サステナブルビューティブランド「Be」が提案する、アクティブワーカーのためのトータルケア

2017年の創業以来、快活な毎日を駆け抜ける“アクティブワーカーとの共創” をコンセプトに掲げてきたサステナブルビューティブランド「Be(ビー)」。社会と個人の幸せの実現のため、オーガニック認証の取得や国産原料・処方にこだわったビューティアイテムを展開し、サステナブルな全身のトータルケアをかなえる。

6月22日には“Beトリートメント”がリニューアルする。スキンケアと同じ美容成分やオリジナルの発酵粕エキス、独自でブレンドしたエッセンシャルオイルを配合した濃厚なテクスチャーが特徴で、地肌と髪を守りながら指通り滑らかな艶髪へと導く、ヘアケアシリーズの人気アイテムだ。シリコーンや鉱物油、石油系界面活性剤、紫外線吸収剤、パラベン、フェノキシエタノールフリーで、地肌と環境に優しい処方設計はそのままに、最後まで無駄なく使いきれるチューブタイプに変更した。パッケージ素材には植物由来樹脂を使用したバイオマスプラスチックを採用したことで、枯渇の危機にある石油由来樹脂使用量を低減できるほか、商品焼却時の温室効果ガス排出量削減にもつながる。

「Be」は3つのサステナビリティアクションを実行している。1つ目のテーマは、“国内の有機原料を使用し農家を支援”。有機栽培された岩手県産の米や島根県産の桑の実、静岡県産のハーブといった上質な素材と、醸造、発酵といった日本のバイオテクノロジーを組み合わせ、素材が持つ個性とパワーを存分に活かした。透明性のある国産原料の調達により、持続可能な日本のオーガニック農家を支援する。

2つ目は“土壌と水に優しい商品の製造過程”。生分解性の高い自然由来原料を使い、水に流しても環境負荷が少ないビューティ商品を提案する。さらに静岡県の工場で商品を製造し、各地へ届けることで、輸送時の温室効果ガス排出量削減に努める。

そして3つ目のテーマとして“容器回収プログラムでゴミを削減”を目標に掲げ、一部商品のパッケージ原料には100%リサイクル樹脂を用いたメカニカルリサイクルPETを採用。使用済み容器を旗艦店「Be Organic」で回収し水平リサイクルすることで、廃棄時に発生する温室効果ガスを削減する。

稲垣大輔Be代表取締役は「エネルギッシュで仕事にもプライベートにも全力なアクティブワーカーに寄り添いながら、彼らと共に未来を作っていきたい。現在は“人と地球に向き合い、活動の輪を広げる”という『Be』の理念に共感する人々と積極的にコラボレーション企画を行っている。将来的には“サステナブルアクションの軸と言えば『Be』”と言われるのが理想だ」と語り、「Be」から広がるコミュニティーの活性化に努める。

問い合わせ先
Beカスタマーサポート
03-6868-4779

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ヤーマンから次世代型AI美顔器“ハケイ”誕生  6月21、22日の体験イベントに「WWDJAPAN」読者を招待

ヤーマンは6月5日、美容機器ブランド「ヤーマン トウキョウ ジャパン(YA-MAN TOKYO JAPAN)」からクラウド上にある2万点以上のスキンケア化粧品データから、化粧品に含まれる成分に応じて一人一人が愛用する化粧水や美容液のスキンケアの効果をより引き出す次世代型AI美顔器“ハケイ(HAKEI)”(6万6000円)をヤーマン公式通販サイト「ヤーマンオンラインストア」と直営店で発売する。発売を記念し、“ハケイ”が体験できるポップアップイベント「ヤーマン コスメティック バー “ハケイ”(YA-MAN COSMETIC BAR”HAKEI”)」を6月21〜25日に東京・青山ランドで開催。同イベントに「WWDJAPAN」読者50人を招待する。

同社は電気波形が肌に及ぼす影響を研究する中で、スキンケア成分にはそれぞれ浸透に適した電気エネルギーの波形があることに辿り着き、「HAKEI(ハケイ)」の開発に至った。今年設立45周年を迎え、美容機器開発の歴史が長い同社では、波形設計技術が強みの一つ。同商品はクラウド上にある2万点以上のスキンケア化粧品データからスキンケア成分を解析。成分に応じ浸透に適した波形を即座に生成し、成分を肌に届けるのが特長だ。また、専用アプリ「ヤーマン ハケイ(YA-MAN HAKEI)」から好きなモードを追加購入できるため(7月以降順次展開)「新しい美顔器が出るたびに、買い替える」という行動も減らすことができるサスティナブルな美顔器でもある。

「コスメティック バー “ハケイ”」は、愛用するスキンケア化粧品の持ち込みも可能。普段のスキンケアとの比較も体感できる。スキンケア化粧品によって異なる波形を自分の肌で試すことができる。そのほか同社が有する3D皮膚測定器を用いてほうれい線測定も実施。現在の肌状態を確認することもできる。6月21、22日には「WWDJAPAN」の読者50人を抽選し招待する(申し込み締切りは6月14日まで)。
※角質層まで

イベント名:ヤーマン コスメティック バー “ハケイ”(YA-MAN COSMETIC BAR “HAKEI”)
会場:青山Rand(東京都渋谷区北青山3-15-5 ポルトフィーノA12)
開催日時:2023年6月21日~6月25日、11:00~19:00

問い合わせ先
ヤーマン
0120-776-282

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サステナブル・ビューティのアクションで世界を美しく 「SHISEIDO」が取り組むグローバルプロジェクトとは

資生堂を代表するブランド「SHISEIDO」は、2020年からビューティカンパニーならではの社会価値を創造するグローバルプロジェクト「サステナブルビューティーアクションズ(以下、SBAS)」を通して、持続可能な開発目標(SDGs)に取り組んでいる。同プロジェクトは、「もったいない」という考えに基づき持続可能なパッケージ開発など環境に配慮した活動を行うMOTTAINAI、人間と自然との調和を目指すHARMONY、「自分らしい美しさ」を制限する無意識の思い込みや偏見への取り組み「SEE,SAY,DO.」プロジェクトなど一人一人の美を引き出してダイバーシティとインクルージョン実現を目指すEMPATHYの3本柱で活動。新しいことに一歩踏み出すことを恐れずに「できることから積み上げていく」ことをポリシーとする「SHISEIDO」から、今回はMOTTAINAIとHARMONYのサステナブル・ビューティのためのアクションを紹介する。

リサイクルやリユース、リデュースなどの活動を行うMOTTAINAIの取り組みでは、資生堂が1897年に初めて発売した化粧品の“オイデルミン”が、23年3月にスキンケアとサステナビリティの革新的技術を搭載した“オイデルミン エッセンスローション”として生まれ変わった。同商品はこれまでフランス製の重量のあるガラスを使用していたが、新たに“ボトル製造”と“中味液充填”をワンステップで実現する新容器技術「LiquiForm®(リキフォーム)」を世界で初めて化粧品に採用し、リフィル容器を新たに配置。リフィルは使用後に本体から取り外して新しい容器と交換でき、本体は繰り返し使用できる設計になっている。これにより、従来容器工場から充填工場への空ボトルの輸送が不要になり輸送時の破損・変形の懸念がなくなったほか、本体とリフィルの2体構造で高級感のある見た目を維持しながら本体容器を繰り返し使用できるようになり、使用後廃棄するプラスチック量の92%削減※1に貢献した。

グローバルでベストセラーを誇る“オイデルミン”のリニューアルにあたり、消費者が化粧品に求める世界観や高級感は維持。“オイデルミン”を象徴する“赤”はもちろん、資生堂のグローバルイメージとビジュアルアイデンティティーを長らく担当したセルジュ・ルタンス氏が手掛けたロゴデザインは現行品にも引き継いでいる。手にしっくりなじむようにゆらぎのある丸みを帯びたデザインを採用した“ オイデルミン エッセンスローション”は、伝統や凛とした佇まいを引き継ぎながら、未来のサステナビリティに貢献できる素材をマッチングさせて生まれ変わった。

さらにMOTTAINAIの活動として、ブランドを象徴する美容液“アルティミューン™ パワライジング コンセントレート Ⅲ”は、リサイクル可能なガラスを使用したリフィル容器を用意する。キャップやディスペンサーの付け替えにより、本体と比較して95%の廃棄樹脂量を削減※2。また、20年にはブランドの旗艦店「SHISEIDO GLOBAL FLAGSHIPSTORE」では、顧客が使用した“アルティミューン”ボトルを洗浄して詰め替えるリフィルサービス「アルティミューン ファウンテン」をスタート。日本ならではの「もったいない」精神にインスパイアされたサステナブルなリフィルにより、環境への負荷を最小限に抑えて持続可能な美と環境を提供している。

人や社会、自然との調和に基づいた活動を行うHARMONYでは、「SHISEIDO」はサンケアを通じて、私たちのよりどころである海、そして海と暮らす私たちの肌を守り、支える活動として19年に「SHISEIDO BLUE PROJECT」をスタートしている。同プロジェクトはサーフィンの世界的な母体団体である「World Surf League(WSL)」、WSLが運営する環境保全活動団体の「WSL PURE」、世界トッププロサーファーの五十嵐カノア選手とチームを組み、ビーチクリーンや植樹活動、サンゴ礁保全などの活動を推進。23年も引き続きWSLの公式サンケアパートナーとして環境保全活動を継続するとともに、世界各国で行われる3つの大会に協賛。中でも8月に冠開催する「SHISEIDO Tahiti Pro」は、パリオリンピックのサーフィン会場と同じタヒチで行われ、オリンピックに出場する選手を決定する重要な大会だ。大会やサンケアを通してサステナブル活動をさらに加速し、これからも環境保全に貢献していく。

※1 2本目の購入時、本体容器を廃棄する場合と、使用後にリフィル容器のみを廃棄する場合との比較 
※2 本体重量比

TEXT:WAKANA NAKADE
問い合わせ先
SHISEIDOお客さま窓口
0120-587-289

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店頭でできるサステナアクションとは?【今週の特集お届け隊】2023年5月29日号

毎週発行している「WWDJAPAN」は、ファッション&ビューティの潮流やムーブメントの分析、ニュースの深堀りなどを通じて、業界の面白さ・奥深さを提供しています。巻頭特集では特に注目のキーワードやカテゴリー、市場をテーマに、業界活性化を図るべく熱いメッセージを発信。ここでは、そんな特集を担当記者がざっくばらんに振り返ります。(この記事は「WWDJAPAN」2023年5月29日号からの抜粋です)

向:サステナビリティ特集を9年前に始めて、概念の説明から素材作り、サプライチェーンを取り上げてきて、ようやく店頭にたどり着きました。店頭でできるサステナビリティアクション26を紹介しましたが、「いろいろできることがある!」と思いました。地道な取り組みが多いけれど、1つでも取り入れてみようと思ってもらいたいです。

廣田:私は取材を通じて、久しぶりにワクワクする店舗に出合えました。特に阪急うめだ本店8階の“自然との共生”を目指した新ゾーン「グリーンエイジ」は、アウトドア系からラグジュアリーまでブランドが区切られていないことにも驚きましたが、「プラダ(PRADA)」と「ミュウミュウ(MIU MIU)」の無染色のジャケットやパンツなど、品ぞろえもよかったです。空間デザインも開放的で新しいお客さんが入りやすそう。オープンから1カ月が経過したタイミングで再訪すると、再入荷待ちのアイテムもあり、ちゃんとお客さんに受け入れられていると感じました。

向:体験イベントも1日にいくつも用意していて、年間では千単位の数になるのでは。担当者はひっきりなしに打ち合わせをしているようでした。リペアやレンタルなど、オンラインやオフラインのサービスも盛り沢山で、これぞOMO。担当バイヤーが「売上高とサステナビリティを両立する」と明言していたのをとても頼もしく感じました。

廣田:それから、「無印良品」の京都山科店が地域活性化に貢献しながら商品開発していて、それがブランドの独自性になっていることにも光明を感じました。例えば限界集落になった京都・水尾の名産品ユズを使ったポン酢などです。店が権限を持ち、地元の名産品を使って商品開発をすることで、経済の循環が生まれています。食から始まり、工芸などさまざまな分野に発展するとさらに面白くなりそうと感じました。向さんは何が印象に残りましたか?

向:私は、販売員973人にとったアンケートの回答で「サステナビリティ関連商品は販売されているが、所属企業から詳細情報は与えられていない」という人が26%いることが課題だと思いました。販売員が理解していなければ、さまざまなアクションもお客さんに伝わりません。その背景や知識を店頭にしっかりシェアすべきです。私たちも媒体としてそうした動きを企業やブランドに働きかけていきましょう。

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サステナ先行企業H&Mに聞く、販売スタッフとの情報共有の方法【売り場から始めるサステナ実践例】

サステナビリティは日進月歩。新しい技術や情報が次々登場している。それらを顧客に伝える要がショップスタッフだ。彼らが日常業務と並行してサステナの知識をアップデートするにはどうしたらいいのか?サステナビリティ先進企業であるH&M ヘネス・アンド・マウリッツ・ジャパンの山浦誉史CSR/サステナビリティ・コーディネーターに話を聞いた。

H&Mヘネス・アンド・マウリッツ・ジャパン(以下、H&M)は現在、国内123店舗で、2000人弱の販売員が働いている。全員への等しい情報伝達が容易でないことは想像できるが、そこで活躍するのが2016年から2017年にかけて導入した各店のサステナビリティ・アンバサダー(以下、アンバサダー)制度だ。現在は合計150人以上が販売業務に就きつつ活動している。役割は、店舗でのサステナビリティに関するフォローアップ全般で、山浦コーディネーターとアンバサダーたちは様々なチャンネルを通して日常的にコミュニケーションをとっている。自ら立候補するスタッフが多く、店長とはまた違ったリーダーシップが発揮されているという。「従来、店舗でのリーダーシップといえば店長一人だったが、アンバサダーの存在により、良い意味でその構造が崩れる。本部や店長からのトップダウンだけだと、店のスタッフは情報と指示を待つだけになりがちだ。身近にアンバサダーがいることで、一人一人がアクションを起こしやすくなる」と山浦コーディネーターは言う。

店頭の役割は「伝える」に加えて「顧客の声を聞く」ことにもある。そのために同社が活用しているのが、会員システム“H&Mメンバー”で、毎月行うアンケートの中に必ずサステナビリティに関する質問を入れている。「結果、われわれが伝えたいことがセールスアドバイザーを通じてお客さんに伝わっている実感があり、店頭からのフィードバッグに私自身、やりがいを感じる」。

アンバサダー制度と同時にサステナビリティに関するEラーニングも導入した。これは全社員を対象とした学びの場であり、入社時に必ず受講する。Eラーニングの内容は「なぜサステナビリティに取り組むのか?」といった「基礎」と「素材」の2種類で、本社が定期的に内容をアップデート。特に「素材」は新素材が出る都度更新する。全員が繰り返し見られる環境とのことだが、販売業務の傍らの学びはどうしても後回しになるもの。それは「H&M」でも同じだ。「それはそう。だから新コレクション発表のたびにリマインドし、特にキャンペーン時は2週間前からを“インフォメーションウィーク”とし素材に関するトレーニングを店舗で行うなどしている。とはいえスタッフによって興味関心、知識の凸凹があるのが課題だから、その意味でも他スタッフをフォローするアンバサダーの存在が重要だ」。

コミュニケーションに終わりはないが、中でも山浦コーディネーターは、入社時を意味する“オンボーディング”の教育・共有の重要性を強調する。「まずは、自分達の会社をよく知ってもらうことが大切だと思う。“あなたが働いている会社はこういう会社です。サステナビリティを重視しています”としっかり伝え、ファッションとサステナビリティは両立できることを知ってもらう。スタッフからすれば後から“サステナビリティが大事”と聞かされても戸惑うだけだから最初が重要。実際には元から関心があるスタッフが多いのでむしろ最初に伝えるこがモチベーションにつながっている」。

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サステナ先行企業H&Mに聞く、販売スタッフとの情報共有の方法【売り場から始めるサステナ実践例】

サステナビリティは日進月歩。新しい技術や情報が次々登場している。それらを顧客に伝える要がショップスタッフだ。彼らが日常業務と並行してサステナの知識をアップデートするにはどうしたらいいのか?サステナビリティ先進企業であるH&M ヘネス・アンド・マウリッツ・ジャパンの山浦誉史CSR/サステナビリティ・コーディネーターに話を聞いた。

H&Mヘネス・アンド・マウリッツ・ジャパン(以下、H&M)は現在、国内123店舗で、2000人弱の販売員が働いている。全員への等しい情報伝達が容易でないことは想像できるが、そこで活躍するのが2016年から2017年にかけて導入した各店のサステナビリティ・アンバサダー(以下、アンバサダー)制度だ。現在は合計150人以上が販売業務に就きつつ活動している。役割は、店舗でのサステナビリティに関するフォローアップ全般で、山浦コーディネーターとアンバサダーたちは様々なチャンネルを通して日常的にコミュニケーションをとっている。自ら立候補するスタッフが多く、店長とはまた違ったリーダーシップが発揮されているという。「従来、店舗でのリーダーシップといえば店長一人だったが、アンバサダーの存在により、良い意味でその構造が崩れる。本部や店長からのトップダウンだけだと、店のスタッフは情報と指示を待つだけになりがちだ。身近にアンバサダーがいることで、一人一人がアクションを起こしやすくなる」と山浦コーディネーターは言う。

店頭の役割は「伝える」に加えて「顧客の声を聞く」ことにもある。そのために同社が活用しているのが、会員システム“H&Mメンバー”で、毎月行うアンケートの中に必ずサステナビリティに関する質問を入れている。「結果、われわれが伝えたいことがセールスアドバイザーを通じてお客さんに伝わっている実感があり、店頭からのフィードバッグに私自身、やりがいを感じる」。

アンバサダー制度と同時にサステナビリティに関するEラーニングも導入した。これは全社員を対象とした学びの場であり、入社時に必ず受講する。Eラーニングの内容は「なぜサステナビリティに取り組むのか?」といった「基礎」と「素材」の2種類で、本社が定期的に内容をアップデート。特に「素材」は新素材が出る都度更新する。全員が繰り返し見られる環境とのことだが、販売業務の傍らの学びはどうしても後回しになるもの。それは「H&M」でも同じだ。「それはそう。だから新コレクション発表のたびにリマインドし、特にキャンペーン時は2週間前からを“インフォメーションウィーク”とし素材に関するトレーニングを店舗で行うなどしている。とはいえスタッフによって興味関心、知識の凸凹があるのが課題だから、その意味でも他スタッフをフォローするアンバサダーの存在が重要だ」。

コミュニケーションに終わりはないが、中でも山浦コーディネーターは、入社時を意味する“オンボーディング”の教育・共有の重要性を強調する。「まずは、自分達の会社をよく知ってもらうことが大切だと思う。“あなたが働いている会社はこういう会社です。サステナビリティを重視しています”としっかり伝え、ファッションとサステナビリティは両立できることを知ってもらう。スタッフからすれば後から“サステナビリティが大事”と聞かされても戸惑うだけだから最初が重要。実際には元から関心があるスタッフが多いのでむしろ最初に伝えるこがモチベーションにつながっている」。

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「サボン」日本上陸15周年、ホリスティックビューティブランドへ

多様な文化と自然が息づくイスラエル発祥で知られる「サボン(SABON)」。2022年にはブランド設立25周年、23年は日本上陸15周年を迎える。ブランド誕生以来、死海の塩と貴重なボタニカルオイルを黄金比で融合させた“ボディスクラブ”をロングセラーとする一方で、昨今はフェイスケアやヘアケアのカテゴリーでも存在感を高めながら、進化を遂げている。中でも23年〜4月までのフェイスケア売上高は前年同期比20%増と躍進。その人気をけん引するのが、昨年8月デビューの“ローズ フェイスケアライン”だ。花の女王と呼ばれ、優れた美容効果を持つとされるダマスクローズと死海のミネラル、ボタニカルオイルをたっぷりと使い、化粧水、オイル、クリームはエコサートコスモスオーガニックとコスメビオの認証を取得している。「サボン」の世界観を五感で堪能できる細部へのこだわりに効果を実感できる処方が加わり、「フェイスケアも『サボン』で」とファンが拡大した。

6月1日には同ラインに、スクラブ洗顔料“フェイスポリッシャー コンフォーティング・ローズ”、ミスト状化粧水“ボタニカルウォーター コンフォーティング・ローズ” 、保湿ジェル“ローズウォータージュレ”の3品が登場する。いずれもビーガン処方で、“同 ジュレ”は前述のオーガニック認証を取得。“磨き”“整え”“弾む”。五感に響くステップで、「サボン」が考える“幸福肌”をかなえる。

サステナブルな取り組みもますます広がっている。社会や環境に配慮している企業に与えられる国際的な認証制度B Corp認証の取得を25年までに目指すほか、会員制プログラム「ネイチャーマイレージクラブ」では、商品購入時にマイバッグ使用など自然保護につながるアクションでマイルを付与するサービスも21年5月より展開。店舗も顧客も巻き込みながら、皆で自然を守っていく――。その姿勢がブランドへの共感につながり、ファンを増やし続けている。

22年秋には東京・日比谷公園内にカーボンフリーの花壇「シーズ・オブ・ジョイ ガーデンズ・オブ・ワンダーズ」が誕生。花壇運営は社員のウエルネスプログラムの一環とし、また障がい者雇用機会創出も担う。さらに4月中に販売した“ボディスクラブ”の売り上げの一部を「都立公園サポーター基金」に寄付するほか、本来廃棄されるはずだったロスフラワーをアップサイクルし店舗装飾に使用するなどしている。

問い合わせ先
サボン ジャパン
0120-380-688

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「サボン」日本上陸15周年、ホリスティックビューティブランドへ

多様な文化と自然が息づくイスラエル発祥で知られる「サボン(SABON)」。2022年にはブランド設立25周年、23年は日本上陸15周年を迎える。ブランド誕生以来、死海の塩と貴重なボタニカルオイルを黄金比で融合させた“ボディスクラブ”をロングセラーとする一方で、昨今はフェイスケアやヘアケアのカテゴリーでも存在感を高めながら、進化を遂げている。中でも23年〜4月までのフェイスケア売上高は前年同期比20%増と躍進。その人気をけん引するのが、昨年8月デビューの“ローズ フェイスケアライン”だ。花の女王と呼ばれ、優れた美容効果を持つとされるダマスクローズと死海のミネラル、ボタニカルオイルをたっぷりと使い、化粧水、オイル、クリームはエコサートコスモスオーガニックとコスメビオの認証を取得している。「サボン」の世界観を五感で堪能できる細部へのこだわりに効果を実感できる処方が加わり、「フェイスケアも『サボン』で」とファンが拡大した。

6月1日には同ラインに、スクラブ洗顔料“フェイスポリッシャー コンフォーティング・ローズ”、ミスト状化粧水“ボタニカルウォーター コンフォーティング・ローズ” 、保湿ジェル“ローズウォータージュレ”の3品が登場する。いずれもビーガン処方で、“同 ジュレ”は前述のオーガニック認証を取得。“磨き”“整え”“弾む”。五感に響くステップで、「サボン」が考える“幸福肌”をかなえる。

サステナブルな取り組みもますます広がっている。社会や環境に配慮している企業に与えられる国際的な認証制度B Corp認証の取得を25年までに目指すほか、会員制プログラム「ネイチャーマイレージクラブ」では、商品購入時にマイバッグ使用など自然保護につながるアクションでマイルを付与するサービスも21年5月より展開。店舗も顧客も巻き込みながら、皆で自然を守っていく――。その姿勢がブランドへの共感につながり、ファンを増やし続けている。

22年秋には東京・日比谷公園内にカーボンフリーの花壇「シーズ・オブ・ジョイ ガーデンズ・オブ・ワンダーズ」が誕生。花壇運営は社員のウエルネスプログラムの一環とし、また障がい者雇用機会創出も担う。さらに4月中に販売した“ボディスクラブ”の売り上げの一部を「都立公園サポーター基金」に寄付するほか、本来廃棄されるはずだったロスフラワーをアップサイクルし店舗装飾に使用するなどしている。

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サボン ジャパン
0120-380-688

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日本初!ヘアサロン「タヤ」が都内3店舗で外国人美容師3人を採用

ヘアサロン「タヤ(TAYA)」を運営する田谷は4月、日本初となる3人の外国人美容師(中国人2人・韓国人1人)を採用した。3人は国内の美容学校を卒業後、日本での美容師免許を取得。4月から池袋、吉祥寺、銀座それぞれのサロンに配属され、接客に携わっている。

「外国人の美容師を雇用したい、という希望は数十年前からあった。しかし、国内の美容師の雇用を守るための制度があり、外国人は日本の美容専門学校で学び、国家試験を受けることはできるが、合格しても日本の美容室で働くことはできない。そのため自分の国に帰り、そこで働くのが一般的だった。しかし昨年10月から、“国家戦略特区”の外国人美容師育成事業がスタートし、今年4月から東京都に限り、外国人の就労が可能に(5年間限定)。当社は育成機関の要件を満たした、外国人美容師就労の1号店となった」と、田谷の新藤和久 取締役執行役員は話す。

田谷が外国人を採用したのは、人材育成のため。そのため採用してからも、育成プログラムを組んで国に提出したり、報告の義務が定期的に発生したりする。では、採用した田谷のメリットは何なのか。新藤取締役執行役員は以下のように話す。「一時期コロナで落ち込んだインバウンドが、最近は復活してきている。東京都はアジアからの外国人観光客が多く、観光の一環で日本のサロンを体験するケースも増えているため、中国語・韓国語などを駆使できる美容師がいると差別化につながる。また、5年後に国に帰るとしても、『タヤ』の技術を一緒に学んだ人たちなので、現地に当社の技術を持ったサロンの出店の可能性が生まれてくる」。

さらに今回の取り組みは、未来への可能性にもつながっているという。「これは1回限りではなく毎年繰り返していくので、重ねていけば外国人美容師の数もかなりの数になっていく。日本での就労が可能になったことで、日本の美容学校で学びたいと考える外国人は増えるだろう。さらに、日本で働いてから国に帰った卒業生が現地で活躍し、この流れがブームになれば、美容学校としても日本国内の市場だけでなく海外からの生徒も期待できるようになり、美容学校も盛り上がるだろう」。

美容学校が盛り上がれば、必然的に、業界の人手不足の解消にもつながるはずだ。「今後、5年間という期間や、東京都のみという地域の縛りが外れる可能性も大いにある。今回の取り組みには多くのメーカーやディーラーも賛同してくれているので、皆で業界を盛り上げていきたい」。

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「パーフェクトワンフォーカス」がポムポムプリンとコラボ 限定デザインのクレンジングバームを発売

新日本製薬のスキンケアブランド「パーフェクトワンフォーカス(PERFECT ONE FOCUS)」は6月15日、サンリオの人気キャラクター・ポムポムプリンとコラボレーションした限定デザイン商品“パーフェクトワンフォーカス スムースクレンジングバーム”(75g、2970円)を発売する。6月1日から通販サイトQoo10で先行販売を行う。

ポムポムプリンはこげ茶色のベレー帽がトレードマークのゴールデンレトリバー。「サンリオキャラクター大賞」では毎年上位にランクインしており、2022年は2位に輝いた。同コラボではそんなポムポムプリンをデザインした限定パッケージを用意。蓋の色はポムポムプリンのこげ茶色のベレー帽をイメージし、本体にはポムポムプリンのさまざまなイラストをあしらっている。

“スムースクレンジングバーム”はメイク落とし、洗顔、毛穴ケア、角質ケア、保湿、マッサージの機能を備えたマルチクレンジングバームで、手に取ると体温で液状オイルに変わる柔らかなテクスチャーと28種の保湿成分を配合したことによるしっとりとした仕上がりが特徴となっている。

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「メンズコスメは信用しない」!? Z世代男子の驚くべきスキンケア意識

Z世代の美容意識に迫る第3弾は、近年注目が高まる「メンズスキンケアケア」にフォーカスする。20代男性のスキンケア習慣や肌意識を探るために、美容やファッションへの関心度に差がある、異なるバックグラウンドの男性に取材を実施。彼らのリアルな声を元に、昭和・平成世代とは一線を画する「スキンケア意識」を深掘りする。

スキンケア開始は中学時代から
「ニキビ経験」が1つの分岐点

今回取材に協力していただいたのは、一般企業の営業職のウタさん(23歳・学生時代は特別ファッションや美容に関心なし)、一般企業のリサーチ部門に所属する二郎さん(23歳・学生時代はファッションサークルで活動)、服飾系の大学に在籍中のヒデキさん(22歳・ファッションにも美容にも関心が高い)の3人である。まずは、普段スキンケアをしているか聞いてみた。

ウタ:顔を洗うくらいで、特に何もしていません。特に肌トラブルなど問題がないので……。

ヒデキ:僕は毎日、化粧水と乳液で保湿して、時々パックをします。肌がとても敏感で物心ついた頃から保湿をメインに習慣にしていましたが、中学生時代、ニキビに悩んでから自発的にスキンケアを始めました。

二郎:僕も中学生から試行錯誤を始めました。ニキビがひどく、頬は乾燥する混合肌で、一時はヒデキ君のようにフルアイテム派でした。今は洗顔と保湿のシンプルケアに落ち着いています。

過去に肌悩みを経験した2人はスキンケア意識が高く、きっかけは共に「思春期のニキビ」(ちなみに、ウタさんはニキビ経験なし)。思春期の経験が、その後のスキンケア行動を左右するように感じたけれど、同世代の男性たちはどうだろうか。周囲にスキンケアしている男性がいるか聞いてみると……?

ウタ:ちょいちょい、いますね。肌感覚では3割くらい?

二郎:僕のまわりは半々くらいかな。ニキビや乾燥肌の人はみんな、なにがしかやってるけれど、肌悩みがないとやらない印象。

ヒデキ:実際、スキンケアしているかどうかは別にして、僕の周囲は「肌のことを気にしてない人はいない」という印象です。

あくまで彼らの感覚に基づいた話ではあるが、Z世代の男性は他の世代に比べて「自身の肌への関心」が高いように思える。少なくとも、思春期の肌悩みを一時的なものとしてやり過ごさず、その後のスキンケア習慣につながっているのがこの世代の傾向ではないだろうか。

相談相手は“女性の友達や家族”
情報収集にはSNSも手堅く活用

スキンケア習慣のある2人に詳しく、過去と現在のお手入れ法を聞くと、洗顔から保湿まで正しい手順を踏んでおり「私が20代の頃よりよっぽど丁寧!?」と驚いた。一体どこからこのような知識を得ているのだろうか?

二郎:僕は姉に相談することが多いですね。

ヒデキ:女性のほうが圧倒的に情報を持っているので、相談相手は姉や女友達です。

ウタ:彼女が敏感肌で悩んでいて時々、洗顔や保湿のアドバイスを受けることがあります。

男性の側から女性に対して、気兼ねなく肌悩みを相談できる環境がうかがえる。そして女性の側も男友達との肌トークを「当たり前のこと」としてとらえているようだ。

ヒデキ:もちろん情報収集には、男性のインスタやユーチューブも参考にします。

二郎:僕は男性と女性両方見るかな。「ニキビ」とか「混合肌」で検索して、ヒットしたものをチェックしています。

ヒデキ:まずは肌悩み優先で、使った感想を見て、良さそうだったら試してみる感じ。

「メンズ専用」コスメは信用しない。
重要なのは、世界観より「どう効くか」

女性が美容情報をリサーチする場合、「ブランド」や「バズっている」ことが、判断基準の1つになることもある。しかし男性の場合(ことスキンケアに関しては)実利重視のようだ。

二郎:ブランド買いとかは全くないですね。レビューを見ます。

ウタ:僕も何か買う場合必ずレビューは見るので、美容系で探すとしたら同じことをすると思います。

二郎:見た目がダサくても「効く」ならそっちのほうがいい。逆に「メンズ専用」をうたっていると、あえて避けたりします。

ヒデキ:それ、めっちゃ分かる。

最後の2人の発言は、衝撃だった。近年、男性の肌や嗜好性を丹念にリサーチしたスキンケアがたくさん登場しているが、それらを「あえて避ける」理由とは何だろう?

二郎:メンズ用は、僕の肌には刺激がある。あとは販売戦略なのか、容量は同じなのに女性用より高めなものが多い。だとしたら、女性用を買うほうが堅実。

ヒデキ:まったく同意見。男性用によくある「スッとした感触」とか「爽快な香り」とか、僕の肌には合わなかった。男性専用といわれると、逆に警戒してしまう。

ウタ:僕は詳しくないので、メンズ専用といわれたらそっちを買っちゃいそう。ただ、2人が言う「強すぎる」というのは共感します。

「男性は皮脂分泌量が多く、さっぱりした感触を好む」「香りもフローラルより爽快系がいい」、これらは決して間違いではないと思う。しかし、ニキビや敏感といった肌悩みに「10代から真摯に向き合ってきた」Z世代には、画一的な男性像は響かないのだ。本質的に肌悩みを解決するものを求める彼らに「どんなスキンケアがあったら理想か」聞いてみた。

二郎:僕は過去に色々試したので、シンプルに完結するものがいい。究極はそこです。

ウタ:僕は経験がないからこそ、複数のステップがあると無理ってなる。1本で80点くらい取れるものがありがたい。

ヒデキ:ビタミンCに信頼感があるので、ビタミンC配合の優れたメンズコスメがあるなら、ぜひ試してみたい。

彼らがこれまでに使ってきたアイテムを参考に、若い男性に多い肌悩みであるニキビに対応し、同時に肌へのやさしさも視野に入れていること。さらにエントリーしやすく多機能という視点で、ジェンダーレスなローションを選んでみた。

昭和・平成世代との決定的な差は
「清潔感」のとらえ方

Z世代の話しを聞いて強く感じたのは、他の世代に比べて「肌が美しいことへの肯定感」が高いことだ。その象徴ともいえるのが、取材中頻繁に出てきた「清潔感」という言葉である。

ウタ:漠然とですが、今後スキンケアしたほうがいいかなという思いがあります。理由は、ちゃんとやってる人は男女問わず、清潔感があるから。

二郎:分かる。上の世代の方たちがいう清潔感って、結局のところ短髪で、白シャツで……というイメージじゃないですか。

ウタ:センタープレスのパンツ履いてタックインして、みたいな。僕らの世代は、こなれ感のある古着だったとしても、髪や髭がきちんと整っていたり、肌がキレイだったら、清潔感があると感じます。

ヒデキ:肌と髪は大事だよね。だから、気にしない人はいないと思う。

髪の長短やピアスのありなし関係なく「肌がキレイであれば、清潔感がある」という言葉に、「なるほどなあ」と深く頷くばかりだった。これまでも清潔感は男性の身だしなみを語る上で、頻繁に使われてきたワードである。しかし、昭和・平成世代が語る清潔感と、Z世代のそれは明らかに一線を画し、Z世代においては清潔感=肌と深く結びついているのが印象的だった。

今回の取材を通して、今後メンズコスメの市場が拡大していくのは、ほぼ間違いないように思う。その一方で自身のメンズケアの常識や情報発信の方向性について「根本的に考え方を変えないといけないな」と考えさせられた取材でもあった。次回はZ世代男性の大多数が関心を抱く「脱毛事情」について深掘りしたい。

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「メンズコスメは信用しない」!? Z世代男子の驚くべきスキンケア意識

Z世代の美容意識に迫る第3弾は、近年注目が高まる「メンズスキンケアケア」にフォーカスする。20代男性のスキンケア習慣や肌意識を探るために、美容やファッションへの関心度に差がある、異なるバックグラウンドの男性に取材を実施。彼らのリアルな声を元に、昭和・平成世代とは一線を画する「スキンケア意識」を深掘りする。

スキンケア開始は中学時代から
「ニキビ経験」が1つの分岐点

今回取材に協力していただいたのは、一般企業の営業職のウタさん(23歳・学生時代は特別ファッションや美容に関心なし)、一般企業のリサーチ部門に所属する二郎さん(23歳・学生時代はファッションサークルで活動)、服飾系の大学に在籍中のヒデキさん(22歳・ファッションにも美容にも関心が高い)の3人である。まずは、普段スキンケアをしているか聞いてみた。

ウタ:顔を洗うくらいで、特に何もしていません。特に肌トラブルなど問題がないので……。

ヒデキ:僕は毎日、化粧水と乳液で保湿して、時々パックをします。肌がとても敏感で物心ついた頃から保湿をメインに習慣にしていましたが、中学生時代、ニキビに悩んでから自発的にスキンケアを始めました。

二郎:僕も中学生から試行錯誤を始めました。ニキビがひどく、頬は乾燥する混合肌で、一時はヒデキ君のようにフルアイテム派でした。今は洗顔と保湿のシンプルケアに落ち着いています。

過去に肌悩みを経験した2人はスキンケア意識が高く、きっかけは共に「思春期のニキビ」(ちなみに、ウタさんはニキビ経験なし)。思春期の経験が、その後のスキンケア行動を左右するように感じたけれど、同世代の男性たちはどうだろうか。周囲にスキンケアしている男性がいるか聞いてみると……?

ウタ:ちょいちょい、いますね。肌感覚では3割くらい?

二郎:僕のまわりは半々くらいかな。ニキビや乾燥肌の人はみんな、なにがしかやってるけれど、肌悩みがないとやらない印象。

ヒデキ:実際、スキンケアしているかどうかは別にして、僕の周囲は「肌のことを気にしてない人はいない」という印象です。

あくまで彼らの感覚に基づいた話ではあるが、Z世代の男性は他の世代に比べて「自身の肌への関心」が高いように思える。少なくとも、思春期の肌悩みを一時的なものとしてやり過ごさず、その後のスキンケア習慣につながっているのがこの世代の傾向ではないだろうか。

相談相手は“女性の友達や家族”
情報収集にはSNSも手堅く活用

スキンケア習慣のある2人に詳しく、過去と現在のお手入れ法を聞くと、洗顔から保湿まで正しい手順を踏んでおり「私が20代の頃よりよっぽど丁寧!?」と驚いた。一体どこからこのような知識を得ているのだろうか?

二郎:僕は姉に相談することが多いですね。

ヒデキ:女性のほうが圧倒的に情報を持っているので、相談相手は姉や女友達です。

ウタ:彼女が敏感肌で悩んでいて時々、洗顔や保湿のアドバイスを受けることがあります。

男性の側から女性に対して、気兼ねなく肌悩みを相談できる環境がうかがえる。そして女性の側も男友達との肌トークを「当たり前のこと」としてとらえているようだ。

ヒデキ:もちろん情報収集には、男性のインスタやユーチューブも参考にします。

二郎:僕は男性と女性両方見るかな。「ニキビ」とか「混合肌」で検索して、ヒットしたものをチェックしています。

ヒデキ:まずは肌悩み優先で、使った感想を見て、良さそうだったら試してみる感じ。

「メンズ専用」コスメは信用しない。
重要なのは、世界観より「どう効くか」

女性が美容情報をリサーチする場合、「ブランド」や「バズっている」ことが、判断基準の1つになることもある。しかし男性の場合(ことスキンケアに関しては)実利重視のようだ。

二郎:ブランド買いとかは全くないですね。レビューを見ます。

ウタ:僕も何か買う場合必ずレビューは見るので、美容系で探すとしたら同じことをすると思います。

二郎:見た目がダサくても「効く」ならそっちのほうがいい。逆に「メンズ専用」をうたっていると、あえて避けたりします。

ヒデキ:それ、めっちゃ分かる。

最後の2人の発言は、衝撃だった。近年、男性の肌や嗜好性を丹念にリサーチしたスキンケアがたくさん登場しているが、それらを「あえて避ける」理由とは何だろう?

二郎:メンズ用は、僕の肌には刺激がある。あとは販売戦略なのか、容量は同じなのに女性用より高めなものが多い。だとしたら、女性用を買うほうが堅実。

ヒデキ:まったく同意見。男性用によくある「スッとした感触」とか「爽快な香り」とか、僕の肌には合わなかった。男性専用といわれると、逆に警戒してしまう。

ウタ:僕は詳しくないので、メンズ専用といわれたらそっちを買っちゃいそう。ただ、2人が言う「強すぎる」というのは共感します。

「男性は皮脂分泌量が多く、さっぱりした感触を好む」「香りもフローラルより爽快系がいい」、これらは決して間違いではないと思う。しかし、ニキビや敏感といった肌悩みに「10代から真摯に向き合ってきた」Z世代には、画一的な男性像は響かないのだ。本質的に肌悩みを解決するものを求める彼らに「どんなスキンケアがあったら理想か」聞いてみた。

二郎:僕は過去に色々試したので、シンプルに完結するものがいい。究極はそこです。

ウタ:僕は経験がないからこそ、複数のステップがあると無理ってなる。1本で80点くらい取れるものがありがたい。

ヒデキ:ビタミンCに信頼感があるので、ビタミンC配合の優れたメンズコスメがあるなら、ぜひ試してみたい。

彼らがこれまでに使ってきたアイテムを参考に、若い男性に多い肌悩みであるニキビに対応し、同時に肌へのやさしさも視野に入れていること。さらにエントリーしやすく多機能という視点で、ジェンダーレスなローションを選んでみた。

昭和・平成世代との決定的な差は
「清潔感」のとらえ方

Z世代の話しを聞いて強く感じたのは、他の世代に比べて「肌が美しいことへの肯定感」が高いことだ。その象徴ともいえるのが、取材中頻繁に出てきた「清潔感」という言葉である。

ウタ:漠然とですが、今後スキンケアしたほうがいいかなという思いがあります。理由は、ちゃんとやってる人は男女問わず、清潔感があるから。

二郎:分かる。上の世代の方たちがいう清潔感って、結局のところ短髪で、白シャツで……というイメージじゃないですか。

ウタ:センタープレスのパンツ履いてタックインして、みたいな。僕らの世代は、こなれ感のある古着だったとしても、髪や髭がきちんと整っていたり、肌がキレイだったら、清潔感があると感じます。

ヒデキ:肌と髪は大事だよね。だから、気にしない人はいないと思う。

髪の長短やピアスのありなし関係なく「肌がキレイであれば、清潔感がある」という言葉に、「なるほどなあ」と深く頷くばかりだった。これまでも清潔感は男性の身だしなみを語る上で、頻繁に使われてきたワードである。しかし、昭和・平成世代が語る清潔感と、Z世代のそれは明らかに一線を画し、Z世代においては清潔感=肌と深く結びついているのが印象的だった。

今回の取材を通して、今後メンズコスメの市場が拡大していくのは、ほぼ間違いないように思う。その一方で自身のメンズケアの常識や情報発信の方向性について「根本的に考え方を変えないといけないな」と考えさせられた取材でもあった。次回はZ世代男性の大多数が関心を抱く「脱毛事情」について深掘りしたい。

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「服のリサイクル」のテーマパーク型店舗を公開 宝探し感覚でショッピング

三井不動産は31日、服のリサイクルをテーマにした大型店舗「木更津コンセプトストア(KISARAZU CONCEPT STORE)」 (千葉県木更津市)を関係者に公開した。三井アウトレットパーク木更津の隣接地に敷地面積7300平方メートルの店舗を新設した。ファッション企業と連携し、余剰在庫やB品、アップサイクル品などをテーマパークのような空間の中で売る。入場料300円(中学生以下無料)を設定したり、5つのゾーンの編集売り場をくまなく歩く一方通行の動線にしたりするなど、いくつもの新しい試みをとる。

入場料300円を払う体験型店舗

まず客は入口の券売機で300円の入場料を支払う。同時に、その入場料および商品代金の一部を寄付するリサイクル企業や団体を選択する。

回転ゲートから入店した客はカートを押しながら、A〜Eまで5つの編集売り場を一方通行の動線で歩き、最後にレジまで進む。あえてブランドごとの編集にはしないことで、宝探しのような感覚を味わえるようにした。小部屋のような空間も複数設けるのも掘り出し物との偶然の出合いを演出するためだ。

三井不動産でこのプロジェクトを担当する伊藤栄輝氏は「入場料を払い、ガタンと(回転ゲートを回して)入店したお客さまの気持ちにスイッチが入るような店にしたい。ファッションの店舗では珍しいカートもその一つ。体験や食事も含めて、ファミリーやカップルのお客さまが長時間滞在できる空間にした」と話す。サステナビリティやSDGsといった言葉はあえてあまり使わず、純粋にファッションを楽しめる場を目指す。

スタート時点で並ぶのは50以上のブランド。アパレル、シューズ、バッグ、アクセサリーなど幅広い。商品にはブランドによる正価(プロパー)の値札と、木更津コンセプトストアによる値引きされた販売価格の値札が下げられる。RFIDタグ(電子無線タグ)で管理する。

動線の途中にはくつろげる中庭やカフェ、さまざまな照明演出で撮影ができる試着室などがある。ファクトリーラボでは、不要になった衣類から肥料を生成するクレサヴァ、廃棄繊維から紙を作る一般社団法人サーキュラーコットンファクトリー、洋服を燃料に変える研究開発を進める文化学園大学と近畿大学によるデモンストレーションなどを見学できる。ファクトリーラボの裏庭は畑になっており、衣服から生成した肥料で野菜を栽培する。ショッピングだけではなく、学んだり、考えたりできる場所を充実させた。

6割の客が東京湾を渡ってやってくる

木更津コンセプトストアは、ユニークなリサイクルビジネス「パス ザ バトン」のスマイルズが店舗プロデュースを手掛け、アウトレット店舗のオペレーションの実績が豊富な双日インフィニティが店舗運営を担う。商品調達は三井不動産が行う。ショッピングセンター事業で培ったネットワークを生かし、約100社のパートナー企業・団体を集めた。

12年に開業した三井アウトレットパーク木更津は右肩上がりの成長を遂げ、現在では売上高500億円以上、三井不動産のアウトレットモールでは最大の施設になった。房総半島の木更津という立地特性から、来店客の4割が千葉県内、6割がアクアラインで東京湾の向こうの神奈川県や東京都方面からやってくる。

木更津コンセプトストアは売り上げ目標を設定していないが、年間の客数は10万人を見込む。客単価は4000〜5000円を想定する。アウトレットパークの利用者とともに、環境問題などに関心のある層を呼び込むかがカギになる。伊藤氏は「ここは実験的な店舗。お客さまの反応を見ながら柔軟に修正し、ファッション業界の課題解決に一助にしていきたい」と話す。

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「服のリサイクル」のテーマパーク型店舗を公開 宝探し感覚でショッピング

三井不動産は31日、服のリサイクルをテーマにした大型店舗「木更津コンセプトストア(KISARAZU CONCEPT STORE)」 (千葉県木更津市)を関係者に公開した。三井アウトレットパーク木更津の隣接地に敷地面積7300平方メートルの店舗を新設した。ファッション企業と連携し、余剰在庫やB品、アップサイクル品などをテーマパークのような空間の中で売る。入場料300円(中学生以下無料)を設定したり、5つのゾーンの編集売り場をくまなく歩く一方通行の動線にしたりするなど、いくつもの新しい試みをとる。

入場料300円を払う体験型店舗

まず客は入口の券売機で300円の入場料を支払う。同時に、その入場料および商品代金の一部を寄付するリサイクル企業や団体を選択する。

回転ゲートから入店した客はカートを押しながら、A〜Eまで5つの編集売り場を一方通行の動線で歩き、最後にレジまで進む。あえてブランドごとの編集にはしないことで、宝探しのような感覚を味わえるようにした。小部屋のような空間も複数設けるのも掘り出し物との偶然の出合いを演出するためだ。

三井不動産でこのプロジェクトを担当する伊藤栄輝氏は「入場料を払い、ガタンと(回転ゲートを回して)入店したお客さまの気持ちにスイッチが入るような店にしたい。ファッションの店舗では珍しいカートもその一つ。体験や食事も含めて、ファミリーやカップルのお客さまが長時間滞在できる空間にした」と話す。サステナビリティやSDGsといった言葉はあえてあまり使わず、純粋にファッションを楽しめる場を目指す。

スタート時点で並ぶのは50以上のブランド。アパレル、シューズ、バッグ、アクセサリーなど幅広い。商品にはブランドによる正価(プロパー)の値札と、木更津コンセプトストアによる値引きされた販売価格の値札が下げられる。RFIDタグ(電子無線タグ)で管理する。

動線の途中にはくつろげる中庭やカフェ、さまざまな照明演出で撮影ができる試着室などがある。ファクトリーラボでは、不要になった衣類から肥料を生成するクレサヴァ、廃棄繊維から紙を作る一般社団法人サーキュラーコットンファクトリー、洋服を燃料に変える研究開発を進める文化学園大学と近畿大学によるデモンストレーションなどを見学できる。ファクトリーラボの裏庭は畑になっており、衣服から生成した肥料で野菜を栽培する。ショッピングだけではなく、学んだり、考えたりできる場所を充実させた。

6割の客が東京湾を渡ってやってくる

木更津コンセプトストアは、ユニークなリサイクルビジネス「パス ザ バトン」のスマイルズが店舗プロデュースを手掛け、アウトレット店舗のオペレーションの実績が豊富な双日インフィニティが店舗運営を担う。商品調達は三井不動産が行う。ショッピングセンター事業で培ったネットワークを生かし、約100社のパートナー企業・団体を集めた。

12年に開業した三井アウトレットパーク木更津は右肩上がりの成長を遂げ、現在では売上高500億円以上、三井不動産のアウトレットモールでは最大の施設になった。房総半島の木更津という立地特性から、来店客の4割が千葉県内、6割がアクアラインで東京湾の向こうの神奈川県や東京都方面からやってくる。

木更津コンセプトストアは売り上げ目標を設定していないが、年間の客数は10万人を見込む。客単価は4000〜5000円を想定する。アウトレットパークの利用者とともに、環境問題などに関心のある層を呼び込むかがカギになる。伊藤氏は「ここは実験的な店舗。お客さまの反応を見ながら柔軟に修正し、ファッション業界の課題解決に一助にしていきたい」と話す。

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「ワコール」が3D計測サービスをリブランディング 今秋には新事業もスタート

ワコールは5月26日、東京・青山でリブランディングした3D計測サービス“スキャンビー”と、秋に立ち上げ予定の事業に関して発表した。

3D計測サービスの“3Dスマート アンド トライ”は2019年にスタート。3Dボディースキャナーで全身18カ所のセルフ計測が3秒で可能というもので、採寸データをはじめ、インナーウエアのサイズ、体形特徴を知ることができるだけでなく、自身の体を360度見ることができるというものだ。23年4月の時点でこのサービスの利用者は延べ約17万人。ワコールは計測でとどまっていた同サービスを、消費者の気持ちに寄り添うものへとリブランディングし“スキャンビー”と改名した。また、以前は店舗のタブレットでしか見られなかった計測データなどが、ワコール公式アプリ“ワコールカルネ”をダウンロードするとスマートフォンで見られるようになった。アプリでは、過去の計測データ(3回まで)との比較もでき、体形特徴の解説およびおすすめアイテムの閲覧もできる。今秋には、新たなサービスも加わる予定だ。

ワコールは新事業として今秋、多様なシーンで快適にいられるファッションブランド「アワワコール(OUR WACOAL)」と女性のセルフケアを応援するフェムケアブランド「ヨジョイ(YOJOY)」がスタート予定だ。ワコールがファッションブランドを立ち上げるのは初めてのことで、下着以外の分野でも新たな提案を計画している。

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「ワコール」が3D計測サービスをリブランディング 今秋には新事業もスタート

ワコールは5月26日、東京・青山でリブランディングした3D計測サービス“スキャンビー”と、秋に立ち上げ予定の事業に関して発表した。

3D計測サービスの“3Dスマート アンド トライ”は2019年にスタート。3Dボディースキャナーで全身18カ所のセルフ計測が3秒で可能というもので、採寸データをはじめ、インナーウエアのサイズ、体形特徴を知ることができるだけでなく、自身の体を360度見ることができるというものだ。23年4月の時点でこのサービスの利用者は延べ約17万人。ワコールは計測でとどまっていた同サービスを、消費者の気持ちに寄り添うものへとリブランディングし“スキャンビー”と改名した。また、以前は店舗のタブレットでしか見られなかった計測データなどが、ワコール公式アプリ“ワコールカルネ”をダウンロードするとスマートフォンで見られるようになった。アプリでは、過去の計測データ(3回まで)との比較もでき、体形特徴の解説およびおすすめアイテムの閲覧もできる。今秋には、新たなサービスも加わる予定だ。

ワコールは新事業として今秋、多様なシーンで快適にいられるファッションブランド「アワワコール(OUR WACOAL)」と女性のセルフケアを応援するフェムケアブランド「ヨジョイ(YOJOY)」がスタート予定だ。ワコールがファッションブランドを立ち上げるのは初めてのことで、下着以外の分野でも新たな提案を計画している。

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“ブルー ドゥ シャネル”アンバサダー起用のティモシー・シャラメ 最新フィルムが公開

「シャネル(CHANEL)」は5月15日、フランス系アメリカ人俳優のティモシー・シャラメ(Timothee Chalamet)をメンズフレグランスライン“ブルー ドゥ シャネル”のアンバサダーに起用すると発表した。このほど、秋公開予定のマーティン・スコセッシ(Martin Scorsese)監督によるキャンペーンフィルムのショート版と、撮影の舞台裏ショットが公開された。

ティモーシー・シャラメは17歳の時に出演した映画「君の名前で僕を呼んで」で国際的な評価を得て大ブレイク。多面的な才能を持ち、俳優としてだけでなく独自のファッションや、映画のプロデュース業でも注目される。

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ヘアケアブランド「スプリナージュ」 低刺激処方の新ライン“モイストヴェール”を追加しリニューアル

アリミノは7月5日、スキンケア発想で好評のヘアケアブランド「スプリナージュ(SPRINAGE)」を、パッケージも新たにリニューアル。美容成分シコン(皮膚保護のムラサキ根エキス)を配合した低刺激処方の新ライン“モイストヴェール”を追加し、よりいっそう肌髪成分にこだわったラインアップで展開する。

“モイストヴェール”は、美しく滑らかな髪へと導く、地肌をいたわる低刺激処方のヘアケア。古くから肌のケアに使われてきた美容成分シコンを配合し、成分そのままのピンクの色あいが特徴だ。潤いで満たしながらバリア機能をサポートし、バランスが崩れがちな肌をケア。スキンケア発想の美容成分を配合し、低刺激処方でありながら髪の芯まで潤いで満たす。インバス2種、アウトバス2種のラインアップとなっている。

同社独自調査の結果、「肌の不調を自覚している女性」の割合は約8割。また、敏感肌の人がシャンプー・トリートメントを選ぶ際に「仕上がり感」を重視していることも分かった。敏感肌の人の悩みには、「カラー後に頭皮のかゆみやツッパリを感じる」「季節の変わり目に頭皮がかゆくなりやすい」などが挙げられる。そうした敏感肌の悩みに着目し、新ラインナップとして低刺激処方の“モイストヴェール”を追加。ヘアカラー後や季節の変わり目の敏感な肌をいたわりながら、指通りなめらかな仕上がりをかなえる。

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ヘアケアブランド「スプリナージュ」 低刺激処方の新ライン“モイストヴェール”を追加しリニューアル

アリミノは7月5日、スキンケア発想で好評のヘアケアブランド「スプリナージュ(SPRINAGE)」を、パッケージも新たにリニューアル。美容成分シコン(皮膚保護のムラサキ根エキス)を配合した低刺激処方の新ライン“モイストヴェール”を追加し、よりいっそう肌髪成分にこだわったラインアップで展開する。

“モイストヴェール”は、美しく滑らかな髪へと導く、地肌をいたわる低刺激処方のヘアケア。古くから肌のケアに使われてきた美容成分シコンを配合し、成分そのままのピンクの色あいが特徴だ。潤いで満たしながらバリア機能をサポートし、バランスが崩れがちな肌をケア。スキンケア発想の美容成分を配合し、低刺激処方でありながら髪の芯まで潤いで満たす。インバス2種、アウトバス2種のラインアップとなっている。

同社独自調査の結果、「肌の不調を自覚している女性」の割合は約8割。また、敏感肌の人がシャンプー・トリートメントを選ぶ際に「仕上がり感」を重視していることも分かった。敏感肌の人の悩みには、「カラー後に頭皮のかゆみやツッパリを感じる」「季節の変わり目に頭皮がかゆくなりやすい」などが挙げられる。そうした敏感肌の悩みに着目し、新ラインナップとして低刺激処方の“モイストヴェール”を追加。ヘアカラー後や季節の変わり目の敏感な肌をいたわりながら、指通りなめらかな仕上がりをかなえる。

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「ゲラン」が巨匠マティスを着想源にした香水発売 242万円の“ビーボトル”は世界に14個

「ゲラン(GUERLAIN)」は6月6日、フランスの画家、アンリ・マティス(Henri Matisse)から着想したフレグランスシリーズ“メゾン マティス エディション”を発売する。世界14個限定、日本には1個のみ入荷する“ザ ビーボトル メゾン マティス エディション”(1L、242万円、一部店舗限定発売)のほか、ブランドの最高峰シリーズ“ラール エ ラ マティエール”から最新作“ジャスミン ボヌール メゾン マティス エディション”(200mL、8万6900円)を世界1000個限定で販売する。

“ザ ビーボトル メゾン マティス エディション”は、1939年にマティスが発表した「La Musique(音楽)」がフレグランスだったら、という問いから生まれた。マティスは作品を“ビブラート”や“コード”、“オーケストラ”など音楽用語を用いて表現しており、また調香師も香りの表現に“ノート(音)”や“コード(和音)”といった言葉を使う。「ゲラン」は同作に描かれた色彩やリズミカルな構成を、特別な香り“クルール ボヌール”で表現した。トップノートは、爽やかに香り立つベルガモットで幕開けし、ミドルノートはアプリコットとローズ、ラストノートは紫のアイリスと白いホワイトレザーアコードで印象的に描く。

ボトルにはベルサイユ宮殿の修復を手がけた画家が手作業で着色を施し、「La Musique」のパレットに近い6色で、ギターの曲線や葉、赤と青のフラットな色彩を描いた。美術品の輸送に使う木箱をイメージした木製ケースに収める。

また“芸術と素材”を意味するブランドの最高峰コレクション“ラール エ ラ マティエール”から、“ジャスミン ボヌール メゾン マティス エディション”を発売する。3つの産地で収穫したジャスミンの香りで、マティスの切り絵作品「Les Mille et une Nuits(千夜一夜)」から着想したデザインのボックスに収める。晩年の制作にもかかわらず生き生きとした喜びにあふれる明るい色彩の絵画を、フューシャピンクやブルーの鮮やかなカラーパレットで、ハート、ジャスミンの花と葉を描き表現した。ほかにもエンボス加工したふたに取り付けるパーツ“エクセプショナル プレート”(1万7600円、世界限定200個)や、太陽の光を浴びたイチジクの香りが漂うキャンドル“フィグ アズール フレグランスキャンドル メゾンマティス エディション”(200g、3万470円、世界限定500個)もラインアップする。

「ゲラン」は毎年、アーティストや職人とのコラボレーションしたフレグランスを発表し、現代アートのパトロンとしての取り組みを行っている。今回のコラボレーションはアンリ・マティスのひ孫、ジャン・マチュー・マティス(Jean-Matthieu Matisse)が創設した「メゾン マティス」とのコラボレーションによるもの。「今までにない新しい“香り”という領域にアンリ・マティスの作品を広げることができた。曽祖父の作品は多感覚的であり、植物や花のモチーフが繰り返し登場する。『ゲラン』のフレグランスの芸術性との間には多くの共通点がある」と語った。

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ユニクロがゴルフのアダム・スコットと次世代育成イベント ルカ・オッセンドライバーによる特別コレクションも発売

ユニクロはスポーツを通じた次世代育成プログラムの一環として、グローバルブランドアンバサダーであるゴルフ選手のアダム・スコット(Adam Scott)と共に、「ユニクロ アダム・スコット ジュニアチャンピオンシップ」を開催した。米フロリダのゴルフ場で5月25〜28日に実施。米国、日本と、スコット選手の出身国であるオーストラリアからジュニア選手計78人が参加し、女子の部では熊本県の荒木優奈選手(17歳)が優勝した。

男子の部の優勝者は地元フロリダのジェイソン・シュワルツ選手(17歳)。日本からは荒木選手含む2人が参加した。同イベントはファーストリテイリング財団が支援している。

大会中はスコット選手によるデモンストレーションや、スコット選手とジュニア選手の対戦なども実施。「私との交流から、ジュニア選手が少しでも何かを得て、学ぶことができたのなら何より。参加した選手たちが、家族や友人、支援者への感謝を忘れず、チャレンジを続けて成長していくことを願っている」とコメントしている。

アダム・スコット選手はオーストラリア・アデレード出身のプロゴルファーで、2013年にオーストラリア人として初めてマスターズ・トーナメント優勝。13年からユニクロのグローバルブランドアンバサダーを務めている。「ユニクロ(UNIQLO)」の定番商品“感動パンツ”は、ゴルフのプレー時もビジネスシーンでもパフォーマンスを妨げないボトムスとしてスコット選手との取り組みの中で生まれた商品。6月12日には、スコット選手が今4月以降の大会で着用した特別コレクションの“感動タックパンツ”(3990円)、“ドライEXポロシャツ”(2990円)を「ユニクロ」一部店舗や公式ECで発売する。両商品は、元「ランバン(LANVIN)」メンズのアーティスティック・ディレクターであるルカ・オッセンドライバー(Lucas Ossendrijver)が手掛けた。同氏は現在、ファーストリテイリング傘下の「セオリー(THEORY)」で協業コレクション“セオリー プロジェクト”を率いている。

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ユニクロがゴルフのアダム・スコットと次世代育成イベント ルカ・オッセンドライバーによる特別コレクションも発売

ユニクロはスポーツを通じた次世代育成プログラムの一環として、グローバルブランドアンバサダーであるゴルフ選手のアダム・スコット(Adam Scott)と共に、「ユニクロ アダム・スコット ジュニアチャンピオンシップ」を開催した。米フロリダのゴルフ場で5月25〜28日に実施。米国、日本と、スコット選手の出身国であるオーストラリアからジュニア選手計78人が参加し、女子の部では熊本県の荒木優奈選手(17歳)が優勝した。

男子の部の優勝者は地元フロリダのジェイソン・シュワルツ選手(17歳)。日本からは荒木選手含む2人が参加した。同イベントはファーストリテイリング財団が支援している。

大会中はスコット選手によるデモンストレーションや、スコット選手とジュニア選手の対戦なども実施。「私との交流から、ジュニア選手が少しでも何かを得て、学ぶことができたのなら何より。参加した選手たちが、家族や友人、支援者への感謝を忘れず、チャレンジを続けて成長していくことを願っている」とコメントしている。

アダム・スコット選手はオーストラリア・アデレード出身のプロゴルファーで、2013年にオーストラリア人として初めてマスターズ・トーナメント優勝。13年からユニクロのグローバルブランドアンバサダーを務めている。「ユニクロ(UNIQLO)」の定番商品“感動パンツ”は、ゴルフのプレー時もビジネスシーンでもパフォーマンスを妨げないボトムスとしてスコット選手との取り組みの中で生まれた商品。6月12日には、スコット選手が今4月以降の大会で着用した特別コレクションの“感動タックパンツ”(3990円)、“ドライEXポロシャツ”(2990円)を「ユニクロ」一部店舗や公式ECで発売する。両商品は、元「ランバン(LANVIN)」メンズのアーティスティック・ディレクターであるルカ・オッセンドライバー(Lucas Ossendrijver)が手掛けた。同氏は現在、ファーストリテイリング傘下の「セオリー(THEORY)」で協業コレクション“セオリー プロジェクト”を率いている。

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今夏はヘアカラーと合わせたイベントメイクなどを提案していきたい 【二刀流美容師:SHIMA】

ヘアだけでなく、メイクアップもこなす美容師を“二刀流美容師”としてピックアップする連載企画。インスタグラムによる集客が主流となった今、ヘアスタイル投稿だけでなく、メイク投稿もできるとサロンユーザーの関心をより引き付けられるため、注目度が増している。第4回は「SHIMA SEVEN GINZA(シマ セブン ギンザ)」ディレクター&トップスタイリストの原涼香に、美容師がメイクもやることのメリットや、今夏に行いたいメイク提案などを聞いた。

WWDJAPAN(以下、WWD):メイクにはどのように取り組んでいる?

「SHIMA SEVEN GINZA」原涼香ディレクター(以下、原):雑誌などの撮影の際には、自分でメイクもするようにしている。日常的に行っているSNSでのヘアの打ち出しの際も、モデルさんを呼んだら自分でメイクをしている。撮影のときにはテーマを決め、それに基づいたイメージソースを集め、そこからインスピレーションを得てモデルに落とし込む。ヘア、メイク、ファッションのトータルで、テーマに沿った世界観を引き出すようにプロデュースしている。

WWD:メイクはいつから取り組み始めた?

原:以前からメイクが好きだった。美容学生の頃から、雑誌やSNSを見て新しいアイテムや流行りのメイクを探るのは日常で、デパートに行ったら1~2時間くらいは化粧品フロアを見て回っていた。「SHIMA」に入るためにブック(自分が手掛けたヘアメイク写真を集めた作品集)を作ったときも、ヘアだけでなくメイクも自分で施した。「SHIMA」に入社してからも、SNSやピンタレストでメイク関連をサーフィンしたり、海外の女の子、特に韓国の女の子が今どういうメイクをしているかを、常にチェックしたりしている。眉毛の太さ、アイシャドウやリップをどうしているかなど、ヘアと同じくらいの熱量でリサーチしている。

WWD:顧客へのアドバイスは?

原:お客さまへのメイクアドバイスに関しては、これから注力していきたい。以前から普段のサロンワークでは、お客さまのメイクやファッションを見て、そのテイストに合ったヘアを提案している。最近は仕上げたヘアカラーから、眉やリップの提案をすることを始めており、今後もさらに取り組んでいき、いずれはメニューにも取り入れていきたいと考えている。お客さまからも、「ヘアカラーを変えたらメイクはどうすればいい?」と聞かれるケースはすごく多い。そのときには、お客さまの顔色や髪型、レングスも考慮して提案するほか、「チークだったら今はこのブランドがおすすめ」「この色はこのブランドがいい」などと、普段からいろいろなブランドをリサーチしている中で得た引き出しから、会話を広げている。ブランドを横断しての提案は、美容師だからこそできることの1つだと思う。

WWD:今気になっているメイクは?

原:新型コロナによる行動制限が解除され、今夏はフェスやライブなどのイベントが増えている。そうしたイベントに行く前に来店してくれる人も多いので、非日常的なイベントメイク、特にストーンやパールを乗せるビジューメイクなどで“いつもとは違う自分”を提案させてほしい。日本でも流行りつつあるビジューシールなども活用できそう。

WWD:「ヘアカラーに合わせたメイクを提案する」とのことだが、今夏に提案したいヘアカラーは?

原:「イルミナカラー(ILLUMINA COLOR)」から4月に登場した新色3シェード(“マリーン”“ビーチ”“サンセット”)が人気で、最近ではほぼ毎日使っている。夏に向けてハイライトを入れて奥行きを楽しむ人が多いが、ハイライトが入ったベースに対しても、新色3シェードは1本できれいに仕上がるのでお客さまの満足度は高い。新色3シェードのベージュ系はトレンドの中心で、中でも肌の透明感が上がって顔色がきれいに見える“ビーチ”は、「くすみ過ぎていない感じがかわいい」として特に人気が高い。

WWD:新色3シェードにはどんなメイクを合わせる?

原:これからの季節、“ビーチ”にはオレンジ系やコーラル系、ヌーディ系のリップなどでヘルシーな印象に仕上げるのが似合うと思う。“サンセット”は大人っぽいきれいなピンクなので、ピンク系で合わせてもかわいいし、ブラウン系とかもマッチする。“マリーン”にもコーラル系のチークやアイシャドウが合う。日本人にはコーラル系が似合うので、日常的に使っている人も多く、メイクをあれこれ変えなくても新色3シェードはいけると思う。

WWD:顧客が求めているテイストは?

原:お客さまによってさまざまだが、カットとカラーリングを合わせて「海外っぽくしたい」とか「外国人の地毛風にしたい」といったオーダーは多い。最近ではインバウンドのお客さまも多く、先日はL.A.(ロサンゼルス)在住で一時帰国している日本人のお客さまが来店したが、L.A. からインスパイアされた“ビーチ”でカラーリングしたら喜んでくれた。

WWD:ネクストシーズンの、秋に向けての提案は?

原:ヘアカラーではややこっくりした感じのブラウン系や、ブラウンベースで気持ちボルドー寄りとか、ちょっとカーキ寄りとかのオーダーが増えると思う。「イルミナカラー」の新色3シェードは色味がしっかり入るので、秋も引き続き提案していくつもりだ。“トワイライト”や“ブロッサム”との組み合わせや、“アンバー”と組み合わせてマロンぽい感じに仕上げるのもかわいい。組み合わせることで、新色3シェードの引き出しも増える。特に“サンセット”に“アンバー”や“トワイライト”を組み合わせ、ちょっと重めにシャドウを演出して艶感を出す提案などをしてみたい。夏に行ったハイライトが褪色してキラキラしてしまった部分を、艶っぽく落ち着いた感じの印象にするオーダーも増えそうだ。それに合わせたメイクも提案していきたい。

WWD:今後の目標は?

原:ほかのスタッフも含めて、SNSにアップしたセルフメイクの動画がバズり、そこから新規のお客さまを集客できる、といった形が増えている。お客さまをモデルにしたポイントメイク動画、リールなども含めて、さまざまな発信をしていきたい。

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「メゾン マルジェラ」 人気フレグランス“レプリカ”のボディーコレクションに新たな香りが登場

「メゾン マルジェラ(MAISON MARGIELA)」は6月22日、フレグランスシリーズ“レプリカ”のバス&ボディーコレクションから新たな香り“セーリング デイ”を発売する。ラインアップは全3種で、太陽の眩しさや夏の爽快感を想起させる香りになっている。

“レプリカ”は記憶に紐づく体験を香りで再現した人気シリーズで、ボディーケアラインは2021年にシリーズNO.1の香り“レイジーサンデー モーニング”で誕生。今回の“セーリング デイ”は2つ目の香りとなる。

香りはエーゲ海に浮かぶギリシャの島、パロス島で過ごす開放的な余暇をイメージ。水しぶきや太陽の日差しを浴びながら広く深い海でたわむれるエネルギッシュなひと時をウッディーアクアティックな香りで表現した。

アイテムはシアバターやアプリコットカーネルオイルを配合した “レプリカ ハンドクリーム セーリング デイ”(30mL、4950円)や、ポンプ式の“レプリカ ボディーローション セーリング デイ”(200mL、7700円)、“レプリカ シャワージェル セーリング デイ”(200mL、6600円)。リサイクル可能な素材を使用したボトルには、シリーズのアイコン的なラベルが施されている。

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「メゾン マルジェラ」 人気フレグランス“レプリカ”のボディーコレクションに新たな香りが登場

「メゾン マルジェラ(MAISON MARGIELA)」は6月22日、フレグランスシリーズ“レプリカ”のバス&ボディーコレクションから新たな香り“セーリング デイ”を発売する。ラインアップは全3種で、太陽の眩しさや夏の爽快感を想起させる香りになっている。

“レプリカ”は記憶に紐づく体験を香りで再現した人気シリーズで、ボディーケアラインは2021年にシリーズNO.1の香り“レイジーサンデー モーニング”で誕生。今回の“セーリング デイ”は2つ目の香りとなる。

香りはエーゲ海に浮かぶギリシャの島、パロス島で過ごす開放的な余暇をイメージ。水しぶきや太陽の日差しを浴びながら広く深い海でたわむれるエネルギッシュなひと時をウッディーアクアティックな香りで表現した。

アイテムはシアバターやアプリコットカーネルオイルを配合した “レプリカ ハンドクリーム セーリング デイ”(30mL、4950円)や、ポンプ式の“レプリカ ボディーローション セーリング デイ”(200mL、7700円)、“レプリカ シャワージェル セーリング デイ”(200mL、6600円)。リサイクル可能な素材を使用したボトルには、シリーズのアイコン的なラベルが施されている。

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「メゾン マルジェラ」 人気フレグランス“レプリカ”のボディーコレクションに新たな香りが登場

「メゾン マルジェラ(MAISON MARGIELA)」は6月22日、フレグランスシリーズ“レプリカ”のバス&ボディーコレクションから新たな香り“セーリング デイ”を発売する。ラインアップは全3種で、太陽の眩しさや夏の爽快感を想起させる香りになっている。

“レプリカ”は記憶に紐づく体験を香りで再現した人気シリーズで、ボディーケアラインは2021年にシリーズNO.1の香り“レイジーサンデー モーニング”で誕生。今回の“セーリング デイ”は2つ目の香りとなる。

香りはエーゲ海に浮かぶギリシャの島、パロス島で過ごす開放的な余暇をイメージ。水しぶきや太陽の日差しを浴びながら広く深い海でたわむれるエネルギッシュなひと時をウッディーアクアティックな香りで表現した。

アイテムはシアバターやアプリコットカーネルオイルを配合した “レプリカ ハンドクリーム セーリング デイ”(30mL、4950円)や、ポンプ式の“レプリカ ボディーローション セーリング デイ”(200mL、7700円)、“レプリカ シャワージェル セーリング デイ”(200mL、6600円)。リサイクル可能な素材を使用したボトルには、シリーズのアイコン的なラベルが施されている。

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フレグランス「リキッド イマジネール」からビンテージのシャンパーニュに捧げる新作

フランス発フレグランス「リキッド イマジネール(LIQUIDES IMAGINAIRES)」から新作“ドン ローザ ミレジメ”が登場した。ブランド名の意味は“液体から想起する物語”。神聖でミステリアスな香水が持つパワーに着目し、フレグランス業界のエキスパートであるダヴィッド・フロサールとデザイナーのフィリップ・ディ・メオが設立した。神話や宗教的なストーリーを五感に訴える香りで表現するニッチフレグランスのブランドだ。

新作フレグランスは、シャンパーニュへオマージュを寄せた香り“ドン ローザ”誕生10周年を記念したものだ。“ドン”とは最高峰シャンパーニュ「ドン ペリニョン(DOM PERIGNON)」からで、修道士を意味し、ローザはバラの花と、ロゼシャンパーニュの色合い、ミレジメとはワイン業界におけるビンテージを表す。

美しく華やかなイメージのバラだが、ブドウ畑にバラの木々が植えられているのには理由があるそうだ。昔、フランスの修道士が、ブドウの木の周りに植えられたバラの木々が、病気や害虫の兆候を示し、ワインの作り手に警告してくれることに気付いたという。バラは良質なブドウのために美しさを犠牲にしているというストーリーを香りで表現し、賦香率(アルコールに溶かした香料の割合)を高めたのが新作だ。トップノートはシャンパーニュアコード、ダマスクローズからディープウッディアコードがリッチに香る。調香はソニア・コンスタンが手掛けた。 価格は3万8500円(100mL)。

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アットコスメの口コミから読み解く「日焼け止め・UVケア」ヒットの法則

紫外線は曇りの日も雨の日も降り注ぎ、年間を通して日焼け止めが欠かせない。今回は、アットコスメに寄せられた「日焼け止め」に関する口コミを原田彩子「アットコスメ」リサーチプランナーが解説する(集計期間:4月1日~30日)。

―――「日焼け止め・UVケア」で、象徴的に使われているワードは?

原田彩子「アットコスメ」リサーチプランナー(以下、原田):2022年の同時期の口コミと比較すると、「チーク」「カラー」といったワードが特徴的に使われている。日焼けしやすい部分を強力な紫外線からしっかり守りつつ、ポイントメイクも叶えるという「アリィー(ALLIE)」の“クロノビューティ カラーオンUV”の影響が大きいが、上位5商品を見ても、肌のトーンアップやカラーをチューニングしてくれるような商品が人気の傾向があり、多機能化は進んでいくのではないだろうか。

23年4月「日焼け止め・UVケア」口コミTOP5

1位「ポール & ジョー ボーテ(PAUL&JOE BEAUTE)」“プロテクティング ファンデーション プライマー”[SPF50+・PA++++](全2色、各30mL、各3850円)

原田:アットコスメでも長きに渡り、人気の化粧下地。4月1日にシリーズ累計1100万本(02年8月〜23年1月時点、出荷本数)突破を記念して発売したハーフサイズを購入した人からの口コミが多く投稿された。お試しにといったエントリーだけでなく、「(使い切れるサイズで)衛生面でもありがたい」と既存ユーザーからの評価も得られている。また、同商品の口コミ内には他の商品と比較し「季節」というワードが多く出現している。「紫外線が気になる季節なので他の商品から乗り換え」「UV効果も高く、使用感も重くないのでこれからの季節に重宝しそう」といったコメントが見られる。

2位「コスメデコルテ(DECORTE)」“サンシェルター マルチ プロテクション トーンアップCC”[SPF50+・PA++++](全3色、各35g、各3300円)

原田:「アットコスメ ベストコスメアワード 2022」で殿堂入りにも選ばれたトーンアップCCクリームのリニューアル商品。高い日焼け止め効果がありながら、肌をきれいにトーンアップしてくれると支持されている。「リニューアルしてから伸びが良くなった」「夕方まで乾燥しない」など、もともと評価の高かった使い心地や保湿力に対する満足度もさらに上がっているようだ。デパコスの割に手ごろな価格帯である点もリピーターが多い要因のひとつとなっている。

3位「オルビス(ORBIS)」“オルビス リンクルブライトUVプロテクター”[SPF50+・PA++++]<医薬部外品>(50g、3850円)

原田:シワ改善・美白有効成分が配合したUVケアアイテム。こちらも23年2月にリニューアルした商品だ。人気の成分ナイアシンアミドが配合されていることを購入理由として挙げる声も多く寄せられている。また、シワ改善効果を期待し、顔だけでなく首まできちんと塗っているという口コミが他の商品と比較し特徴的である。その他、ブルーライトカットなど、さまざまな効果への期待もうかがえる多機能商品。

4位「アリィー」“アリィー クロノビューティ カラーチューニング UV 01” [SPF50+・PA++++>(40g、1980円)

原田:「ノーファンデUV」とうたっているように、まだまだ多いノーファンデ派から高い評価を得ている。口コミでは、小田切ヒロ、吉田朱里、石井美保といったインフルエンサーがすすめていたことをきっかけに「興味を持った」という声が散見される。また、スヌーピーの限定パッケージや、ミニサイズ付きの限定パックなども購入のキッカケとして挙げられており、幅広い層から使用されている様子がうかがえる。ブランドが培ってきた日焼け止め効果への信頼感の高さも、安心材料となっているようだ。

5位「ラ ロッシュ ポゼ(LA ROCHE-POSAY)」“UVイデア XL プロテクショントーンア ップ ローズ”[SPF50+・PA++++](30mL、3960円)

原田:肌に透明感・血色感を与えるピンクのトーンアップUV。発売約3年間で9000件を超える口コミが投稿されている。「敏感肌でも使用できる」との口コミが多く寄せられ、リピーターからの投稿が多いのも特徴だ。また、普段は敏感肌でない人も、花粉や黄砂の影響で肌が揺らいだ人も多かった4月。「安心して使用できた」との声が多く見られた。石けんでも落とせて肌負担が少ないことも評価されているようだ。

―――5月に「日焼け止め・UVケア」以外で好調なカテゴリーは。

原田:マスク解禁の影響を受けてか「リップ」カテゴリーへの注目の高まりがみられた。 しかし、依然として「マスク/つく」という表現は減少しておらず、悩みは継続しているものと考えられる。また、リップアイテムに限らず「サッ/塗る」「スルスル/塗る」というような表現が増加した。しばらく離れていたメイクアイテムへの戻りに期待されているのは、塗りやすさや塗り心地の良さかもしれない。

―――「日焼け止め・UVケア」以外のカテゴリーで、注目のキーワードや「トレンドの芽」は?

原田:お直しコスメ、ポーチレス対応コスメ。マスクを外す機会が増えたものの、常に外した状態でいる人もまだまだ少ない状況で、これまで以上にマスク崩れやヨレが気になっていくのではないかと予想している。口コミでも「マスク」というワードの言及は22年と比較し減少する一方で、「マスク崩れ」は増加傾向にある。さらにこれからの季節、汗などによる崩れ悩みも増えていくだろうことを考えると、メイク直しや持ち運びしやすいコスメのニーズが高まっていくのではないか。昨今、ポーチではなく、そのままカバンにコスメを入れる人も増えてきており、「ミニサイズ」「薄型サイズ」「スティック状」、さらには「ぶら下げるタイプ」のコスメなどに注目している。

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松屋銀座の「巨大な外壁広告」について聞いてみた

道ゆく人の目を奪う松屋銀座本店の外壁広告は、今や銀座の名物といえるだろう。超一等地にある同店のファサードをキャンパスに見立てて、ユニークで迫力満点の広告が掲示される。夜には照明の演出まで施される。日本最大級の屋外広告はいつから始まり、どのような企業が広告を出してきたのか。いつ張り替えているのか。そして広告料金はいくらなのか。松屋に聞いてみた。

始まりは2007年11月にさかのぼる。「ルイ・ヴィトン」のアートイベントの企画として、アーティストの村上隆氏によるカラフルなモノグラムが外壁に散りばめられた。松屋のビルの立方体の二面、つまり中央通り側の幅120m×高さ22mと、松屋通り側の幅30m×高さ22mを使い、建物全体を「ルイ・ヴィトン」のトランクに見立てたのだ。夜になると、イルミネーションによってモノグラムが一層きらびやかに浮かび上がった。

スケールの大きな仕掛けは話題を呼んだ。松屋には「外壁に広告を出したい」という連絡や問い合わせが殺到した。

「もともと外壁を広告として売り出すつもりはありませんでした。しかし、あまりに問い合わせが多いため、事業化することにしたのです」。現在、外壁広告を担当する共創事業本部の柴田亨一郎さんは振り返る。

ガラス張りの現代的なビルに見える松屋銀座だが、建物の半分(三越寄り)は1925年竣工でもうすぐ百年を迎える。終戦後しばらく間、進駐軍のPX(軍隊関係者ための店舗)として接収されていた歴史もある。64年に京橋寄りに増築されて現在の面積になった。2006年9月には外壁のガラス工事が完成し、LEDによってさまざまな色の照明演出が可能になる。

当初、松屋は季節やイベントに応じたライトアップを想定していたが、「ルイ・ヴィトン」の巨大トランクによって、外壁の広告価値が発見されたのだった。

銀座にはショッピングや食事でハレの気分を楽しむ人が全国各地から集まる。さらに2010年代以降は外国人の観光客が急増した。国内外から集まる人々の目に、計1000坪(サッカーコートの半分に近い)の巨大広告を焼き付けるメリットは大きい。数週間の単位で販売されている外壁広告は、すでに年始まで埋まっている。

広告本数の最多ブランドはどこか?

07年から現在までの16年間で65回の外壁広告が掲示された。最も多いのは、きっかけを作った「ルイ・ヴィトン」の16回。次いで「シャネル」の11回。この2ブランドがコンスタントに外壁を飾っている。

「ルイ・ヴィトン」は松屋銀座の京橋寄りに3フロアの旗艦店がある。外壁広告まで出ると、松屋が丸ごと「ルイ・ヴィトン」のテイストに染まったように見えてインパクトがある。一方、「シャネル」は松屋の店内には化粧品しか入っていない。中央通りを挟んで向かい側に「シャネル」の旗艦店がある。

「広告は時代を映す鏡。ラグジュアリーブランドが多いのは、その勢いを反映したものといえるでしょう」と柴田さんは言う。ラグジュアリーブランドの本社の経営者にも松屋の外壁広告は知られており、ブランディングの有効手段として選ばれるようになった。

「ルイ・ヴィトン」によるモノグラムや草間彌生氏とのコラボキャンペーン、「ティファニー」のブルーを使った全館ライトアップ、スポーツクライングの野中生萌選手が松屋の壁面をよじ登る「ビーツ」(イヤホン)のビジュアル――。外壁広告はクリエイターたちの表現の場にもなった。各社がこの外壁のためのオリジナル企画の知恵を絞る。

異色ながら大きな反響を集めたのが、松屋で開催された「ミッフィー展」だった。コロナの感染拡大の不安が広がっていた20年7月。ビルの白い壁面に「・」「・」「×」だけでミッフィーを表現した。シンプルなデザインが人々の心をとらえた。横には「エッセンシャルワーカーの皆さま ありがとうございます。」とのメッセージが添えられた。「中央通りを歩く多くの方がスマホでミッフィーを撮影していました。SNSの拡散でいえば、過去最大の反響だったと思います」

広告料金はいくらなのか?

さて、気になるのが広告料金である。

例外もあるが、基本は4週間で販売されており、広告料金は1650万円。これとは別に施工費が1300万円以上かかる。

120m×22m、30m×22mのガラス面に広告を貼り付けるのは大掛かりな工事になる。外壁広告の設置は、松屋銀座の営業が終わって、中央通りの通行量が減り始める夜10時から朝6時にかけて行われる。中央通りの1車線を止め、大型のクレーン車を入れて、専門業者が一つずつ貼り付ける。だいたい3日間を要する。施工費が1300万円「以上」というのは、デザインの複雑さによって価格が変わるからだ。

どんな広告でも出せるわけでもない。銀座には景観などに関する自主的なルールがある。銀座の事業主らで構成する銀座デザイン協議会が「銀座らしいか」を基準に審査を行う。広告デザインが通らなかったケースも数件あるという。

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原宿の新商業施設の名称「ハラカド」に決定 地下に銭湯の小杉湯

東急不動産は30日、東京・原宿の神宮前交差点で建設中の商業施設の名称を「東急プラザ原宿 ハラカド」にすると発表した。2024年春に開業する。同時に交差点の斜向かいで12年から営業する東急プラザ表参道原宿の名称を「東急プラザ表参道 オモカド」に改称する。2館での連携を深めて、原宿エリアを盛り上げる。

ハラカドは地下1階に高円寺の銭湯「小杉湯」が入居するほか、アートディレクター千原徹也氏(れもんらいふ代表)ら多くのクリエイターが活動拠点を構えて独自コミュニティ「ハラカド町内会」を設立する。物販や飲食だけでなく、クリエイターが新しい文化を発信する場として機能させていく。

施設のイベントやコンテンツ企画にも関わっていくハラカド町内会のメンバーには、千原氏のほか、レストラン「sio」オーナーシェフの鳥羽周作氏、小杉湯の平松佑介氏、博報堂ケトルなどが名を連ねる。町内会メンバーが各フロアをプロデュースする。

地下1階の小杉湯は「小杉湯原宿(仮称)」として入居する。交差点を見下ろす2階には、出版取次の日販がさまざまな雑誌を集めたフリースペース「COVER」を設ける。3階は千原氏が中心となったクリエーターズマーケットを作って、一般の人とクリエイターが交流する場にする。

ハラカドは地上9階・地下3階で延べ床面積は1万9940平方メートル。今回、一部のテナントが発表されたが、それ以外の物販や飲食のテナントの発表は後日になる。

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佐藤繊維がメイクアップアーティストの早坂香須子とコラボ  「マユハダインナー」に込めた思い

シルクとカシミヤのアンダーウエア「マユハダインナー(MAYUHADA INNER)」が登場した。紡績ニットメーカーの佐藤繊維と早坂香須子メイクアップアーティストとのコラボレーションによるもので、糸から編み、染色まで、メード・イン・ジャパンにこだわっている。ファッション好きの早坂のディレクションによるデザインと色、佐藤繊維ならではの高い技術から生み出される極上の肌触りと着用感が融合したインナーがそろう。

このコラボレーションは、佐藤繊維の佐藤正樹社長と早坂が山形県寒河江市生まれで、同じ中学校出身をきっかけに始まった。同郷でファッションを愛する者同士、もともとニットの町と呼ばれた「地元を応援したい」という気持ちと「何か面白いことをやろう」という思いから、2020年にスタート。当時は佐藤繊維のファクトリーブランド「コーン(KONE)」の中の早坂香須子コラボコレクションとして、セーターやパンツ、ストールなどを販売していた。21年2月にアンダーウエアがメーンのコレクションになり、繭を素肌にまとうような着心地であることから「マユハダインナー」という名が付けられた。その後、新色が出るたびに購入したりまとめ買いしたりするファンがいたため、4月に単独のブランドとして独立させた。佐藤社長は「早坂さんにはわれわれにない感性や発想がある。彼女と組むことで殻を破るきっかけになった」と述べた。

紡績から販売まで一貫することで適正価格を実現

「マユハダインナー」は、シルクとカシミヤそれぞれを主素材とする2つのラインで構成される。シルクラインは、ブラジャー、ショーツ、腹巻き付きレギンス、プルオーバー、カシミヤラインはプルオーバー、ジョッパーズ、ショートパンツ、レッグウォーマーというラインアップ。全てホールガーメンドで、柔らかく包み込まれるような肌触りが魅力だ。シンプルなだが「ニットでもカジュアルにならず、センシュアルなラインを追求した」と早坂。基本、受注生産で、自社ECが主な販路だ。紡績から生産、販売まで一貫して佐藤繊維が手掛けることで、高いクオリティーの日本製ニットを適正価格で提供することを実現した。

背中は肩甲骨が美しく見える直線のライン

4月に行われた受注会では、早坂と佐藤社長に白幡啓スタイリストを交え、トークイベントを開催した。同イベントで佐藤社長は、絹紡糸のほとんどが海外で生産されている中で、「マユハダインナー」は糸から日本で生産している点や締め付け感はないのにフィット感がある着心地をホールガーメンドで実現する難しさなどが語られた。同ブランドのブラにシアー素材の服を着用した白幡は、「デコルテやアームのカーブが美しく、直線と曲線の使い方がとても上手い」とコメント。早坂は、肩甲骨が美しく見える直線のラインにこだわったことやマリリン・モンロー(Marilyn Monroe)の水着姿に着想を得たショーツは、深ばきでもセクシーに見えるカッティングを追求したことなどを語った。

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佐藤繊維がメイクアップアーティストの早坂香須子とコラボ  「マユハダインナー」に込めた思い

シルクとカシミヤのアンダーウエア「マユハダインナー(MAYUHADA INNER)」が登場した。紡績ニットメーカーの佐藤繊維と早坂香須子メイクアップアーティストとのコラボレーションによるもので、糸から編み、染色まで、メード・イン・ジャパンにこだわっている。ファッション好きの早坂のディレクションによるデザインと色、佐藤繊維ならではの高い技術から生み出される極上の肌触りと着用感が融合したインナーがそろう。

このコラボレーションは、佐藤繊維の佐藤正樹社長と早坂が山形県寒河江市生まれで、同じ中学校出身をきっかけに始まった。同郷でファッションを愛する者同士、もともとニットの町と呼ばれた「地元を応援したい」という気持ちと「何か面白いことをやろう」という思いから、2020年にスタート。当時は佐藤繊維のファクトリーブランド「コーン(KONE)」の中の早坂香須子コラボコレクションとして、セーターやパンツ、ストールなどを販売していた。21年2月にアンダーウエアがメーンのコレクションになり、繭を素肌にまとうような着心地であることから「マユハダインナー」という名が付けられた。その後、新色が出るたびに購入したりまとめ買いしたりするファンがいたため、4月に単独のブランドとして独立させた。佐藤社長は「早坂さんにはわれわれにない感性や発想がある。彼女と組むことで殻を破るきっかけになった」と述べた。

紡績から販売まで一貫することで適正価格を実現

「マユハダインナー」は、シルクとカシミヤそれぞれを主素材とする2つのラインで構成される。シルクラインは、ブラジャー、ショーツ、腹巻き付きレギンス、プルオーバー、カシミヤラインはプルオーバー、ジョッパーズ、ショートパンツ、レッグウォーマーというラインアップ。全てホールガーメンドで、柔らかく包み込まれるような肌触りが魅力だ。シンプルなだが「ニットでもカジュアルにならず、センシュアルなラインを追求した」と早坂。基本、受注生産で、自社ECが主な販路だ。紡績から生産、販売まで一貫して佐藤繊維が手掛けることで、高いクオリティーの日本製ニットを適正価格で提供することを実現した。

背中は肩甲骨が美しく見える直線のライン

4月に行われた受注会では、早坂と佐藤社長に白幡啓スタイリストを交え、トークイベントを開催した。同イベントで佐藤社長は、絹紡糸のほとんどが海外で生産されている中で、「マユハダインナー」は糸から日本で生産している点や締め付け感はないのにフィット感がある着心地をホールガーメンドで実現する難しさなどが語られた。同ブランドのブラにシアー素材の服を着用した白幡は、「デコルテやアームのカーブが美しく、直線と曲線の使い方がとても上手い」とコメント。早坂は、肩甲骨が美しく見える直線のラインにこだわったことやマリリン・モンロー(Marilyn Monroe)の水着姿に着想を得たショーツは、深ばきでもセクシーに見えるカッティングを追求したことなどを語った。

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「トヨタ」のハイエースプロジェクト「DYTD」が世界的eスポーツの祭典に出展 車中で「ストリートファイター」をプレー

トヨタ自動車とクリエイティブエージェンシーのSTARBASE(東京・日髙良太郎社長)による、車の新たな楽しみ方を生み出すプロジェクト「Drive Your Teenage Dreams.(以下、DYTD)」は、5月13、14日に幕張メッセで開催されたeスポーツの祭典「ドリームハックジャパン2023(DreamHack Japan 2023)」に出展した。会場には「DYTD」のアイコン、ハイエースを展示。“トヨタゲーミングスポット(TOYOTA GAMING SPOT)”と題し、対戦型格闘ゲーム「ストリートファイター6(STREET FIGHTER 6)」とコラボした。

「DYTD」は、“車が遊び道具であり、車が秘密基地”をコンセプトに、さまざまなアーティストやクリエイターがマットブラックにカスタムされた1台のハイエースのもとで、音楽やアートなどを創造していくプロジェクトだ。今回は、ハイエースの車中にモニターを設置し、赤いライトがともる中で「ストリートファイター6」ができる特別な空間を用意。「非日常的な空間で体験したエンタメは、より特別なものになる」という思いのもと、車を移動手段としてだけでなく、新しいエンタメ体験の場所として提供した。

また、「トヨタ」と「ストリートファイター6」のコラボTシャツを各日先着100枚限定で無料配布。「ストリートファイター」の往年のファンから若い世代まで、幅広い年齢層の来場者が訪れ、ゲームに一喜一憂しながら特別なコンテンツを楽しんだ。

「ドリームハック」は、1994年にスウェーデンで始まった最新のゲームシーンとエンターテインメントをクロスオーバーさせたフェス。プロによるeスポーツ大会やゲームメーカー関連のエキシビション、アーティストによる音楽ライブなどが行われる。本場スウェーデンで昨年開催された際は、4万2000人が来場した。日本開催では、日向坂46や水曜日のカンパネラ、Creepy Nuts、ano、岡崎体育らがライブステージを披露した。

「アプワイザー・リッシェ」「カデュネ」2023-24年秋冬は“キラキラ”推し お出かけやパーティーを意識

TSIホールディングス傘下のアルページュは、展開する5ブランドの2023-24年秋冬展示会を実施した。目立ったのは、きらっと光るラメ糸などを使ったトップスを取り入れたコーディネート。合わせるアウターやスカートは、毛足の長いボアや、ツイードライクな素材のものが多い。目を引くディテールで、コロナ禍を経て復活するパーティーや食事会といった華やかなシーンを強く意識する。

20代以上の女性向けにオン・オフ使える日常着を提供する「アプワイザー・リッシェ(APUWEISER-RICHE)」では、「コロナを経て、『仕事着と休日着を分ける』というお客さまの意識が薄くなった。この春夏も華やかなアイテムの反応がいい」(プレス)という。今秋冬は、ラメ糸を使ったプルオーバーとカーディガンのアンサンブルを推す。ワイドスラックス、ヒールパンプスと合わせて大人っぽく仕上げ、ミニバッグのパープルを差し色にする。店頭では腰元を絞り、裾に向けてふわっと広がるペプラムトップスが売れ筋。秋冬もペプラムシルエットのロング丈ワンピース(1万8000円)を企画した。

ジーンズやカーゴパンツと提案
ブランドらしく落とし込む

カジュアル志向の「リランドチュール(RIRANDTURE)」では、ラメ糸入りのボレロにライトブルーのジーンズを合わせてラフに落とし込む。30代以上の大人の女性がターゲットの「カデュネ(CADUNE)」では、デコルテが見えるトップスの上からグリッター素材のカーディガンを羽織る。ボトムスにはカーゴパンツを合わせ、カジュアルとドレスのバランスを楽しむ。

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シューズ「オリエンタルトラフィック」が販売スタッフを募集 経歴不問で10人以上を積極採用

ダブルエーはシューズブランド「オリエンタルトラフィック(ORIENTAL TRAFFIC)」の販売スタッフを募集している。採用は10人以上を予定。学歴は不問で、職種・業界の未経験者、第二新卒も歓迎する。応募から内定までは約2週間で、即日の入社も可能だ。

販売スタッフは、「オリエンタルトラフィック」や「ダブルエー オリエンタルトラフィック(WA ORIENTAL TRAFFIC)」の各店舗での接客や販売業務を行う。商品発注や在庫管理、納品対応、レイアウトの企画・変更も担う。同社は1店舗当たり店長やアルバイトを含む5〜7人のスタッフで運営している。

接客においては、店頭での呼び込みや顧客への声かけなどの、積極的なアプローチが求められる。また、エリアマネージャーが小まめに店舗を巡回しており、土日には商品部の社員も店舗に立つため、意見を伝えられる機会も多い。年数回行う全体研修では、質問や提案の機会を通して代表や役員とコミュニケーションが取れる。社員の声が商品開発やディスプレイ、アプリなどのヒントになることも多い。人気商品の“跳べるパンプス”は、現場スタッフの発信によって生まれた。

ダブルエーは「オリエンタルトラフィック」や「ダブルエー オリエンタルトラフィック」などのウィメンズシューズブランドを運営しており、リーズナブルな価格帯と幅広い商品ラインアップで支持を得ている。今後も顧客の目線に立ち、チャレンジを続けていきたいという思いで新たなスタッフを募集し、より満足度の高いサービスの実現を目指す。

募集職種
販売スタッフ

雇用形態
正社員
※エリア社員(転居を伴う転勤なし)の募集
※3カ月の試用期間を設ける。期間内も待遇等は変わらない

応募条件
・学歴不問
・職種、業種未経験歓迎
・第二新卒歓迎
・ブランクOK
・ファッションに興味がある人、靴が好きな人
・「オリエンタルトラフィック」をはじめとする同社のブランドに興味がある人
・向上心を大切に仕事に向き合える人
・自分のアイデアを生かして活躍したい人
※接客・販売経験があれば業務に生かせる

勤務地
関東・中部・近畿エリアにある店舗

【関東エリア】
埼玉/千葉/東京/神奈川

【中部・北陸エリア】
静岡/愛知

給与・待遇
・エリア社員(転居を伴う転勤なし)/月給23万円以上+賞与年2回
※経験・能力を考慮し、決定する
※上記月給には12時間分の固定残業手当(1万8450円以上・超過分は別途支給)が含まれる
※別途インセンティブも支給する

勤務時間
シフト制(実働8時間)
※勤務時間は配属先店舗により異なる

休日休暇
<年間休日107日>
・シフト制(月8~11日)
・有給休暇
・慶弔休暇
・特別休暇
・育児休業制度・介護休業制度あり

待遇・福利厚生
・昇給年1回
・賞与年2回(昨年度実績)※業績による(試用期間を除く考課期間在籍による)
・交通費(全額支給)
・社会保険完備(雇用・労災・健康・厚生年金)
・退職金制度
・報奨金制度
・社員割引制度(シューズを50%オフで購入可能)
・服装自由
・健康診断

応募期限
2023年6月28日
※採用状況に応じて予告なしに応募や掲載が終了する場合がありますので、あらかじめご了承ください

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シューズ「オリエンタルトラフィック」が販売スタッフを募集 経歴不問で10人以上を積極採用

ダブルエーはシューズブランド「オリエンタルトラフィック(ORIENTAL TRAFFIC)」の販売スタッフを募集している。採用は10人以上を予定。学歴は不問で、職種・業界の未経験者、第二新卒も歓迎する。応募から内定までは約2週間で、即日の入社も可能だ。

販売スタッフは、「オリエンタルトラフィック」や「ダブルエー オリエンタルトラフィック(WA ORIENTAL TRAFFIC)」の各店舗での接客や販売業務を行う。商品発注や在庫管理、納品対応、レイアウトの企画・変更も担う。同社は1店舗当たり店長やアルバイトを含む5〜7人のスタッフで運営している。

接客においては、店頭での呼び込みや顧客への声かけなどの、積極的なアプローチが求められる。また、エリアマネージャーが小まめに店舗を巡回しており、土日には商品部の社員も店舗に立つため、意見を伝えられる機会も多い。年数回行う全体研修では、質問や提案の機会を通して代表や役員とコミュニケーションが取れる。社員の声が商品開発やディスプレイ、アプリなどのヒントになることも多い。人気商品の“跳べるパンプス”は、現場スタッフの発信によって生まれた。

ダブルエーは「オリエンタルトラフィック」や「ダブルエー オリエンタルトラフィック」などのウィメンズシューズブランドを運営しており、リーズナブルな価格帯と幅広い商品ラインアップで支持を得ている。今後も顧客の目線に立ち、チャレンジを続けていきたいという思いで新たなスタッフを募集し、より満足度の高いサービスの実現を目指す。

募集職種
販売スタッフ

雇用形態
正社員
※エリア社員(転居を伴う転勤なし)の募集
※3カ月の試用期間を設ける。期間内も待遇等は変わらない

応募条件
・学歴不問
・職種、業種未経験歓迎
・第二新卒歓迎
・ブランクOK
・ファッションに興味がある人、靴が好きな人
・「オリエンタルトラフィック」をはじめとする同社のブランドに興味がある人
・向上心を大切に仕事に向き合える人
・自分のアイデアを生かして活躍したい人
※接客・販売経験があれば業務に生かせる

勤務地
関東・中部・近畿エリアにある店舗

【関東エリア】
埼玉/千葉/東京/神奈川

【中部・北陸エリア】
静岡/愛知

給与・待遇
・エリア社員(転居を伴う転勤なし)/月給23万円以上+賞与年2回
※経験・能力を考慮し、決定する
※上記月給には12時間分の固定残業手当(1万8450円以上・超過分は別途支給)が含まれる
※別途インセンティブも支給する

勤務時間
シフト制(実働8時間)
※勤務時間は配属先店舗により異なる

休日休暇
<年間休日107日>
・シフト制(月8~11日)
・有給休暇
・慶弔休暇
・特別休暇
・育児休業制度・介護休業制度あり

待遇・福利厚生
・昇給年1回
・賞与年2回(昨年度実績)※業績による(試用期間を除く考課期間在籍による)
・交通費(全額支給)
・社会保険完備(雇用・労災・健康・厚生年金)
・退職金制度
・報奨金制度
・社員割引制度(シューズを50%オフで購入可能)
・服装自由
・健康診断

応募期限
2023年6月28日
※採用状況に応じて予告なしに応募や掲載が終了する場合がありますので、あらかじめご了承ください

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Z世代に人気のメンズビューティブランド「リップス」から夏にぴったりなベーススタイリングオイルが登場

ヘアサロン経営やメンズコスメ製品の企画・販売を手掛けるリップスは6月9日、スタイリングしやすい髪に整える“ベーススタイリングシリーズ”から、フレッシュな柑橘系の香りを楽しめる“ベーススタイリングオイル<ナツミカンの香り>”を数量限定で発売する。

年間約45万人が来店する人気のヘアサロン「リップスヘアー(LIPPS hair)」のヘアデザイナーたちのアイデアから誕生した“ベーススタイリングシリーズ”は、思い通りのヘアスタイルを楽しむスタイリングメソッドを基に作られたシリーズ。これまで“ベーススタイリングオイル”や“同 ミルク”など、スタイリングをしやすい髪を整えるためのアイテムを展開し、Z世代を中心に支持を得てきた。

シリーズの中でも人気の“ベーススタイリングオイル”は、手ぐしでサッとなじませるだけで、ノーセット風のナチュラルな“さら髪”を実現するヘアオイル。今回登場する“ベーススタイリングオイル<ナツミカンの香り>”は、これから暑くなる季節にぴったりな、爽やかでフレッシュな香りのジェンダーレスな製品。オイルが髪をコーティングすることで、湿気が気になる季節でも、さらさらとした質感のヘアスタイルを長持ちさせることができる。

スタイリング剤としてだけではなく、ワックス前のベーススタイリング剤として、洗い流さないトリートメントとしてなど、さまざまなシーンでの使用が可能。日々のスタイリングやヘアケアに取り入れることで、理想の“さら髪”をかなえる。

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Z世代に人気のメンズビューティブランド「リップス」から夏にぴったりなベーススタイリングオイルが登場

ヘアサロン経営やメンズコスメ製品の企画・販売を手掛けるリップスは6月9日、スタイリングしやすい髪に整える“ベーススタイリングシリーズ”から、フレッシュな柑橘系の香りを楽しめる“ベーススタイリングオイル<ナツミカンの香り>”を数量限定で発売する。

年間約45万人が来店する人気のヘアサロン「リップスヘアー(LIPPS hair)」のヘアデザイナーたちのアイデアから誕生した“ベーススタイリングシリーズ”は、思い通りのヘアスタイルを楽しむスタイリングメソッドを基に作られたシリーズ。これまで“ベーススタイリングオイル”や“同 ミルク”など、スタイリングをしやすい髪を整えるためのアイテムを展開し、Z世代を中心に支持を得てきた。

シリーズの中でも人気の“ベーススタイリングオイル”は、手ぐしでサッとなじませるだけで、ノーセット風のナチュラルな“さら髪”を実現するヘアオイル。今回登場する“ベーススタイリングオイル<ナツミカンの香り>”は、これから暑くなる季節にぴったりな、爽やかでフレッシュな香りのジェンダーレスな製品。オイルが髪をコーティングすることで、湿気が気になる季節でも、さらさらとした質感のヘアスタイルを長持ちさせることができる。

スタイリング剤としてだけではなく、ワックス前のベーススタイリング剤として、洗い流さないトリートメントとしてなど、さまざまなシーンでの使用が可能。日々のスタイリングやヘアケアに取り入れることで、理想の“さら髪”をかなえる。

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環境に優しい一点モノのジュエリー 「アドリン ヒュー」が初のポップアップショップをバーニーズで開催

ジュエリーブランド「アドリン ヒュー(ADLIN HUE)」は、初のポップアップショップをバーニーズ ニューヨークで開催する。会期は、銀座本店が6月2〜11日、横浜店が6月16日〜7月2日、福岡店が7月7〜23日。

同ブランドは、人気D2Cジュエリー「アルティーダ ウード(ARTIDA OUD)」などのディレクションを手掛けた安部真理子によるもので、デッドストックの石をはじめ地球上の資源を活用した環境に優しいジュエリーを提案している。素材は、ガーデンクオーツ(庭園水晶)や飴玉のような透明感のある風合いが特徴のかっこみ水晶、アンモナイトなどの化石、廃棄予定のパールなどユニークなものばかり。それらさまざまな素材がインドでリサイクルされたシルバーと組み合わさり、他にはないジュエリーに生まれ変わる。

ポップアップでは、一点モノのリングを中心に新作コレクションを販売する。ポップアップの期間中にはデザイナーの安部の来店があり、好みのルースとデザインでジュエリーをつくるオーダーにも対応する。中心価格帯は4万〜6万円。

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「ナイキ」、公式アプリ「SNKRS」のボット対策を強化すると発表

「ナイキ(NIKE)」はニューヨークで行ったメディア向けのプレゼンテーションで、公平性と透明性の向上のため、ボット(bot)と呼ばれる自動購入ツールや転売行為の被害を減らすことが最優先事項の1つであると発表した。

同ブランドの公式アプリ「SNKRS」のルーシー・ラウス(Lucy Rouse)=バイス・プレジデント兼ゼネラル・マネージャーによれば、取り組みの一部として2022年10月に販売規約を見直し、「ナイキ」がオーダーをキャンセルする権利、購入者による返品手数料の負担、購入数量の制限を設け、転売目的と見られる購入者に対しては同社の製品へのアクセスを規制することを盛り込んだという。ほかにも、ボットでの購入と、判明した場合には「ナイキ」側でキャンセル処理ができるようになった。

ジョン・ドナホー(John Donahoe)=ナイキ社長兼最高経営責任者(CEO)は21年3月に限定品のスニーカーに関するアクセスの公平性に関して社内に通知しており、今回の取り組みが初めてではない。その際、ドナホーCEOは、「ボット対策テクノロジーには数年間を費やしているが、更なる努力が必要だ」とコメントしたという。

ラウス=バイス・プレジデント兼ゼネラル・マネージャーは「SNKRS」には毎月およそ128億件のボットによるアクセスがあり、特に人気のスニーカーのリリース時にはアクセス数の約50%がボットによるものだと説明。しかし、現在は約98%の成功率でボットを排除できていると語った。

同氏は、「『SNKRS』プラットフォームの裏側を探って新製品の発売日を知ろうとするようなユーザーもいるが、全く罪のない、ただスニーカーの発売を楽しみにしている顧客も大勢いる」とし、ここ1年でこうした技術面での問題は減ってきているとコメント。「情報をしっかりと提供すれば、消費者も安心して購入することができる。だが、情報量が多すぎるとボッター(Botter)と呼ばれるボットを使用する人たちの耳にも入ってしまうので、その二つの均衡を保つことが重要だ」。

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オーストラリア発自然派スキンケア「スノー フォックス スキンケア」からブランド初のフェイスパウダーとエシカルなメイクブラシ登場

オーストラリア発自然派スキンケア「スノー フォックス スキンケア(SNOW FOX SKINCARE)」は7月24日、ブランド初となるフェイスパウダー“スノー メルト モイスチャー マットスキン セッティング パウダー”(5940円)と、“フォックス テール ブラシ”(6688円)を発売する。

“スノー メルト モイスチャー マットスキン セッティング パウダー”は、パウダー状のナイアシンアミドが肌を美しく仕上げてキメを整えると同時に、ココナツウォーターが肌を乾燥から守り、潤いと透明感を与え、ビタミンEが紫外線による酸化ストレスからも肌を守る。超微粒⼦のため軽いつけ⼼地で、くすみや⾚み、肌の凹凸をカバーし、⽪脂によるテカリを抑え、⽑⽳の開きを⽬⽴たなくしてメイクの仕上げからメイク直し、さらには夜のスキンケアの仕上げにも使える。

同商品は、ブランド創業者のフィービー・ソングが、乾燥性の敏感肌と酒さでありながらT ゾーンがオイリーな肌質のため、強い防腐剤や⾹料を含むフェイスパウダーを使⽤できないことから開発に着手。完成までに約3年の年月を費やし、これまでブランドが培ってきたスキンケアの知⾒を生かした。フェイスパウダーは、同時発売の“フォックス テール ブラシ”と共に使うことで透き通るようなマット肌を楽しめる。

“フォックス テール ブラシ”はビーガン⽑を使⽤したエシカルなメイクアップブラシ。ブラシの⽑の形状は職人の手により一つずつハンドメイドで作られており、⼤きく柔らかなヘッドで適量のパウダーを取ることができる。動物の⽑を⼀切使⽤しない⼈⼯⽑でありながら、名前の通りきつねのしっぽのような濃密さを再現し、耐久性に優れ、型崩れしにくく、⽔で簡単に洗えるところも魅⼒だ。

同ブランドは2016年にオーストラリアで誕生。敏感肌向けに⽪膚科医と共同開発し、無添加にこだわり開発された、植物学と⽪膚科学を融合したハイブリッド型スキンケアで、日本には21年に上陸。地球第⼀主義を理念に、ビーガン・エシカル・クルエルティフリー・クリーン・プロフェッショナル・オーシャンセーフの 6つの哲学を商品開発理念に掲げている。

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オーストラリア発自然派スキンケア「スノー フォックス スキンケア」からブランド初のフェイスパウダーとエシカルなメイクブラシ登場

オーストラリア発自然派スキンケア「スノー フォックス スキンケア(SNOW FOX SKINCARE)」は7月24日、ブランド初となるフェイスパウダー“スノー メルト モイスチャー マットスキン セッティング パウダー”(5940円)と、“フォックス テール ブラシ”(6688円)を発売する。

“スノー メルト モイスチャー マットスキン セッティング パウダー”は、パウダー状のナイアシンアミドが肌を美しく仕上げてキメを整えると同時に、ココナツウォーターが肌を乾燥から守り、潤いと透明感を与え、ビタミンEが紫外線による酸化ストレスからも肌を守る。超微粒⼦のため軽いつけ⼼地で、くすみや⾚み、肌の凹凸をカバーし、⽪脂によるテカリを抑え、⽑⽳の開きを⽬⽴たなくしてメイクの仕上げからメイク直し、さらには夜のスキンケアの仕上げにも使える。

同商品は、ブランド創業者のフィービー・ソングが、乾燥性の敏感肌と酒さでありながらT ゾーンがオイリーな肌質のため、強い防腐剤や⾹料を含むフェイスパウダーを使⽤できないことから開発に着手。完成までに約3年の年月を費やし、これまでブランドが培ってきたスキンケアの知⾒を生かした。フェイスパウダーは、同時発売の“フォックス テール ブラシ”と共に使うことで透き通るようなマット肌を楽しめる。

“フォックス テール ブラシ”はビーガン⽑を使⽤したエシカルなメイクアップブラシ。ブラシの⽑の形状は職人の手により一つずつハンドメイドで作られており、⼤きく柔らかなヘッドで適量のパウダーを取ることができる。動物の⽑を⼀切使⽤しない⼈⼯⽑でありながら、名前の通りきつねのしっぽのような濃密さを再現し、耐久性に優れ、型崩れしにくく、⽔で簡単に洗えるところも魅⼒だ。

同ブランドは2016年にオーストラリアで誕生。敏感肌向けに⽪膚科医と共同開発し、無添加にこだわり開発された、植物学と⽪膚科学を融合したハイブリッド型スキンケアで、日本には21年に上陸。地球第⼀主義を理念に、ビーガン・エシカル・クルエルティフリー・クリーン・プロフェッショナル・オーシャンセーフの 6つの哲学を商品開発理念に掲げている。

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「アンタイトル」が高価格帯ライン 百貨店の上顧客にアプローチ

ワールド子会社フィールズインターナショナルの「アンタイトル(UNTITLED)」は、高価格帯の新ライン(名称未定)を2023-24年秋冬にスタートする。中心価格帯は通常ラインの2倍程度。インポート素材を使い、国内の直営工場による縫製で高級感を追求する。「アンタイトル」の既存店では販売せず、まずは全国の主要百貨店でポップアップストアと公式ECで展開を始める。

高価格ラインの柱となるのは、コートやジャケット、パンツなどのテーラードアイテム。働く女性の通勤スタイルやトレンドを意識する通常ラインに対し、高価格ラインでは黒、グレー、ベージュなどのベーシックなカラー展開とそぎ落としたデザインで、素材やシルエットの美しさを際立たせる。カシミヤ100%のダブルフェイスコート(29万7000円)は、身頃とラペルでそれぞれ仕立てを変え、エレガントなシルエットとVゾーンの緊張感を同居させた。アルパカシャギーのロングコート(17万6000円)はイタリアの名門リッチェリ社の素材を、テーラードジャケット(6万6000円)は尾州(愛知・一宮)の高級ウールを使用した。

百貨店富裕層がターゲット
「ラグジュアリー」以外の選択肢に

「アンタイトル」は百貨店の婦人服フロアに展開し、主な支持層は30代以上の働く女性。百貨店の富裕層消費が旺盛な中、高価格ラインを既存店とは切り離して展開することで、ラグジュアリーブランドや海外ハイデザイナーズブランドで買い物をする層を狙う。ブランドの事業責任者である丸山紀之フィールズインターナショナル副社長は、「ハイエンドなブランドに負けないクオリティーと値ごろな価格のバランスが百貨店担当者から好評」と話す。すでに5店以上の百貨店からポップアップストア展開の打診を受けたという。「富裕層のお客さまもラグジュアリーブランドばかり着ているわけではなく、さまざまな買い物の選択肢を探しているはず。そういった方々の審美眼にかなう服を提供していきたい」。

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バーバリー、23年3月通期決算の売上高は9.5%増の5300億円 中国市場が回復

バーバリー(BURBERRY)の2023年3月通期決算は、売上高が前年同期比9.5%増の30億9400万ポンド(約5352億6200万円)、営業利益は同21.2%増6億3400万ポンド(約1096億8200万円)、純利益は同23.7%増の4億9000万ポンド(約847億7000万円)だった。

地域別の売上高では、アジア太平洋地域が好調だった。通期では既存店ベースで同2%増だったものの、中国市場が持ち直した1~3月期(第4四半期)は前年同期比19%増と伸長し、業績に貢献した。中国本土は「バーバリー」の店舗改装プログラムが他の地域よりも進んでおり、ビジネスの30%を占めている。

他方、苦戦しているのは南北アメリカ地域だ。1~3月期は同7%減、通期でも前期比3%減という結果だった。バーバリーはその要因について、ラグジュアリーアイテムをたまにしか購入しない、もしくは初めて購入する米国の消費者の財布のひもが固く、エントリーレベルのアイテムが苦戦していることを挙げた。特に若い顧客向けのスニーカー、帽子、ベルト、ジャージーの販売が「軟調」だという。しかし、レザーグッズやアウターウエアを購入する上顧客との関係は良好だと強調した。欧州・中東・インド・アフリカ地域は、欧州の観光客が増加したことを受けて同27%増だった。

同社は、中期的な目標として売上高40億ポンド(約6920億円)の達成と売上高に占める卸の割合を15%まで下げることを掲げている。また、同社は店舗改装プログラムを加速させるために、24年度に約1億2000万ポンド(約207億6000万円)を投じ、半数の店舗を改装することを計画している。

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延べ250人が受講した人気講座「全4回WWDJAPAN『ライティングスクール』」オンデマンド販売開始!読みやすく、共感したくなる文章とテクニックを開陳

村上編集長がライティングスキルを伝授する人気講座「全4回WWDJAPAN『ライティングスクール』」のオンデマンド販売を開始します。受講料は、一般2万2000円(税込)、有料会員1万5400円(税込)で、購入から60日間いつでも視聴が可能です。

オウンドメディアやSNS、メルマガでの発信を筆頭に、メディアに向けたプレスリリースから関係者に向けた社内報まで、企業理念やブランドの価値観、商品への想いを伝える重要性は増し、手段と頻度が増えています。「WWDJAPAN」は、日々無数のブランドからの発信を受けながら、さまざまな形で内外に届けるメディアの視点からライティングスクールを開講し、第1期、第2期あわせて延べ250人が受講。本オンデマンド講座では、2023年2月に開催した第2期の講義を受講できます。

全4回の講座では、"残酷”なまでに浮気性なユーザーと向き合い続ける一方、ブランドからの情報は“残酷”なまでに瞬時に価値判断している編集長の村上要を中心に、その実情を明かしながら、少しでも読みやすく、目に引きやすく、共感したくなる情報発信の手段を伝授。毎週タブロイド紙を発行しながら、月間PV2700万のウェブサイトを手掛け、各種SNSも使いこなす「WWDJAPAN」がライティング・テクニックを開陳します。


【お申し込み】


■こんなに人にオススメ
・ライティングスキルを身につけたい方
・どんな文章が読みやすく、共感したくなるのかを知りたい方
・パフォーマンスが向上するSNS発信方法を学びたい方
・メディアの記者が何を意識して、どのように取材をしているのか知りたい方



—CONTENTS—

【1限目】
ユーザーのリアルを踏まえたデジタル・コミュニケーション

編集長の村上要がデジタルユーザーの特性を踏まえながら、「WWDJAPAN.com」で記事を作る際に意識するポイントを解説します。また後半では、ソーシャルエディターの浅野ひかるを招き、その記事を各種SNSでどう発信しているのか、SNSに応じたコミュニケーション術を伝授します。

【2限目】
「取材」のノウハウと、商品の想いを伝えるアウトプット術
村上×ファッション/ビューティの商品を公開取材

商品を生み出した人間の想いを汲み取って発信することは、売り上げはもちろん、ブランディングにとっても重要です。つまり、大事なのは「取材」。村上要が日々の取材で意識していることを伝えつつ、その取材場面を公開しながら、アウトプットするまでを披露します。

公開取材の記事はコチラ。どんな取材からここに至るのかを見ることができます。

取材協力:モデラート株式会社
SOÉJU
IMAI

【3限目】
共感を誘うレターと取材したくなるリリースの作り方

「エディターズ レター」というメルマガ配信のたびに大きな反響をいただく村上要が、読ませるニュースレターの書き方をオープンにします。また後半では長くファッション・メディアの最前線に立ち、様々な情報を取捨選択してきたゲストを招き、記事化・取材したくなってしまうリリースについて語り合います。

ゲスト:粟田 真紀子(エディター&ライター)

【4限目】
課題のフィードバック&アドバイス

2限目の公開取材の記事化に挑戦した実践コース受講の皆さんの原稿を元に、1つ1つを厳しくチェックした村上要がフィードバック。多くの皆さんが陥っていたミスについては、具体例を挙げながら改善方法を考えます。


【お申し込み】



—INFORMATION—

<受講料>
【一般価格】22,000円 ※1講義あたり5,500円
【有料会員(スタンダードプラン/ライトプラン)】15,400円 ※1講義あたり3,850円
▶有料会員の方 割引クーポンはこちら
※「WWDJAPAN.com」マイページからクーポンコードをご確認いただけます

<視聴方法>
「WWDJAPAN.com」マイページよりご視聴
※マイページ内のVimeo動画での受講になります。PCの視聴環境をご確認ください
※ご視聴環境により音声、映像が乱れることがございます。インターネット環境をご確認ください
※「WWDJAPAN.com」会員の登録が必要です

<視聴期間>
購入日より60日間
※視聴期限の延長はできません


【お申し込み】


<その他 ご注意>

※本講座は2023年2月7日、21日に開催された映像を使用しています
※受講はお申し込み者ご本人に限ります。他人への貸付・譲渡はできません
※表示価格はすべて1名様分、税込表記となります
※割引価格はクーポンをご利用時に適応となります
※定期購読者で会員登録がお済でない方はこちらからご登録ください
※お申し込み後のキャンセルは原則承っておりません
※講義別の販売はございません。全4回セットでのご購入のみとなります
※領収書はクレジットカードのご利用明細をもって代えさせていただいています。ご了承ください

▼その他、お問い合わせはこちら
https://www.wwdjapan.com/contact/inquiry/

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環境に優しいジュエリー「カレワラ」が東京・下北沢でポップアップを開催

フィンランド発ジュエリー「カレワラ(KALEVALA)」は6月1〜4日、東京・下北沢リロードでポップアップショップを開催する。同ブランドは1937年に誕生したフィンランドの国民的なブランド。使用する貴金属のほぼ100%がリサイクル由来、工場では自家発電した電力や製造過程の排水を浄化処理して再利用するなど、人と環境に優しいジュエリーを提供している。

同ポップアップは、ウエディングドレスなどで知られるフィンランド人デザイナーのアンニ・ルートゥとコラボレーションしたコレクション“ミッドサマーナイトローズ(夏至の夜のバラ)”の発売を記念している。北欧で夏至の頃に咲く白いバラがインスピレーション。ビンテージブランズを用いたバラモチーフはロマンチックかつ「カレワラ」らしい立体的なジュエリーに仕上がっている。ネックレスやピアス、ヘアアクセサリーなどがそろい価格は2万1000~5万9000円で、ポップアップでは、これらジュエリーを試せる。

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「マーガレット・ハウエル」が貫く“ファッションではなくクロージングブランド”という哲学

「マーガレット・ハウエル(MARGARET HOWELL)」の2023-24年秋冬展示会に行ってきました。久々に展示会を訪ねて驚いたことが、家具類が展示会場で結構目立っていたこと。と言っても、特にコロナ禍のステイホームで家具に注力したといったことでもないそうで、ブランドをよく知る方からしたら「今さら何を当たり前のことを言っているの?」と怒られそうです。確かにカフェも併設する神南の直営店は、家具や器、ガラス製品なども置いてあって、ブランドとして生活丸ごとを提案していることを思い出しました。

家具の中でも特に今季の注目ニュースが、バウハウスの流れも汲む英国の合板家具メーカー、アイソコン(ISOKON)が1936年に発表した“ネストテーブル”をマーガレットがアイソコンと組んで復刻し、今秋から日本の店舗でも販売するというもの。入れ子構造になった小テーブルで、各12万1000円。天板裏にはアイソコンと「マーガレット・ハウエル」両方の刻印が入っています。

マーガレットと家具の話で言えば、ブランドファンや家具好きの方にはアーコール(ERCOL)のスタッキングチェアの話がよく知られています。アーコールも英国の老舗家具メーカーで、家庭用や学校用のイスを作っており、マーガレットの生家でもキッチンでアーコールのイスを使っていたんだとか。マーガレットが大人になって家を出る際、このイスを持って出たというエピソードは、2021年5月に東京・代官山や京都で行われたブランド設立50周年の展覧会でも紹介されており、使い込まれた実物のイスも展示していました。

そのアーコールのスタッキングチェアも、長年生産されなくなっていたものをマーガレットが復刻にこぎつけたというエピソードがあり、「マーガレット・ハウエル」の一部店舗でも扱っています。イス以外では、マーガレット自身も使っていたという英国の老舗照明メーカー、アングルポイズ(ANGLEPOISE)のデスクランプを色別注していたり、大阪のガラス工房、フレスコ(fresco)にグラスを別注していたり。こうしたラインアップからも、マーガレットが“用の美”として、暮らしの中で使えるものに飾らない美しさや価値を見出す人であることを強く感じます。

“用の美”を実践

広報担当者によると、マーガレットは常々、「私たちが作っているのはファッションブランドではなく、クロージングブランドだ」ということを口にするそうです。ここでいうファッションブランドとは、半年ごとにトレンドを追い掛けて、次々新しいものを出していく、といったイメージです。そういうものではなく、暮らしに根付いた服をわれわれは作っているんだという意思がマーガレットの言葉にはこもっています。実際、「マーガレット・ハウエル」の服って、一目で「これはいついつのシーズンだな」と分かるようなデザインはなく、長く着られる上質な素材を使い、シンプルなデザインを襟やポケット口の大きさ、丈、シルエットの微細な変化でモダンな感覚にしています。

もう一つ、「マーガレット・ハウエル」は地に足が着いたブランドだなと感じたポイントが、17年から続けている「ミズノ(MIZUNO)」とのコラボレーションです。話題性先行と思ってしまうようなコラボも頻繁に発表される昨今ですが、「マーガレット・ハウエル」と「ミズノ」は、元々マーガレットが日常生活の中で水泳をしていたことから取り組みが始まったんだそう。

先ほど“用の美”という民藝運動の言葉でマーガレットの美意識を語りましたが、マーガレットは実際、TSIと仕事をするようになって以降、日本各地を訪ねて民芸品も集めているんだそう。これも前述の50周年の展覧会で知ったことです。英国のアーツアンドクラフツと日本の民藝運動は似ているようで違う部分も多いですが、それでもやはり、華美よりも質実剛健な機能的な美を好むといったベースの美意識の部分で、共感する部分が多いのかなと思ったりします。だからこそ日本人も「マーガレット・ハウエル」が好きなんでしょうね。

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大人女性に人気のサザビーリーグ「エブール」 23年秋冬はクロップドトップスをレイヤードで着こなし

サザビーリーグのウィメンズブランド「エブール(EBURE)」の2023-24年秋冬は、無駄な装飾を削ぎ落としたシンプルなスタイルを追求しつつ、レイヤードやスタイリングによって着こなしの幅が広がる提案に力を入れている。「(海外コレクションや世の中一般のムードとして)原点回帰、本質に戻るといったことが言われているシーズンだが、『エブール』はもともと本質を追求しているブランド。だからこそ逆に、その中でどう遊べるかを考えた」と、古屋ユキ ディレクター兼デザイナーは話す。

注目アイテムのクロップドトップスを、大人にも挑戦しやすい着こなしで取り入れている。ウールダブルフェースのショートコート(10万8900円)、フレアスカート(8万3600円)とそろいの生地で仕立てたクロップドタンクトップ(4万7300円)は、細番手のリブニットに重ねて、素肌は見せずに旬の気分を取り入れる。ボタンダウンドレスに、共布のクロップドキャミソールを重ねた提案(7万8100円)もある。ネクタイ付きのブラウスは、タイを外せば大人な表情のバックジップのブラウスに。共布でフレアスカートやダブルフロントのジャケットを企画した。

立ち上がりの6月はフォレストグリーン、8月はフューシャピンクといったように、鮮やかな色を差しているのも特徴。ターコイズブルーのスーリーアルパカのニットプルオーバー(3万4100円)は、ニットスカーフもセットにし、遊び心を添えている。

中綿ロングコートで戦略商品も企画

コート販売に強いのも「エブール」の特徴だ。今秋冬はコートで20型を企画し、ロングからショートまで、チェスター、ショールカラー、フード付き、Pコートタイプなどデザインバリエーション豊富に見せる。「ロング丈も以前のようなフロアレングスよりはやや短めになっており、膝下くらいの中間丈も増えている」。原料価格などの高騰により、ウールコートの裾値は従来の9万9000円から10万円超えへと値上がりしているが、上質な素材を適正な価格で提供できるよう、尾州の生地メーカーなどとの取り組みを強めている。また、気軽に買える戦略商品として、薄く中綿を入れたロングコート(8万300円)も企画した。中綿でもカジュアルにならず、クリーンでエレガントな印象だ。

毎秋恒例のコート予約会は7月後半から都内2店、全国計5店で開催する予定。また、10月に開業する京都高島屋S.C.に出店することが決まっている。この出店により、直営店は全9店となる。今春夏の店頭では、ダブルフロントのテーラードジャケットが好調という。

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大人女性に人気のサザビーリーグ「エブール」 23年秋冬はクロップドトップスをレイヤードで着こなし

サザビーリーグのウィメンズブランド「エブール(EBURE)」の2023-24年秋冬は、無駄な装飾を削ぎ落としたシンプルなスタイルを追求しつつ、レイヤードやスタイリングによって着こなしの幅が広がる提案に力を入れている。「(海外コレクションや世の中一般のムードとして)原点回帰、本質に戻るといったことが言われているシーズンだが、『エブール』はもともと本質を追求しているブランド。だからこそ逆に、その中でどう遊べるかを考えた」と、古屋ユキ ディレクター兼デザイナーは話す。

注目アイテムのクロップドトップスを、大人にも挑戦しやすい着こなしで取り入れている。ウールダブルフェースのショートコート(10万8900円)、フレアスカート(8万3600円)とそろいの生地で仕立てたクロップドタンクトップ(4万7300円)は、細番手のリブニットに重ねて、素肌は見せずに旬の気分を取り入れる。ボタンダウンドレスに、共布のクロップドキャミソールを重ねた提案(7万8100円)もある。ネクタイ付きのブラウスは、タイを外せば大人な表情のバックジップのブラウスに。共布でフレアスカートやダブルフロントのジャケットを企画した。

立ち上がりの6月はフォレストグリーン、8月はフューシャピンクといったように、鮮やかな色を差しているのも特徴。ターコイズブルーのスーリーアルパカのニットプルオーバー(3万4100円)は、ニットスカーフもセットにし、遊び心を添えている。

中綿ロングコートで戦略商品も企画

コート販売に強いのも「エブール」の特徴だ。今秋冬はコートで20型を企画し、ロングからショートまで、チェスター、ショールカラー、フード付き、Pコートタイプなどデザインバリエーション豊富に見せる。「ロング丈も以前のようなフロアレングスよりはやや短めになっており、膝下くらいの中間丈も増えている」。原料価格などの高騰により、ウールコートの裾値は従来の9万9000円から10万円超えへと値上がりしているが、上質な素材を適正な価格で提供できるよう、尾州の生地メーカーなどとの取り組みを強めている。また、気軽に買える戦略商品として、薄く中綿を入れたロングコート(8万300円)も企画した。中綿でもカジュアルにならず、クリーンでエレガントな印象だ。

毎秋恒例のコート予約会は7月後半から都内2店、全国計5店で開催する予定。また、10月に開業する京都高島屋S.C.に出店することが決まっている。この出店により、直営店は全9店となる。今春夏の店頭では、ダブルフロントのテーラードジャケットが好調という。

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コンプレックス解消?! 顔型×パーソナルカラーで選ぶベスト眼鏡 【爆裂!健康美容マニア道】

1日8食、ジャンクフード漬けの超不健康児から超健康優良児へと大変身を遂げたフリーアナウンサーの名越涼。およそ15年かけて自らの体で人体実験を繰り返してきた結果、“超絶良かったもの”だけを余すことなくお伝えする。今回は顔型とパーソナルカラーを組み合わせて見つかる自分に最適な眼鏡について。

“眼鏡ってどこで買っても大体同じでしょ”。そう思っているあなたに朗報。コンプレックスまで解消してくれそうな眼鏡に出合えるチャンスかもしれない。かくいう名越も、これまでは”なんとなく”自分に似合う色や形を独断と偏見で選び、「まぁ、こんなもんでしょ!」と眼鏡を買い替えてきた。今回は顔型×パーソナルカラーでベストな眼鏡選び!それでは専門家のいる眼鏡店へレッツゴー!

心強い眼鏡のマエストロ

やってきたのは、笹塚駅すぐの笹塚ショッピングモール、トゥエンティワン(TWENTY ONE)の2階にあるビジョンメガネ。”眼鏡のマエストロ”と呼ばれる、目と眼鏡の専門家がいる眼鏡店だ。社内で定期的に試験があり、目に関する筆記試験や販売・視力測定・フィッティングなどの実技試験をクリアーした人だけがマエストロと名乗ることができるのだという。S級から始まり、SS級ブロンズ、SS級シルバー、SS級ゴールドと段階が上がっていく。SS級ゴールドの合格率はなんとわずか10%!(き、厳しい)各店舗には必ずS級以上の資格をもった店員さんがいるので安心して相談できるのがうれしい。さて、今回はそんなマエストロと一緒に、“1番似合う眼鏡”を見つけたいと思う。まずはビジョンメガネのHPで顔型分析とパーソナルカラー診断を。メイクやファッションはともかく、眼鏡選びでこうした診断をするのは初めて。ちなみに名越の診断結果はこちら。「三角顔×スプリングタイプ」に似合うのは、一体どんな眼鏡なのだろう。

顔の悩みは眼鏡で解決?!

今回眼鏡選びの相談をしたのは、SS級ブロンズの資格を持つ小林豊店長。「眼鏡は掛けたとき、顔の幅からフレームがはみでないようなサイズ選びが大事です。あとはレンズの中心に黒目がきているか。眉毛のラインと眼鏡の上のフレーム部分の形を合わせるとしっくりきますよ」開口一番、早くも学びに溢れていて感激。メイクと同じで、眼鏡もちゃんと似合わせるためのポイントがあるのだという。「眉の位置から顎までを顔として、この範囲の3分の1くらいの大きさに眼鏡をおさめるとバランス良くなります」(小林さん)ふむふむ。眼鏡もバランスが大事なのね。

「名越さんの場合はほっそり顔なので、診断通り眼鏡は丸みのある形が似合いますね。逆に四角だったり細長い形だったりするとキツイ印象になります。また、スプリングカラーの中でも淡い色の眼鏡にすると柔らかい印象になりますよ」(小林店長)そうなのです……!顔に肉がつきにくいため、柔らかさというよりもシャープな印象を持たれがち。濃いめの色のフレームが好みだったけど、小林店長のアドバイスの元、“華色シリーズ”からこちらの眼鏡をチョイス。試しに、似合う眼鏡と似合わない眼鏡を掛け比べてみると……。

「……ほ、ほんまや……!!」思わず声がでてしまった名越。御覧ください、この印象の違いを!眼鏡によってこんなに変わるものなのかとびっくり。さらにコンプレックスだったほっそり顔が、眼鏡によって少しふっくら見えるという不思議。

「例えば面長の人の場合はフレームがしっかりしている眼鏡を選ぶと顔の長さをカバーすることができますし、逆に丸顔の人の場合は下フレームが無いものを選ぶとシャープな印象になりますよ」(小林店長)

自分の顔の悩みを眼鏡で改善できるなんて、なんで今までこれに気づかなかったのだろう。実用的であることばかりに注目していたけれど、ファッションとして楽しめるのはもちろん、自分をベストに演出することもできるアイテムだったのね。

【どんなときも、ベストな私に変身】

たかが眼鏡、されど眼鏡。いざ自分に似合う眼鏡と出合えたら、眼鏡をかけることがとても楽しみになった上に、ファッションの幅も広がった。マイベスト眼鏡は “新しい私”を広げてくれる魔法のアイテム。あなたも、ぜひマエストロと一緒に見つけてみてほしい。

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クロシェ編みがブーム レトロで自然体な着こなし6提案【2023年春夏トレンド】

かぎ針で手編みした“クロシェ編み”のウエアが、トレンドアイテムとして注目を集めています。手仕事のぬくもりや、レトロな雰囲気、穏やかなムードなどが人気の理由。さっぱりしがちな夏の装いにアクセントを添えてくれるのも、クロシェ編みの良さ。今回は、有力ブランドの2023年春夏コレクションからお手本ルックをご紹介します。

「エルメス(HERMES)」は、トレンドのクロップドトップスにクロシェ編みを取り入れました。編み地から素肌が透けて軽快なイメージを与える一方、ボトムスはクールなレザーパンツをチョイス。ニットとレザーという好対照の異素材コントラストが際立っています。手編みならではのクラフト感も、コンパクトなトップスにレトロで穏やかな表情を寄り添わせました。

ベストを取り入れた
肩肘張らないサマーレイヤード

 

あっさりしがちな夏の装いは、レイヤードを取り入れることで立体感が加わります。手軽な重ね着には、ニットベストが活躍します。クロシェ編みなら、編み目からトップスが透けて見えるので、軽やかに映ります。

「ドリス ヴァン ノッテン(DRIES VAN NOTEN)」は、編み地のきれいなベストが目を引くレイヤードルックを披露。淡いピンクのシャツブラウスに重ねて、色を引き立てました。ラフな編み地が自然体の雰囲気。無造作な裾のフリンジがこなれ感も漂わせています。

カジュアルなデニムを
リュクスに格上げ

デニムに代表されるカジュアルスタイルを格上げしたいときにも、クロシェ編みのアイテムが役に立ちます。手仕事ならではの凝った編み地が、いつもの装いに特別感をプラス。薄着になるサマールックに便利なアレンジです。

「ジバンシィ(GIVENCHY)」のデニムルックは、手編みのトップスとの組み合わせでリュクスなムードが備わりました。メタリックシルバーの編み糸が、ユーズドライクなデニムスタイルに気品を加えました。ストリートテイストにグラマラスなムードを交わらせる、巧みなミックスコーディネートです。

体のラインをゆるやかに見せる
新ボディーコンシャス

体のラインを強調し過ぎない、しなやかでヘルシーな“新ボディーコンシャス”が盛り上がってきました。フィット感の高いウエアは着方が難しいですが、手編みニットの適度なふくらみや起伏を生かせば、ソフトなシルエットに仕上がります。

オール手編みのワンピースを披露したのは「クロエ(CHLOE)」。全身でハンドクラフトを感じられる、トレンドを押さえた装いです。ボディーラインを強調しつつも、クロシェ編みならではの優しい表情が印象的。ボディーコンシャスな服を伸びやかなムードで着こなした好例です。輪っか状の編み地と虹のようなマルチカラーが響き合って、どこかエスニックな雰囲気もまといました。

“Y2K”コーデにひとひねり
派手さを抑えた大人の肌見せ

2000年ごろに盛り上がったLAセレブ風の装いをリバイバルさせた“Y2K”は、勢いが続いています。クロシェ編みを取り入れれば、手仕事テイストが加わり、派手さを抑えた大人な見え具合に。ミニ丈のアイテムに上質感が漂います。

「アルベルタ フェレッティ(ALBERTA FERRETTI)」は、ウエストの肌見せとミニボトムスが印象的な“Y2K”ルックを披露。クロシェ編みのキャップとトップス、ボトムスが統一感を高め、程よい透け感がこなれた印象を演出。手編み特有の風合いが効いて、穏やかなムードに整いました。

ゆるい編み目から素肌をチラ見せ
涼しげなレイヤードスタイル

ゆるい編み目のタイプは、夏の涼しげなレイヤードに向いています。ミニ丈のウエアに重ねて、素肌を透けさせるスタイリングが効果的。風が通るので、リアルに爽快な着心地が楽しめます。

「マメ クロゴウチ(MAME KUROGOUCHI)」は、ミニ丈ドレスの上から竹ビーズなどを取り入れたゆる編みのスカートを重ねました。フリンジが揺れて、スカートの立体感がアップ。脚をさりげなくカムフラージュしつつ、トロピカルな夏らしい肌見せがかないました。

クロシェ編みが持つハンドクラフトの丁寧な風合いは、夏のあっさりした装いに変化をもたらしてくれます。1点加えるだけで存在感を発揮し、着回しのバリエーションも広がります。自然体なムードや、優しげなイメージもまとえるので、サマーコーデのスパイスに役立ててみては。

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「ビュリー」が野菜の香りの水性香水を発売 バジルやトマト、ニンジンの香りも

「オフィシーヌ・ユニヴェルセル・ビュリー(OFFICINE UNIVERSELLE BULY以下、ビュリー)」は6月15日、 種子と苗のアンティークコレクションからインスパイアされた香りのシリーズ“レ・ジャルダン・フランセ・ドゥ・オフィシーヌ・ユニヴェルセル・ビュリー”(全6種、各75ml、各2万4200円)を発売する。5月26日に、「ビュリー」代官山猿楽町店と神戸店で先行発売する。

同コレクションは、アンティークショップに保管されていた、19世紀スイスの園芸学校で使われていた種子が入った小箱との出合いから始まった。丁寧にカリグラフィーで品種名を記した100以上の小箱の中に、当時採取された貴重な種子が収められていたことから「香りの魔法でこれらの種子に再び生命を与えられたら?」というアイディアが生まれた。

香りのラインアップは、トマトとベルガモット、ローズマリーを合わせた“オー・トリプル グロゼイユ・ドゥ・スカンジナーヴ・エ・トマト・デュ・ペルー”、きゅうりとムスク、ミントが香る“同 コンコンブル・ダンド・エ・マント・ドゥ・シリィ”、ホワイトムスクとバジルにヴァーベナを加えた“同ヴェルヴェーヌ・デザンド・エ・バジリック・ドゥリュ”など全6種。そのほか、人参、クレソン、ビーツの香りがそろう。

耕されたばかりの土の匂いを感じる素朴な野菜や香草の香りと、珍しい花々の太陽を感じさせるようなブーケの香りは、五感と心を楽しませる。肌になじむ多彩な香りの余韻が、菜園の力強さに満ちた世界へ誘う。

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「メタバース・ビューティー・ウィーク」が初開催 「ラッシュ」や「ニュートロジーナ」が参加

大手クリエイティブエージェンシーのカルト(CULT)は、6月12日〜15日に「メタバース・ビューティー・ウィーク2O23(以下、MBW2O23)」を開催する。

初開催となる今回は“Reality Gets a Makeover=現実は変身する”をキュレーションテーマに掲げ、デジタルデザイナーと既存のビューティー関連企業、団体を結びつける。メタバースやARを活かしたフィジタル(フィジカル+デジタル)な体験を提案し、伝統的な美に対する期待を覆す。

本イベントは3つの世界的メタバースプラットフォーム「ディセントラランド(Decentraland)」「スペイシャル(Spatial)」「ロブロックス(Roblox)」と、ロンドンのオックスフォードサーカスにある「フランネル(FLANNELS)」のリアル店舗で行われる。

現時点で、過去に「ディセントラランド」で“LUSH HOUSE”を実施し好評を得た「ラッシュ(LUSH)」のほか、「ニュートロジーナ(NEUTROGENA)」「グロッシーボックス(GLOSSYBOX)」「ヴォルデ ビューティー(VALDE)」「ロッティーロンドン(LOTTIE LONDON)」「コスノヴァ ビューティー(COSNOVA BEAUTY)」の参加が決定している。現在も参加希望ブランドを募集中だ。

フィジカル会場の「フランネル」では世界最大級のデジタルビューティー展を行い、インタラクティブなARミラーとARフィルターを用いたIRL(In Real Life)ショーを披露する。さらに14〜15日には「クラランス(CLARINS)」「ディオール(DIOR)」「バーバリー(BURBERRY)」などのビューティブランドと取り組みを行った3Dメーキャップ・クリエイターのイネス・アルファ(Ines Alpha)を招いたコーナーも用意し、スキンケア、ヘアケア、メイクアップ、フレグランスのすべてにおいて、美へのアティチュードを再構築する。

MVW2023の共同創設者であるキャット・ターナー(Cat Tuner)カルトCCOは、「美の基準に挑戦するという野心的な目標を持ってこの旅をスタートした。自己表現はビューティの最も楽しい側面の1つであり、メタバース体験は究極の逃避を可能にし、自分のアイデンティティーを再定義することができる。このことを念頭に置き、私たちはMBW2023の参加者がIRLとIVL(In Virtual Life)の両方で、より多くの創造につながる体験をキュレーションすることを目標としている」とコメントしている。

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「ファビアナフィリッピ」が初のクリエイティブ・ディレクターを起用 「ジル サンダー」や「ヴァレンティノ」でキャリアを積んだ女性デザイナー

イタリアのウィメンズブランド「ファビアナフィリッピ(FABIANA FILIPPI)」は、1985年の創業以来初となるクリエイティブ・ディレクターにデザイナーのルチア・デ・ヴィート(Lucia De Vito)を任命した。デ・ヴィート新クリエイティブ・ディレクターは、プレタポルテとアクセサリーのコレクションを指揮するほか、昨年から刷新を進めているブランドイメージの監修を担う。9月の2024年春夏ミラノ・ファッション・ウイークで、デビューコレクションを披露する予定だ。

これまで「ジル サンダー(JIL SANDER)」や「ヴァレンティノ(VALENTINO)」「クロエ(CHLOE)」「エミリオ・プッチ(EMILIO PUCCI)」などで経験を積んできた彼女は、「ファビアナフィリッピ」を「知性とエレガンスを通じて本質的なフェミニニティーを築き上げてきた」ブランドと強調。「これまでの経験と、アートやファッション、デザインから絶えず影響を受け生み出されるクリエイティブなアイデアを注ぎたい」と話す。

今回の任命は、1月のアルド・ゴッティ(Aldo Gotti)最高経営責任者(CEO)の就任に続くものだ。デ・ヴィート新クリエイティブ・ディレクターの直属の上司となるゴッティCEOは、プラダ グループとステラ マッカートニーで要職を務めた後、イタリア発のオムニチャネル・セレクトショップ「モーズ(MODES)」のジェネラルマネージャーとして、その成長に貢献。「ファビアナフィリッピ」では、ブランドのポジショニングを強化し、グローバルレベルでの成長と発展を加速させる責務を負い、「創業から38年が経ってもなお、『ファビアナフィリッピ』は創造性においてもスタイルにおいても進化を続けている。ルチアは、その歴史の解釈者となり、強みであるデザインと女性らしさの現代的なビジョンによって、ブランドを今の時代に適した文脈へと導いてくれるだろう」と話す。

「ファビアナフィリッピ」は、ジャコモ&マリオ・フィリッピ・コチェッタ(Giacomo & Mario Filippi Coccetta)兄弟によってウンブリア州ペルージャで設立。カシミアをはじめニットウエアで知られる。昨年から取り組んでいるリブランディングでは、ロゴやブランドアイデンティティーを刷新したほか、建築家のパトリシア・ウルキオラ(Patricia Urquiola)による新しいストアコンセプトを採用したショップをミラノに開いた。また、ニットウエアデザイナーで自身のブランド「サンソヴィーノ6(SANSOVINO 6)」も手掛けるエドワード・ブキャナン(Edward Buchanan)と協業し、ブランド初のカプセルコレクションも制作した。なお、日本では現在、インポーターのアオイがディストリビューターを務めている。

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【スナップ】「ステラ マッカートニー」が下北沢でパーティ 本人登場に盛り上がる 冨永愛や窪塚愛流の姿も

「ステラ マッカートニー(STELLA McCARTNEY)」は5月16日に東京・下北沢のアドリフト(ADRIFT)で、デザイナーのステラ マッカートニー(Stella McCartney)本人が主催するパーティ“ステラブレーション トウキョウ”を開催した。「次世代のチェンジメーカーたちとともに、ファッションと音楽の結びつきを祝す」ために選んだ舞台は、東京のユースカルチャーの中心地である下北沢。メーンアクトとして、次世代を象徴するロックバンド、DYGLがライブパフォーマンスを行った。DYGLのフロントマン、秋山信樹は過去にブランドのユニセックス・カプセルコレクション“ステラ シェアード3(STELLA SHARED3)”のキャンペーンにも登場している。ステージではほかに2023年秋コレクションを着たモデルたちによる椅子取りゲームも開催し、遊び心たっぷりに最新コレクションを発表した。

会場には、滝川クリステルをはじめとするステラとも近しい著名人が多数かけつけた。ステラは「生涯にわたり私にインスピレーションを与え続けてくれる人々と文化の国、日本を再び訪れることができ、感激している。 私にとって、ここにいるステラ コミュニティの人々は、とても大切な存在。日本の音楽やファッション、そして あらゆる分野における次世代の可能性を祝福する」とコメントしている。

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2022年のSC大賞は静岡セノバ、倉橋良雄賞はサクラマチクマモト SC協会発表

日本ショッピングセンター協会(以下、SC協会)は5月23日、第9回SC大賞に新静岡セノバ、50周年記念特別賞に渋谷パルコ、地域貢献大賞(倉橋良雄賞)に熊本のサクラマチ クマモト(SAKURA MACHI KUMAMOTO)を選出した。

2011年10月開業の新静岡セノバは、静鉄の発着駅である新静岡駅直結のショッピングセンターで、約130店舗が出店し、店舗面積は3万2000㎡。決してサイズは大きくないものの、営業時間の短縮や休館日の見直しなど、人手不足に悩むテナントの働き方改革への積極的な取り組みが評価された。一方、倉橋良雄賞のサクラマチクマモトは、ホテル、熊本城ホール、住宅などの複合ビルの一角を占め、地上5階、地下1階、店舗面積2万8000㎡に約150店舗が出店している。建物に200種以上の植物、3000本以上の木や株を植えており、緑豊かな外観を備えている。旧建物の解体時に熊本地震が発生するなど、復興に向けたシンボルでもあり、帰宅困難者を1万人規模で受け入れ可能な食料・飲料水を備蓄する防災拠点としての顔があることが評価された。

SC協会は今年で設立50周年。5月23日に開催した記念パーティーには岸田文雄首相がビデオメッセージを贈ったほか、西村康稔経済産業大臣も会場に駆けつけ祝辞を送った。

主な受賞企業は以下の通り。

■SC大賞

金賞:新静岡セノバ/静岡県静岡市
銀賞:エルム(ELM)/青森県五所川原市
銅賞:マークイズ みなとみらい/神奈川県横浜市
ニューフェイス賞:グランベリーパーク/東京都町田市
リノベーション賞:スマーク伊勢崎/群馬県伊勢崎市
ES賞:ピオレ姫路/兵庫県姫路市
特別賞:ヴィソン(VISON)/三重県多気郡多気町
50周年記念特別賞:渋谷パルコ/東京都渋谷区

■地域貢献大賞

倉橋良雄賞:サクラマチ クマモト/熊本県熊本市
地域貢献賞:イオンモール苫小牧/北海道苫小牧市
同:イオンモールいわき小名浜/福島県いわき市
同:ビナウォーク/神奈川県海老名市
同:カラフルタウン岐阜/岐阜県岐阜市

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「ルイ・ヴィトン」が北イタリア湖畔の宮殿でクルーズ 夢の世界でモードと貴族的テイストを融合

「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」が5月24日(現地時間)、イタリアで2024年クルーズ・コレクションを発表した。会場は、イタリア北部のマッジョーレ湖に浮かぶイゾラ・ベッラ島。イタリアにおけるバロック建築の最高峰とされるボッロメオ宮殿が、庭園と共にマッジョーレ湖面に浮かぶ空間だ。 

ニコラ・ジェスキエール(Nicolas Ghesquiere)は、そんな夢のような空間にふさわしいドリーミーなコレクションを作り上げた。新たなシルエットやスタイル、シャープなカッティングで探求し続けたモードに今回、バロック調の貴族的なテイストやパステルカラーの可憐なムードを加え、神秘的なコレクションにまとめた。

序盤は、全面プリントが印象的なネオプレンのウエアやセットアップだ。ニコラは、「この湖にまつわる神秘的なストーリーに興味を持った。ファーストルックのモデルが表現したのは、湖から島に上がり、周囲を探索する妖精のようなムード。ドラゴンの翼を持つ、人魚のような、美しい生き物を想像したんだ」と話す。ウエットスーツに用いるネオプレンは、セカンドスキンのようにぴったりフィット。その裾には、これがドラゴンの翼なのだろう。ペプラムのようなフリルをあしらったり、背面にはスワローテイル加えたりで神秘的でありながら、ボッロメオ宮殿にもふさわしい貴族的なムードを高める。ショートパンツやヒップハングのミニスカートに合わせるのは、ハイテクスニーカーだ。

秋冬と春夏の間に発売するクルーズコレクションは元来、ブランドのエッセンスを散りばめつつも日常使いできるシンプリシティが魅力だ。特に元来のクルーズ・コレクションは、富裕層が文字通りクルーズ船に乗ってバカンスに出かける時にまとっていたコレクション。ストレスフリーな着心地は欠かせない。序盤のネオプレンも、そんなクルーズならではの特性から生まれたアイデアだろう。これに続いたのは、スモックのようなレザーのミニドレスや、ビンテージ調のチュールで作ったパンツを被せたジャンプスーツ、ネオプレンで作ったスイムスーツやボディスーツなど。ここには、たっぷりの布地を使った着脱式の袖やケープ、アコーディオンのような骨組みの袖が特徴のコートなどを合わせてデカダン(貴族的ながらも退廃的)なムード漂わせた。

中盤以降は、大小さまざまなスパンコールを全面にあしらったスカート、曲線のヘムラインが特徴のジャケットなど。そして、造形に注力した後半へと突入する。後半の幕開けは、ラテックスのような生地とシルクサテンを組み合わせたベアトップのドレス。胸元に用いたラテックス風の生地にはプリーツを寄せた。ここからはフレアシルエットのスカート、バナナのような曲線を描く袖のコンパクトジャケット、フリルが縦横無尽に走るドレスなど、ニコラ得意とする独特のシルエットの探索が始まる。足元はコンバットブーツに変わった。そしてボレロ風のジャケットや、ショートパンツ、コンパクトなジャケットに合わせるロングジレなどには繊細かつ圧倒的な刺しゅう。パネル状のレザーやタペストリー風の生地を組み合わせた鎧のようなジャケットなどは、中世のムードだ。

フィナーレは、裾にワイヤーを入れて花弁のようなフォルムにしたドレスを連打した。チュールやサテンなどの生地は、渦のように体をなぞり、誇張したスリーブが夢の世界を思わせる。その姿は、湖畔に生息する貝のヒダや、海洋生物の揺らぎのよう。実用性と夢が融合したコレクションが完成した。

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米ABGが日本法人設立へ 「3兆円のブランド王国」を動かす辣腕会長が語る

米国のブランド管理会社、オーセンティック・ブランズ・グループ(AUTHENTIC BRANDS GROUP以下、ABG)は、日本での事業拡大に本腰を入れる。来日したジェイミー・ソルター(Jamie Salter)会長兼CEOは「(展開するブランドの)日本での総額売上高は現状700億円くらいだが、3〜5年後には5倍にしたい」と話す。年内に日本法人の設立し、国内ライセンシーとの連携を強化していく。

ABGは近年、「フォーエバー21」「ブルックスブラザーズ」「リーボック」「バーニーズ ニューヨーク」「エディー・バウアー」「クイックシルバー」「DCシューズ」といった有力ブランドを傘下に収め、世界的な注目を集める。保有ブランドは40を超え、それらの総額売上高(小売りベース、2022年)は230億ドル(約3兆1510億円)。ソルターCEOは、ラグジュアリーブランドでグループを形成するLVMHモエ ヘネシー・ルイ ヴィトンを念頭しながら、カジュアルブランドによるコングロマリットを目指すという。

相次ぐブランド買収によって日本での存在感も増している。日本でABGのブランドビジネスに関わる提携企業は昨年の2倍に相当する24社に増えた。「日本で成功できれば、他のアジア市場に波及させることできる」と考え、日本法人の設立によってライセンシーとの関係を密にしていく。米国本国で行ってきたアプルーバル(承認作業)やPR連携などを現地化し、意思決定を迅速にする。日本法人は25人ほどの人員になる予定だ。

試金石になるのは「フォーエバー21」の日本事業を運営するアダストリアとの関係強化だ。アダストリアの子会社ゲートウィンは4月にららぽーと門真(大阪)に1号店を出店したばかり。6月2日にはららぽーとTOKYO-BAY(千葉)、秋には横浜や長崎の出店を控える。売り上げ計画に対して「ECは50〜60%と課題を残すが、リアル店舗は150〜160%と良い滑り出し」(杉田篤ゲートウェン社長)。ソルターCEOも「日本で『フォーエバー21』が軌道に乗れば、東南アジアなど他のエリアにも良い影響が及ぶ」と期待する。

ABGはブランドマーケティングに自信を持っている。米国、欧州、アジアなど150カ国、1万以上の店舗網、1400社のパートナーを通じて得られた情報を共有しつつ、地域に最適な事業モデルを構築してきた。ソルターCEOは「グローバルに考え、ローカルに動く」ことがブランドビジネスの要諦だと説く。

現状、保有ブランドのグローバルの総額売上高約3兆円に対して、日本は700億円程度に過ぎない。ひとまず日本の売上高をグローバルの10%にまで高める。日本法人の設立を機に「ドッグイヤーで日本での成長を加速させる」とソルターCEOの鼻息は荒い。

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火災から1年、「ベンベルグ」の現状と富士吉田産地の今後を聞く

2022年4月の火災事故から約1年。旭化成が宮崎県の延岡工場で90年以上に渡って生産してきた、世界オンリーワンの繊維素材であるキュプラ「ベンベルグ」の供給停止は、どのような影響を与えたのか。現状は?同事業を率いる旭化成の橋本薫ベンベルグ事業部長に聞いた。

WWD:現状は?

橋本薫・旭化成ベンベルグ事業部長(以下、橋本):まずはメーカーとして供給責任を果たせず、多くの方々にご迷惑をおかけしたことをお詫びしたく思います。当初は事故から半年後の23年3月には復旧を予定していました。ただ、思っていた以上に復旧に時間がかかり、ようやく復旧のめどがつき、今年9月ごろから生産能力は従来の7割〜8割まで回復します。

WWD:影響が大きかったのは、他素材への代替のきかない裏地だった。裏地の主な産地である富士吉田への影響は?

橋本:今回被災した紡糸設備が、裏地用に使われていたこともあって、特に影響が大きかった。ただ、裏地はもともと、ストックして在庫を販売するビジネスモデルで、事故直後にも糸、生地の流通在庫の備蓄があり、産地への影響は少なく抑えられるという計画だった。当初の計画が難しくなった段階で、すぐに代替糸の生産・開発に取り掛かったが、実際には必要十分な水準には足りずに、商品不足や供給遅れなどを引き起こしていることもある。

WWD:今後は?

橋本:糸が足りない状況は7-9月期以降は徐々に緩和されていく予定だ。富士吉田産地は長い歴史があり、燃糸、染、織布、整理とサプライチェーン間の連携がしっかりとできていて、糸の供給が始まれば数カ月ほどで裏地の供給量も増えていくのではないかと考えている。

その一方で、今回の火災をきっかけに、構造的な問題も顕在化した。人手不足とサプライチェーンの脆弱化だ。富士吉田は、日本の他の繊維産地と比べると産地自体の縮小幅も小さく、比較的安定している産地ではあるものの、それでも一部では必要な工程や素材が産地内で調達できないことも発生している。4月には、裏地に使用する先染めポリエステル繊維の染色企業が破綻した。キュプラ「裏地」であっても、ワンポイントで使うポリエステルの糸は必要で、染色技術や生産スピードの速さなど、富士吉田に欠かせない存在だった。糸の調達だけなら産地の外から調達は可能だが、従来のように翌日にビーカー(色見本糸の生産のこと)を出せたスピード感はのぞむべくもなく、一部のアイテムはこれまでのように短期間で生産することは難しくなる。

WWD:富士吉田には旭化成グループ傘下で、裏地関連の染色を担ってきた富士セイセンがある。同社が設備増強をすればいいのでは?

橋本:机上の計算では確かにそうだ。需要はあるし、ノウハウもある。ただ実際には、富士吉田の繊維業は人手不足で、とてもじゃないが手が回らないような状況だ。それでも、富士吉田産地は他の産地に比べると遥かに状況はましと言える。

WWD:富士吉田産地の今後は?

橋本:当社のベンベルグ事業、中でも裏地は長い歴史があり、富士吉田産地とともに発展してきた。富士吉田は原糸以降の撚糸、糸染め、織り、反染め、加工・仕上げ、さらには問屋/販売までが産地内で完結する、今の日本ではかなり稀有な産地だ。だからリードタイムも短いし、商品開発力も高い。こうした産地機能を維持し、かつアップデートするためにどうするべきか、改めて見直す時期に来ている。これは単に生産だけにとどまらない。以前のように取引先のアパレルから要望があるから頑張って作る、というのはもう現実的ではない。商品構成を見直し、サプライチェーンが分断しないための投資や再編なども必要になるかもしれない。生産スピードが持ち味の産地ではあるが、一部のアイテムは撤退、あるいは納期を見直すようなこともでてくる。これまでのようには行かないことも多々でてくるだろう。アパレルや小売側へのこうした要望は、我々が時には全面に立って調整に立ちたい。そういった事も含めて、産地全体、日本のアパレル産業全体で、素材、産地、アパレルが一体になって産地のこれからを考える必要があるだろう。

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第76回カンヌ国際映画祭のベストドレッサーは? 米「WWD」による一際輝いていたルック4選

第76回カンヌ国際映画祭(Cannes Film Festival)が5月16~27日、フランス・カンヌで開催中だ。オープニングセレモニーや各作品のレッドカーペットには、俳優やセレブリティーらが豪華なドレス姿で来場。その中から、米「WWD」が厳選したベストルックを紹介する。

BLACKPINKのジェニー

「シャネル(CHANEL)」2020年春夏オートクチュール・コレクションの白いドレスを選んだBLACKPINKのジェニー(JENNIE)。繊細なレース使いのコルセットと、ふんわりとしたチュールドレスをまとった姿はまるで妖精のよう。黒のアクセントが効いたオフショルダーデザインがモダンなタッチとなっている。イヤリングやネックレスがないところも、潔くてクール!

スカーレット・ヨハンソン

ランジェリー風のディテールは2023年春夏シーズンのトレンドの1つで、カンヌでも多くのセレブが身につけていたが、スカーレット・ヨハンソン(Scarlett Johansson)は「プラダ(PRADA)」のストラップレスドレスの下に、白いブラを着用。柔らかなピンク色のドレスをエッジーに仕上げた。

ザ・ウィークエンド

最近、メンズウエアではクロップトップやノースリーブのシャツといった大胆なアイテムがトレンドとなっている。そうした中、ザ・ウィークエンドことエイベル・テスファイ(Abel Tesfaye)が選んだ「ロエベ(LOEWE)」のクラシカルなタキシードは一際輝いていた。幅の狭いノッチラペルがすっきりと上品。

ナタリー・ポートマン

ファッション感度の高いナタリー・ポートマン(Natalie Portman)は、真っ赤な「ディオール(DIOR)」のセットアップをチョイス。肩に羽織ったテーラードブレザーは、まるでパワフルなケープのよう。ミニ丈のカクテルドレスと組み合わせ、童話「赤ずきん」風の可憐なルックをモダンかつフレッシュにアップデートした。

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“アンバサダー起用”急増のワケは?【今週の特集お届け隊】2023年5月22日号

毎週発行している「WWDJAPAN」は、ファッション&ビューティの潮流やムーブメントの分析、ニュースの深堀りなどを通じて、業界の面白さ・奥深さを提供しています。巻頭特集では特に注目のキーワードやカテゴリー、市場をテーマに、業界活性化を図るべく熱いメッセージを発信。ここでは、そんな特集を担当記者がざっくばらんに振り返ります。(この記事は「WWDJAPAN」2023年5月22日号からの抜粋です)

益成:この3年くらいでブランドのアンバサダー起用が急激に増えて、最近では毎日のようにニュースが上がります。かつてはキャンペーンモデルやイメージモデルとして起用されていましたが、最近はアンバサダーの他に“フレンズ”が増えています。どのブランドが誰を起用しているのか一覧にしてみようと、ラグジュアリーのファッション、ウオッチ&ジュエリー、ビューティのカテゴリーごとにまとめ、特集しました。

湯澤:BTSのメンバーがよく起用されているのは知っていましたが、レーサーのルイス・ハミルトンなど、いろんな年代、国籍、フィールドの人が挙がってきて驚きました。起用するブランドの個性が表れますね。

益成:私はもうちょっとハリウッドスターが出てくると思っていましたが、中国・韓国勢が多かったですね。ブランドが中国・韓国市場、そしてより若い層にアピールしたいというのが分かりやすかったです。韓国人はBTSやBLACKPINKなどグローバルに活躍する人が多いのですが、中国人のアンバサダーはどちらかというと、ローカルで人気が高いという印象で、正直よく知らない人たちが多い。でも、中国人のアンバサダーの多さは、つまり中国の市場の大きさ。改めて市場としての中国の存在の大きさを実感しました。

湯澤:確かに、アメリカのハリウッド俳優で僕が知っていたのは、アニャ・テイラー・ジョイやアン・ハサウェイくらいでした。どうしてこれだけアンバサダーの起用が増えたのでしょう?

益成:キャンペーンでの起用はブランドの一方的なコミュニケーションになってしまいがちですが、アンバサダーは、その人の活動や内面も考えた起用になってきていると感じます。スポークスパーソンというか、その人に語ってもらうことでブランドの価値を表現しようという流れになってきています。今の消費者にアプローチするには動画も必須。そういう時流にも合わせているのでしょうね。

湯澤:なるほどです。日本人アンバサダーについてはどうですか?

益成:日本人では大谷翔平が最強ですね。日本での反響が大きいですが、コーセー「コスメデコルテ」を男性が買う現象を起こすなど、ジェンダーの壁も打ち破っています。特集では大谷翔平効果もまとめました!

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JO1とTWICEのSANAを起用する「イヴ・サンローラン」に聞いた「アンバサダーは不可欠」な理由【アンバサダー特集】

ビューティの世界では、「イヴ・サンローラン(YVES SAINT LAURENT.以下、YSL)」のアンバサダー戦略がユニークだ。同ブランドは、アンバサダーを「多くの消費者が『夢』と『憧れ』を描くラグジュアリーブランドにおいては必要な存在」と考えている。特にZ世代へのマーケティングにおいては、グローバルアンバサダーが理想の女性像を体現する存在なら、ローカルアンバサダーは「憧れを体現しながらも、より“共感しやすい”。各国ごとのトレンドや時代の気分にマッチする憧れとしての存在をビジュアライズして分かりやすく伝えるため、不可欠な存在」と捉えている。(この記事は「WWDJAPAN」2023年5月22日号からの抜粋です)

JO1とは、先立つ21年にはフレグランス“リブレ”でコラボレーションして、製品売り上げは3倍以上に急伸。“リブレ”は、アジア圏ではジェンダーフリーなフレグランスとして定着した。ファンデーション“オールアワーズリキッド”のプロモーションでは製品にインスピレーションを得た楽曲「ALL HOURS」の生配信ライブに挑戦。「YSL」とJO1の全SNSアカウントをジャックした生配信ライブも「大きなセールス」(同ブランド広報)の原動力になったという。ブランドはJO1のアンバサダー起用について、「DNAである『ヤング・エッジー・ラグジュアリー』を体現する存在であり、Z世代に向けて発信して新たな顧客層を開拓したかった。11人のメンバーは、Z世代特有のジェンダーの枠を超えた美意識を有し、カッティングエッジで親和性が高い。『ジャム(JAM)』と呼ばれる熱量の高い強固なファンを多数抱え、SNSは拡散力があって、エンゲージメントが高いのは大きな特徴。キャンペーンを行うたび、ファンの方は『YSL様』と感謝の意を投稿してくださる。この『YSL様』がトレンド入りするのは、とても珍しい現象」と話す。

加えて3月にはTWICEのSANAを「ジャパン メイクアップミューズ」に起用した。彼女の起用は、ブランドのイメージ刷新とトレンド感の醸成が狙い。若い世代を動かすべく、「“憧れ”と“共感”の2軸を大切にした」という。ブランドは、「圧倒的なルックスとステージパフォーマンスの美しさとかっこよさを持つ、ビッググループのグローバルスター。一方、内面から輝く素晴らしい人間性や親しみやすい笑顔、キャラクターが愛されており、グローバルで活躍する女性として、憧れと親近感の双方を有している稀有な存在。憧れつつ、『SANAさんになりたい』『まねしてみたい』と共感できる存在」と続ける。SANAは今春、“ルージュ ヴォリュプテ キャンディグレーズ”の新色キャンペーンの新CMにミューズとして出演。情報解禁翌日の3月25日に東京で開催したCM公開およびジャパン メイクアップ ミューズ就任発表イベントは、多くの媒体が取り上げた。キャンペーン開始後から大きな反響があり、同製品の売り上げは昨対2倍の好調をキープしているという。

アンバサダーを起用したキャンペーンはインパクトが大きいため、店頭やECでの受け皿の準備は「非常に重要」だ。例えば店頭やコールセンターには、アンバサダーの使用アイテムへの問い合わせが急増するため、メイクアップアイテムのリストは必ず共有。該当製品は欠品しないよう在庫を補充するが、「それでも人気が高過ぎて欠品してしまうことも多い」のは課題だ。ECサイトでは、該当製品の購入でサイン入り製品をプレゼントするキャンペーンを実施し好評だったという。

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JO1とTWICEのSANAを起用する「イヴ・サンローラン」に聞いた「アンバサダーは不可欠」な理由【アンバサダー特集】

ビューティの世界では、「イヴ・サンローラン(YVES SAINT LAURENT.以下、YSL)」のアンバサダー戦略がユニークだ。同ブランドは、アンバサダーを「多くの消費者が『夢』と『憧れ』を描くラグジュアリーブランドにおいては必要な存在」と考えている。特にZ世代へのマーケティングにおいては、グローバルアンバサダーが理想の女性像を体現する存在なら、ローカルアンバサダーは「憧れを体現しながらも、より“共感しやすい”。各国ごとのトレンドや時代の気分にマッチする憧れとしての存在をビジュアライズして分かりやすく伝えるため、不可欠な存在」と捉えている。(この記事は「WWDJAPAN」2023年5月22日号からの抜粋です)

JO1とは、先立つ21年にはフレグランス“リブレ”でコラボレーションして、製品売り上げは3倍以上に急伸。“リブレ”は、アジア圏ではジェンダーフリーなフレグランスとして定着した。ファンデーション“オールアワーズリキッド”のプロモーションでは製品にインスピレーションを得た楽曲「ALL HOURS」の生配信ライブに挑戦。「YSL」とJO1の全SNSアカウントをジャックした生配信ライブも「大きなセールス」(同ブランド広報)の原動力になったという。ブランドはJO1のアンバサダー起用について、「DNAである『ヤング・エッジー・ラグジュアリー』を体現する存在であり、Z世代に向けて発信して新たな顧客層を開拓したかった。11人のメンバーは、Z世代特有のジェンダーの枠を超えた美意識を有し、カッティングエッジで親和性が高い。『ジャム(JAM)』と呼ばれる熱量の高い強固なファンを多数抱え、SNSは拡散力があって、エンゲージメントが高いのは大きな特徴。キャンペーンを行うたび、ファンの方は『YSL様』と感謝の意を投稿してくださる。この『YSL様』がトレンド入りするのは、とても珍しい現象」と話す。

加えて3月にはTWICEのSANAを「ジャパン メイクアップミューズ」に起用した。彼女の起用は、ブランドのイメージ刷新とトレンド感の醸成が狙い。若い世代を動かすべく、「“憧れ”と“共感”の2軸を大切にした」という。ブランドは、「圧倒的なルックスとステージパフォーマンスの美しさとかっこよさを持つ、ビッググループのグローバルスター。一方、内面から輝く素晴らしい人間性や親しみやすい笑顔、キャラクターが愛されており、グローバルで活躍する女性として、憧れと親近感の双方を有している稀有な存在。憧れつつ、『SANAさんになりたい』『まねしてみたい』と共感できる存在」と続ける。SANAは今春、“ルージュ ヴォリュプテ キャンディグレーズ”の新色キャンペーンの新CMにミューズとして出演。情報解禁翌日の3月25日に東京で開催したCM公開およびジャパン メイクアップ ミューズ就任発表イベントは、多くの媒体が取り上げた。キャンペーン開始後から大きな反響があり、同製品の売り上げは昨対2倍の好調をキープしているという。

アンバサダーを起用したキャンペーンはインパクトが大きいため、店頭やECでの受け皿の準備は「非常に重要」だ。例えば店頭やコールセンターには、アンバサダーの使用アイテムへの問い合わせが急増するため、メイクアップアイテムのリストは必ず共有。該当製品は欠品しないよう在庫を補充するが、「それでも人気が高過ぎて欠品してしまうことも多い」のは課題だ。ECサイトでは、該当製品の購入でサイン入り製品をプレゼントするキャンペーンを実施し好評だったという。

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「ジョン メイソン スミス」が東京・富ヶ谷に初の直営店 内装はダイケイ・ミル

吉田雄二デザイナーによるメンズブランド「ジョン メイソン スミス(JOHN MASON SMITH)」と、同ブランドのウィメンズライン「ジェーン スミス(JANE SMITH)」は、初の直営店「ジョン メイソン スミス/ジェーン スミス」を5月27日に東京・渋谷の富ヶ谷にオープンする。

内装は、「ルメール(LEMAIRE)」日本初の直営店を手掛けたことでも知られる、設計事務所ダイケイ・ミルズ(DAIKEI MILLS)が担当した。コンクリートの躯体をむき出しにし、工事に使われた壁の文字を残しながら、ガラスやアルミなどでモダンな空間にアレンジした。これは、古い素材に新しい素材を組み合わせるブランドの姿勢にならっている。

オープンを記念して、吉田デザイナーが大切にしている、“Appreciate the moment”(この瞬間に感謝して生きる)の文字を刺しゅうした同店限定のTシャツも販売する。生地は地厚のコットンで、一枚で着られるボクシーなシルエットだ。

「ジョン メイソン スミス」は、同名の架空の人物に向けたメンズブランド。ビンテージやワーク、ミリタリーをベースに、シルエットや素材、付属品、ディテールに変化を付けたウエアを作る。吉田デザイナーは、セレクトショップのディレクションやバイイング、ハウスブランドのデザインなどを経て独立。自身の会社ザ ファクトリーを立ち上げ、13年に「ジョン メイソン スミス」を、14年にウィメンズラインの「ジェーン スミス」を始動した。

■JOHN MASON SMITH / JANE SMITH
オープン:5月27日
住所:東京都渋谷区富ヶ谷1-45-13 スプリングビル2階
時間:平日13:00 〜19:00/土日12:00〜19:00
定休日:不定休

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「ジョン メイソン スミス」が東京・富ヶ谷に初の直営店 内装はダイケイ・ミル

吉田雄二デザイナーによるメンズブランド「ジョン メイソン スミス(JOHN MASON SMITH)」と、同ブランドのウィメンズライン「ジェーン スミス(JANE SMITH)」は、初の直営店「ジョン メイソン スミス/ジェーン スミス」を5月27日に東京・渋谷の富ヶ谷にオープンする。

内装は、「ルメール(LEMAIRE)」日本初の直営店を手掛けたことでも知られる、設計事務所ダイケイ・ミルズ(DAIKEI MILLS)が担当した。コンクリートの躯体をむき出しにし、工事に使われた壁の文字を残しながら、ガラスやアルミなどでモダンな空間にアレンジした。これは、古い素材に新しい素材を組み合わせるブランドの姿勢にならっている。

オープンを記念して、吉田デザイナーが大切にしている、“Appreciate the moment”(この瞬間に感謝して生きる)の文字を刺しゅうした同店限定のTシャツも販売する。生地は地厚のコットンで、一枚で着られるボクシーなシルエットだ。

「ジョン メイソン スミス」は、同名の架空の人物に向けたメンズブランド。ビンテージやワーク、ミリタリーをベースに、シルエットや素材、付属品、ディテールに変化を付けたウエアを作る。吉田デザイナーは、セレクトショップのディレクションやバイイング、ハウスブランドのデザインなどを経て独立。自身の会社ザ ファクトリーを立ち上げ、13年に「ジョン メイソン スミス」を、14年にウィメンズラインの「ジェーン スミス」を始動した。

■JOHN MASON SMITH / JANE SMITH
オープン:5月27日
住所:東京都渋谷区富ヶ谷1-45-13 スプリングビル2階
時間:平日13:00 〜19:00/土日12:00〜19:00
定休日:不定休

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「RTFKT」共同創始者ブノワ・パゴットに聞く、Web3.0時代にイノベーションを起こすためのルール

2020年のスタート以来、デジタル領域を基点とした製品や体験を世に送り出してきたのが、NFTブランド「アーティファクト(以下、RTFKT)」だ。これまでに「リモワ(RIMOWA)」や「バイレード(BYREDO)」、ジェフ・ステイプル(Jeff Staple)、村上隆などとコラボレーションを果たし、その存在感を知らしめた。

中でも「クローン X(CLONE X)」は「RTFKT」を代表する人気プロジェクトで、アバターを主体としているのが特徴だ。海外セレブリティーにもファンが多く、一時はジャスティン・ビーバー(Justin Bieber)やスヌープ・ドッグ(Snoop Dogg)も保有していた。最近ではスニーカーNFT“RTFKT x Nike Air Force 1”を発売し、期間中に参加することでフィジカルスニーカーが入手できるフォージングイベントも開催。バスケットボール選手のレブロン・ジェームズ(LeBron James)が着用したことでも注目された。

ホルダーならではのコミュニティー体験ができるのも、「クローン X」が支持される理由の1つだろう。SNS上のコミュニケーションにとどまらず、昨年末に渋谷でホルダー向けの有志イベント「クローン X トーキョー(Clone X Tokyo)」が開催されたように、世界中でコミュニティーイベントが実施されている。

21年にナイキによる買収を受け、NFTブランドからファッションブランドへの道のりを着実に進んでいる「RTFKT」は、まさにファッション業界でイノベーションを起こし続ける期待の新星と呼べるだろう。4月29日、共同創始者の1人、ブノワ・パゴット(Benoit Pagotto)に取材することができた。

「RTFKT」の組織編成と人気プロジェクト「クローン X」

WWD(以下、WWD):「RTFKT」について、人々はクリエイター集団と思っていたり、ブランドだと思っていたりするが、あなたは何と定義する?

ブノワ・パゴット(以下、ブノワ):私たちは、何よりもまずブランドです。でも私たちが「RTFKT」を作ったとき、全く新しいブループリントを作る必要があると考えていました。従来のブランドのあり方を超えた、新しいタイプのブランドーー常に境界線がなく、人々を刺激し、革新できるブランドでありたいと思っています。だからこそ、私たちが行うすべてのことは、最もクリエイティブで、革新的でなければいけません。

なので、私たちはわざとCEOがいない構造を作っています。たとえ私が多くの仕事をこなしていても、CEOになることはありません。「RTFKT」をクリエイターの集団にしたかったから、ピラミッド型の組織には反対しているのです。プロジェクトマネジャーも、ファイナンシャルアドバイザーも、何もいない。ただクリエイティブな人たちだけが、自分たちができる最もクールなことをやっているのが理想で、それを形にしたのが「RTFKT」というブランドです。私たちがやることには境界がないので、他のブランドがスニーカーやバッグを作ったりするように、アバターだけではなくアパレルも作れます。なので、人々にとって「『RTFKT』はクリエイティブスタジオだ」とか「アート集団だ」とか、「いや、ブランドだ」とか、理解が難しいのも仕方がありません。

WWD:「RTFKT」がブランドということは、「クローン X(CLONE X)」はプロジェクト?

ブノワ:そうですね。「クローン X」は1つのプロジェクトであり、商品。平たく言えばIP(知的財産)です。「クローン X」を作ったのは、私がもともとファッション業界の出身だったから。ファッション業界にいる中で私が好きではなかったのが“ファッションブランド=製品を作る”ということです。バッグや服、アクセサリーなど、あらゆるものを作る。そしてトレンドに合わせて広告塔を探し、常にモデルを変えていきます。だから、新しく登場したホットなモデルや文化的にビッグな人が現れれば他社と競争して、いち早く手に入れようとします。そのように、ブランドが主体となってモデルを集め、彼らを消費していくのはおかしいと感じていました。

「RTFKT」の根幹は次世代のファッションブランドであること。そしてこれからのファッションブランドは、自分たちでモデルを作ることができるんじゃないかと思いました。そこで「クローン X」を手に入れたコレクターには、商業的権利と知的財産権を与え、彼ら自身がクローンとしてモデルになり、ブランドを紹介し、マーケティングすることができる仕組みを生んだのです。だから「クローンX」は商品カテゴリーであり、IPでもあるということ。アバターという形で国境を越えた、文化的なプロジェクトなのです。村上隆とのコラボレーションも行いました。

このように私たちが考えるファッションブランドの新しい手法は、従来のブランドとは異なる全く新たなカテゴリーなんです。特定のトレンドに乗り、できるだけ早く有名になるのではなく、オリジナルを作り、自分たちのコミュニティーから有名人が生まれることを望んでいます。

NFTが実現するWeb3.0ビジネス

WWD:もしNFTがなかった場合、「RTFKT」はどんな取り組みを行なっていたと思う?

ブノワ:もしNFTがなかったとしたら、近未来的なストリートウェアブランドや、ゲームのプログラムなどを作っていたかもしれません。デジタルビジネスで同じようなことをしていたでしょうね。

NFTの最も素晴らしい点は、デジタルアイテムのビジネスを迅速に行うことができるということです。NFTが生まれる以前、eスポーツの世界で仕事をしたことがありました。eスポーツのファンたちはほとんどの時間をゲーム内で過ごすので、スタジアムでフィジカルなTシャツを着るだけでなく、ゲーム内でもブランドをアピールしたいんです。eスポーツの事業を進める中で、他の共同創業者の2人にも出会いました。クリスはもともと、ゲーム”カウンターストライク(Conter Strike)”のスキン(アバターに着せる服)のデザイナーで、スティーブンはゲームとスニーカーにとても詳しいのです。
ただeゲームにおける事業では、フラストレーションを抱えることが多かったです。まずパブリッシャーとの半年から9カ月に及ぶ交渉が必要で、その後やっとスキンを作ったのに、最終的にはただアイテムにロゴを載せるだけの結果になってしまった。これだけ時間をかけても、自分が望むデザインを作ることすらできなかったのです。

時が経ち、2018年にNFTの存在を知りました。この時「ゲーム会社の許可を得ることなくデジタルアイテムを販売できるのでは」とひらめいたのです。通常、ファッションブランドを立ち上げるとなれば、コレクションをデザインし、メーカーを探し、販路を利用する必要がありますが、NFTがあれば、デジタル上でのファッションならデザインの作成や実装、販売までを1日で行うことができます。つまり、アイデアから製品になるまでが、よりオーガニックでスピーディーなのです。

10代の若者から多くのブランドやクリエイションが生まれている今の時代。このテクノロジーのおかげでクリエイションの幅がさらに広がり、さらにAIと組み合わさって、とんでもないことが起こると思います。氷山の下には才能あふれる若者がたくさんいて、きっと私たちのように独自のコミュニティーを立ち上げるでしょう。彼らは3Dの使い方を知っていますし、ユーチューブでスマートコントラクトの仕組みを学ぶこともで切るので、あっという間に既存ブランドとのギャップを埋めていくでしょう。よりスピーディーに、革命的なことが起きるはずです。

WWD:香りや味覚など、デジタルで伝わりにくいものをNFTとしてどのように提供していく?

ブノワ:そうですね。私たちは、香水でも飛行機でも船でも、未来的で感動的なものであれば、どんなものでもリリースできるようにしたい。「RTFKT」はそのようにあるべきだと思います。

特に香水はラグジュアリーブランドにとってキープロダクトです。なぜならバッグを買えない人でも香水は買いやすいし、香りを嗅ぐといった体験も得られます。もし香りをNFTで伝えるなら、アルケミー(錬金術)にヒントを得るのが良いでしょう。まずコレクターがNFTでデジタル材料を売って、それを混ぜると本物の香りになる、という仕組み。こうすることで、NFTを購入した人に共同創作の感覚を持たせることーーつまり自分たちが参加していると感じられる体験を与えることができるのです。このアイデアは、実は私が大ファンである「ロード・オブ・ザ・リング(The Lord of the Rings)」にインスピレーションを受けています。多くのアイデアは、私たちが愛するビデオゲームや映画などから生まれたものなのです。

「RTFKT」のコミュニティーマネジメントとクリエイター

WWD:ファッションブランドにおける新たな手法として、「RTFKT」のコミュニティーマネジメントは特徴的だ。コミュニティーマネジメントに望ましい人材とは?

ブノワ:そうですね。NFTの世界の特徴の一つとして“顧客が購入品を所有するだけではなく、コミュニティーを形成する”ということが挙げられます。一般的なブランドではカスタマーサービスマネージャーがいて、それぞれの顧客が求めるサービスを管理しクレームに対応しますね。私たちの場合はコレクターがコミュニティーを作っているので、それらを管理することはVIP対応のようなものです。だからこそ、今後はコミュニティーマネジャーとして、高級ホテルなどホスピタリティー分野から来た人を雇おうとしています。特に、オフラインでは人々を歓迎する方法がたくさんありますが、オンラインでの場合、どうすれば歓迎される人に特別感を感じてもらえるのか考えなければいけない。これは私が話しているコミュニティーマネジメントのホスピタリティーに通じるもので、重要なことです。そして将来的には、ホスピタリティーとオタク文化、ディスコード、コミュニティーを組み合わせ、組織化する方法を提案していきたいと思っています。

1番の理想は、コミュニティーの中から人材を見つけることだと思います。コミュニティーマネジャーには適切な人材を見つけたら、次はその人自身の能力の枠から飛び出し、さらに力をつけてやってみよう、と新たな挑戦をしやすい環境を作ってほしい。“アマチュアとプロフェッショナルの隙間を埋める”ということだから、そのバランスを保つのはとても難しいと思います。

WWD:先進的な才能を発見するために意識していることは?

ブノワ:コミュニティーから生まれた最たる才能を組み合わせることです。新たな才能を見つけるには、それぞれの才能を組み合わせる必要があります。そしてどうやってプロをアマチュアから学ばせ、アマチュアがプロからどう学ぶかを考えなければいけません。

例えば3Dチームでは、年配の人たちと、18歳の若者を一緒に働かせます。先輩は技術的なことや課題解決、ノウハウについてよく知っていますが、デジタル領域で最近何が起きているかを理解していません。逆に若者たちは最新の情報やトレンド、インターネット文化を先輩に教えることができます。

そして今度は、コミュニティー内でこれを行う方法を見つけなければいけません。ギャップマネジメントやカスタマーサービスなど、役職経験を持ちながらオープンマインドな先輩を、コミュニティーの優秀な人材を共に働かせて、互いに学び合うようにするにはどうすれば良いのか考える必要があります。

私たちの周りには非常に優秀な人材が多くいますが、あえて彼らを雇わないこともあります。大企業から大物を雇おうとして本来の企業文化が崩壊してしまうことは、スタートアップの企業に起こりがちな失敗例です。マネジメントのそもそもの課題とは“どのようにチームを形成するか”ということ。だから、技術に優れた経験を積んでいる人材と、若くて斬新なセンスを持った人材を探して、組み合わせる必要があると考えています。

「RTFKT」の企業文化として、クリエイターに多くの自由を与え、それぞれがとても積極的であることが大切です。自由で積極的な人々のマネジメントは難しく、新しいことなので、最初からうまくいくとは思っていません。コミュニティーマネジメントを構築する過程では、完璧な公式は存在しないのです。

将来的には、もともとコレクターだった人材がコミュニティーマネジメントとしての新たなブループリントを切り開くことが理想です。刺激的なインターネットの世界において、オンライン・ホスピタリティーとは一体何かーーコレクター経験があるからこそ理解できることと、新しいアイデアを組み合わせることで、さらに突き抜けたスタイルになるでしょう。そしてそれはきっと、新たな雇用を生み出す循環となるはずです。

WWD:それぞれのクリエイターはどのように見つけ、雇用している?

ブノワ:シンプルに言うなら、才能を見つけてDMを送っています。良いアーティストを見つけるのに時間を費やすのが大好きなので、常にたくさんの素晴らしいアーティストをフォローしています。日本には素晴らしいAR(拡張現実)アーティストがたくさんいて、世界でもトップクラスの才能が眠っています。そして、「RTFKT」の日本人メンバーであるアサギのことは、実は彼を雇う1年くらい前からすでにフォローしていたのです。

WWD:「RTFKT」は「クローン X」以外にも多くのプロジェクトを持っている。異なるコミュニティー間で相乗効果を発揮しているのか?

ブノワ:はい、すべてが何らかの形で相互接続されることが目標です。私たちはそれをエコシステムと呼んでいますが、「クローンX」を中心にシューズやアパレルなどのアクセサリーをそろえています。究極の回答があるとは言えませんが、すべてがつながるようにしたいので、1歩ずつ学びながら進めたいと考えています。

私たちのビジネスは、アートやファッション、コレクターズアイテム、そしてテクノロジーをミックスしたもの。私たちが行うすべてのことの主な使命は、イノベーションです。 これまでのファッションブランドには四季があり、そのシーズンが終わるごとに商品が捨てられて、ただ単にPRのために服を作っているように感じました。私たちが「RTFKT」を作ったのは、クールなイノベーションが起きず、長期的に刷新し続けない業界全般に嫌気がさしたから。僕たちは100年後にも「かっこいい」「革命的だ」と思ってもらえるようなものを作りたい。クールだと思ったものをただやるだけです。「RTFKT」は私にとって、10代の時に持っていた夢をもう1度思いさせてくれる、とてもワクワクするもの。だからこそ、最終的な目標は新しい世代にインスピレーションを与えることなのです。

「ナイキ」とのコラボレーションについて

WWD:「RTFKT」の取り組みは非常にスピーディーで先鋭的だと感じるが、ナイキに買収された意義とは?

ブノワ:「RTFKT」が影響を与えることができるのは数十万人程度ですが、「ナイキ(NIKE)」は約1億人に向けて発信することができますからね。フランク・オーシャン(Frank Ocean)が「Nikes」という曲を作ったり、誰もが一度は「ナイキ」を履くように、「ナイキ」は世界で最もクールなブランドの1つだと思います。逆に私たちは、ナイキにツールや技術を提供して彼らを助けることができる。だからこのコラボレーションはとても素晴らしいものです。

しかしナイキほどの規模になると、全て巨大なスケールで取り組む必要があります。身軽に動きにくくなるため、普通であればイノベーションを起こすことが難しくなるでしょう。だから私たちは自分たちのことを、ミレニアム・ファルコン(「スター・ウォーズ」に登場する架空の宇宙船)のようなものだといつも冗談を言っています(笑)。多角的な部分からインスピレーションを受けながら、最終的には独自の道を切り開いていくわけです。探索し、境界を破り、革新するーーそのために今、ここにいる。ナイキと協力することで、私たちが行っていることをより大きなスケールで展開できるか、確かめることができるのです。

とはいえ、私たちも失敗をすることがあります。しかし重要なのは「失敗をいかに自分のモチベーションやビジネスの妨げにしないか」、そして「いかに早くその失敗から学び、二度と同じことを繰り返さないか」です。今私たちが生きているのは、10年、20年に1度の特別な瞬間。時には失敗することがあるかもしれないけど、それを最大限に生かしたいのです。

2020年1月に作った「RTFKT」が、2021年12月にナイキに買収されました。彼らが私たちを買収したのは、今までに私たちのような集団を見たことがないからだと思っています。だから私たちは、「RTFKT」として思う正しいことを実行し、リーダーシップを発揮し続けなければならない立場なのです。ナイキという素晴らしい車に乗って、可能な限りクールなことをやり続けたいと思います。

WWD:「ナイキ」以外で尊敬するブランドを挙げるとしたら?

ブノワ:「メゾン マルタン マルジェラ(MAISON MARTIN MARGIELA)」の大ファンです。彼らの取り組みや雇っている人材は従来のブランドと比較し、とても新鮮だと思います。ファッションやブランドに対するコンセプチュアルなアプローチが好きです。マルタンがブランドを去ったのはずいぶん前のことですが、現在の方向性もとても気に入っています。

また、ブランドではないのですが、私が尊敬している人の1人にコジマプロダクションの小島秀夫がいます。彼はコナミを退社し、独立後にゲーム“デス・ストランディング(DEATH STRANDING)”を手がけました。私は彼のフィギュアやTシャツを買ったりしていますし、ファッションブランドと同じような価値があると思います。

日本は文化とテクノロジーを融合するのに適している

WWD:日本文化のファンだと聞いたが、どのようなきっかけで?

ブノワ:私の母国・フランスの主要なテレビ局では昔、「ドラゴンボールZ」や「北斗の拳」を放送していて、みんな日本のアニメを観て育ちました。映画も人気で、北野武監督もフランスではとても有名です。加えて、多くの日本のマンガがフランス語で翻訳されています。私の場合は父がマンガを買ってきてくれたのがきっかけで日本のアニメ文化の大ファンになり、今でもその影響を大きく受けていると思います。

WWD:「RTFKT」は日本の文化と相性が良いと感じるが、他に期待している国は?

ブノワ:まず日本は芸術の国でありながら、オタク文化がある。パーフェクトです。僕自身も昨年、日本人アーティストのNFTをたくさん買いました。日本人だけが発明できるクレイジーなものが生まれることがあるし、この先もずっとそうであってほしいと思っています。

そしてもう1つ、韓国です。なぜかというと、まずは技術第一なところ。そして韓国は、エンターテインメントで世界にインパクトを与えることができた国。ファッション分野では、現在のブランドアンバサダーは韓国がナンバーワンです。この2つの国は、文化とテクノロジーをミックスするのに適していて、ブランドが影響力を発揮できる良い場所だと思います。

Web3.0時代にイノベーションを起こすために大切なこと

WWD:「RTFKT」と並ぶ2台巨頭として、プロジェクト“クリプトパンクス”や“ベイク”を擁する「ユガラボ(YUGA LABS)」が挙げられるが、ライバルのように感じている?今後コラボする可能性は?

ブノワ:あんなに大規模なのに、ライバルのように見ていると思いますか?(笑)というか実際、本当に仲が良いのです。ファウンダーのゴードン・ゴナー(Gordon Goner)とグレッグ・ソラーノ(Greg Solano)は、昔からディスコードで話したり、アドバイスし合ったりしていた良い友達です。彼らのやっていることはとても野心的だと思うし、「ベイク(BOARD APE YACHT CLUB、以下BAYC)」も最高です。公式な計画は何もないけれどお互いのことをよく理解しているし、尊敬し合っている。だから、将来的にはコラボレーションする可能性もあるかもしれません。

ただ、彼らはNFT文化としてのリーダーであり、NFTの申し子でもあるので、大変なこともあるでしょう。というのもNFTが嫌われたり、逆に好まれるようになったことで、さまざまな意見が生まれます。それらの意見は彼らにストレートに向かっていくことになるでしょう。そんな中で、とても型破りでありながら、誰かがやらなければならないことをやっているーー自分の情熱で何かを作り、何か違うことをしようと挑戦しているのです。だから、私は彼らがやることを支持するし、今後もファンであると思います。

WWD:デジタルファッションにおけるLVMHだとも言われているが、「RTFKT」がここまで成長してきた理由についてどう捉えている?

ブノワ:LVMHは企業同士の合併や買収によって発達したコングロマリットで、たくさんのブランドを持っていますね。私たちはどちらかというと、Web3.0における「シュプリーム(SUPREME)」と呼んだほうが正しいかもしれません。彼らの身軽さや自由さが私たちに似ていると思います。

しかし、LVMHは本当に素敵なグループです。彼らはクリエイティブディレクターとCEOが二人三脚になり仕事をするので、クリエイティビティーとビジネスがうまく融合しています。そして伝統的な職人技を大切にしながら利益を生み出している。彼らのように、僕たちは3DやAIを駆使して、未来の職人技を打ち出していきたいと考えています。

WWD:Web3.0でイノベーションを起こすために、他ブランドにアドバイスするとしたら?

ブノワ:ブランドにアドバイスをすることはいつも同じーーそれは適切なチームを編成すること、そしてそのチームは映画「プレデター(Predator)」の“コマンドー”みたいに独立していなければいけない。つまり、本来ブランドが持っている中枢業務とは分離しているチームが必要なのです。なぜなら、何かイノベーションを起こしたいと考えた時に、時代に合わせてスピーディーに、臨機応変に動いていかなければいけません。ブランドの軸となるビジネスと関わりを持っていたら、彼らは四半期報告書という通常の業務に縛られ、自由に動けなくなってしまう。移り変わりの早い今の時代ではなおさら、その必要があります。

私たちが行っているのは、テクノロジーと文化の組み合わせ。人々が求めるものをフィジカルからデジタルへと移行させるという大きな変革で、従来のビジネスを完全に変えるでしょう。10年後には、今のブランドのビジネスの50%以上がデジタルに移行する可能性があります。だから企業は「その時のための準備ができているのか」「どのように準備すればいいのか」と確認し、備えなければいけません。だからこそ、今雇うべきは未来を見ている人材。そして私たちは、5年後も彼らが働きたいと思える会社でなければいけないと考えています。

WWD:多くのNFTブランドにはロードマップがあるが、「RTFKT」もロードマップを公開する予定はある?

ブノワ:私たちにビジョンやマイルストーン(中間目標)はありますが、ロードマップを持ち、公表することはないでしょう。ロードマップを持つことは、2022年のNFTのマーケティングスタイルだと思っています。本当に重要なのは、日々、自分たちのビジョンに向かってアクションしているかどうかです。「RTFKT」の冒険に賛成してくれる人たちが未来にワクワクし、自分たちのスタイルを形成し合い、それが退屈にならないような構造にするのが大切です。市場の変化が速すぎて、みんな焦ってしまいがちですが、だからこそ会社として、チームとして、1歩引いて考えてみる必要があります。毎日何か新しいことが起きていても、本当に重要なのは長期的なイノベーション。「10年後にどう認識されているか」ということを考えるべきです。

TRANSLATION:DANIEL YAHOLA WILSON

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100%ナチュラルな香水「アベル」 元ワイン醸造家が手掛ける環境に優しい香り

ニュージーランド発フレグランス「アベル(ABEL)」は、100%ナチュラルな香水だ。

同ブランドは2013年、オランダ・アムステルダムで元ワイン醸造家のフランシス・シューマックが創業。現在ニュージーランドを拠点とする同ブランドの100%植物由来のフレグランスは「ゲラン(GUELAIN)」などの香水も手掛けるアイザック・シンクレアが調香を担当している。同ブランドを輸入販売する香りのセレクトショップ「ノーズ ショップ(NOSESHOP)」は、シューマックとシンクレアの来日を期にトークイベントを開催した。

シューマックはニュージーランドの農場で育った。ワインの醸造家としてアムステルダムへ移住し、オーガニックな香水を探したが見つからなかった。「ワインのように生きている香水をつくりたい」という思いから、「アベル」を立ち上げることにしたそうだ。名前の由来は、ニュージーランドの探検家であるアベル・タスマン(Abel Tasman)から。「ニュージーランドには彼の名前がついた国立公園があるし、アベルには、“できる”という意味もある」とシューマック。彼女が調香師であるシンクレアに出会ったきっかけはYou Tubeだ。同じくニュージーランドをルーツに持つシンクレアに「100%ナチュラルな香水をつくりたい」とアプローチした。シンクレアは調香師としてさまざまな香水の調香を手掛けていたが、植物由来の香水に関しては経験がなく、フレグランス業界では、天然香水はマイナーな存在で世界最高峰の香水と肩を並べられるとは思われていなかった。そんな業界を改革しようとしたのがシューマックだ。シンクレアは、「どのようなオーガニックの材料があるか勉強したよ」と言う。

環境に配慮したユニークな香水

「アベル」は、ピンクアイリスやゴールデンネロリなど7種類のオードパルファムを33カ国で販売している。ブランドを代表する香りを聞くと、シューマックは、「新緑の森を想起させるグリーンシダー。心が安らぐ」と言う。シンクレアは、「シアンノリ。その名の通り、海苔を原料に使用したチャレンジングな香りだ」と話す。4月にはそれらに新しい香りブラックアニスが加わった。新作の開発についてシューマックは、「アニスを使いたいと思った。あまり香水に使用されるものではないので、どういう方向性にするべきか考えた。アニスにタバコを加えると甘味もある香りになる」とコメント。スターアニスからみずみずしいブラックカラント、そしてタバコへの香の変遷がユニークな香りだ。シンクレアは、「この香りは、ミステリアスでセンシュアル。オーガニック香水でこんな商品があるんだという発見になれば嬉しい」と話した。

「アベル」は“ワン・イン・ワン・アウト”というポリシーで、新作が1つ加わったら、既存の製品の生産を1つ終了する。「モノが溢れている世の中だから、モノを増やしたくない」とシューマック。顧客の中には、お気に入りの香りが廃番になると、在庫を買い占めた人もいるという。また、成分の開示を行いトレーサビリティに配慮したり、低炭素輸送を行ったりと環境に配慮したモノ作りを行っている。

女性のライフステージに寄り添う香り

「アベル」には、女性のさまざまなライフスタイルに寄り添う香りも存在する。香りに敏感な妊婦や母親のための香り“ナーチャー”と、更年期に安らぎを与える“ポーズ”の2種類だ。シューマックは、「“ナーチャー”は母による母のための香り。息子を妊娠中に授乳中でも着けられる香水がないかと考えた」と話す。この香りは低アレルギー性の天然香料だけを使用した繊細な香り。“ポーズ”は、更年期に一休みして立ち止まり寄り添ってくれるような優しいフレグランスだ。シューマックの人生が反映された香りだと言ってもいいだろう。彼女は、「『アベル』を着ける人の人生をより豊かにできれば」と微笑んだ。

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「ワコール」から3D計測のデータを元にした“パーソナライズ設計”のブラジャーが登場

「ワコール(WACOAL)」は5月、“イマを軽やかに生きるオトナのためのランジェリーを提案する”がコンセプトの“エバーシック”から、より体にフィットし、バストをきれいに見せる“パーソナライズ設計”のブラジャーを発売した。

ワコールは2019年に3D計測サービス“3Dスマート アンド トライ”をスタート。同サービスは、3秒で全身18カ所計測できるというもので、ブラジャーなどのサイズをはじめ、5つの体形特徴を知ることができる。ワコールは、1万2000人分の蓄積されたデータを分析してサイズごとにパーソナライズされた設計を開発。

カラーはブラック、ベージュ、ローズ、グレージュの4色で価格は5940円から。7月下旬にはストラップレスブラの発売を予定している。

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「エブール」がリラックスシーン向けの“リビングライン”開始 8月から「ロンハーマン」で販売

サザビーリーグのウィメンズブランド「エブール(EBURE)」は今秋、自宅や旅先などのリラックスシーンでの着用を想定した“リビングライン”を立ち上げる。「エブール」の日本橋店など一部の直営店と、セレクトショップ「ロンハーマン(RON HERMAN)」の千駄ヶ谷、二子玉川、六本木、辻堂、福岡の5店舗で8月後半から販売する予定。

同じくサザビーリーグが運営する「ロンハーマン」のリビングのチームからの相談がきっかけになり、新ライン立ち上げに至った。リサイクルカシミヤ、オーガニックコットンなど環境にも配慮した上質な素材を使い、長く着られるシンプルなデザインながら、シルエットや仕立てでエレガントさを追求したアイテムがそろう。

リサイクルカシミヤでは、ミックス糸のタートルネックトップス(7万2600円)やカーディガン(8万3600円)のほか、単色のノースリーブロングカーディガン(7万2600円)などを企画。オーガニックコットンのスエット素材は、ロング丈のワンピース(3万9600円)に。カジュアルになりがちなスエットも、クリーンで凛とした表情に仕上げている。

ウールのミラノリブは、「エブール」の既存ラインでも使ってきた素材。より薄手にしているが、しっかりとした生地感で体のラインを拾いにくいのが特徴。裾リブのパンツ(3万4100円)やロングスリーブプルオーバー(3万1900円)などに仕立てた。ウール混のテレコ生地は細番手で繊細な表情。ドレープがきれいなロングワンピース(3万4100円)などを企画した。

シーズンごとに全く新しい商品を提案するのではなく、定番としてアップデートしながら、色や素材の変化でその時の気分を取り入れていく。来春夏商品では、自宅で洗濯可能なアイテムなどもそろえていく予定。

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英の老舗ストールブランド「ジョンストンズ オブ エルガン」がBコープ認証取得

渡辺産業が輸入代理店を務める英スコットランドの老舗ブランドで、カシミヤや減りのウールのストールなどを扱う「ジョンストンズ オブ エルガン(JOHNSTONS OF ELGIN以下、ジョンストンズ)」はこのたび、Bコープ認証を取得した。同ブランドは21年に、英国女王賞 持続可能な開発部門も受賞している。

Bコープは社会的・環境的パフォーマンス、説明責任、透明性において高い基準を満たす企業を認証する制度。現在認証を受けている企業は世界で6693社という。

「ジョンストンズ」は、1797年にスコットランド北東のエルガンで創業。200年以上にわたってジョンストン家、ハリソン家ファミリーが経営に携わり、カシミヤやビキューナ、メリノウールなど高級素材を使ったストールやスカーフ、生地などを手掛けてきた。原毛の厳選、紡績、染色、織り上げ、仕上げまでを全て自社工場で行っているという。日本では「フリークスストア(FREAK’S STORE)」や「ビショップ(BSHOP)」など、多数の有力セレクトショップを卸先に持つ。

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ストリートスナップから学ぶ、シアー素材の最旬リアルコーデ【2023年春夏トレンド】

シアー素材を取り入れた着こなしがパワーアップしています。ファッショニスタたちは、さらにスリリングな装いにチャレンジ。軽やかさやエアリー感を漂わせつつ、センシュアルで意外性のある新スタイリングを披露し始めました。今回は、海外のコレクション会場でキャッチしたおしゃれ上級者のスナップから、参考にしたいコーディネートをピックアップしました。

シアー素材特有のセクシーさをあえて遠ざけて、ヘルシーかつスポーティーなムードをまとった着こなしが試されています。ブラトップやショートパンツに重ねてアクティブなムードを演出したり、ネオンカラーを選んでサイケデリックに見せたり、全身を透けさせたり。これまでの常識を覆すレイヤードのアイデアがお目見えしています。

グッドガールな襟がポイントの
レイヤードルック

透ける面積が広いと、ヌーディーに見えすぎる心配があります。適度な“きちんと感”を出すなら、襟付きアイテムが便利。白シャツ風の襟は、シースルーの装いに節度をもたらしてくれます。

1枚目は、白のタンクトップに、黒のレーシーなドレスをレイヤード。タンクトップ以外の箇所は素肌が透けて見えることで、程よいトランスペアレントに仕上がっています。正面の「プラダ(PRADA)」のロゴがアイキャッチーで、白襟とカフスがグッドガールの雰囲気を強調。センシュアルと品格が好バランスで同居したスタイリングです。

見慣れたシアーアイテムといえば、袖が透けるブラウスや裾が透けるスカートですが、進化形は羽織り物もシースルー。下に着た服がきれいに透けて、重層的なイメージに仕上がります。

2枚目の写真は、シースルーのドレスコートを取り入れたスタイル。肌ではなく、中に着たアイテムを透けさせる手法です。こちらもしっかりした襟が正統派のたたずまい。シアー素材のアウターを重ねるだけで、トレンドの着こなしに様変わりします。適度な抜け感が備わるのも、このレイヤードのいいところです。

落ち感のあるシルエットで
優しげでセンシュアルな雰囲気に

流れ落ちるようなフリュイドシルエットとシアーな服を組み合わせる着こなしが広がってきました。ほんのり透ける感じがフェミニンなムードを濃くして、しなやかで優しげにまとまるアレンジです。

1枚目は、サーモンピンクのカットソードレスがコーディネートの主役。上からベージュのシアーアイテムを重ねて、ドレスの色を引き立てました。はっきりしたカラーをトーンダウンするのに重宝する着こなしです。全体をやわらかいニュアンスで包み込み、長い着丈が落ち感を寄り添わせました。

全身のカラートーンをそろえて、シアーな服を生かせば、透け感が目立ちにくくなります。着丈の長いウエアと合わせて、流麗な着映えに整えるのがおすすめ。生地の風合いの違いを際立たせれば、薄手の服でも立体感が加わります。

2枚目の写真は、若草色のシアートップスが素肌になじみ、ナチュラルなムード。ブラトップも同系色で統一し、ボトムスはフロアレングスのラップスカートでエレガントな印象を添えました。さらに、つやめいた質感で流麗さもアピール。足元はあえてごつめのシューズではずしています。

マスキュリンなアウターで
全体をトーンダウン

マニッシュなアウターを羽織れば、透け加減を抑えられます。フェミニン度が高くなりすぎないよう、ジェンダーミックスに整えるのは賢いスタイリング。いくらか思い切った感じでも、アウターで適度に隠せば着こなしやすくなります。

1枚目は、スカートやパンツの代わりにスイムウエアやレギンスを使った“ボトムレス”の装い。かなりスリリングな印象を、ミリタリー調のジャケットを重ねてトーンダウン。オーバーサイズを選んで、ボリュームのコントラストも引き出しました。タンクトップにシアードレスを重ねて、涼やかな着映えに。ゴールドのロングブーツでクールに決めました。

ロングコートを羽織れば、シアールックに落ち着きが備わります。ダークトーンのアウターは、透け感を抑える上でも好都合。ミニ丈を着る際に気になりがちなレッグラインもカバーしてくれます。

2枚目の写真は、デニムとシアー素材をドッキングした、ハイブリッドなドレスが目を引きます。質感の違いが際立つ組み合わせです。メンズライクなチェスターコートを羽織り、全体にシックでビターな雰囲気をまとわせました。袖を通さない肩掛けで、ボクシーなフォルムを強調しています。

シアー素材はレイヤードがポイントです。素肌が透ける分、重ね着でも重く見えないので、見た目も涼やかな印象を与えられます。アウターに使えば、意外性もまとうことができます。暑さをしのぐうえでもメリットが多いシアーレイヤードは、サマールックの味方です。

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「レブロン」のヴィーガンネイルが定番化 高発色&速乾の全24色

「レブロン(REVLON)」は6月22日から、2022年夏に数量限定で発売した動物由来の成分や原材料を使用せず、製造過程でも動物実験を行わずに作られたヴィーガンネイル“レブロン ウルトラ HD スナップ!”(全24色、1100円)を定番商品として販売する。同シリーズは2022年6月に数量限定で発売。好評につき8月には秋冬カラーの限定色を展開していた。ラインアップは店頭でも販売する全9色と、オンライン先行カラーの6色、オンラインのみでの取り扱いとなる8色、限定カラーの1色となる。

78%が自然由来成分で作られた同シリーズは、高い発色と速乾性が特徴。持ちやすい大きめのキャップや塗りやすい平らなブラシ、丸みのあるビビッドなデザインもSNSなどで話題となった。

6月から店頭で取り扱われる定番カラーは、ライムグリーンの“003 ブライト サイド”、スカイブルーの“004 ブルー マイ マインド”、ブライトオレンジの“007 ホット スタッフ”、マリーゴールドイエローの“010 マリーゴールド メイヴン”、 ショコラローズの“013 ベーシック”、スモーキーレッドの“014 レッド アンド リアル”、 オリーブグリーンの“022 コマンダー イン チーフ”、スモーキーローズの“032 バースデー スーツ”、グレイッシュパープルの“033 グラウンデッド”。また、ソフトバイオレットカラーの“016 ゲット リアル”を限定色として発売する。

オンライン限定色はピュアホワイトの“001 アーリー バード”やカフェオレベージュの“012 ドリヴン”、ピュアブラックの“026 アンダー マイ スペル”などで、オンライン限定色のうち6色は、7月中旬から店頭でも発売を行う予定だ。

そのほか、速乾性の高さが支持を集めたベースコート“クイック ドライ ベース コート N”とトップコート“クイック ドライ トップ コート N”(ともに990円)も数量限定で復刻販売を行う。

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「ギャップ」がギタリストのジミ・ヘンドリックスとのコラボTシャツを発売

「ギャップ(GAP)」はギタリストのジミ・ヘンドリックス(Jimi Hendrix)とのコラボレーションTシャツを全国のギャップストアと公式オンラインストアで発売した。

このコラボコレクションでは、ジミ・ヘンドリックスがかつて所属していたバンド名「The Jimi Hendrix Experience」がプリントされたTシャツや、史上最大規模の野外ロックフェス「ウッドストック・フェスティバル」の開催年であり「ギャップ」の創業年でもある「1969」とジミ・ヘンドリックスのグラフィックがプリントされたTシャツなど全4型をそろえる。価格は全て4990円。

キッズボーイズライン(110〜160cm)は3990円で、オンライン限定で販売している。1970年ツアーのグラフィックが施されたTシャツで、ヘンドリックスのコラボTで親子リンクコーデも楽しめる。

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「オールモストブラック」“隙がない男”の戦い 初のショーは恩師ラフ・シモンズと勅使河原蒼風への思いと共に

中嶋峻太デザイナーのメンズブランド「オールモストブラック(ALMOSTBLACK)」は、ブランド初となるランウエイショーを東京・赤坂の草月会館イサムノグチ石庭“天国”で23日に開催した。ショーにはバイヤーやメディア、アート関係者ら約500人を招待し、2023-24年秋冬と、24年春夏コレクションを同時に披露。最低気温13度という季節外れの寒さの日に24年春夏コレクションを異例の速さで発表した背景には、“隙がない男”中嶋デザイナーの夢があった。

「ラフ・シモンズ」での経験を糧に

1982年生まれの中嶋デザイナーは、エスモードパリを卒業後ベルギー・アントワープに渡り、「ラフ・シモンズ(RAF SIMONS)」でデザインアシスタントを約2年間務めた。厳しくも充実した日々を過ごす中で、憧れのラフをなぞるものづくりではなく、自分にしかできないクリエイションを探求するため帰国を決意する。

日本で「N.ハリウッド(N.HOOLYWOOD)」のデザインチームに属しながら、“ポスト ジャポニスム”をコンセプトに掲げた「オールモストブラック」を川瀬正輝(現『プロダクト トゥエルブ(PRODUCT TWELVE)』デザイナー)と15年に立ち上げた。設立から一貫しているのが、日本のアートの要素を取り入れた服作りである。海外での経験を経て、日本人である自分にしかできないクリエイションを掘り下げ、たどり着いた一つの答えでもあった。これまで協業してきたアーティストは、イサム・ノグチや白髪一雄・富士子、写真家の細江英公ら名だたる巨匠ばかり。ミリタリーやワークなどのヘビーデューティーなウエアに、アートの要素を構造から大胆にミックスさせるオリジナリティーが大手百貨店やセレクトのバイヤーから支持を集め、現在の取り扱い店舗数は国内25、海外15で、年間売上高は約2億円。前年比130%とビジネス面もゆっくりではあるものの堅調に推移している。

勅使河原蒼風との服と空間

そして23-24年秋冬と24年春夏シーズンは、いけばな草月流の創始者・勅使河原蒼風とのコラボレーション。ショー翌日の5月24〜29日には、両者の作品を披露するエキシビションを草月会館で開催し、中嶋デザイナーの「アーティストの作品と共にエキシビションを開催するのが夢だった」という長年の思いを実現させた。それをブランド初のショーというかたちで自ら祝福した。これまで数々のデビューショーを見届けてきたが、誰もが浮き足立ってもおかしくない状況である。しかし、百戦錬磨の“隙がない男”は常に冷静沈着。「不思議なほど全く緊張していない。現場には各部門のプロしか集まっていないので、自分はボールに手を添えるだけの役割だから。この左手ね」と、バスケットボールのシュートのジェスチャーをしながら笑顔を見せる。

ショーでは、会場に設置した勅使河原作品の間を、「オールモストブラック」のウエアをまとった30人の日本人モデルが歩く。5人はこの日が初仕事だったという。「せっかく日本でショーをやるなら全員日本人モデルがよかったし、フレッシュな顔ぶれにこだわった」。コレクションは、勅使河原蒼風の多彩な作風を中嶋デザイナーが独自に解釈。勅使河原はいけばなに加え、樹塊を用いた彫刻や立体作品、コラージュ絵画なども世に送り出しており、同氏が描いた椿で体を覆ったり、富士をジャカードで表現したり、一見すると唐突なステンレスのパーツでさえ、その多面的な創造性に着想したものである。中嶋デザイナーがディレクションする、大阪のステンレス鋳物(いもの)メーカーのヤナギモトが協力して、勅使河原作品の不気味な穴や形状をステンレスパーツで作り、ボタンや装飾としてウエアに乗せた。またワイドフィットのスーツには花や“SOFU”などのモチーフをプリントではなく刺しゅうすることで、偉人への敬意を強く刻み込んだ。

「魂の込もった服」

24年春夏コレクションもこれまで同様にミリタリーウエアの要素が強いものの、いつもよりストイックに削ぎ落としたクリエイションにシフト。レイヤードでボリュームや奥行きを加え、強さを表現する得意の手法は控えめに、ミニマルな構造で服の強さをストレートに伝えた。デタッチャブル仕様のトップスの袖を外してスリーブレスにし、激しいディテールも極力排した分、服そのものの個性は分かりやすくなった印象だ。

昨今、ファッションとアートの協業は世に溢れている。特にメンズのストリートウエアブームが起こった後は、アートをただ商業的に利用しただけの安易なコラボレーションが多発した。「オールモストブラック」は、そんな状況でもファッションとアートの深い交わりを信じ、納期やプロダクションの安定感を維持しながら戦い続けてきた。題材にする作家を知らない層に向けてどう訴求していくかはまだまだ探求の余地はあるものの、作家を知る者には中嶋デザイナーのデザインは深く突き刺さるだろう。この日来場したファッションエディターは勅使河原の作品を静かにじっと眺め、アート関係者は「魂の込もった服だった」と興奮気味に語った。ファッションからアートを知り、アートからファッションを知る――近いようで遠い分野をつなぐ架け橋になれる存在感を、この日のショーで示した。

「パリでいつかはショーをやりたい」。大仕事を終えた中嶋デザイナーは、いつも通りの冷静さで取材に応じ、将来の目標について語った。パリは世界中の強豪ブランドが集う都市であると同時に、恩師ラフ・シモンズが活躍した地でもある。かつて切磋琢磨した「ラフ・シモンズ」は、23年春夏シーズンをもってブランドを終了する。その複雑な胸中も、パリへの思いを後押ししたのだろうか。ショーの前も後も終始冷静沈着だった“隙がない男”は、取材後の記念撮影でもほとんど安堵の表情を見せず、来場者を気遣い、丁寧に見送っていた。帰り際、中嶋デザイナーをねぎらうため背中をポンと叩くと、汗でびっしょり濡れていた。その熱い背中が、この日の覚悟を何よりも物語っていた。

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TWICEジヒョのお気に入りアイテムは? 韓国コスメ「ミルクタッチ」イベントに来場

韓国コスメブランド「ミルクタッチ(MILKTOUCH)」は5月20〜21日に東京・原宿で日本初のポップアップストアを開催した。ブランドカラーのピンクを基調とした空間に、ポップアップ先行発売の涙袋ライナー“ムード&シェードアイライナー”などブランドの全商品が並んだ。

22日には、ブランドミューズを務めるガールズグループTWICEのジヒョ(JIHYO)が来場。商品購入者から抽選で選ばれたファンとのトークショーとサイン会に参加した。ジヒョは「ブランドミューズとして活動することを非常に光栄に思います。韓国だけでなく日本でもこのような形でONCE(TWICEのファン名称)の皆さんにお会いできてうれしく思っています」とあいさつした。

トークショーでは自身のメイクのポイントを聞かれ、「普段はアイメイクに神経を使っています。私は人と話す時に目をしっかり見るので、アイメイクをきちんとすることで自信を伝えられるようにしています」と説明。特に「ミルクタッチ」の“オールデイ ロング アンド カール マスカラ”がお気に入りだといい、「ナチュラルにつけることができるので普段から使っています」とアピールした。

「ミルクタッチ」はユーザーの声からできたコスメブランドとして、“START FROM YOU”というスローガンを掲げる。商品開発でもユーザーの声を重視することから、イベントでは「ミルクタッチ」の“社員証”を配布。ジヒョもそろいの社員証を首から下げ、「今から皆さんと同じチームですね」と笑顔を見せた。

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「ディスコード ヨウジヤマモト」2023年春夏コレクション

「ディスコード ヨウジヤマモト(DISCORD YOHJI YAMAMOTO)」が2023年春夏コレクションを発表した。

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「自分に合わせてくれる下着に感動」とタレントのLiLico 「トリンプ」の新キャンペーン発表会

「トリンプ(TRIUMPH)」は5月23日、東京・表参道で2023年のブランドキャンペーンの発表会を行った。同ブランドから昨年、“イッツ パーソナル きれいごとより、私ごと。”というブランドメッセージが登場。それを進化させて“もっと自由に。 もっと心地よく。私のルールは、私が決める。”というキャンペーンを打ち出した。

キャンペーンビジュアルでは、ステレオタイプではないリアルな4人の女性が登場し、これまでのランジェリー選びにおける常識を覆すメッセージを打ち出している。

イベントでは、タレントのLiLicoが登場し、下着や「トリンプ」の商品に対するトークを繰り広げた。彼女は、キャンペーンビジュアルについて、「みんな違ってOK。いろいろな日に合わせて楽に過ごせるランジェリーが理想で、『トリンプ』は下着を通して多様性を発信している」とコメント。2カ月で9kgも痩せたと言うLiLicoだが、以前と同じ下着を着けていると言う。昔は自宅の玄関でブラジャーを外していたが、今使っているものは全く締め付け感がないそうだ。「9kgも痩せたのに同じ下着が着用できるなんて感動した。自分に合わせてくれる下着で、これ以上のものはない」ときっぱり。自身が愛用している「トリンプ」のブラジャーを手に取りながら、「とてもソフトで、いろいろな胸に合い、寄り添ってくれる下着だ」と語った。「今は、がまんが美学ではない時代」というLiLico。最近登場した“癒しのブラ”については、「手に取っただけで、癒された」と会場の笑いを誘った。

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デサントが「ハンティング・ワールド」のアウトドアウエア販売 伊藤忠とライセンス契約

デサントは、伊藤忠商事と「ハンティング・ワールド(HUNTING WORLD)」ブランドにおけるライセンス契約を結び、2023年10月から「ハンティング・ワールド クラフティッド・バイ・デサントラボ(HUNTING WORLD CRAFTED BY DESCENTE.LAB )」を販売する。アウター、ミドラー、インナーなどアウトドアウエアを中心に構成する。セレクトショップや直営店、ECサイトで売る。

デサントがスポーツ分野で培った知見を用いて、新しいカテゴリーを構築する。アウトドアスポーツにルーツを持つ「ハンディング・ワールド」のオーセンティックな世界観と、スポーツの機能美を融合する。商品は“水沢ダウン”などで知られる同社の自社工場(岩手県・水沢工場、奈良県・吉野工場、宮崎県・西都工場)で作る。同社は今年度から自社工場のブランディング強化に乗り出しており、高い付加価値を訴求する。

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デサントが「ハンティング・ワールド」のアウトドアウエア販売 伊藤忠とライセンス契約

デサントは、伊藤忠商事と「ハンティング・ワールド(HUNTING WORLD)」ブランドにおけるライセンス契約を結び、2023年10月から「ハンティング・ワールド クラフティッド・バイ・デサントラボ(HUNTING WORLD CRAFTED BY DESCENTE.LAB )」を販売する。アウター、ミドラー、インナーなどアウトドアウエアを中心に構成する。セレクトショップや直営店、ECサイトで売る。

デサントがスポーツ分野で培った知見を用いて、新しいカテゴリーを構築する。アウトドアスポーツにルーツを持つ「ハンディング・ワールド」のオーセンティックな世界観と、スポーツの機能美を融合する。商品は“水沢ダウン”などで知られる同社の自社工場(岩手県・水沢工場、奈良県・吉野工場、宮崎県・西都工場)で作る。同社は今年度から自社工場のブランディング強化に乗り出しており、高い付加価値を訴求する。

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ファレルによる「ルイ・ヴィトン」メンズのデビューショーは6月20日 2024年春夏パリメンズの暫定スケジュール発表

フランス・オートクチュール&モード連盟(Federation de la Haute Couture et de la Mode)は、6月20日から25日まで開催される2024年春夏パリ・メンズ・ファッション・ウイーク(以下、パリメンズ)の暫定スケジュールを発表した。

今年2月に新たなメンズ・クリエイティブ・ディレクターとしてファレル・ウィリアムス(Pharrell Williams)を迎えたばかりの「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」は、初日である20日(火)の20時30分にショーを開催する予定。同ブランドは、パリメンズでは木曜日にショーを行うことが多いが、今回は少し早い登場となる。

今回のパリメンズでは、43のショーと38のプレゼンテーションが行われる予定。主なブランドの中では、22日に「リック・オウエンス(RICK OWENS)」と「ジバンシィ(GIVENCHY)」、23日に「ディオール(DIOR)」、24日に「ロエベ(LOEWE)」と「エルメス(HERMES)」がショーを開催する。なお、「サンローラン(SAINT LAURENT)」は6月12日にベルリンでショーを行うため、「セリーヌ(CELINE)」は24年春夏コレクションの計画を明らかにしていないため、今回発表された暫定スケジュールには含まれていないという。

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「ダヴィネス」がヘアケアミューズに森星を起用 スペシャルコンテンツを公開

イタリア発のヘアケアブランド「ダヴィネス(DAVINES)」は、ヘアケアカテゴリーのミューズに森星を起用した。ブランドサイト内では森が出演する動画やビジュアルなどのコンテンツを公開しているほか、ミューズ就任記念として人気商品を詰め合わせたトライアルキット2種を発売している。

森の起用について、ブランドは「『ダヴィネス』はサステナブルビューティーをコンセプトに掲げ、地球環境に配慮したモノ作りを続けている。森さんもそんな『ダヴィネス』のフィロソフィーに共鳴した愛用者の1人であることから、今回のミューズ起用につながった」と説明。今後はブランドの愛用者としての立場から、ヘアケアカテゴリ商品について発信していく。

森は『ダヴィネス』の愛用品について「スタイリングも日々のケアも含めて整えてくれるものは、“オイ オイル”ですね。髪の表面を艶やかにしてくれる感じ。あとは“オイ ミルク”と“オイ オイル”のバランスが好きで、“オイ ミルク”でスプレーをすると、髪の芯を潤わせてくれる感覚があります。『ダヴィネス』の“オイ オイル”がきっかけで、髪の個性を引き出すことができた気がします」とコメントを寄せている。

就任記念のトライアルキットは、“オイ オイル” の50mL現品と 90mLの“オイ シャンプー” 、75mLの“オイ ヘアバター” をブランドロゴの巾着に包んだ“オイ シャイニングスター トライアルキット”(4400円)と、“オイ オイル” 135mL現品と90mLの“オイ シャンプー”、75mL“オイ コンディショナー” に巾着が付く“オイ シャイニングスター ファーストキット”(6930円)の2種類を用意。2024年2月末まで店頭とオンラインショップで販売する。

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BLACKPINKのジェニーにカンヌで特別インタビュー! ドラマ初出演やリリー・ローズ・デップとの共演について語る

フランス・カンヌで開催中の第76回カンヌ国際映画祭(Cannes Film Festival)で米ドラマ「THE IDOL/ジ・アイドル」のプレミア上映が5月23日に行われ、主演のリリー・ローズ・デップ(Lily Rose Depp)とザ・ウィークエンドことエイベル・テスファイ(Abel Tesfaye)のほか、共演者であるBLACKPINK(ブラックピンク)のジェニー(JENNIE)らが参加した。

「THE IDOL/ジ・アイドル」は、HBOの人気ドラマ「ユーフォリア/EUPHORIA」のクリエイターであるサム・レヴィンソン(Sam Levinson)が手掛けており、ハリウッドの音楽業界の舞台裏が描かれているという。BLACKPINKのメンバーとして世界中の大舞台でパフォーマンスを披露しているジェニーだが、俳優としてレッドカーペットに登場するのは今回が初めて。出番直前のジェニーに、米「WWD」が取材を行った。

米「WWD」(以下、WWD):緊張している?

BLACKPINKのジェニー(以下、ジェニー):胸がいっぱいでどきどきするけれど、この機会に心から感謝しています。俳優としての第一歩をカンヌで踏み出せるのは、とても光栄なことですから。

WWD:俳優としてのキャリアをスタートするに当たり、韓国ドラマやロマンチックコメディーではなく、挑戦的な内容の「THE IDOL/ジ・アイドル」を選んだ理由は?

ジェニー:以前からサムの作品が好きで、出演シーンについて一緒に作り上げていけるという信頼感があったことが大きいです。音楽業界が舞台になっていることもあり、私なりに貢献できると思いました。

WWD:韓国ではポップスターを“アイドル”と呼ぶことも関連している?

ジェニー:私らしくいられる機会でもあったので、勇気を持って役に取り組みました。特別なトレーニングや準備はしていないんです、ありのままがいいとサムに言われたので。

WWD:「シャネル(CHANEL)」のアンバサダーを共に務めるリリー・ローズ・デップとの共演について。

ジェニー:(俳優業は)初めての経験だったので、私にとって大きなチャレンジでした。壁に体当たりするような気持ちで撮影現場に行ったんですが、リリーがいろいろ教えてくれたんです。シーンについて話してくれたり、落ち着かせてくれたりして、本当に心強かった。怖がらず、自信を持って自分を表現すればいいとアドバイスしてくれました。

WWD:ツアー中で毎日忙しい?

ジェニー:起きたら、やるべきことをやるだけですね。

そう語ったジェニーがレッドカーペットの装いに選んだのは、「シャネル」のヴィルジニー・ヴィアール(Virginie Viard)=ファッション・コレクション部門アーティスティック・ディレクターによる、2020年春夏オートクチュール・コレクションの白いドレス。繊細なレース使いとふんわりとしたチュールスカート、黒のアクセントが効いたオフショルダーデザインが印象的だ。なお、オフショルダーはジェニーの希望だという。「THE IDOL/ジ・アイドル」は、日本では6月5日からU-NEXTで独占配信。

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【2023年夏コスメ】「オペラ」がエナジーカラーの限定マスカラやリップを発売

「オペラ(OPERA)」は5月24日、夏コレクションを発売した。第1弾として登場したのは “カラーリングマスカラ” (限定2色、各1650円)と“アイカラーペンシル” (全2色、各1650円)で、6月14日には第2弾商品として“リップティント N” (全2色、各1760円)を展開する。

コレクションのテーマは“my energy colors `きらめきあふれるエナジーカラー`”で、生命力がみなぎる夏のエネルギーをカラーで表現した。“カラーリングマスカラ”は赤パールを潜ませた鮮やかな赤みパープルと、青と緑のパールを含んだブルーグリーンで、力強い色味とパールの輝きが特徴的だ。“アイカラーペンシル”は艶感で目元を彩るラインアップで、星屑の輝きをイメージしたステラーグレイと光り輝く太陽にインスパイアされたサンイエローをそろえた。

第2弾の“リップティント N”は艶感と輝きを備えたグリッタータイプで、オレンジカラーとピンクのグリッターを組み合わせた“アンバーオレンジ”を定番色として発売するほか、ヌーディーカラーにブルーのグリッターを忍ばせた“アクアベージュ”を限定色として用意している。

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【2023年夏コスメ】「オペラ」がエナジーカラーの限定マスカラやリップを発売

「オペラ(OPERA)」は5月24日、夏コレクションを発売した。第1弾として登場したのは “カラーリングマスカラ” (限定2色、各1650円)と“アイカラーペンシル” (全2色、各1650円)で、6月14日には第2弾商品として“リップティント N” (全2色、各1760円)を展開する。

コレクションのテーマは“my energy colors `きらめきあふれるエナジーカラー`”で、生命力がみなぎる夏のエネルギーをカラーで表現した。“カラーリングマスカラ”は赤パールを潜ませた鮮やかな赤みパープルと、青と緑のパールを含んだブルーグリーンで、力強い色味とパールの輝きが特徴的だ。“アイカラーペンシル”は艶感で目元を彩るラインアップで、星屑の輝きをイメージしたステラーグレイと光り輝く太陽にインスパイアされたサンイエローをそろえた。

第2弾の“リップティント N”は艶感と輝きを備えたグリッタータイプで、オレンジカラーとピンクのグリッターを組み合わせた“アンバーオレンジ”を定番色として発売するほか、ヌーディーカラーにブルーのグリッターを忍ばせた“アクアベージュ”を限定色として用意している。

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「ラコステ」が正社員の販売スタッフを募集 個人ノルマ、残業、転勤なし

「ラコステ(LACOSTE)」は、全国で10人以上の販売スタッフを募集する。業務は接客販売や売り場のレイアウトの変更、商品管理など。客層は幅広く、自身用だけでなくギフト提案などのさまざまなニーズに対応する接客が求められる。

同ブランドはチームプレーを大切にしているため接客販売の個人的なノルマはなく、それぞれの得意を発揮しやすい環境だ。成果を上げた分はインセンティブを支給し、モチベーション高く働くことができる。そのほか、eラーニングの受講や社員割引制度などの福利厚生も充実している。

「ラコステ」は商品企画をはじめ、生産管理やマーケティング、販売までを自社で一貫して対応。“プレミアム ファッション スポーツ”というテーマの下、メンズ・ウィメンズを問わず、アパレルラインやバッグ、シューズまで幅広く取りそろえ、トータルファッションを提案している。

募集職種
販売スタッフ

雇用形態
正社員
※6カ月の試用期間あり。その間の給与・待遇に変更はなし
※時短正社員やアルバイトでの雇用も可能。希望する方は要相談

雇用形態は入社後にも変更が可能。
結婚や出産などのライフイベントがあっても働き方を変えて仕事を続けられる環境で、産休を取った後に時短正社員で復帰する社員も。

応募条件
高卒以上
業種・職種未経験、第二新卒歓迎
※笑顔が素敵な方、会話をすることが好きな方、大歓迎
※アパレル未経験でも、専門的な知識は研修で学べる
※就業ブランクのある方も歓迎

勤務地
下記エリアの店舗のいずれかに配属
東京、千葉、埼玉、宮城、長野、静岡、三重、大阪、兵庫、滋賀、和歌山、岡山、佐賀

給与・待遇
【正社員】月給20万円以上(エリアによって変動なし)
【時短正社員】時給1200円以上(エリアによって変動なし)
【アルバイト】時給1100円以上(東京)、そのほかのエリアは時給1050円以上
※いずれも残業代は全額支給

勤務時間
シフト制(9:00~22:00の間で店舗によって異なる)
実働7.5時間、休憩1.5時間
フレキシブルな働き方が可能で、希望の勤務時間は可能な範囲で考慮する。

休日休暇
年間休日106日
週休2日制(シフト制/月7~10日)
有給休暇
産休・育休(取得・復帰実績あり)
※現在も全国で21人のスタッフが取得中
慶弔休暇
傷病休暇
※時短正社員の場合は、1日6~6.5時間の勤務で週5日の勤務になる予定(店舗によって回数や時間は相談可)

福利厚生
昇給年1回
交通費支給
※正社員上限16万5000円(6カ月)、アルバイト上限2万5000円(1カ月)
インセンティブあり
表彰制度(永年勤続、Value賞)
副業可(届出制)
社会保険完備(健康、厚生年金、雇用、労災)、団体生命保険
定期健康診断
健康相談サービス(外部機関専門スタッフとの面談)
制服貸与(半期に1コーディネート)
社員割引制度
ベネフィット・ステーション加入
無料eラーニング(英会話、Excel、パワーポイントなど約180講座)
飲食店・宿泊施設・レジャー施設などの割引利用
中途研修、店舗OJT
商品説明会(季節ごとに開催)

応募期限
2023年6月21日

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10のビジネスモデルから高収益の秘密を解き明かす「アパレルゲームチェンジャー」

私たちは決算記事でよく書くんです。増収増益の要因を「ファッション&レザーグッズ部門が好調で」とか、「広告等で得た新規顧客がリピーター化する好循環が奏功し」とか。

でもそれはあくまで“前期に比べて”の話です。なぜ、好調企業が成長を継続できるのか、大きな利益を上げ続けられるのか。売上高の伸長はもちろん、高い利益率を維持するためには、仕組み作りこそが大事です。

5月26日発売の齊藤孝浩ディマンドワークス代表の著書「アパレルゲームチェンジャー」(日経BP 日本経済新聞出版)は、ラグジュアリー帝国のLVMHから、ナンバーワンSPAのインディテックス(INDITEX)、ウルトラファストファッションのシーイン(SHEIN)、会員制のコストコ(COSTCO)、ZOZO、 ワークマンまで、成長を続ける注目企業9社の10のビジネスモデル、つまり儲ける仕組みを徹底解説しています。

この“儲ける仕組み”を押さえているかどうかで、業界やその企業に対する解像度も、日々のニュースの理解度も大きく差が出ます。

「ザラ」(インディテックス)からは需要連動生産のためのサプライチェーンマネジメントとサーキュラーエコノミー、ZOZOからはEC時代の高効率物流、ワークマンからはFC活用のローコストオペレーション、LVMHからはブランド買収によるポートフォリオ経営、コストコからは有料会員制による安定的バリュー提供といったポイントが解説されます。

シーインについては、その売上高予測から、創業のストーリー、優位性、強みを網羅。現地の業界人の見解も押さえながら、課題までまとまっており、こちらも必見です。

また、金融業へと参入する丸井やメルカリ、ラストマイル物流サービスを提供するドアダッシュ(DOORDASH)といった企業の革新的な点、利益を生み出す仕組み、プラットフォーマーとしての進化も示唆に富んでいます。

決算書や財務諸表は、それぞれの項目の意味が分かっていても、その企業のビジネスモデルを理解し、時系列での変遷を見たり、競合他社と比較するなどしないと、分析はできません。そういった数字を齊藤氏がどう読み解いているのか、決算書や財務諸表を読み解くためのポイントも余すところなく明かされています。

特に、本書を読むと貸借対照表(BS)がいかにもうけの仕組みの源泉になっているか、利益を生み出すための基盤がどのようにBSに表れているかは、これからの経営を考えるうえで重要だと実感します。

オススメは、齊藤氏の好評連載「ファッション業界のミカタ」との併読です。「アパレルゲームチェンジャー」で有力企業のビジネスモデルを把握した上で、「ファッション業界のミカタ」で齊藤氏による最新決算の解説を読むと、理解が深まること間違いナシです。

在庫最適化を軸にアパレル企業のコンサルティングを行う齊藤氏のお話や著書からは、いつも業界への愛が感じられます。利益を生み出すビジネスモデルを築くことで、次のビジネスの種をまき、目を育て、育くむことができます。人材にも投資できます。激動の時代を生き抜くためのヒントや刺激が満載のビジネスマン必携の書です。

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プチプラアクセサリー店「クレアーズ」が新販路を広げる背景【鈴木敏仁USリポート】

アメリカ在住30年の鈴木敏仁氏が、現地のファッション&ビューティの最新ニュースを詳しく解説する連載。今回はアクセサリーショップの「クレアーズ」の現状を取り上げる。同社は2018年に経営破綻が報じられ、20年には日本からも撤退した。現在は再生して、新しいビジネスモデルを築こうとしている。

ティーン向けのアクセサリーを売る専門店チェーンのクレアーズ(CLAIRE’S)が、ホールセールビジネスを強化している。今年初頭に開催されたスーパーマーケット業界団体主催のコンベンションで、幹部が現在の戦略について解説し明らかになった。スーパーマーケット企業を対象として出品もしていたようだ。

クレアーズは2005年に投資企業にバイアウトされて非公開となり、業績悪化で負債が負担となって18年に破綻、そして昨年中に手続きを終了して復活しているのだが、その後すぐに再上場計画を発表している。

投資企業の思惑がよく分からないのだが、負債を整理して財務が健全となり、そして新しい戦略も手応えがあるので、早いところ出口を見つけようということなのだろう。昨年上場計画を発表したがいまだに上場していないのは、おそらく急速な金利の引き上げで金融市場が冷え込んでおり時期を待っているからだと考えている。

その新戦略が、他の小売店舗で売るホールセールビジネス、またはインストアショップ展開である。

スーパーや百貨店でも売る

クレアーズが他社店舗で売る戦略に踏み込んだのは最近のことではなく、私が持っている資料では21年半ばの時点ですでに1万店舗と記されている。契約している北米とヨーロッパに25社、ウォルマート、CVS、アズダ、テスコといった大手が含まれている。私の知る限りではヨーロッパでの展開が先行し、ウォルマートやCVSはこの時点では実験段階だったはずである。

昨年9月に発表されたのがウォルマートでの拡大で、40商圏内の店舗で取り扱っていたものを2倍に増やすと発表されている。具体的な店舗数は明にされていない。

2月の展示会では、スーパーマーケット企業10社と契約し2200店舗で販売していて、過去2年間の間に300%増え、そして今後3ヶ月間に230店舗が加わる予定とコメントしていた。契約企業にはクローガーやアルバートソンズといった大手が含まれている。

また昨年後半にクレアーズと契約したのがメイシーズで、その時点では21店舗へ導入すると発表していた。

興味深いのは各店舗の特性によってディスプレーやアソートメントをカスタマイズすると言っている点にある。レジ周りの小さな陳列からエンドや島陳列といった大きな陳列を用意し、週単位で売上データを分析してカスタマイズに反映させると説明している。

ブランドメーカー並みのビジネスモデルを組み立てていることが分かる。

「モールの外へ」に足並みがそろう

クレアーズは18年の破綻時に原因はモールの集客力の低下にあると説明していた。「モールの集客力が落ちている要因はいくつかあり、ディスカウントストアとの競合、核テナントの撤退、ネット通販の成長、が含まれている」と書いている。7500店舗のほとんどはモール内に立地しているので、モールの集客力は重要だとも記している。

モール内に出店していたセフォラが立地戦略を転換して、モール外に出始めていることは本稿で既に書いた。コミュニティ型ショッピングセンターへの出店と、コールズ店舗内でのインストアショップ展開である。

クレアーズはひとサイズ小さくして売り場単位でモール外に出ていることになるのだが、モールに見切りをつけたという戦略の背景は同じである。

またアルタビューティはターゲットのインストアショップ展開が好調に推移しており、セフォラとコールズも含めて、チェーンストア同士のコラボもトレンドの一つとなっている。知名度のある他企業の集客力を利用する戦略だが、従来とは異なる顧客層の獲得につなげたいという思惑もある。

クレアーズはティーンズを顧客層としているので、若年層の獲得につながることになる。

昨年契約したのが百貨店最大手のメイシーズだが、同社の最大の悩みは中心顧客層だったベビーブーマーの高齢化で、これをいかに下げるかが彼らの命題であり、トイザらスのインストア展開と合わせてその目的がよく分かるだろう。

クレアーズの店舗数は昨年末の時点で、北米とヨーロッパ17カ国に2300店舗強、北米に別ブランドのアイシングを190店舗、そして中東とアフリカにフランチャイジングで数100店舗と発表されている。いまだ4ケタを展開する大きなチェーンストアで知名度もある。新戦略で復活への道筋が見え始めたといったところだろう。

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【2023年父の日】「ブルガリ」がギフトコレクションを発売 ウオッチやジュエリーなど

「ブルガリ(BVLGARI)」が父の日に向けたギフトコレクションを発売した。“ブルガリ アルミニウム”ウオッチ(47万8500円)や、“オクトフィッシモ”ウオッチ(181万5000円)などの腕時計や、“ビー・ゼロワン”ネックレス(46万7500円)をはじめとしたジュエリーも用意した。そのほかにも、“ブルガリ・ブルガリ マン”トートバッグ カーフ/ポセイドンラピス(34万1000円) “ブルガリ・ブルガリ”ウオレット グレインカーフ/コバルトトルマリン(8万8000円)、日本限定の“ブルガリ・ブルガリ”ウオレット デニム(7万400円)などのバッグ、財布類もそろえた。

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アダストリアが創業地の「水戸漫遊マラソン」をサポート インフルエンサーランナーをブッキング

アダストリアは、創業地である茨城・水戸で10月29日に開催される第8回水戸漫遊マラソンのオフィシャルスポンサーを務める。参加賞のTシャツを、同社のスポーツライフスタイルブランド「ヌメラルズ(NUMERALS)」がプロデュースするほか、大会の公式記念Tシャツも2柄(各3000円)企画して大会を盛り上げる。

昨年に続き、インフルエンサーランナーのブッキングも同社が行っている。参加予定のインフルエンサーはポッドキャスト番組「ランニングチャンネル」MCなどを務める上田怜(@reiueda_)、走り方トレーナーの徳重佑梨(@yuri.healthy_body)、“オフィス系トライアスリート”のひらめ(@__hirame)、ランイベント開催者のさやぴ(@sayaxx_x)、ランニングチームの #健ちゃん練 など。

アダストリアは第4回から同大会のスポンサーを務め、BtoB事業を行う部署ALC/アダストリア・ライフスタイル・クリエイションがTシャツ製作などを手掛けている。また、スポーツを通した創業地への地域貢献としては、Bリーグ所属のプロバスケットボールチーム「茨城ロボッツ」、J2所属のプロサッカーチーム「水戸ホーリーホック」のオフィシャルスポンサーも務めている。

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アダストリアが創業地の「水戸漫遊マラソン」をサポート インフルエンサーランナーをブッキング

アダストリアは、創業地である茨城・水戸で10月29日に開催される第8回水戸漫遊マラソンのオフィシャルスポンサーを務める。参加賞のTシャツを、同社のスポーツライフスタイルブランド「ヌメラルズ(NUMERALS)」がプロデュースするほか、大会の公式記念Tシャツも2柄(各3000円)企画して大会を盛り上げる。

昨年に続き、インフルエンサーランナーのブッキングも同社が行っている。参加予定のインフルエンサーはポッドキャスト番組「ランニングチャンネル」MCなどを務める上田怜(@reiueda_)、走り方トレーナーの徳重佑梨(@yuri.healthy_body)、“オフィス系トライアスリート”のひらめ(@__hirame)、ランイベント開催者のさやぴ(@sayaxx_x)、ランニングチームの #健ちゃん練 など。

アダストリアは第4回から同大会のスポンサーを務め、BtoB事業を行う部署ALC/アダストリア・ライフスタイル・クリエイションがTシャツ製作などを手掛けている。また、スポーツを通した創業地への地域貢献としては、Bリーグ所属のプロバスケットボールチーム「茨城ロボッツ」、J2所属のプロサッカーチーム「水戸ホーリーホック」のオフィシャルスポンサーも務めている。

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「無印良品」が視覚障がい者や高齢者を対象にした遠隔買い物支援の実証実験を開始

「無印良品」を運営する良品計画は、プライムアシスタンス、損害保険ジャパンと組み、横浜ジョイナス内の店舗で視覚に障がいのある人や高齢者に向けた遠隔サポートサービスの実証実験を行う。期間は6月1〜30日。プライムアシスタンスが提供する「アイコサポート」を活用し、店内案内や買い物支援を行う。

プライムアシスタンスはSOMPOホールディングス傘下企業。「アイコサポート」には視覚に障がいのある人が個人で加入するプランのほかに、法人や自治体が費用を負担して誰でも無料でサービスを利用できるフリーエリアプランも提供している。「無印良品 横浜ジョイナス」がフリーエリアプランに加入し、店舗を訪れた「アイコサポート」アプリ利用者に対して、プライムアシスタンスの専門オペレーターが遠隔から視覚情報を伝え、店内の案内や買い物支援を行う。

1カ月の実証実験を通し、良品計画は集客効果や利用者の満足度を検証。複数店舗への「アイコサポート」などを検討する。プライムアシスタンスは、遠隔サポートによる買い物体験向上に向けた改善ポイントを集め、損保ジャパンは実証実験のリスクの洗い出しや実用化へ向けた支援を行う。

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「ウズ」の“モテマスカラ”が約4年ぶりに全面アップデート 

コスメブランド「ウズ(UZU)」のアイコン的アイテム、“モテマスカラ”が約4年ぶりにアップデートする。カラーは全5色で価格は各1980円。塗りやすさの向上を目指し持ち手のデザインやブラシを改良したほか、美容成分も追加した。全国発売は8月28日で、7月25日から公式オンラインストアおよび一部バラエティーストアで先行販売を開始する。

2011年の発売以来、たびたび強化・改良を加えてきた同アイテムだが、今回はユーザーからの声で多かった「まつ毛のカール効果アップ」をかなえるべく持ち手となるマスカラキャップとブラシの形状、マスカラ液の処方アップデートを実施した。マスカラキャップは一般的な商品と比較し1.5~2倍の長さに設計。使用時にペンや鉛筆のように持つことで、重ね付けや部分付けなども簡便に行えるという。

カラーごとに処方が異なるマスカラ液に合わせて形状を変えているブラシも、まつ毛の根元からカールを効かせられるようカーブや形状を見直した。マスカラ液には美容成分を追加配合してまつ毛ケアの側面を強めている。また、今回のアップデートに合わせパッケージデザインも変更し、使用資材が最小になる三角柱型を採用しているほか、FSC認証取得済みの紙素材を使用する。

カラーラインアップも変更を行い、これまでは仕上がりのボリューム別に分かれていた「ブラック」を「究極のブラック」として1本に集約した。ほか、日常使いしやすくリピート購入率が高かったコッパー、バーガンディ、ブラウン、カーキの4色を、色調はそのままにアップデートを行っている。

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