マンガで学ぶ「在庫管理の魔術」 第5話:きめ細やかな補充は、売り上げだけじゃなく利益率向上にも貢献!?

中堅アパレルのチェーンストア「ハンナズ」は、過剰在庫が原因で経営危機に瀕している。社長の安堂平磨は、娘でバイヤーの安堂あい、あいの夫で渋谷店店長の安堂徹に再生を期待するが、2人は「売れ残るリスクを抱えながら在庫を持つべきか?」それとも「売り上げが落ちるリスクを抱えながら在庫を減らすべきか?」で迷い続ける。

徹は、倉庫から毎日、こまめに商品が届いた結果、渋谷店の売り上げが爆増した原因を探るべく、南関東倉庫を取り仕切る先輩の加地を訪問。従来の仕組み以上にきめ細やかな補充が必要と学んだ。そして、細かな補充は売り上げのみならず、利益率さえ大きく伸ばすことを知る。

登場人物紹介

第五話

このマンガは、ジェフ・ベゾス(Jeff Bezos)も経営陣で読んだとされるTOC(制約理論)の原点にして最高の入門書「ザ・ゴール」を原案としています。「ザ・ゴール」を中心としたマネジメント理論に関する書籍は、ダイヤモンド社が販売中です。

ORIGINAL WORKS:ELIYAHU GOLDRATT、JEF COX
SUPERVISION:YUJI KISHIRA
SCRIPT:TAKEO AOKI
COMICS:YAMA AOTA

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マンガで学ぶ「在庫管理の魔術」 第5話:きめ細やかな補充は、売り上げだけじゃなく利益率向上にも貢献!?

中堅アパレルのチェーンストア「ハンナズ」は、過剰在庫が原因で経営危機に瀕している。社長の安堂平磨は、娘でバイヤーの安堂あい、あいの夫で渋谷店店長の安堂徹に再生を期待するが、2人は「売れ残るリスクを抱えながら在庫を持つべきか?」それとも「売り上げが落ちるリスクを抱えながら在庫を減らすべきか?」で迷い続ける。

徹は、倉庫から毎日、こまめに商品が届いた結果、渋谷店の売り上げが爆増した原因を探るべく、南関東倉庫を取り仕切る先輩の加地を訪問。従来の仕組み以上にきめ細やかな補充が必要と学んだ。そして、細かな補充は売り上げのみならず、利益率さえ大きく伸ばすことを知る。

登場人物紹介

第五話

このマンガは、ジェフ・ベゾス(Jeff Bezos)も経営陣で読んだとされるTOC(制約理論)の原点にして最高の入門書「ザ・ゴール」を原案としています。「ザ・ゴール」を中心としたマネジメント理論に関する書籍は、ダイヤモンド社が販売中です。

ORIGINAL WORKS:ELIYAHU GOLDRATT、JEF COX
SUPERVISION:YUJI KISHIRA
SCRIPT:TAKEO AOKI
COMICS:YAMA AOTA

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「マリメッコ」のアジア限定カラーバッグやビオトープの別注「リーバイス」など! 来週発売のファッションアイテム7選【2/10〜2/16】

ファッションアイテムの発売情報を「WWDJAPAN」的視点でピックアップ!今回は2月10〜16日に発売するアイテムを紹介します。「マリメッコ(MARIMEKKO)」は、アジア限定カラーの“ウニッコ(Unikko)”をあしらったバッグ“ランチバッグ(Lunchbag)”“ヴァンッカ(Vankka)”を2月14日から順次販売します。“日常を彩る春らしいカラー”がいいですね。

一方、ビオトープは、「リーバイス(LEVI‘S)」に別注したメンズのデニムジャケットを発売します。昨年の限定モデルがブラックデニムで再登場です。「リーバイス」はさまざまなブランドとコラボしていて、あらためてその魅力が再注目されています。

【2月11日発売】
N.ハリウッド テストプロダクト エクスチェンジサービス
(N.HOOLYWOOD TEST PRODUCT EXCHANGE SERVICE)

グレートーンをまとう
別注カラーの“1906U”

“N.ハリウッド テストプロダクト エクスチェンジサービス(N.HOOLYWOOD TEST PRODUCT EXCHANGE SERVICE)”は、「ニューバランス(NEW BALANCE)」、インビンシブル(INVINCIBLE)と昨年トリプルコラボしたスニーカー“M1906NIH”の素材を踏襲した、“1906U”の「ニューバランス」別注カラーを発売する。甲周りやシューレースホールには左右で異なる配色にデザインし、アッパーはリフレクター、グリットメッシュ、リップストップ、ヌバック、毛足の長い起毛スエード、合皮を使用しながらグレートーンで仕上げた。

■商品詳細

別注スニーカー(3万3000円)

【2月12日先行発売】
スナイデル ホーム
(SNIDEL HOME)

“ハローキティ”と初コラボ
ウエアやバッグ、アクセサリーなど

「スナイデル ホーム(SNIDEL HOME)」は、サンリオの“ハローキティ”との初のコラボアイテムを発売する。ニットアイテムなどウエアをはじめ、バッグやヘアアクセサリーなど幅広くラインナップ。オンライン限定色として、ネイビーのアイテムも用意する。

■商品詳細

カーディガン(9900円)
スエット(7920円)
ブランケット(7920円)
バニティポーチ(5940円)
ルームシューズ(6380円)
※一部商品

【2月12日先行発売】
マーク ジェイコブス
(MARC JACOBS)

伊勢丹新宿本店ポップアップ
バッグを世界先行発売

「マーク ジェイコブス(MARC JACOBS)」は2月12〜18日の期間、伊勢丹新宿本店でポップアップ“ザ ハウス オブ マークジェイコブス(THE HOUSE OF MARC JACOBS)”を開催する。会場では、アーティストの故スティーブン・スプラウス(Stephen Sprouse)とコラボした“40TH アニバーサリー×スティーブン・スプラウス ザ トート バッグ”をポップアップ限定で世界先行販売する。

■商品詳細

コラボバッグ(9万9000円)

【2月13日発売】
イエナ
(IENA)

山本マナとコラボ
デニムアイテム3型を制作

「イエナ(IENA)」は、スタイリストの山本マナとコラボしたデニムアイテムを発売する。スカーフ付きのデニムオールインワン、デニムハット、ブラウスの3型をラインアップする。すでに公式オンラインで予約を受け付けている。

■商品詳細

オールインワン(4万1800円)
ハット(1万6500円)
ブラウス(1万4300円)

【2月14日発売】
G-ショック
(G-SHOCK)

「バービー」人形とコラボ
鮮やかなピンクのウオッチ

カシオ計算機の「G-ショック(G-SHOCK)」は、「バービー(BARBIE)」とのコラボウオッチ“GMA-S110BE”を発売する。“GMA-S110”を土台とし、部位ごとにニュアンスを変えたワントーンピンクを配色。ハートモチーフや「バービー」ロゴで世界観を表現した。

■商品詳細

コラボウオッチ(2万4750円)

【2月14日発売】
マリメッコ
(MARIMEKKO)

アジア限定カラーを配した
“ランチバッグ”と“ヴァンッカ”

「マリメッコ(MARIMEKKO)」は、アジア限定カラーの“ウニッコ(Unikko)”をあしらったバッグ“ランチバッグ(Lunchbag)”“ヴァンッカ(Vankka)”を順次発売する。“ランチバッグ”はライトブルーとクリームイエロー、タンジェリンオレンジ、“ヴァンッカ”は、サンドベージュ&タンジェリンオレンジを制作した。

■商品詳細

バッグ“ランチバッグ”(2万2000円)
バッグ“ヴァンッカ”(1万3200円)

【2月14日発売】
ビオトープ
(BIOTOP)

「リーバイス」に別注
ブラックのデニムジャケット

ビオトープは、「リーバイス(LEVI‘S)」に別注したメンズのデニムジャケットを発売する。洗いをかけたコットンと、ヘンプのネック感のある生地に別注。またブラックデニムに加工を施すことで、ビンテージのフェードブラックを表現した。すでに公式オンラインで予約を受け付けている。

■商品詳細

別注デニムジャケット(2万2000円)

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「マリメッコ」のアジア限定カラーバッグやビオトープの別注「リーバイス」など! 来週発売のファッションアイテム7選【2/10〜2/16】

ファッションアイテムの発売情報を「WWDJAPAN」的視点でピックアップ!今回は2月10〜16日に発売するアイテムを紹介します。「マリメッコ(MARIMEKKO)」は、アジア限定カラーの“ウニッコ(Unikko)”をあしらったバッグ“ランチバッグ(Lunchbag)”“ヴァンッカ(Vankka)”を2月14日から順次販売します。“日常を彩る春らしいカラー”がいいですね。

一方、ビオトープは、「リーバイス(LEVI‘S)」に別注したメンズのデニムジャケットを発売します。昨年の限定モデルがブラックデニムで再登場です。「リーバイス」はさまざまなブランドとコラボしていて、あらためてその魅力が再注目されています。

【2月11日発売】
N.ハリウッド テストプロダクト エクスチェンジサービス
(N.HOOLYWOOD TEST PRODUCT EXCHANGE SERVICE)

グレートーンをまとう
別注カラーの“1906U”

“N.ハリウッド テストプロダクト エクスチェンジサービス(N.HOOLYWOOD TEST PRODUCT EXCHANGE SERVICE)”は、「ニューバランス(NEW BALANCE)」、インビンシブル(INVINCIBLE)と昨年トリプルコラボしたスニーカー“M1906NIH”の素材を踏襲した、“1906U”の「ニューバランス」別注カラーを発売する。甲周りやシューレースホールには左右で異なる配色にデザインし、アッパーはリフレクター、グリットメッシュ、リップストップ、ヌバック、毛足の長い起毛スエード、合皮を使用しながらグレートーンで仕上げた。

■商品詳細

別注スニーカー(3万3000円)

【2月12日先行発売】
スナイデル ホーム
(SNIDEL HOME)

“ハローキティ”と初コラボ
ウエアやバッグ、アクセサリーなど

「スナイデル ホーム(SNIDEL HOME)」は、サンリオの“ハローキティ”との初のコラボアイテムを発売する。ニットアイテムなどウエアをはじめ、バッグやヘアアクセサリーなど幅広くラインナップ。オンライン限定色として、ネイビーのアイテムも用意する。

■商品詳細

カーディガン(9900円)
スエット(7920円)
ブランケット(7920円)
バニティポーチ(5940円)
ルームシューズ(6380円)
※一部商品

【2月12日先行発売】
マーク ジェイコブス
(MARC JACOBS)

伊勢丹新宿本店ポップアップ
バッグを世界先行発売

「マーク ジェイコブス(MARC JACOBS)」は2月12〜18日の期間、伊勢丹新宿本店でポップアップ“ザ ハウス オブ マークジェイコブス(THE HOUSE OF MARC JACOBS)”を開催する。会場では、アーティストの故スティーブン・スプラウス(Stephen Sprouse)とコラボした“40TH アニバーサリー×スティーブン・スプラウス ザ トート バッグ”をポップアップ限定で世界先行販売する。

■商品詳細

コラボバッグ(9万9000円)

【2月13日発売】
イエナ
(IENA)

山本マナとコラボ
デニムアイテム3型を制作

「イエナ(IENA)」は、スタイリストの山本マナとコラボしたデニムアイテムを発売する。スカーフ付きのデニムオールインワン、デニムハット、ブラウスの3型をラインアップする。すでに公式オンラインで予約を受け付けている。

■商品詳細

オールインワン(4万1800円)
ハット(1万6500円)
ブラウス(1万4300円)

【2月14日発売】
G-ショック
(G-SHOCK)

「バービー」人形とコラボ
鮮やかなピンクのウオッチ

カシオ計算機の「G-ショック(G-SHOCK)」は、「バービー(BARBIE)」とのコラボウオッチ“GMA-S110BE”を発売する。“GMA-S110”を土台とし、部位ごとにニュアンスを変えたワントーンピンクを配色。ハートモチーフや「バービー」ロゴで世界観を表現した。

■商品詳細

コラボウオッチ(2万4750円)

【2月14日発売】
マリメッコ
(MARIMEKKO)

アジア限定カラーを配した
“ランチバッグ”と“ヴァンッカ”

「マリメッコ(MARIMEKKO)」は、アジア限定カラーの“ウニッコ(Unikko)”をあしらったバッグ“ランチバッグ(Lunchbag)”“ヴァンッカ(Vankka)”を順次発売する。“ランチバッグ”はライトブルーとクリームイエロー、タンジェリンオレンジ、“ヴァンッカ”は、サンドベージュ&タンジェリンオレンジを制作した。

■商品詳細

バッグ“ランチバッグ”(2万2000円)
バッグ“ヴァンッカ”(1万3200円)

【2月14日発売】
ビオトープ
(BIOTOP)

「リーバイス」に別注
ブラックのデニムジャケット

ビオトープは、「リーバイス(LEVI‘S)」に別注したメンズのデニムジャケットを発売する。洗いをかけたコットンと、ヘンプのネック感のある生地に別注。またブラックデニムに加工を施すことで、ビンテージのフェードブラックを表現した。すでに公式オンラインで予約を受け付けている。

■商品詳細

別注デニムジャケット(2万2000円)

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【追悼】デヴィッド・リンチ、観客を魅了したその作家性を作品から辿る

映画監督、画家、ミュージシャンなど、さまざまな顔を持つデヴィッド・リンチ(David Lynch)。その作品はどれも謎めいたリンチ・ワールドに通じる扉だ。これほど多くの扉を持ったアーティストも珍しいが、その不思議な世界の魅力をひも解くにはリンチの経歴を知っておく必要がある。

リンチは1946年1月20日にアメリカのモンタナ州ミズーラに生まれた。そこは後に映画「ブルー・ベルベット」(86年)で描かれるような庭がついた美しい家々が並ぶ絵葉書のような街で、絵を描くことが好きだったリンチは画家になることを夢見るようになる。その一方で、映画「オズの魔法使い」(39年)を観てファンタジックな映像に魅了された。やがてリンチはボストンの美術学校で本格的に絵を学んだが、学校や街になじめず引きこもり状態に。ヨーロッパ留学を試みるが2週間で帰国してフィラデルフィアの美術学校に通い始める。それがリンチにとって転機になった。

建ち並ぶ巨大な工場。そこから立ち上る煤煙。夜になると真っ暗になる通り。工業都市の重苦しい景観は、フランシス・ベーコンを愛するリンチにインスピレーションを与えた。そして、同級生と結婚したリンチは印刷の仕事をして家族を養い、犯罪率が高い危険な地区に家を購入。そこでリンチは強盗に遭い、車を盗まれ、暴力に脅かされながら暮らした。のちにリンチは「あの街が私の人生に最も大きな影響を与えた」と語っているが、彼の作品に工場や機械が度々登場し、暴力や犯罪が物語に影を落とすのはフィラデルフィア時代の影響だ。

リンチの作家性

やがてリンチは自分の絵を動かしてみたいという好奇心から短編アニメを制作する。それが映像作家としての出発点だった。リンチはロサンゼルスに引っ越して映画学校で映画を学び、自主制作で映画を作り始めた。そして、リンチが注目を集めるきっかけになったのが初めての長編「イレイザーヘッド」(77年)だった。

廃墟のような家に住む青年、ヘンリーが、恋人が生んだ異形の子どもと暮らす様子を描いた本作は、現実と妄想を行き来するリンチ・ワールドの原型。そこにはフィラデルフィアでの生活や今は映画監督となった娘のジェニファーの誕生など、個人的な体験が色濃く反映されている。本作は映画館で深夜上映されると口コミで大ヒット。「エル・トポ」(69年)、「ピンク・フラミンゴ」(72年)、「ロッキー・ホラー・ショー」(75年)などと並ぶカルト映画の新たな傑作として評価され、リンチの名前はマニアックな映画ファンの間で知れ渡った。その才能が認められて「エレファント・マン」(81年)で商業映画にデビュー。リンチの作品の中で最も正攻法で制作された本作はアカデミー賞8部門にノミネートされ、日本でも大ヒットした。「イレイザーヘッド」から続く「異形のもの」に対するリンチのこだわりが本作では「涙の感動作」を生み出した。

「エレファント・マン」を成功させたリンチのもとに、思いがけない仕事が舞い込む。なんとジョージ・ルーカスから「スター・ウォーズ/ジェダイの復讐(現在のタイトルは「ジェダイの帰還」)」の監督をオファーされたが、リンチは「興味がない」と断り「デューン/砂の惑星」(84年)を監督した。この2作を天秤にかけていたというだけで、当時リンチがいかに注目されていたかが分かるが「デューン/砂の惑星」は興行的に失敗。しかし、その次に撮った「ブルー・ベルベット」でリンチの作家性が大きく花開いた。

故郷の町、ランバートンに帰省した大学生のジェフリー。空き地で切り落とされた耳を発見したことから、ジェフリーは異様な犯罪に巻き込まれていく。SMや殺人といったセンセーショナルなトピックを通じて、リンチは日常に潜むセックスや暴力を美しい映像で浮かび上がらせて観客に衝撃を与えた。子どもの頃に暮らした街の美しさ。フィラデルフィアで体験した犯罪の恐ろしさがアメリカの光と影となって、この作品の悪夢的なイメージを生み出している。映画の冒頭で手入れされた芝生が映され、それがアップになると土の中で無数の蟻が蠢いているが、美しいものの背後に潜むグロテスクさ。その強烈なコントラストは、その後のリンチ作品のテーマの一つになった。

観客はリンチ作品の謎解きに夢中に

「ブルー・ベルベット」はアメリカで賛否両論を巻き起こし、リンチは「カルト映画の帝王」として熱狂的なファンを生み出した。そして、一つの事件をきっかけに平和な街の隠された秘密が露わになる、という「ブルー・ベルベット」の構造をテレビ・シリーズで展開したのが「ツイン・ピークス」(90〜91年)だ。田舎町のツイン・ピークスで、ローラ・パーマーという美しい少女が何者かに殺される。先が読めない犯人探しと個性的なキャラクターが繰り広げる日常のドラマが融合した本作は、これまでのテレビ・ドラマにはなかったユニークな作風が人気を集めてエミー賞を受賞。劇場版「ツイン・ピークス/ローラ・パーマー最期の7日間」(92年)や続編「ツイン・ピークス The Return」(2017年)も作られた。「ツイン・ピークス」シリーズの魅力は次々と生まれる謎にある。不可解で魅力的な謎が物語の推進力になるリンチの作風が、この時期から本格的化していった。こうした謎は計算ではなく、リンチの無意識から生み出されたものだった。

73年から毎日2回、リンチは超越瞑想を実践していて、瞑想を通じて作品のアイデアを得たりストーリーを作り出してきた。ビートルズも学んだと言われる超越瞑想はインドで太古から伝えられてきた瞑想法で、マントラを唱えることで意識の深みに到達するという。60年代には、ドラッグを使わずにトリップできる手法としてヒッピーやミュージシャンの間で行われていた。「ツイン・ピークス」のFBI捜査官、クーパーが夢を手掛かりに捜査するのはリンチの創作活動のようなもの。リンチの映画では夢が重要な役割を果たすが、リンチは次第に夢の中に迷い込むようなシュールレアリスティックな作品を撮り始める。

男女の逃避行に「オズの魔法使い」のモチーフを取り入れ、血まみれの寓話のように仕上げてカンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞した「ワイルド・アット・ハート」(90年)。謎めいたビデオテープが届けられたことをきっかけに、身に覚えがない妻殺しの容疑者にされてしまうジャズ・ミュージシャンを描いた「ロスト・ハイウェイ」(97年)とシュールさは増していった。そして、ハリウッドを舞台にした「マルホランド・ドライブ」(2001年)では、記憶を失った女性、リタと女優の卵のベティの夢とも現実とも分からない愛憎劇を描いてカンヌ国際映画祭の監督賞を受賞。リンチはアメリカを代表する監督として揺るぎない地位を得る。何が起こっているのか分からない、説明がつかないリンチの作品が、それでも観る者を夢中にさせたのは、セックスや死の匂いを漂わせたリンチの謎があまりにも魅力的だったからだろう。観客はリンチ作品の謎解きに夢中になった。

ファッションや音楽への影響

リンチが生み出す映像も観客を酔わせた。1950年代のフィルムノワール(犯罪映画)を思わせるシックな美術や衣装。壮麗な建物。いわくありげな美女たちなど、映像にはリンチの美意識が息づいていた。その官能的な映像美はファッション界からも注目を集めて、リンチは「カルバン・クライン」、「イヴ・サンローラン」、「グッチ」、「ディオール」など有名ブランドのCMを制作。アニエス・べーは「マルホランド・ドライブ」の衣装を手掛け、「コム デ ギャルソン」は2016年春夏のコレクション、「ブルー・ウィッチ」のショーで「ブルー・ベルベット」のサウンドトラックを流した。

また、リンチは音楽の使い方も巧みで「ブルー・ベルベット」ではボビー・ヴィントン「ブルー・ベルベット」やロイ・オービソン「イン・ドリームス」といったオールディーズを効果的に使用。挿入曲「愛のミステリー」を歌ったジュリー・クルーズは、その後、「ツイン・ピークス」に提供した曲でブレイクする(歌詞はリンチが手掛けた)。「ワイルド・アット・ハート」からはクリス・アイザック「ウィキッド・ゲーム」がヒット。「ロスト・ハイウェイ」のサントラには、マリリン・マンソン、ナイン・インチ・ネイルズ、スマッシング・パンプキンズなどオルタナ系のバンドが曲を提供した。「ブルー・ベルベッ」』以降、ほとんどのリンチ作品のサントラを数多く手掛けた音楽家、アンジェロ・バタラメンティの存在も重要だ。

ミュージシャンにリンチのファンは多く、「イレイザーヘッド」に衝撃を受けたデヴィッド・ボウイは「ロスト・ハイウェイ」に曲を提供し、「ツイン・ピークス/ローラ・パーマー最期の7日間」に俳優として出演。「ロスト・ハイウェイ」にはマリリン・マンソンが、「ツイン・ピークス The Return」にはナイン・インチ・ネイルズが出演している。またデュラン・デュランがドキュメンタリー映画「デュラン・デュラン:アンステージド」(11年)の監督にリンチを迎えたり、X-JAPANがミュージック・ビデオを依頼したりとリンチは音楽シーンにも大きな影響を与えた。そんな中、リンチは2001年から本格的に音楽活動をスタート。定期的に作品を発表し、16年にはキュレーションを務めた音楽フェス、フェスティバル・オブ・ディスラプションを開催した。

映画や音楽活動に加えて、画家として個展を開くなどジャンルを超えて作品を発表してきたリンチ。その独特のスタイルは「Lynchian(リンチアン)」という言葉を生み出したが、シュールレアリズム的手法とアメリカ的なメロドラマやサスペンスを融合させたリンチの作品は、観客の想像を刺激していくつもの解釈(物語)を生み出すプリズムだった。あと5日で79歳の誕生日を迎える25年1月15日にリンチはこの世を去ったが、リンチが生み出した奇妙で美しい夢は今も人々を魅了し続けている。

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【追悼】デヴィッド・リンチ、観客を魅了したその作家性を作品から辿る

映画監督、画家、ミュージシャンなど、さまざまな顔を持つデヴィッド・リンチ(David Lynch)。その作品はどれも謎めいたリンチ・ワールドに通じる扉だ。これほど多くの扉を持ったアーティストも珍しいが、その不思議な世界の魅力をひも解くにはリンチの経歴を知っておく必要がある。

リンチは1946年1月20日にアメリカのモンタナ州ミズーラに生まれた。そこは後に映画「ブルー・ベルベット」(86年)で描かれるような庭がついた美しい家々が並ぶ絵葉書のような街で、絵を描くことが好きだったリンチは画家になることを夢見るようになる。その一方で、映画「オズの魔法使い」(39年)を観てファンタジックな映像に魅了された。やがてリンチはボストンの美術学校で本格的に絵を学んだが、学校や街になじめず引きこもり状態に。ヨーロッパ留学を試みるが2週間で帰国してフィラデルフィアの美術学校に通い始める。それがリンチにとって転機になった。

建ち並ぶ巨大な工場。そこから立ち上る煤煙。夜になると真っ暗になる通り。工業都市の重苦しい景観は、フランシス・ベーコンを愛するリンチにインスピレーションを与えた。そして、同級生と結婚したリンチは印刷の仕事をして家族を養い、犯罪率が高い危険な地区に家を購入。そこでリンチは強盗に遭い、車を盗まれ、暴力に脅かされながら暮らした。のちにリンチは「あの街が私の人生に最も大きな影響を与えた」と語っているが、彼の作品に工場や機械が度々登場し、暴力や犯罪が物語に影を落とすのはフィラデルフィア時代の影響だ。

リンチの作家性

やがてリンチは自分の絵を動かしてみたいという好奇心から短編アニメを制作する。それが映像作家としての出発点だった。リンチはロサンゼルスに引っ越して映画学校で映画を学び、自主制作で映画を作り始めた。そして、リンチが注目を集めるきっかけになったのが初めての長編「イレイザーヘッド」(77年)だった。

廃墟のような家に住む青年、ヘンリーが、恋人が生んだ異形の子どもと暮らす様子を描いた本作は、現実と妄想を行き来するリンチ・ワールドの原型。そこにはフィラデルフィアでの生活や今は映画監督となった娘のジェニファーの誕生など、個人的な体験が色濃く反映されている。本作は映画館で深夜上映されると口コミで大ヒット。「エル・トポ」(69年)、「ピンク・フラミンゴ」(72年)、「ロッキー・ホラー・ショー」(75年)などと並ぶカルト映画の新たな傑作として評価され、リンチの名前はマニアックな映画ファンの間で知れ渡った。その才能が認められて「エレファント・マン」(81年)で商業映画にデビュー。リンチの作品の中で最も正攻法で制作された本作はアカデミー賞8部門にノミネートされ、日本でも大ヒットした。「イレイザーヘッド」から続く「異形のもの」に対するリンチのこだわりが本作では「涙の感動作」を生み出した。

「エレファント・マン」を成功させたリンチのもとに、思いがけない仕事が舞い込む。なんとジョージ・ルーカスから「スター・ウォーズ/ジェダイの復讐(現在のタイトルは「ジェダイの帰還」)」の監督をオファーされたが、リンチは「興味がない」と断り「デューン/砂の惑星」(84年)を監督した。この2作を天秤にかけていたというだけで、当時リンチがいかに注目されていたかが分かるが「デューン/砂の惑星」は興行的に失敗。しかし、その次に撮った「ブルー・ベルベット」でリンチの作家性が大きく花開いた。

故郷の町、ランバートンに帰省した大学生のジェフリー。空き地で切り落とされた耳を発見したことから、ジェフリーは異様な犯罪に巻き込まれていく。SMや殺人といったセンセーショナルなトピックを通じて、リンチは日常に潜むセックスや暴力を美しい映像で浮かび上がらせて観客に衝撃を与えた。子どもの頃に暮らした街の美しさ。フィラデルフィアで体験した犯罪の恐ろしさがアメリカの光と影となって、この作品の悪夢的なイメージを生み出している。映画の冒頭で手入れされた芝生が映され、それがアップになると土の中で無数の蟻が蠢いているが、美しいものの背後に潜むグロテスクさ。その強烈なコントラストは、その後のリンチ作品のテーマの一つになった。

観客はリンチ作品の謎解きに夢中に

「ブルー・ベルベット」はアメリカで賛否両論を巻き起こし、リンチは「カルト映画の帝王」として熱狂的なファンを生み出した。そして、一つの事件をきっかけに平和な街の隠された秘密が露わになる、という「ブルー・ベルベット」の構造をテレビ・シリーズで展開したのが「ツイン・ピークス」(90〜91年)だ。田舎町のツイン・ピークスで、ローラ・パーマーという美しい少女が何者かに殺される。先が読めない犯人探しと個性的なキャラクターが繰り広げる日常のドラマが融合した本作は、これまでのテレビ・ドラマにはなかったユニークな作風が人気を集めてエミー賞を受賞。劇場版「ツイン・ピークス/ローラ・パーマー最期の7日間」(92年)や続編「ツイン・ピークス The Return」(2017年)も作られた。「ツイン・ピークス」シリーズの魅力は次々と生まれる謎にある。不可解で魅力的な謎が物語の推進力になるリンチの作風が、この時期から本格的化していった。こうした謎は計算ではなく、リンチの無意識から生み出されたものだった。

73年から毎日2回、リンチは超越瞑想を実践していて、瞑想を通じて作品のアイデアを得たりストーリーを作り出してきた。ビートルズも学んだと言われる超越瞑想はインドで太古から伝えられてきた瞑想法で、マントラを唱えることで意識の深みに到達するという。60年代には、ドラッグを使わずにトリップできる手法としてヒッピーやミュージシャンの間で行われていた。「ツイン・ピークス」のFBI捜査官、クーパーが夢を手掛かりに捜査するのはリンチの創作活動のようなもの。リンチの映画では夢が重要な役割を果たすが、リンチは次第に夢の中に迷い込むようなシュールレアリスティックな作品を撮り始める。

男女の逃避行に「オズの魔法使い」のモチーフを取り入れ、血まみれの寓話のように仕上げてカンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞した「ワイルド・アット・ハート」(90年)。謎めいたビデオテープが届けられたことをきっかけに、身に覚えがない妻殺しの容疑者にされてしまうジャズ・ミュージシャンを描いた「ロスト・ハイウェイ」(97年)とシュールさは増していった。そして、ハリウッドを舞台にした「マルホランド・ドライブ」(2001年)では、記憶を失った女性、リタと女優の卵のベティの夢とも現実とも分からない愛憎劇を描いてカンヌ国際映画祭の監督賞を受賞。リンチはアメリカを代表する監督として揺るぎない地位を得る。何が起こっているのか分からない、説明がつかないリンチの作品が、それでも観る者を夢中にさせたのは、セックスや死の匂いを漂わせたリンチの謎があまりにも魅力的だったからだろう。観客はリンチ作品の謎解きに夢中になった。

ファッションや音楽への影響

リンチが生み出す映像も観客を酔わせた。1950年代のフィルムノワール(犯罪映画)を思わせるシックな美術や衣装。壮麗な建物。いわくありげな美女たちなど、映像にはリンチの美意識が息づいていた。その官能的な映像美はファッション界からも注目を集めて、リンチは「カルバン・クライン」、「イヴ・サンローラン」、「グッチ」、「ディオール」など有名ブランドのCMを制作。アニエス・べーは「マルホランド・ドライブ」の衣装を手掛け、「コム デ ギャルソン」は2016年春夏のコレクション、「ブルー・ウィッチ」のショーで「ブルー・ベルベット」のサウンドトラックを流した。

また、リンチは音楽の使い方も巧みで「ブルー・ベルベット」ではボビー・ヴィントン「ブルー・ベルベット」やロイ・オービソン「イン・ドリームス」といったオールディーズを効果的に使用。挿入曲「愛のミステリー」を歌ったジュリー・クルーズは、その後、「ツイン・ピークス」に提供した曲でブレイクする(歌詞はリンチが手掛けた)。「ワイルド・アット・ハート」からはクリス・アイザック「ウィキッド・ゲーム」がヒット。「ロスト・ハイウェイ」のサントラには、マリリン・マンソン、ナイン・インチ・ネイルズ、スマッシング・パンプキンズなどオルタナ系のバンドが曲を提供した。「ブルー・ベルベッ」』以降、ほとんどのリンチ作品のサントラを数多く手掛けた音楽家、アンジェロ・バタラメンティの存在も重要だ。

ミュージシャンにリンチのファンは多く、「イレイザーヘッド」に衝撃を受けたデヴィッド・ボウイは「ロスト・ハイウェイ」に曲を提供し、「ツイン・ピークス/ローラ・パーマー最期の7日間」に俳優として出演。「ロスト・ハイウェイ」にはマリリン・マンソンが、「ツイン・ピークス The Return」にはナイン・インチ・ネイルズが出演している。またデュラン・デュランがドキュメンタリー映画「デュラン・デュラン:アンステージド」(11年)の監督にリンチを迎えたり、X-JAPANがミュージック・ビデオを依頼したりとリンチは音楽シーンにも大きな影響を与えた。そんな中、リンチは2001年から本格的に音楽活動をスタート。定期的に作品を発表し、16年にはキュレーションを務めた音楽フェス、フェスティバル・オブ・ディスラプションを開催した。

映画や音楽活動に加えて、画家として個展を開くなどジャンルを超えて作品を発表してきたリンチ。その独特のスタイルは「Lynchian(リンチアン)」という言葉を生み出したが、シュールレアリズム的手法とアメリカ的なメロドラマやサスペンスを融合させたリンチの作品は、観客の想像を刺激していくつもの解釈(物語)を生み出すプリズムだった。あと5日で79歳の誕生日を迎える25年1月15日にリンチはこの世を去ったが、リンチが生み出した奇妙で美しい夢は今も人々を魅了し続けている。

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「ポーター」と「ザ・イノウエ・ブラザーズ」がトークショー “コラボと言いたくないコラボ”の全貌を語る

「コラボという言葉は使いたくない。それほど個人的なコレクションだから」――井上聡「ザ・イノウエ・ブラザーズ(THE INOUE BROTHERS)」デザイナーは、「ポーター(PORTER)」とのコラボコレクション“エル・アルト”をそう解説する。「『ザ・イノウエ・ブラザーズ』とは何か?」には一切触れずに始まったローンチ記念トークショーには、コラボの舞台・ボリビアへの真っ直ぐな愛と感謝が込められていた。

なぜボリビア? 井上デザイナーの人生を変えた出会い

“エル・アルト”とは、ボリビアの首都・ラパス近郊にある都市のこと。ここは「ザ・イノウエ・ブラザーズ」の始まりの地とも言える。井上デザイナーは「『ザ・イノウエ・ブラザーズ』を立ち上げる前は、デザイナーとして立身出世すべく広告業界に身を置いていた。さまざまなプロジェクトに関わりやりがいを感じていた一方、(利益第一の)資本主義社会の現実に直面することも多くミスマッチを感じていた」と振り返る。そんなジレンマを解消するきっかけになったのが、2006年に友人の誘いで訪れたボリビアの先住民だった。

ボリビアは“南米の最貧国”と呼ばれており、その中でも貧しい生活を送っているのが先住民だ。「過酷な現実と向き合う覚悟で訪れたが、全くの杞憂だった。彼女らは私が出会ってきた誰よりも優しかった。家具も十分にそろわない家で2脚しかない椅子を私と弟に差し出してくれた瞬間、私はこの人たちと一緒にモノ作りをすることを考え始めていた」。「人生が180度変わる出会い」(井上デザイナー)を経て、ソーシャルデザインスタジオ「ザ・イノウエ・ブラザーズ」は誕生した。

ボリビアと日本 職人技の掛け合わせ

このたび発表した「ポーター」と「ザ・イノウエ・ブラザーズ」のコラボコレクションは、全3型でそれぞれ2色展開。「コラボの話が浮上した時からこれしかないと思っていた」という全商品共通の柄は、アンデス伝統の織物“アグアヨ”のオリジナルパターンだ。“アグアヨ”は鮮やかな色使いが特徴で、「標高4000メートルという厳しい環境下でもポジティブにいられるよう考案された」という。井上デザイナーは「現地の職人は、(文化の盗用とみなし)侮辱と捉えられてもおかしくないオリジナルの“アグアヨ”の製作も、(これまで築いてきた関係性があったため)面白いと言って前向きに取り組んでくれた」と感謝の気持ちをにじませる。アンデスの旗も赤や青、緑などさまざまな色を使用しており、カラフルな色使いは彼女たちの誇りそのものだと言える。

「ポーター」の企画担当者は「私たちはバッグを道具と捉えており、耐久性が第一だと考えている。一方、“アグアヨ”は手織り特有の柔らかさがあるため、パワーが大きいバッグのミシンでは生地が破れてしまう。両者の特長を生かすためには、2年間にわたる試行錯誤が必要だった」とコメント。井上デザイナーは「コラボよりパートナーシップという言葉が相応しいほど、『ポーター』にはさまざまな場面で支えてもらった」と返し、人の温かさで成り立ったコラボであることを強調した。

トークショーの最後には、「コレクションの軌跡を残したいという思いのもと撮り始めた」という映像が流れた。商品ではなく職人に焦点を当てた内容で、最後には井上デザイナーが「これだけクオリティーが高いバッグを見たことがなかったのだろう」と予想するほど、コラボ商品を前に目一杯の喜びを見せる女性の姿が映った。彼女の嘘偽りのない笑顔が、モノ作りの楽しさを伝えていた。

ザ・イノウエ・ブラザーズ イン ザ ポーター ギャラリー1
日程:2月17日まで
時間:12:00~20:00
場所:ポーター表参道 ザ ポーター ギャラリー1
住所:東京都渋谷区神宮前5-6-8

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「ポーター」と「ザ・イノウエ・ブラザーズ」がトークショー “コラボと言いたくないコラボ”の全貌を語る

「コラボという言葉は使いたくない。それほど個人的なコレクションだから」――井上聡「ザ・イノウエ・ブラザーズ(THE INOUE BROTHERS)」デザイナーは、「ポーター(PORTER)」とのコラボコレクション“エル・アルト”をそう解説する。「『ザ・イノウエ・ブラザーズ』とは何か?」には一切触れずに始まったローンチ記念トークショーには、コラボの舞台・ボリビアへの真っ直ぐな愛と感謝が込められていた。

なぜボリビア? 井上デザイナーの人生を変えた出会い

“エル・アルト”とは、ボリビアの首都・ラパス近郊にある都市のこと。ここは「ザ・イノウエ・ブラザーズ」の始まりの地とも言える。井上デザイナーは「『ザ・イノウエ・ブラザーズ』を立ち上げる前は、デザイナーとして立身出世すべく広告業界に身を置いていた。さまざまなプロジェクトに関わりやりがいを感じていた一方、(利益第一の)資本主義社会の現実に直面することも多くミスマッチを感じていた」と振り返る。そんなジレンマを解消するきっかけになったのが、2006年に友人の誘いで訪れたボリビアの先住民だった。

ボリビアは“南米の最貧国”と呼ばれており、その中でも貧しい生活を送っているのが先住民だ。「過酷な現実と向き合う覚悟で訪れたが、全くの杞憂だった。彼女らは私が出会ってきた誰よりも優しかった。家具も十分にそろわない家で2脚しかない椅子を私と弟に差し出してくれた瞬間、私はこの人たちと一緒にモノ作りをすることを考え始めていた」。「人生が180度変わる出会い」(井上デザイナー)を経て、ソーシャルデザインスタジオ「ザ・イノウエ・ブラザーズ」は誕生した。

ボリビアと日本 職人技の掛け合わせ

このたび発表した「ポーター」と「ザ・イノウエ・ブラザーズ」のコラボコレクションは、全3型でそれぞれ2色展開。「コラボの話が浮上した時からこれしかないと思っていた」という全商品共通の柄は、アンデス伝統の織物“アグアヨ”のオリジナルパターンだ。“アグアヨ”は鮮やかな色使いが特徴で、「標高4000メートルという厳しい環境下でもポジティブにいられるよう考案された」という。井上デザイナーは「現地の職人は、(文化の盗用とみなし)侮辱と捉えられてもおかしくないオリジナルの“アグアヨ”の製作も、(これまで築いてきた関係性があったため)面白いと言って前向きに取り組んでくれた」と感謝の気持ちをにじませる。アンデスの旗も赤や青、緑などさまざまな色を使用しており、カラフルな色使いは彼女たちの誇りそのものだと言える。

「ポーター」の企画担当者は「私たちはバッグを道具と捉えており、耐久性が第一だと考えている。一方、“アグアヨ”は手織り特有の柔らかさがあるため、パワーが大きいバッグのミシンでは生地が破れてしまう。両者の特長を生かすためには、2年間にわたる試行錯誤が必要だった」とコメント。井上デザイナーは「コラボよりパートナーシップという言葉が相応しいほど、『ポーター』にはさまざまな場面で支えてもらった」と返し、人の温かさで成り立ったコラボであることを強調した。

トークショーの最後には、「コレクションの軌跡を残したいという思いのもと撮り始めた」という映像が流れた。商品ではなく職人に焦点を当てた内容で、最後には井上デザイナーが「これだけクオリティーが高いバッグを見たことがなかったのだろう」と予想するほど、コラボ商品を前に目一杯の喜びを見せる女性の姿が映った。彼女の嘘偽りのない笑顔が、モノ作りの楽しさを伝えていた。

ザ・イノウエ・ブラザーズ イン ザ ポーター ギャラリー1
日程:2月17日まで
時間:12:00~20:00
場所:ポーター表参道 ザ ポーター ギャラリー1
住所:東京都渋谷区神宮前5-6-8

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トラベルライター間庭がハコ推し! 今こそ行くべき“サティパホテル”「リッチモンドホテル」

旅の質が重視される今、気分や価値観にフィットし、心から満足できるサティスファクション パフォーマンス=サティパは選ばれる条件だ。トラベルライターの間庭典子が今回“ハコ推し”するのが、極上のモーニングブッフェを提供しているリッチモンドホテル。全国各地に点在するリッチモンドホテルでは朝食ブッフェを強化し、「こころもおなかも幸せにする朝ごはん」を提供している。

「こころもおなかも幸せにする朝ごはん」で1日をスタートする

リッチモンドホテルが目指すコンセプトは極めて明確だ。極上のモーニングブッフェでハッピーに1日を始めるホテル。ロイヤルホストやシェーキーズ、ロイヤルガーデンカフェなどの外食チェーンや機内食を手掛けるロイヤルのホテル事業部が運営し、全国43カ所で展開している。

先日、「こころもおなかも幸せにする朝ごはん」を体感する、「リッチモンドホテルプレミア浅草」での朝食試食会に参加してきた。そしてそのこだわり、本気度に度肝を抜かれた!

正直に言おう。1泊5万円以上を予算とするラグジュアリーホテルやリゾートなら、このレベルの朝食だってありえる。シティホテルでも豪華な朝食を売りにするところが最近は増えている。けれどもリッチモンドホテルのようなビジネスユースされる機能性ホテルでここまでのクオリティーは珍しい。なんと言おうか、朝食のラインアップに愛があるのだ。

朝食には珍しくローストビーフやグリルチキン、ミートボールのトマトソース煮などの肉料理も充実。鯖寿司やカレー、グラタンなどの満腹感のあるメーンも並ぶ。特筆すべきはラーメンやオムレツなど、ライブキッチンで提供する人気メニューだ。目の前で作り上げた出来立てを味わってほしいという思いで、ホテルが直営で朝食を提供している19の施設では、ライブキッチンによるアツアツのメニューを目玉としている。気軽だけれどいつもよりちょっと贅沢な郷土色食文化を味わえる非日常=ワクワクをサーブしている。

インバウンド客を意識し、日本の食文化を広く楽しむ構成に

浅草ではまた、インバウンド客を意識している。東京を拠点に日本各地を観光する外国人ビジターも多いため、ここでは東京にはこだわらず、日本全体の食文化を楽しめるような構成になっているのだ。例えば最近、海外の方にも人気の高いラーメンやたこ焼きなどもメニューに加え、その反面、サラダやフルーツなど、海外客に需要のある食材を強化した。チーズやシリアルなどのコーナーも充実している。グレープフルーツを丸ごと絞ったフレッシュジュース、スパークリングワインも並ぶ。

ブッフェのいいところは今まで食べたことのない食材、メニューでも気軽にトライできる点。ここでの体験をきっかけにお寿司やラーメンだけではない、好きな日本食のレパートリーを広げてほしいという狙いがある。

デザートコーナーにも抹茶や紫いものくずもち、カスタードが入ったたい焼きなど和のテイストのスイーツが並ぶ。目の前がスカイツリー、浅草寺までも徒歩圏内という絶好のロケーションのなかで、美味しい日本を食べ尽くそう。

直営の19施設では地域の特色を生かした郷土食を

43施設のうち盛岡駅前、山形駅前、名古屋新幹線口、浜松、高知などの直営施設では各施設が趣向を凝らし、その地の食文化を楽しめる名物料理を提供している。料理だけではなく、気分が上がる器、ご当地デザインなど、五感で楽しめる構成になっている。高級ホテルさながらのライブキッチンでは、その場でオムレツなどもカスタムオーダーできる。最小限のスタッフでまわせるのがブッフェのメリットであろうに、手間ひまを惜しまず、スタッフとの交流を楽しめるような仕組みも作ろうという心意気を感じるのだ。

例えば「リッチモンドホテル札幌大通」ではにぎりたてのお寿司やご当地味噌ラーメン、スープカレーなど札幌の名物をくまなく堪能できる。「リッチモンドホテル宇都宮駅前アネックス」では宇都宮名産の餃子はもちろん、佐野ラーメンやとちおとめいちごミルクなどで栃木らしさを表現。益子焼の食器を主に使っている。「リッチモンドホテル名古屋納屋橋」ではひつまぶしなどメーンを4種から選ぶハーフビュッフェ、「リッチモンドホテルなんば大国町」ではたこ焼き、肉吸い、串カツなどの大阪名物など約60種のメニューでくいだおれる。全施設をめぐってみたくなるほど、ユニークで魅力的だ。

那覇ではやちむん風の器で琉球料理を堪能

沖縄那覇の中心地にある「リッチモンドホテル那覇久茂地」に試泊したときには、ゆいレールの美栄橋駅から徒歩2分の立地を生かして、観光や仕事の拠点とした。取材や会食で忙しくても、朝ごはんは自分だけの時間。沖縄ならではの伝統的な琉球料理を少しずつ味わえるのがうれしい。

ゆし豆腐や味付けもずく、紅芋コロッケなど沖縄ならではの食材が並ぶ。もちろんゴーヤーチャンプルーやラフテーなどの名物料理も。メキシカン料理タコスの具をのせた、沖縄発祥のタコライスなども自分好みに盛り付けて食べられる。私はレタスとトマトをたっぷり乗せた朝仕様にしてみた。ジュースもグァバやマンゴーなどトロピカル。

沖縄料理は苦手という人もご安心あれ。鯖の塩焼きや肉じゃが、ナスの揚げびたしなどのお惣菜も充実し、サラダや卵料理もあり、和食も洋食もどう盛り付けるかは自由自在。

器も沖縄らしいやちむん風のデザイン。風を通しつつ家を守る花ブロックやミンサー織など、沖縄の古民家をモチーフにした朝食レストランは、テーブル席以外にもカウンター席もあり。朝から作業に取り掛かっているビジネスマンもいた。

食だけではない、ビジネスや観光をサポートするサービスも

まずチェックイン時。チェックイン開始の14時前に到着し、荷物を預けて近所で時間をつぶそうかと思っていたのだが、チェックイン前でも使えるフリーラウンジを利用することにした。13時から20時まで、朝食会場である2階を開放しているという。広々とした空間なので、誰にも邪魔されずPCに向かい、作業に集中することができた。奥のコーナーではどこかの航空会社のクルーがミーティングしつつ、談笑している。

コーヒーなどのドリンクもセルフサービスのドリンクバーがあり、Wi-Fiや電源も自由に使えて便利だ。冷凍庫の中には沖縄ならではのブルーシールのアイスクリームも。紅イモ、黒糖、シークワーサーなど沖縄らしいフレーバーが並ぶ。ミニカップだから全種類制覇できるかも⁈と思いつつ、夜の会食のことを考え、1種類だけで我慢した。

ロビーにはかりゆしシャツのラックが。メンズ、ウィメンズ共に各サイズさまざまなデザインがあり、500円で1日レンタルできるという。沖縄らしいモチーフを用いて、沖縄で縫製されたかりゆしは、島の正装。ビジネスシーンでも通用するので、沖縄での商談に着ていくと喜ばれるのでは。どれくらい島の気候にあっているのかを体験するいいきっかけにもなる。次回はぜひトライしてみよう。

このように立地がよく、ビジネスホテルとしての機能を果たしていながらも、ちょっとしたおもてなしや、現地の人と交流する後押しとなるレンタルサービスなど、伝統的な日本旅館のような心づかいを各所で感じるのだ。仕事や観光で忙しく、館内での滞在時間がわずかになろうとも、この宿を選んだ満足度は高いであろう。

京都では・・・インバウンド客を意識し、日本の食文化を広く楽しむ構成に

「リッチモンドホテルプレミア京都四条」の朝ごはんもスペシャルだ。ブッフェスタイルで、約12種類の小鉢を「京格子すかし箱」に盛り付けて、自分好みの松花堂弁当をつくるというもの。万願寺唐辛子や京壬生菜などをつかった京イタリアンもテーマで、華やかな朝ごはんで1日をチャージできる。

またほとんどのホテルでモーニングブッフェは宿泊者以外のビジターでも利用でき、例えば「リッチモンドホテル那覇久茂地」では税込で1700円、子どもは850円とリーズナブル。近場の日帰り出張でも、あえて早めに到着してこの「こころもおなかも幸せにする朝ごはん」を食べに行こうと画策中だ。またその地に住む友人といっしょにパワーブレックファーストを企画することもできる。

出張などのビジネスユースやひとり旅でも、朝だけはその地らしい多種多様なメニューを、好きなだけ味わえるのは画期的。朝食はとにかく豪華に、他はシンプルかつ機能性重視で・・・というニーズにこたえた満足度の高いホテルなのだ。

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トラベルライター間庭がハコ推し! 今こそ行くべき“サティパホテル”「リッチモンドホテル」

旅の質が重視される今、気分や価値観にフィットし、心から満足できるサティスファクション パフォーマンス=サティパは選ばれる条件だ。トラベルライターの間庭典子が今回“ハコ推し”するのが、極上のモーニングブッフェを提供しているリッチモンドホテル。全国各地に点在するリッチモンドホテルでは朝食ブッフェを強化し、「こころもおなかも幸せにする朝ごはん」を提供している。

「こころもおなかも幸せにする朝ごはん」で1日をスタートする

リッチモンドホテルが目指すコンセプトは極めて明確だ。極上のモーニングブッフェでハッピーに1日を始めるホテル。ロイヤルホストやシェーキーズ、ロイヤルガーデンカフェなどの外食チェーンや機内食を手掛けるロイヤルのホテル事業部が運営し、全国43カ所で展開している。

先日、「こころもおなかも幸せにする朝ごはん」を体感する、「リッチモンドホテルプレミア浅草」での朝食試食会に参加してきた。そしてそのこだわり、本気度に度肝を抜かれた!

正直に言おう。1泊5万円以上を予算とするラグジュアリーホテルやリゾートなら、このレベルの朝食だってありえる。シティホテルでも豪華な朝食を売りにするところが最近は増えている。けれどもリッチモンドホテルのようなビジネスユースされる機能性ホテルでここまでのクオリティーは珍しい。なんと言おうか、朝食のラインアップに愛があるのだ。

朝食には珍しくローストビーフやグリルチキン、ミートボールのトマトソース煮などの肉料理も充実。鯖寿司やカレー、グラタンなどの満腹感のあるメーンも並ぶ。特筆すべきはラーメンやオムレツなど、ライブキッチンで提供する人気メニューだ。目の前で作り上げた出来立てを味わってほしいという思いで、ホテルが直営で朝食を提供している19の施設では、ライブキッチンによるアツアツのメニューを目玉としている。気軽だけれどいつもよりちょっと贅沢な郷土色食文化を味わえる非日常=ワクワクをサーブしている。

インバウンド客を意識し、日本の食文化を広く楽しむ構成に

浅草ではまた、インバウンド客を意識している。東京を拠点に日本各地を観光する外国人ビジターも多いため、ここでは東京にはこだわらず、日本全体の食文化を楽しめるような構成になっているのだ。例えば最近、海外の方にも人気の高いラーメンやたこ焼きなどもメニューに加え、その反面、サラダやフルーツなど、海外客に需要のある食材を強化した。チーズやシリアルなどのコーナーも充実している。グレープフルーツを丸ごと絞ったフレッシュジュース、スパークリングワインも並ぶ。

ブッフェのいいところは今まで食べたことのない食材、メニューでも気軽にトライできる点。ここでの体験をきっかけにお寿司やラーメンだけではない、好きな日本食のレパートリーを広げてほしいという狙いがある。

デザートコーナーにも抹茶や紫いものくずもち、カスタードが入ったたい焼きなど和のテイストのスイーツが並ぶ。目の前がスカイツリー、浅草寺までも徒歩圏内という絶好のロケーションのなかで、美味しい日本を食べ尽くそう。

直営の19施設では地域の特色を生かした郷土食を

43施設のうち盛岡駅前、山形駅前、名古屋新幹線口、浜松、高知などの直営施設では各施設が趣向を凝らし、その地の食文化を楽しめる名物料理を提供している。料理だけではなく、気分が上がる器、ご当地デザインなど、五感で楽しめる構成になっている。高級ホテルさながらのライブキッチンでは、その場でオムレツなどもカスタムオーダーできる。最小限のスタッフでまわせるのがブッフェのメリットであろうに、手間ひまを惜しまず、スタッフとの交流を楽しめるような仕組みも作ろうという心意気を感じるのだ。

例えば「リッチモンドホテル札幌大通」ではにぎりたてのお寿司やご当地味噌ラーメン、スープカレーなど札幌の名物をくまなく堪能できる。「リッチモンドホテル宇都宮駅前アネックス」では宇都宮名産の餃子はもちろん、佐野ラーメンやとちおとめいちごミルクなどで栃木らしさを表現。益子焼の食器を主に使っている。「リッチモンドホテル名古屋納屋橋」ではひつまぶしなどメーンを4種から選ぶハーフビュッフェ、「リッチモンドホテルなんば大国町」ではたこ焼き、肉吸い、串カツなどの大阪名物など約60種のメニューでくいだおれる。全施設をめぐってみたくなるほど、ユニークで魅力的だ。

那覇ではやちむん風の器で琉球料理を堪能

沖縄那覇の中心地にある「リッチモンドホテル那覇久茂地」に試泊したときには、ゆいレールの美栄橋駅から徒歩2分の立地を生かして、観光や仕事の拠点とした。取材や会食で忙しくても、朝ごはんは自分だけの時間。沖縄ならではの伝統的な琉球料理を少しずつ味わえるのがうれしい。

ゆし豆腐や味付けもずく、紅芋コロッケなど沖縄ならではの食材が並ぶ。もちろんゴーヤーチャンプルーやラフテーなどの名物料理も。メキシカン料理タコスの具をのせた、沖縄発祥のタコライスなども自分好みに盛り付けて食べられる。私はレタスとトマトをたっぷり乗せた朝仕様にしてみた。ジュースもグァバやマンゴーなどトロピカル。

沖縄料理は苦手という人もご安心あれ。鯖の塩焼きや肉じゃが、ナスの揚げびたしなどのお惣菜も充実し、サラダや卵料理もあり、和食も洋食もどう盛り付けるかは自由自在。

器も沖縄らしいやちむん風のデザイン。風を通しつつ家を守る花ブロックやミンサー織など、沖縄の古民家をモチーフにした朝食レストランは、テーブル席以外にもカウンター席もあり。朝から作業に取り掛かっているビジネスマンもいた。

食だけではない、ビジネスや観光をサポートするサービスも

まずチェックイン時。チェックイン開始の14時前に到着し、荷物を預けて近所で時間をつぶそうかと思っていたのだが、チェックイン前でも使えるフリーラウンジを利用することにした。13時から20時まで、朝食会場である2階を開放しているという。広々とした空間なので、誰にも邪魔されずPCに向かい、作業に集中することができた。奥のコーナーではどこかの航空会社のクルーがミーティングしつつ、談笑している。

コーヒーなどのドリンクもセルフサービスのドリンクバーがあり、Wi-Fiや電源も自由に使えて便利だ。冷凍庫の中には沖縄ならではのブルーシールのアイスクリームも。紅イモ、黒糖、シークワーサーなど沖縄らしいフレーバーが並ぶ。ミニカップだから全種類制覇できるかも⁈と思いつつ、夜の会食のことを考え、1種類だけで我慢した。

ロビーにはかりゆしシャツのラックが。メンズ、ウィメンズ共に各サイズさまざまなデザインがあり、500円で1日レンタルできるという。沖縄らしいモチーフを用いて、沖縄で縫製されたかりゆしは、島の正装。ビジネスシーンでも通用するので、沖縄での商談に着ていくと喜ばれるのでは。どれくらい島の気候にあっているのかを体験するいいきっかけにもなる。次回はぜひトライしてみよう。

このように立地がよく、ビジネスホテルとしての機能を果たしていながらも、ちょっとしたおもてなしや、現地の人と交流する後押しとなるレンタルサービスなど、伝統的な日本旅館のような心づかいを各所で感じるのだ。仕事や観光で忙しく、館内での滞在時間がわずかになろうとも、この宿を選んだ満足度は高いであろう。

京都では・・・インバウンド客を意識し、日本の食文化を広く楽しむ構成に

「リッチモンドホテルプレミア京都四条」の朝ごはんもスペシャルだ。ブッフェスタイルで、約12種類の小鉢を「京格子すかし箱」に盛り付けて、自分好みの松花堂弁当をつくるというもの。万願寺唐辛子や京壬生菜などをつかった京イタリアンもテーマで、華やかな朝ごはんで1日をチャージできる。

またほとんどのホテルでモーニングブッフェは宿泊者以外のビジターでも利用でき、例えば「リッチモンドホテル那覇久茂地」では税込で1700円、子どもは850円とリーズナブル。近場の日帰り出張でも、あえて早めに到着してこの「こころもおなかも幸せにする朝ごはん」を食べに行こうと画策中だ。またその地に住む友人といっしょにパワーブレックファーストを企画することもできる。

出張などのビジネスユースやひとり旅でも、朝だけはその地らしい多種多様なメニューを、好きなだけ味わえるのは画期的。朝食はとにかく豪華に、他はシンプルかつ機能性重視で・・・というニーズにこたえた満足度の高いホテルなのだ。

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【ユニクロ2025年春夏展示会:後編】「ユニクロ ユー」のスーパーレイヤードに注目

チュールやオーガンジーなど涼しげな素材を取り入れたレイヤードコーデは、もはや春夏トレンドの定番になっている。酷暑が当たり前となり、かつアイテム数が少なくスタイリングに差が生まれにくい春夏のファッションを楽しめる提案として、価格帯を問わずさまざまなブランドが打ち出しを強化している。このほど行われた「ユニクロ(UNIQLO)」の25年春夏展示会でも、レイヤードスタイルを得意とする「ユニクロ ユー(UNIQLO U)」が軽やかでミニマムな重ね着“ライトレイヤリング”を提案していた。

“ライトレイヤリング”とは、シアー感のある軽やかな素材のアイテム同士を合わせること。「ユニクロ ユー」のアイテムは、どれもシンプルで着回しのきくデザインのため、一見難しそうなレイヤードにも臆せず挑戦できる。中でも今季イチオシだというタンクトップ(※写真2枚目)を軸に組んだコーデは、ペールイエローやライトグレーなど淡い色使いでまとめ、春先の暖かで穏やかな空気感を演出している。

「ユニクロ:シー」や協業ラインのイチオシは?

「ユニクロ:シー(UNIQLO:C)」は、「24年秋に発売したウィメンズのボマージャケット(※写真3枚目)が女性だけでなく男性からも支持を集めている」(PR担当)という。25年春夏も継続し、「ユニクロ:シー」が提唱する男女の垣根を超えたファッションを体現するアイテムとして打ち出していく。一方、ボトムスは「全店舗でワイドスエットパンツの動きが良い」。今季のコレクションでは新たにハーフパンツ(※写真4枚目)を導入し、春以降のファン獲得に繋げていく狙いだ。

ファーストリテイリング傘下の仏ウィメンズブランド「コントワー・デ・コトニエ(COMPTOIR DES COTONNIERS)」とのコラボコレクションは、昨年好評だったリネンTシャツ(※写真9枚目)に注目。PR担当は「昨年より取り扱い店舗を増やし、より多くのお客さまに届けられるようにしていく」と意気込む。同社傘下の仏インナー・ランジェリーブランド「プリンセス・タム・タム(PRINCESSE TAM.TAM)」は、外出着と部屋着の境目をなくしたようなアイテムが目白押し。ピンクのストライプのパジャマ(写真11枚目)が象徴的だ。

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【ユニクロ2025年春夏展示会:後編】「ユニクロ ユー」のスーパーレイヤードに注目

チュールやオーガンジーなど涼しげな素材を取り入れたレイヤードコーデは、もはや春夏トレンドの定番になっている。酷暑が当たり前となり、かつアイテム数が少なくスタイリングに差が生まれにくい春夏のファッションを楽しめる提案として、価格帯を問わずさまざまなブランドが打ち出しを強化している。このほど行われた「ユニクロ(UNIQLO)」の25年春夏展示会でも、レイヤードスタイルを得意とする「ユニクロ ユー(UNIQLO U)」が軽やかでミニマムな重ね着“ライトレイヤリング”を提案していた。

“ライトレイヤリング”とは、シアー感のある軽やかな素材のアイテム同士を合わせること。「ユニクロ ユー」のアイテムは、どれもシンプルで着回しのきくデザインのため、一見難しそうなレイヤードにも臆せず挑戦できる。中でも今季イチオシだというタンクトップ(※写真2枚目)を軸に組んだコーデは、ペールイエローやライトグレーなど淡い色使いでまとめ、春先の暖かで穏やかな空気感を演出している。

「ユニクロ:シー」や協業ラインのイチオシは?

「ユニクロ:シー(UNIQLO:C)」は、「24年秋に発売したウィメンズのボマージャケット(※写真3枚目)が女性だけでなく男性からも支持を集めている」(PR担当)という。25年春夏も継続し、「ユニクロ:シー」が提唱する男女の垣根を超えたファッションを体現するアイテムとして打ち出していく。一方、ボトムスは「全店舗でワイドスエットパンツの動きが良い」。今季のコレクションでは新たにハーフパンツ(※写真4枚目)を導入し、春以降のファン獲得に繋げていく狙いだ。

ファーストリテイリング傘下の仏ウィメンズブランド「コントワー・デ・コトニエ(COMPTOIR DES COTONNIERS)」とのコラボコレクションは、昨年好評だったリネンTシャツ(※写真9枚目)に注目。PR担当は「昨年より取り扱い店舗を増やし、より多くのお客さまに届けられるようにしていく」と意気込む。同社傘下の仏インナー・ランジェリーブランド「プリンセス・タム・タム(PRINCESSE TAM.TAM)」は、外出着と部屋着の境目をなくしたようなアイテムが目白押し。ピンクのストライプのパジャマ(写真11枚目)が象徴的だ。

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メンズコレは日本人デザイナーが熱い!

毎週発行している「WWDJAPAN」は、ファッション&ビューティの潮流やムーブメントの分析、ニュースの深堀りなどを通じて、業界の面白さ・奥深さを提供しています。巻頭特集では特に注目のキーワードやカテゴリー、市場をテーマに、業界活性化を図るべく熱いメッセージを発信。ここでは、そんな特集を担当記者がざっくばらんに振り返ります。(この記事は「WWDJAPAN」2025年2月3日号からの抜粋です)

大塚:2025-26年秋冬のメンズコレは、「フェンディ(FENDI)」も「グッチ(GUCCI)」も「ロエベ(LOEWE)」もショーを行わず。これまでになくニュースが少ないシーズンでした。でもその分、デザイナーやブランド、「ピッティ・イマージネ・ウオモ」に出展していたファクトリーも含めて、日本人の活躍が際立って見えました。

井上:代表格は「オーラリー(AURALEE)」。ショー会場はスタンディングも座席も、ぎゅうぎゅうでした。欧米のメディアでファッション・ウイークではないタイミングでも取り上げられることが増えており、クリエイションでもビジネスでも成功しています。

「自信を持って特集できる」と確信

大塚:「オーラリー」をはじめ、日本人の活躍は感じていましたが、日本にいると海外の反応が分からないので、今までは大きく取り上げることをあえて控えていたんです。でもエリさんの日本ブランドの評価や現地の反応を見て、「自信を持って特集できる」と確信しました。表紙は「オーラリー」「ダブレット(DOUBLET)」「ターク(TAAKK)」「キディル(KIDILL)」の中堅デザイナー4人。みんな最初は、パリコレは目指したい舞台だったのに、何シーズンか続けていると、お金はかかるし、ビジネスにすぐ結びつかないしで「なんでパリコレだったっけ?」となるそうです。それでも続けることで、現地のスタイリストやいろいろな人との出会いがあり、成長につながっている実感があるようでした。

井上:「セッチュウ(SETCHU)」は、今回の初のショー後に、SNSのフォロワーがものすごく増えたそうです。プレゼンとは違って、短い時間に凝縮されているからこそ濃く伝わるのでしょうね。イッセイ ミヤケの新ブランド「アイム メン(IM MEN)」も良かったです。ショーで見せるのは難しいコンセプトだと思いましたが、フィナーレで一枚の布をたこみたいに掲げて、カラフルで楽しい雰囲気で。作り方も見せ方もシンプルで、イッセイ ミヤケらしさにあふれていました。

大塚:そうですね。「コム デ ギャルソン・オム プリュス(COMME DES GARCONS HOMME PLUS)」や「ヨウジヤマモト(YOHJI YAMAMOTO)」もストレートに伝える強さが素晴らしかった。道を切り開いてきたベテランの力も改めて感じるシーズンでした。

 

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メンズコレは日本人デザイナーが熱い!

毎週発行している「WWDJAPAN」は、ファッション&ビューティの潮流やムーブメントの分析、ニュースの深堀りなどを通じて、業界の面白さ・奥深さを提供しています。巻頭特集では特に注目のキーワードやカテゴリー、市場をテーマに、業界活性化を図るべく熱いメッセージを発信。ここでは、そんな特集を担当記者がざっくばらんに振り返ります。(この記事は「WWDJAPAN」2025年2月3日号からの抜粋です)

大塚:2025-26年秋冬のメンズコレは、「フェンディ(FENDI)」も「グッチ(GUCCI)」も「ロエベ(LOEWE)」もショーを行わず。これまでになくニュースが少ないシーズンでした。でもその分、デザイナーやブランド、「ピッティ・イマージネ・ウオモ」に出展していたファクトリーも含めて、日本人の活躍が際立って見えました。

井上:代表格は「オーラリー(AURALEE)」。ショー会場はスタンディングも座席も、ぎゅうぎゅうでした。欧米のメディアでファッション・ウイークではないタイミングでも取り上げられることが増えており、クリエイションでもビジネスでも成功しています。

「自信を持って特集できる」と確信

大塚:「オーラリー」をはじめ、日本人の活躍は感じていましたが、日本にいると海外の反応が分からないので、今までは大きく取り上げることをあえて控えていたんです。でもエリさんの日本ブランドの評価や現地の反応を見て、「自信を持って特集できる」と確信しました。表紙は「オーラリー」「ダブレット(DOUBLET)」「ターク(TAAKK)」「キディル(KIDILL)」の中堅デザイナー4人。みんな最初は、パリコレは目指したい舞台だったのに、何シーズンか続けていると、お金はかかるし、ビジネスにすぐ結びつかないしで「なんでパリコレだったっけ?」となるそうです。それでも続けることで、現地のスタイリストやいろいろな人との出会いがあり、成長につながっている実感があるようでした。

井上:「セッチュウ(SETCHU)」は、今回の初のショー後に、SNSのフォロワーがものすごく増えたそうです。プレゼンとは違って、短い時間に凝縮されているからこそ濃く伝わるのでしょうね。イッセイ ミヤケの新ブランド「アイム メン(IM MEN)」も良かったです。ショーで見せるのは難しいコンセプトだと思いましたが、フィナーレで一枚の布をたこみたいに掲げて、カラフルで楽しい雰囲気で。作り方も見せ方もシンプルで、イッセイ ミヤケらしさにあふれていました。

大塚:そうですね。「コム デ ギャルソン・オム プリュス(COMME DES GARCONS HOMME PLUS)」や「ヨウジヤマモト(YOHJI YAMAMOTO)」もストレートに伝える強さが素晴らしかった。道を切り開いてきたベテランの力も改めて感じるシーズンでした。

 

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ヒットランキング番外編!美容医療クリニック7院が明かす、2024年最も売れた施術とは?

「WWDBEAUTY」で毎月のコスメ・スキンケア売り上げランキング「ヒットランキング」を担当しているが、今回はスピンオフ企画!リクルートが発行する「美容センサス 2024 年下期≪美容医療編≫」によれば、1年以内の美容医療の利用率は女性12.0%(前年比0.8ポイント増)、男性7.8%(前年比増減なし)と、ここ5年間緩やかな増加傾向にある。また23年と比較すると30代女性、15~19歳の男性がほかの年代に比べて大きく増加している。都内の人気クリニック7院に24年(1月1日~12月6日時点)に最も売れた施術とその背景を聞いた。

1.「ミニマム スキン クリニック(MINIMUM SKIN CLINIC)」

“ピコトーニング 全顔”(1回、4900円~)+“ケアシス-S ペップビュー 全顔”(1回、7920円~)

ピコトーニングはピコ秒で照射されるレーザーを照射することでメラニンを減少させ、シミやくすみ、色ムラ、肝斑を改善する治療法。ケアシス-Sは、「クライオエレクトロポレーション」というマシンで薬剤を真皮中層まで導入。薬剤のペップビューには、細胞の成長を促す「成長因子(グロースファクター)」が含まれるため、皮膚自体の細胞や組織の再生力・自己回復力を促進し、ハリと潤いのある肌へと導く。ほかの施術後に受けることで肌を鎮静化させ、回復を促す効果も期待できる。

「ピコトーニングはシミやくすみ、毛穴の開きが気になる人、美白や肌質改善を希望する顧客に支持されている。ダウンタイムがほとんどなく、施術後すぐにメイクができるので『仕事や予定があっても安心』という声が多い。当院の1年通い放題メニューが業界最安水準として口コミを通じて話題になり、ピコトーニング目当てで来院する人も多い。『ケアシス-S』は施術直後の肌の質感に感動する人がとても多く、リピーターが多い」(我喜屋璃香・ミニマムスキンクリニック看護師)

■銀座院、他1院
東京都中央区銀座7-8-13 ブラウンプレイス 6F

2.「ウォブクリニック(WOVE CLINIC)」

“ニードルRF(ポテンツァ)”(3万3000円)

高周波(RF)治療とマイクロニードル治療を組み合わせた治療法。複数のチップを悩みに合わせて使い分け、肝斑や毛穴、ニキビ痕、たるみ、小ジワなどの改善にアプローチする。

「基底膜の再構築によってメラノサイトの活性化を抑えることで、くすみや肝斑を改善。当院の顧客は肝斑に悩んでいる人が多い。肝斑の性質上、根本解決は難しいがその選択肢となりうるため支持された」(髙瀬聡子・ウォブクリニック中目黒 総院長)

■東京都目黒区中目黒1-10-23

3.「共立美容外科」

“二重埋没(共立式P-PL挙筋法ベーシック)”(両目、6万6000円/片目、4万6200円)

点(Point)と点(Point)を結んで二重の線(Line)を形成する線留めの手術法で、自然な二重のラインが長続きする。痛みや腫れが少ないと言われているまぶたの"挙筋(きょきん)”という場所に糸をかけ、超極細の麻酔針を使用するため「痛みをほとんど感じない」との声も。

「来院のきっかけを顧客に聞いてみると、『InstagramやTikTokで二重にできることを知った』など近年のSNS普及により、二重整形が身近なものになったことが要因の1つだと考えられる。また、以前当院で美容整形に関する意識調査を15歳〜25歳の男女150人に行った際に、整形をカミングアウトしているという割合は77.8%というデータもある。十数年前は美容整形をしていることを隠すような風潮があったが、今では比較的オープンになっている印象だ」(久次米秋人・共立美容外科理事長)

■新宿本院、他全国26院
東京都渋谷区代々木2-9-2 久保ビル7F

4.「銀座ケイスキンクリニック」

“ヒアルロン酸注入”(初回トライアル1本1mL、7万5000円/慶田院長施術・初回トライアル1本1mL、9万5000円)

ヒアルロン酸注入はシワやたるみ、ボリュームの減少といった加齢症状の改善、額や唇、顎などのパーツを魅力的に整えるなど汎用性が高い施術。長期的には注入したヒアルロン酸が周りの細胞を刺激してコラーゲンを増やすので、老化予防効果も期待できる。

「昨今ヒアルロン酸の過剰注入による不自然さが世界的な問題になっている一方で、気付かれないようにナチュラルな仕上がりを希望する人も増えている。私は、ガルデルマ社認定ヒアルロン酸注入技術指導医かつ、日本で2人しかいないガルデルマ社ファカルティメンバーだ。当院では、注入直後の仕上がりがよいのは当然のこと。5年後10年後20年後 の未来を見据えた戦略的な施術を行っている。そのためには1.正しい製材の選択、2.正確なテクニック、3.控えめな量での注入が欠かせない。他院での失敗やトラブルになった症例を修正した経験も多い。施術を受けた患者からは『注入したことを誰にも気付かれないが、最近キレイと言われる』や『先生から注入してもらったヒアルロン酸が本当に長持ちする!』といった評価をいただいている。また施術できる医師が少ない『肘』や『手背』への注入も、指名の多い部位だ」(慶田朋子・銀座ケイスキンクリニック院長)

■東京都中央区銀座1-3-3 G-1ビル5F、6F

5.「アヴェニュークリニック(AVENUE CLINIC)」

“ボルニューマ”(400ショット、9万9000円)+“ウルトラフォーマーⅢ”(全顔、7万7000円)のコンビネーションたるみ治療、通称“ボルフォーマー”

“ボルニューマ”は高周波で真皮から脂肪層と広範囲に熱を加えることで、コラーゲンの生成を促し、肌のハリや弾力をアップさせ、緩んだ肌の引き締めとたるみ改善の効果が期待できる。“ウルトラフォーマー”は超音波で肌の土台・SMAS筋膜に熱を与え、たるみを引き上げる。引き締め×引き上げの相乗効果が期待でき、特に口横のもたつきや顎下のたるみに効果的だ。さらにコラーゲン生成が促進されるので、肌質改善にも。

「ダウンタイムが少なく、自身の骨格に沿った引き締め・引き上げの効果実感が人気の理由ではないか。男女問わず、口横のポニョっとした箇所や、顎下、フェイスラインのたるみをどうにかしたいという相談を受けることが非常に多い。また、最近では20代から予防目的でたるみ治療を受けられる人も増えてきていて、人気の一因ではないか」(寺島洋一・アヴェニュー六本木クリニック院長)

■六本木院、他1院
東京都港区六本木7-14-7 トリニティビル5F

6.「聖心美容クリニック」

“プレミアムPRP皮膚再生療法(以下、PRP)”(ほうれい線・目のくま・こめかみなど、各両側32万5600円)

聖心美容クリニック独自の施術で、再生医療を美容医療に応用。自身の血液を採取し、特殊な方法で血液を分離させ、成長因子を多く含んだPRPを抽出する。脂肪組織&コラーゲン増殖、ほうれい線、目のくま、シワ、くぼみ、たるみなど加齢による幅広い悩みにアプローチし、美白&美肌など肌質改善にも。顔のほか、首の横ジワ、手の甲など、ヒアルロン酸注入では改善が難しい部位にも対応できる。

「体への負担やダウンタイムも少なく、自然にエイジングケアできる点で支持されている。24年は全院で延べ6000人以上の顧客を治療した。国内だけでなく欧米やアジアからも顧客が訪れている。効果が数年間と長期持続するため、コストパフォーマンスを気にする人にも人気が高い。PRPを施術するクリニックは多いが、技術力には違いがある。当院のPRP技術をまとめた論文が、形成&美容外科で最も権威のある学術誌『PRS』で最優秀をいただいたこともクリニック選択理由の1つになっているようだ」(小林 美幸・聖心美容クリニック 美容皮膚科指導責任者・熱海院院長)

■六本木院、他全国11院
東京都港区六本木6-6-9 ピラミデビル2F

7.「シロノクリニック(SHIRONO CLINIC)」

“ウルトラWリフト”(顔全体1回、51万7000円)

“マシンウルセラ”と“サーマクール”を組み合わせた、メスを使わないリフトアップ治療。ウルセラは、超音波の熱エネルギーを用いて、皮膚を支える表在性筋膜(SMAS)へ働きかけ、本格的なリフトアップ効果を発揮。サーマクールは、高周波を与えることで、コラーゲン組織が産生・増殖され、たるみやシワの改善に寄与する。

「メスを使った外科手術はしたくないが、リフトアップをしたいという顧客に好評だ。当院は02年にサーマクールを日本初導入して以来、最多症例を2年連続で受賞している。またウルセラの国内最多施術クリニックとして、ウルセラの発売メーカーであるメルツ(MERZ)社から6年連続で表彰を受けており、海外から来院する顧客も多い」(佐藤美・シロノクリニック恵比寿副院長)

■恵比寿院、他6院
東京都渋谷区広尾1-1-40 恵比寿プライムスクエアプラザ 2F

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ワコールの機能性ウエア「CW-X」がイベントを開催 イチローが語る「米国野球殿堂入りに欠かせなかった『CW-X』」

ワコールの機能性コンディショニングウエア「シーダブリュー・エックス(CW-X)」は2月5日、都内でイベントを開催した。同ブランドは、米国野球殿堂入りしたイチローが長年愛用するコンディショニングウエア。彼は、2023年に発足したコンディショニングの重要性を伝える“チームCW-X”のキャプテンを務めている。イベントに登場したイチローに、殿堂入りに欠かせなかったものを聞くと「365日使っている『CW-X』。殿堂入りの会見のスーツの下にも着用していた。下着から部屋着まで24時間『ワコール』と一緒。昔も今も、ずっと支え続けてもらっている」とコメント。イチローが「CW-X」に出合ったのは2000年。それ以来、ユニフォームのように日々欠かさず着用してきたという。「常に着用している『CW-X』は、外から見えないが、良いパフォーマンスを出すための大きな”武器“だ」とブランドへの愛を語った。

スポーツだけじゃない、俳優や医療従事者のサポートも

“チームCW-X”は、イチローや副キャプテンである元陸上選手の福士加代子をなどのスポーツ選手から構成されているが、新メンバーに劇作家・俳優の野田秀樹が加わった。イベントに登場した野田は、「『CW-X』のヘビーユーザーだ。俳優は怪我が多く、シンプルでかっこいいので長年使っているし、多くの役者に薦めている」と述べた。彼は、「CW-X」をはいていないと不安になるというくらいの大ファンだという。コンディショニングウエアはスポーツ選手やスポーツを楽しむ人のものと思いがちだが、実際、野田のような俳優をはじめ、医師などの医療や介護従事者にも愛用者が多いようだ。

新企画“オーバー 51”で生涯現役を

イベントでイチローは、“チームCW-X”による新企画を発表した。51歳であるイチローの年齢と彼の元背番号である「51」を掛けた“オーバー 51”スポーツテストという51歳以上が参加できるイベント。参加者を全国から募集し、100人を選出する。イベント当日は、イチローが体の動かし方やコンディショニングを指南するという。ステージでは、イチローが身体活動メソッドを登壇メンバーへ伝授しながら、「新企画を通して、スポーツでも仕事でもコンディショニングの重要性を伝えていきたい」と述べた。生涯現役であるための秘訣については、「まず、元気であること。そして好奇心を持って、何かに集中することが大切」とコメント。自身のマネキンと同じポーズを取り、柔軟で鍛え上げられた姿を見せて会場を後にした。

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【ユニクロ2025年春夏展示会:前編】バリエ豊富にデニムを提案、ブラトップの新デザインにも期待

デニムの勢いが戻ってきている。リモートワークの定着とともにジャージー素材に支持が集まっていたが、外出機会の増加するにつれデニムの需要が回復しているという。昨年は、デニムを中心にさまざまな素材感を用意する「ジーユー(GU)」の“バレルレッグパンツ”(2990円)も話題を呼んだ。同じファーストリテイリング傘下の「ユニクロ(UNIQLO)」も、2025年春夏はデニムアイテムに注力している。

ジーンズは、裾にかけ自然に広がるシルエットが特徴のドレープフレアワイドジーンズ(※写真5枚目)や、かなりゆったりとしたワイドテーパードジーンズなど、シルエットで新鮮さを生み出している。1月10日発売の「ジェイ ダブリュー アンダーソン(JW ANDERSON)」とのコラボコレクション「ユニクロ アンド ジェイ ダブリュー アンダーソン(UNIQLO AND JW ANDERSON)で最も動きが良いのも、“ストレートジーンズ”(3990円)(※写真2枚目)とPR担当。デニムアイテム同士を掛け合わせた、春らしいさわやかなスタイリングを提案する。

ラウンジウエアやブラトップで猛暑を乗り越える

夏向けの商品では、開放感のあるワンピースやリネン混のハーフパンツなど着心地を追求したアイテムが多い。中でも、ストライプのラウンジウエア(※写真3枚目)は、リラックスしたシーンでの着用はもちろん、外着としても着られるようなデザインにこだわっており、「SNS上の話題が追い風となり、発売当初から良い動きを見せている」という。24年秋冬から「ユニクロ」全体のクリエイティブ・ディレクターに就いたクレア・ワイト・ケラーのお気に入りは、ブルーのギンガムチェックのワンピーススタイル(※写真1枚目)。バッグを含め、全身を同じトーンでそろえたスタイリングがポイントだ。

「昨夏、海外を中心にホルダーネックタイプが非常に良く売れた」(PR担当)というブラトップ(※写真7枚目)は、25年夏シーズンに向けて背中が大きく開いたデザイン(※写真9、10枚目)が仲間入り。涼しげなコーデをかなえるアイテムとして、売れ行きに期待をかける。

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【ユニクロ2025年春夏展示会:前編】バリエ豊富にデニムを提案、ブラトップの新デザインにも期待

デニムの勢いが戻ってきている。リモートワークの定着とともにジャージー素材に支持が集まっていたが、外出機会の増加するにつれデニムの需要が回復しているという。昨年は、デニムを中心にさまざまな素材感を用意する「ジーユー(GU)」の“バレルレッグパンツ”(2990円)も話題を呼んだ。同じファーストリテイリング傘下の「ユニクロ(UNIQLO)」も、2025年春夏はデニムアイテムに注力している。

ジーンズは、裾にかけ自然に広がるシルエットが特徴のドレープフレアワイドジーンズ(※写真5枚目)や、かなりゆったりとしたワイドテーパードジーンズなど、シルエットで新鮮さを生み出している。1月10日発売の「ジェイ ダブリュー アンダーソン(JW ANDERSON)」とのコラボコレクション「ユニクロ アンド ジェイ ダブリュー アンダーソン(UNIQLO AND JW ANDERSON)で最も動きが良いのも、“ストレートジーンズ”(3990円)(※写真2枚目)とPR担当。デニムアイテム同士を掛け合わせた、春らしいさわやかなスタイリングを提案する。

ラウンジウエアやブラトップで猛暑を乗り越える

夏向けの商品では、開放感のあるワンピースやリネン混のハーフパンツなど着心地を追求したアイテムが多い。中でも、ストライプのラウンジウエア(※写真3枚目)は、リラックスしたシーンでの着用はもちろん、外着としても着られるようなデザインにこだわっており、「SNS上の話題が追い風となり、発売当初から良い動きを見せている」という。24年秋冬から「ユニクロ」全体のクリエイティブ・ディレクターに就いたクレア・ワイト・ケラーのお気に入りは、ブルーのギンガムチェックのワンピーススタイル(※写真1枚目)。バッグを含め、全身を同じトーンでそろえたスタイリングがポイントだ。

「昨夏、海外を中心にホルダーネックタイプが非常に良く売れた」(PR担当)というブラトップ(※写真7枚目)は、25年夏シーズンに向けて背中が大きく開いたデザイン(※写真9、10枚目)が仲間入り。涼しげなコーデをかなえるアイテムとして、売れ行きに期待をかける。

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「ジョー マローン ロンドン」から“エレおじ”の感性をくすぐる香り 映画「キングスマン」の舞台と協業した装いと香りのペアリング

ミラノ・パリメンズで話題になった“エレおじ”にぴったりのフレグランスが2月14日、「ジョー マローン ロンドン(JO MALONE LONDON)以下、ジョー マローン」から登場する。新作“ハンツマン コレクション(以下、ハンツマン)”は、映画「キングスマン(KINGSMAN: THE SECRET SERVICE)」の舞台であるロンドン・サヴィル・ローの高級テーラー「ハンツマン(HUNTSMAN)」とコラボレーションしたもの。「ハンツマン」は、王侯貴族やセレブリティーが選ぶ老舗名門テーラーで、映画で登場人物が着用しているスーツが「ハンツマン」のものだ。18歳から同ブランドのスーツを愛用している監督のマシュー・ヴォーン(Matthew Vaughn)が、映画で名門テーラーを現代に蘇らせた。日本では、「カインドウエア(KINDWARE)」を手掛ける老舗高級テーラーのWATAKIが「ハンツマン」を展開している。

“ビスポーク”がキーワードの装いと香りのコラボ

「ジョー マローン」は、ビスポークスーツのようにテーラーメードされた香りを届けるブランド。“ビスポーク”という共通のキーワードから生まれたのが“ハンツマン”コレクションだ。男性なら一度は、スパイ映画に登場するピシッとしたスーツに身を包んだ主人公に憧れたことがあるはず。そんな男性たちへ、紳士の装いと香りのペアリングを提案するのが新作コレクションだ。同ブランドが新作発表の場に選んだのは、東京・南青山の「カインドウエア」旗艦店。店内は「ハンツマン」のロンドンの店舗を彷ふつとさせる重厚な内装だ。イベントでは、スタイリストやエディターとして活躍する青柳光則さんが、英国紳士の装いについて解説しながら“ハンツマン”4種類の香りに合うスタイリングを指南。英国紳士らしい香りとウエアのペアリングを披露した。

“エレおじ”の好奇心をくすぐる香りに似合うスタイリングを指南

ハンツマン”コレクションは、1日のさまざまなシーンを彩る4種類のコロンで構成されている。エレガントな夜にぴったりのアンバー&パチョリ コロン”。ほのかな甘みにスモーキーさと湿った土のようなアーシーさが加わった落ち着いた香りだ。英国紳士の夜の外出の定番は、ネイビーのスーツにホワイトシャツ、足元は英国製ブラックのシューズ。青柳さんいわく、「彼らの日中の定番はグレイのスーツにブルーのシャツ。だから、ミッドナイトブルーのビジネススーツは究極の装いがふさわしい」。映画の登場人物でいえば、マーリン役のマーク・ストロング(Mark Strong)といったところだろうか。

“アッサム&グレープフルーツ コロン”は、1日の始まりにぴったりな清々しい香り。柑橘に紅茶の奥深さや甘さとカルダモンの清涼感が加わりまろやかな仕上がりだ。この香りに合わせるのは、ウールなどの自然素材を用いたスモーキーグリーンのスーツ。「ラウンドカラーのオックスフォードシャツを、足元は、Uチップの英国靴を合わせる。イメージは、ギタリストのジミー・ペイジ(Jimmy Page)だ」。私は、リーダー役アーサーを演じる名優マイケル・ケーン(Michael Caine)を押したい。

4種類の中で、最も個性的、伝統と反逆精神が融合したイギリスらしい香りが“バーチ&ブラックペッパー コロン”だ。温かみのある白樺(バーチ)の香りにインクアコードとスパイシーなペッパーが加わり見事なコントラストを描く。青柳さんがこの香りのために選んだのは、ディナージャケットにピンタックのシャツ、ブルーデニムにエナメルのシューズを合わせたセミフォーマルな装い。ベレー帽やスカーフなどでアレンジしてもOKだ。「タキシードもこのように着こなせば、汎用性が高い。キース・リチャード(Keith Richard)が似合いそうなスタイリングだ」と青柳さん。映画では、今どきの英国紳士を演じる主役のタロン・エガートン(Taron Egerton)がイメージにぴったりだ。

最近人気のお酒系の香りもある。“ウィスキー&シダーウッド コロン”は、夜のくつろぎタイムを象徴する香りだ。ウィスキーにワックスがけされた木の香り融合したノスタルジックな雰囲気が漂い、ピリリとしたピメントのアクセントが香りに深みをプラス。青柳さんは、パッチポケットがカジュアルなダブルのリネンジャケットを中心に、バカンスなどのリラックスした場所でも、さりげなく英国の格調高さを漂わせるコーディネートを提案。この上級ペアリングにふさわしいのは、ガラハッド役のコリン・ファース(Colin Firth)だろう。
 
英国紳士の美学をそのまま香りで表現したような「ジョー マローン」の“ハンツマン”。香りをきっかけに、イメージをふくらませてファッションに反映してみるのも面白いかもしれない。

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「ディオール」「ヴァレンティノ ビューティ」の香水や「プラダ ビューティ」「ランコム」の新リップなど 今週発売のビューティアイテム14選【2/3〜2/9】

ビューティアイテムの発売情報を「WWDJAPAN」的視点でピックアップ!今回は2月3〜9日に発売するアイテムを紹介します。寒い日々が続きますが、ビューティの世界は春真っ盛り!今週もバレンタインや春コレクションが続々と登場します。「ディオール(DIOR)」は香水とクチュールの対話から生まれたフレグランスコレクション“メゾン クリスチャン ディオール”を“ラ コレクシオン プリヴェ”としてリニューアルするほか、「ヴァレンティノ ビューティ(VALENTINO BEAUTY)」は、新作フレグランスコレクション“ヴァレンティノ アナトミー オブ ドリームス”を発売。フレグランスから春を感じてみて。メイクアップアイテムはブラウンをテーマにした「プラダ ビューティ(PRADA BEAUTY)」のリップコレクション、「ランコム(LANCOME)」のアイコンリップ“ラプソリュ ルージュ ドラママット”のバレンタイン限定品に注目です。

【2月3日発売】
江原道
(KOH GEN DO)

ホリデー限定色が定番化 大人オレンジ色のリップ&チーク 

「江原道(KOH GEN DO)」は、ホリデーコレクション2024で登場した“スティックルージュ グロッシー カラーバーム”の限定色“タンジェリンオレンジ”と、“ミネラル ルース チーク”の限定色“クールアプリコット”を定番商品として発売する。さらに、“リキッドルージュ ラスティング カラーバーム“からは新色“タンジェリンオレンジ”が登場する。

■商品詳細

“スティックルージュ グロッシー カラーバーム タンジェリンオレンジ”(3300円)
“ミネラル ルース チーク クールアプリコット”(3850円)
“リキッドルージュ ラスティング カラーバーム タンジェリンオレンジ”(2970円)

【2月3日発売】
モノーク
(MONOQU)

サロン専売のスタイリングブランド「モノーク」誕生 “洗い落としやすさ”に着目 

化粧品製造販売を行う三口産業は、サロン専売ブランド「ミアンビューティー(MIAN BEAUTY)」から新ヘアスタイリング剤ブランド「モノーク(MONOQU)」を発売する。アイテムはオイル、バーム、オイルジェリーの3種で、今後ラインアップを拡充する予定だ。香りは、複雑で奥行きのあるビターシトラスウッディーで用意する。

■商品詳細

オイル(60mL、3740円)
バーム(45g、3740円)
オイルジェリー(80g、3300円)

【2月3日発売】
草花木果

主軸の“毛穴・ハリケアライン”をリニューアル 毛穴を支える基底膜に着目

キナリの「草花木果」は、主軸の“毛穴・ハリケアライン”をリニューアルする。処方、ロゴ、パッケージデザインを刷新。今回は毛穴の構造を支える基底膜に着目し、紫外線によってダメージを受けた基底膜が毛穴の構造を弱体化させ、毛穴目立ちに影響を与えている点にアプローチする処方を採用した。

■商品詳細

“メイク落としオイルN”(180mL、2090円)
“ホイップフォーム”(90g、1980円)
“エッセンスローション”(155mL、2970円/レフィルは155mL、2640円)
“マスクジェルC”(90g、3850円)
“エンリッチクリームEX”(50g、4620円

【2月5日発売】
ヴァレンティノ ビューティ
(VALENTINO BEAUTY)

“ローマ宮殿の夢”に着想を得た7つ香水コレクション

「ヴァレンティノ ビューティ(VALENTINO BEAUTY)」は、新作フレグランスコレクション“ヴァレンティノ アナトミー オブ ドリームス”を発売する。ローマ宮殿にあるプライベートシアター、バロック様式のバンケットルーム、美しい庭園、秘密の階段、フィッティングサロン、屋上、隠し部屋の7つの場所に着想した香りをラインアップする。

■商品詳細

“ヴァレンティノ アナトミー オブ ドリームス”(全7種類、各30mL、各2万2000円/各100mL、各5万7600円)

【2月5日発売】
プラダ ビューティ
(PRADA BEAUTY)

ブランドの象徴“ブラウン”に着想したリップコレクション 

「プラダ ビューティ(PRADA BEAUTY)」は、「プラダ(PRADA)」の象徴的なカラーの1つ“ブラウン”をテーマにしたリップコレクション“モノクローム ブラウン シリーズ”を発売する。チークとしても使える調整しやすい発色と柔らかいカラー、上品な輝きが魅力で、カラーは厳選したヌードブラウンの人気のカラー2色と新色1色をラインアップする。

■商品詳細

“モノクローム ブラウン シリーズ”(全3色、うち新1色)

【2月5日発売】
ロクシタン
(L'OCCITANE)

“チェリーブロッサム”シリーズから限定アイテム 

「ロクシタン(L'OCCITANE)」は、桜の香りの“チェリーブロッサム”シリーズからボディーケアアイテムを数量限定で発売する。ラディアント効果(肌に艶を与えること)で肌を輝かせるハンドクリームとボディーローションのほか、ボディージェル、モイスチャーミスト、ネイルオイルの全5アイテムを展開する。

■商品詳細

“チェリーブロッサム ラディアントボディローション”(250mL、5170円)
“チェリーブロッサム ラディアントハンドクリーム”(50mL、3300円)
“チェリーブロッサム ボディジェル”(150mL、4730円)
“チェリーブロッサム モイスチャーミスト”(30mL、3410円)
“チェリーブロッサム ネイルオイル”(7.5mL、2860円)

【2月6日発売】
ミルフィー
(MILLEFEE)

猫アイパレットシリーズに子猫色の新3色

コスメブランド「ミルフィー(MILLEFEE)」は、昨年5月にデビューしたアイシャドウパレット“マイキティアイパレット”から、サイベリアン、スコテッシュフォールド、アメリカンショートヘアの子猫にインスパイアされた新色3種を発売する。

■商品詳細

“マイキティアイパレット”(新色3色、各1760円)

【2月7日発売】
ランコム
(LANCOME)

マットリップからバレンタイン限定デザインとカラーが登場 

「ランコム(LANCOME)」は、アイコンリップ“ラプソリュ ルージュ ドラママット”からバレンタイン限定デザインとカラーを全国で数量限定発売する。今年のバレンタインは、“愛のメロディー”を表現し、限定2色と既存1色の全3色を洗練されたベルベットのパッケージに、メロディーをイメージしたゴールドのラインを施したデザインで用意する。

■商品詳細

“ラプソリュ ルージュ ドラママット”(全3色、うち限定2色、各6600円)

【2月7日発売】
ディオール
(DIOR)

フレグランス“メゾン クリスチャン ディオール”を“ラ コレクシオン プリヴェ”としてリニューアル

「ディオール(DIOR)」は、香水とクチュールの対話から生まれたフレグランスコレクション“メゾン クリスチャン ディオール”を“ラ コレクシオン プリヴェ”としてリニューアル発売する。また、ベストセラーのフレグランスのミニサイズを詰め込んだ“パフューマーズ セット”や新作の香り“ボア タリスマン オードゥ パルファン”も発売する。

■商品詳細

“ラ コレクシオン プリヴェ”(全22種、各50mL、各2万5300円/各100mL、各4万5100円/各200mL、各6万3140円)
“パフューマーズ セット”(10mL×8種、5万2360円)
“ボア タリスマン オードゥ パルファン”(50mL、2万5300円/100mL、4万5100円/200mL、6万3140円)

【2月7日発売】
リンメル
(RIMMEL)

1本3役で“水光フィルター肌”へ 

「リンメル(RIMMEL)」は、リキッドハイライターの“ザ マルチタスカー ベターザン フィルター”を発売する。繊細パール、潤い成分配合により長時間密着し、フィルターをかけたような艶肌へ導く。動物由来成分不使用かつ動物実験を行わないヴィーガン処方で、ハイライターのほか、化粧下地、ファンデーションの艶足しとしても使用できる。

■商品詳細

“ザ マルチタスカー ベターザン フィルター”(全3色、各30mL、各2090円)

【2月7日発売】
クラランス
(CLARINS)

咲き誇る春の花に着想した限定コレクション

「クラランス(CLARINS)」は、スプリングコレクション“フェアリー ブロッサム”を発売する。ラインアップは、フィニッシングミスト、リップオイル、リップバーム、ハンドクリームの全4アイテム。妖精が煌めきの魔法を満開の桜の花々に振りまくような幻想的な世界観のパッケージと、桜が華やかに舞うような“スプリングブロッサム”の香りで用意した。

■商品詳細

“フィックス メイクアップ NFB”(50mL、5060円)
“リップコンフォートオイル 26 サクラフェアリー”(3960円)
“リップ オイル バーム 07 ペタルヌード”(3960円)
“ハンド/ネイル トリートメントクリーム FB”(30mL、1540円)

【2月7日発売】
ローラ メルシエ
(LAURA MERCIER)

人気のコンシーラーとプライマーの新作

「ローラ メルシエ(LAURA MERCIER)」は、美容成分を約90%配合したスキンケアコンシーラーと“リアル フローレス ウェイトレス パーフェクティング コンシーラー”から新2色と、ソフトフォーカスで毛穴を目立ちにくくぼかし、肌の潤いを保ちながらテカリレスな肌表面に仕上げる“ピュア キャンバス プライマー ブラーリング”を発売する。

■商品詳細

“リアル フローレス ウェイトレス パーフェクティング コンシーラー”(新2色、各5.4mL、各4730円)
“ピュア キャンバス プライマー ブラーリング”(30mL/15mL、5610円/2970円)

【2月8日発売】
キュレル
(CUREL)

ファンデ負担から肌を守るUV化粧下地

「キュレル(CUREL)」は、ファンデーションの負担から肌を守りつつ美肌に仕上げるUV化粧下地“潤浸保湿 ファンデ負担防止ベース”[SPF41・PA+++]を発売する。独自開発の「スキンプロテクト膜」が、下地とファンデーションが混ざりにくい均一な塗膜を肌の上に形成する。みずみずしいテクスチャーが肌に密着し、ごわつきや負担感を軽減する。

■商品詳細

“潤浸保湿 ファンデ負担防止ベース”[SPF41・PA+++](30g、2750円※編集部調べ)

【2月8日発売】
ニベア
(NIVEA)

“ディーププロテクト&ケア”シリーズを初改良 ミルクUVミストも

「ニベア(NIVEA)」は、定番の“ニベアUV ディーププロテクト&ケア”シリーズを初めて大型改良する。ジェル、エッセンス、トーンアップエッセンスの3品と、新たにミストタイプの日焼け止めミルク“ニベアUV ディーププロテクト&ケア ミルクミスト”を発売する。

■商品詳細

ジェル、エッセンス、トーンアップエッセンス(各1078円※編集部調べ)
“ニベアUV ディーププロテクト&ケア ミルクミスト”(60mL、1188円※編集部調べ)

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「ディオール」「ヴァレンティノ ビューティ」の香水や「プラダ ビューティ」「ランコム」の新リップなど 今週発売のビューティアイテム14選【2/3〜2/9】

ビューティアイテムの発売情報を「WWDJAPAN」的視点でピックアップ!今回は2月3〜9日に発売するアイテムを紹介します。寒い日々が続きますが、ビューティの世界は春真っ盛り!今週もバレンタインや春コレクションが続々と登場します。「ディオール(DIOR)」は香水とクチュールの対話から生まれたフレグランスコレクション“メゾン クリスチャン ディオール”を“ラ コレクシオン プリヴェ”としてリニューアルするほか、「ヴァレンティノ ビューティ(VALENTINO BEAUTY)」は、新作フレグランスコレクション“ヴァレンティノ アナトミー オブ ドリームス”を発売。フレグランスから春を感じてみて。メイクアップアイテムはブラウンをテーマにした「プラダ ビューティ(PRADA BEAUTY)」のリップコレクション、「ランコム(LANCOME)」のアイコンリップ“ラプソリュ ルージュ ドラママット”のバレンタイン限定品に注目です。

【2月3日発売】
江原道
(KOH GEN DO)

ホリデー限定色が定番化 大人オレンジ色のリップ&チーク 

「江原道(KOH GEN DO)」は、ホリデーコレクション2024で登場した“スティックルージュ グロッシー カラーバーム”の限定色“タンジェリンオレンジ”と、“ミネラル ルース チーク”の限定色“クールアプリコット”を定番商品として発売する。さらに、“リキッドルージュ ラスティング カラーバーム“からは新色“タンジェリンオレンジ”が登場する。

■商品詳細

“スティックルージュ グロッシー カラーバーム タンジェリンオレンジ”(3300円)
“ミネラル ルース チーク クールアプリコット”(3850円)
“リキッドルージュ ラスティング カラーバーム タンジェリンオレンジ”(2970円)

【2月3日発売】
モノーク
(MONOQU)

サロン専売のスタイリングブランド「モノーク」誕生 “洗い落としやすさ”に着目 

化粧品製造販売を行う三口産業は、サロン専売ブランド「ミアンビューティー(MIAN BEAUTY)」から新ヘアスタイリング剤ブランド「モノーク(MONOQU)」を発売する。アイテムはオイル、バーム、オイルジェリーの3種で、今後ラインアップを拡充する予定だ。香りは、複雑で奥行きのあるビターシトラスウッディーで用意する。

■商品詳細

オイル(60mL、3740円)
バーム(45g、3740円)
オイルジェリー(80g、3300円)

【2月3日発売】
草花木果

主軸の“毛穴・ハリケアライン”をリニューアル 毛穴を支える基底膜に着目

キナリの「草花木果」は、主軸の“毛穴・ハリケアライン”をリニューアルする。処方、ロゴ、パッケージデザインを刷新。今回は毛穴の構造を支える基底膜に着目し、紫外線によってダメージを受けた基底膜が毛穴の構造を弱体化させ、毛穴目立ちに影響を与えている点にアプローチする処方を採用した。

■商品詳細

“メイク落としオイルN”(180mL、2090円)
“ホイップフォーム”(90g、1980円)
“エッセンスローション”(155mL、2970円/レフィルは155mL、2640円)
“マスクジェルC”(90g、3850円)
“エンリッチクリームEX”(50g、4620円

【2月5日発売】
ヴァレンティノ ビューティ
(VALENTINO BEAUTY)

“ローマ宮殿の夢”に着想を得た7つ香水コレクション

「ヴァレンティノ ビューティ(VALENTINO BEAUTY)」は、新作フレグランスコレクション“ヴァレンティノ アナトミー オブ ドリームス”を発売する。ローマ宮殿にあるプライベートシアター、バロック様式のバンケットルーム、美しい庭園、秘密の階段、フィッティングサロン、屋上、隠し部屋の7つの場所に着想した香りをラインアップする。

■商品詳細

“ヴァレンティノ アナトミー オブ ドリームス”(全7種類、各30mL、各2万2000円/各100mL、各5万7600円)

【2月5日発売】
プラダ ビューティ
(PRADA BEAUTY)

ブランドの象徴“ブラウン”に着想したリップコレクション 

「プラダ ビューティ(PRADA BEAUTY)」は、「プラダ(PRADA)」の象徴的なカラーの1つ“ブラウン”をテーマにしたリップコレクション“モノクローム ブラウン シリーズ”を発売する。チークとしても使える調整しやすい発色と柔らかいカラー、上品な輝きが魅力で、カラーは厳選したヌードブラウンの人気のカラー2色と新色1色をラインアップする。

■商品詳細

“モノクローム ブラウン シリーズ”(全3色、うち新1色)

【2月5日発売】
ロクシタン
(L'OCCITANE)

“チェリーブロッサム”シリーズから限定アイテム 

「ロクシタン(L'OCCITANE)」は、桜の香りの“チェリーブロッサム”シリーズからボディーケアアイテムを数量限定で発売する。ラディアント効果(肌に艶を与えること)で肌を輝かせるハンドクリームとボディーローションのほか、ボディージェル、モイスチャーミスト、ネイルオイルの全5アイテムを展開する。

■商品詳細

“チェリーブロッサム ラディアントボディローション”(250mL、5170円)
“チェリーブロッサム ラディアントハンドクリーム”(50mL、3300円)
“チェリーブロッサム ボディジェル”(150mL、4730円)
“チェリーブロッサム モイスチャーミスト”(30mL、3410円)
“チェリーブロッサム ネイルオイル”(7.5mL、2860円)

【2月6日発売】
ミルフィー
(MILLEFEE)

猫アイパレットシリーズに子猫色の新3色

コスメブランド「ミルフィー(MILLEFEE)」は、昨年5月にデビューしたアイシャドウパレット“マイキティアイパレット”から、サイベリアン、スコテッシュフォールド、アメリカンショートヘアの子猫にインスパイアされた新色3種を発売する。

■商品詳細

“マイキティアイパレット”(新色3色、各1760円)

【2月7日発売】
ランコム
(LANCOME)

マットリップからバレンタイン限定デザインとカラーが登場 

「ランコム(LANCOME)」は、アイコンリップ“ラプソリュ ルージュ ドラママット”からバレンタイン限定デザインとカラーを全国で数量限定発売する。今年のバレンタインは、“愛のメロディー”を表現し、限定2色と既存1色の全3色を洗練されたベルベットのパッケージに、メロディーをイメージしたゴールドのラインを施したデザインで用意する。

■商品詳細

“ラプソリュ ルージュ ドラママット”(全3色、うち限定2色、各6600円)

【2月7日発売】
ディオール
(DIOR)

フレグランス“メゾン クリスチャン ディオール”を“ラ コレクシオン プリヴェ”としてリニューアル

「ディオール(DIOR)」は、香水とクチュールの対話から生まれたフレグランスコレクション“メゾン クリスチャン ディオール”を“ラ コレクシオン プリヴェ”としてリニューアル発売する。また、ベストセラーのフレグランスのミニサイズを詰め込んだ“パフューマーズ セット”や新作の香り“ボア タリスマン オードゥ パルファン”も発売する。

■商品詳細

“ラ コレクシオン プリヴェ”(全22種、各50mL、各2万5300円/各100mL、各4万5100円/各200mL、各6万3140円)
“パフューマーズ セット”(10mL×8種、5万2360円)
“ボア タリスマン オードゥ パルファン”(50mL、2万5300円/100mL、4万5100円/200mL、6万3140円)

【2月7日発売】
リンメル
(RIMMEL)

1本3役で“水光フィルター肌”へ 

「リンメル(RIMMEL)」は、リキッドハイライターの“ザ マルチタスカー ベターザン フィルター”を発売する。繊細パール、潤い成分配合により長時間密着し、フィルターをかけたような艶肌へ導く。動物由来成分不使用かつ動物実験を行わないヴィーガン処方で、ハイライターのほか、化粧下地、ファンデーションの艶足しとしても使用できる。

■商品詳細

“ザ マルチタスカー ベターザン フィルター”(全3色、各30mL、各2090円)

【2月7日発売】
クラランス
(CLARINS)

咲き誇る春の花に着想した限定コレクション

「クラランス(CLARINS)」は、スプリングコレクション“フェアリー ブロッサム”を発売する。ラインアップは、フィニッシングミスト、リップオイル、リップバーム、ハンドクリームの全4アイテム。妖精が煌めきの魔法を満開の桜の花々に振りまくような幻想的な世界観のパッケージと、桜が華やかに舞うような“スプリングブロッサム”の香りで用意した。

■商品詳細

“フィックス メイクアップ NFB”(50mL、5060円)
“リップコンフォートオイル 26 サクラフェアリー”(3960円)
“リップ オイル バーム 07 ペタルヌード”(3960円)
“ハンド/ネイル トリートメントクリーム FB”(30mL、1540円)

【2月7日発売】
ローラ メルシエ
(LAURA MERCIER)

人気のコンシーラーとプライマーの新作

「ローラ メルシエ(LAURA MERCIER)」は、美容成分を約90%配合したスキンケアコンシーラーと“リアル フローレス ウェイトレス パーフェクティング コンシーラー”から新2色と、ソフトフォーカスで毛穴を目立ちにくくぼかし、肌の潤いを保ちながらテカリレスな肌表面に仕上げる“ピュア キャンバス プライマー ブラーリング”を発売する。

■商品詳細

“リアル フローレス ウェイトレス パーフェクティング コンシーラー”(新2色、各5.4mL、各4730円)
“ピュア キャンバス プライマー ブラーリング”(30mL/15mL、5610円/2970円)

【2月8日発売】
キュレル
(CUREL)

ファンデ負担から肌を守るUV化粧下地

「キュレル(CUREL)」は、ファンデーションの負担から肌を守りつつ美肌に仕上げるUV化粧下地“潤浸保湿 ファンデ負担防止ベース”[SPF41・PA+++]を発売する。独自開発の「スキンプロテクト膜」が、下地とファンデーションが混ざりにくい均一な塗膜を肌の上に形成する。みずみずしいテクスチャーが肌に密着し、ごわつきや負担感を軽減する。

■商品詳細

“潤浸保湿 ファンデ負担防止ベース”[SPF41・PA+++](30g、2750円※編集部調べ)

【2月8日発売】
ニベア
(NIVEA)

“ディーププロテクト&ケア”シリーズを初改良 ミルクUVミストも

「ニベア(NIVEA)」は、定番の“ニベアUV ディーププロテクト&ケア”シリーズを初めて大型改良する。ジェル、エッセンス、トーンアップエッセンスの3品と、新たにミストタイプの日焼け止めミルク“ニベアUV ディーププロテクト&ケア ミルクミスト”を発売する。

■商品詳細

ジェル、エッセンス、トーンアップエッセンス(各1078円※編集部調べ)
“ニベアUV ディーププロテクト&ケア ミルクミスト”(60mL、1188円※編集部調べ)

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マンガで学ぶ「在庫管理の魔術」 第4話:欠品による売上減ってどのくらい? 数%? それとも、時には数十%?

中堅アパレルのチェーンストア「ハンナズ」は、過剰在庫が原因で経営危機に瀕している。社長の安堂平磨は、娘でバイヤーの安堂あい、あいの夫で渋谷店店長の安堂徹に再生を期待するが、2人は「売れ残るリスクを抱えながら在庫を持つべきか?」それとも「売り上げが落ちるリスクを抱えながら在庫を減らすべきか?」で迷い続ける。

「売れた分だけ」補充した渋谷店の売り上げが全国で断トツの1位に輝き、2人は欠品と売り上げの関係性を改めて考えるように。徹は欠品による売上減は数%と軽く見積もるが、あいは「その程度だと思っているの?」と猛反発!

登場人物紹介

第四話

このマンガは、ジェフ・ベゾス(Jeff Bezos)も経営陣で読んだとされるTOC(制約理論)の原点にして最高の入門書「ザ・ゴール」を原案としています。「ザ・ゴール」を中心としたマネジメント理論に関する書籍は、ダイヤモンド社が販売中です。

ORIGINAL WORKS:ELIYAHU GOLDRATT、JEF COX
SUPERVISION:YUJI KISHIRA
SCRIPT:TAKEO AOKI
COMICS:YAMA AOTA

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「スタバ」と「ポーター」のコラボや「アニヤ・ハインドマーチ」のバッグなど! 今週発売のファッションアイテム11選【2/3〜2/9】

ファッションアイテムの発売情報を「WWDJAPAN」的視点でピックアップ!今回は2月3〜9日に発売するアイテムを紹介します。スターバックス コーヒー ジャパンは、5日に「ポーター(PORTER)」とのコラボ第2弾を発売します。ロースタリー 東京とコラボしたアイテムは、同店に訪れたことがある人にとっては「この色合い!そうだよね」と納得のカラーリングです。6日には「アニヤ・ハインドマーチ(ANYA HINDMARCH)」が“ユニバーサルバッグ”を発売します。過去にも「成城石井」とコラボした際には争奪戦になっただけに注目度が高いアイテム。今回は公式ECのみで販売するそうです。

【2月3日発売】
ビーミング バイ ビームス
(B:MING BY BEAMS)

「リーバイス」限定モデルに新色

ビームス(BEAMS)のライフスタイルレーベル「ビーミング バイ ビームス(B:MING BY BEAMS)」は、「リーバイス(LEVI'S)」のジーンズ“501 クロップ(501 CROP)”のライトインディゴカラーを限定発売する。“501”のシュリンク・トゥ・フィット生地を用い制作した同モデルは、通常26インチのみで展開のところ、同ブランド限定で28インチも用意する。

■商品詳細

デニムパンツ(1万450円)

【2月3日発売】
フェイラー
(FEILER)

ミニーマウスを描いたオンライン限定の雑貨15種

「フェイラー(FEILER)」は、ディズニーキャラクターのミニーマウスをあしらった“インマイリボン”コレクションを発売する。春らしいパステルカラーの花々に囲まれたミニーマウスを描いた定番のハンカチやポーチ、バッグなど全15種をラインアップする。

■商品詳細

ハンカチ(2970円)
バッグ(1万8700円)
巾着(6600円)
ティッシュポーチ(7150円)
※一部商品

【2月5日発売】
ファーファー
(FURFUR)

「フィリーチョコレート」とコラボ

「ファーファー(FURFUR)」は、チョコレートブランド「フィリーチョコレート(PHILLY CHOCOLATE)」とのコラボアイテムを発売する。「フィリーチョコレート」で人気のチョコレート“キャット ボン ボン チョコレート”の猫のフォームをデザインに落とし込んだウエアや、チョコレートボックスのミニフラワー柄をプリントしたような小花柄シリーズをラインアップする。

■商品詳細

カーディガン(2万3100円)
スエットセットアップ(1万7600円)
ミニトートバッグ (1万2100円)
ブローチ(3960円)
※一部商品

【2月5日発売】
スターバックス
(STARBUCKS)

「ポーター」コラボ第2弾

スターバックス コーヒー ジャパンは、バッグブランド「ポーター(PORTER)」とのコラボ第2弾を発売する。前回同様、“マイボトルを持って、もっとお出かけしたくなる”ようデザインされたコラボバッグをはじめ、ステンレスボトルやスターバックス カードなど計15アイテムを用意する。

■商品詳細

バッグ(5万5000〜8万5000円)
スレンレスボトル(5000〜5500円)
スターバックス カード(1000〜3万円)

【2月5日発売】
J&M デヴィッドソン
(J&M DAVIDSON)

創立40周年記念の新作

「J&M デヴィッドソン(J&M DAVIDSON)」は、ブランド創立40周年記念アイテムを発売する。ブランド創業時から人気がある手編みのメッシュベルトのディテールを人気モデルにあしらったバッグ3型と、大きめのバックルが特徴的なブレスレットをそれぞれタン、ブラック、ハバナの3色で用意する。

■商品詳細

バッグ(8万5800〜18万1500円)
ブレスレット(3万5200円)

【2月6日発売】
アシックス
(ASICS)

“東京マラソン 2025”開催記念ランニングシューズ

「アシックス(ASICS)」は、同ブランドがオフィシャルパートナーを務める“東京マラソン2025”の開催を記念してランニングシューズ“ゲル カヤノ 31”と“ノヴァブラスト 5”の限定モデルを発売する。“東京マラソン 2025”のテーマカラーであるブルーを取り入れ、アッパー全体やミッドソールには日本の伝統芸能に着想したデザインを施した。

■商品詳細

スニーカー(2万5300〜2万900円)

【2月6日発売】
アニヤ・ハインドマーチ
(ANYA HINDMARCH)

オリジナル“ユニバーサルバッグ”

「アニヤ・ハインドマーチ(ANYA HINDMARCH)」は、“ユニバーサルバッグ”を発売する。チョコレートのようなブラウンと鮮やかなブルーの色使いが特徴で、レギュラーサイズとミニサイズをセット売りする。合わせて、シンガポールのスーパーマーケット「フェアプラス ファイネスト(FAIRPRICE FINEST)」とコラボした“ユニバーサルバッグ”も発売する。

■商品詳細

バッグ(5940円)
コラボバッグ(3190円)

【2月6日発売】
ディオール
(DIOR)

鉛筆のスケッチを手作業で再現したスニーカー

「ディオール(DIOR)」は、2025年春夏コレクションで発表したスニーカー“D-スケッチ”を発売する。鉛筆のデザインスケッチを手作業で再現したプロトタイプのような仕上がりと、レトロなシルエットとスレンダーなツートーンソールが特徴。カラーはプリントナイロンのホワイトとブラックの2色をラインアップする。

■商品詳細

スニーカー(全2色、各14万9000円)

【2月7日発売】
マーキュリーデュオ
(MERCURYDUO)

「マリークヮント」コラボ

「マーキュリーデュオ(MERCURYDUO)」は、「マリークヮント(MARY QUANT)」とのコラボアイテムを発売する。ラインアップは、“自分らしさ”をテーマにした全17型。第1弾の今回は、「マーキュリーデュオ」で人気のワンピースや、胸元の大きなロゴが目をひくニットなど、軽やかで春らしい印象のアイテム9型をリリースする。

■商品詳細

ワンピース(1万9800円)
ニットトップス(9350円)
ミニスカパン(1万4300円)
キャップ(5500円)
ショルダーバッグ(1万2100円)
※一部商品

【2月7日発売】
ムーンスター
(MOONSTAR)

”エイトテンス”が「アーバンリサーチ ドアーズ」に別注

「アーバンリサーチ ドアーズ(URBAN RESEARCH DOORS)」は、「ムーンスター(MOONSTAR)」のプロダクトライン“エイトテンス(810s)”に別注しスニーカー“スチューデン”を発売する。ネイビーのワントーンカラーの新作に加え、ファーストシーズンにリリースしたグレーカラーも発売する。

■商品詳細

スニーカー(7700円)

【2月8日発売】
RHC ロンハーマン
(RHC RON HERMAN)

「チャンピオン」別注パーカ

RHC ロンハーマン(RHC RON HERMAN)は、「チャンピオン(CHAMPION)」に別注したパーカを発売する。素材は高密度に編んだアメリカコットンとリサイクルポリエステルを採用し、前面と袖に“R”と“RHC”のロゴをあしらった。カラーはアイボリーとグレー、ブラックの3色。

■商品詳細

パーカ(2万900円)

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「スタバ」と「ポーター」のコラボや「アニヤ・ハインドマーチ」のバッグなど! 今週発売のファッションアイテム11選【2/3〜2/9】

ファッションアイテムの発売情報を「WWDJAPAN」的視点でピックアップ!今回は2月3〜9日に発売するアイテムを紹介します。スターバックス コーヒー ジャパンは、5日に「ポーター(PORTER)」とのコラボ第2弾を発売します。ロースタリー 東京とコラボしたアイテムは、同店に訪れたことがある人にとっては「この色合い!そうだよね」と納得のカラーリングです。6日には「アニヤ・ハインドマーチ(ANYA HINDMARCH)」が“ユニバーサルバッグ”を発売します。過去にも「成城石井」とコラボした際には争奪戦になっただけに注目度が高いアイテム。今回は公式ECのみで販売するそうです。

【2月3日発売】
ビーミング バイ ビームス
(B:MING BY BEAMS)

「リーバイス」限定モデルに新色

ビームス(BEAMS)のライフスタイルレーベル「ビーミング バイ ビームス(B:MING BY BEAMS)」は、「リーバイス(LEVI'S)」のジーンズ“501 クロップ(501 CROP)”のライトインディゴカラーを限定発売する。“501”のシュリンク・トゥ・フィット生地を用い制作した同モデルは、通常26インチのみで展開のところ、同ブランド限定で28インチも用意する。

■商品詳細

デニムパンツ(1万450円)

【2月3日発売】
フェイラー
(FEILER)

ミニーマウスを描いたオンライン限定の雑貨15種

「フェイラー(FEILER)」は、ディズニーキャラクターのミニーマウスをあしらった“インマイリボン”コレクションを発売する。春らしいパステルカラーの花々に囲まれたミニーマウスを描いた定番のハンカチやポーチ、バッグなど全15種をラインアップする。

■商品詳細

ハンカチ(2970円)
バッグ(1万8700円)
巾着(6600円)
ティッシュポーチ(7150円)
※一部商品

【2月5日発売】
ファーファー
(FURFUR)

「フィリーチョコレート」とコラボ

「ファーファー(FURFUR)」は、チョコレートブランド「フィリーチョコレート(PHILLY CHOCOLATE)」とのコラボアイテムを発売する。「フィリーチョコレート」で人気のチョコレート“キャット ボン ボン チョコレート”の猫のフォームをデザインに落とし込んだウエアや、チョコレートボックスのミニフラワー柄をプリントしたような小花柄シリーズをラインアップする。

■商品詳細

カーディガン(2万3100円)
スエットセットアップ(1万7600円)
ミニトートバッグ (1万2100円)
ブローチ(3960円)
※一部商品

【2月5日発売】
スターバックス
(STARBUCKS)

「ポーター」コラボ第2弾

スターバックス コーヒー ジャパンは、バッグブランド「ポーター(PORTER)」とのコラボ第2弾を発売する。前回同様、“マイボトルを持って、もっとお出かけしたくなる”ようデザインされたコラボバッグをはじめ、ステンレスボトルやスターバックス カードなど計15アイテムを用意する。

■商品詳細

バッグ(5万5000〜8万5000円)
スレンレスボトル(5000〜5500円)
スターバックス カード(1000〜3万円)

【2月5日発売】
J&M デヴィッドソン
(J&M DAVIDSON)

創立40周年記念の新作

「J&M デヴィッドソン(J&M DAVIDSON)」は、ブランド創立40周年記念アイテムを発売する。ブランド創業時から人気がある手編みのメッシュベルトのディテールを人気モデルにあしらったバッグ3型と、大きめのバックルが特徴的なブレスレットをそれぞれタン、ブラック、ハバナの3色で用意する。

■商品詳細

バッグ(8万5800〜18万1500円)
ブレスレット(3万5200円)

【2月6日発売】
アシックス
(ASICS)

“東京マラソン 2025”開催記念ランニングシューズ

「アシックス(ASICS)」は、同ブランドがオフィシャルパートナーを務める“東京マラソン2025”の開催を記念してランニングシューズ“ゲル カヤノ 31”と“ノヴァブラスト 5”の限定モデルを発売する。“東京マラソン 2025”のテーマカラーであるブルーを取り入れ、アッパー全体やミッドソールには日本の伝統芸能に着想したデザインを施した。

■商品詳細

スニーカー(2万5300〜2万900円)

【2月6日発売】
アニヤ・ハインドマーチ
(ANYA HINDMARCH)

オリジナル“ユニバーサルバッグ”

「アニヤ・ハインドマーチ(ANYA HINDMARCH)」は、“ユニバーサルバッグ”を発売する。チョコレートのようなブラウンと鮮やかなブルーの色使いが特徴で、レギュラーサイズとミニサイズをセット売りする。合わせて、シンガポールのスーパーマーケット「フェアプラス ファイネスト(FAIRPRICE FINEST)」とコラボした“ユニバーサルバッグ”も発売する。

■商品詳細

バッグ(5940円)
コラボバッグ(3190円)

【2月6日発売】
ディオール
(DIOR)

鉛筆のスケッチを手作業で再現したスニーカー

「ディオール(DIOR)」は、2025年春夏コレクションで発表したスニーカー“D-スケッチ”を発売する。鉛筆のデザインスケッチを手作業で再現したプロトタイプのような仕上がりと、レトロなシルエットとスレンダーなツートーンソールが特徴。カラーはプリントナイロンのホワイトとブラックの2色をラインアップする。

■商品詳細

スニーカー(全2色、各14万9000円)

【2月7日発売】
マーキュリーデュオ
(MERCURYDUO)

「マリークヮント」コラボ

「マーキュリーデュオ(MERCURYDUO)」は、「マリークヮント(MARY QUANT)」とのコラボアイテムを発売する。ラインアップは、“自分らしさ”をテーマにした全17型。第1弾の今回は、「マーキュリーデュオ」で人気のワンピースや、胸元の大きなロゴが目をひくニットなど、軽やかで春らしい印象のアイテム9型をリリースする。

■商品詳細

ワンピース(1万9800円)
ニットトップス(9350円)
ミニスカパン(1万4300円)
キャップ(5500円)
ショルダーバッグ(1万2100円)
※一部商品

【2月7日発売】
ムーンスター
(MOONSTAR)

”エイトテンス”が「アーバンリサーチ ドアーズ」に別注

「アーバンリサーチ ドアーズ(URBAN RESEARCH DOORS)」は、「ムーンスター(MOONSTAR)」のプロダクトライン“エイトテンス(810s)”に別注しスニーカー“スチューデン”を発売する。ネイビーのワントーンカラーの新作に加え、ファーストシーズンにリリースしたグレーカラーも発売する。

■商品詳細

スニーカー(7700円)

【2月8日発売】
RHC ロンハーマン
(RHC RON HERMAN)

「チャンピオン」別注パーカ

RHC ロンハーマン(RHC RON HERMAN)は、「チャンピオン(CHAMPION)」に別注したパーカを発売する。素材は高密度に編んだアメリカコットンとリサイクルポリエステルを採用し、前面と袖に“R”と“RHC”のロゴをあしらった。カラーはアイボリーとグレー、ブラックの3色。

■商品詳細

パーカ(2万900円)

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「サカイ」がいざなうワイルドな冒険の旅 「カーハートWIP」や「アグ」とともに砂漠へ

「サカイ(SACAI)」はパリ・メンズ・ファッション・ウイーク最終日の1月26日、2025-26年秋冬メンズ・コレクションのショーを開催し、ウィメンズの25年プレ・フォールと合わせて新作を見せた。会場は、パレ・ド・トーキョー。砂漠の風景写真で囲まれた巨大な空間を用意し、パワフルなショーで観客をワイルドな冒険の旅へといざなった。

出発点は「かいじゅうたちのいるところ」

今季の出発点は、モーリス・センダック(Maurice Sendak)によるベストセラーの絵本を元にした実写映画「かいじゅうたちのいるところ(Where the Wild Things Are)」。家出したイタズラ好きのやんちゃな少年がボートを漕いでたどり着いた島での “かいじゅう”たちと出会いとふれあいを描いた物語だ。「私たちがずっと大切にしている仲間を描いているところに惹かれた」という阿部千登勢デザイナーは、そこから自然という概念にまつわる アイデアを探求。「自然の中で生きる」ということに加え、「既成概念にとらわれない思考、そして抑制されない情熱と感情の本質」を表現した。

テーラリング、ストリート、アウトドアを自由にミックス

ファーストルックは、ラペルの内部構造をあらわにしたようなデザインが特徴的な二重のテーラードジャケットに、同素材のパンツを合わせたコーデュロイのスーツスタイル。そこに毛足の長いファー再現したニットカーディガンを首から肩に巻きつけ、ワイルドなムードを醸し出す。このまるで獣毛のようなニットファーは今季を象徴する表現の一つで、ニットやアウターにあしらったり、テーラードジャケットの袖口から飛び出ていたり。そのほか、シアリングやボア、人工ファーもさまざまなアイテムに取り入れた。

今季のスタイルは、「硬くなく、着やすいように仕上げている」というテーラリングと、カジュアルなストリート、そして自然を感じるアウトドアの自由なミックスが効いている。なかでも、アウターはバリエーション豊富。前述の2枚重ねになったようなテーラードジャケットやチェスターコート、トレンチコートから、ピーコート、バーシティージャケット、デニムジャケット、ダウンジャケット、フライトブルゾン、テックジャケット、マウンテンパーカ、レザージャケット、シアリングコートまでがそろう。

際立つ立体的なシルエット

また、新たなシルエットの探求も続けており、立体なデザインが際立つ。パンツは25年春夏に見せたサイドポケットが張り出すデザインをアップデート。フラップがついたカーゴポケットのようなデザインに変わり、ユーティリティー感を加えた。それに加え、今季はコートやニットにも腰下に立体的にポケットを形作ったデザインも登場。一方、ウィメンズのスカートは構築的なシェイプに仕上げたり、裾に別の生地を加えてドラマチックな動きを出したり。見慣れたシャツやデニムジャケットも部分的に折りたたんで縫い合わせることでアシンメトリーなシルエットを生み出している。

カラーパレットは、ブラウンやオリーブなど自然に通じる色合いが中心。深い赤や緑、紺をベースにしたカーペットに見られるようなエキゾチックな柄がアクセントになる。また、スノーゴーグルやモコモコしたシアリング帽、登山用バックパック、クライミングロープを編み込んだストラップ付きの水筒などのアクセサリーが、アウトドアのイメージを強めている。

コレクションを彩る“仲間”とのコラボ

「サカイ」は毎シーズン、メンズのショーで他ブランドとのコラボレーションを発表するが、今季は「カーハートWIP(CARHARTT WIP)」「アグ(UGG)」「ジェイエムウエストン(J.M.WESTON)」とタッグを組んだ。2023-24年秋冬、24年春夏に続き3度目となる「カーハートWIP」とのコラボでは、同ブランドを象徴するウォッシュドキャンバスを「サカイ」のシグネチャーであるニットとハイブリッドしたほか、レザージャケットやダウンジャケットも提案。18-19年秋冬以来7年ぶりに取り組む「アグ」とは、折り返して履くこともできる「サカイ」らしいサイハイブーツに加え、ローファーとハイカーブーツを制作した。また、24-25年秋冬、25年春夏に続いて協業する「ジェイエムウエストン」とは、同ブランドのレースアップブーツやローファーをカウプリントでアレンジした。

多彩なコラボを大切にする理由について、阿部デザイナーは「チャンネルが違っても一緒に取り組むことで、お互いに新しさをもたらせるから。私たちが持っていないアイデアや歴史を学ぶことができ、私たちだけでは作れないものを生み出すことができる」と説明。そんなパートナーたちは彼女にとっての仲間であり、「仲間と共に、いい意味でワイルドサイドを歩こうということを伝えたかった」と振り返った。それは、まだ見ぬ景色を見るために挑戦し、前進し続ける阿部デザイナーの姿勢に重なる。

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「サカイ」がいざなうワイルドな冒険の旅 「カーハートWIP」や「アグ」とともに砂漠へ

「サカイ(SACAI)」はパリ・メンズ・ファッション・ウイーク最終日の1月26日、2025-26年秋冬メンズ・コレクションのショーを開催し、ウィメンズの25年プレ・フォールと合わせて新作を見せた。会場は、パレ・ド・トーキョー。砂漠の風景写真で囲まれた巨大な空間を用意し、パワフルなショーで観客をワイルドな冒険の旅へといざなった。

出発点は「かいじゅうたちのいるところ」

今季の出発点は、モーリス・センダック(Maurice Sendak)によるベストセラーの絵本を元にした実写映画「かいじゅうたちのいるところ(Where the Wild Things Are)」。家出したイタズラ好きのやんちゃな少年がボートを漕いでたどり着いた島での “かいじゅう”たちと出会いとふれあいを描いた物語だ。「私たちがずっと大切にしている仲間を描いているところに惹かれた」という阿部千登勢デザイナーは、そこから自然という概念にまつわる アイデアを探求。「自然の中で生きる」ということに加え、「既成概念にとらわれない思考、そして抑制されない情熱と感情の本質」を表現した。

テーラリング、ストリート、アウトドアを自由にミックス

ファーストルックは、ラペルの内部構造をあらわにしたようなデザインが特徴的な二重のテーラードジャケットに、同素材のパンツを合わせたコーデュロイのスーツスタイル。そこに毛足の長いファー再現したニットカーディガンを首から肩に巻きつけ、ワイルドなムードを醸し出す。このまるで獣毛のようなニットファーは今季を象徴する表現の一つで、ニットやアウターにあしらったり、テーラードジャケットの袖口から飛び出ていたり。そのほか、シアリングやボア、人工ファーもさまざまなアイテムに取り入れた。

今季のスタイルは、「硬くなく、着やすいように仕上げている」というテーラリングと、カジュアルなストリート、そして自然を感じるアウトドアの自由なミックスが効いている。なかでも、アウターはバリエーション豊富。前述の2枚重ねになったようなテーラードジャケットやチェスターコート、トレンチコートから、ピーコート、バーシティージャケット、デニムジャケット、ダウンジャケット、フライトブルゾン、テックジャケット、マウンテンパーカ、レザージャケット、シアリングコートまでがそろう。

際立つ立体的なシルエット

また、新たなシルエットの探求も続けており、立体なデザインが際立つ。パンツは25年春夏に見せたサイドポケットが張り出すデザインをアップデート。フラップがついたカーゴポケットのようなデザインに変わり、ユーティリティー感を加えた。それに加え、今季はコートやニットにも腰下に立体的にポケットを形作ったデザインも登場。一方、ウィメンズのスカートは構築的なシェイプに仕上げたり、裾に別の生地を加えてドラマチックな動きを出したり。見慣れたシャツやデニムジャケットも部分的に折りたたんで縫い合わせることでアシンメトリーなシルエットを生み出している。

カラーパレットは、ブラウンやオリーブなど自然に通じる色合いが中心。深い赤や緑、紺をベースにしたカーペットに見られるようなエキゾチックな柄がアクセントになる。また、スノーゴーグルやモコモコしたシアリング帽、登山用バックパック、クライミングロープを編み込んだストラップ付きの水筒などのアクセサリーが、アウトドアのイメージを強めている。

コレクションを彩る“仲間”とのコラボ

「サカイ」は毎シーズン、メンズのショーで他ブランドとのコラボレーションを発表するが、今季は「カーハートWIP(CARHARTT WIP)」「アグ(UGG)」「ジェイエムウエストン(J.M.WESTON)」とタッグを組んだ。2023-24年秋冬、24年春夏に続き3度目となる「カーハートWIP」とのコラボでは、同ブランドを象徴するウォッシュドキャンバスを「サカイ」のシグネチャーであるニットとハイブリッドしたほか、レザージャケットやダウンジャケットも提案。18-19年秋冬以来7年ぶりに取り組む「アグ」とは、折り返して履くこともできる「サカイ」らしいサイハイブーツに加え、ローファーとハイカーブーツを制作した。また、24-25年秋冬、25年春夏に続いて協業する「ジェイエムウエストン」とは、同ブランドのレースアップブーツやローファーをカウプリントでアレンジした。

多彩なコラボを大切にする理由について、阿部デザイナーは「チャンネルが違っても一緒に取り組むことで、お互いに新しさをもたらせるから。私たちが持っていないアイデアや歴史を学ぶことができ、私たちだけでは作れないものを生み出すことができる」と説明。そんなパートナーたちは彼女にとっての仲間であり、「仲間と共に、いい意味でワイルドサイドを歩こうということを伝えたかった」と振り返った。それは、まだ見ぬ景色を見るために挑戦し、前進し続ける阿部デザイナーの姿勢に重なる。

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全国で増えている「オールインクルーシブ」滞在! でも、沖縄では意外に少ない理由とは?

ホテルに関連するニュースで急激に増えているのが「オールインクルーシブ」というワード。既存のホテルが“オールインクルーシブホテル”へと生まれ変わったり、新たに“オールインクルーシブプラン”を打ち出したりと、全国的に加速度的な広がりを見せている。「オールインクルーシブ」とは、直訳で“全て込み”という意味。ホテルやプランによって内容は異なるものの、滞在時の食事や飲み物、アクティビティやスパなどを追加料金無しで楽しめるサービスだ。

「オールインクルーシブ」の代表格といえば、欧米を中心とした富裕層の会員を抱えている「クラブメッド」が有名。国内でも北海道や沖縄で事業を展開する。だが、現在、国内で誕生しているサービスは富裕層向けではなく、むしろ“お得感”をアピールする内容が多い。それは訪日客需要が高まっていることで、全国的にホテルの宿泊料金が高騰していることも一因だろう。宿泊料金に飲食代やアクティビティー代が含まれていれば、あらかじめ旅行の予算を把握しやすくなるからだ。

沖縄・「サード(THIRD)石垣島」でオールインクルーシブを提供しているスターリゾートの大森空マーケティング マネージャーは、その魅力を「グループ旅行やお子さま連れなど、複数名でご宿泊いただく場合でも、財布を気にせずに楽しめること」と語る。「加えて、『サード石垣島」は滞在そのものが旅の目的となるような“デスティネーションホテル”をコンセプトにしています。石垣島はリゾートホテルが多いこともあり、こうした特別感のある内容で差別化を図ることで選んでいただくことも多い」と話す。

また、2024年4月から、オールインクルーシブでサービスを提供しているホテル「グランドメルキュール沖縄残波岬リゾート」のカン・ジホ総支配人も「宿泊代に夕食と朝食、ラウンジでのドリンクやお菓子、大浴場、県内最大級のプール、ビーチアクティビティーの利用などが含まれます(*ランチを除く、一部有料)。滞在を存分に楽しんでいただくことで、その土地の自然、文化、伝統といった魅力を感じていただきたい」とアピールする。

ただ、「オールインクルーシブ」が全国的に広がりを見せている一方、沖縄県内で導入しているホテルは前述した2施設が主で意外に少ない。その理由を大森マーケティング マネージャーは「沖縄はさまざまな観光スポットやアクティビティーが充実しているから」と推測する。

「本島には『美ら海水族館』やジップラインやバギー体験などさまざまなアクティビティーがあり、沖縄料理店も豊富。石垣島でもマリンアクティビティーはもちろん、アーケード商店街や日帰りの離島観光などさまざまな選択肢があるため、ホテルで滞在する時間はどうしても限られてしまう」と観光立県ならではの特徴を挙げる。

とはいえ、ホテル側も企画力で勝負している。「『サード石垣島』ではお子さま連れのゲストのために、離乳食やオムツの使い放題などをパッケージにした『赤ちゃんオールインクルーシブ』を用意しました。ベビー用品のレンタルも行っており、大変ご好評いただいています。また、弊社が運営している全室プライベートプール付きリゾート『アヤンナ宮古島』では、オフシーズンである冬季に限り、食事やインルームフリーフロー(飲み放題)、ルームエステ、アクティビティーなどを含んだオールインクルーシブプランを提供しています。冬季だからこそ、ゆったりとホテル滞在を楽しんでいただけるプランになります」(大森マーケティング マネージャー)。

25年も県内では本島南部「インナーコンチネンタル沖縄美らSUNリゾート」や、ラグジュアリーリゾーツ「ローズウッド宮古島」など、リゾートホテルの新規開業・リニューアルが相次ぐ。しかし、りゅうぎん総合研究所によると「25年度までの宿泊施設の需給バランスを考察すると、将来的に宿泊施設の供給過多となる可能性が高い」と推計。ホテルの過当競争をもたらす可能性を示唆する。

「オールインクルーシブ」のようなサービスは、時としてホテル側にとっては利益率や宿泊料金の単価が下がってしまう可能性はある。しかし、県内ではリゾートホテルがひしめくなか、「オールインクルーシブ」をたとえば追加サービスや限定企画などとして提供すれば、既存のホテルにとっては話題性を喚起したり、顧客価値を高めたりするためのカギになるはずだ。

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全国で増えている「オールインクルーシブ」滞在! でも、沖縄では意外に少ない理由とは?

ホテルに関連するニュースで急激に増えているのが「オールインクルーシブ」というワード。既存のホテルが“オールインクルーシブホテル”へと生まれ変わったり、新たに“オールインクルーシブプラン”を打ち出したりと、全国的に加速度的な広がりを見せている。「オールインクルーシブ」とは、直訳で“全て込み”という意味。ホテルやプランによって内容は異なるものの、滞在時の食事や飲み物、アクティビティやスパなどを追加料金無しで楽しめるサービスだ。

「オールインクルーシブ」の代表格といえば、欧米を中心とした富裕層の会員を抱えている「クラブメッド」が有名。国内でも北海道や沖縄で事業を展開する。だが、現在、国内で誕生しているサービスは富裕層向けではなく、むしろ“お得感”をアピールする内容が多い。それは訪日客需要が高まっていることで、全国的にホテルの宿泊料金が高騰していることも一因だろう。宿泊料金に飲食代やアクティビティー代が含まれていれば、あらかじめ旅行の予算を把握しやすくなるからだ。

沖縄・「サード(THIRD)石垣島」でオールインクルーシブを提供しているスターリゾートの大森空マーケティング マネージャーは、その魅力を「グループ旅行やお子さま連れなど、複数名でご宿泊いただく場合でも、財布を気にせずに楽しめること」と語る。「加えて、『サード石垣島」は滞在そのものが旅の目的となるような“デスティネーションホテル”をコンセプトにしています。石垣島はリゾートホテルが多いこともあり、こうした特別感のある内容で差別化を図ることで選んでいただくことも多い」と話す。

また、2024年4月から、オールインクルーシブでサービスを提供しているホテル「グランドメルキュール沖縄残波岬リゾート」のカン・ジホ総支配人も「宿泊代に夕食と朝食、ラウンジでのドリンクやお菓子、大浴場、県内最大級のプール、ビーチアクティビティーの利用などが含まれます(*ランチを除く、一部有料)。滞在を存分に楽しんでいただくことで、その土地の自然、文化、伝統といった魅力を感じていただきたい」とアピールする。

ただ、「オールインクルーシブ」が全国的に広がりを見せている一方、沖縄県内で導入しているホテルは前述した2施設が主で意外に少ない。その理由を大森マーケティング マネージャーは「沖縄はさまざまな観光スポットやアクティビティーが充実しているから」と推測する。

「本島には『美ら海水族館』やジップラインやバギー体験などさまざまなアクティビティーがあり、沖縄料理店も豊富。石垣島でもマリンアクティビティーはもちろん、アーケード商店街や日帰りの離島観光などさまざまな選択肢があるため、ホテルで滞在する時間はどうしても限られてしまう」と観光立県ならではの特徴を挙げる。

とはいえ、ホテル側も企画力で勝負している。「『サード石垣島』ではお子さま連れのゲストのために、離乳食やオムツの使い放題などをパッケージにした『赤ちゃんオールインクルーシブ』を用意しました。ベビー用品のレンタルも行っており、大変ご好評いただいています。また、弊社が運営している全室プライベートプール付きリゾート『アヤンナ宮古島』では、オフシーズンである冬季に限り、食事やインルームフリーフロー(飲み放題)、ルームエステ、アクティビティーなどを含んだオールインクルーシブプランを提供しています。冬季だからこそ、ゆったりとホテル滞在を楽しんでいただけるプランになります」(大森マーケティング マネージャー)。

25年も県内では本島南部「インナーコンチネンタル沖縄美らSUNリゾート」や、ラグジュアリーリゾーツ「ローズウッド宮古島」など、リゾートホテルの新規開業・リニューアルが相次ぐ。しかし、りゅうぎん総合研究所によると「25年度までの宿泊施設の需給バランスを考察すると、将来的に宿泊施設の供給過多となる可能性が高い」と推計。ホテルの過当競争をもたらす可能性を示唆する。

「オールインクルーシブ」のようなサービスは、時としてホテル側にとっては利益率や宿泊料金の単価が下がってしまう可能性はある。しかし、県内ではリゾートホテルがひしめくなか、「オールインクルーシブ」をたとえば追加サービスや限定企画などとして提供すれば、既存のホテルにとっては話題性を喚起したり、顧客価値を高めたりするためのカギになるはずだ。

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「バナナ・リパブリック」虎ノ門ヒルズ店 銀座店に代わるブランド発信の拠点に

米「バナナ・リパブリック(BANANA REPUBLIC)」は1月31日、虎ノ門ヒルズ店をオープンした。売場面積は約300平方メートル。1月31日から4月9日にかけ段階的に開業する「グラスロック」(「森タワー」と「ステーションタワー」の中心に位置する施設)の地下2階に店を構える。「グラスロック」への出店は、2024年10月に閉店した銀座店に代わる旗艦店の役割を期待してのこと。

まず目に入るのは、初の常設となるバーカウンター。虎ノ門ヒルズ店限定イベントを不定期で開催するとし、PR担当は「ドリンクを片手に、たまにはソファーに腰掛けながら、ゆっくりとブランドの世界観を楽しんでもらえたら」と期待する。スタイリングのプロが無料で買い物をサポートする“パーソナルスタイリングサービス”も常に実施し、顧客とのエンゲージメントをさらに高めていく。

内装全体は、24年にリニューアルオープンしたニューヨーク・ソーホー店のラグジュアリーな要素を多分に取り入れた。トランクや南国を思わせる観葉植物など、ブランド創業者の“旅好き”な特徴を色濃く反映させている。天井も高く、「地下2階とは思えない開放感を意識した」という。

PR担当は「2025年春コレクションのローンチとともに、幅広い世代にアプローチできるようなブランドに育てていきたい」と展望する。特にウィメンズはその傾向が顕著で、「スエットや明るいバイカラーのブラウスなど、これまでほとんど取り扱っていなかったアイテムにも挑戦している」。そのほか、ブルーを基調にしたクラシックな虎ノ門ヒルズ店限定コレクションも用意。ビジネスパーソンが行き交う立地を生かすべく、オフィスシーンに合うようなスーツやシャツ、ベルト類も充実している。

■「バナナ・リパブリック」虎ノ門ヒルズ店
オープン日:1月31日
住所:東京都港区虎ノ門1-22-1 グラスロック 地下2階

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「エクセル」PR担当が愛用歴20年のロングセラー“3in1アイブロウペンシル”を熱弁

ブランドの顔となるPR担当に、“ロングセラー”や“今シーズンのイチ押し”アイテムを推薦してもらうビューティ連載「PR担当がプレゼン!」。今回は、数々のロングセラーアイテムを生み出しているメイクアップブランド「エクセル(EXCEL)」が登場する。辻奈緒子「エクセル」PR担当におすすめの3アイテムを紹介してもらう。

「エクセル」とは?

“TOKYO RICH CASUAL”をブランドコンセプトに、東京発信のリアルなトレンドメイクをかなえるメイクアップブランドで、テクニックいらずで使える「スマートコスメ」を展開している。リッチなトレンドスタイルを自由かつカジュアルに取り入れたメイクを提案。全商品の企画&開発を日本で行っており、処方やカラー設計、上質な使い心地など、全てを徹底的にこだわっている。

愛用歴20年の相棒“パウダー&ペンシル アイブロウEX”

「累計販売数2150万本を突破(2007年9月~2024年7月末)している、人気No.1のアイブロウペンシルです。発売から20年以上経つ今も、売り上げを更新し続けています。中でも人気色は、誰でも使いやすい“PD01 ナチュラルブラウン”。ペンシル、パウダー、スクリューブラシの3機能一体型で『だれでも簡単に美人眉が作れる』といった点を支持いただいております。髪色やファッションに合わせて選べる豊富な10色展開も人気の要因です」。

「おすすめポイントはとにかくペンシルが太すぎず、細すぎずでとても描きやすいんです!何も気にせず、そのまま描きたいところに描くだけ。でも『濃すぎた』『逆に発色しない』など失敗することがありません。楕円芯なのでペンシルの向きを変えれば1本1本細く描くことも可能。簡単に美しい眉毛を描けるところがお気に入りです。仕上げにパウダーをふわっと乗せると、きれいに発色します。私は今、赤みに寄った“PD10 ピンクブラウン”と“PD14 モーヴブラウン”をリピートしています。愛用歴は20年、自信を持っておすすめします!」。

“デイスキンコンフォート”で、時短なのに丁寧にスキンケアしたような肌へ

「日中の乾燥やメイク崩れを防ぐ朝専用のUVクリームです。美容液、クリーム、UVカット、化粧下地の機能を備えており、化粧水の後にこれを塗るだけで朝のスキンケアが完了します。使用感や仕上がりの良さが話題になり、発売直後は想像以上の売れ行きで公式オンラインショップでは一時欠品を起こしたほどの人気商品です」

「伸びの良いテクスチャーで、塗布後すぐに肌がみずみずしく潤います。UVカット効果もあり、さらにレチノールやセラミドなどの美容液成分も配合しているので、朝の時間のない中でも『丁寧にスキンケアはしたい』をかなえてくれるアイテムです。私は首まで塗布して、首元の紫外線対策もしています。とにかくべたつかないので、次のステップ(ファンデーションなど)の邪魔をしません。化粧ノリもアップするので、もう何個もリピートしています」。

新作の“スキンフラッターセラムクッション”は薄膜カバーがかなう

「みずみずしく軽やかなテクスチャーで“薄膜カバー”をかなえるクッションファンデーションです。元から美しい素肌のように仕上げ、艶感と化粧持ちを両立します。また落とした後も肌に潤い感が残るようなこだわりの設計にしており、使用していただいたヘアメイクアーティストの方からもお墨付きをいただきました。これから話題になること間違いなしの1品です」。

「お気に入りのポイントは、とっても軽い付け心地で、何度重ねても厚塗り感を感じないところ。カバーしたい部分には少し重ねますが、塗りすぎたと感じる事もなく、失敗知らずなアイテムです。艶感も控えめでとても上品。“デイスキンコンフォート”を下地に、このクッションファンデを重ねると、日中の乾燥も気にならず、美しく仕上がります。大人の女性が欲しいと思う美容液成分、浸透型ビタミンC誘導体、ナイアシンアミド、グリシルグリシン、3種のセラミドも配合しました」。

「クッションファンデーションを使ったことがないメイク初心者の方にもぜひ使っていただきたい1品です。でも、一度使ったらもうこれ以外では満足できなくなってしまうかも…!?」。

連載「PR担当がプレゼン!」とは?

ブランドの顔となるPR担当。新商品やシーズンアイテムなどはスポットライトが当たりやすいが、ロングセラーアイテムはリニューアルなどをしないとどうしても埋もれてしまう。「PR担当がプレゼン!」は、ブランドのPR担当に“ロングセラー”や“今シーズンのイチ押し”アイテムを推薦してもらい、読者に改めて商品の良さを知ってもらう連載だ。

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「エクセル」PR担当が愛用歴20年のロングセラー“3in1アイブロウペンシル”を熱弁

ブランドの顔となるPR担当に、“ロングセラー”や“今シーズンのイチ押し”アイテムを推薦してもらうビューティ連載「PR担当がプレゼン!」。今回は、数々のロングセラーアイテムを生み出しているメイクアップブランド「エクセル(EXCEL)」が登場する。辻奈緒子「エクセル」PR担当におすすめの3アイテムを紹介してもらう。

「エクセル」とは?

“TOKYO RICH CASUAL”をブランドコンセプトに、東京発信のリアルなトレンドメイクをかなえるメイクアップブランドで、テクニックいらずで使える「スマートコスメ」を展開している。リッチなトレンドスタイルを自由かつカジュアルに取り入れたメイクを提案。全商品の企画&開発を日本で行っており、処方やカラー設計、上質な使い心地など、全てを徹底的にこだわっている。

愛用歴20年の相棒“パウダー&ペンシル アイブロウEX”

「累計販売数2150万本を突破(2007年9月~2024年7月末)している、人気No.1のアイブロウペンシルです。発売から20年以上経つ今も、売り上げを更新し続けています。中でも人気色は、誰でも使いやすい“PD01 ナチュラルブラウン”。ペンシル、パウダー、スクリューブラシの3機能一体型で『だれでも簡単に美人眉が作れる』といった点を支持いただいております。髪色やファッションに合わせて選べる豊富な10色展開も人気の要因です」。

「おすすめポイントはとにかくペンシルが太すぎず、細すぎずでとても描きやすいんです!何も気にせず、そのまま描きたいところに描くだけ。でも『濃すぎた』『逆に発色しない』など失敗することがありません。楕円芯なのでペンシルの向きを変えれば1本1本細く描くことも可能。簡単に美しい眉毛を描けるところがお気に入りです。仕上げにパウダーをふわっと乗せると、きれいに発色します。私は今、赤みに寄った“PD10 ピンクブラウン”と“PD14 モーヴブラウン”をリピートしています。愛用歴は20年、自信を持っておすすめします!」。

“デイスキンコンフォート”で、時短なのに丁寧にスキンケアしたような肌へ

「日中の乾燥やメイク崩れを防ぐ朝専用のUVクリームです。美容液、クリーム、UVカット、化粧下地の機能を備えており、化粧水の後にこれを塗るだけで朝のスキンケアが完了します。使用感や仕上がりの良さが話題になり、発売直後は想像以上の売れ行きで公式オンラインショップでは一時欠品を起こしたほどの人気商品です」

「伸びの良いテクスチャーで、塗布後すぐに肌がみずみずしく潤います。UVカット効果もあり、さらにレチノールやセラミドなどの美容液成分も配合しているので、朝の時間のない中でも『丁寧にスキンケアはしたい』をかなえてくれるアイテムです。私は首まで塗布して、首元の紫外線対策もしています。とにかくべたつかないので、次のステップ(ファンデーションなど)の邪魔をしません。化粧ノリもアップするので、もう何個もリピートしています」。

新作の“スキンフラッターセラムクッション”は薄膜カバーがかなう

「みずみずしく軽やかなテクスチャーで“薄膜カバー”をかなえるクッションファンデーションです。元から美しい素肌のように仕上げ、艶感と化粧持ちを両立します。また落とした後も肌に潤い感が残るようなこだわりの設計にしており、使用していただいたヘアメイクアーティストの方からもお墨付きをいただきました。これから話題になること間違いなしの1品です」。

「お気に入りのポイントは、とっても軽い付け心地で、何度重ねても厚塗り感を感じないところ。カバーしたい部分には少し重ねますが、塗りすぎたと感じる事もなく、失敗知らずなアイテムです。艶感も控えめでとても上品。“デイスキンコンフォート”を下地に、このクッションファンデを重ねると、日中の乾燥も気にならず、美しく仕上がります。大人の女性が欲しいと思う美容液成分、浸透型ビタミンC誘導体、ナイアシンアミド、グリシルグリシン、3種のセラミドも配合しました」。

「クッションファンデーションを使ったことがないメイク初心者の方にもぜひ使っていただきたい1品です。でも、一度使ったらもうこれ以外では満足できなくなってしまうかも…!?」。

連載「PR担当がプレゼン!」とは?

ブランドの顔となるPR担当。新商品やシーズンアイテムなどはスポットライトが当たりやすいが、ロングセラーアイテムはリニューアルなどをしないとどうしても埋もれてしまう。「PR担当がプレゼン!」は、ブランドのPR担当に“ロングセラー”や“今シーズンのイチ押し”アイテムを推薦してもらい、読者に改めて商品の良さを知ってもらう連載だ。

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「エイチ・カツカワ」が「Bコープ」認証取得 靴製造・協業・修理・アートピース製作活動の先に見据える靴の未来

PROFILE: 勝川永一/エイチ・カツカワ代表取締役

勝川永一/エイチ・カツカワ代表取締役
PROFILE: 東京・渋谷生まれ。大学卒業後、国内の靴メーカー勤務を経て渡英。英国ノーザンプトンのトレシャム・インスティテュート フットウェアコースで靴のデザインと製作を学ぶ。卒業後「ポールハーデン」でインターン経験を積む。2004年帰国。靴修理職人として働きながら靴のデザインと製作を継続。07年春夏シーズンに独自の皮革にこだわったシューズコレクションを発表し、大手セレクトショップで取り扱われる。10年東京目黒区に靴の修理店「THE SHOE OF LIFE」を開店。同年新宿伊勢丹メンズ館シューズラボ、12年レクレルールとドーバーストリートマーケットギンザでの販売が始まる。16年2月にノーザンプトン博物館&美術館の美術館コレクションに収蔵される。20年3月国家資格クリーニング師資格取得

シューズブランド「エイチ・カツカワ(H.KATSUKAWA)」を手掛けるエイチ・カツカワがこのほど「Bコープ」認証を取得した。総合スコアは97.8点で内訳はガバナンス8.7、従業員29.3、コミュニティ24.2、環境31.3、顧客4。2006年に創業し、パリのレクレルール(L’Eclaireur)やドーバーストリートマーケットギンザ(DOVER STREET MARKET GINZA)といった有力店に並び、16年にはノーザンプトン博物館&美術館(Northampton Museum and Art Gallery)にコンセプチュアルシューズ作品「Return to the Soil」が美術館コレクションに収蔵されるなど、品質とデザイン、そしてコンセプトが評価されてきた。「ポーター(PORTER)」や「フレッドペリー(FRED PERRY)」などこれまでさまざまなブランドとコラボレーションを行っている。10年には靴の修理店「THE SHOE OF LIFE」を目黒に開き、これまで約6万足を修理。また、東京を中心に街のコインランドリーでもスニーカークリーニングができるように技術指導や協力を行うなど活動の幅広さが目を引く。勝川永一代表取締役が目指すこととは。

「愛し、使い続けていただける靴」を目指して

多岐にわたる活動の目的は一つだった。「『愛し、使い続けていただける靴』を愚直に、実現するための活動を続けてきた」。

一般的なデザイナーが目指すブランドビジネスといえば、有力店に卸し有力ブランドとコラボレーションしながら、毎シーズン新作を発表して生産量を増やし、直営店を開けることだろう。しかし、勝川代表取締役は実践しない。2020年以降、「エイチ・カツカワ」の新作を生産していない。「自社が実現したい製品の品質やデザインに研究開発に専念している。具体的には再生素材や循環システムの開発、動物福祉へのアプローチなどで、そのプロセスでサンプリングした製品見本を年に1回発表してはいるが、生産の条件が整わず結果的に生産に至っていない」。現在は修理店の運営と他社との協業のみを行っている。「もちろん経済的利益を出すことを前提にしているし、例えば開発中のリサイクルゴムを用いたソールが一般的なものよりも環境負荷を低減できれば、拡大したいと考えている。現状はそこに達していないので生産しない。経済性とサステナビリティを両立した完全な製品を生産することは現時点では難しく、それを追求すると矛盾をはらむとも感じている」。

勝川代表取締役は渋谷界隈で育ち、ファッションが好きでセレクトショップや古着屋に通っていた。「古着に興味を持ち、生産方法が合理化したことでスペックが変わっていることが面白かった。僕は合理化される前のプロダクトが好きだったが、ファッション産業のスピードは加速する一方。大量生産・大量消費・大量廃棄のビジネスモデルは理解できても違和感をぬぐえなかった」。そんなことを感じながら渡英しノーザンプトンで靴作りを学び、その後「ポールハーデン(PAUL HARNDEN)」で経験を積んだ。帰国後の2年間は靴修理店で働いた。「靴修理を行うことで合理化された時間軸が見えてきた。1970年代以前に天然由来の原材料で作られた靴やその製法に準じているものは長持ちする。80年代に入ると部分的にプラスチックが使われ、プラスチックが割れると使えなくなる。スニーカーの耐久年数は短く、消耗するからビジネスが回るとは理解しているが、僕はデザイン性があり修理しながら長く使うことができる品質の靴をブランドとして提案したいと考えた」。

通常は皮革に使われない皮の活用を始めたのも「エイチ・カツカワ」だった。「最も体に近い部位を皮革としてなめしている。不均一な表情は、機械やコンピュータなどとは大きく違い、それぞれが個性を持っていて美しいと感じた」。捨てられる部位は問屋にも並ばない。取り扱う企業を探し、スエードをなめすことができる職人と開発に着手し、06年に完成したレザーを「ニベレザー」と名付けた。

「Bコープ」認証取得で活動の意義を明文化

エイチ・カツカワは勝川代表取締役の他に正社員が1人とアルバイトが1人と事業規模は小さい。なぜ「Bコープ」を目指したのか。「切迫感があった。目標は環境・社会問題解決につながる靴のデザインを業界の主流にすること。その未来を切り開くにはいわゆるファッション的なイメージ訴求では伝えきれないことがある。表層的に同じようなことに取り組むブランドもある中で、結局はイメージの訴求合戦になる。靴修理で靴を長持ちさせることや捨てられる部位を皮革に昇華した『ニベレザー』などこれまで取り組んできたことを明文化したいと思った」。難易度の高い「Bコープ」取得に向けて伴走したのは「シーエフシーエル(CFCL)」や足立区でハンドバッグの製造や精密裁断加工を行うエヌ・ケーの「Bコープ」取得をサポートした岡田康介シソンズ社長だ。

評価されたポイントは「著名なブランド含め多くのブランドがスニーカーの修理を積極的に受け入れない、あるいはサービスとして全く受け付けていない中で、『原則として、いかなる修理依頼も積極的に受ける』ことをポリシーに業界に先駆けてスニーカーの修理やクリーニングを実践したこと。また、他ブランドへの技術教育も請け負ってきたことで、業界内にインパクトをもたらしたこと。加えて、東京を中心に街のコインランドリーでもスニーカークリーニングができるよう、技術指導や協力を行い、広めた実績。修理店が病院に近いこともあり、足の不自由な方への靴修理や調整サービスを積極的に行い、格差社会の是正に取り組んできた実績が評価された」。

一方、難易度が高かったこともあった。「靴修理が環境負荷低減に寄与していることを実証するのが難しかった。例えば素材。修理にはできる限り端材を使っているがエビデンスとして実証できない。第三者認証を得ているリサイクル素材であれば証明は簡単だが、そもそも日本国内に修理材にリサイクル材がない。業界全体との取り組みにより改善していく必要があると感じた。捨てられる部位を有効活用している『ニベレザー』に関しても皮革のサプライチェーンが複雑なため、動物福祉に関しても証明ができない。自社の調達により動物福祉慣行が広がったなどのインパクトを実証するに至っていないため、今後の更なる取り組みが必要だと感じた。動物福祉を当たり前にした上での動物皮革の利用と生物多様性が保全される社会を実現したい」。

今後は「現代の『靴の在り方』を進化させ、持続可能性をさらに強化した製品開発やサービス拡充を進める。当社が事業に必要だと考える主要な要素は企画、生産、ガバナンス、PR、財務。自社の不足するリソースはビジョンをともにできる企業と協業して、社会に資する事業として成長させたい。地域社会やグローバルなコミュニティとの連携を深め、循環型経済をリードする企業として多くの方々に持続可能な選択肢を提供し、業界全体の進化を支える存在であり続けたい」と意欲的だ。

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ミケーレ初の「ヴァレンティノ」クチュール 「気が遠くなる」ドレスを「目もくらむ」手法で発表

アレッサンドロ・ミケーレ(Alessandro Michele)が「ヴァレンティノ(VALENTINO)」で、自身初となるオートクチュール・コレクションを発表した。大方の予想通り、彼らしい古典的なドレスを連打したが、やはりミケーレはクリエイションに至るまでの文脈さえコレクションとランウエイショーで表現し、共感を誘うのが抜群に巧い。数年前には市場からやや飽きられ、結果「グッチ(GUCCI)」とは袂を別ったミケーレのオートクチュールは、時代が再び装飾主義の彼に寄り添おうとしている中、「ヴァレンティノ」という「グッチ」以上に親和性の高いブランドに出合ってさらなる成長を見せた結果、今シーズン最大の拍手喝采を浴びた。

コレクションのテーマは「vertigineux(ヴェルティジヌー)」、フランス語で「目もくらむような」という意味だ。その名の通りコレクションの大半は、コンパクトなトップスと対比するバッスルを内蔵した巨大なスカートさえ、余白を許さないほどに色や柄、意匠性の高い生地、フリルやラッフル、パフなどのディテール、そして装飾を加えて「目もくらむ」ほど絢爛豪華。だがミケーレは、「ヴェルティジヌー」に別の意味も込めたという。

それは、「気が遠くなるような」という意味。今回ミケーレはクリエイションに際して、それぞれのスタイルを端的に表現する言葉を綴り、リストにしている。例えばファーストルックなら、「1300時間の手仕事」「女性」「バスケット(編み)」「HC SS 92 M196(実際ファーストルックのオリジンは、1992年春夏のオートクチュール・コレクションにある)」「揺れ動く」「パントンの048番 レッドハート」「ボリューム」「コンメディア・デッラルテ(16世紀のイタリアで誕生した仮面を使用する即興演劇)」「グラフィズム」「パントンの341番 スカイ」「中世」「アンデスイワドリ」「エコ」「パントンの045番 セージ」「ドラマツルギー(人々がその場にふさわしい役割を演じることでコミュニケーションや社会は成立しているという考え方)」「ビトルビウス(古代ローマの建築家)」「ビスチェ」「ビゲツノザメ」「パントンの014番 ピーチピンク」「16世紀」「プレイフル」「ダイヤモンド」「1014」「スペース」「(創業デザイナーの)ヴァレンティノ・ガラヴァーニ(Valentino Garavani)」「シャツ」「中世の魅力」「ルーシュ(ギャザーの一種)」「176」「ドレス」「人気」「プラスチック」「パントンの317番 ピンク」「戦略」「ハーレークイン」「格子柄」「四角形」「ホースヘア」「チェッカーボード」「3つ星」「620D」「技術」「パントンの764番 赤」「クレープデシン」「1803w」「0403.1602.140」「1178」「黒」「繊細な装飾」「体」「色」「モザイク」「ベース」「袖」「メソポタミア」「シフォン」「ドレープ」「デザイン」「編み込み」「24235」「クリノリン」「モダニズム」「アンダースカート」「骨組み」「フランチェスコ・アンドレイニ(Francesco ANdreini. イタリアで16世紀に活躍した俳優)」「アイボリー」「マラ 30(ミシン糸の一種)」「1cm」「ポセドニア(植物の一属)」「スカート」「チュール」「アイロン」「変形・変更」「俳優」「1580」「パンサーカメレオン」といった具合。

それぞれのルックを説明する言葉は、リストにするとA4の紙1枚を超える。そしていずれのルックも最後のリストは、「エトセトラ」。つまり、このルックを語り尽くすには、上述の言葉だけではまだまだ足りないという思いを込めた。全48ルックを説明するリストは、ちょっとした教科書のような厚さだ。今シーズン、ミケーレはこのリストを「聖書のように携帯し続けた」と振り返る。

ショーが終わった後の会見でミケーレは、「オートクチュールとは、どれだけやっても終わることのない、尽きることのないクリエイション。それぞれのスタイルを表す言葉は、列挙してもキリがない。そして、表現しつくせないからこそ特別だし、だからこそクチュールには無限の可能性がある」と語った。

サイネージに流れる言葉の数々
ミケーレは洋服の「代弁者」

そんなクリエイションを発表したのは、背面に巨大なサイネージを置いた空間だった。サイネージの下部には上述した言葉が絶え間なく流れ続ける。ミケーレは、「いくら紡いだって、いくら列挙したって、リスト化した言葉は、高速道路の看板に描かれた文字のようなものかもしれない。高速道路ではスピードをあげるから、私は看板の文字が読みきれない。同じようにスピードアップした社会を生きる人々は、時には昔ながらのスローなペースで、それぞれのクチュールピースに込めていく私たちの思いの全てを読み取ってくれないだろう。でも、ドレスは自ら語ることができない。だったら私は、些細でも、我々がドレスに込めた思い、そのドレスの原型が生まれてから今日に至るまでの歴史、そして未来に継承するため盛り込んだ新しいテクニックなどをリスト化して、発信すべきでは?と考えた」という。ミケーレは言葉をリスト化することで、洋服の、クチュリエの、そして「ヴァレンティノ」というメゾンの、クチュールへの思いを代弁しようと試みた。

そんな「気が遠くなるような」ドレスが勢揃いするフィナーレは、サイネージが激しく明滅し、文字通り「目もくらむよう」だった。クチュールという文脈を、「ヴェルティジヌー」という言葉の“ダブル・ミーニング”で表現する。私たちは再び、一見すると変わり映えはしない、でも毎回、そこには深淵な思いを込め、コンセプチュアルな手法でさまざまを問いかけ続ける“ミケーレ劇場”を楽しむ機会を得たのだと思う。

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2025年デニムトレンドはロマンチック 着こなしを広げる最旬スタイル【2025年春夏トレンド】

デニムの着こなしトレンドは、毎年変化しています。2024年はグラマラスでドレッシーなスタイルが台頭していましたが、25年は“レトロかわいい”“ロマンチック”のキーワードが浮上。そこに、ボヘミアンやスポーティーなどの味付けも加わり、アクセントを添えています。今回は、25年春夏のランウエイルックからデニムの新潮流を先読みしていきましょう。

デニムコーディネートの新傾向は、カジュアルとは縁遠いテイストとのマッチング。例えば「シャネル(CHANEL)」は、ロマンチックを前面に押し出しました。アイスブルーのシフォンマントからロングリボンを垂らしてお姫さまムードに。デニムパンツの裾にもビジューをあしらいました。ウエストは大胆に肌見せして、ヘルシーさを印象付けています。

フォーマルミックスで手軽に格上げ

カジュアルウエアの代名詞デニムパンツですが、フォーマルなアイテムとも意外なケミストリーを発揮します。ジャケットとのコンビネーションは格上げ効果大。意外性も高まります。

“フォーマル×デニム”のお手本を披露したのは、「ヴァレンティノ(VALENTINO)」。ショルダーパッド入りテーラードジャケットは、端正なシルエット。正面のビッグリボンがフェミニンさを薫らせ、センタープレスのウォッシュドデニムをきれいめにアレンジ。全体を細身にまとめて、カジュアルさをトーンダウンしています。

ムードミックスでこなれ感を演出

リッチなムードをまとって、デニムのラフさを打ち消すスタイリングも登場しています。盛り上がるグランジやパンクのテイストをミックスすると、こなれ感がアップ。トップスやアウターにサプライズな色を迎えるのも、デニムのイメージをずらす上で有効なアレンジです。

「グッチ(GUCCI)」は、サイケデリックイエローのロングコートでボディーを包み込み、ヒッピームードを呼び込みました。デニムパンツもゆったりとしたシルエットで、落ち感を引き立てています。ウエストには細ベルトを巻いてアクセント。ヘッドピースとタンクトップはレトロな雰囲気で、チェーン付きバッグはコートと同色でそろえてグラマラスに仕上げています。

華やかでヘルシーに“デニムアップ”

デニムを生かした気負わないドレスアップも登場しています。控えめな装飾やゴージャスなアイテムを盛り込むことで、自然体でありながらリュクスなムードを醸し出す演出です。もともとデイリーシーンで活躍してきたデニムパンツでドレスアップをかなえる“デニムアップ”は、意外と使い勝手のいいスタイリング術です。

「ステラ マッカートニー(STELLA MCCARTNEY)」が披露したのは、メタリック生地のホルターネックとのコーディネート。ワイドなデニムパンツと合わせて、バランスを整えました。ベルトでしっかりウエストマークして、ミニバッグでチャーミングな表情に。手軽なデニムアップに役立つスタイリングです。

ボリュームで遊ぶボヘミアンシック

“ボヘミアンシック”も支持を広げています。既成概念にとらわれない自由なムードが、今の時世にマッチ。デニムともよくなじみます。

「ガブリエラ ハースト(GABRIELA HEARST)」は、ボリューミーなフリンジニットの装いを打ち出しました。アシンメトリーにあしらったフリンジが、ボヘミアンらしい自由さを漂わせています。ボトムスには、ウエストがドローストリングのデニムパンツをチョイス。布をたっぷり使って遊ばせて、のどかなフォームに仕立てました。へそ出しもリラックスした抜け感を添えています。

ダブルレイヤードで深みをプラス

25年春夏はレイヤードもポイントです。引き続き暑さが予想されますが、シアー素材や肌見せを織り込んで、軽やかな重ね着に整えるのが今年流。露出具合を調節しやすいのもサマーレイヤードのうれしいところです。

シャツの2枚重ねで登場したのは「ヴェルサーチェ(VERSACE)」。ビンテージ感を帯びたシャツが、落ち着いた雰囲気をまとっています。ボトムスも、デニムパンツのウエストから赤いアンダーウエアをちらりとのぞかせ、差し色効果を発揮。上下のダブルレイヤードで深みを印象付けました。デニムの色落ち加減もノスタルジックさを増幅させています。

レトロかわいい柄ミックス

無地のデニムパンツに華やぎを添えるには、アイキャッチーなプリントトップスが効果的です。今季のおすすめは、どこか懐かしさを感じる柄。例えば、昔ながらのチェック柄はロングトレンドが続いています。

「アクネ ストゥディオズ(ACNE STUDIOS)」は、トップスとデニムパンツのシンプルな“ワンツー”ルックを提案しました。レトロかわいいチェック柄のトップスがキーピース。フレンチスリーブとウエストインでコンパクトさを高め、チェックがほのかなグランジ感も醸し出しました。デニムパンツの裾にあしらわれた花柄はアンティーク調。深めの折り返しが足元に視線を引き込んでいます。

“レトロかわいい”や“ロマンチック”、“ボヘミアン”などのトレンドを生かしたコーディネートは、手持ちのデニムから別の表情を引き出し、出番を増やします。一段と着こなしの幅が広がってきたデニムは、この春夏も頼もしい相棒になってくれそうです。

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「シャネル」は七色のコレクションで女性の1日&半生、そして未来に架かる虹を描く

「シャネル(CHANEL)」と言えば何を、もっと言えば何色を思い浮かべるだろうか?

「黒」と答える人は多いだろう。「黒は、全てに勝る」と考え、当時喪服にしか使われなかった色をモードの最前線に押し上げたのは有名な話。一方で彼女は、「愛は色を持つ」とも語ったと言われている。2025年春夏のオートクチュール・コレクションは、多種多様な愛を語るかのように、パステルからビビッド、そしてダークトーンまで、さまざまな色の力で、さまざまな女性の、変化に富んだ1日を描くとともにカラフルな人生を讃歌した。

コレクションは、純真無垢で、これから何色にも染まることができる白で幕を開けた。ミニ丈のスカートでフレッシュなツイードのセットアップには、ほんのりパステルカラーを纏ったマタドールベストをコーディネート。そこからは、色の洪水が始まる。カラフルな糸で作ったツイード、スプレープリントのような色彩、ごくごく淡い色での染色。序盤はまるで夜明けのイメージ。空が白み、色彩が現れ始め、期待に満ちた一日が始まる。そんなムードだし、そんな色彩の変化は、さまざまを学んで成長していく青春期の女性のよう。若々しいミニ丈、軽やかなドレス、そして時に力強いボリューミーなショルダーラインなのは納得だ。

色の移り変わりで描く
女性の1日、そして第一楽章

そう、「シャネル」の2025年春夏コレクションは、女性の1日であり、半生をカラーパレットで表現したかのようだ。中盤になると、淡い色彩は次第に濃度を増し、力強さを帯びる。オレンジのロングジャケットに濃いパープルのミニドレス、シルバーのツイードのダブルはライナーに情熱の赤など、ビビッドな色の組み合わせが増えるのは、太陽が高くなるにつれて速度を増す活動的な女性の1日の1場面のようでもあるし、経験を重ねて自分らしさを表現することに慣れてきた成長の証のようにも思える。シフォンやチュールのドレスも、深い色に染まり始めた。

後半は、まるで日が沈んだかのようにモノトーンの世界が広がった。とはいえダークなイメージは皆無。リボンやフリルなどの装飾、軽やかな生地使い、加えてこのパートになると増えるボリュームシルエットはむしろエアリーかつコンテンポラリーなムードを増す。成熟期や円熟期に入った女性と言うよりは、引き続きアクティブな女性のプライベートや、社交的なナイトライフを想起させる。むしろ後半は、ビートアップしたムード。

そしてソワレ、ウェディングのスタイルを迎え、女性のハッピーな第一楽章はフィナーレ。そんな印象だった。

今年はオートクチュール・コレクションを始めて110周年。現在は司令塔不在のデザインチーム体制だが、確固たる組織がココ・シャネル(Coco Chanel)のストーリーからビジョンを共有できる「シャネル」のクリエイションは底堅い。上述の通り、ストーリーテリングも優れている。会場のグランパレに配した巨大な2つのCマークは、今回のキーポイントとなった色にちなんだ色相環のように見える。秋には新たなクリエイティブ・ディレクターとしてマチューブレイジー(Matthieu Blazy)を迎える「シャネル」の七色のコレクションは、まるで虹のようにメゾンを次の時代に誘うのだろう。

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「ヴェイン」が見つめる、“今あるもの” 25-26年秋冬でデザイナーの日常を表現

ことファッションの世界において、それはすでに手垢がつき過ぎている表現かもしれない。それでも「ヴェイン(VEIN)」ほど、デザイナーが“今の気分を落とし込んだ”服作りをするブランドは、他にないだろう。

榎本光希デザイナーの2025-26年秋冬コレクションは、ブランドのリーダーであり、父でもある同氏の内面を率直に見せた。ここ数シーズンのクリーンでミニマルなデザインを踏襲しつつも、スポーティーなムードやフォーマルな空気感をまぶして表現の引き出しの多さを発揮していた。加えて、最近の傾向として、同氏は家族や友人と過ごす時間から着想を得たパーソナルなコレクションを披露してきたが、それが今シーズンをもって、明確な“ブランドのやり方”として定着したように思える。背景にあるのは、「ヴェイン」を手掛けるアタッチメント社の環境の変化だ。24年11月、アタッチメント社は、大手繊維専門商社のヤギの子会社で「タトラス(TATRAS)」を手掛けるウィーバ(WEAVA)に吸収合併されると明らかになった。榎本デザイナーは一時は会社名がなくなることに感傷的になったが、徐々に「今あるもので頑張っていくしかない」と前を向くようになったという。「僕はクリエイションを通して社会問題にフォーカスするわけでも、アートを作るわけでもない。目まぐるしく変化する日常に感受性が全て持っていかれるからこそ、『ヴェイン』では背伸びをせず、自分をさらけ出したい」。

パーソナルなクリエイションを突き詰めて

25-26年秋冬コレクションでは、自身の息子の名前に由来する“LEAVES(葉)”をシーズンタイトルに据え、恵比寿の新たなショールームに、雑草生い茂る公園のようなセットを組んだ。そもそも「ヴェイン」というブランド名も“葉脈”に由来しており、花のように分かりやすく華やかなものでなくとも、葉のように必要不可欠なものを目指す姿勢や、外側のデザイン以上に内面や構造に重きを置くコンセプトを落とし込んでいるという。ファーストルックは、日常的にカメラで撮影していたという草木のモチーフをジャカード織りにしたテーラードジャケットに、ダークブラウンのコーデュロイパンツ。パワーショルダーでフォーマルな印象を与えつつ、ボトムスのカジュアルな素材とゆったりとしたシルエットで対極をなす。「表現の幅を広げたかった」と語る榎本デザイナーの内面を象徴するようなスタイルだ。

膝をカットオフしたパンツや、ミリタリーウエアをベースにしたブルゾン、開閉度合いもデザインになるダブルジップのパーカーなど、過去のコレクションで幾度となく登場したディテールや、ブランドのコンセプトである“構造表現主義”(=服の構造をデザインと捉える)を思わせる仕掛けも登場した。そんな中で強いアクセントを加えたのは、スポーツチームの練習着に着想した新作の“プレップウエア(PREP WEAR)”だ。胸元に「MENBERS ONLY(=メンバー限定)」と書いたスエットや、今季初めて登場したブランドロゴを配したタイトなトレーニングシャツやタイツ、Tシャツ、タンクトップなど、コレクションにカジュアルさをプラスするアイテムに仕上がっている。「子どもがバスケットボールに励むようになり、練習に付き合ううちに僕も周囲の人らと『ヴェイン バスケットボール クラブ』を結成するに至った。コミュニティーのために作ったのがこのロゴだった」。

榎本デザイナーの仕掛けはさらに続き、「自分がほしかったから作った」というラグを肩にはおったルックや、ムラ染めして同じデザインが1つとないようにしたベルトを披露した。ブランドスタート時の「ヴェイン」はストリートなエッセンスを多分に含んでいたが、シーズンが進むごとに装飾や柄を削ぎ落としてクリーンな仕上がりになりつつあった。それが今回でさらなる進化を遂げ、変幻自在なクリエイションへと到達。これまでの環境は“leave(離れる)”ものの、次のステージでもファンを楽しませてくれるだろう。

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「ヴェイン」が見つめる、“今あるもの” 25-26年秋冬でデザイナーの日常を表現

ことファッションの世界において、それはすでに手垢がつき過ぎている表現かもしれない。それでも「ヴェイン(VEIN)」ほど、デザイナーが“今の気分を落とし込んだ”服作りをするブランドは、他にないだろう。

榎本光希デザイナーの2025-26年秋冬コレクションは、ブランドのリーダーであり、父でもある同氏の内面を率直に見せた。ここ数シーズンのクリーンでミニマルなデザインを踏襲しつつも、スポーティーなムードやフォーマルな空気感をまぶして表現の引き出しの多さを発揮していた。加えて、最近の傾向として、同氏は家族や友人と過ごす時間から着想を得たパーソナルなコレクションを披露してきたが、それが今シーズンをもって、明確な“ブランドのやり方”として定着したように思える。背景にあるのは、「ヴェイン」を手掛けるアタッチメント社の環境の変化だ。24年11月、アタッチメント社は、大手繊維専門商社のヤギの子会社で「タトラス(TATRAS)」を手掛けるウィーバ(WEAVA)に吸収合併されると明らかになった。榎本デザイナーは一時は会社名がなくなることに感傷的になったが、徐々に「今あるもので頑張っていくしかない」と前を向くようになったという。「僕はクリエイションを通して社会問題にフォーカスするわけでも、アートを作るわけでもない。目まぐるしく変化する日常に感受性が全て持っていかれるからこそ、『ヴェイン』では背伸びをせず、自分をさらけ出したい」。

パーソナルなクリエイションを突き詰めて

25-26年秋冬コレクションでは、自身の息子の名前に由来する“LEAVES(葉)”をシーズンタイトルに据え、恵比寿の新たなショールームに、雑草生い茂る公園のようなセットを組んだ。そもそも「ヴェイン」というブランド名も“葉脈”に由来しており、花のように分かりやすく華やかなものでなくとも、葉のように必要不可欠なものを目指す姿勢や、外側のデザイン以上に内面や構造に重きを置くコンセプトを落とし込んでいるという。ファーストルックは、日常的にカメラで撮影していたという草木のモチーフをジャカード織りにしたテーラードジャケットに、ダークブラウンのコーデュロイパンツ。パワーショルダーでフォーマルな印象を与えつつ、ボトムスのカジュアルな素材とゆったりとしたシルエットで対極をなす。「表現の幅を広げたかった」と語る榎本デザイナーの内面を象徴するようなスタイルだ。

膝をカットオフしたパンツや、ミリタリーウエアをベースにしたブルゾン、開閉度合いもデザインになるダブルジップのパーカーなど、過去のコレクションで幾度となく登場したディテールや、ブランドのコンセプトである“構造表現主義”(=服の構造をデザインと捉える)を思わせる仕掛けも登場した。そんな中で強いアクセントを加えたのは、スポーツチームの練習着に着想した新作の“プレップウエア(PREP WEAR)”だ。胸元に「MENBERS ONLY(=メンバー限定)」と書いたスエットや、今季初めて登場したブランドロゴを配したタイトなトレーニングシャツやタイツ、Tシャツ、タンクトップなど、コレクションにカジュアルさをプラスするアイテムに仕上がっている。「子どもがバスケットボールに励むようになり、練習に付き合ううちに僕も周囲の人らと『ヴェイン バスケットボール クラブ』を結成するに至った。コミュニティーのために作ったのがこのロゴだった」。

榎本デザイナーの仕掛けはさらに続き、「自分がほしかったから作った」というラグを肩にはおったルックや、ムラ染めして同じデザインが1つとないようにしたベルトを披露した。ブランドスタート時の「ヴェイン」はストリートなエッセンスを多分に含んでいたが、シーズンが進むごとに装飾や柄を削ぎ落としてクリーンな仕上がりになりつつあった。それが今回でさらなる進化を遂げ、変幻自在なクリエイションへと到達。これまでの環境は“leave(離れる)”ものの、次のステージでもファンを楽しませてくれるだろう。

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上海のビンテージブームをけん引する「ターミナル69」 由来はあのVシネマ【ヒキタミワの「上海日記」】

1993年から上海在住のライターでメイクアップアーティストのヒキタミワさんの「上海日記」は、ファッションやビューティの最新トレンドや人気のグルメ&ライフスタイル情報を、ベテランの業界人目線でお届けします。2回目に取り上げるのは、高感度な上海っ子でトレンドとなっているビンテージ古着ブームを牽引する「ターミナル69(TERMINAL69、住所:徐汇区太原路167号B1)」を紹介します。意外な名前の由来と新展開も!?

名前の由来はなんと日本のVシネマ

上海の中心地に佇むアーカイブショップの「ターミナル69」は、1980~90年代のデザイナーズブランドを扱う独特なビンテージファッションの美学とサブカルチャーが凝縮されたスペースだ。ショップオーナーは北京出身の女性の通称69(リウジウ)。ちなみに店名の由来は1995年放映の日本のVシネマ「淫殺の虜」(監督:中上登美夫監督、主演:水谷ケイ)の中のキャラクター女性型サイボーグT-69からだとか。彼女のニックネームもこれしかり。

2015年に淘宝(タオバオ)でオンラインストアとしてスタートしたこのショップだが、「アイテムを実際に手に取ってもらいたい」という69の強い思いから、19年上海に約200㎡の実店舗をオープン、その後2度の移転を経て、昨年6月に現在の店舗へと再スタートを切った。

日本やヨーロッパ各地のビンテージ市場で高い評価を受けるアイテムを厳選し、希少な一点ものを揃えるセンスはもちろん、彼女のクリエイティビティと独自の視点が生み出すその空間は、上海のサブカルファッションシーンを牽引している。店内には「コム デ ギャルソン(COMME DES GARCONS)」、「ヨウジヤマモト(YOHJI YAMAMOTO)」、「マルタン・マルジェラ(MARTIN MARGIELA)」、「ジャンポール・ゴルチエ(JEAN PAUL GAULTIER)」など、アートピースのような個性と存在感を放つコレクションがずらりと並び、その数は5000点にも上る。

売れ筋は3000元(約6万3000円)前後

顧客層は地元のアーティストやファッションを学ぶ学生が中心で特に奇抜なデザインのアイテムが人気。価格帯は3000元(約6万3000円)前後が売れ筋だという。その他、雑誌やアーティスト、フォトグラファーへの貸し出しも意欲的に展開し、新たなクリエイションの発信地としても機能している。

「ターミナル69」は単なるショップの枠を超え、これまで多彩なイベントを開催してきたが、服で埋め尽くされた空間では表現の幅に限界があり、より自由にアイディアを具現化できる場を求めていた。そんな69の思いを形にしたのが、ショップに隣接してオープンした昭和レトロ全開のバー「交感天使」だ。パートナーの重美(しげみ)と共に手掛けたこの空間は、ショップとリンクしながらも独自の香りと世界観を放つ特別な場所となっている。

ちなみに69と重美の出逢いは14年「豆瓣」というサブカルやマニアの集まる異色なSNS上でのこと。お互いの趣味が一致し、北京の69と成都の重美はネット上で親睦を深めていった。そして17年、2人は東京で初対面、69自らのショップに重美をモデルに起用するなどお互いのセンスを認め合い、晴れてバーを開く運びとなる。バーの話は次回に続く・・・。

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上海のビンテージブームをけん引する「ターミナル69」 由来はあのVシネマ【ヒキタミワの「上海日記」】

1993年から上海在住のライターでメイクアップアーティストのヒキタミワさんの「上海日記」は、ファッションやビューティの最新トレンドや人気のグルメ&ライフスタイル情報を、ベテランの業界人目線でお届けします。2回目に取り上げるのは、高感度な上海っ子でトレンドとなっているビンテージ古着ブームを牽引する「ターミナル69(TERMINAL69、住所:徐汇区太原路167号B1)」を紹介します。意外な名前の由来と新展開も!?

名前の由来はなんと日本のVシネマ

上海の中心地に佇むアーカイブショップの「ターミナル69」は、1980~90年代のデザイナーズブランドを扱う独特なビンテージファッションの美学とサブカルチャーが凝縮されたスペースだ。ショップオーナーは北京出身の女性の通称69(リウジウ)。ちなみに店名の由来は1995年放映の日本のVシネマ「淫殺の虜」(監督:中上登美夫監督、主演:水谷ケイ)の中のキャラクター女性型サイボーグT-69からだとか。彼女のニックネームもこれしかり。

2015年に淘宝(タオバオ)でオンラインストアとしてスタートしたこのショップだが、「アイテムを実際に手に取ってもらいたい」という69の強い思いから、19年上海に約200㎡の実店舗をオープン、その後2度の移転を経て、昨年6月に現在の店舗へと再スタートを切った。

日本やヨーロッパ各地のビンテージ市場で高い評価を受けるアイテムを厳選し、希少な一点ものを揃えるセンスはもちろん、彼女のクリエイティビティと独自の視点が生み出すその空間は、上海のサブカルファッションシーンを牽引している。店内には「コム デ ギャルソン(COMME DES GARCONS)」、「ヨウジヤマモト(YOHJI YAMAMOTO)」、「マルタン・マルジェラ(MARTIN MARGIELA)」、「ジャンポール・ゴルチエ(JEAN PAUL GAULTIER)」など、アートピースのような個性と存在感を放つコレクションがずらりと並び、その数は5000点にも上る。

売れ筋は3000元(約6万3000円)前後

顧客層は地元のアーティストやファッションを学ぶ学生が中心で特に奇抜なデザインのアイテムが人気。価格帯は3000元(約6万3000円)前後が売れ筋だという。その他、雑誌やアーティスト、フォトグラファーへの貸し出しも意欲的に展開し、新たなクリエイションの発信地としても機能している。

「ターミナル69」は単なるショップの枠を超え、これまで多彩なイベントを開催してきたが、服で埋め尽くされた空間では表現の幅に限界があり、より自由にアイディアを具現化できる場を求めていた。そんな69の思いを形にしたのが、ショップに隣接してオープンした昭和レトロ全開のバー「交感天使」だ。パートナーの重美(しげみ)と共に手掛けたこの空間は、ショップとリンクしながらも独自の香りと世界観を放つ特別な場所となっている。

ちなみに69と重美の出逢いは14年「豆瓣」というサブカルやマニアの集まる異色なSNS上でのこと。お互いの趣味が一致し、北京の69と成都の重美はネット上で親睦を深めていった。そして17年、2人は東京で初対面、69自らのショップに重美をモデルに起用するなどお互いのセンスを認め合い、晴れてバーを開く運びとなる。バーの話は次回に続く・・・。

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ダメージの原因は日々のシャワー? 蓄積するカルシウムを除去するサロントリートメントを体験

ヘアカラーを楽しむことが当たり前になり、街中でもハイトーンやインナーカラーをする人が多く見られます。ですが、気になるのが髪のダメージ。カラーをしていない記者自身ですら、パサつきやうねりなど髪で気になることは多々あります。サロン専売ヘアケアブランド「ケラスターゼ(KERASTASE)」の“プルミエール”は、ダメージの要因であるカルシウム除去に特化したトリートメントシリーズとのこと。カルシウムを除去するとどんな効果があるのか、そもそもカルシウムはどこでつくのか?そんな疑問を解消すべく、“プルミエール”トリートメントメニューを導入する「カキモトアームズ(kakimoto arms)麻生台ヒルズ店」で体験してきました。

「ケラスターゼ」“プルミエール”シリーズとは?

「ケラスターゼ」の“プルミエール”シリーズは、切れ毛やザラつきにつながるダメージの負の循環に着目し、髪内部の結合に芯からアプローチすることで補強補修するシリーズです。同ブランドの日本研究所は、髪ダメージが加速する要因を「表面と内側に日々蓄積されるカルシウム」と特定し、カルシウム除去と髪の補修を同時に行う技術を10年かけて開発しました。

カウンセリングからスタート

「カキモトアームズ」では、“ケラスターゼ プルミエール トリートメント”というメニュー名で提供しています。施術は1時間ほどで、価格は6000円です。

スタイリストの方によると、「カルシウムは水道水の中に含まれ、シャワーを浴びるだけで蓄積する。髪のざらつきやひっかかり、切れ毛が発生する原因」とのことでした。お客さんに対して「髪は肌と一緒。メイクをしているところにスキンケアを重ねても効果は十分に発揮されない。クリーンな状態に有効な成分を入れることでしっかりと効果が出る」と伝えることで、カルシウム除去の重要性をアピールしているようです。最初は「カルシウム除去?」と頭にハテナが浮かんでいましたが、説明を受けて納得。いざ、施術してもらいます。

ステップ1 プレシャンプートリートメント

まず、濡れた髪にプレシャンプートリートメント“ダメージ リペア コンサントレ”を塗布し、5分間放置します。髪内部のカルシウムはシャンプーだけで除去しにくいことから、プレトリートメントをすることでカルシウムを除去しやすい環境を整えます。塗布すると、柑橘系の爽やかな香りに癒されました。ブランド広報の方によると、「ケラスターゼ」製品の中で特に香りが持続するシリーズだそう。香水代わりに使用するのも良さそうです。

ステップ2 シャンプー

プレシャンプートリートメントの上にシャンプーの“バン デカルシファイ”を重ね、マッサージしながら乳化させて洗い流します。このシャンプーで髪内部のカルシウムを取り除き、壊れた結合をボンディングします。

案内された麻布台店の個室では、「マーブ」のマイクロバブルが発生するシャンプー台を採用していました。髪の毛の200分の1の細さで汚れを根こそぎ洗い流すシャワーで、より効果が感じられるそう。バブルで頭皮を刺激しながらお湯で温められ、とても心地よかったです。

ステップ3 トリートメント

髪の中間から毛先まで“コンサントレ リキッド リサーフェス”を塗布し、マッサージするように馴染ませ、さらに5分間放置します。ステップ1、2でもカルシウムは除去できるものの、サロン限定のステップ3が重要で、「ここでカルシウムを根こそぎ除去する」そうです。カラーやブリーチの施術後は、カルシウムがより吸収しやすい髪になっており、このパートで施術中に吸収した髪表面のカルシウムを取り除いてダメージを防ぎます。

ステップ4 さらにトリートメントを重ねる

洗い流さずに“マスク RAC リペア”を重ねづけし、馴染ませてから十分にすすぎます。キューティクルを整えながら、ダメージに負けない髪にするために髪表面をコーティングする工程のため、マイクロバブルの時とはシャワーのモードを切り替えてそそぎます。同じモードだとコーティングが除去されてしまうそうです。

仕上げは2タイプから選択

トリートメントを流し、ドライヤーで髪を乾かします。アウトバストリートメントはオイルとミルクの2タイプがあり、それらを塗布して仕上げます。髪の毛を触ってみると、指通りの良さに感動し、ずっと触っていたくなるほどサラサラでした。カラーをしていなかったのでそこまで傷んでいないだろうと思っていましたが、ビフォーアフターの写真を見てその違いに歴然としました…。

ステップ3の“コンサントレ リキッド リサーフェス”はサロン限定製品ですが、その他は店販で購入することができます。特にヘア美容液“セラム リペア フォンダメンタル”(90mL、8360円)が一番人気で、「メーカー欠品を起こしてしまうほど」とのこと。少し高価に思えますが、「効果実感が高く、この状態を維持したい」と購入する人が多いそうです。

カラーをしている人のみならず、どんな年代、髪質の人にもおすすめできるトリートメントでした。人の手で頭をマッサージしてもらう心地よさもあり、とてもリラックスした時間を過ごすことができたので、ご褒美の選択肢としてサロンでのトリートメントはいかがでしょうか。

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ダメージの原因は日々のシャワー? 蓄積するカルシウムを除去するサロントリートメントを体験

ヘアカラーを楽しむことが当たり前になり、街中でもハイトーンやインナーカラーをする人が多く見られます。ですが、気になるのが髪のダメージ。カラーをしていない記者自身ですら、パサつきやうねりなど髪で気になることは多々あります。サロン専売ヘアケアブランド「ケラスターゼ(KERASTASE)」の“プルミエール”は、ダメージの要因であるカルシウム除去に特化したトリートメントシリーズとのこと。カルシウムを除去するとどんな効果があるのか、そもそもカルシウムはどこでつくのか?そんな疑問を解消すべく、“プルミエール”トリートメントメニューを導入する「カキモトアームズ(kakimoto arms)麻生台ヒルズ店」で体験してきました。

「ケラスターゼ」“プルミエール”シリーズとは?

「ケラスターゼ」の“プルミエール”シリーズは、切れ毛やザラつきにつながるダメージの負の循環に着目し、髪内部の結合に芯からアプローチすることで補強補修するシリーズです。同ブランドの日本研究所は、髪ダメージが加速する要因を「表面と内側に日々蓄積されるカルシウム」と特定し、カルシウム除去と髪の補修を同時に行う技術を10年かけて開発しました。

カウンセリングからスタート

「カキモトアームズ」では、“ケラスターゼ プルミエール トリートメント”というメニュー名で提供しています。施術は1時間ほどで、価格は6000円です。

スタイリストの方によると、「カルシウムは水道水の中に含まれ、シャワーを浴びるだけで蓄積する。髪のざらつきやひっかかり、切れ毛が発生する原因」とのことでした。お客さんに対して「髪は肌と一緒。メイクをしているところにスキンケアを重ねても効果は十分に発揮されない。クリーンな状態に有効な成分を入れることでしっかりと効果が出る」と伝えることで、カルシウム除去の重要性をアピールしているようです。最初は「カルシウム除去?」と頭にハテナが浮かんでいましたが、説明を受けて納得。いざ、施術してもらいます。

ステップ1 プレシャンプートリートメント

まず、濡れた髪にプレシャンプートリートメント“ダメージ リペア コンサントレ”を塗布し、5分間放置します。髪内部のカルシウムはシャンプーだけで除去しにくいことから、プレトリートメントをすることでカルシウムを除去しやすい環境を整えます。塗布すると、柑橘系の爽やかな香りに癒されました。ブランド広報の方によると、「ケラスターゼ」製品の中で特に香りが持続するシリーズだそう。香水代わりに使用するのも良さそうです。

ステップ2 シャンプー

プレシャンプートリートメントの上にシャンプーの“バン デカルシファイ”を重ね、マッサージしながら乳化させて洗い流します。このシャンプーで髪内部のカルシウムを取り除き、壊れた結合をボンディングします。

案内された麻布台店の個室では、「マーブ」のマイクロバブルが発生するシャンプー台を採用していました。髪の毛の200分の1の細さで汚れを根こそぎ洗い流すシャワーで、より効果が感じられるそう。バブルで頭皮を刺激しながらお湯で温められ、とても心地よかったです。

ステップ3 トリートメント

髪の中間から毛先まで“コンサントレ リキッド リサーフェス”を塗布し、マッサージするように馴染ませ、さらに5分間放置します。ステップ1、2でもカルシウムは除去できるものの、サロン限定のステップ3が重要で、「ここでカルシウムを根こそぎ除去する」そうです。カラーやブリーチの施術後は、カルシウムがより吸収しやすい髪になっており、このパートで施術中に吸収した髪表面のカルシウムを取り除いてダメージを防ぎます。

ステップ4 さらにトリートメントを重ねる

洗い流さずに“マスク RAC リペア”を重ねづけし、馴染ませてから十分にすすぎます。キューティクルを整えながら、ダメージに負けない髪にするために髪表面をコーティングする工程のため、マイクロバブルの時とはシャワーのモードを切り替えてそそぎます。同じモードだとコーティングが除去されてしまうそうです。

仕上げは2タイプから選択

トリートメントを流し、ドライヤーで髪を乾かします。アウトバストリートメントはオイルとミルクの2タイプがあり、それらを塗布して仕上げます。髪の毛を触ってみると、指通りの良さに感動し、ずっと触っていたくなるほどサラサラでした。カラーをしていなかったのでそこまで傷んでいないだろうと思っていましたが、ビフォーアフターの写真を見てその違いに歴然としました…。

ステップ3の“コンサントレ リキッド リサーフェス”はサロン限定製品ですが、その他は店販で購入することができます。特にヘア美容液“セラム リペア フォンダメンタル”(90mL、8360円)が一番人気で、「メーカー欠品を起こしてしまうほど」とのこと。少し高価に思えますが、「効果実感が高く、この状態を維持したい」と購入する人が多いそうです。

カラーをしている人のみならず、どんな年代、髪質の人にもおすすめできるトリートメントでした。人の手で頭をマッサージしてもらう心地よさもあり、とてもリラックスした時間を過ごすことができたので、ご褒美の選択肢としてサロンでのトリートメントはいかがでしょうか。

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ダメージの原因は日々のシャワー? 蓄積するカルシウムを除去するサロントリートメントを体験

ヘアカラーを楽しむことが当たり前になり、街中でもハイトーンやインナーカラーをする人が多く見られます。ですが、気になるのが髪のダメージ。カラーをしていない記者自身ですら、パサつきやうねりなど髪で気になることは多々あります。サロン専売ヘアケアブランド「ケラスターゼ(KERASTASE)」の“プルミエール”は、ダメージの要因であるカルシウム除去に特化したトリートメントシリーズとのこと。カルシウムを除去するとどんな効果があるのか、そもそもカルシウムはどこでつくのか?そんな疑問を解消すべく、“プルミエール”トリートメントメニューを導入する「カキモトアームズ(kakimoto arms)麻生台ヒルズ店」で体験してきました。

「ケラスターゼ」“プルミエール”シリーズとは?

「ケラスターゼ」の“プルミエール”シリーズは、切れ毛やザラつきにつながるダメージの負の循環に着目し、髪内部の結合に芯からアプローチすることで補強補修するシリーズです。同ブランドの日本研究所は、髪ダメージが加速する要因を「表面と内側に日々蓄積されるカルシウム」と特定し、カルシウム除去と髪の補修を同時に行う技術を10年かけて開発しました。

カウンセリングからスタート

「カキモトアームズ」では、“ケラスターゼ プルミエール トリートメント”というメニュー名で提供しています。施術は1時間ほどで、価格は6000円です。

スタイリストの方によると、「カルシウムは水道水の中に含まれ、シャワーを浴びるだけで蓄積する。髪のざらつきやひっかかり、切れ毛が発生する原因」とのことでした。お客さんに対して「髪は肌と一緒。メイクをしているところにスキンケアを重ねても効果は十分に発揮されない。クリーンな状態に有効な成分を入れることでしっかりと効果が出る」と伝えることで、カルシウム除去の重要性をアピールしているようです。最初は「カルシウム除去?」と頭にハテナが浮かんでいましたが、説明を受けて納得。いざ、施術してもらいます。

ステップ1 プレシャンプートリートメント

まず、濡れた髪にプレシャンプートリートメント“ダメージ リペア コンサントレ”を塗布し、5分間放置します。髪内部のカルシウムはシャンプーだけで除去しにくいことから、プレトリートメントをすることでカルシウムを除去しやすい環境を整えます。塗布すると、柑橘系の爽やかな香りに癒されました。ブランド広報の方によると、「ケラスターゼ」製品の中で特に香りが持続するシリーズだそう。香水代わりに使用するのも良さそうです。

ステップ2 シャンプー

プレシャンプートリートメントの上にシャンプーの“バン デカルシファイ”を重ね、マッサージしながら乳化させて洗い流します。このシャンプーで髪内部のカルシウムを取り除き、壊れた結合をボンディングします。

案内された麻布台店の個室では、「マーブ」のマイクロバブルが発生するシャンプー台を採用していました。髪の毛の200分の1の細さで汚れを根こそぎ洗い流すシャワーで、より効果が感じられるそう。バブルで頭皮を刺激しながらお湯で温められ、とても心地よかったです。

ステップ3 トリートメント

髪の中間から毛先まで“コンサントレ リキッド リサーフェス”を塗布し、マッサージするように馴染ませ、さらに5分間放置します。ステップ1、2でもカルシウムは除去できるものの、サロン限定のステップ3が重要で、「ここでカルシウムを根こそぎ除去する」そうです。カラーやブリーチの施術後は、カルシウムがより吸収しやすい髪になっており、このパートで施術中に吸収した髪表面のカルシウムを取り除いてダメージを防ぎます。

ステップ4 さらにトリートメントを重ねる

洗い流さずに“マスク RAC リペア”を重ねづけし、馴染ませてから十分にすすぎます。キューティクルを整えながら、ダメージに負けない髪にするために髪表面をコーティングする工程のため、マイクロバブルの時とはシャワーのモードを切り替えてそそぎます。同じモードだとコーティングが除去されてしまうそうです。

仕上げは2タイプから選択

トリートメントを流し、ドライヤーで髪を乾かします。アウトバストリートメントはオイルとミルクの2タイプがあり、それらを塗布して仕上げます。髪の毛を触ってみると、指通りの良さに感動し、ずっと触っていたくなるほどサラサラでした。カラーをしていなかったのでそこまで傷んでいないだろうと思っていましたが、ビフォーアフターの写真を見てその違いに歴然としました…。

ステップ3の“コンサントレ リキッド リサーフェス”はサロン限定製品ですが、その他は店販で購入することができます。特にヘア美容液“セラム リペア フォンダメンタル”(90mL、8360円)が一番人気で、「メーカー欠品を起こしてしまうほど」とのこと。少し高価に思えますが、「効果実感が高く、この状態を維持したい」と購入する人が多いそうです。

カラーをしている人のみならず、どんな年代、髪質の人にもおすすめできるトリートメントでした。人の手で頭をマッサージしてもらう心地よさもあり、とてもリラックスした時間を過ごすことができたので、ご褒美の選択肢としてサロンでのトリートメントはいかがでしょうか。

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「ディオール」は花畑でかくれんぼ 「花そのものが洋服」のオートクチュール

ごく一部の世界の話ではあるが、オートクチュールを”普段使い”の洋服として楽しみたいというニーズから、提案するスタイルという点におけるオートクチュールとプレタポルテ(高級既製服)の境界線は曖昧になりつつある。だからこそ、最近のオートクチュール・コレクションは、半年前のプレタポルテ・コレクションを参考にすると理解しやすい。

「ディオール(DIOR)」もそうだ。2025年春夏オートクチュール・コレクションで提案したのは、ごくごく繊細なチュールのブラウスやブルマーなどシアーな素材で作ったアイテムを基調とする軽やかなスタイルや、随所に刻んだフリルやパフスリーブ、リボンのディテールなどに代表される装飾主義の復活、そして精悍なジャケットに繊細なシアー素材のブラウス、足元はグラディエイターサンダルという自由奔放なミックス&マッチなど。半年前の「ディオール」はもちろん、同じシーズンのプレタポルテのトレンドとの共通点は数多い。

そうなると、オートクチュールとプレタポルテを分けるものはなんだろう?それは、夢だ。マリア・グラツィア・キウリ(Maria Grazia Chiuri)の「ディオール」は今季、プレタポルテのトレンドに圧倒的な“夢”を盛り込み、見る者・着る者を夢の国に誘うことによって、オートクチュールの存在感を示した。

マリアが誘った夢の国は、童心に溢れた少女が自由奔放に駆け回る花畑のような世界だ。ファーストルックは、バージャケットのシルエットを思わせるスタンドカラーのロングジャケット。前合わせや背面には同色の花を豊富に散りばめた。多出する、生地を緩やかに捻ることで今花開こうとする蕾のようなシルエットを描いたバルーンスカートにもたっぷりの花のあしらう。ジャケットから一転、セカンドルックは肌が透ける繊細なチュールのボウブラウス。蕾のようにふんわり膨らむパフスリーブのブラウスには、こちらも小花柄のレースを絡める。その姿はまるで、花畑で“かくれんぼ”をして、花と一体化した妖精のようだ。随所にあしらったパフは花の蕾を思わせ、カスケード状に連ねてケープに仕上げたチュールの一枚一枚は花弁のよう。クリノリンから垂れ下がるフリンジは蔦のように見え、チュールに金糸の刺繍で描いた花は押し花のようだ。レオタードにドライフラワーの花束をいくつも重ねてスカートのように見せたり、クリノリンに花模様のレースを絡めてトピアリーの仕上げたり。今季はイヴ・サンローラン(Yves Saint Laurent)が「ディオール」で発表した、裾広がりのトラペーズラインにオマージュを捧げたが、終盤のシルエットはドラマチック。ハリのあるチュールを贅沢に用い、ペプラムやラッフルを刻んだり、大胆に捻ったりすることで、まるで花の中に身を潜めたかのようなドレスが完成した。

感覚的には、「花柄の洋服」というより、「花そのものの洋服」という趣の今季。新たな発想と、それを実現する素材やテクニックで、プレタポルテではなし得ない夢を描き、その世界に誘った。

PHOTOS:DIOR、ADRIEN DIRAND、LAURA SCIACOVELLI

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トラベルライター間庭がハコ推し! 今こそ行くべき“サティパホテル”「グランドメルキュール」

旅の質が重視される今、気分や価値観にフィットし、心から満足できるサティスファクション パフォーマンス=サティパのいいホテルが求められている。コンセプトが明確で、ブランド力のある宿をトラベルライターの間庭典子が毎回、“ハコ推し!”。今回は日本でも注目のフランスのアコーホテルズのブランド、「グランドメルキュール」をクローズアップする。

“いつもの旅”のその先へと誘う「はなれ旅」というコンセプト

2024年4月、「グランドメルキュール」と「メルキュール」は全国23カ所を一気にリブランドオープンさせたことで注目を集めた。さらに話題となったのが「はなれ旅」というコンセプト。京都や大阪などの観光やビジネスの中心地だけではなく、あえて少しエリアをずらして、その土地ならではの滞在を提案している。ローカルでしか味わえない食体験や絶景、伝統や文化、人とのつながりなど、日本のその土地に根付いた魅力を、モダンにアップデートする試みだ。

各地に点在する23施設は那須高原や浜松、南房総、伊勢志摩、淡路島など、自然や文化が豊かでありながら、ゆったりと過ごせるロケーションばかり。観光地に集中するオーバーツーリーズムを回避し、近隣エリアに雇用機会をもたらす効果もあるだろう。また「はなれ旅」には物理的な距離だけではなく、都市部や観光中心地を「母屋(おもや)」、その一歩先のまだあまり知られていない美しい地域を「離れ(はなれ)」と捉えるなど、メンタル面での意味も込められている。別宅のようにプライベートな時間を過ごしてほしいという思いもあるだろう。

「結びビト」がその地域の文化や産業とをつなぐナビゲーターに

各施設には地域の文化や産業に携わる職人やアーティストが「結びビト」となり、その地の魅力を伝えている。例えば「グランドメルキュール淡路島リゾート&スパ」では塩職人の末澤輝之さんから塩を精製する工程やこだわりについて学ぶアクティビティーがある。

ほかにも「グランドメルキュール和歌山みなべリゾート&スパ」では古来の巡礼の正装・壺装束(つぼしょうぞく)をまとった「結びビト」と熊野古道をガイドする体験プログラムがある。現在の地図にはないが、平安時代から鎌倉時代には正式な参詣道であったルートを巡るとあって、歴史の1ページを垣間見ることができるツアーとして人気だ。

心もふところもリラックスするオールインクルーシブを推進

また「グランドメルキュール」のもうひとつの特徴は、宿泊料金に朝食や夕食、ラウンジでのドリンクやおつまみ、温泉やアクティビティーなどが含まれるオールインクルーシブを導入していること。一部のドリンクやアクティビティーは有料ではあるが、お財布を気にすることなくゆったりと滞在できる。滞在中の出費が固定され、把握できることで、旅全体のプランが立てやすくなる。オールインクルーシブは今までにも体験型リゾートなどでもあったシステムだが、それよりもう少し気軽な、施設内のドリンクやスナック、温浴施設などの使用料が滞在費に含まれている、くらいの感覚だ。例えばチェックイン後の15時から開放されるラウンジは、18時まではティールームのように(それでもビールサーバーやワインが並んでいるのがうれしい!)、ディナー後の21時から23時にはウィスキーやジンなどのハードリカーも楽しめるナイトキャップのバーとなり、照明もがらりと変わる。本格的なプールや温泉がある施設も多く、それらの使用料ももちろん滞在費に含まれている。

沖縄県最大規模のプール施設を誇る残波岬でバカンス

この夏、取材で訪れたことをきっかけに、プライベートでも訪れたのが「グランドメルキュール沖縄残波岬リゾート」だ。那覇空港から車で約70分、リムジンバスも運行し(予約制)、那覇中心地からのアクセスもいい。「やちむんの里」などがある読谷村の先の岬なので、静かで、大自然の中で過ごせるのも、魅力だ。10月までオープンしていた残波ビーチがまるでプライベートビーチのような開放感で、館内には海に面した眺望風呂もある。

フランスを拠点とし、世界90カ国以上で3500軒以上のホテルを展開するアコーホテルズのブランドだからか、ヨーロッパ系のゲストが多い。夕食もミルク仕立ての沖縄そばや、トリュフオイルのゴーヤチャンプルーなど、郷土料理をフレンチ風にひとひねり利かせたものが並ぶ。とにかく味もプレゼンテーションも洗練されているのだ。オールインクルーシブには、ワインや泡盛などのアルコールも含まれ、ここでもふところを気にしなくていい安心感が。朝食にもスパークリングワインが並んでいるので、オレンジジュースと割ってカクテル、ミモザにアレンジしてみた。これは楽しい!

ウォータースライダーや流れるプールにオトナもはしゃぐ!

そして2024年8月にオープンしたという沖縄県最大級のオールデイプールもすごかった!本格的なウォータースライダーはウルトラブーメランなど3種類。もちろん追加料金はなく、何度でも滑りたい放題。高さ86メートル、長さ62メートルのスライダーはスリル満点だ。

自由に使える浮き輪などの遊具もあり、「てぃんがーらプール(流れるプール)」にぷかぷか浮かび、童心に帰って夏休みを満喫した。子ども用プールも充実し、キッズが大はしゃぎだったが、ご安心あれ。奥には18歳以上は使用できないオトナ専用の「ゆくる(=休む)プール」もあり、高級リゾートならではの時間に満足した。夜はドラマチックなライティングのナイトプールに。温水エリアでは11、12月でも泳げるので、時期をずらした「はなれ旅」もおすすめだ。

スタイリッシュでありながらキッズも遊べるファミリーリゾート

大人も子どもも大満足の“洗練されたファミリーリゾート”であることも「グランドメルキュール」の特徴のひとつだ。大人の空間に子どもが窮屈な思いでいるわけでも、子供に合わせて妥協するわけでもなく、ともに満足でき、かつ写真におさめたくなるようなスタイリッシュなリゾートになるよう工夫されている。

多くの施設にはプールや温泉などがあり、滞在中は自由に利用できる。なかでも「グランドメルキュール八ヶ岳リゾート&スパ」のプレイグラウンド「杜の8(もりのえいと)」は秀逸だ。遊びながら学べるみんなの遊び場で、無垢材でできたアスレチック「アリの巣タワー」や「てトロ(手回しトロッコ)」ボルダリングウォールなどがある。小学生以上対象の三輪車のドリフト「星空サーキット」や0歳から未就学児のための「キッズマウンテンエリア」など、あらゆる年代が夢中になれる構成となっている。

「グランドメルキュール南房総リゾート&スパ」や「グランドメルキュール淡路島リゾート&スパ」など館内にキッズスペースや、ベイビーウェルカムなデザインのゲストルームを備えた施設も多く、子連れにはうれしいサービスが満載。洗練されたブッフェではあるが、離乳食(既製品)や高さが低いテーブルのキッズコーナーがあるなど工夫されている。

オーバーツーリズムを回避する「はなれ旅」、滞在中はお財布を気にせずにすむ「オールインクルーシブ」、そして家族全員がわくわくする「洗練されたファミリーリゾート」は一新した「グランドメルキュール」の強みだ。今度はこの地域に行こう、この結びビトに会い、ローカルでしかできない体験をしようという期待が、リピートにもつながる。満足度がホテルのブランド力を高めるのだ。

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トラベルライター間庭がハコ推し! 今こそ行くべき“サティパホテル”「グランドメルキュール」

旅の質が重視される今、気分や価値観にフィットし、心から満足できるサティスファクション パフォーマンス=サティパのいいホテルが求められている。コンセプトが明確で、ブランド力のある宿をトラベルライターの間庭典子が毎回、“ハコ推し!”。今回は日本でも注目のフランスのアコーホテルズのブランド、「グランドメルキュール」をクローズアップする。

“いつもの旅”のその先へと誘う「はなれ旅」というコンセプト

2024年4月、「グランドメルキュール」と「メルキュール」は全国23カ所を一気にリブランドオープンさせたことで注目を集めた。さらに話題となったのが「はなれ旅」というコンセプト。京都や大阪などの観光やビジネスの中心地だけではなく、あえて少しエリアをずらして、その土地ならではの滞在を提案している。ローカルでしか味わえない食体験や絶景、伝統や文化、人とのつながりなど、日本のその土地に根付いた魅力を、モダンにアップデートする試みだ。

各地に点在する23施設は那須高原や浜松、南房総、伊勢志摩、淡路島など、自然や文化が豊かでありながら、ゆったりと過ごせるロケーションばかり。観光地に集中するオーバーツーリーズムを回避し、近隣エリアに雇用機会をもたらす効果もあるだろう。また「はなれ旅」には物理的な距離だけではなく、都市部や観光中心地を「母屋(おもや)」、その一歩先のまだあまり知られていない美しい地域を「離れ(はなれ)」と捉えるなど、メンタル面での意味も込められている。別宅のようにプライベートな時間を過ごしてほしいという思いもあるだろう。

「結びビト」がその地域の文化や産業とをつなぐナビゲーターに

各施設には地域の文化や産業に携わる職人やアーティストが「結びビト」となり、その地の魅力を伝えている。例えば「グランドメルキュール淡路島リゾート&スパ」では塩職人の末澤輝之さんから塩を精製する工程やこだわりについて学ぶアクティビティーがある。

ほかにも「グランドメルキュール和歌山みなべリゾート&スパ」では古来の巡礼の正装・壺装束(つぼしょうぞく)をまとった「結びビト」と熊野古道をガイドする体験プログラムがある。現在の地図にはないが、平安時代から鎌倉時代には正式な参詣道であったルートを巡るとあって、歴史の1ページを垣間見ることができるツアーとして人気だ。

心もふところもリラックスするオールインクルーシブを推進

また「グランドメルキュール」のもうひとつの特徴は、宿泊料金に朝食や夕食、ラウンジでのドリンクやおつまみ、温泉やアクティビティーなどが含まれるオールインクルーシブを導入していること。一部のドリンクやアクティビティーは有料ではあるが、お財布を気にすることなくゆったりと滞在できる。滞在中の出費が固定され、把握できることで、旅全体のプランが立てやすくなる。オールインクルーシブは今までにも体験型リゾートなどでもあったシステムだが、それよりもう少し気軽な、施設内のドリンクやスナック、温浴施設などの使用料が滞在費に含まれている、くらいの感覚だ。例えばチェックイン後の15時から開放されるラウンジは、18時まではティールームのように(それでもビールサーバーやワインが並んでいるのがうれしい!)、ディナー後の21時から23時にはウィスキーやジンなどのハードリカーも楽しめるナイトキャップのバーとなり、照明もがらりと変わる。本格的なプールや温泉がある施設も多く、それらの使用料ももちろん滞在費に含まれている。

沖縄県最大規模のプール施設を誇る残波岬でバカンス

この夏、取材で訪れたことをきっかけに、プライベートでも訪れたのが「グランドメルキュール沖縄残波岬リゾート」だ。那覇空港から車で約70分、リムジンバスも運行し(予約制)、那覇中心地からのアクセスもいい。「やちむんの里」などがある読谷村の先の岬なので、静かで、大自然の中で過ごせるのも、魅力だ。10月までオープンしていた残波ビーチがまるでプライベートビーチのような開放感で、館内には海に面した眺望風呂もある。

フランスを拠点とし、世界90カ国以上で3500軒以上のホテルを展開するアコーホテルズのブランドだからか、ヨーロッパ系のゲストが多い。夕食もミルク仕立ての沖縄そばや、トリュフオイルのゴーヤチャンプルーなど、郷土料理をフレンチ風にひとひねり利かせたものが並ぶ。とにかく味もプレゼンテーションも洗練されているのだ。オールインクルーシブには、ワインや泡盛などのアルコールも含まれ、ここでもふところを気にしなくていい安心感が。朝食にもスパークリングワインが並んでいるので、オレンジジュースと割ってカクテル、ミモザにアレンジしてみた。これは楽しい!

ウォータースライダーや流れるプールにオトナもはしゃぐ!

そして2024年8月にオープンしたという沖縄県最大級のオールデイプールもすごかった!本格的なウォータースライダーはウルトラブーメランなど3種類。もちろん追加料金はなく、何度でも滑りたい放題。高さ86メートル、長さ62メートルのスライダーはスリル満点だ。

自由に使える浮き輪などの遊具もあり、「てぃんがーらプール(流れるプール)」にぷかぷか浮かび、童心に帰って夏休みを満喫した。子ども用プールも充実し、キッズが大はしゃぎだったが、ご安心あれ。奥には18歳以上は使用できないオトナ専用の「ゆくる(=休む)プール」もあり、高級リゾートならではの時間に満足した。夜はドラマチックなライティングのナイトプールに。温水エリアでは11、12月でも泳げるので、時期をずらした「はなれ旅」もおすすめだ。

スタイリッシュでありながらキッズも遊べるファミリーリゾート

大人も子どもも大満足の“洗練されたファミリーリゾート”であることも「グランドメルキュール」の特徴のひとつだ。大人の空間に子どもが窮屈な思いでいるわけでも、子供に合わせて妥協するわけでもなく、ともに満足でき、かつ写真におさめたくなるようなスタイリッシュなリゾートになるよう工夫されている。

多くの施設にはプールや温泉などがあり、滞在中は自由に利用できる。なかでも「グランドメルキュール八ヶ岳リゾート&スパ」のプレイグラウンド「杜の8(もりのえいと)」は秀逸だ。遊びながら学べるみんなの遊び場で、無垢材でできたアスレチック「アリの巣タワー」や「てトロ(手回しトロッコ)」ボルダリングウォールなどがある。小学生以上対象の三輪車のドリフト「星空サーキット」や0歳から未就学児のための「キッズマウンテンエリア」など、あらゆる年代が夢中になれる構成となっている。

「グランドメルキュール南房総リゾート&スパ」や「グランドメルキュール淡路島リゾート&スパ」など館内にキッズスペースや、ベイビーウェルカムなデザインのゲストルームを備えた施設も多く、子連れにはうれしいサービスが満載。洗練されたブッフェではあるが、離乳食(既製品)や高さが低いテーブルのキッズコーナーがあるなど工夫されている。

オーバーツーリズムを回避する「はなれ旅」、滞在中はお財布を気にせずにすむ「オールインクルーシブ」、そして家族全員がわくわくする「洗練されたファミリーリゾート」は一新した「グランドメルキュール」の強みだ。今度はこの地域に行こう、この結びビトに会い、ローカルでしかできない体験をしようという期待が、リピートにもつながる。満足度がホテルのブランド力を高めるのだ。

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「コム デ ギャルソン・オム プリュス」の叫び 平和を願うバトルスーツ

「コム デ ギャルソン・オム プリュス(COMME DES GARCONS HOMME PLUS)」の2025-26年秋冬シーズンは、さまざまな国や時代の戦闘服を解体して、まるで童心に返ったように切り貼りしたり重ねたりしてスーツに再構築し、直訳すると「戦争なんてクソ喰らえ」となる“TO HELL WITH WAR”のメッセージを世界に示した。

戦いの意味を変える

ファーストルックは、カーキの軍服に燕尾ジャケットのフォームを融合し、センターと袖の金ボタンをまるで残像のように2列に配置した。パンツは裾に向かって緩やかにテーパードし、戦闘服というにはあまりに柔らかい素材感でしなやかさを取り入れる。続くスタイルも、体にフィットするユニホームライクなミリタリージャケットに対し、ボトムはスカートで軽快。以降も、ミリタリーウエアの袖やポケットなど、あらゆるパーツを解体しながら、「オム プリュス」にとっての戦闘服であるスーツとの融合が徐々に強まっていく。テーラードジャケットには袖と裾を断ち切りした軍服を重ね、燕尾ジャケットには巨大な袖をドッキングする。逆に、肩章付きのミリタリージャケットのセンターと袖口にはスーツのパーツを縫い付けた。ほかにも、ベーシックなストライプシャツにはスラントポケットを装飾し、ショーツにはファスナーを大量に配するなど、過酷な戦闘のために開発された機能的パーツをバラバラにし、ファッションの“飾り”として随所に用いることで、ミリタリーウエアに宿る戦いの要素をあっさりとリセットする。

中盤以降は、カモフラージュをカラフルに再解釈したモチーフをはじめ、極端なまでの色使いが際立っていく。真っ赤なスタンドカラーとエポレットに、グリーンとキャメルの袖と身頃を組み合わせたクレイジーパターンや、色とりどりのテキスタイルをパッチワークしたミリタリーコート、斜めに歪んだスーツの左半身にはアーミージャケットが覆い被さる。スコットランドの誇りであり、抑圧への反抗の象徴でもあるタータンチェックはボトムに採用した。

会場に充満する感情

ほぼ全てのルックに合わせた「キッズ ラブ ゲイト(KIDS LOVE GAITE)」とのコラボレーションシューズは、つま先が上に90度そり上がり、中世からルネサンス期に貴族階級が履いたプーレーヌを想起させる。つま先がそり返ったプーレーヌは、貴族階級が労働をしないという証の靴でもあったため、まるで戦争に行かないという意志を示すような形状である。「 ヒヅメ(HIZUME)」の日爪ノブキとコラボレーションしたヘッドピースは、M1ヘルメットを花や光沢生地で装飾。戦いが終わり、荒地に咲いた花のような可憐でたくましい印象をコレクションに与えた。

今シーズンは「コム デ ギャルソン・オム プリュス」のここ数年のコレクションでは最も分かりやすく、会場内のほぼ全員が反戦のメッセージを受け取っただろう。ニーナ・シモン(Nina Simone)の“Four Women”ラストの叫びのような歌声がピタッと止むと、張り詰めた緊張感から解放されたかのように、割れんばかりの拍手がしばらく鳴り止まなかった。反戦のメッセージに共感した者もいれば、装いのテクニックに胸を打たれた者、言葉にできない感情を掻き立てられた者も、一緒になって夢中に手を叩いた。この生身の人間の感情が充満する空間は、巨額を投じたエンターテインメントショーでは絶対に体験できない。ファッションに憑依した川久保玲の強い意志は、いつの時代も人々の心を突き動かす。

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「コム デ ギャルソン・オム プリュス」の叫び 平和を願うバトルスーツ

「コム デ ギャルソン・オム プリュス(COMME DES GARCONS HOMME PLUS)」の2025-26年秋冬シーズンは、さまざまな国や時代の戦闘服を解体して、まるで童心に返ったように切り貼りしたり重ねたりしてスーツに再構築し、直訳すると「戦争なんてクソ喰らえ」となる“TO HELL WITH WAR”のメッセージを世界に示した。

戦いの意味を変える

ファーストルックは、カーキの軍服に燕尾ジャケットのフォームを融合し、センターと袖の金ボタンをまるで残像のように2列に配置した。パンツは裾に向かって緩やかにテーパードし、戦闘服というにはあまりに柔らかい素材感でしなやかさを取り入れる。続くスタイルも、体にフィットするユニホームライクなミリタリージャケットに対し、ボトムはスカートで軽快。以降も、ミリタリーウエアの袖やポケットなど、あらゆるパーツを解体しながら、「オム プリュス」にとっての戦闘服であるスーツとの融合が徐々に強まっていく。テーラードジャケットには袖と裾を断ち切りした軍服を重ね、燕尾ジャケットには巨大な袖をドッキングする。逆に、肩章付きのミリタリージャケットのセンターと袖口にはスーツのパーツを縫い付けた。ほかにも、ベーシックなストライプシャツにはスラントポケットを装飾し、ショーツにはファスナーを大量に配するなど、過酷な戦闘のために開発された機能的パーツをバラバラにし、ファッションの“飾り”として随所に用いることで、ミリタリーウエアに宿る戦いの要素をあっさりとリセットする。

中盤以降は、カモフラージュをカラフルに再解釈したモチーフをはじめ、極端なまでの色使いが際立っていく。真っ赤なスタンドカラーとエポレットに、グリーンとキャメルの袖と身頃を組み合わせたクレイジーパターンや、色とりどりのテキスタイルをパッチワークしたミリタリーコート、斜めに歪んだスーツの左半身にはアーミージャケットが覆い被さる。スコットランドの誇りであり、抑圧への反抗の象徴でもあるタータンチェックはボトムに採用した。

会場に充満する感情

ほぼ全てのルックに合わせた「キッズ ラブ ゲイト(KIDS LOVE GAITE)」とのコラボレーションシューズは、つま先が上に90度そり上がり、中世からルネサンス期に貴族階級が履いたプーレーヌを想起させる。つま先がそり返ったプーレーヌは、貴族階級が労働をしないという証の靴でもあったため、まるで戦争に行かないという意志を示すような形状である。「 ヒヅメ(HIZUME)」の日爪ノブキとコラボレーションしたヘッドピースは、M1ヘルメットを花や光沢生地で装飾。戦いが終わり、荒地に咲いた花のような可憐でたくましい印象をコレクションに与えた。

今シーズンは「コム デ ギャルソン・オム プリュス」のここ数年のコレクションでは最も分かりやすく、会場内のほぼ全員が反戦のメッセージを受け取っただろう。ニーナ・シモン(Nina Simone)の“Four Women”ラストの叫びのような歌声がピタッと止むと、張り詰めた緊張感から解放されたかのように、割れんばかりの拍手がしばらく鳴り止まなかった。反戦のメッセージに共感した者もいれば、装いのテクニックに胸を打たれた者、言葉にできない感情を掻き立てられた者も、一緒になって夢中に手を叩いた。この生身の人間の感情が充満する空間は、巨額を投じたエンターテインメントショーでは絶対に体験できない。ファッションに憑依した川久保玲の強い意志は、いつの時代も人々の心を突き動かす。

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「ウォンジョンヨ」×「ネーミング」や「ディプティック」「ウカ」「シロ」のバレンタイン限定品など! 今週発売のビューティアイテム13選【1/27〜2/2】

ビューティアイテムの発売情報を「WWDJAPAN」的視点でピックアップ!今回は1月27〜2月2日に発売するアイテムを紹介します。バレンタインデーに向けた限定アイテムが今週も続々と発売に。ハートデザインが愛らしい「ディプティック(DIPTYQUE)」キャンドルやチョコレートカラーの「ウカ(UKA)」“ケンザン”など、毎年恒例のアイテムも相次いで登場します。

かわにしみきがプロデュースするコスメブランド「ミュアイス(MUICE)」やアニメ「推しの子」、人気ゲーム「ポケットモンスター」などコラボレーションにも積極的な「ウォンジョンヨ(WONJUNGYO)」からは韓国発「ネーミング(NAMING.)」のコラボハイライター&チークが登場。パールが含まれたラベンダーカラーのハイライターは、美肌見せの頼もしい味方になりそうです。

【1月28日発売】
ディプティック
(DIPTYQUE)

限定キャンドルセットが今年も登場

「ディプティック(DIPTYQUE)」は、バレンタインデーを祝し、毎年恒例の“べ(Baies)&ローズ(Roses)”のキャンドルのデュオセットを発売する。ほのかに刺激的なグリーンノートのべ(Baies)と、繊細なバラの香りのローズ(Roses)が溶け合い、芳しい香りでロマンチックなムードを演出する。

■商品詳細

“べ(Baies)&ローズ(Roses)”のキャンドルのデュオセット(各190g、2万1560円)

【1月29日発売】
セルヴォーク
(CELVOKE)

テラコッタカラーの限定コレクション モード感あるモノグラムデザイン

「セルヴォーク(CELVOKE)」は、ブランドを象徴するカラー、テラコッタの可能性を広げる2025年限定コレクション“アブソリュート テラコッタ”を発売する。ラインアップはアイパレット、ブラッシュパレット、リップで、昨年に続きヒロ杉山氏が率いるアーティストユニットのエンライトメント(Enlightenment)とコラボレーションした限定デザインに仕上げた。

■商品詳細

“ヴァティックアイパレット”(2色、各6820円)
“ポリフォニックブラッシュ”(5390円)
“ディグニファイド リップス”(2色、各3520円)

【1月29日発売】
プラダ ビューティ
(PRADA BEAUTY)

美容液クッションファンデ
 ブランドを象徴するナイロン素材が着想源

「プラダ ビューティ(PRADA BEAUTY)」の美容液クッションファンデーション“プラダ メッシュ クッション”[SPF50+・PA+++]は、ミウッチャ・プラダ(Miuccia Prada)「プラダ(PRADA)」共同クリエイティブ・ディレクターがアクセサリーアイテムで取り入れているナイロン素材が着想源。ナイロンのように柔軟なテクスチャーが表情の動きにフィットし、美しい仕上がりを長時間保つ。

■商品詳細

“プラダ メッシュ クッション”[SPF50+・PA+++](全4色、各1万1330円)

【1月29日発売】
ウカ
(UKA)

バレンタイン限定“ケンザン” 
今年はチョコミントモチーフのボックスにイン!

「ウカ(UKA)」は、バレンタイン限定の“ウカ スカルプ ブラシ チョコレート ケンザン”を販売する。今年は、チョコミントのフレーバーをイメージし、板チョコを模した爽やかなミントグリーンとチョコレートブラウンのボックスに入れて販売する。

■商品詳細

“ウカ スカルプ ブラシ チョコレート ケンザン”(3190円)

【1月29日発売】
ウォンジョンヨ
(WONJUNGYO)

「ウォンジョンヨ」と「ネーミング」が初コラボ
チーク&ハイライターの限定色

「ウォンジョンヨ(WONJUNGYO)」は、韓国発のコスメブランド「ネーミング(NAMING.)」とコラボレーションし、粉タイプの“ネーミング フラッフィーベイクド ハイライター”とチーク“ネーミング フラッフィーパウダーブラッシュ”の限定色を発売する。

■商品詳細

“ネーミング フラッフィーベイクド ハイライター”(1760円)
“ネーミング フラッフィーパウダーブラッシュ”(1650円)

【1月30日発売】
レブロン
(REVLON)

pH反応血色リップに春色の2カラー

「レブロン(REVLON)」は、唇のpH値に反応し発色が変わるバームタイプのリップ“キス グロウ バーム N”から春の新色を発売する。新色は桜をイメージし、ヘルシーなホットピンク“マグノリア グロウ(003)”と、透明感溢れるベビーピンク“チューリップ グロウ(005)”の2色をそろえた。

■商品詳細

“キス グロウ バーム N”(全2色、各1100円)

【1月30日発売】
シロ
(SHIRO)

“ショコラの香り”をアップデート 
カカオハスクを取り入れた芳醇な香り

「シロ(SHIRO)」は、2020年冬以来となるショコラの香りを限定発売する。カカオハスクを取り入れて新たなショコラの香りを試作し、芳醇な香りを高めた。ショコラの新作は、チョコレートの製造から販売までを行うダンデライオン・チョコレートから、廃棄されるカカオ豆の皮(ハスク)を譲り受けた事が縁で生まれた。

■商品詳細

“ショコラ ハンドクリーム”(15g、2420円)
“ショコラ オイルリップスクラブ”(14g、2420円)
“ショコラ オイルボディスクラブ”(115g、3300円)

【1月30日発売】
ザボディショップ
(THE BODY SHOP)

スイート&スパイシーでオリエンタルな香りのコレクション

「ザボディショップ(THE BODY SHOP)」は、甘さの中にスパイシーさを感じるオリエンタルな香りのコレクションから、カカオバターやフェアトレードのシアバターを配合した“ハンドバーム”とプラム、ピンクピオニー、ムスクが広がるフルーティーでフローラルな香りの“リップバター”を発売する。

■商品詳細

“ハンドバーム”(全3種、各30mL、各1430円)
“リップバター”(10mL、1210円)

【1月31日発売】
アルマーニ ビューティ
(ARMANI BEAUTY)

情熱の赤をまとった“パシオーネ コレクション”

「アルマーニ ビューティ(ARMANI BEAUTY)」は、アイコニックな赤が目を引く“パシオーネ コレクション”を発売する。パシオーネは、イタリア語で情熱を意味する言葉。本コレクションでは、バレンタインにぴったりのアイコニックなアルマーニレッドを基調としたパッケージデザインのファンデーションケースとリップを数量限定で展開する。

■商品詳細

“マイ アルマーニ トゥ ゴー クッション” ケース “パシオーネ”(4180円)
“マイ アルマーニ トゥ ゴー クッション” レフィル(全4色、各8030円)
“リップ マエストロ サルタン パシオーネ”(6380円)

【2月1日発売】
ラネージュ
(LANEIGE)

バニラとチョコの限定リップケアセット 

「ラネージュ(LANEIGE)」は、人気のリップケアシリーズから日中用の“リップグロウィバーム バニラ”(10g)と夜用“リップスリーピングマスク チョコレート”(8g)をセットにした“チョコバニラリップデュオキット”を発売する。人気スキンケア“クリームスキン ローション”と“ウォーターバンク モイスチャークリーム”のサンプルも同封する。

■商品詳細

“チョコバニラリップデュオキット”(2640円)

【2月1日発売】
アナ スイ コスメティックス
(ANNA SUI COSMETICS)

ヘアカラートリートメント全4色 

「アナ スイ コスメティックス(ANNA SUI COSMETICS)」は、25年春コレクションの第2弾として髪をトリートメントしながら染色する“ヘアカラー トリートメント”を発売する。毛先やインナー部分などに使用し、いつもと違う雰囲気を演出できるほか、髪の色や状態によって染まり具合や色の見え方が異なるため、オリジナリティーのある髪色を楽しめる。

■商品詳細

“ヘアカラー トリートメント”(全4色、各1650円)

【2月1日発売】
シセイドウ
(SHISEIDO)

シミ・そばかすを防ぐ新薬用美白シリーズ

「シセイドウ(SHISEIDO)」は、“ベネフィアンス”からメラニンの生成を抑え、シミ・そばかすを防ぐ新ブライトニングケアシリーズから美容液、クリーム、パウダーを発売する。同シリーズは、独自の美白有効成分、アクティブ4MSKを全商品に配合。4MSKが肌に浸透し、メラニンの生成を抑え、シミ・そばかすを防ぐ。

■商品詳細

“ベネフィアンス ブライトニングケア マイクロS セラム” 【医薬部外品】(30mL、1万4850円/50mL、1万9250円)
“ベネフィアンス ブライトニング ジェル クリーム”【医薬部外品】(50g、1万450円/50gレフィル、9350円)
“ベネフィアンス ブライトニング スキンケアパウダー”【医薬部外品】(25g、5280円)

【2月1日発売】
ゲラン
(GUERLAIN)

ハチの巣から採れる成分配合のリップ&プライマー

「ゲラン(GUERLAIN)」は、ハチの巣から採れる希少な成分を配合したティントリップバーム“キスキス ビー グロウ パーリー”と、唇を鎮静する“コルシカハニー”と唇をなめらかに整える“イカリアハニーのブレンドに、ミツロウを組み合わせた“キスキス ビー リフト プライマー”を発売する。リップ本体にはケースとリンクしたミツバチを刻印している。

■商品詳細

“キスキス ビー グロウ パーリー”(新6色うち限定4色、各4950円)
“キスキス ビー リフト プライマー”(新色、4950円)

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マンガで学ぶ「在庫管理の魔術」 第3話:「売れた分だけ発注」したら、売り上げが断トツの1位に!

中堅アパレルのチェーンストア「ハンナズ」は、過剰在庫が原因で経営危機に瀕している。社長の安堂平磨は、娘でバイヤーの安堂あい、あいの夫で渋谷店店長の安堂徹に再生を期待するが、2人は「売れ残るリスクを抱えながら在庫を持つべきか?」それとも「売り上げが落ちるリスクを抱えながら在庫を減らすべきか?」で迷い続ける。

徹は倉庫から毎日商品が届く環境を整えたが、欠品を怖がるスタッフは発注を増やしがち。そこでPOSデータを活用して「売れた分だけ」補充すると、渋谷店の売り上げは全国で断トツの1位に輝いた!

登場人物紹介

第三話

このマンガは、ジェフ・ベゾス(Jeff Bezos)も経営陣で読んだとされるTOC(制約理論)の原点にして最高の入門書「ザ・ゴール」を原案としています。「ザ・ゴール」を中心としたマネジメント理論に関する書籍は、ダイヤモンド社が販売中です。

ORIGINAL WORKS:ELIYAHU GOLDRATT、JEF COX
SUPERVISION:YUJI KISHIRA
SCRIPT:TAKEO AOKI
COMICS:YAMA AOTA

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「ルメール」が考える日常に根差した新たなラグジュアリー 「自分自身をより良くなったように感じられることが大切」

「ルメール(LEMAIRE)」のショーを歩くモデルたちには、パーソナルな魅力がある。それは、クリストフ・ルメール(Christoph Lemaire)が「私たちはファッションが大好きだからこそ、日常生活に根差したリアルな感覚を大切にしている」と話すように、実在する人々の暮らしに目を向け、常にそれを反映したスタイルを探求しているからだろう。だからこそシーズンごとに大きく変わることはないが、個々のスタイルを表現するための新たな提案が加わり、スタイリングにはその時々思い描くアティチュードが込められている。

「自分の存在を示し、用心深くいなければならない今を生きることの激しさ」を表現したとサラ・リン・トラン(Sarah-Linh Tran)が説明する鼓動の音とパーカッション音楽で幕を開けた2025-26年秋冬ショーは、いつもよりも強さが印象的だ。ファーストルックの女性モデルがまとうのは、タフな印象のレザーブルゾンに、ふんわりとしたミッドカーフ丈のバルーンスカートでコントラストを効かせたブラックスタイル。メンズでは、「服のアーキタイプに取り組んだ」という70年代風のクラシックなスーツに、シアーなニットタンクやスニーカーを合わせたシンプルなルックも登場した。

カギは強さと官能性のバランス

今季は、「ルメール」らしいユーティティームードとゆったりとしたシルエットのアウターやパンツを軸にしつつ、レイヤードはいつもより控えめな印象。肩やウエストのラインを強調したデザインが特徴になる。そして、ダークトーンや褪せたようなニュアンスカラーに加えた目が覚めるようなスカーレットレッドやコバルトブルー、そしてツヤのあるレザーやコーティング素材の質感も強さの主張につながる。一方、柔らかく流れるようなシルエットやシアーな素材感もミックス。強さと官能性とのバランスを模索したという。

コレクションのデザインプロセスの背景にあるのは、ピナ・バウシュ(Pina Bausch)やマース・カニンガム(Merce Cunningham)のダンスに見られるようなダイナミックでありながら滑らかな動き。リハーサル後のダンサーたちのように決めすぎない着こなしを通してエフォートレスなムードを醸し出し、リアリティーにおける共感度を高めている。

好調なビジネスが自身をもたらす

「ルメール」は23年にはフランス・パリの旗艦店を拡大移転し、韓国・ソウルにも伝統的な韓屋をリノベーションした旗艦店をオープン。昨年11月には東京・恵比寿の1960年代に建てられた個人邸宅を改装した旗艦店を開いた。それぞれ意匠は異なるが、どの店も温かみのあるコージーな雰囲気で、まさにブランドの世界観を体現する環境が広がりつつある。さらに、近年は服だけでなくバッグなどのアクセサリービジネスも軌道に乗っている。

それを裏付けるように、ショーの数日前には英メディア「ビジネス オブ ファッション(BUSINESS OF FASHION、BOF)」で、2019年から売上高は10倍に伸び、1億ドル(約156億円)に達していることが報じられた。ショー後の囲み取材で、ルメールは「私たちは、あまり声高なコミュニケーションもせず、ファッション界で成功するための“正しいレシピ”とされるルールを守っているわけでもない。ただ自分たちらしいことに取り組んでいるだけだ。だからこそ、(その中での成功を)とてもうれしく思っている。というのも、商業的な成功は自信をもたらすから。そして、自分たちの仕事を向上させることに役立ち、『新しいラグジュアリー』を定義することにつながるだろう」とコメント。最近は「ラグジュアリー」という言葉が使われ過ぎているとしつつ、自分たちが考える「新しいラグジュアリー」について、次のように語った。

「私たちがラグジュアリーだと思うのは、身につけたり、美しいものに触れたりするときに抱く感情。あるいは、ある種の高揚感を感じること。だから、それはもちろん社会の中で別人を装うことでもなく、見せびらかしたり、エリートに属するふりをしたりすることでもない。それよりも、自分自身をより良くなったように感じられることが大切だ。だから、どうすれば自信や高揚感を与えられるような服やアクセサリーを作ることができるかに、私たちはこだわっている」。

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「フェイラー」×「シルバニアファミリー」や「ロペピクニック」の「ヨックモック」コラボなど! 来週発売のファッションアイテム13選【1/27〜2/2】

ファッションアイテムの発売情報を「WWDJAPAN」的視点でピックアップ!今回は1月27〜2月2日に発売するアイテムを紹介します。「フェイラー(FEILER)」は、シルバニアファミリーと初のコラボアイテムを1月29日に発売します。これは“カワイイ”の渋滞ですね(笑)。シルバニア村のほっこりさが「フェイラー」のシュニール織で絶妙に表現されています。

一方、こちらも初コラボで「ロペピクニック(ROPE PICNIC)」×「ヨックモック(YOKU MOKU)」のアイテムが31日に発売になります。ブラウスやスカート、ニット、トレンチコートなど、コラボとしてこれだけのアイテム数を制作するのは珍しいかも。それだけに熱量が伝わってきます!

【1月28日発売】
グラニフ
(GRANIPH)

「進撃の巨人」コラボ
ウエアやバッグ、ハットなど

「グラニフ(GRANIPH)」は、諫山創による漫画作品「進撃の巨人」との初コラボアイテムを発売する。アイテムは、キャラクターや作中のシーンを落とし込んだほか、グラニフのキャラクター“ビューティフルシャドー”や“イカク”とのコラボデザインも制作。

■商品詳細

ブルゾン(1万3000円)
カーディガン(6900円)
シャツ(6900円)
Tシャツ(3500円〜)
バケットハット(4500円)
※一部商品

【1月29日発売】
オニツカタイガー
(ONITSUKA TIGER)

新シリーズ“デニヴィータ”
着想源はデニム

「オニツカタイガー(ONITSUKA TIGER)」は、“デニム”に着想を得た“デニヴィータ(DENIVITA)”シリーズを発売する。日本製デニムを用い、ロックとクラシックの要素を融合したスタイルを提案。デニムのほか、ニットやスエット、Tシャツなどもそろえる。

■商品詳細

デニムパンツ(4万6200円)
デニムスカート(4万1800円)
デニムシャツ(4万6200円)
デニムハット(1万9800円)
パーカ(4万9500円)
※一部商品

【1月29日発売】
フェイラー
(FEILER)

シルバニアファミリーと初コラボ
ハンカチやバッグ、ポーチなど

「フェイラー(FEILER)」は、シルバニアファミリーと初のコラボアイテムを発売する。グリーンを基調とし、“シルバニア村”の世界観をを「フェイラー」のシュニール織で表現する。ショコラウサギの女の子、くるみリスの男の子、ペルシャネコの女の子がモチーフ。

■商品詳細

ハンカチ(2970円)
プティバス(1万9250円)
バッグ(1万4300円)
ミニポーチ(6050円)
ポーチ(7150円)

【1月29日発売】
スナイデル
(SNIDEL)

「アディダス オリジナルス」に別注
トラックスーツと“サンバ”

「スナイデル(SNIDEL)」は、「アディダス オリジナルス(ADIDAS ORIGINALS)」に別注した、限定カラーのトラックスーツとスニーカー“サンバ”を発売する。スニーカーは、ホワイトとブラックの2色をラインアップする。

■商品詳細

トラックジャケット(1万3200円)
トラックパンツ(1万2100円)
スニーカー(1万7600円)

【1月30日発売】
フォーエバー21
(FOREVER21)

「ヤンジャン」コラボロンT
「キングダム」「推しの子」など

「フォーエバー21(FOREVER 21)」は、45周年を迎えた集英社のコミック誌「週刊ヤングジャンプ」とのコラボアイテムを発売する。「ゴールデンカムイ」「キングダム」「ジャンケットバンク」「推しの子」「ダイヤモンドの功罪」「スナックバス江」「ドッグスレッド」「のあ先輩はともだち。」「テラフォーマーズ」をモチーフとしたロンTを販売する。

■商品詳細

ロングTシャツ(4990円)

【1月30日発売】
アシックス
(ASICS)

ランニングシューズ“ゲルニンバス”最新モデル
クッション性と快適性を追求

アシックスジャパンは、クッション性と快適性を追求したランニングシューズ“ゲルニンバス27(GEL-NIMBUS 27)”を発売する。ミッドソール全体を前モデルよりも2ミリメートル厚くし、“エフエフブラストプラスエコ”を採用、軽量で柔らかなクッション性を目指した。かかと部分には、足にかかる負担を軽減する衝撃緩衝機能の「ピュアゲル(PureGEL)」を内蔵する。

■商品詳細

ランニングシューズ(2万900円)

【1月31日発売】
セレクト バイ ベイクルーズ
(SELECT BY BAYCREW’S)

“Poggy”が「ポルシェ」に着想を得て制作
藍染めセットアップやブレザーなど

「セレクト バイ ベイクルーズ(SELECT BY BAYCREW’S)」は、ファッションキュレーターの小木“Poggy”基史が「ポルシェ(PORCHE)」に着想を得たウエアを限定発売する。藍染め仕上げのセットアップや、上岡拓也のアートワークを配したベストなど幅広く制作。すでに公式オンラインでは予約販売を受け付けている。

■商品詳細

ブレザー(6万500円)
ワークトラウザーズ(4万4000円)
ワークジャケット(5万2800円)
ベスト(3万800円)
スエットパンツ(2万2000円)
※一部商品

【1月31日発売】
ロペピクニック
(ROPE PICNIC)

「ヨックモック」コラボ
クッキー缶デザインをウエアや小物に

「ロペピクニック(ROPE PICNIC)」は、洋菓子ブランド「ヨックモック(YOKU MOKU)」との初コラボアイテムを発売する。「ロペピクニック」のシーズンテーマ“花”をモチーフとした、詰め合わせクッキー缶のパッケージを制作。パッケージ柄をブラウスやスカート、日傘などに落とし込んだ。すでにジュン公式オンラインで予約を受け付けている。

■商品詳細

詰め合わせクッキー缶(1650円)
ブラウス(5489円)
スカート(5995円)
ニット(5489円)
ショートトレンチコート(9999円)
※一部商品

【1月31日先行発売】
リーバイス
(LEVI'S)

プレミアムラインを始動
ジーンズやジャケット、シャツなど

「リーバイス(LEVI'S)」は、プレミアムライン“リーバイス ブルータブ(LEVI'S BLUE TAB)”を開始する。メンズとウィメンズをラインアップし、ジーンズに加え、デニムのジャケットやシャツ、スカートなどを販売する。

■商品詳細

ジーンズ
デニムジャケット
デニムシャツ
デニムスカート
Tシャツ
※一部商品

【1月31日発売】
メゾン ド フルール
(MAISON DE FLEUR)

バレンタイン限定コレクション
リボンが目を引くバッグとポーチ

「メゾン ド フルール(MAISON DE FLEUR)」は、バレンタイン限定コレクションを発売する。“想いを結ぶリボン”をテーマに、リボンをメインにしたバッグとポーチ合わせて3型を用意。カラーはピンクとレッドで統一、アイテムの前面にサイズの異なるリボンをふんだんにあしらった。

■商品詳細

バッグ(8800円)
ポーチ(4400円)

【2月1日発売】
フラグメント デザイン
(FRAGMENT DESIGN)

「機動戦士ガンダム」と協業
原宿でポップアップ

ジュンは2月1〜24日の期間、「機動戦士ガンダム」シリーズと、藤原ヒロシが主宰する「フラグメント デザイン(FRAGMENT DESIGN)」が協業した、ポップアップを原宿のV.A.でオープンする。Tシャツやキャップ、“ガンダム”のプラモデル、フィギュア、ぬいぐるみなどを販売する。

■商品詳細

Tシャツ(7700円〜)
キャップ(6600円)
プラモデル(8800円)
フィギュア(3万8500円)
ぬいぐるみ(5500円)
※一部商品

【2月1日発売】
エイポック エイブル イッセイ ミヤケ
(A-POC ABLE ISSEY MIYAKE)

スパイバー社と新プロジェクト
第1弾はストライプ柄パンツ

「エイポック エイブル イッセイ ミヤケ(A-POC ABLE ISSEY MIYAKE)」は、スパイバー社との協業プロジェクト“TYPE-XI Spiber project”を開始。第1弾として5ポケット型ストレートパンツを発売する。“ブリュード・プロテイン ファイバー”の糸と植物由来のポリエステル糸の縮率差を活かし、“スチームストレッチ技法”を用いてストライプ柄を表現した。

■商品詳細

パンツ(7万7000円)

【2月1日発売】
トムウッド
(TOM WOOD)

天然石による限定リング

「トムウッド(TOM WOOD)」は、新たに“カレイドスコープ(KALEIDOSCOPE)”リングを4型を発売する。万華鏡に着想を得ており、天然石のカラフルな輝きが楽しめる。リング“森林”は2月7日に発売。

■商品詳細

リング(10万8700円〜)

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「フェイラー」×「シルバニアファミリー」や「ロペピクニック」の「ヨックモック」コラボなど! 来週発売のファッションアイテム13選【1/27〜2/2】

ファッションアイテムの発売情報を「WWDJAPAN」的視点でピックアップ!今回は1月27〜2月2日に発売するアイテムを紹介します。「フェイラー(FEILER)」は、シルバニアファミリーと初のコラボアイテムを1月29日に発売します。これは“カワイイ”の渋滞ですね(笑)。シルバニア村のほっこりさが「フェイラー」のシュニール織で絶妙に表現されています。

一方、こちらも初コラボで「ロペピクニック(ROPE PICNIC)」×「ヨックモック(YOKU MOKU)」のアイテムが31日に発売になります。ブラウスやスカート、ニット、トレンチコートなど、コラボとしてこれだけのアイテム数を制作するのは珍しいかも。それだけに熱量が伝わってきます!

【1月28日発売】
グラニフ
(GRANIPH)

「進撃の巨人」コラボ
ウエアやバッグ、ハットなど

「グラニフ(GRANIPH)」は、諫山創による漫画作品「進撃の巨人」との初コラボアイテムを発売する。アイテムは、キャラクターや作中のシーンを落とし込んだほか、グラニフのキャラクター“ビューティフルシャドー”や“イカク”とのコラボデザインも制作。

■商品詳細

ブルゾン(1万3000円)
カーディガン(6900円)
シャツ(6900円)
Tシャツ(3500円〜)
バケットハット(4500円)
※一部商品

【1月29日発売】
オニツカタイガー
(ONITSUKA TIGER)

新シリーズ“デニヴィータ”
着想源はデニム

「オニツカタイガー(ONITSUKA TIGER)」は、“デニム”に着想を得た“デニヴィータ(DENIVITA)”シリーズを発売する。日本製デニムを用い、ロックとクラシックの要素を融合したスタイルを提案。デニムのほか、ニットやスエット、Tシャツなどもそろえる。

■商品詳細

デニムパンツ(4万6200円)
デニムスカート(4万1800円)
デニムシャツ(4万6200円)
デニムハット(1万9800円)
パーカ(4万9500円)
※一部商品

【1月29日発売】
フェイラー
(FEILER)

シルバニアファミリーと初コラボ
ハンカチやバッグ、ポーチなど

「フェイラー(FEILER)」は、シルバニアファミリーと初のコラボアイテムを発売する。グリーンを基調とし、“シルバニア村”の世界観をを「フェイラー」のシュニール織で表現する。ショコラウサギの女の子、くるみリスの男の子、ペルシャネコの女の子がモチーフ。

■商品詳細

ハンカチ(2970円)
プティバス(1万9250円)
バッグ(1万4300円)
ミニポーチ(6050円)
ポーチ(7150円)

【1月29日発売】
スナイデル
(SNIDEL)

「アディダス オリジナルス」に別注
トラックスーツと“サンバ”

「スナイデル(SNIDEL)」は、「アディダス オリジナルス(ADIDAS ORIGINALS)」に別注した、限定カラーのトラックスーツとスニーカー“サンバ”を発売する。スニーカーは、ホワイトとブラックの2色をラインアップする。

■商品詳細

トラックジャケット(1万3200円)
トラックパンツ(1万2100円)
スニーカー(1万7600円)

【1月30日発売】
フォーエバー21
(FOREVER21)

「ヤンジャン」コラボロンT
「キングダム」「推しの子」など

「フォーエバー21(FOREVER 21)」は、45周年を迎えた集英社のコミック誌「週刊ヤングジャンプ」とのコラボアイテムを発売する。「ゴールデンカムイ」「キングダム」「ジャンケットバンク」「推しの子」「ダイヤモンドの功罪」「スナックバス江」「ドッグスレッド」「のあ先輩はともだち。」「テラフォーマーズ」をモチーフとしたロンTを販売する。

■商品詳細

ロングTシャツ(4990円)

【1月30日発売】
アシックス
(ASICS)

ランニングシューズ“ゲルニンバス”最新モデル
クッション性と快適性を追求

アシックスジャパンは、クッション性と快適性を追求したランニングシューズ“ゲルニンバス27(GEL-NIMBUS 27)”を発売する。ミッドソール全体を前モデルよりも2ミリメートル厚くし、“エフエフブラストプラスエコ”を採用、軽量で柔らかなクッション性を目指した。かかと部分には、足にかかる負担を軽減する衝撃緩衝機能の「ピュアゲル(PureGEL)」を内蔵する。

■商品詳細

ランニングシューズ(2万900円)

【1月31日発売】
セレクト バイ ベイクルーズ
(SELECT BY BAYCREW’S)

“Poggy”が「ポルシェ」に着想を得て制作
藍染めセットアップやブレザーなど

「セレクト バイ ベイクルーズ(SELECT BY BAYCREW’S)」は、ファッションキュレーターの小木“Poggy”基史が「ポルシェ(PORCHE)」に着想を得たウエアを限定発売する。藍染め仕上げのセットアップや、上岡拓也のアートワークを配したベストなど幅広く制作。すでに公式オンラインでは予約販売を受け付けている。

■商品詳細

ブレザー(6万500円)
ワークトラウザーズ(4万4000円)
ワークジャケット(5万2800円)
ベスト(3万800円)
スエットパンツ(2万2000円)
※一部商品

【1月31日発売】
ロペピクニック
(ROPE PICNIC)

「ヨックモック」コラボ
クッキー缶デザインをウエアや小物に

「ロペピクニック(ROPE PICNIC)」は、洋菓子ブランド「ヨックモック(YOKU MOKU)」との初コラボアイテムを発売する。「ロペピクニック」のシーズンテーマ“花”をモチーフとした、詰め合わせクッキー缶のパッケージを制作。パッケージ柄をブラウスやスカート、日傘などに落とし込んだ。すでにジュン公式オンラインで予約を受け付けている。

■商品詳細

詰め合わせクッキー缶(1650円)
ブラウス(5489円)
スカート(5995円)
ニット(5489円)
ショートトレンチコート(9999円)
※一部商品

【1月31日先行発売】
リーバイス
(LEVI'S)

プレミアムラインを始動
ジーンズやジャケット、シャツなど

「リーバイス(LEVI'S)」は、プレミアムライン“リーバイス ブルータブ(LEVI'S BLUE TAB)”を開始する。メンズとウィメンズをラインアップし、ジーンズに加え、デニムのジャケットやシャツ、スカートなどを販売する。

■商品詳細

ジーンズ
デニムジャケット
デニムシャツ
デニムスカート
Tシャツ
※一部商品

【1月31日発売】
メゾン ド フルール
(MAISON DE FLEUR)

バレンタイン限定コレクション
リボンが目を引くバッグとポーチ

「メゾン ド フルール(MAISON DE FLEUR)」は、バレンタイン限定コレクションを発売する。“想いを結ぶリボン”をテーマに、リボンをメインにしたバッグとポーチ合わせて3型を用意。カラーはピンクとレッドで統一、アイテムの前面にサイズの異なるリボンをふんだんにあしらった。

■商品詳細

バッグ(8800円)
ポーチ(4400円)

【2月1日発売】
フラグメント デザイン
(FRAGMENT DESIGN)

「機動戦士ガンダム」と協業
原宿でポップアップ

ジュンは2月1〜24日の期間、「機動戦士ガンダム」シリーズと、藤原ヒロシが主宰する「フラグメント デザイン(FRAGMENT DESIGN)」が協業した、ポップアップを原宿のV.A.でオープンする。Tシャツやキャップ、“ガンダム”のプラモデル、フィギュア、ぬいぐるみなどを販売する。

■商品詳細

Tシャツ(7700円〜)
キャップ(6600円)
プラモデル(8800円)
フィギュア(3万8500円)
ぬいぐるみ(5500円)
※一部商品

【2月1日発売】
エイポック エイブル イッセイ ミヤケ
(A-POC ABLE ISSEY MIYAKE)

スパイバー社と新プロジェクト
第1弾はストライプ柄パンツ

「エイポック エイブル イッセイ ミヤケ(A-POC ABLE ISSEY MIYAKE)」は、スパイバー社との協業プロジェクト“TYPE-XI Spiber project”を開始。第1弾として5ポケット型ストレートパンツを発売する。“ブリュード・プロテイン ファイバー”の糸と植物由来のポリエステル糸の縮率差を活かし、“スチームストレッチ技法”を用いてストライプ柄を表現した。

■商品詳細

パンツ(7万7000円)

【2月1日発売】
トムウッド
(TOM WOOD)

天然石による限定リング

「トムウッド(TOM WOOD)」は、新たに“カレイドスコープ(KALEIDOSCOPE)”リングを4型を発売する。万華鏡に着想を得ており、天然石のカラフルな輝きが楽しめる。リング“森林”は2月7日に発売。

■商品詳細

リング(10万8700円〜)

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ワールド本社にアルページュの野口社長が登場 ライバルから学ぶ「商品力」に必要なこと

「WWDJAPAN」は、ファッション&ビューティ企業やブランドを対象に、それぞれの課題やニーズの解決につながるカスタマイズセミナーを開催している。今回は、大手アパレル企業・ワールドの企画開発に携わる社員に向け、商品力の向上に焦点を当てたセミナーを実施した。

同セミナーのゲストにはなんと、ライバル企業であるTSIのグループ会社・アルページュから野口麻衣子社長を招へい。野口社長は、2020年からTSIの主力婦人服ブランド「ナチュラルビューティベーシック(NATURAL BEAUTY BASIC 以下、NBB)」のリブランディングを主導し、ブランドを再建へと導いている。ワールドもキャリア向けブランドを多く抱えるため、学べることが多いと見込んでの大胆な人選だ。

オフィスカジュアル服を提案してきた「NBB」は、働く女性の服装の変化に伴い、ブランドの立て直しを迫られた。野口社長は「“キャリアブランド”を再定義する必要があった。“通勤着”の固定観念を壊し、メインターゲットである20〜30代に響くよう仕掛けていった」と振り返る。とはいえ、20年以上続くブランドのため、頭ごなしに方向性を変えても良い結果は望めない。「今までのビジネスを生かしつつ、時代に合わせたブランドにアップデートする。それが私の使命だった」。

組織改革や重要店舗の見直し、ECサイトで使用するビジュアルの刷新などを行っていく中で、やはり一番の課題は商品だった。「当時の『NBB』は、前年踏襲型のデザインが多く、『この商品を作り続けなければいけない』という思い込みがあった。しかし、企画に必要なのは“マスト”より“ウォント”。『私はこれを着たい』という等身大の感覚が、売れる服を作る原動力になる」(野口社長)。一方、商品の大幅な軌道修正は既存顧客の離反を招くリスクもあったはずだ。野口社長は、「定番アイテムを進化させる感覚で、シルエットやカラー展開に少しずつバリエーションを加えていった。このさじ加減は、5%くらいがベスト。そうすれば長年のファンを驚かせず、今リアルに着たいデザインになる」と語る。長年そのままだった着丈や身幅など寸法も細かく見直し、徹底的に“欲しい服”作りに向き合った。国内のウィメンズブランドを取材する本橋涼介「WWDJAPAN」シニアエディターは「『NBB』の成功要因は、社内外に目指すブランドの方向性をはっきりさせたこと。社員にも顧客に対しても丁寧なリブランディングだった」と述べた。

セミナーの後には、社員同士でディスカッションを実施。「前年踏襲型のデザインとの向き合い方を見直したい」「『私だったら』という視点を入れ商品企画していきたい」などセミナーからの学びを話し合った。野口社長は「歴史ある会社が存続できるよう、ときに新しいことにも挑戦しなければならない。第一人者になるのは難しいかもしれないが、賛同者であってほしい」とエールを送った。

【お問い合わせ】

ファッション&ビューティ業界の“今”をキャッチアップするなら「WWDJAPAN」。企業ごとにカスタマイズしたセミナーについてもお問い合わせください。


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「ギャップ」日本上陸30周年 “定番商品”に見るブランドのこれまでとこれから

米「ギャップ(GAP)」は2025年、日本上陸30週年を迎える。1995年に当時の数寄屋橋阪急(東京)内に1号店をオープンして以来、アメリカンカジュアルを代表するブランドとして世代を問わず認知を獲得してきた。このほど開催した25年春展示会は、上陸時に販売していた商品のアーカイブを本国から取り寄せディスプレー。25年春は、1990年代当時のムードを落とし込みつつ、進化した「ギャップ」を感じられるようなコレクションに仕上げた。

同ブランドは、30年の時を超えて愛される“定番商品”を多く抱える。その1つであるポケットTシャツは、84年の発売当初から21色ものカラーバリエーションで販売していた。85年には、マイケル・J・フォックス(Michael J. Fox)が映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」内で着用し話題に。その10年後にポケット部分にアイコニックな“ATHLETIC”ロゴをあしらったデザインが登場している。

デニムに関するエピソードにも事欠かない。例えば、88年から93年には、約350人もの俳優やミュージシャンがデニムを着て出演した「インディビジュアルズ オブ スタイル」キャンペーンを行っている。92年には、ホワイトデニムとウーヴンシャツを着たスーパーモデルが米「ヴォーグ(VOGUE)」の表紙を飾り、媒体誕生100周年を祝った。

25年春の注目も“定番商品”

25年春は、“ソフトエッセンシャル”(2月発売)をテーマに掲げ、上陸当時との対比を楽しめるようなTシャツやスエット、デニムアイテムなどの定番商品を打ち出す。その中でも「デニムアイテムをコーデの軸にしていく」(PR担当)とし、バレルデニム(樽のようにカーブしたシルエットのパンツ)をさらにワイドにしたホースシューデニムや、しなやかなテンセル混紡のバギーパンツなど、春らしい開放感のあるデニムパンツを多くそろえる。PR担当は「デニムパンツに合わせるトップスは、ウオッシュド加工を施したコットン100%のニットがおすすめ。(チャレンジしやすいアイテムだが、)コーデが表情豊かになる」と話す。「ギャップ」を象徴するアーチロゴも「スポーティーなコーデが好きなお客さまから好評をいただいている」(PR担当)というハーフジップのフーディーにあしらい、ブランドのアイデンティティーをモダンにアップデートしている。

定番商品にこそ、ブランドのプライドが宿る。30周年を好機と捉え、「ギャップ」のブランド価値を再認識させる一年にしていく。

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芸能人プロデュースのブランドに学ぶ

毎週発行している「WWDJAPAN」は、ファッション&ビューティの潮流やムーブメントの分析、ニュースの深堀りなどを通じて、業界の面白さ・奥深さを提供しています。巻頭特集では特に注目のキーワードやカテゴリー、市場をテーマに、業界活性化を図るべく熱いメッセージを発信。ここでは、そんな特集を担当記者がざっくばらんに振り返ります。(この記事は「WWDJAPAN」2025年1月20日号からの抜粋です)

関戸:芸能人がプロデュースするブランドで成長しているのはどこか。そこにはどんな思いが詰まっているのか。実績が伴うものをピックアップして、15人を取材しました。

和田:「手掛けている、あの芸能人が好き」というのを超えて、商品が売れていますよね。「ミース(MEETH)」のソンミさんは、「人にすすめたい化粧品が尽きた」というところから1人で会社を立ち上げて、OEM企業を自ら回り交渉し、第1弾の炭酸ガスパック1000個を発売。それが5分で完売したことで、ブランドとしての可能性を感じたというエピソードが印象的でした。彼女の知名度だけでなく、自分が使ったコスメをSNSなどで紹介することでファンとの信頼関係を築いていたからこそ、多くの人に「使ってみたい!」と思わせたのでしょう。

関戸:“人”が立つからこそ、信頼はより大事だし、共感もしてもらいやすいのでしょうね。私は「ジーユー(GU)」とのコラボで組織力に刺激を受けたEXILE NAOTOさんが、「洋服作りは、まず組織のデザインから」と語っていたのが印象的でした。それから、自らCEOを務め、「ニューナウ(NEWNOW)」のディレクションをする榮倉奈々さんの取材で、自身の変化や家庭や仕事への影響など、パーソナルな部分が聞けました。こうしたビジネスの裏側を伝えられる機会も貴重だと思いました。

消費トレンドにも合致

和田:榮倉さんは子育てをしながら俳優、ブランド運営も行っていて、働く女性のロールモデルですね。

関戸:作っている商品自体が魅力的なことはもちろんですが、作り手への共感や応援したい気持ちが購買につながるという今の消費トレンドとうまく合致していますね。

和田:その一方で、「どこまで自分を表に出していくかが難しい」という声も多かったですよね。「メゾン ヨシキ パリ(MAISON YOSHIKI PARIS)」を手掛けるYOSHIKIさんはミュージシャンという印象が強いため、“異業種への参入”と偏った目で見られることがあるそうです。「知名度はあるので注目は集まるが、真剣にやっていることを見せるのは大変」と語っていました。

関戸:バランスは難しいですね。「どこまで自分を表に出していくか」は皆さん、多かれ少なかれ悩んでいるようでした。モノの良さだけではなかなかモノが売れない時代に、学ぶべきヒントが多い特集になったと思います。

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2025年国内トレンドカラーは“ホライゾングリーン” 日本ブランドに学ぶ最旬リアルコーデ【2025年春夏トレンド】

 

米国パントン・カラー・インスティテュート(PANTONE COLOR INSTITUTE)が発表した2025年の色は、暖かみを帯びたブラウン“モカ・ムース(Mocha Mousse : Pantone 17-1230)”でしたが、日本流行色協会(JAFCA)は25年の色に“ホライゾングリーン(Horizon Green)”を選びました。24年の少しさめた青“ハロー!ブルー”より緑が強まった類似色です。今回は、国内ブランドの25年春夏コレクションから、“ホライゾングリーン”に近い色のルックをご案内します。

青みを帯びた濃いグリーンには、深い森の樹木、豊かな海など自然を重んじる意識がうかがえます。一方、ブルーに託されたのは、“混沌とした時代を冷静に読むまなざし”や、その先にある“希望”のイメージ。“ホライゾングリーン”は海、空、森などを連想しやすい色だけに、装いにナチュラルさを盛り込めるメリットがありそうです。冷静さや知性的な印象を与えられるので、オフィスルックにも役立つ期待が持てます。

濃いブルーやグリーンは一見扱いが難しそうに見えますが、トーンを落としてアレンジすれば取り入れやすいです。例えば、「マメ クロゴウチ(MAME KUROGOUCHI)」がその好例。クチュールテイストのニットジャケットが涼やかな印象の一方、ドレープたっぷりの白いチュールを重ねたスカートでフェアリーさもまとわせました。

凜々しさを優しくトーンダウン

 

ブルー&グリーン系のカラーは、ボリュームをスッキリ見せる効果があります。布のボリュームが多いウエアでも、ライトブルーやグリーンと交わらせれば、重く見えません。タフさやマニッシュさをやわらげる効果も期待できます。

「ミューラル(MURRAL)」は、布を贅沢に使ったロングコートドレスを披露しました。トレンチ風の凜々しさを、淡いグリーンが優しくトーンダウンさせています。おそろいのショート丈のボトムスとの長短レイヤードでめりはりあるスタイリングに。フレアスカートのようなシルエットも、強さとたおやかさを好バランスに整えています。

アートモチーフが引き立つ洗練さ

 

“ホライゾングリーン”は空や海に通じる色合いだけに、ダイナミックな柄との組み合わせにも向いています。ナチュラルムードのブルーやグリーンは、大胆なモチーフも穏やかに受け止めてくれそうです。

「テルマ(TELMA)」は、コートドレスに水彩画のようなフラワーモチーフをあしらいました。爽やかなグリーントーンがナチュラルな雰囲気を醸し出す一方、アートモチーフも引き立てる色合いです。両袖の内側を白で切り替えたスタイリッシュな縦長シルエットが、大人のムードを演出。アートをまとった洗練された装いです。

黒とのコンビで気品とリュクスが両立

 

クールな雰囲気や上品なテイストを薫らせやすいのもこの色のよさです。シックな黒とも好相性。バイカラーでまとえば、パーティーシーンにもなじみます。

「タエ アシダ(TAE ASHIDA)」は、流れ落ちるような仕立てのドレス全体に、きらきらのスパンコールをちりばめました。グリーンとグリッターが調和した“グリ×グリ”のたたずまい。裾にはフリンジを配して動きを高めています。所々に取り入れた黒が、グリーンを引き立てる効果を発揮。気品とリュクスが同居する装いに整いました。

涼やかなサマーレイヤード

 

シアー素材と組み合わせると、涼やかな空気が漂います。人気が続くバレエコアやサマーレイヤードにもマッチ。カラートーンをずらして重層的に見せるスタイリングが効果的です。

薄手ニットウエアの重ね着を打ち出したのは「ピリングス(PILLINGS)」。シアーニットとハイゲージニットのレイヤードによるグリーンの濃淡で、奥行きを深めました。落ち感を帯びたエフォートレスなシルエットが羽衣のようにはかなげで、繊細な風情を醸し出しています。

セットアップで凜々しさ倍増

 

強さや二面性を秘めた装いが、トレンドに浮上してきました。クールな印象のブルー&グリーン系は、セットアップで着ると凜々しさがアップします。

「ディウカ(DIVKA)」は、ほんのりスモーキーがかったブルー&グリーンカラーののノースリーブセットアップを披露。ハーレムパンツ風のドレープパンツが優雅なシルエットを描いています。トップスとの組み合わせはオールインワンのような見え具合で、冷ややかな色合いがクールな印象を引き立てています。

“ホライゾングリーン”は、色調や濃淡次第できれいめにも凛とした印象にもアレンジしやすいユーティリティーカラーです。着こなしのポイントは、素材の組み合わせ。シアー素材は着心地面でもメリット大。今回紹介した日本ブランドは、いずれもテキスタイルに定評があり、素材感の良さが色の持ち味を一段と引き立てています。6つの先取りルックを参考に、“ホライゾングリーン”を自分好みに取り入れてみてください。

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「イプサ」の名品化粧液“ME” 52項目以上の肌測定から、最適解の1本が見つかる!


2009年から続く「WWDBEAUTY」のベストコスメ特集では、バイヤーのアンケートをもとに本当に売れた商品を表彰する。「ベストコスメ歴代名鑑」では、15年以上続く本特集の中でも常にランキングに入賞している“傑作”をピックアップ。時代を超えて愛される理由や商品の魅力について、美容ジャーナリストの加藤智一が深掘りする。今回は「イプサ(IPSA)」の“ME”にフォーカス。

「イプサ」とは“自らの”や、“自分自身で”を意味するラテン語。現在、16種ものラインアップがそろうイプサの化粧液“ME”は、肌細胞を生き生きとした状態へ導くというコンセプトからブランド名を体現するロングセラーアイテムとなっている。

そもそも“ME”が誕生したのは、1986年のこと。ブランドのコンセプトにならい、肌の自立活性力を引き出す、メタボライジングスキンケアという発想から頭文字の英字を取り、肌タイプに応じて化粧水と乳液の機能を凝縮させた8種の化粧液を開発した。

デビュー当時から話題を呼んだのが顧客一人一人の肌をしっかりと分析する、丁寧なカウンセリング。肌の見た目はもちろん、生活習慣や現在の肌状態のヒアリング、そして独自の肌測定機器“イプサライザー”を使った肌測定により、平均で一人につき30分は時間を費やす。“イプサライザー”の飛躍的な進化に伴い、現在では肌酸素型や肌、心、体のバランスの測定など、さまざまなコンテンツがアップデート。2025年現在、スキンケアコースで肌測定における項目数は最低でも52項目。さらに、顧客の要望に応えるための深掘りしたヒアリングを追加することで、60前後に及ぶ場合もあるという。

肌測定が精緻になるにつれ、化粧液の種類もバリエーションが豊富に。1991年には12種に、99年には14種と増えていき、2020年の現行品9代目では全16種のラインアップとして完成した。

毎シーズン、さまざまなブランドから新作化粧水・乳液が発売されるなか、どれを使ってもしっくりこない……という声に寄り添い、最適な1本を提案してきた“ME”。「1度使ったら手放せない」というリピーター人気に支えられ、25年現在、「イプサ」の全スキンケアの中で“ME”が占める割合は23%にまで達している。さらに、20年に男性誌でベストコスメを獲得したことをきっかけに、ここ数年で男性の愛用者が急増。24年の時点で男性の顧客が3倍に伸張しており、パートナーや家族とのシェアコスメとしても認知を拡げ続けている。

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トランプ米大統領の華麗なる一族 注目を集める2人のティーンエイジャー

1月20日(現地時間)、アメリカ・ワシントンで第47代大統領就任式が行われ、ドナルド・トランプ(Donald Trump)大統領による第2次政権がスタートした。2017年に初めて大統領に就任して以来、トランプ大統領だけでなく、3度の結婚で築いた大家族にも常に視線が向けられてきた。78歳のトランプ大統領はこれまでに2度離婚し、ファーストレディーであるメラニア(Melania Trump)夫人と再婚。5人の子どもと10人の孫を持つ。選挙戦でのスピーチや政権チームへの参画で家族のサポートを得ながら、結束を深めてきたトランプファミリー。子と孫の10代の新世代を含む家系図をひも解く。

著名な元妻2人と4人の子どもたち

1人目の妻であるイヴァナ・トランプ(Ivana Trump)は、テレビ映えする性格とタフなビジネスウーマンとして知られていた。長男ドン・ジュニア(Don Jr.)、長女イヴァンカ(Ivanka)、次男エリック(Eric)を授かるも、1992年に離婚。理由は、トランプ大統領とその後結婚する女優のマーラ・メイプルズ(Marla Maples)との浮気が原因とされているが、イヴァナは離婚後もトランプの姓を名乗っていた。93年に公開された映画「ファースト・ワイフ・クラブ(The First Wives Club)」では、本人役でカメオ出演。浮気相手に走った亭主に復讐する主人公3人に対して、「忘れないで。腹を立てることはせず、すべてを手に入れるのよ」というセリフが世間を賑わせた。2022年、73歳だったイヴァナはニューヨークの自宅で転倒し亡くなった。

略奪婚を果たしたマーラは、トランプ大統領の2番目の妻となった。娘のティファニー(Tiffany)を出産後、1993年に結婚し、99年に離婚した。61歳の今もモデル兼女優として活動している。ティファニーは2022年に実業家のマイケル・ボウロス(Michael Boulos)と結婚。なお、トランプ大統領は先月、ティファニーの義父にあたるマサド・ボウロス(Massad Boulos)をアラブ・中東担当の上級顧問に指名している。

トランプ大統領と同じ、ビジネス校の名門、ペンシルバニア大学ウォートン・スクール出身の実業家である長女のイヴァンカは、夫のジャレッド・クシュナー(Jared Kushner)と13歳のアラベラ・ローズ(Arabella Rose)、11歳のジョセフ(Joseph)、8歳のセオドア(Theodore)の3人の子どもと一緒にマイアミを拠点に暮らしている。

夫妻は前回の政権下においてアドバイザーを務めていたが、今回はメンバーに入っていない。一方で、実業家であるジャレッドの父、チャールズ・クシュナー(Charles Kushner)は新政権において、駐仏大使に任命されている。ジャレッドの弟のジョシュア(Joshua Kushner)は、ベンチャーキャピタルのスライヴ・キャピタル(THRIVE CAPITAL)の共同設立者であり、モデルで起業家のカーリー・クロス(Karlie Kloss)を妻に持つ。カーリーは一昨年、持ち株会社ベッドフォード・メディア(BEDFORD MEDIA)を設立し、同社を通じて英国のファッション・カルチャー誌「i-D」を買収。昨年には、デジタルメディア企業のドットダッシュ・メレディス(DOTDASH MEREDITH)との契約を通じて、印刷物とデジタル、ビデオストリームで雑誌「ライフ(LIFE)」を復活すると発表した。

長男のドン・ジュニアと次男のエリックは、ともにトランプ・オーガニゼーション(TRUMP ORGANIZATION)の要職を務めている。元テレビプロデューサーであるエリックの妻ララ(Lara)は、昨年の共和党全国委員会の共同委員長に就任し、上院議員転身も検討していた。

SNSでダントツ人気は孫娘のカイ

ドン・ジュニアと元妻のヴァネッサ(Vanessa)との間には、17歳の長女カイ(Kai)、15歳の長男ドナルド3世(Donald III)、13歳の次男トリスタン(Tristan)、12歳の三男スペンサー(Spencer)、10歳の次女クロエ(Chloe)の5人の子どもがいる。中でも、トランプ大統領の初孫で高校生ゴルファーとして活躍するカイは、SNSで自慢のスイングを披露し、インスタグラムで95万2000人、YouTubeで69万7000人のフォロワーを持つほど、ファミリーでも別格の知名度がある。昨年夏には共和党全国大会にサプライズ登壇し、トランプ大統領の祖父としての素顔を明かし、日本でも紹介された。その舞台では「ノードストローム(NORDSTROM)」のドレスを着用。また「ラルフ ローレン(RALPH LAUREN)」が好きで、アメリカ国旗柄のセーターを着た先月のSNS投稿には、19万9000もの「いいね!」がついた。

ファッションに興味を持ち始めた末息子のバロン

第1次政権誕生時に視線を集めたのが、ファーストレディーであるメラニア夫人との間に授かった末っ子のバロン(Barron)だ。演説中に大あくびをするあどけない姿が記憶に新しいが、現在はニューヨーク大学の1年生になった。かつては父親から“能力の高い子ども”と言われ、2017年には“The Expert(ザ・エキスパート)”と書かれたTシャツを着ているところを写真に撮られたこともあったが、今では特注のスーツを着て父親と並ぶようになった。

189cmの長身は就任式でも一際目立っていて、スーツ姿もサマになっていた。バロンはこの日のために、インフルエンサーで起業家のジャスティン・ウォラー(Justin Waller)を介し、オーダメードスーツの「ピアース・ビスポーク(PEARCE BESPOKE)」によるスーツ数着とダークチャコールのカシミアオーバーコートなどを注文していた。ファッション感度を磨くバロンのスタイリングにも注目が集まりそうだ。

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女子プロサッカーの公式サプライヤー「エックスガール スポーツ」 高まるスポーツ熱を追い風に

セイコーウオッチやニューバランス、コーセーなどと契約を結ぶ大谷翔平選手を筆頭に、ファッション&ビューティ業界でプロスポーツ選手のアンバサダー契約が相次いでいる。そんな機運に勝機を見出すのが「エックスガール(X-GIRL)」のスポーツライン「エックスガール スポーツ(X-GIRL SPORTS)」だ。同ブランドは女子サッカープロリーグ「WEリーグ」のシルバーパートナー兼オフィシャルサプライヤーであり、リーグ12クラブ中6クラブのユニフォームやトレーニングウエア、ファンサポーター向けの商品を手掛けている。

「エックスガール スポーツ」は、2024-25年秋冬シーズンに始動した。メインターゲットは20代後半から40代に設定。「昔『エックスガール』を着ていた人にも手にとってもらえるようなブランドを目指している」(コンテンツ開発本部ポートフォリオ推進部WEリーグ課の中川由紀子さん)ため、カットソーやスエットにプリントするグラフィックもやや落ち着いた大人向けのイメージ。「エックスガール」を象徴する女の子のフェイスロゴもあえて使用しない。公式ECでの販売ほか、スポーツ量販店のアルペンやムラサキスポーツなどに卸している。

中川さんは「スポーツ量販店が取り扱う他ブランドと比較するとやや高価格帯。まず手に取ってもらえるように、デザインやカラーバリエーションにこだわっている」と語る。25年秋冬は、くすんだピンクやブルー、ベージュなど、売り場で目を引くトレンド感ある色味を用意。背中が大きく空いた着圧トップス(全3色、各6050円)にブラトップ(全3色、各7150円)を重ねるなど、スポーツシーンにおけるレイヤードコーデを提案する。

一方、いずれの商品も、高いUVカット力や吸湿速乾性、ストレッチ性など、スポーツシーンに適した機能性をそなえている。新作の中綿アウター(全3色、各2万4200円)は、保温性や通気性に特化した東レの独自素材“3DeFX”を採用し、冬の汗ばむシーンでも快適に過ごせるように。レギンス(全3色、各8250円)は、前面の縫い目をなくし、「もう一枚肌をまとっているような着心地の良さ」(中川さん)を実現した。キャップ(4400円〜5500円)やバックパック(9900円〜2万5300円)など、小物類も充実している。

中川さんは、「趣味嗜好の細分化が進む現代において、スポーツは多くの人の心を捉えられる数少ないコンテンツ。『エックスガール スポーツ』はまだまだ走り出しのブランドだが、伸びしろを十分に感じている」と熱意を込めて語る。

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女子プロサッカーの公式サプライヤー「エックスガール スポーツ」 高まるスポーツ熱を追い風に

セイコーウオッチやニューバランス、コーセーなどと契約を結ぶ大谷翔平選手を筆頭に、ファッション&ビューティ業界でプロスポーツ選手のアンバサダー契約が相次いでいる。そんな機運に勝機を見出すのが「エックスガール(X-GIRL)」のスポーツライン「エックスガール スポーツ(X-GIRL SPORTS)」だ。同ブランドは女子サッカープロリーグ「WEリーグ」のシルバーパートナー兼オフィシャルサプライヤーであり、リーグ12クラブ中6クラブのユニフォームやトレーニングウエア、ファンサポーター向けの商品を手掛けている。

「エックスガール スポーツ」は、2024-25年秋冬シーズンに始動した。メインターゲットは20代後半から40代に設定。「昔『エックスガール』を着ていた人にも手にとってもらえるようなブランドを目指している」(コンテンツ開発本部ポートフォリオ推進部WEリーグ課の中川由紀子さん)ため、カットソーやスエットにプリントするグラフィックもやや落ち着いた大人向けのイメージ。「エックスガール」を象徴する女の子のフェイスロゴもあえて使用しない。公式ECでの販売ほか、スポーツ量販店のアルペンやムラサキスポーツなどに卸している。

中川さんは「スポーツ量販店が取り扱う他ブランドと比較するとやや高価格帯。まず手に取ってもらえるように、デザインやカラーバリエーションにこだわっている」と語る。25年秋冬は、くすんだピンクやブルー、ベージュなど、売り場で目を引くトレンド感ある色味を用意。背中が大きく空いた着圧トップス(全3色、各6050円)にブラトップ(全3色、各7150円)を重ねるなど、スポーツシーンにおけるレイヤードコーデを提案する。

一方、いずれの商品も、高いUVカット力や吸湿速乾性、ストレッチ性など、スポーツシーンに適した機能性をそなえている。新作の中綿アウター(全3色、各2万4200円)は、保温性や通気性に特化した東レの独自素材“3DeFX”を採用し、冬の汗ばむシーンでも快適に過ごせるように。レギンス(全3色、各8250円)は、前面の縫い目をなくし、「もう一枚肌をまとっているような着心地の良さ」(中川さん)を実現した。キャップ(4400円〜5500円)やバックパック(9900円〜2万5300円)など、小物類も充実している。

中川さんは、「趣味嗜好の細分化が進む現代において、スポーツは多くの人の心を捉えられる数少ないコンテンツ。『エックスガール スポーツ』はまだまだ走り出しのブランドだが、伸びしろを十分に感じている」と熱意を込めて語る。

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国内外の限定品とイートインで盛り上げる「タカシマヤ アムール ・デュ・ショコラ 2025」が開幕

高島屋は、年に1度のショコラの祭典である「タカシマヤ アムール ・デュ・ショコラ 2025」を2025年1月22日から順次開催する。今年は、“推しチョコ活“を意識したラインアップに注力している。世界のプレミアムショコラのほか、国内のショコラブランドにもフォーカスし、店頭で100以上、オンラインストアで400以上のブランドが一堂に集結する。昨年好評を博したイートインイベント「アムール デセールサロン」も、新宿店と日本橋店と2店舗に拡大し開催する。

「セイスト」や「エンメ」など豪華ラインアップ

ギフト以外の需要として近年拡大している“推しチョコ活“の一環としてスタートし高島屋のショコライベントの目玉となっているのが、パティシエが客の目の前でデザートを仕上げ提供する「アムール デセール サロン」だ。今年は、新宿店に瀧島誠也氏による「セイスト」、日本橋店は延命寺美也氏が手掛ける「エンメ」が登場する。チョコレートの催事自体が初めてという延命寺氏は3つを提供する。「ゴ・エ・ミヨ2023」でベストパティシエ賞を受賞した際に授賞式で提供した「パルファンショコラ」(1人前2750円)と、「タンザニアショコラといちごのパフェ」(1人前2860円)「マダガスカルショコラのスフレとごぼうのソルベ」(1人前2750円)に、それぞれおすすめのペアリングワイン(別料金)を提案し、自身の店同様にデセールとワインのマリアージュを楽しめる。「チョコレートをメーンに据えたメニュー開発は面白かった。全てのチョコレートをビーン・トゥ・バーでそろえ、私がどこまでそれらの魅力を引き出せるかの挑戦でもあった」と語った。

「セイスト」の瀧島氏は、以前から信頼を置いているいちご農家の「とちあいか」を堪能できる「苺とショコラのパフェと小菓子3種」(1人前4400円)を提供。「催事でパフェを提供するのは初めて。旬の果物である苺を使いたかったこと、複雑でない層の構成で、シンプルに美味しいと思っていただけるパフェを作ってみたかった」と瀧島氏。

この時期にしか体験できない限定メニュー

イートインイベントはこの時期にしか体験できない高島屋限定メニューがそろい「アムール ・デュ・ショコラ」全体を盛り上げていく。また、コロナ以降オンライン販売も定着し、売り上げ全体を後押ししてきたが、2025年は、店頭、オンライン、イベントの全てを含め「前年比+5%を目指す」と本企画を統括する松宮香織MD本部 洋菓子担当バイヤーは語る。

豊富なラインアップの中でも、2025年の本イベントを牽引する5つのカテゴリーに注目したい。

1.高島屋初登場の海外ブランドショコラ

まだ見ぬ新しいショコラティエを探すチョコレートラバーの心を掴むブランドショコラ。松宮香織MD本部 洋菓子担当バイヤーがパリへ赴き、今回の出展へと結実させた「ローラン&京子・デュシェーヌ」。ローラン・デュシェーヌ氏のピュレに、京子・デュシェーヌ氏のプラリネやガナッシュをつめた二層式のショコラが特徴だ。

スロベニア発の「ベリシュカ」は自社製のラム酒を使った芳醇な味わいと、カラフルなルックスが特徴。

2.いま手にしたい国内発のショコラ

国内への美味しいショコラへの注目の高まりを受け、ラインアップを充実させた。海外ショコラでは展開のあった、1箱で6ブランドを味わえるコラボレーションボックスを、2025年は初めて日本人シェフ版「個性豊かな日本人シェフたちによるコラボレーションBOX」を発表する。高島屋初登場となる「カラティール」や「モリ ヨシダ」を含む実力派ショコラティエ6ブランドを1箱で楽しめる欲張りなボックスが完成した。

「素材にこだわったショコラブランド」として、熊谷治久氏による「カラティール」は自社でカカオ豆から作るビーン・トゥ・チョコレートを掲げる。一方ベルギー人のショコラティエであるアルネ・ストルム氏による「ラヴァンス」は、新潟県南魚沼市のオニグルミや、広島県大崎上島のレモンなど日本の素材で紡いだチョコレートのアソートを用意する。

3.食感を楽しむお菓子系ショコラ

昨年の2倍のラインアップをそろえたという人気カテゴリーが“食感を楽しむチョコレート"。果実そのものを感じられる瑞々しさが感動をよぶフルーツとショコラコーティングは、「ジャック・ジュナン」のパートドゥフリュイ・オ・ショコラ。

他にもリヨン名物で高島屋限定販売となるサブレアソートを提案する「ブルーノ・サラディーノ」。「ローラン&京子・デュシェーヌ」からは、パリパリ食感に手が止まらなくなる、焙煎した薄切りアーモンドにダークチョコレートとミルクチョコレートをコーティングしたフロランタンなど。

4.バイヤー注目のショコラ

目も舌も肥えたバイヤーが注目するショコラは、国内外からセレクト。淡いブルーのグラデーションが印象的なチョコレートは、スペインのバスク地方特産の素材にこだわって作られた「ラ ペーニャ ドゥルセ」。原産地違いのカカオを使い素材の味を生かす仏ショコラ界の新鋭「ジュリアン・デシュノ」のボンボンアソート。

国内ブランドからは、石川県の素材をいかしたショコラを。「ル ショコラ ドゥ アッシュ」は、復興を願って能登いちじくやワイン、くろもじや柚子を使用したオリジナルショコラ4種を詰め合わせた。金沢のショコラトリーである「アンフィニ」からは、能登の大納言小豆のあんとホワイトチョコレートを忍ばせたショコラテリーヌを。

5.チョコレートもサステナブルに! おいもアップサイクルショコラ

近年積極的にサステナビリティの取り組みを進める高島屋だからこそのユニークなショコラの試みがアップサイクルショコラ。今年は、干し芋の端材をパウダーにしフードロスの削減にアプローチしている永井農芸センターの干し芋パウダーを使ったおいもアップサイクルショコラを7ブランドとコラボレーションした。

「トシ・ヨロイヅカ」と2種のトリュフをセットした(「Truffe SDGs」(6個入り 2800円))。「ピエール・エルメ・パリ」とは、ほしいもピールパウダーをパウンド生地にいれ、ほしいもピールフレークを混ぜ込んだチョコレートでコーティングした豪華なケーキ「ケーク ア ラ パタット ドゥース」(1本 2916円)を、「シルスマリア」は、ほしいもピールパウダーを練り込んだ生チョコレート「紅はるか生チョコレート」(20個入 2376円)と、ブランドごとに嗜好を凝らしたスイーツが誕生した。

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国内外の限定品とイートインで盛り上げる「タカシマヤ アムール ・デュ・ショコラ 2025」が開幕

高島屋は、年に1度のショコラの祭典である「タカシマヤ アムール ・デュ・ショコラ 2025」を2025年1月22日から順次開催する。今年は、“推しチョコ活“を意識したラインアップに注力している。世界のプレミアムショコラのほか、国内のショコラブランドにもフォーカスし、店頭で100以上、オンラインストアで400以上のブランドが一堂に集結する。昨年好評を博したイートインイベント「アムール デセールサロン」も、新宿店と日本橋店と2店舗に拡大し開催する。

「セイスト」や「エンメ」など豪華ラインアップ

ギフト以外の需要として近年拡大している“推しチョコ活“の一環としてスタートし高島屋のショコライベントの目玉となっているのが、パティシエが客の目の前でデザートを仕上げ提供する「アムール デセール サロン」だ。今年は、新宿店に瀧島誠也氏による「セイスト」、日本橋店は延命寺美也氏が手掛ける「エンメ」が登場する。チョコレートの催事自体が初めてという延命寺氏は3つを提供する。「ゴ・エ・ミヨ2023」でベストパティシエ賞を受賞した際に授賞式で提供した「パルファンショコラ」(1人前2750円)と、「タンザニアショコラといちごのパフェ」(1人前2860円)「マダガスカルショコラのスフレとごぼうのソルベ」(1人前2750円)に、それぞれおすすめのペアリングワイン(別料金)を提案し、自身の店同様にデセールとワインのマリアージュを楽しめる。「チョコレートをメーンに据えたメニュー開発は面白かった。全てのチョコレートをビーン・トゥ・バーでそろえ、私がどこまでそれらの魅力を引き出せるかの挑戦でもあった」と語った。

「セイスト」の瀧島氏は、以前から信頼を置いているいちご農家の「とちあいか」を堪能できる「苺とショコラのパフェと小菓子3種」(1人前4400円)を提供。「催事でパフェを提供するのは初めて。旬の果物である苺を使いたかったこと、複雑でない層の構成で、シンプルに美味しいと思っていただけるパフェを作ってみたかった」と瀧島氏。

この時期にしか体験できない限定メニュー

イートインイベントはこの時期にしか体験できない高島屋限定メニューがそろい「アムール ・デュ・ショコラ」全体を盛り上げていく。また、コロナ以降オンライン販売も定着し、売り上げ全体を後押ししてきたが、2025年は、店頭、オンライン、イベントの全てを含め「前年比+5%を目指す」と本企画を統括する松宮香織MD本部 洋菓子担当バイヤーは語る。

豊富なラインアップの中でも、2025年の本イベントを牽引する5つのカテゴリーに注目したい。

1.高島屋初登場の海外ブランドショコラ

まだ見ぬ新しいショコラティエを探すチョコレートラバーの心を掴むブランドショコラ。松宮香織MD本部 洋菓子担当バイヤーがパリへ赴き、今回の出展へと結実させた「ローラン&京子・デュシェーヌ」。ローラン・デュシェーヌ氏のピュレに、京子・デュシェーヌ氏のプラリネやガナッシュをつめた二層式のショコラが特徴だ。

スロベニア発の「ベリシュカ」は自社製のラム酒を使った芳醇な味わいと、カラフルなルックスが特徴。

2.いま手にしたい国内発のショコラ

国内への美味しいショコラへの注目の高まりを受け、ラインアップを充実させた。海外ショコラでは展開のあった、1箱で6ブランドを味わえるコラボレーションボックスを、2025年は初めて日本人シェフ版「個性豊かな日本人シェフたちによるコラボレーションBOX」を発表する。高島屋初登場となる「カラティール」や「モリ ヨシダ」を含む実力派ショコラティエ6ブランドを1箱で楽しめる欲張りなボックスが完成した。

「素材にこだわったショコラブランド」として、熊谷治久氏による「カラティール」は自社でカカオ豆から作るビーン・トゥ・チョコレートを掲げる。一方ベルギー人のショコラティエであるアルネ・ストルム氏による「ラヴァンス」は、新潟県南魚沼市のオニグルミや、広島県大崎上島のレモンなど日本の素材で紡いだチョコレートのアソートを用意する。

3.食感を楽しむお菓子系ショコラ

昨年の2倍のラインアップをそろえたという人気カテゴリーが“食感を楽しむチョコレート"。果実そのものを感じられる瑞々しさが感動をよぶフルーツとショコラコーティングは、「ジャック・ジュナン」のパートドゥフリュイ・オ・ショコラ。

他にもリヨン名物で高島屋限定販売となるサブレアソートを提案する「ブルーノ・サラディーノ」。「ローラン&京子・デュシェーヌ」からは、パリパリ食感に手が止まらなくなる、焙煎した薄切りアーモンドにダークチョコレートとミルクチョコレートをコーティングしたフロランタンなど。

4.バイヤー注目のショコラ

目も舌も肥えたバイヤーが注目するショコラは、国内外からセレクト。淡いブルーのグラデーションが印象的なチョコレートは、スペインのバスク地方特産の素材にこだわって作られた「ラ ペーニャ ドゥルセ」。原産地違いのカカオを使い素材の味を生かす仏ショコラ界の新鋭「ジュリアン・デシュノ」のボンボンアソート。

国内ブランドからは、石川県の素材をいかしたショコラを。「ル ショコラ ドゥ アッシュ」は、復興を願って能登いちじくやワイン、くろもじや柚子を使用したオリジナルショコラ4種を詰め合わせた。金沢のショコラトリーである「アンフィニ」からは、能登の大納言小豆のあんとホワイトチョコレートを忍ばせたショコラテリーヌを。

5.チョコレートもサステナブルに! おいもアップサイクルショコラ

近年積極的にサステナビリティの取り組みを進める高島屋だからこそのユニークなショコラの試みがアップサイクルショコラ。今年は、干し芋の端材をパウダーにしフードロスの削減にアプローチしている永井農芸センターの干し芋パウダーを使ったおいもアップサイクルショコラを7ブランドとコラボレーションした。

「トシ・ヨロイヅカ」と2種のトリュフをセットした(「Truffe SDGs」(6個入り 2800円))。「ピエール・エルメ・パリ」とは、ほしいもピールパウダーをパウンド生地にいれ、ほしいもピールフレークを混ぜ込んだチョコレートでコーティングした豪華なケーキ「ケーク ア ラ パタット ドゥース」(1本 2916円)を、「シルスマリア」は、ほしいもピールパウダーを練り込んだ生チョコレート「紅はるか生チョコレート」(20個入 2376円)と、ブランドごとに嗜好を凝らしたスイーツが誕生した。

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不思議な造形と色彩のニットが女性たちの心をとらえる 「オープン セサミ クラブ」緒方美穂に聞く創作の歩み

PROFILE: 緒方美穂/「オープン セサミ クラブ」デザイナー

緒方美穂/「オープン セサミ クラブ」デザイナー
PROFILE: 東京都出身。文化服装学院アパレルデザイン科を卒業。ニットOEMメーカーにて経験を積み、大手アパレル企業数社、ドメスティックブランドでのデザイナーを経験。2022年春夏より「オープン セサミ クラブ」をスタートさせる

南国の果物かあるいは未知の海洋生物か。表面に不思議な形状を形作るカーディガンは、一目見たら忘れられないインパクトがある。緒方美穂デザイナーが2022年春夏シーズンにスタートさせた「オープン セサミ クラブ(OPEN SESAME CLUB)」は、現代ファッションに必要不可欠なニット素材を独創性あるフォルムとカラーリングで、シックとキッチュの狭間を突くスタイルに作り上げていく。デビューから歳月は浅く、ブランド規模は小さいながらも、現在の卸先には日本有数のセレクトショップが名を連ねている。独立するまでのキャリア、ブランド名の由来、そして毎日着られる非日常的ニットウェアをどのように発想し、完成させているのか。25年春夏コレクションの最新ウエアをそばに、緒方に話を聞いた。

コロナ禍の中で芽生えた自分のブランドを始めるという思い

――初めて夢中になったファッションは何でしたか?

緒方美穂「オープン セサミ クラブ」デザイナー(以下、緒方):服飾の専門学校に入学すると、今までになかった情報がどんどん入ってきて、本当にすごく好きになったお店が原宿にあった「ランプ ハラジュク(Lamp harajuku)」です。「ケイスケカンダ(KEISUKE KANDA)」「スズキタカユキ(SUZUKI TAKAYUKI)」「サカイ ラック(SACAI LUCK))」「アンティパスト(ANTIPAST)」が置いてあって、かわいくて手に取ると店員さんが服の背景とか、デザイナーさんの人柄、服ができ上がるまでのストーリーを話してくれたんです。それでファンになって、夢中で通いました。

――他にも好きになった店はありましたか?

緒方:ヨーロッパの古着も夢中になりました。今はインスタグラムで簡単にお店をチェックできますが、当時は雑誌のページでお店紹介の記事を切り抜き、「トロ(Toro)」や「ジャンティーク(Jantiques)」、代官山の「ジャンヌバレ(Jeanne Valet)」、ヨーロッパのアンティーク系を扱う渋谷の「スタジオマリオネット(Studio Marionette)」に週末通って、お店巡りをしていました。

――専門学校ではニット科を専攻されていたのですか?
緒方:ニット科ではなかったんです。学生のころの作品も布帛だけしか作っていませんでしたし、ニットは編めましたが、本当に一から学んだのは卒業後に就職したニットのOEMメーカーです。

――卒業後からブランドを立ち上げるまでは、どのようなキャリアを?

緒方:ニットのOEMメーカーに入社した当初は、糸の番手やゲージのことをまったく知らなかったので、一から全部教えてもらいました。工場にも通い、学生時代に勉強したことはすべてなかったぐらいに勉強させてもらいます。年間1000枚以上の仕様書を作成していく中で、仕様や糸のこと、年齢別のサイズ感を身につけました。だけど、次第にOEMではなくて、自分のデザインそのものを店頭で販売し、お客さんに見てもらいたい気持ちが強くなっていきました。

――その後、転職されたのでしょうか?

緒方:自分たちでデザインしたものを、そのまま販売する大手企業に転職しました。OEMと違うのは「語れるアイテム」が重要だったことです。ニットを作っていたので、ベーシックなアイテムが好まれるんですけど、この商品は何が他社と違い、どれだけ素敵な商品なのかを会社の社長へのプレゼンや、販売の人たちに話せるかが重要でした。その経験は、今のもの作りの考え方のベースになっています。

――新しい経験を経て心境に変化は?

緒方:ファッションはずっと好きなんですけど、以前のファッションを楽しんでいたころのようなもの作りをもう一度したいと思う時期があり、そのタイミングでドメスティックのブランドに移ります。実際に働いてみると、量産の生地を手で裁断していたり、パターンも手で直したり、部分縫いも自分たちでして、そういう小さなことが驚きの連続で。けれど、こういう規模なら、自分でもブランドができるのではと思うきっかけになりました。

――実際にブランドを立ち上げようと思った時期はいつでしたか?

緒方:ドメスティックブランドに入ったタイミングがコロナ禍の時期でした。社会の動きも変わり、私も結婚をして子どもができたこともあって、今後もデザイナーとしてずっと働きたいとは思っていましたが、今のままの働き方はきっとできないだろうし、働き方を改めて考える時期になったんです。そのタイミングで、自分が「やりたい」と思っている気持ちを大事にできる働き方をしようと思い、自分のブランドを始める決意をします。

――ブランド活動は一人で始められたのですか?

緒方:服は私が作っていますが、当時同じ会社で働いていたPRの子がフォローしてくれて、2人でスタートしました。その子には、今でも手伝ってもらっています。いざ始めてみると最初は本当に売り方がわからなくて。

――そこからどのように販売を?お店で取り扱われるきっかけは?

緒方:小さな展示会場に友人だけを呼び、インスタグラムで発信するところから始めました。三軒茶屋の古着屋さんで働く友人が展示会で気に入ってくれ、お店に少量を卸すことが決まり、インスタグラムのストーリーズを見た広島のお店からも、お声掛けいただけました。少しですが、最初の段階でオーダーをいただけ、「もしかしたら本当にブランドとしてやっていけるかな?」と感じ、その後、縁があってセールスの方を紹介してもらい、卸を本格的に始めていきます。

日常をインスピレーションに環境も大切にするもの作り

――ブランドコンセプトについて教えてください。

緒方:「遊び心があって、日常の特別な一幕を思わせるような服」がブランドコンセプトです。着た人の一日一日が明るく楽しくなり、着ることによって何か自信を持てるような、その人の後押しができる服を作りたいと思ってコンセプトにしました。着てもらう人を応援する気持ちで、快適さやイージーケア、そういう着心地もデザインのポイントとして作っています。

――ブランド名をアラビアンナイト「アリババと40人の盗賊」の呪文、“開けゴマ(Open Sesame)」から名付けた理由は?

緒方:ブランド名をつける時に何か引っかかりを感じてもらえて、不思議だと思ってもらえる名前を考えようと思いました。「オープン セサミ」という言葉が、未知の扉を開いて新しいものに出会うことや挑戦の比喩でもあるので、着てもらう人の新しい出会いや挑戦、生活を後押しできるようにという意味と、自分自身にも「新しくブランドを立ち上げて頑張ろう」みたいな、そういうポジティブなメッセージも含まれています(笑)。

――自分への後押しという意味もあったんですね。果物のドリアンをイメージさせる“durian”シリーズが人気です。あの不思議な形のニットが生まれた経緯は?

緒方:本当に世の中にはたくさんのブランドがあります。同じラックに掛かっている時に、ラックに埋もれてしまう服だと、なかなか見てもらえません。ラックに掛かった服を見て、「なんだろう?」と感じて見てもらえるような、ブランドのアイコンになる服って何?と、それをずっと考えていたんです。

――創作のヒントはどこから?

緒方:今も資料を探しに通う母校の図書館で見つけた、90年代の手編みの本の中に、トゲトゲの編み地の編み方が載っていて、尾州のマテリアルセンターを訪れた時も、同じように角がある編み地をストックの中に見つけました。この編み地自体は古くからずっとあるものだと思いますが、ハードに見える得体の知れない形をかわいらしく、女性らしくデザインに落とし込んだアイテムが“durian”シリーズになります。

――試作の編み地であるスワッチで感じたおもしろさを、商品として形にする際に大切にしていることは?

緒方:一目見て「かわいいから、これを作ろう」という感覚ではなくて、「これがかわいいと思う理由は、どこから来ているんだろう?」と掘り下げます。このかわいさだけは絶対残したいという点をしっかり工場に伝えないと、せっかくのかわいさがそぎ落とされてしまいます。仕様書をさっと書いて工場に送っても、上がってくるものが決してよかったりしないのが本当に難しいんですけど、でもそれがニット作りのおもしろさでもあります。

――ニット素材を選ぶ時には肌触りやデザイン性など、いろいろなポイントがあると思います。

緒方:リアルな生活で着ていて、着心地にストレスがなくイージーケアができて、生活に寄り添えているかどうかが重要です。最初に思い浮かんだ編み地の立体感が出やすいかどうかも、素材選びのポイントになっています。さらに自分が大切にしたい部分が、環境のことに配慮されているかどうかです。

――25年春夏では一部にリサイクルナイロンを使い、環境負荷の少ない方法でビンテージ加工を施しています。環境に問題意識を持ったきっかけは?

緒方:アパレル業界で商談していると、ヨーロッパの糸は環境問題を意識したものが作られていると知ります。本当に環境に対して考えないといけない時代なんだと。同時に自分に子どもができたタイミングもあって、この子たちが大きくなった未来のことも考えるようになりました。私が小さい時からゴミの問題を小学校で習い、将来はいろいろなものが開発され、問題が全部クリアになるんだろうと、何となく想像していました。でも、今も状況はあまり変わってない印象で、この子たちが大きくなった時はどうなるんだろうと感じています。

――現在はドネーション(寄付)の活動もされています。

緒方:25年春夏の展示会でイベントを開催した時、サブラインみたいな形でグッズ的アイテムを作り、ドネーションとして販売しました。これは社会情勢を考えて医療活動の援助にあてていますが、今後も続けていきたいです。ドネーションだから買ってもらうのではなく、プロダクトがおもしろくて欲しいとなり、「実はドネーションなんだ」と感じてもらえるものが作れたらいいなと思っています。

実験的な技術と毎日の快適さが一つになったコレクション

――25年春夏コレクションのテーマについて教えてください。

緒方:「記憶すること」がテーマです。今回は形状記憶ができるような素材を使い、ブランド独特の編み方を洋服に記憶させる意味合いを持たせました。ストーンウォッシュ、レーザーでダメージ加工風に見せたニット、個体差があるスプレーペイントのデニムも作り、「オープン セサミ クラブ」が洋服自体にいろいろなものを記憶させていく部分と、買っていく人がその服を着ていろいろな記憶を重ねていく部分をテーマにしています。

――花を撮影した写真のファイルのサムネイル画像から生まれた、フラワーブロックシリーズが色鮮やか。デザインの発想は日常のシーンから得ることが多いのですか?

緒方:24年秋冬で作ったお花のジャカードは、私が着ていたカーディガンをポイっとして裏返った時に見えた始末がヒントになっています。古着だったので始末が今では見られないグチャグチャさでしたが、それが逆にかわいいと思ったことがきっかけでした。25年春夏で発表したレーザーでダメージ加工したニットは、子どもと影絵の遊びをしている時に「この感覚をダメージでやったらかわいいのかな?」と思い浮かんだものですし、何でもない時に「あっ」と思ったことをインスピレーションにしています。

――布帛アイテムにも取り組みジーンズを発表。色の表現が特徴的なボトムですが、これにはどんな加工が?

緒方:ジーンズは2型発表しました。キャッチーな見え方のジーンズはスプレープリントをしています。24年秋冬に発表した、ズレて見えるデザインのボトムが気に入っていたんですけど、同じ色だとディテールが分かりにくかったんです。そこで、「ズレ」を強調する加工を入れたいと思い、素材をウールからデニムに置き換えました。製品になったホワイトデニムを加工屋さんでスプレーペイントをしてもらい、高圧プレスで光沢を出しています。ジーンズをフラットに置いてペイントするので、着た時に生まれるズレがレイヤードのように見えるおもしろい加工になっています。

――展示会に並んでいたニットアイテムはすべて洗うことができて、アイロンいらずなんですね。

緒方:本当に毎日バタバタ過ごしているので、アイロン掛けやクリーニングが必要な服の出番が少なくなっています(笑)。さっと綺麗に着られて、おうちで簡単にお手入れできるものをすごい頻度で着ています。みなさん、家庭や仕事もあり、推し活もあったりとか、やっぱり忙しいと思いますし、「オープン セサミ クラブ」をどんどん着てもらいたい気持ちもあって、アイロンいらずにしています。今回の展示会ではスチーマーを1回も当てずに設営できて、なんかもう「自分ありがとう」という感じでした(笑)。

――現在の卸先は「伊勢丹新宿本店」「ビームス(BEAMS)」「ビューティ&ユース ユナイテッドアローズ(BEAUTY & YOUTH UNITED ARROWS)」「エストネーション(ESTNATION)」「ジャーナル スタンダード(JOURNAL STANDARD)」など、国内有数のセレクトショップも多いです。バイヤーからどんな評価を?

緒方:バイヤーさんとはいつも楽しく商談させてもらっていて、「かわいい」という声や、カラーが綺麗なこと、おもしろい編み地、おもちゃっぽい雰囲気を評価してもらっていますが、見た目に反する機能性、洗いやすさや着心地について説明していくと、さらに喜んでもらえています。素材を選ぶ時は見た目がかわいいのは当たり前で、出張へ行ったり、旅行に行ったりする時に自分が作った洋服を着たいと思っています。25年春夏も、出張先と旅行先でもまったくシワにならなくて、そのまま着られることが大切でした。

――今後はコラボレーションのように、誰かと組むことは考えていますか? また、これからブランドを成長させるために、取捨選択を迫られることもあり得るのではないかと思います。そこでブランドとして、ここだけは譲れないという点があったら教えてください。

緒方:本当に自分の作りたいものを大切にしていきたいです。今はブランド規模も小さいので、お客さんに何か楽しんでもらえるようなコンテンツを増やし、コンセプトや取り組みをたくさん知ってもらうファン作りができたらいいなと思っています。誰かと組む時は企業というよりは、身近に一人でもの作りの活動をしている人たちがいるので、そういう人たちと何かおもしろい取り組みがしてみたいです。おもしろいこと、新しいことにどんどん挑戦していきたいです。

PHOTOS:RIE AMANO

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不思議な造形と色彩のニットが女性たちの心をとらえる 「オープン セサミ クラブ」緒方美穂に聞く創作の歩み

PROFILE: 緒方美穂/「オープン セサミ クラブ」デザイナー

緒方美穂/「オープン セサミ クラブ」デザイナー
PROFILE: 東京都出身。文化服装学院アパレルデザイン科を卒業。ニットOEMメーカーにて経験を積み、大手アパレル企業数社、ドメスティックブランドでのデザイナーを経験。2022年春夏より「オープン セサミ クラブ」をスタートさせる

南国の果物かあるいは未知の海洋生物か。表面に不思議な形状を形作るカーディガンは、一目見たら忘れられないインパクトがある。緒方美穂デザイナーが2022年春夏シーズンにスタートさせた「オープン セサミ クラブ(OPEN SESAME CLUB)」は、現代ファッションに必要不可欠なニット素材を独創性あるフォルムとカラーリングで、シックとキッチュの狭間を突くスタイルに作り上げていく。デビューから歳月は浅く、ブランド規模は小さいながらも、現在の卸先には日本有数のセレクトショップが名を連ねている。独立するまでのキャリア、ブランド名の由来、そして毎日着られる非日常的ニットウェアをどのように発想し、完成させているのか。25年春夏コレクションの最新ウエアをそばに、緒方に話を聞いた。

コロナ禍の中で芽生えた自分のブランドを始めるという思い

――初めて夢中になったファッションは何でしたか?

緒方美穂「オープン セサミ クラブ」デザイナー(以下、緒方):服飾の専門学校に入学すると、今までになかった情報がどんどん入ってきて、本当にすごく好きになったお店が原宿にあった「ランプ ハラジュク(Lamp harajuku)」です。「ケイスケカンダ(KEISUKE KANDA)」「スズキタカユキ(SUZUKI TAKAYUKI)」「サカイ ラック(SACAI LUCK))」「アンティパスト(ANTIPAST)」が置いてあって、かわいくて手に取ると店員さんが服の背景とか、デザイナーさんの人柄、服ができ上がるまでのストーリーを話してくれたんです。それでファンになって、夢中で通いました。

――他にも好きになった店はありましたか?

緒方:ヨーロッパの古着も夢中になりました。今はインスタグラムで簡単にお店をチェックできますが、当時は雑誌のページでお店紹介の記事を切り抜き、「トロ(Toro)」や「ジャンティーク(Jantiques)」、代官山の「ジャンヌバレ(Jeanne Valet)」、ヨーロッパのアンティーク系を扱う渋谷の「スタジオマリオネット(Studio Marionette)」に週末通って、お店巡りをしていました。

――専門学校ではニット科を専攻されていたのですか?
緒方:ニット科ではなかったんです。学生のころの作品も布帛だけしか作っていませんでしたし、ニットは編めましたが、本当に一から学んだのは卒業後に就職したニットのOEMメーカーです。

――卒業後からブランドを立ち上げるまでは、どのようなキャリアを?

緒方:ニットのOEMメーカーに入社した当初は、糸の番手やゲージのことをまったく知らなかったので、一から全部教えてもらいました。工場にも通い、学生時代に勉強したことはすべてなかったぐらいに勉強させてもらいます。年間1000枚以上の仕様書を作成していく中で、仕様や糸のこと、年齢別のサイズ感を身につけました。だけど、次第にOEMではなくて、自分のデザインそのものを店頭で販売し、お客さんに見てもらいたい気持ちが強くなっていきました。

――その後、転職されたのでしょうか?

緒方:自分たちでデザインしたものを、そのまま販売する大手企業に転職しました。OEMと違うのは「語れるアイテム」が重要だったことです。ニットを作っていたので、ベーシックなアイテムが好まれるんですけど、この商品は何が他社と違い、どれだけ素敵な商品なのかを会社の社長へのプレゼンや、販売の人たちに話せるかが重要でした。その経験は、今のもの作りの考え方のベースになっています。

――新しい経験を経て心境に変化は?

緒方:ファッションはずっと好きなんですけど、以前のファッションを楽しんでいたころのようなもの作りをもう一度したいと思う時期があり、そのタイミングでドメスティックのブランドに移ります。実際に働いてみると、量産の生地を手で裁断していたり、パターンも手で直したり、部分縫いも自分たちでして、そういう小さなことが驚きの連続で。けれど、こういう規模なら、自分でもブランドができるのではと思うきっかけになりました。

――実際にブランドを立ち上げようと思った時期はいつでしたか?

緒方:ドメスティックブランドに入ったタイミングがコロナ禍の時期でした。社会の動きも変わり、私も結婚をして子どもができたこともあって、今後もデザイナーとしてずっと働きたいとは思っていましたが、今のままの働き方はきっとできないだろうし、働き方を改めて考える時期になったんです。そのタイミングで、自分が「やりたい」と思っている気持ちを大事にできる働き方をしようと思い、自分のブランドを始める決意をします。

――ブランド活動は一人で始められたのですか?

緒方:服は私が作っていますが、当時同じ会社で働いていたPRの子がフォローしてくれて、2人でスタートしました。その子には、今でも手伝ってもらっています。いざ始めてみると最初は本当に売り方がわからなくて。

――そこからどのように販売を?お店で取り扱われるきっかけは?

緒方:小さな展示会場に友人だけを呼び、インスタグラムで発信するところから始めました。三軒茶屋の古着屋さんで働く友人が展示会で気に入ってくれ、お店に少量を卸すことが決まり、インスタグラムのストーリーズを見た広島のお店からも、お声掛けいただけました。少しですが、最初の段階でオーダーをいただけ、「もしかしたら本当にブランドとしてやっていけるかな?」と感じ、その後、縁があってセールスの方を紹介してもらい、卸を本格的に始めていきます。

日常をインスピレーションに環境も大切にするもの作り

――ブランドコンセプトについて教えてください。

緒方:「遊び心があって、日常の特別な一幕を思わせるような服」がブランドコンセプトです。着た人の一日一日が明るく楽しくなり、着ることによって何か自信を持てるような、その人の後押しができる服を作りたいと思ってコンセプトにしました。着てもらう人を応援する気持ちで、快適さやイージーケア、そういう着心地もデザインのポイントとして作っています。

――ブランド名をアラビアンナイト「アリババと40人の盗賊」の呪文、“開けゴマ(Open Sesame)」から名付けた理由は?

緒方:ブランド名をつける時に何か引っかかりを感じてもらえて、不思議だと思ってもらえる名前を考えようと思いました。「オープン セサミ」という言葉が、未知の扉を開いて新しいものに出会うことや挑戦の比喩でもあるので、着てもらう人の新しい出会いや挑戦、生活を後押しできるようにという意味と、自分自身にも「新しくブランドを立ち上げて頑張ろう」みたいな、そういうポジティブなメッセージも含まれています(笑)。

――自分への後押しという意味もあったんですね。果物のドリアンをイメージさせる“durian”シリーズが人気です。あの不思議な形のニットが生まれた経緯は?

緒方:本当に世の中にはたくさんのブランドがあります。同じラックに掛かっている時に、ラックに埋もれてしまう服だと、なかなか見てもらえません。ラックに掛かった服を見て、「なんだろう?」と感じて見てもらえるような、ブランドのアイコンになる服って何?と、それをずっと考えていたんです。

――創作のヒントはどこから?

緒方:今も資料を探しに通う母校の図書館で見つけた、90年代の手編みの本の中に、トゲトゲの編み地の編み方が載っていて、尾州のマテリアルセンターを訪れた時も、同じように角がある編み地をストックの中に見つけました。この編み地自体は古くからずっとあるものだと思いますが、ハードに見える得体の知れない形をかわいらしく、女性らしくデザインに落とし込んだアイテムが“durian”シリーズになります。

――試作の編み地であるスワッチで感じたおもしろさを、商品として形にする際に大切にしていることは?

緒方:一目見て「かわいいから、これを作ろう」という感覚ではなくて、「これがかわいいと思う理由は、どこから来ているんだろう?」と掘り下げます。このかわいさだけは絶対残したいという点をしっかり工場に伝えないと、せっかくのかわいさがそぎ落とされてしまいます。仕様書をさっと書いて工場に送っても、上がってくるものが決してよかったりしないのが本当に難しいんですけど、でもそれがニット作りのおもしろさでもあります。

――ニット素材を選ぶ時には肌触りやデザイン性など、いろいろなポイントがあると思います。

緒方:リアルな生活で着ていて、着心地にストレスがなくイージーケアができて、生活に寄り添えているかどうかが重要です。最初に思い浮かんだ編み地の立体感が出やすいかどうかも、素材選びのポイントになっています。さらに自分が大切にしたい部分が、環境のことに配慮されているかどうかです。

――25年春夏では一部にリサイクルナイロンを使い、環境負荷の少ない方法でビンテージ加工を施しています。環境に問題意識を持ったきっかけは?

緒方:アパレル業界で商談していると、ヨーロッパの糸は環境問題を意識したものが作られていると知ります。本当に環境に対して考えないといけない時代なんだと。同時に自分に子どもができたタイミングもあって、この子たちが大きくなった未来のことも考えるようになりました。私が小さい時からゴミの問題を小学校で習い、将来はいろいろなものが開発され、問題が全部クリアになるんだろうと、何となく想像していました。でも、今も状況はあまり変わってない印象で、この子たちが大きくなった時はどうなるんだろうと感じています。

――現在はドネーション(寄付)の活動もされています。

緒方:25年春夏の展示会でイベントを開催した時、サブラインみたいな形でグッズ的アイテムを作り、ドネーションとして販売しました。これは社会情勢を考えて医療活動の援助にあてていますが、今後も続けていきたいです。ドネーションだから買ってもらうのではなく、プロダクトがおもしろくて欲しいとなり、「実はドネーションなんだ」と感じてもらえるものが作れたらいいなと思っています。

実験的な技術と毎日の快適さが一つになったコレクション

――25年春夏コレクションのテーマについて教えてください。

緒方:「記憶すること」がテーマです。今回は形状記憶ができるような素材を使い、ブランド独特の編み方を洋服に記憶させる意味合いを持たせました。ストーンウォッシュ、レーザーでダメージ加工風に見せたニット、個体差があるスプレーペイントのデニムも作り、「オープン セサミ クラブ」が洋服自体にいろいろなものを記憶させていく部分と、買っていく人がその服を着ていろいろな記憶を重ねていく部分をテーマにしています。

――花を撮影した写真のファイルのサムネイル画像から生まれた、フラワーブロックシリーズが色鮮やか。デザインの発想は日常のシーンから得ることが多いのですか?

緒方:24年秋冬で作ったお花のジャカードは、私が着ていたカーディガンをポイっとして裏返った時に見えた始末がヒントになっています。古着だったので始末が今では見られないグチャグチャさでしたが、それが逆にかわいいと思ったことがきっかけでした。25年春夏で発表したレーザーでダメージ加工したニットは、子どもと影絵の遊びをしている時に「この感覚をダメージでやったらかわいいのかな?」と思い浮かんだものですし、何でもない時に「あっ」と思ったことをインスピレーションにしています。

――布帛アイテムにも取り組みジーンズを発表。色の表現が特徴的なボトムですが、これにはどんな加工が?

緒方:ジーンズは2型発表しました。キャッチーな見え方のジーンズはスプレープリントをしています。24年秋冬に発表した、ズレて見えるデザインのボトムが気に入っていたんですけど、同じ色だとディテールが分かりにくかったんです。そこで、「ズレ」を強調する加工を入れたいと思い、素材をウールからデニムに置き換えました。製品になったホワイトデニムを加工屋さんでスプレーペイントをしてもらい、高圧プレスで光沢を出しています。ジーンズをフラットに置いてペイントするので、着た時に生まれるズレがレイヤードのように見えるおもしろい加工になっています。

――展示会に並んでいたニットアイテムはすべて洗うことができて、アイロンいらずなんですね。

緒方:本当に毎日バタバタ過ごしているので、アイロン掛けやクリーニングが必要な服の出番が少なくなっています(笑)。さっと綺麗に着られて、おうちで簡単にお手入れできるものをすごい頻度で着ています。みなさん、家庭や仕事もあり、推し活もあったりとか、やっぱり忙しいと思いますし、「オープン セサミ クラブ」をどんどん着てもらいたい気持ちもあって、アイロンいらずにしています。今回の展示会ではスチーマーを1回も当てずに設営できて、なんかもう「自分ありがとう」という感じでした(笑)。

――現在の卸先は「伊勢丹新宿本店」「ビームス(BEAMS)」「ビューティ&ユース ユナイテッドアローズ(BEAUTY & YOUTH UNITED ARROWS)」「エストネーション(ESTNATION)」「ジャーナル スタンダード(JOURNAL STANDARD)」など、国内有数のセレクトショップも多いです。バイヤーからどんな評価を?

緒方:バイヤーさんとはいつも楽しく商談させてもらっていて、「かわいい」という声や、カラーが綺麗なこと、おもしろい編み地、おもちゃっぽい雰囲気を評価してもらっていますが、見た目に反する機能性、洗いやすさや着心地について説明していくと、さらに喜んでもらえています。素材を選ぶ時は見た目がかわいいのは当たり前で、出張へ行ったり、旅行に行ったりする時に自分が作った洋服を着たいと思っています。25年春夏も、出張先と旅行先でもまったくシワにならなくて、そのまま着られることが大切でした。

――今後はコラボレーションのように、誰かと組むことは考えていますか? また、これからブランドを成長させるために、取捨選択を迫られることもあり得るのではないかと思います。そこでブランドとして、ここだけは譲れないという点があったら教えてください。

緒方:本当に自分の作りたいものを大切にしていきたいです。今はブランド規模も小さいので、お客さんに何か楽しんでもらえるようなコンテンツを増やし、コンセプトや取り組みをたくさん知ってもらうファン作りができたらいいなと思っています。誰かと組む時は企業というよりは、身近に一人でもの作りの活動をしている人たちがいるので、そういう人たちと何かおもしろい取り組みがしてみたいです。おもしろいこと、新しいことにどんどん挑戦していきたいです。

PHOTOS:RIE AMANO

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「アルビオン」の先進テクノロジーと植物力を採用! “スキコン”に続く傑作美容液

2009 年から続く「WWDBEAUTY」のベストコスメ特集では、バイヤーのアンケートをもとに本当に売れた商品を表彰する。「ベストコスメ歴代名鑑」では、15年以上続く本特集の中でも常にランキングに入賞している“傑作”をピックアップ。時代を超えて愛される理由や商品の魅力について、美容ジャーナリストの加藤智一が深掘りする。今回は「アルビオン(ALBION)」の“エクラフチュール t”にフォーカス。

「アルビオン」といえば洗顔後に乳液を使う“先行乳液”という独自スキンケア法で知られているブランドだが、そんな従来のスキンケア法とは異なる発想で13 年10 月に生まれた美容液が“エクラフチュール”だ。その誕生のきっかけは創薬ベンチャー、ナノキャリア(現・NANO MRNA)との出会いだった。

当時、「アルビオン」は自社の研究環境の充実を図りながら、外部機関と連携した新しい取り組みを始めており、その中で注目したのが、ナノキャリアがもつドラッグ・デリバリー・システム(以下、DDS)だった。DDSは有効成分を効かせたい部分にピンポイントで届かせる技術だが、ナノキャリアが抗がん剤など医薬分野においてDDSの開発で実績を挙げていたことから、その技術を化粧品にも応用できないかと「アルビオン」は考えた。

12年に「アルビオン」とナノキャリアとの共同研究がスタート。研究後まもなくナノキャリアが開発した肌への浸透に優れたナノサイズのミセル“ナノセスタ”に、「アルビオン」が世界中から厳選した2種の植物成分、沖縄・渡名喜島産リュウキュウガネブとアマゾンに自生する果実クパスバターを掛け合わせることで、「最高の成分を最善の方法で届ける」というシステムが完成。ベストな肌効果を引き出すための方法としてブランド内のセオリーを覆す、洗顔後に先行乳液よりも先に使う“先行美容液”としてデビューした。

“エクラフチュール”は“エクサージュ”や“アンフィネス”など従来のスキンケアシリーズに属さない単体スキンケアであり、「アルビオン」にとってはチャレンジングであったが、それがかえって新鮮さを演出した。発売直後から飛ぶように売れ、2カ月で20万本の売り上げを記録。「アルビオン」ユーザーではなかった新規顧客を取り込みつつ、“肌を強くする”という世代や年齢を問わない肌訴求も相まって、リピーターも増え続けた結果、24年現在ではアルビオンの美容液カテゴリーの中で売り上げの4割を占めるように。まさにブランドの看板美容液と言えるほどに成長を遂げている。

現在販売している“エクラフチュール t”は、23年に発売した3代目。18年に発売した2代目では“ナノセスタ”にプラスの電荷を付加することで、よりスピーディな肌効果を達成した。そして3代目となる現行品では「アルビオン」が新たに開発・栽培したシャクヤクの新品種、夢彩花(ゆめさいか)の花から抽出したエキスを配合することで、細胞そのもののエネルギーを活性させるアプローチを導入した。先進のテクノロジーと植物成分を両軸として進化を続けるのが“エフラクチュール”の本懐。「アルビオン」をけん引する美容液として進化を続けていく。

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上海っ子に大人気、旧フランス租界のお手頃なLAカジュアル「ブランディーメルビル」【ヒキタミワの「上海日記」】

1993年から上海在住のライターでメイクアップアーティストのヒキタミワさんの「上海日記」をスタートします。ファッションやビューティの最新トレンドや人気のグルメ&ライフスタイル情報を、ベテランの業界人目線でお届けします。1回目に取り上げるのは、イタリアで生まれ、米国LAで人気が爆発したカジュアルウエアブランド「ブランディーメルビル(BRANDY MELVILLE)」。感度の高さと全身コーデで1万円以下、というコスパの高さで人気のブランドです。

プラタナス並木や欧州様式の建物が並ぶ旧フランス租界に位置する全長たった862mの「安福路」には、スタイリッシュなカフェや海外ブランドのブティック、小さなギャラリーや劇場まで、人を魅了する内容がぎっしりと詰まっている。魅了する内容がぎっしりと詰まっている。東京の南青山というとイメージが伝わりやすいかもしれない。週末ともなれば、祭りのネリのようにごった返してしまうこの小さなストリートだが、その中でも特に注目を浴びているのが「ブランディーメルビル」という2009年にスタートしたイタリア発祥のファッションブランドだ。

ブランド名は「ブランディというアメリカ人女性とメルヴィルというイタリア人男性がローマで恋に落ちた」という物語に由来し、ロゴの中心に♡マークが描かれているのがその背景を象徴している。

「シンプルでありながらトレンド感を感じさせるスタイル」をブランドコンセプトに、カジュアルさの中にヴィンテージライクなエッセンスを取り入れ、ヨーロッパのフェミニンな要素とアメリカ西海岸のリラックスしたライフスタイルを融合させたスタイルを提案している。 店舗は3階建てで、総面積は約1000㎡、2~3階が売り場となっている。かなりの広さを白とナチュラルな木目を基調にし、ギターやレトロ調の絵画などを効果的に配置した店内のインテリアもまさにそのコンセプト通りだ。

取り扱っているアイテムはキャミソールやスウェット、セーター、ワンピース、アクセサリー、アンダーウェアなど多岐にわたり、淡いカラーリングを基調にゆったりとしたデザインからフィット感のあるものまで豊富にラインナップされており、どれもシンプルで着回しがしやすく、さまざまなコーディネートに対応できるのも魅力的だ。

主にZ世代をターゲットにした価格帯は比較的お手頃で、夏のコーディネートならば全身を1万円ほどで揃えられる設定になっている。そして特筆すべきは、展開されているのがなんと1サイズのみ(しかもほぼ「S」または「XS」に近い)ということ。服が自分に合わせるのではなく、自分が服にフィットしないといけないというハードルがそこに存在する。

ファッションアイコンのケンダル・ジェンナーやポップスターのアリアナ・グランデ、モデルで起業家のヘイリー・ビーバーなど、SNSなどで数多のセレブリティたちも日常のスタイルとして取り入れている。セレブ御用達なのにリーズナブルとくれば、「私も着てみたい」と思う女子が大量発生するのも頷ける。

現在はヨーロッパ、アメリカ、アジア、カナダ、オーストラリアなど複数の国と地域で展開しており、店舗数も100軒を超えている。2019年上海進出に続き、東京では2023年原宿に旗艦店をオープンした。こちらは上海店ほど大きくなく、上海店を知っている身としては少しがっかりしてしまう⋯⋯。

上海店は平日にも関わらず多くの来店者で賑わい様子が見られる。人気は衰えを知らず、今後も世界中で「ブランディガール」が増え続けるだろう。年齢にとらわれず、誰もが気軽に楽しめるこのブランドの可能性はまだまだ広がりそうだ。私が内緒で14歳の娘のブランディを拝借していることはここだけの秘密に!

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「ドルチェ&ガッバーナ」のショーはフラッシュの嵐!パパラッチに追われる俳優たちの昼と夜

「ドルチェ&ガッバーナ(DOLCE&GABBANA)」は1月18日、ミラノで2025-26年秋冬メンズ・コレクションを発表した。今季のテーマは、著名人を追いかけ、スクープ写真を狙う「パパラッチ」。デイタイムとイブニングという2部構成のショーで、そんなパパラッチに追われる映画俳優たちのプライベートと表舞台での着こなしを描いた。

おなじみの自社会場メトロポールの中に入ると、中央にはレッドカーペットのような深い赤のランウエイ。ショーのスタートとともに幕が開くと、ランウエイ端のサイドに設けられたひな壇に、ブラックスーツ姿にカメラを携えた50人以上の“パパラッチ“が待ち構えていた。そんな中に登場したモデルたちは、彼らの掛け声や焚かれるフラッシュの光を浴びながら歩いていく。

デイタイムの装いが醸し出す「エフォートレスな魅力」

ファーストルックは、人工ファーコートにチャンキーなハーフボタンニット、バギーシルエットのジーンズ、黒のレースアップブーツを合わせた着こなし。ニットをパンツに入れるスタイリングは、ミラノで多くのブランドが提案するトレンドだ。その後もカギになるのは、人工ファーやシアリングを襟やライニングにあしらったデニムジャケットや構築的なテーラードコート、スエット地のフード付きパーカといったボリュームたっぷりのアウターと温かみを感じる手編みのニット、厚手のツイードを用いたテーラードアイテム。パンツもボリュームが要になり、ジーンズやカーゴ、タック入りスラックス、コーデュロイ、スエットまでをバギーなシルエットで打ち出している。

そんなデイタイムのキーワードは、「エフォートレスな魅力」。「ドルチェ&ガッバーナ」のメンズに欠かせないタンクトップやハンチング、レザージャケットといったアイコニックなアイテムや、スパンコールジャケットやレパード柄に見られるようなグラマラスなテイストを交えながら、リラックス感と色気が共存するカジュアルスタイルを表現している。

アクセサリーは、これまでより柔らかく風合いのあるレザーを用いてクタッと仕上げたり、クロコダイルの型押しを施したりしたレザーバッグが充実。特に世界を飛び回るスターたちの移動時を想起させるようなビッグサイズの提案が印象的だ。一方、足元は前述のレースアップブーツに加え、バックルのディテールが目を引くラギッドなブーツ、もしくはすっきりとしたシルエットのレースアップシューズやスニーカーを合わせる。

イブニングはレッドカーペットに映える華やかなサルトリアルック

そして、一旦暗転した後はイブニングへと移行。サルトリアの職人技術を存分に生かした端正なフォーマルルックに身を包んだモデルたちが登場する。中心となるのは、幅広のピークトラペルや程よく絞ったウエストが特徴のジャケット。そこにコットンやサテンのドレスシャツ、黒のボウタイ、シルクスカーフ、カマーバンド、前半同様にゆったりとしたシルエットで仕上げたドレープ感のあるパンツを合わせている。そんな美しいテーラリングはこの数年のショーでも度々フォーカスしてきた「ドルチェ&ガッバーナ」の真骨頂だ。そこに今季は、花や昆虫をモチーフにしたアンティークブローチ風のジュエリーパーツやゴールドとカラーストーンを用いたネックレスをプラス。その煌めきが、レッドカーペットにふさわしい華やかなムードを演出する。

セレブリティーやエンターテインメントの世界とのつながりも深い「ドルチェ&ガッバーナ」は、スターたちに思いを巡らせたコレクションを通して、カジュアルとフォーマルというブランドのもつ二面性を描きながら、その根幹にあるエレガンスの美学を見せた。

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「ケイト」“リプモン”や「クレ・ド・ポー ボーテ」ケース、「スリー」香水など限定アイテム登場! 今週発売のビューティまとめ6選【1/20〜1/26】

ビューティアイテムの発売情報を「WWDJAPAN」的視点でピックアップ!今回は1月20〜26日に発売するアイテムを紹介します。今週の注目はバレンタイン限定アイテム。「ケイト(KATE)」の“リップモンスター”限定色は、モンスターたちが真夜中に始めるお菓子作りがテーマ。“生焼けパンケーキ”、“ピンクバナナホイップ”、“ヴァンパイアフラッペ”といった「ケイト」らしいネーミングと、クリーミーな質感が魅力です。「クレ・ド・ポー ボーテ(CLE DE PEAU BEAUTE)」からは、愛と運命の絆を表現した限定パッケージが登場。キュートな気品を備えたデザインはさすが「クレ・ド・ポー ボーテ」!ほか、オレンジやローレル、ペパーミントの爽やかなトップノートから、ローズやカカオが織りなすビタースイートなミドルノートへと移りゆく「スリー(THREE)」の限定フレグランスも注目です。

【1月21日発売】
クレ・ド・ポー ボーテ
(CLE DE PEAU BEAUTE)

人気3アイテムが赤い糸伝説”デザインに

「クレ・ド・ポー ボーテ(CLE DE PEAU BEAUTE)」は、愛と運命の絆を表現した限定パッケージのコレクション“アンロック ザ ハート”を発売する。ラインアップは、クッションファンデーションケース、ハイライティングパウダー、リップスティック。パッケージに描いた赤い糸は繋がっており、途切れることのない運命を象徴している。

■商品詳細

“クレ・ド・ポー ボーテ ケース”(3520円)
“クレ・ド・ポー ボーテ ル・レオスールデクラ”(9350円)
“クレ・ド・ポー ボーテ ルージュアレーブル”(6600円)

【1月22日発売】
ティルティル
(TIRTIR)

AIフィルター肌をかなえるファンデーション

「ティルティル(TIRTIR)」は、ブランドを代表するクッションファンデーション“マスクフィットクッション”シリーズの新作“マスクフィット エーアイフィルタークッション”[SPF30・PA++]を発売する。AIフィルターをかけたようなふんわりセミマット肌に仕上げる点が特徴。テクスチャーは既存シリーズよりも軽い付け心地を実現した。

■商品詳細

“マスクフィット エーアイフィルタークッション”[SPF30・PA++](2970円)

【1月22日発売】
スリー
(THREE)

“スイートな刻印”がテーマのリップ&香水

「スリー(THREE)」は、バレンタインコレクション“ザ スイートネス タブー”を発売する。“スイートな刻印”をテーマに、異なる質感のリップカラー2種と精油のみで作ったプラントベースのフレグランス1種をラインアップする。

■商品詳細

“スリー ドリームオン アリューリング リル one”(限定2色、各4070円)
“スリー ドリームオン アリューリング リップスティック”(限定2色、各4400円)
“スリー エッセンシャルセンツ”(限定、9mL、5390円)

【1月23日発売】
ラッシュ
(LUSH)

過去の名品を時代に合わせて再処方

「ラッシュ(LUSH)」は、過去の名品の中でも特に人気だった全10アイテムを今の時代に合わせてリニューアルしたコレクション“ラッシュ バージョン”を発売する。1990年代に生まれ愛された名品の一つであるボディーバターやリキッドシャンプー、洗顔料などをラインアップする。

■商品詳細

“EVO ボディバター”(225g、4400円)
“CCN ボディバター”(225g、4400円)
“ブラジリアント ボディバター”(225g、4400円)
“CCB ハンド&ボディローション”(225g、4000円)
“PPM フットローション”(225g、3840円)
“GIN シャンプー”(275g、4000円)
“BNN シャンプー”(290g、3200円)
“PIN フェイシャルウォッシュ”(240g、4400円)
“モーストリー”(225g、4400円)

【1月24日発売】
ルナソル
(LUNASOL)

春の気配を感じる“12°C”

「ルナソル(LUNASOL)」は、春の気配を感じる“12°C”がテーマの限定コレクションを発売する。ラインアップは、上質な粉質と透ける影が溶け合うようなカラー設計が特徴の4色アイシャドウパレット“アイカラーレーションN”の新色や限定色、艶やかで丸みを帯びたボリューミーな唇に仕上げる新作リップなどの全9アイテム。

■商品詳細

“アイカラーレーションN”(各7700円)
“スムースフィックスアイプライマー 01 ソフトライト”(3850円)
“ベアカラーバーム”(全5色うち限定2色、各4620円)
“ラディアントスティックN”(全2種、各4950円)
“モノアイカラーレーション”(各3520円)
“フラッシュクリエイター”(3300円)
“スマッジニュアンスライナー”(各3300円)
ネイルポリッシュ(限定2色、各2200円)
チークカラー(限定1色、2750円)

【1月24日発売】
キールズ
(KIEHL'S SINCE 1851)

“UFCシリーズ”からボディークリーム誕生 

「キールズ(KIEHL'S SINCE 1851)」は、ブランドを代表する“クリーム UFC”から、高い保湿力でかさついた肌にたっぷりと潤いを補給する“キールズ ボディクリーム UFC”発売する。“クリーム UFC”の特徴である高い保湿力と軽やかなテクスチャーはそのままに、素早い浸透力で塗ってすぐ衣服を着用できるのがポイントだ。

■商品詳細

“キールズ ボディクリーム UFC”(250mL、7920円)

【1月25日発売】
ケイト
(KATE)

クリーミーカラーの限定“リップモンスター”

「ケイト(KATE)」は、人気の“リップモンスター”からモンスターたちが真夜中に始めるお菓子作りから着想を得た限定色を発売する。カラーのラインアップはベージュ系“生焼けパンケーキ”、ピンク系“ピンクバナナホイップ”、モーヴ系“ヴァンパイアフラッペ”の全3色で、淡めのクリーミーカラーが特徴だ。

■商品詳細

“リップモンスター”の限定カラー(各1540円※編集部調べ)

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「ケイト」“リプモン”や「クレ・ド・ポー ボーテ」ケース、「スリー」香水など限定アイテム登場! 今週発売のビューティまとめ6選【1/20〜1/26】

ビューティアイテムの発売情報を「WWDJAPAN」的視点でピックアップ!今回は1月20〜26日に発売するアイテムを紹介します。今週の注目はバレンタイン限定アイテム。「ケイト(KATE)」の“リップモンスター”限定色は、モンスターたちが真夜中に始めるお菓子作りがテーマ。“生焼けパンケーキ”、“ピンクバナナホイップ”、“ヴァンパイアフラッペ”といった「ケイト」らしいネーミングと、クリーミーな質感が魅力です。「クレ・ド・ポー ボーテ(CLE DE PEAU BEAUTE)」からは、愛と運命の絆を表現した限定パッケージが登場。キュートな気品を備えたデザインはさすが「クレ・ド・ポー ボーテ」!ほか、オレンジやローレル、ペパーミントの爽やかなトップノートから、ローズやカカオが織りなすビタースイートなミドルノートへと移りゆく「スリー(THREE)」の限定フレグランスも注目です。

【1月21日発売】
クレ・ド・ポー ボーテ
(CLE DE PEAU BEAUTE)

人気3アイテムが赤い糸伝説”デザインに

「クレ・ド・ポー ボーテ(CLE DE PEAU BEAUTE)」は、愛と運命の絆を表現した限定パッケージのコレクション“アンロック ザ ハート”を発売する。ラインアップは、クッションファンデーションケース、ハイライティングパウダー、リップスティック。パッケージに描いた赤い糸は繋がっており、途切れることのない運命を象徴している。

■商品詳細

“クレ・ド・ポー ボーテ ケース”(3520円)
“クレ・ド・ポー ボーテ ル・レオスールデクラ”(9350円)
“クレ・ド・ポー ボーテ ルージュアレーブル”(6600円)

【1月22日発売】
ティルティル
(TIRTIR)

AIフィルター肌をかなえるファンデーション

「ティルティル(TIRTIR)」は、ブランドを代表するクッションファンデーション“マスクフィットクッション”シリーズの新作“マスクフィット エーアイフィルタークッション”[SPF30・PA++]を発売する。AIフィルターをかけたようなふんわりセミマット肌に仕上げる点が特徴。テクスチャーは既存シリーズよりも軽い付け心地を実現した。

■商品詳細

“マスクフィット エーアイフィルタークッション”[SPF30・PA++](2970円)

【1月22日発売】
スリー
(THREE)

“スイートな刻印”がテーマのリップ&香水

「スリー(THREE)」は、バレンタインコレクション“ザ スイートネス タブー”を発売する。“スイートな刻印”をテーマに、異なる質感のリップカラー2種と精油のみで作ったプラントベースのフレグランス1種をラインアップする。

■商品詳細

“スリー ドリームオン アリューリング リル one”(限定2色、各4070円)
“スリー ドリームオン アリューリング リップスティック”(限定2色、各4400円)
“スリー エッセンシャルセンツ”(限定、9mL、5390円)

【1月23日発売】
ラッシュ
(LUSH)

過去の名品を時代に合わせて再処方

「ラッシュ(LUSH)」は、過去の名品の中でも特に人気だった全10アイテムを今の時代に合わせてリニューアルしたコレクション“ラッシュ バージョン”を発売する。1990年代に生まれ愛された名品の一つであるボディーバターやリキッドシャンプー、洗顔料などをラインアップする。

■商品詳細

“EVO ボディバター”(225g、4400円)
“CCN ボディバター”(225g、4400円)
“ブラジリアント ボディバター”(225g、4400円)
“CCB ハンド&ボディローション”(225g、4000円)
“PPM フットローション”(225g、3840円)
“GIN シャンプー”(275g、4000円)
“BNN シャンプー”(290g、3200円)
“PIN フェイシャルウォッシュ”(240g、4400円)
“モーストリー”(225g、4400円)

【1月24日発売】
ルナソル
(LUNASOL)

春の気配を感じる“12°C”

「ルナソル(LUNASOL)」は、春の気配を感じる“12°C”がテーマの限定コレクションを発売する。ラインアップは、上質な粉質と透ける影が溶け合うようなカラー設計が特徴の4色アイシャドウパレット“アイカラーレーションN”の新色や限定色、艶やかで丸みを帯びたボリューミーな唇に仕上げる新作リップなどの全9アイテム。

■商品詳細

“アイカラーレーションN”(各7700円)
“スムースフィックスアイプライマー 01 ソフトライト”(3850円)
“ベアカラーバーム”(全5色うち限定2色、各4620円)
“ラディアントスティックN”(全2種、各4950円)
“モノアイカラーレーション”(各3520円)
“フラッシュクリエイター”(3300円)
“スマッジニュアンスライナー”(各3300円)
ネイルポリッシュ(限定2色、各2200円)
チークカラー(限定1色、2750円)

【1月24日発売】
キールズ
(KIEHL'S SINCE 1851)

“UFCシリーズ”からボディークリーム誕生 

「キールズ(KIEHL'S SINCE 1851)」は、ブランドを代表する“クリーム UFC”から、高い保湿力でかさついた肌にたっぷりと潤いを補給する“キールズ ボディクリーム UFC”発売する。“クリーム UFC”の特徴である高い保湿力と軽やかなテクスチャーはそのままに、素早い浸透力で塗ってすぐ衣服を着用できるのがポイントだ。

■商品詳細

“キールズ ボディクリーム UFC”(250mL、7920円)

【1月25日発売】
ケイト
(KATE)

クリーミーカラーの限定“リップモンスター”

「ケイト(KATE)」は、人気の“リップモンスター”からモンスターたちが真夜中に始めるお菓子作りから着想を得た限定色を発売する。カラーのラインアップはベージュ系“生焼けパンケーキ”、ピンク系“ピンクバナナホイップ”、モーヴ系“ヴァンパイアフラッペ”の全3色で、淡めのクリーミーカラーが特徴だ。

■商品詳細

“リップモンスター”の限定カラー(各1540円※編集部調べ)

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マンガで学ぶ「在庫管理の魔術」 第2話:旗艦店で大事件発生 倉庫が水浸しで在庫管理に暗雲立ち込める

中堅アパレルのチェーンストア「ハンナズ」は、過剰在庫が原因で経営危機に瀕している。社長の安堂平磨は、娘でバイヤーの安堂あい、あいの夫で渋谷店店長の安堂徹に再生を期待するが、2人は「売れ残るリスクを抱えながら在庫を持つべきか?」それとも「売り上げが落ちるリスクを抱えながら在庫を減らすべきか?」で迷い続ける。そんな中、徹が店長を務める渋谷店で大事件が発生!天井の水道管が破裂し、倉庫が水浸しになってしまったのだ。徹は、在庫の置き場に奔走。元上司の加地奨吾に相談をすると……。

登場人物紹介

第二話

このマンガは、ジェフ・ベゾス(Jeff Bezos)も経営陣で読んだとされるTOC(制約理論)の原点にして最高の入門書「ザ・ゴール」を原案としています。「ザ・ゴール」を中心としたマネジメント理論に関する書籍は、ダイヤモンド社が販売中です。

ORIGINAL WORKS:ELIYAHU GOLDRATT、JEF COX
SUPERVISION:YUJI KISHIRA
SCRIPT:TAKEO AOKI
COMICS:YAMA AOTA

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「アンダーカバー」×「リーバイス」や“すみっコぐらし”の「コンバース」など! 来週発売のファッションアイテム11選【1/20〜1/26】

ファッションアイテムの発売情報を「WWDJAPAN」的視点でピックアップ!今回は1月20〜26日に発売するアイテムを紹介します。「アンダーカバー(UNDERCOVER)」は、デビュー35周年を祝して「リーバイス(LEVI'S)」とのコラボレーションを21日に発売します。レッド・ホット・チリ・ペッパーズのフリーをキャンペーンモデルに起用しているのですが、それがなんともカッコいい!両者のフィロソフィーを完全に受け止め爆発させています(笑)。
一方、なんとも愛らしいのが「コンバース(CONVERSE)」と“すみっコぐらし”とのコラボアイテム。それぞれのキャラクターのほっこりしたかわいらしさがシューズにうまく表現されていますね!

【1月20日発売】
マリメッコ
(MARIMEKKO)

中国人アーティストのシュエトン・ワンを起用した
ニューイヤーコレクション

「マリメッコ(MARIMEKKO)」は、2025年の干支「巳」にちなんだニューイヤーコレクションを順次発売する。同コレクションは、中国を拠点に活動するアーティスト、シュエトン・ワンの作品を採用。中国で縁起の良いとされる“幸運の蛇”などのモチーフをデザインに落とし込んだマグカップやプレートセットのほか、スエットやTシャツ、トートバッグなどのアパレルも用意する。

■商品詳細

マグカップ(4180円)
プレートセット(8140円)
スエット(4万7300〜5万600円)
Tシャツ(2万6400円)
トートバッグ(1万3200円)

【1月20日発売】
ビーミングバイビームス
(B:MING BY BEAMS)

イラストレーター北村直登とコラボ
限定書き下ろしイラストで

「ビーミングバイビームス(B:MING BY BEAMS)」は、イラストレーター北村直登とのコラボアイテムを発売する。今回は、同氏がこのために書き下ろした動物や人物を散りばめたアパレル計6アイテムをラインアップ。北村直登は、大分県在住のイラストレーター。独学で絵を描き始め、広告、書籍、アパレルなど幅広い分野で活動する。

■商品詳細

シャツ(1万1990円)
スエット(8910円)
Tシャツ(6490円)
スカート(1万1990円)
バッグ(3520円)

【1月20日発売】
レペット
(REPETTO)

「マリーン セル」とのコラボシューズ

「レペット(REPETTO)」は、「マリーン セル(MARINE SERRE)」とのコラボシューズをポップアップストアで数量限定販売する。同コラボでは、「マリーン セル」を象徴する三日月モチーフをプリントやエンボスなど多彩な技法で表現し、「レペット」の代名詞であるバレリーナスタイルに落とし込んだ。アイテムは“カミーユ”と“リル”の2型を用意する。

■商品詳細

シューズ“カミーユ”(7万3700円)
シューズ“リル”(7万400円)

【1月21日発売】
アンダーカバー
(UNDERCOVER)

デビュー35周年を記念した
「リーバイス」コラボ

「アンダーカバー(UNDERCOVER)」は、デビュー35周年を祝して「リーバイス(LEVI'S)」とのコラボレーションを発売する。同コレクションは、「アンダーカバー」の1998-99年秋冬コレクション“エクスチェンジ”のコンセプトやアーカイブアイテムをベースにするほか、新たなグラフィックも採用し、「リーバイス」の象徴的なアイテムに落とし込んだ全9型を展開する。

■商品詳細

デニムジャケット(3万3000〜8万2500円)
デニムパンツ(2万6400円)
ロングTシャツ(1万1000円)
Tシャツ(9900円)

【1月22日発売】
シンヤコズカ
(SHINYA KOZUKA)

「ツチヤカバン」とコラボした
ショルダーバッグ4型

「シンヤコヅカ(SHINYAKOZUKA)」は、伊勢丹新宿本店のポップアップで、2025年春夏コレクションで発表した「ツチヤカバン(TSUCHIYA KABAN)」とのコラボショルダーバッグ4型を発売する。同コレクションは、小塚デザイナーが制作した絵本「いろをわすれたまち」に着想。同絵本を象徴する2色を全面に使用したものと、絵本のイラストをトワルドジュイ柄でプリントしたものを用意する。

■商品詳細

バッグ(7万7000〜13万2000円)

【1月22日発売】
アディダス オリジナルス
(ADIDAS ORIGINALS)

タクワ・ビント アリとコラボ
シューズ2型をラインアップ

「アディダス オリジナルス(ADIDAS ORIGINALS)」は、パリとドバイを拠点とするアーティスティックディレクター、タクワ・ビント アリ(Taqwa Bint Ali)とコラボしたシューズを発売する。ともにバレエに着想を得た2型は、タン部分を廃し、全体をメタリックなシルバーでまとめることで、未来感のあるデザインに仕上げた。

■商品詳細

シューズ“タクワ ビント アリ アディスター ポーズ”(1万9800円)
シューズ“タクワ ビント アリ メガライド メリージェーン”(3万800円)

【1月24日発売】
アニエスべー
(AGNES B.)

「ヘリーハンセン」と初コラボ

「アニエスベー(AGNES B.)」は、ノルウェー発のアウトドアブランド「ヘリーハンセン(HELLY HANSEN)」と初のコラボコレクションを発売する。同コラボでは、環境配慮型素材をベースに、「アニエスべー」のオーセンティックなデザインと「ヘリーハンセン」の機能性を掛け合わせたベストやウインドブレーカー、バスクシャツなどをユニセックスとキッズでそろえる。

■商品詳細

ベスト
ウインドブレーカー
スエット
ロングTシャツ
キャップ
トートバッグ

【1月24日発売】
マリメッコ
(MARIMEKKO)

“マリメッコ マリデニム”から新作

「マリメッコ(MARIMEKKO)」は、“マリメッコ マリデニム(Marimekko Maridenim)”の2025年新作コレクションを発売する。ブランドを代表するプリント“ウニッコ”のデニムアイテムの新作や、プリントデザイナー石本藤雄がデザインした“ヤカラ”のアイテムに加えて、クラシックなホワイトデニムをラインアップする。

■商品詳細

デニムジャケット(6万8200円)
デニムスカート(5万600円)
デニムシャツ(6万9300円)
デニムパンツ(5万600円)

【1月24日発売】
コンバース
(CONVERSE)

“すみっコぐらし”とコラボ
ベビーサイズの“オールスター”

「コンバース(CONVERSE)」は、サンエックスのキャラクター“すみっコぐらし”とのコラボアイテムを発売する。「コンバース」の代表モデル“オールスター”をキッズ、ベビーサイズでそろえるほか、可愛らしいキャラクターを配したぬいぐるみやクッション、トートバッグなどの雑貨アイテムも用意する。

■商品詳細

“オールスター”(6930〜7480円※以下編集部調べ)
トートバッグ(3850円)
ぬいぐるみ(1980円)
チャーム(2310円)
クッション(3960円)
クリアケース(2200円)

【1月24日発売】
エヴァンゲリオン 95
(EVANGELI0N:95)

新ブランドがローンチ
デザイナーは加藤トモヒロ

「新世紀エヴァンゲリオン」のアパレルブランド「エヴァンゲリオン 95(EVANGELI0N:95)」がローンチする。同ブランドは、アニメがスタートした1995年のファッションシーンもブランド背景とし、アニメのシーンカットやタイトルロゴ、キャラクターのイラストなどを用いたグラフィックアイテムを展開。デザイナーは、2012年から“ラヂオ エヴァ”のクリエイティブディレクターとして活動する加藤トモヒロが務める。

■商品詳細

Tシャツ(1万9800円)
ロングTシャツ(2万6400円)
パーカ(2万9700円)
カーディガン(4万1800円)
ソックス(4400円)

【1月24日発売】
デサント
(DESCENTE)

「ジョウンド」とのコラボ第2弾

「デサント(DESCENTE)」は、カナダのデザインスタジオ「ジョウンド(JJJJOUND)」と第2弾となるコラボアイテムを発売する。好評を博した第1弾に続いて、今回も「デサント」のテクノロジーと、「ジョウンド」のミニマルなデザイン思想を融合し、機能的なアルパインスキーアイテムを再構築した。高い防寒性のアイテムを、モノクロームとブラックを中心としたカラーリングで展開する。

■商品詳細

ロングコート(13万2000円)
ジャケット(10万7800円)
パンツ(5万5000円)
ジーンズ(3万8500円)
ダッフルバッグ(3万5200円)
パスポートバッグ(2万2000円)

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「セッチュウ」堂々のショーデビュー 鋭い美学と底知れぬ創造性の原点は“感謝”

桑田悟史デザイナーの「セッチュウ(SETCHU)」は16日、イタリア・フィレンツェの合同展「ピッティ・イマージネ・ウオモ(PITTI IMMAGINE UOMO)」でブランド初となるショー形式での発表を行った。会場は欧州でも最も歴史が長いフィレンツェ国立中央図書館で、約300人のゲストに合計40ルックの2025-26年秋冬の春夏スタイルを披露した。

今シーズンは“正方形”を起点に、服の構造やフォームなどのクリエイションを発展させた。ファーストルックは、ロンドンの老舗テーラー「デイヴィス&サン(DAVIES & SON)」と協業したスクエアショルダーのボクシーなスワローテイルジャケットに、グレーのタータンチェック柄スラックスを合わせたモーニングスーツ。ジャケットには折り紙のように折りたためるシグネチャーのクリースが入り、頭をすっぽりと覆うミノのようなヘッドピースが和のムードを醸成する。

スワローテイルジャケットや、ロング丈のサファリジャケットは裾を内側に折って丈を短く調整できたり、左右身頃のセンターをつまむように合わせるジャケット、折りたためるピーコート、シャツやブレザーの身頃に正方形のパネルを用いたりと、あらゆる足し算や引き算のデザインがシンプルな“正方形”に帰結する。派手なディテールではないものの、サヴィルロウ時代に学んだ服を彫刻のように“削る”デザインアプローチがフォームの美しさを際立たせた。グレーのタータンチェックをはじめ、ブラックのイブニングやグレーのスエット、オフホワイトのドレスといったニュートラルカラー中心の構成が、服の構造をさらに鮮明に映し出す。

革新の生地と不変のスタイル

「セッチュウ」の強みであるオリジナル生地では、和紙をブレンドしたデニムシリーズのブラックが登場した。また、そぎ落としたクリエイションで異彩を放ったのが、源氏物語の源氏絵をシルクのジャカードにアレンジしたスクエアジャケットだ。「ラブコメディーの原点」と桑田デザイナーが説明する源氏物語には、自身のライフワークである釣りの要素を融合し、「もしも、源氏と釣り人が恋に落ちたら」という妄想を膨らませた。さらに、ショーでの表現としてセクシーな一面を加えるため、春画をポップにアレンジして生地にあしらっている。

ショー仕様で一部は奇抜なスタイリングではあったものの、燕尾服の伝統的フォーマルをはじめ、ネイビーブレザーにブルーのシャツ、グレーのスラックスを合わせた正統派英国トラッド、アジャスタブルなスエット上下によるスポーティーな提案など、ベースはタイムレスな日常着だ。そこに「セッチュウ」らしい和の要素から、新旧の時代感までを“折衷”して、時代に左右されない強烈なオリジナリティーを打ち出した。あらゆる賞レースを総なめにしてきた強固な世界観と、“和と洋の融合”というありふれた表現を圧倒的に超越する豊かな表現力を、ショーデビューの舞台でも発揮していた。

忠実に守る母の言葉

しかし、ショーでは難しい点もあった。同ブランドの遊び心ある個性的な柄や、着方によって個性的なフォームに変化する自由なスタイリング提案は、ランウエイショーでも視覚的に伝えやすい。一方で、「セッチュウ」の真髄である生地や構造、それらに込めたあらゆる要素を折衷するストーリーは、その深さゆえに瞬間的には伝わりづらい部分でもある。そこで、今回のショー会場には桑田デザイナーのクリエイションにつながる展示も行った。釣りをする映像をはじめ、自身が所有する釣具や春画、“折り紙”の構造、シューズの彫刻、ガンダムのプラモデルなどが並び、一点一点をつなぎ合わせながら想像すると、「セッチュウ」のモノづくりが浮き上がる仕掛けだ。

これらのキュレーションや配置の妙は、「セッチュウ」を知る業界人にはブランド理解をさらに深めるきっかけになり、初めて「セッチュウ」を目の当たりにしたゲストにとっても、多様な要素を折衷する桑田デザイナーのユニークな視点と、創造性を感じさせるきっかけになっただろう。この日の主役は「今日のショーは感謝という思いだけ。先代の日本人の方々が活躍したおかげで、僕も海外で生活できているから」と「感謝」の言葉を繰り返していた。桑田デザイナーが母から教わった「感謝してものを作りなさい」という言葉が今もクリエイションの核となり、その精神が人を引きつけ、桑田悟史を大舞台に押し上げた原動力となっている。「ショーは最初で最後」と笑っていたが、ショーという表現に挑んだことで新たな可能性を見いだした点もあるだろう。その新境地と原点である“感謝”が、「セッチュウ」の服で文化を作るクリエイションをさらに前進させる。

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「セッチュウ」堂々のショーデビュー 鋭い美学と底知れぬ創造性の原点は“感謝”

桑田悟史デザイナーの「セッチュウ(SETCHU)」は16日、イタリア・フィレンツェの合同展「ピッティ・イマージネ・ウオモ(PITTI IMMAGINE UOMO)」でブランド初となるショー形式での発表を行った。会場は欧州でも最も歴史が長いフィレンツェ国立中央図書館で、約300人のゲストに合計40ルックの2025-26年秋冬の春夏スタイルを披露した。

今シーズンは“正方形”を起点に、服の構造やフォームなどのクリエイションを発展させた。ファーストルックは、ロンドンの老舗テーラー「デイヴィス&サン(DAVIES & SON)」と協業したスクエアショルダーのボクシーなスワローテイルジャケットに、グレーのタータンチェック柄スラックスを合わせたモーニングスーツ。ジャケットには折り紙のように折りたためるシグネチャーのクリースが入り、頭をすっぽりと覆うミノのようなヘッドピースが和のムードを醸成する。

スワローテイルジャケットや、ロング丈のサファリジャケットは裾を内側に折って丈を短く調整できたり、左右身頃のセンターをつまむように合わせるジャケット、折りたためるピーコート、シャツやブレザーの身頃に正方形のパネルを用いたりと、あらゆる足し算や引き算のデザインがシンプルな“正方形”に帰結する。派手なディテールではないものの、サヴィルロウ時代に学んだ服を彫刻のように“削る”デザインアプローチがフォームの美しさを際立たせた。グレーのタータンチェックをはじめ、ブラックのイブニングやグレーのスエット、オフホワイトのドレスといったニュートラルカラー中心の構成が、服の構造をさらに鮮明に映し出す。

革新の生地と不変のスタイル

「セッチュウ」の強みであるオリジナル生地では、和紙をブレンドしたデニムシリーズのブラックが登場した。また、そぎ落としたクリエイションで異彩を放ったのが、源氏物語の源氏絵をシルクのジャカードにアレンジしたスクエアジャケットだ。「ラブコメディーの原点」と桑田デザイナーが説明する源氏物語には、自身のライフワークである釣りの要素を融合し、「もしも、源氏と釣り人が恋に落ちたら」という妄想を膨らませた。さらに、ショーでの表現としてセクシーな一面を加えるため、春画をポップにアレンジして生地にあしらっている。

ショー仕様で一部は奇抜なスタイリングではあったものの、燕尾服の伝統的フォーマルをはじめ、ネイビーブレザーにブルーのシャツ、グレーのスラックスを合わせた正統派英国トラッド、アジャスタブルなスエット上下によるスポーティーな提案など、ベースはタイムレスな日常着だ。そこに「セッチュウ」らしい和の要素から、新旧の時代感までを“折衷”して、時代に左右されない強烈なオリジナリティーを打ち出した。あらゆる賞レースを総なめにしてきた強固な世界観と、“和と洋の融合”というありふれた表現を圧倒的に超越する豊かな表現力を、ショーデビューの舞台でも発揮していた。

忠実に守る母の言葉

しかし、ショーでは難しい点もあった。同ブランドの遊び心ある個性的な柄や、着方によって個性的なフォームに変化する自由なスタイリング提案は、ランウエイショーでも視覚的に伝えやすい。一方で、「セッチュウ」の真髄である生地や構造、それらに込めたあらゆる要素を折衷するストーリーは、その深さゆえに瞬間的には伝わりづらい部分でもある。そこで、今回のショー会場には桑田デザイナーのクリエイションにつながる展示も行った。釣りをする映像をはじめ、自身が所有する釣具や春画、“折り紙”の構造、シューズの彫刻、ガンダムのプラモデルなどが並び、一点一点をつなぎ合わせながら想像すると、「セッチュウ」のモノづくりが浮き上がる仕掛けだ。

これらのキュレーションや配置の妙は、「セッチュウ」を知る業界人にはブランド理解をさらに深めるきっかけになり、初めて「セッチュウ」を目の当たりにしたゲストにとっても、多様な要素を折衷する桑田デザイナーのユニークな視点と、創造性を感じさせるきっかけになっただろう。この日の主役は「今日のショーは感謝という思いだけ。先代の日本人の方々が活躍したおかげで、僕も海外で生活できているから」と「感謝」の言葉を繰り返していた。桑田デザイナーが母から教わった「感謝してものを作りなさい」という言葉が今もクリエイションの核となり、その精神が人を引きつけ、桑田悟史を大舞台に押し上げた原動力となっている。「ショーは最初で最後」と笑っていたが、ショーという表現に挑んだことで新たな可能性を見いだした点もあるだろう。その新境地と原点である“感謝”が、「セッチュウ」の服で文化を作るクリエイションをさらに前進させる。

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「ピッティ」でランニング? 紳士服の合同展で多ジャンル導入の難しさと可能性

2025-26年秋冬シーズンのメンズ・サーキットがいよいよスタートしました。まずはイタリア・フィレンツェでメンズ見本市「ピッティ・イマージネ・ウオモ(PITTI IMMAGINE UOMO)」が、1月14〜17日に開催中です。職人の街であるフィレンツェに、世界中のすご腕ファクトリーや職人たち、そしてイタリアン・クラシコの職人たちが集い、「ピッティ」に行けばメンズドレスの大きな潮流が分かるほどの祭典でした。しかしここ数年は、ドレス系の主要ブランドがミラノやパリでの展示会に集中するため「ピッティ」を相次いで離脱し、規模は縮小傾向にあります。とはいえ、1年前の総来場者数は約2万人でメンズの合同展としては最大規模であることは変わらず、「ピッティ」は時代の変化に合わせてさまざまな取り組みを行っています。

第107回を迎えた今シーズンの目玉の一つが、ランニングに特化した“ニーズ アップ ランニング スペース(Knees Up Running Space)”でしょう。「ニーズ アップ」と英ロンドン発の多機能スペースで、ファッションやランニング、イベントなどを通じて人々をつなぐプラットフォームです。イタリアン・クラシコが主軸だった「ピッティ」がランニングを推していくなんて、数年前では想像もつきませんでした。変化しているとはいえ、「ピッティ」でググると今も個性的なスーツを纏う、恰幅のいい紳士が多くヒットするでしょうし、おそらく世間的なイメージもその紳士たちという印象が強いはずです。つまり、全然走らなさそうなイメージの人たちです。

まずはランイベントに参加

百聞は一見にしかずということで、この“ニーズ アップ ランニング スペース”が企画したランニングイベントに参加してみることにしました。集合は朝7時15分で、場所はシニョーリア広場。実は、個人的に「ピッティ」出張中には必ずシニョーリア広場を中心にランニングしていたので、ロンドンからの“ニーズ アップ”御一行を出迎えるぐらいの余裕で当日は臨みました。(そうそう、フィレンツェは街がコンパクトだから、ランニングにはいいよね。「ニーズ アップ」なかなか分かってる)ぐらいの気持ちで。日が昇る前の早朝から集まったメンバーは約30人弱で、アジア圏からは日本人3人のみの参加です。

「ピッティ」でわざわざ参加するぐらいですからランナーたちのスタイルはそれぞれ個性的でかっこよく、「ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)」「ナイキ(NIKE)」「アディダス(ADIDAS)」という王道メーカーのウエアも見かけたものの、ほとんどが日常着の延長線のようにカジュアルな着こなしでした。シューズは「ニューバランス(NEW BALANCE)」「オン(ON)」「ブルックス(BROOKS)」「ホカ(HOKA)」など。このスタイリッシュランナーたちはある程度予想できたので、自分は「オン」と「ロエベ(LOEWE)」のコラボアノラックで挑みます。ややファッションすぎて浮いてしまいましたが、フィレンツェでのランニングにおいてはおそらく先輩です。気にしません。

いよいよスタートすると、出だしは明らかにスローランと聞いていたペースではありません。キロ5分台で、フルマラソンでいうとサブフォー(4時間切り)のペースです。早朝なので気温は低かったし、自分たちが主催したイベントに30人以上も集まってテンションが上がっているのでしょうか。うんうん、スタートで飛ばしたくなる気持ちは分かるよ「ニーズ アップ」と、微笑みながら追走します。しかし、そのペースが一向に落ちません。むしろ、速度を増していきます。「あれ、全然スローランじゃないですね」と日本人同士で笑っていたのも束の間、日本人グループから微笑みは徐々に消え、無言になっていきます。後輩だったはずのスタイリッシュランナーたちは談笑を続けています。観光名所であるミケランジェロ広場への心臓破りの坂で、いよいよ自分の膝が上がらなくなるニーズダウン状態でピンチを迎えますが、「オン」と「ロエベ」の高価なウエア着てるランナーが離脱できないだろという謎の意地で何とか集団に食らい付き、絶景の広場まで登り切りました。苦しみの先にこそ、より絶景が心に染み渡る演出か。辛かったけど、ありがとう「ニーズ アッ」……と感謝する暇もなく、再びサブフォーペースでゴールへと向かいました。

並ぶアイテムは新鮮だったが

その後は「ピッティ」会場内の“ニーズ アップ ランニング スペース”で展示ブースを披露します。新進ブランドのランニングウエアやギア、アクセサリーを「ニーズ アップ」がキュレーションし、デザインやスタイルの側面から時代の変化を捉えます。8ブランドのアイテムを展示する中で、個人的に気になったのは「UNNA」のアパレルと、「ノーマル(NNORMAL)」のシューズでした。普段着でも違和感のないデザイン性の高さと、ロードランやトレイルランに適した機能を兼備し、立ち止まるゲストも複数いました。

集客は多くなかったものの、スーツ姿の来場者がアクティブなランニングアイテムを興味深く眺める姿は新鮮でしたし、アイテムの商談というよりも、ライフスタイルの提案という点では「ピッティ」に新風を吹かせる試みだと確信しました。ただ、「ピッティ」のゲストの多くはファッションアイテムを目的に来場しているため、「ニーズ アップ」が提唱するようなウェルネスやカルチャー、コミュニティー創出の価値を伝えるためには、ある程度の継続して提案していく必要性も感じました。変化を示す大胆なアクションと継続性が今の「ピッティ」や世界の合同展には必要です。歯を食いしばって坂道を上り切った先には、きっとミケランジェロ広場のような絶景が広がっているはずです。

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今の時代のホスピタリティーとは?

毎週発行している「WWDJAPAN」は、ファッション&ビューティの潮流やムーブメントの分析、ニュースの深堀りなどを通じて、業界の面白さ・奥深さを提供しています。巻頭特集では特に注目のキーワードやカテゴリー、市場をテーマに、業界活性化を図るべく熱いメッセージを発信。ここでは、そんな特集を担当記者がざっくばらんに振り返ります。(この記事は「WWDJAPAN」2025年1月13日号からの抜粋です)

村上:特にラグジュアリーの世界でホスピタリティーという言葉を頻繁に聞くようになり、実際ホスピタリティーを感じると、私もそのブランドを好きになってしまいます。今の時代におけるホスピタリティーの定義や実践を知りたいと考え、特集を企画しました。

益成:私は「ルレ・エ・シャトー」という世界各地580軒のユニークなホテルとレストランが加盟する非営利団体の日本・韓国の支部長を取材しました。その土地の“本物”を提供し、現地のコミュニティーを大事にするムーブメントを1954年から推進していて、加盟し続けるには2年に1度の覆面審査に合格するなど、厳しい基準が設けられています。

提供するのも、されるのも“人”

村上:加盟店のメリットは何ですか?

益成:“「ルレ・エ・シャトー」加盟店”と謳えることと共に、世界中のオーナーやシェフが集まって交流する機会が設けられ、理想のホスピタリティーを実現できるかという情報交換ができることが大きいようです。

村上:ナレッジの共有は魅力ですね。

益成:日本で一番長く加盟し続けている1489年創業の伊豆の旅館「あさば」にもオンラインで取材しました。能の舞台が見られる客室もあるそうで、その「景色」もホスピタリティーの一つのようです。

村上:まさにLVMHジャパンのノルベール・ルレ社長も「まず空間から感動していただくことが大事」と語っていました。加えて竹芝のラグジュアリーホテル「メズム東京、オートグラフコレクション」と同様に「ホスピタリティーを提供する側と提供される側は、フェアであるべき」と語っていたのが印象的でした。プロとして対等にサービスを提供する。「ルイ・ヴィトン」で欲しいバッグを気持ちよく買えるのは当たり前です。ブランドの歴史が紡ぐ夢や新たなインスピレーションを感じてもらうには、召使いのように指示を待つだけではダメなんでしょうね。

益成:提供するのも、されるのも“人”。感じ方は千差万別なので、絶対的な正解はありません。それをどう恒常的に提供するか。“人”にしかできない仕事だと思います。

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今の時代のホスピタリティーとは?

毎週発行している「WWDJAPAN」は、ファッション&ビューティの潮流やムーブメントの分析、ニュースの深堀りなどを通じて、業界の面白さ・奥深さを提供しています。巻頭特集では特に注目のキーワードやカテゴリー、市場をテーマに、業界活性化を図るべく熱いメッセージを発信。ここでは、そんな特集を担当記者がざっくばらんに振り返ります。(この記事は「WWDJAPAN」2025年1月13日号からの抜粋です)

村上:特にラグジュアリーの世界でホスピタリティーという言葉を頻繁に聞くようになり、実際ホスピタリティーを感じると、私もそのブランドを好きになってしまいます。今の時代におけるホスピタリティーの定義や実践を知りたいと考え、特集を企画しました。

益成:私は「ルレ・エ・シャトー」という世界各地580軒のユニークなホテルとレストランが加盟する非営利団体の日本・韓国の支部長を取材しました。その土地の“本物”を提供し、現地のコミュニティーを大事にするムーブメントを1954年から推進していて、加盟し続けるには2年に1度の覆面審査に合格するなど、厳しい基準が設けられています。

提供するのも、されるのも“人”

村上:加盟店のメリットは何ですか?

益成:“「ルレ・エ・シャトー」加盟店”と謳えることと共に、世界中のオーナーやシェフが集まって交流する機会が設けられ、理想のホスピタリティーを実現できるかという情報交換ができることが大きいようです。

村上:ナレッジの共有は魅力ですね。

益成:日本で一番長く加盟し続けている1489年創業の伊豆の旅館「あさば」にもオンラインで取材しました。能の舞台が見られる客室もあるそうで、その「景色」もホスピタリティーの一つのようです。

村上:まさにLVMHジャパンのノルベール・ルレ社長も「まず空間から感動していただくことが大事」と語っていました。加えて竹芝のラグジュアリーホテル「メズム東京、オートグラフコレクション」と同様に「ホスピタリティーを提供する側と提供される側は、フェアであるべき」と語っていたのが印象的でした。プロとして対等にサービスを提供する。「ルイ・ヴィトン」で欲しいバッグを気持ちよく買えるのは当たり前です。ブランドの歴史が紡ぐ夢や新たなインスピレーションを感じてもらうには、召使いのように指示を待つだけではダメなんでしょうね。

益成:提供するのも、されるのも“人”。感じ方は千差万別なので、絶対的な正解はありません。それをどう恒常的に提供するか。“人”にしかできない仕事だと思います。

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阪神大震災30年 大丸神戸店「復興への意志」に咲いた大輪の花

きょう1月17日は、1995年の阪神大震災から30年の節目。建物の3の2が倒壊した大丸神戸店は存続が危ぶまれる状況だったが、従業員たちの必死の努力によって、約3カ月後には縮小規模ながら営業を再開させた。その後も地元客との関係性を深め、神戸の一番店(売り上げ1位店舗)としての地位を盤石にする。さらに現在は売上高で初の1000億円台を目前にするなど、大きく花開いた。神戸生まれの百貨店関係者2人の目線から「震災と復興」を振り返る。(文中敬称略)

その朝、大学1年生の小野圭一は、神戸市東灘区の自宅マンションで飛び起きた。経験したことのない激しい揺れ。「戦争か何かが起きたのか、自分は死ぬのか」とパニックになった。家具が倒れ、ブラウン管のテレビは数メートル先に飛び、食器や本が散乱した。幸い、母と妹2人の家族は無事だった。

状況を確認しようと外に出た。北側には阪神高速道路の高架が東西に走る。その橋げたの下に見えるはずの六甲の山並みが見えない。なぜだろう。恐る恐る近づいた。「見慣れた高速道路が横倒しになったことに気づき、言葉を失いました」。繰り返し報道されたあの倒壊現場である。

自宅の被害は比較的軽かったが、電気・ガス・水道は止まった。昼は近所の炊き出しや配給に並び、夜は仏壇のロウソクに火を灯して過ごした。

正月に年賀状配達のバイトをしていた郵便局から連絡が入った。全国から届く救援物資を届ける仕事を頼まれた。原付バイクの荷台に水や食料を可能な限り積んで走る。道一本挟んで建物が全壊のエリアとほぼ被害がないエリアに分かれるのが不思議だった。「僕が『お届けに来ました』と告げると、皆さんはすごく喜んでくれました」。

百貨店の灯は消さない

大丸(当時)入社7年目の松原亜希子は、震災から約10日後に自宅待機の指示が解かれ、元町の大丸神戸店に出社した。被害が少なかった神戸市西区の自宅から途中までしか地下鉄が運行していなかった。倒壊したビルが多く、道路もガタガタのためバスもタクシーも走っていない。朝晩に片道1時間半を歩いて通勤した。

大丸神戸店は大部分が損壊し、とても営業できる状態ではない。だが震災が起きた1月半ばは初売りやバーゲンで購入された服の裾上げや丈詰めが完成する時期で、引き渡しを待つ商品がバックヤードにたくさん積まれていた。家財を失った顧客から問い合わせが来るようになった。「着るものに困っているお客さま、連絡もできないお客さまがたくさんいる。預かっている商品をリスト化し、電話をかけるチーム、リュックサックを背負ってご自宅まで届けるチームそれぞれしらみつぶしで対応しました」。店が開けられない中、地元の百貨店として何ができるのか、過酷な現実と向き合う日々が始まった。

スーツを購入した男性の自宅に電話したところ、「息子は地震で亡くなりました」と告げられた。「お辛いですね」と言うのが精一杯だった。通常であれば修繕したスーツは再販できないため、返金には応じられない。ただ、それが傷ついた人に寄り添う商売といえるのか。取引先に「大丸も半分持つので損切りしてもらえませんか」と掛け合い、返金に応じてもらった。袖を通すはずの顧客が亡くなり、行き場を失った服はたくさんあった。

3分の1からの再スタート

大丸神戸店長の森範二は店舗近くのビルに泊まり込み、営業再開の陣頭指揮を執った。森は従業員に「皆さんも被災して大変だろうが、どうか力を貸してほしい」と頭を下げた。損壊がひどかったため、再開できる売り場は3分の1だけ。4月8日の営業再開を知らせる新聞広告には「売場が、小さくなります。」のコピーとともに、下記の文章をつづった。

残された建物で、大丸は、できるだけのことをしたいと思います。
春のお洒落なお出かけ着、コーディネートしたい靴や雑貨を揃えます。
いつも焼きたてのパンをご用意します。

震災から3カ月足らず。市民の生活がまだ不自由な現状を踏まえ、営業再開時に衣料品や日用品を大々的にバーゲンする案も出たが、森は「絶対にダメだ」退けた。明るく華やいだ気分になってもらうことが百貨店の役割だと考えたのだ。震災の前の姿、それ以上のハレの場を提供することが、多くの人々を勇気づけると従業員に説いた。

松原は営業再開の日の光景が忘れられない。買い物を楽しむ顧客の笑顔。接客する従業員の弾む声。「大丸で買い物することは、普通の暮らしに戻る第一歩なんだ。それがすーっと体に染み込むように分かったのです」。

顧客と従業員が抱き合う姿をあちこちで見かけた。涙を浮かべて再会を喜び、励まし合う。実は休業中にも顧客から「あの婦人服売り場のスタッフさんは無事ですか」と従業員の安否を尋ねる電話やファックスが頻繁に届いていた。「神戸のお客さまとの深い関係がかけがえのない宝物であり、この期待に応える店を復活させなくては」と強く誓った。

華やかさに憧れて入社

98年4月、小野圭一は新卒で大丸に入社した。子供の頃から家族でたびたび訪れた大丸神戸店の華やかさに憧れていた。小野は震災の3年前に父を亡くした。父は同店勤務の百貨店マンだった。「でも震災で使命感に目覚めたとか、父の遺志を継ぎたいとか、そんな高尚な気持ちではありません。みんなが楽しみに集まる場所で、人を笑顔にする仕事したいと思ったのが志望動機です」。

小野は氷河期世代である。90年代末は金融機関の破綻も相次ぎ、消費増税も景気悪化に拍車をかけていた。百貨店も“冬の時代“と呼ばれ出していた。そんな中でも小野は目の前の顧客を喜ばせることにやりがいを感じ、販売促進やインバウンド施策で新しいアイデアの実現に汗をかいた。周囲を巻き込んで結果を出すことに人一倍こだわった。

2000年代に入ると、大丸は流通再編を先導する。東海地方を拠点にする松坂屋と統合し、大丸松坂屋百貨店が発足した。持ち株会社であるJ.フロントリテイリング(JFR)は、後にパルコを子会社化し、巨大流通グループへと変貌していった。

神戸店長として継承するもの

震災から28年後の2023年3月。松原亜希子は大丸神戸店の店長に就任した。入社以来、キャリアの半分以上を大丸神戸店や同芦屋店、同須磨店などの神戸エリアで過ごした。この数年は松坂屋上野店、大丸東京店の店長などを歴任したが、生まれ故郷である神戸への“帰任“は感慨深かった。

松原は復興の記録を何度も読み返し、退職した元上司たちを訪ねて当時の話を聞いた。「震災から復興は神戸店の原点。もう一度噛み締めないと神戸店のことを芯から分からない気がしたのです」。神戸店を預かる立場になって自問する。当時の店長の森はどんな覚悟で再建に取り組んだのか。店長のリーダーシップはどうあるべきか。自分たちは毎日、顧客に真摯に向き合えているのか――。

コロナ禍に見舞われた大丸東京店の店長時代、復興の経験は心の支えになった。東京駅直結の集客力を売りにした店の人流が途絶えた。従業員に「先が見えない状況だからこそ、前を向かなくてはいけないよ」と繰り返し呼びかけた。新しい催事やコラボレーションを積極的に実現し、パンデミックを乗り越えた。

もっと素晴らしい店にしよう

震災から29年後の24年3月。小野圭一はJFRの社長に就任した。48歳でのトップ就任は大手百貨店グループとしては異例の若さで、小売業の枠を超えた社会的なニュースになった。総額売上高1兆1519億円(24年2月期連結)の巨大流通グループを率いる小野は、「震災の経験が僕の生き方に影響を与えているかは分かりません。感覚としては、自分の心の奥底にあるもののような気がします」と話す。

年末年始に帰省し、救援物資の配達のバイトをしていた地域を久しぶりに訪れた。瓦礫の間を縫うように原付バイクで走った場所だ。「当時の面影が全くない、きれいな街になっていて驚きました」。歳月の流れと人間のたくましさに思いを馳せた。

阪神大震災を振り返る際、小野は「僕は、深刻な被害とその後の復興の力をセットで思い起こします」と言う。深い悲しみを経験したからこそ、震災の前よりもずっと素晴らしい街に再建しようとする人々のバイタリティー。震災の経験から学ぶべきは、そこだと指摘する。

1997年に損壊部分を建て替えて全館オープンした大丸神戸店は、外装に御影石を用いたり、建物の周囲に回廊を配したり、近代洋風建築の意匠を随所に取り入れ、洋館が並ぶ旧居留地のシンボルにふさわしい威容になった。

2024年2月期には売上高を15年ぶりに900億円台に戻し、25年2月期は994億円の見通しだ。初の1000億円の大台も目前となった。訪日客の割合が少ない神戸店は、地元消費によって支えられている。売上高だけが店舗価値のバロメーターではないものの、松原は地元との関係性の積み重ねの賜物だと考える。「神戸店には、一緒に震災の悲しみを乗り越え、一緒に復興を頑張ってきたお客さまとの特別な一体感があるのです。期待に応えるため、これからもピカピカに磨き続けます」。

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阪神大震災30年 大丸神戸店「復興への意志」に咲いた大輪の花

きょう1月17日は、1995年の阪神大震災から30年の節目。建物の3の2が倒壊した大丸神戸店は存続が危ぶまれる状況だったが、従業員たちの必死の努力によって、約3カ月後には縮小規模ながら営業を再開させた。その後も地元客との関係性を深め、神戸の一番店(売り上げ1位店舗)としての地位を盤石にする。さらに現在は売上高で初の1000億円台を目前にするなど、大きく花開いた。神戸生まれの百貨店関係者2人の目線から「震災と復興」を振り返る。(文中敬称略)

その朝、大学1年生の小野圭一は、神戸市東灘区の自宅マンションで飛び起きた。経験したことのない激しい揺れ。「戦争か何かが起きたのか、自分は死ぬのか」とパニックになった。家具が倒れ、ブラウン管のテレビは数メートル先に飛び、食器や本が散乱した。幸い、母と妹2人の家族は無事だった。

状況を確認しようと外に出た。北側には阪神高速道路の高架が東西に走る。その橋げたの下に見えるはずの六甲の山並みが見えない。なぜだろう。恐る恐る近づいた。「見慣れた高速道路が横倒しになったことに気づき、言葉を失いました」。繰り返し報道されたあの倒壊現場である。

自宅の被害は比較的軽かったが、電気・ガス・水道は止まった。昼は近所の炊き出しや配給に並び、夜は仏壇のロウソクに火を灯して過ごした。

正月に年賀状配達のバイトをしていた郵便局から連絡が入った。全国から届く救援物資を届ける仕事を頼まれた。原付バイクの荷台に水や食料を可能な限り積んで走る。道一本挟んで建物が全壊のエリアとほぼ被害がないエリアに分かれるのが不思議だった。「僕が『お届けに来ました』と告げると、皆さんはすごく喜んでくれました」。

百貨店の灯は消さない

大丸(当時)入社7年目の松原亜希子は、震災から約10日後に自宅待機の指示が解かれ、元町の大丸神戸店に出社した。被害が少なかった神戸市西区の自宅から途中までしか地下鉄が運行していなかった。倒壊したビルが多く、道路もガタガタのためバスもタクシーも走っていない。朝晩に片道1時間半を歩いて通勤した。

大丸神戸店は大部分が損壊し、とても営業できる状態ではない。だが震災が起きた1月半ばは初売りやバーゲンで購入された服の裾上げや丈詰めが完成する時期で、引き渡しを待つ商品がバックヤードにたくさん積まれていた。家財を失った顧客から問い合わせが来るようになった。「着るものに困っているお客さま、連絡もできないお客さまがたくさんいる。預かっている商品をリスト化し、電話をかけるチーム、リュックサックを背負ってご自宅まで届けるチームそれぞれしらみつぶしで対応しました」。店が開けられない中、地元の百貨店として何ができるのか、過酷な現実と向き合う日々が始まった。

スーツを購入した男性の自宅に電話したところ、「息子は地震で亡くなりました」と告げられた。「お辛いですね」と言うのが精一杯だった。通常であれば修繕したスーツは再販できないため、返金には応じられない。ただ、それが傷ついた人に寄り添う商売といえるのか。取引先に「大丸も半分持つので損切りしてもらえませんか」と掛け合い、返金に応じてもらった。袖を通すはずの顧客が亡くなり、行き場を失った服はたくさんあった。

3分の1からの再スタート

大丸神戸店長の森範二は店舗近くのビルに泊まり込み、営業再開の陣頭指揮を執った。森は従業員に「皆さんも被災して大変だろうが、どうか力を貸してほしい」と頭を下げた。損壊がひどかったため、再開できる売り場は3分の1だけ。4月8日の営業再開を知らせる新聞広告には「売場が、小さくなります。」のコピーとともに、下記の文章をつづった。

残された建物で、大丸は、できるだけのことをしたいと思います。
春のお洒落なお出かけ着、コーディネートしたい靴や雑貨を揃えます。
いつも焼きたてのパンをご用意します。

震災から3カ月足らず。市民の生活がまだ不自由な現状を踏まえ、営業再開時に衣料品や日用品を大々的にバーゲンする案も出たが、森は「絶対にダメだ」退けた。明るく華やいだ気分になってもらうことが百貨店の役割だと考えたのだ。震災の前の姿、それ以上のハレの場を提供することが、多くの人々を勇気づけると従業員に説いた。

松原は営業再開の日の光景が忘れられない。買い物を楽しむ顧客の笑顔。接客する従業員の弾む声。「大丸で買い物することは、普通の暮らしに戻る第一歩なんだ。それがすーっと体に染み込むように分かったのです」。

顧客と従業員が抱き合う姿をあちこちで見かけた。涙を浮かべて再会を喜び、励まし合う。実は休業中にも顧客から「あの婦人服売り場のスタッフさんは無事ですか」と従業員の安否を尋ねる電話やファックスが頻繁に届いていた。「神戸のお客さまとの深い関係がかけがえのない宝物であり、この期待に応える店を復活させなくては」と強く誓った。

華やかさに憧れて入社

98年4月、小野圭一は新卒で大丸に入社した。子供の頃から家族でたびたび訪れた大丸神戸店の華やかさに憧れていた。小野は震災の3年前に父を亡くした。父は同店勤務の百貨店マンだった。「でも震災で使命感に目覚めたとか、父の遺志を継ぎたいとか、そんな高尚な気持ちではありません。みんなが楽しみに集まる場所で、人を笑顔にする仕事したいと思ったのが志望動機です」。

小野は氷河期世代である。90年代末は金融機関の破綻も相次ぎ、消費増税も景気悪化に拍車をかけていた。百貨店も“冬の時代“と呼ばれ出していた。そんな中でも小野は目の前の顧客を喜ばせることにやりがいを感じ、販売促進やインバウンド施策で新しいアイデアの実現に汗をかいた。周囲を巻き込んで結果を出すことに人一倍こだわった。

2000年代に入ると、大丸は流通再編を先導する。東海地方を拠点にする松坂屋と統合し、大丸松坂屋百貨店が発足した。持ち株会社であるJ.フロントリテイリング(JFR)は、後にパルコを子会社化し、巨大流通グループへと変貌していった。

神戸店長として継承するもの

震災から28年後の2023年3月。松原亜希子は大丸神戸店の店長に就任した。入社以来、キャリアの半分以上を大丸神戸店や同芦屋店、同須磨店などの神戸エリアで過ごした。この数年は松坂屋上野店、大丸東京店の店長などを歴任したが、生まれ故郷である神戸への“帰任“は感慨深かった。

松原は復興の記録を何度も読み返し、退職した元上司たちを訪ねて当時の話を聞いた。「震災から復興は神戸店の原点。もう一度噛み締めないと神戸店のことを芯から分からない気がしたのです」。神戸店を預かる立場になって自問する。当時の店長の森はどんな覚悟で再建に取り組んだのか。店長のリーダーシップはどうあるべきか。自分たちは毎日、顧客に真摯に向き合えているのか――。

コロナ禍に見舞われた大丸東京店の店長時代、復興の経験は心の支えになった。東京駅直結の集客力を売りにした店の人流が途絶えた。従業員に「先が見えない状況だからこそ、前を向かなくてはいけないよ」と繰り返し呼びかけた。新しい催事やコラボレーションを積極的に実現し、パンデミックを乗り越えた。

もっと素晴らしい店にしよう

震災から29年後の24年3月。小野圭一はJFRの社長に就任した。48歳でのトップ就任は大手百貨店グループとしては異例の若さで、小売業の枠を超えた社会的なニュースになった。総額売上高1兆1519億円(24年2月期連結)の巨大流通グループを率いる小野は、「震災の経験が僕の生き方に影響を与えているかは分かりません。感覚としては、自分の心の奥底にあるもののような気がします」と話す。

年末年始に帰省し、救援物資の配達のバイトをしていた地域を久しぶりに訪れた。瓦礫の間を縫うように原付バイクで走った場所だ。「当時の面影が全くない、きれいな街になっていて驚きました」。歳月の流れと人間のたくましさに思いを馳せた。

阪神大震災を振り返る際、小野は「僕は、深刻な被害とその後の復興の力をセットで思い起こします」と言う。深い悲しみを経験したからこそ、震災の前よりもずっと素晴らしい街に再建しようとする人々のバイタリティー。震災の経験から学ぶべきは、そこだと指摘する。

1997年に損壊部分を建て替えて全館オープンした大丸神戸店は、外装に御影石を用いたり、建物の周囲に回廊を配したり、近代洋風建築の意匠を随所に取り入れ、洋館が並ぶ旧居留地のシンボルにふさわしい威容になった。

2024年2月期には売上高を15年ぶりに900億円台に戻し、25年2月期は994億円の見通しだ。初の1000億円の大台も目前となった。訪日客の割合が少ない神戸店は、地元消費によって支えられている。売上高だけが店舗価値のバロメーターではないものの、松原は地元との関係性の積み重ねの賜物だと考える。「神戸店には、一緒に震災の悲しみを乗り越え、一緒に復興を頑張ってきたお客さまとの特別な一体感があるのです。期待に応えるため、これからもピカピカに磨き続けます」。

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社員の温かさに触れ、販促グッズも考えて「コーチ」をもっと好きになる 中高生の「ファッション育」Vol.9

中高生のためのファッション育プロジェクト「フューチャー・ファッション・インスティテュート(FUTURE FASHION INSTITUTE、以下FFi)」は、「ファッション育」を通じて子どもたちの感性を磨き、未来の業界を担う人材やセンスを生かして働く子どもの育成を応援している。展示会への訪問や業界人へのお仕事インタビューなどを重ねるメンバーは、自らの体験をシェアして友人に刺激を提供。FFiはポジティブなループを通して、子どもたちが「未来の自分」を思い描き、夢に一歩近づくことを願う。今回は「コーチ(COACH)」や「ケイト・スペード ニューヨーク(KATE SPADE NEW YORK)」を擁するタペストリー・ジャパン(以下、タペストリー)を訪れた。FFiの大学生メンターがリポートする。

タペストリーは温かい社風

タペストリーでのプレ・インターンシップは、“夏休みスペシャル”ということで5時間にわたり開催された。FFiからの参加者は、中高生14人とメンターの大学生2人。メンバーの中には、会社訪問自体が初めてという子もいた。オフィスに着くと、社員の皆さんは花道を作って大歓迎!メンバーは照れくさそうな笑みを浮かべて入室したが、緊張がほぐれたような表情だった。ご案内いただいたカフェスペースは、「会社内?」と思うほどオシャレ。バルーンやウェルカムボードで飾り付けられたスペースからは、「コーチ」で働く皆さんの明るさや優しさが感じられた。「何年生?」「どうして参加しようと思ったの?」などの問いかけからも、温かな社風が垣間見えた。

歴史とこだわりを学ぶと愛着も深まる

和やかな雰囲気になったところで簡単な自己紹介の後、リテール担当のまいまいさんによる“コーチ学”がスタートした。中高生や大学生にとって「コーチ」は、親が大切にしていたり、記念日に親から贈られたりと「身近な背伸びブランド」の1つ。実際当日は、「お母さんから借りてきた」や「譲り受けた」「お誕生日に買ってもらった」など、「コーチ」のバッグを持参してきた子も。そんなブランドの歴史、象徴的なアイコンやロゴ、レザーのこだわりなどをクイズを交えながらレクチャーしていただき、メンバーは「このタグ、私のバッグにもついてる!」や「このレザーの痕もナチュラルマーキング(天然皮革に元々付いていたキズやシワ)だね」など、知的好奇心を刺激された様子だった。「知ってる」と思っていた知られざる歴史や製作者の思いにこの時期から触れると、理解だけではなく、ブランドやアイテムへの愛着も深くなる。

再来店を促す販促グッズを議論

「みなさんのことを知ったり、私たちのことを知ってもらったりのランチにしたいと思います!」という、プレ・インターンシップを企画してくださったびっきーさんの音頭で、ビュッフェスタイルのランチが始まった。この間も社員のみなさんとのコミュニケーションは続き、すっかりニックネームで呼び合う関係に。午後は、チームに分かれて社内クルーズに出発。「フリーアドレス」という言葉を知らなかったメンバーたちは、毎日好きなスペースを予約して働けること、電話ボックスのような個室やマッサージチェアーまであること、そして役職によってはガラス張りの景色のよい部屋が用意されていることなど、グローバル企業ならではのオープンな雰囲気に興味津々だった。

FFiメンバーらしさが最も表れる「ワークショップ」では、グループに分かれて「販促グッズ」のアイデアを出し合った。まずはマーケティングのまりさんが「マーケティングってどんなお仕事?」「販促グッズって何?」をレクチャー。続いてどんな「ウェルカムギフト」をお渡しすれば、もっと「コーチ」のファンになってもらえるか?リピートしてもらえるか?を真剣に議論した。「費用はかかりすぎないほうがいいから……」や「コレクター心をくすぐるほうがいいよね?」など、終始ワクワクした様子で意見をどんどん出すメンバーたちと、「なるほど!」「思いもつかなかった!」と褒め上手な「コーチ」の皆さん。プレゼンテーションタイムでは、それぞれのグループが中高生らしい発想を披露し、フィードバックをいただいた。FFiは、この「インプット」→「アウトプット」を大切にしている。プレゼンテーションが得意ではないメンバーも、自分たちの思いを自分たちなりの言葉で伝え、社会で活躍している大人に評価してもらうことで大きな刺激や自信となっている。

「認知」に終わらない体験が重要

最後は、少人数でのキャリアインタビュー。同じ目的をもって集まっている企業内でも、職種はさまざまで、それぞれが欠かせない役割を担っている。学生時代の専攻やこれまでのキャリアなど、自身の今後の参考にするメンバーも多い。真摯に答えようとしてくださる社員の皆さんの様子が印象的だった。中高生にとって、「働く」はまだまだ身近とは言えない。しかし憧れる会社で活躍している大人の言葉は、一足先に「キャリア」について考えるきっかけになる。

「コーチ」でのプレ・インターンシップについては、「5時間があっという間だった!」という声が多かった。FFiメンバーにとって一番印象に残ったのは、「社員の皆さんが楽しそう!」だったこと。プライドを持ってポジティブに働く大人の方々は、目指す姿であり、働くことに期待を持たせてくれる存在だ。今回参加したメンバーは、これから「コーチ」の商品や店舗、広告を見るたびに、学んだ歴史やアイテムへのこだわりと共に、イキイキと楽しく働いていらっしゃる社員さんの姿を思い出すに違いない。

参加した学生のリポートから(学年はプレ・インターンシップ当時)

私はまだ「将来のなりたい像」が漠然としていたけれど、たくさんの意見交換を通して少しずつ明確になった。また言語化したやりたいことを理解・共感してもらえる喜びを学んだ。自分になかった新たな視点も得ることができた。(めい/高校3年)

職場にいる人が楽しく仕事しているように感じた。私も、自由で元気な雰囲気の会社で働きたい。(kano/高校1年)

やりたいことがわからなくても、いろいろなことに視野を広げる必要性を学んだ。(るるこ/高校1年)

「コーチ」の明るく楽しそうな社員を見て、私も楽しくなった。(AO/中学2年)

「コーチ」のスタッフの「経験を大切に」という言葉が印象に残った。(リマ/中学3年)

「コーチ」というブランドにとても興味を持った。今までは名前を知っている程度だったが、皆さんとたくさんお話をして、自分が思っている何倍も楽しそうに仕事している社員さんを見て、イメージがすごく変わった!私がやりたいことについて、「向いていると思うよ!」など背中を押してくれて、自信に繋がった!ありがとうございます!(秋山寿/高校2年)

“コーチ学”で学んだ「皮」と「革」の違いは特に面白かったので、友達や親戚に伝授したい。さまざまなバックグラウンドを持ったみなさんのお話を聞いて、将来に対する視野が広がった。「そんな選択肢もあるんだ」という驚きは、大学受験や自分の目標を考える上ですごく良い刺激。また、「やりたくないことをやる」のではなく、「やりたいことを今から経験することが大切」という言葉にも勇気をもらった。「何も得られなかったら、どうしよう?」という不安を払拭し、「新しい経験ができるんだ」「成長できるかもしれない」と一歩を踏み出せる。(Eri/高校2年)

「コーチ」を知らない人に知ってもらうためのアイデアを考えることがとても楽しかった。私自身「コーチ」はよく知らなかったが、説明を聞くといろんなアイデアが出るし、そのアイデアが会社を変えるかもしれないと想像できる。飽き性な私の進路について質問をしたら、性格をふまえて、まずはいろいろなことに挑戦する大切さを教えてくれた。(りん/高校1年)

「経験が大事」という言葉をいただき、自分もやりたいことができるようにもっと頑張ろうと思った。(ななか/高校2年)

自分で商品を考案するのは初めての経験だったが、メリットやデメリット、コストなどさまざまな要素を検討する過程は楽しかった。(えな/高校2年)

「若いうちにたくさんの経験を積んでおくこと」「自分がやりたいと思っていることを仕事にすることが、必ずしも正解とは限らない。人から与えられた仕事が自分に合っている場合もある」という言葉をいただき、響きました。(FFi大学生メンター/小穴睦子)

今までは企業の方針などを伺う機会が多かったが、今回は自分たちでアイデアを考え、発表する形式だった。新しい体験はとても楽しく、アウトプットすることでより自分の案が具体化、言語化できて、良い経験だった。(FFi大学生メンター/新関桜子)

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社員の温かさに触れ、販促グッズも考えて「コーチ」をもっと好きになる 中高生の「ファッション育」Vol.9

中高生のためのファッション育プロジェクト「フューチャー・ファッション・インスティテュート(FUTURE FASHION INSTITUTE、以下FFi)」は、「ファッション育」を通じて子どもたちの感性を磨き、未来の業界を担う人材やセンスを生かして働く子どもの育成を応援している。展示会への訪問や業界人へのお仕事インタビューなどを重ねるメンバーは、自らの体験をシェアして友人に刺激を提供。FFiはポジティブなループを通して、子どもたちが「未来の自分」を思い描き、夢に一歩近づくことを願う。今回は「コーチ(COACH)」や「ケイト・スペード ニューヨーク(KATE SPADE NEW YORK)」を擁するタペストリー・ジャパン(以下、タペストリー)を訪れた。FFiの大学生メンターがリポートする。

タペストリーは温かい社風

タペストリーでのプレ・インターンシップは、“夏休みスペシャル”ということで5時間にわたり開催された。FFiからの参加者は、中高生14人とメンターの大学生2人。メンバーの中には、会社訪問自体が初めてという子もいた。オフィスに着くと、社員の皆さんは花道を作って大歓迎!メンバーは照れくさそうな笑みを浮かべて入室したが、緊張がほぐれたような表情だった。ご案内いただいたカフェスペースは、「会社内?」と思うほどオシャレ。バルーンやウェルカムボードで飾り付けられたスペースからは、「コーチ」で働く皆さんの明るさや優しさが感じられた。「何年生?」「どうして参加しようと思ったの?」などの問いかけからも、温かな社風が垣間見えた。

歴史とこだわりを学ぶと愛着も深まる

和やかな雰囲気になったところで簡単な自己紹介の後、リテール担当のまいまいさんによる“コーチ学”がスタートした。中高生や大学生にとって「コーチ」は、親が大切にしていたり、記念日に親から贈られたりと「身近な背伸びブランド」の1つ。実際当日は、「お母さんから借りてきた」や「譲り受けた」「お誕生日に買ってもらった」など、「コーチ」のバッグを持参してきた子も。そんなブランドの歴史、象徴的なアイコンやロゴ、レザーのこだわりなどをクイズを交えながらレクチャーしていただき、メンバーは「このタグ、私のバッグにもついてる!」や「このレザーの痕もナチュラルマーキング(天然皮革に元々付いていたキズやシワ)だね」など、知的好奇心を刺激された様子だった。「知ってる」と思っていた知られざる歴史や製作者の思いにこの時期から触れると、理解だけではなく、ブランドやアイテムへの愛着も深くなる。

再来店を促す販促グッズを議論

「みなさんのことを知ったり、私たちのことを知ってもらったりのランチにしたいと思います!」という、プレ・インターンシップを企画してくださったびっきーさんの音頭で、ビュッフェスタイルのランチが始まった。この間も社員のみなさんとのコミュニケーションは続き、すっかりニックネームで呼び合う関係に。午後は、チームに分かれて社内クルーズに出発。「フリーアドレス」という言葉を知らなかったメンバーたちは、毎日好きなスペースを予約して働けること、電話ボックスのような個室やマッサージチェアーまであること、そして役職によってはガラス張りの景色のよい部屋が用意されていることなど、グローバル企業ならではのオープンな雰囲気に興味津々だった。

FFiメンバーらしさが最も表れる「ワークショップ」では、グループに分かれて「販促グッズ」のアイデアを出し合った。まずはマーケティングのまりさんが「マーケティングってどんなお仕事?」「販促グッズって何?」をレクチャー。続いてどんな「ウェルカムギフト」をお渡しすれば、もっと「コーチ」のファンになってもらえるか?リピートしてもらえるか?を真剣に議論した。「費用はかかりすぎないほうがいいから……」や「コレクター心をくすぐるほうがいいよね?」など、終始ワクワクした様子で意見をどんどん出すメンバーたちと、「なるほど!」「思いもつかなかった!」と褒め上手な「コーチ」の皆さん。プレゼンテーションタイムでは、それぞれのグループが中高生らしい発想を披露し、フィードバックをいただいた。FFiは、この「インプット」→「アウトプット」を大切にしている。プレゼンテーションが得意ではないメンバーも、自分たちの思いを自分たちなりの言葉で伝え、社会で活躍している大人に評価してもらうことで大きな刺激や自信となっている。

「認知」に終わらない体験が重要

最後は、少人数でのキャリアインタビュー。同じ目的をもって集まっている企業内でも、職種はさまざまで、それぞれが欠かせない役割を担っている。学生時代の専攻やこれまでのキャリアなど、自身の今後の参考にするメンバーも多い。真摯に答えようとしてくださる社員の皆さんの様子が印象的だった。中高生にとって、「働く」はまだまだ身近とは言えない。しかし憧れる会社で活躍している大人の言葉は、一足先に「キャリア」について考えるきっかけになる。

「コーチ」でのプレ・インターンシップについては、「5時間があっという間だった!」という声が多かった。FFiメンバーにとって一番印象に残ったのは、「社員の皆さんが楽しそう!」だったこと。プライドを持ってポジティブに働く大人の方々は、目指す姿であり、働くことに期待を持たせてくれる存在だ。今回参加したメンバーは、これから「コーチ」の商品や店舗、広告を見るたびに、学んだ歴史やアイテムへのこだわりと共に、イキイキと楽しく働いていらっしゃる社員さんの姿を思い出すに違いない。

参加した学生のリポートから(学年はプレ・インターンシップ当時)

私はまだ「将来のなりたい像」が漠然としていたけれど、たくさんの意見交換を通して少しずつ明確になった。また言語化したやりたいことを理解・共感してもらえる喜びを学んだ。自分になかった新たな視点も得ることができた。(めい/高校3年)

職場にいる人が楽しく仕事しているように感じた。私も、自由で元気な雰囲気の会社で働きたい。(kano/高校1年)

やりたいことがわからなくても、いろいろなことに視野を広げる必要性を学んだ。(るるこ/高校1年)

「コーチ」の明るく楽しそうな社員を見て、私も楽しくなった。(AO/中学2年)

「コーチ」のスタッフの「経験を大切に」という言葉が印象に残った。(リマ/中学3年)

「コーチ」というブランドにとても興味を持った。今までは名前を知っている程度だったが、皆さんとたくさんお話をして、自分が思っている何倍も楽しそうに仕事している社員さんを見て、イメージがすごく変わった!私がやりたいことについて、「向いていると思うよ!」など背中を押してくれて、自信に繋がった!ありがとうございます!(秋山寿/高校2年)

“コーチ学”で学んだ「皮」と「革」の違いは特に面白かったので、友達や親戚に伝授したい。さまざまなバックグラウンドを持ったみなさんのお話を聞いて、将来に対する視野が広がった。「そんな選択肢もあるんだ」という驚きは、大学受験や自分の目標を考える上ですごく良い刺激。また、「やりたくないことをやる」のではなく、「やりたいことを今から経験することが大切」という言葉にも勇気をもらった。「何も得られなかったら、どうしよう?」という不安を払拭し、「新しい経験ができるんだ」「成長できるかもしれない」と一歩を踏み出せる。(Eri/高校2年)

「コーチ」を知らない人に知ってもらうためのアイデアを考えることがとても楽しかった。私自身「コーチ」はよく知らなかったが、説明を聞くといろんなアイデアが出るし、そのアイデアが会社を変えるかもしれないと想像できる。飽き性な私の進路について質問をしたら、性格をふまえて、まずはいろいろなことに挑戦する大切さを教えてくれた。(りん/高校1年)

「経験が大事」という言葉をいただき、自分もやりたいことができるようにもっと頑張ろうと思った。(ななか/高校2年)

自分で商品を考案するのは初めての経験だったが、メリットやデメリット、コストなどさまざまな要素を検討する過程は楽しかった。(えな/高校2年)

「若いうちにたくさんの経験を積んでおくこと」「自分がやりたいと思っていることを仕事にすることが、必ずしも正解とは限らない。人から与えられた仕事が自分に合っている場合もある」という言葉をいただき、響きました。(FFi大学生メンター/小穴睦子)

今までは企業の方針などを伺う機会が多かったが、今回は自分たちでアイデアを考え、発表する形式だった。新しい体験はとても楽しく、アウトプットすることでより自分の案が具体化、言語化できて、良い経験だった。(FFi大学生メンター/新関桜子)

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大丸松坂屋がVTuber事業参入で候補者募集 その思惑とは?

大丸松坂屋百貨店は、VTuberプロジェクト“EchoVerse(エコーバース)“を立ち上げた。Live2Dアバターのデザインは、VTuberの草分け的存在として知られるキズナアイなどを手掛けたイラストレーターの森倉円(もりくらえん)が担当。公式サイト内に専用ページを設けて、2025年1月24日までVTuberタレントオーディションを開催している。

主導するのは、松坂屋名古屋店CX推進部でSNSを担当する春田真里奈さんだ。「夢に向かって全力で取り組むVTuberを育て、その成長の物語を届けたい。そのためのサポートを全力で行う」と語る。

春田さんは松坂屋名古屋店公式アンバサダー「松坂屋三兄弟」の運営を行なっている。「松坂屋三兄弟」は、21年の松坂屋創業410周年の店内展示において漫画家の藤原ゆかが制作した、松坂屋名古屋店の本館、北館、南館を擬人化したイケメンキャラクター。バレンタインチョコレート催事の告知のため1カ月限定での運用予定でXを開始したが、予想以上の反応があったことと春田さんのの強い思い入れとで、継続して専用のXアカウントを運用。食品やコスメ、アクセサリーなどオススメやイベントの告知だけでなく、地域活性化を目指し、名古屋の芝居小屋やアイドルへのインタビューや、名古屋のビジュアル系バンドなどのクリエイターたちと一緒に、昭和生まれの松坂屋CM曲をリメイクする企画の動画などを投稿している。

23年5月の名古屋店のデパ地下「ごちそうパラダイス」誕生10周年記念のタイミングで、声優の鈴木崚汰、川島零士らに声を依頼。公式YouTubeチャンネルも開設し、限定ボイス付きステッカーの配布やボイスドラマの配信、店内放送などを実施した。動画はすでに67本(公開終了20本を含む)を上げており、Xはフォロワー1万人強のアカウントに。その活動が評価され、春田さんは22年の「大丸松坂屋百貨店発明アワードTOP20章」にも選ばれている。


「松坂屋三兄弟」は、穏やかで弟想いの長男・本一郎(中央)と俺様で兄弟想いの次男・北二郎(右)、小悪魔でお兄ちゃんっ子の三男・南三郎という設定

春田さんは、「松坂屋三兄弟」をVTuberとして活躍させ、活動の継続のため収益化を目指したいと本社DX推進部に相談。インフルエンサー事業やメタバース事業を行う同DX推進部もVTuberの存在に注目していた。「SNS、YouTubeを見ても、数百万フォロワーの配信者にVTuberがたくさんいる」と岡崎路易(るい)部長。「メタバース周りでも個人でVTuberをする人が多く出ており、一定のマーケットと活躍する土壌はできているととらえていた」。

しかし、さまざまな検討の結果、そもそもが販促目的のキャラクターとして誕生し、イラストも声優も多忙を極める人に依頼しているなど複数要因があり、活動の制限が多いことから、「松坂屋三兄弟」の収益化は断念。「本当にやりたいことは何だろう?」――改めて自問した春田さんが導き出した答えは、エンタメに正面から取り組むことだった。「見ている人に純粋にコンテンツを楽しんでもらい、それを世界に広がげていきたい。VTuberは、その人自身がやりたいことが反映された姿(キャラクター)で、自身の言葉で語れることが最大の魅力だ」。

店舗に依存しないビジネスと自社IPの開発


「おかたべ」公式YouTubeチャンネルから。無声でお菓子を取り入れたコントを公開。海外でも見られている

大丸松坂屋百貨店は、コロナ禍のロックダウンを経て、「過度に店舗に依存しないビジネスの開発」を進めている。それを推進すべく、20年にデジタル事業開発部が創設され、21年にDX推進部と改称し、現在に至る。「その文脈の中で、自社IP(知的財産)の開発も行なっている」と岡崎部長。YouTubeチャンネル登録者数32万、TikTokに22万フォロワーを持つアカウント「おかたべ」の運用や、オリジナル3Dアバター12体の発売は、そうした流れの一環でもある。「おかたべ」の成功をベースに、動画SNS運用パッケージなどのBtoBサービスも展開し、ノウハウを共有しながら、実績を積み上げている。メタバースでは3D衣装を続々発売している。

それらで得たノウハウとネットワークをVTuber事業に総動員する。「新しい事業を立ち上げるには、強いWILL(意志)を持ったメンバーが必要。春田さんに出会い、まさにこのタイミングだと考え、24年春から準備してきた」。

募集枠は1。年齢、性別の制限はなく、一次審査は書類と自己紹介動画の提出で行う。その後、複数回審査はあるが、面談は全てオンラインで、応募者はアバターを使用。本人に会わないまま合格者を決めるという。

「今回のプロジェクトでは、デビューするVTuberの成長ストーリーを見せていくことが軸になる。歌がうまいといったスキルが武器になるとは考えているが、夢があって、そのために努力ができる情熱を持った人に出会いたい。ファンに元気を届けて、周りの人たちもワクワクさせられるようなパワーを1番求めている」と春田さん。「エコーバース」の運営は、春田さんとインフルエンサー事業のノウハウとコンプライアンス視点を持つ本社DX推進部の鈴木麻育好(まいこ)さん、メタバース事業で協業しているV社のディレクター、数々の企業VTuberプロジェクトにおいてプロデューサーやマネジメント企画運営などを行ってきたメンバーの4人で担う。

「コンテンツで世界を笑顔に」

岡崎部長が審査で重視するのは、総合力、そして偏愛力だ。「強烈なカリスマ性のある方で、突破するエネルギーと圧倒的なやり込み力が必要だと考えている」。すでに100以上の応募があり、活動経験者も少なくないという。

まずは春のデビューを目指し、当面はYouTubeアカウントのチャンネル登録者数増加に注力する。収益化の目標は3年後。再生回数によるYouTubeからの広告収入、TU案件、グッズ販売、イベント開催などによって収益を得る。VTuberの人数を増やし、ゆくゆくはVTuber事務所として機能する計画だ。

さらに海外も見据える。「『おかたべ』アカウントが最初に海外でハネたのがミャンマーで、次にカンボジアだった。社員がお菓子を食べる様子を海外の人が楽しんでくれることに驚くと同時に、日本のコンテンツを世界に届けていきたいと考えるようになった。ミャンマーでバズって再生されて、われわれに収入が入る。海外に目を向けると本当に広い市場がある。私たちのコンテンツで世界を笑顔にしていきたい」。

VTuberはコロナ禍の外出控えの中で若い層を中心に人気を集めるようになり、アニメのような見た目と、ライブ配信でのリアルタイムコミュニケーションで、今、最も強力なファンダムを築く日本発の新しいカルチャーだ。大丸松坂屋が紡ぎ出すスター誕生ストーリーに期待したい。

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【スナップ】「ディオール」の新“アディクト リップ グロウ”を祝いCocomi、川村壱馬、三吉彩花らが来場

「ディオール(DIOR)」が、ロングセラーアイテム“アディクト リップ グロウ”(全15色、うち数量限定色4色 各4950円)をリニューアルした。発売を記念し行ったイベントにはビューティアンバサダーのCocomiや川村壱馬、齋藤飛鳥、佐藤晴美、鈴木えみ、せいら、玉城ティナ、三吉彩花、吉川愛が来場。進化した商品のつけ心地などを楽しんだ。

カラーバリエーションとスキンケア力が進化

唇のpHや水分量に反応するテクノロジーを採用したパイオニアであるティントリップバーム“アディクト リップ グロウ”は2009年に誕生。以来、ブランドを代表するアイテムとして15年にわたり愛され続けている。

今回のリニューアルは従来1種類だったアンダートーンが2種類となり、より多彩な色の表現が可能になった。日本限定色や数量限定色を含め、ピンク系、レッド&コーラル系、ヌード系、パステル系など全15色の豊富なカラーバリエーションをそろえる。また、スキンケア効果も強化し、チェリーオイルやシアバターなどが唇を乾燥から守り唇本来のバリア機能強化をサポート。97%がリップケアベースに仕上げており、長時間保湿し続け唇をなめらかに整える。

“アディクト リップ グロウ”イベントスナップ

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“冬用サンダル”の「スブ」、10年目で売上高11億円に成長 原宿で極彩色の没入イベント開催中

PROFILE: 府川俊彦/「スブ」ディレクター

府川俊彦/「スブ」ディレクター
PROFILE: 1989年生まれ、東京都出身。2011年にインテリア雑貨卸のイデアポートに入社し、さまざまな企画を担当。16年に同社内で「スブ」を立ち上げ。現在、中国・浙江省の新昌県在住。右は現在原宿で開催中のポップアップで販売している、干支のヘビ柄グラフィックを取り入れた「スブ」のサンダル(7480円)

リラックスサンダルの「スブ(SUBU)」は1月11〜19日、原宿でポップアップイベント「ハレモケモ(HAREMOKEMO)」を開催している。府川俊彦ディレクターが“誰も知らない冬のサンダル”をコンセプトに「スブ」をスタートしたのは2016年。以来10年で、冬用サンダルの代表格の1つとしてマーケットを確立し、卸先は全世界30カ国約800店に拡大、年間売上高は約11億円に育った。仏ギャラリー・ラファイエットやメルシー、米MoMAストアといった有力店はもちろん、アフリカのマラウィや南米ボリビアにも卸先があるというから驚きだ。

「冬、仕事から帰ってシャワーを浴びた後にコンビニに行く。あるいはゴミを出しに行く。そんな時に裸足で履くものが欲しいと思ったのが立ち上げのきっかけ」と府川ディレクター。4層重ねたインソールと、足裏に当たる部分に起毛素材を使うことで、包みこむような履き心地を実現。確かに、冬に裸足で履いてもヒヤっしない。インラインのモデルなら5280〜1万3200円という価格帯も魅力だ。

インテリア雑貨卸のイデアポートの中で、府川ディレクターは1人でブランドを開始。独学で身につけたイラストレーターでイメージ画を描き、それを手に中国をまわって作ってくれる工場を探したのだという。立ち上げ2年目からビームスとの別注が始まり、その後もパリの有力雑貨総合展「メゾン・エ・オブジェ」や、伊フィレンツェのメンズファッションの祭典「ピッティウオモ」などに出展。順調に国内外の卸先を開拓してきた。

コラボでファッション文脈を獲得

アウトドアシーンやカジュアル用途でまず認知を得た「スブ」だが、ブランドとしてステップアップする1つのきっかけになったのが、テキスタイルデザインに強みがある英「イーリー・キシモト(ELEY KISHIMOTO)」との21年のコラボレーションだ。それまではプロダクト的な切り口で語られることが主だった「スブ」が、「イーリー」とのコラボでグッとファッションの文脈に近づいた。

「イーリー」以外にも、「アー・ペー・セー(A.P.C.)」「カーハート(CARHARTT)」「ア ベイシング エイプ®(A BATHING APE®)」「サンディー リアング(SANDY LIANG)」、ミラノの有力店ディエチ コルソ コモ、「ナンガ(NANGA)」など、カジュアル&アウトドアからモードまで、これまで多様なコラボを実施してきた。「『ベアブリック (BE@RBRICK)』が白いキャンバスのようにさまざまなブランドに愛されているのと同じように、『スブ』も捉えてもらえているのかも」と府川ディレクター。女子サッカーのちふれASエルフェン埼玉とは、サンダル付きの観戦チケット「スブシート」企画も行っている。

冬用サンダルなのに、それほど寒くないインドの街やエジプトにも卸先がある。「暖房設備はないけれど、15度前後になる日もあるといった国の人たちに、『スブ』を履くぐらいがちょうどいいと感じてもらえている」。また、「身につけるものの中で、その国の文化を一番表しているのが靴」というのが府川ディレクターの考え。脱ぎ履きがしやすくて冬でも温かいサンダルというのは、「家の中で靴を脱ぎ、徒歩5分の距離にコンビニがあり、特定の曜日に必ずゴミ出しに行くといった日本の生活スタイルの中でなければ生まれないもの。日本からやって来た、“ちょっと気の利いた気持ちのよい履き物”が、現代版のぞうりのように日本的だとして支持されている面もあるのでは」。

「“ハレ”の日も履いてほしい」

世界各国のショップに誘われてポップアップイベントを開いてきたが、ブランドとして場所を借りてポップアップをするのは今回の原宿が初めて。純和風の日本家屋の外壁を、香港の工事現場で見るような竹組みの足場で囲い、巨大な「スブ」サンダルのバルーンも展示。中に入ると、LEDの9連スクリーンが設置されたイマーシブシアターには極彩色の世界が広がり、サンダルブランドとして「スブ」を知っている人でも、「こんな側面もあったのか」と驚くこと請け合いだ。干支のヘビや招き猫といった府川ディレクターが描いたおめでたいモチーフを、3DCG制作のニエイチが映像化して空間を作ったという。他に、ブランドの10年を振り返る年表やコラボリストの展示、漢方を取り入れたクラフトティーの提供などを実施している。

イベント名の「ハレモケモ」は、「スブ」の24-25年のテーマでもある。ゴミ捨てや仕事中の日常履きといった“ケ”のシーンではなく、“ハレ”のシーンでも履いてほしいという考えで、今シーズンはベロアやツイード、スパンコール装飾といった華やかな要素を盛り込んだモデルもそろえている。

府川ディレクターは24年8月から、中国・浙江省の新昌県に住み、リモートで6人体制となったブランドをディレクションしている。「生産現場のそばに住んで、モノをしっかり作りたい。住んでいる場所は工場まで車で5時間くらい。近過ぎるのも良くないから、今はとても快適」と満足げ。「今後は『スブ』を身につけると気持ちいい、心地よい、温かいといった部分を軸にして、サンダルやシューズ以外にもブランドを広げていきたい。いつか常設店も持てたら」。

◼️「スブ」 ポップアップイベント “HAREMOKEMO”
期間:1月11日~19日
時間:11〜19時
場所:UNKNOWN HARAJUKU(アンノン原宿)
住所:東京都渋谷区神宮前 6-5-10
定休日:会期中なし
入場料 :無料(予約不要)

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香りと潤い感で心を満たすハンドケア 新作ハンドクリーム4選

冬将軍の到来で空気の乾燥が気になる1月。常に外気にさらされている上に水に触れる機会も多い手肌はこまめなケアが必要ですが、せっかくならば気分がアガるアイテムを持ちたいもの。そこで、香りも楽しめるハンドクリームの新作を紹介します。

「メゾン マルジェラ(MAISON MARGIELA)」

“レプリカ”のハンドクリームがリニューアル(発売中)

「メゾン マルジェラ(MAISON MARGIELA)」の人気フレグランス “レプリカ”のハンドクリームがリニューアルして登場。イタリア・フローレンスの清々しく晴れた日曜の朝に広がる洗い立てのシーツの香りイメージしたブランドNo.1人気の“レイジーサンデーモーニング”、暖炉のそばで過ごすシャモニーの朝を思い起こさせる“バイ ザ ファイアープレイス”と、海と空を連想させるようなフレッシュですがすがしい香りの“セーリング デイ”の3種類をそろえる。






「ロクシタン(L'OCCITANE)」

春と幸せを呼び込むすみれの香り(発売中)

幸せを呼ぶという言い伝えがあるスミレの香りを取り入れた「ロクシタン(L'OCCITANE)」のボディーケアシリーズ“スノーシア(ヴァイオレット)”。ハンドクリームは30mL(1870円)と150mL(4070円)の2サイズをラインアップする。


「ザボディショップ(THE BODY SHOP)」

オリエンタルな香りのコレクションから3種のハンドバーム(1月30日発売)

甘さの中にスパイシーさを感じる「ザボディショップ(THE BODY SHOP)」香りのコレクションから,
3種のハンドバームが登場。ほおずきやマンダリンをブレンドしたフルーティーでスパイシーな“ゴールデンベリー”と、サフランやホワイトアンバーを据えた甘くてスパイシーな“サフラン”、プラムとピンクピオニー、ムスクが広がるフローラルな“PLM”をライナップする。


「クラランス(CLARINS)」

名品を春の香りで包んだ限定アイテム(2月7日発売)

手を見えない手袋のように保護し心地よく保つ「クラランス(CLARINS)」の隠れた名品“ハンド/ネイル トリートメントクリーム”が、咲き誇る春の花から着想を得たスプリングコレクションからミニサイズ(30mL、1540円)で登場。春に咲く花々をイメージした限定の香り、スプリングブロッサムが優しく香る。

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「ウォンジョンヨ」×ポケモンや「エスティ ローダー」×「ラデュレ」など! 今週発売のビューティアイテム8選【1/13〜1/19】

ビューティアイテムの発売情報を「WWDJAPAN」的視点でピックアップ!今回は1月13〜19日に発売するアイテムを紹介します。正月休みの余韻冷めやらぬ中ですが、ビューティ界隈はバレンタインコレクションが登場。今週は「エスティ ローダー(ESTEE LAUDER)」と世界的パティスリー「ラデュレ(LADUREE)」のコラボレーションアイテムや、「シュウ ウエムラ(SHU UEMURA)」、「ローラ メルシエ(LAURA MERCIER)」、「ジョンマスターオーガニック(JOHN MASTERS ORGANICS)」などが限定アイテムを発売します。ほか、「ウォンジョンヨ(WONJUNGYO)」からは世界的人気ゲームのポケットモンスターとの初コラボアイテムが登場!ピカチュウやプリン、ポッチャマ、カビゴンなど人気キャラクターが描かれた限定パッケージが魅力です。

【1月15日発売】
ゲラン
(GUERLAIN)

桜の美しさを称えるルージュとアイシャドウ

「ゲラン(GUERLAIN)」は、桜の詩的な美しさを称えた“サクラ コレクション 2025”を発売する。ラインアップは、桜の花びらのようなソフトでフレッシュなリップメイクを可能にする“ルージュ ジェ チェリー ペタル”と、目元をハチミツのように甘いシェードで際立たせる4色パレット“オンブル ジェ 129 ハニー アンバー”。

■商品詳細

“ルージュ ジェ チェリー ペタル”(4730円)
“オンブル ジェ 129 ハニー アンバー”(1万780円)

【1月16日発売】
イプサ
(IPSA)

ヘルシーな印象の肌へ導く高機能美容液

「イプサ(IPSA)」は、運動と美肌の関係性に着目し、いきいきとしたヘルシーな印象の艶肌を目指した高機能美容液“セラム アクティブ”を発売する。モリエントパーツが抉れながら肌に馴染み、塗布後はベタつかないコーティング膜に変化して肌を覆い、ハリ感を与える。

■商品詳細

“セラム アクティブ”(50mL、1万3200円※編集部調べ)

【1月16日発売】
ジョンマスターオーガニック
(JOHN MASTERS ORGANICS)

ショコラの香りのボディースクラブ

「ジョンマスターオーガニック(JOHN MASTERS ORGANICS)」は、ボディー用スクラブ“シュガースクラブ ショコラ”を発売する。シュガー、アラビアコーヒーノキ種子、シリカのスクラブ3種を配合し、毛穴の詰まりや角栓にアプローチ。カカオやナッツの香りを組み合わせ、ほんのり甘く温かみのあるショコラの香りに仕上げた。

■商品詳細

“シュガースクラブ ショコラ”(120g、3410円)

【1月17日発売】
エスティ ローダー
(ESTEE LAUDER)

仏パティスリー「ラデュレ」とコラボ

「エスティ ローダー(ESTEE LAUDER)」は、パリで創業した世界的パティスリーである「ラデュレ(LADUREE)」とコラボレーションしたアイテムを発売する。ラインアップは、限定デザインのリップセットやクッションファンデーションなど。エレガントなプリントが施された限定デザインで用意した。

■商品詳細

“リミテッド エディション リップ オイル コレクション”(限定、9680円)
“リミテッド エディション ピュア カラー リップスティック コレクション”(限定、8250円)
“ダブル ウェア セカンド スキン ブラー クッション メークアップ”(各12g×2、リフィル付き9350円)

【1月17日発売】
シュウ ウエムラ
(SHU UEMURA)

スイーツ色のアイパレットやリップ

「シュウ ウエムラ(SHU UEMURA)」は、みずみずしい果実や甘いスイーツにインスパイアされた“ハナミグラッセ コレクション”を発売する。目元の骨格を美しく引き立てるマットやラメをセットにした定番の4色アイシャドウパレットやむっちりとした唇に仕上げるリキッドリップ、とろける塗り心地が特徴のリップスティックをラインアップする。

■商品詳細

“アイスカルプト”(7150円)
“キヌケアグローアップ”(各4840円)
“キヌケアヌード”(各4840円)

【1月17日発売】
ローラ メルシエ
(LAURA MERCIER)

ピオニーをモチーフにした限定エディション

「ローラ メルシエ(LAURA MERCIER)」は、新年とバレンタインデーを祝う“ラッキー イン ラブ(LUCKY IN LOVE)”コレクションから“ルースセッティングパウダー トランスルーセント ピオニーエディション”と“ブラッシュ カラー インフュージョン ピオニー エディション”を発売する。レッドとゴールドのパッケージにピオニーを描き、恋をしたようなときめく気持ちを表現した。

■商品詳細

“ルースセッティングパウダー トランスルーセント ピオニーエディション”(29g、6050円)
“ブラッシュ カラー インフュージョン ピオニー エディション”(6g、4730円)

【1月17日発売】
ロージーローザ
(ROSYROSA)

人気パフから限定パープルカラー

「ロージーローザ(ROSYROSA)」は、リキッドからパウダーまでさまざまなタイプのファンデーションに対応するメイクパフ“マルチファンデパフ 2P”の限定パープルカラーを発売する。キメの細かい湿式ウレタンがファンデーションを程よく吸い込み、厚塗りにならず毛穴をカバーして美しい肌に仕上げる。

■商品詳細

“マルチファンデパフ 2P”(2個入り、638円)

【1月18日発売】
ウォンジョンヨ
(WONJUNGYO)

ポケモンと初コラボ

「ウォンジョンヨ(WONJUNGYO)」は、世界的人気ゲーム「ポケットモンスター」との初コラボレーションアイテムを発売する。ラインアップは、クッションファンデーションやフェイスパウダー、アイライナーなど全6種で、パッケージにはピカチュウやプリン、ポッチャマ、カビゴンをデザインした。

■商品詳細

“プロ パーフェクティングクッション カバー”[SPF50+・PA++++](全3色、各3190円)
“プロ パーフェクティングクッション ナチュラル P”[SPF50+・PA++++](全2色、各3190円)
“フィクシングブラーパ ウダー”(全2色、各2530円)
“ダイヤモンドライナー P1”(1540円)
“ケア マスターリップマスク”(全2色、各1430円)
“モイストリッププライマー”(1430円)

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マンガで学ぶ「在庫管理の魔術」 第1話:売れ残るリスクを抱えて在庫を持つ?売上減のリスクを抱えて在庫を減らす?

中堅アパレルのチェーンストア「ハンナズ」は、過剰在庫が原因で経営危機に瀕している。社長の安堂平磨は、娘でバイヤーの安堂あい、あいの夫で渋谷店店長の安堂徹に再生を期待するが、2人は「売れ残るリスクを抱えながら在庫を持つべきか?」それとも「売り上げが落ちるリスクを抱えながら在庫を減らすべきか?」で迷い続ける。果たして、2人は「在庫を仕入れて在庫を売る」ビジネスの本質をつかみ、「ハンナズ」を再建できるのか?“業界あるある”なエピソード盛りだくさんのマンガがスタート!

登場人物紹介

第一話

このマンガは、ジェフ・ベゾス(Jeff Bezos)も経営陣で読んだとされるTOC(制約理論)の原点にして最高の入門書「ザ・ゴール」を原案としています。「ザ・ゴール」を中心としたマネジメント理論に関する書籍は、ダイヤモンド社が販売中です。

ORIGINAL WORKS:ELIYAHU GOLDRATT、JEF COX
SUPERVISION:YUJI KISHIRA
SCRIPT:TAKEO AOKI
COMICS:YAMA AOTA

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「ジーユー」×「イカゲーム」や「ディーン&デルーカ」の天然染めバッグなど! 来週発売のファッションアイテム10選【1/13〜1/19】

ファッションアイテムの発売情報を「WWDJAPAN」的視点でピックアップ!今回は1月13〜19日に発売するアイテムを紹介します。「ジーユー(GU)」は、ネットフリックスのドラマ「イカゲーム」シーズン2とコラボアイテムを1月17日に発売します。メンズサイズのみの展開ですが、イメージ写真のようにオーバーサイズでユニセックスとして着用しても可愛いですね。「ディーン&デルーカ(DEAN & DELUCA)」は、天然染めプロジェクト“ベチュラン(BETULAN)”とコラボしたバッグを数量限定で14日に発売します。本来廃棄されるはずだった北海道の白樺の内樹皮、枝、葉を生かして優しい風合いに仕上げています。

【1月14日発売】
ギャップ
(GAP)

新ライン“ギャップ スタジオ”
第1弾はホリデーコレクション

「ギャップ(GAP)」は、クリエイティブ・ディレクターのザック・ポーゼン(Zac Posen)と、ニューヨークのデザインチームによる新ライン“ギャップ スタジオ(Gap Studio)”を発表、同ラインのホリデーコレクションを発売する。ドレスやジャケットなどをラインアップする。

■商品詳細

ドレス(1万2900円〜)
ジャケット(3万4900円〜)

【1月14日発売】
ディーン&デルーカ
(DEAN & DELUCA)

「ベチュラン」コラボ
“白樺染め”バッグ3色

「ディーン&デルーカ(DEAN & DELUCA)」は、天然染めプロジェクト“ベチュラン(BETULAN)”とコラボしたバッグを数量限定で発売する。北海道蘭越町の間伐材を用い、白樺の内樹皮、枝、葉から丁寧に抽出した染料で染める、“白樺染め”で職人が手作業で仕上げた。

■商品詳細

バッグ(4620円)

【1月15日発売】
ハリウッド ランチ マーケット
(HOLLYWOOD RANCH MARKET)

“ワイルドサイド ヨウジヤマモト”コラボ
ブラックを基調としたアイテム

「ハリウッド ランチ マーケット(HOLLYWOOD RANCH MARKET)」は、“ワイルドサイド ヨウジヤマモト(WILDSIDE YOHJI YAMAMOTO)”とのコラボアイテムを発売する。チャイナジャケットを土台とするジャケットや、パンツ、ロンT、サコッシュ、ブックトートなどをラインアップする。

■商品詳細

ジャケット(4万9500円)
パンツ(3万9600円)
ロンT(1万9800円)
サコッシュ(9900円)
ブックトート(1万1000円)
※一部商品

【1月15日発売】
スタイリング/
(STYLING/)

「ニューエラ」コラボ第3弾
キャップやコート、ワンピースなど

「スタイリング/(STYLING/)」は、「ニューエラ(NEW ERA)」との第3弾コラボアイテムを発売する。同コラボではウオッシャブル、抗ピリングなどの機能を備える“ラナテック”生地を採用。「ニューエラ」の“9TWENTY”をミニマムに仕上げたキャップのほか、トレンチコート、キャミワンピースの3型を用意する。

■商品詳細

キャップ(8250円)
トレンチコート(4万7300円)
キャミワンピース(3万9600円)

【1月16日発売】
ポール・スミス
(PAUL SMITH)

「リーボック」コラボスニーカー
独自のカラーリングを配した3種

「ポール・スミス(PAUL SMITH)」は、「リーボック(REEBOK)」とのコラボスニーカーを発売する。“格式高いクラブハウスでも 履きこなせるテニスシューズ”をテーマに、オフホワイト、バーガンディー&ネイビー&グリーン、グレー&ネイビー&グリーンの3色をそろえる。

■商品詳細

スニーカー(3万3000円〜)

【1月17日発売】
アンドエスティ(AND ST)

「ブルーロック」コラボ
キャラクター5人の“エゴい”私服

アダストリア公式オンラインのアンドエスティ(AND ST)は、テレビアニメ「ブルーロック」とのコラボアイテムを発売する。作中に登場するキャラクター5人が「グローバルワーク(GLOBAL WORK)」「アニュイ(ANUI)」「ページボーイ(PAGEBOY)」「レイジブルー(RAGEBLUE)」「ベイフロー(BAYFLOW)」の5ブランドと“エゴい”私服を企画するというコンセプトでアイテムを制作した。

■商品詳細

パーカ(5940円〜)
ロンT(4990円)
カーゴパンツ(7920円〜)
ジーンズ(1万1000円〜)
アクリルスタンド(1650円)
※一部商品

【1月17日発売】
マリメッコ キオスキ
(MARIMEKKO KIOSKI)

プレスプリングコレクション
パーカやTシャツ、バッグなど

「マリメッコ(MARIMEKKO)」は、「マリメッコ キオスキ(MARIMEKKO KIOSKI)」からプレスプリングコレクションを発売する。ウニッコを配したパーカや、石本藤雄が手掛けたイラストTシャツ、キャンバスバッグ“Vankka”などをラインアップする。

■商品詳細

パーカ(5万1700円〜)
Tシャツ(2万6400円〜)
スエット(4万700円)
パンツ(3万9600円)
バッグ “Vankka”(1万3200円)
※一部商品

【1月17日発売】
ジーユー
(GU)

「イカゲーム」コラボ
スポーツミックススタイル15型

「ジーユー(GU)」は、ネットフリックス(Netflix)のドラマ「イカゲーム」シーズン2とコラボアイテムを発売する。同作の独特な世界観をスポーツミックススタイルで表現。裏起毛素材のパーカやフットボールTシャツ、ソックスなど15型を制作した。

■商品詳細

パーカ(2990円)
スエット(2990円)
Tシャツ(1290円)
ルームウエア“ラウンジセット”(3990円)
ソックス(390円)
※一部商品

【1月17日発売】
ザ・ノース・フェイス
(THE NORTH FACE)

サム・フォールズとコラボ
作品「Spring Snow」を落とし込む

「ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)」は、アーティストのサム・フォールズ(Sam Falls)とのコラボアイテムを発売する。“SYMBIOTICー共生”をキーワードに、スパイバー社開発のプロテイン繊維素材“ブリュード・プロテイン ファイバー”を用いて制作したウエアをラインアップする。

■商品詳細

コーチジャケット(14万3000円)
パーカ(9万3500円)
スエット(8万8000円)
ロンT(2万5300円)
Tシャツ(1万9800円)

【1月19日発売】
ジャーナル スタンダード
(JOURNAL STANDARD)

志村けんとコラボ
若き日のポートレート写真をあしらう

「ジャーナル スタンダード(JOURNAL STANDARD)」は、お笑い芸人の故志村けんとのコラボアイテムを発売する。1991年に写真家、操上和美が撮影したポートレート写真を配し、Tシャツ、ロンT、スエットの3型をラインアップする。

■商品詳細

Tシャツ(9900円)
ロングスリーブTシャツ(1万3200円)
クルースエット(1万8700円)

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頭皮から毛穴ケアまでお任せ!ずっと推したい美容機器 【爆裂!健康美容マニア道】

1日8食、ジャンクフード漬けの超不健康児から超健康優良児へと大変身を遂げたフリーアナウンサーの名越涼。およそ15年かけて自らの体で人体実験を繰り返してきた結果、“超絶良かったもの”だけを余すことなくお伝えする。今回は1台4役と汎用性の高い美容機器について。

新年明けましておめでとうございます。2025年の幕開け。皆さんはどこで、どんな気持ちで過ごしただろうか。名越はというと、去年7月にシンガポールへ移住して家族で世界旅に出て、まさかの12月下旬に日本に本帰国してそのまま年越し(爆)(え、はや。早すぎん?どうしたらそうなるの?の声が聞こえる)およそ半年間の旅路は9カ国12都市でフィニッシュ。ほぼ真夏の国を渡り歩き、時差や長時間のフライトなど、どう考えても肌にとって過酷な日々を過ごしていたわけなのだが、お肌のお守りとして道中大活躍した美容機器がある。その名は“セルキュアフォーティープラスプラス”(18万400円)。こういうのってどうも続かないのよね、と感じているあなたにこそおすすめしたい。

愛用者続出の実力とは

発売から3年経った今でも根強い人気の美容機器“セルキュアフォーティープラスプラス”。1台で4つの機能と新陳代謝の改善が期待できる赤色LEDを搭載。去年、メイクさんに「これ本当にいいよ」と教えてもらい、使ってみたところ「ほんまや!」と実感。三日坊主することなく毎日継続できるその実力を紹介していこう。

思わず唸る、エステサロン級の実感

移動時間に待ち時間にと、充電式だからどこでもケアできる“セルキュアフォーティープラスプラス”。これまでの世代よりもヘッドケアに特化したとあって、そのパワーがすごいのなんの。出力とリズムが選べる頭筋・表情筋EMSはピリピリした痛みがなく、強いパワーで頭から首までしっかりケアできる。(これが気持ちいいのよ)がっつりケアしたあとは顔がきゅきゅっといい感じ。さらには傷ついた組織の再生を促すマイクロカレント搭載で、ケアしながら細胞の活性化までできちゃう優れものなのだ。

そしてセルキュアといえばこれ、ディープクレンジング。どんなに忙しくともこの時間だけは死守している。というのも、目に見えて“あ、これすごい”が実感できるから。コットンに専用のローションを(精製水でもOK!)染み込ませてエレクトロクレンジングモードを選択し、摩擦が起こらないように優しくすべらせていく。プラスとマイナスのそれぞれの電位に引き寄せられ、タバコや排気ガスなどの粒子、PM2.5から古い角質や過剰皮脂まで異なる汚れが取れるというのだが、これがすごいのよ。

お目汚しで大変恐縮だが、ご覧あれ。洗顔後の肌で落としたと思っていた汚れが実はこんなに……!すっきりしたつもりでこんなに汚れていたなんて、本当に衝撃的である。これが毎日少しずつ積み重なっていくと思うと震える。エレクトロクレンジングしたあとの肌はキュッと引き締まってすべすべ。その後は週に1回できるポレーションモードでスペシャルケア。特殊な電気パルスでコラーゲンやヒアルロン酸などの高分子成分を導入することができる機能で、有効成分の導入率はなんとイオン導入の16倍、塗布の1600倍だという(!)。ケア後はもっちりぷるんとずっと触っていたくなる肌の爆誕。ホームケアでエステサロン級の効果が実感できるなんて、美容機器の進化たるやすさまじい。

脱・三日坊主!

セルキュアでケアするようになってからというもの、朝のもったりむくみ顔とおさらばできるようになり、化粧のノリも抜群に良くなった(これ大事よね)。美容機器って買った瞬間が一番テンション高く、いつでも使えるからこそ三日坊主になりがち。これまで数々の美容機器と出合ってはさようならを繰り返してきたが“あ、すごいわ”の実感があると続けられる。美容グッズの1軍として家に備えておきたい1台だ。

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2024年のニュースを振り返る

毎週発行している「WWDJAPAN」は、ファッション&ビューティの潮流やムーブメントの分析、ニュースの深堀りなどを通じて、業界の面白さ・奥深さを提供しています。巻頭特集では特に注目のキーワードやカテゴリー、市場をテーマに、業界活性化を図るべく熱いメッセージを発信。ここでは、そんな特集を担当記者がざっくばらんに振り返ります。(この記事は「WWDJAPAN」2024年12月30日&25年1月6日号からの抜粋です)

小田島:24年を振り返るにあたり、1年のニュースを総ざらいしました。改めて振り返ると、ファッションでは「最高益」のヘッドラインが多く驚きました。高島屋もH2Oリテイリングもゴールドウインもデサントも最高益だし、オンワードも営業利益が過去最高。都心の百貨店がインバウンド需要で過去最高売上高を更新しているのは把握していましたが、最高益の企業が多かった年でもありました。

牧田:コロナ禍に対応して行ったさまざまなコストカットや施策の成果が表れたのかもしれないですね。国内のビューティ企業は3月の「紅麹問題」が、盛り上がってきていたウェルネス分野・インナービューティ分野の発展に影を落としたのと、中国経済の失速でなかなか厳しい1年でした。それもあってか、トップの交代の発表も多い年でした。資生堂は魚谷雅彦代表執行役会長CEOの退任で、25年から藤谷憲太郎代表執行役社長CEO体制になりますし、カネボウも内山智子さんが社長に就きます。ポーラも小林琢磨オルビス社長が社長になります。若返りすることで、停滞している空気を変えていこうというムードを感じています。

インバウンド客の買い方が変わった

小田島:ファッションでは中国の影響を受ける国内企業がそれほどなく、むしろ引き続きインバウンド需要でわいた年でした。ただ、これも為替の変動に大きく左右されますし、いつまで続くのかな?感はあります。

牧田:そうですね。インバウンドについては、買い方の変化が顕著でした。かつてはバイヤーが大量にまとめ買いをしていましたが、今は個人の旅行客が指名買いをしたり、予約してカウンセリングを受けたりして、本当に欲しいと思ったものや日本人から人気の商品を購入するという感じになっています。売り場も予約制にしたり、整理券を発行したりして、国内の顧客にも高いクオリティーのサービス提供ができるように工夫を凝らしています。

小田島:ファッションでは、ジョン・ガリアーノ(JOHN GALLIANO)が「メゾン マルジェラ(MAISON MARGIELA)」を円満に退社し、次はどのブランドに行くのか。マチュー・ブレイジー(Matthieu Blazy)による「シャネル(CHANEL)」のコレクションにも注目です。

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2024年のニュースを振り返る

毎週発行している「WWDJAPAN」は、ファッション&ビューティの潮流やムーブメントの分析、ニュースの深堀りなどを通じて、業界の面白さ・奥深さを提供しています。巻頭特集では特に注目のキーワードやカテゴリー、市場をテーマに、業界活性化を図るべく熱いメッセージを発信。ここでは、そんな特集を担当記者がざっくばらんに振り返ります。(この記事は「WWDJAPAN」2024年12月30日&25年1月6日号からの抜粋です)

小田島:24年を振り返るにあたり、1年のニュースを総ざらいしました。改めて振り返ると、ファッションでは「最高益」のヘッドラインが多く驚きました。高島屋もH2Oリテイリングもゴールドウインもデサントも最高益だし、オンワードも営業利益が過去最高。都心の百貨店がインバウンド需要で過去最高売上高を更新しているのは把握していましたが、最高益の企業が多かった年でもありました。

牧田:コロナ禍に対応して行ったさまざまなコストカットや施策の成果が表れたのかもしれないですね。国内のビューティ企業は3月の「紅麹問題」が、盛り上がってきていたウェルネス分野・インナービューティ分野の発展に影を落としたのと、中国経済の失速でなかなか厳しい1年でした。それもあってか、トップの交代の発表も多い年でした。資生堂は魚谷雅彦代表執行役会長CEOの退任で、25年から藤谷憲太郎代表執行役社長CEO体制になりますし、カネボウも内山智子さんが社長に就きます。ポーラも小林琢磨オルビス社長が社長になります。若返りすることで、停滞している空気を変えていこうというムードを感じています。

インバウンド客の買い方が変わった

小田島:ファッションでは中国の影響を受ける国内企業がそれほどなく、むしろ引き続きインバウンド需要でわいた年でした。ただ、これも為替の変動に大きく左右されますし、いつまで続くのかな?感はあります。

牧田:そうですね。インバウンドについては、買い方の変化が顕著でした。かつてはバイヤーが大量にまとめ買いをしていましたが、今は個人の旅行客が指名買いをしたり、予約してカウンセリングを受けたりして、本当に欲しいと思ったものや日本人から人気の商品を購入するという感じになっています。売り場も予約制にしたり、整理券を発行したりして、国内の顧客にも高いクオリティーのサービス提供ができるように工夫を凝らしています。

小田島:ファッションでは、ジョン・ガリアーノ(JOHN GALLIANO)が「メゾン マルジェラ(MAISON MARGIELA)」を円満に退社し、次はどのブランドに行くのか。マチュー・ブレイジー(Matthieu Blazy)による「シャネル(CHANEL)」のコレクションにも注目です。

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「シャネル」「アディクション」の春コレや「リファ」の折りたたみコーム新色まで! 今週発売のビューティアイテム14選【1/6〜1/12】

ビューティアイテムの発売情報を「WWDJAPAN」的視点でピックアップ!今回は1月6〜12日に発売するアイテムを紹介します。2025年のスタートもメイクアップアイテム新作が目白押し!「シャネル(CHANEL)」や「アディクション(ADDICTION)」、「RMK」、「トーン(TO/ONE)」は春コレクションを、「ナーズ(NARS)」はバレンタインコレクションを発売します。新年を祝う「ヴァレンティノ ビューティ(VALENTINO BEAUTY)」や「エチュード(ETUDE)」の限定コレクションも注目です。また、持ち運びに便利でいつでもうる艶髪を作れると話題の「リファ(REFA)」折りたたみコームからは新色が登場。今年の美の相棒をチェックして!

【1月6日発売】
メム
(MEM)

半生仕立てのバームオイルが登場 

美容家・瀬戸口めぐみのスキンケアブランド「メム(MEM)」は、“ボタニカル トリートメント バーム”を同ブランド公式オンラインストアで発売する。同商品は、乾いた肌にとろけて馴染む半生仕立てのバーム状化粧用オイルで、バオバブオイルやザクロ種子油、ウチワサボテンオイルなど7種の植物オイルと3種の甘草由来エキスを配合した。

■商品詳細

“ボタニカル トリートメント バーム” (8g、2640円/30g、7810円)

【1月8日発売】
ドモホルンリンクル
(DOMOHORN WRINKLE)

主力商品“クリーム20”を21度目のリニューアル

再春館製薬所は、スキンケアブランド「ドモホルンリンクル(DOMOHORN WRINKLE)」の主力商品“クリーム20”【医薬部外品】(30g、1万4300円)を4年ぶりに21度目のリニューアルをする。価格と容量はそのままに処方とパッケージを刷新した。

■商品詳細

“クリーム20”【医薬部外品】(30g、1万4300円)

【1月8日発売】
ベアミネラル
(BAREMINERALS)

ベストコスメを受賞したブロンザー/ハイライターとリップバームから新色

「ベアミネラル(BAREMINERALS)」は、美容誌やウェブメディアでベストコスメを受賞した“マルチ クリーム チーク ブロンザー/ハイライター”と、美容液シロップリップ“ミネラリスト デューイー リップバーム”から新色を発売する。ブロンザー/ハイライターから登場するのは、シアーな発色の“CR ブロンザー キス オブ ローズ”と透き通るような儚さを演出するモーブピンク“CR ハイライター モーヴ グロー”。リップバームからは、深みのあるローズウッド“ディヴォーション”を新発売する。

■商品詳細

“CR ブロンザー キス オブ ローズ”(15mL、3960円)
“CR ハイライター モーヴ グロー”(15mL、3960円)
“ミネラリスト デューイー リップバーム ディヴォーション”(3g、3850円)

【1月8日発売】
シャネル
(CHANEL)

“カラーマッチ”がテーマ 春の軽やかな空気をまとう 

「シャネル(CHANEL)」は、春夏コレクション“カラーマッチ”を発売する。ガブリエル・シャネル(Gabrielle Chanel)創業者の唯一無二の色使いが着想源で、モノクロームやトーン・オン・トーンでまとめるルック、色を混ぜ合わせたミックス・アンド・マッチのルックなど、自由な色の選択を通した自己表現を提案する。

■商品詳細

“ジュー ドゥ ルミエール”(限定1色、1万3090円)
“オンブル エサンシエル”(限定4色、各5500円)
“スティロ ユー ウォータープルーフ N”(限定4色、各4290円)
“ヴェルニ”(13mL、4620円)
“シャネル ルージュ ココ ボーム”(全6色、各5390円)

【1月8日発売】
エレクトロン
(ELECTRON)

“エイジング頭皮ケア”ラインから
新作“ダメージリペア”シリーズ

ビューティブランド「エレクトロン(ELECTRON)」は、“エイジング頭皮ケア”ラインから“ダメージリペア”シリーズを発売する。“ダメージリペア”シリーズは、頭皮のエイジングと蓄積ダメージの影響による髪の空洞化に着目し、厳選した美髪成分とエイジングケア成分を配合した。キューティクルの乱れを抑制し、ブラックパールエキスとホワイトパールエキスを配合した艶パール処方で印象に残る艶髪へと導く。シャンプー、トリートメント、オイルの3種をラインアップする。

■商品詳細

“シンクロシャンプー ファム”(300mL、3740円)
“シンクロトリートメント”(180g、3080円)
”シンクロオイル“(100mL、3960円)

【1月8日発売】
ナーズ
(NARS)

愛らしいハートデザインの“リフ粉”やアイパレットが限定登場

「ナーズ(NARS)」は、シグネチャーアイテム5品にハートのデコレーションを施した限定の“THE AMOUR COLLECTION”を数量限定で発売する。定番リップの“エクスプリシット リップスティック”からは、柔らかな血色感を帯びた限定のスパイシーなシナモンブラウンが登場する。

■商品詳細

“エクスプリシット リップスティック”(5280円)
“ブラッシュ N”(各5060円)
“クワッドアイシャドー”(7150円)
“ライトリフレクティングセッティングパウダー プレスト N”(5830円)
“アフターグロー テンプティング アイシャドーパレット”(7700円)

【1月8日発売】
ヴァレンティノ ビューティ
(VALENTINO BEAUTY)

幸運の紫カラーをまとった限定コレクション 

「ヴァレンティノ ビューティ(VALENTINO BEAUTY)」は、パワフルなパープルカラーの限定コレクション“パープルドーズ”を限定発売する。紫は、祝福や繁栄、幸運や自由を示す色。新しい年の幸せや希望の願いを込めた本コレクションでは、リップスティックとファンデーションを煌めく紫色のパッケージで用意した。

■商品詳細

“スパイク ヴァレンティノ パープルドーズ”(全4色、各7260円)
“ヴァレンティノ GO クッション グロウ パープルドーズ”(全2色、各1万2980円)

【1月9日発売】
リファ
(REFA)

人気折りたたみ式ヘアコームに新3色

「リファ(REFA)」は、折りたたみ式ヘアコーム“リファハートコーム アイラ(ReFa HEART COMB Aira)”から新色“シャインレッド(Shine Red)”、“アクアブルー(Aqua Blue)”、“エメラルド(Emerald)”を発売する。

■商品詳細

“リファハートコーム アイラ”(全6色、各2970円)

【1月10日発売】
アディクション
(ADDICTION)

リキッドチークを発売 ベージュトーンのカラーアイテムも

「アディクション(ADDICTION)」は、スプリングコレクションを発売する。新作のリキッドチークをはじめ、定番4色アイパレットやリップの限定色をそろえる。また、マスカラ、リップスクラブバームなども同日発売する。

■商品詳細

“ザ アイシャドウ パレット + サイレンスト セレニティ”(各6820円)
“ザ リキッドブラッシュ”(各3740円)
“ザ ネイル ポリッシュ +”(限定6色、各2420円)
ザ リップバーム ソフトマット サイレンスト”(各4070円)
“リップ オイル プランパー”(各3300円)
“ザ マスカラ カラーニュアンス WP”(各4180円)
“ザ マスカラ インテンス ラッシュ”(4180円)
“リップ スクラブ バーム”(3300円)

【1月10日発売】
トーン
(TO/ONE)

“ブルーム ウィズ コンフィデンス”のリップグロスとアイシャドウから新色

「トーン(TO/ONE)」は、2025年春夏コレクション“ブルーム ウィズ コンフィデンス”から、リップグロス“トーン ペタル ブルーミング グロス”、アイシャドウ“トーン ペタル フロート アイズ”を発売する。リップグロスは、ボリュームのある立体感と艶、ライブリーな発色が特徴のリップグロスで、唇にハリを与える天然プランプ成分を配合した。

■商品詳細

“トーン ペタル ブルーミング グロス”(新色5色うち限定1色、各2750円)
アイシャドウ“トーン ペタル フロート アイズ”(新色3色、各2420円)

【1月10日発売】
エチュード
(ETUDE)

宝石をモチーフにしたコレクション

「エチュード(ETUDE)」は、持っているだけで幸運を寄せる宝石“をモチーフにしたニューイヤーコレクション“ジェムストーン”を発売する。アイシャドウ“プレイカラーアイズミニ”、ハイライト&チーク“ルックアット マイアイズ”、リップグロスのような“オーバーグロウティント”の全3アイテムをラインアップする。

■商品詳細

“プレイカラーアイズミニ”(限定3種、各3.5g、各1980円)
“ルックアット マイアイズ”(限定6種、各715円)
“オーバーグロウティント”(全6種、各3g、各1540円)

【1月10日発売】
フローラノーティス ジルスチュアート
(FLORA NOTIS JILL STUART))

限定フレグランスコレクションとブレンドネイルオイル美容液

「フローラノーティス ジルスチュアート(FLORA NOTIS JILL STUART)」は、3種の限定フレグランスコレクションと2種の植物ブレンドネイルオイル美容液を発売する。持ち運びのしやすいロールオンタイプのオードパルファンはすべての商品に天然香料を使用。2層タイプのネイルオイルは混ぜてから塗布することで、水分と油分を同時に与えることができる。

■商品詳細

“フローラノーティス ジルスチュアート チェリーブロッサム ネイルオイルエッセンス”(7mL、2970円)
“フローラノーティス ジルスチュアート センシュアル ジャスミン ネイルオイルエッセンス”(7mL、2970円)
“フローラノーティス ジルスチュアート エアリーマグノリア オードパルファン”(10mL、3300円)
“フローラノーティス ジルスチュアート アクアネモフィラ オードパルファン”(10mL、3300円)
“フローラノーティス ジルスチュアート サンセットポピー オードパルファン”(10mL、3300円)

【1月10日発売】
マリークヮント
(MARY QUANT)

誕生70周年記念
限定デザインコスメ

「マリークヮント(MARY QUANT)」は、ブランド誕生70周年を記念した限定デザインの商品を発売する。同ブランドのスキンケアの中で人気No.1(「マリークヮント」調べ)のクレンジングと洗顔のハーフサイズセットやベースメイクの代表格“ルース フェイス パウダー”限定色などをラインアップ。

■商品詳細

“クレンジング&ウォッシュ ハーフサイズ セット”(4950円)
“リップ バウンサー”(7g、1980円)
“ルース フェイス パウダー”(全2色、各5g、各3850円)
“ルース フェイス パウダー L-01”(5g、3850円)
“ルース フェイス パウダー L-02”(5g、3850円)

【1月10日発売】
RMK

アイシャドウやリップからクールトーンの新色や限定色など

「RMK」は、春の限定コレクションを発売する。“Beyond the haze”をテーマに、フォギーな景色の下に溢れる人々のエナジーを表現。アイシャドウパレットやリップアイテムからクールトーンの新色や限定色、カラースティックの新作など7品18種をそろえる。

■商品詳細

“ラディアントカラースティック”(全6色、各3630円)
“シンクロマティックアイシャドウパレット”(新3色うち限定2色、各6380円)
“ピュア コンプレクション ブラッシュ”(3630円)
“リクイド リップカラー”(新2色うち限定1色、各4180円)
“ザ マット リップカラー”(新3色うち限定1色、各3850円)
“ネイルラッカー”(各2200円)

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「シャネル」「アディクション」の春コレや「リファ」の折りたたみコーム新色まで! 今週発売のビューティアイテム14選【1/6〜1/12】

ビューティアイテムの発売情報を「WWDJAPAN」的視点でピックアップ!今回は1月6〜12日に発売するアイテムを紹介します。2025年のスタートもメイクアップアイテム新作が目白押し!「シャネル(CHANEL)」や「アディクション(ADDICTION)」、「RMK」、「トーン(TO/ONE)」は春コレクションを、「ナーズ(NARS)」はバレンタインコレクションを発売します。新年を祝う「ヴァレンティノ ビューティ(VALENTINO BEAUTY)」や「エチュード(ETUDE)」の限定コレクションも注目です。また、持ち運びに便利でいつでもうる艶髪を作れると話題の「リファ(REFA)」折りたたみコームからは新色が登場。今年の美の相棒をチェックして!

【1月6日発売】
メム
(MEM)

半生仕立てのバームオイルが登場 

美容家・瀬戸口めぐみのスキンケアブランド「メム(MEM)」は、“ボタニカル トリートメント バーム”を同ブランド公式オンラインストアで発売する。同商品は、乾いた肌にとろけて馴染む半生仕立てのバーム状化粧用オイルで、バオバブオイルやザクロ種子油、ウチワサボテンオイルなど7種の植物オイルと3種の甘草由来エキスを配合した。

■商品詳細

“ボタニカル トリートメント バーム” (8g、2640円/30g、7810円)

【1月8日発売】
ドモホルンリンクル
(DOMOHORN WRINKLE)

主力商品“クリーム20”を21度目のリニューアル

再春館製薬所は、スキンケアブランド「ドモホルンリンクル(DOMOHORN WRINKLE)」の主力商品“クリーム20”【医薬部外品】(30g、1万4300円)を4年ぶりに21度目のリニューアルをする。価格と容量はそのままに処方とパッケージを刷新した。

■商品詳細

“クリーム20”【医薬部外品】(30g、1万4300円)

【1月8日発売】
ベアミネラル
(BAREMINERALS)

ベストコスメを受賞したブロンザー/ハイライターとリップバームから新色

「ベアミネラル(BAREMINERALS)」は、美容誌やウェブメディアでベストコスメを受賞した“マルチ クリーム チーク ブロンザー/ハイライター”と、美容液シロップリップ“ミネラリスト デューイー リップバーム”から新色を発売する。ブロンザー/ハイライターから登場するのは、シアーな発色の“CR ブロンザー キス オブ ローズ”と透き通るような儚さを演出するモーブピンク“CR ハイライター モーヴ グロー”。リップバームからは、深みのあるローズウッド“ディヴォーション”を新発売する。

■商品詳細

“CR ブロンザー キス オブ ローズ”(15mL、3960円)
“CR ハイライター モーヴ グロー”(15mL、3960円)
“ミネラリスト デューイー リップバーム ディヴォーション”(3g、3850円)

【1月8日発売】
シャネル
(CHANEL)

“カラーマッチ”がテーマ 春の軽やかな空気をまとう 

「シャネル(CHANEL)」は、春夏コレクション“カラーマッチ”を発売する。ガブリエル・シャネル(Gabrielle Chanel)創業者の唯一無二の色使いが着想源で、モノクロームやトーン・オン・トーンでまとめるルック、色を混ぜ合わせたミックス・アンド・マッチのルックなど、自由な色の選択を通した自己表現を提案する。

■商品詳細

“ジュー ドゥ ルミエール”(限定1色、1万3090円)
“オンブル エサンシエル”(限定4色、各5500円)
“スティロ ユー ウォータープルーフ N”(限定4色、各4290円)
“ヴェルニ”(13mL、4620円)
“シャネル ルージュ ココ ボーム”(全6色、各5390円)

【1月8日発売】
エレクトロン
(ELECTRON)

“エイジング頭皮ケア”ラインから
新作“ダメージリペア”シリーズ

ビューティブランド「エレクトロン(ELECTRON)」は、“エイジング頭皮ケア”ラインから“ダメージリペア”シリーズを発売する。“ダメージリペア”シリーズは、頭皮のエイジングと蓄積ダメージの影響による髪の空洞化に着目し、厳選した美髪成分とエイジングケア成分を配合した。キューティクルの乱れを抑制し、ブラックパールエキスとホワイトパールエキスを配合した艶パール処方で印象に残る艶髪へと導く。シャンプー、トリートメント、オイルの3種をラインアップする。

■商品詳細

“シンクロシャンプー ファム”(300mL、3740円)
“シンクロトリートメント”(180g、3080円)
”シンクロオイル“(100mL、3960円)

【1月8日発売】
ナーズ
(NARS)

愛らしいハートデザインの“リフ粉”やアイパレットが限定登場

「ナーズ(NARS)」は、シグネチャーアイテム5品にハートのデコレーションを施した限定の“THE AMOUR COLLECTION”を数量限定で発売する。定番リップの“エクスプリシット リップスティック”からは、柔らかな血色感を帯びた限定のスパイシーなシナモンブラウンが登場する。

■商品詳細

“エクスプリシット リップスティック”(5280円)
“ブラッシュ N”(各5060円)
“クワッドアイシャドー”(7150円)
“ライトリフレクティングセッティングパウダー プレスト N”(5830円)
“アフターグロー テンプティング アイシャドーパレット”(7700円)

【1月8日発売】
ヴァレンティノ ビューティ
(VALENTINO BEAUTY)

幸運の紫カラーをまとった限定コレクション 

「ヴァレンティノ ビューティ(VALENTINO BEAUTY)」は、パワフルなパープルカラーの限定コレクション“パープルドーズ”を限定発売する。紫は、祝福や繁栄、幸運や自由を示す色。新しい年の幸せや希望の願いを込めた本コレクションでは、リップスティックとファンデーションを煌めく紫色のパッケージで用意した。

■商品詳細

“スパイク ヴァレンティノ パープルドーズ”(全4色、各7260円)
“ヴァレンティノ GO クッション グロウ パープルドーズ”(全2色、各1万2980円)

【1月9日発売】
リファ
(REFA)

人気折りたたみ式ヘアコームに新3色

「リファ(REFA)」は、折りたたみ式ヘアコーム“リファハートコーム アイラ(ReFa HEART COMB Aira)”から新色“シャインレッド(Shine Red)”、“アクアブルー(Aqua Blue)”、“エメラルド(Emerald)”を発売する。

■商品詳細

“リファハートコーム アイラ”(全6色、各2970円)

【1月10日発売】
アディクション
(ADDICTION)

リキッドチークを発売 ベージュトーンのカラーアイテムも

「アディクション(ADDICTION)」は、スプリングコレクションを発売する。新作のリキッドチークをはじめ、定番4色アイパレットやリップの限定色をそろえる。また、マスカラ、リップスクラブバームなども同日発売する。

■商品詳細

“ザ アイシャドウ パレット + サイレンスト セレニティ”(各6820円)
“ザ リキッドブラッシュ”(各3740円)
“ザ ネイル ポリッシュ +”(限定6色、各2420円)
ザ リップバーム ソフトマット サイレンスト”(各4070円)
“リップ オイル プランパー”(各3300円)
“ザ マスカラ カラーニュアンス WP”(各4180円)
“ザ マスカラ インテンス ラッシュ”(4180円)
“リップ スクラブ バーム”(3300円)

【1月10日発売】
トーン
(TO/ONE)

“ブルーム ウィズ コンフィデンス”のリップグロスとアイシャドウから新色

「トーン(TO/ONE)」は、2025年春夏コレクション“ブルーム ウィズ コンフィデンス”から、リップグロス“トーン ペタル ブルーミング グロス”、アイシャドウ“トーン ペタル フロート アイズ”を発売する。リップグロスは、ボリュームのある立体感と艶、ライブリーな発色が特徴のリップグロスで、唇にハリを与える天然プランプ成分を配合した。

■商品詳細

“トーン ペタル ブルーミング グロス”(新色5色うち限定1色、各2750円)
アイシャドウ“トーン ペタル フロート アイズ”(新色3色、各2420円)

【1月10日発売】
エチュード
(ETUDE)

宝石をモチーフにしたコレクション

「エチュード(ETUDE)」は、持っているだけで幸運を寄せる宝石“をモチーフにしたニューイヤーコレクション“ジェムストーン”を発売する。アイシャドウ“プレイカラーアイズミニ”、ハイライト&チーク“ルックアット マイアイズ”、リップグロスのような“オーバーグロウティント”の全3アイテムをラインアップする。

■商品詳細

“プレイカラーアイズミニ”(限定3種、各3.5g、各1980円)
“ルックアット マイアイズ”(限定6種、各715円)
“オーバーグロウティント”(全6種、各3g、各1540円)

【1月10日発売】
フローラノーティス ジルスチュアート
(FLORA NOTIS JILL STUART))

限定フレグランスコレクションとブレンドネイルオイル美容液

「フローラノーティス ジルスチュアート(FLORA NOTIS JILL STUART)」は、3種の限定フレグランスコレクションと2種の植物ブレンドネイルオイル美容液を発売する。持ち運びのしやすいロールオンタイプのオードパルファンはすべての商品に天然香料を使用。2層タイプのネイルオイルは混ぜてから塗布することで、水分と油分を同時に与えることができる。

■商品詳細

“フローラノーティス ジルスチュアート チェリーブロッサム ネイルオイルエッセンス”(7mL、2970円)
“フローラノーティス ジルスチュアート センシュアル ジャスミン ネイルオイルエッセンス”(7mL、2970円)
“フローラノーティス ジルスチュアート エアリーマグノリア オードパルファン”(10mL、3300円)
“フローラノーティス ジルスチュアート アクアネモフィラ オードパルファン”(10mL、3300円)
“フローラノーティス ジルスチュアート サンセットポピー オードパルファン”(10mL、3300円)

【1月10日発売】
マリークヮント
(MARY QUANT)

誕生70周年記念
限定デザインコスメ

「マリークヮント(MARY QUANT)」は、ブランド誕生70周年を記念した限定デザインの商品を発売する。同ブランドのスキンケアの中で人気No.1(「マリークヮント」調べ)のクレンジングと洗顔のハーフサイズセットやベースメイクの代表格“ルース フェイス パウダー”限定色などをラインアップ。

■商品詳細

“クレンジング&ウォッシュ ハーフサイズ セット”(4950円)
“リップ バウンサー”(7g、1980円)
“ルース フェイス パウダー”(全2色、各5g、各3850円)
“ルース フェイス パウダー L-01”(5g、3850円)
“ルース フェイス パウダー L-02”(5g、3850円)

【1月10日発売】
RMK

アイシャドウやリップからクールトーンの新色や限定色など

「RMK」は、春の限定コレクションを発売する。“Beyond the haze”をテーマに、フォギーな景色の下に溢れる人々のエナジーを表現。アイシャドウパレットやリップアイテムからクールトーンの新色や限定色、カラースティックの新作など7品18種をそろえる。

■商品詳細

“ラディアントカラースティック”(全6色、各3630円)
“シンクロマティックアイシャドウパレット”(新3色うち限定2色、各6380円)
“ピュア コンプレクション ブラッシュ”(3630円)
“リクイド リップカラー”(新2色うち限定1色、各4180円)
“ザ マット リップカラー”(新3色うち限定1色、各3850円)
“ネイルラッカー”(各2200円)

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薬機法は“実験”で乗り越える!「ローラメルシエ」「ファンケル」の事例を紹介

多くの化粧品会社の広報から「本当はリリースにこう書きたいけれど書けない」という言葉をよく耳にする。薬機法によって表現が厳しく制限されているからだが、その悩みを乗り越えるべく、各社はどのようにしてメディアや消費者に伝えているか。“実験”をキーワードに商品の特長を伝える2ブランドの取り組みを紹介する。

「ローラメルシエ」メディア向け発表会

「ローラメルシエ(LAURAMERCIER)」はこのほど、化粧下地“ピュアキャンバスプライマーブラーリング”の処方をリニューアルする。今川夏実アシスタントブランドマネージャーは「今回のリニューアルで有用なスキンケア成分を配合しているが、薬機法の関係でリリースに書くことができない。(メディア向け発表会という)直接伝えることができる機会で商品の実力を知ってほしいと考え、“実験”という形を採ることにした」と話した。

発表会では“ピュアキャンバスプライマーブラーリング”の肌のテカリを抑えてサラサラ肌にする効果を検証する実験からスタート。ローズオイルを両手の甲に馴染ませ、皮脂のテカリを再現する。片手に“ピュアキャンバスプライマーブラーリング”を馴染ませると、テカリがなくなりサラサラとした肌へと変化。油とり紙で確認すると質感の違いは一目瞭然だった。

次に、シリコンフリー処方による崩れにくさを検証。スティック状のアイシャドウ“キャビアスティックアイカラー”で2本の横線を腕に引く。10分ほど経った後、シリコンを配合していた2代前のプライマーを1本の線に、“ピュアキャンバスプライマーブラーリング”をもう1本の線にのせる。両方とも馴染ませると、2代前のプライマーはアイカラーと混ざって崩れていく。その要因について今川アシスタントブランドマネージャーは「ほとんどのベースやカラーメイクはシリコンが配合されている。シリコン同士は混じりやすい。そのため、プライマーにも入っていると化粧崩れにつながる」と話す。今回のシリコンフリー処方により、化粧が崩れることなく、肌を滑らかに整えることができるようになったという。また、メイクを施した上から塗布することも可能になり、化粧直しにも有用なアイテムへとアップデートした。

「ファンケル(FANCL)」こども向け事業セミナー

「ファンケル」はこのほど、初となる子ども向けスキンケアライン“クリアアップ”から泡洗顔料とジェルミルクを発売した。同社は子どものスキンケアに着目し、2023年から研究と啓蒙活動に着手。商品の発売に先駆け、メディア向けに同社の研究内容や啓蒙活動を発表した。

総合研究員の大浜寧之さんは「スキンケアとは何か」を解説する講座を24年から実施。小学生から大学生までを対象に、サイエンスの面白さとファンケル商品の素晴らしさを伝えている。

“クリアアップ”は、“プレ思春期”と定義する6歳から12歳までをターゲットとしている。大浜さんは「この年齢の子どもたちは自分で意思を持っている」と話す。そのため、自発的に行動したくなるように働きかける講座作りを心がけているという。「行動変容に必要なのは好奇心と納得。その段階を踏んでから行動につながる」と続ける。

今回は日焼け対策と洗顔の講座を披露した。「肌とはそもそも何か」という問いから講座はスタート。大浜さんによると「肌は4大敵から身を守る鎧だ」という。クイズ形式でメディア参加者にヒントを出しつつ、紫外線、乾燥、摩擦、温度の4つの回答に導く。これらの負担から肌を守るために「季節に合った服を着る」「肌に触るときは摩擦を起こさないようにする」といった注意点を挙げる。

「中でも紫外線はとても厄介なので一緒に勉強しよう」と問いかけ、紫外線とは何かという議題に入る。おおよそ子どもたちは「太陽光に入っている」という回答になるため、「太陽光を分解すれば紫外線が見えるはず」と水を入れた水槽に光を当てて壁に虹を再現。参加者に虹の中で紫外線だと思う箇所にシールを貼ってもらう。「紫」の漢字が入っているため、紫色の上にシールを貼る参加者が多いが、「紫外線」の漢字を見ると「紫の外側の線」と分解でき、虹の外側にあるために目に見えないことを説明する。「紫外線から身を守るために帽子やサングラス、服を着用するが、肌は守ることができない。その時に必要なものとして日焼け止めがある」とつなげる。ここで「子どもたちは日焼け止めの存在をしっかり認めてくれるようになる」という。さらに、子どもたちを対象にした講座では自分ごととして捉えてもらうためにAIで作成した画像を提示。紫外線対策をした場合としなかった場合で夏休みを過ごしたらどうなるのかを視覚的に表現する。これらを経て「紫外線対策しよう」という気持ちに導く。

次にビーズに日焼け止めを塗布し効果検証を行う。紫外線が出るライトを、日焼け止めを塗ったビーズと塗っていないビーズに10秒ほど照射する。その差を見せることで、日焼け止めの効果を視覚的に訴求する。さらに、参加者が風船に目と鼻と耳と口を書き、自分の顔に見立てて日焼け止めを塗る。実際に塗ったらアボカド程度まで縮小し、塗りムラを分かりやすく表現し、日焼け止めをきれいに塗る難しさを伝える。その後、5点塗り(額・両頬・鼻先・あご先・両目尻の下に点で置く)で広げていく方法を伝授する。

「太陽が登っている間は自分の顔を守ってくれる日焼け止めも太陽が沈んだ後は異物になってしまう。顔に塗ったまま寝てしまうと肌にとっては負担」と投げかけ、顕微鏡で日焼け止めを塗った肌を見る。白浮きしない程度に日焼け止めを伸ばしても、顕微鏡で見ると日焼け止めが膜を張っている様子が見える。

「このままで寝てしまうと肌に良くないので落とそう」と伝え、洗顔のパートに入る。同社の洗顔パウダーを使用して泡を作り出す。「パウダーに対して水はたっぷり使用する」「極端に熱い水も冷たい水も肌にとっては負担のため、ぬるま湯で洗う」「摩擦を起こさないように転がすように洗う」「拭く時にゴシゴシしない」といったアドバイスを伝えながら洗顔を実践。洗った後に、顕微鏡で日焼け止めが落ちていることを確認し、日焼け止めを塗ること、落とすことの重要性を伝える。

2ブランドは“実験”でメディア参加者に商品の特長を訴求できたものの、消費者への伝え方には課題が残る。デジタルPOPを活用して映像化するなど工夫が求められるだろう。

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薬機法は“実験”で乗り越える!「ローラメルシエ」「ファンケル」の事例を紹介

多くの化粧品会社の広報から「本当はリリースにこう書きたいけれど書けない」という言葉をよく耳にする。薬機法によって表現が厳しく制限されているからだが、その悩みを乗り越えるべく、各社はどのようにしてメディアや消費者に伝えているか。“実験”をキーワードに商品の特長を伝える2ブランドの取り組みを紹介する。

「ローラメルシエ」メディア向け発表会

「ローラメルシエ(LAURAMERCIER)」はこのほど、化粧下地“ピュアキャンバスプライマーブラーリング”の処方をリニューアルする。今川夏実アシスタントブランドマネージャーは「今回のリニューアルで有用なスキンケア成分を配合しているが、薬機法の関係でリリースに書くことができない。(メディア向け発表会という)直接伝えることができる機会で商品の実力を知ってほしいと考え、“実験”という形を採ることにした」と話した。

発表会では“ピュアキャンバスプライマーブラーリング”の肌のテカリを抑えてサラサラ肌にする効果を検証する実験からスタート。ローズオイルを両手の甲に馴染ませ、皮脂のテカリを再現する。片手に“ピュアキャンバスプライマーブラーリング”を馴染ませると、テカリがなくなりサラサラとした肌へと変化。油とり紙で確認すると質感の違いは一目瞭然だった。

次に、シリコンフリー処方による崩れにくさを検証。スティック状のアイシャドウ“キャビアスティックアイカラー”で2本の横線を腕に引く。10分ほど経った後、シリコンを配合していた2代前のプライマーを1本の線に、“ピュアキャンバスプライマーブラーリング”をもう1本の線にのせる。両方とも馴染ませると、2代前のプライマーはアイカラーと混ざって崩れていく。その要因について今川アシスタントブランドマネージャーは「ほとんどのベースやカラーメイクはシリコンが配合されている。シリコン同士は混じりやすい。そのため、プライマーにも入っていると化粧崩れにつながる」と話す。今回のシリコンフリー処方により、化粧が崩れることなく、肌を滑らかに整えることができるようになったという。また、メイクを施した上から塗布することも可能になり、化粧直しにも有用なアイテムへとアップデートした。

「ファンケル(FANCL)」こども向け事業セミナー

「ファンケル」はこのほど、初となる子ども向けスキンケアライン“クリアアップ”から泡洗顔料とジェルミルクを発売した。同社は子どものスキンケアに着目し、2023年から研究と啓蒙活動に着手。商品の発売に先駆け、メディア向けに同社の研究内容や啓蒙活動を発表した。

総合研究員の大浜寧之さんは「スキンケアとは何か」を解説する講座を24年から実施。小学生から大学生までを対象に、サイエンスの面白さとファンケル商品の素晴らしさを伝えている。

“クリアアップ”は、“プレ思春期”と定義する6歳から12歳までをターゲットとしている。大浜さんは「この年齢の子どもたちは自分で意思を持っている」と話す。そのため、自発的に行動したくなるように働きかける講座作りを心がけているという。「行動変容に必要なのは好奇心と納得。その段階を踏んでから行動につながる」と続ける。

今回は日焼け対策と洗顔の講座を披露した。「肌とはそもそも何か」という問いから講座はスタート。大浜さんによると「肌は4大敵から身を守る鎧だ」という。クイズ形式でメディア参加者にヒントを出しつつ、紫外線、乾燥、摩擦、温度の4つの回答に導く。これらの負担から肌を守るために「季節に合った服を着る」「肌に触るときは摩擦を起こさないようにする」といった注意点を挙げる。

「中でも紫外線はとても厄介なので一緒に勉強しよう」と問いかけ、紫外線とは何かという議題に入る。おおよそ子どもたちは「太陽光に入っている」という回答になるため、「太陽光を分解すれば紫外線が見えるはず」と水を入れた水槽に光を当てて壁に虹を再現。参加者に虹の中で紫外線だと思う箇所にシールを貼ってもらう。「紫」の漢字が入っているため、紫色の上にシールを貼る参加者が多いが、「紫外線」の漢字を見ると「紫の外側の線」と分解でき、虹の外側にあるために目に見えないことを説明する。「紫外線から身を守るために帽子やサングラス、服を着用するが、肌は守ることができない。その時に必要なものとして日焼け止めがある」とつなげる。ここで「子どもたちは日焼け止めの存在をしっかり認めてくれるようになる」という。さらに、子どもたちを対象にした講座では自分ごととして捉えてもらうためにAIで作成した画像を提示。紫外線対策をした場合としなかった場合で夏休みを過ごしたらどうなるのかを視覚的に表現する。これらを経て「紫外線対策しよう」という気持ちに導く。

次にビーズに日焼け止めを塗布し効果検証を行う。紫外線が出るライトを、日焼け止めを塗ったビーズと塗っていないビーズに10秒ほど照射する。その差を見せることで、日焼け止めの効果を視覚的に訴求する。さらに、参加者が風船に目と鼻と耳と口を書き、自分の顔に見立てて日焼け止めを塗る。実際に塗ったらアボカド程度まで縮小し、塗りムラを分かりやすく表現し、日焼け止めをきれいに塗る難しさを伝える。その後、5点塗り(額・両頬・鼻先・あご先・両目尻の下に点で置く)で広げていく方法を伝授する。

「太陽が登っている間は自分の顔を守ってくれる日焼け止めも太陽が沈んだ後は異物になってしまう。顔に塗ったまま寝てしまうと肌にとっては負担」と投げかけ、顕微鏡で日焼け止めを塗った肌を見る。白浮きしない程度に日焼け止めを伸ばしても、顕微鏡で見ると日焼け止めが膜を張っている様子が見える。

「このままで寝てしまうと肌に良くないので落とそう」と伝え、洗顔のパートに入る。同社の洗顔パウダーを使用して泡を作り出す。「パウダーに対して水はたっぷり使用する」「極端に熱い水も冷たい水も肌にとっては負担のため、ぬるま湯で洗う」「摩擦を起こさないように転がすように洗う」「拭く時にゴシゴシしない」といったアドバイスを伝えながら洗顔を実践。洗った後に、顕微鏡で日焼け止めが落ちていることを確認し、日焼け止めを塗ること、落とすことの重要性を伝える。

2ブランドは“実験”でメディア参加者に商品の特長を訴求できたものの、消費者への伝え方には課題が残る。デジタルPOPを活用して映像化するなど工夫が求められるだろう。

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「マリメッコ」の日本限定バッグや“ユニクロ アンド ジェイ ダブリュー アンダーソン” 新作など! 来週発売のファッションアイテム8選【1/6〜1/12】

ファッションアイテムの発売情報を「WWDJAPAN」的視点でピックアップ!今回は1月6〜12日に発売するアイテムを紹介します。「マリメッコ(MARIMEKKO)」は1月10日に日本限定のキャンバスバッグと、レザーバッグ“カルラ”シリーズから、スエード素材の“カルラ”とコンパクトサイズの“ピック カルラ”を発売します。どちらも春の到来を告げるような優しいパステルのカラーパレットです。

「ユニクロ(UNIQLO)」からは、10日、ジョナサン・アンダーソン(Jonathan Anderson)=「ジェイ ダブリュー アンダーソン(JW ANDERSON)」デザイナーが手掛けるコラボライン“ユニクロ アンド ジェイ ダブリュー アンダーソン(UNIQLO AND JW ANDERSON)”の2025年春夏コレクションを順位発売します。こちらも春夏らしいカラーパレットの軽やかなプレッピースタイルです!

【1月6日発売】
ジーユー
(GU)

グレイトフル・デッドとコラボ
ウィンテージライクなスエットなど

「ジーユー(GU)」は、バンドのグレイトフル・デッド(GRATEFUL DEAD)とコラボしたアイテムを発売する。アイテムには、キャラクター“ダンシング・ベア”や、アルバム「Steal Your Face」のジャケットを思わせる稲妻モチーフなどをあしらった。

■商品詳細

スエット(2990円)
ソックス(390円)
アンダーウエア(590円)

【1月8日発売】
アンテプリマ
(ANTEPRIMA)

バッグ“ツイスト”から
新色とラージサイズ

「アンテプリマ(ANTEPRIMA)」は、ひねりを加えた幾何学的なシェイプのワイヤーバッグ、“ツイスト(TWIST)”の新色ラベンダーシルバーと新しいラージサイズを発売する。

■商品詳細

バッグ“ツイスト スモール”(6万3800円)
バッグ“ツイスト ラージ”(8万8000円)

【1月10日発売】
マリメッコ
(MARIMEKKO)

日本限定デザイン
キャンバスバッグを制作

「マリメッコ(MARIMEKKO)」は 日本限定のキャンバスバッグ“ランチバッグ(Lunchbag)”と“Vankka”を発売する。“ウニッコ”柄をあしらい、ライトブルーとブラウンの2色をラインアップする。

■商品詳細

バッグ“ランチバッグ”(2万2000円)
バッグ“Vankka”(1万3200円)

【1月10日発売】
ユニクロ
(UNIQLO)

“ユニクロ アンド ジェイ ダブリュー アンダーソン”
25年春夏コレクション

「ユニクロ(UNIQLO)」は、ジョナサン・アンダーソン(Jonathan Anderson)=「ジェイ ダブリュー アンダーソン(JW ANDERSON)」デザイナーが手掛けるコラボライン“ユニクロ アンド ジェイ ダブリュー アンダーソン(UNIQLO AND JW ANDERSON)”の2025年春夏コレクションを順次発売する。

■商品詳細

ブレザー(6990円)
パーカ(4990円)
シャツ(2990円〜)
ポロシャツ(2990円〜)
ジーンズ(3990円)
※一部商品

【1月10日発売】
マリメッコ
(MARIMEKKO)

レザーバッグ“カルラ”から
スエード地とコンパクトサイズ

「マリメッコ(MARIMEKKO)」は、ラッピングされたキャンディに着想を得た、レザーバッグ“カルラ(Karla)”シリーズから、スエード素材の“カルラ”とコンパクトサイズの“ピック カルラ(Pikku Karla)”を発売する。ライトイエローとライトグリーン、ライトグレーの3色をラインアップ。

■商品詳細

バッグ“カルラ”(4万7300円)
バッグ“ピック カルラ”(4万700円)

【1月11日発売】
RHC ロンハーマン
(RHC RON HERMAN)

「コンバース」に別注
チャコールグレーの“オールスター”

RHC ロンハーマン(RHC RON HERMAN)は、「コンバース(CONVERSE)」に別注したスニーカー“オールスター エイジド OX フォー RHC(STAR AGED OX FOR RHC)”を発売する。ウオッシュ加工を施し、耐久性を持たせたリップストップキャンバス地を用い、淡いチャコールグレーをまとわせた。

■商品詳細

別注スニーカー(1万4300円)

【1月11日発売】
アトモス
(ATMOS)

カシミ・ラタメーヌによる
地中海の風をイメージした1足

アトモス(ATMOS)は、スニーカーデザイナーのカシミ・ラタメーヌ(Kacimi Latamene)によるスニーカー“シロッコ1(SIROCCO 1)”を発売する。地中海の風“シロッコ”に着想を得て、スリムでダイナミックなシルエットに仕上げた。

■商品詳細

スニーカー(5万8300円)

【1月11日発売】
RHC ロンハーマン
(RHC RON HERMAN)

「セサミストリート」とコラボ
ウィメンズとキッズサイズを用意

RHC ロンハーマン(RHC RON HERMAN)は、テレビ番組「セサミストリート」とコラボしたスエットを発売する。ウィメンズとキッズサイズを用意し、ビンテージスエットのような風合いとカラーに仕上げた。

■商品詳細

コラボスエット/ウィメンズ(3万1900円)
コラボスエット/キッズ(1万7600円)

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「マリメッコ」の日本限定バッグや“ユニクロ アンド ジェイ ダブリュー アンダーソン” 新作など! 来週発売のファッションアイテム8選【1/6〜1/12】

ファッションアイテムの発売情報を「WWDJAPAN」的視点でピックアップ!今回は1月6〜12日に発売するアイテムを紹介します。「マリメッコ(MARIMEKKO)」は1月10日に日本限定のキャンバスバッグと、レザーバッグ“カルラ”シリーズから、スエード素材の“カルラ”とコンパクトサイズの“ピック カルラ”を発売します。どちらも春の到来を告げるような優しいパステルのカラーパレットです。

「ユニクロ(UNIQLO)」からは、10日、ジョナサン・アンダーソン(Jonathan Anderson)=「ジェイ ダブリュー アンダーソン(JW ANDERSON)」デザイナーが手掛けるコラボライン“ユニクロ アンド ジェイ ダブリュー アンダーソン(UNIQLO AND JW ANDERSON)”の2025年春夏コレクションを順位発売します。こちらも春夏らしいカラーパレットの軽やかなプレッピースタイルです!

【1月6日発売】
ジーユー
(GU)

グレイトフル・デッドとコラボ
ウィンテージライクなスエットなど

「ジーユー(GU)」は、バンドのグレイトフル・デッド(GRATEFUL DEAD)とコラボしたアイテムを発売する。アイテムには、キャラクター“ダンシング・ベア”や、アルバム「Steal Your Face」のジャケットを思わせる稲妻モチーフなどをあしらった。

■商品詳細

スエット(2990円)
ソックス(390円)
アンダーウエア(590円)

【1月8日発売】
アンテプリマ
(ANTEPRIMA)

バッグ“ツイスト”から
新色とラージサイズ

「アンテプリマ(ANTEPRIMA)」は、ひねりを加えた幾何学的なシェイプのワイヤーバッグ、“ツイスト(TWIST)”の新色ラベンダーシルバーと新しいラージサイズを発売する。

■商品詳細

バッグ“ツイスト スモール”(6万3800円)
バッグ“ツイスト ラージ”(8万8000円)

【1月10日発売】
マリメッコ
(MARIMEKKO)

日本限定デザイン
キャンバスバッグを制作

「マリメッコ(MARIMEKKO)」は 日本限定のキャンバスバッグ“ランチバッグ(Lunchbag)”と“Vankka”を発売する。“ウニッコ”柄をあしらい、ライトブルーとブラウンの2色をラインアップする。

■商品詳細

バッグ“ランチバッグ”(2万2000円)
バッグ“Vankka”(1万3200円)

【1月10日発売】
ユニクロ
(UNIQLO)

“ユニクロ アンド ジェイ ダブリュー アンダーソン”
25年春夏コレクション

「ユニクロ(UNIQLO)」は、ジョナサン・アンダーソン(Jonathan Anderson)=「ジェイ ダブリュー アンダーソン(JW ANDERSON)」デザイナーが手掛けるコラボライン“ユニクロ アンド ジェイ ダブリュー アンダーソン(UNIQLO AND JW ANDERSON)”の2025年春夏コレクションを順次発売する。

■商品詳細

ブレザー(6990円)
パーカ(4990円)
シャツ(2990円〜)
ポロシャツ(2990円〜)
ジーンズ(3990円)
※一部商品

【1月10日発売】
マリメッコ
(MARIMEKKO)

レザーバッグ“カルラ”から
スエード地とコンパクトサイズ

「マリメッコ(MARIMEKKO)」は、ラッピングされたキャンディに着想を得た、レザーバッグ“カルラ(Karla)”シリーズから、スエード素材の“カルラ”とコンパクトサイズの“ピック カルラ(Pikku Karla)”を発売する。ライトイエローとライトグリーン、ライトグレーの3色をラインアップ。

■商品詳細

バッグ“カルラ”(4万7300円)
バッグ“ピック カルラ”(4万700円)

【1月11日発売】
RHC ロンハーマン
(RHC RON HERMAN)

「コンバース」に別注
チャコールグレーの“オールスター”

RHC ロンハーマン(RHC RON HERMAN)は、「コンバース(CONVERSE)」に別注したスニーカー“オールスター エイジド OX フォー RHC(STAR AGED OX FOR RHC)”を発売する。ウオッシュ加工を施し、耐久性を持たせたリップストップキャンバス地を用い、淡いチャコールグレーをまとわせた。

■商品詳細

別注スニーカー(1万4300円)

【1月11日発売】
アトモス
(ATMOS)

カシミ・ラタメーヌによる
地中海の風をイメージした1足

アトモス(ATMOS)は、スニーカーデザイナーのカシミ・ラタメーヌ(Kacimi Latamene)によるスニーカー“シロッコ1(SIROCCO 1)”を発売する。地中海の風“シロッコ”に着想を得て、スリムでダイナミックなシルエットに仕上げた。

■商品詳細

スニーカー(5万8300円)

【1月11日発売】
RHC ロンハーマン
(RHC RON HERMAN)

「セサミストリート」とコラボ
ウィメンズとキッズサイズを用意

RHC ロンハーマン(RHC RON HERMAN)は、テレビ番組「セサミストリート」とコラボしたスエットを発売する。ウィメンズとキッズサイズを用意し、ビンテージスエットのような風合いとカラーに仕上げた。

■商品詳細

コラボスエット/ウィメンズ(3万1900円)
コラボスエット/キッズ(1万7600円)

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“バッグ2個持ち”が今年流 日常の装いに変化をプラス【2025年春夏トレンド】

バッグの“2個持ち”が、ランウエイのトレンドとして盛り上がり始めました。2個持ちの基本は、“メインとサブ”の大小パターン。大きいメインに実用性を任せ、小さいサブにおしゃれを託すと、互いを引き立て合う名コンビになります。イヴルルド遙華さんの「2025年一粒万倍日」でも、「好きなブランドバッグなどでカラーアイテムを身に着けると運気向上が見込まれる」とあるように、開運にもつながるかもしれません。今回は、有力ブランドが提案するバッグ2個持ちスタイルを、ランウエイからピックアップしました。

例えば「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」は、ダークトーンのパンツのセットアップに色もサイズも異なる大小バッグを2個持ち。通勤にも使える大きさのバッグに、ドレッシーなミニバッグをチャーム風に添えました。2個使いすればバッグの表現力が高まる、というお手本スタイルです。

ショルダーバッグ2個掛けで
オフィススタイルに変化を投入

落ち着いたデザインのバッグ2個持ちは、オフィスルックにもなじむコンビネーションです。実用的に使えるので、荷物が多い日に重宝します。サイズの大小に加え、素材違いやベルトの長短といった、持ち味の異なるバッグの組み合わせが装いに動きを加えます。

「ボス(BOSS)」は、探検家をイメージしたコレクションで、シャツとスカートというシンプルな装いにバッグ2個持ちを組み入れました。片方の肩に、色も形も異なるショルダーバッグをダブル掛け。バッグで左右のシルエットをアシンメトリーにアレンジしました。

まばゆいチェーンをアクセサリー使い

メタリックのチェーンバッグは、アクセサリー感覚で使えます。ダブル持ちすれば、まばゆさもアップ。ゴールドのチェーンバッグは、リッチでゴージャスなムードを添えてくれます。

「ヴァレンティノ(VALENTINO)」は、チェーンバッグの2個持ちと大ぶりのネックレスで、ゴールドのアクセントを加えました。ウエアもシルキーな光沢を帯びていて、全体的にリュクスな印象です。同じバッグの大小サイズ持ちはかなりの上級者向けではあるものの、統一感は高まります。

異なるムードの2個持ちで
インパクトも倍増

ミックステイストを生かせるのも、バッグ2個持ちのうれしいところ。手持ちバッグの活用にも役立ちます。スタイリングのポイントは、2個の表情を思い切ってずらして、部分的なコントラストを生み出すことです。

「ミュウミュウ(MIU MIU)」は異なるテイストのバッグを2個持ちして、ダイナミックな柄模様を用いた装いのインパクトをさらに強めました。白のレザーバッグと、ブラウンのスエードバッグという好対照のマッチングは、内面に秘めた二面性を示すかのようです。

ボリュームバッグで
ミニマルウエアに動きを演出

ボリューミーで立体的なバッグはシンプルなウエアを引き立てる効果も発揮するので、ロングトレンドのミニマルなスタイルとも相性抜群。装いを深めてくれます。収納力が高いのもうれしいところ。チャームを添えれば、さらに自分好みに仕上げられます。

奥行きたっぷりの「フェンディ(FENDI)」のボリュームバッグは、ミニマルなスタイリングとのコントラストがくっきり。チャームを添えて、動きを演出しました。動くたびに揺れるチャームが、気持ちを弾ませてくれそうです。

カラーの濃淡ずらしで
差し色効果を発揮

バッグは差し色に便利なアイテムです。2個持ちすれば、インパクトも2倍。“カラーブロッキング”な組み合わせが効果的です。

「グッチ(GUCCI)」は、カラーブロッキングのお手本のような配色を披露しました。淡いトーンとカラフルな装いを巧みにミックス。バッグはウォーターカラーでそろえつつ、大小で色の濃淡をずらし、涼やかな雰囲気を際立たせました。メッシュバッグ×シアースカート、レザージャケット×レザーバッグと素材をリンクさせ、コントラストを生み出しています。

バッグ2個持ちを生かせば、日常の装いに新たなアクセントを加えられます。トレンドのチャームもプラスすれば、自分だけのスタイルが完成します。2025年の幕開けに、バッグ2個持ちでこれまでの装いに変化を生み出してみませんか。

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北欧巨匠の素顔に触れる「ポール・ケアホルム展 in 京都」 禅とミニマリズムの融合は必見

デンマーク発インテリア「フリッツ・ハンセン(FRITZ HANSEN)」は、アルネ・ヤコブセン(Arne Jacobsen)のセブンチェアやスワンチェアを始めとする多くの北欧名作家具を手掛けている。その中でも、極限まで無駄を削ぎ落とした美しいデザインで存在感を放っているのが、ポール・ケアホルム(Poul Kjaerholm)の家具だ。座面が低く、スチールとレザーだけで構成されたラウンジチェアやサイコロのような小さなテーブルを見たことがあるという人もあるだろう。ヤコブセンほど有名ではないが、そのストイックともいえる完璧な造形美には圧倒されるものがある。今年夏には、パナソニック汐留美術館で展覧会が開催された。そして、「フリッツ・ハンセン」主催で12月21日、「ポール・ケアホルム展 in 京都」が開幕。開幕前日には内覧会が開催され、ケアホルムの子息であるトーマス・ケアホルム(Thomas Kjaerholm)が来日して家族との思い出を語った。

和の空間と見事に調和するケアホルムの家具

会場の両足院は、祇園花見古路を抜けた建仁寺内にあり、毘沙門天堂には舞妓が芸事上達や恋愛成就のお参りにくる場所だという。「フリッツ・ハンセン」は、今まで語られてこなかったケアホルムの家具と和の空間の親和性にフォーカス。祇園と隣接しながらもひっそりと佇む両足院を展示の場に選んだ。方丈の間には、ケアホルムの家具の真髄ともいえる構造を、パーツを分解して作品ごとに展示。極限まで計算し尽くされたフレームなどを見ることができる。広縁には代表的なチェア4点が置かれ、自由に座れるようになっている。大書院は、ダイニングスペースに書斎、ラウンジスペースで構成。

スチールを使用した家具が果たして床の間がある和室に合うのか……と思う人もいるだろうが、不思議と見事に調和している。ホッコリした和モダンではなく、凛とした緊張感のある美しさ。緊張感があると言ってもネガティブな意味ではない、背筋が伸びるような清々しさが感じられる空間だ。茶室には、“PK71”ネストテーブルがさりげなく置かれているが、全く違和感なし。庭を見ながら、デンマーク風の浅煎りコーヒーをいただくお茶室体験は興味深いものだった。

親日家の妻の影響が息づくデザイン

トークショーでは、ケアホルムの息子のトーマスが登場。彼は、「父の家具をこのような環境で見られるのは素晴らしい。来日前に写真でも見たが、実物を見て興奮している」と語った。庭が見渡せる展示は、母親ハンナの家の配置を想起させるようだ。家具と家具の間に余白を持たせて、低い家具で空間に抜け感を作るのがポイントだという。ケアホルムの作品は主張する家具ではないので、家具自体を見るというよりは庭を見ながら楽しめる。

日本との関連性については、「父は来日したことがないが、母は5〜6回来日したことがある」。ケアホルムの妻のハンナは建築家で、彼同様デンマーク王立アカデミーで教鞭を取っており、生徒を連れて研修目的で来日していたようだ。「母方の祖父母が親日家で、デンマーク訛りの日本語を話していた。祖父は、庭好きで日本庭園を作ったりしていたのを覚えている」。共働きでありながらも、「ロイヤル コペンハーゲン(ROYAL COPENHAGEN)」の食器にカトラリー、牛乳はジャグに入れてとテーブルセッティングは完璧だったそうだ。

ケアホルムは、妻や義祖父から影響を受けて親日家だったのかもしれない。ケアホルム作品の一番の魅力は彫刻的で浮遊感のあるデザインだと思っていた。低い座面に直線を多用したデザイン、シンプル極まりない造形と日本建築に合う要素は多い。しかし、ここまで和の空間に馴染む理由は、生活を共にした親日家の妻の影響だと実感するイベントだった。

この展覧会に合わせ、書籍「POUL KJAERHOLM 共鳴する日本の美意識」が登場。写真家の矢吹健巳による撮り下ろしの写真を始め、トーマスと娘のクリスティーヌ・ケアホルムの前書きが収録され、ケアホルム作品が日本の美意識との共鳴を掘り下げた一冊になっている。編集はブックディレクションを行うBACHの幅允孝、ブックデザインは須山悠里、監修・執筆はKIGENZEN手掛けた。価格は、4950円。

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北欧巨匠の素顔に触れる「ポール・ケアホルム展 in 京都」 禅とミニマリズムの融合は必見

デンマーク発インテリア「フリッツ・ハンセン(FRITZ HANSEN)」は、アルネ・ヤコブセン(Arne Jacobsen)のセブンチェアやスワンチェアを始めとする多くの北欧名作家具を手掛けている。その中でも、極限まで無駄を削ぎ落とした美しいデザインで存在感を放っているのが、ポール・ケアホルム(Poul Kjaerholm)の家具だ。座面が低く、スチールとレザーだけで構成されたラウンジチェアやサイコロのような小さなテーブルを見たことがあるという人もあるだろう。ヤコブセンほど有名ではないが、そのストイックともいえる完璧な造形美には圧倒されるものがある。今年夏には、パナソニック汐留美術館で展覧会が開催された。そして、「フリッツ・ハンセン」主催で12月21日、「ポール・ケアホルム展 in 京都」が開幕。開幕前日には内覧会が開催され、ケアホルムの子息であるトーマス・ケアホルム(Thomas Kjaerholm)が来日して家族との思い出を語った。

和の空間と見事に調和するケアホルムの家具

会場の両足院は、祇園花見古路を抜けた建仁寺内にあり、毘沙門天堂には舞妓が芸事上達や恋愛成就のお参りにくる場所だという。「フリッツ・ハンセン」は、今まで語られてこなかったケアホルムの家具と和の空間の親和性にフォーカス。祇園と隣接しながらもひっそりと佇む両足院を展示の場に選んだ。方丈の間には、ケアホルムの家具の真髄ともいえる構造を、パーツを分解して作品ごとに展示。極限まで計算し尽くされたフレームなどを見ることができる。広縁には代表的なチェア4点が置かれ、自由に座れるようになっている。大書院は、ダイニングスペースに書斎、ラウンジスペースで構成。

スチールを使用した家具が果たして床の間がある和室に合うのか……と思う人もいるだろうが、不思議と見事に調和している。ホッコリした和モダンではなく、凛とした緊張感のある美しさ。緊張感があると言ってもネガティブな意味ではない、背筋が伸びるような清々しさが感じられる空間だ。茶室には、“PK71”ネストテーブルがさりげなく置かれているが、全く違和感なし。庭を見ながら、デンマーク風の浅煎りコーヒーをいただくお茶室体験は興味深いものだった。

親日家の妻の影響が息づくデザイン

トークショーでは、ケアホルムの息子のトーマスが登場。彼は、「父の家具をこのような環境で見られるのは素晴らしい。来日前に写真でも見たが、実物を見て興奮している」と語った。庭が見渡せる展示は、母親ハンナの家の配置を想起させるようだ。家具と家具の間に余白を持たせて、低い家具で空間に抜け感を作るのがポイントだという。ケアホルムの作品は主張する家具ではないので、家具自体を見るというよりは庭を見ながら楽しめる。

日本との関連性については、「父は来日したことがないが、母は5〜6回来日したことがある」。ケアホルムの妻のハンナは建築家で、彼同様デンマーク王立アカデミーで教鞭を取っており、生徒を連れて研修目的で来日していたようだ。「母方の祖父母が親日家で、デンマーク訛りの日本語を話していた。祖父は、庭好きで日本庭園を作ったりしていたのを覚えている」。共働きでありながらも、「ロイヤル コペンハーゲン(ROYAL COPENHAGEN)」の食器にカトラリー、牛乳はジャグに入れてとテーブルセッティングは完璧だったそうだ。

ケアホルムは、妻や義祖父から影響を受けて親日家だったのかもしれない。ケアホルム作品の一番の魅力は彫刻的で浮遊感のあるデザインだと思っていた。低い座面に直線を多用したデザイン、シンプル極まりない造形と日本建築に合う要素は多い。しかし、ここまで和の空間に馴染む理由は、生活を共にした親日家の妻の影響だと実感するイベントだった。

この展覧会に合わせ、書籍「POUL KJAERHOLM 共鳴する日本の美意識」が登場。写真家の矢吹健巳による撮り下ろしの写真を始め、トーマスと娘のクリスティーヌ・ケアホルムの前書きが収録され、ケアホルム作品が日本の美意識との共鳴を掘り下げた一冊になっている。編集はブックディレクションを行うBACHの幅允孝、ブックデザインは須山悠里、監修・執筆はKIGENZEN手掛けた。価格は、4950円。

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拡大する片頭痛・頭痛ケア市場 アイマスクからフード、サプリメントまで活況

 

 
米国では片頭痛や頭痛に悩む人の増加に伴い、症状をケアするさまざま商材が登場している。米国片頭痛財団(AMF)の調査によると、世界では約10億人が片頭痛に悩まされており、そのうちの90%が「キャリア、教育、社会生活に悪影響が感じている」と回答しているという。これまで一般的に片頭痛や頭痛には、市販の鎮痛剤エキセドリンや医薬品のスマトリプタン、リザトリプタンなどの処方薬が用いられてきたが、近年は薬に頼らずに症状を予防、緩和したいという需要が増加。ウエルネスブランド各社はそれに応える商材を打ち出している。
 
オハイオ州にある非営利医療機関クリーブランド クリニックによれば、片頭痛は頭痛以外にも、吐き気、筋力低下、耳鳴り、視力低下、首の凝りなどさまざまな症状を引き起こし、ホルモンの変化、強い光、大音量、チョコレートやグルテン、乳製品の摂取、マグネシウム不足などが要因になっている可能性があるという。
 
片頭痛を専門とする統合医療医で鍼灸師のシナ・スミス(Sina Smith)博士は片頭痛について、「ズキズキと脈打つような痛みを伴う頭痛で、通常は頭の片側に起こる」と説明する。また英市場調査会社ミンテルのリンジー・キャメロン(Lindsay Cameron)=ウエルネスアナリストは、「頭痛は人々が経験する痛みの中で3番目に多いもの。この12カ月で少なくとも1回は頭痛もしくは片頭痛を発症したという成人は、73%にものぼる」と話す。近年米国では4世帯に1世帯が片頭痛に悩まされている。
 

マグネシウムは頭痛治療に効果的

 
美容トレンド予測会社スペートの調査によると、TikTokではハッシュタグ「#Migraines(片頭痛)」の視聴回数が毎週約2100万回を記録し、増加傾向にあるという。中でも片頭痛に関する検索では、マッサージ器具、マグネシウムサプリメント、自然療法が最も多かった。特にマグネシウムは、睡眠導入ドリンクとしてTikTokで話題になった“スリーピー・ガール・モクテル”にも配合されているように片頭痛治療薬市場の重要な成分と注目されており、スミス博士も「医療現場でも最も実用的で強力なものの一つ」と認めている。服用するなら吸収しやすい粉末タイプがおすすめとのこと。
 
「ムーン ジュース(MOON JUICE)」の“マグネシオム”(44ドル、約6800円)など市場に出回る粉末タイプは、良質な睡眠をサポートするために複数のタイプのマグネシウムを配合している。専門家によれば、「ウーマ オイルズ(UMA OILS)」の“ピュア カーム ウェルネス エッセンス マグネシウム オイル スプレー”(60ドル、9300円)などのスプレータイプは、緊張している部分に塗布すると効果的だという。同じくスプレータイプの「オーシア(OSEA)」の“ベガス ナーブ オイル”(48ドル、約7500円)は、ストレスを軽減するとされるエッセンシャルオイルを配合している。
 

アイマスク、眼鏡などガジェットも台頭

 
また、現代には欠かせないPCやスマホのブルーライトを含む光も片頭痛の引き金となるケースが多く、それに対処するアイマスク、マッサージ器、アイウエアの市場も拡大している。スペートの調査によると、アイマッサージ器はTikTokで最も急速に成長しているトレンドの一つだ。「セラボディ(THERABODY)」の“スマートゴーグル”(199ドル、約3万1000円)は、目とこめかみの周囲の加温、マッサージ、遮光圧縮といった機能を実装している。「セラボディ」のティム・ロバーツ(Tim Roberts)=科学およびイノベーション部門副社長は、「頭痛や片頭痛の解決策を探す声をよく耳にしている。当社のスマートゴーグルとスリープマスクは、頭痛緩和が重要なコンセプト。この優れた商品は症状に対応し、個人でカスタマイズすることも可能だ」と自信をのぞかせる。
 
片頭痛を予防・緩和するために額の神経に電気刺激療法を施す“ヘダターム2”(130ドル、約2万円)や“セファリー コネクティッド”(424ドル、約6万6000円)などの、より重点的なケアをかなえるデバイスも成長が見込まれている一方で、温熱療法で患部を温めたり冷却したり、軽度の圧力で緊張を和らげるアイマスク「オーストリッチピロー(OSTRICHPILLOW)」の“ホット&コールド アイ マスク”(39ドル、約6100円)といったアナログな商材も人気を集めている。同様に、頭全体を覆う「ハングオーバー AF(HUNGOVR AF)」の“クーリング ハングオーバー&ヘディック キャップ”(40ドル、約6200円)は二日酔いにも効くが、片頭痛持ちにとっても有効なアイテムだとソーシャルメディアでも話題だ。
 
ミンテルのキャメロン=アナリストは、トリガーフリー(頭痛を引き起こす成分を一切含まない)食品を提供する「アミア(AMIA)」や、片頭痛を引き起こさないレンズを使用したアイウエアブランド「アブラックス(AVULUX)」のように、片頭痛を予防する商材も「今後市場を盛り上げるだろう」と予測する。「アブラックス」は、有害とされる赤、青、琥珀色の光を遮断し、鎮静効果があることが証明されている緑の光を取り入れるレンズを使用。アンドレア・ポスターナック(Andrea Posternack)=営業部門副社長は、自身も片頭痛に悩まされている一人だったが、この眼鏡を1日中着用することで、隔日だった片頭痛の頻度が月に4~6回に減少したという。
 
このように人々が非医療のソリューションを求め続ける中で、専門家は今後数年でさらに新しい治療法が市場に登場すると予測している。ロバーツ=科学およびイノベーション部門副社長は、「科学者は今後知識を深めることで、解決策をよりカスタマイズし、洗練させていくだろう」と述べ、今後注目すべき分野として光治療と低磁場ソリューションを挙げた。
 
ここでは頭痛と片頭痛に対処する注目の8商品を紹介する。
 

頭痛ケア注目の8商品 

 

 

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