パラッコ:今日私は「リナイロン」を使用した「プラダ」のブルゾンを着ている。デザインはもちろん素晴らしく、とても快適。でも、もっと重要なのは、この製品が「シービヨンド」のようなプロジェクトの資金調達に役立つということだ。このブルゾンは、ファッションの美しさと私たちが達成すべき主な目標である海や原則についての創造的な意識を結びつける、とても簡単な方法なのだ。つまり、“目的を持ったファッション(fashion with the purpose)”だ。
近藤真彦/歌手・KONDO RACING監督・日本レースプロモーション取締役会長
PROFILE:1964年7月19日生まれ、神奈川県出身。O型。1979年、ドラマ「3年B組金八先生」でデビュー。翌年、「スニーカーぶる〜す」で歌手デビュー。「ギンギラギンにさりげなく」、「ミッドナイトシャッフル」など数多くの作品をリリース。87年、「愚か者」で「第 29回日本レコード大賞」大賞を受賞。レーシングチーム「KONDO RACING TEAM」を運営するエムケイカンパニー社長兼チーム監督。2023年、日本レースプロモーション(JRP)会長に就任
中臺孝樹/音楽プロデューサー
PROFILE:セント・フォース所属。米国のESPNでX-gamesなどスポーツ撮影からキャリアスタート。帰国後中野裕太主演映画「もうしません!」、芥川賞受賞作家ピース又吉直樹主演短編映画「海酒」のプロデューサーを務めた。前職のソニーグループでは会社全体の映像制作やイベントのプロデュースを担当。本施策の全14組の楽曲アーティストをキュレーションした
田中裕介/動画ディレクター
PROFILE:1978年生まれ。多摩美術大学グラフィックデザイン科卒業。2007年から「キャビア」に参加。秀逸なデザインセンスと映像制作のスキルに遊び心を加味した独創性を武器に、多くの話題作を手掛け、CMやミュージックビデオの映像演出を基軸に、グラフィックデザイン、アートディレクション、舞台演出など、多岐にわたり手掛ける。「TOYOTA DIRECTORSCUT」の第1弾では、記念すべき1作品目を手掛けた
坪井翔/2024年度スーパーフォーミュラドライバーズチャンピオン
PROFILE:1995年5月21日生まれ。VANTELIN TEAM TOM’S所属のレーシング・ドライバー。多くのタイトルを獲得。2011年にはフォーミュラトヨタ・レーシング・スクール(FTRS)を受講し、スカラシップを獲得。翌年にフォーミュラチャレンジ・ジャパン(FCJ)で4輪デビューし、2年目に初優勝。2024年度スーパーフォーミュラでは最終戦で15ポイントを加算し、シリーズチャンピオンに輝いた
本プロジェクトに賛同し、レーシングチーム「KONDO RACING TEAM」の監督であり、日本レースプロモーション(JRP)の会長でもある歌手の近藤真彦、音楽プロデューサーの中臺孝樹、動画ディレクターの田中裕介が審査員として参加。さらに、2024年「SUPER FORMULA」のチャンピオンドライバー、坪井翔も加わる。そのほかの審査員は後日発表予定。
クリエイティブ制作を行うアンノウンノウンズのRYO SUGIMOTOクリエイティブ・ディレクターが「SUPER FORMULA DIRECTORSCUT」の動画を手掛けた。デジタルネイティブの知見を生かした映像が、ファッション業界からも高い評価を得る1998年生まれの25歳が設けたテーマは、“「時間はコントロールできる。それを信じた者だけが勝つ」―意思と絆が新しい未来を創る―”。プロジェクトに対して、「クリエイターではなくても、誰でも簡単に映像を作れる気軽さがいい」と語る。だが、そのコンセプトには、やはりプロフェッショナルさを感じさせる。RYO SUGIMOTOに、製作した動画について聞いた。
募集要項は以下の通り。応募期間は11月8日~25年1月10日。映像制作のルールは、提供するいずれかの映像素材を入れること。車両映像は、提供されたもののみの使用に限り、独自で撮影することは禁止。提供する楽曲の中から映像楽曲を選定すること。そして、提供する「SUPER FORMULA DIRECTORSCUT」のロゴを映像のどこかに入れること。
2024年ノーベル文学賞に韓国の作家ハン・ガンがアジア人女性として初選出され、韓国文学の勢いはますます加速している。その中で、23年に韓国読者が選ぶ若い作家1位となり、日本でも話題の小説「29歳、今日から私が家長です。(以下、29歳)」(清水知佐子訳、CCCメディアハウス)の著者イ・スラが、11月23日と24日に神保町で開催された「K-BOOKフェスティバル 2024 in Japan(以下、K-BOOKフェス)」に初来日した。
ジュリー:(日本語で)アリガトウゴザイマス(笑)。ほとんどのタトゥーは友達のサラがデザインしてくれたもので。中でも一番のお気に入りは、(ワシリー・)カンディンスキーの絵をモチーフにしたもの。ゴールウェイの私の家に飾ってあった絵がずっと好きで、その一部を参考にデザインしてもらいました。あの絵の、虹の橋を渡るような神秘的なイメージがずっと心に残っていて、タトゥーを入れられる年齢になったら入れたいって思っていたんです。それと、ケイト・ブッシュの「Hounds of Love」からインスピレーションを得たこれも気に入っています。このいかつい表情をした2匹の犬は、「Hounds of Love」ってタイトルから連想したイメージなんです(笑)。
——最近リリースされた新曲の「Under My Skin」は、そうしたバンドを取り巻く世界の広がりを象徴するナンバーですよね。
ジュリー:はい。「Under My Skin」は当初、「Madra」の収録曲としてレコーディングされた曲だったんだけど、その後、「Life is Strange」というビデオゲームのサウンドトラックとして使われることになって。あの曲をゲームに登場するキャラクターのストーリーと重ねて聴いてくれているファンがいて、そうした“相乗効果”を見るのはとてもクールだし楽しい。聴いた人がそれぞれにいろんなものを感じ取ってくれることは、私たちにとっても大きな喜びなんです。
ジュリー:そうだな……スマッシング・パンプキンズの「Mellon Collie and the Infinite Sadness」かな。あとは……そうだ、彼が「Loveless」(マイ・ブラッディ・ヴァレンタイン)をやっていたのをすっかり忘れていました! 同じアイルランドのバンドなのに……こういう大事なことを忘れてしまうところがあるんです、私は(笑)。でもそうですね、「Loveless」は間違いなく彼の代表作の一つだと思います。
ジュリー:学生の頃に大好きだったバンドの一つなんです。16歳のときの私は、とにかくクールになりたくて、誰にどう思われても気にしない!みたいな感じで。既存のルールにとらわれず、周囲の目を気にしないような自分になりたかった。ウィーザーみたいな“スラッカー・ロック”はまさにそうした私の心情を代弁した音楽で、友達のパーティーで彼らの「Undone – The Sweater Song」を初めて演奏した時の興奮は今もはっきりと覚えています。
山口大介・本部長(以下、山口):「エル」というメディアを軸に、情報発信をしながら、ファッションからフード、インテリアまで360度の生活の中で「エル」を感じてほしいと立ち上げました。さらに、eコマースやイベントでも多角的にユーザーを増やして得た情報が、私たちが大切にしているデータです。当社は定期購読のプロモーションも積極的に行ってきたので、メディアの価値を丁寧に伝えてきたことも多くのユーザー獲得につながった一因です。11年には「婦人画報のお取り寄せ」、21年には「ウィメンズヘルスショップ(Women's Health SHOP)」のeコマースも始め、自社で保有するデータは現在115万IDに達しています。
山口大介・本部長(以下、山口):「エル」というメディアを軸に、情報発信をしながら、ファッションからフード、インテリアまで360度の生活の中で「エル」を感じてほしいと立ち上げました。さらに、eコマースやイベントでも多角的にユーザーを増やして得た情報が、私たちが大切にしているデータです。当社は定期購読のプロモーションも積極的に行ってきたので、メディアの価値を丁寧に伝えてきたことも多くのユーザー獲得につながった一因です。11年には「婦人画報のお取り寄せ」、21年には「ウィメンズヘルスショップ(Women's Health SHOP)」のeコマースも始め、自社で保有するデータは現在115万IDに達しています。
ハースト婦人画報社はメンズメディアの体制を刷新し、「エスクァイア(Esquire)」日本版の編集長は、佐藤俊紀「エスクァイア」「メンズクラブ(MEN'S CLUB)」「モダンリビング(MODERN LIVING)」グループ編集局長が兼任する。これに伴い、「エスクァイア・ザ・ビッグ・ブラック・ブック(Esquire The Big Black Book以下、BBB)」を終了し、「メンズクラブ」は不定期刊行に、「エスクァイア」は来年2月にリニューアル号を発行する。佐藤俊紀編集長は、新生「エスクァイア」のかじをどう切っていくのだろうか。
WWD:「エスクァイア」のリニューアルについて教えてほしい。
佐藤俊紀・編集長(以下、佐藤):「エスクァイア」はこれまで2018年にローンチしたデジタルメディア「エスクァイア・デジタル」を主軸に、年2回発行の雑誌「BBB」と連動しながら、コンテンツ作りをしていましたが、来年からはブランドとして一本化し、年4回発行、200ページ超えの定期誌とデジタルメディアにそれぞれ注力していきます。コアターゲットは35~45歳の探求心と好奇心旺盛な新富裕層。“Focusing on all creativity with a journalistic eye(創造の物語を、ジャーナリスティックな目線で)”をテーマに、21の国と地域で展開する「エスクァイア」のネットワークを用い、ファッションやライフスタイル、ジャーナリズムに焦点を当てたコンテンツを提供します。
佐藤:実は変わっていません。リニューアルに合わせ、本国ディレクターらとも何度も話し合いを重ねてきましたが、“Man at His Best(最高の自分になる)” というコンセプト、そして、情報過多のSNS時代においても物事の本質を分かっていて、自分に合ったスタイルや考えを根幹に持っている層にアプローチしていくという考えはグローバルで一貫しています。そうした男性像を持つ若い世代にも寄り添えるメディアでもありたいと考えています。
「Keiichiro Shibuya Playing Piano−Living Room」と題された今回の公演は、"架空のリビングルーム”をテーマに、ステージには建築家・妹島和世がデザイン・制作してきた家具や、同氏が所有するルートヴィヒ・ミース・ファン・デル・ローエ(Ludwig Mies van der Rohe、以下、ミース)やル・コルビュジェ(Le Corbusier、以下、コルビジェ)の家具が配置された「リビングルーム」のような空間を再現。気鋭のバイオリニスト・石上真由子をゲストに迎え、渋谷の楽曲の他、エリック・サティ(Erik Satie)やアルヴォ・ペルト(Arvo Part)、高橋悠治らの楽曲を演奏する。
和泉 侃 アーティスト / Olfactive Studio Ne ディレクター 香りを通して身体感覚を蘇生させることをテーマに活動するアーティスト。植物の生産・蒸留や原料の研究を行い、五感から吸収したインスピレーションのもとに創作活動に励む。作家活動と並行し、香りを設計するスタジオ「Olfactive Studio Ne」を発足。調香の領域にとらわれないディレクションで、チームと共に香りで表現される世界の可能性を広げている PHOTO: Daisuke NAKASHIMA
「タカラサステナビリティフェス 2024 -Change the Angle」基調講演には、向千鶴 WWDJAPAN サステナビリティ・ディレクターが登壇「タカラサステナビリティフェス 2024 -Change the Angle」のミニワークの様子「タカラサステナビリティフェス 2024 -Change the Angle」のミニワークの様子「タカラサステナビリティフェス 2024 -Change the Angle」のミニワークの様子
WWD:プロジェクトを通してどのような成果が得られた?
日野:特に大きな成果の一つは社内イベントで生まれた意識の高まりや共通認識の醸成です。全国からミドルマネジメント以上のポジションにつく社員を可能な限り大阪の拠点ティービースクエア オオサカに集めて、「タカラサステナビリティフェス 2024 -Change the Angle」を開催しました。全従業員向けたオンライン配信も含めると、全社員の3分の1にあたる520人ほどが参加。社内イベントとしては最大級の催しになりました。ミドルマネジメント層はとくに若手からのボトムアップを受けたとき、経営陣に連携し事業につなげる存在。そんな彼ら・彼女らがサステナビリティへの共通認識をもつことで、スムーズに事業が進むと考えました。
中山:私は二つあります。一つは理美容産業がリーディング産業といわれる未来を作りたいです。私たちがリーダーシップをとって、アクションを起こすことで、ほかの産業にも良い影響を与えていけるような社会のロールモデルを作っていきたいです。もう一つは、理美容室を通じて日本全国にサステナビリティの意識改革を巻き起こしたいです。世の中の大半の人は1年に数回、理美容室を利用しているはずです。ゆえに通う理美容室の意識が変われば、お客さまの意識が変わり、結果的に全国民の意識を変えられると考えています。タカラベルモントが変われば日本が変わる可能性さえも秘めています。B to B to Cのビジネスであるからこそ、理美容室を通じて日本全国にサステナビリティの意識改革が巻き起こせると信じています。
「ディアンドデパートメント」は10年、金沢21世紀美術館で行った企画展示「本当のデザインだけがリサイクルできる Only honest design can be recyclable. D&DEPARTMENT PROJECT」の際に、ミュージアムショップで残反を用いて製作したバッグを販売していた経緯がある。「私自身産地を回る中で、決算前にバッタ屋が残布を買いに行くのを知っていた。こうした残布を活用できないかと考えた」。
遠藤友子「ヴォーチェ」事業部長・編集長(以下、遠藤編集長):スキンケア編最優秀賞と先行美容液部門1位を獲得した「クレ・ド・ポー ボーテ(CLE DE PEAU BEAUTE)」の“ル・セラムⅡ”。「肌は悪い刺激をブロックする力を持っている」という大発見は、新商品が出るたびに肌の可能性を信じさせてくれる同ブランドの真骨頂。最新知見、浸透のよさ、滑らかさをすぐに実感できる即効感、癒しの香りとテクスチャー……コスメに求める全てを兼ね備えた“王者の美容液”だ。
10月、「朝霧JAM 2024」への出演を含む初のジャパン・ツアーを行ったカナダ・トロント出身のシンガー・ソングライター、シャーロット・デイ・ウィルソン(Charlotte Day Wilson)。ジャズやソウル、R&B、アンビエントなど多彩なテイストが織りなすムーディーで繊細なサウンドの雰囲気。ドレイクやジェイムス・ブレイクも惹きつけた彼女の音楽だが、ステージではそうした音の一つ一つを丁寧に磨き上げ、楽曲の魅力を新たに伝え直すようなリッチでオーガニックなバンド演奏が印象に残った。2021年にセルフ・リリースしたデビュー・アルバム「Alpha」を経て、今年5月にアメリカ西海岸の自然に囲まれた環境の中で制作されたニュー・アルバム「Cyan Blue」。時にフォーク・ロックやラウドなギター・サウンドも聞かせたこの日の鮮やかなパフォーマンスは、こうした経験が彼女にもたらした影響を想像させる、自由でオープンなインスピレーションに満ちたものだったように思う。
シャーロット:そうだった(笑)。ニール・ヤングも大好きなカナダのレジェンドで、高校生の頃、音楽を聴くために2台のスピーカーを持っていて、ベッドに横になって聴くのが習慣だった。こうやって頭の両側にスピーカーを置いて(笑)、ニール・ヤングの「Heart Of Gold」をよく聴いていた。とてもハイになって、心が解き放たれるような、特別な体験だったのを覚えているわ。
■「Cyan Blue」
Charlotte Day Wilson
リリース日:2024年8月9日
レーベル:XL Recordings
TRACKLISTING
01. My Way
02. Money
03. Dovetail
04. Forever (feat. Snoh Aalegra)
05. Do U Still
06. New Day
07. Last Call
08. Canopy
09. Over The Rainbow
10. Kiss & Tell
11. I Don’t Love You
12. Cyan Blue
13. Walk With Me
14. Life After (Bonus Track for Japan) https://www.beatink.com/products/detail.php?product_id=13954
10月、「朝霧JAM 2024」への出演を含む初のジャパン・ツアーを行ったカナダ・トロント出身のシンガー・ソングライター、シャーロット・デイ・ウィルソン(Charlotte Day Wilson)。ジャズやソウル、R&B、アンビエントなど多彩なテイストが織りなすムーディーで繊細なサウンドの雰囲気。ドレイクやジェイムス・ブレイクも惹きつけた彼女の音楽だが、ステージではそうした音の一つ一つを丁寧に磨き上げ、楽曲の魅力を新たに伝え直すようなリッチでオーガニックなバンド演奏が印象に残った。2021年にセルフ・リリースしたデビュー・アルバム「Alpha」を経て、今年5月にアメリカ西海岸の自然に囲まれた環境の中で制作されたニュー・アルバム「Cyan Blue」。時にフォーク・ロックやラウドなギター・サウンドも聞かせたこの日の鮮やかなパフォーマンスは、こうした経験が彼女にもたらした影響を想像させる、自由でオープンなインスピレーションに満ちたものだったように思う。
シャーロット:そうだった(笑)。ニール・ヤングも大好きなカナダのレジェンドで、高校生の頃、音楽を聴くために2台のスピーカーを持っていて、ベッドに横になって聴くのが習慣だった。こうやって頭の両側にスピーカーを置いて(笑)、ニール・ヤングの「Heart Of Gold」をよく聴いていた。とてもハイになって、心が解き放たれるような、特別な体験だったのを覚えているわ。
■「Cyan Blue」
Charlotte Day Wilson
リリース日:2024年8月9日
レーベル:XL Recordings
TRACKLISTING
01. My Way
02. Money
03. Dovetail
04. Forever (feat. Snoh Aalegra)
05. Do U Still
06. New Day
07. Last Call
08. Canopy
09. Over The Rainbow
10. Kiss & Tell
11. I Don’t Love You
12. Cyan Blue
13. Walk With Me
14. Life After (Bonus Track for Japan) https://www.beatink.com/products/detail.php?product_id=13954
グループB:「エムエーエスユー(M A S U)」後藤愼平デザイナー、「ダイリク(DAIRIKU)」岡本大陸デザイナー、「カミヤ(KAMIYA)」神谷康司デザイナー
「エムエーエスユー(M A S U)」後藤愼平デザイナー、「ダイリク(DAIRIKU)」岡本大陸デザイナー、「カミヤ(KAMIYA)」神谷康司デザイナー
グループBは「エムエーエスユー(M A S U)」後藤愼平デザイナー、「ダイリク(DAIRIKU)」岡本大陸デザイナー、「カミヤ(KAMIYA)」神谷康司デザイナーのセッションで、”好きなもの”にはカルチャーがありコミュニティがあるという部分にフォーカスした。「ヴィンテージや映画、音楽について深掘りしてくれるファンと一緒にファッションを楽しみたい」(「カミヤ」神谷康司デザイナー)。「カルチャーからブランドを知ったり、ブランドからカルチャーを知ったり、とにかくいろんな角度からファッションを好きになってもらうことが重要」(「ダイリク」岡本大陸デザイナー)、「ブランドを愛してくれる人はマイノリティ側の些細な出来事に気づける人たち。そういう気づきをファンと高め合って大事にしたい」(「エムエーエスユー」後藤愼平デザイナー)ファッションに興味を持つきっかけづくりとそこから派生するカルチャーをファンと育み、時に耕していくことを熱く語った。
トム・ラッセルとエド・ラッセルの兄弟からなるオーヴァーモノ(Overmono)が2021年にリリースした「So U Kno」はちょっとした衝撃だった。UKガラージからの影響が色濃いヘビーなビートの上でR&B風のボーカル・サンプルをループさせたこのどう猛なブレイクビーツは、コロナ禍が収束した後のダンスフロアの熱狂を予感させる十分な強度を持っていた。さらに、そんな「So U Kno」から始まるミックス「Fabric presents Overmono」(21年)では、ダブステップからUKガラージ、ジャングル、プログレッシブ・ハウス、ベース・ミュージック、テクノまでを自由連想のようにつなぎ、UKクラブ・カルチャーの底力を我々に強く印象づける。そして、昨年満を持して発表したデビュー・アルバム「Good Lies」では、上記のような多彩なビートを交えながら、「いくつかの異なる感情の交錯点、狭間」を巧みに表現し、UKクラブ・カルチャーとメインストリーム・ポップスの間を軽やかに横断してみせた。そんなオーヴァーモノの現況を確認すべく、ツアーで来日した2人に対面取材を敢行。今年リリースした素晴らしいトラックの数々やファッションについてざっくばらんに語ってもらった。
——4月にはザ・ストリーツ(The Streets)ことマイク・スキナー(Mike Skinner)の「Turn The Page」を再構築したシングルをリリースしました。オリジナルはストリーツの最高のデビュー作「Original Pirate Material」の冒頭を飾るトラックですが、どうしてこの曲を再構築しようと思ったのか教えてください。
トム:実は最初のバージョンは2、3年前に作ったんだ。もともと俺たちはストリーツのファンだったし、「Turn The Page」のDJセットやライブで使えるバージョンをずっと作りたいと思っていたんだ。それで最初のバージョンを作ったあとにしばらく寝かせて、1年後くらいにまた聴き返して、粗かった部分を修正してライブとかで使ってみたら、とても盛り上がったんだよ。だからすぐにでもリリースしたいと思ってマイクに相談したら、とても良い返事をもらってようやくリリースできたんだ。
エド:あと「Gem Lingo(ovr now )」ではギター・ペダルをたくさん使っているんだよ。今日ちょっと取材時間に遅れたのは(笑)、楽器屋に行って日本製のペダルを見ていて、いくつか買ってきたせい(渋谷の「えちごやミュージック」に行っていたそう)。それでこの曲では、例えばニルヴァーナがコーラスの音に毎回使っていたものとかスティングが使っていたものとかを使っているんだ。もちろん音は加工しているからそれらのペダルを使っているかは分からないと思うんだけど、もしかしたらファンが音を聴いたときに無意識のところでニルヴァーナを感じるかもしれない。そうやって今と昔がつながると面白い気がするんだよね。
トム・ラッセルとエド・ラッセルの兄弟からなるオーヴァーモノ(Overmono)が2021年にリリースした「So U Kno」はちょっとした衝撃だった。UKガラージからの影響が色濃いヘビーなビートの上でR&B風のボーカル・サンプルをループさせたこのどう猛なブレイクビーツは、コロナ禍が収束した後のダンスフロアの熱狂を予感させる十分な強度を持っていた。さらに、そんな「So U Kno」から始まるミックス「Fabric presents Overmono」(21年)では、ダブステップからUKガラージ、ジャングル、プログレッシブ・ハウス、ベース・ミュージック、テクノまでを自由連想のようにつなぎ、UKクラブ・カルチャーの底力を我々に強く印象づける。そして、昨年満を持して発表したデビュー・アルバム「Good Lies」では、上記のような多彩なビートを交えながら、「いくつかの異なる感情の交錯点、狭間」を巧みに表現し、UKクラブ・カルチャーとメインストリーム・ポップスの間を軽やかに横断してみせた。そんなオーヴァーモノの現況を確認すべく、ツアーで来日した2人に対面取材を敢行。今年リリースした素晴らしいトラックの数々やファッションについてざっくばらんに語ってもらった。
——4月にはザ・ストリーツ(The Streets)ことマイク・スキナー(Mike Skinner)の「Turn The Page」を再構築したシングルをリリースしました。オリジナルはストリーツの最高のデビュー作「Original Pirate Material」の冒頭を飾るトラックですが、どうしてこの曲を再構築しようと思ったのか教えてください。
トム:実は最初のバージョンは2、3年前に作ったんだ。もともと俺たちはストリーツのファンだったし、「Turn The Page」のDJセットやライブで使えるバージョンをずっと作りたいと思っていたんだ。それで最初のバージョンを作ったあとにしばらく寝かせて、1年後くらいにまた聴き返して、粗かった部分を修正してライブとかで使ってみたら、とても盛り上がったんだよ。だからすぐにでもリリースしたいと思ってマイクに相談したら、とても良い返事をもらってようやくリリースできたんだ。
エド:あと「Gem Lingo(ovr now )」ではギター・ペダルをたくさん使っているんだよ。今日ちょっと取材時間に遅れたのは(笑)、楽器屋に行って日本製のペダルを見ていて、いくつか買ってきたせい(渋谷の「えちごやミュージック」に行っていたそう)。それでこの曲では、例えばニルヴァーナがコーラスの音に毎回使っていたものとかスティングが使っていたものとかを使っているんだ。もちろん音は加工しているからそれらのペダルを使っているかは分からないと思うんだけど、もしかしたらファンが音を聴いたときに無意識のところでニルヴァーナを感じるかもしれない。そうやって今と昔がつながると面白い気がするんだよね。
PROFILE: 1995年生まれ、ストックホルム出身。2021年に「アヴァヴァヴ」をイタリアのフィレンツェで立ち上げ、現在はスウェーデン・ストックホルムに拠点を置く。インターネット時代に育ち、エンドカスタマーと直接つながる未来志向のファッションブランドの構築に注力。コレクションでは、フェミニンなラグジュアリーストリートウエアに重きを置いたアパレル、アクセサリー、フットウェアを展開。プロダクトの大半をヨーロッパで製造し、イタリア製高級生地のデッドストックを多く使用する PHOTO:KAZUSHI TOYOTA
スウェーデン・ストックホルムを拠点とする若手ブランド「アヴァヴァヴ(AVAVAV)」は、9月の2025年春夏ミラノ・ファッション・ウイークで「アディダス オリジナルス(ADIDAS ORIGINALS)」と初めてのコラボレーションを披露した。アイテムは、4本指カバー付きの“スーパースター(SUPERSTAR)“やクロップドジャケット、ボリューミーなシルエットのパファージャケットなど。「アディダス オリジナルス」の一部店舗および公式アプリ「CONFIRMEDアプリ」、グレイト(GR8)、ドーバー ストリート マーケット ギンザ(DOVER STREET MARKET GINZA)で販売中だ。
「adidas Originals by Avavav」コレクション「adidas Originals by Avavav」コレクション「adidas Originals by Avavav」コレクション「adidas Originals by Avavav」コレクション「adidas Originals by Avavav」コレクション
「アヴァヴァヴ」はベアテ・カールソン(Beate Karlsson)が21年に立ち上げ、今年で5シーズン目を迎えた。毎シーズンパフォーマティブなショーを続けており、SNSなどを中心に話題を集めている。SNS上の誹謗中傷をテーマにした23-24年秋冬コレクションでは、観客がゴミをモデルに投げつける演出が賛否を呼んだり、“No time to design, no time to explain”と題した24年春夏コレクションでは、着替え途中のモデルがランウエイを全速力で走り抜け、目まぐるしいスピードで回転するファッション産業を皮肉ったりした。
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PROFILE: 1995年生まれ、ストックホルム出身。2021年に「アヴァヴァヴ」をイタリアのフィレンツェで立ち上げ、現在はスウェーデン・ストックホルムに拠点を置く。インターネット時代に育ち、エンドカスタマーと直接つながる未来志向のファッションブランドの構築に注力。コレクションでは、フェミニンなラグジュアリーストリートウエアに重きを置いたアパレル、アクセサリー、フットウェアを展開。プロダクトの大半をヨーロッパで製造し、イタリア製高級生地のデッドストックを多く使用する PHOTO:KAZUSHI TOYOTA
スウェーデン・ストックホルムを拠点とする若手ブランド「アヴァヴァヴ(AVAVAV)」は、9月の2025年春夏ミラノ・ファッション・ウイークで「アディダス オリジナルス(ADIDAS ORIGINALS)」と初めてのコラボレーションを披露した。アイテムは、4本指カバー付きの“スーパースター(SUPERSTAR)“やクロップドジャケット、ボリューミーなシルエットのパファージャケットなど。「アディダス オリジナルス」の一部店舗および公式アプリ「CONFIRMEDアプリ」、グレイト(GR8)、ドーバー ストリート マーケット ギンザ(DOVER STREET MARKET GINZA)で販売中だ。
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「アヴァヴァヴ」はベアテ・カールソン(Beate Karlsson)が21年に立ち上げ、今年で5シーズン目を迎えた。毎シーズンパフォーマティブなショーを続けており、SNSなどを中心に話題を集めている。SNS上の誹謗中傷をテーマにした23-24年秋冬コレクションでは、観客がゴミをモデルに投げつける演出が賛否を呼んだり、“No time to design, no time to explain”と題した24年春夏コレクションでは、着替え途中のモデルがランウエイを全速力で走り抜け、目まぐるしいスピードで回転するファッション産業を皮肉ったりした。
「adidas Originals by Avavav」コレクション「adidas Originals by Avavav」コレクション「adidas Originals by Avavav」コレクション「adidas Originals by Avavav」コレクション「adidas Originals by Avavav」コレクション「adidas Originals by Avavav」コレクション「adidas Originals by Avavav」コレクション「adidas Originals by Avavav」コレクション
エイガールズは11月23日、和歌山の本社でイベント「KASA」を実施している。和歌山県のニッター10社による「和歌山ニットプロジェクト」を軸に、カシミヤ100%の肌着ブランド「マル(MALU)」、名作ビンテージ家具職人「シープシェッドショップ(SHEEPSHED SHOP)」やフラワーショップ「ボワドゥギ(BOIS DE GUI)」、女優・モデルで薬膳料理家の菊井亜希さんとコラボレーションした4つのワークショップ、を実施している。同社の和歌山本社は2022年10月に建て替えており、今回のイベント名の「KASA」という同名のイベントスペースを併設していた。イベントは本日24日まで。
PROFILE: 「ゼニア」「トッズ」で小売と卸売の経験を積み、直近では「グッチ」で時計部門の最高経営責任者からインダイレクトチャネル、アウトレット、トラベルリテール部門のエグゼクティブ・バイスプレジデントを務める。2021年にスローウエア創業者のロベルト・コンパーニョが亡くなったのを受け、23年に現職就任 PHOTO: MASASHI URA
イタリア・ミラノ発のラグジュアリーレザーグッズブランド「ボナベンチュラ(BONAVENTURA)」は10月31日、東京・三田の駐日イタリア大使館で、ブランドのモノづくりへの思いと、イタリアの卓越した職人技とデザインへのこだわりを発信するイベント「Discover BONAVENTURA: A Journey into Italian Luxury」を開催した。
PROFILE: 1980年、北海道函館市出身。青春時代を函館と札幌で過ごし、2006年に上京。08年から写真、10年からは映像をそれぞれ独学で始める。余韻を残しつつも刹那的な表現が観るものを惹きつけ、国内外のアーティストやファッション、雑誌、広告など幅広いジャンルで活躍する。18年に写真集「SPECIAL EDITION - LIFE THROUGH MY EYES」を発表。今年の10月にコラージュ作品の個展「PAPERPELLED」を開催した。PHOTO:HIROTO NAGASAWA
ABEMAで現在放送中のドラマシリーズ「インフォーマ -闇を生きる獣たち-」は、作家・沖田臥竜によるクライムノベル「INFORMAⅡ -Hit and Away-」が原作だ。昨年1月に放送された「インフォーマ」に続く新シリーズとなる。本作品では、タイと東京を舞台に、桐谷健太演じる情報屋=通称“インフォーマ”の木原慶次郎と、佐野玲於演じるゴシップ週刊誌「週刊タイムズ」の記者・三島寛治を中心に巻き起こる情報戦を描く。
ABEMAで現在放送中のドラマシリーズ「インフォーマ -闇を生きる獣たち-」は、作家・沖田臥竜によるクライムノベル「INFORMAⅡ -Hit and Away-」が原作だ。昨年1月に放送された「インフォーマ」に続く新シリーズとなる。本作品では、タイと東京を舞台に、桐谷健太演じる情報屋=通称“インフォーマ”の木原慶次郎と、佐野玲於演じるゴシップ週刊誌「週刊タイムズ」の記者・三島寛治を中心に巻き起こる情報戦を描く。
同じように4つのカテゴリー全てにはまるブランドは「ドリス ヴァン ノッテン(DRIES VAN NOTEN)」だ。「ドリス」はメンズとウィメンズを年4回毎シーズン約1500点の新作を作ると聞いたことがあるが、柄や色のバリエーションが多く圧倒的型数でマーケットを築き、幅広くリーチできている。「スズサン」は「ドリス」とは比較にならないほど規模は小さいが、「黒に染めて」「ピンクに染めて」に1点から対応できる。毎シーズン6型4柄あるニットは、サイズも入れると576パターンあり、カスタマイズすることで各店が求める製品を供給できる。
村瀬:ヒューマニティのある循環と継続を目指す。よく「グローバルなビジネスをやっていますね」と言われるが、一つの大きなことをやっている感覚はなく、製品を通じて有松というローカルと世界中のローカルをつなぐビジネスをやっているという感覚だ。2年前に企業理念「We are Bridge」を作った。文化と文化の橋渡しをする会社という意味を込めている。この15年は有松から世界中に「有松鳴海絞り」を発信した。次の15年は5万人の「スズサン」ユーザーが有松に来る循環を作りたい。そのために地域事業部を新設した。有松を「面」で見られる場所にしたい。
巨大生物が大量に発生して、ホテルから出られなくなった12人の人々。そこで繰り広げられるドラマを描いた映画「あるいは、ユートピア」は東京国際映画祭Amazon Prime Videoテイクワン賞受賞の取り組みの一環として、Amazon MGM Studiosによって製作された。新進気鋭の監督、金允洙(キム・ユンス)のもと、渋川清彦、渡辺真起子、吉岡睦雄、原日出子、大場みなみ、麿赤兒など、個性豊かなキャストが集結した。そこで主人公の牧雄一郎を演じたのは藤原季節。3週間にわたってキャスト全員が同じホテルに宿泊して撮影を行うという現場で、藤原はどのように役に向き合ったのか。演じているときだけ本当の自分をさらけ出せる、という藤原に、映画のこと、そして、演じることについて話を聞いた。
大量発生した謎の巨大生物によってホテルに残された12人。非暴力&不干渉を合言葉に助け合いながら平穏に暮らしている。そんな中、一人の人物が遺体となって発見される。轟音が鳴りやまないながらも平和な日々は、果たして地獄か理想郷か。第34回東京国際映画祭Amazon Prime Video テイクワン賞受賞者の金允洙監督長編デビュー作。
巨大生物が大量に発生して、ホテルから出られなくなった12人の人々。そこで繰り広げられるドラマを描いた映画「あるいは、ユートピア」は東京国際映画祭Amazon Prime Videoテイクワン賞受賞の取り組みの一環として、Amazon MGM Studiosによって製作された。新進気鋭の監督、金允洙(キム・ユンス)のもと、渋川清彦、渡辺真起子、吉岡睦雄、原日出子、大場みなみ、麿赤兒など、個性豊かなキャストが集結した。そこで主人公の牧雄一郎を演じたのは藤原季節。3週間にわたってキャスト全員が同じホテルに宿泊して撮影を行うという現場で、藤原はどのように役に向き合ったのか。演じているときだけ本当の自分をさらけ出せる、という藤原に、映画のこと、そして、演じることについて話を聞いた。
大量発生した謎の巨大生物によってホテルに残された12人。非暴力&不干渉を合言葉に助け合いながら平穏に暮らしている。そんな中、一人の人物が遺体となって発見される。轟音が鳴りやまないながらも平和な日々は、果たして地獄か理想郷か。第34回東京国際映画祭Amazon Prime Video テイクワン賞受賞者の金允洙監督長編デビュー作。
PROFILE: 右:(おおもり・ときお)1995年生まれ、東京都出身。2019年にテレビ東京へ入社。「Aマッソのがんばれ奥様ッソ!」「このテープもってないですか?」「SIX HACK」「祓除」「イシナガキクエを探しています」を担当。Aマッソの単独公演「滑稽」でも企画・演出を務めた。昨年「世界を変える30歳未満 Forbes JAPAN 30 UNDER 30」に選出。今夏「行方不明展」も手掛けた。
左(うおと)1997年生まれ、東京都出身。2018年「ひゃくえむ。」で連載デビュー。20年から連載した「チ。―地球の運動について―」にてマンガ大賞2年連続ランクイン、手塚治虫文化賞マンガ大賞受賞など数々の漫画賞を受賞。23年から「ようこそ!FACT(東京S区第二支部)へ」を連載し、現在は完結。25年上旬から「週刊少年チャンピオン」で原案とネーム協力を担当する「Dr.マッスルビートル」(画:古町)が連載予定。
伊「セーブ・ザ・ダック(SAVE THE DUCK)」は帝人フロンティアと共同出資して5月にセーブ・ザ・ダック・ジャパンを設立した。日本での事業拡大に向け来日したニコラス・バルジ=セーブ・ザ・ダック最高経営責任者(CEO)に日本でのビジネス戦略やブランド設立の経緯、動物・人・環境に配慮したビジネスについて聞いた。
プレミアムラインとして位置付けている「プロテック」シリーズはゲストデザイナーを招いており、現在は「F/CE.(エフシーイー)」の山根敏史デザイナーが手掛ける。20000mmの耐水圧と優れた通気性を備えた東レの独自素材「Pro-Tech Engineered by Toray」を採用。中綿は取り外し可能 15万2900円プレミアムラインとして位置付けている「プロテック」シリーズはゲストデザイナーを招いており、現在は「F/CE.(エフシーイー)」の山根敏史デザイナーが手掛ける。20000mmの耐水圧と優れた通気性を備えた東レの独自素材「Pro-Tech Engineered by Toray」を採用。中綿は取り外し可能 15万2900円
現存する世界最古のジュエラー「メレリオ(MELLERIO)」のコーム・メレリオ=メレリオ インターナショナル・ビジネス・デベロップメント・ディレクターがイベントために来日した。同ブランドは1613年にフランス・パリで創業。顧客には、マリー・アントワネット(Marie Antoinette)に始まり、ジョゼフィーヌ皇后(Joséphine de Beauharnais)やウジェニー皇后(Eugenie de Montijo)が名を連ねる王室御用達の宝石商としてフランスの歴史と共に歩んできた。4世紀以上を経ても創業一族が運営に携わる稀有なジュエラーであり、多くのジュエラーが軒を連ねるヴァンドーム広場界隈のラ・ペ通りに1815年に構えた店舗でジュエリーを生み出している。15代目当主であるメレリオ・ディレクターに話を聞いた。
コーム・メレリオ=メレリオ インターナショナル・ビジネス・デベロップメント・ディレクター(以下、メレリオ):先祖はフランス国境に近いイタリア北部の出身。1515年にフランスに渡り、1613年にフランスに嫁いだマリー・ド・メディシス(Marie de Medicis)王妃の子、ルイ13世の暗殺計画を未然に防いだ功績によりフランス国内で自由に商いをする特権を与えられ、王室御用達宝石商として歩み始めた。ルイ13世の戴冠式の王冠で使用された歴史的なダイヤモンドは「メレリオ」によるものだ。今でもそのモチーフは、メゾンのアイコンとして“リビエラ”コレクションや時計の文字盤に使用されている。イタリアの太陽やドルチェ・ビータというイメージとフランス・パリのシックな部分を融合した「メレリオ」だけが提案できる独自のスタイルのジュエリーを提供している。
PROFILE: (イッシュ)日本エンターテインメント界において過去最大級のサバイバルオーディション番組、初のガールズ版「PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS」ファイナリスト、RIN、NANO、YUUKI、RINOによる4人組ガールズグループで、今年6月にデビューシングル「1st IS:SUE」でメジャーデビュー。グループ名には「常に注目や話題性(ISSUE)を持って人々を魅了する、魅力的で“異種”な存在」という意味が込められている。11月13日には、2ndシングル「Welcome Strangers 〜2nd IS:SUE〜」をリリースする。
日本最大級のサバイバルオーディション番組、初のガールズ版「PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS」のファイナリスト、RIN(リン)、NANO(ナノ)、YUUKI(ユウキ)、RINO(リノ)による話題の4人組ガールズグループIS:SUE(イッシュ)。今年6月にリリースしたデビューシングル「1st IS:SUE」が、多くのランキングで1位を獲得。2024年上半期Z世代が選ぶネクストトレンド予想ランキングにランクインするなど、今注目の存在だ。
PROFILE: 韓国に生まれ、幼少期に米・フィラデルフィアに移住。米国生活の中で、ビンテージ感あるファッションブランドを立ち上げたいと考えるようになる。2020年、妹のジーホとともにセレクトショップ「スプーニング」を創設。翌年、「グロウニー」に改名し、自らデザインを開始した PHOTO:KAZUSHI TOYOTA
11月5日まで開催した「レスポートサック」表参道フラッグシップストアのショップインショップ内PHOTO:KAZUSHI TOYOTA11月5日まで開催した「レスポートサック」表参道フラッグシップストアのショップインショップ内PHOTO:KAZUSHI TOYOTA11月5日まで開催した「レスポートサック」表参道フラッグシップストアのショップインショップ内PHOTO:KAZUSHI TOYOTA11月5日まで開催した「レスポートサック」表参道フラッグシップストアのショップインショップ内PHOTO:KAZUSHI TOYOTA
PROFILE: 左:(みやざわ・りえ)1973年生まれ。東京都出身。88年公開の初主演映画「ぼくらの七日間戦争」で日本アカデミー賞新人賞を受賞。以後、ドラマ、映画、舞台など、幅広く活躍。5度にわたる日本アカデミー賞主演女優賞や読売演劇大賞大賞・最優秀主演女優賞など、数多くの受賞歴を持つ。最近の主な出演作品は、映画「月」(23年)、大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(NHK/22年)、舞台「アンナ・カレーニナ」(23年)など。本年は舞台「骨と軽蔑」(ケラリーノ・サンドロヴィッチ演出)、「オーランド」(栗山民也演出)に出演。
右:(さとう・じろう):1969年生まれ。愛知県出身。96年に演劇ユニット「ちからわざ」を旗揚げ。数々のドラマ、映画に出演。また脚本家、映画監督としても活動。映画「memo」(08年)、映画「はるヲうるひと」(21年)、共に原作・脚本・監督・出演。「はるヲうるひと」では、韓国の江陵国際映画祭で最優秀脚本賞を受賞。さらに自身が書いた映画脚本が漫画になり、初の漫画原作となる「名無し」が現在コミプレにて連載中。近年の主な出演作は、映画「変な家」(24年)、映画「あんのこと」(24年)など。12月に映画「聖☆おにいさん THE MOVIE〜ホーリーメンVS悪魔軍団〜」が公開予定。
PROFILE: 左:(みやざわ・りえ)1973年生まれ。東京都出身。88年公開の初主演映画「ぼくらの七日間戦争」で日本アカデミー賞新人賞を受賞。以後、ドラマ、映画、舞台など、幅広く活躍。5度にわたる日本アカデミー賞主演女優賞や読売演劇大賞大賞・最優秀主演女優賞など、数多くの受賞歴を持つ。最近の主な出演作品は、映画「月」(23年)、大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(NHK/22年)、舞台「アンナ・カレーニナ」(23年)など。本年は舞台「骨と軽蔑」(ケラリーノ・サンドロヴィッチ演出)、「オーランド」(栗山民也演出)に出演。
右:(さとう・じろう):1969年生まれ。愛知県出身。96年に演劇ユニット「ちからわざ」を旗揚げ。数々のドラマ、映画に出演。また脚本家、映画監督としても活動。映画「memo」(08年)、映画「はるヲうるひと」(21年)、共に原作・脚本・監督・出演。「はるヲうるひと」では、韓国の江陵国際映画祭で最優秀脚本賞を受賞。さらに自身が書いた映画脚本が漫画になり、初の漫画原作となる「名無し」が現在コミプレにて連載中。近年の主な出演作は、映画「変な家」(24年)、映画「あんのこと」(24年)など。12月に映画「聖☆おにいさん THE MOVIE〜ホーリーメンVS悪魔軍団〜」が公開予定。
水嶋和恵(以下、水嶋):エミー賞受賞、おめでとうございます!三宅さんとは、以前ヴェニスビーチ映画祭(Venice Beach Film Festival)のファウンダー、エリオット・チャロフ(Eliot Charof)を通じて出会いました。とても気さくでおおらかな印象でした。今回の受賞で改めて、仕事をとことんやり抜く芯の強さを感じ尊敬しています。受賞した今の心境を教えてください。
水嶋和恵(以下、水嶋):エミー賞受賞、おめでとうございます!三宅さんとは、以前ヴェニスビーチ映画祭(Venice Beach Film Festival)のファウンダー、エリオット・チャロフ(Eliot Charof)を通じて出会いました。とても気さくでおおらかな印象でした。今回の受賞で改めて、仕事をとことんやり抜く芯の強さを感じ尊敬しています。受賞した今の心境を教えてください。
サージ:ロンドンだったら、ありきたりだけどドーバー ストリート マーケット(DOVER STREET MARKET)は服好きなら間違いなく行ってほしい。カムデン(古着屋やライブハウスで知られるエリア)も定番とはいえ、歩いていたら思わぬお宝に巡り合えることがあるから楽しいよ。ショーディッチ(古着屋が多いショッピングエリア)も歩き回るにはおすすめで、セレクトショップの「グッドフッド(Goodhood)」にはよく行くね。
サージ:ロンドンだったら、ありきたりだけどドーバー ストリート マーケット(DOVER STREET MARKET)は服好きなら間違いなく行ってほしい。カムデン(古着屋やライブハウスで知られるエリア)も定番とはいえ、歩いていたら思わぬお宝に巡り合えることがあるから楽しいよ。ショーディッチ(古着屋が多いショッピングエリア)も歩き回るにはおすすめで、セレクトショップの「グッドフッド(Goodhood)」にはよく行くね。
井上彩花・スズサン営業、各種プロジェクト担当(以下、井上):経産省時代はクールジャパン政策課のチームにいて、その考え方のベースに官民が連携して海外に日本のいいものを高く売っていくことがあった。日本の人口減少や市場縮小、内需に偏重していた状況下で、海外市場で高い金額に納得して買ってもらえるかを検討するチームでキャリアを積むことができた。その中で「ファッション未来研究会」を担当させていただき、さまざまな主体の取り組みを知りその熱量を感じ、私も何かできないかと考え始めた。そして選んだのがパリのエセックビジネススクール(ESSEC business school)への留学だった。エセックは28~29年前、世界初のラグジュアリーブランドに特化したビジネススクール(大学院)のコースを設立したところ。クールジャパンが取り組んでいたことをすでに成功させたフランスのビジネススクールで何を学べるのかを経験したいと思った。
井上:「エルメス(HERMES)」のナンバー2でエセックの卒業生であるギヨーム・ド・セインヌ(Guillaume de Seynes)=エルメス・エグゼクティブ・ヴァイスプレジデント・マニファクチャリング部門兼エクイティ投資に「クラフトマンシップとクリエイティビティ、どちらもラグジュアリーブランドにとって大切な要素。この二つの重要性やバランスはラグジュアリーにとって普遍/不変か」と投げかけた時の答えで、「『エルメス』のコアはクラフトマンシップとクリエイティビティ(職人とデザイナー)の折衷をすること」と言い切っていたこと。何がラグジュアリーなのかや、顧客が求めるものが変わっても、クラフトマンシップとクリエイティビティの折衷から生まれる価値が大切であることは変わらないと。クラフトマンシップの評価は多面的に強調していた。
井上彩花・スズサン営業、各種プロジェクト担当(以下、井上):経産省時代はクールジャパン政策課のチームにいて、その考え方のベースに官民が連携して海外に日本のいいものを高く売っていくことがあった。日本の人口減少や市場縮小、内需に偏重していた状況下で、海外市場で高い金額に納得して買ってもらえるかを検討するチームでキャリアを積むことができた。その中で「ファッション未来研究会」を担当させていただき、さまざまな主体の取り組みを知りその熱量を感じ、私も何かできないかと考え始めた。そして選んだのがパリのエセックビジネススクール(ESSEC business school)への留学だった。エセックは28~29年前、世界初のラグジュアリーブランドに特化したビジネススクール(大学院)のコースを設立したところ。クールジャパンが取り組んでいたことをすでに成功させたフランスのビジネススクールで何を学べるのかを経験したいと思った。
井上:「エルメス(HERMES)」のナンバー2でエセックの卒業生であるギヨーム・ド・セインヌ(Guillaume de Seynes)=エルメス・エグゼクティブ・ヴァイスプレジデント・マニファクチャリング部門兼エクイティ投資に「クラフトマンシップとクリエイティビティ、どちらもラグジュアリーブランドにとって大切な要素。この二つの重要性やバランスはラグジュアリーにとって普遍/不変か」と投げかけた時の答えで、「『エルメス』のコアはクラフトマンシップとクリエイティビティ(職人とデザイナー)の折衷をすること」と言い切っていたこと。何がラグジュアリーなのかや、顧客が求めるものが変わっても、クラフトマンシップとクリエイティビティの折衷から生まれる価値が大切であることは変わらないと。クラフトマンシップの評価は多面的に強調していた。
「プラダ(PRADA)」は、プラダ財団の企画によりアーティストのリジー・フィッチ(Lizzie Fitch)とライアン・トレカーティン(Ryan Trecartin)の展覧会「LIZZIE FITCH / RYAN TRECARTIN: IT WAIVES BACK」展を1月13日まで青山店で開催中だ。開幕日前日の23日には、青山店で両アーティストを招いたトークセッションを行った。
LIZZIE FITCH / RYAN TRECARTIN: IT WAIVES BACK」展LIZZIE FITCH / RYAN TRECARTIN: IT WAIVES BACK」展LIZZIE FITCH / RYAN TRECARTIN: IT WAIVES BACK」展LIZZIE FITCH / RYAN TRECARTIN: IT WAIVES BACK」展LIZZIE FITCH / RYAN TRECARTIN: IT WAIVES BACK」展LIZZIE FITCH / RYAN TRECARTIN: IT WAIVES BACK」展LIZZIE FITCH / RYAN TRECARTIN: IT WAIVES BACK」展LIZZIE FITCH / RYAN TRECARTIN: IT WAIVES BACK」展
「LIZZIE FITCH / RYAN TRECARTIN: IT WAIVES BACK」展は、新作の大型インスタレーションと2本の映像作品、彫刻作品群で構成する。「領土」と「所有地」という概念、そしてその概念が個人のアイデンティティー形成に与える影響というテーマを核に据えた。今回の映像作品では、過去の作品を再編集し、新たな文脈に落とし込むことに挑戦。会場内には木造の劇場をモチーフにしたセットを組み、来場者はその中で作品を鑑賞する。彫刻作品は、オハイオ地域でよく見られる建設技術を活用して、墓跡や記念、ヤードサイン、公共のランドマーク的建物などに着想を得て製作した。
WWD:12月のファッションショーとは別に、タキヒヨーとDress the Lifeとの合同展示会を計画している。
小山:本展示会では、タキヒヨーから生分解性のあるPLA素材を使用した生地を、Dress the Lifeからドレス制作時に生じる残布をご提供いただき、繊維研究会で作品を製作しました。ファッション業界に批評意識を持ち、真摯な姿勢でデザインに向き合う私たちにしかできないサステナブルなアプローチがあると思っています。複数の企業と1つの取り組みを行うことも、展示という発表形態自体も初の試みであるため、初めて直面するさまざまな課題に試行錯誤しながらも、開催へ向け奮闘しているところです。ぜひ足をお運びいただけたらうれしいです。
タキヒヨー、Dress the Lifeと合同で展示会を開催タキヒヨー、Dress the Lifeと合同で展示会を開催
■タキヒヨー×Dress the Life×繊維研究会合同展示会「夢幻泡影」
日程:11月17日
時間:10:30~15:30
場所:BABABASE
住所:東京都豊島区高田3‐3‐16 広研印刷株式会社 新館1階
「シンピュルテ」はもともとスキンケアやフレグランスを取りそろえ、ECやセミセルフショップを中心に流通してきた。オイルの発売を機に美容ディーラーのダリアと独占契約を結び、サロン流通を開始した。ヘアサロンは体験を伴い、ファッション感度の高い美容師を通じて商品を発信できるとあって注目するコスメブランドも多いが、B to B to Cという独自の商習慣やヘアサロンにとって一般的に流通している商品を取り扱うことは差別化に欠けることから、なかなか一般流通との二軸で成功するブランドは少ないのが現状だ。その中で「シンピュルテ」が美容師から支持を集め成長している背景を、ブランド、美容ディーラー、美容師、三者の視点からひもとく。
PROFILE: ベルリンとパリで経営学と心理学を学び、パリではファッションPRを学んだ後、「マルタン マルジェラ」のチームに参加。ベルリンに戻ってから自身のクリエイティブ・エージェンシー、ミュラーPR&コンサルティングを設立。主に広報やイベント企画、コンサルティングの分野で活動している。ベルリンやパリのファッションウィークではイベントのゲストマネジメントを担い、東アジア諸国においてもイベントを手掛ける。国内外の大学で広報とメンタルヘルスについて教えているほか、心理療法を実践するための教育、ベルリンの危機ネットワークやベルリン商工会議所のサステナビリティ委員会でもボランティア活動を行っている。2023年1月に、ドイツユネスコ委員会と連邦教育研究省が主催するイベント「Education for Sustainable Development(ESD)」で、ファッション業界のメンタルヘルスに関する研究を発表。この発表を機に、ファッション業界での精神的な健康の重要性を提唱する活動を本格的に始動した。
ベルリン拠点のミュラーPR&コンサルティング(MÜLLER PR & CONSULTING)代表のフロリアン・ミュラー(Florian Muller)は、2023年に「Mental Health in Fashion」キャンペーンを立ち上げ、ファッション業界における精神疾患の問題をテーマに、ベルリンや日本を含むアジア諸国など世界各地で講演活動を行っている。
11月7〜10日に、パリの「ドーバー ストリート マーケット(Dover Street Market)」で開催するダイアン・ペルネ(Diane Pernet)主催のファッションに特化した映画祭「ASVOFF(A Shaded View on Fashion Film Festival)」にキュレーターとして参加することが決定している。
――映画祭「ASVOFF」で「Mental Health in Fashion」をカテゴリーに追加し、キュレーションを手掛けることになった経緯を教えてください。
ミュラー:ダイアンとは20年来の付き合いになりますが、実は私がファッション界で初めて出会った人が彼女なのです。それ以来、さまざまなサポートをしてくれています。私も彼女のファッションプラットフォーム「A Shaded View on Fashion」で執筆をしたり、「ASVOFF」のゲスト管理の手伝いやサステナビリティー部門の審査員も務めたことがあります。前回の映画祭の際に「Mental Health in Fashion」キャンペーンについてダイアンに話し、新たなカテゴリーとしてキュレーションしたいと提案したところ、すぐに承諾してくれました。
ミュラー:「ASVOFF」で「Mental Health in Fashion」カテゴリーを導入することによって、ファッション業界に大きな影響を与えることを期待しています。デザインスタジオや生産工場、そして、消費者行動における精神疾患の問題について意識を高め、差別や偏見を減少させ、ファッション業界がウェルビーイングに与える影響や課題をサプライチェーン全体で浮き彫りにすることが目標です。
ファン:意見交換する中で、コラボの目的や方向性を定義するキーフレーズとして“Play in Style”を掲げた。先ほど言ったように、何度も「ジーユー」の店を訪ねる中で「ジーユー」のお客さまのイメージも一定つかんでいたが、お客さまがどんな人たちなのかをより深く知り、理解することに時間をかけた。「ジーユー」のお客さまは、自分のスタイルがあって、遊び心を持って、恐れることなくファッションを楽しんでいる人たち。コラボを進める上で、これはとても大切で重視すべきアイデアだと思ったので、“Play in Style”という言葉に落とし込んだ。「ロク」のアーカイブアイテムをコラボとして再度作り直すといったことではなく、ゴールをどこに設定するかという話し合いから始めて、スクラッチで(=ゼロから)新しいものを作ったコラボだ。