世界最大規模のサステナビリティ国際会議GFSで語られた日本企業が知るべきポイント

グローバル・ファッション・サミット(GFS)が6月3~5日、デンマーク・コペンハーゲンで開催された。世界各国からアパレル&テキスタイルメーカーのサステナビリティ責任者やデザイナー、非営利団体や政策立案者など25カ国以上から集まり、より持続的で循環型のファッション産業への移行を目指して議論した。

今年のテーマは「バリア・アンド・ブリッジ (障壁と掛け橋)」。昨年のように企業がサステナビリティへの取り組みを意気揚々とアピールする様子は少なかった。その背景には、ここ1年で大きく変化した政治情勢やそれに伴うサステナビリティ関連規制の緩和、アメリカの関税政策による企業の混乱とその影響を受けるサプライヤーの存在など、さまざまな要因がある。こうした状況により、多くの企業ではサステナビリティの優先順位が下がり、消費者への発信も控えている。その一方、環境負荷削減や循環型ビジネスの効率化やスケールを実現するための技術革新が生まれている。

GFSは実行のための計画を立てパートナーを見つける場

GFSで取り上げるテーマや登壇者の選定を担当するフェイス・ロビンソン(Faith Robinson)=グローバル・ファッション・アジェンダ・ヘッド・オブ・コンテンツは、今年のテーマについてこう語る。

「『障壁と掛け橋』をテーマに『イノベーション(革新)』『キャピタル(投資資本)』『カレッジとリーダーシップ(勇気と先導力)』『インセンティブ(動機付け)』『レギュレーション(規制)』の5つの主要なトピックに焦点を当てた。この1年で業界には多くの変化が起き、さまざまなプレーヤーが葛藤や困難に直面している。しかし同時に、変革に向けた多くの“掛け橋”も着実に築かれている。例えば、新しい技術への投資や、競合他社ともパートナーシップを構築するなど、表には出ていない取り組みも数多く進んでいる。今回GFSへ参加している企業の多くが、サステナビリティに関する具体的な行動を起こし始めている」。

さらに、ロビンソン=ヘッド・オブ・コンテンツは、GFSの役割についても語る。「企業に対して『変革を起こさなければならない』と働きかけて意識を高める段階はすでに終わっている。今は『何をいつまでに、どのように進めるか』という具体的な行動が求められている。GFSはその実行に向けた道しるべとなり、企業同士のコラボレーションを生み出す出発点となることを目指している」。

縮小・延期されたサステナビリティ関連法案

ラーラ・ウォルターズ(Lara Wolters)欧州委員会メンバーと、メッテ・レイスマン(Mette Reissmann)デンマーク議会メンバーは、主要なトピックの1つである規制について言及した。ウォルターズ「2024年は世界各国で選挙が相次いだスーパーサイクルの年だった。その結果、米国だけでなく欧州でも右派政権が台頭しこれまで進められてきたサステナビリティ関連の規制が、経済競争力を損なうものと見なされ方向転換が起こっている」と語る。

欧州委員会は25年2月、「オムニバス法案」を発表した。この法案は企業の報告義務に関する負担を軽減し、EUの競争力を高めることを目的としている。主な内容はサステナビリティに関する情報開示を企業に義務づけるCSRD(企業持続可能性報告指令)に関する変更だ。CSRDの運用開始時期を2年延期し、適用対象企業を従来の5万社から1万社へと約8割削減する見込みだ。

また、欧州委員会は24年に企業が製品やサービスの環境配慮について主張する際のルールを定めた「グリーンクレーム指令」を採択し、25年中に施行する予定だ。これにより多くの企業が批判や取り締まりのリスクを避けるため、サステナビリティに関する発信をすでに控える傾向にある。この指令は製品の環境影響をライフサイクルアセスメント(LCA)で評価し、使用するサステナブルな素材の科学的根拠やデータを明確に示すなど、透明性のあるコミュニケーションを促すことを目的としている。しかしその実現には、第三者機関による検証や専門家の関与といったリソースが必要となる。欧州のファッション産業の企業の9割以上が中小企業だ。米国向け製品への追加関税によるコスト増も重なり、補助金などの支援がない中で、サステナビリティに関する取り組みに予算を割くのは難しい状況である。こうした背景から、サステナビリティへの優先順位が下がっているのが現状である。

イノベーションが循環型ファッションへの救世主となるか

ファッション産業が循環型のビジネスモデルへと移行するためには「ものを作らずに、どう売り上げを上げるか」という根本的な問いに向き合う必要がある。この問いに対する答えを探るべく、エレン・マッカーサー財団(EMF)は昨年、「ファッション・リモデル・プロジェクト」をGFSで発表し、3年間の実証実験を進めている。レニエラ・オドネルEMFエグゼクティブリード・ファッション&フードはプロジェクト開始から1年目の成果を発表した。

「当初8社だった参加企業は現在では18社にまで拡大し、7カ国・6大陸にまたがる世界的な取り組みへと発展している。参加企業はすでに初期成果の報告を始めており、いくつかの事例では明るい兆しが見え始めている。例えば、アウトドアブランドの『アークテリクス(ARC'TERYX)』が実施している修理・再販・アップサイクルを軸とした循環型プログラム「リバード(REBIRD)」は前年の2倍の売上を記録した。英国の百貨店『ジョン・ルイス(JOHN LEWIS)』は、24年5月からメンズフォーマルウェアのレンタルサービスを開始し、既に英国最大規模のメンズウェアレンタル事業へと成長させている。H&Mでは、循環型ビジネスモデルで生まれる売り上げが過去2年間で50%増加したと報告している」。

GFSのプレパーティの場で商品を展示した「マッド・ジーンズ(MUD JEANS)」は、約10年前からレンタルサービスを行っている。ジョランダ・ブリンク(Jolanda Brink)CEOは「現在ではオンライン売上の約2割がレンタルによるもので、企業にとって重要な収益源のひとつになっている」と語った。

こうした成果は、もともとの循環型ビジネスの売上規模が小さかったために成長率が大きく見える側面があるが、企業内や業界全体に本当のインパクトを与えるには、これらのモデルをスケールすることが不可欠である。その鍵は技術による効率化だ。今回のGFSでは、特にリペア・レンタル・リサイクルといった循環型ビジネスを収益化するためのテクノロジーが多く紹介された。

AIを活用した効率化の技術

今回注目を集めたスタートアップ企業リファイバード(Refiberd)は、繊維の素材構成を高速かつ正確に識別できる革新的な技術を開発。この技術は循環型ファッションの実現に大きな可能性を示す技術として高く評価され、GFSのスタートアップ企業を対象としたアワード「トレイルブレイザー・プログラム」で優勝した。

リファイバードの技術はAIとハイパースペクトル画像技術を組み合わせたもので、人の目では見えない波長までを捉えることで、繊維を高精度に識別することができる。これにより、リセール商品の真贋判定、繊維リサイクルの効率化、素材トレーサビリティの向上など、循環型ビジネスにおける課題の解決が期待されている。サリカ・バジャジ(Sarika Bajaj)=リファイバード共同創業者兼CEOは、「同社が開発したシステムは、衣類を非接触で1着ごとにミリ秒単位のスピードでスキャンできるのが特徴。装置は机の上に置けるほどのコンパクトサイズのためベルトコンベアなどが設置されているリサイクル施設でも、既存設備に後付けする形で簡単に導入できる」と説明した。これまでに12社との実証実験を完了し、現在は導入段階に入っているという。

EUでは昨年「持続可能な製品のためのエコデザイン規則(ESPR)」が発効され、27年から製品の素材構成などの情報をデジタルで記録する「デジタルプロダクトパスポート(DPP)」が段階的に義務化される。ただし、DPPに記録される素材情報は、長いサプライチェーン上の複数の企業から提供されるため、情報に誤りが生じるリスクもある。こうした課題に対してもリファイバードの技術は、素材情報の正確性を検証する手段として活用が期待される。

昨年、GFSに参加していたインディテックス(Inditex)傘下の「ザラ(ZARA)」幹部も、すでに社内で同様の技術を導入していると語っていた。こうした背景からもこの技術は、需要・供給の両面でさらに拡大していく可能性が高いだろう。

再販ビジネスの利益化を助けるロボット

再販業者向けにAI搭載ロボットを開発するスタートアップ企業ヴィニックス(Ynxy)も、プロトタイプを展示して注目を集めた。再販ビジネスでは、少量多品種の商品を効率よく扱うことが求められ、特に「ささげ(撮影・採寸・原稿作成)」の効率化が利益向上の鍵となる。ヴィンセント・ヴァン・デル・ホルスト(Vincent van der Holst)=ヴィニックスCEOによると、「従来は1つの商品を出品するのに、8人が8つのテーブルで作業し、平均19分かかっていた」という。「ヴィニックスのロボットを使えば、1人がロボットに服を着せるだけで、1分以内にささげ作業が完了する。商品を自動で回転させながら、高品質な360度画像や動画、商品情報を自動で生成する。これにより、1着あたりの販売コストが大幅に削減され、再販による利益が向上するだけでなく、これまでコスト面から販売できずに廃棄されていた衣類も再販が可能になる。その結果、廃棄量の削減につながる可能性がある。現在、生成される情報の正確性は75%だが来年には90%を目指す。今後1年間は実証実験を重ね、高品質かつ使いやすいシステムへと改良していく予定だ」と語った。ヴィニックスは、日本企業を含む開発パートナーを募集中だ。

日本企業の参加が待たれている

世界のファッション産業の未来を議論する場GFSでは、誰でも参加できるセミナーに加えて招待制のラウンドテーブルも開催している。このラウンドテーブルでは、限られたリーダーたちが少人数で深い議論を交わし、業界の方向性を形作っている。かつては、ファーストリテイリングなどの日本企業もこうした場に参加していたというが、現在では日本企業はほとんど見られない。カンファレンス中に紹介された各国のサステナビリティ・ロードマップや、セミナーでの会話の中でも、日本や日本企業の名前が一度も挙がることはなかった。

その背景には、日本がファッション産業の主要なサプライヤーを有する国ではないという構造的な理由があると考えられる。しかし、日本は一人当たりの衣類廃棄量や温室効果ガス排出量では世界上位に位置しており、日本の産業や消費者が担う責任は小さくない。また、日本にはサステナビリティに関する優れた技術革新や、循環型ビジネスモデルを実現する企業も存在するはずだ。そうした取り組みを世界に紹介し、国際的な議論に参加することは重要だ。実際、GFSに参加していたニーナ・マレンジ(Nina Marenzi)フューチャー・ファブリックス・エキスポ(Future Fabrics Expo)創業者からは「日本の素材をぜひ展示してほしい」と話していたし、GFSのロビンソン=ヘッド・オブ・コンテンツも「日本の状況を知り、それに合わせて必要なことを準備したい」と語っていた。

サステナブルなファッション産業を実現していくためには、世界の現状を知り、ともに行動することが求められる。今こそ、日本もその波に乗るときではないか。

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「エルメス」が上海で2025-26年秋冬の第2章発表 夜景のようにカラフルでプレイフル

「エルメス(HERMES)」は6月13日、中国・上海で2025-26年秋冬コレクションのチャプター2、第2章と位置付けるコレクションを発表した。他のブランド同様、「エルメス」も近年はパリ以外の都市でランウエイショーを積極的に開催しているが、基本的にパリでのコレクションを踏襲するメンズとは異なり、ウィメンズは洋服も雰囲気も異なっている。

>「エルメス」2025-26年秋冬コレクション

上海では翌日から、他の国でも間もなく発売するコレクションは、パリで発表したダークトーンで力強く、不安で不穏な時代を生きる女性たちを支えたムードの進化系。チャプター1のコレクションにエンパワーメントされて次の時代に向けて走り出した女性の背中を押すような、アクティブでカラフル、プレイフルなコレクションとなった。

上海のウォーターフロントに出現した一夜限りの会場は、対岸の色とりどりに光る高層ビルに呼応するよう、都会的でカラフル、エフォートレスながら強く、メガロポリスのようにモードとアウトドアなどさまざまな要素が入り混じり、エネルギッシュだ。

パリで発表したチャプター1同様、ダークトーンのレザーを多用しながら、ライラックやオレンジ、クレイホワイトなどのカシミヤニットを腰に巻いたり、インナーとしてレイヤードしたり、アームやレッグウォーマーとして活用したりでアクティブな雰囲気を漂わせた。キルティングも格子柄やジグザグなどを縦横無尽に組み合わせて、自由でプレイフルなムードを表現。“バーキン”や“ケリー”“ピコタン”などの人気バッグを肩がけしたりクロスボディにするあたりからも、パリでのコレクションとは異なるアクティブなムードを漂わせる。クロップド丈のスエードブルゾンからシェアリングやブランケットで作るポンチョ、ムートンのライダースや乗馬ブーツと「エルメス」らしいアイテムが基軸ではあるものの、ニットの腰巻や丈感の異なるアイテムを組み合わせたレイヤード、時には暖色に寒色さえ組み合わせる自由奔放なカラーリングはどこまでも楽しい。レザーのキャップにスカーフのスタイリング、乗馬ブーツに敷き詰めたクリスタル、そして鮮やかな色柄で人々を魅了してきた“ドレサージュ・トレサージュ”のスカーフで切り返したウエアなどで表現した自由は、アウトドアのムードを絡めたモードを印象付けたパリの延長線上ではあるもののアウトドアムードを増し、「エルメス」というブランドの多面性を印象付けた。

ナデージュ・ヴァンヘ・シビュルスキー(Nadege Vanhee-Cybulski)は、「上海は、都会主義と自然が融合し、活気に満ちている。『アウトドアと都会の融合』というコンセプトをさらに推し進めようと思った」と語りつつ、「モジュール」という言葉を用いてアイテムやスタイルの汎用性を追求したと話した。「時代を超越するとは、柔軟なモジュール性があるということ。状況に応じて、4、5の異なるスタイルとして着こなすことができる」と語った。

ショーにはVIP顧客ら約800人のゲストが出席した。“ラグジュアリーの正常化”が叫ばれ、日本でも多くのブランドが前年の売り上げを割り始めているものの、「エルメス」は今年の春節でも売り上げは前年同期比を1%上回ったという。会場には、希少なバッグを抱えた上顧客の姿が目立った。

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「エルメス」が上海で2025-26年秋冬の第2章発表 夜景のようにカラフルでプレイフル

「エルメス(HERMES)」は6月13日、中国・上海で2025-26年秋冬コレクションのチャプター2、第2章と位置付けるコレクションを発表した。他のブランド同様、「エルメス」も近年はパリ以外の都市でランウエイショーを積極的に開催しているが、基本的にパリでのコレクションを踏襲するメンズとは異なり、ウィメンズは洋服も雰囲気も異なっている。

>「エルメス」2025-26年秋冬コレクション

上海では翌日から、他の国でも間もなく発売するコレクションは、パリで発表したダークトーンで力強く、不安で不穏な時代を生きる女性たちを支えたムードの進化系。チャプター1のコレクションにエンパワーメントされて次の時代に向けて走り出した女性の背中を押すような、アクティブでカラフル、プレイフルなコレクションとなった。

上海のウォーターフロントに出現した一夜限りの会場は、対岸の色とりどりに光る高層ビルに呼応するよう、都会的でカラフル、エフォートレスながら強く、メガロポリスのようにモードとアウトドアなどさまざまな要素が入り混じり、エネルギッシュだ。

パリで発表したチャプター1同様、ダークトーンのレザーを多用しながら、ライラックやオレンジ、クレイホワイトなどのカシミヤニットを腰に巻いたり、インナーとしてレイヤードしたり、アームやレッグウォーマーとして活用したりでアクティブな雰囲気を漂わせた。キルティングも格子柄やジグザグなどを縦横無尽に組み合わせて、自由でプレイフルなムードを表現。“バーキン”や“ケリー”“ピコタン”などの人気バッグを肩がけしたりクロスボディにするあたりからも、パリでのコレクションとは異なるアクティブなムードを漂わせる。クロップド丈のスエードブルゾンからシェアリングやブランケットで作るポンチョ、ムートンのライダースや乗馬ブーツと「エルメス」らしいアイテムが基軸ではあるものの、ニットの腰巻や丈感の異なるアイテムを組み合わせたレイヤード、時には暖色に寒色さえ組み合わせる自由奔放なカラーリングはどこまでも楽しい。レザーのキャップにスカーフのスタイリング、乗馬ブーツに敷き詰めたクリスタル、そして鮮やかな色柄で人々を魅了してきた“ドレサージュ・トレサージュ”のスカーフで切り返したウエアなどで表現した自由は、アウトドアのムードを絡めたモードを印象付けたパリの延長線上ではあるもののアウトドアムードを増し、「エルメス」というブランドの多面性を印象付けた。

ナデージュ・ヴァンヘ・シビュルスキー(Nadege Vanhee-Cybulski)は、「上海は、都会主義と自然が融合し、活気に満ちている。『アウトドアと都会の融合』というコンセプトをさらに推し進めようと思った」と語りつつ、「モジュール」という言葉を用いてアイテムやスタイルの汎用性を追求したと話した。「時代を超越するとは、柔軟なモジュール性があるということ。状況に応じて、4、5の異なるスタイルとして着こなすことができる」と語った。

ショーにはVIP顧客ら約800人のゲストが出席した。“ラグジュアリーの正常化”が叫ばれ、日本でも多くのブランドが前年の売り上げを割り始めているものの、「エルメス」は今年の春節でも売り上げは前年同期比を1%上回ったという。会場には、希少なバッグを抱えた上顧客の姿が目立った。

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「ケイト」×「呪術廻戦」やコスメキッチン×ミッフィーが登場! 今週発売のビューティアイテム11選【6/16〜6/22】

ビューティアイテムの発売情報を「WWDJAPAN」的視点でピックアップ!今回は6月16〜22日に発売するアイテムを紹介します。今週は「「ケイト(KATE)」は、アニメ「呪術廻戦」の劇場版総集編「呪術廻戦 懐玉・玉折」とコラボレーションした限定デザインのアイテムや、ミッフィーの誕生70周年を祝した「コスメキッチン(COSME KITCHEN)」のコラボレーショアイテムなどが登場。使うのがもったいないようなデザインも注目です。ほか、ブランドのフレグランス誕生25周年を記念した「アナ スイ コスメティックス(ANNA SUI COSMETICS)」のフレグランスコレクション、「ヴァレンティノ ビューティ(VALENTINO BEAUTY)」初のリップグロスもぜひチェックを。

【6月16日発売】
コーセー

化粧崩れ防止“メイクキープパウダー”が進化

コーセーは、化粧崩れ対策に特化した“メイク キープ”シリーズから、リニューアルしたフェイスパウダー“メイク キープ パウダー EX”と、“メイク キープ オイルブロック 紙パウダー”を発売する。

■商品詳細

“メイク キープ パウダー EX”(5g、1386円 ※編集部調べ、以下同)
“メイク キープ オイルブロック 紙パウダー”(50枚入り、495円)

【6月16日発売】
ヒンス
(HINCE)

石けん着想の“ミルキーソープコレクション”を発売

「ヒンス(HINCE)」は、韓国で注目を集めた“ミルキーソープコレクション”を発売する。石けんの泡のようにふんわりとした色味が特徴で、果実のようなジューシーな潤い感が持続するジェルティントリップ、頬や唇にみずみずしい艶と血色感を与えるマルチバーム、用途や好みに合わせて自由に選べるアイシャドウを用意した。

■商品詳細

“ロウグロウジェルティント”(各1760円)
“ロウグロウデューイーボール”(各1815円)
“シングルアイシャドウ”(各1210円)

【6月16日発売】
ネイルホリック
(NAILHOLIC)

誕生10周年で全12商品を刷新

コーセーのネイルブランド「ネイルホリック(NAILHOLIC)」は誕生10周年を記念し、全12種類のネイルアイテムをリニューアル発売する。素爪をきれいに見せる“つめ用ファンデ”シリーズの新製品や、くすみ系の新色、極細筆の“アートネイル”のほか、新作のトップコートやベースコート、ネイルオイルなどをラインアップする。

■商品詳細

“つめ用ファンデ+ BE023F”(各5mL、440円 ※編集部調べ、以下同)
“くすみカラーズ”(各5mL、各396円)
“アートネイル”(各5mL、各440円)
“ぷっくり トップコート”(5mL、440円)
“マット トップコート”(5mL、440円)
“速乾 トップコート”(5mL、440円)
“ラメ トップコート”(各5mL、各440円)
“偏光パール トップコート”(5mL、各440円)
“補強 ベースコート”(5mL、各440円)
“速乾オイル”(5mL、440円)
“キューティクルオイル L”(5mL、各440円)
“キューティクルオイル R”(5mL、440円)

【6月18日発売】
アナ スイ コスメティックス
(ANNA SUI COSMETICS)

フレグランス誕生25周年を記念したコレクション

「アナ スイ コスメティックス(ANNA SUI COSMETICS)」は、ブランドのフレグランス誕生25周年を記念し、フレグランスコレクション“ワイルド ワンダー”を発売する。ローズが香るオーデパルファム5種をそろえる。

■商品詳細

“ワイルド ワンダー”(全5種、各50mL、各9350円)

【6月18日発売】
スリー
(THREE)

夏限定スペアミント配合のジェル洗顔料

「スリー(THREE)」は、肌本来の生まれ変わる力に着目した“バランシング”シリーズから、夏限定処方のジェリー状洗顔料“バランシングステム ジェリー ウォッシュ MJ”と同アイテムにクレンジングオイルを組み合わせた限定キットを発売する。爽やかな香りとともにベタつきの気になる夏の肌をクリーンに導く。

■商品詳細

“バランシングステム ジェリー ウォッシュ MJ”(100g、4510円)
“バランシング クレンジング オイル N サマー クリア キット”(4840円)

【6月18日発売】
ヴァレンティノ ビューティ
(VALENTINO BEAUTY)

初のリップグロスが登場

「ヴァレンティノ ビューティ(VALENTINO BEAUTY)」は、ブランド初のリップグロス“パッファー グロス”とップやチークに使用可能な“リキロッソ”から、ローマの空が紅色に染まる光景から着想を得た新4色をを発売する。

■商品詳細

“パッファー グロス”(全7色 、各6930円)
“リキロッソ”(新4色、各6930円※編集部調べ)

2種のレイヤリングフレグランス

クチュールフレグランスコレクション“ヴァレンティノ アナトミー オブ ドリームス”からは、2種のレイヤリングフレグランスを発売する。“ヴァレンティノ アナトミー オブ ドリームス”コレクションは、「ヴァレンティノ(VALENTINO)」の喜びの夢の解明をテーマに、宮殿の7つの場所にまつわる香りを表現するフレグランスラインだ。

■商品詳細

“ロックスタッズ ノワール オードパルファン”(30mL、2万2000円)
“1968 ノワール オードパルファン”(30mL、2万2000円)

【6月19日発売】
ジョンマスターオーガニック
(JOHN MASTERS ORGANICS)

初の医薬部外品のスカルプケアアイテム

「ジョンマスターオーガニック(JOHN MASTERS ORGANICS)」は、ブランド初となる医薬部外品のスカルプケアアイテム“薬用 ヘアグロースエッセンス”【医薬部外品】を発売する。自然由来成分を99%配合した製品で処方は、自然由来成分と医薬部外品の有効成分を組み合わせた。

■商品詳細

“薬用 ヘアグロースエッセンス”【医薬部外品】(50mL、5940円)

【6月20日発売】
コスメキッチン
(COSME KITCHEN)

生誕70周年のミッフィーとコラボ

「コスメキッチン(COSME KITCHEN)」は、ミッフィー(miffy)誕生70周年を祝したコラボレーショアイテムの第2弾を発売する。同コラボは、“ミッフィーが出合うオーガニック”をテーマに、「コスメキッチン」のこだわりやミッフィーの愛らしさを詰め込んだアイテムをそろえた。

■商品詳細

“ミッフィー フリッズビーゴーン スムージング ヘアセラム”(81mL、3190円)
“ミッフィー ブラシ&セラムキット(6490円)
“ミッフィー シュガー ボディースクラブ ゴールデンハニー”(340g、3960円)
“ミッフィー シュガー ボディースクラブ スイートラズベリー(340g、3960円)
“ミッフィー ハーブオイル33+7 ロールオン(10mL、3080円)
“ミッフィー センシュアル ロールオン”(10mL、3080円)
ケース(1650円)
ヘアクリップセット(1980円)
バンスクリップ(1980円)
ハンカチ(全2種、各1650円)
蓋つきマグカップ(2970円)
アールグレイティー(864円)
エコバッグ(1980円)
“ミッフィー 限定キット”(8000円)

【6月20日発売】
ラネージュ
(LANEIGE)

ジェルクリーム1個分を溶かし込んださっぱりタイプの保湿化粧水

「ラネージュ(LANEIGE)」は、韓国の若年層を中心に多く見られる“スブジ(수부지)”=「水分不足によるオイリー肌」に着目し、開発したさっぱりタイプの保湿化粧水“ジェルクリームスキンローション”(170mL、3630円)を発売する。

■商品詳細

ジェルクリームスキンローション”(170mL、3630円)

【6月20日発売】
ミルクタッチ
(MILKTOUCH)

唇にふわっと密着する“クリームチーズリップ”

韓国のコスメブランド「ミルクタッチ(MILKTOUCH)」は、“クリームチーズ”のような塗り心地のマットリップティント“スプレッドフィットブラーティント”を発売する。

■商品詳細

“スプレッドフィットブラーティント”(全8色、各1969円)

【6月21日発売】
ケイト
(KATE)

定番品が「呪術廻戦 懐玉・玉折」の限定デザインに

「ケイト(KATE)」は、アニメ「呪術廻戦」の劇場版総集編「呪術廻戦 懐玉・玉折」とコラボレーションした限定デザインのアイテム2品を数量限定で発売する。限定パッケージは、人気キャラクターである五条悟の目元にフォーカスしたデザインだ。

■商品詳細

“デザイニングアイブロウ3D”(全2種、各1210円※編集部調べ、以下同)
“スーパーシャープライナーEX4.0”(全2色、各1430円)

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「ファミリア」の「ハンター」コラボや「ディーン&デルーカ」のライラックカラーのバッグなど! 今週発売のファッションアイテム14選【6/16〜6/22】

ファッションアイテムの発売情報を「WWDJAPAN」的視点でピックアップ!今回は6月16〜22日に発売するアイテムを紹介します。「ファミリア(FAMILIAR)」は、19日、「ハンター(HUNTER)」とコラボしたレインブーツを発売します。親子で楽しめるサイズ感で、“ファミリアチェック”をアクセントにした可愛らしいデザインです。一方、「ディーン&デルーカ」からは爽やかなライラックカラーのトートバッグが数量限定で発売になります。この梅雨の時期、雨の日でもお気に入りのアイテムがあれば、気分も上げていけますね。

【6月16日発売】
コロンビア
(COLUMBIA)

「フジロック 2025」コラボT
長場雄のアートワークをあしらう

「コロンビア(COLUMBIA)」は、「フジロックフェスティバル '25(FUJI ROCK FESTIVAL '25)」とのコラボTシャツを発売する。吸湿速乾機能“オムニウィック”を採用し、長場雄のアートワークをフロントにあしらった。カラーは“シーソルト”とブラックを用意する。

■商品詳細

Tシャツ(6600円)

【6月17日発売】
ディーン&デルーカ
(DEAN & DELUCA)

夏らしいメッシュ地のトート
2サイズをラインアップ

「ディーン&デルーカ(DEAN & DELUCA)」は、メッシュ地のトートバッグを数量限定で発売する。SとLの2サイズを制作し、清涼感のある“ライラック”カラーを採用、ライトグレーの持ち手を合わせた。Lサイズはロングハンドルとショートハンドルを共に配した。

■商品詳細

バッグ(3300円〜)

【6月17日発売】
クラネ
(CLANE)

「ラミダス」とのコラボバッグ
ハンドバッグとバックパックを制作

「クラネ(CLANE)」は、「ラミダス(RAMIDUS)」とのコラボバッグを発売する。細めのストラップを配し、レザーのクロシェットを付したハンドバッグと、コラボロゴを刺しゅうしたバックパックを用意、共にゴールドの金具をあしらう。

■商品詳細

コラボハンドバッグ(2万8600円)
コラボパックパック(3万5200円)

【6月18日発売】
ストーンアイランド
(STONE ISLAND)

「ニューバランス」コラボ
初のスケートボーディングライン

「ストーンアイランド(STONE ISLAND)」は、「ニューバランス(NEW BALANCE)」とのコラボスニーカーを発売する。「ストーンアイランド」2025年春夏カプセルコレクションに着想を得てデザイン。ホワイトとブルー、イエローの3色をラインアップする。

■商品詳細

コラボスニーカー(3万3000円)

【6月18日発売】
オールモストブラック
(ALMOSTBLACK)

「オールモストブラック」10周年
ラッパーのKREVAとコラボ

「オールモストブラック(ALMOSTBLACK)」は、ラッパーのKREVA(クレバ)とのコラボアイテムを発売する。「オールモストブラック」設立10周年と、KREVAのソロデビュー20周年を記念したもので、ウエアやサンダル、ソックス、バケットハットのほか、「オールモストブラック」公式オンラインおよびラブレスのポップアップ限定でネックレスを抽選販売する。

■商品詳細

コラボコーチジャケット(6万7980円)
コラボTシャツ(1万9800円)
コラボショートパンツ(4万6200円)
コラボバケットハット(1万6500円)
コラボネックレス(11万円/抽選販売)
※一部商品

【6月18日発売】
エトロ
(ETRO)

キンプリ髙橋海人とコラボ
ペイズリー柄をまとう豊富なラインアップ

「エトロ(ETRO)」は、グローバルアンバサダーを務める、King & Princeの髙橋海人とのコラボアイテムを発売する。ペイズリー柄をテーマに、Tシャツやシャツ、バケットハットやトートバッグなど幅広くそろえ、全てのアイテムに“ETRO per Kaito Takahashi”ロゴをあしらう。6月18〜24日にオープンする伊勢丹新宿本店メンズ館のポップアップを皮切りに、順次販売する。

■商品詳細

コラボTシャツ(5万8300円)
コラボ長袖シャツ(7万9200円)
コラボバケットハット(5万3900円)
コラボバッグ(14万3000円)
コラボソックス(1万6500円)
※一部商品

【6月18日発売】
マリークワント
(MARY QUANT)

ブランド70周年記念
ザ・ビートルズとのコラボTシャツ

「マリークワント(MARY QUANT)」は、ザ・ビートルズ(THE BEATLES)とのコラボTシャツを数量限定で発売する。アルバム「Help!」「A Hard Day's Night」のアートワークや、アーティストのグラフィックをプリント。バックにはオリジナルのコラボロゴを配した。すでに公式オンラインで先行予約を受け付けている。

■商品詳細

コラボTシャツ(7150円〜)

【6月18日発売】
アディダス オリジナルス
(ADIDAS ORIGINALS)

白を基調とした
爽やかなウオッチ

「アディダス オリジナルス(ADIDAS ORIGINALS)」の時計の日本総代理店を務めるウエニ貿易は、"プロジェクト ワン”シリーズから新色のウオッチを発売する。文字盤に三つ葉ロゴを配し、ストラップにはエンボス加工を施したラバー素材を使用、ソーラームーブメントを搭載する。すでに予約を受け付けている。

■商品詳細

ウオッチ(1万5950円)

【6月19日発売】
ファミリア
(FAMILIAR)

「ハンター」コラボのレインブーツ
キッズサイズもラインアップ

「ファミリア(FAMILIAR)」は、「ハンター(HUNTER)」とコラボしたレインブーツを発売する。それぞれ「ハンター」の“プレイ チェルシー ネオプレンブーツ”と、“キッズ ファースト クラシック”を土台とし、“ファミリアチェック”をあしらう。

■商品詳細

コラボレインブーツ(2万7500円)
コラボレインブーツ/キッズ(1万5400円)

【6月20日発売】
ユニクロ
(UNIQLO)

イチロー、役所広司がデザインした
チャリティーTシャツ

「ユニクロ(UNIQLO)」は、チャリティーTシャツプロジェクト“ピース フォー オール(PEACE FOR ALL)”から、Tシャツを発売する。新たなコラボレーターとして、元プロ野球選手のイチローや、俳優の役所広司が参画するほか、すでに同プロジェクトに参加している佐藤可士和、アカマイ・テクノロジーズによる新デザインも制作した。

■商品詳細

Tシャツ(1500円)

【6月20日発売】
ジーユー
(GU)

“エスターバニー”コラボ
ウィメンズとティーン向けアイテムを制作

「ジーユー(GU)」は、“エスターバニー”とのコラボアイテムを発売する。エスター・キム(Esther Kim)による描きおろしメッセージ“I CAN BE MYSELF AROUND MY FRIENDS(友達といると自分になれる)”をコンセプトとし、“好きなものが同じな仲良し姉妹”をイメージしたアイテムをラインアップする。

■商品詳細

コラボTシャツ/ウィメンズ(1290円)
コラボルームウエア/ウィメンズ(2990円)
コラボバッグ/ウィメンズ(1990円)
コラボポロシャツ/ティーン(1290円)
コラボキャップ/ティーン(1290円)
※一部商品

【6月21日発売】
クロックス
(CROCS)

「ワンピース」、アトモスと
トリプルコラボサンダル

「クロックス(CROCS)」は、アトモス(ATMOS)、アニメ「ワンピース」とトリプルコラボレーションしたサンダルを発売する。“クラシック クロッグ”を土台とし、“ギア5”の“ルフィ”をモチーフに制作。同キャラクターの草鞋を思わせるソールカラーをあしらう。

■商品詳細

コラボサンダル(1万3200円)

【6月21日発売】
ケイタマルヤマ
(KEITAMARUYAMA)

田中みな実とコラボ
浴衣やワンピース、チャイナブラウスなど

「ケイタマルヤマ(KEITAMARUYAMA)」は、タレントの田中みな実とのコラボアイテムを発売する。“品格のある大人の浴衣”をコンセプトとした浴衣のほか、ワンピースやチャイナブラウス、刺しゅうを施した巾着をラインアップする。すでに公式オンラインで先行予約を受け付けている。

■商品詳細

コラボ浴衣(6万6000円)
コラボワンピース(6万3800円)
コラボブラウス(4万1800円)
コラボ巾着(1万6500円)

【6月21日発売】
コロンビア
(COLUMBIA)

原宿に旗艦店オープン
店舗限定アイテムをラインアップ

「コロンビア(COLUMBIA)」は6月21日、東京・原宿に旗艦店、コロンビア トウキョウ フラッグシップをオープンする。これに伴い、Tシャツやボタンダウンシャツ、水筒のほか、残反を使った折り畳み傘など、同店限定商品を販売する。

■商品詳細

Tシャツ(6930円)
シャツ(9530円)
水筒(4400円)
折り畳み傘(1万7600円)

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「ファミリア」の「ハンター」コラボや「ディーン&デルーカ」のライラックカラーのバッグなど! 今週発売のファッションアイテム14選【6/16〜6/22】

ファッションアイテムの発売情報を「WWDJAPAN」的視点でピックアップ!今回は6月16〜22日に発売するアイテムを紹介します。「ファミリア(FAMILIAR)」は、19日、「ハンター(HUNTER)」とコラボしたレインブーツを発売します。親子で楽しめるサイズ感で、“ファミリアチェック”をアクセントにした可愛らしいデザインです。一方、「ディーン&デルーカ」からは爽やかなライラックカラーのトートバッグが数量限定で発売になります。この梅雨の時期、雨の日でもお気に入りのアイテムがあれば、気分も上げていけますね。

【6月16日発売】
コロンビア
(COLUMBIA)

「フジロック 2025」コラボT
長場雄のアートワークをあしらう

「コロンビア(COLUMBIA)」は、「フジロックフェスティバル '25(FUJI ROCK FESTIVAL '25)」とのコラボTシャツを発売する。吸湿速乾機能“オムニウィック”を採用し、長場雄のアートワークをフロントにあしらった。カラーは“シーソルト”とブラックを用意する。

■商品詳細

Tシャツ(6600円)

【6月17日発売】
ディーン&デルーカ
(DEAN & DELUCA)

夏らしいメッシュ地のトート
2サイズをラインアップ

「ディーン&デルーカ(DEAN & DELUCA)」は、メッシュ地のトートバッグを数量限定で発売する。SとLの2サイズを制作し、清涼感のある“ライラック”カラーを採用、ライトグレーの持ち手を合わせた。Lサイズはロングハンドルとショートハンドルを共に配した。

■商品詳細

バッグ(3300円〜)

【6月17日発売】
クラネ
(CLANE)

「ラミダス」とのコラボバッグ
ハンドバッグとバックパックを制作

「クラネ(CLANE)」は、「ラミダス(RAMIDUS)」とのコラボバッグを発売する。細めのストラップを配し、レザーのクロシェットを付したハンドバッグと、コラボロゴを刺しゅうしたバックパックを用意、共にゴールドの金具をあしらう。

■商品詳細

コラボハンドバッグ(2万8600円)
コラボパックパック(3万5200円)

【6月18日発売】
ストーンアイランド
(STONE ISLAND)

「ニューバランス」コラボ
初のスケートボーディングライン

「ストーンアイランド(STONE ISLAND)」は、「ニューバランス(NEW BALANCE)」とのコラボスニーカーを発売する。「ストーンアイランド」2025年春夏カプセルコレクションに着想を得てデザイン。ホワイトとブルー、イエローの3色をラインアップする。

■商品詳細

コラボスニーカー(3万3000円)

【6月18日発売】
オールモストブラック
(ALMOSTBLACK)

「オールモストブラック」10周年
ラッパーのKREVAとコラボ

「オールモストブラック(ALMOSTBLACK)」は、ラッパーのKREVA(クレバ)とのコラボアイテムを発売する。「オールモストブラック」設立10周年と、KREVAのソロデビュー20周年を記念したもので、ウエアやサンダル、ソックス、バケットハットのほか、「オールモストブラック」公式オンラインおよびラブレスのポップアップ限定でネックレスを抽選販売する。

■商品詳細

コラボコーチジャケット(6万7980円)
コラボTシャツ(1万9800円)
コラボショートパンツ(4万6200円)
コラボバケットハット(1万6500円)
コラボネックレス(11万円/抽選販売)
※一部商品

【6月18日発売】
エトロ
(ETRO)

キンプリ髙橋海人とコラボ
ペイズリー柄をまとう豊富なラインアップ

「エトロ(ETRO)」は、グローバルアンバサダーを務める、King & Princeの髙橋海人とのコラボアイテムを発売する。ペイズリー柄をテーマに、Tシャツやシャツ、バケットハットやトートバッグなど幅広くそろえ、全てのアイテムに“ETRO per Kaito Takahashi”ロゴをあしらう。6月18〜24日にオープンする伊勢丹新宿本店メンズ館のポップアップを皮切りに、順次販売する。

■商品詳細

コラボTシャツ(5万8300円)
コラボ長袖シャツ(7万9200円)
コラボバケットハット(5万3900円)
コラボバッグ(14万3000円)
コラボソックス(1万6500円)
※一部商品

【6月18日発売】
マリークワント
(MARY QUANT)

ブランド70周年記念
ザ・ビートルズとのコラボTシャツ

「マリークワント(MARY QUANT)」は、ザ・ビートルズ(THE BEATLES)とのコラボTシャツを数量限定で発売する。アルバム「Help!」「A Hard Day's Night」のアートワークや、アーティストのグラフィックをプリント。バックにはオリジナルのコラボロゴを配した。すでに公式オンラインで先行予約を受け付けている。

■商品詳細

コラボTシャツ(7150円〜)

【6月18日発売】
アディダス オリジナルス
(ADIDAS ORIGINALS)

白を基調とした
爽やかなウオッチ

「アディダス オリジナルス(ADIDAS ORIGINALS)」の時計の日本総代理店を務めるウエニ貿易は、"プロジェクト ワン”シリーズから新色のウオッチを発売する。文字盤に三つ葉ロゴを配し、ストラップにはエンボス加工を施したラバー素材を使用、ソーラームーブメントを搭載する。すでに予約を受け付けている。

■商品詳細

ウオッチ(1万5950円)

【6月19日発売】
ファミリア
(FAMILIAR)

「ハンター」コラボのレインブーツ
キッズサイズもラインアップ

「ファミリア(FAMILIAR)」は、「ハンター(HUNTER)」とコラボしたレインブーツを発売する。それぞれ「ハンター」の“プレイ チェルシー ネオプレンブーツ”と、“キッズ ファースト クラシック”を土台とし、“ファミリアチェック”をあしらう。

■商品詳細

コラボレインブーツ(2万7500円)
コラボレインブーツ/キッズ(1万5400円)

【6月20日発売】
ユニクロ
(UNIQLO)

イチロー、役所広司がデザインした
チャリティーTシャツ

「ユニクロ(UNIQLO)」は、チャリティーTシャツプロジェクト“ピース フォー オール(PEACE FOR ALL)”から、Tシャツを発売する。新たなコラボレーターとして、元プロ野球選手のイチローや、俳優の役所広司が参画するほか、すでに同プロジェクトに参加している佐藤可士和、アカマイ・テクノロジーズによる新デザインも制作した。

■商品詳細

Tシャツ(1500円)

【6月20日発売】
ジーユー
(GU)

“エスターバニー”コラボ
ウィメンズとティーン向けアイテムを制作

「ジーユー(GU)」は、“エスターバニー”とのコラボアイテムを発売する。エスター・キム(Esther Kim)による描きおろしメッセージ“I CAN BE MYSELF AROUND MY FRIENDS(友達といると自分になれる)”をコンセプトとし、“好きなものが同じな仲良し姉妹”をイメージしたアイテムをラインアップする。

■商品詳細

コラボTシャツ/ウィメンズ(1290円)
コラボルームウエア/ウィメンズ(2990円)
コラボバッグ/ウィメンズ(1990円)
コラボポロシャツ/ティーン(1290円)
コラボキャップ/ティーン(1290円)
※一部商品

【6月21日発売】
クロックス
(CROCS)

「ワンピース」、アトモスと
トリプルコラボサンダル

「クロックス(CROCS)」は、アトモス(ATMOS)、アニメ「ワンピース」とトリプルコラボレーションしたサンダルを発売する。“クラシック クロッグ”を土台とし、“ギア5”の“ルフィ”をモチーフに制作。同キャラクターの草鞋を思わせるソールカラーをあしらう。

■商品詳細

コラボサンダル(1万3200円)

【6月21日発売】
ケイタマルヤマ
(KEITAMARUYAMA)

田中みな実とコラボ
浴衣やワンピース、チャイナブラウスなど

「ケイタマルヤマ(KEITAMARUYAMA)」は、タレントの田中みな実とのコラボアイテムを発売する。“品格のある大人の浴衣”をコンセプトとした浴衣のほか、ワンピースやチャイナブラウス、刺しゅうを施した巾着をラインアップする。すでに公式オンラインで先行予約を受け付けている。

■商品詳細

コラボ浴衣(6万6000円)
コラボワンピース(6万3800円)
コラボブラウス(4万1800円)
コラボ巾着(1万6500円)

【6月21日発売】
コロンビア
(COLUMBIA)

原宿に旗艦店オープン
店舗限定アイテムをラインアップ

「コロンビア(COLUMBIA)」は6月21日、東京・原宿に旗艦店、コロンビア トウキョウ フラッグシップをオープンする。これに伴い、Tシャツやボタンダウンシャツ、水筒のほか、残反を使った折り畳み傘など、同店限定商品を販売する。

■商品詳細

Tシャツ(6930円)
シャツ(9530円)
水筒(4400円)
折り畳み傘(1万7600円)

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トレラン&山は2020年代のストリートだ!

毎週発行している「WWDJAPAN」は、ファッション&ビューティの潮流やムーブメントの分析、ニュースの深堀りなどを通じて、業界の面白さ・奥深さを提供しています。巻頭特集では特に注目のキーワードやカテゴリー、市場をテーマに、業界活性化を図るべく熱いメッセージを発信。ここでは、そんな特集を担当記者がざっくばらんに振り返ります。(この記事は「WWDJAPAN」2025年6月9日号からの抜粋です)

五十君:一昨年、昨年と登山特集をやって反響が良く、今年もやるぞ!と考え始めたときに、「ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)」がトレラン(トレイルランニング)用シューズ開発を強化、「ミレー(MILLET)」が日本でもトレラン向けカセットの販売を開始し、トレランに焦点を当てたら面白いかもと。お!その靴はまさに今ファッション文脈でも人気のカナダ発の新進ブランド!!

本橋:「ノルダ(NORDA)」です。某男性誌の編集者が泥まみれでトレランしている姿をインスタで見て、カッコよくて買ってしまいました。今行ってきた展示会でも褒められました。

「もっと知りたい」と思わされる

五十君:さすがおしゃれ番長!表紙でGAKU-MCさんも「ノルダ」を履いています。今回の特集で印象的だったのは、トレラン界隈の旬な場所に行くと、みんな横の繋がりがあって、ストリートカルチャー的な広がり方をしていることです。2017年12月の弊紙「藤原ヒロシというビジネスモデル」特集で、ヒロシさんが「ストリートは横のつながりで同時多発的に広がっていく」と語っていました。「90年代のストリートは裏原、2000年代はIT、2010年代は食だ」ということでしたが、「2020年代のストリートは山にあるんだな」と。自己表現やカルチャーとしてのトレランは、そのシーンに触れた人に、やってみたいと思わせるパワーがあると感じます。

本橋:激しく同意です。僕も一昨年の登山特集を手伝った際に、深淵を見ました。山のコミュニティーの人たちは人生に対する目線が自分とは違っていて、「もっと知りたい」と思わされるんですよね。

五十君:正直、トレランってハードルが高いですが、安全のため人と行動するからこそコミュニティーも生まれやすい。「別にずっと走らなくていい、歩けばいいから挑戦してみて」と皆さん口々に言ってました。最後に、何度も相談に乗っていただいたゴールドウイン(GOLDWIN)の後藤太志ザ・ノース・フェイス事業本部ハードグッズ事業部長にこの場を借りてお礼申し上げます!

 

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レディー・ガガやセレーナ セレブ発ビューティブランド、次なる大型M&A候補は?

エルフ ビューティ(E.L.F. BEAUTY)によるヘイリー・ビーバー(Hailey Bieber)のコスメブランド「ロード(RHODE)」買収を受けて、次なる大型M&Aはどのセレブリティ発のビューティブランドかに注目が集まっている。「ロード」は、2022年にモデルのヘイリー・ビーバーが立ち上げてからわずか3年で10億ドル(約1430億円)の買収案件へと成長した。買い手は急成長中のコスメ企業のエルフ ビューティで、同社史上最大のM&A(合併・買収)となり、これまでにない大型投資に踏み切った。この買収劇は、冷え込んでいたビューティ業界のM&A市場が再び活性化する兆しとして捉えられている。

再始動後の成長が期待される
レディー・ガガの「ハウス ラボ」

18年にアマゾン(AMAZON)の独占販売でスタートしたレディー・ガガ(LADY GAGA)の「ハウス ラボ(HAUS LABS)」は、立ち上げ当初の低迷を経て22年にブランドを刷新。パッケージや処方を一新してセフォラ(SEPHORA)と提携し再スタートした。リローンチ後の売上高は4500万〜5000万ドル(約64億〜71億円)と推定されていた。

4億ドル企業に成長した
セレーナ・ゴメスの「レア ビューティ」

セレーナ・ゴメス(Selena Gomez)が19年に立ち上げた「レア ビューティ(RARE BEAUTY)」は、リキッドチークやクリームブロンザーなどが人気を博し、24年の売上高は前年比14%増の約4億ドル(約572億円)を記録した。昨年3月、セレーナが米投資銀行のゴールドマン・サックス(GOLDMAN SACHS)とレイモンド・ジェームズ(RAYMOND JAMES)に売却オプションの評価を依頼しているという話もあったが、情報筋は当時、正式な売却手続きには至っていないと説明していた。

ヘアケアで異例の規模を記録
ビヨンセの「セクレド」

24年にビヨンセ(Beyonce)が立ち上げたヘアケアブランド「セクレド(CECRED)は、臨床的エビデンスに基づき製品開発を行う。発売から1年で化粧品小売大手のアルタビューティ(ULTA BEAUTY)と提携し、同社史上最大規模の導入案件としてウェブサイトに加えて全米1400店舗以上で取り扱いがスタートした。

発売初週で爆発的な反響を呼んだ
ブレイク・ライブリーの「ブレイク ブラウン」

俳優のブレイク・ライブリー(Blake Lively)が手掛けるヘアケアブランド「ブレイク ブラウン(BLAKE BROWN)」は、24年に量販店のターゲット(TARGET)限定で発売した。初日にターゲットのヘアケア製品の売り上げトップ5を独占し、データテクノロジー企業のローンチメトリックス(LAUNCHMETRICS)によると、初週だけで1600万ドル(約22億円)相当のメディアインパクトを記録した。

ウェルネス分野で急成長する
コートニー・カーダシアンの「レミー」

サプリブランド「レミー(LEMME)」は、コートニー・カーダシアン(Kourtney Kardashian)と実業家でありビジネスパートナーのサイモン・ハック(Simon Huck)が22年9月に共同設立した。腟用プロバイオティクスグミをはじめセクシャルウェルネスのためのサプリなどをウェブサイトやアマゾンでオンライン販売する。24年にはターゲットとの提携を決め、オンラインと実店舗共に販路を拡大している。

収益構造の見直しを図る
グウィネス・パルトロウの「グープ」

08年に俳優のグウィネス・パルトロウ(Gwyneth Paltrow)が自宅のキッチンから配信するニュースレターとして始まった「グープ(GOOP)」は、今やライフスタイルやウェルネス分野を代表するブランドに成長し、オンライン上でカルト的な人気を誇っている。ビューティ部門を16年に立ち上げ、スキンケアやメイクアップ製品を発売。24年の売上高は前年比40%増を記録した。ウェルネスやホーム、トラベルなどを含め複数のカテゴリーで製品を展開してきたが、昨年9月、ビジネスをビューティ、ファッション、フードに絞る事業再編を行った。

ブランドを買い戻し再スタートした
アリアナ・グランデの「R.E.M ビューティ」

アリアナ・グランデ(Ariana Grande)のメイクアップコスメ「R.E.M. ビューティ(R.E.M. BEAUTY)」は、動物愛護団体PETAが認証するクルエルティフリーブランドだ。21年にインキュベーター企業のフォーマ ブランズ(FORMA BRANDS)とのライセンス契約でスタートし、同社のウェブサイトで独占販売した。その後、セフォラやアルタビューティ、英百貨店セルフリッジ(SELFRIDGES)などの大手小売店にも並んだ。しかし、23年にフォーマ ブランズが破綻。それを受けてグランデはブランドを買い戻し、残在庫を1500万ドル(約21億円)で取得した。

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アシックス、15分9秒の新感覚アクティビティーを大阪で開催 「テーマパークのように楽しめる仕掛け」

アシックスジャパンは6月4日、西日本最大の直営店であるアシックス グランフロント大阪に、新感覚アクティビティー「ディスカバー バイ アシックス(DISCOVER. by ASICS」をオープンした。2025年10月13日までの約5カ月間にわたって実施する。創業哲学である「健全な身体に健全な精神があれかし」を表現するブランドスローガン「Sound Mind, Sound Body」を来場者に体感してもらうことで、普段スポーツに馴染みのない層にもアプローチする。

同アクティビティーを展開する狙いについて、同社マーケティング統括部の狩野和也部長は「これから体を動かしてみようと考えているお客さまとのタッチポイントを増やしていきたい。誰もが自然と動き出したくなるような仕掛けが詰まっている」と話す。

最大の特徴は、アシックススポーツ工学研究所が、運動とメンタルヘルス研究の第一人者である英キングス・カレッジ・ロンドンのブレンドン・スタッブス教授との共同研究で導き出した、“15分9秒”という運動時間の設定だ。狩野部長は「運動と聞くと、長時間行う必要があるのではないかと思われがちだが、実際には短時間でも心身にポジティブな影響を与えることがわかっている。この15分9秒を気軽に生活に取り入れてもらうきっかけにしたい」という。

リアルタイムで映像と音が変化

施設は「5つのフィールド」で構成。最初のフィールドでは、感情や生活習慣をモニターで診断し、個々に応じたマイカラーとマイサウンドが設定される。この2つは体験の間、ガイド役として機能するもの。2つめのフィールド「ワープ」では、光と音の演出により非日常へと誘導され、3つめのフィールド「ライト」では、参加者が自身の色の光を追って身体を動かすことで没入感を楽しめる。動きに連動してイヤホンから流れるマイサウンドも変化する。4つめのフィールド「イマーシブ」では、人感センサーと連動した360度の映像プロジェクターにより、参加者の動きに応じてリアルタイムに映像と音が変化。粒子状アバターとの対話やゲーム形式の動作を経て、参加者同士で協力してデジタルアートを完成させるという構成になっている。

最後のフィールドのギャラリー・ショップにはランニング、トレーニング、スポーツスタイルなど、アシックスが展開する多彩な商品が並ぶ。リサイクル素材を活用したランニングシューズ“ニンバス ミライ(NIMBUS MIRAI)”や、GELテクノロジーを搭載したシューズ“ゲル クォンタム キネティック(GEL-QUANTUM KINETIC)”などをそろえる。

アクティビティーは1枠最大7人の事前予約制で、専用フォームから申し込みが可能。体験時間は全体で30分、参加費は無料。車イス利用者も体験できる。終了後には、自分のハイライト映像や自身の動きから生成された音楽などのコンテンツも提供される。

「あっという間に時間が過ぎた」

メディア向け発表会には、アシックスファミリーで元卓球日本代表の石川佳純さんが登壇。体験した感想について 「光を追いかけてジャンプしたり、上から落ちてくるオブジェクトを避けたり、自分と連動したアバターでゲームをしたりする体験は、まるでテーマパークのようで楽しかった。気づけば夢中になっていてあっという間に15分9秒が過ぎた」と振り返る。

石川さんは現役引退後もランニングやスピニングバイク、スキーなど多様な運動を日常的に取り入れている。「現役時代は“勝つため”の運動を意識していたが、今は心身ともに健康でいるために体を動かすことが目的になった。これまでとは違った角度でスポーツを楽しめている」と話す。最近では15分9秒の軽いトレーニングやストレッチを毎日続けており、今後はハーフマラソンへの挑戦も予定していると話した。

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アシックス、15分9秒の新感覚アクティビティーを大阪で開催 「テーマパークのように楽しめる仕掛け」

アシックスジャパンは6月4日、西日本最大の直営店であるアシックス グランフロント大阪に、新感覚アクティビティー「ディスカバー バイ アシックス(DISCOVER. by ASICS」をオープンした。2025年10月13日までの約5カ月間にわたって実施する。創業哲学である「健全な身体に健全な精神があれかし」を表現するブランドスローガン「Sound Mind, Sound Body」を来場者に体感してもらうことで、普段スポーツに馴染みのない層にもアプローチする。

同アクティビティーを展開する狙いについて、同社マーケティング統括部の狩野和也部長は「これから体を動かしてみようと考えているお客さまとのタッチポイントを増やしていきたい。誰もが自然と動き出したくなるような仕掛けが詰まっている」と話す。

最大の特徴は、アシックススポーツ工学研究所が、運動とメンタルヘルス研究の第一人者である英キングス・カレッジ・ロンドンのブレンドン・スタッブス教授との共同研究で導き出した、“15分9秒”という運動時間の設定だ。狩野部長は「運動と聞くと、長時間行う必要があるのではないかと思われがちだが、実際には短時間でも心身にポジティブな影響を与えることがわかっている。この15分9秒を気軽に生活に取り入れてもらうきっかけにしたい」という。

リアルタイムで映像と音が変化

施設は「5つのフィールド」で構成。最初のフィールドでは、感情や生活習慣をモニターで診断し、個々に応じたマイカラーとマイサウンドが設定される。この2つは体験の間、ガイド役として機能するもの。2つめのフィールド「ワープ」では、光と音の演出により非日常へと誘導され、3つめのフィールド「ライト」では、参加者が自身の色の光を追って身体を動かすことで没入感を楽しめる。動きに連動してイヤホンから流れるマイサウンドも変化する。4つめのフィールド「イマーシブ」では、人感センサーと連動した360度の映像プロジェクターにより、参加者の動きに応じてリアルタイムに映像と音が変化。粒子状アバターとの対話やゲーム形式の動作を経て、参加者同士で協力してデジタルアートを完成させるという構成になっている。

最後のフィールドのギャラリー・ショップにはランニング、トレーニング、スポーツスタイルなど、アシックスが展開する多彩な商品が並ぶ。リサイクル素材を活用したランニングシューズ“ニンバス ミライ(NIMBUS MIRAI)”や、GELテクノロジーを搭載したシューズ“ゲル クォンタム キネティック(GEL-QUANTUM KINETIC)”などをそろえる。

アクティビティーは1枠最大7人の事前予約制で、専用フォームから申し込みが可能。体験時間は全体で30分、参加費は無料。車イス利用者も体験できる。終了後には、自分のハイライト映像や自身の動きから生成された音楽などのコンテンツも提供される。

「あっという間に時間が過ぎた」

メディア向け発表会には、アシックスファミリーで元卓球日本代表の石川佳純さんが登壇。体験した感想について 「光を追いかけてジャンプしたり、上から落ちてくるオブジェクトを避けたり、自分と連動したアバターでゲームをしたりする体験は、まるでテーマパークのようで楽しかった。気づけば夢中になっていてあっという間に15分9秒が過ぎた」と振り返る。

石川さんは現役引退後もランニングやスピニングバイク、スキーなど多様な運動を日常的に取り入れている。「現役時代は“勝つため”の運動を意識していたが、今は心身ともに健康でいるために体を動かすことが目的になった。これまでとは違った角度でスポーツを楽しめている」と話す。最近では15分9秒の軽いトレーニングやストレッチを毎日続けており、今後はハーフマラソンへの挑戦も予定していると話した。

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巨大「ブラッツ」とaespaカリナが遭遇 「ジェントルモンスター」新作ポップアップで

「ジェントルモンスター(GENTLE MONSTER)」は5月30日、新作アイウエア“2025 ポケットコレクション(Pocket Collection)”を発売した。新シリーズの販売開始に合わせて、韓国・ソウルのソンスや米・ロサンゼルス、中国・上海、タイ・バンコクの4都市でポップアップイベントを開催中だ。ソンスの会場では、オープン前に日本メディアも招待し、内覧を行った。さらに、キャンペーンビジュアルに登場したエスパ(aespa)のカリナ(Karina)も来店。バイオレットカラーに彩られた店内で、巨大オブジェや「ブラッツ」ドールなどのアイコニックなアイテムに囲まれながら楽しむ姿が注目を集めた。

全21型の折りたたみ式アイウエア

“2025 ポケットコレクション”はサングラス6型とメガネフレーム15型の全21型で、持ち運びに便利な折りたたみ式のコンパクト構造を採用している。テンプルにジェムストーンやコイン風の装飾をあしらったメタルフレームや、インパクトのあるカラーアセテートフレーム、星形シルエットをモチーフにしたレンズレスのステートメントピースなど、個性溢れるラインアップをそろえる。

中でも注目モデルは、アメリカ発の着せ替え人形「ブラッツ(Bratz)」とコラボレーションしたモデル“Pico 02(V)”だ。同モデルにはシルバーのメタルフレームにバイオレットのレンズを組み合わせており、限定版の「ブラッツ」ドールが付属する。

「ジェントルモンスター×ブラッツ」
が生み出した“異次元空間”

ソウルのポップアップ会場の屋上には、数メートル級の巨大な「ブラッツ」オブジェが登場し、通行人の視線を集めていた。さらに店内に足を踏み入れると、2体の巨大「ブラッツ」オブジェがゲストを出迎える。その圧倒的なビジュアルインパクトで、新作コレクションの世界観に没入させる仕掛けだ。巨大「ブラッツ」と限定版ドールとのサイズの対比が現実と仮想の境界を曖昧にし、まるでバーチャル空間に迷い込んだかのような“バグ”の感覚を引き起こす。

会場内では、同コレクションの全モデルが並ぶほか、巨大「ブラッツ」と記念写真が撮れるセルフィースポットや、生成AIで「ブラッツ」風セルフィーが楽しめるフォトブースも設置する。また、ポップアップ限定の14種類のオリジナル「ブラッツ」用衣装も販売し、「ジェントルモンスター」と「ブラッツ」の世界観が融合したユニークな空間となっている。

■Gentle Monster Pocket Pop-up
期間:開催中〜10月末
住所:309-59 Seongsu-dong 2(i)-ga Seongdong-gu Seoul
時間:11:00〜21:00

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巨大「ブラッツ」とaespaカリナが遭遇 「ジェントルモンスター」新作ポップアップで

「ジェントルモンスター(GENTLE MONSTER)」は5月30日、新作アイウエア“2025 ポケットコレクション(Pocket Collection)”を発売した。新シリーズの販売開始に合わせて、韓国・ソウルのソンスや米・ロサンゼルス、中国・上海、タイ・バンコクの4都市でポップアップイベントを開催中だ。ソンスの会場では、オープン前に日本メディアも招待し、内覧を行った。さらに、キャンペーンビジュアルに登場したエスパ(aespa)のカリナ(Karina)も来店。バイオレットカラーに彩られた店内で、巨大オブジェや「ブラッツ」ドールなどのアイコニックなアイテムに囲まれながら楽しむ姿が注目を集めた。

全21型の折りたたみ式アイウエア

“2025 ポケットコレクション”はサングラス6型とメガネフレーム15型の全21型で、持ち運びに便利な折りたたみ式のコンパクト構造を採用している。テンプルにジェムストーンやコイン風の装飾をあしらったメタルフレームや、インパクトのあるカラーアセテートフレーム、星形シルエットをモチーフにしたレンズレスのステートメントピースなど、個性溢れるラインアップをそろえる。

中でも注目モデルは、アメリカ発の着せ替え人形「ブラッツ(Bratz)」とコラボレーションしたモデル“Pico 02(V)”だ。同モデルにはシルバーのメタルフレームにバイオレットのレンズを組み合わせており、限定版の「ブラッツ」ドールが付属する。

「ジェントルモンスター×ブラッツ」
が生み出した“異次元空間”

ソウルのポップアップ会場の屋上には、数メートル級の巨大な「ブラッツ」オブジェが登場し、通行人の視線を集めていた。さらに店内に足を踏み入れると、2体の巨大「ブラッツ」オブジェがゲストを出迎える。その圧倒的なビジュアルインパクトで、新作コレクションの世界観に没入させる仕掛けだ。巨大「ブラッツ」と限定版ドールとのサイズの対比が現実と仮想の境界を曖昧にし、まるでバーチャル空間に迷い込んだかのような“バグ”の感覚を引き起こす。

会場内では、同コレクションの全モデルが並ぶほか、巨大「ブラッツ」と記念写真が撮れるセルフィースポットや、生成AIで「ブラッツ」風セルフィーが楽しめるフォトブースも設置する。また、ポップアップ限定の14種類のオリジナル「ブラッツ」用衣装も販売し、「ジェントルモンスター」と「ブラッツ」の世界観が融合したユニークな空間となっている。

■Gentle Monster Pocket Pop-up
期間:開催中〜10月末
住所:309-59 Seongsu-dong 2(i)-ga Seongdong-gu Seoul
時間:11:00〜21:00

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敏腕PRディレクター南奈未が説くファッション業界の道標 Vol.3 【セレブリティーマーケティングの実情】

PROFILE: 南奈未

南奈未
PROFILE: (みなみ・なみ)アメリカの大学でマーケティングを専攻し卒業。米国や日本にて外資系企業などを経て、クリスチャン・ディオールに入社。その後ダミアーニ、ドルチェ&ガッバーナに転職。2004年に「ルイ・ヴィトン」で、ウィメンズとメンズのPRを担当。12年、マイケル・コースのコミュニケーション・ジェネラルマネージャーに就任。17年、ドルチェ&ガッバーナに復職し、PR&コミュニケーション ディレクターに就く。24年10月退職 PHOTO:MAKOTO NAKAGAWA(magNese) HAIR&MAKE UP:KIKKU(Chrysanthemum)
ファッション業界において、花形職とされるPR。そのトップに就くPRディレクターは、ブランドの“縁の下の力持ち”や“影の立役者”として認識されるほど、目立たずともブランドの大きな役割と責任を担っている。特にラグジュアリーブランドにおいては、常にVIP顧客やメディア、デザイナーやチームの中核的存在だ。交渉術やコミュニケーション能力も必要とされる。南奈未さんは約20年間、ファッションシーンをリードする数々の海外ブランドの日本法人のPRを統括。日本はもちろん、グローバルでその手腕を発揮してきた言わずと知れた人物だ。この10年でデジタルやマーケティングの概念が多様化する中、ファッションラグジュアリーの世界は大きく様変わりしているという。この連載では数回に分けて、南さんが培ってきたファッションPRの仕事そしてその裏側について語る。第3回は、ブランドの個性や狙いが表れる「セレブリティーマーケティング」のいまについて。

セレブリティーの起用は戦略的に

南奈未:セレブリティーの起用は、昨今のラグジュアリーマーケティングにおいて戦略の要になっています。プロモーションを推進するブランドの多くが、ハリウッド俳優やK-POPアイドル、韓国や日本の俳優など、幅広い著名人をブランドの“顔”として抜擢するケースがメーンストリームになっていますね。もちろん変わらずインフルエンサーなどにもギフティングして、SNSでの投稿を促すスタイルは続いていますが、ステルスマーケティングへの懸念や各国での広告表示規制が強化されたこともあり、投稿の透明性や信頼性がより重視されるようにもなりました。今は、より世間的な知名度や信頼性がある俳優やアーティストを起用するケースが増えています。ブランドとの結びつきを明確に示せる彼らに最新ウエアをまとってもらい、ショーへの来場や広告への出演などといった戦略的な起用。これもファッションという特別な世界における、特殊なマーケティングの手法です。

私はたまたまラッキーなことに、パリの「ルイ・ヴィトン」やニューヨークの「マイケル・コース(MICHAEL KORS)」や、ミラノの「ドルチェ&ガッバーナ(DOLCE&GABBANA)」という、もともとセレブリティーとの親和性の高いブランドで経験を積んできたので、タレントをどのように起用し、接していくべきかを各々のブランドで学ぶことができました。当時はセレブ文化が根強い米国ブランドが抜擢するハリウッドセレブは、世界のセレブとして認識され、たった1人だけでも恐るべき反響が期待されます。

2000年前半にヒットしたドラマ「セックス・アンド・ザ・シティ(SEX AND THE CITY)」の主人公キャリー役、サラ・ジェシカ・パーカー(Sarah Jessica Parker)が数分間着ただけで、爆発的な話題を呼んだことは、ブランド業界にセンセーショナルを起こしました。そう考えると、セレブリティー起用というのは、ファッション業界でもう20年以上続いていて、今はアップデートされ、韓国セレブに完全に奪われてしまっていますね……。個人的にはハリウッドセレブや「ヴィクトリアズ・シークレット(VICTORIA’S SECRET)」の“ヴィクシーモデル”が心底好き。K-POPアイドルも譲れませんが(笑)。ブランドとの親和性がカチッとハマった時のトップタレントの訴求力や影響力って凄まじいんですよね。

“フロントローバトル”は真剣勝負

米国ブランドのファッションショーのフロントローでは、俳優の枠とトップモデルの枠はきっちり分けられています。「マイケル・コース」のハリウッドスターや注目の若手俳優、「ヴィクトリアズ・シークレット」出身のスーパーモデルといった、時代を映す錚々たるメンバーがずらりと並ぶフロントローは、その場にいる私たち関係者も興奮しちゃいます!プライオリティーがはっきり分かるフロントローのシーティングには、みんなの命がかかってます(笑)。

そんなピリピリ感もありつつですが、米国ブランドはヨーロッパに比べると割とカジュアルです。バックステージへ行くエレベーターで、スターモデルのラッキー・ブルー・スミス(Lucky Blue Smith)と乗り合わせたことがあるんですが、笑顔で挨拶なんかもしてくれちゃって、全員がデレッと緩むのがハッキリ分かりましたね。自然とニヤけている自分もいました(笑)。マイケルがインタビューを受けてる間には、ドラマ「ゴシップガール(GOSSIP GIRL)」俳優のブレイク・ライブリー(Blake Lively)が着用するルックを端っこから夢中で見ていたことも。アメリカのセレブは世界的セレブでも、距離感の近さがとても印象的でした。

ショー会場では、米「ヴォーグ(VOGUE)」の編集長アナ・ウィンター(Anna Wintour)の隣に座るセレブもいますし、普段見られないセレブの共演を間近にすることもありました。マイケル自身、世代を問わない彼女たちと親交を深め、厚い信頼を得ていますし、ビジネス以上の関係性を持っていることも成功の背景にあると思います。ちなみに、来場者でごった返すブランドの会場によってはランウエイの幅が狭すぎることもあって、危うくアナ・ウィンターのヒールのつま先を踏みそうになったことがあります……忘れられない奇跡の“南の3ミリ”でした!

そうしたセレブリティーマーケティングの原点とも言えるアメリカ。各国のブランドアンバサダーや一流セレブ、好感度の高いインフルエンサーが勢ぞろいするファッションショーは、「マイケル・コース」以外のショーでも珍しくはありません。どのセレブがショーに招待されるのか、誰がアナの隣に座るのか。セレブにとっても、“誰が呼ばれるか”は大事な勝負どころ。ヨーロッパではなかなか見られないセレブが登場することもあって、ニューヨーク・ファッション・ウイークの見どころの1つでもありますね。

タレント起用に必要なのは、共鳴と戦略

 

そうした昨今のセレブリティーマーケティングでは、主に2つの役割がタレントに期待されるでしょう。1つは、ブランドのイメージを明確に体現すること。もう1つは、20〜30代の若年層へしっかりアプローチできること。

これまで多くのセレブやタレントをファッションショーへアテンドしてきましたが、超多忙な彼らの滞在時間は2泊3日ほど(時には1泊の時も……)。その間にブランドの歴史やストーリーに触れ、ショー本番当日に何時間もかけて準備し、最新ウエアをまとって会場に向かいます。世界中のファンやメディアが駆けつける会場で、1時間程度、360度どこからの声にも応え続けなければいけません。何百人ものカメラマンに英語で声をかけられながらも、笑顔で凛々しくポージング。ある韓国セレブには、カメラ目線やポージングの角度まで指示し、表情を管理するお付きの方がいて、ビックリ!どの角度からも自分らしさを表現できるセンス、そしてブランドに対するリスペクトの精神を持っていることは、アンバサダーの条件でもありますね。ファッションショーというスペシャルなシーンにおいて、彼らにとっても大きな躍進となる自信と覚悟が必要になるでしょう。

これまで自分が担当したブランドに限らず、さまざまなブランドの動向を見てきましたが、このマーケティング戦略の成功の根幹には、ブランドとタレント双方の思いが合致していなければいけません。そのためにもブランドは、最終的にどういう支持層を獲得したいかというターゲティングを明確にする必要がありますし、「なぜこのアンバサダー起用が有効なのか」というエビデンスを示さなければいけません。本国チームにもセレブ担当がいて、デザイナーの意向やイメージと合うかどうかのジャッジがなされます。私たちも、タレントのイメージを崩さないように事務所と密に連携を取りながら、リスクヘッジをして選出していきます。

米国のセレブリティーは国内では“身内感”が満載で、「自国のブランドを応援せずにあなたはどこをサポートするっていうわけ?」という考えが根底にあるように思うんです。元ファーストレディーのミシェル・オバマ(Michelle Obama)さんが公の場でカジュアルな「ギャップ(GAP)」を着用したのもその概念が表れています。日本も他国のセレブにばかりお金を使うのではなく、自国で世界に通用するセレブリティーを育てることに注力してほしいですね。

旬なタレントが新しい客層を導いてくれる、きっかけを与えてくれるという意味では、すごく“今っぽい”マーケティングのあり方だなと思います。でも、ブランドとタレント双方にとってベネフィットがなければ成立しない。そうでなければ、単なる話題作りで終わってしまいます。

だからこそ、成功させるためには、戦略的なアプローチが欠かせない。しっかりと目的を定め、信頼関係を築きながら、ブランドの世界観を伝えていく。また、そのタレントこそがブランドの一番のファンであるべきです。セレブリティーマーケティングは、“誰を選ぶか”がすべてのように見えて、実はお互いに“どう向き合うか”こそが、いちばん大事だったりするんです。そこには、タレントの人間性やブランド側にもどれだけの懐の深さがあるかなど目に見えていない大切な事があるのです。そんな心がほわっとする裏エピソードはまた次回に。

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「ナーズ」「ジルスチュアート ビューティ」の限定色で夏メイクに! 今週発売のビューティアイテム14選【6/9〜6/15】

今週発売のビューティアイテム14選

ビューティアイテムの発売情報を「WWDJAPAN」的視点でピックアップ!今回は6月9〜15日に発売するアイテムを紹介します。今週は「ナーズ(NARS)」は南フランスのビーチに着想した限定のカラーコレクションを、「ジルスチュアート ビューティ(JILL STUART BEAUTY)」はピンクラグーンがテーマの限定アイテムを、「アンミックス(UNMIX)」は2025年サマーコレクションのリップスティックを発売します。夏らしい気候も増えてきただけに、メイクも夏カラーにシフトチェンジを!「イプサ(IPSA)」や「イッセイ ミヤケ パルファム(ISSEY MIYAKE PARFUMS)」、「プラダ ビューティ(PRADA BEAUTY)」、「シロ(SHIRO)」の新作フレグランスも要チェックです。

【6月9日発売】
ヘビーローテーション
(HEAVY ROTATION)

定番の眉マスカラに限定2色が追加

「ヘビーローテーション(HEAVY ROTATION)」は、眉マスカラ“カラーリングアイブロウ EX”から限定の2色を発売する。明るめな発色で、ひんやり涼しげなアイスグレージュと淡く柔らかなクリームベージュの2色を用意する。

■商品詳細

“カラーリングアイブロウ EX”(各924円※編集部調べ)

【6月9日発売】
レブロン
(REVLON)

リップスクラブに
アサイーボウル着想の新色

「レブロン(REVLON)」は、リップスクラブ“キス シュガー スクラブ”から、アサイーボウルに着想した甘酸っぱい香りが特徴の新色“アサイー ベリー”を発売する。

■商品詳細

“キス シュガー スクラブ”(全6種うち新1種、各990円)

【6月10日発売】
アンミックス
(UNMIX)

きらめく血色ピンクカラーのリップ

「アンミックス(UNMIX)」は、2025年サマーコレクションからリップスティックを発売する。カラーは、ラベンダーやピンク、ブルーの大小さまざまなラメとパールを入れたピンクカラーの“04 ピンクベリー”。透け感と色の落ちにくさが魅力だ。

■商品詳細

“リップスティック”(04 ピンクベリー、3960円)

【6月10日発売】
イプサ
(IPSA)

新感覚の“ジェルフレグランス”

「イプサ(IPSA)」は、ジェルテクスチャーの新感覚フレグランス“スキンフレグランスジェル”を発売する。リフレッシュしたい時向けの“アウェイクシリーズ”(全3種)と、リラックスしたい時におすすめの”レストシリーズ”(全3種)の計6種をそろえる。

■商品詳細

“スキンフレグランスジェル”(全6種、各25mL、各4400円)

【6月11日発売】
イッセイ ミヤケ パルファム
(ISSEY MIYAKE PARFUMS)

海がテーマの新作香水2種

「イッセイ ミヤケ パルファム(ISSEY MIYAKE PARFUMS)」は、海がテーマの新作フレグランス2種を発売する。アクアティックノートにイランイランとバニラを重ねた“ロードゥ イッセイ オードパルファム インテンス”と、同じくアクアティックノートに花椒やシダーウッドなどをあわせた“ロードゥ イッセイ プールオム オードパルファム”をラインアップ。

■商品詳細

“ロードゥ イッセイ オードパルファム インテンス”(30mL、1万2320円/50mL、1万7270円/100mL、2万4200円/レフィル150mL、2万5410円)
“ロードゥ イッセイ プールオム オードパルファム” (40mL、9570円/75mL、1万2430円/125mL、1万7270円/レフィル150mL、1万6390円)

【6月11日発売】
ナーズ
(NARS)

南仏のビーチに着想した
限定カラーコレクション

「ナーズ(NARS)」は、南フランスのビーチに着想した、限定のカラーコレクションを数量限定で発売する。マルチに使えるフェイスパレットとリップグロス、ブロンジングパウダー&リップオイルのセットをそろえ、海岸に並ぶストライプのパラソルをイメージしたパッケージで展開する。

■商品詳細

“ホットエスケープ チークパレット”(限定4種、各7260円)
“アフターグロー リップオイル”(限定4色、各4180円)
“ミニラグナブロンザー & ミニリップオイルデュオ”(4730円)

【6月11日発売】
プラダ ビューティ
(PRADA BEAUTY)

ルバーブを表現した
夏の新作フレグランス

「プラダ ビューティ(PRADA BEAUTY)」は、野菜のルバーブに着想した新作のフレグランス“インフュージョン ドゥ プラダ ルバーブ オーデパルファム”を発売する。テーマとなったルバーブをはじめ、グリーンベルガモットやローズ、ホワイトムスクを使用したフローラルフルーティーな香りだ。

■商品詳細

“インフュージョン ドゥ プラダ ルバーブ オーデパルファム”(10mL、7700円/100mL、3万800円※編集部調べ)

【6月12日発売】
ママ&キッズ
(MAMA&KIDS)

低刺激のUVミルク

「ママ&キッズ(MAMA&KIDS)」は、顔・ボディー用のUVミルク“モイストUVミルク”(ドリームデザイン)[SPF25・PA++]を発売する。ノンケミカル処方と低刺激の洗浄料を採用したことによる、肌への負担の少なさが特徴で、保湿とUVケアの両方をかなえる。

■商品詳細

“モイストUVミルク”(ドリームデザイン)[SPF25・PA++](110mL、2970円)

【6月12日発売】
サボン
(SABON)

ミントと柚子が香る
限定コレクション

「サボン(SABON)」は、夏季限定の“ミンティスパーク・ユズ コレクション”を数量限定で発売する。柚子やハーブを使用した爽快感あふれる香りで、アイテム5品と限定キット4種をそろえる。

■商品詳細

“シャワーオイル スパークリング・ユズ”(500mL、5390円/300mL、3740円)
“オー ドゥ サボン スパークリング”(30mL、4290円)
“トータルケアキット ミンティスパーク・ユズ”(1万3200円)
“リフレッシュボディケアキット ミンティスパーク・ユズ”(6050円)
※一部商品

【6月12日発売】
シロ
(SHIRO)

リニューアルした香りの
“ジェルパフューム”

「シロ(SHIRO)」は、ボディーハイライターとしても使用できる“ジェルパフューム”3種を数量限定で発売する。香りは、ブランドで人気の香りをリニューアルした“ゼロサボン”“ゼロホワイトリリー”“ゼロホワイトティー”の3種。

■商品詳細

“ジェルパフューム”(各75g、各3300円)

【6月12日発売】
スナイデル ビューティ
(SNIDEL BEAUTY)

モデルのミチとコラボした
限定アイテム4点

「スナイデル ビューティ(SNIDEL BEAUTY)」は、モデルのミチとコラボレーションした限定アイテム4点を発売する。3色アイシャドウパレットの限定色とミチの理想を形にしたリップスティック2種、オリジナルチャームをラインアップする。

■商品詳細

“テイラード カラー アイズ”(4950円)
“ルージュ クチュール”(限定2色、各3520円)
“オリジナル チャーム M”(1320円)

【6月13日発売】
ジルスチュアート ビューティ
(JILL STUART BEAUTY)

ピンクラグーンがテーマの
夏コレクション第2弾

「ジルスチュアート ビューティ(JILL STUART BEAUTY)」は、夏コレクションの第2弾としてピンクラグーンがテーマの限定アイテム3品を発売する。UVカット効果のあるリキッドチークカラーとパール入りのリップグロス、ラメライナー“アイダイヤモンド グリマー”の限定品を用意する。

■商品詳細

“UVプロテクト ブラッシュ”[SPF40・PA+++](限定3色、各3300円)
“UVプロテクト シマリング リップ”[SPF10](限定2色、各3300円)
“アイダイヤモンド グリマー”(各2750円)

【6月15日発売】
トラック
(TRACK)

ラメ入りの美容オイル2種

「トラック(TRACK)」は、ラメ入りの美容オイル“トラック グリッターオイル”2種を数量限定で発売する。ピンクカラーはベリーフローラルの香り、ゴールドカラーにはホワイトフローラルの香りを採用した。

■商品詳細

“トラック グリッターオイル”(限定2種、各2200円)

【6月15日発売】
ナチュラグラッセ
(NATURAGLACE)

ひと塗りで仕上がる
UVスティックファンデーション

「ナチュラグラッセ(NATURAGLACE)」は、ひと塗りで仕上がる“UVスティックファンデーション”[SPF50+・PA+++]と“UVマーブルスティック”を発売する。いずれも紫外線に加えて、ブルーライトや近赤外線、乾燥ダメージなどから肌を守れるのが魅力だ。

■商品詳細

“UVスティックファンデーション”[SPF50+・PA+++](全2色、各12g、各4730円)
“UVマーブルスティック”[SPF50+・PA+++](限定、11g、4730円)

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「レイ ビームス」は脱・肌見せ 2025-26年秋冬はクラシック回帰

ビームスの「レイ ビームス(RAY BEAMS)」は2025-26年秋冬、ここ数年続くY2Kブームを背景に人気だった“肌見せ"スタイルから変化を付け、ノスタルジックなムードを織り交ぜたクラシックスタイルを打ち出す。長塚理紗ディレクターは「極端なミックススタイルを楽しむムードが少し落ち着いてきた」と話す。

25-26年秋冬は、テーラードジャケットやシャツ、カーディガンを軸に、王道のクラシックスタイルへと回帰する。ラペルに小ぶりのスタッズを配したジャケットや、レイヤードを意識したダブルジップ仕様のシャツなど、クラシックなアイテムにもさりげないアレンジを加え、ブランドらしさを表現する。ノスタルジックなムードを加えるのは、幾何学柄のレーストップスやローゲージのニットポロなど。強化アイテムのレースカーディガンやオフショルダーのトップスは、シャツとレイヤードし、肌の露出を控えめにしてクラシックなムードに寄せている。柄はチェックやアーガイルを充実させた。

ボトムスは、「新たな挑戦」としてカプリパンツを打ち出す。キールックでは、細身のスーチング生地のカプリパンツに、ショート丈のフェイクファーコートを合わせた。「洗練させすぎず、少し野暮ったいくらいのバランス感覚が今の気分だ」と長塚ディレクター。スカートは、ミディアム丈に比重を置く。

仕入れでは特に、「アグ(UGG)」や「サロモン(SALOMON)」が人気だ。今季も「気温に左右されずに売れるアイテム」として期待を寄せる。「アグ」は定番のムートンブーツ以外にもファッション性の高いシューズに支持が集まっており、今季はムートン素材のバレエシューズやプラットホームのサボサンダルなどを買い付けた。「サロモン」とは、“XT-WHISPER”の限定色を販売予定。

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「レイ ビームス」は脱・肌見せ 2025-26年秋冬はクラシック回帰

ビームスの「レイ ビームス(RAY BEAMS)」は2025-26年秋冬、ここ数年続くY2Kブームを背景に人気だった“肌見せ"スタイルから変化を付け、ノスタルジックなムードを織り交ぜたクラシックスタイルを打ち出す。長塚理紗ディレクターは「極端なミックススタイルを楽しむムードが少し落ち着いてきた」と話す。

25-26年秋冬は、テーラードジャケットやシャツ、カーディガンを軸に、王道のクラシックスタイルへと回帰する。ラペルに小ぶりのスタッズを配したジャケットや、レイヤードを意識したダブルジップ仕様のシャツなど、クラシックなアイテムにもさりげないアレンジを加え、ブランドらしさを表現する。ノスタルジックなムードを加えるのは、幾何学柄のレーストップスやローゲージのニットポロなど。強化アイテムのレースカーディガンやオフショルダーのトップスは、シャツとレイヤードし、肌の露出を控えめにしてクラシックなムードに寄せている。柄はチェックやアーガイルを充実させた。

ボトムスは、「新たな挑戦」としてカプリパンツを打ち出す。キールックでは、細身のスーチング生地のカプリパンツに、ショート丈のフェイクファーコートを合わせた。「洗練させすぎず、少し野暮ったいくらいのバランス感覚が今の気分だ」と長塚ディレクター。スカートは、ミディアム丈に比重を置く。

仕入れでは特に、「アグ(UGG)」や「サロモン(SALOMON)」が人気だ。今季も「気温に左右されずに売れるアイテム」として期待を寄せる。「アグ」は定番のムートンブーツ以外にもファッション性の高いシューズに支持が集まっており、今季はムートン素材のバレエシューズやプラットホームのサボサンダルなどを買い付けた。「サロモン」とは、“XT-WHISPER”の限定色を販売予定。

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日本でどうなる合成ダイヤモンド市場 「エネイ」の事業課長に聞くラボグロウン市場の現状と行方

デビアスによるラボグロウンダイヤモンド(合成ダイヤモンド、以下、ラボグロウン)ジュエリー「ライトボックス(LIGHTBOX)」が終了する。同ブランドは2018年に創業。当初1カラット800ドル(約11万円)という価格設定をしていたが、ラボグロウンの価格が急落したため、継続できない状況だ。日本市場で販売していないが、日本でもここ数年ラボグロウンを使用したジュエリーが増えている。日本におけるラボグロウンの現状について、ラボグロウンジュエリーを展開する「エネイ(ENEY)」に取材した。

21年に誕生したジュエリーブランド「エネイ」は、日本でいち早くラボグロウンを使用したジュエリーを提案。ファッション感度の高いスタイリストなどから支持が高いブランドで、年々、売り上げを伸ばしている。同ブランドを手掛ける松屋銀座の島田成一郎 事業推進部スタートアップ事業課 課長は、「創業時から3年連続で売上高4割増、直近で3割増と好調だ」と話す。デビュー当時からラボグロウンを使用したジュエリーを多く販売しているが、ファンの多くはラボグロウンというよりはデザインを入り口に購入していく。「ブランド立ち上げ当時はラボグロウンの知名度は低かったが、今はジュエリーを着用する人はほとんど知っており、ネガティブな印象は全くない」と島田課長。

1カラット以上が下落、日本市場に影響はほぼない

「エネイ」では、ラボグロウンを中国やインドから調達している。島田課長は、「ラボグロウンの需要が増えるにつれ、企業も増えて増産できるようになった。グローバル相場があり、業者向けのポータルサイトも存在する」と話す。「ライトボックス」のブランド終了の影響につい同課長は、「日本市場には、ほぼ影響がない」と言う。というのも、日本市場で使用されているラボグロウンの多くは、1ct未満。メレ(0.1ct以下)となるとサイズが小さく研磨に手間がかかるため、天然とラボグロウンの市場価格はほぼ変わらないという。「米市場のダイヤモンド主要市場は、1ct以上。1ct以上のラボグロウンの価格が下落し、4年前の約3分1程度になった。天然ダイヤモンドの価格も連動して少し下がっている」と同課長。実際のところ、天然とラボグロウンで大きな価格差が出るのは現在、0.3ct以上だという。

エンゲージの選択肢としての可能性

「エネイ」では、24年9月にラボダイヤモンドの原石を使用したコレクションを販売したところ、非常に好評だったという。1〜4ctまで内包物がある合成ダイヤモンドに10金を組み合わせたリングとして販売。島田課長は、「敢えて天然石らしいものを出すことで、ラボグロウンのグレードもいろいろあることを知ってもらいたいと思った」と話す。

ここ最近では、合成ダイヤモンドを使用したエンゲージメントリングが好調だという。よく動くのは、0.5ctのラボグロウンに18金やプラチナを合わせたもので価格は32万円程度だ。「ファッション好きから知られているブランドだが、エンゲージについてもデザインと石、価格のバランスで選ぶ若い人が増えている」と島田課長。地方からの来店もあり、週末成約が多いという。「エネイ」では、今後も引き続きブライダル強化を図っていくという。

天然と違う市場として拡大する中で必要なのはブランド力

エンゲージ強化に加え、大きいラボグロウンを使ったコレクションも出す予定だ。「プラチナや18金を使用したものからシルバーを使用した一般的に手に取りやすい価格帯のものまで提案したい」。石が大きいため、リングが中心になるがピアスなど耳まわりのジュエリーも想定している。「大きいサイズの価格が下がったため、新しい提案ができるし、ポジティブな動きだと考える」。

一般消費者にとって高嶺の花だった大きいサイズのダイヤモンドがラボグロウンであれば購入できるようになる。「ここ数年でAIが登場して世界が急速に変化している。人々はその変化に慣れてきて、ラボグロウンもAIと同じような感覚で捉えている。天然と同じ素性で安く楽しめるのなら、否定する必要はない」。今後、日本でもラボグロウン市場はさらに盛り上がり、広がると島田課長は予測する。「新たな選択肢としてラボグロウンを使用したブランドが増えるだろうし、天然とは別の市場として定着していくと思う」。その中で求められるのは、ブランド力だと言うのが同課長の意見だ。「素材自体の価値、デザインなど消費者の価値観が多様化する中で、選んでもらうためには、説得力のあるブランド力が必要とされるだろう」。

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7/25開業の「ジャングリア沖縄」のスパ施設「スパ ジャングリア」を詳細レポート! ギネス世界記録認定のスパとは?

沖縄県北部、今帰仁村(なきじんそん)に7月25日に開業する大型テーマパーク「ジャングリア沖縄」の一部がこのほど先行公開された。その全体像は7月開業の大型テーマパーク「ジャングリア沖縄」 一部施設を初公開!現地で見えた注目ポイントにて配信しているが、こちらのコラムでは先行公開されたスパ施設「スパ ジャングリア」をクローズアップ! より詳しい情報をお伝えする。

パークに隣接される「スパ ジャングリア」の施設は2万6000㎡という広さを誇り、開放感のある屋内空間と大自然と調和する屋外空間で構成されている。

中でも、注目したいのがやんばる(沖縄県北部)の大自然をのぞむ世界最大のインフィニティスパだ。こちらは男湯、女湯をあわせて82㎡という広さで、「世界最大のインフィニティ風呂(LARGEST INFINITY PUBLIC BATH)」として、1月31日にギネス世界記録に認定された屋外スパ。快晴時には青く澄んだ空と、その青さを引き立てる白い雲、そして緑濃き森林のコントラストを堪能でき、まさにジャングルの中で入浴しているような圧倒的な開放感を得られる。

屋外空間にはほかに南国リゾートらしい植物に囲まれた空間に石灰岩風呂やドライサウナ、水風呂などをラインアップ。野鳥のさえずりや風の音を感じながら、沖縄ならではリゾート気分を満喫できる。

一方、インドアバスは開放感を感じられる設計が施されており、有機的な曲線が美しいお風呂や洗い場を配備。

神秘的な洞窟風呂が配されているほか、女性エリアには寝湯エリアが用意されているのもうれしい。

また、「ジャングリア沖縄」の地下1600mから湧き出す天然温泉「今帰仁の湯」も配備。アルカリ性単純温泉で湯あたりがやわらかく、潤いで満ちたような肌に導いてくれる。

バスアメニティーは月桃&ハイビスカスシリーズを用意

バスアメニティーも沖縄らしさに着目して開発されており、インバスには、北大東島で採れた月桃の精油やエキス、オキナワモズクエキスやアロエベラ果汁など県産の植物をふんだんに配合した月桃シリーズと、今帰仁村の自社農園で栽培したオーガニックハイビスカスのエキスを配合した「ゆめじん」ブランドのハイビスカスシリーズの2種のヘアケア、ボディーソープ、洗顔料を用意。

パウダールームには、月桃シリーズのクレンジング洗顔料、化粧水、乳液、ボディローションが配備されており、月桃やハーブの香りなど沖縄の恵みを肌でも楽しめるよう配慮されている。

同施設内にはスパを手ぶらで利用できるように、オリジナルコスメやタオルも販売。ジャングリアのロゴが入った日焼け止めやアロエベラジェル、シートマスク、下着やタオル類も購入できるので便利だ。

このように「スパ ジャングリア」では沖縄の自然を五感で体験できることが特長。ラグジュアリーホテルなど限られた場所でしか体験できないインフィニティバスも、ここなら手軽に楽しめる。パークに入場しなくてもスパチケットで入場できることもあり、近隣のホテルに宿泊した時や、古宇利島やビーチで遊んだ後に立ち寄るといった使い方ができるのも魅力だ。

■ジャングリア沖縄
住所:沖縄県国頭郡今帰仁村字呉我山553番地1
営業時間:変動制のため、公式サイトで確認を
料金:1 Dayチケット:(国内在住者)大人6930円、子ども4950円/ (一般料金)大人8800円、子ども5940円
スパチケット(スパ施設のみ利用):(国内在住者)大人2640円、子ども1540円/(一般料金)大人3080円、子ども1870円
※大人12歳以上、子ども4歳~11歳、3歳以下は無料
※非国内在住者は一般料金、現地購入時には国内在住の証明提示が必要
※チケットは公式サイトで事前購入がおすすめ 

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7/25開業の「ジャングリア沖縄」のスパ施設「スパ ジャングリア」を詳細レポート! ギネス世界記録認定のスパとは?

沖縄県北部、今帰仁村(なきじんそん)に7月25日に開業する大型テーマパーク「ジャングリア沖縄」の一部がこのほど先行公開された。その全体像は7月開業の大型テーマパーク「ジャングリア沖縄」 一部施設を初公開!現地で見えた注目ポイントにて配信しているが、こちらのコラムでは先行公開されたスパ施設「スパ ジャングリア」をクローズアップ! より詳しい情報をお伝えする。

パークに隣接される「スパ ジャングリア」の施設は2万6000㎡という広さを誇り、開放感のある屋内空間と大自然と調和する屋外空間で構成されている。

中でも、注目したいのがやんばる(沖縄県北部)の大自然をのぞむ世界最大のインフィニティスパだ。こちらは男湯、女湯をあわせて82㎡という広さで、「世界最大のインフィニティ風呂(LARGEST INFINITY PUBLIC BATH)」として、1月31日にギネス世界記録に認定された屋外スパ。快晴時には青く澄んだ空と、その青さを引き立てる白い雲、そして緑濃き森林のコントラストを堪能でき、まさにジャングルの中で入浴しているような圧倒的な開放感を得られる。

屋外空間にはほかに南国リゾートらしい植物に囲まれた空間に石灰岩風呂やドライサウナ、水風呂などをラインアップ。野鳥のさえずりや風の音を感じながら、沖縄ならではリゾート気分を満喫できる。

一方、インドアバスは開放感を感じられる設計が施されており、有機的な曲線が美しいお風呂や洗い場を配備。

神秘的な洞窟風呂が配されているほか、女性エリアには寝湯エリアが用意されているのもうれしい。

また、「ジャングリア沖縄」の地下1600mから湧き出す天然温泉「今帰仁の湯」も配備。アルカリ性単純温泉で湯あたりがやわらかく、潤いで満ちたような肌に導いてくれる。

バスアメニティーは月桃&ハイビスカスシリーズを用意

バスアメニティーも沖縄らしさに着目して開発されており、インバスには、北大東島で採れた月桃の精油やエキス、オキナワモズクエキスやアロエベラ果汁など県産の植物をふんだんに配合した月桃シリーズと、今帰仁村の自社農園で栽培したオーガニックハイビスカスのエキスを配合した「ゆめじん」ブランドのハイビスカスシリーズの2種のヘアケア、ボディーソープ、洗顔料を用意。

パウダールームには、月桃シリーズのクレンジング洗顔料、化粧水、乳液、ボディローションが配備されており、月桃やハーブの香りなど沖縄の恵みを肌でも楽しめるよう配慮されている。

同施設内にはスパを手ぶらで利用できるように、オリジナルコスメやタオルも販売。ジャングリアのロゴが入った日焼け止めやアロエベラジェル、シートマスク、下着やタオル類も購入できるので便利だ。

このように「スパ ジャングリア」では沖縄の自然を五感で体験できることが特長。ラグジュアリーホテルなど限られた場所でしか体験できないインフィニティバスも、ここなら手軽に楽しめる。パークに入場しなくてもスパチケットで入場できることもあり、近隣のホテルに宿泊した時や、古宇利島やビーチで遊んだ後に立ち寄るといった使い方ができるのも魅力だ。

■ジャングリア沖縄
住所:沖縄県国頭郡今帰仁村字呉我山553番地1
営業時間:変動制のため、公式サイトで確認を
料金:1 Dayチケット:(国内在住者)大人6930円、子ども4950円/ (一般料金)大人8800円、子ども5940円
スパチケット(スパ施設のみ利用):(国内在住者)大人2640円、子ども1540円/(一般料金)大人3080円、子ども1870円
※大人12歳以上、子ども4歳~11歳、3歳以下は無料
※非国内在住者は一般料金、現地購入時には国内在住の証明提示が必要
※チケットは公式サイトで事前購入がおすすめ 

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直感的で成果が出せる! チームを動かす在庫情報共有の秘訣

WWDJAPAN.comは4月までマンガ版「ザ・ゴールシリーズ 在庫管理の魔術」を連載していました。在庫過剰に陥ると、つい値下げセールに頼ってしまう――。しかし、本当にそれしか方法はないのか? 利益を高め、最大化するための解決策を、アパレル在庫最適化コンサルで「ユニクロ対ZARA」「アパレル・サバイバル」「図解アパレルゲームチェンジャー」等の著者である齊藤孝浩ディマンドワークス代表が、同マンガを読みながら、解説して行きます。今回は、第9話を取り上げます。

色で“見える化”された在庫状況が、現場を動かす

今回のテーマは「直感的で成果が出せる!チームを動かす在庫情報共有の秘訣」です。

マンガ「在庫管理の魔術」の第9話は コチラ

前回の最後で、主人公の徹が店長を務める渋谷店は、商品の在庫状況を数字ではなく、色で識別できるように可視化することに取り組みました。

基準在庫である20日分の在庫に対して、現在庫が3分の1を下回ったら「赤」、3分の1から3分の2は「黄」、3分の2以上なら「緑」といった具合です。「赤」になったら、予想よりも売れ行きが良いから欠品にならないように基準在庫量を上げて多めに補充発注(積み増し)する。「黄」は予想通りに売れているから基準在庫量はそのまま。「緑」は予想よりも売れ行きが悪いので過剰在庫にならないように基準在庫量を下げて、少し売れたとしても補充発注を控えるといった在庫管理方法です。

主人公の元上司は、基準在庫を売れ行きに応じて自動的に上げ下げする、この管理方法を「ダイナミック・ターゲット・マネジメント(DTM)」と名付けました。

在庫状況を数字で見るよりも、色で示す、つまりビジュアル化することは、誰でも直感的に気づきを得ることができ、すぐに行動に移せるので、短期で成果が見込めます。

読者の皆さんも、会議で数字が羅列された資料を出されて、理解するのに苦労した経験があるでしょう。もし、それらの数字が信号機のように3色くらいで色分けされていれば、緊急度や優先順位を一目で確認できるでしょう。取り扱いSKU数が多ければなおさらです。筆者のコンサル先でも、表計算ソフトを駆使してデータを色分けし、判断基準にすることで、意思決定のスピードを高めているアパレル事業者もあります。

こうした色付けによる可視化の効果は、担当者本人だけに役立つものではありません。倉庫や取引先など、サプライチェーンの上流側の人たちと共有すれば、彼らも温度差少なく店頭の状況をすぐに理解できるようになりますし、次にどんな仕事を頼まれそうか予測ができるようになり、先回りして仕事の準備をするようなこともできるようになります。

仕事のモチベーションの向上にもつながる

併せて、サプライチェーンの上流の人たちが、自分たちがやった仕事が、店頭でどのように役に立っているのかを知ることは、仕事のモチベーションの向上にもつながります。

今回のストーリーの1ページ目で、地域倉庫のマネジャーである元上司は「(倉庫にも共有してくれれば)店頭の売り
上げが見えて現場のモチベーションも上がる」と語っていますね。

上流の人たちは自分の行動がどれだけ業績に貢献しているかが把握しにくいので、自分たちが作ったものの売れ行きが良ければモチベーションの向上につながるのです。誰だって役に立ちたいと思って仕事をしていますからね。

売り上げや売れ筋商品など業績に関する情報は競合企業に知られたくない、外に出したくないと思う企業も少なくありません。しかし、精緻な数値の開示まではしなくても、情報として共有することで、関係者全員とウィン・ウィンの関係を築けるのです。

売上情報が工場を動かす時代

日本の某大手SPAも、店頭の個々の商品の売れ行き情報を、それらを製造している工場にリアルタイムで伝え、追加生産に備えさせていることで知られています。工場もただ言われた仕事をするだけでなく、自ら優先順位を決めて取り組むことで、店頭での売り上げに貢献している実感が得られることができるというわけです。

みなさんの会社やお取引先ではどのように情報共有をされていますか?

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「肌に触れるもの全てに理由がある」オーガニックコスメ「バンフォード」が日本進出10周年 創業者が語るブランドの核心

英国発ラグジュアリーオーガニックブランド「バンフォード(BAMFORD)」が日本上陸10周年を迎えた。これを機に、ブランド創業者であるキャロル・バンフォード(Carol Bamford)氏が2006年の創業時を振り返ると共に、4月下旬に六本木の東京ミッドタウンから東京・表参道の新商業施設「グリーンテラス 表参道」に移転した旗艦店や、日本市場に期待することなどを語った。

WWD:あらためて2006年にサステナブルなライフスタイルを提案し、「バンフォード」を立ち上げた経緯は?

キャロル・バンフォード「バンフォード」創業者(以下、キャロル):「バンフォード」は、私の人生で起きたいくつかの“出会い”がきっかけで生まれました。はじまりは1976年に新生児だった娘をベビーカーに乗せて散歩していたときのこと。庭のバラがしおれていた原因が、隣家で使われていた除草剤“ラウンドアップ”だったと知った瞬間でした。その強い毒性に衝撃を受けました。その後、農業や家畜、関連産業の総合展示会「ロイヤル・アグリカルチャー・ショー」に訪れ、有機農業の考え方に出合いました。自然との調和を重んじ、農薬や抗生物質を使わずに作物を育てる——それが、私の人生を変える大きな転機になりました。

WWD:1988年に英国・コッツウォルズで有機農業をはじめた頃の印象的な出来事は?

キャロル:忘れられないのは、夫に「従来型の農業はやめる」と伝えた日のことです。当時の農場マネージャーは私を“狂っている”と思ったでしょう(笑)。実際、多くの人から理解を得られませんでした。有機農業は、今も昔も簡単な道ではありません。それでも、私は地球と未来の世代のために、この道を歩み続けています。

食から肌へ、ライフスタイル全体への展開

WWD:2002年にライフスタイルブランド「デイルスフォード(DAYLESFORD)」を開始。「バンフォード」はどう派生して誕生したのか。

キャロル:「デイルスフォード」は“食”の選択を見直す中で、同じ意識をライフスタイル全体に広げたいとはじめました。皮膚は体の中で最大の器官であり、体に取り入れる物に注目するなら、スキンケアも同じくらい重要です。肌に触れるもの全てに理由があるのです。そういった考えの中で化学物質を含まないナチュラルな製品作りを始めたのが「バンフォード」です。食品で避けている化学物質を含まない自然由来の製品を自分で作り、ボディーケアラインが生まれました。その後、アパレルやスキンケア、ホームフレグランスとラインアップを拡大しています。

WWD:スタート時と今では、消費者の意識も大きく変わった。

キャロル:オーガニックやウエルネスがメインストリームになり、市場も大きく拡大しました。私たちは製品をシンプル化し、環境への影響を抑えるために技術革新を取り入れています。たとえば、最近では植物幹細胞を活用した有効成分「ステムセルセラム」を開発しました。これは、自然資源への負荷を最小限にしながら、高品質な有効成分を抽出できる新たな試みです。

WWD:「バンフォード」の転機は?

キャロル:明確な転機はありませんね。直感に従ってきた結果、自然と事業が広がっていったんです。私たちの原則「自然とのつながりと癒やしの力を大切にする姿勢」を貫くことが、ブランドの成長につながったのだと思います。

日本市場を前向きに捉える

WWD:「バンフォード」が日本に進出してから10年が経過。現在の販売規模と店舗展開について、どう感じているのか。

キャロル:期待していたほどのスピードではありませんが、表参道に新店舗をオープンできたこと、そして今秋にはパートナーホテルである「ワンホテルトーキョー(1 HOTEL TOKYO)」が開業する予定で、非常に前向きに捉えています。さらに、キャセイパシフィック航空のファーストクラスおよびビジネスクラスでのアメニティー提供も続いており、日本市場でのブランド認知と売り上げは今後数年で大きく伸びると見ています。また、アパレルコレクションは三喜商事とのパートナーシップを継続中。最新作のアクティブウエアは、日本の消費者にも高く評価されると確信しています。

WWD:新しいフラッグシップストアに期待することは?

キャロル:より多くの人たちに「バンフォード」を体験していただきたいですね。オーガニックコスメブランドが多く集まる表参道に位置し、3つのトリートメントルームを備えた新店舗では、多くの新しい日本のお客さまに、英国のサステナブルでラグジュリーなブランドを体験していただけることを願っています。

WWD:日本市場への期待感は?

キャロル:日本の小売り業者から、当社の総合的なウエルネス製品(バス&ボディー、スキンケア、ホームフレグランス、BGDメンズコレクション、マザー&ベビーライン、アパレルコレクションなど)に関するお問い合わせを多くいただいています。旗艦店では、「バンフォード」の全ての要素を一カ所で体験いただけるよう展示しています。これにより、日本全国での事業拡大につなげたいですね。また、パレスホテル東京を含む日本全国の高級ホテルでの展開もこの取り組みを後押ししてくれています。

WWD:2023年に日本国内のディストリビューターがB Youに変わった。今後の期待することは?

キャロル:B Youは、塗料など流体の供給システムを手がける技術商社、IECのポートフォリオの一員であり、同社のサステナビリティへの情熱とラグジュアリー市場への深い理解には非常に感銘を受けています。これまでにも「バンフォード」のブランドプロモーションにおいて素晴らしい成果を上げており、さらなる成長に向けて強力なチームを構築しています。表参道の新店舗への取り組みと支援も彼らの本気度の表れ。今後数カ月の間に、ブランドがさらに大きく飛躍することを期待しています。

サステナビリティと革新性を追求するブランドへ深化

WWD:個人的にお気に入りの製品は?

キャロル:お気に入りを選ぶのは難しいですが、“ナリシングマスク”( 50mL、1万8700円)は特に大好き。乾燥やくすみが気になる夜に薄く塗って眠ると、翌朝にはふっくら明るい肌に。まるで栄養をたっぷり補給したような感覚です。“ビーサイレント ピローミスト”(10mL、1650円)もお気に入りの一つ。睡眠はウエルネスの鍵。ラベンダーやフランキンセンスの香りが心と体を自然にリラックスさせてくれて、毎晩、そして旅先でも手放せません。

WWD:今後の「バンフォード」製品開発について。

キャロル:“ゼラニウム コレクション”は「バンフォード」のシグネチャーコレクションで、今年後半に20周年を記念してラインアップを拡大する予定です。新製品は、自宅の温室で育てているゼラニウムの多くの品種からインスパイアされたもので、私にとって非常に思い入れのある製品群。アパレルでは自社で育てたメリノウールを使用した第2弾のコレクションも開発中です。25年秋にイギリス国内で一貫して製造されたメリノウールのニットウエアとアクセサリーを発売する予定です。このコレクションは原料から製品化まで完全に追跡可能で、ウールはコッツウォルズの農場での飼育・刈り取りから、イギリスで最も才能あるテキスタイル職人による紡績・編み立てまで一貫して行われています。メリノウールのサプライチェーンを平均1万8000マイルから400マイルに短縮できたことは、大きな成果だと感じています。

WWD:「バンフォード」のビジネスをどう発展させるのか。

キャロル:常により持続可能なビジネスモデルを模索しています。循環型経済はバンフォードの理念と深く結びついており、他の事業との協業も促進しています。たとえば、「デイルスフォード」のカフェで出た有機コーヒーの残渣を“ビー バイブラント トニファイング ボディ ポリッシュ”(日本未発売)に再生。また、南仏レウブのブドウ収穫で出る副産物を、レスベラトロール配合のセラムやベジタブルレザーに転換するプロジェクトも進行中です。今後も革新的で環境に配慮した製品開発を追求していきます。

WWD:2025年に進出を予定している国や、新たな取り組みについては?

キャロル:オーストラリアのお客さまから、キャセイパシフィック航空や香港の店舗、日本各地の店舗を通じて「バンフォード」を知ったという多くのリクエストをいただいたので、 5月にオーストラリアの大手小売りメッカ・ブランズ(MECCA BRANDS)と共同で製品の販売を開始しました。彼らが自国で当社の製品を購入できるようになったことは、私にとっても非常に興奮するニュースです。現在、「バンフォード」は25カ国で事業を展開しており、今年中にさらに10カ国に進出し、グローバルな存在感を拡大する予定です。

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「ちいかわ」とサンリオキャラクターズのコラボはカワイイの渋滞! 今週発売のファッションアイテム8選【6/9〜6/15】

ファッションアイテムの発売情報を「WWDJAPAN」的視点でピックアップ!今回は6月9〜15日に発売するアイテムを紹介します。サンリオは、13日に「ちいかわ」と協業したアイテムを発売します。それぞれのキャラクターがお互いになりきる“ふわもこコスチューム”がなんとも愛くるしい!カワイイの渋滞とはこのことですね。

【6月10日先行発売】
リリー ブラウン
(LILY BROWN)

「マリークヮント」コラボ再び
夏らしい華やかなラインアップ

「リリー ブラウン(LILY BROWN)」は、「マリークヮント(MARY QUANT)」との第8弾コラボアイテムを発売する。UVカットのブルゾンや、フリルをあしらったスイムウエアなど、幅広くラインアップ。オンラインストアや一部店舗では限定アイテム、カラーなども用意する。6月10日からオンラインで先行予約の受け付けを開始、同日よりルミネエスト新宿店と福岡パルコ店で先行発売し、6月13日から一般発売する。

■商品詳細

コラボブルゾン(1万9910円)
コラボカーディガン(1万4960円)
コラボTシャツ(8910円)
コラボスイムウエア(2万4970円)
コラボバッグ(1万4960円)
※一部アイテム

【6月11日発売】
スタイリング/
(STYLING/)

「ケイタマルヤマ」と初コラボ
花柄やレモンモチーフの夏らしいラインアップ

「スタイリング/(STYLING/)」は、「ケイタマルヤマ(KEITAMARUYAMA)」との初コラボアイテムを発売する。「ケイタマルヤマ」のアーカイブをアレンジしたTシャツやシアージャカードのワンピース、ワイドパンツなどを制作。ウサギ オンライン(USAGI ONLINE)で先行予約を受け付けている。

■商品詳細

コラボTシャツ(1万5400円)
コラボワンピース(3万9600円)
コラボパンツ(2万9700円)
コラボバッグ(2万9700円)
コラボチャーム(1万5400円)
※一部アイテム

【6月12日発売】
ニューバランス
(NEW BALANCE)

“アブゾーブ”を再解釈
2000年代を彷ふつとさせる1足

「ニューバランス(NEW BALANCE)」は、スニーカー“アブゾーブ 2000”を発売する。ライトブルーを全体にまとい、3Dツールを用いて制作した、“アブゾーブ クッション”と“アブゾーブ SBSポッド”を合わせたソールユニットを備える。安定性の向上を目指した“スタビリティウェブ(STABILITY WEB)”シャンクを採用したほか、大きな“N”ロゴや反射素材のパーツを配した。

■商品詳細

スニーカー(2万2000円)

【6月13日発売】
ビームス ジャパン
(BEAMS JAPAN)

もとまちユニオンとコラボ
ロゴを大胆にデザイン

ビームス ジャパンは6月13日、横浜のスーパーマケット、もとまちユニオンとのコラボアイテムを発売する。Tシャツや、「ニューエラ(NEW ERA)」とトリプルコラボしたキャップ、「ルートート(ROOTOTE)」とトリプルコラボしたトートバッグとワイン用バッグ、ポーチをラインアップする。

■商品詳細

コラボTシャツ(6050円)
コラボキャップ/「ニューエラ」(5500円)
コラボトートバッグ/「ルートート」(5720円)
コラボワイン用バッグ/「ルートート」(4400円)
コラボポーチ/「ルートート」(3190円)

【6月13日発売】
サンリオ

「ちいかわ」と協業
お互いに“なりきる”キュートな全21アイテム

サンリオは、「ちいかわ」と協業したアイテムを発売する。“なりきりコスチューム”をテーマに、サンリオのキャラクターと「ちいかわ」がお互いのスーツを身にまとう。ぬいぐるみやマスコットホルダー、ポシェット、バッグ、ポーチ、ステッカー、チャーム、ヘアクリップなどを販売する。

■商品詳細

トートバッグ(2497円)
エコバッグ(1496円)
ぬいぐるみ(3696円)
ポシェット(2794円)
ヘアクリップ(946円)
※一部商品

【6月13日発売】
ジーユー
(GU)

「デス・ストランディング2:オン・ザ・ビーチ」コラボ
Tシャツやシャツ、ショートパンツなど

「ジーユー(GU)」は、ゲーム「デス・ストランディング2:オン・ザ・ビーチ(DEATH STRANDING 2:ON THE BEACH)」とのコラボアイテムを発売する。同ゲームの発売を記念したもので、アイテムには、タイトルロゴや主人公“サム“が所属する部隊、その行く手を阻む“ヒッグス“と謎の機械化兵団など、作品内のイメージを随所にあしらう。

■商品詳細

コラボTシャツ(1290円〜)
コラボシャツ(2290円)
コラボショートパンツ(2290円)
コラボルームウエア(2990円)
コラボアンダーウエア(590円)
※一部商品

【6月14日発売】
エンポリオ アルマーニ
(EMPORIO ARMANI)

銀座店オープン記念
店舗限定アイテムをラインアップ

「エンポリオ アルマーニ(EMPORIO ARMANI)」は6月14日、銀座に旗艦店をオープンする。これを記念し、同店限定アイテムを発売する。ウィメンズはバケット型のバッグや日本語の文字に着想を得たプリントドレスなど10点、メンズは扇をモチーフとしたニットガウンや、東京の風景をイメージしたセーターなど15点をラインアップする。

■商品詳細

ドレス/ウィメンズ(20万6800円〜)
ジャケット/ウィメンズ(22万円)
バッグ/ウィメンズ(11万8800円)
ガウン/メンズ(37万4000円)
セーター/メンズ(22万円)
※一部商品

【6月14日発売】
ノンネイティブ
(NONNATIVE)

「リグ フットウェア」別注サンダル
ブラックとカーキの2色を制作

「ノンネイティブ(NONNATIVE)」は、「リグ フットウェア(RIG FOOTWEAR)」に別注したサンダル“プワニ(PWANI)”を発売する。ミニマルなデザインを基調とし、トングにはナチュラルスエードを採用、中央部分にコードストッパー付きのドローコードを配した。カラーリングは、「ノンネイティブ」2025年春夏コレクションのテーマカラーに合わせている。

■商品詳細

別注サンダル(2万680円)

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“サステナ”だけじゃない「CFCL」の強さ

毎週発行している「WWDJAPAN」は、ファッション&ビューティの潮流やムーブメントの分析、ニュースの深堀りなどを通じて、業界の面白さ・奥深さを提供しています。巻頭特集では特に注目のキーワードやカテゴリー、市場をテーマに、業界活性化を図るべく熱いメッセージを発信。ここでは、そんな特集を担当記者がざっくばらんに振り返ります。(この記事は「WWDJAPAN」2025年6月2日号からの抜粋です)

村上:サステナ文脈で取り上げることが多かった「CFCL」ですが、パリコレ進出や路面店の続々オープンなど、5年で急成長の舞台裏には、メリルリンチ出身の松浦(直彦)さんの副社長就任など、エキスパート雇用やスタートアップ的な発想がありそうなことに気づいたんです。業界が参考にできることもありそうだと思い、特集を企画しました。

伊藤:デザイナーは自分の世界観を追求しつつ、着た人をどう美しく見せられるかを考える必要があります。同時に現代では服の過剰生産も解消しなくてはならない。その意味で、「服作りには意義がなければいけない」という姿勢を貫く「CFCL」はとても先進的なブランドだと感じました。

社員みんなが「高橋さんのため」に団結

村上:いろいろ取材してみてよく分かったのは、結局代表でクリエイティブ・ディレクターの高橋(悠介)さんがすごいということ(笑)。社会性や公益性をデザイナーズブランドに盛り込む発想など、既成概念を超越するデザイン思考に感心しました。自分を客観視して、どんな人材が必要かを分析するなど、クリエイターでありながら、すごくロジカル。そこにパッションもあるから、共鳴する人たちが「高橋さんがやりたいことを実現しよう」という組織になっていて面白かったです。

伊藤:私は販売員歴20年超の表参道店店長と、物流担当のママ、70歳のニット開発担当者を取材しましたが、全員がまさにそれで一致していました。高橋さんが多様性を重視しているから、松浦さんがそれを実現するための制度や仕組みを整えており、本当にみんな生き生きと働いていました。松浦さんも「全ては高橋さんのためにやっている。ファッション史に彼の名前を刻みたい」とまさに“曇りなき眼”で語っていました。

村上:高橋さんのコアバリューの制定からシーズンごとのクリエイションまでのデザインシンキング的な感覚は、世界的にみても稀有だと思います。伊藤さんには、ぜひ得た知見を東京のデザイナーたちに共有してほしいです!

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「シャネル」が新作ハイジュエリーを京都で発表 ヴァンドーム広場と京都の漆職人のサヴォワフェールの共鳴は必見

「シャネル(CHANEL)」は6月2日、京都国立博物館で新作ハイジュエリーコレクション“リーチ フォー ザ スターズ(輝く星をその手に)”を発表した。コレクションの着想源は、1930年代にハリウッドに活躍の場を広げ、当時の映画スターの衣装制作を手掛けたガブリエル・シャネル(Gabrielle Chanel)。彼女の言葉に、「翼を持たずに生まれてきたとしても、自分の翼が育つを妨げてはならない」というものがある。それに共感した「シャネル」ファインジュエリー部門のクリエイションスタジオ ディレクターのパトリス・ルゲロー(Patrice Leguereau)は、メゾンのアイコニックなモチーフ“コメット”や“ライオン”に加え、“翼”をモチーフにしたコレクションをデザインした。

美しいカラーのジェムストーンを使用して、日没前の“ゴールデンアワー”と呼ばれる短い時間に空が見せる美しいカラーグラデーションを表現している。パパラチアサファイヤや非常に希少性の高いダイヤモンドなどを使用しているため、1点ものも多く、億越えの傑作ぞろいだ。新作全110点のうち、約90点をこのグローバルイベントで展示。2年以上かけて企画されたこのイベントのために、世界中から京都にVIP顧客が訪れる。

親日家だった故ディレクターの精神を体現するイベントに

このコレクションは、ファインジュエリー部門のクリエイションスタジオを長年率いたルゲローの遺作になる。そのグローバルイベントに「シャネル」が選んだのは、彼が毎年訪れた京都だ。

昨年11月に急逝したルゲローは、京都の漆職人とヴァンドーム広場の宝石職人に共通点を見出し、約10年にわたり京都を訪れて漆職人と協業してきた。それら漆を用いた翼のモチーフのジュエリーも展示されている。長年に渡り職人と協業してきたルゲローは、自身のために漆蒔絵の万年筆の制作を依頼したという。イベント会場の一つである大徳寺黄梅院には、彼が英知と敬意、伝導を象徴する花として愛したアヤメを描いた万年筆を展示。新作ハイジュエリーおよび万年筆の完成を見ることなく亡くなったルゲローのクリエイションへの情熱とクラフツマンシップへの敬意を感じるエモーショナルなイベントになった。

イベントで来日したフレデリック・グランジェ(Frederic Grangie)=シャネル パリ 時計・宝飾部門社長は、「『死は終わりでなく始まり』という言葉があるが、パトリスの精神はこれら新作ジュエリーをはじめ、彼がクリエイションした全てのものを通して輝き続ける。ここ、京都のイベントで彼は、われわれと共にある」と述べている。

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「シャネル」が新作ハイジュエリーを京都で発表 ヴァンドーム広場と京都の漆職人のサヴォワフェールの共鳴は必見

「シャネル(CHANEL)」は6月2日、京都国立博物館で新作ハイジュエリーコレクション“リーチ フォー ザ スターズ(輝く星をその手に)”を発表した。コレクションの着想源は、1930年代にハリウッドに活躍の場を広げ、当時の映画スターの衣装制作を手掛けたガブリエル・シャネル(Gabrielle Chanel)。彼女の言葉に、「翼を持たずに生まれてきたとしても、自分の翼が育つを妨げてはならない」というものがある。それに共感した「シャネル」ファインジュエリー部門のクリエイションスタジオ ディレクターのパトリス・ルゲロー(Patrice Leguereau)は、メゾンのアイコニックなモチーフ“コメット”や“ライオン”に加え、“翼”をモチーフにしたコレクションをデザインした。

美しいカラーのジェムストーンを使用して、日没前の“ゴールデンアワー”と呼ばれる短い時間に空が見せる美しいカラーグラデーションを表現している。パパラチアサファイヤや非常に希少性の高いダイヤモンドなどを使用しているため、1点ものも多く、億越えの傑作ぞろいだ。新作全110点のうち、約90点をこのグローバルイベントで展示。2年以上かけて企画されたこのイベントのために、世界中から京都にVIP顧客が訪れる。

親日家だった故ディレクターの精神を体現するイベントに

このコレクションは、ファインジュエリー部門のクリエイションスタジオを長年率いたルゲローの遺作になる。そのグローバルイベントに「シャネル」が選んだのは、彼が毎年訪れた京都だ。

昨年11月に急逝したルゲローは、京都の漆職人とヴァンドーム広場の宝石職人に共通点を見出し、約10年にわたり京都を訪れて漆職人と協業してきた。それら漆を用いた翼のモチーフのジュエリーも展示されている。長年に渡り職人と協業してきたルゲローは、自身のために漆蒔絵の万年筆の制作を依頼したという。イベント会場の一つである大徳寺黄梅院には、彼が英知と敬意、伝導を象徴する花として愛したアヤメを描いた万年筆を展示。新作ハイジュエリーおよび万年筆の完成を見ることなく亡くなったルゲローのクリエイションへの情熱とクラフツマンシップへの敬意を感じるエモーショナルなイベントになった。

イベントで来日したフレデリック・グランジェ(Frederic Grangie)=シャネル パリ 時計・宝飾部門社長は、「『死は終わりでなく始まり』という言葉があるが、パトリスの精神はこれら新作ジュエリーをはじめ、彼がクリエイションした全てのものを通して輝き続ける。ここ、京都のイベントで彼は、われわれと共にある」と述べている。

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アジアビューティが中東で急成長  「K」「J」「C」、グローバル展開ブランドの違いは?

アジア発のビューティブランドやトレンドは、グローバル市場ですでに強い存在感を放っている。しかしその勢いはさらに加速しているという。アジアビューティは、Kビューティ(韓国)、Cビューティ(中国)、Jビューティ(日本)の3つの地域を中心に定義される。グローバル市場におけるアジアビューティへの注目の高まりとともに、成分や処方開発のトレンドにも影響を与えている。サウジアラビア・リヤドで開催された「2025 WWD グローバル ファッション&ビューティ サミット」に、中東で高級ブランドの流通と小売りを手掛けるシャルーブ・グループ(CHALHOUB GROUP)のアンドレア・フェッツァー(Andrea Fetzer)戦略担当バイスプレジデントが登壇し、グローバル化が進むアジアビューティの未来について語った。

「アジア発のビューティブランドは、TikTok上から世界中の消費者のバスルーム、アマゾン(AMAZON)のベストセラーランキングのトップにまで進出している」とフェッツァー=バイスプレジデント。「クレンジングオイルや水光肌といった個別のトレンドはあるものの、アジアビューティの潮流は単なる一過性の流行ではない」と強調する。「以前はアジアビューティといえば流行り廃りの激しい“波”のように語られていた。しかし今では、ブランドがグローバル展開を本格化し、小売戦略やポジショニング、顧客へのアプローチが進化している」。

GCC市場で急成長
トップカテゴリーはスキンケア

サウジアラビア、バーレーン、クウェートなど中東の6カ国からなる湾岸協力会議(GCC)諸国では、アジアビューティ市場が2022年から24年にかけて年平均成長率26%を記録した。これは同期間の欧米市場の成長率15%を大きく上回る。とはいえ、GCC地域におけるアジアビューティの市場浸透率は3%にとどまり、グローバル平均の8%と比較すれば今後さらなる成長余地があることが分かる。

「現在の成長をけん引しているのはスキンケアだ」とフェッツァー=バイスプレジデントは説明する。「中でもKビューティに最も勢いがあり、Cビューティはカラーコスメで特に強く、一部ではスキンケア分野にも貢献している。Jビューティはスキンケア・メイク・ヘアケアがバランスよく成長を遂げている」という。また、国別に見るとサウジアラビアではメイクアップの売り上げがアジアビューティ市場の約3分の1を占め、GCC全体ではスキンケアが優勢な中で独自の傾向を示している。

K・J・Cビューティ
異なる戦略とターゲット

グローバル展開に成功しているブランドの特徴についてフェッツァー=バイスプレジデントは、「Kビューティは製品の革新性がカギ。ゼリー状のテクスチャーや発酵成分、Z世代向けのマーケティングが特徴だ」と指摘。「Jビューティはより洗練され、伝統と高級感の融合が魅力。消費者との信頼関係構築はオンラインではなくオフラインで行われる傾向が強く、顧客層は中高年で成熟している。価格帯も比較的高めだ」と続ける。「Cビューティはスピードとスケール重視で、eコマース発のブランドが中心。次のトレンドを常に探しており、ソーシャルコマースの影響力も非常に大きい。消費者は即効性を求める20代前半が中心」だという。

スキンケアルーティンが変化し
ハイブリッド製品がトレンドに

アジア市場で長らく主流だった10以上のステップを踏むスキンケアルーティンも変化しつつあり、現在はより多機能なハイブリッド製品へのシフトが進んでいる。これは、平均使用アイテム数が4.8個とされるサウジアラビアの消費者の実態とも一致する。

GCC諸国のZ世代の間ではKビューティの浸透が進んでおり、シャルーブ・グループの調査では「ビューティ オブ ジョソン(BEAUTY OF JOSEON)」「ミクスン(MIXSOON)」「ラネージュ(LANEIGE)」の3ブランドがZ世代の人気ブランドトップ10にランクインしているという。「これらの製品に対する認知度は非常に高く、購買意欲にもつながっている。GCCはアジアビューティにとって非常に有望な市場だ」と展望を語った。

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長嶋茂雄さんはファッションアイコンだった 「ミスター・サンヨー」関係者の証言

6月3日に死去した長嶋茂雄さんは、三陽商会が1975年から販売していたスーツブランド「ミスター・サンヨー」のイメージキャラクターだった。ブランドの名付け親は同社創業者の吉原信之氏。長嶋さんの起用にちなんで、“ミスター“を冠したスーツは反響を呼び、「電車1車両に10人のサラリーマンが着用している」と言われるほどの大ヒット商品となった。同社商品企画の2人のOBが振り返る。

「超一流とは、こういうことなのか」(谷口実さん=仮名)

長嶋さんが選手を引退して監督に就任した1975年に、三陽商会のスーツブランド「ミスター・サンヨー」のイメージキャラクターになってもらいました。

私たちが多摩川の巨人軍のグランドに赴くと、スポーツ刈りの長嶋茂雄さんが迎えてくれました。

この頃、競合各社の紳士服の広告塔はアラン・ドロン(「ダーバン」)やピーター・フォークら海外の超一流俳優たちばかり。スポーツマン然とした長嶋さんにスーツをビシッと着こなしてもらうことができるのか――商品企画の私たちには一抹の不安がありました。

しかし全くの杞憂でした。撮影時、スーツに着替えた長嶋さんには、近寄り難いほどの美しさがありました。スーパースターにしか出せないオーラです。

当時「コート屋」と揶揄されていた三陽商会が、初めてスーツ作りに挑んだのが「ミスター・サンヨー」でした。長嶋さんの惚れ惚れするようなスーツ姿のカッコ良さが、後の「脱コート屋」、そして総合アパレルへと発展する足掛かりとなったことは間違いありません。

その後、三陽商会のパーティーやレセプションで長嶋さんに着てもらうスーツを作る際、採寸すると現役時代と全く変わらぬ寸法に驚いたものです。「超一流とは、こういうことなのか」と感心しました。

「長嶋さんの存在が今の三陽の形を作った」(鳥飼信雄さん)

ポスターやテレビCMで長嶋さんが「よろしく!」とポーズをとる姿は、世間で大きな話題となりました。週末ともなると百貨店の売り場の「ミスター・サンヨー」のスーツは飛ぶように売れました。お客さまが「あの長嶋さんのスーツ」と指名するのです。

ご本人はゆったりとしたシルエットで色気のあるフレンチモデルのスーツを好んでいたようです。でも凛々しいブリティッシュスタイルのジャストサイズのスーツが、精悍な雰囲気を一層際立てて、立ち姿は後光が差して見えるほどカッコ良かった。「よくぞ、このモデルを引き受けてくださった」と心から思いました。

他社が起用するハリウッドスターたちを凌駕する圧倒的なオーラが、長嶋さんにはありました。当時「雨合羽屋がスーツを作った」と得意先に嫌味まじりに言われていた三陽商会は、長嶋さんの起用が契機となり、総合アパレルメーカーへの道を駆け上がることになります。

忙しい合間を縫って、全国の百貨店スーツ売り場を役員と巡ってくれた長嶋さんには感謝してもしきれません。今の三陽商会があるのは、長嶋さんの存在が大きくかかわっている。決して言い過ぎではありません。

小さい売り場でスーツを1日170着売る

三陽商会元社長の杉浦昌彦氏は、1976年に入社して設置されたばかりスーツ課に配属された。当時のことを社史で回顧している。

「私は新宿伊勢丹の担当になりました。最初『ミスター・サンヨー』はパイプ8本の売り場。他社の30坪の売り場が羨ましかた。ところが半年過ぎた頃、突然、火がついたんです。指名買いのお客さまが増え、170着売った日もあります」「商品は社内でも奪い合い。商品を回してもらうために、社内営業も必要でした」

三陽商会は長嶋さんの訃報に際し、弊紙にコメントを寄せた。一部を抜粋して紹介する。

「当時を知る元社員から、その気さくで温かいお人柄について今なお語り継がれており、半世紀近く経った今でも当社の貴重な歴史の一部として大切に記憶されております。日本スポーツ界の発展に多大なる貢献をされた長嶋氏の偉大なご功績を偲び、心よりご冥福をお祈り申し上げます」

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温泉宿と貸別荘のいいとこ取り!ラフォーレ箱根強羅 湯の棲 綾館 トラベルライター間庭がハコ推し!

旅の質が重視される今、気分や価値観に添い、心から満足できるサティスファクション パフォーマンス=サティパのいいホテルが求められている。日本を代表する箱根温泉の老舗宿も日々進化。歴史ある箱根強羅に佇む湯宿「ラフォーレ原宿強羅 湯の棲」の新館「ラフォーレ箱根強羅 湯の棲 綾館(あやのかん)」はレトロなのにモダン、洗練されているのに安心感に包まれた箱根強羅滞在を約束する。

歴史ある温泉地での湯あみを、こころゆくまで楽しむ懐かしくて新しい宿

「ラフォーレ箱根強羅 湯の棲」の新館として2024年に開業した「ラフォーレ箱根強羅 湯の棲 綾館」はレトロなのにモダンな宿。ほっとする安心感と、非日常さえ感じる洗練さを両立した、温泉宿と貸別荘のいいとこどりのような機能を持つ。例えば大浴場は「湯の棲(本館)」の温泉へ。露天風呂では新緑や紅葉、雪景色など、四季折々の景色を味わえる。サウナでじっくりとととのうのもいい。箱根火山の噴煙地として有名な大涌谷を源泉とする温泉は、硫黄、カルシウムを含む硫酸塩泉で、美肌、動脈硬化の予防などが期待できる力強い温泉。滞在中は何度でも通えるので、自分のペースで湯あみを楽しもう。

社内の独自の試験をパスした「温泉アドバイザー」の資格を持つスタッフが数人所属しているので、気軽に効果的な入浴方法について聞いてみるのもおすすめ。ここ箱根強羅はもちろん、伊東、那須、修善寺など各施設の泉質を熟知しているので、悩み別の入浴法や滞在の楽しみ方を提案してくれて頼りになる。毎週末、土日の夕方には「温泉アドバイザープレゼンツ ONSENレクチャー」が開催され、宿泊者は無料で参加できるのだ。

箱根強羅の湯は、その昔、鹿や猿が自噴する硫酸塩泉の湯に浸かって傷を癒していたという伝説が残るほど、古くから重宝されてきた力強いお湯。源泉はかなり強い酸性で、アストリンゼントという作用によって肌をひきしめ、すっきりさせてくれる効果が期待される。湯治気分でゆったりと過ごすのがいい。

新館の「綾館」には各客室に温泉露天風呂を備えている。ゆったりとした大浴場と、誰にも邪魔されずに「個」の時間を過ごせる部屋の露天風呂の両方を楽しめるのがうれしい。

どこか懐かしい昭和の名作住宅のような空間にほっこり

「ラフォーレ原宿強羅 湯の棲」は昭和の名作住宅のような心が落ち着く空間。風合いのあるレトロなタイルの壁など、なんだか懐かしい気持ちになる。いわゆる温泉旅館のように入り口では履物は靴箱におさめ、素足で歩く。

開業したのは1984年だが、2014年にリニューアルし、より快適になった。ロビー前には新緑に包まれた囲炉裏リビングがあり、到着後にはウェルカムドリンクや、食後にはコーヒーなどを飲みながらくつろぐ。このゆるやかな時間がなんとも贅沢だ。

箱根外輪山の山並みを一望できる「ダイニング旬菜蔵」では暮れゆく山々を見ながらディナーを。和のぬくもりにスタイリッシュな洋が融合した「和‐なごみ‐Fusion」は、お箸でいただけるフレンチという、これもまた斬新なのに安心感のあるコースだ。魚料理は「真鯛と蛤のナージュ 桜と地酒箱根山の香り」、肉料理は「国産牛フィレ肉の網焼き 季節の温野菜 御殿場天野醬油と玉葱の和風ソース」などフレンチに和の食材、調味料をプラスしたほっとできる味。最後は炊き込みご飯と和で〆る。出し汁でお茶漬けにしていただくこともできる。優しい!これはあらゆる世代が楽しめ、ワインでも日本酒でも、さまざまなお酒とのペアリングを楽しめるのもいい。デザートも「足柄茶豆乳プリンと桜フレーバーのジュレ」と和テイスト。季節に合わせた食材を生かし、目でも楽しませるプレゼンテーションとなっている。

朝は和のお惣菜が並ぶブッフェスタイル。好きなものを好きなだけ選べる気楽さがいい。もちろん目の前に広がる青い山々もごちそうのひとつだ。朝食後には朝風呂も堪能した。

立食で40人、着席で36人のキャパがあるレストランの個室があるなど、社内旅行など団体旅行にも対応できる古き良き温泉宿という面も。このほどよくレトロなゆるやかさが心地いいのだ。

スタイリッシュで心安らぐ伐採樹木や石材をアップサイクルした綾館

去年オープンした「ラフォーレ箱根強羅 綾館」にはまた違った穏やかさがある。それは天然素材に囲まれたオーガニックなデザイン。世界3大デザイン賞とされる「iFデザインアワード2025」で約1万1000件にのぼる応募デザインの中から、インテリアアーキテクチュア、ホスピタリティインテリアの計2部門を受賞した。インテリアデザイナーの座間望氏設計のもと、地域とともに長い年月を刻んできた植栽を残しつつ、伐採樹木や箱根火山由来の石材をアップサイクルし、土地の記憶の再現を試みたという。“影”にフォーカスした照明設計も心安らぐ。洗練された上質なデザインとオーガニックな心地よさが見事に調和している。目に入る全てのものが優しいトーンでノイズとなるものがない。五感で気持ちが安らぐのだ。

綾館は22室それぞれが独立した貸別荘というイメージ。部屋の中にも温泉露天風呂があるので、滞在中、いつ入浴するのも自由。ずっとこもって自分たちだけの時間を過ごせそうだ。

私は滞在中にリモート会議が入ってしまったのだが、こんな気持ち的に余裕があるリモート会議は初めてだった。幸か不幸か、デスクとして使ったテーブルも広く、資料を広げながらPCに向かう作業もさくさくと進み、せっかくのリゾートなのに、仕事にも没頭してしまった。文豪が温泉地で湯治しつつ、原稿を執筆するように、長逗留したくなる。別荘暮らしを体感できるこの宿に1泊だけなのはもったいない。ああ、いつかはそんな優雅な「原稿合宿」をしたいものだ。

歴史ある温泉地、箱根のホテルには感度の高いインバウンド客も殺到

新宿から小田急電鉄のロマンスカーで「箱根湯本」駅まで2時間弱。絶景の箱根鉄道の終点「強羅」からさらに箱根登山ケーブルカーで3駅の「中強羅」から徒歩5分の距離なのだが、箱根はインバウンド客でごった返していた。列車内もほぼ海外勢。ここが日本だということを忘れてしまいそうだ。強羅の駅は降車してからもなかなか改札を抜けられないほどの混雑。ただその奥の「中強羅」駅までいくと、静謐な空気が流れる。強羅駅のにぎわいと、中強羅エリアのプライベート感を同時に体感できるのも「ラフォーレ箱根強羅」の面白さかもしれない。インバウンドの旅行者が増えたおかげか、駅周辺にもスタイリッシュなカフェやバルが増えていた。

箱根には小涌谷や各美術館など見ごたえのあるスポットの多い観光地なのに、あまりの心地よさに一歩も外に出ず、こもってしまった。それもまたよし。しっかりエネルギーチャージした後に、アクティブに回りたくなったら、無料送迎バスを活用するのもいい。強羅駅行きは1日に9時半から5便、早雲山駅行きは10時に1便運行しているので、観光も気軽にできる。

これからの季節、箱根はますます緑輝く。今こそ、ちょっと懐かしいあの温泉地の進化を見届けに、足を運ぶべきかもしれない。

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温泉宿と貸別荘のいいとこ取り!ラフォーレ箱根強羅 湯の棲 綾館 トラベルライター間庭がハコ推し!

旅の質が重視される今、気分や価値観に添い、心から満足できるサティスファクション パフォーマンス=サティパのいいホテルが求められている。日本を代表する箱根温泉の老舗宿も日々進化。歴史ある箱根強羅に佇む湯宿「ラフォーレ原宿強羅 湯の棲」の新館「ラフォーレ箱根強羅 湯の棲 綾館(あやのかん)」はレトロなのにモダン、洗練されているのに安心感に包まれた箱根強羅滞在を約束する。

歴史ある温泉地での湯あみを、こころゆくまで楽しむ懐かしくて新しい宿

「ラフォーレ箱根強羅 湯の棲」の新館として2024年に開業した「ラフォーレ箱根強羅 湯の棲 綾館」はレトロなのにモダンな宿。ほっとする安心感と、非日常さえ感じる洗練さを両立した、温泉宿と貸別荘のいいとこどりのような機能を持つ。例えば大浴場は「湯の棲(本館)」の温泉へ。露天風呂では新緑や紅葉、雪景色など、四季折々の景色を味わえる。サウナでじっくりとととのうのもいい。箱根火山の噴煙地として有名な大涌谷を源泉とする温泉は、硫黄、カルシウムを含む硫酸塩泉で、美肌、動脈硬化の予防などが期待できる力強い温泉。滞在中は何度でも通えるので、自分のペースで湯あみを楽しもう。

社内の独自の試験をパスした「温泉アドバイザー」の資格を持つスタッフが数人所属しているので、気軽に効果的な入浴方法について聞いてみるのもおすすめ。ここ箱根強羅はもちろん、伊東、那須、修善寺など各施設の泉質を熟知しているので、悩み別の入浴法や滞在の楽しみ方を提案してくれて頼りになる。毎週末、土日の夕方には「温泉アドバイザープレゼンツ ONSENレクチャー」が開催され、宿泊者は無料で参加できるのだ。

箱根強羅の湯は、その昔、鹿や猿が自噴する硫酸塩泉の湯に浸かって傷を癒していたという伝説が残るほど、古くから重宝されてきた力強いお湯。源泉はかなり強い酸性で、アストリンゼントという作用によって肌をひきしめ、すっきりさせてくれる効果が期待される。湯治気分でゆったりと過ごすのがいい。

新館の「綾館」には各客室に温泉露天風呂を備えている。ゆったりとした大浴場と、誰にも邪魔されずに「個」の時間を過ごせる部屋の露天風呂の両方を楽しめるのがうれしい。

どこか懐かしい昭和の名作住宅のような空間にほっこり

「ラフォーレ原宿強羅 湯の棲」は昭和の名作住宅のような心が落ち着く空間。風合いのあるレトロなタイルの壁など、なんだか懐かしい気持ちになる。いわゆる温泉旅館のように入り口では履物は靴箱におさめ、素足で歩く。

開業したのは1984年だが、2014年にリニューアルし、より快適になった。ロビー前には新緑に包まれた囲炉裏リビングがあり、到着後にはウェルカムドリンクや、食後にはコーヒーなどを飲みながらくつろぐ。このゆるやかな時間がなんとも贅沢だ。

箱根外輪山の山並みを一望できる「ダイニング旬菜蔵」では暮れゆく山々を見ながらディナーを。和のぬくもりにスタイリッシュな洋が融合した「和‐なごみ‐Fusion」は、お箸でいただけるフレンチという、これもまた斬新なのに安心感のあるコースだ。魚料理は「真鯛と蛤のナージュ 桜と地酒箱根山の香り」、肉料理は「国産牛フィレ肉の網焼き 季節の温野菜 御殿場天野醬油と玉葱の和風ソース」などフレンチに和の食材、調味料をプラスしたほっとできる味。最後は炊き込みご飯と和で〆る。出し汁でお茶漬けにしていただくこともできる。優しい!これはあらゆる世代が楽しめ、ワインでも日本酒でも、さまざまなお酒とのペアリングを楽しめるのもいい。デザートも「足柄茶豆乳プリンと桜フレーバーのジュレ」と和テイスト。季節に合わせた食材を生かし、目でも楽しませるプレゼンテーションとなっている。

朝は和のお惣菜が並ぶブッフェスタイル。好きなものを好きなだけ選べる気楽さがいい。もちろん目の前に広がる青い山々もごちそうのひとつだ。朝食後には朝風呂も堪能した。

立食で40人、着席で36人のキャパがあるレストランの個室があるなど、社内旅行など団体旅行にも対応できる古き良き温泉宿という面も。このほどよくレトロなゆるやかさが心地いいのだ。

スタイリッシュで心安らぐ伐採樹木や石材をアップサイクルした綾館

去年オープンした「ラフォーレ箱根強羅 綾館」にはまた違った穏やかさがある。それは天然素材に囲まれたオーガニックなデザイン。世界3大デザイン賞とされる「iFデザインアワード2025」で約1万1000件にのぼる応募デザインの中から、インテリアアーキテクチュア、ホスピタリティインテリアの計2部門を受賞した。インテリアデザイナーの座間望氏設計のもと、地域とともに長い年月を刻んできた植栽を残しつつ、伐採樹木や箱根火山由来の石材をアップサイクルし、土地の記憶の再現を試みたという。“影”にフォーカスした照明設計も心安らぐ。洗練された上質なデザインとオーガニックな心地よさが見事に調和している。目に入る全てのものが優しいトーンでノイズとなるものがない。五感で気持ちが安らぐのだ。

綾館は22室それぞれが独立した貸別荘というイメージ。部屋の中にも温泉露天風呂があるので、滞在中、いつ入浴するのも自由。ずっとこもって自分たちだけの時間を過ごせそうだ。

私は滞在中にリモート会議が入ってしまったのだが、こんな気持ち的に余裕があるリモート会議は初めてだった。幸か不幸か、デスクとして使ったテーブルも広く、資料を広げながらPCに向かう作業もさくさくと進み、せっかくのリゾートなのに、仕事にも没頭してしまった。文豪が温泉地で湯治しつつ、原稿を執筆するように、長逗留したくなる。別荘暮らしを体感できるこの宿に1泊だけなのはもったいない。ああ、いつかはそんな優雅な「原稿合宿」をしたいものだ。

歴史ある温泉地、箱根のホテルには感度の高いインバウンド客も殺到

新宿から小田急電鉄のロマンスカーで「箱根湯本」駅まで2時間弱。絶景の箱根鉄道の終点「強羅」からさらに箱根登山ケーブルカーで3駅の「中強羅」から徒歩5分の距離なのだが、箱根はインバウンド客でごった返していた。列車内もほぼ海外勢。ここが日本だということを忘れてしまいそうだ。強羅の駅は降車してからもなかなか改札を抜けられないほどの混雑。ただその奥の「中強羅」駅までいくと、静謐な空気が流れる。強羅駅のにぎわいと、中強羅エリアのプライベート感を同時に体感できるのも「ラフォーレ箱根強羅」の面白さかもしれない。インバウンドの旅行者が増えたおかげか、駅周辺にもスタイリッシュなカフェやバルが増えていた。

箱根には小涌谷や各美術館など見ごたえのあるスポットの多い観光地なのに、あまりの心地よさに一歩も外に出ず、こもってしまった。それもまたよし。しっかりエネルギーチャージした後に、アクティブに回りたくなったら、無料送迎バスを活用するのもいい。強羅駅行きは1日に9時半から5便、早雲山駅行きは10時に1便運行しているので、観光も気軽にできる。

これからの季節、箱根はますます緑輝く。今こそ、ちょっと懐かしいあの温泉地の進化を見届けに、足を運ぶべきかもしれない。

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ヘラルボニーの国際芸術賞 審査員が語るグランプリ作品の魅力

ヘラルボニーは、アート展「ヘラルボニー・アート・プライズ 2025プレゼンティッド バイ 東京建物 ブリリア(HERALBONY Art Prize 2025 Presented by 東京建物|Brillia)」を東京・大手町の三井住友銀行東館1階アース・ガーデンで6月14日まで開催中だ。

「作家のキャリアを応援できるアワードにしたい」

「ヘラルボニー・アート・プライズ」は世界中の障害がある表現者を対象に、その才能を評価してさらなる活躍の機会を生み出すことを目的として24年に始まった。本展では25年度のグランプリおよび各賞受賞作家と最終審査進出作家、総勢61人による全65作品を展示している。

5月29日に開催した先行内覧会で、ヘラルボニーの松田崇弥代表は本アワードについて「受賞作家に光を当てるだけでなく、“出口のあるアワード“を意識している」と説明した。初開催となった昨年の受賞作品は国内外で展示したほか、各スポンサー企業とのコラボレーションやヘラルボニーとの作家契約によって商品化。松田代表はトヨタとのアートラリーカーやJALとの機内コップ製作の事例を挙げながら、「作家のキャリアや生き方まで応援できるアワードでありたい」と意気込む。

今年のアワードには、昨年の倍近くとなる65の国と地域から総勢1320人のアーティストが参加した。応募総数2650点のアート作品の中からグランプリを受賞したのは、フランス在住作家のエヴリン・ポスティック氏の作品「La Reine Charlotte(シャーロット王妃)」。古地図上にインクで描かれたさまざまな生物やモチーフと複雑なラインが交差することで、モアレ模様のような視覚効果を生みだしており、独創的な表現の美しさと完成度の高さが評価された。

「現代アートの転換期である今こそ観に行くべき」

先行内覧会では、3人の審査員がクロストークを行った。金沢21世紀美術館チーフ・キュレーターでありヘラルボニーCAO(Chief Art Officer)でもある黒澤浩美氏、欧州の芸術賞ユーワード(EUWARD)アーカイブおよびアトリエ・アウグスティヌム(アウグスティヌム財団)ディレクター兼キュレーターのクラウス・メッヘライン氏、米サンフランシスコを拠点に障害のあるアーティストにスポットを当てる非営利団体「Creativity Explored」のアート・パートナシップ担当ディレクターを務めるハリエット・サーモン氏が登壇した。

2650作品という膨大な数の中から審査する苦労を明かすとともに、グランプリ作品について「地図に描いているアプローチからフィニッシュにいたるまで、フランス文化のエスプリを感じた」と黒澤氏は評価した。クラウス氏は「自然と人の相互作用を描きながら、現代の地球環境への気づきにつながる。時代性にも合っており、それらをあくまでアーティスティックに表現している」と語り、ハリエット氏は「線の描き込み方が絶妙。表現力にあふれている」と技術力を評価した。

本展の見どころについては「今、現代アートは転換期を迎えている。“現代アートとは、そもそも何なのか?“と見つめ直す分岐点に立っているこのタイミングでの開催は素晴らしいこと。現代アートは、観客が自由に作品を観られる環境で議論を深めることが重要」とハリエット氏。

黒澤氏は「現代アートの価値が今、あまりにもコンセプトや説明に頼りがち。分かりやすさへの偏りから、もう少し人間的な感覚を表現する作家に目を向けようという揺り戻しが起きている」と現代美術の転換期について補足したうえで、「こうした表現力豊かな作家や作品が、これからの新しい道を羅針盤として示す可能性は十分にありえること」と述べた。クラウス氏は同意しながらも「(本アワードは)アートと社会を切り離さず、展覧会や商品化を通じて日常に溶け込ませている取り組みがすごい。アートと一緒に生きていくあり方を提案していることに意義を感じる」と語った。

イベント概要

■「HERALBONY Art Prize 2025 Exhibition Presented by 東京建物|Brillia」

会期 : 2025 年 5 月 31〜 6 月 14 日
会場 : 三井住友銀行東館 1F アース・ガーデン
営業時間:10~18時
料金 : 入場無料

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ヘラルボニーの国際芸術賞 審査員が語るグランプリ作品の魅力

ヘラルボニーは、アート展「ヘラルボニー・アート・プライズ 2025プレゼンティッド バイ 東京建物 ブリリア(HERALBONY Art Prize 2025 Presented by 東京建物|Brillia)」を東京・大手町の三井住友銀行東館1階アース・ガーデンで6月14日まで開催中だ。

「作家のキャリアを応援できるアワードにしたい」

「ヘラルボニー・アート・プライズ」は世界中の障害がある表現者を対象に、その才能を評価してさらなる活躍の機会を生み出すことを目的として24年に始まった。本展では25年度のグランプリおよび各賞受賞作家と最終審査進出作家、総勢61人による全65作品を展示している。

5月29日に開催した先行内覧会で、ヘラルボニーの松田崇弥代表は本アワードについて「受賞作家に光を当てるだけでなく、“出口のあるアワード“を意識している」と説明した。初開催となった昨年の受賞作品は国内外で展示したほか、各スポンサー企業とのコラボレーションやヘラルボニーとの作家契約によって商品化。松田代表はトヨタとのアートラリーカーやJALとの機内コップ製作の事例を挙げながら、「作家のキャリアや生き方まで応援できるアワードでありたい」と意気込む。

今年のアワードには、昨年の倍近くとなる65の国と地域から総勢1320人のアーティストが参加した。応募総数2650点のアート作品の中からグランプリを受賞したのは、フランス在住作家のエヴリン・ポスティック氏の作品「La Reine Charlotte(シャーロット王妃)」。古地図上にインクで描かれたさまざまな生物やモチーフと複雑なラインが交差することで、モアレ模様のような視覚効果を生みだしており、独創的な表現の美しさと完成度の高さが評価された。

「現代アートの転換期である今こそ観に行くべき」

先行内覧会では、3人の審査員がクロストークを行った。金沢21世紀美術館チーフ・キュレーターでありヘラルボニーCAO(Chief Art Officer)でもある黒澤浩美氏、欧州の芸術賞ユーワード(EUWARD)アーカイブおよびアトリエ・アウグスティヌム(アウグスティヌム財団)ディレクター兼キュレーターのクラウス・メッヘライン氏、米サンフランシスコを拠点に障害のあるアーティストにスポットを当てる非営利団体「Creativity Explored」のアート・パートナシップ担当ディレクターを務めるハリエット・サーモン氏が登壇した。

2650作品という膨大な数の中から審査する苦労を明かすとともに、グランプリ作品について「地図に描いているアプローチからフィニッシュにいたるまで、フランス文化のエスプリを感じた」と黒澤氏は評価した。クラウス氏は「自然と人の相互作用を描きながら、現代の地球環境への気づきにつながる。時代性にも合っており、それらをあくまでアーティスティックに表現している」と語り、ハリエット氏は「線の描き込み方が絶妙。表現力にあふれている」と技術力を評価した。

本展の見どころについては「今、現代アートは転換期を迎えている。“現代アートとは、そもそも何なのか?“と見つめ直す分岐点に立っているこのタイミングでの開催は素晴らしいこと。現代アートは、観客が自由に作品を観られる環境で議論を深めることが重要」とハリエット氏。

黒澤氏は「現代アートの価値が今、あまりにもコンセプトや説明に頼りがち。分かりやすさへの偏りから、もう少し人間的な感覚を表現する作家に目を向けようという揺り戻しが起きている」と現代美術の転換期について補足したうえで、「こうした表現力豊かな作家や作品が、これからの新しい道を羅針盤として示す可能性は十分にありえること」と述べた。クラウス氏は同意しながらも「(本アワードは)アートと社会を切り離さず、展覧会や商品化を通じて日常に溶け込ませている取り組みがすごい。アートと一緒に生きていくあり方を提案していることに意義を感じる」と語った。

イベント概要

■「HERALBONY Art Prize 2025 Exhibition Presented by 東京建物|Brillia」

会期 : 2025 年 5 月 31〜 6 月 14 日
会場 : 三井住友銀行東館 1F アース・ガーデン
営業時間:10~18時
料金 : 入場無料

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Z世代、TikTok、AIがけん引する“次世代マーケティング”の行方

ビューティ&ファッション業界では、パーソナライズされた体験とコミュニティー中心のブランド施策が消費者から支持を得るカギとなっている。クロスチャネルマーケティング・プラットフォーム企業のリストラック(LISTRAK)は、米「WWD」が主催した「ビューティCEOサミット」で「ビューティ&ファッション ベンチマーク レポート2025」を発表した。登壇したジェイミー・エルデン(Jamie Elden)=リストラック チーフ・レベニュー・オフィサーは、Z世代やAI、SNSが中心となる次世代マーケティングの潮流を語った。

「新製品告知を週に2回メールで送り、反応がなければ週4回送る」といった多くのブランドが行う量的アプローチは効果が薄く、“個人やニーズと向き合う”マーケティングが有効だとエルデン=チーフ・レベニュー・オフィサーは語る。リストラックのAI技術では、ユーザーが閲覧したが購入に至らなかった製品をトラッキングし、パーソナライズされたSMSやメールで再提案する。SMS経由の売り上げは、前年比70%増と急伸しており今や主要チャネルの一つになっているという。

注目チャネルはSMSからRCSへ
双方向型コミュニケーションが新常識に

北米では、ヨーロッパやアジアですでに普及しており進化型SMSといわれるRCS(リッチコミュニケーションサービス)の成長も注目されている。RCSは購入リンクや双方向のやり取りが可能で、ECとの連携にも優れる。「わずか5年でメールとSMSの比率は“メール70%:SMS30%”から“メール40%:SMS60%”へと逆転した」という。この変化をけん引しているのは、Z世代とミレニアル世代だ。

同社のレポートによれば、ブランドの新規客獲得数は前年比で80%増を記録。消費者はこれまで以上にSNSを検索・比較・発見の場として活用している。カスタマイズされたブランドコミュニケーションを得るため、ブランドの公式サイトでは自発的に個人データを入力しているという。また、パンデミック後に落ち込んだメイクアップカテゴリーはこの2年で回復傾向にあり、スキンケアは依然として主要カテゴリーを維持。Z世代が新規売り上げの約40%をけん引している。特筆すべきは、今年は13歳以下のα世代が勢いを増しており、月に平均140ドル(約1万9800円)を消費しているという。

TikTokライブは“10代のQVC”
ブランドとの連携も加速

エルデン=チーフ・レベニュー・オフィサーは、「最近、12歳の息子とロンドンのセルフリッジズ(SELFRIDGES)を訪れ、『パコ・ラバンヌ(PACO RABANNE)』のフレグランス“ファントム”を購入した。ロボット型のボトルの90年代に流行った製品だが、息子はTikTokでそれを見て自分で選んで購入した」と紹介。「フレグランスはZ世代やα世代の若い男性の間でブームになっている。彼らは高級ブランドのフレグランスに200〜400ドル(約2万8400〜5万6800円)を費やす」と語った。

Z世代とα世代、ソーシャルメディア、そして新興のマーケットプレイスがブランドの成長を左右する中、TikTokライブはゲームチェンジャーであり続けている。エルデン=チーフ・レベニュー・オフィサーはTikTokライブを「10代のためのQVC」と称し、「視聴者はアラームをセットしてまでライブ配信にアクセスし買い物を楽しんでいる」と指摘した。リストラックはTikTokショップとの連携を開始し、売り上げは急拡大しているという。

製品だけでなくブランドの
“人格”が問われる時代へ

ビューティ製品の消費者がこれまで以上に購買前の情報収集行動をするようになっている今、新鮮で魅力的なコンテンツがより求められている。消費者はスキンケアの効果や成分、人気製品やサステナビリティについて調べているとして、ハウツーコンテンツやソーシャルコンテンツの重要性を強調した。エルデン=チーフ・レベニュー・オフィサーは「今はただ製品を売るだけでは不十分だ。消費者はブランドの信念や社会的責任まで注目している」と締めくくった。

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「アットコスメ」の口コミから読みとく“日焼け止め”ヒットの法則

ユーザーはどのような要素を基準に日焼け止めを選んでいるのか?今回は「アットコスメ(@COSME)」に寄せられた口コミから、西原羽衣子「アットコスメ」リサーチプランナーがヒットの法則を解説する。なお日焼け止めは、化粧下地や乳液など全タイプを対象とした(集計期間2025年4月1~30日)。

ーー日焼け止めの口コミで象徴的に使われているワードは?

西原羽衣子「アットコスメ」リサーチプランナー(以下、西原):「スキンケア感覚」というワードの出現率が、ここ数年増加している。口コミでは「“塗った感”が少なく、膜感が苦手な自分にはスキンケア感覚で使えて好印象」「日焼け止めや下地はきしみが気になったり、乾燥が気になったりするものが多い中、こちらはスキンケア感覚で使える」などと使われている。日焼け止めに特有の“嫌な感じ”がなく、まるでスキンケア製品を使っているかのような心地よさを表すと考えている。このような使い心地にこだわった製品が、より支持されるのではないか。

アットコスメ2025年4月「日焼け止め」口コミTOP5

1位「コスメデコルテ(DECORTE)」“サンシェルター マルチ プロテクション トーンアップCC”[SPF50+・PA++++](全3色、各35g、各3300円)

「高いUVカット機能と、肌をきれいに見せるメイクアップ効果の両立が評価されている。口コミでは『白浮きしない自然なトーンアップがお気に入り』や、特にラベンダーローズは『ササっと塗るだけでくすみが飛び、全体の印象がパッと明るくなり透明感が出る』などの声がある。高価格帯ブランドではあるものの、比較的手頃な価格でコストパフォーマンスが高いことも人気の理由」(西原)。

2位「ラ ロッシュ ポゼ(LA ROCHE POSAY)」“UVイデア XL プロテクショントーンアップ ローズ”[SPF50+・PA++++](30mL、3960円※生産終了、リニューアル)

「高いUVカット機能と、自然なトーンアップ効果の両立が好評。2月にリニューアルし、『トーンアップ効果が高まった』『更に素晴らしくなった』などと言われている。口コミでは『一日中乾燥を感じない』『保湿もUVもきちんと、という希望をかなえてくれる』など、保湿力への評価が高い」(同)。

3位「エリクシール(ELIXIR)」“デーケアレボリューション ブライトニング + ba”[SPF50+・PA++++](35mL、3740円※編集部調べ)

「化粧水の後にこれ1本でOKな朝用乳液。口コミでは『1本で乳液・化粧下地・日焼け止めを兼ねているので、忙しい朝に時短になってありがたい』『これ1本で美白もエイジングケアもできるのは魅力的』と多機能性が評価されている。リニューアルで美容成分が20%アップし、『これを機に購入した』という声も見られた」(同)。

4位「ポール & ジョー ボーテ(PAUL & JOE BEAUTE)」“プロテクティング プライマー”[SPF50+・PA++++](30mL、4070円)

「『数えきれないくらいリピしている』『“元からお肌がきれいな人”になれる」といった口コミも見られるロングセラー製品が3月にリニューアルした。特に新色“00”が人気で、『夕方までくすまなくて鏡を見るたびに感動』などと好評。『使わなくても飾っておきたいくらい容器がかわいい』という声も』(同)。

5位「オルビス(ORBIS)」“オルビス リンクルブライトUVプロテクター”[SPF50+・PA++++]【医薬部外品】(15g、1320円 /50g、3850円)

「シワ改善・美白有効成分配合のUV。『「オルビス」の美容液“リンクルブライトセラム”を塗ったかのように肌に弾力感が出る』『美容液成分がたっぷり配合されているので保湿力が高い』とスキンケア効果を高く評価されている。トライアルサイズが限定販売されたが、『初めての製品を試すにはミニサイズだと安心』という声も見られた」(同)。

ーー4月に、日焼け止め以外で好調だったカテゴリーは?

西原:4月はシャンプー・コンディショナーカテゴリーへの口コミの増加が見られた。毎年夏にかけて口コミが増えるカテゴリーだが、今年は例年以上の増加だ。マツキヨココカラ&カンパニーのハイプレミアムシャンプー「コンクレッド(CONCRED)」2シリーズの発売や、“タイパ美容”に着目した「アンドペアー(&PAIR)」のデビュー、「ダイアン(DIANE)」“ロータス 水素トリートメント ティー&シトラスの香り”(13g×4包、1716円)など、話題の新製品が数多く投入されたことが要因だと思われる。

ーー今後注目の成分など、“トレンドの芽”は?

西原:トラネキサム酸はすでに美白の有効成分として人気だが、暖かくなり始めたことで過去3カ月と比較し口コミ数が増加している。さらに注目すべきは、前年同月比でも増加している点だ。近年トラネキサム酸の新たな肌への効果を示唆する研究結果が発表されており、同成分への期待はより高まると考えている。

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「アットコスメ」の口コミから読みとく“日焼け止め”ヒットの法則

ユーザーはどのような要素を基準に日焼け止めを選んでいるのか?今回は「アットコスメ(@COSME)」に寄せられた口コミから、西原羽衣子「アットコスメ」リサーチプランナーがヒットの法則を解説する。なお日焼け止めは、化粧下地や乳液など全タイプを対象とした(集計期間2025年4月1~30日)。

ーー日焼け止めの口コミで象徴的に使われているワードは?

西原羽衣子「アットコスメ」リサーチプランナー(以下、西原):「スキンケア感覚」というワードの出現率が、ここ数年増加している。口コミでは「“塗った感”が少なく、膜感が苦手な自分にはスキンケア感覚で使えて好印象」「日焼け止めや下地はきしみが気になったり、乾燥が気になったりするものが多い中、こちらはスキンケア感覚で使える」などと使われている。日焼け止めに特有の“嫌な感じ”がなく、まるでスキンケア製品を使っているかのような心地よさを表すと考えている。このような使い心地にこだわった製品が、より支持されるのではないか。

アットコスメ2025年4月「日焼け止め」口コミTOP5

1位「コスメデコルテ(DECORTE)」“サンシェルター マルチ プロテクション トーンアップCC”[SPF50+・PA++++](全3色、各35g、各3300円)

「高いUVカット機能と、肌をきれいに見せるメイクアップ効果の両立が評価されている。口コミでは『白浮きしない自然なトーンアップがお気に入り』や、特にラベンダーローズは『ササっと塗るだけでくすみが飛び、全体の印象がパッと明るくなり透明感が出る』などの声がある。高価格帯ブランドではあるものの、比較的手頃な価格でコストパフォーマンスが高いことも人気の理由」(西原)。

2位「ラ ロッシュ ポゼ(LA ROCHE POSAY)」“UVイデア XL プロテクショントーンアップ ローズ”[SPF50+・PA++++](30mL、3960円※生産終了、リニューアル)

「高いUVカット機能と、自然なトーンアップ効果の両立が好評。2月にリニューアルし、『トーンアップ効果が高まった』『更に素晴らしくなった』などと言われている。口コミでは『一日中乾燥を感じない』『保湿もUVもきちんと、という希望をかなえてくれる』など、保湿力への評価が高い」(同)。

3位「エリクシール(ELIXIR)」“デーケアレボリューション ブライトニング + ba”[SPF50+・PA++++](35mL、3740円※編集部調べ)

「化粧水の後にこれ1本でOKな朝用乳液。口コミでは『1本で乳液・化粧下地・日焼け止めを兼ねているので、忙しい朝に時短になってありがたい』『これ1本で美白もエイジングケアもできるのは魅力的』と多機能性が評価されている。リニューアルで美容成分が20%アップし、『これを機に購入した』という声も見られた」(同)。

4位「ポール & ジョー ボーテ(PAUL & JOE BEAUTE)」“プロテクティング プライマー”[SPF50+・PA++++](30mL、4070円)

「『数えきれないくらいリピしている』『“元からお肌がきれいな人”になれる」といった口コミも見られるロングセラー製品が3月にリニューアルした。特に新色“00”が人気で、『夕方までくすまなくて鏡を見るたびに感動』などと好評。『使わなくても飾っておきたいくらい容器がかわいい』という声も』(同)。

5位「オルビス(ORBIS)」“オルビス リンクルブライトUVプロテクター”[SPF50+・PA++++]【医薬部外品】(15g、1320円 /50g、3850円)

「シワ改善・美白有効成分配合のUV。『「オルビス」の美容液“リンクルブライトセラム”を塗ったかのように肌に弾力感が出る』『美容液成分がたっぷり配合されているので保湿力が高い』とスキンケア効果を高く評価されている。トライアルサイズが限定販売されたが、『初めての製品を試すにはミニサイズだと安心』という声も見られた」(同)。

ーー4月に、日焼け止め以外で好調だったカテゴリーは?

西原:4月はシャンプー・コンディショナーカテゴリーへの口コミの増加が見られた。毎年夏にかけて口コミが増えるカテゴリーだが、今年は例年以上の増加だ。マツキヨココカラ&カンパニーのハイプレミアムシャンプー「コンクレッド(CONCRED)」2シリーズの発売や、“タイパ美容”に着目した「アンドペアー(&PAIR)」のデビュー、「ダイアン(DIANE)」“ロータス 水素トリートメント ティー&シトラスの香り”(13g×4包、1716円)など、話題の新製品が数多く投入されたことが要因だと思われる。

ーー今後注目の成分など、“トレンドの芽”は?

西原:トラネキサム酸はすでに美白の有効成分として人気だが、暖かくなり始めたことで過去3カ月と比較し口コミ数が増加している。さらに注目すべきは、前年同月比でも増加している点だ。近年トラネキサム酸の新たな肌への効果を示唆する研究結果が発表されており、同成分への期待はより高まると考えている。

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新潟・十日町発 デザイナー兼コメ農家が挑む「着物再生」

着物の産地として知られる新潟県十日町市に移住し、活躍する若手デザイナーがいる。彼が作るのは、タンスの肥やしになっていた着物を仕立て直したワンピースやシャツ、シューズ、ネクタイなど。SDGsや地域おこしの観点で注目を集め、自治体や有力企業からの仕事依頼が相次ぐ。

5月下旬、田植えを終えたばかりの水田が広がる十日町のアトリエで、杉浦充宜さん(34)はたくさんの古い着物を点検していた。自宅1階の農機具置き場を改装したアトリエには、主に市内で回収した古い着物が定期的に届く。鮮やかな柄の振袖、艶やかな友禅や上品な絣(かすり)の訪問着、金糸銀糸を使った帯などさまざまだ。

「十日町はふつうの家庭にも着物が浸透していて、母から娘へと受け継がれる。でも着る機会がなく、廃棄されてしまうケースが多々あり、非常にもったいない。洋服や小物に形を変えて、少しでも継承していきたい」

リメークした商品は主にEC(ネット通販)で売る。新潟伊勢丹ではポップアップストアを出店した。自治体からの依頼でイベントをする機会も多く、今年2月の十日町雪まつりでもランウェイショーを開いた。新潟県からのオファーを受け、7月には大阪・関西万博への出品を控える。

「着物にハサミを入れるのが怖かった」

杉浦さんは静岡県浜松市出身。「ダンヒル」のスーツをダンディに着こなす父を見て、幼い頃からテーラードに関心を持った。高校卒業後の2009年に渡英し、サビルローの職人に話を聞いたり、スーツを解体したり、貪欲に本場の紳士服を吸収した。日本の服飾専門学校で学んだ後、5年間在籍した「ルイ・ヴィトン」ではテーラリングスペシャリストとして各地の百貨店に勤務した。メンズ部門でキム・ジョーンズ、ヴァージル・アブローが活躍していた時期で、杉浦さんは「彼らが作り出すクリエーションに惚れ込んだ。魅力的なコンセプトを打ち立てデザインする手法に強い影響を受けた」と話す。

転機はコロナ禍の21年。妻・美紅さんの故郷、十日町に移住した。十日町は魚沼産コシヒカリの産地としても有名で、美紅さんの実家もコメ農家である。体調を崩した両親に替わって、杉浦さん夫婦が農業を引き継ぐことになったのだ。ファッションの仕事からは離れるつもりだった。しかし美紅さんから「母から譲り受けた着物を着る機会がない」と聞き、同じ課題を持っている人が周囲に多いことを知る。「着物再生プロジェクト」に挑もうと決意する。

葛藤もあった。スーツと着物は全く違う。着物はそれ自体が完成された美である。着物の知識がないよそ者の自分が、地域の宝である着物を洋服に仕立て直して良いのか。「着物にハサミを入れるのが怖かった」と振り返る。

少しでも地元の人たちの理解を得ようと、23年春に公民館でファッションショーを開催した。モデルも地元の人を起用するなど、手作り感あふれるものだった。50人ほどの観客を集めたショーは評判を呼んだ。地元でも着物のショー自体は珍しくなかったが、独自の感性とクオリティーで表現されたステージは若い世代から支持を得た。

市からは「(費用を出すので)ぜひ町おこしのためショーを開いてください」と頼まれた。着物集めや縫製などで協力を名乗り出る人も増えた。地元の着物企業からも「和装を盛り上げてくれてありがとう」「応援したい」といった声が寄せられた。「これほど喜ばれるとは想像していなかった。十日町の皆さんが笑顔になってくれることが一番うれしかった」。

2000年に比べて3割減という深刻な人口減少に直面する十日町市は、移住者の受け入れに積極的だ。杉浦さんは移住者による地域活性化の好例として、地元のテレビや新聞でもたびたび密着取材を受けた。十日町の若い世代によるSDGs発信という文脈で拡散されていった。

24年1月にMitsuyoshi Design Studio(ミツヨシデザインスタジオ)を設立。着物再生プロジェクトだけでなく、得意のテーラードスーツの制作、パッケージやロゴなどのデザイン、イベント企画など幅広い業務を手掛けるようになった。市内・県内だけでなく、東京でもショーを開いた。今年4月にはJR東日本・飯山線の観光列車に、着物を部分的に使った制服が採用された。杉浦さんのもとにはさまざまな案件が舞い込む。

「ようやく十日町の人間になれたかな」

農家としても奮闘する。浜松市の市街地近くで育った杉浦さんにとって農業は未知の世界だった。義理の両親や親戚、近所の人たちが、親切に根気よく教えてくれるので、少しずつ仕事に慣れていった。

今年も5月に田植えを終えた。これから暑くなると草取りや草刈りに汗をかく日が続く。アトリエに籠る時間よりも、田畑で長靴を履いている時間の方が長い。トマトやナスなどの野菜作りではイノシシ対策に頭を悩ませる。

それでも田舎暮らしが気に入っている。「農業はクリエイティブ。天候もそうだし、肥料のやり方一つで出来が変わる。愛情の掛け方で差が出る。服と同じように、僕は魚沼産コシヒカリに誇りを持っている。まだ修行中の身で偉そうなことは言えないけれど」と笑う。

冬になると雪が2m以上積もる豪雪地帯で、過酷な自然と向き合って暮らす。移住前は地元に溶け込めるのか不安だったが、着物のリメークでもコメ作りでも地域の人が手を差し伸べてくれた。着物もコメも厳しい自然とそこで助け合いながら暮らす人たちの営みから生まれる。「ルイ・ヴィトン」で働いていた頃とは何もかも違うが、都市生活では感じられなかった種類の手応えがある。杉浦さんは最近、ふとした時に思う。「僕もようやく十日町の人間になれたかな」。

メディアの取材で目標を聞かれるたび、「パリでショーを開きたい」と答えてきた。これを夢では終わらせない。今年秋に実現のメドをつけた。着物のリメーク品と自身の原点であるスーツを披露すべく、着々と準備を進める。移住先で少しずつ共感の輪を広げてきた着物再生プロジェクト。田んぼに黄金色の稲穂が実って、稲刈りを終えた後、杉浦さんはパリに渡る。

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新潟・十日町発 デザイナー兼コメ農家が挑む「着物再生」

着物の産地として知られる新潟県十日町市に移住し、活躍する若手デザイナーがいる。彼が作るのは、タンスの肥やしになっていた着物を仕立て直したワンピースやシャツ、シューズ、ネクタイなど。SDGsや地域おこしの観点で注目を集め、自治体や有力企業からの仕事依頼が相次ぐ。

5月下旬、田植えを終えたばかりの水田が広がる十日町のアトリエで、杉浦充宜さん(34)はたくさんの古い着物を点検していた。自宅1階の農機具置き場を改装したアトリエには、主に市内で回収した古い着物が定期的に届く。鮮やかな柄の振袖、艶やかな友禅や上品な絣(かすり)の訪問着、金糸銀糸を使った帯などさまざまだ。

「十日町はふつうの家庭にも着物が浸透していて、母から娘へと受け継がれる。でも着る機会がなく、廃棄されてしまうケースが多々あり、非常にもったいない。洋服や小物に形を変えて、少しでも継承していきたい」

リメークした商品は主にEC(ネット通販)で売る。新潟伊勢丹ではポップアップストアを出店した。自治体からの依頼でイベントをする機会も多く、今年2月の十日町雪まつりでもランウェイショーを開いた。新潟県からのオファーを受け、7月には大阪・関西万博への出品を控える。

「着物にハサミを入れるのが怖かった」

杉浦さんは静岡県浜松市出身。「ダンヒル」のスーツをダンディに着こなす父を見て、幼い頃からテーラードに関心を持った。高校卒業後の2009年に渡英し、サビルローの職人に話を聞いたり、スーツを解体したり、貪欲に本場の紳士服を吸収した。日本の服飾専門学校で学んだ後、5年間在籍した「ルイ・ヴィトン」ではテーラリングスペシャリストとして各地の百貨店に勤務した。メンズ部門でキム・ジョーンズ、ヴァージル・アブローが活躍していた時期で、杉浦さんは「彼らが作り出すクリエーションに惚れ込んだ。魅力的なコンセプトを打ち立てデザインする手法に強い影響を受けた」と話す。

転機はコロナ禍の21年。妻・美紅さんの故郷、十日町に移住した。十日町は魚沼産コシヒカリの産地としても有名で、美紅さんの実家もコメ農家である。体調を崩した両親に替わって、杉浦さん夫婦が農業を引き継ぐことになったのだ。ファッションの仕事からは離れるつもりだった。しかし美紅さんから「母から譲り受けた着物を着る機会がない」と聞き、同じ課題を持っている人が周囲に多いことを知る。「着物再生プロジェクト」に挑もうと決意する。

葛藤もあった。スーツと着物は全く違う。着物はそれ自体が完成された美である。着物の知識がないよそ者の自分が、地域の宝である着物を洋服に仕立て直して良いのか。「着物にハサミを入れるのが怖かった」と振り返る。

少しでも地元の人たちの理解を得ようと、23年春に公民館でファッションショーを開催した。モデルも地元の人を起用するなど、手作り感あふれるものだった。50人ほどの観客を集めたショーは評判を呼んだ。地元でも着物のショー自体は珍しくなかったが、独自の感性とクオリティーで表現されたステージは若い世代から支持を得た。

市からは「(費用を出すので)ぜひ町おこしのためショーを開いてください」と頼まれた。着物集めや縫製などで協力を名乗り出る人も増えた。地元の着物企業からも「和装を盛り上げてくれてありがとう」「応援したい」といった声が寄せられた。「これほど喜ばれるとは想像していなかった。十日町の皆さんが笑顔になってくれることが一番うれしかった」。

2000年に比べて3割減という深刻な人口減少に直面する十日町市は、移住者の受け入れに積極的だ。杉浦さんは移住者による地域活性化の好例として、地元のテレビや新聞でもたびたび密着取材を受けた。十日町の若い世代によるSDGs発信という文脈で拡散されていった。

24年1月にMitsuyoshi Design Studio(ミツヨシデザインスタジオ)を設立。着物再生プロジェクトだけでなく、得意のテーラードスーツの制作、パッケージやロゴなどのデザイン、イベント企画など幅広い業務を手掛けるようになった。市内・県内だけでなく、東京でもショーを開いた。今年4月にはJR東日本・飯山線の観光列車に、着物を部分的に使った制服が採用された。杉浦さんのもとにはさまざまな案件が舞い込む。

「ようやく十日町の人間になれたかな」

農家としても奮闘する。浜松市の市街地近くで育った杉浦さんにとって農業は未知の世界だった。義理の両親や親戚、近所の人たちが、親切に根気よく教えてくれるので、少しずつ仕事に慣れていった。

今年も5月に田植えを終えた。これから暑くなると草取りや草刈りに汗をかく日が続く。アトリエに籠る時間よりも、田畑で長靴を履いている時間の方が長い。トマトやナスなどの野菜作りではイノシシ対策に頭を悩ませる。

それでも田舎暮らしが気に入っている。「農業はクリエイティブ。天候もそうだし、肥料のやり方一つで出来が変わる。愛情の掛け方で差が出る。服と同じように、僕は魚沼産コシヒカリに誇りを持っている。まだ修行中の身で偉そうなことは言えないけれど」と笑う。

冬になると雪が2m以上積もる豪雪地帯で、過酷な自然と向き合って暮らす。移住前は地元に溶け込めるのか不安だったが、着物のリメークでもコメ作りでも地域の人が手を差し伸べてくれた。着物もコメも厳しい自然とそこで助け合いながら暮らす人たちの営みから生まれる。「ルイ・ヴィトン」で働いていた頃とは何もかも違うが、都市生活では感じられなかった種類の手応えがある。杉浦さんは最近、ふとした時に思う。「僕もようやく十日町の人間になれたかな」。

メディアの取材で目標を聞かれるたび、「パリでショーを開きたい」と答えてきた。これを夢では終わらせない。今年秋に実現のメドをつけた。着物のリメーク品と自身の原点であるスーツを披露すべく、着々と準備を進める。移住先で少しずつ共感の輪を広げてきた着物再生プロジェクト。田んぼに黄金色の稲穂が実って、稲刈りを終えた後、杉浦さんはパリに渡る。

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在庫が少ないほうが儲かる!?  驚きの“資金効率”改善ストーリー

WWDJAPAN.comは4月までマンガ版「ザ・ゴールシリーズ 在庫管理の魔術」を連載していました。在庫過剰に陥ると、つい値下げセールに頼ってしまう――。しかし、本当にそれしか方法はないのか? 利益を高め、最大化するための解決策を、アパレル在庫最適化コンサルで「ユニクロ対ZARA」「アパレル・サバイバル」「図解アパレルゲームチェンジャー」等の著者である齊藤孝浩ディマンドワークス代表が、同マンガを読みながら、解説して行きます。今回は、第8話を取り上げます。

今回のストーリーは、主人公の渋谷店の店長である徹が“たった20日分の在庫”で、年30回以上の回転を達成し、利益効率を劇的に改善させたという、リアルで実用的なエピソードです。

「在庫は少ない方が儲かる」──その理由を、マンガと一緒にやさしく解説していきます。

マンガ「在庫管理の魔術」の第8話は コチラ

今回のストーリーでは、在庫回転数 = 年間売上高 ÷ 平均在庫原価 という式で算出しています。

これは、「在庫を持つために使ったお金が、1年間で何倍の売り上げを生んだか」を示すもので、資金効率を測る指標です。

ここで、一般的に小売ビジネスで用いられる在庫回転数には、主に次の3つの計算方法があることを押さえておきましょう。

小売業で使われる「3つの在庫回転数」

資金回転数(資金回転率)
計算式:年間売上高 ÷ 平均在庫原価
→ 経営者や財務担当者が、資金効率やキャッシュフローの観点から注目する指標です。

在庫回転数(原価ベース)
計算式:売上原価 ÷ 平均在庫原価
→ 商品部の仕入担当者が、仕入れた在庫がどれくらいのペースで売れているかを確認する際によく使われます。会計・財務分析でも一般的です。

商品回転数(数量ベース)
計算式:販売数量 ÷ 平均在庫数量
→ 店頭で商品がどれくらいの頻度で入れ替わっているか、つまり“店頭鮮度”を測る指標で、店舗現場のスタッフが関心を寄せています。

今回のストーリーでは、店長の徹が、販売スタッフにも経営視点で考えてもらいたいと語りかけている場面が描かれています。

注目したいのは、マンガの3〜4ページにかけて登場する、以下のセリフです。

「以前の渋谷店は在庫が4カ月分で、利幅は100%くらいで、回転数は年6回転ぐらいだったけど、今は在庫が減ったのもあって年30回以上になるらしい」

一見分かりにくいですが、非常に重要なポイントですので、丁寧に読み解いてみましょう。

「在庫回転が年6回から年30回以上に」──その仕組みとは?

まず、「4カ月分の在庫」とは、120日分の在庫を常に持っていたことを意味します。これは1年(365日)を120日で割ると、年に約3回在庫が入れ替わっていた=3回転ということになります。

次に「利幅が100%」とは、仕入原価の2倍の価格で商品を販売していたという意味です。たとえば、1000円で仕入れた商品を2000円で売っていた場合、粗利率は50%になります。

つまり、3回転 × 2倍の利幅 = 年間で6倍の売り上げを生んでいた、これが徹が「年6回転ぐらいだった」という意味です。

しかし、その後、渋谷店では漏水トラブルをきっかけに、以前の6分の1の在庫量、わずか20日分の在庫で店舗運営を行うことになりました。これは、1カ月分にも満たない水準です。

では、この20日分の在庫が、年間で何回転できるかを考えてみましょう。

年間365日 ÷ 20日分の在庫 = 18.25回転

これを従来通り仕入原価の2倍で販売すれば、

18.25回転 × 2倍の利幅 = 約36.5倍の売り上げ

つまり、以前より在庫量を減らしながら、回転数を年30回以上に高めることができたのです。

これは、在庫が少なくても、「欠品を起こさない在庫構成」によって高い回転率を維持できたからこそ実現した結果です。

少ない在庫で、より多く稼ぐ

今回のストーリーが伝えているのは、在庫量が少なくても、欠品を防げば、何倍もの効率でお金を稼げるという重要な事実です。

「うちの店は在庫の回転が悪い……」「いつも在庫が多すぎる……」ーーそんな悩みを持つ方は、まず“在庫を減らしても売れる仕組み”を考えてみてください。

在庫を寝かせるのは、もっとも無駄な資金の使い方。欠品させずに回転する在庫こそが、利益体質をつくるカギなのです。

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在庫が少ないほうが儲かる!?  驚きの“資金効率”改善ストーリー

WWDJAPAN.comは4月までマンガ版「ザ・ゴールシリーズ 在庫管理の魔術」を連載していました。在庫過剰に陥ると、つい値下げセールに頼ってしまう――。しかし、本当にそれしか方法はないのか? 利益を高め、最大化するための解決策を、アパレル在庫最適化コンサルで「ユニクロ対ZARA」「アパレル・サバイバル」「図解アパレルゲームチェンジャー」等の著者である齊藤孝浩ディマンドワークス代表が、同マンガを読みながら、解説して行きます。今回は、第8話を取り上げます。

今回のストーリーは、主人公の渋谷店の店長である徹が“たった20日分の在庫”で、年30回以上の回転を達成し、利益効率を劇的に改善させたという、リアルで実用的なエピソードです。

「在庫は少ない方が儲かる」──その理由を、マンガと一緒にやさしく解説していきます。

マンガ「在庫管理の魔術」の第8話は コチラ

今回のストーリーでは、在庫回転数 = 年間売上高 ÷ 平均在庫原価 という式で算出しています。

これは、「在庫を持つために使ったお金が、1年間で何倍の売り上げを生んだか」を示すもので、資金効率を測る指標です。

ここで、一般的に小売ビジネスで用いられる在庫回転数には、主に次の3つの計算方法があることを押さえておきましょう。

小売業で使われる「3つの在庫回転数」

資金回転数(資金回転率)
計算式:年間売上高 ÷ 平均在庫原価
→ 経営者や財務担当者が、資金効率やキャッシュフローの観点から注目する指標です。

在庫回転数(原価ベース)
計算式:売上原価 ÷ 平均在庫原価
→ 商品部の仕入担当者が、仕入れた在庫がどれくらいのペースで売れているかを確認する際によく使われます。会計・財務分析でも一般的です。

商品回転数(数量ベース)
計算式:販売数量 ÷ 平均在庫数量
→ 店頭で商品がどれくらいの頻度で入れ替わっているか、つまり“店頭鮮度”を測る指標で、店舗現場のスタッフが関心を寄せています。

今回のストーリーでは、店長の徹が、販売スタッフにも経営視点で考えてもらいたいと語りかけている場面が描かれています。

注目したいのは、マンガの3〜4ページにかけて登場する、以下のセリフです。

「以前の渋谷店は在庫が4カ月分で、利幅は100%くらいで、回転数は年6回転ぐらいだったけど、今は在庫が減ったのもあって年30回以上になるらしい」

一見分かりにくいですが、非常に重要なポイントですので、丁寧に読み解いてみましょう。

「在庫回転が年6回から年30回以上に」──その仕組みとは?

まず、「4カ月分の在庫」とは、120日分の在庫を常に持っていたことを意味します。これは1年(365日)を120日で割ると、年に約3回在庫が入れ替わっていた=3回転ということになります。

次に「利幅が100%」とは、仕入原価の2倍の価格で商品を販売していたという意味です。たとえば、1000円で仕入れた商品を2000円で売っていた場合、粗利率は50%になります。

つまり、3回転 × 2倍の利幅 = 年間で6倍の売り上げを生んでいた、これが徹が「年6回転ぐらいだった」という意味です。

しかし、その後、渋谷店では漏水トラブルをきっかけに、以前の6分の1の在庫量、わずか20日分の在庫で店舗運営を行うことになりました。これは、1カ月分にも満たない水準です。

では、この20日分の在庫が、年間で何回転できるかを考えてみましょう。

年間365日 ÷ 20日分の在庫 = 18.25回転

これを従来通り仕入原価の2倍で販売すれば、

18.25回転 × 2倍の利幅 = 約36.5倍の売り上げ

つまり、以前より在庫量を減らしながら、回転数を年30回以上に高めることができたのです。

これは、在庫が少なくても、「欠品を起こさない在庫構成」によって高い回転率を維持できたからこそ実現した結果です。

少ない在庫で、より多く稼ぐ

今回のストーリーが伝えているのは、在庫量が少なくても、欠品を防げば、何倍もの効率でお金を稼げるという重要な事実です。

「うちの店は在庫の回転が悪い……」「いつも在庫が多すぎる……」ーーそんな悩みを持つ方は、まず“在庫を減らしても売れる仕組み”を考えてみてください。

在庫を寝かせるのは、もっとも無駄な資金の使い方。欠品させずに回転する在庫こそが、利益体質をつくるカギなのです。

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「メゾン マルジェラ」新作香水や「シュウ ウエムラ」技アリパレットなどが登場! 今週発売のビューティアイテム10選【6/2〜6/8】

ビューティアイテムの発売情報を「WWDJAPAN」的視点でピックアップ!今回は6月2〜8日に発売するアイテムを紹介します。今週は「メゾン マルジェラ(MAISON MARGIELA)」のアイコニックなフレグランス“レプリカ”から新作が登場。輝くアマルフィ海岸をイメージした爽やかさと明るさを併せ持つ香りは、早くも注目を集めています。メイクアップは透け発色チークで肌本来の血色を活かす「シュウ ウエムラ(SHU UEMURA)」のデュオパレットに注目です。ほか、独自の“パール髪プレート”で艶ストレートとダメージケアを両立した「サロニア(SALONIA)」のストレートアイロン、「ステラ ボーテ(STELLA BEAUTE)」は、スティック型美顔器など、美容家電もぜひチェックを。

【6月2日発売】
セザンヌ
(CEZANNE)

質感の異なる5色のパウダー入りマルチフェイスパレット

「セザンヌ(CEZANNE)」は、 マルチに使用できるフェイスパレットを発売する。チークやハイライト、アイシャドウが1つで完成する5色入りのパレットで、目元や頬など色味を合わせたワントーンメイクをかなえる。質感の異なる5色のパウダーは重ねてものっぺりせず、メリハリのある立体感を演出する。

■商品詳細

“フェイスアイパレット”(全2種、各847円)

【6月2日発売】
江原道
(KOH GEN DO)

人気リキッドファンデがエアレスケースに入って登場

「江原道(KOH GEN DO)」は、人気アイテム“アクアファンデーション”をワンプッシュで手を汚さず適量が取り出せる清潔さと、持ち運びに便利な仕様の液戻りしないエアレスコンパクトケースに閉じ込めた“アクアファンデーション コンパクト“をバラエティショップ限定で発売する。

■商品詳細

“アクアファンデーション コンパクト“[SPF25・PA+++](全3色、各10mL、各3960円)

【6月2日発売】
サロニア
(SALONIA)

独自の“パール髪プレート”で艶ストレートとダメージケアを両立したストレートアイロン

「サロニア(SALONIA)」は、“グロッシーケア ストレートヘアアイロン”を発売する。独自の“パール髪プレート”で艶ストレートとダメージケアを両立したストレートアイロンで、プレートには、滑らかにスタイリングするアルガンオイル、マイナスイオンを発生させるトルマリン、髪を均一に温めて過熱を防ぐ遠赤外線パウダーの3つの成分を配合。

■商品詳細

“グロッシーケア ストレートヘアアイロン”(全3色、各7678円)

【6月2日発売】
シュウ ウエムラ
(SHU UEMURA)

透け発色カラー×柔らかシェーディングのパレット

「シュウ ウエムラ(SHU UEMURA)」は、透け発色チークで肌本来の血色を活かすデュオパレット“3D チークメイト”を発売する。同製品には、青みピンクやコーラルなどの淡い血色カラーと、ナチュラルにシャープな輪郭を演出するシェーディングカラーの2色をセットした。

■商品詳細

“3D チークメイト”(全4種、各8580円※編集部調べ)

【6月2日発売】
トーン
(TO/ONE)

ブランド初のビューティサプリが登場

「トーン(TO/ONE)」は、ビタミンC1000mgを配合したパウダー状のサプリメント“ドリーム フローラ VC ショット”を全国の「トーン」取り扱い店舗および各ECで発売する。同製品には、体内ですぐに働く水溶性のビタミンC、リポソームカプセルに内包したビタミンC、油脂でコートした持続吸収型ビタミンCをタイムリリース処方で配合した。

■商品詳細

“ドリーム フローラ VC ショット”(60g、4968円/14g、1296円)

【6月3日発売】
ステラ ボーテ
(STELLA BEAUTE)

温感機能搭載のスティック型美顔器

美容機器ブランド「ステラ ボーテ(STELLA BEAUTE)」は、スティック型美顔器シリーズ “ビューティフェイススティック”から、2つのリフトケア機能を備えた“ビューティフェイススティック Rin”を発売する。

■商品詳細

“ビューティフェイススティック Rin”(2万8000円)

【6月4日発売】
アンドビー
(&BE)

ブランド初のヘアミルクとヘアオイル

河北裕介ヘアメイクアップアーティストがプロデュースする「アンドビー(&BE)」は、ヘアケアライン“アンドビーヘア”から、熱ダメージから髪を守るヘアミルクとヘアオイルのアウトバスアイテム2品を発売する。加えて、“ベーシックリ ペア”シリーズのシャンプー、トリートメントからアイスティーの香りの限定セット2種が登場する。

■商品詳細

“プロテクトベースミルク”(100mL、1650円)
“スタイルキープオイル”(80mL、1980円)
限定セット(全2種、各3080円)
“スムースリペアセット”(3080円)

【6月4日発売】
ジバンシィ
(GIVENCHY)

“プリズム・リーブル”に4色シェーディングパウダーが登場

「ジバンシィ(GIVENCHY)」は、影で光を操る4色のパウダーが彫刻のような影を描くシェーディングパウダー“プリズム・リーブル・ブロンザーパウダー”とフランス語で数字の9を表す“ヌフ(neuf)”の通り、3種のテクスチャーからなる9色をセットしたアイシャドウパレット“ル・ヌフ・ジバンシイ”の新色を発売する。

■商品詳細

“プリズム・リーブル・ブロンザーパウダー”(全2色、各7480円)
“ル・ヌフ・ジバンシイ”(8360円)

【6月5日発売】
メゾン マルジェラ
(MAISON MARGIELA)

爽やかなオレンジの香りの夏の新作

「メゾン マルジェラ(MAISON MARGIELA)」は、フレグランス“レプリカ”から新作“オードトワレ ネバーエンディング サマー”を発売する。輝くアマルフィ海岸をイメージした爽やかさと明るさを併せ持つ香りで、夏の自由で開放的な精神を表現した。

■商品詳細

“オードトワレ ネバーエンディング サマー”(10mL、5280円/30mL、1万1880円/100mL、2万3540円※編集部調べ)

【6月5日発売】
ロアリブ
(ROALIV)

夏限定“スージングサン”の香り

「ロアリブ(ROALIV)」は、定番のフレグランスシリーズ“マインドセンス”から、限定の香りのオードパルファン“スージングサン”を発売する。加えて、発酵液と植物オイルを掛け合わせたボディー用美容液“キープアシークレット フォーボディ”から、夏限定仕様の“キープアシークレット フォーボディ S”が登場する。

■商品詳細

“スージングサン”(20mL、3960円)
“キープアシークレット フォーボディ S”(120mL、3850円)

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「ニューエラ」のエレガントなキャップやビームス別注の「ビルケンシュトック」サンダルなど! 来週発売のファッションアイテム7選【6/2〜6/8】

ファッションアイテムの発売情報を「WWDJAPAN」的視点でピックアップ!今回は6月2〜8日に発売するアイテムを紹介します。ベイクルーズのギフトショップ、ザ スタンド フール ソー グッズは、6月6日「ニューエラ(NEW ERA)」のエクスクルーシブキャップを発売します。イタリアの高級素材や上質なシャツ地を使うことで上品な印象に。トレンチコートなどと合わせると相性抜群ですね。ビームス(BEAMS)は、同日「ビルケンシュトック(BIRKENSTOCK)」に別注したサンダルを発売します。さまざまなブランドと協業しているビルケンシュトック。今年も引き続き大活躍です。

【6月4日発売・抽選受付開始】
阪急メンズ

「ウルトラマン」コラボキャンペーン
ソフビや各種グッズをラインアップ

阪急メンズ大阪は6月4日から、特撮作品「ウルトラマン」とのコラボキャンペーンを実施、本コラボを記念したアイテムを発売する。マルサン、マックストイ(MAX TOY)が制作したソフビ人形の抽選販売に加え、“ヨセミテストラップ”、ポーチ、めがね拭き、Tシャツ、ソックス、ハンガー、アンダーウエアなど、多数グッズを販売する。

■商品詳細

ソフビ人形(7480円〜/抽選販売)
めがね拭き(4290円)
Tシャツ(1万3200円)
ソックス(1650円)
アンダーウエア(5940円〜)
※一部商品

【6月5日発売】
東京デザインスタジオ ニューバランス
(TOKYO DESIGN STUDIO NEW BALANCE)

“ニューバランス ミニマス”シリーズ
最新モデル“MT10Tv1”

東京デザインスタジオ ニューバランス(TOKYO DESIGN STUDIO NEW BALANCE)は、“ニューバランス ミニマス(NEW BALANCE MINIMUS)”シリーズから、シューズ“MT10Tv1”を発売する。“MT10”を土台とし、ヌバック素材のアッパーや、グリップ性と耐久性に優れたビブラム社製ラバーのラグアウトソールを組み合わせ、すっきりとしたシルエットに仕上げた。

■商品詳細

シューズ(2万4200円)

【6月5日発売】
サタデーズ ニューヨーク シティ
(SATURDAYS NYC)

「アヤメ」コラボ
国内限定アイウエア2型

「サタデーズ ニューヨーク シティ(SATURDAYS NYC)」は、「アヤメ(AYAME)」とコラボしたアイウエアを国内限定で発売する。“テレビジョンカット”技法で立体的に仕上げた“トロ”と、1920〜30年代のオプティカルフレームにヒントを得て、彫金加工を施した“オールドスター”の2型を制作。テンプル内側に“SATURDAYS”の刻印をあしらう。

■商品詳細

コラボアイウエア“トロ”(4万4000円)
コラボアイウエア“オールドスター”(4万9500円)

【6月5日発売】
ユナイテッドアローズ
(UNITED ARROWS)

「フィル ザ ビル」別注アイテム
ニューヨークがテーマの3型

ユナイテッドアローズ(UNITED ARROWS)は、「フィル ザ ビル(FILL THE BILL)」に別注したアイテムを発売する。ニューヨークをテーマに、左右にパッチポケットを配したデニム地のオープンカラーシャツとショーツ、イラストTシャツの3型を販売する。

■商品詳細

別注シャツ(3万3000円)
別注Tシャツ(1万3200円)
別注ショーツ(2万9700円)

【6月6日発売】
A24

アンダーアールでポップアップ
国内初展開のウエアや豪華コラボアイテムなど

アメリカの配給スタジオ、A24は6月6〜25日の期間、ポップアップをアンダーアール(UNDER R)千駄ヶ谷店でオープンする。会場では、A24が日本初展開となるウエアをはじめ、書籍や雑貨などをラインアップ。また「スラッシャー(THRASHER)」や「ピリングス(PILLINGS)」、アーティストのエイ カネコ(Ei Kaneko)、トッド・フランシス(Todd Francis)らを迎えたトリプルネームのアイテムなども多数用意する。

■商品詳細

パーカ(5万8300円)
スエット(1万7600円)
Tシャツ(9900円〜)
パンツ(1万4300円)
キャップ(8800円)

【6月6日発売】
ビームス
(BEAMS)

「ビルケンシュトック」別注
“ボーンパターン”シリーズ第3弾

ビームス(BEAMS)は、「ビルケンシュトック(BIRKENSTOCK)」に別注したサンダルを発売する。“チューリッヒ(ZURICH)”を土台とし、アッパーに“ボーンパターン”を型押し、インソールには両ブランドのロゴを刻印した。すでに公式オンラインで先行予約を受け付けている。

■商品詳細

別注サンダル(2万5300円)

【6月6日発売】
ザ スタンド フール ソー グッズ
THE STAND FOOL SO GOOD(S)

贅沢素材で仕上げた
「ニューエラ」キャップ

ザ スタンド フール ソー グッズは、「ニューエラ(NEW ERA)」のキャップとキーチェーンを発売する。キャップは、トルコの生地メーカーのソクタス(SOKTAS)や、老舗シャツ生地メーカーのシドグラス(SIDOGRAS)が手掛けたシャツ生地を用い、ツバやトップボタン、ストラップをイタリアのマテリアルメーカー、アルカンターラの素材で仕上げた。

■商品詳細

キャップ(7700円)
キーチェーン(4180円)

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設立20年「産地クラスター」の先駆け、産官学で技術磨く 東レ合繊クラスター

東レと産地企業が互いに有機的な連携を目指して設立した「東レ合繊クラスター」は、昨年で20周年を迎えた。直近では北陸の産地企業を中心に83社が加盟しており、「人材育成」「マーケティング」「技術・素材開発」などの部会ごとに分かれ、「ほぼ毎週のように何らかの会合が実施されている」(事務局を務める東レの石毛正幸北陸支店長)ほど精力的に活動している。年に1度の総合展の開催のほか、さまざまな展示会への会員同士による出展や「合繊クラスター」発のテキスタイル開発、さらには産地に共通した経営課題に産官学で取り組むハブのような役割を果たすようにもなりつつある。「クラスター」はもともと米国の経営学者マイケル・E・ポーター(Michael E. Porter)が提唱したコンセプトだ。石川、福井、富山にまたがる北陸は歴史的に糸や織物、ニット、染色加工、およびその周辺の撚糸や縫製などの企業群が集積していた。「東レ合繊クラスター」の発足で、それまで「系列」と呼ばれ大手素材メーカーごとに連なっていた北陸の企業群を、有機的に結びつけ、産地企業の自主・自立を促すことになった。

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他産地から事業継承、自社で「産地化」 山形・寒河江市の佐藤繊維

日本の繊維産業がこの数十年にわたり縮小を続ける中で、山形県寒河江市に本社と工場を構える紡績メーカーの佐藤繊維は、内製化と業容拡大を続けてきた。従来の主力事業である紡績に加え、最新鋭の「ホールガーメント」機を導入、アパレルブランドを立ち上げ、さらにはセレクトショップ「ギア(GEA)」をスタートした。糸から製品、販売までを本社および寒河江市で一貫して行える体制を構築してきた。2020年のコロナ禍の前後には、同業で廃業、あるいは撤退した紡績機を引き取ったり、紡績前工程の設備の導入、糸染めの設備などを拡充した。佐藤正樹社長の狙いは、かつて全国に分散していた生産機能を自社、あるいは産地内に移管し、産地内の一貫サプライチェーンを構築すること。「技術が失われることを防ぎ、コストの削減にもなる。一部の先進国のために、それ以外の地域が競ってモノを供給する、現在の構造こそ歪(いびつ)だ。ものすごく長い目で見れば、少なくとも国内で消費する分は国内で生産するという時代が来る。その時のためにも技術とモノ作りの基盤を残す」と指摘する。

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他産地から事業継承、自社で「産地化」 山形・寒河江市の佐藤繊維

日本の繊維産業がこの数十年にわたり縮小を続ける中で、山形県寒河江市に本社と工場を構える紡績メーカーの佐藤繊維は、内製化と業容拡大を続けてきた。従来の主力事業である紡績に加え、最新鋭の「ホールガーメント」機を導入、アパレルブランドを立ち上げ、さらにはセレクトショップ「ギア(GEA)」をスタートした。糸から製品、販売までを本社および寒河江市で一貫して行える体制を構築してきた。2020年のコロナ禍の前後には、同業で廃業、あるいは撤退した紡績機を引き取ったり、紡績前工程の設備の導入、糸染めの設備などを拡充した。佐藤正樹社長の狙いは、かつて全国に分散していた生産機能を自社、あるいは産地内に移管し、産地内の一貫サプライチェーンを構築すること。「技術が失われることを防ぎ、コストの削減にもなる。一部の先進国のために、それ以外の地域が競ってモノを供給する、現在の構造こそ歪(いびつ)だ。ものすごく長い目で見れば、少なくとも国内で消費する分は国内で生産するという時代が来る。その時のためにも技術とモノ作りの基盤を残す」と指摘する。

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情報化時代の産地をどう編集する?

毎週発行している「WWDJAPAN」は、ファッション&ビューティの潮流やムーブメントの分析、ニュースの深堀りなどを通じて、業界の面白さ・奥深さを提供しています。巻頭特集では特に注目のキーワードやカテゴリー、市場をテーマに、業界活性化を図るべく熱いメッセージを発信。ここでは、そんな特集を担当記者がざっくばらんに振り返ります。(この記事は「WWDJAPAN」2025年5月26日号からの抜粋です)

廣田:「地域文化商社」を掲げるうなぎの寝床を見に、福岡県八女市に家族旅行したのが今回の特集のきっかけです。もんぺがそんなに売れるのか?なぜ都心のいい場所でポップアップができるのだろう?と不思議だったのですが、福岡市からもかなり離れている店に、多くの人が車で来ていて、楽しそうに買い物をしていました。こういう形で地域が活性化するのは素敵だな、と。特集の前半は、地域文化から生まれる新しい経済循環として2つの事例を紹介しました。

:私はこの半年で多くの繊維産地を取材しましたが、すごく魅力的なモノを作っているのに、それが世の中にうまく伝わっていないと感じることが多々ありました。事業者数は15年で半減し、メード・イン・ジャパンのアパレルはもはや1%程度という中で、地域の価値・財産を資源化する視点は、日本の産地も生かすべきです。特集の後半では、八女のような事例を生かせるであろう魅力ある産地14カ所にスポットを当てました。

視点の持ち方と編集の仕方が重要

廣田:うなぎの寝床も地元の伝統工芸である久留米絣をなんとかせねば、から始まっています。いいモノ作りをしていても、それをどう世の中に伝えていくか。うなぎの寝床創業者の白水高広さんが「この時代において、価値化は情報化」と語っていたのがとても印象的でした。視点の持ち方と編集の仕方が重要なのですが、デザイナーや編集者のスキルにも通ずると感じました。

:私も“日本のモノ作り”ってよく言っていたけれど、あまり産地に足を運んでこなかったことを反省して、今回多く巡りましたが、「日本にこんなに豊かな地域があるんだ」と感動しました。今、国としても観光に力を入れ始めていて、オープンファクトリーも増えてきています。アパレル業界で働く人は、ぜひ産地に行ってほしい。人生も職業人としても豊かになります。これぞサステナビリティですよね。

廣田:はい。日本国の持続可能性について考えました。ぜひ読んで、現地に行ってみてほしいです。

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情報化時代の産地をどう編集する?

毎週発行している「WWDJAPAN」は、ファッション&ビューティの潮流やムーブメントの分析、ニュースの深堀りなどを通じて、業界の面白さ・奥深さを提供しています。巻頭特集では特に注目のキーワードやカテゴリー、市場をテーマに、業界活性化を図るべく熱いメッセージを発信。ここでは、そんな特集を担当記者がざっくばらんに振り返ります。(この記事は「WWDJAPAN」2025年5月26日号からの抜粋です)

廣田:「地域文化商社」を掲げるうなぎの寝床を見に、福岡県八女市に家族旅行したのが今回の特集のきっかけです。もんぺがそんなに売れるのか?なぜ都心のいい場所でポップアップができるのだろう?と不思議だったのですが、福岡市からもかなり離れている店に、多くの人が車で来ていて、楽しそうに買い物をしていました。こういう形で地域が活性化するのは素敵だな、と。特集の前半は、地域文化から生まれる新しい経済循環として2つの事例を紹介しました。

:私はこの半年で多くの繊維産地を取材しましたが、すごく魅力的なモノを作っているのに、それが世の中にうまく伝わっていないと感じることが多々ありました。事業者数は15年で半減し、メード・イン・ジャパンのアパレルはもはや1%程度という中で、地域の価値・財産を資源化する視点は、日本の産地も生かすべきです。特集の後半では、八女のような事例を生かせるであろう魅力ある産地14カ所にスポットを当てました。

視点の持ち方と編集の仕方が重要

廣田:うなぎの寝床も地元の伝統工芸である久留米絣をなんとかせねば、から始まっています。いいモノ作りをしていても、それをどう世の中に伝えていくか。うなぎの寝床創業者の白水高広さんが「この時代において、価値化は情報化」と語っていたのがとても印象的でした。視点の持ち方と編集の仕方が重要なのですが、デザイナーや編集者のスキルにも通ずると感じました。

:私も“日本のモノ作り”ってよく言っていたけれど、あまり産地に足を運んでこなかったことを反省して、今回多く巡りましたが、「日本にこんなに豊かな地域があるんだ」と感動しました。今、国としても観光に力を入れ始めていて、オープンファクトリーも増えてきています。アパレル業界で働く人は、ぜひ産地に行ってほしい。人生も職業人としても豊かになります。これぞサステナビリティですよね。

廣田:はい。日本国の持続可能性について考えました。ぜひ読んで、現地に行ってみてほしいです。

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設立20年「産地クラスター」の先駆け、産官学で技術磨く 東レ合繊クラスター

東レと産地企業が互いに有機的な連携を目指して設立した「東レ合繊クラスター」は、昨年で20周年を迎えた。直近では北陸の産地企業を中心に83社が加盟しており、「人材育成」「マーケティング」「技術・素材開発」などの部会ごとに分かれ、「ほぼ毎週のように何らかの会合が実施されている」(事務局を務める東レの石毛正幸北陸支店長)ほど精力的に活動している。年に1度の総合展の開催のほか、さまざまな展示会への会員同士による出展や「合繊クラスター」発のテキスタイル開発、さらには産地に共通した経営課題に産官学で取り組むハブのような役割を果たすようにもなりつつある。「クラスター」はもともと米国の経営学者マイケル・E・ポーター(Michael E. Porter)が提唱したコンセプトだ。石川、福井、富山にまたがる北陸は歴史的に糸や織物、ニット、染色加工、およびその周辺の撚糸や縫製などの企業群が集積していた。「東レ合繊クラスター」の発足で、それまで「系列」と呼ばれ大手素材メーカーごとに連なっていた北陸の企業群を、有機的に結びつけ、産地企業の自主・自立を促すことになった。

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未来を形づくる“彼女たちの力” 「カルティエ ウーマンズ イニシアチブ」授賞式リポート

カルティエは大阪・関西万博に合わせ、ウーマンズ パビリオンのオープニングセレモニー翌日、堺市民芸術文化ホールにて「カルティエ ウーマンズ イニシアチブ インパクト アワード」授賞式を開催した。社会と環境に持続可能なインパクトをもたらす女性起業家9名が表彰され、800名を超えるゲストがその功績を祝った。

今回の授賞式は、「Forces for Good(変革をもたらすチカラ)」というテーマのもと、5月20日から23日まで行われたインパクト アワード ウィークの集大成として開催。冒頭では、音楽家の渋谷慶一郎とバイオリニスト廣津留すみれ、ダンサー堀田千晶による特別パフォーマンスが行われ、芸術と表現の力がイベントの幕開けを飾った。

セレモニーでは、カルティエ ウーマンズ イニシアチブの過去フェローから選出された9名に授与。選出は「地球の保護(Preserving the Planet)」「生活の向上(Improving Lives)」「機会の創出(Creating Opportunities)」の3カテゴリーに分かれ、それぞれが国連のSDGsを体現する取り組みを展開している。ホストを務めたのは、キャスター、作家として活躍し、ジェンダー平等の提唱者として知られるサンディ・トクスヴィグ。その軽快かつ人間味あふれるファシリテーションで9人の業績が紹介された。

受賞者は各10万ドルの助成金と、1年間のフェローシッププログラムへの参加資格を獲得。メディア露出、リーダーシップ育成、インパクト測定支援を含む新たなプログラムが彼女たちの活動を後押しする。プログラム中にはショートフィルム「Shaping the Future」や、コミュニティの絆を描いたメッセージ映像が上映され、世代を超えた連携の重要性が強調された。最後にはカルティエ カルチャー&フィランソロピーのシリル・ヴィニュロン会長が登壇し、「女性起業家には変革をもたらす力がある。彼女たちが次世代のために道を切り開き続ける力を讃えたい」と語り、セレモニーはKAORIaliveによるダンスパフォーマンスで締めくくられた。

【9人の受賞からのメッセージ】

同日午前にはジャーナリストとのラウンドテーブルが開催された。インスピレーションあふれる9人からのスピーチの中から、特に印象的だった言葉を紹介する。

「地球の保護」カテゴリー

トレーシー・オルーク/Vivid Edge 創業者(アイルランド)

“最も困難な課題こそが、最も革新的な解決策を生み出す。
だから私は、この時代にこそ希望を持っています”

アイルランド出身のトレーシー・オルーク(Tracy O’Rourke)は、長年にわたり大企業で金融・航空機リースなどの分野に従事し、数々の革新的なビジネスモデルを導入してきた。彼女が起業したのは、最新鋭のオフィスビルですら60%ものエネルギーを浪費しているという現実に気づいたことがきっかけだった。 Tracyは航空機リースの仕組みを応用し、「初期投資ゼロで導入できるエネルギー効率改善サービス」を開発。資金調達から設置・運用・保守までを一括で提供し、顧客企業は削減されたエネルギーコストの一部でサービス料を支払うというモデルを確立した。 「エネルギー効率」という地味だが影響力の大きい分野において、トレーシーは“資産として担保できないものに投資を集める”という難題に挑み、それを成し遂げた。「間違った方向に進んだ時、どう軌道修正するのか?」への返答が冒頭の通り。「問題の大きさは、解決の創造性を引き出す力になる」とも語る。


クレッセ・ウェズリン/Elvis & Kresse 共同創業者(英国)

“私たちは、“ただ与え、奪わない”ビジネスを設計しています。
それこそが、本当のラグジュアリーではないでしょうか?”

クレッセ・ウェズリン(Kresse Wesling)は、英国を拠点に活動するChrissyは、社会的・環境的に持続可能なビジネスを追求するブランド「Elvis & Kresse」の共同創業者。彼女の事業は、役目を終えた消防ホースやレザーといった廃材をアップサイクルし、高品質なバッグや財布へと蘇らせるだけでなく、利益の半分をチャリティに寄付するという大胆なモデルを持つ。 最初の10年は「いかに廃材を美しく変えるか」というクラフト中心だったが、次の10年ではビジネス自体を“再生可能”に進化。農場に製造拠点を移し、太陽光発電や水の浄化、土壌への炭素固定といった取り組みを導入した。「贅沢とは何か?」という問いに対し、彼女は“奪わず、与えること”こそが本質だと断言する。環境・地域・経済を横断的につなぐ、再定義されたラグジュアリーの姿がそこにある。


クリスティン・カゲツ/Saathi 共同創業者(インド)

“アクセスのない地域に生理用品を届けたかった。
でも、プラスチック製では別の問題を生む。
だから“使っても環境を汚さないナプキン”を開発した”

米国出身のクリスティン・カゲツ(Kristian Kagetsu)は、インドでの生活を通じて、女性の生理用品へのアクセス格差という深刻な問題に直面した。農村部ではナプキンの普及率が36%にとどまり、教育・就労・健康に多大な影響を与えていた。彼女はそこで、廃棄されるバナナ繊維と竹を用いた完全生分解性ナプキンを開発。Saathiというブランドを通じて、都市部と農村部の両方に製品を届けている。 「なぜバナナ繊維なのか?」との質問に対する答えが冒頭である。社会的な偏見や、工場設立時の拒否、設備導入の困難など、数多くの壁に直面したが、現地の女性たちを雇用し、教育し、チームとして共に成長することで乗り越えてきた。環境への負荷ゼロという製品設計に加え、女性たちが自らの手で“問題を解決する側”になるという、循環型で誇り高いエンパワメントを実現している。


「生活の向上」カテゴリー

ケイトリン・ドルカート/Flare Health 共同創業者・CEO(ケニア)

“ケニアでは、かつて救急車を呼んでも162分かかっていた。
今では15分。世界中のどこにいても、誰であっても、
緊急医療サービスにアクセスできる未来を一緒に築こう”

米国出身のケイトリン・ドルカート(Caitlin Dolkart)は、ケニアで15年間暮らしながら保健医療分野に携わってきた。彼女がFlare Healthを創業したのは、ナイロビの渋滞中に「サイレンが一度も鳴らない」ことに気づいた瞬間だった。「救急車がない」のではなく、「存在していても連携されていない」ことが問題だと悟り、Flareは国中の救急車を統合するデジタル緊急対応ネットワークとして誕生した。 当初は救急車の到着に162分かかっていたが、技術導入により現在は平均15分まで短縮。救急医療アクセスのなかった人々に対して、45,000件以上の救命対応を実現。特に出産に向かう女性14,000人の命を守った事例は、社会的な信頼を築く礎となった。 記者からの「救急医療という公共的な分野に、民間企業として挑戦することにためらいはなかったか?」への回答が冒頭の通り。「政府の不在こそが、私たちのイノベーションを可能にした」と語り、既存の仕組みの限界をチャンスに変えてきたことを共有した。


ナミタ・バンカ/Banka BioLoo 創業者・CEO(インド)

“女性である私たち自身が、
「きれいなトイレが必要だ」と声を上げてこなかったこと。
それが問題の始まりだったのかもしれません”

ナミタ・バンカ(Namita Banka)は、「トイレがない日常」が日常だったインドで、排泄と向き合うビジネスを立ち上げた起業家。2012年当時、インドの6億2,600万人がトイレを使っていなかったという現実に、企業として初めて“糞尿”を正面から扱う事業に挑んだ。 Banka BioLooは、鉄道車両へのバイオトイレ25万基の設置をはじめ、各地で排水処理や水再利用を実施。Clean India運動と連携し、CSRや世界銀行資金を引き寄せ、140,000人以上の生活に変化をもたらしてきた。 きっかけは、ある展示会で女性たちから「トイレを設置してほしい」と懇願された経験。設置後、「ありがとう」と涙ながらに感謝されたその瞬間が、彼女の人生を変えた。 “トイレを語ること”すら恥とされた文化において、声を上げ行動することで、「女性が語る衛生」という社会的沈黙を打ち破ったパイオニアである。衛生インフラは国の責任という見方が強いなかで、民間でこの分野に挑んだ理由について答えるなかで出てきたのが冒頭の言葉であり、声を上げることの重要さを訴える。


イヴェット・イシムウェ/Iriba Water Group 創業者・CEO(ルワンダ)

“水ATM1台で、毎日1500人の子どもたちに安全な飲み水が届けられます。
たった2000ドルで、命のインフラを動かせるのです”

イヴェット・イシムウェ(Yvette Ishimwe)が「水供給は本来政府の仕事。民間として取り組む意義とは?」と問われて返したのが冒頭の言葉だ。イシムウェがIriba Water Groupを立ち上げたきっかけは、家族で移り住んだルワンダの村で体験した「水のない日常」だった。生活用水を湖から買い、水タンクに注いで使う不便さに直面した彼女は、水浄化装置を取り寄せて家庭用に設置。それが近隣住民から大きな反響を呼び、事業化が始まった。 現在は、ソーラー駆動のスマート水ATM「Tap & Drink」を導入し、ボトル水より70%安価に提供。500,000人以上に清潔な水を届け、200以上の学校にも無償設置。カーボンクレジットを活用して資金調達し、2030年までに500万⼈に水を届ける計画を持つ。 政府とのやり取りでは、当初「民間企業に水設備の許可を出す制度がなかった」ことに阻まれたが、高官判断により突破。今では気候ファイナンスの担い手として、国際的にも注目されている。彼女の言葉は、「わずかな資金で命を守れる」という現実を、多くの人の行動につなげる力を持っている。


「機会の創出」カテゴリー

ラマ・ケヤリ/Little Thinking Minds 共同創業者(ヨルダン)

“中東では、子どもが1年間に読む教科書以外の本はわずか1冊、
6分。私たちは、それを読む喜びに変えたい”

ラマ・ケヤリ(Rama Kayyali)は、アラビア語を母語とする子どもたちの「読み書き能力の危機」に正面から取り組む教育起業家。彼女が共同設立した「Little Thinking Minds」は、中東の子どもたちのリテラシー格差を埋めることを目的に、アラビア語の学習アプリを開発・提供している。 アラブ諸国では、家庭で話されるアラビア語(口語)と、学校で教えられるアラビア語(文語)の間に大きな乖離があり、それが子どもたちの読解力不足を引き起こしている。ラマは、この言語ギャップが10歳時点で7割の子どもに影響していることを重く受け止め、読み書きの力を「子ども自身が自信を持てる力」へと変えるアプリを開発。 UNICEFなど国際機関と協働し、難民コミュニティでも導入。内容にはSDGsやジェンダー平等、気候変動といったテーマも盛り込まれ、すでに中東10か国・800校で50万人以上に届いている。読み書き能力の向上は最大で30%を記録し、証拠に基づいた成果を積み重ねている。ビジョンを問われての答えが冒頭だ。


マリアム・トロスヤン/SafeYOU 創業者・CEO(アルメニア)

“SafeYOUがなければ、私は死んでいたかもしれない。
その夜、アプリが私と子どもの命を救った。
今度は私が、誰かを救う側になりたい”

マリアム・トロスヤン(Mariam Torosyan)は、ジェンダーに基づく暴力という“世界的パンデミック”とされる問題に対し、テクノロジーと法制度を結ぶソリューションを構築してきた。彼女が立ち上げた「SafeYOU」は、女性が自分自身を守るためのモバイルアプリであり、同時に政府・警察・NGOと連携するAIベースのプラットフォームでもある。 1/3の女性が暴力を経験し、年間5万人以上が命を奪われている現状。「利用した女性たちから、どのような声が届いていたか?」の問いへの答えが冒頭の通りである。

SafeYOUは“保護・予防・起訴”という3つの柱で支援を行う。被害の証拠を安全に記録・保管し、必要に応じて提出できる機能、心理・法的カウンセリングの導線、そして女性同士のつながりを保つ「安全な空間」を提供。 すでに世界100万人以上の女性に届き、実際に危機を乗り越えた事例も300件以上にのぼる。国連のSDGs貢献プロジェクトとしても認定され、政策提言にもつながっている。社会的に“扱いにくい”テーマに正面から挑み、世界各国で制度との統合も進めている。


ジャッキー・ステンソン/Essmart 共同創業者(インド)

“起業なんてしない方がいい。
孤独で大変で、誰にも助けてもらえない。
それでもやり続ける人こそが、生き残る”

ジャッキー・ステンソン(Jackie Stenson)は、工学のバックグラウンドを持ち、アフリカ各地で水ポンプや農具などの現地向け製品開発を経験してきた。しかし、どれだけ優れたプロダクトを作っても、現場に届かなければ意味がないという課題に直面。その教訓から生まれたのが「eSmart」だ。 彼女の企業は、農村部の小規模小売店と提携し、農業用の省力化製品やソーラー機器など、生活を変える製品をラストマイルで届ける仕組みを構築。製品設計から流通まで、現地の声を反映させた“本当に使われる”仕組みをつくる。これまでに150万人以上に影響を与え、生産性向上・排出削減・コスト削減の実績も残している。 女性起業家として直面する孤独、育児と経営の両立、そして資金調達の壁を、彼女は“同じ境遇の仲間”との絆で乗り越えてきた。「本当に苦しい時に支え合える女性同士のコミュニティこそが、最大のリターンだった」と語るその姿勢は、多くの挑戦者にとっての励みとなる。「起業によって得られた価値」を問われての答えが冒頭だ。

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ロンハーマン2025-26年秋冬は、「今着たい」ミックススタイル ビンテージやユーティリティーをモダンに

「ロンハーマン(RON HERMAN)」の2025-26年秋冬のシーズンテーマは、「ビューティー イン ザ ミックス」。ビンテージ、ユーティリティー、コンサバティブ、ハンドクラフトの4つの要素を、自由に組み合わせたミックススタイルを提案する。

篠崎茜バイヤーはテーマを設定するにあたり、「これまでにないほどチームでのブレインストーミングに時間をかけ、今、自分たちが本当に着ているスタイリングを丁寧に振り返った。結果、過去数シーズンに提案してきたテイストを発展させたリアリティーのあるミックススタイルにたどり着いた」と話す。

強化アイテムはフレアスカート

ボトムスのキーシルエットは、Aラインのフレアスカート。チノやナイロン、ウールなど、時期に合わせてさまざまな素材で提案する。例えば、チノ素材のフレアスカートに合わせるのは、トルコ発の「ナキエ(NACKIYE)」がフィッシャーマンジャケットをベースに、トレンド感のあるショート丈でアレンジしたミリタリージャケット。また、「エムティーモデリスト(MTMODELIST)」のウールコートと共地のミニ丈のスカートのコンサバティブな印象のルックには、赤いチェックシャツを合わせてカジュアルダウンするといった具合に、「ロンハーマン」流のミックススタイルを完成させている。

ほかにもコロンビア発のニットウエアブランド「ペパポンボ(PEPA POMBO)」のニットで仕立てたカバーオールや、フランス発のシャツブランド「セブリン(SEBLINE)」の、ミリタリーのディテールを残したコンバットポロシャツなど、「ビンテージやユーティリティーをモダンに昇華したアイテム」を豊富そろえた。

今季はフリースもキー素材の一つ。「チャンピオン(CHAMPION)」に初めて別注したフーディーは、落ち着いた色味にこだわり、オートミールとブラック、ダークグリーンで企画した。シャツやスカートとの合わせできれい目なスタイリングで提案することで新鮮さを出す。

「ハンドクラフト」のテーマに通じるのは、デッドストック生地をアップサイクルした「ユヌフェムニューヨーク(UNE FEMME NY)」のキルティングコートや、「ピリングス(PILLINGS)」のハンドニットアイテムなど。「ビンテージ」は、篠崎バイヤーが「今の気分」として提案するワイドシルエットのビンテージデニムやオリジナルで古着風のスエットなどを企画。加えて、昨シーズンからスタートした元「レショップ(L’ECHOPPE)」コンセプターの金子恵治が「ロンハーマン」のためにセレクトした古着のコーナー展開も、千駄ヶ谷店と大阪店で継続する。

新生「アルベレタフェレッティ」を新規導入

カラーは、明るいブルーやレッドを差し色に取り入れたほか、ネイビーを充実させた。「ジャンヴィト ロッシ(GIANVITO ROSSI)」とは、注力アイテムのスリッパタイプのミュールをネイビーのスエードで別注したほか、通年人気の「トッズ(TOD’S)」との別注企画でも、ローファー型のスニーカーをネイビースエード素材に変えて別注した。

また、25-26年秋冬にデビューコレクションを発表したロレンツォ・セラフィニ(Lorenzo Serafini)が手掛ける新生「アルベルタ フェレッティ(ALBERTA FERRETTI)」を新規導入した。ピーター・コッピング(Peter Copping)の「ランバン(LANVIN)」も再開する。

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ロンハーマン2025-26年秋冬は、「今着たい」ミックススタイル ビンテージやユーティリティーをモダンに

「ロンハーマン(RON HERMAN)」の2025-26年秋冬のシーズンテーマは、「ビューティー イン ザ ミックス」。ビンテージ、ユーティリティー、コンサバティブ、ハンドクラフトの4つの要素を、自由に組み合わせたミックススタイルを提案する。

篠崎茜バイヤーはテーマを設定するにあたり、「これまでにないほどチームでのブレインストーミングに時間をかけ、今、自分たちが本当に着ているスタイリングを丁寧に振り返った。結果、過去数シーズンに提案してきたテイストを発展させたリアリティーのあるミックススタイルにたどり着いた」と話す。

強化アイテムはフレアスカート

ボトムスのキーシルエットは、Aラインのフレアスカート。チノやナイロン、ウールなど、時期に合わせてさまざまな素材で提案する。例えば、チノ素材のフレアスカートに合わせるのは、トルコ発の「ナキエ(NACKIYE)」がフィッシャーマンジャケットをベースに、トレンド感のあるショート丈でアレンジしたミリタリージャケット。また、「エムティーモデリスト(MTMODELIST)」のウールコートと共地のミニ丈のスカートのコンサバティブな印象のルックには、赤いチェックシャツを合わせてカジュアルダウンするといった具合に、「ロンハーマン」流のミックススタイルを完成させている。

ほかにもコロンビア発のニットウエアブランド「ペパポンボ(PEPA POMBO)」のニットで仕立てたカバーオールや、フランス発のシャツブランド「セブリン(SEBLINE)」の、ミリタリーのディテールを残したコンバットポロシャツなど、「ビンテージやユーティリティーをモダンに昇華したアイテム」を豊富そろえた。

今季はフリースもキー素材の一つ。「チャンピオン(CHAMPION)」に初めて別注したフーディーは、落ち着いた色味にこだわり、オートミールとブラック、ダークグリーンで企画した。シャツやスカートとの合わせできれい目なスタイリングで提案することで新鮮さを出す。

「ハンドクラフト」のテーマに通じるのは、デッドストック生地をアップサイクルした「ユヌフェムニューヨーク(UNE FEMME NY)」のキルティングコートや、「ピリングス(PILLINGS)」のハンドニットアイテムなど。「ビンテージ」は、篠崎バイヤーが「今の気分」として提案するワイドシルエットのビンテージデニムやオリジナルで古着風のスエットなどを企画。加えて、昨シーズンからスタートした元「レショップ(L’ECHOPPE)」コンセプターの金子恵治が「ロンハーマン」のためにセレクトした古着のコーナー展開も、千駄ヶ谷店と大阪店で継続する。

新生「アルベレタフェレッティ」を新規導入

カラーは、明るいブルーやレッドを差し色に取り入れたほか、ネイビーを充実させた。「ジャンヴィト ロッシ(GIANVITO ROSSI)」とは、注力アイテムのスリッパタイプのミュールをネイビーのスエードで別注したほか、通年人気の「トッズ(TOD’S)」との別注企画でも、ローファー型のスニーカーをネイビースエード素材に変えて別注した。

また、25-26年秋冬にデビューコレクションを発表したロレンツォ・セラフィニ(Lorenzo Serafini)が手掛ける新生「アルベルタ フェレッティ(ALBERTA FERRETTI)」を新規導入した。ピーター・コッピング(Peter Copping)の「ランバン(LANVIN)」も再開する。

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ファッションは保守化しているのか? カンヌの“ネイキッドドレス禁止”から見えること

カンヌ国際映画祭は、近年レッドカーペットを席巻してきた露出度の高い衣装、いわゆる“ネイキッドドレス”のトレンドから距離を置く方針を打ち出した。今年開催した第78回から新たなドレスコードを導入した同映画祭は、「品位」を理由にゲストが肌を過度に露出することや、過剰にボリュームのある衣装を着用することを禁止した。ますます大胆になるセレブリティーの衣装に注目が集まる中で下されたこの決定は、ファッション好きの間で続くSNS上での議論に拍車をかけた。今、ファッションは保守的になりつつあるのだろうか?

カンヌでの官能的なドレスのルーツは、レッドカーペットのファッションがより大胆になり、肌を見せたルックを取り入れるようになった1980年代にさかのぼる。85年、現代アーティストのジェフ・クーンズ(Jeff Koons)と結婚する前のイロナ・シュターッレル(Ilona Staller)が、トップレスのピンクのドレスでレッドカーペットに登場し、注目を集めた。さらに同映画祭では、キャメロン・ディアス(Cameron Diaz)、カイリー・ミノーグ(Kylie Minogu)、クラウディア・シファー(Claudia Schiffer)、そして最近ではベラ・ハディッド(Bella Hadid)やナオミ・キャンベル(Naomi Campbell)などの多くのセレブリティーが“ネイキッドドレス”を着用し、このある種の“伝統”を受け継いできた。

ファッション史を専門とするニューヨーク大学のナンシー・デイル(Nancy Deihl)=芸術・芸術専門職学部長は、カンヌが新たに取り入れたドレスコードは、過度な露出を抑制し、優雅さを強調するための取り組みだと評価する。「カンヌでは、長きにわたって女優たちがセクシーなスタイルで登場してきた。しかしそれは、ハイファッションが設定する一定の基準に沿ったものだ。実際、“ネイキッドドレス”禁止のきっかけになった近年のスタイルと同じくらい、あるいはそれ以上に露出度の高い服が、多くのファッションショーで披露されている。しかし、カンヌの主催者は、たとえ少し独裁的だと見られたとしても、このイベントを他のセレブ中心のスペクタクルとは一線を画すことに重きを置いているのだと思う」と、デイル学部長は語る。

一方で、オリヴィア・ワイルド(Olivia Wilde)やアンナ・サワイ(Anna Sawai)などとの仕事で知られるセレブリティースタイリストのカルラ・ウェルチ(Karla Welch)は、自身のインスタグラムで、今回のカンヌの決定を「退屈で男性中心的でつまらないもの」と批判した。

ランウェイやレッドカーペットでの“ネイキッドドレス”

“ネイキッドドレス”は、2000年代初頭からランウェイで流行と衰退を繰り返してきたが、23年に再ブームを迎えた。最近では「ディオン リー(DION LEE)」「ジェイソン ウー(JASON WU)」「マイケル コース(MICHAEL KORS)」「ブランドン マックスウェル(BRANDON MAXWELL)」「シャネル(CHANEL)」「バレンシアガ(BALENCIAGA)」など多くのファッションブランドが、コレクションでシアー生地を採用する。ハリウッドでは、この1年間だけでも、アカデミー賞、グラミー賞、ゴールデングローブ賞など、ほぼすべてのレッドカーペットイベントにおいてシアーなスタイルが見られた。多くの人がこのようなスタイルを「エンパワーメントや自己表現、ボディーポジティブのツール」と捉える一方で、批評家の間では「過剰な性的演出やデザイン面でのイノベーション不足を助長する」と指摘する向きもある。

アメリカ出身のモデルで俳優のパリス・ジャクソン(Paris Jackson)は、「ステラ マッカートニー(STELLA McCARTNEY)」の25-26年秋冬コレクションのショーに来場した際に着用した透け感のあるドレスへの批判に対して「なぜ人間の体が、多くの人に不快な感情を引き起こす要因になるのか、私には理解できない」と語った。「それはただの体だし、不快感を抱かないでほしい。体は、あなたも私も、みんな等しく持っているもの。それでいいじゃない。何の問題もない」。

経済不況とファッションは関係がある?

“ネイキッドドレス”に関する議論は、オンライン上のより広範な議論にも燃料を注いでいる。ファッションインフルエンサーたちは、現在の米国の経済状況に関連付けながら、控えめなファッションの台頭を指摘している。TikTokに投稿された動画で、インフルエンサーたちは「クワイエット・ラグジュアリー」や「トラッドワイフ・コア」(控えめなトーンのドレスなど慎ましく“伝統的な妻”を思わせる要素を含むスタイル)といった継続的なトレンドを例に挙げ、人々が服装においてより保守的になっていると指摘する。

TikTokで88万人のフォロワーを抱えるニキータ・レッドカー(Nikita Redkar)は、380万回以上再生された自身の動画の中で「経済が不況になると、人々が保守的になるのは理由がある。リスクを取れるのは、銀行に預金がある人だけ」と語った。続けて「経済が不況だと、私たちは安全を重視する。不確実な中で注目を浴びたくないし、確実な選択をする。伝統よりも確実なものはありますか?自分の居場所に留まることよりも確実なものはありますか?」とフォロワーに問いかける。

このような言説がオンライン上で流布しているものの、前述のデイル学部長は、経済危機時にファッションが保守的になるという考えについて「長く続き、支持もあるが、誤った主張」だと指摘する。「人々は、経済とファッションスタイルの因果関係を信じたいのだろうが、1950年代のファッションは、それを反駁するのに十分な例だ。この時代は、世界の大部分で社会的同調と保守的な態度が支配的だったが、同時に豊かさの時代でもあった」と続ける。

デイル学部長によれば、控えめなスタイルは消費者が選択できる多くの選択肢の一つに過ぎず、ファッション業界全体の変化を反映するものではないという。「もちろん、宗教的に、もしくは文化的に控えめな服装を義務付けられているケースを除いて、レッドカーペットイベントや一般人が楽しむ特別な機会では、露出の多いシルエットやスタイルが、控えめなスタイルよりもはるかに好まれているだろう」と語った。

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米アマゾン、ビューティ領域で存在感 月間1億人超が利用する巨大市場の次の一手

米アマゾン(AMAZON)がビューティ市場で存在感をさらに強めている。米国内だけで月間1億人超がビューティカテゴリーで買い物をしており、その影響力は拡大の一途をたどる。米「WWD」が毎年開催している「ビューティCEOサミット」に、アマゾンのメリス・デル・レイ(Melis del Rey)=ヘルス&ビューティ担当ゼネラルマネージャーが登壇。同社の構想について語った。

美容と健康を包括する
ショッピング体験を構築

デル・レイ=ゼネラルマネージャーは、「アマゾンが目指すのは、革新的かつアクセシブルな“ヘルス・デスティネーション”の実現だ。ビューティ領域とヘルスケア領域を包括的に捉えたショッピング体験の構築が進んでいる」という。その一例として、新しいスキンケアプログラム「スキンケア プラス(Skin Care Plus)」を挙げた。同プログラムは皮膚科医が推奨するスキンケア商品を迅速に、かつ必要に応じて処方や医療につなげられる設計になっているという。「『スキンケア プラス』は信頼できるワンストップ・ショッピングの場であり、今後さらに拡張していく予定だ」。

アマゾンはスキンケアだけでなくウェルネス分野にも本格的に参入する考えだ。食品やサプリメント、睡眠、フィットネス、ホルモンケアまで、扱うカテゴリーは多岐にわたる。「特に更年期は商品だけでなくショッピング体験そのものにおいても大きなイノベーションの可能性を秘めている。買う側の障壁をいかに取り除き、より包括的なショッピング体験をいかに提供できるかが重要だ」と語った。

アマゾン ビューティの強みは
「スピード」と「発見」

ビューティ市場においてアマゾンが差別化されるポイントについてデル・レイ=ゼネラルマネージャーは、「幅広い品揃えと、消費者に商品が届くまでの圧倒的なスピードが重要な成長エンジンになっている」と説明する。「われわれは顧客やブランドパートナーと関わる時、ショッピング体験を革新し、発見をもたらすようにしている。ブランドを起点に顧客体験を組み立てることで、的確に消費者の心をつかめる」と自信を見せる。

AIによるショッピング体験最適化 
消費者の価値観に変化も

アマゾンはAI投資にも注力する。その考え方は「大胆かつ大規模」だという。その一例が、生成AI搭載の対話型ショッピングアシスタント「ルーファス(Rufus)」だ。約1年前にスタートしたこの機能は、ビューティトレンドの紹介、商品のレコメンドや使い方のナビゲートまで対応する。また、新商品を見つけやすくするAIベースのショッピングガイドも展開している。

デル・レイ=ゼネラルマネージャーは、「現在の市場環境では、ブランドパートナーをサポートしながら日々新たな学びを得ている状況だ。消費者が価値に敏感な時代だからこそ、価格と得られる利点のバランスを見つけてどのように提供するかが問われている」とまとめた。

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米アマゾン、ビューティ領域で存在感 月間1億人超が利用する巨大市場の次の一手

米アマゾン(AMAZON)がビューティ市場で存在感をさらに強めている。米国内だけで月間1億人超がビューティカテゴリーで買い物をしており、その影響力は拡大の一途をたどる。米「WWD」が毎年開催している「ビューティCEOサミット」に、アマゾンのメリス・デル・レイ(Melis del Rey)=ヘルス&ビューティ担当ゼネラルマネージャーが登壇。同社の構想について語った。

美容と健康を包括する
ショッピング体験を構築

デル・レイ=ゼネラルマネージャーは、「アマゾンが目指すのは、革新的かつアクセシブルな“ヘルス・デスティネーション”の実現だ。ビューティ領域とヘルスケア領域を包括的に捉えたショッピング体験の構築が進んでいる」という。その一例として、新しいスキンケアプログラム「スキンケア プラス(Skin Care Plus)」を挙げた。同プログラムは皮膚科医が推奨するスキンケア商品を迅速に、かつ必要に応じて処方や医療につなげられる設計になっているという。「『スキンケア プラス』は信頼できるワンストップ・ショッピングの場であり、今後さらに拡張していく予定だ」。

アマゾンはスキンケアだけでなくウェルネス分野にも本格的に参入する考えだ。食品やサプリメント、睡眠、フィットネス、ホルモンケアまで、扱うカテゴリーは多岐にわたる。「特に更年期は商品だけでなくショッピング体験そのものにおいても大きなイノベーションの可能性を秘めている。買う側の障壁をいかに取り除き、より包括的なショッピング体験をいかに提供できるかが重要だ」と語った。

アマゾン ビューティの強みは
「スピード」と「発見」

ビューティ市場においてアマゾンが差別化されるポイントについてデル・レイ=ゼネラルマネージャーは、「幅広い品揃えと、消費者に商品が届くまでの圧倒的なスピードが重要な成長エンジンになっている」と説明する。「われわれは顧客やブランドパートナーと関わる時、ショッピング体験を革新し、発見をもたらすようにしている。ブランドを起点に顧客体験を組み立てることで、的確に消費者の心をつかめる」と自信を見せる。

AIによるショッピング体験最適化 
消費者の価値観に変化も

アマゾンはAI投資にも注力する。その考え方は「大胆かつ大規模」だという。その一例が、生成AI搭載の対話型ショッピングアシスタント「ルーファス(Rufus)」だ。約1年前にスタートしたこの機能は、ビューティトレンドの紹介、商品のレコメンドや使い方のナビゲートまで対応する。また、新商品を見つけやすくするAIベースのショッピングガイドも展開している。

デル・レイ=ゼネラルマネージャーは、「現在の市場環境では、ブランドパートナーをサポートしながら日々新たな学びを得ている状況だ。消費者が価値に敏感な時代だからこそ、価格と得られる利点のバランスを見つけてどのように提供するかが問われている」とまとめた。

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上海在住の写真家、谷田貝慎が「和平飯店」の滞在制作で生み出した「陰陽九相」【ヒキタミワの水玉上海】

1993年から上海在住のライターでメイクアップアーティストでもあるヒキタミワさんの連載「水玉上海」は、ファッションやビューティの最新トレンドや人気のグルメ&ライフスタイル情報をベテランの業界人目線でお届けします。今回は上海の老舗ホテル「和平飯店」でスウォッチが行うアーティストレジデンスについて。上海在住の日本人写真家の谷田貝慎さんの滞在制作に迫ります。

何年も前、「ピースホテル(和平飯店)にアーティストが住み込みで作品を制作している」と聞いたことがあった。それは「アーティスト・イン・レジデンス(Artist in Residence)」と呼ばれるもので、世界中のアーティストを一定期間招き、滞在中の活動を支援する国際的なプログラムである。

「和平飯店」といえば、上海を代表する老舗ホテルのひとつ。1908年にパレスホテルとして建設され、後にピースホテル南館として知られるようになったこの歴史的建築は、外灘(がいたん)と南京東路の交差点という一等地に位置する。

スウォッチ(Swatch)は2011年から、その由緒ある建物で「Swatch Art Peace Hotel」という現代アートに特化したアーティスト・イン・レジデンス・プログラムを展開している。

滞在制作を行った
谷田貝慎さんに聞く

このプログラムには、著名なアーティストから将来有望な若手まで、ダンサー、音楽家、写真家、映画作家、作家、画家、コンセプチュアル・アーティストなど、多様な分野のクリエイター12〜15名が世界中から参加する。3〜6か月の滞在期間中、それぞれ専用のアパートメントとワークショップで生活・制作を行い、上海に根ざした創作活動に取り組む。

少人数制のため、参加アーティスト同士の自然な出会いや交流が生まれ、創造的な対話や共同制作の機会も広がる。感情、喜び、革新、挑発というスウォッチの精神が、この場所に脈打つアートの鼓動を支えている。

滞在の締めくくりには、各アーティストが「芸術的な痕跡」を残すことが求められる。明確なテーマのもと作品を完成させ、ホテルに寄贈。それらの作品は、今後のイベントなどで展示される。

過去14年間で、このプログラムに参加した日本人アーティストは1組と7名。今回話を伺った写真家・Shin Yatagai(谷田貝慎)氏は、その中で初の男性アーティストである。立教大学で文化人類学と油絵を学び、イギリスへの留学や山本耀司での勤務を経て写真表現へ転向。精神性と視覚の関係性をテーマに、東京にスタジオを構えながら、パリ、アントワープ、中国、台北などで「WWD』や「Harper’s Bazaar』などの雑誌で、ファッションや静物の撮影を手がけてきた。ストックホルムのジュリア・ヘッタのもとで研鑽を積んだのち、「文化人類学専攻で歴史を学ぶ中で中国の古典文化に興味を持ち、上海のダイナミックな経済圏の中で仕事がしたい」と考え、2024年に拠点を上海に移した。

アート・イン・レジデンスへの応募のきっかけは、「すでに上海在住で移動の必要がなく、これほど贅沢な場所で制作できる機会は世界中を見ても稀だったから」。2023年夏に応募し、2024年の夏に合格通知を受け、今年2月から5月までの3か月間滞在することとなった。

滞在中の4月11日には、4名の写真家によるグループ展「都市への接近」とトークショーが開催された。谷田貝氏は、上海や蘇州、雲南、内モンゴルの4都市で撮影した「鍵」の写真を展示し、トークショーでは「上海は歴史的建築と整った物流体制を持ち、創作に必要な素材を迅速に入手しやすい。伝統と現代が交差する文化や多様な人々との交流も、創作の刺激となる魅力的な環境である」といった視点を語った。

「卒業作品」として取り組んだのは、中国文化の概念「陰陽」をテーマとしたシリーズ。自然そのものを作品化するのではなく、インクを用いた創作と撮影を融合させ、自身の技術で構図や色彩を探りながら、新たな表現を追求していった。

滞在終了間際に再び彼を訪ね、レジデンスの生活を振り返ってもらった。「5セットの作品は構想通りに完成。予定していた成果は70点だったが、予想していなかった出会いや経験で130点。合計200点分の満足感だった」と語る。

中でも、ギャラリーとのつながりや、他のアーティストの制作現場に立ち会う中で学んだ思考法や姿勢が、大きな収穫だったという。AIの活用や行動力への刺激もあり、考え方に変化が生まれた。

また、「写真を撮るだけではアーティストとは言えない」と再認識。マーケティングやブランディング、営業といったビジネスの視点が欠かせず、アーティストであると同時にビジネスマンである必要性を実感したと語る。

自身の核には常に、物事を前に動かすエネルギーがある「中国」がある。アジア人としてのアイデンティティを出発点に、東方美学を自らの感性で追求し、今後はコマーシャルとアートの二軸で活動を深めていきたいという。

最後に、ギャラリーに収めた作品について。タイトルは「陰陽九相/Echo of the Ninth」。これは陰陽の概念を動的に再解釈し、太極図をベースに、光と影によってその姿を変化させるシリーズである。「九」は変化と再生の象徴であり、九つの変奏は、陰陽のサイクルが螺旋状に進化していく過程を表現している。

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2024年度版 世界のビューティ企業CEO報酬ランキング 国内トップはコーセー小林社長

米「WWD」は、毎年恒例となっているビューティ企業のエグゼクティブの報酬ランキングを発表した。ビューティ市場の勢いは止まらないかに見えていたが、最近は減速傾向が鮮明になっている。報酬ランキングも変化し、例年は米国企業の経営者がトップ10の大半を占めていたが、2024年度は欧州企業から3人がランクインした。また、前年度は大差をつけてトップに立っていたコティ(COTY)のスー・ナビ(Sue Nabi)最高経営責任者(CEO)が16位に、プロクター・アンド・ギャンブル(PROCTER & GAMBLE)のジョン・モーラー(Jon Moeller)会長兼社長兼CEOが3位から1位に浮上した。

昨年は、スイスの製薬メーカー、ガルデルマ(GALDERMA)と、スペインのファッション・フレグランス企業プーチ(PUIG)の大型上場が注目を集めた。両社のフレミング・オルンスコフ(Flemming Ornskov)CEOとマーク・プーチ(Marc Puig)会長兼CEOは、それぞれの上場日の3月と5月以降の報酬から算出したにもかかわらず、ランキングの上位に入った。

金額の上昇率で最も大きかったのは、「ニベア(NIVEA)」「コパトーン(COPPERTONE)」「ラ・プレリー(LA PRAIRIE)」などを展開する独バイヤスドルフ(BEIERSDORF)のヴィンセント・ワーナリー(Vincent Warnery)会長で、株式割当増資により前年比425%増となった。花王の長谷部佳宏社長も同110.6%増と大幅にアップした。一方、最も下落したのがコティのスー・ナビCEOで、同95.1%減だった。ランキングに入った30人のうち、13人は報酬が増加し、10人は減少した。

【2024年度 ビューティ企業CEO報酬ランキング トップ30】

1位
ジョン・モーラー
プロクター・アンド・ギャンブル会長兼社長兼CEO

2296万3881ドル(約33億679万円)
前年比: +5.8%増


2位-
フレミング・オルンスコフ
ガルデルマCEO

1899万8000ドル(約27億3571万円)
前年比: -

※上場した3月22日〜12月31日まで


3位
ノエル・ウォレス(Noel Wallace)/
コルゲート・パーモリーブ会長兼社長兼CEO

1823万4864ドル(約26億2582万円)
前年比: +6.5%


4位
ファブリツィオ・フリーダ(Fabrizio Freda)/
エスティ ローダー カンパニーズ前社長兼CEO

1785万1573ドル(約25億7062万円)
前年比: -18.2%


5位
ヴィンセント・ワーナリー
バイヤスドルフ会長

1319万2000ユーロ(約21億3710万円)
前年比: +425%


6位-
マーク・プーチ
プーチ会長兼CEO

1276万5000ユーロ(約20億6793万円)
前年比: -

※上場した5月3日〜12月31日まで


7位-
ティモシー・ウェントワース(Timothy Wentworth)/
ウォルグリーンズ・ブーツ・アライアンスCEO

1328万2800ドル(約19億1272万円)
前年比: -


8位
ティボー・モンゴン(Thibaut Mongon)/
ケンビューCEO

1316万7969ドル(約18億9618万円)
前年比: -33.2%


9位→
ニコラ・イエロニムス(Nicolas Hieronimus)/
ロレアルCEO

998万5840ユーロ(約16億1770万円)
前年比: -5.7%


10位
ロッド・リトル(Rod Little)/
エッジウェル パーソナル ケア社長兼CEO

1007万8913ドル(約14億5136万円)
前年比: -0.8%


11位
ベルナール・アルノー(Bernard Arnault)/
LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン会長兼CEO

793万7916ユーロ(約12億8594万円)
前年比: 横ばい


12位
タラン・アミン(Tarang Amin)/
E.L.F.ビューティ会長兼社長兼CEO

843万4392ドル(約12億1455万円)
前年比: +49.7%


13位→
ジェローム・ランバート(Jerome Lambert)/
コンパニー フィナンシエール リシュモンCEO

711万5906ユーロ(約11億5277万円)
前年比: -10.8%


14位
アクセル・デュマ(Axel Dumas)/
エルメス・インターナショナルCEO

728万7713ユーロ(約11億8060万円)
前年比: +24.5%


15位
カーステン・クノーベル(Carsten Knobel)/
ヘンケル会長

683万432ユーロ(約11億652万円)
前年比: +1.2%


16位
スー・ナビ
コティCEO

724万579ドル(約10億4264万円)
前年比: -95.1%


17位-
ハイン・シューマッハ(Hein Shumacher)/
ユニリーバ前CEO

555万2000ユーロ(約8億9942万円)
前年比: -


18位
ライアン・ナピアスキー(Ryan Napierski)/
ニュースキン エンタープライズ社長兼CEO

599万3088ドル(約8億6300万円)
前年比: +2.6%


19位-
フランソワ・アンリ・ピノー(Francois Henri Pinault)/
ケリング会長兼CEO

426万4404ユーロ(約6億9083万円)
前年比: -14%


20位
サウガタ・グプタ(Saugata Gupta)/
マリコ=マネージング・ディレクター兼CEO

2億3710万2926ルピー(約4億2678万円)
前年比: -5.6%


21位
スディール・シタパティ(Sudhir Sitapati)/
ゴドレジ・コンシューマー・プロダクツ=マネージング・ディレクター兼CEO

1億9020万ルピー(約3億4236万円)
前年比:+31.8%


22位
小林一俊
コーセー社長

3億2700万円
前年比: -4.7%


23位
魚谷雅彦
資生堂前会長兼CEO

3億1600万円
前年比: +5%


24位
ジャン・マダル(Jean Madar)/
インターパルファム会長兼CEO

200万ドル(約2億8800万円)
前年比: 横ばい


25位
長谷部佳宏
花王社長

2億9700万円
前年比: +110.6%


26位
ジョナサン・マイヤーズ(Jonathan Myers)/
PZカソンズCEO

139万802ユーロ(約2億2530万円)
前年比: -11.4%


27位
モヒット・マルホトラ(Mohit Malhotra)/
ダブール・インディアCEO

1億4638万4295ルピー(約2億6349万円)
前年比: +9.6%


28位-
アマンダ・ボールドウィン(Amanda Baldwin)/
オラプレックスCEO

135万5970ユーロ(約2億1966万円)
前年比: -90.3%


29位→
ハーシャ・アガーワル(Harsha Agarwal)/
エマミ副会長兼マネージング・ディレクター

6969万6000ルピー(約1億2545万円)
前年比: +12.8%


29位→
モハン・ゴエンカ(Mohan Goenka)/
エマミ副会長兼常勤取締役

6969万6000ルピー(約1億2545万円)
前年比: +12.8%

※上場企業の公開情報を基に算出。基本給、賞与、そのほかの報酬を含む。自社株保有による収益は必ずしも含まない
※順位はドル換算した金額によるもの
※財務報告義務等の違いにより下記の公開企業の情報は未反映:
エギョン・インダストリアル(AEKYUNG INDUSTRIAL)、アモーレパシフィック(AMOREPACIFIC)、バス&ボディワークス(BATH & BODYWORKS)、ベターウェア・デ・メキシコ(BETTERWARE DE MEXICO)、ブルーメイジバイオテクノロジー(BLOOMAGE BIOTECHNOLOGY)、広東丸美生物技術(GUANGDONG MARUBI BIOTECHNOLOGY)、LGハウスホールド&ヘルスケア(LG HOUSEHOLD & HEALTH CARE)、ライオン、マンダム、ミルボン、ナチュラ&コー(NATURA & CO.)、ノエビア、オディティ・テック(ODDITY TECH)、ポーラ・オルビスホールディングス、プロヤ コスメティックス(PROYA COSMETICS)、シャンハイ・シックマックス・コスメティック(SHANGHAI CHICMAX COSMETIC)、シャンハイ ジャワ ユナイテッド(SHANGHAI JAHWA UNITED) 、ヴィクトリアズ・シークレット(VICTORIA’S SECRET)、ヤッセン・ホールディング(YATSEN HOLDING)、ウンナン・ボタネ・バイオ・テクノロジー・グループ(YUNNAN BOTANEE BIO-TECHNOLOGY GROUP)

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「角栓溶解」のその先へ 進化型洗顔料は“大人の毛穴悩み”のブレイクスルーとなるか?

進化型洗顔料は“大人の毛穴悩み”のブレイクスルーとなるか?

「大人の毛穴対策」として、今シーズン注目したいのは「洗顔系のアイテム」たちだ。これまでどちらかというと若年層向きだった洗顔アイテムが、複雑な大人の毛穴に対してどうアプローチをはかるのか?各社の革新的な技術とともに、進化型洗顔料の現在地を探る。

原因が複合なゆえに、対策が難しい大人の毛穴問題

年齢を問わず、日本において常に上位にあがる肌悩みといえば「毛穴」だろう。若年層の場合、主な要因は過剰な皮脂の分泌であるため、まずは「洗顔料」で何とかしようとする人が多いはずだ。価格の面で、若年層が手に取りやすい面もある。

一方で、年齢を重ねれば重ねるほど、毛穴の要因は複雑化していく。乾燥やターンオーバーの乱れによって、毛穴に角栓が詰まりやすくなってしまうこと。また、皮膚の下垂に伴って毛穴も引っぱられ、悪目立ちするケースもある。こうなると洗顔のみでの対策は難しく、ピーリングや引き締め効果を持つ美容液、肌にハリを与える美顔器、ケミカルピーリングや光治療など美容医療の施術まで、お手入れの選択肢が広がっていく。

逆に言ってしまうと、「洗う」というシンプルなケアで「大人の毛穴が何とかなる」と考える人は、少ないのではないだろうか。特に美容に詳しい人ほど、期待値は低いかもしれない。

洗顔にブレイクスルーをもたらした「角栓溶解技術」

そんな「洗う毛穴ケア」に1つのブレイクスルーをもたらしたのが、花王の「皮脂・角栓除去技術」である。角栓が毛穴の大きな要因であることは間違いなく、実は同社の研究により「年齢と共に頬の角栓は増えていく」ことも判明している。

そもそも角栓は、約7割のタンパク質と約3割の脂質で構成されているのをご存じだろうか。脂質の中でも硬い「固体脂」がタンパク質同士を強固に結びつけ、「洗っただけでは取り去りにくい」性質があった。花王がターゲットにしたのは、この固体脂だ。

数多の成分をスクリーニングした結果、「トリスヒドロキシメチルアミノメタン」(通称・トリス)に、固体脂を水溶化させる性質があることを発見。角栓のタンパク質をゆるめて内部に入り込み、固体脂を水に溶けやすい状態にして、角栓の構造を崩壊させるという。鼻パックのように物理的に引き抜くわけでもなく、ピーリングのように角層表面を溶かすわけでもない「角栓自らが崩れて、毛穴から溶け出してくる」のがポイントだ。

この新発想によって、近年「洗う毛穴ケア」は一段進化したといっていい。現在は他社においても、様々な視点から角栓を溶解させる研究が進化している。

2025年夏は「角栓溶解」の一歩先へ
エイジングケアまで視野に入れた洗顔料

そして今年の夏は、角栓を溶解するアプローチからさらに一歩踏み込んだ、洗顔アイテムが続々登場している。洗顔後の肌に「保水ヴェール」を形成したり、「エイジングケア」をも視野に入れた、大人の毛穴に迫るアイテムを各社の技術と共に紹介する。

角栓崩壊除去後に保水ヴェールを形成
メイクのりの良いなめらかな肌へ

花王のメイクアップブランド、「プリマヴィスタ(PRIMAVISTA)」から7月5日に登場する“プレメイクアップ ジェルウォッシュ”は、ブランド初となるスキンケアアイテム。花王独自の皮脂・角栓除去技術を搭載し、化粧ノリ・モチを悪化させる原因である、皮脂や角栓を速やかにオフしてくれる。さらに、洗浄中に保水カプセルからオイル系の成分を放出し、洗顔後の肌に「保水ヴェール」を形成するのが特長だ。保水ヴェールは、スキンケアのなじみをアップし、化粧ノリのよいなめらかな肌に整える。すっきり洗い上がると同時に、潤いのヴェールで包まれているような感覚を抱けるはず。洗顔料を変えるだけで肌のキメが整う効果を、AIによる肌診断でも確認しているという、大人のための洗顔料である。

独自の角栓溶解パラメータをもとに
量子コンピューターが導き出した処方

「コスメデコルテ(DECORTE)」から誕生した“AQ 毛穴美容液オイル”は、世界で初めて化粧品の処方開発に「量子コンピューター」を取り入れた画期的な製品だ。コンピューターが演算処理できるように、角栓中の脂質が溶けやすいエリアを数値化した、独自の「角栓溶解度パラメータ」を開発。そのうえで、複数の成分候補や理想的な処方条件を設定し、1000億通りもの組み合わせの中から、量子コンピューターがベストな処方を導き出したという。心地よい香りとともに、まろやかなオイルが肌に広がり、洗顔後はツヤを宿したなめらかな肌へと導いてくれる。香りや成分候補はAQのクオリティにふさわしいものを人の手によって選定し、人の発想を凌駕した組み合わせ計算を融合した、未来型のスキンケアだ。

2種類のオイル✕クレイで汚れをオフ
透明感をサポートするハイブリッド洗顔料

ミニマルかつ本質的な美しさを追究する資生堂の「ザ・ギンザ(THE GINZA)」から登場したのは、洗顔とマスクを1品で叶える“ハイブリッドクレンザー n”だ。溶解性に優れた2種類のオイルの力で角栓をゆるめ、2種類の天然ミネラルクレイが大気汚染物質などの毛穴汚れを吸着。塗布した時はまろやかなクレイ、マッサージするとオイルがあふれ出すようなリッチな感触に変化し、そのまま20秒肌に置いてマスクをする。リンデンエキス等の美容成分の力で、洗い流したあとは透明感のある健康的な艶肌が手に入るだろう。この唯一無二のテクスチャーを叶えるために、特別な温度設定や攪拌技術、7ろ過行程を経て完成した、週に1~2回の特別なお手入れ。大人の肌を総合的に美しい質感へと導いてくれる。

「洗う」というシンプルなステップで、角栓を溶解し、肌の質感にまでアプローチする進化型洗顔料。いずれも肌がなめらかに整う手応えがあり、保湿感やツヤ、血色をサポートする働きに、個人的には驚きを覚えずにはいられなかった。ジェンダーに関係なく(メイクをしていない人にも)心からおすすめしたいアイテムたちである。

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「角栓溶解」のその先へ 進化型洗顔料は“大人の毛穴悩み”のブレイクスルーとなるか?

進化型洗顔料は“大人の毛穴悩み”のブレイクスルーとなるか?

「大人の毛穴対策」として、今シーズン注目したいのは「洗顔系のアイテム」たちだ。これまでどちらかというと若年層向きだった洗顔アイテムが、複雑な大人の毛穴に対してどうアプローチをはかるのか?各社の革新的な技術とともに、進化型洗顔料の現在地を探る。

原因が複合なゆえに、対策が難しい大人の毛穴問題

年齢を問わず、日本において常に上位にあがる肌悩みといえば「毛穴」だろう。若年層の場合、主な要因は過剰な皮脂の分泌であるため、まずは「洗顔料」で何とかしようとする人が多いはずだ。価格の面で、若年層が手に取りやすい面もある。

一方で、年齢を重ねれば重ねるほど、毛穴の要因は複雑化していく。乾燥やターンオーバーの乱れによって、毛穴に角栓が詰まりやすくなってしまうこと。また、皮膚の下垂に伴って毛穴も引っぱられ、悪目立ちするケースもある。こうなると洗顔のみでの対策は難しく、ピーリングや引き締め効果を持つ美容液、肌にハリを与える美顔器、ケミカルピーリングや光治療など美容医療の施術まで、お手入れの選択肢が広がっていく。

逆に言ってしまうと、「洗う」というシンプルなケアで「大人の毛穴が何とかなる」と考える人は、少ないのではないだろうか。特に美容に詳しい人ほど、期待値は低いかもしれない。

洗顔にブレイクスルーをもたらした「角栓溶解技術」

そんな「洗う毛穴ケア」に1つのブレイクスルーをもたらしたのが、花王の「皮脂・角栓除去技術」である。角栓が毛穴の大きな要因であることは間違いなく、実は同社の研究により「年齢と共に頬の角栓は増えていく」ことも判明している。

そもそも角栓は、約7割のタンパク質と約3割の脂質で構成されているのをご存じだろうか。脂質の中でも硬い「固体脂」がタンパク質同士を強固に結びつけ、「洗っただけでは取り去りにくい」性質があった。花王がターゲットにしたのは、この固体脂だ。

数多の成分をスクリーニングした結果、「トリスヒドロキシメチルアミノメタン」(通称・トリス)に、固体脂を水溶化させる性質があることを発見。角栓のタンパク質をゆるめて内部に入り込み、固体脂を水に溶けやすい状態にして、角栓の構造を崩壊させるという。鼻パックのように物理的に引き抜くわけでもなく、ピーリングのように角層表面を溶かすわけでもない「角栓自らが崩れて、毛穴から溶け出してくる」のがポイントだ。

この新発想によって、近年「洗う毛穴ケア」は一段進化したといっていい。現在は他社においても、様々な視点から角栓を溶解させる研究が進化している。

2025年夏は「角栓溶解」の一歩先へ
エイジングケアまで視野に入れた洗顔料

そして今年の夏は、角栓を溶解するアプローチからさらに一歩踏み込んだ、洗顔アイテムが続々登場している。洗顔後の肌に「保水ヴェール」を形成したり、「エイジングケア」をも視野に入れた、大人の毛穴に迫るアイテムを各社の技術と共に紹介する。

角栓崩壊除去後に保水ヴェールを形成
メイクのりの良いなめらかな肌へ

花王のメイクアップブランド、「プリマヴィスタ(PRIMAVISTA)」から7月5日に登場する“プレメイクアップ ジェルウォッシュ”は、ブランド初となるスキンケアアイテム。花王独自の皮脂・角栓除去技術を搭載し、化粧ノリ・モチを悪化させる原因である、皮脂や角栓を速やかにオフしてくれる。さらに、洗浄中に保水カプセルからオイル系の成分を放出し、洗顔後の肌に「保水ヴェール」を形成するのが特長だ。保水ヴェールは、スキンケアのなじみをアップし、化粧ノリのよいなめらかな肌に整える。すっきり洗い上がると同時に、潤いのヴェールで包まれているような感覚を抱けるはず。洗顔料を変えるだけで肌のキメが整う効果を、AIによる肌診断でも確認しているという、大人のための洗顔料である。

独自の角栓溶解パラメータをもとに
量子コンピューターが導き出した処方

「コスメデコルテ(DECORTE)」から誕生した“AQ 毛穴美容液オイル”は、世界で初めて化粧品の処方開発に「量子コンピューター」を取り入れた画期的な製品だ。コンピューターが演算処理できるように、角栓中の脂質が溶けやすいエリアを数値化した、独自の「角栓溶解度パラメータ」を開発。そのうえで、複数の成分候補や理想的な処方条件を設定し、1000億通りもの組み合わせの中から、量子コンピューターがベストな処方を導き出したという。心地よい香りとともに、まろやかなオイルが肌に広がり、洗顔後はツヤを宿したなめらかな肌へと導いてくれる。香りや成分候補はAQのクオリティにふさわしいものを人の手によって選定し、人の発想を凌駕した組み合わせ計算を融合した、未来型のスキンケアだ。

2種類のオイル✕クレイで汚れをオフ
透明感をサポートするハイブリッド洗顔料

ミニマルかつ本質的な美しさを追究する資生堂の「ザ・ギンザ(THE GINZA)」から登場したのは、洗顔とマスクを1品で叶える“ハイブリッドクレンザー n”だ。溶解性に優れた2種類のオイルの力で角栓をゆるめ、2種類の天然ミネラルクレイが大気汚染物質などの毛穴汚れを吸着。塗布した時はまろやかなクレイ、マッサージするとオイルがあふれ出すようなリッチな感触に変化し、そのまま20秒肌に置いてマスクをする。リンデンエキス等の美容成分の力で、洗い流したあとは透明感のある健康的な艶肌が手に入るだろう。この唯一無二のテクスチャーを叶えるために、特別な温度設定や攪拌技術、7ろ過行程を経て完成した、週に1~2回の特別なお手入れ。大人の肌を総合的に美しい質感へと導いてくれる。

「洗う」というシンプルなステップで、角栓を溶解し、肌の質感にまでアプローチする進化型洗顔料。いずれも肌がなめらかに整う手応えがあり、保湿感やツヤ、血色をサポートする働きに、個人的には驚きを覚えずにはいられなかった。ジェンダーに関係なく(メイクをしていない人にも)心からおすすめしたいアイテムたちである。

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“4分の1在庫で利益3倍”の衝撃 出店資金を最大化する発想法

WWDJAPAN.comは4月までマンガ版「ザ・ゴールシリーズ 在庫管理の魔術」を連載していました。在庫過剰に陥ると、つい値下げセールに頼ってしまう――。しかし、本当にそれしか方法はないのか? 利益を高め、最大化するための解決策を、アパレル在庫最適化コンサルで「ユニクロ対ZARA」「アパレル・サバイバル」「図解アパレルゲームチェンジャー」等の著者である齊藤孝浩ディマンドワークス代表が、同マンガを読みながら、解説して行きます。今回は、第7話を取り上げます。

「クロスシッピング」で在庫はもっと活かせる

第7話では、「店舗在庫の最適化」と「成長資金の最大化」という、チェーンストア経営にとって極めて重要な2つのテーマが、経営者の視点から描かれています。

※チェーンストアとは、一般的に同じブランド・屋号で11店舗以上の店舗を展開する小売業のことです。

マンガ「在庫管理の魔術」の第7話は コチラ

多数の店舗を持つチェーンストアでは在庫の偏在が必ず発生します。ある商品が、こちらの店では欠品になっているのに、あちらの店では在庫が豊富にあるという状況です。店舗数が増えれば増えるほど、この偏りが大きくなることは想像に難くないでしょう。

在庫の偏在がある状況では、仕入れ担当者は欠品した店が販売機会の損失を防ぐために、ほかの店で在庫がだぶついているにも関わらず、追加発注を検討することになります。これもチェーンストア全体において、過剰在庫が発生する原因のひとつです。

この在庫の偏在を解消する鍵となるのが「クロスシッピング」、すなわち店舗間、倉庫間で在庫を融通し合う在庫移動の仕組みです。この頻度を高めると、在庫の偏在が減り、需要にあわせた、在庫の平準化が可能になります。

もう一つのテーマである「成長資金の最大化」というのは、今回のストーリーの後半に出てきた「投資収益率」に関連するものです。投資収益率とは、「投資に対して、どれだけ営業利益を生み出せたか」を表す指標です。 

計算式は (営業利益 ÷ 投資額) × 100。

アパレル店舗の出店においては、この式の中の「投資額」に出店コストや敷金・保証金、内装費、在庫額などが含まれます。これらのうちで金額が大きく、かつ変動が大きいのが在庫額です。実際に、主人公の徹が店長を務める渋谷店では、在庫を4分の1に減らすという大胆な取り組みで、営業利益を約3倍にまで伸ばすことに成功しました。前述の式に当てはめて、ざっと計算すると、分母(在庫額)が4分の1に、分子(営業利益)が3倍になったために、在庫の投資収益率が10倍以上になったわけです。

在庫を4分の1に出来たら、残りの4分の3はフリーキャッシュフロー(余剰資金)になるわけで、これを成長のための投資に回せば、どれだけの可能性が広がるでしょうか。極論ですが、今までの4倍分の出店が可能になるのです。店舗で働く人は、販売機会を失いたくないので在庫をできるだけ多く持ちたいと考えていますが、経営者は限られた資金で会社を運営しています。在庫を減らして浮いた資金を、成長のための投資に回せたら――新規出店、システム投資、賃上げなど、未来への選択肢が一気に広がるはずです。

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“4分の1在庫で利益3倍”の衝撃 出店資金を最大化する発想法

WWDJAPAN.comは4月までマンガ版「ザ・ゴールシリーズ 在庫管理の魔術」を連載していました。在庫過剰に陥ると、つい値下げセールに頼ってしまう――。しかし、本当にそれしか方法はないのか? 利益を高め、最大化するための解決策を、アパレル在庫最適化コンサルで「ユニクロ対ZARA」「アパレル・サバイバル」「図解アパレルゲームチェンジャー」等の著者である齊藤孝浩ディマンドワークス代表が、同マンガを読みながら、解説して行きます。今回は、第7話を取り上げます。

「クロスシッピング」で在庫はもっと活かせる

第7話では、「店舗在庫の最適化」と「成長資金の最大化」という、チェーンストア経営にとって極めて重要な2つのテーマが、経営者の視点から描かれています。

※チェーンストアとは、一般的に同じブランド・屋号で11店舗以上の店舗を展開する小売業のことです。

マンガ「在庫管理の魔術」の第7話は コチラ

多数の店舗を持つチェーンストアでは在庫の偏在が必ず発生します。ある商品が、こちらの店では欠品になっているのに、あちらの店では在庫が豊富にあるという状況です。店舗数が増えれば増えるほど、この偏りが大きくなることは想像に難くないでしょう。

在庫の偏在がある状況では、仕入れ担当者は欠品した店が販売機会の損失を防ぐために、ほかの店で在庫がだぶついているにも関わらず、追加発注を検討することになります。これもチェーンストア全体において、過剰在庫が発生する原因のひとつです。

この在庫の偏在を解消する鍵となるのが「クロスシッピング」、すなわち店舗間、倉庫間で在庫を融通し合う在庫移動の仕組みです。この頻度を高めると、在庫の偏在が減り、需要にあわせた、在庫の平準化が可能になります。

もう一つのテーマである「成長資金の最大化」というのは、今回のストーリーの後半に出てきた「投資収益率」に関連するものです。投資収益率とは、「投資に対して、どれだけ営業利益を生み出せたか」を表す指標です。 

計算式は (営業利益 ÷ 投資額) × 100。

アパレル店舗の出店においては、この式の中の「投資額」に出店コストや敷金・保証金、内装費、在庫額などが含まれます。これらのうちで金額が大きく、かつ変動が大きいのが在庫額です。実際に、主人公の徹が店長を務める渋谷店では、在庫を4分の1に減らすという大胆な取り組みで、営業利益を約3倍にまで伸ばすことに成功しました。前述の式に当てはめて、ざっと計算すると、分母(在庫額)が4分の1に、分子(営業利益)が3倍になったために、在庫の投資収益率が10倍以上になったわけです。

在庫を4分の1に出来たら、残りの4分の3はフリーキャッシュフロー(余剰資金)になるわけで、これを成長のための投資に回せば、どれだけの可能性が広がるでしょうか。極論ですが、今までの4倍分の出店が可能になるのです。店舗で働く人は、販売機会を失いたくないので在庫をできるだけ多く持ちたいと考えていますが、経営者は限られた資金で会社を運営しています。在庫を減らして浮いた資金を、成長のための投資に回せたら――新規出店、システム投資、賃上げなど、未来への選択肢が一気に広がるはずです。

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「リファ」人気コーム新作や「アンドビー」「レブロン」夏の限定色が登場! 今週発売のビューティーアイテム12選【5/26〜6/1】

今週発売のビューティーアイテム12選【5/26〜6/1】

ビューティアイテムの発売情報を「WWDJAPAN」的視点でピックアップ!今回は5月26〜6月1日に発売するアイテムを紹介します。今週の注目は人気の「リファ(REFA)」コームの新作。表参道ヒルズ店と阪急うめだ本店、全国の美容院で先行販売がスタートします。髪への負担を軽減しながら、前髪やおくれ毛などの細かな毛を捉えて整えて艶とまとまりを与えるほか、ブラッククロムコーティングを施した上品なデザインも魅力です。メイクアップは夏の限定色も続々と登場。「レブロン(REVLON)」は異なる質感の4色をセットしたアイシャドウから夏の新2色を、「アンドビー(&BE)」は、ナチュラルな血色感を演出する“クリームチーク”からゴールドとレッドのパールを配合した限定色を発売します。ブランドの世界観を表現したキュートなパッケージデザイン「アナスイ エヌワイシー(ANNA SUI NYC)」の“フェイス マルチ バーム”もぜひチェックを。

【5月26日発売】
イソップ
(AESOP)

洗い流せるジェルマスク

「イソップ(AESOP)」は、古い角質をほぐすBHAと、ブランドで初めて採用する角質柔軟成分のPHAを配合した洗い流すジェルマスク“ルーセント フェイシャル リファイニング マスク”を発売する。

■商品詳細

“ルーセント フェイシャル リファイニング マスク”(60mL、1万1000円)

【5月26日発売】
レブロン
(REVLON)

4色アイシャドウに夏の新2色

「レブロン(REVLON)」は、マット、サテン、パール、グリッターと異なる質感の4色をセットしたアイシャドウから夏の新2色を発売する。今回は、ぬくもりを感じるゴールデンブラウンカラーの“ゴールデン サンフラワー(010)”と、陽射しに映えるブリックテラコッタカラー“サンド デューン(011)”が仲間入りする。

■商品詳細

“ダズルアイシャドウ クアッド”(新2色、各1540円)

【5月27日発売】
イプサ
(IPSA)

洗顔石けんがリニューアル

「イプサ(IPSA)」は、リニューアルした洗顔石けん“クレンジング マリンケイク ex”を発売する。海の恵みに着想した保湿成分を新配合するほか、毛穴汚れの原因にアプローチし、毛穴目立ちのないつるんとした肌へ導く。容量、価格ともに据え置き。

■商品詳細

“クレンジング マリンケイク ex”(100g、2970円※編集部調べ)

【5月28日発売】
ラ・カスタ
(LA CASTA)

夏限定シリーズのシャンプー&ボディーミスト

「ラ・カスタ(LA CASTA)」は、アロマの香りとともに全身のクールケアをかなえる夏限定シリーズ“アイシーアロマ”から、シャンプーとボディーミストを数量限定で発売する。セイヨウハッカ油やグレープフルーツ果皮油、ラベンダー油などを組み合わせたフレッシュなハーバルミントの香りが特徴。

■商品詳細

“アイシーアロマ ヘアソープ”(300mL、2420円)
“アイシーアロマ ボディミスト”(100mL、2200円)

【5月28日発売】
リファ
(REFA)

人気コームからブラッククロム加工の新作

「リファ(REFA)」は人気コームの新作“リファハートコーム アイラ クロム”を発売する。歯からハンドルに至るまですべてにブラッククロムコーティングを施し、上質な使い心地を実現した。

■商品詳細

“リファハートコーム アイラ クロム”(5500円)

【5月28日発売】
ヨル
(YOLU)

モクテルに着想した香りの夏限定コレクション

「ヨル(YOLU)」は、夏の限定コレクション“モクテルナイト”を数量限定で発売する。定番3シリーズから“モクテル”に着想した3つの香りが登場し、シャンプーやトリートメント、ボディーソープなどのケアアイテムを中心に全18種をそろえる。

■商品詳細

“モクテル カームナイトリペアシャンプー”(440mL、1540円)
“モクテル カームナイトリペアトリートメント”(440mL、1540円)
“モクテル リラックスナイトリペアジェルヘアマスク”(145mL、1540円)
“モクテル リラックスナイトリペアヘアオイル”(80mL、1540円)
“モクテル ディープナイトリペアシャンプー”(400mL、1650円)
※一部商品

【5月29日発売】
サボン
(SABON)

“フェイスポリッシャー”がリニューアル

「サボン(SABON)」は、洗顔と角質ケアを同時にかなえる泡立て不要の2in1スクラブ洗顔料“フェイスポリッシャー”をリニューアル発売する。既存の3種のほか新2種を加えてラインアップ。また、今回のリニューアルを記念したフェイスケアのスペシャルキットも数量限定で用意する。

■商品詳細

“フェイスポリッシャー リフレッシング”(ガラスジャー125mL、3960円/チューブ60mL、2200円)
“フェイスポリッシャー リラクシング”(ガラスジャー125mL、3960円/チューブ60mL、2200円)
“フェイスポリッシャー フォーミング”(チューブ125mL、3520円)
“フェイスポリッシャー ジェントルマン”(チューブ125mL、3520円)
“ローズフェイス&ポリッシュキット”(6710円)
※一部商品

【5月30日発売】
アンドビー
(&BE)

“クリームチーク”から夏の限定色

河北裕介の「アンドビー(&BE)」は、ナチュラルな血色感を演出する“クリームチーク”からゴールドとレッドのパールを配合した限定色の“ブロンズ”と、芯を繰り戻せる仕様にリニューアルしたクリームタイプのグリッターアイライナー“アンダーアイライナー”発売する。

■商品詳細

“クリームチーク”(限定1色、1650円)
“アンダーアイライナー”(1320円)

【5月30日発売】
エンポリオ アルマーニ
(EMPORIO ARMANI)

栗やアンバーの新作フレグランス

「エンポリオ アルマーニ(EMPORIO ARMANI)」は、新作のオードパルファン“ストロンガー ウィズ ユー インテンスリー”を発売する。ピンクペッパーが香るトップノートに、ラベンダーとセージをあわせ、ラストは砂糖漬けにした栗のアコードやアンバーウッド、バニラなど複雑な甘さが香るよう仕上げた。

■商品詳細

“ストロンガー ウィズ ユー インテンスリー”(100mL、2万2000円)

【5月30日発売】
ナチュリエ
(NATURIE)

“ハトムギ”の部分用シート&パウチ付きの限定セット

「ナチュリエ(NATURIE)」は、ブランドで人気の“ハトムギ化粧水"と"ハトムギ保湿ジェル"から部分用シートやパウチ付きの限定品2種を数量限定で発売する。強い紫外線やエアコンによりインナードライになりやすい肌を潤った状態に整え、メイクのノリや持ちがアップする。

■商品詳細

“ハトムギ化粧水 限定スクエアシート&ケースつき”(748円※以下編集部調べ)
“ハトムギ保湿ジェル 限定ジェルパウチつき”(990円)

【5月30日発売】
ウォンジョンヨ
(WONJUNGYO)

ロングマスカラとメイクキープアイテム

「ウォンジョンヨ(WONJUNGYO)」は、ストレート型の極細ブラシを備えたロングタイプのマスカラ“アイドールスリムマスカラ ロング”と、崩れやすい目尻のアイライナーや眉尻などに塗ることでメイクのにじみや落ちを防ぐ“メイクアップトップコート”(1540円)を発売する。

■商品詳細

“アイドールスリムマスカラ ロング”(1430円)
“メイクアップトップコート”(1540円)

【6月1日発売】
アナスイ エヌワイシー
(ANNA SUI NYC)

“透けふわ”発色のフェイスマルチバーム

「アナスイ エヌワイシー(ANNA SUI NYC)」はコスメ第2弾として、透けるように柔らかな発色が特徴の“フェイス マルチ バーム”を発売する。カラーは全8色で、レッド系やピンク系、オレンジ系、ブラウン系の色味に加え、ハイライトとしても使用できるシルクベージュなども用意した。

■商品詳細

“フェイス マルチ バーム”(全8色、各2420円)

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「リファ」人気コーム新作や「アンドビー」「レブロン」夏の限定色が登場! 今週発売のビューティーアイテム12選【5/26〜6/1】

今週発売のビューティーアイテム12選【5/26〜6/1】

ビューティアイテムの発売情報を「WWDJAPAN」的視点でピックアップ!今回は5月26〜6月1日に発売するアイテムを紹介します。今週の注目は人気の「リファ(REFA)」コームの新作。表参道ヒルズ店と阪急うめだ本店、全国の美容院で先行販売がスタートします。髪への負担を軽減しながら、前髪やおくれ毛などの細かな毛を捉えて整えて艶とまとまりを与えるほか、ブラッククロムコーティングを施した上品なデザインも魅力です。メイクアップは夏の限定色も続々と登場。「レブロン(REVLON)」は異なる質感の4色をセットしたアイシャドウから夏の新2色を、「アンドビー(&BE)」は、ナチュラルな血色感を演出する“クリームチーク”からゴールドとレッドのパールを配合した限定色を発売します。ブランドの世界観を表現したキュートなパッケージデザイン「アナスイ エヌワイシー(ANNA SUI NYC)」の“フェイス マルチ バーム”もぜひチェックを。

【5月26日発売】
イソップ
(AESOP)

洗い流せるジェルマスク

「イソップ(AESOP)」は、古い角質をほぐすBHAと、ブランドで初めて採用する角質柔軟成分のPHAを配合した洗い流すジェルマスク“ルーセント フェイシャル リファイニング マスク”を発売する。

■商品詳細

“ルーセント フェイシャル リファイニング マスク”(60mL、1万1000円)

【5月26日発売】
レブロン
(REVLON)

4色アイシャドウに夏の新2色

「レブロン(REVLON)」は、マット、サテン、パール、グリッターと異なる質感の4色をセットしたアイシャドウから夏の新2色を発売する。今回は、ぬくもりを感じるゴールデンブラウンカラーの“ゴールデン サンフラワー(010)”と、陽射しに映えるブリックテラコッタカラー“サンド デューン(011)”が仲間入りする。

■商品詳細

“ダズルアイシャドウ クアッド”(新2色、各1540円)

【5月27日発売】
イプサ
(IPSA)

洗顔石けんがリニューアル

「イプサ(IPSA)」は、リニューアルした洗顔石けん“クレンジング マリンケイク ex”を発売する。海の恵みに着想した保湿成分を新配合するほか、毛穴汚れの原因にアプローチし、毛穴目立ちのないつるんとした肌へ導く。容量、価格ともに据え置き。

■商品詳細

“クレンジング マリンケイク ex”(100g、2970円※編集部調べ)

【5月28日発売】
ラ・カスタ
(LA CASTA)

夏限定シリーズのシャンプー&ボディーミスト

「ラ・カスタ(LA CASTA)」は、アロマの香りとともに全身のクールケアをかなえる夏限定シリーズ“アイシーアロマ”から、シャンプーとボディーミストを数量限定で発売する。セイヨウハッカ油やグレープフルーツ果皮油、ラベンダー油などを組み合わせたフレッシュなハーバルミントの香りが特徴。

■商品詳細

“アイシーアロマ ヘアソープ”(300mL、2420円)
“アイシーアロマ ボディミスト”(100mL、2200円)

【5月28日発売】
リファ
(REFA)

人気コームからブラッククロム加工の新作

「リファ(REFA)」は人気コームの新作“リファハートコーム アイラ クロム”を発売する。歯からハンドルに至るまですべてにブラッククロムコーティングを施し、上質な使い心地を実現した。

■商品詳細

“リファハートコーム アイラ クロム”(5500円)

【5月28日発売】
ヨル
(YOLU)

モクテルに着想した香りの夏限定コレクション

「ヨル(YOLU)」は、夏の限定コレクション“モクテルナイト”を数量限定で発売する。定番3シリーズから“モクテル”に着想した3つの香りが登場し、シャンプーやトリートメント、ボディーソープなどのケアアイテムを中心に全18種をそろえる。

■商品詳細

“モクテル カームナイトリペアシャンプー”(440mL、1540円)
“モクテル カームナイトリペアトリートメント”(440mL、1540円)
“モクテル リラックスナイトリペアジェルヘアマスク”(145mL、1540円)
“モクテル リラックスナイトリペアヘアオイル”(80mL、1540円)
“モクテル ディープナイトリペアシャンプー”(400mL、1650円)
※一部商品

【5月29日発売】
サボン
(SABON)

“フェイスポリッシャー”がリニューアル

「サボン(SABON)」は、洗顔と角質ケアを同時にかなえる泡立て不要の2in1スクラブ洗顔料“フェイスポリッシャー”をリニューアル発売する。既存の3種のほか新2種を加えてラインアップ。また、今回のリニューアルを記念したフェイスケアのスペシャルキットも数量限定で用意する。

■商品詳細

“フェイスポリッシャー リフレッシング”(ガラスジャー125mL、3960円/チューブ60mL、2200円)
“フェイスポリッシャー リラクシング”(ガラスジャー125mL、3960円/チューブ60mL、2200円)
“フェイスポリッシャー フォーミング”(チューブ125mL、3520円)
“フェイスポリッシャー ジェントルマン”(チューブ125mL、3520円)
“ローズフェイス&ポリッシュキット”(6710円)
※一部商品

【5月30日発売】
アンドビー
(&BE)

“クリームチーク”から夏の限定色

河北裕介の「アンドビー(&BE)」は、ナチュラルな血色感を演出する“クリームチーク”からゴールドとレッドのパールを配合した限定色の“ブロンズ”と、芯を繰り戻せる仕様にリニューアルしたクリームタイプのグリッターアイライナー“アンダーアイライナー”発売する。

■商品詳細

“クリームチーク”(限定1色、1650円)
“アンダーアイライナー”(1320円)

【5月30日発売】
エンポリオ アルマーニ
(EMPORIO ARMANI)

栗やアンバーの新作フレグランス

「エンポリオ アルマーニ(EMPORIO ARMANI)」は、新作のオードパルファン“ストロンガー ウィズ ユー インテンスリー”を発売する。ピンクペッパーが香るトップノートに、ラベンダーとセージをあわせ、ラストは砂糖漬けにした栗のアコードやアンバーウッド、バニラなど複雑な甘さが香るよう仕上げた。

■商品詳細

“ストロンガー ウィズ ユー インテンスリー”(100mL、2万2000円)

【5月30日発売】
ナチュリエ
(NATURIE)

“ハトムギ”の部分用シート&パウチ付きの限定セット

「ナチュリエ(NATURIE)」は、ブランドで人気の“ハトムギ化粧水"と"ハトムギ保湿ジェル"から部分用シートやパウチ付きの限定品2種を数量限定で発売する。強い紫外線やエアコンによりインナードライになりやすい肌を潤った状態に整え、メイクのノリや持ちがアップする。

■商品詳細

“ハトムギ化粧水 限定スクエアシート&ケースつき”(748円※以下編集部調べ)
“ハトムギ保湿ジェル 限定ジェルパウチつき”(990円)

【5月30日発売】
ウォンジョンヨ
(WONJUNGYO)

ロングマスカラとメイクキープアイテム

「ウォンジョンヨ(WONJUNGYO)」は、ストレート型の極細ブラシを備えたロングタイプのマスカラ“アイドールスリムマスカラ ロング”と、崩れやすい目尻のアイライナーや眉尻などに塗ることでメイクのにじみや落ちを防ぐ“メイクアップトップコート”(1540円)を発売する。

■商品詳細

“アイドールスリムマスカラ ロング”(1430円)
“メイクアップトップコート”(1540円)

【6月1日発売】
アナスイ エヌワイシー
(ANNA SUI NYC)

“透けふわ”発色のフェイスマルチバーム

「アナスイ エヌワイシー(ANNA SUI NYC)」はコスメ第2弾として、透けるように柔らかな発色が特徴の“フェイス マルチ バーム”を発売する。カラーは全8色で、レッド系やピンク系、オレンジ系、ブラウン系の色味に加え、ハイライトとしても使用できるシルクベージュなども用意した。

■商品詳細

“フェイス マルチ バーム”(全8色、各2420円)

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「リーバイス」×「サカイ」や美容家・神崎恵の「レスポ」コラボなど! 来週発売のファッションアイテム11選【5/26〜6/1】

ファッションアイテムの発売情報を「WWDJAPAN」的視点でピックアップ!今回は5月26〜6月1日に発売するアイテムを紹介します。「リーバイス(LEVI'S)」は、「サカイ(SACAI)」とのコラボアイテム28日に発売します。「サカイ」オリジナルフォントの刺しゅうやスタッズなどのカスタマイズオプションを提供する限定ショップもオープンするそう。自分だけの1着が作れるスペシャルな機会です!

「レスポートサック(LESPORTSAC)」は同日、美容家、神崎恵さんとの人気のコラボ第3弾を発売します。コスメやビューティのみならず、ファッションやアクセサリーでもコラボのオファーが絶えないのは、その絶大なる説得力にあるのですね。

【5月27日発売】
アメリカン ホリック
(AMERICAN HOLIC)

「スター・ウォーズ」モチーフ
Tシャツ7型をラインアップ

「アメリカン ホリック(AMERICAN HOLIC)」は、映画「スター・ウォーズ」をモチーフとしたアイテムを発売する。“R2-D2”や“ダースベイダー”“ルーク・スカイウォーカー”などの劇中に登場するキャラクターをはじめ、宇宙船のミレニアムファルコン号や、「マンダロリアン」シリーズからマンダロリアンやグローグーをプリントしたTシャツ7型をラインアップする。すでにストライプ クラブでは予約を受け付けている。

■商品詳細

Tシャツ(3790円)

【5月28日発売】
キュービッツ
(CUBITTS)

ロンドン発のアイウエアブランド
伊勢丹新宿メンズ館でポップアップ

「キュービッツ(CUBITTS)」は5月28日から、伊勢丹新宿本店メンズ館でポップアップをオープンする。ポップアップ限定モデルのアイウエア“ウォルストンクラフト”と“スウィントン”や、日本初上陸の2025年春夏コレクションから、“アナトラ”と“ライル”“ローリエ”などをラインアップする。

■商品詳細

アイウエア(3万8500円)

【5月28日発売】
リーバイス
(LEVI'S)

「サカイ」コラボ
デニムジャケットや、ジャンプスーツなど7型

「リーバイス(LEVI'S)」は、「サカイ(SACAI)」とのコラボアイテムを発売する。アイテムは、「サカイ」らしいデザインを通して、「リーバイス」のアイコニックなシルエットを再構築。ウィメンズは、デニムジャケットとジャケット、ジャンプスーツ、メンズは、デニムジャケットとブルゾン、またユニセックスのデニムパンツなどをラインアップする。5月27日に「サカイ」公式オンラインで抽選販売を開始する。

■商品詳細

デニムジャケット/ウィメンズ(8万8000円)
ジャケット/ウィメンズ(12万1000円)
デニムジャケット/メンズ(8万8000円)
ブルゾン/メンズ(12万1000円〜)
デニムパンツ(4万9500円)
※一部商品

【5月28日発売】
マリークヮント
(MARY QUANT)

「ニューエラ」コラボ
Tシャツやキャップ、リュックなど

「マリークヮント(MARY QUANT)」は、「ニューエラ(NEW ERA)」との第2弾コラボアイテムを発売する。リュックやキャップのほか、Tシャツやバケットハット、ボディーバッグなどを新たに販売する。すでに「マリークヮント」公式オンラインで先行予約を受け付けている。

■商品詳細

コラボTシャツ(8250円)
コラボキャップ(7480円)
コラボバケットハット(8800円)
コラボリュック(1万8700円〜)
コラボバッグ(1万3200円)
※一部アイテム

【5月28日発売】
アフタヌーンティー・リビング
(AFTERNOON TEA LIVING)

「サーティーワンアイスクリーム」コラボ
フレーバーを随所にデザイン

「アフタヌーンティー・リビング(AFTERNOON TEA LIVING)」は、「サーティーワンアイスクリーム」との初コラボアイテムを発売する。“ポッピングシャワー”や“ラブポーションサーティーワン”など、フレーバーをオリジナルアートで描き下ろし、Tシャツやエプロン、バッグ、ポーチ、クリアボトル、接触冷感素材のクッションなどを制作した。

■商品詳細

コラボTシャツ(4950円)
コラボエプロン(5500円)
コラボTシャツ/キッズ(3850円)
ビニール素材のコラボバッグ(4290円)
コラボポーチ(1650円〜)
※一部商品

【5月28日発売】
レスポートサック
(LESPORTSAC)

美容家の神崎恵とコラボ
パフィー素材のバッグやコスメポーチなど

「レスポートサック(LESPORTSAC)」は、美容家、神崎恵との第3弾コラボアイテムを発売する。キルティング素材のトートバッグや、パフィー素材のバッグ、コスメポーチなどをラインアップする。

■商品詳細

コラボバッグ“ラージマルチトート”(2万9700円)
コラボバッグ“ミディアムマルチトート”(2万4200円)
コラボバッグ“パフィー2ウエイトート”(3万9600円)
コラボバッグ“パフィーミニバッグ”(1万9800円)
コラボバッグ“ビューティメイクアップポーチ”(7700円)
※一部商品

【5月28日先行発売】
ピオヌンナル
(PIONUNAL)

伊勢丹新宿本店でポップアップ
2サイズのプールバッグ

「ピオヌンナル(PIONUNAL)」は5月28日から、伊勢丹新宿本店でポップアップをオープンし、プールバッグ“モアナ”を先行発売する。PVC(ポリ塩化ビニル)バッグと、シグネチャーである韓国のキルティング生地・ヌビを使ったバッグをセットで販売、2サイズ用意する。6月7日から「ピオヌンナル」公式オンラインでも取り扱う。

■商品詳細

バッグ(1万3750円〜)

【5月29日発売】
ニューバランス
(NEW BALANCE)

5年に一度の“1300”
キッズモデルも制作

「ニューバランス(NEW BALANCE)」は、スニーカー“メイド イン USA 1300JP”を発売、また合わせてキッズモデル“PC1300JP”も販売する。本モデルは、1995年に初めて“1300JP”として復刻以降、5年ごとに再販され、今回はグレーをベースとしたカラーをまとう。

■商品詳細

スニーカー“メイド イン USA 1300JP”(5万9400円)
スニーカー“PC1300JP”/キッズ(1万6500円)

【5月30日発売】
ジーユー
(GU)

「ハリー・ポッター」コラボ
ビンテージライクな映画T

「ジーユー(GU)」は、名作映画とのコラボコレクションから、新たに映画「ハリー・ポッター」とのコラボTシャツ4型を発売する。登場キャラクターをテーマに、ビンテージ感あるデザインに仕上げた。

■商品詳細

コラボTシャツ(1990円)

【6月1日発売】
コンバース トウキョウ
(CONVERSE TOKYO)

「ぼっち・ざ・ろっく!」コラボ
ウエアや雑貨など多数ラインアップ

「コンバース トウキョウ(CONVERSE TOKYO)」は、アニメ「ぼっち・ざ・ろっく!」と初のコラボアイテムを発売する。イラストレーターの美好よしみらが手掛けたデザインを落とし込んだ、Tシャツやアクセサリー、雑貨のほか、作中で登場したウエアを再現したアイテムも制作。すでに公式オンラインで先行予約を受け付けている。

■商品詳細

スカジャン(3万3000円)
トラックジャケット(2万900円)
ロンT(1万780円)
Tシャツ(9680円〜)
リング(4400円)
※一部商品

【6月1日先行発売】
アシックス
(ASICS)

河村勇輝がデザインコンセプトを企画
夕空をイメージした配色

「アシックス(ASICS)」は、契約を結ぶプロバスケットボール選手の河村勇輝がデザインコンセプトを企画した、シューズ“アンプレアルスロー2アールティー”を先行発売する。同シューズは、河村が着用しているモデルの特別仕様で、夕空をイメージしたカラーをまとう。すでに公式オンラインで予約を受け付けている。

■商品詳細

シューズ(1万9800円)

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「リーバイス」×「サカイ」や美容家・神崎恵の「レスポ」コラボなど! 来週発売のファッションアイテム11選【5/26〜6/1】

ファッションアイテムの発売情報を「WWDJAPAN」的視点でピックアップ!今回は5月26〜6月1日に発売するアイテムを紹介します。「リーバイス(LEVI'S)」は、「サカイ(SACAI)」とのコラボアイテム28日に発売します。「サカイ」オリジナルフォントの刺しゅうやスタッズなどのカスタマイズオプションを提供する限定ショップもオープンするそう。自分だけの1着が作れるスペシャルな機会です!

「レスポートサック(LESPORTSAC)」は同日、美容家、神崎恵さんとの人気のコラボ第3弾を発売します。コスメやビューティのみならず、ファッションやアクセサリーでもコラボのオファーが絶えないのは、その絶大なる説得力にあるのですね。

【5月27日発売】
アメリカン ホリック
(AMERICAN HOLIC)

「スター・ウォーズ」モチーフ
Tシャツ7型をラインアップ

「アメリカン ホリック(AMERICAN HOLIC)」は、映画「スター・ウォーズ」をモチーフとしたアイテムを発売する。“R2-D2”や“ダースベイダー”“ルーク・スカイウォーカー”などの劇中に登場するキャラクターをはじめ、宇宙船のミレニアムファルコン号や、「マンダロリアン」シリーズからマンダロリアンやグローグーをプリントしたTシャツ7型をラインアップする。すでにストライプ クラブでは予約を受け付けている。

■商品詳細

Tシャツ(3790円)

【5月28日発売】
キュービッツ
(CUBITTS)

ロンドン発のアイウエアブランド
伊勢丹新宿メンズ館でポップアップ

「キュービッツ(CUBITTS)」は5月28日から、伊勢丹新宿本店メンズ館でポップアップをオープンする。ポップアップ限定モデルのアイウエア“ウォルストンクラフト”と“スウィントン”や、日本初上陸の2025年春夏コレクションから、“アナトラ”と“ライル”“ローリエ”などをラインアップする。

■商品詳細

アイウエア(3万8500円)

【5月28日発売】
リーバイス
(LEVI'S)

「サカイ」コラボ
デニムジャケットや、ジャンプスーツなど7型

「リーバイス(LEVI'S)」は、「サカイ(SACAI)」とのコラボアイテムを発売する。アイテムは、「サカイ」らしいデザインを通して、「リーバイス」のアイコニックなシルエットを再構築。ウィメンズは、デニムジャケットとジャケット、ジャンプスーツ、メンズは、デニムジャケットとブルゾン、またユニセックスのデニムパンツなどをラインアップする。5月27日に「サカイ」公式オンラインで抽選販売を開始する。

■商品詳細

デニムジャケット/ウィメンズ(8万8000円)
ジャケット/ウィメンズ(12万1000円)
デニムジャケット/メンズ(8万8000円)
ブルゾン/メンズ(12万1000円〜)
デニムパンツ(4万9500円)
※一部商品

【5月28日発売】
マリークヮント
(MARY QUANT)

「ニューエラ」コラボ
Tシャツやキャップ、リュックなど

「マリークヮント(MARY QUANT)」は、「ニューエラ(NEW ERA)」との第2弾コラボアイテムを発売する。リュックやキャップのほか、Tシャツやバケットハット、ボディーバッグなどを新たに販売する。すでに「マリークヮント」公式オンラインで先行予約を受け付けている。

■商品詳細

コラボTシャツ(8250円)
コラボキャップ(7480円)
コラボバケットハット(8800円)
コラボリュック(1万8700円〜)
コラボバッグ(1万3200円)
※一部アイテム

【5月28日発売】
アフタヌーンティー・リビング
(AFTERNOON TEA LIVING)

「サーティーワンアイスクリーム」コラボ
フレーバーを随所にデザイン

「アフタヌーンティー・リビング(AFTERNOON TEA LIVING)」は、「サーティーワンアイスクリーム」との初コラボアイテムを発売する。“ポッピングシャワー”や“ラブポーションサーティーワン”など、フレーバーをオリジナルアートで描き下ろし、Tシャツやエプロン、バッグ、ポーチ、クリアボトル、接触冷感素材のクッションなどを制作した。

■商品詳細

コラボTシャツ(4950円)
コラボエプロン(5500円)
コラボTシャツ/キッズ(3850円)
ビニール素材のコラボバッグ(4290円)
コラボポーチ(1650円〜)
※一部商品

【5月28日発売】
レスポートサック
(LESPORTSAC)

美容家の神崎恵とコラボ
パフィー素材のバッグやコスメポーチなど

「レスポートサック(LESPORTSAC)」は、美容家、神崎恵との第3弾コラボアイテムを発売する。キルティング素材のトートバッグや、パフィー素材のバッグ、コスメポーチなどをラインアップする。

■商品詳細

コラボバッグ“ラージマルチトート”(2万9700円)
コラボバッグ“ミディアムマルチトート”(2万4200円)
コラボバッグ“パフィー2ウエイトート”(3万9600円)
コラボバッグ“パフィーミニバッグ”(1万9800円)
コラボバッグ“ビューティメイクアップポーチ”(7700円)
※一部商品

【5月28日先行発売】
ピオヌンナル
(PIONUNAL)

伊勢丹新宿本店でポップアップ
2サイズのプールバッグ

「ピオヌンナル(PIONUNAL)」は5月28日から、伊勢丹新宿本店でポップアップをオープンし、プールバッグ“モアナ”を先行発売する。PVC(ポリ塩化ビニル)バッグと、シグネチャーである韓国のキルティング生地・ヌビを使ったバッグをセットで販売、2サイズ用意する。6月7日から「ピオヌンナル」公式オンラインでも取り扱う。

■商品詳細

バッグ(1万3750円〜)

【5月29日発売】
ニューバランス
(NEW BALANCE)

5年に一度の“1300”
キッズモデルも制作

「ニューバランス(NEW BALANCE)」は、スニーカー“メイド イン USA 1300JP”を発売、また合わせてキッズモデル“PC1300JP”も販売する。本モデルは、1995年に初めて“1300JP”として復刻以降、5年ごとに再販され、今回はグレーをベースとしたカラーをまとう。

■商品詳細

スニーカー“メイド イン USA 1300JP”(5万9400円)
スニーカー“PC1300JP”/キッズ(1万6500円)

【5月30日発売】
ジーユー
(GU)

「ハリー・ポッター」コラボ
ビンテージライクな映画T

「ジーユー(GU)」は、名作映画とのコラボコレクションから、新たに映画「ハリー・ポッター」とのコラボTシャツ4型を発売する。登場キャラクターをテーマに、ビンテージ感あるデザインに仕上げた。

■商品詳細

コラボTシャツ(1990円)

【6月1日発売】
コンバース トウキョウ
(CONVERSE TOKYO)

「ぼっち・ざ・ろっく!」コラボ
ウエアや雑貨など多数ラインアップ

「コンバース トウキョウ(CONVERSE TOKYO)」は、アニメ「ぼっち・ざ・ろっく!」と初のコラボアイテムを発売する。イラストレーターの美好よしみらが手掛けたデザインを落とし込んだ、Tシャツやアクセサリー、雑貨のほか、作中で登場したウエアを再現したアイテムも制作。すでに公式オンラインで先行予約を受け付けている。

■商品詳細

スカジャン(3万3000円)
トラックジャケット(2万900円)
ロンT(1万780円)
Tシャツ(9680円〜)
リング(4400円)
※一部商品

【6月1日先行発売】
アシックス
(ASICS)

河村勇輝がデザインコンセプトを企画
夕空をイメージした配色

「アシックス(ASICS)」は、契約を結ぶプロバスケットボール選手の河村勇輝がデザインコンセプトを企画した、シューズ“アンプレアルスロー2アールティー”を先行発売する。同シューズは、河村が着用しているモデルの特別仕様で、夕空をイメージしたカラーをまとう。すでに公式オンラインで予約を受け付けている。

■商品詳細

シューズ(1万9800円)

The post 「リーバイス」×「サカイ」や美容家・神崎恵の「レスポ」コラボなど! 来週発売のファッションアイテム11選【5/26〜6/1】 appeared first on WWDJAPAN.

キャリア女子からミシュランシェフへ転身 「トランクホテル」でアジアの頂点に輝くシェフの美食イベントが開催

「トランクホテル キャットストリート(TRUNK HOTEL CAT STREET)」(以下、トランクホテル)は今年8周年を迎えた。“ソーシャライジング”をコンセプトにしたブティックホテルとして、宿泊者や利用客にユニークな体験を提供。ホテル内のレストラン「トランクキッチン(TRUNK KITCHEN)」は、カジュアルに料理を楽しめるオールデーダイニング。同レストランでは、「エテ(ETE)」の庄司夏子などグローバルに活躍する若手日本人シェフやミシュラン2つ星「カドー(KADEAU)」の ニコライ・ノルガードなど錚々たる料理人をゲストシェフに迎えてきた。2019年以来となる今回イベントでは、23年度の「アジアのベストレストラン50」の最優秀女性シェフに選ばれた「ローラ(LOLLA)」のジョアン・シィを招聘。アジアのソウルフードとフレンチが融合した洗練された美食体験を提供する。シィはプロクター&ギャンブル(PROCTOR & GAMBLE)のブランドマネジャーからシェフへ転身。短期間でアジアのトップシェフに上り詰めた人物だ。男性が多く、競争が激しいガストロノミーの世界で成功した彼女に話を聞いた。

30歳前に飛び込んだガストロノミーの世界

シィは中国人3世としてフィリピンで生まれた。大学でビジネスを学び、シンガポールで7年間マーケティングを担当していた。大企業で働きながら、料理を友人に振る舞うのを楽しんでいたが、「9時5時の会社勤務だけでなく、人生にはもっと選択肢があるはず」と30歳直前にシェフになることを決意した。シィは、「シェフは体と心の両方を感動させるユニークな仕事。私にとって料理とは、魂との会話のようなもの。素材の物語を料理を通して語るシェフという仕事に人生をかけてみようと思った」と話す。

彼女は会社を辞め、貯金でニューヨークに渡り調理学校でフレンチを学ぶ。幼少の頃からフィリピンでシーフードを食べて育った彼女が修行に選んだのは、ミシュラン星付きフレンチ「ル ベルナディン(LE BERNARDIN)」や「カフェブールー(CAFÉ BOULUD)」といったシーフードの名店だ。これら誰もが知る名店を選んだ理由は、「皆、10代の若い頃からシェフを目指して修行する。10年も年上の私が腕を磨くには、世界最高の店に入るしかないと考えた」と話す。調理場は男性社会で、女性にとっては体力的にも厳しい。小柄なシィだが、男性の若いスタッフに負けるものかと必死に頑張ったという。

北欧の名店を経てアジアの女性シェフの頂点に

その後、シンガポールのレストランを経てデンマークの「ノーマ(NOMA)」やスウェーデンの「ファビケン(FAVIKEN)」で研鑽を積んだ。シィは、「当時、北欧はトップクラスのレストランで注目を集めていた。気候が厳しく食材にも制限がある場所だから、より季節感を大切にクリエイティブにならざるを得ない点も魅力だった」と語る。16年にシンガポールに戻り、「ローラ」のオーナーシェフとしてアジア料理のエッセンスを融合した地中海料理を提供している。

「ローラ」は、22年から「アジアのベストレストラン50」にランクイン、23年には、シィはアジアの最優秀女性シェフ賞に輝く。昨年には、ミシュランガイドにも掲載された。「フィリピンの海辺の小さな町に生まれ、シンガポール、ニューヨーク、北欧と世界中の素晴らしいシェフから学んだ私の人生の旅路を料理で感じてもらえれば」とシィ。

世界的な女性シェフとして認められたシィに、シェフに必要な素質を聞くと、「独創性、根性、寛容な精神、そして、頭を低くして一生懸命働く力だ」という。「シェフは、完成形である料理以外、シェフの仕事は表立って見えないもの。シェフの役割は、ひたすら、料理をデザインして完成形としての一皿をつくることだ」。司令塔であるシェフの勤務時間は16〜20時間に及ぶこともある重労働だが、それも変わりつつある。「全てを自分でやるのではなく、スタッフにそれぞれの得意分野は任せる。お互いに助け合うことで、より良い料理を作ることができる」とシィ。男性中心のシェフの世界でも、技術革新が進み、女性や新しい世代が増えることで変化が起きている。

極上の素材と風味の計算し尽くされたレイヤード

親日家のシィは毎年来日するという。昨年「トランクホテル」に滞在したのがきっかけで、ダイニングイベントの開催が決定した。イベントでは、特別コースを提供。シィは、「渋谷や若者が多い町。若い人にも気軽に料理を楽しんでほしい」とアラカルトメニューも加えた。コースは6皿。中トロやウニなど日本の食材を使用し、フィリピンの食文化とフレンチが融合した独創的な料理は、酸味と甘味、辛味のバランスが抜群で、初夏にぴったりだ。シィがフィリピンのルーツにこだわるのは、各文化の伝統を保ちたいという思いから。「手間のかかる伝統料理を伝えていかないとやがて消えてしまう。私たちのアイデンティティの土台となるものだ」。

フィリピンの屋台料理である“ピアヤ”は、ホタテにフォアグラやトリュフを組み合わせ、ココナッツ、ライム、ハラペーニョで各素材の風味を引き出している。シグニチャーのウニの“フィデウア”はスペインの郷土料理がベース。イカスミで炊いたアルデンテのパスタと濃厚なウニにかすかなライムの香りが加わり、シーフードの旨味を閉じ込めた絶品だ。全ての料理では、組み合わせた素材一つ一つの風味が引き立ち、見事に調和している。その繊細で計算し尽くされた味のレイヤードには感動した。彼女が考えるシェフの役割とは、食材が持つ自然の魔法を最大限に表現すること。食材を自分のルーツや育った環境、人生経験、価値観という自分のレンズで解釈するのが仕事だという。非常に洗練された味わいの特別コースには、シィの確かな腕と細やかな感性、故郷へのリスペクト、アジアの女性シェフの頂点に立ったプライドが表れている。

イベントの会期は5月25日まで。24、25日は、ランチとディナーでコースを提供する。料金は2万2000円。ドリンクのペアリングもあり、ワインペアリングが8000円、ナチュラルワインペアリングが1万5000円、ノンアルコールペアリングが6000円。電話または、専用サイトで予約を受け付ける。

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キャリア女子からミシュランシェフへ転身 「トランクホテル」でアジアの頂点に輝くシェフの美食イベントが開催

「トランクホテル キャットストリート(TRUNK HOTEL CAT STREET)」(以下、トランクホテル)は今年8周年を迎えた。“ソーシャライジング”をコンセプトにしたブティックホテルとして、宿泊者や利用客にユニークな体験を提供。ホテル内のレストラン「トランクキッチン(TRUNK KITCHEN)」は、カジュアルに料理を楽しめるオールデーダイニング。同レストランでは、「エテ(ETE)」の庄司夏子などグローバルに活躍する若手日本人シェフやミシュラン2つ星「カドー(KADEAU)」の ニコライ・ノルガードなど錚々たる料理人をゲストシェフに迎えてきた。2019年以来となる今回イベントでは、23年度の「アジアのベストレストラン50」の最優秀女性シェフに選ばれた「ローラ(LOLLA)」のジョアン・シィを招聘。アジアのソウルフードとフレンチが融合した洗練された美食体験を提供する。シィはプロクター&ギャンブル(PROCTOR & GAMBLE)のブランドマネジャーからシェフへ転身。短期間でアジアのトップシェフに上り詰めた人物だ。男性が多く、競争が激しいガストロノミーの世界で成功した彼女に話を聞いた。

30歳前に飛び込んだガストロノミーの世界

シィは中国人3世としてフィリピンで生まれた。大学でビジネスを学び、シンガポールで7年間マーケティングを担当していた。大企業で働きながら、料理を友人に振る舞うのを楽しんでいたが、「9時5時の会社勤務だけでなく、人生にはもっと選択肢があるはず」と30歳直前にシェフになることを決意した。シィは、「シェフは体と心の両方を感動させるユニークな仕事。私にとって料理とは、魂との会話のようなもの。素材の物語を料理を通して語るシェフという仕事に人生をかけてみようと思った」と話す。

彼女は会社を辞め、貯金でニューヨークに渡り調理学校でフレンチを学ぶ。幼少の頃からフィリピンでシーフードを食べて育った彼女が修行に選んだのは、ミシュラン星付きフレンチ「ル ベルナディン(LE BERNARDIN)」や「カフェブールー(CAFÉ BOULUD)」といったシーフードの名店だ。これら誰もが知る名店を選んだ理由は、「皆、10代の若い頃からシェフを目指して修行する。10年も年上の私が腕を磨くには、世界最高の店に入るしかないと考えた」と話す。調理場は男性社会で、女性にとっては体力的にも厳しい。小柄なシィだが、男性の若いスタッフに負けるものかと必死に頑張ったという。

北欧の名店を経てアジアの女性シェフの頂点に

その後、シンガポールのレストランを経てデンマークの「ノーマ(NOMA)」やスウェーデンの「ファビケン(FAVIKEN)」で研鑽を積んだ。シィは、「当時、北欧はトップクラスのレストランで注目を集めていた。気候が厳しく食材にも制限がある場所だから、より季節感を大切にクリエイティブにならざるを得ない点も魅力だった」と語る。16年にシンガポールに戻り、「ローラ」のオーナーシェフとしてアジア料理のエッセンスを融合した地中海料理を提供している。

「ローラ」は、22年から「アジアのベストレストラン50」にランクイン、23年には、シィはアジアの最優秀女性シェフ賞に輝く。昨年には、ミシュランガイドにも掲載された。「フィリピンの海辺の小さな町に生まれ、シンガポール、ニューヨーク、北欧と世界中の素晴らしいシェフから学んだ私の人生の旅路を料理で感じてもらえれば」とシィ。

世界的な女性シェフとして認められたシィに、シェフに必要な素質を聞くと、「独創性、根性、寛容な精神、そして、頭を低くして一生懸命働く力だ」という。「シェフは、完成形である料理以外、シェフの仕事は表立って見えないもの。シェフの役割は、ひたすら、料理をデザインして完成形としての一皿をつくることだ」。司令塔であるシェフの勤務時間は16〜20時間に及ぶこともある重労働だが、それも変わりつつある。「全てを自分でやるのではなく、スタッフにそれぞれの得意分野は任せる。お互いに助け合うことで、より良い料理を作ることができる」とシィ。男性中心のシェフの世界でも、技術革新が進み、女性や新しい世代が増えることで変化が起きている。

極上の素材と風味の計算し尽くされたレイヤード

親日家のシィは毎年来日するという。昨年「トランクホテル」に滞在したのがきっかけで、ダイニングイベントの開催が決定した。イベントでは、特別コースを提供。シィは、「渋谷や若者が多い町。若い人にも気軽に料理を楽しんでほしい」とアラカルトメニューも加えた。コースは6皿。中トロやウニなど日本の食材を使用し、フィリピンの食文化とフレンチが融合した独創的な料理は、酸味と甘味、辛味のバランスが抜群で、初夏にぴったりだ。シィがフィリピンのルーツにこだわるのは、各文化の伝統を保ちたいという思いから。「手間のかかる伝統料理を伝えていかないとやがて消えてしまう。私たちのアイデンティティの土台となるものだ」。

フィリピンの屋台料理である“ピアヤ”は、ホタテにフォアグラやトリュフを組み合わせ、ココナッツ、ライム、ハラペーニョで各素材の風味を引き出している。シグニチャーのウニの“フィデウア”はスペインの郷土料理がベース。イカスミで炊いたアルデンテのパスタと濃厚なウニにかすかなライムの香りが加わり、シーフードの旨味を閉じ込めた絶品だ。全ての料理では、組み合わせた素材一つ一つの風味が引き立ち、見事に調和している。その繊細で計算し尽くされた味のレイヤードには感動した。彼女が考えるシェフの役割とは、食材が持つ自然の魔法を最大限に表現すること。食材を自分のルーツや育った環境、人生経験、価値観という自分のレンズで解釈するのが仕事だという。非常に洗練された味わいの特別コースには、シィの確かな腕と細やかな感性、故郷へのリスペクト、アジアの女性シェフの頂点に立ったプライドが表れている。

イベントの会期は5月25日まで。24、25日は、ランチとディナーでコースを提供する。料金は2万2000円。ドリンクのペアリングもあり、ワインペアリングが8000円、ナチュラルワインペアリングが1万5000円、ノンアルコールペアリングが6000円。電話または、専用サイトで予約を受け付ける。

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サンリオキャラは“かわいい働き者”!? 韓国コスメ「イニスフリー」が仕掛けるコラボ戦略

ハローキティをはじめとする、日本を代表するサンリオキャラクターたち。その人気は日本国内にとどまらず、近年では韓国のカフェや、ドラッグストアでもコラボ製品を頻繁に目にするようになった。毎年発表される「サンリオキャラクター大賞」では海外ランキングも設けられており、韓国ではシナモロールやポチャッコが上位にランクインするなど、その人気の高さが数字にも表れている。

中でも、韓国のコスメブランドによるコラボレーションは著しく増加しており、ハローキティやシナモロール、マイメロディ、ポムポムプリンといった懐かしくも新鮮なキャラクターたちが、各ブランドの人気アイテムに姿を変えて登場しているのだ。

今回は、そんなサンリオキャラクターとコラボ製品を発売した韓国のコスメブランド「イニスフリー(INNISFREE)」に話を聞き、開発の背景やユーザーの反応を探った。

「イニスフリー」×マイメロディ
25周年の節目に“新規への接点”を拡大

「イニスフリー」は3月1日、サンリオキャラクターズコラボ第3弾として、マイメロディを起用した限定アイテムを発売した。アイテムは、韓国・チェジュ島の自社農園で栽培した美容茶葉やヒアルロン酸をキー成分にした導入美容液“グリーンティーシード ヒアルロン セラム”や、3種のレチノールとPDRNが毛穴悩みにアプローチする人気の“レチノール PDRN アドバンスド セラム”など。マイメロディの愛らしい限定パッケージが特徴だ。

WWD:コラボに至ったキッカケは?

富田奈穂「イニスフリー」マーケティングチームPR(以下、富田):既存商品に新たな話題を提供することで、ブランド全体を活性化させることを目的に実施しました。「イニスフリー」のファンのみならず、新しいお客様との接点を設けるため、認知度の高いキャラクターとのコラボを選択し、メディアやSNSでの発信強化を狙いました。

WWD:なぜマイメロディにオファーしたのでしょうか。

富田:韓国国内はもちろん、アジアで人気のキャラクターから候補を選定し、韓国本社でのディスカッションを経て、今年50周年を迎えるマイメロディを起用しました。「イニスフリー」が誕生25周年を迎えることもあり、記念すべき周年をマイメロディに飾ってもらいたかったことも、理由の一つです。

WWD:コラボ製品の反響について。

富田:韓国国内で話題になり、SNSでの反応もとてもよかったです。マイメロディとのコラボ製品は、売り上げに大きく貢献しました。

WWD:SNSなどでの反響は?

富田:韓国の実績では、マイメロディコラボを実施した期間中、発信したSNSコンテンツに対するリーチ、インタラクションなどの全体的な数値が大幅に上昇。特にマイメロディのコラボ製品を活用した3D動画コンテンツは、20万回以上の再生回数を記録し、人気を集めました。

また、マイメロディの“give away”キャンペーンは、最近1年間で最も多くの参加者数を記録しており「イニスフリー」とマイメロディコラボに対する高い注目度と、肯定的な反応があったそうです。

WWD:今後もサンリオとコラボする予定は?

富田:2025年に入ってからサンリオコラボレーションを積極的に実施しています。第1弾はシナモロール第2弾はポムポムプリン、今回のマイメロディが第3弾となります。これらのコラボレーションの結果を十分に考慮し、今後も戦略的にコラボレーションに取り組んでいきたいと考えています。

キャラクターは“戦略的パートナー”

「イニスフリー」のコラボ事例からも分かるように、サンリオキャラクターとの協業には多くのメリットがある。世代や国を超えて愛され続ける存在として、グローバルブランドとのコラボにも広がりを見せている。まさに、“かわいい働き者”と言えるだろう。

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進化するアウトレットが面白い

毎週発行している「WWDJAPAN」は、ファッション&ビューティの潮流やムーブメントの分析、ニュースの深堀りなどを通じて、業界の面白さ・奥深さを提供しています。巻頭特集では特に注目のキーワードやカテゴリー、市場をテーマに、業界活性化を図るべく熱いメッセージを発信。ここでは、そんな特集を担当記者がざっくばらんに振り返ります。(この記事は「WWDJAPAN」2025年5月19日号からの抜粋です)

伊藤:今回の特集で初めて御殿場プレミアム・アウトレットに行きました。今年25周年で、売上高日本一の商業施設ですよね。

本橋:僕は年に1回以上は訪れているヘビーユーザーです。どうでしたか?

伊藤:三菱地所とサイモン・プロパティ・グループの合弁会社が運営しているので、アメリカンな世界観で統一されているのですが、そこに富士山がなじんでいて、非日常感がすごい。もはやテーマパークです。そこでの時間を純粋に楽しんでいる姿が多かったのが印象的でした。

新規客の入り口として機能

本橋:アウトレットだからといって安さを求めて来る人ばかりではないですよね。僕は今回、軽井沢・プリンスショッピングプラザを取材しましたが、リゾートに来た富裕層も多く立ち寄るようで、「ベイクルーズアウトレットストア」には100万円のビンテージバッグが置いてあったりしました。もちろんお買い得品を求めてくる人も多数いて、「ユナイテッドアローズ アウトレット」は品ぞろえの7割くらいがアウトレット専売ブランド。そこをタッチポイントにして、普通の店舗への来店につなげようという戦略でした。新しいお客さんの入り口なんですよね。もともとゴルフ場だったこともあって、池を生かした水上アクティビティーやドッグパークなど、買い物以外のコンテンツも盛りだくさんでした。

伊藤:御殿場は遊園地の跡地にできた施設で、遊園地時代の橋を生かしたりしていました。

本橋:アウトレット店を見ると、扱っている商品のラインアップで、そのブランドの好不調が分かりますよね。コロナ禍中はすごくいい商品が置いてあってパラダイスでした。最近はハイブランドを中心に価格が高騰していますし、値引きされていても高いと感じてしまい、今回の取材では食指が動かなかったです。客単価もだいぶ上がっているようです。

伊藤:私も大きい買い物をした後だったので、買いたいものを買えず。また行きたいです!

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カメラのレンタルプランで絶景、家族、推し活撮影も大満足の「あさま空山望 KUZANBO」 トラベルライター間庭がハコ推し!

カメラのレンタルプランで絶景、家族、推し活撮影も大満足の「あさま空山望 KUZANBO」 トラベルライター間庭がハコ推し!

心から満足できるサティスファクション パフォーマンス=サティパのいいホテルは上質な旅をサポートしてくれる。あえて中心地よりかなり奥へ進んだ北軽井沢にある、家族や仲間とだけ過ごす一棟貸しのヴィラリゾート「あさま空山望 KUZANBO」もその一例だ。コロナ禍に開業以来、進化しているこのリゾートの、次なる展開をレポートする。

コロナ禍には誰にも会わない非接触のリゾートとして話題に

群馬県北軽井沢に一棟貸しのヴィラリゾート「あさま空山望 KUZANBO」が開業したのは2020年11月、コロナ禍中だった。移動が制限されていた状況が徐々におさまり、国内の旅行を慎重に楽しむならば、と条件付きで日常に戻りつつあるタイミングだった。その頃には完全非接触のリゾートとして、チェックインも非対面、部屋食やテラスでのBBQといったグランピングなど、画期的な試みを提案してきた。

ウイルスにおびえていたあの頃、歯ブラシやシャンプーなどのアメニティー、タオルやバスローブなどもビニールで密封するなど配慮。誰ともコンタクトをとらずにチェックアウトまで快適に過ごせるのには驚いた。どのヴィラにも広々としたテラスがあり、そこではBBQなども可能。家族の一員である愛犬と共に過ごせるプランも、コロナ禍には支持されていた。

愛犬との旅の需要がさらに高まると、宿泊者共有のドックランとは別に、その専用のドッグランがついたヴィラも登場。6月には「天空柁(ダ)イニング」テラスで、愛犬と楽しむ新緑コンサートなどのイベントも企画するなど、ドッグフレンドリーな宿として定着した。

絶景のヴィラよりもさらに高い位置まで登り、浅間山を見渡す360度パノラマビューに感動する「天空の道」や現在建設中の絶景の中でのキッズパークなど、今も日々、進化中だ。

この初夏は浅間山の絶景をロケ地に「旅×写真」体験を提案

時代に添ったヴィラリゾートの次なる試みは?それは撮影を目的とした滞在。これから軽井沢が新緑に包まれる季節、育ちざかりの子どもたちとの家族写真を、愛犬のスナップを、SNS用の写真や動画を、さまざまな被写体と目的に合わせた撮影旅行をバックアップする。

「新緑×絶景 高性能カメラ使い放題プラン」ではソニー製の高性能な一眼ミラーレスカメラ/VLOGCOMおよびEマウントレンズを無料で貸し出し、滞在中に自由に撮影できる環境をサポート。6万㎡にわずか16棟のヴィラという大自然の中で、最新の機材で撮り放題という贅沢な時間を過ごす。撮影目的の家族旅行、愛犬旅行、確かに新鮮かも。

リースされるカメラは、スマホでの撮影は慣れているが、一眼ミラーレスカメラの操作は自信がないというエントリー層向け、動画や動く被写体などの撮影にもチャレンジしたい中級者向け、そして星空撮影も可能なレンズや超広角などの多様なレンズを試すプロフェッショナルレベルの上級者向けのラインアップ。動画によるブログ撮影、Vlogのスキルをアップしたい人に向けたセットなどもあり、レベルや目的に合わせた撮影旅行を組めるのだ。

使い慣れなくても大丈夫。簡単なマニュアルや、分かりやすいおすすめ動画などを教えてくれ、自分のペースでチャレンジできる。

話題の「シル活」デビュー 世界観をつくりあげる撮影に夢中に

自分は一眼レフやデジタルカメラでの撮影は経験があるものの、iPhoneの性能の良さに頼り、今では取材はもっぱらスマホでの撮影。なので初心者用のセットを選択。いろいろと触ってさわっているうちに、今の機能ではピントの合わせ方が格段に簡単になっていることに感動。技術は進化している…!

さて何を撮ろう。今回の滞在は長野に移住した元編集者の友人と一緒だったのだが、お互いを撮り合ってもなぁ。そこで気になる「シル活」デビューをしてみることにした。

「シル活」とは懐かしの人形、シルバニアファミリーをかわいく並べて和んだり、撮影したりして愛でること。どうやら大人女子と言われる20代、30代の女性の間で広まっているらしい。確かに最近、プレスツアーや試食会などに行くと、ぬいぐるみや推しのアクリルスタンドと共にその風景や商品などを撮影している若手のライターや編集者が増えている。しかもオタクっぽさとは無縁の、シュッとしたできる女子風であることも多い。背景や小物で、その世界観をつくりあげるのはごっこ遊びに近く、童心にかえって楽しめるのだろう。しかも今は大人、経済力がある…!

そこで北軽井沢をトレッキングし、宝さがしをするストーリーを空想しながら、「シル活」デビューしてみることにした。

まずはチェックイン。事前にナンバーがメールに届くので、ヴィラにそのまま直行し、誰にも会わずに部屋に入れる。部屋についた端末で操作すればチェックインも完了。部屋にあるタブレットで使い方などをチェックでき、それでもわからない場合は遠隔で対応してくれる。「新緑×絶景 高性能カメラ使い放題プラン」だと、あらかじめ指定した組み合わせの機材が部屋に用意されているので、部屋に入ったその瞬間から、撮影開始できるのだ。

ヴィラとしてのプライベート感と、ホテル的な機能のいいとこどりが魅力

今回はディナーも朝食も部屋でいただくプラン。広々としたテラス付きのポラリスプレジデンシャルスイートは、専用ドッグランや絶景風呂もサウナもあるヴィラ。一歩も外に出なくても満足できる。各ヴィラのすぐ横にパーキング可能なので、まさに自分の別荘のようにプライベートが守られた滞在できるのがメリットだ。

それと同時にホテルで過ごすラグジュアリー感もある。施設のエントランスとして機能するラウンジは宿泊者は滞在中、10時から21時まで、いつでも使用可能。コーヒーやジュースなどのドリンクなども用意され、愛犬と過ごせるテラス席もある。このラウンジはコシノジュンコ氏監修のフォトジェニックな空間。ビジターでも2000円で入浴可能な「天空スパ」は、宿泊者なら滞在中、何度でも利用できる。北軽井沢を流れるあさま天然水を用いた温浴施設で、天然ヒノキの香りが爽やかなサウナ、内湯、絶景を拝む露天ジェットバスなどはこのロケーションならでは。広大な敷地内での「天空のスパ」やラウンジへの行き来は、滞在中に各ヴィラ1台用意されている、専用の電動カートで快適に周遊できる。坂道でも楽々と風を切って走れ、それもアクティビティーの1つとなっている。

ロケ地ハンティングも楽しく、エリアの魅力発見につながる

広大な敷地内で撮影スポットを探してみるのも楽しい。私はすっかり「シル活」にハマり、想像を膨らませて人形たちを配置する撮影会を楽しんだ。小道具の位置やアングルによって人形の表情が違うように見え、子どもの頃のごっこ遊びの延長のようにワクワクするのだ。仕事やプライベートでいい感じの風景に出合うたび、推しの人形やアクスタ(アクリルスタンド)を手に悪戦苦闘する人たちの気持ちが少し分かった。

北軽井沢は大自然に恵まれたエリア。旧軽井沢や中軽井沢のような賑わいはないが、車で約5分の距離には浅間大滝や魚止めの滝、約10分で浅間牧場にまで行け、山麓ならではの風景に出合える。1960年に廃線となった草軽電気鉄道線の北軽井沢駅もノスタルジックで風情がある。このエリアを探検しての撮影もなかなか楽しい。ロケ地ハンティングをしながら、ここにしかない風景を切り取ろう。こうやっていろいろと試行錯誤するうちに、使いこなす手応えを感じてきた。再度、動画を確認しながらレンズを交換。レンズによって変わる視界を楽しんだ。うん、なんだかプロっぽい(機材は初心者用だがw)。

自分の別荘で過ごすように部屋でのディナーを楽しみ、語らう

夕方になるとスタッフがワゴンでやってきて夕食のセッティング。今回、試したのは地産ブランド豚と高原野菜の蒸ししゃぶ。赤城ポーク、下仁田ポーク、上州もち豚など地元のブランド肉3種の食べ比べ。上質な脂とロゼワインの相性もよく、新鮮な地元野菜も甘くて美味!語らいながら杯を重ね、あっという間に時間が過ぎた。部屋食はA5松阪牛ステーキ×豊洲直送海鮮プレミアムBBQや信州味噌仕立て海鮮鍋などもあり、豪華。

和食を選んだ朝ごはんも、前日に冷蔵庫に材料が届き、西京焼きの鮭を自分で焼くスタイル。食べる時間に炊飯器もセットされていたのでご飯も炊きたて。自分の好きなタイミングで贅沢な朝ごはんを味わった。まさに「地産の恵みを味わうセルフスタイル朝食」というネーミング通り!

チェックアウトは12時だったので、朝食後も敷地内を散歩したり、天空のスパで朝風呂を楽しんだりして、ゆるゆると過ごした。家族のスナップを撮るのなら、そんな時間こそ素のいい表情をおさえられる瞬間だろう。

プロの指導を受けながら、初夏の絶景を切り取る撮影合宿も

カメラの操作に慣れるにつれ、撮影が楽しくなってきた。ストーリーを膨らませて絵本を創作したい気分。6月には長野エリアで活躍するフォトグラファーを講師に迎え、特別イベント「新緑フォトウォーク in 北軽井沢」を実施。撮影の基礎技術から構図の取り方、光の使い方、シーン別の撮影テクニックなどを実践的に学ぶことができる。一眼ミラーレスカメラだけでなく、スマホでの撮影法の回もあるので、目的に合わせて選ぼう。1時間のレクチャーはカメラ機器の貸し出しやソフトドリンクも含まれて3200円(税込)。「新緑の北軽井沢フォトコンテスト」も開催されるので旅の思い出を投稿しよう。

このようにさまざまなイベントも企画される「新緑×絶景 高性能カメラ使い放題プラン」。これを機に、撮影テクニックを磨く「撮影合宿」を企画してみるのもいい。リゾートと学びを同時に体験できるのも画期的だ。

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カメラのレンタルプランで絶景、家族、推し活撮影も大満足の「あさま空山望 KUZANBO」 トラベルライター間庭がハコ推し!

カメラのレンタルプランで絶景、家族、推し活撮影も大満足の「あさま空山望 KUZANBO」 トラベルライター間庭がハコ推し!

心から満足できるサティスファクション パフォーマンス=サティパのいいホテルは上質な旅をサポートしてくれる。あえて中心地よりかなり奥へ進んだ北軽井沢にある、家族や仲間とだけ過ごす一棟貸しのヴィラリゾート「あさま空山望 KUZANBO」もその一例だ。コロナ禍に開業以来、進化しているこのリゾートの、次なる展開をレポートする。

コロナ禍には誰にも会わない非接触のリゾートとして話題に

群馬県北軽井沢に一棟貸しのヴィラリゾート「あさま空山望 KUZANBO」が開業したのは2020年11月、コロナ禍中だった。移動が制限されていた状況が徐々におさまり、国内の旅行を慎重に楽しむならば、と条件付きで日常に戻りつつあるタイミングだった。その頃には完全非接触のリゾートとして、チェックインも非対面、部屋食やテラスでのBBQといったグランピングなど、画期的な試みを提案してきた。

ウイルスにおびえていたあの頃、歯ブラシやシャンプーなどのアメニティー、タオルやバスローブなどもビニールで密封するなど配慮。誰ともコンタクトをとらずにチェックアウトまで快適に過ごせるのには驚いた。どのヴィラにも広々としたテラスがあり、そこではBBQなども可能。家族の一員である愛犬と共に過ごせるプランも、コロナ禍には支持されていた。

愛犬との旅の需要がさらに高まると、宿泊者共有のドックランとは別に、その専用のドッグランがついたヴィラも登場。6月には「天空柁(ダ)イニング」テラスで、愛犬と楽しむ新緑コンサートなどのイベントも企画するなど、ドッグフレンドリーな宿として定着した。

絶景のヴィラよりもさらに高い位置まで登り、浅間山を見渡す360度パノラマビューに感動する「天空の道」や現在建設中の絶景の中でのキッズパークなど、今も日々、進化中だ。

この初夏は浅間山の絶景をロケ地に「旅×写真」体験を提案

時代に添ったヴィラリゾートの次なる試みは?それは撮影を目的とした滞在。これから軽井沢が新緑に包まれる季節、育ちざかりの子どもたちとの家族写真を、愛犬のスナップを、SNS用の写真や動画を、さまざまな被写体と目的に合わせた撮影旅行をバックアップする。

「新緑×絶景 高性能カメラ使い放題プラン」ではソニー製の高性能な一眼ミラーレスカメラ/VLOGCOMおよびEマウントレンズを無料で貸し出し、滞在中に自由に撮影できる環境をサポート。6万㎡にわずか16棟のヴィラという大自然の中で、最新の機材で撮り放題という贅沢な時間を過ごす。撮影目的の家族旅行、愛犬旅行、確かに新鮮かも。

リースされるカメラは、スマホでの撮影は慣れているが、一眼ミラーレスカメラの操作は自信がないというエントリー層向け、動画や動く被写体などの撮影にもチャレンジしたい中級者向け、そして星空撮影も可能なレンズや超広角などの多様なレンズを試すプロフェッショナルレベルの上級者向けのラインアップ。動画によるブログ撮影、Vlogのスキルをアップしたい人に向けたセットなどもあり、レベルや目的に合わせた撮影旅行を組めるのだ。

使い慣れなくても大丈夫。簡単なマニュアルや、分かりやすいおすすめ動画などを教えてくれ、自分のペースでチャレンジできる。

話題の「シル活」デビュー 世界観をつくりあげる撮影に夢中に

自分は一眼レフやデジタルカメラでの撮影は経験があるものの、iPhoneの性能の良さに頼り、今では取材はもっぱらスマホでの撮影。なので初心者用のセットを選択。いろいろと触ってさわっているうちに、今の機能ではピントの合わせ方が格段に簡単になっていることに感動。技術は進化している…!

さて何を撮ろう。今回の滞在は長野に移住した元編集者の友人と一緒だったのだが、お互いを撮り合ってもなぁ。そこで気になる「シル活」デビューをしてみることにした。

「シル活」とは懐かしの人形、シルバニアファミリーをかわいく並べて和んだり、撮影したりして愛でること。どうやら大人女子と言われる20代、30代の女性の間で広まっているらしい。確かに最近、プレスツアーや試食会などに行くと、ぬいぐるみや推しのアクリルスタンドと共にその風景や商品などを撮影している若手のライターや編集者が増えている。しかもオタクっぽさとは無縁の、シュッとしたできる女子風であることも多い。背景や小物で、その世界観をつくりあげるのはごっこ遊びに近く、童心にかえって楽しめるのだろう。しかも今は大人、経済力がある…!

そこで北軽井沢をトレッキングし、宝さがしをするストーリーを空想しながら、「シル活」デビューしてみることにした。

まずはチェックイン。事前にナンバーがメールに届くので、ヴィラにそのまま直行し、誰にも会わずに部屋に入れる。部屋についた端末で操作すればチェックインも完了。部屋にあるタブレットで使い方などをチェックでき、それでもわからない場合は遠隔で対応してくれる。「新緑×絶景 高性能カメラ使い放題プラン」だと、あらかじめ指定した組み合わせの機材が部屋に用意されているので、部屋に入ったその瞬間から、撮影開始できるのだ。

ヴィラとしてのプライベート感と、ホテル的な機能のいいとこどりが魅力

今回はディナーも朝食も部屋でいただくプラン。広々としたテラス付きのポラリスプレジデンシャルスイートは、専用ドッグランや絶景風呂もサウナもあるヴィラ。一歩も外に出なくても満足できる。各ヴィラのすぐ横にパーキング可能なので、まさに自分の別荘のようにプライベートが守られた滞在できるのがメリットだ。

それと同時にホテルで過ごすラグジュアリー感もある。施設のエントランスとして機能するラウンジは宿泊者は滞在中、10時から21時まで、いつでも使用可能。コーヒーやジュースなどのドリンクなども用意され、愛犬と過ごせるテラス席もある。このラウンジはコシノジュンコ氏監修のフォトジェニックな空間。ビジターでも2000円で入浴可能な「天空スパ」は、宿泊者なら滞在中、何度でも利用できる。北軽井沢を流れるあさま天然水を用いた温浴施設で、天然ヒノキの香りが爽やかなサウナ、内湯、絶景を拝む露天ジェットバスなどはこのロケーションならでは。広大な敷地内での「天空のスパ」やラウンジへの行き来は、滞在中に各ヴィラ1台用意されている、専用の電動カートで快適に周遊できる。坂道でも楽々と風を切って走れ、それもアクティビティーの1つとなっている。

ロケ地ハンティングも楽しく、エリアの魅力発見につながる

広大な敷地内で撮影スポットを探してみるのも楽しい。私はすっかり「シル活」にハマり、想像を膨らませて人形たちを配置する撮影会を楽しんだ。小道具の位置やアングルによって人形の表情が違うように見え、子どもの頃のごっこ遊びの延長のようにワクワクするのだ。仕事やプライベートでいい感じの風景に出合うたび、推しの人形やアクスタ(アクリルスタンド)を手に悪戦苦闘する人たちの気持ちが少し分かった。

北軽井沢は大自然に恵まれたエリア。旧軽井沢や中軽井沢のような賑わいはないが、車で約5分の距離には浅間大滝や魚止めの滝、約10分で浅間牧場にまで行け、山麓ならではの風景に出合える。1960年に廃線となった草軽電気鉄道線の北軽井沢駅もノスタルジックで風情がある。このエリアを探検しての撮影もなかなか楽しい。ロケ地ハンティングをしながら、ここにしかない風景を切り取ろう。こうやっていろいろと試行錯誤するうちに、使いこなす手応えを感じてきた。再度、動画を確認しながらレンズを交換。レンズによって変わる視界を楽しんだ。うん、なんだかプロっぽい(機材は初心者用だがw)。

自分の別荘で過ごすように部屋でのディナーを楽しみ、語らう

夕方になるとスタッフがワゴンでやってきて夕食のセッティング。今回、試したのは地産ブランド豚と高原野菜の蒸ししゃぶ。赤城ポーク、下仁田ポーク、上州もち豚など地元のブランド肉3種の食べ比べ。上質な脂とロゼワインの相性もよく、新鮮な地元野菜も甘くて美味!語らいながら杯を重ね、あっという間に時間が過ぎた。部屋食はA5松阪牛ステーキ×豊洲直送海鮮プレミアムBBQや信州味噌仕立て海鮮鍋などもあり、豪華。

和食を選んだ朝ごはんも、前日に冷蔵庫に材料が届き、西京焼きの鮭を自分で焼くスタイル。食べる時間に炊飯器もセットされていたのでご飯も炊きたて。自分の好きなタイミングで贅沢な朝ごはんを味わった。まさに「地産の恵みを味わうセルフスタイル朝食」というネーミング通り!

チェックアウトは12時だったので、朝食後も敷地内を散歩したり、天空のスパで朝風呂を楽しんだりして、ゆるゆると過ごした。家族のスナップを撮るのなら、そんな時間こそ素のいい表情をおさえられる瞬間だろう。

プロの指導を受けながら、初夏の絶景を切り取る撮影合宿も

カメラの操作に慣れるにつれ、撮影が楽しくなってきた。ストーリーを膨らませて絵本を創作したい気分。6月には長野エリアで活躍するフォトグラファーを講師に迎え、特別イベント「新緑フォトウォーク in 北軽井沢」を実施。撮影の基礎技術から構図の取り方、光の使い方、シーン別の撮影テクニックなどを実践的に学ぶことができる。一眼ミラーレスカメラだけでなく、スマホでの撮影法の回もあるので、目的に合わせて選ぼう。1時間のレクチャーはカメラ機器の貸し出しやソフトドリンクも含まれて3200円(税込)。「新緑の北軽井沢フォトコンテスト」も開催されるので旅の思い出を投稿しよう。

このようにさまざまなイベントも企画される「新緑×絶景 高性能カメラ使い放題プラン」。これを機に、撮影テクニックを磨く「撮影合宿」を企画してみるのもいい。リゾートと学びを同時に体験できるのも画期的だ。

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「サロモン」が注目する、ロマンあふれる古道で登る富士山 オーバーツーリズムにも一石

アメアスポーツジャパンの「サロモン(SALOMON)」が、山梨・富士吉田との包括連携協定の一環で、富士山吉田口登山道にある山小屋、中ノ茶屋をリニューアルしたというので、取材に行ってきました。吉田口登山道と聞くと、富士山の登山道の中で一番有名な、有料道路の富士スバルライン5合目からの吉田ルートと勘違いしそうですが、それとは別。江戸時代に大流行した富士講(富士登山信仰)で使われていた、山麓から頂上まで歩いて登れる唯一の登山道が吉田口登山道です。

「5合目まで車で行けるのに、あえて麓から歩いて登る人なんているの!?」「5合目以上を登るだけでも苦しいのに!」という声が聞こえてきそうですし、実際この道を通る人はあまりいないそう。でもこの吉田口登山道、山岳レースの富士登山競走のコースになっており、トレイルランナーにはお馴染みだったりします。「レースには出ないけど、年1回は富士吉田市役所から吉田口登山道で富士山を登る」という玄人的な楽しみ方をしているPR業の友人(もちろんトレイルランナー)が、私の周りにもいます。

「そんな楽しみ方、かなりの体力自慢の猛者でなければできないのでは……」「自分には無理無理」と私自身も思っていましたが、今回中ノ茶屋に取材に行って、吉田口登山道に対する印象がかなり変わりました。あの道は、トレイルランナーが駆け抜ける以外にもたくさんの魅力が詰まっており、ちょっとしたハイキングや自然散策にもいい。古地図を見ながら街を歩くのが趣味という高齢の方(私の父もまさにその1人)にも、うってつけな歴史的ロマンを感じる道でした。

歴史を知って登ると楽しさ倍増

吉田口登山道の歴史的ロマンとは何か。それは、近代のスポーツ登山になる前の富士登山に触れられるという点にあります。中ノ茶屋のリニューアルセレモニー取材の後、茶屋(標高1100メートル)から馬返し(同1450メートル)というポイントまでバスで移動し、周辺を地元登山ガイドの太田安彦さんと散策するというミニツアーが開催されていたので参加しました。山麓から山頂まで歩けることが売りの吉田口登山道なのに、バス移動はちょっともったいない気もしましたが(時間が限られていたのでしょうがないのですが)、でも逆に言えば、脚力に自信がない人や高齢者でも、このエリア内なら、バスや車で安全に散策できるということ。中ノ茶屋では「サロモン」のトレランシューズやハイキングシューズも貸し出しているので、アウトドア用の靴を持っていない人も安心です。

ミニツアー中、太田さんは富士登山の歴史のキモの部分を解説してくれました。鎌倉〜室町の頃に修験道としての富士登山が広がり(今でも山頂で山伏さんを見かけることがありますね)、江戸期以降は宗教兼レジャーとしての富士講登山が庶民の間で大流行。その遺構が吉田口登山道にはたくさん残されているとのことで、中ノ茶屋や馬返しの周りにいくつか並んでいたお墓のような石碑もまさにそれ。どれも富士講の結願の記念碑で、うち1つは大正9年に33度の富士山登頂を達成したという人の記念碑でした。

「ふーん、33回登頂記念か〜。ひと夏に3回登るとして10年ちょいだな」などと軽々しく私は考えていたんですが、「いやいやそんなもんじゃない、これは人生をかけた回数なんだ」とガイド太田さんが話していたのが印象的です。確かに今は、高速道路で都内からすぐに富士の麓に行けますが、昔は麓まで行くのがまず大変。ひと夏に1回行けるかどうかであり、平均寿命だって大正期の日本人男性は50歳以下(乳幼児死亡率の高さで実際より短命に算出されている面はあり)なんですよね。

そういうことを聞きながら散策すると、「昔の人はここをこんなふうに登っていたのかしら」などと思いが巡って、コースタイムや地図を見ながらとにかく山頂を目指す、普段の登山とはまた違う面白さがありました。太田さん曰く、従来は「ニーズがニッチ過ぎて年1〜2回しか開催していなかった」吉田口登山道ツアーですが、今夏からもう少し増やしていくそうですよ。気になる方は太田さんが代表理事を務めるマウントフジトレイルクラブに問い合わせを。

「スピードに感動した」

ミニツアーの最中、馬返しにある茶屋、大文司屋のご主人も挨拶に出てこられました。聞けば5年前に早期退職し、江戸時代から続いてきた家業の茶屋を6代目として復活させたとのこと。富士スバルラインが1964年に開業して以降、吉田口登山道は廃れてしまい、大文司屋も同年に閉鎖していたそうです。復活以降は、「長期休暇で滞在している欧米系の訪日客が、吉田口登山道をゆったりハイキングする中で立ち寄るケースが多い」との話で、茶屋のメニューにも英字が踊っていました。大文司屋以外にも、富士スバルライン開通以降に閉鎖してしまった5合目以下の山小屋や茶屋は多いそうです。

コロナ明け以降の富士山は訪日客からの人気が凄まじく、著しいオーバーツーリズムやそれに伴う危険性についての報道が年々増えています。今年から静岡側でも入山料4000円を徴収するようになり、オーバーツーリズムもやや抑えられるのかもしれませんが、5合目以上の混雑緩和は引き続き地元にとって大きな課題。富士吉田も、5合目以上の混雑緩和との表裏一体として、5合目以下のエリアの活性化を課題として掲げています。

富士吉田と「サロモン」との取り組みは、まさに5合目以下の活性化を目指したもの。吉田口登山道の遺構の復元や登山道やトイレ整備などを進め、スバルライン開通で閉鎖してしまった山小屋に事業者を呼び戻し、市内の飲食店などとも連携し、5合目以上を登るだけが富士山の魅力ではないと、発信していくようです。それって、昨今ブームと言われる低山の楽しみ方とも通じるところがあって、支持を広げそうです。

行政との取り組みというと、稟議書の嵐で合意までに長い時間がかかるというイメージがあります。でも、「サロモン」が富士吉田とつながったのは、24年11月に同地でイベントを行って以降だそう。半年たらずでここまで進めたのかと驚きましたし、富士吉田の堀内茂市長も「『サロモン』は3月12日に包括連携協定を結ぶやいなや、中ノ茶屋のリニューアルに動いてくれ、そのスピードに感動した」と話していました。このプランニング力や実行力に、「サロモン」のビジネス絶好調の片鱗を見た気がしますし、富士吉田も優秀な職員さんがたくさんいる自治体なんだなと感じた次第です。

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「サロモン」が注目する、ロマンあふれる古道で登る富士山 オーバーツーリズムにも一石

アメアスポーツジャパンの「サロモン(SALOMON)」が、山梨・富士吉田との包括連携協定の一環で、富士山吉田口登山道にある山小屋、中ノ茶屋をリニューアルしたというので、取材に行ってきました。吉田口登山道と聞くと、富士山の登山道の中で一番有名な、有料道路の富士スバルライン5合目からの吉田ルートと勘違いしそうですが、それとは別。江戸時代に大流行した富士講(富士登山信仰)で使われていた、山麓から頂上まで歩いて登れる唯一の登山道が吉田口登山道です。

「5合目まで車で行けるのに、あえて麓から歩いて登る人なんているの!?」「5合目以上を登るだけでも苦しいのに!」という声が聞こえてきそうですし、実際この道を通る人はあまりいないそう。でもこの吉田口登山道、山岳レースの富士登山競走のコースになっており、トレイルランナーにはお馴染みだったりします。「レースには出ないけど、年1回は富士吉田市役所から吉田口登山道で富士山を登る」という玄人的な楽しみ方をしているPR業の友人(もちろんトレイルランナー)が、私の周りにもいます。

「そんな楽しみ方、かなりの体力自慢の猛者でなければできないのでは……」「自分には無理無理」と私自身も思っていましたが、今回中ノ茶屋に取材に行って、吉田口登山道に対する印象がかなり変わりました。あの道は、トレイルランナーが駆け抜ける以外にもたくさんの魅力が詰まっており、ちょっとしたハイキングや自然散策にもいい。古地図を見ながら街を歩くのが趣味という高齢の方(私の父もまさにその1人)にも、うってつけな歴史的ロマンを感じる道でした。

歴史を知って登ると楽しさ倍増

吉田口登山道の歴史的ロマンとは何か。それは、近代のスポーツ登山になる前の富士登山に触れられるという点にあります。中ノ茶屋のリニューアルセレモニー取材の後、茶屋(標高1100メートル)から馬返し(同1450メートル)というポイントまでバスで移動し、周辺を地元登山ガイドの太田安彦さんと散策するというミニツアーが開催されていたので参加しました。山麓から山頂まで歩けることが売りの吉田口登山道なのに、バス移動はちょっともったいない気もしましたが(時間が限られていたのでしょうがないのですが)、でも逆に言えば、脚力に自信がない人や高齢者でも、このエリア内なら、バスや車で安全に散策できるということ。中ノ茶屋では「サロモン」のトレランシューズやハイキングシューズも貸し出しているので、アウトドア用の靴を持っていない人も安心です。

ミニツアー中、太田さんは富士登山の歴史のキモの部分を解説してくれました。鎌倉〜室町の頃に修験道としての富士登山が広がり(今でも山頂で山伏さんを見かけることがありますね)、江戸期以降は宗教兼レジャーとしての富士講登山が庶民の間で大流行。その遺構が吉田口登山道にはたくさん残されているとのことで、中ノ茶屋や馬返しの周りにいくつか並んでいたお墓のような石碑もまさにそれ。どれも富士講の結願の記念碑で、うち1つは大正9年に33度の富士山登頂を達成したという人の記念碑でした。

「ふーん、33回登頂記念か〜。ひと夏に3回登るとして10年ちょいだな」などと軽々しく私は考えていたんですが、「いやいやそんなもんじゃない、これは人生をかけた回数なんだ」とガイド太田さんが話していたのが印象的です。確かに今は、高速道路で都内からすぐに富士の麓に行けますが、昔は麓まで行くのがまず大変。ひと夏に1回行けるかどうかであり、平均寿命だって大正期の日本人男性は50歳以下(乳幼児死亡率の高さで実際より短命に算出されている面はあり)なんですよね。

そういうことを聞きながら散策すると、「昔の人はここをこんなふうに登っていたのかしら」などと思いが巡って、コースタイムや地図を見ながらとにかく山頂を目指す、普段の登山とはまた違う面白さがありました。太田さん曰く、従来は「ニーズがニッチ過ぎて年1〜2回しか開催していなかった」吉田口登山道ツアーですが、今夏からもう少し増やしていくそうですよ。気になる方は太田さんが代表理事を務めるマウントフジトレイルクラブに問い合わせを。

「スピードに感動した」

ミニツアーの最中、馬返しにある茶屋、大文司屋のご主人も挨拶に出てこられました。聞けば5年前に早期退職し、江戸時代から続いてきた家業の茶屋を6代目として復活させたとのこと。富士スバルラインが1964年に開業して以降、吉田口登山道は廃れてしまい、大文司屋も同年に閉鎖していたそうです。復活以降は、「長期休暇で滞在している欧米系の訪日客が、吉田口登山道をゆったりハイキングする中で立ち寄るケースが多い」との話で、茶屋のメニューにも英字が踊っていました。大文司屋以外にも、富士スバルライン開通以降に閉鎖してしまった5合目以下の山小屋や茶屋は多いそうです。

コロナ明け以降の富士山は訪日客からの人気が凄まじく、著しいオーバーツーリズムやそれに伴う危険性についての報道が年々増えています。今年から静岡側でも入山料4000円を徴収するようになり、オーバーツーリズムもやや抑えられるのかもしれませんが、5合目以上の混雑緩和は引き続き地元にとって大きな課題。富士吉田も、5合目以上の混雑緩和との表裏一体として、5合目以下のエリアの活性化を課題として掲げています。

富士吉田と「サロモン」との取り組みは、まさに5合目以下の活性化を目指したもの。吉田口登山道の遺構の復元や登山道やトイレ整備などを進め、スバルライン開通で閉鎖してしまった山小屋に事業者を呼び戻し、市内の飲食店などとも連携し、5合目以上を登るだけが富士山の魅力ではないと、発信していくようです。それって、昨今ブームと言われる低山の楽しみ方とも通じるところがあって、支持を広げそうです。

行政との取り組みというと、稟議書の嵐で合意までに長い時間がかかるというイメージがあります。でも、「サロモン」が富士吉田とつながったのは、24年11月に同地でイベントを行って以降だそう。半年たらずでここまで進めたのかと驚きましたし、富士吉田の堀内茂市長も「『サロモン』は3月12日に包括連携協定を結ぶやいなや、中ノ茶屋のリニューアルに動いてくれ、そのスピードに感動した」と話していました。このプランニング力や実行力に、「サロモン」のビジネス絶好調の片鱗を見た気がしますし、富士吉田も優秀な職員さんがたくさんいる自治体なんだなと感じた次第です。

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創業130周年を迎えた「スワロフスキー」 ファッション界に欠かせない“光の魔術師“の軌跡

1895年にオーストリアで創業したクリスタルメーカー 「スワロフスキー(SWAROVSKI)」は、今年130周年を迎えた。創業当時と同じくチロル地方のヴァッテンスに本社を構える同社は現在、年2回新しいカットや色、形が登場するクリスタルに加え、そのクリスタルを用いたジュエリーやアクセサリー、テキスタイル、シャンデリア、ホームデコレーション、そして自動車用の装飾パーツまでを製造。長年に渡り数々のデザイナーに愛されてきた輝くクリスタルは、ファッションの装飾表現に欠かせない存在になっている。今回は、そんな“光の魔術師“として世界に羽ばたいたスワロフスキーの本社を訪問。その軌跡と今を探る。

創業時から拠点はヴァッテンス
豊かな自然に囲まれた本社

今から130年前、「誰もが手にすることができるダイヤモンド」というビジョンを思い描いていた創業者のダニエル・スワロフスキー(Daniel Swarovski)は、クリスタルをより精細にカットする電動機械を開発して特許を所得。スワロフスキーを立ち上げた。故郷のボヘミア(現在のチェコ共和国)を離れたのは、クリスタルが有名なボヘミアには競合他社も多く、品質と生産量を両立できるクリスタル・カッティングのアイデアをコピーされてしまう懸念があったから。その点、農家が大半を占める小さな村だったヴァッテンスはボヘミアから十分な距離がある。そして、機械を動かすエネルギーになる豊かな水源と空き家になった工場があったこと、電車による輸送の便も決め手となったという。

そんなヴァッテンスに構える現在の本社は、2018年にリニューアルオープン。商品開発からマーケティングまで全部門が一つ屋根の下にあり、現在5世代目のオーナーとなるスワロフスキー一族とブランドのDNAを体現する場所になっている。また、社内のマヌファクトゥーア(MANUFAKTUR、ドイツ語で「製造」の意)には40〜50人の職人が在籍。広大なスペースに特殊な機械やコンピュータなどが並び、この場でさまざまなプロトタイプやサンプルからメットガラ(MET GALA)用のドレスまでを制作している。

そして、「ヴァッテンス・エクスペリエンス」と名付けられたアーカイブ室とショールームには、ブランドの歴史を物語る作品の数々や、1956年以来ウィーン・オペラ座舞踏会のデビュタントのために毎年制作しているティアラ、多種多様なクリスタルやクリスタルメッシュのテキスタイルを展示。例えば、マドンナが着用した「ドルチェ&ガッバーナ(DOLCE&GABBANA)」のイブニングドレスや大ぶりの四角いクリスタルを均等にあしらった「プラダ(PRADA)」のコートから、「コペルニ(COPERNI)」がディズニーランド・パリで開いた2025年春夏ショーで披露したクリスタル製のバッグ、「シュプリーム(SUPREME)」と「ヴァンズ(VANS)」とのトリプルコラボによるスニーカーまでがそろう。その内容からは、「スワロフスキー」クリスタルを生かしたクリエイションの幅広さが見て取れる。

クチュールや衣装からジュエリーまで
華やかさをもたらす輝き

1920年代、「スワロフスキー」のクリスタルは、アメリカのジャズクラブの衣装からフランス・パリのクチュールメゾンが手掛けるドレスやジュエリーまでに使われるようになり、B to Bのビジネスで世界へと広がっていった。その品質の高さは、「シャネル(CHANEL)」や「ディオール(DIOR)」「スキャパレリ(SCHAPARELLI)」「ランバン(LANVIN)」など名だたるブランドが用いていたことからも分かる。そして、30年代からは映画や舞台の衣装制作を手掛けるアトリエからも重宝され、エンターテイメントの世界とも深いつながりを築いてきた。

今や世界に約2300の直営店と6600の販売拠点を構えている「スワロフスキー」だが、B to Cビジネスに乗り出したのは1970年代のことだった。最初はインスブルックで開催された冬季オリンピックの土産物として、シャンデリアに用いられるクリスタルを使ったネズミのフィギュリン(小さなオブジェ)を販売。その後ジュエリー製作もスタートし、80年代には初の直営店を開いた。

そして99年から約20年間は、「ダニエル スワロフスキー パリ」名義でラグジュアリーなジュエリーも提案。2008年には、ジュエリーやアクセサリー、ホームデコレーションの分野で究極のクリスタル表現を追求するコレクション「アトリエ スワロフスキー アトリエ」を始動し、19年までジャンポール・ゴルチエ(Jean Paul Gaultier)や「ヴィクター&ロルフ(VIKTOR&ROLF)」のヴィクター・ホスティン(Viktor Horsting)とロルフ・スノラン(Rolf Snoeren)、クリストファー・ケイン(Christopher Kane)といった名だたるデザイナーとの協業によってエッジの効いたジュエリーを生み出してきた。

そして20年には、ジョバンナ・エンゲルバート(Giovanna Engelbert)=グローバル・クリエイティブ・ディレクターが就任した。以来、存在感あふれる大胆なデザインから繊細で華奢なスタイルまで、提案するジュエリーのバリエーションは拡大。自由な重ね付けを筆頭に、個性を表現するアイテムとして新たなブランドイメージを築いている。

「スワロフスキー」のテーマパークで
塩田千春のインスタレーション公開

「スワロフスキー」は創業100周年を迎えた1995年、本社のすぐ横にテーマパーク、スワロフスキー・クリスタル・ワールドを開いた。その中心となる「不思議の部屋(Chamber of Wonder)」には、ブランドの軌跡を辿る作品や過去に制作されたビヨンセ(Beyonce)やレディー・ガガ(Lady Gaga)らポップスターの衣装の展示に加え、草間彌生からジェームズ・タレル(James Turrell)、マニッシュ・アローラ(Manish Arora)まで、さまざまなアーティストや建築家、デザイナーがそれぞれの視点でクリスタルを解釈して作り上げた数々の小部屋がある。定期的にそのラインアップは入れ替わるが、5月8日、ベルリンを拠点に活動する日本人アーティストの塩田千春による作品「結晶化するアイデンティティ(Crystallizing Identity)」が新たに公開された。塩田らしい赤の毛糸やロープに加え、作品に初めて「スワロフスキー」クリスタルを取り入れたインスタレーションは、他の空間と同様に個性が際立ち、没入感を楽しめるものになっている。

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現状を打開するには、まず「味方づくり」から――バックヤードと上司を巻き込む仕事術

WWDJAPAN.comは4月までマンガ版「ザ・ゴールシリーズ 在庫管理の魔術」を連載していました。在庫過剰に陥ると、つい値下げセールに頼ってしまう――。しかし、本当にそれしか方法はないのか? 利益を高め、最大化するための解決策を、アパレル在庫最適化コンサルで「ユニクロ対ZARA」「アパレル・サバイバル」「図解アパレルゲームチェンジャー」等の著者である齊藤孝浩ディマンドワークス代表が、同マンガを読みながら、解説して行きます。今回は、第6話を取り上げます。

相談することで信頼が生まれる

今回のテーマは「バックヤード業務をしている人を味方に付けることの大切さ」です。

マンガ「在庫管理の魔術」の第6話は コチラ

前回までに、主人公、徹が店長を務めている渋谷店が独自の発注方法を導入して大きな成功を収めたストーリーが描かれていました。この成功の陰には、主人公の元上司でもある地域倉庫のマネジャーの存在があります。店舗で働いている人の多くは、バックヤード部門の人たちとあまりコミュニケーションをとりたくない思っています。というのは、何かの手違いを起こして、バックヤード部門から叱られた経験があったり、同僚が起こられているのを見聞きしているからです。一方、一部の人は「売り上げをつくっているのは自分たちだぞ」と言わんばかりに、上から目線の態度でバックヤード部門と接していたりします。

でも、実はバックヤード部門の人たちは、店舗や営業部門のスタッフから、謙虚な態度で、「教えてください」とか「こんなことできませんでしょうか?」と頭を下げて、相談されることを嬉しく思っている人も少なくありません。そして、よく相談してくる人がピンチに陥ったときには、何とかしたいと考えて行動を起こしてくれるものです。相談があるということは、前向きに仕事をしている人、そんな人の苦境を放っておけず、ひと肌脱いでやろうと考えてくれるものです。

リスクを取ろうとしない上役には

話の後半には、地域倉庫のマネジャーの上司にあたるエリアマネジャーが登場します。この人は、自分のことを「慎重かつ賢明な方法を選ぶ人間」だと評しており、決してリスクを取ろうとはしません。現実の世界でも、管理職に就いている人の中にはこのようなタイプが多いでしょう。このような人に首を縦に振ってもらうための秘訣は、自分が全てのリスクをとるような提案をすることです。万が一、失敗しても、その人に責任が及ばないような提案にしなければなりません。そして、成功したら、その人の手柄にしてあげることも重要です。

どんな優秀な人でも、仕事を独りでしているわけではありません。今回は、周りの人を味方に付けることの大切さと、そのためのコミュニケーション方法を学べるストーリーでした。

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「ジルスチュアート ビューティ」ベリー&ミントのコレクションや「スック」UVミストなど!今週発売のビューティーアイテム11選【5/19〜5/25】

ビューティアイテムの発売情報を「WWDJAPAN」的視点でピックアップ!今回は5月19〜25日に発売するアイテムを紹介します。夏に向けたアイテムが続々と登場する今週。ベリーの香り2種をそろえた「ジルスチュアート ビューティ(JILL STUART BEAUTY)」限定コレクション“サマー ベリー フェスティバル”は、ヘアやボディーケアに加え、日焼け止めなど全6アイテムをラインアップ。「スック(SUQQU)」は、漢字一文字に着想した香りの高UVカットミストを発売します。メイクアップは「プラダ ビューティ(PRADA BEAUTY)」は、光あふれる艶感のある仕上がりとケア効果を両立させたリップバームに注目です。

【5月20日発売】
オルビス
(ORBIS)

創業以来初のクレンジングオイル

「オルビス(ORBIS)」は、日本初の超微粒子技術で毛穴奥の汚れにアプローチするブランド初のオイルメイク落とし“オルビス ザ クレンジングオイル”を発売する。ポーラ化成工業の研究により、汚れをはね返す水の膜が肉眼では見えない毛穴奥の汚れまで落とす超微粒子による新技術を搭載している。

■商品詳細

“オルビス ザ クレンジングオイル”(120mL、2200円/詰め替え用110mL、1980円)

【5月21日発売】
プラダ ビューティ
(PRADA BEAUTY)

潤いが1日続くリップバーム

「プラダ ビューティ(PRADA BEAUTY)」は、光あふれる艶感のある仕上がりとケア効果を両立させたリップバーム“プラダ ライト グローイング リップバーム”を発売する。ケースはブランドを象徴する“リ・ナイロン(Re-Nylon)”から着想を得たデザインに仕上げた。

■商品詳細

“プラダ ライト グローイング リップバーム”(全5色、各7260円)

【5月21日発売】
イヴ・サンローラン
(YVES SAINT LAURENT)

メンズ香水“Y MEN”シリーズの新作

「イヴ・サンローラン(YVES SAINT LAURENT)」は、“Y MEN”シリーズから新作のフレグランス2種を発売する。“Y MEN ルパルファム”は、表参道の旗艦店とゾゾコスメ限定で、“Y MEN オーデパルファム”は表参道の旗艦店とブランドの公式オンラインストアで販売する。

■商品詳細

“Y MEN ルパルファム”(10mL、5610円/40mL、1万5620円)
“Y MEN オーデパルファム”(60mL、1万7380円)

【5月21日発売】
アースアンドユー
(EARTH∞YOU)

コスモス認証取得のスカルプケア乳液

エシカルコスメブランド「アースアンドユー(EARTH∞YOU)」は、植物由来成分100%の頭皮ケアアイテム“スカルプケア美容乳液”を発売する。同アイテムは、乳液タイプのスカルプケアアイテムとして世界初のコスモスオーガニック認証を取得した(※JMR生活総合研究所調べ/2025年4月時点)。

■商品詳細

“スカルプケア美容乳液”(27mL、3278円※編集部調べ)

【5月22日発売】
リファ
(REFA)

ハートデザインのヘアミスト

「リファ(REFA)」は、髪を静電気や湿気などの外部刺激から守るキューティクルコート処方でスタイリングを固めずキープする“ハートミストエアリー”と、マルチアミノ酸がうねりの原因となる髪の空洞を埋めて補修し、まとまりの続く髪へと導く“ハートミストベース”を発売する。

■商品詳細

“ハートミストエアリー”(150mL、2970円)
“ハートミストベース”(150mL、2970円)

【5月22日発売】
シロル
(SHIRORU)

シミの原因に着目した新スキンケアシリーズ

「シロル(SHIRORU)」は、クリスタルのような“透明素肌”に導く新シリーズ“薬用美白クリスタル”を発売する。ラインアップは、シミやそばかすを防ぐ美白有効成分と肌荒れ防止有効成分をダブル配合した、化粧水“クリスタル エッセンスウォーター”と“クリスタル モイスチャークリーム”の2品。

■商品詳細

“クリスタル エッセンスウォーター”【医薬部外品】(100mL、4400円)
“クリスタル モイスチャークリーム”【医薬部外品】(30g、4950円)

【5月23日発売】
アンプルール
(AMPLEUR)

ひんやりピーリングマスク

「アンプルール(AMPLEUR)」は、ピーリングマスク“ポアクレイマスク”を発売する。ピーリング成分のPHAとAHAを配合し、潤いを抱えたまま古い角質を優しくオフできる。滑らかに伸びるクリームテクスチャーと天然色素によるブルーカラーが特徴で、メントール誘導体がひんやり感をもたらす。

■商品詳細

“ポアクレイマスク”(100g、4400円)

【5月23日発売】
ジルスチュアート ビューティ
(JILL STUART BEAUTY)

ベリー&ミント香る限定コレクション

「ジルスチュアート ビューティ(JILL STUART BEAUTY)」は、ベリーの香り2種をそろえた限定コレクション“サマー ベリー フェスティバル”を発売する。ヘアやボディーケアに加え、日焼け止めなど全6アイテムをラインアップする。

■商品詳細

“ラシャスベリー ポイントヘアスティック”(2420円)
“ラシャスベリー ヘアオイル スムースリペア”(60mL、3300円)
“ラシャスベリー トーンアップ UVプロテクター”[SPF50+・PA++++](75g、3520円)
“ミンティラシャスベリー アイシーヘッドシャワー”(90g、2200円)
“ミンティラシャスベリー アイシーボディミスト”(75mL、2970円)
“ミンティラシャスベリー アイシーハンドエッセンス”(30g、1540円)

【5月23日発売】
スック
(SUQQU)

漢字“凪”に着想したUVカットミスト

「スック(SUQQU)」は、漢字一文字に着想した香りの高UVカットミスト“UV プロテクト ミスト 凪の香”[SPF50+・PA++++ UV 耐水性★★]を数量限定で発売する。配合した美容保湿成分5種が日中の乾燥から肌を守り、さらりとした状態を長時間キープする。

■商品詳細

“UV プロテクト ミスト 凪の香”[SPF50+・PA++++ UV 耐水性★★](60mL、4950円)

【5月23日発売】
アトピスマイルフォルテ
(ATOPI SMILE F.)

敏感肌向けの新ブランド誕生

勇心酒造は、敏感肌のための機能性スキンケアブランド「アトピスマイルフォルテ(ATOPI SMILE F.)」を立ち上げる。第1弾は美容液、ローション、フェイスクリームの3品を用意。肌細胞の成長をサポートする“ライスパワー No.11”を共通配合する。

■商品詳細

“バリアチューニングセラム”【医薬部外品】(50g、5500円)
“バリアドリップローション”(120mL、4950円)
“バリアエイドクリーム”(30g、4950円)

【5月23日発売】
パラドゥ
(PARADO)

25周年で当時のデザインが復刻

セブン-イレブンで展開するコスメブランド「パラドゥ(PARADO)」は、誕生25周年を記念し、デビュー当時のパッケージを再現した限定アイテムを発売する。アイブロウペンシル、リップスティック、リップスティック付きのパウダリーファンデーションをそろえ、ブランド名の由来でもある“楽園(パラダイス)”をイメージしたデザインをあしらった。

■商品詳細

“アイブロウペンシルN”(全3色、各750円)
“エッセンスルージュS”(全2色、各990円)
“リップ付きパウダリィファンデーションex”(全2色、各1320円)

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「ジルスチュアート ビューティ」ベリー&ミントのコレクションや「スック」UVミストなど!今週発売のビューティーアイテム11選【5/19〜5/25】

ビューティアイテムの発売情報を「WWDJAPAN」的視点でピックアップ!今回は5月19〜25日に発売するアイテムを紹介します。夏に向けたアイテムが続々と登場する今週。ベリーの香り2種をそろえた「ジルスチュアート ビューティ(JILL STUART BEAUTY)」限定コレクション“サマー ベリー フェスティバル”は、ヘアやボディーケアに加え、日焼け止めなど全6アイテムをラインアップ。「スック(SUQQU)」は、漢字一文字に着想した香りの高UVカットミストを発売します。メイクアップは「プラダ ビューティ(PRADA BEAUTY)」は、光あふれる艶感のある仕上がりとケア効果を両立させたリップバームに注目です。

【5月20日発売】
オルビス
(ORBIS)

創業以来初のクレンジングオイル

「オルビス(ORBIS)」は、日本初の超微粒子技術で毛穴奥の汚れにアプローチするブランド初のオイルメイク落とし“オルビス ザ クレンジングオイル”を発売する。ポーラ化成工業の研究により、汚れをはね返す水の膜が肉眼では見えない毛穴奥の汚れまで落とす超微粒子による新技術を搭載している。

■商品詳細

“オルビス ザ クレンジングオイル”(120mL、2200円/詰め替え用110mL、1980円)

【5月21日発売】
プラダ ビューティ
(PRADA BEAUTY)

潤いが1日続くリップバーム

「プラダ ビューティ(PRADA BEAUTY)」は、光あふれる艶感のある仕上がりとケア効果を両立させたリップバーム“プラダ ライト グローイング リップバーム”を発売する。ケースはブランドを象徴する“リ・ナイロン(Re-Nylon)”から着想を得たデザインに仕上げた。

■商品詳細

“プラダ ライト グローイング リップバーム”(全5色、各7260円)

【5月21日発売】
イヴ・サンローラン
(YVES SAINT LAURENT)

メンズ香水“Y MEN”シリーズの新作

「イヴ・サンローラン(YVES SAINT LAURENT)」は、“Y MEN”シリーズから新作のフレグランス2種を発売する。“Y MEN ルパルファム”は、表参道の旗艦店とゾゾコスメ限定で、“Y MEN オーデパルファム”は表参道の旗艦店とブランドの公式オンラインストアで販売する。

■商品詳細

“Y MEN ルパルファム”(10mL、5610円/40mL、1万5620円)
“Y MEN オーデパルファム”(60mL、1万7380円)

【5月21日発売】
アースアンドユー
(EARTH∞YOU)

コスモス認証取得のスカルプケア乳液

エシカルコスメブランド「アースアンドユー(EARTH∞YOU)」は、植物由来成分100%の頭皮ケアアイテム“スカルプケア美容乳液”を発売する。同アイテムは、乳液タイプのスカルプケアアイテムとして世界初のコスモスオーガニック認証を取得した(※JMR生活総合研究所調べ/2025年4月時点)。

■商品詳細

“スカルプケア美容乳液”(27mL、3278円※編集部調べ)

【5月22日発売】
リファ
(REFA)

ハートデザインのヘアミスト

「リファ(REFA)」は、髪を静電気や湿気などの外部刺激から守るキューティクルコート処方でスタイリングを固めずキープする“ハートミストエアリー”と、マルチアミノ酸がうねりの原因となる髪の空洞を埋めて補修し、まとまりの続く髪へと導く“ハートミストベース”を発売する。

■商品詳細

“ハートミストエアリー”(150mL、2970円)
“ハートミストベース”(150mL、2970円)

【5月22日発売】
シロル
(SHIRORU)

シミの原因に着目した新スキンケアシリーズ

「シロル(SHIRORU)」は、クリスタルのような“透明素肌”に導く新シリーズ“薬用美白クリスタル”を発売する。ラインアップは、シミやそばかすを防ぐ美白有効成分と肌荒れ防止有効成分をダブル配合した、化粧水“クリスタル エッセンスウォーター”と“クリスタル モイスチャークリーム”の2品。

■商品詳細

“クリスタル エッセンスウォーター”【医薬部外品】(100mL、4400円)
“クリスタル モイスチャークリーム”【医薬部外品】(30g、4950円)

【5月23日発売】
アンプルール
(AMPLEUR)

ひんやりピーリングマスク

「アンプルール(AMPLEUR)」は、ピーリングマスク“ポアクレイマスク”を発売する。ピーリング成分のPHAとAHAを配合し、潤いを抱えたまま古い角質を優しくオフできる。滑らかに伸びるクリームテクスチャーと天然色素によるブルーカラーが特徴で、メントール誘導体がひんやり感をもたらす。

■商品詳細

“ポアクレイマスク”(100g、4400円)

【5月23日発売】
ジルスチュアート ビューティ
(JILL STUART BEAUTY)

ベリー&ミント香る限定コレクション

「ジルスチュアート ビューティ(JILL STUART BEAUTY)」は、ベリーの香り2種をそろえた限定コレクション“サマー ベリー フェスティバル”を発売する。ヘアやボディーケアに加え、日焼け止めなど全6アイテムをラインアップする。

■商品詳細

“ラシャスベリー ポイントヘアスティック”(2420円)
“ラシャスベリー ヘアオイル スムースリペア”(60mL、3300円)
“ラシャスベリー トーンアップ UVプロテクター”[SPF50+・PA++++](75g、3520円)
“ミンティラシャスベリー アイシーヘッドシャワー”(90g、2200円)
“ミンティラシャスベリー アイシーボディミスト”(75mL、2970円)
“ミンティラシャスベリー アイシーハンドエッセンス”(30g、1540円)

【5月23日発売】
スック
(SUQQU)

漢字“凪”に着想したUVカットミスト

「スック(SUQQU)」は、漢字一文字に着想した香りの高UVカットミスト“UV プロテクト ミスト 凪の香”[SPF50+・PA++++ UV 耐水性★★]を数量限定で発売する。配合した美容保湿成分5種が日中の乾燥から肌を守り、さらりとした状態を長時間キープする。

■商品詳細

“UV プロテクト ミスト 凪の香”[SPF50+・PA++++ UV 耐水性★★](60mL、4950円)

【5月23日発売】
アトピスマイルフォルテ
(ATOPI SMILE F.)

敏感肌向けの新ブランド誕生

勇心酒造は、敏感肌のための機能性スキンケアブランド「アトピスマイルフォルテ(ATOPI SMILE F.)」を立ち上げる。第1弾は美容液、ローション、フェイスクリームの3品を用意。肌細胞の成長をサポートする“ライスパワー No.11”を共通配合する。

■商品詳細

“バリアチューニングセラム”【医薬部外品】(50g、5500円)
“バリアドリップローション”(120mL、4950円)
“バリアエイドクリーム”(30g、4950円)

【5月23日発売】
パラドゥ
(PARADO)

25周年で当時のデザインが復刻

セブン-イレブンで展開するコスメブランド「パラドゥ(PARADO)」は、誕生25周年を記念し、デビュー当時のパッケージを再現した限定アイテムを発売する。アイブロウペンシル、リップスティック、リップスティック付きのパウダリーファンデーションをそろえ、ブランド名の由来でもある“楽園(パラダイス)”をイメージしたデザインをあしらった。

■商品詳細

“アイブロウペンシルN”(全3色、各750円)
“エッセンスルージュS”(全2色、各990円)
“リップ付きパウダリィファンデーションex”(全2色、各1320円)

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「ユニクロ」×「アニヤ・ハインドマーチ」やスタバדワイルドサイド ヨウジヤマモト“など! 来週発売のファッションアイテム10選【5/19〜5/25】

ファッションアイテムの発売情報を「WWDJAPAN」的視点でピックアップ!今回は5月19〜25日に発売するアイテムを紹介します。「ユニクロ(UNIQLO)」は、23日に「アニヤ・ハインドマーチ(ANYA HINDMARCH)」と協業した2025年夏コレクション“Tシャツ ショップ”を発売します。「アニヤ」といえば目のモチーフ。Tシャツやタンクトップにちょこんといるのが微笑ましいです。

一方、“ワイルドサイド ヨウジヤマモト(WILDSIDE YOHJI YAMAMOTO)”は、スターバックス リザーブ ロースタリー 東京との第3弾コラボアイテムを20日に発売します。今回はフーディーやスカジャン、Tシャツ、キャップなどアパレルアイテムが充実のラインアップ。人魚“サイレン”のモチーフやコーヒー生産地に生息するスマトラタイガーなどがワイルドにあしらわれています。

【5月20日発売】
ワイルドサイド ヨウジヤマモト
(WILDSIDE YOHJI YAMAMOTO)

スターバックス リザーブ ロースタリー 東京と第3弾コラボ

“ワイルドサイド ヨウジヤマモト(WILDSIDE YOHJI YAMAMOTO)”は、スターバックス リザーブ ロースタリー 東京との第3弾コラボアイテム11型を発売する。人魚“サイレン”のモチーフをあしらいつつ、新たにコーヒー生産地に生息するスマトラタイガーなどの動物や、コーヒーチェリーをデザインに落とし込み、コラボ史上最多のラインアップとなる。

■商品詳細

スカジャン(15万9500円)
パーカ(2万7500円)
Tシャツ(1万1000円)
キャップ(1万8700円)
バッグ(1万9800円)
※一部商品

【5月20日発売】
ディーン&デルーカ
(DEAN & DELUCA)

コットン素材のトートバッグ
2サイズをラインアップ

「ディーン&デルーカ(DEAN & DELUCA)」は、コットン素材のトートバッグを数量限定発売する。真鍮の鋲とロゴ入りタグ、3つのポケットをあしらい、2サイズを制作した。Lサイズには、ショルダーハンドルが付く。

■商品詳細

バッグ(4290円〜)

【5月20日発売】
紀ノ国屋
(KINOKUNIYA)

「ファミリア」と第2弾コラボ
神戸をイメージしたバッグとポーチ

紀ノ国屋は、「ファミリア(FAMILIAR)」とのコラボアイテムを数量限定発売する。ナイロン素材を用い、神戸をイメージしたマリンモチーフの刺しゅうを施したトートバッグと、船に乗るクマを描いたポーチを販売する。

■商品詳細

コラボバッグ(1万9800円)
コラボポーチ(1万1000円)

【5月22日発売】
アメリ
(AMERI)

「ケイタ マルヤマ」コラボ
「アメリ」初となる浴衣

「アメリ(AMERI)」は、「ケイタ マルヤマ(KEITA MARUYAMA)」とコラボした浴衣を発売する。「ケイタマルヤマ」を象徴する花柄を「アメリ」らしいカラーで表現、国内生地と国内プリントにこだわった。各浴衣に合わせた半帯と帯紐をセットとし、半帯には福井県で織り上げた両面ジャガード生地を用いた。

■商品詳細

コラボ浴衣(3万8500円)

【5月23日発売】
ニューバランス
(NEW BALANCE)

アクション・ブロンソンと再びコラボ
鮮やかなスニーカーをラインアップ

「ニューバランス(NEW BALANCE)」は、ラッパーのアクション・ブロンソン(Action Bronson)とのコラボスニーカーを発売する。“メイド イン USA 990v6”を土台とし、アクション・ブロンソンがジャングルや、自然の深い色合いに着想を得て、植物や香辛料をモチーフとしたほか、アメリカ・ニューヨークのクイーンズで過ごした幼少期の記憶もイメージした。

■商品詳細

コラボスニーカー(4万6200円)

【5月23日発売】
ユニクロ
(UNIQLO)

「アニヤ・ハインドマーチ」と協業
キッズTシャツやポーチも

「ユニクロ(UNIQLO)」は、「アニヤ・ハインドマーチ(ANYA HINDMARCH)」と協業した、2025年夏コレクション“Tシャツ ショップ(T-SHIRT SHOP)”を発売する。TシャツやノースリーブT、リブ編みのタンクトップのほか、キッズサイズのTシャツ、ポーチも販売。アイテムには、「アニヤ・ハインドマーチ」を象徴する、目のモチーフをあしらう。

■商品詳細

コラボTシャツ/ウィメンズ(1990円)
コラボノースリーブTシャツ/ウィメンズ(1500円)
コラボタンクトップ/ウィメンズ(1500円)
コラボTシャツ/キッズ(1500円)
コラボポーチ(990円〜)

【5月23日発売】
ゴールドウイン
(GOLDWIN)

ゴールドウイン 京都限定
「履物関づか」コラボの草履

「ゴールドウイン(GOLDWIN)」は5月23日、旗艦店のゴールドウイン 京都をオープンする。これに伴い、同店限定で「履物関づか」と協業した草履を発売する。「履物関づか」の定番モデルを土台とし、天然皮革の台と、ヴィブラム(VIBRAM)のソールを組み合わせた。

■商品詳細

コラボ草履(6万3800円)

【5月23日発売】
ジーユー
(GU)

「ちいかわ」と第4弾コラボ
テーマは“ちいかわたちの夏休み”

「ジーユー(GU)」は、「ちいかわ」とのコラボアイテムを発売する。初となるメンズ、ウィメンズ、キッズのアイテムをそろえ、“ちいかわたちの夏休み”をテーマに、夏らしいモチーフやシーンをデザインに落とし込んだ。

■商品詳細

コラボシャツ/ウィメンズ(2290円)
コラボルームウエア/メンズ(2990円)
コラボTシャツ/キッズ(990円)
コラボバッグ(2290円)
コラボポーチ(1990円)
※一部商品

【5月24日発売】
アトモス
(ATMOS)

バンダナ柄をまとう
「ニューバランス」別注スニーカー

アトモス(ATMOS)は、「ニューバランス(NEW BALANCE)」に別注したスニーカー“M1000AP バンドゥ”を発売する。オリジナルデザインのバンダナ柄をあしらい、モノトーンなカラーリングを配した。すでにアトモス公式オンラインで抽選を受け付けている。また発売に合わせ、バンダナ柄を配したTシャツも販売する。

■商品詳細

別注スニーカー(2万6400円)
Tシャツ(6600円)

【5月24日発売】
アンドエスティ
(and ST)

「名探偵コナン」コラボ
ブランドごとに豊富なラインアップ

アンドエスティ(and ST)は、アニメ「名探偵コナン」とのコラボアイテムを発売する。アイテムは、「ローリーズファーム(LOWRYS FARM)」や「レイジブルー(RAGEBLUE)」「ベイフロー(BAYFLOW)」「ページボーイ(PAGEBOY)」「ピービーリム(PBLIM)」とコラボし、Tシャツなどのウエアをはじめ、多数アイテムを販売する。

■商品詳細

ルームウエア/アンドエスティ(5490円)
Tシャツ/「ローリーズファーム」(3300円〜)
Tシャツ/「ベイフロー」(5500円)
ジーンズ/「レイジブルー」(9990円)
キャップ/「ページボーイ」(4400円)
※一部商品

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デムナ風の「グッチ」ってこういうコト? 26年クルーズは過去の「グッチ」と現在のデムナが出会う

デムナ(Demna)就任の直前、デザインチーム体制ではおそらく最後となる「グッチ(GUCCI)」の2026年クルーズ・コレクションが、ブランドの古里とも言えるイタリア・フィレンツェで開かれた。

会場は、「グッチ」がトランクからバッグ&シューズ、スカーフ、ウエア、雑貨など約4万6000点のアーカイブを収めているパラッツォ・セッティマンニ。さながら博物館のような設えの施設だ。ブランドの過去から現在を収め、未来を想像させる空間は、ビジネスにおいて低迷したサバト・デ・サルノ(Sabato De Sarno)体制という過去をリセットし、デムナが牽引する未来に向かって歩みを進める、現在の「グッチ」を表現するにおいて最高の舞台と言えるだろう。

コレクションは、過去のさまざまをパッチワークし、デザインチームが解釈したデムナの現在のフレーバーをプラス。デムナが「グッチ」の次代のトップに就任することが発表になった際、「グッチ」との親和性や、デムナの一端ではあるディストピア(暗黒世界)な世界観に対する懸念を払拭し、明るい未来を明示するかのようだった。「バレンシアガ」におけるデムナのクリエイションを定義する、コントラストを効かせたシルエットや、ハイウエストのスキニーパンツ、ストレッチ素材にプリーツを施して体を撫でるドレス、時にはショッキングなカラーパレット、大ぶりのアイウエアなどを交えながら、「グッチ」らしいクラフツマンシップと高級素材で、1960〜70年代のイタリアンセクシーを再解釈する。

キールックの1つは、シルクのブラウスにスキニーパンツのスタイルだろう。デムナも度々提案してきた肩を誇張したトップスに対して、レギンスのように密着するベロアなどのパンツを合わせている。シルエットだけなら、「バレンシアガ」で出てきてもおかしくないスタイルだ。そこにデザインチームは、例えば肩にはプリーツを丁寧に仕込み、素材ではアーカイブから選んだのだろうレトロな幾何学モチーフを選び、デムナなら艶やかな化繊だろうが起毛感のあるベロアやシアーなレースなどをチョイスして、「グッチ」のデザインコードをプラス。デムナが今後「バレンシアガ」同様のスタイルコードを選ぶとは限らないが、少なくとも彼の世界と「グッチ」の世界は融合し得ることを示した。パフスリーブにタイトスカートのスタイルも同様。こちらは目の覚めるようなショッキングカラーや誇張したパフスリーブがデムナっぽいが、ウェブストライプとGGモチーフの組み合わせや重ねたレースのタイトスカートは「グッチ」らしい。トレンチコートやジャケットには、大きな肩パッドを入れた。7月以降移籍するデムナが「グッチ」に自身のスタイルコードを注入したと言うよりは、デザインチームが彼を迎え入れようとしている、そんな印象だ。

もちろん、過去から未来を見据えるコレクションには、サバトを思わせるクリスタル付きのレギンス、フリーダ・ジャンニーニ(Frida Giannini)風のミニドレス、アレッサンドロ・ミケーレ(Alessandro Michele)由来を思わせるボウブラウスや動物を模したコスチュームジュエリーなども登場し、なによりトム・フォード(Tom Ford)時代のように時には官能的だ。全てのアビエイターサングラスもトム・フォードを想起させる。

もう1つのハイライトは、2025-26年秋冬コレクションでも示した「スプレッツァトゥーラ」、完璧さの中にある意図的な抜け感や計算された自然体を意味するイタリア独自の美意識だ。シアーなレースのボディスーツ&レギンスのスタイルには、豪華なファーコートをプラス。上述したショッキングカラーは、レトロなブラウンやグレーと組み合わせた。ファーの襟をあしらったオーバーコートにはパテント素材のレザースカートなど、素材でもコントラストを効かせている。こうした意図的な“不調和”は、自然体の女性像を描き、彼女の自信と滲み出るセクシネス、そしてイタリアならではのフェミニニティーを発信した。フィレンツェへのオマージュとして、イタリア語でユリを意味する「ジリオ」をモチーフに中世に誕生したフィレンツェの紋章から着想した新作バッグ“グッチ ジリオ”を筆頭に、多くのバッグを無作為に掴んだり、少し汚したバレエシューズを“つっかけ”のように履くスタイルも、「スプレッツァトゥーラ」の表現方法なのだろう。と同時に、そんなスタイリングはこれまでのデムナらしくもある。

繰り返すが、9月に発表する26年春夏コレクションで今後の“ヒント”を発表するとされるデムナが、今回デザインチームが融合を試みたこれまでの自身のデザインコードを踏襲するかはわからない。その“ヒント”は、全く別のものになる可能性もあるだろう。しかし、「グッチ」とデムナの親和性に懐疑的な見解に異を唱えるには十分な出来栄えだった。

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8人のimmaがコーチ プレイをジャック! ストアでのAI接客も実施

「コーチ(COACH」の体験型ストア・コーチ プレイ(COACH PLAY)は4月24日から5月末まで、バーチャルヒューマンimmaを起用したAI体験型インストアサービスを導入する。さらに本企画に連動する形で、5月3日にはゲリライベントを行った。

昨年2月にオープンしたコーチ プレイの入り口から入ってすぐのブースでは、画面に映し出されたimmaとの会話が可能だ。来店者はimmaにスタイリングアドバイスを尋ねることができるほか、「原宿でランチをするならおすすめは?」「恋愛相談に乗ってほしい」「『コーチ』で買えるおすすめアイテムを教えて」と言ったさまざまな質問を投げかけ、インタラクティブなコミュニケーションを楽しめる。バーチャルヒューマンが実店舗でAI接客を行う事例は日本初。すでに多くのimmaファンや外国人観光客が訪れ楽しんでいる様子が伺える。この企画に連動する形で、ゴールデンウイーク最中の5月3日には、8人のimmaが店舗前に登場。「コーチ」のアイコンバッグである“タビー”を身につけフラッシュモブを行い、通行人の注目を集めた。

コーチ プレイは、「コーチ」最大希望の体験型ストア。原宿という地に合わせ、店舗でデザインも他店舗より遊び心に富んだ印象だ。1階には「コーチトピア(COACHTOPIA)」のサーキュラークラフトが体感できるような革素材の切れ端が展示され、2階にはブランドのアイコン“タビー”が種類豊富にラインアップし、フォトブースも展開。3階のクラフトコーナーでは、「コーチ」を代表するレザー素材の発想源である野球用グローブが配されるなど、店舗を巡回しながらブランドが培ってきた文化や遊び心を体験できる。さらに最上階にあるアメリカンダイナー風のカフェではシーズンごとにさまざまなメニューを提案。このカフェを目的に来店し、「コーチ」の商品に触れるきっかけになることが狙いだ。

オープンから1年が経った今、今回の取り組みのように、来店者がより立体的な体験を得られるような仕掛けを行なっていくという。

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8人のimmaがコーチ プレイをジャック! ストアでのAI接客も実施

「コーチ(COACH」の体験型ストア・コーチ プレイ(COACH PLAY)は4月24日から5月末まで、バーチャルヒューマンimmaを起用したAI体験型インストアサービスを導入する。さらに本企画に連動する形で、5月3日にはゲリライベントを行った。

昨年2月にオープンしたコーチ プレイの入り口から入ってすぐのブースでは、画面に映し出されたimmaとの会話が可能だ。来店者はimmaにスタイリングアドバイスを尋ねることができるほか、「原宿でランチをするならおすすめは?」「恋愛相談に乗ってほしい」「『コーチ』で買えるおすすめアイテムを教えて」と言ったさまざまな質問を投げかけ、インタラクティブなコミュニケーションを楽しめる。バーチャルヒューマンが実店舗でAI接客を行う事例は日本初。すでに多くのimmaファンや外国人観光客が訪れ楽しんでいる様子が伺える。この企画に連動する形で、ゴールデンウイーク最中の5月3日には、8人のimmaが店舗前に登場。「コーチ」のアイコンバッグである“タビー”を身につけフラッシュモブを行い、通行人の注目を集めた。

コーチ プレイは、「コーチ」最大希望の体験型ストア。原宿という地に合わせ、店舗でデザインも他店舗より遊び心に富んだ印象だ。1階には「コーチトピア(COACHTOPIA)」のサーキュラークラフトが体感できるような革素材の切れ端が展示され、2階にはブランドのアイコン“タビー”が種類豊富にラインアップし、フォトブースも展開。3階のクラフトコーナーでは、「コーチ」を代表するレザー素材の発想源である野球用グローブが配されるなど、店舗を巡回しながらブランドが培ってきた文化や遊び心を体験できる。さらに最上階にあるアメリカンダイナー風のカフェではシーズンごとにさまざまなメニューを提案。このカフェを目的に来店し、「コーチ」の商品に触れるきっかけになることが狙いだ。

オープンから1年が経った今、今回の取り組みのように、来店者がより立体的な体験を得られるような仕掛けを行なっていくという。

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好調な睡眠市場には学びがたくさん

毎週発行している「WWDJAPAN」は、ファッション&ビューティの潮流やムーブメントの分析、ニュースの深堀りなどを通じて、業界の面白さ・奥深さを提供しています。巻頭特集では特に注目のキーワードやカテゴリー、市場をテーマに、業界活性化を図るべく熱いメッセージを発信。ここでは、そんな特集を担当記者がざっくばらんに振り返ります。(この記事は「WWDJAPAN」2025年5月12日号からの抜粋です。)

和田:私はもともと生活の中で睡眠を重視しているタイプなので、睡眠特集をきっかけに、専門家の方たちにしっかり話が聞けてよかったです。

小田島:リカバリーウエアの好調や、大谷翔平選手が1日10時間寝ているという話が世間にもすっかり浸透していること、スマホゲーム「ポケモンスリープ」のヒットなどで、睡眠市場が盛り上がっているのは感じていました。今回取材した企業の広報担当者は、皆さん超多忙だろうに肌や髪がツヤツヤ。睡眠の重要性を如実に物語っていて、印象的でしたね。

和田:マットレスや枕など、考え抜かれた装備で寝ている方たちは、やはり睡眠の質が高いんだなと感じました。皮膚科医の取材では、睡眠時間の長さだけでなく、質の良い睡眠を取って、起きた後に「ああ気持ちよく寝た」と感じることが、肌や体に良い影響を与えると聞きました。これまで、睡眠時間の確保は意識してきましたが、今後は睡眠の質ももっと追求したいです。

ナイトウエア市場はさらに活性化する予感

小田島:睡眠市場の盛り上がりは、われわれが普段取材しているファッションやビューティ業界としても参考になる部分が多いと思います。たとえばナイトウエア。人は1日の3分の1近く寝ているわけだから、その時間を自分好みのデザインや肌触り、着心地の服で過ごすのはQOL向上につながります。「だから、数万円のパジャマも決して高くない」という言葉にも説得力を感じました。ナイトウエアやリカバリーウエアは新素材開発も盛んで、今後さらにプレーヤーが増えて市場が活性化しそう。

和田:眠りの深さや自律神経の働きなどを測り、そのデータを日々の生活に生かすといった、スリープテックもさらに広がりそうです。「エスティ ローダー(ESTEE LAUDER)」がこの春、初の“グローバル スリープ サイエンス アドバイザー”を任命したことにも注目しています。近い将来、日本の化粧品メーカーも、睡眠と美容の関連にもっとフォーカスして研究開発を進めていくといった動きはありそうです。

 

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好調な睡眠市場には学びがたくさん

毎週発行している「WWDJAPAN」は、ファッション&ビューティの潮流やムーブメントの分析、ニュースの深堀りなどを通じて、業界の面白さ・奥深さを提供しています。巻頭特集では特に注目のキーワードやカテゴリー、市場をテーマに、業界活性化を図るべく熱いメッセージを発信。ここでは、そんな特集を担当記者がざっくばらんに振り返ります。(この記事は「WWDJAPAN」2025年5月12日号からの抜粋です。)

和田:私はもともと生活の中で睡眠を重視しているタイプなので、睡眠特集をきっかけに、専門家の方たちにしっかり話が聞けてよかったです。

小田島:リカバリーウエアの好調や、大谷翔平選手が1日10時間寝ているという話が世間にもすっかり浸透していること、スマホゲーム「ポケモンスリープ」のヒットなどで、睡眠市場が盛り上がっているのは感じていました。今回取材した企業の広報担当者は、皆さん超多忙だろうに肌や髪がツヤツヤ。睡眠の重要性を如実に物語っていて、印象的でしたね。

和田:マットレスや枕など、考え抜かれた装備で寝ている方たちは、やはり睡眠の質が高いんだなと感じました。皮膚科医の取材では、睡眠時間の長さだけでなく、質の良い睡眠を取って、起きた後に「ああ気持ちよく寝た」と感じることが、肌や体に良い影響を与えると聞きました。これまで、睡眠時間の確保は意識してきましたが、今後は睡眠の質ももっと追求したいです。

ナイトウエア市場はさらに活性化する予感

小田島:睡眠市場の盛り上がりは、われわれが普段取材しているファッションやビューティ業界としても参考になる部分が多いと思います。たとえばナイトウエア。人は1日の3分の1近く寝ているわけだから、その時間を自分好みのデザインや肌触り、着心地の服で過ごすのはQOL向上につながります。「だから、数万円のパジャマも決して高くない」という言葉にも説得力を感じました。ナイトウエアやリカバリーウエアは新素材開発も盛んで、今後さらにプレーヤーが増えて市場が活性化しそう。

和田:眠りの深さや自律神経の働きなどを測り、そのデータを日々の生活に生かすといった、スリープテックもさらに広がりそうです。「エスティ ローダー(ESTEE LAUDER)」がこの春、初の“グローバル スリープ サイエンス アドバイザー”を任命したことにも注目しています。近い将来、日本の化粧品メーカーも、睡眠と美容の関連にもっとフォーカスして研究開発を進めていくといった動きはありそうです。

 

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「日本一コスメビジネスがしやすい街」を目指す、九州屈指のビューティ県とは?

「日本一コスメビジネスがしやすい街」を目指し、注目を集める地域がある。九州北部に位置する佐賀県だ。中でも唐津市は、美と健康を軸にした「コスメティック産業」の集積地を目指し、産業誘致を進めながら自然由来の原料開発・生産に力を注ぐ。2018年には、自然派化粧品で知られるクレコス(本社・奈良県)が同市に自社工場「ファクト(FACTO)」を開設。24年8月には、「スリー(THREE)」を運営するアクロが唐津市と「地産素材活用連携及び進出協定」を締結。今秋には、体験型の精油蒸留所「スリー アロマ ディスティラリー」の開業も予定されている。そこで佐賀県のポテンシャルを、取り組みを進める各社の取材から浮き彫りにする。オーガニックコスメ「アムリターラ(AMRITARA)」が取り扱う、唐津市の自然栽培レモンを主役にした季節限定製品や、佐賀県が推進する「フードツーリズム」についても紹介する。

工場や精油蒸留所を佐賀県唐津市に開設する理由

工場の開設場所に佐賀県唐津市を選んだ理由について暮部達夫クレコス社長は、「唐津市から誘致を受け、助成金の制度を活用し、工場移転を実現させた。佐賀県のコスメティック産業推進室や唐津市のコスメティック産業振興室など、行政にコスメの専門部署が設けられており、手厚いサポートがある。コスメ業界への理解が進んでいることが、工場の移転先を決定する上で大きなポイントになった」と話した。秋に精油蒸留所の開業を予定する「スリー」の佐井賢太郎ホリスティック リサーチセンター センター長は、「唐津市コスメティック産業集積促進補助金を活用した。交付要件を満たすと、認定された日から2年間補助金が受けられるため、唐津市を選んだ」と、両者ともに助成金について言及した。

自社工場や精油蒸留所では、農産物の原料化から製造、出荷までをワンストップで完結できる。暮部クレコス社長は、「最大のメリットはスピードだ。春に採れたフレッシュな植物を使い、初夏には製品化して市場に出せる。全ての工程を“見える化”できることもメリットとなる。セミファブレス(自社工場を持ちつつも、一部の製造工程を外部のOEMに委託するビジネスモデル)にも通じるが、顧客が来訪した際に、原料を作るところから最終製品を作るところまで見ることができる。化粧品原料の開発もスムーズだ。現在、佐賀県と唐津市、玄海町、ジャパン・コスメティックセンターとともに、佐賀県産の素材を化粧品原料化して業界に流通させるプロジェクトを進めている。佐賀県産のユズ種子やアスパラガス、白イチゴ、トウキ、青ミカンなどから化粧品原料を開発中だ」とコメント。

「スリー」は23年、「スリー ハーブガーデン」を唐津市に開設し、ティーツリーやロザリーナ、ユーカリ、ジュニパーなどを定植栽培している。特にローズマリーは日本一の規模を誇り、今年5月にさらに定植予定。蒸留した精油は秋以降、ホリスティックケア製品への配合が予定されている。佐井「スリー」ホリスティック リサーチセンター センター長は、「精油がどこで栽培され、生産され、どのように納品されるのか把握できることは重要だ。メリットは主に3つある。まずは、調達の安定性。昨今の石油や人件費などの高騰、また香りの世界的な需要増により、精油の価格は上がるばかりで調達は不安定だ。国内製造されている精油は海外情勢の影響に左右されることがなく、価格が安定する。次に、環境負荷が低い。基本的に栽培圃場の近くに蒸留所を設けている。精油は植物を水蒸気蒸留した油溶性の芳香成分であり、合成香料と比較してもエネルギー負荷が低い。さらに、誰がどこで作ったか、サプライチェーン上の全ての顔が見えて把握できることは、信頼と安心につながっている。現在日本には活用されていない圃場が多くあり、私たちは耕作放棄地の活用に取り組んでいる。ブランドの認知や売り上げとともに、関わる人たち全員の働きがいや、自社製品を愛用してくださる顧客にも誇れる活動にしたい」と述べた。

「アムリターラ」の佐賀県唐津市産“自然栽培レモン”シリーズが好評

「アムリターラ」もまた、唐津市で自然栽培したレモンを主役にした季節限定製品を取り扱う。“シトラスシリーズ”として、16年に発売した“アロマティック クレンジングクリーム ジャパニーズシトラス”(150g、4950円※数量限定)から始まり、毎年すぐに完売となるレモン果汁“佐賀県産 唐津のレモン果汁 ストレート100%”(200ml、1080円※25年度分完売)、21年からはレモンの蒸留水を配合したイエローとグリーンの二層式“シトラス オイル イン ミスト”(100mL、4840円※数量限定)をラインアップする。

勝田小百合アムリターラ代表・商品開発は、「日本で流通しているレモンの約9割は輸入品という状況で、国産かつ栽培中は肥料すら使用しない自然栽培レモンはとても希少だ。環境にできるだけ負荷をかけない方法で農業に取り組む生産者を応援することが、美しい自然を守り、地域の活性化につながると考え、毎年数量限定で販売している」と述べた。

「フードツーリズム」「ウェルネスツーリズム」の観点からも商機

佐賀県が推進するのはコスメビジネスだけではない。美術館に飾るような器で同県の食材を楽しむ期間限定レストラン「ユージアムサガ(USEAM SAGA)」を主催している。第6回を迎えた今年3月には、佐賀市「ショクドウ 欅(SHOKUDO 欅)」と、宮城県仙台市「松石」のシェフがタッグを組み1日限りのスペシャルコースを提供した。佐賀県伝統の陶磁器のプロモーションと、「ローカルガストロノミー」としてのポテンシャルを発信する。

オーガニック・ナチュラルブランドに特化したPR会社ラキャルプは、地方創生と同時に、旅する人の美容と健康をかなえる「ウェルネスツーリズム」の提案をスタート。地方自治体や地方の企業とタッグを組み、地域と暮らしに密着した新しい旅のスタイルを企画・提案する。新井ミホ代表は、「第1弾は。今年5月に兵庫県で開催する。佐賀県をデスティネーションとしたツアーも構想中だ」と明かす。「多様性の時代、単に外側の美しさを磨くだけではなく、内側をいかに美しく健やかに整えるかというウェルネスへの関心が高まっている中で、旅は一つの美容法としても注目されている。旅を通して、心も体もキレイになれる“リトリート旅”や“ウェルネスツアー”は、今後さらに盛り上がるだろう」とコメントした。

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LA発「ランディーズドーナツ」が東京・代官山に上陸 “あの”巨大ドーナツオブジェと迫力のショーケースがお出迎え

アメリカ・ロサンゼルスで人気のドーナツショップ「ランディーズドーナツ(RANDY’S DONUTS)」が5月15日、国内1号店を東京・代官山の商業施設ログロード代官山にオープンする。

「ランディーズドーナツ」は1952年にロサンゼルスで創業したドーナツ店で、米国ではロサンゼルスを中心に25店舗を展開。近年は韓国やフィリピン、サウジアラビア、メキシコなどの海外展開を拡大している。ハリウッド映画やミュージックビデオなどのロケ地としても知られており、聖地巡礼に訪れるファンも多いそうだ。

「ランディーズドーナツ」といえば、店舗外にある直径約4mの巨大なドーナツ型サイン看板がシンボルとして知られている。マーベル映画「アイアンマン2」で、主人公のトニー・スタークが巨大なドーナツの看板の上でドーナツを食べるシーンで有名になったオブジェ。ロサンゼルスの店舗同様、代官山店にも設置した。

巨大ショーケースは迫力大! ドンキでの学びを反映

同店は、街中でよく見かけるドーナツ屋さんとは一味違う。入り口を入ると、ドーナツが大量に並ぶ大型ショーケースがお出迎え。上から下までぎっしりとカラフルなドーナツが並んでおり、最大で約1000個のドーナツをディスプレーできるという。その迫力に、思わずシャッターを切りたくなる人が続出するだろう。

そんな内装を手掛けたのは、「ランディーズドーナツ」の日本展開におけるマスターフランチャイズ権利を取得したグリット・インターナショナル。芳賀剛社長は、ドン・キホーテで20年にわたりキャリアを積んだ経歴を持つ、小売り業界出身の人物だ。「長年ドンキで培った“エンターテインメント性を届ける店作り”という学びを、『ランディーズドーナツ』にも取り入れた。例えば、入り口正面のショーケース。バックヤードにドーナツの在庫がたくさんあるなら、陳列した方が見栄えが良いし、美しく魅せることでお客さまの財布の紐が緩むかもしれない」。ワクワクするような体験型店舗を意識したそうで、内装はどこを切り取っても“写真映え”する。

注文はタッチパネルによるセルフオーダー方式で、キャッシュレス決済のみ。来店客が画面を操作して注文を完結するスタイルで、ドーナツ店としては珍しい仕組みだ。これを導入することで、注文ミスの削減や人手不足の解消にもつながる。店内奥にはイートインスペースも完備しており、心地よいテラス席では愛犬を連れての食事も可能だ。

アメリカンサイズのドーナツはシェア必須

ドーナツは40種類以上で、価格は360〜550円。目玉は、ビッグサイズの“ストロベリーチョコレートテキサス グレイズド”(550円)だ。甘酸っぱいイチゴ風味のチョコレートにフリーズドライのイチゴを振りかけたドーナツで、意外にさっぱりと食べられる。直径約16cmと、顔と同じくらいの大きさで、3〜4人で分けてシェアするのがおすすめだ。

ほか、定番の“シュガーレイズド”(380円)や“ミルクチョコレイズド”(440円)、“スモアズレイズド”(550円)など、クラシックからプレミアムまで色とりどりのドーナツがそろい、どれも大きめなサイズ感。生地はしっかりとしており、1つ食べるだけでも満足感を得られるだろう。

ドリンクはコーヒーや紅茶だけでなく、レモネードやスムージー、タピオカまで。ドリンクだけでも十分に楽しめるラインアップだ。

日本上陸のキッカケは“オレンジのドーナツボックス”!?

「ランディーズドーナツ」の日本上陸のきっかけは、意外にも“オレンジ色のドーナツボックス”だったと芳賀社長は語る。「正直ドーナツそのものよりも、あのオレンジのボックスにひと目惚れしてしまった。その後、米『ランディーズドーナツ』を運営するクワッド クイーンズLLC代表のマーク・ケレギアン(Mark Kelegian)にオファーを出し、日本への進出が決まった。もちろんドーナツもおいしくて、すぐに『ランディーズドーナツ』のファンになった」と振り返る。

一方、マーク氏は「40〜50社から問い合わせがあった中で、芳賀社長のパッションと『ランディーズドーナツ』への深い愛情が印象的だった。価値観を共有できるすばらしいパートナーと出会えた」と語っている。両者が出会わなければ、「ランディーズドーナツ」の日本上陸は実現しなかったと言っても過言ではない。

芳賀社長は「この店舗で実績を作り、さらに日本国内の店舗数を増やしていきたい」と店舗拡大を視野に入れ、意欲を示した。

積極的なファッションコラボで、ドーナツ屋の枠を超える

「ランディーズドーナツ」は、ファッションブランドとの協業にも力を入れている。店頭で販売しているTシャツは「フリークス ストア(FREAK'S STORE)」が、キャップは「ニューエラ(NEW ERA)」が制作。スタッフが着用するユニホームのエプロンは、ロサンゼルス発のワークウエアブランド「クックマン(COOKMAN)」によるものだ。

今後もさまざまなコラボレーションを検討しており、ファッションとの親和性も含めた新たな魅力の発信を目指す。“映えるドーナツショップ”にとどまらず、ファッションやライフスタイルの交差点としても注目を集めそう。今後の展開にも注目したい。

◼️ランディーズドーナツ渋谷代官山店
オープン日:5月15日
場所:ログロード 代官山 L2棟
住所:東京都渋谷区代官山町13-1
営業時間:11:00〜19:00
席数:40席(テラス席含む)

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デンマーク発「フリッツ・ハンセン」のクリエイティブ・ディレクターに聞く 世代を超えて引き継がれる価値

PROFILE: エリス・ヴァン・ホーレベーク / 「フリッツ・ハンセン」クリエイティブ・ディレクター

エリス・ヴァン・ホーレベーク / 「フリッツ・ハンセン」クリエイティブ・ディレクター
PROFILE: ベルギー生まれ。ベルギーのLUCAスクール・オフ・アーツのインテリアデザイン科卒業。「ヴィトラ」をはじめ、大手デザイン企業のインテリアデザイナーとして活躍。ロンドンでコワーキングスペースを展開するザ オフィス グループのインテリアデザイン部門の責任者を経てコペンハーゲン拠点の「アンド トラディション」のクリエイティブ&ブランドディレクターを務めた。2024年11月から現職

デンマーク発インテリア「フリッツ・ハンセン(FRITZ HANSEN)」のエリス・ヴァン・ホーレベーク=クリエイティブ・ディレクターが来日した。彼女は、「ヴィトラ(VITRA)」でデザイナーとして活躍後、デンマーク発インテリア「& トラディション(AND TRADITION)」のクリエイティブ・ブランドディレクターを約5年間務めた人物。「フリッツ・ハンセン」といえば、アルネ・ヤコブセン(Arne Jacobsen)の“セブン チェア”や“エッグ チェア”などミッドセンチュリーの北欧名作家具で知られるブランド。一方で、NENDOやセシリエ・マンツ(Cecilie Manz)などと協業し、現代の名作を生み出している。来日したホーレベークに、話を聞いた。

彼女の来日の目的は、「フリッツ・ハンセン」の日本のチームと会い、市場を知ることだ。昨年、クリエイティブ・ディレクターに就任してから世界各市場を回ってきたという。その中でも、日本市場における店舗作りは参考になるようだ。ホーレベークは、「日本のショップの作り方はヨーロッパと違う。感謝の気持ちを感じる落ち着いた空間で、入店する全ての人歓迎する雰囲気がある。誰もが居場所がある快適さがある一方で、保守的なヨーロッパと違い実験的な面もあり、支払いなどテクノロジーの導入が進んでいる」と話す。日本の消費者動向やどんなブランドが人気か、それらがどのようにコミュニケーションを取っているかリサーチするのも目的だが、日本市場はさまざまな面でインスピレーション源になるという。

創業以来変わらない“ラグジュアリーは品質から”という哲学

 「フリッツ・ハンセン」は1872年の創業以来、“ラグジュアリーは品質から”という徹底した姿勢を貫いてきた。ブランド哲学について彼女は、「機能性と美しさが同居するタイムレスなデザイン。それがブランドの歴史を作ってきた。デンマークデザインのルーツがわれわれにはあるといってもいい。クラフツマンシップに裏付けされた妥協ない品質の高さ、快適さといったものが、使う人に安心感と愛着をもたらしている」と話す。
クリエイティブ・ディレクターとしての役割は、単にデザインの統括やブランドイメージの監督だけではない。「デザイナーの選別から製品デザイン、生産開発から発売、製品のストーリーやコミュニケーション方法、空間デザインまでA to Z全てに関わる。それがブランドアイデンティティーになるから」。協業するデザイナーは、ベテランから若手まで幅広い。ホーレベークは、デザイン学校の学生の卒業作品などにも注目しているという。協業する基準について、「機能性やモノ作りに対する知識はもちろん、『フリッツ・ハンセン』を正しい方向に引っ張ってくれる力があるデザイナー。お互いに強いコネクションを感じ率直に話し合える関係であることが大切だ。ある意味デザイナーとの協業は結婚のようなもの」と話す。

メーカーだから提供できる世代を超えて使える家具

今後の強化点については、「新作家具の発表はもちろん、過去の素晴らしいアーカイブがあるから、それらを掘り起こしたい」と話す。「フリッツ・ハンセン」にとって日本はデンマークに次ぐ第二の市場だという。日本市場では、コロナ以降、年商は右肩上がりだ。「日本とは親和性が高い。多くの日本人がブランドに興味を持ってくれている。インスタグラムなどSNSを入り口に、ECやショップなどに来てもらえるようにあらゆるメディアを通して接点を持ちたい」。一方で、ヤコブセンなどデザイナー名と「フリッツ・ハンセン」がリンクしない消費者も多いという。

ブランドにとっての一番の課題は、認知度アップだ。「ファッションブランドのように多くの人に知ってもらいたい。われわれには、それだけの長い歴史と品質の高さがある。1脚の椅子が投資になる。リペアして次の世代に引き継ぐことができる」と話す。現在「フリッツ・ハンセン」では、同ブランドの使用済みの家具を回収し、再利用するサーキュラープログラムに力を入れ、家具のライフサイクルを伸ばす活動をしている。「これは、メーカーでなければできないこと。世代や時代を超えて使うことができるのが『フリッツ・ハンセン』の一番の強み。アイコニックな製品を生かし続けることがわれわれの使命だ」。

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デンマーク発「フリッツ・ハンセン」のクリエイティブ・ディレクターに聞く 世代を超えて引き継がれる価値

PROFILE: エリス・ヴァン・ホーレベーク / 「フリッツ・ハンセン」クリエイティブ・ディレクター

エリス・ヴァン・ホーレベーク / 「フリッツ・ハンセン」クリエイティブ・ディレクター
PROFILE: ベルギー生まれ。ベルギーのLUCAスクール・オフ・アーツのインテリアデザイン科卒業。「ヴィトラ」をはじめ、大手デザイン企業のインテリアデザイナーとして活躍。ロンドンでコワーキングスペースを展開するザ オフィス グループのインテリアデザイン部門の責任者を経てコペンハーゲン拠点の「アンド トラディション」のクリエイティブ&ブランドディレクターを務めた。2024年11月から現職

デンマーク発インテリア「フリッツ・ハンセン(FRITZ HANSEN)」のエリス・ヴァン・ホーレベーク=クリエイティブ・ディレクターが来日した。彼女は、「ヴィトラ(VITRA)」でデザイナーとして活躍後、デンマーク発インテリア「& トラディション(AND TRADITION)」のクリエイティブ・ブランドディレクターを約5年間務めた人物。「フリッツ・ハンセン」といえば、アルネ・ヤコブセン(Arne Jacobsen)の“セブン チェア”や“エッグ チェア”などミッドセンチュリーの北欧名作家具で知られるブランド。一方で、NENDOやセシリエ・マンツ(Cecilie Manz)などと協業し、現代の名作を生み出している。来日したホーレベークに、話を聞いた。

彼女の来日の目的は、「フリッツ・ハンセン」の日本のチームと会い、市場を知ることだ。昨年、クリエイティブ・ディレクターに就任してから世界各市場を回ってきたという。その中でも、日本市場における店舗作りは参考になるようだ。ホーレベークは、「日本のショップの作り方はヨーロッパと違う。感謝の気持ちを感じる落ち着いた空間で、入店する全ての人歓迎する雰囲気がある。誰もが居場所がある快適さがある一方で、保守的なヨーロッパと違い実験的な面もあり、支払いなどテクノロジーの導入が進んでいる」と話す。日本の消費者動向やどんなブランドが人気か、それらがどのようにコミュニケーションを取っているかリサーチするのも目的だが、日本市場はさまざまな面でインスピレーション源になるという。

創業以来変わらない“ラグジュアリーは品質から”という哲学

 「フリッツ・ハンセン」は1872年の創業以来、“ラグジュアリーは品質から”という徹底した姿勢を貫いてきた。ブランド哲学について彼女は、「機能性と美しさが同居するタイムレスなデザイン。それがブランドの歴史を作ってきた。デンマークデザインのルーツがわれわれにはあるといってもいい。クラフツマンシップに裏付けされた妥協ない品質の高さ、快適さといったものが、使う人に安心感と愛着をもたらしている」と話す。
クリエイティブ・ディレクターとしての役割は、単にデザインの統括やブランドイメージの監督だけではない。「デザイナーの選別から製品デザイン、生産開発から発売、製品のストーリーやコミュニケーション方法、空間デザインまでA to Z全てに関わる。それがブランドアイデンティティーになるから」。協業するデザイナーは、ベテランから若手まで幅広い。ホーレベークは、デザイン学校の学生の卒業作品などにも注目しているという。協業する基準について、「機能性やモノ作りに対する知識はもちろん、『フリッツ・ハンセン』を正しい方向に引っ張ってくれる力があるデザイナー。お互いに強いコネクションを感じ率直に話し合える関係であることが大切だ。ある意味デザイナーとの協業は結婚のようなもの」と話す。

メーカーだから提供できる世代を超えて使える家具

今後の強化点については、「新作家具の発表はもちろん、過去の素晴らしいアーカイブがあるから、それらを掘り起こしたい」と話す。「フリッツ・ハンセン」にとって日本はデンマークに次ぐ第二の市場だという。日本市場では、コロナ以降、年商は右肩上がりだ。「日本とは親和性が高い。多くの日本人がブランドに興味を持ってくれている。インスタグラムなどSNSを入り口に、ECやショップなどに来てもらえるようにあらゆるメディアを通して接点を持ちたい」。一方で、ヤコブセンなどデザイナー名と「フリッツ・ハンセン」がリンクしない消費者も多いという。

ブランドにとっての一番の課題は、認知度アップだ。「ファッションブランドのように多くの人に知ってもらいたい。われわれには、それだけの長い歴史と品質の高さがある。1脚の椅子が投資になる。リペアして次の世代に引き継ぐことができる」と話す。現在「フリッツ・ハンセン」では、同ブランドの使用済みの家具を回収し、再利用するサーキュラープログラムに力を入れ、家具のライフサイクルを伸ばす活動をしている。「これは、メーカーでなければできないこと。世代や時代を超えて使うことができるのが『フリッツ・ハンセン』の一番の強み。アイコニックな製品を生かし続けることがわれわれの使命だ」。

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ベートーベンの名曲をストライプ柄に!? 音楽をデザインに変える東京都発の匠の技

「生まれるべきものが生まれ、広がるべきものが広がり、残るべきものが残る世界の実現」をビジョンに掲げるマクアケによる、“アタラシイものや体験の応援購入サービス”の「マクアケ」には、伝統技術を現代的なアイテムに活用したプロジェクトが数多い。この連載では、全国各地の匠の技に注目。実行者の思いとともに、匠の技をどう活用し、どう訴求しているのかを考える。目指すは、47都道府県の匠の技の探訪だ。第6回は、東京都を訪れた。


今回の技術は…

音階やリズムをデザインに変える技術

音階やリズムをストライプ柄に変換するーーそんなユニークなファッションアイテムが生まれました。開発を担うのは、2024年11月に創業したノクターブ。音楽・ファッション・アートの境界を越えた、新たな形のクリエイティブを追求するアーティスト集団です。音にまつわる数々のプロジェクトに携わってきた安藤コウ代表を中心に、ファッションブランド「イン」のデザイナーを務める印致聖(イン・チソン)、3Dファッションのスペシャリスト李在⿓(イ・ジェヨン)という各分野の専門家が集まっています。

最初のプロジェクトは、音階をストライプ柄に変換するシステム“ストライプトラック”を活用したファッションアイテムの製作でした。元となったのは、「『心地良い音に包まれる』という比喩表現を現実にできたら」という安藤代表自身のアイデア。10年ほど前に思い付いたというこのアイデアは、安藤代表が広告代理店に勤めていた際、クライアントに提案したこともあるほど、実現を望んでいたものと言います。今回はまず、友人である印デザイナーにアイデアを相談するところからスタート。その後、3D技術に詳しい李さんもメンバーに加わりました。

こだわったのは、“アーティストの音楽を視覚化させる”こと。初期は、「音階には色調が存在している」という説に着目し、それぞれの音階を表した12色でストライプ柄を作ろうと試みました。しかし、色調だけではアーティストらしさを表現しきれず、色の見え方は人に異なることも判明。こうした課題を踏まえ、制作背景やコンセプトなど、楽曲にまつわる情報を生成AIに学習させ、それらをもとに1枚の“絵画”を作成。その“絵画”から12色を抽出し、色の出現率と音階の使用頻度を対応するようにペアリング。そのペアリングした色で視覚的な模様(柄)を生成する、というプロセスにたどり着きました。

今回、題材にしたのはクラシック音楽の巨匠・ベートーベンの名曲です。「歓喜の歌」「運命」の2曲を使い、ストライプ柄のニットウエアを製作しました。安藤代表は、「彼の楽曲は、曲によってテーマや雰囲気が異なるため、同じストライプ柄でも違いが出やすい」と説明します。4月7日、応援購入サービス「マクアケ」でも先行販売プロジェクトをスタートしました。

安藤代表は「今後は、童謡や民謡、ポップスなど、多くの人々に親しまれている楽曲をファッションアイテムに変換させたい」と展望します。家具のファブリックデザインなど、ファッション以外の分野にも挑戦し、音楽が持つ可能性を広げていきたいとのことです。

デザイン化する際の4つのポイント

1.音楽情報の
取り込みと解析

まず、楽曲に含まれるメロディーやハーモニーのデータを解析します。特に、音階(C、C#、D...B)の使用頻度が重要。各音が全体に占める割合を数値化していきます。

2.生成AIを活用した
絵画制作

音色やテンポ、雰囲気など、楽曲の特徴をもとに、生成AIが“絵画”を作成します。静かな楽曲であれば「柔らかな色合い」、エネルギッシュな楽曲なら「鮮やかな色調」の“絵画”に仕上がります。

3.色の抽出と解析

作成した“絵画”から、使用している色を抽出し、各色の出現率を算出します。それをもとに、“絵画”の色を使用頻度順に並べます。

4.色と音階の対応と
柄の生成

楽曲内の音階と“絵画”内の色の使用頻度を照合し、各音階に対応する色を割り当てます。音階とペアリングした色をもとに、楽曲全体を視覚的な模様(柄)としてデザインします。

東京発!
応援購入が高額なプロジェクト3選

“アタラシイものや体験の応援購入サービス”の「マクアケ」で大きな反響が寄せられた東京都発のプロジェクトを3つ紹介する。

PICK UP 1 : 応援購入総額1億7390万円

さらに進化【毎日の睡眠習慣が変わる】
消臭機能付きワンタッチふとん乾燥機|cado

「空気をデザインする We design for atmosphere.」をコンセプトに、空気清浄機や加湿器などの開発や販売を手掛けているカドー。消臭機能付きのワンタッチふとん乾燥機“フェーン 001”の好評を受け、“フェーン PRO”と“フェーン 002”の2機種を発表した。オゾン除菌と消臭の機能を追加している。

PICK UP 2 : 応援購入総額6181万円

カジュアルなのに高機能
オンオフ使える2階建て構造-FLOORPACK Flex

“フロアーパック”は、メーンの収納スペースを“2階建て”構造にすることで、荷物を取り出しやすくしたバックパック。累計販売額1億円以上のヒットを記録した。今回、初代をアップデートした“フロアーパック フレックス”が登場。取り外し可能な仕切りパッドを取り入れ、汎用性を高めた。

PICK UP 3 : 応援購入総額4567万円

ミニマル高機能 ブレインスリープ
マットレス・枕・布団が一つになったスリープギア

マットレスと布団、枕が一つになったオールインワンベッド。9割以上が空気という独自のエアループ素材が、寝床内の熱や湿気を逃し、朝まで快適な睡眠を保つ。通常のシングルベッドの2/3、たためば1/20というコンパクトなサイズ感も魅力の一つ。

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ベートーベンの名曲をストライプ柄に!? 音楽をデザインに変える東京都発の匠の技

「生まれるべきものが生まれ、広がるべきものが広がり、残るべきものが残る世界の実現」をビジョンに掲げるマクアケによる、“アタラシイものや体験の応援購入サービス”の「マクアケ」には、伝統技術を現代的なアイテムに活用したプロジェクトが数多い。この連載では、全国各地の匠の技に注目。実行者の思いとともに、匠の技をどう活用し、どう訴求しているのかを考える。目指すは、47都道府県の匠の技の探訪だ。第6回は、東京都を訪れた。


今回の技術は…

音階やリズムをデザインに変える技術

音階やリズムをストライプ柄に変換するーーそんなユニークなファッションアイテムが生まれました。開発を担うのは、2024年11月に創業したノクターブ。音楽・ファッション・アートの境界を越えた、新たな形のクリエイティブを追求するアーティスト集団です。音にまつわる数々のプロジェクトに携わってきた安藤コウ代表を中心に、ファッションブランド「イン」のデザイナーを務める印致聖(イン・チソン)、3Dファッションのスペシャリスト李在⿓(イ・ジェヨン)という各分野の専門家が集まっています。

最初のプロジェクトは、音階をストライプ柄に変換するシステム“ストライプトラック”を活用したファッションアイテムの製作でした。元となったのは、「『心地良い音に包まれる』という比喩表現を現実にできたら」という安藤代表自身のアイデア。10年ほど前に思い付いたというこのアイデアは、安藤代表が広告代理店に勤めていた際、クライアントに提案したこともあるほど、実現を望んでいたものと言います。今回はまず、友人である印デザイナーにアイデアを相談するところからスタート。その後、3D技術に詳しい李さんもメンバーに加わりました。

こだわったのは、“アーティストの音楽を視覚化させる”こと。初期は、「音階には色調が存在している」という説に着目し、それぞれの音階を表した12色でストライプ柄を作ろうと試みました。しかし、色調だけではアーティストらしさを表現しきれず、色の見え方は人に異なることも判明。こうした課題を踏まえ、制作背景やコンセプトなど、楽曲にまつわる情報を生成AIに学習させ、それらをもとに1枚の“絵画”を作成。その“絵画”から12色を抽出し、色の出現率と音階の使用頻度を対応するようにペアリング。そのペアリングした色で視覚的な模様(柄)を生成する、というプロセスにたどり着きました。

今回、題材にしたのはクラシック音楽の巨匠・ベートーベンの名曲です。「歓喜の歌」「運命」の2曲を使い、ストライプ柄のニットウエアを製作しました。安藤代表は、「彼の楽曲は、曲によってテーマや雰囲気が異なるため、同じストライプ柄でも違いが出やすい」と説明します。4月7日、応援購入サービス「マクアケ」でも先行販売プロジェクトをスタートしました。

安藤代表は「今後は、童謡や民謡、ポップスなど、多くの人々に親しまれている楽曲をファッションアイテムに変換させたい」と展望します。家具のファブリックデザインなど、ファッション以外の分野にも挑戦し、音楽が持つ可能性を広げていきたいとのことです。

デザイン化する際の4つのポイント

1.音楽情報の
取り込みと解析

まず、楽曲に含まれるメロディーやハーモニーのデータを解析します。特に、音階(C、C#、D...B)の使用頻度が重要。各音が全体に占める割合を数値化していきます。

2.生成AIを活用した
絵画制作

音色やテンポ、雰囲気など、楽曲の特徴をもとに、生成AIが“絵画”を作成します。静かな楽曲であれば「柔らかな色合い」、エネルギッシュな楽曲なら「鮮やかな色調」の“絵画”に仕上がります。

3.色の抽出と解析

作成した“絵画”から、使用している色を抽出し、各色の出現率を算出します。それをもとに、“絵画”の色を使用頻度順に並べます。

4.色と音階の対応と
柄の生成

楽曲内の音階と“絵画”内の色の使用頻度を照合し、各音階に対応する色を割り当てます。音階とペアリングした色をもとに、楽曲全体を視覚的な模様(柄)としてデザインします。

東京発!
応援購入が高額なプロジェクト3選

“アタラシイものや体験の応援購入サービス”の「マクアケ」で大きな反響が寄せられた東京都発のプロジェクトを3つ紹介する。

PICK UP 1 : 応援購入総額1億7390万円

さらに進化【毎日の睡眠習慣が変わる】
消臭機能付きワンタッチふとん乾燥機|cado

「空気をデザインする We design for atmosphere.」をコンセプトに、空気清浄機や加湿器などの開発や販売を手掛けているカドー。消臭機能付きのワンタッチふとん乾燥機“フェーン 001”の好評を受け、“フェーン PRO”と“フェーン 002”の2機種を発表した。オゾン除菌と消臭の機能を追加している。

PICK UP 2 : 応援購入総額6181万円

カジュアルなのに高機能
オンオフ使える2階建て構造-FLOORPACK Flex

“フロアーパック”は、メーンの収納スペースを“2階建て”構造にすることで、荷物を取り出しやすくしたバックパック。累計販売額1億円以上のヒットを記録した。今回、初代をアップデートした“フロアーパック フレックス”が登場。取り外し可能な仕切りパッドを取り入れ、汎用性を高めた。

PICK UP 3 : 応援購入総額4567万円

ミニマル高機能 ブレインスリープ
マットレス・枕・布団が一つになったスリープギア

マットレスと布団、枕が一つになったオールインワンベッド。9割以上が空気という独自のエアループ素材が、寝床内の熱や湿気を逃し、朝まで快適な睡眠を保つ。通常のシングルベッドの2/3、たためば1/20というコンパクトなサイズ感も魅力の一つ。

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まとめて出荷”の常識を疑え 在庫を細かく動かせば利益は倍増する

2025年1月からWWDJAPAN.comでマンガ版「ザ・ゴールシリーズ 在庫管理の魔術」が連載中です。在庫過剰に陥ると、つい値下げセールに頼ってしまう――。しかし、本当にそれしか方法はないのか? 利益を高め、最大化するための解決策を、アパレル在庫最適化コンサルで「ユニクロ対ZARA」「アパレル・サバイバル」「図解アパレルゲームチェンジャー」等の著者である齊藤孝浩ディマンドワークス代表が、同マンガを読みながら、解説して行きます。今回は、第5話を取り上げます。

在庫の小口移動が利益を生む

第5話のテーマは、「物流コストと機会損失の関係」です。

マンガ「在庫管理の魔術」の第5話は コチラ

主人公と中央倉庫の担当者との会話から、渋谷店に発送している商品は同店がもともと預けていた在庫だけではないことが明らかになりました。倉庫の責任者は、渋谷店から発注があると、同店の在庫がなくなっても、倉庫に眠っていた「バラ在庫」を発送してくれていたのでした。倉庫で配送ロットにならずに、滞留していた在庫を融通してもらったことによって欠品がなくなり、売り上げが劇的に伸びたのです。

前回も話題にしましたが、大半のアパレル事業者は、配送コストの削減を目的として、まとまった量の商品を発送するルールを持っています。そのため、発送する商品の量が一定数にならないと、出荷しないというのが普通です。こうしたルールのために、一定数に届かずにすぐには出荷できない商品が「バラ在庫」として倉庫に眠っているケースがあります。

渋谷店は、地下倉庫が水浸しになったという緊急事態に対応するために、その日に売れた分だけを、預け在庫とフリー在庫の中から、毎日、倉庫に発注する仕組みにしました。それに対応してもらえるなら、と、ある担当者がダメ元で、以前、欲しくても送ってもらえなかった欠品商品も、追加リクエストしてみたところ、倉庫側は、気を利かせて、他店向けの滞留していた在庫を回してくれたのです。これがプラスアルファの売り上げにつながったことは間違いありません。他店がそれを知ったら怒るでしょうけどね(笑)。

こうした体制では、売り上げが伸びる半面、配送コストが増えるのは確かです。1日ごとにバラバラと配送しているため、商品1点当たりの配送コストが大きくなるからです。

配送コストを気にするよりも、欠品を防いでプロパー販売機会を増やす!

しかし、欠品が減り、売り上げが増えることによって、その分、仕入れ原価などの変動経費は増えても、今までと同じ人員体制で店舗運営が出来て固定費が増えなければ、売り上げ増によって増えた粗利額(売上高―仕入原価)は、そのまま利益として残ります。

これが、渋谷店の売り上げが20~30%しか増えなかったのに、営業利益が倍増した理由です。

注:ショッピングセンターに出店しているテナントにとっては、家賃は売上歩合制なので、家賃も変動費(売上が増えれば、それに連動して増える経費)。固定費は人件費や通信費などにとどまります。一方、ハンナズ渋谷店は路面店のため、家賃も固定費になるため、売り上げが増えても、家賃は増えない契約のため、売れば売るほど利益が増える構造という違いがあります。しかし、テナントの場合でも、同じ販売体制で人件費など固定費が変わらなければ、20~30%も売り上げが増えると、利益は1.5倍くらいになるはずです。

私も、支援しているアパレル事業者さんに対しては、配送コストという制約を気にせずに欠品を防いでプロパー販売機会を増やすことを勧めています。なぜなら、定価で販売できれば、経費の増加分よりも粗利の増加分の方がはるかに大きいからです。例えば、販売価格が5000円の商品であれば、粗利はだいたい半分の2500円。しかし、セールになって30%オフになってしまえば、売り上げは3500円になりますので、粗利は1000円しか儲かりません。その差額は、1500円。たった1点を送る配送費よりも多くの粗利額が稼げると思いませんか?

倉庫から店舗に限らず、店舗間移動に関しても、配送ロットにとらわれるルールの中では、プロパー販売のタイミングを逸してしまったり、タイミングを誤れば、過剰在庫となる商品が出てきたりします。こうした商品は、後にセールとして値下げをして販売せざるを得なくなったり、売れ残り在庫になったりしてしまい、稼げる粗利をみすみす失ってしまうことになるでしょう。シーズン商品を扱うアパレル事業者の方は、改めて物流コストと欠品の関係を見直してみるとよいでしょう。

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「オペラ」復刻リップや「ナーズ」「ルナソル」「シュウ ウエムラ」の限定コレクションが登場 今週発売のビューティアイテム10選【5/12〜5/18】

ビューティアイテムの発売情報を「WWDJAPAN」的視点でピックアップ!今回は5月12〜18日に発売するアイテムを紹介します。今週は「ルナソル(LUNASOL)」から熱帯雨林をテーマに据えた夏コレクションが、「ナーズ(NARS)」からは蝶のモチーフをあしらったアジア限定コレクション、「シュウ ウエムラ(SHU UEMURA)」からはシャボンヌ・ウォン(Shavonne Wong)=ニューメディアアーティストとコラボレーションした限定コレクションが登場。ブランドの個性がちりばめられたデザインとカラーは注目です!「オペラ(OPERA)」もブランドを代表するリップスティック“リップティントN”から、“ハートの温度”に着想を得た新3色を発売。再販の要望が多かった“ピンクレッド”も復刻するのでぜひチェックを。

【5月12日発売】
スキンリメド
(SKIN REMED)

“朝C夜レチ”ニーズに応え朝用美容液が登場

ドクターズスキンケアブランド「スキンリメド(SKIN REMED)」は、朝用美容液“薬用ケアブライトセラム5.0”【医薬部外品】と“VCシャインセラム27.0”を発売する。新製品2種を朝に、3段階のレチノールグレードを用意している既存の“レチノダーマクリーム”を組み合わせることで、朝にビタミンC、夜にレチノール配合のスキンケアを取り入れる“朝C夜レチ”のニーズに応えた。

■商品詳細

“薬用ケアブライトセラム5.0”【医薬部外品】(15mL、3300円)
“VCシャインセラム27.0”(10mL、4400円)

【5月14日発売】
オペラ
(OPERA)

“ハートの温度”に着想したリップティント 

「オペラ(OPERA)」は、ブランドを代表するリップスティック“リップティントN”から、“ハートの温度”に着想を得た新3色を発売する。ピュアな温度感を宿す青みピンク“ブライトピンク”、柔らかなくすみ感で上品なローズ“ダスティローズ”の新2色に加え、再販の要望が多かった“ピンクレッド”を復刻する。

■商品詳細

“リップティントN”(各1760円)

【5月16日発売】
ルナソル
(LUNASOL)

熱帯雨林がテーマの夏コレクション 

「ルナソル(LUNASOL)」は、2025年夏コレクション“Rainforest Sanctuary”を発売する。森の奥深くに眠る泉や鮮やかな生命の輝きを、大胆な色彩や深みのある色を表現したアイシャドウや、定番のリップスティックの限定色など全5品を展開する。

■商品詳細

“アイカラーレーションN”(限定2種、各7700円)
“モノアイカラーレーション”(限定2色、各3520円)
“ベアカラーバーム”(限定2色、各4620円)
“ブラッシュスティック”(限定2色、各4950円)
“ネイルポリッシュ”(限定2色、各2200円)

【5月16日発売】
コスメデコルテ
(DECORTE)

フローラスムスクのフレグランスヘアミスト

「コスメデコルテ(DECORTE)」は、ブランドの最高峰ライン“AQ”からフローラルムスクの香りのヘアミスト“パフュームド ヘアミスト”を発売する。キューティクルの補修や上品な艶をまとわせるための厳選された美容成分をぜいたくに配合し、潤いに満ちた魅力的な髪へと導く。

■商品詳細

“パフュームド ヘアミスト”(30mL、7700円)

【5月16日発売】
イヴ・サンローラン
(YVES SAINT LAURENT)

“リブレ”シリーズから肌と溶け合うシトラスの香り

「イヴ・サンローラン(YVES SAINT LAURENT)」は、フレグランスライン“リブレ オーデパルファム”からブランド初のアルコールフリー処方のフレグランス“リブレ ロー ニュ“を発売する。香りのイメージは、太陽の光が降り注ぐシトラス。オイルインウォーターフォーミュラにより、それぞれの原料から本来の純粋な芳香成分をまるで木から手摘みしたばかりのように閉じ込めた。

■商品詳細

“リブレ ロー ニュ”(90mL、2万8820円/50mL、1万8810円/10mL、5060円※一部店舗限定)

【5月16日発売】
ナーズ
(NARS)

アジア限定メイクアップコレクション 

「ナーズ(NARS)」は、アジア限定の“ザ ビューティ トランスフォームド コレクション(THE BEAUTY TRANSFORMED COLLECTION)”を数量限定で発売する。洗練された蝶のモチーフをあしらったデザインが特徴で、新感覚のリップオイルやアイシャドウなど、全5アイテム7種類をラインナップする。

■商品詳細

“アフターグロー リップオイル”(限定2色、各4180円)
“クワッドアイシャドー”(7700円)
“ブラッシュ N”(限定2色、各5060円)
“ライトリフレクティングセッティングパウダー プレスト N”(6160円)
“ナチュラルラディアント ロングウェア クッションファンデーション ケース”(2310円)

【5月16日発売】
ワンバイコーセー
(ONE BY KOSE)

保湿スクラブ配合の洗顔料 

「ワンバイコーセー(ONE BY KOSE)」は、2種のスクラブ、炭、3種のクレイ配合のきめ細かい濃密な泡で洗浄する洗顔フォーム“ポアクリア スクラブ ウォッシュ”を発売する。潤いを含んだ“保湿スクラブ”と、毛穴の約1/10サイズの“自然由来マイクロスクラブ”が、毛穴の黒ずみや角栓を洗浄する。

■商品詳細

“ポアクリア スクラブ ウォッシュ”(130g、1980円※編集部調べ)

【5月16日発売】
M・A・C

目元の存在感を格上げするアイテム

「M・A・C」は、“ダズルシャドウ”をスティックタイプにした“ダズルシャドウ アイシャドウ スティック”、まつ毛の存在感をアップさせる“スタック エレベイテッド マスカラ”、ソフトにラインを描けるジェルライナー“カラー エクセス ジェルペンシル”を発売する。

■商品詳細

“ダズルシャドウ アイシャドウ スティック”(全8色、各3740円)
“スタック エレベイテッド マスカラ”(4620円)
“カラー エクセス ジェルペンシル”(全19色、限定4色、各4070円)

【5月16日発売】
シュウ ウエムラ
(SHU UEMURA)

芸術家のシャボンヌ・ウォンとコラボ

「シュウ ウエムラ(SHU UEMURA)」は、シャボンヌ・ウォン(Shavonne Wong)=ニューメディアアーティストとコラボレーションした限定コレクション“シュウウエムラ×シャボンヌウォン”を発売する。6色アイシャドウパレットやリップ、フェイスパウダー、クレンジングオイルの限定アイテムをそろえる。

■商品詳細

“ミントブースターアイパレット”(限定1種、8800円)
“キヌケアグローアップ グリーム” (限定2色、各5060円)
“アルティム8∞ スブリムビューティクレンジングオイルnコレクション限定デザイン”(450mL、1万4690円)
“アンリミテッドmopoルースパウダードリームミント” (限定、6600円)

【5月18日発売】
アンフィネス
(INFINESSE)

1カ月集中型のスキンケアセット 

「アンフィネス(INFINESSE)」は毎日使用できる5種の保湿成分を配合した美容液(30mL)と、週1回を目安に使用するヒアルロン酸配合のマイクロニードル(針)状の部分用マスク(2枚×4包の4回分)をセットにした、1カ月集中型のスキンケアセット“ダーマジェン”を発売する。

■商品詳細

“ダーマジェン”(1万6500円)

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「オペラ」復刻リップや「ナーズ」「ルナソル」「シュウ ウエムラ」の限定コレクションが登場 今週発売のビューティアイテム10選【5/12〜5/18】

ビューティアイテムの発売情報を「WWDJAPAN」的視点でピックアップ!今回は5月12〜18日に発売するアイテムを紹介します。今週は「ルナソル(LUNASOL)」から熱帯雨林をテーマに据えた夏コレクションが、「ナーズ(NARS)」からは蝶のモチーフをあしらったアジア限定コレクション、「シュウ ウエムラ(SHU UEMURA)」からはシャボンヌ・ウォン(Shavonne Wong)=ニューメディアアーティストとコラボレーションした限定コレクションが登場。ブランドの個性がちりばめられたデザインとカラーは注目です!「オペラ(OPERA)」もブランドを代表するリップスティック“リップティントN”から、“ハートの温度”に着想を得た新3色を発売。再販の要望が多かった“ピンクレッド”も復刻するのでぜひチェックを。

【5月12日発売】
スキンリメド
(SKIN REMED)

“朝C夜レチ”ニーズに応え朝用美容液が登場

ドクターズスキンケアブランド「スキンリメド(SKIN REMED)」は、朝用美容液“薬用ケアブライトセラム5.0”【医薬部外品】と“VCシャインセラム27.0”を発売する。新製品2種を朝に、3段階のレチノールグレードを用意している既存の“レチノダーマクリーム”を組み合わせることで、朝にビタミンC、夜にレチノール配合のスキンケアを取り入れる“朝C夜レチ”のニーズに応えた。

■商品詳細

“薬用ケアブライトセラム5.0”【医薬部外品】(15mL、3300円)
“VCシャインセラム27.0”(10mL、4400円)

【5月14日発売】
オペラ
(OPERA)

“ハートの温度”に着想したリップティント 

「オペラ(OPERA)」は、ブランドを代表するリップスティック“リップティントN”から、“ハートの温度”に着想を得た新3色を発売する。ピュアな温度感を宿す青みピンク“ブライトピンク”、柔らかなくすみ感で上品なローズ“ダスティローズ”の新2色に加え、再販の要望が多かった“ピンクレッド”を復刻する。

■商品詳細

“リップティントN”(各1760円)

【5月16日発売】
ルナソル
(LUNASOL)

熱帯雨林がテーマの夏コレクション 

「ルナソル(LUNASOL)」は、2025年夏コレクション“Rainforest Sanctuary”を発売する。森の奥深くに眠る泉や鮮やかな生命の輝きを、大胆な色彩や深みのある色を表現したアイシャドウや、定番のリップスティックの限定色など全5品を展開する。

■商品詳細

“アイカラーレーションN”(限定2種、各7700円)
“モノアイカラーレーション”(限定2色、各3520円)
“ベアカラーバーム”(限定2色、各4620円)
“ブラッシュスティック”(限定2色、各4950円)
“ネイルポリッシュ”(限定2色、各2200円)

【5月16日発売】
コスメデコルテ
(DECORTE)

フローラスムスクのフレグランスヘアミスト

「コスメデコルテ(DECORTE)」は、ブランドの最高峰ライン“AQ”からフローラルムスクの香りのヘアミスト“パフュームド ヘアミスト”を発売する。キューティクルの補修や上品な艶をまとわせるための厳選された美容成分をぜいたくに配合し、潤いに満ちた魅力的な髪へと導く。

■商品詳細

“パフュームド ヘアミスト”(30mL、7700円)

【5月16日発売】
イヴ・サンローラン
(YVES SAINT LAURENT)

“リブレ”シリーズから肌と溶け合うシトラスの香り

「イヴ・サンローラン(YVES SAINT LAURENT)」は、フレグランスライン“リブレ オーデパルファム”からブランド初のアルコールフリー処方のフレグランス“リブレ ロー ニュ“を発売する。香りのイメージは、太陽の光が降り注ぐシトラス。オイルインウォーターフォーミュラにより、それぞれの原料から本来の純粋な芳香成分をまるで木から手摘みしたばかりのように閉じ込めた。

■商品詳細

“リブレ ロー ニュ”(90mL、2万8820円/50mL、1万8810円/10mL、5060円※一部店舗限定)

【5月16日発売】
ナーズ
(NARS)

アジア限定メイクアップコレクション 

「ナーズ(NARS)」は、アジア限定の“ザ ビューティ トランスフォームド コレクション(THE BEAUTY TRANSFORMED COLLECTION)”を数量限定で発売する。洗練された蝶のモチーフをあしらったデザインが特徴で、新感覚のリップオイルやアイシャドウなど、全5アイテム7種類をラインナップする。

■商品詳細

“アフターグロー リップオイル”(限定2色、各4180円)
“クワッドアイシャドー”(7700円)
“ブラッシュ N”(限定2色、各5060円)
“ライトリフレクティングセッティングパウダー プレスト N”(6160円)
“ナチュラルラディアント ロングウェア クッションファンデーション ケース”(2310円)

【5月16日発売】
ワンバイコーセー
(ONE BY KOSE)

保湿スクラブ配合の洗顔料 

「ワンバイコーセー(ONE BY KOSE)」は、2種のスクラブ、炭、3種のクレイ配合のきめ細かい濃密な泡で洗浄する洗顔フォーム“ポアクリア スクラブ ウォッシュ”を発売する。潤いを含んだ“保湿スクラブ”と、毛穴の約1/10サイズの“自然由来マイクロスクラブ”が、毛穴の黒ずみや角栓を洗浄する。

■商品詳細

“ポアクリア スクラブ ウォッシュ”(130g、1980円※編集部調べ)

【5月16日発売】
M・A・C

目元の存在感を格上げするアイテム

「M・A・C」は、“ダズルシャドウ”をスティックタイプにした“ダズルシャドウ アイシャドウ スティック”、まつ毛の存在感をアップさせる“スタック エレベイテッド マスカラ”、ソフトにラインを描けるジェルライナー“カラー エクセス ジェルペンシル”を発売する。

■商品詳細

“ダズルシャドウ アイシャドウ スティック”(全8色、各3740円)
“スタック エレベイテッド マスカラ”(4620円)
“カラー エクセス ジェルペンシル”(全19色、限定4色、各4070円)

【5月16日発売】
シュウ ウエムラ
(SHU UEMURA)

芸術家のシャボンヌ・ウォンとコラボ

「シュウ ウエムラ(SHU UEMURA)」は、シャボンヌ・ウォン(Shavonne Wong)=ニューメディアアーティストとコラボレーションした限定コレクション“シュウウエムラ×シャボンヌウォン”を発売する。6色アイシャドウパレットやリップ、フェイスパウダー、クレンジングオイルの限定アイテムをそろえる。

■商品詳細

“ミントブースターアイパレット”(限定1種、8800円)
“キヌケアグローアップ グリーム” (限定2色、各5060円)
“アルティム8∞ スブリムビューティクレンジングオイルnコレクション限定デザイン”(450mL、1万4690円)
“アンリミテッドmopoルースパウダードリームミント” (限定、6600円)

【5月18日発売】
アンフィネス
(INFINESSE)

1カ月集中型のスキンケアセット 

「アンフィネス(INFINESSE)」は毎日使用できる5種の保湿成分を配合した美容液(30mL)と、週1回を目安に使用するヒアルロン酸配合のマイクロニードル(針)状の部分用マスク(2枚×4包の4回分)をセットにした、1カ月集中型のスキンケアセット“ダーマジェン”を発売する。

■商品詳細

“ダーマジェン”(1万6500円)

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「ユニクロ」のロジャー・フェデラーに着想を得たウエアが登場! 来週発売のファッションアイテム11選【5/12〜5/18】

ファッションアイテムの発売情報を「WWDJAPAN」的視点でピックアップ!今回は5月12〜18日に発売するアイテムを紹介します。「ユニクロ(UNIQLO)」は16日、グローバルブランドアンバサダーを務める、ロジャー・フェデラー(Roger Federer)に着想を得たウエアアイテムを発売します。手掛けたのはクレア・ワイト・ケラー(Clare Waight Keller)=「ユニクロ」クリエイティブ・ディレクター。スポーツのシーンだけでなく、デイリーにも着こなせそうな、シックな上品さを兼ね備えたデザインはさすがです。

【5月12日受注開始】
オーディオテクニカ
(AUDIO-TECHNICA)

「ウィンダンシー」コラボ第2弾
Tシャツとバッグを受注販売

オーディオテクニカは、5月12日12時から、「ウィンダンシー(WIND AND SEA)」とのコラボしたレコードプレーヤー“サウンドバーガー”を販売するほか、Tシャツと“マルチレコードバッグ”を受注販売する。Tシャツとバッグは、夏を思わせるホワイトカラーをまとわせた。

■商品詳細

コラボレコードプレーヤー(3万9600円)
コラボTシャツ(8250円/受注販売)
コラボバッグ(1万5400円/受注販売)

【5月14日先行発売】
ロエベ
(LOEWE)

「オン」コラボ再び
トレランシューズ“クラウドベンチャー 2.0”など

「ロエベ(LOEWE)」は、「オン(ON)」とのコラボアイテムを発売する。トレイルランニングシューズ“クラウドベンチャー 2.0(CLOUDVENTURE 2.0)”や、リップストップ生地のジャケット、テクニカルジャージー生地のTシャツのほか、ショートパンツやキャップ、ソックス、パフォーマンスブラ、タイツなどを販売する。5月14日に両公式オンラインで先行発売、5月15日から一般発売する。

■商品詳細

コラボシューズ“クラウドベンチャー 2.0”(6万8200円)
コラボジャケット(11万6600円)
コラボTシャツ(4万2900円〜)
コラボショートパンツ(6万4900円)
コラボタイツ(5万5000円)
※一部商品

【5月14日発売】
エーグル
(AIGLE)

随所にドラえもんをデザイン
キッズアイテムを含む11型

「エーグル(AIGLE)」は、「ドラえもん」とのカプセルコレクションを発売する。“子どもから大人へと成長する人生の旅”をテーマに、キッズ向けアイテムを含む11型をラインアップ、随所に“ドラえもん”や“ひみつ道具”をデザインした。

■商品詳細

ポンチョ(4万6200円)
ジャケット(4万6200円)
バッグ(1万5400円〜)
ポンチョ/キッズ(2万5300円)
ブーツ/キッズ(1万1000円)
※一部商品

【5月14日発売】
ファミリア
(FAMILIAR)

“ベアブリック”コラボ
チャームやバッグ、ポーチなど

「ファミリア(FAMILIAR)」は、メディコム・トイのフィギュア“ベアブリック”と初のコラボアイテムを発売する。今回は、「ファミリア」の“ファミちゃん”を“ベアブリック”に落とし込んだキュートなモチーフをさまざまなアイテムに配した。

■商品詳細

コラボチャーム(6050円)
コラボショルダーバッグ(1万3200円)
コラボクリアポーチ(8250円)
コラボコップ(1650円)
コラボステッカー(3300円)

【5月14日発売】
ヴィヴィアン・ウエストウッド
(VIVIENNE WESTWOOD)

リサイクルデニムを用いた
カプセルコレクション

「ヴィヴィアン・ウエストウッド(VIVIENNE WESTWOOD)」は5月14〜20日、アップサイクルプロジェクト「ピース de ミライ」に共感し、実現に至った“デニム カプセルコレクション”のポップアップを伊勢丹新宿本店で開催する。同コレクションでは、廃棄されたデニムを原料に戻し、新しい綿糸と組み合わせて作るリサイクルデニムを用い、多数アイテムをラインアップする。

■商品詳細

バッグ(8万9100円〜)
バックパック(14万3000円)
キーリング(5万9400円)
シューズ(15万4000円)

【5月14日発売】
カネマサフィル
(KANEMASA PHIL.)

ウィメンズ初となる
別注アイテム4型

「カネマサフィル(KANEMASA PHIL.)」は、初となるウィメンズの別注アイテムを発売する。別注アイテムは、「カネマサフィル」を象徴する、46ゲージの“タイプライターニット”で仕上げた、ノースリーブブラウスとシャツ、マキシスカート、ワンピースを販売。光沢とハリを備え、6色をラインアップする。

■商品詳細

別注ノースリーブブラウス(2万4200円)
別注シャツ(2万7500円)
別注スカート(2万8600円)
別注ワンピース(3万3000円)

【5月16日発売】
ニューバランス
(NEW BALANCE)

「オーラリー」コラボ
スニーカー“475”をラインアップ

「ニューバランス(NEW BALANCE)」は、「オーラリー(AURALEE)」とのコラボスニーカーを発売する。1980年代のランニングシューズをルーツとした、「ニューバランス」の“475”を土台とし、日焼けで色褪せた、デッドストックを思わせるカラーをまとわせた。

■商品詳細

コラボスニーカー(2万6400円)

【5月16日発売】
ポータークラシック
(PORTER CLASSIC)

「ブルーブルージャパン」旗艦店とコラボ
バックパックをラインアップ

「ポータークラシック(PORTER CLASSIC)」は、聖林公司のブランド「ブルーブルージャパン(BLUE BLUE JAPAN)」の旗艦店、オクラ(OKURA)とコラボしたバックパックを発売する。昭和西川の体圧分散敷き布団“ムアツ(muatsu)”をショルダーハーネスに採用、次世代型バックパック“ニュートン(Newton)”を土台とする。ボディーは、摩耗や引き裂きに強いコーデュラナイロンで仕上げた。5月12日11時まで先行予約を受け付けている。

■商品詳細

コラボバックパック(7万7000円)

【5月16日発売】
ユニクロ
(UNIQLO)

ロジャー・フェデラーに着想を得た
ウエア7型をラインアップ

「ユニクロ(UNIQLO)」は、グローバルブランドアンバサダーを務める、ロジャー・フェデラー(Roger Federer)に着想を得たウエアアイテムを発売する。機能性だけでなく、多様なシーンに馴染むデイリースポーツウエアを目指し、ポロシャツとTシャツ、ジャケット、パーカ、パンツ、ショートパンツの7型を販売する。

■商品詳細

ポロシャツ(2990円)
Tシャツ(1990円)
ジャケット(3990円)
パーカ(4990円)
パンツ(2990円)
※一部商品

【5月16日先行発売】
クラネ
(CLANE)

「ラミダス」コラボ
ナイロン地に金具を配したバッグ

「クラネ(CLANE)」は、「ラミダス(RAMIDUS)」とのコラボバッグを発売する。ナイロン素材を用い、ゴールドの⾦具をあしらった、ハンドバッグとバックパックを用意。5月16日にオープンする、名古屋ラシック店で先行販売を開始、6月17日から一般発売する。

■商品詳細

コラボバッグ(2万8600円)
コラボバックパック(3万5200円)

【5月17日先行発売】
コンバース
(CONVERSE)

“ジャックパーセル”が
レーベルとして独立

コンバースジャパンは、「コンバース(CONVERSE)」内で展開してきた“ジャックパーセル(JACK PURCELL)”を、レーベルとして独立させる。レーベル化に合わせ、新モデル“ジャックパーセル 1935”と”ジャックパーセル 1935 サーキュラーバンプ”を企画。5月17日にビオトープ(BIOTOP)各店で先行発売する。

■商品詳細

スニーカー“ジャックパーセル 1935”(1万6500円)
スニーカー”ジャックパーセル 1935 サーキュラーバンプ”(1万6500円)

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上海の最旬スポット「コロンビア・サークル」、歴史的建築と人気ブランドが交差【ヒキタミワの水玉上海】

1993年から上海在住のライターでメイクアップアーティストでもあるヒキタミワさんの連載「水玉上海」は、ファッションやビューティの最新トレンドや人気のグルメ&ライフスタイル情報をベテランの業界人目線でお届けします。今回はこの1〜2年で上海屈指の最旬スポットとなった「コロンビアサークル」について。新旧の建築やライフスタイルが交差する上海を満喫できるスポットを紹介します

この1〜2年で最旬スポットに躍り出た「コロンビアサークル」

上海のトレンドスポットにも流行の波がある。ここ10数年にわたり人気を維持してきたのは「ブランディ・メルビル」が店を構える安福路(アンフールー)周辺だが、個人的に2009年頃から注目していた「コロンビア・サークル(上生新所/シャンシェンシンスオ)」エリアが、ここ1~2年で一気に脚光を浴び始めた。2024年5月の労働節の連休中には、多くの観光客が訪れ、大変な賑わいを見せていた。

コロンビア・サークルは1920年代にアメリカ人向けの社交クラブとして誕生し、その後は研究施設として使用され、現在は文化・商業の複合施設として再生されている。歴史と現代が美しく調和する空間として、建築・都市再生・ライフスタイルの各分野から高い評価を得ている。

始まりは1924年、アメリカ人建築家エリオット・ハザードによる「コロンビア・カントリー・クラブ」の設計だ。当時、多くの外国人が居住していた上海では、社交や運動を楽しむための高級クラブが求められており、このクラブも屋外プールやジムを備えた社交施設として機能していた。

1930年には、ハンガリー出身の建築家ラースロー・フデックが自邸として設計した邸宅が完成。後に孫文の息子・孫科の手に渡り「孫科別墅」となったこの建物は、スペイン様式、イタリア・ルネサンス、バロック、中式庭園など多様な建築要素が融合したユニークな意匠で知られる。外観・内装共に緻密な装飾が施され、建築と歴史の調和が見事に表現されている。通常は開放されていないが、2024年春には「グッチ(GUCCI)」のバンブーシリーズの展示が行われ、ファッションピープルにも人気のスポットとなった。

1952年、この一帯は「上海生物製品研究所(SIBP)」の研究キャンパスとして再編された。敷地内には研究棟、製造工場、包装施設、倉庫、オフィスなどが建設され、以後50年以上に渡り科学研究の拠点として使用された。旧建築の一部は保存され、時代の痕跡を残したまま現代に受け継がれている。

2016年に大手不動産デベの万科がOMAと組み
大型の再開発プロジェクトを始動

転機は2016年。中国の大手不動産デベロッパーの万科(Vanke)が再開発プロジェクトを始動し、オランダの建築事務所OMAとランドスケープデザイン会社West 8の協力のもと、歴史的建築の保存と現代建築の融合を目指した。2018年には第一期が完成し、中国発のコーヒーブランド「Seesaw coffee」や多国籍のレストラン、上海発のアウトドアブランド「アンコール(An Ko Rau)」や韓国発の「コーロンスポーツ(KOLON SPORT)」などのブティック、そしてオフィスなどを含む複合施設として一般公開された。

「蔦屋書店」や人気のアウトドアブランドが出店

特に注目すべきは、1924年に建設されたクラブ本館(現在の「7号」)と、プール・ジムを含む「5号」エリアである。「7号」建物は現在「蔦屋書店」として活用されている。建物は左右対称の構成を持つスパニッシュ・ミッション・スタイルで、緩やかな勾配の屋根、アーチ型の出入口、黄砂混じりのモルタル外壁が印象的で、多くの訪問者がその美しい建築を背景に写真を撮影している。

「5号」には、現在上海で唯一残る英国規格の屋外プールがあり、当時のモザイク模様が鮮明に残る貴重な存在である。プールの周囲には太いコンクリート柱廊が四方を囲み、上部は傾斜のあるガラス屋根で覆われている。現在では、プールを囲むようにレストランやバーが並び、そのガラス屋根の下のスペースはテラス席として活用され、多くの人が水辺での食事や会話を楽しむ様子が見られる。

24年から第二期エリアもオープン
「Go Wild」なども

2024年には第二期エリアもオープンし、ブルーボトルコーヒーやアウトドアブランド「去野(Go Wild)」などの人気店舗が加わり、さらに注目を集めている。

静けさと歴史が息づくこの緑溢れる空間は、建築に関心のある人々のみならず、カフェ文化や都市再生に興味を持つ人にとっても見逃せないスポットだ。所在地は上海市長寧区延安西路1262号。上海を訪れるなら、ぜひこの都会のオアシスに足を運んでいただきたい。

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トラベルライター間庭がハコ推し! クリエイターが常宿にする「カンデオホテルズ」

旅の質が重視される今、気分や価値観に添い、心から満足できるサティスファクション パフォーマンス=サティパのいいホテルが求められている。 今回はクリエーターからの支持も高い「カンデオホテルズ」の魅力を深ぼり。絶景スカイスパや食通もうなる朝食、照明にまでこだわった洗練された客室など、唯一無二の4つ星ホテルの快適性とは?

なぜかクリエーターが常宿とする唯一無二の4つ星ホテル

「カンデオホテルズ」の快適性に関しては常々気になっていた。さまざまな商業施設や豪邸撮影で全国各地を飛び回る、知り合いの建築カメラマンが常宿としているのだ。私も住宅撮影で同行する機会があるのだが、現地のホテルを予約する際、「自腹でいいから『カンデオホテルズ』を選びたい」とのこと。これには驚いた。肉体と精神を酷使する撮影の前後、パワーをチャージできる施設の充実ぶりが一般のビジネスホテルとは格段に違うという。とはいえラグジュアリーホテルのようなかしこまった過剰さはなく、価格も現実的だ。カンデオホテルズでは28施設すべてがそれぞれの都市の中心部にあり、都会にいながら心が安らぐ「アーバンリトリート」を目指している。

テレビ番組「ガイアの夜明け」でその躍進ぶりを特集されていた。「顧客満足度ランキング」日本一に何度も選ばれ、洗練とホスピタリティーを兼ね添えたホテルとして注目され続けている。ゲストを迎えるロビーは高層階、最上階に見晴らしのいい露天風呂と本格サウナがあるスカイスパがあるのが特徴。客室は広めに設計されており、大きな窓の前には「小上がりソファ」と呼ばれるスペースがあり、足を投げ出してくつろげる。コロナ禍でホテルの客室の全国平均の稼働率が4割台まで落ち込んだというが、「カンデオホテルズ」はその時期にも8割をマークし、次々に新規施設を開業し、拡大してきた。2025年4月現在では全28施設となり、歴史ある町家を生かした「カンデオホテルズ京都烏丸八角」や三津寺と一体化した「カンデオホテルズ大阪心斎橋」など革新的な試みも多い。

「世界で唯一の四つ星ホテル」を目指してきた「カンデオホテルズ」だが、今ではそれが定着してきた。

大阪・関西万博で盛り上がる大阪を見渡すタワーホテル

そこで2025年4月13日に開幕したEXPO2025大阪・関西万博に向け、活気づく大阪の中心地、淀屋橋に開業したばかりの「カンデオホテルズ大阪ザ・タワー」に試泊してきた。知人たちが絶賛しながらも、なかなか宿泊する機会がなく、恥ずかしながらこれが初カンデオ。期待に胸を膨らませ、17階のロビーへと向かう。各所にシャンパンブロンズをあしらったラグジュアリーな空間で、非日常のきらきらした高揚感。カフェスタイルのラウンジには御堂筋を見通すテラス風の席も。奥にある4400円(税込み、以下同)で利用できるエグゼクティブラウンジ はファーストクラスのラウンジのような風格だ。

チェックイン後、さっそく最上階31階にあるスカイスパへ。これぞ絶景!大きな浴槽と水風呂が大開口の前に並び、さらに1フロア上には展望露天風呂が。女性用は横からの目隠しとしてデザインの一部となった壁があったが、男性用は都市部の露天風呂としては考えられないほどの開放感。ちょっと足がすくみ、怖くなるほど抜けているのだ。目の前に川や小島を介し、向かいのビル群とはかなり距離が離れているのだが、ありないほどの開放感!向こうのビルから見えちゃうんじゃない?(そのせいか女湯には湯あみ着も用意されていた!)

なんとこのスカイスパ、建造物内のもっとも高層階にあるインフィニティー露天風呂として、ギネスに登録されているという。そしてうれしいのがサウナ。サウナもまた外の風景が見通せる設計で、閉塞感がなく、目に前に広がる眺めを味わいながら心もほぐせる。露天風呂には外気浴のスペースもあり、これは整う!心も、身体も!

最上階である31階にはフィットネスジムがあり、これがまた絶景。天空でエクササイズに励むかのように、朝夕を問わず、利用しているゲストは汗を流していた。これは撮らずにはいられないフォトジェニックさだ。

窓際にはソファベンチ、照明まで計算尽くされた客室に感嘆

客室ではさらに驚く。壁一面の大開口からは大阪の街並みが見渡せ、窓際にはカンデオホテルズのアイコンのひとつである「小上がりソファ」が。このちょっとした居場所がお茶を飲むとき、本を読むとき、ベッドに入る前にふとくつろぎたいときにちょうどいいのだ。 独立したデスクもあったのだが、あまりの快適さにPCでの作業もこの「小上がりソファ」で進めていた。

洗面周りやクローゼット、冷蔵庫や食器を納めたミニバーも機能的なのにラグジュアリー。なぜだろう? それは間接照明やミラーを効果的に取り入れているからだ。食器や冷蔵庫を納めたキャビネットも、シャンパンブロンズを取り入れたオリジナルのデザイン。この色は客室やパブリックスペースの各所に取り入れられていて、この輝きをみると「カンデオホテルズ」を思い出すだろう。つまり視界のどこにでも「カンデオホテルズ」らしさを感じる色、光、形を感じ、ブランディングが確立されているのだろう。視覚による違和感がない宿泊施設というのは実は少ない。クリエーターのリピーターが多いのもなんだか納得できる。

底力が発揮されるのはアメニティーの上質さだ。なかでもボディータオルは衝撃。使い捨てのペラペラ、ごわごわの素材が多い中、しっかりとした厚地で、たった1回の寿命にするには忍びないのだ。当然、私は自宅で数回使おうと、乾かして持ち帰った。歯ブラシやコットンを納めた木箱、予備のトイレットペーパーのケース、電話の使い方の表示など、ちょっとした小物、表示にも手を抜かず、この世界観を守っているのにはあっぱれとしか言いようがない。シティホテルでは味気ない白いティーカップや、やや武骨なマグカップが客室では採用されがちだが、部屋のトーンに調和するゴールド基調の洗練されたデザインであることもうれしかった。1ランク上の自分になれたように錯覚する。

天空のレストランでの上質な食事。 イタリアンブッフェに目も胃袋も大満足

「カンデオホテルズ」には朝食目当てのリピーターも多い。天空のレストランでの素材を生かした上質なメニューが並ぶ。生ハムやチーズ、豊富なフルーツなど、インバウンド層を想定した品ぞろえでもあるが、肉じゃがやだし巻き卵、いんげんの胡麻和えなど、本格的な和食も充実。「心と体が求める食べあわせを、思いのままに、選べる幸せ」を朝食のコンセプトとし、和食、洋食にこだわらず、体が求め、栄養バランスのよいものを組み合わせて盛り付けるのがいい。施設内でできるだけ調理し、ひよこ豆のカレー仕立てなどの創作メニューも。手作り豆腐と生卵の脇には12本以上の醤油瓶がひな壇に並ぶ厳選醤油バーも。比べる楽しさ、選ぶ喜びがある。

夕食もすごかった…!ディナーのイタリアンブッフェはそのロケーションと品ぞろえの豊富さから、地元のビジネスマンによる懇親会、女子会などで集うローカル客で賑わっていた。イタリアンと言えばアクアパッツァやピッツァなど日本ではシェアすることが前提だから、大皿から好きな分だけ取り分けるブッフェは理にかなっている(本場イタリアではピッツァは1人で1枚食べる文化なのだそう…!)淀屋橋の夜景を見ながら、ワインを片手に語らう。最高じゃないか。今度は大阪在住の友人を呼ぼう。ちなみにディナーブッフェは飲み放題のソフトドリンク付きで1人5500円 、スパークリングを含む7種のワインなど各種プレミアムドリンクのフリーフローも3300円の追加もできるので、ちょっとグレードアップした宴会を楽しむのもいい。

「とはいっても所詮、ブッフェでしょ?」などと軽んじることなかれ。北海道産サロマ牛モモ肉のローストビーフなどのディナー限定メニューも。桜エビと菜の花のピッツァなどのような季節限定メニューもあり、心が躍る。通常のホテルブッフェに比べて、大皿に乗るポーションが少ないせいか、作り立てにさし変わる回転がよく、常に暖かいお料理を味わえた。パーティールーム的な空間や(有料で個室もあり)夜景を前にベンチタイプのデートに最適な席などもあり、みんなで、2人で、そして出張時のシングルディナーでも、それぞれ満足できるのだ。

ラグジュアリーでは終わらぬ利便性が、唯一無二に四つ星を維持するゆえん

ラグジュアリーを極めた環境が快適なのは当たり前。「カンデオホテルズ」ではポーターは存在せず、荷物は自身で運ぶ。ランドリーも完備。部屋のテレビやアプリから、スカイスパやランドリーの混雑状況もチェックできるなど、効率重視のスタイル。空間や食事のクオリティーやホスピタリティーは5つ星ホテルレベルでありながら、無駄を省き、手の届きやすい価格設定を実現している。

「カンデオホテルズ」の位置づけは「安くて寝るだけのビジネスホテル」でもなく、「非日常性はあるが価格が高すぎて気軽に使えないシティホテル」でもない。両者の中間領域に属する新しい業態、と定義している。出張で利用した時はリーズナブルにエネルギーを充電できるゆとりのある滞在を提供し、そのゲストが休日には家族や友人とともに、観光やレジャー目的の滞在で訪れたいホテルを目指しているのだそう。納得。まさにその絶妙な匙加減が実践されている。

大型ホテルでストレスになりがちな、朝食時やチェックアウト時のエレベーター渋滞問題も、1階から17階までは3基、17階のフロントやレストランから客室、31階スカイスパまでの高層エレベーターは6基あり、移動もスムースだった。奥には広々としたバッゲージルームがあり、かなり大きなトランクでも安全に保管される。「カンデオホテルズ大阪ザ・タワー」はインバウンド層も多く、満足げな海外旅行客の姿も目立った。まずい。もうばれはじめている…グローバル系のシティホテルよりも、ずっと上質な滞在が、しかもリーズナブルにできるということが…!

そして私が「カンデオホテルズ」をハコ推ししたくなる最大の理由は充実したリクルート用のサイトだ。年齢、性別、学歴、国籍は一切不問とし、スタッフそれぞれが成長できるようなコンテンツも満載。ホテル業界の仕事内容や情報をまとめた「豆知識」は、思わず真剣に読み込んでしまった。「カンデオホテルズ」は「お客さまがより光輝くために」をモットーとしているが、「働くスタッフより輝くために」を実践しているからこそ、この成功があるのだろう。

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「ブルガリ」を象徴する香り“オ パフメ”が進化 緑茶ベースのタイムレスな名香の誕生秘話とは

「ブルガリ(BVLGARI)」のアイコニックなフレグランス“オ パフメ”が進化した。“ブルガリ オ パフメ オー テ ヴェール”は1992年に同ブランドのハイジュエリーの上顧客へのギフトとして誕生。2003年には、“オ パフメ オー テ ブラン”が加わる。お茶をベースにしたオーデコロンとして登場した2つの香りが、新たな調香によりオードトワレとして生まれ変わった。

緑茶のエッセンスを使用した“ブルガリ オ パフメ テ ヴェール オードトワレ”は、活力と活気に溢れるシトラス・アロマティック、白茶とムスクを融合した“ブルガリ オ パフメ テ ブラン オードトワレ”は、包み込まれるようなウッディ・フローラル・ムスクの香りだ。天然由来成分をたっぷりと使用し、よりナチュラルで濃厚な香りになった。阪急うめだ本店9階の祝祭広場で開催中の「阪急ビューティー フレグランス フェスティバル 2025」で先行販売している。

「ブルガリ」と業界に革新をもたらした名香

顧客のギフトとして登場した“オ パフメ”は、「ブルガリ」及びフレグランス業界に革新をもたらしたフレグランスだ。“テ ヴェール”の調香を手掛けたのはジャン・クロード・エレナ(Jean-Claude Ellena)。お茶をこよなく愛する彼は、ブランド初の香水を手掛けるにあたり、パリの紅茶専門店「マリアージュ フレール(MARIAGE FRERES)」で出合ったみずみずしい茶葉の香りを表現したいと選んだのが緑茶だった。

アジアのお茶が象徴するものは、調和や憩い、安らぎ、おもてなしなど。今でこそ、お茶をテーマにしたフレグランスはいろいろあるが、当時はお茶の香りを香水で表現したものはなかったという。そして誕生した“テ ヴェール”の爽やかで清々しい香りは、フレグランス業界にとって革新的なものだった。ジャック・キャヴァリエ(Jacques Cavallier)が調香を担当した“テ ブラン”は、”テヴェール“が活力をもたらす香りなのに対し、ムスクを調合した心安らぐ香り。いずれも、イタリアの香水作りとアジアのお茶の伝統を融合したジェンダーレスな香りのパイオニアだ。

350mLのたっぷりとしたボトルでギフトとして提供されていた“テヴェール”は、「ブルガリ」の顧客の間でもたちまち話題になった。ギフト用に開発された香りだが、人気の高まりから商品化され、「ブルガリ」のフレグランスビジネスの礎になった。“テ ヴェール”は「ブルガリ」の旗艦店をはじめ、ブルガリホテル&リゾーツの香りとしても愛され続けている。

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「ブルガリ」を象徴する香り“オ パフメ”が進化 緑茶ベースのタイムレスな名香の誕生秘話とは

「ブルガリ(BVLGARI)」のアイコニックなフレグランス“オ パフメ”が進化した。“ブルガリ オ パフメ オー テ ヴェール”は1992年に同ブランドのハイジュエリーの上顧客へのギフトとして誕生。2003年には、“オ パフメ オー テ ブラン”が加わる。お茶をベースにしたオーデコロンとして登場した2つの香りが、新たな調香によりオードトワレとして生まれ変わった。

緑茶のエッセンスを使用した“ブルガリ オ パフメ テ ヴェール オードトワレ”は、活力と活気に溢れるシトラス・アロマティック、白茶とムスクを融合した“ブルガリ オ パフメ テ ブラン オードトワレ”は、包み込まれるようなウッディ・フローラル・ムスクの香りだ。天然由来成分をたっぷりと使用し、よりナチュラルで濃厚な香りになった。阪急うめだ本店9階の祝祭広場で開催中の「阪急ビューティー フレグランス フェスティバル 2025」で先行販売している。

「ブルガリ」と業界に革新をもたらした名香

顧客のギフトとして登場した“オ パフメ”は、「ブルガリ」及びフレグランス業界に革新をもたらしたフレグランスだ。“テ ヴェール”の調香を手掛けたのはジャン・クロード・エレナ(Jean-Claude Ellena)。お茶をこよなく愛する彼は、ブランド初の香水を手掛けるにあたり、パリの紅茶専門店「マリアージュ フレール(MARIAGE FRERES)」で出合ったみずみずしい茶葉の香りを表現したいと選んだのが緑茶だった。

アジアのお茶が象徴するものは、調和や憩い、安らぎ、おもてなしなど。今でこそ、お茶をテーマにしたフレグランスはいろいろあるが、当時はお茶の香りを香水で表現したものはなかったという。そして誕生した“テ ヴェール”の爽やかで清々しい香りは、フレグランス業界にとって革新的なものだった。ジャック・キャヴァリエ(Jacques Cavallier)が調香を担当した“テ ブラン”は、”テヴェール“が活力をもたらす香りなのに対し、ムスクを調合した心安らぐ香り。いずれも、イタリアの香水作りとアジアのお茶の伝統を融合したジェンダーレスな香りのパイオニアだ。

350mLのたっぷりとしたボトルでギフトとして提供されていた“テヴェール”は、「ブルガリ」の顧客の間でもたちまち話題になった。ギフト用に開発された香りだが、人気の高まりから商品化され、「ブルガリ」のフレグランスビジネスの礎になった。“テ ヴェール”は「ブルガリ」の旗艦店をはじめ、ブルガリホテル&リゾーツの香りとしても愛され続けている。

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大阪万博で見るべき「シグネチャーパビリオン3選」 いのちの未来を考える

大阪・関西万博のパビリオンの中でも、万博を象徴するシグネチャーパビリオンを紹介したい。8人のプロデューサーが万博のテーマである「いのち輝く未来社会のデザイン」についてそれぞれの視点で深堀りし、表現している。館内の展示や体験を通して訪れた人が「いのち」について考え、その概念をアップデートする場所になることを目指している。

8つのパビリオンが位置するのは、大屋根リング内の中央にある「静けさの森」の南側。地面からミストが噴き上がる広場「いのちパーク」の周囲に集まっている。

屋根や壁がなく、森に溶け込むように存在するのが、慶應義塾大学教授の宮田裕章氏によるパビリオン「Better Co-Being」。さらに、大阪大学教授の石黒浩氏による「いのちの未来」は、高さ12mの外壁に沿って流れ落ちる水の膜に包まれた真っ黒な建物が印象的だ。その隣には、音楽家で数学研究家の中島さち子氏による「いのちの遊び場 クラゲ館」があり、夜のライトアップが幻想的。メディアアーティストの落合陽一氏による「null²(ヌルヌル)」の建物は、風景をいびつに映し出す鏡面の立方体からなる独創的なデザインで、期間限定の万博だから実現できたという。

いのちパーク西側には、生物学者の福岡伸一氏によるパビリオン「いのち動的平衡館」と、アニメーション監督の河森正治氏による「いのちめぐる冒険」がある。放送作家の小山薫堂氏による「EARTH MART(アースマート)」は、日本の原風景を思わせる茅葺き屋根が特徴だ。映像作家の河瀨直美氏による「Dialogue Theater-いのちのあかし-」は、奈良県十津川村と京都府福知山市の廃校舎を活用している。サステナビリティを考える実験の場でもある万博のパビリオンの中でも象徴的な建物の一つといえる。

ここからは、筆者が見学・体験したシグネチャーパビリオンのなかでもとくに印象に残ったパビリオンと展示を紹介する。

ロボットと共生する未来を体感「いのちの未来」

まずは、さまざまなアンドロイドやロボットと出会え、未来の社会を体感できるパビリオン「いのちの未来」。人型ロボット研究の第一人者である石黒氏が開発したロボット約30体を間近で鑑賞できるほか、企業やクリエイターと考えた50年後の生活やプロダクトを追体験できる。最後のエリアでは幻想的な空間のなかで1000年後のいのちの姿を目にすることも。「ロボットは今後、人間がもっと人間らしく暮らすために欠かせないパートナーになる。そんなロボットと人間が共生する未来を感じてもらえるようなパビリオンにした」と、石黒氏は語っている。

展示空間は3つのゾーンで構成。導入部となる「いのちの歩み」ゾーンでは縄文時代の土偶から現在のアンドロイドまで、さまざまな人の形にいのちを宿してた日本の歴史と文化を展示する。メーンゾーンとなる「50年後の未来」ゾーンでは、人間がアンドロイドと共存し、高度な技術を使った製品を活用しながら暮らす様子を物語の形で体験できる。

未来の社会に旅立つ車両の座席に座っていたのは、万博を機に誕生した子供のアンドロイドロボット「アスカロイド」。そのスムーズな手と指先の動きや、笑っているような愛らしい顔の表情につい見入ってしまった。さらに、自動走行可能で各エリアを案内してくれたのが移動型アバターロボット3体。それぞれに意味のある可愛いデザインとフォルムが印象的だ。アンドロイドは他にも、マツコ・デラックスをリアルに再現した「マツコロイド」や夏目漱石のアンドロイド、ダンスをしたり、ピアノを弾くアンドロイドも登場。来館していた子供たちも、ロボットのリアルな動きに驚いている様子だった。

圧巻は、未来の人間と出会えるゾーン「1000年後のいのち“まほろば“」である。高さ17mの大きな吹き抜けに1000年後の世界をイメージした幻想的な空間が広がる。アンドロイドと生身の人間の隔たりがなくなった未来の進化した人間「モモ」は、制約から解放された自由なカラダと精神を体現しているという。モモがまとう繊細なレースの衣装はデザイナーの廣川玉枝氏がデザイン・監修した。人間のようにまぶたを動かしながら優雅に舞う美人のモモをしばし眺めていると、アンドロイドと共生する社会を何周目かの人生でのぞいてみたくなった。

デジタル空間の自分の分身と対話できる「ヌルヌル」

万博の全パビリオンの中でも、いびつに変形した外観デザインでひときわ目を引くのが、落合陽一氏がプロデューサーを務める「ヌルヌル」だ。特殊な鏡面膜材で覆われたボクセルと呼ばれる大小の立方体が集まった独創的な外観が特徴で、背後からロボットやスピーカーで膜を動かすことによって鏡の壁がゆらゆらとゆらめている。このゆらぎはパソコンなどのデバイスが「ヌルヌル」動く様子を表現しているという。湾曲した鏡面には、建物の前に立った人の姿や風景がいびつに映し出され、未知の風景として表現されている。

ヌルヌルの外観について、落合氏はこう語る。「素材を作って建築するというプロセスで作られているすごく万博っぽい建物。万博の醍醐味は、展示空間を建築とともに作ることなので、普通の美術館ではできないような精度の高い素材と設計になっている」。

パビリオンの内部も天井と床がLED、壁面が合わせ鏡の無限反射空間という不思議な空間だ。ここで来館者は、デジタル化された自分自身と出会い、対話するという未知の体験ができる。それを可能にしたのが「ミラードボディ」という独自技術のID管理システムで、自分の身体情報などをブロックチェーンで管理できる。

パビリオンに入場する前に、ミラードボディの専用アプリで自分の外見や声を再現したアバターを作成する。自分の趣味や思考、好きなものなどの情報を紐づけておくと、館内で自分のアバターと対話ができ、仮想空間で他のユーザーとも交流ができる。NFTとして作成するので自分の証明書にもなり、例えば意識がなくなって救急車で運ばれたときでも、アバターが既往歴を救急隊員に伝えてくれるという未来が来るかもしれないという。

筆者が実際に体験したときは、フロア中央の大型LEDディスプレイに自分のアバターが突如現れ、別人に変わっていく様子が映し出された。大勢の観衆にアバターの自分が見られるのはちょっと恥ずかしい気もするが、ここに来ないと味わえない体験だ。

「自分がつくるものは言葉で説明しても動画で見てもわからないものが多く、このパビリオンはその最たるもの。デジタル時代だからこそ、ここに来なければ体験できない“やばいもの“がないと来る意味がない」と落合氏。難しい知識はなくても、会場に足を運ぶだけで未来の技術の一端を体感できて楽しめる「ヌルヌル」。予約をとってでも見学する価値のあるパビリオンの一つといえる。

河瀨映画の特徴を引き継ぐ「ダイアローグシアター」

シグネチャーパビリオンの中で奈良在住の筆者が一番楽しみにしていたのが、河瀨直美監督がプロデューサーを務める「Dialogue Theater(ダイアローグシアター)-いのちのあかし-」だ。奈良を拠点に活動する世界的な映画監督である河瀨氏がどんなパビリオンを手掛けるのか、河瀨映画の特徴を引き継いだシアター形式の展示とはどんなものなのか。早く観たいという思いから、「対話」という体験の参加者募集に応募してみようかとも思った。

河瀬映画の特徴とは、ごく普通に生活している人の人生に光をあてて紹介していることと、その人の心境を照らしていることだという。その特徴を引き継ぎながら1対1の対話にフォーカスしたメイン展示「対話シアター」では、映画のワンシーンのような対話が毎回約10分間、繰り広げられる。観客として目撃することで自分だったらどう答えるか考えるきっかけにもなるという内容だ。

「河瀬プロデューサーは日頃から分断ということに問題意識を持っている。分断のすべてを解消するのはむずかしいが、対話によって少しでも解消できたらという思いでこのパビリオンを作った」と、同館の計画統括ディレクターである杉山央氏は話す。

対話の主役は、来場者からランダムに選ばれた人と、事前募集でワークショップを体験した世界のどこかにいる人。スクリーン越しに初対面したふたりは与えられたテーマに基づいて脚本のないリアルな対話を繰り広げていく。テーマとなる問いかけは、人生の発見につながったり、人間の根源になるようなもので、万博開催中、毎日異なる。

筆者が訪れたときのテーマは「世界中の人が、あなたの言葉を待っているとしたら何を伝えますか?」。ふたりの対話者は性別も年代も異なっていた。対話の口火を切ったのはスクリーンの向こうにいる女性。その話に応える形で会場にいる若い男性が、筆者には思いもつかない意外な考えを披露したのが興味深かった。

ダイヤローグシアターでは「ミナ ペルホネン」によるデザインのユニホームも見どころだ。パビリオンのロゴである吹き出しのモチーフを全体にあしらったイエローの衣装は、あたたかく楽しげな雰囲気。コートジャケットは、対話をするように打ち合わせが重なり合うデザインになっている。「対話というのは簡単なようでとってもむずかしいし、受け取り方はみんな違っていていい。その実証の場が楽しくなるようにデザインした」とデザイナーの皆川明氏はコメントしている。

2つの廃校舎の記憶を移築した古くて新しいパビリオン建築と奈良や京都から移植した植栽は「万博開催後、再びどこかに移築されて新たな命を宿すことになるはず」と河瀨氏。体験コンテンツから建築、ユニホームまでまるごと楽しめるので、ぜひ足を運んでみてほしい。

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今トライしたい、ブルゾン着こなし新潮流【2025年春夏トレンド】

今シーズンは新顔のブルゾンが豊作です。もともと使い勝手のいいブルゾンにモードやアスレジャー風などが登場。スタイリングもきれいめやフェティッシュをはじめ、さまざまなテイストがミックスされています。パリやミラノで発表された2025年春夏コレクションから、今季らしいブルゾンコーディネートをより抜きました。

例えば「ドリス ヴァン ノッテン(DRIES VAN NOTEN)」は、リゾート風のロマンチックな装いにライトなブルゾンを取り入れました。チューブトップの上から、ラウンドネックの軽快なブルゾンを重ねて素肌を見せ、バカンスな雰囲気に。プリント柄スカートのヘムが不ぞろいに揺れて、春夏らしい印象です。

ラグジュアリーボヘミアンで
ロマンチックな装いに

ビンテージの勢いが続く中、ブルゾンにも使い込んだ風合いを宿らせたタイプが登場しています。ボヘミアンのトレンドとも好相性です。
「サンローラン(SAINT LAURENT)」のルックは、スエードのブルゾンがキーピース。ビンテージライクな質感が落ち着きをもたらしています。マキシ丈のスカートともマッチしていて、ロマンチックボヘミアンのムードに整えました。

タフでリラクシングな
ユーティリティーブルゾン

心配事の多い社会情勢を受けて、身を守るプロテクション意識が強まり、アウトドア系のユーティリティーアイテムが息を吹き返しました。ジェンダーレスな装いにまとめやすいのも、着こなし面での魅力。ロングシーズンで着回せるアウターなので、重宝します。

「ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)」は、メンズライクなブルゾンをキーピースに据えました。襟と袖口の折り返し部分に上品なチェック柄をのぞかせています。ベージュのパンツと合わせて、濃淡の異なる同系色の“トーン・オン・トーン”コーディネートに。タフでリラクシングな新ラグジュアリーの装いです。

ショート丈ブルゾンで
アスレチックなエレガンススタイル

バッサリ羽織ることが多かったブルゾンですが、近ごろは新発想のスタイルも提案されています。ショート丈のブルゾンは軽快さが持ち味。かさばって見えにくく、春夏に役立つアイテムです。

コンパクトなブルゾンを提案したのは、「ミュウミュウ(MIU MIU)」。ウエストから素肌がのぞくクロップド丈に加え、シルエットもタイト。ボトムスはきちんと感を印象付ける膝丈のプリーツスカートで、アスレチックエレガンスのミックスコーディネートに仕上げました。

ふんわりした素材で軽やかに
セットアップでチャーミングな印象

張り感のあるブルゾンが主流でしたが、ふんわりとした素材で柔和に整えたブルゾンも、シーンを選ばずまとえるアイテムです。
「グッチ(GUCCI)」のブルゾンは、カットジャカード風の質感がロマンチックなムード。従来のブルゾンのイメージを覆すかのような、優しげな雰囲気です。同素材のミニスカートと組み合わせたセットアップで、チャーミングに着こなしました。バッグと靴も白でそろえて、清らかで若々しい印象です。

モードなブラックブルゾンを
フェティッシュに演出

黒のシックなブルゾンは、ドレッシーにもクールにも着こなせるアウターですが、フェティッシュな演出とも意外となじみます。

「オニツカタイガー(ONITSUKA TIGER)」は、黒のブルゾンとパンツを合わせて、モードなスタイルに。レース素材のチューブトップをのぞかせて、メンズライクなスラックスに官能的なムードを交わらせています。スポーティーやカジュアルにまとまりがちなブルゾンスタイルに、妖艶さを盛り込んだ着こなしです。

ブルゾンはコートやジャケットより自由度が高く、自分好みにまといやすいアウターです。温度調節もしやすいので、ほぼ通年で出番あり。人気を追い風に、デザインのバリエーションがぐっと広がってきた今、着こなしのレパートリーも一段と増やせそうです。

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今トライしたい、ブルゾン着こなし新潮流【2025年春夏トレンド】

今シーズンは新顔のブルゾンが豊作です。もともと使い勝手のいいブルゾンにモードやアスレジャー風などが登場。スタイリングもきれいめやフェティッシュをはじめ、さまざまなテイストがミックスされています。パリやミラノで発表された2025年春夏コレクションから、今季らしいブルゾンコーディネートをより抜きました。

例えば「ドリス ヴァン ノッテン(DRIES VAN NOTEN)」は、リゾート風のロマンチックな装いにライトなブルゾンを取り入れました。チューブトップの上から、ラウンドネックの軽快なブルゾンを重ねて素肌を見せ、バカンスな雰囲気に。プリント柄スカートのヘムが不ぞろいに揺れて、春夏らしい印象です。

ラグジュアリーボヘミアンで
ロマンチックな装いに

ビンテージの勢いが続く中、ブルゾンにも使い込んだ風合いを宿らせたタイプが登場しています。ボヘミアンのトレンドとも好相性です。
「サンローラン(SAINT LAURENT)」のルックは、スエードのブルゾンがキーピース。ビンテージライクな質感が落ち着きをもたらしています。マキシ丈のスカートともマッチしていて、ロマンチックボヘミアンのムードに整えました。

タフでリラクシングな
ユーティリティーブルゾン

心配事の多い社会情勢を受けて、身を守るプロテクション意識が強まり、アウトドア系のユーティリティーアイテムが息を吹き返しました。ジェンダーレスな装いにまとめやすいのも、着こなし面での魅力。ロングシーズンで着回せるアウターなので、重宝します。

「ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)」は、メンズライクなブルゾンをキーピースに据えました。襟と袖口の折り返し部分に上品なチェック柄をのぞかせています。ベージュのパンツと合わせて、濃淡の異なる同系色の“トーン・オン・トーン”コーディネートに。タフでリラクシングな新ラグジュアリーの装いです。

ショート丈ブルゾンで
アスレチックなエレガンススタイル

バッサリ羽織ることが多かったブルゾンですが、近ごろは新発想のスタイルも提案されています。ショート丈のブルゾンは軽快さが持ち味。かさばって見えにくく、春夏に役立つアイテムです。

コンパクトなブルゾンを提案したのは、「ミュウミュウ(MIU MIU)」。ウエストから素肌がのぞくクロップド丈に加え、シルエットもタイト。ボトムスはきちんと感を印象付ける膝丈のプリーツスカートで、アスレチックエレガンスのミックスコーディネートに仕上げました。

ふんわりした素材で軽やかに
セットアップでチャーミングな印象

張り感のあるブルゾンが主流でしたが、ふんわりとした素材で柔和に整えたブルゾンも、シーンを選ばずまとえるアイテムです。
「グッチ(GUCCI)」のブルゾンは、カットジャカード風の質感がロマンチックなムード。従来のブルゾンのイメージを覆すかのような、優しげな雰囲気です。同素材のミニスカートと組み合わせたセットアップで、チャーミングに着こなしました。バッグと靴も白でそろえて、清らかで若々しい印象です。

モードなブラックブルゾンを
フェティッシュに演出

黒のシックなブルゾンは、ドレッシーにもクールにも着こなせるアウターですが、フェティッシュな演出とも意外となじみます。

「オニツカタイガー(ONITSUKA TIGER)」は、黒のブルゾンとパンツを合わせて、モードなスタイルに。レース素材のチューブトップをのぞかせて、メンズライクなスラックスに官能的なムードを交わらせています。スポーティーやカジュアルにまとまりがちなブルゾンスタイルに、妖艶さを盛り込んだ着こなしです。

ブルゾンはコートやジャケットより自由度が高く、自分好みにまといやすいアウターです。温度調節もしやすいので、ほぼ通年で出番あり。人気を追い風に、デザインのバリエーションがぐっと広がってきた今、着こなしのレパートリーも一段と増やせそうです。

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「アディクション」「マリークヮント」の最旬ポイントメイクをチェック!今週発売のビューティアイテム8選【5/5〜5/11】

ビューティアイテムの発売情報を「WWDJAPAN」的視点でピックアップ!今回は5月5〜11日に発売するアイテムを紹介します。今週はネイルやアイシャドウなどのポイントメイクに注目を。「アディクション(ADDICTION)」は“マグネットネイルポリッシュ”とパールを自在に操る磁石スティックを、「マリークヮント(MARY QUANT)」は濡れ艶シャイニーなリキッドアイシャドウやネイルポリッシュの新色&限定色を発売します。どちらのブランドも多彩なカラー展開が魅力のブランドだけに、トレンドを加えた最旬色は見逃せません!ほか、「ジルスチュアート ビューティ(JILL STUART BEAUTY)」からは“サムシングピュアブルー”コレクションが、「ジョー マローン ロンドン(JO MALONE LONDON)」からは、花をテーマにした“ブロッサムズ コレクション”が登場。どちらも毎年恒例の人気コレクションだけに今年の反響も楽しみですね。

【5月5日発売】
オーシャントーキョー
(OCEAN TOKYO)

ワックスがリニューアル

「オーシャントーキョー(OCEAN TOKYO)」の「オーシャントリコ(OCEAN TRICO)」は、“オーシャントリコ ヘアワックス”シリーズの7種をリニューアルして発売する。ヘアワックスでは日本初となる“レフィル交換型容器”を採用したほか、ヘアケア成分や洗い落としに関わる油剤の処方も変更した。

■商品詳細

“オーシャントリコ ヘアワックス”(各80g、1980円)

【5月7日発売】
ミシャ
(MISSHA)

ビタミンB12配合のピンク色の美容液

韓国コスメブランド「ミシャ(MISSHA)」は、ピンク色のビタミン美容液“ビタビープラス美容液”を発売する。同製品には、原料本来がピンク色であることから“ピンクビタミン”とも呼ばれるビタミンB12を配合。日々の外的ストレスから肌を保護し、肌本来のコンディションの整ったなめらかで健やかな肌を目指す。

■商品詳細

“ビタビープラス美容液”(30mL、2475円)

【5月7日発売】
ヒンス
(HINCE)

人気“ロウグロウジェルティント”がミニサイズに

韓国発のコスメブランド「ヒンス(HINCE)」は5月7日、ベストセラーのティントリップ“ロウグロウジェルティント”から、持ち歩きに便利なミニサイズを発売する。“ロウグロウジェルティント”は、唇に自然な光沢感と血色感を与えるリキッドタイプのティントリップ。透け感のあるクリーミーなジェルテクスチャーで、重ねるほどに色の深みと艶が増す。

■商品詳細

“ロウグロウジェルティント”(全25色、各990円)

【5月8日発売】
ラッシュ
(LUSH)

“パパのダジャレ”を表現したバスボムなど10種

「ラッシュ(LUSH)」は父の日に向けて、バスボムやソープなど新作全10種の限定コレクションを発売する。お父さんやお父さんのような存在の人と過ごしたひとときを感じられる、思わずクスっと笑ってしまう心温まるアイテムをラインアップする。

■商品詳細

“ハッピーヒッピー ボム”(990円)
“フィッシュウィズノーアイズ”(700円)
“メイク オクトパス ラフ”(700円)
“ダッズミンティ”(110g、1680円/280g、3400円/560g、5600円)
“ファーザークリスマスオンホリデー”(100g、1530円)
“ダイノメイト ギフト”(1970円)
“ハッピーキャンパー ギフト”(5300円)
“70s タイ”(1300円)
“キャンピングライフ”(320円)

【5月8日発売】
マリークヮント
(MARY QUANT)

濡れ艶シャイニーなリキッドアイシャドウ

「マリークヮント(MARY QUANT)」は、濡れたような艶感と潤いをもたらすラメ配合のリキッドアイシャドウ“カラーシャイン フォー アイズ”を発売する。合わせて、豊富なバリエーションで人気の“ネイル ポリッシュ”に新色と限定色を追加する。

■商品詳細

“カラーシャイン フォー アイズ”(全7色うち限定1色、各3300円)
“ネイル ポリッシュ”(新7色うち限定1色、各1650円)

【5月9日発売】
アディクション
(ADDICTION)

“マグネットネイルポリッシュ”とパールを自在に操る磁石スティック

「アディクション(ADDICTION)」は、2025年夏コレクション“HARMONIOUS SYNERGY”からネイルアイテムを発売する。マニキュアで楽しめるマグネットネイル7色、トップコート、スティック型のマグネットをラインアップ。

■商品詳細

“ザ マグネット ネイルポリッシュ”(各3300円)
“ザ マグネット トップコート”(3300円)
“マグネット スティック”(880円)

【5月9日発売】
ジルスチュアート ビューティ
(JILL STUART BEAUTY)

恒例の幸せに導く“サムシングブルー”着想のコレクション

「ジルスチュアート ビューティ(JILL STUART BEAUTY)」は、恒例の“サムシングピュアブルー”コレクションを発売する。花嫁を幸せに導く色“サムシングブルー”に着想したフレグランス、メイクアップアイテムなど限定10品をそろえる。

■商品詳細

“クリスタルブルーム サムシングピュアブルー オードパルファン”(30mL、6490円)
“クリスタルブルーム サムシングピュアブルー シマリング フレグランスバーム”(3850円)
“クリスタルブルーム サムシングピュアブルー パフュームド ハンド エッセンス”(40g、2640円)
“サムシングピュアブルー フレグランス ボディミスト”(100mL、3520円)
“サムシングピュアブルー フレグラント スタイリングクリーム”(75g、3080円)
“サムシングピュアブルー ファブリック フレグランス”(200mL、3300円)
“サムシングピュアブルー エアリーチュール ラスティングルースパウダー”(20g、4950円)
“サムシングピュアブルー リップブーケ セラム”(3740円)
“サムシングピュアブルー マイリップス”(3520円)
“サムシングピュアブルー アロマティックフラワー ネイルオイル”(8mL、2200円)
“プレゼントボックス(サムシングピュアブルー25)M”(440円)

【5月9日発売】
ジョー マローン ロンドン
(JO MALONE LONDON)

毎年恒例“ブロッサムズ コレクション”

「ジョー マローン ロンドン(JO MALONE LONDON)」は、花をテーマにした毎年恒例の“ブロッサムズ コレクション”を発売する。今年は、夏の旅へ誘われるような太陽を感じる香り“ビーチ ブロッサム”とバリ島に咲く“フランジパニ”に着想した“フランジパニ フラワー”をラインアップする。

■商品詳細

“ビーチ ブロッサム コロン”(50mL、1万7710円/100mL、2万4750円)
“フランジパニ フラワー コロン”(30mL、1万2430円/100mL、2万4750円)
“フランジパニ フラワー コロン” (オンラインストア限定10mL、4950円)
“フランジパニ フラワー ハンド クリーム”(30mL、4620円)

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「アディクション」「マリークヮント」の最旬ポイントメイクをチェック!今週発売のビューティアイテム8選【5/5〜5/11】

ビューティアイテムの発売情報を「WWDJAPAN」的視点でピックアップ!今回は5月5〜11日に発売するアイテムを紹介します。今週はネイルやアイシャドウなどのポイントメイクに注目を。「アディクション(ADDICTION)」は“マグネットネイルポリッシュ”とパールを自在に操る磁石スティックを、「マリークヮント(MARY QUANT)」は濡れ艶シャイニーなリキッドアイシャドウやネイルポリッシュの新色&限定色を発売します。どちらのブランドも多彩なカラー展開が魅力のブランドだけに、トレンドを加えた最旬色は見逃せません!ほか、「ジルスチュアート ビューティ(JILL STUART BEAUTY)」からは“サムシングピュアブルー”コレクションが、「ジョー マローン ロンドン(JO MALONE LONDON)」からは、花をテーマにした“ブロッサムズ コレクション”が登場。どちらも毎年恒例の人気コレクションだけに今年の反響も楽しみですね。

【5月5日発売】
オーシャントーキョー
(OCEAN TOKYO)

ワックスがリニューアル

「オーシャントーキョー(OCEAN TOKYO)」の「オーシャントリコ(OCEAN TRICO)」は、“オーシャントリコ ヘアワックス”シリーズの7種をリニューアルして発売する。ヘアワックスでは日本初となる“レフィル交換型容器”を採用したほか、ヘアケア成分や洗い落としに関わる油剤の処方も変更した。

■商品詳細

“オーシャントリコ ヘアワックス”(各80g、1980円)

【5月7日発売】
ミシャ
(MISSHA)

ビタミンB12配合のピンク色の美容液

韓国コスメブランド「ミシャ(MISSHA)」は、ピンク色のビタミン美容液“ビタビープラス美容液”を発売する。同製品には、原料本来がピンク色であることから“ピンクビタミン”とも呼ばれるビタミンB12を配合。日々の外的ストレスから肌を保護し、肌本来のコンディションの整ったなめらかで健やかな肌を目指す。

■商品詳細

“ビタビープラス美容液”(30mL、2475円)

【5月7日発売】
ヒンス
(HINCE)

人気“ロウグロウジェルティント”がミニサイズに

韓国発のコスメブランド「ヒンス(HINCE)」は5月7日、ベストセラーのティントリップ“ロウグロウジェルティント”から、持ち歩きに便利なミニサイズを発売する。“ロウグロウジェルティント”は、唇に自然な光沢感と血色感を与えるリキッドタイプのティントリップ。透け感のあるクリーミーなジェルテクスチャーで、重ねるほどに色の深みと艶が増す。

■商品詳細

“ロウグロウジェルティント”(全25色、各990円)

【5月8日発売】
ラッシュ
(LUSH)

“パパのダジャレ”を表現したバスボムなど10種

「ラッシュ(LUSH)」は父の日に向けて、バスボムやソープなど新作全10種の限定コレクションを発売する。お父さんやお父さんのような存在の人と過ごしたひとときを感じられる、思わずクスっと笑ってしまう心温まるアイテムをラインアップする。

■商品詳細

“ハッピーヒッピー ボム”(990円)
“フィッシュウィズノーアイズ”(700円)
“メイク オクトパス ラフ”(700円)
“ダッズミンティ”(110g、1680円/280g、3400円/560g、5600円)
“ファーザークリスマスオンホリデー”(100g、1530円)
“ダイノメイト ギフト”(1970円)
“ハッピーキャンパー ギフト”(5300円)
“70s タイ”(1300円)
“キャンピングライフ”(320円)

【5月8日発売】
マリークヮント
(MARY QUANT)

濡れ艶シャイニーなリキッドアイシャドウ

「マリークヮント(MARY QUANT)」は、濡れたような艶感と潤いをもたらすラメ配合のリキッドアイシャドウ“カラーシャイン フォー アイズ”を発売する。合わせて、豊富なバリエーションで人気の“ネイル ポリッシュ”に新色と限定色を追加する。

■商品詳細

“カラーシャイン フォー アイズ”(全7色うち限定1色、各3300円)
“ネイル ポリッシュ”(新7色うち限定1色、各1650円)

【5月9日発売】
アディクション
(ADDICTION)

“マグネットネイルポリッシュ”とパールを自在に操る磁石スティック

「アディクション(ADDICTION)」は、2025年夏コレクション“HARMONIOUS SYNERGY”からネイルアイテムを発売する。マニキュアで楽しめるマグネットネイル7色、トップコート、スティック型のマグネットをラインアップ。

■商品詳細

“ザ マグネット ネイルポリッシュ”(各3300円)
“ザ マグネット トップコート”(3300円)
“マグネット スティック”(880円)

【5月9日発売】
ジルスチュアート ビューティ
(JILL STUART BEAUTY)

恒例の幸せに導く“サムシングブルー”着想のコレクション

「ジルスチュアート ビューティ(JILL STUART BEAUTY)」は、恒例の“サムシングピュアブルー”コレクションを発売する。花嫁を幸せに導く色“サムシングブルー”に着想したフレグランス、メイクアップアイテムなど限定10品をそろえる。

■商品詳細

“クリスタルブルーム サムシングピュアブルー オードパルファン”(30mL、6490円)
“クリスタルブルーム サムシングピュアブルー シマリング フレグランスバーム”(3850円)
“クリスタルブルーム サムシングピュアブルー パフュームド ハンド エッセンス”(40g、2640円)
“サムシングピュアブルー フレグランス ボディミスト”(100mL、3520円)
“サムシングピュアブルー フレグラント スタイリングクリーム”(75g、3080円)
“サムシングピュアブルー ファブリック フレグランス”(200mL、3300円)
“サムシングピュアブルー エアリーチュール ラスティングルースパウダー”(20g、4950円)
“サムシングピュアブルー リップブーケ セラム”(3740円)
“サムシングピュアブルー マイリップス”(3520円)
“サムシングピュアブルー アロマティックフラワー ネイルオイル”(8mL、2200円)
“プレゼントボックス(サムシングピュアブルー25)M”(440円)

【5月9日発売】
ジョー マローン ロンドン
(JO MALONE LONDON)

毎年恒例“ブロッサムズ コレクション”

「ジョー マローン ロンドン(JO MALONE LONDON)」は、花をテーマにした毎年恒例の“ブロッサムズ コレクション”を発売する。今年は、夏の旅へ誘われるような太陽を感じる香り“ビーチ ブロッサム”とバリ島に咲く“フランジパニ”に着想した“フランジパニ フラワー”をラインアップする。

■商品詳細

“ビーチ ブロッサム コロン”(50mL、1万7710円/100mL、2万4750円)
“フランジパニ フラワー コロン”(30mL、1万2430円/100mL、2万4750円)
“フランジパニ フラワー コロン” (オンラインストア限定10mL、4950円)
“フランジパニ フラワー ハンド クリーム”(30mL、4620円)

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「サカイ」×「ナイキ」のスニーカーや「ジョンマス」のサウナハットなど! 来週発売のファッションアイテム9選【5/5〜5/11】

ファッションアイテムの発売情報を「WWDJAPAN」的視点でピックアップ!今回は5月5日〜11日に発売するアイテムを紹介します。「サカイ(SACAI)」と「ナイキ(NIKE)」のコラボスニーカーが9日、数量限定で登場します。シューズ側面には「ナイキ」 x 「サカイ」の象徴であるダブルスウッシュが、シュータンには「ナイキ」 x 「サカイ」のロゴがプリントされているデザインでカラーは全3色。「サカイ」青山と公式オンラインストアの抽選サイトでの発売です。

一方、「ジョンマスターオーガニック(JOHN MASTERS ORGANICS)」は8日、「ニューエラ(NEW ERA)」との限定コラボレーションアイテムを発売します。サウナ好きにおすすめの限定セットも登場。連休にサウナで疲れを癒す過ごし方もいいですね。

【5月7日発売】
アディダス オリジナルス
(ADIDAS ORIGINALS)

“アディゼロ アルク”から
新色オールブラックなど

「アディダス オリジナルス(ADIDAS ORIGINALS)」は、ランニングシューズ“アディゼロ アルク”を発売する。“アディゼロ アルク”は、前身モデル“アディゼロ(ADIZERO)”を土台とし、2000年代のランニングシューズデザインと最新の素材を組み込んでアップデートしたモデル。オールブラックカラーのモデルが初登場するほか、昨年発売したレッドカラーも再販売する。

■商品詳細

ランニングシューズ(1万8700円)

【5月7日発売】
ファミリア
(FAMILIAR)

「コンバース」コラボ
“ファミリアチェック”の“オールスター”

「ファミリア(FAMILIAR)」は、「コンバース(CONVERSE)」との第2弾コラボスニーカーを発売する。“オールスター(ALL STAR)”に、“ファミリアチェック”柄をまとわせ、青を基調としたデザインに仕上げた。キッズサイズとベビーサイズもラインアップする。

■商品詳細

コラボスニーカー(2万2000円)
コラボスニーカー/キッズ(1万5400円)
コラボスニーカー/ベビー(1万3200円)

【5月7日発売】
ザ・シェパード アンダーカバー
(THE SHEPHERD UNDERCOVER)

「サンスペル」コラボ
Tシャツとパジャマをラインアップ

「アンダーカバー(UNDERCOVER)」のメンズライン“ザ・シェパード アンダーカバー(THE SHEPHERD UNDERCOVER)”は、「サンスペル(SUNSPEL)」とのコラボアイテムを発売する。Tシャツとパジャマシャツ、パジャマパンツの3型をラインアップする。

■商品詳細

Tシャツ(2万900円)
パジャマシャツ(3万5200円)
パジャマパンツ(2万6400円)

【5月7日発売】
マックスマーラ
(MAX MARA)

“ホイットニー バッグ”の記念モデル

「マックスマーラ(MAX MARA)」は、“ホイットニー バッグ”の10周年記念モデルを数量限定で発売する。今回は、登場から10年を迎える同バッグが初登場した時のモデルを復刻。アルミニウムカラーのレザーに、鮮やかなレッドのライニングが目を引く。

■商品詳細

バッグ(53万200円)

【5月7日発売】
クロックス
(CROCS)

「スワロフスキー」とコラボした
史上最高額の“クロッグ”

「クロックス(CROCS)」は、「スワロフスキー(SWAROVSKI)」とコラボしたフットウエア2型と“ジビッツ”チャームを発売する。コラボアイテムには“スワロフスキークリスタル”を惜しみなく散りばめた。中でも“スワロフスキー クロックス ベイ クロッグ”は「クロックス」史上最高額の19万8000円。

■商品詳細

フットウエア(4万9500〜19万8000円)
チャーム(4万1800円)

【5月8日発売】
アメリ
(AMERI)

「金子眼鏡」と初コラボ
アイウエア2型をラインアップ

「アメリ(AMERI)」は、「金子眼鏡」と初コラボしたアイウエアを発売する。ウェリントン型のサングラス/伊達眼鏡と、1980年代のアーカイブを生まれ変わらせたサングラスを制作。どちらにもテンプル内側に“AMERI KANEKO”“NO RULES FOR FASHION”の刻印を、テンプルエンドには「アメリ」ロゴをあしらう。

■商品詳細

コラボアイウエア(3万800円〜)

【5月8日発売】
ジョンマスターオーガニック
(JOHN MASTERS ORGANICS)

「ニューエラ」コラボ
キャップやサウナハットとのセットアイテム

「ジョンマスターオーガニック(JOHN MASTERS ORGANICS)」は、「ニューエラ(NEW ERA)」との第2弾コラボアイテムを数量限定発売する。サウナハットやトートバッグ、ポーチ、キャップなどとビューティアイテムを組み合わせたセットを多数ラインアップする。

■商品詳細

“ジョンマスターオーガニック×ニューエラ サウナハット&エコ トートバッグ/サウナーセット”(1万4300円〜)
“ジョンマスターオーガニック×ニューエラ マルチポーチ/トラベルセット”(7480円)
“ジョンマスターオーガニック×ニューエラ ナイントゥエンティー/スタイリングセット”(6930円〜)
“ジョンマスターオーガニック×ニューエラ マイ ファースト ナイントゥエンティー/マイ ファースト スタイリングセット”(6380円〜)

【5月9日発売】
サカイ
(SACAI)

「ナイキ」コラボの限定スニーカー
花井祐介によるスカルプチャーも

「サカイ(SACAI)」は、「ナイキ(NIKE)」とのコラボスニーカーを数量限定で発売する。「ナイキ」のトレイルランニングシューズ“ゼガマ(Zegama)”を土台とし、メッシュ、スエード、レザーの異なる要素を組み合わせ、“ナイキ×サカイ”を象徴するダブルスウッシュを、シュータンにはロゴをあしらう。またイラストレーターの花井祐介によるスカルプチャーも販売する。

■商品詳細

コラボスニーカー(2万5080円)
スカルプチャー(18万1500円)

【5月9日発売】
ジェイ ダブリュー アンダーソン
(JW ANDERSON)」

映画「クィア」公開記念
渋谷店と伊勢丹メンズ館で再販売

「ジェイ ダブリュー アンダーソン(JW ANDERSON)」は、映画「クィア」の公開を記念したアイテムを再販売する。劇中に登場する台詞やタイトル、グラフィックを配したパーカや、スエット、Tシャツ、キャップ、トートバッグなどをラインアップする。

■商品詳細

パーカ(5万3900円)
スエット(4万700円〜)
Tシャツ(2万6400円)
キャップ(2万6400円)
トートバッグ(2万9700円)

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