「サロモン」が注目する、ロマンあふれる古道で登る富士山 オーバーツーリズムにも一石

アメアスポーツジャパンの「サロモン(SALOMON)」が、山梨・富士吉田との包括連携協定の一環で、富士山吉田口登山道にある山小屋、中ノ茶屋をリニューアルしたというので、取材に行ってきました。吉田口登山道と聞くと、富士山の登山道の中で一番有名な、有料道路の富士スバルライン5合目からの吉田ルートと勘違いしそうですが、それとは別。江戸時代に大流行した富士講(富士登山信仰)で使われていた、山麓から頂上まで歩いて登れる唯一の登山道が吉田口登山道です。

「5合目まで車で行けるのに、あえて麓から歩いて登る人なんているの!?」「5合目以上を登るだけでも苦しいのに!」という声が聞こえてきそうですし、実際この道を通る人はあまりいないそう。でもこの吉田口登山道、山岳レースの富士登山競走のコースになっており、トレイルランナーにはお馴染みだったりします。「レースには出ないけど、年1回は富士吉田市役所から吉田口登山道で富士山を登る」という玄人的な楽しみ方をしているPR業の友人(もちろんトレイルランナー)が、私の周りにもいます。

「そんな楽しみ方、かなりの体力自慢の猛者でなければできないのでは……」「自分には無理無理」と私自身も思っていましたが、今回中ノ茶屋に取材に行って、吉田口登山道に対する印象がかなり変わりました。あの道は、トレイルランナーが駆け抜ける以外にもたくさんの魅力が詰まっており、ちょっとしたハイキングや自然散策にもいい。古地図を見ながら街を歩くのが趣味という高齢の方(私の父もまさにその1人)にも、うってつけな歴史的ロマンを感じる道でした。

歴史を知って登ると楽しさ倍増

吉田口登山道の歴史的ロマンとは何か。それは、近代のスポーツ登山になる前の富士登山に触れられるという点にあります。中ノ茶屋のリニューアルセレモニー取材の後、茶屋(標高1100メートル)から馬返し(同1450メートル)というポイントまでバスで移動し、周辺を地元登山ガイドの太田安彦さんと散策するというミニツアーが開催されていたので参加しました。山麓から山頂まで歩けることが売りの吉田口登山道なのに、バス移動はちょっともったいない気もしましたが(時間が限られていたのでしょうがないのですが)、でも逆に言えば、脚力に自信がない人や高齢者でも、このエリア内なら、バスや車で安全に散策できるということ。中ノ茶屋では「サロモン」のトレランシューズやハイキングシューズも貸し出しているので、アウトドア用の靴を持っていない人も安心です。

ミニツアー中、太田さんは富士登山の歴史のキモの部分を解説してくれました。鎌倉〜室町の頃に修験道としての富士登山が広がり(今でも山頂で山伏さんを見かけることがありますね)、江戸期以降は宗教兼レジャーとしての富士講登山が庶民の間で大流行。その遺構が吉田口登山道にはたくさん残されているとのことで、中ノ茶屋や馬返しの周りにいくつか並んでいたお墓のような石碑もまさにそれ。どれも富士講の結願の記念碑で、うち1つは大正9年に33度の富士山登頂を達成したという人の記念碑でした。

「ふーん、33回登頂記念か〜。ひと夏に3回登るとして10年ちょいだな」などと軽々しく私は考えていたんですが、「いやいやそんなもんじゃない、これは人生をかけた回数なんだ」とガイド太田さんが話していたのが印象的です。確かに今は、高速道路で都内からすぐに富士の麓に行けますが、昔は麓まで行くのがまず大変。ひと夏に1回行けるかどうかであり、平均寿命だって大正期の日本人男性は50歳以下(乳幼児死亡率の高さで実際より短命に算出されている面はあり)なんですよね。

そういうことを聞きながら散策すると、「昔の人はここをこんなふうに登っていたのかしら」などと思いが巡って、コースタイムや地図を見ながらとにかく山頂を目指す、普段の登山とはまた違う面白さがありました。太田さん曰く、従来は「ニーズがニッチ過ぎて年1〜2回しか開催していなかった」吉田口登山道ツアーですが、今夏からもう少し増やしていくそうですよ。気になる方は太田さんが代表理事を務めるマウントフジトレイルクラブに問い合わせを。

「スピードに感動した」

ミニツアーの最中、馬返しにある茶屋、大文司屋のご主人も挨拶に出てこられました。聞けば5年前に早期退職し、江戸時代から続いてきた家業の茶屋を6代目として復活させたとのこと。富士スバルラインが1964年に開業して以降、吉田口登山道は廃れてしまい、大文司屋も同年に閉鎖していたそうです。復活以降は、「長期休暇で滞在している欧米系の訪日客が、吉田口登山道をゆったりハイキングする中で立ち寄るケースが多い」との話で、茶屋のメニューにも英字が踊っていました。大文司屋以外にも、富士スバルライン開通以降に閉鎖してしまった5合目以下の山小屋や茶屋は多いそうです。

コロナ明け以降の富士山は訪日客からの人気が凄まじく、著しいオーバーツーリズムやそれに伴う危険性についての報道が年々増えています。今年から静岡側でも入山料4000円を徴収するようになり、オーバーツーリズムもやや抑えられるのかもしれませんが、5合目以上の混雑緩和は引き続き地元にとって大きな課題。富士吉田も、5合目以上の混雑緩和との表裏一体として、5合目以下のエリアの活性化を課題として掲げています。

富士吉田と「サロモン」との取り組みは、まさに5合目以下の活性化を目指したもの。吉田口登山道の遺構の復元や登山道やトイレ整備などを進め、スバルライン開通で閉鎖してしまった山小屋に事業者を呼び戻し、市内の飲食店などとも連携し、5合目以上を登るだけが富士山の魅力ではないと、発信していくようです。それって、昨今ブームと言われる低山の楽しみ方とも通じるところがあって、支持を広げそうです。

行政との取り組みというと、稟議書の嵐で合意までに長い時間がかかるというイメージがあります。でも、「サロモン」が富士吉田とつながったのは、24年11月に同地でイベントを行って以降だそう。半年たらずでここまで進めたのかと驚きましたし、富士吉田の堀内茂市長も「『サロモン』は3月12日に包括連携協定を結ぶやいなや、中ノ茶屋のリニューアルに動いてくれ、そのスピードに感動した」と話していました。このプランニング力や実行力に、「サロモン」のビジネス絶好調の片鱗を見た気がしますし、富士吉田も優秀な職員さんがたくさんいる自治体なんだなと感じた次第です。

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「サロモン」が注目する、ロマンあふれる古道で登る富士山 オーバーツーリズムにも一石

アメアスポーツジャパンの「サロモン(SALOMON)」が、山梨・富士吉田との包括連携協定の一環で、富士山吉田口登山道にある山小屋、中ノ茶屋をリニューアルしたというので、取材に行ってきました。吉田口登山道と聞くと、富士山の登山道の中で一番有名な、有料道路の富士スバルライン5合目からの吉田ルートと勘違いしそうですが、それとは別。江戸時代に大流行した富士講(富士登山信仰)で使われていた、山麓から頂上まで歩いて登れる唯一の登山道が吉田口登山道です。

「5合目まで車で行けるのに、あえて麓から歩いて登る人なんているの!?」「5合目以上を登るだけでも苦しいのに!」という声が聞こえてきそうですし、実際この道を通る人はあまりいないそう。でもこの吉田口登山道、山岳レースの富士登山競走のコースになっており、トレイルランナーにはお馴染みだったりします。「レースには出ないけど、年1回は富士吉田市役所から吉田口登山道で富士山を登る」という玄人的な楽しみ方をしているPR業の友人(もちろんトレイルランナー)が、私の周りにもいます。

「そんな楽しみ方、かなりの体力自慢の猛者でなければできないのでは……」「自分には無理無理」と私自身も思っていましたが、今回中ノ茶屋に取材に行って、吉田口登山道に対する印象がかなり変わりました。あの道は、トレイルランナーが駆け抜ける以外にもたくさんの魅力が詰まっており、ちょっとしたハイキングや自然散策にもいい。古地図を見ながら街を歩くのが趣味という高齢の方(私の父もまさにその1人)にも、うってつけな歴史的ロマンを感じる道でした。

歴史を知って登ると楽しさ倍増

吉田口登山道の歴史的ロマンとは何か。それは、近代のスポーツ登山になる前の富士登山に触れられるという点にあります。中ノ茶屋のリニューアルセレモニー取材の後、茶屋(標高1100メートル)から馬返し(同1450メートル)というポイントまでバスで移動し、周辺を地元登山ガイドの太田安彦さんと散策するというミニツアーが開催されていたので参加しました。山麓から山頂まで歩けることが売りの吉田口登山道なのに、バス移動はちょっともったいない気もしましたが(時間が限られていたのでしょうがないのですが)、でも逆に言えば、脚力に自信がない人や高齢者でも、このエリア内なら、バスや車で安全に散策できるということ。中ノ茶屋では「サロモン」のトレランシューズやハイキングシューズも貸し出しているので、アウトドア用の靴を持っていない人も安心です。

ミニツアー中、太田さんは富士登山の歴史のキモの部分を解説してくれました。鎌倉〜室町の頃に修験道としての富士登山が広がり(今でも山頂で山伏さんを見かけることがありますね)、江戸期以降は宗教兼レジャーとしての富士講登山が庶民の間で大流行。その遺構が吉田口登山道にはたくさん残されているとのことで、中ノ茶屋や馬返しの周りにいくつか並んでいたお墓のような石碑もまさにそれ。どれも富士講の結願の記念碑で、うち1つは大正9年に33度の富士山登頂を達成したという人の記念碑でした。

「ふーん、33回登頂記念か〜。ひと夏に3回登るとして10年ちょいだな」などと軽々しく私は考えていたんですが、「いやいやそんなもんじゃない、これは人生をかけた回数なんだ」とガイド太田さんが話していたのが印象的です。確かに今は、高速道路で都内からすぐに富士の麓に行けますが、昔は麓まで行くのがまず大変。ひと夏に1回行けるかどうかであり、平均寿命だって大正期の日本人男性は50歳以下(乳幼児死亡率の高さで実際より短命に算出されている面はあり)なんですよね。

そういうことを聞きながら散策すると、「昔の人はここをこんなふうに登っていたのかしら」などと思いが巡って、コースタイムや地図を見ながらとにかく山頂を目指す、普段の登山とはまた違う面白さがありました。太田さん曰く、従来は「ニーズがニッチ過ぎて年1〜2回しか開催していなかった」吉田口登山道ツアーですが、今夏からもう少し増やしていくそうですよ。気になる方は太田さんが代表理事を務めるマウントフジトレイルクラブに問い合わせを。

「スピードに感動した」

ミニツアーの最中、馬返しにある茶屋、大文司屋のご主人も挨拶に出てこられました。聞けば5年前に早期退職し、江戸時代から続いてきた家業の茶屋を6代目として復活させたとのこと。富士スバルラインが1964年に開業して以降、吉田口登山道は廃れてしまい、大文司屋も同年に閉鎖していたそうです。復活以降は、「長期休暇で滞在している欧米系の訪日客が、吉田口登山道をゆったりハイキングする中で立ち寄るケースが多い」との話で、茶屋のメニューにも英字が踊っていました。大文司屋以外にも、富士スバルライン開通以降に閉鎖してしまった5合目以下の山小屋や茶屋は多いそうです。

コロナ明け以降の富士山は訪日客からの人気が凄まじく、著しいオーバーツーリズムやそれに伴う危険性についての報道が年々増えています。今年から静岡側でも入山料4000円を徴収するようになり、オーバーツーリズムもやや抑えられるのかもしれませんが、5合目以上の混雑緩和は引き続き地元にとって大きな課題。富士吉田も、5合目以上の混雑緩和との表裏一体として、5合目以下のエリアの活性化を課題として掲げています。

富士吉田と「サロモン」との取り組みは、まさに5合目以下の活性化を目指したもの。吉田口登山道の遺構の復元や登山道やトイレ整備などを進め、スバルライン開通で閉鎖してしまった山小屋に事業者を呼び戻し、市内の飲食店などとも連携し、5合目以上を登るだけが富士山の魅力ではないと、発信していくようです。それって、昨今ブームと言われる低山の楽しみ方とも通じるところがあって、支持を広げそうです。

行政との取り組みというと、稟議書の嵐で合意までに長い時間がかかるというイメージがあります。でも、「サロモン」が富士吉田とつながったのは、24年11月に同地でイベントを行って以降だそう。半年たらずでここまで進めたのかと驚きましたし、富士吉田の堀内茂市長も「『サロモン』は3月12日に包括連携協定を結ぶやいなや、中ノ茶屋のリニューアルに動いてくれ、そのスピードに感動した」と話していました。このプランニング力や実行力に、「サロモン」のビジネス絶好調の片鱗を見た気がしますし、富士吉田も優秀な職員さんがたくさんいる自治体なんだなと感じた次第です。

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創業130周年を迎えた「スワロフスキー」 ファッション界に欠かせない“光の魔術師“の軌跡

1895年にオーストリアで創業したクリスタルメーカー 「スワロフスキー(SWAROVSKI)」は、今年130周年を迎えた。創業当時と同じくチロル地方のヴァッテンスに本社を構える同社は現在、年2回新しいカットや色、形が登場するクリスタルに加え、そのクリスタルを用いたジュエリーやアクセサリー、テキスタイル、シャンデリア、ホームデコレーション、そして自動車用の装飾パーツまでを製造。長年に渡り数々のデザイナーに愛されてきた輝くクリスタルは、ファッションの装飾表現に欠かせない存在になっている。今回は、そんな“光の魔術師“として世界に羽ばたいたスワロフスキーの本社を訪問。その軌跡と今を探る。

創業時から拠点はヴァッテンス
豊かな自然に囲まれた本社

今から130年前、「誰もが手にすることができるダイヤモンド」というビジョンを思い描いていた創業者のダニエル・スワロフスキー(Daniel Swarovski)は、クリスタルをより精細にカットする電動機械を開発して特許を所得。スワロフスキーを立ち上げた。故郷のボヘミア(現在のチェコ共和国)を離れたのは、クリスタルが有名なボヘミアには競合他社も多く、品質と生産量を両立できるクリスタル・カッティングのアイデアをコピーされてしまう懸念があったから。その点、農家が大半を占める小さな村だったヴァッテンスはボヘミアから十分な距離がある。そして、機械を動かすエネルギーになる豊かな水源と空き家になった工場があったこと、電車による輸送の便も決め手となったという。

そんなヴァッテンスに構える現在の本社は、2018年にリニューアルオープン。商品開発からマーケティングまで全部門が一つ屋根の下にあり、現在5世代目のオーナーとなるスワロフスキー一族とブランドのDNAを体現する場所になっている。また、社内のマヌファクトゥーア(MANUFAKTUR、ドイツ語で「製造」の意)には40〜50人の職人が在籍。広大なスペースに特殊な機械やコンピュータなどが並び、この場でさまざまなプロトタイプやサンプルからメットガラ(MET GALA)用のドレスまでを制作している。

そして、「ヴァッテンス・エクスペリエンス」と名付けられたアーカイブ室とショールームには、ブランドの歴史を物語る作品の数々や、1956年以来ウィーン・オペラ座舞踏会のデビュタントのために毎年制作しているティアラ、多種多様なクリスタルやクリスタルメッシュのテキスタイルを展示。例えば、マドンナが着用した「ドルチェ&ガッバーナ(DOLCE&GABBANA)」のイブニングドレスや大ぶりの四角いクリスタルを均等にあしらった「プラダ(PRADA)」のコートから、「コペルニ(COPERNI)」がディズニーランド・パリで開いた2025年春夏ショーで披露したクリスタル製のバッグ、「シュプリーム(SUPREME)」と「ヴァンズ(VANS)」とのトリプルコラボによるスニーカーまでがそろう。その内容からは、「スワロフスキー」クリスタルを生かしたクリエイションの幅広さが見て取れる。

クチュールや衣装からジュエリーまで
華やかさをもたらす輝き

1920年代、「スワロフスキー」のクリスタルは、アメリカのジャズクラブの衣装からフランス・パリのクチュールメゾンが手掛けるドレスやジュエリーまでに使われるようになり、B to Bのビジネスで世界へと広がっていった。その品質の高さは、「シャネル(CHANEL)」や「ディオール(DIOR)」「スキャパレリ(SCHAPARELLI)」「ランバン(LANVIN)」など名だたるブランドが用いていたことからも分かる。そして、30年代からは映画や舞台の衣装制作を手掛けるアトリエからも重宝され、エンターテイメントの世界とも深いつながりを築いてきた。

今や世界に約2300の直営店と6600の販売拠点を構えている「スワロフスキー」だが、B to Cビジネスに乗り出したのは1970年代のことだった。最初はインスブルックで開催された冬季オリンピックの土産物として、シャンデリアに用いられるクリスタルを使ったネズミのフィギュリン(小さなオブジェ)を販売。その後ジュエリー製作もスタートし、80年代には初の直営店を開いた。

そして99年から約20年間は、「ダニエル スワロフスキー パリ」名義でラグジュアリーなジュエリーも提案。2008年には、ジュエリーやアクセサリー、ホームデコレーションの分野で究極のクリスタル表現を追求するコレクション「アトリエ スワロフスキー アトリエ」を始動し、19年までジャンポール・ゴルチエ(Jean Paul Gaultier)や「ヴィクター&ロルフ(VIKTOR&ROLF)」のヴィクター・ホスティン(Viktor Horsting)とロルフ・スノラン(Rolf Snoeren)、クリストファー・ケイン(Christopher Kane)といった名だたるデザイナーとの協業によってエッジの効いたジュエリーを生み出してきた。

そして20年には、ジョバンナ・エンゲルバート(Giovanna Engelbert)=グローバル・クリエイティブ・ディレクターが就任した。以来、存在感あふれる大胆なデザインから繊細で華奢なスタイルまで、提案するジュエリーのバリエーションは拡大。自由な重ね付けを筆頭に、個性を表現するアイテムとして新たなブランドイメージを築いている。

「スワロフスキー」のテーマパークで
塩田千春のインスタレーション公開

「スワロフスキー」は創業100周年を迎えた1995年、本社のすぐ横にテーマパーク、スワロフスキー・クリスタル・ワールドを開いた。その中心となる「不思議の部屋(Chamber of Wonder)」には、ブランドの軌跡を辿る作品や過去に制作されたビヨンセ(Beyonce)やレディー・ガガ(Lady Gaga)らポップスターの衣装の展示に加え、草間彌生からジェームズ・タレル(James Turrell)、マニッシュ・アローラ(Manish Arora)まで、さまざまなアーティストや建築家、デザイナーがそれぞれの視点でクリスタルを解釈して作り上げた数々の小部屋がある。定期的にそのラインアップは入れ替わるが、5月8日、ベルリンを拠点に活動する日本人アーティストの塩田千春による作品「結晶化するアイデンティティ(Crystallizing Identity)」が新たに公開された。塩田らしい赤の毛糸やロープに加え、作品に初めて「スワロフスキー」クリスタルを取り入れたインスタレーションは、他の空間と同様に個性が際立ち、没入感を楽しめるものになっている。

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現状を打開するには、まず「味方づくり」から――バックヤードと上司を巻き込む仕事術

WWDJAPAN.comは4月までマンガ版「ザ・ゴールシリーズ 在庫管理の魔術」を連載していました。在庫過剰に陥ると、つい値下げセールに頼ってしまう――。しかし、本当にそれしか方法はないのか? 利益を高め、最大化するための解決策を、アパレル在庫最適化コンサルで「ユニクロ対ZARA」「アパレル・サバイバル」「図解アパレルゲームチェンジャー」等の著者である齊藤孝浩ディマンドワークス代表が、同マンガを読みながら、解説して行きます。今回は、第6話を取り上げます。

相談することで信頼が生まれる

今回のテーマは「バックヤード業務をしている人を味方に付けることの大切さ」です。

マンガ「在庫管理の魔術」の第6話は コチラ

前回までに、主人公、徹が店長を務めている渋谷店が独自の発注方法を導入して大きな成功を収めたストーリーが描かれていました。この成功の陰には、主人公の元上司でもある地域倉庫のマネジャーの存在があります。店舗で働いている人の多くは、バックヤード部門の人たちとあまりコミュニケーションをとりたくない思っています。というのは、何かの手違いを起こして、バックヤード部門から叱られた経験があったり、同僚が起こられているのを見聞きしているからです。一方、一部の人は「売り上げをつくっているのは自分たちだぞ」と言わんばかりに、上から目線の態度でバックヤード部門と接していたりします。

でも、実はバックヤード部門の人たちは、店舗や営業部門のスタッフから、謙虚な態度で、「教えてください」とか「こんなことできませんでしょうか?」と頭を下げて、相談されることを嬉しく思っている人も少なくありません。そして、よく相談してくる人がピンチに陥ったときには、何とかしたいと考えて行動を起こしてくれるものです。相談があるということは、前向きに仕事をしている人、そんな人の苦境を放っておけず、ひと肌脱いでやろうと考えてくれるものです。

リスクを取ろうとしない上役には

話の後半には、地域倉庫のマネジャーの上司にあたるエリアマネジャーが登場します。この人は、自分のことを「慎重かつ賢明な方法を選ぶ人間」だと評しており、決してリスクを取ろうとはしません。現実の世界でも、管理職に就いている人の中にはこのようなタイプが多いでしょう。このような人に首を縦に振ってもらうための秘訣は、自分が全てのリスクをとるような提案をすることです。万が一、失敗しても、その人に責任が及ばないような提案にしなければなりません。そして、成功したら、その人の手柄にしてあげることも重要です。

どんな優秀な人でも、仕事を独りでしているわけではありません。今回は、周りの人を味方に付けることの大切さと、そのためのコミュニケーション方法を学べるストーリーでした。

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「ジルスチュアート ビューティ」ベリー&ミントのコレクションや「スック」UVミストなど!今週発売のビューティーアイテム11選【5/19〜5/25】

ビューティアイテムの発売情報を「WWDJAPAN」的視点でピックアップ!今回は5月19〜25日に発売するアイテムを紹介します。夏に向けたアイテムが続々と登場する今週。ベリーの香り2種をそろえた「ジルスチュアート ビューティ(JILL STUART BEAUTY)」限定コレクション“サマー ベリー フェスティバル”は、ヘアやボディーケアに加え、日焼け止めなど全6アイテムをラインアップ。「スック(SUQQU)」は、漢字一文字に着想した香りの高UVカットミストを発売します。メイクアップは「プラダ ビューティ(PRADA BEAUTY)」は、光あふれる艶感のある仕上がりとケア効果を両立させたリップバームに注目です。

【5月20日発売】
オルビス
(ORBIS)

創業以来初のクレンジングオイル

「オルビス(ORBIS)」は、日本初の超微粒子技術で毛穴奥の汚れにアプローチするブランド初のオイルメイク落とし“オルビス ザ クレンジングオイル”を発売する。ポーラ化成工業の研究により、汚れをはね返す水の膜が肉眼では見えない毛穴奥の汚れまで落とす超微粒子による新技術を搭載している。

■商品詳細

“オルビス ザ クレンジングオイル”(120mL、2200円/詰め替え用110mL、1980円)

【5月21日発売】
プラダ ビューティ
(PRADA BEAUTY)

潤いが1日続くリップバーム

「プラダ ビューティ(PRADA BEAUTY)」は、光あふれる艶感のある仕上がりとケア効果を両立させたリップバーム“プラダ ライト グローイング リップバーム”を発売する。ケースはブランドを象徴する“リ・ナイロン(Re-Nylon)”から着想を得たデザインに仕上げた。

■商品詳細

“プラダ ライト グローイング リップバーム”(全5色、各7260円)

【5月21日発売】
イヴ・サンローラン
(YVES SAINT LAURENT)

メンズ香水“Y MEN”シリーズの新作

「イヴ・サンローラン(YVES SAINT LAURENT)」は、“Y MEN”シリーズから新作のフレグランス2種を発売する。“Y MEN ルパルファム”は、表参道の旗艦店とゾゾコスメ限定で、“Y MEN オーデパルファム”は表参道の旗艦店とブランドの公式オンラインストアで販売する。

■商品詳細

“Y MEN ルパルファム”(10mL、5610円/40mL、1万5620円)
“Y MEN オーデパルファム”(60mL、1万7380円)

【5月21日発売】
アースアンドユー
(EARTH∞YOU)

コスモス認証取得のスカルプケア乳液

エシカルコスメブランド「アースアンドユー(EARTH∞YOU)」は、植物由来成分100%の頭皮ケアアイテム“スカルプケア美容乳液”を発売する。同アイテムは、乳液タイプのスカルプケアアイテムとして世界初のコスモスオーガニック認証を取得した(※JMR生活総合研究所調べ/2025年4月時点)。

■商品詳細

“スカルプケア美容乳液”(27mL、3278円※編集部調べ)

【5月22日発売】
リファ
(REFA)

ハートデザインのヘアミスト

「リファ(REFA)」は、髪を静電気や湿気などの外部刺激から守るキューティクルコート処方でスタイリングを固めずキープする“ハートミストエアリー”と、マルチアミノ酸がうねりの原因となる髪の空洞を埋めて補修し、まとまりの続く髪へと導く“ハートミストベース”を発売する。

■商品詳細

“ハートミストエアリー”(150mL、2970円)
“ハートミストベース”(150mL、2970円)

【5月22日発売】
シロル
(SHIRORU)

シミの原因に着目した新スキンケアシリーズ

「シロル(SHIRORU)」は、クリスタルのような“透明素肌”に導く新シリーズ“薬用美白クリスタル”を発売する。ラインアップは、シミやそばかすを防ぐ美白有効成分と肌荒れ防止有効成分をダブル配合した、化粧水“クリスタル エッセンスウォーター”と“クリスタル モイスチャークリーム”の2品。

■商品詳細

“クリスタル エッセンスウォーター”【医薬部外品】(100mL、4400円)
“クリスタル モイスチャークリーム”【医薬部外品】(30g、4950円)

【5月23日発売】
アンプルール
(AMPLEUR)

ひんやりピーリングマスク

「アンプルール(AMPLEUR)」は、ピーリングマスク“ポアクレイマスク”を発売する。ピーリング成分のPHAとAHAを配合し、潤いを抱えたまま古い角質を優しくオフできる。滑らかに伸びるクリームテクスチャーと天然色素によるブルーカラーが特徴で、メントール誘導体がひんやり感をもたらす。

■商品詳細

“ポアクレイマスク”(100g、4400円)

【5月23日発売】
ジルスチュアート ビューティ
(JILL STUART BEAUTY)

ベリー&ミント香る限定コレクション

「ジルスチュアート ビューティ(JILL STUART BEAUTY)」は、ベリーの香り2種をそろえた限定コレクション“サマー ベリー フェスティバル”を発売する。ヘアやボディーケアに加え、日焼け止めなど全6アイテムをラインアップする。

■商品詳細

“ラシャスベリー ポイントヘアスティック”(2420円)
“ラシャスベリー ヘアオイル スムースリペア”(60mL、3300円)
“ラシャスベリー トーンアップ UVプロテクター”[SPF50+・PA++++](75g、3520円)
“ミンティラシャスベリー アイシーヘッドシャワー”(90g、2200円)
“ミンティラシャスベリー アイシーボディミスト”(75mL、2970円)
“ミンティラシャスベリー アイシーハンドエッセンス”(30g、1540円)

【5月23日発売】
スック
(SUQQU)

漢字“凪”に着想したUVカットミスト

「スック(SUQQU)」は、漢字一文字に着想した香りの高UVカットミスト“UV プロテクト ミスト 凪の香”[SPF50+・PA++++ UV 耐水性★★]を数量限定で発売する。配合した美容保湿成分5種が日中の乾燥から肌を守り、さらりとした状態を長時間キープする。

■商品詳細

“UV プロテクト ミスト 凪の香”[SPF50+・PA++++ UV 耐水性★★](60mL、4950円)

【5月23日発売】
アトピスマイルフォルテ
(ATOPI SMILE F.)

敏感肌向けの新ブランド誕生

勇心酒造は、敏感肌のための機能性スキンケアブランド「アトピスマイルフォルテ(ATOPI SMILE F.)」を立ち上げる。第1弾は美容液、ローション、フェイスクリームの3品を用意。肌細胞の成長をサポートする“ライスパワー No.11”を共通配合する。

■商品詳細

“バリアチューニングセラム”【医薬部外品】(50g、5500円)
“バリアドリップローション”(120mL、4950円)
“バリアエイドクリーム”(30g、4950円)

【5月23日発売】
パラドゥ
(PARADO)

25周年で当時のデザインが復刻

セブン-イレブンで展開するコスメブランド「パラドゥ(PARADO)」は、誕生25周年を記念し、デビュー当時のパッケージを再現した限定アイテムを発売する。アイブロウペンシル、リップスティック、リップスティック付きのパウダリーファンデーションをそろえ、ブランド名の由来でもある“楽園(パラダイス)”をイメージしたデザインをあしらった。

■商品詳細

“アイブロウペンシルN”(全3色、各750円)
“エッセンスルージュS”(全2色、各990円)
“リップ付きパウダリィファンデーションex”(全2色、各1320円)

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「ジルスチュアート ビューティ」ベリー&ミントのコレクションや「スック」UVミストなど!今週発売のビューティーアイテム11選【5/19〜5/25】

ビューティアイテムの発売情報を「WWDJAPAN」的視点でピックアップ!今回は5月19〜25日に発売するアイテムを紹介します。夏に向けたアイテムが続々と登場する今週。ベリーの香り2種をそろえた「ジルスチュアート ビューティ(JILL STUART BEAUTY)」限定コレクション“サマー ベリー フェスティバル”は、ヘアやボディーケアに加え、日焼け止めなど全6アイテムをラインアップ。「スック(SUQQU)」は、漢字一文字に着想した香りの高UVカットミストを発売します。メイクアップは「プラダ ビューティ(PRADA BEAUTY)」は、光あふれる艶感のある仕上がりとケア効果を両立させたリップバームに注目です。

【5月20日発売】
オルビス
(ORBIS)

創業以来初のクレンジングオイル

「オルビス(ORBIS)」は、日本初の超微粒子技術で毛穴奥の汚れにアプローチするブランド初のオイルメイク落とし“オルビス ザ クレンジングオイル”を発売する。ポーラ化成工業の研究により、汚れをはね返す水の膜が肉眼では見えない毛穴奥の汚れまで落とす超微粒子による新技術を搭載している。

■商品詳細

“オルビス ザ クレンジングオイル”(120mL、2200円/詰め替え用110mL、1980円)

【5月21日発売】
プラダ ビューティ
(PRADA BEAUTY)

潤いが1日続くリップバーム

「プラダ ビューティ(PRADA BEAUTY)」は、光あふれる艶感のある仕上がりとケア効果を両立させたリップバーム“プラダ ライト グローイング リップバーム”を発売する。ケースはブランドを象徴する“リ・ナイロン(Re-Nylon)”から着想を得たデザインに仕上げた。

■商品詳細

“プラダ ライト グローイング リップバーム”(全5色、各7260円)

【5月21日発売】
イヴ・サンローラン
(YVES SAINT LAURENT)

メンズ香水“Y MEN”シリーズの新作

「イヴ・サンローラン(YVES SAINT LAURENT)」は、“Y MEN”シリーズから新作のフレグランス2種を発売する。“Y MEN ルパルファム”は、表参道の旗艦店とゾゾコスメ限定で、“Y MEN オーデパルファム”は表参道の旗艦店とブランドの公式オンラインストアで販売する。

■商品詳細

“Y MEN ルパルファム”(10mL、5610円/40mL、1万5620円)
“Y MEN オーデパルファム”(60mL、1万7380円)

【5月21日発売】
アースアンドユー
(EARTH∞YOU)

コスモス認証取得のスカルプケア乳液

エシカルコスメブランド「アースアンドユー(EARTH∞YOU)」は、植物由来成分100%の頭皮ケアアイテム“スカルプケア美容乳液”を発売する。同アイテムは、乳液タイプのスカルプケアアイテムとして世界初のコスモスオーガニック認証を取得した(※JMR生活総合研究所調べ/2025年4月時点)。

■商品詳細

“スカルプケア美容乳液”(27mL、3278円※編集部調べ)

【5月22日発売】
リファ
(REFA)

ハートデザインのヘアミスト

「リファ(REFA)」は、髪を静電気や湿気などの外部刺激から守るキューティクルコート処方でスタイリングを固めずキープする“ハートミストエアリー”と、マルチアミノ酸がうねりの原因となる髪の空洞を埋めて補修し、まとまりの続く髪へと導く“ハートミストベース”を発売する。

■商品詳細

“ハートミストエアリー”(150mL、2970円)
“ハートミストベース”(150mL、2970円)

【5月22日発売】
シロル
(SHIRORU)

シミの原因に着目した新スキンケアシリーズ

「シロル(SHIRORU)」は、クリスタルのような“透明素肌”に導く新シリーズ“薬用美白クリスタル”を発売する。ラインアップは、シミやそばかすを防ぐ美白有効成分と肌荒れ防止有効成分をダブル配合した、化粧水“クリスタル エッセンスウォーター”と“クリスタル モイスチャークリーム”の2品。

■商品詳細

“クリスタル エッセンスウォーター”【医薬部外品】(100mL、4400円)
“クリスタル モイスチャークリーム”【医薬部外品】(30g、4950円)

【5月23日発売】
アンプルール
(AMPLEUR)

ひんやりピーリングマスク

「アンプルール(AMPLEUR)」は、ピーリングマスク“ポアクレイマスク”を発売する。ピーリング成分のPHAとAHAを配合し、潤いを抱えたまま古い角質を優しくオフできる。滑らかに伸びるクリームテクスチャーと天然色素によるブルーカラーが特徴で、メントール誘導体がひんやり感をもたらす。

■商品詳細

“ポアクレイマスク”(100g、4400円)

【5月23日発売】
ジルスチュアート ビューティ
(JILL STUART BEAUTY)

ベリー&ミント香る限定コレクション

「ジルスチュアート ビューティ(JILL STUART BEAUTY)」は、ベリーの香り2種をそろえた限定コレクション“サマー ベリー フェスティバル”を発売する。ヘアやボディーケアに加え、日焼け止めなど全6アイテムをラインアップする。

■商品詳細

“ラシャスベリー ポイントヘアスティック”(2420円)
“ラシャスベリー ヘアオイル スムースリペア”(60mL、3300円)
“ラシャスベリー トーンアップ UVプロテクター”[SPF50+・PA++++](75g、3520円)
“ミンティラシャスベリー アイシーヘッドシャワー”(90g、2200円)
“ミンティラシャスベリー アイシーボディミスト”(75mL、2970円)
“ミンティラシャスベリー アイシーハンドエッセンス”(30g、1540円)

【5月23日発売】
スック
(SUQQU)

漢字“凪”に着想したUVカットミスト

「スック(SUQQU)」は、漢字一文字に着想した香りの高UVカットミスト“UV プロテクト ミスト 凪の香”[SPF50+・PA++++ UV 耐水性★★]を数量限定で発売する。配合した美容保湿成分5種が日中の乾燥から肌を守り、さらりとした状態を長時間キープする。

■商品詳細

“UV プロテクト ミスト 凪の香”[SPF50+・PA++++ UV 耐水性★★](60mL、4950円)

【5月23日発売】
アトピスマイルフォルテ
(ATOPI SMILE F.)

敏感肌向けの新ブランド誕生

勇心酒造は、敏感肌のための機能性スキンケアブランド「アトピスマイルフォルテ(ATOPI SMILE F.)」を立ち上げる。第1弾は美容液、ローション、フェイスクリームの3品を用意。肌細胞の成長をサポートする“ライスパワー No.11”を共通配合する。

■商品詳細

“バリアチューニングセラム”【医薬部外品】(50g、5500円)
“バリアドリップローション”(120mL、4950円)
“バリアエイドクリーム”(30g、4950円)

【5月23日発売】
パラドゥ
(PARADO)

25周年で当時のデザインが復刻

セブン-イレブンで展開するコスメブランド「パラドゥ(PARADO)」は、誕生25周年を記念し、デビュー当時のパッケージを再現した限定アイテムを発売する。アイブロウペンシル、リップスティック、リップスティック付きのパウダリーファンデーションをそろえ、ブランド名の由来でもある“楽園(パラダイス)”をイメージしたデザインをあしらった。

■商品詳細

“アイブロウペンシルN”(全3色、各750円)
“エッセンスルージュS”(全2色、各990円)
“リップ付きパウダリィファンデーションex”(全2色、各1320円)

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「ユニクロ」×「アニヤ・ハインドマーチ」やスタバדワイルドサイド ヨウジヤマモト“など! 来週発売のファッションアイテム10選【5/19〜5/25】

ファッションアイテムの発売情報を「WWDJAPAN」的視点でピックアップ!今回は5月19〜25日に発売するアイテムを紹介します。「ユニクロ(UNIQLO)」は、23日に「アニヤ・ハインドマーチ(ANYA HINDMARCH)」と協業した2025年夏コレクション“Tシャツ ショップ”を発売します。「アニヤ」といえば目のモチーフ。Tシャツやタンクトップにちょこんといるのが微笑ましいです。

一方、“ワイルドサイド ヨウジヤマモト(WILDSIDE YOHJI YAMAMOTO)”は、スターバックス リザーブ ロースタリー 東京との第3弾コラボアイテムを20日に発売します。今回はフーディーやスカジャン、Tシャツ、キャップなどアパレルアイテムが充実のラインアップ。人魚“サイレン”のモチーフやコーヒー生産地に生息するスマトラタイガーなどがワイルドにあしらわれています。

【5月20日発売】
ワイルドサイド ヨウジヤマモト
(WILDSIDE YOHJI YAMAMOTO)

スターバックス リザーブ ロースタリー 東京と第3弾コラボ

“ワイルドサイド ヨウジヤマモト(WILDSIDE YOHJI YAMAMOTO)”は、スターバックス リザーブ ロースタリー 東京との第3弾コラボアイテム11型を発売する。人魚“サイレン”のモチーフをあしらいつつ、新たにコーヒー生産地に生息するスマトラタイガーなどの動物や、コーヒーチェリーをデザインに落とし込み、コラボ史上最多のラインアップとなる。

■商品詳細

スカジャン(15万9500円)
パーカ(2万7500円)
Tシャツ(1万1000円)
キャップ(1万8700円)
バッグ(1万9800円)
※一部商品

【5月20日発売】
ディーン&デルーカ
(DEAN & DELUCA)

コットン素材のトートバッグ
2サイズをラインアップ

「ディーン&デルーカ(DEAN & DELUCA)」は、コットン素材のトートバッグを数量限定発売する。真鍮の鋲とロゴ入りタグ、3つのポケットをあしらい、2サイズを制作した。Lサイズには、ショルダーハンドルが付く。

■商品詳細

バッグ(4290円〜)

【5月20日発売】
紀ノ国屋
(KINOKUNIYA)

「ファミリア」と第2弾コラボ
神戸をイメージしたバッグとポーチ

紀ノ国屋は、「ファミリア(FAMILIAR)」とのコラボアイテムを数量限定発売する。ナイロン素材を用い、神戸をイメージしたマリンモチーフの刺しゅうを施したトートバッグと、船に乗るクマを描いたポーチを販売する。

■商品詳細

コラボバッグ(1万9800円)
コラボポーチ(1万1000円)

【5月22日発売】
アメリ
(AMERI)

「ケイタ マルヤマ」コラボ
「アメリ」初となる浴衣

「アメリ(AMERI)」は、「ケイタ マルヤマ(KEITA MARUYAMA)」とコラボした浴衣を発売する。「ケイタマルヤマ」を象徴する花柄を「アメリ」らしいカラーで表現、国内生地と国内プリントにこだわった。各浴衣に合わせた半帯と帯紐をセットとし、半帯には福井県で織り上げた両面ジャガード生地を用いた。

■商品詳細

コラボ浴衣(3万8500円)

【5月23日発売】
ニューバランス
(NEW BALANCE)

アクション・ブロンソンと再びコラボ
鮮やかなスニーカーをラインアップ

「ニューバランス(NEW BALANCE)」は、ラッパーのアクション・ブロンソン(Action Bronson)とのコラボスニーカーを発売する。“メイド イン USA 990v6”を土台とし、アクション・ブロンソンがジャングルや、自然の深い色合いに着想を得て、植物や香辛料をモチーフとしたほか、アメリカ・ニューヨークのクイーンズで過ごした幼少期の記憶もイメージした。

■商品詳細

コラボスニーカー(4万6200円)

【5月23日発売】
ユニクロ
(UNIQLO)

「アニヤ・ハインドマーチ」と協業
キッズTシャツやポーチも

「ユニクロ(UNIQLO)」は、「アニヤ・ハインドマーチ(ANYA HINDMARCH)」と協業した、2025年夏コレクション“Tシャツ ショップ(T-SHIRT SHOP)”を発売する。TシャツやノースリーブT、リブ編みのタンクトップのほか、キッズサイズのTシャツ、ポーチも販売。アイテムには、「アニヤ・ハインドマーチ」を象徴する、目のモチーフをあしらう。

■商品詳細

コラボTシャツ/ウィメンズ(1990円)
コラボノースリーブTシャツ/ウィメンズ(1500円)
コラボタンクトップ/ウィメンズ(1500円)
コラボTシャツ/キッズ(1500円)
コラボポーチ(990円〜)

【5月23日発売】
ゴールドウイン
(GOLDWIN)

ゴールドウイン 京都限定
「履物関づか」コラボの草履

「ゴールドウイン(GOLDWIN)」は5月23日、旗艦店のゴールドウイン 京都をオープンする。これに伴い、同店限定で「履物関づか」と協業した草履を発売する。「履物関づか」の定番モデルを土台とし、天然皮革の台と、ヴィブラム(VIBRAM)のソールを組み合わせた。

■商品詳細

コラボ草履(6万3800円)

【5月23日発売】
ジーユー
(GU)

「ちいかわ」と第4弾コラボ
テーマは“ちいかわたちの夏休み”

「ジーユー(GU)」は、「ちいかわ」とのコラボアイテムを発売する。初となるメンズ、ウィメンズ、キッズのアイテムをそろえ、“ちいかわたちの夏休み”をテーマに、夏らしいモチーフやシーンをデザインに落とし込んだ。

■商品詳細

コラボシャツ/ウィメンズ(2290円)
コラボルームウエア/メンズ(2990円)
コラボTシャツ/キッズ(990円)
コラボバッグ(2290円)
コラボポーチ(1990円)
※一部商品

【5月24日発売】
アトモス
(ATMOS)

バンダナ柄をまとう
「ニューバランス」別注スニーカー

アトモス(ATMOS)は、「ニューバランス(NEW BALANCE)」に別注したスニーカー“M1000AP バンドゥ”を発売する。オリジナルデザインのバンダナ柄をあしらい、モノトーンなカラーリングを配した。すでにアトモス公式オンラインで抽選を受け付けている。また発売に合わせ、バンダナ柄を配したTシャツも販売する。

■商品詳細

別注スニーカー(2万6400円)
Tシャツ(6600円)

【5月24日発売】
アンドエスティ
(and ST)

「名探偵コナン」コラボ
ブランドごとに豊富なラインアップ

アンドエスティ(and ST)は、アニメ「名探偵コナン」とのコラボアイテムを発売する。アイテムは、「ローリーズファーム(LOWRYS FARM)」や「レイジブルー(RAGEBLUE)」「ベイフロー(BAYFLOW)」「ページボーイ(PAGEBOY)」「ピービーリム(PBLIM)」とコラボし、Tシャツなどのウエアをはじめ、多数アイテムを販売する。

■商品詳細

ルームウエア/アンドエスティ(5490円)
Tシャツ/「ローリーズファーム」(3300円〜)
Tシャツ/「ベイフロー」(5500円)
ジーンズ/「レイジブルー」(9990円)
キャップ/「ページボーイ」(4400円)
※一部商品

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デムナ風の「グッチ」ってこういうコト? 26年クルーズは過去の「グッチ」と現在のデムナが出会う

デムナ(Demna)就任の直前、デザインチーム体制ではおそらく最後となる「グッチ(GUCCI)」の2026年クルーズ・コレクションが、ブランドの古里とも言えるイタリア・フィレンツェで開かれた。

会場は、「グッチ」がトランクからバッグ&シューズ、スカーフ、ウエア、雑貨など約4万6000点のアーカイブを収めているパラッツォ・セッティマンニ。さながら博物館のような設えの施設だ。ブランドの過去から現在を収め、未来を想像させる空間は、ビジネスにおいて低迷したサバト・デ・サルノ(Sabato De Sarno)体制という過去をリセットし、デムナが牽引する未来に向かって歩みを進める、現在の「グッチ」を表現するにおいて最高の舞台と言えるだろう。

コレクションは、過去のさまざまをパッチワークし、デザインチームが解釈したデムナの現在のフレーバーをプラス。デムナが「グッチ」の次代のトップに就任することが発表になった際、「グッチ」との親和性や、デムナの一端ではあるディストピア(暗黒世界)な世界観に対する懸念を払拭し、明るい未来を明示するかのようだった。「バレンシアガ」におけるデムナのクリエイションを定義する、コントラストを効かせたシルエットや、ハイウエストのスキニーパンツ、ストレッチ素材にプリーツを施して体を撫でるドレス、時にはショッキングなカラーパレット、大ぶりのアイウエアなどを交えながら、「グッチ」らしいクラフツマンシップと高級素材で、1960〜70年代のイタリアンセクシーを再解釈する。

キールックの1つは、シルクのブラウスにスキニーパンツのスタイルだろう。デムナも度々提案してきた肩を誇張したトップスに対して、レギンスのように密着するベロアなどのパンツを合わせている。シルエットだけなら、「バレンシアガ」で出てきてもおかしくないスタイルだ。そこにデザインチームは、例えば肩にはプリーツを丁寧に仕込み、素材ではアーカイブから選んだのだろうレトロな幾何学モチーフを選び、デムナなら艶やかな化繊だろうが起毛感のあるベロアやシアーなレースなどをチョイスして、「グッチ」のデザインコードをプラス。デムナが今後「バレンシアガ」同様のスタイルコードを選ぶとは限らないが、少なくとも彼の世界と「グッチ」の世界は融合し得ることを示した。パフスリーブにタイトスカートのスタイルも同様。こちらは目の覚めるようなショッキングカラーや誇張したパフスリーブがデムナっぽいが、ウェブストライプとGGモチーフの組み合わせや重ねたレースのタイトスカートは「グッチ」らしい。トレンチコートやジャケットには、大きな肩パッドを入れた。7月以降移籍するデムナが「グッチ」に自身のスタイルコードを注入したと言うよりは、デザインチームが彼を迎え入れようとしている、そんな印象だ。

もちろん、過去から未来を見据えるコレクションには、サバトを思わせるクリスタル付きのレギンス、フリーダ・ジャンニーニ(Frida Giannini)風のミニドレス、アレッサンドロ・ミケーレ(Alessandro Michele)由来を思わせるボウブラウスや動物を模したコスチュームジュエリーなども登場し、なによりトム・フォード(Tom Ford)時代のように時には官能的だ。全てのアビエイターサングラスもトム・フォードを想起させる。

もう1つのハイライトは、2025-26年秋冬コレクションでも示した「スプレッツァトゥーラ」、完璧さの中にある意図的な抜け感や計算された自然体を意味するイタリア独自の美意識だ。シアーなレースのボディスーツ&レギンスのスタイルには、豪華なファーコートをプラス。上述したショッキングカラーは、レトロなブラウンやグレーと組み合わせた。ファーの襟をあしらったオーバーコートにはパテント素材のレザースカートなど、素材でもコントラストを効かせている。こうした意図的な“不調和”は、自然体の女性像を描き、彼女の自信と滲み出るセクシネス、そしてイタリアならではのフェミニニティーを発信した。フィレンツェへのオマージュとして、イタリア語でユリを意味する「ジリオ」をモチーフに中世に誕生したフィレンツェの紋章から着想した新作バッグ“グッチ ジリオ”を筆頭に、多くのバッグを無作為に掴んだり、少し汚したバレエシューズを“つっかけ”のように履くスタイルも、「スプレッツァトゥーラ」の表現方法なのだろう。と同時に、そんなスタイリングはこれまでのデムナらしくもある。

繰り返すが、9月に発表する26年春夏コレクションで今後の“ヒント”を発表するとされるデムナが、今回デザインチームが融合を試みたこれまでの自身のデザインコードを踏襲するかはわからない。その“ヒント”は、全く別のものになる可能性もあるだろう。しかし、「グッチ」とデムナの親和性に懐疑的な見解に異を唱えるには十分な出来栄えだった。

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8人のimmaがコーチ プレイをジャック! ストアでのAI接客も実施

「コーチ(COACH」の体験型ストア・コーチ プレイ(COACH PLAY)は4月24日から5月末まで、バーチャルヒューマンimmaを起用したAI体験型インストアサービスを導入する。さらに本企画に連動する形で、5月3日にはゲリライベントを行った。

昨年2月にオープンしたコーチ プレイの入り口から入ってすぐのブースでは、画面に映し出されたimmaとの会話が可能だ。来店者はimmaにスタイリングアドバイスを尋ねることができるほか、「原宿でランチをするならおすすめは?」「恋愛相談に乗ってほしい」「『コーチ』で買えるおすすめアイテムを教えて」と言ったさまざまな質問を投げかけ、インタラクティブなコミュニケーションを楽しめる。バーチャルヒューマンが実店舗でAI接客を行う事例は日本初。すでに多くのimmaファンや外国人観光客が訪れ楽しんでいる様子が伺える。この企画に連動する形で、ゴールデンウイーク最中の5月3日には、8人のimmaが店舗前に登場。「コーチ」のアイコンバッグである“タビー”を身につけフラッシュモブを行い、通行人の注目を集めた。

コーチ プレイは、「コーチ」最大希望の体験型ストア。原宿という地に合わせ、店舗でデザインも他店舗より遊び心に富んだ印象だ。1階には「コーチトピア(COACHTOPIA)」のサーキュラークラフトが体感できるような革素材の切れ端が展示され、2階にはブランドのアイコン“タビー”が種類豊富にラインアップし、フォトブースも展開。3階のクラフトコーナーでは、「コーチ」を代表するレザー素材の発想源である野球用グローブが配されるなど、店舗を巡回しながらブランドが培ってきた文化や遊び心を体験できる。さらに最上階にあるアメリカンダイナー風のカフェではシーズンごとにさまざまなメニューを提案。このカフェを目的に来店し、「コーチ」の商品に触れるきっかけになることが狙いだ。

オープンから1年が経った今、今回の取り組みのように、来店者がより立体的な体験を得られるような仕掛けを行なっていくという。

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8人のimmaがコーチ プレイをジャック! ストアでのAI接客も実施

「コーチ(COACH」の体験型ストア・コーチ プレイ(COACH PLAY)は4月24日から5月末まで、バーチャルヒューマンimmaを起用したAI体験型インストアサービスを導入する。さらに本企画に連動する形で、5月3日にはゲリライベントを行った。

昨年2月にオープンしたコーチ プレイの入り口から入ってすぐのブースでは、画面に映し出されたimmaとの会話が可能だ。来店者はimmaにスタイリングアドバイスを尋ねることができるほか、「原宿でランチをするならおすすめは?」「恋愛相談に乗ってほしい」「『コーチ』で買えるおすすめアイテムを教えて」と言ったさまざまな質問を投げかけ、インタラクティブなコミュニケーションを楽しめる。バーチャルヒューマンが実店舗でAI接客を行う事例は日本初。すでに多くのimmaファンや外国人観光客が訪れ楽しんでいる様子が伺える。この企画に連動する形で、ゴールデンウイーク最中の5月3日には、8人のimmaが店舗前に登場。「コーチ」のアイコンバッグである“タビー”を身につけフラッシュモブを行い、通行人の注目を集めた。

コーチ プレイは、「コーチ」最大希望の体験型ストア。原宿という地に合わせ、店舗でデザインも他店舗より遊び心に富んだ印象だ。1階には「コーチトピア(COACHTOPIA)」のサーキュラークラフトが体感できるような革素材の切れ端が展示され、2階にはブランドのアイコン“タビー”が種類豊富にラインアップし、フォトブースも展開。3階のクラフトコーナーでは、「コーチ」を代表するレザー素材の発想源である野球用グローブが配されるなど、店舗を巡回しながらブランドが培ってきた文化や遊び心を体験できる。さらに最上階にあるアメリカンダイナー風のカフェではシーズンごとにさまざまなメニューを提案。このカフェを目的に来店し、「コーチ」の商品に触れるきっかけになることが狙いだ。

オープンから1年が経った今、今回の取り組みのように、来店者がより立体的な体験を得られるような仕掛けを行なっていくという。

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好調な睡眠市場には学びがたくさん

毎週発行している「WWDJAPAN」は、ファッション&ビューティの潮流やムーブメントの分析、ニュースの深堀りなどを通じて、業界の面白さ・奥深さを提供しています。巻頭特集では特に注目のキーワードやカテゴリー、市場をテーマに、業界活性化を図るべく熱いメッセージを発信。ここでは、そんな特集を担当記者がざっくばらんに振り返ります。(この記事は「WWDJAPAN」2025年5月12日号からの抜粋です。)

和田:私はもともと生活の中で睡眠を重視しているタイプなので、睡眠特集をきっかけに、専門家の方たちにしっかり話が聞けてよかったです。

小田島:リカバリーウエアの好調や、大谷翔平選手が1日10時間寝ているという話が世間にもすっかり浸透していること、スマホゲーム「ポケモンスリープ」のヒットなどで、睡眠市場が盛り上がっているのは感じていました。今回取材した企業の広報担当者は、皆さん超多忙だろうに肌や髪がツヤツヤ。睡眠の重要性を如実に物語っていて、印象的でしたね。

和田:マットレスや枕など、考え抜かれた装備で寝ている方たちは、やはり睡眠の質が高いんだなと感じました。皮膚科医の取材では、睡眠時間の長さだけでなく、質の良い睡眠を取って、起きた後に「ああ気持ちよく寝た」と感じることが、肌や体に良い影響を与えると聞きました。これまで、睡眠時間の確保は意識してきましたが、今後は睡眠の質ももっと追求したいです。

ナイトウエア市場はさらに活性化する予感

小田島:睡眠市場の盛り上がりは、われわれが普段取材しているファッションやビューティ業界としても参考になる部分が多いと思います。たとえばナイトウエア。人は1日の3分の1近く寝ているわけだから、その時間を自分好みのデザインや肌触り、着心地の服で過ごすのはQOL向上につながります。「だから、数万円のパジャマも決して高くない」という言葉にも説得力を感じました。ナイトウエアやリカバリーウエアは新素材開発も盛んで、今後さらにプレーヤーが増えて市場が活性化しそう。

和田:眠りの深さや自律神経の働きなどを測り、そのデータを日々の生活に生かすといった、スリープテックもさらに広がりそうです。「エスティ ローダー(ESTEE LAUDER)」がこの春、初の“グローバル スリープ サイエンス アドバイザー”を任命したことにも注目しています。近い将来、日本の化粧品メーカーも、睡眠と美容の関連にもっとフォーカスして研究開発を進めていくといった動きはありそうです。

 

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好調な睡眠市場には学びがたくさん

毎週発行している「WWDJAPAN」は、ファッション&ビューティの潮流やムーブメントの分析、ニュースの深堀りなどを通じて、業界の面白さ・奥深さを提供しています。巻頭特集では特に注目のキーワードやカテゴリー、市場をテーマに、業界活性化を図るべく熱いメッセージを発信。ここでは、そんな特集を担当記者がざっくばらんに振り返ります。(この記事は「WWDJAPAN」2025年5月12日号からの抜粋です。)

和田:私はもともと生活の中で睡眠を重視しているタイプなので、睡眠特集をきっかけに、専門家の方たちにしっかり話が聞けてよかったです。

小田島:リカバリーウエアの好調や、大谷翔平選手が1日10時間寝ているという話が世間にもすっかり浸透していること、スマホゲーム「ポケモンスリープ」のヒットなどで、睡眠市場が盛り上がっているのは感じていました。今回取材した企業の広報担当者は、皆さん超多忙だろうに肌や髪がツヤツヤ。睡眠の重要性を如実に物語っていて、印象的でしたね。

和田:マットレスや枕など、考え抜かれた装備で寝ている方たちは、やはり睡眠の質が高いんだなと感じました。皮膚科医の取材では、睡眠時間の長さだけでなく、質の良い睡眠を取って、起きた後に「ああ気持ちよく寝た」と感じることが、肌や体に良い影響を与えると聞きました。これまで、睡眠時間の確保は意識してきましたが、今後は睡眠の質ももっと追求したいです。

ナイトウエア市場はさらに活性化する予感

小田島:睡眠市場の盛り上がりは、われわれが普段取材しているファッションやビューティ業界としても参考になる部分が多いと思います。たとえばナイトウエア。人は1日の3分の1近く寝ているわけだから、その時間を自分好みのデザインや肌触り、着心地の服で過ごすのはQOL向上につながります。「だから、数万円のパジャマも決して高くない」という言葉にも説得力を感じました。ナイトウエアやリカバリーウエアは新素材開発も盛んで、今後さらにプレーヤーが増えて市場が活性化しそう。

和田:眠りの深さや自律神経の働きなどを測り、そのデータを日々の生活に生かすといった、スリープテックもさらに広がりそうです。「エスティ ローダー(ESTEE LAUDER)」がこの春、初の“グローバル スリープ サイエンス アドバイザー”を任命したことにも注目しています。近い将来、日本の化粧品メーカーも、睡眠と美容の関連にもっとフォーカスして研究開発を進めていくといった動きはありそうです。

 

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「日本一コスメビジネスがしやすい街」を目指す、九州屈指のビューティ県とは?

「日本一コスメビジネスがしやすい街」を目指し、注目を集める地域がある。九州北部に位置する佐賀県だ。中でも唐津市は、美と健康を軸にした「コスメティック産業」の集積地を目指し、産業誘致を進めながら自然由来の原料開発・生産に力を注ぐ。2018年には、自然派化粧品で知られるクレコス(本社・奈良県)が同市に自社工場「ファクト(FACTO)」を開設。24年8月には、「スリー(THREE)」を運営するアクロが唐津市と「地産素材活用連携及び進出協定」を締結。今秋には、体験型の精油蒸留所「スリー アロマ ディスティラリー」の開業も予定されている。そこで佐賀県のポテンシャルを、取り組みを進める各社の取材から浮き彫りにする。オーガニックコスメ「アムリターラ(AMRITARA)」が取り扱う、唐津市の自然栽培レモンを主役にした季節限定製品や、佐賀県が推進する「フードツーリズム」についても紹介する。

工場や精油蒸留所を佐賀県唐津市に開設する理由

工場の開設場所に佐賀県唐津市を選んだ理由について暮部達夫クレコス社長は、「唐津市から誘致を受け、助成金の制度を活用し、工場移転を実現させた。佐賀県のコスメティック産業推進室や唐津市のコスメティック産業振興室など、行政にコスメの専門部署が設けられており、手厚いサポートがある。コスメ業界への理解が進んでいることが、工場の移転先を決定する上で大きなポイントになった」と話した。秋に精油蒸留所の開業を予定する「スリー」の佐井賢太郎ホリスティック リサーチセンター センター長は、「唐津市コスメティック産業集積促進補助金を活用した。交付要件を満たすと、認定された日から2年間補助金が受けられるため、唐津市を選んだ」と、両者ともに助成金について言及した。

自社工場や精油蒸留所では、農産物の原料化から製造、出荷までをワンストップで完結できる。暮部クレコス社長は、「最大のメリットはスピードだ。春に採れたフレッシュな植物を使い、初夏には製品化して市場に出せる。全ての工程を“見える化”できることもメリットとなる。セミファブレス(自社工場を持ちつつも、一部の製造工程を外部のOEMに委託するビジネスモデル)にも通じるが、顧客が来訪した際に、原料を作るところから最終製品を作るところまで見ることができる。化粧品原料の開発もスムーズだ。現在、佐賀県と唐津市、玄海町、ジャパン・コスメティックセンターとともに、佐賀県産の素材を化粧品原料化して業界に流通させるプロジェクトを進めている。佐賀県産のユズ種子やアスパラガス、白イチゴ、トウキ、青ミカンなどから化粧品原料を開発中だ」とコメント。

「スリー」は23年、「スリー ハーブガーデン」を唐津市に開設し、ティーツリーやロザリーナ、ユーカリ、ジュニパーなどを定植栽培している。特にローズマリーは日本一の規模を誇り、今年5月にさらに定植予定。蒸留した精油は秋以降、ホリスティックケア製品への配合が予定されている。佐井「スリー」ホリスティック リサーチセンター センター長は、「精油がどこで栽培され、生産され、どのように納品されるのか把握できることは重要だ。メリットは主に3つある。まずは、調達の安定性。昨今の石油や人件費などの高騰、また香りの世界的な需要増により、精油の価格は上がるばかりで調達は不安定だ。国内製造されている精油は海外情勢の影響に左右されることがなく、価格が安定する。次に、環境負荷が低い。基本的に栽培圃場の近くに蒸留所を設けている。精油は植物を水蒸気蒸留した油溶性の芳香成分であり、合成香料と比較してもエネルギー負荷が低い。さらに、誰がどこで作ったか、サプライチェーン上の全ての顔が見えて把握できることは、信頼と安心につながっている。現在日本には活用されていない圃場が多くあり、私たちは耕作放棄地の活用に取り組んでいる。ブランドの認知や売り上げとともに、関わる人たち全員の働きがいや、自社製品を愛用してくださる顧客にも誇れる活動にしたい」と述べた。

「アムリターラ」の佐賀県唐津市産“自然栽培レモン”シリーズが好評

「アムリターラ」もまた、唐津市で自然栽培したレモンを主役にした季節限定製品を取り扱う。“シトラスシリーズ”として、16年に発売した“アロマティック クレンジングクリーム ジャパニーズシトラス”(150g、4950円※数量限定)から始まり、毎年すぐに完売となるレモン果汁“佐賀県産 唐津のレモン果汁 ストレート100%”(200ml、1080円※25年度分完売)、21年からはレモンの蒸留水を配合したイエローとグリーンの二層式“シトラス オイル イン ミスト”(100mL、4840円※数量限定)をラインアップする。

勝田小百合アムリターラ代表・商品開発は、「日本で流通しているレモンの約9割は輸入品という状況で、国産かつ栽培中は肥料すら使用しない自然栽培レモンはとても希少だ。環境にできるだけ負荷をかけない方法で農業に取り組む生産者を応援することが、美しい自然を守り、地域の活性化につながると考え、毎年数量限定で販売している」と述べた。

「フードツーリズム」「ウェルネスツーリズム」の観点からも商機

佐賀県が推進するのはコスメビジネスだけではない。美術館に飾るような器で同県の食材を楽しむ期間限定レストラン「ユージアムサガ(USEAM SAGA)」を主催している。第6回を迎えた今年3月には、佐賀市「ショクドウ 欅(SHOKUDO 欅)」と、宮城県仙台市「松石」のシェフがタッグを組み1日限りのスペシャルコースを提供した。佐賀県伝統の陶磁器のプロモーションと、「ローカルガストロノミー」としてのポテンシャルを発信する。

オーガニック・ナチュラルブランドに特化したPR会社ラキャルプは、地方創生と同時に、旅する人の美容と健康をかなえる「ウェルネスツーリズム」の提案をスタート。地方自治体や地方の企業とタッグを組み、地域と暮らしに密着した新しい旅のスタイルを企画・提案する。新井ミホ代表は、「第1弾は。今年5月に兵庫県で開催する。佐賀県をデスティネーションとしたツアーも構想中だ」と明かす。「多様性の時代、単に外側の美しさを磨くだけではなく、内側をいかに美しく健やかに整えるかというウェルネスへの関心が高まっている中で、旅は一つの美容法としても注目されている。旅を通して、心も体もキレイになれる“リトリート旅”や“ウェルネスツアー”は、今後さらに盛り上がるだろう」とコメントした。

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LA発「ランディーズドーナツ」が東京・代官山に上陸 “あの”巨大ドーナツオブジェと迫力のショーケースがお出迎え

アメリカ・ロサンゼルスで人気のドーナツショップ「ランディーズドーナツ(RANDY’S DONUTS)」が5月15日、国内1号店を東京・代官山の商業施設ログロード代官山にオープンする。

「ランディーズドーナツ」は1952年にロサンゼルスで創業したドーナツ店で、米国ではロサンゼルスを中心に25店舗を展開。近年は韓国やフィリピン、サウジアラビア、メキシコなどの海外展開を拡大している。ハリウッド映画やミュージックビデオなどのロケ地としても知られており、聖地巡礼に訪れるファンも多いそうだ。

「ランディーズドーナツ」といえば、店舗外にある直径約4mの巨大なドーナツ型サイン看板がシンボルとして知られている。マーベル映画「アイアンマン2」で、主人公のトニー・スタークが巨大なドーナツの看板の上でドーナツを食べるシーンで有名になったオブジェ。ロサンゼルスの店舗同様、代官山店にも設置した。

巨大ショーケースは迫力大! ドンキでの学びを反映

同店は、街中でよく見かけるドーナツ屋さんとは一味違う。入り口を入ると、ドーナツが大量に並ぶ大型ショーケースがお出迎え。上から下までぎっしりとカラフルなドーナツが並んでおり、最大で約1000個のドーナツをディスプレーできるという。その迫力に、思わずシャッターを切りたくなる人が続出するだろう。

そんな内装を手掛けたのは、「ランディーズドーナツ」の日本展開におけるマスターフランチャイズ権利を取得したグリット・インターナショナル。芳賀剛社長は、ドン・キホーテで20年にわたりキャリアを積んだ経歴を持つ、小売り業界出身の人物だ。「長年ドンキで培った“エンターテインメント性を届ける店作り”という学びを、『ランディーズドーナツ』にも取り入れた。例えば、入り口正面のショーケース。バックヤードにドーナツの在庫がたくさんあるなら、陳列した方が見栄えが良いし、美しく魅せることでお客さまの財布の紐が緩むかもしれない」。ワクワクするような体験型店舗を意識したそうで、内装はどこを切り取っても“写真映え”する。

注文はタッチパネルによるセルフオーダー方式で、キャッシュレス決済のみ。来店客が画面を操作して注文を完結するスタイルで、ドーナツ店としては珍しい仕組みだ。これを導入することで、注文ミスの削減や人手不足の解消にもつながる。店内奥にはイートインスペースも完備しており、心地よいテラス席では愛犬を連れての食事も可能だ。

アメリカンサイズのドーナツはシェア必須

ドーナツは40種類以上で、価格は360〜550円。目玉は、ビッグサイズの“ストロベリーチョコレートテキサス グレイズド”(550円)だ。甘酸っぱいイチゴ風味のチョコレートにフリーズドライのイチゴを振りかけたドーナツで、意外にさっぱりと食べられる。直径約16cmと、顔と同じくらいの大きさで、3〜4人で分けてシェアするのがおすすめだ。

ほか、定番の“シュガーレイズド”(380円)や“ミルクチョコレイズド”(440円)、“スモアズレイズド”(550円)など、クラシックからプレミアムまで色とりどりのドーナツがそろい、どれも大きめなサイズ感。生地はしっかりとしており、1つ食べるだけでも満足感を得られるだろう。

ドリンクはコーヒーや紅茶だけでなく、レモネードやスムージー、タピオカまで。ドリンクだけでも十分に楽しめるラインアップだ。

日本上陸のキッカケは“オレンジのドーナツボックス”!?

「ランディーズドーナツ」の日本上陸のきっかけは、意外にも“オレンジ色のドーナツボックス”だったと芳賀社長は語る。「正直ドーナツそのものよりも、あのオレンジのボックスにひと目惚れしてしまった。その後、米『ランディーズドーナツ』を運営するクワッド クイーンズLLC代表のマーク・ケレギアン(Mark Kelegian)にオファーを出し、日本への進出が決まった。もちろんドーナツもおいしくて、すぐに『ランディーズドーナツ』のファンになった」と振り返る。

一方、マーク氏は「40〜50社から問い合わせがあった中で、芳賀社長のパッションと『ランディーズドーナツ』への深い愛情が印象的だった。価値観を共有できるすばらしいパートナーと出会えた」と語っている。両者が出会わなければ、「ランディーズドーナツ」の日本上陸は実現しなかったと言っても過言ではない。

芳賀社長は「この店舗で実績を作り、さらに日本国内の店舗数を増やしていきたい」と店舗拡大を視野に入れ、意欲を示した。

積極的なファッションコラボで、ドーナツ屋の枠を超える

「ランディーズドーナツ」は、ファッションブランドとの協業にも力を入れている。店頭で販売しているTシャツは「フリークス ストア(FREAK'S STORE)」が、キャップは「ニューエラ(NEW ERA)」が制作。スタッフが着用するユニホームのエプロンは、ロサンゼルス発のワークウエアブランド「クックマン(COOKMAN)」によるものだ。

今後もさまざまなコラボレーションを検討しており、ファッションとの親和性も含めた新たな魅力の発信を目指す。“映えるドーナツショップ”にとどまらず、ファッションやライフスタイルの交差点としても注目を集めそう。今後の展開にも注目したい。

◼️ランディーズドーナツ渋谷代官山店
オープン日:5月15日
場所:ログロード 代官山 L2棟
住所:東京都渋谷区代官山町13-1
営業時間:11:00〜19:00
席数:40席(テラス席含む)

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デンマーク発「フリッツ・ハンセン」のクリエイティブ・ディレクターに聞く 世代を超えて引き継がれる価値

PROFILE: エリス・ヴァン・ホーレベーク / 「フリッツ・ハンセン」クリエイティブ・ディレクター

エリス・ヴァン・ホーレベーク / 「フリッツ・ハンセン」クリエイティブ・ディレクター
PROFILE: ベルギー生まれ。ベルギーのLUCAスクール・オフ・アーツのインテリアデザイン科卒業。「ヴィトラ」をはじめ、大手デザイン企業のインテリアデザイナーとして活躍。ロンドンでコワーキングスペースを展開するザ オフィス グループのインテリアデザイン部門の責任者を経てコペンハーゲン拠点の「アンド トラディション」のクリエイティブ&ブランドディレクターを務めた。2024年11月から現職

デンマーク発インテリア「フリッツ・ハンセン(FRITZ HANSEN)」のエリス・ヴァン・ホーレベーク=クリエイティブ・ディレクターが来日した。彼女は、「ヴィトラ(VITRA)」でデザイナーとして活躍後、デンマーク発インテリア「& トラディション(AND TRADITION)」のクリエイティブ・ブランドディレクターを約5年間務めた人物。「フリッツ・ハンセン」といえば、アルネ・ヤコブセン(Arne Jacobsen)の“セブン チェア”や“エッグ チェア”などミッドセンチュリーの北欧名作家具で知られるブランド。一方で、NENDOやセシリエ・マンツ(Cecilie Manz)などと協業し、現代の名作を生み出している。来日したホーレベークに、話を聞いた。

彼女の来日の目的は、「フリッツ・ハンセン」の日本のチームと会い、市場を知ることだ。昨年、クリエイティブ・ディレクターに就任してから世界各市場を回ってきたという。その中でも、日本市場における店舗作りは参考になるようだ。ホーレベークは、「日本のショップの作り方はヨーロッパと違う。感謝の気持ちを感じる落ち着いた空間で、入店する全ての人歓迎する雰囲気がある。誰もが居場所がある快適さがある一方で、保守的なヨーロッパと違い実験的な面もあり、支払いなどテクノロジーの導入が進んでいる」と話す。日本の消費者動向やどんなブランドが人気か、それらがどのようにコミュニケーションを取っているかリサーチするのも目的だが、日本市場はさまざまな面でインスピレーション源になるという。

創業以来変わらない“ラグジュアリーは品質から”という哲学

 「フリッツ・ハンセン」は1872年の創業以来、“ラグジュアリーは品質から”という徹底した姿勢を貫いてきた。ブランド哲学について彼女は、「機能性と美しさが同居するタイムレスなデザイン。それがブランドの歴史を作ってきた。デンマークデザインのルーツがわれわれにはあるといってもいい。クラフツマンシップに裏付けされた妥協ない品質の高さ、快適さといったものが、使う人に安心感と愛着をもたらしている」と話す。
クリエイティブ・ディレクターとしての役割は、単にデザインの統括やブランドイメージの監督だけではない。「デザイナーの選別から製品デザイン、生産開発から発売、製品のストーリーやコミュニケーション方法、空間デザインまでA to Z全てに関わる。それがブランドアイデンティティーになるから」。協業するデザイナーは、ベテランから若手まで幅広い。ホーレベークは、デザイン学校の学生の卒業作品などにも注目しているという。協業する基準について、「機能性やモノ作りに対する知識はもちろん、『フリッツ・ハンセン』を正しい方向に引っ張ってくれる力があるデザイナー。お互いに強いコネクションを感じ率直に話し合える関係であることが大切だ。ある意味デザイナーとの協業は結婚のようなもの」と話す。

メーカーだから提供できる世代を超えて使える家具

今後の強化点については、「新作家具の発表はもちろん、過去の素晴らしいアーカイブがあるから、それらを掘り起こしたい」と話す。「フリッツ・ハンセン」にとって日本はデンマークに次ぐ第二の市場だという。日本市場では、コロナ以降、年商は右肩上がりだ。「日本とは親和性が高い。多くの日本人がブランドに興味を持ってくれている。インスタグラムなどSNSを入り口に、ECやショップなどに来てもらえるようにあらゆるメディアを通して接点を持ちたい」。一方で、ヤコブセンなどデザイナー名と「フリッツ・ハンセン」がリンクしない消費者も多いという。

ブランドにとっての一番の課題は、認知度アップだ。「ファッションブランドのように多くの人に知ってもらいたい。われわれには、それだけの長い歴史と品質の高さがある。1脚の椅子が投資になる。リペアして次の世代に引き継ぐことができる」と話す。現在「フリッツ・ハンセン」では、同ブランドの使用済みの家具を回収し、再利用するサーキュラープログラムに力を入れ、家具のライフサイクルを伸ばす活動をしている。「これは、メーカーでなければできないこと。世代や時代を超えて使うことができるのが『フリッツ・ハンセン』の一番の強み。アイコニックな製品を生かし続けることがわれわれの使命だ」。

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デンマーク発「フリッツ・ハンセン」のクリエイティブ・ディレクターに聞く 世代を超えて引き継がれる価値

PROFILE: エリス・ヴァン・ホーレベーク / 「フリッツ・ハンセン」クリエイティブ・ディレクター

エリス・ヴァン・ホーレベーク / 「フリッツ・ハンセン」クリエイティブ・ディレクター
PROFILE: ベルギー生まれ。ベルギーのLUCAスクール・オフ・アーツのインテリアデザイン科卒業。「ヴィトラ」をはじめ、大手デザイン企業のインテリアデザイナーとして活躍。ロンドンでコワーキングスペースを展開するザ オフィス グループのインテリアデザイン部門の責任者を経てコペンハーゲン拠点の「アンド トラディション」のクリエイティブ&ブランドディレクターを務めた。2024年11月から現職

デンマーク発インテリア「フリッツ・ハンセン(FRITZ HANSEN)」のエリス・ヴァン・ホーレベーク=クリエイティブ・ディレクターが来日した。彼女は、「ヴィトラ(VITRA)」でデザイナーとして活躍後、デンマーク発インテリア「& トラディション(AND TRADITION)」のクリエイティブ・ブランドディレクターを約5年間務めた人物。「フリッツ・ハンセン」といえば、アルネ・ヤコブセン(Arne Jacobsen)の“セブン チェア”や“エッグ チェア”などミッドセンチュリーの北欧名作家具で知られるブランド。一方で、NENDOやセシリエ・マンツ(Cecilie Manz)などと協業し、現代の名作を生み出している。来日したホーレベークに、話を聞いた。

彼女の来日の目的は、「フリッツ・ハンセン」の日本のチームと会い、市場を知ることだ。昨年、クリエイティブ・ディレクターに就任してから世界各市場を回ってきたという。その中でも、日本市場における店舗作りは参考になるようだ。ホーレベークは、「日本のショップの作り方はヨーロッパと違う。感謝の気持ちを感じる落ち着いた空間で、入店する全ての人歓迎する雰囲気がある。誰もが居場所がある快適さがある一方で、保守的なヨーロッパと違い実験的な面もあり、支払いなどテクノロジーの導入が進んでいる」と話す。日本の消費者動向やどんなブランドが人気か、それらがどのようにコミュニケーションを取っているかリサーチするのも目的だが、日本市場はさまざまな面でインスピレーション源になるという。

創業以来変わらない“ラグジュアリーは品質から”という哲学

 「フリッツ・ハンセン」は1872年の創業以来、“ラグジュアリーは品質から”という徹底した姿勢を貫いてきた。ブランド哲学について彼女は、「機能性と美しさが同居するタイムレスなデザイン。それがブランドの歴史を作ってきた。デンマークデザインのルーツがわれわれにはあるといってもいい。クラフツマンシップに裏付けされた妥協ない品質の高さ、快適さといったものが、使う人に安心感と愛着をもたらしている」と話す。
クリエイティブ・ディレクターとしての役割は、単にデザインの統括やブランドイメージの監督だけではない。「デザイナーの選別から製品デザイン、生産開発から発売、製品のストーリーやコミュニケーション方法、空間デザインまでA to Z全てに関わる。それがブランドアイデンティティーになるから」。協業するデザイナーは、ベテランから若手まで幅広い。ホーレベークは、デザイン学校の学生の卒業作品などにも注目しているという。協業する基準について、「機能性やモノ作りに対する知識はもちろん、『フリッツ・ハンセン』を正しい方向に引っ張ってくれる力があるデザイナー。お互いに強いコネクションを感じ率直に話し合える関係であることが大切だ。ある意味デザイナーとの協業は結婚のようなもの」と話す。

メーカーだから提供できる世代を超えて使える家具

今後の強化点については、「新作家具の発表はもちろん、過去の素晴らしいアーカイブがあるから、それらを掘り起こしたい」と話す。「フリッツ・ハンセン」にとって日本はデンマークに次ぐ第二の市場だという。日本市場では、コロナ以降、年商は右肩上がりだ。「日本とは親和性が高い。多くの日本人がブランドに興味を持ってくれている。インスタグラムなどSNSを入り口に、ECやショップなどに来てもらえるようにあらゆるメディアを通して接点を持ちたい」。一方で、ヤコブセンなどデザイナー名と「フリッツ・ハンセン」がリンクしない消費者も多いという。

ブランドにとっての一番の課題は、認知度アップだ。「ファッションブランドのように多くの人に知ってもらいたい。われわれには、それだけの長い歴史と品質の高さがある。1脚の椅子が投資になる。リペアして次の世代に引き継ぐことができる」と話す。現在「フリッツ・ハンセン」では、同ブランドの使用済みの家具を回収し、再利用するサーキュラープログラムに力を入れ、家具のライフサイクルを伸ばす活動をしている。「これは、メーカーでなければできないこと。世代や時代を超えて使うことができるのが『フリッツ・ハンセン』の一番の強み。アイコニックな製品を生かし続けることがわれわれの使命だ」。

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ベートーベンの名曲をストライプ柄に!? 音楽をデザインに変える東京都発の匠の技

「生まれるべきものが生まれ、広がるべきものが広がり、残るべきものが残る世界の実現」をビジョンに掲げるマクアケによる、“アタラシイものや体験の応援購入サービス”の「マクアケ」には、伝統技術を現代的なアイテムに活用したプロジェクトが数多い。この連載では、全国各地の匠の技に注目。実行者の思いとともに、匠の技をどう活用し、どう訴求しているのかを考える。目指すは、47都道府県の匠の技の探訪だ。第6回は、東京都を訪れた。


今回の技術は…

音階やリズムをデザインに変える技術

音階やリズムをストライプ柄に変換するーーそんなユニークなファッションアイテムが生まれました。開発を担うのは、2024年11月に創業したノクターブ。音楽・ファッション・アートの境界を越えた、新たな形のクリエイティブを追求するアーティスト集団です。音にまつわる数々のプロジェクトに携わってきた安藤コウ代表を中心に、ファッションブランド「イン」のデザイナーを務める印致聖(イン・チソン)、3Dファッションのスペシャリスト李在⿓(イ・ジェヨン)という各分野の専門家が集まっています。

最初のプロジェクトは、音階をストライプ柄に変換するシステム“ストライプトラック”を活用したファッションアイテムの製作でした。元となったのは、「『心地良い音に包まれる』という比喩表現を現実にできたら」という安藤代表自身のアイデア。10年ほど前に思い付いたというこのアイデアは、安藤代表が広告代理店に勤めていた際、クライアントに提案したこともあるほど、実現を望んでいたものと言います。今回はまず、友人である印デザイナーにアイデアを相談するところからスタート。その後、3D技術に詳しい李さんもメンバーに加わりました。

こだわったのは、“アーティストの音楽を視覚化させる”こと。初期は、「音階には色調が存在している」という説に着目し、それぞれの音階を表した12色でストライプ柄を作ろうと試みました。しかし、色調だけではアーティストらしさを表現しきれず、色の見え方は人に異なることも判明。こうした課題を踏まえ、制作背景やコンセプトなど、楽曲にまつわる情報を生成AIに学習させ、それらをもとに1枚の“絵画”を作成。その“絵画”から12色を抽出し、色の出現率と音階の使用頻度を対応するようにペアリング。そのペアリングした色で視覚的な模様(柄)を生成する、というプロセスにたどり着きました。

今回、題材にしたのはクラシック音楽の巨匠・ベートーベンの名曲です。「歓喜の歌」「運命」の2曲を使い、ストライプ柄のニットウエアを製作しました。安藤代表は、「彼の楽曲は、曲によってテーマや雰囲気が異なるため、同じストライプ柄でも違いが出やすい」と説明します。4月7日、応援購入サービス「マクアケ」でも先行販売プロジェクトをスタートしました。

安藤代表は「今後は、童謡や民謡、ポップスなど、多くの人々に親しまれている楽曲をファッションアイテムに変換させたい」と展望します。家具のファブリックデザインなど、ファッション以外の分野にも挑戦し、音楽が持つ可能性を広げていきたいとのことです。

デザイン化する際の4つのポイント

1.音楽情報の
取り込みと解析

まず、楽曲に含まれるメロディーやハーモニーのデータを解析します。特に、音階(C、C#、D...B)の使用頻度が重要。各音が全体に占める割合を数値化していきます。

2.生成AIを活用した
絵画制作

音色やテンポ、雰囲気など、楽曲の特徴をもとに、生成AIが“絵画”を作成します。静かな楽曲であれば「柔らかな色合い」、エネルギッシュな楽曲なら「鮮やかな色調」の“絵画”に仕上がります。

3.色の抽出と解析

作成した“絵画”から、使用している色を抽出し、各色の出現率を算出します。それをもとに、“絵画”の色を使用頻度順に並べます。

4.色と音階の対応と
柄の生成

楽曲内の音階と“絵画”内の色の使用頻度を照合し、各音階に対応する色を割り当てます。音階とペアリングした色をもとに、楽曲全体を視覚的な模様(柄)としてデザインします。

東京発!
応援購入が高額なプロジェクト3選

“アタラシイものや体験の応援購入サービス”の「マクアケ」で大きな反響が寄せられた東京都発のプロジェクトを3つ紹介する。

PICK UP 1 : 応援購入総額1億7390万円

さらに進化【毎日の睡眠習慣が変わる】
消臭機能付きワンタッチふとん乾燥機|cado

「空気をデザインする We design for atmosphere.」をコンセプトに、空気清浄機や加湿器などの開発や販売を手掛けているカドー。消臭機能付きのワンタッチふとん乾燥機“フェーン 001”の好評を受け、“フェーン PRO”と“フェーン 002”の2機種を発表した。オゾン除菌と消臭の機能を追加している。

PICK UP 2 : 応援購入総額6181万円

カジュアルなのに高機能
オンオフ使える2階建て構造-FLOORPACK Flex

“フロアーパック”は、メーンの収納スペースを“2階建て”構造にすることで、荷物を取り出しやすくしたバックパック。累計販売額1億円以上のヒットを記録した。今回、初代をアップデートした“フロアーパック フレックス”が登場。取り外し可能な仕切りパッドを取り入れ、汎用性を高めた。

PICK UP 3 : 応援購入総額4567万円

ミニマル高機能 ブレインスリープ
マットレス・枕・布団が一つになったスリープギア

マットレスと布団、枕が一つになったオールインワンベッド。9割以上が空気という独自のエアループ素材が、寝床内の熱や湿気を逃し、朝まで快適な睡眠を保つ。通常のシングルベッドの2/3、たためば1/20というコンパクトなサイズ感も魅力の一つ。

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ベートーベンの名曲をストライプ柄に!? 音楽をデザインに変える東京都発の匠の技

「生まれるべきものが生まれ、広がるべきものが広がり、残るべきものが残る世界の実現」をビジョンに掲げるマクアケによる、“アタラシイものや体験の応援購入サービス”の「マクアケ」には、伝統技術を現代的なアイテムに活用したプロジェクトが数多い。この連載では、全国各地の匠の技に注目。実行者の思いとともに、匠の技をどう活用し、どう訴求しているのかを考える。目指すは、47都道府県の匠の技の探訪だ。第6回は、東京都を訪れた。


今回の技術は…

音階やリズムをデザインに変える技術

音階やリズムをストライプ柄に変換するーーそんなユニークなファッションアイテムが生まれました。開発を担うのは、2024年11月に創業したノクターブ。音楽・ファッション・アートの境界を越えた、新たな形のクリエイティブを追求するアーティスト集団です。音にまつわる数々のプロジェクトに携わってきた安藤コウ代表を中心に、ファッションブランド「イン」のデザイナーを務める印致聖(イン・チソン)、3Dファッションのスペシャリスト李在⿓(イ・ジェヨン)という各分野の専門家が集まっています。

最初のプロジェクトは、音階をストライプ柄に変換するシステム“ストライプトラック”を活用したファッションアイテムの製作でした。元となったのは、「『心地良い音に包まれる』という比喩表現を現実にできたら」という安藤代表自身のアイデア。10年ほど前に思い付いたというこのアイデアは、安藤代表が広告代理店に勤めていた際、クライアントに提案したこともあるほど、実現を望んでいたものと言います。今回はまず、友人である印デザイナーにアイデアを相談するところからスタート。その後、3D技術に詳しい李さんもメンバーに加わりました。

こだわったのは、“アーティストの音楽を視覚化させる”こと。初期は、「音階には色調が存在している」という説に着目し、それぞれの音階を表した12色でストライプ柄を作ろうと試みました。しかし、色調だけではアーティストらしさを表現しきれず、色の見え方は人に異なることも判明。こうした課題を踏まえ、制作背景やコンセプトなど、楽曲にまつわる情報を生成AIに学習させ、それらをもとに1枚の“絵画”を作成。その“絵画”から12色を抽出し、色の出現率と音階の使用頻度を対応するようにペアリング。そのペアリングした色で視覚的な模様(柄)を生成する、というプロセスにたどり着きました。

今回、題材にしたのはクラシック音楽の巨匠・ベートーベンの名曲です。「歓喜の歌」「運命」の2曲を使い、ストライプ柄のニットウエアを製作しました。安藤代表は、「彼の楽曲は、曲によってテーマや雰囲気が異なるため、同じストライプ柄でも違いが出やすい」と説明します。4月7日、応援購入サービス「マクアケ」でも先行販売プロジェクトをスタートしました。

安藤代表は「今後は、童謡や民謡、ポップスなど、多くの人々に親しまれている楽曲をファッションアイテムに変換させたい」と展望します。家具のファブリックデザインなど、ファッション以外の分野にも挑戦し、音楽が持つ可能性を広げていきたいとのことです。

デザイン化する際の4つのポイント

1.音楽情報の
取り込みと解析

まず、楽曲に含まれるメロディーやハーモニーのデータを解析します。特に、音階(C、C#、D...B)の使用頻度が重要。各音が全体に占める割合を数値化していきます。

2.生成AIを活用した
絵画制作

音色やテンポ、雰囲気など、楽曲の特徴をもとに、生成AIが“絵画”を作成します。静かな楽曲であれば「柔らかな色合い」、エネルギッシュな楽曲なら「鮮やかな色調」の“絵画”に仕上がります。

3.色の抽出と解析

作成した“絵画”から、使用している色を抽出し、各色の出現率を算出します。それをもとに、“絵画”の色を使用頻度順に並べます。

4.色と音階の対応と
柄の生成

楽曲内の音階と“絵画”内の色の使用頻度を照合し、各音階に対応する色を割り当てます。音階とペアリングした色をもとに、楽曲全体を視覚的な模様(柄)としてデザインします。

東京発!
応援購入が高額なプロジェクト3選

“アタラシイものや体験の応援購入サービス”の「マクアケ」で大きな反響が寄せられた東京都発のプロジェクトを3つ紹介する。

PICK UP 1 : 応援購入総額1億7390万円

さらに進化【毎日の睡眠習慣が変わる】
消臭機能付きワンタッチふとん乾燥機|cado

「空気をデザインする We design for atmosphere.」をコンセプトに、空気清浄機や加湿器などの開発や販売を手掛けているカドー。消臭機能付きのワンタッチふとん乾燥機“フェーン 001”の好評を受け、“フェーン PRO”と“フェーン 002”の2機種を発表した。オゾン除菌と消臭の機能を追加している。

PICK UP 2 : 応援購入総額6181万円

カジュアルなのに高機能
オンオフ使える2階建て構造-FLOORPACK Flex

“フロアーパック”は、メーンの収納スペースを“2階建て”構造にすることで、荷物を取り出しやすくしたバックパック。累計販売額1億円以上のヒットを記録した。今回、初代をアップデートした“フロアーパック フレックス”が登場。取り外し可能な仕切りパッドを取り入れ、汎用性を高めた。

PICK UP 3 : 応援購入総額4567万円

ミニマル高機能 ブレインスリープ
マットレス・枕・布団が一つになったスリープギア

マットレスと布団、枕が一つになったオールインワンベッド。9割以上が空気という独自のエアループ素材が、寝床内の熱や湿気を逃し、朝まで快適な睡眠を保つ。通常のシングルベッドの2/3、たためば1/20というコンパクトなサイズ感も魅力の一つ。

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まとめて出荷”の常識を疑え 在庫を細かく動かせば利益は倍増する

2025年1月からWWDJAPAN.comでマンガ版「ザ・ゴールシリーズ 在庫管理の魔術」が連載中です。在庫過剰に陥ると、つい値下げセールに頼ってしまう――。しかし、本当にそれしか方法はないのか? 利益を高め、最大化するための解決策を、アパレル在庫最適化コンサルで「ユニクロ対ZARA」「アパレル・サバイバル」「図解アパレルゲームチェンジャー」等の著者である齊藤孝浩ディマンドワークス代表が、同マンガを読みながら、解説して行きます。今回は、第5話を取り上げます。

在庫の小口移動が利益を生む

第5話のテーマは、「物流コストと機会損失の関係」です。

マンガ「在庫管理の魔術」の第5話は コチラ

主人公と中央倉庫の担当者との会話から、渋谷店に発送している商品は同店がもともと預けていた在庫だけではないことが明らかになりました。倉庫の責任者は、渋谷店から発注があると、同店の在庫がなくなっても、倉庫に眠っていた「バラ在庫」を発送してくれていたのでした。倉庫で配送ロットにならずに、滞留していた在庫を融通してもらったことによって欠品がなくなり、売り上げが劇的に伸びたのです。

前回も話題にしましたが、大半のアパレル事業者は、配送コストの削減を目的として、まとまった量の商品を発送するルールを持っています。そのため、発送する商品の量が一定数にならないと、出荷しないというのが普通です。こうしたルールのために、一定数に届かずにすぐには出荷できない商品が「バラ在庫」として倉庫に眠っているケースがあります。

渋谷店は、地下倉庫が水浸しになったという緊急事態に対応するために、その日に売れた分だけを、預け在庫とフリー在庫の中から、毎日、倉庫に発注する仕組みにしました。それに対応してもらえるなら、と、ある担当者がダメ元で、以前、欲しくても送ってもらえなかった欠品商品も、追加リクエストしてみたところ、倉庫側は、気を利かせて、他店向けの滞留していた在庫を回してくれたのです。これがプラスアルファの売り上げにつながったことは間違いありません。他店がそれを知ったら怒るでしょうけどね(笑)。

こうした体制では、売り上げが伸びる半面、配送コストが増えるのは確かです。1日ごとにバラバラと配送しているため、商品1点当たりの配送コストが大きくなるからです。

配送コストを気にするよりも、欠品を防いでプロパー販売機会を増やす!

しかし、欠品が減り、売り上げが増えることによって、その分、仕入れ原価などの変動経費は増えても、今までと同じ人員体制で店舗運営が出来て固定費が増えなければ、売り上げ増によって増えた粗利額(売上高―仕入原価)は、そのまま利益として残ります。

これが、渋谷店の売り上げが20~30%しか増えなかったのに、営業利益が倍増した理由です。

注:ショッピングセンターに出店しているテナントにとっては、家賃は売上歩合制なので、家賃も変動費(売上が増えれば、それに連動して増える経費)。固定費は人件費や通信費などにとどまります。一方、ハンナズ渋谷店は路面店のため、家賃も固定費になるため、売り上げが増えても、家賃は増えない契約のため、売れば売るほど利益が増える構造という違いがあります。しかし、テナントの場合でも、同じ販売体制で人件費など固定費が変わらなければ、20~30%も売り上げが増えると、利益は1.5倍くらいになるはずです。

私も、支援しているアパレル事業者さんに対しては、配送コストという制約を気にせずに欠品を防いでプロパー販売機会を増やすことを勧めています。なぜなら、定価で販売できれば、経費の増加分よりも粗利の増加分の方がはるかに大きいからです。例えば、販売価格が5000円の商品であれば、粗利はだいたい半分の2500円。しかし、セールになって30%オフになってしまえば、売り上げは3500円になりますので、粗利は1000円しか儲かりません。その差額は、1500円。たった1点を送る配送費よりも多くの粗利額が稼げると思いませんか?

倉庫から店舗に限らず、店舗間移動に関しても、配送ロットにとらわれるルールの中では、プロパー販売のタイミングを逸してしまったり、タイミングを誤れば、過剰在庫となる商品が出てきたりします。こうした商品は、後にセールとして値下げをして販売せざるを得なくなったり、売れ残り在庫になったりしてしまい、稼げる粗利をみすみす失ってしまうことになるでしょう。シーズン商品を扱うアパレル事業者の方は、改めて物流コストと欠品の関係を見直してみるとよいでしょう。

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「オペラ」復刻リップや「ナーズ」「ルナソル」「シュウ ウエムラ」の限定コレクションが登場 今週発売のビューティアイテム10選【5/12〜5/18】

ビューティアイテムの発売情報を「WWDJAPAN」的視点でピックアップ!今回は5月12〜18日に発売するアイテムを紹介します。今週は「ルナソル(LUNASOL)」から熱帯雨林をテーマに据えた夏コレクションが、「ナーズ(NARS)」からは蝶のモチーフをあしらったアジア限定コレクション、「シュウ ウエムラ(SHU UEMURA)」からはシャボンヌ・ウォン(Shavonne Wong)=ニューメディアアーティストとコラボレーションした限定コレクションが登場。ブランドの個性がちりばめられたデザインとカラーは注目です!「オペラ(OPERA)」もブランドを代表するリップスティック“リップティントN”から、“ハートの温度”に着想を得た新3色を発売。再販の要望が多かった“ピンクレッド”も復刻するのでぜひチェックを。

【5月12日発売】
スキンリメド
(SKIN REMED)

“朝C夜レチ”ニーズに応え朝用美容液が登場

ドクターズスキンケアブランド「スキンリメド(SKIN REMED)」は、朝用美容液“薬用ケアブライトセラム5.0”【医薬部外品】と“VCシャインセラム27.0”を発売する。新製品2種を朝に、3段階のレチノールグレードを用意している既存の“レチノダーマクリーム”を組み合わせることで、朝にビタミンC、夜にレチノール配合のスキンケアを取り入れる“朝C夜レチ”のニーズに応えた。

■商品詳細

“薬用ケアブライトセラム5.0”【医薬部外品】(15mL、3300円)
“VCシャインセラム27.0”(10mL、4400円)

【5月14日発売】
オペラ
(OPERA)

“ハートの温度”に着想したリップティント 

「オペラ(OPERA)」は、ブランドを代表するリップスティック“リップティントN”から、“ハートの温度”に着想を得た新3色を発売する。ピュアな温度感を宿す青みピンク“ブライトピンク”、柔らかなくすみ感で上品なローズ“ダスティローズ”の新2色に加え、再販の要望が多かった“ピンクレッド”を復刻する。

■商品詳細

“リップティントN”(各1760円)

【5月16日発売】
ルナソル
(LUNASOL)

熱帯雨林がテーマの夏コレクション 

「ルナソル(LUNASOL)」は、2025年夏コレクション“Rainforest Sanctuary”を発売する。森の奥深くに眠る泉や鮮やかな生命の輝きを、大胆な色彩や深みのある色を表現したアイシャドウや、定番のリップスティックの限定色など全5品を展開する。

■商品詳細

“アイカラーレーションN”(限定2種、各7700円)
“モノアイカラーレーション”(限定2色、各3520円)
“ベアカラーバーム”(限定2色、各4620円)
“ブラッシュスティック”(限定2色、各4950円)
“ネイルポリッシュ”(限定2色、各2200円)

【5月16日発売】
コスメデコルテ
(DECORTE)

フローラスムスクのフレグランスヘアミスト

「コスメデコルテ(DECORTE)」は、ブランドの最高峰ライン“AQ”からフローラルムスクの香りのヘアミスト“パフュームド ヘアミスト”を発売する。キューティクルの補修や上品な艶をまとわせるための厳選された美容成分をぜいたくに配合し、潤いに満ちた魅力的な髪へと導く。

■商品詳細

“パフュームド ヘアミスト”(30mL、7700円)

【5月16日発売】
イヴ・サンローラン
(YVES SAINT LAURENT)

“リブレ”シリーズから肌と溶け合うシトラスの香り

「イヴ・サンローラン(YVES SAINT LAURENT)」は、フレグランスライン“リブレ オーデパルファム”からブランド初のアルコールフリー処方のフレグランス“リブレ ロー ニュ“を発売する。香りのイメージは、太陽の光が降り注ぐシトラス。オイルインウォーターフォーミュラにより、それぞれの原料から本来の純粋な芳香成分をまるで木から手摘みしたばかりのように閉じ込めた。

■商品詳細

“リブレ ロー ニュ”(90mL、2万8820円/50mL、1万8810円/10mL、5060円※一部店舗限定)

【5月16日発売】
ナーズ
(NARS)

アジア限定メイクアップコレクション 

「ナーズ(NARS)」は、アジア限定の“ザ ビューティ トランスフォームド コレクション(THE BEAUTY TRANSFORMED COLLECTION)”を数量限定で発売する。洗練された蝶のモチーフをあしらったデザインが特徴で、新感覚のリップオイルやアイシャドウなど、全5アイテム7種類をラインナップする。

■商品詳細

“アフターグロー リップオイル”(限定2色、各4180円)
“クワッドアイシャドー”(7700円)
“ブラッシュ N”(限定2色、各5060円)
“ライトリフレクティングセッティングパウダー プレスト N”(6160円)
“ナチュラルラディアント ロングウェア クッションファンデーション ケース”(2310円)

【5月16日発売】
ワンバイコーセー
(ONE BY KOSE)

保湿スクラブ配合の洗顔料 

「ワンバイコーセー(ONE BY KOSE)」は、2種のスクラブ、炭、3種のクレイ配合のきめ細かい濃密な泡で洗浄する洗顔フォーム“ポアクリア スクラブ ウォッシュ”を発売する。潤いを含んだ“保湿スクラブ”と、毛穴の約1/10サイズの“自然由来マイクロスクラブ”が、毛穴の黒ずみや角栓を洗浄する。

■商品詳細

“ポアクリア スクラブ ウォッシュ”(130g、1980円※編集部調べ)

【5月16日発売】
M・A・C

目元の存在感を格上げするアイテム

「M・A・C」は、“ダズルシャドウ”をスティックタイプにした“ダズルシャドウ アイシャドウ スティック”、まつ毛の存在感をアップさせる“スタック エレベイテッド マスカラ”、ソフトにラインを描けるジェルライナー“カラー エクセス ジェルペンシル”を発売する。

■商品詳細

“ダズルシャドウ アイシャドウ スティック”(全8色、各3740円)
“スタック エレベイテッド マスカラ”(4620円)
“カラー エクセス ジェルペンシル”(全19色、限定4色、各4070円)

【5月16日発売】
シュウ ウエムラ
(SHU UEMURA)

芸術家のシャボンヌ・ウォンとコラボ

「シュウ ウエムラ(SHU UEMURA)」は、シャボンヌ・ウォン(Shavonne Wong)=ニューメディアアーティストとコラボレーションした限定コレクション“シュウウエムラ×シャボンヌウォン”を発売する。6色アイシャドウパレットやリップ、フェイスパウダー、クレンジングオイルの限定アイテムをそろえる。

■商品詳細

“ミントブースターアイパレット”(限定1種、8800円)
“キヌケアグローアップ グリーム” (限定2色、各5060円)
“アルティム8∞ スブリムビューティクレンジングオイルnコレクション限定デザイン”(450mL、1万4690円)
“アンリミテッドmopoルースパウダードリームミント” (限定、6600円)

【5月18日発売】
アンフィネス
(INFINESSE)

1カ月集中型のスキンケアセット 

「アンフィネス(INFINESSE)」は毎日使用できる5種の保湿成分を配合した美容液(30mL)と、週1回を目安に使用するヒアルロン酸配合のマイクロニードル(針)状の部分用マスク(2枚×4包の4回分)をセットにした、1カ月集中型のスキンケアセット“ダーマジェン”を発売する。

■商品詳細

“ダーマジェン”(1万6500円)

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「オペラ」復刻リップや「ナーズ」「ルナソル」「シュウ ウエムラ」の限定コレクションが登場 今週発売のビューティアイテム10選【5/12〜5/18】

ビューティアイテムの発売情報を「WWDJAPAN」的視点でピックアップ!今回は5月12〜18日に発売するアイテムを紹介します。今週は「ルナソル(LUNASOL)」から熱帯雨林をテーマに据えた夏コレクションが、「ナーズ(NARS)」からは蝶のモチーフをあしらったアジア限定コレクション、「シュウ ウエムラ(SHU UEMURA)」からはシャボンヌ・ウォン(Shavonne Wong)=ニューメディアアーティストとコラボレーションした限定コレクションが登場。ブランドの個性がちりばめられたデザインとカラーは注目です!「オペラ(OPERA)」もブランドを代表するリップスティック“リップティントN”から、“ハートの温度”に着想を得た新3色を発売。再販の要望が多かった“ピンクレッド”も復刻するのでぜひチェックを。

【5月12日発売】
スキンリメド
(SKIN REMED)

“朝C夜レチ”ニーズに応え朝用美容液が登場

ドクターズスキンケアブランド「スキンリメド(SKIN REMED)」は、朝用美容液“薬用ケアブライトセラム5.0”【医薬部外品】と“VCシャインセラム27.0”を発売する。新製品2種を朝に、3段階のレチノールグレードを用意している既存の“レチノダーマクリーム”を組み合わせることで、朝にビタミンC、夜にレチノール配合のスキンケアを取り入れる“朝C夜レチ”のニーズに応えた。

■商品詳細

“薬用ケアブライトセラム5.0”【医薬部外品】(15mL、3300円)
“VCシャインセラム27.0”(10mL、4400円)

【5月14日発売】
オペラ
(OPERA)

“ハートの温度”に着想したリップティント 

「オペラ(OPERA)」は、ブランドを代表するリップスティック“リップティントN”から、“ハートの温度”に着想を得た新3色を発売する。ピュアな温度感を宿す青みピンク“ブライトピンク”、柔らかなくすみ感で上品なローズ“ダスティローズ”の新2色に加え、再販の要望が多かった“ピンクレッド”を復刻する。

■商品詳細

“リップティントN”(各1760円)

【5月16日発売】
ルナソル
(LUNASOL)

熱帯雨林がテーマの夏コレクション 

「ルナソル(LUNASOL)」は、2025年夏コレクション“Rainforest Sanctuary”を発売する。森の奥深くに眠る泉や鮮やかな生命の輝きを、大胆な色彩や深みのある色を表現したアイシャドウや、定番のリップスティックの限定色など全5品を展開する。

■商品詳細

“アイカラーレーションN”(限定2種、各7700円)
“モノアイカラーレーション”(限定2色、各3520円)
“ベアカラーバーム”(限定2色、各4620円)
“ブラッシュスティック”(限定2色、各4950円)
“ネイルポリッシュ”(限定2色、各2200円)

【5月16日発売】
コスメデコルテ
(DECORTE)

フローラスムスクのフレグランスヘアミスト

「コスメデコルテ(DECORTE)」は、ブランドの最高峰ライン“AQ”からフローラルムスクの香りのヘアミスト“パフュームド ヘアミスト”を発売する。キューティクルの補修や上品な艶をまとわせるための厳選された美容成分をぜいたくに配合し、潤いに満ちた魅力的な髪へと導く。

■商品詳細

“パフュームド ヘアミスト”(30mL、7700円)

【5月16日発売】
イヴ・サンローラン
(YVES SAINT LAURENT)

“リブレ”シリーズから肌と溶け合うシトラスの香り

「イヴ・サンローラン(YVES SAINT LAURENT)」は、フレグランスライン“リブレ オーデパルファム”からブランド初のアルコールフリー処方のフレグランス“リブレ ロー ニュ“を発売する。香りのイメージは、太陽の光が降り注ぐシトラス。オイルインウォーターフォーミュラにより、それぞれの原料から本来の純粋な芳香成分をまるで木から手摘みしたばかりのように閉じ込めた。

■商品詳細

“リブレ ロー ニュ”(90mL、2万8820円/50mL、1万8810円/10mL、5060円※一部店舗限定)

【5月16日発売】
ナーズ
(NARS)

アジア限定メイクアップコレクション 

「ナーズ(NARS)」は、アジア限定の“ザ ビューティ トランスフォームド コレクション(THE BEAUTY TRANSFORMED COLLECTION)”を数量限定で発売する。洗練された蝶のモチーフをあしらったデザインが特徴で、新感覚のリップオイルやアイシャドウなど、全5アイテム7種類をラインナップする。

■商品詳細

“アフターグロー リップオイル”(限定2色、各4180円)
“クワッドアイシャドー”(7700円)
“ブラッシュ N”(限定2色、各5060円)
“ライトリフレクティングセッティングパウダー プレスト N”(6160円)
“ナチュラルラディアント ロングウェア クッションファンデーション ケース”(2310円)

【5月16日発売】
ワンバイコーセー
(ONE BY KOSE)

保湿スクラブ配合の洗顔料 

「ワンバイコーセー(ONE BY KOSE)」は、2種のスクラブ、炭、3種のクレイ配合のきめ細かい濃密な泡で洗浄する洗顔フォーム“ポアクリア スクラブ ウォッシュ”を発売する。潤いを含んだ“保湿スクラブ”と、毛穴の約1/10サイズの“自然由来マイクロスクラブ”が、毛穴の黒ずみや角栓を洗浄する。

■商品詳細

“ポアクリア スクラブ ウォッシュ”(130g、1980円※編集部調べ)

【5月16日発売】
M・A・C

目元の存在感を格上げするアイテム

「M・A・C」は、“ダズルシャドウ”をスティックタイプにした“ダズルシャドウ アイシャドウ スティック”、まつ毛の存在感をアップさせる“スタック エレベイテッド マスカラ”、ソフトにラインを描けるジェルライナー“カラー エクセス ジェルペンシル”を発売する。

■商品詳細

“ダズルシャドウ アイシャドウ スティック”(全8色、各3740円)
“スタック エレベイテッド マスカラ”(4620円)
“カラー エクセス ジェルペンシル”(全19色、限定4色、各4070円)

【5月16日発売】
シュウ ウエムラ
(SHU UEMURA)

芸術家のシャボンヌ・ウォンとコラボ

「シュウ ウエムラ(SHU UEMURA)」は、シャボンヌ・ウォン(Shavonne Wong)=ニューメディアアーティストとコラボレーションした限定コレクション“シュウウエムラ×シャボンヌウォン”を発売する。6色アイシャドウパレットやリップ、フェイスパウダー、クレンジングオイルの限定アイテムをそろえる。

■商品詳細

“ミントブースターアイパレット”(限定1種、8800円)
“キヌケアグローアップ グリーム” (限定2色、各5060円)
“アルティム8∞ スブリムビューティクレンジングオイルnコレクション限定デザイン”(450mL、1万4690円)
“アンリミテッドmopoルースパウダードリームミント” (限定、6600円)

【5月18日発売】
アンフィネス
(INFINESSE)

1カ月集中型のスキンケアセット 

「アンフィネス(INFINESSE)」は毎日使用できる5種の保湿成分を配合した美容液(30mL)と、週1回を目安に使用するヒアルロン酸配合のマイクロニードル(針)状の部分用マスク(2枚×4包の4回分)をセットにした、1カ月集中型のスキンケアセット“ダーマジェン”を発売する。

■商品詳細

“ダーマジェン”(1万6500円)

The post 「オペラ」復刻リップや「ナーズ」「ルナソル」「シュウ ウエムラ」の限定コレクションが登場 今週発売のビューティアイテム10選【5/12〜5/18】 appeared first on WWDJAPAN.

「ユニクロ」のロジャー・フェデラーに着想を得たウエアが登場! 来週発売のファッションアイテム11選【5/12〜5/18】

ファッションアイテムの発売情報を「WWDJAPAN」的視点でピックアップ!今回は5月12〜18日に発売するアイテムを紹介します。「ユニクロ(UNIQLO)」は16日、グローバルブランドアンバサダーを務める、ロジャー・フェデラー(Roger Federer)に着想を得たウエアアイテムを発売します。手掛けたのはクレア・ワイト・ケラー(Clare Waight Keller)=「ユニクロ」クリエイティブ・ディレクター。スポーツのシーンだけでなく、デイリーにも着こなせそうな、シックな上品さを兼ね備えたデザインはさすがです。

【5月12日受注開始】
オーディオテクニカ
(AUDIO-TECHNICA)

「ウィンダンシー」コラボ第2弾
Tシャツとバッグを受注販売

オーディオテクニカは、5月12日12時から、「ウィンダンシー(WIND AND SEA)」とのコラボしたレコードプレーヤー“サウンドバーガー”を販売するほか、Tシャツと“マルチレコードバッグ”を受注販売する。Tシャツとバッグは、夏を思わせるホワイトカラーをまとわせた。

■商品詳細

コラボレコードプレーヤー(3万9600円)
コラボTシャツ(8250円/受注販売)
コラボバッグ(1万5400円/受注販売)

【5月14日先行発売】
ロエベ
(LOEWE)

「オン」コラボ再び
トレランシューズ“クラウドベンチャー 2.0”など

「ロエベ(LOEWE)」は、「オン(ON)」とのコラボアイテムを発売する。トレイルランニングシューズ“クラウドベンチャー 2.0(CLOUDVENTURE 2.0)”や、リップストップ生地のジャケット、テクニカルジャージー生地のTシャツのほか、ショートパンツやキャップ、ソックス、パフォーマンスブラ、タイツなどを販売する。5月14日に両公式オンラインで先行発売、5月15日から一般発売する。

■商品詳細

コラボシューズ“クラウドベンチャー 2.0”(6万8200円)
コラボジャケット(11万6600円)
コラボTシャツ(4万2900円〜)
コラボショートパンツ(6万4900円)
コラボタイツ(5万5000円)
※一部商品

【5月14日発売】
エーグル
(AIGLE)

随所にドラえもんをデザイン
キッズアイテムを含む11型

「エーグル(AIGLE)」は、「ドラえもん」とのカプセルコレクションを発売する。“子どもから大人へと成長する人生の旅”をテーマに、キッズ向けアイテムを含む11型をラインアップ、随所に“ドラえもん”や“ひみつ道具”をデザインした。

■商品詳細

ポンチョ(4万6200円)
ジャケット(4万6200円)
バッグ(1万5400円〜)
ポンチョ/キッズ(2万5300円)
ブーツ/キッズ(1万1000円)
※一部商品

【5月14日発売】
ファミリア
(FAMILIAR)

“ベアブリック”コラボ
チャームやバッグ、ポーチなど

「ファミリア(FAMILIAR)」は、メディコム・トイのフィギュア“ベアブリック”と初のコラボアイテムを発売する。今回は、「ファミリア」の“ファミちゃん”を“ベアブリック”に落とし込んだキュートなモチーフをさまざまなアイテムに配した。

■商品詳細

コラボチャーム(6050円)
コラボショルダーバッグ(1万3200円)
コラボクリアポーチ(8250円)
コラボコップ(1650円)
コラボステッカー(3300円)

【5月14日発売】
ヴィヴィアン・ウエストウッド
(VIVIENNE WESTWOOD)

リサイクルデニムを用いた
カプセルコレクション

「ヴィヴィアン・ウエストウッド(VIVIENNE WESTWOOD)」は5月14〜20日、アップサイクルプロジェクト「ピース de ミライ」に共感し、実現に至った“デニム カプセルコレクション”のポップアップを伊勢丹新宿本店で開催する。同コレクションでは、廃棄されたデニムを原料に戻し、新しい綿糸と組み合わせて作るリサイクルデニムを用い、多数アイテムをラインアップする。

■商品詳細

バッグ(8万9100円〜)
バックパック(14万3000円)
キーリング(5万9400円)
シューズ(15万4000円)

【5月14日発売】
カネマサフィル
(KANEMASA PHIL.)

ウィメンズ初となる
別注アイテム4型

「カネマサフィル(KANEMASA PHIL.)」は、初となるウィメンズの別注アイテムを発売する。別注アイテムは、「カネマサフィル」を象徴する、46ゲージの“タイプライターニット”で仕上げた、ノースリーブブラウスとシャツ、マキシスカート、ワンピースを販売。光沢とハリを備え、6色をラインアップする。

■商品詳細

別注ノースリーブブラウス(2万4200円)
別注シャツ(2万7500円)
別注スカート(2万8600円)
別注ワンピース(3万3000円)

【5月16日発売】
ニューバランス
(NEW BALANCE)

「オーラリー」コラボ
スニーカー“475”をラインアップ

「ニューバランス(NEW BALANCE)」は、「オーラリー(AURALEE)」とのコラボスニーカーを発売する。1980年代のランニングシューズをルーツとした、「ニューバランス」の“475”を土台とし、日焼けで色褪せた、デッドストックを思わせるカラーをまとわせた。

■商品詳細

コラボスニーカー(2万6400円)

【5月16日発売】
ポータークラシック
(PORTER CLASSIC)

「ブルーブルージャパン」旗艦店とコラボ
バックパックをラインアップ

「ポータークラシック(PORTER CLASSIC)」は、聖林公司のブランド「ブルーブルージャパン(BLUE BLUE JAPAN)」の旗艦店、オクラ(OKURA)とコラボしたバックパックを発売する。昭和西川の体圧分散敷き布団“ムアツ(muatsu)”をショルダーハーネスに採用、次世代型バックパック“ニュートン(Newton)”を土台とする。ボディーは、摩耗や引き裂きに強いコーデュラナイロンで仕上げた。5月12日11時まで先行予約を受け付けている。

■商品詳細

コラボバックパック(7万7000円)

【5月16日発売】
ユニクロ
(UNIQLO)

ロジャー・フェデラーに着想を得た
ウエア7型をラインアップ

「ユニクロ(UNIQLO)」は、グローバルブランドアンバサダーを務める、ロジャー・フェデラー(Roger Federer)に着想を得たウエアアイテムを発売する。機能性だけでなく、多様なシーンに馴染むデイリースポーツウエアを目指し、ポロシャツとTシャツ、ジャケット、パーカ、パンツ、ショートパンツの7型を販売する。

■商品詳細

ポロシャツ(2990円)
Tシャツ(1990円)
ジャケット(3990円)
パーカ(4990円)
パンツ(2990円)
※一部商品

【5月16日先行発売】
クラネ
(CLANE)

「ラミダス」コラボ
ナイロン地に金具を配したバッグ

「クラネ(CLANE)」は、「ラミダス(RAMIDUS)」とのコラボバッグを発売する。ナイロン素材を用い、ゴールドの⾦具をあしらった、ハンドバッグとバックパックを用意。5月16日にオープンする、名古屋ラシック店で先行販売を開始、6月17日から一般発売する。

■商品詳細

コラボバッグ(2万8600円)
コラボバックパック(3万5200円)

【5月17日先行発売】
コンバース
(CONVERSE)

“ジャックパーセル”が
レーベルとして独立

コンバースジャパンは、「コンバース(CONVERSE)」内で展開してきた“ジャックパーセル(JACK PURCELL)”を、レーベルとして独立させる。レーベル化に合わせ、新モデル“ジャックパーセル 1935”と”ジャックパーセル 1935 サーキュラーバンプ”を企画。5月17日にビオトープ(BIOTOP)各店で先行発売する。

■商品詳細

スニーカー“ジャックパーセル 1935”(1万6500円)
スニーカー”ジャックパーセル 1935 サーキュラーバンプ”(1万6500円)

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上海の最旬スポット「コロンビア・サークル」、歴史的建築と人気ブランドが交差【ヒキタミワの水玉上海】

1993年から上海在住のライターでメイクアップアーティストでもあるヒキタミワさんの連載「水玉上海」は、ファッションやビューティの最新トレンドや人気のグルメ&ライフスタイル情報をベテランの業界人目線でお届けします。今回はこの1〜2年で上海屈指の最旬スポットとなった「コロンビアサークル」について。新旧の建築やライフスタイルが交差する上海を満喫できるスポットを紹介します

この1〜2年で最旬スポットに躍り出た「コロンビアサークル」

上海のトレンドスポットにも流行の波がある。ここ10数年にわたり人気を維持してきたのは「ブランディ・メルビル」が店を構える安福路(アンフールー)周辺だが、個人的に2009年頃から注目していた「コロンビア・サークル(上生新所/シャンシェンシンスオ)」エリアが、ここ1~2年で一気に脚光を浴び始めた。2024年5月の労働節の連休中には、多くの観光客が訪れ、大変な賑わいを見せていた。

コロンビア・サークルは1920年代にアメリカ人向けの社交クラブとして誕生し、その後は研究施設として使用され、現在は文化・商業の複合施設として再生されている。歴史と現代が美しく調和する空間として、建築・都市再生・ライフスタイルの各分野から高い評価を得ている。

始まりは1924年、アメリカ人建築家エリオット・ハザードによる「コロンビア・カントリー・クラブ」の設計だ。当時、多くの外国人が居住していた上海では、社交や運動を楽しむための高級クラブが求められており、このクラブも屋外プールやジムを備えた社交施設として機能していた。

1930年には、ハンガリー出身の建築家ラースロー・フデックが自邸として設計した邸宅が完成。後に孫文の息子・孫科の手に渡り「孫科別墅」となったこの建物は、スペイン様式、イタリア・ルネサンス、バロック、中式庭園など多様な建築要素が融合したユニークな意匠で知られる。外観・内装共に緻密な装飾が施され、建築と歴史の調和が見事に表現されている。通常は開放されていないが、2024年春には「グッチ(GUCCI)」のバンブーシリーズの展示が行われ、ファッションピープルにも人気のスポットとなった。

1952年、この一帯は「上海生物製品研究所(SIBP)」の研究キャンパスとして再編された。敷地内には研究棟、製造工場、包装施設、倉庫、オフィスなどが建設され、以後50年以上に渡り科学研究の拠点として使用された。旧建築の一部は保存され、時代の痕跡を残したまま現代に受け継がれている。

2016年に大手不動産デベの万科がOMAと組み
大型の再開発プロジェクトを始動

転機は2016年。中国の大手不動産デベロッパーの万科(Vanke)が再開発プロジェクトを始動し、オランダの建築事務所OMAとランドスケープデザイン会社West 8の協力のもと、歴史的建築の保存と現代建築の融合を目指した。2018年には第一期が完成し、中国発のコーヒーブランド「Seesaw coffee」や多国籍のレストラン、上海発のアウトドアブランド「アンコール(An Ko Rau)」や韓国発の「コーロンスポーツ(KOLON SPORT)」などのブティック、そしてオフィスなどを含む複合施設として一般公開された。

「蔦屋書店」や人気のアウトドアブランドが出店

特に注目すべきは、1924年に建設されたクラブ本館(現在の「7号」)と、プール・ジムを含む「5号」エリアである。「7号」建物は現在「蔦屋書店」として活用されている。建物は左右対称の構成を持つスパニッシュ・ミッション・スタイルで、緩やかな勾配の屋根、アーチ型の出入口、黄砂混じりのモルタル外壁が印象的で、多くの訪問者がその美しい建築を背景に写真を撮影している。

「5号」には、現在上海で唯一残る英国規格の屋外プールがあり、当時のモザイク模様が鮮明に残る貴重な存在である。プールの周囲には太いコンクリート柱廊が四方を囲み、上部は傾斜のあるガラス屋根で覆われている。現在では、プールを囲むようにレストランやバーが並び、そのガラス屋根の下のスペースはテラス席として活用され、多くの人が水辺での食事や会話を楽しむ様子が見られる。

24年から第二期エリアもオープン
「Go Wild」なども

2024年には第二期エリアもオープンし、ブルーボトルコーヒーやアウトドアブランド「去野(Go Wild)」などの人気店舗が加わり、さらに注目を集めている。

静けさと歴史が息づくこの緑溢れる空間は、建築に関心のある人々のみならず、カフェ文化や都市再生に興味を持つ人にとっても見逃せないスポットだ。所在地は上海市長寧区延安西路1262号。上海を訪れるなら、ぜひこの都会のオアシスに足を運んでいただきたい。

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トラベルライター間庭がハコ推し! クリエイターが常宿にする「カンデオホテルズ」

旅の質が重視される今、気分や価値観に添い、心から満足できるサティスファクション パフォーマンス=サティパのいいホテルが求められている。 今回はクリエーターからの支持も高い「カンデオホテルズ」の魅力を深ぼり。絶景スカイスパや食通もうなる朝食、照明にまでこだわった洗練された客室など、唯一無二の4つ星ホテルの快適性とは?

なぜかクリエーターが常宿とする唯一無二の4つ星ホテル

「カンデオホテルズ」の快適性に関しては常々気になっていた。さまざまな商業施設や豪邸撮影で全国各地を飛び回る、知り合いの建築カメラマンが常宿としているのだ。私も住宅撮影で同行する機会があるのだが、現地のホテルを予約する際、「自腹でいいから『カンデオホテルズ』を選びたい」とのこと。これには驚いた。肉体と精神を酷使する撮影の前後、パワーをチャージできる施設の充実ぶりが一般のビジネスホテルとは格段に違うという。とはいえラグジュアリーホテルのようなかしこまった過剰さはなく、価格も現実的だ。カンデオホテルズでは28施設すべてがそれぞれの都市の中心部にあり、都会にいながら心が安らぐ「アーバンリトリート」を目指している。

テレビ番組「ガイアの夜明け」でその躍進ぶりを特集されていた。「顧客満足度ランキング」日本一に何度も選ばれ、洗練とホスピタリティーを兼ね添えたホテルとして注目され続けている。ゲストを迎えるロビーは高層階、最上階に見晴らしのいい露天風呂と本格サウナがあるスカイスパがあるのが特徴。客室は広めに設計されており、大きな窓の前には「小上がりソファ」と呼ばれるスペースがあり、足を投げ出してくつろげる。コロナ禍でホテルの客室の全国平均の稼働率が4割台まで落ち込んだというが、「カンデオホテルズ」はその時期にも8割をマークし、次々に新規施設を開業し、拡大してきた。2025年4月現在では全28施設となり、歴史ある町家を生かした「カンデオホテルズ京都烏丸八角」や三津寺と一体化した「カンデオホテルズ大阪心斎橋」など革新的な試みも多い。

「世界で唯一の四つ星ホテル」を目指してきた「カンデオホテルズ」だが、今ではそれが定着してきた。

大阪・関西万博で盛り上がる大阪を見渡すタワーホテル

そこで2025年4月13日に開幕したEXPO2025大阪・関西万博に向け、活気づく大阪の中心地、淀屋橋に開業したばかりの「カンデオホテルズ大阪ザ・タワー」に試泊してきた。知人たちが絶賛しながらも、なかなか宿泊する機会がなく、恥ずかしながらこれが初カンデオ。期待に胸を膨らませ、17階のロビーへと向かう。各所にシャンパンブロンズをあしらったラグジュアリーな空間で、非日常のきらきらした高揚感。カフェスタイルのラウンジには御堂筋を見通すテラス風の席も。奥にある4400円(税込み、以下同)で利用できるエグゼクティブラウンジ はファーストクラスのラウンジのような風格だ。

チェックイン後、さっそく最上階31階にあるスカイスパへ。これぞ絶景!大きな浴槽と水風呂が大開口の前に並び、さらに1フロア上には展望露天風呂が。女性用は横からの目隠しとしてデザインの一部となった壁があったが、男性用は都市部の露天風呂としては考えられないほどの開放感。ちょっと足がすくみ、怖くなるほど抜けているのだ。目の前に川や小島を介し、向かいのビル群とはかなり距離が離れているのだが、ありないほどの開放感!向こうのビルから見えちゃうんじゃない?(そのせいか女湯には湯あみ着も用意されていた!)

なんとこのスカイスパ、建造物内のもっとも高層階にあるインフィニティー露天風呂として、ギネスに登録されているという。そしてうれしいのがサウナ。サウナもまた外の風景が見通せる設計で、閉塞感がなく、目に前に広がる眺めを味わいながら心もほぐせる。露天風呂には外気浴のスペースもあり、これは整う!心も、身体も!

最上階である31階にはフィットネスジムがあり、これがまた絶景。天空でエクササイズに励むかのように、朝夕を問わず、利用しているゲストは汗を流していた。これは撮らずにはいられないフォトジェニックさだ。

窓際にはソファベンチ、照明まで計算尽くされた客室に感嘆

客室ではさらに驚く。壁一面の大開口からは大阪の街並みが見渡せ、窓際にはカンデオホテルズのアイコンのひとつである「小上がりソファ」が。このちょっとした居場所がお茶を飲むとき、本を読むとき、ベッドに入る前にふとくつろぎたいときにちょうどいいのだ。 独立したデスクもあったのだが、あまりの快適さにPCでの作業もこの「小上がりソファ」で進めていた。

洗面周りやクローゼット、冷蔵庫や食器を納めたミニバーも機能的なのにラグジュアリー。なぜだろう? それは間接照明やミラーを効果的に取り入れているからだ。食器や冷蔵庫を納めたキャビネットも、シャンパンブロンズを取り入れたオリジナルのデザイン。この色は客室やパブリックスペースの各所に取り入れられていて、この輝きをみると「カンデオホテルズ」を思い出すだろう。つまり視界のどこにでも「カンデオホテルズ」らしさを感じる色、光、形を感じ、ブランディングが確立されているのだろう。視覚による違和感がない宿泊施設というのは実は少ない。クリエーターのリピーターが多いのもなんだか納得できる。

底力が発揮されるのはアメニティーの上質さだ。なかでもボディータオルは衝撃。使い捨てのペラペラ、ごわごわの素材が多い中、しっかりとした厚地で、たった1回の寿命にするには忍びないのだ。当然、私は自宅で数回使おうと、乾かして持ち帰った。歯ブラシやコットンを納めた木箱、予備のトイレットペーパーのケース、電話の使い方の表示など、ちょっとした小物、表示にも手を抜かず、この世界観を守っているのにはあっぱれとしか言いようがない。シティホテルでは味気ない白いティーカップや、やや武骨なマグカップが客室では採用されがちだが、部屋のトーンに調和するゴールド基調の洗練されたデザインであることもうれしかった。1ランク上の自分になれたように錯覚する。

天空のレストランでの上質な食事。 イタリアンブッフェに目も胃袋も大満足

「カンデオホテルズ」には朝食目当てのリピーターも多い。天空のレストランでの素材を生かした上質なメニューが並ぶ。生ハムやチーズ、豊富なフルーツなど、インバウンド層を想定した品ぞろえでもあるが、肉じゃがやだし巻き卵、いんげんの胡麻和えなど、本格的な和食も充実。「心と体が求める食べあわせを、思いのままに、選べる幸せ」を朝食のコンセプトとし、和食、洋食にこだわらず、体が求め、栄養バランスのよいものを組み合わせて盛り付けるのがいい。施設内でできるだけ調理し、ひよこ豆のカレー仕立てなどの創作メニューも。手作り豆腐と生卵の脇には12本以上の醤油瓶がひな壇に並ぶ厳選醤油バーも。比べる楽しさ、選ぶ喜びがある。

夕食もすごかった…!ディナーのイタリアンブッフェはそのロケーションと品ぞろえの豊富さから、地元のビジネスマンによる懇親会、女子会などで集うローカル客で賑わっていた。イタリアンと言えばアクアパッツァやピッツァなど日本ではシェアすることが前提だから、大皿から好きな分だけ取り分けるブッフェは理にかなっている(本場イタリアではピッツァは1人で1枚食べる文化なのだそう…!)淀屋橋の夜景を見ながら、ワインを片手に語らう。最高じゃないか。今度は大阪在住の友人を呼ぼう。ちなみにディナーブッフェは飲み放題のソフトドリンク付きで1人5500円 、スパークリングを含む7種のワインなど各種プレミアムドリンクのフリーフローも3300円の追加もできるので、ちょっとグレードアップした宴会を楽しむのもいい。

「とはいっても所詮、ブッフェでしょ?」などと軽んじることなかれ。北海道産サロマ牛モモ肉のローストビーフなどのディナー限定メニューも。桜エビと菜の花のピッツァなどのような季節限定メニューもあり、心が躍る。通常のホテルブッフェに比べて、大皿に乗るポーションが少ないせいか、作り立てにさし変わる回転がよく、常に暖かいお料理を味わえた。パーティールーム的な空間や(有料で個室もあり)夜景を前にベンチタイプのデートに最適な席などもあり、みんなで、2人で、そして出張時のシングルディナーでも、それぞれ満足できるのだ。

ラグジュアリーでは終わらぬ利便性が、唯一無二に四つ星を維持するゆえん

ラグジュアリーを極めた環境が快適なのは当たり前。「カンデオホテルズ」ではポーターは存在せず、荷物は自身で運ぶ。ランドリーも完備。部屋のテレビやアプリから、スカイスパやランドリーの混雑状況もチェックできるなど、効率重視のスタイル。空間や食事のクオリティーやホスピタリティーは5つ星ホテルレベルでありながら、無駄を省き、手の届きやすい価格設定を実現している。

「カンデオホテルズ」の位置づけは「安くて寝るだけのビジネスホテル」でもなく、「非日常性はあるが価格が高すぎて気軽に使えないシティホテル」でもない。両者の中間領域に属する新しい業態、と定義している。出張で利用した時はリーズナブルにエネルギーを充電できるゆとりのある滞在を提供し、そのゲストが休日には家族や友人とともに、観光やレジャー目的の滞在で訪れたいホテルを目指しているのだそう。納得。まさにその絶妙な匙加減が実践されている。

大型ホテルでストレスになりがちな、朝食時やチェックアウト時のエレベーター渋滞問題も、1階から17階までは3基、17階のフロントやレストランから客室、31階スカイスパまでの高層エレベーターは6基あり、移動もスムースだった。奥には広々としたバッゲージルームがあり、かなり大きなトランクでも安全に保管される。「カンデオホテルズ大阪ザ・タワー」はインバウンド層も多く、満足げな海外旅行客の姿も目立った。まずい。もうばれはじめている…グローバル系のシティホテルよりも、ずっと上質な滞在が、しかもリーズナブルにできるということが…!

そして私が「カンデオホテルズ」をハコ推ししたくなる最大の理由は充実したリクルート用のサイトだ。年齢、性別、学歴、国籍は一切不問とし、スタッフそれぞれが成長できるようなコンテンツも満載。ホテル業界の仕事内容や情報をまとめた「豆知識」は、思わず真剣に読み込んでしまった。「カンデオホテルズ」は「お客さまがより光輝くために」をモットーとしているが、「働くスタッフより輝くために」を実践しているからこそ、この成功があるのだろう。

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「ブルガリ」を象徴する香り“オ パフメ”が進化 緑茶ベースのタイムレスな名香の誕生秘話とは

「ブルガリ(BVLGARI)」のアイコニックなフレグランス“オ パフメ”が進化した。“ブルガリ オ パフメ オー テ ヴェール”は1992年に同ブランドのハイジュエリーの上顧客へのギフトとして誕生。2003年には、“オ パフメ オー テ ブラン”が加わる。お茶をベースにしたオーデコロンとして登場した2つの香りが、新たな調香によりオードトワレとして生まれ変わった。

緑茶のエッセンスを使用した“ブルガリ オ パフメ テ ヴェール オードトワレ”は、活力と活気に溢れるシトラス・アロマティック、白茶とムスクを融合した“ブルガリ オ パフメ テ ブラン オードトワレ”は、包み込まれるようなウッディ・フローラル・ムスクの香りだ。天然由来成分をたっぷりと使用し、よりナチュラルで濃厚な香りになった。阪急うめだ本店9階の祝祭広場で開催中の「阪急ビューティー フレグランス フェスティバル 2025」で先行販売している。

「ブルガリ」と業界に革新をもたらした名香

顧客のギフトとして登場した“オ パフメ”は、「ブルガリ」及びフレグランス業界に革新をもたらしたフレグランスだ。“テ ヴェール”の調香を手掛けたのはジャン・クロード・エレナ(Jean-Claude Ellena)。お茶をこよなく愛する彼は、ブランド初の香水を手掛けるにあたり、パリの紅茶専門店「マリアージュ フレール(MARIAGE FRERES)」で出合ったみずみずしい茶葉の香りを表現したいと選んだのが緑茶だった。

アジアのお茶が象徴するものは、調和や憩い、安らぎ、おもてなしなど。今でこそ、お茶をテーマにしたフレグランスはいろいろあるが、当時はお茶の香りを香水で表現したものはなかったという。そして誕生した“テ ヴェール”の爽やかで清々しい香りは、フレグランス業界にとって革新的なものだった。ジャック・キャヴァリエ(Jacques Cavallier)が調香を担当した“テ ブラン”は、”テヴェール“が活力をもたらす香りなのに対し、ムスクを調合した心安らぐ香り。いずれも、イタリアの香水作りとアジアのお茶の伝統を融合したジェンダーレスな香りのパイオニアだ。

350mLのたっぷりとしたボトルでギフトとして提供されていた“テヴェール”は、「ブルガリ」の顧客の間でもたちまち話題になった。ギフト用に開発された香りだが、人気の高まりから商品化され、「ブルガリ」のフレグランスビジネスの礎になった。“テ ヴェール”は「ブルガリ」の旗艦店をはじめ、ブルガリホテル&リゾーツの香りとしても愛され続けている。

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「ブルガリ」を象徴する香り“オ パフメ”が進化 緑茶ベースのタイムレスな名香の誕生秘話とは

「ブルガリ(BVLGARI)」のアイコニックなフレグランス“オ パフメ”が進化した。“ブルガリ オ パフメ オー テ ヴェール”は1992年に同ブランドのハイジュエリーの上顧客へのギフトとして誕生。2003年には、“オ パフメ オー テ ブラン”が加わる。お茶をベースにしたオーデコロンとして登場した2つの香りが、新たな調香によりオードトワレとして生まれ変わった。

緑茶のエッセンスを使用した“ブルガリ オ パフメ テ ヴェール オードトワレ”は、活力と活気に溢れるシトラス・アロマティック、白茶とムスクを融合した“ブルガリ オ パフメ テ ブラン オードトワレ”は、包み込まれるようなウッディ・フローラル・ムスクの香りだ。天然由来成分をたっぷりと使用し、よりナチュラルで濃厚な香りになった。阪急うめだ本店9階の祝祭広場で開催中の「阪急ビューティー フレグランス フェスティバル 2025」で先行販売している。

「ブルガリ」と業界に革新をもたらした名香

顧客のギフトとして登場した“オ パフメ”は、「ブルガリ」及びフレグランス業界に革新をもたらしたフレグランスだ。“テ ヴェール”の調香を手掛けたのはジャン・クロード・エレナ(Jean-Claude Ellena)。お茶をこよなく愛する彼は、ブランド初の香水を手掛けるにあたり、パリの紅茶専門店「マリアージュ フレール(MARIAGE FRERES)」で出合ったみずみずしい茶葉の香りを表現したいと選んだのが緑茶だった。

アジアのお茶が象徴するものは、調和や憩い、安らぎ、おもてなしなど。今でこそ、お茶をテーマにしたフレグランスはいろいろあるが、当時はお茶の香りを香水で表現したものはなかったという。そして誕生した“テ ヴェール”の爽やかで清々しい香りは、フレグランス業界にとって革新的なものだった。ジャック・キャヴァリエ(Jacques Cavallier)が調香を担当した“テ ブラン”は、”テヴェール“が活力をもたらす香りなのに対し、ムスクを調合した心安らぐ香り。いずれも、イタリアの香水作りとアジアのお茶の伝統を融合したジェンダーレスな香りのパイオニアだ。

350mLのたっぷりとしたボトルでギフトとして提供されていた“テヴェール”は、「ブルガリ」の顧客の間でもたちまち話題になった。ギフト用に開発された香りだが、人気の高まりから商品化され、「ブルガリ」のフレグランスビジネスの礎になった。“テ ヴェール”は「ブルガリ」の旗艦店をはじめ、ブルガリホテル&リゾーツの香りとしても愛され続けている。

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大阪万博で見るべき「シグネチャーパビリオン3選」 いのちの未来を考える

大阪・関西万博のパビリオンの中でも、万博を象徴するシグネチャーパビリオンを紹介したい。8人のプロデューサーが万博のテーマである「いのち輝く未来社会のデザイン」についてそれぞれの視点で深堀りし、表現している。館内の展示や体験を通して訪れた人が「いのち」について考え、その概念をアップデートする場所になることを目指している。

8つのパビリオンが位置するのは、大屋根リング内の中央にある「静けさの森」の南側。地面からミストが噴き上がる広場「いのちパーク」の周囲に集まっている。

屋根や壁がなく、森に溶け込むように存在するのが、慶應義塾大学教授の宮田裕章氏によるパビリオン「Better Co-Being」。さらに、大阪大学教授の石黒浩氏による「いのちの未来」は、高さ12mの外壁に沿って流れ落ちる水の膜に包まれた真っ黒な建物が印象的だ。その隣には、音楽家で数学研究家の中島さち子氏による「いのちの遊び場 クラゲ館」があり、夜のライトアップが幻想的。メディアアーティストの落合陽一氏による「null²(ヌルヌル)」の建物は、風景をいびつに映し出す鏡面の立方体からなる独創的なデザインで、期間限定の万博だから実現できたという。

いのちパーク西側には、生物学者の福岡伸一氏によるパビリオン「いのち動的平衡館」と、アニメーション監督の河森正治氏による「いのちめぐる冒険」がある。放送作家の小山薫堂氏による「EARTH MART(アースマート)」は、日本の原風景を思わせる茅葺き屋根が特徴だ。映像作家の河瀨直美氏による「Dialogue Theater-いのちのあかし-」は、奈良県十津川村と京都府福知山市の廃校舎を活用している。サステナビリティを考える実験の場でもある万博のパビリオンの中でも象徴的な建物の一つといえる。

ここからは、筆者が見学・体験したシグネチャーパビリオンのなかでもとくに印象に残ったパビリオンと展示を紹介する。

ロボットと共生する未来を体感「いのちの未来」

まずは、さまざまなアンドロイドやロボットと出会え、未来の社会を体感できるパビリオン「いのちの未来」。人型ロボット研究の第一人者である石黒氏が開発したロボット約30体を間近で鑑賞できるほか、企業やクリエイターと考えた50年後の生活やプロダクトを追体験できる。最後のエリアでは幻想的な空間のなかで1000年後のいのちの姿を目にすることも。「ロボットは今後、人間がもっと人間らしく暮らすために欠かせないパートナーになる。そんなロボットと人間が共生する未来を感じてもらえるようなパビリオンにした」と、石黒氏は語っている。

展示空間は3つのゾーンで構成。導入部となる「いのちの歩み」ゾーンでは縄文時代の土偶から現在のアンドロイドまで、さまざまな人の形にいのちを宿してた日本の歴史と文化を展示する。メーンゾーンとなる「50年後の未来」ゾーンでは、人間がアンドロイドと共存し、高度な技術を使った製品を活用しながら暮らす様子を物語の形で体験できる。

未来の社会に旅立つ車両の座席に座っていたのは、万博を機に誕生した子供のアンドロイドロボット「アスカロイド」。そのスムーズな手と指先の動きや、笑っているような愛らしい顔の表情につい見入ってしまった。さらに、自動走行可能で各エリアを案内してくれたのが移動型アバターロボット3体。それぞれに意味のある可愛いデザインとフォルムが印象的だ。アンドロイドは他にも、マツコ・デラックスをリアルに再現した「マツコロイド」や夏目漱石のアンドロイド、ダンスをしたり、ピアノを弾くアンドロイドも登場。来館していた子供たちも、ロボットのリアルな動きに驚いている様子だった。

圧巻は、未来の人間と出会えるゾーン「1000年後のいのち“まほろば“」である。高さ17mの大きな吹き抜けに1000年後の世界をイメージした幻想的な空間が広がる。アンドロイドと生身の人間の隔たりがなくなった未来の進化した人間「モモ」は、制約から解放された自由なカラダと精神を体現しているという。モモがまとう繊細なレースの衣装はデザイナーの廣川玉枝氏がデザイン・監修した。人間のようにまぶたを動かしながら優雅に舞う美人のモモをしばし眺めていると、アンドロイドと共生する社会を何周目かの人生でのぞいてみたくなった。

デジタル空間の自分の分身と対話できる「ヌルヌル」

万博の全パビリオンの中でも、いびつに変形した外観デザインでひときわ目を引くのが、落合陽一氏がプロデューサーを務める「ヌルヌル」だ。特殊な鏡面膜材で覆われたボクセルと呼ばれる大小の立方体が集まった独創的な外観が特徴で、背後からロボットやスピーカーで膜を動かすことによって鏡の壁がゆらゆらとゆらめている。このゆらぎはパソコンなどのデバイスが「ヌルヌル」動く様子を表現しているという。湾曲した鏡面には、建物の前に立った人の姿や風景がいびつに映し出され、未知の風景として表現されている。

ヌルヌルの外観について、落合氏はこう語る。「素材を作って建築するというプロセスで作られているすごく万博っぽい建物。万博の醍醐味は、展示空間を建築とともに作ることなので、普通の美術館ではできないような精度の高い素材と設計になっている」。

パビリオンの内部も天井と床がLED、壁面が合わせ鏡の無限反射空間という不思議な空間だ。ここで来館者は、デジタル化された自分自身と出会い、対話するという未知の体験ができる。それを可能にしたのが「ミラードボディ」という独自技術のID管理システムで、自分の身体情報などをブロックチェーンで管理できる。

パビリオンに入場する前に、ミラードボディの専用アプリで自分の外見や声を再現したアバターを作成する。自分の趣味や思考、好きなものなどの情報を紐づけておくと、館内で自分のアバターと対話ができ、仮想空間で他のユーザーとも交流ができる。NFTとして作成するので自分の証明書にもなり、例えば意識がなくなって救急車で運ばれたときでも、アバターが既往歴を救急隊員に伝えてくれるという未来が来るかもしれないという。

筆者が実際に体験したときは、フロア中央の大型LEDディスプレイに自分のアバターが突如現れ、別人に変わっていく様子が映し出された。大勢の観衆にアバターの自分が見られるのはちょっと恥ずかしい気もするが、ここに来ないと味わえない体験だ。

「自分がつくるものは言葉で説明しても動画で見てもわからないものが多く、このパビリオンはその最たるもの。デジタル時代だからこそ、ここに来なければ体験できない“やばいもの“がないと来る意味がない」と落合氏。難しい知識はなくても、会場に足を運ぶだけで未来の技術の一端を体感できて楽しめる「ヌルヌル」。予約をとってでも見学する価値のあるパビリオンの一つといえる。

河瀨映画の特徴を引き継ぐ「ダイアローグシアター」

シグネチャーパビリオンの中で奈良在住の筆者が一番楽しみにしていたのが、河瀨直美監督がプロデューサーを務める「Dialogue Theater(ダイアローグシアター)-いのちのあかし-」だ。奈良を拠点に活動する世界的な映画監督である河瀨氏がどんなパビリオンを手掛けるのか、河瀨映画の特徴を引き継いだシアター形式の展示とはどんなものなのか。早く観たいという思いから、「対話」という体験の参加者募集に応募してみようかとも思った。

河瀬映画の特徴とは、ごく普通に生活している人の人生に光をあてて紹介していることと、その人の心境を照らしていることだという。その特徴を引き継ぎながら1対1の対話にフォーカスしたメイン展示「対話シアター」では、映画のワンシーンのような対話が毎回約10分間、繰り広げられる。観客として目撃することで自分だったらどう答えるか考えるきっかけにもなるという内容だ。

「河瀬プロデューサーは日頃から分断ということに問題意識を持っている。分断のすべてを解消するのはむずかしいが、対話によって少しでも解消できたらという思いでこのパビリオンを作った」と、同館の計画統括ディレクターである杉山央氏は話す。

対話の主役は、来場者からランダムに選ばれた人と、事前募集でワークショップを体験した世界のどこかにいる人。スクリーン越しに初対面したふたりは与えられたテーマに基づいて脚本のないリアルな対話を繰り広げていく。テーマとなる問いかけは、人生の発見につながったり、人間の根源になるようなもので、万博開催中、毎日異なる。

筆者が訪れたときのテーマは「世界中の人が、あなたの言葉を待っているとしたら何を伝えますか?」。ふたりの対話者は性別も年代も異なっていた。対話の口火を切ったのはスクリーンの向こうにいる女性。その話に応える形で会場にいる若い男性が、筆者には思いもつかない意外な考えを披露したのが興味深かった。

ダイヤローグシアターでは「ミナ ペルホネン」によるデザインのユニホームも見どころだ。パビリオンのロゴである吹き出しのモチーフを全体にあしらったイエローの衣装は、あたたかく楽しげな雰囲気。コートジャケットは、対話をするように打ち合わせが重なり合うデザインになっている。「対話というのは簡単なようでとってもむずかしいし、受け取り方はみんな違っていていい。その実証の場が楽しくなるようにデザインした」とデザイナーの皆川明氏はコメントしている。

2つの廃校舎の記憶を移築した古くて新しいパビリオン建築と奈良や京都から移植した植栽は「万博開催後、再びどこかに移築されて新たな命を宿すことになるはず」と河瀨氏。体験コンテンツから建築、ユニホームまでまるごと楽しめるので、ぜひ足を運んでみてほしい。

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今トライしたい、ブルゾン着こなし新潮流【2025年春夏トレンド】

今シーズンは新顔のブルゾンが豊作です。もともと使い勝手のいいブルゾンにモードやアスレジャー風などが登場。スタイリングもきれいめやフェティッシュをはじめ、さまざまなテイストがミックスされています。パリやミラノで発表された2025年春夏コレクションから、今季らしいブルゾンコーディネートをより抜きました。

例えば「ドリス ヴァン ノッテン(DRIES VAN NOTEN)」は、リゾート風のロマンチックな装いにライトなブルゾンを取り入れました。チューブトップの上から、ラウンドネックの軽快なブルゾンを重ねて素肌を見せ、バカンスな雰囲気に。プリント柄スカートのヘムが不ぞろいに揺れて、春夏らしい印象です。

ラグジュアリーボヘミアンで
ロマンチックな装いに

ビンテージの勢いが続く中、ブルゾンにも使い込んだ風合いを宿らせたタイプが登場しています。ボヘミアンのトレンドとも好相性です。
「サンローラン(SAINT LAURENT)」のルックは、スエードのブルゾンがキーピース。ビンテージライクな質感が落ち着きをもたらしています。マキシ丈のスカートともマッチしていて、ロマンチックボヘミアンのムードに整えました。

タフでリラクシングな
ユーティリティーブルゾン

心配事の多い社会情勢を受けて、身を守るプロテクション意識が強まり、アウトドア系のユーティリティーアイテムが息を吹き返しました。ジェンダーレスな装いにまとめやすいのも、着こなし面での魅力。ロングシーズンで着回せるアウターなので、重宝します。

「ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)」は、メンズライクなブルゾンをキーピースに据えました。襟と袖口の折り返し部分に上品なチェック柄をのぞかせています。ベージュのパンツと合わせて、濃淡の異なる同系色の“トーン・オン・トーン”コーディネートに。タフでリラクシングな新ラグジュアリーの装いです。

ショート丈ブルゾンで
アスレチックなエレガンススタイル

バッサリ羽織ることが多かったブルゾンですが、近ごろは新発想のスタイルも提案されています。ショート丈のブルゾンは軽快さが持ち味。かさばって見えにくく、春夏に役立つアイテムです。

コンパクトなブルゾンを提案したのは、「ミュウミュウ(MIU MIU)」。ウエストから素肌がのぞくクロップド丈に加え、シルエットもタイト。ボトムスはきちんと感を印象付ける膝丈のプリーツスカートで、アスレチックエレガンスのミックスコーディネートに仕上げました。

ふんわりした素材で軽やかに
セットアップでチャーミングな印象

張り感のあるブルゾンが主流でしたが、ふんわりとした素材で柔和に整えたブルゾンも、シーンを選ばずまとえるアイテムです。
「グッチ(GUCCI)」のブルゾンは、カットジャカード風の質感がロマンチックなムード。従来のブルゾンのイメージを覆すかのような、優しげな雰囲気です。同素材のミニスカートと組み合わせたセットアップで、チャーミングに着こなしました。バッグと靴も白でそろえて、清らかで若々しい印象です。

モードなブラックブルゾンを
フェティッシュに演出

黒のシックなブルゾンは、ドレッシーにもクールにも着こなせるアウターですが、フェティッシュな演出とも意外となじみます。

「オニツカタイガー(ONITSUKA TIGER)」は、黒のブルゾンとパンツを合わせて、モードなスタイルに。レース素材のチューブトップをのぞかせて、メンズライクなスラックスに官能的なムードを交わらせています。スポーティーやカジュアルにまとまりがちなブルゾンスタイルに、妖艶さを盛り込んだ着こなしです。

ブルゾンはコートやジャケットより自由度が高く、自分好みにまといやすいアウターです。温度調節もしやすいので、ほぼ通年で出番あり。人気を追い風に、デザインのバリエーションがぐっと広がってきた今、着こなしのレパートリーも一段と増やせそうです。

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今トライしたい、ブルゾン着こなし新潮流【2025年春夏トレンド】

今シーズンは新顔のブルゾンが豊作です。もともと使い勝手のいいブルゾンにモードやアスレジャー風などが登場。スタイリングもきれいめやフェティッシュをはじめ、さまざまなテイストがミックスされています。パリやミラノで発表された2025年春夏コレクションから、今季らしいブルゾンコーディネートをより抜きました。

例えば「ドリス ヴァン ノッテン(DRIES VAN NOTEN)」は、リゾート風のロマンチックな装いにライトなブルゾンを取り入れました。チューブトップの上から、ラウンドネックの軽快なブルゾンを重ねて素肌を見せ、バカンスな雰囲気に。プリント柄スカートのヘムが不ぞろいに揺れて、春夏らしい印象です。

ラグジュアリーボヘミアンで
ロマンチックな装いに

ビンテージの勢いが続く中、ブルゾンにも使い込んだ風合いを宿らせたタイプが登場しています。ボヘミアンのトレンドとも好相性です。
「サンローラン(SAINT LAURENT)」のルックは、スエードのブルゾンがキーピース。ビンテージライクな質感が落ち着きをもたらしています。マキシ丈のスカートともマッチしていて、ロマンチックボヘミアンのムードに整えました。

タフでリラクシングな
ユーティリティーブルゾン

心配事の多い社会情勢を受けて、身を守るプロテクション意識が強まり、アウトドア系のユーティリティーアイテムが息を吹き返しました。ジェンダーレスな装いにまとめやすいのも、着こなし面での魅力。ロングシーズンで着回せるアウターなので、重宝します。

「ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)」は、メンズライクなブルゾンをキーピースに据えました。襟と袖口の折り返し部分に上品なチェック柄をのぞかせています。ベージュのパンツと合わせて、濃淡の異なる同系色の“トーン・オン・トーン”コーディネートに。タフでリラクシングな新ラグジュアリーの装いです。

ショート丈ブルゾンで
アスレチックなエレガンススタイル

バッサリ羽織ることが多かったブルゾンですが、近ごろは新発想のスタイルも提案されています。ショート丈のブルゾンは軽快さが持ち味。かさばって見えにくく、春夏に役立つアイテムです。

コンパクトなブルゾンを提案したのは、「ミュウミュウ(MIU MIU)」。ウエストから素肌がのぞくクロップド丈に加え、シルエットもタイト。ボトムスはきちんと感を印象付ける膝丈のプリーツスカートで、アスレチックエレガンスのミックスコーディネートに仕上げました。

ふんわりした素材で軽やかに
セットアップでチャーミングな印象

張り感のあるブルゾンが主流でしたが、ふんわりとした素材で柔和に整えたブルゾンも、シーンを選ばずまとえるアイテムです。
「グッチ(GUCCI)」のブルゾンは、カットジャカード風の質感がロマンチックなムード。従来のブルゾンのイメージを覆すかのような、優しげな雰囲気です。同素材のミニスカートと組み合わせたセットアップで、チャーミングに着こなしました。バッグと靴も白でそろえて、清らかで若々しい印象です。

モードなブラックブルゾンを
フェティッシュに演出

黒のシックなブルゾンは、ドレッシーにもクールにも着こなせるアウターですが、フェティッシュな演出とも意外となじみます。

「オニツカタイガー(ONITSUKA TIGER)」は、黒のブルゾンとパンツを合わせて、モードなスタイルに。レース素材のチューブトップをのぞかせて、メンズライクなスラックスに官能的なムードを交わらせています。スポーティーやカジュアルにまとまりがちなブルゾンスタイルに、妖艶さを盛り込んだ着こなしです。

ブルゾンはコートやジャケットより自由度が高く、自分好みにまといやすいアウターです。温度調節もしやすいので、ほぼ通年で出番あり。人気を追い風に、デザインのバリエーションがぐっと広がってきた今、着こなしのレパートリーも一段と増やせそうです。

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「アディクション」「マリークヮント」の最旬ポイントメイクをチェック!今週発売のビューティアイテム8選【5/5〜5/11】

ビューティアイテムの発売情報を「WWDJAPAN」的視点でピックアップ!今回は5月5〜11日に発売するアイテムを紹介します。今週はネイルやアイシャドウなどのポイントメイクに注目を。「アディクション(ADDICTION)」は“マグネットネイルポリッシュ”とパールを自在に操る磁石スティックを、「マリークヮント(MARY QUANT)」は濡れ艶シャイニーなリキッドアイシャドウやネイルポリッシュの新色&限定色を発売します。どちらのブランドも多彩なカラー展開が魅力のブランドだけに、トレンドを加えた最旬色は見逃せません!ほか、「ジルスチュアート ビューティ(JILL STUART BEAUTY)」からは“サムシングピュアブルー”コレクションが、「ジョー マローン ロンドン(JO MALONE LONDON)」からは、花をテーマにした“ブロッサムズ コレクション”が登場。どちらも毎年恒例の人気コレクションだけに今年の反響も楽しみですね。

【5月5日発売】
オーシャントーキョー
(OCEAN TOKYO)

ワックスがリニューアル

「オーシャントーキョー(OCEAN TOKYO)」の「オーシャントリコ(OCEAN TRICO)」は、“オーシャントリコ ヘアワックス”シリーズの7種をリニューアルして発売する。ヘアワックスでは日本初となる“レフィル交換型容器”を採用したほか、ヘアケア成分や洗い落としに関わる油剤の処方も変更した。

■商品詳細

“オーシャントリコ ヘアワックス”(各80g、1980円)

【5月7日発売】
ミシャ
(MISSHA)

ビタミンB12配合のピンク色の美容液

韓国コスメブランド「ミシャ(MISSHA)」は、ピンク色のビタミン美容液“ビタビープラス美容液”を発売する。同製品には、原料本来がピンク色であることから“ピンクビタミン”とも呼ばれるビタミンB12を配合。日々の外的ストレスから肌を保護し、肌本来のコンディションの整ったなめらかで健やかな肌を目指す。

■商品詳細

“ビタビープラス美容液”(30mL、2475円)

【5月7日発売】
ヒンス
(HINCE)

人気“ロウグロウジェルティント”がミニサイズに

韓国発のコスメブランド「ヒンス(HINCE)」は5月7日、ベストセラーのティントリップ“ロウグロウジェルティント”から、持ち歩きに便利なミニサイズを発売する。“ロウグロウジェルティント”は、唇に自然な光沢感と血色感を与えるリキッドタイプのティントリップ。透け感のあるクリーミーなジェルテクスチャーで、重ねるほどに色の深みと艶が増す。

■商品詳細

“ロウグロウジェルティント”(全25色、各990円)

【5月8日発売】
ラッシュ
(LUSH)

“パパのダジャレ”を表現したバスボムなど10種

「ラッシュ(LUSH)」は父の日に向けて、バスボムやソープなど新作全10種の限定コレクションを発売する。お父さんやお父さんのような存在の人と過ごしたひとときを感じられる、思わずクスっと笑ってしまう心温まるアイテムをラインアップする。

■商品詳細

“ハッピーヒッピー ボム”(990円)
“フィッシュウィズノーアイズ”(700円)
“メイク オクトパス ラフ”(700円)
“ダッズミンティ”(110g、1680円/280g、3400円/560g、5600円)
“ファーザークリスマスオンホリデー”(100g、1530円)
“ダイノメイト ギフト”(1970円)
“ハッピーキャンパー ギフト”(5300円)
“70s タイ”(1300円)
“キャンピングライフ”(320円)

【5月8日発売】
マリークヮント
(MARY QUANT)

濡れ艶シャイニーなリキッドアイシャドウ

「マリークヮント(MARY QUANT)」は、濡れたような艶感と潤いをもたらすラメ配合のリキッドアイシャドウ“カラーシャイン フォー アイズ”を発売する。合わせて、豊富なバリエーションで人気の“ネイル ポリッシュ”に新色と限定色を追加する。

■商品詳細

“カラーシャイン フォー アイズ”(全7色うち限定1色、各3300円)
“ネイル ポリッシュ”(新7色うち限定1色、各1650円)

【5月9日発売】
アディクション
(ADDICTION)

“マグネットネイルポリッシュ”とパールを自在に操る磁石スティック

「アディクション(ADDICTION)」は、2025年夏コレクション“HARMONIOUS SYNERGY”からネイルアイテムを発売する。マニキュアで楽しめるマグネットネイル7色、トップコート、スティック型のマグネットをラインアップ。

■商品詳細

“ザ マグネット ネイルポリッシュ”(各3300円)
“ザ マグネット トップコート”(3300円)
“マグネット スティック”(880円)

【5月9日発売】
ジルスチュアート ビューティ
(JILL STUART BEAUTY)

恒例の幸せに導く“サムシングブルー”着想のコレクション

「ジルスチュアート ビューティ(JILL STUART BEAUTY)」は、恒例の“サムシングピュアブルー”コレクションを発売する。花嫁を幸せに導く色“サムシングブルー”に着想したフレグランス、メイクアップアイテムなど限定10品をそろえる。

■商品詳細

“クリスタルブルーム サムシングピュアブルー オードパルファン”(30mL、6490円)
“クリスタルブルーム サムシングピュアブルー シマリング フレグランスバーム”(3850円)
“クリスタルブルーム サムシングピュアブルー パフュームド ハンド エッセンス”(40g、2640円)
“サムシングピュアブルー フレグランス ボディミスト”(100mL、3520円)
“サムシングピュアブルー フレグラント スタイリングクリーム”(75g、3080円)
“サムシングピュアブルー ファブリック フレグランス”(200mL、3300円)
“サムシングピュアブルー エアリーチュール ラスティングルースパウダー”(20g、4950円)
“サムシングピュアブルー リップブーケ セラム”(3740円)
“サムシングピュアブルー マイリップス”(3520円)
“サムシングピュアブルー アロマティックフラワー ネイルオイル”(8mL、2200円)
“プレゼントボックス(サムシングピュアブルー25)M”(440円)

【5月9日発売】
ジョー マローン ロンドン
(JO MALONE LONDON)

毎年恒例“ブロッサムズ コレクション”

「ジョー マローン ロンドン(JO MALONE LONDON)」は、花をテーマにした毎年恒例の“ブロッサムズ コレクション”を発売する。今年は、夏の旅へ誘われるような太陽を感じる香り“ビーチ ブロッサム”とバリ島に咲く“フランジパニ”に着想した“フランジパニ フラワー”をラインアップする。

■商品詳細

“ビーチ ブロッサム コロン”(50mL、1万7710円/100mL、2万4750円)
“フランジパニ フラワー コロン”(30mL、1万2430円/100mL、2万4750円)
“フランジパニ フラワー コロン” (オンラインストア限定10mL、4950円)
“フランジパニ フラワー ハンド クリーム”(30mL、4620円)

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「アディクション」「マリークヮント」の最旬ポイントメイクをチェック!今週発売のビューティアイテム8選【5/5〜5/11】

ビューティアイテムの発売情報を「WWDJAPAN」的視点でピックアップ!今回は5月5〜11日に発売するアイテムを紹介します。今週はネイルやアイシャドウなどのポイントメイクに注目を。「アディクション(ADDICTION)」は“マグネットネイルポリッシュ”とパールを自在に操る磁石スティックを、「マリークヮント(MARY QUANT)」は濡れ艶シャイニーなリキッドアイシャドウやネイルポリッシュの新色&限定色を発売します。どちらのブランドも多彩なカラー展開が魅力のブランドだけに、トレンドを加えた最旬色は見逃せません!ほか、「ジルスチュアート ビューティ(JILL STUART BEAUTY)」からは“サムシングピュアブルー”コレクションが、「ジョー マローン ロンドン(JO MALONE LONDON)」からは、花をテーマにした“ブロッサムズ コレクション”が登場。どちらも毎年恒例の人気コレクションだけに今年の反響も楽しみですね。

【5月5日発売】
オーシャントーキョー
(OCEAN TOKYO)

ワックスがリニューアル

「オーシャントーキョー(OCEAN TOKYO)」の「オーシャントリコ(OCEAN TRICO)」は、“オーシャントリコ ヘアワックス”シリーズの7種をリニューアルして発売する。ヘアワックスでは日本初となる“レフィル交換型容器”を採用したほか、ヘアケア成分や洗い落としに関わる油剤の処方も変更した。

■商品詳細

“オーシャントリコ ヘアワックス”(各80g、1980円)

【5月7日発売】
ミシャ
(MISSHA)

ビタミンB12配合のピンク色の美容液

韓国コスメブランド「ミシャ(MISSHA)」は、ピンク色のビタミン美容液“ビタビープラス美容液”を発売する。同製品には、原料本来がピンク色であることから“ピンクビタミン”とも呼ばれるビタミンB12を配合。日々の外的ストレスから肌を保護し、肌本来のコンディションの整ったなめらかで健やかな肌を目指す。

■商品詳細

“ビタビープラス美容液”(30mL、2475円)

【5月7日発売】
ヒンス
(HINCE)

人気“ロウグロウジェルティント”がミニサイズに

韓国発のコスメブランド「ヒンス(HINCE)」は5月7日、ベストセラーのティントリップ“ロウグロウジェルティント”から、持ち歩きに便利なミニサイズを発売する。“ロウグロウジェルティント”は、唇に自然な光沢感と血色感を与えるリキッドタイプのティントリップ。透け感のあるクリーミーなジェルテクスチャーで、重ねるほどに色の深みと艶が増す。

■商品詳細

“ロウグロウジェルティント”(全25色、各990円)

【5月8日発売】
ラッシュ
(LUSH)

“パパのダジャレ”を表現したバスボムなど10種

「ラッシュ(LUSH)」は父の日に向けて、バスボムやソープなど新作全10種の限定コレクションを発売する。お父さんやお父さんのような存在の人と過ごしたひとときを感じられる、思わずクスっと笑ってしまう心温まるアイテムをラインアップする。

■商品詳細

“ハッピーヒッピー ボム”(990円)
“フィッシュウィズノーアイズ”(700円)
“メイク オクトパス ラフ”(700円)
“ダッズミンティ”(110g、1680円/280g、3400円/560g、5600円)
“ファーザークリスマスオンホリデー”(100g、1530円)
“ダイノメイト ギフト”(1970円)
“ハッピーキャンパー ギフト”(5300円)
“70s タイ”(1300円)
“キャンピングライフ”(320円)

【5月8日発売】
マリークヮント
(MARY QUANT)

濡れ艶シャイニーなリキッドアイシャドウ

「マリークヮント(MARY QUANT)」は、濡れたような艶感と潤いをもたらすラメ配合のリキッドアイシャドウ“カラーシャイン フォー アイズ”を発売する。合わせて、豊富なバリエーションで人気の“ネイル ポリッシュ”に新色と限定色を追加する。

■商品詳細

“カラーシャイン フォー アイズ”(全7色うち限定1色、各3300円)
“ネイル ポリッシュ”(新7色うち限定1色、各1650円)

【5月9日発売】
アディクション
(ADDICTION)

“マグネットネイルポリッシュ”とパールを自在に操る磁石スティック

「アディクション(ADDICTION)」は、2025年夏コレクション“HARMONIOUS SYNERGY”からネイルアイテムを発売する。マニキュアで楽しめるマグネットネイル7色、トップコート、スティック型のマグネットをラインアップ。

■商品詳細

“ザ マグネット ネイルポリッシュ”(各3300円)
“ザ マグネット トップコート”(3300円)
“マグネット スティック”(880円)

【5月9日発売】
ジルスチュアート ビューティ
(JILL STUART BEAUTY)

恒例の幸せに導く“サムシングブルー”着想のコレクション

「ジルスチュアート ビューティ(JILL STUART BEAUTY)」は、恒例の“サムシングピュアブルー”コレクションを発売する。花嫁を幸せに導く色“サムシングブルー”に着想したフレグランス、メイクアップアイテムなど限定10品をそろえる。

■商品詳細

“クリスタルブルーム サムシングピュアブルー オードパルファン”(30mL、6490円)
“クリスタルブルーム サムシングピュアブルー シマリング フレグランスバーム”(3850円)
“クリスタルブルーム サムシングピュアブルー パフュームド ハンド エッセンス”(40g、2640円)
“サムシングピュアブルー フレグランス ボディミスト”(100mL、3520円)
“サムシングピュアブルー フレグラント スタイリングクリーム”(75g、3080円)
“サムシングピュアブルー ファブリック フレグランス”(200mL、3300円)
“サムシングピュアブルー エアリーチュール ラスティングルースパウダー”(20g、4950円)
“サムシングピュアブルー リップブーケ セラム”(3740円)
“サムシングピュアブルー マイリップス”(3520円)
“サムシングピュアブルー アロマティックフラワー ネイルオイル”(8mL、2200円)
“プレゼントボックス(サムシングピュアブルー25)M”(440円)

【5月9日発売】
ジョー マローン ロンドン
(JO MALONE LONDON)

毎年恒例“ブロッサムズ コレクション”

「ジョー マローン ロンドン(JO MALONE LONDON)」は、花をテーマにした毎年恒例の“ブロッサムズ コレクション”を発売する。今年は、夏の旅へ誘われるような太陽を感じる香り“ビーチ ブロッサム”とバリ島に咲く“フランジパニ”に着想した“フランジパニ フラワー”をラインアップする。

■商品詳細

“ビーチ ブロッサム コロン”(50mL、1万7710円/100mL、2万4750円)
“フランジパニ フラワー コロン”(30mL、1万2430円/100mL、2万4750円)
“フランジパニ フラワー コロン” (オンラインストア限定10mL、4950円)
“フランジパニ フラワー ハンド クリーム”(30mL、4620円)

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「サカイ」×「ナイキ」のスニーカーや「ジョンマス」のサウナハットなど! 来週発売のファッションアイテム9選【5/5〜5/11】

ファッションアイテムの発売情報を「WWDJAPAN」的視点でピックアップ!今回は5月5日〜11日に発売するアイテムを紹介します。「サカイ(SACAI)」と「ナイキ(NIKE)」のコラボスニーカーが9日、数量限定で登場します。シューズ側面には「ナイキ」 x 「サカイ」の象徴であるダブルスウッシュが、シュータンには「ナイキ」 x 「サカイ」のロゴがプリントされているデザインでカラーは全3色。「サカイ」青山と公式オンラインストアの抽選サイトでの発売です。

一方、「ジョンマスターオーガニック(JOHN MASTERS ORGANICS)」は8日、「ニューエラ(NEW ERA)」との限定コラボレーションアイテムを発売します。サウナ好きにおすすめの限定セットも登場。連休にサウナで疲れを癒す過ごし方もいいですね。

【5月7日発売】
アディダス オリジナルス
(ADIDAS ORIGINALS)

“アディゼロ アルク”から
新色オールブラックなど

「アディダス オリジナルス(ADIDAS ORIGINALS)」は、ランニングシューズ“アディゼロ アルク”を発売する。“アディゼロ アルク”は、前身モデル“アディゼロ(ADIZERO)”を土台とし、2000年代のランニングシューズデザインと最新の素材を組み込んでアップデートしたモデル。オールブラックカラーのモデルが初登場するほか、昨年発売したレッドカラーも再販売する。

■商品詳細

ランニングシューズ(1万8700円)

【5月7日発売】
ファミリア
(FAMILIAR)

「コンバース」コラボ
“ファミリアチェック”の“オールスター”

「ファミリア(FAMILIAR)」は、「コンバース(CONVERSE)」との第2弾コラボスニーカーを発売する。“オールスター(ALL STAR)”に、“ファミリアチェック”柄をまとわせ、青を基調としたデザインに仕上げた。キッズサイズとベビーサイズもラインアップする。

■商品詳細

コラボスニーカー(2万2000円)
コラボスニーカー/キッズ(1万5400円)
コラボスニーカー/ベビー(1万3200円)

【5月7日発売】
ザ・シェパード アンダーカバー
(THE SHEPHERD UNDERCOVER)

「サンスペル」コラボ
Tシャツとパジャマをラインアップ

「アンダーカバー(UNDERCOVER)」のメンズライン“ザ・シェパード アンダーカバー(THE SHEPHERD UNDERCOVER)”は、「サンスペル(SUNSPEL)」とのコラボアイテムを発売する。Tシャツとパジャマシャツ、パジャマパンツの3型をラインアップする。

■商品詳細

Tシャツ(2万900円)
パジャマシャツ(3万5200円)
パジャマパンツ(2万6400円)

【5月7日発売】
マックスマーラ
(MAX MARA)

“ホイットニー バッグ”の記念モデル

「マックスマーラ(MAX MARA)」は、“ホイットニー バッグ”の10周年記念モデルを数量限定で発売する。今回は、登場から10年を迎える同バッグが初登場した時のモデルを復刻。アルミニウムカラーのレザーに、鮮やかなレッドのライニングが目を引く。

■商品詳細

バッグ(53万200円)

【5月7日発売】
クロックス
(CROCS)

「スワロフスキー」とコラボした
史上最高額の“クロッグ”

「クロックス(CROCS)」は、「スワロフスキー(SWAROVSKI)」とコラボしたフットウエア2型と“ジビッツ”チャームを発売する。コラボアイテムには“スワロフスキークリスタル”を惜しみなく散りばめた。中でも“スワロフスキー クロックス ベイ クロッグ”は「クロックス」史上最高額の19万8000円。

■商品詳細

フットウエア(4万9500〜19万8000円)
チャーム(4万1800円)

【5月8日発売】
アメリ
(AMERI)

「金子眼鏡」と初コラボ
アイウエア2型をラインアップ

「アメリ(AMERI)」は、「金子眼鏡」と初コラボしたアイウエアを発売する。ウェリントン型のサングラス/伊達眼鏡と、1980年代のアーカイブを生まれ変わらせたサングラスを制作。どちらにもテンプル内側に“AMERI KANEKO”“NO RULES FOR FASHION”の刻印を、テンプルエンドには「アメリ」ロゴをあしらう。

■商品詳細

コラボアイウエア(3万800円〜)

【5月8日発売】
ジョンマスターオーガニック
(JOHN MASTERS ORGANICS)

「ニューエラ」コラボ
キャップやサウナハットとのセットアイテム

「ジョンマスターオーガニック(JOHN MASTERS ORGANICS)」は、「ニューエラ(NEW ERA)」との第2弾コラボアイテムを数量限定発売する。サウナハットやトートバッグ、ポーチ、キャップなどとビューティアイテムを組み合わせたセットを多数ラインアップする。

■商品詳細

“ジョンマスターオーガニック×ニューエラ サウナハット&エコ トートバッグ/サウナーセット”(1万4300円〜)
“ジョンマスターオーガニック×ニューエラ マルチポーチ/トラベルセット”(7480円)
“ジョンマスターオーガニック×ニューエラ ナイントゥエンティー/スタイリングセット”(6930円〜)
“ジョンマスターオーガニック×ニューエラ マイ ファースト ナイントゥエンティー/マイ ファースト スタイリングセット”(6380円〜)

【5月9日発売】
サカイ
(SACAI)

「ナイキ」コラボの限定スニーカー
花井祐介によるスカルプチャーも

「サカイ(SACAI)」は、「ナイキ(NIKE)」とのコラボスニーカーを数量限定で発売する。「ナイキ」のトレイルランニングシューズ“ゼガマ(Zegama)”を土台とし、メッシュ、スエード、レザーの異なる要素を組み合わせ、“ナイキ×サカイ”を象徴するダブルスウッシュを、シュータンにはロゴをあしらう。またイラストレーターの花井祐介によるスカルプチャーも販売する。

■商品詳細

コラボスニーカー(2万5080円)
スカルプチャー(18万1500円)

【5月9日発売】
ジェイ ダブリュー アンダーソン
(JW ANDERSON)」

映画「クィア」公開記念
渋谷店と伊勢丹メンズ館で再販売

「ジェイ ダブリュー アンダーソン(JW ANDERSON)」は、映画「クィア」の公開を記念したアイテムを再販売する。劇中に登場する台詞やタイトル、グラフィックを配したパーカや、スエット、Tシャツ、キャップ、トートバッグなどをラインアップする。

■商品詳細

パーカ(5万3900円)
スエット(4万700円〜)
Tシャツ(2万6400円)
キャップ(2万6400円)
トートバッグ(2万9700円)

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「サカイ」×「ナイキ」のスニーカーや「ジョンマス」のサウナハットなど! 来週発売のファッションアイテム9選【5/5〜5/11】

ファッションアイテムの発売情報を「WWDJAPAN」的視点でピックアップ!今回は5月5日〜11日に発売するアイテムを紹介します。「サカイ(SACAI)」と「ナイキ(NIKE)」のコラボスニーカーが9日、数量限定で登場します。シューズ側面には「ナイキ」 x 「サカイ」の象徴であるダブルスウッシュが、シュータンには「ナイキ」 x 「サカイ」のロゴがプリントされているデザインでカラーは全3色。「サカイ」青山と公式オンラインストアの抽選サイトでの発売です。

一方、「ジョンマスターオーガニック(JOHN MASTERS ORGANICS)」は8日、「ニューエラ(NEW ERA)」との限定コラボレーションアイテムを発売します。サウナ好きにおすすめの限定セットも登場。連休にサウナで疲れを癒す過ごし方もいいですね。

【5月7日発売】
アディダス オリジナルス
(ADIDAS ORIGINALS)

“アディゼロ アルク”から
新色オールブラックなど

「アディダス オリジナルス(ADIDAS ORIGINALS)」は、ランニングシューズ“アディゼロ アルク”を発売する。“アディゼロ アルク”は、前身モデル“アディゼロ(ADIZERO)”を土台とし、2000年代のランニングシューズデザインと最新の素材を組み込んでアップデートしたモデル。オールブラックカラーのモデルが初登場するほか、昨年発売したレッドカラーも再販売する。

■商品詳細

ランニングシューズ(1万8700円)

【5月7日発売】
ファミリア
(FAMILIAR)

「コンバース」コラボ
“ファミリアチェック”の“オールスター”

「ファミリア(FAMILIAR)」は、「コンバース(CONVERSE)」との第2弾コラボスニーカーを発売する。“オールスター(ALL STAR)”に、“ファミリアチェック”柄をまとわせ、青を基調としたデザインに仕上げた。キッズサイズとベビーサイズもラインアップする。

■商品詳細

コラボスニーカー(2万2000円)
コラボスニーカー/キッズ(1万5400円)
コラボスニーカー/ベビー(1万3200円)

【5月7日発売】
ザ・シェパード アンダーカバー
(THE SHEPHERD UNDERCOVER)

「サンスペル」コラボ
Tシャツとパジャマをラインアップ

「アンダーカバー(UNDERCOVER)」のメンズライン“ザ・シェパード アンダーカバー(THE SHEPHERD UNDERCOVER)”は、「サンスペル(SUNSPEL)」とのコラボアイテムを発売する。Tシャツとパジャマシャツ、パジャマパンツの3型をラインアップする。

■商品詳細

Tシャツ(2万900円)
パジャマシャツ(3万5200円)
パジャマパンツ(2万6400円)

【5月7日発売】
マックスマーラ
(MAX MARA)

“ホイットニー バッグ”の記念モデル

「マックスマーラ(MAX MARA)」は、“ホイットニー バッグ”の10周年記念モデルを数量限定で発売する。今回は、登場から10年を迎える同バッグが初登場した時のモデルを復刻。アルミニウムカラーのレザーに、鮮やかなレッドのライニングが目を引く。

■商品詳細

バッグ(53万200円)

【5月7日発売】
クロックス
(CROCS)

「スワロフスキー」とコラボした
史上最高額の“クロッグ”

「クロックス(CROCS)」は、「スワロフスキー(SWAROVSKI)」とコラボしたフットウエア2型と“ジビッツ”チャームを発売する。コラボアイテムには“スワロフスキークリスタル”を惜しみなく散りばめた。中でも“スワロフスキー クロックス ベイ クロッグ”は「クロックス」史上最高額の19万8000円。

■商品詳細

フットウエア(4万9500〜19万8000円)
チャーム(4万1800円)

【5月8日発売】
アメリ
(AMERI)

「金子眼鏡」と初コラボ
アイウエア2型をラインアップ

「アメリ(AMERI)」は、「金子眼鏡」と初コラボしたアイウエアを発売する。ウェリントン型のサングラス/伊達眼鏡と、1980年代のアーカイブを生まれ変わらせたサングラスを制作。どちらにもテンプル内側に“AMERI KANEKO”“NO RULES FOR FASHION”の刻印を、テンプルエンドには「アメリ」ロゴをあしらう。

■商品詳細

コラボアイウエア(3万800円〜)

【5月8日発売】
ジョンマスターオーガニック
(JOHN MASTERS ORGANICS)

「ニューエラ」コラボ
キャップやサウナハットとのセットアイテム

「ジョンマスターオーガニック(JOHN MASTERS ORGANICS)」は、「ニューエラ(NEW ERA)」との第2弾コラボアイテムを数量限定発売する。サウナハットやトートバッグ、ポーチ、キャップなどとビューティアイテムを組み合わせたセットを多数ラインアップする。

■商品詳細

“ジョンマスターオーガニック×ニューエラ サウナハット&エコ トートバッグ/サウナーセット”(1万4300円〜)
“ジョンマスターオーガニック×ニューエラ マルチポーチ/トラベルセット”(7480円)
“ジョンマスターオーガニック×ニューエラ ナイントゥエンティー/スタイリングセット”(6930円〜)
“ジョンマスターオーガニック×ニューエラ マイ ファースト ナイントゥエンティー/マイ ファースト スタイリングセット”(6380円〜)

【5月9日発売】
サカイ
(SACAI)

「ナイキ」コラボの限定スニーカー
花井祐介によるスカルプチャーも

「サカイ(SACAI)」は、「ナイキ(NIKE)」とのコラボスニーカーを数量限定で発売する。「ナイキ」のトレイルランニングシューズ“ゼガマ(Zegama)”を土台とし、メッシュ、スエード、レザーの異なる要素を組み合わせ、“ナイキ×サカイ”を象徴するダブルスウッシュを、シュータンにはロゴをあしらう。またイラストレーターの花井祐介によるスカルプチャーも販売する。

■商品詳細

コラボスニーカー(2万5080円)
スカルプチャー(18万1500円)

【5月9日発売】
ジェイ ダブリュー アンダーソン
(JW ANDERSON)」

映画「クィア」公開記念
渋谷店と伊勢丹メンズ館で再販売

「ジェイ ダブリュー アンダーソン(JW ANDERSON)」は、映画「クィア」の公開を記念したアイテムを再販売する。劇中に登場する台詞やタイトル、グラフィックを配したパーカや、スエット、Tシャツ、キャップ、トートバッグなどをラインアップする。

■商品詳細

パーカ(5万3900円)
スエット(4万700円〜)
Tシャツ(2万6400円)
キャップ(2万6400円)
トートバッグ(2万9700円)

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【大阪・関西万博】ミャクミャク会場限定グッズまとめ 「たまごっち」や「ジェラピケ」とのコラボなど17選

4月13日に開幕した大阪・関西万博。パビリオンと並んで注目を集めているのが、公式キャラクターの「ミャクミャク」だ。細胞と水をイメージした独特なビジュアルにハマる人が続出し、SNSでもたびたび話題となっている。グッズも幅広く展開しており、人気キャラクターやブランドとのコラボレーションから、思わず二度見してしまうようなユニークなグッズまでそろう。なかでも万博会場内でしか手に入らない限定グッズは特に人気が高く、フリマサイトに高額で転売されていることも。今回は、そんな話題の“会場内限定アイテム”をピックアップして紹介する。

会場内の主なグッズ販売場所

ミャクミャクのグッズをはじめとする公式ライセンス商品は、会場内に設けられた4つのオフィシャルストアで主に販売している。会場は、万博のシンボルである全長約2kmの世界最大級の木造建築 “大屋根リング”を中心に複数のゾーンで構成しており、オフィシャルストアは東ゲートゾーンと西ゲートゾーンに位置。東ゲートゾーンにMARUZEN JUNKUDOと大丸松坂屋百貨店が、西ゲートゾーンにKINTETSUとJR西日本グループの店舗がそれぞれ出店し、グッズを取り扱っている。

ファミリア
(FAMILIAR)

「ファミリア(FAMILIAR)」は、読売新聞大阪とタッグを組み、ミャクミャクをデザインに落とし込んだアイテムを発売。デニムバッグには、万博のシンボルである“大屋根リング”を背景にミャクミャクと「ファミリア」のキャラクター ファミちゃん、リアちゃん、バーディーちゃんが手をつないだアップリケを施した。

アイテム一覧

・“バッグ”(2万9700円)
・“ポーチ”(1万4300円)
・“チャーム”(9900円)
・“扇子”(1万2100円)
・“ノート”(5500円)
・“ワッペン”(2750円)

売り場

万博会場内のオフィシャルストア 西ゲート店 JR西日本グループ

たまごっち

「たまごっち」とのコラボアイテムも登場。万博限定デザインの“Original Tamagotchi”やマスコット、クッション、トートバッグをラインアップする。

アイテム一覧

・“マスコット”(各2750円)
・“Original Tamagotchi”(5500円)
・“ラバーキーホルダー”(各825円)
・“トートバッグ”(3300円)
・“ステッカーブラインド”(660円)
・“クッション”(4400円)
・“Tシャツ” 大人用(4400円) 子ども用(3850円)
・“ポーチ付き吸水タオル”(2750円)

売り場

万博会場内のオフィシャルストア 東ゲート店 MARUZEN JUNKUDO

ジェラートピケ
(GELATO PIQUE)

「ジェラート ピケ(GELATO PIQUE)」からは、ミャクミャクを大胆にデザインしたルームウエアと雑貨の全17型を用意。「ジェラート ピケ」らしい淡いカラーでアレンジしたアイテムはSNSでも話題を集めた。>記事の続きはこちら

アイテム一覧

・“エアリーモコミャクミャクプルオーバー”(9900円)
・“エアリーモコミャクミャクプルロングパンツ”(9900円)
・“エアリーモコミャクミャクルームシューズ”(5940円)
・“UNISEXエアリーモコミャクミャクショールカーディガン”(1万4300円)
・“エアリーモコミャクミャクヘアバンド”(3520円)※5月21日発売
・“エアリーモコミャクミャクチャーム”(3960円)※5月21日発売
・“エアリーモコミャクミャクブランケット”(8580円)※5月21日発売
・“エアリーモコミャクミャクティッシュケース”(7150円)※5月21日発売
・“エアリーモコミャクミャク抱き枕”(1万2980円)※5月21日発売
・“ミャクミャクワンポイント Tシャツ”(6380円)
・“ミャクミャクワンポイント ワンピース”(7920円)

売り場

万博会場内オフィシャルストア 西ゲート店 KINTETSU

エドウイン
(EDWIN)

デニムブランドの「エドウイン(EDWIN)」は、ミャクミャクをデザインに落とし込んだデニム素材のアイテムをラインアップする。デニム地のミャクミャクのぬいぐるみや刺しゅうでミャクミャクあしらったアップリケチャームデニム地のめがねケースなど9型を用意。>記事の続きはこちら

アイテム一覧

・“ぬいぐるみ”(8250円)
・“フェイスマスコット/カラビナ”(4180円)
・“アップリケチャーム”(3080円)
・“マスコット/全身”(6380円)
・“スマートキーケース”(3300円)
・”サコッシュ”(3300円)
・”がまぐち”(3300円)
・”めがねケース”(4180円)
・”パスケース”(3740円)

売り場

万博会場内オフィシャルストア 西ゲート店 KINTETSU
万博会場内オフィシャルストア 西ゲート店 JR西日本グループ
万博会場内オフィシャルストア 東ゲート店 MARUZEN JUNKUDO
万博会場内オフィシャルストア 東ゲート店 大丸松坂屋百貨店

金鳥

殺虫剤や虫除けなどを展開する「金鳥」とのコラボグッズも登場。お馴染みの殺虫スプレー“キンチョール”のデザインにミャクミャクをあしらったペットボトルホルダーや蚊取り線香の“金鳥の渦巻”のマグカップやステーショナリーセットがそろう。

アイテム一覧

・“ペットボトルホルダー”(2090円)
・“缶入りステーショナリーセット”(2530円)
・“トートバッグ”(3630円)
・“マグカップ”(2750円)

売り場

万博会場内のオフィシャルストア 西ゲート店 JR西日本グループ

プラザ
(PLAZA)

「プラザ(PLAZA)」がプロデュースしたミャクミャクをデザインに落とし込んだアイテムが発売。キャラクターの顔を付けたディスペンサーで知られる「ペッツ(PEZ)」のキーホルダーやスライダーバッグなどを用意する。

アイテム一覧

・“ミャクミャクPEZ RD/BL(キーリング)”(2640円)
・“スライダーバッグセット”(880円)
・“バッグポーチ ミャクミャク”(1430円)
・“クランチチョコBOX ミャクミャク”(1080円)

売り場

万博会場内のオフィシャルストア東ゲート店 大丸松坂屋百貨店

中川政七商店

中川政七商店は、ミャクミャクとコラボレーションした暮らしの道具12種を発売。“ミャクミャクだるま”やおみくじならぬ“おミャクじ”、さらにミャクミャクをあしらった有田焼や美濃焼の豆皿など日本の工芸を遊び心交えて表現したアイテムをそろえる。

アイテム一覧

・“ミャクミャクだるま“(各5500円)
・“ミャクミャク豆皿 有田“(各2750円)
・瀬戸焼のおミャクじ(1650円)
・“ミャクミャク張子“(各6600円)
・“ミャクミャク豆皿 美濃“(各2750円)
・“ミャクミャクふきん“(各880円)
・“小田原鋳物のミャクミャク鈴“(3630円)
・“注染こてぬぐい“(1485円)
・“ミャクミャク風呂敷“(4510円)
・“ミャクミャク扇子“(5500円)
・“ミャクミャクハンカチ“(2310円)
・“ミャクミャクマグネットしおり“(1320円)

売り場

万博会場内オフィシャルストア 西ゲート店 KINTETSU

ブンザブロウ
(BUNZABURO)

京都の老舗 絞り染め専門店の片山文三郎商店が手掛けるブランド「ブンザブロウ(BUNZABURO)」は、ブランドのアイコニックなバッグをミャクミャクのカラーで用意。価格は7700円。

売り場

万博会場内のオフィシャルストア東ゲート店 大丸松坂屋百貨店

かえるのピクルス

かえるのピクルスとのコラボでは、ミャクミャクを首飾りのようにあしらったぬいぐるみやオリジナル柄のエコバッグが登場。

アイテム一覧

・“かえるのピクルス ビーンドール”(3種、4840円)
・“かえるのピクルス マスコット”(3種、3850円)
・“かえるのピクルス ぷちかわマスコット”(2750円)
・“かえるのピクルス ぬいぐるみ”(3960円)
・“かえるのピクルス ぬいぐるみエコバッグ”(4400円)

売り場

万博会場内オフィシャルストア 西ゲート店 KINTETSU
万博会場内オフィシャルストア 西ゲート店 JR西日本グループ
万博会場内オフィシャルストア 東ゲート店 MARUZEN JUNKUDO
万博会場内オフィシャルストア 東ゲート店 大丸松坂屋百貨店

ドラゴンボール

大日本印刷(DNP)が“マンガの世界”をコンセプトとした「ドラゴンボール」とのコラボグッズを製作。作中の名シーンを集めた、全4種の両面プリントTシャツやコットントートバッグ、フェイスタオル、紙扇子などを用意する。

アイテム一覧

・“両面プリントTシャツ”(4種、各1万1000円)
・“コットントートバッグ”(4種、各5808円)
・“フェイスタオル”(4種、各5720円)
・“紙扇子”(5390円)
・“大判アクリルキーホルダー”(2090円)

売り場

万博会場内のオフィシャルストア 東ゲート店 MARUZEN JUNKUDO

箔一

金箔メーカーの箔一は、金沢の箔を使用した伝統工芸品にミャクミャクを忍ばせた商品を制作。葛飾北斎の画やガラストレー、酒器セットをラインアップする。

アイテム一覧

アイテム一覧
・“箔名画 北斎 ガラストレー 神奈川沖浪裏(金)とミャクミャク”(5500円)
・“箔名画 北斎 ガラストレー 凱風快晴(金)とミャクミャク”(5500円)
・“箔名画 北斎 立体額 神奈川沖浪裏とミャクミャク”(5万5000円)
・“箔名画 北斎 立体額 凱風快晴とミャクミャク”(5万5000円)
・“ミャクミャク貫入酒器セット”(1万9800円)

売り場

万博会場内のオフィシャルストア東ゲート店 大丸松坂屋百貨店

サンリオキャラクターズ

サンリオキャラクターズとミャクミャクのKINTETSUストア限定のコラボ商品が登場。アクリルキーホルダーやポーチ、トートバッグなど幅広い商品を取りそろえている。

アイテム一覧

・“アクリルキーホルダー”(4種、各770円)
・“ランチトートバッグ”(各1980円)
・“キッズTシャツ”(3960円)
・“舟形ポーチ”(1320円)
・“エコバッグ”(1760円)
・“アクリルパーツ付ボールペン”(各880円)
・“ボールペン”(5本セット、1650円)
・“和たおる”(1760円)

売り場

万博会場内オフィシャルストア 西ゲート店 KINTETSU

ベアブリック
(BE@RBRICK)

メディコム・トイが展開する“ベアブリック(BE@RBRICK)”は、ミャクミャクのベアブリックを制作。JR西日本が発行するICカード“ICOCA”のマスコットキャラクター イコちゃんのベアブリックと2個セットで販売している。価格は4950円。

売り場

万博会場内のオフィシャルストア 西ゲート店 JR西日本グループ

アーバンリサーチ
(URBAN RESEARCH)

大阪府門真市発のブランド「アーバンリサーチ」は、ミャクミャクをデザインに落とし込んだTシャツやソックスを用意。

アイテム一覧

・“ラグラン Tシャツ”(7260円)
・“UR ロゴプリントTシャツ”(7260円)
・“ソックス”(1650円)

売り場

万博会場内のオフィシャルストア 西ゲート店 JR西日本グループなど

海洋堂

フィギュア制作メーカーの海洋堂は、全8種のミャクミャクのカプセルフィギュアを展開する。価格は各500円。

売り場

万博会場内のカプセルマシン

ミャクミャクコスチューム商品

近鉄百貨店は、ミャクミャクをモチーフにしたなりきりメガネやカチューシャ、ヘアバンドなどを用意。会場巡りがより楽しめる、写真映えするコスチュームアイテムがそろう。

アイテム一覧

・“ミャクミャク テンガロンハット”(3740円)
・“ミャクミャク トイグラス”(2970円)
・“ミャクミャク カチューシャ”(2640円)
・“ミャクミャク ヘアバンド”(2530円)
・“ミャクミャク ハンドパペット”(3960円)
・“ミャクミャク フィギュア ハンディファン”(4950円)
・“ミャクミャク ブーブー”(2090円)

売り場

万博会場内オフィシャルストア 西ゲート店 KINTETSU

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【大阪・関西万博】ミャクミャク会場限定グッズまとめ 「たまごっち」や「ジェラピケ」とのコラボなど17選

4月13日に開幕した大阪・関西万博。パビリオンと並んで注目を集めているのが、公式キャラクターの「ミャクミャク」だ。細胞と水をイメージした独特なビジュアルにハマる人が続出し、SNSでもたびたび話題となっている。グッズも幅広く展開しており、人気キャラクターやブランドとのコラボレーションから、思わず二度見してしまうようなユニークなグッズまでそろう。なかでも万博会場内でしか手に入らない限定グッズは特に人気が高く、フリマサイトに高額で転売されていることも。今回は、そんな話題の“会場内限定アイテム”をピックアップして紹介する。

会場内の主なグッズ販売場所

ミャクミャクのグッズをはじめとする公式ライセンス商品は、会場内に設けられた4つのオフィシャルストアで主に販売している。会場は、万博のシンボルである全長約2kmの世界最大級の木造建築 “大屋根リング”を中心に複数のゾーンで構成しており、オフィシャルストアは東ゲートゾーンと西ゲートゾーンに位置。東ゲートゾーンにMARUZEN JUNKUDOと大丸松坂屋百貨店が、西ゲートゾーンにKINTETSUとJR西日本グループの店舗がそれぞれ出店し、グッズを取り扱っている。

ファミリア
(FAMILIAR)

「ファミリア(FAMILIAR)」は、読売新聞大阪とタッグを組み、ミャクミャクをデザインに落とし込んだアイテムを発売。デニムバッグには、万博のシンボルである“大屋根リング”を背景にミャクミャクと「ファミリア」のキャラクター ファミちゃん、リアちゃん、バーディーちゃんが手をつないだアップリケを施した。

アイテム一覧

・“バッグ”(2万9700円)
・“ポーチ”(1万4300円)
・“チャーム”(9900円)
・“扇子”(1万2100円)
・“ノート”(5500円)
・“ワッペン”(2750円)

売り場

万博会場内のオフィシャルストア 西ゲート店 JR西日本グループ

たまごっち

「たまごっち」とのコラボアイテムも登場。万博限定デザインの“Original Tamagotchi”やマスコット、クッション、トートバッグをラインアップする。

アイテム一覧

・“マスコット”(各2750円)
・“Original Tamagotchi”(5500円)
・“ラバーキーホルダー”(各825円)
・“トートバッグ”(3300円)
・“ステッカーブラインド”(660円)
・“クッション”(4400円)
・“Tシャツ” 大人用(4400円) 子ども用(3850円)
・“ポーチ付き吸水タオル”(2750円)

売り場

万博会場内のオフィシャルストア 東ゲート店 MARUZEN JUNKUDO

ジェラートピケ
(GELATO PIQUE)

「ジェラート ピケ(GELATO PIQUE)」からは、ミャクミャクを大胆にデザインしたルームウエアと雑貨の全17型を用意。「ジェラート ピケ」らしい淡いカラーでアレンジしたアイテムはSNSでも話題を集めた。>記事の続きはこちら

アイテム一覧

・“エアリーモコミャクミャクプルオーバー”(9900円)
・“エアリーモコミャクミャクプルロングパンツ”(9900円)
・“エアリーモコミャクミャクルームシューズ”(5940円)
・“UNISEXエアリーモコミャクミャクショールカーディガン”(1万4300円)
・“エアリーモコミャクミャクヘアバンド”(3520円)※5月21日発売
・“エアリーモコミャクミャクチャーム”(3960円)※5月21日発売
・“エアリーモコミャクミャクブランケット”(8580円)※5月21日発売
・“エアリーモコミャクミャクティッシュケース”(7150円)※5月21日発売
・“エアリーモコミャクミャク抱き枕”(1万2980円)※5月21日発売
・“ミャクミャクワンポイント Tシャツ”(6380円)
・“ミャクミャクワンポイント ワンピース”(7920円)

売り場

万博会場内オフィシャルストア 西ゲート店 KINTETSU

エドウイン
(EDWIN)

デニムブランドの「エドウイン(EDWIN)」は、ミャクミャクをデザインに落とし込んだデニム素材のアイテムをラインアップする。デニム地のミャクミャクのぬいぐるみや刺しゅうでミャクミャクあしらったアップリケチャームデニム地のめがねケースなど9型を用意。>記事の続きはこちら

アイテム一覧

・“ぬいぐるみ”(8250円)
・“フェイスマスコット/カラビナ”(4180円)
・“アップリケチャーム”(3080円)
・“マスコット/全身”(6380円)
・“スマートキーケース”(3300円)
・”サコッシュ”(3300円)
・”がまぐち”(3300円)
・”めがねケース”(4180円)
・”パスケース”(3740円)

売り場

万博会場内オフィシャルストア 西ゲート店 KINTETSU
万博会場内オフィシャルストア 西ゲート店 JR西日本グループ
万博会場内オフィシャルストア 東ゲート店 MARUZEN JUNKUDO
万博会場内オフィシャルストア 東ゲート店 大丸松坂屋百貨店

金鳥

殺虫剤や虫除けなどを展開する「金鳥」とのコラボグッズも登場。お馴染みの殺虫スプレー“キンチョール”のデザインにミャクミャクをあしらったペットボトルホルダーや蚊取り線香の“金鳥の渦巻”のマグカップやステーショナリーセットがそろう。

アイテム一覧

・“ペットボトルホルダー”(2090円)
・“缶入りステーショナリーセット”(2530円)
・“トートバッグ”(3630円)
・“マグカップ”(2750円)

売り場

万博会場内のオフィシャルストア 西ゲート店 JR西日本グループ

プラザ
(PLAZA)

「プラザ(PLAZA)」がプロデュースしたミャクミャクをデザインに落とし込んだアイテムが発売。キャラクターの顔を付けたディスペンサーで知られる「ペッツ(PEZ)」のキーホルダーやスライダーバッグなどを用意する。

アイテム一覧

・“ミャクミャクPEZ RD/BL(キーリング)”(2640円)
・“スライダーバッグセット”(880円)
・“バッグポーチ ミャクミャク”(1430円)
・“クランチチョコBOX ミャクミャク”(1080円)

売り場

万博会場内のオフィシャルストア東ゲート店 大丸松坂屋百貨店

中川政七商店

中川政七商店は、ミャクミャクとコラボレーションした暮らしの道具12種を発売。“ミャクミャクだるま”やおみくじならぬ“おミャクじ”、さらにミャクミャクをあしらった有田焼や美濃焼の豆皿など日本の工芸を遊び心交えて表現したアイテムをそろえる。

アイテム一覧

・“ミャクミャクだるま“(各5500円)
・“ミャクミャク豆皿 有田“(各2750円)
・瀬戸焼のおミャクじ(1650円)
・“ミャクミャク張子“(各6600円)
・“ミャクミャク豆皿 美濃“(各2750円)
・“ミャクミャクふきん“(各880円)
・“小田原鋳物のミャクミャク鈴“(3630円)
・“注染こてぬぐい“(1485円)
・“ミャクミャク風呂敷“(4510円)
・“ミャクミャク扇子“(5500円)
・“ミャクミャクハンカチ“(2310円)
・“ミャクミャクマグネットしおり“(1320円)

売り場

万博会場内オフィシャルストア 西ゲート店 KINTETSU

ブンザブロウ
(BUNZABURO)

京都の老舗 絞り染め専門店の片山文三郎商店が手掛けるブランド「ブンザブロウ(BUNZABURO)」は、ブランドのアイコニックなバッグをミャクミャクのカラーで用意。価格は7700円。

売り場

万博会場内のオフィシャルストア東ゲート店 大丸松坂屋百貨店

かえるのピクルス

かえるのピクルスとのコラボでは、ミャクミャクを首飾りのようにあしらったぬいぐるみやオリジナル柄のエコバッグが登場。

アイテム一覧

・“かえるのピクルス ビーンドール”(3種、4840円)
・“かえるのピクルス マスコット”(3種、3850円)
・“かえるのピクルス ぷちかわマスコット”(2750円)
・“かえるのピクルス ぬいぐるみ”(3960円)
・“かえるのピクルス ぬいぐるみエコバッグ”(4400円)

売り場

万博会場内オフィシャルストア 西ゲート店 KINTETSU
万博会場内オフィシャルストア 西ゲート店 JR西日本グループ
万博会場内オフィシャルストア 東ゲート店 MARUZEN JUNKUDO
万博会場内オフィシャルストア 東ゲート店 大丸松坂屋百貨店

ドラゴンボール

大日本印刷(DNP)が“マンガの世界”をコンセプトとした「ドラゴンボール」とのコラボグッズを製作。作中の名シーンを集めた、全4種の両面プリントTシャツやコットントートバッグ、フェイスタオル、紙扇子などを用意する。

アイテム一覧

・“両面プリントTシャツ”(4種、各1万1000円)
・“コットントートバッグ”(4種、各5808円)
・“フェイスタオル”(4種、各5720円)
・“紙扇子”(5390円)
・“大判アクリルキーホルダー”(2090円)

売り場

万博会場内のオフィシャルストア 東ゲート店 MARUZEN JUNKUDO

箔一

金箔メーカーの箔一は、金沢の箔を使用した伝統工芸品にミャクミャクを忍ばせた商品を制作。葛飾北斎の画やガラストレー、酒器セットをラインアップする。

アイテム一覧

アイテム一覧
・“箔名画 北斎 ガラストレー 神奈川沖浪裏(金)とミャクミャク”(5500円)
・“箔名画 北斎 ガラストレー 凱風快晴(金)とミャクミャク”(5500円)
・“箔名画 北斎 立体額 神奈川沖浪裏とミャクミャク”(5万5000円)
・“箔名画 北斎 立体額 凱風快晴とミャクミャク”(5万5000円)
・“ミャクミャク貫入酒器セット”(1万9800円)

売り場

万博会場内のオフィシャルストア東ゲート店 大丸松坂屋百貨店

サンリオキャラクターズ

サンリオキャラクターズとミャクミャクのKINTETSUストア限定のコラボ商品が登場。アクリルキーホルダーやポーチ、トートバッグなど幅広い商品を取りそろえている。

アイテム一覧

・“アクリルキーホルダー”(4種、各770円)
・“ランチトートバッグ”(各1980円)
・“キッズTシャツ”(3960円)
・“舟形ポーチ”(1320円)
・“エコバッグ”(1760円)
・“アクリルパーツ付ボールペン”(各880円)
・“ボールペン”(5本セット、1650円)
・“和たおる”(1760円)

売り場

万博会場内オフィシャルストア 西ゲート店 KINTETSU

ベアブリック
(BE@RBRICK)

メディコム・トイが展開する“ベアブリック(BE@RBRICK)”は、ミャクミャクのベアブリックを制作。JR西日本が発行するICカード“ICOCA”のマスコットキャラクター イコちゃんのベアブリックと2個セットで販売している。価格は4950円。

売り場

万博会場内のオフィシャルストア 西ゲート店 JR西日本グループ

アーバンリサーチ
(URBAN RESEARCH)

大阪府門真市発のブランド「アーバンリサーチ」は、ミャクミャクをデザインに落とし込んだTシャツやソックスを用意。

アイテム一覧

・“ラグラン Tシャツ”(7260円)
・“UR ロゴプリントTシャツ”(7260円)
・“ソックス”(1650円)

売り場

万博会場内のオフィシャルストア 西ゲート店 JR西日本グループなど

海洋堂

フィギュア制作メーカーの海洋堂は、全8種のミャクミャクのカプセルフィギュアを展開する。価格は各500円。

売り場

万博会場内のカプセルマシン

ミャクミャクコスチューム商品

近鉄百貨店は、ミャクミャクをモチーフにしたなりきりメガネやカチューシャ、ヘアバンドなどを用意。会場巡りがより楽しめる、写真映えするコスチュームアイテムがそろう。

アイテム一覧

・“ミャクミャク テンガロンハット”(3740円)
・“ミャクミャク トイグラス”(2970円)
・“ミャクミャク カチューシャ”(2640円)
・“ミャクミャク ヘアバンド”(2530円)
・“ミャクミャク ハンドパペット”(3960円)
・“ミャクミャク フィギュア ハンディファン”(4950円)
・“ミャクミャク ブーブー”(2090円)

売り場

万博会場内オフィシャルストア 西ゲート店 KINTETSU

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阪急うめだ本店、ジェンダーとカテゴリーの境界を越える新ゾーン「ビヨンドワールド」始動

阪急阪神百貨店は、阪急うめだ本店3階モードフロアにアジア全域の高感度なファッション次世代層をターゲットにした新ゾーン「ビヨンドワールド(BEYOND WORLD)」を4月26日オープンした。従来の百貨店の常識に捉われず、ジェンダーやカテゴリーの枠を超えたファッションとライフスタイルを提案。約1900㎡の売り場に、日本初上陸の韓国ブランド「ナイスウェザー(NICE WEATHER)」や韓国発のグローバルファッションブランド「アーダーエラー(ADERERROR)」など国内外の17ブランドをそろえる。

婦人服フロアに若い男性客が増えた

売り場環境にもこだわり、海外の空間設計会社に内装を依頼した。「無白空間」をコンセプトにブランドの個性が際立つ設計とした。一部規制を緩和しながら、アート性のある演出やブランドのアイコニックな空間を設けるなど滞在時間を延ばす工夫をしているのも特徴だ。

きっかけは婦人服フロアに2年ほど前から中性的で美意識の高い若い男性客たちが目立ち始めたことだった。「ロエベ」のインセンス売り場などに阪急メンズ大阪とは明らかに異なる客層が現れ、韓国ブランド「ジェントルモンスター」の売り上げの半分はメンズが占めているという。

「私たちが今まで取りきれていなかった客層の存在がビヨンドワールドの着目点になった。加えて、若い世代に広がるジェンダーレスの潮流を反映していくことが、次代をリードする阪急ファッション売り場に求められていると感じた」と、阪急うめだ本店モードファッション商品統括部モード商品部MDの姜世求(カン・セグー)氏は振り返る。

新ゾーンは「Beyond Gender(ジェンダーを超える)」「Beyond Category(カテゴリを超える)」の2軸でブランド選定し、売り場を編集した。グローバルでジェンダーレスの表現をリードする「アーダーエラー」「ブラック・コム デ ギャルソン」をはじめ、「トーガ」「アンブッシュ」「ディーゼル」「アレキサンダーワン」「ヴィヴィアン・ウエストウッド」「マークジェイコブス」などユニセックスを意識したブランドを集積した。

「アーダーエラー」は2024年、阪急うめだ本店で国内初のポップアップストアを開催した後、神戸阪急に初の常設店をオープンしている。国内2店舗となる同店では日本市場におけるブランドの存在感を高め、グローバルブランドとしての地位強化を図る。エクスクルーシブな限定Tシャツをはじめ、メーンコレクションを含めた全ラインを展開。ハイパーリアルなマネキンを中心に驚きと感動を呼び起こす没入感のある体験を提供する。アーダー副社長のテオ氏は「こんな素敵な空間を開設することができて感謝している。ブランドの成長とともに顧客の年齢層は広がってきた。韓国の旗艦店には日本人も多数来店している。今回を皮切りに日本での展開を加速させ、今年夏か年内には東京に旗艦店をオープンする予定。今後、中国上海、東南アジア、アメリカにも広げていきたい」と話す。

ファッションのカテゴリーを超え、ライフスタイル領域にも訴求するブランドとしては、韓国ソウル発のライフスタイルセレクトショップ「ナイスウェザー」を導入した。「次世代のコンビニ」をコンセプトに、メンズ・ウィメンズのウェアとファッショングッズ、日用雑貨など、オリジナルアイテムのほか、韓国の旬なブランドや限定コラボグッズなどをそろえる。

Z世代を呼び込む仕掛け

さらに東京を代表するセレクトショップ「ヌビアン(NUBIAN)」も新コンセプトで出店した。ラグジュアリーブランドから最先端のストリートブランドまでを扱い、音楽カルチャーとの親和性も高い。ジェンダーレスなウェアやアクセサリー、日本未上陸のブランドなど先鋭的な品揃えを展開する。

「ナイスウェザー」と「ヌビアン」は、ビヨンドカテゴリーゾーンの中核を担い、イベントを含めた協業にも取り組む。「百貨店とセレクトショップはMDサイクルも異なるが、互いに歩み寄り、この2店舗がエンジンとなってセレクトショップのセレクト力と瞬発力を存分に発揮した、常に新しい提案のある売り場にしていきたい」と姜氏は意気込む。

「ナイスウェザー」の日本国内独占販売権とライセンス権を取得したユナイテッドアローズの新規開発室室長の佐藤剛氏は、「創業メンバー4人は東京が大好きで、裏原世代のカルチャーなどを研究してブランドを展開している。グローバル視点の戦略があり、日本でリテールに特化したパートナーを探しているということで紹介され、契約に至った。韓国では日本人の購買比率が高く、さらに人気が高まると期待している。年内に関東で数店舗、5年で約15店舗出店していきたい」。今後は担当バイヤーとも相談しながら、日本独自の商品企画や仕入れも行う予定だ。

ビヨンドワールドのメインターゲットは29歳以下のZ世代。阪急うめだ本店全体で同年代の売上比率が10%未満であるのに対し、新ゾーンでは50%を目指す。男女の売上げ比率は、男性4対女性6を予定。また、アジアの超広域をターゲットとしているため、インバウンド売上比率も全館平均の3割を超え、4割を目標とする。

そのためにジェンダーやカテゴリーだけでなく、売り場規制の枠をも超えようと試みるビヨンドワールド。百貨店業態の新たな可能性に活路を見出す挑戦に注目していきたい。

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アディダス、独本社で「ロード トゥー レコード」開催 「選手やパートナー、社員、地域が一つになる場」

アディダス(ADIDAS)は4月26日、独ヘルツォーゲンアウラッハにある“キャンパス”と呼ぶ本社内で、サポート契約するアスリートや卸先専門店、メディア関係者、ランニングコミュニティーである“アディダスランナーズ”リーダー、自社社員、地域住民らが集うランニングイベント「アディゼロ:ロード トゥー レコード 2025(ADIZERO : Road to Records 2025)」を開催した。「これほど多くのパートナーやチームメンバーが同じ瞬間、同じ気持ちを楽しめる場は他にない。われわれが一つになる場だ」と、アルベルト・ウンチーニ・マンガネリ(Alberto Uncini Manganelli)アディダス ランニング グローバルジェネラルマネジャーは意義を語る。

「ロード トゥー レコード」では、“キャンパス”内に世界陸連公認の特設コースを設置。男女別で10キロメートル、5キロメートル、1マイル(約1.6キロメートル)、800メートルのレースを開催し、世界中から約140人のアスリートが参加した。女子10キロメートルでは、ケニア出身のアグネス・ゲティチ(Agnes Ngetich)選手が29分27秒で世界記録を更新。ほか、年齢別、国別、大陸別などを含め、計11の記録を更新した。

日本からは、青山学院大学や國學院大学、創価大学といった「アディダス」がパートナーシップを結ぶ大学陸上部や実業団の選手ら11人が招待を受けて参加した。男子5キロメートルに参加した青山学院大学の黒田朝日選手は、「海外の有力選手が集う中で彼らについていけたことに手応えを感じた。こうしたハイスピードのレースを体験することで、国内のレースに出たときの心の余裕も変わってくる」とコメント。

ステークホルダーが
ブランドの考え方や取り組みを体感

アスリート向けレースの終了後は、“アディダスランナーズ”メンバーや、地元の市民ランナー、アディダス社員らが参加する5キロメートルのファンランも開催。また、レース前日には、パフォーマンスランニングシューズの最新モデル“アディゼロ アディオス プロ エヴォ 2(ADIZERO ADIOS PRO EVO 2以下、エヴォ2)”のメディア向けプレゼンテーションや、本社内のアーカイブルームをめぐるツアー、プロトタイプ製品を身に付けてのラボテスト体験、“アディダスランナーズ”のカンファレンスなども実施し、イベントに合わせて世界中から集まった関係者が、ブランドの考え方や取り組みを改めて体感できるようにした。

アディダスでは21年から「ロード トゥー レコード」を毎年開催しており、24年までの4回の開催で計33の新記録が生まれたという。なお、今年の「ロード トゥー レコード」翌日の4月27日に開催されたロンドンマラソンでは、女子、男子共にアディダスがサポートするアスリートが1位を獲得。エチオピア出身のティギスト・アセファ(Tigist Assefa)選手は女子単独レース世界新記録で1位となり、男子はケニア出身のセバスチャン・サウェ(Sebastian Sawe)選手が1位となった。

EDITOR’S VIEW
第1四半期は絶好調で着地

ナイキ(NIKE)が17年に厚底のカーボンプレート入りシューズを発売したのをきっかけに、それまで薄底が当たり前だったランニングシューズの世界に革命が起きた。各社が厚底カーボン入りシューズを競い合って開発する中で、アディダスが23年に発売した“アディゼロ アディオス プロ エヴォ 1(ADIZERO ADIOS PRO EVO 1以下、エヴォ1)”は、片足200グラム前後が一般的というカーボン入りシューズの中で、138グラムという圧倒的な軽さを実現。24年のマラソン世界6大大会では男女優勝者の半数が“エヴォ1”を着用するなど、アディダスはいま、競争激しいランニングシューズのイノベーションにおいて、世界トップの座にあると言っていい。

今回の「ロード トゥー レコード」は、“エヴォ1”の進化版である“エヴォ2”のお披露目が目玉の1つだった。女子10キロメートルで世界新を更新したゲティチ選手は“エヴォ2”ではなく“エヴォ1”を着用しており、「(発表直後だったため)“エヴォ2”はまだ履いていない。これから試す」と話していたが、翌日のロンドンマラソンでは男子1位のサウェ選手、同3位のアレクサンダー・ムニャオ(Alexander Munyao)選手が“エヴォ2”を着用(女子1位のアセファ選手は“エヴォ1”を着用)しており、既にそのパワーを証明している。

先日発表されたアディダスの25年1〜3月期業績は、売上高が前年同期比12.7%増の61億5300万ユーロ(約9967億円)、営業利益は同81.7%増の6億1000万ユーロ(約988億円)と予想を大幅に上回り、ビョルン・グルデン(Bjorn Gulden)CEOは「全エリア、全販路で2ケタ増を達成した」と喜びと共にコメント。“サンバ”“ガゼル”などのテラスシューズや、ロープロファイルと呼ぶ“テコンドー”“バレリーナ”などのライフスタイルシューズ群がけん引すると共に、パフォーマンスカテゴリーではランニング部門が「2ケタ成長」(決算資料から)し、「“アディゼロ”シリーズの継続的な人気により、アディダスはランニング市場での存在感をさらに高めている」(同)。足元業績は絶好調ながら、トランプ関税による米国市場の不透明感が下期以降強まると見て、25年12月期の通期予想は据え置いた。

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トラベルライター間庭がハコ推し! 今こそ行くべき“サティパホテル”「ジャヌ東京」

旅の質が重視される今、気分や価値観にフィットし、心から満足できるサティスファクション パフォーマンス=サティパのいいホテルが求められている。麻布台ヒルズに開業した「アマン」の世界姉妹ブランドホテル「ジャヌ東京」もそのひとつ。この春、現代アーティスト松山智一の世界観を感じるコラボレーションも企画され、これまでにないラグジュアリーライフスタイルを体感できる場となった。

世界初の「アマン」の姉妹ブランドとして
魂を刺激する旅をプロデュース

麻布台ヒルズが開業して1年以上が経った。日比谷線の各駅に六本木、麻布台(神谷町)、虎ノ門と3つのヒルズがそろったわけだが、洗練と華やかさだけでない、空間デザインで表現されるように少しオーガニックな要素がある麻布台ヒルズが一番好きだ。春になると広場や屋上の芝生が芽吹く。敷地内には農園もある。なんというか、きらびやかな非日常ではなく、富裕層の上質な日常、という余裕があるのだ。

麻布台ヒルズのなかにあるホテル「ジャヌ東京(JANU TOKYO)」はあのアマングループのブランドホテル。しかも世界に先駆けて東京からこのブランディングはスタートするという。すでにドバイやポルトガル、モンテネグロ、サウジアラビア、韓国など、世界各地でプロジェクトが進んでいるのだとか。

「アマン」が極上の隠れ家のようなラグジュアリーホテル&リゾートであるのに対し、ジャヌは「つながり」「インスピレーション」「探究心」をコンセプトに、人と人のつながりや、躍動的なソーシャルシーンを大切にしている。一度だけ、セレブな友人が滞在したとき、「アマン東京」のスイートを見せてもらったことがあったが、都心にあるのにまさに静謐。サンスクリット語で「平和」を表すのにふさわしい空間だった。対する「ジャヌ」は同じくサンスクリットで「魂」を意味し、アートやファッションなど感性を刺激するような交流点となっている。さまざまなカルチャーが交錯する麻布台ヒルズは絶好のロケーションなのだ。

近くて遠く、ハードルが高い…?
実はアクセサブルなダイニングも

まずはエントランスから。麻布台ヒルズの動線上にあるのだが、サインも極めて控えめ。知る人のみが通れる門という感じ。さりげないけれどハードルが高い…!右手にはアート作品やジャヌオリジナルグッズなどのアマンブランドのラインアップがそろう「アマン エッセンシャルズ ブティック」、正面に進むとインフォメーションデスクが。同階にあるイタリアンレストラン「ジャヌ メルカート」の入口横にも今回のコラボレーションの一環である作品展示があり、空間をカラフルに彩っている。心地よいテラス席では愛犬を連れての食事も可能。目の前の広場に現代美術家・松山智一氏のダイナミックなモダンアートが展示され、作品と一体化するような感覚に。朝から営業しているオールデイダイニングなので、思ったよりも気軽に立ち寄れそうだ。そう。意外にも「ジャヌ東京」にはアクセサブルなダイニングも多い。今回、「松山智一展 FIRST LAST」展覧会の半券を提示すると、ジャヌ東京内の6つのレストランでランチ、ディナー時のウェルカムドリンクを1杯プレゼントされる。スパークリングワイン片手にアート談義なんて粋だ。

5階のジャヌ ラウンジ & ガーデンテラスでは、今回展示された作品にインスパイアされたカラフルなアフタヌーンティーも1万100円(税、サービス料込)で提供。アートを映したホワイトチョコレートを添えた「ニューヨークチーズケーキ」「いちご杏仁豆腐」や「デコポンタルト」など、色鮮やかで繊細。セイボリーには松山氏の出身地である岐阜県産の「飛騨牛ローストビーフオープンサンド」に合わせ「サーモンムースとベジタブルのミルフィーユ」などが並び、これまたカラフル。食べるのが惜しくなる美しさだ。ここのテラスから眺める東京タワーも絶景だ。

ウェルネスの充実ぶりは7つ星級
魂がよろこぶホリスティックな体験も

「ジャヌ東京」のホリスティックなウェルネスセンターは、心と体が調和するサンクチュアリのような空間だ。約4000㎡の広さを誇るこの施設には、都内ホテル最大級のジム、素晴らしい景色を望む25mプール、スパハウスがあり、この空間にいるだけで心身が浄化されそうだ。ラウンジプール(ジェットバス)もある広々としたプールサイドでずっと過ごしたくなる。そしてスタジオではヨガやストレッチ、キックボクシングなど、1日平均10クラスのグループセッションにも参加できるのだ。パーソナルトレーニングを受けられるスタジオやボクシングジム、シミュレーションゴルフなどの設備もあり、ここがホテル内であることを忘れてしまう。メディテーションや呼吸法など、マインドフルネスのセッションがあるのもジャヌらしい。

スパハウスも秀逸だ。ロシア発祥のウッドサウナ「バーニャ」、トルコ発祥のスチームサウナ「ハマム」などがあるプライベートなスパハウスで、バーニャ スパハウス エクスペリエンス 2名2時間13万8000円、ハマム スパハウス エクスペリエンス 2名2時間11万5000円(それぞれ税、サービス料込み)から貸切れる。アウトドアのジャグジーやテラス(テラスは『ハマム』のみ)で整い、魂を開放させよう。シングルトリートメントでは、ヒマラヤン ポルティス トリートメントやスパハウスエクスペリエンスのトリートメントのメニューとは別になるが、アメジスト スクラブ & ラップなどのトリートメントも受けられる。

東京の中心でアーティスティックな休日を
一度は体験したい夢のバカンスがここに!

さていよいよゲストルームへ。122室は55㎡から284㎡までと広さはさまざまだが、とにかくその開放感に驚く。プレミアムルームは街に開いた大開口、バスタブと寝室、リビング空間の間にはシームレスで部屋全体が一続き。浴室は仕切ることはできるが、入浴時以外は開放するとテラスまで含めた大空間となる。ジャヌ全体のデザインに合わせて、客室も木材や石、布など自然由来の素材に囲まれているような安心感がある。サンドベージュやオフホワイトなど、目に優しい色でコーディネートされ、シンクやバスタブもその中で違和感のない色調。長期滞在を好むセレブが多いのもうなづける。まさに上質な日常…!

ジャヌ東京は、一番コンパクトな部屋で16万円台から、シンボリックな東京タワーの眺望が迫力のコーナースイートなどは1泊30万円以上だ。ほぼ全客室にゆったりとしたプライベートバルコニーがあり、暮らすようにくつろげる。私には手の届かないハイエンドなホテル…と思っていたのだが、その内容、唯一無二な滞在が可能であることを考えると、リーズナブルな気さえしてきた。都内であるメリットを生かし、エアチケットなどさまざまな移動費、時間を考えるとかえってコスパもタイパもいいのかも。宿泊費には朝食やウェルネス施設の使用料なども含まれている。海外旅行に行くつもりで、そのコストを宿泊費とすれば、今までにない夢のバカンスがかなう…!次の休みは麻布台でバカンスにしようか。本気で今、企んでいる。まずはジャヌ バーで東京の16の街をモチーフにしたカクテルを味わうなど、1ランク上の週末を過ごしてみようか。

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トラベルライター間庭がハコ推し! 今こそ行くべき“サティパホテル”「ジャヌ東京」

旅の質が重視される今、気分や価値観にフィットし、心から満足できるサティスファクション パフォーマンス=サティパのいいホテルが求められている。麻布台ヒルズに開業した「アマン」の世界姉妹ブランドホテル「ジャヌ東京」もそのひとつ。この春、現代アーティスト松山智一の世界観を感じるコラボレーションも企画され、これまでにないラグジュアリーライフスタイルを体感できる場となった。

世界初の「アマン」の姉妹ブランドとして
魂を刺激する旅をプロデュース

麻布台ヒルズが開業して1年以上が経った。日比谷線の各駅に六本木、麻布台(神谷町)、虎ノ門と3つのヒルズがそろったわけだが、洗練と華やかさだけでない、空間デザインで表現されるように少しオーガニックな要素がある麻布台ヒルズが一番好きだ。春になると広場や屋上の芝生が芽吹く。敷地内には農園もある。なんというか、きらびやかな非日常ではなく、富裕層の上質な日常、という余裕があるのだ。

麻布台ヒルズのなかにあるホテル「ジャヌ東京(JANU TOKYO)」はあのアマングループのブランドホテル。しかも世界に先駆けて東京からこのブランディングはスタートするという。すでにドバイやポルトガル、モンテネグロ、サウジアラビア、韓国など、世界各地でプロジェクトが進んでいるのだとか。

「アマン」が極上の隠れ家のようなラグジュアリーホテル&リゾートであるのに対し、ジャヌは「つながり」「インスピレーション」「探究心」をコンセプトに、人と人のつながりや、躍動的なソーシャルシーンを大切にしている。一度だけ、セレブな友人が滞在したとき、「アマン東京」のスイートを見せてもらったことがあったが、都心にあるのにまさに静謐。サンスクリット語で「平和」を表すのにふさわしい空間だった。対する「ジャヌ」は同じくサンスクリットで「魂」を意味し、アートやファッションなど感性を刺激するような交流点となっている。さまざまなカルチャーが交錯する麻布台ヒルズは絶好のロケーションなのだ。

近くて遠く、ハードルが高い…?
実はアクセサブルなダイニングも

まずはエントランスから。麻布台ヒルズの動線上にあるのだが、サインも極めて控えめ。知る人のみが通れる門という感じ。さりげないけれどハードルが高い…!右手にはアート作品やジャヌオリジナルグッズなどのアマンブランドのラインアップがそろう「アマン エッセンシャルズ ブティック」、正面に進むとインフォメーションデスクが。同階にあるイタリアンレストラン「ジャヌ メルカート」の入口横にも今回のコラボレーションの一環である作品展示があり、空間をカラフルに彩っている。心地よいテラス席では愛犬を連れての食事も可能。目の前の広場に現代美術家・松山智一氏のダイナミックなモダンアートが展示され、作品と一体化するような感覚に。朝から営業しているオールデイダイニングなので、思ったよりも気軽に立ち寄れそうだ。そう。意外にも「ジャヌ東京」にはアクセサブルなダイニングも多い。今回、「松山智一展 FIRST LAST」展覧会の半券を提示すると、ジャヌ東京内の6つのレストランでランチ、ディナー時のウェルカムドリンクを1杯プレゼントされる。スパークリングワイン片手にアート談義なんて粋だ。

5階のジャヌ ラウンジ & ガーデンテラスでは、今回展示された作品にインスパイアされたカラフルなアフタヌーンティーも1万100円(税、サービス料込)で提供。アートを映したホワイトチョコレートを添えた「ニューヨークチーズケーキ」「いちご杏仁豆腐」や「デコポンタルト」など、色鮮やかで繊細。セイボリーには松山氏の出身地である岐阜県産の「飛騨牛ローストビーフオープンサンド」に合わせ「サーモンムースとベジタブルのミルフィーユ」などが並び、これまたカラフル。食べるのが惜しくなる美しさだ。ここのテラスから眺める東京タワーも絶景だ。

ウェルネスの充実ぶりは7つ星級
魂がよろこぶホリスティックな体験も

「ジャヌ東京」のホリスティックなウェルネスセンターは、心と体が調和するサンクチュアリのような空間だ。約4000㎡の広さを誇るこの施設には、都内ホテル最大級のジム、素晴らしい景色を望む25mプール、スパハウスがあり、この空間にいるだけで心身が浄化されそうだ。ラウンジプール(ジェットバス)もある広々としたプールサイドでずっと過ごしたくなる。そしてスタジオではヨガやストレッチ、キックボクシングなど、1日平均10クラスのグループセッションにも参加できるのだ。パーソナルトレーニングを受けられるスタジオやボクシングジム、シミュレーションゴルフなどの設備もあり、ここがホテル内であることを忘れてしまう。メディテーションや呼吸法など、マインドフルネスのセッションがあるのもジャヌらしい。

スパハウスも秀逸だ。ロシア発祥のウッドサウナ「バーニャ」、トルコ発祥のスチームサウナ「ハマム」などがあるプライベートなスパハウスで、バーニャ スパハウス エクスペリエンス 2名2時間13万8000円、ハマム スパハウス エクスペリエンス 2名2時間11万5000円(それぞれ税、サービス料込み)から貸切れる。アウトドアのジャグジーやテラス(テラスは『ハマム』のみ)で整い、魂を開放させよう。シングルトリートメントでは、ヒマラヤン ポルティス トリートメントやスパハウスエクスペリエンスのトリートメントのメニューとは別になるが、アメジスト スクラブ & ラップなどのトリートメントも受けられる。

東京の中心でアーティスティックな休日を
一度は体験したい夢のバカンスがここに!

さていよいよゲストルームへ。122室は55㎡から284㎡までと広さはさまざまだが、とにかくその開放感に驚く。プレミアムルームは街に開いた大開口、バスタブと寝室、リビング空間の間にはシームレスで部屋全体が一続き。浴室は仕切ることはできるが、入浴時以外は開放するとテラスまで含めた大空間となる。ジャヌ全体のデザインに合わせて、客室も木材や石、布など自然由来の素材に囲まれているような安心感がある。サンドベージュやオフホワイトなど、目に優しい色でコーディネートされ、シンクやバスタブもその中で違和感のない色調。長期滞在を好むセレブが多いのもうなづける。まさに上質な日常…!

ジャヌ東京は、一番コンパクトな部屋で16万円台から、シンボリックな東京タワーの眺望が迫力のコーナースイートなどは1泊30万円以上だ。ほぼ全客室にゆったりとしたプライベートバルコニーがあり、暮らすようにくつろげる。私には手の届かないハイエンドなホテル…と思っていたのだが、その内容、唯一無二な滞在が可能であることを考えると、リーズナブルな気さえしてきた。都内であるメリットを生かし、エアチケットなどさまざまな移動費、時間を考えるとかえってコスパもタイパもいいのかも。宿泊費には朝食やウェルネス施設の使用料なども含まれている。海外旅行に行くつもりで、そのコストを宿泊費とすれば、今までにない夢のバカンスがかなう…!次の休みは麻布台でバカンスにしようか。本気で今、企んでいる。まずはジャヌ バーで東京の16の街をモチーフにしたカクテルを味わうなど、1ランク上の週末を過ごしてみようか。

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アルタビューティも参入 改めて考える「マーケットプレイスの価値」【鈴木敏仁USリポート】

アメリカ在住30年の鈴木敏仁氏が、現地のファッション&ビューティの最新ニュースを詳しく解説する連載。順調に成長を遂げてきたアメリカの化粧品専門店アルタビューティが曲がり角を迎えている。打開策の一つとして期待を集めるのが、マーケットプレイスへの参入だ。マーケットプレイスの価値とは何なのか。改めて整理してみよう。

快進撃を続けてきたアルタビューティの業績が下向きはじめている。3月半ばに発表された2024年度決算によると、売上高は113億ドルで前年比0.8%増、最終利益高は12億ドルで7.0%減、既存店成長率は0.7%増だった。

業界の耳目を集めたのが、決算発表時にCEOがビューティ市場ではじめてシェアを下げたと発言したことだった。10年以上にわたって成長を続けてきた企業なので、シェアが下がったというコメントには、私も興味を引かれた。

飽和して天井を打ったのか、経営ミスなのか、または単に消費減退というマクロ要因なのか。このあたりは今後を見守るしかない。

この業績下降の責任を取るかたちで1月にCEOが交代、そして新CEOが新機軸をいくつか打ち出していのだが、その中にマーケットプレイスの新規スタートが含まれている。

このマーケットプレイス、多くの大手小売企業だけではなく、問屋やメーカーも導入していて、アメリカの流通業界ではかなり普及しているのだが、日本ではまだまだで、その価値に気づいている企業は少ないと思っている。

そもそもマーケットプレイスとは?

マーケットプレイスは、日本ではオンラインモールと表現すると分かりやすいだろう。楽天市場やヤフーショッピングがこれにあたる。サードパーティセラー(3Pセラー)がテナントとして出店し、注文を受けたら3Pセラーが商品を発送する。

ファーストパーティセラーによる直販との違いは大きく2つある。

1つめは物流。ファーストパーティは自社フルフィルメントセンターに商品を在庫しそこから発送するが、3Pセラーは既述のごとく自ら発送する。つまりマーケットプレイス上の商品をファーストパーティは所有せず在庫しないのである。

2つめは商流。お客はファーストパーティのサイト上で決済するので、代金はまずファーストパーティが預かり、手数料を差し引いて、3Pセラーに支払う。

ファーストパーティは在庫を持たず、決済の主体となる。この2つを前提として、ファーストパーティは非常の大きな恩恵を享受することになる。資金繰りである。

棚卸資産回転日数に、売掛金回転日数を加え、買掛金回転日数を引くと、在庫している商品が正味何日間で現金化されているかを表すキャッシュ・コンバージョン・サイクル(CCC)という日数を計算することができる。

連結の数字なのでAWSが含まれるなど非常に粗い数字であることを前提とするが、アマゾンの24年度のCCCはマイナス35.6日である。このことはアマゾンがフルフィルメントセンターに在庫している商品は連結財務的には36日前に現金化されていることを意味している。

アメリカの会計ルールでは、預り金は買掛金扱いとなるからで、マーケットプレイスが成長すればするほど買掛金回転日数が増えて、キャッシュサイクルが改善されていくのである。

預り金とは将来支払う義務のある債務であり、仕入れた商品に対する支払い債務と、本質は同じである。だからこれは日本でも成立する計算式だ。

実はウォルマートもこの効果の恩恵をすでに受けている。2015年度まで10日を超えていたCCCが、23年度には3.5日まで減っている。ウォルマートがマーケットプレイスをスタートしたのは09年だが、ECに本腰を入れはじめたのは15年頃からなので、辻褄は合っている。

改めて言うこともないことだが、小売りという在庫を抱えるビジネスにおいてCCCは非常に重要な指標であり、短ければ短いほど良い。マーケットプレイスはこれを実現してくれるのだ。

リテールメディアの広告ポテンシャル

もう一つはデジタル広告。またはリテールメディアである。

これについては本連載ですでに書いたが(「リテールメディア 日本と米国でこんなに違う【鈴木敏仁USリポート】」)、おさらいすると日本ではリテールメディアは主に店頭のデジタル広告を指しているが、アメリカではネット上のデジタル広告が主体で、デジタル広告のバイヤーに直接売るためのプラットフォームを小売企業自らが持つことが標準となりつつある。

アマゾンが成功し大きな収入源となっていて、これに競合するリアル小売企業が追随しているという図式だ。

ファーストパーティとしての小売企業のリテールメディアの広告バイヤーは、当然のことながら小売企業が自ら仕入れて店頭で売っているブランドメーカーが主体となる。その場合、ブランドメーカーはリアル用の流通販促金予算の一部をデジタル販促金として充当する。

広告販促への投資を、リアルからデジタルへシフトするのである。

もしネット通販分の売上高が店頭売上高に加わるのであれば、ブランドメーカーの予算も増えるかもしれないが、多くの場合、店頭売上高がネット通販へとシフトするケースがほとんどなので、ほぼゼロサムゲームとなる。

一方のマーケットプレイスの3Pセラーは、既存のサプライヤーに加わる新規の取引先であり、新たな広告バイヤーとなるポテンシャルがある。マーケットプレイスの売上高が増え、3Pセラーが増えれば増えるほど、新たな広告売上高が作られていく。

例えばウォルマートのマーケットプレイス上で商品を売っている3Pセラー数は今年の初頭の時点で16万社と発表されている。極めて大きな広告ポテンシャルを自ら開拓したことになるのだ。

最後はこれも言うまでもないことだが、品ぞろえの拡大である。とくにトレンドの移り変わりが早いファッションやビューティの場合、新興ブランドや新商品数が多く、アルタビューティやセフォラで露出を増やしたいサプライヤーは大量に存在するのだが、一方店頭や配送センターといったリアルにはキャパシティーの上限がある。

また回転数の低いいわゆるロングテールに属する商品も少なくない。

これをマーケットプレイスは解決してくれるのである。

もちろんリクスもある。コピーや不良など粗悪な商品が混ざり込まないような監視システムが不可欠となる。

セフォラは今のところ興味を持っていないようなのだが、自らが厳選した商品しか取り扱わないというマーチャンダイジング政策ももちろん重要だ。

アルタビューティによるマーケットプレイスのスタートは今秋を予定している。概要が分かったらまた紹介したい。

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アルタビューティも参入 改めて考える「マーケットプレイスの価値」【鈴木敏仁USリポート】

アメリカ在住30年の鈴木敏仁氏が、現地のファッション&ビューティの最新ニュースを詳しく解説する連載。順調に成長を遂げてきたアメリカの化粧品専門店アルタビューティが曲がり角を迎えている。打開策の一つとして期待を集めるのが、マーケットプレイスへの参入だ。マーケットプレイスの価値とは何なのか。改めて整理してみよう。

快進撃を続けてきたアルタビューティの業績が下向きはじめている。3月半ばに発表された2024年度決算によると、売上高は113億ドルで前年比0.8%増、最終利益高は12億ドルで7.0%減、既存店成長率は0.7%増だった。

業界の耳目を集めたのが、決算発表時にCEOがビューティ市場ではじめてシェアを下げたと発言したことだった。10年以上にわたって成長を続けてきた企業なので、シェアが下がったというコメントには、私も興味を引かれた。

飽和して天井を打ったのか、経営ミスなのか、または単に消費減退というマクロ要因なのか。このあたりは今後を見守るしかない。

この業績下降の責任を取るかたちで1月にCEOが交代、そして新CEOが新機軸をいくつか打ち出していのだが、その中にマーケットプレイスの新規スタートが含まれている。

このマーケットプレイス、多くの大手小売企業だけではなく、問屋やメーカーも導入していて、アメリカの流通業界ではかなり普及しているのだが、日本ではまだまだで、その価値に気づいている企業は少ないと思っている。

そもそもマーケットプレイスとは?

マーケットプレイスは、日本ではオンラインモールと表現すると分かりやすいだろう。楽天市場やヤフーショッピングがこれにあたる。サードパーティセラー(3Pセラー)がテナントとして出店し、注文を受けたら3Pセラーが商品を発送する。

ファーストパーティセラーによる直販との違いは大きく2つある。

1つめは物流。ファーストパーティは自社フルフィルメントセンターに商品を在庫しそこから発送するが、3Pセラーは既述のごとく自ら発送する。つまりマーケットプレイス上の商品をファーストパーティは所有せず在庫しないのである。

2つめは商流。お客はファーストパーティのサイト上で決済するので、代金はまずファーストパーティが預かり、手数料を差し引いて、3Pセラーに支払う。

ファーストパーティは在庫を持たず、決済の主体となる。この2つを前提として、ファーストパーティは非常の大きな恩恵を享受することになる。資金繰りである。

棚卸資産回転日数に、売掛金回転日数を加え、買掛金回転日数を引くと、在庫している商品が正味何日間で現金化されているかを表すキャッシュ・コンバージョン・サイクル(CCC)という日数を計算することができる。

連結の数字なのでAWSが含まれるなど非常に粗い数字であることを前提とするが、アマゾンの24年度のCCCはマイナス35.6日である。このことはアマゾンがフルフィルメントセンターに在庫している商品は連結財務的には36日前に現金化されていることを意味している。

アメリカの会計ルールでは、預り金は買掛金扱いとなるからで、マーケットプレイスが成長すればするほど買掛金回転日数が増えて、キャッシュサイクルが改善されていくのである。

預り金とは将来支払う義務のある債務であり、仕入れた商品に対する支払い債務と、本質は同じである。だからこれは日本でも成立する計算式だ。

実はウォルマートもこの効果の恩恵をすでに受けている。2015年度まで10日を超えていたCCCが、23年度には3.5日まで減っている。ウォルマートがマーケットプレイスをスタートしたのは09年だが、ECに本腰を入れはじめたのは15年頃からなので、辻褄は合っている。

改めて言うこともないことだが、小売りという在庫を抱えるビジネスにおいてCCCは非常に重要な指標であり、短ければ短いほど良い。マーケットプレイスはこれを実現してくれるのだ。

リテールメディアの広告ポテンシャル

もう一つはデジタル広告。またはリテールメディアである。

これについては本連載ですでに書いたが(「リテールメディア 日本と米国でこんなに違う【鈴木敏仁USリポート】」)、おさらいすると日本ではリテールメディアは主に店頭のデジタル広告を指しているが、アメリカではネット上のデジタル広告が主体で、デジタル広告のバイヤーに直接売るためのプラットフォームを小売企業自らが持つことが標準となりつつある。

アマゾンが成功し大きな収入源となっていて、これに競合するリアル小売企業が追随しているという図式だ。

ファーストパーティとしての小売企業のリテールメディアの広告バイヤーは、当然のことながら小売企業が自ら仕入れて店頭で売っているブランドメーカーが主体となる。その場合、ブランドメーカーはリアル用の流通販促金予算の一部をデジタル販促金として充当する。

広告販促への投資を、リアルからデジタルへシフトするのである。

もしネット通販分の売上高が店頭売上高に加わるのであれば、ブランドメーカーの予算も増えるかもしれないが、多くの場合、店頭売上高がネット通販へとシフトするケースがほとんどなので、ほぼゼロサムゲームとなる。

一方のマーケットプレイスの3Pセラーは、既存のサプライヤーに加わる新規の取引先であり、新たな広告バイヤーとなるポテンシャルがある。マーケットプレイスの売上高が増え、3Pセラーが増えれば増えるほど、新たな広告売上高が作られていく。

例えばウォルマートのマーケットプレイス上で商品を売っている3Pセラー数は今年の初頭の時点で16万社と発表されている。極めて大きな広告ポテンシャルを自ら開拓したことになるのだ。

最後はこれも言うまでもないことだが、品ぞろえの拡大である。とくにトレンドの移り変わりが早いファッションやビューティの場合、新興ブランドや新商品数が多く、アルタビューティやセフォラで露出を増やしたいサプライヤーは大量に存在するのだが、一方店頭や配送センターといったリアルにはキャパシティーの上限がある。

また回転数の低いいわゆるロングテールに属する商品も少なくない。

これをマーケットプレイスは解決してくれるのである。

もちろんリクスもある。コピーや不良など粗悪な商品が混ざり込まないような監視システムが不可欠となる。

セフォラは今のところ興味を持っていないようなのだが、自らが厳選した商品しか取り扱わないというマーチャンダイジング政策ももちろん重要だ。

アルタビューティによるマーケットプレイスのスタートは今秋を予定している。概要が分かったらまた紹介したい。

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「ららぽーと」台湾で存在感増す 日本ブランドのアジア市場の入り口に

三井不動産が3月に開業した台湾の大型ショッピンセンター(SC)「三井ショッピングパーク ららぽーと台湾南港(たいわんなんがん)」が順調な滑り出しを見せている。ファッションや飲食を中心とした237店舗。年内に映画館とレストラン区画、26年上期には子供のための職業体験施設「キッザニア」がそれぞれ開業し、全面開業時には約300店舗で店舗面積7万平方メートルの規模になる。台湾での同社の大型SCは5施設目。日系ブランドの台湾進出の足掛かりの場としても期待が持たれる。

開業初日の3月20日は平日にもかかわらず、オープンと同時に大勢の客が館内になだれ込んだ。フードコートや日系スーパーマーケット「ロピア」に長い行列ができ、ファッションショップも若者たちで賑わいを見せた。

物販や飲食の約3分の1が日系テナントだ。「ビームス」「ユナイテッドアローズ グリーレーベルリラクシング」「ニコアンド」「ジャーナルスタンダード レリューム」「アーバンリサーチ」「無印良品」といった台湾でも馴染みの店舗だけだけでなく、初進出となる「9090(ナインティナインティ)」(運営yutori)と「グラニフ」(運営グラニフ)も初日から客が殺到した。

「グラニフ」ではオリジナルキャラクター「ビューティフルシャドー」のTシャツや雑貨類がよく売れた。「台湾はかわいいものが好きなお客さまが多い。オリジナルやコラボのIP商品の反響は想定以上。商品を手にしながら、あるいは内装を背景にスマホで撮影する方がたくさんいて、手応えを感じている」(リテール担当の萩野谷卓朋執行役員)。「9090」を運営するyutoriの青嶋剣士郎サプライチェーンマネジャーは「台湾の皆さんは日本のアパレルへの関心が高く、市場ポテンシャルが大きい」と話す。

台湾における「一大プロジェクト」

三井不動産は2016年に台湾法人を設立し、商業施設、ホテル、住宅などの事業を推進してきた。中でも商業施設は16年の「三井アウトレットパーク(MOP) 台湾林口」を皮切りに、18年に「MOP台中港」、22年に「MOP台南」、23年に「ららぽーと台中」をそれぞれ開業した。3月のららぽーと台湾南港に続き、26年には「ららぽーと高雄」の開業が控える。上陸10年あまりで台湾の三大都市圏(台北都市圏、台中都市圏、南部都市圏)の要所を次々に押さえたことになる。

中でも今回開業したららぽーと台湾南港は一つの集大成だ。立地する南港区は台北市の新しい都心として開発が進むエリアで、金融やITのオフィス、見本市会場、ホテル、オフィス、マンションの集積が進む。台北の中心部から地下鉄で20分ほどと利便性も良い。日本で多くのららぽーとが営業する郊外のベッドタウンエリアというより、ビジネスエリアの側面が強い。

大手保険会社である台湾人寿が開発する高層ビル群の低層部(地下1階〜地上6階)がららぽーとになる。クルマで30キロ圏内の200万人以上の広域商圏と、オフィスビルで働く高所得のビジネスパーソンの足元商圏という肥沃なマーケットを狙える。全テナントがそろった時点での年間売上高は100億台湾ドル(約450億円)を見込む。

3月20日に三井不動産の植田俊社長、台湾人寿や台北市政府の首脳らが出席してオープニングセレモニーが行われた。植田社長は「日本や台湾で培ってきた大型SCのノウハウを注ぎ込んだ一大プロジェクト」と意気込みを示した。

「新体験。新関係。新登場。」

台北はいわゆる郊外型の大型SCが手薄と言われている。新光三越、遠東そごうなど都心の百貨店の存在感が強く、アッパーミドルの消費者の支持を集める。ららぽーと台湾南港は台北の人々にファッションから飲食、エンタメまで1カ所で楽しめる空間を用意することで、あらゆる世代が長く滞在できる空間にする。ららぽーと台湾南港のキャッチフレーズは「新体験。新関係。新登場。」とした。

現地法人・台湾三井不動產股份有限公司で同施設を担当する玉本伯森経理は「(台北の繁華街である)信義区は商業やエンタメのコンテンツが分散しているが、ららぽーとはワンストップで楽しめるところに優位性がある」と述べる。

集客の武器にしているのが飲食店だ。台湾は外食文化が強く、家族や友人と外食する機会が多い。フードコートを地下1階(約1300席)と5階(約930席)に設け、フロアの回遊性を高める。地下1階は台湾の人気店を入れた夜市のような空間、5階は日本食を充実させるなど趣を変えた。館内における飲食店の比率は約30%で、日本のららぽーとの2倍にした。

来年に上層階にできる屋内型テーマパーク「キッザニア」も教育熱心なアッパーミドルのファミリーをターゲットにし、数十種類の職業体験ができる場としてオープン前から話題になっている。

玉本経理は「台北のショッピングエリアをよく研究し、目の肥えたお客さまを満足させる施設を目指してきた」という。ファッションでは「ヒューゴボス」「カルバン クライン」「トミーヒルフィガー」、ビューティでは「資生堂」「メゾンコーセー」やエスティーローダーグループのブランド複合店を入れた。人気映画の関連商品を集めた「ハリー・ポッター マホウドコロ」など話題性のある店舗も誘致した。

台湾と日本の相互送客に期待

開業から約1カ月の商況について三井不動産は「当初の想定を上回る売り上げと来館者数を達成している」と述べる。特に「ハリー・ポッター マホウドコロ」「どんぐり共和国」「ニンテンドー」といった、キャラクターグッズの売れ行きが目立つ。

アダストリアは雑貨業態「ラコレ」の海外1号店を含めて10店舗をららぽーと台湾南港に出した。「ラコレ」は雑貨だけでなくアパレルへの反響も良かった。「今季のアンバサダーであるラッパーの高爾宣による1日店長イベントも功を奏し、当日はブランドのSNSフォロワーに1000人以上が登録した」(同社)。アダストリアは台湾において三井不動産のSCへの出店が多い。今回、ららぽーと台湾南港に10店舗を出店したのは「三井不動産の台湾での成長戦略に魅力を感じている」からだという。「アダストリアの国内の状況を理解していただいているので、台湾でもスムーズに事が運び、好区画を獲得できた。日本式に固執せず、台湾の商習慣(周年慶等)を咀嚼して展開されている現地企画力を信頼している」と今後にも期待を寄せる。

台湾初進出の「グラニフ」は開業1カ月間で当初計画に比べて3倍となる売上高5500万円を記録した。「想定以上の反響で、すでに台湾の複数商業施設や他エリアからも問い合わせが届いている」(同社)という。村田昭彦社長は「台湾は当社の海外展開における重要なテストマーケティングの拠点と位置づけており、今回の成果はブランド価値が国境を越えて支持される可能性を示すものと捉えている」と手応えと強調する。

台湾の人口は約2300万人。三井不動産の商業部門は16年のMOP台湾林口以降、三井ショッピングカード(カード、アプリ)の会員拡大に務め、24年末時点で90万人が会員になっている。CRM(顧客情報管理)の基盤を整備し、台湾国内で運営する大型SC5施設との相乗効果を高める狙いだ。

台湾から日本を旅行する訪日客数は24年で過去最高604万人に達した。日本を旅した台湾人は日本のファッションブランドを知る機会がある。台湾に進出するファッションブランドにとっては、台湾と日本の相互送客できるメリットがある。ららぽーとはそのためのプラットフォームとして機能している。

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「ららぽーと」台湾で存在感増す 日本ブランドのアジア市場の入り口に

三井不動産が3月に開業した台湾の大型ショッピンセンター(SC)「三井ショッピングパーク ららぽーと台湾南港(たいわんなんがん)」が順調な滑り出しを見せている。ファッションや飲食を中心とした237店舗。年内に映画館とレストラン区画、26年上期には子供のための職業体験施設「キッザニア」がそれぞれ開業し、全面開業時には約300店舗で店舗面積7万平方メートルの規模になる。台湾での同社の大型SCは5施設目。日系ブランドの台湾進出の足掛かりの場としても期待が持たれる。

開業初日の3月20日は平日にもかかわらず、オープンと同時に大勢の客が館内になだれ込んだ。フードコートや日系スーパーマーケット「ロピア」に長い行列ができ、ファッションショップも若者たちで賑わいを見せた。

物販や飲食の約3分の1が日系テナントだ。「ビームス」「ユナイテッドアローズ グリーレーベルリラクシング」「ニコアンド」「ジャーナルスタンダード レリューム」「アーバンリサーチ」「無印良品」といった台湾でも馴染みの店舗だけだけでなく、初進出となる「9090(ナインティナインティ)」(運営yutori)と「グラニフ」(運営グラニフ)も初日から客が殺到した。

「グラニフ」ではオリジナルキャラクター「ビューティフルシャドー」のTシャツや雑貨類がよく売れた。「台湾はかわいいものが好きなお客さまが多い。オリジナルやコラボのIP商品の反響は想定以上。商品を手にしながら、あるいは内装を背景にスマホで撮影する方がたくさんいて、手応えを感じている」(リテール担当の萩野谷卓朋執行役員)。「9090」を運営するyutoriの青嶋剣士郎サプライチェーンマネジャーは「台湾の皆さんは日本のアパレルへの関心が高く、市場ポテンシャルが大きい」と話す。

台湾における「一大プロジェクト」

三井不動産は2016年に台湾法人を設立し、商業施設、ホテル、住宅などの事業を推進してきた。中でも商業施設は16年の「三井アウトレットパーク(MOP) 台湾林口」を皮切りに、18年に「MOP台中港」、22年に「MOP台南」、23年に「ららぽーと台中」をそれぞれ開業した。3月のららぽーと台湾南港に続き、26年には「ららぽーと高雄」の開業が控える。上陸10年あまりで台湾の三大都市圏(台北都市圏、台中都市圏、南部都市圏)の要所を次々に押さえたことになる。

中でも今回開業したららぽーと台湾南港は一つの集大成だ。立地する南港区は台北市の新しい都心として開発が進むエリアで、金融やITのオフィス、見本市会場、ホテル、オフィス、マンションの集積が進む。台北の中心部から地下鉄で20分ほどと利便性も良い。日本で多くのららぽーとが営業する郊外のベッドタウンエリアというより、ビジネスエリアの側面が強い。

大手保険会社である台湾人寿が開発する高層ビル群の低層部(地下1階〜地上6階)がららぽーとになる。クルマで30キロ圏内の200万人以上の広域商圏と、オフィスビルで働く高所得のビジネスパーソンの足元商圏という肥沃なマーケットを狙える。全テナントがそろった時点での年間売上高は100億台湾ドル(約450億円)を見込む。

3月20日に三井不動産の植田俊社長、台湾人寿や台北市政府の首脳らが出席してオープニングセレモニーが行われた。植田社長は「日本や台湾で培ってきた大型SCのノウハウを注ぎ込んだ一大プロジェクト」と意気込みを示した。

「新体験。新関係。新登場。」

台北はいわゆる郊外型の大型SCが手薄と言われている。新光三越、遠東そごうなど都心の百貨店の存在感が強く、アッパーミドルの消費者の支持を集める。ららぽーと台湾南港は台北の人々にファッションから飲食、エンタメまで1カ所で楽しめる空間を用意することで、あらゆる世代が長く滞在できる空間にする。ららぽーと台湾南港のキャッチフレーズは「新体験。新関係。新登場。」とした。

現地法人・台湾三井不動產股份有限公司で同施設を担当する玉本伯森経理は「(台北の繁華街である)信義区は商業やエンタメのコンテンツが分散しているが、ららぽーとはワンストップで楽しめるところに優位性がある」と述べる。

集客の武器にしているのが飲食店だ。台湾は外食文化が強く、家族や友人と外食する機会が多い。フードコートを地下1階(約1300席)と5階(約930席)に設け、フロアの回遊性を高める。地下1階は台湾の人気店を入れた夜市のような空間、5階は日本食を充実させるなど趣を変えた。館内における飲食店の比率は約30%で、日本のららぽーとの2倍にした。

来年に上層階にできる屋内型テーマパーク「キッザニア」も教育熱心なアッパーミドルのファミリーをターゲットにし、数十種類の職業体験ができる場としてオープン前から話題になっている。

玉本経理は「台北のショッピングエリアをよく研究し、目の肥えたお客さまを満足させる施設を目指してきた」という。ファッションでは「ヒューゴボス」「カルバン クライン」「トミーヒルフィガー」、ビューティでは「資生堂」「メゾンコーセー」やエスティーローダーグループのブランド複合店を入れた。人気映画の関連商品を集めた「ハリー・ポッター マホウドコロ」など話題性のある店舗も誘致した。

台湾と日本の相互送客に期待

開業から約1カ月の商況について三井不動産は「当初の想定を上回る売り上げと来館者数を達成している」と述べる。特に「ハリー・ポッター マホウドコロ」「どんぐり共和国」「ニンテンドー」といった、キャラクターグッズの売れ行きが目立つ。

アダストリアは雑貨業態「ラコレ」の海外1号店を含めて10店舗をららぽーと台湾南港に出した。「ラコレ」は雑貨だけでなくアパレルへの反響も良かった。「今季のアンバサダーであるラッパーの高爾宣による1日店長イベントも功を奏し、当日はブランドのSNSフォロワーに1000人以上が登録した」(同社)。アダストリアは台湾において三井不動産のSCへの出店が多い。今回、ららぽーと台湾南港に10店舗を出店したのは「三井不動産の台湾での成長戦略に魅力を感じている」からだという。「アダストリアの国内の状況を理解していただいているので、台湾でもスムーズに事が運び、好区画を獲得できた。日本式に固執せず、台湾の商習慣(周年慶等)を咀嚼して展開されている現地企画力を信頼している」と今後にも期待を寄せる。

台湾初進出の「グラニフ」は開業1カ月間で当初計画に比べて3倍となる売上高5500万円を記録した。「想定以上の反響で、すでに台湾の複数商業施設や他エリアからも問い合わせが届いている」(同社)という。村田昭彦社長は「台湾は当社の海外展開における重要なテストマーケティングの拠点と位置づけており、今回の成果はブランド価値が国境を越えて支持される可能性を示すものと捉えている」と手応えと強調する。

台湾の人口は約2300万人。三井不動産の商業部門は16年のMOP台湾林口以降、三井ショッピングカード(カード、アプリ)の会員拡大に務め、24年末時点で90万人が会員になっている。CRM(顧客情報管理)の基盤を整備し、台湾国内で運営する大型SC5施設との相乗効果を高める狙いだ。

台湾から日本を旅行する訪日客数は24年で過去最高604万人に達した。日本を旅した台湾人は日本のファッションブランドを知る機会がある。台湾に進出するファッションブランドにとっては、台湾と日本の相互送客できるメリットがある。ららぽーとはそのためのプラットフォームとして機能している。

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「キョウトグラフィー」2025リポート 写真を通して「人間性」を問う国際フェスティバル

春の京都の名物になりつつある国際写真フェスティバル「キョウトグラフィー(KYOTOGRAPHIE)」が開催中だ。2013年にスタートした同フェスティバルは、毎年異なる社会的・文化的テーマのもと、世界から集まった写真作品を町屋や蔵などの京都ならではの建築で展示する。会期は桜の開花やゴールデンウィークに重なるため、日本のみならず、世界各国から多くの来場者が訪れる。京都という土地の魅力と、写真芸術の力を組み合わせたユニークな文化イベントだ。

そんな「キョウトグラフィー」の今年のテーマは「HUMANITY(人間性)」。同フェスティバルのルシール・レイボーズ共同ディレクターらが「日本と西洋という異なる文化的視点を通じて人間の営みの複雑さを浮かび上がらせる」と語るように、各作品は単なる人間讃歌にとどまるわけではない。環境やジェンダー、多様性、人権などの社会的トピックスに目を向け、人間性が抱える矛盾や負の側面をも浮き彫りにし、鑑賞者に問いを投げかける。集めた作品はどれも、アーティストたちのパーソナルな主題や問題意識から始まったプロジェクトだが、それらを語る中で見えてくる「人間性」にまつわるユニバーサルな問題を提示する。

全展示を見て回った「WWDJAPAN」記者が、読者にぜひ見てほしい5つの展示を厳選して紹介する。なお全ての展示が素晴らしかったので時間のある方はぜひ全てをチェックしてほしい。

JR(ジェイ・アール)「クロニクル京都 2024」
展示会場:JR京都駅ビルの北側通路壁面、京都新聞ビル

市民のポートレートで作り上げる壮大な写真物語

京都の玄関口、JR京都駅ビルの北側通路壁面に巨大な写真イメージを展示するのは、フランス人アーティストのJR(ジェイ・アール)。今回出展した「クロニクル(Chronicles)」シリーズは、地域社会の多様性と物語を巨大な写真壁画として表現する参加型アートプロジェクトだ。

「クロニクル」は、その土地に住む人々のポートレートを多数撮影し、コラージュして記念碑のようなパブリック・アートを作り上げる。JRは、今回の「キョウトグラフィー」のために昨年秋に京都に滞在。市内各所に設えた撮影スタジオで総勢505人の地元民を撮影し、それらを一つ一つパズルのように組み合わせていった。この気の遠くなるようなプロセスを経て、京都市長から舞妓や芸妓、さらにはドラァグクイーンまでの多種多様な京都人が織りなす「壮大な物語(=クロニクル)」を完成させた。

この作品が単なる合成写真ではなく(それだけでも甚大な労力だが)、奥行きある参加型アートプロジェクトとして成立するのは、街の人を撮影するだけでなく、全員に聞き取りを行い、彼らのライフストーリーも収集しているから。集めた各自の音声は、専用のウェブページで確認できるほか、作品に専用のアプリをかざすことで聴くこともできる。

別会場の京都新聞ビルの展示では、その膨大なライフストーリーや「クロニクル」の制作プロセスに光を当てる。特に同ビル地下の高さ10m、広さ1000平方メートルに及ぶ印刷工場跡地での展示は圧巻だ。提灯の手法で巨大な立体彫刻として再構築した数人のポートレートが、自らのストーリーを来場者に語りかける。空間の広さや作品の大きさも手伝い、そこで語られるパーソナルな物語は私たちの心を静かに揺さぶる。JRは「このプロジェクトの趣旨は、全ての人に平等に光を当てること。それだけに立体彫刻として再構築すべき人を選定するのは難しかったが、特異なストーリーを持っている10人を選んだ」と語った。あらためて、街という「クロニクル」はさまざまな個人のストーリーが折り重なって成り立っていることを思い出させてくれる作品だ。

レティシア・キイ
「ラブ&ジャスティス」「キョウト・ヘア・イメージ」
展示会場:アスフォデル、出町桝形商店街

アフリカ女性としての自分を受け入れ表現する毛髪アート

「キョウトグラフィー」は20年、アフリカ出身の若手作家を対象にしたアーティスト・イン・レジデンス(滞在制作)プログラムを開始した。今回、同プログラムに参加したのがコートジボワール出身のレティシア・キイ(Laetitia Ky)だ。

フランスの旧植民地国で生まれ育ったキイにとって、欧米を中心に形成された美の基準に当てはまらない自分の「白くない」肌や「まっすぐではない」毛髪を受け入れることは容易ではなかったという。自己受容のための模索のなかで出合ったのが、植民地期以前のアフリカの女性たちが編み出した自由で創造的な髪型の数々。それらに強い興味を持ったキイはリサーチを進め、当時の女性にとって髪は単なる「美」の道具でなく、アイデンティティを物語るための表現であり「対話」の形だったことを知る。それをきっかけに自分の髪の毛をメディアとして、造形物を作る活動を始めた。やがてキイの作品は、現代の女性を取り巻く規範やスティグマ、人種的な抑圧や不公正に対して、ブラック・フェミニストとして表明する詩的なメッセージとなっていった。

キイが展示を行ったのは、古くから舞妓やお茶屋の女将が活躍し、歴史的に女性の街とされてきた祇園。会場の「アスフォデル(ASHODEL)」には、女性の生理や体毛、妊娠など、社会的にはまだまだセンシティブな内容に触れる作品が並ぶ。しかし、キイが毛髪で作るポップな写真イメージは、身構える鑑賞者の緊張を解き、作品のメッセージをさりげなく心に届けてくれる。何より葛藤を乗り越えて自分を受け入れ、生き生きと写真に写るキイの姿そのものが、自分の境遇やアイデンティティを肯定することの意義を率直に伝えている。なおキイは、滞在制作の拠点だった出町桝形商店街にも作品を展示している。こちらには、シリアスなトピックスに触れる祇園の展示とは対照的に、アフリカ出身の若者が、京都の文化に触れて得たインスピレーションを形にしたユーモラスでコミカルな写真イメージが、バナーとして商店街を彩る。

リー・シュルマン&オマー・ヴィクター・ディオプ「ビーイング ゼア」
展示会場:嶋䑓ギャラリー

ノスタルジックな空間と写真が多様性を考える装置に

同じく写真イメージを通して、人種的なパワーバランスの不均衡というトピックに触れるのが、イギリス人アーティスト、リー・シュルマン(Lee Shulman)とセネガル出身の写真家、オマー・ヴィクター・ディオプ(Omar Victor Diop)の共作「ビーイング ゼア(Being There)」だ。

2人は、町屋を改装した「嶋䑓ギャラリー」に、ミッドセンチュリースタイルの家具とポップな色味の壁紙を配置。「古き良きアメリカ」を思わせる心地良い空間を設えた。展示するのは、家具と同時代のものと思われるノスタルジックな写真や映像。だがよく見ると、全てのイメージに同じ黒人男性が写り込んでいる。アーティストのヴィクター・ディオプ本人だ。実はこれらのイメージは、1950〜60年代の北米で撮られたスナップ写真に、ディオプのイメージを合成して作り上げたフィクション写真。しかし「そもそも、家族のアルバムは巧妙に作られたフィクションだ。調和のとれた世界を演出し、厄介な真実はフレームの外側に追いやる」とシュルマンは言う。

シュルマンは、匿名の家族写真や日常のスナップショットを収集・保存するプロジェクト「アノニマス・プロジェクト(The Anonymous Project)」を主宰する。現在、1950年代から2000年代までに撮られた100万点以上の画像を所蔵するシュルマンは、20世紀半ばに北米で撮られたスナップ写真を多数見るうち、牧歌的な魅力に引かれつつ、人口の多数を占めていたはずのアフリカ系アメリカ人の「不在」に気付く。それらを批判的に考察し、再構築するためにセルフポートレートを中心に活動する黒人アーティスト、ヴィクター・ディオプを写り込ませるアイデアを着想した。当時のアメリカは第二次世界大戦後の経済繁栄を謳歌していたが、平等とは程遠い状況にあった。人種隔離政策が敷かれ、多くの人が肌の色を理由に、基本的人権の制限を受けていた。その事実に向き合った時、先ほど使った「古き良きアメリカ」という言い回しの残酷さに気付かされ、快適だった「おしゃれ」な展示空間は、当時の白人中産階級的ライフスタイルの外側に追いやられた人種的マイノリティーたちへの想像を喚起する装置となる。

2人の作品は、そうした歴史を批判しつつも、どこか軽妙でユーモアすら感じさせる。しかし同時に、私たちにフレームの内側と外側に作用するポリティクスへの思考をうながし、複雑な歴史に滑らかなコーティングをほどこす「ノスタルジア」の危険な魅力を浮き彫りにさせる。

マーティン・パー「スモール・ワールド」
展示会場:タイムズ

観光がパッケージ化してしまう文化 写真で切り取るオーバーツーリズム

安藤忠雄の設計により1984年に建てられた高瀬川沿いの「タイムズ(TIME’S)」では二つの展示を見ることができる。一つはマーティン・パー(Martin Parr)の「スモール・ワールド(Small World)」。マグナムフォトのレジェンドの作品を、街中の会場で気軽に見ることができるのも「キョウトグラフィー」の魅力の一つだ。

今回展示している「スモール・ワールド」はパーの代表作のひとつ。国際的な観光の拡大とその表層性、均質化を鋭く、かつユーモラスに批評した写真シリーズだ。1980年代から90年代初頭にかけて、パーは世界各国の観光地(ヨーロッパ、アメリカ、日本など)をめぐり、観光客たちの行動、ポーズ、消費行動を写真で記録。「観光」という営みがもたらす画一的な光景──人々が同じ場所で同じポーズを取り、同じようにお土産を買う姿──を、鮮やかなカラー写真で捉えている。クスッと笑ってしまう作品群だが、グローバル化や消費社会に対する辛辣な風刺が込められている。

今回の「キョウトグラフィー」に合わせ、パーは一足早く来日。桜の開花でにぎわう京都の観光客にレンズを向け「スモール・ワールド」の京都バージョンを撮り下ろした。皮肉を感じさせる独特な距離感で切り取った京都のオーバーツーリズム。パーの冷静な態度は、京都観光で浮かれる観光客の「滑稽さ」を少し意地悪に浮き彫りにしてしまう。それに拍車をかけるように写真はコミカルなBGMにのせてスライドショー形式で展示される。インスタグラムの登場により、文化を「映えるか映えないか」という基準でジャッジする風潮が高まったが、パーが80年代から続けてきた「スモール・ワールド」は、それを予見してきた作品とも言え、今の時代にますます強いメッセージを放っている。

アダム・ルハナ「ロジック・オブ・トゥルース」
展示会場:「八竹庵」

パレスチナの日常の写真を通して問う「真実」

「八竹庵」で展示するアダム・ルハナ(Adam Rouhana)の作品「ロジック・オブ・トゥルース(真実の論理)」は、パレスチナの人々の日常生活を切り取った写真を通じて、歴史の操作や真実の歪曲に意義を唱え、観客に新たな視点を提供する。

パレスチナ系アメリカ人のルハナは、アメリカで育ち、現在はエルサレムとロンドンを拠点に活動する写真家だ。写真を通して、西洋を中心に構築されてきた「東洋」への偏ったまなざしを再構築することをテーマにかかげる。ルハナは、パレスチナの家庭や日常の美しい風景を撮影する。日本家屋の中にインスタレーションとして展示されるこれらの写真は、メディアによって描かれるステレオタイプなイメージとは異なる、現地の人々の生きた日常を伝えている。

ニュース番組を通して放映される戦地の映像は、私たちの日常とあまりにもかけ離れているからこそ、時に現実感に乏しく、戦禍の影響を受ける人々への想像力を奪ってしまう。繰り返し流される凄惨で「非現実的」な映像は、戦争被害者にもおだやかな日常や家族とのささやかな幸せがあったことを忘れさせてしまう。またその戦禍の「真実」は「誰が報じるか」によって見え方はまるで違ってしまうことも事実だ。「ロジック・オブ・トゥルース」は、そんな忘却や印象の操作に抗う作品だ。パレスチナの人々の生活を記録した写真を通して、私たちの想像力に働きかけ、植民地主義や帝国主義を起因とする混迷の歴史を見直し、真実とは何かを問いかける。

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「キョウトグラフィー」2025リポート 写真を通して「人間性」を問う国際フェスティバル

春の京都の名物になりつつある国際写真フェスティバル「キョウトグラフィー(KYOTOGRAPHIE)」が開催中だ。2013年にスタートした同フェスティバルは、毎年異なる社会的・文化的テーマのもと、世界から集まった写真作品を町屋や蔵などの京都ならではの建築で展示する。会期は桜の開花やゴールデンウィークに重なるため、日本のみならず、世界各国から多くの来場者が訪れる。京都という土地の魅力と、写真芸術の力を組み合わせたユニークな文化イベントだ。

そんな「キョウトグラフィー」の今年のテーマは「HUMANITY(人間性)」。同フェスティバルのルシール・レイボーズ共同ディレクターらが「日本と西洋という異なる文化的視点を通じて人間の営みの複雑さを浮かび上がらせる」と語るように、各作品は単なる人間讃歌にとどまるわけではない。環境やジェンダー、多様性、人権などの社会的トピックスに目を向け、人間性が抱える矛盾や負の側面をも浮き彫りにし、鑑賞者に問いを投げかける。集めた作品はどれも、アーティストたちのパーソナルな主題や問題意識から始まったプロジェクトだが、それらを語る中で見えてくる「人間性」にまつわるユニバーサルな問題を提示する。

全展示を見て回った「WWDJAPAN」記者が、読者にぜひ見てほしい5つの展示を厳選して紹介する。なお全ての展示が素晴らしかったので時間のある方はぜひ全てをチェックしてほしい。

JR(ジェイ・アール)「クロニクル京都 2024」
展示会場:JR京都駅ビルの北側通路壁面、京都新聞ビル

市民のポートレートで作り上げる壮大な写真物語

京都の玄関口、JR京都駅ビルの北側通路壁面に巨大な写真イメージを展示するのは、フランス人アーティストのJR(ジェイ・アール)。今回出展した「クロニクル(Chronicles)」シリーズは、地域社会の多様性と物語を巨大な写真壁画として表現する参加型アートプロジェクトだ。

「クロニクル」は、その土地に住む人々のポートレートを多数撮影し、コラージュして記念碑のようなパブリック・アートを作り上げる。JRは、今回の「キョウトグラフィー」のために昨年秋に京都に滞在。市内各所に設えた撮影スタジオで総勢505人の地元民を撮影し、それらを一つ一つパズルのように組み合わせていった。この気の遠くなるようなプロセスを経て、京都市長から舞妓や芸妓、さらにはドラァグクイーンまでの多種多様な京都人が織りなす「壮大な物語(=クロニクル)」を完成させた。

この作品が単なる合成写真ではなく(それだけでも甚大な労力だが)、奥行きある参加型アートプロジェクトとして成立するのは、街の人を撮影するだけでなく、全員に聞き取りを行い、彼らのライフストーリーも収集しているから。集めた各自の音声は、専用のウェブページで確認できるほか、作品に専用のアプリをかざすことで聴くこともできる。

別会場の京都新聞ビルの展示では、その膨大なライフストーリーや「クロニクル」の制作プロセスに光を当てる。特に同ビル地下の高さ10m、広さ1000平方メートルに及ぶ印刷工場跡地での展示は圧巻だ。提灯の手法で巨大な立体彫刻として再構築した数人のポートレートが、自らのストーリーを来場者に語りかける。空間の広さや作品の大きさも手伝い、そこで語られるパーソナルな物語は私たちの心を静かに揺さぶる。JRは「このプロジェクトの趣旨は、全ての人に平等に光を当てること。それだけに立体彫刻として再構築すべき人を選定するのは難しかったが、特異なストーリーを持っている10人を選んだ」と語った。あらためて、街という「クロニクル」はさまざまな個人のストーリーが折り重なって成り立っていることを思い出させてくれる作品だ。

レティシア・キイ
「ラブ&ジャスティス」「キョウト・ヘア・イメージ」
展示会場:アスフォデル、出町桝形商店街

アフリカ女性としての自分を受け入れ表現する毛髪アート

「キョウトグラフィー」は20年、アフリカ出身の若手作家を対象にしたアーティスト・イン・レジデンス(滞在制作)プログラムを開始した。今回、同プログラムに参加したのがコートジボワール出身のレティシア・キイ(Laetitia Ky)だ。

フランスの旧植民地国で生まれ育ったキイにとって、欧米を中心に形成された美の基準に当てはまらない自分の「白くない」肌や「まっすぐではない」毛髪を受け入れることは容易ではなかったという。自己受容のための模索のなかで出合ったのが、植民地期以前のアフリカの女性たちが編み出した自由で創造的な髪型の数々。それらに強い興味を持ったキイはリサーチを進め、当時の女性にとって髪は単なる「美」の道具でなく、アイデンティティを物語るための表現であり「対話」の形だったことを知る。それをきっかけに自分の髪の毛をメディアとして、造形物を作る活動を始めた。やがてキイの作品は、現代の女性を取り巻く規範やスティグマ、人種的な抑圧や不公正に対して、ブラック・フェミニストとして表明する詩的なメッセージとなっていった。

キイが展示を行ったのは、古くから舞妓やお茶屋の女将が活躍し、歴史的に女性の街とされてきた祇園。会場の「アスフォデル(ASHODEL)」には、女性の生理や体毛、妊娠など、社会的にはまだまだセンシティブな内容に触れる作品が並ぶ。しかし、キイが毛髪で作るポップな写真イメージは、身構える鑑賞者の緊張を解き、作品のメッセージをさりげなく心に届けてくれる。何より葛藤を乗り越えて自分を受け入れ、生き生きと写真に写るキイの姿そのものが、自分の境遇やアイデンティティを肯定することの意義を率直に伝えている。なおキイは、滞在制作の拠点だった出町桝形商店街にも作品を展示している。こちらには、シリアスなトピックスに触れる祇園の展示とは対照的に、アフリカ出身の若者が、京都の文化に触れて得たインスピレーションを形にしたユーモラスでコミカルな写真イメージが、バナーとして商店街を彩る。

リー・シュルマン&オマー・ヴィクター・ディオプ「ビーイング ゼア」
展示会場:嶋䑓ギャラリー

ノスタルジックな空間と写真が多様性を考える装置に

同じく写真イメージを通して、人種的なパワーバランスの不均衡というトピックに触れるのが、イギリス人アーティスト、リー・シュルマン(Lee Shulman)とセネガル出身の写真家、オマー・ヴィクター・ディオプ(Omar Victor Diop)の共作「ビーイング ゼア(Being There)」だ。

2人は、町屋を改装した「嶋䑓ギャラリー」に、ミッドセンチュリースタイルの家具とポップな色味の壁紙を配置。「古き良きアメリカ」を思わせる心地良い空間を設えた。展示するのは、家具と同時代のものと思われるノスタルジックな写真や映像。だがよく見ると、全てのイメージに同じ黒人男性が写り込んでいる。アーティストのヴィクター・ディオプ本人だ。実はこれらのイメージは、1950〜60年代の北米で撮られたスナップ写真に、ディオプのイメージを合成して作り上げたフィクション写真。しかし「そもそも、家族のアルバムは巧妙に作られたフィクションだ。調和のとれた世界を演出し、厄介な真実はフレームの外側に追いやる」とシュルマンは言う。

シュルマンは、匿名の家族写真や日常のスナップショットを収集・保存するプロジェクト「アノニマス・プロジェクト(The Anonymous Project)」を主宰する。現在、1950年代から2000年代までに撮られた100万点以上の画像を所蔵するシュルマンは、20世紀半ばに北米で撮られたスナップ写真を多数見るうち、牧歌的な魅力に引かれつつ、人口の多数を占めていたはずのアフリカ系アメリカ人の「不在」に気付く。それらを批判的に考察し、再構築するためにセルフポートレートを中心に活動する黒人アーティスト、ヴィクター・ディオプを写り込ませるアイデアを着想した。当時のアメリカは第二次世界大戦後の経済繁栄を謳歌していたが、平等とは程遠い状況にあった。人種隔離政策が敷かれ、多くの人が肌の色を理由に、基本的人権の制限を受けていた。その事実に向き合った時、先ほど使った「古き良きアメリカ」という言い回しの残酷さに気付かされ、快適だった「おしゃれ」な展示空間は、当時の白人中産階級的ライフスタイルの外側に追いやられた人種的マイノリティーたちへの想像を喚起する装置となる。

2人の作品は、そうした歴史を批判しつつも、どこか軽妙でユーモアすら感じさせる。しかし同時に、私たちにフレームの内側と外側に作用するポリティクスへの思考をうながし、複雑な歴史に滑らかなコーティングをほどこす「ノスタルジア」の危険な魅力を浮き彫りにさせる。

マーティン・パー「スモール・ワールド」
展示会場:タイムズ

観光がパッケージ化してしまう文化 写真で切り取るオーバーツーリズム

安藤忠雄の設計により1984年に建てられた高瀬川沿いの「タイムズ(TIME’S)」では二つの展示を見ることができる。一つはマーティン・パー(Martin Parr)の「スモール・ワールド(Small World)」。マグナムフォトのレジェンドの作品を、街中の会場で気軽に見ることができるのも「キョウトグラフィー」の魅力の一つだ。

今回展示している「スモール・ワールド」はパーの代表作のひとつ。国際的な観光の拡大とその表層性、均質化を鋭く、かつユーモラスに批評した写真シリーズだ。1980年代から90年代初頭にかけて、パーは世界各国の観光地(ヨーロッパ、アメリカ、日本など)をめぐり、観光客たちの行動、ポーズ、消費行動を写真で記録。「観光」という営みがもたらす画一的な光景──人々が同じ場所で同じポーズを取り、同じようにお土産を買う姿──を、鮮やかなカラー写真で捉えている。クスッと笑ってしまう作品群だが、グローバル化や消費社会に対する辛辣な風刺が込められている。

今回の「キョウトグラフィー」に合わせ、パーは一足早く来日。桜の開花でにぎわう京都の観光客にレンズを向け「スモール・ワールド」の京都バージョンを撮り下ろした。皮肉を感じさせる独特な距離感で切り取った京都のオーバーツーリズム。パーの冷静な態度は、京都観光で浮かれる観光客の「滑稽さ」を少し意地悪に浮き彫りにしてしまう。それに拍車をかけるように写真はコミカルなBGMにのせてスライドショー形式で展示される。インスタグラムの登場により、文化を「映えるか映えないか」という基準でジャッジする風潮が高まったが、パーが80年代から続けてきた「スモール・ワールド」は、それを予見してきた作品とも言え、今の時代にますます強いメッセージを放っている。

アダム・ルハナ「ロジック・オブ・トゥルース」
展示会場:「八竹庵」

パレスチナの日常の写真を通して問う「真実」

「八竹庵」で展示するアダム・ルハナ(Adam Rouhana)の作品「ロジック・オブ・トゥルース(真実の論理)」は、パレスチナの人々の日常生活を切り取った写真を通じて、歴史の操作や真実の歪曲に意義を唱え、観客に新たな視点を提供する。

パレスチナ系アメリカ人のルハナは、アメリカで育ち、現在はエルサレムとロンドンを拠点に活動する写真家だ。写真を通して、西洋を中心に構築されてきた「東洋」への偏ったまなざしを再構築することをテーマにかかげる。ルハナは、パレスチナの家庭や日常の美しい風景を撮影する。日本家屋の中にインスタレーションとして展示されるこれらの写真は、メディアによって描かれるステレオタイプなイメージとは異なる、現地の人々の生きた日常を伝えている。

ニュース番組を通して放映される戦地の映像は、私たちの日常とあまりにもかけ離れているからこそ、時に現実感に乏しく、戦禍の影響を受ける人々への想像力を奪ってしまう。繰り返し流される凄惨で「非現実的」な映像は、戦争被害者にもおだやかな日常や家族とのささやかな幸せがあったことを忘れさせてしまう。またその戦禍の「真実」は「誰が報じるか」によって見え方はまるで違ってしまうことも事実だ。「ロジック・オブ・トゥルース」は、そんな忘却や印象の操作に抗う作品だ。パレスチナの人々の生活を記録した写真を通して、私たちの想像力に働きかけ、植民地主義や帝国主義を起因とする混迷の歴史を見直し、真実とは何かを問いかける。

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「キョウトグラフィー」2025リポート 写真を通して「人間性」を問う国際フェスティバル

春の京都の名物になりつつある国際写真フェスティバル「キョウトグラフィー(KYOTOGRAPHIE)」が開催中だ。2013年にスタートした同フェスティバルは、毎年異なる社会的・文化的テーマのもと、世界から集まった写真作品を町屋や蔵などの京都ならではの建築で展示する。会期は桜の開花やゴールデンウィークに重なるため、日本のみならず、世界各国から多くの来場者が訪れる。京都という土地の魅力と、写真芸術の力を組み合わせたユニークな文化イベントだ。

そんな「キョウトグラフィー」の今年のテーマは「HUMANITY(人間性)」。同フェスティバルのルシール・レイボーズ共同ディレクターらが「日本と西洋という異なる文化的視点を通じて人間の営みの複雑さを浮かび上がらせる」と語るように、各作品は単なる人間讃歌にとどまるわけではない。環境やジェンダー、多様性、人権などの社会的トピックスに目を向け、人間性が抱える矛盾や負の側面をも浮き彫りにし、鑑賞者に問いを投げかける。集めた作品はどれも、アーティストたちのパーソナルな主題や問題意識から始まったプロジェクトだが、それらを語る中で見えてくる「人間性」にまつわるユニバーサルな問題を提示する。

全展示を見て回った「WWDJAPAN」記者が、読者にぜひ見てほしい5つの展示を厳選して紹介する。なお全ての展示が素晴らしかったので時間のある方はぜひ全てをチェックしてほしい。

JR(ジェイ・アール)「クロニクル京都 2024」
展示会場:JR京都駅ビルの北側通路壁面、京都新聞ビル

市民のポートレートで作り上げる壮大な写真物語

京都の玄関口、JR京都駅ビルの北側通路壁面に巨大な写真イメージを展示するのは、フランス人アーティストのJR(ジェイ・アール)。今回出展した「クロニクル(Chronicles)」シリーズは、地域社会の多様性と物語を巨大な写真壁画として表現する参加型アートプロジェクトだ。

「クロニクル」は、その土地に住む人々のポートレートを多数撮影し、コラージュして記念碑のようなパブリック・アートを作り上げる。JRは、今回の「キョウトグラフィー」のために昨年秋に京都に滞在。市内各所に設えた撮影スタジオで総勢505人の地元民を撮影し、それらを一つ一つパズルのように組み合わせていった。この気の遠くなるようなプロセスを経て、京都市長から舞妓や芸妓、さらにはドラァグクイーンまでの多種多様な京都人が織りなす「壮大な物語(=クロニクル)」を完成させた。

この作品が単なる合成写真ではなく(それだけでも甚大な労力だが)、奥行きある参加型アートプロジェクトとして成立するのは、街の人を撮影するだけでなく、全員に聞き取りを行い、彼らのライフストーリーも収集しているから。集めた各自の音声は、専用のウェブページで確認できるほか、作品に専用のアプリをかざすことで聴くこともできる。

別会場の京都新聞ビルの展示では、その膨大なライフストーリーや「クロニクル」の制作プロセスに光を当てる。特に同ビル地下の高さ10m、広さ1000平方メートルに及ぶ印刷工場跡地での展示は圧巻だ。提灯の手法で巨大な立体彫刻として再構築した数人のポートレートが、自らのストーリーを来場者に語りかける。空間の広さや作品の大きさも手伝い、そこで語られるパーソナルな物語は私たちの心を静かに揺さぶる。JRは「このプロジェクトの趣旨は、全ての人に平等に光を当てること。それだけに立体彫刻として再構築すべき人を選定するのは難しかったが、特異なストーリーを持っている10人を選んだ」と語った。あらためて、街という「クロニクル」はさまざまな個人のストーリーが折り重なって成り立っていることを思い出させてくれる作品だ。

レティシア・キイ
「ラブ&ジャスティス」「キョウト・ヘア・イメージ」
展示会場:アスフォデル、出町桝形商店街

アフリカ女性としての自分を受け入れ表現する毛髪アート

「キョウトグラフィー」は20年、アフリカ出身の若手作家を対象にしたアーティスト・イン・レジデンス(滞在制作)プログラムを開始した。今回、同プログラムに参加したのがコートジボワール出身のレティシア・キイ(Laetitia Ky)だ。

フランスの旧植民地国で生まれ育ったキイにとって、欧米を中心に形成された美の基準に当てはまらない自分の「白くない」肌や「まっすぐではない」毛髪を受け入れることは容易ではなかったという。自己受容のための模索のなかで出合ったのが、植民地期以前のアフリカの女性たちが編み出した自由で創造的な髪型の数々。それらに強い興味を持ったキイはリサーチを進め、当時の女性にとって髪は単なる「美」の道具でなく、アイデンティティを物語るための表現であり「対話」の形だったことを知る。それをきっかけに自分の髪の毛をメディアとして、造形物を作る活動を始めた。やがてキイの作品は、現代の女性を取り巻く規範やスティグマ、人種的な抑圧や不公正に対して、ブラック・フェミニストとして表明する詩的なメッセージとなっていった。

キイが展示を行ったのは、古くから舞妓やお茶屋の女将が活躍し、歴史的に女性の街とされてきた祇園。会場の「アスフォデル(ASHODEL)」には、女性の生理や体毛、妊娠など、社会的にはまだまだセンシティブな内容に触れる作品が並ぶ。しかし、キイが毛髪で作るポップな写真イメージは、身構える鑑賞者の緊張を解き、作品のメッセージをさりげなく心に届けてくれる。何より葛藤を乗り越えて自分を受け入れ、生き生きと写真に写るキイの姿そのものが、自分の境遇やアイデンティティを肯定することの意義を率直に伝えている。なおキイは、滞在制作の拠点だった出町桝形商店街にも作品を展示している。こちらには、シリアスなトピックスに触れる祇園の展示とは対照的に、アフリカ出身の若者が、京都の文化に触れて得たインスピレーションを形にしたユーモラスでコミカルな写真イメージが、バナーとして商店街を彩る。

リー・シュルマン&オマー・ヴィクター・ディオプ「ビーイング ゼア」
展示会場:嶋䑓ギャラリー

ノスタルジックな空間と写真が多様性を考える装置に

同じく写真イメージを通して、人種的なパワーバランスの不均衡というトピックに触れるのが、イギリス人アーティスト、リー・シュルマン(Lee Shulman)とセネガル出身の写真家、オマー・ヴィクター・ディオプ(Omar Victor Diop)の共作「ビーイング ゼア(Being There)」だ。

2人は、町屋を改装した「嶋䑓ギャラリー」に、ミッドセンチュリースタイルの家具とポップな色味の壁紙を配置。「古き良きアメリカ」を思わせる心地良い空間を設えた。展示するのは、家具と同時代のものと思われるノスタルジックな写真や映像。だがよく見ると、全てのイメージに同じ黒人男性が写り込んでいる。アーティストのヴィクター・ディオプ本人だ。実はこれらのイメージは、1950〜60年代の北米で撮られたスナップ写真に、ディオプのイメージを合成して作り上げたフィクション写真。しかし「そもそも、家族のアルバムは巧妙に作られたフィクションだ。調和のとれた世界を演出し、厄介な真実はフレームの外側に追いやる」とシュルマンは言う。

シュルマンは、匿名の家族写真や日常のスナップショットを収集・保存するプロジェクト「アノニマス・プロジェクト(The Anonymous Project)」を主宰する。現在、1950年代から2000年代までに撮られた100万点以上の画像を所蔵するシュルマンは、20世紀半ばに北米で撮られたスナップ写真を多数見るうち、牧歌的な魅力に引かれつつ、人口の多数を占めていたはずのアフリカ系アメリカ人の「不在」に気付く。それらを批判的に考察し、再構築するためにセルフポートレートを中心に活動する黒人アーティスト、ヴィクター・ディオプを写り込ませるアイデアを着想した。当時のアメリカは第二次世界大戦後の経済繁栄を謳歌していたが、平等とは程遠い状況にあった。人種隔離政策が敷かれ、多くの人が肌の色を理由に、基本的人権の制限を受けていた。その事実に向き合った時、先ほど使った「古き良きアメリカ」という言い回しの残酷さに気付かされ、快適だった「おしゃれ」な展示空間は、当時の白人中産階級的ライフスタイルの外側に追いやられた人種的マイノリティーたちへの想像を喚起する装置となる。

2人の作品は、そうした歴史を批判しつつも、どこか軽妙でユーモアすら感じさせる。しかし同時に、私たちにフレームの内側と外側に作用するポリティクスへの思考をうながし、複雑な歴史に滑らかなコーティングをほどこす「ノスタルジア」の危険な魅力を浮き彫りにさせる。

マーティン・パー「スモール・ワールド」
展示会場:タイムズ

観光がパッケージ化してしまう文化 写真で切り取るオーバーツーリズム

安藤忠雄の設計により1984年に建てられた高瀬川沿いの「タイムズ(TIME’S)」では二つの展示を見ることができる。一つはマーティン・パー(Martin Parr)の「スモール・ワールド(Small World)」。マグナムフォトのレジェンドの作品を、街中の会場で気軽に見ることができるのも「キョウトグラフィー」の魅力の一つだ。

今回展示している「スモール・ワールド」はパーの代表作のひとつ。国際的な観光の拡大とその表層性、均質化を鋭く、かつユーモラスに批評した写真シリーズだ。1980年代から90年代初頭にかけて、パーは世界各国の観光地(ヨーロッパ、アメリカ、日本など)をめぐり、観光客たちの行動、ポーズ、消費行動を写真で記録。「観光」という営みがもたらす画一的な光景──人々が同じ場所で同じポーズを取り、同じようにお土産を買う姿──を、鮮やかなカラー写真で捉えている。クスッと笑ってしまう作品群だが、グローバル化や消費社会に対する辛辣な風刺が込められている。

今回の「キョウトグラフィー」に合わせ、パーは一足早く来日。桜の開花でにぎわう京都の観光客にレンズを向け「スモール・ワールド」の京都バージョンを撮り下ろした。皮肉を感じさせる独特な距離感で切り取った京都のオーバーツーリズム。パーの冷静な態度は、京都観光で浮かれる観光客の「滑稽さ」を少し意地悪に浮き彫りにしてしまう。それに拍車をかけるように写真はコミカルなBGMにのせてスライドショー形式で展示される。インスタグラムの登場により、文化を「映えるか映えないか」という基準でジャッジする風潮が高まったが、パーが80年代から続けてきた「スモール・ワールド」は、それを予見してきた作品とも言え、今の時代にますます強いメッセージを放っている。

アダム・ルハナ「ロジック・オブ・トゥルース」
展示会場:「八竹庵」

パレスチナの日常の写真を通して問う「真実」

「八竹庵」で展示するアダム・ルハナ(Adam Rouhana)の作品「ロジック・オブ・トゥルース(真実の論理)」は、パレスチナの人々の日常生活を切り取った写真を通じて、歴史の操作や真実の歪曲に意義を唱え、観客に新たな視点を提供する。

パレスチナ系アメリカ人のルハナは、アメリカで育ち、現在はエルサレムとロンドンを拠点に活動する写真家だ。写真を通して、西洋を中心に構築されてきた「東洋」への偏ったまなざしを再構築することをテーマにかかげる。ルハナは、パレスチナの家庭や日常の美しい風景を撮影する。日本家屋の中にインスタレーションとして展示されるこれらの写真は、メディアによって描かれるステレオタイプなイメージとは異なる、現地の人々の生きた日常を伝えている。

ニュース番組を通して放映される戦地の映像は、私たちの日常とあまりにもかけ離れているからこそ、時に現実感に乏しく、戦禍の影響を受ける人々への想像力を奪ってしまう。繰り返し流される凄惨で「非現実的」な映像は、戦争被害者にもおだやかな日常や家族とのささやかな幸せがあったことを忘れさせてしまう。またその戦禍の「真実」は「誰が報じるか」によって見え方はまるで違ってしまうことも事実だ。「ロジック・オブ・トゥルース」は、そんな忘却や印象の操作に抗う作品だ。パレスチナの人々の生活を記録した写真を通して、私たちの想像力に働きかけ、植民地主義や帝国主義を起因とする混迷の歴史を見直し、真実とは何かを問いかける。

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敏腕PRディレクター南奈未が説くファッション業界の道標 Vol.2 【イマドキの“ラグジュアリーマーケティング”】

PROFILE: 南奈未

南奈未
PROFILE: (みなみ・なみ)アメリカの大学でマーケティングを専攻し卒業。米国や日本にて外資系企業などを経て、クリスチャン・ディオールに入社。その後ダミアーニ、ドルチェ&ガッバーナに転職。2004年に「ルイ・ヴィトン」で、ウィメンズとメンズのPRを担当。12年、マイケル・コースのコミュニケーション・ジェネラルマネージャーに就任。17年、ドルチェ&ガッバーナに復職し、PR&コミュニケーション ディレクターに就く。24年10月退職 PHOTO:MAKOTO NAKAGAWA(magNese) HAIR&MAKE UP:KIKKU(Chrysanthemum)
ファッション業界において、花形職とされるPR。そのトップに就くPRディレクターは、ブランドの“縁の下の力持ち”や“影の立役者”として認識されるほど、目立たずともブランドの大きな役割と責任を担っている。特にラグジュアリーブランドにおいては、常にVIP顧客やメディア、デザイナーやチームの中核的存在だ。交渉術やコミュニケーション能力も必要とされる。南奈未さんは約20年間、ファッションシーンをリードする数々の海外ブランドの日本法人のPRを統括。日本はもちろん、グローバルでその手腕を発揮してきた言わずと知れた人物だ。この10年でデジタルやマーケティングの概念が多様化する中、ファッションラグジュアリーの世界は大きく様変わりしているという。この連載では数回に分けて、南さんが培ってきたファッションPRの仕事そしてその裏側について語る。2回目は、時代とともに変化する“ラグジュアリーマーケティング”について。

ラグジュアリーを伝えるPRのあり方

南奈未:ファッション業界に長く携わってきましたが、デジタルファーストの現代におけて、ラグジュアリーファッションのマーケティングの考え方は大きく変化しています。そもそも“マーケティング”とは、消費者のニーズをブランドの商品やサービスに反映させ、自然に売れる流れを設計すること。ですが、これがラグジュアリーファッションだと顧客のニーズだけではなく、デザイナーのクリエイションが土台にあるので、一般的な量産型商品とは異なります。すべてではないですが、矢印がボトムアップというよりトップダウンの時もよくあります。例えば、ファッション・ウイーク中に発表されるものはデザイナーの個性やメッセージ性が色濃く表れていることが多く(昨今は消費者の顔色を伺ったコマーシャル寄りのものを発表しているコレクションも多くなりましたが)、そこから時代やトレンドを創造していき、消費者にぶつけていく。また、メディアがさまざまな切り取りをしていますね。

商品が店頭に並ぶ約半年前に行われるファッションショーは、最新コレクションを初披露する重要な場。20年前は主に百貨店バイヤーやモード誌編集長、VIP顧客など、世界中の限られた人数だけを招待するものでした。彼らの反応や意見を聞いては実際に販売するもの、しないものを取捨選択する場合もありました。だから、発表まで情報解禁されることはタブー。今のように、会場からのSNSを通じたリアルタイムの配信や投稿なんて全く想像もしなかったですよね。われわれPRもコンセプトなんて直前までまったく共有なんてされないから、よくショー終了後のバックステージに入り込んで、ジャーナリストたちのインタビューに応えるデザイナーの言葉をこっそり聞いて理解を深めたものです。思えばスッと気配を消す術を習得したのはそのころから(笑)。目立たなければ摘み出されることもないでしょ?

“ラグジュアリーファッションのマーケティング”は別格の概念

最近は、猫も杓子も「マーケティング」。果たして本来の意味を理解している人がどれほどいるのかと疑問に思うことがあります。商品もサービスもラグジュアリーブランドにおいては、仕組みや概念も別ものです。デザイナーがアーティスティック・ディレクターやクリエイティブ・ディレクターと呼ばれるようになったこの20年。ファッションだけじゃなく、アートやカルチャーに精通した多才なデザイナーがクリエイティブチームのトップとして、広告ビジュアルやショーの見せ方、コラボレーションなどを指揮することが主流になってきました。ブランドの世界観を伝えるには、洋服やバッグをデザインするだけでは不十分なのでしょう。ブランド間の競争が激化するほど、より多くの引き出しを獲得してどう魅せるのかがポイントになってきています。ラグジュアリーブランドは売り物が商品だけではありません。クリエイティブ・ディレクターはメゾンの歴史やアーカイブ、熟練の職人技を理解し、モダンに再解釈していきます。今のライフスタイルには、何が必要なのか。どんなウエアやバッグがスタイルを輝かせるか。それらのクリエイティビティーに見合う価格やサービスは、やはり従来のマーケティングとは違う特別な考えだと思います。常に変化する時代に沿って2歩、3歩先を行かなければならないので大変ですね。今は2歩、3歩じゃ足りないかも!

ただし、その“ラグジュアリーマーケティング”もまた変化を遂げています。ソーシャルメディアが普及してからは、世代を問わず、消費者の審美眼はどんどん鍛えられています。ここ5年ほどはラグジュアリーブランドもその世界に消費者を誘おうと、展覧会やポップアップストアといった一般の方も入れる間口の広い体験型イベントでブランドの新しい価値観や魅力を提供してきました。ただ、選択肢やSNS上のトレンドがあまりに多様化した今、従来の手法では物足りなさを感じる人も出てきているかもしれませんね。5月11日まで開催中の「ロエベ(LOEWE)」初の大展覧会(“ロエベ クラフテッド・ワールド展 クラフトが紡ぐ世界”)は、ブランドのヘリテージやクラフツマンシップを今っぽくモダンに仕上げていて一見の価値あり。ジブリファンの心も鷲掴みです!

最近はクリエイティブ・ディレクターの交代劇が盛んですね。ブランドの次なる価値を示す新しいマーケティングへの転換期に差し掛かっているかもしれません。

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世界のチェンジメーカーが集うサステナビリティサミットがパリで開催 ケリングが認めた日本のスタートアップも出展

地球の問題解決に取り組む世界のチェンジメーカーが集う大型サステナビリティサミット「チェンジナウ(ChangeNOW)」が4月24〜26日、フランス・パリのグランパレで開催された。2017年に同名の社会的企業がスタートした「チェンジナウ」は、今世紀の主要な環境的・社会的課題に対応する具体的な行動とソリューション(解決策)の展開を促進することを目指している。8回目を迎えた今回は、約400社がブースを出展し、総勢500人のスピーカーが登壇。カンファレンスやトークセッション、分野別のピッチに加え、ワークショップやミートアップ、アートの展示など充実したプログラムを用意し、盛り上がりを見せた。

今年は、パリ協定の採択から10周年という節目でもある。オープニングセレモニーに登壇したサンティアゴ・ルフェーブル(Santiago Lefebvre)=チェンジナウ創設者兼最高経営責任者(CEO)は、「10年前、この街で196カ国が地球温暖化を努力目標1.5度以内、そして目標2度以内に抑えるために集まった。パリ協定は気候変動対策の礎石であり、人類がどのように団結してグローバルな課題に立ち向かうことができるかの象徴でもある。そして私たちが決めたのはパリのレガシーを守ること、そして、それ以上に野心を行動に変えていこうということ。それこそが『チェンジナウ』の開催意義だ」とコメント。今回は世界78カ国からチェンジメーカーを迎えたといい、「『チェンジナウ』は行動であると同時につながりや架け橋でもある。出会い、創造し、会話を始め、新たな友人を作り、そしてそこから学ぼう」と呼びかけた。

また最終日は、学生から子連れのファミリーまで全ての人に持続可能な開発について考え学ぶ機会を提供するため、会場を一般開放。企業と求職者をつなぐ「インパクト・ジョブフェア」も実施した。さらに今回からの取り組みとして、会場近隣のセーヌ川沿いに海や水にまつわるアクティビティーやトークセッション、ソリューションの紹介などを行う入場無料の屋外展示スペース「ウォーター・オデッセイ」を設けたほか、会期前後を含めた日程でパリ市内のさまざまな会場でカンファレンスや上映会など30以上の独立イベントを開催する「チェンジナウ・プラネット・ウイーク」も始動。より開かれた形で、サステナビリティのムーブメントを推進している。

政治家やビジネスリーダーから活動家まで多彩なスピーカー

「チェンジナウ」の醍醐味の一つは、3日間朝から夕刻まで会場内に設けられた5つのステージと「ウォーター・オデッセイ」のステージで同時進行する100以上のカンファレンスやトークセッションだ。スピーカーは、ポリシーメーカーやビジネスリーダー、企業のCSRやサステナビリティ推進を担う責任者から、国連関係者、スタートアップ企業やNGOの代表、活動家まで実に幅広く、トピックも多岐にわたる。

今年は、パリ協定が採択されたCOP21で議長を務めたローラン・ファビウス(Laurent Fabius)や今年11月にブラジルで開催されるCOP30のCEOでもあるアナ・トニ(Ana Toni)=ブラジル環境・気候変動省気候変動担当副大臣、メアリー・ロビンソン(Mary Robinson)元アイルランド大統領、サステナビリティの推進とビジネスの成長を両立した経営手腕で知られるポール・ポールマン(Paul Poman)元ユニリーバ(UNILEVER)CEO、「グッチ(GUCCI)」などを擁するケリング(KERING)のマリー=クレール・ダヴー(Marie-Claire Daveu)=チーフ・サステナビリティ・オフィサー兼渉外担当責任者、エコロジー思想家で平和運動家のサティシュ・クマール(Satish Kumar)、俳優のナタリー・ポートマン(Natalie Portman)らが登壇。それぞれの視点から現状の課題やより良い未来に向けた考えを語り、人気のプログラムには立ち見が出るほどだった。

日本版「ケリング・ジェネレーション・アワード」受賞者も初参加

ガラス屋根から自然光が差し込むグラン・パレの広々とした空間には、「エコシステムの促進」や「循環経済」「土壌と農業」「海洋と水」から「ファッション」「習慣の見直し」「エネルギー」「フード」「インパクトのためのAI」「モビリティー」まで18の分野に分かれて、企業のブースがずらりと並んだ。ファッション関連は今回、藻類や飲料・食品製造で発生する廃棄物を活用した代替素材、環境負荷の少ない顔料や染色技術、デッドストック生地や余剰素材の再販プラットフォームを手掛けるスタートアップ企業が中心となった。

そして今回の「チェンジナウ」には、第1回「ケリング・ジェネレーション・アワード・ジャパン(KERING GENERATION AWARD X JAPAN)」で受賞者に選ばれたファーメンステーション(FERMENSTATION)、アンフィコ(amphico)、アルガルバイオ(algal bio)、そして同じく初開催された「ケリング・ジェネレーション・アワード・サウジアラビア(KERING GENERATION AWARD X SAUDI ARABIA)」の受賞3社も出展した。

独自の発酵技術を有し、食品廃棄物などの未利用資源から機能性バイオ原料を生み出すファーメンステーションの酒井里奈・代表取締役は、初めて参加した「チェンジナウ」について「気候変動の課題に対する共通認識をベースに、これだけのソリューションが集まっている場所に来られた意味は大きい」とし、次のように語った。「弊社も『Bコープ』認証をとっているが、チェンジナウも同じく取得している。その空気を、イベントの事前準備からブースに紙が使われていたりフードコートに難民シェフによる店が入っていたりという会場作りに至るまで徹底して感じた。グローバルでいろんな展示会に訪れているけれど、地域やコミュニティーなど全方位的にソーシャルインパクトを残しているものは他に見たことがない。そして『Bコープ』取得の有無にかかわらず、マインドとしてサステナブルなビジネスに取り組みたいという人が集まっていて、トークセッションの締め括りも自分のアピールではなく、みんなで取り組もうという『Act now, Change now』の姿勢が見られる。そこに夢と希望を感じた」。

また同社は4月上旬に24年版のインパクト・リポートを出したばかりでもあり、トークセッションを聞く中で「今できていることだけでなく、何が課題かということも示すということが方向として間違っていないと実感できた」という。さらに「課題意識のある人が集まっているので、ブースで受ける質問もシャープ。アプリでボタンを押すだけで投資家に声をかけてアポを取れるシステムなどもあり、実際にやり取りができたことも面白かった」と振り返った。

「ケリング・ジェネレーション・アワード」のブースはファッションのエリアにあり、訪れたのはファッションやインテリアなどの実際に生地を扱うデザイナーや関係者が多かった。英国と日本に拠点を持ち、アウトドアアパレル用の機能性防湿防水テキスタイルを「PFAS(有機フッ素化合物)」を使わずに実現する技術や無水着色技術を有するアンフィコの亀井潤・創業者兼CEOは、「通常の素材見本市だとテキスタイルを買いに来てはいるが、必ずしもサステナブルなものを求めているわけではないので、来る人が前提としてサステナブルな素材を探しているというのが良かった」と述べた。「内装用として使えるか?」や「天然繊維で実現できるか?」などの質問を受けたり、協業の可能性も含めて他の参加企業とも交流したりもしたといい、今後の広がりが期待できそうだ。

一方、東京大学の20年以上にわたる研究をベースにした微細藻類の育種、量産、培養技術を有し、化粧品やサプリメントからインク素材まで幅広く持続可能な素材や商品開発を行うアルガルバイオは、ブースで自然の色素を持つ藻類の粉末を色材として使用したカラフルなタイルや漆塗りの木魚などを展示。小田康太郎レッドバイオ事業部グループリーダーは、「ファッションやビューティに興味のある方に加え、インテリアのデザイナーやアーティスト、ギャラリストもブースに来られたが、ベースとしてサステナビリティに対する意識が高い。説明を行う中で(微細藻類による)CO2固定の話などをすると反応が変わり、ソリューションとして受け入れられやすい土壌があると感じた」という。

さらに「『チェンジナウ』は参加者同士のコミュニケーションが活発で、ワークショップやミーティングなど距離感が近い。VC(ベンチャーキャピタル)を中心に、日本と比べて興味を持ってくれる人が多いという感触もあった。同じ藻類を扱っていたり循環経済に取り組んだりしている企業との話も弾んだので、ここでの出合いをきっかけにつながり、次のステップのためのオンラインミーティングなども組んでいきたい」とコメント。「ケリング・ジェネレーション・アワード」を通して踏み出したファッション&ビューティ分野や、アート&デザイン系のコラボレーションなども含め、「藻類技術のアプリケーションをさまざまな産業に広げていきたい」と先を見据える。

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GWに1ランク上の「ヌン活」の選択肢 「ブルガリ ホテル」のサンデーブランチでリゾート気分の美食体験

ここ数年、アフタヌーンティーの人気が高まり、アフタヌーンティーを楽しむ「ヌン活」という言葉が定着した。季節ごとのメニューはもちろん、ホテルとさまざまなブランドのコラボレーションが続々と登場している。価格は1万円程度と安くはないが、ゆったりとした空間で優雅な時間が過ごせると女性の間で大人気。色とりどりのスイーツやセイボリーはSNS映えするということもあり、すぐに予約で埋まるプランもあるようだ。非日常空間で、美味しいスイーツをゆっくりと楽しむアフタヌーンティー。ゴールデンウイークに「ヌン活」を予定している人もいることだろう。

ヨーロッパの日曜日の“美味しい”過ごし方を日本でも

アフタヌーンティーは英国発祥の紅茶と軽食を楽しむ習慣だが、サンデーローストという日曜日の昼食に提供される料理もある。ローストした牛肉や鶏肉、羊肉などと野菜をグレービーソースで食べるというもので、イギリス国内のパブやレストランでも提供されている。イギリスだけでなく、ヨーロッパで日曜日は家族と食卓を囲む大切な休日。イタリアでも日曜日は家族でランチを楽しむ習慣があるという。

「ブルガリ ホテル 東京(BVLGARI HOTEL TOKYO)」(以下、ブルガリ ホテル)ではアフタヌーンティーも提供しているが4月に、新たにルーフトップバーでサンデーブランチをスタート。ミシュラン3つ星シェフのニコ・ロミートが手掛けるイタリア伝統料理の数々からスイーツまで楽しめるというものだ。プランは、ソフトドリンクまたは、シャンパーニュ「ルイ ロデール(LOUIS ROEDERER)」コレクション245か「ルイナール(RUINART)」のブラン・ド・ブランから選べる。バーというだけあり、オリジナリティー溢れるカクテルも充実。イタリアの伝統的カクテル“ネグロニ”はもちろん、“セルペンティ”や“ナイト ジュエル”といったジュエラーならではのカクテルもある。それらを楽しみたいという人には、別料金でカクテルのオーダー可能だ。シェフのロミートは、「イタリアでは、日曜日の午後に家族全員で食卓を囲み過ごす。用意するのは、ラザーニャやポテトのローストなどオーブン料理が中心で、夜は、皆でピザを食べに出掛ける」とコメント。その文化を日本でもと企画したのがサンデーブランチ。季節ごとに使用する食材を変えて提供するという。

リゾート感溢れるラウンジで美食ブランチを

テラス席がある45階のバーは開放的なスペースが広がり、まるでヨーロッパのリゾートか個人宅を訪れたよう。2つのルーフトップテラスの間にあるバーはイタリア式庭園に佇む古いあずま屋を想起させる。心地よくリラックスしたムードが漂い、日曜日の午後をゆったり過ごすには申し分ない贅沢な空間だ。アフタヌーンティーの非日常感とはまた違ったプライベート感と特別感がある。屋外、室内が選べ、これからの季節にぴったりだ。

バーカウンターでは、色とりどりの前菜やスイーツをビュッフェ式で提供。カルパッチョやロブスターのサラダ、タコとじゃがいものサラダなど豪華な前菜料理ずらりと並べられている。ミシュランスターシェフが手掛けた料理をビュッフェ式で楽しめるということもあり、ついつい、全種類試したくなる。それに加え、イタリア各地から厳選されたチーズや生ハム類、パンなどの数々があり、前菜だけでお腹いっぱいになりそうだ。サラダなどいろいろ試してみたが、日本であまりお目にかかることのない子牛のトンナートは、ツナの香りが引き立つ味わい深い一品。フォカッチャも色々な種類があり、焼き立てでとても美味しい。

卵料理からメーンまで唸る美味しさのオンパレード

前菜に続き提供される卵料理は、“黒トリュフのエッグフロランタン”“タラバガニ、アボカドとフライドエッグのトースト”“濃厚ウニのスクランブルエッグ”の3種類。ロミートは、「卵料理はブランチでは欠かせないものだから、こだわった」と話す。トリュフにカニ、ウニと贅沢な食材と合わせた独創的なメニューを開発した。通常、ホテルのスクランブルエッグというとクリーミーなものが多いが、ウニのスクランブルエッグは、しっかりとした炒り卵のような風合いでウニとの相性がぴったり。

卵料理の後には、パスタとリゾットのワゴンサービスがある。ナポリの伝統的なパスタ・ミスタは、異なる形状のパスタをミックスしたもので、一見シンプルだが、濃厚なイカ墨のソースがさまざまなパスタの食感と融合した絶品。季節のホワイトアスパラガスのリゾットは、上品な甘味があり滋味深く優しい味わいだ。「カルナローリ米を使用している。質感が硬めで澱粉質が多く、リゾットにぴったりだ。イタリアでは、リゾットの残りを焼いてお焦げ風にして食べることも」とロミート。

メーンは、 “牛肉のタリアータ ローズ風味”または、“黒タラのロースト スパイスド トマト ポテトクリーム“の2種類から選べる。タリアータは牛肉を焼いたイタリアを代表するシンプルな肉料理。自宅で作ることもあるが、同じ料理かと思うほど肉が柔らかく、風味も複雑で上品、唸る美味しさだった。

ビュッフェ式で楽しめるデザートは、イタリア伝統のドルチェをロミートがモダンに解釈。ラム酒が効いた“ババ”やイタリア版シュークリーム“ビニェ”、ペストリー菓子の“カンノーロ シチリアーノ”など素朴でありながらも上品なデザートの数々が楽しめる。

ミシュランスターシェフによる料理の数々がビュッフェ式で気軽に楽しめる「ブルガリ ホテル」のサンデーブランチ。料金は、ソフトドリンクパッケージが2万4000円、ルイ・ロデレール コレクション 245のプランが3万7000円、ルイナール ブラン・ド・ブランのプランが4万2000円。都心にいながらリゾート気分&美食体験ができるサンデーブランチは、「ヌン活」の新たな選択肢になるか注目が集まる。

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GWに1ランク上の「ヌン活」の選択肢 「ブルガリ ホテル」のサンデーブランチでリゾート気分の美食体験

ここ数年、アフタヌーンティーの人気が高まり、アフタヌーンティーを楽しむ「ヌン活」という言葉が定着した。季節ごとのメニューはもちろん、ホテルとさまざまなブランドのコラボレーションが続々と登場している。価格は1万円程度と安くはないが、ゆったりとした空間で優雅な時間が過ごせると女性の間で大人気。色とりどりのスイーツやセイボリーはSNS映えするということもあり、すぐに予約で埋まるプランもあるようだ。非日常空間で、美味しいスイーツをゆっくりと楽しむアフタヌーンティー。ゴールデンウイークに「ヌン活」を予定している人もいることだろう。

ヨーロッパの日曜日の“美味しい”過ごし方を日本でも

アフタヌーンティーは英国発祥の紅茶と軽食を楽しむ習慣だが、サンデーローストという日曜日の昼食に提供される料理もある。ローストした牛肉や鶏肉、羊肉などと野菜をグレービーソースで食べるというもので、イギリス国内のパブやレストランでも提供されている。イギリスだけでなく、ヨーロッパで日曜日は家族と食卓を囲む大切な休日。イタリアでも日曜日は家族でランチを楽しむ習慣があるという。

「ブルガリ ホテル 東京(BVLGARI HOTEL TOKYO)」(以下、ブルガリ ホテル)ではアフタヌーンティーも提供しているが4月に、新たにルーフトップバーでサンデーブランチをスタート。ミシュラン3つ星シェフのニコ・ロミートが手掛けるイタリア伝統料理の数々からスイーツまで楽しめるというものだ。プランは、ソフトドリンクまたは、シャンパーニュ「ルイ ロデール(LOUIS ROEDERER)」コレクション245か「ルイナール(RUINART)」のブラン・ド・ブランから選べる。バーというだけあり、オリジナリティー溢れるカクテルも充実。イタリアの伝統的カクテル“ネグロニ”はもちろん、“セルペンティ”や“ナイト ジュエル”といったジュエラーならではのカクテルもある。それらを楽しみたいという人には、別料金でカクテルのオーダー可能だ。シェフのロミートは、「イタリアでは、日曜日の午後に家族全員で食卓を囲み過ごす。用意するのは、ラザーニャやポテトのローストなどオーブン料理が中心で、夜は、皆でピザを食べに出掛ける」とコメント。その文化を日本でもと企画したのがサンデーブランチ。季節ごとに使用する食材を変えて提供するという。

リゾート感溢れるラウンジで美食ブランチを

テラス席がある45階のバーは開放的なスペースが広がり、まるでヨーロッパのリゾートか個人宅を訪れたよう。2つのルーフトップテラスの間にあるバーはイタリア式庭園に佇む古いあずま屋を想起させる。心地よくリラックスしたムードが漂い、日曜日の午後をゆったり過ごすには申し分ない贅沢な空間だ。アフタヌーンティーの非日常感とはまた違ったプライベート感と特別感がある。屋外、室内が選べ、これからの季節にぴったりだ。

バーカウンターでは、色とりどりの前菜やスイーツをビュッフェ式で提供。カルパッチョやロブスターのサラダ、タコとじゃがいものサラダなど豪華な前菜料理ずらりと並べられている。ミシュランスターシェフが手掛けた料理をビュッフェ式で楽しめるということもあり、ついつい、全種類試したくなる。それに加え、イタリア各地から厳選されたチーズや生ハム類、パンなどの数々があり、前菜だけでお腹いっぱいになりそうだ。サラダなどいろいろ試してみたが、日本であまりお目にかかることのない子牛のトンナートは、ツナの香りが引き立つ味わい深い一品。フォカッチャも色々な種類があり、焼き立てでとても美味しい。

卵料理からメーンまで唸る美味しさのオンパレード

前菜に続き提供される卵料理は、“黒トリュフのエッグフロランタン”“タラバガニ、アボカドとフライドエッグのトースト”“濃厚ウニのスクランブルエッグ”の3種類。ロミートは、「卵料理はブランチでは欠かせないものだから、こだわった」と話す。トリュフにカニ、ウニと贅沢な食材と合わせた独創的なメニューを開発した。通常、ホテルのスクランブルエッグというとクリーミーなものが多いが、ウニのスクランブルエッグは、しっかりとした炒り卵のような風合いでウニとの相性がぴったり。

卵料理の後には、パスタとリゾットのワゴンサービスがある。ナポリの伝統的なパスタ・ミスタは、異なる形状のパスタをミックスしたもので、一見シンプルだが、濃厚なイカ墨のソースがさまざまなパスタの食感と融合した絶品。季節のホワイトアスパラガスのリゾットは、上品な甘味があり滋味深く優しい味わいだ。「カルナローリ米を使用している。質感が硬めで澱粉質が多く、リゾットにぴったりだ。イタリアでは、リゾットの残りを焼いてお焦げ風にして食べることも」とロミート。

メーンは、 “牛肉のタリアータ ローズ風味”または、“黒タラのロースト スパイスド トマト ポテトクリーム“の2種類から選べる。タリアータは牛肉を焼いたイタリアを代表するシンプルな肉料理。自宅で作ることもあるが、同じ料理かと思うほど肉が柔らかく、風味も複雑で上品、唸る美味しさだった。

ビュッフェ式で楽しめるデザートは、イタリア伝統のドルチェをロミートがモダンに解釈。ラム酒が効いた“ババ”やイタリア版シュークリーム“ビニェ”、ペストリー菓子の“カンノーロ シチリアーノ”など素朴でありながらも上品なデザートの数々が楽しめる。

ミシュランスターシェフによる料理の数々がビュッフェ式で気軽に楽しめる「ブルガリ ホテル」のサンデーブランチ。料金は、ソフトドリンクパッケージが2万4000円、ルイ・ロデレール コレクション 245のプランが3万7000円、ルイナール ブラン・ド・ブランのプランが4万2000円。都心にいながらリゾート気分&美食体験ができるサンデーブランチは、「ヌン活」の新たな選択肢になるか注目が集まる。

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士郎正宗の初の大規模展覧会「士郎正宗の世界展〜『攻殻機動隊』と創造の軌跡〜」の見どころは? 

世田谷文学館は開館30周年記念として、漫画家・イラストレーターの士郎正宗の初の大規模展覧会「士郎正宗の世界展〜『攻殻機動隊』と創造の軌跡〜」を8月17日まで開催中だ。

同展では、士郎正宗の代表作「攻殻機動隊」をはじめ、「アップルシード」「ブラックマジック」「ドミニオン」「仙術超攻殻オリオン」など、多岐にわたる作品群の原画300点以上に加え、愛用の品や蔵書など、約440点が11の区画にわかれて展示されている。

熱狂的な人気を誇る士郎正宗は、1985年にSF漫画「アップルシード」でメジャーデビュー、1989年に「攻殻機動隊」の連載を開始。当時はまだ世に浸透していなかった先端技術を独自の感覚で取り入れた、情報化社会の現代を予見しているかのような世界観は、多くのクリエイターにも影響を与えた。細部まで描きこまれた絵、膨大な情報で組まれたプロット、欄外にまで及ぶ作家の言葉は必見。

同展のグラフィックデザインは坂脇慶、飛鷹宏明が、空間構成にはトラフ建築設計事務所が担当。展示会場や物販に至るまでこだわりが詰まった展示の詳細をお伝えする。ぜひ、実際に展示に行って、その熱量を体感してほしい。

展示会場入り口

世田谷文学館の2階で「士郎正宗の世界展〜『攻殻機動隊』と創造の軌跡〜」の展示が行われている。展示の各所には士郎正宗のコメントも掲示されている。ユーモアあふれるコメントは必読。

士郎正宗の創造の軌跡

展示会場に入ると最初に目にするのが士郎正宗の年表だ。どの時期に、どんな作品を発表しているのかが一目で分かるうえに、士郎のコメントも。

士郎正宗の描き方

「士郎正宗の描き方」の区画では、漫画を描く過程を細かく紹介するほか、愛用の道具や影響を受けた本を展示しており、科学雑誌に加えて、「HEAVY METAL」なども挙げられている。

アップルシード

「アップルシード」の区画では、1985年に発表されたSF漫画「アップルシード」の原画を展示している。同作は、第五次大戦後、廃墟となった街で生きていたSWATのデュナンと全身サイボーグのブリアレオスの姿を描くSFアクション。

ドミニオン

1986年に刊行された「警察戦車隊」所属のレオナと愛機の小型戦車・ボナパルトの、悪党・武悪一味との戦いをコミカルに描く「ドミニオン」。

攻殻機動隊

1989年に連載がスタートした士郎正宗の代表作「攻殻機動隊」。同作では、首相直轄の攻性組織「公安9課」の戦いを描く。会場内では多くのモノクロ、カラー原画を見ることができる。原画の欄外にまで細かいコメントが書かれており、そのこだわりをぜひ体感してほしい。

仙術超攻殻オリオン

1990年から91年にかけて発表された超古代の魔術師たちと召喚された神々が「仙術九頭龍」をめぐって争うファンタジー作品「仙術超攻殻オリオン」。

フチコマ

「攻殻機動隊」に登場する小型ロボット「フチコマ」の区画も。

士郎正宗のイラストワーク

士郎正宗のイラストを集めた区画。デジタルの作品も多い。

コラボレーション

今回のコラボレーション企画では、漫画・アニメ・現代アートの各分野からアーティストが参加する。「カードキャプターさくら」などを手掛けた創作集団「CLAMP」、代表作「BLAME!」で知られる漫画家の弐瓶勉、「天上天下」、「エア・ギア」で知られる漫画家・大暮維人、テレビゲーム「攻殻機動隊 GHOST IN THE SHELL」を手掛けたアニメーション監督・北久保弘之、映画「キル・ビル」のアニメパートの演出で国際的に評価を受けたアニメーション監督・中澤一登、ロシア出身のイラストレーター・イリヤ・クブシノブ、グラフィックデザイナーの河村康輔、イラストレーターの長場雄、写真家・小浪次郎、といったアーティストとのコラボレーション作品を制作した。

物販エリア

1階の物販エリアでは多くのオリジナルのグッズのほか、「ギークス ルール(GEEKSRULE)」や「ベアブリック(BE@RBRICK)」、「メクリ(MEQRI)」、「ブレインデッド(BRAIN DEAD)」、「マックスファクトリー(MAXFACTORY)」、「ガート(GAAAT)」といったブランドとのコラボグッズも販売している。

PHOTOS:YOHEI KICHIRAKU

■「士郎正宗の世界展~『攻殻機動隊』と創造の軌跡~」

会期:4月12日~8月17日
休館日:月曜日 ※祝日の場合は開館し、翌平日休館
会場:世田谷文学館
住所:東京都世田谷区南烏山1-10-10
チケット料金:一般1500円、65歳以上・大学・高校生900円、小・中学生450円。特典グッズ付きチケットは4000円で、展覧会オリジナルスペシャルトートバッグが付き。
主催:公益財団法人せたがや文化財団世田谷文学館、講談社、パルコ  
企画協力:青心社
特別協力:士郎正宗
グラフィックデザイン:坂脇慶、飛鷹宏明
空間構成:トラフ建築設計事務所
https://www.shirow-masamune-ex.jp

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1970年大阪万博の未完のアートを現代に再現 グッチ銀座 ギャラリーで開幕した「横尾忠則 未完の自画像―私への旅」をリポート

PROFILE: 横尾忠則/美術家

横尾忠則/美術家
PROFILE: (よこお・ただのり)現代美術家。1936年兵庫県生まれ。72年にニューヨーク近代美術館で個展。その後もパリ、ベネチア、サンパウロなどの世界3大ビエンナーレに招待出品。ステデリック美術館やハンブルグ工芸美術館、パリのカルティエ財団現代美術館、東京都現代美術館、東京国立博物館などの世界各国美術館で多数の個展を開催。2012年、神戸に横尾忠則現代美術館が開館。13年、香川県豊島に豊島横尾館が開館。作品はメトロポリタン美術館、ニューヨーク近代美術館、大英博物館、ポンピドゥ・センター・メス、ウフィツィ美術館など世界各国の主要美術館に収蔵されている。26年春にイギリスのテームズ・アンド・ハドソンより500ページの作品集が世界発売する PHOTO:MAYUMI HOSOKURA

横尾忠則の個展「横尾忠則 未完の自画像 - 私への旅」が東京・銀座のグッチ銀座 ギャラリーで8月24日まで開催している。同展は横尾と「グッチ(GUCCI)」が2020年にグッチ渋谷 ミヤシタパークのオープンの際のコラボレーションが発展した形で実現した。

同展では、横尾が一貫して掲げてきた「未完」をテーマに、約30点の作品を鑑賞できる。​初公開となる自画像や家族の肖像など最新作6点も含まれている。キュレーションは美術評論家の南雄介が担当し、「旅」を想起させるテーマを描いた作品を中心に構成されている。

展示は「未完」「自画像」「旅」の3つのテーマで構成されている。「未完」では、1970年の大阪万博「せんい館」で発表されたインスタレーション《未完の足場》が再構築され、真っ赤な足場が空間を支配。​「自画像」では、最新作6点が展示されており、夫婦を描いた4点、家族全員を描いた1点、自画像1点からなる。​「旅」では「Y字路」シリーズを含む、旅を想起させるテーマを描いた作品がそれぞれ展示されている。

創造の源泉である“未完”

同展のために描かれた新作自画像は、横尾がこれまで「描いたことがない」という6点の連作で展示されている。家族の肖像を描いた《家族総出演》は、微笑む横尾夫妻を取り囲むように描かれた家族の姿がある。奇抜な色使いと「朦朧派」のような輪郭が不分明な構成の中に、あたたかい眼差しと時間の積層が感じられる作品だ。《未完の自画像》は、キャンバスの中央に描かれた自身の顔の一部が塗り残されているが、単なる制作途中ではない。むしろ「未完であること」そのものが意図された完成形のようでもあり、観る側に補完する視線を求めるようにも感じられる。横尾の創作は今なお現在進行形であり、見ること、観察することへの執着が強くにじみ出ているように感じた。

1970年の大阪万博「せんい館」を現代に再現

7階から屋上に通じ、さらに屋上のビルボード作品へと続くインスタレーション《未完の足場》の再構築にも注目したい。1970年の大阪万博「せんい館」で物議を醸した「未完のアート」を55年ぶりに再現した同作は、天井まで届く真っ赤な足場が空間を支配し、その中に《原始宇宙》の複製が浮かぶように展示されている。「建設途中の構造物を展示する」という挑発的なコンセプトが時を経て今再び、鮮烈な印象で鑑賞者を圧倒する。「未完」という状態そのものを空間全体で体験することができる。

会場には“旅”をイメージさせるモチーフが繰り返し登場するが、インタビュー映像で横尾は「旅は外へ出ることではなく、内面への回帰」と語り、自画像の連作については「自画像というのは私への旅」とし「自分の存在というものはわからない。不思議で謎に満ちている。そこから『自分への探求』を始めてみようと。それが自画像」と結んでいる。作品を通じた自己回帰の旅は、我々が今なお「旅」の途中であり未完であることを強く示しているようだ。

同展は横尾の「未完」という美学を多角的に体感できる貴重な機会であり、​最新作から過去の代表作までを通じて、創作の旅路を追体験することができる。​現在に再現された《未完の足場》は当時の革新的な試みを現代に蘇らせるものであり、インスタレーションも必見の展示といえる。

◼️「横尾忠則 未完の自画像 ― 私への旅」
会期:8月24日まで(予定)
会場:グッチ銀座 ギャラリー
住所:東京都中央区銀座4-4-10 グッチ銀座 7階
時間:11:00〜20:00(最終入場は19:30)
休日:会期中無休
料金:無料(予約優先) 
※屋上スペースの展示は天候・時間によって観覧不可の場合あり
来場予約:https://line.me/R/app/1601842270-wAXNyj2g

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1970年大阪万博の未完のアートを現代に再現 グッチ銀座 ギャラリーで開幕した「横尾忠則 未完の自画像―私への旅」をリポート

PROFILE: 横尾忠則/美術家

横尾忠則/美術家
PROFILE: (よこお・ただのり)現代美術家。1936年兵庫県生まれ。72年にニューヨーク近代美術館で個展。その後もパリ、ベネチア、サンパウロなどの世界3大ビエンナーレに招待出品。ステデリック美術館やハンブルグ工芸美術館、パリのカルティエ財団現代美術館、東京都現代美術館、東京国立博物館などの世界各国美術館で多数の個展を開催。2012年、神戸に横尾忠則現代美術館が開館。13年、香川県豊島に豊島横尾館が開館。作品はメトロポリタン美術館、ニューヨーク近代美術館、大英博物館、ポンピドゥ・センター・メス、ウフィツィ美術館など世界各国の主要美術館に収蔵されている。26年春にイギリスのテームズ・アンド・ハドソンより500ページの作品集が世界発売する PHOTO:MAYUMI HOSOKURA

横尾忠則の個展「横尾忠則 未完の自画像 - 私への旅」が東京・銀座のグッチ銀座 ギャラリーで8月24日まで開催している。同展は横尾と「グッチ(GUCCI)」が2020年にグッチ渋谷 ミヤシタパークのオープンの際のコラボレーションが発展した形で実現した。

同展では、横尾が一貫して掲げてきた「未完」をテーマに、約30点の作品を鑑賞できる。​初公開となる自画像や家族の肖像など最新作6点も含まれている。キュレーションは美術評論家の南雄介が担当し、「旅」を想起させるテーマを描いた作品を中心に構成されている。

展示は「未完」「自画像」「旅」の3つのテーマで構成されている。「未完」では、1970年の大阪万博「せんい館」で発表されたインスタレーション《未完の足場》が再構築され、真っ赤な足場が空間を支配。​「自画像」では、最新作6点が展示されており、夫婦を描いた4点、家族全員を描いた1点、自画像1点からなる。​「旅」では「Y字路」シリーズを含む、旅を想起させるテーマを描いた作品がそれぞれ展示されている。

創造の源泉である“未完”

同展のために描かれた新作自画像は、横尾がこれまで「描いたことがない」という6点の連作で展示されている。家族の肖像を描いた《家族総出演》は、微笑む横尾夫妻を取り囲むように描かれた家族の姿がある。奇抜な色使いと「朦朧派」のような輪郭が不分明な構成の中に、あたたかい眼差しと時間の積層が感じられる作品だ。《未完の自画像》は、キャンバスの中央に描かれた自身の顔の一部が塗り残されているが、単なる制作途中ではない。むしろ「未完であること」そのものが意図された完成形のようでもあり、観る側に補完する視線を求めるようにも感じられる。横尾の創作は今なお現在進行形であり、見ること、観察することへの執着が強くにじみ出ているように感じた。

1970年の大阪万博「せんい館」を現代に再現

7階から屋上に通じ、さらに屋上のビルボード作品へと続くインスタレーション《未完の足場》の再構築にも注目したい。1970年の大阪万博「せんい館」で物議を醸した「未完のアート」を55年ぶりに再現した同作は、天井まで届く真っ赤な足場が空間を支配し、その中に《原始宇宙》の複製が浮かぶように展示されている。「建設途中の構造物を展示する」という挑発的なコンセプトが時を経て今再び、鮮烈な印象で鑑賞者を圧倒する。「未完」という状態そのものを空間全体で体験することができる。

会場には“旅”をイメージさせるモチーフが繰り返し登場するが、インタビュー映像で横尾は「旅は外へ出ることではなく、内面への回帰」と語り、自画像の連作については「自画像というのは私への旅」とし「自分の存在というものはわからない。不思議で謎に満ちている。そこから『自分への探求』を始めてみようと。それが自画像」と結んでいる。作品を通じた自己回帰の旅は、我々が今なお「旅」の途中であり未完であることを強く示しているようだ。

同展は横尾の「未完」という美学を多角的に体感できる貴重な機会であり、​最新作から過去の代表作までを通じて、創作の旅路を追体験することができる。​現在に再現された《未完の足場》は当時の革新的な試みを現代に蘇らせるものであり、インスタレーションも必見の展示といえる。

◼️「横尾忠則 未完の自画像 ― 私への旅」
会期:8月24日まで(予定)
会場:グッチ銀座 ギャラリー
住所:東京都中央区銀座4-4-10 グッチ銀座 7階
時間:11:00〜20:00(最終入場は19:30)
休日:会期中無休
料金:無料(予約優先) 
※屋上スペースの展示は天候・時間によって観覧不可の場合あり
来場予約:https://line.me/R/app/1601842270-wAXNyj2g

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「アミ パリス」がパリのマレ地区に最大規模の旗艦店 景観に溶け込む「馴染みの店」で目指すもの

「アミ パリス(AMI PARIS)」は2月、パリのマレ地区にブランドにとって最大規模の旗艦店をオープンした。約600平方メートルの面積を擁する2フロアの店舗は、ショッピングストリートが交差する角地に位置する。

同店舗は、デスティネーションストアというより、景観に溶け込む「近所の馴染みの店」のような店舗を目指すという。ブランドの創設者であり、クリエイティブ・ディレクターのアレクサンドル・マテュッシ(Alexandre Mattiussi)は「ショップの周りにはカフェやレストラン、学校、薬局、パン屋がある。土曜日にカフェでコーヒーを軽く飲んだ後に『アミ パリス』をチェックしてもらうのもいいだろう。私たちは、マレ地区を散策する人々の日常の一部になる」と語る。大きな出窓から自然光が差し込む店舗の1階には砂岩の床に木製や革製の椅子を配し、温かみのある色を強調した。ジェンダーの境界を越えるというブランドコンセプトに沿い、メンズとウィメンズのアイテムは混在し、アクセサリーはスペース全体にわたって棚に並べる。

2012年にボーマルシェ通りにオープンした最初の路面店から徒歩5分の場所にある同店舗を、マテュッシ=クリエイティブ・ディレクターは「理想のワードローブを選べる巨大なドレッシングルームのような場所」と表現する。その言葉通り、今後はインテリア雑貨や、ブランドの中古品を扱うプログラム「アミ フォー エヴァー(Ami For Ever)」向けのコンシェルジュサービスなども追加していく。アートイベントや本の朗読会なども開催予定だ。

同店は、ニコラス・サンティ・ウェイル(Nicolas Santi-Weil)=最高経営責任者(CEO)にとって、国内外におけるブランドのポテンシャルを体現するもの。現在「アミ パリス」は、世界76店のブティックを抱え、100か国以上で700店の販売拠点を持つ。同社は24年度の最終的な数字をまだ把握していないものの、3億ユーロ(481億円)の売上を達成した昨年度と同等の業績を上げているという。「小売は自社主導で行い、自分たちのストーリーをコントロールできるようにしていく」とサンティ・ウェイルCEOは語る。現在はイタリアやベルギー、タイ、インドネシア、カナダ、米国、中国で店舗オープンを準備しており、今後も「理にかなったロケーション」に進出予定だ。ウィメンズはビジネスの15%を占めるまでに増加。2年前は5%に満たなかったアクセサリーは、現在10%を占め、大きな成長の可能性を示す。高騰するラグジュアリー市場において「アミ パリス」の価格帯には競合ブランドがほとんどないことも、ブランドが順調に成長する一因だ。

一方で、サンティ・ウェイルCEOは「『アミ パリス』の成長は金銭面だけで測れるものではない」と強調する。直近では、フランスの権威あるデザイナー賞「アンダム ファッション アワード(ANDAM fashion award)」のスポンサーになると共に、パリのファッションスクール、フランスモード研究所(Institute Francais de la Mode, 以下IMF)と提携して若手起業家を支援するために立ち上げた「アミ パリス」 x IFM アントレプレナーシップ賞の、4度目の開催に向けた準備を進める。またマテュッシ=クリエイティブ・ディレクターは、南仏のイエール市で開催されるファッション、写真、アクセサリーのコンペティション「イエール国際フェスティバル」で、今年度のファッション審査員を務める。

「この店舗での目標は、ブランドに対する私たちの野心にふさわしいプロジェクトを持ち、パリこそが流行の発信地であるというメッセージを世界に向けて発信すること」と、サンティ・ウェイルCEOは未来を見据える。

問い合わせ先
アミ パリス ジャパン
03-3470-0505

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「アミ パリス」がパリのマレ地区に最大規模の旗艦店 景観に溶け込む「馴染みの店」で目指すもの

「アミ パリス(AMI PARIS)」は2月、パリのマレ地区にブランドにとって最大規模の旗艦店をオープンした。約600平方メートルの面積を擁する2フロアの店舗は、ショッピングストリートが交差する角地に位置する。

同店舗は、デスティネーションストアというより、景観に溶け込む「近所の馴染みの店」のような店舗を目指すという。ブランドの創設者であり、クリエイティブ・ディレクターのアレクサンドル・マテュッシ(Alexandre Mattiussi)は「ショップの周りにはカフェやレストラン、学校、薬局、パン屋がある。土曜日にカフェでコーヒーを軽く飲んだ後に『アミ パリス』をチェックしてもらうのもいいだろう。私たちは、マレ地区を散策する人々の日常の一部になる」と語る。大きな出窓から自然光が差し込む店舗の1階には砂岩の床に木製や革製の椅子を配し、温かみのある色を強調した。ジェンダーの境界を越えるというブランドコンセプトに沿い、メンズとウィメンズのアイテムは混在し、アクセサリーはスペース全体にわたって棚に並べる。

2012年にボーマルシェ通りにオープンした最初の路面店から徒歩5分の場所にある同店舗を、マテュッシ=クリエイティブ・ディレクターは「理想のワードローブを選べる巨大なドレッシングルームのような場所」と表現する。その言葉通り、今後はインテリア雑貨や、ブランドの中古品を扱うプログラム「アミ フォー エヴァー(Ami For Ever)」向けのコンシェルジュサービスなども追加していく。アートイベントや本の朗読会なども開催予定だ。

同店は、ニコラス・サンティ・ウェイル(Nicolas Santi-Weil)=最高経営責任者(CEO)にとって、国内外におけるブランドのポテンシャルを体現するもの。現在「アミ パリス」は、世界76店のブティックを抱え、100か国以上で700店の販売拠点を持つ。同社は24年度の最終的な数字をまだ把握していないものの、3億ユーロ(481億円)の売上を達成した昨年度と同等の業績を上げているという。「小売は自社主導で行い、自分たちのストーリーをコントロールできるようにしていく」とサンティ・ウェイルCEOは語る。現在はイタリアやベルギー、タイ、インドネシア、カナダ、米国、中国で店舗オープンを準備しており、今後も「理にかなったロケーション」に進出予定だ。ウィメンズはビジネスの15%を占めるまでに増加。2年前は5%に満たなかったアクセサリーは、現在10%を占め、大きな成長の可能性を示す。高騰するラグジュアリー市場において「アミ パリス」の価格帯には競合ブランドがほとんどないことも、ブランドが順調に成長する一因だ。

一方で、サンティ・ウェイルCEOは「『アミ パリス』の成長は金銭面だけで測れるものではない」と強調する。直近では、フランスの権威あるデザイナー賞「アンダム ファッション アワード(ANDAM fashion award)」のスポンサーになると共に、パリのファッションスクール、フランスモード研究所(Institute Francais de la Mode, 以下IMF)と提携して若手起業家を支援するために立ち上げた「アミ パリス」 x IFM アントレプレナーシップ賞の、4度目の開催に向けた準備を進める。またマテュッシ=クリエイティブ・ディレクターは、南仏のイエール市で開催されるファッション、写真、アクセサリーのコンペティション「イエール国際フェスティバル」で、今年度のファッション審査員を務める。

「この店舗での目標は、ブランドに対する私たちの野心にふさわしいプロジェクトを持ち、パリこそが流行の発信地であるというメッセージを世界に向けて発信すること」と、サンティ・ウェイルCEOは未来を見据える。

問い合わせ先
アミ パリス ジャパン
03-3470-0505

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薄型財布、ここに極まる 設計術を追求した京都府発の匠の技

「生まれるべきものが生まれ、広がるべきものが広がり、残るべきものが残る世界の実現」をビジョンに掲げるマクアケによる、“アタラシイものや体験の応援購入サービス”の「マクアケ」には、伝統技術を現代的なアイテムに活用したプロジェクトが数多い。この連載では、全国各地の匠の技に注目。実行者の思いとともに、匠の技をどう活用し、どう訴求しているのかを考える。目指すは、47都道府県の匠の技の探訪だ。第5回は、京都府を訪れた。


今回の技術は…

極薄財布の設計術

キャッシュレス決済の普及で現金を持ち歩かない人が増えている昨今、コンパクトな財布の需要が高まっています。応援購入サービス「マクアケ」も例に漏れず、縦8.6cm、横8.9cm、カードを入れても厚さは約1cmという小さな二つ折り財布が大きな反響を集めています。開発しているのは、京都に拠点を置く工房アルテジャーノです。

縄田真悟代表は大学を卒業後、ハンドメイドウオッチの製造会社に入社しました。2年で退職した後は、独学でレザークラフトを開始。2016年には、「見た目以上にたくさん入る」三つ折り財布“コレット”を製作し、「マクアケ」でプロジェクトも実施しました。

実は、このプロジェクトでは、想定していたほどの成果は得られませんでした。悔しく思った縄田代表は、雑誌の財布特集を見たり、ライフスタイルの変化を調査したりと、「今の時代に合った財布の形」の研究を重ねていきました。その中で誕生したのが、コンパクトかつ使い勝手の良い二つ折り財布“ウスハ”です。カードとコインの収納スペースを分けて配置することで厚みを軽減。一切ステッチ幅を設けないことで、コンパクトなサイズ感を実現しています。

“ウスハ”は、「マクアケ」のプロジェクトでも好評を博し、800万円以上の応援購入が集まりました。勢いに乗った縄田代表は、その後も細かな改良を繰り返し、全てのパーツにコードバン(馬の臀部の皮から作る高級なめし革)を使用した最新作“ニューウスハ3”を制作。3月7日から、「マクアケ」で先行予約販売プロジェクトを実行しています。

“ニューウスハ3”は、今までで最も“薄さ”にこだわった財布です。革の重なりを最小限にしているほか、ボタンの代わりにギボシ(主にレザークラフトで使用するネジ式の金具)を使用することで、一般の財布より厚みを抑えています。前作ではオマケだった “札押さえパーツ”も財布と一体化させ、とことん薄さを追求しました。一方、最大収納数はカード6枚、コイン15枚、お札15枚と、収納力も担保。カードを出し入れしやすくしたり、一目で全ての硬貨が見えるよう小銭入れを浅めに設計したりと、キャッシュレス派・現金派を問わず使用できるよう工夫を凝らしています。

縄田代表は、「財布を持ち替えることなく、スムーズに収納物を出し入れできるよう随所に細かいこだわりを詰め込んだ」と語ります。今後は、“ウスハ”以外の商品ラインアップを増やしていきたいとのこと。「次はファスナーの長財布かな」と夢を膨らませます。

薄さと堅牢さを両立する3つのポイント

1.デッドスペースがない設計

コインとカードが重なる構造にし、デッドスペースがない最大限の収納力を実現しました。二つ折り財布はサイドに1cmの縫製を施すことが一般的ですが、“ニューウスハ3”は一枚革を巻き込む形で“縫製せずに”設計しており、その分コンパクトなサイズ感を実現しています。

2.薄さの限界値を見極めた革すき

耐久性を考えた上で極限の薄さである0.7mmですきますが、どうしても0.1mm程度の誤差が生まれることも。その時は、パーツごとにふさわしい厚みを見極め、最適な革を選定・使用しています。

3.コバは染料磨き

“ニューウスハ3”のコバは、色を入れながら磨いていく“染料磨き”という技術を駆使しており、使い込んでもボロボロになりにくくなっています。1mmにも満たないコバの部分を手磨きで染めています。

京都発!
応援購入が高額なプロジェクト3選

“アタラシイものや体験の応援購入サービス”の「マクアケ」で大きな反響が寄せられた京都府発のプロジェクトを3つ紹介する。

PICK UP 1 : 応援購入総額5162万円

世界の風景で彩りを。
窓型スマートディスプレイ「Atmoph Window 2」

縦長のディスプレーに、1000種類以上の風景を映すことができるスマートウインドー。映像だけでなく、画面全体から響くサウンドも楽しめる。映し出される風景は全て、4Kのプロフェッショナルカメラで、音声は高性能マイクで撮り下ろした。

PICK UP 2 : 応援購入総額3390万円

寒い冬もこれ一枚!宇宙服×先端技術、
薄くて洗える「フェアリーノヴァ掛け布団」

NASAが宇宙服に使用している断熱素材の技術を応用し、3cmの薄さでありながら高い防寒性を誇る掛け布団。臭いや汚れが気になったときは、洗濯機で丸洗いもできる。持ち運びができる収納袋付きで、キャンプや車内泊をする人にもおすすめ。

PICK UP 3 : 応援購入総額1785万円

【地球上では再現不可】宇宙の神秘模様!
メテオライト(隕石)日本製自動巻き腕時計

希少価値が高いメテオライト(宇宙から地球へ飛来した隕石の総称)を文字盤に用いた日本製の腕時計。メテオライトの美しい網目状の模様を形成するには、100万年以上の時間を要する。まるで小宇宙が手元にあるような神秘的な逸品。

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薄型財布、ここに極まる 設計術を追求した京都府発の匠の技

「生まれるべきものが生まれ、広がるべきものが広がり、残るべきものが残る世界の実現」をビジョンに掲げるマクアケによる、“アタラシイものや体験の応援購入サービス”の「マクアケ」には、伝統技術を現代的なアイテムに活用したプロジェクトが数多い。この連載では、全国各地の匠の技に注目。実行者の思いとともに、匠の技をどう活用し、どう訴求しているのかを考える。目指すは、47都道府県の匠の技の探訪だ。第5回は、京都府を訪れた。


今回の技術は…

極薄財布の設計術

キャッシュレス決済の普及で現金を持ち歩かない人が増えている昨今、コンパクトな財布の需要が高まっています。応援購入サービス「マクアケ」も例に漏れず、縦8.6cm、横8.9cm、カードを入れても厚さは約1cmという小さな二つ折り財布が大きな反響を集めています。開発しているのは、京都に拠点を置く工房アルテジャーノです。

縄田真悟代表は大学を卒業後、ハンドメイドウオッチの製造会社に入社しました。2年で退職した後は、独学でレザークラフトを開始。2016年には、「見た目以上にたくさん入る」三つ折り財布“コレット”を製作し、「マクアケ」でプロジェクトも実施しました。

実は、このプロジェクトでは、想定していたほどの成果は得られませんでした。悔しく思った縄田代表は、雑誌の財布特集を見たり、ライフスタイルの変化を調査したりと、「今の時代に合った財布の形」の研究を重ねていきました。その中で誕生したのが、コンパクトかつ使い勝手の良い二つ折り財布“ウスハ”です。カードとコインの収納スペースを分けて配置することで厚みを軽減。一切ステッチ幅を設けないことで、コンパクトなサイズ感を実現しています。

“ウスハ”は、「マクアケ」のプロジェクトでも好評を博し、800万円以上の応援購入が集まりました。勢いに乗った縄田代表は、その後も細かな改良を繰り返し、全てのパーツにコードバン(馬の臀部の皮から作る高級なめし革)を使用した最新作“ニューウスハ3”を制作。3月7日から、「マクアケ」で先行予約販売プロジェクトを実行しています。

“ニューウスハ3”は、今までで最も“薄さ”にこだわった財布です。革の重なりを最小限にしているほか、ボタンの代わりにギボシ(主にレザークラフトで使用するネジ式の金具)を使用することで、一般の財布より厚みを抑えています。前作ではオマケだった “札押さえパーツ”も財布と一体化させ、とことん薄さを追求しました。一方、最大収納数はカード6枚、コイン15枚、お札15枚と、収納力も担保。カードを出し入れしやすくしたり、一目で全ての硬貨が見えるよう小銭入れを浅めに設計したりと、キャッシュレス派・現金派を問わず使用できるよう工夫を凝らしています。

縄田代表は、「財布を持ち替えることなく、スムーズに収納物を出し入れできるよう随所に細かいこだわりを詰め込んだ」と語ります。今後は、“ウスハ”以外の商品ラインアップを増やしていきたいとのこと。「次はファスナーの長財布かな」と夢を膨らませます。

薄さと堅牢さを両立する3つのポイント

1.デッドスペースがない設計

コインとカードが重なる構造にし、デッドスペースがない最大限の収納力を実現しました。二つ折り財布はサイドに1cmの縫製を施すことが一般的ですが、“ニューウスハ3”は一枚革を巻き込む形で“縫製せずに”設計しており、その分コンパクトなサイズ感を実現しています。

2.薄さの限界値を見極めた革すき

耐久性を考えた上で極限の薄さである0.7mmですきますが、どうしても0.1mm程度の誤差が生まれることも。その時は、パーツごとにふさわしい厚みを見極め、最適な革を選定・使用しています。

3.コバは染料磨き

“ニューウスハ3”のコバは、色を入れながら磨いていく“染料磨き”という技術を駆使しており、使い込んでもボロボロになりにくくなっています。1mmにも満たないコバの部分を手磨きで染めています。

京都発!
応援購入が高額なプロジェクト3選

“アタラシイものや体験の応援購入サービス”の「マクアケ」で大きな反響が寄せられた京都府発のプロジェクトを3つ紹介する。

PICK UP 1 : 応援購入総額5162万円

世界の風景で彩りを。
窓型スマートディスプレイ「Atmoph Window 2」

縦長のディスプレーに、1000種類以上の風景を映すことができるスマートウインドー。映像だけでなく、画面全体から響くサウンドも楽しめる。映し出される風景は全て、4Kのプロフェッショナルカメラで、音声は高性能マイクで撮り下ろした。

PICK UP 2 : 応援購入総額3390万円

寒い冬もこれ一枚!宇宙服×先端技術、
薄くて洗える「フェアリーノヴァ掛け布団」

NASAが宇宙服に使用している断熱素材の技術を応用し、3cmの薄さでありながら高い防寒性を誇る掛け布団。臭いや汚れが気になったときは、洗濯機で丸洗いもできる。持ち運びができる収納袋付きで、キャンプや車内泊をする人にもおすすめ。

PICK UP 3 : 応援購入総額1785万円

【地球上では再現不可】宇宙の神秘模様!
メテオライト(隕石)日本製自動巻き腕時計

希少価値が高いメテオライト(宇宙から地球へ飛来した隕石の総称)を文字盤に用いた日本製の腕時計。メテオライトの美しい網目状の模様を形成するには、100万年以上の時間を要する。まるで小宇宙が手元にあるような神秘的な逸品。

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来店客数は増えていないのに売り上げ30%増! 店長が体験した店頭在庫の真実

2025年1月からWWDJAPAN.comでマンガ版「ザ・ゴールシリーズ 在庫管理の魔術」が連載中です。在庫過剰に陥ると、つい値下げセールに頼ってしまう――。しかし、本当にそれしか方法はないのか? 利益を高め、最大化するための解決策を、アパレル在庫最適化コンサルで「ユニクロ対ZARA」「アパレル・サバイバル」「図解アパレルゲームチェンジャー」等の著者である齊藤孝浩ディマンドワークス代表が、同マンガを読みながら、解説して行きます。今回は、第4話を取り上げます。

来店客数は同じなのに売り上げは30%アップ

第4話のテーマは「欠品と買上率の関係」です。

マンガ「在庫管理の魔術」の第4話は コチラ

今回は、主人公の店舗で在庫を減らしたのに売り上げが20~30%も増えたカラクリに迫ります。アパレル業界で働いている方は、前回で既にお気づきだったかもしれませんが、売り上げ増の根本的な理由は欠品が減ったためです。

店長の安堂徹は「お客さんの数はそれほど増えていないはず」と語っています。来店客数が変わらないにもかかわらず、売り上げが増加した理由として2つのことが考えられます。

1つ目の理由は、買上率が大きくなったことです。買上率とは「来店客数に対して実際に商品を購入した人数の割合」です。徹は「商品を買って帰るのは5人に1人くらい」と言っているので、この店の買上率は20%だったということになります。売り上げが30%増加したと想定して計算してみると、買上率は26%となります。おおよそ、4人に1人が商品を購入するようになり、買って帰る人が増えたわけです。

2つ目の理由は、1人当たりの平均買上点数が増えたことです。会社によって、セット率、パック率、関連率などと呼ばれる数値です。アパレル店の場合、百貨店であれば1.2~1.3、ショッピングセンターに入居するがブランドであれば1.5~1.8、低価格チェーンでは2~3くらいでしょうか。この数字が増えれば、買上率が変わらなくても、客単価は上がり、売り上げは増加します。

売り上げアップの鍵は、欠品回避と買上率の改善にあり

つまり、欠品を減らすことができれば、買上率と平均買上点数の両方の向上が期待できます。おそらく、徹の店舗でも、両方が向上したに違いありません。今回は、欠品の削減が売上げの向上に大きく寄与するということが学べるストーリーとなっています。

アパレル業界にいる方は一度、自分の担当店舗の買上率(※1)や平均買上点数、また、売れ筋商品のトップ10について欠品率(※2)を調べてみるとよいでしょう。

この数値から、あなたの店の伸びしろが見えてくるかもしれません。

※1 買い上げ率は、比較的客数の多い時間帯の入店客数30人くらいに対して、何人のお客さまがお買い物をしてお帰りになったかをカウントすれば分かります。「計算式=購入客数÷退店客数」。これを他店と比較してみましょう。

※2 欠品率は売れ筋商品を10品番ほどピックアップして、店頭の品番、カラー、サイズの在庫の有無をチェックして、欠品しているSKUの数を10品番の全展開SKU数で割れば分かります。「計算式=欠品SKU数÷展開SKU数」。欠品が多いようなら、本部に連絡して、いつ補充してもらえるか、確認しましょう。

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「アナ スイ」×「ジュレーム」や「イヴ・サンローラン」「スック」の夏コスメが登場! 今週発売のビューティアイテム12選【4/28〜5/4】

ビューティアイテムの発売情報を「WWDJAPAN」的視点でピックアップ!今回は4月28〜5月4日に発売するアイテムを紹介します。今週は根強いファンが多い「アナ スイ(ANNA SUI)」がデザインを監修した「ジュレーム(JE LAIME)」が登場。ブランドの世界観を表現したパッケージデザインのほか、「アナ スイ コスメティックス(ANNA SUI COSMETICS)」で採用しているティーローズの香りも注目です!「イヴ・サンローラン(YVES SAINT LAURENT)」や「スック(SUQQU)」のサマーコレクションもぜひチェックを。

【4月28日発売】
イプサ
(IPSA)

“ザ・タイムR アクア”が限定ボトルに 

「イプサ(IPSA)」は、定番の化粧水“ザ・タイムR アクア”【医薬部外品】をピンク×グリーンのグラデーションの限定ボトルで発売する。デジタルアーティストのインディゴ(INDIGO)が手掛けた本デザインは、肌と心を潤いで満たすアクアフルネスを表現した。外装箱もオリジナルで、デジタルカメラで撮影した光の屈折を抽象的に落とし込んだ。

■商品詳細

“ザ・タイムR アクア”【医薬部外品】の限定デザイン(各200mL、各4730円)

【4月29日発売】
カントリー&ストリーム
(COUNTRY&STREAM)

シトラスグリーン香るネイルオイル 

「カントリー&ストリーム(COUNTRY&STREAM)」は、シトラスグリーンの香りの“ネイルトリートメントオイル C”を発売する。甘皮への浸透と爪表面のコートにそれぞれ特化したケラチン2種に加え、爪の補修に効果的なシルクプロテインを配合。さらに、アルガンオイルなど6種のオーガニックオイルが爪や甘皮を柔らかく整える。

■商品詳細

“ネイルトリートメントオイル C”(7g、1100円)

【5月1日発売】
ジュレーム
(JE LAIME)

「アナ スイ」とコラボ 

「ジュレーム(JE LAIME)」は、“リラックス”シリーズから「アナ スイ(ANNA SUI)」がデザインを監修し、「アナ スイ コスメティックス(ANNA SUI COSMETICS)」で採用しているティーローズの香りを“リラックス”シリーズに合わせて開発した限定セット“ジュレーム リラックス アナ スイ ヘアケアボックス”を発売する。

■商品詳細

“ジュレーム リラックス アナ スイ ヘアケアボックス”(2640円※編集部調べ)

【5月1日発売】
シセイドウ
(SHISEIDO)

光を味方につけるスティックコンシーラー 

「シセイドウ(SHISEIDO)」は、フレッシュで生き生きとした肌に仕上げるベースメイクシリーズ“シンクロスキン”から、光を味方につけて肌悩みをカバーする“シンクロスキン ラディアントリフティング コンシーラー”を発売する。カラーは、目元のクマやシミなどのさまざまな肌悩みをカバーする6色を用意した。

■商品詳細

“シンクロスキン ラディアントリフティング コンシーラー”(全6色、各4400円)

【5月1日発売】
イニスフリー
(INNISFREE)

 クレイパックからチョコミントフレーバー

「イニスフリー(INNISFREE)」は、毛穴悩みを集中ケア“スーパーヴォルカニック ポア クレイマスク”から、スイートで爽やかなチョコミントフレーバーを発売する。従来処方にプラスしたグレープシードパウダーが古い角質を除去。心地良いクーリング感で夏の開き毛穴にアプローチし、肌を引き締める。

■商品詳細

“スーパーヴォルカニック ポア クレイマスク クールミントチョコレート”(100mL、1950円)

【5月1日発売】
B.A

“ライトアップ仕上がり”のプレストパウダー 

ポーラの最高峰ブランド「B.A」は、光を生かしたハリ艶仕上げのプレストパウダー“B.A オアシスライト パウダー”を発売する。全ての粉体をオイルと美容成分でコーティングする「オアシスライト設計」を搭載し、肌への密着感と潤い感を実現。輝度のある艶粉体が光を活かし、くすみや色ムラを補正する。

■商品詳細

“B.A オアシスライト パウダー”(ケース・パフ付き、9350円)
リフィル(パフ付き、6600円)
ケース(2750円)
パフ(495円)

【5月1日発売】
クリオ
(CLIO)

リップ&チークに新色 

クリオ(CLIO)」は、指の温度でとろける使い心地が特徴のリップ&チークバーム“エッセンシャル リップチークタップ”から、温もりを感じるアプリコットオレンジと、爽やかなプラムパープルの新2色を発売する。

■商品詳細

“エッセンシャル リップチークタップ”(各1980円)

【5月1日発売】
アナ スイ コスメティックス
(ANNA SUI COSMETICS)

ティント ルージュにフルーツカラー新4色

「アナ スイ コスメティックス(ANNA SUI COSMETICS)」は、クリアな透け感発色とみずみずしいテクスチャーが特徴の“水”のような“ティント ルージュ”から、フレッシュなフルーツをイメージしたクランベリー、ピーチフラッペ、プラムコンポート、マンゴースカッシュの4色を発売する。

■商品詳細

“ティント ルージュ”(各3300円)

【5月2日発売】
イヴ・サンローラン
(YVES SAINT LAURENT)

透明感溢れるサマーコレクション

「イヴ・サンローラン(YVES SAINT LAURENT)」は、ピュアな透明感を追求した“YSLサマーコレクション”から、チークシリーズ“YSL メイクミーブラッシュ パウダー”の限定色“ラベンダーラスト”と、リップシリーズ”YSL ラブシャイン“の3タイプからそれぞれ新色を発売する。

■商品詳細

“YSL メイクミーブラッシュ パウダー ラベンダーラスト”(限定、8360円)
“YSL ラブシャイン キャンディ グロウ バーム ラベンダーブレイズ”(4950円)
“YSL ラブシャイン リップスティック ヌード ラヴァリエール”(5940円)
“YSL ラブシャイン キャンディグレーズ ラズベリー クラッシュ”(5940円)

【5月2日発売】
スック
(SUQQU)

2025年サマーコレクション

「スック(SUQQU)」は、"静と動のコントラスト"をテーマにした2025年サマーコレクションを発売する。新商品のアイラッシュベースとアイラッシュマスカラが登場するほか、4色アイシャドウパレット、チーク&ハイライター、リップスティック、ネイルポリッシュの限定色をそろえ、柔らかな陰影や立体感、輝きを演出する。

■商品詳細

“ディファイニング アイラッシュ ベース”(3850円)
“3D アイラッシュ マスカラ ウォータープルーフ”(4730円)
“3D アイラッシュ マスカラ”(4730円)
“シグニチャー カラー アイズ”(各7700円)
“ブラーリング カラー ブラッシュ”(限定2種、各6600円)
“モイスチャー グレイズ リップスティック”(セット価格、各5830円/リフィル、各4840円/専用ケース、990円)
“ネイル カラー ポリッシュ”(限定色2色、2750円)

【5月2日発売】
クラランス
(CLARINS)

アイコイックな美容液がアップデート

「クラランス(CLARINS)」は、アイコン美容液“ダブル セーラム ADC”のオイル相を見直し、より軽やかな使用感を実現した美容液“ダブル セーラム ライト ADC”を発売する。ノンコメドジェニック処方で、オイリー肌、女性より皮脂の分泌量が多い男性の肌にも快適に使用できる。

■商品詳細

“ダブル セーラム ライト ADC”(30mL、1万2100円/50mL、1万7380円/75mL、2万3650円)

【5月2日発売】
シャネル
(CHANEL)

人気メンズ香水がマルチバームに 

「シャネル(CHANEL)」は、マルチに使えるフレグランスケアアイテム“ブルー ドゥ シャネル オールオーバー バーム”を発売する。ブランドを代表するメンズフレグランス“ブルー ドゥ シャネル”香りをまとったバームで、手肌や髪、髭などさまざまなパーツに使用できるマルチな機能性が特徴だ。

■商品詳細

“ブルー ドゥ シャネル オールオーバー バーム”(90g、1万670円)

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韓国「ダイソー」のコスメにZ世代が熱視線 対する日本は“100均の壁”を超えられるか

韓国の「ダイソー(DAISO)」は今、日韓のZ世代を中心に“コスメの新スポット”として注目を集めている。文具や生活用品、食品、雑貨など商品カテゴリーは日本と変わらないが、コスメは日本以上に盛り上がっているようだ。

高機能×低価格の本格的なコスメが買える新チャネル

韓国「ダイソー」のビューティコーナーは、スキンケアやメイクアップ、ヘアケア、ツールに至るまで幅広いラインアップを擁する。注目は、人気ブランドと協業したプライベートブランド(以下、PB)などの企画品だ。

カラーコスメは、韓国の人気コスメブランド「エチュード(ETUDE)」や「トゥークールフォースクール(TOO COOL FOR SCHOOL)」、「ルナ(LUNA)」などとコラボレーション。高機能と低価格を両立したトレンドアイテムが安価で手に入るので、Z世代の“試してみたい”という購買意欲を掻き立てる。

スキンケア製品は「ミルクタッチ(MILK TOUCH)」や「アピュー(A'PIEU)」に加え、ダーマスキンケアブランド「メディピール(MEDIPEEL)」まで参画。認知度の高いブランドとタッグを組み、安心感を提供する。コスメの価格帯は3000〜5000ウォン(約300〜500円)と、いわゆる“100均”の枠を超えているが、有名ブランドと協業した本格的なスキンケア製品であることを踏まえると、妥当と感じるユーザーは多いはずだ。

火付け役は「VT」の“リードルショット”

では、なぜ「ダイソー」で化粧品が売れるようになったのか。火付け役は、韓国発のコスメブランド「VT」の人気美容液“リードルショット”を個包装にしたスティックパウチ(2mL×6本入り、3000ウォン=約300円)だ。

“リードルショット”はブランドを代表する美容液で、肌になじませるとチクっとする天然のマイクロニードル(シリカ)を配合している点が特徴。次に使用するスキンケアの浸透をサポートし、ハリのある美しい肌に導く。マイクロニードルの配合量別に50、100、300、700、1000の5種類展開している。

“リードルショット”はブランドを代表する美容液で、肌になじませるとチクっとする天然のマイクロニードル(シリカ)を配合している。これによりスキンケアの浸透をサポートし、ハリのある美しい肌に導く。「チクチクする」「痛いのに良い」などの口コミが広がり、日本でも爆発的な人気を得た。

「VT」は韓国発のスキンケアブランドだが、“リードルショット”は毛穴悩みの多い日本人に向けて開発した製品として、日本で先行販売。その後、韓国の消費者から「韓国でも売ってほしい」と言うリクエストが殺到し、発売したという。

韓国「ダイソー」は、2023年9月に取り扱いを開始。一時期は1人3箱までの購入規制がかかるほどの人気ぶりだったが、現在は在庫が安定したため、どの店舗でも手に入るようになった。今では定番の“リードルショット”だけでなく、コラーゲンやグルタチオンを配合した新タイプも販売している。

「VT」のPR担当は、「“リードルショット”は、使って初めて良さを知ってもらえる製品だ。気軽に手に取ってもらえるチャネルはどこか調査したところ、若者が集まり、購入のハードルが低い価格帯の商品をそろえている『ダイソー』だった。気に入ってオンラインストアや『オリーブヤング』で本品を買うというお客さまも多く、ブランドの認知度アップ&新規顧客の獲得につながった」と手応えを語る。

韓国「ダイソー」はこの成功をきっかけに、ビューティカテゴリーのポテンシャルを認識。コスメコーナーの拡大や、新たな韓国ブランドとのコラボなどを加速させている。

一方、日本「ダイソー」は?

では、日本の「ダイソー」はどうだろうか。韓国「ダイソー」が有名ブランドとのコラボやトライアルサイズ導入、特別な什器の設置などで急成長しているのに対し、日本の「ダイソー」は依然として“100円均一”の枠内に留まっている印象がある。

そもそも運営母体は日韓で異なり、日本は大創産業が、韓国はアソンダイソーが運営している。韓国「ダイソー」は⼤創産業との合弁事業としてスタートしたが、2023年12月に独立。こうした背景から、同じ「ダイソー」でありながらも取り扱う商品やマーケティング戦略に大きな違いが見られる。

とはいえ、日本の「ダイソー」のコスメも若者から大人世代まで広く親しまれており、昨今はトレンドを意識したアイテムを積極的に販売している。主力の「ユーアーグラム(UR GLAM)」、韓国風コスメ「コーウ(COOU)」などのPBに加え、3月1日には東京ガールズコレクションとコラボした「キュンミー(KYUMME)」も誕生した。

特に「ユーアーグラム」のメイクブラシは、安定した人気を誇る。アイシャドウ、チーク、フェイスブラシなどの豊富なラインアップを用意しているが、どれも「毛質が良い」「仕上がりがきれい」と高評価なコメントが多い。

一方、カラーコスメについては「アイシャドウは粉質があまり良くない」「ティントは発色が強い」といった投稿がSNSで見受けられ、まだまだクオリティー面で改善の余地がありそうだ。

こうしたニーズを受け、日本の「ダイソー」も300、500、700円といった価格の製品を徐々に増やし、クオリティーをあげている。品質次第では100円以上でも“アリ”になっており、カギを握るのは価格以上の納得感だと推測する。

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マンガで学ぶ「在庫管理の魔術」 第16話:新たなビジネスモデル構築でつながる家族の絆 ハンナズのフランチャイズ化も夢じゃない

中堅アパレルのチェーンストア「ハンナズ」は、過剰在庫が原因で経営危機に瀕している。社長の安堂平磨は、娘でバイヤーの安堂あい、あいの夫で渋谷店店長の安堂徹に再生を期待するが、2人は「売れ残るリスクを抱えながら在庫を持つべきか?」それとも「売り上げが落ちるリスクを抱えながら在庫を減らすべきか?」で迷い続ける。

ベトナムの縫製工場を訪れたあいは、生産リードタイムを縮めて店舗在庫の欠品を防ぐために、担当者と交渉する必要があった。求められたのは、こまめな工賃の支払い。双方にとってWinWinな関係性を築くために、あいは染色布を事前に仕入れる策を思いついた。なぜ染色布なのか——彼女のビジネスの才能が今、開花する。

登場人物紹介

第十六話

このマンガは、ジェフ・ベゾス(Jeff Bezos)も経営陣で読んだとされるTOC(制約理論)の原点にして最高の入門書「ザ・ゴール」を原案としています。「ザ・ゴール」を中心としたマネジメント理論に関する書籍は、ダイヤモンド社が販売中です。

ORIGINAL WORKS:ELIYAHU GOLDRATT、JEF COX
SUPERVISION:YUJI KISHIRA
SCRIPT:TAKEO AOKI
COMICS:YAMA AOTA

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脱・普通を狙う、最旬カーディガンコーデ7選【2025年春夏トレンド】

カーディガンに着こなしの変化が起きています。懐かしげで愛らしいムードを離れ、主張を強めたスタイリングが登場。シックやプレッピー、パンクとミックスするアレンジも試されています。今回は、コレクション会場付近で撮影されたストリートスナップなどを手掛かりに、カーディガンの変化球コーディネートを読み解きます。

「ヌメロ ヴェントゥーノ(N°21)」の花柄カーディガンは、鮮やかなレッドがパワフルなイメージを呼び込みました。ボトムスはメタリックスカートをヒップハングでまとい、タフなたたずまい。パールネックレスとハイヒールでエレガントさを添えて、“グラマラス×ノーブル”のミックステイストにまとめ上げています。

タイトスカートで
品良くチャーミングに

のどかな雰囲気が持ち味だったカーディガンですが、近ごろはクラシックな装いに取り入れるスタイリングも広がってきました。チャーミングさと大人っぽさを交わらせる着こなしです。タイトスカートとの組み合わせは、キリッとした印象にまとまります。

スモーキーなパステルピンクのカーディガンをまとった、大人かわいいムードの写真の女性。くるみボタンにヴィンテージ感が漂います。インナーのトップスにはグリーン系ニットを取り入れて、カラーブロックのアンサンブルに。タイトスカートできちんと感を印象付けた、甘くないカーデコーデのお手本です。

2枚目のルックは、ケーブル編みのカーディガンジャケットとスカートのセットアップです。最近は、オフィスでも重宝がられるようになってきました。人気の理由は、見た目の統一感と、ニットならではのやわらかい着心地。シアーなハイソックスにストラップシューズで大人フェミニンなムードを添えました。SNSでも話題の魅惑的なオフィスファッション“オフィスサイレン”風アイウエアもしゃれています。

崩しプレッピーを
ガーリートレンドになじませて

トラッドを崩したプレッピーの勢いが続いています。今の着こなしは、プレッピーをさらにルーズにアレンジするスタイリング。もともとソフトで気負わない雰囲気を持つカーディガンは、絶好の“崩し”アイテムです。

爽やかなブルーシャツの上に「プラダ(PRADA)」のカーディガンを重ねたこちらの女性。モカ・ムースの地色にはストライプが走り、シャツと共にプレッピー感がしっかり備わっています。同系色のバッグも「プラダ」でそろえて統一感を演出。ミニスカートでガーリーテイストも盛り込むのが今の気分です。

カーディガンはトップスの上に羽織るのが主流ですが、2枚目の女性は一味違います。「プラダ」のカーディガンの前をきっちり閉めて、Vネックのプルオーバーを着ているかのような雰囲気に。シャツワンピース風に見えるスカート部分は、ピンストライプがプレッピーな気分を高めています。ソックスとパンプスでスクールガールなムードも寄り添わせました。

落ち着いたグレーカーデは
予想を裏切るスタイリングが鍵

カーディガンをぐっと落ち着いた雰囲気で着こなすなら、グレーが向いています。シックな表情が宿るので、他のアイテムに目立つデザインを迎えやすいのも、グレーカーデの長所。

写真の女性は、白のトップスにグレーのカーディガンを重ねたプレッピー風の着こなしです。スクールユニフォームのようなビッグワッペンで、スポーティーなムードを取り入れるブロークコアのトレンドにもなじみます。着丈の長いカーディガンがきれいな落ち感を引き出しつつ、キラキラのパーティーバッグをあえて合わせるのが、オントレンドのスタイリングです。

大人しく見えがちなグレーをベースに、多彩な色を迎える着こなしもおすすめです。2枚目のルックは、ゴージャスなベルトとパンク風チェック柄スカートが目を引きます。ベーシックなグレーカーディガンが、全体をうまくまとめる役割を果たしています。黒ストッキングにバレエシューズというコンビネーションも、チャーミングな印象を引き立てています。

進化を遂げたカーディガンの着こなしは、手持ちのワードローブから別の表情を引き出してくれます。日中の温度調節が悩ましいこの時期のお仕事ルックにも重宝しそうです。レトロトレンドが勢いを増す中、カーディガンの出番は一段と増える気配。新スタイリングを参考に、自分好みのアレンジを探してみては。

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映画「スター・ウォーズ」が「ギャップ」や「シチズン」とタッグ! 来週発売のファッションアイテム8選【4/28〜5/4】

来週発売のファッションアイテム8選【4/28〜5/4】

ファッションアイテムの発売情報を「WWDJAPAN」的視点でピックアップ!今回は4月28日〜5月4日に発売するアイテムを紹介します。今週は映画「スター・ウォーズ」から2つのコレクションが発売になります。4月29日には「ギャップ」とのカプセルコレクション、5月4日には「シチズン(CITIZEN)」と“R2-D2”と“C-3PO”をモチーフとしたウオッチを各450本限定で発売します。「ギャップ」はTシャツやスエット、バッグ、キャップまで全身そろいます。さらに時計まで!?ファンには嬉しい悲鳴ですね。

【4月29日発売】
アメリ
(AMERI)

「ニューエラ」とコラボ

「アメリ(AMERI)」は、「ニューエラ(NEW ERA)」と2度目となるコラボアイテムを発売する。「ニューエラ」の定番キャップ“9TWENTY”に「アメリ」のロゴを刺しゅうしたモデルと、ロゴ刺しゅうに加えてアシッドウオッシュ加工を施したモデルをそろえる。5月末には第2弾も発売する。

■商品詳細

キャップ(7150円)

【4月29日発売】
ギャップ
(GAP)

「スター・ウォーズ」モチーフ
メンズとキッズ、ベビーアイテムも

「ギャップ(GAP)」は、阪急うめだ本店で開催する“ディズニー ザ マーケット”で、映画「スター・ウォーズ」モチーフの限定コレクションを販売する。メンズとキッズ、ベビー向けのウエアから小物まで全51点をそろえ、5月13日から公式オンラインストアでも取り扱う。

■商品詳細

スエット/メンズ(7990円)
Tシャツ/メンズ(5990円)
キャップ/メンズ(3990円)
Tシャツ/キッズ(4990円)
※一部商品

【4月30日発売】
ケイタ マルヤマ
(KEITA MARUYAMA)

「フェイラー」、ザ トウキョウとコラボ
母の日に向けて

「ケイタ マルヤマ(KEITA MARUYAMA)」は、母の日に向けて「フェイラー(FEILER)」、ザ トウキョウ(THE TOKYO)とのコラボアイテムを発売する。ブランドのアーカイブから「感謝」の花言葉を持つ“ダリア”の柄をセレクトした、色鮮やかなオリジナルテキスタイルで4型を仕上げた。

■商品詳細

ハンカチ(3690円)
バッグ(1万2980円)
ポーチ(7590円)
メガネケース(8910円)

【4月30日発売】
コンバース
(CONVERSE)

55周年の「ドラえもん」コラボ

「コンバース(CONVERSE)」は、マンガ「ドラえもん」の連載開始から55周年を記念した“オールスター”を発売する。ドラえもんがのぞくモデル、原作のシーンを組み合わせたモデル、全巻の表紙イラストを落とし込んだモデルの3種をラインアップする。

■商品詳細

スニーカー(1万2100円〜)

【5月1日発売】
アディダス
(ADIDAS)

新作ランニングシューズ

「アディダス(ADIDAS)」は、“アディゼロ”シリーズから新作“アディゼロ ボストン 13”の限定カラーを発売する。レース本番やトレーニングに関わらず、最適なペースのサポートを目指したオールラウンドモデルで、6月4日から通常カラーの“アディゼロ ボストン 13”も販売する。

■商品詳細

シューズ(1万8700円)

【5月1日発売】
ディーン&デルーカ
(DEAN & DELUCA)

防水仕様のショッピングバッグ

「ディーン&デルーカ(DEAN & DELUCA)」は、“ショッピングバッグ EVA コーラルオレンジ”を数量限定で発売する。メッシュ生地に丈夫で軽い“EVA素材”を貼り合わせ、耐久性と防水性を高めた。また、収納時はコンパクトに折りたためる。

■商品詳細

バッグ(2640円)

【5月3日発売】
アトモス
(ATMOS)

「アディダス オリジナルス」、「ベイプ®」とコラボ
アトモス25周年

アトモス(ATMOS)は、25周年を記念して「アディダス オリジナルス(ADIDAS ORIGINALS)」、「ア ベイシング エイプ®(A BATHING APE®)」とのコラボスニーカー“アディダス オリジナルス スーパースター ヴィンテージ ベイプ アトモス”を発売する。アッパーには“ベイプカモ”、両足の右側には“ベイプ スタ”、左側には“スリーストライプス”を蓄光素材で配した。

■商品詳細

スニーカー(2万7500円)

【5月4日発売】
シチズン
(CITIZEN)

「スター・ウォーズ」モチーフ
450本限定ウオッチ

「シチズン(CITIZEN)」は、“シチズンコレクション”から、映画「スター・ウォーズ」に登場する“R2-D2”と“C-3PO”をモチーフとしたウオッチを各450本限定で発売する。“R2-D2”モデルはシルバーとブルー、“C-3PO”モデルはゴールドと同キャラクターを彷ふつとさせるカラーリングだ。

■商品詳細

ウオッチ/“R2-D2”(6万3800円)
ウオッチ/“C-3PO”(6万9300円)

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映画「スター・ウォーズ」が「ギャップ」や「シチズン」とタッグ! 来週発売のファッションアイテム8選【4/28〜5/4】

来週発売のファッションアイテム8選【4/28〜5/4】

ファッションアイテムの発売情報を「WWDJAPAN」的視点でピックアップ!今回は4月28日〜5月4日に発売するアイテムを紹介します。今週は映画「スター・ウォーズ」から2つのコレクションが発売になります。4月29日には「ギャップ」とのカプセルコレクション、5月4日には「シチズン(CITIZEN)」と“R2-D2”と“C-3PO”をモチーフとしたウオッチを各450本限定で発売します。「ギャップ」はTシャツやスエット、バッグ、キャップまで全身そろいます。さらに時計まで!?ファンには嬉しい悲鳴ですね。

【4月29日発売】
アメリ
(AMERI)

「ニューエラ」とコラボ

「アメリ(AMERI)」は、「ニューエラ(NEW ERA)」と2度目となるコラボアイテムを発売する。「ニューエラ」の定番キャップ“9TWENTY”に「アメリ」のロゴを刺しゅうしたモデルと、ロゴ刺しゅうに加えてアシッドウオッシュ加工を施したモデルをそろえる。5月末には第2弾も発売する。

■商品詳細

キャップ(7150円)

【4月29日発売】
ギャップ
(GAP)

「スター・ウォーズ」モチーフ
メンズとキッズ、ベビーアイテムも

「ギャップ(GAP)」は、阪急うめだ本店で開催する“ディズニー ザ マーケット”で、映画「スター・ウォーズ」モチーフの限定コレクションを販売する。メンズとキッズ、ベビー向けのウエアから小物まで全51点をそろえ、5月13日から公式オンラインストアでも取り扱う。

■商品詳細

スエット/メンズ(7990円)
Tシャツ/メンズ(5990円)
キャップ/メンズ(3990円)
Tシャツ/キッズ(4990円)
※一部商品

【4月30日発売】
ケイタ マルヤマ
(KEITA MARUYAMA)

「フェイラー」、ザ トウキョウとコラボ
母の日に向けて

「ケイタ マルヤマ(KEITA MARUYAMA)」は、母の日に向けて「フェイラー(FEILER)」、ザ トウキョウ(THE TOKYO)とのコラボアイテムを発売する。ブランドのアーカイブから「感謝」の花言葉を持つ“ダリア”の柄をセレクトした、色鮮やかなオリジナルテキスタイルで4型を仕上げた。

■商品詳細

ハンカチ(3690円)
バッグ(1万2980円)
ポーチ(7590円)
メガネケース(8910円)

【4月30日発売】
コンバース
(CONVERSE)

55周年の「ドラえもん」コラボ

「コンバース(CONVERSE)」は、マンガ「ドラえもん」の連載開始から55周年を記念した“オールスター”を発売する。ドラえもんがのぞくモデル、原作のシーンを組み合わせたモデル、全巻の表紙イラストを落とし込んだモデルの3種をラインアップする。

■商品詳細

スニーカー(1万2100円〜)

【5月1日発売】
アディダス
(ADIDAS)

新作ランニングシューズ

「アディダス(ADIDAS)」は、“アディゼロ”シリーズから新作“アディゼロ ボストン 13”の限定カラーを発売する。レース本番やトレーニングに関わらず、最適なペースのサポートを目指したオールラウンドモデルで、6月4日から通常カラーの“アディゼロ ボストン 13”も販売する。

■商品詳細

シューズ(1万8700円)

【5月1日発売】
ディーン&デルーカ
(DEAN & DELUCA)

防水仕様のショッピングバッグ

「ディーン&デルーカ(DEAN & DELUCA)」は、“ショッピングバッグ EVA コーラルオレンジ”を数量限定で発売する。メッシュ生地に丈夫で軽い“EVA素材”を貼り合わせ、耐久性と防水性を高めた。また、収納時はコンパクトに折りたためる。

■商品詳細

バッグ(2640円)

【5月3日発売】
アトモス
(ATMOS)

「アディダス オリジナルス」、「ベイプ®」とコラボ
アトモス25周年

アトモス(ATMOS)は、25周年を記念して「アディダス オリジナルス(ADIDAS ORIGINALS)」、「ア ベイシング エイプ®(A BATHING APE®)」とのコラボスニーカー“アディダス オリジナルス スーパースター ヴィンテージ ベイプ アトモス”を発売する。アッパーには“ベイプカモ”、両足の右側には“ベイプ スタ”、左側には“スリーストライプス”を蓄光素材で配した。

■商品詳細

スニーカー(2万7500円)

【5月4日発売】
シチズン
(CITIZEN)

「スター・ウォーズ」モチーフ
450本限定ウオッチ

「シチズン(CITIZEN)」は、“シチズンコレクション”から、映画「スター・ウォーズ」に登場する“R2-D2”と“C-3PO”をモチーフとしたウオッチを各450本限定で発売する。“R2-D2”モデルはシルバーとブルー、“C-3PO”モデルはゴールドと同キャラクターを彷ふつとさせるカラーリングだ。

■商品詳細

ウオッチ/“R2-D2”(6万3800円)
ウオッチ/“C-3PO”(6万9300円)

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「CFCL」の“サの字なきサステナ”、GAKU高校生の涙、廃棄501を扱う覚悟【向千鶴サステナDが行く】


向千鶴「WWDJAPAN」サステナビリティ・ディレクターが取材を通じて出会った人、見つけた面白いことなどを日記形式でお届けします。読者から「人の感情を軸にサステナビリティを語っている」という評価をいただき、確かにそうかも、と納得しました。「人との出会い」やその後ろにあるストーリーを今回もお届けします。

容器を見て、心がスッとした。潔い美しさ

サキュレアクト「530」キャラバン(3/11)

私のビューティ×サステナビリティの先生(本質を教えてくれる方)のひとりが、サキュレアクトの塩原社長です。この記事の下部にリンクを載せているインタビュー記事のタイトル、インパクトがありますよね。「新商品を出すたびごみを作っている気になる」化粧品業界の闇から抜け、“未来の原料”と出合いサキュレアクトを起業――です。大量生産・廃棄に嫌気がさし、「25年携わった化粧品業界を卒業しよう」と考えた最中に、地球環境を改善する可能性を秘めた微細藻類に出合い、プラスチック製品を使わずごみを出さない工夫をするライフスタイルブランド『530(ファイブサーティ)』を立ち上げたそうです。

そんな塩原さんが、天然由来成分100%・ビーガン認証を取得した新製品“ナイトケア クリーム”をもって来社してくれました。見てください、この潔い容器を。ガラスとアルミだけを採用しているため、リサイクルしやすい。半顔ずつ使って試してみようと思います。

サステナぶらないサステナブルを楽しむ

繊維商社ヤギ展示会(3/12)


TBSでSDGs関連の番組を手がけている方の講演で、印象的だった言葉が「人は、喜怒哀楽のどれかに触れたときに心が動く」でした。どうしたらより多くの人にSDGs関連の番組に関心をもってもらえるか?という議題の中で出てきた言葉です。確かに、SDGs関連の情報は「正しい、けど伝わらない」という悩みが常について回ります。

展示会もまったく同じだと思います。そういった意味で、繊維商社ヤギの見せ方はとても上手でした。原料や生地の展示会なのに、まるでアパレルの展示会かと思うようなディスプレーや、テーマごとに設けられたブースの構成が、心に届くものになっていました。そして何より、お土産コーナーが可愛い!展示会のテーマである「サステナぶらないサステナブル」を、キャップや靴下、Tシャツにポップに落とし込んでいて、思わず「可愛い〜」と近寄ってしまいます。喜怒哀楽の「楽」が動いた瞬間ですね。デザインが得意なファッション業界には、この感覚をもっと発信してほしい!

世界へ飛び出せ!日本のイノベーション

ケリング・ジェネレーション・アワード(3/13)

ケリングによるスタートアップ支援につながるアワードがこちら。上海などで先行していたこのアワードですが、ジャパン社の担当者が「日本でも実現したい」と、数年前から準備を重ねてきたそうです。私自身もアドバイザリーボードとして参加したので、とても感慨深い。

新しいことの立ち上げにはものすごいエネルギーが必要です。矛盾だらけで正解が見えにくいサステナビリティの世界では、「オープンソース」マインドがとても大切。ここに集まった起業家たちが、情報を交換しながら互いに高め合っていく姿を目の当たりにして、改めてそう感じました。

ローラの本気度。リジェネラティブへ向かう

「ステュディオ アール スリーサーティー」展示会(3/13)

私はローラを尊敬しています。母国語ではない日本語をここまで習得した時点でまずすごい。そして、サステナビリティに対する考え方がとても真摯です。展示会では農業に関心があると話していたローラ。自身のブランド「ステュディオ アール スリーサーティー(STUDIO R330)」の展示会では、リジェネラティブ・コットンのアイテムなどが登場していました。

輝け!意識高い系若者

10代のクリエーションの学び舎「GAKU」合同展示会(3/23)

学び舎「GAKU」が三菱地所と協働し、10代がクリエイターや専門家とともに食・ファッション・建築の分野で「これからのサステナブル社会を構想する」ことを趣旨に、昨年10月から約半年間にわたってクラスを開講してきました。私は講師のひとりとして、成果発表の場で2人の高校生と3人の大人とともにトークイベントに参加しました。

テーマは「ファッションと地球のより良い関係の土台を考える」。難易度が高そうに聞こえますが、副題が「サステナビリティと向き合う中で感じたジレンマと、それらと向き合うことで見えてきた良い兆し」だったため、実際は非常に話しやすい内容でした。それは10代も同じだったようで、環境や人権の問題に関心を持つ高校生たちは、自分の思いを周囲に伝える中で葛藤を抱えていました。その葛藤は、ファッションを愛し、大切な人を思うからこそ生まれるもの。感極まって涙を流す学生の純粋さに触れ、抱きしめたくなるような瞬間がありました。

でも、その必要はありませんでした。彼らはすでに葛藤を越えて、友人や家族とより良い関係を築いていたからです。“意識高い系”。ともすれば揶揄に使われがちなこの言葉を、彼らには勲章のように掲げて進んでほしい。そして、彼らが堂々と自分の意見を言える環境を作るのは、私たち大人の役割だとも思います。

高橋さんが受賞した装苑賞作品が必見

「CFCL: KnitwearからKnit-wareへ」内覧会(3/24)

「CFCL」が5周年を記念して表参道・GYRE GALLERYで開催した展覧会では、代表兼クリエイティブディレクターの高橋悠介さんが自ら来場者に展示解説を行っていました。

わずか5年ながら、ニットへの深いこだわりと独自のクリエーションで存在感を確立してきた「CFCL」。この展示は単なる過去の振り返りではなく、ブランドの“哲学”を言語化し、次の5年を見据える再出発のような場になっていました。会場の入り口には、2009年に大学院生として装苑賞を受賞した作品が展示されています。まさにブランドの原点ともいえるニット作品であり、それだけでも足を運ぶ価値があると感じました。

「社員が60人を超え、私自身が面接に入ることもなくなりました。だからこそ、理念や哲学を改めて社内外に伝えたかった」と語る高橋さん。「ニットだからできることは、まだまだある。ようやくその入口に立ったばかりです」とも。

展覧会に“サステナ”の文字はひとつも登場しませんでしたが、映像で見せる生産工程の開示など、やっていることはまさに“サステナ中のサステナ”でした。

廃棄501と言えば山澤さん。その覚悟とは?

ヤマサワプレス(3/26)


展示会案内にあった「ヤマサワプレスの覚悟を見に来てください」の一文に誘われて、行ってきました。写真は「リーバイス501」が好きすぎて、アメリカで廃棄されると聞いたそれらを大量に買い付け、日本に運んだ山澤さん。「リーバイス」のお墨付きでアップサイクルに取り組み、たくさんの人を巻き込んできた情熱の持ち主です。日本の多くのデザイナーが、足立区にあるヤマサワプレスの町工場を訪れたことがあるのではないでしょうか。

今回新たに提案していたのは、リサイクルデニムを使ったジャケットなど。リメイク工程で出る端材を裁断し、バージンコットンを混ぜて紡績し直した生地を使用しているそうです。アメリカでジーンズを捨てた人は、まさかそれが日本でこんなに美しいブルーのジャケットになっているとは想像もしないでしょう。面白い時代です。

そして、ここで感動の再会がありました。大阪文化服装学院出身で、現在ヤマサワプレスで働いている松浪希峰さん。コロナ禍に私が同校で行ったセミナーを覚えていて、声をかけてくれました。「向さんの講義が、今の道に進む大きなきっかけでした」という言葉に思わず涙。後日も「今後も循環型のファッションを探求し、モノづくりに励んでいきたい」とメールをもらい、2度目の嬉し泣きです。がんばれ!

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100年の歴史が生み出す“100年モノのナイフ” 石川県発の匠の技

「生まれるべきものが生まれ、広がるべきものが広がり、残るべきものが残る世界の実現」をビジョンに掲げるマクアケによる、“アタラシイものや体験の応援購入サービス”の「マクアケ」には、伝統技術を現代的なアイテムに活用したプロジェクトが数多い。この連載では、全国各地の匠の技に注目。実行者の思いとともに、匠の技をどう活用し、どう訴求しているのかを考える。目指すは、47都道府県の匠の技の探訪だ。第4回は、石川県を訪れた。


今回の技術は…

“一生モノのナイフ”を作り出す野鍛冶の技術

石川県能登町のふくべ鍛冶は、包丁や農具、漁具など、暮らしに必要な道具の開発や製造を手掛ける野鍛冶です。1908年の創業から100年以上にわたり、能登町の農業や漁業に関わる人々の生活を支えてきました。

道具を長く使えるよう、“修理”の文化を受け継いでいるのも同社の特徴です。年間数万件以上の修理を手掛ける現在も、奥能登の集落をワゴンカーで回る“移動鍛冶”を行い、住民一人一人と向き合いながら「困った」を「良かった」に変えています。一方、農業が機械化したり、大量生産した格安刃物が流通したりと、野鍛冶を取り巻く環境は決して安定しているとは言えません。

同社は2024年、これまで培ってきた技術力をもとに、サバイバルナイフ“タフ”を開発しました。「切る」「断つ」「削る」など包丁の一般的な機能に加えて、スターター着火(キャンプなどに適した燃料を必要としない着火方法)が可能。使用する材料にもこだわり、手入れをしながら経年変化を楽しめる“一生モノのナイフ”に仕上げています。

“タフ”は、「マキリ」のサバイバルナイフとも言えます。「マキリ」とは、日本海沿岸の漁師に親しまれている万能包丁のことで、海と山の両方に接している能登半島では、内陸部でも使われているのが特徴です。もともと「『マキリ』のサバイバルナイフが欲しい」という声は多く挙がっていましたが、24年1月1日に発生した能登半島地震が本格的な開発のきっかけになりました。同社は、「野鍛冶職人たちの『包丁を作りたい。野鍛冶文化を未来につなげたい』という一言に心を動かされた」と振り返ります。

“タフ”は、長年磨いてきた職人の技術に、日本刀を作る技術を掛け合わせています。鋼となる安来鋼青紙2号(以下、青紙2号)を地金のステンレスで挟み込んだ「本三枚造り」(3種類の鋼で日本刀を構成すること)を採用することで、鋭い切れ味と耐久性を実現しました。鋼の青紙2号は焼き入れで硬度が増し、切れ味が上がるという性質がある一方、熱処理の温度が高すぎると脆くなったり、低すぎると切れ味が弱くなったりしてしまいます。温度管理に細心の注意を払い試行錯誤を繰り返すことで、最適な塩梅を見つけることができました。

「マクアケ」でのプロジェクトでは、復興を願う人からの応援購入に加え、キャンプ好きからも反響を集めています。「ふくべ鍛冶」は、「時代の変化とともに野鍛治の数が少なくなってきたからこそ、その重要性を伝えていきたい」と語ります。今後は、海外向けのクラウドファンディングも活用しつつ、各国の生活習慣に合わせたモノ作りにも挑戦していきたいとのことです。

切れ味と耐久性を実現する4つのポイント

1.鍛造技術

堅牢さを重視し、地金を挟む「本三枚造り」を採用。800度に熱して何度も鍛造することで、金属分子が細かくなるため欠けにくくなり、不純物を出すため錆びにくくなります。切れ味を左右する刃金(刃物の刃先に用いる金属)にもこだわっています。

2.研磨

一つ一つ職人の手で削っています。切り刃や腹は、あえてハマグリ刃(ハマグリのような丸みを帯びた刃先)にすることで薪を割れるほどの強度を実現。わざとヘコませることで、刃離れも良くしています。

3.焼き入れ・焼き戻し

鋼の青紙2号は、焼き入れで硬度が増し、切れ味が向上する性質を持っています。一方、250度に下げる焼き戻しを行うことで、粘りや強靭性を向上。鋭さとしなやかなさを持ち合わせた包丁に仕上げています。

4.研ぎ

腹から刃元にかけては厚めに研いで硬度の耐久性を、刃先は薄めに研いで鋭い切れ味を実現し、万能に使える包丁に仕上げました。包丁を研いで小さくなるまで、ずっと切れ味が持続する点もポイントです。

石川発!
応援購入が高額なプロジェクト3選

“アタラシイものや体験の応援購入サービス”の「マクアケ」で大きな反響が寄せられた石川県発のプロジェクトを3つ紹介する。

PICK UP 1 : 応援購入総額1715万円

手軽に家ごはんを格上げ!
箸やお椀を一から設計し、ごはんを美味しくする食器ARAS

食器ブランド「ARAS」が開発した和食器のシリーズ。同ブランドは、料理をおいしく味わうための素材や形状について研究しており、今回も「においや口当たりで料理の邪魔をしない食器」という商品コンセプトのもと、樹脂とガラス素材を混ぜ合わせた最新素材を採用した。

PICK UP 2 : 応援購入総額1320万円

高性能キーボード
「HHKB」×伝統工芸「輪島塗」の融合!

石川県かほく市のPFUが手掛ける“ハッピー ハッキング キーボード(HHKB)”と、輪島塗を生業とする大徹八井漆器工房のコラボ。能登半島地震で被災した同工房を支援するため、「リ:ジャパンプロジェクト」として、18年ぶりの協業が実現した。

PICK UP 3 : 応援購入総額1009万円

雨の日も気にしない、
機能性に優れた3WAYトートバッグ

化学素材メーカー・小松マテーレの高機能ナイロン生地“コンブ®”を活用したトートバッグ。「ナチュラルでドライな風合い」や「硬度からくる自立性」「驚くほどの軽量さと強さ」が特長。25年2月には、最新プロジェクトを開始する予定。

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「在庫が多いほど売り上げが増える」という思い込み

2025年1月からWWDJAPAN.comでマンガ版「ザ・ゴールシリーズ 在庫管理の魔術」が連載中です。在庫過剰に陥ると、つい値下げセールに頼ってしまう――。しかし、本当にそれしか方法はないのか? 利益を高め、最大化するための解決策を、アパレル在庫最適化コンサルで「ユニクロ対ZARA」「アパレル・サバイバル」「図解アパレルゲームチェンジャー」等の著者である齊藤孝浩ディマンドワークス代表が、同マンガを読みながら、解説して行きます。今回は、第3話を取り上げます。

思い込みが過剰在庫を生む

第3話のテーマは「思い込みが過剰在庫を生む」という現場のリアルな問題に迫っています。

マンガ「在庫管理の魔術」の第3話は コチラ

前話までに、主人公の店舗では地下のバックヤード倉庫が水浸しで使えなくなったため、これまで店舗で持っていた在庫を4カ月分から20日分に絞ると決めました。そして、毎日、必要な商品を中央倉庫に発注し、翌日補充してもらうという仕組みをつくりました。しかし、実際に運用してみると在庫が20日分を超える発注ばかりになっていました。例えば、「グリーンの商品が売れたから、ほかの色の商品も売れるだろう」といった思い込みから、各担当者が多めに発注してしまっていたのです。

実際の店舗でも、こうした行動がよく見受けられますね。ある日によく売れた商品があると、次の発注時には通常の2倍も発注したり、要望したりするといった行動もありがちです。店舗の人たちはみんな、欠品することで、販売機会を逃したくないと考えています。「在庫が多いほど売り上げが増える」という思い込みに基づいて行動すると、その結果、全店が日常的に過剰在庫を抱えることになります。

思い込みを捨て、売れた分だけを補充する

そのような状況の中で、主人公の店舗に、実際、在庫が常に20日分になるように、在庫を毎日確認して、その日に売れた、必要な分だけを忠実に発注している担当者がいました。

毎日在庫を計算するのは現実的ではない。

しかし、この担当者のやりかたが参考になると考え、シンプルに、POSデータを活用して、売れた分だけを補充することを思いつき、すべての担当者にこのやりかたを徹底します。

あわせて、今まで発注要望をしても、発送単位にならないからと、倉庫から届けてもらえなかった商品も、ダメ元で注文することにしました。

しばらくすると、本部から、店舗の売り上げが期間売上で全国1位と飛躍的に伸びたことを知らされます。

在庫を減らしたのに売り上げが伸びた理由とは──。

そこには、在庫が減ることで売り場に“ある変化”が起きたという意外なカラクリがありました。次回、その全貌が明らかになります。

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「アネッサ」×ポケモンや北欧デザインの「ベアミネラル」が登場 今週発売のビューティアイテム16選【4/21〜4/27】

ビューティアイテムの発売情報を「WWDJAPAN」的視点でピックアップ!今回は4月21〜27日に発売するアイテムを紹介します。今年はさまざまな日焼け止めブランドがコラボレーションアイテムを発売していますが、「アネッサ(ANESSA)」がタッグを組むのは「ポケット モンスター」。ピカチュウ、ポッチャマ、ニャオハをデザインしたキュートなデザインに注目です。先日日本からの撤退を発表した「ベアミネラル(BAREMINERALS)」はフィンランドのテキスタイルブランド「フィンレイソン(FINLAYSON)」とコラボ。ポケットUVパウダー、ファンデーション、フィニッシングパウダー、美容液クッションの4種が登場します。ブランドの魅力とポップな北欧デザインを堪能して!

【4月21日発売】
クレ・ド・ポー ボーテ
(CLE DE PEAU BEAUTE)

“シナクティフ”ラインから限定スキンケアコフレが登場

資生堂のハイプレステージブランド「クレ・ド・ポー ボーテ(CLE DE PEAU BEAUTE)」は、浄化創生”という考え方のもと、生命の輝きに溢れた顔立ちを目指すブランド最高峰ライン“シナクティフ”から限定スキンケアコフレ“シナクティフ コフレ シナクティフ 2025”を数量限定で発売する。

■商品詳細

“シナクティフ コフレ シナクティフ 2025”(6万1600円※編集部調べ)

【4月21日発売】
「毛穴撫子」

毛穴を引き締めるシートマスクのボックスタイプ

石澤研究所の毛穴ケアブランド「毛穴撫子」は、ぽっかり空いた毛穴を引き締めるシートマスク“ひきしめマスク”から、大容量タイプの“ひきしめマスクたっぷり BOX”を数量限定で発売する。キュウリエキスとヘチマエキスがベタつきを抑えて毛穴を引き締めながら、保湿成分のヒアルロン酸とコラーゲンが潤いを与え毛穴の目立たない肌に導く。

■商品詳細

“ひきしめマスクたっぷり BOX”(28枚入り、1760円)

【4月21日発売】
インウイ
(INOUI)

光をコントロールするアイカラー&リップ

 

資生堂のメイクアアップブランド「インウイ(INOUI)」は、5つの異なる照度レベルのカラーをセットしたアイシャドウパレットと、光の反射をコントロールして本来のぷるんとした弾力感と艶のある唇へ導くリップスティックを発売する。

■商品詳細

アイカラー(7700円/レフィル5060円※編集部調べ、以下同)
リップ(全3色、各5060円)

【4月21日発売】
マキアージュ
(MAQUILLAGE)

崩れ防止下地に夏の限定品 

「マキアージュ(MAQUILLAGE)」は、メイク崩れ防止下地の限定クールタイプ“ドラマティックスキンセンサーベース NEO クール”[SPF50+・PA++++]を発売する。ヌーディーベージュ、ラベンダー、ミントの3色で、通常製品に3種の清涼成分と夏らしい爽やかな香りをプラスした。

■商品詳細

“ドラマティックスキンセンサーベース NEO クール”[SPF50+・PA++++](全3種、各2970円※編集部調べ)

【4月21日発売】
アネッサ
(ANESSA)

ポケモンをあしらった
限定パッケージの日焼け止め美容液

「アネッサ(ANESSA)」は、ポケモンとコラボした限定パッケージの“パーフェクト UV スキンケアミルク NA”を数量限定で発売する。同製品は、汗、水、熱、こすれ、表情のヨレに対応するUVブロック膜技術を搭載し、軽い付け心地ながら肌を紫外線から隙なく守る日焼け止め用乳液。今回は、ピカチュウ、ポッチャマ、ニャオハの3体を採用した。

■商品詳細

“パーフェクト UV スキンケアミルク NA”[SPF50+ PA++++](全3種、各60mL、各3058円※編集部調べ)

【4月22日発売】
ベアミネラル
(BAREMINERALS)

北欧のテキスタイルブランド「フィンレイソン」とコラボ

「ベアミネラル(BAREMINERALS)」は、フィンランドのテキスタイルブランド「フィンレイソン(FINLAYSON)」とコラボしたUVケアアイテムを発売する。ラインアップは、自然や植物に対する敬意やダイバーシティへのメッセージをパッケージに込めたポケットUVパウダー、ファンデーション、フィニッシングパウダー、美容液クッションの4種。

■商品詳細

“オリジナル ミネラルベール UVパウダー” [SPF25・PA++](限定3種、各5.3g、各5280円)
“オリジナル ファンデーション” [SPF15・PA++](限定1種、8g、4950円)
“ミネラルベール SPF25”(限定1種、6g、4640円)
“オリジナル ピュア セラム カバーアップ クッション”(限定1種、11g、6820円)

【4月22日発売】
ヘレナ ルビンスタイン
(HELENA RUBINSTEIN)

大気中の汚れに着目した
限定スペシャルマスク

「ヘレナ ルビンスタイン(HELENA RUBINSTEIN)」は、植物始原細胞の再生能力に着目した“P.C. スキンミュニティ”ラインから、大気中の汚れを優しく洗い流すスペシャルマスク“P.C. スキンミュニティ クラリファイング マスク”を数量限定で発売する。同マスクは、肌の酸化を1.6倍促進し早期エイジングを引き起こす大気汚染物質「オゾン汚染」に着目し、肌を守りながら“落として満たす”スペシャルケアをかなえる。

■商品詳細

“P.C. スキンミュニティ クラリファイング マスク”(100mL、1万9800円)

【4月23日発売】
ビー
(BE)

スキンケア&インナーケア全10品がリニューアル

サステナブルビューティーブランド「ビー(BE)」は、スキンケア5品とインナーケア5品をリニューアルし、発売する。これまでの「潤う」に加え、新しく「整う」をキーワードにした。成分などの機能面をパワーアップするだけでなく、パッケージには美や健康を後押しするメッセージ「Beauty goes on」をデザインし、一新している。

■商品詳細

“クレンジングオイル C”(150mL、6160円)
洗顔料“フォームウォッシングC”(150mL、4620円)
“ローションC”(100mL、5830円)
“エッセンスセラムC”(30mL、2万8600円)
“クリームC”(30g、6930円)
パウチ入りサプリメント3種(5400〜8100円)
“カラアクティブ”(1本691円、10本6804円)
“Beグリーン”(3g×30袋、6480円)

【4月23日発売】
ロクシタン
(L'OCCITANE)

優しく肌と調和するフローラルムスク

「ロクシタン(L'OCCITANE)」は、爽やかなフローラルムスクが香る新作“ネロリオーキデ オー ハーモニー”を発売する。ラインアップは、香りを楽しむオードトワレと繊細な泡立ちで滑らかな肌へ導くシャワージェル、肌に潤いを与えるボディーミルク、ハンドクリームを加えた計4アイテム。

■商品詳細

オードトワレ(50mL、8470円)
シャワージェル(250mL、3850円)
ボディーミルク(200mL、4730円)
ハンドクリーム(30mL、1870円)

【4月24日発売】
タカミ
(TAKAMI)

繊細な角質も守るミルクUV 

「タカミ(TAKAMI)」は、紫外線から肌だけでなく、繊細な角質も守るミルクタイプの日焼け止め“タカミUVプロテクション”[SPF50・PA++++]を発売する。ヒドロキシアセトフェノンや潤いを与えるヒアルロン酸Naを配合。日中も潤いを補給しながら、健やかな素肌に導く。

■商品詳細

“タカミUVプロテクション”[SPF50・PA++++](30mL、4400円)

【4月24日発売】
バウム
(BAUM)

初夏の森の香りをまとうボディーフレグランス  

「バウム(BAUM)」は、初夏のフレッシュな森の香りをまとうボディーフレグランス“リフレッシング ボディコロン アクアティック グリーン”を発売する。みずみずしいテクスチャーで肌に広がり、爽やかなグリーンノートとクリアなアクアノートがすっきりとした清涼感をもたらす。

■商品詳細

“リフレッシング ボディコロン アクアティック グリーン”(90mL、4400円)

【4月24日発売】
デュカート
(DUCATO)

バレエコアに着想したネイル新4色

「デュカート(DUCATO)」は、速乾処方と塗りやすいラウンドカットのハケが特徴のネイルカラー“ネイルマイン”から、“バレエコア”に着想した新4色を発売する。36と37はパール、38はパールとラメ入りで、バレリーナのまとうサテンの艶やシフォンの透け感をイメージした。

■商品詳細

“ネイルマイン”(全30色、各495円)

【4月25日発売】
アルマーニ ビューティ
(ARMANI BEAUTY)

サテンルージュにヌードカラー3色 

「アルマーニ ビューティ(ARMANI BEAUTY)」は、リップスティック“リップ マエストロ サテン”から、ヌードカラーをそろえた“リップ マエストロ サテン ヌードマニア コレクション2025”を数量限定で発売する。薄いフィルムのような軽さと密着感で、保湿感溢れるサテン仕上がりの唇へ導く。

■商品詳細

“リップ マエストロ サテン ヌードマニア コレクション2025”(全3色、各6380円※編集部調べ)

【4月25日発売】
ナーズ
(NARS)

“マーブルリフ粉”が復刻 

「ナーズ(NARS)」は、“ライトリフレクティング セッティングパウダー”から、2024年8月に販売し即完売した限定色“ライトリフレクティング プリズマティックパウダー 03878 INTERSTELLAR”を復刻発売する。ラベンダーやブルーなどの3色をマーブル模様にプレストしたパウダーで、さりげない透明感に満ちた明るさを引き出す。

■商品詳細

“ライトリフレクティング プリズマティックパウダー 03878 INTERSTELLAR”(限定、6160円)

【4月25日発売】
RMK

ひんやりアイテム2品 

「RMK」は、人気の“Wトリートメントオイルシリーズ”から初のクールタイプ“W トリートメントオイル クール”と夏の肌を心地よくクールダウンするジェル保湿液“モイストチャージ クーリングジェル”を発売する。

■商品詳細

“W トリートメントオイル クール”(50mL、4400円)
“モイストチャージ クーリングジェル”(150mL、4180円)

【4月25日発売】
クルヒ
(KURUHI)

井浦新のコスメブランドから
初のスキンケアアイテム

井浦新のコスメブランド「クルヒ(KURUHI)」は、ブランド初のスキンケアアイテムとして、ジェルクレンジング“ザ フェイス クレンズ”とオイルイン美容液“ピュリティ ハーベスト レイヤー セラム”の2品を発売する。自然由来の原料を前提に、地域課題や未利用資源と向き合いながら製品開発を行う同ブランド。今回も一次産業の副産物や未活用素材を積極的に採用した。

■商品詳細

“ザ フェイス クレンズ”(200mL、5445円)
“ピュリティ ハーベスト レイヤー セラム”(30mL、1万3200円)

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「アネッサ」×ポケモンや北欧デザインの「ベアミネラル」が登場 今週発売のビューティアイテム16選【4/21〜4/27】

ビューティアイテムの発売情報を「WWDJAPAN」的視点でピックアップ!今回は4月21〜27日に発売するアイテムを紹介します。今年はさまざまな日焼け止めブランドがコラボレーションアイテムを発売していますが、「アネッサ(ANESSA)」がタッグを組むのは「ポケット モンスター」。ピカチュウ、ポッチャマ、ニャオハをデザインしたキュートなデザインに注目です。先日日本からの撤退を発表した「ベアミネラル(BAREMINERALS)」はフィンランドのテキスタイルブランド「フィンレイソン(FINLAYSON)」とコラボ。ポケットUVパウダー、ファンデーション、フィニッシングパウダー、美容液クッションの4種が登場します。ブランドの魅力とポップな北欧デザインを堪能して!

【4月21日発売】
クレ・ド・ポー ボーテ
(CLE DE PEAU BEAUTE)

“シナクティフ”ラインから限定スキンケアコフレが登場

資生堂のハイプレステージブランド「クレ・ド・ポー ボーテ(CLE DE PEAU BEAUTE)」は、浄化創生”という考え方のもと、生命の輝きに溢れた顔立ちを目指すブランド最高峰ライン“シナクティフ”から限定スキンケアコフレ“シナクティフ コフレ シナクティフ 2025”を数量限定で発売する。

■商品詳細

“シナクティフ コフレ シナクティフ 2025”(6万1600円※編集部調べ)

【4月21日発売】
「毛穴撫子」

毛穴を引き締めるシートマスクのボックスタイプ

石澤研究所の毛穴ケアブランド「毛穴撫子」は、ぽっかり空いた毛穴を引き締めるシートマスク“ひきしめマスク”から、大容量タイプの“ひきしめマスクたっぷり BOX”を数量限定で発売する。キュウリエキスとヘチマエキスがベタつきを抑えて毛穴を引き締めながら、保湿成分のヒアルロン酸とコラーゲンが潤いを与え毛穴の目立たない肌に導く。

■商品詳細

“ひきしめマスクたっぷり BOX”(28枚入り、1760円)

【4月21日発売】
インウイ
(INOUI)

光をコントロールするアイカラー&リップ

 

資生堂のメイクアアップブランド「インウイ(INOUI)」は、5つの異なる照度レベルのカラーをセットしたアイシャドウパレットと、光の反射をコントロールして本来のぷるんとした弾力感と艶のある唇へ導くリップスティックを発売する。

■商品詳細

アイカラー(7700円/レフィル5060円※編集部調べ、以下同)
リップ(全3色、各5060円)

【4月21日発売】
マキアージュ
(MAQUILLAGE)

崩れ防止下地に夏の限定品 

「マキアージュ(MAQUILLAGE)」は、メイク崩れ防止下地の限定クールタイプ“ドラマティックスキンセンサーベース NEO クール”[SPF50+・PA++++]を発売する。ヌーディーベージュ、ラベンダー、ミントの3色で、通常製品に3種の清涼成分と夏らしい爽やかな香りをプラスした。

■商品詳細

“ドラマティックスキンセンサーベース NEO クール”[SPF50+・PA++++](全3種、各2970円※編集部調べ)

【4月21日発売】
アネッサ
(ANESSA)

ポケモンをあしらった
限定パッケージの日焼け止め美容液

「アネッサ(ANESSA)」は、ポケモンとコラボした限定パッケージの“パーフェクト UV スキンケアミルク NA”を数量限定で発売する。同製品は、汗、水、熱、こすれ、表情のヨレに対応するUVブロック膜技術を搭載し、軽い付け心地ながら肌を紫外線から隙なく守る日焼け止め用乳液。今回は、ピカチュウ、ポッチャマ、ニャオハの3体を採用した。

■商品詳細

“パーフェクト UV スキンケアミルク NA”[SPF50+ PA++++](全3種、各60mL、各3058円※編集部調べ)

【4月22日発売】
ベアミネラル
(BAREMINERALS)

北欧のテキスタイルブランド「フィンレイソン」とコラボ

「ベアミネラル(BAREMINERALS)」は、フィンランドのテキスタイルブランド「フィンレイソン(FINLAYSON)」とコラボしたUVケアアイテムを発売する。ラインアップは、自然や植物に対する敬意やダイバーシティへのメッセージをパッケージに込めたポケットUVパウダー、ファンデーション、フィニッシングパウダー、美容液クッションの4種。

■商品詳細

“オリジナル ミネラルベール UVパウダー” [SPF25・PA++](限定3種、各5.3g、各5280円)
“オリジナル ファンデーション” [SPF15・PA++](限定1種、8g、4950円)
“ミネラルベール SPF25”(限定1種、6g、4640円)
“オリジナル ピュア セラム カバーアップ クッション”(限定1種、11g、6820円)

【4月22日発売】
ヘレナ ルビンスタイン
(HELENA RUBINSTEIN)

大気中の汚れに着目した
限定スペシャルマスク

「ヘレナ ルビンスタイン(HELENA RUBINSTEIN)」は、植物始原細胞の再生能力に着目した“P.C. スキンミュニティ”ラインから、大気中の汚れを優しく洗い流すスペシャルマスク“P.C. スキンミュニティ クラリファイング マスク”を数量限定で発売する。同マスクは、肌の酸化を1.6倍促進し早期エイジングを引き起こす大気汚染物質「オゾン汚染」に着目し、肌を守りながら“落として満たす”スペシャルケアをかなえる。

■商品詳細

“P.C. スキンミュニティ クラリファイング マスク”(100mL、1万9800円)

【4月23日発売】
ビー
(BE)

スキンケア&インナーケア全10品がリニューアル

サステナブルビューティーブランド「ビー(BE)」は、スキンケア5品とインナーケア5品をリニューアルし、発売する。これまでの「潤う」に加え、新しく「整う」をキーワードにした。成分などの機能面をパワーアップするだけでなく、パッケージには美や健康を後押しするメッセージ「Beauty goes on」をデザインし、一新している。

■商品詳細

“クレンジングオイル C”(150mL、6160円)
洗顔料“フォームウォッシングC”(150mL、4620円)
“ローションC”(100mL、5830円)
“エッセンスセラムC”(30mL、2万8600円)
“クリームC”(30g、6930円)
パウチ入りサプリメント3種(5400〜8100円)
“カラアクティブ”(1本691円、10本6804円)
“Beグリーン”(3g×30袋、6480円)

【4月23日発売】
ロクシタン
(L'OCCITANE)

優しく肌と調和するフローラルムスク

「ロクシタン(L'OCCITANE)」は、爽やかなフローラルムスクが香る新作“ネロリオーキデ オー ハーモニー”を発売する。ラインアップは、香りを楽しむオードトワレと繊細な泡立ちで滑らかな肌へ導くシャワージェル、肌に潤いを与えるボディーミルク、ハンドクリームを加えた計4アイテム。

■商品詳細

オードトワレ(50mL、8470円)
シャワージェル(250mL、3850円)
ボディーミルク(200mL、4730円)
ハンドクリーム(30mL、1870円)

【4月24日発売】
タカミ
(TAKAMI)

繊細な角質も守るミルクUV 

「タカミ(TAKAMI)」は、紫外線から肌だけでなく、繊細な角質も守るミルクタイプの日焼け止め“タカミUVプロテクション”[SPF50・PA++++]を発売する。ヒドロキシアセトフェノンや潤いを与えるヒアルロン酸Naを配合。日中も潤いを補給しながら、健やかな素肌に導く。

■商品詳細

“タカミUVプロテクション”[SPF50・PA++++](30mL、4400円)

【4月24日発売】
バウム
(BAUM)

初夏の森の香りをまとうボディーフレグランス  

「バウム(BAUM)」は、初夏のフレッシュな森の香りをまとうボディーフレグランス“リフレッシング ボディコロン アクアティック グリーン”を発売する。みずみずしいテクスチャーで肌に広がり、爽やかなグリーンノートとクリアなアクアノートがすっきりとした清涼感をもたらす。

■商品詳細

“リフレッシング ボディコロン アクアティック グリーン”(90mL、4400円)

【4月24日発売】
デュカート
(DUCATO)

バレエコアに着想したネイル新4色

「デュカート(DUCATO)」は、速乾処方と塗りやすいラウンドカットのハケが特徴のネイルカラー“ネイルマイン”から、“バレエコア”に着想した新4色を発売する。36と37はパール、38はパールとラメ入りで、バレリーナのまとうサテンの艶やシフォンの透け感をイメージした。

■商品詳細

“ネイルマイン”(全30色、各495円)

【4月25日発売】
アルマーニ ビューティ
(ARMANI BEAUTY)

サテンルージュにヌードカラー3色 

「アルマーニ ビューティ(ARMANI BEAUTY)」は、リップスティック“リップ マエストロ サテン”から、ヌードカラーをそろえた“リップ マエストロ サテン ヌードマニア コレクション2025”を数量限定で発売する。薄いフィルムのような軽さと密着感で、保湿感溢れるサテン仕上がりの唇へ導く。

■商品詳細

“リップ マエストロ サテン ヌードマニア コレクション2025”(全3色、各6380円※編集部調べ)

【4月25日発売】
ナーズ
(NARS)

“マーブルリフ粉”が復刻 

「ナーズ(NARS)」は、“ライトリフレクティング セッティングパウダー”から、2024年8月に販売し即完売した限定色“ライトリフレクティング プリズマティックパウダー 03878 INTERSTELLAR”を復刻発売する。ラベンダーやブルーなどの3色をマーブル模様にプレストしたパウダーで、さりげない透明感に満ちた明るさを引き出す。

■商品詳細

“ライトリフレクティング プリズマティックパウダー 03878 INTERSTELLAR”(限定、6160円)

【4月25日発売】
RMK

ひんやりアイテム2品 

「RMK」は、人気の“Wトリートメントオイルシリーズ”から初のクールタイプ“W トリートメントオイル クール”と夏の肌を心地よくクールダウンするジェル保湿液“モイストチャージ クーリングジェル”を発売する。

■商品詳細

“W トリートメントオイル クール”(50mL、4400円)
“モイストチャージ クーリングジェル”(150mL、4180円)

【4月25日発売】
クルヒ
(KURUHI)

井浦新のコスメブランドから
初のスキンケアアイテム

井浦新のコスメブランド「クルヒ(KURUHI)」は、ブランド初のスキンケアアイテムとして、ジェルクレンジング“ザ フェイス クレンズ”とオイルイン美容液“ピュリティ ハーベスト レイヤー セラム”の2品を発売する。自然由来の原料を前提に、地域課題や未利用資源と向き合いながら製品開発を行う同ブランド。今回も一次産業の副産物や未活用素材を積極的に採用した。

■商品詳細

“ザ フェイス クレンズ”(200mL、5445円)
“ピュリティ ハーベスト レイヤー セラム”(30mL、1万3200円)

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マンガで学ぶ「在庫管理の魔術」 第15話:これにて社内システムエラーは一件落着! 最後の関門は生産リードタイムの縮小

中堅アパレルのチェーンストア「ハンナズ」は、過剰在庫が原因で経営危機に瀕している。社長の安堂平磨は、娘でバイヤーの安堂あい、あいの夫で渋谷店店長の安堂徹に再生を期待するが、2人は「売れ残るリスクを抱えながら在庫を持つべきか?」それとも「売り上げが落ちるリスクを抱えながら在庫を減らすべきか?」で迷い続ける。

徹と社長の平磨は、新たに中央倉庫を作れば、各地域倉庫に適正量の在庫を配分できると気づいた。この倉庫の統括役にはハンナズの物流を担う加持を任命し、全体のシステム管理にはアプリ「IMM」を導入すれば、社内のほころびを一気に解決可能だ。一方、あいが直面し始めたのは、社外取引先との関係性を改善すること。どうすれば生産リードタイムを縮めるために、取引先とWinWinな関係性を築けるのか?

登場人物紹介

第十五話

このマンガは、ジェフ・ベゾス(Jeff Bezos)も経営陣で読んだとされるTOC(制約理論)の原点にして最高の入門書「ザ・ゴール」を原案としています。「ザ・ゴール」を中心としたマネジメント理論に関する書籍は、ダイヤモンド社が販売中です。

ORIGINAL WORKS:ELIYAHU GOLDRATT、JEF COX
SUPERVISION:YUJI KISHIRA
SCRIPT:TAKEO AOKI
COMICS:YAMA AOTA

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マンガで学ぶ「在庫管理の魔術」 第15話:これにて社内システムエラーは一件落着! 最後の関門は生産リードタイムの縮小

中堅アパレルのチェーンストア「ハンナズ」は、過剰在庫が原因で経営危機に瀕している。社長の安堂平磨は、娘でバイヤーの安堂あい、あいの夫で渋谷店店長の安堂徹に再生を期待するが、2人は「売れ残るリスクを抱えながら在庫を持つべきか?」それとも「売り上げが落ちるリスクを抱えながら在庫を減らすべきか?」で迷い続ける。

徹と社長の平磨は、新たに中央倉庫を作れば、各地域倉庫に適正量の在庫を配分できると気づいた。この倉庫の統括役にはハンナズの物流を担う加持を任命し、全体のシステム管理にはアプリ「IMM」を導入すれば、社内のほころびを一気に解決可能だ。一方、あいが直面し始めたのは、社外取引先との関係性を改善すること。どうすれば生産リードタイムを縮めるために、取引先とWinWinな関係性を築けるのか?

登場人物紹介

第十五話

このマンガは、ジェフ・ベゾス(Jeff Bezos)も経営陣で読んだとされるTOC(制約理論)の原点にして最高の入門書「ザ・ゴール」を原案としています。「ザ・ゴール」を中心としたマネジメント理論に関する書籍は、ダイヤモンド社が販売中です。

ORIGINAL WORKS:ELIYAHU GOLDRATT、JEF COX
SUPERVISION:YUJI KISHIRA
SCRIPT:TAKEO AOKI
COMICS:YAMA AOTA

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「マリメッコ」×ブルーボトルコーヒーや「フェイラー」×「ミュベール」など! 来週発売のファッションアイテム17選【4/21〜4/27】

ファッションアイテムの発売情報を「WWDJAPAN」的視点でピックアップ!今回は4月21〜27日に発売するアイテムを紹介します。「マリメッコ(MARIMEKKO)」は、ブルーボトルコーヒー(BLUE BOTTLE COFEE)とコラボした限定アイテムを25日に発売します。昨年に続いて今年もコラボが実現。ノルディック・グリーンとブルーボトルコーヒーのブルーが爽やかなエプロンやトートバッグ、マグなどをラインアップ。今回も完売必死になりそうです。
「フェイラー(FEILER)」も過去にタッグを組んできた「ミュベール(MUVEIL)」と再びコラボし、新作コレクション“ミュベールストロベリーセレナーデ”を23日に発売します。“イチゴ“と、幸せを意味する”ハチ“をデザインしたハンカチやバッグは“カワイイ”の渋滞ですね!

【4月22日発売】
ヘルノ グローブ
(HERNO GLOBE)

「アンリアレイジ」と協業
テーマは“未知の惑星”

「ヘルノ(HERNO)」のレーベル“ヘルノ グローブ(HERNO GLOBE)”は、「アンリアレイジ(ANREALAGE)」と協業したアイテムを発売する。“UNKNOWN PLANET(未知の惑星)”をテーマに、光沢感あるリップストップ生地や、凹凸感のあるジャカード、立体的な編み地模様のニットを取り入れ、異素材を組み合わせて新たな風合いを表現した。

【4月22日発売】
コンビニエンスウェア
(CONVENIENCE WEAR)

USAコットンを用いた
リブタンクトップ

ファミリーマートが販売する「コンビニエンスウェア(CONVENIENCE WEAR)」は、タンクトップを発売する。USAコットンを用い、ウィメンズとメンズをラインアップする。

■商品詳細

タンクトップ(1290円)

【4月23日発売】
フェイラー
(FEILER)

「ミュベール」コラボ
キュートなバッグや小物など

「フェイラー(FEILER)」は、「ミュベール(MUVEIL)」とのコラボアイテムを発売する。ネイビーをベースカラーに、いちごのモチーフと、幸せを意味するハチをデザインした。

■商品詳細

ハンカチ(2970円)
ポーチ(6600円)
サイドポーチ(7150円)
ミニボストンバッグ(1万5400円)

【4月23日発売】
トム ブラウン
(THOM BROWNE)

阪急うめだ店がリニューアル
限定アイテムをラインアップ

「トム ブラウン(THOM BROWNE)」は4月23日、阪急うめだ本店3階の店舗をリニューアルオープンする。これを記念し、オリンピックの星座をあしらったシルクツイルとシフォンのギャザーブラウスや、ハイアームホールのスポーツコート、ドロップバックプリーツスカートなど、限定アイテムを発売する。

【4月23日発売】
ユナイテッドアローズ
(UNITED ARROWS)

「フェイラー」別注ハンカチ
ドイツのシュニール織りで制作

ユナイテッドアローズ(UNITED ARROWS)は、「フェイラー(FEILER)」に別注したハンカチを発売する。ユナイテッドアローズの2025年春夏のディレクションテーマを表現した“ワン アンド オンリー(ONE AND ONLY)”と、鮮やかなアイスクリームを並べた“アイスクリーム(ICE CREAM)”の2デザインを用意。ユナイテッドアローズ公式オンラインではすでに予約を受け付けている。

■商品詳細

別注ハンカチ(2970円)

【4月24日発売】
H&M

「マグダ ブトリム」コラボ
花を散りばめたアイテム

「H&M」は、「マグダ ブトリム(MAGDA BUTRYM)」とのコラボアイテムを発売する。「マグダ ブトリム」の10周年を記念したもので、全45型を制作。同ブランドのシグネチャーである花を散りばめたアイテムをそろえる。

■商品詳細

ドレス
サンダル
イヤリング
※一部商品

【4月24日発売】
クロックス
(CROCS)

「マリメッコ」と初コラボ
サンダルやチャーム、ソックスなど

「クロックス(CROCS)」は、「マリメッコ(MARIMEKKO)」とのコラボアイテムを発売する。大人、キッズ用のサンダルのほか、ソックス、“ジビッツ”チャームをそろえ、「マリメッコ」を象徴する“ウニッコ(UNIKKO)”デザインをカラーバリエーション豊かにあしらった。

■商品詳細

サンダル(8800円〜)
サンダル/キッズ(5500円)
チャームセット(2620円)
ソックス(2750円)

【4月24日発売】
マーティンキム
(MATIN KIM)

ミヤシタパークに国内1号店
限定Tシャツを制作

「マーティンキム(MATIN KIM)」は、渋谷のミヤシタパークに国内初の常設店、「マーティンキム」渋谷店をオープンする。これを記念し、同店限定のTシャツを販売する。

■商品詳細

Tシャツ(5577円/渋谷店限定)

【4月24日発売】
ニューエラ
(NEW ERA)

“たべっ子どうぶつ”コラボ
かわいいキャラクターが随所に

「ニューエラ(NEW ERA)」は、ギンビス社のビスケット“たべっ子どうぶつ”との第2弾コラボキャップを発売する。キャラクターとロゴを随所にあしらった“ナインフィフティー(9FIFTY)”と“ナイントゥエンティー イージースナップ(9TWENTY EASY SNAP)”を販売する。

■商品詳細

コラボキャップ“ナインフィフティー”(6600円)
コラボキャップ“ナイントゥエンティー イージースナップ”(4620円)

【4月25日発売】
アダム エ ロペ
(ADAM ET ROPE)

「ラコステ」別注アイテム
ポロシャツとTシャツをラインアップ

「アダム エ ロペ(ADAM ET ROPE)」は、「ラコステ(LACOSTE)」に別注したアイテムを発売する。ウィメンズはポロシャツ2種、メンズはTシャツ1種をラインアップする。すでにジャドール ジュン オンライン(J’aDoRe JUN ONLINE)で予約受付を開始している。

■商品詳細

ポロシャツ/ウィメンズ(2万900円)
Tシャツ/メンズ(1万4300円)

【4月25日発売】
ジーユー
(GU)

「ポケモン」コラボ
ピクセルアートをデザイン

「ジーユー(GU)」は、「ポケモン」とのコラボアイテムを発売する。“ポケモンとの出会い”“冒険”をテーマに、ピクセルアートのキャラクターをデザインした、メンズ6種、キッズ5種をラインアップする。

■商品詳細

Tシャツ
ショートパンツ
ソックス
アンダーウエア
キャップ
※一部商品

【4月25日発売】
マリメッコ
(MARIMEKKO)

ブルーボトルコーヒーとコラボ
“ウニッコ”柄の限定アイテム

「マリメッコ(MARIMEKKO)」は、ブルーボトルコーヒー(BLUE BOTTLE COFEE)とコラボした限定アイテムを発売する。プリント加工はフィンランド・ヘルシンキのマリメッコ社の工場で施し、ノルディック・グリーンとブルーボトルコーヒーのブルーをあしらった。

■商品詳細

トートバッグ(7700円)
エプロン(9900円/アジア限定)
ピンズ(3850円)
タンブラー(6600円)
コーヒーマグ(6050円)
※一部商品

【4月25日発売】
ボンジュールレコード
(BONJOUR RECORDS)

「エル・エル・ビーン」別注トート
シックな新色を追加

「ボンジュールレコード(BONJOUR RECORDS)」は、「エル・エル・ビーン(L.L.BEAN)」に別注したトートバックの新色、ブルーとブラックを発売する。“グローサリー・トート”よりもコンパクトに、レコードバッグとしても使用可能なサイズに仕上げた。4月11日からジャドール ジュン オンラインで予約を受け付けている。

■商品詳細

別注バッグ(6600円)

【4月25日発売】
ユニクロ
(UNIQLO)

藍染テイストのミッキーマウス
ブアイソウが監修

「ユニクロ(UNIQLO)」の「UT」は、ウォルト・ディズニー・カンパニーとの“マジック・フォー・オール(MAGIC FOR ALL)”プロジェクトから、藍農家・藍染作家集団ブアイソウ(BUAISOU)監修のアイテムを発売する。天然藍のさまざまな藍色の濃淡に着想を得て、多様な藍染技法を用いて作品を制作、染め上がった作品をもとにプリントで再現した。

■商品詳細

Tシャツ/メンズ(1500円〜)
シャツ/メンズ(2990円)
Tシャツ/ウィメンズ(1500円)
ショートパンツ/ウィメンズ(1990円)
Tシャツ/キッズ(990円)
※一部商品

【4月26日発売】
クラークス オリジナルズ
(CLARKS ORIGINALS)

4月26日“ワラビーデイ”を祝した
スペシャルな“ワラビー”

「クラークス オリジナルズ(CLARKS ORIGINALS)」は、4月26日の“ワラビー デイ”に際して、スペシャルエディションの“ワラビーデイ パック”を発売する。ヒール部分に特別仕様の“ワラビー”ロゴをあしらった同シューズは、ブライトピンク、サンド、グリーンの3色をそろえる。

■商品詳細

シューズ(2万7500円)

【4月26日発売】
アーダーエラー
(ADER ERROR)

阪急うめだ本店に新店舗
オープン記念の限定Tシャツ

「アーダーエラー(ADER ERROR)」は4月26日、アーダー プラグ ショップ ハンキュウ ウメダ(ADER PLUG SHOP HANKYU UMEDA)を阪急うめだ本店にオープンする。これを記念し、3種の限定Tシャツを制作、うち1種をスペシャルパッケージで50点限定販売する。

■商品詳細

Tシャツ(1万9900円〜)

【4月26日発売】
ナナミカ
(NANAMICA)

京都店オープン記念
デザイナー三重野龍とコラボ

「ナナミカ(NANAMICA)」は4月26日、直営店のナナミカ京都店をオープンする。これを記念し、京都のグラフィックデザイナー、三重野龍とコラボした限定アイテムを発売する。同氏のアートワークをプリントしたグラフィックTシャツと、アートワークを刺しゅうしたキャップをラインアップする。

■商品詳細

コラボTシャツ(1万1000円)
コラボキャップ(1万1000円)

The post 「マリメッコ」×ブルーボトルコーヒーや「フェイラー」×「ミュベール」など! 来週発売のファッションアイテム17選【4/21〜4/27】 appeared first on WWDJAPAN.

「マリメッコ」×ブルーボトルコーヒーや「フェイラー」×「ミュベール」など! 来週発売のファッションアイテム17選【4/21〜4/27】

ファッションアイテムの発売情報を「WWDJAPAN」的視点でピックアップ!今回は4月21〜27日に発売するアイテムを紹介します。「マリメッコ(MARIMEKKO)」は、ブルーボトルコーヒー(BLUE BOTTLE COFEE)とコラボした限定アイテムを25日に発売します。昨年に続いて今年もコラボが実現。ノルディック・グリーンとブルーボトルコーヒーのブルーが爽やかなエプロンやトートバッグ、マグなどをラインアップ。今回も完売必死になりそうです。
「フェイラー(FEILER)」も過去にタッグを組んできた「ミュベール(MUVEIL)」と再びコラボし、新作コレクション“ミュベールストロベリーセレナーデ”を23日に発売します。“イチゴ“と、幸せを意味する”ハチ“をデザインしたハンカチやバッグは“カワイイ”の渋滞ですね!

【4月22日発売】
ヘルノ グローブ
(HERNO GLOBE)

「アンリアレイジ」と協業
テーマは“未知の惑星”

「ヘルノ(HERNO)」のレーベル“ヘルノ グローブ(HERNO GLOBE)”は、「アンリアレイジ(ANREALAGE)」と協業したアイテムを発売する。“UNKNOWN PLANET(未知の惑星)”をテーマに、光沢感あるリップストップ生地や、凹凸感のあるジャカード、立体的な編み地模様のニットを取り入れ、異素材を組み合わせて新たな風合いを表現した。

【4月22日発売】
コンビニエンスウェア
(CONVENIENCE WEAR)

USAコットンを用いた
リブタンクトップ

ファミリーマートが販売する「コンビニエンスウェア(CONVENIENCE WEAR)」は、タンクトップを発売する。USAコットンを用い、ウィメンズとメンズをラインアップする。

■商品詳細

タンクトップ(1290円)

【4月23日発売】
フェイラー
(FEILER)

「ミュベール」コラボ
キュートなバッグや小物など

「フェイラー(FEILER)」は、「ミュベール(MUVEIL)」とのコラボアイテムを発売する。ネイビーをベースカラーに、いちごのモチーフと、幸せを意味するハチをデザインした。

■商品詳細

ハンカチ(2970円)
ポーチ(6600円)
サイドポーチ(7150円)
ミニボストンバッグ(1万5400円)

【4月23日発売】
トム ブラウン
(THOM BROWNE)

阪急うめだ店がリニューアル
限定アイテムをラインアップ

「トム ブラウン(THOM BROWNE)」は4月23日、阪急うめだ本店3階の店舗をリニューアルオープンする。これを記念し、オリンピックの星座をあしらったシルクツイルとシフォンのギャザーブラウスや、ハイアームホールのスポーツコート、ドロップバックプリーツスカートなど、限定アイテムを発売する。

【4月23日発売】
ユナイテッドアローズ
(UNITED ARROWS)

「フェイラー」別注ハンカチ
ドイツのシュニール織りで制作

ユナイテッドアローズ(UNITED ARROWS)は、「フェイラー(FEILER)」に別注したハンカチを発売する。ユナイテッドアローズの2025年春夏のディレクションテーマを表現した“ワン アンド オンリー(ONE AND ONLY)”と、鮮やかなアイスクリームを並べた“アイスクリーム(ICE CREAM)”の2デザインを用意。ユナイテッドアローズ公式オンラインではすでに予約を受け付けている。

■商品詳細

別注ハンカチ(2970円)

【4月24日発売】
H&M

「マグダ ブトリム」コラボ
花を散りばめたアイテム

「H&M」は、「マグダ ブトリム(MAGDA BUTRYM)」とのコラボアイテムを発売する。「マグダ ブトリム」の10周年を記念したもので、全45型を制作。同ブランドのシグネチャーである花を散りばめたアイテムをそろえる。

■商品詳細

ドレス
サンダル
イヤリング
※一部商品

【4月24日発売】
クロックス
(CROCS)

「マリメッコ」と初コラボ
サンダルやチャーム、ソックスなど

「クロックス(CROCS)」は、「マリメッコ(MARIMEKKO)」とのコラボアイテムを発売する。大人、キッズ用のサンダルのほか、ソックス、“ジビッツ”チャームをそろえ、「マリメッコ」を象徴する“ウニッコ(UNIKKO)”デザインをカラーバリエーション豊かにあしらった。

■商品詳細

サンダル(8800円〜)
サンダル/キッズ(5500円)
チャームセット(2620円)
ソックス(2750円)

【4月24日発売】
マーティンキム
(MATIN KIM)

ミヤシタパークに国内1号店
限定Tシャツを制作

「マーティンキム(MATIN KIM)」は、渋谷のミヤシタパークに国内初の常設店、「マーティンキム」渋谷店をオープンする。これを記念し、同店限定のTシャツを販売する。

■商品詳細

Tシャツ(5577円/渋谷店限定)

【4月24日発売】
ニューエラ
(NEW ERA)

“たべっ子どうぶつ”コラボ
かわいいキャラクターが随所に

「ニューエラ(NEW ERA)」は、ギンビス社のビスケット“たべっ子どうぶつ”との第2弾コラボキャップを発売する。キャラクターとロゴを随所にあしらった“ナインフィフティー(9FIFTY)”と“ナイントゥエンティー イージースナップ(9TWENTY EASY SNAP)”を販売する。

■商品詳細

コラボキャップ“ナインフィフティー”(6600円)
コラボキャップ“ナイントゥエンティー イージースナップ”(4620円)

【4月25日発売】
アダム エ ロペ
(ADAM ET ROPE)

「ラコステ」別注アイテム
ポロシャツとTシャツをラインアップ

「アダム エ ロペ(ADAM ET ROPE)」は、「ラコステ(LACOSTE)」に別注したアイテムを発売する。ウィメンズはポロシャツ2種、メンズはTシャツ1種をラインアップする。すでにジャドール ジュン オンライン(J’aDoRe JUN ONLINE)で予約受付を開始している。

■商品詳細

ポロシャツ/ウィメンズ(2万900円)
Tシャツ/メンズ(1万4300円)

【4月25日発売】
ジーユー
(GU)

「ポケモン」コラボ
ピクセルアートをデザイン

「ジーユー(GU)」は、「ポケモン」とのコラボアイテムを発売する。“ポケモンとの出会い”“冒険”をテーマに、ピクセルアートのキャラクターをデザインした、メンズ6種、キッズ5種をラインアップする。

■商品詳細

Tシャツ
ショートパンツ
ソックス
アンダーウエア
キャップ
※一部商品

【4月25日発売】
マリメッコ
(MARIMEKKO)

ブルーボトルコーヒーとコラボ
“ウニッコ”柄の限定アイテム

「マリメッコ(MARIMEKKO)」は、ブルーボトルコーヒー(BLUE BOTTLE COFEE)とコラボした限定アイテムを発売する。プリント加工はフィンランド・ヘルシンキのマリメッコ社の工場で施し、ノルディック・グリーンとブルーボトルコーヒーのブルーをあしらった。

■商品詳細

トートバッグ(7700円)
エプロン(9900円/アジア限定)
ピンズ(3850円)
タンブラー(6600円)
コーヒーマグ(6050円)
※一部商品

【4月25日発売】
ボンジュールレコード
(BONJOUR RECORDS)

「エル・エル・ビーン」別注トート
シックな新色を追加

「ボンジュールレコード(BONJOUR RECORDS)」は、「エル・エル・ビーン(L.L.BEAN)」に別注したトートバックの新色、ブルーとブラックを発売する。“グローサリー・トート”よりもコンパクトに、レコードバッグとしても使用可能なサイズに仕上げた。4月11日からジャドール ジュン オンラインで予約を受け付けている。

■商品詳細

別注バッグ(6600円)

【4月25日発売】
ユニクロ
(UNIQLO)

藍染テイストのミッキーマウス
ブアイソウが監修

「ユニクロ(UNIQLO)」の「UT」は、ウォルト・ディズニー・カンパニーとの“マジック・フォー・オール(MAGIC FOR ALL)”プロジェクトから、藍農家・藍染作家集団ブアイソウ(BUAISOU)監修のアイテムを発売する。天然藍のさまざまな藍色の濃淡に着想を得て、多様な藍染技法を用いて作品を制作、染め上がった作品をもとにプリントで再現した。

■商品詳細

Tシャツ/メンズ(1500円〜)
シャツ/メンズ(2990円)
Tシャツ/ウィメンズ(1500円)
ショートパンツ/ウィメンズ(1990円)
Tシャツ/キッズ(990円)
※一部商品

【4月26日発売】
クラークス オリジナルズ
(CLARKS ORIGINALS)

4月26日“ワラビーデイ”を祝した
スペシャルな“ワラビー”

「クラークス オリジナルズ(CLARKS ORIGINALS)」は、4月26日の“ワラビー デイ”に際して、スペシャルエディションの“ワラビーデイ パック”を発売する。ヒール部分に特別仕様の“ワラビー”ロゴをあしらった同シューズは、ブライトピンク、サンド、グリーンの3色をそろえる。

■商品詳細

シューズ(2万7500円)

【4月26日発売】
アーダーエラー
(ADER ERROR)

阪急うめだ本店に新店舗
オープン記念の限定Tシャツ

「アーダーエラー(ADER ERROR)」は4月26日、アーダー プラグ ショップ ハンキュウ ウメダ(ADER PLUG SHOP HANKYU UMEDA)を阪急うめだ本店にオープンする。これを記念し、3種の限定Tシャツを制作、うち1種をスペシャルパッケージで50点限定販売する。

■商品詳細

Tシャツ(1万9900円〜)

【4月26日発売】
ナナミカ
(NANAMICA)

京都店オープン記念
デザイナー三重野龍とコラボ

「ナナミカ(NANAMICA)」は4月26日、直営店のナナミカ京都店をオープンする。これを記念し、京都のグラフィックデザイナー、三重野龍とコラボした限定アイテムを発売する。同氏のアートワークをプリントしたグラフィックTシャツと、アートワークを刺しゅうしたキャップをラインアップする。

■商品詳細

コラボTシャツ(1万1000円)
コラボキャップ(1万1000円)

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「マリメッコ」×ブルーボトルコーヒーや「フェイラー」×「ミュベール」など! 来週発売のファッションアイテム17選【4/21〜4/27】

ファッションアイテムの発売情報を「WWDJAPAN」的視点でピックアップ!今回は4月21〜27日に発売するアイテムを紹介します。「マリメッコ(MARIMEKKO)」は、ブルーボトルコーヒー(BLUE BOTTLE COFEE)とコラボした限定アイテムを25日に発売します。昨年に続いて今年もコラボが実現。ノルディック・グリーンとブルーボトルコーヒーのブルーが爽やかなエプロンやトートバッグ、マグなどをラインアップ。今回も完売必死になりそうです。
「フェイラー(FEILER)」も過去にタッグを組んできた「ミュベール(MUVEIL)」と再びコラボし、新作コレクション“ミュベールストロベリーセレナーデ”を23日に発売します。“イチゴ“と、幸せを意味する”ハチ“をデザインしたハンカチやバッグは“カワイイ”の渋滞ですね!

【4月22日発売】
ヘルノ グローブ
(HERNO GLOBE)

「アンリアレイジ」と協業
テーマは“未知の惑星”

「ヘルノ(HERNO)」のレーベル“ヘルノ グローブ(HERNO GLOBE)”は、「アンリアレイジ(ANREALAGE)」と協業したアイテムを発売する。“UNKNOWN PLANET(未知の惑星)”をテーマに、光沢感あるリップストップ生地や、凹凸感のあるジャカード、立体的な編み地模様のニットを取り入れ、異素材を組み合わせて新たな風合いを表現した。

【4月22日発売】
コンビニエンスウェア
(CONVENIENCE WEAR)

USAコットンを用いた
リブタンクトップ

ファミリーマートが販売する「コンビニエンスウェア(CONVENIENCE WEAR)」は、タンクトップを発売する。USAコットンを用い、ウィメンズとメンズをラインアップする。

■商品詳細

タンクトップ(1290円)

【4月23日発売】
フェイラー
(FEILER)

「ミュベール」コラボ
キュートなバッグや小物など

「フェイラー(FEILER)」は、「ミュベール(MUVEIL)」とのコラボアイテムを発売する。ネイビーをベースカラーに、いちごのモチーフと、幸せを意味するハチをデザインした。

■商品詳細

ハンカチ(2970円)
ポーチ(6600円)
サイドポーチ(7150円)
ミニボストンバッグ(1万5400円)

【4月23日発売】
トム ブラウン
(THOM BROWNE)

阪急うめだ店がリニューアル
限定アイテムをラインアップ

「トム ブラウン(THOM BROWNE)」は4月23日、阪急うめだ本店3階の店舗をリニューアルオープンする。これを記念し、オリンピックの星座をあしらったシルクツイルとシフォンのギャザーブラウスや、ハイアームホールのスポーツコート、ドロップバックプリーツスカートなど、限定アイテムを発売する。

【4月23日発売】
ユナイテッドアローズ
(UNITED ARROWS)

「フェイラー」別注ハンカチ
ドイツのシュニール織りで制作

ユナイテッドアローズ(UNITED ARROWS)は、「フェイラー(FEILER)」に別注したハンカチを発売する。ユナイテッドアローズの2025年春夏のディレクションテーマを表現した“ワン アンド オンリー(ONE AND ONLY)”と、鮮やかなアイスクリームを並べた“アイスクリーム(ICE CREAM)”の2デザインを用意。ユナイテッドアローズ公式オンラインではすでに予約を受け付けている。

■商品詳細

別注ハンカチ(2970円)

【4月24日発売】
H&M

「マグダ ブトリム」コラボ
花を散りばめたアイテム

「H&M」は、「マグダ ブトリム(MAGDA BUTRYM)」とのコラボアイテムを発売する。「マグダ ブトリム」の10周年を記念したもので、全45型を制作。同ブランドのシグネチャーである花を散りばめたアイテムをそろえる。

■商品詳細

ドレス
サンダル
イヤリング
※一部商品

【4月24日発売】
クロックス
(CROCS)

「マリメッコ」と初コラボ
サンダルやチャーム、ソックスなど

「クロックス(CROCS)」は、「マリメッコ(MARIMEKKO)」とのコラボアイテムを発売する。大人、キッズ用のサンダルのほか、ソックス、“ジビッツ”チャームをそろえ、「マリメッコ」を象徴する“ウニッコ(UNIKKO)”デザインをカラーバリエーション豊かにあしらった。

■商品詳細

サンダル(8800円〜)
サンダル/キッズ(5500円)
チャームセット(2620円)
ソックス(2750円)

【4月24日発売】
マーティンキム
(MATIN KIM)

ミヤシタパークに国内1号店
限定Tシャツを制作

「マーティンキム(MATIN KIM)」は、渋谷のミヤシタパークに国内初の常設店、「マーティンキム」渋谷店をオープンする。これを記念し、同店限定のTシャツを販売する。

■商品詳細

Tシャツ(5577円/渋谷店限定)

【4月24日発売】
ニューエラ
(NEW ERA)

“たべっ子どうぶつ”コラボ
かわいいキャラクターが随所に

「ニューエラ(NEW ERA)」は、ギンビス社のビスケット“たべっ子どうぶつ”との第2弾コラボキャップを発売する。キャラクターとロゴを随所にあしらった“ナインフィフティー(9FIFTY)”と“ナイントゥエンティー イージースナップ(9TWENTY EASY SNAP)”を販売する。

■商品詳細

コラボキャップ“ナインフィフティー”(6600円)
コラボキャップ“ナイントゥエンティー イージースナップ”(4620円)

【4月25日発売】
アダム エ ロペ
(ADAM ET ROPE)

「ラコステ」別注アイテム
ポロシャツとTシャツをラインアップ

「アダム エ ロペ(ADAM ET ROPE)」は、「ラコステ(LACOSTE)」に別注したアイテムを発売する。ウィメンズはポロシャツ2種、メンズはTシャツ1種をラインアップする。すでにジャドール ジュン オンライン(J’aDoRe JUN ONLINE)で予約受付を開始している。

■商品詳細

ポロシャツ/ウィメンズ(2万900円)
Tシャツ/メンズ(1万4300円)

【4月25日発売】
ジーユー
(GU)

「ポケモン」コラボ
ピクセルアートをデザイン

「ジーユー(GU)」は、「ポケモン」とのコラボアイテムを発売する。“ポケモンとの出会い”“冒険”をテーマに、ピクセルアートのキャラクターをデザインした、メンズ6種、キッズ5種をラインアップする。

■商品詳細

Tシャツ
ショートパンツ
ソックス
アンダーウエア
キャップ
※一部商品

【4月25日発売】
マリメッコ
(MARIMEKKO)

ブルーボトルコーヒーとコラボ
“ウニッコ”柄の限定アイテム

「マリメッコ(MARIMEKKO)」は、ブルーボトルコーヒー(BLUE BOTTLE COFEE)とコラボした限定アイテムを発売する。プリント加工はフィンランド・ヘルシンキのマリメッコ社の工場で施し、ノルディック・グリーンとブルーボトルコーヒーのブルーをあしらった。

■商品詳細

トートバッグ(7700円)
エプロン(9900円/アジア限定)
ピンズ(3850円)
タンブラー(6600円)
コーヒーマグ(6050円)
※一部商品

【4月25日発売】
ボンジュールレコード
(BONJOUR RECORDS)

「エル・エル・ビーン」別注トート
シックな新色を追加

「ボンジュールレコード(BONJOUR RECORDS)」は、「エル・エル・ビーン(L.L.BEAN)」に別注したトートバックの新色、ブルーとブラックを発売する。“グローサリー・トート”よりもコンパクトに、レコードバッグとしても使用可能なサイズに仕上げた。4月11日からジャドール ジュン オンラインで予約を受け付けている。

■商品詳細

別注バッグ(6600円)

【4月25日発売】
ユニクロ
(UNIQLO)

藍染テイストのミッキーマウス
ブアイソウが監修

「ユニクロ(UNIQLO)」の「UT」は、ウォルト・ディズニー・カンパニーとの“マジック・フォー・オール(MAGIC FOR ALL)”プロジェクトから、藍農家・藍染作家集団ブアイソウ(BUAISOU)監修のアイテムを発売する。天然藍のさまざまな藍色の濃淡に着想を得て、多様な藍染技法を用いて作品を制作、染め上がった作品をもとにプリントで再現した。

■商品詳細

Tシャツ/メンズ(1500円〜)
シャツ/メンズ(2990円)
Tシャツ/ウィメンズ(1500円)
ショートパンツ/ウィメンズ(1990円)
Tシャツ/キッズ(990円)
※一部商品

【4月26日発売】
クラークス オリジナルズ
(CLARKS ORIGINALS)

4月26日“ワラビーデイ”を祝した
スペシャルな“ワラビー”

「クラークス オリジナルズ(CLARKS ORIGINALS)」は、4月26日の“ワラビー デイ”に際して、スペシャルエディションの“ワラビーデイ パック”を発売する。ヒール部分に特別仕様の“ワラビー”ロゴをあしらった同シューズは、ブライトピンク、サンド、グリーンの3色をそろえる。

■商品詳細

シューズ(2万7500円)

【4月26日発売】
アーダーエラー
(ADER ERROR)

阪急うめだ本店に新店舗
オープン記念の限定Tシャツ

「アーダーエラー(ADER ERROR)」は4月26日、アーダー プラグ ショップ ハンキュウ ウメダ(ADER PLUG SHOP HANKYU UMEDA)を阪急うめだ本店にオープンする。これを記念し、3種の限定Tシャツを制作、うち1種をスペシャルパッケージで50点限定販売する。

■商品詳細

Tシャツ(1万9900円〜)

【4月26日発売】
ナナミカ
(NANAMICA)

京都店オープン記念
デザイナー三重野龍とコラボ

「ナナミカ(NANAMICA)」は4月26日、直営店のナナミカ京都店をオープンする。これを記念し、京都のグラフィックデザイナー、三重野龍とコラボした限定アイテムを発売する。同氏のアートワークをプリントしたグラフィックTシャツと、アートワークを刺しゅうしたキャップをラインアップする。

■商品詳細

コラボTシャツ(1万1000円)
コラボキャップ(1万1000円)

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アニメとブランドのコラボで大事なこと

毎週発行している「WWDJAPAN」は、ファッション&ビューティの潮流やムーブメントの分析、ニュースの深堀りなどを通じて、業界の面白さ・奥深さを提供しています。巻頭特集では特に注目のキーワードやカテゴリー、市場をテーマに、業界活性化を図るべく熱いメッセージを発信。ここでは、そんな特集を担当記者がざっくばらんに振り返ります。(この記事は「WWDJAPAN」2025年4月14日号からの抜粋です。)

伊藤:近年アニメとブランドのコラボのニュースが多く、コラボアイテムのクオリティーも上がっていると感じていました。前はキャラクターをプリントしたようなものが多かったですが、最近はそのアニメの世界観そのものをモノ作りに落とし込もうとしていて、ファンがSNS上で盛り上がったりしています。個人的にアニメが好きなこともあり、特集を企画しました。

本橋:伊藤さんが「好き!」と声高に言えるようになったのも2010年代後半以降の流れで、それまでのオタクはニッチなイメージでしたよね。最近ではラグジュアリーブランドも普通にコラボするようになって、価値観の変化を象徴しているように思います。何が一番印象に残りましたか?

伊藤:東映アニメーションの鷲尾天執行役員兼エグゼクティブプロデューサーにインタビューをしたのですが、「コラボ相手には思う存分やってほしい」と語っていたのが印象的でした。「ファッションの力を借りたいので、ブランド側のセンスにお任せした」と。今回の特集で、アニメとコラボしたブランドや雑誌、商業施設などを取材しましたが、どこも「作品の世界観が第一」と、ファンの解釈をモノ作りに落とし込むのに一生懸命でした。ファッションとアニメ、互いの力を信じてコラボが実現しているのは、発見でした。

作り手と受け手の解釈の一致が大事

本橋:アニメ側と企画の間に立つコラボレーターも取材しましたが、アダストリアのブランドとの間に入るコラボ担当や松屋の企画展担当は、いろんな作品を満遍なく見ていて、バランス感覚に優れているからこそ、幅広い層にリーチできていると感じました。一方、ビームスの担当者はアニメの世界にどっぷり浸かっていて、通好みにコラボ商品を作っていました。どちらも作り手と受け手の解釈の一致が起こることで、互いにハッピーになりますね。

伊藤:解釈は人によってさまざまですが、鷲尾さんは「何かを作る時は、驚きがないといけない。それがあれば、解釈うんぬんにならない」と話していて、「なるほど!」と思いました。

本橋:この特集も作り手と受け手の解釈の一致や驚きがあるといいですね。

 

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ウールマーク・プライズ本年度のグランプリは「ゴルチエ」のトップに就くデュラン・ランティンク

インターナショナル・ウールマーク・プライズ(INTERNATIONAL WOOLMARK PRIZE以下、IWP)はこのほど、ミラノで2025年度の授賞式を開催し、オランダ人デザイナーのデュラン・ランティンク(Duran Lantink)にグランプリを贈った。ランティンクはその後、「ジャンポール・ゴルチエ(JEAN PAUL GAULTIER)」のクリエイティブ・ディレクターに就任することが発表された。ランティンクには、例年より50%多い30万豪ドル(約2600万円)の賞金が贈られる。

ランティンクは、伝統的な手編みの技術に現代的な解釈をプラス。3月にパリで25-26年秋冬コレクションとして発表した、彫刻のように立体的なドレスが注目を集めた。ランティンクはコレクション制作に尽力したアムステルダム在住の女性ニッター15人からなるグループに謝意を示し、「ウールやニットの専門知識を持つ人々との対話が何より重要だった」と語った。「ウール、特に手編みには、独特の豊かさがある。機械編みではこのような作品はできない。また、グループとのゆったりとしたプロセスが果たす役割の大きさにも気がついた。自分は元来せっかちな人間だが、辛抱強さを学んだ」という。

「アライア」のミュリエはカール・ラガーフェルド賞を受賞

また、今回のプライズでは「アライア(ALAIA)」のピーター・ミュリエ(Pieter Mulier)=クリエイティブ・ディレクターが、メリノウールの可能性を広げたブランドや個人に贈られるカール・ラガーフェルド・イノベーション賞を受賞。審査員は、ミュリエが「アライア」の24年春夏コレクションで発表した、単一のウール糸のみを使用したウエアを高く評価した。さらに、ウールやウール混紡糸の梳毛紡績メーカーとして知られるドイツ・ニュルンベルクのズートヴェレ グループ(Suedwolle Group)は、サステナブルな実践においてリーダーシップとイノベーションを発揮してサプライチェーン賞を受賞した。

授賞式に出席したザ・ウールマーク・カンパニー(THE WOOLMARK COMPANY)のジョン・ロバーツ(John Roberts)=マネージング・ディレクターは、「コロナ禍以来、ウールの価格は40%下落し、生産量は2年間で20%減少している」とウール業界の窮状を訴えた。だからこそ受賞者を選ぶ際には、6万人の生産者の利益を最優先に考えたという。「私にとって重要なのは、ウールに対する人々の認識を変え、長期的にウールに対する需要を喚起できるか否か。農家にとっての最大の擁護者となれるデザイナーを求めていた」と語る。

今回から、イノベーションとサステナビリティに重点を置き、隔年開催となったウールマークプライズでは、コンテストに参加するデザイナーに6万豪ドル(520万円)を支給。各デザイナーは、25-26年秋冬コレクションの一部として、もしくは単独のコレクションとして、メリノウールを使用した6ルックを制作してメリノウールの多用途性、革新性、環境への配慮を提示した。

今年度の審査委員長は、先月「ヴェルサーチェ(VERSACE)」のクリエイティブ・ディレクターを退任したドナテラ・ヴェルサーチェ(Donatella Versace)が務めた。またゲスト審査員には「オフ-ホワイト c/o ヴァージル アブロー ™(OFF-WHITE c/o VIRGIL ABLOH™)」のイブラヒム・カマラ(Ibrahim Kamara)アート・イメージディレクターを招へい。ヴェルサーチェは「デュランの作品には、灰色の世界に生きる私たちが、今一番必要なエネルギーがある。伝統を尊重しつつ、ユーモアと楽観主義、そしてアナーキーな未来主義を体現している」と語った。このほか、「ゼニア(ZEGNA)」のアレッサンドロ・サルトリ(Alessandro Sartori)らの業界のエキスパートたちが名を連ねた。

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ウールマーク・プライズ本年度のグランプリは「ゴルチエ」のトップに就くデュラン・ランティンク

インターナショナル・ウールマーク・プライズ(INTERNATIONAL WOOLMARK PRIZE以下、IWP)はこのほど、ミラノで2025年度の授賞式を開催し、オランダ人デザイナーのデュラン・ランティンク(Duran Lantink)にグランプリを贈った。ランティンクはその後、「ジャンポール・ゴルチエ(JEAN PAUL GAULTIER)」のクリエイティブ・ディレクターに就任することが発表された。ランティンクには、例年より50%多い30万豪ドル(約2600万円)の賞金が贈られる。

ランティンクは、伝統的な手編みの技術に現代的な解釈をプラス。3月にパリで25-26年秋冬コレクションとして発表した、彫刻のように立体的なドレスが注目を集めた。ランティンクはコレクション制作に尽力したアムステルダム在住の女性ニッター15人からなるグループに謝意を示し、「ウールやニットの専門知識を持つ人々との対話が何より重要だった」と語った。「ウール、特に手編みには、独特の豊かさがある。機械編みではこのような作品はできない。また、グループとのゆったりとしたプロセスが果たす役割の大きさにも気がついた。自分は元来せっかちな人間だが、辛抱強さを学んだ」という。

「アライア」のミュリエはカール・ラガーフェルド賞を受賞

また、今回のプライズでは「アライア(ALAIA)」のピーター・ミュリエ(Pieter Mulier)=クリエイティブ・ディレクターが、メリノウールの可能性を広げたブランドや個人に贈られるカール・ラガーフェルド・イノベーション賞を受賞。審査員は、ミュリエが「アライア」の24年春夏コレクションで発表した、単一のウール糸のみを使用したウエアを高く評価した。さらに、ウールやウール混紡糸の梳毛紡績メーカーとして知られるドイツ・ニュルンベルクのズートヴェレ グループ(Suedwolle Group)は、サステナブルな実践においてリーダーシップとイノベーションを発揮してサプライチェーン賞を受賞した。

授賞式に出席したザ・ウールマーク・カンパニー(THE WOOLMARK COMPANY)のジョン・ロバーツ(John Roberts)=マネージング・ディレクターは、「コロナ禍以来、ウールの価格は40%下落し、生産量は2年間で20%減少している」とウール業界の窮状を訴えた。だからこそ受賞者を選ぶ際には、6万人の生産者の利益を最優先に考えたという。「私にとって重要なのは、ウールに対する人々の認識を変え、長期的にウールに対する需要を喚起できるか否か。農家にとっての最大の擁護者となれるデザイナーを求めていた」と語る。

今回から、イノベーションとサステナビリティに重点を置き、隔年開催となったウールマークプライズでは、コンテストに参加するデザイナーに6万豪ドル(520万円)を支給。各デザイナーは、25-26年秋冬コレクションの一部として、もしくは単独のコレクションとして、メリノウールを使用した6ルックを制作してメリノウールの多用途性、革新性、環境への配慮を提示した。

今年度の審査委員長は、先月「ヴェルサーチェ(VERSACE)」のクリエイティブ・ディレクターを退任したドナテラ・ヴェルサーチェ(Donatella Versace)が務めた。またゲスト審査員には「オフ-ホワイト c/o ヴァージル アブロー ™(OFF-WHITE c/o VIRGIL ABLOH™)」のイブラヒム・カマラ(Ibrahim Kamara)アート・イメージディレクターを招へい。ヴェルサーチェは「デュランの作品には、灰色の世界に生きる私たちが、今一番必要なエネルギーがある。伝統を尊重しつつ、ユーモアと楽観主義、そしてアナーキーな未来主義を体現している」と語った。このほか、「ゼニア(ZEGNA)」のアレッサンドロ・サルトリ(Alessandro Sartori)らの業界のエキスパートたちが名を連ねた。

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アイブロウ&まつげ製品に商機あり!2025年春夏トレンドを好調ブランドに聞く

“アイブロウ・眉カット”メニューをサロンで利用する男女が増えている。リクルート「美容センサス2024年上期≪アイビューティーサロン編≫」によると、40代女性はアイビューティサロン1回あたりの利用金額が顕著に上昇。“まつげエクステンション”の利用も伸びており、時短美容として取り入れる人が増えている。今回はアイブロウトレンドを好調ブランドに聞いたほか、新製品を中心にアイラッシュアイテムの最前線をリポートする。

25年春夏は直線的平行眉から
「透け感×立体感×ナチュラルな毛流れ」のバランス重視に

「エイチビーエルビューティ(HBL BEAUTY)」

25年春夏のアイブロウのデザイントレンドは、「『個性を生かすフワッと眉』が主流になる。直線的な平行眉から、毛流れを意識した、美しく自然体な眉へと進化。立体感のある毛流れと透け感のある仕上がりが求められている。注目すべきは、透け感×立体感×ナチュラルな毛流れのバランスだ」と眉癖改善技術「ハリウッドブロウリフト」を提唱する福井仁美ジュリアアイビー社長代表は語る。

また、「日本と韓国のアイブロウトレンドは密接にリンクしている」という。韓国アイドルの間でも、透明なスタイリングマスカラを使って毛流れを整えるスタイルが浸透しつつある。特に「肌なじみの良さや透明感、ナチュラルな仕上がりといった共通要素」。韓国では、すっぴんの延長線上にあるような“ナチュラル・クリーンな美しさ”が支持されており、アイブロウも同じく、より自然で計算された仕上がりが求められている。

カラーは、ほんのり色づきながらも、抜け感を生かしつつ骨格になじむものが支持を得ている。定番の白みベージュ系に加え、ニュートラルトーンやカーキブラウンなど、ニュアンスを感じるカラーに注目が集まる。

同社は、1月に眉専用のコスメブランド「エイチビーエルビューティ」を立ち上げた。「ハリウッドブロウリフト」では700万件以上の施術データに基づく知見を生かし、唯一無二の眉メソッドを確立。このノウハウを、誰でも簡単にプロ並みのふんわりナチュラル眉に仕上げられるプロダクト設計とした。「アイブロウは『塗りつぶす時代』から『一本一本毛を描く時代』へと移行している」。パウダーとリキッドを融合させた“3Dクッションブロウ”(3960円)はパウダーとリキッドのハイブリッド。眉に自然な立体感とロングラスティング効果をもたらし、テクニックレスで消えにくい美眉を実現する。またヒアルロン酸などの美容成分を配合し、メイクしながら眉をケアできる。

「セルヴォーク(CELVOKE)」

今夏は「眉の存在感を柔らかくし、主張し過ぎない肌の血色感になじむようなピンクニュアンスの色を展開する」とナチュラル&オーガニックブランド「セルヴォーク」の八塚七恵PR担当。アイブロウマスカラには毛流れを整える機能性も持たせている。アイブロウは、アイカラーやリップからの足し引き算で、マスカラはあえてしない抜け感を提案してきたのでラインアップもアイブロウカテゴリーが充実する。

特に“アイブロウパウダー”(全11種、各3850円)と“アイブロウマスカラ”(全8色、各4.7g、各3080円)が人気だ。“アイブロウパウダー”は、「セルヴォーク」らしい奥ゆきや抜け感のあるカラーを展開。微細なラメを配合し、黒眉から薄い眉まで幅広くなじむ。「早くからカラー眉を提案してきたブランドでもあり、色で作る眉の抜け感がトレンドにうまくハマり支持を得ている」。

「セルヴォーク」は、パーツごとではなくフェイス全体としての提案を行う。ランウエイやコレクションファッションを着想源にブランドメイクを作っており、その中の足し引き算でアイブロウを考えているのも特徴だ。

「オラプレックス(OLAPLEX)」

世界150カ国で展開するヘアケアブランド「オラプレックス」は自然な成長サイクルと毛質をケアする眉毛美容液、“ブロウボンドビルディングセラム”(3.5mL、6160円)を2月に発売した。ダメージケア、形状キープ、柔軟性アップ、栄養補給の4つのケアがかなう眉毛グルーミングジェルセラムで、「多くの人が4週間の使用で眉毛の存在感をアップできているようだ」とブランド担当者。眉毛の毛流れを整えるスタイリング剤としても活躍する。

まつ毛美容液も「成分」にこだわる

まつげを育む「まつ育」アイテムも新製品が活況だ。カナダ発のクリーンビューティブランド「ルナネクター(LUNA NECTAR)」“ムーンブースト アイラッシュセラム”(4mL、1万6500円)は、アロエベラ液汁ベースの100%ナチュラルなまつげ美容液。皮膚科専門医と毛髪専門医による臨床試験で承認を受け、ツボクサエキスやゴボウ根エキスなどをアダプトゲン(東洋の伝統医学においてストレスへの適応力を高めるために用いられてきたハーブや生薬の総称)成分として採用している。また、刺激のもとになりうるプロスタグランジンは使用していない。高単価だがギフト需要にマッチした。

「シーオーメディカル(CO-MEDICAL)」“湘南美容まつ毛美容液プレミアム”(4mL、3740円)は、毛根幹細胞培養液を配合。毛根の細胞活性成分となる成長因子を豊富に含み、毛周期の成長期だけでなく、退行期、休止期へのアプローチも期待できる。「アリスベル(ALICE BELLE)」は3月19日に、まつげ美容液“ノーヴィル ラッシュ30”(1.7mL、5720円)を発売した。ブランドのキーとなる美容成分のヒト幹細胞培養上清液を30%、アーユルヴェーダ発想の18種類のハーブを配合している。まつげ美容液にも、“成分推し”のトレンドが反映されている。

髪色に合わせて遊べるプレイフルなマスカラ、韓国発「束感まつ毛」も好調

コーセー ミルボン コスメティクスが展開するヘアサロン専売ブランド「アイエム(IM)」の“ブロウ&ラッシュ カラーマスカラ”(全14色、各5g、各2420円)は、髪色に合わせて選べる高彩度、高明度など幅広いカラーバリエーションで、眉とまつげどちらにも使える汎用性の高さで支持されている。特に、コーラルピンクのPK851カラーの人気が高い。

「まつげを強調し、ぱっちりとした目元を演出する“束感まつげ”はZ世代を中心に支持され、今は年代を問わずアイメイクの定番となっている」と、五百川栞「ディーアップ(D-UP)」PR。「ディーアップ」が4月24日に全国発売するつけまつげ“ディーアップ ラッシュフォーカス”(全5型、各2ペア入り、各1320円)は、毛先が際立つスリムな束感が特徴で、簡単に韓国メイクサロン級の仕上がりをかなえる。2月3日にドンキホーテで先行販売し、売れ行きは好調だという。

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「ディオール」が京都の東寺でファッションショー 京都の職人と対話し、素材から染色に至るまで協業

「ディオール(DIOR)」は4月15日、京都の東寺で2025年プレ・フォール・コレクションのランウエイショーを開催した。「ディオール」が京都でショーを開くのは、1953年以来で72年ぶり。53年には、メゾンを創設したクリスチャン・ディオール(Christian Dior)が西洋のファッションをいち早く持ち込み、以来「ディオール」と日本、パリと京都の友好関係は長い。アーティスティック・ディレクターのマリア・グラツィア・キウリ(Maria Grazia Chiuri)は、そんな日本、特に京都の職人たちとクラフツマンシップに関する「対話」と称するコラボレーションを楽しんだ。

京都にあるさまざまな工房の中でも、今回は龍村美術織物と田畑染飾美術研究所、そして福田工芸染繍研究所と共にコレクションを手がけた。龍村美術織物は、クリスチャン・ディオール本人による「羅生門」や「東京」「歌麿」と呼ばれる作品の素材を提供。今回マリアは、その中から2種類の素材を現代的に蘇らせ、小紋柄や花柄の着物風コートやパンツ、ラップブルゾンやタイトスカートなどに仕上げた。龍村美術織物の5代目となる龍村平蔵は、「ムッシューは浮世絵や文化に興味があり、初代の平蔵はフランス・リヨンからジャカード織機を導入するなど、両者は互いの文化をリスペクトしてきた。ファッションの最先端を走るマリアさんを通して、培ってきた技術が世の中の人たちにどう受け止められるのか?が楽しみ」と話した。

田畑染飾美術研究所は、19世紀から続く京友禅の老舗。今回は、桜などをモチーフにした新しい京友禅を製作した。田畑喜八会長は、「友禅は着物に限らず、いろんなものを染められる。発表する今の時期を考え、日本の春を代表する桜を中心としたデザインを考えた」と話す。そしてマリアは、すでにソメイヨシノは散り際だったものの、東寺の歴史を見つめ続ける桜のように、田畑染飾美術研究所の京友禅をコレクションの随所に散りばめた。ムッシューが着物の上から羽織ることを前提に生み出したと言われるラグランスリーブでオーバーサイズのフロックコートを筆頭に、シフォンのようにエアリーな素材で作ったブラウスとパンツのセットアップやラップコートなど、ホワイトからヌードのドレスやコートは、淡い桜で彩られ、詩的で幻想的なムードを掻き立てた。

福田工芸染繍研究所は、祖業の刺しゅうから発展した染色を担当。福田喜代表は、「境界線が存在しない、自然なグラデーションの引き染めにこだわった」と話す。引き染めによる藍や紫のグラデーションは、桜や菊、牡丹などの花々と共に、トレンチコートやローブコート、コンパクトなMA-1、ラップスカートなどの普遍的なアイテムを彩った。花と同系色だったり藍色だったりのグラデーションは、花々が咲き乱れる幻想的なムードを強調する。着物のような前合わせに色を加えることで、オリエンタルなディテールを強調するアイテムもあった。
コレクションは全編、着物のようにシンプルかつエフォートレスなシルエット。そこにベアトップやワンショルダーのニット、カスケードチュールのスカートなど、マリアの「ディオール」らしいアイテムを加えていく。パンツやスカートの多くもラップディテールで、着物のような前合わせのパターンだ。そして京都の職人との対話の影響は、全編に及んでいる。ダメージデニムのセットアップは、マリアが龍村美術織物を見学した時に見たという「古代ギレ」の現代的な再解釈なのだろう。時代を感じる布のようにダメージを加えて、和洋折衷なコレクションのスパイスとした。

これだけ日本の文化や歴史にオマージュを捧げると、コレクションは(特に日本人には)袖を通し難い“ジャポニスム”のムードを帯びがちだが、今回の「ディオール」はリアリティも担保した。その理由もおそらく、マリアと京都の職人たちとの「対話」のおかげだろう。「対話を通して、伝統を次の世代に継承したい」と話すマリアに賛同するかのように、3人の職人は、「美しいものを作って、身につけた人がより幸せな姿になるのを見るのが無常の喜び」(5代目龍村平蔵)や「お召しになる方が主人公で、着物が主人公ではない。お召しになる人を考え、あまり色を使わずに仕上げている」(田畑喜八会長)、「女性を美しく引き立てるため、技術を発展させてきた」(福田喜代表)と話し、あくまで「女性が主役」との考えで共通している。「女性が主役」という、マリアが長年「ディオール」で訴え続けるフェミニズムの姿勢は、伝統を現代風に昇華し、未来に継承するにおいても有効な考え方なのだ。改めて「ディオール」というブランドの歴史を9年にわたって紡ぎ直し、現代、そして未来に継承し続けてきたマリアに思いを馳せた。

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「ディオール」が京都の東寺でファッションショー 京都の職人と対話し、素材から染色に至るまで協業

「ディオール(DIOR)」は4月15日、京都の東寺で2025年プレ・フォール・コレクションのランウエイショーを開催した。「ディオール」が京都でショーを開くのは、1953年以来で72年ぶり。53年には、メゾンを創設したクリスチャン・ディオール(Christian Dior)が西洋のファッションをいち早く持ち込み、以来「ディオール」と日本、パリと京都の友好関係は長い。アーティスティック・ディレクターのマリア・グラツィア・キウリ(Maria Grazia Chiuri)は、そんな日本、特に京都の職人たちとクラフツマンシップに関する「対話」と称するコラボレーションを楽しんだ。

京都にあるさまざまな工房の中でも、今回は龍村美術織物と田畑染飾美術研究所、そして福田工芸染繍研究所と共にコレクションを手がけた。龍村美術織物は、クリスチャン・ディオール本人による「羅生門」や「東京」「歌麿」と呼ばれる作品の素材を提供。今回マリアは、その中から2種類の素材を現代的に蘇らせ、小紋柄や花柄の着物風コートやパンツ、ラップブルゾンやタイトスカートなどに仕上げた。龍村美術織物の5代目となる龍村平蔵は、「ムッシューは浮世絵や文化に興味があり、初代の平蔵はフランス・リヨンからジャカード織機を導入するなど、両者は互いの文化をリスペクトしてきた。ファッションの最先端を走るマリアさんを通して、培ってきた技術が世の中の人たちにどう受け止められるのか?が楽しみ」と話した。

田畑染飾美術研究所は、19世紀から続く京友禅の老舗。今回は、桜などをモチーフにした新しい京友禅を製作した。田畑喜八会長は、「友禅は着物に限らず、いろんなものを染められる。発表する今の時期を考え、日本の春を代表する桜を中心としたデザインを考えた」と話す。そしてマリアは、すでにソメイヨシノは散り際だったものの、東寺の歴史を見つめ続ける桜のように、田畑染飾美術研究所の京友禅をコレクションの随所に散りばめた。ムッシューが着物の上から羽織ることを前提に生み出したと言われるラグランスリーブでオーバーサイズのフロックコートを筆頭に、シフォンのようにエアリーな素材で作ったブラウスとパンツのセットアップやラップコートなど、ホワイトからヌードのドレスやコートは、淡い桜で彩られ、詩的で幻想的なムードを掻き立てた。

福田工芸染繍研究所は、祖業の刺しゅうから発展した染色を担当。福田喜代表は、「境界線が存在しない、自然なグラデーションの引き染めにこだわった」と話す。引き染めによる藍や紫のグラデーションは、桜や菊、牡丹などの花々と共に、トレンチコートやローブコート、コンパクトなMA-1、ラップスカートなどの普遍的なアイテムを彩った。花と同系色だったり藍色だったりのグラデーションは、花々が咲き乱れる幻想的なムードを強調する。着物のような前合わせに色を加えることで、オリエンタルなディテールを強調するアイテムもあった。
コレクションは全編、着物のようにシンプルかつエフォートレスなシルエット。そこにベアトップやワンショルダーのニット、カスケードチュールのスカートなど、マリアの「ディオール」らしいアイテムを加えていく。パンツやスカートの多くもラップディテールで、着物のような前合わせのパターンだ。そして京都の職人との対話の影響は、全編に及んでいる。ダメージデニムのセットアップは、マリアが龍村美術織物を見学した時に見たという「古代ギレ」の現代的な再解釈なのだろう。時代を感じる布のようにダメージを加えて、和洋折衷なコレクションのスパイスとした。

これだけ日本の文化や歴史にオマージュを捧げると、コレクションは(特に日本人には)袖を通し難い“ジャポニスム”のムードを帯びがちだが、今回の「ディオール」はリアリティも担保した。その理由もおそらく、マリアと京都の職人たちとの「対話」のおかげだろう。「対話を通して、伝統を次の世代に継承したい」と話すマリアに賛同するかのように、3人の職人は、「美しいものを作って、身につけた人がより幸せな姿になるのを見るのが無常の喜び」(5代目龍村平蔵)や「お召しになる方が主人公で、着物が主人公ではない。お召しになる人を考え、あまり色を使わずに仕上げている」(田畑喜八会長)、「女性を美しく引き立てるため、技術を発展させてきた」(福田喜代表)と話し、あくまで「女性が主役」との考えで共通している。「女性が主役」という、マリアが長年「ディオール」で訴え続けるフェミニズムの姿勢は、伝統を現代風に昇華し、未来に継承するにおいても有効な考え方なのだ。改めて「ディオール」というブランドの歴史を9年にわたって紡ぎ直し、現代、そして未来に継承し続けてきたマリアに思いを馳せた。

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成長著しい“プレミアムスポーツ”市場 「WWDJAPAN」セミナーで知る「アシックス スポーツスタイル」「アークテリクス」の戦略

「WWDJAPAN」は3月25日、成長著しい“プレミアムスポーツ”市場にフォーカスしたセミナーを開催した。五十君花実「WWDJAPAN」編集委員の進行のもと、「アシックス スポーツスタイル(ASICS SPORTS SYLE)」を運営するアシックスの鈴木豪執行役員スポーツスタイル統括部統括部長と、アウトドアブランド「アークテリクス(ARC’TERYX)」を展開するアメアスポーツジャパンの高木賢アークテリクス ブランドヘッド2人をゲストスピーカーに迎え、ブランド哲学や戦略について語ってもらった。質問も活発に飛び交い、多くの受講者から高評価をいただいたセミナーについてリポートする。


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視聴期限:2026年4月6日(月)23:59 まで
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オープニングセッションでは、五十君編集委員が現在のスポーツ・アウトドア市場のグローバルな消費動向を前提として説明。「ナイキ(NIKE)」「アディダス(ADIDAS)」「ニューバランス(NEW BALANCE)」などの老舗から新興の「オン(ON)」、中国の「Xtep」など世界16社を網羅したスポーツメーカー売上高ランキングも共有した。大多数のスポーツメーカーはコロナ禍以降好調で、2ケタ増というケースも珍しくない。コロナ禍のソーシャル・ディスタンスによるアウトドアアクティビティーへの関心の高まりが背景として大きいが、こうした市場環境が今後どのように変化していくのか、展望や分析も行った。

「アシックス スポーツスタイル」、
ファッションでも支持獲得のワケ

セッション第2部では、「アシックス スポーツスタイル」の鈴木執行役員が登壇。従来は部活や体育のイメージが強かった「アシックス」が、いかにしてファッションシューズとしても支持されるようになったのかを、組織体制やブランディング、マーケティングなど、さまざまな側面から語った。

2019年よりも前は、企画、生産、販売のように機能ごとに細切れになっていた組織を、「アシックス スポーツスタイル」としてグローバルで一気通貫体制に変更。鈴木執行役員は、「ビジョン、コアバリューを整理して誰に届けるか明確化した。また、戦略、MD共にグローバル一元体制で考え方を共有できるようになった」と近年の変化を話す。ファッション感度の高い層から「アシックス スポーツスタイル」が注目を得たのは、コラボレーションによる効果も大きい。デザイナーのキコ・コスタディノフ(Kiko Kostadinov)をはじめ、建築家やミュージシャン、お菓子メーカーなどと組んだ多様なコラボレーションに込める狙いや、どんな相手と組むのかといった基準も語った。会場からは、「Y2Kの次のトレンドは?」や「トレンドをリサーチする場所は?」といった質問が続々と出た。

“唯一無二”目指す、
「アークテリクス」のブランディング

セッション第3部のゲストスピーカーは、カナダ発アウトドアブランド「アークテリクス(ARC'TERYX)」を運営するアメアスポーツジャパンの高木賢「アークテリクス」ブランドヘッド。ブランドムービーからスタートした同セッションでは、クライミングギアとして創業した同ブランドのアイデンティティーや戦略について、高木ブランドヘッドが公開取材形式で語った。

「『アークテリクス』にとって、“プレミアムアウトドアブランド”とは何を意味するか?」という問いに対し、「誰もが知る最高品質のアウトドアブランドであること」と、高木ブランドヘッドは回答。それを目指す一環として、「アークテリクス」は24年11月、新宿に予約制接客やコミュニティーイベントなどにも注力する大型店をオープンしたが、開業から4カ月をへての手応えを共有。ほかにも、今後の出店計画や卸先とのコミュニケーションなど、唯一無二な存在となるための考え方を、さまざまな切り口から語った。会場からは、コミュニティーマーケティングの手法やスタッフ教育などについて次々と質問が飛んだ。

セミナー後には、登壇者や聴講者による“ミートアップ”を開催。スポーツ・アウトドア業界だけでなく、ホテルやコンサル、素材メーカー等、多様な業界から集まった参加者たちが活発に情報交換を行った。

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成長著しい“プレミアムスポーツ”市場 「WWDJAPAN」セミナーで知る「アシックス スポーツスタイル」「アークテリクス」の戦略

「WWDJAPAN」は3月25日、成長著しい“プレミアムスポーツ”市場にフォーカスしたセミナーを開催した。五十君花実「WWDJAPAN」編集委員の進行のもと、「アシックス スポーツスタイル(ASICS SPORTS SYLE)」を運営するアシックスの鈴木豪執行役員スポーツスタイル統括部統括部長と、アウトドアブランド「アークテリクス(ARC’TERYX)」を展開するアメアスポーツジャパンの高木賢アークテリクス ブランドヘッド2人をゲストスピーカーに迎え、ブランド哲学や戦略について語ってもらった。質問も活発に飛び交い、多くの受講者から高評価をいただいたセミナーについてリポートする。


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オープニングセッションでは、五十君編集委員が現在のスポーツ・アウトドア市場のグローバルな消費動向を前提として説明。「ナイキ(NIKE)」「アディダス(ADIDAS)」「ニューバランス(NEW BALANCE)」などの老舗から新興の「オン(ON)」、中国の「Xtep」など世界16社を網羅したスポーツメーカー売上高ランキングも共有した。大多数のスポーツメーカーはコロナ禍以降好調で、2ケタ増というケースも珍しくない。コロナ禍のソーシャル・ディスタンスによるアウトドアアクティビティーへの関心の高まりが背景として大きいが、こうした市場環境が今後どのように変化していくのか、展望や分析も行った。

「アシックス スポーツスタイル」、
ファッションでも支持獲得のワケ

セッション第2部では、「アシックス スポーツスタイル」の鈴木執行役員が登壇。従来は部活や体育のイメージが強かった「アシックス」が、いかにしてファッションシューズとしても支持されるようになったのかを、組織体制やブランディング、マーケティングなど、さまざまな側面から語った。

2019年よりも前は、企画、生産、販売のように機能ごとに細切れになっていた組織を、「アシックス スポーツスタイル」としてグローバルで一気通貫体制に変更。鈴木執行役員は、「ビジョン、コアバリューを整理して誰に届けるか明確化した。また、戦略、MD共にグローバル一元体制で考え方を共有できるようになった」と近年の変化を話す。ファッション感度の高い層から「アシックス スポーツスタイル」が注目を得たのは、コラボレーションによる効果も大きい。デザイナーのキコ・コスタディノフ(Kiko Kostadinov)をはじめ、建築家やミュージシャン、お菓子メーカーなどと組んだ多様なコラボレーションに込める狙いや、どんな相手と組むのかといった基準も語った。会場からは、「Y2Kの次のトレンドは?」や「トレンドをリサーチする場所は?」といった質問が続々と出た。

“唯一無二”目指す、
「アークテリクス」のブランディング

セッション第3部のゲストスピーカーは、カナダ発アウトドアブランド「アークテリクス(ARC'TERYX)」を運営するアメアスポーツジャパンの高木賢「アークテリクス」ブランドヘッド。ブランドムービーからスタートした同セッションでは、クライミングギアとして創業した同ブランドのアイデンティティーや戦略について、高木ブランドヘッドが公開取材形式で語った。

「『アークテリクス』にとって、“プレミアムアウトドアブランド”とは何を意味するか?」という問いに対し、「誰もが知る最高品質のアウトドアブランドであること」と、高木ブランドヘッドは回答。それを目指す一環として、「アークテリクス」は24年11月、新宿に予約制接客やコミュニティーイベントなどにも注力する大型店をオープンしたが、開業から4カ月をへての手応えを共有。ほかにも、今後の出店計画や卸先とのコミュニケーションなど、唯一無二な存在となるための考え方を、さまざまな切り口から語った。会場からは、コミュニティーマーケティングの手法やスタッフ教育などについて次々と質問が飛んだ。

セミナー後には、登壇者や聴講者による“ミートアップ”を開催。スポーツ・アウトドア業界だけでなく、ホテルやコンサル、素材メーカー等、多様な業界から集まった参加者たちが活発に情報交換を行った。

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オランダのインテリアブランド「モーイ」がミラノサローネでも注目の新製品を日本販売開始

この春もミラノサローネ国際家具見本市(以下、ミラノサローネ)がロー・フィエラミラノで4月8〜13日まで開催され、37カ国から2000以上の企業が出展する。アーティスティックな球形の照明、レイモンドなどで知られるオランダのインテリアブランド「モーイ(MOOOI)」は今回初めてサローネ内にショップをオープンする。

「モーイ」のブランドアイコン的な照明の日本発売開始も今回のミラノサローネのニュースだ。欧米と日本では電流の規制などが異なるため、日本仕様にしたものではないと販売ができず、数年のタイムラグが生じる場合が多い。今回は満を持しての日本での流通となる。トーヨーキッチンスタイルのオンラインショップとショールームで発売する。

光そのものをデザインできる「チューブライト」

1つめは光のチューブが有機的なラインを描く「チューブライト(Tubelight)」。直線的な蛍光灯の概念を覆し、まるで蛍光灯が溶けたような曲線やねじれとなり、光そのものをデザインできるのが革新的だ。5m仕様の“チューブライト500”は長くしなやかなチューブを丸めたり結んだり、たらしたりと自在にフォームを変え、光そのものをデザインし遊ぶ。クランプホルダーを使って天井や壁に固定することも可能で、そのままテーブルの上に垂らして、テーブルの上のオブジェや料理をライトアップするというアイデアも。調光・調温機能もあり、青くシャープな蛍光灯の色味から、暖かみのある赤みのある白まで、イメージに合わせて調整できる。ボアズ・コヘン氏と山口沙弥加氏が2007年に設立したアムステルダムを拠点とするデザインユニット、ビクシー(BCXSY)によるデザインだ。

5つのソケットが連結したような「クラスターランプ」

5つのソケットが連結したような「クラスターランプ(Cluster Lamp)」もまたコンセプチュアルで、クリエイティビティーが試される照明だ。固定された形はなく、自由に光源を選んで、使用者自身がデザインを完成させる。組み合わせる電球の大きさ、デザイン、色や光の強さにより、自分だけのシャンデリアをカスタマイズできるのだ。この照明はスウェーデン出身のデザイナー、ジュエル・テガーマークにより、2004年にリリースされた「モーイ」のアイコン的なライト。日本ではさまざまな規制から販売はしていなかったのだが、この春に日本仕様が実現し販売開始になった。あのライトを自邸でも・・・!と喜ぶデザインファンも多いだろう。

つぼみが花開く様子をイメージした「ハナチェア」

そしてつぼみが花開く様子にインスピレーションを得たハナチェアもリリース。モダン、クラシック、ミニマルとさまざまなスタイルの空間になじむ汎用性があり、ダイニングだけでなく、書斎やオフィス、ホテルのラウンジなど幅広いシーンで活躍しそうだ。「ハナコレクションにはキッチンカウンターにフィットするシート高さ65cm、バーカウンター向けの75mのハナバースツールもあり、いずれも2脚セットで販売。柔らかさを感じるガラス繊維複合樹脂、ファブリック、レザーなどさまざまな素材や色で展開し、スタイルに合わせたカスタマイズができる。実際に座ると、お尻を包み込むような座面で背もたれも大きく、アームレストがなくても上半身がブレない安定感がある。こんな座り心地のいいバースツールがあったら、何杯もすすんでしまいそうだ。ミラノで建築を学び、アムステルダムでプロダクトデザイナーとしての実績を積んだシモーネ・ボナー二によるデザインは人間工学にもかなっている。

「モーイ」の日本総代理店は端正で機能的なキッチンで知られるトーヨーキッチンスタイル。実際の暮らしの中で、キッチンのある風景の中で映えるデザイン、実用的な機能を備えたラインアップだ。これらの新モデルは住み手のイマジネーションをわかせる。この新たな定番となりそうなモデルはさまざまな空間を彩るだろう。

■モーイ」東京

住所:東京都港区南青山6丁目11-1 スリーエフ南青山ビル
営業時間:11:00~19:00
休館日:水曜日(祝日の場合は木曜日) / 夏期 / 年末年始

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オランダのインテリアブランド「モーイ」がミラノサローネでも注目の新製品を日本販売開始

この春もミラノサローネ国際家具見本市(以下、ミラノサローネ)がロー・フィエラミラノで4月8〜13日まで開催され、37カ国から2000以上の企業が出展する。アーティスティックな球形の照明、レイモンドなどで知られるオランダのインテリアブランド「モーイ(MOOOI)」は今回初めてサローネ内にショップをオープンする。

「モーイ」のブランドアイコン的な照明の日本発売開始も今回のミラノサローネのニュースだ。欧米と日本では電流の規制などが異なるため、日本仕様にしたものではないと販売ができず、数年のタイムラグが生じる場合が多い。今回は満を持しての日本での流通となる。トーヨーキッチンスタイルのオンラインショップとショールームで発売する。

光そのものをデザインできる「チューブライト」

1つめは光のチューブが有機的なラインを描く「チューブライト(Tubelight)」。直線的な蛍光灯の概念を覆し、まるで蛍光灯が溶けたような曲線やねじれとなり、光そのものをデザインできるのが革新的だ。5m仕様の“チューブライト500”は長くしなやかなチューブを丸めたり結んだり、たらしたりと自在にフォームを変え、光そのものをデザインし遊ぶ。クランプホルダーを使って天井や壁に固定することも可能で、そのままテーブルの上に垂らして、テーブルの上のオブジェや料理をライトアップするというアイデアも。調光・調温機能もあり、青くシャープな蛍光灯の色味から、暖かみのある赤みのある白まで、イメージに合わせて調整できる。ボアズ・コヘン氏と山口沙弥加氏が2007年に設立したアムステルダムを拠点とするデザインユニット、ビクシー(BCXSY)によるデザインだ。

5つのソケットが連結したような「クラスターランプ」

5つのソケットが連結したような「クラスターランプ(Cluster Lamp)」もまたコンセプチュアルで、クリエイティビティーが試される照明だ。固定された形はなく、自由に光源を選んで、使用者自身がデザインを完成させる。組み合わせる電球の大きさ、デザイン、色や光の強さにより、自分だけのシャンデリアをカスタマイズできるのだ。この照明はスウェーデン出身のデザイナー、ジュエル・テガーマークにより、2004年にリリースされた「モーイ」のアイコン的なライト。日本ではさまざまな規制から販売はしていなかったのだが、この春に日本仕様が実現し販売開始になった。あのライトを自邸でも・・・!と喜ぶデザインファンも多いだろう。

つぼみが花開く様子をイメージした「ハナチェア」

そしてつぼみが花開く様子にインスピレーションを得たハナチェアもリリース。モダン、クラシック、ミニマルとさまざまなスタイルの空間になじむ汎用性があり、ダイニングだけでなく、書斎やオフィス、ホテルのラウンジなど幅広いシーンで活躍しそうだ。「ハナコレクションにはキッチンカウンターにフィットするシート高さ65cm、バーカウンター向けの75mのハナバースツールもあり、いずれも2脚セットで販売。柔らかさを感じるガラス繊維複合樹脂、ファブリック、レザーなどさまざまな素材や色で展開し、スタイルに合わせたカスタマイズができる。実際に座ると、お尻を包み込むような座面で背もたれも大きく、アームレストがなくても上半身がブレない安定感がある。こんな座り心地のいいバースツールがあったら、何杯もすすんでしまいそうだ。ミラノで建築を学び、アムステルダムでプロダクトデザイナーとしての実績を積んだシモーネ・ボナー二によるデザインは人間工学にもかなっている。

「モーイ」の日本総代理店は端正で機能的なキッチンで知られるトーヨーキッチンスタイル。実際の暮らしの中で、キッチンのある風景の中で映えるデザイン、実用的な機能を備えたラインアップだ。これらの新モデルは住み手のイマジネーションをわかせる。この新たな定番となりそうなモデルはさまざまな空間を彩るだろう。

■モーイ」東京

住所:東京都港区南青山6丁目11-1 スリーエフ南青山ビル
営業時間:11:00~19:00
休館日:水曜日(祝日の場合は木曜日) / 夏期 / 年末年始

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セルフで楽しむ2025年春夏トレンドヘアカラー&メイク ヘアコスメブランド「ゴットゥービー」が提案

ヘア&メイクアップアーティストのKanakoさんと、美容師の上野恵麻さんが、ダメージレスを追求したヘアコスメブランド「ゴットゥービー(GOT2B)」のアイテムを使って、2025年春夏に注目のヘアカラー3スタイルを紹介する。あわせて、セルフでトライするときのコツや、メイクのポイントも聞いた。

透けシルバーピンクベージュ×レイヤーカット

スタイル1は、春気分にアップデートできる、日差しに映えるシルバーピンクベージュ。「透明感たっぷりのピンクが肌色を明るく見せ、一気にあか抜けた印象に。ヴェールのようなシルバーの艶がおしゃれ感を高め、甘めにもカジュアルにも転ばせやすいのが魅力。トレンドのレイヤーカットとの相性もバッチリ」(上野さん)。

メイクは、「淡めの髪色に合わせて、メイクもふんわり感を意識。目元はあえてラメを使わず、マットなブラウンシャドーでグラデーションを作り、束感まつ毛と目尻の平行ラインで引きしめる。トレンド継続中の青みチークを横長にぼかし、ちゅるんとしたリップで抜け感を。肌は艶が出過ぎないようセミマットな質感にするのが今っぽく仕上げるポイント」(Kanakoさん)。

アッシュシルバー×韓国風シースルーマッシュ

スタイル2は、エフォートレス感が今っぽいアッシュシルバー。「くすみ感のあるアッシュ系シルバーは、クールになり過ぎずシルバーカラーに挑戦したい方におすすめ。黄ばみを抑えているのでハイトーンでも落ち着きがあり、韓国アイドルっぽくイメチェンできそう。意外とファッションを選ばず肌なじみもいいので、ハイトーン初心者でも似合いやすいカラー」(上野さん)。

メイクは、「目元とチークをベージュ系で統一することで シルバーヘアでも派手になり過ぎず大人っぽくまとまる。色味を抑える分、パーツがぼやけないようメリハリを強調。涙袋の影を描き、ノーズや輪郭にしっかりシェーディングを。マットのオレンジリップで血色を出し、アイブロウマスカラで眉の存在感を引き算すると今っぽさがアップ」(Kanakoさん)。

スモーキーベージュなポイントカラー×姫カット

スタイル3は、黒髪とハイトーンを同時に楽しめるフェイスフレーミングスタイル。「全体カラーが難しい人もトライしやすいのが魅力。2色をミックスすることで、ベージュに光沢が入った絶妙なおしゃれカラーがかなう。フェイスラインをぼかしてくれるから輪郭カバーにも効果的」(上野さん)。

メイクは、「ヘアカラーが個性的なので、メイクはピンクを使って優しげに見せると好バランス。目元はピンクシャドーで囲み、ラベンダーのラメを目頭下に塗ってきらめきをプラス。チークも青みピンクで統一し、小鼻の高さにふわっと横長に広げる。リップだけは赤みブラウンのグロスで意外性を持たせて、大人っぽさとおしゃれ感を後押し」(Kanakoさん)。

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セルフで楽しむ2025年春夏トレンドヘアカラー&メイク ヘアコスメブランド「ゴットゥービー」が提案

ヘア&メイクアップアーティストのKanakoさんと、美容師の上野恵麻さんが、ダメージレスを追求したヘアコスメブランド「ゴットゥービー(GOT2B)」のアイテムを使って、2025年春夏に注目のヘアカラー3スタイルを紹介する。あわせて、セルフでトライするときのコツや、メイクのポイントも聞いた。

透けシルバーピンクベージュ×レイヤーカット

スタイル1は、春気分にアップデートできる、日差しに映えるシルバーピンクベージュ。「透明感たっぷりのピンクが肌色を明るく見せ、一気にあか抜けた印象に。ヴェールのようなシルバーの艶がおしゃれ感を高め、甘めにもカジュアルにも転ばせやすいのが魅力。トレンドのレイヤーカットとの相性もバッチリ」(上野さん)。

メイクは、「淡めの髪色に合わせて、メイクもふんわり感を意識。目元はあえてラメを使わず、マットなブラウンシャドーでグラデーションを作り、束感まつ毛と目尻の平行ラインで引きしめる。トレンド継続中の青みチークを横長にぼかし、ちゅるんとしたリップで抜け感を。肌は艶が出過ぎないようセミマットな質感にするのが今っぽく仕上げるポイント」(Kanakoさん)。

アッシュシルバー×韓国風シースルーマッシュ

スタイル2は、エフォートレス感が今っぽいアッシュシルバー。「くすみ感のあるアッシュ系シルバーは、クールになり過ぎずシルバーカラーに挑戦したい方におすすめ。黄ばみを抑えているのでハイトーンでも落ち着きがあり、韓国アイドルっぽくイメチェンできそう。意外とファッションを選ばず肌なじみもいいので、ハイトーン初心者でも似合いやすいカラー」(上野さん)。

メイクは、「目元とチークをベージュ系で統一することで シルバーヘアでも派手になり過ぎず大人っぽくまとまる。色味を抑える分、パーツがぼやけないようメリハリを強調。涙袋の影を描き、ノーズや輪郭にしっかりシェーディングを。マットのオレンジリップで血色を出し、アイブロウマスカラで眉の存在感を引き算すると今っぽさがアップ」(Kanakoさん)。

スモーキーベージュなポイントカラー×姫カット

スタイル3は、黒髪とハイトーンを同時に楽しめるフェイスフレーミングスタイル。「全体カラーが難しい人もトライしやすいのが魅力。2色をミックスすることで、ベージュに光沢が入った絶妙なおしゃれカラーがかなう。フェイスラインをぼかしてくれるから輪郭カバーにも効果的」(上野さん)。

メイクは、「ヘアカラーが個性的なので、メイクはピンクを使って優しげに見せると好バランス。目元はピンクシャドーで囲み、ラベンダーのラメを目頭下に塗ってきらめきをプラス。チークも青みピンクで統一し、小鼻の高さにふわっと横長に広げる。リップだけは赤みブラウンのグロスで意外性を持たせて、大人っぽさとおしゃれ感を後押し」(Kanakoさん)。

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ウィゴーがY2K古着ポップアップを渋谷109で開催 当時のリアルアイテム2000点が集結

ウィゴー(WEGO)は、2000年代初頭のY2Kファッションに特化した古着のポップアップショップ「ウィゴー ヴィンテージ 超ギャルズ」を、4月22日まで渋谷109の8階で開催中だ。

今回のポップアップでは、リプロダクト(復刻品)ではなく、当時リアルに着用されていたオリジナルのY2Kファッションアイテムを約2000点以上集めて展開。世代を超えてY2Kスタイルを楽しめる空間を作り上げた。

ラインアップは、現在のギャル文化を代表するテイストである“平成ギャル”“ゴスパンク”“フォークロア”“サーフ”の4カテゴリーに編集。リアルな古着ならではの風合い生かしながら、今の時代に合ったスタイリング提案を行う。

バイイングを担当したサスティナブル事業部営業チームの飯田千華さんは、「日本では“平成ギャル”がはやっているし、ロサンゼルスに買い付けに行くと、海外のY2K人気を実感する。古着好きにも、古着初心者にも2000年代の本物のY2Kファッションに触れてほしいとポップアップを企画した。訪日客も多く、ギャル文化のメッカ・渋谷での開催に意味があると考えた」と語る。

ウィゴーはウィゴー ヴィンテージや一部のウィゴーで古着を扱っているが、今回はこの企画のためにアメリカと日本で買い付けた。「ココルル」や「セシルマクビー」など当時渋谷109で人気を集めたブランドも多くそろう。「エドハーディー」や、常に人気の「ハーレー ダヴィッドソン」も2000年代のものを中心に充実のラインアップ。テレビやMDコンポのほか、デコったガラケーやたまごっちなど、飯田さんやスタッフの私物もディスプレーして、当時のカルチャーを偲ばせた。「店内での撮影を楽しんでもらえるように、空間演出にもこだわった」。ショップスタッフもギャル5人を厳選し、アップデートしたスタイリングを提案する。

10日のオープン初日は、予算を倍以上上回るほど好調な滑り出しとなった。「オープン前日の準備の段階からカーテン越しでも多くのお客さまからの関心の高さがうかがえた。カーテンを開けて『いつから買えるのか?』と聞いてきた外国人のお客さまは、翌日来店して買い物をしていった。20代が中心だが、30〜40代のリアルタイム世代が『懐かしい』と立ち寄ったり、親子連れだったり、予想以上の反響だった」。

来店者によるSNS投稿が、さらに来店を促進しているという。「想定以上に売れているので、期間中に商品が足りなくなりそう。買い付けに行かなければ」とうれしい悲鳴を上げた。

◾️WEGO VINTAGE 超GALS POP UP SHOP
期間:2025年4月10〜22日
時間:10:00〜21:00
会場:渋谷109 8階
住所:東京都渋谷区道玄坂2丁目29-1

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ウィゴーがY2K古着ポップアップを渋谷109で開催 当時のリアルアイテム2000点が集結

ウィゴー(WEGO)は、2000年代初頭のY2Kファッションに特化した古着のポップアップショップ「ウィゴー ヴィンテージ 超ギャルズ」を、4月22日まで渋谷109の8階で開催中だ。

今回のポップアップでは、リプロダクト(復刻品)ではなく、当時リアルに着用されていたオリジナルのY2Kファッションアイテムを約2000点以上集めて展開。世代を超えてY2Kスタイルを楽しめる空間を作り上げた。

ラインアップは、現在のギャル文化を代表するテイストである“平成ギャル”“ゴスパンク”“フォークロア”“サーフ”の4カテゴリーに編集。リアルな古着ならではの風合い生かしながら、今の時代に合ったスタイリング提案を行う。

バイイングを担当したサスティナブル事業部営業チームの飯田千華さんは、「日本では“平成ギャル”がはやっているし、ロサンゼルスに買い付けに行くと、海外のY2K人気を実感する。古着好きにも、古着初心者にも2000年代の本物のY2Kファッションに触れてほしいとポップアップを企画した。訪日客も多く、ギャル文化のメッカ・渋谷での開催に意味があると考えた」と語る。

ウィゴーはウィゴー ヴィンテージや一部のウィゴーで古着を扱っているが、今回はこの企画のためにアメリカと日本で買い付けた。「ココルル」や「セシルマクビー」など当時渋谷109で人気を集めたブランドも多くそろう。「エドハーディー」や、常に人気の「ハーレー ダヴィッドソン」も2000年代のものを中心に充実のラインアップ。テレビやMDコンポのほか、デコったガラケーやたまごっちなど、飯田さんやスタッフの私物もディスプレーして、当時のカルチャーを偲ばせた。「店内での撮影を楽しんでもらえるように、空間演出にもこだわった」。ショップスタッフもギャル5人を厳選し、アップデートしたスタイリングを提案する。

10日のオープン初日は、予算を倍以上上回るほど好調な滑り出しとなった。「オープン前日の準備の段階からカーテン越しでも多くのお客さまからの関心の高さがうかがえた。カーテンを開けて『いつから買えるのか?』と聞いてきた外国人のお客さまは、翌日来店して買い物をしていった。20代が中心だが、30〜40代のリアルタイム世代が『懐かしい』と立ち寄ったり、親子連れだったり、予想以上の反響だった」。

来店者によるSNS投稿が、さらに来店を促進しているという。「想定以上に売れているので、期間中に商品が足りなくなりそう。買い付けに行かなければ」とうれしい悲鳴を上げた。

◾️WEGO VINTAGE 超GALS POP UP SHOP
期間:2025年4月10〜22日
時間:10:00〜21:00
会場:渋谷109 8階
住所:東京都渋谷区道玄坂2丁目29-1

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店頭が無駄な在庫を持たずに売り上げを増やすための方程式とは?

2025年1月からWWDJAPAN.comでマンガ版「ザ・ゴールシリーズ 在庫管理の魔術」が連載中です。在庫過剰に陥ると、つい値下げセールに頼ってしまう――。しかし、本当にそれしか方法はないのか?利益を高め、最大化するための解決策を、アパレル在庫最適化コンサルで「ユニクロ対ZARA」「アパレル・サバイバル」(共に日本経済新聞出版)の著者である齊藤孝浩ディマンドワークス代表が、同マンガを読みながら、解説していきます。今回は、第2話を取り上げます。

在庫をどこにどれだけ置いておくかは永遠の課題

第2話の見どころは「店頭を起点に考える、物流効率と機会損失のジレンマ」です。店舗のバックヤードと中央倉庫の役割が大きなテーマとなっています。

マンガ「在庫管理の魔術」の第2話は コチラ

アパレル事業者にとって、在庫を店舗、倉庫のそれぞれにどれだけ置いておくかは永遠の課題です。多くの事業者は、売り逃しを防ぐために、できるだけ多くの在庫を店舗に置こうと考えています。中央倉庫に寝かせていては、1円の売上げにもつながらないからです。店舗側も特に売れ筋であれば、売り逃しをしたくないから、在庫をできるだけ抱え込んでおきたいと思いますよね。この物語の主人公・安堂徹も、最終ページで「こんなに在庫がないと、もっと欠品が増えて今より売上げが減ってしまうんじゃ……」と懸念しています。しかし、物語が進んでいくにつれて、実際には、そうではないことが明らかになっていきます。

5ページ目では、在庫を置くスペースが限られた環境に迫られて、安堂徹が中央倉庫のマネージャーに、商品をカートン単位ではなく単品で送ってもらうように依頼しています。このシーンから、店頭でのお客さまの実需と企業側の物流効率の都合のギャップを考えさせられます。

一般的なアパレル事業者は、中央倉庫から商品をカートン単位で店舗へ発送しています。それは物流コストを抑えるためです。しかし、お客さまはある商品の、このカラーのこのサイズという、いわゆる「単品」が欲しいのであって、商品をカートンごと購入するわけではありません。企業都合で物流効率だけを考え、少量すぎて、出荷単位にならないからと、出荷待ちになって、欲しい単品をすぐに出荷してもらえなければ、店頭で欠品が起こり、せっかくご来店いただいたお客さまをがっかりさせます。逆にカートン単位にするために、いつ売れるかわからない在庫もあわせて引き取ってしまうと、過剰在庫を抱えることになります。

このように、お客さまの期待と物流効率は相反する関係にあるのです。

最終的には中央倉庫のマネージャーの計らいで、店舗には20日分の在庫を置き、必要な商品を必要なだけ、単品で送ってもらう仕組みにしました。これは、店舗の在庫日数を20日分(約3週分)だけで回す決断をしたことを意味します。

在庫日数とは、保有している在庫が何日分の売り上げに相当するかを示す指標です。本部の人たちは在庫日数を議論していますが、店舗で働く人たちはあまり意識していません。実は、店舗のスタッフが在庫日数を意識すると、その店の利益は大きく増えるのです。

在庫日数=現在庫数÷平均販売数

もし、店舗で「現在は○日分の在庫しかないから、あと△日分欲しい」という会話ができるようになると、本部スタッフも店舗スタッフも在庫と売り上げや利益の関係をロジカルに考えられるようになるからです。それにもかかわらず、大半の事業者は店舗の人たちに、そんな在庫と売り上げの関係、つまり「商売で大切なこと」を考える機会を与えていないのが現実です。筆者が支援している事業者では、店舗でもこうしたことを考えるように、誰もができるように、わかりやすくアドバイスをしています。

店長や店舗を統括するエリアマネジャーとして働いてる読者の方であれば、自分の店が何日分の在庫を抱えているのかを調べてみると、新たな気づきが得られるでしょう。

計算式は、在庫日数=現在庫数÷平均販売数です。カラーサイズごとではなくても、まずは気になる商品を品番単位でも、シャツ・ブラウスやパンツなど品種単位でも構いません。

無駄な在庫を持たずに売り上げを増やせるようになるはずです。

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榮倉奈々が手掛けるジュエリーが登場 イセタンサローネでリファインメタルのポップアップイベント

リファインメタル(再生金属)を使用したジュエリーのポップアップイベント「リファインメタル#1」が東京・六本木のイセタンサローネで開催中だ。同イベントでは、一般社団法人リファインメタル協会がクリエイターと協業したジュエリーを展示販売する。初回は、榮倉奈々がスタイリストの上杉美雪と手掛けるアパレルブランド「ニューナウ(NEWNOW)」やアーティストの三浦大地、アートディレクターの山崎晴太郎が再生金属を使用したジュエリーをデザイン。リングやネックレス、ピアス、ブレスレットなど販売するジュエリーの価格は2万〜150万円程度。

リファインメタルとは、“都市鉱山”と呼ばれる家電や携帯電話の廃棄物から採れる再生金属のこと。鉱山から採掘された金属よりも環境に優しく、トレーサブルな資源だ。ジュエリーブランドの「ハム(HUM)」が、2018年から「リファインメタル プロジェクト」をはじめ、再生メタルを使用したジュエリーの販売やインスタレーションを行ってきた。ジュエリー業界全体にこの動きを広めたいと21年に一般社団法人化し、活動を広げている。

クリエイター3人の思いが込められた環境に優しいジュエリー

榮倉は、「ハム」のアトリエへ訪れた際にリファインメタルの存在を知り、このプロジェクトに参加を決めた。彼女は、「私たちの服づくりへの思いと通じるものがあると思った。ジュエリーを手掛けるのは初めてで、1年以上かけて完成した。手に取りやすい価格帯のものもあるので『ニューナウ』の洋服と合わせて楽しんでほしい」と語った。

榮倉からの紹介で参加したという三浦は、「ジュエリーが好きで、環境問題にも関心がある。両方を組み合わせられると思った」とコメント。彼は、ウエアラブルなアートをテーマに、自身が作りたいと思うジュエリーをデザインしたそうだ。

山崎は、和紙を使用してジュエリー制作に臨んだという。彼が一つ一つ折ったり、こよりにして作った紙の指輪の型に再生金属を流し込んで完成したリングは、全て1点ものだ。彼は、「2回目のジュエリーの人生で、1回目の人生で叶わなかったことを表現したいと思った」と話す。通常のジュエリーのは、磨かれ完璧で輝くものだが、彼は敢えてシンプルでプリミティブなものを作った。「人々の心の中にあるジュエリーの原点にフォーカスした」と語った。

一般社団法人リファインメタル プロジェクトの貞清智宏代表は、「リファインメタルをもっと多くの人に知ってもらい、広げていきたい。継続的にこのようなプロジェクトを開催するつもりだ」と話している。「リファインメタル#1」の会期は15日まで。

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「ルイ・ヴィトン」「シャネル」「ゲラン」の新作香水をいち早くチェック! 今週発売のビューティアイテム14選【4/14〜4/20】

ビューティアイテムの発売情報を「WWDJAPAN」的視点でピックアップ!今回は4月14〜20日に発売するアイテムを紹介します。今週はフレグランスに注目!「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」から発売になるのは、ブルガリアンローズのアブソリュートと、二酸化炭素抽出法を用いたローズ センティフォリアをキー原料としたアンバー基調の新作。「シャネル(CHANEL)」は人気の“チャンス”5番目の香りとして、ラズベリーとローズ ゼラニウムを中心としたフローラルな芳香にウッディアンバーが溶け合うフローラルフルーティーのフレグランスを発売します。フレグランスメゾン「ゲラン(GUERLAIN)」からは、コニャックメゾン「ヘネシー(HENNESSY)」とコラボレーションした人気フレグランス“アビルージュ”の限定エディションが登場。2種類の樽の中で熟成させることで特徴的なノートをじっくりと育む特殊製法を採用しています。フレグランスはファッションやメイクに華を添えるツールであると同時に、気分を変えてくれる重要アイテム。新しい香りで充実の新年度を!

【4月14日発売】
スナイデル ビューティ
(SNIDEL BEAUTY)

サマーコレクション第1弾は新色ルージュ 

「スナイデル ビューティ(SNIDEL BEAUTY)」は、自分が在りたい姿への願いを込めた“2025 サマー コレクション”を発表する。第1弾は、“ルージュ クチュール”から新3色と、“ピュア リップ シェイパー n”、“メルティング フィット バーム”を発売する。

■商品詳細

“メルティング フィット バーム”(2860円)
“ルージュ クチュール”(新3色、各3520円)
“ピュア リップ シェイパー n”(全4色、各2530円)

【4月15日発売】
ゲラン
(GUERLAIN)

コニャックの「ヘネシー」とコラボした香水

「ゲラン(GUERLAIN)」は、コニャックメゾン「ヘネシー(HENNESSY)」とコラボレーションした香水“アビルージュ スピリット パルファン”を発売する。2種類の樽の中で熟成させることで特徴的なノートをじっくりと育む特殊製法を採用し、“時間”のビジョンを表現した香りとなっている。

■商品詳細

“アビルージュ スピリット パルファン”(100mL、2万6800円)

【4月15日発売】
イニスフリー
(INNISFREE)

日本限定フェイスマスク

「イニスフリー(INNISFREE)」は、人気美容液3種のフェイスマスクを発売する。ラインアップは、“レチノール PDRN アドバンスド マスク”、“レチノール シカ リペア マスク”、“ビタC グリーンティーエンザイム ブライト マスク”の全3種。

■商品詳細

“レチノール PDRN アドバンスド マスク”(5枚入り、880円)
“レチノール シカ リペア マスク”(5枚入り、880円)
“ビタC グリーンティーエンザイム ブライト マスク”(5枚入り、880円)

【4月15日発売】
シャネル
(CHANEL)

“チャンス”5つ目の香り

「シャネル(CHANEL)」は、フレグランスライン“チャンス”から5つ目の香りとして“チャンス オー スプランディド オードゥ パルファム”を発売する。甘くフレッシュなラズベリーとローズ ゼラニウムを中心としたフローラルにウッディアンバーが溶け合う、意外性のあるフローラルフルーティーの香り。

■商品詳細

“チャンス オー スプランディド オードゥ パルファム”(50mL、1万7600円/100mL、2万4200円)

【4月15日発売】
ナチュラグラッセ
(NATURAGLACE)

“生ミント”×レモンの夏限定シリーズ

「ナチュラグラッセ(NATURAGLACE)」は夏限定のミントシリーズから、レモンとミントの爽やかな香りが楽しめる“UVプロテクションベース ML”[SPF50+・PA+++]と“スキンケアシールドルースパウダーUV ML” [SPF50+・PA+++]を発売する。希少な和薄荷(ハッカ)由来の清涼成分メントールと乳酸メンチルにより、ひんやり感とリフレッシュ感をもたらす。

■商品詳細

“UVプロテクションベース ML”[SPF50+・PA+++](30mL、3740円)
“スキンケアシールドルースパウダーUV ML” [SPF50+・PA+++](5.5g、3960円)

【4月16日発売】
雪肌精

初のUVケアミスト 

「雪肌精」は、ブランド初のUVケアミスト“スキンケア UV エッセンスミスト”を発売する。顔に直接吹き付けられる処方をコーセーで初採用したほか、ブランドの特徴である和漢植物由来の美容液成分を85%配合。メイクの上からも手軽に吹き付けられ、UVケアと潤いケアを同時にかなえる。

■商品詳細

“スキンケア UV エッセンスミスト”[SPF35・PA+++](60mL、1870円※編集部調べ)

【4月16日発売】
リファ
(REFA)

ヘアアイロン&スタイリングミルク 

「リファ(REFA)」は、うねりを整えて美しいストレートヘアに仕上げるヘアアイロン“リファパワーストレートアイロン プロ”と、人気の“リファロック”シリーズからスタイリングミルク“リファストレートロック”を発売する。

■商品詳細

“リファパワーストレートアイロン プロ”(全2色、各3万3000円)
“リファストレートロック”(100g、2800円)

【4月16日発売】
コスメデコルテ
(DECORTE)

”艶とベージュ”にこだわったネイルアイテム

「コスメデコルテ(DECORTE)」は新しいネイルアイテムとして、手肌全体を美しく魅せるネイルラッカーやトップ&ベースコート、複合的な爪の悩みをケアするネイルセラム、爪への負担感を軽減したリムーバーの全5品を発売する。

■商品詳細

“スキニフィック ネイルラッカー”(全22色、各3300円)
“クリスタルラッカー”(3300円)
“ロージーラッカー”(3300円)
リペア ネイルセラム”(4400円)
“トリートメント ネイルリムーバー”(3300円)

【4月17日発売】
ルイ・ヴィトン
(LOUIS VUITTON)

自らの道を切り開く女性に贈る新作フレグランス

「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」は、新作フレグランス“eLVes ルイ・ヴィトン オー ドゥ パルファン”を発売する。ブルガリアンローズのアブソリュートと、二酸化炭素抽出法を用いたローズ センティフォリアをキー原料とした、自らの道を切り開く女性に贈るアンバー基調の現代的なフローラルの香り。

■商品詳細

“eLVes ルイ・ヴィトン オー ドゥ パルファン”(100mL、4万6200円/200mL、6万4900円)
“トラベルケース”(100mL用、11万2200円)
“eLVes ルイ・ヴィトン トラベル スプレー”(7.5mL×4、4万6200円/レフィル7.5mL×4、1万8700円)
“ミニチュア セット”(5万2800円)

【4月17日発売】
ヒンス
(HINCE)

スキンケア第2弾 

「ヒンス(HINCE)」は、ハイドロゲルを使用した“キングスベリービタコラーゲンマスク”を発売する。ビタミンB12で実現したビタミンC誘導体とコラーゲンを配合したビタコラーゲンビーズで、トーンとキメ、艶を整えながら眠っている間にふっくらとしたハリ感のある肌印象へ導く。

■商品詳細

“キングスベリービタコラーゲンマスク”(1枚、580円/4枚、2200円)

【4月18日発売】
ランコム
(LANCOME)

紫外線カットに特化した“UV エクスペール”シリーズから新作

「ランコム(LANCOME)」は、磁石のように引き合う力に着目し開発した技術、マグネティック UVネットワークを搭載した日焼け止め下地を発売する。汗や水、こすれなどでUVブロック膜が圧力を受けると、プラスとマイナス分子が引き合う力で素早く崩れた箇所を復元し、隙なく紫外線から肌を守る。

■商品詳細

“UV エクスペール エクストリーム シールド” [SPF50+・PA++++ 耐水性★★](50mL、1万2980円)

【4月18日発売】
トーン
(TO/ONE)

“SunKissed Petals”がテーマの夏コレクション

「トーン(TO/ONE)」は、2025年夏コレクションを発売する。胸が高鳴る色とムードを楽しむ花びらをイメージした4色アイパレットや、太陽の熱をじんわり感じるような唇を演出するリップスティックなどのカラーアイテム全4品を用意した。

■商品詳細

“トーン ペタル フロート アイパレット”(新3種、各4180円)
“トーン ペタル フロート ブラッシュ”(新2色、各3300円)
“トーン カラー ブロッサム”(新2色、各2200円/レフィルのみ)
“トーン ペタル ブルーミング グロス”(限定3色、各2750円)

【4月18日発売】
イヴ・サンローラン
(YVES SAINT LAURENT)

人気ファンデ2種がパファーデザインに変身

「イヴ・サンローラン(YVES SAINT LAURENT)」は、人気ファンデーション2型をパファーデザインに生まれ変わらせた“クチュール クッションコレクション”を発売する。アンクル ド ポー ルクッションN” は、奥深いバーガンディカラー、“ラディアント タッチ グロウパクト”は、多面的な艶と輝きを放つピンクカラーの限定デザインで登場する。

■商品詳細

“アンクル ド ポー ルクッションN” [SPF23・PA++](全2色、各1万1440円)
“ラディアント タッチ グロウパクト”[SPF50+・PA++++](全2色、各1万1440円)

【4月19日発売】
メイベリン ニューヨーク
(MAYBELLINE NEW YORK)

人気マスカラから新色ピンクブラウン

「メイベリン ニューヨーク(MAYBELLINE NEW YORK)」は、人気のマスカラ“スカイハイ”から、新色の“ゆうかげモーブブラウン”を発売する。温かく柔らかなモーヴブラウンにピンクを少しプラスした色味で、自然な陰影と奥行きを出しつつ血色感を帯びた愛らしいアイメイクに仕上げる。

■商品詳細

“スカイハイ”(新1色、1540円※編集部調べ)

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【大阪・関西万博】外観だけでも楽しめる パビリオンを一挙に紹介 

4月13日に開幕する大阪・関西万博。4月9日には報道関係者向けにプレスデーを開催された、まだ一部パピリオンは準備中だったものの、その全貌が明らかになってきた。会場のシンボルとなるのは、全長約2kmの世界最大級の木造建築、大屋根リング。さらに、「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマに、8人のプロデューサーが手がけた“シグネチャーパビリオン”や、趣向を凝らした日本館、フランス館、アメリカ館などの海外パビリオンまで、大小あわせて180を超える展示が行われる。

その中でも各国や地域の文化や思想が色濃く表現されたパビリオンは、外観を眺めるだけでも楽しめるものばかり。今回は、実際に会場を一周しながら撮影した各パビリオンの外観を一挙に紹介する(※一部を除く)。時間によっても見え方が変わってくると思うので、万博に行く際の参考にしてみてほしい。

東ゲートゾーン

夢洲駅が出ると東口ゲートから入場することになるが、そこを中心とした大屋根リングの外側エリアの東ゲートゾーン。日本館をはじめ、ウーマンズ パビリオンin collaboration with Cartier、関西パビリオンなどが存在する。

NTTパビリオン

大阪ヘルスケアパビリオ Nest for Reborn

関西パビリオン

三菱未来館

パナソニックグループ パビリオン「ノモの国」

住友館

電力館 可能性のタマゴたち

ウーマンズ パビリオン in collaboration with Cartier

日本館

EXPO ホール 「シャインハット」

エンパワーリングゾーン

大屋根リング内側にある静けさの森東側のエリアのエンパワーリングゾーン。大屋根リングといくつかの通りに沿ってアメリカ館やフランス館、中国館、北欧館など多くの海外パビリオンが並んでいる。

アイルランド

マレーシア

フィリピン

アメリカ

フランス

カタール

アラブ首長国連邦

カナダ

ポルトガル

コロンビア

スイス

オーストリア

ブラジル

クウェート

中華人民共和国

バーレーン

トルクメニスタン

北欧館(デンマーク、フィンランド、アイスランド、ノルウェー、スウェーデン)

マルタ

チェコ

シグネチャーゾーン

本万博のテーマである「いのち輝く未来社会のデザイン」とは、そもそも何なのか? 8人のプロデューサーがそれぞれの視点でそのテーマを探究・表現する8つのシグネチャーパビリオンが存在するエリア。

Better Co-Being(宮田裕章)

いのちの未来(石黒浩)

いのちの遊び場 クラゲ館(中島さち子)

null2(落合陽一)

いのち動的平衡館(福岡伸一)

いのちめぐる冒険(河森正治)

EARTH MART(小山薫堂)

Dialogue Theater - いのちのあかし(河瀨直美)

ウォータープラザ

セービングゾーン

大屋根リング内側にある静けさの森西側のエリアのセービングゾーン。大屋根リングといくつかの通りに沿って海外パビリオンが並んでいる。

アンゴラ

英国

ルーマニア

ポーランド

ハンガリー

オマーン

コモンズ-D館

オランダ

ブルガリア

シンガポール

イタリア

ベルギー

欧州連合&バルト館

アルジェリア&カンボジア&チュニジア&チリ

コモンズ-C館

西ゲートゾーン

西ゲートから大屋根リング外側のエリア“西ゲートゾーン”。企業・団体パビリオンやエンタメ系施設が並ぶ。

よしもと waraii myraii館

PASONA NATUREVERSE

GUNDAM NEXT FUTURE PAVILION

飯田グループ×大阪公立大学共同出店館

コネクティングゾーン

大屋根リング内側にある静けさの森北側のエリア“コネクティングゾーン”。大屋根リングと西通りに沿って海外パビリオンが並んでいる。

セルビア

バングラデシュ&セネガル&エジプト

コモンズ-B館

ウズベキスタン

インドネシア

オーストラリア

サウジアラビア

スペイン

タイ

モナコ

トルコ

アゼルバイジャン

コモンズ-F館(アルメニア&カザフスタン&ブルネイ)

大韓民国

ドイツ

ルクセンブルク

ネパール

PHOTOS:CHIE FUKAMI

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【大阪・関西万博】外観だけでも楽しめる パビリオンを一挙に紹介 

4月13日に開幕する大阪・関西万博。4月9日には報道関係者向けにプレスデーを開催された、まだ一部パピリオンは準備中だったものの、その全貌が明らかになってきた。会場のシンボルとなるのは、全長約2kmの世界最大級の木造建築、大屋根リング。さらに、「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマに、8人のプロデューサーが手がけた“シグネチャーパビリオン”や、趣向を凝らした日本館、フランス館、アメリカ館などの海外パビリオンまで、大小あわせて180を超える展示が行われる。

その中でも各国や地域の文化や思想が色濃く表現されたパビリオンは、外観を眺めるだけでも楽しめるものばかり。今回は、実際に会場を一周しながら撮影した各パビリオンの外観を一挙に紹介する(※一部を除く)。時間によっても見え方が変わってくると思うので、万博に行く際の参考にしてみてほしい。

東ゲートゾーン

夢洲駅が出ると東口ゲートから入場することになるが、そこを中心とした大屋根リングの外側エリアの東ゲートゾーン。日本館をはじめ、ウーマンズ パビリオンin collaboration with Cartier、関西パビリオンなどが存在する。

NTTパビリオン

大阪ヘルスケアパビリオ Nest for Reborn

関西パビリオン

三菱未来館

パナソニックグループ パビリオン「ノモの国」

住友館

電力館 可能性のタマゴたち

ウーマンズ パビリオン in collaboration with Cartier

日本館

EXPO ホール 「シャインハット」

エンパワーリングゾーン

大屋根リング内側にある静けさの森東側のエリアのエンパワーリングゾーン。大屋根リングといくつかの通りに沿ってアメリカ館やフランス館、中国館、北欧館など多くの海外パビリオンが並んでいる。

アイルランド

マレーシア

フィリピン

アメリカ

フランス

カタール

アラブ首長国連邦

カナダ

ポルトガル

コロンビア

スイス

オーストリア

ブラジル

クウェート

中華人民共和国

バーレーン

トルクメニスタン

北欧館(デンマーク、フィンランド、アイスランド、ノルウェー、スウェーデン)

マルタ

チェコ

シグネチャーゾーン

本万博のテーマである「いのち輝く未来社会のデザイン」とは、そもそも何なのか? 8人のプロデューサーがそれぞれの視点でそのテーマを探究・表現する8つのシグネチャーパビリオンが存在するエリア。

Better Co-Being(宮田裕章)

いのちの未来(石黒浩)

いのちの遊び場 クラゲ館(中島さち子)

null2(落合陽一)

いのち動的平衡館(福岡伸一)

いのちめぐる冒険(河森正治)

EARTH MART(小山薫堂)

Dialogue Theater - いのちのあかし(河瀨直美)

ウォータープラザ

セービングゾーン

大屋根リング内側にある静けさの森西側のエリアのセービングゾーン。大屋根リングといくつかの通りに沿って海外パビリオンが並んでいる。

アンゴラ

英国

ルーマニア

ポーランド

ハンガリー

オマーン

コモンズ-D館

オランダ

ブルガリア

シンガポール

イタリア

ベルギー

欧州連合&バルト館

アルジェリア&カンボジア&チュニジア&チリ

コモンズ-C館

西ゲートゾーン

西ゲートから大屋根リング外側のエリア“西ゲートゾーン”。企業・団体パビリオンやエンタメ系施設が並ぶ。

よしもと waraii myraii館

PASONA NATUREVERSE

GUNDAM NEXT FUTURE PAVILION

飯田グループ×大阪公立大学共同出店館

コネクティングゾーン

大屋根リング内側にある静けさの森北側のエリア“コネクティングゾーン”。大屋根リングと西通りに沿って海外パビリオンが並んでいる。

セルビア

バングラデシュ&セネガル&エジプト

コモンズ-B館

ウズベキスタン

インドネシア

オーストラリア

サウジアラビア

スペイン

タイ

モナコ

トルコ

アゼルバイジャン

コモンズ-F館(アルメニア&カザフスタン&ブルネイ)

大韓民国

ドイツ

ルクセンブルク

ネパール

PHOTOS:CHIE FUKAMI

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マンガで学ぶ「在庫管理の魔術」 第14話:クロスシッピングが機能しないトラブル 解決のカギは“新しい〇〇”の設置

中堅アパレルのチェーンストア「ハンナズ」は、過剰在庫が原因で経営危機に瀕している。社長の安堂平磨は、娘でバイヤーの安堂あい、あいの夫で渋谷店店長の安堂徹に再生を期待するが、2人は「売れ残るリスクを抱えながら在庫を持つべきか?」それとも「売り上げが落ちるリスクを抱えながら在庫を減らすべきか?」で迷い続ける。

南関東倉庫が欲しがる商品は、他のエリアでも売れる——その傾向に気づいた地域倉庫は、在庫を囲い込むようになっていた。そうなるとクロスシッピングは上手く機能しない。万策尽きかけたと思われた頃、透は社長の平磨に呼び出される。対話の末に導き出したのは、「新たな〇〇が必要」という結論だった!

登場人物紹介

第十四話

このマンガは、ジェフ・ベゾス(Jeff Bezos)も経営陣で読んだとされるTOC(制約理論)の原点にして最高の入門書「ザ・ゴール」を原案としています。「ザ・ゴール」を中心としたマネジメント理論に関する書籍は、ダイヤモンド社が販売中です。

ORIGINAL WORKS:ELIYAHU GOLDRATT、JEF COX
SUPERVISION:YUJI KISHIRA
SCRIPT:TAKEO AOKI
COMICS:YAMA AOTA

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マンガで学ぶ「在庫管理の魔術」 第14話:クロスシッピングが機能しないトラブル 解決のカギは“新しい〇〇”の設置

中堅アパレルのチェーンストア「ハンナズ」は、過剰在庫が原因で経営危機に瀕している。社長の安堂平磨は、娘でバイヤーの安堂あい、あいの夫で渋谷店店長の安堂徹に再生を期待するが、2人は「売れ残るリスクを抱えながら在庫を持つべきか?」それとも「売り上げが落ちるリスクを抱えながら在庫を減らすべきか?」で迷い続ける。

南関東倉庫が欲しがる商品は、他のエリアでも売れる——その傾向に気づいた地域倉庫は、在庫を囲い込むようになっていた。そうなるとクロスシッピングは上手く機能しない。万策尽きかけたと思われた頃、透は社長の平磨に呼び出される。対話の末に導き出したのは、「新たな〇〇が必要」という結論だった!

登場人物紹介

第十四話

このマンガは、ジェフ・ベゾス(Jeff Bezos)も経営陣で読んだとされるTOC(制約理論)の原点にして最高の入門書「ザ・ゴール」を原案としています。「ザ・ゴール」を中心としたマネジメント理論に関する書籍は、ダイヤモンド社が販売中です。

ORIGINAL WORKS:ELIYAHU GOLDRATT、JEF COX
SUPERVISION:YUJI KISHIRA
SCRIPT:TAKEO AOKI
COMICS:YAMA AOTA

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「27歳、温泉好き」「美の国の王女」 コスメ界オリジナルキャラの秘密に迫る

「27歳、趣味は食べ歩きと旅行」「内気で頑張り屋さんの中学生」「美の王国の王女さま」―――。実はこれらは国産ドラッグストア・バラエティーショップ(以下、ドラバラ)コスメのオリジナルキャラクターたちのプロフィール。今回は彼女たちの誕生秘話や、背景にあるストーリーに迫りたい。

コラボアイテムが注目される中
オリジナルキャラクターの意義

コスメの世界では、近年ディズニーやサンリオをはじめとする「著名なキャラクター」とのコラボアイテムが続々登場している。スタイリングライフ・ホールディングス BCLカンパニーの齊藤久美子・企画本部 本部長は「著名なキャラとのコラボは、これまで接点がなかったお客さまに、ブランドを知っていただくという意味では大きな存在です」と話す。

一方で、コラボ終了後も製品を愛用してもらえるかというと、それはまた別の問題。そこから先は、製品やブランドそのものの魅力が不可欠になる。

「肌が乾燥して困った時に、真っ先に思い浮かべていただけるブランドを目指して、2021年に立ち上げたのが『乾燥さん(KANSOSAN)」』です。市場にはすでにたくさんの乾燥対策ブランドが存在していますから、製品の特長や魅力をお伝えするために、オリジナルのキャラクター乾燥守子を通したコミュニケーションを考えていました」。

生活者の共感を得る「絶妙な困り顔」

キャラありきでスタートした「乾燥さん」だが、制作過程で最もこだわったのは、その「表情」であるという。「乾燥して困るという、日常によくある感情を表現したかった。困りすぎても共感しにくいですし、乾燥して困った時に、隣にいて『そうよね』と寄り添ってくれるような人物像を目指しました」。

試行錯誤の末に誕生したのが「何ともいえない無表情」のキャラクターだ。ゆるさもあるビミョーな困り顔は、生活者にも支持を受け、今では「外箱やシールを剥がすと、乾燥さんがいなくなって寂しい」という声が寄せられているという。

この乾燥守子をはじめ、コスメ界にはオリジナルのヒロインたちが存在する。そこで、彼女たちのプロフィールと、細部まで作り込まれた設定を紹介する。

推定27歳、趣味は食べ歩きと旅行
「乾燥守子」

「乾燥さん」のキャラクターの名前は「乾燥守子(かんそうもりこ)」。11月9日生まれの、推定27歳。趣味は食べ歩きと旅行、温泉に入ること。

個人的に「推定27歳とは、意外にお姉さん!?」という印象を抱いたが、実はこれにもちゃんと理由がある。「乾燥に悩むのは、メイクをして外出する働く女性に多い。よく28歳はお肌の曲がり角と言われますが、本格的なエイジングの影響が始まる、その少し手前という設定です」。

ブランドの公式インスタグラムでは、定期的に乾燥守子のカレンダーを公開している。「大人しそうに見えて実はアクティブなタイプで、夏はプール、冬はスキーを楽しむ守子をご覧いただけます」と斉藤本部長。そのうち「乾燥が苦手で行けなかった、砂漠地帯への旅」を実現させた、守子の姿を見られるかもしれない。

2024年にはテレビCMを放映し、認知を広く拡大。25年2月にはドラッグストアの入口にある防犯ゲートに、乾燥守子の広告を出す試みも。ブランドカラーのイエローが映えるデザインはインパクトがあり、2月の売上高は前月比2.3倍を記録した。

内気でキレイになりたい、頑張り屋さんの中学生
「撫子ちゃん」

石澤研究所の「毛穴撫子(KEANA NADESHIKO)」は、名前の通り毛穴悩みをさまざまな角度からケアするシリーズ。2007年に「毛穴撫子 重曹スクラブ洗顔」からスタートしたブランドだ。キャラクターの名前は「撫子(なでしこ)ちゃん」。

石澤研究所の林萌絵・広報担当は、「撫子ちゃんは、昭和の街並みが残る、現代の東京に住む中学生です。内気なちょっぴりオタク気質で、好きなことはラジオを聞くことと、マンガを描くこと。そして、キレイになりたい頑張り屋さんでもあります」と話す。

昭和世代には懐かしく、若年層にはレトロな世界観。そして誰もが通り過ぎてきた中学時代の「クラスに1人いそうな人物像」に、共感を抱く人も多いのではないだろうか。「お客さまからは『レトロかわいい』『親しみやすい』というお声をいただいています。09年には、男の子シリーズのデビューとともに、新キャラクター「男子くん(だんしくん)」が登場しました。撫子ちゃんと男子くんは実は両想いですが、お互いそっけない態度を取るために、恋愛は成就していない模様です」という。

23年にはブランドの世界観を表現したイベント「毛穴撫子 町内夏祭り」を開催。製品やグッズの販売に加え、人気製品が当たる大抽選会を実施。特に注目されたのは、手でつかむモーションに反応する「毛穴すっきりゲーム」だ。角栓に手をかざすことで、重曹の力でやさしくオフするという、製品の効果と世界観を伝えるユニークな試みである。

お嬢さま言葉で美の掟を語る、美の王国の王女
「エリザベート・姫子」

2005年に誕生した伊勢半の「ヒロインメイク(HEROINE MAKE)」は、今年で20周年を迎えるメイクアップブランド。マスカラやアイライナーなど、落ちにくさを特長とするアイメイクからスタートした。

伊勢半の橋本由理・ヒロインメイクPR担当は「当時は昭和のマンガが、続々とアニメ化、ドラマ化された時期でした。少女漫画のヒロインのように、可憐でありながらどんな過酷な状況でも『美しくあるために努力している』女性のアイコンとして、エリザベート・姫子は誕生しました」と話す。

「エリザベート・姫子は、美の王国の王女さまです。父である国王に、いずれ立派な女王となるために、人間界で社会勉強するように言われ、愛猫シルフィと共に人間界に降り立ちます。そこで出会った美に悩む女の子たちに、美の王国の『キレイになるためのアイテム』を、美の経典に記された『掟』と共に授けていくという設定です」

製品のキャッチコピーでもある、美の経典に記された『掟』が実に印象的だ。「涙は美しく流すものです」「夕方のポロポロ落ちを許してはなりません」など、世界観と合致したお嬢さま言葉はインパクトがある。

「2006年には、香港・韓国・台湾に進出を果たしました。海外ではMANGA=メイドインジャパンのイメージが定着しており、姫子のイラストは、『高品質な日本製』を表すものとしても受け入れられているようです」。

20周年にあたる今年は、姫子も特別なドレスをまとって公式サイトに登場。周年記念の第1弾として、3月にはシルクのドレスにインスパイアされた限定のマスカラを発売。今後は「パールのティアラ」「ゴールドの王笏」「ダイヤのネックレス」をモチーフにしたアイテムが登場予定という。

今回取材したキャラをあらためて見渡すと、乾燥守子は職場に、撫子ちゃんはクラスに1人はいそうな人物像であり、エリザベート・姫子は、女性が一度は憧れる「プリンセス」である。どのキャラクターも「共感」や「憧れ」など、女性の心に刺さる要素があると思う。

また、それぞれキャラを通して「乾燥」「毛穴」「落ちにくさ」という製品の機能が思い浮かび、ブランドの世界観と上手にリンクしている点も見逃せない。

著名なキャラとのコラボには、「動かせないレギュレーション」が存在するなか、オリジナルのキャラは「1から世界を構築できる」のが醍醐味であろう。コスメのヒロインたちが今後どのように活躍するのか、そして各社が世界観を生かしたどのようなプロモーションを展開するのか、ワクワクしながら見守りたい。

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「27歳、温泉好き」「美の国の王女」 コスメ界オリジナルキャラの秘密に迫る

「27歳、趣味は食べ歩きと旅行」「内気で頑張り屋さんの中学生」「美の王国の王女さま」―――。実はこれらは国産ドラッグストア・バラエティーショップ(以下、ドラバラ)コスメのオリジナルキャラクターたちのプロフィール。今回は彼女たちの誕生秘話や、背景にあるストーリーに迫りたい。

コラボアイテムが注目される中
オリジナルキャラクターの意義

コスメの世界では、近年ディズニーやサンリオをはじめとする「著名なキャラクター」とのコラボアイテムが続々登場している。スタイリングライフ・ホールディングス BCLカンパニーの齊藤久美子・企画本部 本部長は「著名なキャラとのコラボは、これまで接点がなかったお客さまに、ブランドを知っていただくという意味では大きな存在です」と話す。

一方で、コラボ終了後も製品を愛用してもらえるかというと、それはまた別の問題。そこから先は、製品やブランドそのものの魅力が不可欠になる。

「肌が乾燥して困った時に、真っ先に思い浮かべていただけるブランドを目指して、2021年に立ち上げたのが『乾燥さん(KANSOSAN)」』です。市場にはすでにたくさんの乾燥対策ブランドが存在していますから、製品の特長や魅力をお伝えするために、オリジナルのキャラクター乾燥守子を通したコミュニケーションを考えていました」。

生活者の共感を得る「絶妙な困り顔」

キャラありきでスタートした「乾燥さん」だが、制作過程で最もこだわったのは、その「表情」であるという。「乾燥して困るという、日常によくある感情を表現したかった。困りすぎても共感しにくいですし、乾燥して困った時に、隣にいて『そうよね』と寄り添ってくれるような人物像を目指しました」。

試行錯誤の末に誕生したのが「何ともいえない無表情」のキャラクターだ。ゆるさもあるビミョーな困り顔は、生活者にも支持を受け、今では「外箱やシールを剥がすと、乾燥さんがいなくなって寂しい」という声が寄せられているという。

この乾燥守子をはじめ、コスメ界にはオリジナルのヒロインたちが存在する。そこで、彼女たちのプロフィールと、細部まで作り込まれた設定を紹介する。

推定27歳、趣味は食べ歩きと旅行
「乾燥守子」

「乾燥さん」のキャラクターの名前は「乾燥守子(かんそうもりこ)」。11月9日生まれの、推定27歳。趣味は食べ歩きと旅行、温泉に入ること。

個人的に「推定27歳とは、意外にお姉さん!?」という印象を抱いたが、実はこれにもちゃんと理由がある。「乾燥に悩むのは、メイクをして外出する働く女性に多い。よく28歳はお肌の曲がり角と言われますが、本格的なエイジングの影響が始まる、その少し手前という設定です」。

ブランドの公式インスタグラムでは、定期的に乾燥守子のカレンダーを公開している。「大人しそうに見えて実はアクティブなタイプで、夏はプール、冬はスキーを楽しむ守子をご覧いただけます」と斉藤本部長。そのうち「乾燥が苦手で行けなかった、砂漠地帯への旅」を実現させた、守子の姿を見られるかもしれない。

2024年にはテレビCMを放映し、認知を広く拡大。25年2月にはドラッグストアの入口にある防犯ゲートに、乾燥守子の広告を出す試みも。ブランドカラーのイエローが映えるデザインはインパクトがあり、2月の売上高は前月比2.3倍を記録した。

内気でキレイになりたい、頑張り屋さんの中学生
「撫子ちゃん」

石澤研究所の「毛穴撫子(KEANA NADESHIKO)」は、名前の通り毛穴悩みをさまざまな角度からケアするシリーズ。2007年に「毛穴撫子 重曹スクラブ洗顔」からスタートしたブランドだ。キャラクターの名前は「撫子(なでしこ)ちゃん」。

石澤研究所の林萌絵・広報担当は、「撫子ちゃんは、昭和の街並みが残る、現代の東京に住む中学生です。内気なちょっぴりオタク気質で、好きなことはラジオを聞くことと、マンガを描くこと。そして、キレイになりたい頑張り屋さんでもあります」と話す。

昭和世代には懐かしく、若年層にはレトロな世界観。そして誰もが通り過ぎてきた中学時代の「クラスに1人いそうな人物像」に、共感を抱く人も多いのではないだろうか。「お客さまからは『レトロかわいい』『親しみやすい』というお声をいただいています。09年には、男の子シリーズのデビューとともに、新キャラクター「男子くん(だんしくん)」が登場しました。撫子ちゃんと男子くんは実は両想いですが、お互いそっけない態度を取るために、恋愛は成就していない模様です」という。

23年にはブランドの世界観を表現したイベント「毛穴撫子 町内夏祭り」を開催。製品やグッズの販売に加え、人気製品が当たる大抽選会を実施。特に注目されたのは、手でつかむモーションに反応する「毛穴すっきりゲーム」だ。角栓に手をかざすことで、重曹の力でやさしくオフするという、製品の効果と世界観を伝えるユニークな試みである。

お嬢さま言葉で美の掟を語る、美の王国の王女
「エリザベート・姫子」

2005年に誕生した伊勢半の「ヒロインメイク(HEROINE MAKE)」は、今年で20周年を迎えるメイクアップブランド。マスカラやアイライナーなど、落ちにくさを特長とするアイメイクからスタートした。

伊勢半の橋本由理・ヒロインメイクPR担当は「当時は昭和のマンガが、続々とアニメ化、ドラマ化された時期でした。少女漫画のヒロインのように、可憐でありながらどんな過酷な状況でも『美しくあるために努力している』女性のアイコンとして、エリザベート・姫子は誕生しました」と話す。

「エリザベート・姫子は、美の王国の王女さまです。父である国王に、いずれ立派な女王となるために、人間界で社会勉強するように言われ、愛猫シルフィと共に人間界に降り立ちます。そこで出会った美に悩む女の子たちに、美の王国の『キレイになるためのアイテム』を、美の経典に記された『掟』と共に授けていくという設定です」

製品のキャッチコピーでもある、美の経典に記された『掟』が実に印象的だ。「涙は美しく流すものです」「夕方のポロポロ落ちを許してはなりません」など、世界観と合致したお嬢さま言葉はインパクトがある。

「2006年には、香港・韓国・台湾に進出を果たしました。海外ではMANGA=メイドインジャパンのイメージが定着しており、姫子のイラストは、『高品質な日本製』を表すものとしても受け入れられているようです」。

20周年にあたる今年は、姫子も特別なドレスをまとって公式サイトに登場。周年記念の第1弾として、3月にはシルクのドレスにインスパイアされた限定のマスカラを発売。今後は「パールのティアラ」「ゴールドの王笏」「ダイヤのネックレス」をモチーフにしたアイテムが登場予定という。

今回取材したキャラをあらためて見渡すと、乾燥守子は職場に、撫子ちゃんはクラスに1人はいそうな人物像であり、エリザベート・姫子は、女性が一度は憧れる「プリンセス」である。どのキャラクターも「共感」や「憧れ」など、女性の心に刺さる要素があると思う。

また、それぞれキャラを通して「乾燥」「毛穴」「落ちにくさ」という製品の機能が思い浮かび、ブランドの世界観と上手にリンクしている点も見逃せない。

著名なキャラとのコラボには、「動かせないレギュレーション」が存在するなか、オリジナルのキャラは「1から世界を構築できる」のが醍醐味であろう。コスメのヒロインたちが今後どのように活躍するのか、そして各社が世界観を生かしたどのようなプロモーションを展開するのか、ワクワクしながら見守りたい。

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「UT」×「機動戦士ガンダム」や「ディーン&デルーカ」が「ブリーフィング」とコラボ した初のキャリーケースなど! 来週発売のファッションアイテム8選【4/14〜4/20】

ファッションアイテムの発売情報を「WWDJAPAN」的視点でピックアップ!今回は4月14〜20日に発売するアイテムを紹介します。「ユニクロ(UNIQLO)」の「UT」は、「機動戦士ガンダム」シリーズとのコラボTシャツを14日に発売します。「機動戦士ガンダム」45周年記念ということもあり、同シリーズのロボット兵器“モビルスーツ”のデザインを手掛けた大河原邦男デザイナーが今回のために描き下ろしたスペシャルなコラボ。このデザイン、ファンにはたまらないですね。

一方、最近さまざまなブランドとの取り組みが盛んな「ディーン&デルーカ(DEAN & DELUCA)」は、「ブリーフィング(BRIEFING)」とのコラボアイテムを発売します。注目は初となるキャリーケース。マットな質感のホワイトで両ブランドのロゴをあしらったシンプルかつスマートなデザイン。国内線(100席以上)の機内持ち込み対応サイズで、これからの行楽シーズン、2、3泊程度の旅行にぴったりです。

【4月14日発売】
ユニクロ
(UNIQLO)

「機動戦士ガンダム」コラボ
大河原デザイナーの描き下ろしも

「ユニクロ(UNIQLO)」の「UT」は、「機動戦士ガンダム」シリーズとのコラボTシャツを発売する。「機動戦士ガンダム」の45周年を記念したもので、同シリーズのロボット兵器“モビルスーツ”を手掛ける、大河原邦男デザイナーが今回のために描き下ろしたデザインを含む、Tシャツ4型を制作した。

■商品詳細

コラボTシャツ(1990円)

【4月14日発売】
ユニクロ
(UNIQLO)

「くまのがっこう」コラボ
キッズ・ベビー向けパジャマ

「ユニクロ(UNIQLO)」の「UT」は、絵本作品「くまのがっこう」シリーズとコラボした、キッズ・ベビー向けパジャマを発売する。シリーズ1作目「くまのがっこう」と2作目「ジャッキーのいもうと」をテーマに、物語の温かな世界観を表現した。

■商品詳細

コラボパジャマ/キッズ・ベビー(1500円)

【4月15日発売】
ディーゼル
(DIESEL)

SEVENTEENホシとコラボ
ウエアやバッグ、チャームなど

「ディーゼル(DIESEL)」は、ブランドアンバサダーを務める、SEVENTEENのホシ(Hoshi)とのコラボアイテムを発売する。グレン・マーティンス(Glenn Martens)=「ディーゼル」クリエイティブ・ディレクターが、ホシの感性に敬意を表し、14アイテムを制作、すでに公式オンラインで先行予約を受け付けている。

■商品詳細

コラボパーカ(3万9600円〜)
コラボロンT(2万5300円)
コラボパンツ(5万9400円)
コラボキャップ(1万8700円)
コラボバッグ(9万1300円〜)
※一部商品

【4月15日発売】
ディーン&デルーカ
(DEAN & DELUCA)

「ブリーフィング」コラボ
初のキャリーケース

「ディーン&デルーカ(DEAN & DELUCA)」は、「ブリーフィング(BRIEFING)」とのコラボアイテムを発売する。コラボアイテムは、“食を巡る旅”をテーマとし、初となるキャリーケースのほか、“サコッシュトートバッグ”、“トラベルポーチ”をラインアップする。

■商品詳細

コラボキャリーケース(6万4900円)
コラボサコッシュ&トートバッグ(1万5400円)
コラボポーチ(5500円〜)

【4月16日順次発売】
フェイラー
(FEILER)

「クラウディ」コラボ
日本の四季をイメージ

「フェイラー(FEILER)」の新ライン“フェイラー クリアレーベル(FEILER CLEAR LABEL)”は、ガーナで生産した雑貨やアパレルを展開する「クラウディ(CLOUDY)」とのコラボアイテム全9種を発売する。日本の四季をイメージし、花のつぼみが整列しているパターンをあしらう。「クラウディ」のガーナ人デザイナーが描いたテキスタイルを、ドイツの伝統工芸織物シュニール織で表現した。

■商品詳細

コラボハンカチ(2750円)
コラボバッグ(1万6500円〜)
コラボポーチ(8250円〜)
コラボチャーム(2750円)
コラボゲスト(6600円)

【4月18日発売】
ビームス
(BEAMS)

「セイコー プロスペックス」に別注
300本限定“モンスター”

ビームス(BEAMS)は、「セイコー プロスペックス(SEIKO PROSPEX)」に別注したダイバーズウオッチを発売する。シリアルナンバー入りで300本限定。“モンスター”の愛称で親しまれる、2000年に発売したウオッチ“SKX781”シリーズを土台とし、シルバーとゴールドをメーンに配色した。すでに公式オンラインで予約を受け付けている。

■商品詳細

別注ウオッチ(8万2500円/300本限定)

【4月18日発売】
マリメッコ
(MARIMEKKO)

ストリートラインから
2025年春夏コレクション

「マリメッコ(MARIMEKKO)」のストリートウエアライン“マリメッコ キオスキ(MARIMEKKO KIOSKI)”は、2025年春夏コレクションを順次発売する。ウエアやバッグ、キャップ、キーチャームなどを制作、“ウニッコ(UNIKKO)”や“ヴィヒキルース(VIHKIRUUSU)”、“ヨカポイカ(JOKAPOIKA)”などをデザインした。

■商品詳細

シャツ(4万700円)
Tシャツ(2万2000円〜)
スエット(4万700円〜)
ショートパンツ(3万1900円〜)
バッグ(1万3200円)
※一部商品

【4月19日先行発売】
カナダグース
(CANADA GOOSE)

ブランド初のアイウエア
16スタイルを制作

「カナダグース(CANADA GOOSE)」は、ブランド初のアイウエアを発売する。2025年春夏コレクションからウィメンズと、メンズ、ユニセックスを含む16スタイルを用意。4月19日に公式オンラインで先行発売、4月26日から「カナダグース」銀座店で販売する。

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「UT」×「機動戦士ガンダム」や「ディーン&デルーカ」が「ブリーフィング」とコラボ した初のキャリーケースなど! 来週発売のファッションアイテム8選【4/14〜4/20】

ファッションアイテムの発売情報を「WWDJAPAN」的視点でピックアップ!今回は4月14〜20日に発売するアイテムを紹介します。「ユニクロ(UNIQLO)」の「UT」は、「機動戦士ガンダム」シリーズとのコラボTシャツを14日に発売します。「機動戦士ガンダム」45周年記念ということもあり、同シリーズのロボット兵器“モビルスーツ”のデザインを手掛けた大河原邦男デザイナーが今回のために描き下ろしたスペシャルなコラボ。このデザイン、ファンにはたまらないですね。

一方、最近さまざまなブランドとの取り組みが盛んな「ディーン&デルーカ(DEAN & DELUCA)」は、「ブリーフィング(BRIEFING)」とのコラボアイテムを発売します。注目は初となるキャリーケース。マットな質感のホワイトで両ブランドのロゴをあしらったシンプルかつスマートなデザイン。国内線(100席以上)の機内持ち込み対応サイズで、これからの行楽シーズン、2、3泊程度の旅行にぴったりです。

【4月14日発売】
ユニクロ
(UNIQLO)

「機動戦士ガンダム」コラボ
大河原デザイナーの描き下ろしも

「ユニクロ(UNIQLO)」の「UT」は、「機動戦士ガンダム」シリーズとのコラボTシャツを発売する。「機動戦士ガンダム」の45周年を記念したもので、同シリーズのロボット兵器“モビルスーツ”を手掛ける、大河原邦男デザイナーが今回のために描き下ろしたデザインを含む、Tシャツ4型を制作した。

■商品詳細

コラボTシャツ(1990円)

【4月14日発売】
ユニクロ
(UNIQLO)

「くまのがっこう」コラボ
キッズ・ベビー向けパジャマ

「ユニクロ(UNIQLO)」の「UT」は、絵本作品「くまのがっこう」シリーズとコラボした、キッズ・ベビー向けパジャマを発売する。シリーズ1作目「くまのがっこう」と2作目「ジャッキーのいもうと」をテーマに、物語の温かな世界観を表現した。

■商品詳細

コラボパジャマ/キッズ・ベビー(1500円)

【4月15日発売】
ディーゼル
(DIESEL)

SEVENTEENホシとコラボ
ウエアやバッグ、チャームなど

「ディーゼル(DIESEL)」は、ブランドアンバサダーを務める、SEVENTEENのホシ(Hoshi)とのコラボアイテムを発売する。グレン・マーティンス(Glenn Martens)=「ディーゼル」クリエイティブ・ディレクターが、ホシの感性に敬意を表し、14アイテムを制作、すでに公式オンラインで先行予約を受け付けている。

■商品詳細

コラボパーカ(3万9600円〜)
コラボロンT(2万5300円)
コラボパンツ(5万9400円)
コラボキャップ(1万8700円)
コラボバッグ(9万1300円〜)
※一部商品

【4月15日発売】
ディーン&デルーカ
(DEAN & DELUCA)

「ブリーフィング」コラボ
初のキャリーケース

「ディーン&デルーカ(DEAN & DELUCA)」は、「ブリーフィング(BRIEFING)」とのコラボアイテムを発売する。コラボアイテムは、“食を巡る旅”をテーマとし、初となるキャリーケースのほか、“サコッシュトートバッグ”、“トラベルポーチ”をラインアップする。

■商品詳細

コラボキャリーケース(6万4900円)
コラボサコッシュ&トートバッグ(1万5400円)
コラボポーチ(5500円〜)

【4月16日順次発売】
フェイラー
(FEILER)

「クラウディ」コラボ
日本の四季をイメージ

「フェイラー(FEILER)」の新ライン“フェイラー クリアレーベル(FEILER CLEAR LABEL)”は、ガーナで生産した雑貨やアパレルを展開する「クラウディ(CLOUDY)」とのコラボアイテム全9種を発売する。日本の四季をイメージし、花のつぼみが整列しているパターンをあしらう。「クラウディ」のガーナ人デザイナーが描いたテキスタイルを、ドイツの伝統工芸織物シュニール織で表現した。

■商品詳細

コラボハンカチ(2750円)
コラボバッグ(1万6500円〜)
コラボポーチ(8250円〜)
コラボチャーム(2750円)
コラボゲスト(6600円)

【4月18日発売】
ビームス
(BEAMS)

「セイコー プロスペックス」に別注
300本限定“モンスター”

ビームス(BEAMS)は、「セイコー プロスペックス(SEIKO PROSPEX)」に別注したダイバーズウオッチを発売する。シリアルナンバー入りで300本限定。“モンスター”の愛称で親しまれる、2000年に発売したウオッチ“SKX781”シリーズを土台とし、シルバーとゴールドをメーンに配色した。すでに公式オンラインで予約を受け付けている。

■商品詳細

別注ウオッチ(8万2500円/300本限定)

【4月18日発売】
マリメッコ
(MARIMEKKO)

ストリートラインから
2025年春夏コレクション

「マリメッコ(MARIMEKKO)」のストリートウエアライン“マリメッコ キオスキ(MARIMEKKO KIOSKI)”は、2025年春夏コレクションを順次発売する。ウエアやバッグ、キャップ、キーチャームなどを制作、“ウニッコ(UNIKKO)”や“ヴィヒキルース(VIHKIRUUSU)”、“ヨカポイカ(JOKAPOIKA)”などをデザインした。

■商品詳細

シャツ(4万700円)
Tシャツ(2万2000円〜)
スエット(4万700円〜)
ショートパンツ(3万1900円〜)
バッグ(1万3200円)
※一部商品

【4月19日先行発売】
カナダグース
(CANADA GOOSE)

ブランド初のアイウエア
16スタイルを制作

「カナダグース(CANADA GOOSE)」は、ブランド初のアイウエアを発売する。2025年春夏コレクションからウィメンズと、メンズ、ユニセックスを含む16スタイルを用意。4月19日に公式オンラインで先行発売、4月26日から「カナダグース」銀座店で販売する。

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オンワード「らしくない」新入社員をスナップ! 今年はウィゴーからも参戦

オンワードホールディングスはこのほど、2025年度のグループ入社式を実施し、245人の新顔がグループに加わった。同社は昨年から、式における新入社員の私服参加を解禁。新入社員たちは「最も自信を持てる」ファッションでランウエイを歩いて入場し、家族向けにライブ配信を実施した。

価値観やスタイルが枝分かれし、それゆえ企業やブランドが届ける価値も多様さが求められる昨今のファッション業界。アパレル企業も、画一的な思考や発想にしばられないことこそが、今の時代に重要であると認識している。業界の重鎮・オンワードの入社式における私服解禁も、その象徴的なアクションといえるだろう。「人生を輝かせるお手伝いをしていくことがオンワードグループのミッション。エンターテインメントや推し活カルチャーの広がり、デジタル技術の進歩で、日々新しい『潤いと彩り』の可能性が誕生している。皆さん自身が主役となり、新しい事業を作っていっていただきたい」(入社式に登壇した保元道宣社長)。

初めて服装を自由化した昨年の入社式では、新入社員らしくマジメにジャケットを着こなす社員もいる一方、「TPO?何それ知らない」を貫く有望株もいた。今年の入社式は、昨年グループ傘下となったウィゴーの新入社員も加わり、さらに多様性がパワーアップした印象だ。会場で、これまでの大手アパレルのオンワードのイメージからすると「らしくない」、一際異彩を放っていた新入社員たちのスナップをお届けする。

オンワード樫山 パタンナー 長谷川耀大さん

Q.今日のコーディネートは?
祖父から譲り受けた「アルマーニ」のスーツ、「ボス」のシャツ、「サンローラン」のブーツ。

Q.入社を決めた理由は?
インターンに参加して、自分が成長できる環境だと思った。

Q.入社してからやりたいこと
「ジョゼフオム(JOSEPH HOMME)」のパタンナー

オンワード樫山 デザイナー 櫻井莉子さん

Q.今日のコーディネートは?

パリで出合った古着です!

オンワード樫山 パタンナー 溝口夏菜さん

Q.今日のコーディネートは?
自分で作ったスカート。

オンワードデジタルラボ 小林優望さん

Q.今日のコーディネートは?
スーツはお父さんのおさがり。ポイントは、花柄のビンテージネクタイ。

Q.入社してからやりたいこと
人を毎日笑顔にする仕事がしたいです。

オンワードデジタルラボ シンモンインさん

Q.今日のコーディネートは?
自分が外国人であることを表現するために、中国の伝統的な衣装を選びました。衣装はオーダーメイドです。

Q.入社を決めた理由は?
ホワイト企業そうだったから(笑)。

ウィゴー 木村透椰さん

Q.今日のコーディネートは?
最近はまった「NANA」をイメージした。ポイントは、はまり始めた次の日に買ったチェックのスカートのレイヤード。「NANA」は、とにかくおしゃれなところが好き。

KASHIYAMA SAGA(縫製工場) 小室栞

Q.入社を決めた理由は?
縫製がやりたくて入社。千葉から佐賀に移住して、がんばります! 今年入社が私1人で寂しいので「キキ」をジャケットにつけました。

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