合型直営店舗となる。商品は、シューズやウエア、バックパック、アクセサリーなど幅広くラインアップ。店内には、コミュニティースペースや専用ロッカー、手洗い場所、ウォーターサーバーを用意し、簡易的なランニングステーション機能も備える。オープンを記念し、同店で税込1万6500円以上の購入者に向け、先着で“オリジナルウォータープルーフバッグ”をプレゼント、なくなり次第終了となる。また「サロモン」のメンバーシップ、エスプラス(S/PLUS)会員から抽選で100人を、オープン前日の6月12日に同店へ招待する。詳細は公式サイトに記載する。

■サロモンストア あべのフープ
オープン日:6月13日
営業時間:11:00〜21:00
場所:あべのフープ 1階
住所:大阪府大阪市阿倍野区阿倍野筋1-2-30

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期待の新星、ブランデー戦記 1stアルバムに込めた想い——“自分のため”に鳴らした音が世界に届くまで

PROFILE: ブランデー戦記

PROFILE: 2022年8月結成、蓮月(Gt,Vo)、みのり(Ba,Cho)、ボリ(Dr)からなる大阪発の3ピースバンド。23年1月に本格的に活動をスタートさせると、8月に1st EP「人類滅亡ワンダーランド」をリリースし、8月から9月にかけて初の全国ツアー「ブランデー戦記 pre.1st EP『人類滅亡ワンダーランド』release tour」を開催。24年1月には日本テレビ「バズリズム02」の恒例企画「これがバズるぞ! 2024」で2位を獲得し大きな話題に。8月には2nd EP「悪夢のような1週間」をリリース。収録曲の「Coming-of-age Story」はあらゆる著名人がファンを公言し話題に。5月14日には1stアルバム「BRANDY SENKI」をリリース。6月からは全国ツアーを行う。

メンバー自ら撮影と編集を手がけたデビュー曲「Musica」(2022年)のMVが公開1カ月で100万回再生を突破。その後も楽曲を発表するたびに話題を呼び、昨年のEP「悪夢のような1週間」に収録された「Coming-of-age Story」がNJZ(NewJeans)のミンジに拡散されて大きなバズを巻き起こすなど、結成からわずか数年で瞬く間に頭角を現した大阪発のスリーピース・バンド、ブランデー戦記。

そんな彼女たちがメジャー・デビュー・アルバムとなる「BRANDY SENKI」をリリースした。上記のナンバーに加えて新曲の「Fix」を含む13曲を収録したアルバムは、ブランデー戦記の魅力――グランジ・ロックからポップ・パンク、フォーキーなアコースティックやファンク風のダンス・フィールまで多彩に振れるミクスチャーな音楽スタイルと、“ポップス”を意識したフックのあるソングライティングが詰まった作品。そして、飾らない言葉で綴られたパーソナルでストーリー性のあるリリック。国内外から注目が集まる中、ブランデー戦記の「今」を知ることができる名刺がわりの1枚と言えそうだ。

ジャンルにとらわれない音楽的ルーツと「スリーピース」へのこだわり、そしてファッションにも垣間見えるさまざまなカルチャーからの影響が混じり合って生まれたブランデー戦記の世界。その秘密について、アルバムを携えて来月6月から全国ツアーをスタートさせるメンバーの3人――蓮月(ギター、ボーカル)、みのり(ベース)、ボリ(ドラム)に話を聞いた。

「希望を持ちながら活動できている」

——メジャー・デビュー・アルバムのリリースを控えた今の気持ちを聞かせてください。

蓮月:まず、レコーディングが終わってホッとしてます(笑)。本当にやりたかったことやアイデアをたくさん音にできたので、すごく楽しかったです。つくってる間もずっとワクワクしてました。

ボリ:曲によってレコーディングの方法が違ったりしたのが面白かったです。順番通りに録らなかったり、毎回アプローチが違ったりして、「こんなに自由にやっていいんだ」って驚きもありました。縛られずにいろんな方法でつくったぶん、本当に幅のあるアルバムになったと思います。

——結成からわずか2年でメジャー・デビューまで駆け上がってきた、このスピード感についてはいかがですか。

ボリ:リリースするたびにいろんなリアクションをもらえるのがうれしくて。「こんなに応援してくれる人がいるんだ」って、実感する機会が増えました。直接声をかけてくれる人も多いし、SNSでも広がっていく感じがあって。

蓮月:本当に日々たくさんの方に支えられてここまできたんだなと感じています。そのおかげで未来の想像がどんどん明るい方に広がっていくので、希望を持ちながら活動できているのがありがたいですね。

——3人がどんなふうに出会ってブランデー戦記が生まれたのか、教えてもらえますか。

蓮月:私とみのりんは中学校・高校が同じなんです。ただ学年が違っていて、私が後輩、みのりんが1年先輩で。音楽好きな子があまりいなかったので、学年を超えて知り合って、一緒にライブに行ったりしてました。

みのり:お互いギターとベースをやっていたんですけど、私たちの学校には軽音楽部がなかったので、高校時代は外部の団体に混ぜてもらったりして活動していました。

蓮月:大阪はコピーバンド文化が盛んで、大学生になってからもいろいろとメンバー探しもしてたんですけど、なかなかいいドラマーに出会えなくて。そんな時に、滋賀からバンドをやりたくて大阪に出てきてたボリくんを見つけて、ニルヴァーナのコピーを一緒にやったんです。みのりんはその時はいなかったんですけど、私とボリくんの2人で。その時のボリくんのドラムがすごくかっこよくて、その日か次の日ぐらいにすぐに誘って。それで3人がそろったという感じですね。

——じゃあ、ボリさんはデイヴ・グロールのような存在だったと。

ボリ:いやいや、そんな恐縮です(笑)。でも、デイヴ・グロールに直接影響を受けたというよりは、デイヴ・グロールから影響を受けたバンドから間接的に影響を受けた感じですね。遠くまで響くようなでかい音を出したいなと思って、ずっとそういうプレースタイルを目指しています。

蓮月:重いドラム、ね。私が思い描いていた理想のドラムを叩く人を探していたので、まさに「捕まえた!」って感じでした。

好きなジャンルがバラバラだからこそ
いい化学反応が生まれる

——ニルヴァーナの名前が出ましたが、今のブランデー戦記のサウンドにつながるルーツとなると、3人それぞれどのあたりになるのでしょうか。

蓮月:ニルヴァーナはやっぱり大きいですね。あと、ザ・ストロークスとか。日本のバンドで言うと、andymoriも好きです。バンドならスリーピースが好きで、必要最低限の音でしっかりと音をつくり出す、そういうスタイルに惹かれます。あとは、歌メロがきれいな音楽が好きですね。K-POPも大好きだし、いろんな音楽から影響やインスピレーションを受けてます。

みのり:私はJ-POPがめっちゃ好きで、分かりやすく言うと、すごくミーハーなんです。日本のヒットチャートを頭から全部聴くようなタイプで、中2まで嵐の曲を聴いて育ってきました。あとは、星野源さんとか吉澤嘉代子さんも好きですね。

ボリ:僕はヘヴィー系とかミクスチャー系の音楽がすごく好きで。例えばDragon Ashとか、バンドでありながらいろいろな要素をごちゃ混ぜにしたような感じがすごく好きなんです。今までの自分たちの曲も、バンド・サウンド以外の要素がいっぱい入ってるじゃないですか。それを自然に“いいね”って思えるのは、そういうミクスチャーな感覚が好きだからかもしれないです。

——話を聞くと音楽の趣味はバラバラな感じですけど、いざ一緒にバンドを始めるにあたって、3人で出し合ったアイデアみたいなものはありましたか。

蓮月:最初は“ロック・バンドだから、まずロックをやろう”っていう感じでした。でも、“ポップスの枠からはそんなに外れない”というか、それくらいのゆるい感じで始まって。それぞれ好きなアイデアを出し合って、ワクワクするものをつくっていく。なので、最初から「こうしよう!」って決めることはなくて。作詞作曲は基本的に私がやっていて、土台をつくってからみんなに投げて、そこから一緒にアレンジや編曲を進めていく感じですね。

ボリ:最近はやっとDAWとかロジックとか、パソコンを使った打ち込みができるようになったので、一度データ上でつくってみて、「ここをこう変えよう」ってやりとりすることも増えました。でもやっぱり、根底にあるのは全員で1回セッションすることですね。スタジオで音を出していろいろ試しながら、そこで生まれる感覚を大事にしていて。

例えば、アルバムに入っている「27:00」なんかは、まさにその流れでできた曲でした。誰かが「こういうサウンドがいい」とか、「このパーカッションを入れてみたい」とか、「ここに叫び声がほしい」とか、どんどんアイデアを出し合って詰め込んだ感じですね。

みのり:私たちは好きなものがバラバラで、でも、それが逆にいい化学反応になったんじゃないかなって思います。思いついたものは全部試してみて、それをシンプルに“いいか悪いか”で判断する。だから、好きなものがバラバラでもあんまり問題にならないんです。

——以前のインタビューで、みのりさんが、洋楽っぽいサウンドを日本のリスナーにも聴きやすいように落とし込むことを考えている、みたいな発言をされていて。そこは常に意識しているポイントだったりしますか。

みのり:J-POPとして売れるためにはやっぱり差別化が必要だと思うんです。その一環として洋楽の要素を取り入れるのは大事かなって。とはいえ、“ポップスの枠から外れないもの”というのは大事にしたい。蓮月ちゃんはそれが上手な人だし、自分にとってもそこは大事なポイントかなと思ってます。

——“ポップス”であることは、ブランデー戦記にとって大切な軸なんですね。

のり:はい。“みんなに届く音楽”っていうのは意識しています。より多くの人に聴いてもらえるにはどうしたらいいか――それを考えることが私にとっての“ポップス”なんだと思います。もちろん、何が正解かは人それぞれだけど、私はそこに価値を感じてやっています。

自分のためにつくる曲

——フルアルバムの制作は今回が初めてになりますが、何かテーマやコンセプトのようなものはありましたか。

蓮月:今回はテーマを先に決めていたわけじゃなくて、結成してからこれまでにつくってきた曲を、“ブランデー戦記ってこういうバンドです”っていうふうに提示できるようにまとめた感じのアルバムになってます。

ボリ:いろんな時期につくった曲が入ってるんですけど、ジャンルに縛られずいろんなチャレンジをしてきたものを、惜しみなく詰め込んだって感じですね。曲ごとにジャンルはバラバラに見えるかもしれないけど、どの曲にも“ブランデー戦記っぽさ”がちゃんとある。全然違うようでいて、共通する何かがどこかにあるなって思ってます。

——その“ブランデー戦記っぽさ”というのをあえて説明するとしたら?

蓮月:そうですね……でも、それこそ楽器の音だけでも分かるというか。ボリくんのドラムを聴いたら「ボリくんが叩いてるな」って分かると思うし。

ボリ:みのりんのベースがめっちゃ動きまくってる、とかね。もうあっちこっちに(笑)。

みのり:ベースに関しては、私の癖がすごく出てると思います。

ボリ:蓮月のギターもすごく出てる。たぶん、スリーピースだから、それぞれの音がすごく強くて。その3つが重なって、独特な色になるというか。

——先ほど「27:00」の話も出ましたが、今回のアルバムの中で、3人それぞれにとって思い入れがある曲、手応えを感じている曲を教えてください。

ボリ:「Coming-of-age Story」は、このアルバムの中では特に自由に叩かせてもらえた曲で。あと、YouTubeなどで海外の人からのコメントをたくさん見かけて、こんなに世界に届くんだなって実感しました。リアルタイムで世界中とつながれるんだなって。これをきっかけに海外のことをもっと意識するようになったし、海外でライブやったらどんな感じなんやろうって、すごく思うようになりましたね。

みのり:私は「水鏡」かな。これは蓮月ちゃんから曲が送られてきて、私が初めてベースをつけた曲なんです。まだボリくんがいないころで、私が高校生か大学生くらいの時につくったんですけど、その時につけたベースラインを今回の収録でもほとんど変えずに使っていて。曲にベースを乗せる楽しさとか、そのワクワク感を教えてもらった曲なので、すごく思い入れのある1曲です。

——蓮月さんはどうですか。

蓮月:悩ましいんですけど……私も「Coming-of-age Story」かなって思っていて。最初に私ひとりでつくったときは、「もう誰にも分かってもらえなくていいや」って、本当に自分のためだけに書いた曲なんです。でも、シングルとしてリリースしたら、想像していたよりも「好き」って言ってもらえることが多くて、いろんな場所に届いていることをすごく実感して――いまだにその感覚は不思議だなって思うんですけど。

私が「曲をつくる」っていう行為自体、そういうことの繰り返しなんだなって。この曲を通して改めて強く感じさせられました。だから、特別な思い入れがあります。

——自分のために書いた曲が、結果的に多くの人に届いて、ブランデー戦記を知ってもらうきっかけになった、と。

蓮月:はい。でも、自分のためにつくるというのは、全ての曲で心がけています。誰かのために書こうとすると、どこかリアルさが減ってしまう気がしていて。だから、まずは自分のために歌詞を書く。それを大事にしてきてよかったなって思います。

NJZのミンジとの邂逅

——ちなみに、「Coming-of-age Story」はNJZのミンジがリコメンドしたことでも話題になりましたよね。反響はどうでしたか。

ボリ:結構、騒ぎました(笑)。大阪のFM802で収録の合間にスマホを見ていたら、NJZのファンアカウントがまとめてくれていて。「え、なにこれ?」って。「ほんまや!」ってなって(笑)。

蓮月:最初、コラ画像かな、みたいな(笑)。

ボリ:ね。ファンの人が「好き」って言ってくれてるだけかと思ってたら、本当に本人がリコメンドしてくれてて。

蓮月:しかも、それ以降も新曲を出すたびに聴いてくれてるみたいで、コメントもしてくれるんです。私ももともとNewJeans(NJZ)が大好きで、日々インスピレーションをもらっているので、本当にうれしかったです。

ボリ:昨年末の「COUNTDOWN JAPAN 24/25」に出演した際、NewJeans(NJZ)と出演日が同じで、僕らは早めに出番が終わったんですけど、「どうにか会えないか」ってスタッフさんたちにもお願いして。出演後もメンバー全員、酒も飲まず、衣装もそのまま、きれいな状態で待機していたら奇跡的にお話しできたんです。ミンジさんと。

——どんな話をしたんですか。

蓮月:ミンジは日本語がペラペラで、全部日本語で話してくれたんです。私も韓国語を3つぐらい覚えて、頑張って伝えました(笑)。まず、「ミンジたちのステージ、とても良かったよ」って。そしたら、ミンジも「さっき時間的には見れなかったけど、モニターで見ていたよ」みたいなことを言ってくれて。

ボリ:たぶん、みんな頭が真っ白になってて(笑)。お互い「大好きです!」って言い合うみたいな。

蓮月:ミンジとは誕生日が2カ月違いなんです。それを話したら「お友達ですね!」って言ってくれて。

みのり:友達になっちゃった(笑)。

蓮月:そのあと、サイン入りのアルバムをいただいて、私たちのCDと交換もして。それは宝物としてお家に飾ってあります(笑)。

ビジュアルイメージについて

——今回のアルバムに合わせたバンドのビジュアルは、どんなイメージでスタイリングしていったのでしょうか。3人から具体的に提案したことはありましたか。

蓮月:今回は、普段のライブのときに着ている衣装や、ライブの雰囲気を残したまま撮りたいねっていう話になって。例えば、みのりは黒を基調にした服を選んだり。

みのり:あと、チョーカーね。チョーカーはよくつけてるアイテムで、服は基本的に黒い服を着ています。ライブでもそういうテイストのスタイリングにしていただくことが多いので。

蓮月:写真選びも、ガチっと決まった感じより、ちょっと抜け感のあるものにしようって話していました。動きのある表情とか、自然な雰囲気を大事にしたいなって。

私自身も、ライブでは目元を少し黒くしたり、ミニ丈のスカートを履いたりすることが多いので、その延長線上の感覚で衣装を選びました。で、ボリくんは、ちょっと変わったアイテムを取り入れても似合うんじゃないかっていう話になって。

ボリ:いつもスタイリングをお願いしている島田(辰哉)さんから「こういうの似合うんじゃないかと思って」と言われて。全員「何これ?」ってなりながら(笑)、でも実際に合わせてみたら、なんか悪くないなと。

みのり:ちゃんと似合っちゃうのがボリくんのすごいところ。

ボリ:最近、ライブでは髪を刈り上げたりしているんですけど、そういうスタイルに合わせてもらえたというか、2017年か18年くらいの(Dragon Ashの)Kjさんがこんな感じで。それに影響を受けて、昨年くらいからこのスタイルを始めました。

——ちなみに、オフのファッションはどんなスタイルが多いですか。

蓮月:ブーツが好きですね。トップスは体にフィットするタイプが好みで、パンツスタイルが多いです。この前も古着屋さんでめっちゃかわいいボーダーのトップスを見つけたんです。私、「トワイライト」って映画の主人公の女の子の雰囲気やファッションがすごく好きなんですけど、「その子みたいやな」って思って。それでブランドタグを見たら全然知らない名前だったんですけど、家に帰って調べたら、実際に「トワイライト」の中でそのブランドの別のアイテムを着ている写真が出てきて! 偶然だったんですけど、そういう発見がすごくうれしくて、今ではお気に入りの一着になってます。

みのり:私はシャツが大好きで、普段からフォーマルっぽいスタイルが多いです。シャツにベストとか、ニット、カーディガン、ジャケットを重ねたり。

ボリ:僕は結構インドア派で、スタジオに行くことも多いので、ドラムを叩きやすいジーパンとか、機能性重視の服が多いですね。パーカーとか、革ジャンを羽織ったりする感じで。とにかく動きやすいものを選んでます。最近だと、裏原宿で買ったセットアップが好きで。ジャージーっていうか、ウインドブレーカーみたいなアイテムで、上下色がそろってると安心感があるっていうか。

常にワクワクしながら活動していきたい

——アルバムの1曲目にも収録された「The End of the F***ing World」は、「このサイテーな世界の終わり」という海外のドラマにインスパイアされて書かれた曲だそうですが、音楽以外のところで、ブランデー戦記の世界を形づくる上でインスピレーション源になっているものはありますか。

蓮月:私は映画を観るのが本当に好きで、休みの日だと1日に3本とか4本とか観たり。MVをつくるときも、アイデアを出す時に映画をレファレンスにすることがよくあります。映画って、映像だけじゃなくて、音楽やファッションの面でもインスピレーションをもらえるから、アイデアが生まれることが多いんです。あと、小説もよく読みます。同じ本を何度も読むタイプで、村上春樹さんや又吉直樹さんの作品が好きです。

——ちなみに、映画だと好きな監督や作品は?

蓮月:デヴィッド・フィンチャー監督の映画は全部大好きで、何回も観直してます。

——ライブの出囃子がピクシーズの「Where Is My Mind?」なのは、そこにつながるんですね。

蓮月:そうです! 「ファイト・クラブ」がめっちゃ好きなんです。あとは、「トワイライト」とか、「ハリー・ポッター」とか。「トワイライト」はイギリスの森が舞台のシーンが出てくるんですけど、そういう世界観がすごく好きです。

——みのりさんとボリさんはどうですか。

みのり:あんまりないんですけど……鉄道と野球観戦と相撲観戦が好きです。

ボリ:僕はラジオがすごく好きで。

みのり:私も好き。

ボリ:みのりんともラジオの話をよくするんですけど、今ってYouTubeとかSpotifyとか、音楽の聴き方っていろいろあるじゃないですか。でも、ラジオってちょっと特殊だなって思っていて。人が「これいいよね」って紹介してくれるというか、「愛」がある気がするんですよね。ラジオを聴いてる人たちって、いろんなメディアが出てきても、なんていうんですかね……“変えがたい”ところがあるというか。そこが特殊で、すごく魅力的だなと思ってます。

だから、そんなラジオで自分たちの曲が流れたらどんな感じなんやろうって、たまに考えたりもして。昔からある聴き方だけど、今もなお残ってて、しかも“愛されてる”聴き方なんじゃないかな。そういうところがすごく好きです。

——6月には、全国を回る大きなツアーが控えています。どんなツアーにしたいですか。

みのり:今回は、自分たちにとって過去最大キャパのワンマンになるんです。今年の1月から2月にかけて初めてのワンマンライブをやったんですけど、それはもっと小さなライブハウスを回るツアーで。そのとき、お客さん全員が自分たちに興味を持って来てくれてるっていう状況が新鮮で、すごく楽しかったんです。

今回はその規模がさらに大きくなって、もっといろんな人に見てもらえる。だから、その楽しみがまだ続いてるというか。せっかく大きな会場でやるからこそ、来てくれた人にちゃんと自分たちの魅力とか良さを届けて、「来る前よりブランデー戦記のことがもっと好きになった」と思ってくれる人が1人でも増えたらうれしいです。

ボリ:僕は「無理なく観てほしいな」って思っていて。ツアーを回っていると、キャパの小さい会場もあれば、大きい会場もある。どんな会場でも、お客さんには自由に、のびのびと楽しんでほしいなって思ってます。

ライブに来るのって、簡単なことではないですよね。人混みが苦手な人もいれば、いろんな得意・不得意があると思うので。だからこそ、来てくれた人それぞれの自分にとっての楽しい見方、聴き方を尊重できるような空間にしたい。

蓮月:これからもっとたくさんの人に私たちの音楽を届けていきたいし、聴いてもらいたい。そのためにも、まずは自分たちがいちばん、自分たちの曲のことを好きでいたい。常にワクワクしながら活動していきたいなって思ってます。

PHOTOS:HIDETOSHI NARITA

1stアルバム「BRANDY SENKI」

The End of the F***ing World
Coming-of-age Story

ラストライブ
⽔鏡
悪夢のような
27:00
メメント・ワルツ
Kids
Musica
ストックホルムの箱
Fix
Untitled
https://brandysenki.com/

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服作りに無制限でこだわれる! アパレルデザイナーから転身のLYRAに聞くバーチャルファッションの魅力

リアルからバーチャルへ。アパレル業界での経験を持ちながら、独学で3Dモデリングを習得。ブランド「レーヨン(LAYON)」を立ち上げたLYRA(リラ)は、バーチャルならではの制約のない表現と、現場感覚に裏打ちされた緻密な服作りで注目を集めている。「リアルでも着たい」と思わせるような“今っぽさ”と“気分”をシルエットや質感、ディテールに落とし込み、アバターのファッションにもこだわりたい層から強い支持を得ている。アパレルのデザイナーからバーチャルファッションデザイナーに転身したLYRAに、その経緯とモノ作りの魅力について聞いた。

WWD:もともとはリアルのアパレル業界で働いていたと聞きました。

LYRA:はい。大学でプロデュースデザインと服飾のモノ作りを学び、卒業後は大阪のアパレルメーカーで5年間、ウィメンズブランドの企画・デザイン・生産管理を担当していました。ODM案件もあれば、自社ブランドの立ち上げに関わったこともあります。布帛もカットソーもニットもオールアイテムを手掛けました。27歳くらいでキャリアアップを考えるようになり、直営で店舗を運営するようなブランドで働けたらいいなと転職活動を始めました。

WWD:そこからどうバーチャルの世界へ?

LYRA:何社か面接も受け、企画職やブランドのディレクター職の内定ももらったのですが、自分としてはまだ現場の第一線にいたいと思いつつ、これまでの延長の先が見える感じではないことがやりたいと考えるようになりました。これまでの経験を生かしながらも何か新しいことに挑戦したいという思いがわき上がってきて、就職活動自体を一旦保留して、ファッションに関わらないよう分野でも興味がわいた本を片っ端から読み漁ってみたんです。ちょうどWeb3が盛り上がっていた時期で、「ディセントラランド」というメタバースプラットフォームで、デジタルファッションの売買が経済圏として成り立っているという話を読んで、「デジタルファッションってビジネスになるんだ」と初めて知りました。今までアパレルでやってきたことも生かせそうだし、ちょっと新しい世界というか、また違った分野でいろいろできる世界がまだあるんだと思いました。

リアルに近いスタイルが注目の的に

WWD:本から入るというのは珍しいパターンですね。デジタルファッションはどのように作り始めましたか?

LYRA:最初は「VRoid」という3Dキャラクターメイキングソフトを使ってアバターの服を作って、22年12月に「レーヨン」として売り始めました。3Dモデル自体はベースがあるので、モデリングの知識がなくても、デジタルのイラストさえ描ければ形にできる感じで、比較的入りやすかったです。私自身、モノは作りたいけれど、アバターで何かがしたいわけではなかったのですが、クラスターという日本発のプラットフォームで、音楽イベントのような人が多くいるようなところへ自作の衣装を着て行ったら、「可愛いね」ってすごく声をかけてもらえたり、私の服を複数人がおそろいや色違いで着てイベントに参加しているのを見たりして。こういうつながり方があるんだ、面白いと思いました。

WWD:ちょっと変わったデザインのものを作っていたんですか?

LYRA:いえ、今と同じくリアルファッションに近いものを作っていたのですが、メタバースの中ではゲームやアニメっぽいものが多かったので、逆に新鮮にとらえられました。この時すでに退社していましたが、まだ道を探している最中で、「副業としてはいいかも」くらいの気持ちでした。

WWD:そこからソーシャルVRプラットフォームのVRChatへ?

LYRA:はい、半年ほどクラスターで過ごして、しっかり生活できるくらいアバター衣装が売れる状態になり、23年春にVRChat向けにモデリングからがっつり作り始めました。6月に3Dモデルの1作目を発売してしばらくして、バーチャルファッションショー「ボヤージュ」を主宰するゆいぴさんに「ボヤージュに出ませんか?」と声をかけてもらい、驚きつつ、「しばらくやれるところまでやってみよう」と今に至ります。就職せず、まさかの個人事業主です。

WWD:夢のある話ですね。モデリングは独学ですか?すごく大変ではなかったですか?

LYRA:もう根性というか。アパレルの仕様書を作って、工場さんとやり取りしてという作り方も好きでしたし、サンプルとして上がってくる楽しさもありましたが、根っこがめちゃくちゃモノ作りが好きで。服以外にも、絵を描いたり工作を作ったりが好きだったので、全く分からない状態から始めましたが、「とにかく理想の服が作りたい!」と1カ月ぐらい、ひたすらパソコンの前に張り付いて、いろいろ調べまくって、1作目を作りました。自分で言うのも何ですが、割といいクオリテイーのものができたと思っています。

独学で3Dモデルを制作 理想をとことん追求

 

WWD:その1作目について教えてください。

LYRA:透け感のあるトップスとレイヤードパンツのセットです。少し韓国っぽさがある感じですが、当時3Dモデルにはこういうデザインのものがなかったので新鮮に感じてもえらえたのだろうと思います。

WWD:確かに1作目にして完成されていますね。トップスの透け感も軽やかさも素敵ですし、ウエストのドローストリングのひもがめちゃくちゃ可愛いです。こういうの、リアルアパレルでもなかなかできないですよね。パンツも動きに合わせて、すごくいい陰影が出ています。

LYRA:リアルだったら考えなければならないコストを度外視できるので、リアルだったらできないディテールを詰め込んでいます。影の出方も全部こちらで設定しています。どうやったら質感が出るのか、マテリアルを研究しまくりました。

WWD:3Dモデル制作には時間と労力がかかりますが、1日何時間くらいかけていましたか?

LYRA:1日10時間とか12時間とか……。でも、苦ではなかったんです。とにかく「完成が見たい!」という気持ちしかなかったので。気づいたらご飯を食べるのも忘れていた、というくらい没頭していました。

WWD:やはりリアルの服に対する理解度が高いので、テクスチャーや布の動きなど、こだわりが詰まっています。

LYRA:元々アパレルをやっていたこともあり、こういう部分にはこういうおち感の生地を使うよね、と無意識に分かっていることが多いので、服への解像度も、求める基準もすごく高かったように思います。お客さま(ユーザー)からは、納得感が違うと言ってもらえることが多いです。

リアルもバーチャルも作りたいものは本質的には一緒

WWD:ブランド名の「レーヨン」の由来とブランドコンセプトは?

LYRA:もし自分のブランドを持つならと、昔から勝手に妄想していて、「LAYON」という名前はだいぶ前から頭の中にありました。フランス語で光線とかビームという意味があり、豊かな闇の中に射す一筋の光のような、月明かりくらいの華やかさがあるデザインが、ブランドコンセプトです。特別目立つわけではないけれど、同じ空間にいると目が引きつけられるような魅力があるみたいな。勢いでバーチャルファッションを始めましたが、作りたいと考えるファッションは、自分が着たいものが起点。リアルもバーチャルも本質的には一緒です。でも、最近はVRChatで過ごす人たちが、どんなものがあったらうれしいかを意識することが増えてきています。

WWD:バーチャルファッションならではの面白さはどこにありますか?

LYRA:生地の用尺もコストの制限も、在庫も気にせず、無制限に自分作りたいものが作れるというところです。始めてもうすぐ2年ですが、飽きずにずっと続けられているのは、好きなだけ作りこめるからだと思います。そして、販売後すぐにその服をアバターに着せて、ワールドで写真を撮ってXに投稿してくれる方がたくさんいて。皆さんがどういうワールドで、どんな時間を過ごしているのかを見ながら、こういう服があるといいんだろうな、といった企画につながったりします。

WWD:逆に難しさはありますか?

LYRA:着るのがアバターなので、リアルの人間と体のバランスが違うんですよね。体はすごく華奢だけれど、頭は大きめみたいな。リアルファッションをそっくりそのままモデリングしてアバターに着せても、なんか違うなということがすごく多いです。バランス感を調節して作ることが肝で、そこが難しいと感じています。また、1点作るのに何日もかかるので、ブランドとしての色が出せる型数にするまでに数カ月かかってしまい、立ち位置を確立するまでにさらに時間がかかるのは、バーチャルの特徴かもしれません。

バーチャルならではの表現にも挑戦

WWD:今後の計画や目標は?

LYRA:「レーヨン タイトル」という別ラインも充実させていきます。こちらは、ガラスの素材でできたような服など、バーチャルでしか作れないような服を作っています。まだ1型のみしか作っていませんが、26年に新作を発表予定です。「レーヨン」の方も、リアルクローズではありつつ、ギミックを搭載してバーチャルならではの表現ができるようにしていきたいと考えています。

WWD:やりたいことが盛りだくさんですね。

LYRA:もう尽きないです。むしろ体があと何体か欲しいぐらいの勢いで。マーベラスデザイナーなど、さまざまなソフトも駆使し、カットできるところはなるべくカットすることを意識して、作品の型数を増やしていくことに今全力を注いでいます。事業として継続していくために法人化も予定しています。これまでアバターの衣装というと戦闘服やメイドっぽいものなどアニメやゲームのキャラクターのイメージが強かったと思いますが、バーチャルでもリアルファッションと同じぐらいの感度を求める人が増えてきています。バーチャルはむしろ、自分でアバターを選んでそれに合わせて着せたり、改変したりできるし、服に合わせてアバターを選ぶこともできます。作る方も、それを買って楽しむ方も、チャレンジが無限にできる環境を作りやすい。それがバーチャルファッションの魅力だと思います。

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資生堂「ドランク エレファント」国内販売を終了

資生堂は、スキンケアブランド「ドランク エレファント(DRUNK ELEPHANT)」の日本市場での販売を6月30日をもって終了すると発表した。公式オンラインストアでの最終注文受付は同日23時59分。国内6店舗での取り扱いも順次終了する見通しで、終了日は各店舗により異なる。

「ドランク エレファント」は、2012年に米国で当時専業主婦だったティファニー・マスターソン(Tiffany Masterson)が立ち上げたブランド。肌への有効性を重視し、合成・天然を問わず選定した原料を使用。複数の製品を手のひらで混ぜて使用する「スムージー」方式のケア方法が特徴で、米セフォラ(SEPHORA)でも売れ筋ブランドとして急成長した。

資生堂は19年、同ブランドを8億4500万ドル(当時約1226億円)で買収。21年に日本市場へ投入したが、市場との相性や採算性などを踏まえ撤退を決めたとみられる。

同社は2025~26年を対象とする中期経営計画「SHIFT 2025 and Beyond アクションプラン」で、「ドランク エレファント」を将来の中核ブランド“ネクスト5”の1つに位置付けている。今後は主要市場でローカルニーズを取り込み、収益性の高い事業基盤の構築を優先課題とする。利益率の改善を通じて自立的な資金循環を実現し、他地域への展開を加速させる方針だ。

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資生堂「ドランク エレファント」国内販売を終了

資生堂は、スキンケアブランド「ドランク エレファント(DRUNK ELEPHANT)」の日本市場での販売を6月30日をもって終了すると発表した。公式オンラインストアでの最終注文受付は同日23時59分。国内6店舗での取り扱いも順次終了する見通しで、終了日は各店舗により異なる。

「ドランク エレファント」は、2012年に米国で当時専業主婦だったティファニー・マスターソン(Tiffany Masterson)が立ち上げたブランド。肌への有効性を重視し、合成・天然を問わず選定した原料を使用。複数の製品を手のひらで混ぜて使用する「スムージー」方式のケア方法が特徴で、米セフォラ(SEPHORA)でも売れ筋ブランドとして急成長した。

資生堂は19年、同ブランドを8億4500万ドル(当時約1226億円)で買収。21年に日本市場へ投入したが、市場との相性や採算性などを踏まえ撤退を決めたとみられる。

同社は2025~26年を対象とする中期経営計画「SHIFT 2025 and Beyond アクションプラン」で、「ドランク エレファント」を将来の中核ブランド“ネクスト5”の1つに位置付けている。今後は主要市場でローカルニーズを取り込み、収益性の高い事業基盤の構築を優先課題とする。利益率の改善を通じて自立的な資金循環を実現し、他地域への展開を加速させる方針だ。

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資生堂「ドランク エレファント」国内販売を終了

資生堂は、スキンケアブランド「ドランク エレファント(DRUNK ELEPHANT)」の日本市場での販売を6月30日をもって終了すると発表した。公式オンラインストアでの最終注文受付は同日23時59分。国内6店舗での取り扱いも順次終了する見通しで、終了日は各店舗により異なる。

「ドランク エレファント」は、2012年に米国で当時専業主婦だったティファニー・マスターソン(Tiffany Masterson)が立ち上げたブランド。肌への有効性を重視し、合成・天然を問わず選定した原料を使用。複数の製品を手のひらで混ぜて使用する「スムージー」方式のケア方法が特徴で、米セフォラ(SEPHORA)でも売れ筋ブランドとして急成長した。

資生堂は19年、同ブランドを8億4500万ドル(当時約1226億円)で買収。21年に日本市場へ投入したが、市場との相性や採算性などを踏まえ撤退を決めたとみられる。

同社は2025~26年を対象とする中期経営計画「SHIFT 2025 and Beyond アクションプラン」で、「ドランク エレファント」を将来の中核ブランド“ネクスト5”の1つに位置付けている。今後は主要市場でローカルニーズを取り込み、収益性の高い事業基盤の構築を優先課題とする。利益率の改善を通じて自立的な資金循環を実現し、他地域への展開を加速させる方針だ。

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篠原ともえを魅了した“時”の展覧会 「ヴァシュロン・コンスタンタン」の270年を巡る

ヴァシュロン・コンスタンタン,VACHERON CONSTANTIN,篠原ともえ

「ヴァシュロン・コンスタンタン(VACHERON CONSTANTIN)」は、1755年の創業以来、一度も途切れずに時計製造を行っている世界最古のウオッチメゾンだ。現在、創業270周年を記念した体験型展覧会「The Quest(探求): 270年にわたる卓越性への追求」展を東京・神宮前で開催している。メゾンが誇るタイムピースや時計製造ツールが見られる同展に、デザイナーやアーティストとして活躍する篠原ともえが来場。「ヴァシュロン・コンスタンタン」の歴史と革新、職人技の価値に触れ、「旅のような展覧会」と語った。

メゾンの源流をたどる

同展覧会は、全4つのテーマで構成されている。最初の展示室は「遺産と伝統」だ。創業者の一人であるジャン=マルク・ヴァシュロン(Jean-Marc Vacheron)が、1755年に初代見習いと交わした契約書の複製をはじめ、アーカイブ資料や写真、歴史的タイムピースを通して、メゾンの卓越した探求心を紹介する。

篠原は「ヴァシュロン・コンスタンタン」の印象について、「メゾンの本質を形作ってきた巨匠。270年という歴史がその答えを物語っていますよね」と語る。さらに、タイムレスな美しさを「時を超えてもなお人を引きつける力」と表現し、メゾンの創造性とクラフツマンシップに敬意を示した。「モノづくりは、人の手によって丁寧に積み重ねた時間が“真実”として残されていく。時代と共に変わりゆくものの中で、その“真実”を貫くことが、タイムレスな美しさの答えになるのではないでしょうか」。

壁面に記されたメッセージ “できる限り最善を尽くす、そう試みることは少なくとも可能である(Do better if possible and that is always possible)“は、共同創業者の一人であるフランソワ・コンスタンタン(Francois Constantin)が3代目ジャック=バルテルミー・ヴァシュロン(Jacques-Barthelemy Vacheron)に宛てた手紙の一節だ。そのシンプルで強い言葉に、篠原も「いちデザイナーとして、モノづくりへの信念を受け取った」。

受け継がれる匠の技

第2の展示室「工芸技術」では、メゾンが得意とするエナメルや彫金、ジェムセッティング、ギヨシェ装飾といった伝統技術に焦点を当てている。

メゾンが職人技に傾倒するように、篠原が手掛けるデザインもまた、繊細な手仕事や伝統技術をふんだんに取り入れている。「私自身、手仕事の力を信じているんです。創作活動で大切にしているのは、まず伝統技術の歴史背景を解き明かすこと。歴史に触れることで湧き出す自分の心の奥の感情に向き合い、琴線に触れた自分の感性に耳を傾けています。そうすることで、作品からアイデアを語りかけてくれるのです」。そして、アイデアをデザインとして形にするのは篠原自身の手仕事だ。「創作を手掛けるとき、私は“感触”を大事にしています。絵を描くとき、運針のとき、手触りから呼び起こす記憶や、湧き起こる感情を“探求”することで感性が鋭敏になっていくことに強い関心を持っています。手を動かし、心を震わすことのできるクリエイションに生涯をかけて向き合いたい」。

11年を経て完成した傑作時計

続く「高級時計製造」の展示室では、メゾンが2024年に発表した最も複雑な懐中時計 “レ・キャビノティエ・ザ・バークレー・グランドコンプリケーション”を紹介している。時計には、63の複雑機能と世界初の中国暦パーペチュアルカレンダーを搭載。構想11年に及ぶ研究の成果と、精密な時計の細部を見ることができる。

篠原はメゾンのモノづくりへの探求心を目の当たりにし、自身のクリエイションの信念と重ね合わせた。「デザインとは、創造することから始まり、形になるまで果てしない時を経ることが少なくありません。その時間との向き合い方は、とても尊いもの。私が手仕事や伝統技術を取り入れるのも、その背景にある“時間の積層”に敬意があるからです」。

時の原点、天文学と時計

4つの展示室の中で篠原が特に魅了されたのが、最後の展示室「The Quest(探求)」だ。ここでは、数世紀にわたる天文学と時計製造のつながりを体感できる。誕生日や記念日などの日付と場所を入力すると、その日の天空図が一面に現れ、時を計測することの真髄をドラマチックに伝える。

篠原は幼少期から自然を愛し、星空に魅せられ、学生時代は天文部に所属するほど星空に魅せられてきた。「今回の展覧会で、天文学と時計製造は密接な関係にあることを知りました。イマーシブな体験を通じて夜空を眺め、時間を超えて子供心に戻れた瞬間でした」。

メゾンが継承してきた伝統技術から微細な構成部品、天文学と時計のつながりまで──同展では、伝統と革新を融合しながら挑む「ヴァシュロン・コンスタンタン」の壮大な“探求”の旅を体感できる。

INFORMATION
ヴァシュロン・コンスタンタン「The Quest(探求): 270年にわたる卓越性への追求」展

時間:11:00~19:00(最終入場18:30)
定休日:火曜日(祝日を除く)
住所:東京都渋谷区神宮前5-11-1
入場料:無料 (予約来場優先、入場規制あり)
※展示内容は予告なしに変更されることがあります

PHOTOS : KUNIHISA KOBAYASHI
問い合わせ先
ヴァシュロン・コンスタンタン
0120-63-1755

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篠原ともえを魅了した“時”の展覧会 「ヴァシュロン・コンスタンタン」の270年を巡る

ヴァシュロン・コンスタンタン,VACHERON CONSTANTIN,篠原ともえ

「ヴァシュロン・コンスタンタン(VACHERON CONSTANTIN)」は、1755年の創業以来、一度も途切れずに時計製造を行っている世界最古のウオッチメゾンだ。現在、創業270周年を記念した体験型展覧会「The Quest(探求): 270年にわたる卓越性への追求」展を東京・神宮前で開催している。メゾンが誇るタイムピースや時計製造ツールが見られる同展に、デザイナーやアーティストとして活躍する篠原ともえが来場。「ヴァシュロン・コンスタンタン」の歴史と革新、職人技の価値に触れ、「旅のような展覧会」と語った。

メゾンの源流をたどる

同展覧会は、全4つのテーマで構成されている。最初の展示室は「遺産と伝統」だ。創業者の一人であるジャン=マルク・ヴァシュロン(Jean-Marc Vacheron)が、1755年に初代見習いと交わした契約書の複製をはじめ、アーカイブ資料や写真、歴史的タイムピースを通して、メゾンの卓越した探求心を紹介する。

篠原は「ヴァシュロン・コンスタンタン」の印象について、「メゾンの本質を形作ってきた巨匠。270年という歴史がその答えを物語っていますよね」と語る。さらに、タイムレスな美しさを「時を超えてもなお人を引きつける力」と表現し、メゾンの創造性とクラフツマンシップに敬意を示した。「モノづくりは、人の手によって丁寧に積み重ねた時間が“真実”として残されていく。時代と共に変わりゆくものの中で、その“真実”を貫くことが、タイムレスな美しさの答えになるのではないでしょうか」。

壁面に記されたメッセージ “できる限り最善を尽くす、そう試みることは少なくとも可能である(Do better if possible and that is always possible)“は、共同創業者の一人であるフランソワ・コンスタンタン(Francois Constantin)が3代目ジャック=バルテルミー・ヴァシュロン(Jacques-Barthelemy Vacheron)に宛てた手紙の一節だ。そのシンプルで強い言葉に、篠原も「いちデザイナーとして、モノづくりへの信念を受け取った」。

受け継がれる匠の技

第2の展示室「工芸技術」では、メゾンが得意とするエナメルや彫金、ジェムセッティング、ギヨシェ装飾といった伝統技術に焦点を当てている。

メゾンが職人技に傾倒するように、篠原が手掛けるデザインもまた、繊細な手仕事や伝統技術をふんだんに取り入れている。「私自身、手仕事の力を信じているんです。創作活動で大切にしているのは、まず伝統技術の歴史背景を解き明かすこと。歴史に触れることで湧き出す自分の心の奥の感情に向き合い、琴線に触れた自分の感性に耳を傾けています。そうすることで、作品からアイデアを語りかけてくれるのです」。そして、アイデアをデザインとして形にするのは篠原自身の手仕事だ。「創作を手掛けるとき、私は“感触”を大事にしています。絵を描くとき、運針のとき、手触りから呼び起こす記憶や、湧き起こる感情を“探求”することで感性が鋭敏になっていくことに強い関心を持っています。手を動かし、心を震わすことのできるクリエイションに生涯をかけて向き合いたい」。

11年を経て完成した傑作時計

続く「高級時計製造」の展示室では、メゾンが2024年に発表した最も複雑な懐中時計 “レ・キャビノティエ・ザ・バークレー・グランドコンプリケーション”を紹介している。時計には、63の複雑機能と世界初の中国暦パーペチュアルカレンダーを搭載。構想11年に及ぶ研究の成果と、精密な時計の細部を見ることができる。

篠原はメゾンのモノづくりへの探求心を目の当たりにし、自身のクリエイションの信念と重ね合わせた。「デザインとは、創造することから始まり、形になるまで果てしない時を経ることが少なくありません。その時間との向き合い方は、とても尊いもの。私が手仕事や伝統技術を取り入れるのも、その背景にある“時間の積層”に敬意があるからです」。

時の原点、天文学と時計

4つの展示室の中で篠原が特に魅了されたのが、最後の展示室「The Quest(探求)」だ。ここでは、数世紀にわたる天文学と時計製造のつながりを体感できる。誕生日や記念日などの日付と場所を入力すると、その日の天空図が一面に現れ、時を計測することの真髄をドラマチックに伝える。

篠原は幼少期から自然を愛し、星空に魅せられ、学生時代は天文部に所属するほど星空に魅せられてきた。「今回の展覧会で、天文学と時計製造は密接な関係にあることを知りました。イマーシブな体験を通じて夜空を眺め、時間を超えて子供心に戻れた瞬間でした」。

メゾンが継承してきた伝統技術から微細な構成部品、天文学と時計のつながりまで──同展では、伝統と革新を融合しながら挑む「ヴァシュロン・コンスタンタン」の壮大な“探求”の旅を体感できる。

INFORMATION
ヴァシュロン・コンスタンタン「The Quest(探求): 270年にわたる卓越性への追求」展

時間:11:00~19:00(最終入場18:30)
定休日:火曜日(祝日を除く)
住所:東京都渋谷区神宮前5-11-1
入場料:無料 (予約来場優先、入場規制あり)
※展示内容は予告なしに変更されることがあります

PHOTOS : KUNIHISA KOBAYASHI
問い合わせ先
ヴァシュロン・コンスタンタン
0120-63-1755

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篠原ともえを魅了した“時”の展覧会 「ヴァシュロン・コンスタンタン」の270年を巡る

ヴァシュロン・コンスタンタン,VACHERON CONSTANTIN,篠原ともえ

「ヴァシュロン・コンスタンタン(VACHERON CONSTANTIN)」は、1755年の創業以来、一度も途切れずに時計製造を行っている世界最古のウオッチメゾンだ。現在、創業270周年を記念した体験型展覧会「The Quest(探求): 270年にわたる卓越性への追求」展を東京・神宮前で開催している。メゾンが誇るタイムピースや時計製造ツールが見られる同展に、デザイナーやアーティストとして活躍する篠原ともえが来場。「ヴァシュロン・コンスタンタン」の歴史と革新、職人技の価値に触れ、「旅のような展覧会」と語った。

メゾンの源流をたどる

同展覧会は、全4つのテーマで構成されている。最初の展示室は「遺産と伝統」だ。創業者の一人であるジャン=マルク・ヴァシュロン(Jean-Marc Vacheron)が、1755年に初代見習いと交わした契約書の複製をはじめ、アーカイブ資料や写真、歴史的タイムピースを通して、メゾンの卓越した探求心を紹介する。

篠原は「ヴァシュロン・コンスタンタン」の印象について、「メゾンの本質を形作ってきた巨匠。270年という歴史がその答えを物語っていますよね」と語る。さらに、タイムレスな美しさを「時を超えてもなお人を引きつける力」と表現し、メゾンの創造性とクラフツマンシップに敬意を示した。「モノづくりは、人の手によって丁寧に積み重ねた時間が“真実”として残されていく。時代と共に変わりゆくものの中で、その“真実”を貫くことが、タイムレスな美しさの答えになるのではないでしょうか」。

壁面に記されたメッセージ “できる限り最善を尽くす、そう試みることは少なくとも可能である(Do better if possible and that is always possible)“は、共同創業者の一人であるフランソワ・コンスタンタン(Francois Constantin)が3代目ジャック=バルテルミー・ヴァシュロン(Jacques-Barthelemy Vacheron)に宛てた手紙の一節だ。そのシンプルで強い言葉に、篠原も「いちデザイナーとして、モノづくりへの信念を受け取った」。

受け継がれる匠の技

第2の展示室「工芸技術」では、メゾンが得意とするエナメルや彫金、ジェムセッティング、ギヨシェ装飾といった伝統技術に焦点を当てている。

メゾンが職人技に傾倒するように、篠原が手掛けるデザインもまた、繊細な手仕事や伝統技術をふんだんに取り入れている。「私自身、手仕事の力を信じているんです。創作活動で大切にしているのは、まず伝統技術の歴史背景を解き明かすこと。歴史に触れることで湧き出す自分の心の奥の感情に向き合い、琴線に触れた自分の感性に耳を傾けています。そうすることで、作品からアイデアを語りかけてくれるのです」。そして、アイデアをデザインとして形にするのは篠原自身の手仕事だ。「創作を手掛けるとき、私は“感触”を大事にしています。絵を描くとき、運針のとき、手触りから呼び起こす記憶や、湧き起こる感情を“探求”することで感性が鋭敏になっていくことに強い関心を持っています。手を動かし、心を震わすことのできるクリエイションに生涯をかけて向き合いたい」。

11年を経て完成した傑作時計

続く「高級時計製造」の展示室では、メゾンが2024年に発表した最も複雑な懐中時計 “レ・キャビノティエ・ザ・バークレー・グランドコンプリケーション”を紹介している。時計には、63の複雑機能と世界初の中国暦パーペチュアルカレンダーを搭載。構想11年に及ぶ研究の成果と、精密な時計の細部を見ることができる。

篠原はメゾンのモノづくりへの探求心を目の当たりにし、自身のクリエイションの信念と重ね合わせた。「デザインとは、創造することから始まり、形になるまで果てしない時を経ることが少なくありません。その時間との向き合い方は、とても尊いもの。私が手仕事や伝統技術を取り入れるのも、その背景にある“時間の積層”に敬意があるからです」。

時の原点、天文学と時計

4つの展示室の中で篠原が特に魅了されたのが、最後の展示室「The Quest(探求)」だ。ここでは、数世紀にわたる天文学と時計製造のつながりを体感できる。誕生日や記念日などの日付と場所を入力すると、その日の天空図が一面に現れ、時を計測することの真髄をドラマチックに伝える。

篠原は幼少期から自然を愛し、星空に魅せられ、学生時代は天文部に所属するほど星空に魅せられてきた。「今回の展覧会で、天文学と時計製造は密接な関係にあることを知りました。イマーシブな体験を通じて夜空を眺め、時間を超えて子供心に戻れた瞬間でした」。

メゾンが継承してきた伝統技術から微細な構成部品、天文学と時計のつながりまで──同展では、伝統と革新を融合しながら挑む「ヴァシュロン・コンスタンタン」の壮大な“探求”の旅を体感できる。

INFORMATION
ヴァシュロン・コンスタンタン「The Quest(探求): 270年にわたる卓越性への追求」展

時間:11:00~19:00(最終入場18:30)
定休日:火曜日(祝日を除く)
住所:東京都渋谷区神宮前5-11-1
入場料:無料 (予約来場優先、入場規制あり)
※展示内容は予告なしに変更されることがあります

PHOTOS : KUNIHISA KOBAYASHI
問い合わせ先
ヴァシュロン・コンスタンタン
0120-63-1755

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バーバリー、24年度は赤字転落 1700人の解雇などコスト削減策を打ち出す

バーバリー(BURBERRY)の2025年3月期決算は、売上高が前期比17.1%減の24億6100万ポンド(約4749億円)だった。営業損益は前年の4億1800万ポンド(約806億円)の黒字から300万ポンド(約5億7900万円)の赤字に、純損益は前年の2億7100万ポンド(約523億円)の黒字から7500万ポンド(約144億円)の赤字となった。なお、営業損失には事業再建用の特別費用として2億9000万ポンド(約559億円)が含まれており、これを除いた調整後営業利益は同93.8%減の2600万ポンド(約50億円)だった。

部門別での売上高は、バッグなどのアクセサリーが同20.3%減の8億4100万ポンド(約1623億円)、ウィメンズは同16.5%減の7億1800万ポンド(約1385億円)、メンズは同13.1%減の7億3200万ポンド(約1412億円)、子ども服を含むその他の部門は同30.2%減の1億400万ポンド(約200億円)と全ての部門で2ケタ減収。

地域別で見ると、アジア太平洋地域が同18.9%減の10億4300万ポンド(約2012億円)、EMEIA(欧州・中東・インド・アフリカ)は同17.2%減の8億4200万ポンド(約1625億円)、南北アメリカは同15.4%減の5億1000万ポンド(約984億円)と、やはり全ての市場で減収となった。

なお、24年度における既存店ベースでの小売りの売上高は同12%減で、24年4~9月期(上半期)で見ると前年同期比20%減だったが、24年10月~25年3月期(下半期)は同5%減と回復基調にあるという。

1700人の人員整理などコスト削減を推進

ここ数年、バーバリーは一段階上のラグジュアリーブランドへの転身を図りつつも、マクロ経済の悪化や社会情勢の変化などもあり、24年3月期決算は減収減益となるなど苦戦。22年4月から同社を率いていたジョナサン・エイクロイド(Jonathan Akeroyd)前最高経営責任者(CEO)は24年7月に退任し、コーチ(COACH)やマイケル・コース(MICHAEL KORS)のトップを務めていたジョシュア・シュルマン(Joshua Schulman)CEOが同7月、現職に就任した。

同氏は11月、ブランドの魅力を再燃させ、長期的な価値創出や成長を促す事業戦略“バーバリー・フォワード(Burberry Forward)”を策定。“タイムレスな英国ラグジュアリー”への注力や、さらなるコスト削減策などが盛り込まれている。同社は24年に4000万ポンド(約77億円)のコスト削減計画を打ち出しているが、今回それをさらに拡大し、27年までに1億ポンド(約193億円)の削減を目指すことを明らかにした。その一環として、本社を中心にグローバルでおよそ1700人の人員整理を発表。これは全従業員の約20%に当たる。同社はまた、英北部のヨークシャー地方カッスルフォードにある、トレンチコートなどを製造している工場の夜勤シフトを廃止する。これは過剰生産の防止とコスト削減の両方を目的としているが、工場の従業員の約25%が影響を受けるという。

こうした事業戦略やコスト削減策などを市場は好感し、バーバリーの14日の株価は前日終値比17.0%高の9.67ポンド(約1866円)をつけた。

ダニエル・リー=チーフ・クリエイティブ・オフィサーの進退は?

さまざまな変化が起きているバーバリーだが、クリエイティブ面での変更は予定しておらず、22年10月に就任したダニエル・リー(Daniel Lee)=チーフ・クリエイティブ・オフィサーは続投する。シュルマンCEOは、「ダニエルと私は、共に『バーバリー』を前進させることにコミットしている。彼は就任以来、タイムレスな英国ラグジュアリーを比類のない表現で提供し続けている」と高く評価した。

同氏はまた、アナリスト向けの説明会で、ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領政権による関税の引き上げに関して「米国市場が当社の売り上げ全体に占める割合は約19%なので、競合と比べると影響は少ない」としながらも、「価格調整の意味もあり、1ケタ台半ば程度の値上げを行った」と説明。また、売り上げの30%程度を占めるアジア太平洋地域により依存しているとの見方を示した。

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バーバリー、24年度は赤字転落 1700人の解雇などコスト削減策を打ち出す

バーバリー(BURBERRY)の2025年3月期決算は、売上高が前期比17.1%減の24億6100万ポンド(約4749億円)だった。営業損益は前年の4億1800万ポンド(約806億円)の黒字から300万ポンド(約5億7900万円)の赤字に、純損益は前年の2億7100万ポンド(約523億円)の黒字から7500万ポンド(約144億円)の赤字となった。なお、営業損失には事業再建用の特別費用として2億9000万ポンド(約559億円)が含まれており、これを除いた調整後営業利益は同93.8%減の2600万ポンド(約50億円)だった。

部門別での売上高は、バッグなどのアクセサリーが同20.3%減の8億4100万ポンド(約1623億円)、ウィメンズは同16.5%減の7億1800万ポンド(約1385億円)、メンズは同13.1%減の7億3200万ポンド(約1412億円)、子ども服を含むその他の部門は同30.2%減の1億400万ポンド(約200億円)と全ての部門で2ケタ減収。

地域別で見ると、アジア太平洋地域が同18.9%減の10億4300万ポンド(約2012億円)、EMEIA(欧州・中東・インド・アフリカ)は同17.2%減の8億4200万ポンド(約1625億円)、南北アメリカは同15.4%減の5億1000万ポンド(約984億円)と、やはり全ての市場で減収となった。

なお、24年度における既存店ベースでの小売りの売上高は同12%減で、24年4~9月期(上半期)で見ると前年同期比20%減だったが、24年10月~25年3月期(下半期)は同5%減と回復基調にあるという。

1700人の人員整理などコスト削減を推進

ここ数年、バーバリーは一段階上のラグジュアリーブランドへの転身を図りつつも、マクロ経済の悪化や社会情勢の変化などもあり、24年3月期決算は減収減益となるなど苦戦。22年4月から同社を率いていたジョナサン・エイクロイド(Jonathan Akeroyd)前最高経営責任者(CEO)は24年7月に退任し、コーチ(COACH)やマイケル・コース(MICHAEL KORS)のトップを務めていたジョシュア・シュルマン(Joshua Schulman)CEOが同7月、現職に就任した。

同氏は11月、ブランドの魅力を再燃させ、長期的な価値創出や成長を促す事業戦略“バーバリー・フォワード(Burberry Forward)”を策定。“タイムレスな英国ラグジュアリー”への注力や、さらなるコスト削減策などが盛り込まれている。同社は24年に4000万ポンド(約77億円)のコスト削減計画を打ち出しているが、今回それをさらに拡大し、27年までに1億ポンド(約193億円)の削減を目指すことを明らかにした。その一環として、本社を中心にグローバルでおよそ1700人の人員整理を発表。これは全従業員の約20%に当たる。同社はまた、英北部のヨークシャー地方カッスルフォードにある、トレンチコートなどを製造している工場の夜勤シフトを廃止する。これは過剰生産の防止とコスト削減の両方を目的としているが、工場の従業員の約25%が影響を受けるという。

こうした事業戦略やコスト削減策などを市場は好感し、バーバリーの14日の株価は前日終値比17.0%高の9.67ポンド(約1866円)をつけた。

ダニエル・リー=チーフ・クリエイティブ・オフィサーの進退は?

さまざまな変化が起きているバーバリーだが、クリエイティブ面での変更は予定しておらず、22年10月に就任したダニエル・リー(Daniel Lee)=チーフ・クリエイティブ・オフィサーは続投する。シュルマンCEOは、「ダニエルと私は、共に『バーバリー』を前進させることにコミットしている。彼は就任以来、タイムレスな英国ラグジュアリーを比類のない表現で提供し続けている」と高く評価した。

同氏はまた、アナリスト向けの説明会で、ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領政権による関税の引き上げに関して「米国市場が当社の売り上げ全体に占める割合は約19%なので、競合と比べると影響は少ない」としながらも、「価格調整の意味もあり、1ケタ台半ば程度の値上げを行った」と説明。また、売り上げの30%程度を占めるアジア太平洋地域により依存しているとの見方を示した。

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元カリスマホストの化粧品会社社長がエベレスト登頂 登山歴1年半で

イスラエル発コスメブランド「クリスティーナ(CHRISTINA)」の日本総代理店であるクリスティーナジャパンの森翔太社長が14日、エベレスト登頂を果たした。森社長は登山歴わずか1年半。同社は、ガイドチームや複数の登山関係者の証言から、エベレスト登頂をクリアした人の登山歴としては「日本人最速」と誇る。

森社長は1991年生まれの33歳。歌舞伎町のカリスマホストを経てクリスティーナジャパンを2018年に創業し、わずか数年で年商20億円超の企業に育てた。自社スタッフや社会に対して“可能性はいつからでも切り拓ける”というメッセージを伝えるべく、社長業を超えたチャレンジを続けている。昨年は世界屈指の高山(標高8163m)であるマナスル登頂を果たした。

エベレストへの挑戦は、4月中旬にスタートした。自社主催のパーティーを終えた翌日にネパールに飛んだ森社長は、推奨されるよりもはるかに短い期間の実地トレーニングを経て山を登り始めた。登山中も、ネットが通じるベースキャンプから社員とのMTGに出席したり、自社商品や営業活動に関する発信をしたりと、社長としての仕事も怠らなかった。

酸素濃度が地上の3分の1になる標高8000m以上の通称“デスゾーン”では、マイナス40度以下の極寒と風速100km/hを超える突風を耐え、死の危険が潜むクレバス(雪渓の割れ目)を超え、標高8848mの頂に到達した。

森社長は16日未明、インスタグラムを更新。「俺は全く特別な人間なんかではなかった。もちろん今も。皆にも同じだけのチャンスがあり、無限の可能性がある」と綴り、「可能性を切り開くには恐怖を受け入れることも必要。何者でもないが、俺は自分の人生を使って人が持つ可能性を証明し続ける。自分の才能がいつか見つかると信じ、夢を持ち、夢を叶えよう。Everest summit !(すべて原文ママ)」と締めくくった。

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元カリスマホストの化粧品会社社長がエベレスト登頂 登山歴1年半で

イスラエル発コスメブランド「クリスティーナ(CHRISTINA)」の日本総代理店であるクリスティーナジャパンの森翔太社長が14日、エベレスト登頂を果たした。森社長は登山歴わずか1年半。同社は、ガイドチームや複数の登山関係者の証言から、エベレスト登頂をクリアした人の登山歴としては「日本人最速」と誇る。

森社長は1991年生まれの33歳。歌舞伎町のカリスマホストを経てクリスティーナジャパンを2018年に創業し、わずか数年で年商20億円超の企業に育てた。自社スタッフや社会に対して“可能性はいつからでも切り拓ける”というメッセージを伝えるべく、社長業を超えたチャレンジを続けている。昨年は世界屈指の高山(標高8163m)であるマナスル登頂を果たした。

エベレストへの挑戦は、4月中旬にスタートした。自社主催のパーティーを終えた翌日にネパールに飛んだ森社長は、推奨されるよりもはるかに短い期間の実地トレーニングを経て山を登り始めた。登山中も、ネットが通じるベースキャンプから社員とのMTGに出席したり、自社商品や営業活動に関する発信をしたりと、社長としての仕事も怠らなかった。

酸素濃度が地上の3分の1になる標高8000m以上の通称“デスゾーン”では、マイナス40度以下の極寒と風速100km/hを超える突風を耐え、死の危険が潜むクレバス(雪渓の割れ目)を超え、標高8848mの頂に到達した。

森社長は16日未明、インスタグラムを更新。「俺は全く特別な人間なんかではなかった。もちろん今も。皆にも同じだけのチャンスがあり、無限の可能性がある」と綴り、「可能性を切り開くには恐怖を受け入れることも必要。何者でもないが、俺は自分の人生を使って人が持つ可能性を証明し続ける。自分の才能がいつか見つかると信じ、夢を持ち、夢を叶えよう。Everest summit !(すべて原文ママ)」と締めくくった。

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「ポムポムプリン」のポップアップを渋谷・ミヤシタパークで開催 限定グッズやコラボメニューなどを用意

レイヤード ミヤシタパーク(RAYARD MIYASHITA PARK)は5月16日〜6月15日、サンリオの人気キャラクター「ポムポムプリン」とのコラボキャンペーンを開催する。イベント限定や先行販売のグッズなどを取り扱うポップアップストアをオープンするほか、飲食店とコラボレーションした限定メニューを提供する。5月31日には、ポムポムプリンが登場するスペシャルイベントを開催する。今回、新鮮なカラーリングや意外性のある表情など、新たな魅力を感じられるポムポムプリンの新デザインを初披露。トレンドに敏感なZ世代にもアプローチする。ポップアップストアのオープン当日には、平日にもかかわらず開店前から70人以上が列をなした。

イベント限定グッズは、新デザインのぬいぐるみやマスコット(2420〜3520円)。また、アクリルカラビナやキラキラ缶バッジ、A4クリアファイル、クリア箸、アイスクリームスプーン、Tシャツ、キャップ、トートバッグなどを先行販売する。ポップアップストアでの購入者は全員、おみくじ(全3種ランダム)を引ける。2200円以上購入すると、オリジナルステッカーをプレゼントする。

期間中は、吹き抜け広場にサイネージを掲出するほか、South 3F フードホールのガラス面をポムポムプリンのデザインに装飾。歩道橋スペースには大きなぬいぐるみを設置する。また5月31日から、5つの飲食店でコラボメニューを提供。コラボメニューを注文すると、オリジナルデザインのコースター(全3種ランダム)を数量限定でプレゼントする。

ポムポムプリンについて

ポムポムプリンは、ゴールデンレトリバーの男の子。こげ茶色のベレー帽がトレードマークだ。のんびり屋で、好きな言葉は「おでかけ」。靴集めが趣味で、将来の夢は「もっとおっきくなること」。5月13日に発表された「2025年サンリオキャラクター大賞」の中間順位発表で暫定首位となり、9年ぶりの1位(昨年4位)を目指している。

■ポムポムプリン POP-UP STORE in MIYASHITA PARK
日程:5月16日〜6月15日
場所:RAYARD MIYASHITA PARK South 2F
住所:東京都渋谷区神宮前6-20-10

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「ポムポムプリン」のポップアップを渋谷・ミヤシタパークで開催 限定グッズやコラボメニューなどを用意

レイヤード ミヤシタパーク(RAYARD MIYASHITA PARK)は5月16日〜6月15日、サンリオの人気キャラクター「ポムポムプリン」とのコラボキャンペーンを開催する。イベント限定や先行販売のグッズなどを取り扱うポップアップストアをオープンするほか、飲食店とコラボレーションした限定メニューを提供する。5月31日には、ポムポムプリンが登場するスペシャルイベントを開催する。今回、新鮮なカラーリングや意外性のある表情など、新たな魅力を感じられるポムポムプリンの新デザインを初披露。トレンドに敏感なZ世代にもアプローチする。ポップアップストアのオープン当日には、平日にもかかわらず開店前から70人以上が列をなした。

イベント限定グッズは、新デザインのぬいぐるみやマスコット(2420〜3520円)。また、アクリルカラビナやキラキラ缶バッジ、A4クリアファイル、クリア箸、アイスクリームスプーン、Tシャツ、キャップ、トートバッグなどを先行販売する。ポップアップストアでの購入者は全員、おみくじ(全3種ランダム)を引ける。2200円以上購入すると、オリジナルステッカーをプレゼントする。

期間中は、吹き抜け広場にサイネージを掲出するほか、South 3F フードホールのガラス面をポムポムプリンのデザインに装飾。歩道橋スペースには大きなぬいぐるみを設置する。また5月31日から、5つの飲食店でコラボメニューを提供。コラボメニューを注文すると、オリジナルデザインのコースター(全3種ランダム)を数量限定でプレゼントする。

ポムポムプリンについて

ポムポムプリンは、ゴールデンレトリバーの男の子。こげ茶色のベレー帽がトレードマークだ。のんびり屋で、好きな言葉は「おでかけ」。靴集めが趣味で、将来の夢は「もっとおっきくなること」。5月13日に発表された「2025年サンリオキャラクター大賞」の中間順位発表で暫定首位となり、9年ぶりの1位(昨年4位)を目指している。

■ポムポムプリン POP-UP STORE in MIYASHITA PARK
日程:5月16日〜6月15日
場所:RAYARD MIYASHITA PARK South 2F
住所:東京都渋谷区神宮前6-20-10

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「フジロック 2025」の第5弾アーティストが発表 リトル・シムズやジンジャー・ルートなどが登場

7月25〜27日に新潟県湯沢町の苗場スキー場で開催される日本最大級の音楽フェス「フジロックフェスティバル’25(FUJI ROCK FESTIVAL'25)」の第5弾アーティストが出演日と合わせて発表された。合わせてチケットの一般販売もスタートした。

7月25日には、ロンドンを拠点とするダンス・デュオ、ジョイ・アノニマス(Joy(Anonymous))の出演が決定。さらに、昨年の単独公演が話題となったUS(アス)が2年連続で登場。また、毎年豪華ゲストが集う「ルート17 ロックンロール・オーケストラ(ROUTE 17 Rock'n'Roll ORCHESTRA)」では、山下久美子、甲本ヒロト、釘屋玄、US、リアム・オ・メンライ(Liam Ó Maonlai)らが参加予定だ。

7月26日には、LAのジンジャー・ルート(GINGER ROOT)」が2年ぶりに苗場へ戻ってくるほか、シカゴの気鋭シンガー、ジェーン・リムーバー(JANE REMOVER)、そして3月にデビューアルバムをリリースし世界を驚かせたYHWH NAILGUNの出演が決定した。

最終日の7月27日は、マーキュリー・プライズやブリット・アワードの最優秀新人賞を受賞し、俳優としても活躍するUK出身のアーティスト、リトル・シムズ(LITTLE SIMZ)のが新たに追加された。

加えて、THE PALACE OF WONDER、苗場食堂、Gypsy Avalon、PYRAMID GARDEN、GAN-BAN SQUAREに出演するアーティストも発表された。

7月24日には前夜祭も実施

7月24日は、恒例の入場無料の前夜祭も実施。イエロー・クリフ(YELLOW CLIFF)、オアシスエリア、レッド・マーキーが開放され、盆踊り大会や花火、抽選会、スペシャルライブなど、多彩なコンテンツが行われる。

公式グッズ第5弾も発売

合わせて、公式グッズ第5弾も登場。注目は、「鉄腕アトム」との限定コラボTシャツや、VIDEOユニット、最後の手段(SAIGO NO SHUDAN)がデザインしたオフィシャルTシャツ、アイコン柄の手ぬぐいなど、個性あふれるフェスファッションアイテム。さらに「サーモス(THERMOS)」とのコラボマグボトル&カップも登場し、日常でもアウトドアでも活躍するプロダクトがそろう。

詳しいラインアップはこちらから
https://www.fujirockfestival.com/artist/index

■FUJI ROCK FESTIVAL'25
日程:2025年7月25〜27日
会場:新潟県 湯沢町 苗場スキー場
https://www.fujirockfestival.com

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G-DRAGONのライブ衣装を「ヨウジヤマモト プール オム」が特別デザイン

G-DRAGONは5月10日と11日、ワールドツアー「G-DRAGON 2025 WORLD TOUR [Übermensch]」の東京ドーム公演を開催した。公演の中で着用しているブルーグリーンのジャケット衣装を手掛けたのは、山本耀司がデザイナーを務める「ヨウジヤマモト プール オム(YOHJI YAMAMOTO POUR HOMME)」だ。ジャケットの背中には、大胆なプリントとツアー名が施されている。

「G-DRAGON 2025 WORLD TOUR [Übermensch]」は、約8年ぶりとなるG-DRAGONのワールドツアーだ。ツアー第1弾は、アジア8大都市を回る。日本は東京ドームと京セラドーム大阪(5月25日と26日)の2カ所で開催し、追加ツアーの日程と場所は今後発表する。

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三井不動産が「ECフォース」運営会社を持分法適用会社に オムニチャネル強化

三井不動産はECシステム「ECフォース(ECFORCE)」を展開するスーパースタジオ(SUPER STUDIO)の第三者割当増資を引き受け、持分法適用会社にする。三井不動産はグローバル・ブレインと共同運営するスタートアップ投資事業「31ベンチャーズ」を通じて2022年からスーパースタジオに出資していたが、出資額を引き上げる。スーパースタジオは今回の資金調達で17億円を調達し、システム開発やECだけでなくサービスやリアル店舗の開拓を強化する。三井不動産の渡辺誠・商業施設運営第一部長は「ららぽーとなどの大型商業施設で、来館者にまとめて試着&購買できるサービスなど、新しい購買体験を共同で開発していく」として、「ららぽーと」などの大型商業施設のオムニチャネル対応を強化する考え。

三井不動産は22年以降スーパースタジオと共同で、東京・渋谷のミヤシタパークのOMOストア「ザ・ストア」や大型ショッピングモール「ららぽーと」で5カ所展開している体験型ショールーミング店舗「ららぽーとクローゼット」、自社運営のECモール「アンドモール」で購入した商品を「ららぽーと」で受け取れるクリック&コレクトサービス「&モールデスク」などを展開していた。

ミヤシタパークの「ザ・ストア」は23年7月にスタート後、これまで60ブランドが利用しており、「信じられないほどの成果を上げるブランドもあった」(スーパースタジオの林紘祐CEO)という。

三井不動産とスーパースタジオ今後、「ららぽーとクローゼット」や「ザ・ストア」を「ららぽーと」など国内外の商業施設にも広げるほか、「ららぽーと」を訪れた来館者が1カ所でまとめて試着し、購入もできるようなサービスも開発する。三井不動産の渡辺部長は「スーパースタジオは、リテールDXに必要な機能や技術に加え、スタートアップならではの機動力の高さとリテールそのものに対する深い理解力もある。膨大なトラフィックのある大型商業施設のトラフィックに加え、これまでなかなか可視化が難しかった、試着や商品を手に取ったり、といった購買前、あるいは購買後の行動までも可視化、データ化するようなことにも取り組みたい」と意気込む。

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三井不動産が「ECフォース」運営会社を持分法適用会社に オムニチャネル強化

三井不動産はECシステム「ECフォース(ECFORCE)」を展開するスーパースタジオ(SUPER STUDIO)の第三者割当増資を引き受け、持分法適用会社にする。三井不動産はグローバル・ブレインと共同運営するスタートアップ投資事業「31ベンチャーズ」を通じて2022年からスーパースタジオに出資していたが、出資額を引き上げる。スーパースタジオは今回の資金調達で17億円を調達し、システム開発やECだけでなくサービスやリアル店舗の開拓を強化する。三井不動産の渡辺誠・商業施設運営第一部長は「ららぽーとなどの大型商業施設で、来館者にまとめて試着&購買できるサービスなど、新しい購買体験を共同で開発していく」として、「ららぽーと」などの大型商業施設のオムニチャネル対応を強化する考え。

三井不動産は22年以降スーパースタジオと共同で、東京・渋谷のミヤシタパークのOMOストア「ザ・ストア」や大型ショッピングモール「ららぽーと」で5カ所展開している体験型ショールーミング店舗「ららぽーとクローゼット」、自社運営のECモール「アンドモール」で購入した商品を「ららぽーと」で受け取れるクリック&コレクトサービス「&モールデスク」などを展開していた。

ミヤシタパークの「ザ・ストア」は23年7月にスタート後、これまで60ブランドが利用しており、「信じられないほどの成果を上げるブランドもあった」(スーパースタジオの林紘祐CEO)という。

三井不動産とスーパースタジオ今後、「ららぽーとクローゼット」や「ザ・ストア」を「ららぽーと」など国内外の商業施設にも広げるほか、「ららぽーと」を訪れた来館者が1カ所でまとめて試着し、購入もできるようなサービスも開発する。三井不動産の渡辺部長は「スーパースタジオは、リテールDXに必要な機能や技術に加え、スタートアップならではの機動力の高さとリテールそのものに対する深い理解力もある。膨大なトラフィックのある大型商業施設のトラフィックに加え、これまでなかなか可視化が難しかった、試着や商品を手に取ったり、といった購買前、あるいは購買後の行動までも可視化、データ化するようなことにも取り組みたい」と意気込む。

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「トム ブラウン」2025年プレ・フォール・コレクション

「トム ブラウン(THOM BROWNE)」が2025年プレ・フォール・コレクションを発表した。

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「トム ブラウン」2025年プレ・フォール・コレクション

「トム ブラウン(THOM BROWNE)」が2025年プレ・フォール・コレクションを発表した。

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ジャクソン・ワンが語る「Number_iの魅力」と「新作アルバムに込めた想い」

SNSの総フォロワー数は1億人を超え、2ndアルバム「MAGIC MAN」は全米アルバムチャート15位を獲得するなど、世界的アーティスのジャクソン・ワン(Jackson Wang)。世界最大規模の音楽フェス「コーチェラ」には2022年から3年連続で出場。昨年のNumber_iとのコラボも大きな話題となった。

7月にリリース予定のニューアルバム「MAGIC MAN 2」に先駆けて発表された「GBAD」のミュージックビデオは3100万再生を超え、4月16日に全世界で配信開始となったNumber_iとのコラボ曲「GBAD (Number_i Remix)」は、SNSでも大きなトレンドに。5月9日にはインド出身のアーティスト、ディルジット・ドサンジ(Diljit Dosanjh)と共作した新曲「BUCK (feat. Diljit Dosanjh)」もリリースするなど、新作アルバムへの期待が高まる中、来日したジャクソンにインタビューを実施。Number_iとのコラボや、「MAGIC MAN 2」について、そして大事にしている信念など、時折日本語を交えながらユーモアたっぷりに語ってくれた。

Number_iの印象

——先日、Number_iとのコラボ曲「GBAD (Number_i Remix)」のリリースが発表されると、かなりの話題を集めましたが……。

ジャクソン・ワン(以下、ジャクソン):本当ですか!? 僕はまだ、あまり実感がないんですよ(笑)。

——本当にとても注目されていますよ!(笑)。Number_iとジャクソンさんは昨年の「コーチェラ」でコラボステージを披露しましたが、今回の「GBAD」でのタッグはどのように実現したのでしょうか?

ジャクソン:「コーチェラ」を機に関係性ができてから、ずっと連絡を取ってはいて。僕はもともと日本でも活発に活動していきたいという思いがあって、Number_iとコラボ楽曲をリリースしたいと考えていたのですが、新曲を作ろうとすると時間がかかってしまうので、まずはリミックスから始めることにしたんです。レコーディングは、Number_iは日本、僕は上海から参加して、リモートで行いました。いろいろと尽力してくれた88risingにも感謝しています。

——3人が書いたリリックを初めて見たときはどう感じましたか。

ジャクソン:僕はもちろん日本語を完全に理解できないので、最初は「え? これって僕について歌ってる?」と思い込んでしまいました(笑)。彼らのリリックはとても興味深かったし、声のトーンがそれぞれ違うのも魅力だなと。(平野)紫耀は重低音が効いていて厚みがあり、岸(優太)は軽やかでリズミカル。そしてジン(神宮寺勇太)はメロディアスで、3人の声が混ざり合うことで、さらにレベルアップしていると感じます。

——3人それぞれに対して、パーソナルな面での印象も教えてもらえますか?

ジャクソン:「コーチェラ」のときは初対面で一度リハーサルをして、次の日にすぐ本番だったので、まだ距離感があったんです。今は一緒にパーティもする仲になり、本当に仲良くなりました。岸は、本当に怒らない人。もし明日が世界の終わりだと伝えても、理解してくれそうな人だと思います(笑)。ジンは自己表現がとても上手で、友達になってからは、僕とエネルギーがすごく似ている人だと感じていますね。そして紫耀と一緒にいるときは、常に笑いが絶えない。何について話していたのか思い出せないくらい、ささいなことでもずっと2人で笑っています。

——Number_iの音楽性の魅力については、どう感じていますか?

ジャクソン:それぞれの個性やキャラクターがはっきりしていて、とてもエッジの効いた音楽だと思います。実験的で、どんどん追求していく姿勢も感じますね。他と違うことに挑戦しているし、個人的には彼らの音楽が大好きです。

——ちなみに3人とのパーティーではどんなことをしたんですか?

ジャクソン:ハイボールをかなりたくさん飲んだし、テキーラや、Awichちゃんからいただいたハブ酒も……。“スーパーハードナイト”でした。

——とても盛り上がったんですね(笑)。

ジャクソン:3時間だけ寝て、翌朝はまた仕事に戻りました(笑)。Number_iだけではなく僕のダンスチームなども一緒だったので、親戚一同で集まったような、とても和やかなムードでしたね。たくさんお酒を飲みつつも、踊って汗をかくことですぐ発散して。バランスの取れたパーティでした(笑)。

愛と信頼、そして信念

——今年先行リリースされた新曲「High Alone」「GBAD」に続いて、ニューアルバム「MAGIC MAN 2」が7月にリリースされる予定です。どのような作品か教えてください。

ジャクソン:昨年1年間、オフを取ったんです。僕はまだ社会に踏み込む準備が十分にできていないまま若いころにデビューして、タイトなスケジュールの中でループのような毎日を繰り返しました。その結果、20代はいろんなものを失った感覚があって。昨年のオフは、自分自身と向き合う時間になりましたね。日記を書くようになり、自分がこれまで経験してきたこと、人生について考えていること、業界や社会に対して思うことを綴っているんです。今まではある意味自分と向き合うことを避けてきて、自分自身を表現するような曲を書いてこなかったけど、今回はそうして日記に書いたことを楽曲に昇華していきました。

——1人の人間として言いたいことを詰め込んだアルバムなんですね。「High Alone」「GBAD」も、ご自身をさらけ出したような作品だと感じました。

ジャクソン:はい。自分の人生観を込めています。「High Alone」では自分にとっての現実とは何かを比喩的に打ち出していて、ミュージックビデオではビデオの中の自分を見ているような世界観を描いたのですが、「GBAD」でも比喩を用いています。ビジュアル的には「High Alone」の方がダークで、「GBAD」は明るく軽やかでエンタテインメント性があるけど、ステートメント的には似ていると思いますね。

——ジャクソンさんが、1人の人間として大事にしている価値観とはなんでしょうか。

ジャクソン:そうですね……愛と信頼、そして自分の中にある信念でしょうか。愛を与えて、愛を受け取れるくらい自分の心を開くこと。そしてお互いに信頼すること。自分自身をなくさないための信念を持ちつつ、他人の領域も侵さないこと。それらを大切にしています。僕はアーティストになる前も若くしてプロのアスリートとして活動していたので、ずっとシャボン玉の中で生きてきたような部分があるけど、そうしたことは変わらずに大事にしていますね。

——世界を飛び回って活動する中では、気持ちのバランスを保つことが大変になることもあると思います。どういうふうにご自身を鼓舞していますか。

ジャクソン:僕はいつも“ハングリー”なんです。……あ、お腹が空いているということではないですよ?

——(笑)。ハングリー精神があるということですよね。

ジャクソン:はい(笑)。情熱を持っているから、自分の心を突き動かすものが自然に生まれてくる。僕は本当に幸運だと思うし、常に感謝しているんです。こうして自分が愛することを仕事にできていることが、本当にうれしくて。とても大変なときもあるけれど、好きなことをやっているから、大変だと感じない。それだけ情熱と愛を持って取り組めているのだと思います。

日本は自分がクリエイティブでいられる空間

——すてきです。ファッションにまつわるお話も聞かせてください。ご自身が手掛けるファッションブランド「TEAM WANG design」には、どんな思いを込めていますか?

ジャクソン:「TEAM WANG design」は4年前に始めましたが、当初は一般向けに販売する想定ではなく、自分のチームのみんなが着用するものをデザインしたいという思いからスタートしました。「COOKIES」と「SPARCLES」という2つのラインがあって、それぞれコンセプトが異なります。「COOKIES」で表現しているのは、ジャクソン自身の人生。ローンチのたびに、人生の学びのようなものを込めています。昨年12月に発表した前回のコレクションのテーマは、“CHOICES”。さまざまなことを選択する上でリスクを負いたくない人も多いと思うけど、「あまり考えすぎずに決めていい。それはただ単純なチョイスなときもあるよ」という思いを伝えたかったです。

——そうしたジャクソンさんの思いを、コレクションのたびに表現しているんですね。

ジャクソン:はい。今後ブランドのディレクターとして僕も成長していくと思いますが、年齢とともに感じ方も変わっていくので、その時々で抱いたことを、「COOKIES」では自分の哲学として打ち出したいと思っています。これは「MAGIC MAN 2」につながる感覚でもありますね。そして「SPARCLES」のコンセプトは、ジャクソンと友人たち。例えば、今この瞬間であれば、その対象が平野紫耀になるのかもしれませんが、着てくれる人がその2人と一緒に、参加できるような気持ちになるアイテムをコンセプトとしています。

——ジャクソンさんのプライベートなファッションにおける定番アイテムや、こだわりはありますか。

ジャクソン:僕は、もし法律違反にならないならば、常に素っ裸でいたい人間なんです(笑)。強いて言えば、歳をとっていくうちに、シンプルで着心地のいいスタイルを重視するようになってきました。MVでもあまりハイファッションは着ないんですよ。MVにはストーリーがあり、その登場人物を表現しているので、ハイファッションを着てしまうと世界観を壊してしまう気がするんです。

——なるほど。冒頭で「日本でも活発に活動していきたい」とお話ししていましたが、今後日本でやってみたいことがあれば、最後に教えてください。

ジャクソン:もっと長く、日本に滞在してみたいですね。日本語も学びたいし、時間をかけて日本の皆さんと一緒に過ごしたい。実は「MAGIC MAN 2」の中にも、日本で作った楽曲がいくつかあるんです。両親について描いた楽曲もそうですね。日本は自分がクリエイティブでいられる空間であると感じるんです。日本の友人や、音楽やファッションを通じて知り合った人たちの中にいると、とても安心する。それがまた僕にインスピレーションを与えてくれます。僕は予定調和より、予想外のことで衝撃を受けたいという思いが常にあるのですが、東京はそれがかなう環境だと思いますね。

PHOTOS:MAYUMI HOSOKURA

■ジャクソン・ワン ニューアルバム「MAGICMAN 2」
1. High Alone
2. Not For Me
3. Access
4. BUCK (feat. Diljit Dosanjh)
5. GBAD
6. Hate to Love
7. One Time
8. Everything
9. Dear:
10. Sophie Ricky
11. Made Me a Man
https://teamwang.lnk.to/MAGICMAN2

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「ケースティファイ」のスーツケースが日本上陸 カスタマイズで自分だけの旅の相棒に

「ケースティファイ(CASETIFY)」が展開している、高い耐久性とカスタマイズ性が特徴のオンデマンド製スーツケースコレクション“ケースティファイ トラベル(CASETiFY Travel)”が日本上陸を果たした。ブランドの公式オンラインストアでは、すでに発売しているほか、新宿マルイ店、渋谷パルコ店、名古屋タカシマヤ ゲートタワーモール店、心斎橋店は30日から扱う。また、その他の店舗でも後日取り扱いを予定する。同コレクションは、昨年12月に登場していたが、韓国と北米エリアのみの展開で、日本では未発売だった。

日本では、機内持ち込みが可能なコンパクトなサイズの“バウンス キャリーオン スーツケース(21インチ)”(W35.3×H53.5×D22.8cm、7万9530円〜)と、長期旅行にも対応できる大容量の“バウンス トランク スーツケース(29インチ)”(W44.5×H75.5×D37.5cm、11万1430円〜)に加えて、“スーツケース用トラベルオーガナイザー”(7920円〜)、“トラベルポーチセット”(5500円〜)を展開する。

膨大な組み合わせの中から選ぶ
自分だけのスーツケース

スーツケースは、スマートフォンケースに使用している“バウンス技術”を再開発し、バンパーに搭載。また、ボディーにはドイツのバイエル(Bayer)社製のポリカーボネート“マクロロン(Makrolon)”を使用し、優れた耐久性と軽量設計を実現した。

さらに、ボディーのデザインは特許出願中のオンデマンドプリント技術を用いて、フルカスタマイズすることができる。「ケースティファイ」が独自開発した3種類のオリジナルフォントの中から1文字単位でカラーやバックグラウンドデザインなどを選ぶことができる。

上陸記念のオリジナルグッズも用意

同コレクションの日本上陸を記念し、購入者特典も用意する。“バウンス キャリーオン スーツケース(21インチ)”もしくは “バウンス トランク スーツケース(29インチ)”のいずれかを店舗で購入した人にはオリジナルのアイマスクとネックピローを、公式オンラインストアで購入した人にはアイマスクをプレゼントする。

また、30日から渋谷パルコ5階の「ケースティファイ スタジオ」では、同コレクションが店内をジャック。スーツケースをはじめとするアイテムを展示するほか、カスタマイズ性の高さも体験できる。

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「ケースティファイ」のスーツケースが日本上陸 カスタマイズで自分だけの旅の相棒に

「ケースティファイ(CASETIFY)」が展開している、高い耐久性とカスタマイズ性が特徴のオンデマンド製スーツケースコレクション“ケースティファイ トラベル(CASETiFY Travel)”が日本上陸を果たした。ブランドの公式オンラインストアでは、すでに発売しているほか、新宿マルイ店、渋谷パルコ店、名古屋タカシマヤ ゲートタワーモール店、心斎橋店は30日から扱う。また、その他の店舗でも後日取り扱いを予定する。同コレクションは、昨年12月に登場していたが、韓国と北米エリアのみの展開で、日本では未発売だった。

日本では、機内持ち込みが可能なコンパクトなサイズの“バウンス キャリーオン スーツケース(21インチ)”(W35.3×H53.5×D22.8cm、7万9530円〜)と、長期旅行にも対応できる大容量の“バウンス トランク スーツケース(29インチ)”(W44.5×H75.5×D37.5cm、11万1430円〜)に加えて、“スーツケース用トラベルオーガナイザー”(7920円〜)、“トラベルポーチセット”(5500円〜)を展開する。

膨大な組み合わせの中から選ぶ
自分だけのスーツケース

スーツケースは、スマートフォンケースに使用している“バウンス技術”を再開発し、バンパーに搭載。また、ボディーにはドイツのバイエル(Bayer)社製のポリカーボネート“マクロロン(Makrolon)”を使用し、優れた耐久性と軽量設計を実現した。

さらに、ボディーのデザインは特許出願中のオンデマンドプリント技術を用いて、フルカスタマイズすることができる。「ケースティファイ」が独自開発した3種類のオリジナルフォントの中から1文字単位でカラーやバックグラウンドデザインなどを選ぶことができる。

上陸記念のオリジナルグッズも用意

同コレクションの日本上陸を記念し、購入者特典も用意する。“バウンス キャリーオン スーツケース(21インチ)”もしくは “バウンス トランク スーツケース(29インチ)”のいずれかを店舗で購入した人にはオリジナルのアイマスクとネックピローを、公式オンラインストアで購入した人にはアイマスクをプレゼントする。

また、30日から渋谷パルコ5階の「ケースティファイ スタジオ」では、同コレクションが店内をジャック。スーツケースをはじめとするアイテムを展示するほか、カスタマイズ性の高さも体験できる。

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「サボン」のフェイスポリッシャーがリニューアル 5つのラインアップ&新サイズが登場

「サボン(SABON)」は5月29日、“フェイスポリッシャー”をリニューアル発売する。既存の3種を刷新するほか新たな2種を加え、肌状態に合わせて選べる5タイプの製品を用意した。ほか、今回のリニューアルを記念したフェイスケアのスペシャルキットも数量限定で販売する。

角質ケアと洗顔に加え、バランシングにも着目

“フェイスポリッシャー”は洗顔と角質ケアを同時にかなえる泡立て不要の2in1スクラブ洗顔料。植物由来のホホバエステルとセルロースによるスクラブが古い角質や毛穴の汚れを優しく取り除き、ミネラル豊富な死海の塩が肌を健やかに整えるブランドを代表するアイテムだ。リニューアルした次世代コレクションは角質ケアと洗顔に加え、バランシング機能にも着目したほか、パッケージデザインを刷新。ミントやラベンダー、ローズマリーなどの花やハーブが肌に寄り添い、皮脂バランスや日々の揺らぎを整える。

“フェイスポリッシャー リフレッシング”

すっきりしたい朝の洗顔や、べたつきが気になる時の使用を提案する泡立て不要の“リフレッシング”(ガラスジャー125mL、3960円/チューブ60mL、2200円)は、処方とサイズをリニューアルした。ミントエッセンシャルオイルの爽快感のある香りと清涼感が特徴で、ミントウォーターが肌にみずみずしさを与えながら、水分油分のバランスを整える。

“フェイスポリッシャー リラクシング”

ラベンダーの香りが癒しを与える“リラクシング”(ガラスジャー125mL、3960円/チューブ60mL、2200円)も処方とサイズをリニューアル。カモミールウォーターが揺らぎやすい肌に潤いを与えやわらかな質感へと導く。肌と心を落ち着かせるような、おだやかな香りと潤いを感じられますラベンダーエッセンシャルオイル

“フェイスポリッシャー フォーミング”

新登場の“フォーミング”(チューブ125mL、3520円)は滑らかなジェルテクスチャーで、水を加えるととろりとした泡に変化する。ヘチマ繊維による自然由来のスクラブや、オーガニックローズマリーを配合。シリーズ内で最も洗浄力が高く、過剰な皮脂やべたつきや、肌のくすみをケアする。

“フェイスポリッシャー コンフォーティング・ローズ”

ファンも多い既存品の“コンフォーティング・ローズ”(ガラスジャー125mL、5060円/チューブ60mL、2860円)は、ブルガリア産オーガニックダマスクローズオイルを含む4種類のエッセンシャルオイルと、保湿力の高いヒマワリ種子油など4種のボタニカルオイルを配合。 繊細な大人肌を優しく磨き上げつつ、深い潤いで肌を、優雅なオーガニックダマスクローズの香りで心を包み込む。

“フェイスポリッシャー ジェントルマン”

新サイズになった“ジェントルマン”(チューブ125mL、3520円)は爽やかでフレッシュなプチグレン、レモンの香り。スクラブは植物由来のホホバエステルとセルロースで、ホイップのようななめらかなクリームがもちもち触感の肌をかなえる。肌や髭に潤いを与えて柔らかくするためシェービングにも利用可能だ。

スペシャルキットやキャンペーン企画も用意

リニューアルを記念し、“フェイスポリッシャー”と“ローズ ウォータージュレ”をセットにした“フェイスポリッシュ&ジュレキット”(5060円、“コンフォーティング・ローズ”の場合は6160円)や洗顔後のケアアイテムをそろえた“ローズフェイス&ポリッシュキット”(6710円)、ミントの香りが楽しめるセットにポーチを付けた直営店、フルーツギャザリング、アットコスメトーキョー(@COSME TOKYO)、アットコスメショッピング(@COSME SHOPPING)限定の“ミントキット リフレッシング”(3960円)など、さまざまなスペシャルキットも同時発売する。

ほか、キャンペーン期間中に「サボン」製品を1万3000円以上を購入した人に晴雨兼用のブルーミングパラソルを先着順で進呈する。シックなブラウンとクリームを組み合わせたオリジナルデザインで、遮光率100%、紫外線遮蔽率100%で、強い陽射しから肌や髪を守る。

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スタバ × “ワイルドサイド ヨウジヤマモト“第3弾は過去最多11型 “人魚”デザインのスカジャンやスケボーが登場

“ワイルドサイド ヨウジヤマモト(WILDSIDE YOHJI YAMAMOTO)”は5月20日、スターバックス コーヒー ジャパンの「スターバックス リザーブ ロースタリー 東京(以下、ロースタリー 東京)」とのコラボレーション第3弾として、アイテム11型とコラボドリンクを発売する。

両者のコラボは昨年4月にスタート。スターバックスのドリンクやシンボルである人魚“サイレン”のモチーフを、黒をキーカラーに“ワイルドサイド ヨウジヤマモト”らしい解釈でエッジーに表現してきた。

スケートボードやラグまで、過去最大のアイテム数

今回は、スカジャン(15万9500円)やフーディー(2万7500円)、Tシャツ(1万1000円)、キャップ(1万8700円)、スカーフ(1万450円)のアパレルアイテムのほか、ハンドメイドのラグ(5万7200円)やスケートボード(2万9700円)、ステンレスボトル(6000円)、サイログラス(3000円)がそろい、コラボ史上過去最多のラインアップとなる。

アイテムには、前回同様に人魚“サイレン”のモチーフをあしらいつつ、新たにコーヒー生産地に生息するスマトラタイガーなどの動物や、コーヒーチェリーのモチーフをデザインに落とし込んだ。

リバーシブルのダブルジップ仕様のスカジャン

注目のアイテムは、リバーシブルで着用できるダブルジップ仕様のスタジャンだ。片面には“サイレン”の刺しゅうを大胆にデザインし、もう片面は光沢のあるブラックの生地に“WILDSIDE”のロゴを配した。2通りの表情が楽しめる一着に仕上がっている。

スターバックスの担当者によると、前回はバリスタの店頭に立つ“オン”の姿を象徴するエプロンなどのアイテムを用意したが、今回はバリスタのプライベート“オフ”の姿をイメージし、スケートボードやステンレスボトルなど、よりカジュアルで日常になじむアイテムを制作したという。

コーヒーとコーラは相性抜群!
夏にピッタリの一杯

コラボドリンクは、コーヒーとコーラを組み合わせた“WILDSIDE バレルエイジドコールドブリュー&コーラ”(1400円)が登場する。ノンアルコールだが、ウイスキー樽で熟成したコーヒー豆やラムフレーバーシロップを使用し、カクテルのような深みのある味わいに仕上げた。ライムと粗挽きのブラックペッパーを加えることで、爽やかさの中にスパイシーなアクセントが光る。暑い季節にもぴったりで、普段コーヒーを飲まない筆者でも驚くほど飲みやすかった。

また、前回好評だったコラボドリンク“WILDSIDE Missing”(ノンアルコール 2200円/アルコール入り 2700円)も合わせて販売する。

■“ワイルドサイド ヨウジヤマモト”と「スターバックス リザーブ ロースタリー 東京」コラボアイテム詳細

発売日:2025年5月20日
販売場所:スターバックス リザーブ ロースタリー 東京、スターバックス公式オンラインストア
販売初日のみ1人1商品につき1点まで、翌日以降は1人1商品につき10点まで購入が可能

■“WILDSIDE バレルエイジドコールドブリュー&コーラ”詳細

販売期間:2025年5月20日〜7月1日
販売場所:スターバックス リザーブ ロースタリー 東京

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スタバ × “ワイルドサイド ヨウジヤマモト“第3弾は過去最多11型 “人魚”デザインのスカジャンやスケボーが登場

“ワイルドサイド ヨウジヤマモト(WILDSIDE YOHJI YAMAMOTO)”は5月20日、スターバックス コーヒー ジャパンの「スターバックス リザーブ ロースタリー 東京(以下、ロースタリー 東京)」とのコラボレーション第3弾として、アイテム11型とコラボドリンクを発売する。

両者のコラボは昨年4月にスタート。スターバックスのドリンクやシンボルである人魚“サイレン”のモチーフを、黒をキーカラーに“ワイルドサイド ヨウジヤマモト”らしい解釈でエッジーに表現してきた。

スケートボードやラグまで、過去最大のアイテム数

今回は、スカジャン(15万9500円)やフーディー(2万7500円)、Tシャツ(1万1000円)、キャップ(1万8700円)、スカーフ(1万450円)のアパレルアイテムのほか、ハンドメイドのラグ(5万7200円)やスケートボード(2万9700円)、ステンレスボトル(6000円)、サイログラス(3000円)がそろい、コラボ史上過去最多のラインアップとなる。

アイテムには、前回同様に人魚“サイレン”のモチーフをあしらいつつ、新たにコーヒー生産地に生息するスマトラタイガーなどの動物や、コーヒーチェリーのモチーフをデザインに落とし込んだ。

リバーシブルのダブルジップ仕様のスカジャン

注目のアイテムは、リバーシブルで着用できるダブルジップ仕様のスタジャンだ。片面には“サイレン”の刺しゅうを大胆にデザインし、もう片面は光沢のあるブラックの生地に“WILDSIDE”のロゴを配した。2通りの表情が楽しめる一着に仕上がっている。

スターバックスの担当者によると、前回はバリスタの店頭に立つ“オン”の姿を象徴するエプロンなどのアイテムを用意したが、今回はバリスタのプライベート“オフ”の姿をイメージし、スケートボードやステンレスボトルなど、よりカジュアルで日常になじむアイテムを制作したという。

コーヒーとコーラは相性抜群!
夏にピッタリの一杯

コラボドリンクは、コーヒーとコーラを組み合わせた“WILDSIDE バレルエイジドコールドブリュー&コーラ”(1400円)が登場する。ノンアルコールだが、ウイスキー樽で熟成したコーヒー豆やラムフレーバーシロップを使用し、カクテルのような深みのある味わいに仕上げた。ライムと粗挽きのブラックペッパーを加えることで、爽やかさの中にスパイシーなアクセントが光る。暑い季節にもぴったりで、普段コーヒーを飲まない筆者でも驚くほど飲みやすかった。

また、前回好評だったコラボドリンク“WILDSIDE Missing”(ノンアルコール 2200円/アルコール入り 2700円)も合わせて販売する。

■“ワイルドサイド ヨウジヤマモト”と「スターバックス リザーブ ロースタリー 東京」コラボアイテム詳細

発売日:2025年5月20日
販売場所:スターバックス リザーブ ロースタリー 東京、スターバックス公式オンラインストア
販売初日のみ1人1商品につき1点まで、翌日以降は1人1商品につき10点まで購入が可能

■“WILDSIDE バレルエイジドコールドブリュー&コーラ”詳細

販売期間:2025年5月20日〜7月1日
販売場所:スターバックス リザーブ ロースタリー 東京

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「ニューバランス」×アクション・ブロンソン再び ピンクが目を引くコラボスニーカーを発売

「ニューバランス(NEW BALANCE)」は5月23日、ラッパーのアクション・ブロンソン(Action Bronson)とコラボしたスニーカー「アクション ブロンソン × ニューバランス 990v6 “アマゾニア”(Action Bronson x New Balance 990v6 “Amazonia”」を発売する。サイズは26.0~29.0、30.0cmを展開し、価格は4万6200円。ティーハウス ニューバランス(T-HOUSE NEW BALANCE)、「ニューバランス」公式オンライン、その他一部取り扱い店で販売する。

植物や香辛料、幼少期の記憶など、
多彩なイメージを表現

今回のコラボスニーカーは、“メイド イン USA 990v6”をベースに、アクション・ブロンソンがジャングルや、自然の深い色合いに着想を得て、植物や香辛料をモチーフとしたほか、アメリカ・ニューヨークのクイーンズで過ごした幼少期の記憶もイメージ。反発弾性のある“フューエルセル(FUELCELL)”と、安定性およびクッション性のある“エンキャップ(ENCAP)”搭載のミッドソールに、ヌバックのオーバーレイ、メッシュのアンダーレイを組み合わせている。“バクラヴァ(BAKLAVA)”ロゴをタン部分やインソールにあしらい、光を反射するリフレクティブ素材を配したほか、随所にハイピンクやロイヤルブルー、レッド、ベージュなど色彩豊かに仕上げた。

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「ニューバランス」×アクション・ブロンソン再び ピンクが目を引くコラボスニーカーを発売

「ニューバランス(NEW BALANCE)」は5月23日、ラッパーのアクション・ブロンソン(Action Bronson)とコラボしたスニーカー「アクション ブロンソン × ニューバランス 990v6 “アマゾニア”(Action Bronson x New Balance 990v6 “Amazonia”」を発売する。サイズは26.0~29.0、30.0cmを展開し、価格は4万6200円。ティーハウス ニューバランス(T-HOUSE NEW BALANCE)、「ニューバランス」公式オンライン、その他一部取り扱い店で販売する。

植物や香辛料、幼少期の記憶など、
多彩なイメージを表現

今回のコラボスニーカーは、“メイド イン USA 990v6”をベースに、アクション・ブロンソンがジャングルや、自然の深い色合いに着想を得て、植物や香辛料をモチーフとしたほか、アメリカ・ニューヨークのクイーンズで過ごした幼少期の記憶もイメージ。反発弾性のある“フューエルセル(FUELCELL)”と、安定性およびクッション性のある“エンキャップ(ENCAP)”搭載のミッドソールに、ヌバックのオーバーレイ、メッシュのアンダーレイを組み合わせている。“バクラヴァ(BAKLAVA)”ロゴをタン部分やインソールにあしらい、光を反射するリフレクティブ素材を配したほか、随所にハイピンクやロイヤルブルー、レッド、ベージュなど色彩豊かに仕上げた。

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好調な睡眠市場には学びがたくさん

毎週発行している「WWDJAPAN」は、ファッション&ビューティの潮流やムーブメントの分析、ニュースの深堀りなどを通じて、業界の面白さ・奥深さを提供しています。巻頭特集では特に注目のキーワードやカテゴリー、市場をテーマに、業界活性化を図るべく熱いメッセージを発信。ここでは、そんな特集を担当記者がざっくばらんに振り返ります。(この記事は「WWDJAPAN」2025年5月12日号からの抜粋です。)

和田:私はもともと生活の中で睡眠を重視しているタイプなので、睡眠特集をきっかけに、専門家の方たちにしっかり話が聞けてよかったです。

小田島:リカバリーウエアの好調や、大谷翔平選手が1日10時間寝ているという話が世間にもすっかり浸透していること、スマホゲーム「ポケモンスリープ」のヒットなどで、睡眠市場が盛り上がっているのは感じていました。今回取材した企業の広報担当者は、皆さん超多忙だろうに肌や髪がツヤツヤ。睡眠の重要性を如実に物語っていて、印象的でしたね。

和田:マットレスや枕など、考え抜かれた装備で寝ている方たちは、やはり睡眠の質が高いんだなと感じました。皮膚科医の取材では、睡眠時間の長さだけでなく、質の良い睡眠を取って、起きた後に「ああ気持ちよく寝た」と感じることが、肌や体に良い影響を与えると聞きました。これまで、睡眠時間の確保は意識してきましたが、今後は睡眠の質ももっと追求したいです。

ナイトウエア市場はさらに活性化する予感

小田島:睡眠市場の盛り上がりは、われわれが普段取材しているファッションやビューティ業界としても参考になる部分が多いと思います。たとえばナイトウエア。人は1日の3分の1近く寝ているわけだから、その時間を自分好みのデザインや肌触り、着心地の服で過ごすのはQOL向上につながります。「だから、数万円のパジャマも決して高くない」という言葉にも説得力を感じました。ナイトウエアやリカバリーウエアは新素材開発も盛んで、今後さらにプレーヤーが増えて市場が活性化しそう。

和田:眠りの深さや自律神経の働きなどを測り、そのデータを日々の生活に生かすといった、スリープテックもさらに広がりそうです。「エスティ ローダー(ESTEE LAUDER)」がこの春、初の“グローバル スリープ サイエンス アドバイザー”を任命したことにも注目しています。近い将来、日本の化粧品メーカーも、睡眠と美容の関連にもっとフォーカスして研究開発を進めていくといった動きはありそうです。

 

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好調な睡眠市場には学びがたくさん

毎週発行している「WWDJAPAN」は、ファッション&ビューティの潮流やムーブメントの分析、ニュースの深堀りなどを通じて、業界の面白さ・奥深さを提供しています。巻頭特集では特に注目のキーワードやカテゴリー、市場をテーマに、業界活性化を図るべく熱いメッセージを発信。ここでは、そんな特集を担当記者がざっくばらんに振り返ります。(この記事は「WWDJAPAN」2025年5月12日号からの抜粋です。)

和田:私はもともと生活の中で睡眠を重視しているタイプなので、睡眠特集をきっかけに、専門家の方たちにしっかり話が聞けてよかったです。

小田島:リカバリーウエアの好調や、大谷翔平選手が1日10時間寝ているという話が世間にもすっかり浸透していること、スマホゲーム「ポケモンスリープ」のヒットなどで、睡眠市場が盛り上がっているのは感じていました。今回取材した企業の広報担当者は、皆さん超多忙だろうに肌や髪がツヤツヤ。睡眠の重要性を如実に物語っていて、印象的でしたね。

和田:マットレスや枕など、考え抜かれた装備で寝ている方たちは、やはり睡眠の質が高いんだなと感じました。皮膚科医の取材では、睡眠時間の長さだけでなく、質の良い睡眠を取って、起きた後に「ああ気持ちよく寝た」と感じることが、肌や体に良い影響を与えると聞きました。これまで、睡眠時間の確保は意識してきましたが、今後は睡眠の質ももっと追求したいです。

ナイトウエア市場はさらに活性化する予感

小田島:睡眠市場の盛り上がりは、われわれが普段取材しているファッションやビューティ業界としても参考になる部分が多いと思います。たとえばナイトウエア。人は1日の3分の1近く寝ているわけだから、その時間を自分好みのデザインや肌触り、着心地の服で過ごすのはQOL向上につながります。「だから、数万円のパジャマも決して高くない」という言葉にも説得力を感じました。ナイトウエアやリカバリーウエアは新素材開発も盛んで、今後さらにプレーヤーが増えて市場が活性化しそう。

和田:眠りの深さや自律神経の働きなどを測り、そのデータを日々の生活に生かすといった、スリープテックもさらに広がりそうです。「エスティ ローダー(ESTEE LAUDER)」がこの春、初の“グローバル スリープ サイエンス アドバイザー”を任命したことにも注目しています。近い将来、日本の化粧品メーカーも、睡眠と美容の関連にもっとフォーカスして研究開発を進めていくといった動きはありそうです。

 

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