「ジエダ(JIEDA)」が2023-24年秋冬コレクションを発表した。
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バイヤー向けにトピックスを拾います。
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「ジバンシイ(GIVENCHY)」は6月2日、若々しい肌の原点に着目して誕生した “スキン パーフェクト”シリーズから、メイク直しをするようにスキンケアができるポータブルクリーム“スキン PFCT コンパクト クリーム N”(12g、9680円)と、ユニークなアプリケーターがパッケージと一体化した目元ケア“スキン PFCT アイ”(15mL、7150円)を発売する。
“スキン PFCT コンパクト クリーム N”(12g、9680円)は、既存の“スキン PFCT コンパクト クリーム”から処方を強化。新たにビタミン・ブレンド・コンプレックスを配合したほか、UVカット効果を高めた。マーブル状に溶け合うピンクとホワイトのひんやり心地よいクリームは、可能な限り自然由来のワックスを使用し、肌に潤いと血色を感じさせる輝きを与える。ウォーター・イン・オイル処方が保湿効果に優れ、みずみずしくツヤのある肌を保つ。
目元用美容液“スキン PFCT アイ”(15mL、7150円)は、マッサージツールとしても使えるユニークなアプリケーター付き容器を採用。日々ダメージにさらされるアイゾーンのために開発したみずみずしいテクスチャーが肌になじむ。97%自然由来処方で、目元の肌をなめらかに整、いきいきとした印象に導く。
いずれの商品もオメガ6脂肪酸を豊富に含み、皮膚のバリア機能をサポートするサンショウモドキ種子エキスのほか、ビタミンとグルコースを豊かに含むグレープフルーツ果実エキス、安定型ビタミンCから成るビタミン ブレンド コンプレックスを配合。肌を乾燥から守り、ヘルシーなツヤのある肌をかなえる。
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体験型ストア「ベータ(b8ta)」は、新宿マルイ本館1階の店舗を5月31日で閉店する。「契約期間満了によるもので、東京都内で新たな出店先を探している」(広報担当者)という。
米国発の「ベータ」は2020年8月に、日本1号店として新宿マルイと有楽町電気ビルに同時出店。その後、国内は渋谷、埼玉・越谷のイオンレイクタウンに出店し、今4月には阪急うめだ本店8階の新ゾーン「グリーンエイジ」内に関西初の常設店をオープンしている。
コロナ禍による客数減を背景に、「ベータ」は22年2月に米国の全店を閉店したが、国内店舗は米国事業とは資本関係のないb8ta Japan(北川卓司社長)が運営している。
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ブランド古着買い取り・販売の「ラグタグ(RAGTAG)」を展開するワールド傘下のティンパンアレイは、低価格品を取り扱う新業態「ユーズボウル(USEBOWL)」の1号店をららぽーと横浜1階にオープンした。
店舗面積は35坪で、取り扱い商品はSPAブランドやセレクトショップのオリジナル品など。中心販売価格は2000〜3000円と、「ラグタグ」(中心価格9000〜1万円)と比較すると3分の1以下に抑えている。「コム デ ギャルソン(COMME DES GARCONS)」「メゾン マルジェラ(MAISON MARGIELA)」「マルニ(MARNI)」など一部デザイナーズブランドの商品もあるものの、1万〜2万円と手に取りやすい価格帯のものに限られる。また、売り場はブランド別に陳列する「ラグタグ」と異なり、「アメリカンカジュアル」「ストリート」などカテゴリー別に編集する。ファッションの知識がない客への敷居を下げる工夫だ。店舗の年間売上高は6000〜8000万円程度を見込む。
新業態開発の背景には、「フリマアプリの浸透などによる古着マーケットの拡大」(平野大輔ティンパンアレイ社長)がある。「消費者は低価格品かハイブランド品かに関わらず、中古品を手にとることへの抵抗がなくなっている。古着市場に追い風が吹いている」と平野社長。同社の売上高は2023年3月期は55億円と、コロナ前の水準に回復した。「ただ、市場の広がりに追従して『ラグタグ』のラインアップを広げれば、ブランド古着に特化してきた強みが薄れてしまう。それとは切り分けた業態として(『ユーズボウル』が)必要だと考えた」。
「ユーズボウル」は将来的に、現在23店舗を展開する「ラグタグ」と同程度の店舗展開を計画する。6月にはららぽーと新三郷に店を出す。「ユーズボウル」の積極出店によるメリットが、在庫の流動化だ。「ラグタグ」では年間70万〜80万点の古着を仕入れているが、そのうち約3分の1はブランドや状態などが理由で売り値が付かない。寄付やリメイクなどに回してきたこれらの古着を「ユーズボウル」で販売する。それにより、これまで低く抑えてきたブランド品以外の買取価格を底上げできれば、接点のなかった客を取り込むことにもつながる。
「ユーズボウル」とは差別化する形で、「ラグタグ」のラインアップはハイブランド品などの取り扱いにより先鋭化する。ラグジュアリーブランドやハイデザイナーズブランドに特化した業態「アールティー(RT)」は現在銀座の1店舗に留まるが、これも拠点を増やしていく考えだ。
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ビーストーン(黒石奈央子CEO)によるウィメンズブランド「アメリ(AMERI)」の2023-24年秋冬は、“No Normal”がテーマ。長く着続けたいと感じさせるベーシックなデザインでありながら、どこかにひねりを加えた「普通に見えて普通じゃない」アイテムがそろう。手入れのしやすさやサステナビリティを意識した素材選びもポイントだ。アウター販売に強みのあるブランドらしく、得意とするロングコートから旬のショートブルゾンまで、バリエーション豊富にアウターを企画している。
一見、ベーシックなテーラードジャケット(2万9700円)は襟付きベストとノーカラージャケット分解してそれぞれで着こなすことができ、カーディガンは上下逆さまにしてボレロ(2万2000円)としても着用可能。ダブルフロントのロングコート(4万6200円)は、抗ピリング加工を施し、ブラシで軽く整えることで毛羽立ち少なく着られるようにした。
ここ数シーズン、衣料品や生地の廃棄や環境破壊といった問題に対して、ブランドとしてできることを探っている。廃業したレースメーカーに残っていたレーステープをはぎ合わせたドレス(3万800円)を今シーズンも数量限定で企画しているほか、「アメリ」でこれまで作ってきたコート生地の端材を集め、“スーパー140”と呼ばれる高品質のウールとミックスして再度糸にし、織り上げた生地のシングルフロントのロングコート(4万6200円)もある。
アウターでは、毎年人気のフェイクファーとフェイクスエードのリバーシブル素材で、今年はフードを取り外し可能なバラクラバ風デザインにアップデートしたロングコート(3万8500円)を企画。カポックの木の実由来の中綿を使ったロングコート(3万8500円)は、カーブを描くキルティングで個性を出した。花柄プリントを載せたボアのリバーシブルショートコート(3万5200円)や、トウモロコシ由来の中綿を使ったフェイクレザーのショートブルゾン(3万8500円)などもそろえる。
「来年、ブランド立ち上げ10周年を迎える。クオリティーを高めて、お客さまが年齢を重ねて30〜40代になっても、ずっと着続けたいと感じるブランドでありたい」と黒石CEO。直近では、4月に発売した「プーマ(PUMA)」との協業スニーカーが好評で即完売、「『アメリ』を知らなかった層にも知っていただくきっかけになった」と手応えを語る。
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セレクトショップ「フリークス ストア(FREAK’S STORE)」などを運営するデイトナ・インターナショナルは、OMO推進の一環としてオリジナルで開発し、運用しているインタラクティブミラー“プラスミラー(+PLUS MIRROR)”の他社への提供を開始した。第一弾として、3月からららぽーとTOKYO-BAY北館1階の「ららぽーとクローゼット」に導入している。
“プラスミラー”は「本当の似合うが見つかる」をコンセプトに、AIカメラによる商品レコメンドやフェイス・パーソナルカラー診断など、多彩な機能を搭載しているインタラクティブミラー。高さ2メートル×1.1メートルで、75インチ4Kモニターを内蔵している。2022年3月に「フリークス ストア」の名古屋パルコ店に導入し、現在計4店に導入。実証実験を重ね、ノウハウをコンテンツ化して外部提供に踏み切った。
導入先の要望に合わせ、機能やハードウエアのカスタマイズや、新機能を搭載することも可能という。また、ミラーに比べて低コストで導入できるタブレットツール、“プラスパッド”も企画している。
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「アメリ(AMERI)」が2023-24年秋冬コレクションを発表した。
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「コルニエ(CORNIER)」が2023年春夏コレクションを発表した。
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ドイツ発のファッションブランド「MCM」は5月31日、ブランド初となるメンズフレグランス“MCM オニキス オーデパルファム”(30mL、9020円/50mL、 1万1220円/75mL、1万3970円)を発売する。5月24〜30日には阪急うめだ本店2階のポップアップストアで先行販売を行う。ブランドのアイコニックなバックパック、“スターク”に着想を得たフレグランスで、ガンメタルのアクセントを効かせた黒とダークグレーのヴィセトス柄をあしらったボトルデザインが特徴だ。
同作を手掛けたスイスのフレグランスメーカー、フィルメニッヒ社のクレモン・ギャバリー(Clement Gavarry)シニアパフューマーは「“MCM オニキス”の調香にあたっては、爽やかかつモダンな方法で自由の本質を捉えたいと考えた。スパイスやジンジャーの弾けるような香りに、爽やかなラベンダーと温かみのあるウッドを組み合わせて、とめどなくあふれる感情をしっかりと封じ込めた」とコメント。
香りはジンジャー、ピンクペッパー、グレープフルーツなどのトップノートから始まり、ミドルノートはラベンダーやバジル, バイオレットリーフを、ラストはベチバーやトンカビーンなどで明るいウッディノートに仕上げた。
ヴィーガンフレグランスでもあり、79%以上に生分解可能な成分を使用しているほか、トレーザビリティーも意識。配合している原材料の89%以上を世界中の産地から社会的責任を持って調達しているという。
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日本テレビホールディングス(HD)はこのほど、フラッシュセールサイト「ギルト(GILT)」「グラッド(GLADD)」を運営するラヴェルヴィー(la belle vie)を完全子会社化した。日テレは創業者やファンドが持つ全株式を買い取り100%子会社化するとともに、創業者で代表取締役のアラン・スラス氏に代わり、社長に於保浩之・日本テレビ放送網取締役常務執行役員が就任する。買収金額は非公表。日本テレビHDは2012年以降、積極的なM&Aを行っており、フィットネス大手の「ティップネス」やイベント施工大手のムラヤマ、19年にはストリートスナップ「ドロップトーキョー」を運営するウィークデーなどを傘下に収めている。日本テレビHDは550万人の会員を持ち、テレビ通販との親和性も高いラベルヴィーを取得し、ファッション物販を本格的に強化する。ラベルヴィーの共同CEOとして創業期から「GLADD」「GILT」の運営に携わってきたしてきた香取純一氏と渡邊サブリナ氏は取締役副社長執行役員として引き続き陣頭指揮をとる。
ラヴェルヴィーの22年12月期の業績は、売上高が157億円、営業利益2億8200万円、純利益が4億1200万円。傘下の「ギルト」は有力ブランドの在庫をECで販売するフラッシュセールの先駆けとも言える存在で、同業の「グラッド(旧グラムール セールス)」と18年に統合。両サイトをあわせた会員数は500万人で、ラグジュアリーブランドやアパレルに加え、インテリア、食品、日用雑貨など幅広いカテゴリーを扱い、短期間で集客と販売を行う高いノウハウを持つ。
日本テレビHDは、ラベルヴィーの持つ商品調達や在庫連携システム、デジタルマーケティング、物流機能を、自社のテレビ通販分野と融合し、物販分野の強化を目指す。
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日本テレビホールディングス(HD)はこのほど、フラッシュセールサイト「ギルト(GILT)」「グラッド(GLADD)」を運営するラヴェルヴィー(la belle vie)を完全子会社化した。日テレは創業者やファンドが持つ全株式を買い取り100%子会社化するとともに、創業者で代表取締役のアラン・スラス氏に代わり、社長に於保浩之・日本テレビ放送網取締役常務執行役員が就任する。買収金額は非公表。日本テレビHDは2012年以降、積極的なM&Aを行っており、フィットネス大手の「ティップネス」やイベント施工大手のムラヤマ、19年にはストリートスナップ「ドロップトーキョー」を運営するウィークデーなどを傘下に収めている。日本テレビHDは550万人の会員を持ち、テレビ通販との親和性も高いラベルヴィーを取得し、ファッション物販を本格的に強化する。ラベルヴィーの共同CEOとして創業期から「GLADD」「GILT」の運営に携わってきたしてきた香取純一氏と渡邊サブリナ氏は取締役副社長執行役員として引き続き陣頭指揮をとる。
ラヴェルヴィーの22年12月期の業績は、売上高が157億円、営業利益2億8200万円、純利益が4億1200万円。傘下の「ギルト」は有力ブランドの在庫をECで販売するフラッシュセールの先駆けとも言える存在で、同業の「グラッド(旧グラムール セールス)」と18年に統合。両サイトをあわせた会員数は500万人で、ラグジュアリーブランドやアパレルに加え、インテリア、食品、日用雑貨など幅広いカテゴリーを扱い、短期間で集客と販売を行う高いノウハウを持つ。
日本テレビHDは、ラベルヴィーの持つ商品調達や在庫連携システム、デジタルマーケティング、物流機能を、自社のテレビ通販分野と融合し、物販分野の強化を目指す。
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山下組は5月25日、京都の北野天満宮から徒歩5分、上七軒エリアにある閑静な住宅街にプライベートサウナ「サヨカ(sayoka)」をオープンする。コンセプトは「サウナで最高の余暇を」。一棟貸し切りのプライベート空間でぜいたくな時間を過ごしてもらい、人と人をつなげるハブとしての場になることを目指す。
会話を存分に楽しんでもらえるように、寝転がれるオリジナルサウナ“寝サウナ”を施工。ロウリュは“ほうじ茶ロウリュ”で、施設周辺の茶舗にて焙煎したほうじ茶を楽しめる。外気浴スペースには、京銘竹の老舗である横山竹材店へ施工を依頼した“やたら編み”を採用。1本1本を職人が丁寧に施工して作り上げ、水風呂後にぜいたくな整い体験を提供する。ゲストと京都をつなぐハブとなるために、京都の企業で製作したインテリアや備品を数多く取り入れた。サウナだけでなく、京都の伝統工芸品に触れ美意識を高めることができる。
「サヨカ」は、京都市の個別指定京町家を再生したサウナ施設。京都の街並みや生活文化の象徴である京町家は、次代へ残すべき建築物だが、近年は保全・維持ができないという理由で空き家になるケースが散見されている。山下組は、京都で代々商売をしている会社の使命として、「空き家となっている京町家を次代へ繋ぐために再生できないか」と一念発起し、今回の「サヨカ」プロジェクトを立ち上げた。
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政治の場において「何を着るか」は大切な外交ツール。5月19日から21日まで開催されたG7広島サミットは各国要人のファッションも見どころの一つだった。英国のリシ・スナク首相は、岸田文雄首相との会食の席で広島東洋カープのロゴ刺繍入りの真っ赤なソックスを見せる気づかいで場を盛り上げ、岸田首相の裕子夫人は福山市の備後デニムで仕立てたスーツを披露し日本の産地の力をアピールした。
華やかさ、という意味で最も目立っていたのは、英国スナク首相の妻アクシャタ・ルムティ(Akshata Narayan Murty)氏だろう。インドの大富豪の娘で自身の総資産も数千億円と噂される彼女は、2022年に夫であるスナク氏が現職に就任しファーストレディとなった。ファッションブランドの経営経験もあるなどファッションとそのマーケティングに精通しており、着こなし方がハイセンスなことで知られる。G7でも日本到着、広島到着など、シーンごとに着替え、ファッションを存分に楽しんでいることがうかがえた。
ルムティ氏がラグジュアリーブランドの上顧客であることは間違いないが、最近はカジュアルな英国ブランドを選択して夫の仕事を戦略的にサポートしている。日本到着時は青空を背景に英国の「チンティ・アンド・パーカー(CHINTI&PARKER)」の鮮やかなピンクのカシミアセーターと、英国「エムイーアンドイーエム (ME+EM)」のグリーンのパンツで姿を見せ、アジア系初・英国史上最年少で現職に就任したスナク首相の若々しいリーダーシップを印象づけた。
もうひとり、「ファッションと外交」という点で注目したいのがイタリアのジョルジャ・メローニ(Giorgia Meloni)首相だ。日本ほどではないがイタリアはまだまだ男性社会。「ジェンダー・ギャップ指数2022」は63位と、EUの中では下位に位置づけられている。そのイタリアでガラスの天井を破り、同国初の女性首相というポジションを獲得したメローニ首相は、ファッションの扱いも実に巧みだ。2022年の総選挙中は、ピンクやグリーンなどキャンディーカラーのジャケットで男性候補者の間で目立ちまくり、当選後の公務ではシックなネイビージャケットを選択し、ダークスーツが多い場に馴染んでいる。
公式には発表されていないが、ネイビーの服の多くが「ジョルジオ アルマーニ(GIORGIO ARMANI)」と推察される。堂々とした自分を演出し、内心適度にリラックスする必要がある勝負の場で「ジョルジオ アルマーニ」がベストな選択であることは間違いない。それだけではなく、男性議員の多くが着用しているであろうイタリアの王道ブランドを選ぶことで場での「一体感」を演出できる。リーダーとして賢い選択だ。
G7でのメローニ首相は、このネイビーを多用しつつ、要所ではパステルピンクやホワイトの服を選んでいた。同じピンクでも選挙戦時とは異なり、淡く優しいパステルトーンである点がポイントだ。他国の大統領・首相が紺やグレーのスーツである中、悪目立ちすることなく同時にしっかり存在感を主張することに成功している。
彼女個人の好みをのぞかせるのは、ストレートヘアの間で揺れるジュエリーと記念撮影時に着用していたハイ&ピンヒールのシューズだ。細く鋭いピンヒールは、同首相のこだわりなようで、昨年執り行われたイタリア新政府の宣誓式では、低く見積もって7.5センチのピンヒールで堂々と登場した。ただし、G7の平和記念公園ではメンズライクなフラットシューズを選択。靴の国、イタリアを代表する者としてTPOをわきまえたきめ細やかな配慮を見せていた。
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牛乳石鹸共進社の関連会社であるバイソンは6月12日、牛乳石鹸が初めて手掛けるサステナブルヘアケアブランド「マドカ(MADOCA)」を立ち上げ、固形シャンプーの“シャンプーバー”(全2種、各1980円)と固形コンディショナーの“コンディショナーバー”(全1種、1980円)を発売する。6月1日には全国のバラエティーショップ、ドラッグストア、オンライン販売などで先行販売を開始する。
「カウブランド」などを手掛ける国内最大の化粧石鹸メーカーである牛乳石鹸共進社が3年の歳月をかけて開発した同ブランドは、「円(まどか)」の文字から着想を得て、「『地球(球体・丸)』に対して『あらゆる角度(360度)』で環境対応し、『穏やかさ、安らぎ』を与えられるブランド」をコンセプトとした。使いやすい丸型の形状を採用し、プラスチックボトル不使用で、製造には従来の液体シャンプーよりも水分量を約80%カットした大幅な節水を実現。商品パッケージには食べられなくなったお米を使用した紙素材「米紙(こめかみ)」を使用することでフードロスにも貢献できるなど、髪にも地球にも優しい高品質のヘアケアを提供する。
米由来のライスオイルと米セラミドを配合し、シャンプー成分を凝縮した弱酸性の“シャンプーバー”は、もっちりとした泡立ちの良さときしみにくさを両立。みずみずしいフルーティフローラル、爽やかなシトラスボタニカルの2つの香りをラインアップし、潤いのある艶髪に整える。また優しいサボンの香りの“コンディショナーバー”は、コンディショニング成分を10倍配合することにより、乾燥後も絡まない滑らかな指通りのさらさら髪に仕上げる。
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スイスの時計ブランド「ヴァシュロン・コンスタンタン(VACHERON CONSTANTIN)」は4月、東京・銀座7丁目にあるブティックを「SALON 1755 GINZA」としてリニューアルオープンした。
同店は顧客やファンのためだけの空間ではなく、来店する全ての人に最高のエクスペリエンスを提供する完全予約制のサロンスペースだ。2階ではこれまで銀座4丁目にある本店で定期的に行っていたヘリテージコレクションの展示なども今後はサロンの2階で開催される。「ヴァシュロン・コンスタンタン」では最高級の品質やデザイン、ノウハウを提供するために限られた本数の時計を生産。店頭ではこの“ONE OF NOT MANY(少数精鋭の一員)”の精神を体験できる。
「ヴァシュロン・コンスタンタン」は1755年にスイスで創業した時計ブランド。267年間途切れることなく高級時計の純粋な伝統を守り、絶えず改革を続けてきた世界最古のマニュファクチュール(時計の心臓部であるムーブメントから自社一貫製造する時計メーカー)だ。4丁目にある本店ではメンズからレディースまで幅広くそろえるほか、時計職人が駐在。ストラップ部分のカスタマイズをiPadでシミュレーションできるサービスも体験可能だ。
「SALON 1755 GINZA」
住所:東京都中央区銀座7-8-8
時間:12〜20時
定休日:無休
※完全予約制
予約はウェブサイトからお申込みください。サロンからの返信をもって、正式な予約完了となります。予約状況により希望に添えないこともございます。予めご了承ください。
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「ユニクロ(UNIQLO)」はグローバルブランドアンバサダーの錦織圭選手が6月以降の大会で着用するゲームウエアのレプリカを一部店舗、オンラインストアで発売した。価格はポロシャツ、ショートパンツともに2990円。
「ユニクロ」のデザインチームが作り上げた最新ウエアは、高いパフォーマンスをサポートする機能性と、洗練されたデザインを融合した。 爽やかな白を基調にしたウエアは、異なるメッシュパターンをパッチワークのように配したボディーデザインと、袖口とパンツポケットに施した赤いラインがアクセント。ポロシャツに採用した超速乾素材“ドライEX”とショートパンツのメッシュ仕様により、激しいプレー中も高い通気性を保ち、錦織選手のプレーをサポートする。
錦織選手は今回のポロシャツを「さまざまなメッシュのデザインが散りばめられており、とてもおしゃれで気に入っています。ポロシャツとショートパンツはともに速乾性が高いため、ストレスを感じることなく、テニスに集中することができます」と語った。そして「今後出場していくどの大会においても、応援してくださる皆さまに最高のパフォーマンスをお見せできるよう、1試合1試合、全力で挑んでいきます」とファンに向けてメッセージを送った。
“ドライEX”とは、ゲームウエアのレプリカに採用されている再生ポリエステル素材のこと。ユニクロのサステナビリティへの取り組みのひとつが、東レとの協業による再生ポリエステテル素材“ドライEX”の開発だ。従来困難だった回収ペットボトルから混入異物を除去するフィルタリング技術が、吸汗速乾性の高さと着心地の良さを実現した。
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「ユニクロ(UNIQLO)」はグローバルブランドアンバサダーの錦織圭選手が6月以降の大会で着用するゲームウエアのレプリカを一部店舗、オンラインストアで発売した。価格はポロシャツ、ショートパンツともに2990円。
「ユニクロ」のデザインチームが作り上げた最新ウエアは、高いパフォーマンスをサポートする機能性と、洗練されたデザインを融合した。 爽やかな白を基調にしたウエアは、異なるメッシュパターンをパッチワークのように配したボディーデザインと、袖口とパンツポケットに施した赤いラインがアクセント。ポロシャツに採用した超速乾素材“ドライEX”とショートパンツのメッシュ仕様により、激しいプレー中も高い通気性を保ち、錦織選手のプレーをサポートする。
錦織選手は今回のポロシャツを「さまざまなメッシュのデザインが散りばめられており、とてもおしゃれで気に入っています。ポロシャツとショートパンツはともに速乾性が高いため、ストレスを感じることなく、テニスに集中することができます」と語った。そして「今後出場していくどの大会においても、応援してくださる皆さまに最高のパフォーマンスをお見せできるよう、1試合1試合、全力で挑んでいきます」とファンに向けてメッセージを送った。
“ドライEX”とは、ゲームウエアのレプリカに採用されている再生ポリエステル素材のこと。ユニクロのサステナビリティへの取り組みのひとつが、東レとの協業による再生ポリエステテル素材“ドライEX”の開発だ。従来困難だった回収ペットボトルから混入異物を除去するフィルタリング技術が、吸汗速乾性の高さと着心地の良さを実現した。
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「ユニクロ(UNIQLO)」はグローバルブランドアンバサダーの錦織圭選手が6月以降の大会で着用するゲームウエアのレプリカを一部店舗、オンラインストアで発売した。価格はポロシャツ、ショートパンツともに2990円。
「ユニクロ」のデザインチームが作り上げた最新ウエアは、高いパフォーマンスをサポートする機能性と、洗練されたデザインを融合した。 爽やかな白を基調にしたウエアは、異なるメッシュパターンをパッチワークのように配したボディーデザインと、袖口とパンツポケットに施した赤いラインがアクセント。ポロシャツに採用した超速乾素材“ドライEX”とショートパンツのメッシュ仕様により、激しいプレー中も高い通気性を保ち、錦織選手のプレーをサポートする。
錦織選手は今回のポロシャツを「さまざまなメッシュのデザインが散りばめられており、とてもおしゃれで気に入っています。ポロシャツとショートパンツはともに速乾性が高いため、ストレスを感じることなく、テニスに集中することができます」と語った。そして「今後出場していくどの大会においても、応援してくださる皆さまに最高のパフォーマンスをお見せできるよう、1試合1試合、全力で挑んでいきます」とファンに向けてメッセージを送った。
“ドライEX”とは、ゲームウエアのレプリカに採用されている再生ポリエステル素材のこと。ユニクロのサステナビリティへの取り組みのひとつが、東レとの協業による再生ポリエステテル素材“ドライEX”の開発だ。従来困難だった回収ペットボトルから混入異物を除去するフィルタリング技術が、吸汗速乾性の高さと着心地の良さを実現した。
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アディダス(ADIDAS)は5月19日、カニエ・ウェスト(Kanye West)ことイェ(Ye)と手掛けていた「イージー(YEEZY)」の商品を5月31日(現地時間)に発売することを発表した。同ブランドの公式ウェブサイトのほか、公式アプリ「CONFIRMED」で取り扱う。なお、日本では6月1日から「CONFIRMED」アプリで販売する。
「アディダス」とイェは2015年2月に初めて協業して以来、継続してスニーカーやアパレルを発売して大きな成功を収めてきたが、イェの反ユダヤ主義的な発言を含むヘイトスピーチや相次ぐ問題行動から約7年半にわたる関係を22年10月に解消。これに伴い「イージー」事業も終了しているため、およそ12億ユーロ(約1764億円)相当の在庫に関する対応が注目を集めていた。
今回発売するのは既存モデルのほか、22年にデザインされ、23年に発売予定だった商品。同社によれば、それ以外の在庫も販売することを検討しているが、時期などの詳細は決定していないとのこと。また、これらの商品による収益の大部分を反ユダヤ主義と闘う世界的な組織である名誉毀損防止同盟(Anti-Defamation League)や、黒人男性ジョージ・フロイド(George Floyd)氏の白人警官による暴行死事件を受けて設立されたフィロニーズ&キータ・フロイド・インスティチュート・フォー・ソーシャル・チェンジ(Philonise and Keeta Floyd Institute for Social Change)など、人種差別やヘイト問題と闘う団体に寄付するという。
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アディダス(ADIDAS)は5月19日、カニエ・ウェスト(Kanye West)ことイェ(Ye)と手掛けていた「イージー(YEEZY)」の商品を5月31日(現地時間)に発売することを発表した。同ブランドの公式ウェブサイトのほか、公式アプリ「CONFIRMED」で取り扱う。なお、日本では6月1日から「CONFIRMED」アプリで販売する。
「アディダス」とイェは2015年2月に初めて協業して以来、継続してスニーカーやアパレルを発売して大きな成功を収めてきたが、イェの反ユダヤ主義的な発言を含むヘイトスピーチや相次ぐ問題行動から約7年半にわたる関係を22年10月に解消。これに伴い「イージー」事業も終了しているため、およそ12億ユーロ(約1764億円)相当の在庫に関する対応が注目を集めていた。
今回発売するのは既存モデルのほか、22年にデザインされ、23年に発売予定だった商品。同社によれば、それ以外の在庫も販売することを検討しているが、時期などの詳細は決定していないとのこと。また、これらの商品による収益の大部分を反ユダヤ主義と闘う世界的な組織である名誉毀損防止同盟(Anti-Defamation League)や、黒人男性ジョージ・フロイド(George Floyd)氏の白人警官による暴行死事件を受けて設立されたフィロニーズ&キータ・フロイド・インスティチュート・フォー・ソーシャル・チェンジ(Philonise and Keeta Floyd Institute for Social Change)など、人種差別やヘイト問題と闘う団体に寄付するという。
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アディダス(ADIDAS)は5月19日、カニエ・ウェスト(Kanye West)ことイェ(Ye)と手掛けていた「イージー(YEEZY)」の商品を5月31日(現地時間)に発売することを発表した。同ブランドの公式ウェブサイトのほか、公式アプリ「CONFIRMED」で取り扱う。なお、日本では6月1日から「CONFIRMED」アプリで販売する。
「アディダス」とイェは2015年2月に初めて協業して以来、継続してスニーカーやアパレルを発売して大きな成功を収めてきたが、イェの反ユダヤ主義的な発言を含むヘイトスピーチや相次ぐ問題行動から約7年半にわたる関係を22年10月に解消。これに伴い「イージー」事業も終了しているため、およそ12億ユーロ(約1764億円)相当の在庫に関する対応が注目を集めていた。
今回発売するのは既存モデルのほか、22年にデザインされ、23年に発売予定だった商品。同社によれば、それ以外の在庫も販売することを検討しているが、時期などの詳細は決定していないとのこと。また、これらの商品による収益の大部分を反ユダヤ主義と闘う世界的な組織である名誉毀損防止同盟(Anti-Defamation League)や、黒人男性ジョージ・フロイド(George Floyd)氏の白人警官による暴行死事件を受けて設立されたフィロニーズ&キータ・フロイド・インスティチュート・フォー・ソーシャル・チェンジ(Philonise and Keeta Floyd Institute for Social Change)など、人種差別やヘイト問題と闘う団体に寄付するという。
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アーバンリサーチによる「センス オブ プレイス バイ アーバンリサーチ(SENSE OF PLACE by URBAN RESEARCH)」はレジャーシーンに向けたラッシュガードやロンパースなど“海やプールだけじゃもったいない!”とする新しいスイムウエアを発売する。同ブランド取扱店舗のほか、一部オンラインストアでは先行発売中だ。
価格はカラースキームスイムウエア8800円、ヘルシー2ウエイセパレートビキニ8800円、メローラインロングスリーブラッシュガード8250円、ソリッドロンパース8250円など。
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ジュンは、高島屋とのコラボ業態として「ロペ」と「サロン アダム エ ロペ(以下サロン)」を組み合わせたライフスタイルショップ「モア サロン エ ロペ(以下モア)」を、5月12日、高島屋大阪店3階にオープンした。百貨店にはこれまで「ロぺ」の単独店を出店してきたが、「サロン」が百貨店に出店するのは初めて。ライフスタイル提案型の大型店で、百貨店の富裕層の取り込みを狙う。
約200平方メートルの店舗は“モア ラブ,モア ウーマン”をコンセプトに、ロペのルーツであるフランスのリゾート地、サントロペにある開放感のある住まいをイメージした。オープン時は「ロペ」と「サロン」をブランドごとに分けて展開。アパレルに加え、服飾雑貨と生活雑貨、フェムテックアイテムなどをそろえる。商品構成はアパレルが約8割に対して雑貨は約2割。特に生活雑貨では、暮らしを豊かにする器の品ぞろえを充実させた。今秋には、顧客動向も反映した「モア」オリジナルの商品を開発する予定だ。アパレルのポップアップのほか、器などの作家を招いてのワークショップや販売会などのイベントを1カ月から1カ月半に1回のペースで開催する。
同店は高島屋大阪店の春の改装に合わせて開業した。百貨店業界は、コロナ禍で売り上げ、客数ともに大きく落ち込んだが、とりわけ30歳以下の次世代顧客の減少が顕著になっている。そこで高島屋では「既存の深化」と「新しい発想のマーケット創造」をキーワードに、ファッションフロアの再生をめざして10年後を見据えた売り場づくりに着手。カルチャーも含めたライフスタイル提案を得意とするジュンとの協業により、婦人服フロア活性化の起爆剤として立ち上げた。メンズフロアとカフェに隣接させることで、カップル客の来店を促し、フロア内の回遊性を高める狙いがあるという。
同プロジェクトを立ち上げた髙島屋MD本部の嶋廻由希子部長はこう語る。「われわれが考える既存の深化とマーケット創造というコンセプトでファッションを再生するには、時間軸を使って空間作りをしてくれる企業との取り組みが不可欠。婦人服フロアにその考えを導入して新規客を増やしていきたい」。
ターゲットは、従来からのファッション感度の高い顧客に加え、ファッションを最優先するよりも生活そのものの質を上げてライフスタイルを豊かにしたいというマインドの持ち主に設定した。上質なものを好む百貨店の顧客の期待に応えるクオリティーとライフスタイル提案で、幅広い世代の共感を得られる売り場を展開する。
百貨店の大型ショップを初めて任されたジュン側も、コロナ後のリアル店舗のあり方を社内で議論していたこともあり、リアル店舗での購買体験価値を高めていくには、ゆったりした空間で顧客が快適に過ごせるライフスタイル提案型の店づくりが必要と考えていた。
「コロナ禍を経て、内面や生活に向きあうお客さまが非常に増えてきている。売り場の効率を求めてコンテンツを詰め込むよりも、滞在時間が長くなる店づくりが必要と感じていた。ロペのエレガンスと何を組み合わせるか考えたとき、ライフスタイル提案型のサロンが一番しっくりくるということになった」と、ジュンの原誠常務は振り返る。
同社はセレクトショップの「ビオトープ」をはじめ、いくつかのブランド・業態で空間演出の実績はあったが、それを百貨店内でどこまで表現できるかどうかが課題だった。そこで、今回の取り組みでは百貨店の常識を覆す売り場づくりにもトライしている。
例えば、通常、百貨店のインショップでは空間を開放すべき箇所、閉鎖する箇所が定められており、他にも規制が多い。しかし「サロン」のコンセプトには、プライベートな空間というキーワードが元々あり、それを提案できなければ、取り組み自体が難しくなる。空間の動線に関する規制が一番の課題だったが、根気強く何度もやりとりすることで規制を乗り越えることができた。
「百貨店業界は、以前からライフスタイル提案売り場の開発に取り組んできたと思うが、なかなか実現できなかったのは空間の規制に縛られていたからでは。ライフスタイル提案ショップといいながら平場のように見えるのは避けたいと思い、そこを突破することに力を入れた」(原常務)。
「モア サロン エ ロペ」は高島屋大阪店に続いて、6月上旬には高島屋横浜店、10月には高島屋京都店にも導入する予定。大阪店では「ロペ」を中心に展開しているが、横浜店ではサロンを主体的に打ち出し、エリアの特性に沿ったMDを組んでいく。百貨店業界で売り場改革が進む中、「他の有力百貨店とも機会があれば、ライフスタイル提案型ショップを作っていきたい」(原常務)考えだ。
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「リーバイス(LEVI’S)」は5月19日(現地時間)、アイコンジーンズの“501”の150周年を祝うイベント「ザ・リーバイス・501・エクスペリエンス」を開催する。18日には、プレスにイベントの中身を公開した。
27日までのイベントは、貴重なアーカイブ展示のほか、ポップアップ、デニムのカスタマイズファクトリー、ワークショップ、カフェなどで構成。アーカイブは1800年代の歴史的な遺産のほか、ローリングストーンズやローリン・ヒル(Lauryn Hill)、パティ・スミス(Patti Smith)、ゲイであることを公表したサンフランシスコ市長のハーヴェイ・ミルク(Harvey Milk)、スティーブ・ジョブス(Steve Jobs)が実際に着用したデニムを公開。日本にまつわるデニムでは、日本人愛好家から買い取った貴重なジーンズのほか、ビームスとタッグを組んで制作したデニムも並んでいる。
カスタマイズでは、150周年限定品を含む現行のコレクションに簡単な刺しゅうやワッペン、ステンシルを施すことができるショップから、1時間に1人だけ501の色からレーザーで施すウオッシュや柄、ダメージ、ペイント、箔プリントまでをフルオーダーできる特別なファクトリーをオープン。後者は要予約制で、フルオーダーの501と藍染のTシャツを300ドル(約4万円)で手に入れることができる。ここで期間中に制作するデニムは150本で、それぞれにナンバリングを施すという。
イベントは“501”が誕生したサンフランシスコにオマージュを捧げるもので、全世界は循環しない。ただ「リーバイス」は、一部展示やカスタマイゼーションについては、日本を含む世界の20都市で何らかのイベントを計画している。また世界最大級のヒップホップ・フェスティバルの「ローリング ラウド(Rolling Loud)」と協業するイベントについては、“501”のリベットの特許申請が受理された1873年の5月20日にちなんで今月20日、サンフランシスコのほか、ロンドンとパリ、そして東京でコンサートイベントを開催予定だ。
「リーバイス」は今年いっぱい、さまざまなイベントやプロモーションで“501”を盛り上げる。同ブランドは今年、全世界の“501”の売り上げをコロナのパンデミック前の170%に相当する8億ドル(1060億円)と見込んでいる。
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知的障がいを持つ作家の作品を自社製品やライセンスなどに活用するヘラルボニーは、過去最大級の展覧会「アート イン ユー(ART IN YOU)」を東京・丸の内の三井住友銀行東館1階のアートスペース「アースガーデン」で5月20日〜6月17日に開催する。入場無料で、アパレルや雑貨を扱う物販エリアも設ける。
同展覧会は、金沢21世紀美術館のキュレーターで、ヘラルボニーにアドバイザーとして携わる黒澤浩美が企画した。全国で活動する作家から、同氏が選出した16人、33作品を並べる。出展者は、コピー機を使って好きな物や自分の顔を写し取り、独自のグラフィックを生み出す井口直人や、レコードジャケットをモチーフに明暗の際立つ油絵に落とし込む森啓介、緻密に複製した電車の中に人間を潜ませる作風が特徴の早川拓馬ら。物販エリアでは、井口のグラフィックをプリントしたTシャツや、ブランドロゴをあしらったバンダナなどをそろえる。
19日に行ったメディア発表会には、松田崇弥ヘラルボニー社長、松田文登ヘラルボニー副社長、キュレーターの黒澤が登壇した。松田社長は「さまざまな業界の人が行き交う丸の内で、作品を発信できることを感慨深く思う」と語り、松田副社長は「われわれは市場の拡張ではなく、思想の拡張を目指している。障害の有無を超えて、フラットに作品を評価する社会になるきっかけになればうれしい」と続けた。黒澤は「作家は、自分のメッセージを問うために、彫刻や絵画などさまざまな形に落とし込んでいる。その作品を鑑賞し、対峙することで、みなさまの中にも何かが生まれる。そこで生まれた感情を周囲の人に共有し、波及するような展覧会になれば」と語った。
■ART IN YOU
日程:5月20日〜6月17日
時間:平日10:00〜18:00、土日祝日13:00〜18:00
場所:三井住友銀行東館1階アースガーデン
住所:東京都千代田区丸の内1-3-2
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「ディプティック(DIPTYQUE)」は5月17日、ホームフレグランス ディフューザーの新しい香りを発売した。オーバル型ケースのファセットガラスのディフューザーは広いスペースに長時間かつ均一に香を拡散させるためにデザインされている。新作は、ウッディ、グリーンにフルーティーなノートの“フィギエ”とシトラスとスパイシーなノートが香る“フルール ドランジェ”、ハニーノートの“ミモザ”の3種類。フローラルやフルーティーの爽やかな香りは初夏の到来を告げるかのようだ。価格は各2万6620円、リフィルは各1万2100円。
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雑誌「オトナミューズ」(宝島社)が主催する、梨花の誕生日記念イベント「SPECIAL EVENT オトナって楽しい!Supported by 大塚製薬」が5月13日に開催された。イベントは二部制で、第一部は「楽しく年齢を重ねる、ということ。」をテーマに産婦人科医の高尾美穂と対談し、第二部にはメイクアップアーティストの小田切ヒロとトークショーを行った。会場には約100人の読者が来場し、梨花の50歳の誕生日を祝った。
トークショーでは「40代は家族と仕事の両立に悩み、すごく悩んだし苦しかった。自分に対して『こうあるべき』という強いこだわりや理想に縛られていて、そういう自分が嫌だった。でも、やっと解放された。ここからは楽しみたい」と語った梨花。イベント後のインタビューでは、「子育てが一段落して自分に目を向ける余裕ができたことが大きい。大変な時期があったからこそ今はポジティブな自分を存分に感じられているし、そういう過去や欠点すらも愛おしい」と自身の変化を振り返る。「オトナミューズ」6月号のロングインタビューで、「『梨花』になるまでが第一章、『梨花』になってからが第二章。今は第三章の、一番初めの段階」と語っていた梨花だが、「49歳まで色々悔やんだりもした。『私なんて』という気持ちのまま第三章にいくのは悲しすぎる。メイクもファッションも楽しんで新章を迎えたい。今から新たに歩み始めるような気持ち」と述べ、「第三章のテーマは“ぴかぴかの一年生”かな」と笑顔を見せた。今後は「オトナミューズ」での連載や、YouTubeの配信など新たな挑戦も予定しているという。
モデルとして第一線を走り続けてきた梨花。50歳という年齢に不安もあったというが、過去とこれからを語るその姿は屈託なく晴れやかだ。新たな自分を、人生を楽しむその姿は、これからも多くの女性たちを惹きつけてやまないだろう。
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雑誌「オトナミューズ」(宝島社)が主催する、梨花の誕生日記念イベント「SPECIAL EVENT オトナって楽しい!Supported by 大塚製薬」が5月13日に開催された。イベントは二部制で、第一部は「楽しく年齢を重ねる、ということ。」をテーマに産婦人科医の高尾美穂と対談し、第二部にはメイクアップアーティストの小田切ヒロとトークショーを行った。会場には約100人の読者が来場し、梨花の50歳の誕生日を祝った。
トークショーでは「40代は家族と仕事の両立に悩み、すごく悩んだし苦しかった。自分に対して『こうあるべき』という強いこだわりや理想に縛られていて、そういう自分が嫌だった。でも、やっと解放された。ここからは楽しみたい」と語った梨花。イベント後のインタビューでは、「子育てが一段落して自分に目を向ける余裕ができたことが大きい。大変な時期があったからこそ今はポジティブな自分を存分に感じられているし、そういう過去や欠点すらも愛おしい」と自身の変化を振り返る。「オトナミューズ」6月号のロングインタビューで、「『梨花』になるまでが第一章、『梨花』になってからが第二章。今は第三章の、一番初めの段階」と語っていた梨花だが、「49歳まで色々悔やんだりもした。『私なんて』という気持ちのまま第三章にいくのは悲しすぎる。メイクもファッションも楽しんで新章を迎えたい。今から新たに歩み始めるような気持ち」と述べ、「第三章のテーマは“ぴかぴかの一年生”かな」と笑顔を見せた。今後は「オトナミューズ」での連載や、YouTubeの配信など新たな挑戦も予定しているという。
モデルとして第一線を走り続けてきた梨花。50歳という年齢に不安もあったというが、過去とこれからを語るその姿は屈託なく晴れやかだ。新たな自分を、人生を楽しむその姿は、これからも多くの女性たちを惹きつけてやまないだろう。
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第76回カンヌ国際映画祭(Cannes Film Festival)が5月16~27日、フランス・カンヌで開催中だ。オープニングセレモニーや各作品のレッドカーペットには、俳優やセレブリティーらが豪華なドレス姿で来場した。ここでは、会場を華やかに彩ったスターたちのルックを一挙にお届けする。
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「レスポ―トサック(LESPORTSAC)」は、ニューヨークのクリエイティブチームとレスポートサック ジャパンが共同で企画開発するカプセルコレクション“レスポートサック アトリエ(LESPORTSAC ATELIER)”のセカンドシーズンを発売する。5月24日から期間限定で先行予約を開始する。
“レスポートサック アトリエ”は軽量性と機能性を継承し、最新素材や革新的な試みを取り入れた新しい「レスポートサック」を表現したコレクションだ。セカンドシーズンとなる2023年夏コレクションは、創設者のメルビン&サンドラ・シフター夫妻がニューヨークのハンプトンビーチで見た、マリンスポーツに使われるパラシュートナイロンから着想を得て商品が誕生したという、ブランドのヘリテージに注目。同ブランドのアイコニックなリップストップ生地に、キルティング加工やチェーンを組み合わせ、よりファッション性を高めた。
フィッシュネットのようなコットン素材のネットを使用したバロックパール調のチャームがアクセントになったバッグやバンダナ柄のプリントにキルティングを施し、ビンテージライクな風合いに仕上げた“チェーン キルト トート”などをカラーとサイズのバリエーション豊富にそろえる。また、前シーズンに即完売した“バンブーハンドル”シリーズも新たなデザインで登場。ラフィア風素材のブックトートにバンブーを組み合わせ、カジュアルさにフォーマル感をプラスした。
公式オンラインストアと西武池袋本店、大丸梅田店では5月24〜31日の期間限定で先行予約を実施する。
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理美容室専用の化粧品ブランド「ルベル(LEBEL)」のヘアコスメプロダクトシリーズ“シーソー(SEE/SAW)”が5月18日、新たなメッセージとともに美しさの魅せ方を進化させ、リブランディングした。
2018年に誕生した“シーソー”は、“艶やかな髪で印象から美しさをかなえる”ブランドとして支持されてきた。今回のリブランディングでは新たに、髪の動きや艶といった視覚的な印象の美しさに着目。「美しさは、生み出す動きに宿るから」というアップデートメッセージとともに、インバス・アウトバスアイテムを発売する。インバスは髪質やコンディションに合わせた“バランス”“スムース”タイト”の3種を扱い、それぞれ“ヘア&スキャルプシャンプー”(各250mL〜、各3850円〜)と“ヘアトリートメント”(各200mL、各3850円〜)をラインアップ。アウトバスは、なりたいスタイルや髪質で選べるオイルタイプ2種とミルクタイプ1種のヘアトリートメント(各80mL、各4180円)をそろえる。
リニューアル背景の一つとして、「市場環境と毛髪ケアニーズの変化がある」と語るのは戸田和成・タカラベルモント化粧品事業部 化粧品研究開発部研究員だ。「昨今のハイトーンのヘアカラースタイルやウェーブスタイルの多様化で、『髪が硬くまとまらない』『ブリーチ部分のぎらつき感が気にある』といった悩みが増えている。新生“シーソー”が追求したのは、髪の動きへのアプローチと柔らかな透明感だ」と話す。
髪の動きのアプローチには、髪一本一本の中心部(メデュラ)まで美容成分を浸透させる最新の高浸透技術・ヘアメデュラケアを採用。髪に潤いを与える成分・コレステロール(毛髪の脂質中5.2%がコレステロールを占め、人は10歳をピークに毛髪中コレステロールが減少)を深部に届けることで、毛先が広がることなく、しなるように揺れる(動く)髪へと導く。また、印象学の研究結果から髪の透明感には“青み”が重要であることを解明。青みを高めるレイリー散乱と呼ばれる光の現象をテクノロジーに応用し、ヘアカラー後に生じやすい赤みや黄みによるくすみ感を緩和し、くもりのない透明感を引き出す(オイルタイプのヘアトリートメント“クリアオイルシャープ”、“クリアオイルフラット”以外に採用)。
ブランドデビュー時から好評だったシトラスベースにミモザやピアニーが香る透明感のある香調はそのまま、アイテムをラインで使用することでより奥深くふんわりと香る。
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2023年度インターナショナル・ウールマーク・プライズ(INTERNATIONAL WOOLMARK PRIZE以下、IWP)の最終選考会が5月15日にパリのプティ・パレで開かれ、受賞者が発表された。「ルード(RHUDE)」や「ブルーマーブル(BLUEMARBLE)」などを含む8組のファイナリストの中からグランプリに輝いたのは、ナイジェリアを拠点に18年に設立され、現地のヨルバ族の伝統とクィアのアイデンティティーに根ざしたジェンダーレスなデザインでアフリカファッションのイメージを変えることに挑む「ラゴス スペース プログラム(LAGOS SPACE PROGRAMME)」。創業デザイナーのアデジュ・トンプソン(Adeju Thompson)には、賞金20万豪ドル(約1820万円)に加え、ビジネス関連のメンターシップやIWPのリテールパートナーである小売店で販売する機会が与えられた。
21年度「LVMHプライズ(LVMH PRIZE)」のセミファイナリストでもあり、山本耀司や川久保玲から影響を受けたというトンプソンは、ナイジェリア南西部で作られる藍染めの布“アディレ”を裏地に用いたテーラードアイテムやヨルバ族の装いからヒントを得たシグネチャーのワイドパンツなどを披露。「文化を保護したり称えたりするという考えに重きを置きつつ、私の作品にはアクティビズムの要素があることも伝えたかった。ナイジェリア出身のクィアとして、自分のアイデンティティーを伝えることはとても重要だ。その一方で、アフリカのデザインに対する誤解も解きたい。私はグローバルなデザイナーなので、ナイジェリア人のアイデンティティーを取り入れつつも、それによって定義されたくはない。どのような文脈においても優れたデザインで第一に評価されるような服を作りたい」と話した。
また、自国には欧米のようにデザイナーが受けられるスポンサーシップや助成金がないため、今回の受賞は特に意義深いものだとし、「(ナイジェリアでは)政治腐敗の蔓延などによって、国の宝となったかもしれない多くの人々が忘れ去られてしまった。私のブランドは、さまざまな人々の声を拾い上げて拡大するとともに経済的にサポートしていく。だから、これは彼らのための勝利でもある」とコメント。賞金は生産キャパシティーを高めるためのインフラ整備に投資する予定で、「ナイジェリアでの活動は電力の供給環境が非常に悪く、国の送電網に依存しなくていいようにソーラーパネルを設置することをビジネスパートナーと話し合ってきた。今、私のスタジオには発電機があるが、そのために毎週多くの資金を費やしている。ソーラーパネルは明らかに大きな投資にはなるが、長い目で見ると大きな節約につながるだろう」と述べた。
一方、故カール・ラガーフェルド(Karl Lagerfeld)を称えて20年に創設されたイノベーション部門のカール・ラガーフェルド賞は、19年にアマリー・ローエ・ホーベ(Amalie Roege Hove)が立ち上げたデンマークのコンセプチュアルなニットウエアブランド「エ ローエ ホーべ(A. ROEGE HOVE)」が受賞。獲得した賞金10万豪ドル(約910万円)は、アトリエの新しい機械や糸の開発などに投資する予定だという。
同コンテストでそれぞれのファイナリストに課されたのは、23-24年秋冬コレクションの一部または単独のカプセルコレクションとして、メリノウールを使って「素材本来の汎用性、革新性、エコロジーを強調した」6ルックをデザインすること。今年度の審査員には、ピーター・ミュリエ(Pieter Mulier)「アライア(ALAIA)」クリエイティブ・ディレクター、アレッサンドロ・サルトリ(Alessandro Sartori)「ゼニア(ZEGNA)」アーティスティック・ディレクター、フランチェスコ・リッソ(Francesco Risso)「マルニ(MARNI)」クリエイティブ・ディレクター、エリザベス・フォン・デア・ゴルツ(Elizabeth von der Goltz)=ブラウンズ(BROWNS)最高経営責任者兼ファーフェッチ(FARFETCH)チーフ・ファッション&マーチャンダイジング・オフィサー、カリーヌ・ロワトフェルド(Carine Roitfeld)「CRファッションブック(CR FASHION BOOK)」創設者兼編集長、写真家のタイラー・ミッチェル(Tyler Mitchell)らが名を連ねた。
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東京の渋谷・原宿にショップを構えるアウトドアブランドが、合同イベント“ドゥ・リペアーズ(DO REPAIRS)”を5月19〜21日に開催する。参加ブランドは、「ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)」「パタゴニア(PATAGONIA)」「フライターグ(FREITAG)」「ヘリーハンセン(HELLY HANSEN)」「アークテリクス(ARC’TERYX)」「ミステリーランチ(MYSTERY RANCH)」の6つ。それぞれの店舗で修理やアップサイクル、メンテナンスの実演などを行う。
「ザ・ノース・フェイス」は、リペアパッチを使ったシェルやダウンの破れの修理や、プル紐も交換、スナップボタンの取り付けなど、ミシンを使わないシンプルなリペア体験を実施する。「ヘリーハンセン」は、着古したコットンTシャツを対象とした染め直し体験を行う。「アークテリクス」は、アウトドアウエアやギアをより長く使うためのメンテナンスや、洗濯方法のアドバイズなどを行う。
修理サービスは、アパレル・バッグともに30分で完了する修理のみ受け付ける。メーカーやブランドは問わない。事前予約を優先するが、当日枠もある。また、初日の19日には「フライターグ」店舗でトークセッションを実施する。
■DO REPAIRS
日程:5月19日〜21日
時間:12:00〜18:00(17:00最終受付)、19日は12:00〜19:00(18:00最終受付)
場所:ザ・ノースフェイス マウンテン、アークテリクス原宿ブランドストア、パタゴニア東京・渋谷、ミステリーランチ 東京、ヘリーハンセン 原宿、フライターグストア トウキョウ シブヤ
■トークセッション
日程:5月19日19:00〜20:00
場所:フライターグストア トウキョウ シブヤ
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カネボウ化粧品の「ミラノコレクション(MILANO COLLECTION)」は、画家・イラストレーターの天野喜孝がデザインした限定パッケージの“フェースアップパウダー”(24g、9900円)を11月25日に発売する。レフィル付きは1万5000円。価格はいずれも編集部調べ。6月1日に取扱店・ECで先行予約をスタートする。
天野氏は人気ゲームシリーズ「ファイナルファンタジー(FINAL FANTASY)」のキャラクターデザインを手掛けたことで知られ、ゲームやアニメ、舞台芸術や衣装デザインなど幅広く活動する。“フェースアップパウダー”は1991年の発売から毎年、女神をモチーフにした新しいパッケージデザインで販売してきた。今回の限定パッケージも、天野氏の持ち味である繊細で幻想的なタッチで天使を描き下ろした。赤やピンクを基調に、「朝日や黄昏どきのような華やかさ」(天野氏)を表現したという。
発売にむけ「ミラコレ美術館」と題した消費者参加型のプロモーションを5月18日にスタートした。特設ページでは、カメラで空を撮影すると、AR(拡張現実)技術により撮影画像に天使が現れる。それが額縁に入れられ、自分だけの“作品”になるという仕掛けだ。作品は特設ページ内で共有され、他のユーザーも閲覧できる。同日、東京・表参道交差点のデジタルサイネージでプロモーション動画の掲出もスタートした。
またSNS上では、Z世代を中心に人気を博すアーティスト・あのちゃんを起用したPR施策を展開する。「これまで『ミラノコレクション』は根強いファンに支えられてきた。デジタルネイティブ層の間で広く話題になることで、これまでリーチしてこなかったお客さまにも届けていきたい」と担当者。
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伊藤忠商事がオーナーを務めるイタリア発ブランド「ミラ・ショーン(MILA SCHON)」の改革が進んでいる。伊藤忠は今年、グイド・フェンディ(Guido Fendi)が出資するコフェド(COFED)とマスターライセンス契約を締結。同ブランドの新クリエイティブ・ディレクターに、「エルメス」「プラダ」などで経験を積んだマーク・オディべ(Marc Audibet)を迎え、2月にミラノ・ファッション・ウイークでコレクションを披露した。新体制でのミッションの一つが、アジア全域での販売拡大だ。現在約2億ユーロ(約294億円)の売上高を、3年後には倍増させる計画だ。
そんな「ミラ・ショーン」の改革は、日本でも進んでいる。3月には伊藤忠の子会社コロネット主導のもと、「チカ キサダ(CHIKA KISADA)」の幾左田千佳デザイナーをクリエイティブ・ディレクターに迎えたウィメンズの新ライン“ミラ ショーン バイ チカ キサダ(MILA SCHON BY CHIKA KISADA)”を始動。21型のアイテムを発表した。価格帯はアウター6万9300〜15万4000円(税込、以下同)、トップス2万7500〜4万9500円、パンツ4万9500〜5万3900円、ドレス6万4900〜13万2000円。
現在はコロネット公式オンラインストアで販売するほか、5月31日〜6月6日には伊勢丹新宿本店でのポップアップも予定している。同ラインを立ち上げた狙いとは。また、幾左田デザイナーは創業者マダム・ミラ・ショーンが描いた女性像を、どう解釈しているのか。七宮信幸コロネット社長と幾左田デザイナーに聞いた。
WWDJAPAN(以下、WWD):“ミラ ショーン バイ チカ キサダ”はどのような経緯で立ち上げた?
七宮信幸コロネット社長(以下、七宮):構想がスタートしたのは2021年末ごろ。きっかけの一つは、私自身がコロネットの抱えるブランドと日本人デザイナーの接点を作りたいと考えていたから。われわれの主な事業は、海外からブランドを日本に持ってきて販売する、インポーターとしての役割が多い。でも、私が若いころからお世話になっていた日本のファッション業界やデザイナーと一緒になって、業界を盛り上げていきたいという思いはずっと持っていた。そこで、コロネットで最も長く取り扱っている「ミラ・ショーン」と日本デザイナーの接点を探してみようと考えたのが始まりだった。
WWD:幾左田デザイナーを選んだ理由は?
七宮:新ラインでは、ブランドの既存顧客や新規顧客に対して、「ミラ・ショーン」の新しい切り口を伝えたい。これはある意味とてもチャレンジングな目標なので、賛同してくれるのは、軸がぶれず強いパッションを持っている幾左田さんしかいなかった。ブランドやマダム・ミラ・ショーンへの造詣も深く、それを小説のような表現で語る姿を見て、確信した。あとは、お酒が好きなところ。
幾左田千佳“ミラ ショーン バイ チカ キサダ”クリエイティブ・ディレクター(以下、幾左田):そこですか(笑)。早い段階で話をいただいて実際に七宮社長にお会いすると、とても気さくでフランクに接してくれた。私はそういったコミュニケーションがビジネスやデザインのインスピレーションにつながるタイプ。だからこの仕事は、七宮社長のキャラクターがあってこそ。ただ“社長”と呼ぶと怒られるので、七宮さんと呼んでいるけれど(笑)。
WWD:コロネットからの依頼を受けた決め手は?
幾左田:「チカ キサダ」を10年近く続けていると、ありがたいことにいろいろなお話をいただく。その中で、自分の心が向くものに取り組みたいというのが私の基準。引き受けるにあたり一番の決め手となったのは、マダム・ミラ・ショーンの魅力的なキャラクターだ。そして、イタリア発のブランドというのも大きかった。「チカ キサダ」が2019年春夏シーズンに初めて海外でショーを披露したのもミラノだったし、私のクリエイションの源泉であるバレエが誕生したのもイタリア。自分のこれまでの経験が結びつくような期待感を持てた。
WWD:創業者ミラ・ショーンのどのような側面に魅力を感じた?
幾左田:まず、女性の活躍が簡単ではなかった時代に、エネルギッシュにファッションに挑んでいたこと。私自身もデザイナーとして時代を切り開いていきたいという思いがあるので、目指したい女性像でもあるし、共感できる部分も多く、その人間性に魅力を感じた。それに、女性視点での美意識もとても美しい。ファッションは、時代ごとに異なるデザイン要素があるけれど、女性視点での美意識には共通した感覚がある。私はバレエをインスピレーション源にしているので、女性の体とは常に向き合っている。マダム・ミラ・ショーンのクリエイションからも、例えば体のラインを考えた曲線やスカート丈、オーバーサイズのコートなど、同じ感覚を感じた。だから“ミラ ショーン バイ チカ キサダ”でも、女性ならではの視点や強みを大事にしている。
WWD:コロネット側からリクエストしたことは?
七宮:「ミラ・ショーン」の膨大なアーカイブをお渡しし、幾左田さんのフィルターを通して現代的に表現してほしいと伝えた。本当にそれぐらいで、あとは自由にやってほしいと。というのも、幾左田さんが思い描くものが、私たちが考えているターゲットにも合うという感触があったから。ターゲットは年齢ではなく、家庭でも仕事でも、自分のスタイルを持っている気品のある女性。幾左田さんの根底にあるバレエには、背筋が伸びる気品がある。そんな部分が、マダム・ミラ・ショーンの思いにも通じると確信しているので、こちらからリクエストすることは何もなかった。
WWD:歴史あるブランドなだけに、重圧はなかった?
幾左田:楽しかった。プレッシャーを感じられるのは、デザイナーにとってエキサイティングなこと。苦しかったりつらかったりすることもあるけれど、結果的にそれが次のクリエイションにつながっていく。だからプレッシャーを感じる機会を与えてもらえるのは、作り手にとって幸せだと考えている。
WWD:新ラインで特にこだわった点は?
幾左田:「チカ キサダ」がクラシックバレエなら、“ミラ ショーン バイ チカ キサダ”はコンテンポラリーダンスのイメージ。ダンスはダンスでも、全く異なるものをイメージしながら、どんどん肉付けしていった。“ミラ ショーン バイ チカ キサダ”では自立した女性像を表現するために、仕事からプライベートまで、女性の1日に寄り添うデザインを大切にしている。具体的には、素材やリラックスできるパターン、足し算や引き算のバランスを考え、人が動くことで余韻が残るシルエットにこだわった。
WWD:余韻が残るシルエットというと?
幾左田:「ミラ・ショーン」は、風が吹いたり、少し走ったり、日常生活で生じる動きにもエレガンスを感じさせるのが強み。ちょっとした所作からも着る人のキャラクターが前面に出て、影のように寄り添えるデザインや、パターンワーク、カラーパレットを追求している。そうすることで「あの人、何だか素敵」という余韻が残ると信じているので。
WWD:「ミラ・ショーン」本体の改革が進む中で、新ラインの役割は?
七宮:「ミラ・ショーン」にはマーク・オディべ=クリエイティブ・ディレクターを迎え、コロネットが手掛けるライン“ミラ・ショーン ミラノ”も2023-24年秋冬にデザインチームを刷新した。50〜70代中心の既存顧客や、新規顧客にも新鮮な「ミラ・ショーン」を感じてもらいたい。そこに幾左田さんのラインが加わることで、多方面に動きを起こせるはずだ。コロネットの強みは、インキュベーションする機能があること。ニッチなブランドを中・長期的に成長させていくプラットフォームを、幾左田さんと一緒に作っていきたい。
WWD:販路の想定は?
七宮:まずは渋谷で行ったようなポップアップを繰り返しつつ、百貨店や専門店、セレクトショップとも取り組んでいきたい。今は日本のみの販売だが、将来的にはアジアにも発信していきたい。
幾左田:七宮さんがおっしゃるように、販路を徐々に広げて多くの人に知ってほしい。国外での展開もチャンスがあれば挑戦したい。「チカ キサダ」では、パリのオペラ座とコラボレーションするという夢がある。だから“ミラ ショーン バイ チカ キサダ”では、ミラノのスカラ座とコラボレーションできるように、大きな目標をもって楽しんでやっていきたい。
七宮:幾左田さんは、昨年はクラシックバレエの公演「バレエ ザニュークラシック(BALLET TheNewClassic)」の衣装を手掛けたり、3月には6年ぶりに東京で「チカ キサダ」のショーを披露したりと、さらに注目を浴びつつある。彼女のクリエイティビティや、自立した女性を支えるファッションは、日本のみならず海外にもどんどん広がってほしい。ただ忙しくなりすぎると、一緒にお酒を飲む時間がなくなっちゃうけれど。
幾左田:そこですか(笑)。
■“ミラ ショーン バイ チカ キサダ” ポップアップショップ
日程:5月31日〜6月6日
場所:伊勢丹新宿店 本館3階ステージ #3
住所:東京都新宿区新宿3-14-1
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「ジバンシィ(GIVENCHY)」が、女優の菜々緒をジャパン・アンバサダーとして起用すると発表した。
日本人女優として初のアンバサダーに就任した菜々緒は「新ジャパン・アンバサダーに選んでもらったことを大変嬉しく光栄に思う。『ジバンシィ』は私を女優、そして女性としても格上げしてくれる。今後、私の大切なテーマである“エレガンス”を表現できることをとても楽しみにしている」と意気込みを語った。
マシュー・M・ウィリアムズ(Matthew M. Williams)クリエイティブ・ディレクターは「菜々緒の女優としての才能と、彼女自身が持つエネルギーとスタイルにとても感心している。理想的なジャパン・アンバサダーとのコラボレーションが非常に楽しみ」と述べた。
アンバサダー就任にあたり、菜々緒と親交の深いフォトグラファーのレスリー・キー(Leslie Kee)がビジュアルを撮影。「ジバンシィ」に身を包んだ菜々緒のエレガンスさと力強さを表現した。
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展示イベントや店舗の空間デザイン・施工・プロデュースを手掛ける彩ユニオンは、環境負荷の低減を目指して開発した紙製マネキン「カミ(KAMI)」シリーズのパルプモールド製法による新製品「カミ トカシ(KAMI TOCASI)」を2023年7月から販売する。本体には紙を、フレームにはスチールと木材のみを使用する。石油由来の素材をいっさい使わないこと、また使用後の分別が容易でリサイクルしやすいことが特徴だ。
パルプモールド製法は、紙を溶かして型で成形するもので、紙製の卵パックなどに用いられている。「見た目にはっきりとわかる紙独特の質感があり、サステナブルなコンセプトを直感的に伝えることができる」と同社。先行して発売中のオールハンドメイドによる「カミ テバリ(KAMI TEBARI)」に比べ、リードタイムの短縮とコスト減を実現しているという。
また、紙を溶かして型に流し込む製法を生かし、原材料に古紙やファブリックの端材を混ぜることで、オリジナルな仕上がりの製品に対応することが可能。例えばデニムの端材を混ぜればブルーの色味のあるボディとなるように、ブランド独自の世界観をアピールできる。
同社は、紙製マネキンの他にも、廃棄される木製パレットを再利用した什器シリーズ「ウッデン(WOODEN)」の開発や、国産材を用いた売り場づくりなどを行なっている。
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ビームスはこのほど、旗艦店のビームス 六本木ヒルズ店を大規模リニューアルした。ストリートカジュアルをベースにした店舗設計から、ストアコンセプトを“ザ プレミアム”に改め、六本木で暮らす人々に向けた高級感のある店舗へと転換した。同社初の試みとして、商品はレーベルの垣根を越えて横断的に仕入れ・販売する。
リニューアル後の店内は、イエローの大理石で高級感を演出しながら、曲線を描く壁面や木材を随所に取り入れて温かみのある空間に仕上げた。メインエントランスがある2階をウィメンズフロア、3階をオーダーサロン併設のメンズフロアで構成する。
同店は2018年に都内最大級の旗艦店としてオープンした。従来は観光など六本木に遊びに来る層が主だったが、コロナ禍で客足が途絶えたことをきっかけにマーケットのニーズの見直しが進んだ。これまでの顧客層は、40代半ばを中心に男性7割、女性3割だった。リニューアルを主導した諸岡真人担当は、「メンズはドレスレーベルを中心に顧客商売が確立できていた一方で、洋服好きな女性が多いこのマーケットで女性客を取りこぼしていたことも大きな課題だった」と話す。
新たなターゲットは、「六本木を生活圏にしている人」だ。「私自身6年ほど六本木に住んでいるが、この街に暮らす人々はただ高価なものを求めているわけでなく、“良いモノ”を日常に取り入れる生活を楽しんでいる印象だ。六本木の街で生活するお客さまに楽しんでもらえるかどうかという視点を大切に、ファッションが大好きな私たちが考える“良いモノ”を提案していきたい」と話し、若手富裕層から70〜80代の高齢層まで幅広く狙う。
同店では、ドレス・カジュアル・雑貨などの全11レーベルから同店にあう商品を、顧客の好みを知る店舗スタッフが仕入れ、レーベルを横断して販売する。商品配置だけでなく、レーベルごとに計画していた予算も店単位に変更した。諸岡担当は、「今の時代におけるラグジュアリーとは何か、大人とは何かを再考した。例えば、六本木店に訪れる若手富裕層の方々は精神的にとても成熟している。顧客の趣味嗜好が多様化しているなかでファッションの楽しさを伝えることだけを考えれば、お客さまにとってレーベルの壁は必要ないと考えた」と説明する。
現在店頭でのセレクト商品の比率は7割と高い。「セレクトショップ各社では、オリジナル商品の強化が進んでいるなかで時代と逆行している自覚はあるが、同時に勝算も見えている。すでにお客さまからは評価をいただいているし、客単価はリニューアル前の1.8倍になった」と手応えを語る。秋冬シーズン以降、さらに同店の特色を反映した商品ラインアップを強化し、店舗限定のポップアップショップなども企画していくという。
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銀座・和光は、アショカダイヤモンドを使った“アショカ フォルム”シリーズから、新作ジュエリーを発売する。肌になじむつけ心地の良さにこだわったネックレス(58万3000 円)やリング(79万2000円)、ブレスレット(165万円)などをラインアップした。5月18〜31日の期間、銀座・和光本店2階でフェアを開催する。新作コレクションのほか、アショカダイヤモンドのジュエリーを種類豊富に取りそろえる。
アショカダイヤモンドは、透明感のある輝きが特徴の細長いカットと繊細で華やかな輝きを放つ丸みのあるカットを組み合わせたダイヤモンド。2つの異なるカットが織りなすきらめきを楽しめるのが特徴だ。和光は、日本で唯一アショカダイヤモンドのルースの買い付けが許されている。
“アショカ フォルム”シリーズは、シンプルで流行に左右されない上品なデザインでありながらも、凛とした存在感を放ち、さまざまなシーンに映えるジュエリーをそろえる。アショカダイヤモンドのフォルムを象った地金部分は、角に丸みをつけることによりアショカカットが生み出すシャープさと優美な輝きを一層際立たせている。
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「ユリウス(JULIUS)」が2023-24年秋冬コレクションを発表した。
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「よーじや」は6月1日〜18日、一部店舗および通信販売で「父の日ギフト2023」を販売する。価格は2150円で、気温が上がり汗ばむことも多いこの季節にぴったりな、“あったら便利なアイテム” を詰め合わせた。
ギフト内容は深みのある紺青色に仕上げた刷毛格子柄の”先染めはんかち 紺青”、ほのかなフローラルの香りに包まれながら手指の消毒ができる”まゆごもり はんどじぇる”、季節限定”ひんやりフェイシャルシート”の3点で、限定パッケージに入れて発売する。
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マッシュビューティーラボが展開するトータルビューティブランド「セルヴォーク(CELVOKE)」は5月18日、メイクアップ クリエイティブ ディレクターにメイクアップアーティストの鷲巣裕香を起用すると発表した。今夏発売予定の2023年秋冬コレクションからメイクアップのプロダクト開発や広告ビジュアルのディレクションなどを手掛ける。
鷲巣メイクアップ クリエイティブ ディレクターは、幼少期を米・カリフォルニアで過ごす。世界的メイクアップアーティストのアーロン・ド・メイ(Aaron DeMey)に師事し、ニューヨークでメイクアップアーティストとしてのキャリアをスタートした。現在は、東京をベースにファッション誌や広告、ショーなどを中心に活躍。13年に美容ブランディング&コンサルティングカンパニーBEAUTY DIRECTION設立し、代表も務める。
同社は、「鷲巣(メイクアップ クリエイティブ ディレクター)のモードな感性とグローバルな視点、そしてクリエイティブにかける信念が、『セルヴォーク』が掲げる女性像とブランドへの共感を生み、この度の運びとなった。新たにアップデートする『セルヴォーク』に期待してほしい」とコメントを寄せた。
「セルヴォーク」は16年にデビュー。スキンケアからスタートし、希少性が高く国際特許申請中の天然成分”アナツバメ巣発酵液”を世界で初めてスキンケアに配合したことでも話題を集めた。翌年にメイクアップラインを投入。テラコッタカラーのリップスティック“ディグニファイド リップス(09)”がヒットし、テラコッタメイクブームをけん引した。デビュー時からヘアメイクアップアーティストの菊地美香子がクリエイティブアドバイザーとして商品開発や販促活動に携わっていたが、22年のホリデーコレクションを最後に退任。ブランド立ち上げの中心メンバーであったマッシュビューティーラボの田上陽子ディレクターは22年1月末をもって同職を退任、退社している。
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ユニチカの繊維子会社ユニチカトレーディングは、3Dプリンタで設計・生産する形状変形が可能な自助具「くぅぽの」の販売を開始する。同名の情報発信型の通販サイトも開設し、全国の介護用品のカタログ販売事業者やリハビリテーション施設、福祉ホーム、関連団体に向けて商品を発信する。
自助具とは、障害や病気で身体の不自由な人の、日常生活や動作を補助するための道具を指す。障害の種類などによって求められる機能や形状が異なるため、設計や生産ロットを柔軟に対応できる3Dプリンタの活用が進んでいる。ユニチカトレーディングは、親会社のユニチカが開発した約45度以上に温めると形状を変えられる3Dプリンタ用の特殊なポリエステル樹脂フィラメント「TRF+」を活用、既製品でも使用者によって調整できる自助具を開発する。
製品の企画・設計は作業療法士が監修し、3Dプリンタでの造形・仕上げは奈良県の就労支援施設「Good Job! センター香芝」に委託する。ユニチカトレーディングは「くぅぽの」の利用者が増えれば増えるほど、就労支援施設に仕事と対価を還元できる仕組み化を目指す。まずは食事のサポートを主としたユニバーサルデザインの固定具3タイプを販売する。
「くぅぽの」は、自然やありのままという意味のハワイ語に由来する。今後は既存のアイテムの改善も行いつつ、作業療法士やNPOとも連携し、新しい「自助具」の開発を強化していく考え。
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1978年奈良県生まれ。京都芸術短期大学(現、京都造形芸術大学)のファションデザイン科を卒業。卒業後はビンテージショップやセレクトショップの販売員として働くかたわら、制作活動を続ける。「アンチ」というブランド名で2014年から作品を発表。服では史上初の第24回岡本太朗現代芸術賞に入選
“Anti=対抗”をブランド名に掲げて、ハンドメードでパッチワーク作品を制作する孤高の服飾芸術家、山崎良太。その制作には数年かかるものもあるという。なぜ、彼はそんなに長い年月を1着に費やすのか。その答えに山崎の求めるファッションがある。父親と岡本太郎、山本寛斎から授かった感動と、狂気と隣り合わせる山崎ならではの愛の表現はまもなく、圧倒的なエネルギーを宿す服として世界の琴線に触れようとしている。
WWD:ミシンを使わず全てハンドメードによって制作するのが「アンチ(ANTI)」の特徴だが、このスタイルに至ったきっかけは?
山崎良太(以下、山崎):ファッションに触れるようになってから、次第に周りとの温度差を感じるようになりました。特に一過性のファッションに対してファッションであるものの、僕が目指すものではないという思いが心の中にあって。そこから自分なりの表現方法を模索して、流行の真逆の存在として1つの服に時間とパワーをとことんかける方法に挑みたいと感じたことが今のスタイルの入り口にあります。
WWD:気づきの時期は具体的にいつ頃だったか
山崎:1つに、僕が京都芸術短期大学(現、京都造形芸術大学)のファションデザイン科に属していたときの違和感があります。当校に限らず授業では学生全員がデザインについて同じ内容を学びますが、同じ内容を教えているにもかかわらずなぜ成績の優劣を判断するのか納得がいかず、反抗心を剥き出しにしていたことを覚えています。そういった気持ちから、卒業制作ではわざとミシンを使わず、石膏で型を取ったゴム素材の服を作って提出しました。現在の表現方法とは異なりますが当時から「みんなと違う手法で作った服でも、これは服だ」という自分なりの主張があったと思います。
WWD:他にも、自身のスタイルに影響を与えているものは?
山崎:父です。中でも印象深い出来事は僕が小学1、2年生の頃、ローラースケートブームがありました。まわりの子たちが手に入れているのを見て自分も欲しくなり、父にお願いしたんです。すると父は「よし、作ったるわ!」と、下駄に車輪をつけたローラースケートを自作してくれました。僕は「ありがとう!さっそく滑ってくるわ!」と無邪気に家の外へと飛び出しましたが、それがまぁ見事に前へ進みませんでした(笑)。当然、「お父さん、これ全然進まへんわ!」となるわけですが、それを見た父は「滑られへんのもいいやん」と言ったんです。このときの父の言葉は、今の僕の服作りを支えるルーツになっています。「これでもいいんだ」「これがいいんだ」と思えるようになったので。それに、父は僕ら世代では珍しく主夫でした。下駄を素材にしようと考えた発想もまた、今思えばまわりに流されないパンクな存在だったのではないかと思います。
WWD:卒業後、ブランド設立までの職歴は?
山崎:卒業後は大阪、東京でビンテージショップやセレクトショップの店頭に立ったり、バイイングをしたりしていました。その間も、積極的に販売していませんでしたが、作品作りを継続してきて、当時作ったバッグは今でも自分で使っています。自らのブランドとして「アンチ」を発表したのは2014年です。同時期に他ブランドのアーカイブと自分の作品を販売するアトリエ兼ショップ、初流乃(HARUNO)を渋谷に構えました。
WWD:ブランド名「アンチ」が示す姿勢はデザイナー自身の気概や作風から存分に受け取ることもできるが、そもそもの由来はあるのか
山崎:芸術家・岡本太郎さんの著書「自分の中に毒を持て」(青春出版社)の一説に「アンチである、と同時に自分に対しても闘わなければならない」とあります。アンチという言葉はそこからです。岡本太郎さんについては元々、僕の父がすごく好きだった方なんです。父は僕が19歳のときに事故で急死しました。遺品を整理した際に、岡本太郎さんに対する父の敬愛に触れ、同時に自分が幼い頃に岡本太郎さんの展覧会に連れて行ってもらったことなども思い出し、父のルーツを辿る意味で当時住んでいた京都から東京の岡本太郎記念館や川崎市の岡本太郎美術館に足を運びました。そこで僕自身、岡本太郎さんの作品に感銘を受けたんです。もし父が亡くなっていなければ岡本太郎さんに興味を抱かなかったかもしれないので、とても意味のあることだったように感じています。また、後々になって気づいたことですが、今の自分の作風で、特に原色の取り入れ方などは幼い頃に目にした岡本太郎さんの作品が影響しているのかもしれないと感じることがあります。
WWD:父親と岡本太郎の関係性と紐づくかのように、2020年に自身のブランド「アンチ」も服では史上初となる岡本太郎現代芸術賞(TARO賞)に入選を果たしている。これは以前から望んできたものだったのか
山崎:いえ、そういうわけではありません。ブランドを立ち上げてから毎年展示会を開催してきたのですが、コロナ禍によって開催が難しくなりました。そのタイミングで何か別のことに挑戦しようと考えていたときに、ちょうどTARO賞の存在を知って応募しました。賞に出した作品は5年以上かけて制作してきたものです。
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WWD:入選した作品は古着を土台に、既製品の生地やパーツが細かにあしらわれているが、完成に至るまでのプロセスはどこまで緻密に描いているのか
山崎:実際の制作過程では明確な着地イメージはなく、素材を直感的に選び、あるものを思うままに縫い合わせていきます。なので「これで完成」というゴール設定はありません。だからといって服である以上は「着る」ことから絶対に外れないようにしています。あと、やり直しもしません。なにか違和感が生じれば上からさらに重ねる手法を選んでいます。TARO賞のときの作品も今の状態が完成形ではなく、自分が死ぬまで続けていこうと思っています。
WWD:作品内で扱う素材には希少性が高いものがあると聞いたが、具体的にどういった素材が用いられているのか
山崎:パッチワークの生地には山梨県富士吉田市にある宮下織物のデッドストックを使っています。一般的には洋服の生地は「反(たん)」で仕入れる必要がありますが、宮下織物はパッチワーク主体の僕の作品に合わせて生地を仕入れさせていただいたり、残反なども「なにかに使えたら」と集めてくださったり、いつも協力してくださる本当にありがたい存在です。
宮下さんの家系は先祖代々宮司を務めていて、その歴史は1000年以上と言われているそうです。先祖代々から受け継いできた生地の質感や風合いは今見ても素晴らしく、一見オリエンタルなムードの柄や色使いですがどこか匿名性も感じます。しかし、高い技術を必要とする先染・高密度の織物を織れる職人は現在ごくわずかで、大量生産は出来ないため、生地は希少な存在。そういった魅力的なストーリー性に加えて、何より一番の理由は宮下さんと気が合うこと。現在は宮下織物の創業者の娘さんが宮下織物を経営されていて、彼女はさまざまな国に出向いてファッションの勉強をしたあとに家業を継がれたそうです。そんな彼女の話を聞くのが楽しすぎて、ときには一日中話している日もあります。
WWD:作品の発表はどのような頻度で行っているのか
山崎:年に2回、展示会を開催して新作を発表しています。コレクション形式にあるような春夏、秋冬といったシーズンの区分けはあまり意識していません。ルックは毎回新たに撮り下ろしていて、信頼している写真家の弘法亮さんに撮影をお願いしています。
WWD:主な卸先、取扱店などはあるのか
山崎:卸先はなく、展示会やSNSを通じて個人購入してくださる顧客やフォロワーが国内外にいて、特に海外からの反応が強い傾向です。マドンナ(MADONNA)の専属メイクアップアーティストの方が22年のフェイバリットブランドに「アンチ」を挙げてくれたり、他にも僕の作品を着てコレクション会場に行ってくれたりする方などがいます。作品の価格ですが、今日僕が着ているコートだと90〜100万円ほどと、決して安い買い物ではありません。にもかかわらず、会ったことのないインスタグラムのアカウントから突然DMで「あなたの服を買いたい」と連絡を受けたときは正直とまどいましたが、これが現代におけるボーダーレスなコミュニケーション手段なのだと実体験できている点でもあります。
WWD:今後、取扱店舗の確保などについてはどう考えているか
山崎:僕を理解してくれる方との関係性を大切にすることを一番に考えていて、流通の手段を手広く用意することより1人ずつの熱量をしっかり感じながらつながりを増やしていきたいです。直近の国内展示会では1週間の期間中に5日間、計6回足を運んでくれた男性がいました。「自分ほど好きな人間がこの服を着るべきだと思うので買わせてください」と言ってくれて、作品を購入されていきました。そういった熱量の交わし合いが自分にとってなによりのモチベーションになっています。作品以外にもTシャツに装飾を施した比較的カジュアルなものを販売していて、作品にはなかなか手が出ない方でも手に取っていただける機会が増えています。
WWD:山本寛斎との出会いのきっかけは?
山崎:4年ほど前、僕の作ったバッグをスタイリストである妻が持っており、それを見た山本寛斎さんが「それを作った人に会いたい」とおっしゃってくれて。連絡を受けてすぐに作品を持って山本寛斎事務所まで会いに行きました。
WWD:思い出に残っているエピソードは?
山崎:たくさんあります。初めてお会いしたときから、寛斎さんは想像の遥か上をいくパッションの持ち主で「君の作品は必ず世界に認められるから焦らなくても大丈夫」など、励みになるお言葉をよくいただきました。山本寛斎事務所の現・代表取締役の高谷健太さんから聞いた話ですが、寛斎さんは人や作品のことを褒めたりしない方だったそうです。でも、寛斎さんがNHK Eテレの番組「SWITCHインタビュー 達人達」にご出演されたときも僕のことを話題に挙げてくれて、会って間もない僕を英国のヴィクトリア&アルバート(VICTRIA&ALBERT)博物館につないでくれました。まるで友だちのように接してくれて本当にうれしかったです。寛斎さんが亡くなられた後、遺志を受け継いで山本寛斎事務所が開催した世界遺産ランウエイにも呼んでいただきました。
WWD:ヴィクトリア&アルバート博物館への作品披露について教えてほしい
山崎:寛斎さんと初めてお会いした日のことです。実は、僕はその翌日から展示会のためにロンドンへ渡英することになっていました。すると寛斎さんはその場で「V&Aに連絡しよう」と言い、山本寛斎事務所からV&Aの担当者にアポイントを取ってくれたんです。そして渡英後、指定された日時にV&Aへ出向き、作品を見てもらいました。僕の作品を見てくれたのはオリオール・カレンさんといって、当時開催されていたディオール(CHRISTIAN DIOR)展を仕切られていた、とても有名な方です。彼女は忙しい身でありながら時間いっぱい作品を丁寧に見てくれて、去り際には「あなたの作品を見た後に見る作品はどれもつまらなくなる」とまで言ってくれて。とにかく光栄でした。そのときのV&Aは高谷さんがアテンドしてくれたんですが、いまだに「あのときのオリオールさんの反応はすごかったよね」と2人で話すくらい深く印象に残っています。
WWD:博物館や美術館での展示には興味があった?
山崎:そうですね。積極的に取り組んでいきたいことですし、特にV&Aに関しては寛斎さんに紹介していただく前からいつか作品を披露したいと考えていた場所の1つでした。目標はV&Aで正式に自分の作品を展示することです。それはいつか必ず実現させたいです。まだ詳しくお話できないのですが、海外の展覧会のオファーも来ています。今後は国内外を問わず挑戦できる場所ならどこでもやりたいですね。
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“Y2K”から飛び火して、大人にも肌見せ人気が広がってきました。自分の体を肯定的にとらえる“ボディーポジティブ”の流れも追い風に。ただし、大人の場合は控えめな露出にとどめ、品格を保つアレンジが肝心です。やりすぎないヘルシーな肌見せは、世界的なトレンドになりつつあります。
例えば「ステラ マッカートニー(STELLA MCCARTNEY)」は、エレガントなレースを裾に配したトップスで、ウエストをちら見せ。レース越しの素肌がミステリアスな表情を帯びています。上下セットアップなので、ミニボトムスでも大人っぽさが保たれています。今回は、大人も真似できるお腹見せのスタイリングをランウエイルックからチョイスしました。
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控えめなお腹見せの最も手っ取り早い方法は、アウターを羽織るスタイリング。ジレやジャケットの前を開けて着れば、両サイドをカバーでき、正面だけ素肌がのぞきます。
「マイケル・コース(MICHAEL KORS)」は、クロップド丈のニットトップスに襟付きのジレを羽織りました。ジャケットの袖を断ち切ったようなスリーブレスなので、その分襟元がしっかり存在感を発揮。少しのお腹見せにとどめて、節度をキープしました。白でまとめて、ノーブルな雰囲気も漂っています。
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上手なお腹見せの秘訣は“三角形”にあります。トップスの裾を開いてトライアングルの隙間を作り、そこから素肌をのぞかせる手法です。遊ばせたトップスの裾に動きが出て、気負わないムードに整います。
「ヌメロ ヴェントゥーノ(N°21)」は、花柄シャツのボタンを大胆に外して、広めの三角形を演出。胸元も露出することでヌーディーさを高めました。最後にフェザーのコンパクトなトップスをレイヤードして、ボディーを引き締めました。
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ウエストとトップスの間に空間があれば、隙間が錯覚を誘って、ボディーラインを美しく映し出します。ゆったりしたトップスのおかげで、素肌が適度に隠れる効果も期待できそう。ゆらゆらと揺れる裾は、軽やかな表情も生んでくれます。
手の込んだレース状のニットトップスが印象的な「アルベルタ フェレッティ(ALBERTA FERRETTI)」。クロップド丈の裾に余裕を持たせて、ボディーラインを引き立てました。透け感がきれいなモチーフのおかげで、素肌が目立ちにくい仕掛け。ボトムスにミニスカートを選んで、健康的なレッグラインを印象付けました。
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フリンジもお腹周りの素肌を隠すデザインとして便利です。トップスの裾からすだれのように垂らし、素肌がほのかに見え隠れする景色をプロデュース。別のフリンジアイテムと重ねる選択肢もありです。
「プロエンザ スクーラー(PROENZA SCHOULER)」は、ノースリーブトップスの裾にフリンジをどっさりあしらいました。長さが不規則なフリンジのおかげで、ウエスト周りに弾むような動きが加わっています。体を動かすたびにフリンジが小刻みに揺れて、コンパクトな装いにドラマを添えてくれます。フリンジが目立つ分、自然と肌見せから視線をそらせる仕掛けです。
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ほのかに透けるシアー素材は、お腹のカムフラージュに好都合。素肌の透明感まで際立たせてくれます。今シーズンのトレンド素材でもあるマテリアルを上手に生かせば、肌見せセンスがさらにアップします。
「MSGM」は、チュールのミニスカートをボトムスの上からレイヤード。お腹周りにかすみがたなびくような景色を生み出しました。チュールに適度なボリュームがあるので、ウエストが引き締まって映るおまけ付き。かなり肌見せゾーンが広めですが、チュールの効果でうまくぼかされています。
大人のお腹見せは、羽織り物やかぶせテク、隙間作り、ボタン開けなど、見え加減をコントロールするアレンジがポイント。くびれを強調するようなスタイリングは、サマールックを健やかに見せてくれます。品格を保ちつつ、ヘルシーでアクティブな雰囲気を印象付けやすいお腹見せを、これからの季節にぜひトライしてみませんか。
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インフルエンサーEC支援のエニーマインドグループはこのほど、インドネシアのスタートアップ企業DDI(PT Digital Distribusi Indonesia)を買収する。DDIは2019年10月に設立、ITから流通、マーケティングまでECバリューチェーン全体を支援するECイネイブラーと呼ばれる事業モデルを展開しており、直近の2022年12月期の売上高は前期比3倍増の17億8300万円と急成長している上、営業利益は4600万円、純利益は4300万円とすでに黒字化している注目のスタートアップ企業だ。
創業者のタトゥム・ケンバラ(Tatum Kembara)CEOは、ハーバード大学で修士を取得後、経営コンサルティングのA.T.カーニー、インドネシアの大手ECのBlibliを経て、19年10月にDDIを設立した。買収金額は507万ドル(約6億7500万円)で、全株式を取得し、完全子会社化する。
また、買収後もDDIの経営陣は変わらず、ケンバラCEOはエニーマインドグループのマネージングディレクターとして同社の経営陣にも加わる予定。
エニーマインドは現社長CEOの十河宏輔氏が2016年にシンガポールで創業。インフルエンサーマーケティングから生産、ECサイトの構築・運用、在庫管理、データ分析まで一貫型のEC支援サービスを日本及びASEANで展開している。23年1〜3月期の業績(IFRS)は売上収益が前年同期比27.4%増の65億円、営業損益が6000万円の赤字(前年同期は1億4800万円の赤字)、純損益は1億100万円の赤字(前年同期は6400万円の赤字)だった。
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小林製薬は吸水ショーツ「ベア(BE-A)」などを展開するベア ジャパン(BE-A JAPAN)とタッグを組み、 “サラサーティ ランジェリー用洗剤”と超吸収型サニタリーショーツ“ベア シグネチャー ショーツ02”のセット(6050円)を5月25日に全国のドラッグストアや公式サイトなどで数量限定発売する。2社のコラボが実現した経緯と発売に向けての期待、そして今後の目標を白石千夏・小林製薬「サラサーティ」ブランドマネージャーとベアジャパンの髙橋くみCEOに聞いた。
WWD:今回のコラボセット誕生の経緯は?
白石千夏小林製薬サラサーティブランドマネージャー(以下、白石):「サラサーティ」は1988年に発売したおりものシートです。発売当時、生理については語られることは多かったものの、おりものに対しては、あまり口に出して話題にすることがなく、トイレで拭いたり、ショーツを替えたりして、密かに対処するしかありませんでした。そんな時代に「我慢しないでいいんだよ」との思いで発売したのが「サラサーティ」です。そして、1989年におりもの用経血用の洗剤として“サラサーティ ランジェリー用洗剤”を発売しました(発売当時の商品名は“ミスウォッシュ”)。昨今、「吸水ショーツの洗濯に使っている」というお客さまの声を聞くようになり、「相性がいいのかも」と思い、吸水ショーツメーカーと何か一緒にできないかと考えていました。吸水ショーツのパイオニアといえば「ベア」という認識だったので、昨年10月にベア ジャパンも弊社出展していた「フェムテック関連企業の合同展示会「フェムテック トーキョー(FEMTECH TOKYO)」で私がナンパした(笑)のがきっかけです。
髙橋くみベアジャパンCEO(以下、髙橋):小林製薬のような大手がスタートアップ企業の弊社に直接お声掛けいただき、とてもうれしかったです。弊社が行なっている生理セミナーでは「おりものは初潮を迎えるサイン」とお話ししますが、子どもだけでなく母親もそこまで知識が至っていない人が多いんです。生理の話はするけれどおりものの話までは至らず、「おりものが病気だと思って、親にも言えなかった」という話もよく聞きます。女性の体に起きる当たり前の事を丁寧に伝え、「自分だけじゃない」と思ってもらうことはとても大切です。小林製薬が「サラサーティ」を通して、おりものに対する知識や理解を広められたことは大きいですね。それに、吸水ショーツを販売するにあたり「洗濯が面倒なのでは」という声が一定数ありますから、このコラボセットには大いに期待しています。
吸水ショーツ未使用の理由の1位は「洗濯が面倒そう」
WWD:吸水ショーツの普及と洗濯は深い関係がある?
白石:弊社が行ったアンケートによると「吸水ショーツを使用してみたい」という人はおよそ7割。一方で、吸水ショーツ未使用の理由の1位は「洗濯が面倒そう(36%)」となっています。このコラボセットが、吸水ショーツ普及のネックになっている洗濯に対する面倒なイメージを払拭する役に立てればと思っています。
髙橋:「ベア」の吸水ショーツは、基本的には洗剤なしでも洗えますが、洗い方には個人差がありますし「きちんと洗えているか心配」という声も聞かれます。“サラサーティ ランジェリー用洗剤”を使って、経血を吸収したショーツを洗うと経血が下に溜まって、落ちたことを目で確認できて、すごくいいと思いました。「お風呂に入る時に浸けて、出る時にささっと洗えて便利」という声も聞かれます。
白石:この洗剤はタンパク質を分解する能力が高いので、普通の洗剤よりも経血やおりものの洗浄に向いています。20分浸けおきすればOKなので、お風呂に入る前に浸けて出る時に洗うというのはいいですね。
髙橋:弊社は吸水量にかけては自信を持って開発しています。“サラサーティ ランジェリー用洗剤”とのセットで、吸水ショーツがもっと普及するきっかけになればうれしいです。
白石:私は初めて「ベア」の吸水ショーツをはいて感動しました。それまで、生理の時に当たり前のように我慢していたことを「それは我慢することではなく、もっと快適に過ごしていい」と提案され、新たな選択肢を与えられた気持ちでした。それは、弊社が「サラーサーティ」というおりものシートを開発した時に通じるものがある、と思っています。発売当時のお客さまへのインタビューが残っているのですが、「私だけ病気だと思っていた」とか「ショーツを洗うのが女の嗜みだと教えられたが、そのストレスから解放された」などの声があり、おりものシートの発売が、おりものに対処するだけでなく、女性の人生を少しラクにできたのかな、と思いました。
WWD:吸水ショーツが普及し初めて数年経つが、それがランジェリー用洗剤の売れ行きに影響しているか。
白石:ナプキンの機能が良くなったりおりものシートが普及したりするにつれ、正直売れ行きは伸び悩んでいた時期がありました。昨今は、吸水ショーツに使う人が増え、その洗濯にも向いていることを私たちがアナウンスすることで、使用する人が増え、確実に売り上げは伸びています。
WWD:吸水ショーツの参入が増えているが、さらに浸透させるための課題は何だと思うか。
髙橋:まずは試していただく事が第一。みなさん一度試すと、こんなにラクなのかと感激してくださいます。その一方で課題もあります。吸水ショーツが広がるにつれ、品質のバラつきがあり、吸水ショーツでありながら明らかにその役割を果たさないものが販売されていることも。初めて試した吸水ショーツで失敗してしまい「吸水ショーツってこんなものか」と思われるのが、一番悲しいというか寂しいというか、悔しい。それが、初潮間もないお子さんだったら生理がトラウマになりかねません。品質が保たれたものが広まっていくことが重要だと思います。
白石:このコラボセットのターゲットは「まだ使っていないけれど、ちょっと試してみたいな」と思っている層だと思っています。フェムテックとかもそんなに知らないし、吸水ショーツも詳しくない人が初めて使うにあたって「“ベア シグネチャー ショーツ02”がいちばん適している」と私自身が使ってみて自信を持って言えますし、「サラサーティ」のような、ドラッグストアでいつも目にするメーカーと一緒に売られていると少し安心するかなと。そこはお役に立てるかな、と期待しています。
WWD:まだ発売前ではあるが、2社で次のステップの構想は?
白石:弊社は「サラサーティ」を通してずっとおりものを見つめてきました。先ほどもお話ししましたが、世の中では初潮や生理の教育はたくさんあるけれど、おりものについては、学ぶ機会が少ないので、おりものの性教育は私達の使命だと思っています。今後、ベアさんは生理と吸水ショーツの話、弊社はおりものの話をして、一緒に性教育などができればと思っています。
髙橋:ぜひに!ベア ジャパンの設立は3月30日。そして3月30日は「サラサーティ」の日ですよね(笑)。深いご縁を感じているので、よろしくお願いします
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小林製薬は吸水ショーツ「ベア(BE-A)」などを展開するベア ジャパン(BE-A JAPAN)とタッグを組み、 “サラサーティ ランジェリー用洗剤”と超吸収型サニタリーショーツ“ベア シグネチャー ショーツ02”のセット(6050円)を5月25日に全国のドラッグストアや公式サイトなどで数量限定発売する。2社のコラボが実現した経緯と発売に向けての期待、そして今後の目標を白石千夏・小林製薬「サラサーティ」ブランドマネージャーとベアジャパンの髙橋くみCEOに聞いた。
WWD:今回のコラボセット誕生の経緯は?
白石千夏小林製薬サラサーティブランドマネージャー(以下、白石):「サラサーティ」は1988年に発売したおりものシートです。発売当時、生理については語られることは多かったものの、おりものに対しては、あまり口に出して話題にすることがなく、トイレで拭いたり、ショーツを替えたりして、密かに対処するしかありませんでした。そんな時代に「我慢しないでいいんだよ」との思いで発売したのが「サラサーティ」です。そして、1989年におりもの用経血用の洗剤として“サラサーティ ランジェリー用洗剤”を発売しました(発売当時の商品名は“ミスウォッシュ”)。昨今、「吸水ショーツの洗濯に使っている」というお客さまの声を聞くようになり、「相性がいいのかも」と思い、吸水ショーツメーカーと何か一緒にできないかと考えていました。吸水ショーツのパイオニアといえば「ベア」という認識だったので、昨年10月にベア ジャパンも弊社出展していた「フェムテック関連企業の合同展示会「フェムテック トーキョー(FEMTECH TOKYO)」で私がナンパした(笑)のがきっかけです。
髙橋くみベアジャパンCEO(以下、髙橋):小林製薬のような大手がスタートアップ企業の弊社に直接お声掛けいただき、とてもうれしかったです。弊社が行なっている生理セミナーでは「おりものは初潮を迎えるサイン」とお話ししますが、子どもだけでなく母親もそこまで知識が至っていない人が多いんです。生理の話はするけれどおりものの話までは至らず、「おりものが病気だと思って、親にも言えなかった」という話もよく聞きます。女性の体に起きる当たり前の事を丁寧に伝え、「自分だけじゃない」と思ってもらうことはとても大切です。小林製薬が「サラサーティ」を通して、おりものに対する知識や理解を広められたことは大きいですね。それに、吸水ショーツを販売するにあたり「洗濯が面倒なのでは」という声が一定数ありますから、このコラボセットには大いに期待しています。
吸水ショーツ未使用の理由の1位は「洗濯が面倒そう」
WWD:吸水ショーツの普及と洗濯は深い関係がある?
白石:弊社が行ったアンケートによると「吸水ショーツを使用してみたい」という人はおよそ7割。一方で、吸水ショーツ未使用の理由の1位は「洗濯が面倒そう(36%)」となっています。このコラボセットが、吸水ショーツ普及のネックになっている洗濯に対する面倒なイメージを払拭する役に立てればと思っています。
髙橋:「ベア」の吸水ショーツは、基本的には洗剤なしでも洗えますが、洗い方には個人差がありますし「きちんと洗えているか心配」という声も聞かれます。“サラサーティ ランジェリー用洗剤”を使って、経血を吸収したショーツを洗うと経血が下に溜まって、落ちたことを目で確認できて、すごくいいと思いました。「お風呂に入る時に浸けて、出る時にささっと洗えて便利」という声も聞かれます。
白石:この洗剤はタンパク質を分解する能力が高いので、普通の洗剤よりも経血やおりものの洗浄に向いています。20分浸けおきすればOKなので、お風呂に入る前に浸けて出る時に洗うというのはいいですね。
髙橋:弊社は吸水量にかけては自信を持って開発しています。“サラサーティ ランジェリー用洗剤”とのセットで、吸水ショーツがもっと普及するきっかけになればうれしいです。
白石:私は初めて「ベア」の吸水ショーツをはいて感動しました。それまで、生理の時に当たり前のように我慢していたことを「それは我慢することではなく、もっと快適に過ごしていい」と提案され、新たな選択肢を与えられた気持ちでした。それは、弊社が「サラーサーティ」というおりものシートを開発した時に通じるものがある、と思っています。発売当時のお客さまへのインタビューが残っているのですが、「私だけ病気だと思っていた」とか「ショーツを洗うのが女の嗜みだと教えられたが、そのストレスから解放された」などの声があり、おりものシートの発売が、おりものに対処するだけでなく、女性の人生を少しラクにできたのかな、と思いました。
WWD:吸水ショーツが普及し初めて数年経つが、それがランジェリー用洗剤の売れ行きに影響しているか。
白石:ナプキンの機能が良くなったりおりものシートが普及したりするにつれ、正直売れ行きは伸び悩んでいた時期がありました。昨今は、吸水ショーツに使う人が増え、その洗濯にも向いていることを私たちがアナウンスすることで、使用する人が増え、確実に売り上げは伸びています。
WWD:吸水ショーツの参入が増えているが、さらに浸透させるための課題は何だと思うか。
髙橋:まずは試していただく事が第一。みなさん一度試すと、こんなにラクなのかと感激してくださいます。その一方で課題もあります。吸水ショーツが広がるにつれ、品質のバラつきがあり、吸水ショーツでありながら明らかにその役割を果たさないものが販売されていることも。初めて試した吸水ショーツで失敗してしまい「吸水ショーツってこんなものか」と思われるのが、一番悲しいというか寂しいというか、悔しい。それが、初潮間もないお子さんだったら生理がトラウマになりかねません。品質が保たれたものが広まっていくことが重要だと思います。
白石:このコラボセットのターゲットは「まだ使っていないけれど、ちょっと試してみたいな」と思っている層だと思っています。フェムテックとかもそんなに知らないし、吸水ショーツも詳しくない人が初めて使うにあたって「“ベア シグネチャー ショーツ02”がいちばん適している」と私自身が使ってみて自信を持って言えますし、「サラサーティ」のような、ドラッグストアでいつも目にするメーカーと一緒に売られていると少し安心するかなと。そこはお役に立てるかな、と期待しています。
WWD:まだ発売前ではあるが、2社で次のステップの構想は?
白石:弊社は「サラサーティ」を通してずっとおりものを見つめてきました。先ほどもお話ししましたが、世の中では初潮や生理の教育はたくさんあるけれど、おりものについては、学ぶ機会が少ないので、おりものの性教育は私達の使命だと思っています。今後、ベアさんは生理と吸水ショーツの話、弊社はおりものの話をして、一緒に性教育などができればと思っています。
髙橋:ぜひに!ベア ジャパンの設立は3月30日。そして3月30日は「サラサーティ」の日ですよね(笑)。深いご縁を感じているので、よろしくお願いします
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「グッチ(GUCCI)」は5月16日、韓国・ソウルで2024年クルーズ・コレクションを発表した。「グッチ」は昨年、梨泰院で起こったハロウィンの事故を踏まえ、その2日後にソウルでの開催を予定していたのファッションショーを中止していた。ソウルとの“約束”を果たすために開催したファッションショーは史上初めて、14世紀に建設された景福館で開催した。王宮の重要な儀式が執り行われてきた中庭には、韓国で「国民の妹」と呼ばれる歌手のIU、ニュージーンズのハニ(Hanni)、ITZYのリュジン(Ryujin)らが来場し、メゾンと韓国、ひいてはアジアの関係性を印象付けた。日本からは、アンバサダーを務める俳優の志尊淳が駆けつけた。
クルーズ・コレクションは、引き続きデザインチームが手掛けた。5月にクリエイティブ・ディレクターに就任したばかりのサバト・デ・サルノ(Sabato De Sarno)によるコレクションは、9月のミラノ・ファッション・ウイークでの発表を予定している。
同じくデザインチームが生み出した23-24年秋冬コレクション同様、24年クルーズコレクションは「グッチ」の歴史に着想源を得た。今回は1990年代のムードがベース。ストリートの勢いが増して、若い世代はフォーマルとのリミックスをスタート。ハイ&ロー、モードカジュアルなど、あらゆる面で相反するもののハイブリッドが進み、スタイルの多様性が一気に広まった時代だ。
コレクションは、ガウンのようなシルエットのMA-1で幕を開けた。カジュアルアイテムの代表格を、イヴニングのテクニックで形にする。ライナーは、イヴニングドレスのように鮮やかなオレンジ。メタルチェーンのクラッチバッグをコーディネートする。GGモチーフのブルゾンは、袖が着脱式。胸元にはシルクサテンの大きなリボンを飾った。韓国の民族衣装に着想得たものだ。首にはパールのネックレス、手にはGGモチーフの“ジャッキーバッグ”だが、中央にはネオンカラーのレザーをあしらった。マキシ丈のTシャツはシルクサテンで作り、ドレスのように着こなす。金ボタンをあしらった高貴なパープルのツイードジャケットには、ネオプレンのショートパンツ。キー素材となったネオプレンは、ソウルの中心を流れる漢江(ハンガン)を意識して選んだ。ビジューを飾ったスカートはヒップハングで履きこなし、メタルチェーンのネックレスをグルグル巻いたり、90年代を代表するハイブリッドは多種多様だ。
ハイブリッドして新鮮なスタイルを生み出したが、アイテムはベーシック。後任デザイナーにスムーズにバトンを渡すため、過去にインスピレーションを得つつ、パーソナルなアイデンティティは最小限にとどめようとした印象だ。前任アレッサンドロ・ミケーレ(Allessandro Michele)らしい豪華な装飾主義や個性的な色柄は、彼の退任以降段階的に控えめになっており、商品や店舗などの空間で表現する世界観は、比較的ニュートラルに近づいている。ザハトにバトンを渡す体制は整ってきた。9月のコレクションが楽しみだ。
アフターパーティーには、元2PMのジェイ・パーク(Jay Park)やエイサップ・ロッキー(ASAP ROCKY)が登場した。
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約1年のロックダウンを経て、2023年の中国ビューティ市場はコロナ前の成長スピードを取り戻す勢いだ。調査会社のユーロモニター・インターナショナル(EUROMONITOR INTERNATIONAL)は、23年の中国のビューティ・パーソナルケア市場規模は前年比5%増の980億ドル(約13兆1320億円)に達すると予測する。中でもプレステージ(プレミアム)カテゴリーの成長が著しく、マスマーケットカテゴリーの規模を26年には超えるという。プレステージカテゴリーは今後5年で毎年13%、マスマーケットカテゴリーは毎年8%の成長率を見込む。同じく調査会社のバーンスタイン(BERNSTEIN)は、中国の消費者がビューティ商品に費やす1人あたりの金額は、トラベルリテールと免税店を除き、日本や韓国の数字に迫ると予測する。
バースタインによると、プレステージカテゴリーは22年1~11月に伸び続け、ロックダウン中で苦戦するビューティ市場を支えた。ECのTモール(TMALL)、CtoCマーケットプレイスのタオバオ(TAOBAO)、動画アプリの抖音(DOUYIN)において売り上げ成長率が高かったプレステージスキンケアブランドは、「シャネル(CHANEL)」「ゲラン(GUERLAIN)」「シスレー(SISLEY)」「ドゥ・ラ・メール(DE LA MER)」「ヘレナ ルビンスタイン(HELENA RUBINSTEIN)」だった。メリンダ・フ―(Melinda Hu)=バーンスタイン バイス プレジデント・ディレクター兼シニア・エクイティ・リサーチ・アナリストは、「中国市場が徐々に復調する中で、消費者の消費意欲を掻き立てるのはプレステージカテゴリーだ。特に外資ブランドは現地のオフラインビジネスが平常に戻る中、中国の国産ブランドよりも復調が早いだろう」と話す。
新型コロナウイルスの影響で、中国の消費者は“ケア”カテゴリーを見直すようになった。ヤン・フー(Yang Hu)=ユーロモニター インサイト・マネジャー・オブ・ヘルス・アンド・ビューティ・アジアは、「スキンケアはただ表面的に肌をきれいにするだけでなく、内側からホリスティックにケアすることに重きを置くようになっている」と指摘。「消費者にとって商品購入の判断基準が高くなっており、ブランドイメージではなく、効果実感が一番の基準になりつつある」と分析する。また、ブランドが生み出すエモーショナルな体験や価値観もより大事になっているといい、その例として中国の伝統文化を取り入れたファッショントレンド「国潮(グオチャオ)」や、ミニマリズム、ジェンダー平等、サステナビリティなどの価値観を挙げる。
投資会社ビーイングキャピタル(BEING CAPITAL)のジェイシー・ヤン(Jeacy Yan)創業者は、成分にフォーカスしたり、マスクによる肌荒れに特化したりしたスキンケアは特に需要が高まるとの認識を示す。「ニキビケアはピーリング系が主流だが、より肌への刺激が少ない発酵系や植物由来成分がこれまでのAHAやBHAの代わりになる」と話す。またトーンアップ効果のある日焼け止めも人気で、中でも「ラ ロッシュ ポゼ(LA ROCHE-POSAY)」「スキンシューティカルズ(SKINCEUTICALS)」「薇諾娜(WINONA)」「夸迪(QUADHA)」といったブランドへの支持が高い。
これからは若年層がエイジングケアカテゴリーをけん引するとみる専門家もいる。ラグジュアリービューティを扱う化粧品セレクトショップのジョイス・ビューティ(JOYCE BEAUTY)で中国市場のマネジング・ディレクターを務め、ジョイス・ビューティを中国で展開するクリサリス・ビューティ(CHRYSALIS BEAUTY)の創業者でもあるミリアム・ブレイ(Miriam Bray)は、「18~25歳の消費者はすでにエイジングケア商品を使い始めている。若い彼らにとって大事になのは効果実感だけでなく、パッケージや中身のテクスチャーといったブランド体験だ」と説明する。
プレステージブランドの勢いが増す一方、マスブランドの存在感も健在だ。22年は「E.L.F」「トゥー フェイスド(TOO FACED)」「フーダ ビューティ(HUDA BEAUTY)」「グラムグロウ(GLAMGLOW)」「エチュードハウス(ETUDE HOUSE)」など、中国市場からの撤退や、中国でのEC事業を終了するブランドもあったが、多くのマスブランドはマーケットのノウハウを生かし、タイムリーに新商品を出すことでパンデミックの苦境を乗り越えた。
ビーイング キャピタルによると、「HBN」「ジベン(ZHIBEN)」「溪木源(SIMPCARE)」「ユニスキン(UNISKIN)」をはじめとする19年のビューティブームで頭角を現した現地の新しいスキンケアブランドも、流通取引総額10億ドル(約1340億円)規模に成長しているという。これらのブランドは、価格帯が200元(約3800円)以下だ。フー=ユーロモニター インサイト マネジャーは、「現地のCビューティブランドはすでにマスマーケットのシェアをある程度獲得しており競争も激しい。そのため多くのブランドはプレステージ市場に目を向け始めている」と話す。ブレイ=クリサリス ビューティ創業者は、「新型コロナウイルスで次世代の実業家が育ってきた。国外に旅行ができなくなり、資金を持った投資家たちが国内市場に目を向けた。同時に外国への留学から戻った若く優秀な人材も増えた。彼らは親からの資金援助を武器とするだけでなく、ロレアル(L’OREAL)やLVMHといった大手よりも中国消費者をよく理解している」と指摘する。実際、孟昭然(Zharoan Meng)が21年に立ち上げたフレグランスブランド「ドキュメンツ(DOCUMENTS)」や、イ・ヒ(Yi He)が20年に立ち上げたスキンケアブランド「ハービースト(HERBEAST)」はここ数年で急成長しており、創業者は2人ともパリへ留学・就職した経験を持つ。「ハービースト」は「アウグスティヌス ベーダ―(AUGUSTINUS BADER)」「111スキン(111 SKIN)」「エビダンス ドゥ ボーテ(EVIDENS DE BEAUTE)」といった外国ブランドと肩を並べ、世界中の化粧品を扱うジョイス・ビューティ(JOYCE BEAUTY)で唯一取り扱われているCビューティブランドだ。500~1000元(約9700~1万4900円)という価格帯で展開する「ドキュメンツ」「ハービースト」は、実店舗からスタートしローカルに根付いた世界観やコミュニティーづくりを戦略に成長した。昨年9月にはロレアルグループの中国ファンドが「ドキュメンツ」の少数株式を取得した。
中国では昨今、実店舗に注力する店舗が増えている。昨年は「シャーロット ティルブリー(CHARLOTTE TILBURY)」「ザ・ギンザ(THE GINZA)」「花西子(FLORASIS)」「ジュディドール(JUDYDOLL)」、フレグランスブランド「トゥ サマー(TO SUMMER)」「ドキュメンツ」などがこぞってオフラインビジネスを強化した。「イソップ(AESOP)」も昨年2店舗をオープンしたほか、「シスレー(SISLEY)」は1月にスパとカフェを併設した初のアジア旗艦店「メゾン シスレー」を上海にオープンした。「スキンシューティカルズ(SKINCEUTICALS)」は昨年12月にフェイシャルトリートメントセンターと物販を合わせた新型店舗「スキンラボ(SKINLAB)」を開店。化粧品セレクトショップのセフォラやハーメイ(HARMAY)、SKPセレクト・ビューティ(SKP SELECT BEAUTY)、ボニー&クライド(BONNIE&CLYDE)などもオフラインビジネスを強化している。
ブレイ=クリサリス・ビューティ創業者は「オフラインビジネスに再び注目が集まっている。外出のついでに寄るショッピングが一つの楽しみになっている。ニッチなブランドは知名度がないため、消費者が商品を試せる場として実店舗が大きな機会となるだろう。一方で商品を店頭で試してオンラインで購入する可能性もあるため、オムニチャネル戦略が大事だ」と説明する。
25~32歳をターゲットにするジョイス・ビューティでは、“体験”にこだわっており、ブランドだけでなく店そのものにロイヤリティーをもってもらえる顧客を育てている。「化粧品小売は昔からトラフィック(来店客数)を指標としてきたが、店頭ならではの体験と顧客とのつながりを重視している」とブレイ創業者は説明する。
さらにセールや買い物を促すショッピングイベントが売り上げ拡大の大きな起爆剤になる。越境ECのアゾヤ・ヨーロッパ(AZOYA EUROPE)のエレーナ・ガッティ(Elena Gatti)=マネジング・ディレクターは、3月8日の国際女性デーや5月20日の中国におけるバレンタインデー「520(我愛你)の日」、EC大手JDドットコム(JD.com)による6月18日のセールイベント、アリババ(ALIBABA)による11月11日の「独身の日(シングルデー、W11)」セールをはじめ、大きなイベントが重要なタッチポイントになると説明する。「多くのブランドは7~8月ごろから『独身の日』の準備を始める。10月までに話題をつくっておけば、11月の売り上げに直結する」。
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「グッチ(GUCCI)」が2024年クルーズ・コレクションを発表した。
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ワコールによる「ウイング(WING)」から5月25日、“マッチミーブラ”の新CMが登場する。同CMでは、アイドルグループのNMB48の渋谷凪咲を起用。アイドルとしての渋谷ではなく、自分らしい等身大の姿をフィーチャーする。
“ブラが、わたしに合わせてくれる”と謳う“マッチミーブラ”は、前面中心の樹脂シートが体温によって変形し、女性ならではの周期によって変化するバストにフィットするブラだ。渋谷はCMで“マッチミーブラ”を着用し、毎日生き生きと過ごす様子を表現。彼女は、「撮影中は“マッチミーブラ”が緊張をほぐしてくれた。仕事でもプライベートでも自分らしくいたいので、“マッチミーブラ”はそばにいてくれる強い味方」とコメントしている。
“マッチミーブラ”のカラーは、バイオレット、ロマンピンク、ベージュ、コン、エンジ、グレッシュブルーの6色で価格は3960円〜。
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ワコールによる「ウイング(WING)」から5月25日、“マッチミーブラ”の新CMが登場する。同CMでは、アイドルグループのNMB48の渋谷凪咲を起用。アイドルとしての渋谷ではなく、自分らしい等身大の姿をフィーチャーする。
“ブラが、わたしに合わせてくれる”と謳う“マッチミーブラ”は、前面中心の樹脂シートが体温によって変形し、女性ならではの周期によって変化するバストにフィットするブラだ。渋谷はCMで“マッチミーブラ”を着用し、毎日生き生きと過ごす様子を表現。彼女は、「撮影中は“マッチミーブラ”が緊張をほぐしてくれた。仕事でもプライベートでも自分らしくいたいので、“マッチミーブラ”はそばにいてくれる強い味方」とコメントしている。
“マッチミーブラ”のカラーは、バイオレット、ロマンピンク、ベージュ、コン、エンジ、グレッシュブルーの6色で価格は3960円〜。
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「ロレアル プロフェッショナル(L’OREAL PROFESSIONAL)」はこのほど、5種の新作バーチャルヘアスタイルをそろえた“グラヴィタス(GRAVITAS)”シリーズを公開した。新ヘアスタイルは、これまで提供していた「レディ・プレイヤー・ミー(READY PLAYER ME)」に加えて、「ロブロックス(ROBLOX)」と「ゼペット(ZEPETO)」でも展開。プラットフォーム全体のユーザー数は推定2億3450万人、ゲーム数は4000万を超える。新作バーチャルヘアスタイルを提案することで、仮想空間での自己表現の無限の可能性を追求する。
「ロレアル プロフェッショナル」は2022年にCGIアーティストのエヴァン・ロシェット(Evan Rochette)とタッグを組み、多数のプラットフォームに対応したアバター向けの多彩なバーチャルヘアスタイルオプションを提供。誰でも簡単にアバターの制作ができるサービス「レディ・プレイヤー・ミー」で利用できる5種のヘアスタイルを発表し、ヘアケアブランドとして初めてメタバースの世界に参入した。
今回登場した新作シリーズ“グラヴィタス”は、前回に引き続きエヴァン・ロシェットと、フランス人ヘアアーティストのチャーリー・ル・ミンドゥ(Charlie Le Mindu)が手掛けた。重力に抗い、ボディーや頭よりも大きくデザインしたヘアスタイルなど、オフライン・オンラインの両側面からデザインしたインパクトのあるスタイルが誕生している。
また、「ロレアル プロフェッショナル」主催によるグローバルコンテスト「スタイル&カラートロフィ」でも仮想世界と現実世界のヘアスタイルを融合。今年は「メタモルフォシス」をテーマに、メタバース空間でのバーチャルヘアデザインを対象にした部門を新設し、変化と自己表現をコンセプトにしたヘアデザイン作品を募集している。
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「ロレアル プロフェッショナル(L’OREAL PROFESSIONAL)」はこのほど、5種の新作バーチャルヘアスタイルをそろえた“グラヴィタス(GRAVITAS)”シリーズを公開した。新ヘアスタイルは、これまで提供していた「レディ・プレイヤー・ミー(READY PLAYER ME)」に加えて、「ロブロックス(ROBLOX)」と「ゼペット(ZEPETO)」でも展開。プラットフォーム全体のユーザー数は推定2億3450万人、ゲーム数は4000万を超える。新作バーチャルヘアスタイルを提案することで、仮想空間での自己表現の無限の可能性を追求する。
「ロレアル プロフェッショナル」は2022年にCGIアーティストのエヴァン・ロシェット(Evan Rochette)とタッグを組み、多数のプラットフォームに対応したアバター向けの多彩なバーチャルヘアスタイルオプションを提供。誰でも簡単にアバターの制作ができるサービス「レディ・プレイヤー・ミー」で利用できる5種のヘアスタイルを発表し、ヘアケアブランドとして初めてメタバースの世界に参入した。
今回登場した新作シリーズ“グラヴィタス”は、前回に引き続きエヴァン・ロシェットと、フランス人ヘアアーティストのチャーリー・ル・ミンドゥ(Charlie Le Mindu)が手掛けた。重力に抗い、ボディーや頭よりも大きくデザインしたヘアスタイルなど、オフライン・オンラインの両側面からデザインしたインパクトのあるスタイルが誕生している。
また、「ロレアル プロフェッショナル」主催によるグローバルコンテスト「スタイル&カラートロフィ」でも仮想世界と現実世界のヘアスタイルを融合。今年は「メタモルフォシス」をテーマに、メタバース空間でのバーチャルヘアデザインを対象にした部門を新設し、変化と自己表現をコンセプトにしたヘアデザイン作品を募集している。
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主要百貨店の2022年度決算が発表され、各社の店舗売上高が出そろった。コロナによる行動規制が緩和され、国内の消費者だけでなく、秋以降は海外からの訪日客も急回復した。店舗売上高の上位10店舗に限れば、7店舗がコロナ前の19年度実績を上回った。そのうち伊勢丹新宿本店、阪急本店、JR名古屋高島屋の3店舗は過去最高を更新している。
店舗売上高ベスト10は順位に大きな変動はないものの、上位の有力店舗の強さが際立った。
1位は不動の横綱、伊勢丹新宿本店。前年比29.2%増の3276億円と急伸した。バブル末期の1991年度の3000億円超の記録を31年ぶりに上回った。コロナ前に比べて入店客数は8割程度の水準にとどまるが、一人当たりの客単価が大幅に伸びた結果だ。
21年4月に就任した細谷敏幸社長は、コロナ下で不特定多数の集客力に頼った従来の手法を見直し、識別顧客(カード会員、アプリ会員、外商客など)と深くコミュニケーションするように切り替えた。特に識別顧客の最上位である外商客には手厚いサービスメニューを用意し、ラグジュアリーブランド、時計・宝飾品、美術品といった高額品の購買に結びつけた。結果、同店の売上高全体に占める識別顧客の割合は20年3月期に約50%だったのに対し、23年3月期は約70%に上昇した。識別顧客の売上高の中で、年間100万円以上を使う人の占める割合は50%に達する。
コロナ前の19年度との比較でも売上高は、実に536億円も上積みされている。外部環境も追い風になった。同じ新宿の小田急百貨店新宿店が昨年10月に本館を閉店し、大幅に規模を縮小した。さらに今年1月には東急百貨店渋谷本店(東急本店)が閉店した。「伊勢丹が小田急と東急の外商客の受け皿になった」と三越伊勢丹の幹部は証言する。電鉄系の小田急と東急はその沿線に多くの富裕層がおり、彼らを外商客として取り込むことに成功した。
10年前に東横線と副都心線の直通運転が始まった際、東急沿線の消費者が渋谷を通過して伊勢丹新宿本店に向かう現象が起きた。副都心線の駅は伊勢丹の足元にある。東急本店が閉店し、伊勢丹はさらに東横線の沿線の商圏を広げた。また、東急本店の近隣には日本屈指の高級住宅街・松濤がある。東急本店の金城湯池だった松濤の外商客も伊勢丹に流れたとみられる。
2位は西の横綱、阪急本店(阪急うめだ本店、阪急メンズ大阪)で同30.1%増の2610億円だった。こちらも過去最高だった18年度の2507億円を上回った。好調の理由は伊勢丹新宿本店とほぼ重なる。識別顧客による高額品消費がけん引した。9階の祝祭広場など広いスペースを生かしたユニークな催事も集客に貢献した。
3位の西武池袋本店は同14.8%増の1768億円。コロナ前には届かないものの、やはりラグジュアリーブランドなどの高額品を中心に急回復している。セブン&アイ・ホールディングが子会社そごう・西武を米投資会社フォートレス・インベストメント・グループに売却するにあたり、同店の処遇を巡ってもめている。「ルイ・ヴィトン」などのラグジュアリーブランドが入る1階を含めた低層部に、ヨドバシカメラの大型店を入れるか否かが焦点だ。フォートレスの主張通りヨドバシを入れれば、多くのラグジュアリーブランドが離反する懸念がある。
4位はジェイアール名古屋タカシマヤ(JR名古屋高島屋)で同21.7%増の1724億円。00年の開業以来、過去最高を更新した。同店の売上高には、隣接地に17年開業したショッピングセンター(SC)のタカシマヤゲートタワーモールが含まれる。とはいえ、百貨店単体でも松坂屋名古屋店を上回る名古屋一番店であることは間違いない。昨年からラグジュアリーブランドの売り場を増床し、ファッション感度の高い若い顧客を呼び込むことに成功した。21年に隣の大名古屋ビルデングに開店した高級時計売り場「タカシマヤウォッチメゾン」も売り上げに貢献している。
5位には高島屋日本橋店が同15.3%増の1430億円で入った。コロナ前の19年度を上回った。同店は18年に隣にSCの新館を開業させたが、SCの売上高は含まれていない。今年は開店90周年の節目にあたるため、更なる集客策を図る。高島屋は7位に高島屋大阪店(1319億円)、8位に高島屋横浜店(1319億円)もランクインしている。
日本百貨店協会によると、2022年(1〜12月)の全国百貨店売上高は前年比13.1 %増の4兆9812億円だった。19年との比較では11.1%減。2月期や3月期決算が多い主力百貨店各社とは比較する期間の違いもあって、コロナ前の9掛けの水準となった。地方や郊外立地の百貨店は閉店に拍車がかかり、山形県や徳島県は「百貨店ゼロ」の県になった。また東急本店や小田急百貨店新宿店本館のように親会社である電鉄会社の再開発に伴い、閉店する事例もあった。
一方、コロナ禍には休業要請や外出自粛で最も打撃を受けた大都市の旗艦店は、急速に息を吹き返す。21年後半以降は海外旅行などのイベントを楽しめたくなった富裕層の消費が、ラグジュアリーブランドや時計・宝飾品、美術品などの高額品に向かった。昨年10月には水際対策が大幅に緩和されため訪日外国人がやって来るようになり、円安で買い物天国になった日本で高額品を買い漁っている。
地元の中間層に支えられた地方・郊外立地の百貨店と、富裕層の顧客基盤を持ち、訪日客の来店も多い大都市立地の百貨店。両者の明暗はコロナ前から存在したが、回復局面でコントラストがいっそう鮮明になった感がある。東京、大阪、名古屋の一番店がそろって過去最高を更新したことが象徴的だ。「冬の時代」と言われて久しい百貨店業界にあって、上位の有力店は「我が世の春」を迎えている。
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三井不動産は、服のリサイクルをテーマした大型店舗を三井アウトレットパーク木更津(千葉県)の隣接地に6月8日開く。ファッション業界の余剰在庫の課題解決に向けた取り組み。ブランド各社や各種団体と連携し、余剰在庫やB品、アップサイクル品、リサイクル素材で作った服などを、独自の空間演出と売り場編集で販売する。エンターテイメント性を追求したテーマパークのような店舗を目指し、堅苦しくなりがちなテーマを新しい切り口で消費者に伝える。
店舗名は「木更津コンセプトストア(KISARAZU CONCEPT STORE)」。三井アウトレットパーク木更津に隣接する敷地面積7300平方メートルに、北棟と南棟で構成する3000平方メートルの売り場を設ける。中庭、カフェ、工房、イベントスペースもあり、長く滞在できる。同店はテナントではなく、デベロッパーである三井不動産が自ら経営する。
ユニークなリサイクルショップ「パス ザ バトン」を展開してきたスマイルズが企画プロデュースし、百貨店のアウトレット事業などで実績のある双日インフィニティが店舗運営を担う。客は入場料300円を支払い、店内に入る。入場料および商品の売り上げの一部は、衣料品のリサイクルなどを行う団体や企業に寄付する。パートナー企業などと新しいリサイクルやリユースの取り組みも行う実験場とも位置付ける。
商品は三井不動産がアパレルブランドなどから直接買い付ける。ユナイテッドアローズをはじめとした有力企業がパートナーとして名を連ねる。中価格帯から高価格帯のブランドが中心となる。
既存のオフプライスストアやアウトレットモールとの違いは、異なるテーマを持たせた5つのゾーンで構成し、迷路でさまよう感覚で宝探しが楽しめる点にある。「イケア」のように入口から出口まで一方通行の動線を作る。ブランドごとのわかりやすい編集はあえて行わない。什器やディスプレイも店舗の中古品、味のあるアンティークのマテリアルも多用する。スマイルズが「パス ザ バトン」で培ってきたノウハウを発展させた。定期的にさまざまなイベントも企画する。
三井不動産の佐野川靖・商業施設本部長補佐は「ショッピングセンターやアウトレットモールを展開してきた当社がハブになり、新しい商流を作りたい」と話す。
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三井不動産は、服のリサイクルをテーマした大型店舗を三井アウトレットパーク木更津(千葉県)の隣接地に6月8日開く。ファッション業界の余剰在庫の課題解決に向けた取り組み。ブランド各社や各種団体と連携し、余剰在庫やB品、アップサイクル品、リサイクル素材で作った服などを、独自の空間演出と売り場編集で販売する。エンターテイメント性を追求したテーマパークのような店舗を目指し、堅苦しくなりがちなテーマを新しい切り口で消費者に伝える。
店舗名は「木更津コンセプトストア(KISARAZU CONCEPT STORE)」。三井アウトレットパーク木更津に隣接する敷地面積7300平方メートルに、北棟と南棟で構成する3000平方メートルの売り場を設ける。中庭、カフェ、工房、イベントスペースもあり、長く滞在できる。同店はテナントではなく、デベロッパーである三井不動産が自ら経営する。
ユニークなリサイクルショップ「パス ザ バトン」を展開してきたスマイルズが企画プロデュースし、百貨店のアウトレット事業などで実績のある双日インフィニティが店舗運営を担う。客は入場料300円を支払い、店内に入る。入場料および商品の売り上げの一部は、衣料品のリサイクルなどを行う団体や企業に寄付する。パートナー企業などと新しいリサイクルやリユースの取り組みも行う実験場とも位置付ける。
商品は三井不動産がアパレルブランドなどから直接買い付ける。ユナイテッドアローズをはじめとした有力企業がパートナーとして名を連ねる。中価格帯から高価格帯のブランドが中心となる。
既存のオフプライスストアやアウトレットモールとの違いは、異なるテーマを持たせた5つのゾーンで構成し、迷路でさまよう感覚で宝探しが楽しめる点にある。「イケア」のように入口から出口まで一方通行の動線を作る。ブランドごとのわかりやすい編集はあえて行わない。什器やディスプレイも店舗の中古品、味のあるアンティークのマテリアルも多用する。スマイルズが「パス ザ バトン」で培ってきたノウハウを発展させた。定期的にさまざまなイベントも企画する。
三井不動産の佐野川靖・商業施設本部長補佐は「ショッピングセンターやアウトレットモールを展開してきた当社がハブになり、新しい商流を作りたい」と話す。
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イオンモールは、アースデーである4月22日を含む、4月14日から23日までの10日間を「イオンモールのアースデー」とし、地球環境について考えるきっかけとなるさまざまな取り組みを行った。開催3年目となる今年は、衣料品廃棄ロスをテーマに行政機関や地域団体、パートナー企業と連携し、不要な衣料品を回収しリユースする取り組み「幸服リレー」を開催。期間中に126店舗が各1、2日ずつ実施し、合わせて35トンを回収した。持参した人へのポイントなどのインセティブ付与は今年から行っていない。
回収・リサイクルの実務は、繊維製品の回収および循環再生事業を行うビーピーラボ(BPLab) と連携した。ビーピーラボは、繊維製品分別処理工場と再資源化工場を経てペレットなどの原料やウェスや吸着マットなどの資材へリサイクル。「日本再生資源事業協同組合連合会指定様式」のリサイクル化証明書を回収後1か月以内にイオンモールへ提出する。
イベントの成果について「不要になった衣料品をお持ちいただくアクションが環境に寄与するものだと共感してもらえる機会になった。今後は、スポット的に実施するのではなく、常設し継続していくことで、環境保全活動を身近に感じてもらう予定」とイオンモール広報。また、より共感を得るために「回収したものがどういうものに生まれ変わっているのかを次世代の子どもたちなどにも見せていく必要がある。衣料品廃棄問題の他にも、地域の課題に対応していくことが、地域とともにあるイオンモールのミッションだ」と話している。
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「バリー(BALLY)」のルイージ・ビラセノール(Rhuigi Villasenor)=クリエイティブ・ディレクターが、双方の合意のもと、ブランドを去った。ビラセノールは2022年1月に就任し、同年9月のミラノ・ファッション・ウイーク(以下、ミラノコレ)でデビューコレクションを披露。彼を抜てきした際にニコラ・ジロット(Nicolas Girotto)最高経営責任者(CEO)は、「思い切った選択だが、期待通りのことをやっていては勝てない。『バリー』の過去を振り返ると、社会的また産業的な革新の歴史があり、それは魅力的なもの。この業界には、ブランドを高め、エネルギーをもたらすために、リスク覚悟の大胆な選択や若さ、クリエイティビティーが必要だ」と話していたが、わずか2シーズンでの退任となった。今後は、デザインスタジオが次のクリエイティブ体制が決定するまでのディレクションを継承。9月のミラノコレでは、男女合同ショーを計画している。
15年に立ち上げた自身のブランド「ルード(RHUDE)」も手掛けるビラセノールは、ここ数年プレゼンテーションのみを行なっていた「バリー」をランウエイに復帰させるとともに、大胆でセンシュアルな女性像を表現した2回のコレクションを通して、ブランドの知名度向上に貢献。また、意表を突くウエスタンブーツのデザインと伝統的な登山モチーフの融合によってブランドの歴史を物語るカーリングブーツを称えるなど、独自のアイデアを発揮した。
退任に際して、彼は「『バリー』での経験は、信じられないほど光栄なものだった。ブランドの今後の発展を祈るとともに、次のクリエイティブな一章を楽しみにしている」とコメント。一方、ジロットCEOは、ビラセノールの「創造的な貢献」や「『バリー』を再び脚光の下へと導き、モダンでグラマラスな視点を通してブランドの170年のレガシーをさらに若返らせた情熱やエネルギー、クリエイティビティー」を評価し、「彼のクリエイティブな旅の次章での活躍を祈っている」と語った。
同ブランドは、23年度の目標としてアメリカ市場でのさらなる拡大を掲げており、4月には大規模な改装を経てニューヨークのミートパッキング地区にある旗艦店をリニューアルオープンしたばかり。同店は、ビンテージ家具と柔らかな色彩、ラグジュアリーなファブリックを用いるビラセノールによる新たなデザインコンセプトを導入した最初の店舗だった。親会社のJABホールディング(JAB HOLDING)の方針により詳細な売上高は明らかになっていないが、「バリー」の年初来の売り上げは前年比20%増。メンズが売り上げの60%を占めているが、ジロットCEOはもともとブランドのコアビジネスであったウィメンズカテゴリーの成長を目指している。
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毎週発行している「WWDJAPAN」は、ファッション&ビューティの潮流やムーブメントの分析、ニュースの深堀りなどを通じて、業界の面白さ・奥深さを提供しています。巻頭特集では特に注目のキーワードやカテゴリー、市場をテーマに、業界活性化を図るべく熱いメッセージを発信。ここでは、そんな特集を担当記者がざっくばらんに振り返ります。(この記事は「WWDJAPAN」2023年5月15日号からの抜粋です)
林:コロナ禍が明け、お客さんが店に戻ってきたが、働き手が足りないことが、大きな経営課題になっています。これまでの人手不足とはレベルが違う。「どうする!?人手不足」と銘打って特集しました。
中村:ビューティ業界も同じ状況で、中でも美容師は最たる職種です。資格を持っている人のパイの奪い合いで、即戦力で顧客も連れてきてくれる中途が求められています。実力のある中途は圧倒的に「業務委託(集客は店舗が行うが、報酬は歩合制)」を希望します。彼らを獲得するために業務委託サロンを作るところもあります。
林:アパレルの焦点は販売員です。アンケートでは回答企業の8割が人繰りに苦労している。さらに本音を探るべく覆面座談会も実施しましたが、まずアルバイトも社員も新規採用が難しい。昔はファッションが好きだから就職という若者が少なくなかったけれど、今は拘束時間が長く、GWや正月も働き、給料が安いと敬遠されてしまう。「好き」に頼り過ぎてしまったツケが回ってきている。他の業種の給料が上がっている中、「やりがいだけで頑張ってくれ」はもう通用しません。
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中村:美容師には、わずかな光明も見られますよ。1つは、出産や育児で離れた休眠美容師の復帰。「チョキペタ」は、白髪染めなど難易度が低い業務のみに絞って携わってもらうことで復帰しやすい環境を作っています。もう1つが外国人の採用です。今年東京都が許可し、「TAYA」が業界で初めて3人採用しました。日本の美容学校には留学生がいっぱいいますが、仕事をしたければ自国に帰るしかなかったんです。
林:働き方に自由度を持たせると、遅番や休日の勤務が不人気だったりして、店長や社員の負担が大きくなったりするのも難しいところだね。販売員のSNS発信が売り上げにつながり、貢献度が見えやすくなった。でも地味な店舗業務をやっている人のモチベーションを維持するのが難しい。
中村:美容師に会社を辞める理由をアンケートしたのですが、30代は給料で、20代は人間関係。20代はドライな関係がいいのだろうと思っていましたが、実際は家族のような濃密なコミュニケーションを求めているのが60%以上というのに驚きました。熱い男、「オーシャントーキョー(OSEAN TOKYO)」の高木琢也代表が若い世代に人気なことに納得しました。
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「ブルックス ブラザーズ(BROOKS BROTHERS)」×「ロンハーマン(RON HERMAN)」のローンチイベントがこのほど、ロサンゼルス・メルローズの「ロンハーマン」で開催されました。約200年の歴史を誇るアメリカン・トラディッショナル・ブランドは今回、インスピレーション源にロサンゼルスをチョイス。東海岸のかしこまったムードと、西海岸の抜け感がステキにマッチしていました。会場は、春の心地良い風が吹くテラスがあるセカンドフロア。アメトラやプレッピースタイルの30〜50代の俳優やモデル、顧客が多く集まり、カクテルを楽しんでいました。イベント限定で、カスタマイズや刺しゅうが出来るということで、購入者も目立っていました。
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スノーピーク2023年1〜3月期は、売上高が前年同期比8.5%減の64億円だった。1月に実施した製品値上げが足かせになった。アウトドア専門店による在庫過多を受け、卸売販売も伸び悩んだ。一方、直営店とECの売上高は微増した。
営業利益は同72.5%減の2億5700万円。人件費や地代家賃の増加などで販管費が膨らんだ。純利益は同61.7%減の2億4500万円だった。
右肩上がりの成長を遂げてきた同社は、コロナ禍のキャンプブームで成長速度を増してきた。だが「アウトドア業界は新型コロナウイルス感染症の落ち着きにより、昨年夏ごろより潮目が変わってきた」(同社)という。前期(22年12月期)は円安によるコスト増もあって最終利益が3年ぶりの減益になった。
2月発表の23年12月期連結業績予想は据え置く。売上高が前期比17.0%増の360億円、営業利益が同36.1%増の50億円、純利益が同46.4%増の28億円を見込む。
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MTGのトレーニングブランド「シックスパッド(SIXPAD)」は腹筋、脇腹、背筋(下部)にアプローチし、体幹を鍛える“パワースーツ コアベルト HOME GYM 対応モデル”(5万3900円)のカラーバリエーションを展開する。既存のブラックに加え、グレーとピンク、ブルーを5月19日に発売する。また、限られたスペースでも設置しやすい軽量・コンパクトタイプのエクササイズバイク“ザ バイク スマート”(5万3900円)のホワイトを同日発売する。
“パワースーツ コアベルト HOME GYM 対応モデル”は、従来のEMS商品に必要だったジェルシートの「剥がれていく」「動くとずれていく」という点を解消した、ジェルシートを使わないパワースーツ。独自の布製電極、エレダインを搭載し、水で通電させトレーニング後は洗濯機で洗濯できるのが特長だ。
腹筋、脇腹、背筋(下部)を中心とした体幹にアプローチし、EMSで鍛え、さらにランニングなどの有酸素運動や、筋トレと併用できるためハイブリッドトレーニングも可能にする。また月額制EMSオンラインジム「シックスパッド ホーム ジム(SIXPAD HOME GYM)」と接続することで、豊富なメニューから好みのレッスンを選べるほか、さまざまなインストラクターが正しいパフォーマンスで効率的なトレーニングへと導く。
“シックスパッド ザ バイク スマート”は“ザ バイク”シリーズの中で最も軽量でありコンパクトなエントリーモデル。日本の室内環境に合わせた省スペースで設置が可能で、半畳程度の広さがあれば、どこでも気軽に運動を始められる。バイク単体での使用はもちろん、パワースーツと組み合わせたハイブリッドトレーニングや、「シックスパッド ホーム ジム」に接続することで、オリジナルレッスンを楽しむこともできる。
「シックスパッド」はブランド誕生時に世界的プロフットボールプレイヤーのクリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)氏と腹筋を鍛える商品を発売し、世の中に新しい運動習慣を提案。ロナウド氏はさらに進化したウェアラブルでファッショナブルな“パワースーツ コアベルト HOME GYM 対応モデル”をサポートする。
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「ビーミングバイビームス(B:MING by BEAMS)」は、「パッキング(PACKING)」のメッセンジャーバッグの別注モデルを発売した。「ビーミングバイビームス」取扱店舗とビームス公式オンラインショップで取扱中だ。
別注アイテムではフロントのバックルを1つに変更し、サイドジップからメーンポケットへのアクセスを可能にすることで、荷物の出し入れが容易な仕様にアップデートした。また、PCスリーブや小分け収納も可能にするスペースも完備し、取り外し可能なリフレクターテープが夜間使用時の手助けにもなり、よりタウンユースで活躍するアイテムとなった。
「パッキング」は“アメリカのスーパーに雑多に売られているような、毎日使うバックパック”をコンセプトに2018年にスタートした。アメリカらしい野暮ったさも残るシンプルな佇まいのバッグブランド。
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タナカサヨリとクボシタアキラが手掛けるウィメンズ、メンズのファッションブランド「タナカ(TANAKA)」は、東京・南青山に初の直営店をオープンした。根津美術館と道路を挟んで向かい側のビンテージマンション2階の1室で、窓からは美術館の木々もよく見える。同じマンションの1階には「アーツ&サイエンス(ARTS & SCIENCE)」なども出店し、上階には「タナカ」のオフィスも入居している。
ブランドが強みとするデニムアイテムを充実しているほか、オープンに合わせて、2023年春夏で打ち出した写真家・小浪次郎との協業コレクションをそろえている。シルク生地に小波のアーカイブ写真をプリントして縫い付けたTシャツ(2万2000円)やスエットなど。オフィスと同じマンション内に店があることを生かし、過去のシーズンの商品なども臨機応変に取り扱うという。営業時間は毎週金〜日曜の12〜20時。
今後は、服だけでなく「『タナカ』のフィルターを通して選んだアイテムの展示や販売も予定している」という。その1つが、クボシタが収集しているというビンテージ家具だ。店頭では、工業デザイナー、ディーター・ラムス(Dieter Rams)によるブラウン(BRAUN)の白いレコードプレーヤーを現在展示している。
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インポーターのトレメッツォは2023-24年秋冬から、伊ミラノ発のウィメンズ、メンズのダウンアウターブランド「ベーコン(BACON)」を本格的に卸販売する。8月中旬から、インターナショナルギャラリー ビームス(INTERNATIONAL GALLERY BEAMS)やドゥロワー(DRAWER)、ドゥーズィエム クラス(DEUXIEME CLASSE)などセレクトショップ各店で順次販売するほか、9月下旬にバーニーズ ニューヨーク(BARNEYS NEW YORK)の銀座、横浜、神戸店で、商品が一堂にそろうポップアップも行う。
同ブランドは08年スタート。「マックスマーラ(MAX MARA)」のアウターコレクションのチーフデザイナーなどを務めていたロベルト・ロノーチェ(Roberto Lonoce)がデザインを手掛けている。海外の取り扱い店舗は仏ギャラリーラファイエット(GALERIES LAFAYETTE)、米ノードストローム(NORDSTROM)、韓国ブーンザショップ(BOON THE SHOP)など。
袖や首回り、後ろ身頃が、丸く立体的なシルエットやテントラインを描くデザインが特徴。落ち着いた雰囲気で着こなせる、くすんだニュアンスカラーもポイントだ。ブランドのベーシックとして打ち出すショート丈の“クラウド”モデルが12万6500円。「海外バイヤーにはロング丈も好評だったが、日本のバイヤーには圧倒的にショート丈が人気」とトレメッツォの担当者。程よいクロップド丈のモデル“パッファ リング”は12万6500円。
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OTBが擁するメゾン マルジェラ(MAISON MARGIELA)は、ジャンフランコ・ジャンアンジェリ(Gianfranco Gianangeli)最高経営責任者(CEO)が退任したことを明らかにした。OTBによれば、退任は双方の合意に基づいており、後任は数週間後に発表するという。
ジャンアンジェリ前CEOは、ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)のマーチャンダイジング・マネジャーや日本法人のバイス・プレジデントを経て、2011年にプラダ(PRADA)のアソシエイト・インターナショナル・ディレクターに就任。13年から4年間はジバンシィ(GIVENCHY)のグローバル・リテール・ディレクターを務めた。その後、イタリア・ペルージャに自身の家族が所有するニットウエアメーカーに在籍し、20年9月にメゾン マルジェラにCEOとして加わった。なお、同氏の今後については明らかにされていない。
OTBは、02年にメゾン マルタン マルジェラ(MAISON MARTIN MARGIELA、現メゾン マルジェラ)の過半数株式を取得。ほかにも「ディーゼル(DIESEL)」「マルニ(MARNI)」「ヴィクター&ロルフ(VIKTOR&ROLF)」を擁しており、21年3月には「ジル サンダー(JIL SANDER)」を傘下に収めた。
これに伴う経営体制の見直しのため、18年からジル サンダーを率いてきたアクセル・ケラー(Axel Keller)元CEOに代わり、21年9月からはOTBのウバルド・ミネッリ(Ubaldo Minelli)CEOがジル サンダーのCEOも兼任していたが、23年5月2日に同ブランドの新たなCEOとしてルカ・ロ・クルツィオ(Luca Lo Curzio)を任命。6月1日付で就任する同氏は、直近ではエルメネジルド ゼニア グループ(ERMENEGILDO ZEGNA GROUP)北米事業の社長兼CEOを務めていた。
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伊藤忠商事の繊維カンパニーは、2024年3月期に純利益330億円を計画する。デサントや昨年子会社化した「アンダーアーマー」を展開するドームなどのスポーツ分野、コンバースなどのシューズ分野での収益拡大に加え、一過性利益の増加を見込む。実現すれば、2014年3月期の325億円を超えて過去最高になる。コロナ収束に伴う日本のアパレル小売市場の回復が鮮明になってきた。
23年3月期は、売上総利益が前期比197億円増の1165億円、営業利益は同63億円増の136億円、純利益は同3億円増の254億円、総資産は209億円増の4577億円だった。主要子会社の取り込み損益ではジョイックスコーポレーション(取込比率100%)が7億円→11億円、レリアン(同100%)が17億円→7億円、デサント(同40%)が27億円→41億円、ドーム(同69.7%)が0→5億円、エドウイン(同100%)が16億円→6億円、三景(同100%)が5億円→11億円、香港子会社のIPA(同100%)が20億円→22億円、中国子会社の伊藤忠繊維貿易(同100%)が17億円→21億円。
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米アウトドア・フットウエアブランド「キーン(KEEN)」を展開するキーン・ジャパンは、東京・原宿に新業態「キーン ガラージ ハラジュク」を4月28日オープンした。
店舗は渋谷と原宿をつなぐ明治通り沿いの好立地で、面積は約130平方メートルと国内では最大級。日本事業を統括するヒルダチャン キーン・ジャパン ジャパン&エイパック リージョナルマネジングディレクターは、復活しているインバウンド客の取り込みも念頭に、「アジアのフラッグシップショップとしてブランドの商品の魅力やカルチャーを発信する拠点にしたい」と意気込む。
店舗では、ブランドを代表する水陸両用サンダル“ニューポート(NEWPORT)”の誕生からのストーリーを紹介しており、同モデルをはじめ多くのラインアップがそろう。“ガレージ&ファクトリー”がコンセプトの店内中央には、タイの製造工場のシューズ製造ラインで使用していたコンベアを什器として再利用。そのほかにもデッドストックやサンプルのシューズ約200足を天井の装飾として用いるなど、サステナビリティへの配慮や職人のクラフツマンシップへの尊敬を感じさせる空間となっている。
「キーン」は社会貢献や環境保護活動にも力を入れている。創業20周年を記念して販売している“ニューポート”の限定モデルを購入すると、「キーン」のパートナー5団体から支援先を選び、商品の税抜本体価格(1万8000円)を全額寄付できる。限定モデルは、ポリエステル素材の通常品とは異なり、バケッタフルベジタブルのタンニングレザーを使用。メタルバンジーコードに“20”の印字を施した。また、店頭には使い終わった「キーン」のシューズ・サンダルを回収・寄付するシュードネーションボックスも設置している。
■KEEN GARAGE HARAJUKU
住所:東京都渋谷区神宮前6-12-17 ダイヤモンドビル 1F
電話番号:03-5466-7350
営業時間:11時〜20時
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1995年、ニューヨークで生まれる。フランス人の父とアメリカ人の母を持つ。ルカ・グァダニーノ監督の2017年の青春映画「君の名前で僕を呼んで」の演技で国際的な称賛を得る。アカデミー賞主演男優賞に史上3番目の若さでノミネートされるなど、数々の栄誉に輝く。多面的な才能を持ち、オフ・ブロードウェイで演劇を始めた後、ハリウッドの著名な監督たちの下で活動を続けてきた。クリストファー・ノーラン監督の「インター ステラー」、グレタ・ガーウィグ監督の「レディ バード」「ストーリー オブ マイライフ/わたしの若草物語」など多くの作品に出演する。23年後半には、「デューン 砂の惑星 PART2」で再び主演を務める予定。また、今夏に撮影が始まるジェームズ・マンゴールド監督の「A Complete Unknown」でボブ・ディランを演じる予定
「シャネル(CHANEL)」は5月15日、フランス系アメリカ人俳優のティモシー・シャラメ(Timothee Chalamet)をメンズフレグランスライン“ブルー ドゥ シャネル”のアンバサダーに起用すると発表した。マリオ・ソレンティ(Mario Sorrenti)が撮影した広告キャンペーンは6月に、マーティン・スコセッシ(Martin Scorsese)が監督したキャンペーンフィルムは秋に公開する。“ブルー ドゥシャネル”は、1999年発売の“アリュール オム”以来、11年ぶりのメンズフレグランス新作として2010年に登場。ウッディ・アロマティックの香りが幅広い層から支持を集める。ティモーシー・シャラメは17歳の時に出演した映画「君の名前で僕を呼んで」で大ブレイク。独自のファッションや、映画のプロデュース業でも注目される27歳の若手ホープが考える「シャネル」、フレグランス、今の時代とは?
――今回のキャンペーンは、初めてのビューティ&ファッションブランドとのコラボレーションだった。
ティモシー・シャラメ(以下、シャラメ):“ブルー ドゥ シャネル”のアンバサダー就任を依頼されたとき、私は何もアピールする必要はありませんでした。私は自分のキャリアの中で、自分の情熱を刺激するプロジェクト を選んでキュレートできる立場にいることを幸運に思っています。手袋の中の多くの指がフィットすると感じたら、何の問題もないということです。すぐに気分が高揚して全力で取り組むことになりました。
――「シャネル」は革新的なリーダーとして、歴史を重ねてきた。どのような要素が感性に響くか?
シャラメ:「シャネル」には表立って示さないさりげない主張があり、それは最も洗練された粋な方法だと思っています。それが、仕事を共にすることの喜びになっています。
――“ブルー ドゥ シャネル”は、自己と世界を深く結びつけている男性に向けた香りだ。光と影、夕暮れと夜明け、ウッディノートとフレッシュなアンダートーンなど、さまざまな二面性が表現されている。あなたにとって、“ブルー ドゥ シャネル”はどのような存在か?
シャラメ:映画やストーリーと同じように、香りとその背後にある物語を自由に解釈できるところが、特に気に入っているところです。繊細な主張と、それを身につける人の独自の解釈、そしてその香りを最終的にどう感じるかが重要なのです。それだけが重要で、私がどう考えるかはどうでもいいのです。
――“ブルー ドゥ シャネル”をまとったときにどう感じるか?
シャラメ:明確な経験、あるいは特定の外見、機会、日付を強調することになると思います。私はいつも香りをまとっているわけではありませんが、特定の意図を持ってフレグランスをつけています。香りを身にまとうとそれはある瞬間の象徴となり、後にはその瞬間へのノスタルジーが生まれ、それがより意味深いものになるのだと思います。
――子供の頃の香りの思い出で印象に残っているものは?
シャラメ:私の姉は、南仏のムージャンにあるロゼラ・ハイタワー・ダンススクールで踊っていました。あるとき、母が私たちをグラースのフレグランス製造所に連れて行ってくれたんです。私はその経験がとても気に入り、セダーウッドの香りのルームスプレーを手に入れて、自分の寝室に持ち帰りました。うっかり服に吹きかけてしまい、その香りに圧倒されました。でもその時、自分の部屋の香りをキュレーションすることはクリエイティブな表現だと感じたのを鮮明に覚えています。それはとてもフランス的で、懐かしい感じがしました。
――「シャネル」のフレグランスに関する最も古い記憶は?
シャラメ:祖母がクリスマスに妹に“NO.5”を贈っていました。
――フレグランスは個人のアイデンティティーを形成し、それを伝え、強化し、また世界に存在感を示すために、どのような役割を果たすか。
シャラメ:私がまず思いつくのは、「アイデンティティー」です。今とても注目されている言葉です。クリエイティブな能力の向上や、枠にとらわれない自分のスタイルを確立することは何も新しいことではありませんが、ソーシャルメディアによって強化され続けています。香りとは視覚的なメディアでは伝わらないもの。クリエイティブな自己表現の最後の砦の一つである香りは、視覚的な空間では商品化されていない。それは、自分の服の肌触りが決して誰にも伝わらないのと同じで、本当に自分だけのものなのです。一方で自分の体における服の見た目やフィット感は、誰にでも伝わるのです。
――シャネルの専属調香師のオリヴィエ・ポルジュ(Olivier Porge)は、「見えないものを見えるようにする」というアイデアをよく口にする。
シャラメ:それは素晴らしい表現ですね。玄関を出る前にフレグランスをつけるという儀式そのものに、考え抜かれた意図があると思います。“ブルー ドゥ シャネル”をつけることとは、瞬時に意図的に自己を主張するようなことなのです。
――あなたはフランスとアメリカで育ったが、どのような要素があなたの個性を決定づけているか?
シャラメ:私は、周囲の誰とも違う文化の中で育ってきました。ル・シャンボン・シュル・リニョンというフランスの小さな村で夏を過ごしたのですが、ニューヨークでの生活とは全く正反対の環境でした。ジェイ・Z(Jay-Z)やアートハウス 映画、文学、サンテティエンヌのサッカーファン、マクドナルドやXbox 360のアメリカ的な魅力など、芸術的、文化的に惹かれるものは二重構造になっていました。でもいつも楽しくて、自由な感じでした。
――フランスとアメリカの二面性を、生来的に行き来している。
シャラメ:私にとっては、アメリカでの自己啓発や若い頃の演技との関係と、フランスでの時間や伝統、会話への敬意が感じられるやり方とが、極めて対照的だったのです。幼少期は、アメリカのステレオタイプな習慣に惹かれていたため、当時はそのようなフランス的なことに敬意を払いませんでした。年を重ねるにつれ、私は自分の中にあるフランス的な部分とより深くつながるようになり、それが今回、“ブルー ドゥ シャネル”のアンバサダーを魅力的に感じる理由です。パンデミックのとき、パリの町を歩いていたら、カフェのテーブルの上に、明らかに3時間座っていたレシートがあり、4人の人がまだ議論を深めているのを見ました。LAでは、皆ディナーは45分しかしません。アメリカは多くの点で時代の先端を行き、流行を生み出していますが、同時にフランスにはファッション、自己表現、アイデンティティーがあり、非常に伝統的なフランスの受動的な生活様式と見事にぶつかり合っています。私は、それぞれの文化や自分の中にあるこのような矛盾を理解し、受け入れるようになりました。
――自分のキャリアに関してはその恐怖に身を任せ、身を委ねることができるか?
シャラメ:もし恐怖を感じないのであれば、それはあなたにとって十分な挑戦ではないのだと思います。
――あなたは、フョードル・ドストエフスキー(Fyodoe Dostoyevsky)、ジョージ・オーウェル(George Orwell)といった偉大な思想家に惹かれる熱心な読書家だ。文学に惹かれる理由は?
シャラメ:私はいつも哲学に興味があるんです。哲学は今自分が置かれている状況を理解するための手段のように感じています。人生の真理を理解するための一節が、そこにはあるのです。その日一日、どこに向かっているのかを理解するのに役立つものであれば、何でもいいということになります。また大学時代にはアルトゥル・ショーペンハウアー(Arthur Schopenhauer)が好きでした。彼の作品は実存的にニヒルな感じがするからです。そしてフランスの詩人アルチュール・ランボー(Arthur Rimbaud)は、19歳か20歳までに最高の作品を作っていますが、彼も好きです。ボブ・ディラン(Bob Dylan)からも多大な影響を受けています。
――今一番気になっていることは?
シャラメ:正直に言うと、60年代のニューヨークでの生活はどのようなものだったのかについてよく考えています。「A Complete Unknown」でボブ・ディランを演じるにあたり、当時のダウンタウンはどんな様子だったのだろうかとずっと考え続けています。現在ではダウンタウンに住むのはとても高いですから。手頃な値段で住みやすく、同時に芸術や文化が豊かだった時代はどうだったのだろうか?今のニューヨークとは違うニューヨークで育った私でさえ、そのことを一番に考えています。
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「シンゾーン(SHINZONE)」は5月18日に、新たな旗艦店を東京・表参道にオープンする(東京都渋谷区渋谷4-1-18 南青山ノグチビル1階)。かねてより、注力している福祉の取り組みを発信する拠点として「ファッションとウェルフェア(福祉)の架け橋となる店舗を目指す」と染谷裕之代表。
店舗面積は114平方メートル。「デニムに合う上品なカジュアルスタイル」をコンセプトに、セレクトとオリジナル商品で構成するウィメンズウエアと雑貨を取り扱う。同店では、別ラインで展開してきた古着を多くそろえている点も特徴だ。店内は、長年ブランドが軸としてきた“ミッドセンチュリーモダン”のテイストは残しつつ、環境に配慮した店舗設計にこだわったという。その象徴として、需要が減少しているという京都の北山丸太を内装のメイン素材に使用した。
「売り上げはコロナ禍でも順調に推移してきた」といい、22年7月期は売上高19億円。今期は21億円を見込む。染谷代表は「今後さらに成長していくためには、今までと同じことをしていてはダメだと思った。これまで注力してきたデニムに合う商品開発や接客でのおもてなしに加えて、まだまだ着手している企業が少ないファッションと福祉をつなげる取り組みを強化していく。ファッションの力で福祉の業界を盛り上げ、結果として広く一般の人々にブランドを知ってもらうきっかけにもなるはずだ」と話す。
2022年には一般社団法人いちご言祝ぎの杜を設立し、児童福祉施設の子どもたちの支援に取り組んできた。同店が入居するビルに構えるオフィスでは、子どもたちの七五三や成人式をお祝いするなどといった活動を続けている。同店の試着室のカーテンには、里親里子の人たちに向けたワークショップで制作した刺しゅうを施したり、提供するハーブティーのパッケージデザインには、子どもたちが描いたイラストを採用した。「将来的には、退所者やケアリーバー(社会的養護のケアから離れた子ども・若者)の就労支援・雇用についても同店から業界全体に働きかけていく」。
「シンゾーン」は、2001年に創業。ルミネ新宿店、ルミネ横浜店、ルミネ有楽町店、札幌店の全5店舗を運営する。なお、旧表参道店は3月に閉店した。
■Shinzone 表参道本店
オープン日:5月18日
時間:月〜土 12:00〜20:00 / 日 12:00〜18:00
住所:東京都渋谷区渋谷4-1-18 南青山ノグチビル1階
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デサントの2023年3月期連結業績は、純利益が前期比69.4%増の105億円だった。最終利益としては過去最高を更新した。「デサント」「ルコックスポルティフ」など主力ブランドの日本、韓国、中国での業績回復に加えて、中国の持分法適用会社の株式取得に伴う差益など特別利益21億円を計上したため。
売上高は同10.8%増の1206億円だった。コロナからの回復が顕著で、日本事業が同6.4%増の527億円、韓国事業が同7.7%増の578億円だった。中国事業は複数の持分法適用会社で運営しているため、売上高がそのまま連結業績には反映されないが、現地売上高は182億円増の724億円と大きく伸びた。日本では同社の区分でDTC(Direct To Consumer)と呼ぶ直営店や自社ECなどの顧客直結の売上高の割合が3ポイント増の42%に高まった。営業利益は同51.7%増の77億円になった。
今期(24年3月期)は売上高で前期比5.3%増の1270億円、営業利益で同9.1%増の85億円、純利益で同4.3%増の110億円を見込む。
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セレクトショップのステュディオス(STUDIOUS)は5月15日、メンズブランド「アタッチメント(ATTACHMENT)」に別注した6アイテムを発売する。販売はステュディオスの各店舗で取り扱う。なお、公式オンラインストアとZOZOTOWNでは14日20時から先行販売を開始する。
今回の別注アイテムの特徴は、上品なドレープ感の利いたポリエステルツイルを生地として採用。キメが細かくドライタッチで接触冷感のある素材を使用したラインアップだ。柄は「アタッチメント」のインラインでも使用したオリジナルのグリッド状のチェック地と同じものを使用した。
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カニエ・ウェスト(Kanye West)ことイェ(Ye)と、イェが手掛けるブランド「イージー(YEEZY)」は、ニューヨークを拠点に活動するクリエイターのケイトリン・ムーニー(Katelyn Mooney)に対して30万ドル(約4050万円)以上を支払うよう裁判所に命じられた。
裁判資料によると、ムーニーは2022年9月に「イージー」の新ライン“SHDZ”のサングラスの撮影を11万ドル(約1485万円)で請け負う契約をイェと締結した。ムーニーは、モデルや撮影スタジオのブッキング、ケータリングの手配をはじめとする準備全般や撮影した写真の編集まで撮影における全責任を負っていた。ムーニーが作品を納品した後に請求書を発行したところ、1万5000ドル(約202万円)しか支払われなかったという。友好的な解決を図ろうとしたが支払われることはなかったため、12月に提訴した。フリーランスで3人の子どもの母親でもあるムーニーは、「『イージー』がタイムリーな支払いをしなかったため、家賃やその他の請求書の支払いをカバーするために多額のローンを組み、クレジットカードの限度額を超えて使用することを余儀なくされた。これはフリーランスに対する虐待であり、フリーランス保護法(FIFA)で定める搾取的行為である」と主張する。
ムーニーは、契約で取り決めていた11万ドルに加え、「イージー」が支払いを怠りフリーランス保護法に違反したことを理由に11万ドル、さらに契約違反と不当利得に対して9万5000ドル(約1282万円)の支払いを求めた。裁判当日、イェおよび「イージー」の代理人は出廷せず、裁判書類にも応じなかったため、裁判所はムーニーの主張を認め、30万ドル以上を支払うよう命じた。
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「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」は5月18日、新作フレグランス“パシフィック チル”を発売する。このフレグランスはアメリカ西海岸ロサンゼルスが持つさまざまな表情を香りで表現した“パルファン・ド・コローニュ”コレクションの新作。
“パシフィック チル”は、カリフォルニアのウェルネスを大切にするカルチャーにインスパイアされた香りで、五感に訴え、気分を高揚させてデトックスの効果も期待できるような仕上がりだ。マスターパフューマーのジャック・キャヴァリエ・ベルトリュードは、朝オーダーしたデトックススムージーから着想を得て、ブラックカラントにキャロットシード、アロマティックハーブをブレンド。自然のエネルギーをとらえ、幸せ感情で精神を包み込むような香りになっている。“オー ドゥ パルファン パシフィック チル”の価格は3万9600円(100mL)。
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伊カジュアルブランド「ハイドロゲン(HYDROGEN)」創業者のアルベルト・ブレーシ(Alberto Bresci)は、2022年春に設立したシューズブランド「マイク ドント ドゥ イット(MIKE DON’T DO IT)」の日本限定モデルを今秋発売する。23-24年秋冬シーズンにはアパレル「エービー(AB)」とそのスポーツライン“アバウト(ABOUT)”を立ち上げ、トータルアイテムで日本本格上陸を図る。
「マイク ドント ドゥ イット」は、有名メーカーのロゴや、キャッチコピーのパロディ風デザインを上質なスニーカーにあしらい、対極の要素を掛け合わせた。シューズのアッパーには上品なカーフレザーを、ソールには天然のリサイクルラバーを使い、高級ブランドも手掛けるイタリアの工場で生産している。現在の日本での卸先は専門店や地方のセレクトショップが中心で、価格帯は4万6200〜5万2800円。22年春のデビュー時は日本とイタリア、ドイツで白い定番スニーカー1型を販売し、日本で1000足が即完売したという。第2弾ではスニーカーのカラーを増やし、Tシャツ(1万7600〜2万900円)とキャップ(1万9800円)も制作。今秋販売予定の第3弾では、ロゴを排したシンプルなタイプや、ユーズド加工を施したモデルなどの、日本限定デザインを販売する。
「エービー」はアルベルト・ブレーシのイニシャルを冠したネーミングで、自身のワードローブや着たい服を再現したラインアップ。ダメージ加工のスエットなどカジュアル11型と、伸縮性に優れた機能性素材のジャケットとパンツ8型で、タイムレスなものづくりを目指す。同ブランドのスポーツラインとして立ち上げた“アバウト”は、ラケット競技のパデル用ウエアを制作。機能性素材の服に、ポルノサイトのパロディのロゴをあしらったり、人気キャンディー「チュッパチャプス(Chupa Chups)」とコラボレーションしたりし、既存のスポーツウエアのイメージを覆すユニークなデザインだ。
ブレーシは03年に設立した「ハイドロゲン」を22年に韓国企業に売却していた。
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アパレルEC支援サービスなどを展開する東証プライム上場のアイルは、難病として知られるALSの啓発音楽フェス「ムーブフェス 2023 Supported by AIRU」のメーンスポンサーとして協賛する。
同イベントはALSクリエイターの武藤将胤(まさたね)氏が率いる一般社団法人ウィズ エーエルエス(WITH ALS)が主催するもの。武藤氏は視線でDJ・VJをプレイする「EYE VDJ」を披露するほか、ALSだけでなく、さまざまなハンディキャップを抱える人も楽しめるパフォーマンスを予定している。イベントは6月18日に実施、東京・六本木のEXシアターに加え、オンライン配信やメタバース会場でも実施する。
今回のテーマは「UNREAL REALITY. 非現実的な現実」。テクノロジーを駆使して、音楽やトークイベント、ロボットポップアップストア、VRアートなどのコンテンツを用意する。武藤将胤氏の「EYE DJ」では、視覚でも音楽を楽しめる光のパフォーマンスなど新たな表現も加える。
アイルは「武藤将胤氏やウィズ エーエルエスの皆さまに出会ったとき、未だ一般認知度が高くはない難病の啓発や、自らが今できることに、限界を定めず全力で取り組む姿勢に感銘を受けました。苦しい状況下であっても課題解決を諦めず、妥協せずにより良い環境を追求する精神は、まさに当社がお客さまに伝えたい思いでもあります。また、ウィズ エーエルエスの皆さまの考え方は、仕事をはじめ、あらゆる困難を抱えている全ての人に、共通して大切な姿勢だと考えています」とコメント。3回目の協賛で、今回からメーンスポンサーに就任。同イベントを全面的にバックアップするという。
■ ムーブフェス 2023 Supported by AIRU
日程:6月18日
時間:17:00〜21:00(予定)
場所:EX THEATER ROPPONGI
住所:東京都港区西麻布1-2-9
視聴形態:会場来場/オンライン配信/メタバース配信
入場料:一般 1万円〜 / 配信チケット 5000円〜
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「ヘルムート ラング(HELMUT LANG)」は、デザイナーのピーター・ドゥ(Peter Do)を5月15日付でクリエイティブ・ディレクターに任命した。同氏はウィメンズとメンズの全クリエイティションを担当し、初コレクションとなる2024年春夏コレクションを9月開催のニューヨーク・ファッション・ウイークで披露する。なお、自身のブランド「ピーター ドゥ」は今後も継続する。
「ヘルムート ラング」は1986年の設立。90年代にファッションの一大潮流となったミニマリズムを象徴するブランドの1つとして人気を博した。しかし、2005年に創業デザイナーであるヘルムート・ラングがファッション界を離れ、06年以降はファーストリテイリンググループのリンク・セオリー・ジャパンが運営している。その後、「フッド・バイ・エアー(HOOD BY AIR)」のシェーン・オリバー(Shayne Oliver)やマーク・ハワード・トーマス(Mark Howard Thomas)ら複数のデザイナーがさまざまな形でブランドに携わったものの大きな成功には至らず、最近はスタジオのチームがデザインを手掛けていた。
ドゥ新クリエイティブ・ディレクターはベトナムで生まれ、14歳で米国に移住した。ニューヨーク州立ファッション工科大学(Fashion Institute of Technology)で学び、14年に「LVMH グラジュエーツ プライズ(LVMH Graduates Prize)」で優勝。フィービー・ファイロ(Phoebe Philo)が率いた時代の「セリーヌ(CELINE)」で2年、「デレク ラム(DEREK LAM)」で1年半の経験を積んだ後、18年に「ピーター ドゥ」を立ち上げた。高いテーラリング技術を生かした、斬新かつ上質なリアルクローズは高く評価され、瞬く間に人気ブランドに。23年春夏コレクションからメンズウエアに進出。韓国の大手芸能事務所SMエンターテインメント(SM ENTERTAINMENT)と提携していることから、同事務所に所属するNCT DREAM(エヌシーティードリーム)のジェノ(JENO)らがショーに登場して大きな話題を集めた。
ドゥ新クリエイティブ・ディレクターは、「ヘルムート・ラングほど先鋭的な考え方を体現した人物はいない。そのレガシーを次章へと導いていく役割を任されたことを、心から光栄に思う。ブランドが拠って立つ基礎を学び、自分らしさを表現するに当たっての可能性をインスパイアする、新しくてエネルギッシュな服を作り続けていきたい」と語った。
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ロレアル プロフェッショナルのヘアカラーブランド「イノア(INOA)」は5月15日、すべての人が自分らしい髪色で働ける社会を目指す「髪色プロジェクト」の発表会を行った。発表会には同プロジェクトのサポーターに就任したスキージャンプの高梨沙羅選手も登場した。
前日に「イノア」のアイコン的カラー剤“イノア カラー”でヘアカラーを行ったという高梨は「手触りが良くてつい触っちゃいます。後ろは自分では見えないんですけど、手触りだけで艶があるのがわかります」と笑顔。施術を行ったサンバレー(SUN VALLEY)の朝日光輝代表は「もとの髪が良かったので素材の良さを生かしてご本人の希望を聞きながら行いました」と語り、高梨は「すごく難しい注文をしたと思うんです。髪は明るくしたくないんですけど透明感がほしくて……」と恐縮し会場が笑いに包まれた。
ヘアカラー初体験は高校3年生の時で「遠征で海外にいくことがあったので、そのタイミングでやってみたいなと思って。その時は市販のカラー剤を使って髪を傷めてしまったんですが、テンションが上がったことを覚えています」と思い出を語り、「私の場合は自分のモチベーションを上げるというのもありますし、見せる競技でもあるので自分の個性を大切にしたいと思っています。髪を変えることで沈んでいた気持ちを切り替えられたり、新しいことを始める時にスイッチの切り替えになって、マインドとつながっているなと感じます」とヘアスタイルやヘアカラーへの思いを語った。
同プロジェクトは勤務先や職種の都合で好きなヘアカラーを楽しめない人が多い現状に対し、企業ブランドを尊重しつつもその人らしいスタイルや髪色で働くことができる社会の実現を目指すというもの。同社の調べによると、日本で髪色規定がある企業が約74%(8業種)にのぼるという。今後は賛同企業を募り“イノア カラー”でヘアカラーを行う福利厚生を提供するほか、自由な髪色で働ける環境作りに向け、企業・個人に対してさまざまな取り組みを行っていく。
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繊維商社ヤギの2023年3月期連結業績は、売上高が前期比11.5%増の864億円、営業利益が同72.6%増の19億円、経常利益が同43.9%増の19億円、純利益が約2.7倍の10億円と、大幅増収増益となった。グループ全体でコスト削減を強化したのに加え、経営体制の高度化や差別化商材の販売拡大を進めたことが好業績につながった。八木隆夫社長は「もう少し数字を出せればよかったが、コロナ禍中の投資を回収できず、不安要因を一掃したため、伸び悩んだ。今期からは通常の力を発揮してコロナ前の実力で戦っていく」と語った。
セグメント別には、売上全体の41.4%を占めるアパレル事業が同4.7%増の368億円。消費意欲が回復基調にあるなか、原材料費などのコスト高で苦戦したものの、ベターゾーンを中心に業界内で商品上代をあげる風潮が広がったことで利益も9割増えた。増益に大きく貢献したのが、約10年前に着手して着実に拡大してきたブランド・ライフスタイル事業。売上が前年より14.5%増え、185億円と増収、利益も5億5000万円増え、13億4000万円となった。なかでも主力ブランド「タトラス」のダウンジャケットがシーズン前から実需期にわたり好調に推移したことなどが増益要因となった。
マテリアル事業は、同19.8%増の329億5000万円だったが、利益は1億6000万円減の3億3000万円。合成繊維販売で原材料価格の高騰などによるコスト上昇分を価格に転嫁できず、苦戦したほか、天然繊維販売でも綿糸価格の相場が下落し、商況が鈍化した影響で減益となった。
同社は23年3月期まで3カ年の中期経営計画「MAKE A DREAM,1+∞」に取り組んできたが、新たに26年3月期を最終年度とする「Heritage to the future」を策定。持続的成長の基盤づくりに注力し、「事業」「グローバル」「グループ経営」「人材」「ESG」の5つを基本戦略として取り組んでいく。3年後の売上高は950億円、経常利益は32億円を計画。平均成長率3%、利益率3.3%を目標に掲げる。
目標達成のため、現行の事業セグメント体制を再定義し、23年4月から市場と顧客ニーズの変化に対応した4つのセグメント体制に移行した。「マテリアル事業」は成長率105%の売上高345億円、タオルなど生活資材を製造する「ライフスタイル事業」は同110%の110億円、「アパレル事業」は同109%の400億円、タトラスインターナショナルとアタッチメントを取り扱う「ブランド・リテール事業」は同112%の95億円を計画。この事業セグメントをサステナブル、デジタル、グローバルの視点で強化し、さらなる収益性の向上をめざす。重点事業は、差別化原料・テキスタイル事業、アパレルのライセンス事業、ブランド事業の3つ。マテリアル事業は強みのサステナブル系素材の開発と販売を強化し、ブランド事業ではブランディング強化と、EC活用によるグローバル化を図る。
こうした取り組みにより、24年3月期の通期業績は、売上高870億円、営業利益22億円、経常利益24億円、当期純利益は15億円を見込む。
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繊維商社ヤギの2023年3月期連結業績は、売上高が前期比11.5%増の864億円、営業利益が同72.6%増の19億円、経常利益が同43.9%増の19億円、純利益が約2.7倍の10億円と、大幅増収増益となった。グループ全体でコスト削減を強化したのに加え、経営体制の高度化や差別化商材の販売拡大を進めたことが好業績につながった。八木隆夫社長は「もう少し数字を出せればよかったが、コロナ禍中の投資を回収できず、不安要因を一掃したため、伸び悩んだ。今期からは通常の力を発揮してコロナ前の実力で戦っていく」と語った。
セグメント別には、売上全体の41.4%を占めるアパレル事業が同4.7%増の368億円。消費意欲が回復基調にあるなか、原材料費などのコスト高で苦戦したものの、ベターゾーンを中心に業界内で商品上代をあげる風潮が広がったことで利益も9割増えた。増益に大きく貢献したのが、約10年前に着手して着実に拡大してきたブランド・ライフスタイル事業。売上が前年より14.5%増え、185億円と増収、利益も5億5000万円増え、13億4000万円となった。なかでも主力ブランド「タトラス」のダウンジャケットがシーズン前から実需期にわたり好調に推移したことなどが増益要因となった。
マテリアル事業は、同19.8%増の329億5000万円だったが、利益は1億6000万円減の3億3000万円。合成繊維販売で原材料価格の高騰などによるコスト上昇分を価格に転嫁できず、苦戦したほか、天然繊維販売でも綿糸価格の相場が下落し、商況が鈍化した影響で減益となった。
同社は23年3月期まで3カ年の中期経営計画「MAKE A DREAM,1+∞」に取り組んできたが、新たに26年3月期を最終年度とする「Heritage to the future」を策定。持続的成長の基盤づくりに注力し、「事業」「グローバル」「グループ経営」「人材」「ESG」の5つを基本戦略として取り組んでいく。3年後の売上高は950億円、経常利益は32億円を計画。平均成長率3%、利益率3.3%を目標に掲げる。
目標達成のため、現行の事業セグメント体制を再定義し、23年4月から市場と顧客ニーズの変化に対応した4つのセグメント体制に移行した。「マテリアル事業」は成長率105%の売上高345億円、タオルなど生活資材を製造する「ライフスタイル事業」は同110%の110億円、「アパレル事業」は同109%の400億円、タトラスインターナショナルとアタッチメントを取り扱う「ブランド・リテール事業」は同112%の95億円を計画。この事業セグメントをサステナブル、デジタル、グローバルの視点で強化し、さらなる収益性の向上をめざす。重点事業は、差別化原料・テキスタイル事業、アパレルのライセンス事業、ブランド事業の3つ。マテリアル事業は強みのサステナブル系素材の開発と販売を強化し、ブランド事業ではブランディング強化と、EC活用によるグローバル化を図る。
こうした取り組みにより、24年3月期の通期業績は、売上高870億円、営業利益22億円、経常利益24億円、当期純利益は15億円を見込む。
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株式会社ビームスは、リメイクと手作業をコンセプトに掲げるレーベル「ビームス クチュール(BEAMS COUTURE)」から、“服とランジェリーのあいだ”をテーマにした新ライン「ビームス クチュール ランジェリー(BEAMS COUTURE LINGERIE)」が5月20日にデビューする。ビームス公式オンラインショップで6月中旬の入荷次第順次発売予定。
本ラインは、長年ニットの商品企画を担当していた水上路美デザイナーならではの視点でニット素材に着目。ランジェリーとしても、重ね着のファッションとしても楽しめるランジェリーを13型販売する。ニット素材という特性を活かし、体にフィットしてストレスなく着用できるよう着心地にもこだわった。ビームスのデッドストックや古着をリメイクしたランジェリーも用意。ガーターベルト付きやハーネスサスペンダー付きのTシャツやパンツ、ビンテージレースのコルセットなどの、ランジェリーをファッション感覚で取り入れられるアイテムもそろえた。
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「カルティエ(CARTIER)」が主催する「2023年度カルティエ ウーマンズ イニシアチブ(Cartier Women Initiasive 2023以下、CWI)」の授賞式が、フランス・パリで5月10日(現地時間)に開催された。CWIは、女性起業家のエンパワーメントを通じた変革の推進を目的に、2006年の創設以来、63カ国297人の女性チェンジメーカーを支援。本年度はテーマを「世界をよくする力」と掲げ、全世界の9つの地域別と、「サイエンス & テクノロジー パイオニア アワード」や「ダイバーシティ エクイティ & インクルージョン アワード」などからなる11のアワードの受賞者を発表した。1位の受賞者には助成金10万ドル(約1340万円)が、2位と3位の受賞者にはそれぞれ6万ドル(約810万円)と3万ドル(約405万円)が授与されるほか、リーダーシップスキルをさらに伸ばすための経済的、社会的、人的支援を受ける機会が与えられる。アワードの拡大に伴い、助成金の総額は史上最高の200万USドル(約2億6000万円)に達した。
授賞式の司会を務めたのは、キャスター兼作家で女性活動家のサンディ・トクスヴィグ(Sandi Toksvig)。授賞式は、国際弁護士のアマル・クルーニー(Amal Clooney)によるスピーチで開幕した。アマル・クルーニーは「私の弁護士としての哲学は、正義が遂行されること。正義は自然に起こるものではなく、必然的でもありません。私は忠誠を築き、戦略を立て、正義のために闘っています。今夜、この会場には、食糧安全保障や難民支援、女性と乳児の医療の改善、学生や指導者のための教育支援などを促進する、大陸や業界を超えて社会に影響を与える素晴らしい女性起業家が集結しています。それぞれのフィールドで闘う彼女らの活動とビジネスが、社会の構造をより良く変化させていくことでしょう。CWI授賞式で一堂が会したことで、世界的な連帯運動を拡大し、誰もが変革の担い手になれることを願っています」と話した。続いて、シリル・ヴィニュロン(Cyrille Vigneron)=カルティエインターナショナル最高経営責任者(CEO)が登壇した後、自国の伝統衣装に身を包んだ世界各国のファイナリストがスピーチを行ったほか、女優兼プロデューサーのヤラ・シャヒディ(Yara Shahidi)と女優兼映画監督で環境活動家でもあるメラニー・ロラン(Melanie Laurent)の対談や、ダンサー兼振付師のサデック・ワフ(Sadeck Waff)によるダンスパフォーマンスが披露された。
日本からはアーティスト兼僧侶の西村宏堂が参加した。登壇者の中で最も印象に残ったのは、ガンで夫を亡くした経験からガンから命を救うというビジョンを持って、世界初の統合型腫瘍学ヘルステック・プラットフォームを立ち上げたインド人のディンプル・パーマー(Dimple Parmar)だと話した。「日本は女性が主導となってビジネスを行うのが難しい時代にありましたが、CWIのファイナリストや世界の女性起業家の好例を見ることによって、背中を押されるのではないかと思います」と続けた。19年度にミレニアル世代のスキルをサポートする企業SHEの中山紗彩CEOが初めて日本人としてファイナリストに名を連ねて以降、日本人は選出されていない。東アジア地域から本年度は、人工知能を用いてカスタマイズされたメンタルヘルスサポートを提供する企業40FYの代表で韓国人のウリィ・ムン(Woori Moon)が1位を授賞した。24年度のプログラムの募集はすでに開始しており、23年6月30日午後6時(中央ヨーロッパ夏時間)に締め切られる。
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「カルティエ(CARTIER)」が主催する「2023年度カルティエ ウーマンズ イニシアチブ(Cartier Women Initiasive 2023以下、CWI)」の授賞式が、フランス・パリで5月10日(現地時間)に開催された。CWIは、女性起業家のエンパワーメントを通じた変革の推進を目的に、2006年の創設以来、63カ国297人の女性チェンジメーカーを支援。本年度はテーマを「世界をよくする力」と掲げ、全世界の9つの地域別と、「サイエンス & テクノロジー パイオニア アワード」や「ダイバーシティ エクイティ & インクルージョン アワード」などからなる11のアワードの受賞者を発表した。1位の受賞者には助成金10万ドル(約1340万円)が、2位と3位の受賞者にはそれぞれ6万ドル(約810万円)と3万ドル(約405万円)が授与されるほか、リーダーシップスキルをさらに伸ばすための経済的、社会的、人的支援を受ける機会が与えられる。アワードの拡大に伴い、助成金の総額は史上最高の200万USドル(約2億6000万円)に達した。
授賞式の司会を務めたのは、キャスター兼作家で女性活動家のサンディ・トクスヴィグ(Sandi Toksvig)。授賞式は、国際弁護士のアマル・クルーニー(Amal Clooney)によるスピーチで開幕した。アマル・クルーニーは「私の弁護士としての哲学は、正義が遂行されること。正義は自然に起こるものではなく、必然的でもありません。私は忠誠を築き、戦略を立て、正義のために闘っています。今夜、この会場には、食糧安全保障や難民支援、女性と乳児の医療の改善、学生や指導者のための教育支援などを促進する、大陸や業界を超えて社会に影響を与える素晴らしい女性起業家が集結しています。それぞれのフィールドで闘う彼女らの活動とビジネスが、社会の構造をより良く変化させていくことでしょう。CWI授賞式で一堂が会したことで、世界的な連帯運動を拡大し、誰もが変革の担い手になれることを願っています」と話した。続いて、シリル・ヴィニュロン(Cyrille Vigneron)=カルティエインターナショナル最高経営責任者(CEO)が登壇した後、自国の伝統衣装に身を包んだ世界各国のファイナリストがスピーチを行ったほか、女優兼プロデューサーのヤラ・シャヒディ(Yara Shahidi)と女優兼映画監督で環境活動家でもあるメラニー・ロラン(Melanie Laurent)の対談や、ダンサー兼振付師のサデック・ワフ(Sadeck Waff)によるダンスパフォーマンスが披露された。
日本からはアーティスト兼僧侶の西村宏堂が参加した。登壇者の中で最も印象に残ったのは、ガンで夫を亡くした経験からガンから命を救うというビジョンを持って、世界初の統合型腫瘍学ヘルステック・プラットフォームを立ち上げたインド人のディンプル・パーマー(Dimple Parmar)だと話した。「日本は女性が主導となってビジネスを行うのが難しい時代にありましたが、CWIのファイナリストや世界の女性起業家の好例を見ることによって、背中を押されるのではないかと思います」と続けた。19年度にミレニアル世代のスキルをサポートする企業SHEの中山紗彩CEOが初めて日本人としてファイナリストに名を連ねて以降、日本人は選出されていない。東アジア地域から本年度は、人工知能を用いてカスタマイズされたメンタルヘルスサポートを提供する企業40FYの代表で韓国人のウリィ・ムン(Woori Moon)が1位を授賞した。24年度のプログラムの募集はすでに開始しており、23年6月30日午後6時(中央ヨーロッパ夏時間)に締め切られる。
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メイクアップブランド「M・A・C」はこのほど、1990年に開始したリサイクルプログラム「BACK TO M·A·C」を一新する。米国で新たに循環型ショッピングプラットフォーム「ループ(LOOP)」と提携するほか、再生プラスチックを提供する企業プラスチックス・フォー・チェンジ(Plastics for Change)へ10万ドル(約1330万円)を寄付する。日本では、対象の空き容器10個と“リップガラス”(税抜2300~2500円)1本を交換していたが、3月末で一時休止。新たな内容に見直す予定だ。
同プログラムは32年前にスタートし、消費者が「M・A・C」の空き容器を郵送、またはブランドのカウンターに返却することで、好きな商品と無料で交換できる仕組みで埋め立て廃棄物の削減を目指してきた。米国では2022年の1年間で、約930万本のリップスティックに相当する34万ポンド(約15万4000kg)以上の空き容器を回収した。
「ループ」との提携により、米国で年間約66万ポンド(約30万 kg)の商品を回収し、23年は22万〜44万ポンド(約10万〜20万kg)をリサイクルできると見込む。返送された空き容器は厳格なプロセスで処理し、自治体ではリサイクルできないとされるものも含め、新しい商品にリサイクルする。
「M・A・C」のアイーダ・ムダチルー・レボワ(Aida Moudachirou-Rebois)=シニア・バイス・プレジデント兼グローバル・チーフ・マーケティング・オフィサーは、「『BACK TO M·A·C』が誕生したとき、今ほどリサイクルへの関心は高くなく、『ループ』のようなパートナーもいなかった。われわれはリサイクルする量と方法のどちらも改善したい。目標は、商品提供と消費者の体験を損なうことなく、商品のライフサイクル全体を通じてより責任ある選択をすることだ」と語った。
リサイクルプログラムの強化に加え、環境負荷軽減のための取り組みにも投資しており、25年までにパッケージの60%をリサイクル素材で詰め替え・再利用可能なものにし、プラスチックの50%をPCR(ポストコンシューマーリサイクル、消費者が使用済みの商品を回収し再生資源化すること)素材にすることを目標とする。
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「ナカガミ(NAKAGAMI)」が2023-24年秋冬コレクションを発表した。
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刃物総合メーカーの貝印は5月15日、音波振動カミソリ「ビハダ オンパ(BI-HADA OMPA ) L」から、劇場版「美少女戦士セーラームーンCosmos」とコラボレーションした限定デザイン(全6種)を数量限定で発売する。公式オンラインストアをはじめ、全国のドラッグストア、ホームセンター、大手量販店などで順次販売する。
同商品は誕生から10周年を迎え、シリーズ累計出荷量700万個を突破した人気アイテム。1秒間に約100回の音波振動と肌にやさしいプレミアムガード付きの敏感肌用L型カミソリで、肌に与える負担が少なくうぶ毛をケアできる。
アイテムのバリエーションは、エターナルセーラームーン、エターナルセーラー、ちびムーンに加え、「外部太陽系4戦士」のエターナルセーラーウラヌス、エターナルセーラーネプチューン、エターナルセーラープルート、エターナルセーラーサターンの4人をモチーフとしたデザインが登場する。
セーラー戦士のイラストが描かれたパッケージに加え、「ビハダ オンパ L」本体色は各キャラクターのスカートの色味をモチーフとしているほか、キャップにリボンの立体パーツがついているなど、細やかなこだわりがファン心をくすぐる魅力的なデザインとなっている。
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刃物総合メーカーの貝印は5月15日、音波振動カミソリ「ビハダ オンパ(BI-HADA OMPA ) L」から、劇場版「美少女戦士セーラームーンCosmos」とコラボレーションした限定デザイン(全6種)を数量限定で発売する。公式オンラインストアをはじめ、全国のドラッグストア、ホームセンター、大手量販店などで順次販売する。
同商品は誕生から10周年を迎え、シリーズ累計出荷量700万個を突破した人気アイテム。1秒間に約100回の音波振動と肌にやさしいプレミアムガード付きの敏感肌用L型カミソリで、肌に与える負担が少なくうぶ毛をケアできる。
アイテムのバリエーションは、エターナルセーラームーン、エターナルセーラー、ちびムーンに加え、「外部太陽系4戦士」のエターナルセーラーウラヌス、エターナルセーラーネプチューン、エターナルセーラープルート、エターナルセーラーサターンの4人をモチーフとしたデザインが登場する。
セーラー戦士のイラストが描かれたパッケージに加え、「ビハダ オンパ L」本体色は各キャラクターのスカートの色味をモチーフとしているほか、キャップにリボンの立体パーツがついているなど、細やかなこだわりがファン心をくすぐる魅力的なデザインとなっている。
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ヤーマンが展開するハンドクリームを主力とするコスメブランド「プロ・業務用」は、機能性とそのインパクトのあるブランド名で全国のドラッグストアなどをメインに認知度を拡大、売り上げを伸ばしている。4月28日には、クッションタイプの紫外線ケア・化粧下地アイテム“UVクッション”[SPF50+・PA++++] (12g、税込2640円)を発売した。
“UV クッション”は、携帯に便利なクッションパクトタイプ。トーンアップ成分と、ベタつきを抑える皮脂吸着成分により、さらりとした肌に仕上げる。紫外線吸収剤フリーで、ナイアシンアミドやツボクサエキスなど7種の美容保湿成分を配合。みずみずしいテクスチャーで、紫外線や乾燥などの外的ストレスから肌を守りながら、ハリと艶感のある肌を演出する。目もとや小鼻など細かい部分にも塗りやすい形のパフを採用し、手を汚さずに塗布できるため塗った後に手を洗う必要がなく、朝の忙しい時間や外出先での塗り直しにもおすすめだ。
「プロ・業務用」は、ハンドクリームやフェイスクリームなどのデイリーコスメでハンドモデルや料理家などプロの現場でも支持される“多機能・高機能ブランド”として誕生した。 ベストセラーのハンドクリームシリーズは2005年の発売以来、累計150万本(05~22年3月の累計販売個数)を売り上げている。石けん乳化技術により、しっとりと潤うのにべたつかないのも特徴。水に触れる機会の多い美容師やフラワーアーティストのほか、天然由来成分 100%で塗った後に料理をしても安心という理由から小さな子どもを持つ親にも愛用者が多いという。ブランドアンバサダーには平野レミが就任している。「ヤーマンオンラインストア」ほか、全国のバラエティーショップや一部のドラッグストアで取り扱う。
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「メタバース・ファッションウィーク (以下、MVFW)2023」が3月28〜31日、VRプラットフォーム「ディセントラランド(Decentraland)」で開催された。昨年3月に続き、2回目の開催。「ドレスエックス(DRESS X)」や「ザ・ファブリカント(THE FABRICANT)」などのデジタルファッションブランド、”メタトーキョー(MetaTokyo)”などのコミュニティーのほか、「コーチ(COACH)」や「アディダス(ADIDAS)」といったブランドが参加した。2回目はどんな風にパワーアップしたのか?主催者発表の開催結果と共に紹介する。
MVFWは世界標準時で行われるため、日本はほぼ昼夜逆転。まずは初日にアクセスし、ネオ・プラザにある「コーチ」へ。ピンクのミニシティの空にピンクの巨大“タビー・バッグ”が浮かぶ。バッグの下に立つと竜巻が起こり、バッグの中に到着。ギャラクシーな空間でジャンプゲームをしながら“タビー・バッグ”を5つ集めて、浮遊するエモート(動き)をゲットした。最後にDJブースの前でひと踊りして、退場。バッグの中の空間はアーティストによって毎日変わっていたようで、ピンクの小花が舞うウエアラブルはもらい損ねた模様。
「トミー ヒルフィガー」は2回目の出展で、前回よりもパワーアップ。今回はAIを使って作ったルックを公募し、集まった作品の中からトミー・ヒルフィガーが2点をチョイス。それらを「ドレスエックス」がウエアラブルとARフィルターにして、無料配布。しかし、ゲットするにはガス代(ネットワーク手数料)が必要だったようで、「ディセントラランド」の仮想通貨MANAを持たない私は試着で楽しむのみで終了。クエストをクリアすれば簡単にもらえたのかも?MVFW主催者によると、メンズのダウンジャケットは、今回最も多く配布されたウエアラブルだったという。
「アディダス」のショーは2日目に開催。日本は深夜2時。10分前のショー会場に続々観客が集まってくる。さすがに個性的なアバターが多く、見ているだけで楽しい。白いドレスの女性の頭にいっぱい着いた蝶が可愛い。「ディセントラランド」のいいところは、そのアバターのそばに寄ると「View Profile」という表示が出て、クリックすればその人のプロフィールと共に身につけているウエアラブルの詳細が分かるところ。買えるものであれば「BUY」の表示が出てきてマーケットプレイスに遷移できるようになっている。この女性アバター、よく見たらMVFWのヘッドでしたね……。
肝心のショーはというと、前回同様ウォーキングをプログラミングされたアバターが登場して跳んだり跳ねたり。「アディダス」のトレフォイルを全面にあしらったトップスや透明なボーダーパーカなど、メタバース感のあるコレクション。しかし、すごく正直なところ、観客のファッションの方が奇抜なものが多くてもっと面白い。ロゴ以外でブランドがブランドたらしめるルックをアバターを含めて作るってなかなか大変だなと感じた。そして、前回同様フィナーレはなく、最後のアバターが歩いたらショーは終了。特に盛り上がりもせず。シュールな空気を楽しんでいたら、次のショーの開始を知らせるカウントダウンが。1回きりにせず、何回かショーをリフレインするというのが、前回開催からの改善点だったようだ。一番下にショーの動画を格納しておくので確認のほど。
ショー終了後に「アディダス」のブースへ行くと、トレフォイルトップスのウエアラブエルを配布していたので、すかさずゲット。ショーのルックを着たアバターがショー会場のあちこちにいたことに納得した。しかし、顔が赤い覆面で覆われてしまうのは、結構残念。これが「アディダス」の美意識なのか……。
ビューティ企業としては韓国のアモーレパシフィックが初出展。1階ではカメリアの花びらを5つ集めるとウエアラブルがもらえるクエストを展開。問いに答えるとマシーンがその人に合わせたコスメを調合してくれたり、要所要所で商品紹介が入る。2階は「イニスフリー」や「ラネージュ」など同社の代表ブランドを紹介し、3階では先に行ったアートNFTコンテストの入賞作品を展示した。
日本からの唯一の出展者「メタトーキョー」は、1月に追加で「ディセントラランド」のランドを追加購入し、約4倍に拡大。Web3で活動する江戸レナによる「エドレナブル」など、日本文化に影響を受けたクリエイターによるデジタルファッション&アクセサリーを展示販売していた。前回ショーを行っていた「ドルチェ&ガッバーナ」は、事前に募集したウエアラブルのコンペティションの受賞作品を展示。若手クリエイターによるブランドロゴからインスパイアされたルックのパネルが店内に置かれていた。この中の20〜30ルックが実際にウエアラブルにされ、「ドルチェ&ガッバーナ」のNFTホルダーに贈られるという。3Dになったウエアラブルをぜひ見たかった。
他にもファッションブランドでは「マンゴ(MANGO)」や「クラークス(CLARKS)」が出展して店内でショーをしたり、パーティーをしたりした。また、「バレンシアガ(BALENCIAGA)」創業デザイナー、クリストバル・バレンシアガの作品のウエアラブルを販売するショップも。リアルなブランドがリアルな商品をウエアラブルとして用意するよりも、こうしたメタバースでは非日常的なコスチュームの方が映える。
最終日は「DKNY」のショップのルーフトップでのクロージングパーティーへ。日本はほぼ朝。オンタイムで会場に行くとまだ人はまばらだったが、続々とオシャレアバターが到着。サラ・メイン(Sarah Main)のDJプレイが大型パネルに映し出されるも、皆もう疲れているのか意外と踊らない。私は記念に「コーチ」でゲットした浮遊エモートを披露し、さようなら。今回も頑張れなかったが、次こそは奇抜なドレスとか着物とかのウエアラブルを買って参加しようと思うのだった。
最初に入ったタイミングで「人が増えている!」と思ったら、展示場だけでなく、広場のような場所にもNPC(ノンプレーヤーキャラクター)が歩いていた。会場エリアのあちこちにショーケースが置かれ、出展者のウエアラブルを展示。各ショップへの来訪者の誘引を図る工夫も見られた。ファッションウイークといえばの、パパラッチやフォトグラファーが群がるフォトスポットも用意。自分のお気に入りのウエアラブルを着て撮影したらSNSに投稿したいと思わせる仕掛け作りもしていた。
今回は50超のブランドやコミュニティーが参加した。メタバースプラットフォームは多々あるが、これだけリアルとデジタルのブランドが参加するファッションイベントは今のところ他にないだろう。主催者によれば、4日間で7万2000以上のアクセス(セッション)。しかし、前年が5日間で10万8000セッションだったことを考えると、パワーダウンは否めない。実際、パネルディスカッションの会場に行ってみたら、登壇者がオンラインミーティングで話している様子を巨大パネルで映しているだけで、私以外に会場に観客はおらずといった閑古鳥が鳴く状況も。参加者2万6000のうち半分以上は初めて「ディセントラランド」を訪れた新規ユーザーだったという。
「ディセントラランド」の最大の特徴はブロックチェーンを利用して構築されていること。個人アカウトを作るには仮想通貨のウオレットへの接続が必要になる。存分に楽しむには仮想通貨を使い、英語を理解し、情報収集のためのリテラシーも求められる。正直、一般の人が楽しむにはハードルが高い。しかも大概のイベントは日本時間の深夜に行われている。
しかし、買ったデジタルアセットはウオレットに紐づくため、“所有”が明確だ。「View Profile」をクリックすれば、その人の持っている全てのアセットも見ることができる。「いいな」と思ったらそのアイテムをクリックすると、即買えるモノなら試着した自分のアバターが見られ、マーケットプレイスにないものであれば、“BID(買取オファー)”ができる。着替えは簡単。専用ツールを使えば、自分でオリジナルのウエアラブルも作成でき、マーケットプレイスに出品も可能だ。ヘアやエモート(動き)に特化したクリエイターもいる。全ての商品は数量が明確で、それを作ったクリエイターにも紐づいており、リセールもできる。「ディセントラランド」出身の人気クリエイターやブランドも誕生しており、MVFWでもショーやイベントを開催していた。つまりクリエイターエコノミーが形成されており、それを楽しむコミュニティーの存在感は、大いに感じられた。保有するアセットが誰からも見えるのは、インフルエンサーが誕生する可能性も感じさせる。
なお、「ディセントラランド」は6月12〜16日に「メタバース・ビューティウイーク」も初開催する。クリエイティブエージェンシーのカルトLDNがオーガナイズし、大小のビューティブランドや小売りが参加予定。オンラインゲームプラットフォーム「ロブロックス」とメタバースプラットフォーム「スペイシャル」でも同じコンテンツが楽しめるようにするという。
「アディダス」のショー
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「ビューティフルピープル(BEAUTIFUL PEOPLE)」は、「コンバース(CONVERSE)」と協業したスニーカーを5月20日に発売する。第2弾のコラボレーションとなる今回は、2022年3月に発売された“オールスター100”をベースにしたシューズに続き、“CONS ERX 400 HI”をベースにバスケットボールの素材を用いた。価格は3万3000円(税抜)で、23〜29cmをそろえる。「ビューティフルピープル」のオンラインストアでは、先行予約を受け付け中だ。
1980年代に業界に一石を投じた“CONS ERX 400 HI”だが、オールホワイトのカラーは今回が初となる。実際にバスケットボールに使用される人工皮革を使用することにより、水で汚れを拭き取ることが可能に。そのホワイトカラーが、バスケットボール特有の質感と、履き口にあしらわれたブランドロゴを際立たせる。機能性もデザイン性も充実した一足だ。
本体は、高弾性の圧縮E.V.A.とポリウレタンの二層構造。Y字型にカッティングされた履き口はくるぶしをホールドし、高いクッション性のインソールは快適な履き心地を実現する。
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「トムウッド(TOM WOOD)」は5月12日、エディション 京都BAL店1階にポップアップストアをオープンする。
京都BAL店で初となる同ストアでは、天然石とアクセサリーを配置し、ギャラリーをイメージした特別な展示をする。また、ブランドの創立10周年を記念したコレクションのメッシュリングをはじめ、人気のリングやイヤリング、ネックレスなどのシリーズも幅広く用意する。
◼︎「トムウッド」ポップアップストア 京都BAL
日程:5月12日〜
時間:11:00~20:00
場所:エディション 京都BAL店 1F
住所:京都府京都市中京区河原町通 三条下ル山崎町251京都BAL 1F
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バーニーズ ジャパンは、5月13日〜21日の期間、新進アーティスト、デラックス(DELUXESTO)のポップアップストアをバーニーズ ニューヨーク銀座本店でオープンする。初日の13日11時にはデラックス本人も来店予定だ。
デラックスは同イベントのため、特別にコンセプチュアルな新作原画を描き下ろした。Tシャツも販売されるほか、期間中はジュエリーブランド「アイブイエックスエルシーディーエム」とコラボレーションしたジュエリーのオーダーも受け付ける。
デラックスはファッションやストリートカルチャーを軸とした作品を制作。スタイリッシュなペインティングや、現代社会に生きる私たちの姿が投影されたメッセージ性に注目が集まっている。国内のみならず海外からも高い人気を得ている。
◼︎ ポップアップストア:デラックス
日程:5月13日~21日
場所:バーニーズ ニューヨーク銀座本店 B1
◼︎デラックス来店日程
日程:5月13日
時間:11:00~18:00
場所:バーニーズ ニューヨーク銀座本店 B1
※来店スケジュール・イベント内容は都合により変更となる場合がある。
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ビヨンセ(BEYONCE)が、5月10日にスウェーデンのストックホルムでスタートした最新ツアーのステージで「アンリアレイジ(ANREALAGE)」を着用した。
アルバム「ルネッサンス」で象徴的なビジュアルとして用いられているステンドグラスをほうふつとさせる衣装は、「アンリアレイジ」がパリコレで発表したフォトクロミック素材をベースにアレンジ。真っ白なローブがUVライトの光が当たることで色が変化する。
ステージでは細かい三角のピースを繋ぎ合わせた、ロボットのようなシルエットの服に身を包んだビヨンセの両脇にロボットアームを設置。アームがビヨンセの体にUVライトを照射して服の色を変わると歓声が上がった。
ビヨンセはこのステージで、「アレキサンダー・マックイーン(ALEXANDER MCQUEEN)」「ロエベ(LOEWE)」「バルマン(BALMAIN)」「ミュグレー(MUGLER)」「コペルニ(COPERNI)」などが制作した衣装を着用している。
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ビヨンセ(BEYONCE)が、5月10日にスウェーデンのストックホルムでスタートした最新ツアーのステージで「アンリアレイジ(ANREALAGE)」を着用した。
アルバム「ルネッサンス」で象徴的なビジュアルとして用いられているステンドグラスをほうふつとさせる衣装は、「アンリアレイジ」がパリコレで発表したフォトクロミック素材をベースにアレンジ。真っ白なローブがUVライトの光が当たることで色が変化する。
ステージでは細かい三角のピースを繋ぎ合わせた、ロボットのようなシルエットの服に身を包んだビヨンセの両脇にロボットアームを設置。アームがビヨンセの体にUVライトを照射して服の色を変わると歓声が上がった。
ビヨンセはこのステージで、「アレキサンダー・マックイーン(ALEXANDER MCQUEEN)」「ロエベ(LOEWE)」「バルマン(BALMAIN)」「ミュグレー(MUGLER)」「コペルニ(COPERNI)」などが制作した衣装を着用している。
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ミズノの2023年3月期連結業績は、売上高が前期比22.8%増の2120億円、営業利益が同31.1%増の129億円、経常利益が同27.9%増の140億円、純利益が同28.4%増の991億円だった。いずれも過去最高を記録した。
スポーツイベントの本格的な復活を受けて、全地域で増収だった。国内では野球とサッカーが好調で、「2022年FIFAワールドカップ・カタール大会」や「ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)2023」の盛り上がりも追い風となった。米と韓国ではゴルフクラブが業績をけん引した。
24年3月期連結業績は、売上高が前期比6.1%増の2250億円、営業利益が同15.9%増の150億円、経常利益が同6.8%増の150億円、純利益が同11.0%増の110億円を見込む。
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ミズノの2023年3月期連結業績は、売上高が前期比22.8%増の2120億円、営業利益が同31.1%増の129億円、経常利益が同27.9%増の140億円、純利益が同28.4%増の991億円だった。いずれも過去最高を記録した。
スポーツイベントの本格的な復活を受けて、全地域で増収だった。国内では野球とサッカーが好調で、「2022年FIFAワールドカップ・カタール大会」や「ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)2023」の盛り上がりも追い風となった。米と韓国ではゴルフクラブが業績をけん引した。
24年3月期連結業績は、売上高が前期比6.1%増の2250億円、営業利益が同15.9%増の150億円、経常利益が同6.8%増の150億円、純利益が同11.0%増の110億円を見込む。
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化粧品容器の製造販売事業を展開するツバキスタイルとグラセルの合弁会社ビューティクルは5月11日、佐賀・神埼市に化粧品容器における水平リサイクルのプログラムを導入した工場を竣工した。2階建てで、延べ床面積4000平方メートルのリサイクル工場と延べ床面積1650平方メートルの倉庫を併設する。総工費は約40億円。
「ビューティクル佐賀工場」は、化粧品やトイレタリー商品の容器回収から容器再生(製造)まで一気通貫で行い、PP(ポリプロピレン)とPE(ポリエチレン)製の化粧品容器の水平リサイクルに挑む。なお、同取り組みは化粧品業界で初。すでに病院やホテル、小売業との提携を開始しており、年内を目処に同工場で製造された再生化粧品容器の供給を図る。
竣工式に登壇した杉山大祐ビューティクル社長は、「飲料のペットボトルのリサイクルシステムは確立しているが、化粧品と日用品容器は水平リサイクルは現状できていない。この壁を乗り越えるべく、業界初の循環型プログラムを踏襲したこの工場を成功させ、新たなビジネスモデルとして日本におけるSDGsの取り組みに貢献していく」と話す。
谷村敏昭ビューティクル会長は、「化粧品を使用することで、髪や肌をきれいにすることができる一方、その商品の容器で地球を汚すことはいけない、という発想が同事業につながっている。新工場からより付加価値を高めたリサイクルプログラムを遂行していく」と述べる。
従業員は約120人で大半を地元から新規雇用しており、神埼市の内川修治市長は「進出を心待ちにしていた。今後も自治体と手を組み、地域活性化のために関係を深めていけたら」と期待を寄せる。
なお、いち早く同取り組みに賛同した新日本製薬は、22年4月から水平リサイクルで同じ容器に再生させる「パーフェクトワン リサイクルプログラム」を実施。直営8店舗で一部の使用済容器を回収しており、近々、ビューティクル佐賀工場で再生製造したプラスチック容器を使った商品展開を目指す。
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