「ロムアンド」はファンを“コスメオタク”と呼び、「コスメオタクハウス」を略した「コハ(COHA)」というアプリを運営する。2階は、オフラインでもコスメオタクの活動ができるようにミートアップなどを企画するほか、パーソナルカラー診断を提供する。また「メイク・ユア・オウン・カラー(MAKE YOUR OWN COLOR)」と名付けた部屋では、自分で顔料を調合し、オリジナルのカラーを作ることができる。
濱口竜介監督の映画「ドライブ・マイ・カー」や「悪は存在しない」の音楽を手掛け、国内外で注目を集める石橋英子。個人の活動に加えて多岐にわたる共演(星野源、前野健太、坂本慎太郎)でも知られ、近年は海外でのリリースや演奏の機会も増える彼女が、最新アルバム「Antigone」を発表した。件(くだん)のサウンドトラック以後もさまざまな形態の作品を制作している石橋だが、歌入りのアルバムとしては7年ぶり、2018年の「The Dreams My Bones Dream」以来の作品となる。長年制作を共にするジム・オルークと石橋自身が共同でプロデュースを務め、レコーディングには山本達久をはじめマーティ・ホロベック、ermhoi、松丸契ら多彩なミュージシャンが参加。揺らぎをたたえた演奏はジャズやサイケデリック、アンビエント……を交差しながらかたちを変え、幽玄で流れるようなサウンドスケープが彼女の「歌」を余韻豊かに演出している。
石橋:でも、前の作品(「The Dream My Bones Dream」)の時にも、そういう、日本がまた戦争に向かっていく予感みたいなものがあって。昔、(祖父が働いていた)満州という国を建てたことだって、そんなに昔の話でもないのに、それがまるでなかったかのようになっている。そういうことをもう一度考察してみたくてつくった部分もあったので、政治的・社会的なものを意識したのは今回が初めてというわけではないですね。
■「Antigone」
Eiko Ishibashi
1.October
2.Coma
3.Trial
4.Nothing As
5.Mona Lisa
6.Continuous Contiguous
7.The Model
8.Antigone
all songs written by Eiko Ishibashi
(Except ‘Nothing As’ written by Jim O'Rourke)
Produced with Jim O'Rourke
Recorded by Jim O’Rourke and Eiko Ishibashi
Mixed by Jim O'Rourke
Strings and Horn Arrangements:Eiko Ishibashi and JJim O'Rourke
Recorded at Hoshi to Niji Recording Studio,Steamroom,Atelier Eiko https://lnk.to/antigone
東京デザインスタジオ ニューバランス(TOKYO DESIGN STUDIO NEW BALANCE、以下TDS)は、裸足感覚に近づけるフットウエアシリーズ“ニューバランス ミニマス(NEW BALANCE MINIMUS)”の最新作“MT10Tv1”を6月5日に発売する。価格は2万4200円で、ブラックとホワイトの2カラーを用意。国内では、「ニューバランス」の公式オンラインストアをはじめ、東京・日本橋のティーハウスニューバランス(T-HOUSE NEW BALANCE)やニューバランス 六本木 19:06、ニューバランス堀江などで取り扱う。
「イプサ」は1986年に誕生。スキンケア、メイクアップ、バランスケアをそろえ、日本含むアジアの5つの国と地域で展開している。小田淳社長は「『イプサ』は現在、転換期にある」とした上で、「今は誰もが揺らぎやすい時代。1人1人の個性が輝き続ける今を共に作るというミッションのもと、肌だけでなく心にも寄り添う“Fullness of skin and mind”を実現するブランドを目指す」と、今夏からブランドマーケティングを刷新する方針を示した。
(左)向千鶴/サステナビリティ・ディレクター:繊維産業と水は密接だから、産地の多くはきれいな川の近くにあり、すべからく日本酒がおいしい。特集の取材が進むにつれ日本酒や各地の歴史にも詳しくなりつつある (右)廣田悠子/コントリビューティング・エディター:京都に移住して地域文化に触れる機会が増え、その面白さを伝えたい欲求が溢れ出す日々。京都はもちろん日本全国の地域文化を掘り下げて、その魅力を伝えていきたい。ILLUSTRATION : UCA
(左)向千鶴/サステナビリティ・ディレクター:繊維産業と水は密接だから、産地の多くはきれいな川の近くにあり、すべからく日本酒がおいしい。特集の取材が進むにつれ日本酒や各地の歴史にも詳しくなりつつある (右)廣田悠子/コントリビューティング・エディター:京都に移住して地域文化に触れる機会が増え、その面白さを伝えたい欲求が溢れ出す日々。京都はもちろん日本全国の地域文化を掘り下げて、その魅力を伝えていきたい。ILLUSTRATION : UCA
東レと産地企業が互いに有機的な連携を目指して設立した「東レ合繊クラスター」は、昨年で20周年を迎えた。直近では北陸の産地企業を中心に83社が加盟しており、「人材育成」「マーケティング」「技術・素材開発」などの部会ごとに分かれ、「ほぼ毎週のように何らかの会合が実施されている」(事務局を務める東レの石毛正幸北陸支店長)ほど精力的に活動している。年に1度の総合展の開催のほか、さまざまな展示会への会員同士による出展や「合繊クラスター」発のテキスタイル開発、さらには産地に共通した経営課題に産官学で取り組むハブのような役割を果たすようにもなりつつある。「クラスター」はもともと米国の経営学者マイケル・E・ポーター(Michael E. Porter)が提唱したコンセプトだ。石川、福井、富山にまたがる北陸は歴史的に糸や織物、ニット、染色加工、およびその周辺の撚糸や縫製などの企業群が集積していた。「東レ合繊クラスター」の発足で、それまで「系列」と呼ばれ大手素材メーカーごとに連なっていた北陸の企業群を、有機的に結びつけ、産地企業の自主・自立を促すことになった。
東レと産地企業が互いに有機的な連携を目指して設立した「東レ合繊クラスター」は、昨年で20周年を迎えた。直近では北陸の産地企業を中心に83社が加盟しており、「人材育成」「マーケティング」「技術・素材開発」などの部会ごとに分かれ、「ほぼ毎週のように何らかの会合が実施されている」(事務局を務める東レの石毛正幸北陸支店長)ほど精力的に活動している。年に1度の総合展の開催のほか、さまざまな展示会への会員同士による出展や「合繊クラスター」発のテキスタイル開発、さらには産地に共通した経営課題に産官学で取り組むハブのような役割を果たすようにもなりつつある。「クラスター」はもともと米国の経営学者マイケル・E・ポーター(Michael E. Porter)が提唱したコンセプトだ。石川、福井、富山にまたがる北陸は歴史的に糸や織物、ニット、染色加工、およびその周辺の撚糸や縫製などの企業群が集積していた。「東レ合繊クラスター」の発足で、それまで「系列」と呼ばれ大手素材メーカーごとに連なっていた北陸の企業群を、有機的に結びつけ、産地企業の自主・自立を促すことになった。