今回のゲストは、「WWDJAPAN」で素材・テキスタイルを担当する横山泰明記者。5月26日発売号の特集「地域文化から生まれる新しい経済循環 Dive into the Local Community」の舞台裏を語った。群馬・桐生や山梨・富士吉田などの繊維産地に取材したエピソードを通して、地域と産業、そして観光が融合する“クラフトツーリズム”などのの新たな可能性を紹介。現場から生まれるリアルな変化に光を当てている。「繊維産地の価値は、経済だけでなく文化や人のつながりからも生まれる」と語る横山記者。ファッションに携わる人や産地の魅力を再発見したい方にぜひ聴いてほしいエピソードだ。
今回の授賞式は、「Forces for Good(変革をもたらすチカラ)」というテーマのもと、5月20日から23日まで行われたインパクト アワード ウィークの集大成として開催。冒頭では、音楽家の渋谷慶一郎とバイオリニスト廣津留すみれ、ダンサー堀田千晶による特別パフォーマンスが行われ、芸術と表現の力がイベントの幕開けを飾った。
セレモニーでは、カルティエ ウーマンズ イニシアチブの過去フェローから選出された9名に授与。選出は「地球の保護(Preserving the Planet)」「生活の向上(Improving Lives)」「機会の創出(Creating Opportunities)」の3カテゴリーに分かれ、それぞれが国連のSDGsを体現する取り組みを展開している。ホストを務めたのは、キャスター、作家として活躍し、ジェンダー平等の提唱者として知られるサンディ・トクスヴィグ。その軽快かつ人間味あふれるファシリテーションで9人の業績が紹介された。
受賞者は各10万ドルの助成金と、1年間のフェローシッププログラムへの参加資格を獲得。メディア露出、リーダーシップ育成、インパクト測定支援を含む新たなプログラムが彼女たちの活動を後押しする。プログラム中にはショートフィルム「Shaping the Future」や、コミュニティの絆を描いたメッセージ映像が上映され、世代を超えた連携の重要性が強調された。最後にはカルティエ カルチャー&フィランソロピーのシリル・ヴィニュロン会長が登壇し、「女性起業家には変革をもたらす力がある。彼女たちが次世代のために道を切り開き続ける力を讃えたい」と語り、セレモニーはKAORIaliveによるダンスパフォーマンスで締めくくられた。
フランス・オートクチュール&モード連盟(Federation de la Haute Couture et de la Mode)は、6月に開催する2026年春夏パリ・メンズ・ファッション・ウイーク(以下、パリメンズ)の暫定スケジュールを発表した。日程は6月24~29日(現地時間、以下同)で、公式スケジュールとして70ブランドがショーやプレゼンテーションを行う予定。
今季のパリメンズのハイライトは、6月27日に行われる「ディオール(DIOR)」のショーだろう。今年3月にLVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)が擁する「ロエベ(LOEWE)」を離れ、4月に同じくLVMHが擁する「ディオール」の新メンズ・アーティスティック・ディレクターに就任したジョナサン・アンダーソン(Jonathan Anderson)が、デビューコレクションを披露する。
「ビルボード・ウィメン・イン・ミュージック・アワード(2025 Billboard's Women in Music Award)」でBLACKPINKのジェニー(Jennie)が披露したメイクが再びグローバルなビューティシーンを盛り上げています。ラフな眉毛、ほんのり色づくロージーブラッシャーの上には若々しさを演出するそばかすがポンポンと描かれ、ナチュラルに仕上げたベースメイクに、鮮やかなレッドリップがポイントとして際立っています。これまで主流だった、ツヤ肌・整えた眉・ハイライトで輝きを強調する“艶メイク”とは対照的に、淡い肌表現とインパクトのあるリップカラーの組み合わせが、新たなメイクトレンドとして注目を集めています。