「ジルスチュアート ビューティ(JILL STUART BEAUTY)」の勢いが止まらない。2022年12月期の売り上げは国内で過去最高、今期も好調に推移している。X(旧ツイッター)では、新商品情報を解禁するたびに「ジル スチュアート」がトレンド入りするほどの人気ぶり。なぜ、こんなにも多くの人々の心を鷲掴みにできるのか。商品企画チームを束ねる足立悠希子プロダクトプランナーが、売れる商品を生み出す秘訣や今後の展望について語った。
「ジルスチュアート ビューティ(JILL STUART BEAUTY)」の勢いが止まらない。2022年12月期の売り上げは国内で過去最高、今期も好調に推移している。X(旧ツイッター)では、新商品情報を解禁するたびに「ジル スチュアート」がトレンド入りするほどの人気ぶり。なぜ、こんなにも多くの人々の心を鷲掴みにできるのか。商品企画チームを束ねる足立悠希子プロダクトプランナーが、売れる商品を生み出す秘訣や今後の展望について語った。
伊勢丹新宿本店本階2階ザ ステージで開催している「アスティエ・ド・ヴィラットのクリスマス市」のオープニングのために、「アスティエ・ド・ヴィラット(ASTIER DE VILLATTE以下、アスティエ)のイヴァン・ペリコリ(Ivan Pericoli)とブノワ・アスティエ・ド・ヴィラット(Benoit Astier de Villate)、スイス人画家バルテュスの妻の節子・クロソフスカ・ド・ローラ(Setsuo Klossowska de Rola)伯爵夫人(以下、節子夫人)が来日した。昨年に続き、今年もクリスマスオーナメントをはじめ、陶器や照明、香水などをそろえ、ギャラリーでは節子夫人による絵画や陶芸品を展示販売している。来日した3人にクリエイションについて話を聞いた。
伊勢丹新宿本店本階2階ザ ステージで開催している「アスティエ・ド・ヴィラットのクリスマス市」のオープニングのために、「アスティエ・ド・ヴィラット(ASTIER DE VILLATTE以下、アスティエ)のイヴァン・ペリコリ(Ivan Pericoli)とブノワ・アスティエ・ド・ヴィラット(Benoit Astier de Villate)、スイス人画家バルテュスの妻の節子・クロソフスカ・ド・ローラ(Setsuo Klossowska de Rola)伯爵夫人(以下、節子夫人)が来日した。昨年に続き、今年もクリスマスオーナメントをはじめ、陶器や照明、香水などをそろえ、ギャラリーでは節子夫人による絵画や陶芸品を展示販売している。来日した3人にクリエイションについて話を聞いた。
世界トップクラスのサヴォアフェールの継続と発展を使命とするLVMH メティエダールはこのほど、西陣織の老舗企業細尾とパートナーシップを提携した。日本企業との連携は、岡山県のデニム生地メーカーのクロキに続く2社目となる。日本のシルク産業全体の再生と発展を目指し手を組んだマッテオ・デ・ローサ(Matteo de Rosa)LVMH メティエダール最高経営責任者と、細尾12代目の細尾真孝社長に話を聞いた。
パーカー:人とビジネスのパートナーが鍵だ。セレブリティーとコネクションが作りやすいのがLAだが、メアリー・ケイト・オルセン(Mary Kate Olsen)がジュエリーを気に入ってくれた。それで、ニューヨーク・ファッション・ウイーク中に、ホテルのザ・マーサー(THE MERCER)でショールームを開くように勧められた。彼女がバーニーズ ニューヨーク(BARNEY’S NEW YORK以下、バーニーズ)のバイヤーをはじめ、いろいろな人を紹介してくれた。バーニーズをはじめ、バーグドルフ・グッドマン(BERGDORF GOODMAN)やセレクトショップのロンハーマンやマックスフィールド(MAXFIELD)など、小売りのパートナーにも恵まれた。だが、市場を飽和させないように特別感を大事にしたかったので、出店には慎重だった。店舗で常に新しい発見があるように、ラインの8割は店舗だけで販売している。
パーカー:人とビジネスのパートナーが鍵だ。セレブリティーとコネクションが作りやすいのがLAだが、メアリー・ケイト・オルセン(Mary Kate Olsen)がジュエリーを気に入ってくれた。それで、ニューヨーク・ファッション・ウイーク中に、ホテルのザ・マーサー(THE MERCER)でショールームを開くように勧められた。彼女がバーニーズ ニューヨーク(BARNEY’S NEW YORK以下、バーニーズ)のバイヤーをはじめ、いろいろな人を紹介してくれた。バーニーズをはじめ、バーグドルフ・グッドマン(BERGDORF GOODMAN)やセレクトショップのロンハーマンやマックスフィールド(MAXFIELD)など、小売りのパートナーにも恵まれた。だが、市場を飽和させないように特別感を大事にしたかったので、出店には慎重だった。店舗で常に新しい発見があるように、ラインの8割は店舗だけで販売している。
ケイナー:スタイリストの施術を通じてこそ、その先にいるお客さまにブランドの哲学やクオリティーを深く感じていただける。私たちのゴールは、情熱を持ち、技術力も高く、将来のビジョンをしっかりと描いているようなトップレベルのスタイリストたちとお付き合いすることだ。ブランド創設時、コンセプトノートに“万人向けではない(It’s not for everyone)”と書き込んだ。規模を追い求めるのではなく、ブランドに共感いただけるプロやサロンからの熱烈な支持を守り続ける。
ケイナー:スタイリストの施術を通じてこそ、その先にいるお客さまにブランドの哲学やクオリティーを深く感じていただける。私たちのゴールは、情熱を持ち、技術力も高く、将来のビジョンをしっかりと描いているようなトップレベルのスタイリストたちとお付き合いすることだ。ブランド創設時、コンセプトノートに“万人向けではない(It’s not for everyone)”と書き込んだ。規模を追い求めるのではなく、ブランドに共感いただけるプロやサロンからの熱烈な支持を守り続ける。
「アシックス(ASICS)」は「シーエフシーエル(CFCL)」とコラボレーションし、CO2の排出量が世界最少のスニーカー“GEL-LYTE III CM1.95“から全3色を発売した。スニーカーコラボといえば両ブランドのロゴを掛け合わせるなど“足し算”のデザインや、希少性を高める限定数販売が定石だが、この取り組みにおける“コラボ”の意味は異なる。「排出量を減らす」ためにはパーツ数などデザインの引き算が欠かせないからだ。では「減らし」ながら、両社の何を掛け合わせたのか?荒井孝雄アシックス サステナビリティ統括部サステナビリティ部環境・コミュニティチームと、高橋悠介CFCL代表兼クリエイティブ・ディレクターに聞いた。
WWD: “ゲルライトスリーシーエム 1.95(GEL-LYTE Ⅲ CM 1.95)”はCO2排出量を削減するために多くの工夫がされるが、中でもポイントを一つあげるとすると?
荒井:原型は、アシックスのスポーツスタイルカテゴリーの定番である“ゲルライトスリーオージー(GEL-LYTE III OG)”だ。難しかったのは、世界最少のCO2排出量を実現しながら「アシックス」の品質を保つこと。一番のこだわりをあげるなら、サトウキビなどを原料とした複数のバイオベースポリマーを配合して新開発したミッドソール “カーボン・ネガティブ・フォーム”だ。
荒井:アッパーのデザインだろう。紐を通す穴を開けたらそこを補強するためにパーツを加えるなど、靴にはたくさんのパーツがある。そのパーツはデザインのアクセントにもなっている。一方、CO2排出量を削減するためには、使用する材料の量をどれだけ減らせるかがポイントになる。結果、パーツの数は原型の半分以下とした。このバランスが難しかった。パーツを極限まで減らしてつるんととしたデザインにしたらいいかと言えば、そうではない。履く人にとって価値あるデザインにしたい。そして、“ゲルライトスリーオージー(GEL-LYTE III OG)”の要素を残したい。だからアッパーにパーツを彷彿とさせる刺しゅうを入れた。
荒井:CO2削減をするにあたり苦労した点のひとつが再生エネルギーの調達だ。2022年9月に“ゲルライトスリーシーエム 1.95(GEL-LYTE Ⅲ CM 1.95)”を発表してから発売までに1年かかったた理由もここにある。このスニーカーはベトナムの工場で生産しているが、ベトナムの全電力のうち再生エネルギーは5%程度と非常に少ない。事業の意図やビジョンを工場に伝えて理解を得て、屋根に太陽光パネルを設置してもらい、生産ラインの電力を調達するまでに時間を要した。
近年ではブランドのヘリテージを守りながらタウンユース向けの幅広いモデルを発表している「ソレル」だが、ポップアップではブランドのアイコンモデル“Caribou”をモダンに再考した「Caribou, I Love You」のコレクションを発表した。頑丈なラバーソールや筒部の防水加工、取り外せるフェルトのインナーブーツなど、マイナス40度の極寒の地でも耐えられる機能性は、50年以上にわたり信頼されてきた”Caribou”そのままに、シルエットをスリムにしてアップデート。普段のコーディネートに取り入れやすいレースアップブーツとして提案する他、クロッグ、サイドゴアブーツなど8モデルが店頭に並んだ。鮮やかなオレンジを効かせたモデルはコーディネートのポイントになりそうだ。他にもウィリアムズバーグ限定モデルとして、女優で歌手のクロイ・ベイリー(Chloe Bailey)とのコラボレーションモデルも発表。このモデルはブーツのシューレース部分にカスタマイズでチャームを付けられるなど、遊び心に富んでいる。
近年ではブランドのヘリテージを守りながらタウンユース向けの幅広いモデルを発表している「ソレル」だが、ポップアップではブランドのアイコンモデル“Caribou”をモダンに再考した「Caribou, I Love You」のコレクションを発表した。頑丈なラバーソールや筒部の防水加工、取り外せるフェルトのインナーブーツなど、マイナス40度の極寒の地でも耐えられる機能性は、50年以上にわたり信頼されてきた”Caribou”そのままに、シルエットをスリムにしてアップデート。普段のコーディネートに取り入れやすいレースアップブーツとして提案する他、クロッグ、サイドゴアブーツなど8モデルが店頭に並んだ。鮮やかなオレンジを効かせたモデルはコーディネートのポイントになりそうだ。他にもウィリアムズバーグ限定モデルとして、女優で歌手のクロイ・ベイリー(Chloe Bailey)とのコラボレーションモデルも発表。このモデルはブーツのシューレース部分にカスタマイズでチャームを付けられるなど、遊び心に富んでいる。
ラテンポップの第一人者と称されるカミーロだが、日本では同ジャンル自体のなじみが薄いこともあり、本稿で初めて名前を知った方々も多いかもしれない。しかし、彼は2020年にリリースした1stアルバム「Por Primera Vez」から最新作となる3rdアルバム「De Adentro Pa Afuera」まで、3作が3年連続で最優秀ラテン・ポップ・アルバム賞にノミネートされ、これまでに発表した楽曲のトータル再生数は150億回超えを記録。また、「スポティファイ」の月間リスナー数は毎月2000万人以上で、インスタグラムでも2819万フォロワーを抱える、ラテン界のスーパースターなのである。
そんな彼が8月、音楽フェス「ソニックマニア(SONICMANIA)」と「サマーソニック 2023(SUMMER SONIC 2023)」への出演のために初来日。多忙なスケジュールの関係でネイルの施術を受けながら、デビューからブレイクまでの道のりをはじめとする音楽関連の質問と共に、シンボリックなヒゲや並々ならぬ日本文化への愛までを聞いた。
カミーロ:とにかく幅広くて、古いバジェナート(注:コロンビア発祥の音楽ジャンル)を中心としたコロンビアの伝統音楽はもちろん、アルゼンチンをはじめとするラテンアメリカ系、メキシコ系、アンデス系、スペイン系まであったことを覚えている。その中で、ザ・ビートルズ(The Beatles)やザ・ローリング・ストーンズ(The Rolling Stones)、ピンク・フロイド(Pink Floyd)などのロック系もしっかりそろっていたし、あらゆる音楽を収集していたんだと思う(笑)。
ジェームズ・アクィリナ職務執行者社長(以下、アクィリナ):乳がんは日本を含め世界中で最も診断数が多いがんである。乳がんと闘っている方をはじめ、患者のサポートをする家族、友人や同僚などそれぞれの背景や立場に関係なく、みんなで乳がんについて考えることが必要であると感じている。ピンクリボンは、“乳がんキャンペーン”に対する意識の向上や啓発のためのシンボル。10月になるとスタッフはピンクリボンのバッジを胸につけ、サムシングピンクのコーディネートで出社する者もいる。これは団結の印でもある。エヴリン H. ローダーがこのキャンペーンを開始した1992年当時は、乳がんについて気軽に話せるようなムードではなかった。それでは状況は改善しないとエヴリンは考え、乳がんについて安心して話せる環境をつくること、意識を向上させること、そして、乳がんのない世界を実現させるための研究や教育、医療サービスを提供することを目的にキャンペーンをスタートした。今では多くの会社が賛同し、様々な活動を行っている。そんなレガシーを持つ会社で働くことは、私の誇りでもある。
アクィリナ:乳がんは日本を含め、世界的に最も多く診断されるがん※1であるが、乳がんによる女性の死亡率は、早期発見と医療技術の進歩によって、1980年代から43%減少している※2。弊社は世界で60以上の団体を様々な形で支援し続けており、現在までに寄付金総額1億1800万ドル(※公開週のレートに合わせて日本円入れます)以上、そのうち9300万ドル(※公開週のレートに合わせて日本円入れます)以上が「米国乳がん研究基金(BCRF)」を通じて、医療プロジェクトに活用されている。日本では2014年よりJBCRG(Japan Breast Cancer Research Group)に対して寄付を行っており、2023年10月時点で5000万円以上を寄付している。弊社はプレステージ製品を販売するグローバルビューティカンパニーとして、製品や店頭でお客様に接する販売員を通して、大きなインパクトを与えられると信じている。
10月26日〜11月1日の期間、乳がんに対する意識を高めるきっかけづくりとして、イベント「PINK ME MARUNOUCHI」を丸の内エリアで開催する。同イベントでは、1000本のピンクフラワーバルーンと一緒に乳がん啓発情報カードを無料で配布する。丸の内ブリックスクエア イングリッシュガーデン噴水付近にはフォトスポットを用意する。
ジェームズ・アクィリナ職務執行者社長(以下、アクィリナ):乳がんは日本を含め世界中で最も診断数が多いがんである。乳がんと闘っている方をはじめ、患者のサポートをする家族、友人や同僚などそれぞれの背景や立場に関係なく、みんなで乳がんについて考えることが必要であると感じている。ピンクリボンは、“乳がんキャンペーン”に対する意識の向上や啓発のためのシンボル。10月になるとスタッフはピンクリボンのバッジを胸につけ、サムシングピンクのコーディネートで出社する者もいる。これは団結の印でもある。エヴリン H. ローダーがこのキャンペーンを開始した1992年当時は、乳がんについて気軽に話せるようなムードではなかった。それでは状況は改善しないとエヴリンは考え、乳がんについて安心して話せる環境をつくること、意識を向上させること、そして、乳がんのない世界を実現させるための研究や教育、医療サービスを提供することを目的にキャンペーンをスタートした。今では多くの会社が賛同し、様々な活動を行っている。そんなレガシーを持つ会社で働くことは、私の誇りでもある。
アクィリナ:乳がんは日本を含め、世界的に最も多く診断されるがん※1であるが、乳がんによる女性の死亡率は、早期発見と医療技術の進歩によって、1980年代から43%減少している※2。弊社は世界で60以上の団体を様々な形で支援し続けており、現在までに寄付金総額1億1800万ドル(※公開週のレートに合わせて日本円入れます)以上、そのうち9300万ドル(※公開週のレートに合わせて日本円入れます)以上が「米国乳がん研究基金(BCRF)」を通じて、医療プロジェクトに活用されている。日本では2014年よりJBCRG(Japan Breast Cancer Research Group)に対して寄付を行っており、2023年10月時点で5000万円以上を寄付している。弊社はプレステージ製品を販売するグローバルビューティカンパニーとして、製品や店頭でお客様に接する販売員を通して、大きなインパクトを与えられると信じている。
10月26日〜11月1日の期間、乳がんに対する意識を高めるきっかけづくりとして、イベント「PINK ME MARUNOUCHI」を丸の内エリアで開催する。同イベントでは、1000本のピンクフラワーバルーンと一緒に乳がん啓発情報カードを無料で配布する。丸の内ブリックスクエア イングリッシュガーデン噴水付近にはフォトスポットを用意する。
“GEL-LYTE III CM1.95“(全3色、各2万900円)“GEL-LYTE III CM1.95“(全3色、各2万900円)“GEL-LYTE III CM1.95“(全3色、各2万900円)“GEL-LYTE III CM1.95“(全3色、各2万900円)“GEL-LYTE III CM1.95“(全3色、各2万900円)
「シーエフシーエル(CFCL)」は、「アシックス(ASICS)」とコラボしたスニーカー“GEL-LYTE III CM1.95“を発売した。全3色を用意し、価格は各2万900円。「シーエフシーエル」直営店と公式オンラインストアで取り扱う。
WWD:ターゲットや販路は、どう捉えている? 韩:価格を考えると、ターゲットは30歳前後かな?まずは製品を見て、触って、感じてもらいたいから、オフラインマーケットが重要。中国の主流は、オンライン。見て、触って、感じてもらうことが難しいから、結果的にプロモーション・ドリブンになってしまった。私たちは、ディスカウントを乱発して、ブランドを毀損したくない。でもそれが求められる中国では、霧状にして噴霧する化粧水を入れたカプセルを最大で16個、3カ月分もGWP(Gift with Purchaseの略。商品を購入した時に付与するギフトのこと)にしている。中国でのビジネスは、ブランディングの観点で考えると、とても難しい。
WWD:ターゲットや販路は、どう捉えている? 韩:価格を考えると、ターゲットは30歳前後かな?まずは製品を見て、触って、感じてもらいたいから、オフラインマーケットが重要。中国の主流は、オンライン。見て、触って、感じてもらうことが難しいから、結果的にプロモーション・ドリブンになってしまった。私たちは、ディスカウントを乱発して、ブランドを毀損したくない。でもそれが求められる中国では、霧状にして噴霧する化粧水を入れたカプセルを最大で16個、3カ月分もGWP(Gift with Purchaseの略。商品を購入した時に付与するギフトのこと)にしている。中国でのビジネスは、ブランディングの観点で考えると、とても難しい。
ベストセラーは、“スケルツォ”。F.スコット・フィッツジェラルド(F. Scott Fitzgerald)の小説「夜はやさし」の一節からインスパイアされたというユニークなストーリーが人気の理由。同CEOは、「香りはもちろんだが、その背後のストーリーが需要」と言う。来年には、フランス・パリや中国・上海など世界中の4つの都市に合う文学の一節が着想源のフレグランスを発売予定だ。日本のベストセラーは、“ティートニック”。茶畑やロンドンで楽しまれる香り高い紅茶を想起させるフレッシュな香りだ。
西川CEO:プロジェクトの参加者には、食品トレーをスーパーに持参する感覚で着なくなった衣類を回収拠点に持ってきてもらう。回収後は当社で仕分けをしたのち、リサイクルが難しいものは専用プラントで水素化する。アパレル商品はボタンやファスナーなど、付属品が多く分解する作業が手間だったが、私たちはそれらをそのまま裁断機にかけて1 0 c m ×10 c m程度の大きさにしたのち、プラントでガス化する。ガス化とは、燃やさずに燻製のような手法で煙を抽出する手法だ。煙は一酸化炭素と水素で構成されるため、そこから水素を取り出すという仕組みだ。水素は再生可能エネル ギーとして協力企業に活用してもらう。一方の一酸化炭素は二酸化炭素にして、ドライアイスなどに使用する。今回であればオーパの飲食テナントにも炭酸ガスとして使ってもらうこともできる。古着の回収量から、どれだけ再エネ化できたか、焼却処分した場合と比較してどれだけ CO 2排出量 に削減したかといったエビデンスも提供で きる。来年の4月からは、プロジェクトの協 力企業に向けて環境貢献度が見える事前サービスを開始する予定だ。
西川CEO:プロジェクトの参加者には、食品トレーをスーパーに持参する感覚で着なくなった衣類を回収拠点に持ってきてもらう。回収後は当社で仕分けをしたのち、リサイクルが難しいものは専用プラントで水素化する。アパレル商品はボタンやファスナーなど、付属品が多く分解する作業が手間だったが、私たちはそれらをそのまま裁断機にかけて1 0 c m ×10 c m程度の大きさにしたのち、プラントでガス化する。ガス化とは、燃やさずに燻製のような手法で煙を抽出する手法だ。煙は一酸化炭素と水素で構成されるため、そこから水素を取り出すという仕組みだ。水素は再生可能エネル ギーとして協力企業に活用してもらう。一方の一酸化炭素は二酸化炭素にして、ドライアイスなどに使用する。今回であればオーパの飲食テナントにも炭酸ガスとして使ってもらうこともできる。古着の回収量から、どれだけ再エネ化できたか、焼却処分した場合と比較してどれだけ CO 2排出量 に削減したかといったエビデンスも提供で きる。来年の4月からは、プロジェクトの協 力企業に向けて環境貢献度が見える事前サービスを開始する予定だ。
カディ:"MEMBERS OF THE RAGE"は元々、俺が作りたい映画のタイトルだった。このタイトルはファッションだけじゃなく、レコードとか、いろんなプロジェクトで使っている。"THE RAGE"は、"怒り"(直訳すると「怒りを持っているメンバー」という意味)。現状に不満を抱えている人々にも、勇気を出して一歩を踏み出してもらいたい。そういうメッセージを伝えたくて、このタイトルを選んだ。
日本を代表する写真家・操上和美の写真展『50,50 FIFTY GENTLEMEN OF EYEVAN』が、10月5日より青山・スパイラルガーデン(スパイラル1F)にて開催される。今展は、アイウエアブランド「アイヴァン(EYEVAN)」のブランド設立50周年を記念して企画されたもの。雑誌『GOETHE』の連載「男を起動させる眼鏡」にて、「アイヴァン」を掛けた各界の紳士50人を約5年間にわたり撮り下ろした作品が展示される。ここでは、この企画についての思いや、ポートレートに対する考え方などについて操上に話を聞いた。
日本を代表する写真家・操上和美の写真展『50,50 FIFTY GENTLEMEN OF EYEVAN』が、10月5日より青山・スパイラルガーデン(スパイラル1F)にて開催される。今展は、アイウエアブランド「アイヴァン(EYEVAN)」のブランド設立50周年を記念して企画されたもの。雑誌『GOETHE』の連載「男を起動させる眼鏡」にて、「アイヴァン」を掛けた各界の紳士50人を約5年間にわたり撮り下ろした作品が展示される。ここでは、この企画についての思いや、ポートレートに対する考え方などについて操上に話を聞いた。
アイリーン:競合他社に比べるとわずかです。売り上げの5~6%程度で他社に比べると半分以下です。通常、パタゴニア規模の企業は売り上げに対して8~12%が妥当と言われています。「ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)」などの競合他社は私たちの40倍くらい投資しているという調査結果もあります。
「シンピュルテ(SINN PURUTE)」は、“マインドフルビューティー”と名付け、“マインドフルフレグランス”で心を解きほぐしてから、クレンジングや保湿といったスキンケアを行うことを提案している。その中で人気No.1はクレンジング“ピュアクレンジングクリアa”(120g、3960円)だ。メイクを落とすだけでなくテクスチャーや、マインドフルフレグランスとして販売する“Purification of Mind”の香りなど五感で楽しめるのが特徴。ブランドリニューアル後の売り上げ伸長率1位は、ヒトデ美容液”AGコンセントレイト セラム a”(30mL、8340円)だ。糸を引く粘り気がありながら肌に浸透する美容液で、“Passionate Awakening”の香りを使用している。また、香りが特徴な“トゥーグッドマルチベネフィットオイル”は、5000店舗以上のサロンで取り扱われ、累計30万本を売り上げるなど存在感を放つ。
今春は、マインドフルフレグランスの3つの香りの“トゥーグッドマルチベネフィットオイル”(50mL、3850円)が爆発的に人気を集めた。もやもや落ち込み気味のときに“Purification of mind”、何かに集中したいときの“Stillness and Energy”、ストレスを感じるときの“Passionate Awakening”をラインアップする。上妻善弘アナイスカンパニー代表取締役は、「香りを楽しみながら心を整えてビューティールーティンを楽しむニーズが売れ行きにも反映されている」。
塩原:仕込みから乾燥まで最大30日間かけるコールドプロセス製法を採用。全て手作業のため余分なエネルギーは使用しないで作り上げた。ヤシ油やオリーブ果実油、ヒマシ油など天然由来成分99%以上配合し、4種ともお菓子のようなかわいらしいデザインを意識したが、実は一つ一つが海の状態を表現したもの。ブルーの“blue color soap”は「美しい海」、サーモンピンクの“red-orange color soap”は「赤潮の海」、ブルーと白の2層からなる“mix color soap”は「プラスチックの浮かんだ海」、ブラウン系の“brown color soap”は「海底の砂漠化」をそれぞれ表した。海洋汚染問題を生活の中で身近に感じでもらえるものをビジュアル化することでプラスチック商品使用の削減を意識してもらえたら。ビーチクリーン運動の実施やホームページに漫画で読む環境問題などを掲載している。こうして行動や知識を得てもらいごみゼロの地球を実現するための一歩を踏み出してもらえたらうれしい。
青沼代表:審査会では日本から推薦した3組ともとても高く評価されていました。ファッションを通して想いが循環するエコシステムを届ける「E組 from Enter the E」、埼玉・秩父発の地域で循環するものづくり「レイナ イブカ(REINA IBUKA)」、そしてファッションを通してオール・インクルーシブな社会を目指すアパレルブランド「ソリット!(SOLIT!)」と、今年のテーマである「ファッションはどのように社会を価値づけることができるのか?」に対して、3組がそれぞれ違った個性と、信念を持ったアプローチをされていることも特徴的でした。また日本のカルチャーを背景にしたビジネスプランやモノづくりに対しての評価もとても高かったです。
4月にはCSFのニーナ・スティーブンソン(Nina Stevenson)教育責任者を招いたオンラインイベントを開催し、3組のアイデアについて意見交換をする機会を設けました。ニーナはグローバル審査員の視点でそれぞれのアイデアに対するリスペクトと気づきを共有してくださり、とても良い議論ができました。
カロリーナ・カスティリオーニ(以下、カスティリオーニ):本やアートも楽しめるギンザ シックスは、出店するには最適な場所だと思いました。今回も彫刻家のドゥッチョ・マリア・ガンビ(Duccio Maria Gambi)が、設計に入ってくれました。彼とは2018年に出会い、以来全ての店舗の設計に関わってくれています。私たちは共通点が多いんです。この店では、アクセサリーを陳列する什器やハンガーラックなどを彼が手掛けてくれました。特に気に入っているのは、ステンレススチールやコンクリート、カーペットなど異なる素材が、とても上手くマッチしているところ。色使いも「プラン C」のDNAと共通します。私は毎シーズン、新しい色の組み合わせを生み出すことに挑戦しています。たとえば2023-24年秋冬シーズンでは、アクアやパープル、ビスタチオをメインに採用しましたが、この色のコンビネーションがとても好きなんです。
カンポスCEO:屋外で過ごすのが好きで、ボートに乗ったり、ウエイクボードやサーフィンをしたり、泳いだりしている。また昔から動物好きでもあって、若いころは馬術の競技をしていたし、今は飼い犬のドーベルマンをワーキングトライアル(警察犬のように訓練して成果を競う大会)に出場させるために訓練している。そうしたこともあって、動物行動学に興味を持ち、ケンブリッジ・インスティテュート・オブ・ドッグ・トレーニング(Cambridge Institute of Dog Training)でインストラクター兼行動学者になるための勉強をしている。
社会起業家・ソーシャルデザイナー。1988年生まれ。立命館大学卒業後、東日本大震災をきっかけに福島県における県外避難者向けの情報支援事業を責任担当。2013年「防災をアップデートする」をモットーに「一般社団法人防災ガール」を設立して20年に事業継承。第32回 人間力大賞 経済大臣奨励賞 受賞。18年2月に社会課題解決に特化したPR会社であるmorning after cutting my hairを創設。20年「オール・インクルーシブ経済圏」を実現すべくSOLITを創設。同社が開発したインクルーシブファッションは、世界三大デザインアワード「iF DESIGN AWARD 2022」で最優秀賞GOLDを受賞
――黎明期のマーケットで起業して、今年で4期目。起業までの経緯は?非営利団体から社会課題解決に特化したPR会社を経て、アパレル業界で起業したのはなぜ?
田中:幼少期から正義感が強く、行動力がありましたが、東日本大震災は大きなトリガーとなりました。自分の人生における時間などのリソースを「社会課題を解決するためにつかう」ことを決めました。まず当時勤めていたサイバーエージェントを辞めて被災地に移住して活動する中で、復興も重要だけど、対処療法的解決ではなく、システムチェンジや根本解決のために「防災」を行うべきと考え、非営利団体の一般社団法人防災ガールを立ち上げ、8年活動しました。
さらに構造的に課題解決をするには、自然災害だけではなく、複合的かつ同時多発的に解決・改善していく必要があると考え、同じく異なる社会課題の解決に挑む社会起業家の仲間たちを支援するため、社会課題解決に特化したPR会社のmorning after cutting my hairを創業しました。
私は、アパレル会社を経営したかったわけでも、ファッションブランドを始めてみたかったわけでもなく、あくまで環境問題や人権侵害などの課題へのソリューションとして「ソリット!」を生み出しています。初めに起業した時から今まで、対象とする課題やアプローチ方法は変わったけれど、いかに本質的に解決をするのかを常に考え、意思決定を続けてきました。大学時代からのバックパッカーで世界を一周するなど、日本の一般的な既存のルールやキャリアパスにあまりとらわれていないことも関係していると思います。
社会起業家・ソーシャルデザイナー。1988年生まれ。立命館大学卒業後、東日本大震災をきっかけに福島県における県外避難者向けの情報支援事業を責任担当。2013年「防災をアップデートする」をモットーに「一般社団法人防災ガール」を設立して20年に事業継承。第32回 人間力大賞 経済大臣奨励賞 受賞。18年2月に社会課題解決に特化したPR会社であるmorning after cutting my hairを創設。20年「オール・インクルーシブ経済圏」を実現すべくSOLITを創設。同社が開発したインクルーシブファッションは、世界三大デザインアワード「iF DESIGN AWARD 2022」で最優秀賞GOLDを受賞
――黎明期のマーケットで起業して、今年で4期目。起業までの経緯は?非営利団体から社会課題解決に特化したPR会社を経て、アパレル業界で起業したのはなぜ?
田中:幼少期から正義感が強く、行動力がありましたが、東日本大震災は大きなトリガーとなりました。自分の人生における時間などのリソースを「社会課題を解決するためにつかう」ことを決めました。まず当時勤めていたサイバーエージェントを辞めて被災地に移住して活動する中で、復興も重要だけど、対処療法的解決ではなく、システムチェンジや根本解決のために「防災」を行うべきと考え、非営利団体の一般社団法人防災ガールを立ち上げ、8年活動しました。
さらに構造的に課題解決をするには、自然災害だけではなく、複合的かつ同時多発的に解決・改善していく必要があると考え、同じく異なる社会課題の解決に挑む社会起業家の仲間たちを支援するため、社会課題解決に特化したPR会社のmorning after cutting my hairを創業しました。
私は、アパレル会社を経営したかったわけでも、ファッションブランドを始めてみたかったわけでもなく、あくまで環境問題や人権侵害などの課題へのソリューションとして「ソリット!」を生み出しています。初めに起業した時から今まで、対象とする課題やアプローチ方法は変わったけれど、いかに本質的に解決をするのかを常に考え、意思決定を続けてきました。大学時代からのバックパッカーで世界を一周するなど、日本の一般的な既存のルールやキャリアパスにあまりとらわれていないことも関係していると思います。
会場の床にはドゥの友人でもあり、同じくベトナムにルーツを持つアーティストのオーシャン・ヴィオング(Ocean Vuong)の詩から引用した言葉が綴られていた。ゲストに配ったコレクションノートもヴィオングによるものだ。彼がロードトリップに出た際の回想から始まり、車という存在について語られている。車はどこにでも行ける自由を提供しつつ、時には部屋のようにリラックスできる場所であり、時には周囲から隠れることのできる場所であり、時には泣くことのできる場所でもあるーー。こうした一節やTシャツにプリントした「YOUR CAR WAS MY FIRST ROOM OUR CLOTHES ON THE FLOOR LIKE STEPPED-ON FLOWERS(あなたの車は私の最初の部屋 私たちの服は踏まれた花のように床に落ちている」と言った言葉には性的マイノリティが感じてきた思いが隠されているとともに、ドゥの思いを代弁しているかのようでもある。
「ケイト・スペード ニューヨーク(KATE SPADE NEW YORK)」が2024年春夏ニューヨーク・ファッション・ウィーク(NYFW)の初日となる9月8日(現地時間)に2024年春夏コレクションを発表した。会場はニューヨークの街並みを見渡せる空中庭園の「ハイライン」だ。まだまだ残暑が厳しいニューヨークだが、プレゼンテーション会場に飾られたいくつもの大きな白い花のオブジェは、生命が芽吹く春の象徴。花が開くパワーとエネルギーは、これから待ち構えるニューヨークの長い冬を飛び越えて春を迎える高揚感のようだ。
今季のコレクションはプレゼンテーション終了後に一般公開したほか、モデルのアオキ・リー・シモンズ(Aoki Lee Simmons)とパートナーシップを組み、SNSを通じてプレゼンテーションの舞台裏を紹介している。会場は女優のクリスティーナ・リッチ(Christina Ricci)などのセレブの他に、ポップなカラーとガーリーなスタイリングに身を包んだ“ケイト・スペードガール”たちで溢れかえった。