「スック」PR担当が溺愛する、最高峰の証“ザ”の冠を持つベースメイクアイテム2品

ブランドの顔となるPR担当に、“ロングセラー”や“今シーズンのイチ押し”アイテムを推薦してもらうビューティ連載「PR担当がプレゼン!」。第5回は、数々の名品を生み出してきたコスメブランド「スック(SUQQU)」だ。横山愛里「スック」PR担当におすすめの3アイテムを紹介してもらう。

「スック」とは?

2003年に誕生した、大人をターゲットとするプレステージ化粧品ブランド。ブランドネームの「スック」は、「すっくと立つ姿」に由来し、凛と自立したマインドを表している。スキンケアからメイクアップまで、全てを通して「艶」を大切にしており、艶の表情を多彩に、そしてちみつに育み、操るブランドだ。流れる時間の中で、動きと共に内側からにじみ出るような艶を宿した旬な肌へ導く。

現在は、国内外の百貨店など60以上の店舗で展開。日本発の化粧品ブランドとしての高い品質とコンセプト、独自の切り口が好評を得ており、各国で順調にビジネスを拡大している。好調の国内市場と併せて海外展開も加速しながら、グローバルブランドとしてさらにプレステージ性を高めてく。

「スック」史上最高峰の“ザ ファンデーション”と“ザ プライマー”

横山「スック」PR担当が推す1品目は、“ザ ファンデーション”(全24色、各30g、各1万4300円)だ。「“諭吉ファンデ”の愛称で長年親しまれる『スック』の看板商品。現行品で4代目ですが、一貫して“移り変わる艶”を大切にしており、これがお客さまに支持され続けているポイントでもあります。時間の経過につれて現れる皮脂を隠すのではなく、それさえも取り込んで美しい艶感へと昇華。長時間美しい仕上がりが続くので、いつでも自信を持たせてくれるお守り的なアイテムです」。

「現行品は、『前作よりもカバー力をアップしたいけれど、厚塗り感にはつながらないように。そして艶も維持したい!』という難題に取り組み、開発担当者と研究員が協働して数々の試作を重ねて出来上がりました。その熱い思い、努力を知ることで、より愛着が沸くスターアイテムです」。

続く2つ目には、“ザ プライマー”(1万1000円)を挙げた。「肌に“高貴な艶”をもたらす化粧下地は、透明感やトーンアップ効果、カバー力、保湿力、プロテクト力、美容成分配合など、下地に求められる数々の要素を、どれも諦めず網羅している優秀さが自慢です!2024年下半期のベストコスメ企画でも数々の賞をいただき、売れ行きも非常に好調。ニュースターながらも、既に名品になったと自負しています。この下地を塗るだけで、くすみを飛ばし、粗をカバー、ハリ艶肌に仕上がるから、朝起きて鏡を見た時のがっかり感がすぐに払しょくされるのもうれしい(笑)。ベースメイクの仕上がりが格上げされ、満ち足りているような品格が宿ります」。

落ちる過程までも美しい“ベルベット フィット リップスティック”

最後におすすめする製品は、“ベルベット フィット リップスティック”(セット価格、各5830円)。「今シーズンの一押しアイテムは、1月24日に発売したリップスティックです。高発色、高密着、長時間色持ちをかなえ、落ちる過程までもきれいな設計で心強い。マットの中にほんのり艶感があるベルベット質感が新鮮で、『スック』らしさがあると感じています。マットリップというと、乾燥して毎日は使いにくい……というイメージがあるかもしれませんが、このリップはしっとりとしたクリーミーなテクスチャーが心地よく伸び広がり、均一な色膜が唇にぴったりとフィットしてくれます」。

「『スック』のリップ史上、一番細い華奢なスティックは唇に塗りやすい絶妙な細さで、スタイリッシュなデザインが塗る所作までも美しく見せてくれて気持ちも高まります。多彩なカラーラインナップの中でもオススメは“02 香木 -KOUBOKU-”。ヌーディーでありながら、決して地味にはならない存在感のあるローズピンクで、上品かつ洗練された印象に。お仕事にもプライベートにも使いやすい万能なカラーです」。

連載「PR担当がプレゼン!」

ブランドの顔となるPR担当。新商品やシーズンアイテムなどはスポットライトが当たりやすいが、ロングセラーアイテムはリニューアルなどをしないとどうしても埋もれてしまう。「PR担当がプレゼン!」は、ブランドのPR担当に“ロングセラー”や“今シーズンのイチ押し”アイテムを推薦してもらい、読者に改めて商品の良さを知ってもらう連載だ。

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「物事はすべて順調」進退が注目されるダニエル・リー 「バーバリー」はアウターで魅せる英国らしさ

「バーバリー(BURBERRY)」は、イギリス現地時間の2月24日に2025-26年秋冬コレクションを発表した。ダニエル・リー(Daniel Lee)=チーフ・クリエイティブ・オフィサーの退任の噂が注目を集めるなか、リーはアウターを表現の核としながら「英国らしさとは何か」というブランドの根源的な問いと向き合った。

コレクションの出発点となったのは、イギリスの階級社会を描いた映画「ソルトバーン」だと言う。「登場人物たちは昔ながらの信じられないような豪邸に住み、夕食時には奇抜な服をまとい、クレイジーなパーティーを開く。その自由奔放なボヘミアン・スピリットを表現したかった」とリーは語る。

ランウエイには「ソルトバーン」に出演するリチャード・E・グラント(Richard E. Grant)をはじめ、ジェイソン・アイザックス(Jason Isaacs)、レスリー・マンヴィル(Lesley Manville)といった、英国社会を表現し続けてきた俳優陣も登場した。

英国の街角を映し出すショー

会場は近代美術館「テート・モダン」。ファーストルックは、ショート丈のボマージャケットに同素材のマフラーを巻き、ウールのパンツにロングブーツを合わせた。続くルックでは、エレガントなシルエットのチェック柄ラップコートや、ゆったりとしたドロップショルダーのオーバーコートなど、暖かく着心地の良さそうなアウターを主役にした。

そこに、袖や襟元にフリルをあしらったブラックのシアーブラウスにゴールドのジャカードスーツを合わせたルックなど、華やかなスタイルも加わる。ナオミ・キャンベル(Naomi Campbell)は、トレンチコートのシルエットをベースにしたフリンジが豪華なドレスコートなど。洗練された英国スタイルが行き交うその光景は、ロンドンの街角のワンシーンのようだ。

また、前シーズンから継続するショルダー部分にファーのディテールを施した超オーバーサイズコートなど、リーらしいデザイン性の高いアイテムも登場した。しかし、今季は深みのあるブラウンやグレーなどのアースカラーで、より洗練された印象に仕上げている。「クリスマスや年末年始のホリデーシーズンには、自然の中を散歩したり、美術館を訪れたりした。今季のカラーパレットは、そこで触れた色彩から大きな影響を受けたと思う」とリーは振り返る。

前回までのコレクションでは、「バーバリー」にラグジュアリー・メゾンとしての側面を強く打ち出そうとするあまり、ブランドのヘリテージの表現にやや唐突な印象を受けることもあった。しかし、今季のように日常に根差した「バーバリー」の姿こそ、長い歴史を持つブランドの唯一無二の価値を最大化するのではないだろうか。

なお、リーは今後については明言を避けたものの、「ジョシュア(・シュルマンCEO)が就任して半年が経ったが、物事はすべて順調だ。非常にポジティブな局面を迎えていると思う」とコメントした。

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「トーガ」はフォーマルウエアで反骨精神示す 「アシックス」とのコラボシューズも披露

「トーガ(TOGA)」は2025-26年秋冬コレクションを英国現地時間の2月23日に発表した。古田泰子デザイナーが常にテーマに置くのは、「働く人のための服」。日々の生活の中で、「意志のある服に袖を通すことが人生をより豊かにする」という信念からくるものだ。今季はそのテーマを、フォーマルウエアのコードに遊びを加えて具現化した。

今季の出発点は、「服装における形式的な配慮はもう時代遅れなのではないか」という疑問だった。白シャツにネクタイを垂らしたようなルックは、写真家のウィリアム・エグルストン(William Eggleston)のスタイルから着想を得た。「彼はフォーマルウエアを好みながら、ネクタイだけは結ばなかった。それはメッセージTシャツを着るよりも難しい自己表現だと思う。彼のようなアプローチを取り入れたかった」と古田デザイナー。

テーラードジャケットは、前後を逆にしたようなデザインで幾重にも重ねた生地をセーラーカラーように配し、フォーマルの要素を残しながら、新しいシルエットに変化させている。誇張した襟が特徴のシャツの上に羽織るジャケットは、ウエストにベルトを通してしわを寄せ、ドレスのように着こなした。足元は2年越しに実現したという「アシックス(ASICS)」とのコラボスニーカーや、フェザーをあしらったオープントーのミュールが軽快さを加える。

特に目を引いたのは、裾部分を浮き輪のように膨らませたミニスカートだ。そのユニークな形状は、「官能性」や「女性的なもの」として語られがちなスカートのコードを崩すことに挑戦している。古田デザイナーはそれを「今の時代を生き抜くための防御服」と説明する。

イブニングウエアの様相を強めた後半にかけては、ブラックとホワイトのコントラストを効かせた。純白さを感じさせる花びらのようなフリルと毒々しさもあるビジューの刺しゅうは華やかに、そして反骨精神をのぞかせながらランウエイを締め括った。

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「トーガ」はフォーマルウエアで反骨精神示す 「アシックス」とのコラボシューズも披露

「トーガ(TOGA)」は2025-26年秋冬コレクションを英国現地時間の2月23日に発表した。古田泰子デザイナーが常にテーマに置くのは、「働く人のための服」。日々の生活の中で、「意志のある服に袖を通すことが人生をより豊かにする」という信念からくるものだ。今季はそのテーマを、フォーマルウエアのコードに遊びを加えて具現化した。

今季の出発点は、「服装における形式的な配慮はもう時代遅れなのではないか」という疑問だった。白シャツにネクタイを垂らしたようなルックは、写真家のウィリアム・エグルストン(William Eggleston)のスタイルから着想を得た。「彼はフォーマルウエアを好みながら、ネクタイだけは結ばなかった。それはメッセージTシャツを着るよりも難しい自己表現だと思う。彼のようなアプローチを取り入れたかった」と古田デザイナー。

テーラードジャケットは、前後を逆にしたようなデザインで幾重にも重ねた生地をセーラーカラーように配し、フォーマルの要素を残しながら、新しいシルエットに変化させている。誇張した襟が特徴のシャツの上に羽織るジャケットは、ウエストにベルトを通してしわを寄せ、ドレスのように着こなした。足元は2年越しに実現したという「アシックス(ASICS)」とのコラボスニーカーや、フェザーをあしらったオープントーのミュールが軽快さを加える。

特に目を引いたのは、裾部分を浮き輪のように膨らませたミニスカートだ。そのユニークな形状は、「官能性」や「女性的なもの」として語られがちなスカートのコードを崩すことに挑戦している。古田デザイナーはそれを「今の時代を生き抜くための防御服」と説明する。

イブニングウエアの様相を強めた後半にかけては、ブラックとホワイトのコントラストを効かせた。純白さを感じさせる花びらのようなフリルと毒々しさもあるビジューの刺しゅうは華やかに、そして反骨精神をのぞかせながらランウエイを締め括った。

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パルの販売員コンテスト 最優秀賞は「ラシット」石倉さん

パルの全社大会が2月19日に京都国際会館で開かれ、経営方針の発表や成績上位者の表彰式のあと、ショップスタッフの接客スキルを競う接客ロールプレイング大会「パルシップ」の本選が行われた。全国から約90人が予選に参加し、昨年の2次予選で勝ち残った6人が本選に出場。全国の店長と本部スタッフ約1300人が見守るなか、売り場で磨いてきた接客技術を披露した。演技の前にはそれぞれのブランドによる応援タイムがあり、熱烈なパフォーマンスで出場者にエールが送られた。

業態ごとに選ぶ方式に変更

今大会から優秀者の選出方法を変更した。これまでは全業態の中で順位を決めていたが、今回は大型・客数型、対面接客型、セルフ販売型の部門別に1位を選び、さらに全部門で得票数が最も高かった出場者に最優秀賞を授与するかたちをとった。

スマイルプロモーション室の大谷光代室長は「業態ごとに1位を決めるので、よりその業態に求められているサービス、お客さまに期待されているサービスとは何かという視点で審査をしてもらった」と話す。

審査項目は年2回実施するお客さまアンケートのコメントを参考に刷新し、例えば、対面接客型ブランドでは「お客さまの潜在的なウォンツを引き出せている」40点、「お客さま自身では見つけられない出会いや発見がある」30点、「スタッフの魅力がお客さまに伝わっている」30点で配点。「対面接客型では、スタッフやブランドに愛着を持っていただいているお客さまが多い。気づかなかったことを接客を通して得られたことに感動してもらえていることが分かり、審査項目に反映させた」(大谷室長)。

大型・客数型では「質問の意図を察知し、的確なアシストができている」に50点、セルフ販売型では「質問の意図を察知し、的確な情報提供ができている」に40点、「声をかけやすい雰囲気があり、気遣いを行動に移せている」に30点を配点した。複数のお客さま役が登場するなか、店内の混雑狀況や顧客一人一人の様子を見ながら来客に対応し、買い物のアシストができているかが審査された。

専門審査員の審査に加え、前回から来場者によるスマホでのオンライン審査も実施。審査の結果、2024年度パルシップの最優秀賞は、「ラシット」東京スカイツリーソラマチ店の石倉夏実さんが見事獲得した。セルフ販売型部門エクスペリエンスマイスターの1位は「スリーコインズプラス」プライムツリー赤池店の村原由樹子さん、2位は「スリーコインズプラス」天王寺ミオ店の山上愛香さん、大型・客数型部門の1位は「ガリャルダガランテ アウトレット」木更津店の熱海ねねさん、2位は「チャオパニックティピー」広島レクト店の島田梨帆さん、対面接客型部門の1位は「ラシット」の石倉さん、2位は「エムライン」ヘップファイブ店の堀江祐美さんに決まった。それぞれ副賞として賞金と今年6月のモロッコ海外研修旅行が贈られた。

表彰式の最後に大谷室長は「今回は6人全員がそれぞれの業態が目指すべき、接客を見せてくれた。その中でも石倉さんはお客さまの潜在的なウォンツを引き出すという点で、商品説明に終始することなく、想像力を働かせて自身の言葉でお客様に伝えるのがうまかった」と講評した。

ロープレ以外のスタッフも表彰

入社11年目で店長や本部スタッフも経験した石倉さんは、前回2次予選で敗退し、今回リベンジを果たした。大会出場の目的について石倉さんは「普段から一人ひとりのお客さまに対する接客をしっかり振り返るようにはしているが、ロープレ大会をめざすことでより深く振り返ることができ、自分自身にも向き合える。接客が好きでお客様を大切にしたいという気持ちをブランドに還元し、接客が好きなスタッフを育てていきたい」と話す。

全社大会では24年度の同社の業績に貢献したブランドと店舗、個人に授与される各賞の表彰式も開催された。最も貢献したブランドに贈られる特別賞は「ビアズリー」が獲得し、SNS部門EC売上貢献個人賞や優秀店舗賞など表彰台を独占した。インフルエンサーオブザイヤー賞の本部部門1位は、第5事業部パルグループアウトレットCPCM本部・デジタルSVの中村元気さんが受賞した。フォロワー純増数は14万8438人、インスタグラムのフォロワー数は4カ月連続1位を獲得。「昨年10月のパルクロウィークでは、自分で企画した洋服のPR動画をきっかけに女性フォロワー比率を25%まで増やした。今後は若いスタッフにノウハウを伝授し、活躍できる場を作っていきたい」と話した。

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トラベルライター間庭がハコ推し! 今こそ行くべき“サティパホテル”「ホテルインディゴ」

旅の質が重視される今、気分や価値観にフィットし、心から満足できるサティスファクション パフォーマンス=サティパのいいホテルが求められている。ローカルの文化にインスピレーションを得たデザインを貫く、ホテルインディゴもその1つ。2024年12月に開業したばかりの「ホテルインディゴ長崎グラバーストリート」での滞在で、トラベルライターの間庭典子も開眼。体験レポートをお届けする。

その地の文化をデザインで昇華。滞在を楽しむ隠れ家的ホテル

評判だけは聞いていた。ホテルインディゴのこだわりのデザイン力と遊び心。取材した同業者たちがみな、「あまりに心地よく、楽しくて観光しそびれちゃった」と嬉しそうに語るのだ。

日本国内では2020年に箱根強羅がオープン以来、軽井沢、愛知県の犬山、渋谷など次々に開業し、世界各国の169カ所で展開しているホテルインディゴ。そのコンセプトは、“ネイバーフッド”にインスピレーションを受けた個性的で居心地のいい隠れ家だ。たとえホテルから1歩も出なかったとしても、そのエッセンスを感じてもらいたいと、デザインにも妥協がない。驚くことにラウンジも客室も、家具やカーペットにいたるまで、独自にデザインしたものが多く、唯一無二のインテリアとなっている。隠れ家のようなくつろぎを、ホテルクオリティーで提供することを目指しているのだ。

確かに!そういう意味ではホテルにこもって心身ともにリチャージするのは正しい活用法といえそう。だからみな、あんなに満足そうに外に出なかったことを誇っていたのだ。

ローカルアーティストによるインスタレーション、近隣農家から仕入れた食材、コミュニティーと連動したソーシャライズ=社交を楽しむ空間など、レストランやラウンジでも工夫が多い。客室内のバスルームのデザインもぬかりなく、まるでスパのように洗練されている。クローゼットやホームバーもその地を思わせるカラーリングだったリ、モチーフをさりげなく取り入れ、デザイン好きだったらたまらないだろう。そんな話題のインディゴホテルが2024年12月、長崎のグラバーストリートに開業した。

歴史ある建造物を生かしたステンドグラスがきらめくレストラン

長崎と言えば言わずと知れた昔ながらの欧州との交流点。鎖国時代の218年間、日本で唯一西ヨーロッパに開かれ、貿易の窓口だった出島は復元され、当時の面影を見学できる「出島和蘭商館跡」となった。幕末期、開港都市となった長崎は居留地となり、「グラバー園」には多くの洋館が今でも残る風情あるエリアだ。

そんな歴史を感じるグラバーストリートの児童養護施設の建物を生かしたのが「ホテルインディゴ 長崎グラバーストリート」だ。なんといっても圧巻なのが、約10mもの天井高をもつ、かつては聖堂だった空間を活かした「レストラン カテドレクラ(Restaurant Cathedreclat)」。地元長崎の旬の食材に、長崎のDNAである和・華・蘭文化、そしてシェフの遊び心という”ひねり”を加えた一皿を提供している。

シグネチャーディナーコース「ブランシュBlanche)」はその名の通り、白がテーマ。長崎県産の魚介をふんだんに使い、フランス・ブリュターニュ地方の郷土料理であるコトリヤードは白のブイヤベース。海醤で中華のアレンジを利かせるなど、日本、中国、オランダの食文化が融合した和華蘭文化を体現したメニューとなっている。長崎和牛のパイ包焼きは中華のスパイスが香る赤ワインソースを添えたもの、〆は塩サバの焼きおにぎり あごだし茶漬けなど和食や中華、洋食にこだわらない構成となっている。器もシンプルな有田焼でコーディネイトされ、色鮮やかな料理の白いキャンバスのようだ。目で、舌で、五感で楽しめるコースなのだ。

朝は東から光が差し込み、空間全体が柔らかい光に包まれる。朝食は洋食と和食のセミブッフェ。私は和食を試したが、白のお重に長崎の郷土料理であるハトシや角煮、焼き魚などが端正に詰められ、わくわくした。昼はコース以外にも、長崎和牛南蛮カレーやバーガーなどのランチ限定メニューもあり、宿泊者以外も利用できるので、朝、昼、晩のそれぞれが、ローカルの常連客が交流する場となっている。

ソファやラグまで1からつくりあげたフォトジェニックな空間

ロビーラウンジやゲストルームにも共通するのは、長崎の歴史を感じる和華蘭文化をモチーフにしたデザインだ。和でも洋でも中華風でもない、独特の空間はなんともスタイリッシュ。私はチェックイン前に「出島和蘭商館跡」を訪れ、和蘭折衷のインテリアのカピタン(オランダ商館長)部屋を見学したので、滞在した客室も「まさに出島デザイン!」と感動した。伝統的な日本家屋なのにカラフルな壁紙、洋風の家具など、珍しい組み合わせが不思議に調和しているのだ。「出島和蘭商館跡」ではビリヤードやすごろくなどの当時の娯楽、食文化や土木技術など、当時の生活を分かりやすくまとめた展示も興味深く、今につながるさまざまなものがオランダから伝わったことに驚いた。ホテルインディゴに滞在した後に出島を見学し、グラフィカルな壁紙や配色の共通点を体感し、答え合わせをしてみるのもいいだろう。ぜひ、出島は見学してほしい。

ホテルの館内は、オランダ商人たちが親交を深めた社交場をイメージしたロビーなど、異国の風のモダンな設え。眼鏡橋をイメージした飾り台や、出島のモチーフとなった扇をイメージした絨毯もローカルを意識したインテリア。海側の部屋は長崎湾から汽笛が響き、造船所の大きなクレーンが目の前に見え、港町だということを実感する。港を望むテラスは、まるで別荘でくつろいでいるようだ。なかには専用のテラスのあるスイートルームもあるので、より邸宅に滞在しているような気持ちになれるだろう。鎖国後に開港した「グラバー園」も徒歩圏内なのでゆったりとした気分で散策してみよう。

歴史的建造物をアップサイクルしたソーシャルグッドな試み

「ホテルインディゴ長崎グラバーストリート」が開業されたのは国選定の重要伝統的建造物群保存地区に指定されている長崎県長崎市南山手町。築126年の歴史を誇る児童養護施設の旧マリア園』は、このエリアのランドマークでもあった。外壁のレンガや、聖堂の一部のステンドグラスは当時のまま。歴史的な資料でもあり、この施設で育った人々の想い出を保存している。その時の面影をいかしつつ、洗練された宿泊施設、レストランとしてアップサイクルした成功例といえるだろう。

明治日本の産業革命遺産も

1898年に建設された赤レンガ造りの建物はリブ・ヴォールト天井という様式を採用したロマネスク様式の聖堂を誇る歴史的価値のある建造物だ。その後、児童養護施設となり、老朽化のため存続の危機にあった。ホテルインディゴは『旧マリア園』の資産を現代にアップデートし、地域文化に貢献している。地域の方々には豊かな思い出と誇りが継承された。増加するインバウンド客をはじめとする観光客へは、歴史を重ねてきた南山手エリアの価値を理解し、親しむきっかけを提供している。

マリア園で育ったもと孤児たちが、再びこの地を訪れ、当時の面影が残りつつ、洗練されたホテル、そしてレストランに進化した姿に感涙するという。歴史的建造物の再活用による地域文化や観光への貢献は、今後の観光業界の大きなテーマとなるだろう。私たちは歴史の中に滞在することで、過去を振り返るきっかけを得る。ホテルインディゴの狙いは、その地域の歴史や文化、魅力を体感し、未来へとつなげることだ。

世界各国のローカル文化を体感できる169施設

現在、ホテルインディゴは日本国内に5施設、世界各国では169施設も展開している。アメリカだけでも70施設。何度も訪れた国でも(私などアメリカに5年以上住んでいたのに!)、まったく知らない文化の地域もあるだろう。なんといっても合衆国。州によっては法律も風習も違う。ローカルの違いをホテルで体感してから、街へと飛び出すのもいい。

気になるのは南米や中東など、訪れる機会のあまりない国の施設だ。メキシコの文化やガラパゴスの自然など、その国のエッセンスがデザインや食事により表現されているのなら、五感で学ぶことができるだろう。愛知県犬山など、国内の今まで歴史や文化に触れることのなかったローカルを再発見するきっかけになることもあるだろう。

まだ見ぬ国や地域のホテルインディゴを隠れ家として利用してみることで、その地のローカル体験をできるなら、冒険はもっと気軽で安全になる。春に行く機会のあるドバイには、ぜひ滞在してみたい。辞典を逆引きするかのように、各国の施設情報をチェックし、この空間が気になるから、心にフィットするからこの地を旅しようと選んでみるのも一興。世界がもっと広がりそうだ。

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肌も花粉対策! 花粉症シーズンの悩みに着目した新作ビューティアイテム7選

寒暖差、花粉飛散、紫外線。春の肌は過酷です。季節の変わり目に肌のバリア機能が低下することは広く知られていますが、特に花粉症の人は肌悩みも多数。各ブランドは花粉による肌悩みに着目した製品や、バリア機能が低下した敏感肌でも安心して使える製品開発を行っています。そこで、2025年春発売の新作の中から花粉悩みや敏感肌に着目したアイテムを紹介。日々のケアで健やかな肌を目指して。

「もしかして敏感肌?」と感じた人の
8割が花粉症状を持っている

花粉が飛び交う時期は肌がセンシティブになる人が多くいます。敏感肌ブランドの「ディセンシア(DECENCIA)」が2024年11月、全国20~60代の男女586人に行った調査によると、「これまでに敏感肌だと感じた経験がある」と答えた人は全体の51.5%と半数を占めていました。また、敏感肌だと感じた経験がある人のうち「10月~4月の時期に花粉症状がある」と答えた人は80.8%に。花粉症状を持つ人の多くが肌に悩みを抱えているほか、花粉症ではない人でも肌変化を感じていることが分かります。

花粉症状を感じている人が悩む肌トラブルで最も多かったのは「かゆみ」(51.8%)で、次いで「カサカサ」(23.9%)や「ブツブツ」(10.5%)という結果に。少数意見には「赤み」(7.4%)や「ピリつき」(5.0%)などもありました。

今一度確認したい
肌トラブル時のケア方法

これら症状はさまざまな理由でバリア機能が低下し、肌が敏感になっているところに花粉やほこりなどのアレルゲンが肌に影響を与えることで起こるといわれています。肌が敏感に傾いた時には、いつも以上に肌のケアを意識することが大切です。

刺激の強い成分&施術は休む

昨今は“攻めのスキンケア”が注目され、さまざまな成分やアイテムが市場を賑わせています。効果実感が高いそれらアイテムは肌への刺激も強く、揺らぎ敏感肌を悪化させることも。また、レーザーやピーリングといった美容施術もこの時期は控えた方が良いでしょう。

敏感肌を考慮したアイテムを使用する

普段は大丈夫でも、肌が揺らいでいる時に刺激を感じることは多いもの。例えば、化粧水のエタノール(アルコール)は防腐や殺菌、収れんや油性成分をなじませるなどといった目的があり決して悪いものではありませんが、花粉時期には刺激を感じるという人もいます。いつも使っているスキンケアに刺激を感じたら、この時期だけはアイテムを変えてみても良いでしょう。低刺激を考慮し設計している、敏感肌向けを謳ったブランドは揺らぎ時期の味方になってくれるはず。

肌を触りすぎないケアを

ちょっとした刺激が肌に影響を与えるため、肌をこすったり頻繁に触ったりする行為は極力避けたいもの。ケアをシンプルにしたり、泡タイプの洗顔料で優しく洗う、スプレータイプの化粧水や日焼け止めを使うなどのほか、石けんで落とせるメイクアイテムを使うのもアイデアです。

肌に花粉やほこり、ちりなどを付着させない

「肌を休ませる」と思うと何も塗布しない方が良さそうに思われがちですが、逆にすっぴん肌は花粉をはじめとした大気中のアレルゲンや紫外線の刺激を受けてしまいます。外部刺激から肌を守るシールドはとても大切です。

【花粉や揺らぐ肌に着目 新作7選】

Nオーガニック
(N ORGANIC)

“花粉爆発”を防ぐジェルクレンジング

ライフスタイルビューティブランド「Nオーガニック(N ORGANIC)」は、環境による肌ダメージに着目したジェルタイプのクレンジング“スージング クレンジングジェル”(170g、3850円)を発売する。メイクとともに花粉などの大気汚れ、皮脂、角質などの5大汚れを落とすジェルクレンジングで、花粉が内包するアレルギー物質の放出“花粉爆発”から肌をケアする(3月12日発売)。

■商品詳細

“スージング クレンジングジェル”(170g、3850円)


オサジ
(OSAJI)

肌を花粉から守る“ディフェンスシリーズ”がリニューアル

敏感肌向けコスメブランド「オサジ(OSAJI)」は、肌を花粉から守る“ディフェンス”シリーズから“ディフェンスミスト シトラスハーブ”(50mL、2750円)をリニューアル発売するとともに、“ディフェンスバーム”(2.3g、2750円)を発売する。ミストは肌表面に吸着し保護膜を形成する吸着型ヒアルロン酸と、角層を保湿し肌本来のバリア機能をサポートする浸透型ヒアルロン酸を配合し、潤いを保ちながら乾燥や大気汚染物質から肌を守る。バームは目元の凹凸や小鼻にも小回りがきいて塗布しやすい、スリムなスティックタイプの容器を採用。持ち歩きしやすいサイズに設計した。

■商品詳細

“ディフェンスミスト シトラスハーブ”(50mL、2750円)
“ディフェンスバーム”(2.3g、2750円)


エッフェ オーガニック
(F ORGANICS)

七草発想で整える「揺らぎの調律ケア」

「F ORGANICS(エッフェ オーガニック)」は、揺らいだ肌を整えるカーミングラインをリニューアルし、リペアカーミングシリーズとしてパッケージも新たに発売する。ラインアップは洗顔後に使うプレローション美容液“リペアカーミングバリアスキンセラム”(20mL、3960円)、水分と油分をシェイクして使う2層タイプの化粧水“リペアカーミングローション”(100mL、3630円)、ワセリンのようなシールド感でバリア機能を健やかに保つバーム“リペアカーミングバーム”(20g、3960円)の3アイテム。ブランドが掲げる「11のフリー」に加え、揺らぐ肌にとって刺激となり得る防腐剤、エタノール、界面活性剤も使わずに開発した(3月1日発売)。

■商品詳細

“リペアカーミングバリアスキンセラム”(20mL、3960円)


ファンケル
(FANCL)

“水を味方に”肌の潤いを守る洗顔料

洗顔時の潤い流出を防ぐ「ファンケル(FANCL)」の“スキンコンディショニング洗顔”(90g、1595円)は、潤いメンテナンス成分やターゲティング洗浄成分のほか、保湿成分、ヒト型セラミド、肌荒れ防止成分などのスキンケア成分を配合。乾燥や肌荒れ、くすみを防ぎながらバリア機能をサポートする(3月18日発売)。

■商品詳細

“スキンコンディショニング洗顔”(90g、1595円)


キュレル
(CUREL)

ファンデ負担から肌を守るUV化粧下地

乾燥性敏感肌を考えたスキンケアブランド「キュレル(CUREL)」が発売するのは、ファンデーションの負担から肌を守りつつ美肌に仕上げるUV化粧下地“潤浸保湿 ファンデ負担防止ベース”[SPF41・PA+++](30g、2750円※編集部調べ)。独自開発の「スキンプロテクト膜」を採用したことで、みずみずしいテクスチャーが肌に密着。ファンデーションによるごわつきや負担感を軽減する。

■商品詳細

“潤浸保湿 ファンデ負担防止ベース”[SPF41・PA+++](30g、2750円※編集部調べ)


ラ ロッシュ ポゼ
(LA ROCHE POSAY)

紫外線防御を強化し、くすみをはね返すトーンアップUV

トーンアップUVが大ヒットしている「ラ ロッシュ ポゼ(LA ROCHE POSAY)」も、実は敏感肌のためのスキンケアブランド。ブランド誕生50周年を記念し発売した“UVイデア XL プロテクショントーンアップ ローズ+”[SPF50+・PA++++](30mL、3960円)は肌を外的刺激や紫外線から守りながら、明るく見せる実力派。。従来品と比較しベタつき感のないテクスチャーを実現し、光の反射力と黄ぐすみ補正をアップ。表面、内部共に整った、生き生きと明るく輝く“生艶肌”を演出する。

■商品詳細

“UVイデア XL プロテクショントーンアップ ローズ+”[SPF50+・PA++++](30mL、3960円)


石澤研究所

ミストタイプの新アイテム

石澤研究所の「紫外線予報」は、子どもでも使える肌刺激が少ないアイテムが豊富なUVケアブランド。新登場の“ノンケミカル UV クリアミスト M”[SPF30・PA++](30mL、2475円)は顔に直接スプレーできるタイプの日焼け止めで、ブルーライトや花粉、PM2.5もブロックする。無鉱物油、酸化亜鉛フリー、石油系界面活性剤不使用、紫外線吸収剤不使用、ノンパラベン、ノンシリコン、ノンアルコールの無添加処方で、美容成分としてシカやヒアルロン酸、コラーゲン、アルブチンを配合。肌に触れずにUVケアと保湿をかなえる。

■商品詳細

“ノンケミカル UV クリアミスト M”[SPF30・PA++](30mL、2475円)

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形状記憶素材をショルダーバッグに応用? 軽量感とフィット感を生み出す兵庫県発の匠の技

「生まれるべきものが生まれ、広がるべきものが広がり、残るべきものが残る世界の実現」をビジョンに掲げるマクアケによる、“アタラシイものや体験の応援購入サービス”の「マクアケ」には、伝統技術を現代的なアイテムに活用したプロジェクトが数多い。この連載では、全国各地の匠の技に注目。実行者の思いとともに、匠の技をどう活用し、どう訴求しているのかを考える。目指すは、47都道府県の匠の技の探訪だ。第2回は、兵庫県を訪れた。


今回の技術は…

形状記憶素材のバッグへの応用

アートフィアーは2006年、日本有数のバッグの生産地、兵庫県豊岡市で創業しました。社名を冠したブランドを中心に、移動時の課題を解決するバッグを取り扱っています。そんな同社のアイコンは、フレームを生かしつつ、立体縫製の3Dデザインを実現した“ニューダレスバッグ”です。ビジネスパーソンを中心に支持を集め、09年の発表から10年で累計販売数は1万個を超えました。「マクアケ」でも複数のプロジェクトを実施しており、目標金額を7000%超えたこともあります。

同社が21年に立ち上げたシリーズ“レゾン”は、「ペットボトル並みの軽さ」をテーマに、ビジネスシーンに向けたバッグを打ち出しています。今回、ミニマムなサイズ感で軽量、高い収納力を誇るボディーバッグを新たに開発しました。

開発者の森下拓磨さんが「これまで使っていたバッグに体への負荷を感じた」ことが企画のきっかけになりました。森下開発者は「移動時の負担を軽くすれば、精神的なストレスも軽減する。仕事が楽しくなって、良いアイデアも浮かびやすくなるだろう」と続けます。

ボディーバッグはコンパクトで機動力がありますが、物をたくさん入れると肩を痛める危険性も。「肩の一点に負荷が掛かるため」(森下開発者)に生じる悩みは、特許を取得したショルダーベルト「ゼロジーフィット」で解決を図りました。

“ゼロジーフィット”の開発にあたり目を付けたのは、三井化学の形状記憶素材“ヒューモフィット”。人の体温によって形を変える素材です。同素材を芯材に取り入れることで、ボディーバッグのショルダー部分はユーザーの肩に合わせてフィットするように。通常はバッグに使用しない素材ですが、思い切った採用が功を奏しました。ショルダーバッグの根元に付いているアジャスターは、右掛け・左掛けを問わず、ボディーバッグを自動で最適な位置に設定。耐圧を分散させ、荷物の重さを軽減します。

森下開発者は「実際に通勤している人を観察した。彼らの動きからニーズを分析し、仕様やデザインに落とし込んだ」と語ります。通勤時に使用できるよう、ボディーバッグでありながら、11インチのiPad Proも収納可能なサイズ感を実現しました。

フィジカルとメンタルの負担を軽減する同商品は、アートフィアーのミッション「鞄創造により人生を豊かにする」を体現しています。現在は、手掛けてこなかった旅行用バッグを考案中。急な出張にも役立つ、一つあればどこへでも行けるようなバッグを開発したいそうです。

移動時の負担を軽減させる3つのポイント

1.体にフィットする
独自開発のショルダー

特許取得のオリジナルショルダーベルト“ゼロジーフィット”を開発。芯材には、三井化学の形状記憶素材“ヒューモフィット”を使用しました。体温によって中の素材が変化することで、フィット感を高め、荷重を分散させます。

2.余分なものは排除し
超軽量を実現

重さは約380g。強度を保ちながらも1枚で成形できる軽量なナイロン生地を使用しました。各芯材の使用量も微調整を重ね、最適な量を実現しています。

3.ミニマムなサイズ設計

従来のボディーバッグに抱きがちな「もっと収納できたらいいのに」という願いをかなえるサイズ感。11インチのiPad Proも収納できます。

兵庫発!
応援購入が高額なプロジェクト3選

“アタラシイものや体験の応援購入サービス”の「マクアケ」で大きな反響が寄せられた兵庫発のプロジェクトを3つ紹介する。

PICK UP 1 : 応援購入総額3207万円

バイパスドリップで雑味を抑えた美味しいコーヒーを
「アラジン」コーヒーブリュワー

暖房器具やトースターでおなじみの「アラジン」が、ブランド史上初めて開発したコーヒーメーカー。コーヒー本来のうまみを抽出し、雑味を抑える方式“バイパスドリップ”を採用。4つのテイストによって、トーストと至高のマリアージュを楽しめるこだわりの逸品。

PICK UP 2 : 応援購入総額1117万円

パッと布団から出られる!
温かく気持ちいい、究極のパジャマ“もちはだ”

防寒に特化した肌着やアウターなどを製造・販売するワシオの看板ブランド「もちはだ」から生まれたパジャマ。「冬の布団からパッと出られる」をコンセプトに掲げ、自社開発の鷲尾式特殊起毛で寒い朝の「布団から出たくない」を解決。圧倒的な温かさとストレッチ性が特徴。

PICK UP 3 : 応援購入総額1079万円

アシックス商事の技術をオフィスカジュアルに
本革「品格・快適」ビジネススニーカー

本革で快適・軽量なビジネスシューズを作ってきたアシックス商事の「テクシーリュクス」が、オフィスでも履ける本革仕様のスニーカーを開発。日本人の足形を考慮したオリジナル靴型や立体形成のインナーソールを使用し、デザインと歩きやすさを最適化した。

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3度目の上陸「バーバリー ビューティ」や「イニスフリー」×サンリオのキュートな限定品など 今週発売のビューティアイテム12選【2/24〜3/2】

ビューティアイテムの発売情報を「WWDJAPAN」的視点でピックアップ!今回は2月24〜3月2日に発売するアイテムを紹介します。今週のトピックは2017年に撤退していた「バーバリー ビューティ(BURBERRY BEAUTY)」3度目の上陸!待ち望んでいた人も多いのでは?再々上陸時のラインアップはプライマーやファンデーション、リップスティック、アイシャドウパレットなど全9アイテム。お気に入りを探してみて。ほか、サンリオキャラクターズコラボ第3弾として、マイメロディデザインのアイテムを発売する「イニスフリー(INNISFREE)」、オードリー・ヘプバーン(Audrey Hepburn)が誕生した1929年の干支の巳(蛇)にインスピレーションを得た「ジバンシィ(GIVENCHY)」の“クチュール コレクション 2025”など春の限定アイテムも目白押しです。

【2月26日発売】
バーバリー ビューティ
(BURBERRY BEAUTY)

3度目の日本上陸は全9アイテムをラインアップ

「バーバリー ビューティ(BURBERRY BEAUTY)」が、3度目の日本上陸を果たす。同ブランドは、肌を守りながらメイクアップ効果を長時間持続し1日中快適な付け心地をかなえるアイテムが特徴。上陸に合わせ、プライマーやファンデーション、リップスティック、アイシャドウパレットなど全9アイテムを新発売する。

■商品詳細

“ビヨンド ラディアンス ルミナス プライマー”(全1色、30mL、7370円)
“ビヨンド ウェア パーフェクティング マット”(全12色、各30mL、各8250円)
“ビヨンド ウェア パーフェクティング マット クッション”(全6色、各14g、各8250円)
“アルティメット グロウ クッション”(全6色、各14g、各9900円)
“ビヨンド ウェア パーフェクティング コンシーラー”(全10色、各8mL、各5500円)
“ビヨンド ウェア セッティング & リファイニング パウダー”(全3色、各11g、各8250円)
“ブリット シャイン”(全14色、各5720円)
“アイ クアッド”(全4色、各8360円)
“ビヨンド ボリューム マスカラ”(全1色、8mL、5500円)

【2月28日発売】
エトヴォス
(ETVOS)

恒例のUVパウダー2種が登場

「エトヴォス(ETVOS)」は、きめ細やかな粉質のフェイスパウダー“ミネラルUVパウダー” [SPF50・PA++++]や、ひとはけで溶け込むようにフィットするプレストパウダー“ミネラルUVシームレスベール” [SPF50・PA++++]など、刺激や乾燥を感じやすい敏感肌でも使える機能的な日焼け止めアイテムを4品そろえる。

■商品詳細

“ミネラルUVパウダー” [SPF50・PA++++](全3色、各3630円)
“ミネラルUVシームレスベール” [SPF50・PA++++](全2色、各3740円)
“ミネラルUVアクアセラム”[SPF35・PA+++](全2色、各3740円)
“ミネラルUVアクアプロテクター” [SPF50+・PA++++](3960円)

【3月1日発売】
ザ パブリック オーガニック
(THE PUBLIC ORGANIC)

清涼感たっぷりな冷感ボディーケアシリーズ

「ザ パブリック オーガニック(THE PUBLIC ORGANIC)」は、オーガニック処方と機能性を兼ね備えた冷感ボディーケアシリーズを数量限定で発売する。スペアミントとセイヨウハッカ、天然由来のメントールを掛け合わせ、植物由来でありながらしっかりとした清涼感をかなえた。

■商品詳細

“アイスコンフォート 精油ボディミスト”(90mL、1540円)
“アイスコンフォート 精油ボディローション”(180mL、1760円)
“アイスコンフォート 精油ボディスクラブ”(180g、1980円)

【3月1日発売】
ロジア バイ ハーリップトゥ
(ROSIER BY HER LIP TO))

初のフェムケア商品 天然精油のローズ香るオイル&ウォッシュ 

小嶋陽菜のランジェリーブランド「ロジア バイ ハーリップトゥ(ROSIER BY HER LIP TO)」は、ブランド初のフェムケア商品2品を発売する。アイテムはデリケートゾーンのための美容オイル“ヴェルサイユ フェムローズオイル”とソープ“ヴェルサイル フェムローズウォッシュ”で、デリケートゾーンに安心して使えるよう、天然来成分100%で仕上げた。

■商品詳細

“ヴェルサイユ フェムローズオイル”(30mL、4900円)
“ヴェルサイル フェムローズウォッシュ”(150mL、3300円)

【3月1日発売】
シセイドウ
(SHISEIDO)

人気美容液“アルティミューン”に5代目

「シセイドウ(SHISEIDO)」は、次世代美容液“アルティミューン パワライジング セラム”を発売する。過去4度のリニューアルを経て5代目となる本アイテムには、“発酵カメリアエキス”を新たに配合。五島列島産の椿のエキスが、みずみずしく潤いに満ちた肌をかなえる。

■商品詳細

“アルティミューン パワライジング セラム”(30mL、9900円/50mL、1万5180円)
レフィル(50mL、1万4630円)

【3月1日発売】
シスレー
(SISLEY)

スクラブ入り洗顔料がリニューアル

「シスレー(SISLEY)」は、色ムラのない明るい肌印象に導くスキンケアコレクション“フィトブラン”から、スクラブ入り洗顔料“フィトブラン バフアンドウォッシュ”をリニューアルし、角質ケア作用とブライトニングケア作用を兼ね備えた“フィトブラン バフ アンド ウォッシュ N”を発売する。

■商品詳細

“フィトブラン バフ アンド ウォッシュ N”(100mL、2万2000円)

【3月1日発売】
アナ スイ コスメティックス
(ANNA SUI COSMETICS)

アイブロウアイテム2品

「アナ スイ コスメティックス(ANNA SUI COSMETICS)」は、豊富なカラーバリエーションが魅力の“アイブロウマスカラ”と付け替え式の超細芯の“アイブロウペンシル”を発売する。

■商品詳細

“アイブロウマスカラ”(各3300円)
“アイブロウペンシル”(各セット価格3300円)

【3月1日発売】
ディエム クルール
(DIEM COULEUR)

初のクッションファンデ

ポーラのベースメイクブランド「ディエム クルール(DIEM COULEUR)」は、4色で透明感と艶感を演出するクッションファンデーション“カラートリックマルチクッションファンデーション”を発売する。色ムラを自然にカバーし、時間がたってもくずれにくいのが特徴。チークやハイライトとしても使用ができる。

■商品詳細

“カラートリックマルチクッションファンデーション”(2色、各7370円/リフィル6050円)

【3月1日発売】
ラネージュ
(LANEIGE)

目元用スリーピングマスク

「ラネージュ(LANEIGE)」は、目元用“バウンシーアイスリーピングマスク”を発売する。ひんやりとしたテクスチャーで肌を包み込み、ピオニー&コラーゲンコンプレックスとペプチドが、目元にふっくらとしたハリと潤いを与える。

■商品詳細

“バウンシーアイスリーピングマスク”(20g、3740円)

【3月1日発売】
ラカ
(LAKA)

“フルーティーグラムティント”がミニサイズに 

韓国のコスメブランド「ラカ(LAKA)」は、ブランドを代表する人気のリップティント“フルーティーグラムティント”のミニサイズを発売する。唇に塗布しやすいチップの形状は変えず、コンパクト化。カラーは、既存23色にミニコレクション限定の新7色を加えた全30色で登場する。

■商品詳細

“フルーティーグラムティント ミニ”(全30色、各990円)

【3月1日発売】
ジバンシィ
(GIVENCHY)

オードリー・ヘプバーンの干支に着想したコレクション

「ジバンシィ(GIVENCHY)」は、“クチュール コレクション 2025”を数量限定で発売する。ユベール・ド・ジバンシィ(Hubert De Givenchy)のミューズであったオードリー・ヘプバーン(Audrey Hepburn)が誕生した1929年の干支の巳(蛇)を着想源に、定番品を蛇の神秘的な美しさを落とし込んだクチュール仕立ての限定パッケージで展開する。

■商品詳細

“プリズム・リーブル”(9020円)
“プリズム・リーブル・スキンケアリング・グロウ・クッション”[SPF45・PA+++](1万120円)
“ルージュ・アンテルディ・シルキー“(6050円)

【3月1日発売】
イニスフリー
(INNISFREE)

「イニスフリー」×サンリオ第3弾

「イニスフリー(INNISFREE)」は、サンリオキャラクターズコラボ第3弾としてパッケージにマイメロディを起用した限定アイテムを発売する。チェジュ島の自社農園で栽培した美容茶葉やヒアルロン酸をキー成分にした導入美容液“グリーンティーシード ヒアルロン セラム”など全3アイテムをラインアップする。

■商品詳細

“グリーンティーシード ヒアルロン セラム”(80mL、3410円)
“グリーンティーシード ヒアルロン クリーム”(50mL、3210円)
“マイ レチノール シカ リペア セラム セット”(3960円)

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マンガで学ぶ「在庫管理の魔術」 第7話:在庫減で向上した「投資収益率」が会社に莫大な効果をもたらす

中堅アパレルのチェーンストア「ハンナズ」は、過剰在庫が原因で経営危機に瀕している。社長の安堂平磨は、娘でバイヤーの安堂あい、あいの夫で渋谷店店長の安堂徹に再生を期待するが、2人は「売れ残るリスクを抱えながら在庫を持つべきか?」それとも「売り上げが落ちるリスクを抱えながら在庫を減らすべきか?」で迷い続ける。

南関東倉庫の「バラ在庫」が尽きかけると、徹は足りない在庫を他の店舗から集める「クロスシッピング」を提案。先輩の加地の協力を取り付けた。一方、ハンナズの小泉経理部長は、渋谷店の在庫が大幅に減ったことで「投資収益率」が向上したことを徹に報告。自宅に帰った徹は、妻のあいと「投資収益率」の向上が会社にもたらす莫大な効果を考える。

登場人物紹介

第七話

このマンガは、ジェフ・ベゾス(Jeff Bezos)も経営陣で読んだとされるTOC(制約理論)の原点にして最高の入門書「ザ・ゴール」を原案としています。「ザ・ゴール」を中心としたマネジメント理論に関する書籍は、ダイヤモンド社が販売中です。

ORIGINAL WORKS:ELIYAHU GOLDRATT、JEF COX
SUPERVISION:YUJI KISHIRA
SCRIPT:TAKEO AOKI
COMICS:YAMA AOTA

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マンガで学ぶ「在庫管理の魔術」 第7話:在庫減で向上した「投資収益率」が会社に莫大な効果をもたらす

中堅アパレルのチェーンストア「ハンナズ」は、過剰在庫が原因で経営危機に瀕している。社長の安堂平磨は、娘でバイヤーの安堂あい、あいの夫で渋谷店店長の安堂徹に再生を期待するが、2人は「売れ残るリスクを抱えながら在庫を持つべきか?」それとも「売り上げが落ちるリスクを抱えながら在庫を減らすべきか?」で迷い続ける。

南関東倉庫の「バラ在庫」が尽きかけると、徹は足りない在庫を他の店舗から集める「クロスシッピング」を提案。先輩の加地の協力を取り付けた。一方、ハンナズの小泉経理部長は、渋谷店の在庫が大幅に減ったことで「投資収益率」が向上したことを徹に報告。自宅に帰った徹は、妻のあいと「投資収益率」の向上が会社にもたらす莫大な効果を考える。

登場人物紹介

第七話

このマンガは、ジェフ・ベゾス(Jeff Bezos)も経営陣で読んだとされるTOC(制約理論)の原点にして最高の入門書「ザ・ゴール」を原案としています。「ザ・ゴール」を中心としたマネジメント理論に関する書籍は、ダイヤモンド社が販売中です。

ORIGINAL WORKS:ELIYAHU GOLDRATT、JEF COX
SUPERVISION:YUJI KISHIRA
SCRIPT:TAKEO AOKI
COMICS:YAMA AOTA

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「ユニクロ:シー」の最新コレクションや「ジンズ」×高木琢也の印象別“メガネ×ヘア”など! 来週発売のファッションアイテム7選【2/24〜3/2】

ファッションアイテムの発売情報を「WWDJAPAN」的視点でピックアップ!今回は2月24〜3月2日に発売するアイテムを紹介します。「ユニクロ(UNIQLO)」とデザイナーのクレア・ワイト・ケラー(Clare Waight Keller)による「ユニクロ:シー(UNIQLO:C)」は、2月28日に2025年春夏コレクションを発売します。今回はナイロン生地を採用したプルオーバーシャツやショーツ、ベストなどスポーティーな印象です。
一方、「ジンズ(JINS)」は、美容室のオーシャントーキョー(OCEAN TOKYO)の代表を務める、美容師の高木琢也が監修したアイウエアを26日に発売します。同じ顔でもメガネとヘアスタイルの組み合わせでこれだけ印象が変わるのか!と一目瞭然です。

【2月26日発売】
カシラ
(CA4LA)

「ウィキッド ふたりの魔女」コラボ
映画公開を記念した帽子7型

「カシラ(CA4LA)」は、映画「ウィキッド ふたりの魔女」の公開を記念し、同作とのコラボアイテムを発売する。主人公の“エルファバ”と“グリンダ”をイメージした帽子7型をラインアップする。

■商品詳細

バケットハット(1万2100円)
ベレー帽(9900円)
ニット帽(7700円)
キャップ(1万1000円〜)

【2月26日発売】
クロックス
(CROCS)

「ドラゴンボールZ」コラボ
サンダルとチャームをラインアップ

「クロックス(CROCS)」は、テレビアニメ「ドラゴンボールZ」とコラボしたサンダルとチャームを発売する。“悟空”や“ベジータ”などキャラクターに着想を得て、全体に大胆なデザインを施した。

■商品詳細

コラボサンダル“ドラゴンボールZ クラシック クロッグ”(20cm〜31cm/9900円、キッズ18cm〜24cm/6050円)
コラボサンダル“ドラゴンボールZ エコークロッグ”(20cm〜35cm/1万4850円)
チャームセット(2420円)
チャーム(715円)

【2月26日発売】
ジンズ
(JINS)

美容師の高木琢也とコラボ
“メガネ×ヘア”で印象別スタイル

「ジンズ(JINS)」は、美容室のオーシャントーキョー(OCEAN TOKYO)の代表を務める、美容師の高木琢也が監修したアイウエアを発売する。“甘め”“色っぽ”“爽やか”“ワイルド”の4テーマを設け、高木が髪型とのバランスを緻密に計算、4型8種をラインアップする。メガネケースとメガネ拭きが付属。

■商品詳細

コラボアイウエア(1万4900円、標準クリアレンズ代込み)

【2月27日発売】
ナイキ
(NIKE)

“ボメロ”シリーズ最新作
史上最も多いクッショニング

「ナイキ(NIKE)」は、スニーカー“ナイキ ボメロ 18”を発売する。シリーズ史上最も多くのクッショニングと最も厚いソールを搭載、最上の履き心地を目指した。アッパーには伸縮性と通気性を兼ね備えたエンジニアードメッシュを採用している。

■商品詳細

スニーカー(1万6500円)

【2月28日発売】
ニューバランス
(NEW BALANCE)

ジョー・フレッシュグッズと
コラボスニーカー再び

「ニューバランス(NEW BALANCE)」は、クリエイティブディレクター、ジョー・フレッシュグッズ(Joe Freshgoods)とのコラボスニーカーを発売する。柔らかなピンクカラーにエイジド加工を施し、日光で自然に色褪せたようなデザインに仕上げた。アッパーには5つの異なるシェードを組み合わせグラデーションを描く。

■商品詳細

コラボスニーカー(4万6200円)

【2月28日発売】
ユニクロ
(UNIQLO)

「ユニクロ:シー」から
2025年春夏コレクション

「ユニクロ(UNIQLO)」とデザイナーのクレア・ワイト・ケラー(Clare Waight Keller)による「ユニクロ:シー(UNIQLO:C)」は、2025年春夏コレクションを発売する。軽く涼やかなナイロン生地を活かしたスポーティーな雰囲気と、鮮やかなオレンジをはじめとしたコントラストに富んだカラーリングを特徴とし、ウエアやバッグサンダルなどを販売する。

■商品詳細

アウター/ウィメンズ(3990円〜)
シャツ/ウィメンズ(2990円)
ニット/ウィメンズ(2990円〜)
パンツ/メンズ(2990円〜)
カットソー/メンズ(3990円)
※一部商品

【3月1日発売】
TOKYO BASE

新店オープン記念
別注アイテム多数

TOKYO BASEは3月1日、ステュディオス トウキョウ(STUDIOUS TOKYO)と、グッド エディション(GOOD EDITION)の2店を原宿・表参道にオープンする。これに伴い、ステュディオス トウキョウと「ホワイトマウンテニアリング(WHITE MOUNTAINEERING)」の別注ウエアや、グッド エディションと「エークラフト(ACRAFT)」の別注だるま、イラストレーターのSHOGO SEKINEに依頼したグッズ、別注カラーの「ヒューマンロボット(HUMAN ROBOT)」オリジナルキャラクター“PAN DEAD”などを販売する。

■商品詳細

別注ウエア/「ホワイトマウンテニアリング」(4万7300円〜)
別注だるま/「エークラフト(ACRAFT)」(16万5000円)
別注バッグ/SHOGO SEKINE(4400円)
別注タンブラー/SHOGO SEKINE(4400円)
別注フィギュア“PAN DEAD”/「ヒューマンロボット」(6480円)
※一部商品

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「ユニクロ:シー」の最新コレクションや「ジンズ」×高木琢也の印象別“メガネ×ヘア”など! 来週発売のファッションアイテム7選【2/24〜3/2】

ファッションアイテムの発売情報を「WWDJAPAN」的視点でピックアップ!今回は2月24〜3月2日に発売するアイテムを紹介します。「ユニクロ(UNIQLO)」とデザイナーのクレア・ワイト・ケラー(Clare Waight Keller)による「ユニクロ:シー(UNIQLO:C)」は、2月28日に2025年春夏コレクションを発売します。今回はナイロン生地を採用したプルオーバーシャツやショーツ、ベストなどスポーティーな印象です。
一方、「ジンズ(JINS)」は、美容室のオーシャントーキョー(OCEAN TOKYO)の代表を務める、美容師の高木琢也が監修したアイウエアを26日に発売します。同じ顔でもメガネとヘアスタイルの組み合わせでこれだけ印象が変わるのか!と一目瞭然です。

【2月26日発売】
カシラ
(CA4LA)

「ウィキッド ふたりの魔女」コラボ
映画公開を記念した帽子7型

「カシラ(CA4LA)」は、映画「ウィキッド ふたりの魔女」の公開を記念し、同作とのコラボアイテムを発売する。主人公の“エルファバ”と“グリンダ”をイメージした帽子7型をラインアップする。

■商品詳細

バケットハット(1万2100円)
ベレー帽(9900円)
ニット帽(7700円)
キャップ(1万1000円〜)

【2月26日発売】
クロックス
(CROCS)

「ドラゴンボールZ」コラボ
サンダルとチャームをラインアップ

「クロックス(CROCS)」は、テレビアニメ「ドラゴンボールZ」とコラボしたサンダルとチャームを発売する。“悟空”や“ベジータ”などキャラクターに着想を得て、全体に大胆なデザインを施した。

■商品詳細

コラボサンダル“ドラゴンボールZ クラシック クロッグ”(20cm〜31cm/9900円、キッズ18cm〜24cm/6050円)
コラボサンダル“ドラゴンボールZ エコークロッグ”(20cm〜35cm/1万4850円)
チャームセット(2420円)
チャーム(715円)

【2月26日発売】
ジンズ
(JINS)

美容師の高木琢也とコラボ
“メガネ×ヘア”で印象別スタイル

「ジンズ(JINS)」は、美容室のオーシャントーキョー(OCEAN TOKYO)の代表を務める、美容師の高木琢也が監修したアイウエアを発売する。“甘め”“色っぽ”“爽やか”“ワイルド”の4テーマを設け、高木が髪型とのバランスを緻密に計算、4型8種をラインアップする。メガネケースとメガネ拭きが付属。

■商品詳細

コラボアイウエア(1万4900円、標準クリアレンズ代込み)

【2月27日発売】
ナイキ
(NIKE)

“ボメロ”シリーズ最新作
史上最も多いクッショニング

「ナイキ(NIKE)」は、スニーカー“ナイキ ボメロ 18”を発売する。シリーズ史上最も多くのクッショニングと最も厚いソールを搭載、最上の履き心地を目指した。アッパーには伸縮性と通気性を兼ね備えたエンジニアードメッシュを採用している。

■商品詳細

スニーカー(1万6500円)

【2月28日発売】
ニューバランス
(NEW BALANCE)

ジョー・フレッシュグッズと
コラボスニーカー再び

「ニューバランス(NEW BALANCE)」は、クリエイティブディレクター、ジョー・フレッシュグッズ(Joe Freshgoods)とのコラボスニーカーを発売する。柔らかなピンクカラーにエイジド加工を施し、日光で自然に色褪せたようなデザインに仕上げた。アッパーには5つの異なるシェードを組み合わせグラデーションを描く。

■商品詳細

コラボスニーカー(4万6200円)

【2月28日発売】
ユニクロ
(UNIQLO)

「ユニクロ:シー」から
2025年春夏コレクション

「ユニクロ(UNIQLO)」とデザイナーのクレア・ワイト・ケラー(Clare Waight Keller)による「ユニクロ:シー(UNIQLO:C)」は、2025年春夏コレクションを発売する。軽く涼やかなナイロン生地を活かしたスポーティーな雰囲気と、鮮やかなオレンジをはじめとしたコントラストに富んだカラーリングを特徴とし、ウエアやバッグサンダルなどを販売する。

■商品詳細

アウター/ウィメンズ(3990円〜)
シャツ/ウィメンズ(2990円)
ニット/ウィメンズ(2990円〜)
パンツ/メンズ(2990円〜)
カットソー/メンズ(3990円)
※一部商品

【3月1日発売】
TOKYO BASE

新店オープン記念
別注アイテム多数

TOKYO BASEは3月1日、ステュディオス トウキョウ(STUDIOUS TOKYO)と、グッド エディション(GOOD EDITION)の2店を原宿・表参道にオープンする。これに伴い、ステュディオス トウキョウと「ホワイトマウンテニアリング(WHITE MOUNTAINEERING)」の別注ウエアや、グッド エディションと「エークラフト(ACRAFT)」の別注だるま、イラストレーターのSHOGO SEKINEに依頼したグッズ、別注カラーの「ヒューマンロボット(HUMAN ROBOT)」オリジナルキャラクター“PAN DEAD”などを販売する。

■商品詳細

別注ウエア/「ホワイトマウンテニアリング」(4万7300円〜)
別注だるま/「エークラフト(ACRAFT)」(16万5000円)
別注バッグ/SHOGO SEKINE(4400円)
別注タンブラー/SHOGO SEKINE(4400円)
別注フィギュア“PAN DEAD”/「ヒューマンロボット」(6480円)
※一部商品

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地方セレクトはめちゃくちゃ面白い!

毎週発行している「WWDJAPAN」は、ファッション&ビューティの潮流やムーブメントの分析、ニュースの深堀りなどを通じて、業界の面白さ・奥深さを提供しています。巻頭特集では特に注目のキーワードやカテゴリー、市場をテーマに、業界活性化を図るべく熱いメッセージを発信。ここでは、そんな特集を担当記者がざっくばらんに振り返ります。(この記事は「WWDJAPAN」2025年2月17日号からの抜粋です)

利川:昨年に引き続き、2回目となった地方セレクト特集です。私は石川県小松市の「フェートン(PHAETON)」に行ってきました。「セールを行わずプロパーで売り切る誠実な店」ということで取材しましたが、オーナーは空間の10%にしか商品を並べないように徹底していて、“無”に近い状態を維持することでパワーを最大化するそうです。“気”をよくするためのルールであり、「服だけでなく空気を含めて売っている」と語っていたのが印象的でした。隣接する会員制紅茶専門店「ティートン」の屋上に縄文時代の巨大な溶岩や伊勢神宮の石が置いてあるなど、驚きの連続。でも、取材後はなんだか心がすがすがしくなり、多くの人が通いたくなる気持ちが分かりました。

横山:僕は沖縄で6軒回ったのですが、オーナーだけでなく、販売員も個が立っていました。沖縄に7店を構える「ワンダーキューブ(WONDERCUBE)」の、那覇から車で30分ほどの距離にある浦添市の「パルコシティ」2階の店舗を取材しましたが、店長は副業でDJをしていて、西麻布でDJをして、朝飛行機で那覇空港に着いて、店に直行するような生活をしているんです。そして、「ジル サンダー(JIL SANDER)」や「リック・オウエンス(RICK OWENS)」を販売しているのですが、郊外型SCなので、明らかに客層と合っていないんです。でも、売れている。そもそも「客層」なんて考えていなくて、売りたいから売る。SNSで発信して集客できるようになったのは大きいですね。

利川:「フェートン」も、インスタグラムのストーリーズで不定期にアップする会員募集の投稿を見た人だけが紅茶店「ティートン」の会員になれるなど、コミュニケーションツールとして大事にしているようでした。「それくらいウチの情報にアンテナを張ってくれる人と “両思い”になりたい」と話していたのが面白かったです。

長い夏対策を考えるなら沖縄で!

横山:ビジネスのヒントもたくさんありました。沖縄は年中暖かいから、高くてもいいTシャツやカットソーが売れるんです。良いものは早くから売れるそうです。長い夏対策を考えるのにいいと思いました。アパレルのMDは沖縄に行くのがオススメです!

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随時更新:2025年卒コレ(卒業コレクション)一覧

「WWDJAPAN」は、ファッションやビューティを未来に受け継ぐ学生の皆さまを応援する媒体です。今年も、学生生活の集大成である、各学校および学生団体の卒業コレクションを紹介します。

各学校の卒業コレクション日程

【愛知文化服装専門学校】
創立88周年記念ファッションショー

団体名:愛知文化服装専門学校
イベント名:創立88周年記念ファッションショー
日程:2024年10月19日
場所:デザインホール(ナディアパーク)
住所:愛知県名古屋市中区栄三丁目18-1
>公式サイト
>創立88周年記念ファッションショーについて

▼全ルックはこちら
【2025年卒コレ】愛知文化服装専門学校 ※無料で見れる


【早稲田大学繊維研究会】
Seni 2024 Fashion Show『透き間、仄めき』(すきま、ほのめき)

団体名:早稲田大学繊維研究会
イベント名:Seni 2024 Fashion Show『透き間、仄めき』(すきま、ほのめき)
日程:2024年12月22日
場所:代官山ヒルサイドプラザ
住所:東京都渋谷区猿楽町29ヒルサイドテラス
>公式サイト
>Seni 2024 Fashion Show『透き間、仄めき』(すきま、ほのめき)について

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【2025年卒コレ】早稲田大学繊維研究会 ※無料で見れる


【上田安子服飾専門学校】
第154回上田学園コレクション2025

団体名:上田安子服飾専門学校
イベント名:第154回上田学園コレクション2025
日程:2025年1月18日
場所:グランフロント大阪コングレコンベンションセンター
住所:大阪府大阪市北区大深町3−1
>公式サイト
>第154回上田学園コレクション2025について

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【2025年卒コレ】上田安子服飾専門学校 ※無料で見れる


【文化ファッション大学院大学】
第17回文化ファッション大学院大学ファッションウィーク(BFGU FW)

団体名:文化ファッション大学院大学
イベント名:第17回文化ファッション大学院大学ファッションウィーク(BFGU FW)
日程:2025年1月28日
場所:学校法人文化学園 遠藤記念館大ホール(F館)
住所:東京都渋谷区代々木3-22-1
>公式サイト
>第17回文化ファッション大学院大学ファッションウィーク(BFGU FW)について

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【2025年卒コレ】文化ファッション大学院大学 ※無料で見れる


【目白ファッション&アートカレッジ】
Annual College Fashion Show 2025

団体名:目白ファッション&アートカレッジ
イベント名:Annual College Fashion Show 2025
日程:2025年2月1日
場所:スパイラルホール(東京・青山/スパイラル3F)
住所:東京都港区南青山5-6-23
>公式サイト
>カレッジファッションショー開催について


【マロニエファッションデザイン専門学校】
マロニエファッショングランプリ2025

団体名:マロニエファッションデザイン専門学校
イベント名:マロニエファッショングランプリ2025
日程:2025年2月1日
場所:シーサイドスタジオ CASO
住所:大阪市港区海岸通 2-7-23
>公式サイト
>卒業進級制作展特別サイト


【専門学校 金沢文化服装学院】
BUNKA FASHION RENAISSANCE 2025

団体名:専門学校 金沢文化服装学院
イベント名:BUNKA FASHION RENAISSANCE 2025
日程:2025年2月8日
場所:REDSUN
住所:石川県金沢市片町1丁目3-9
>公式サイト
>BUNKA FASHION RENAISSANCE 2025について


【杉野服飾大学】
卒業制作発表会(2024年度)

団体名:杉野服飾大学
イベント名:卒業制作発表会(2024年度)
日程:2025年2月8日
場所:学校法人杉野学園 SUGINOホール
住所:東京都品川区上大崎4-6-19
>公式サイト
>卒業制作発表会(2024年度)について


【宮島学園 北海道ファッション専門学校】
宮島学園コレクション2025「フュージアム」

団体名:宮島学園 北海道ファッション専門学校
イベント名:宮島学園コレクション2025「フュージアム」
日程:2025年2月8日
場所:サッポロファクトリーホール
住所:札幌市中央区北2条東3丁目
>公式サイト

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【2025年卒コレ】宮島学園北海道ファッション専門学校 ※無料で見れる


【学校法人虫明学園 専門学校岡山ファッションスクール】
O.F.Sファッションショー2025

団体名:学校法人虫明学園 専門学校岡山ファッションスクール
イベント名:O.F.Sファッションショー2025
日程:2025年2月9日
場所:KURUNホール
住所:岡山県岡山市北区下石井2-10-12
>公式サイト
>O.F.S.学園祭ファッションショーについて


【杉野学園 ドレスメーカー学院】
ドレメセレクション2025

団体名:杉野学園 ドレスメーカー学院
イベント名:ドレメセレクション2025
日程:2025年2月15日
場所:学校法人杉野学園 SUGINOホール
住所:東京都品川区上大崎4-6-19
>公式サイト
>ドレメセレクション2025


【昭和女子大学】
Graduate Showcase 2024 “EVER AS YOU ARE”

団体名:昭和女子大学
イベント名:Graduate Showcase 2024 “EVER AS YOU ARE”
日程:2025年2月15-17日
場所:+8 Gallery & Studio
住所:東京都港区南青山4-26-7 +8ビル1F
>公式サイト
>Graduate Showcase 2024 “EVER AS YOU ARE”について


【宮城文化服装専門学校】
卒業作品FashionShow

団体名:宮城文化服装専門学校
イベント名:卒業作品FashionShow
日程:2025年2月22日
場所:宮城文化服装専門学校
住所:宮城県仙台市青葉区中央3-4-8
>公式サイト
>宮城文化服装専門学校卒業作品FashionShowについて


【専門学校青山ファッションカレッジ】
2024-25 COLLECTION 卒業・修了制作展

団体名:専門学校青山ファッションカレッジ
イベント名:2024-25 COLLECTION 卒業・修了制作展
日程:2025年2月22日
場所:青山スパイラルホール
住所:東京都港区南青山5-6-23-3F
>公式サイト


【ESMOD TOKYO】
ESMOD TOKYO 40TH FASHION SHOW

団体名:ESMOD TOKYO
イベント名:ESMOD TOKYO 40TH FASHION SHOW
日程:2025年3月23日
場所:TODA HALL & CONFERENCE HALL A
住所:東京都中央区京橋1丁目7−1 TODA BUILDING 4階
>公式サイト
>ESMOD TOKYO 40TH FASHION SHOWについて

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随時更新:2025年卒コレ(卒業コレクション)一覧

「WWDJAPAN」は、ファッションやビューティを未来に受け継ぐ学生の皆さまを応援する媒体です。今年も、学生生活の集大成である、各学校および学生団体の卒業コレクションを紹介します。

各学校の卒業コレクション日程

【愛知文化服装専門学校】
創立88周年記念ファッションショー

団体名:愛知文化服装専門学校
イベント名:創立88周年記念ファッションショー
日程:2024年10月19日
場所:デザインホール(ナディアパーク)
住所:愛知県名古屋市中区栄三丁目18-1
>公式サイト
>創立88周年記念ファッションショーについて

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【2025年卒コレ】愛知文化服装専門学校 ※無料で見れる


【早稲田大学繊維研究会】
Seni 2024 Fashion Show『透き間、仄めき』(すきま、ほのめき)

団体名:早稲田大学繊維研究会
イベント名:Seni 2024 Fashion Show『透き間、仄めき』(すきま、ほのめき)
日程:2024年12月22日
場所:代官山ヒルサイドプラザ
住所:東京都渋谷区猿楽町29ヒルサイドテラス
>公式サイト
>Seni 2024 Fashion Show『透き間、仄めき』(すきま、ほのめき)について

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【上田安子服飾専門学校】
第154回上田学園コレクション2025

団体名:上田安子服飾専門学校
イベント名:第154回上田学園コレクション2025
日程:2025年1月18日
場所:グランフロント大阪コングレコンベンションセンター
住所:大阪府大阪市北区大深町3−1
>公式サイト
>第154回上田学園コレクション2025について

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【文化ファッション大学院大学】
第17回文化ファッション大学院大学ファッションウィーク(BFGU FW)

団体名:文化ファッション大学院大学
イベント名:第17回文化ファッション大学院大学ファッションウィーク(BFGU FW)
日程:2025年1月28日
場所:学校法人文化学園 遠藤記念館大ホール(F館)
住所:東京都渋谷区代々木3-22-1
>公式サイト
>第17回文化ファッション大学院大学ファッションウィーク(BFGU FW)について

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【目白ファッション&アートカレッジ】
Annual College Fashion Show 2025

団体名:目白ファッション&アートカレッジ
イベント名:Annual College Fashion Show 2025
日程:2025年2月1日
場所:スパイラルホール(東京・青山/スパイラル3F)
住所:東京都港区南青山5-6-23
>公式サイト
>カレッジファッションショー開催について


【マロニエファッションデザイン専門学校】
マロニエファッショングランプリ2025

団体名:マロニエファッションデザイン専門学校
イベント名:マロニエファッショングランプリ2025
日程:2025年2月1日
場所:シーサイドスタジオ CASO
住所:大阪市港区海岸通 2-7-23
>公式サイト
>卒業進級制作展特別サイト


【専門学校 金沢文化服装学院】
BUNKA FASHION RENAISSANCE 2025

団体名:専門学校 金沢文化服装学院
イベント名:BUNKA FASHION RENAISSANCE 2025
日程:2025年2月8日
場所:REDSUN
住所:石川県金沢市片町1丁目3-9
>公式サイト
>BUNKA FASHION RENAISSANCE 2025について


【杉野服飾大学】
卒業制作発表会(2024年度)

団体名:杉野服飾大学
イベント名:卒業制作発表会(2024年度)
日程:2025年2月8日
場所:学校法人杉野学園 SUGINOホール
住所:東京都品川区上大崎4-6-19
>公式サイト
>卒業制作発表会(2024年度)について


【宮島学園 北海道ファッション専門学校】
宮島学園コレクション2025「フュージアム」

団体名:宮島学園 北海道ファッション専門学校
イベント名:宮島学園コレクション2025「フュージアム」
日程:2025年2月8日
場所:サッポロファクトリーホール
住所:札幌市中央区北2条東3丁目
>公式サイト

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【学校法人虫明学園 専門学校岡山ファッションスクール】
O.F.Sファッションショー2025

団体名:学校法人虫明学園 専門学校岡山ファッションスクール
イベント名:O.F.Sファッションショー2025
日程:2025年2月9日
場所:KURUNホール
住所:岡山県岡山市北区下石井2-10-12
>公式サイト
>O.F.S.学園祭ファッションショーについて


【杉野学園 ドレスメーカー学院】
ドレメセレクション2025

団体名:杉野学園 ドレスメーカー学院
イベント名:ドレメセレクション2025
日程:2025年2月15日
場所:学校法人杉野学園 SUGINOホール
住所:東京都品川区上大崎4-6-19
>公式サイト
>ドレメセレクション2025


【昭和女子大学】
Graduate Showcase 2024 “EVER AS YOU ARE”

団体名:昭和女子大学
イベント名:Graduate Showcase 2024 “EVER AS YOU ARE”
日程:2025年2月15-17日
場所:+8 Gallery & Studio
住所:東京都港区南青山4-26-7 +8ビル1F
>公式サイト
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【宮城文化服装専門学校】
卒業作品FashionShow

団体名:宮城文化服装専門学校
イベント名:卒業作品FashionShow
日程:2025年2月22日
場所:宮城文化服装専門学校
住所:宮城県仙台市青葉区中央3-4-8
>公式サイト
>宮城文化服装専門学校卒業作品FashionShowについて


【専門学校青山ファッションカレッジ】
2024-25 COLLECTION 卒業・修了制作展

団体名:専門学校青山ファッションカレッジ
イベント名:2024-25 COLLECTION 卒業・修了制作展
日程:2025年2月22日
場所:青山スパイラルホール
住所:東京都港区南青山5-6-23-3F
>公式サイト


【ESMOD TOKYO】
ESMOD TOKYO 40TH FASHION SHOW

団体名:ESMOD TOKYO
イベント名:ESMOD TOKYO 40TH FASHION SHOW
日程:2025年3月23日
場所:TODA HALL & CONFERENCE HALL A
住所:東京都中央区京橋1丁目7−1 TODA BUILDING 4階
>公式サイト
>ESMOD TOKYO 40TH FASHION SHOWについて

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バスキアの思い出と巡る回想録 写真家のニコラス・テイラーによる連載 第1回「2人の出会い」編

ジャン=ミシェル・バスキア(Jean-Michel Basquiat)の友人であり、共にグレイ(Gray)のバンドメンバーとして活動したギタリストで、DJ ハイ・プリースト(High Priest)ことアーティストのニコラス・テイラー(Nicholas Taylor)。ニコラスによる新作ミクストメディア展「AREALISM」が、2月21〜3月9日に東京・大岡山のアートギャラリー「ロウ(LOWW)」で開催する。

当時のニューヨークの音楽シーンに多大な影響を与えたバンド「グレイ」は、現在もオリジナルメンバーのマイケル・ホルマン(Michael Holman)とニコラスで活動を続けている。さらにニコラスはヴィンセント・ギャロとのバンド、ジェネレイション(The Generation)のプロデュースといった音楽活動に加えて、バスキアの鮮烈な瞬間を収めたフォトグラファーとしても活動してきた。“夭折の天才画家“というイメージが強いバスキアの原点である1970年代のニューヨークのシーンを撮り下ろしたニコラスの写真は、彼とのフォトセッションを中心に世界中の美術館で紹介されてきたが、同展は新作として取り組んでいるミクスト・メディアシリーズで国内初の展示となる。

同展にさきがけ、ニコラスがバスキアとの思い出を振り返る連載がスタート。カルチャーが激動する1970年代後半のニューヨークでは何が起きていたのか。第1回は、ニューヨークへ拠点を移した1978年、2人の出会いから回想してもらった。

PROFILE: ニコラス・テイラー

ニコラス・テイラー
PROFILE: 1953年、イリノイ州ベルヴィル生まれ。77年にニューヨークに移住。79年1月、友人のジャン=ミシェル・バスキアと初期のヘッドショット・シリーズを撮影。同年、バスキアのバンド「グレイ」にギターとして参加。「グレイ」はラウンジ・リザーズやDNAといったバンドの前座を務めた。82年、バスキアはニューヨークのスクワット・シアターのコラボレーションで、ニコラスをDJ ハイ・プリーストと名付けた。また、82年には「テープ・ループ・DJ」として、イースト・ヴィレッジのクラブ・ネグリルで開催されたマイケル・ホルマンのウィークリー・ヒップホップ・イベントで、アフリカ・バンバッタ、クール・ハーク、ジャジー・Jとともにオープニングを飾った。83年ソーホーの「ザ・キッチン」で、マックス・ローチをドラムに迎えたバンド「エステート・フレッシュ」のDJとして、ファブ・ファイブのフレディに抜擢。「Sounds of...」を共同プロデュースした。2010年にマイケル・ホルマンとのレーベル「Plush Safe Records」から「グレイ」のファーストLPをリリースした。

マッドクラブでのバスキアとの夜

自分にとって1970年代のニューヨークのダウンタウンは、アーティストやミュージシャンが逃げ込むような場所だった。それに比べると、他のエリアはクリエイティブなエネルギーに欠けているように思えた。当時のアメリカ政府は財政危機だったしね。10代の僕はそんなアメリカに幻滅していた若者で、ニューヨークの暗いフィルム・ノワールのようなドラッグにまみれたストリートに美しさを感じていた。テレビでニューヨークのドキュメンタリーを見たことがあったけど、写真家として、アーティストとして、自分の目で確かめなければならなかったんだ。

そして、1977年にセントルイスから引っ越してきたんだけど、大家が物件を手放したタイミングで幸運にもアパートに引っ越すことができた。家賃はタダだし、望み通りの場所だった。それからダウンタウンのパンクのクラブに通い始めた。CBGBとかMax’s Kansas City、Tier 3……何よりもマッドクラブだ。一番のお気に入りだった。毎晩、新しい友人と出会ったし、ベルベットの入口の奥のフロアにすぐに連れていかれたよ。サウンドシステムはとても素晴らしくて、ニューウェーブやソウルも鮮明だったな。低音はレゲエにぴったりだった。床はフローリングで踊るときに足を滑らせやすかったから、みんなでツイストのバージョンを踊った。

ある夜、僕はマッド・クラブで通りすがりの若い男と一緒に踊り始めた。騒々しくて楽しかった思い出がある。お互い自己紹介をすると、彼は「ジャン=ミシェル・バスキアだ」と言った。グラフィティ・ライターのSAMOだともね。彼のグラフィティはストリートで見たことがあったし大好きだったので本当に驚いた。それまでのグラフィティよりもっと知的でコミカルで、風刺の効いた政治的な作品だった。

バスキアのエキセントリックなポートレイト

1978年から79年頃、ジャンはまだ有名ではなかったが、カリスマ的なオーラがあってすぐに引き込まれた。僕たちは踊ったり、バーのカウンターから互いにビールを盗んだりして絆を深めていった。

ある夜、彼が「アパートがないから家に泊めてもらえないか」と頼んできた。僕はイエスと答えた。マッドクラブが午前4時に閉まった後、僕たちは角を曲がったところにある「デイブズ・ランチョネット」に行った。1950年代風のダイナーはマッド・クラブのメンバーでいっぱいだった。朝食の1ドルスペシャルは、卵が2個でフレンチフライかホームフライ、トーストにコーヒーだった。とんでもなく得なセットだよ!それから、マッドクラブに出かけた後はいつも「デイブ」に行くことになった。ちなみに、その日の朝に地下鉄に乗ってアパートに向かっている時、ジャンが僕のために車内外のいたるところにある、ヤバいタグを解読してくれたことは忘れられない思い出だ。

僕とジャンはアパートで長い時間のほとんどを音楽の話をして過ごした。それから僕のカメラでお互いを撮り始めた。彼は撮るたびにいろいろなポーズをして、表情を変えていた。一瞬でエネルギーを変えられる俳優のようで、とても感動したよ。そして、彼は僕の頭にマスキングテープとサングラスをつけて、パチリ。10枚を撮影したんだ。

現在まで、バスキアが撮影した35ミリのネガフィルムは他に見つかっていない。マスキングテープを顔に貼られた僕の写真は、数年後に彼が描いた有名なドクロの絵に似ていた。僕が撮影したジャンのイメージは世界中でも知られているだろう。素晴らしい夜と朝だった。僕にとって、ジャン=ミシェル・バスキアは最も重要なアメリカ人アーティストだね。

COOPERATION:YUKITOMO HAMASAKI(LOWW)

■Nicholas Taylor AREALISM
会期:2月21日〜3月9日
会場:LOWW GALLERY
住所:東京都目黒区大岡山1-6-6
時間:12:00〜20:00
休日:水曜、木曜
入場料:無料

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「パリ国際ランジェリー展」リポート “見せランジェリー”の充実で進むウエアとのボーダレス化

ファッションのランウエイショーでも、下着から着想を得たランジェリールックやランジェリーを見せる着こなしは定着し、ウエアとランジェリーのボーダーレス化が確実に進んでいる。今回の「パリ国際ランジェリー展(SALON INTERNATIONAL DE LA LINGERIE)」では、ランジェリーとファッションの関係について、検索エンジンのタグウォーク(TAGWALK)との共同研究による興味深い調査が報告された。2016年にアレクサンドラ・ヴァン・ハウテ(Alexandra Van Houtte)が設立したタグウォークは、パリ、ミラノ、ロンドン、ニューヨークのランウエイショーの画像を、テーマ、色、スタイル別に紹介している。「パリ国際ランジェリー展」との合同調査で2億件以上のルックを分析し、ランジェリーがファッションに与える影響が大きいという結果が出た。ランジェリーにインスパイアされた作品が多く見られた2025年秋冬シーズン。キーワード別に、“見せるボディー”に分類されるルックが24年秋冬に比べて3倍、“レース”を使用したルックが45%増、“トランスペアレント”なルック24%増。さらに“見せるランジェリー”が19%増と重要なトレンドであると発表。2026年秋冬には、シアー素材や見せブラといったランジェリー傾向がさらに拡大すると予測している。

自分が楽しむための“ニューセクシー”

この調査が示しているように、同展では“見せランジェリー”が充実。ジャケットからチラ見せしたり、ウエアとして着用できるボディスーツが多く見られた。日本では、肌見せファッションは若年層のトレンドと受け取られがちだが、欧州では大人の女性を魅力的に見せるスタイルとして定着している。「オーバドゥ(AUBADE)」や「シャンテル エックス(CHANTELLE X)」などが新作にボディースーツをラインアップしているのはその証拠だろう。

ヨーロッパのランジェリーにとって官能美は重要な要素で、同展はトレンドキーワードとして“ニューセクシー”を打ち出した。“ニュー”には、“誰かのためではなく自分に自信を持ち、人生を楽しむ”という意味が込められ、時代に合わせて“セクシー”という言葉の解釈にアップデートが加えられている。それを反映するかのように、レースはフェミニンな花モチーフよりシャープな印象の幾何学柄モチーフが多く打ち出された。金銀のラメ糸を使ったものも多く、余計な装飾は省き、カッティングなどで独自性を出している。大胆なデザインかつ、クールな強さを感じるスタイルだ。

カラーはグリーンの人気が継続。次のトレンドとして予測される淡いピンクと並べてそのコントラストで鮮度を出すブランドもある。ホリデーシーズンの定番である赤は、明るめのものが多く、プリントやレースには多くのブランドがレオパードモチーフを採用していた。

ボディーポジティブによるプラスサイズ市場の拡大

2018年頃からありのままのからだの美しさを肯定するボディーポジティブという言葉が急速に浸透し始めた。今は、ランウエイショーでもプラスサイズのモデルは欠かせない存在。各ブランドのブースで新作を披露するモデルも同様だ。また、同展ではカップやアンダーが大きいブラジャーのカテゴリーを“曲線(Curvy)”と表現し、プラスサイズ市場の重要性をアピールした。フランスの女性の76%がCカップ以上で市場の65%を占める。プラスサイズは最も成長しているセグメントだという。実際に、ワコール・ヨーロッパが展開しC〜KKカップのブラジャーを扱う「エロミ(ELOMI)」は、若々しいデザインにより若年層からの支持が高く、同社の売上高の31%を占めるほど好調だ。共通しているのは、理想の形に補整するのではなく、ありのままの美しさを肯定する姿勢だ。このようなサイズ展開の広がりの根底にあるのは、あらゆる体形に寄り添うボディーポジティブの概念だと感じた。

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「ミナ ペルホネン」17店舗目の福岡店がオープン 皆川明が語る地元に馴染む店づくり

「ミナ ペルホネン(MINA PERHONEN)」は1月末、福岡店をオープンした。同店舗は、昨年末の盛岡店に続き、ブランド17店舗目。3層137平方メートルの福岡店は、ダイニング、リビング、書斎などをイメージする空間で構成し、コレクションラインやテーブルウエア、北欧のビンテージアイテム、国内外の作家作品をそろえる。店舗デザインは、緒方慎一郎率いるシンプリシティが担当。木やレザーを使用したブラウンが基調の落ち着いた心地よい空間になっている。昨年オープンした盛岡店の照明同様、金沢在住の作家である辻和美が福岡店のためにシャンデリアを手掛けた。

地元ファンの熱気に包まれたオープン初日

店舗は、天神にほど近い中央区・赤坂。どちらかというと、ひっそりとした静かな通りで、近くには公園もある。オープン初日、店内は「ミナ ペルホネン」のファッションに身を包んだ多くのファンで賑わっていた。入店制限をせざるを得ず、店舗の外には辛抱強く入店を待つ行列も。ファッションをはじめ雑貨類もそろえているため、試着をしたり、バッグや小物を手に取ったり、興奮しながらショッピングする人々。デザイナーの皆川明も店頭で、ファン一人一人と会話をしながら、にこやかに写真撮影に応じていた。ファンからは、「お店ができて嬉しい」「また来たい」という声が続々とあり、福岡の根強いファンの「オープン当日に行きたい、何か購入したい」という熱気が伝わってくる初日だった。

「ミナ ペルホネン」が地方に出店する理由

皆川は、福岡に出店したいという思いと直営店の必要性を感じていたという。22年に福岡市美術館で「つづく」展の開催前から場所を探しはじめ、この物件との出合いがあり出店した。皆川は、「中心地というよりも、緑が近い場所がいいと思った。友人宅を訪れる感覚で来てもらえると嬉しい」とコメント。

今までも、京都や金沢など地方に出店してきた。地方に出店する理由について皆川は、「買い物だけでなく、その土地に根付く文化に触れてほしい」と話す。ビジネスというよりは、それぞれの土地の独特な文化を共有したいという思いからだろう。そのため出店する際は、できるだけ昔からその土地にある建物や景色を残すようにしている。「景観を崩すのではなく、自分たちが馴染むようにしている」。その土地へリスペクトを払いながら、地元ファンや店舗を訪れる人々とつくる、そんな店舗を目指しているようだ。

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「トム ブラウン」の自由で大胆な“マキシマル・プレッピー” クワイエットなNYコレで圧倒的存在感

「トム ブラウン(THOM BROWNE)」は、2025-26年秋冬コレクションを現地時間11日にニューヨークで発表した。ニューヨーク・ファッション・ウイークでの「トム ブラウン」のショーといえば、背景に敷かれた壮大で叙事詩的なストーリーも注目ポイントだ。今回は、自由を望む2羽の“鳥”(演者は人)を主役にした物語で、ルールに縛られないマキシマルなプレッピースタイルを表現した。

会場の中央に登場した2羽の鳥(演者は人)の周りには、折り紙で作られた2000羽の鳥のインスタレーション。2羽は自由に飛び回る鳥たちを見て、「こんなふうに自分らしくあれたら、なんてすばらしいだろう」と思いを馳せるところからショーは幕を開ける。

ランウエイは、自由を楽しむ鳥たちの楽園に見立てた。モデルたちの目元には、鳥の翼のような、躍動感のある大胆なフォルムのアイメイク。ショルダーラインやアームホールが極端に誇張されたジャケットやコートをまとい、ボトムスはパンツもスカートもあり、ミニ丈からフロアに擦るほどのマキシ丈まで幅広い。ギンガムチェックシャツの上から、ウインドウペーン、レジメンタルストライプ、さらにヘリンボーンツイードと、ルールに縛られることなく幾重にも重ねた柄×柄のレイヤードも見応えがある。

色鮮やかな鳥の模様からインスピレーションを得たと思われる、大胆な色柄のオンパレードだ。スパンコール、ブークレ糸、シルクリボン糸を組み合わせた赤・白・青・銀のツイードや、一着当たり3500個ものスワロフスキークリスタルを施したドレス。そのエメラルドグリーンのスワロフスキークリスタルを盗むカササギやサギを、シルクのインターシャ編みで施し、ユーモアを添えた。

「トム ブラウン」といえば、細身、短丈のパンツ、トリコロール柄のスーチングスタイルがアイコン。今回のランウエイでの表現はそういったリアルクローズの提案とはそぐわないものの、ユニフォーム(正装)のルールからの逸脱を楽しむ無邪気さ、ルールに縛られない自由を楽しむブランドのアティテュードは通底している。

パリやミラノのランウエイが華やかな装飾性を強めている中、ニューヨークは――それはリアルクローズに強いニューヨークらしさでもあるが――クワイエット・ラグジュアリーのムードがまだまだ主流だ。その分、色柄からディテール、スタイリングまで自由でマキシマルな「トム ブラウン」の存在感が、より引き立っていた。

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「パリ国際ランジェリー見本市」と素材展に99カ国約1万6000人が来場 セルフプレジャーグッズへの関心が高まる

下着関連の見本市である「パリ国際ランジェリー展(SALON INTERNATIONAL DE LA LINGERIE)」が1月18〜20日、フランス・パリのポルト ド ベルサイユ見本市会場で開催された。同展には、 下着や水着などを手掛ける220ブランドが出展し、2025-26年秋冬の新作を披露。出展ブランド数は減少したが、全体の37%が新規出展社だった。同じ会場で同時期開催の素材・資材メーカーの見本市「アンテルフィリエール・パリ(INTERFILIERE PARIS)」には180社が出展し、21%が新規出展。両展合わせると約30%が新規出展で、78%がフランス国外からの出展になった。両展には99カ国から約1万6000人が来場。ランウエイショーやトレンドセミナーなどに参加した。会場では、ファッションの見本市「フーズネクスト」やジュエリーの見本市「ビジョルカ」も同時開催されていた。全体の32%がそれらの相互来場だった。

日本からは4ブランドが出展

「パリ国際ランジェリー展」には、日本から「アロマティック(AROMATIQUE)」「ユウビ カワノ(YUVI KAWANO)」「ラ・シレーヌ(LA SIRENE)」「イロハ(IROHA)」の4ブランドが出展。昨年に続き、2回目の出展となった「アロマティック」のブランドプロデューサーで同ブランドを展開するタカギの高木麻衣社長は、「続けるのが大事だと思い、2年連続出展を決めた。昨年は、日本のもの作りへの敬意を感じたものの、売上高へは至らず。今年は。来場者の国際化が進み、ブラジル、ロシア、カタール、インドネシアなどこれまで接点がなかった国のバイヤーと繋がる事ができた。昨年ロンドンの合同展で出会ったバイヤーから発注があるなど実績もできた」と手応えを語った。来場者の幅広さは「ラ・シレーヌ」の吉持玲沙デザイナーも実感したようだ。同ブランドはクールな印象のボディースーツやフェミニンな小花柄キャミソールなど幅広いテイストの商品を紹介。「多くの人に見てもらう最適な手段だと出展を決めた。ギリシャやトルコ、カナダなどのバイヤーとの接点が持て、出展した甲斐があった。ブースに展示したランウエイショーのルックを見る人も多かった」と言う。「ユウビ カワノ」の河野有実デザイナーは、「いつか出展したい」との思いがあったという。その夢を叶え、米ポートランドの専門店からオーダーがついた。「スタイリストやフォトグラファーなどクリエイティブな人々から声がかかり、自信にもつながった」と話した。

ランジェリーとセルフプレジャーグッズの親和性に期待

デリケートゾーン用のアイテムを多数展開する「イロハ(IROHA)」が出展したのは、ボディーケアやセルフプレジャーアイテムを扱う15ブランドがブースを並べる「ウェルネス」エリアだ。「イロハ」を展開するテンガの茶谷悟史テンガ ヨーロッパ社長は、「終了後に商談を進める会社が50社以上」と予想を超える反響だったと話す。デリケートゾーン商材は、フィットネスジムが導入したいと検討、ランジェリーショップからは、一見セルフプレジャーグッズと見えない商材を取り扱いたいとの声が相次いだ。以前に出展したファッションの見本市では反応が薄かったが、改めて「『イロハ』はランジェリーとの親和性が高い」と実感したようだ。

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「パリ国際ランジェリー見本市」と素材展に99カ国約1万6000人が来場 セルフプレジャーグッズへの関心が高まる

下着関連の見本市である「パリ国際ランジェリー展(SALON INTERNATIONAL DE LA LINGERIE)」が1月18〜20日、フランス・パリのポルト ド ベルサイユ見本市会場で開催された。同展には、 下着や水着などを手掛ける220ブランドが出展し、2025-26年秋冬の新作を披露。出展ブランド数は減少したが、全体の37%が新規出展社だった。同じ会場で同時期開催の素材・資材メーカーの見本市「アンテルフィリエール・パリ(INTERFILIERE PARIS)」には180社が出展し、21%が新規出展。両展合わせると約30%が新規出展で、78%がフランス国外からの出展になった。両展には99カ国から約1万6000人が来場。ランウエイショーやトレンドセミナーなどに参加した。会場では、ファッションの見本市「フーズネクスト」やジュエリーの見本市「ビジョルカ」も同時開催されていた。全体の32%がそれらの相互来場だった。

日本からは4ブランドが出展

「パリ国際ランジェリー展」には、日本から「アロマティック(AROMATIQUE)」「ユウビ カワノ(YUVI KAWANO)」「ラ・シレーヌ(LA SIRENE)」「イロハ(IROHA)」の4ブランドが出展。昨年に続き、2回目の出展となった「アロマティック」のブランドプロデューサーで同ブランドを展開するタカギの高木麻衣社長は、「続けるのが大事だと思い、2年連続出展を決めた。昨年は、日本のもの作りへの敬意を感じたものの、売上高へは至らず。今年は。来場者の国際化が進み、ブラジル、ロシア、カタール、インドネシアなどこれまで接点がなかった国のバイヤーと繋がる事ができた。昨年ロンドンの合同展で出会ったバイヤーから発注があるなど実績もできた」と手応えを語った。来場者の幅広さは「ラ・シレーヌ」の吉持玲沙デザイナーも実感したようだ。同ブランドはクールな印象のボディースーツやフェミニンな小花柄キャミソールなど幅広いテイストの商品を紹介。「多くの人に見てもらう最適な手段だと出展を決めた。ギリシャやトルコ、カナダなどのバイヤーとの接点が持て、出展した甲斐があった。ブースに展示したランウエイショーのルックを見る人も多かった」と言う。「ユウビ カワノ」の河野有実デザイナーは、「いつか出展したい」との思いがあったという。その夢を叶え、米ポートランドの専門店からオーダーがついた。「スタイリストやフォトグラファーなどクリエイティブな人々から声がかかり、自信にもつながった」と話した。

ランジェリーとセルフプレジャーグッズの親和性に期待

デリケートゾーン用のアイテムを多数展開する「イロハ(IROHA)」が出展したのは、ボディーケアやセルフプレジャーアイテムを扱う15ブランドがブースを並べる「ウェルネス」エリアだ。「イロハ」を展開するテンガの茶谷悟史テンガ ヨーロッパ社長は、「終了後に商談を進める会社が50社以上」と予想を超える反響だったと話す。デリケートゾーン商材は、フィットネスジムが導入したいと検討、ランジェリーショップからは、一見セルフプレジャーグッズと見えない商材を取り扱いたいとの声が相次いだ。以前に出展したファッションの見本市では反応が薄かったが、改めて「『イロハ』はランジェリーとの親和性が高い」と実感したようだ。

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中国で「アート(半永久)メイク」が急拡大、眉やチーク、さらにはファンデーションまで【ヒキタミワの「上海日記」】

1993年から上海在住のライターでメイクアップアーティストでもあるヒキタミワさんの「上海日記」は、ファッションやビューティの最新トレンドや人気のグルメ&ライフスタイル情報をベテランの業界人目線でお届けします。今回は中国でいま注目を集める「アートメイク」。日本でも眉などのワンポイントで広がりつつありますが、中国ではチークやノースシャドウ、さらにはファンデーションにも広がっています。

中国人女性のスッピン率が高いワケ

みなさんが思う中国風メイクといえば、チャイボーグメイクやワンホンメイクなど、陶器のような肌にキリッとした眉、シャープなアイライン、そして真っ赤な口紅をイメージするのではないだろうか? ところが、日本人が中国に来て驚くのは、中国人女性のスッピン率の高さだ。「メイクをしないで外出できるなんて、すごい勇気!」と思ってしまうが、中国社会ではメイクをしなくても許される、大人の身だしなみの一部とは見なされていない、というのが大前提なのだ。

では、なぜメイクをしないのだろう? メイクレッスンのたびに「メイクをしない理由」を生徒さんに聞いているが、大きく分けて3つの理由がある。

1つ目は「時間がないから」。いやいや、お手伝いさんがいない日本人の方がもっと忙しいはずなのに、メイクはマスト(上海ではお手伝いさんがいる家庭が多い)。「時間は作るものだ」「メイクしない=服を着ないで出かけるのと同じだ」と力説するが、何よりも2つ目の理由は「クレンジングが面倒くさい」というもの。メイクをしなければクレンジングの必要もない、まさに一石二鳥という感覚でいる。そして最後の理由は「メイクの仕方がわからない」。これなら理解できるが、「だったら習ってみたら?」と私。メイクを習えば、普段よりもっと美しくなれるチャンスがあるのに、それを逃しているのはもったいないと常々中国人女性に伝えているが、なかなか定着しない(力不足か)。

ただ、これは40代以降の話で、今のZ世代女子たちは、ここ数年で進化した中国のプチプラコスメを駆使してメイクを楽しんでいる(この話はまた次回以降に)。

中国で「アートメイク」が広がるワケ

さて、普段メイクをしない彼女たちだが、実は100%スッピンというわけではない。面倒くさがりな人ほど、アートメイクに頼ることが多い(中国では普通の美容サロンで気軽にアートメイクを施すことができる)。つまり、少なくとも「きれいに見せたい」気持ちはあるのね? 嗚呼よかった!

1980年代後半に眉とアイラインのアートメイクが流行し、流行に敏感な上海人女性たちはこぞって飛びついた。ただ当時の技術は未熟で、時間の経過とともに眉が緑に変色し、耐えられず消した人や、そのままにしている人も多い。そして時代の変化とともに、眉やアイラインだけでなく、口紅、チーク、アイシャドウ、ノーズシャドウの半永久アートメイクまで登場。そこにまつげエクステを加え、パウダーをはたけば、ほぼメイク完成という状態にまで技術が進んできた(額が広くなった人は、産毛までアートメイクで整えている)。

それだけでも驚きだったが、さらに衝撃的なニュースが…。なんと、最後の砦であるファンデーションまで肌に埋め込む人が登場し始めたのだ。顔全体にベージュの液体を埋め込むという衝撃的な施術。肌の黒ずみ部分を白くすることもできるらしく、目の下のクマや膝、脇の下、妊娠線(!)にまでファンデーションを仕込む人が出現。「真皮層にまで達すると危険なのでやめましょう」という医師の警告が動画で拡散されるほど、将来の肌への影響が未知数な施術だが、それでも施術者は「これはリキッドファンデーションを埋め込むのでも、タトゥーでもなく、ただ色の差を整えているだけだ」と言い切る。「楽になるなら何でもやっちゃおう!」という大胆さこそが、中国人女性の特徴とも言えるのかもしれない。

日々進化する美容技術と中国人女性たちの美意識の変化を追うのがとても楽しく、目が離せない。次はどんな技術が登場するのか? また皆さんとシェアできたら。

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中国で「アート(半永久)メイク」が急拡大、眉やチーク、さらにはファンデーションまで【ヒキタミワの「上海日記」】

1993年から上海在住のライターでメイクアップアーティストでもあるヒキタミワさんの「上海日記」は、ファッションやビューティの最新トレンドや人気のグルメ&ライフスタイル情報をベテランの業界人目線でお届けします。今回は中国でいま注目を集める「アートメイク」。日本でも眉などのワンポイントで広がりつつありますが、中国ではチークやノースシャドウ、さらにはファンデーションにも広がっています。

中国人女性のスッピン率が高いワケ

みなさんが思う中国風メイクといえば、チャイボーグメイクやワンホンメイクなど、陶器のような肌にキリッとした眉、シャープなアイライン、そして真っ赤な口紅をイメージするのではないだろうか? ところが、日本人が中国に来て驚くのは、中国人女性のスッピン率の高さだ。「メイクをしないで外出できるなんて、すごい勇気!」と思ってしまうが、中国社会ではメイクをしなくても許される、大人の身だしなみの一部とは見なされていない、というのが大前提なのだ。

では、なぜメイクをしないのだろう? メイクレッスンのたびに「メイクをしない理由」を生徒さんに聞いているが、大きく分けて3つの理由がある。

1つ目は「時間がないから」。いやいや、お手伝いさんがいない日本人の方がもっと忙しいはずなのに、メイクはマスト(上海ではお手伝いさんがいる家庭が多い)。「時間は作るものだ」「メイクしない=服を着ないで出かけるのと同じだ」と力説するが、何よりも2つ目の理由は「クレンジングが面倒くさい」というもの。メイクをしなければクレンジングの必要もない、まさに一石二鳥という感覚でいる。そして最後の理由は「メイクの仕方がわからない」。これなら理解できるが、「だったら習ってみたら?」と私。メイクを習えば、普段よりもっと美しくなれるチャンスがあるのに、それを逃しているのはもったいないと常々中国人女性に伝えているが、なかなか定着しない(力不足か)。

ただ、これは40代以降の話で、今のZ世代女子たちは、ここ数年で進化した中国のプチプラコスメを駆使してメイクを楽しんでいる(この話はまた次回以降に)。

中国で「アートメイク」が広がるワケ

さて、普段メイクをしない彼女たちだが、実は100%スッピンというわけではない。面倒くさがりな人ほど、アートメイクに頼ることが多い(中国では普通の美容サロンで気軽にアートメイクを施すことができる)。つまり、少なくとも「きれいに見せたい」気持ちはあるのね? 嗚呼よかった!

1980年代後半に眉とアイラインのアートメイクが流行し、流行に敏感な上海人女性たちはこぞって飛びついた。ただ当時の技術は未熟で、時間の経過とともに眉が緑に変色し、耐えられず消した人や、そのままにしている人も多い。そして時代の変化とともに、眉やアイラインだけでなく、口紅、チーク、アイシャドウ、ノーズシャドウの半永久アートメイクまで登場。そこにまつげエクステを加え、パウダーをはたけば、ほぼメイク完成という状態にまで技術が進んできた(額が広くなった人は、産毛までアートメイクで整えている)。

それだけでも驚きだったが、さらに衝撃的なニュースが…。なんと、最後の砦であるファンデーションまで肌に埋め込む人が登場し始めたのだ。顔全体にベージュの液体を埋め込むという衝撃的な施術。肌の黒ずみ部分を白くすることもできるらしく、目の下のクマや膝、脇の下、妊娠線(!)にまでファンデーションを仕込む人が出現。「真皮層にまで達すると危険なのでやめましょう」という医師の警告が動画で拡散されるほど、将来の肌への影響が未知数な施術だが、それでも施術者は「これはリキッドファンデーションを埋め込むのでも、タトゥーでもなく、ただ色の差を整えているだけだ」と言い切る。「楽になるなら何でもやっちゃおう!」という大胆さこそが、中国人女性の特徴とも言えるのかもしれない。

日々進化する美容技術と中国人女性たちの美意識の変化を追うのがとても楽しく、目が離せない。次はどんな技術が登場するのか? また皆さんとシェアできたら。

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政権交代に揺れる米国で、「マイケル・コース」が示したエフォートレスシックでブレない女性像

「マイケル・コース コレクション(MICHAEL KORS COLLECTION)」がニューヨーク現地時間の2月11日に2025-26年秋冬コレクションを開催した。

今シーズンのテーマは“デガジェ・シック(洗練された上品さ)”。会場となったチェルシー地区にあるターミナル・ウェアハウスは、1990年代を象徴するナイトクラブ、「トンネル・ナイトクラブ」があった場所だ。ブリックスタイルの内装の天井からは大きな日本製のランタンが吊るされ、至る所にアートピースのような調度品やミッドセンチュリーの家具が飾られている。アットホームな印象を与えるこの内装は、先日マディソン・アヴェニューにオープンした同ブランドの店舗の内装ともリンクする。

コレクションの前日、ショールームで行われたメディア向けのカンファレンスでマイケル・コース(MICHAEL KORS)は自身のビーチハウスやアパート、ミューズとなるセレブリティの写真が貼られた今季のムードボードを指差しながらこう話した。「これらは私の家の延長だ。マディソン・アベニューにオープンした店舗もそうだし、明日のコレクション会場も同様。(インテリアデザイナーの)ジョージ・ナカシマやイサム・ノグチのような美しいラインを保ちながら、温もりを感じさせるもの。混沌とした世界だからこそ、人々に温もりや心地よさを感じてもらいたい。同時に、袖を通した時に自信が持てる服。手に触れた時に贅沢さを感じるような、特別で、時代を超えて価値が届くものを届けたいという考えが、コレクションの出発点となった」。

アメリカン・ファッションの
快適さと上質な素材が融合

ムードボード上のローレン・ハットンやユマ・サーマン、シャロン・ストーンなど、コースのミューズたちの写真を一瞥してこう続ける。「彼女たちの写真は70年代のものだったり、2000年代のものだったり。最近のものもある。不思議なのはどれを見ても彼女たちがタイムレスだってこと。シックでありながらリラックスしている。アメリカのファッションについて考えた時、この国のファッションは”快適さ”を求めるところから始まった。着心地がよく、長く愛せて、時代を超えて生き続けるものを求めている。だから、デザインはクラシックな要素に遊び心を加えて解釈することから始めた。つまりネオクラシックってこと」。

レイヤードと流麗さで
「魅せる」センシュアル

クラシックなメンズ仕立てのジャケットやコートには、シルクジョーゼットのシャツやウールのスカートといった、ソフトな素材で作られたアイテムを合わせることで女性らしさを加えた。「断片的なプロポーション」を意識したという今季は、アシンメトリーなシェイプにすることでモデルがランウェイを歩いた際、風になびくようなエレガントさを演出。トレンチの概念を再構築したコートはストラップがリボンのように揺れ、ロングヘアのシアリングコートやバッグも動きに合わせて軽やかに揺れるなど、柔らかさにフォーカスした。

ディテールではグレンチェックのトロンプルイユのコートやジャケットの一部にビジューの刺しゅうを施すなど、洗練された手仕事も健在だった。カラーパレットもタイムレスなブラックはもちろん、定番のキャメルやブラウンに加え、ダークグリーンやトープも華を添えた。そうした色味が乗ったダブルフェイスのメルトンコートやウールカシミアのコートやポンチョは、まさに快適さとエレガントさを兼ね備えている。スパンコースのドレスにはフラットシューズを合わせたり、スポーティーなランジェリーとテーラードを合わせたりと、いい塩梅で抜け感を出した。

前シーズン、「若い層も大統領選の投票に行くように」とカンファレンスの最後に述べていたコース。「政権が変わったことで女性の服装は変わるのか?」との問いにも答えた。「政治的立場に関係なく、パワフルな女性の多い社会だから、間違いなくパワードレッシングが見られるでしょう。自分たちの装いについてもきちんと考えるし、テーラードはなくならない」。

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政権交代に揺れる米国で、「マイケル・コース」が示したエフォートレスシックでブレない女性像

「マイケル・コース コレクション(MICHAEL KORS COLLECTION)」がニューヨーク現地時間の2月11日に2025-26年秋冬コレクションを開催した。

今シーズンのテーマは“デガジェ・シック(洗練された上品さ)”。会場となったチェルシー地区にあるターミナル・ウェアハウスは、1990年代を象徴するナイトクラブ、「トンネル・ナイトクラブ」があった場所だ。ブリックスタイルの内装の天井からは大きな日本製のランタンが吊るされ、至る所にアートピースのような調度品やミッドセンチュリーの家具が飾られている。アットホームな印象を与えるこの内装は、先日マディソン・アヴェニューにオープンした同ブランドの店舗の内装ともリンクする。

コレクションの前日、ショールームで行われたメディア向けのカンファレンスでマイケル・コース(MICHAEL KORS)は自身のビーチハウスやアパート、ミューズとなるセレブリティの写真が貼られた今季のムードボードを指差しながらこう話した。「これらは私の家の延長だ。マディソン・アベニューにオープンした店舗もそうだし、明日のコレクション会場も同様。(インテリアデザイナーの)ジョージ・ナカシマやイサム・ノグチのような美しいラインを保ちながら、温もりを感じさせるもの。混沌とした世界だからこそ、人々に温もりや心地よさを感じてもらいたい。同時に、袖を通した時に自信が持てる服。手に触れた時に贅沢さを感じるような、特別で、時代を超えて価値が届くものを届けたいという考えが、コレクションの出発点となった」。

アメリカン・ファッションの
快適さと上質な素材が融合

ムードボード上のローレン・ハットンやユマ・サーマン、シャロン・ストーンなど、コースのミューズたちの写真を一瞥してこう続ける。「彼女たちの写真は70年代のものだったり、2000年代のものだったり。最近のものもある。不思議なのはどれを見ても彼女たちがタイムレスだってこと。シックでありながらリラックスしている。アメリカのファッションについて考えた時、この国のファッションは”快適さ”を求めるところから始まった。着心地がよく、長く愛せて、時代を超えて生き続けるものを求めている。だから、デザインはクラシックな要素に遊び心を加えて解釈することから始めた。つまりネオクラシックってこと」。

レイヤードと流麗さで
「魅せる」センシュアル

クラシックなメンズ仕立てのジャケットやコートには、シルクジョーゼットのシャツやウールのスカートといった、ソフトな素材で作られたアイテムを合わせることで女性らしさを加えた。「断片的なプロポーション」を意識したという今季は、アシンメトリーなシェイプにすることでモデルがランウェイを歩いた際、風になびくようなエレガントさを演出。トレンチの概念を再構築したコートはストラップがリボンのように揺れ、ロングヘアのシアリングコートやバッグも動きに合わせて軽やかに揺れるなど、柔らかさにフォーカスした。

ディテールではグレンチェックのトロンプルイユのコートやジャケットの一部にビジューの刺しゅうを施すなど、洗練された手仕事も健在だった。カラーパレットもタイムレスなブラックはもちろん、定番のキャメルやブラウンに加え、ダークグリーンやトープも華を添えた。そうした色味が乗ったダブルフェイスのメルトンコートやウールカシミアのコートやポンチョは、まさに快適さとエレガントさを兼ね備えている。スパンコースのドレスにはフラットシューズを合わせたり、スポーティーなランジェリーとテーラードを合わせたりと、いい塩梅で抜け感を出した。

前シーズン、「若い層も大統領選の投票に行くように」とカンファレンスの最後に述べていたコース。「政権が変わったことで女性の服装は変わるのか?」との問いにも答えた。「政治的立場に関係なく、パワフルな女性の多い社会だから、間違いなくパワードレッシングが見られるでしょう。自分たちの装いについてもきちんと考えるし、テーラードはなくならない」。

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プレステージビューティの小売地図に異変あり【鈴木敏仁USリポート】

アメリカ在住30年の鈴木敏仁氏が、現地のファッション&ビューティの最新ニュースを詳しく解説する連載。米国では高級化粧品を指すプレステージビューティの小売地図が再編されつつある。マーケット拡大の期待は高いが、これまでの主力販路だった百貨店の店舗数は右肩下がり。そんな状況を背景ににして、専門店や百貨店の試行錯誤が続いている。

ビューティ専門のチェーンストア「ブルーマーキュリー」の創業者が5年ほど前にECとの競合について問うリテールメディアの取材に対してこう答えていた。

「お客がリアル店舗に来る理由は情報だ。新商品や新しいメイク技といった新情報が大切で、これを店員が対面コミュニケーションで提供することできれば、お客は店に来る」

「ブルーマーキュリー」は160店舗前後を展開している。プレステージブランドを取り扱う小商圏型の小型フォーマットである。アルタやセフォラと競合するが、この2社が中~大商圏であるのに対して、「ブリューマーキュリー」はスーパーマーケットが出店するようなショッピングセンターに立地することで差別化している。

対面サービスが成立する要件とは、サービス提供者とお客との間の情報の非対称である。

例えば、おそらく読者のほとんどがご存じないかもしれないが、1900年代初頭のグローサリーストアは対面販売形式で、理由は加工食品というものが登場したばかりでお客が使い方が分からず、店員が一つ一つ説明していたからである。当時は加工食品に情報の非対称が存在したのだ。

これが一巡しお客が慣れて、店員とお客を隔てるカウンターを取り払って商品を自由に取れるようにし、集中レジを置くレイアウトとして、セルフ環境を作り革新を起こして誕生したのがスーパーマーケットである。

当初ビューティカテゴリーはECへ移行しづらい商材だと私は思い込んでいたのだが、さにあらず、定期購買向きの商品もあるし、形状が小さく単価が高く宅配向き商品も多く、あっという間に市場が拡大した。

しかしながらとりわけトレンドサイクルが短いビューティは情報の非対称が生まれやすく、EC比率が高まってもそれでもやはりリアル店舗はいつまでも必要なのだろうと思っている。

メイシーズが「ブルーマーキュリー」を買収した本当の狙い

「ブルーマーキュリー」は2015年に百貨店大手のメイシーズに買収されて傘下に入っている。独立店舗としての展開と、百貨店内のインストアショップ展開と、2つの出店戦略を取ってきているが、インストアは当初言われていたほど増えていない。

また総店舗数は19年の171店舗を境にして減少傾向となっている。傘下の新興フォーマットを育成する技術がメイシーズに欠けているのだろうと思っている。

メイシーズは多くを語っていないが、「ブルーマーキュリー」を買収した戦略的な目的は、プレステージビューティをモールという大商圏から外に出すことだと考えている。箱としてのモールだけではなく自身の集客力も落ちている中で、「アルタ」や「セフォラ」の好調を横目で見て、後を追おうとしたのである。

このプレステージビューティをモール外に出す戦略を別の角度から挑戦しているのが、自身の小型フォーマットの「マーケット・バイ・メイシーズ(Market by Macy’s)」である。24店舗まで増えているのだが、今年初頭に発表した閉店計画にこの小型フォーマットは4店舗含まれていた。

昨年末に訪問する機会があったのだが、客数はまばらで、閉店計画を知ってやはりそうなのかと納得したのであった。

この「マーケット・バイ・メイシーズ」で私が最も興味を持ったのがプレステージビューティだ。「クリニーク」「エスティ ローダー」「ボビイブラウン」といった、メーカーが流通チャネルをコントロールし対面でしか売らせない高価格帯のブランドが、百貨店と同じように店頭に並んでいるのである。

さらにこのコミュニティ型ショッピングセンター(CSC)には、「セフォラ」が出店し、「アルタ」をインストア展開しているターゲットも立地していたのである。プレステージビューティがこれほど過密に存在するCSCというものを、私はいまだかつて見たことがない。

これが成立するのかどうかは私には判断できないのだが、一つだけ言えることは、メーカーが新たなチャネルを欲しているということである。

百貨店縮小の受け皿となるビューティ専門店

百貨店の集客力は落ち続けていて、総店舗数はずっと右肩下がりで推移している。この傾向はしばらく変わらないというのが大方の見方だ。メイシーズは昨年初頭に3年かけて150店舗を閉鎖すると発表しているが、再来年からも閉店による縮小均衡は続くだろう。

これで困るのがプレステージブランドを持つメーカーである。百貨店業界自体が縮小している以上、サプライヤーとしてどんなに頑張っても限界がある。

このメーカーによるニーズの受け皿となっているのが「アルタ」であり、「セフォラ」であり、そして「ブルーマーキュリー」なのである。

「マーケット・バイ・メイシーズ」のビューティ売り場は、ブランドごとにそれなりの投資が必要な高品質の什器やデザインとなっていて、そういった背景をひしひしと感じたのである。

ただ、いかんせん「マーケット・バイ・メイシーズ」自体が繁盛店化しておらず、ブランドメーカーとしては歯がゆいところだろう。いまだ試行錯誤の状態で、思うように進んでいないというのが現状だ。

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プレステージビューティの小売地図に異変あり【鈴木敏仁USリポート】

アメリカ在住30年の鈴木敏仁氏が、現地のファッション&ビューティの最新ニュースを詳しく解説する連載。米国では高級化粧品を指すプレステージビューティの小売地図が再編されつつある。マーケット拡大の期待は高いが、これまでの主力販路だった百貨店の店舗数は右肩下がり。そんな状況を背景ににして、専門店や百貨店の試行錯誤が続いている。

ビューティ専門のチェーンストア「ブルーマーキュリー」の創業者が5年ほど前にECとの競合について問うリテールメディアの取材に対してこう答えていた。

「お客がリアル店舗に来る理由は情報だ。新商品や新しいメイク技といった新情報が大切で、これを店員が対面コミュニケーションで提供することできれば、お客は店に来る」

「ブルーマーキュリー」は160店舗前後を展開している。プレステージブランドを取り扱う小商圏型の小型フォーマットである。アルタやセフォラと競合するが、この2社が中~大商圏であるのに対して、「ブリューマーキュリー」はスーパーマーケットが出店するようなショッピングセンターに立地することで差別化している。

対面サービスが成立する要件とは、サービス提供者とお客との間の情報の非対称である。

例えば、おそらく読者のほとんどがご存じないかもしれないが、1900年代初頭のグローサリーストアは対面販売形式で、理由は加工食品というものが登場したばかりでお客が使い方が分からず、店員が一つ一つ説明していたからである。当時は加工食品に情報の非対称が存在したのだ。

これが一巡しお客が慣れて、店員とお客を隔てるカウンターを取り払って商品を自由に取れるようにし、集中レジを置くレイアウトとして、セルフ環境を作り革新を起こして誕生したのがスーパーマーケットである。

当初ビューティカテゴリーはECへ移行しづらい商材だと私は思い込んでいたのだが、さにあらず、定期購買向きの商品もあるし、形状が小さく単価が高く宅配向き商品も多く、あっという間に市場が拡大した。

しかしながらとりわけトレンドサイクルが短いビューティは情報の非対称が生まれやすく、EC比率が高まってもそれでもやはりリアル店舗はいつまでも必要なのだろうと思っている。

メイシーズが「ブルーマーキュリー」を買収した本当の狙い

「ブルーマーキュリー」は2015年に百貨店大手のメイシーズに買収されて傘下に入っている。独立店舗としての展開と、百貨店内のインストアショップ展開と、2つの出店戦略を取ってきているが、インストアは当初言われていたほど増えていない。

また総店舗数は19年の171店舗を境にして減少傾向となっている。傘下の新興フォーマットを育成する技術がメイシーズに欠けているのだろうと思っている。

メイシーズは多くを語っていないが、「ブルーマーキュリー」を買収した戦略的な目的は、プレステージビューティをモールという大商圏から外に出すことだと考えている。箱としてのモールだけではなく自身の集客力も落ちている中で、「アルタ」や「セフォラ」の好調を横目で見て、後を追おうとしたのである。

このプレステージビューティをモール外に出す戦略を別の角度から挑戦しているのが、自身の小型フォーマットの「マーケット・バイ・メイシーズ(Market by Macy’s)」である。24店舗まで増えているのだが、今年初頭に発表した閉店計画にこの小型フォーマットは4店舗含まれていた。

昨年末に訪問する機会があったのだが、客数はまばらで、閉店計画を知ってやはりそうなのかと納得したのであった。

この「マーケット・バイ・メイシーズ」で私が最も興味を持ったのがプレステージビューティだ。「クリニーク」「エスティ ローダー」「ボビイブラウン」といった、メーカーが流通チャネルをコントロールし対面でしか売らせない高価格帯のブランドが、百貨店と同じように店頭に並んでいるのである。

さらにこのコミュニティ型ショッピングセンター(CSC)には、「セフォラ」が出店し、「アルタ」をインストア展開しているターゲットも立地していたのである。プレステージビューティがこれほど過密に存在するCSCというものを、私はいまだかつて見たことがない。

これが成立するのかどうかは私には判断できないのだが、一つだけ言えることは、メーカーが新たなチャネルを欲しているということである。

百貨店縮小の受け皿となるビューティ専門店

百貨店の集客力は落ち続けていて、総店舗数はずっと右肩下がりで推移している。この傾向はしばらく変わらないというのが大方の見方だ。メイシーズは昨年初頭に3年かけて150店舗を閉鎖すると発表しているが、再来年からも閉店による縮小均衡は続くだろう。

これで困るのがプレステージブランドを持つメーカーである。百貨店業界自体が縮小している以上、サプライヤーとしてどんなに頑張っても限界がある。

このメーカーによるニーズの受け皿となっているのが「アルタ」であり、「セフォラ」であり、そして「ブルーマーキュリー」なのである。

「マーケット・バイ・メイシーズ」のビューティ売り場は、ブランドごとにそれなりの投資が必要な高品質の什器やデザインとなっていて、そういった背景をひしひしと感じたのである。

ただ、いかんせん「マーケット・バイ・メイシーズ」自体が繁盛店化しておらず、ブランドメーカーとしては歯がゆいところだろう。いまだ試行錯誤の状態で、思うように進んでいないというのが現状だ。

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経年変化の再現術でスエットで30年物のビンテージ感を実現 福井県発匠の技

「生まれるべきものが生まれ 広がるべきものが広がり 残るべきものが残る世界の実現」をビジョンに掲げるマクアケによる、“アタラシイものや体験の応援購入サービス”の「マクアケ」には、伝統技術を現代的なアイテムに活用したプロジェクトが数多い。この連載では、全国各地の匠の技に注目。実行者の思いと共に、匠の技をどう活用し、どう訴求しているのかを考える。目指すは、47都道府県の匠の技の探訪記。初回は、福井県を訪れた。


今回の伝統技術は…

経年変化の再現術

 福井県越前市で2年半前に誕生した縫製工場のSTAND.は、“リバースウィーブ”を再現したヴィンテージ風のスエットを作りました。長年アパレル業界に携わっていた土久修司STAND.代表が「縫製工場を元気に。日本製を日本中に。」という思いのもと、脱サラして立ち上げた縫製工場は、土久代表がアパレル時代に築いた人脈を生かしながら、協力工場とともに縫製から加工までを一貫して行っています。今回、中学時代から古着に夢中だった土久代表が憧れたアメリカンカジュアルの定番、「リーバイス」の“501”に合わせた「チャンピオン」の着古した“リバースウィーブ”を再現するべく、リアルなヴィンテージ感漂うアイテムを開発しました。
 ヴィンテージ市場の“リバースウィーブ”は、10万円を超えることも珍しくなく、日本人の体型にフィットするアイテムには出合えないことも多々あります。そこでSTAND.は、オリジナルの裏毛生地を開発、耐久性に優れた4本針のミシンを使い、自然な経年変化を模した染め加工など日本の職人技を生かし、30年前に作られ、着続けられたかのような、リアルなヴィンテージ感を実現したスエットを生み出しました。一度染色した後にわざわざ色を抜く工程を入れることで、時を重ねるから生まれる色褪せや自然な風合いを忠実に再現しています。縫製や色落ちの工程は自社、染めやフェード加工、リペアは協力工場や熟練の職人に任せ、完成までに半年を費やし、ヴィンテージを愛する人に最適な経年美を誇る一着に仕上げました。
 「マクアケ」では、30年後の経年変化を日本の職人技や縫製技術などを駆使することで、“今”手に入れられるようになったとの思いを込め、「2055年からやってきた、1着」というキャッチコピーで訴求します。

 生産に際して一番の困難であり、ヴィンテージ感を表現する上で一番重要な工程は、「染色・色抜け」でした。今回は黒と青の2色を企画しましたが、白のボディを染色・脱色するまでは、「どんな色になるかわからなかった」(土久代表)と言います。信頼する職人と連携したものの、当初黒は色を抜くと赤く汚くなってしまったそうで、染める色と脱色の強弱を試行錯誤したそうです。一方の青は色を抜くと真っ白に近い色味になってしまいました。染料を定着する薬剤を使用しながら、それぞれ6回程度のテストを重ねて、部分的な色抜きや色味のニュアンスを足す作業も行いながら、ようやく目指した色に辿り着きました。
 STAND.初の商品について、土久代表は「これが世の中に受け入れられるかどうかは正直わからず、手探りの状態」と言います。そういった背景もあり、第一弾は、コーディネートに取り入れやすいクルーネックのトレーナーを選定。「マクアケ」サポーターの反響や実際の声を聞きながら、今後も、職人の技術を生かしたモノ作りを行い、今回のアイテムに合わせるパンツや後付けのフーディーなどを考えているそうです。

ヴィンテージの風合いを再現する3つのポイント

1.染色および日焼けによる色あせ

ヴィンデージの風合いを出す上で肝となる工程。30年、10年の経年変化を表すために、見本とする古着の自然な色の抜け方を参考に、脱色用薬剤を使用し、染めた色との兼ね合いを考え、微細に数値を計算した上で、緻密に抜いていきます。胸と背中部分は8割の強さで抜くなど、パーツごとに色の抜け具合を計算し、自然な色褪せを目指しました

2.袖の切り返し部分の、自然な焼け具合

デザインされたものではなく、あくまでナチュラルな経年美を目指しました。腕の下側から脇にかけては程よく色を残しながら、袖の上の部分の色は強めに抜くなどを手作業で行いました

3.細部のほつれやリペア

年数を重ねることで手口などが擦れて、破れて、ほつれていくイメージのもと、叩き、穴を空ける工程を行いました。さらに30年バージョンは、ダメージが広がってリペアを行い使い続けた想定で仕上げました

福井発!
応援購入が高額なプロジェクト3選

“アタラシイものや体験の応援購入サービス”の「マクアケ」で大きな反響が寄せられた福井発のプロジェクトを3つ紹介する。

PICK UP 1 : 応援購入総額2917万円超

革新的!イタリアの美×鯖江眼鏡の手技で作った
アップルウォッチ専用エアバングル

応援購入総額は2917万円超。日本一の生産量を誇る鯖江の眼鏡づくりの技を活かした「鯖江バングルウォッチ」を手がけてきた実行者が、アップルウォッチ専用エアバングルを開発。イタリアのマツケリ社製アセテートから、希少な「モザイクカラー」と「シックラデン」を採用した逸品。

PICK UP 2 : 応援購入総額1251万円超

メガネユーザーのためについに登場!
瞬間調光サングラス×お洒落すぎるオーバーグラス

「マクアケ」で特に人気の高かったシリーズ累計4000万円超の「瞬間調光サングラス」とシリーズ累計3700万円超の「お洒落すぎるオーバーサングラス」の2モデルを掛け合わせたアイテム。開発に4年を要し、デイリー、アウトドア問わず活躍する仕様に。

PICK UP 3 : 応援購入総額8365万円超

経年変化を楽しむ、伝統工芸の職人が
天然木を削り出して創る木ーボード|Hacoa

越前漆器の伝統⼯芸⼠による⼯房をルーツとし、⽊⼯技術を応⽤し⽴ち上げた⽊製雑貨ブランド「ハコア」が開発した、天然木で創ったキーボード。高級木材のチェリー・ウォールナットが持つ木本来の美しさに加え、温かみのある風合いが魅力。

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経年変化の再現術でスエットで30年物のビンテージ感を実現 福井県発匠の技

「生まれるべきものが生まれ 広がるべきものが広がり 残るべきものが残る世界の実現」をビジョンに掲げるマクアケによる、“アタラシイものや体験の応援購入サービス”の「マクアケ」には、伝統技術を現代的なアイテムに活用したプロジェクトが数多い。この連載では、全国各地の匠の技に注目。実行者の思いと共に、匠の技をどう活用し、どう訴求しているのかを考える。目指すは、47都道府県の匠の技の探訪記。初回は、福井県を訪れた。


今回の伝統技術は…

経年変化の再現術

 福井県越前市で2年半前に誕生した縫製工場のSTAND.は、“リバースウィーブ”を再現したヴィンテージ風のスエットを作りました。長年アパレル業界に携わっていた土久修司STAND.代表が「縫製工場を元気に。日本製を日本中に。」という思いのもと、脱サラして立ち上げた縫製工場は、土久代表がアパレル時代に築いた人脈を生かしながら、協力工場とともに縫製から加工までを一貫して行っています。今回、中学時代から古着に夢中だった土久代表が憧れたアメリカンカジュアルの定番、「リーバイス」の“501”に合わせた「チャンピオン」の着古した“リバースウィーブ”を再現するべく、リアルなヴィンテージ感漂うアイテムを開発しました。
 ヴィンテージ市場の“リバースウィーブ”は、10万円を超えることも珍しくなく、日本人の体型にフィットするアイテムには出合えないことも多々あります。そこでSTAND.は、オリジナルの裏毛生地を開発、耐久性に優れた4本針のミシンを使い、自然な経年変化を模した染め加工など日本の職人技を生かし、30年前に作られ、着続けられたかのような、リアルなヴィンテージ感を実現したスエットを生み出しました。一度染色した後にわざわざ色を抜く工程を入れることで、時を重ねるから生まれる色褪せや自然な風合いを忠実に再現しています。縫製や色落ちの工程は自社、染めやフェード加工、リペアは協力工場や熟練の職人に任せ、完成までに半年を費やし、ヴィンテージを愛する人に最適な経年美を誇る一着に仕上げました。
 「マクアケ」では、30年後の経年変化を日本の職人技や縫製技術などを駆使することで、“今”手に入れられるようになったとの思いを込め、「2055年からやってきた、1着」というキャッチコピーで訴求します。

 生産に際して一番の困難であり、ヴィンテージ感を表現する上で一番重要な工程は、「染色・色抜け」でした。今回は黒と青の2色を企画しましたが、白のボディを染色・脱色するまでは、「どんな色になるかわからなかった」(土久代表)と言います。信頼する職人と連携したものの、当初黒は色を抜くと赤く汚くなってしまったそうで、染める色と脱色の強弱を試行錯誤したそうです。一方の青は色を抜くと真っ白に近い色味になってしまいました。染料を定着する薬剤を使用しながら、それぞれ6回程度のテストを重ねて、部分的な色抜きや色味のニュアンスを足す作業も行いながら、ようやく目指した色に辿り着きました。
 STAND.初の商品について、土久代表は「これが世の中に受け入れられるかどうかは正直わからず、手探りの状態」と言います。そういった背景もあり、第一弾は、コーディネートに取り入れやすいクルーネックのトレーナーを選定。「マクアケ」サポーターの反響や実際の声を聞きながら、今後も、職人の技術を生かしたモノ作りを行い、今回のアイテムに合わせるパンツや後付けのフーディーなどを考えているそうです。

ヴィンテージの風合いを再現する3つのポイント

1.染色および日焼けによる色あせ

ヴィンデージの風合いを出す上で肝となる工程。30年、10年の経年変化を表すために、見本とする古着の自然な色の抜け方を参考に、脱色用薬剤を使用し、染めた色との兼ね合いを考え、微細に数値を計算した上で、緻密に抜いていきます。胸と背中部分は8割の強さで抜くなど、パーツごとに色の抜け具合を計算し、自然な色褪せを目指しました

2.袖の切り返し部分の、自然な焼け具合

デザインされたものではなく、あくまでナチュラルな経年美を目指しました。腕の下側から脇にかけては程よく色を残しながら、袖の上の部分の色は強めに抜くなどを手作業で行いました

3.細部のほつれやリペア

年数を重ねることで手口などが擦れて、破れて、ほつれていくイメージのもと、叩き、穴を空ける工程を行いました。さらに30年バージョンは、ダメージが広がってリペアを行い使い続けた想定で仕上げました

福井発!
応援購入が高額なプロジェクト3選

“アタラシイものや体験の応援購入サービス”の「マクアケ」で大きな反響が寄せられた福井発のプロジェクトを3つ紹介する。

PICK UP 1 : 応援購入総額2917万円超

革新的!イタリアの美×鯖江眼鏡の手技で作った
アップルウォッチ専用エアバングル

応援購入総額は2917万円超。日本一の生産量を誇る鯖江の眼鏡づくりの技を活かした「鯖江バングルウォッチ」を手がけてきた実行者が、アップルウォッチ専用エアバングルを開発。イタリアのマツケリ社製アセテートから、希少な「モザイクカラー」と「シックラデン」を採用した逸品。

PICK UP 2 : 応援購入総額1251万円超

メガネユーザーのためについに登場!
瞬間調光サングラス×お洒落すぎるオーバーグラス

「マクアケ」で特に人気の高かったシリーズ累計4000万円超の「瞬間調光サングラス」とシリーズ累計3700万円超の「お洒落すぎるオーバーサングラス」の2モデルを掛け合わせたアイテム。開発に4年を要し、デイリー、アウトドア問わず活躍する仕様に。

PICK UP 3 : 応援購入総額8365万円超

経年変化を楽しむ、伝統工芸の職人が
天然木を削り出して創る木ーボード|Hacoa

越前漆器の伝統⼯芸⼠による⼯房をルーツとし、⽊⼯技術を応⽤し⽴ち上げた⽊製雑貨ブランド「ハコア」が開発した、天然木で創ったキーボード。高級木材のチェリー・ウォールナットが持つ木本来の美しさに加え、温かみのある風合いが魅力。

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藤原ヒロシが見たナイキの反骨精神 “エア ジョーダン 1”が40周年イベント開催

ナイキ(NIKE)の「ジョーダン ブランド(JORDAN BRAND)」は2月12日、“エア ジョーダン 1(AIR JORDAN 1)”の40周年を記念した関係者向けイベントを開催した。

テーマは「UNBANNABLE(禁止できない)」。この言葉は、1985年当時のNBAが定めた「白の面積が一定以上あるシューズを着用する」というルールに反し、マイケル・ジョーダン(Michael Jordan)が“エア ジョーダン 1”を履くたびに毎試合5000ドルの罰金を科された出来事に由来している。しかし、当時のナイキはこの状況を逆手に取り、「NBAはジョーダンにシューズの着用を禁止したが、君たちが履くことを禁止できない」という印象的なCMを放映。これが単なる広告ではなく、自由と個性を象徴するメッセージとして世界中のファンの心をつかむ。その背景から、この黒と赤のシューズは「BANNED(禁止された)」という愛称で知られるようになった。

東京・原宿の一角には、「ノーマリズムテキスタイル(NOMARHYTHM TEXTILE)」による布で覆われた特設会場が突如として姿を表した。左上には”ジャンプマン”のロゴ。赤、黒、白のテキスタイルは、「BANNED」のカラーリングだ。

当日は、ブランドと縁の深い藤原ヒロシに加え、イベントのパートナーである「ノーマリズムテキスタイル」の野口真彩子デザイナーと佐々木拓真デザイナーが登壇。「ジョーダン ブランド」が歩んできた歴史を振り返りながら語り合うパネルトークが行われた。パネルトークの一部を抜粋する。

──1985年当時の“ジョーダン1”のエピソード。

藤原ヒロシ(以下、藤原):僕が最初に“ジョーダン1”を知ったのは、LL・クール・J(LL Cool J)というラッパーがきっかけでした。その少し前にラン・ディーエムシー(Run-D.M.C.)がはやっていて、彼らは『マイ・アディダス』という楽曲でも知られるように、『アディダス(ADIDAS)』をメインに履いていましたよね。でも、LL・クール・Jが履いていたのは“ジョーダン1”だった。その頃、僕はスケートボードにハマっていて、周りのスケーターの子たちがみんな“ジョーダン1”を履いていたんですよ。スケシンとか、友人たちに教えてもらって、僕も履くようになりました。最初はアメ横で白ベースのものを買いました。白ベースしか売ってなかったんです。でも原宿のビームスには”青黒”が売っていて、それも買ったのを覚えています。

──当時のファッション、音楽、スポーツはどうリンクしていたか。

藤原:当時は音楽とスニーカーが、そこまでリンクしていなかったかもしれないですね。僕は中学のときバスケ部で、バスケットシューズを履いていたんですけど、バスケットシューズって、その前まで「コンバース」みたいな形ばかりでした。ちょうど(アディダスの)“スーパースター”が発売になって、それでも結構斬新な形だったんですが、“ジョーダン1”は全く違う形でした。

──“ジョーダン”シリーズが存在しなかった場合のスニーカーカルチャーとは。

藤原:わからないです。他の人が同じようなものを作っていたかもしれないし。

──「ナイキ」とのコラボレーションはどのように始まったか。

藤原:最初はおそらく、“エアマックス”が異常にはやっていて、ファッションにもリーチできるんじゃないかという流れになったんだと思います。僕はナイキジャパンの方から誘われて、ちょっと手伝ったりしていたんですけど、本社からマーク(・パーカー)たちが日本に来て、いろいろ話をしたのがきっかけだったと思います。でもその頃は、95年に発売されたモデルの色を変えて翌年出すとか、そういうことが中心でした。そこから徐々にコラボレーションという形になっていきました。90年代後半か2000年頃ですね。

──今履いている「フラグメントデザイン(FRAGMENT DESIGN)」とコラボした“ジョーダン1”のエピソード。

藤原:“ジョーダン1”だけは誰も触れないみたいな噂があったんです。それで「“ジョーダン1”ってできるの?」みたいな話から始まったのはなんとなく覚えています。デザイン案はいろいろあったんですが、この“ブラックトゥ”がミステリアスな靴だったんですよ。市販されていたのはレッドだったんですが、サンプルだったのか、(マイケル・)ジョーダンしか履いてなかったのか真実はわからない。それで、そのストーリーを真似して、“ブラックトゥ”にブルーも存在したっていう嘘のストーリーを作ろうとしたんです。ポスターのデザインもして、実は誰も知らないけど、ブルーがあったっていう都市伝説みたいなものを作って発売したかったんですけど、もちろん「ナイキ」からはNGが出て、スニーカーだけ発売になりました。

──「ノーマリズムテキスタイル」のコラボレーションについて。

野口真彩子「ノーマリズムテキスタイル」デザイナー(以下、野口):私たちがブランドをスタートしたときは、コラボレーションが非常に多く、まさに蔓延しているような状況でした。そんな中、佐々木(拓真デザイナー)と2人で「ブランドとしての基盤ができるまで、10年間はコラボレーションをしないで頑張ろう」と。しっかりと自立した上で、対等な立場でコラボレーションができるようになるのが理想だったんです。実際に初めてコラボレーションをしたのは、それから13年後のことでした。だから藤原さんが初めて事務所にいらした際に、洋服を見て「何年やられているんですか?」と聞かれ、「(当時)もうすぐ10年になります」と答えたら、「どこにいたんですか?」と驚かれたのを覚えています。

藤原:ベテランの感覚があるんだけど、無名だったので。

野口:それぐらいひっそりとやっていて、今20年目。最初に「ニードルズ(NEEDLES)」、次に「ステューシー(STUSSY)」、「エンジニアドガーメンツ(ENGINEERED GARMENTS)」と、少しずつコラボレーションさせていただいています。

──「フラグメントデザイン」のコラボレーションについて。

藤原:僕は1999年にお店をやめて、そのときに自分の会社で生産能力を持つのをやめようと思ったんです。在庫を持つことも大変だし、人が増えるのも大変だから。だから僕は一切作らないけど、人のところで作らせてもらうっていう、ローリスクローリターンです。

野口:それすごいですよね。ゲームチェンジャーっていうか、今までと違う考え方。今は、この考え方を真似しようとしている人たちがいっぱいいると思いますけど。

藤原:大きくなっていくのが怖かった。

──フラットな目線の養い方。

藤原:元からじゃないですか?そういう時代だったので。

野口:(今着ている)このTシャツ、ちょっと自慢なんですが、藤原さんが3歳の時の写真なんです。

藤原:ちょっと前に代官山 蔦屋書店でお茶をしているときに雑誌のバックナンバーを読んでいて、「ホットドッグプレス」に僕の幼少期の写真があったんです。それをTシャツにしたいと言われて、断りきれずつい「いいですよ」と言った結果……。何が言いたいかというと、こういう感じで育ったので、ハイエンドなんてない時代なんですよ。ラグジュアリーブランドなんてなかったし、普通に田舎で育ったので、駄菓子屋にもよく通っていました。だからそういうものが今でも好きなんじゃないですかね。

野口:Tシャツには藤原さんの名前が入っていないんです。だから言われないと絶対にわからない。でもそこがやっぱり藤原さんのすごく面白いところで、「言う必要ないよね」って。人づてに伝わっていって、数年後に“あれ”ってなるのが一番面白いって。これはまだサンプルで、近々発売します。

藤原:“ジョーダン”のリバイバルもそういう感じだと思うんですよね。発売して何年も経ってからみんなが欲しがるみたいな。いまだにファーストを探していたりするじゃないですか。

──藤原ヒロシから見た「ノーマリズムテキスタイル」のクリエイション。

藤原:あんまり見たことがない(笑)。

野口:そんなに私たちのコレクションを見たことはないと思うんですけど、コレクションの音楽をお願いしたときに私たちから一言だけテーマを伝えただけなのに、数日後には完璧なものが上がってきた。だから私の中では相当、相性がいいんだと思っています。

藤原:僕は与えられた情報の中でやるだけなので。だからどのブランドも追いかけているわけではなく、普段から展示会とかにも行かない。フラッと立ち寄った伊勢丹とか、海外のお店とかのラックにあるものを見る程度なんです。

──既成概念やルールを破る、チャレンジ精神について。

藤原:僕はめちゃめちゃルール内でやるタイプです。ルールがある中で、そのルールをちょっと超えるぐらいが好きなんです。僕らの年代だと、いわゆるヤンキー文化の全盛期なので、まだ中学生なのにもう車に乗っているみたいな。でも僕はそういうルールの破り方はしない。ちゃんとルールの中で、ここだけはやりたいというのがある。制服は決まっているけど、丈の長さをちょっと変えるとか裏地を変えるとか、そういう”抵抗”。でも多分、ジョーダンが黒いシューズを履いたっていうのもそういうことですよね。そのルールを破るのが面白い。

──85年と現在のファッションシーンで変わった点、変わっていない点。

藤原:めちゃめちゃ変わっていると思う。一番大きいのは、90年代以降にヨーロッパのカバン屋さん(今のラグジュアリーブランド)が洋服を作るようになったことじゃないですか。ラグジュアリーブランドなんてなかったから。それからファッションはすごく変わったと思う。当時は、“ストリート”というものもなかった。ちょうどヒップホップとスケボー文化みたいなのが融合し始めた頃ですかね。80年代は全体的にスケートボードをやっている人たちは、スラッシュメタルとかを聴いていて、ヒップホップは聴いていなかったから。東(海岸)と西(海岸)の違いもあるのかもしれないけど。

──ストリートファッションの未来。

藤原:みんなが想像していないような格好になっているんじゃないですか。すでに僕らが思うストリートみたいなものとは全然違う、フレアデニムみたいな、そういう感じになっているから。

野口:82年に初めてロンドンに行かれたときと、その後すぐにニューヨークに行かれたときは、街でファッションは違いました?

藤原:全く違いました。東京が一番おしゃれ。当時、海外から来た人たちは原宿や渋谷に来て、みんなびっくりしていたと思います。

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「ディオール」「ハク」の美白美容液や進化した「マキアージュ」ファンデ美容液など 今週発売のビューティアイテム12選【2/17〜2/23】

ビューティアイテムの発売情報を「WWDJAPAN」的視点でピックアップ!今回は2月17〜23日に発売するアイテムを紹介します。スキンケアの春夏新作も続々と登場するこの季節。「ディオール(DIOR)」からは、ホワイトニングケアライン“ディオール スノー”から薬用美白クリームや9年ぶりにニューアルするUV下地や、高機能美容液UV下地が発売に。資生堂「ハク(HAKU)」も美容液“メラノフォーカスⅣ”をリニューアルします。「マキアージュ(MAQUILLAGE)」も、“ファンデ美容液”で親しまれる“ドラマティックエッセンスリキッド”をリニューアル。最新技術を取り入れアップデートしたアイテムをお試しあれ!

【2月17日発売】
クレアボーテ
(CREERBEAUTE)

「たまごっち」型のフェイス&アイカラーに新作

バンダイのコスメブランド「クレアボーテ(CREERBEAUTE)」は、育成ゲーム「たまごっち」のコスメ“たまごっち フェイス&アイカラー”の新作を発売する。「たまごっち」本体型のミニチュア容器に入ったフェイス&アイカラーは、持ち運びしやすいサイズ感と当時の懐かしいデザインを再現したパッケージで用意する。

■商品詳細

“たまごっち フェイス&アイカラー”(全6種、各1100円)

【2月18日発売】
ディプティック
(DIPTYQUE)

“オルフェン”の限定コレクション

「ディプティック(DIPTYQUE)」は、“オルフェオン”(Orpheon)の限定コレクションを発売する。“オードパルファン オルフェオン”はカルチェ・ラタンの中心にあった、同ブランド創業者たちの隠れ家的ジャズクラブ “オルフェオン”の名前を冠したフレグランス。オーク材製のボックスに入ったプレミアムセットなども用意する。

■商品詳細

“プレミアムセット”(4万4000円)
“オードパルファン オルフェオン”(75mL、2万9700円)
“オードパルファン オルフェオン”(30mL、1万3420円)
“デュオセット”(各70g、1万2540円)

【2月21日発売】
アネッサ
(ANESSA)

ブラシ一体型のUVカットパウダー

資生堂の日焼け止めブランド「アネッサ(ANESSA)」は、ブラシ一体型パウダータイプのUVカットパウダー“パーフェクトUV ブラッシュオンパウダー”[SPF50+・PA++++]と詰め替え用のリフィルを発売する。ウオータープルーフタイプで、汗や水に強い処方を採用。皮脂などのテカリを抑え、ふんわりとした自然な仕上がりをかなえる。

■商品詳細

“パーフェクトUV ブラッシュオンパウダー”[SPF50+・PA++++](3498円※編集部調べ)
詰め替え用リフィル(2442円)

【2月21日発売】
シャネル
(CHANEL)

着想源はカメリア
アバンギャルドなロマンティシズムを表現 

「シャネル(CHANEL)」は、メイクアップコレクション“カメリア フトゥーラ”を限定発売する。カメリアの幾何学的ともいえる端正な造形からインスパイアされた、近未来的なアクセントを宿す商品をそろえた。

■商品詳細

“ヴェルニ”(新2色、各13mL、各4620円)
“スティロ オンブル エ コントゥール”(新4色、各5280円)
“ルージュ ココ フラッシュ”(新2色、各5940円)
“リキッドリップ“ルージュ アリュール ラック”(新2色、各5940円)
“フリュイド アンルミネール ハロー”(30mL、7810円)
“レ キャトル オンブル ユートピア”(9900円)
“カメリア フトゥーラ”(1万1110円)

【2月21日発売】
ディオール
(DIOR)

肌本来のクリアな輝きへ導く薬用美白クリームや高機能美容液UV下地 

「ディオール(DIOR)」は、ホワイトニングケアライン“ディオール スノー”から薬用美白クリーム“エッセンス オブ ライト クリーム”【医薬部外品】を発売する。また同ラインのUV下地“UV ベース”[SPF50+・PA+++]を9年ぶりにニューアルするほか、高機能美容液UV下地“ル プロテクター UV ルミエール”[SPF50+・PA+++]も発売する。

■商品詳細

“エッセンス オブ ライト クリーム”【医薬部外品】(50mL、1万7600円)
“UV ベース”[SPF50+・PA+++](全2色、各30mL、各7480円)
“ル プロテクター UV ルミエール”[SPF50+・PA+++](全3色、各30mL、各1万5950円)

【2月21日発売】
フローラノーティス ジルスチュアート
(FLORA NOTIS JILL STUART

幻想的な夜桜をイメージした限定コレクション

「フローラノーティス ジルスチュアート(FLORA NOTIS JILL STUART)」は、限定コレクション“ナイトチェリーブロッサム”を発売する。ラインアップは、桜の花びらをイメージした“オードパルファン”や心地良い就寝時間を演出する“アロマティックミスト”、“リペアモイスト ヘアミルク”、“メルティリップバーム”の全4アイテム。

■商品詳細

“オードパルファン”(20mL、4290円)
“アロマティックミスト”(80mL、1080円)
“リペアモイスト ヘアミルク”(100g、3520円)
“メルティリップバーム”(3300円)

【2月21日発売】
ハク
(HAKU)

美容液“メラノフォーカス”をリニューアル 

資生堂の「ハク(HAKU)」は、美容液“メラノフォーカスⅣ”【医薬部外品】をリニューアル発売する。20年のシミ予防研究の成果を全て搭載し、価格と容量をそのままに処方とパッケージを刷新。世界で初めて(同社調べ)生きた細胞にあるシミをリアルタイムで解析し、シミがシミを呼ぶメカニズムを解明した。

■商品詳細

“メラノフォーカスⅣ”【医薬部外品】(20g、4950円※数量限定、45g、1万1000円/レフィル45g、1万670円※編集部調べ)

【2月21日発売】
ジルスチュアート ビューティ
(JILL STUART BEAUTY)

シャクヤクを配合したスキンケアシリーズのお試しキット

「ジルスチュアート ビューティ(JILL STUART BEAUTY)」は、3月7日に発売するシャクヤクを使用したスキンケアシリーズ“キー クリア フラワー(KEY CLEAR FLOWER)”のお試しサイズの製品を詰めた“ジルスチュアート スキンケア ファーストキット”を先行で限定発売する。

■商品詳細

“ジルスチュアート スキンケア ファーストキット”(3960円)

【2月21日発売】
マキアージュ
(MAQUILLAGE)

“ファンデ美容液”が進化 

「マキアージュ(MAQUILLAGE)」は、“ファンデ美容液”で親しまれる“ドラマティックエッセンスリキッド”をリニューアルし、“マキアージュ エッセンスリキッド EX”として発売する。新商品は美容液効果と艶を持続するメイク効果の両方を強化した。

■商品詳細

“マキアージュ エッセンスリキッド EX”(全5色、各24mL、各3740円/レフィル各3520円※編集部調べ)

【2月21日発売】
ウォンジョンヨ
(WONJUNGYO)

薄膜ベールの“陶器肌”をかなえるブランド初のプレストパウダー  

メイクアップアーティストのウォン・ジョンヨがプロデュースする「ウォンジョンヨ(WONJUNGYO)」は、ブランド初のプレストパウダー“エアリーフィルターパクト”を発売する。トーンアップフィルター処方を採用し、肌全体のトーンを明るくしながら透明感を演出。肌の色むらを補正し、薄膜のベールをまとったような均一で滑らかな肌に仕上げる。

■商品詳細

“エアリーフィルターパクト”(全2色、各2200円)

【2月22日発売】
メイベリン ニューヨーク
(MAYBELLINE NEW YORK)

唐辛子プランパーが日本上陸 
新感覚のリップ体験

「メイベリン ニューヨーク(MAYBELLINE NEW YORK)」は、唐辛子によるプランプ効果と鮮やかな発色を兼ね備えたリッププランパー“リフタープランプ L”を発売する。カラーのラインアップは、粘膜カラー“バーニングピーチ”、華やかなレッド“ホットチリ”、オレンジラメ入り“スパイシージンジャー”の全3色。

■商品詳細

“リフタープランプ L”(全3色、各2189円※編集部調べ)

【2月22日発売】
ナチュラグラッセ
(NATURAGLACE)

UVカットシリーズ

「ナチュラグラッセ(NATURAGLACE)」は、恒例の“スキンケアUVシリーズ”を発売する。ラインアップは、自然なトーンアップをかなえる美容液UVベース“UVプロテクションベース”[SPF50+・PA+++]と、本コレクション限定で登場する日焼け止めパウダー“UV パウダーコンパクト” [SPF50+・PA++++]の2アイテム。

■商品詳細

“UVプロテクションベース”[SPF50+・PA+++](30mL、3740円)
“UV パウダーコンパクト” [SPF50+・PA++++](4840円)

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「ディオール」「ハク」の美白美容液や進化した「マキアージュ」ファンデ美容液など 今週発売のビューティアイテム12選【2/17〜2/23】

ビューティアイテムの発売情報を「WWDJAPAN」的視点でピックアップ!今回は2月17〜23日に発売するアイテムを紹介します。スキンケアの春夏新作も続々と登場するこの季節。「ディオール(DIOR)」からは、ホワイトニングケアライン“ディオール スノー”から薬用美白クリームや9年ぶりにニューアルするUV下地や、高機能美容液UV下地が発売に。資生堂「ハク(HAKU)」も美容液“メラノフォーカスⅣ”をリニューアルします。「マキアージュ(MAQUILLAGE)」も、“ファンデ美容液”で親しまれる“ドラマティックエッセンスリキッド”をリニューアル。最新技術を取り入れアップデートしたアイテムをお試しあれ!

【2月17日発売】
クレアボーテ
(CREERBEAUTE)

「たまごっち」型のフェイス&アイカラーに新作

バンダイのコスメブランド「クレアボーテ(CREERBEAUTE)」は、育成ゲーム「たまごっち」のコスメ“たまごっち フェイス&アイカラー”の新作を発売する。「たまごっち」本体型のミニチュア容器に入ったフェイス&アイカラーは、持ち運びしやすいサイズ感と当時の懐かしいデザインを再現したパッケージで用意する。

■商品詳細

“たまごっち フェイス&アイカラー”(全6種、各1100円)

【2月18日発売】
ディプティック
(DIPTYQUE)

“オルフェン”の限定コレクション

「ディプティック(DIPTYQUE)」は、“オルフェオン”(Orpheon)の限定コレクションを発売する。“オードパルファン オルフェオン”はカルチェ・ラタンの中心にあった、同ブランド創業者たちの隠れ家的ジャズクラブ “オルフェオン”の名前を冠したフレグランス。オーク材製のボックスに入ったプレミアムセットなども用意する。

■商品詳細

“プレミアムセット”(4万4000円)
“オードパルファン オルフェオン”(75mL、2万9700円)
“オードパルファン オルフェオン”(30mL、1万3420円)
“デュオセット”(各70g、1万2540円)

【2月21日発売】
アネッサ
(ANESSA)

ブラシ一体型のUVカットパウダー

資生堂の日焼け止めブランド「アネッサ(ANESSA)」は、ブラシ一体型パウダータイプのUVカットパウダー“パーフェクトUV ブラッシュオンパウダー”[SPF50+・PA++++]と詰め替え用のリフィルを発売する。ウオータープルーフタイプで、汗や水に強い処方を採用。皮脂などのテカリを抑え、ふんわりとした自然な仕上がりをかなえる。

■商品詳細

“パーフェクトUV ブラッシュオンパウダー”[SPF50+・PA++++](3498円※編集部調べ)
詰め替え用リフィル(2442円)

【2月21日発売】
シャネル
(CHANEL)

着想源はカメリア
アバンギャルドなロマンティシズムを表現 

「シャネル(CHANEL)」は、メイクアップコレクション“カメリア フトゥーラ”を限定発売する。カメリアの幾何学的ともいえる端正な造形からインスパイアされた、近未来的なアクセントを宿す商品をそろえた。

■商品詳細

“ヴェルニ”(新2色、各13mL、各4620円)
“スティロ オンブル エ コントゥール”(新4色、各5280円)
“ルージュ ココ フラッシュ”(新2色、各5940円)
“リキッドリップ“ルージュ アリュール ラック”(新2色、各5940円)
“フリュイド アンルミネール ハロー”(30mL、7810円)
“レ キャトル オンブル ユートピア”(9900円)
“カメリア フトゥーラ”(1万1110円)

【2月21日発売】
ディオール
(DIOR)

肌本来のクリアな輝きへ導く薬用美白クリームや高機能美容液UV下地 

「ディオール(DIOR)」は、ホワイトニングケアライン“ディオール スノー”から薬用美白クリーム“エッセンス オブ ライト クリーム”【医薬部外品】を発売する。また同ラインのUV下地“UV ベース”[SPF50+・PA+++]を9年ぶりにニューアルするほか、高機能美容液UV下地“ル プロテクター UV ルミエール”[SPF50+・PA+++]も発売する。

■商品詳細

“エッセンス オブ ライト クリーム”【医薬部外品】(50mL、1万7600円)
“UV ベース”[SPF50+・PA+++](全2色、各30mL、各7480円)
“ル プロテクター UV ルミエール”[SPF50+・PA+++](全3色、各30mL、各1万5950円)

【2月21日発売】
フローラノーティス ジルスチュアート
(FLORA NOTIS JILL STUART

幻想的な夜桜をイメージした限定コレクション

「フローラノーティス ジルスチュアート(FLORA NOTIS JILL STUART)」は、限定コレクション“ナイトチェリーブロッサム”を発売する。ラインアップは、桜の花びらをイメージした“オードパルファン”や心地良い就寝時間を演出する“アロマティックミスト”、“リペアモイスト ヘアミルク”、“メルティリップバーム”の全4アイテム。

■商品詳細

“オードパルファン”(20mL、4290円)
“アロマティックミスト”(80mL、1080円)
“リペアモイスト ヘアミルク”(100g、3520円)
“メルティリップバーム”(3300円)

【2月21日発売】
ハク
(HAKU)

美容液“メラノフォーカス”をリニューアル 

資生堂の「ハク(HAKU)」は、美容液“メラノフォーカスⅣ”【医薬部外品】をリニューアル発売する。20年のシミ予防研究の成果を全て搭載し、価格と容量をそのままに処方とパッケージを刷新。世界で初めて(同社調べ)生きた細胞にあるシミをリアルタイムで解析し、シミがシミを呼ぶメカニズムを解明した。

■商品詳細

“メラノフォーカスⅣ”【医薬部外品】(20g、4950円※数量限定、45g、1万1000円/レフィル45g、1万670円※編集部調べ)

【2月21日発売】
ジルスチュアート ビューティ
(JILL STUART BEAUTY)

シャクヤクを配合したスキンケアシリーズのお試しキット

「ジルスチュアート ビューティ(JILL STUART BEAUTY)」は、3月7日に発売するシャクヤクを使用したスキンケアシリーズ“キー クリア フラワー(KEY CLEAR FLOWER)”のお試しサイズの製品を詰めた“ジルスチュアート スキンケア ファーストキット”を先行で限定発売する。

■商品詳細

“ジルスチュアート スキンケア ファーストキット”(3960円)

【2月21日発売】
マキアージュ
(MAQUILLAGE)

“ファンデ美容液”が進化 

「マキアージュ(MAQUILLAGE)」は、“ファンデ美容液”で親しまれる“ドラマティックエッセンスリキッド”をリニューアルし、“マキアージュ エッセンスリキッド EX”として発売する。新商品は美容液効果と艶を持続するメイク効果の両方を強化した。

■商品詳細

“マキアージュ エッセンスリキッド EX”(全5色、各24mL、各3740円/レフィル各3520円※編集部調べ)

【2月21日発売】
ウォンジョンヨ
(WONJUNGYO)

薄膜ベールの“陶器肌”をかなえるブランド初のプレストパウダー  

メイクアップアーティストのウォン・ジョンヨがプロデュースする「ウォンジョンヨ(WONJUNGYO)」は、ブランド初のプレストパウダー“エアリーフィルターパクト”を発売する。トーンアップフィルター処方を採用し、肌全体のトーンを明るくしながら透明感を演出。肌の色むらを補正し、薄膜のベールをまとったような均一で滑らかな肌に仕上げる。

■商品詳細

“エアリーフィルターパクト”(全2色、各2200円)

【2月22日発売】
メイベリン ニューヨーク
(MAYBELLINE NEW YORK)

唐辛子プランパーが日本上陸 
新感覚のリップ体験

「メイベリン ニューヨーク(MAYBELLINE NEW YORK)」は、唐辛子によるプランプ効果と鮮やかな発色を兼ね備えたリッププランパー“リフタープランプ L”を発売する。カラーのラインアップは、粘膜カラー“バーニングピーチ”、華やかなレッド“ホットチリ”、オレンジラメ入り“スパイシージンジャー”の全3色。

■商品詳細

“リフタープランプ L”(全3色、各2189円※編集部調べ)

【2月22日発売】
ナチュラグラッセ
(NATURAGLACE)

UVカットシリーズ

「ナチュラグラッセ(NATURAGLACE)」は、恒例の“スキンケアUVシリーズ”を発売する。ラインアップは、自然なトーンアップをかなえる美容液UVベース“UVプロテクションベース”[SPF50+・PA+++]と、本コレクション限定で登場する日焼け止めパウダー“UV パウダーコンパクト” [SPF50+・PA++++]の2アイテム。

■商品詳細

“UVプロテクションベース”[SPF50+・PA+++](30mL、3740円)
“UV パウダーコンパクト” [SPF50+・PA++++](4840円)

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マンガで学ぶ「在庫管理の魔術」 第6話:きめ細やかな補充は「言うは易し、行うは難し」、組織の壁に直面する

中堅アパレルのチェーンストア「ハンナズ」は、過剰在庫が原因で経営危機に瀕している。社長の安堂平磨は、娘でバイヤーの安堂あい、あいの夫で渋谷店店長の安堂徹に再生を期待するが、2人は「売れ残るリスクを抱えながら在庫を持つべきか?」それとも「売り上げが落ちるリスクを抱えながら在庫を減らすべきか?」で迷い続ける。

きめ細やかな補充が売り上げのみならず利益率も押し上げることを学んだ徹は、渋谷店同様の在庫管理を全店に広げることを提案。ところが南関東倉庫を取り仕切る先輩の加地からは「難しい」と、南関東エリアマネージャーの町田からは「飲めない」と言われてしまう。それでもきめ細かな補充を続けていると、新たな問題が浮上した。

登場人物紹介

第六話

このマンガは、ジェフ・ベゾス(Jeff Bezos)も経営陣で読んだとされるTOC(制約理論)の原点にして最高の入門書「ザ・ゴール」を原案としています。「ザ・ゴール」を中心としたマネジメント理論に関する書籍は、ダイヤモンド社が販売中です。

ORIGINAL WORKS:ELIYAHU GOLDRATT、JEF COX
SUPERVISION:YUJI KISHIRA
SCRIPT:TAKEO AOKI
COMICS:YAMA AOTA

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「ザ・ノース・フェイス」×「ハイク」や「ディーン&デルーカ」のチェックバッグなど! 来週発売のファッションアイテム13選【2/17〜2/23】

ファッションアイテムの発売情報を「WWDJAPAN」的視点でピックアップ!今回は2月17〜23日に発売するアイテムを紹介します。「ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)」と「ハイク(HYKE)」の共同プロジェクト“ティー エヌ エフ エイチ ザ・ノース・フェイス × ハイク”は、サードシーズンのアイテムを19日に発売します。トレイルランだけでなく普段のスタイリングにも取り入れたいコレクションです。
一方、「ディーン&デルーカ(DEAN & DELUCA)」は、バッグブランドの「テンベア(TEMBEA)」と初のコラボバッグを18日に発売します。PVCコーティングを施し、防水性や耐久性を持たせてあり、ちょっとした雨でも活躍しそう。ホワイトとギンガムチェックが涼しげです!

【2月18日発売】
ディーン&デルーカ
(DEAN & DELUCA)

「テンベア」コラボ

「ディーン&デルーカ(DEAN & DELUCA)」は、バッグブランドの「テンベア(TEMBEA)」と初のコラボバッグを発売する。同バッグは、PVCコーティングを施したコットンベースの素材に「テンベア」の“ペーパートート”シリーズと「ディーン&デルーカ」のショッパーを融合したデザインを施した、ホワイトとギンガムチェック柄の2種を用意する。

■商品詳細

バッグ(1万8700〜2万900円)

【2月19日発売】
ケイタ マルヤマ
(KEITA MARUYAMA)

伊勢丹新宿でポップアップ

「ケイタ マルヤマ(KEITA MARUYAMA)」は、ブランド30周年プロジェクト「丸山百景 ケイタ マルヤマ 30TH アニバーサリー」の一環として、伊勢丹新宿本店でポップアップを開催し、「メゾン ミハラヤスヒロ(MAISON MIHARA YASUHIRO)」や「ボールアンドチェーン(BALL&CHAIN)」らと協業したアイテムを販売する。

■商品詳細

コラボシャツ/「メゾン ミハラヤスヒロ」(5万9400円)
コラボスニーカー/「メゾン ミハラヤスヒロ」(4万1800円、先行受注販売)
コラボバッグ/「ボールアンドチェーン」(6600円、先行販売)
※一部商品

【2月19日発売】
ザ・ノース・フェイス
(THE NORTH FACE)

「ハイク」との共同企画第3弾

「ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)」と「ハイク(HYKE)」の共同プロジェクト“ティー エヌ エフ エイチ ザ・ノース・フェイス × ハイク”は、サードシーズンのアイテムを発売する。「ザ・ノース・フェイス」の定番防水シェル素材を採用したアウターシェルやリサイクルナイロンを使用したトレイルパンツ、トレイルランニングシューズなどをそろえる。

■商品詳細

トレイルパンツ(3万800円)
トレイルランニングシューズ(4万700円)
メッシュキャップ(1万1000円)
※一部商品

【2月19日発売】
クロックス
(CROCS)

映画「モンスターズ・インク」とコラボ

「クロックス(CROCS)」は、ディズニー・ピクサーの人気映画「モンスターズ・インク」とコラボレーションしたフットウエアを発売する。同作品のメーンキャラクターであるサリーとマイクをモチーフにしたサンダルとソックス、デコレーションを楽しめる“ジビッツ”チャームの全3商品をラインアップする。

■商品詳細

サンダル(6050〜1万450円)
ソックス(2750円)
チャーム(715〜2420円)

【2月21日発売】
グリーンパークス
(GREENPARKS)

映画「ウィキッド ふたりの魔女」コラボ

セレクトショップのグリーン パークス(GREEN PARKS)は、映画「ウィキッド ふたりの魔女」の公開を記念してコラボコレクションを発売する。今回は、ピンク、グリーン、ブラックのカラーパレットで、同作品の主人公である“悪い魔女”エルファバと“善い魔女”グリンダをメーンに魔法の世界を表現したアイテム計10型をラインアップ。

■商品詳細

ロンT(5940円)
ロングスカート(5940円)
キャップ(3300円)
ナップサック(4400円)
※一部商品

【2月21日発売】
ジーユー
(GU)

アニメ「ドラゴンボール ダイマ」コラボ

「ジーユー(GU)」は、アニメ「ドラゴンボール ダイマ(DRAGONBALL DAIMA)」とのコラボアイテムを発売する。小さくなった“悟空”たちキャラクターをモチーフとしたTシャツ、ワンポイントの刺しゅうデザインをあしらったソックス、アンダーウエアのほか、キッズアイテムも販売する。

■商品詳細

Tシャツ(1290円)
ソックス(390円)
アンダーウエア(590円)
キッズTシャツ(990円)
キッズルームウエア(1990円)

【2月21日発売】
テーラーメイド
(TAYLORMADE)

ユナイテッドアローズコラボ第6弾

「テーラーメイド(TAYLORMADE)」は、ユナイテッドアローズ(UNITED ARROWS)と共同開発したアパレルコレクションの第6弾を発売する。今回は、これまでのトラディショナルを再解釈したモダンなゴルフスタイルを軸に、初めてウィメンズアイテムをメーンに展開。英国のクラシックなテニスカルチャーに着想したゴルフウエアとアクセサリーをそろえる。

■商品詳細

モッズドレス(3万1900円)
モックネックシャツ(1万6500円)
サイドラインパンツ(2万4200円)
キャディバッグ(6万9300円)
※一部商品

【2月21日発売】
ルイ・ヴィトン
(LOUIS VUITTON)

新作アイコンバッグ

「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」は、2025年春夏コレクションに登場した新作のシグネチャーバッグ“LV バイカー”を発売する。バイカージャケットが着想源の同バッグは、ボディーに新素材のピクセル・ラムレザーを使用。取り外し可能なストラップが付属し、さまざまな持ち方で楽しめる、3種類のサイズと複数のカラーで展開する。

■商品詳細

バッグ“LV バイカー MM”
バッグ“LV バイカー PM”
バッグ“LV バイカー・ナノ”

【2月21日発売】
ファミリア
(FAMILIAR)

「ホテル椿山荘東京」コラボ

「ホテル椿山荘東京」は、「ファミリア(FAMILIAR)」とコラボレーションした限定デザインのデニムバッグを発売する。同バッグは、「ファミリア」で人気のデニムバッグに、同施設の庭園を象徴する“三重塔”や、庭園内に咲き誇る椿、“東京雲海”などに加えて、ホテルスタッフの制服を着た「ファミリア」のクマちゃんのアップリケを職人が手作業で配した。

■商品詳細

デニムバッグ(2万3000円)

【2月21日発売】
マリメッコ
(MARIMEKKO)

ショコラブラウンカラーの新作コレクション

「マリメッコ(MARIMEKKO)」は、タイムレスなデザインと機能性を兼ね備えた人気バッグシリーズ“ウェア オール デイ バッグ”の新作コレクションを順次発売する。大容量のバックパックからコンパクトなショルダーバッグまで、ライフスタイルに応じて活用できるショコラブラウンカラーの5型と、ピスタチオカラーのショルダーバッグを用意する。

■商品詳細

バッグ(3万5200〜5万7200円)

【2月22日発売】
ビューティフルピープル
(BEAUTIFUL PEOPLE)

「リプロダクションオブファウンド」コラボ第3弾

「ビューティフルピープル(BEAUTIFUL PEOPLE)」は、「リプロダクションオブファウンド(REPRODUCTION OF FOUND)」との第3弾コラボスニーカー“ジャーマン ミリタリー トレーナー イン ヌバック”を発売する。シンプルなデザインのジャーマンミリタリートレーナーをベースに、生地の切り替えをステッチワークで表現することでさらに削ぎ落としたデザインに仕上げた。

■商品詳細

スニーカー(4万2900円)

【2月22日発売】
リタン
(RITAN)

TOKYO BASEの女性向け新ブランドがローンチ

TOKYO BASEは、大人の女性をターゲットにした新ブランド「リタン(RITAN)」をローンチする。同ブランドは、日本製による高品質なモノづくりと、シンプルで着る人本来の美しさを引き立てるようなデザイン提案が特徴。ファーストコレクションは、自然界の曲線美に着想を受け女性の体を美しく健康的に表現したアイテムを展開する。

■商品詳細

コート(4万〜5万円)
ワンピース(3万〜4万円)
ニット(2万3000〜3万5000円)
パンツ(2万5000〜4万円)
シャツ・ブラウス(2万3000〜4万円)
※一部商品

【2月22日発売】
サロモン
(SALOMON)

疲労感の軽減を目指す新モデル

「サロモン(SALOMON)」は、新作シューズ“エスラボ ウルトラ グライド”を発売する。同モデルは、波状のアウトソール“リリーブスフィア”を採用、着足時の足裏への圧力を拡散し、均等化することで足への疲労感や不快感の軽減を目指す。また、分割構造のミッドソールを用いて高い安定性を追求したほか、「サロモン」独自のテクノロジーで走行時の足のむくみもサポートする。

■商品詳細

シューズ(2万6400円)

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北欧名作家具「フリッツ・ハンセン」と福岡・柳川の名勝「御花」の時空を超えたコラボで見えた地方創生の鍵

デンマーク名作家具「フリッツ・ハンセン(FRITZ HANSEN)」は2月8〜25日、福岡・柳川市の国指定名勝「柳川藩主立花邸 御花」で「フリッツ・ハンセン エキシビション イン 御花」を開催する。会場である「御花」は、約400年の大名文化を引き継ぐ柳川藩主の末裔が受け継ぐ知る人ぞ知る老舗旅館・料亭だ。北欧デザインと日本の歴史的建築と融合させた展示には、地域文化と未来の暮らしを紡ぐというメッセージが込められている。

九州の名勝で知り・触れる北欧名作家具

「御花」のある柳川は、川下りやウナギ料理で知られる柳川藩の城下町。人気の観光地として、国内外から多くの人が訪れる。雪がちらつく内覧会の日も、朝から川下りをしようとする多くの観光客の姿が見られた。「御花」は、明治時代につくられた伯爵時代の邸宅と庭園を含む2万3000 平方メートル以上の文化財だ。2〜4月には、“さげもん”と呼ばれる鮮やかな着物の端切れ作った小物吊るした飾りが街の至る所でみられ、多くの観光客で賑わう。

エキシビションの会場である「御花」の西洋館では、「フリッツ・ハンセン」のクラフツマンシップにフォーカスして紹介。名作“エッグチェア”の製造過程や歴史をカラフルに彩ってきた“セブンチェア”などを展示している。重厚でレトロな空間に、無駄を削ぎ落としたシンプルな北欧家具が見事にマッチしている。

100畳以上ある大広間には、“スワンチェア”など、「フリッツ・ハンセン」を代表する20脚の椅子を展示。名作椅子に座って、カモが泳ぐ広々とした庭を眺められる。北欧デザインは和洋問わず、あらゆる空間に自然と馴染むと実感する展示になっている。

地元販売店が結びつけた時空を超えたコラボ

国は違えども、「フリッツ・ハンセン」も「御花」も100年以上の歴史がある。それら2つを結びつけたのが、イベントを主催する福岡のインテリアショップの「フラムティーデン(FREMITIDEN)」だ。同ショップは、福岡で不動産事業や病院を運営する企業サワライズが、インテリアで地元の暮らしを豊かにしようと昨年4月にオープンした「フリッツ・ハンセン」の販売店だ。文化財と「フリッツ・ハンセン」の家具を通して、地域・暮らし・物作り“を再認識してほしいという思いで実現した。久富俊之サワライズ ライフ デザインセンター インテリア事業課課長兼「フラムティーデン」ブランドマネジャーは、「コラボするなら、伝統だけでなく時代に合った提案をする『フリッツ・ハンセン』だと決めていた」と話す。

会場は、婚礼など晴れの日に使われる伝統的建築物がふさわしいと「御花」に相談した。「御花」を運営する立花家18代の立花千月香社長は、「時空を超えたコラボレーションだ。100年以上続く本物と本物が融合した展示になっている」と話す。エキシビション会期中、「フリッツ・ハンセン」の家具で設えたスイートルームの宿泊プランも販売している(税・サービス料込み8万3200円〜。2人1室2食付1人)。企画を担当した御花の竹中逸人デザイナーは、「文化財に新しい魅力が生まれた。歴史と文化を感じる夢のような空間になっている」と語った。

世界的ブランドが発信する地方文化の魅力

展覧会やイベントの開催は、時間と手間がかかる。しかも、ポップアップとは異なり、直接、売り上げに反映されるわけではない。京都・自社主催の展示を行ったばかりの「フリッツ・ハンセン」。昨年末〜1月に両足院で開催した「ポール・ケアホルム展 in 京都」には、想定の1.5倍が来場た。フリッツ・ハンセン・ジャパンの鈴木利昌代表は、「展示を通してより幅広い人に感動を届け、ブランドを知ってもらいたい。また、地方でイベントを開催することで、地方文化の魅力を伝えられる」と話す。展示という文化的アプローチを通して地方にリーチすることで、ビジネスの分母が拡大できるという考えだ。

「御花」の立花社長は、「文化財を維持することは大変なことだ。残されたものに感謝し100年後にも残さなければという思いが大切。その思いがあれば、民間でも守っていくことができる」と語る。「“文化財を遊び倒す”がテーマ。多くの人に来ていただくことで支えられる」と続ける。藩主から伯爵、その土地に根差し文化を守り続けるという強い意志から、柳川に観光客を呼び込み、現地での雇用を生み出している。

「フラムティーデン」の久富マネジャーは、「われわれをはじめ、『フリッツ・ハンセン』も『御花』も目指していることは同じだ。それは、100年先も残り続けるブランドであること。このようなコラボにより、人と人との触れ合いが生まれ、楽しんでもらえる風景が見たい」と話す。今後も、ネットワークのある日本全国の工房と協業で体験を届けていくという。

■FRITZ HANSEN EXHIBITION in 御花
会期:2月8〜25日
会場:柳川藩主立花邸 御花(福岡県柳川市新外町1)
時間:10:00~16:00
入場料:一般1000円、高校生500円、小中学生400円

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ファッション企業は地域を活性化できる?

毎週発行している「WWDJAPAN」は、ファッション&ビューティの潮流やムーブメントの分析、ニュースの深堀りなどを通じて、業界の面白さ・奥深さを提供しています。巻頭特集では特に注目のキーワードやカテゴリー、市場をテーマに、業界活性化を図るべく熱いメッセージを発信。ここでは、そんな特集を担当記者がざっくばらんに振り返ります。(この記事は「WWDJAPAN」2025年2月10日号からの抜粋です)

佐藤:2010年代から自治体と企業の包括連携が増え始め、ブームと呼べるレベルになっていました。アパレルにもそういう波が来ていて、連携が増えています。僕はアダストリアの創業地、茨城県水戸市出身なんですが、企業の力で地元に目に見えて変化が起きていることや、群馬県前橋市のジンズ パークを見て、企業による地域活性化の特集を企画しました。

木村:セレクトショップが特に頑張っている領域で、ビームスが先駆者。「地域の魅力は当事者が発信することで一番伝わる」との思いで、全国の観光地にフランチャイズモデルの出店を進めていて、現地の雇用も生んでいます。直近ではアーバンリサーチが長崎県壱岐市と提携するニュースもありました。ファッションと観光産業の距離が縮まっているのを感じます。

店を作ることは、その地域に関わること

佐藤:なるほど。僕はジンズの前橋での取り組みに共感しました。ジンズ パーク前橋は、店にパン屋とメガネ屋が同居し、中央の階段で地域の人たちがパンを食べながらおしゃべりをしている、まさに交流の場です。それでいて建築家・永山祐子さんによるショップは、遠方からも建築好きを集められる。遠近両用なんです(笑)。

木村:考えてみれば、店を作ることは、そこに人の流れを作ることなんですよね。私は静岡市とデイトナ・インターナショナルの取り組みを取材しましたが、包括連携って悪く言えばゴールが曖昧、そしてアウトプットの成果は計りづらいなと。そして、そこに時間も労力も費用もかけると、継続が大変だろうと感じました。そういう意味では、店を構える、拠点を持つ、というのは継続的にその地域に関わっていくことになりますね。

佐藤:前橋は面白い古着店が複数あるのも印象的でした。地方は土地が安く、店を始めやすいのでしょう。今はSNS等の発信を見て、遠方からでも人は訪れます。オシャレもユニバーサルになってきていて、地方でもトガったものが売れるようになってきています。地方にこそ、ビジネスチャンスがありそうです。次号の地方セレクト特集も楽しみです!

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小島健輔氏が2025年を展望 逆風吹き荒れる環境下でファッション小売業がすべきこと 

「WWDJAPAN」はこのほど、ファッションビジネスコンサルタントの第一人者、小島健輔氏によるセミナー「2025年ファッション小売業の大展望」を開催した。「WWDJAPAN.com」の連載「小島健輔リポート」でおなじみの同氏が、業界の問題点を指摘しながら、消費動向や今後の指針を示した。同セミナーの模様をリポートする。

第1部では、基調講演として、「顧客、従業員、取引先の『三方よし』の実現のためにファッション小売業がすべきこと」を小島氏が語った。ファッションビジネスを取り巻く環境の変化を、生活者としての自らの実感も交えて解説。さまざまな経済指標の推移などとともに、止まらぬインフレや、政情不安によるサプライチェーンの逼迫・不安定化、日本の国力衰退による実質所得と衣料消費の縮小について指摘した。「ファッションの半世紀が終わって、意欲も気力もお金もない時代に入る。衣料消費はコロナ禍前に戻ったが、2024年がピークだったと振り返ることになるだろう」。

ではアパレル小売業はどうすればいいのか。小島氏は高い給料を払うために合理的な働き方をさせるマネジメント、「労働の組み直しと効率化」こそ大事だと力説する。しまむらなどの例を挙げながら、業務手順の見直しやそうした働き方を採用し、推進する人材を確保する重要性を説いた。


デジタル化の推進がカギ

効率化と人手不足の解消は、デジタル化の推進によって解決できる部分がある。第2部ではyutoriの青嶋剣士郎サプライチェーンマネージャーとレオン・インターナショナルの林真吾社長が登壇。小島氏とともに「デジタルで業務はどう変わるのか」をテーマに語った。

「9090」や「HTH」など若者に人気のブランドを多く企画・販売するyutoriの青嶋マネージャーは、約30ものブランドを抱えることについて、「100億円規模のブランドを作るのではなく、1億円規模のブランドを100個作ろうという戦略のもと事業を展開している」と説明。「そこから逆算して、一つのブランドは基本的にディレクターとMD、SNS担当の3ポジションで運営している」と語り、自律分散型ブランドを少人数でスピーディーに運営していること、デジタルコンテンツを作ることに長けたメンバーがそろっており、今求められているものを敏感に察知して商品に落とし込みながら、SNSなどでコミュニケーションできていることが、成長の原動力になっていると語った。ブランドはそれぞれ自律して動くが、発注プロセスなどの業務はデジタルで効率的に行えるようフォーマット化されているという。

レオン・インターナショナルは、OEM・ODM企業として進化すべく、10年前から3Dモデリングを行ってきた。パタンナーもデザイナーも抱えており、これまでに制作した高品質な3Dモデルのデータベースから、求めるデザインに近いものを選び、そこにアレンジを加えることで、効率的に商品開発ができるサービスを構築。そのデータを用いて、ECでの受注やアバター向けの衣装への転用もできるという。「あくまでODMのサービスの一環として提供する。人材の採用が難しい中、デジタルデータやAIを使って業務を効率化していくことで、より少ない人数で仕事ができるようになる。まさに『三方よし』だ」と林社長。「ようやく形になってきたタイミングだ」と意欲を見せた。

小島氏は、製品の企画、戦略策定、設計、開発、そして販売に至るまでの全過程を管理するシステムPDM(Product Data Management)導入の必要性を強調する。それにより企画段階からデザインをデジタルで共有し、海外の工場への発注もスムーズに行える。欧米ではすでにスタンダードになっていると語り、日本企業の導入の遅れを指摘した。

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小島健輔氏が2025年を展望 逆風吹き荒れる環境下でファッション小売業がすべきこと 

「WWDJAPAN」はこのほど、ファッションビジネスコンサルタントの第一人者、小島健輔氏によるセミナー「2025年ファッション小売業の大展望」を開催した。「WWDJAPAN.com」の連載「小島健輔リポート」でおなじみの同氏が、業界の問題点を指摘しながら、消費動向や今後の指針を示した。同セミナーの模様をリポートする。

第1部では、基調講演として、「顧客、従業員、取引先の『三方よし』の実現のためにファッション小売業がすべきこと」を小島氏が語った。ファッションビジネスを取り巻く環境の変化を、生活者としての自らの実感も交えて解説。さまざまな経済指標の推移などとともに、止まらぬインフレや、政情不安によるサプライチェーンの逼迫・不安定化、日本の国力衰退による実質所得と衣料消費の縮小について指摘した。「ファッションの半世紀が終わって、意欲も気力もお金もない時代に入る。衣料消費はコロナ禍前に戻ったが、2024年がピークだったと振り返ることになるだろう」。

ではアパレル小売業はどうすればいいのか。小島氏は高い給料を払うために合理的な働き方をさせるマネジメント、「労働の組み直しと効率化」こそ大事だと力説する。しまむらなどの例を挙げながら、業務手順の見直しやそうした働き方を採用し、推進する人材を確保する重要性を説いた。


デジタル化の推進がカギ

効率化と人手不足の解消は、デジタル化の推進によって解決できる部分がある。第2部ではyutoriの青嶋剣士郎サプライチェーンマネージャーとレオン・インターナショナルの林真吾社長が登壇。小島氏とともに「デジタルで業務はどう変わるのか」をテーマに語った。

「9090」や「HTH」など若者に人気のブランドを多く企画・販売するyutoriの青嶋マネージャーは、約30ものブランドを抱えることについて、「100億円規模のブランドを作るのではなく、1億円規模のブランドを100個作ろうという戦略のもと事業を展開している」と説明。「そこから逆算して、一つのブランドは基本的にディレクターとMD、SNS担当の3ポジションで運営している」と語り、自律分散型ブランドを少人数でスピーディーに運営していること、デジタルコンテンツを作ることに長けたメンバーがそろっており、今求められているものを敏感に察知して商品に落とし込みながら、SNSなどでコミュニケーションできていることが、成長の原動力になっていると語った。ブランドはそれぞれ自律して動くが、発注プロセスなどの業務はデジタルで効率的に行えるようフォーマット化されているという。

レオン・インターナショナルは、OEM・ODM企業として進化すべく、10年前から3Dモデリングを行ってきた。パタンナーもデザイナーも抱えており、これまでに制作した高品質な3Dモデルのデータベースから、求めるデザインに近いものを選び、そこにアレンジを加えることで、効率的に商品開発ができるサービスを構築。そのデータを用いて、ECでの受注やアバター向けの衣装への転用もできるという。「あくまでODMのサービスの一環として提供する。人材の採用が難しい中、デジタルデータやAIを使って業務を効率化していくことで、より少ない人数で仕事ができるようになる。まさに『三方よし』だ」と林社長。「ようやく形になってきたタイミングだ」と意欲を見せた。

小島氏は、製品の企画、戦略策定、設計、開発、そして販売に至るまでの全過程を管理するシステムPDM(Product Data Management)導入の必要性を強調する。それにより企画段階からデザインをデジタルで共有し、海外の工場への発注もスムーズに行える。欧米ではすでにスタンダードになっていると語り、日本企業の導入の遅れを指摘した。

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上海アングラ文化の新たな聖地「交感天使」【ヒキタミワの「上海日記」】

1993年から上海在住のライターでメイクアップアーティストでもあるヒキタミワさんの「上海日記」は、ファッションやビューティの最新トレンドや人気のグルメ&ライフスタイル情報をベテランの業界人目線でお届けします。3回目は、「ターミナル69(TERMINAL69、住所:徐汇区太原路167号B1)」から派生した上海アンダーグラウンド・カルチャーをけん引するバー「交感天使」。日本の昭和カルチャーからインスパイアされた旬なスポットを紹介します。

「交感天使」のルーツは日本の「昭和エログロ系」!?

(前回から続く)
「広々とスペースを使ってイベントを展開したい」 69 (リウジウ)と、「日本大好き、日本のカルチャーを上海に持ち帰りたい」という重美(しげみ)、そんな2人の想いから誕生したバー「交感天使」は、多彩なイベントを通じて常識を打ち破る上海のアンダーグランド文化の先駆け的存在として注目を集めている。

地下にある約90㎡の店内には花と光が妖艶に施され、1970年代から80年代、あるいは日本のバブル期の秘宝館や昭和ラブホテルを彷彿させる。「ターミナル69」と隣り合わせるガラス壁にはバンビや子羊の剥製が生々しく並び、テーブルの上や壁には日本のリサイクルショップから集めたこけしや日本人形、春画などが絶妙に配置されている。1品ずつこだわって揃えたロココ調の椅子やヴィンテージのテーブルなどは、日本から運んできた。そして左手側には薄赤く光るバーカウンターが。「ポイズンガールフレンド(POiSON GiRL FRiEND)」「羊水世界(Womb Water World)」「中国肉(Chinese Meat)」など、ここでしかあり得ない世界観を持つネーミングのオリジナルカクテルを毒々しく愉しむことができる(いずれも100元=約2100円前後)。

そして中央奥には、孔雀のモチーフが印象的な日本画の屏風が鎮座する“スケスケステージ” が設置されている。ここでは、上海人アイドルが昭和風のひらひらドレスを着て歌唱する「昭和忘年会」や、ロープアーティストによる「緊縛パフォーマンス」など、他では見られない異色のパフォーマンスが繰り広げられる。

日本のアーティストやクリエイターを招いたイベントも

昨年6月のオープニングパーティーでは、日本から招いた写真家・現代美術家の花代によるエッジの効いた日本舞踊と歌唱パフォーマンスや、目下は歌手の友川カズキの絵画巡回展を開催中。アーティストの輝くA面だけでなく誰も知らないB面にも光を当て、その人のもう一面をフューチャーしたい、と重美。

客層は中国のSNS 「小紅書(RED)」をバイブルとするZ世代の女性たちを中心にインスタグラム経由で訪れるファッション系・クラブキッズ系の外国人など。いろいろな人種で賑わっている。現在、ランチタイムに昭和喫茶をオープンする準備中で、昭和スタイルの制服を纏ったウェイトレスが懐かしの喫茶メニューを提供する予定だという。

「交感天使」は、単なるバーではなく、創造性と感性が交差するカルチャー空間とも言える。懐かしさと独特な色調が入り混じるシーンに足を踏み入れれば、その鮮烈さに目眩すら覚えることだろう。そうだ、入り口にはオリジナルイラストのプリクラも用意されているので、想い出に1枚撮影してみてはいかが?

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“諭吉コスメ”は“栄一コスメ”になる? 「アットコスメ」や「スック」など4社に聞いてみた

「1万円超えるコスメを“諭吉コスメ”と呼んでいたけれど、今後は“渋沢コスメ”か“栄一コスメ”になるってことかな?」。

Xで見かけたつぶやき。旧1万円札の肖像画が福沢諭吉だったことから、1万円を超える高価格帯コスメは“諭吉コスメ”という愛称で親しまれていたが、新札が渋沢栄一になった今、今後はどのような名で呼ばれるようになるのか。今後の動向や見解をメディアや化粧品ブランド各社に聞いてみた。

「アットコスメ」

WWD:“諭吉コスメ”改め、今後はどんな名前で浸透すると思いますか?理由も教えてください。

西原羽衣子 「アットコスメ」 リサーチプランナー(以下、西原):“栄一コスメ”ですかね。口コミサイト「アットコスメ」でいまだに“栄一”よりも“諭吉”の出現が多いことからまだ時間はかかるかと思いますが、1万円札=渋澤栄一のイメージが定着するにつれ、将来的には“栄一コスメ”の呼び名が浸透するのではないでしょうか。

WWD:実際に“栄一コスメ”といったキーワードの増加傾向はありますか?また、投稿数は何件あるのでしょうか?

西原:「アットコスメ」の口コミにおける“栄一”の出現率は徐々に増加しており、この半年で30件程度(購入品のクチコミに限る)使われています。

一方、“諭吉”は“栄一”の7倍以上(直近半年間、購入品のクチコミに限る)出現しており、1万円超えの高額のコスメのことを“諭吉コスメ”と言い表す人のほうが未だ多く見られます。ただし、新紙幣が発行された2024年7月を境にその出現は半減しています。

「LDK the Beauty」

WWD:“諭吉コスメ”改め、今後はどんな名前で浸透すると思いますか?理由も教えてください。

井上生智「LDK the Beauty」副編集長(以下、井上):物価高騰、低価格帯コスメのクオリティーアップに際し、“諭吉コスメ”自体のパワーが薄れていくと予想。呼び方が分散もしくは廃れていくのではないかと考えています。

物価の高騰に関しては外資、国内ブランド問わず値上げの傾向にあり、市場調査をしていても1万円に近い価格帯のコスメが増えたように感じます。以前は「諭吉コスメといえばコレ!」という代名詞的な製品がありましたが、今後はそのようなことが少なくなっていくのではないでしょうか。

また、日々検証をしている立場としては、いわゆる「プチプラコスメ」のクオリティーが年々上がっており、「デパコス」と遜色ないレベルのアイテムが増えていることも理由として挙げられます。

そういった点から、1万円越えのコスメに対する特別感が希薄になるのは自然な流れではないかと感じます。

「スック」

WWD:「スック」といえば、“諭吉ファンデ”の愛称で親しまれている“ザ ファンデーション”(旧:ザ クリーム ファンデーション)が有名ですが、今後は“栄一ファンデ”といった名称で浸透しそうでしょうか?

横山愛里「スック」PRコーディネーター(以下、横山):“ザ ファンデーション”は“諭吉ファンデ”のままで呼ばれ、“栄一ファンデ”は浸透しないと考えます。理由としては、2023年9月に“ザ クリーム ファンデーション”から“ザ ファンデーション”にリニューアルした際に、価格が1万円(税抜)を超えて、1万3千円(税抜)になっても“諭吉ファンデ”として親しまれているくらいに浸透しているため、今後も変化することはなさそうだなと思いました。

また、ブランドから“諭吉ファンデ”という言葉は一度も発信したことはないのですが、口コミから自然と生まれ、それまで「スック」を知らなかった方にまで広がりました。“諭吉ファンデ”と聞いてすぐに「あのファンデーションね!」と思い浮かぶくらいの代名詞となったことには、キャッチーなワードの影響力への驚きと共に、愛称が付くのはたくさんの方に認知されている商品ならではだと思うのでうれしく思っています。また、1万円を払うに値する商品だと認めていただいている証だとも思うので、ポジティブに捉えています。

WWD:“諭吉コスメ”改め、今後はどんな名前で浸透すると思いますか?理由も教えてください。

横山:“栄一コスメ”かなと思います。新札に変わってから約2か月後に発売した“ザ プライマー”(税抜で1万円)は、“栄一プライマー”、“栄一下地”などと呼んでいるSNSの投稿もあり、徐々に諭吉から栄一への変化が見られます。世の中が新札に慣れたころには、1万円超えのものは“栄一〇〇”という愛称がついていくのでは?と予想しています。

「エレガンス」

WWD:「エレガンス」の名品フェイスパウダー“ラ プードル オートニュアンス”が、“諭吉パウダー”と呼ばれていたと思います。

大城玲奈 アルビオン 経営企画部 広報グループ 広報担当(以下、大城):そうですね。店頭での接客の際には販売員も、お客さまも「諭吉」というフレーズを口にするケースは少なく、SNSを中心に“諭吉パウダー”と呼んでいただいていたと捉えております。

WWD:“諭吉コスメ”改め、今後はどんな名前で浸透すると思いますか?理由も教えてください。

大城:“渋沢コスメ”などでしょうか。“諭吉”というフレーズは語呂の良さも相まって、コスメ以外の領域でも親しまれていました。長い時間をかけて定着してきたように感じます。新札に切り替わってからはまだ半年ほどしか経っていないので、“渋沢”“栄一”というフレーズが浸透するには、もう少し時間がかかるのではないかと考えています。

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“諭吉コスメ”は“栄一コスメ”になる? 「アットコスメ」や「スック」など4社に聞いてみた

「1万円超えるコスメを“諭吉コスメ”と呼んでいたけれど、今後は“渋沢コスメ”か“栄一コスメ”になるってことかな?」。

Xで見かけたつぶやき。旧1万円札の肖像画が福沢諭吉だったことから、1万円を超える高価格帯コスメは“諭吉コスメ”という愛称で親しまれていたが、新札が渋沢栄一になった今、今後はどのような名で呼ばれるようになるのか。今後の動向や見解をメディアや化粧品ブランド各社に聞いてみた。

「アットコスメ」

WWD:“諭吉コスメ”改め、今後はどんな名前で浸透すると思いますか?理由も教えてください。

西原羽衣子 「アットコスメ」 リサーチプランナー(以下、西原):“栄一コスメ”ですかね。口コミサイト「アットコスメ」でいまだに“栄一”よりも“諭吉”の出現が多いことからまだ時間はかかるかと思いますが、1万円札=渋澤栄一のイメージが定着するにつれ、将来的には“栄一コスメ”の呼び名が浸透するのではないでしょうか。

WWD:実際に“栄一コスメ”といったキーワードの増加傾向はありますか?また、投稿数は何件あるのでしょうか?

西原:「アットコスメ」の口コミにおける“栄一”の出現率は徐々に増加しており、この半年で30件程度(購入品のクチコミに限る)使われています。

一方、“諭吉”は“栄一”の7倍以上(直近半年間、購入品のクチコミに限る)出現しており、1万円超えの高額のコスメのことを“諭吉コスメ”と言い表す人のほうが未だ多く見られます。ただし、新紙幣が発行された2024年7月を境にその出現は半減しています。

「LDK the Beauty」

WWD:“諭吉コスメ”改め、今後はどんな名前で浸透すると思いますか?理由も教えてください。

井上生智「LDK the Beauty」副編集長(以下、井上):物価高騰、低価格帯コスメのクオリティーアップに際し、“諭吉コスメ”自体のパワーが薄れていくと予想。呼び方が分散もしくは廃れていくのではないかと考えています。

物価の高騰に関しては外資、国内ブランド問わず値上げの傾向にあり、市場調査をしていても1万円に近い価格帯のコスメが増えたように感じます。以前は「諭吉コスメといえばコレ!」という代名詞的な製品がありましたが、今後はそのようなことが少なくなっていくのではないでしょうか。

また、日々検証をしている立場としては、いわゆる「プチプラコスメ」のクオリティーが年々上がっており、「デパコス」と遜色ないレベルのアイテムが増えていることも理由として挙げられます。

そういった点から、1万円越えのコスメに対する特別感が希薄になるのは自然な流れではないかと感じます。

「スック」

WWD:「スック」といえば、“諭吉ファンデ”の愛称で親しまれている“ザ ファンデーション”(旧:ザ クリーム ファンデーション)が有名ですが、今後は“栄一ファンデ”といった名称で浸透しそうでしょうか?

横山愛里「スック」PRコーディネーター(以下、横山):“ザ ファンデーション”は“諭吉ファンデ”のままで呼ばれ、“栄一ファンデ”は浸透しないと考えます。理由としては、2023年9月に“ザ クリーム ファンデーション”から“ザ ファンデーション”にリニューアルした際に、価格が1万円(税抜)を超えて、1万3千円(税抜)になっても“諭吉ファンデ”として親しまれているくらいに浸透しているため、今後も変化することはなさそうだなと思いました。

また、ブランドから“諭吉ファンデ”という言葉は一度も発信したことはないのですが、口コミから自然と生まれ、それまで「スック」を知らなかった方にまで広がりました。“諭吉ファンデ”と聞いてすぐに「あのファンデーションね!」と思い浮かぶくらいの代名詞となったことには、キャッチーなワードの影響力への驚きと共に、愛称が付くのはたくさんの方に認知されている商品ならではだと思うのでうれしく思っています。また、1万円を払うに値する商品だと認めていただいている証だとも思うので、ポジティブに捉えています。

WWD:“諭吉コスメ”改め、今後はどんな名前で浸透すると思いますか?理由も教えてください。

横山:“栄一コスメ”かなと思います。新札に変わってから約2か月後に発売した“ザ プライマー”(税抜で1万円)は、“栄一プライマー”、“栄一下地”などと呼んでいるSNSの投稿もあり、徐々に諭吉から栄一への変化が見られます。世の中が新札に慣れたころには、1万円超えのものは“栄一〇〇”という愛称がついていくのでは?と予想しています。

「エレガンス」

WWD:「エレガンス」の名品フェイスパウダー“ラ プードル オートニュアンス”が、“諭吉パウダー”と呼ばれていたと思います。

大城玲奈 アルビオン 経営企画部 広報グループ 広報担当(以下、大城):そうですね。店頭での接客の際には販売員も、お客さまも「諭吉」というフレーズを口にするケースは少なく、SNSを中心に“諭吉パウダー”と呼んでいただいていたと捉えております。

WWD:“諭吉コスメ”改め、今後はどんな名前で浸透すると思いますか?理由も教えてください。

大城:“渋沢コスメ”などでしょうか。“諭吉”というフレーズは語呂の良さも相まって、コスメ以外の領域でも親しまれていました。長い時間をかけて定着してきたように感じます。新札に切り替わってからはまだ半年ほどしか経っていないので、“渋沢”“栄一”というフレーズが浸透するには、もう少し時間がかかるのではないかと考えています。

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紫外線&花粉対策2025スタート!「ラ ロッシュ ポゼ」「雪肌精」「オサジ」「ミノン」から新作 今週発売のビューティーアイテム14選【2/10〜2/16】

ビューティアイテムの発売情報を「WWDJAPAN」的視点でピックアップ!今回は2月10〜16日に発売するアイテムを紹介します。寒い日が続きますが、ビューティは早くも紫外線対策がスタート。2025年の日焼け止めが続々と登場します。今週の注目は「ラ ロッシュ ポゼ(LA ROCHE POSAY)」の大ヒットアイテム“UVイデア XL プロテクショントーンアップ ローズ” 。UVカット力と肌ケア力をパワーアップさせリニューアルします。ほか、人気アニメ「ワンピース」とコラボレーションした「雪肌精」、敏感肌の救世主「ミノン(MINON)」の日焼け止めジェルも話題になりそうです。花粉対策はリニューアルする「オサジ(OSAJI)」“ディフェンスシリーズ”の化粧水ミストをチェックして。

【2月12日発売】
アンティポディース
(ANTIPODES)

UVケアとエイジングケアを両立する日焼け止めクリーム

「アンティポディース(ANTIPODES)」は、肌の透明感にアプローチするスキンケアライン“スキンブライトニング”から、日焼け止めクリーム“スーパーナチュラル SPF50+ フェイシャル サンスクリーン”(60mL、5830円)を発売する。ブランド公式ECおよびコスメキッチンの全店舗で取り扱う。

■商品詳細

“スーパーナチュラル SPF50+ フェイシャル サンスクリーン”(60mL、5830円)

【2月12日発売】
オサジ
(OSAJI)

肌を花粉から守る“ディフェンスシリーズ”化粧水ミストをリニューアル

敏感肌向けコスメブランド「オサジ(OSAJI)」は、“ディフェンス”シリーズから“同ミスト シトラスハーブ”をリニューアル発売する。容量は既存品から10mL減らして価格は550円値上げし、処方と容器を刷新。同時に“同バーム”を発売する。直営店、公式オンラインサイト、一部店舗で扱う。

■商品詳細

“ディフェンスミスト シトラスハーブ”(50mL、2750円)
“ディフェンスバーム”(2.3g、2750円)

【2月13日発売】
ラ ロッシュ ポゼ
(LA ROCHE POSAY)

人気トーンアップUVがリニューアル 

「ラ ロッシュ ポゼ(LA ROCHE POSAY)」は、ブランド誕生50周年記念で“UVイデア XL プロテクショントーンアップ ローズ” [SPF50+・PA++++]をリニューアルした“UVイデア XL プロテクショントーンアップ ローズ+”[SPF50+・PA++++]を世界に先駆けて発売する。リニューアルによりベタつき感のないテクスチャーを実現した。

■商品詳細

“UVイデア XL プロテクショントーンアップ ローズ+”[SPF50+・PA++++](30mL、3960円)

【2月13日発売】
シロ
(SHIRO)

今年も桜の香りが限定デザインで登場

「シロ(SHIRO)」は、“春の陽ざしの中で淡く色づくさくら”をイメージした毎年人気のフレグランスシリーズ“さくら 219”を数量限定発売する。今年は“オードパルファン”と“ハンド美容液”、“リセットヘアミスト”をラインアップする。「シロ」公式オンラインストアおよび全国直営店舗で取り扱う。

■商品詳細

“オードパルファン”(40m L、4180円)
“ハンド美容液”(55g、3300円)
“リセットヘアミスト”(80mL、3201円)

【2月14日発売】
ミノン
(MINON)

敏感肌を守って潤す日焼け止めジェル

敏感肌向けブランド「ミノン(MINON)」は、潤い感のあるジェルタイプの日焼け止め“UVマイルドジェル”[SPF38・PA+++]を発売する。“UVマイルドミルク”[SPF50+・PA++++]を展開しているが、使い分けができる商品かつ、子どもも安心して使える日焼け止めを提供したいという思いで同製品を開発した。

■商品詳細

“UVマイルドジェル”[SPF38・PA+++](70g、1870円※編集部調べ)

【2月14日発売】
ナーズ
(NARS)

“光の反射”に着目した美容液仕立てのクッションファンデ

「ナーズ(NARS)」は、光を反射し透明感のある肌に導く“ライトリフレクティングコレクション”から、“光の反射”に着目した美容液仕立ての“セラムクッションファンデーション”[SPF42・PA++]を発売する。スキンケア成分を73%配合でみずみずしい潤いと透明感をかなえる。

■商品詳細

“セラムクッションファンデーション”[SPF42・PA++](全8色、セット価格8580円/レフィル5940円/ケース2640円/アプリケーター1100円)

【2月14日発売】
シピシピ
(CIPICIPI)

人気ティントから限定色&昨年バズった限定色プランパー

ユーチューバーのふくれながプロデュースするコスメブランド「シピシピ(CIPICIPI)」は、人気リップティント“デューイフィルムティント”から限定色“ルビークイーン”と、昨年登場し話題になった“ガラスプランパー”の限定色“さくらキャンディ”を発売する。

■商品詳細

“デューイフィルムティント ルビークイーン”(1320円)
“ガラスプランパー “さくらキャンディ”(1320円

【2月14日発売】
イヴ・サンローラン
(YVES SAINT LAURENT)

“LOVE”がテーマのコレクション 

「イヴ・サンローラン(YVES SAINT LAURENT)」、“LOVE”をテーマにした25年春コレクション“アイラブユーソー(I LOVE YOU SO)”を数量限定で発売する。ラインアップはリップは2種とクッションファンデーションの全3点で、パッケージにスカイブルーとブロッサムピンクのグラデーションを施し、春の空気が漂う特別感を演出した。

■商品詳細

“YSL ラブシャイン キャンディ グロウ バーム <コレクター> NO.7B ヌード プレジャー”(限定、5500円)
“YSL ラブシャイン リップスティック <コレクター> NO.44 ヌード ラヴァリエール”(限定、6380円)
“ラディアント タッチ グロウパクト <コレクター> BR20”[SPF50+・PA++++](限定セット価格、1万1440円)

【2月14日発売】
サンタ・マリア・ノヴェッラ
(SANTA MARIA NOVELLA)

オードパルファムコレクションに2種の新作 冬の庭園に着想 

「サンタ・マリア・ノヴェッラ(SANTA MARIA NOVELLA)」は、オードパルファムコレクション“ジャルディーニ メディチェイ”から、アンバーオリエンタルの香りの“オードパルファム アンブラ”とスパイシーウッディの香りの“オードパルファム インチェンソ”を発売する。。

■商品詳細

“オードパルファム アンブラ”(100mL、4万1800円)
“オードパルファム インチェンソ”(100mL、4万1800円)

【2月14日発売】
トム フォード ビューティ
(TOM FORD BEAUTY)

新作アイブロウペンシル&アイパレットとリップの新色

「トム フォード ビューティ(TOM FORD BEAUTY)」は、「トム フォード(TOM FORD)」のランウエイにインスパイアされたコレクション、“ランウェイ ルック”から、ベルベットのような肌触りのアイシャドウとシームレスヌードなリップ、顔の立体感を引き立たせる新作のアイブロウペンシルを発売する。

■商品詳細

“アイ カラー クォード ピーチ グラマー” (新2色、各1万2980円)
”リップ カラー”(新3色、各8250円)
“ブロー ペンシル”(全5色、各7920円)

【2月14日発売】
クリニーク
(CLINIQUE)

ブライトニングシリーズから美容液 

「クリニーク(CLINIQUE)」は“イーブン ベターシリーズ”から白玉美肌へ導く美容液“イーブン ベター イルミネーティング ブライト セラム”を発売する。ラニンの過剰生成、糖化にアプローチする独自のブライトニング成分“UP302”はそのままに、メラニン生成を抑制するナイアシンアミドと浸透速度の異なる2種のビタミンCを新たに配合した。

■商品詳細

“イーブン ベター イルミネーティング ブライト セラム”(30mL、1万890円/50mL、1万6940円)

【2月14日発売】
ジョー マローン ロンドン
(JO MALONE LONDON)

サヴィル・ロウの老舗ハンツマンとコラボ 

「ジョー マローン ロンドン(JO MALONE LONDON)」は、サヴィル・ロウにある老舗テーラー、ハンツマン(Huntsman)とコラボレーションする。シダーウッドがベースの“ウイスキ&シダーウッド”をコロンとホームキャンドルで用意するほか、“アンバー&パチョリ”、“バーチ&ブラックペッパー”、“アッサム&グレープフルーツ”のコロンを展開する。

■商品詳細

“ウイスキ&シダーウッド コロン”(100mL、3万2890円)
“ウイスキ&シダーウッド ホームキャンドル”(200g、1万4630円)
“アンバー&パチョリ コロン”(100mL、3万2890円)
“バーチ&ブラックペッパー コロン”(100mL、3万2890円)
“アッサム&グレープフルーツ コロン”(100mL、3万2890円

【2月14日発売】
デイジードール バイ マリークヮント
(DAISY DOLL BY MARY QUANT)

「マリークヮント」のセカンドブランドから春カラーのチークが登場 

「マリークヮント(MARY QUANT)」のセカンドブランド「デイジードール バイ マリークヮント(DAISY DOLL BY MARY QUANT)」は、“デイジードール パウダー ブラッシュ ブルーム”の新色を発売する。公式オンラインショップ“クラブコスメオンライン”や全国のロフト、ドン・キホーテなどのバラエティショップ、アマゾンで取り扱う。

■商品詳細

“デイジードール パウダー ブラッシュ ブルーム”(全5色うち新3色、各1650円)

【2月16日発売】
雪肌精

アニメ「ワンピース」コラボデザインの日焼け止め 

「雪肌精」は、人気アニメ「ワンピース」とコラボレーションした日焼け止めを限定発売する。アイテムは“スキンケア UV エッセンス ジェル”、“スキンケア UV エッセンス ミルク”、“クリアウェルネス UVマイルド ミルク”の全3種で、それぞれにルフィ、ゾロ、チョッパーの3人を起用し、今回のために描き下ろしたイラストをパッケージにデザインした。

■商品詳細

「ワンピース」限定デザインの“スキンケア UV エッセンス ジェル”[SPF50+・PA++++、UV耐水性★★](90g、2310円※編集部調べ)
「ワンピース」限定デザインの“スキンケア UV エッセンス ミルク”[SPF50+・PA++++、UV耐水性★★](60g、2640円※編集部調べ)
「ワンピース」限定デザインの“クリアウェルネス UVマイルド ミルク”[SPF50+・PA+++](5mL、2310円※編集部調べ)

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紫外線&花粉対策2025スタート!「ラ ロッシュ ポゼ」「雪肌精」「オサジ」「ミノン」から新作 今週発売のビューティーアイテム14選【2/10〜2/16】

ビューティアイテムの発売情報を「WWDJAPAN」的視点でピックアップ!今回は2月10〜16日に発売するアイテムを紹介します。寒い日が続きますが、ビューティは早くも紫外線対策がスタート。2025年の日焼け止めが続々と登場します。今週の注目は「ラ ロッシュ ポゼ(LA ROCHE POSAY)」の大ヒットアイテム“UVイデア XL プロテクショントーンアップ ローズ” 。UVカット力と肌ケア力をパワーアップさせリニューアルします。ほか、人気アニメ「ワンピース」とコラボレーションした「雪肌精」、敏感肌の救世主「ミノン(MINON)」の日焼け止めジェルも話題になりそうです。花粉対策はリニューアルする「オサジ(OSAJI)」“ディフェンスシリーズ”の化粧水ミストをチェックして。

【2月12日発売】
アンティポディース
(ANTIPODES)

UVケアとエイジングケアを両立する日焼け止めクリーム

「アンティポディース(ANTIPODES)」は、肌の透明感にアプローチするスキンケアライン“スキンブライトニング”から、日焼け止めクリーム“スーパーナチュラル SPF50+ フェイシャル サンスクリーン”(60mL、5830円)を発売する。ブランド公式ECおよびコスメキッチンの全店舗で取り扱う。

■商品詳細

“スーパーナチュラル SPF50+ フェイシャル サンスクリーン”(60mL、5830円)

【2月12日発売】
オサジ
(OSAJI)

肌を花粉から守る“ディフェンスシリーズ”化粧水ミストをリニューアル

敏感肌向けコスメブランド「オサジ(OSAJI)」は、“ディフェンス”シリーズから“同ミスト シトラスハーブ”をリニューアル発売する。容量は既存品から10mL減らして価格は550円値上げし、処方と容器を刷新。同時に“同バーム”を発売する。直営店、公式オンラインサイト、一部店舗で扱う。

■商品詳細

“ディフェンスミスト シトラスハーブ”(50mL、2750円)
“ディフェンスバーム”(2.3g、2750円)

【2月13日発売】
ラ ロッシュ ポゼ
(LA ROCHE POSAY)

人気トーンアップUVがリニューアル 

「ラ ロッシュ ポゼ(LA ROCHE POSAY)」は、ブランド誕生50周年記念で“UVイデア XL プロテクショントーンアップ ローズ” [SPF50+・PA++++]をリニューアルした“UVイデア XL プロテクショントーンアップ ローズ+”[SPF50+・PA++++]を世界に先駆けて発売する。リニューアルによりベタつき感のないテクスチャーを実現した。

■商品詳細

“UVイデア XL プロテクショントーンアップ ローズ+”[SPF50+・PA++++](30mL、3960円)

【2月13日発売】
シロ
(SHIRO)

今年も桜の香りが限定デザインで登場

「シロ(SHIRO)」は、“春の陽ざしの中で淡く色づくさくら”をイメージした毎年人気のフレグランスシリーズ“さくら 219”を数量限定発売する。今年は“オードパルファン”と“ハンド美容液”、“リセットヘアミスト”をラインアップする。「シロ」公式オンラインストアおよび全国直営店舗で取り扱う。

■商品詳細

“オードパルファン”(40m L、4180円)
“ハンド美容液”(55g、3300円)
“リセットヘアミスト”(80mL、3201円)

【2月14日発売】
ミノン
(MINON)

敏感肌を守って潤す日焼け止めジェル

敏感肌向けブランド「ミノン(MINON)」は、潤い感のあるジェルタイプの日焼け止め“UVマイルドジェル”[SPF38・PA+++]を発売する。“UVマイルドミルク”[SPF50+・PA++++]を展開しているが、使い分けができる商品かつ、子どもも安心して使える日焼け止めを提供したいという思いで同製品を開発した。

■商品詳細

“UVマイルドジェル”[SPF38・PA+++](70g、1870円※編集部調べ)

【2月14日発売】
ナーズ
(NARS)

“光の反射”に着目した美容液仕立てのクッションファンデ

「ナーズ(NARS)」は、光を反射し透明感のある肌に導く“ライトリフレクティングコレクション”から、“光の反射”に着目した美容液仕立ての“セラムクッションファンデーション”[SPF42・PA++]を発売する。スキンケア成分を73%配合でみずみずしい潤いと透明感をかなえる。

■商品詳細

“セラムクッションファンデーション”[SPF42・PA++](全8色、セット価格8580円/レフィル5940円/ケース2640円/アプリケーター1100円)

【2月14日発売】
シピシピ
(CIPICIPI)

人気ティントから限定色&昨年バズった限定色プランパー

ユーチューバーのふくれながプロデュースするコスメブランド「シピシピ(CIPICIPI)」は、人気リップティント“デューイフィルムティント”から限定色“ルビークイーン”と、昨年登場し話題になった“ガラスプランパー”の限定色“さくらキャンディ”を発売する。

■商品詳細

“デューイフィルムティント ルビークイーン”(1320円)
“ガラスプランパー “さくらキャンディ”(1320円

【2月14日発売】
イヴ・サンローラン
(YVES SAINT LAURENT)

“LOVE”がテーマのコレクション 

「イヴ・サンローラン(YVES SAINT LAURENT)」、“LOVE”をテーマにした25年春コレクション“アイラブユーソー(I LOVE YOU SO)”を数量限定で発売する。ラインアップはリップは2種とクッションファンデーションの全3点で、パッケージにスカイブルーとブロッサムピンクのグラデーションを施し、春の空気が漂う特別感を演出した。

■商品詳細

“YSL ラブシャイン キャンディ グロウ バーム <コレクター> NO.7B ヌード プレジャー”(限定、5500円)
“YSL ラブシャイン リップスティック <コレクター> NO.44 ヌード ラヴァリエール”(限定、6380円)
“ラディアント タッチ グロウパクト <コレクター> BR20”[SPF50+・PA++++](限定セット価格、1万1440円)

【2月14日発売】
サンタ・マリア・ノヴェッラ
(SANTA MARIA NOVELLA)

オードパルファムコレクションに2種の新作 冬の庭園に着想 

「サンタ・マリア・ノヴェッラ(SANTA MARIA NOVELLA)」は、オードパルファムコレクション“ジャルディーニ メディチェイ”から、アンバーオリエンタルの香りの“オードパルファム アンブラ”とスパイシーウッディの香りの“オードパルファム インチェンソ”を発売する。。

■商品詳細

“オードパルファム アンブラ”(100mL、4万1800円)
“オードパルファム インチェンソ”(100mL、4万1800円)

【2月14日発売】
トム フォード ビューティ
(TOM FORD BEAUTY)

新作アイブロウペンシル&アイパレットとリップの新色

「トム フォード ビューティ(TOM FORD BEAUTY)」は、「トム フォード(TOM FORD)」のランウエイにインスパイアされたコレクション、“ランウェイ ルック”から、ベルベットのような肌触りのアイシャドウとシームレスヌードなリップ、顔の立体感を引き立たせる新作のアイブロウペンシルを発売する。

■商品詳細

“アイ カラー クォード ピーチ グラマー” (新2色、各1万2980円)
”リップ カラー”(新3色、各8250円)
“ブロー ペンシル”(全5色、各7920円)

【2月14日発売】
クリニーク
(CLINIQUE)

ブライトニングシリーズから美容液 

「クリニーク(CLINIQUE)」は“イーブン ベターシリーズ”から白玉美肌へ導く美容液“イーブン ベター イルミネーティング ブライト セラム”を発売する。ラニンの過剰生成、糖化にアプローチする独自のブライトニング成分“UP302”はそのままに、メラニン生成を抑制するナイアシンアミドと浸透速度の異なる2種のビタミンCを新たに配合した。

■商品詳細

“イーブン ベター イルミネーティング ブライト セラム”(30mL、1万890円/50mL、1万6940円)

【2月14日発売】
ジョー マローン ロンドン
(JO MALONE LONDON)

サヴィル・ロウの老舗ハンツマンとコラボ 

「ジョー マローン ロンドン(JO MALONE LONDON)」は、サヴィル・ロウにある老舗テーラー、ハンツマン(Huntsman)とコラボレーションする。シダーウッドがベースの“ウイスキ&シダーウッド”をコロンとホームキャンドルで用意するほか、“アンバー&パチョリ”、“バーチ&ブラックペッパー”、“アッサム&グレープフルーツ”のコロンを展開する。

■商品詳細

“ウイスキ&シダーウッド コロン”(100mL、3万2890円)
“ウイスキ&シダーウッド ホームキャンドル”(200g、1万4630円)
“アンバー&パチョリ コロン”(100mL、3万2890円)
“バーチ&ブラックペッパー コロン”(100mL、3万2890円)
“アッサム&グレープフルーツ コロン”(100mL、3万2890円

【2月14日発売】
デイジードール バイ マリークヮント
(DAISY DOLL BY MARY QUANT)

「マリークヮント」のセカンドブランドから春カラーのチークが登場 

「マリークヮント(MARY QUANT)」のセカンドブランド「デイジードール バイ マリークヮント(DAISY DOLL BY MARY QUANT)」は、“デイジードール パウダー ブラッシュ ブルーム”の新色を発売する。公式オンラインショップ“クラブコスメオンライン”や全国のロフト、ドン・キホーテなどのバラエティショップ、アマゾンで取り扱う。

■商品詳細

“デイジードール パウダー ブラッシュ ブルーム”(全5色うち新3色、各1650円)

【2月16日発売】
雪肌精

アニメ「ワンピース」コラボデザインの日焼け止め 

「雪肌精」は、人気アニメ「ワンピース」とコラボレーションした日焼け止めを限定発売する。アイテムは“スキンケア UV エッセンス ジェル”、“スキンケア UV エッセンス ミルク”、“クリアウェルネス UVマイルド ミルク”の全3種で、それぞれにルフィ、ゾロ、チョッパーの3人を起用し、今回のために描き下ろしたイラストをパッケージにデザインした。

■商品詳細

「ワンピース」限定デザインの“スキンケア UV エッセンス ジェル”[SPF50+・PA++++、UV耐水性★★](90g、2310円※編集部調べ)
「ワンピース」限定デザインの“スキンケア UV エッセンス ミルク”[SPF50+・PA++++、UV耐水性★★](60g、2640円※編集部調べ)
「ワンピース」限定デザインの“クリアウェルネス UVマイルド ミルク”[SPF50+・PA+++](5mL、2310円※編集部調べ)

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マンガで学ぶ「在庫管理の魔術」 第5話:きめ細やかな補充は、売り上げだけじゃなく利益率向上にも貢献!?

中堅アパレルのチェーンストア「ハンナズ」は、過剰在庫が原因で経営危機に瀕している。社長の安堂平磨は、娘でバイヤーの安堂あい、あいの夫で渋谷店店長の安堂徹に再生を期待するが、2人は「売れ残るリスクを抱えながら在庫を持つべきか?」それとも「売り上げが落ちるリスクを抱えながら在庫を減らすべきか?」で迷い続ける。

徹は、倉庫から毎日、こまめに商品が届いた結果、渋谷店の売り上げが爆増した原因を探るべく、南関東倉庫を取り仕切る先輩の加地を訪問。従来の仕組み以上にきめ細やかな補充が必要と学んだ。そして、細かな補充は売り上げのみならず、利益率さえ大きく伸ばすことを知る。

登場人物紹介

第五話

このマンガは、ジェフ・ベゾス(Jeff Bezos)も経営陣で読んだとされるTOC(制約理論)の原点にして最高の入門書「ザ・ゴール」を原案としています。「ザ・ゴール」を中心としたマネジメント理論に関する書籍は、ダイヤモンド社が販売中です。

ORIGINAL WORKS:ELIYAHU GOLDRATT、JEF COX
SUPERVISION:YUJI KISHIRA
SCRIPT:TAKEO AOKI
COMICS:YAMA AOTA

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マンガで学ぶ「在庫管理の魔術」 第5話:きめ細やかな補充は、売り上げだけじゃなく利益率向上にも貢献!?

中堅アパレルのチェーンストア「ハンナズ」は、過剰在庫が原因で経営危機に瀕している。社長の安堂平磨は、娘でバイヤーの安堂あい、あいの夫で渋谷店店長の安堂徹に再生を期待するが、2人は「売れ残るリスクを抱えながら在庫を持つべきか?」それとも「売り上げが落ちるリスクを抱えながら在庫を減らすべきか?」で迷い続ける。

徹は、倉庫から毎日、こまめに商品が届いた結果、渋谷店の売り上げが爆増した原因を探るべく、南関東倉庫を取り仕切る先輩の加地を訪問。従来の仕組み以上にきめ細やかな補充が必要と学んだ。そして、細かな補充は売り上げのみならず、利益率さえ大きく伸ばすことを知る。

登場人物紹介

第五話

このマンガは、ジェフ・ベゾス(Jeff Bezos)も経営陣で読んだとされるTOC(制約理論)の原点にして最高の入門書「ザ・ゴール」を原案としています。「ザ・ゴール」を中心としたマネジメント理論に関する書籍は、ダイヤモンド社が販売中です。

ORIGINAL WORKS:ELIYAHU GOLDRATT、JEF COX
SUPERVISION:YUJI KISHIRA
SCRIPT:TAKEO AOKI
COMICS:YAMA AOTA

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「マリメッコ」のアジア限定カラーバッグやビオトープの別注「リーバイス」など! 来週発売のファッションアイテム7選【2/10〜2/16】

ファッションアイテムの発売情報を「WWDJAPAN」的視点でピックアップ!今回は2月10〜16日に発売するアイテムを紹介します。「マリメッコ(MARIMEKKO)」は、アジア限定カラーの“ウニッコ(Unikko)”をあしらったバッグ“ランチバッグ(Lunchbag)”“ヴァンッカ(Vankka)”を2月14日から順次販売します。“日常を彩る春らしいカラー”がいいですね。

一方、ビオトープは、「リーバイス(LEVI‘S)」に別注したメンズのデニムジャケットを発売します。昨年の限定モデルがブラックデニムで再登場です。「リーバイス」はさまざまなブランドとコラボしていて、あらためてその魅力が再注目されています。

【2月11日発売】
N.ハリウッド テストプロダクト エクスチェンジサービス
(N.HOOLYWOOD TEST PRODUCT EXCHANGE SERVICE)

グレートーンをまとう
別注カラーの“1906U”

“N.ハリウッド テストプロダクト エクスチェンジサービス(N.HOOLYWOOD TEST PRODUCT EXCHANGE SERVICE)”は、「ニューバランス(NEW BALANCE)」、インビンシブル(INVINCIBLE)と昨年トリプルコラボしたスニーカー“M1906NIH”の素材を踏襲した、“1906U”の「ニューバランス」別注カラーを発売する。甲周りやシューレースホールには左右で異なる配色にデザインし、アッパーはリフレクター、グリットメッシュ、リップストップ、ヌバック、毛足の長い起毛スエード、合皮を使用しながらグレートーンで仕上げた。

■商品詳細

別注スニーカー(3万3000円)

【2月12日先行発売】
スナイデル ホーム
(SNIDEL HOME)

“ハローキティ”と初コラボ
ウエアやバッグ、アクセサリーなど

「スナイデル ホーム(SNIDEL HOME)」は、サンリオの“ハローキティ”との初のコラボアイテムを発売する。ニットアイテムなどウエアをはじめ、バッグやヘアアクセサリーなど幅広くラインナップ。オンライン限定色として、ネイビーのアイテムも用意する。

■商品詳細

カーディガン(9900円)
スエット(7920円)
ブランケット(7920円)
バニティポーチ(5940円)
ルームシューズ(6380円)
※一部商品

【2月12日先行発売】
マーク ジェイコブス
(MARC JACOBS)

伊勢丹新宿本店ポップアップ
バッグを世界先行発売

「マーク ジェイコブス(MARC JACOBS)」は2月12〜18日の期間、伊勢丹新宿本店でポップアップ“ザ ハウス オブ マークジェイコブス(THE HOUSE OF MARC JACOBS)”を開催する。会場では、アーティストの故スティーブン・スプラウス(Stephen Sprouse)とコラボした“40TH アニバーサリー×スティーブン・スプラウス ザ トート バッグ”をポップアップ限定で世界先行販売する。

■商品詳細

コラボバッグ(9万9000円)

【2月13日発売】
イエナ
(IENA)

山本マナとコラボ
デニムアイテム3型を制作

「イエナ(IENA)」は、スタイリストの山本マナとコラボしたデニムアイテムを発売する。スカーフ付きのデニムオールインワン、デニムハット、ブラウスの3型をラインアップする。すでに公式オンラインで予約を受け付けている。

■商品詳細

オールインワン(4万1800円)
ハット(1万6500円)
ブラウス(1万4300円)

【2月14日発売】
G-ショック
(G-SHOCK)

「バービー」人形とコラボ
鮮やかなピンクのウオッチ

カシオ計算機の「G-ショック(G-SHOCK)」は、「バービー(BARBIE)」とのコラボウオッチ“GMA-S110BE”を発売する。“GMA-S110”を土台とし、部位ごとにニュアンスを変えたワントーンピンクを配色。ハートモチーフや「バービー」ロゴで世界観を表現した。

■商品詳細

コラボウオッチ(2万4750円)

【2月14日発売】
マリメッコ
(MARIMEKKO)

アジア限定カラーを配した
“ランチバッグ”と“ヴァンッカ”

「マリメッコ(MARIMEKKO)」は、アジア限定カラーの“ウニッコ(Unikko)”をあしらったバッグ“ランチバッグ(Lunchbag)”“ヴァンッカ(Vankka)”を順次発売する。“ランチバッグ”はライトブルーとクリームイエロー、タンジェリンオレンジ、“ヴァンッカ”は、サンドベージュ&タンジェリンオレンジを制作した。

■商品詳細

バッグ“ランチバッグ”(2万2000円)
バッグ“ヴァンッカ”(1万3200円)

【2月14日発売】
ビオトープ
(BIOTOP)

「リーバイス」に別注
ブラックのデニムジャケット

ビオトープは、「リーバイス(LEVI‘S)」に別注したメンズのデニムジャケットを発売する。洗いをかけたコットンと、ヘンプのネック感のある生地に別注。またブラックデニムに加工を施すことで、ビンテージのフェードブラックを表現した。すでに公式オンラインで予約を受け付けている。

■商品詳細

別注デニムジャケット(2万2000円)

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「マリメッコ」のアジア限定カラーバッグやビオトープの別注「リーバイス」など! 来週発売のファッションアイテム7選【2/10〜2/16】

ファッションアイテムの発売情報を「WWDJAPAN」的視点でピックアップ!今回は2月10〜16日に発売するアイテムを紹介します。「マリメッコ(MARIMEKKO)」は、アジア限定カラーの“ウニッコ(Unikko)”をあしらったバッグ“ランチバッグ(Lunchbag)”“ヴァンッカ(Vankka)”を2月14日から順次販売します。“日常を彩る春らしいカラー”がいいですね。

一方、ビオトープは、「リーバイス(LEVI‘S)」に別注したメンズのデニムジャケットを発売します。昨年の限定モデルがブラックデニムで再登場です。「リーバイス」はさまざまなブランドとコラボしていて、あらためてその魅力が再注目されています。

【2月11日発売】
N.ハリウッド テストプロダクト エクスチェンジサービス
(N.HOOLYWOOD TEST PRODUCT EXCHANGE SERVICE)

グレートーンをまとう
別注カラーの“1906U”

“N.ハリウッド テストプロダクト エクスチェンジサービス(N.HOOLYWOOD TEST PRODUCT EXCHANGE SERVICE)”は、「ニューバランス(NEW BALANCE)」、インビンシブル(INVINCIBLE)と昨年トリプルコラボしたスニーカー“M1906NIH”の素材を踏襲した、“1906U”の「ニューバランス」別注カラーを発売する。甲周りやシューレースホールには左右で異なる配色にデザインし、アッパーはリフレクター、グリットメッシュ、リップストップ、ヌバック、毛足の長い起毛スエード、合皮を使用しながらグレートーンで仕上げた。

■商品詳細

別注スニーカー(3万3000円)

【2月12日先行発売】
スナイデル ホーム
(SNIDEL HOME)

“ハローキティ”と初コラボ
ウエアやバッグ、アクセサリーなど

「スナイデル ホーム(SNIDEL HOME)」は、サンリオの“ハローキティ”との初のコラボアイテムを発売する。ニットアイテムなどウエアをはじめ、バッグやヘアアクセサリーなど幅広くラインナップ。オンライン限定色として、ネイビーのアイテムも用意する。

■商品詳細

カーディガン(9900円)
スエット(7920円)
ブランケット(7920円)
バニティポーチ(5940円)
ルームシューズ(6380円)
※一部商品

【2月12日先行発売】
マーク ジェイコブス
(MARC JACOBS)

伊勢丹新宿本店ポップアップ
バッグを世界先行発売

「マーク ジェイコブス(MARC JACOBS)」は2月12〜18日の期間、伊勢丹新宿本店でポップアップ“ザ ハウス オブ マークジェイコブス(THE HOUSE OF MARC JACOBS)”を開催する。会場では、アーティストの故スティーブン・スプラウス(Stephen Sprouse)とコラボした“40TH アニバーサリー×スティーブン・スプラウス ザ トート バッグ”をポップアップ限定で世界先行販売する。

■商品詳細

コラボバッグ(9万9000円)

【2月13日発売】
イエナ
(IENA)

山本マナとコラボ
デニムアイテム3型を制作

「イエナ(IENA)」は、スタイリストの山本マナとコラボしたデニムアイテムを発売する。スカーフ付きのデニムオールインワン、デニムハット、ブラウスの3型をラインアップする。すでに公式オンラインで予約を受け付けている。

■商品詳細

オールインワン(4万1800円)
ハット(1万6500円)
ブラウス(1万4300円)

【2月14日発売】
G-ショック
(G-SHOCK)

「バービー」人形とコラボ
鮮やかなピンクのウオッチ

カシオ計算機の「G-ショック(G-SHOCK)」は、「バービー(BARBIE)」とのコラボウオッチ“GMA-S110BE”を発売する。“GMA-S110”を土台とし、部位ごとにニュアンスを変えたワントーンピンクを配色。ハートモチーフや「バービー」ロゴで世界観を表現した。

■商品詳細

コラボウオッチ(2万4750円)

【2月14日発売】
マリメッコ
(MARIMEKKO)

アジア限定カラーを配した
“ランチバッグ”と“ヴァンッカ”

「マリメッコ(MARIMEKKO)」は、アジア限定カラーの“ウニッコ(Unikko)”をあしらったバッグ“ランチバッグ(Lunchbag)”“ヴァンッカ(Vankka)”を順次発売する。“ランチバッグ”はライトブルーとクリームイエロー、タンジェリンオレンジ、“ヴァンッカ”は、サンドベージュ&タンジェリンオレンジを制作した。

■商品詳細

バッグ“ランチバッグ”(2万2000円)
バッグ“ヴァンッカ”(1万3200円)

【2月14日発売】
ビオトープ
(BIOTOP)

「リーバイス」に別注
ブラックのデニムジャケット

ビオトープは、「リーバイス(LEVI‘S)」に別注したメンズのデニムジャケットを発売する。洗いをかけたコットンと、ヘンプのネック感のある生地に別注。またブラックデニムに加工を施すことで、ビンテージのフェードブラックを表現した。すでに公式オンラインで予約を受け付けている。

■商品詳細

別注デニムジャケット(2万2000円)

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【追悼】デヴィッド・リンチ、観客を魅了したその作家性を作品から辿る

映画監督、画家、ミュージシャンなど、さまざまな顔を持つデヴィッド・リンチ(David Lynch)。その作品はどれも謎めいたリンチ・ワールドに通じる扉だ。これほど多くの扉を持ったアーティストも珍しいが、その不思議な世界の魅力をひも解くにはリンチの経歴を知っておく必要がある。

リンチは1946年1月20日にアメリカのモンタナ州ミズーラに生まれた。そこは後に映画「ブルー・ベルベット」(86年)で描かれるような庭がついた美しい家々が並ぶ絵葉書のような街で、絵を描くことが好きだったリンチは画家になることを夢見るようになる。その一方で、映画「オズの魔法使い」(39年)を観てファンタジックな映像に魅了された。やがてリンチはボストンの美術学校で本格的に絵を学んだが、学校や街になじめず引きこもり状態に。ヨーロッパ留学を試みるが2週間で帰国してフィラデルフィアの美術学校に通い始める。それがリンチにとって転機になった。

建ち並ぶ巨大な工場。そこから立ち上る煤煙。夜になると真っ暗になる通り。工業都市の重苦しい景観は、フランシス・ベーコンを愛するリンチにインスピレーションを与えた。そして、同級生と結婚したリンチは印刷の仕事をして家族を養い、犯罪率が高い危険な地区に家を購入。そこでリンチは強盗に遭い、車を盗まれ、暴力に脅かされながら暮らした。のちにリンチは「あの街が私の人生に最も大きな影響を与えた」と語っているが、彼の作品に工場や機械が度々登場し、暴力や犯罪が物語に影を落とすのはフィラデルフィア時代の影響だ。

リンチの作家性

やがてリンチは自分の絵を動かしてみたいという好奇心から短編アニメを制作する。それが映像作家としての出発点だった。リンチはロサンゼルスに引っ越して映画学校で映画を学び、自主制作で映画を作り始めた。そして、リンチが注目を集めるきっかけになったのが初めての長編「イレイザーヘッド」(77年)だった。

廃墟のような家に住む青年、ヘンリーが、恋人が生んだ異形の子どもと暮らす様子を描いた本作は、現実と妄想を行き来するリンチ・ワールドの原型。そこにはフィラデルフィアでの生活や今は映画監督となった娘のジェニファーの誕生など、個人的な体験が色濃く反映されている。本作は映画館で深夜上映されると口コミで大ヒット。「エル・トポ」(69年)、「ピンク・フラミンゴ」(72年)、「ロッキー・ホラー・ショー」(75年)などと並ぶカルト映画の新たな傑作として評価され、リンチの名前はマニアックな映画ファンの間で知れ渡った。その才能が認められて「エレファント・マン」(81年)で商業映画にデビュー。リンチの作品の中で最も正攻法で制作された本作はアカデミー賞8部門にノミネートされ、日本でも大ヒットした。「イレイザーヘッド」から続く「異形のもの」に対するリンチのこだわりが本作では「涙の感動作」を生み出した。

「エレファント・マン」を成功させたリンチのもとに、思いがけない仕事が舞い込む。なんとジョージ・ルーカスから「スター・ウォーズ/ジェダイの復讐(現在のタイトルは「ジェダイの帰還」)」の監督をオファーされたが、リンチは「興味がない」と断り「デューン/砂の惑星」(84年)を監督した。この2作を天秤にかけていたというだけで、当時リンチがいかに注目されていたかが分かるが「デューン/砂の惑星」は興行的に失敗。しかし、その次に撮った「ブルー・ベルベット」でリンチの作家性が大きく花開いた。

故郷の町、ランバートンに帰省した大学生のジェフリー。空き地で切り落とされた耳を発見したことから、ジェフリーは異様な犯罪に巻き込まれていく。SMや殺人といったセンセーショナルなトピックを通じて、リンチは日常に潜むセックスや暴力を美しい映像で浮かび上がらせて観客に衝撃を与えた。子どもの頃に暮らした街の美しさ。フィラデルフィアで体験した犯罪の恐ろしさがアメリカの光と影となって、この作品の悪夢的なイメージを生み出している。映画の冒頭で手入れされた芝生が映され、それがアップになると土の中で無数の蟻が蠢いているが、美しいものの背後に潜むグロテスクさ。その強烈なコントラストは、その後のリンチ作品のテーマの一つになった。

観客はリンチ作品の謎解きに夢中に

「ブルー・ベルベット」はアメリカで賛否両論を巻き起こし、リンチは「カルト映画の帝王」として熱狂的なファンを生み出した。そして、一つの事件をきっかけに平和な街の隠された秘密が露わになる、という「ブルー・ベルベット」の構造をテレビ・シリーズで展開したのが「ツイン・ピークス」(90〜91年)だ。田舎町のツイン・ピークスで、ローラ・パーマーという美しい少女が何者かに殺される。先が読めない犯人探しと個性的なキャラクターが繰り広げる日常のドラマが融合した本作は、これまでのテレビ・ドラマにはなかったユニークな作風が人気を集めてエミー賞を受賞。劇場版「ツイン・ピークス/ローラ・パーマー最期の7日間」(92年)や続編「ツイン・ピークス The Return」(2017年)も作られた。「ツイン・ピークス」シリーズの魅力は次々と生まれる謎にある。不可解で魅力的な謎が物語の推進力になるリンチの作風が、この時期から本格的化していった。こうした謎は計算ではなく、リンチの無意識から生み出されたものだった。

73年から毎日2回、リンチは超越瞑想を実践していて、瞑想を通じて作品のアイデアを得たりストーリーを作り出してきた。ビートルズも学んだと言われる超越瞑想はインドで太古から伝えられてきた瞑想法で、マントラを唱えることで意識の深みに到達するという。60年代には、ドラッグを使わずにトリップできる手法としてヒッピーやミュージシャンの間で行われていた。「ツイン・ピークス」のFBI捜査官、クーパーが夢を手掛かりに捜査するのはリンチの創作活動のようなもの。リンチの映画では夢が重要な役割を果たすが、リンチは次第に夢の中に迷い込むようなシュールレアリスティックな作品を撮り始める。

男女の逃避行に「オズの魔法使い」のモチーフを取り入れ、血まみれの寓話のように仕上げてカンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞した「ワイルド・アット・ハート」(90年)。謎めいたビデオテープが届けられたことをきっかけに、身に覚えがない妻殺しの容疑者にされてしまうジャズ・ミュージシャンを描いた「ロスト・ハイウェイ」(97年)とシュールさは増していった。そして、ハリウッドを舞台にした「マルホランド・ドライブ」(2001年)では、記憶を失った女性、リタと女優の卵のベティの夢とも現実とも分からない愛憎劇を描いてカンヌ国際映画祭の監督賞を受賞。リンチはアメリカを代表する監督として揺るぎない地位を得る。何が起こっているのか分からない、説明がつかないリンチの作品が、それでも観る者を夢中にさせたのは、セックスや死の匂いを漂わせたリンチの謎があまりにも魅力的だったからだろう。観客はリンチ作品の謎解きに夢中になった。

ファッションや音楽への影響

リンチが生み出す映像も観客を酔わせた。1950年代のフィルムノワール(犯罪映画)を思わせるシックな美術や衣装。壮麗な建物。いわくありげな美女たちなど、映像にはリンチの美意識が息づいていた。その官能的な映像美はファッション界からも注目を集めて、リンチは「カルバン・クライン」、「イヴ・サンローラン」、「グッチ」、「ディオール」など有名ブランドのCMを制作。アニエス・べーは「マルホランド・ドライブ」の衣装を手掛け、「コム デ ギャルソン」は2016年春夏のコレクション、「ブルー・ウィッチ」のショーで「ブルー・ベルベット」のサウンドトラックを流した。

また、リンチは音楽の使い方も巧みで「ブルー・ベルベット」ではボビー・ヴィントン「ブルー・ベルベット」やロイ・オービソン「イン・ドリームス」といったオールディーズを効果的に使用。挿入曲「愛のミステリー」を歌ったジュリー・クルーズは、その後、「ツイン・ピークス」に提供した曲でブレイクする(歌詞はリンチが手掛けた)。「ワイルド・アット・ハート」からはクリス・アイザック「ウィキッド・ゲーム」がヒット。「ロスト・ハイウェイ」のサントラには、マリリン・マンソン、ナイン・インチ・ネイルズ、スマッシング・パンプキンズなどオルタナ系のバンドが曲を提供した。「ブルー・ベルベッ」』以降、ほとんどのリンチ作品のサントラを数多く手掛けた音楽家、アンジェロ・バタラメンティの存在も重要だ。

ミュージシャンにリンチのファンは多く、「イレイザーヘッド」に衝撃を受けたデヴィッド・ボウイは「ロスト・ハイウェイ」に曲を提供し、「ツイン・ピークス/ローラ・パーマー最期の7日間」に俳優として出演。「ロスト・ハイウェイ」にはマリリン・マンソンが、「ツイン・ピークス The Return」にはナイン・インチ・ネイルズが出演している。またデュラン・デュランがドキュメンタリー映画「デュラン・デュラン:アンステージド」(11年)の監督にリンチを迎えたり、X-JAPANがミュージック・ビデオを依頼したりとリンチは音楽シーンにも大きな影響を与えた。そんな中、リンチは2001年から本格的に音楽活動をスタート。定期的に作品を発表し、16年にはキュレーションを務めた音楽フェス、フェスティバル・オブ・ディスラプションを開催した。

映画や音楽活動に加えて、画家として個展を開くなどジャンルを超えて作品を発表してきたリンチ。その独特のスタイルは「Lynchian(リンチアン)」という言葉を生み出したが、シュールレアリズム的手法とアメリカ的なメロドラマやサスペンスを融合させたリンチの作品は、観客の想像を刺激していくつもの解釈(物語)を生み出すプリズムだった。あと5日で79歳の誕生日を迎える25年1月15日にリンチはこの世を去ったが、リンチが生み出した奇妙で美しい夢は今も人々を魅了し続けている。

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【追悼】デヴィッド・リンチ、観客を魅了したその作家性を作品から辿る

映画監督、画家、ミュージシャンなど、さまざまな顔を持つデヴィッド・リンチ(David Lynch)。その作品はどれも謎めいたリンチ・ワールドに通じる扉だ。これほど多くの扉を持ったアーティストも珍しいが、その不思議な世界の魅力をひも解くにはリンチの経歴を知っておく必要がある。

リンチは1946年1月20日にアメリカのモンタナ州ミズーラに生まれた。そこは後に映画「ブルー・ベルベット」(86年)で描かれるような庭がついた美しい家々が並ぶ絵葉書のような街で、絵を描くことが好きだったリンチは画家になることを夢見るようになる。その一方で、映画「オズの魔法使い」(39年)を観てファンタジックな映像に魅了された。やがてリンチはボストンの美術学校で本格的に絵を学んだが、学校や街になじめず引きこもり状態に。ヨーロッパ留学を試みるが2週間で帰国してフィラデルフィアの美術学校に通い始める。それがリンチにとって転機になった。

建ち並ぶ巨大な工場。そこから立ち上る煤煙。夜になると真っ暗になる通り。工業都市の重苦しい景観は、フランシス・ベーコンを愛するリンチにインスピレーションを与えた。そして、同級生と結婚したリンチは印刷の仕事をして家族を養い、犯罪率が高い危険な地区に家を購入。そこでリンチは強盗に遭い、車を盗まれ、暴力に脅かされながら暮らした。のちにリンチは「あの街が私の人生に最も大きな影響を与えた」と語っているが、彼の作品に工場や機械が度々登場し、暴力や犯罪が物語に影を落とすのはフィラデルフィア時代の影響だ。

リンチの作家性

やがてリンチは自分の絵を動かしてみたいという好奇心から短編アニメを制作する。それが映像作家としての出発点だった。リンチはロサンゼルスに引っ越して映画学校で映画を学び、自主制作で映画を作り始めた。そして、リンチが注目を集めるきっかけになったのが初めての長編「イレイザーヘッド」(77年)だった。

廃墟のような家に住む青年、ヘンリーが、恋人が生んだ異形の子どもと暮らす様子を描いた本作は、現実と妄想を行き来するリンチ・ワールドの原型。そこにはフィラデルフィアでの生活や今は映画監督となった娘のジェニファーの誕生など、個人的な体験が色濃く反映されている。本作は映画館で深夜上映されると口コミで大ヒット。「エル・トポ」(69年)、「ピンク・フラミンゴ」(72年)、「ロッキー・ホラー・ショー」(75年)などと並ぶカルト映画の新たな傑作として評価され、リンチの名前はマニアックな映画ファンの間で知れ渡った。その才能が認められて「エレファント・マン」(81年)で商業映画にデビュー。リンチの作品の中で最も正攻法で制作された本作はアカデミー賞8部門にノミネートされ、日本でも大ヒットした。「イレイザーヘッド」から続く「異形のもの」に対するリンチのこだわりが本作では「涙の感動作」を生み出した。

「エレファント・マン」を成功させたリンチのもとに、思いがけない仕事が舞い込む。なんとジョージ・ルーカスから「スター・ウォーズ/ジェダイの復讐(現在のタイトルは「ジェダイの帰還」)」の監督をオファーされたが、リンチは「興味がない」と断り「デューン/砂の惑星」(84年)を監督した。この2作を天秤にかけていたというだけで、当時リンチがいかに注目されていたかが分かるが「デューン/砂の惑星」は興行的に失敗。しかし、その次に撮った「ブルー・ベルベット」でリンチの作家性が大きく花開いた。

故郷の町、ランバートンに帰省した大学生のジェフリー。空き地で切り落とされた耳を発見したことから、ジェフリーは異様な犯罪に巻き込まれていく。SMや殺人といったセンセーショナルなトピックを通じて、リンチは日常に潜むセックスや暴力を美しい映像で浮かび上がらせて観客に衝撃を与えた。子どもの頃に暮らした街の美しさ。フィラデルフィアで体験した犯罪の恐ろしさがアメリカの光と影となって、この作品の悪夢的なイメージを生み出している。映画の冒頭で手入れされた芝生が映され、それがアップになると土の中で無数の蟻が蠢いているが、美しいものの背後に潜むグロテスクさ。その強烈なコントラストは、その後のリンチ作品のテーマの一つになった。

観客はリンチ作品の謎解きに夢中に

「ブルー・ベルベット」はアメリカで賛否両論を巻き起こし、リンチは「カルト映画の帝王」として熱狂的なファンを生み出した。そして、一つの事件をきっかけに平和な街の隠された秘密が露わになる、という「ブルー・ベルベット」の構造をテレビ・シリーズで展開したのが「ツイン・ピークス」(90〜91年)だ。田舎町のツイン・ピークスで、ローラ・パーマーという美しい少女が何者かに殺される。先が読めない犯人探しと個性的なキャラクターが繰り広げる日常のドラマが融合した本作は、これまでのテレビ・ドラマにはなかったユニークな作風が人気を集めてエミー賞を受賞。劇場版「ツイン・ピークス/ローラ・パーマー最期の7日間」(92年)や続編「ツイン・ピークス The Return」(2017年)も作られた。「ツイン・ピークス」シリーズの魅力は次々と生まれる謎にある。不可解で魅力的な謎が物語の推進力になるリンチの作風が、この時期から本格的化していった。こうした謎は計算ではなく、リンチの無意識から生み出されたものだった。

73年から毎日2回、リンチは超越瞑想を実践していて、瞑想を通じて作品のアイデアを得たりストーリーを作り出してきた。ビートルズも学んだと言われる超越瞑想はインドで太古から伝えられてきた瞑想法で、マントラを唱えることで意識の深みに到達するという。60年代には、ドラッグを使わずにトリップできる手法としてヒッピーやミュージシャンの間で行われていた。「ツイン・ピークス」のFBI捜査官、クーパーが夢を手掛かりに捜査するのはリンチの創作活動のようなもの。リンチの映画では夢が重要な役割を果たすが、リンチは次第に夢の中に迷い込むようなシュールレアリスティックな作品を撮り始める。

男女の逃避行に「オズの魔法使い」のモチーフを取り入れ、血まみれの寓話のように仕上げてカンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞した「ワイルド・アット・ハート」(90年)。謎めいたビデオテープが届けられたことをきっかけに、身に覚えがない妻殺しの容疑者にされてしまうジャズ・ミュージシャンを描いた「ロスト・ハイウェイ」(97年)とシュールさは増していった。そして、ハリウッドを舞台にした「マルホランド・ドライブ」(2001年)では、記憶を失った女性、リタと女優の卵のベティの夢とも現実とも分からない愛憎劇を描いてカンヌ国際映画祭の監督賞を受賞。リンチはアメリカを代表する監督として揺るぎない地位を得る。何が起こっているのか分からない、説明がつかないリンチの作品が、それでも観る者を夢中にさせたのは、セックスや死の匂いを漂わせたリンチの謎があまりにも魅力的だったからだろう。観客はリンチ作品の謎解きに夢中になった。

ファッションや音楽への影響

リンチが生み出す映像も観客を酔わせた。1950年代のフィルムノワール(犯罪映画)を思わせるシックな美術や衣装。壮麗な建物。いわくありげな美女たちなど、映像にはリンチの美意識が息づいていた。その官能的な映像美はファッション界からも注目を集めて、リンチは「カルバン・クライン」、「イヴ・サンローラン」、「グッチ」、「ディオール」など有名ブランドのCMを制作。アニエス・べーは「マルホランド・ドライブ」の衣装を手掛け、「コム デ ギャルソン」は2016年春夏のコレクション、「ブルー・ウィッチ」のショーで「ブルー・ベルベット」のサウンドトラックを流した。

また、リンチは音楽の使い方も巧みで「ブルー・ベルベット」ではボビー・ヴィントン「ブルー・ベルベット」やロイ・オービソン「イン・ドリームス」といったオールディーズを効果的に使用。挿入曲「愛のミステリー」を歌ったジュリー・クルーズは、その後、「ツイン・ピークス」に提供した曲でブレイクする(歌詞はリンチが手掛けた)。「ワイルド・アット・ハート」からはクリス・アイザック「ウィキッド・ゲーム」がヒット。「ロスト・ハイウェイ」のサントラには、マリリン・マンソン、ナイン・インチ・ネイルズ、スマッシング・パンプキンズなどオルタナ系のバンドが曲を提供した。「ブルー・ベルベッ」』以降、ほとんどのリンチ作品のサントラを数多く手掛けた音楽家、アンジェロ・バタラメンティの存在も重要だ。

ミュージシャンにリンチのファンは多く、「イレイザーヘッド」に衝撃を受けたデヴィッド・ボウイは「ロスト・ハイウェイ」に曲を提供し、「ツイン・ピークス/ローラ・パーマー最期の7日間」に俳優として出演。「ロスト・ハイウェイ」にはマリリン・マンソンが、「ツイン・ピークス The Return」にはナイン・インチ・ネイルズが出演している。またデュラン・デュランがドキュメンタリー映画「デュラン・デュラン:アンステージド」(11年)の監督にリンチを迎えたり、X-JAPANがミュージック・ビデオを依頼したりとリンチは音楽シーンにも大きな影響を与えた。そんな中、リンチは2001年から本格的に音楽活動をスタート。定期的に作品を発表し、16年にはキュレーションを務めた音楽フェス、フェスティバル・オブ・ディスラプションを開催した。

映画や音楽活動に加えて、画家として個展を開くなどジャンルを超えて作品を発表してきたリンチ。その独特のスタイルは「Lynchian(リンチアン)」という言葉を生み出したが、シュールレアリズム的手法とアメリカ的なメロドラマやサスペンスを融合させたリンチの作品は、観客の想像を刺激していくつもの解釈(物語)を生み出すプリズムだった。あと5日で79歳の誕生日を迎える25年1月15日にリンチはこの世を去ったが、リンチが生み出した奇妙で美しい夢は今も人々を魅了し続けている。

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「ポーター」と「ザ・イノウエ・ブラザーズ」がトークショー “コラボと言いたくないコラボ”の全貌を語る

「コラボという言葉は使いたくない。それほど個人的なコレクションだから」――井上聡「ザ・イノウエ・ブラザーズ(THE INOUE BROTHERS)」デザイナーは、「ポーター(PORTER)」とのコラボコレクション“エル・アルト”をそう解説する。「『ザ・イノウエ・ブラザーズ』とは何か?」には一切触れずに始まったローンチ記念トークショーには、コラボの舞台・ボリビアへの真っ直ぐな愛と感謝が込められていた。

なぜボリビア? 井上デザイナーの人生を変えた出会い

“エル・アルト”とは、ボリビアの首都・ラパス近郊にある都市のこと。ここは「ザ・イノウエ・ブラザーズ」の始まりの地とも言える。井上デザイナーは「『ザ・イノウエ・ブラザーズ』を立ち上げる前は、デザイナーとして立身出世すべく広告業界に身を置いていた。さまざまなプロジェクトに関わりやりがいを感じていた一方、(利益第一の)資本主義社会の現実に直面することも多くミスマッチを感じていた」と振り返る。そんなジレンマを解消するきっかけになったのが、2006年に友人の誘いで訪れたボリビアの先住民だった。

ボリビアは“南米の最貧国”と呼ばれており、その中でも貧しい生活を送っているのが先住民だ。「過酷な現実と向き合う覚悟で訪れたが、全くの杞憂だった。彼女らは私が出会ってきた誰よりも優しかった。家具も十分にそろわない家で2脚しかない椅子を私と弟に差し出してくれた瞬間、私はこの人たちと一緒にモノ作りをすることを考え始めていた」。「人生が180度変わる出会い」(井上デザイナー)を経て、ソーシャルデザインスタジオ「ザ・イノウエ・ブラザーズ」は誕生した。

ボリビアと日本 職人技の掛け合わせ

このたび発表した「ポーター」と「ザ・イノウエ・ブラザーズ」のコラボコレクションは、全3型でそれぞれ2色展開。「コラボの話が浮上した時からこれしかないと思っていた」という全商品共通の柄は、アンデス伝統の織物“アグアヨ”のオリジナルパターンだ。“アグアヨ”は鮮やかな色使いが特徴で、「標高4000メートルという厳しい環境下でもポジティブにいられるよう考案された」という。井上デザイナーは「現地の職人は、(文化の盗用とみなし)侮辱と捉えられてもおかしくないオリジナルの“アグアヨ”の製作も、(これまで築いてきた関係性があったため)面白いと言って前向きに取り組んでくれた」と感謝の気持ちをにじませる。アンデスの旗も赤や青、緑などさまざまな色を使用しており、カラフルな色使いは彼女たちの誇りそのものだと言える。

「ポーター」の企画担当者は「私たちはバッグを道具と捉えており、耐久性が第一だと考えている。一方、“アグアヨ”は手織り特有の柔らかさがあるため、パワーが大きいバッグのミシンでは生地が破れてしまう。両者の特長を生かすためには、2年間にわたる試行錯誤が必要だった」とコメント。井上デザイナーは「コラボよりパートナーシップという言葉が相応しいほど、『ポーター』にはさまざまな場面で支えてもらった」と返し、人の温かさで成り立ったコラボであることを強調した。

トークショーの最後には、「コレクションの軌跡を残したいという思いのもと撮り始めた」という映像が流れた。商品ではなく職人に焦点を当てた内容で、最後には井上デザイナーが「これだけクオリティーが高いバッグを見たことがなかったのだろう」と予想するほど、コラボ商品を前に目一杯の喜びを見せる女性の姿が映った。彼女の嘘偽りのない笑顔が、モノ作りの楽しさを伝えていた。

ザ・イノウエ・ブラザーズ イン ザ ポーター ギャラリー1
日程:2月17日まで
時間:12:00~20:00
場所:ポーター表参道 ザ ポーター ギャラリー1
住所:東京都渋谷区神宮前5-6-8

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「ポーター」と「ザ・イノウエ・ブラザーズ」がトークショー “コラボと言いたくないコラボ”の全貌を語る

「コラボという言葉は使いたくない。それほど個人的なコレクションだから」――井上聡「ザ・イノウエ・ブラザーズ(THE INOUE BROTHERS)」デザイナーは、「ポーター(PORTER)」とのコラボコレクション“エル・アルト”をそう解説する。「『ザ・イノウエ・ブラザーズ』とは何か?」には一切触れずに始まったローンチ記念トークショーには、コラボの舞台・ボリビアへの真っ直ぐな愛と感謝が込められていた。

なぜボリビア? 井上デザイナーの人生を変えた出会い

“エル・アルト”とは、ボリビアの首都・ラパス近郊にある都市のこと。ここは「ザ・イノウエ・ブラザーズ」の始まりの地とも言える。井上デザイナーは「『ザ・イノウエ・ブラザーズ』を立ち上げる前は、デザイナーとして立身出世すべく広告業界に身を置いていた。さまざまなプロジェクトに関わりやりがいを感じていた一方、(利益第一の)資本主義社会の現実に直面することも多くミスマッチを感じていた」と振り返る。そんなジレンマを解消するきっかけになったのが、2006年に友人の誘いで訪れたボリビアの先住民だった。

ボリビアは“南米の最貧国”と呼ばれており、その中でも貧しい生活を送っているのが先住民だ。「過酷な現実と向き合う覚悟で訪れたが、全くの杞憂だった。彼女らは私が出会ってきた誰よりも優しかった。家具も十分にそろわない家で2脚しかない椅子を私と弟に差し出してくれた瞬間、私はこの人たちと一緒にモノ作りをすることを考え始めていた」。「人生が180度変わる出会い」(井上デザイナー)を経て、ソーシャルデザインスタジオ「ザ・イノウエ・ブラザーズ」は誕生した。

ボリビアと日本 職人技の掛け合わせ

このたび発表した「ポーター」と「ザ・イノウエ・ブラザーズ」のコラボコレクションは、全3型でそれぞれ2色展開。「コラボの話が浮上した時からこれしかないと思っていた」という全商品共通の柄は、アンデス伝統の織物“アグアヨ”のオリジナルパターンだ。“アグアヨ”は鮮やかな色使いが特徴で、「標高4000メートルという厳しい環境下でもポジティブにいられるよう考案された」という。井上デザイナーは「現地の職人は、(文化の盗用とみなし)侮辱と捉えられてもおかしくないオリジナルの“アグアヨ”の製作も、(これまで築いてきた関係性があったため)面白いと言って前向きに取り組んでくれた」と感謝の気持ちをにじませる。アンデスの旗も赤や青、緑などさまざまな色を使用しており、カラフルな色使いは彼女たちの誇りそのものだと言える。

「ポーター」の企画担当者は「私たちはバッグを道具と捉えており、耐久性が第一だと考えている。一方、“アグアヨ”は手織り特有の柔らかさがあるため、パワーが大きいバッグのミシンでは生地が破れてしまう。両者の特長を生かすためには、2年間にわたる試行錯誤が必要だった」とコメント。井上デザイナーは「コラボよりパートナーシップという言葉が相応しいほど、『ポーター』にはさまざまな場面で支えてもらった」と返し、人の温かさで成り立ったコラボであることを強調した。

トークショーの最後には、「コレクションの軌跡を残したいという思いのもと撮り始めた」という映像が流れた。商品ではなく職人に焦点を当てた内容で、最後には井上デザイナーが「これだけクオリティーが高いバッグを見たことがなかったのだろう」と予想するほど、コラボ商品を前に目一杯の喜びを見せる女性の姿が映った。彼女の嘘偽りのない笑顔が、モノ作りの楽しさを伝えていた。

ザ・イノウエ・ブラザーズ イン ザ ポーター ギャラリー1
日程:2月17日まで
時間:12:00~20:00
場所:ポーター表参道 ザ ポーター ギャラリー1
住所:東京都渋谷区神宮前5-6-8

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トラベルライター間庭がハコ推し! 今こそ行くべき“サティパホテル”「リッチモンドホテル」

旅の質が重視される今、気分や価値観にフィットし、心から満足できるサティスファクション パフォーマンス=サティパは選ばれる条件だ。トラベルライターの間庭典子が今回“ハコ推し”するのが、極上のモーニングブッフェを提供しているリッチモンドホテル。全国各地に点在するリッチモンドホテルでは朝食ブッフェを強化し、「こころもおなかも幸せにする朝ごはん」を提供している。

「こころもおなかも幸せにする朝ごはん」で1日をスタートする

リッチモンドホテルが目指すコンセプトは極めて明確だ。極上のモーニングブッフェでハッピーに1日を始めるホテル。ロイヤルホストやシェーキーズ、ロイヤルガーデンカフェなどの外食チェーンや機内食を手掛けるロイヤルのホテル事業部が運営し、全国43カ所で展開している。

先日、「こころもおなかも幸せにする朝ごはん」を体感する、「リッチモンドホテルプレミア浅草」での朝食試食会に参加してきた。そしてそのこだわり、本気度に度肝を抜かれた!

正直に言おう。1泊5万円以上を予算とするラグジュアリーホテルやリゾートなら、このレベルの朝食だってありえる。シティホテルでも豪華な朝食を売りにするところが最近は増えている。けれどもリッチモンドホテルのようなビジネスユースされる機能性ホテルでここまでのクオリティーは珍しい。なんと言おうか、朝食のラインアップに愛があるのだ。

朝食には珍しくローストビーフやグリルチキン、ミートボールのトマトソース煮などの肉料理も充実。鯖寿司やカレー、グラタンなどの満腹感のあるメーンも並ぶ。特筆すべきはラーメンやオムレツなど、ライブキッチンで提供する人気メニューだ。目の前で作り上げた出来立てを味わってほしいという思いで、ホテルが直営で朝食を提供している19の施設では、ライブキッチンによるアツアツのメニューを目玉としている。気軽だけれどいつもよりちょっと贅沢な郷土色食文化を味わえる非日常=ワクワクをサーブしている。

インバウンド客を意識し、日本の食文化を広く楽しむ構成に

浅草ではまた、インバウンド客を意識している。東京を拠点に日本各地を観光する外国人ビジターも多いため、ここでは東京にはこだわらず、日本全体の食文化を楽しめるような構成になっているのだ。例えば最近、海外の方にも人気の高いラーメンやたこ焼きなどもメニューに加え、その反面、サラダやフルーツなど、海外客に需要のある食材を強化した。チーズやシリアルなどのコーナーも充実している。グレープフルーツを丸ごと絞ったフレッシュジュース、スパークリングワインも並ぶ。

ブッフェのいいところは今まで食べたことのない食材、メニューでも気軽にトライできる点。ここでの体験をきっかけにお寿司やラーメンだけではない、好きな日本食のレパートリーを広げてほしいという狙いがある。

デザートコーナーにも抹茶や紫いものくずもち、カスタードが入ったたい焼きなど和のテイストのスイーツが並ぶ。目の前がスカイツリー、浅草寺までも徒歩圏内という絶好のロケーションのなかで、美味しい日本を食べ尽くそう。

直営の19施設では地域の特色を生かした郷土食を

43施設のうち盛岡駅前、山形駅前、名古屋新幹線口、浜松、高知などの直営施設では各施設が趣向を凝らし、その地の食文化を楽しめる名物料理を提供している。料理だけではなく、気分が上がる器、ご当地デザインなど、五感で楽しめる構成になっている。高級ホテルさながらのライブキッチンでは、その場でオムレツなどもカスタムオーダーできる。最小限のスタッフでまわせるのがブッフェのメリットであろうに、手間ひまを惜しまず、スタッフとの交流を楽しめるような仕組みも作ろうという心意気を感じるのだ。

例えば「リッチモンドホテル札幌大通」ではにぎりたてのお寿司やご当地味噌ラーメン、スープカレーなど札幌の名物をくまなく堪能できる。「リッチモンドホテル宇都宮駅前アネックス」では宇都宮名産の餃子はもちろん、佐野ラーメンやとちおとめいちごミルクなどで栃木らしさを表現。益子焼の食器を主に使っている。「リッチモンドホテル名古屋納屋橋」ではひつまぶしなどメーンを4種から選ぶハーフビュッフェ、「リッチモンドホテルなんば大国町」ではたこ焼き、肉吸い、串カツなどの大阪名物など約60種のメニューでくいだおれる。全施設をめぐってみたくなるほど、ユニークで魅力的だ。

那覇ではやちむん風の器で琉球料理を堪能

沖縄那覇の中心地にある「リッチモンドホテル那覇久茂地」に試泊したときには、ゆいレールの美栄橋駅から徒歩2分の立地を生かして、観光や仕事の拠点とした。取材や会食で忙しくても、朝ごはんは自分だけの時間。沖縄ならではの伝統的な琉球料理を少しずつ味わえるのがうれしい。

ゆし豆腐や味付けもずく、紅芋コロッケなど沖縄ならではの食材が並ぶ。もちろんゴーヤーチャンプルーやラフテーなどの名物料理も。メキシカン料理タコスの具をのせた、沖縄発祥のタコライスなども自分好みに盛り付けて食べられる。私はレタスとトマトをたっぷり乗せた朝仕様にしてみた。ジュースもグァバやマンゴーなどトロピカル。

沖縄料理は苦手という人もご安心あれ。鯖の塩焼きや肉じゃが、ナスの揚げびたしなどのお惣菜も充実し、サラダや卵料理もあり、和食も洋食もどう盛り付けるかは自由自在。

器も沖縄らしいやちむん風のデザイン。風を通しつつ家を守る花ブロックやミンサー織など、沖縄の古民家をモチーフにした朝食レストランは、テーブル席以外にもカウンター席もあり。朝から作業に取り掛かっているビジネスマンもいた。

食だけではない、ビジネスや観光をサポートするサービスも

まずチェックイン時。チェックイン開始の14時前に到着し、荷物を預けて近所で時間をつぶそうかと思っていたのだが、チェックイン前でも使えるフリーラウンジを利用することにした。13時から20時まで、朝食会場である2階を開放しているという。広々とした空間なので、誰にも邪魔されずPCに向かい、作業に集中することができた。奥のコーナーではどこかの航空会社のクルーがミーティングしつつ、談笑している。

コーヒーなどのドリンクもセルフサービスのドリンクバーがあり、Wi-Fiや電源も自由に使えて便利だ。冷凍庫の中には沖縄ならではのブルーシールのアイスクリームも。紅イモ、黒糖、シークワーサーなど沖縄らしいフレーバーが並ぶ。ミニカップだから全種類制覇できるかも⁈と思いつつ、夜の会食のことを考え、1種類だけで我慢した。

ロビーにはかりゆしシャツのラックが。メンズ、ウィメンズ共に各サイズさまざまなデザインがあり、500円で1日レンタルできるという。沖縄らしいモチーフを用いて、沖縄で縫製されたかりゆしは、島の正装。ビジネスシーンでも通用するので、沖縄での商談に着ていくと喜ばれるのでは。どれくらい島の気候にあっているのかを体験するいいきっかけにもなる。次回はぜひトライしてみよう。

このように立地がよく、ビジネスホテルとしての機能を果たしていながらも、ちょっとしたおもてなしや、現地の人と交流する後押しとなるレンタルサービスなど、伝統的な日本旅館のような心づかいを各所で感じるのだ。仕事や観光で忙しく、館内での滞在時間がわずかになろうとも、この宿を選んだ満足度は高いであろう。

京都では・・・インバウンド客を意識し、日本の食文化を広く楽しむ構成に

「リッチモンドホテルプレミア京都四条」の朝ごはんもスペシャルだ。ブッフェスタイルで、約12種類の小鉢を「京格子すかし箱」に盛り付けて、自分好みの松花堂弁当をつくるというもの。万願寺唐辛子や京壬生菜などをつかった京イタリアンもテーマで、華やかな朝ごはんで1日をチャージできる。

またほとんどのホテルでモーニングブッフェは宿泊者以外のビジターでも利用でき、例えば「リッチモンドホテル那覇久茂地」では税込で1700円、子どもは850円とリーズナブル。近場の日帰り出張でも、あえて早めに到着してこの「こころもおなかも幸せにする朝ごはん」を食べに行こうと画策中だ。またその地に住む友人といっしょにパワーブレックファーストを企画することもできる。

出張などのビジネスユースやひとり旅でも、朝だけはその地らしい多種多様なメニューを、好きなだけ味わえるのは画期的。朝食はとにかく豪華に、他はシンプルかつ機能性重視で・・・というニーズにこたえた満足度の高いホテルなのだ。

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トラベルライター間庭がハコ推し! 今こそ行くべき“サティパホテル”「リッチモンドホテル」

旅の質が重視される今、気分や価値観にフィットし、心から満足できるサティスファクション パフォーマンス=サティパは選ばれる条件だ。トラベルライターの間庭典子が今回“ハコ推し”するのが、極上のモーニングブッフェを提供しているリッチモンドホテル。全国各地に点在するリッチモンドホテルでは朝食ブッフェを強化し、「こころもおなかも幸せにする朝ごはん」を提供している。

「こころもおなかも幸せにする朝ごはん」で1日をスタートする

リッチモンドホテルが目指すコンセプトは極めて明確だ。極上のモーニングブッフェでハッピーに1日を始めるホテル。ロイヤルホストやシェーキーズ、ロイヤルガーデンカフェなどの外食チェーンや機内食を手掛けるロイヤルのホテル事業部が運営し、全国43カ所で展開している。

先日、「こころもおなかも幸せにする朝ごはん」を体感する、「リッチモンドホテルプレミア浅草」での朝食試食会に参加してきた。そしてそのこだわり、本気度に度肝を抜かれた!

正直に言おう。1泊5万円以上を予算とするラグジュアリーホテルやリゾートなら、このレベルの朝食だってありえる。シティホテルでも豪華な朝食を売りにするところが最近は増えている。けれどもリッチモンドホテルのようなビジネスユースされる機能性ホテルでここまでのクオリティーは珍しい。なんと言おうか、朝食のラインアップに愛があるのだ。

朝食には珍しくローストビーフやグリルチキン、ミートボールのトマトソース煮などの肉料理も充実。鯖寿司やカレー、グラタンなどの満腹感のあるメーンも並ぶ。特筆すべきはラーメンやオムレツなど、ライブキッチンで提供する人気メニューだ。目の前で作り上げた出来立てを味わってほしいという思いで、ホテルが直営で朝食を提供している19の施設では、ライブキッチンによるアツアツのメニューを目玉としている。気軽だけれどいつもよりちょっと贅沢な郷土色食文化を味わえる非日常=ワクワクをサーブしている。

インバウンド客を意識し、日本の食文化を広く楽しむ構成に

浅草ではまた、インバウンド客を意識している。東京を拠点に日本各地を観光する外国人ビジターも多いため、ここでは東京にはこだわらず、日本全体の食文化を楽しめるような構成になっているのだ。例えば最近、海外の方にも人気の高いラーメンやたこ焼きなどもメニューに加え、その反面、サラダやフルーツなど、海外客に需要のある食材を強化した。チーズやシリアルなどのコーナーも充実している。グレープフルーツを丸ごと絞ったフレッシュジュース、スパークリングワインも並ぶ。

ブッフェのいいところは今まで食べたことのない食材、メニューでも気軽にトライできる点。ここでの体験をきっかけにお寿司やラーメンだけではない、好きな日本食のレパートリーを広げてほしいという狙いがある。

デザートコーナーにも抹茶や紫いものくずもち、カスタードが入ったたい焼きなど和のテイストのスイーツが並ぶ。目の前がスカイツリー、浅草寺までも徒歩圏内という絶好のロケーションのなかで、美味しい日本を食べ尽くそう。

直営の19施設では地域の特色を生かした郷土食を

43施設のうち盛岡駅前、山形駅前、名古屋新幹線口、浜松、高知などの直営施設では各施設が趣向を凝らし、その地の食文化を楽しめる名物料理を提供している。料理だけではなく、気分が上がる器、ご当地デザインなど、五感で楽しめる構成になっている。高級ホテルさながらのライブキッチンでは、その場でオムレツなどもカスタムオーダーできる。最小限のスタッフでまわせるのがブッフェのメリットであろうに、手間ひまを惜しまず、スタッフとの交流を楽しめるような仕組みも作ろうという心意気を感じるのだ。

例えば「リッチモンドホテル札幌大通」ではにぎりたてのお寿司やご当地味噌ラーメン、スープカレーなど札幌の名物をくまなく堪能できる。「リッチモンドホテル宇都宮駅前アネックス」では宇都宮名産の餃子はもちろん、佐野ラーメンやとちおとめいちごミルクなどで栃木らしさを表現。益子焼の食器を主に使っている。「リッチモンドホテル名古屋納屋橋」ではひつまぶしなどメーンを4種から選ぶハーフビュッフェ、「リッチモンドホテルなんば大国町」ではたこ焼き、肉吸い、串カツなどの大阪名物など約60種のメニューでくいだおれる。全施設をめぐってみたくなるほど、ユニークで魅力的だ。

那覇ではやちむん風の器で琉球料理を堪能

沖縄那覇の中心地にある「リッチモンドホテル那覇久茂地」に試泊したときには、ゆいレールの美栄橋駅から徒歩2分の立地を生かして、観光や仕事の拠点とした。取材や会食で忙しくても、朝ごはんは自分だけの時間。沖縄ならではの伝統的な琉球料理を少しずつ味わえるのがうれしい。

ゆし豆腐や味付けもずく、紅芋コロッケなど沖縄ならではの食材が並ぶ。もちろんゴーヤーチャンプルーやラフテーなどの名物料理も。メキシカン料理タコスの具をのせた、沖縄発祥のタコライスなども自分好みに盛り付けて食べられる。私はレタスとトマトをたっぷり乗せた朝仕様にしてみた。ジュースもグァバやマンゴーなどトロピカル。

沖縄料理は苦手という人もご安心あれ。鯖の塩焼きや肉じゃが、ナスの揚げびたしなどのお惣菜も充実し、サラダや卵料理もあり、和食も洋食もどう盛り付けるかは自由自在。

器も沖縄らしいやちむん風のデザイン。風を通しつつ家を守る花ブロックやミンサー織など、沖縄の古民家をモチーフにした朝食レストランは、テーブル席以外にもカウンター席もあり。朝から作業に取り掛かっているビジネスマンもいた。

食だけではない、ビジネスや観光をサポートするサービスも

まずチェックイン時。チェックイン開始の14時前に到着し、荷物を預けて近所で時間をつぶそうかと思っていたのだが、チェックイン前でも使えるフリーラウンジを利用することにした。13時から20時まで、朝食会場である2階を開放しているという。広々とした空間なので、誰にも邪魔されずPCに向かい、作業に集中することができた。奥のコーナーではどこかの航空会社のクルーがミーティングしつつ、談笑している。

コーヒーなどのドリンクもセルフサービスのドリンクバーがあり、Wi-Fiや電源も自由に使えて便利だ。冷凍庫の中には沖縄ならではのブルーシールのアイスクリームも。紅イモ、黒糖、シークワーサーなど沖縄らしいフレーバーが並ぶ。ミニカップだから全種類制覇できるかも⁈と思いつつ、夜の会食のことを考え、1種類だけで我慢した。

ロビーにはかりゆしシャツのラックが。メンズ、ウィメンズ共に各サイズさまざまなデザインがあり、500円で1日レンタルできるという。沖縄らしいモチーフを用いて、沖縄で縫製されたかりゆしは、島の正装。ビジネスシーンでも通用するので、沖縄での商談に着ていくと喜ばれるのでは。どれくらい島の気候にあっているのかを体験するいいきっかけにもなる。次回はぜひトライしてみよう。

このように立地がよく、ビジネスホテルとしての機能を果たしていながらも、ちょっとしたおもてなしや、現地の人と交流する後押しとなるレンタルサービスなど、伝統的な日本旅館のような心づかいを各所で感じるのだ。仕事や観光で忙しく、館内での滞在時間がわずかになろうとも、この宿を選んだ満足度は高いであろう。

京都では・・・インバウンド客を意識し、日本の食文化を広く楽しむ構成に

「リッチモンドホテルプレミア京都四条」の朝ごはんもスペシャルだ。ブッフェスタイルで、約12種類の小鉢を「京格子すかし箱」に盛り付けて、自分好みの松花堂弁当をつくるというもの。万願寺唐辛子や京壬生菜などをつかった京イタリアンもテーマで、華やかな朝ごはんで1日をチャージできる。

またほとんどのホテルでモーニングブッフェは宿泊者以外のビジターでも利用でき、例えば「リッチモンドホテル那覇久茂地」では税込で1700円、子どもは850円とリーズナブル。近場の日帰り出張でも、あえて早めに到着してこの「こころもおなかも幸せにする朝ごはん」を食べに行こうと画策中だ。またその地に住む友人といっしょにパワーブレックファーストを企画することもできる。

出張などのビジネスユースやひとり旅でも、朝だけはその地らしい多種多様なメニューを、好きなだけ味わえるのは画期的。朝食はとにかく豪華に、他はシンプルかつ機能性重視で・・・というニーズにこたえた満足度の高いホテルなのだ。

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【ユニクロ2025年春夏展示会:後編】「ユニクロ ユー」のスーパーレイヤードに注目

チュールやオーガンジーなど涼しげな素材を取り入れたレイヤードコーデは、もはや春夏トレンドの定番になっている。酷暑が当たり前となり、かつアイテム数が少なくスタイリングに差が生まれにくい春夏のファッションを楽しめる提案として、価格帯を問わずさまざまなブランドが打ち出しを強化している。このほど行われた「ユニクロ(UNIQLO)」の25年春夏展示会でも、レイヤードスタイルを得意とする「ユニクロ ユー(UNIQLO U)」が軽やかでミニマムな重ね着“ライトレイヤリング”を提案していた。

“ライトレイヤリング”とは、シアー感のある軽やかな素材のアイテム同士を合わせること。「ユニクロ ユー」のアイテムは、どれもシンプルで着回しのきくデザインのため、一見難しそうなレイヤードにも臆せず挑戦できる。中でも今季イチオシだというタンクトップ(※写真2枚目)を軸に組んだコーデは、ペールイエローやライトグレーなど淡い色使いでまとめ、春先の暖かで穏やかな空気感を演出している。

「ユニクロ:シー」や協業ラインのイチオシは?

「ユニクロ:シー(UNIQLO:C)」は、「24年秋に発売したウィメンズのボマージャケット(※写真3枚目)が女性だけでなく男性からも支持を集めている」(PR担当)という。25年春夏も継続し、「ユニクロ:シー」が提唱する男女の垣根を超えたファッションを体現するアイテムとして打ち出していく。一方、ボトムスは「全店舗でワイドスエットパンツの動きが良い」。今季のコレクションでは新たにハーフパンツ(※写真4枚目)を導入し、春以降のファン獲得に繋げていく狙いだ。

ファーストリテイリング傘下の仏ウィメンズブランド「コントワー・デ・コトニエ(COMPTOIR DES COTONNIERS)」とのコラボコレクションは、昨年好評だったリネンTシャツ(※写真9枚目)に注目。PR担当は「昨年より取り扱い店舗を増やし、より多くのお客さまに届けられるようにしていく」と意気込む。同社傘下の仏インナー・ランジェリーブランド「プリンセス・タム・タム(PRINCESSE TAM.TAM)」は、外出着と部屋着の境目をなくしたようなアイテムが目白押し。ピンクのストライプのパジャマ(写真11枚目)が象徴的だ。

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【ユニクロ2025年春夏展示会:後編】「ユニクロ ユー」のスーパーレイヤードに注目

チュールやオーガンジーなど涼しげな素材を取り入れたレイヤードコーデは、もはや春夏トレンドの定番になっている。酷暑が当たり前となり、かつアイテム数が少なくスタイリングに差が生まれにくい春夏のファッションを楽しめる提案として、価格帯を問わずさまざまなブランドが打ち出しを強化している。このほど行われた「ユニクロ(UNIQLO)」の25年春夏展示会でも、レイヤードスタイルを得意とする「ユニクロ ユー(UNIQLO U)」が軽やかでミニマムな重ね着“ライトレイヤリング”を提案していた。

“ライトレイヤリング”とは、シアー感のある軽やかな素材のアイテム同士を合わせること。「ユニクロ ユー」のアイテムは、どれもシンプルで着回しのきくデザインのため、一見難しそうなレイヤードにも臆せず挑戦できる。中でも今季イチオシだというタンクトップ(※写真2枚目)を軸に組んだコーデは、ペールイエローやライトグレーなど淡い色使いでまとめ、春先の暖かで穏やかな空気感を演出している。

「ユニクロ:シー」や協業ラインのイチオシは?

「ユニクロ:シー(UNIQLO:C)」は、「24年秋に発売したウィメンズのボマージャケット(※写真3枚目)が女性だけでなく男性からも支持を集めている」(PR担当)という。25年春夏も継続し、「ユニクロ:シー」が提唱する男女の垣根を超えたファッションを体現するアイテムとして打ち出していく。一方、ボトムスは「全店舗でワイドスエットパンツの動きが良い」。今季のコレクションでは新たにハーフパンツ(※写真4枚目)を導入し、春以降のファン獲得に繋げていく狙いだ。

ファーストリテイリング傘下の仏ウィメンズブランド「コントワー・デ・コトニエ(COMPTOIR DES COTONNIERS)」とのコラボコレクションは、昨年好評だったリネンTシャツ(※写真9枚目)に注目。PR担当は「昨年より取り扱い店舗を増やし、より多くのお客さまに届けられるようにしていく」と意気込む。同社傘下の仏インナー・ランジェリーブランド「プリンセス・タム・タム(PRINCESSE TAM.TAM)」は、外出着と部屋着の境目をなくしたようなアイテムが目白押し。ピンクのストライプのパジャマ(写真11枚目)が象徴的だ。

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メンズコレは日本人デザイナーが熱い!

毎週発行している「WWDJAPAN」は、ファッション&ビューティの潮流やムーブメントの分析、ニュースの深堀りなどを通じて、業界の面白さ・奥深さを提供しています。巻頭特集では特に注目のキーワードやカテゴリー、市場をテーマに、業界活性化を図るべく熱いメッセージを発信。ここでは、そんな特集を担当記者がざっくばらんに振り返ります。(この記事は「WWDJAPAN」2025年2月3日号からの抜粋です)

大塚:2025-26年秋冬のメンズコレは、「フェンディ(FENDI)」も「グッチ(GUCCI)」も「ロエベ(LOEWE)」もショーを行わず。これまでになくニュースが少ないシーズンでした。でもその分、デザイナーやブランド、「ピッティ・イマージネ・ウオモ」に出展していたファクトリーも含めて、日本人の活躍が際立って見えました。

井上:代表格は「オーラリー(AURALEE)」。ショー会場はスタンディングも座席も、ぎゅうぎゅうでした。欧米のメディアでファッション・ウイークではないタイミングでも取り上げられることが増えており、クリエイションでもビジネスでも成功しています。

「自信を持って特集できる」と確信

大塚:「オーラリー」をはじめ、日本人の活躍は感じていましたが、日本にいると海外の反応が分からないので、今までは大きく取り上げることをあえて控えていたんです。でもエリさんの日本ブランドの評価や現地の反応を見て、「自信を持って特集できる」と確信しました。表紙は「オーラリー」「ダブレット(DOUBLET)」「ターク(TAAKK)」「キディル(KIDILL)」の中堅デザイナー4人。みんな最初は、パリコレは目指したい舞台だったのに、何シーズンか続けていると、お金はかかるし、ビジネスにすぐ結びつかないしで「なんでパリコレだったっけ?」となるそうです。それでも続けることで、現地のスタイリストやいろいろな人との出会いがあり、成長につながっている実感があるようでした。

井上:「セッチュウ(SETCHU)」は、今回の初のショー後に、SNSのフォロワーがものすごく増えたそうです。プレゼンとは違って、短い時間に凝縮されているからこそ濃く伝わるのでしょうね。イッセイ ミヤケの新ブランド「アイム メン(IM MEN)」も良かったです。ショーで見せるのは難しいコンセプトだと思いましたが、フィナーレで一枚の布をたこみたいに掲げて、カラフルで楽しい雰囲気で。作り方も見せ方もシンプルで、イッセイ ミヤケらしさにあふれていました。

大塚:そうですね。「コム デ ギャルソン・オム プリュス(COMME DES GARCONS HOMME PLUS)」や「ヨウジヤマモト(YOHJI YAMAMOTO)」もストレートに伝える強さが素晴らしかった。道を切り開いてきたベテランの力も改めて感じるシーズンでした。

 

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メンズコレは日本人デザイナーが熱い!

毎週発行している「WWDJAPAN」は、ファッション&ビューティの潮流やムーブメントの分析、ニュースの深堀りなどを通じて、業界の面白さ・奥深さを提供しています。巻頭特集では特に注目のキーワードやカテゴリー、市場をテーマに、業界活性化を図るべく熱いメッセージを発信。ここでは、そんな特集を担当記者がざっくばらんに振り返ります。(この記事は「WWDJAPAN」2025年2月3日号からの抜粋です)

大塚:2025-26年秋冬のメンズコレは、「フェンディ(FENDI)」も「グッチ(GUCCI)」も「ロエベ(LOEWE)」もショーを行わず。これまでになくニュースが少ないシーズンでした。でもその分、デザイナーやブランド、「ピッティ・イマージネ・ウオモ」に出展していたファクトリーも含めて、日本人の活躍が際立って見えました。

井上:代表格は「オーラリー(AURALEE)」。ショー会場はスタンディングも座席も、ぎゅうぎゅうでした。欧米のメディアでファッション・ウイークではないタイミングでも取り上げられることが増えており、クリエイションでもビジネスでも成功しています。

「自信を持って特集できる」と確信

大塚:「オーラリー」をはじめ、日本人の活躍は感じていましたが、日本にいると海外の反応が分からないので、今までは大きく取り上げることをあえて控えていたんです。でもエリさんの日本ブランドの評価や現地の反応を見て、「自信を持って特集できる」と確信しました。表紙は「オーラリー」「ダブレット(DOUBLET)」「ターク(TAAKK)」「キディル(KIDILL)」の中堅デザイナー4人。みんな最初は、パリコレは目指したい舞台だったのに、何シーズンか続けていると、お金はかかるし、ビジネスにすぐ結びつかないしで「なんでパリコレだったっけ?」となるそうです。それでも続けることで、現地のスタイリストやいろいろな人との出会いがあり、成長につながっている実感があるようでした。

井上:「セッチュウ(SETCHU)」は、今回の初のショー後に、SNSのフォロワーがものすごく増えたそうです。プレゼンとは違って、短い時間に凝縮されているからこそ濃く伝わるのでしょうね。イッセイ ミヤケの新ブランド「アイム メン(IM MEN)」も良かったです。ショーで見せるのは難しいコンセプトだと思いましたが、フィナーレで一枚の布をたこみたいに掲げて、カラフルで楽しい雰囲気で。作り方も見せ方もシンプルで、イッセイ ミヤケらしさにあふれていました。

大塚:そうですね。「コム デ ギャルソン・オム プリュス(COMME DES GARCONS HOMME PLUS)」や「ヨウジヤマモト(YOHJI YAMAMOTO)」もストレートに伝える強さが素晴らしかった。道を切り開いてきたベテランの力も改めて感じるシーズンでした。

 

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ヒットランキング番外編!美容医療クリニック7院が明かす、2024年最も売れた施術とは?

「WWDBEAUTY」で毎月のコスメ・スキンケア売り上げランキング「ヒットランキング」を担当しているが、今回はスピンオフ企画!リクルートが発行する「美容センサス 2024 年下期≪美容医療編≫」によれば、1年以内の美容医療の利用率は女性12.0%(前年比0.8ポイント増)、男性7.8%(前年比増減なし)と、ここ5年間緩やかな増加傾向にある。また23年と比較すると30代女性、15~19歳の男性がほかの年代に比べて大きく増加している。都内の人気クリニック7院に24年(1月1日~12月6日時点)に最も売れた施術とその背景を聞いた。

1.「ミニマム スキン クリニック(MINIMUM SKIN CLINIC)」

“ピコトーニング 全顔”(1回、4900円~)+“ケアシス-S ペップビュー 全顔”(1回、7920円~)

ピコトーニングはピコ秒で照射されるレーザーを照射することでメラニンを減少させ、シミやくすみ、色ムラ、肝斑を改善する治療法。ケアシス-Sは、「クライオエレクトロポレーション」というマシンで薬剤を真皮中層まで導入。薬剤のペップビューには、細胞の成長を促す「成長因子(グロースファクター)」が含まれるため、皮膚自体の細胞や組織の再生力・自己回復力を促進し、ハリと潤いのある肌へと導く。ほかの施術後に受けることで肌を鎮静化させ、回復を促す効果も期待できる。

「ピコトーニングはシミやくすみ、毛穴の開きが気になる人、美白や肌質改善を希望する顧客に支持されている。ダウンタイムがほとんどなく、施術後すぐにメイクができるので『仕事や予定があっても安心』という声が多い。当院の1年通い放題メニューが業界最安水準として口コミを通じて話題になり、ピコトーニング目当てで来院する人も多い。『ケアシス-S』は施術直後の肌の質感に感動する人がとても多く、リピーターが多い」(我喜屋璃香・ミニマムスキンクリニック看護師)

■銀座院、他1院
東京都中央区銀座7-8-13 ブラウンプレイス 6F

2.「ウォブクリニック(WOVE CLINIC)」

“ニードルRF(ポテンツァ)”(3万3000円)

高周波(RF)治療とマイクロニードル治療を組み合わせた治療法。複数のチップを悩みに合わせて使い分け、肝斑や毛穴、ニキビ痕、たるみ、小ジワなどの改善にアプローチする。

「基底膜の再構築によってメラノサイトの活性化を抑えることで、くすみや肝斑を改善。当院の顧客は肝斑に悩んでいる人が多い。肝斑の性質上、根本解決は難しいがその選択肢となりうるため支持された」(髙瀬聡子・ウォブクリニック中目黒 総院長)

■東京都目黒区中目黒1-10-23

3.「共立美容外科」

“二重埋没(共立式P-PL挙筋法ベーシック)”(両目、6万6000円/片目、4万6200円)

点(Point)と点(Point)を結んで二重の線(Line)を形成する線留めの手術法で、自然な二重のラインが長続きする。痛みや腫れが少ないと言われているまぶたの"挙筋(きょきん)”という場所に糸をかけ、超極細の麻酔針を使用するため「痛みをほとんど感じない」との声も。

「来院のきっかけを顧客に聞いてみると、『InstagramやTikTokで二重にできることを知った』など近年のSNS普及により、二重整形が身近なものになったことが要因の1つだと考えられる。また、以前当院で美容整形に関する意識調査を15歳〜25歳の男女150人に行った際に、整形をカミングアウトしているという割合は77.8%というデータもある。十数年前は美容整形をしていることを隠すような風潮があったが、今では比較的オープンになっている印象だ」(久次米秋人・共立美容外科理事長)

■新宿本院、他全国26院
東京都渋谷区代々木2-9-2 久保ビル7F

4.「銀座ケイスキンクリニック」

“ヒアルロン酸注入”(初回トライアル1本1mL、7万5000円/慶田院長施術・初回トライアル1本1mL、9万5000円)

ヒアルロン酸注入はシワやたるみ、ボリュームの減少といった加齢症状の改善、額や唇、顎などのパーツを魅力的に整えるなど汎用性が高い施術。長期的には注入したヒアルロン酸が周りの細胞を刺激してコラーゲンを増やすので、老化予防効果も期待できる。

「昨今ヒアルロン酸の過剰注入による不自然さが世界的な問題になっている一方で、気付かれないようにナチュラルな仕上がりを希望する人も増えている。私は、ガルデルマ社認定ヒアルロン酸注入技術指導医かつ、日本で2人しかいないガルデルマ社ファカルティメンバーだ。当院では、注入直後の仕上がりがよいのは当然のこと。5年後10年後20年後 の未来を見据えた戦略的な施術を行っている。そのためには1.正しい製材の選択、2.正確なテクニック、3.控えめな量での注入が欠かせない。他院での失敗やトラブルになった症例を修正した経験も多い。施術を受けた患者からは『注入したことを誰にも気付かれないが、最近キレイと言われる』や『先生から注入してもらったヒアルロン酸が本当に長持ちする!』といった評価をいただいている。また施術できる医師が少ない『肘』や『手背』への注入も、指名の多い部位だ」(慶田朋子・銀座ケイスキンクリニック院長)

■東京都中央区銀座1-3-3 G-1ビル5F、6F

5.「アヴェニュークリニック(AVENUE CLINIC)」

“ボルニューマ”(400ショット、9万9000円)+“ウルトラフォーマーⅢ”(全顔、7万7000円)のコンビネーションたるみ治療、通称“ボルフォーマー”

“ボルニューマ”は高周波で真皮から脂肪層と広範囲に熱を加えることで、コラーゲンの生成を促し、肌のハリや弾力をアップさせ、緩んだ肌の引き締めとたるみ改善の効果が期待できる。“ウルトラフォーマー”は超音波で肌の土台・SMAS筋膜に熱を与え、たるみを引き上げる。引き締め×引き上げの相乗効果が期待でき、特に口横のもたつきや顎下のたるみに効果的だ。さらにコラーゲン生成が促進されるので、肌質改善にも。

「ダウンタイムが少なく、自身の骨格に沿った引き締め・引き上げの効果実感が人気の理由ではないか。男女問わず、口横のポニョっとした箇所や、顎下、フェイスラインのたるみをどうにかしたいという相談を受けることが非常に多い。また、最近では20代から予防目的でたるみ治療を受けられる人も増えてきていて、人気の一因ではないか」(寺島洋一・アヴェニュー六本木クリニック院長)

■六本木院、他1院
東京都港区六本木7-14-7 トリニティビル5F

6.「聖心美容クリニック」

“プレミアムPRP皮膚再生療法(以下、PRP)”(ほうれい線・目のくま・こめかみなど、各両側32万5600円)

聖心美容クリニック独自の施術で、再生医療を美容医療に応用。自身の血液を採取し、特殊な方法で血液を分離させ、成長因子を多く含んだPRPを抽出する。脂肪組織&コラーゲン増殖、ほうれい線、目のくま、シワ、くぼみ、たるみなど加齢による幅広い悩みにアプローチし、美白&美肌など肌質改善にも。顔のほか、首の横ジワ、手の甲など、ヒアルロン酸注入では改善が難しい部位にも対応できる。

「体への負担やダウンタイムも少なく、自然にエイジングケアできる点で支持されている。24年は全院で延べ6000人以上の顧客を治療した。国内だけでなく欧米やアジアからも顧客が訪れている。効果が数年間と長期持続するため、コストパフォーマンスを気にする人にも人気が高い。PRPを施術するクリニックは多いが、技術力には違いがある。当院のPRP技術をまとめた論文が、形成&美容外科で最も権威のある学術誌『PRS』で最優秀をいただいたこともクリニック選択理由の1つになっているようだ」(小林 美幸・聖心美容クリニック 美容皮膚科指導責任者・熱海院院長)

■六本木院、他全国11院
東京都港区六本木6-6-9 ピラミデビル2F

7.「シロノクリニック(SHIRONO CLINIC)」

“ウルトラWリフト”(顔全体1回、51万7000円)

“マシンウルセラ”と“サーマクール”を組み合わせた、メスを使わないリフトアップ治療。ウルセラは、超音波の熱エネルギーを用いて、皮膚を支える表在性筋膜(SMAS)へ働きかけ、本格的なリフトアップ効果を発揮。サーマクールは、高周波を与えることで、コラーゲン組織が産生・増殖され、たるみやシワの改善に寄与する。

「メスを使った外科手術はしたくないが、リフトアップをしたいという顧客に好評だ。当院は02年にサーマクールを日本初導入して以来、最多症例を2年連続で受賞している。またウルセラの国内最多施術クリニックとして、ウルセラの発売メーカーであるメルツ(MERZ)社から6年連続で表彰を受けており、海外から来院する顧客も多い」(佐藤美・シロノクリニック恵比寿副院長)

■恵比寿院、他6院
東京都渋谷区広尾1-1-40 恵比寿プライムスクエアプラザ 2F

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ワコールの機能性ウエア「CW-X」がイベントを開催 イチローが語る「米国野球殿堂入りに欠かせなかった『CW-X』」

ワコールの機能性コンディショニングウエア「シーダブリュー・エックス(CW-X)」は2月5日、都内でイベントを開催した。同ブランドは、米国野球殿堂入りしたイチローが長年愛用するコンディショニングウエア。彼は、2023年に発足したコンディショニングの重要性を伝える“チームCW-X”のキャプテンを務めている。イベントに登場したイチローに、殿堂入りに欠かせなかったものを聞くと「365日使っている『CW-X』。殿堂入りの会見のスーツの下にも着用していた。下着から部屋着まで24時間『ワコール』と一緒。昔も今も、ずっと支え続けてもらっている」とコメント。イチローが「CW-X」に出合ったのは2000年。それ以来、ユニフォームのように日々欠かさず着用してきたという。「常に着用している『CW-X』は、外から見えないが、良いパフォーマンスを出すための大きな”武器“だ」とブランドへの愛を語った。

スポーツだけじゃない、俳優や医療従事者のサポートも

“チームCW-X”は、イチローや副キャプテンである元陸上選手の福士加代子をなどのスポーツ選手から構成されているが、新メンバーに劇作家・俳優の野田秀樹が加わった。イベントに登場した野田は、「『CW-X』のヘビーユーザーだ。俳優は怪我が多く、シンプルでかっこいいので長年使っているし、多くの役者に薦めている」と述べた。彼は、「CW-X」をはいていないと不安になるというくらいの大ファンだという。コンディショニングウエアはスポーツ選手やスポーツを楽しむ人のものと思いがちだが、実際、野田のような俳優をはじめ、医師などの医療や介護従事者にも愛用者が多いようだ。

新企画“オーバー 51”で生涯現役を

イベントでイチローは、“チームCW-X”による新企画を発表した。51歳であるイチローの年齢と彼の元背番号である「51」を掛けた“オーバー 51”スポーツテストという51歳以上が参加できるイベント。参加者を全国から募集し、100人を選出する。イベント当日は、イチローが体の動かし方やコンディショニングを指南するという。ステージでは、イチローが身体活動メソッドを登壇メンバーへ伝授しながら、「新企画を通して、スポーツでも仕事でもコンディショニングの重要性を伝えていきたい」と述べた。生涯現役であるための秘訣については、「まず、元気であること。そして好奇心を持って、何かに集中することが大切」とコメント。自身のマネキンと同じポーズを取り、柔軟で鍛え上げられた姿を見せて会場を後にした。

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【ユニクロ2025年春夏展示会:前編】バリエ豊富にデニムを提案、ブラトップの新デザインにも期待

デニムの勢いが戻ってきている。リモートワークの定着とともにジャージー素材に支持が集まっていたが、外出機会の増加するにつれデニムの需要が回復しているという。昨年は、デニムを中心にさまざまな素材感を用意する「ジーユー(GU)」の“バレルレッグパンツ”(2990円)も話題を呼んだ。同じファーストリテイリング傘下の「ユニクロ(UNIQLO)」も、2025年春夏はデニムアイテムに注力している。

ジーンズは、裾にかけ自然に広がるシルエットが特徴のドレープフレアワイドジーンズ(※写真5枚目)や、かなりゆったりとしたワイドテーパードジーンズなど、シルエットで新鮮さを生み出している。1月10日発売の「ジェイ ダブリュー アンダーソン(JW ANDERSON)」とのコラボコレクション「ユニクロ アンド ジェイ ダブリュー アンダーソン(UNIQLO AND JW ANDERSON)で最も動きが良いのも、“ストレートジーンズ”(3990円)(※写真2枚目)とPR担当。デニムアイテム同士を掛け合わせた、春らしいさわやかなスタイリングを提案する。

ラウンジウエアやブラトップで猛暑を乗り越える

夏向けの商品では、開放感のあるワンピースやリネン混のハーフパンツなど着心地を追求したアイテムが多い。中でも、ストライプのラウンジウエア(※写真3枚目)は、リラックスしたシーンでの着用はもちろん、外着としても着られるようなデザインにこだわっており、「SNS上の話題が追い風となり、発売当初から良い動きを見せている」という。24年秋冬から「ユニクロ」全体のクリエイティブ・ディレクターに就いたクレア・ワイト・ケラーのお気に入りは、ブルーのギンガムチェックのワンピーススタイル(※写真1枚目)。バッグを含め、全身を同じトーンでそろえたスタイリングがポイントだ。

「昨夏、海外を中心にホルダーネックタイプが非常に良く売れた」(PR担当)というブラトップ(※写真7枚目)は、25年夏シーズンに向けて背中が大きく開いたデザイン(※写真9、10枚目)が仲間入り。涼しげなコーデをかなえるアイテムとして、売れ行きに期待をかける。

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【ユニクロ2025年春夏展示会:前編】バリエ豊富にデニムを提案、ブラトップの新デザインにも期待

デニムの勢いが戻ってきている。リモートワークの定着とともにジャージー素材に支持が集まっていたが、外出機会の増加するにつれデニムの需要が回復しているという。昨年は、デニムを中心にさまざまな素材感を用意する「ジーユー(GU)」の“バレルレッグパンツ”(2990円)も話題を呼んだ。同じファーストリテイリング傘下の「ユニクロ(UNIQLO)」も、2025年春夏はデニムアイテムに注力している。

ジーンズは、裾にかけ自然に広がるシルエットが特徴のドレープフレアワイドジーンズ(※写真5枚目)や、かなりゆったりとしたワイドテーパードジーンズなど、シルエットで新鮮さを生み出している。1月10日発売の「ジェイ ダブリュー アンダーソン(JW ANDERSON)」とのコラボコレクション「ユニクロ アンド ジェイ ダブリュー アンダーソン(UNIQLO AND JW ANDERSON)で最も動きが良いのも、“ストレートジーンズ”(3990円)(※写真2枚目)とPR担当。デニムアイテム同士を掛け合わせた、春らしいさわやかなスタイリングを提案する。

ラウンジウエアやブラトップで猛暑を乗り越える

夏向けの商品では、開放感のあるワンピースやリネン混のハーフパンツなど着心地を追求したアイテムが多い。中でも、ストライプのラウンジウエア(※写真3枚目)は、リラックスしたシーンでの着用はもちろん、外着としても着られるようなデザインにこだわっており、「SNS上の話題が追い風となり、発売当初から良い動きを見せている」という。24年秋冬から「ユニクロ」全体のクリエイティブ・ディレクターに就いたクレア・ワイト・ケラーのお気に入りは、ブルーのギンガムチェックのワンピーススタイル(※写真1枚目)。バッグを含め、全身を同じトーンでそろえたスタイリングがポイントだ。

「昨夏、海外を中心にホルダーネックタイプが非常に良く売れた」(PR担当)というブラトップ(※写真7枚目)は、25年夏シーズンに向けて背中が大きく開いたデザイン(※写真9、10枚目)が仲間入り。涼しげなコーデをかなえるアイテムとして、売れ行きに期待をかける。

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「ジョー マローン ロンドン」から“エレおじ”の感性をくすぐる香り 映画「キングスマン」の舞台と協業した装いと香りのペアリング

ミラノ・パリメンズで話題になった“エレおじ”にぴったりのフレグランスが2月14日、「ジョー マローン ロンドン(JO MALONE LONDON)以下、ジョー マローン」から登場する。新作“ハンツマン コレクション(以下、ハンツマン)”は、映画「キングスマン(KINGSMAN: THE SECRET SERVICE)」の舞台であるロンドン・サヴィル・ローの高級テーラー「ハンツマン(HUNTSMAN)」とコラボレーションしたもの。「ハンツマン」は、王侯貴族やセレブリティーが選ぶ老舗名門テーラーで、映画で登場人物が着用しているスーツが「ハンツマン」のものだ。18歳から同ブランドのスーツを愛用している監督のマシュー・ヴォーン(Matthew Vaughn)が、映画で名門テーラーを現代に蘇らせた。日本では、「カインドウエア(KINDWARE)」を手掛ける老舗高級テーラーのWATAKIが「ハンツマン」を展開している。

“ビスポーク”がキーワードの装いと香りのコラボ

「ジョー マローン」は、ビスポークスーツのようにテーラーメードされた香りを届けるブランド。“ビスポーク”という共通のキーワードから生まれたのが“ハンツマン”コレクションだ。男性なら一度は、スパイ映画に登場するピシッとしたスーツに身を包んだ主人公に憧れたことがあるはず。そんな男性たちへ、紳士の装いと香りのペアリングを提案するのが新作コレクションだ。同ブランドが新作発表の場に選んだのは、東京・南青山の「カインドウエア」旗艦店。店内は「ハンツマン」のロンドンの店舗を彷ふつとさせる重厚な内装だ。イベントでは、スタイリストやエディターとして活躍する青柳光則さんが、英国紳士の装いについて解説しながら“ハンツマン”4種類の香りに合うスタイリングを指南。英国紳士らしい香りとウエアのペアリングを披露した。

“エレおじ”の好奇心をくすぐる香りに似合うスタイリングを指南

ハンツマン”コレクションは、1日のさまざまなシーンを彩る4種類のコロンで構成されている。エレガントな夜にぴったりのアンバー&パチョリ コロン”。ほのかな甘みにスモーキーさと湿った土のようなアーシーさが加わった落ち着いた香りだ。英国紳士の夜の外出の定番は、ネイビーのスーツにホワイトシャツ、足元は英国製ブラックのシューズ。青柳さんいわく、「彼らの日中の定番はグレイのスーツにブルーのシャツ。だから、ミッドナイトブルーのビジネススーツは究極の装いがふさわしい」。映画の登場人物でいえば、マーリン役のマーク・ストロング(Mark Strong)といったところだろうか。

“アッサム&グレープフルーツ コロン”は、1日の始まりにぴったりな清々しい香り。柑橘に紅茶の奥深さや甘さとカルダモンの清涼感が加わりまろやかな仕上がりだ。この香りに合わせるのは、ウールなどの自然素材を用いたスモーキーグリーンのスーツ。「ラウンドカラーのオックスフォードシャツを、足元は、Uチップの英国靴を合わせる。イメージは、ギタリストのジミー・ペイジ(Jimmy Page)だ」。私は、リーダー役アーサーを演じる名優マイケル・ケーン(Michael Caine)を押したい。

4種類の中で、最も個性的、伝統と反逆精神が融合したイギリスらしい香りが“バーチ&ブラックペッパー コロン”だ。温かみのある白樺(バーチ)の香りにインクアコードとスパイシーなペッパーが加わり見事なコントラストを描く。青柳さんがこの香りのために選んだのは、ディナージャケットにピンタックのシャツ、ブルーデニムにエナメルのシューズを合わせたセミフォーマルな装い。ベレー帽やスカーフなどでアレンジしてもOKだ。「タキシードもこのように着こなせば、汎用性が高い。キース・リチャード(Keith Richard)が似合いそうなスタイリングだ」と青柳さん。映画では、今どきの英国紳士を演じる主役のタロン・エガートン(Taron Egerton)がイメージにぴったりだ。

最近人気のお酒系の香りもある。“ウィスキー&シダーウッド コロン”は、夜のくつろぎタイムを象徴する香りだ。ウィスキーにワックスがけされた木の香り融合したノスタルジックな雰囲気が漂い、ピリリとしたピメントのアクセントが香りに深みをプラス。青柳さんは、パッチポケットがカジュアルなダブルのリネンジャケットを中心に、バカンスなどのリラックスした場所でも、さりげなく英国の格調高さを漂わせるコーディネートを提案。この上級ペアリングにふさわしいのは、ガラハッド役のコリン・ファース(Colin Firth)だろう。
 
英国紳士の美学をそのまま香りで表現したような「ジョー マローン」の“ハンツマン”。香りをきっかけに、イメージをふくらませてファッションに反映してみるのも面白いかもしれない。

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「ディオール」「ヴァレンティノ ビューティ」の香水や「プラダ ビューティ」「ランコム」の新リップなど 今週発売のビューティアイテム14選【2/3〜2/9】

ビューティアイテムの発売情報を「WWDJAPAN」的視点でピックアップ!今回は2月3〜9日に発売するアイテムを紹介します。寒い日々が続きますが、ビューティの世界は春真っ盛り!今週もバレンタインや春コレクションが続々と登場します。「ディオール(DIOR)」は香水とクチュールの対話から生まれたフレグランスコレクション“メゾン クリスチャン ディオール”を“ラ コレクシオン プリヴェ”としてリニューアルするほか、「ヴァレンティノ ビューティ(VALENTINO BEAUTY)」は、新作フレグランスコレクション“ヴァレンティノ アナトミー オブ ドリームス”を発売。フレグランスから春を感じてみて。メイクアップアイテムはブラウンをテーマにした「プラダ ビューティ(PRADA BEAUTY)」のリップコレクション、「ランコム(LANCOME)」のアイコンリップ“ラプソリュ ルージュ ドラママット”のバレンタイン限定品に注目です。

【2月3日発売】
江原道
(KOH GEN DO)

ホリデー限定色が定番化 大人オレンジ色のリップ&チーク 

「江原道(KOH GEN DO)」は、ホリデーコレクション2024で登場した“スティックルージュ グロッシー カラーバーム”の限定色“タンジェリンオレンジ”と、“ミネラル ルース チーク”の限定色“クールアプリコット”を定番商品として発売する。さらに、“リキッドルージュ ラスティング カラーバーム“からは新色“タンジェリンオレンジ”が登場する。

■商品詳細

“スティックルージュ グロッシー カラーバーム タンジェリンオレンジ”(3300円)
“ミネラル ルース チーク クールアプリコット”(3850円)
“リキッドルージュ ラスティング カラーバーム タンジェリンオレンジ”(2970円)

【2月3日発売】
モノーク
(MONOQU)

サロン専売のスタイリングブランド「モノーク」誕生 “洗い落としやすさ”に着目 

化粧品製造販売を行う三口産業は、サロン専売ブランド「ミアンビューティー(MIAN BEAUTY)」から新ヘアスタイリング剤ブランド「モノーク(MONOQU)」を発売する。アイテムはオイル、バーム、オイルジェリーの3種で、今後ラインアップを拡充する予定だ。香りは、複雑で奥行きのあるビターシトラスウッディーで用意する。

■商品詳細

オイル(60mL、3740円)
バーム(45g、3740円)
オイルジェリー(80g、3300円)

【2月3日発売】
草花木果

主軸の“毛穴・ハリケアライン”をリニューアル 毛穴を支える基底膜に着目

キナリの「草花木果」は、主軸の“毛穴・ハリケアライン”をリニューアルする。処方、ロゴ、パッケージデザインを刷新。今回は毛穴の構造を支える基底膜に着目し、紫外線によってダメージを受けた基底膜が毛穴の構造を弱体化させ、毛穴目立ちに影響を与えている点にアプローチする処方を採用した。

■商品詳細

“メイク落としオイルN”(180mL、2090円)
“ホイップフォーム”(90g、1980円)
“エッセンスローション”(155mL、2970円/レフィルは155mL、2640円)
“マスクジェルC”(90g、3850円)
“エンリッチクリームEX”(50g、4620円

【2月5日発売】
ヴァレンティノ ビューティ
(VALENTINO BEAUTY)

“ローマ宮殿の夢”に着想を得た7つ香水コレクション

「ヴァレンティノ ビューティ(VALENTINO BEAUTY)」は、新作フレグランスコレクション“ヴァレンティノ アナトミー オブ ドリームス”を発売する。ローマ宮殿にあるプライベートシアター、バロック様式のバンケットルーム、美しい庭園、秘密の階段、フィッティングサロン、屋上、隠し部屋の7つの場所に着想した香りをラインアップする。

■商品詳細

“ヴァレンティノ アナトミー オブ ドリームス”(全7種類、各30mL、各2万2000円/各100mL、各5万7600円)

【2月5日発売】
プラダ ビューティ
(PRADA BEAUTY)

ブランドの象徴“ブラウン”に着想したリップコレクション 

「プラダ ビューティ(PRADA BEAUTY)」は、「プラダ(PRADA)」の象徴的なカラーの1つ“ブラウン”をテーマにしたリップコレクション“モノクローム ブラウン シリーズ”を発売する。チークとしても使える調整しやすい発色と柔らかいカラー、上品な輝きが魅力で、カラーは厳選したヌードブラウンの人気のカラー2色と新色1色をラインアップする。

■商品詳細

“モノクローム ブラウン シリーズ”(全3色、うち新1色)

【2月5日発売】
ロクシタン
(L'OCCITANE)

“チェリーブロッサム”シリーズから限定アイテム 

「ロクシタン(L'OCCITANE)」は、桜の香りの“チェリーブロッサム”シリーズからボディーケアアイテムを数量限定で発売する。ラディアント効果(肌に艶を与えること)で肌を輝かせるハンドクリームとボディーローションのほか、ボディージェル、モイスチャーミスト、ネイルオイルの全5アイテムを展開する。

■商品詳細

“チェリーブロッサム ラディアントボディローション”(250mL、5170円)
“チェリーブロッサム ラディアントハンドクリーム”(50mL、3300円)
“チェリーブロッサム ボディジェル”(150mL、4730円)
“チェリーブロッサム モイスチャーミスト”(30mL、3410円)
“チェリーブロッサム ネイルオイル”(7.5mL、2860円)

【2月6日発売】
ミルフィー
(MILLEFEE)

猫アイパレットシリーズに子猫色の新3色

コスメブランド「ミルフィー(MILLEFEE)」は、昨年5月にデビューしたアイシャドウパレット“マイキティアイパレット”から、サイベリアン、スコテッシュフォールド、アメリカンショートヘアの子猫にインスパイアされた新色3種を発売する。

■商品詳細

“マイキティアイパレット”(新色3色、各1760円)

【2月7日発売】
ランコム
(LANCOME)

マットリップからバレンタイン限定デザインとカラーが登場 

「ランコム(LANCOME)」は、アイコンリップ“ラプソリュ ルージュ ドラママット”からバレンタイン限定デザインとカラーを全国で数量限定発売する。今年のバレンタインは、“愛のメロディー”を表現し、限定2色と既存1色の全3色を洗練されたベルベットのパッケージに、メロディーをイメージしたゴールドのラインを施したデザインで用意する。

■商品詳細

“ラプソリュ ルージュ ドラママット”(全3色、うち限定2色、各6600円)

【2月7日発売】
ディオール
(DIOR)

フレグランス“メゾン クリスチャン ディオール”を“ラ コレクシオン プリヴェ”としてリニューアル

「ディオール(DIOR)」は、香水とクチュールの対話から生まれたフレグランスコレクション“メゾン クリスチャン ディオール”を“ラ コレクシオン プリヴェ”としてリニューアル発売する。また、ベストセラーのフレグランスのミニサイズを詰め込んだ“パフューマーズ セット”や新作の香り“ボア タリスマン オードゥ パルファン”も発売する。

■商品詳細

“ラ コレクシオン プリヴェ”(全22種、各50mL、各2万5300円/各100mL、各4万5100円/各200mL、各6万3140円)
“パフューマーズ セット”(10mL×8種、5万2360円)
“ボア タリスマン オードゥ パルファン”(50mL、2万5300円/100mL、4万5100円/200mL、6万3140円)

【2月7日発売】
リンメル
(RIMMEL)

1本3役で“水光フィルター肌”へ 

「リンメル(RIMMEL)」は、リキッドハイライターの“ザ マルチタスカー ベターザン フィルター”を発売する。繊細パール、潤い成分配合により長時間密着し、フィルターをかけたような艶肌へ導く。動物由来成分不使用かつ動物実験を行わないヴィーガン処方で、ハイライターのほか、化粧下地、ファンデーションの艶足しとしても使用できる。

■商品詳細

“ザ マルチタスカー ベターザン フィルター”(全3色、各30mL、各2090円)

【2月7日発売】
クラランス
(CLARINS)

咲き誇る春の花に着想した限定コレクション

「クラランス(CLARINS)」は、スプリングコレクション“フェアリー ブロッサム”を発売する。ラインアップは、フィニッシングミスト、リップオイル、リップバーム、ハンドクリームの全4アイテム。妖精が煌めきの魔法を満開の桜の花々に振りまくような幻想的な世界観のパッケージと、桜が華やかに舞うような“スプリングブロッサム”の香りで用意した。

■商品詳細

“フィックス メイクアップ NFB”(50mL、5060円)
“リップコンフォートオイル 26 サクラフェアリー”(3960円)
“リップ オイル バーム 07 ペタルヌード”(3960円)
“ハンド/ネイル トリートメントクリーム FB”(30mL、1540円)

【2月7日発売】
ローラ メルシエ
(LAURA MERCIER)

人気のコンシーラーとプライマーの新作

「ローラ メルシエ(LAURA MERCIER)」は、美容成分を約90%配合したスキンケアコンシーラーと“リアル フローレス ウェイトレス パーフェクティング コンシーラー”から新2色と、ソフトフォーカスで毛穴を目立ちにくくぼかし、肌の潤いを保ちながらテカリレスな肌表面に仕上げる“ピュア キャンバス プライマー ブラーリング”を発売する。

■商品詳細

“リアル フローレス ウェイトレス パーフェクティング コンシーラー”(新2色、各5.4mL、各4730円)
“ピュア キャンバス プライマー ブラーリング”(30mL/15mL、5610円/2970円)

【2月8日発売】
キュレル
(CUREL)

ファンデ負担から肌を守るUV化粧下地

「キュレル(CUREL)」は、ファンデーションの負担から肌を守りつつ美肌に仕上げるUV化粧下地“潤浸保湿 ファンデ負担防止ベース”[SPF41・PA+++]を発売する。独自開発の「スキンプロテクト膜」が、下地とファンデーションが混ざりにくい均一な塗膜を肌の上に形成する。みずみずしいテクスチャーが肌に密着し、ごわつきや負担感を軽減する。

■商品詳細

“潤浸保湿 ファンデ負担防止ベース”[SPF41・PA+++](30g、2750円※編集部調べ)

【2月8日発売】
ニベア
(NIVEA)

“ディーププロテクト&ケア”シリーズを初改良 ミルクUVミストも

「ニベア(NIVEA)」は、定番の“ニベアUV ディーププロテクト&ケア”シリーズを初めて大型改良する。ジェル、エッセンス、トーンアップエッセンスの3品と、新たにミストタイプの日焼け止めミルク“ニベアUV ディーププロテクト&ケア ミルクミスト”を発売する。

■商品詳細

ジェル、エッセンス、トーンアップエッセンス(各1078円※編集部調べ)
“ニベアUV ディーププロテクト&ケア ミルクミスト”(60mL、1188円※編集部調べ)

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「ディオール」「ヴァレンティノ ビューティ」の香水や「プラダ ビューティ」「ランコム」の新リップなど 今週発売のビューティアイテム14選【2/3〜2/9】

ビューティアイテムの発売情報を「WWDJAPAN」的視点でピックアップ!今回は2月3〜9日に発売するアイテムを紹介します。寒い日々が続きますが、ビューティの世界は春真っ盛り!今週もバレンタインや春コレクションが続々と登場します。「ディオール(DIOR)」は香水とクチュールの対話から生まれたフレグランスコレクション“メゾン クリスチャン ディオール”を“ラ コレクシオン プリヴェ”としてリニューアルするほか、「ヴァレンティノ ビューティ(VALENTINO BEAUTY)」は、新作フレグランスコレクション“ヴァレンティノ アナトミー オブ ドリームス”を発売。フレグランスから春を感じてみて。メイクアップアイテムはブラウンをテーマにした「プラダ ビューティ(PRADA BEAUTY)」のリップコレクション、「ランコム(LANCOME)」のアイコンリップ“ラプソリュ ルージュ ドラママット”のバレンタイン限定品に注目です。

【2月3日発売】
江原道
(KOH GEN DO)

ホリデー限定色が定番化 大人オレンジ色のリップ&チーク 

「江原道(KOH GEN DO)」は、ホリデーコレクション2024で登場した“スティックルージュ グロッシー カラーバーム”の限定色“タンジェリンオレンジ”と、“ミネラル ルース チーク”の限定色“クールアプリコット”を定番商品として発売する。さらに、“リキッドルージュ ラスティング カラーバーム“からは新色“タンジェリンオレンジ”が登場する。

■商品詳細

“スティックルージュ グロッシー カラーバーム タンジェリンオレンジ”(3300円)
“ミネラル ルース チーク クールアプリコット”(3850円)
“リキッドルージュ ラスティング カラーバーム タンジェリンオレンジ”(2970円)

【2月3日発売】
モノーク
(MONOQU)

サロン専売のスタイリングブランド「モノーク」誕生 “洗い落としやすさ”に着目 

化粧品製造販売を行う三口産業は、サロン専売ブランド「ミアンビューティー(MIAN BEAUTY)」から新ヘアスタイリング剤ブランド「モノーク(MONOQU)」を発売する。アイテムはオイル、バーム、オイルジェリーの3種で、今後ラインアップを拡充する予定だ。香りは、複雑で奥行きのあるビターシトラスウッディーで用意する。

■商品詳細

オイル(60mL、3740円)
バーム(45g、3740円)
オイルジェリー(80g、3300円)

【2月3日発売】
草花木果

主軸の“毛穴・ハリケアライン”をリニューアル 毛穴を支える基底膜に着目

キナリの「草花木果」は、主軸の“毛穴・ハリケアライン”をリニューアルする。処方、ロゴ、パッケージデザインを刷新。今回は毛穴の構造を支える基底膜に着目し、紫外線によってダメージを受けた基底膜が毛穴の構造を弱体化させ、毛穴目立ちに影響を与えている点にアプローチする処方を採用した。

■商品詳細

“メイク落としオイルN”(180mL、2090円)
“ホイップフォーム”(90g、1980円)
“エッセンスローション”(155mL、2970円/レフィルは155mL、2640円)
“マスクジェルC”(90g、3850円)
“エンリッチクリームEX”(50g、4620円

【2月5日発売】
ヴァレンティノ ビューティ
(VALENTINO BEAUTY)

“ローマ宮殿の夢”に着想を得た7つ香水コレクション

「ヴァレンティノ ビューティ(VALENTINO BEAUTY)」は、新作フレグランスコレクション“ヴァレンティノ アナトミー オブ ドリームス”を発売する。ローマ宮殿にあるプライベートシアター、バロック様式のバンケットルーム、美しい庭園、秘密の階段、フィッティングサロン、屋上、隠し部屋の7つの場所に着想した香りをラインアップする。

■商品詳細

“ヴァレンティノ アナトミー オブ ドリームス”(全7種類、各30mL、各2万2000円/各100mL、各5万7600円)

【2月5日発売】
プラダ ビューティ
(PRADA BEAUTY)

ブランドの象徴“ブラウン”に着想したリップコレクション 

「プラダ ビューティ(PRADA BEAUTY)」は、「プラダ(PRADA)」の象徴的なカラーの1つ“ブラウン”をテーマにしたリップコレクション“モノクローム ブラウン シリーズ”を発売する。チークとしても使える調整しやすい発色と柔らかいカラー、上品な輝きが魅力で、カラーは厳選したヌードブラウンの人気のカラー2色と新色1色をラインアップする。

■商品詳細

“モノクローム ブラウン シリーズ”(全3色、うち新1色)

【2月5日発売】
ロクシタン
(L'OCCITANE)

“チェリーブロッサム”シリーズから限定アイテム 

「ロクシタン(L'OCCITANE)」は、桜の香りの“チェリーブロッサム”シリーズからボディーケアアイテムを数量限定で発売する。ラディアント効果(肌に艶を与えること)で肌を輝かせるハンドクリームとボディーローションのほか、ボディージェル、モイスチャーミスト、ネイルオイルの全5アイテムを展開する。

■商品詳細

“チェリーブロッサム ラディアントボディローション”(250mL、5170円)
“チェリーブロッサム ラディアントハンドクリーム”(50mL、3300円)
“チェリーブロッサム ボディジェル”(150mL、4730円)
“チェリーブロッサム モイスチャーミスト”(30mL、3410円)
“チェリーブロッサム ネイルオイル”(7.5mL、2860円)

【2月6日発売】
ミルフィー
(MILLEFEE)

猫アイパレットシリーズに子猫色の新3色

コスメブランド「ミルフィー(MILLEFEE)」は、昨年5月にデビューしたアイシャドウパレット“マイキティアイパレット”から、サイベリアン、スコテッシュフォールド、アメリカンショートヘアの子猫にインスパイアされた新色3種を発売する。

■商品詳細

“マイキティアイパレット”(新色3色、各1760円)

【2月7日発売】
ランコム
(LANCOME)

マットリップからバレンタイン限定デザインとカラーが登場 

「ランコム(LANCOME)」は、アイコンリップ“ラプソリュ ルージュ ドラママット”からバレンタイン限定デザインとカラーを全国で数量限定発売する。今年のバレンタインは、“愛のメロディー”を表現し、限定2色と既存1色の全3色を洗練されたベルベットのパッケージに、メロディーをイメージしたゴールドのラインを施したデザインで用意する。

■商品詳細

“ラプソリュ ルージュ ドラママット”(全3色、うち限定2色、各6600円)

【2月7日発売】
ディオール
(DIOR)

フレグランス“メゾン クリスチャン ディオール”を“ラ コレクシオン プリヴェ”としてリニューアル

「ディオール(DIOR)」は、香水とクチュールの対話から生まれたフレグランスコレクション“メゾン クリスチャン ディオール”を“ラ コレクシオン プリヴェ”としてリニューアル発売する。また、ベストセラーのフレグランスのミニサイズを詰め込んだ“パフューマーズ セット”や新作の香り“ボア タリスマン オードゥ パルファン”も発売する。

■商品詳細

“ラ コレクシオン プリヴェ”(全22種、各50mL、各2万5300円/各100mL、各4万5100円/各200mL、各6万3140円)
“パフューマーズ セット”(10mL×8種、5万2360円)
“ボア タリスマン オードゥ パルファン”(50mL、2万5300円/100mL、4万5100円/200mL、6万3140円)

【2月7日発売】
リンメル
(RIMMEL)

1本3役で“水光フィルター肌”へ 

「リンメル(RIMMEL)」は、リキッドハイライターの“ザ マルチタスカー ベターザン フィルター”を発売する。繊細パール、潤い成分配合により長時間密着し、フィルターをかけたような艶肌へ導く。動物由来成分不使用かつ動物実験を行わないヴィーガン処方で、ハイライターのほか、化粧下地、ファンデーションの艶足しとしても使用できる。

■商品詳細

“ザ マルチタスカー ベターザン フィルター”(全3色、各30mL、各2090円)

【2月7日発売】
クラランス
(CLARINS)

咲き誇る春の花に着想した限定コレクション

「クラランス(CLARINS)」は、スプリングコレクション“フェアリー ブロッサム”を発売する。ラインアップは、フィニッシングミスト、リップオイル、リップバーム、ハンドクリームの全4アイテム。妖精が煌めきの魔法を満開の桜の花々に振りまくような幻想的な世界観のパッケージと、桜が華やかに舞うような“スプリングブロッサム”の香りで用意した。

■商品詳細

“フィックス メイクアップ NFB”(50mL、5060円)
“リップコンフォートオイル 26 サクラフェアリー”(3960円)
“リップ オイル バーム 07 ペタルヌード”(3960円)
“ハンド/ネイル トリートメントクリーム FB”(30mL、1540円)

【2月7日発売】
ローラ メルシエ
(LAURA MERCIER)

人気のコンシーラーとプライマーの新作

「ローラ メルシエ(LAURA MERCIER)」は、美容成分を約90%配合したスキンケアコンシーラーと“リアル フローレス ウェイトレス パーフェクティング コンシーラー”から新2色と、ソフトフォーカスで毛穴を目立ちにくくぼかし、肌の潤いを保ちながらテカリレスな肌表面に仕上げる“ピュア キャンバス プライマー ブラーリング”を発売する。

■商品詳細

“リアル フローレス ウェイトレス パーフェクティング コンシーラー”(新2色、各5.4mL、各4730円)
“ピュア キャンバス プライマー ブラーリング”(30mL/15mL、5610円/2970円)

【2月8日発売】
キュレル
(CUREL)

ファンデ負担から肌を守るUV化粧下地

「キュレル(CUREL)」は、ファンデーションの負担から肌を守りつつ美肌に仕上げるUV化粧下地“潤浸保湿 ファンデ負担防止ベース”[SPF41・PA+++]を発売する。独自開発の「スキンプロテクト膜」が、下地とファンデーションが混ざりにくい均一な塗膜を肌の上に形成する。みずみずしいテクスチャーが肌に密着し、ごわつきや負担感を軽減する。

■商品詳細

“潤浸保湿 ファンデ負担防止ベース”[SPF41・PA+++](30g、2750円※編集部調べ)

【2月8日発売】
ニベア
(NIVEA)

“ディーププロテクト&ケア”シリーズを初改良 ミルクUVミストも

「ニベア(NIVEA)」は、定番の“ニベアUV ディーププロテクト&ケア”シリーズを初めて大型改良する。ジェル、エッセンス、トーンアップエッセンスの3品と、新たにミストタイプの日焼け止めミルク“ニベアUV ディーププロテクト&ケア ミルクミスト”を発売する。

■商品詳細

ジェル、エッセンス、トーンアップエッセンス(各1078円※編集部調べ)
“ニベアUV ディーププロテクト&ケア ミルクミスト”(60mL、1188円※編集部調べ)

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マンガで学ぶ「在庫管理の魔術」 第4話:欠品による売上減ってどのくらい? 数%? それとも、時には数十%?

中堅アパレルのチェーンストア「ハンナズ」は、過剰在庫が原因で経営危機に瀕している。社長の安堂平磨は、娘でバイヤーの安堂あい、あいの夫で渋谷店店長の安堂徹に再生を期待するが、2人は「売れ残るリスクを抱えながら在庫を持つべきか?」それとも「売り上げが落ちるリスクを抱えながら在庫を減らすべきか?」で迷い続ける。

「売れた分だけ」補充した渋谷店の売り上げが全国で断トツの1位に輝き、2人は欠品と売り上げの関係性を改めて考えるように。徹は欠品による売上減は数%と軽く見積もるが、あいは「その程度だと思っているの?」と猛反発!

登場人物紹介

第四話

このマンガは、ジェフ・ベゾス(Jeff Bezos)も経営陣で読んだとされるTOC(制約理論)の原点にして最高の入門書「ザ・ゴール」を原案としています。「ザ・ゴール」を中心としたマネジメント理論に関する書籍は、ダイヤモンド社が販売中です。

ORIGINAL WORKS:ELIYAHU GOLDRATT、JEF COX
SUPERVISION:YUJI KISHIRA
SCRIPT:TAKEO AOKI
COMICS:YAMA AOTA

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「スタバ」と「ポーター」のコラボや「アニヤ・ハインドマーチ」のバッグなど! 今週発売のファッションアイテム11選【2/3〜2/9】

ファッションアイテムの発売情報を「WWDJAPAN」的視点でピックアップ!今回は2月3〜9日に発売するアイテムを紹介します。スターバックス コーヒー ジャパンは、5日に「ポーター(PORTER)」とのコラボ第2弾を発売します。ロースタリー 東京とコラボしたアイテムは、同店に訪れたことがある人にとっては「この色合い!そうだよね」と納得のカラーリングです。6日には「アニヤ・ハインドマーチ(ANYA HINDMARCH)」が“ユニバーサルバッグ”を発売します。過去にも「成城石井」とコラボした際には争奪戦になっただけに注目度が高いアイテム。今回は公式ECのみで販売するそうです。

【2月3日発売】
ビーミング バイ ビームス
(B:MING BY BEAMS)

「リーバイス」限定モデルに新色

ビームス(BEAMS)のライフスタイルレーベル「ビーミング バイ ビームス(B:MING BY BEAMS)」は、「リーバイス(LEVI'S)」のジーンズ“501 クロップ(501 CROP)”のライトインディゴカラーを限定発売する。“501”のシュリンク・トゥ・フィット生地を用い制作した同モデルは、通常26インチのみで展開のところ、同ブランド限定で28インチも用意する。

■商品詳細

デニムパンツ(1万450円)

【2月3日発売】
フェイラー
(FEILER)

ミニーマウスを描いたオンライン限定の雑貨15種

「フェイラー(FEILER)」は、ディズニーキャラクターのミニーマウスをあしらった“インマイリボン”コレクションを発売する。春らしいパステルカラーの花々に囲まれたミニーマウスを描いた定番のハンカチやポーチ、バッグなど全15種をラインアップする。

■商品詳細

ハンカチ(2970円)
バッグ(1万8700円)
巾着(6600円)
ティッシュポーチ(7150円)
※一部商品

【2月5日発売】
ファーファー
(FURFUR)

「フィリーチョコレート」とコラボ

「ファーファー(FURFUR)」は、チョコレートブランド「フィリーチョコレート(PHILLY CHOCOLATE)」とのコラボアイテムを発売する。「フィリーチョコレート」で人気のチョコレート“キャット ボン ボン チョコレート”の猫のフォームをデザインに落とし込んだウエアや、チョコレートボックスのミニフラワー柄をプリントしたような小花柄シリーズをラインアップする。

■商品詳細

カーディガン(2万3100円)
スエットセットアップ(1万7600円)
ミニトートバッグ (1万2100円)
ブローチ(3960円)
※一部商品

【2月5日発売】
スターバックス
(STARBUCKS)

「ポーター」コラボ第2弾

スターバックス コーヒー ジャパンは、バッグブランド「ポーター(PORTER)」とのコラボ第2弾を発売する。前回同様、“マイボトルを持って、もっとお出かけしたくなる”ようデザインされたコラボバッグをはじめ、ステンレスボトルやスターバックス カードなど計15アイテムを用意する。

■商品詳細

バッグ(5万5000〜8万5000円)
スレンレスボトル(5000〜5500円)
スターバックス カード(1000〜3万円)

【2月5日発売】
J&M デヴィッドソン
(J&M DAVIDSON)

創立40周年記念の新作

「J&M デヴィッドソン(J&M DAVIDSON)」は、ブランド創立40周年記念アイテムを発売する。ブランド創業時から人気がある手編みのメッシュベルトのディテールを人気モデルにあしらったバッグ3型と、大きめのバックルが特徴的なブレスレットをそれぞれタン、ブラック、ハバナの3色で用意する。

■商品詳細

バッグ(8万5800〜18万1500円)
ブレスレット(3万5200円)

【2月6日発売】
アシックス
(ASICS)

“東京マラソン 2025”開催記念ランニングシューズ

「アシックス(ASICS)」は、同ブランドがオフィシャルパートナーを務める“東京マラソン2025”の開催を記念してランニングシューズ“ゲル カヤノ 31”と“ノヴァブラスト 5”の限定モデルを発売する。“東京マラソン 2025”のテーマカラーであるブルーを取り入れ、アッパー全体やミッドソールには日本の伝統芸能に着想したデザインを施した。

■商品詳細

スニーカー(2万5300〜2万900円)

【2月6日発売】
アニヤ・ハインドマーチ
(ANYA HINDMARCH)

オリジナル“ユニバーサルバッグ”

「アニヤ・ハインドマーチ(ANYA HINDMARCH)」は、“ユニバーサルバッグ”を発売する。チョコレートのようなブラウンと鮮やかなブルーの色使いが特徴で、レギュラーサイズとミニサイズをセット売りする。合わせて、シンガポールのスーパーマーケット「フェアプラス ファイネスト(FAIRPRICE FINEST)」とコラボした“ユニバーサルバッグ”も発売する。

■商品詳細

バッグ(5940円)
コラボバッグ(3190円)

【2月6日発売】
ディオール
(DIOR)

鉛筆のスケッチを手作業で再現したスニーカー

「ディオール(DIOR)」は、2025年春夏コレクションで発表したスニーカー“D-スケッチ”を発売する。鉛筆のデザインスケッチを手作業で再現したプロトタイプのような仕上がりと、レトロなシルエットとスレンダーなツートーンソールが特徴。カラーはプリントナイロンのホワイトとブラックの2色をラインアップする。

■商品詳細

スニーカー(全2色、各14万9000円)

【2月7日発売】
マーキュリーデュオ
(MERCURYDUO)

「マリークヮント」コラボ

「マーキュリーデュオ(MERCURYDUO)」は、「マリークヮント(MARY QUANT)」とのコラボアイテムを発売する。ラインアップは、“自分らしさ”をテーマにした全17型。第1弾の今回は、「マーキュリーデュオ」で人気のワンピースや、胸元の大きなロゴが目をひくニットなど、軽やかで春らしい印象のアイテム9型をリリースする。

■商品詳細

ワンピース(1万9800円)
ニットトップス(9350円)
ミニスカパン(1万4300円)
キャップ(5500円)
ショルダーバッグ(1万2100円)
※一部商品

【2月7日発売】
ムーンスター
(MOONSTAR)

”エイトテンス”が「アーバンリサーチ ドアーズ」に別注

「アーバンリサーチ ドアーズ(URBAN RESEARCH DOORS)」は、「ムーンスター(MOONSTAR)」のプロダクトライン“エイトテンス(810s)”に別注しスニーカー“スチューデン”を発売する。ネイビーのワントーンカラーの新作に加え、ファーストシーズンにリリースしたグレーカラーも発売する。

■商品詳細

スニーカー(7700円)

【2月8日発売】
RHC ロンハーマン
(RHC RON HERMAN)

「チャンピオン」別注パーカ

RHC ロンハーマン(RHC RON HERMAN)は、「チャンピオン(CHAMPION)」に別注したパーカを発売する。素材は高密度に編んだアメリカコットンとリサイクルポリエステルを採用し、前面と袖に“R”と“RHC”のロゴをあしらった。カラーはアイボリーとグレー、ブラックの3色。

■商品詳細

パーカ(2万900円)

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「スタバ」と「ポーター」のコラボや「アニヤ・ハインドマーチ」のバッグなど! 今週発売のファッションアイテム11選【2/3〜2/9】

ファッションアイテムの発売情報を「WWDJAPAN」的視点でピックアップ!今回は2月3〜9日に発売するアイテムを紹介します。スターバックス コーヒー ジャパンは、5日に「ポーター(PORTER)」とのコラボ第2弾を発売します。ロースタリー 東京とコラボしたアイテムは、同店に訪れたことがある人にとっては「この色合い!そうだよね」と納得のカラーリングです。6日には「アニヤ・ハインドマーチ(ANYA HINDMARCH)」が“ユニバーサルバッグ”を発売します。過去にも「成城石井」とコラボした際には争奪戦になっただけに注目度が高いアイテム。今回は公式ECのみで販売するそうです。

【2月3日発売】
ビーミング バイ ビームス
(B:MING BY BEAMS)

「リーバイス」限定モデルに新色

ビームス(BEAMS)のライフスタイルレーベル「ビーミング バイ ビームス(B:MING BY BEAMS)」は、「リーバイス(LEVI'S)」のジーンズ“501 クロップ(501 CROP)”のライトインディゴカラーを限定発売する。“501”のシュリンク・トゥ・フィット生地を用い制作した同モデルは、通常26インチのみで展開のところ、同ブランド限定で28インチも用意する。

■商品詳細

デニムパンツ(1万450円)

【2月3日発売】
フェイラー
(FEILER)

ミニーマウスを描いたオンライン限定の雑貨15種

「フェイラー(FEILER)」は、ディズニーキャラクターのミニーマウスをあしらった“インマイリボン”コレクションを発売する。春らしいパステルカラーの花々に囲まれたミニーマウスを描いた定番のハンカチやポーチ、バッグなど全15種をラインアップする。

■商品詳細

ハンカチ(2970円)
バッグ(1万8700円)
巾着(6600円)
ティッシュポーチ(7150円)
※一部商品

【2月5日発売】
ファーファー
(FURFUR)

「フィリーチョコレート」とコラボ

「ファーファー(FURFUR)」は、チョコレートブランド「フィリーチョコレート(PHILLY CHOCOLATE)」とのコラボアイテムを発売する。「フィリーチョコレート」で人気のチョコレート“キャット ボン ボン チョコレート”の猫のフォームをデザインに落とし込んだウエアや、チョコレートボックスのミニフラワー柄をプリントしたような小花柄シリーズをラインアップする。

■商品詳細

カーディガン(2万3100円)
スエットセットアップ(1万7600円)
ミニトートバッグ (1万2100円)
ブローチ(3960円)
※一部商品

【2月5日発売】
スターバックス
(STARBUCKS)

「ポーター」コラボ第2弾

スターバックス コーヒー ジャパンは、バッグブランド「ポーター(PORTER)」とのコラボ第2弾を発売する。前回同様、“マイボトルを持って、もっとお出かけしたくなる”ようデザインされたコラボバッグをはじめ、ステンレスボトルやスターバックス カードなど計15アイテムを用意する。

■商品詳細

バッグ(5万5000〜8万5000円)
スレンレスボトル(5000〜5500円)
スターバックス カード(1000〜3万円)

【2月5日発売】
J&M デヴィッドソン
(J&M DAVIDSON)

創立40周年記念の新作

「J&M デヴィッドソン(J&M DAVIDSON)」は、ブランド創立40周年記念アイテムを発売する。ブランド創業時から人気がある手編みのメッシュベルトのディテールを人気モデルにあしらったバッグ3型と、大きめのバックルが特徴的なブレスレットをそれぞれタン、ブラック、ハバナの3色で用意する。

■商品詳細

バッグ(8万5800〜18万1500円)
ブレスレット(3万5200円)

【2月6日発売】
アシックス
(ASICS)

“東京マラソン 2025”開催記念ランニングシューズ

「アシックス(ASICS)」は、同ブランドがオフィシャルパートナーを務める“東京マラソン2025”の開催を記念してランニングシューズ“ゲル カヤノ 31”と“ノヴァブラスト 5”の限定モデルを発売する。“東京マラソン 2025”のテーマカラーであるブルーを取り入れ、アッパー全体やミッドソールには日本の伝統芸能に着想したデザインを施した。

■商品詳細

スニーカー(2万5300〜2万900円)

【2月6日発売】
アニヤ・ハインドマーチ
(ANYA HINDMARCH)

オリジナル“ユニバーサルバッグ”

「アニヤ・ハインドマーチ(ANYA HINDMARCH)」は、“ユニバーサルバッグ”を発売する。チョコレートのようなブラウンと鮮やかなブルーの色使いが特徴で、レギュラーサイズとミニサイズをセット売りする。合わせて、シンガポールのスーパーマーケット「フェアプラス ファイネスト(FAIRPRICE FINEST)」とコラボした“ユニバーサルバッグ”も発売する。

■商品詳細

バッグ(5940円)
コラボバッグ(3190円)

【2月6日発売】
ディオール
(DIOR)

鉛筆のスケッチを手作業で再現したスニーカー

「ディオール(DIOR)」は、2025年春夏コレクションで発表したスニーカー“D-スケッチ”を発売する。鉛筆のデザインスケッチを手作業で再現したプロトタイプのような仕上がりと、レトロなシルエットとスレンダーなツートーンソールが特徴。カラーはプリントナイロンのホワイトとブラックの2色をラインアップする。

■商品詳細

スニーカー(全2色、各14万9000円)

【2月7日発売】
マーキュリーデュオ
(MERCURYDUO)

「マリークヮント」コラボ

「マーキュリーデュオ(MERCURYDUO)」は、「マリークヮント(MARY QUANT)」とのコラボアイテムを発売する。ラインアップは、“自分らしさ”をテーマにした全17型。第1弾の今回は、「マーキュリーデュオ」で人気のワンピースや、胸元の大きなロゴが目をひくニットなど、軽やかで春らしい印象のアイテム9型をリリースする。

■商品詳細

ワンピース(1万9800円)
ニットトップス(9350円)
ミニスカパン(1万4300円)
キャップ(5500円)
ショルダーバッグ(1万2100円)
※一部商品

【2月7日発売】
ムーンスター
(MOONSTAR)

”エイトテンス”が「アーバンリサーチ ドアーズ」に別注

「アーバンリサーチ ドアーズ(URBAN RESEARCH DOORS)」は、「ムーンスター(MOONSTAR)」のプロダクトライン“エイトテンス(810s)”に別注しスニーカー“スチューデン”を発売する。ネイビーのワントーンカラーの新作に加え、ファーストシーズンにリリースしたグレーカラーも発売する。

■商品詳細

スニーカー(7700円)

【2月8日発売】
RHC ロンハーマン
(RHC RON HERMAN)

「チャンピオン」別注パーカ

RHC ロンハーマン(RHC RON HERMAN)は、「チャンピオン(CHAMPION)」に別注したパーカを発売する。素材は高密度に編んだアメリカコットンとリサイクルポリエステルを採用し、前面と袖に“R”と“RHC”のロゴをあしらった。カラーはアイボリーとグレー、ブラックの3色。

■商品詳細

パーカ(2万900円)

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「サカイ」がいざなうワイルドな冒険の旅 「カーハートWIP」や「アグ」とともに砂漠へ

「サカイ(SACAI)」はパリ・メンズ・ファッション・ウイーク最終日の1月26日、2025-26年秋冬メンズ・コレクションのショーを開催し、ウィメンズの25年プレ・フォールと合わせて新作を見せた。会場は、パレ・ド・トーキョー。砂漠の風景写真で囲まれた巨大な空間を用意し、パワフルなショーで観客をワイルドな冒険の旅へといざなった。

出発点は「かいじゅうたちのいるところ」

今季の出発点は、モーリス・センダック(Maurice Sendak)によるベストセラーの絵本を元にした実写映画「かいじゅうたちのいるところ(Where the Wild Things Are)」。家出したイタズラ好きのやんちゃな少年がボートを漕いでたどり着いた島での “かいじゅう”たちと出会いとふれあいを描いた物語だ。「私たちがずっと大切にしている仲間を描いているところに惹かれた」という阿部千登勢デザイナーは、そこから自然という概念にまつわる アイデアを探求。「自然の中で生きる」ということに加え、「既成概念にとらわれない思考、そして抑制されない情熱と感情の本質」を表現した。

テーラリング、ストリート、アウトドアを自由にミックス

ファーストルックは、ラペルの内部構造をあらわにしたようなデザインが特徴的な二重のテーラードジャケットに、同素材のパンツを合わせたコーデュロイのスーツスタイル。そこに毛足の長いファー再現したニットカーディガンを首から肩に巻きつけ、ワイルドなムードを醸し出す。このまるで獣毛のようなニットファーは今季を象徴する表現の一つで、ニットやアウターにあしらったり、テーラードジャケットの袖口から飛び出ていたり。そのほか、シアリングやボア、人工ファーもさまざまなアイテムに取り入れた。

今季のスタイルは、「硬くなく、着やすいように仕上げている」というテーラリングと、カジュアルなストリート、そして自然を感じるアウトドアの自由なミックスが効いている。なかでも、アウターはバリエーション豊富。前述の2枚重ねになったようなテーラードジャケットやチェスターコート、トレンチコートから、ピーコート、バーシティージャケット、デニムジャケット、ダウンジャケット、フライトブルゾン、テックジャケット、マウンテンパーカ、レザージャケット、シアリングコートまでがそろう。

際立つ立体的なシルエット

また、新たなシルエットの探求も続けており、立体なデザインが際立つ。パンツは25年春夏に見せたサイドポケットが張り出すデザインをアップデート。フラップがついたカーゴポケットのようなデザインに変わり、ユーティリティー感を加えた。それに加え、今季はコートやニットにも腰下に立体的にポケットを形作ったデザインも登場。一方、ウィメンズのスカートは構築的なシェイプに仕上げたり、裾に別の生地を加えてドラマチックな動きを出したり。見慣れたシャツやデニムジャケットも部分的に折りたたんで縫い合わせることでアシンメトリーなシルエットを生み出している。

カラーパレットは、ブラウンやオリーブなど自然に通じる色合いが中心。深い赤や緑、紺をベースにしたカーペットに見られるようなエキゾチックな柄がアクセントになる。また、スノーゴーグルやモコモコしたシアリング帽、登山用バックパック、クライミングロープを編み込んだストラップ付きの水筒などのアクセサリーが、アウトドアのイメージを強めている。

コレクションを彩る“仲間”とのコラボ

「サカイ」は毎シーズン、メンズのショーで他ブランドとのコラボレーションを発表するが、今季は「カーハートWIP(CARHARTT WIP)」「アグ(UGG)」「ジェイエムウエストン(J.M.WESTON)」とタッグを組んだ。2023-24年秋冬、24年春夏に続き3度目となる「カーハートWIP」とのコラボでは、同ブランドを象徴するウォッシュドキャンバスを「サカイ」のシグネチャーであるニットとハイブリッドしたほか、レザージャケットやダウンジャケットも提案。18-19年秋冬以来7年ぶりに取り組む「アグ」とは、折り返して履くこともできる「サカイ」らしいサイハイブーツに加え、ローファーとハイカーブーツを制作した。また、24-25年秋冬、25年春夏に続いて協業する「ジェイエムウエストン」とは、同ブランドのレースアップブーツやローファーをカウプリントでアレンジした。

多彩なコラボを大切にする理由について、阿部デザイナーは「チャンネルが違っても一緒に取り組むことで、お互いに新しさをもたらせるから。私たちが持っていないアイデアや歴史を学ぶことができ、私たちだけでは作れないものを生み出すことができる」と説明。そんなパートナーたちは彼女にとっての仲間であり、「仲間と共に、いい意味でワイルドサイドを歩こうということを伝えたかった」と振り返った。それは、まだ見ぬ景色を見るために挑戦し、前進し続ける阿部デザイナーの姿勢に重なる。

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「サカイ」がいざなうワイルドな冒険の旅 「カーハートWIP」や「アグ」とともに砂漠へ

「サカイ(SACAI)」はパリ・メンズ・ファッション・ウイーク最終日の1月26日、2025-26年秋冬メンズ・コレクションのショーを開催し、ウィメンズの25年プレ・フォールと合わせて新作を見せた。会場は、パレ・ド・トーキョー。砂漠の風景写真で囲まれた巨大な空間を用意し、パワフルなショーで観客をワイルドな冒険の旅へといざなった。

出発点は「かいじゅうたちのいるところ」

今季の出発点は、モーリス・センダック(Maurice Sendak)によるベストセラーの絵本を元にした実写映画「かいじゅうたちのいるところ(Where the Wild Things Are)」。家出したイタズラ好きのやんちゃな少年がボートを漕いでたどり着いた島での “かいじゅう”たちと出会いとふれあいを描いた物語だ。「私たちがずっと大切にしている仲間を描いているところに惹かれた」という阿部千登勢デザイナーは、そこから自然という概念にまつわる アイデアを探求。「自然の中で生きる」ということに加え、「既成概念にとらわれない思考、そして抑制されない情熱と感情の本質」を表現した。

テーラリング、ストリート、アウトドアを自由にミックス

ファーストルックは、ラペルの内部構造をあらわにしたようなデザインが特徴的な二重のテーラードジャケットに、同素材のパンツを合わせたコーデュロイのスーツスタイル。そこに毛足の長いファー再現したニットカーディガンを首から肩に巻きつけ、ワイルドなムードを醸し出す。このまるで獣毛のようなニットファーは今季を象徴する表現の一つで、ニットやアウターにあしらったり、テーラードジャケットの袖口から飛び出ていたり。そのほか、シアリングやボア、人工ファーもさまざまなアイテムに取り入れた。

今季のスタイルは、「硬くなく、着やすいように仕上げている」というテーラリングと、カジュアルなストリート、そして自然を感じるアウトドアの自由なミックスが効いている。なかでも、アウターはバリエーション豊富。前述の2枚重ねになったようなテーラードジャケットやチェスターコート、トレンチコートから、ピーコート、バーシティージャケット、デニムジャケット、ダウンジャケット、フライトブルゾン、テックジャケット、マウンテンパーカ、レザージャケット、シアリングコートまでがそろう。

際立つ立体的なシルエット

また、新たなシルエットの探求も続けており、立体なデザインが際立つ。パンツは25年春夏に見せたサイドポケットが張り出すデザインをアップデート。フラップがついたカーゴポケットのようなデザインに変わり、ユーティリティー感を加えた。それに加え、今季はコートやニットにも腰下に立体的にポケットを形作ったデザインも登場。一方、ウィメンズのスカートは構築的なシェイプに仕上げたり、裾に別の生地を加えてドラマチックな動きを出したり。見慣れたシャツやデニムジャケットも部分的に折りたたんで縫い合わせることでアシンメトリーなシルエットを生み出している。

カラーパレットは、ブラウンやオリーブなど自然に通じる色合いが中心。深い赤や緑、紺をベースにしたカーペットに見られるようなエキゾチックな柄がアクセントになる。また、スノーゴーグルやモコモコしたシアリング帽、登山用バックパック、クライミングロープを編み込んだストラップ付きの水筒などのアクセサリーが、アウトドアのイメージを強めている。

コレクションを彩る“仲間”とのコラボ

「サカイ」は毎シーズン、メンズのショーで他ブランドとのコラボレーションを発表するが、今季は「カーハートWIP(CARHARTT WIP)」「アグ(UGG)」「ジェイエムウエストン(J.M.WESTON)」とタッグを組んだ。2023-24年秋冬、24年春夏に続き3度目となる「カーハートWIP」とのコラボでは、同ブランドを象徴するウォッシュドキャンバスを「サカイ」のシグネチャーであるニットとハイブリッドしたほか、レザージャケットやダウンジャケットも提案。18-19年秋冬以来7年ぶりに取り組む「アグ」とは、折り返して履くこともできる「サカイ」らしいサイハイブーツに加え、ローファーとハイカーブーツを制作した。また、24-25年秋冬、25年春夏に続いて協業する「ジェイエムウエストン」とは、同ブランドのレースアップブーツやローファーをカウプリントでアレンジした。

多彩なコラボを大切にする理由について、阿部デザイナーは「チャンネルが違っても一緒に取り組むことで、お互いに新しさをもたらせるから。私たちが持っていないアイデアや歴史を学ぶことができ、私たちだけでは作れないものを生み出すことができる」と説明。そんなパートナーたちは彼女にとっての仲間であり、「仲間と共に、いい意味でワイルドサイドを歩こうということを伝えたかった」と振り返った。それは、まだ見ぬ景色を見るために挑戦し、前進し続ける阿部デザイナーの姿勢に重なる。

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全国で増えている「オールインクルーシブ」滞在! でも、沖縄では意外に少ない理由とは?

ホテルに関連するニュースで急激に増えているのが「オールインクルーシブ」というワード。既存のホテルが“オールインクルーシブホテル”へと生まれ変わったり、新たに“オールインクルーシブプラン”を打ち出したりと、全国的に加速度的な広がりを見せている。「オールインクルーシブ」とは、直訳で“全て込み”という意味。ホテルやプランによって内容は異なるものの、滞在時の食事や飲み物、アクティビティやスパなどを追加料金無しで楽しめるサービスだ。

「オールインクルーシブ」の代表格といえば、欧米を中心とした富裕層の会員を抱えている「クラブメッド」が有名。国内でも北海道や沖縄で事業を展開する。だが、現在、国内で誕生しているサービスは富裕層向けではなく、むしろ“お得感”をアピールする内容が多い。それは訪日客需要が高まっていることで、全国的にホテルの宿泊料金が高騰していることも一因だろう。宿泊料金に飲食代やアクティビティー代が含まれていれば、あらかじめ旅行の予算を把握しやすくなるからだ。

沖縄・「サード(THIRD)石垣島」でオールインクルーシブを提供しているスターリゾートの大森空マーケティング マネージャーは、その魅力を「グループ旅行やお子さま連れなど、複数名でご宿泊いただく場合でも、財布を気にせずに楽しめること」と語る。「加えて、『サード石垣島」は滞在そのものが旅の目的となるような“デスティネーションホテル”をコンセプトにしています。石垣島はリゾートホテルが多いこともあり、こうした特別感のある内容で差別化を図ることで選んでいただくことも多い」と話す。

また、2024年4月から、オールインクルーシブでサービスを提供しているホテル「グランドメルキュール沖縄残波岬リゾート」のカン・ジホ総支配人も「宿泊代に夕食と朝食、ラウンジでのドリンクやお菓子、大浴場、県内最大級のプール、ビーチアクティビティーの利用などが含まれます(*ランチを除く、一部有料)。滞在を存分に楽しんでいただくことで、その土地の自然、文化、伝統といった魅力を感じていただきたい」とアピールする。

ただ、「オールインクルーシブ」が全国的に広がりを見せている一方、沖縄県内で導入しているホテルは前述した2施設が主で意外に少ない。その理由を大森マーケティング マネージャーは「沖縄はさまざまな観光スポットやアクティビティーが充実しているから」と推測する。

「本島には『美ら海水族館』やジップラインやバギー体験などさまざまなアクティビティーがあり、沖縄料理店も豊富。石垣島でもマリンアクティビティーはもちろん、アーケード商店街や日帰りの離島観光などさまざまな選択肢があるため、ホテルで滞在する時間はどうしても限られてしまう」と観光立県ならではの特徴を挙げる。

とはいえ、ホテル側も企画力で勝負している。「『サード石垣島』ではお子さま連れのゲストのために、離乳食やオムツの使い放題などをパッケージにした『赤ちゃんオールインクルーシブ』を用意しました。ベビー用品のレンタルも行っており、大変ご好評いただいています。また、弊社が運営している全室プライベートプール付きリゾート『アヤンナ宮古島』では、オフシーズンである冬季に限り、食事やインルームフリーフロー(飲み放題)、ルームエステ、アクティビティーなどを含んだオールインクルーシブプランを提供しています。冬季だからこそ、ゆったりとホテル滞在を楽しんでいただけるプランになります」(大森マーケティング マネージャー)。

25年も県内では本島南部「インナーコンチネンタル沖縄美らSUNリゾート」や、ラグジュアリーリゾーツ「ローズウッド宮古島」など、リゾートホテルの新規開業・リニューアルが相次ぐ。しかし、りゅうぎん総合研究所によると「25年度までの宿泊施設の需給バランスを考察すると、将来的に宿泊施設の供給過多となる可能性が高い」と推計。ホテルの過当競争をもたらす可能性を示唆する。

「オールインクルーシブ」のようなサービスは、時としてホテル側にとっては利益率や宿泊料金の単価が下がってしまう可能性はある。しかし、県内ではリゾートホテルがひしめくなか、「オールインクルーシブ」をたとえば追加サービスや限定企画などとして提供すれば、既存のホテルにとっては話題性を喚起したり、顧客価値を高めたりするためのカギになるはずだ。

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全国で増えている「オールインクルーシブ」滞在! でも、沖縄では意外に少ない理由とは?

ホテルに関連するニュースで急激に増えているのが「オールインクルーシブ」というワード。既存のホテルが“オールインクルーシブホテル”へと生まれ変わったり、新たに“オールインクルーシブプラン”を打ち出したりと、全国的に加速度的な広がりを見せている。「オールインクルーシブ」とは、直訳で“全て込み”という意味。ホテルやプランによって内容は異なるものの、滞在時の食事や飲み物、アクティビティやスパなどを追加料金無しで楽しめるサービスだ。

「オールインクルーシブ」の代表格といえば、欧米を中心とした富裕層の会員を抱えている「クラブメッド」が有名。国内でも北海道や沖縄で事業を展開する。だが、現在、国内で誕生しているサービスは富裕層向けではなく、むしろ“お得感”をアピールする内容が多い。それは訪日客需要が高まっていることで、全国的にホテルの宿泊料金が高騰していることも一因だろう。宿泊料金に飲食代やアクティビティー代が含まれていれば、あらかじめ旅行の予算を把握しやすくなるからだ。

沖縄・「サード(THIRD)石垣島」でオールインクルーシブを提供しているスターリゾートの大森空マーケティング マネージャーは、その魅力を「グループ旅行やお子さま連れなど、複数名でご宿泊いただく場合でも、財布を気にせずに楽しめること」と語る。「加えて、『サード石垣島」は滞在そのものが旅の目的となるような“デスティネーションホテル”をコンセプトにしています。石垣島はリゾートホテルが多いこともあり、こうした特別感のある内容で差別化を図ることで選んでいただくことも多い」と話す。

また、2024年4月から、オールインクルーシブでサービスを提供しているホテル「グランドメルキュール沖縄残波岬リゾート」のカン・ジホ総支配人も「宿泊代に夕食と朝食、ラウンジでのドリンクやお菓子、大浴場、県内最大級のプール、ビーチアクティビティーの利用などが含まれます(*ランチを除く、一部有料)。滞在を存分に楽しんでいただくことで、その土地の自然、文化、伝統といった魅力を感じていただきたい」とアピールする。

ただ、「オールインクルーシブ」が全国的に広がりを見せている一方、沖縄県内で導入しているホテルは前述した2施設が主で意外に少ない。その理由を大森マーケティング マネージャーは「沖縄はさまざまな観光スポットやアクティビティーが充実しているから」と推測する。

「本島には『美ら海水族館』やジップラインやバギー体験などさまざまなアクティビティーがあり、沖縄料理店も豊富。石垣島でもマリンアクティビティーはもちろん、アーケード商店街や日帰りの離島観光などさまざまな選択肢があるため、ホテルで滞在する時間はどうしても限られてしまう」と観光立県ならではの特徴を挙げる。

とはいえ、ホテル側も企画力で勝負している。「『サード石垣島』ではお子さま連れのゲストのために、離乳食やオムツの使い放題などをパッケージにした『赤ちゃんオールインクルーシブ』を用意しました。ベビー用品のレンタルも行っており、大変ご好評いただいています。また、弊社が運営している全室プライベートプール付きリゾート『アヤンナ宮古島』では、オフシーズンである冬季に限り、食事やインルームフリーフロー(飲み放題)、ルームエステ、アクティビティーなどを含んだオールインクルーシブプランを提供しています。冬季だからこそ、ゆったりとホテル滞在を楽しんでいただけるプランになります」(大森マーケティング マネージャー)。

25年も県内では本島南部「インナーコンチネンタル沖縄美らSUNリゾート」や、ラグジュアリーリゾーツ「ローズウッド宮古島」など、リゾートホテルの新規開業・リニューアルが相次ぐ。しかし、りゅうぎん総合研究所によると「25年度までの宿泊施設の需給バランスを考察すると、将来的に宿泊施設の供給過多となる可能性が高い」と推計。ホテルの過当競争をもたらす可能性を示唆する。

「オールインクルーシブ」のようなサービスは、時としてホテル側にとっては利益率や宿泊料金の単価が下がってしまう可能性はある。しかし、県内ではリゾートホテルがひしめくなか、「オールインクルーシブ」をたとえば追加サービスや限定企画などとして提供すれば、既存のホテルにとっては話題性を喚起したり、顧客価値を高めたりするためのカギになるはずだ。

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「バナナ・リパブリック」虎ノ門ヒルズ店 銀座店に代わるブランド発信の拠点に

米「バナナ・リパブリック(BANANA REPUBLIC)」は1月31日、虎ノ門ヒルズ店をオープンした。売場面積は約300平方メートル。1月31日から4月9日にかけ段階的に開業する「グラスロック」(「森タワー」と「ステーションタワー」の中心に位置する施設)の地下2階に店を構える。「グラスロック」への出店は、2024年10月に閉店した銀座店に代わる旗艦店の役割を期待してのこと。

まず目に入るのは、初の常設となるバーカウンター。虎ノ門ヒルズ店限定イベントを不定期で開催するとし、PR担当は「ドリンクを片手に、たまにはソファーに腰掛けながら、ゆっくりとブランドの世界観を楽しんでもらえたら」と期待する。スタイリングのプロが無料で買い物をサポートする“パーソナルスタイリングサービス”も常に実施し、顧客とのエンゲージメントをさらに高めていく。

内装全体は、24年にリニューアルオープンしたニューヨーク・ソーホー店のラグジュアリーな要素を多分に取り入れた。トランクや南国を思わせる観葉植物など、ブランド創業者の“旅好き”な特徴を色濃く反映させている。天井も高く、「地下2階とは思えない開放感を意識した」という。

PR担当は「2025年春コレクションのローンチとともに、幅広い世代にアプローチできるようなブランドに育てていきたい」と展望する。特にウィメンズはその傾向が顕著で、「スエットや明るいバイカラーのブラウスなど、これまでほとんど取り扱っていなかったアイテムにも挑戦している」。そのほか、ブルーを基調にしたクラシックな虎ノ門ヒルズ店限定コレクションも用意。ビジネスパーソンが行き交う立地を生かすべく、オフィスシーンに合うようなスーツやシャツ、ベルト類も充実している。

■「バナナ・リパブリック」虎ノ門ヒルズ店
オープン日:1月31日
住所:東京都港区虎ノ門1-22-1 グラスロック 地下2階

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「エクセル」PR担当が愛用歴20年のロングセラー“3in1アイブロウペンシル”を熱弁

ブランドの顔となるPR担当に、“ロングセラー”や“今シーズンのイチ押し”アイテムを推薦してもらうビューティ連載「PR担当がプレゼン!」。今回は、数々のロングセラーアイテムを生み出しているメイクアップブランド「エクセル(EXCEL)」が登場する。辻奈緒子「エクセル」PR担当におすすめの3アイテムを紹介してもらう。

「エクセル」とは?

“TOKYO RICH CASUAL”をブランドコンセプトに、東京発信のリアルなトレンドメイクをかなえるメイクアップブランドで、テクニックいらずで使える「スマートコスメ」を展開している。リッチなトレンドスタイルを自由かつカジュアルに取り入れたメイクを提案。全商品の企画&開発を日本で行っており、処方やカラー設計、上質な使い心地など、全てを徹底的にこだわっている。

愛用歴20年の相棒“パウダー&ペンシル アイブロウEX”

「累計販売数2150万本を突破(2007年9月~2024年7月末)している、人気No.1のアイブロウペンシルです。発売から20年以上経つ今も、売り上げを更新し続けています。中でも人気色は、誰でも使いやすい“PD01 ナチュラルブラウン”。ペンシル、パウダー、スクリューブラシの3機能一体型で『だれでも簡単に美人眉が作れる』といった点を支持いただいております。髪色やファッションに合わせて選べる豊富な10色展開も人気の要因です」。

「おすすめポイントはとにかくペンシルが太すぎず、細すぎずでとても描きやすいんです!何も気にせず、そのまま描きたいところに描くだけ。でも『濃すぎた』『逆に発色しない』など失敗することがありません。楕円芯なのでペンシルの向きを変えれば1本1本細く描くことも可能。簡単に美しい眉毛を描けるところがお気に入りです。仕上げにパウダーをふわっと乗せると、きれいに発色します。私は今、赤みに寄った“PD10 ピンクブラウン”と“PD14 モーヴブラウン”をリピートしています。愛用歴は20年、自信を持っておすすめします!」。

“デイスキンコンフォート”で、時短なのに丁寧にスキンケアしたような肌へ

「日中の乾燥やメイク崩れを防ぐ朝専用のUVクリームです。美容液、クリーム、UVカット、化粧下地の機能を備えており、化粧水の後にこれを塗るだけで朝のスキンケアが完了します。使用感や仕上がりの良さが話題になり、発売直後は想像以上の売れ行きで公式オンラインショップでは一時欠品を起こしたほどの人気商品です」

「伸びの良いテクスチャーで、塗布後すぐに肌がみずみずしく潤います。UVカット効果もあり、さらにレチノールやセラミドなどの美容液成分も配合しているので、朝の時間のない中でも『丁寧にスキンケアはしたい』をかなえてくれるアイテムです。私は首まで塗布して、首元の紫外線対策もしています。とにかくべたつかないので、次のステップ(ファンデーションなど)の邪魔をしません。化粧ノリもアップするので、もう何個もリピートしています」。

新作の“スキンフラッターセラムクッション”は薄膜カバーがかなう

「みずみずしく軽やかなテクスチャーで“薄膜カバー”をかなえるクッションファンデーションです。元から美しい素肌のように仕上げ、艶感と化粧持ちを両立します。また落とした後も肌に潤い感が残るようなこだわりの設計にしており、使用していただいたヘアメイクアーティストの方からもお墨付きをいただきました。これから話題になること間違いなしの1品です」。

「お気に入りのポイントは、とっても軽い付け心地で、何度重ねても厚塗り感を感じないところ。カバーしたい部分には少し重ねますが、塗りすぎたと感じる事もなく、失敗知らずなアイテムです。艶感も控えめでとても上品。“デイスキンコンフォート”を下地に、このクッションファンデを重ねると、日中の乾燥も気にならず、美しく仕上がります。大人の女性が欲しいと思う美容液成分、浸透型ビタミンC誘導体、ナイアシンアミド、グリシルグリシン、3種のセラミドも配合しました」。

「クッションファンデーションを使ったことがないメイク初心者の方にもぜひ使っていただきたい1品です。でも、一度使ったらもうこれ以外では満足できなくなってしまうかも…!?」。

連載「PR担当がプレゼン!」とは?

ブランドの顔となるPR担当。新商品やシーズンアイテムなどはスポットライトが当たりやすいが、ロングセラーアイテムはリニューアルなどをしないとどうしても埋もれてしまう。「PR担当がプレゼン!」は、ブランドのPR担当に“ロングセラー”や“今シーズンのイチ押し”アイテムを推薦してもらい、読者に改めて商品の良さを知ってもらう連載だ。

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「エクセル」PR担当が愛用歴20年のロングセラー“3in1アイブロウペンシル”を熱弁

ブランドの顔となるPR担当に、“ロングセラー”や“今シーズンのイチ押し”アイテムを推薦してもらうビューティ連載「PR担当がプレゼン!」。今回は、数々のロングセラーアイテムを生み出しているメイクアップブランド「エクセル(EXCEL)」が登場する。辻奈緒子「エクセル」PR担当におすすめの3アイテムを紹介してもらう。

「エクセル」とは?

“TOKYO RICH CASUAL”をブランドコンセプトに、東京発信のリアルなトレンドメイクをかなえるメイクアップブランドで、テクニックいらずで使える「スマートコスメ」を展開している。リッチなトレンドスタイルを自由かつカジュアルに取り入れたメイクを提案。全商品の企画&開発を日本で行っており、処方やカラー設計、上質な使い心地など、全てを徹底的にこだわっている。

愛用歴20年の相棒“パウダー&ペンシル アイブロウEX”

「累計販売数2150万本を突破(2007年9月~2024年7月末)している、人気No.1のアイブロウペンシルです。発売から20年以上経つ今も、売り上げを更新し続けています。中でも人気色は、誰でも使いやすい“PD01 ナチュラルブラウン”。ペンシル、パウダー、スクリューブラシの3機能一体型で『だれでも簡単に美人眉が作れる』といった点を支持いただいております。髪色やファッションに合わせて選べる豊富な10色展開も人気の要因です」。

「おすすめポイントはとにかくペンシルが太すぎず、細すぎずでとても描きやすいんです!何も気にせず、そのまま描きたいところに描くだけ。でも『濃すぎた』『逆に発色しない』など失敗することがありません。楕円芯なのでペンシルの向きを変えれば1本1本細く描くことも可能。簡単に美しい眉毛を描けるところがお気に入りです。仕上げにパウダーをふわっと乗せると、きれいに発色します。私は今、赤みに寄った“PD10 ピンクブラウン”と“PD14 モーヴブラウン”をリピートしています。愛用歴は20年、自信を持っておすすめします!」。

“デイスキンコンフォート”で、時短なのに丁寧にスキンケアしたような肌へ

「日中の乾燥やメイク崩れを防ぐ朝専用のUVクリームです。美容液、クリーム、UVカット、化粧下地の機能を備えており、化粧水の後にこれを塗るだけで朝のスキンケアが完了します。使用感や仕上がりの良さが話題になり、発売直後は想像以上の売れ行きで公式オンラインショップでは一時欠品を起こしたほどの人気商品です」

「伸びの良いテクスチャーで、塗布後すぐに肌がみずみずしく潤います。UVカット効果もあり、さらにレチノールやセラミドなどの美容液成分も配合しているので、朝の時間のない中でも『丁寧にスキンケアはしたい』をかなえてくれるアイテムです。私は首まで塗布して、首元の紫外線対策もしています。とにかくべたつかないので、次のステップ(ファンデーションなど)の邪魔をしません。化粧ノリもアップするので、もう何個もリピートしています」。

新作の“スキンフラッターセラムクッション”は薄膜カバーがかなう

「みずみずしく軽やかなテクスチャーで“薄膜カバー”をかなえるクッションファンデーションです。元から美しい素肌のように仕上げ、艶感と化粧持ちを両立します。また落とした後も肌に潤い感が残るようなこだわりの設計にしており、使用していただいたヘアメイクアーティストの方からもお墨付きをいただきました。これから話題になること間違いなしの1品です」。

「お気に入りのポイントは、とっても軽い付け心地で、何度重ねても厚塗り感を感じないところ。カバーしたい部分には少し重ねますが、塗りすぎたと感じる事もなく、失敗知らずなアイテムです。艶感も控えめでとても上品。“デイスキンコンフォート”を下地に、このクッションファンデを重ねると、日中の乾燥も気にならず、美しく仕上がります。大人の女性が欲しいと思う美容液成分、浸透型ビタミンC誘導体、ナイアシンアミド、グリシルグリシン、3種のセラミドも配合しました」。

「クッションファンデーションを使ったことがないメイク初心者の方にもぜひ使っていただきたい1品です。でも、一度使ったらもうこれ以外では満足できなくなってしまうかも…!?」。

連載「PR担当がプレゼン!」とは?

ブランドの顔となるPR担当。新商品やシーズンアイテムなどはスポットライトが当たりやすいが、ロングセラーアイテムはリニューアルなどをしないとどうしても埋もれてしまう。「PR担当がプレゼン!」は、ブランドのPR担当に“ロングセラー”や“今シーズンのイチ押し”アイテムを推薦してもらい、読者に改めて商品の良さを知ってもらう連載だ。

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「エイチ・カツカワ」が「Bコープ」認証取得 靴製造・協業・修理・アートピース製作活動の先に見据える靴の未来

PROFILE: 勝川永一/エイチ・カツカワ代表取締役

勝川永一/エイチ・カツカワ代表取締役
PROFILE: 東京・渋谷生まれ。大学卒業後、国内の靴メーカー勤務を経て渡英。英国ノーザンプトンのトレシャム・インスティテュート フットウェアコースで靴のデザインと製作を学ぶ。卒業後「ポールハーデン」でインターン経験を積む。2004年帰国。靴修理職人として働きながら靴のデザインと製作を継続。07年春夏シーズンに独自の皮革にこだわったシューズコレクションを発表し、大手セレクトショップで取り扱われる。10年東京目黒区に靴の修理店「THE SHOE OF LIFE」を開店。同年新宿伊勢丹メンズ館シューズラボ、12年レクレルールとドーバーストリートマーケットギンザでの販売が始まる。16年2月にノーザンプトン博物館&美術館の美術館コレクションに収蔵される。20年3月国家資格クリーニング師資格取得

シューズブランド「エイチ・カツカワ(H.KATSUKAWA)」を手掛けるエイチ・カツカワがこのほど「Bコープ」認証を取得した。総合スコアは97.8点で内訳はガバナンス8.7、従業員29.3、コミュニティ24.2、環境31.3、顧客4。2006年に創業し、パリのレクレルール(L’Eclaireur)やドーバーストリートマーケットギンザ(DOVER STREET MARKET GINZA)といった有力店に並び、16年にはノーザンプトン博物館&美術館(Northampton Museum and Art Gallery)にコンセプチュアルシューズ作品「Return to the Soil」が美術館コレクションに収蔵されるなど、品質とデザイン、そしてコンセプトが評価されてきた。「ポーター(PORTER)」や「フレッドペリー(FRED PERRY)」などこれまでさまざまなブランドとコラボレーションを行っている。10年には靴の修理店「THE SHOE OF LIFE」を目黒に開き、これまで約6万足を修理。また、東京を中心に街のコインランドリーでもスニーカークリーニングができるように技術指導や協力を行うなど活動の幅広さが目を引く。勝川永一代表取締役が目指すこととは。

「愛し、使い続けていただける靴」を目指して

多岐にわたる活動の目的は一つだった。「『愛し、使い続けていただける靴』を愚直に、実現するための活動を続けてきた」。

一般的なデザイナーが目指すブランドビジネスといえば、有力店に卸し有力ブランドとコラボレーションしながら、毎シーズン新作を発表して生産量を増やし、直営店を開けることだろう。しかし、勝川代表取締役は実践しない。2020年以降、「エイチ・カツカワ」の新作を生産していない。「自社が実現したい製品の品質やデザインに研究開発に専念している。具体的には再生素材や循環システムの開発、動物福祉へのアプローチなどで、そのプロセスでサンプリングした製品見本を年に1回発表してはいるが、生産の条件が整わず結果的に生産に至っていない」。現在は修理店の運営と他社との協業のみを行っている。「もちろん経済的利益を出すことを前提にしているし、例えば開発中のリサイクルゴムを用いたソールが一般的なものよりも環境負荷を低減できれば、拡大したいと考えている。現状はそこに達していないので生産しない。経済性とサステナビリティを両立した完全な製品を生産することは現時点では難しく、それを追求すると矛盾をはらむとも感じている」。

勝川代表取締役は渋谷界隈で育ち、ファッションが好きでセレクトショップや古着屋に通っていた。「古着に興味を持ち、生産方法が合理化したことでスペックが変わっていることが面白かった。僕は合理化される前のプロダクトが好きだったが、ファッション産業のスピードは加速する一方。大量生産・大量消費・大量廃棄のビジネスモデルは理解できても違和感をぬぐえなかった」。そんなことを感じながら渡英しノーザンプトンで靴作りを学び、その後「ポールハーデン(PAUL HARNDEN)」で経験を積んだ。帰国後の2年間は靴修理店で働いた。「靴修理を行うことで合理化された時間軸が見えてきた。1970年代以前に天然由来の原材料で作られた靴やその製法に準じているものは長持ちする。80年代に入ると部分的にプラスチックが使われ、プラスチックが割れると使えなくなる。スニーカーの耐久年数は短く、消耗するからビジネスが回るとは理解しているが、僕はデザイン性があり修理しながら長く使うことができる品質の靴をブランドとして提案したいと考えた」。

通常は皮革に使われない皮の活用を始めたのも「エイチ・カツカワ」だった。「最も体に近い部位を皮革としてなめしている。不均一な表情は、機械やコンピュータなどとは大きく違い、それぞれが個性を持っていて美しいと感じた」。捨てられる部位は問屋にも並ばない。取り扱う企業を探し、スエードをなめすことができる職人と開発に着手し、06年に完成したレザーを「ニベレザー」と名付けた。

「Bコープ」認証取得で活動の意義を明文化

エイチ・カツカワは勝川代表取締役の他に正社員が1人とアルバイトが1人と事業規模は小さい。なぜ「Bコープ」を目指したのか。「切迫感があった。目標は環境・社会問題解決につながる靴のデザインを業界の主流にすること。その未来を切り開くにはいわゆるファッション的なイメージ訴求では伝えきれないことがある。表層的に同じようなことに取り組むブランドもある中で、結局はイメージの訴求合戦になる。靴修理で靴を長持ちさせることや捨てられる部位を皮革に昇華した『ニベレザー』などこれまで取り組んできたことを明文化したいと思った」。難易度の高い「Bコープ」取得に向けて伴走したのは「シーエフシーエル(CFCL)」や足立区でハンドバッグの製造や精密裁断加工を行うエヌ・ケーの「Bコープ」取得をサポートした岡田康介シソンズ社長だ。

評価されたポイントは「著名なブランド含め多くのブランドがスニーカーの修理を積極的に受け入れない、あるいはサービスとして全く受け付けていない中で、『原則として、いかなる修理依頼も積極的に受ける』ことをポリシーに業界に先駆けてスニーカーの修理やクリーニングを実践したこと。また、他ブランドへの技術教育も請け負ってきたことで、業界内にインパクトをもたらしたこと。加えて、東京を中心に街のコインランドリーでもスニーカークリーニングができるよう、技術指導や協力を行い、広めた実績。修理店が病院に近いこともあり、足の不自由な方への靴修理や調整サービスを積極的に行い、格差社会の是正に取り組んできた実績が評価された」。

一方、難易度が高かったこともあった。「靴修理が環境負荷低減に寄与していることを実証するのが難しかった。例えば素材。修理にはできる限り端材を使っているがエビデンスとして実証できない。第三者認証を得ているリサイクル素材であれば証明は簡単だが、そもそも日本国内に修理材にリサイクル材がない。業界全体との取り組みにより改善していく必要があると感じた。捨てられる部位を有効活用している『ニベレザー』に関しても皮革のサプライチェーンが複雑なため、動物福祉に関しても証明ができない。自社の調達により動物福祉慣行が広がったなどのインパクトを実証するに至っていないため、今後の更なる取り組みが必要だと感じた。動物福祉を当たり前にした上での動物皮革の利用と生物多様性が保全される社会を実現したい」。

今後は「現代の『靴の在り方』を進化させ、持続可能性をさらに強化した製品開発やサービス拡充を進める。当社が事業に必要だと考える主要な要素は企画、生産、ガバナンス、PR、財務。自社の不足するリソースはビジョンをともにできる企業と協業して、社会に資する事業として成長させたい。地域社会やグローバルなコミュニティとの連携を深め、循環型経済をリードする企業として多くの方々に持続可能な選択肢を提供し、業界全体の進化を支える存在であり続けたい」と意欲的だ。

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ミケーレ初の「ヴァレンティノ」クチュール 「気が遠くなる」ドレスを「目もくらむ」手法で発表

アレッサンドロ・ミケーレ(Alessandro Michele)が「ヴァレンティノ(VALENTINO)」で、自身初となるオートクチュール・コレクションを発表した。大方の予想通り、彼らしい古典的なドレスを連打したが、やはりミケーレはクリエイションに至るまでの文脈さえコレクションとランウエイショーで表現し、共感を誘うのが抜群に巧い。数年前には市場からやや飽きられ、結果「グッチ(GUCCI)」とは袂を別ったミケーレのオートクチュールは、時代が再び装飾主義の彼に寄り添おうとしている中、「ヴァレンティノ」という「グッチ」以上に親和性の高いブランドに出合ってさらなる成長を見せた結果、今シーズン最大の拍手喝采を浴びた。

コレクションのテーマは「vertigineux(ヴェルティジヌー)」、フランス語で「目もくらむような」という意味だ。その名の通りコレクションの大半は、コンパクトなトップスと対比するバッスルを内蔵した巨大なスカートさえ、余白を許さないほどに色や柄、意匠性の高い生地、フリルやラッフル、パフなどのディテール、そして装飾を加えて「目もくらむ」ほど絢爛豪華。だがミケーレは、「ヴェルティジヌー」に別の意味も込めたという。

それは、「気が遠くなるような」という意味。今回ミケーレはクリエイションに際して、それぞれのスタイルを端的に表現する言葉を綴り、リストにしている。例えばファーストルックなら、「1300時間の手仕事」「女性」「バスケット(編み)」「HC SS 92 M196(実際ファーストルックのオリジンは、1992年春夏のオートクチュール・コレクションにある)」「揺れ動く」「パントンの048番 レッドハート」「ボリューム」「コンメディア・デッラルテ(16世紀のイタリアで誕生した仮面を使用する即興演劇)」「グラフィズム」「パントンの341番 スカイ」「中世」「アンデスイワドリ」「エコ」「パントンの045番 セージ」「ドラマツルギー(人々がその場にふさわしい役割を演じることでコミュニケーションや社会は成立しているという考え方)」「ビトルビウス(古代ローマの建築家)」「ビスチェ」「ビゲツノザメ」「パントンの014番 ピーチピンク」「16世紀」「プレイフル」「ダイヤモンド」「1014」「スペース」「(創業デザイナーの)ヴァレンティノ・ガラヴァーニ(Valentino Garavani)」「シャツ」「中世の魅力」「ルーシュ(ギャザーの一種)」「176」「ドレス」「人気」「プラスチック」「パントンの317番 ピンク」「戦略」「ハーレークイン」「格子柄」「四角形」「ホースヘア」「チェッカーボード」「3つ星」「620D」「技術」「パントンの764番 赤」「クレープデシン」「1803w」「0403.1602.140」「1178」「黒」「繊細な装飾」「体」「色」「モザイク」「ベース」「袖」「メソポタミア」「シフォン」「ドレープ」「デザイン」「編み込み」「24235」「クリノリン」「モダニズム」「アンダースカート」「骨組み」「フランチェスコ・アンドレイニ(Francesco ANdreini. イタリアで16世紀に活躍した俳優)」「アイボリー」「マラ 30(ミシン糸の一種)」「1cm」「ポセドニア(植物の一属)」「スカート」「チュール」「アイロン」「変形・変更」「俳優」「1580」「パンサーカメレオン」といった具合。

それぞれのルックを説明する言葉は、リストにするとA4の紙1枚を超える。そしていずれのルックも最後のリストは、「エトセトラ」。つまり、このルックを語り尽くすには、上述の言葉だけではまだまだ足りないという思いを込めた。全48ルックを説明するリストは、ちょっとした教科書のような厚さだ。今シーズン、ミケーレはこのリストを「聖書のように携帯し続けた」と振り返る。

ショーが終わった後の会見でミケーレは、「オートクチュールとは、どれだけやっても終わることのない、尽きることのないクリエイション。それぞれのスタイルを表す言葉は、列挙してもキリがない。そして、表現しつくせないからこそ特別だし、だからこそクチュールには無限の可能性がある」と語った。

サイネージに流れる言葉の数々
ミケーレは洋服の「代弁者」

そんなクリエイションを発表したのは、背面に巨大なサイネージを置いた空間だった。サイネージの下部には上述した言葉が絶え間なく流れ続ける。ミケーレは、「いくら紡いだって、いくら列挙したって、リスト化した言葉は、高速道路の看板に描かれた文字のようなものかもしれない。高速道路ではスピードをあげるから、私は看板の文字が読みきれない。同じようにスピードアップした社会を生きる人々は、時には昔ながらのスローなペースで、それぞれのクチュールピースに込めていく私たちの思いの全てを読み取ってくれないだろう。でも、ドレスは自ら語ることができない。だったら私は、些細でも、我々がドレスに込めた思い、そのドレスの原型が生まれてから今日に至るまでの歴史、そして未来に継承するため盛り込んだ新しいテクニックなどをリスト化して、発信すべきでは?と考えた」という。ミケーレは言葉をリスト化することで、洋服の、クチュリエの、そして「ヴァレンティノ」というメゾンの、クチュールへの思いを代弁しようと試みた。

そんな「気が遠くなるような」ドレスが勢揃いするフィナーレは、サイネージが激しく明滅し、文字通り「目もくらむよう」だった。クチュールという文脈を、「ヴェルティジヌー」という言葉の“ダブル・ミーニング”で表現する。私たちは再び、一見すると変わり映えはしない、でも毎回、そこには深淵な思いを込め、コンセプチュアルな手法でさまざまを問いかけ続ける“ミケーレ劇場”を楽しむ機会を得たのだと思う。

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2025年デニムトレンドはロマンチック 着こなしを広げる最旬スタイル【2025年春夏トレンド】

デニムの着こなしトレンドは、毎年変化しています。2024年はグラマラスでドレッシーなスタイルが台頭していましたが、25年は“レトロかわいい”“ロマンチック”のキーワードが浮上。そこに、ボヘミアンやスポーティーなどの味付けも加わり、アクセントを添えています。今回は、25年春夏のランウエイルックからデニムの新潮流を先読みしていきましょう。

デニムコーディネートの新傾向は、カジュアルとは縁遠いテイストとのマッチング。例えば「シャネル(CHANEL)」は、ロマンチックを前面に押し出しました。アイスブルーのシフォンマントからロングリボンを垂らしてお姫さまムードに。デニムパンツの裾にもビジューをあしらいました。ウエストは大胆に肌見せして、ヘルシーさを印象付けています。

フォーマルミックスで手軽に格上げ

カジュアルウエアの代名詞デニムパンツですが、フォーマルなアイテムとも意外なケミストリーを発揮します。ジャケットとのコンビネーションは格上げ効果大。意外性も高まります。

“フォーマル×デニム”のお手本を披露したのは、「ヴァレンティノ(VALENTINO)」。ショルダーパッド入りテーラードジャケットは、端正なシルエット。正面のビッグリボンがフェミニンさを薫らせ、センタープレスのウォッシュドデニムをきれいめにアレンジ。全体を細身にまとめて、カジュアルさをトーンダウンしています。

ムードミックスでこなれ感を演出

リッチなムードをまとって、デニムのラフさを打ち消すスタイリングも登場しています。盛り上がるグランジやパンクのテイストをミックスすると、こなれ感がアップ。トップスやアウターにサプライズな色を迎えるのも、デニムのイメージをずらす上で有効なアレンジです。

「グッチ(GUCCI)」は、サイケデリックイエローのロングコートでボディーを包み込み、ヒッピームードを呼び込みました。デニムパンツもゆったりとしたシルエットで、落ち感を引き立てています。ウエストには細ベルトを巻いてアクセント。ヘッドピースとタンクトップはレトロな雰囲気で、チェーン付きバッグはコートと同色でそろえてグラマラスに仕上げています。

華やかでヘルシーに“デニムアップ”

デニムを生かした気負わないドレスアップも登場しています。控えめな装飾やゴージャスなアイテムを盛り込むことで、自然体でありながらリュクスなムードを醸し出す演出です。もともとデイリーシーンで活躍してきたデニムパンツでドレスアップをかなえる“デニムアップ”は、意外と使い勝手のいいスタイリング術です。

「ステラ マッカートニー(STELLA MCCARTNEY)」が披露したのは、メタリック生地のホルターネックとのコーディネート。ワイドなデニムパンツと合わせて、バランスを整えました。ベルトでしっかりウエストマークして、ミニバッグでチャーミングな表情に。手軽なデニムアップに役立つスタイリングです。

ボリュームで遊ぶボヘミアンシック

“ボヘミアンシック”も支持を広げています。既成概念にとらわれない自由なムードが、今の時世にマッチ。デニムともよくなじみます。

「ガブリエラ ハースト(GABRIELA HEARST)」は、ボリューミーなフリンジニットの装いを打ち出しました。アシンメトリーにあしらったフリンジが、ボヘミアンらしい自由さを漂わせています。ボトムスには、ウエストがドローストリングのデニムパンツをチョイス。布をたっぷり使って遊ばせて、のどかなフォームに仕立てました。へそ出しもリラックスした抜け感を添えています。

ダブルレイヤードで深みをプラス

25年春夏はレイヤードもポイントです。引き続き暑さが予想されますが、シアー素材や肌見せを織り込んで、軽やかな重ね着に整えるのが今年流。露出具合を調節しやすいのもサマーレイヤードのうれしいところです。

シャツの2枚重ねで登場したのは「ヴェルサーチェ(VERSACE)」。ビンテージ感を帯びたシャツが、落ち着いた雰囲気をまとっています。ボトムスも、デニムパンツのウエストから赤いアンダーウエアをちらりとのぞかせ、差し色効果を発揮。上下のダブルレイヤードで深みを印象付けました。デニムの色落ち加減もノスタルジックさを増幅させています。

レトロかわいい柄ミックス

無地のデニムパンツに華やぎを添えるには、アイキャッチーなプリントトップスが効果的です。今季のおすすめは、どこか懐かしさを感じる柄。例えば、昔ながらのチェック柄はロングトレンドが続いています。

「アクネ ストゥディオズ(ACNE STUDIOS)」は、トップスとデニムパンツのシンプルな“ワンツー”ルックを提案しました。レトロかわいいチェック柄のトップスがキーピース。フレンチスリーブとウエストインでコンパクトさを高め、チェックがほのかなグランジ感も醸し出しました。デニムパンツの裾にあしらわれた花柄はアンティーク調。深めの折り返しが足元に視線を引き込んでいます。

“レトロかわいい”や“ロマンチック”、“ボヘミアン”などのトレンドを生かしたコーディネートは、手持ちのデニムから別の表情を引き出し、出番を増やします。一段と着こなしの幅が広がってきたデニムは、この春夏も頼もしい相棒になってくれそうです。

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「シャネル」は七色のコレクションで女性の1日&半生、そして未来に架かる虹を描く

「シャネル(CHANEL)」と言えば何を、もっと言えば何色を思い浮かべるだろうか?

「黒」と答える人は多いだろう。「黒は、全てに勝る」と考え、当時喪服にしか使われなかった色をモードの最前線に押し上げたのは有名な話。一方で彼女は、「愛は色を持つ」とも語ったと言われている。2025年春夏のオートクチュール・コレクションは、多種多様な愛を語るかのように、パステルからビビッド、そしてダークトーンまで、さまざまな色の力で、さまざまな女性の、変化に富んだ1日を描くとともにカラフルな人生を讃歌した。

コレクションは、純真無垢で、これから何色にも染まることができる白で幕を開けた。ミニ丈のスカートでフレッシュなツイードのセットアップには、ほんのりパステルカラーを纏ったマタドールベストをコーディネート。そこからは、色の洪水が始まる。カラフルな糸で作ったツイード、スプレープリントのような色彩、ごくごく淡い色での染色。序盤はまるで夜明けのイメージ。空が白み、色彩が現れ始め、期待に満ちた一日が始まる。そんなムードだし、そんな色彩の変化は、さまざまを学んで成長していく青春期の女性のよう。若々しいミニ丈、軽やかなドレス、そして時に力強いボリューミーなショルダーラインなのは納得だ。

色の移り変わりで描く
女性の1日、そして第一楽章

そう、「シャネル」の2025年春夏コレクションは、女性の1日であり、半生をカラーパレットで表現したかのようだ。中盤になると、淡い色彩は次第に濃度を増し、力強さを帯びる。オレンジのロングジャケットに濃いパープルのミニドレス、シルバーのツイードのダブルはライナーに情熱の赤など、ビビッドな色の組み合わせが増えるのは、太陽が高くなるにつれて速度を増す活動的な女性の1日の1場面のようでもあるし、経験を重ねて自分らしさを表現することに慣れてきた成長の証のようにも思える。シフォンやチュールのドレスも、深い色に染まり始めた。

後半は、まるで日が沈んだかのようにモノトーンの世界が広がった。とはいえダークなイメージは皆無。リボンやフリルなどの装飾、軽やかな生地使い、加えてこのパートになると増えるボリュームシルエットはむしろエアリーかつコンテンポラリーなムードを増す。成熟期や円熟期に入った女性と言うよりは、引き続きアクティブな女性のプライベートや、社交的なナイトライフを想起させる。むしろ後半は、ビートアップしたムード。

そしてソワレ、ウェディングのスタイルを迎え、女性のハッピーな第一楽章はフィナーレ。そんな印象だった。

今年はオートクチュール・コレクションを始めて110周年。現在は司令塔不在のデザインチーム体制だが、確固たる組織がココ・シャネル(Coco Chanel)のストーリーからビジョンを共有できる「シャネル」のクリエイションは底堅い。上述の通り、ストーリーテリングも優れている。会場のグランパレに配した巨大な2つのCマークは、今回のキーポイントとなった色にちなんだ色相環のように見える。秋には新たなクリエイティブ・ディレクターとしてマチューブレイジー(Matthieu Blazy)を迎える「シャネル」の七色のコレクションは、まるで虹のようにメゾンを次の時代に誘うのだろう。

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「ヴェイン」が見つめる、“今あるもの” 25-26年秋冬でデザイナーの日常を表現

ことファッションの世界において、それはすでに手垢がつき過ぎている表現かもしれない。それでも「ヴェイン(VEIN)」ほど、デザイナーが“今の気分を落とし込んだ”服作りをするブランドは、他にないだろう。

榎本光希デザイナーの2025-26年秋冬コレクションは、ブランドのリーダーであり、父でもある同氏の内面を率直に見せた。ここ数シーズンのクリーンでミニマルなデザインを踏襲しつつも、スポーティーなムードやフォーマルな空気感をまぶして表現の引き出しの多さを発揮していた。加えて、最近の傾向として、同氏は家族や友人と過ごす時間から着想を得たパーソナルなコレクションを披露してきたが、それが今シーズンをもって、明確な“ブランドのやり方”として定着したように思える。背景にあるのは、「ヴェイン」を手掛けるアタッチメント社の環境の変化だ。24年11月、アタッチメント社は、大手繊維専門商社のヤギの子会社で「タトラス(TATRAS)」を手掛けるウィーバ(WEAVA)に吸収合併されると明らかになった。榎本デザイナーは一時は会社名がなくなることに感傷的になったが、徐々に「今あるもので頑張っていくしかない」と前を向くようになったという。「僕はクリエイションを通して社会問題にフォーカスするわけでも、アートを作るわけでもない。目まぐるしく変化する日常に感受性が全て持っていかれるからこそ、『ヴェイン』では背伸びをせず、自分をさらけ出したい」。

パーソナルなクリエイションを突き詰めて

25-26年秋冬コレクションでは、自身の息子の名前に由来する“LEAVES(葉)”をシーズンタイトルに据え、恵比寿の新たなショールームに、雑草生い茂る公園のようなセットを組んだ。そもそも「ヴェイン」というブランド名も“葉脈”に由来しており、花のように分かりやすく華やかなものでなくとも、葉のように必要不可欠なものを目指す姿勢や、外側のデザイン以上に内面や構造に重きを置くコンセプトを落とし込んでいるという。ファーストルックは、日常的にカメラで撮影していたという草木のモチーフをジャカード織りにしたテーラードジャケットに、ダークブラウンのコーデュロイパンツ。パワーショルダーでフォーマルな印象を与えつつ、ボトムスのカジュアルな素材とゆったりとしたシルエットで対極をなす。「表現の幅を広げたかった」と語る榎本デザイナーの内面を象徴するようなスタイルだ。

膝をカットオフしたパンツや、ミリタリーウエアをベースにしたブルゾン、開閉度合いもデザインになるダブルジップのパーカーなど、過去のコレクションで幾度となく登場したディテールや、ブランドのコンセプトである“構造表現主義”(=服の構造をデザインと捉える)を思わせる仕掛けも登場した。そんな中で強いアクセントを加えたのは、スポーツチームの練習着に着想した新作の“プレップウエア(PREP WEAR)”だ。胸元に「MENBERS ONLY(=メンバー限定)」と書いたスエットや、今季初めて登場したブランドロゴを配したタイトなトレーニングシャツやタイツ、Tシャツ、タンクトップなど、コレクションにカジュアルさをプラスするアイテムに仕上がっている。「子どもがバスケットボールに励むようになり、練習に付き合ううちに僕も周囲の人らと『ヴェイン バスケットボール クラブ』を結成するに至った。コミュニティーのために作ったのがこのロゴだった」。

榎本デザイナーの仕掛けはさらに続き、「自分がほしかったから作った」というラグを肩にはおったルックや、ムラ染めして同じデザインが1つとないようにしたベルトを披露した。ブランドスタート時の「ヴェイン」はストリートなエッセンスを多分に含んでいたが、シーズンが進むごとに装飾や柄を削ぎ落としてクリーンな仕上がりになりつつあった。それが今回でさらなる進化を遂げ、変幻自在なクリエイションへと到達。これまでの環境は“leave(離れる)”ものの、次のステージでもファンを楽しませてくれるだろう。

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「ヴェイン」が見つめる、“今あるもの” 25-26年秋冬でデザイナーの日常を表現

ことファッションの世界において、それはすでに手垢がつき過ぎている表現かもしれない。それでも「ヴェイン(VEIN)」ほど、デザイナーが“今の気分を落とし込んだ”服作りをするブランドは、他にないだろう。

榎本光希デザイナーの2025-26年秋冬コレクションは、ブランドのリーダーであり、父でもある同氏の内面を率直に見せた。ここ数シーズンのクリーンでミニマルなデザインを踏襲しつつも、スポーティーなムードやフォーマルな空気感をまぶして表現の引き出しの多さを発揮していた。加えて、最近の傾向として、同氏は家族や友人と過ごす時間から着想を得たパーソナルなコレクションを披露してきたが、それが今シーズンをもって、明確な“ブランドのやり方”として定着したように思える。背景にあるのは、「ヴェイン」を手掛けるアタッチメント社の環境の変化だ。24年11月、アタッチメント社は、大手繊維専門商社のヤギの子会社で「タトラス(TATRAS)」を手掛けるウィーバ(WEAVA)に吸収合併されると明らかになった。榎本デザイナーは一時は会社名がなくなることに感傷的になったが、徐々に「今あるもので頑張っていくしかない」と前を向くようになったという。「僕はクリエイションを通して社会問題にフォーカスするわけでも、アートを作るわけでもない。目まぐるしく変化する日常に感受性が全て持っていかれるからこそ、『ヴェイン』では背伸びをせず、自分をさらけ出したい」。

パーソナルなクリエイションを突き詰めて

25-26年秋冬コレクションでは、自身の息子の名前に由来する“LEAVES(葉)”をシーズンタイトルに据え、恵比寿の新たなショールームに、雑草生い茂る公園のようなセットを組んだ。そもそも「ヴェイン」というブランド名も“葉脈”に由来しており、花のように分かりやすく華やかなものでなくとも、葉のように必要不可欠なものを目指す姿勢や、外側のデザイン以上に内面や構造に重きを置くコンセプトを落とし込んでいるという。ファーストルックは、日常的にカメラで撮影していたという草木のモチーフをジャカード織りにしたテーラードジャケットに、ダークブラウンのコーデュロイパンツ。パワーショルダーでフォーマルな印象を与えつつ、ボトムスのカジュアルな素材とゆったりとしたシルエットで対極をなす。「表現の幅を広げたかった」と語る榎本デザイナーの内面を象徴するようなスタイルだ。

膝をカットオフしたパンツや、ミリタリーウエアをベースにしたブルゾン、開閉度合いもデザインになるダブルジップのパーカーなど、過去のコレクションで幾度となく登場したディテールや、ブランドのコンセプトである“構造表現主義”(=服の構造をデザインと捉える)を思わせる仕掛けも登場した。そんな中で強いアクセントを加えたのは、スポーツチームの練習着に着想した新作の“プレップウエア(PREP WEAR)”だ。胸元に「MENBERS ONLY(=メンバー限定)」と書いたスエットや、今季初めて登場したブランドロゴを配したタイトなトレーニングシャツやタイツ、Tシャツ、タンクトップなど、コレクションにカジュアルさをプラスするアイテムに仕上がっている。「子どもがバスケットボールに励むようになり、練習に付き合ううちに僕も周囲の人らと『ヴェイン バスケットボール クラブ』を結成するに至った。コミュニティーのために作ったのがこのロゴだった」。

榎本デザイナーの仕掛けはさらに続き、「自分がほしかったから作った」というラグを肩にはおったルックや、ムラ染めして同じデザインが1つとないようにしたベルトを披露した。ブランドスタート時の「ヴェイン」はストリートなエッセンスを多分に含んでいたが、シーズンが進むごとに装飾や柄を削ぎ落としてクリーンな仕上がりになりつつあった。それが今回でさらなる進化を遂げ、変幻自在なクリエイションへと到達。これまでの環境は“leave(離れる)”ものの、次のステージでもファンを楽しませてくれるだろう。

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上海のビンテージブームをけん引する「ターミナル69」 由来はあのVシネマ【ヒキタミワの「上海日記」】

1993年から上海在住のライターでメイクアップアーティストのヒキタミワさんの「上海日記」は、ファッションやビューティの最新トレンドや人気のグルメ&ライフスタイル情報を、ベテランの業界人目線でお届けします。2回目に取り上げるのは、高感度な上海っ子でトレンドとなっているビンテージ古着ブームを牽引する「ターミナル69(TERMINAL69、住所:徐汇区太原路167号B1)」を紹介します。意外な名前の由来と新展開も!?

名前の由来はなんと日本のVシネマ

上海の中心地に佇むアーカイブショップの「ターミナル69」は、1980~90年代のデザイナーズブランドを扱う独特なビンテージファッションの美学とサブカルチャーが凝縮されたスペースだ。ショップオーナーは北京出身の女性の通称69(リウジウ)。ちなみに店名の由来は1995年放映の日本のVシネマ「淫殺の虜」(監督:中上登美夫監督、主演:水谷ケイ)の中のキャラクター女性型サイボーグT-69からだとか。彼女のニックネームもこれしかり。

2015年に淘宝(タオバオ)でオンラインストアとしてスタートしたこのショップだが、「アイテムを実際に手に取ってもらいたい」という69の強い思いから、19年上海に約200㎡の実店舗をオープン、その後2度の移転を経て、昨年6月に現在の店舗へと再スタートを切った。

日本やヨーロッパ各地のビンテージ市場で高い評価を受けるアイテムを厳選し、希少な一点ものを揃えるセンスはもちろん、彼女のクリエイティビティと独自の視点が生み出すその空間は、上海のサブカルファッションシーンを牽引している。店内には「コム デ ギャルソン(COMME DES GARCONS)」、「ヨウジヤマモト(YOHJI YAMAMOTO)」、「マルタン・マルジェラ(MARTIN MARGIELA)」、「ジャンポール・ゴルチエ(JEAN PAUL GAULTIER)」など、アートピースのような個性と存在感を放つコレクションがずらりと並び、その数は5000点にも上る。

売れ筋は3000元(約6万3000円)前後

顧客層は地元のアーティストやファッションを学ぶ学生が中心で特に奇抜なデザインのアイテムが人気。価格帯は3000元(約6万3000円)前後が売れ筋だという。その他、雑誌やアーティスト、フォトグラファーへの貸し出しも意欲的に展開し、新たなクリエイションの発信地としても機能している。

「ターミナル69」は単なるショップの枠を超え、これまで多彩なイベントを開催してきたが、服で埋め尽くされた空間では表現の幅に限界があり、より自由にアイディアを具現化できる場を求めていた。そんな69の思いを形にしたのが、ショップに隣接してオープンした昭和レトロ全開のバー「交感天使」だ。パートナーの重美(しげみ)と共に手掛けたこの空間は、ショップとリンクしながらも独自の香りと世界観を放つ特別な場所となっている。

ちなみに69と重美の出逢いは14年「豆瓣」というサブカルやマニアの集まる異色なSNS上でのこと。お互いの趣味が一致し、北京の69と成都の重美はネット上で親睦を深めていった。そして17年、2人は東京で初対面、69自らのショップに重美をモデルに起用するなどお互いのセンスを認め合い、晴れてバーを開く運びとなる。バーの話は次回に続く・・・。

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上海のビンテージブームをけん引する「ターミナル69」 由来はあのVシネマ【ヒキタミワの「上海日記」】

1993年から上海在住のライターでメイクアップアーティストのヒキタミワさんの「上海日記」は、ファッションやビューティの最新トレンドや人気のグルメ&ライフスタイル情報を、ベテランの業界人目線でお届けします。2回目に取り上げるのは、高感度な上海っ子でトレンドとなっているビンテージ古着ブームを牽引する「ターミナル69(TERMINAL69、住所:徐汇区太原路167号B1)」を紹介します。意外な名前の由来と新展開も!?

名前の由来はなんと日本のVシネマ

上海の中心地に佇むアーカイブショップの「ターミナル69」は、1980~90年代のデザイナーズブランドを扱う独特なビンテージファッションの美学とサブカルチャーが凝縮されたスペースだ。ショップオーナーは北京出身の女性の通称69(リウジウ)。ちなみに店名の由来は1995年放映の日本のVシネマ「淫殺の虜」(監督:中上登美夫監督、主演:水谷ケイ)の中のキャラクター女性型サイボーグT-69からだとか。彼女のニックネームもこれしかり。

2015年に淘宝(タオバオ)でオンラインストアとしてスタートしたこのショップだが、「アイテムを実際に手に取ってもらいたい」という69の強い思いから、19年上海に約200㎡の実店舗をオープン、その後2度の移転を経て、昨年6月に現在の店舗へと再スタートを切った。

日本やヨーロッパ各地のビンテージ市場で高い評価を受けるアイテムを厳選し、希少な一点ものを揃えるセンスはもちろん、彼女のクリエイティビティと独自の視点が生み出すその空間は、上海のサブカルファッションシーンを牽引している。店内には「コム デ ギャルソン(COMME DES GARCONS)」、「ヨウジヤマモト(YOHJI YAMAMOTO)」、「マルタン・マルジェラ(MARTIN MARGIELA)」、「ジャンポール・ゴルチエ(JEAN PAUL GAULTIER)」など、アートピースのような個性と存在感を放つコレクションがずらりと並び、その数は5000点にも上る。

売れ筋は3000元(約6万3000円)前後

顧客層は地元のアーティストやファッションを学ぶ学生が中心で特に奇抜なデザインのアイテムが人気。価格帯は3000元(約6万3000円)前後が売れ筋だという。その他、雑誌やアーティスト、フォトグラファーへの貸し出しも意欲的に展開し、新たなクリエイションの発信地としても機能している。

「ターミナル69」は単なるショップの枠を超え、これまで多彩なイベントを開催してきたが、服で埋め尽くされた空間では表現の幅に限界があり、より自由にアイディアを具現化できる場を求めていた。そんな69の思いを形にしたのが、ショップに隣接してオープンした昭和レトロ全開のバー「交感天使」だ。パートナーの重美(しげみ)と共に手掛けたこの空間は、ショップとリンクしながらも独自の香りと世界観を放つ特別な場所となっている。

ちなみに69と重美の出逢いは14年「豆瓣」というサブカルやマニアの集まる異色なSNS上でのこと。お互いの趣味が一致し、北京の69と成都の重美はネット上で親睦を深めていった。そして17年、2人は東京で初対面、69自らのショップに重美をモデルに起用するなどお互いのセンスを認め合い、晴れてバーを開く運びとなる。バーの話は次回に続く・・・。

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ダメージの原因は日々のシャワー? 蓄積するカルシウムを除去するサロントリートメントを体験

ヘアカラーを楽しむことが当たり前になり、街中でもハイトーンやインナーカラーをする人が多く見られます。ですが、気になるのが髪のダメージ。カラーをしていない記者自身ですら、パサつきやうねりなど髪で気になることは多々あります。サロン専売ヘアケアブランド「ケラスターゼ(KERASTASE)」の“プルミエール”は、ダメージの要因であるカルシウム除去に特化したトリートメントシリーズとのこと。カルシウムを除去するとどんな効果があるのか、そもそもカルシウムはどこでつくのか?そんな疑問を解消すべく、“プルミエール”トリートメントメニューを導入する「カキモトアームズ(kakimoto arms)麻生台ヒルズ店」で体験してきました。

「ケラスターゼ」“プルミエール”シリーズとは?

「ケラスターゼ」の“プルミエール”シリーズは、切れ毛やザラつきにつながるダメージの負の循環に着目し、髪内部の結合に芯からアプローチすることで補強補修するシリーズです。同ブランドの日本研究所は、髪ダメージが加速する要因を「表面と内側に日々蓄積されるカルシウム」と特定し、カルシウム除去と髪の補修を同時に行う技術を10年かけて開発しました。

カウンセリングからスタート

「カキモトアームズ」では、“ケラスターゼ プルミエール トリートメント”というメニュー名で提供しています。施術は1時間ほどで、価格は6000円です。

スタイリストの方によると、「カルシウムは水道水の中に含まれ、シャワーを浴びるだけで蓄積する。髪のざらつきやひっかかり、切れ毛が発生する原因」とのことでした。お客さんに対して「髪は肌と一緒。メイクをしているところにスキンケアを重ねても効果は十分に発揮されない。クリーンな状態に有効な成分を入れることでしっかりと効果が出る」と伝えることで、カルシウム除去の重要性をアピールしているようです。最初は「カルシウム除去?」と頭にハテナが浮かんでいましたが、説明を受けて納得。いざ、施術してもらいます。

ステップ1 プレシャンプートリートメント

まず、濡れた髪にプレシャンプートリートメント“ダメージ リペア コンサントレ”を塗布し、5分間放置します。髪内部のカルシウムはシャンプーだけで除去しにくいことから、プレトリートメントをすることでカルシウムを除去しやすい環境を整えます。塗布すると、柑橘系の爽やかな香りに癒されました。ブランド広報の方によると、「ケラスターゼ」製品の中で特に香りが持続するシリーズだそう。香水代わりに使用するのも良さそうです。

ステップ2 シャンプー

プレシャンプートリートメントの上にシャンプーの“バン デカルシファイ”を重ね、マッサージしながら乳化させて洗い流します。このシャンプーで髪内部のカルシウムを取り除き、壊れた結合をボンディングします。

案内された麻布台店の個室では、「マーブ」のマイクロバブルが発生するシャンプー台を採用していました。髪の毛の200分の1の細さで汚れを根こそぎ洗い流すシャワーで、より効果が感じられるそう。バブルで頭皮を刺激しながらお湯で温められ、とても心地よかったです。

ステップ3 トリートメント

髪の中間から毛先まで“コンサントレ リキッド リサーフェス”を塗布し、マッサージするように馴染ませ、さらに5分間放置します。ステップ1、2でもカルシウムは除去できるものの、サロン限定のステップ3が重要で、「ここでカルシウムを根こそぎ除去する」そうです。カラーやブリーチの施術後は、カルシウムがより吸収しやすい髪になっており、このパートで施術中に吸収した髪表面のカルシウムを取り除いてダメージを防ぎます。

ステップ4 さらにトリートメントを重ねる

洗い流さずに“マスク RAC リペア”を重ねづけし、馴染ませてから十分にすすぎます。キューティクルを整えながら、ダメージに負けない髪にするために髪表面をコーティングする工程のため、マイクロバブルの時とはシャワーのモードを切り替えてそそぎます。同じモードだとコーティングが除去されてしまうそうです。

仕上げは2タイプから選択

トリートメントを流し、ドライヤーで髪を乾かします。アウトバストリートメントはオイルとミルクの2タイプがあり、それらを塗布して仕上げます。髪の毛を触ってみると、指通りの良さに感動し、ずっと触っていたくなるほどサラサラでした。カラーをしていなかったのでそこまで傷んでいないだろうと思っていましたが、ビフォーアフターの写真を見てその違いに歴然としました…。

ステップ3の“コンサントレ リキッド リサーフェス”はサロン限定製品ですが、その他は店販で購入することができます。特にヘア美容液“セラム リペア フォンダメンタル”(90mL、8360円)が一番人気で、「メーカー欠品を起こしてしまうほど」とのこと。少し高価に思えますが、「効果実感が高く、この状態を維持したい」と購入する人が多いそうです。

カラーをしている人のみならず、どんな年代、髪質の人にもおすすめできるトリートメントでした。人の手で頭をマッサージしてもらう心地よさもあり、とてもリラックスした時間を過ごすことができたので、ご褒美の選択肢としてサロンでのトリートメントはいかがでしょうか。

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ダメージの原因は日々のシャワー? 蓄積するカルシウムを除去するサロントリートメントを体験

ヘアカラーを楽しむことが当たり前になり、街中でもハイトーンやインナーカラーをする人が多く見られます。ですが、気になるのが髪のダメージ。カラーをしていない記者自身ですら、パサつきやうねりなど髪で気になることは多々あります。サロン専売ヘアケアブランド「ケラスターゼ(KERASTASE)」の“プルミエール”は、ダメージの要因であるカルシウム除去に特化したトリートメントシリーズとのこと。カルシウムを除去するとどんな効果があるのか、そもそもカルシウムはどこでつくのか?そんな疑問を解消すべく、“プルミエール”トリートメントメニューを導入する「カキモトアームズ(kakimoto arms)麻生台ヒルズ店」で体験してきました。

「ケラスターゼ」“プルミエール”シリーズとは?

「ケラスターゼ」の“プルミエール”シリーズは、切れ毛やザラつきにつながるダメージの負の循環に着目し、髪内部の結合に芯からアプローチすることで補強補修するシリーズです。同ブランドの日本研究所は、髪ダメージが加速する要因を「表面と内側に日々蓄積されるカルシウム」と特定し、カルシウム除去と髪の補修を同時に行う技術を10年かけて開発しました。

カウンセリングからスタート

「カキモトアームズ」では、“ケラスターゼ プルミエール トリートメント”というメニュー名で提供しています。施術は1時間ほどで、価格は6000円です。

スタイリストの方によると、「カルシウムは水道水の中に含まれ、シャワーを浴びるだけで蓄積する。髪のざらつきやひっかかり、切れ毛が発生する原因」とのことでした。お客さんに対して「髪は肌と一緒。メイクをしているところにスキンケアを重ねても効果は十分に発揮されない。クリーンな状態に有効な成分を入れることでしっかりと効果が出る」と伝えることで、カルシウム除去の重要性をアピールしているようです。最初は「カルシウム除去?」と頭にハテナが浮かんでいましたが、説明を受けて納得。いざ、施術してもらいます。

ステップ1 プレシャンプートリートメント

まず、濡れた髪にプレシャンプートリートメント“ダメージ リペア コンサントレ”を塗布し、5分間放置します。髪内部のカルシウムはシャンプーだけで除去しにくいことから、プレトリートメントをすることでカルシウムを除去しやすい環境を整えます。塗布すると、柑橘系の爽やかな香りに癒されました。ブランド広報の方によると、「ケラスターゼ」製品の中で特に香りが持続するシリーズだそう。香水代わりに使用するのも良さそうです。

ステップ2 シャンプー

プレシャンプートリートメントの上にシャンプーの“バン デカルシファイ”を重ね、マッサージしながら乳化させて洗い流します。このシャンプーで髪内部のカルシウムを取り除き、壊れた結合をボンディングします。

案内された麻布台店の個室では、「マーブ」のマイクロバブルが発生するシャンプー台を採用していました。髪の毛の200分の1の細さで汚れを根こそぎ洗い流すシャワーで、より効果が感じられるそう。バブルで頭皮を刺激しながらお湯で温められ、とても心地よかったです。

ステップ3 トリートメント

髪の中間から毛先まで“コンサントレ リキッド リサーフェス”を塗布し、マッサージするように馴染ませ、さらに5分間放置します。ステップ1、2でもカルシウムは除去できるものの、サロン限定のステップ3が重要で、「ここでカルシウムを根こそぎ除去する」そうです。カラーやブリーチの施術後は、カルシウムがより吸収しやすい髪になっており、このパートで施術中に吸収した髪表面のカルシウムを取り除いてダメージを防ぎます。

ステップ4 さらにトリートメントを重ねる

洗い流さずに“マスク RAC リペア”を重ねづけし、馴染ませてから十分にすすぎます。キューティクルを整えながら、ダメージに負けない髪にするために髪表面をコーティングする工程のため、マイクロバブルの時とはシャワーのモードを切り替えてそそぎます。同じモードだとコーティングが除去されてしまうそうです。

仕上げは2タイプから選択

トリートメントを流し、ドライヤーで髪を乾かします。アウトバストリートメントはオイルとミルクの2タイプがあり、それらを塗布して仕上げます。髪の毛を触ってみると、指通りの良さに感動し、ずっと触っていたくなるほどサラサラでした。カラーをしていなかったのでそこまで傷んでいないだろうと思っていましたが、ビフォーアフターの写真を見てその違いに歴然としました…。

ステップ3の“コンサントレ リキッド リサーフェス”はサロン限定製品ですが、その他は店販で購入することができます。特にヘア美容液“セラム リペア フォンダメンタル”(90mL、8360円)が一番人気で、「メーカー欠品を起こしてしまうほど」とのこと。少し高価に思えますが、「効果実感が高く、この状態を維持したい」と購入する人が多いそうです。

カラーをしている人のみならず、どんな年代、髪質の人にもおすすめできるトリートメントでした。人の手で頭をマッサージしてもらう心地よさもあり、とてもリラックスした時間を過ごすことができたので、ご褒美の選択肢としてサロンでのトリートメントはいかがでしょうか。

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ダメージの原因は日々のシャワー? 蓄積するカルシウムを除去するサロントリートメントを体験

ヘアカラーを楽しむことが当たり前になり、街中でもハイトーンやインナーカラーをする人が多く見られます。ですが、気になるのが髪のダメージ。カラーをしていない記者自身ですら、パサつきやうねりなど髪で気になることは多々あります。サロン専売ヘアケアブランド「ケラスターゼ(KERASTASE)」の“プルミエール”は、ダメージの要因であるカルシウム除去に特化したトリートメントシリーズとのこと。カルシウムを除去するとどんな効果があるのか、そもそもカルシウムはどこでつくのか?そんな疑問を解消すべく、“プルミエール”トリートメントメニューを導入する「カキモトアームズ(kakimoto arms)麻生台ヒルズ店」で体験してきました。

「ケラスターゼ」“プルミエール”シリーズとは?

「ケラスターゼ」の“プルミエール”シリーズは、切れ毛やザラつきにつながるダメージの負の循環に着目し、髪内部の結合に芯からアプローチすることで補強補修するシリーズです。同ブランドの日本研究所は、髪ダメージが加速する要因を「表面と内側に日々蓄積されるカルシウム」と特定し、カルシウム除去と髪の補修を同時に行う技術を10年かけて開発しました。

カウンセリングからスタート

「カキモトアームズ」では、“ケラスターゼ プルミエール トリートメント”というメニュー名で提供しています。施術は1時間ほどで、価格は6000円です。

スタイリストの方によると、「カルシウムは水道水の中に含まれ、シャワーを浴びるだけで蓄積する。髪のざらつきやひっかかり、切れ毛が発生する原因」とのことでした。お客さんに対して「髪は肌と一緒。メイクをしているところにスキンケアを重ねても効果は十分に発揮されない。クリーンな状態に有効な成分を入れることでしっかりと効果が出る」と伝えることで、カルシウム除去の重要性をアピールしているようです。最初は「カルシウム除去?」と頭にハテナが浮かんでいましたが、説明を受けて納得。いざ、施術してもらいます。

ステップ1 プレシャンプートリートメント

まず、濡れた髪にプレシャンプートリートメント“ダメージ リペア コンサントレ”を塗布し、5分間放置します。髪内部のカルシウムはシャンプーだけで除去しにくいことから、プレトリートメントをすることでカルシウムを除去しやすい環境を整えます。塗布すると、柑橘系の爽やかな香りに癒されました。ブランド広報の方によると、「ケラスターゼ」製品の中で特に香りが持続するシリーズだそう。香水代わりに使用するのも良さそうです。

ステップ2 シャンプー

プレシャンプートリートメントの上にシャンプーの“バン デカルシファイ”を重ね、マッサージしながら乳化させて洗い流します。このシャンプーで髪内部のカルシウムを取り除き、壊れた結合をボンディングします。

案内された麻布台店の個室では、「マーブ」のマイクロバブルが発生するシャンプー台を採用していました。髪の毛の200分の1の細さで汚れを根こそぎ洗い流すシャワーで、より効果が感じられるそう。バブルで頭皮を刺激しながらお湯で温められ、とても心地よかったです。

ステップ3 トリートメント

髪の中間から毛先まで“コンサントレ リキッド リサーフェス”を塗布し、マッサージするように馴染ませ、さらに5分間放置します。ステップ1、2でもカルシウムは除去できるものの、サロン限定のステップ3が重要で、「ここでカルシウムを根こそぎ除去する」そうです。カラーやブリーチの施術後は、カルシウムがより吸収しやすい髪になっており、このパートで施術中に吸収した髪表面のカルシウムを取り除いてダメージを防ぎます。

ステップ4 さらにトリートメントを重ねる

洗い流さずに“マスク RAC リペア”を重ねづけし、馴染ませてから十分にすすぎます。キューティクルを整えながら、ダメージに負けない髪にするために髪表面をコーティングする工程のため、マイクロバブルの時とはシャワーのモードを切り替えてそそぎます。同じモードだとコーティングが除去されてしまうそうです。

仕上げは2タイプから選択

トリートメントを流し、ドライヤーで髪を乾かします。アウトバストリートメントはオイルとミルクの2タイプがあり、それらを塗布して仕上げます。髪の毛を触ってみると、指通りの良さに感動し、ずっと触っていたくなるほどサラサラでした。カラーをしていなかったのでそこまで傷んでいないだろうと思っていましたが、ビフォーアフターの写真を見てその違いに歴然としました…。

ステップ3の“コンサントレ リキッド リサーフェス”はサロン限定製品ですが、その他は店販で購入することができます。特にヘア美容液“セラム リペア フォンダメンタル”(90mL、8360円)が一番人気で、「メーカー欠品を起こしてしまうほど」とのこと。少し高価に思えますが、「効果実感が高く、この状態を維持したい」と購入する人が多いそうです。

カラーをしている人のみならず、どんな年代、髪質の人にもおすすめできるトリートメントでした。人の手で頭をマッサージしてもらう心地よさもあり、とてもリラックスした時間を過ごすことができたので、ご褒美の選択肢としてサロンでのトリートメントはいかがでしょうか。

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「ディオール」は花畑でかくれんぼ 「花そのものが洋服」のオートクチュール

ごく一部の世界の話ではあるが、オートクチュールを”普段使い”の洋服として楽しみたいというニーズから、提案するスタイルという点におけるオートクチュールとプレタポルテ(高級既製服)の境界線は曖昧になりつつある。だからこそ、最近のオートクチュール・コレクションは、半年前のプレタポルテ・コレクションを参考にすると理解しやすい。

「ディオール(DIOR)」もそうだ。2025年春夏オートクチュール・コレクションで提案したのは、ごくごく繊細なチュールのブラウスやブルマーなどシアーな素材で作ったアイテムを基調とする軽やかなスタイルや、随所に刻んだフリルやパフスリーブ、リボンのディテールなどに代表される装飾主義の復活、そして精悍なジャケットに繊細なシアー素材のブラウス、足元はグラディエイターサンダルという自由奔放なミックス&マッチなど。半年前の「ディオール」はもちろん、同じシーズンのプレタポルテのトレンドとの共通点は数多い。

そうなると、オートクチュールとプレタポルテを分けるものはなんだろう?それは、夢だ。マリア・グラツィア・キウリ(Maria Grazia Chiuri)の「ディオール」は今季、プレタポルテのトレンドに圧倒的な“夢”を盛り込み、見る者・着る者を夢の国に誘うことによって、オートクチュールの存在感を示した。

マリアが誘った夢の国は、童心に溢れた少女が自由奔放に駆け回る花畑のような世界だ。ファーストルックは、バージャケットのシルエットを思わせるスタンドカラーのロングジャケット。前合わせや背面には同色の花を豊富に散りばめた。多出する、生地を緩やかに捻ることで今花開こうとする蕾のようなシルエットを描いたバルーンスカートにもたっぷりの花のあしらう。ジャケットから一転、セカンドルックは肌が透ける繊細なチュールのボウブラウス。蕾のようにふんわり膨らむパフスリーブのブラウスには、こちらも小花柄のレースを絡める。その姿はまるで、花畑で“かくれんぼ”をして、花と一体化した妖精のようだ。随所にあしらったパフは花の蕾を思わせ、カスケード状に連ねてケープに仕上げたチュールの一枚一枚は花弁のよう。クリノリンから垂れ下がるフリンジは蔦のように見え、チュールに金糸の刺繍で描いた花は押し花のようだ。レオタードにドライフラワーの花束をいくつも重ねてスカートのように見せたり、クリノリンに花模様のレースを絡めてトピアリーの仕上げたり。今季はイヴ・サンローラン(Yves Saint Laurent)が「ディオール」で発表した、裾広がりのトラペーズラインにオマージュを捧げたが、終盤のシルエットはドラマチック。ハリのあるチュールを贅沢に用い、ペプラムやラッフルを刻んだり、大胆に捻ったりすることで、まるで花の中に身を潜めたかのようなドレスが完成した。

感覚的には、「花柄の洋服」というより、「花そのものの洋服」という趣の今季。新たな発想と、それを実現する素材やテクニックで、プレタポルテではなし得ない夢を描き、その世界に誘った。

PHOTOS:DIOR、ADRIEN DIRAND、LAURA SCIACOVELLI

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トラベルライター間庭がハコ推し! 今こそ行くべき“サティパホテル”「グランドメルキュール」

旅の質が重視される今、気分や価値観にフィットし、心から満足できるサティスファクション パフォーマンス=サティパのいいホテルが求められている。コンセプトが明確で、ブランド力のある宿をトラベルライターの間庭典子が毎回、“ハコ推し!”。今回は日本でも注目のフランスのアコーホテルズのブランド、「グランドメルキュール」をクローズアップする。

“いつもの旅”のその先へと誘う「はなれ旅」というコンセプト

2024年4月、「グランドメルキュール」と「メルキュール」は全国23カ所を一気にリブランドオープンさせたことで注目を集めた。さらに話題となったのが「はなれ旅」というコンセプト。京都や大阪などの観光やビジネスの中心地だけではなく、あえて少しエリアをずらして、その土地ならではの滞在を提案している。ローカルでしか味わえない食体験や絶景、伝統や文化、人とのつながりなど、日本のその土地に根付いた魅力を、モダンにアップデートする試みだ。

各地に点在する23施設は那須高原や浜松、南房総、伊勢志摩、淡路島など、自然や文化が豊かでありながら、ゆったりと過ごせるロケーションばかり。観光地に集中するオーバーツーリーズムを回避し、近隣エリアに雇用機会をもたらす効果もあるだろう。また「はなれ旅」には物理的な距離だけではなく、都市部や観光中心地を「母屋(おもや)」、その一歩先のまだあまり知られていない美しい地域を「離れ(はなれ)」と捉えるなど、メンタル面での意味も込められている。別宅のようにプライベートな時間を過ごしてほしいという思いもあるだろう。

「結びビト」がその地域の文化や産業とをつなぐナビゲーターに

各施設には地域の文化や産業に携わる職人やアーティストが「結びビト」となり、その地の魅力を伝えている。例えば「グランドメルキュール淡路島リゾート&スパ」では塩職人の末澤輝之さんから塩を精製する工程やこだわりについて学ぶアクティビティーがある。

ほかにも「グランドメルキュール和歌山みなべリゾート&スパ」では古来の巡礼の正装・壺装束(つぼしょうぞく)をまとった「結びビト」と熊野古道をガイドする体験プログラムがある。現在の地図にはないが、平安時代から鎌倉時代には正式な参詣道であったルートを巡るとあって、歴史の1ページを垣間見ることができるツアーとして人気だ。

心もふところもリラックスするオールインクルーシブを推進

また「グランドメルキュール」のもうひとつの特徴は、宿泊料金に朝食や夕食、ラウンジでのドリンクやおつまみ、温泉やアクティビティーなどが含まれるオールインクルーシブを導入していること。一部のドリンクやアクティビティーは有料ではあるが、お財布を気にすることなくゆったりと滞在できる。滞在中の出費が固定され、把握できることで、旅全体のプランが立てやすくなる。オールインクルーシブは今までにも体験型リゾートなどでもあったシステムだが、それよりもう少し気軽な、施設内のドリンクやスナック、温浴施設などの使用料が滞在費に含まれている、くらいの感覚だ。例えばチェックイン後の15時から開放されるラウンジは、18時まではティールームのように(それでもビールサーバーやワインが並んでいるのがうれしい!)、ディナー後の21時から23時にはウィスキーやジンなどのハードリカーも楽しめるナイトキャップのバーとなり、照明もがらりと変わる。本格的なプールや温泉がある施設も多く、それらの使用料ももちろん滞在費に含まれている。

沖縄県最大規模のプール施設を誇る残波岬でバカンス

この夏、取材で訪れたことをきっかけに、プライベートでも訪れたのが「グランドメルキュール沖縄残波岬リゾート」だ。那覇空港から車で約70分、リムジンバスも運行し(予約制)、那覇中心地からのアクセスもいい。「やちむんの里」などがある読谷村の先の岬なので、静かで、大自然の中で過ごせるのも、魅力だ。10月までオープンしていた残波ビーチがまるでプライベートビーチのような開放感で、館内には海に面した眺望風呂もある。

フランスを拠点とし、世界90カ国以上で3500軒以上のホテルを展開するアコーホテルズのブランドだからか、ヨーロッパ系のゲストが多い。夕食もミルク仕立ての沖縄そばや、トリュフオイルのゴーヤチャンプルーなど、郷土料理をフレンチ風にひとひねり利かせたものが並ぶ。とにかく味もプレゼンテーションも洗練されているのだ。オールインクルーシブには、ワインや泡盛などのアルコールも含まれ、ここでもふところを気にしなくていい安心感が。朝食にもスパークリングワインが並んでいるので、オレンジジュースと割ってカクテル、ミモザにアレンジしてみた。これは楽しい!

ウォータースライダーや流れるプールにオトナもはしゃぐ!

そして2024年8月にオープンしたという沖縄県最大級のオールデイプールもすごかった!本格的なウォータースライダーはウルトラブーメランなど3種類。もちろん追加料金はなく、何度でも滑りたい放題。高さ86メートル、長さ62メートルのスライダーはスリル満点だ。

自由に使える浮き輪などの遊具もあり、「てぃんがーらプール(流れるプール)」にぷかぷか浮かび、童心に帰って夏休みを満喫した。子ども用プールも充実し、キッズが大はしゃぎだったが、ご安心あれ。奥には18歳以上は使用できないオトナ専用の「ゆくる(=休む)プール」もあり、高級リゾートならではの時間に満足した。夜はドラマチックなライティングのナイトプールに。温水エリアでは11、12月でも泳げるので、時期をずらした「はなれ旅」もおすすめだ。

スタイリッシュでありながらキッズも遊べるファミリーリゾート

大人も子どもも大満足の“洗練されたファミリーリゾート”であることも「グランドメルキュール」の特徴のひとつだ。大人の空間に子どもが窮屈な思いでいるわけでも、子供に合わせて妥協するわけでもなく、ともに満足でき、かつ写真におさめたくなるようなスタイリッシュなリゾートになるよう工夫されている。

多くの施設にはプールや温泉などがあり、滞在中は自由に利用できる。なかでも「グランドメルキュール八ヶ岳リゾート&スパ」のプレイグラウンド「杜の8(もりのえいと)」は秀逸だ。遊びながら学べるみんなの遊び場で、無垢材でできたアスレチック「アリの巣タワー」や「てトロ(手回しトロッコ)」ボルダリングウォールなどがある。小学生以上対象の三輪車のドリフト「星空サーキット」や0歳から未就学児のための「キッズマウンテンエリア」など、あらゆる年代が夢中になれる構成となっている。

「グランドメルキュール南房総リゾート&スパ」や「グランドメルキュール淡路島リゾート&スパ」など館内にキッズスペースや、ベイビーウェルカムなデザインのゲストルームを備えた施設も多く、子連れにはうれしいサービスが満載。洗練されたブッフェではあるが、離乳食(既製品)や高さが低いテーブルのキッズコーナーがあるなど工夫されている。

オーバーツーリズムを回避する「はなれ旅」、滞在中はお財布を気にせずにすむ「オールインクルーシブ」、そして家族全員がわくわくする「洗練されたファミリーリゾート」は一新した「グランドメルキュール」の強みだ。今度はこの地域に行こう、この結びビトに会い、ローカルでしかできない体験をしようという期待が、リピートにもつながる。満足度がホテルのブランド力を高めるのだ。

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トラベルライター間庭がハコ推し! 今こそ行くべき“サティパホテル”「グランドメルキュール」

旅の質が重視される今、気分や価値観にフィットし、心から満足できるサティスファクション パフォーマンス=サティパのいいホテルが求められている。コンセプトが明確で、ブランド力のある宿をトラベルライターの間庭典子が毎回、“ハコ推し!”。今回は日本でも注目のフランスのアコーホテルズのブランド、「グランドメルキュール」をクローズアップする。

“いつもの旅”のその先へと誘う「はなれ旅」というコンセプト

2024年4月、「グランドメルキュール」と「メルキュール」は全国23カ所を一気にリブランドオープンさせたことで注目を集めた。さらに話題となったのが「はなれ旅」というコンセプト。京都や大阪などの観光やビジネスの中心地だけではなく、あえて少しエリアをずらして、その土地ならではの滞在を提案している。ローカルでしか味わえない食体験や絶景、伝統や文化、人とのつながりなど、日本のその土地に根付いた魅力を、モダンにアップデートする試みだ。

各地に点在する23施設は那須高原や浜松、南房総、伊勢志摩、淡路島など、自然や文化が豊かでありながら、ゆったりと過ごせるロケーションばかり。観光地に集中するオーバーツーリーズムを回避し、近隣エリアに雇用機会をもたらす効果もあるだろう。また「はなれ旅」には物理的な距離だけではなく、都市部や観光中心地を「母屋(おもや)」、その一歩先のまだあまり知られていない美しい地域を「離れ(はなれ)」と捉えるなど、メンタル面での意味も込められている。別宅のようにプライベートな時間を過ごしてほしいという思いもあるだろう。

「結びビト」がその地域の文化や産業とをつなぐナビゲーターに

各施設には地域の文化や産業に携わる職人やアーティストが「結びビト」となり、その地の魅力を伝えている。例えば「グランドメルキュール淡路島リゾート&スパ」では塩職人の末澤輝之さんから塩を精製する工程やこだわりについて学ぶアクティビティーがある。

ほかにも「グランドメルキュール和歌山みなべリゾート&スパ」では古来の巡礼の正装・壺装束(つぼしょうぞく)をまとった「結びビト」と熊野古道をガイドする体験プログラムがある。現在の地図にはないが、平安時代から鎌倉時代には正式な参詣道であったルートを巡るとあって、歴史の1ページを垣間見ることができるツアーとして人気だ。

心もふところもリラックスするオールインクルーシブを推進

また「グランドメルキュール」のもうひとつの特徴は、宿泊料金に朝食や夕食、ラウンジでのドリンクやおつまみ、温泉やアクティビティーなどが含まれるオールインクルーシブを導入していること。一部のドリンクやアクティビティーは有料ではあるが、お財布を気にすることなくゆったりと滞在できる。滞在中の出費が固定され、把握できることで、旅全体のプランが立てやすくなる。オールインクルーシブは今までにも体験型リゾートなどでもあったシステムだが、それよりもう少し気軽な、施設内のドリンクやスナック、温浴施設などの使用料が滞在費に含まれている、くらいの感覚だ。例えばチェックイン後の15時から開放されるラウンジは、18時まではティールームのように(それでもビールサーバーやワインが並んでいるのがうれしい!)、ディナー後の21時から23時にはウィスキーやジンなどのハードリカーも楽しめるナイトキャップのバーとなり、照明もがらりと変わる。本格的なプールや温泉がある施設も多く、それらの使用料ももちろん滞在費に含まれている。

沖縄県最大規模のプール施設を誇る残波岬でバカンス

この夏、取材で訪れたことをきっかけに、プライベートでも訪れたのが「グランドメルキュール沖縄残波岬リゾート」だ。那覇空港から車で約70分、リムジンバスも運行し(予約制)、那覇中心地からのアクセスもいい。「やちむんの里」などがある読谷村の先の岬なので、静かで、大自然の中で過ごせるのも、魅力だ。10月までオープンしていた残波ビーチがまるでプライベートビーチのような開放感で、館内には海に面した眺望風呂もある。

フランスを拠点とし、世界90カ国以上で3500軒以上のホテルを展開するアコーホテルズのブランドだからか、ヨーロッパ系のゲストが多い。夕食もミルク仕立ての沖縄そばや、トリュフオイルのゴーヤチャンプルーなど、郷土料理をフレンチ風にひとひねり利かせたものが並ぶ。とにかく味もプレゼンテーションも洗練されているのだ。オールインクルーシブには、ワインや泡盛などのアルコールも含まれ、ここでもふところを気にしなくていい安心感が。朝食にもスパークリングワインが並んでいるので、オレンジジュースと割ってカクテル、ミモザにアレンジしてみた。これは楽しい!

ウォータースライダーや流れるプールにオトナもはしゃぐ!

そして2024年8月にオープンしたという沖縄県最大級のオールデイプールもすごかった!本格的なウォータースライダーはウルトラブーメランなど3種類。もちろん追加料金はなく、何度でも滑りたい放題。高さ86メートル、長さ62メートルのスライダーはスリル満点だ。

自由に使える浮き輪などの遊具もあり、「てぃんがーらプール(流れるプール)」にぷかぷか浮かび、童心に帰って夏休みを満喫した。子ども用プールも充実し、キッズが大はしゃぎだったが、ご安心あれ。奥には18歳以上は使用できないオトナ専用の「ゆくる(=休む)プール」もあり、高級リゾートならではの時間に満足した。夜はドラマチックなライティングのナイトプールに。温水エリアでは11、12月でも泳げるので、時期をずらした「はなれ旅」もおすすめだ。

スタイリッシュでありながらキッズも遊べるファミリーリゾート

大人も子どもも大満足の“洗練されたファミリーリゾート”であることも「グランドメルキュール」の特徴のひとつだ。大人の空間に子どもが窮屈な思いでいるわけでも、子供に合わせて妥協するわけでもなく、ともに満足でき、かつ写真におさめたくなるようなスタイリッシュなリゾートになるよう工夫されている。

多くの施設にはプールや温泉などがあり、滞在中は自由に利用できる。なかでも「グランドメルキュール八ヶ岳リゾート&スパ」のプレイグラウンド「杜の8(もりのえいと)」は秀逸だ。遊びながら学べるみんなの遊び場で、無垢材でできたアスレチック「アリの巣タワー」や「てトロ(手回しトロッコ)」ボルダリングウォールなどがある。小学生以上対象の三輪車のドリフト「星空サーキット」や0歳から未就学児のための「キッズマウンテンエリア」など、あらゆる年代が夢中になれる構成となっている。

「グランドメルキュール南房総リゾート&スパ」や「グランドメルキュール淡路島リゾート&スパ」など館内にキッズスペースや、ベイビーウェルカムなデザインのゲストルームを備えた施設も多く、子連れにはうれしいサービスが満載。洗練されたブッフェではあるが、離乳食(既製品)や高さが低いテーブルのキッズコーナーがあるなど工夫されている。

オーバーツーリズムを回避する「はなれ旅」、滞在中はお財布を気にせずにすむ「オールインクルーシブ」、そして家族全員がわくわくする「洗練されたファミリーリゾート」は一新した「グランドメルキュール」の強みだ。今度はこの地域に行こう、この結びビトに会い、ローカルでしかできない体験をしようという期待が、リピートにもつながる。満足度がホテルのブランド力を高めるのだ。

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「コム デ ギャルソン・オム プリュス」の叫び 平和を願うバトルスーツ

「コム デ ギャルソン・オム プリュス(COMME DES GARCONS HOMME PLUS)」の2025-26年秋冬シーズンは、さまざまな国や時代の戦闘服を解体して、まるで童心に返ったように切り貼りしたり重ねたりしてスーツに再構築し、直訳すると「戦争なんてクソ喰らえ」となる“TO HELL WITH WAR”のメッセージを世界に示した。

戦いの意味を変える

ファーストルックは、カーキの軍服に燕尾ジャケットのフォームを融合し、センターと袖の金ボタンをまるで残像のように2列に配置した。パンツは裾に向かって緩やかにテーパードし、戦闘服というにはあまりに柔らかい素材感でしなやかさを取り入れる。続くスタイルも、体にフィットするユニホームライクなミリタリージャケットに対し、ボトムはスカートで軽快。以降も、ミリタリーウエアの袖やポケットなど、あらゆるパーツを解体しながら、「オム プリュス」にとっての戦闘服であるスーツとの融合が徐々に強まっていく。テーラードジャケットには袖と裾を断ち切りした軍服を重ね、燕尾ジャケットには巨大な袖をドッキングする。逆に、肩章付きのミリタリージャケットのセンターと袖口にはスーツのパーツを縫い付けた。ほかにも、ベーシックなストライプシャツにはスラントポケットを装飾し、ショーツにはファスナーを大量に配するなど、過酷な戦闘のために開発された機能的パーツをバラバラにし、ファッションの“飾り”として随所に用いることで、ミリタリーウエアに宿る戦いの要素をあっさりとリセットする。

中盤以降は、カモフラージュをカラフルに再解釈したモチーフをはじめ、極端なまでの色使いが際立っていく。真っ赤なスタンドカラーとエポレットに、グリーンとキャメルの袖と身頃を組み合わせたクレイジーパターンや、色とりどりのテキスタイルをパッチワークしたミリタリーコート、斜めに歪んだスーツの左半身にはアーミージャケットが覆い被さる。スコットランドの誇りであり、抑圧への反抗の象徴でもあるタータンチェックはボトムに採用した。

会場に充満する感情

ほぼ全てのルックに合わせた「キッズ ラブ ゲイト(KIDS LOVE GAITE)」とのコラボレーションシューズは、つま先が上に90度そり上がり、中世からルネサンス期に貴族階級が履いたプーレーヌを想起させる。つま先がそり返ったプーレーヌは、貴族階級が労働をしないという証の靴でもあったため、まるで戦争に行かないという意志を示すような形状である。「 ヒヅメ(HIZUME)」の日爪ノブキとコラボレーションしたヘッドピースは、M1ヘルメットを花や光沢生地で装飾。戦いが終わり、荒地に咲いた花のような可憐でたくましい印象をコレクションに与えた。

今シーズンは「コム デ ギャルソン・オム プリュス」のここ数年のコレクションでは最も分かりやすく、会場内のほぼ全員が反戦のメッセージを受け取っただろう。ニーナ・シモン(Nina Simone)の“Four Women”ラストの叫びのような歌声がピタッと止むと、張り詰めた緊張感から解放されたかのように、割れんばかりの拍手がしばらく鳴り止まなかった。反戦のメッセージに共感した者もいれば、装いのテクニックに胸を打たれた者、言葉にできない感情を掻き立てられた者も、一緒になって夢中に手を叩いた。この生身の人間の感情が充満する空間は、巨額を投じたエンターテインメントショーでは絶対に体験できない。ファッションに憑依した川久保玲の強い意志は、いつの時代も人々の心を突き動かす。

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「コム デ ギャルソン・オム プリュス」の叫び 平和を願うバトルスーツ

「コム デ ギャルソン・オム プリュス(COMME DES GARCONS HOMME PLUS)」の2025-26年秋冬シーズンは、さまざまな国や時代の戦闘服を解体して、まるで童心に返ったように切り貼りしたり重ねたりしてスーツに再構築し、直訳すると「戦争なんてクソ喰らえ」となる“TO HELL WITH WAR”のメッセージを世界に示した。

戦いの意味を変える

ファーストルックは、カーキの軍服に燕尾ジャケットのフォームを融合し、センターと袖の金ボタンをまるで残像のように2列に配置した。パンツは裾に向かって緩やかにテーパードし、戦闘服というにはあまりに柔らかい素材感でしなやかさを取り入れる。続くスタイルも、体にフィットするユニホームライクなミリタリージャケットに対し、ボトムはスカートで軽快。以降も、ミリタリーウエアの袖やポケットなど、あらゆるパーツを解体しながら、「オム プリュス」にとっての戦闘服であるスーツとの融合が徐々に強まっていく。テーラードジャケットには袖と裾を断ち切りした軍服を重ね、燕尾ジャケットには巨大な袖をドッキングする。逆に、肩章付きのミリタリージャケットのセンターと袖口にはスーツのパーツを縫い付けた。ほかにも、ベーシックなストライプシャツにはスラントポケットを装飾し、ショーツにはファスナーを大量に配するなど、過酷な戦闘のために開発された機能的パーツをバラバラにし、ファッションの“飾り”として随所に用いることで、ミリタリーウエアに宿る戦いの要素をあっさりとリセットする。

中盤以降は、カモフラージュをカラフルに再解釈したモチーフをはじめ、極端なまでの色使いが際立っていく。真っ赤なスタンドカラーとエポレットに、グリーンとキャメルの袖と身頃を組み合わせたクレイジーパターンや、色とりどりのテキスタイルをパッチワークしたミリタリーコート、斜めに歪んだスーツの左半身にはアーミージャケットが覆い被さる。スコットランドの誇りであり、抑圧への反抗の象徴でもあるタータンチェックはボトムに採用した。

会場に充満する感情

ほぼ全てのルックに合わせた「キッズ ラブ ゲイト(KIDS LOVE GAITE)」とのコラボレーションシューズは、つま先が上に90度そり上がり、中世からルネサンス期に貴族階級が履いたプーレーヌを想起させる。つま先がそり返ったプーレーヌは、貴族階級が労働をしないという証の靴でもあったため、まるで戦争に行かないという意志を示すような形状である。「 ヒヅメ(HIZUME)」の日爪ノブキとコラボレーションしたヘッドピースは、M1ヘルメットを花や光沢生地で装飾。戦いが終わり、荒地に咲いた花のような可憐でたくましい印象をコレクションに与えた。

今シーズンは「コム デ ギャルソン・オム プリュス」のここ数年のコレクションでは最も分かりやすく、会場内のほぼ全員が反戦のメッセージを受け取っただろう。ニーナ・シモン(Nina Simone)の“Four Women”ラストの叫びのような歌声がピタッと止むと、張り詰めた緊張感から解放されたかのように、割れんばかりの拍手がしばらく鳴り止まなかった。反戦のメッセージに共感した者もいれば、装いのテクニックに胸を打たれた者、言葉にできない感情を掻き立てられた者も、一緒になって夢中に手を叩いた。この生身の人間の感情が充満する空間は、巨額を投じたエンターテインメントショーでは絶対に体験できない。ファッションに憑依した川久保玲の強い意志は、いつの時代も人々の心を突き動かす。

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「ウォンジョンヨ」×「ネーミング」や「ディプティック」「ウカ」「シロ」のバレンタイン限定品など! 今週発売のビューティアイテム13選【1/27〜2/2】

ビューティアイテムの発売情報を「WWDJAPAN」的視点でピックアップ!今回は1月27〜2月2日に発売するアイテムを紹介します。バレンタインデーに向けた限定アイテムが今週も続々と発売に。ハートデザインが愛らしい「ディプティック(DIPTYQUE)」キャンドルやチョコレートカラーの「ウカ(UKA)」“ケンザン”など、毎年恒例のアイテムも相次いで登場します。

かわにしみきがプロデュースするコスメブランド「ミュアイス(MUICE)」やアニメ「推しの子」、人気ゲーム「ポケットモンスター」などコラボレーションにも積極的な「ウォンジョンヨ(WONJUNGYO)」からは韓国発「ネーミング(NAMING.)」のコラボハイライター&チークが登場。パールが含まれたラベンダーカラーのハイライターは、美肌見せの頼もしい味方になりそうです。

【1月28日発売】
ディプティック
(DIPTYQUE)

限定キャンドルセットが今年も登場

「ディプティック(DIPTYQUE)」は、バレンタインデーを祝し、毎年恒例の“べ(Baies)&ローズ(Roses)”のキャンドルのデュオセットを発売する。ほのかに刺激的なグリーンノートのべ(Baies)と、繊細なバラの香りのローズ(Roses)が溶け合い、芳しい香りでロマンチックなムードを演出する。

■商品詳細

“べ(Baies)&ローズ(Roses)”のキャンドルのデュオセット(各190g、2万1560円)

【1月29日発売】
セルヴォーク
(CELVOKE)

テラコッタカラーの限定コレクション モード感あるモノグラムデザイン

「セルヴォーク(CELVOKE)」は、ブランドを象徴するカラー、テラコッタの可能性を広げる2025年限定コレクション“アブソリュート テラコッタ”を発売する。ラインアップはアイパレット、ブラッシュパレット、リップで、昨年に続きヒロ杉山氏が率いるアーティストユニットのエンライトメント(Enlightenment)とコラボレーションした限定デザインに仕上げた。

■商品詳細

“ヴァティックアイパレット”(2色、各6820円)
“ポリフォニックブラッシュ”(5390円)
“ディグニファイド リップス”(2色、各3520円)

【1月29日発売】
プラダ ビューティ
(PRADA BEAUTY)

美容液クッションファンデ
 ブランドを象徴するナイロン素材が着想源

「プラダ ビューティ(PRADA BEAUTY)」の美容液クッションファンデーション“プラダ メッシュ クッション”[SPF50+・PA+++]は、ミウッチャ・プラダ(Miuccia Prada)「プラダ(PRADA)」共同クリエイティブ・ディレクターがアクセサリーアイテムで取り入れているナイロン素材が着想源。ナイロンのように柔軟なテクスチャーが表情の動きにフィットし、美しい仕上がりを長時間保つ。

■商品詳細

“プラダ メッシュ クッション”[SPF50+・PA+++](全4色、各1万1330円)

【1月29日発売】
ウカ
(UKA)

バレンタイン限定“ケンザン” 
今年はチョコミントモチーフのボックスにイン!

「ウカ(UKA)」は、バレンタイン限定の“ウカ スカルプ ブラシ チョコレート ケンザン”を販売する。今年は、チョコミントのフレーバーをイメージし、板チョコを模した爽やかなミントグリーンとチョコレートブラウンのボックスに入れて販売する。

■商品詳細

“ウカ スカルプ ブラシ チョコレート ケンザン”(3190円)

【1月29日発売】
ウォンジョンヨ
(WONJUNGYO)

「ウォンジョンヨ」と「ネーミング」が初コラボ
チーク&ハイライターの限定色

「ウォンジョンヨ(WONJUNGYO)」は、韓国発のコスメブランド「ネーミング(NAMING.)」とコラボレーションし、粉タイプの“ネーミング フラッフィーベイクド ハイライター”とチーク“ネーミング フラッフィーパウダーブラッシュ”の限定色を発売する。

■商品詳細

“ネーミング フラッフィーベイクド ハイライター”(1760円)
“ネーミング フラッフィーパウダーブラッシュ”(1650円)

【1月30日発売】
レブロン
(REVLON)

pH反応血色リップに春色の2カラー

「レブロン(REVLON)」は、唇のpH値に反応し発色が変わるバームタイプのリップ“キス グロウ バーム N”から春の新色を発売する。新色は桜をイメージし、ヘルシーなホットピンク“マグノリア グロウ(003)”と、透明感溢れるベビーピンク“チューリップ グロウ(005)”の2色をそろえた。

■商品詳細

“キス グロウ バーム N”(全2色、各1100円)

【1月30日発売】
シロ
(SHIRO)

“ショコラの香り”をアップデート 
カカオハスクを取り入れた芳醇な香り

「シロ(SHIRO)」は、2020年冬以来となるショコラの香りを限定発売する。カカオハスクを取り入れて新たなショコラの香りを試作し、芳醇な香りを高めた。ショコラの新作は、チョコレートの製造から販売までを行うダンデライオン・チョコレートから、廃棄されるカカオ豆の皮(ハスク)を譲り受けた事が縁で生まれた。

■商品詳細

“ショコラ ハンドクリーム”(15g、2420円)
“ショコラ オイルリップスクラブ”(14g、2420円)
“ショコラ オイルボディスクラブ”(115g、3300円)

【1月30日発売】
ザボディショップ
(THE BODY SHOP)

スイート&スパイシーでオリエンタルな香りのコレクション

「ザボディショップ(THE BODY SHOP)」は、甘さの中にスパイシーさを感じるオリエンタルな香りのコレクションから、カカオバターやフェアトレードのシアバターを配合した“ハンドバーム”とプラム、ピンクピオニー、ムスクが広がるフルーティーでフローラルな香りの“リップバター”を発売する。

■商品詳細

“ハンドバーム”(全3種、各30mL、各1430円)
“リップバター”(10mL、1210円)

【1月31日発売】
アルマーニ ビューティ
(ARMANI BEAUTY)

情熱の赤をまとった“パシオーネ コレクション”

「アルマーニ ビューティ(ARMANI BEAUTY)」は、アイコニックな赤が目を引く“パシオーネ コレクション”を発売する。パシオーネは、イタリア語で情熱を意味する言葉。本コレクションでは、バレンタインにぴったりのアイコニックなアルマーニレッドを基調としたパッケージデザインのファンデーションケースとリップを数量限定で展開する。

■商品詳細

“マイ アルマーニ トゥ ゴー クッション” ケース “パシオーネ”(4180円)
“マイ アルマーニ トゥ ゴー クッション” レフィル(全4色、各8030円)
“リップ マエストロ サルタン パシオーネ”(6380円)

【2月1日発売】
ラネージュ
(LANEIGE)

バニラとチョコの限定リップケアセット 

「ラネージュ(LANEIGE)」は、人気のリップケアシリーズから日中用の“リップグロウィバーム バニラ”(10g)と夜用“リップスリーピングマスク チョコレート”(8g)をセットにした“チョコバニラリップデュオキット”を発売する。人気スキンケア“クリームスキン ローション”と“ウォーターバンク モイスチャークリーム”のサンプルも同封する。

■商品詳細

“チョコバニラリップデュオキット”(2640円)

【2月1日発売】
アナ スイ コスメティックス
(ANNA SUI COSMETICS)

ヘアカラートリートメント全4色 

「アナ スイ コスメティックス(ANNA SUI COSMETICS)」は、25年春コレクションの第2弾として髪をトリートメントしながら染色する“ヘアカラー トリートメント”を発売する。毛先やインナー部分などに使用し、いつもと違う雰囲気を演出できるほか、髪の色や状態によって染まり具合や色の見え方が異なるため、オリジナリティーのある髪色を楽しめる。

■商品詳細

“ヘアカラー トリートメント”(全4色、各1650円)

【2月1日発売】
シセイドウ
(SHISEIDO)

シミ・そばかすを防ぐ新薬用美白シリーズ

「シセイドウ(SHISEIDO)」は、“ベネフィアンス”からメラニンの生成を抑え、シミ・そばかすを防ぐ新ブライトニングケアシリーズから美容液、クリーム、パウダーを発売する。同シリーズは、独自の美白有効成分、アクティブ4MSKを全商品に配合。4MSKが肌に浸透し、メラニンの生成を抑え、シミ・そばかすを防ぐ。

■商品詳細

“ベネフィアンス ブライトニングケア マイクロS セラム” 【医薬部外品】(30mL、1万4850円/50mL、1万9250円)
“ベネフィアンス ブライトニング ジェル クリーム”【医薬部外品】(50g、1万450円/50gレフィル、9350円)
“ベネフィアンス ブライトニング スキンケアパウダー”【医薬部外品】(25g、5280円)

【2月1日発売】
ゲラン
(GUERLAIN)

ハチの巣から採れる成分配合のリップ&プライマー

「ゲラン(GUERLAIN)」は、ハチの巣から採れる希少な成分を配合したティントリップバーム“キスキス ビー グロウ パーリー”と、唇を鎮静する“コルシカハニー”と唇をなめらかに整える“イカリアハニーのブレンドに、ミツロウを組み合わせた“キスキス ビー リフト プライマー”を発売する。リップ本体にはケースとリンクしたミツバチを刻印している。

■商品詳細

“キスキス ビー グロウ パーリー”(新6色うち限定4色、各4950円)
“キスキス ビー リフト プライマー”(新色、4950円)

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マンガで学ぶ「在庫管理の魔術」 第3話:「売れた分だけ発注」したら、売り上げが断トツの1位に!

中堅アパレルのチェーンストア「ハンナズ」は、過剰在庫が原因で経営危機に瀕している。社長の安堂平磨は、娘でバイヤーの安堂あい、あいの夫で渋谷店店長の安堂徹に再生を期待するが、2人は「売れ残るリスクを抱えながら在庫を持つべきか?」それとも「売り上げが落ちるリスクを抱えながら在庫を減らすべきか?」で迷い続ける。

徹は倉庫から毎日商品が届く環境を整えたが、欠品を怖がるスタッフは発注を増やしがち。そこでPOSデータを活用して「売れた分だけ」補充すると、渋谷店の売り上げは全国で断トツの1位に輝いた!

登場人物紹介

第三話

このマンガは、ジェフ・ベゾス(Jeff Bezos)も経営陣で読んだとされるTOC(制約理論)の原点にして最高の入門書「ザ・ゴール」を原案としています。「ザ・ゴール」を中心としたマネジメント理論に関する書籍は、ダイヤモンド社が販売中です。

ORIGINAL WORKS:ELIYAHU GOLDRATT、JEF COX
SUPERVISION:YUJI KISHIRA
SCRIPT:TAKEO AOKI
COMICS:YAMA AOTA

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「ルメール」が考える日常に根差した新たなラグジュアリー 「自分自身をより良くなったように感じられることが大切」

「ルメール(LEMAIRE)」のショーを歩くモデルたちには、パーソナルな魅力がある。それは、クリストフ・ルメール(Christoph Lemaire)が「私たちはファッションが大好きだからこそ、日常生活に根差したリアルな感覚を大切にしている」と話すように、実在する人々の暮らしに目を向け、常にそれを反映したスタイルを探求しているからだろう。だからこそシーズンごとに大きく変わることはないが、個々のスタイルを表現するための新たな提案が加わり、スタイリングにはその時々思い描くアティチュードが込められている。

「自分の存在を示し、用心深くいなければならない今を生きることの激しさ」を表現したとサラ・リン・トラン(Sarah-Linh Tran)が説明する鼓動の音とパーカッション音楽で幕を開けた2025-26年秋冬ショーは、いつもよりも強さが印象的だ。ファーストルックの女性モデルがまとうのは、タフな印象のレザーブルゾンに、ふんわりとしたミッドカーフ丈のバルーンスカートでコントラストを効かせたブラックスタイル。メンズでは、「服のアーキタイプに取り組んだ」という70年代風のクラシックなスーツに、シアーなニットタンクやスニーカーを合わせたシンプルなルックも登場した。

カギは強さと官能性のバランス

今季は、「ルメール」らしいユーティティームードとゆったりとしたシルエットのアウターやパンツを軸にしつつ、レイヤードはいつもより控えめな印象。肩やウエストのラインを強調したデザインが特徴になる。そして、ダークトーンや褪せたようなニュアンスカラーに加えた目が覚めるようなスカーレットレッドやコバルトブルー、そしてツヤのあるレザーやコーティング素材の質感も強さの主張につながる。一方、柔らかく流れるようなシルエットやシアーな素材感もミックス。強さと官能性とのバランスを模索したという。

コレクションのデザインプロセスの背景にあるのは、ピナ・バウシュ(Pina Bausch)やマース・カニンガム(Merce Cunningham)のダンスに見られるようなダイナミックでありながら滑らかな動き。リハーサル後のダンサーたちのように決めすぎない着こなしを通してエフォートレスなムードを醸し出し、リアリティーにおける共感度を高めている。

好調なビジネスが自身をもたらす

「ルメール」は23年にはフランス・パリの旗艦店を拡大移転し、韓国・ソウルにも伝統的な韓屋をリノベーションした旗艦店をオープン。昨年11月には東京・恵比寿の1960年代に建てられた個人邸宅を改装した旗艦店を開いた。それぞれ意匠は異なるが、どの店も温かみのあるコージーな雰囲気で、まさにブランドの世界観を体現する環境が広がりつつある。さらに、近年は服だけでなくバッグなどのアクセサリービジネスも軌道に乗っている。

それを裏付けるように、ショーの数日前には英メディア「ビジネス オブ ファッション(BUSINESS OF FASHION、BOF)」で、2019年から売上高は10倍に伸び、1億ドル(約156億円)に達していることが報じられた。ショー後の囲み取材で、ルメールは「私たちは、あまり声高なコミュニケーションもせず、ファッション界で成功するための“正しいレシピ”とされるルールを守っているわけでもない。ただ自分たちらしいことに取り組んでいるだけだ。だからこそ、(その中での成功を)とてもうれしく思っている。というのも、商業的な成功は自信をもたらすから。そして、自分たちの仕事を向上させることに役立ち、『新しいラグジュアリー』を定義することにつながるだろう」とコメント。最近は「ラグジュアリー」という言葉が使われ過ぎているとしつつ、自分たちが考える「新しいラグジュアリー」について、次のように語った。

「私たちがラグジュアリーだと思うのは、身につけたり、美しいものに触れたりするときに抱く感情。あるいは、ある種の高揚感を感じること。だから、それはもちろん社会の中で別人を装うことでもなく、見せびらかしたり、エリートに属するふりをしたりすることでもない。それよりも、自分自身をより良くなったように感じられることが大切だ。だから、どうすれば自信や高揚感を与えられるような服やアクセサリーを作ることができるかに、私たちはこだわっている」。

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「フェイラー」×「シルバニアファミリー」や「ロペピクニック」の「ヨックモック」コラボなど! 来週発売のファッションアイテム13選【1/27〜2/2】

ファッションアイテムの発売情報を「WWDJAPAN」的視点でピックアップ!今回は1月27〜2月2日に発売するアイテムを紹介します。「フェイラー(FEILER)」は、シルバニアファミリーと初のコラボアイテムを1月29日に発売します。これは“カワイイ”の渋滞ですね(笑)。シルバニア村のほっこりさが「フェイラー」のシュニール織で絶妙に表現されています。

一方、こちらも初コラボで「ロペピクニック(ROPE PICNIC)」×「ヨックモック(YOKU MOKU)」のアイテムが31日に発売になります。ブラウスやスカート、ニット、トレンチコートなど、コラボとしてこれだけのアイテム数を制作するのは珍しいかも。それだけに熱量が伝わってきます!

【1月28日発売】
グラニフ
(GRANIPH)

「進撃の巨人」コラボ
ウエアやバッグ、ハットなど

「グラニフ(GRANIPH)」は、諫山創による漫画作品「進撃の巨人」との初コラボアイテムを発売する。アイテムは、キャラクターや作中のシーンを落とし込んだほか、グラニフのキャラクター“ビューティフルシャドー”や“イカク”とのコラボデザインも制作。

■商品詳細

ブルゾン(1万3000円)
カーディガン(6900円)
シャツ(6900円)
Tシャツ(3500円〜)
バケットハット(4500円)
※一部商品

【1月29日発売】
オニツカタイガー
(ONITSUKA TIGER)

新シリーズ“デニヴィータ”
着想源はデニム

「オニツカタイガー(ONITSUKA TIGER)」は、“デニム”に着想を得た“デニヴィータ(DENIVITA)”シリーズを発売する。日本製デニムを用い、ロックとクラシックの要素を融合したスタイルを提案。デニムのほか、ニットやスエット、Tシャツなどもそろえる。

■商品詳細

デニムパンツ(4万6200円)
デニムスカート(4万1800円)
デニムシャツ(4万6200円)
デニムハット(1万9800円)
パーカ(4万9500円)
※一部商品

【1月29日発売】
フェイラー
(FEILER)

シルバニアファミリーと初コラボ
ハンカチやバッグ、ポーチなど

「フェイラー(FEILER)」は、シルバニアファミリーと初のコラボアイテムを発売する。グリーンを基調とし、“シルバニア村”の世界観をを「フェイラー」のシュニール織で表現する。ショコラウサギの女の子、くるみリスの男の子、ペルシャネコの女の子がモチーフ。

■商品詳細

ハンカチ(2970円)
プティバス(1万9250円)
バッグ(1万4300円)
ミニポーチ(6050円)
ポーチ(7150円)

【1月29日発売】
スナイデル
(SNIDEL)

「アディダス オリジナルス」に別注
トラックスーツと“サンバ”

「スナイデル(SNIDEL)」は、「アディダス オリジナルス(ADIDAS ORIGINALS)」に別注した、限定カラーのトラックスーツとスニーカー“サンバ”を発売する。スニーカーは、ホワイトとブラックの2色をラインアップする。

■商品詳細

トラックジャケット(1万3200円)
トラックパンツ(1万2100円)
スニーカー(1万7600円)

【1月30日発売】
フォーエバー21
(FOREVER21)

「ヤンジャン」コラボロンT
「キングダム」「推しの子」など

「フォーエバー21(FOREVER 21)」は、45周年を迎えた集英社のコミック誌「週刊ヤングジャンプ」とのコラボアイテムを発売する。「ゴールデンカムイ」「キングダム」「ジャンケットバンク」「推しの子」「ダイヤモンドの功罪」「スナックバス江」「ドッグスレッド」「のあ先輩はともだち。」「テラフォーマーズ」をモチーフとしたロンTを販売する。

■商品詳細

ロングTシャツ(4990円)

【1月30日発売】
アシックス
(ASICS)

ランニングシューズ“ゲルニンバス”最新モデル
クッション性と快適性を追求

アシックスジャパンは、クッション性と快適性を追求したランニングシューズ“ゲルニンバス27(GEL-NIMBUS 27)”を発売する。ミッドソール全体を前モデルよりも2ミリメートル厚くし、“エフエフブラストプラスエコ”を採用、軽量で柔らかなクッション性を目指した。かかと部分には、足にかかる負担を軽減する衝撃緩衝機能の「ピュアゲル(PureGEL)」を内蔵する。

■商品詳細

ランニングシューズ(2万900円)

【1月31日発売】
セレクト バイ ベイクルーズ
(SELECT BY BAYCREW’S)

“Poggy”が「ポルシェ」に着想を得て制作
藍染めセットアップやブレザーなど

「セレクト バイ ベイクルーズ(SELECT BY BAYCREW’S)」は、ファッションキュレーターの小木“Poggy”基史が「ポルシェ(PORCHE)」に着想を得たウエアを限定発売する。藍染め仕上げのセットアップや、上岡拓也のアートワークを配したベストなど幅広く制作。すでに公式オンラインでは予約販売を受け付けている。

■商品詳細

ブレザー(6万500円)
ワークトラウザーズ(4万4000円)
ワークジャケット(5万2800円)
ベスト(3万800円)
スエットパンツ(2万2000円)
※一部商品

【1月31日発売】
ロペピクニック
(ROPE PICNIC)

「ヨックモック」コラボ
クッキー缶デザインをウエアや小物に

「ロペピクニック(ROPE PICNIC)」は、洋菓子ブランド「ヨックモック(YOKU MOKU)」との初コラボアイテムを発売する。「ロペピクニック」のシーズンテーマ“花”をモチーフとした、詰め合わせクッキー缶のパッケージを制作。パッケージ柄をブラウスやスカート、日傘などに落とし込んだ。すでにジュン公式オンラインで予約を受け付けている。

■商品詳細

詰め合わせクッキー缶(1650円)
ブラウス(5489円)
スカート(5995円)
ニット(5489円)
ショートトレンチコート(9999円)
※一部商品

【1月31日先行発売】
リーバイス
(LEVI'S)

プレミアムラインを始動
ジーンズやジャケット、シャツなど

「リーバイス(LEVI'S)」は、プレミアムライン“リーバイス ブルータブ(LEVI'S BLUE TAB)”を開始する。メンズとウィメンズをラインアップし、ジーンズに加え、デニムのジャケットやシャツ、スカートなどを販売する。

■商品詳細

ジーンズ
デニムジャケット
デニムシャツ
デニムスカート
Tシャツ
※一部商品

【1月31日発売】
メゾン ド フルール
(MAISON DE FLEUR)

バレンタイン限定コレクション
リボンが目を引くバッグとポーチ

「メゾン ド フルール(MAISON DE FLEUR)」は、バレンタイン限定コレクションを発売する。“想いを結ぶリボン”をテーマに、リボンをメインにしたバッグとポーチ合わせて3型を用意。カラーはピンクとレッドで統一、アイテムの前面にサイズの異なるリボンをふんだんにあしらった。

■商品詳細

バッグ(8800円)
ポーチ(4400円)

【2月1日発売】
フラグメント デザイン
(FRAGMENT DESIGN)

「機動戦士ガンダム」と協業
原宿でポップアップ

ジュンは2月1〜24日の期間、「機動戦士ガンダム」シリーズと、藤原ヒロシが主宰する「フラグメント デザイン(FRAGMENT DESIGN)」が協業した、ポップアップを原宿のV.A.でオープンする。Tシャツやキャップ、“ガンダム”のプラモデル、フィギュア、ぬいぐるみなどを販売する。

■商品詳細

Tシャツ(7700円〜)
キャップ(6600円)
プラモデル(8800円)
フィギュア(3万8500円)
ぬいぐるみ(5500円)
※一部商品

【2月1日発売】
エイポック エイブル イッセイ ミヤケ
(A-POC ABLE ISSEY MIYAKE)

スパイバー社と新プロジェクト
第1弾はストライプ柄パンツ

「エイポック エイブル イッセイ ミヤケ(A-POC ABLE ISSEY MIYAKE)」は、スパイバー社との協業プロジェクト“TYPE-XI Spiber project”を開始。第1弾として5ポケット型ストレートパンツを発売する。“ブリュード・プロテイン ファイバー”の糸と植物由来のポリエステル糸の縮率差を活かし、“スチームストレッチ技法”を用いてストライプ柄を表現した。

■商品詳細

パンツ(7万7000円)

【2月1日発売】
トムウッド
(TOM WOOD)

天然石による限定リング

「トムウッド(TOM WOOD)」は、新たに“カレイドスコープ(KALEIDOSCOPE)”リングを4型を発売する。万華鏡に着想を得ており、天然石のカラフルな輝きが楽しめる。リング“森林”は2月7日に発売。

■商品詳細

リング(10万8700円〜)

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「フェイラー」×「シルバニアファミリー」や「ロペピクニック」の「ヨックモック」コラボなど! 来週発売のファッションアイテム13選【1/27〜2/2】

ファッションアイテムの発売情報を「WWDJAPAN」的視点でピックアップ!今回は1月27〜2月2日に発売するアイテムを紹介します。「フェイラー(FEILER)」は、シルバニアファミリーと初のコラボアイテムを1月29日に発売します。これは“カワイイ”の渋滞ですね(笑)。シルバニア村のほっこりさが「フェイラー」のシュニール織で絶妙に表現されています。

一方、こちらも初コラボで「ロペピクニック(ROPE PICNIC)」×「ヨックモック(YOKU MOKU)」のアイテムが31日に発売になります。ブラウスやスカート、ニット、トレンチコートなど、コラボとしてこれだけのアイテム数を制作するのは珍しいかも。それだけに熱量が伝わってきます!

【1月28日発売】
グラニフ
(GRANIPH)

「進撃の巨人」コラボ
ウエアやバッグ、ハットなど

「グラニフ(GRANIPH)」は、諫山創による漫画作品「進撃の巨人」との初コラボアイテムを発売する。アイテムは、キャラクターや作中のシーンを落とし込んだほか、グラニフのキャラクター“ビューティフルシャドー”や“イカク”とのコラボデザインも制作。

■商品詳細

ブルゾン(1万3000円)
カーディガン(6900円)
シャツ(6900円)
Tシャツ(3500円〜)
バケットハット(4500円)
※一部商品

【1月29日発売】
オニツカタイガー
(ONITSUKA TIGER)

新シリーズ“デニヴィータ”
着想源はデニム

「オニツカタイガー(ONITSUKA TIGER)」は、“デニム”に着想を得た“デニヴィータ(DENIVITA)”シリーズを発売する。日本製デニムを用い、ロックとクラシックの要素を融合したスタイルを提案。デニムのほか、ニットやスエット、Tシャツなどもそろえる。

■商品詳細

デニムパンツ(4万6200円)
デニムスカート(4万1800円)
デニムシャツ(4万6200円)
デニムハット(1万9800円)
パーカ(4万9500円)
※一部商品

【1月29日発売】
フェイラー
(FEILER)

シルバニアファミリーと初コラボ
ハンカチやバッグ、ポーチなど

「フェイラー(FEILER)」は、シルバニアファミリーと初のコラボアイテムを発売する。グリーンを基調とし、“シルバニア村”の世界観をを「フェイラー」のシュニール織で表現する。ショコラウサギの女の子、くるみリスの男の子、ペルシャネコの女の子がモチーフ。

■商品詳細

ハンカチ(2970円)
プティバス(1万9250円)
バッグ(1万4300円)
ミニポーチ(6050円)
ポーチ(7150円)

【1月29日発売】
スナイデル
(SNIDEL)

「アディダス オリジナルス」に別注
トラックスーツと“サンバ”

「スナイデル(SNIDEL)」は、「アディダス オリジナルス(ADIDAS ORIGINALS)」に別注した、限定カラーのトラックスーツとスニーカー“サンバ”を発売する。スニーカーは、ホワイトとブラックの2色をラインアップする。

■商品詳細

トラックジャケット(1万3200円)
トラックパンツ(1万2100円)
スニーカー(1万7600円)

【1月30日発売】
フォーエバー21
(FOREVER21)

「ヤンジャン」コラボロンT
「キングダム」「推しの子」など

「フォーエバー21(FOREVER 21)」は、45周年を迎えた集英社のコミック誌「週刊ヤングジャンプ」とのコラボアイテムを発売する。「ゴールデンカムイ」「キングダム」「ジャンケットバンク」「推しの子」「ダイヤモンドの功罪」「スナックバス江」「ドッグスレッド」「のあ先輩はともだち。」「テラフォーマーズ」をモチーフとしたロンTを販売する。

■商品詳細

ロングTシャツ(4990円)

【1月30日発売】
アシックス
(ASICS)

ランニングシューズ“ゲルニンバス”最新モデル
クッション性と快適性を追求

アシックスジャパンは、クッション性と快適性を追求したランニングシューズ“ゲルニンバス27(GEL-NIMBUS 27)”を発売する。ミッドソール全体を前モデルよりも2ミリメートル厚くし、“エフエフブラストプラスエコ”を採用、軽量で柔らかなクッション性を目指した。かかと部分には、足にかかる負担を軽減する衝撃緩衝機能の「ピュアゲル(PureGEL)」を内蔵する。

■商品詳細

ランニングシューズ(2万900円)

【1月31日発売】
セレクト バイ ベイクルーズ
(SELECT BY BAYCREW’S)

“Poggy”が「ポルシェ」に着想を得て制作
藍染めセットアップやブレザーなど

「セレクト バイ ベイクルーズ(SELECT BY BAYCREW’S)」は、ファッションキュレーターの小木“Poggy”基史が「ポルシェ(PORCHE)」に着想を得たウエアを限定発売する。藍染め仕上げのセットアップや、上岡拓也のアートワークを配したベストなど幅広く制作。すでに公式オンラインでは予約販売を受け付けている。

■商品詳細

ブレザー(6万500円)
ワークトラウザーズ(4万4000円)
ワークジャケット(5万2800円)
ベスト(3万800円)
スエットパンツ(2万2000円)
※一部商品

【1月31日発売】
ロペピクニック
(ROPE PICNIC)

「ヨックモック」コラボ
クッキー缶デザインをウエアや小物に

「ロペピクニック(ROPE PICNIC)」は、洋菓子ブランド「ヨックモック(YOKU MOKU)」との初コラボアイテムを発売する。「ロペピクニック」のシーズンテーマ“花”をモチーフとした、詰め合わせクッキー缶のパッケージを制作。パッケージ柄をブラウスやスカート、日傘などに落とし込んだ。すでにジュン公式オンラインで予約を受け付けている。

■商品詳細

詰め合わせクッキー缶(1650円)
ブラウス(5489円)
スカート(5995円)
ニット(5489円)
ショートトレンチコート(9999円)
※一部商品

【1月31日先行発売】
リーバイス
(LEVI'S)

プレミアムラインを始動
ジーンズやジャケット、シャツなど

「リーバイス(LEVI'S)」は、プレミアムライン“リーバイス ブルータブ(LEVI'S BLUE TAB)”を開始する。メンズとウィメンズをラインアップし、ジーンズに加え、デニムのジャケットやシャツ、スカートなどを販売する。

■商品詳細

ジーンズ
デニムジャケット
デニムシャツ
デニムスカート
Tシャツ
※一部商品

【1月31日発売】
メゾン ド フルール
(MAISON DE FLEUR)

バレンタイン限定コレクション
リボンが目を引くバッグとポーチ

「メゾン ド フルール(MAISON DE FLEUR)」は、バレンタイン限定コレクションを発売する。“想いを結ぶリボン”をテーマに、リボンをメインにしたバッグとポーチ合わせて3型を用意。カラーはピンクとレッドで統一、アイテムの前面にサイズの異なるリボンをふんだんにあしらった。

■商品詳細

バッグ(8800円)
ポーチ(4400円)

【2月1日発売】
フラグメント デザイン
(FRAGMENT DESIGN)

「機動戦士ガンダム」と協業
原宿でポップアップ

ジュンは2月1〜24日の期間、「機動戦士ガンダム」シリーズと、藤原ヒロシが主宰する「フラグメント デザイン(FRAGMENT DESIGN)」が協業した、ポップアップを原宿のV.A.でオープンする。Tシャツやキャップ、“ガンダム”のプラモデル、フィギュア、ぬいぐるみなどを販売する。

■商品詳細

Tシャツ(7700円〜)
キャップ(6600円)
プラモデル(8800円)
フィギュア(3万8500円)
ぬいぐるみ(5500円)
※一部商品

【2月1日発売】
エイポック エイブル イッセイ ミヤケ
(A-POC ABLE ISSEY MIYAKE)

スパイバー社と新プロジェクト
第1弾はストライプ柄パンツ

「エイポック エイブル イッセイ ミヤケ(A-POC ABLE ISSEY MIYAKE)」は、スパイバー社との協業プロジェクト“TYPE-XI Spiber project”を開始。第1弾として5ポケット型ストレートパンツを発売する。“ブリュード・プロテイン ファイバー”の糸と植物由来のポリエステル糸の縮率差を活かし、“スチームストレッチ技法”を用いてストライプ柄を表現した。

■商品詳細

パンツ(7万7000円)

【2月1日発売】
トムウッド
(TOM WOOD)

天然石による限定リング

「トムウッド(TOM WOOD)」は、新たに“カレイドスコープ(KALEIDOSCOPE)”リングを4型を発売する。万華鏡に着想を得ており、天然石のカラフルな輝きが楽しめる。リング“森林”は2月7日に発売。

■商品詳細

リング(10万8700円〜)

The post 「フェイラー」×「シルバニアファミリー」や「ロペピクニック」の「ヨックモック」コラボなど! 来週発売のファッションアイテム13選【1/27〜2/2】 appeared first on WWDJAPAN.

ワールド本社にアルページュの野口社長が登場 ライバルから学ぶ「商品力」に必要なこと

「WWDJAPAN」は、ファッション&ビューティ企業やブランドを対象に、それぞれの課題やニーズの解決につながるカスタマイズセミナーを開催している。今回は、大手アパレル企業・ワールドの企画開発に携わる社員に向け、商品力の向上に焦点を当てたセミナーを実施した。

同セミナーのゲストにはなんと、ライバル企業であるTSIのグループ会社・アルページュから野口麻衣子社長を招へい。野口社長は、2020年からTSIの主力婦人服ブランド「ナチュラルビューティベーシック(NATURAL BEAUTY BASIC 以下、NBB)」のリブランディングを主導し、ブランドを再建へと導いている。ワールドもキャリア向けブランドを多く抱えるため、学べることが多いと見込んでの大胆な人選だ。

オフィスカジュアル服を提案してきた「NBB」は、働く女性の服装の変化に伴い、ブランドの立て直しを迫られた。野口社長は「“キャリアブランド”を再定義する必要があった。“通勤着”の固定観念を壊し、メインターゲットである20〜30代に響くよう仕掛けていった」と振り返る。とはいえ、20年以上続くブランドのため、頭ごなしに方向性を変えても良い結果は望めない。「今までのビジネスを生かしつつ、時代に合わせたブランドにアップデートする。それが私の使命だった」。

組織改革や重要店舗の見直し、ECサイトで使用するビジュアルの刷新などを行っていく中で、やはり一番の課題は商品だった。「当時の『NBB』は、前年踏襲型のデザインが多く、『この商品を作り続けなければいけない』という思い込みがあった。しかし、企画に必要なのは“マスト”より“ウォント”。『私はこれを着たい』という等身大の感覚が、売れる服を作る原動力になる」(野口社長)。一方、商品の大幅な軌道修正は既存顧客の離反を招くリスクもあったはずだ。野口社長は、「定番アイテムを進化させる感覚で、シルエットやカラー展開に少しずつバリエーションを加えていった。このさじ加減は、5%くらいがベスト。そうすれば長年のファンを驚かせず、今リアルに着たいデザインになる」と語る。長年そのままだった着丈や身幅など寸法も細かく見直し、徹底的に“欲しい服”作りに向き合った。国内のウィメンズブランドを取材する本橋涼介「WWDJAPAN」シニアエディターは「『NBB』の成功要因は、社内外に目指すブランドの方向性をはっきりさせたこと。社員にも顧客に対しても丁寧なリブランディングだった」と述べた。

セミナーの後には、社員同士でディスカッションを実施。「前年踏襲型のデザインとの向き合い方を見直したい」「『私だったら』という視点を入れ商品企画していきたい」などセミナーからの学びを話し合った。野口社長は「歴史ある会社が存続できるよう、ときに新しいことにも挑戦しなければならない。第一人者になるのは難しいかもしれないが、賛同者であってほしい」とエールを送った。

【お問い合わせ】

ファッション&ビューティ業界の“今”をキャッチアップするなら「WWDJAPAN」。企業ごとにカスタマイズしたセミナーについてもお問い合わせください。


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「ギャップ」日本上陸30周年 “定番商品”に見るブランドのこれまでとこれから

米「ギャップ(GAP)」は2025年、日本上陸30週年を迎える。1995年に当時の数寄屋橋阪急(東京)内に1号店をオープンして以来、アメリカンカジュアルを代表するブランドとして世代を問わず認知を獲得してきた。このほど開催した25年春展示会は、上陸時に販売していた商品のアーカイブを本国から取り寄せディスプレー。25年春は、1990年代当時のムードを落とし込みつつ、進化した「ギャップ」を感じられるようなコレクションに仕上げた。

同ブランドは、30年の時を超えて愛される“定番商品”を多く抱える。その1つであるポケットTシャツは、84年の発売当初から21色ものカラーバリエーションで販売していた。85年には、マイケル・J・フォックス(Michael J. Fox)が映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」内で着用し話題に。その10年後にポケット部分にアイコニックな“ATHLETIC”ロゴをあしらったデザインが登場している。

デニムに関するエピソードにも事欠かない。例えば、88年から93年には、約350人もの俳優やミュージシャンがデニムを着て出演した「インディビジュアルズ オブ スタイル」キャンペーンを行っている。92年には、ホワイトデニムとウーヴンシャツを着たスーパーモデルが米「ヴォーグ(VOGUE)」の表紙を飾り、媒体誕生100周年を祝った。

25年春の注目も“定番商品”

25年春は、“ソフトエッセンシャル”(2月発売)をテーマに掲げ、上陸当時との対比を楽しめるようなTシャツやスエット、デニムアイテムなどの定番商品を打ち出す。その中でも「デニムアイテムをコーデの軸にしていく」(PR担当)とし、バレルデニム(樽のようにカーブしたシルエットのパンツ)をさらにワイドにしたホースシューデニムや、しなやかなテンセル混紡のバギーパンツなど、春らしい開放感のあるデニムパンツを多くそろえる。PR担当は「デニムパンツに合わせるトップスは、ウオッシュド加工を施したコットン100%のニットがおすすめ。(チャレンジしやすいアイテムだが、)コーデが表情豊かになる」と話す。「ギャップ」を象徴するアーチロゴも「スポーティーなコーデが好きなお客さまから好評をいただいている」(PR担当)というハーフジップのフーディーにあしらい、ブランドのアイデンティティーをモダンにアップデートしている。

定番商品にこそ、ブランドのプライドが宿る。30周年を好機と捉え、「ギャップ」のブランド価値を再認識させる一年にしていく。

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芸能人プロデュースのブランドに学ぶ

毎週発行している「WWDJAPAN」は、ファッション&ビューティの潮流やムーブメントの分析、ニュースの深堀りなどを通じて、業界の面白さ・奥深さを提供しています。巻頭特集では特に注目のキーワードやカテゴリー、市場をテーマに、業界活性化を図るべく熱いメッセージを発信。ここでは、そんな特集を担当記者がざっくばらんに振り返ります。(この記事は「WWDJAPAN」2025年1月20日号からの抜粋です)

関戸:芸能人がプロデュースするブランドで成長しているのはどこか。そこにはどんな思いが詰まっているのか。実績が伴うものをピックアップして、15人を取材しました。

和田:「手掛けている、あの芸能人が好き」というのを超えて、商品が売れていますよね。「ミース(MEETH)」のソンミさんは、「人にすすめたい化粧品が尽きた」というところから1人で会社を立ち上げて、OEM企業を自ら回り交渉し、第1弾の炭酸ガスパック1000個を発売。それが5分で完売したことで、ブランドとしての可能性を感じたというエピソードが印象的でした。彼女の知名度だけでなく、自分が使ったコスメをSNSなどで紹介することでファンとの信頼関係を築いていたからこそ、多くの人に「使ってみたい!」と思わせたのでしょう。

関戸:“人”が立つからこそ、信頼はより大事だし、共感もしてもらいやすいのでしょうね。私は「ジーユー(GU)」とのコラボで組織力に刺激を受けたEXILE NAOTOさんが、「洋服作りは、まず組織のデザインから」と語っていたのが印象的でした。それから、自らCEOを務め、「ニューナウ(NEWNOW)」のディレクションをする榮倉奈々さんの取材で、自身の変化や家庭や仕事への影響など、パーソナルな部分が聞けました。こうしたビジネスの裏側を伝えられる機会も貴重だと思いました。

消費トレンドにも合致

和田:榮倉さんは子育てをしながら俳優、ブランド運営も行っていて、働く女性のロールモデルですね。

関戸:作っている商品自体が魅力的なことはもちろんですが、作り手への共感や応援したい気持ちが購買につながるという今の消費トレンドとうまく合致していますね。

和田:その一方で、「どこまで自分を表に出していくかが難しい」という声も多かったですよね。「メゾン ヨシキ パリ(MAISON YOSHIKI PARIS)」を手掛けるYOSHIKIさんはミュージシャンという印象が強いため、“異業種への参入”と偏った目で見られることがあるそうです。「知名度はあるので注目は集まるが、真剣にやっていることを見せるのは大変」と語っていました。

関戸:バランスは難しいですね。「どこまで自分を表に出していくか」は皆さん、多かれ少なかれ悩んでいるようでした。モノの良さだけではなかなかモノが売れない時代に、学ぶべきヒントが多い特集になったと思います。

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2025年国内トレンドカラーは“ホライゾングリーン” 日本ブランドに学ぶ最旬リアルコーデ【2025年春夏トレンド】

 

米国パントン・カラー・インスティテュート(PANTONE COLOR INSTITUTE)が発表した2025年の色は、暖かみを帯びたブラウン“モカ・ムース(Mocha Mousse : Pantone 17-1230)”でしたが、日本流行色協会(JAFCA)は25年の色に“ホライゾングリーン(Horizon Green)”を選びました。24年の少しさめた青“ハロー!ブルー”より緑が強まった類似色です。今回は、国内ブランドの25年春夏コレクションから、“ホライゾングリーン”に近い色のルックをご案内します。

青みを帯びた濃いグリーンには、深い森の樹木、豊かな海など自然を重んじる意識がうかがえます。一方、ブルーに託されたのは、“混沌とした時代を冷静に読むまなざし”や、その先にある“希望”のイメージ。“ホライゾングリーン”は海、空、森などを連想しやすい色だけに、装いにナチュラルさを盛り込めるメリットがありそうです。冷静さや知性的な印象を与えられるので、オフィスルックにも役立つ期待が持てます。

濃いブルーやグリーンは一見扱いが難しそうに見えますが、トーンを落としてアレンジすれば取り入れやすいです。例えば、「マメ クロゴウチ(MAME KUROGOUCHI)」がその好例。クチュールテイストのニットジャケットが涼やかな印象の一方、ドレープたっぷりの白いチュールを重ねたスカートでフェアリーさもまとわせました。

凜々しさを優しくトーンダウン

 

ブルー&グリーン系のカラーは、ボリュームをスッキリ見せる効果があります。布のボリュームが多いウエアでも、ライトブルーやグリーンと交わらせれば、重く見えません。タフさやマニッシュさをやわらげる効果も期待できます。

「ミューラル(MURRAL)」は、布を贅沢に使ったロングコートドレスを披露しました。トレンチ風の凜々しさを、淡いグリーンが優しくトーンダウンさせています。おそろいのショート丈のボトムスとの長短レイヤードでめりはりあるスタイリングに。フレアスカートのようなシルエットも、強さとたおやかさを好バランスに整えています。

アートモチーフが引き立つ洗練さ

 

“ホライゾングリーン”は空や海に通じる色合いだけに、ダイナミックな柄との組み合わせにも向いています。ナチュラルムードのブルーやグリーンは、大胆なモチーフも穏やかに受け止めてくれそうです。

「テルマ(TELMA)」は、コートドレスに水彩画のようなフラワーモチーフをあしらいました。爽やかなグリーントーンがナチュラルな雰囲気を醸し出す一方、アートモチーフも引き立てる色合いです。両袖の内側を白で切り替えたスタイリッシュな縦長シルエットが、大人のムードを演出。アートをまとった洗練された装いです。

黒とのコンビで気品とリュクスが両立

 

クールな雰囲気や上品なテイストを薫らせやすいのもこの色のよさです。シックな黒とも好相性。バイカラーでまとえば、パーティーシーンにもなじみます。

「タエ アシダ(TAE ASHIDA)」は、流れ落ちるような仕立てのドレス全体に、きらきらのスパンコールをちりばめました。グリーンとグリッターが調和した“グリ×グリ”のたたずまい。裾にはフリンジを配して動きを高めています。所々に取り入れた黒が、グリーンを引き立てる効果を発揮。気品とリュクスが同居する装いに整いました。

涼やかなサマーレイヤード

 

シアー素材と組み合わせると、涼やかな空気が漂います。人気が続くバレエコアやサマーレイヤードにもマッチ。カラートーンをずらして重層的に見せるスタイリングが効果的です。

薄手ニットウエアの重ね着を打ち出したのは「ピリングス(PILLINGS)」。シアーニットとハイゲージニットのレイヤードによるグリーンの濃淡で、奥行きを深めました。落ち感を帯びたエフォートレスなシルエットが羽衣のようにはかなげで、繊細な風情を醸し出しています。

セットアップで凜々しさ倍増

 

強さや二面性を秘めた装いが、トレンドに浮上してきました。クールな印象のブルー&グリーン系は、セットアップで着ると凜々しさがアップします。

「ディウカ(DIVKA)」は、ほんのりスモーキーがかったブルー&グリーンカラーののノースリーブセットアップを披露。ハーレムパンツ風のドレープパンツが優雅なシルエットを描いています。トップスとの組み合わせはオールインワンのような見え具合で、冷ややかな色合いがクールな印象を引き立てています。

“ホライゾングリーン”は、色調や濃淡次第できれいめにも凛とした印象にもアレンジしやすいユーティリティーカラーです。着こなしのポイントは、素材の組み合わせ。シアー素材は着心地面でもメリット大。今回紹介した日本ブランドは、いずれもテキスタイルに定評があり、素材感の良さが色の持ち味を一段と引き立てています。6つの先取りルックを参考に、“ホライゾングリーン”を自分好みに取り入れてみてください。

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