「イヴ・サンローラン(YVES SAINT LAURENT)」は10月4日、アイコンフレグランス“リブレ”から“オーデパルファム フローラル”(10mL、5390円※限定/30mL、1万3750円/50mL、1万9910円)を発売する。9月25日に公式ECと表参道旗艦店で先行発売する。クールでマスキュリンなラベンダーに、フェミニンでセンシュアルなオレンジブロッサムとクリーミーな甘さのパームツリーフラワー、スパイシーなリリーフラワーアコードを加えた。コンセプトは、「ただ咲くのではなく、内なる炎を咲かせる」。
「イヴ・サンローラン(YVES SAINT LAURENT)」は10月4日、アイコンフレグランス“リブレ”から“オーデパルファム フローラル”(10mL、5390円※限定/30mL、1万3750円/50mL、1万9910円)を発売する。9月25日に公式ECと表参道旗艦店で先行発売する。クールでマスキュリンなラベンダーに、フェミニンでセンシュアルなオレンジブロッサムとクリーミーな甘さのパームツリーフラワー、スパイシーなリリーフラワーアコードを加えた。コンセプトは、「ただ咲くのではなく、内なる炎を咲かせる」。
同ブランドは「RFWT」主催の日本ファッション・ウィーク推進機構(JFWO)によるサポートプログラム「JFW ネクスト ブランド アワード2025(JFW NEXT BRAND AWARD 2025)」でのグランプリ受賞のサポートを受け、ブランド初のランウエイショーに挑んだ。中島デザイナーは「ドリス ヴァン ノッテン(DRIES VAN NOTEN)」や「イッセイ ミヤケ(ISSEY MIYAKE)」で経験を積んだ実力派で、緻密な構造と大胆な色柄使いのバランスに優れたデザイナーだ。一方で、ショーの一瞬だけでは伝わりづらい職人肌な一面もあり、スタイルや世界観作りにおいては未知数でもあった。
香水などを邪魔しない無香料タイプが好きならば、「エイトザタラソ(8 THE THALASSO)」の“ウォーターレス ドライシャンプー”(80g、1320円)。植物由来の皮脂吸着パウダーが余分な皮脂をオフし、シャンプーしたてのようなふんわりサラサラの髪へと導く。皮脂や汗などによるベタつきのケアや、ペタンコ前髪のリメイクにもぴったり。海洋深層水など海洋由来の美髪成分を厳選配合し、頭皮の皮脂を抑えながら髪のパサつきを防ぎ、ダメージを補修する。ボディーにも使えるマルチなドライシャンプーで、香りを付けたくない人にもおすすめ。
ビューティアイテムの発売情報を「WWDJAPAN」的視点でピックアップ!今回は9月2〜8日に発売するアイテムを紹介します。今週の注目はリップアイテム!「イヴ・サンローラン(YVES SAINT LAURENT)」は唇のpHレベルと水分量に反応し、1人1人に合った自然な血色感のあるヌードカラーが魅力のリップバームを発売します。同ブランド初のリップバーム。その発色はもちろんのこと、艶感やパッケージデザインの愛らしさも要チェックです。「ジルスチュアート ビューティ(JILL STUART BEAUTY)」は、人気フレグランス“クリスタルブルーム”シリーズの10周年を記念した限定コレクションを発売します。人気のリップ美容液にも新色が登場。今回の色味も話題になりそうです。ほか、「リリミュウ(RIRIMEW)」はバターのようにとろけるリップスティックを、「レブロン(REVLON)」はバームリップ“レブロン シアー バーム クレヨン”から秋の新色を、「トム フォード ビューティ(TOM FORD BEAUTY)」はバージョンアップさせた“リップ カラー”を発売。まだまだ暑い日が続きますが、まずは唇から秋の装いを始めてみては?
「ジルスチュアート ビューティ(JILL STUART BEAUTY)」は、人気フレグランス“クリスタルブルーム”シリーズの10周年を記念した限定コレクションを発売する。商品はオードパルファンやハンドクリームなどのフレグランスアイテムに加え、人気のアイシャドウパレットやチーク、化粧下地の限定色、リップ美容液の新色を用意した。
「ビーミングバイビームス(B:MING BY BEAMS)」は、「リーバイス(LEVI'S)」のアイコンジーンズ“501”のエクスクルーシブモデルを発売する。同アイテムは、通常のレングスが26インチサイズのみの “501クロップ(CROP)”に28インチサイズを加えた2サイズでラインアップ。“501”特有の“シュリンク・トゥ・フィット”生地にストレッチ素材を加え、穿き心地も追求した。
「ロジア バイ ハーリップトゥ(ROSIER BY HER LIP TO)」は、穿くだけでスタイルアップがかなう“パーフェクト ヒップ ガードル”を発売する。ヒップ下から太ももにかけて、お肉を持ち上げるヒップアップパネルを内臓し、上部にお肉を逃すことでヒップトップの位置を上げ、無理に締め付けることなくシェイプアップする。
「ディースクエアード(DSQUARED2)」は、新カプセルコレクション“アイコン ニュー ジェネレーション(ICON NEW GENERATION)”を発売する。また、これを記念し9月4日から10月3日まで銀座のディースクエアード東京でポップアップストアを開催する。同コレクションは斜めにデザインしたロゴと造形的でオーバーサイズなシルエットが特徴で、ジャケットやハーフパンツなどをラインアップするほか、同ポップアップ限定のパーカもそろえる。
「ビーミングバイビームス(B:MING BY BEAMS)」は、「リーバイス(LEVI'S)」のアイコンジーンズ“501”のエクスクルーシブモデルを発売する。同アイテムは、通常のレングスが26インチサイズのみの “501クロップ(CROP)”に28インチサイズを加えた2サイズでラインアップ。“501”特有の“シュリンク・トゥ・フィット”生地にストレッチ素材を加え、穿き心地も追求した。
「ロジア バイ ハーリップトゥ(ROSIER BY HER LIP TO)」は、穿くだけでスタイルアップがかなう“パーフェクト ヒップ ガードル”を発売する。ヒップ下から太ももにかけて、お肉を持ち上げるヒップアップパネルを内臓し、上部にお肉を逃すことでヒップトップの位置を上げ、無理に締め付けることなくシェイプアップする。
「ディースクエアード(DSQUARED2)」は、新カプセルコレクション“アイコン ニュー ジェネレーション(ICON NEW GENERATION)”を発売する。また、これを記念し9月4日から10月3日まで銀座のディースクエアード東京でポップアップストアを開催する。同コレクションは斜めにデザインしたロゴと造形的でオーバーサイズなシルエットが特徴で、ジャケットやハーフパンツなどをラインアップするほか、同ポップアップ限定のパーカもそろえる。
美容機器部門ではMTG「リファ(REFA)」の勢いが止まらず、ついに5連覇を達成した。ただ、これまでずっとドライヤーが1位だったのに対し、今回は初めてヘアアイロンがNo.1に。ヘアカラーのトレンドがベージュやブラウン系などベーシックな色になった一方で、顔周りのデザインで遊ぶサロンユーザーが増えている。そうした流れを反映した結果、アイロンが浮上したと思われる。2位は、同じく「リファ」の“ビューテック ドライヤースマート ダブル”が受賞。3位には、「ダイソン(DYSON)」の“スーパーソニック r ヘアドライヤー”がランクインした。“ブランド史上最軽量、最小、高機能”をうたう商品で、その扱いやすさが評価された。(全てサロン専売品で、価格は編集部調べ)
(左)五十君花実/副編集長:高校時代、ゴルフ練習場でアルバイト。それ以来、ほぼゴルフ経験はないが(特集担当なのにすみません)、今回皆さんがゴルフの魅力を熱く語るのに感銘を受け、挑戦を決意! (右)小池裕貴/ライター:都内屈指のゴルフ練習場の近くに住んでいるものの、数カ月前に小指を突き指して以来、治りが悪く離脱中(スイングは小指が命!)。「ライジングインパクト」が僕のバイブル ILLUSTRATION : UCA
(左)五十君花実/副編集長:高校時代、ゴルフ練習場でアルバイト。それ以来、ほぼゴルフ経験はないが(特集担当なのにすみません)、今回皆さんがゴルフの魅力を熱く語るのに感銘を受け、挑戦を決意! (右)小池裕貴/ライター:都内屈指のゴルフ練習場の近くに住んでいるものの、数カ月前に小指を突き指して以来、治りが悪く離脱中(スイングは小指が命!)。「ライジングインパクト」が僕のバイブル ILLUSTRATION : UCA
ミーティングに参加した一般社団法人「メディアイズホープ(MEDIA IS HOPE)」の発起人で、メディア向けに気候変動報道の重要性を訴える活動を続ける名取由佳さんは、「以前から『コーチ』については知っていたが、サステナブルなイメージは正直なかった。『コーチ』のような規模感のインターナショナルブランドが、産業全体に影響を与えるようなとてもチャレンジングなことをしてくれていてリスペクトが生まれた」と感想を述べた。
ファッションアイテムの発売情報を「WWDJAPAN」的視点でピックアップ!今回は8月26日〜9月1日に発売するアイテムを紹介します。ウェブでもアクセス数が多く注目度が高かったのがリーボックと共同開発した「無印良品」のスニーカー。コットン素材以外のスニーカーの開発を進めていた中で、ほとんどブランドとタッグを組まない「無印」リーボックと共に“クラブ C 85”モデルをベースに商品開発を行ったこと自体が話題性バツグンです。
【8月26日発売】
無印良品
リーボック社と共同開発
スニーカー2色をラインアップ
「無印良品」とリーボックが共同開発したスニーカー
「無印良品」は、リーボックと共同開発した“紳士 コートスニーカー”と“婦人 コートスニーカー”を発売する。リーボックを代表する“クラブ C 85”を土台とし、独自技術DMX マイクロバブル テクノロジーを採用、カップソールの中に気泡を入れることで反発力を高め、快適な履き心地を目指した。
「パメオポーズ(PAMEO POSE)」は、元CHAIのメンバーで現在は「ワイエムワイエム(YMYM)」のクリエイティブディレクターを務めるYUUKIとのコラボアイテムを発売する。ラブリーで温かみのある手書きグラフィックに、“私は永遠に私でいる(I ganna be me forever)”のメッセージを込めたアイテムを中心にラインアップ。8月31日、9月1日に「パメオポーズ」表参道店でコラボイベントを行う。
(左)横山泰明/編集部記者:千葉のウェザーニューズ本社&スタジオを訪問し、24時間365日、常に生放送できる姿勢に感動。テクノロジーと報道が融合した次世代メディアがそこにはあった! (右)本橋涼介/シニアエディター:ウィメンズアパレル全般を担当。個人的に夏より冬派。暖冬対策!羽織物!と紙面で言っておきながら、つい最近真冬のコートを買った(でも、ちゃんと短丈ですよ!) ILLUSTRATION : UCA
(左)横山泰明/編集部記者:千葉のウェザーニューズ本社&スタジオを訪問し、24時間365日、常に生放送できる姿勢に感動。テクノロジーと報道が融合した次世代メディアがそこにはあった! (右)本橋涼介/シニアエディター:ウィメンズアパレル全般を担当。個人的に夏より冬派。暖冬対策!羽織物!と紙面で言っておきながら、つい最近真冬のコートを買った(でも、ちゃんと短丈ですよ!) ILLUSTRATION : UCA
このシーズンでエミリーは今までのアメリカ的なファッションからよりフランス的なファッションに身を包むようになったが、鮮やかでプリント柄の多い今までのワードローブと決別したわけではないそうだ。今の彼女のクローゼットには、「フィロソフィ ディ ロレンツォ セラフィニ(PHILOSOPHY DI LORENZO SERAFINI)」や「ジャックムス(JACQUEMUS)」「マルニ(MARNI)」「ミュウミュウ(MIU MIU)」「ラ・ダブルジェイ(LA DOUBLE J.)」「ボス(BOSS)」など、さまざまなテイストのアイテムが混在しているとフィトゥシは明かす。
新シーズンでサミュエル・アーノルド(Samuel Arnold)演じる同僚ジュリアン(Julian)のために仕立てられた衣装は全て、ベルギー出身のファッションデザイナー、ウォルター・ヴァン・ベイレンドンク(Walter Van Beirendonck)によるもの。撮影のために、個人的なアーカイブから多くの作品を貸し出してくれた。
「イヴ・サンローラン(YVES SAINT LAURENT)」は、メンズ香水“ルパルファム”を発売する。強さとセンシュアリティーを併せ持つ現代の男性のコントラストに着想を得て、「もっと自分らしくある」ことを表現した。ボトルは、滑らかな質感のマットブラックのガラスで制作。「YSL」を象徴するカサンドラロゴを光沢仕上げで刻んだ。
RHC ロンハーマン(RHC RON HERMAN)は、「リー(LEE)」「マーレット(MERLETTE)」「ペイデイ(PAYDAY)」に別注したデニムアイテムを発売する。「リー」にパンツ、「マーレット」はワンピース、「ペイデイ」にはジャケットをそれぞれ別注。また、RHC ロンハーマンのオリジナルブランド「RHC」からビンテージのリネンスモッグに着想したデニムシャツとワイドレッグのデニムパンツのセットアップもラインアップする。
RHC ロンハーマン(RHC RON HERMAN)は、「リー(LEE)」「マーレット(MERLETTE)」「ペイデイ(PAYDAY)」に別注したデニムアイテムを発売する。「リー」にパンツ、「マーレット」はワンピース、「ペイデイ」にはジャケットをそれぞれ別注。また、RHC ロンハーマンのオリジナルブランド「RHC」からビンテージのリネンスモッグに着想したデニムシャツとワイドレッグのデニムパンツのセットアップもラインアップする。
8月17、18日に千葉県の海浜幕張と大阪・万博記念公園で行われる日本最大級の都市型音楽フェス「サマーソニック 2024(SUMMER SONIC 2024)」(以下、「サマソニ」)。今年はマネスキン(MÅNESKIN)とブリング・ミー・ザ・ホライズン(Bring Me the Horizon)がヘッドライナーを務めるほか、クリスティーナ・アギレラ(Christina Aguilera)、リル・ヨッティ(Lil Yachty)、BE:FIRST(ビーファースト)、Number_i、(ナンバーアイ)BABYMONSTER(ベイビーモンスター)、IVE(アイヴ)、タイラ(TYLA)、など多彩なジャンルのアーティストが登場する。
Number_iは平野紫耀、神宮寺勇太、岸優太の3人からなるグループ。変幻自在なビートの格好良さで押しきる曲(「GOAT」「BON」etc.)、オーセンティックなソウルミュージックの滋味を捉えた曲(「Blow Your Cover」「i」etc.)、それらの間をつなぐ曲(PUNPEEが参加した「SQUARE_ONE」etc.)など、伝統と革新の両立ぶりが素晴らしい。「最初からマスにいる人は行くところがコアであればあるほど良かったりする」という話を見事に体現するアーティスト。間違いなく良いパフォーマンスをみせてくれるはずだ。
「プロが選ぶ年間マイベスト」企画にもたびたび選出、今年3月にリリースされたアルバム「離婚伝説」も大好評の2人組。バンド名の由来はマーヴィン・ゲイ(アルバム「Hear My Dear」の邦題)で、ソウルとフュージョンが交差する70年代後半の感じが土台になっていると思われるのだが、そこにロック的なガッツと日本ならではの歌メロの抜け感が加わるからか、全体的な印象は不思議と現代的。KIRINJIのファンにもSuchmosのファンにも刺さるだろう極上のポップスだ。
LAUFEY
16:20〜17:05@SONIC STAGE
レイヴェイ(Laufey)は、中国系アイスランド人のシンガーソングライター(バークリー音楽大学卒)。エラ・フィッツジェラルドやビリー・ホリデイといった名ジャズボーカリストの系譜にある音楽性だが、2021年のデビューEP収録曲「Like the Movies」がTikTokで爆発的にヒット。昨年のアルバム「Bewitched」でグラミー賞も受賞し、満員のコンサートで10代の女の子たちがジャズ・スタンダードを合唱するような状況が生まれている。演奏や楽曲の良さは折り紙付き。今回の「サマソニ」も素晴らしいステージになるに違いない。
星野源は、メジャーフィールドにおける音楽的挑戦という点で日本を代表する存在だろう。細野晴臣やクレイジーキャッツのような国内ポップスの系譜(“芸能”的なものも疎かにしない)と世界各地の先鋭的なビートミュージックをつなぐ姿勢は、自身の作品においても、昨年と今年の「サマソニ」におけるキュレーション企画“so sad so happy”においても発揮されている。石橋英子らがサポートを務めるライブパフォーマンスも素晴らしい。観たことのない方はこの機会にぜひ。
ベル・アンド・セバスチャン(Belle & Sebastian)はネオアコ〜インディポップの至宝と謳われるスコットランド/グラスゴーのバンド。繊細で美しいサウンドと内省的ながら親しみ深い歌詞表現は、曲の素晴らしさもあって根強い支持を得ている。なお、リーダーのスチュアート・マードックはNHKの連続テレビ小説「虎に翼」の劇中歌「You are so amazing」を担当。本人も「ベル・セバスチャンの表現の核でもある、女性の解放をテーマにした作品に関わることができて嬉しく思います。感謝しています。夏に日本に行きます。そこでこの曲を歌えたらいいな」というコメントを出している。この編成で聴けるのが楽しみだ。
サックスをはじめとした複数の楽器を操り、ボーカリストとしても優れているテラス・マーティン(Terrace Martin)は、現代ジャズを代表するプレイヤーの1人にして、ケンドリック・ラマー「To Pimp A Butterfly」など数々の名作を担当してきた重要プロデューサーでもある。ディナー・パーティーでの同僚であるロバート・グラスパーに勝るとも劣らない総合音楽家であり、今回のステージはその豊かな表現力に接する貴重な機会になるだろう。なお、テラスは同日出演のAnswer to Rememberのリーダーである石若駿(くるりや椎名林檎、君島大空とも共演する新世代のトップドラマー)との共演を熱望している。この日のステージで実現する可能性も高そうだ。
ROBER GLASPER WITH SPECIAL GUEST YEBBA
27:40〜28:30@ MOUNTAIN STAGE
昨年は東京初日のビーチステージで行われた星野源のトータル・キュレーション企画“so sad so happy”(世界各地のポップスターをぜいたくに招聘)が、今年は“so sad so happy 真夜中”として東京深夜のミッドナイトソニック(「サマソニ」の入場券いずれかがあれば参加可能)に登場。今回のテーマはおそらく現代ジャズで、国内外の超一流が集結している。ロバート・グラスパー(Robert Glasper)はそうした文脈における最重要人物(ピアニスト/プロデューサー)で、ヒップホップやR&Bなど多様なジャンルを横断接続する名作を連発してきた。そこに今回はゴスペル出身の卓越したシンガーであるイエバ(Yebba)が客演。最高のコンビネーションを期待していいだろう。
グレタ・ヴァン・フリート(Greta Van Fleet)は、60〜70年代ロックの徹底的な研究から出発し、レッド・ツェッペリンを介してブルースとプログレッシブ・ハードをつなぐような音楽性を確立。そうした作風が災いしてかツェッペリンのクローンと見做されることも多いのだが、似た要素を持ちながらもその使い方は別物で(出音の良さは受け継ぎつつ格段に整ったリズムアンサンブルなど)、クラシックロックを血肉化し現代的に再構築するバンドと捉えるほうが適切かと。その上でライブパフォーマンスは見事の一言。偏見のある人も観れば惹き込まれるはずだ。
8月17、18日に千葉県の海浜幕張と大阪・万博記念公園で行われる日本最大級の都市型音楽フェス「サマーソニック 2024(SUMMER SONIC 2024)」(以下、「サマソニ」)。今年はマネスキン(MÅNESKIN)とブリング・ミー・ザ・ホライズン(Bring Me the Horizon)がヘッドライナーを務めるほか、クリスティーナ・アギレラ(Christina Aguilera)、リル・ヨッティ(Lil Yachty)、BE:FIRST(ビーファースト)、Number_i、(ナンバーアイ)BABYMONSTER(ベイビーモンスター)、IVE(アイヴ)、タイラ(TYLA)、など多彩なジャンルのアーティストが登場する。
Number_iは平野紫耀、神宮寺勇太、岸優太の3人からなるグループ。変幻自在なビートの格好良さで押しきる曲(「GOAT」「BON」etc.)、オーセンティックなソウルミュージックの滋味を捉えた曲(「Blow Your Cover」「i」etc.)、それらの間をつなぐ曲(PUNPEEが参加した「SQUARE_ONE」etc.)など、伝統と革新の両立ぶりが素晴らしい。「最初からマスにいる人は行くところがコアであればあるほど良かったりする」という話を見事に体現するアーティスト。間違いなく良いパフォーマンスをみせてくれるはずだ。
「プロが選ぶ年間マイベスト」企画にもたびたび選出、今年3月にリリースされたアルバム「離婚伝説」も大好評の2人組。バンド名の由来はマーヴィン・ゲイ(アルバム「Hear My Dear」の邦題)で、ソウルとフュージョンが交差する70年代後半の感じが土台になっていると思われるのだが、そこにロック的なガッツと日本ならではの歌メロの抜け感が加わるからか、全体的な印象は不思議と現代的。KIRINJIのファンにもSuchmosのファンにも刺さるだろう極上のポップスだ。
LAUFEY
16:20〜17:05@SONIC STAGE
レイヴェイ(Laufey)は、中国系アイスランド人のシンガーソングライター(バークリー音楽大学卒)。エラ・フィッツジェラルドやビリー・ホリデイといった名ジャズボーカリストの系譜にある音楽性だが、2021年のデビューEP収録曲「Like the Movies」がTikTokで爆発的にヒット。昨年のアルバム「Bewitched」でグラミー賞も受賞し、満員のコンサートで10代の女の子たちがジャズ・スタンダードを合唱するような状況が生まれている。演奏や楽曲の良さは折り紙付き。今回の「サマソニ」も素晴らしいステージになるに違いない。
星野源は、メジャーフィールドにおける音楽的挑戦という点で日本を代表する存在だろう。細野晴臣やクレイジーキャッツのような国内ポップスの系譜(“芸能”的なものも疎かにしない)と世界各地の先鋭的なビートミュージックをつなぐ姿勢は、自身の作品においても、昨年と今年の「サマソニ」におけるキュレーション企画“so sad so happy”においても発揮されている。石橋英子らがサポートを務めるライブパフォーマンスも素晴らしい。観たことのない方はこの機会にぜひ。
ベル・アンド・セバスチャン(Belle & Sebastian)はネオアコ〜インディポップの至宝と謳われるスコットランド/グラスゴーのバンド。繊細で美しいサウンドと内省的ながら親しみ深い歌詞表現は、曲の素晴らしさもあって根強い支持を得ている。なお、リーダーのスチュアート・マードックはNHKの連続テレビ小説「虎に翼」の劇中歌「You are so amazing」を担当。本人も「ベル・セバスチャンの表現の核でもある、女性の解放をテーマにした作品に関わることができて嬉しく思います。感謝しています。夏に日本に行きます。そこでこの曲を歌えたらいいな」というコメントを出している。この編成で聴けるのが楽しみだ。
サックスをはじめとした複数の楽器を操り、ボーカリストとしても優れているテラス・マーティン(Terrace Martin)は、現代ジャズを代表するプレイヤーの1人にして、ケンドリック・ラマー「To Pimp A Butterfly」など数々の名作を担当してきた重要プロデューサーでもある。ディナー・パーティーでの同僚であるロバート・グラスパーに勝るとも劣らない総合音楽家であり、今回のステージはその豊かな表現力に接する貴重な機会になるだろう。なお、テラスは同日出演のAnswer to Rememberのリーダーである石若駿(くるりや椎名林檎、君島大空とも共演する新世代のトップドラマー)との共演を熱望している。この日のステージで実現する可能性も高そうだ。
ROBER GLASPER WITH SPECIAL GUEST YEBBA
27:40〜28:30@ MOUNTAIN STAGE
昨年は東京初日のビーチステージで行われた星野源のトータル・キュレーション企画“so sad so happy”(世界各地のポップスターをぜいたくに招聘)が、今年は“so sad so happy 真夜中”として東京深夜のミッドナイトソニック(「サマソニ」の入場券いずれかがあれば参加可能)に登場。今回のテーマはおそらく現代ジャズで、国内外の超一流が集結している。ロバート・グラスパー(Robert Glasper)はそうした文脈における最重要人物(ピアニスト/プロデューサー)で、ヒップホップやR&Bなど多様なジャンルを横断接続する名作を連発してきた。そこに今回はゴスペル出身の卓越したシンガーであるイエバ(Yebba)が客演。最高のコンビネーションを期待していいだろう。
グレタ・ヴァン・フリート(Greta Van Fleet)は、60〜70年代ロックの徹底的な研究から出発し、レッド・ツェッペリンを介してブルースとプログレッシブ・ハードをつなぐような音楽性を確立。そうした作風が災いしてかツェッペリンのクローンと見做されることも多いのだが、似た要素を持ちながらもその使い方は別物で(出音の良さは受け継ぎつつ格段に整ったリズムアンサンブルなど)、クラシックロックを血肉化し現代的に再構築するバンドと捉えるほうが適切かと。その上でライブパフォーマンスは見事の一言。偏見のある人も観れば惹き込まれるはずだ。
フライング・ロータス(Flying Lotus)主催のレーベル「ブレインフィーダー」から先月末に傑作「魔法学校」をリリース、THE FIRST TAKEの素晴らしいパフォーマンスもあって急速に注目度を増している長谷川白紙は、サカナクションとアルカ(Arca)の双方から大きな影響を受けている。そうした意味において、「ソニマニ」というフェスの文脈を象徴し網羅するアーティストと言えるだろう。演奏表現力はもちろん、とにかく曲が良く、複雑ながら超キャッチーな音楽性は予備知識なしでも惹き込まれるはず。アンダーワールドの終盤とフェニックスの前半にかぶっているのが残念だが、まだ迷っている方はぜひ。演者もフロアも熱のこもったライブになるはずだ。
ニア・アーカイヴス(Nia Archives)は、近年のUKクラブシーンを代表するジャマイカ系のDJ/シンガー・ソングライター。「ドラムが曲の中で大きなスペースを占めていてまるで心臓のようなもの」と言うように、どの曲もジャングル/ドラムンベースのビートが標準装備的に鳴り続けているのだが、レディオヘッド(Radiohead)やブラー(Blur)といった90年代ロックからの影響も大きく、全体として優れた個性が生まれている。レゲエのフィーリングを備えたボーカリストとしても非常に良い味があり、ダンスミュージックとしても歌ものとしても楽しめる。1stアルバム「Silence Is Loud」リリース後初めての来日ということもあって期待大だ。
フライング・ロータス(Flying Lotus)主催のレーベル「ブレインフィーダー」から先月末に傑作「魔法学校」をリリース、THE FIRST TAKEの素晴らしいパフォーマンスもあって急速に注目度を増している長谷川白紙は、サカナクションとアルカ(Arca)の双方から大きな影響を受けている。そうした意味において、「ソニマニ」というフェスの文脈を象徴し網羅するアーティストと言えるだろう。演奏表現力はもちろん、とにかく曲が良く、複雑ながら超キャッチーな音楽性は予備知識なしでも惹き込まれるはず。アンダーワールドの終盤とフェニックスの前半にかぶっているのが残念だが、まだ迷っている方はぜひ。演者もフロアも熱のこもったライブになるはずだ。
ニア・アーカイヴス(Nia Archives)は、近年のUKクラブシーンを代表するジャマイカ系のDJ/シンガー・ソングライター。「ドラムが曲の中で大きなスペースを占めていてまるで心臓のようなもの」と言うように、どの曲もジャングル/ドラムンベースのビートが標準装備的に鳴り続けているのだが、レディオヘッド(Radiohead)やブラー(Blur)といった90年代ロックからの影響も大きく、全体として優れた個性が生まれている。レゲエのフィーリングを備えたボーカリストとしても非常に良い味があり、ダンスミュージックとしても歌ものとしても楽しめる。1stアルバム「Silence Is Loud」リリース後初めての来日ということもあって期待大だ。