元アパレル販売員の整体師に聞く、販売員のためのお疲れリセット術

年も暮れるし、1年の溜まった疲れをリフレッシュしたいーー。そんなふうに思っているファッション&ビューティ業界人も多いことだろう。パソコンとにらめっこの毎日で、「首肩の硬さでは誰にも負けない」というバックオフィス社員。立ちっぱなしの毎日で、そろそろ足腰が限界を迎えている販売員。そんな皆さんを満身創痍の体から解き放ってくれるのが整体師だ。

東京・都立大学駅から徒歩5分のアパートの一室に「やくも整体院」が今年6月に開業した。オーナー整体師の若林篤史さんは、元アパレル販売員という異色の経歴の持ち主。丁寧かつ的確な施術を受けながら、立ち仕事の販売員が酷使しがちな体の部位、仕事の合間にもできるコリ・疲れ対策のストレッチや姿勢の工夫について、販売員の経験を交えながらアドバイスしてもらった。

WWD:すてきな整体院ですね。

若林:ありがとうございます。整体院なので清潔感が第一ですが、インテリアや音楽も好きなので、これから少しずつ自分らしい空間にしていきたいと思っています。

WWD:元々アパレルの販売員をされていたと聞きました。

若林:長くメンズファッションブランドの販売職をしていました。当時は体の線が今よりも全然細かったので、体をもっと大きくしようとジムに通い始めたんです。それをきっかけに、筋肉や骨格など、人体そのものにも興味が湧いていって。一念発起して仕事を辞めたのが2019年でした。国の助成金制度も活用して専門学校に3年ほど通って柔道整復師の国家資格を取得し、整骨院で2年ほど経験を積んでから、今年6月に独立・開院しました。

WWD:販売員時代に整体のお世話になっていたこともあった?

若林:幸い体は丈夫で、それは全然なかったですね(笑)。

WWD:開院して半年経ちましたが、進捗はいかがですか?

若林:最初は赤字覚悟でした。インスタ経由の完全予約制でひっそりと始め、施術者は僕1人だけ。店の近くに看板も出していないので、めちゃくちゃ分かりにくいと思います。でも幸いなことに、アパレル時代の知り合いが訪ねて来てくれたり、そこから口コミで広めてくれたりして。結構リピーターも増えてきているんですよ。

WWD:得意な施術は?

若林:手技(マッサージ)はもちろんですが、電気を使ってピンポイントに痛みをとる施術には自信があります。少しだけ体験してみませんか?

WWD:では、お言葉に甘えて。

若林:肩と首がガチガチですね。働きすぎじゃありませんか?大胸筋と腸腰筋もなかなかですね。

WWD:あいたたた。もう大丈夫です。……あれ、ちょっと触っていただいただけなのに、すごくラクになりました。ありがとうございます。ところで若林さんは元アパレル販売員ということで、お疲れの販売員にアドバイスはありませんか?

若林:でしたら、まずは正しい立ち姿勢からお伝えしましょうか。販売員の方って、基本的に前傾姿勢になりすぎている傾向があります。おそらく、お客さまをお出迎えしたり、接客したりするときに、ちょっとかしこまる感じで、体が前屈みになるからなんですよね。前腿とお尻のあたりが張ってしまって、腰痛などの原因にもなっていきます。

WWD:なるほど。負担のない立ち方のコツは?

若林:カンタンです。足の親指と小指の付け根、それからかかとの3つの点が接地しているかを確認してみてください。おそらく販売員の方は、かかとが浮いてしまっている方が多いのではないでしょうか。まずは、この3点で立つことを意識するだけでも、だいぶ変わるはずです。

それから販売員さんだと、店頭の品出しや整理で屈んだりする動作がキツいですよね。低いところの作業をするときは、横着をせず、「膝をしっかり曲げて」屈んでください。これも腰への負担を減らすポイントです。

WWD:仕事の合間にできそうなストレッチはありますか?

若林:お客さまの波が切れたタイミングで手軽にできて、かつ店長に怒られないような手軽なものを教えましょう(笑)。1つめはカンタン。片足立ちになって、体の後ろでつま先を持つだけ。これで縮こまった前腿を引き伸ばせます。片足10秒ずつくらいやってみてください。

次はこちら。体育の授業でよくやったアキレス腱を伸ばす運動に似て見えるんですが、効かせる場所はそけい部、つまり太ももの付け根のあたりを意識してください。少し反り返るようなイメージでやるといいと思います。

最後はこちら。休憩室の椅子に座ってやってみてください。足首をもう片方の膝に乗せて、体をグッと地面の方に伸ばします。お尻のあたりが引き伸ばされる感じがしませんか?

これらの3つを行うことで、前腿、そけい部、お尻の筋肉をほぐして、立ち仕事の疲れや重さ、だるさを軽減できるはず。大前提として、最初にお伝えした「3点で立つ」ことを意識してくださいね。それでも取れない疲れや辛さがあれば、当院にお越しください(笑)。

WWD:アパレルの仕事が今に生きていることはありますか?

若林:独立する前から「若林さんって丁寧だね」と褒められることは多かったように思います。言葉づかいや接遇の丁寧さは販売員時代にすごく意識していて、鍛えられた部分です。アパレルも整体師も、ざっくり言って“接客業”ということに変わりはないので。整体師としての技量だけでなく、お客さまのコミュニケーションはすごく大事だと思っています。

洋服を売るときも、その人の「欲しい」の裏側にある色やテイストの好み、暮らしまで見えてくると、より良い提案ができることを学びました。整体でもそれは同じで、じっくりお話をしたり、施術の回数を重ねる中でその人の暮らしや仕事、クセなどが想像できるようになってきて、的確な施術につながるのだと思います。

WWD:アパレルの仕事とは全く違うことも?

若林:やっぱり、人の体を預かるという責任は大きいですね。力の入れ方や圧をかける部分を間違えると、かえって状態を悪くしてしまいかねません。それから、アパレル時代はお客さまに「また来ていただきたい」と願ったものですが、整骨院では施術を受けた方ががずっと調子が良くなって、もう二度と来なくてよければ、それが一番だと思っていました。

ただこの「やくも整体院」は少し違うスタンスでやっていきたくて。一般的な整体院は回によって担当が変わることもありますし、繁忙期は十分にカウンセリングができないこともありますが、ここでは僕1人がカウンセリングから施術まで一貫して担当します。一度の訪問で終わらず、その後も定期的にご来院いただきながら、常に体を良い状態に保って頂きたい。体が徐々にいい方向に変わっていくことを、一緒に感動したり、喜んだりしながら、お客さま一人一人に寄り添える整体院にできればいいなと思っています。

■やくも整体院

住所:目黒区八雲1-12-20 アクティ八雲105
営業時間:10時〜21時(最終受付)
※インスタグラム(@yakumoseitai)から完全予約制
定休日:不定休

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編集長のiPhoneに残る写真&動画から振り返る 2024年の業界私的ニュース(上半期編)

今年も、残すところあとわずか。いろんなことがありました。記者という、名刺1枚でどこにも行けて、誰にも会える仕事をしていると、1年365日の間には、本当にいろんなことがあるんです。そこでこの記事では、私のiPhone16 Proの写真フォルダを振り返って、今年1年を超私的なコンテンツでプレイバック。まずは1〜6月のファッション&ビューティニュース(!?)です。

1月7日 ゴールデングローブ賞取材@ロサンゼルス

生放送でとにかく忙しない会場で
怒られ続けること2時間という新年の幕開け

新年最初の取材は、なんとゴールデングローブ賞!今年からオフィシャルシャンパンとして受賞者をもてなす「モエ・エ・シャンドン(MOET & CHANDON)」が彩るスペシャルなひとときの取材です!

男性のドレスコードは、ブラックもしくはネイビーのタキシード!食事は、世界に知れ渡る和食レストランの「NOBU」!!そしてマーゴット・ロビー(Margot Robbie)を筆頭にエマ・ストーン(Emma Stone)やマット・デイモン(Matt Damon)ら錚々たる各賞のノミネート候補たち!!!テンションは爆上がりです。取材前は、「ティモシー・シャラメ(Timothee Chalamet)のコメントとか、SNS用に撮れないかなぁ?」なんて思っていましたが、世界的レッドカーペットの舞台は、そんなに甘いものではありませんでした(笑)。長〜いレッドカーペットの両サイドは、進行方向に対して右側が大御所メディア、そして左側が各国もしくは新興メディアの取材スペース。特に左サイドのメディア勢は、数十cmおきに決められた取材スペースで、レッドカーペットを歩くセレブリティたちを待ち構えています。

つまり私は、レッドカーペットのどこにいても、取材するメディアには邪魔というワケ(泣)。どこにいても、どこかのメディアに「いつまでいるの?どいてくれない?」とか「邪魔なんですけど!」と怒られます。そんなレッドカーペットって、結構延々と続くんです。ゴールデングローブ賞の場合は、2時間弱位あったような……。ロサンゼルスとはいえ冬の屋外で、怒られながら2時間のレッドカーペット取材は、なかなかタフなものがありました。あんなに怒られたの、いつぶりかな(笑)?

肝心の授賞式は、全米に生中継されているからこそ、会場では常に「本番30秒前」などのカウントダウンが行われ、時間内に自分のテーブルに戻らないと、本番中は身動きできません(笑)。あまりに忙しないから、楽しみにしていた「ノブ(NOBU)」のご飯は、実に簡単なものでした。でも、「モエ・エ・シャンドン」が祝ったセレブレートな一夜は、24年はもちろん、一生涯の思い出になりました。

2月6日 カルティエ“トリニティ”100周年イベント@パリ

ページボーイが素敵なギフトをデリバリー
BLACKPINKのJisooらが勢揃い

2月は、パリへ。「カルティエ(CARTIER)」のアイコンジュエリー“トリニティ”の100周年を祝うイベントの取材です。ホワイトとイエロー、そしてピンクゴールドという3色のリングが重なり合う“トリニティ”のように、イベントは「3」をキーナンバーに多数のコンテンツを展開。例えば、パリのイベントはニューヨークとロンドンに次ぐ3番目のイベントだし、ゲストは3カ所に分かれてディナーを楽しんだ後でパーティー会場に集結。そして、ラビリンスとシーラ、ディプロの3人によるユニットのLSDがパリの夜を盛り上げました。BLACKPINKのジス(Jisoo)も来場です。

滞在先のホテルには、製品をデリバリーするサービス担当からコンシェルジュ的な役割まで、長きにわたり「カルティエ」のホスピタリティを象徴するページボーイがやってきて、パーティーの招待状とギフトを届けてくれました。感激です!

2月21日 2024-25年秋冬「ディーゼル」ミラノ・コレクション

日の丸を背負った“「ディーゼル」侍”に
地球の反対側のミラノで落涙

2月のコレクション取材は、ロンドンとミラノへ!感動したのは、「ディーゼル(DIESEL)」の2024-25年秋冬コレクションでした。このシーズンの「ディーゼル」は、スタートの72時間前から準備風景をライブ配信。ランウエイもライブ配信されましたが、同時に世界1000人のファン姿もライブ中継されて、ショー会場には彼らの姿を投影したデジタルサイネージが立ち並びました。巨大スクリーンに現れた世界のファンは、ずーっとメイクをしているドラァグクイーンとか、グリーンとレッドのカツラで踊り狂っている男女、そして豊満なバディを見せつけるおねーさんまで、多種多様で自由奔放です。

そんな強者たちが勢揃いしたデジタル空間で唯一(!?)の日本人は、「ディーゼル」の高木克海エグゼクティブスタイリスト。数分で締め切った応募の申し込みに成功し、当日は会社を早退。真っ白の全身タイツに真っ赤な顔という日の丸ルックで登場してくれました。なんかもう、泣けてきます(笑)。どうも年を取ると涙脆くていけませんが、私がファッションショーで泣いたのは、キム・ジョーンズ(Kim Jones)による最後の「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」と、続くヴァージル・アブロー(Virgil Abloh)にとって最初の「ルイ・ヴィトン」、そして高木さんが登場した「ディーゼル」となりました(笑)。

4月10日 ウォッチズ&ワンダーズ@ジュネーブ

まさか私が「IWC」の時計に感動するなんて!
西暦4000年まで正確に時を刻む時計に感動

4月は、時計の季節。ジュネーブで開かれたハイエンド時計の展示会ウォッチズ&ワンダーズの取材です。「WWDJAPAN」も時計の記事はたくさんアップしていますが、やっぱりファッション好きな私にとって共感する時計はこれまで「カルティエ」や「ヴァン クリーフ&アーペル(VAN CLEEF&ARPELS)」「シャネル(CHANEL)」「エルメス(HERMES)」「ジャガー ルクルト(JAEGER LECOULTRE)」「グランドセイコー(GRAND SEIKO)」など、機構のみならず佇まいとしての美しさにも思いを馳せている時計でした。ところが、今年のウォッチズ&ワンダーズでは、まさか「IWC」の「ポルトギーゼ・エターナル・カレンダー」に感動!「4年に1回の閏年」はもちろん、「100で割り切れる年は閏年ではない」さらに「400で割り切れる年は閏年である」などの例外規定にも対応し、まだ閏年になるかならないか決まっていないという西暦4000年までは正しい日時を刻むという、ゴリゴリの機構時計に感動したのです。

いやぁ、こんな小さな時計から西暦4000年に思いを馳せることができるなんて、本当にロマンですよね。精緻な時計なのに、凛とした美しさも感じる時計。時計取材を重ねると、どんどん好きになる時計や時計ブランドが増えていきます。洋服も、時計も、好きなだけ買えたらいいのに(笑)!

5月13日 「グッチ」2025年クルーズ・コレクション@ロンドン

創業者グッチオ・グッチが働いた
ホテルのエレベーターは本当に赤かった!

5月は、「グッチ(GUCCI)」の2025年クルーズ・コレクションの取材のため、ロンドンへ。ロンドンには創業者グッチオ・グッチ(Guccio Gucci)が働いたサヴォイ・ホテルがあり、現クリエイティブ・ディレクターのサバト・デ・サルノ(Sabato De Sarno)は、このホテルのエレベーターの赤を新生「グッチ」のキーカラーに定めています。今回は実に幸運なことに、このサヴォイ・ホテルが宿泊先です。

となると気になるのは、「エレベーターは、本当に赤いのか?」ですよね?ホテルのスタッフに聞いて、少し脇のエレベーターを開けると、やっぱり赤!なんか嬉しい!せっかくなので、「ロッソ アンコーラ」という、サバトがエレベーターの色にインスパイアされた赤色のシャツを羽織って撮影してみました。完全に同化しています(笑)。

6月1日 「オーデマ ピゲ」新作発表イベント@ミラノ

日本では買えない「レイバン」と「メタ」
のコラボスマートサングラスを入手

6月はミラノで、「オーデマ ピゲ(AUDEMARS PIGUET)」の新作、そして現地で開かれた展覧会「シェイピングマテリアルズ」を取材しました。この出張で私がゲットしたのは、「レイバン(RAY-BAN)」とメタ社がコラボしたスマートサングラス。音楽が聴けて、通話ができて、写真が撮れて、最大60秒の動画まで撮影できます。

早速このスマートサングラスで展覧会を動画撮影すると、こんなカンジ。実際、写真よりも動画の方が面白いコンテンツが撮れそうです。これを機に、私のサングラスでの撮影が始まりました(笑)。まだまだうまくいかないけれど、来年のコレクションでは、スマートサングラスで撮影した動画をみなさんにたくさんお披露目したいと思います。

7月からの後半戦は、次の記事をお楽しみに!

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今年も、残すところあとわずか。いろんなことがありました。記者という、名刺1枚でどこにも行けて、誰にも会える仕事をしていると、1年365日の間には、本当にいろんなことがあるんです。そこでこの記事では、私のiPhone16 Proの写真フォルダを振り返って、今年1年を超私的なコンテンツでプレイバック。まずは1〜6月のファッション&ビューティニュース(!?)です。

1月7日 ゴールデングローブ賞取材@ロサンゼルス

生放送でとにかく忙しない会場で
怒られ続けること2時間という新年の幕開け

新年最初の取材は、なんとゴールデングローブ賞!今年からオフィシャルシャンパンとして受賞者をもてなす「モエ・エ・シャンドン(MOET & CHANDON)」が彩るスペシャルなひとときの取材です!

男性のドレスコードは、ブラックもしくはネイビーのタキシード!食事は、世界に知れ渡る和食レストランの「NOBU」!!そしてマーゴット・ロビー(Margot Robbie)を筆頭にエマ・ストーン(Emma Stone)やマット・デイモン(Matt Damon)ら錚々たる各賞のノミネート候補たち!!!テンションは爆上がりです。取材前は、「ティモシー・シャラメ(Timothee Chalamet)のコメントとか、SNS用に撮れないかなぁ?」なんて思っていましたが、世界的レッドカーペットの舞台は、そんなに甘いものではありませんでした(笑)。長〜いレッドカーペットの両サイドは、進行方向に対して右側が大御所メディア、そして左側が各国もしくは新興メディアの取材スペース。特に左サイドのメディア勢は、数十cmおきに決められた取材スペースで、レッドカーペットを歩くセレブリティたちを待ち構えています。

つまり私は、レッドカーペットのどこにいても、取材するメディアには邪魔というワケ(泣)。どこにいても、どこかのメディアに「いつまでいるの?どいてくれない?」とか「邪魔なんですけど!」と怒られます。そんなレッドカーペットって、結構延々と続くんです。ゴールデングローブ賞の場合は、2時間弱位あったような……。ロサンゼルスとはいえ冬の屋外で、怒られながら2時間のレッドカーペット取材は、なかなかタフなものがありました。あんなに怒られたの、いつぶりかな(笑)?

肝心の授賞式は、全米に生中継されているからこそ、会場では常に「本番30秒前」などのカウントダウンが行われ、時間内に自分のテーブルに戻らないと、本番中は身動きできません(笑)。あまりに忙しないから、楽しみにしていた「ノブ(NOBU)」のご飯は、実に簡単なものでした。でも、「モエ・エ・シャンドン」が祝ったセレブレートな一夜は、24年はもちろん、一生涯の思い出になりました。

2月6日 カルティエ“トリニティ”100周年イベント@パリ

ページボーイが素敵なギフトをデリバリー
BLACKPINKのJisooらが勢揃い

2月は、パリへ。「カルティエ(CARTIER)」のアイコンジュエリー“トリニティ”の100周年を祝うイベントの取材です。ホワイトとイエロー、そしてピンクゴールドという3色のリングが重なり合う“トリニティ”のように、イベントは「3」をキーナンバーに多数のコンテンツを展開。例えば、パリのイベントはニューヨークとロンドンに次ぐ3番目のイベントだし、ゲストは3カ所に分かれてディナーを楽しんだ後でパーティー会場に集結。そして、ラビリンスとシーラ、ディプロの3人によるユニットのLSDがパリの夜を盛り上げました。BLACKPINKのジス(Jisoo)も来場です。

滞在先のホテルには、製品をデリバリーするサービス担当からコンシェルジュ的な役割まで、長きにわたり「カルティエ」のホスピタリティを象徴するページボーイがやってきて、パーティーの招待状とギフトを届けてくれました。感激です!

2月21日 2024-25年秋冬「ディーゼル」ミラノ・コレクション

日の丸を背負った“「ディーゼル」侍”に
地球の反対側のミラノで落涙

2月のコレクション取材は、ロンドンとミラノへ!感動したのは、「ディーゼル(DIESEL)」の2024-25年秋冬コレクションでした。このシーズンの「ディーゼル」は、スタートの72時間前から準備風景をライブ配信。ランウエイもライブ配信されましたが、同時に世界1000人のファン姿もライブ中継されて、ショー会場には彼らの姿を投影したデジタルサイネージが立ち並びました。巨大スクリーンに現れた世界のファンは、ずーっとメイクをしているドラァグクイーンとか、グリーンとレッドのカツラで踊り狂っている男女、そして豊満なバディを見せつけるおねーさんまで、多種多様で自由奔放です。

そんな強者たちが勢揃いしたデジタル空間で唯一(!?)の日本人は、「ディーゼル」の高木克海エグゼクティブスタイリスト。数分で締め切った応募の申し込みに成功し、当日は会社を早退。真っ白の全身タイツに真っ赤な顔という日の丸ルックで登場してくれました。なんかもう、泣けてきます(笑)。どうも年を取ると涙脆くていけませんが、私がファッションショーで泣いたのは、キム・ジョーンズ(Kim Jones)による最後の「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」と、続くヴァージル・アブロー(Virgil Abloh)にとって最初の「ルイ・ヴィトン」、そして高木さんが登場した「ディーゼル」となりました(笑)。

4月10日 ウォッチズ&ワンダーズ@ジュネーブ

まさか私が「IWC」の時計に感動するなんて!
西暦4000年まで正確に時を刻む時計に感動

4月は、時計の季節。ジュネーブで開かれたハイエンド時計の展示会ウォッチズ&ワンダーズの取材です。「WWDJAPAN」も時計の記事はたくさんアップしていますが、やっぱりファッション好きな私にとって共感する時計はこれまで「カルティエ」や「ヴァン クリーフ&アーペル(VAN CLEEF&ARPELS)」「シャネル(CHANEL)」「エルメス(HERMES)」「ジャガー ルクルト(JAEGER LECOULTRE)」「グランドセイコー(GRAND SEIKO)」など、機構のみならず佇まいとしての美しさにも思いを馳せている時計でした。ところが、今年のウォッチズ&ワンダーズでは、まさか「IWC」の「ポルトギーゼ・エターナル・カレンダー」に感動!「4年に1回の閏年」はもちろん、「100で割り切れる年は閏年ではない」さらに「400で割り切れる年は閏年である」などの例外規定にも対応し、まだ閏年になるかならないか決まっていないという西暦4000年までは正しい日時を刻むという、ゴリゴリの機構時計に感動したのです。

いやぁ、こんな小さな時計から西暦4000年に思いを馳せることができるなんて、本当にロマンですよね。精緻な時計なのに、凛とした美しさも感じる時計。時計取材を重ねると、どんどん好きになる時計や時計ブランドが増えていきます。洋服も、時計も、好きなだけ買えたらいいのに(笑)!

5月13日 「グッチ」2025年クルーズ・コレクション@ロンドン

創業者グッチオ・グッチが働いた
ホテルのエレベーターは本当に赤かった!

5月は、「グッチ(GUCCI)」の2025年クルーズ・コレクションの取材のため、ロンドンへ。ロンドンには創業者グッチオ・グッチ(Guccio Gucci)が働いたサヴォイ・ホテルがあり、現クリエイティブ・ディレクターのサバト・デ・サルノ(Sabato De Sarno)は、このホテルのエレベーターの赤を新生「グッチ」のキーカラーに定めています。今回は実に幸運なことに、このサヴォイ・ホテルが宿泊先です。

となると気になるのは、「エレベーターは、本当に赤いのか?」ですよね?ホテルのスタッフに聞いて、少し脇のエレベーターを開けると、やっぱり赤!なんか嬉しい!せっかくなので、「ロッソ アンコーラ」という、サバトがエレベーターの色にインスパイアされた赤色のシャツを羽織って撮影してみました。完全に同化しています(笑)。

6月1日 「オーデマ ピゲ」新作発表イベント@ミラノ

日本では買えない「レイバン」と「メタ」
のコラボスマートサングラスを入手

6月はミラノで、「オーデマ ピゲ(AUDEMARS PIGUET)」の新作、そして現地で開かれた展覧会「シェイピングマテリアルズ」を取材しました。この出張で私がゲットしたのは、「レイバン(RAY-BAN)」とメタ社がコラボしたスマートサングラス。音楽が聴けて、通話ができて、写真が撮れて、最大60秒の動画まで撮影できます。

早速このスマートサングラスで展覧会を動画撮影すると、こんなカンジ。実際、写真よりも動画の方が面白いコンテンツが撮れそうです。これを機に、私のサングラスでの撮影が始まりました(笑)。まだまだうまくいかないけれど、来年のコレクションでは、スマートサングラスで撮影した動画をみなさんにたくさんお披露目したいと思います。

7月からの後半戦は、次の記事をお楽しみに!

The post 編集長のiPhoneに残る写真&動画から振り返る 2024年の業界私的ニュース(上半期編) appeared first on WWDJAPAN.

学び舎は渋谷パルコ、ディレクターは「リトゥン」山縣デザイナー 10代限定のカルチャースクールとは?

“GAKUは、10代の若者がクリエイションの原点に出合える学びの集積地です”──ファッションブランド「リトゥンアフターワーズ(WRITTENAFTERWARDS)」の山縣良和デザイナーが、渋谷パルコの9階で教育プログラム「GAKU」をスタートしたのは2019年のことだ。現在、シラバスには「新しい演劇のつくり方」「限界美食論」「創造的鑑賞学入門」など、大人の知的好奇心をも刺激する講義タイトルが並ぶ。なぜ10代にターゲットを絞り、難解とも思われるテーマの講座を開くのか。「GAKU」ディレクターの山縣デザイナーと、事務局スタッフの杉田聖司、講師の1人である大草桃子を訪ね、その哲学を聞いた。

WWD:改めて、「GAKU」とは?

事務局スタッフ杉田聖司(以下、杉田):音楽や街づくり、キュレーション、建築など多種多様なジャンルのクラスを開講する10代向けのカルチャースクールだ。渋谷パルコ9階を学び舎として、ファッションデザイナーや写真家、編集者らの専門家が先生役を務める。クリエイター育成が目的ではなく、若者が気軽にトライアンドエラーを繰り返しながら、自分がどう感じて、どんな表現が楽しくて、どう社会とつながっていくのかを体感でできる場所づくりを目指している。

大学のように必須単位を取得する必要もなく、好きな講座を選び、好きな時に登校できる。そもそも英検1級などの資格や経験者優遇といった入学要件もない。できる限り多くの人に体験してほしいから、三菱地所や東急、東京建物といった企業からの協賛・協力を受けて、ほぼ全てのクラスを無料で受講できるようにしている。これまで延べ750人ほどの修了生を輩出してきた。

WWD:立ち上げの経緯は?

山縣良和「GAKU」ディレクター(以下、山縣ディレクター):2019年に渋谷パルコから、施設の大型リニューアルに際して「ここに学びのスペースを一緒に作りませんか」と声をかけてもらったことがきっかけだ。実は渋谷パルコの9階は、渋谷区の管轄する敷地。文化施設としての活用を求められたことから、08年からファッションの私塾「ここのがっこう」を開いている僕に白羽の矢が立ったようだ。ただ僕自身は、同塾とコンセプトが被るものを作る必要は感じなかったから、ターゲットを10代に絞ることにした。

WWD:なぜ10代?

山縣ディレクター:日本の教育現場をリサーチする中で、10代の若者が芸術分野を自由に学べる場が不足していることに気づいたから。小学生向けにはワークショップや塾が比較的存在するし、成人対象には専門学校や大学などの専門機関がある。それに比べると、その間の年代には体験の場が設けられていない。日本では、小学生には「何でも自由にやってOK」という空気を醸し出しているが、中学生や高校生に対して、大人は急に保守的な態度を取り、受験に直結する勉強をさせ始めてしまう。10代という時期は、多感な彼らのキャリアパスに大きな影響を与える。「何になりたいか分からないけどとりあえず受験勉強をやっておこう」とならざるを得ない教育環境に疑問を覚え、彼らがリベラルアーツに触れ、いろいろな選択の可能性を体験できる空間を作りたいと考えた。

10代に真正面からぶつかるために
個性的なシラバス設計

WWD:具体的にどんな授業を行う?

杉田:例えば今年は、サステナビリティを軸にしたクラスを3つ開講している。そのうちの一つである“サステナビリティ×ファッション”がテーマの「わたしたちのファッション表現」では、ファッションと環境問題の関連性を踏まえ、「それでもファッションに何ができるか?」という思索を深めていく。最終ゴールは、ファッションと地球のより良い関係を実現するファッション表現をプレゼンテーションすること。ファッションの専門学校を卒業し、「リトゥンアフターワーズ」でクリエイションの経験を詰んだ大草さんや、「WWDJAPAN」の向千鶴サステナビリティ・ディレクターらのアドバイスを受けながら、生徒は修了制作に挑む。

おもしろい講座が目白押しだが、“サステナビリティ×食”がテーマの「限界美食論」も個性的な内容に仕上がった。持続可能性に関して革新的な取り組みをする飲食店であることを示すミシュランの「グリーンスター」を獲得したフレンチレストラン「ノル(NOL)」とコラボレーションし、同店の野田達也シェフ兼ディレクターを講師に招く。11月から来年3月まで、全7回の授業を通して新たな食事のあり方を考える内容だ。「食が地球環境に及ぼす影響は?」「地球を傷つけずにおいしい食事を実現するには?」「そもそも自分にとっての“おいしい”とは?」などをティーンエイジャーと議論しつつ、オリジナルレシピを開発し、盛り付けについても学ぶ。

WWD:ちなみに、ファッションをテーマにした講座はGAKUを設立して以来始めての取り組みだと聞いた。なぜ初めからファッションのコースを作らなかったのか?

杉田:サマースクールなど、単発でファッションの授業を実施したことはあるが、確かに長期的な講座という観点ではそうだ。正直、その理由をあまり意識したことはなかったが、ファッションはどんなことにも通底しているというのが一番大きいと思う。例えば演劇の授業では衣装について考えることもあるし、写真に関する講座でも欠かせない要素になっている。メイクアップ講座では過去に、ファッションショー形式で修了制作を発表したこともある。

山縣ディレクター:今期のファッション講座は、“サステナビリティ”という大きなテーマが先にあったからこそ立ち上がったようなもの。サステナビリティが密接に関わる事象として衣食住を想定し、上述の「わたしたちのファッション表現」と「限界美食論」、そして建築が切り口の講座「未来都市における循環のシンボル」を考案した。

WWD:ここまで話を聞いていて、10代が対象とは思えないほど、哲学的で歯応えのある講座ばかりだ。

山縣ディレクター:10代だからといってあえて優しい内容すると、“大人対子ども”という表面的な属性で付き合おうしていると誤解されかねない。自分が10代だった頃も、素の状態で話しかけてくれる大人に耳を傾けていたように思う。

大草:彼らが発する言葉に対して、大人の私たちの方が刺激を受けている。若いから柔軟な発想が出てくるというよりは、ピュアな着眼点を持っている気がして。例えば、私も講師として参加する「わたしたちのファッション表現」では、「そもそもファッションとは?」という問いに対して、生徒が「なんで世のお婆さんはみんな似た格好になっていくんだろう?」「自分は風呂上がりにどうしても服を着たくないけど、この状態はファッションなのか?」なとど、話題をどんどん広げてくれた。

杉田:まだ言語化するまで至らずとも、すごく何かを考えていたり、作品として表したりしてくれる学生はたくさんいる。「自分の感じていることを話せる場所がここにある」と実感してくれると、どんどん喋りたい気持ちが溢れてきて、それが生徒間で連鎖反応になり、真っ先にハウツーを教えずとも新たな表現が生まれてくる。

「べき論」が若者を縛るリスク
答えが出ないことも受け入れる

WWD:ハウツーを教えないとは?

大草:あくまでもクリエイションの出発点は生徒の個人的な動機にあり、やりたいことを叶える手段として、ハウツーを紹介するということだ。私はパターンの引き方をレクチャーする回で、「写真の授業を受けたことでスキャンが好きになった」と話す男子生徒がいたので、コピー機で服をそのままスキャンして、そこに縫い代をつけてみたら?と提案してみた。すると、最初はパターンを難しく捉えていた彼も、「めっちゃ楽しい!」と制作に集中し始めた。日本のファッション専門学校では、服作りのハウツーに重きを置きがちで、学生に「なぜこの方法を使うのか?」と考える時間をあまり与えない。そうすると、先生が先に枠組みを作ることになってしまう。

生徒の「こういうものが作りたい」という動機を引き出すためには、教える側の私たちが心を開いて対話を仕掛ける必要がある。だから私は、私服を大量に授業に持ち込んで生徒に見せたり、最近興味のあることを語り合ったり。そうすることで、学生からも「これやってみたんですけど」とか「こういうやり方が知りたい」と次々と自発的なアクションが生まれるようになった。「べき論」の多い教育環境では、“普通”から外れることを恐れる若者を増やしかねない。

WWD:「GAKU」を通して学生に何を伝えたい?

大草:2つある。1つは、目に見えるものだけが成果物ではないということ。現時点では答えが出なくとも、授業を通して何かぼんやりとした考えが生まれるだけでも十分だ。また、「GAKU」では講座のゴールを“何かを作って発表する”ことにしているが、例えばモノを届けるという行為に興味がある学生もいる。その場合、PRや編集という職業を紹介することもできるだろう。

2つ目は、苦手潰しをする必要はないということ。それよりも、自分は何が得意で苦手なのかを客観的に理解できるようになればいい。もしも苦手なことに対して、どうしても興味を捨てられないのであれば、1人で取り組むのではなく、それが得意な人と協力すればいいかもしれないから。実際、「GAKU」修了後、演劇に興味のある学生たちが集まって劇団を組んだ事例がある。自分たちの得意分野を生かして、脚本を執筆する担当もいれば、補助金を申請する事務担当もいた。

山縣ディレクター:ただ、僕らだけがこういったことを伝えていては意味がない。「GAKU」で学んだとしても、専門学校や大学に進学したい学生には、進学目的の受験が付きまとう。本来なら「GAKU」で習得したことの延長上に進学があってほしいのに。だから、一般校にも僕たちの価値観を広めるために、「GAKU」外の人たちと社会的に連携する必要があるし、東京都以外でも同様の試みを仕掛けなければならない。自分が何をしたいのかを理解し、その気持ちを持ち続けられる若者を増やしたい。そうすれば、みんなが生きやすくなり、国や社会が豊かになると思うから。

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【2024年下半期ベストコスメ】「使って良かった!」編集部記者も推すベスコスアイテムを紹介

「WWDBEAUTY 2024下半期ベストコスメ」のスピンオフ企画!新作発表会をハシゴし、新作情報に目を通し、商品担当者に直撃取材し、我が身を使って商品特徴や使用実感を確認する。そんな機動力&行動力バツグンの記者たちが、今回のベストコスメの中から「これは良かった」とオススメする商品を発表する。今回の対象アイテムは24年5〜10月発売の商品。「WWDBEAUTY 2024下半期ベストコスメ」とともにぜひチェックを!

【新商品 ベースメイク部門】

「コスメデコルテ(DECORTE)」
“ゼン ウェア グロウ”

3つの驚きがあるファンデーションに夢中
/牧田英子「WWDJAPAN」副編集長

一般的なリキッドファンデーションと同様程度に思っていた自分に喝。ワンプッシュ手の甲にのせた瞬間に、水のように滴るほどのみずみずしさに最初の驚きが。次に肌に塗布すると薄づきなのにカバー力の高さが半端ない。最後は化粧直しをしなくて済むほど崩れしらず。想像を超える驚きの連続を体験できます。テクスチャーと仕上がりの良さに毎日愛用中です。

「スック(SUQQU)」
“ザ プライマー”

これぞ究極の化粧下地!出張疲れの救世主
/新関瑠里「WWDJAPAN」編集部記者

11月は特集の取材で地方出張が多く、名古屋で異例の夏日を体感した翌日に旭川で雪景色を目の当たりにするという、急激な気温差にさらされる日々を送っていました。そんな酷使してどんよりした肌を救ってくれたのがこの化粧下地です。しっとりと保湿しながら上質な光をまとい、いつまで立っても化粧崩れ知らず。もちろん夕方のくすみ肌なんてありません。これまでも素敵な化粧下地に出合ってきましたが、“ザ プライマー”は格段に違ったのです。ハードスケジュールでも自信のある肌で取材ができ、大げさかもしれないのですが心の支えにもなりました。とにかく、すごい。その一言です。


【新商品 乳液・クリーム部門】

「SK-II」
“LXP 金継ぎ クリーム”

初めて自分の肌を好きになれた、人生の救世主
/和田実桜「WWDJAPAN」編集部記者

長年肌荒れに悩んでおり、病院で処方される薬やいろいろなスキンケアを試しましたが改善せず、肌質の問題と半ば諦めていました。ところが、「SK-II」から9月に登場した最高峰エイジングケアシリーズの“LXP 金継ぎ クリーム”を使い始めて2週間ほどで、肌に変化を感じました。肌荒れが落ち着いたのはもちろん、肌のキメが整い、透明感も増した気がします。同シリーズの核となるのは、従来の8倍濃縮したピテラ。中でもクリームは、全成分中でピテラを最も多く配合しています。ピテラの力を実感し、初めて自分の肌を好きになれたことに感動しています。


【新商品 美容液部門】

「エリクシール(ELIXIR)」
“ザ セラム aa”

肌年齢は0.5倍速になったらイイナア
/本橋涼介「WWDJAPAN」編集部 シニアエディター

いいネーミングですよね、“倍速美容液”。乳化技術によって肌への美容成分の浸透スピードを高めたことを、タイパが重視される昨今において「言い得て妙」のコンセプトで流行らせた資生堂には、拍手を送りたいです。しかし、個人的に注目したいのは美容成分「コアキシマイド」。キャッチーなコンセプトに隠れてしまっていますが、この“ザ・セラム”は「基底膜」(肌の深部の構造)と長年向き合ってきた資生堂の研究成果が凝縮された、革新的な1本なのです(オタクっぽく、2倍速の早口で脳内再生をお願いします)。そんなウンチクはさておいて。30歳を超えてからエイジングケアが気になり始めましたが、肌年齢は0.5倍速になったらイイナア…….と願いながら、肌に叩き込みたいと思います。


【新商品 リップ部門】

「ナーズ(NARS)」
“エクスプリシット リップスティック”

マットなのにしっとり 深い輝きのリップ
/遠藤里紗「WWDJAPAN」編集部記者

各ブランドが“乾燥しない”マットリップを続々と発売する中、「ナーズ」からもマットリップが登場。“エクスプリシット リップスティック”はするすると唇の上を滑る塗り心地が唯一無二です。質感はマットなのに、唇に静かなしっとり感が生まれます。お気に入りのカラー“803”は明るすぎず深すぎない、オレンジと赤の中間のような色で、顔色をパッと明るくしてくれるます。ポケットに入っていると安心する一本です。


【新商品 チーク部門】

「スック(SUQQU)」
“ブラーリング カラー ブラッシュ”

大人の余裕がにじむ、2色チークに夢中
/戸松沙紀「WWDJAPAN」編集部記者

2024年のメイクシーンを盛り上げたチーク。さまざまな商品を試した中でも私が気に入ったアイテムは、「スック(SUQQU)」の“ブラーリング カラー ブラッシュ”です。まず、開けた瞬間から美しい色味とグラデーションに見惚れてしまいます。人気色の“01 淡音”は、「似合わない人はいないのでは?」と思うほど、誰にでもなじむ万能ピンク。チーク×ハイライトの2色構成で、チークを塗ってからハイライトを重ねても、混ぜて塗っても大人の余裕がにじむ上品な頬に仕上がります。そして、このスタイリッシュな極薄パッケージも特徴的で、手にするだけで背筋が伸びる感覚があります。


【美容機器・ツール部門】

「リファ(REFA)」
“リファマーキス ウィズ”

自分用にもギフトにも いつでも髪と頭皮が整う1本
/沼 璃子「WWDJAPAN」編集部記者

ヘアケアブランドの発表会に行くようになり、髪におけるコーミングの重要性を理解するようになりました。“マーキス ウィズ”は、軽く梳かすだけでトリートメントをしたかのようなサラサラ髪をかなえてくれます。荒い歯を使用すると頭皮が刺激されてマッサージにも。コンパクトなサイズが持ち運び用にピッタリです。趣味嗜好を問わないシンプルなデザインで5000円を超えない価格なので、ギフトにもおすすめです。


【スタイリング剤・ヘアケア部門】

「トラック(TRACK)」
“トラック オイル マグノリア”

“レッドオーシャン”の中で光る個性
/中村慶二郎「WWDJAPAN」編集部シニアエディター

ヘアオイルは次々と新商品が登場する“レッドオーシャン”のカテゴリー。どの商品もさまざまなメリットを打ち出しており、実際、どの商品も良い。そうした中で、“分かりやすい特徴を持ったオイル”が選ばれる傾向が強くなってきたと思います。この“トラック オイル”の特徴は、持ちの良さ、まとまりやすさ、気分がアガる見た目(オイル自体が個性的なブルー)。軽いというよりもしっかりと潤いをもたらしてくれる感じで、“つけている感”が持続します。マグノリアの香りは、それ自体の個性よりも、香りの持続時間の長さが印象的でした。


【シャンプー・コンディショナー部門】

「シスレー(SISLEY)」
“ヘア リチュアル フォーティファイング シャンプー”

ツヤツヤ、サラサラ、しかも、まとまる万能シャンプー
/益成恭子「WWDJAPAN」編集部記者

高級化粧品ブランドはたくさんあるが、「シスレー(SISLEY)」はその中でも最高峰というイメージがある。決して華美ではなく、各商品にその価格分の価値がぎゅっと詰まっているという印象だ。そんな「シスレー」にヘアケア商品があると聞いて驚いた。“ヘア リチュアル”のフォーティファイング シャンプーは、ジェル状で髪に馴染みやすく、きめ細かい泡立ちが特徴。香りも控え目で軽やかにシャンプーできる。1度使っただけで髪の艶感がグッとアップして、サラサラ、しかもまとまるというオールラウンドな効果が感じられる優れものだ。


【フレグランス部門】

「スリー(THREE)」
“エッセンシャルセンツ”

心に栄養を与えるフレグランス
/竹田紀子「WWDJAPAN」編集部記者

森羅万象をイメージした“エレメンツ”をもとに選ぶユニークなアプローチと、精油のみで構築した香り。「香りで気持ちを切り替える」は当たり前!なアロマテラピーマニアで香水レイヤードも大好きな私に「スリー」はドンズバなコンセプトです。雨をテーマにした新作はレイヤードと使用機会の幅を広げる奥深さでした。特に“05 AFTER THE RAIN”は奥の方にパチュリやベチバーの落ち着きが存在していて、寝る前に身につけたくなるほど。“香りのオシャレ”にとどまらず、心を穏やかにしたり栄養を与えてくれるフレグランスです。

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“ボーホーロマンチック”に注目!

毎週発行している「WWDJAPAN」は、ファッション&ビューティの潮流やムーブメントの分析、ニュースの深堀りなどを通じて、業界の面白さ・奥深さを提供しています。巻頭特集では特に注目のキーワードやカテゴリー、市場をテーマに、業界活性化を図るべく熱いメッセージを発信。ここでは、そんな特集を担当記者がざっくばらんに振り返ります。(この記事は「WWDJAPAN」2024年12月16日号からの抜粋です)

本橋:2025年春夏は、フリルやレース、ラッフルやクロシェ編みといった素材やディテールを多用する“ボーホーロマンチック”なスタイルがリアルトレンドでも席巻しそうです。

木村:「クロエ(CHLOE)」がコレクションで見せていたスタイルですよね。

本橋:“ボーホー”はボヘミアンとソーホーを掛け合わせた造語で、ボヘミアンなスタイルをライダースジャケットなどで都会的に仕上げるイメージです。そこに、さらにロマンチックな要素を盛り込みます。「リランドチュール」「メゾンスペシャル」などでもラッフル、レース、フリル推し。前シーズンまでのベーシックを再解釈という感じよりも、1点でも華やかさがあるものが多く見られました。

多様なシアー素材アイテムにも期待

木村:私はセレクトショップを取材しましたが、特にレースのアイテムが多いように感じました。パンツからスカート、トップス、ビスチエまでそろえていたところもありました。春夏なのに、あせた色やビンテージっぽいもの、アースカラーが中心。「ブラウンを着たい」という声が多かったです。「オリジナルをインドで生産」というのもトレンドのようでした。シアー素材は引き続きキーワードですね。「シンゾーン(SHINZONE)」で見たボーダーの線の部分をシアー素材にしたトップスのように、少し抵抗がある大人向けに、さまざまな工夫が見られるようになってきたのが印象的でした。

本橋:「ファーファー(FUR FUR)」はシアー素材のポロシャツを出していました。来年もめちゃくちゃ暑い夏が予想されるので、着たときの涼しさ・涼しく見えるという点でも重宝されそうです。

木村:長い夏を乗り切る工夫は大事ですよね。特にTシャツは重要で、定番アイテムを積みつつ、コラボや別注品で話題性があるものを仕込んでバリエーションを増やす動きが顕著でした。

本橋:あとは雑貨ですね。バッグやシューズ、アクセサリーは季節を選ばないものも多いので、猛暑でも「何か買いたい」という人に向けて、どこもラインアップを充実させています。特に目についたのは、大きめの実用性のあるバッグ。水筒や日傘など、猛暑を生き抜くために必要なものを入れられる提案が良いようです。

木村:大きめのカゴバッグは、“ボーホーロマンチック”スタイルにマッチしますよね。トレンドとしては、ある程度容量があるミニボストンが本命かなと思っています。

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“ボーホーロマンチック”に注目!

毎週発行している「WWDJAPAN」は、ファッション&ビューティの潮流やムーブメントの分析、ニュースの深堀りなどを通じて、業界の面白さ・奥深さを提供しています。巻頭特集では特に注目のキーワードやカテゴリー、市場をテーマに、業界活性化を図るべく熱いメッセージを発信。ここでは、そんな特集を担当記者がざっくばらんに振り返ります。(この記事は「WWDJAPAN」2024年12月16日号からの抜粋です)

本橋:2025年春夏は、フリルやレース、ラッフルやクロシェ編みといった素材やディテールを多用する“ボーホーロマンチック”なスタイルがリアルトレンドでも席巻しそうです。

木村:「クロエ(CHLOE)」がコレクションで見せていたスタイルですよね。

本橋:“ボーホー”はボヘミアンとソーホーを掛け合わせた造語で、ボヘミアンなスタイルをライダースジャケットなどで都会的に仕上げるイメージです。そこに、さらにロマンチックな要素を盛り込みます。「リランドチュール」「メゾンスペシャル」などでもラッフル、レース、フリル推し。前シーズンまでのベーシックを再解釈という感じよりも、1点でも華やかさがあるものが多く見られました。

多様なシアー素材アイテムにも期待

木村:私はセレクトショップを取材しましたが、特にレースのアイテムが多いように感じました。パンツからスカート、トップス、ビスチエまでそろえていたところもありました。春夏なのに、あせた色やビンテージっぽいもの、アースカラーが中心。「ブラウンを着たい」という声が多かったです。「オリジナルをインドで生産」というのもトレンドのようでした。シアー素材は引き続きキーワードですね。「シンゾーン(SHINZONE)」で見たボーダーの線の部分をシアー素材にしたトップスのように、少し抵抗がある大人向けに、さまざまな工夫が見られるようになってきたのが印象的でした。

本橋:「ファーファー(FUR FUR)」はシアー素材のポロシャツを出していました。来年もめちゃくちゃ暑い夏が予想されるので、着たときの涼しさ・涼しく見えるという点でも重宝されそうです。

木村:長い夏を乗り切る工夫は大事ですよね。特にTシャツは重要で、定番アイテムを積みつつ、コラボや別注品で話題性があるものを仕込んでバリエーションを増やす動きが顕著でした。

本橋:あとは雑貨ですね。バッグやシューズ、アクセサリーは季節を選ばないものも多いので、猛暑でも「何か買いたい」という人に向けて、どこもラインアップを充実させています。特に目についたのは、大きめの実用性のあるバッグ。水筒や日傘など、猛暑を生き抜くために必要なものを入れられる提案が良いようです。

木村:大きめのカゴバッグは、“ボーホーロマンチック”スタイルにマッチしますよね。トレンドとしては、ある程度容量があるミニボストンが本命かなと思っています。

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“ベール”が日常着を変える 新ムードチェンジャーをどうまとう?【2024-25年秋冬トレンド】

顔を覆うベールが、スタイルのムードチェンジャーになりそうな兆しです。リアルシーンへの浸透はこれからですが、ラグジュアリーブランドからの提案が相次いでいます。ベールはロイヤルファミリーの着用でおなじみの通り、ノーブルで女性らしい雰囲気をまとえるのが特徴。ミステリアスやフェティッシュ、ゴシックなどのムードを呼び込んだ新しいスタイリングも打ち出されています。

例えば「トム ブラウン(THOM BROWNE)」は、フォーマルを着崩す新解釈で取り入れました。小説家エドガー・アラン・ポー(Edgar Allan Poe)の作品から着想を得たゴシックテイストのルックにベールを投入し、得意のテーラードスタイルにダークファンタジーな世界観を盛り込みました。今回は、国内外のブランドによる思い思いのアイデアを参考に、ベールの効果的な使い方をご紹介します。

艶美なミステリアス×フォーマル

最もベールらしいムードと言えば、“ミステリアス”でしょう。黒との相性は抜群で、顔周りに妖艶な空気をまとわせてくれます。フォーマルな印象を添えられるのもベールの魅力です。

「ドルチェ&ガッバーナ(DOLCE&GABBANA)」は、マニッシュなタキシードジャケットをミニドレスのように着こなして、顔のほぼ全面をベールで覆い、艶美な印象を濃くしました。斜めにかぶった帽子が貴婦人のような品格です。

主張抑えめベールでフェティッシュに

網目が目立ち過ぎないベールは主張が強くないためいろいろな装いとなじみやすく、ドレッシーな雰囲気を高めてくれます。

「ニナ リッチ(NINA RICCI)」は、肩周りのボリュームをたっぷりあしらったブラウスに、レザーのタイトスカートを合わせ、顔にほのかな陰を落とした黒いベールが、レディーライクな雰囲気をプラス。大胆な編み柄のレースタイツとのコンビネーションが、フェティッシュなムードを印象付けています。

素肌見せで引き算したオールブラック

黒のベールを使ってモード感を出すには、全体をダークカラーでまとめた装いが良いでしょう。透けないアイテムと組み合わせると、ベールのレーシー感が際立ちます。

オールブラックがシグネチャーといえば、「ヨウジヤマモト(YOHJI YAMAMOTO)」。顔にかぶせたベールと、胸元の素肌が見え隠れして、ブラックスタイルに“差し色”のような効果をもたらしています。アートライクな立体的シルエットが、単色使いによってさらに際立ちます。

白系ベールでほんのりロマンチック

黒のイメージが強いベールですが、近ごろは肌なじみのいい白やベージュなども増えてきました。普段使いしやすいのが“非ブラック”の良さ。白系は、清らかさや上品なイメージもプラスしてくれます。

「ヨウヘイ オオノ(YOHEI OHNO)」は、シャツジャケットとパンツの気負わないセットアップに、頭から白ベールをかぶせて素肌の透明感を引き出しています。足元はあえてパイソン柄ブーツでスパイスを添えました。白ベールが、気高くロマンチックな雰囲気を加えています。

チュール包みで幻想的なムードを演出

網目の細かいベールはウエディングドレスでおなじみですが、頭全体をアートピースのようなベールで包む新提案も登場しました。最も目立つポジションを飾るパーツだけに、ミニマルな装いにスパイスを加える効果も大です。

バレエコアの先導役「チカ キサダ(CHIKA KISADA)」は、チュール使いが巧み。オールブラックの服でも、ボトムスはチュールスカートでレッグラインをほのかに透けさせています。一方、顔周りはベージュのチュール素材のベールですっぽりカバー。袋状に包み込む演出で小顔効果を引き出しつつ、謎めいた浮遊感もまとわせました。

スカーフ一体型でより華やかに

本来ベールは顔を覆うアイテムですが、もっと広範囲をカバーするタイプもあります。赤系カラーで染めたベールは、フェミニンであでやかなムード。スカーフやショールのように使えば、装いに彩りを添える効果を発揮します。

フェティッシュなテイストが持ち味の「フェティコ(FETICO)」は、ロンググローブを合わせたドレッシーな装いで貴婦人ムード。妖艶さを高めたのは、ベールとネックウエアが一体化したレースショールの使い方で、ミステリアスな雰囲気を醸し出しています。胸元にかぶせて、素肌の露出度を抑えるのにも役立ちました。

ベールは、ドレスアップしたいシーンで一歩抜け出せるアイテムです。まだ日本で見かける機会は多くありませんが、スタイリング次第では新鮮さを与えてくれそうなので、早めに試すなら今が取り入れ時。自分好みの帽子と組み合わせたアレンジも可能です。ミステリアスやノーブルなムードを手軽にまとえるベールは、新しいムードチェンジャーとしての可能性を秘めています。

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2024年下半期ベスコスを読みとくキーワード

「ディオール」“ディオールスキン ルージュ ブラッシュ カラー&グロウ”

ベスコスは半期のトレンドや消費者ニーズを色濃く反映している。その中で今回発表した14カテゴリーを読みとくと、今期の特徴が見えてきた。カラーアイテムではチークが台頭。頬に自然な艶感を与えつつ、華やかさをプラスできるチークとハイライトを融合させた商品なども注目を集めている。ベスコスでランクイン数が多いブランドに見る勢いなど、7つのキーワードで紹介する。(この記事は「WWDJAPAN」2024年12月23日号付録「WWDBEAUTY」からの抜粋です)

01. チーククラッシュ

今期はチークに新たな潮流が生まれた。これまでチークの目的といえば血色感を引き出すことで、オレンジやピンクなど赤みを帯びた暖色が主流だった。しかし今期は青みがかったラベンダー系の色味に注目が集まった。体温を感じさせず、肌本来の透明感を引き出し、重ねても強くは発色しないことから「ステルスチーク」としても話題となった。象徴するのは百貨店の新商品チーク部門首位に輝いた「ディオール(DIOR)」のチークの人気色“287”。2位の「スック(SUQQU)」“ブラーリング カラー ブラッシュ”もライラックカラーの色味“06透重”が好調だった。両商品、チークだけでなくハイライトがセットしてあり、上品な艶感も新たなトレンドとなっている。

02. 二大巨頭は……

百貨店チャネルのブランド別入賞数のトップ2は「ディオール」と「コスメデコルテ(DECORTE)」だった。「ディオール」はチーク、アイメイク、フレグランス部門の首位を総なめにし、ベースメイク部門でも入賞。特にカラーコスメで力強い結果を残した。人気アイシャドウ“ディオール ショウ サンク クルール”の限定色は、「若い人から人気があり、限定ポーチがついている点も好評」とブランドに憧れる若年層の心をつかんだ。「コスメデコルテ」はクレンジングとベースメイク部門で1位を獲得し、高い商品力がユーチューバーによる発信を増やし、SNSでの話題を醸成した。新発売のクレンジングは、水のようにとける潤いジェルで使用感に定評があり、2位にダブルスコアの差をつけて堂々の首位に輝いた。

03. ECに新顔

知名度はあるものの、これまでランクインが少なかったブランドがECチャネルで上位に入った。「エスト(EST)」の2019年に誕生したエイジングケアライン“G.P.”は初のリニューアルで、それぞれの肌状態に合わせて3タイプを用意するなど機能性も高まり支持を集めた。そのほか、「アユーラ(AYURA)」も代表アイテムである入浴剤で1位を獲得。21年に限定発売した2層タイプの入浴剤が復刻し、即完売になるほどだった。「アスレティア(ATHLETIA)」もこれまで登場が少なかったが、スカルプケアとしてもシャンプーとしても使える2 in 1アイテムで首位を獲得した。いずれも商品力の高さは実証されている中で、リニューアルや復刻などのニュース性を発信しながら、パワーアイテムを発売したことが奏功した。

04. やっぱり保湿

24年上半期のボディーケアアイテムは肌の露出に伴い、ボディースクラブが上位を占めていたが、今期は夏の紫外線や乾燥による影響を受けて保湿商材が各チャネルで台頭した。ドラッグ・バラエティーストアで1位を獲得した「ニベア(NIVEA)」は高保湿タイプだが軽やかな使用感が好評だったことに加え、近年人気のキンモクセイの香りを備えたことも大きく、発売後は瞬く間に完売したほど人気だった。「ヴァセリン(VASELINE)」もブランドを代表するワセリンを主成分に潤いが持続すると評判のボディーローションがランクインした。“艶肌”をかなえられる保湿はもちろんだが、香りへの支持も高く「ほのかに香りを放つことで癒やし効果も得られる」といったバイヤーのコメントもあった。

05. 香りの時代

コロナ禍を経て根付いたのが香り文化だ。在宅勤務が定着する中でのオン・オフの切り替えや、外出機会の増加で香水を使用する頻度も高まっている。首元や腕、ウエストや膝の裏など、つける場所によって変わる香りを楽しむ人もいる。シーンやその日の気分によって香りを選ぶことも多く、ミニサイズから通常サイズまで容量の幅も増えていることも市場全体を底上げする。「シャネル(CHANEL)」の“ガブリエル シャネル ロー オードゥ トワレット”はジャスミンなど4種類の白い花をメインにした香りで、「高級感があり、普段とは違う特別感を演出できると人気。秋冬にもおすすめの香り」とのバイヤーの声。年間を通じて香りを楽しむ時代になっている。

06. 減速するKビューティ

昨年は韓国コスメ「VT」の美容針を配合した美容液“リードルショット”がバラエティー・ドラッグストアチャネルを席巻した。また日韓共同開発のメイクブランド「ウォンジョンヨ(WONJUNGYO)」の複数受賞など、Kビューティが台頭していたが、今期は落ち着きを見せて入賞数は減少した。その中でも存在感を見せたのは、キャッチーなパッケージで消費者を魅了する「フィー(FWEE)」。3Dのようなボリューム感と光沢感を与えるリップグロス“3Dボリューミンググロス”が厚い支持を集めた。「塗った瞬間の艶感が感動レベルで艶持ちもいい。日本での発売を待っている人も多かった。売り切れ店舗続出」とのバイヤーの声もあり、新興ブランドの動向に注目が集まる。

07. ブラシ旋風

「リファ(REFA)」の新作コーム“マーキス ウィズ”を筆頭に、ヘアブラシが美顔器やドライヤーを抑えて上位にランクインした。同商品は昨今のシースルーバング人気に伴い、前髪のセットや外出時のお直しに重宝すると人気に。高価格帯のドライヤーやヘアアイロンの購入が一段落し、ヘアブラシに注目が集まっている。同じく「リファ」の“イオンケアブラシプレミアム”は、「シャンプー・コンディショナー時に使用するのがおすすめ。使用後の髪に感動するという声も多い」とバイヤー。「ジョンマスターオーガニック(JOHN MASTERS ORGANICS)」のディズニープリンセスが描かれたパドルブラシは、一部店舗で実施する“刻印サービス”で名入れができるため、ギフト需要が高まった。

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2024年下半期ベスコスを読みとくキーワード

「ディオール」“ディオールスキン ルージュ ブラッシュ カラー&グロウ”

ベスコスは半期のトレンドや消費者ニーズを色濃く反映している。その中で今回発表した14カテゴリーを読みとくと、今期の特徴が見えてきた。カラーアイテムではチークが台頭。頬に自然な艶感を与えつつ、華やかさをプラスできるチークとハイライトを融合させた商品なども注目を集めている。ベスコスでランクイン数が多いブランドに見る勢いなど、7つのキーワードで紹介する。(この記事は「WWDJAPAN」2024年12月23日号付録「WWDBEAUTY」からの抜粋です)

01. チーククラッシュ

今期はチークに新たな潮流が生まれた。これまでチークの目的といえば血色感を引き出すことで、オレンジやピンクなど赤みを帯びた暖色が主流だった。しかし今期は青みがかったラベンダー系の色味に注目が集まった。体温を感じさせず、肌本来の透明感を引き出し、重ねても強くは発色しないことから「ステルスチーク」としても話題となった。象徴するのは百貨店の新商品チーク部門首位に輝いた「ディオール(DIOR)」のチークの人気色“287”。2位の「スック(SUQQU)」“ブラーリング カラー ブラッシュ”もライラックカラーの色味“06透重”が好調だった。両商品、チークだけでなくハイライトがセットしてあり、上品な艶感も新たなトレンドとなっている。

02. 二大巨頭は……

百貨店チャネルのブランド別入賞数のトップ2は「ディオール」と「コスメデコルテ(DECORTE)」だった。「ディオール」はチーク、アイメイク、フレグランス部門の首位を総なめにし、ベースメイク部門でも入賞。特にカラーコスメで力強い結果を残した。人気アイシャドウ“ディオール ショウ サンク クルール”の限定色は、「若い人から人気があり、限定ポーチがついている点も好評」とブランドに憧れる若年層の心をつかんだ。「コスメデコルテ」はクレンジングとベースメイク部門で1位を獲得し、高い商品力がユーチューバーによる発信を増やし、SNSでの話題を醸成した。新発売のクレンジングは、水のようにとける潤いジェルで使用感に定評があり、2位にダブルスコアの差をつけて堂々の首位に輝いた。

03. ECに新顔

知名度はあるものの、これまでランクインが少なかったブランドがECチャネルで上位に入った。「エスト(EST)」の2019年に誕生したエイジングケアライン“G.P.”は初のリニューアルで、それぞれの肌状態に合わせて3タイプを用意するなど機能性も高まり支持を集めた。そのほか、「アユーラ(AYURA)」も代表アイテムである入浴剤で1位を獲得。21年に限定発売した2層タイプの入浴剤が復刻し、即完売になるほどだった。「アスレティア(ATHLETIA)」もこれまで登場が少なかったが、スカルプケアとしてもシャンプーとしても使える2 in 1アイテムで首位を獲得した。いずれも商品力の高さは実証されている中で、リニューアルや復刻などのニュース性を発信しながら、パワーアイテムを発売したことが奏功した。

04. やっぱり保湿

24年上半期のボディーケアアイテムは肌の露出に伴い、ボディースクラブが上位を占めていたが、今期は夏の紫外線や乾燥による影響を受けて保湿商材が各チャネルで台頭した。ドラッグ・バラエティーストアで1位を獲得した「ニベア(NIVEA)」は高保湿タイプだが軽やかな使用感が好評だったことに加え、近年人気のキンモクセイの香りを備えたことも大きく、発売後は瞬く間に完売したほど人気だった。「ヴァセリン(VASELINE)」もブランドを代表するワセリンを主成分に潤いが持続すると評判のボディーローションがランクインした。“艶肌”をかなえられる保湿はもちろんだが、香りへの支持も高く「ほのかに香りを放つことで癒やし効果も得られる」といったバイヤーのコメントもあった。

05. 香りの時代

コロナ禍を経て根付いたのが香り文化だ。在宅勤務が定着する中でのオン・オフの切り替えや、外出機会の増加で香水を使用する頻度も高まっている。首元や腕、ウエストや膝の裏など、つける場所によって変わる香りを楽しむ人もいる。シーンやその日の気分によって香りを選ぶことも多く、ミニサイズから通常サイズまで容量の幅も増えていることも市場全体を底上げする。「シャネル(CHANEL)」の“ガブリエル シャネル ロー オードゥ トワレット”はジャスミンなど4種類の白い花をメインにした香りで、「高級感があり、普段とは違う特別感を演出できると人気。秋冬にもおすすめの香り」とのバイヤーの声。年間を通じて香りを楽しむ時代になっている。

06. 減速するKビューティ

昨年は韓国コスメ「VT」の美容針を配合した美容液“リードルショット”がバラエティー・ドラッグストアチャネルを席巻した。また日韓共同開発のメイクブランド「ウォンジョンヨ(WONJUNGYO)」の複数受賞など、Kビューティが台頭していたが、今期は落ち着きを見せて入賞数は減少した。その中でも存在感を見せたのは、キャッチーなパッケージで消費者を魅了する「フィー(FWEE)」。3Dのようなボリューム感と光沢感を与えるリップグロス“3Dボリューミンググロス”が厚い支持を集めた。「塗った瞬間の艶感が感動レベルで艶持ちもいい。日本での発売を待っている人も多かった。売り切れ店舗続出」とのバイヤーの声もあり、新興ブランドの動向に注目が集まる。

07. ブラシ旋風

「リファ(REFA)」の新作コーム“マーキス ウィズ”を筆頭に、ヘアブラシが美顔器やドライヤーを抑えて上位にランクインした。同商品は昨今のシースルーバング人気に伴い、前髪のセットや外出時のお直しに重宝すると人気に。高価格帯のドライヤーやヘアアイロンの購入が一段落し、ヘアブラシに注目が集まっている。同じく「リファ」の“イオンケアブラシプレミアム”は、「シャンプー・コンディショナー時に使用するのがおすすめ。使用後の髪に感動するという声も多い」とバイヤー。「ジョンマスターオーガニック(JOHN MASTERS ORGANICS)」のディズニープリンセスが描かれたパドルブラシは、一部店舗で実施する“刻印サービス”で名入れができるため、ギフト需要が高まった。

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最強開運日の要チェックブランド4選「私たちの財布はこんなご利益をもたらします」

12月26日は、「一粒万倍日」「天恩日」「天赦日」「甲子の日」の4つの吉日が重なる最強開運日だ。特に「一粒万倍日」は、財布を新調するのに縁起がよい日として世間に浸透してきており、それに応えるように各ブランドは革小物を企画・販売している。ここでは特にご利益が期待できそうな4ブランドの財布やカードケース、バッグをピックアップして紹介。ただ新調するだけではもの足りない、開運に貪欲な人必見の内容だ。

12月26日は最強開運日

一粒万倍日

日本の暦に古くからある吉日の1つ。「一粒の籾(もみ)が万倍もの稲穂に実る日」を意味し、この日に始めたことは何倍もの成果となって返ってくると言われている。一方、ネガティブなことも広がってしまうため、常にポジティブな言動を心がけることが大切。

天恩日

「天の恩恵を万人が受けられる日」を意味し、何をするにも縁起がよい日とされる。5日間連続するため、他の吉凶日と重なりやすいのも特徴。

天赦日

「全ての神が天に登り、あらゆる罪を赦す(ゆるす)日」を意味し、日本の暦における最上の吉日とされる。さまざまな障害が取り除かれることから、新しいことを始めるのに最適な日と言われる。

甲子の日

十干と十二支を組み合わせた六十干支(ろくじっかんし)の最初の日。物事の始まりの日として重宝され、「この日に始めたことは、良い運気と流れを保ちながら発展してく」とされる。60日に一度の周期で訪れる。

「コーチ」

「コーチ(COACH)」は、風水の第一人者として知られるDr.コパさんの言葉を添え、公式ECで“幸運が舞い込む”レザー小物を紹介している。「2025年はグリーンがラッキーカラーです。グリーンの恐竜“レキシー”は、過去の金運や財運を呼び起こしてくれるモチーフ。ジップアラウンドタイプのカードケース(1万9800円)にあしらっているので、金運を“四方”から呼び込んでくれるでしょう。シグネチャーの“C”エンブレムも、金運を引っ張るパワーを持っています。“筋を通す”をいう意味があるブラウンのツートンカラーは、目的通りの買い物を楽しみたい人におすすめです」(Dr.コパさん)。

「フルラ」

「フルラ(FURLA)」は、ファッション&占いエディターとして活躍する青木良文さんとのキャンペーンを実施。ファッションにも占いにも精通した青木さんが、目的別におすすめバッグを紹介している。「バッグは2025年のラッキーアイテムです。“フルラ スフェラ ミニバケット”(7万4800円)は、“転がりながら大きくなっていく”丸い形のため金運アップが期待できます。一方、スクエア型の“フルラ ヌヴォラ ミニバケット”(6万3800円)は、安定感ある形が幸運を維持してくれます。クロスボディ型の“フルラ ヌヴォラ ミニクロスボディ”(3万9600円)は、行動力をアップさせるので素敵な出会いを、ミニバッグ型の“フルラ スフェラ バーティカル クロスボディ”(4万5100円)は、その小さく丸い形のような“実り”を人生にもたらしてくれるでしょう」(青木さん)。

「オーラカイリー」

2024年に再上陸を果たした英国発のライフスタイルブランド「オーラ カイリー(ORLA KIELY)」は、ブランドのアイコン・フラワーステムをパンチングであしらった財布を発売した。「一粒万倍日は『一粒の籾(もみ)が何倍にも実る日』として種まきに最適とされてきた日です。この財布は“一粒一粒のパンチングがフラワーステムに実った”デザインのため、語源からもぴったりだと言えます」(菅泉裕美マーチャンダイジング部ジェネラルマネージャー)。2024年のラッキーカラーのブルー(サックス)と25年のラッキーカラーのグリーンの財布は、運気のさらなる向上が見込めそうだ。

「ゲンテン」

クイーポの革製品ブランド「ゲンテン(GENTEN)」は、ラッキーモチーフのリスを刻印した財布を販売している。「リスは繁殖力の強さから『子孫繁栄』、木の実を蓄える習性から『蓄財』『豊かさ』『成功』などの象徴とされています。幸運が逃げないよう全てのリスを内側に向け、最強開運日にふさわしい財布に仕上げました」(クイーポ営業本部営業販促室の尾山俊介さん)。全国の直営店や百貨店店舗ほか、オンラインショップで取り扱っている。

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最強開運日の要チェックブランド4選「私たちの財布はこんなご利益をもたらします」

12月26日は、「一粒万倍日」「天恩日」「天赦日」「甲子の日」の4つの吉日が重なる最強開運日だ。特に「一粒万倍日」は、財布を新調するのに縁起がよい日として世間に浸透してきており、それに応えるように各ブランドは革小物を企画・販売している。ここでは特にご利益が期待できそうな4ブランドの財布やカードケース、バッグをピックアップして紹介。ただ新調するだけではもの足りない、開運に貪欲な人必見の内容だ。

12月26日は最強開運日

一粒万倍日

日本の暦に古くからある吉日の1つ。「一粒の籾(もみ)が万倍もの稲穂に実る日」を意味し、この日に始めたことは何倍もの成果となって返ってくると言われている。一方、ネガティブなことも広がってしまうため、常にポジティブな言動を心がけることが大切。

天恩日

「天の恩恵を万人が受けられる日」を意味し、何をするにも縁起がよい日とされる。5日間連続するため、他の吉凶日と重なりやすいのも特徴。

天赦日

「全ての神が天に登り、あらゆる罪を赦す(ゆるす)日」を意味し、日本の暦における最上の吉日とされる。さまざまな障害が取り除かれることから、新しいことを始めるのに最適な日と言われる。

甲子の日

十干と十二支を組み合わせた六十干支(ろくじっかんし)の最初の日。物事の始まりの日として重宝され、「この日に始めたことは、良い運気と流れを保ちながら発展してく」とされる。60日に一度の周期で訪れる。

「コーチ」

「コーチ(COACH)」は、風水の第一人者として知られるDr.コパさんの言葉を添え、公式ECで“幸運が舞い込む”レザー小物を紹介している。「2025年はグリーンがラッキーカラーです。グリーンの恐竜“レキシー”は、過去の金運や財運を呼び起こしてくれるモチーフ。ジップアラウンドタイプのカードケース(1万9800円)にあしらっているので、金運を“四方”から呼び込んでくれるでしょう。シグネチャーの“C”エンブレムも、金運を引っ張るパワーを持っています。“筋を通す”をいう意味があるブラウンのツートンカラーは、目的通りの買い物を楽しみたい人におすすめです」(Dr.コパさん)。

「フルラ」

「フルラ(FURLA)」は、ファッション&占いエディターとして活躍する青木良文さんとのキャンペーンを実施。ファッションにも占いにも精通した青木さんが、目的別におすすめバッグを紹介している。「バッグは2025年のラッキーアイテムです。“フルラ スフェラ ミニバケット”(7万4800円)は、“転がりながら大きくなっていく”丸い形のため金運アップが期待できます。一方、スクエア型の“フルラ ヌヴォラ ミニバケット”(6万3800円)は、安定感ある形が幸運を維持してくれます。クロスボディ型の“フルラ ヌヴォラ ミニクロスボディ”(3万9600円)は、行動力をアップさせるので素敵な出会いを、ミニバッグ型の“フルラ スフェラ バーティカル クロスボディ”(4万5100円)は、その小さく丸い形のような“実り”を人生にもたらしてくれるでしょう」(青木さん)。

「オーラカイリー」

2024年に再上陸を果たした英国発のライフスタイルブランド「オーラ カイリー(ORLA KIELY)」は、ブランドのアイコン・フラワーステムをパンチングであしらった財布を発売した。「一粒万倍日は『一粒の籾(もみ)が何倍にも実る日』として種まきに最適とされてきた日です。この財布は“一粒一粒のパンチングがフラワーステムに実った”デザインのため、語源からもぴったりだと言えます」(菅泉裕美マーチャンダイジング部ジェネラルマネージャー)。2024年のラッキーカラーのブルー(サックス)と25年のラッキーカラーのグリーンの財布は、運気のさらなる向上が見込めそうだ。

「ゲンテン」

クイーポの革製品ブランド「ゲンテン(GENTEN)」は、ラッキーモチーフのリスを刻印した財布を販売している。「リスは繁殖力の強さから『子孫繁栄』、木の実を蓄える習性から『蓄財』『豊かさ』『成功』などの象徴とされています。幸運が逃げないよう全てのリスを内側に向け、最強開運日にふさわしい財布に仕上げました」(クイーポ営業本部営業販促室の尾山俊介さん)。全国の直営店や百貨店店舗ほか、オンラインショップで取り扱っている。

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「ジョー マローン ロンドン」の “ケア コレクション”を体験 香りはもちろん「使いたい」と思わせる極上のテクスチャーと潤い

「ジョー マローン ロンドン(JO MALONE LONDON)」(以下、ジョー マローン)は1月17日、バスタイムをランクアップする“ケア コレクション”を発売する。同コレクションは、イギリスの温泉地バースの公共浴場遺跡であるローマンバスが着想源。“洗う”“潤す”“スペシャルケア”にフォーカスしたシャワージェルやボディークリームなど7つのアイテムで構成されている。入浴は日本人にとっても一日の疲れを癒し、心身のバランスを整える大切な習慣だ。都内のスパで開催されたイベントで体験した“ケア コレクション”についてリポートする。

呼吸を意識するアロマテラピー効果のある香り

ローマンバスは、単なる入浴の場でなくリラクゼーションや社交の場だった。ある意味、日本の銭湯のようなものかもしれない。日本では、自宅の風呂はもちろんだが、温泉、銭湯と入浴文化が根付いている。特に冬の寒い時期は湯船に浸かって温まりたいものだ。バスソルトやバスオイルで、香りを楽しみながら入浴する人も多いだろう。“ケア コレクション”では、古代ローマ時代から使われてきた植物やハーブなどの厳選材料を使用。ローマ時代の薬草ヒソップ、ジュニパー、レモン、ローリエなどのハーバル系の心地良い香りと、ローズやジャスミン、ネロリなどの温かみのあるフローラル系の香りがあるが、どちらも深呼吸したくなるような落ち着いた香り。フレグランスとはまた違ってアロマテラピー的なリラックス効果を感じる。

極上のテクスチャーで自分を慈しむ時間を

“ケア コレクション”はライトとリッチなテクスチャーがあり、好みや季節で選べるのが特徴。“洗う”カテゴリーは、シャワージェルとシャワークリームの2種類で、シャワージェルは、ヒソップやジュニパーの清涼感のある香りと軽やかなテクスチャーで、スッキリ、さっぱりとした使用感だ。一方、シャワークリームはクリームというだけあり濃厚でクリーミーなテクスチャーが特徴で、泡立ちがきめ細やか。ローズとシダーウッドの温かみのあるフローラルな香りに包まれ、洗い上がりはしっとりで、寒い冬の季節にこそ、ふさわしい。

“潤す”カテゴリーは、ボディージェルクリームとボディーバーム、ボディーオイルの3種類。ボディージェルクリームは、肌馴染みが抜群で、軽やかで心地よい使用感。だが、肌への浸透感と保湿力はバッチリでしっとりと潤う。香りはレモンやローリエなどの爽やかで高揚感が得られる香り。これだけ軽い使用感でこれだけ潤うとは驚いた。ボディーバームは、クリーミーでバターのようなこっくりとした使用感。少量でもよく伸び、まるでサテンのベールをまとったようなシルキーな肌に仕上げてくれる。香りはシャワークリームと同じフローラルだ。ブランド初のボディーオイルは南国のスパを想起させるホワイトフローラルの香り。マッサージしながら肌を潤すのに最適だ。好みもあるが、寒い冬にゆったりとケアするにはリッチな使用感のシャワークリームとボディーバームが一押し。リッチかつ心地よい極上のテクスチャーで、日常のバスタイムが楽しくなりそうだ。

“スペシャル ケア”は、ボディースクラブとエクスフォリエイティングソープの2種類。アロマティックシトラスの香りのソープは天然のスクラブ入りで古い角質を優しく取り除く効果があるという。スクラブは、ハチミツにクローブやナツメグをミックスした、少し甘く温かみのある香り。手に取ると、いわゆるスクラブという感じだが、肌にのせるとなめらかで吸い付くようなテクスチャーに驚く。甘い香りに包まれて、保湿しながら肌を磨き上げる感覚は格別。

時短、タイパと時間に追われる毎日で怠りがちな自分へのケア。「ジョー マローン」ならではの香りのよさはもちろんだが、今回実感したのは、「使いたい」と思わせるテクスチャーの素晴らしさと、使用後の肌の潤い。日々のルーティンである入浴を、自分の心と体に向き合う時間に変化させる、そんなコレクションだ。

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「M-1グランプリ2024」鑑賞記——そこにはただ、輝く漫才があるだけ

「ゼロ年代お笑いクロニクル おもしろさの価値、その後。」や「2020年代お笑いプロローグ 優しい笑いと傷つけるものの正体」「漫才論争 不寛容な社会と思想なき言及」などの同人誌を発行する会社員兼評論作家の手条萌(てじょう・もえ)が「M-1グランプリ2024」をどう見たのか、寄稿してもらった。

20周年を迎えた「M-1グランプリ」の今年のスローガンは「お前たちが一番おもしろい」。歴代のチャンピオンが観客席に座り、舞台を指さして爆笑するキービジュアルが印象的だ。そんなアニバーサリーイヤーであるが、予選期間中もしばしば開催意義を問われる声が聞こえてきた。主には松本人志氏の不在について、または令和ロマンの再エントリーについてが議題に挙げられ、「M-1」は2010年のように一定の役割を終えたのだから、もう1度終了してもいいのでは」という言説を見聞きする機会が多かった。それでも松本氏の忘れえぬ存在感をリライトするためにそれぞれがそれぞれの場所で戦った1年だったように思う。ただ、このような物語性もお笑い評論好きが設定したがるテーマでしかなく、実際は誰が審査員席に座ろうがそれはそれとして、「M-1」を開催しなくてはならない、という事実があるのみだ。

とはいえ、やはり今回の最も特筆すべきことは審査員の一新である。松本氏の不在のみならず、山田邦子氏やサンドウィッチマン富澤氏の降板、そして9人制に変更というのは大きな話題となった。自身も最高順位2位であり、YouTubeやABCお笑いグランプリ、昨年の敗者復活戦で、審査員として高評価だったかまいたち山内氏や、かつて敗者復活戦から2位となった経験のあるオードリー若林氏の抜擢など、過去のプレーヤー陣がここに審査員として舞い戻ってくるという構図はエモーショナルな出来事として歓迎された。彼らはそれぞれにファンも多くついており、今もなお単独ライブや公演に出演する現役の漫才師である。漫才師が漫才師を審査するということについては、よりプレーヤー目線の審査基準となることも期待されたことだろう。また、単純に平均年齢が下がっていることのみならず、人数の増加によって、審査の目や基準の幅がつけられることも望まれているように見えた。

決勝戦冒頭で放送された、創始者である島田紳助氏の「いつまでもM-1が夢の入口でありますように」というメッセージは、放送したことそのものも含めて非常に賛否が分かれているが避けられなかったことに思える。その理由は開催意義の再定義のためだ。「M-1」を語る際に今でも掘り起こされる島田氏の「漫才を辞めるきっかけを作る」という開催定義だが、辞めるきっかけよりも大きい意味を「M-1」自身が含むようになったのは自明の事実である。国民的なビッグコンテンツとなった今、辞めるためのきっかけという定義をいちいち思い出してトーンダウンし悲しくなる必要はない。そんな開催意義を持ち出すまでもなく実際に何人もが去っていく以上は、大きいコンテンツであることを押し出すほうが意味の通りが良いに決まっている。「M-1」自身が20年という長い月日をかけて自己をハックしつづけてきた結果、「辞めるきっかけ」を「夢の入り口」と言い換えることに成功したのだった。実は同じことを言っているようにも見えるが、再定義がなされたということ自体に大きな意味がある。

敗者復活戦

2023年大会からシステムが変更された敗者復活戦だが、会場の新宿・三角広場の声の反響や会場のスケールを鑑みると繊細な構造のネタや寄席向けのネタは伝わりにくいと思われる。そのため、国民投票制だった22年までとはまた違う理由でローコンテクストなネタを選定した方が有利という考え方がある。つまりファイナリストの選定基準と敗者復活のそれとは明らかに異なるので、たとえ勝ち上がって決勝の舞台に立ったとしても、マユリカ阪本氏の言うところの「爆速で負けに来た」という事象が発生してしまう。

その原因として考えられることは多数あるが、決勝当日までのプロモーションや露出に差があることも大きく影響しているだろう。ファイナリストとして半月ほどの露出機会が与えられるのと、暫定的に入れられていた「敗者復活」の文字に代入され、テレビ朝日に到着する30分ほどの間だけカギカッコつきの「ファイナリスト」として扱われるのでは、階層も意味も重みも異なる。よって、決勝戦のテーマを解釈しきれないままにネタを選定することになるので、決勝から浮いた存在となりリジェクトされるという展開となることがほとんどである。立場が人を作ると表現すると残酷に聞こえるが、ファイナリストたちは半月の間自覚を持ち、自分たちが選定された意味を自問自答し、可能な限り最適解を出そうと試みる。その意味では、年末の東京をタクシーで移動するドラマテチックさと物語性、高揚感のためにすぐに消える花火としての1組を選定する作業としては、現状の敗者復活戦のシステムはいささか真面目すぎるかもしれない。公平さを重視しているということになっているが基本的には後攻が有利になっている印象もある。しかしその建て付け上ネタの選定自体は派手なものの場合が多いので、お祭り的要素はかなり大きい。そのため数字としては記録されないが、記憶には残る名作が生まれやすい。各ブロックで個人的に特に印象に残った組を振り返る。

敗者復活戦(TVer)
Aブロック 1~7組目
https://tver.jp/episodes/ep1v68to4i
Bブロック 8~14組目
https://tver.jp/episodes/epqe3e59zn
Cブロック 15~21組目+結果発表
https://tver.jp/episodes/epyf3jw4uk

ダンビラムーチョ(Aブロック)

得意としている歌唱要素も取り入れつつ虫を顔芸で表現するという、構造としてはかなり技術が必要な漫才をやってのけていた。非常に牧歌的なモチーフとムードに、フニャオ氏のちいかわのようなツッコミがベストマッチし、言語化の外にある「なぜその顔がその虫なのか」という疑問と「でもなんとなく分かる」という暗黙の共通認識があぶり出されて笑いを誘う。ちいかわの世界のような、あるいは故郷の長野や山梨のような広大で神秘的、だが畏怖を感じさせる自然が喚起され、ほかではあまり見かけない唯一無二のネタとなっている。

滝音(Bブロック)

滝音がひさしぶりに敗者復活戦に出場するということで、高揚を隠し切れないお笑いファンも多かったことだろう。圧倒的に洗練されたネタは聴く者の心地よさを刺激する。これまでの主な彼らの落選理由は、主軸のなさや必然性のないワードの無理のある挿入が挙げられがちだが、今回は全てが解決されていた。かつ、ものすごいスキルアップをしていたように見受けられる。努力の積み重ねで常にゾーンに入れることを可能にしていた。全ての展開にもワードにもまったく違和感がなく、ストレートでの決勝進出も不可能ではなかったと確信した。しかしそんな滝音が、同じく大阪の「よしもと漫才劇場」出身のマユリカや豪快キャプテンと同じブロックで戦わなくてはならないなど、なんという悲しいことだろうか。

インディアンス(Cブロック)

かつて国民投票時代の敗者復活戦での復活を果たしたことがあるため、ちょうどいい塩梅を知っているのでは、という視点で有力視されていたインディアンス。今回のネタは劇場や寄席ではかなりウケていた。出ハケをネタにする漫才やメタなものは予選の審査員には評価がされにくいとされているが、芸人審査員かつ客席審査の場合はそのロジックはたしかに無効化されていて、非常に盛り上がりやすいものとなっていた。しかし細かい要素なども大いに含んでいるため、大きいハコよりは劇場の方が分かりやすいネタではあるだろう。

決勝戦 ファーストラウンド

システム変更された23年から特に敗者復活戦の鑑賞カロリーが高く、本編の決勝戦にたどり着くまでに鑑賞側もかなり消耗している。それをミーム化すると「お風呂に入る時間がない」ということになり、文字通りずっと「M-1」にかじりついていることになる。一息ついたところで始まる決勝戦の華やかな演出と舞台を見て、ここでようやく“Mおじ”よろしく「M-1やなあ」と実感する人も多いことだろう。夏から始まった戦いももう今日で終わりだと思うと感慨深くなり、最後の日までネタができる組、そして一番多くネタができる組は幸せだろうと思いをはせる神聖な時間となる。さて、ここからは順を追ってそれぞれのパフォーマンスを振り返る。

決勝戦 ファーストラウンド(TVer)
決勝戦 FIRST ROUND 前半戦 1~5組目
https://tver.jp/episodes/epe7627fyg
決勝戦 FIRST ROUND 後半戦 6~10組目
https://tver.jp/episodes/eppbvdgnqj

令和ロマン

「M-1」鑑賞者にとっての知名度は間違いなく100%だろう令和ロマン。消費されないように戦略を練りつつも本来なら半月ほどで行うファイナリストとしてのプロモーションを1年かけて行ってきた。本人たちはヒールであろうとしていたがおそらくそれも計算で、1年間ずっと、人々から連覇を願われた存在だった。阿部一二三選手が笑御籤(えみくじ)を引いた時、全ての運命が決定づけられた。トップバッターということはつまり勝てると、昨年の経験から全員が脊髄反射的に思ったことだろう。彼らがせりあがって来た時、全員が令和ロマンの登場を待ち望んでいたという空気に包まれ、会場自体の高揚感は早くも最高潮を迎えた。おそらく多くの人が連覇を予感し、「ということはこのあとが低調になるとまた、彼らの望みが果たされないのでは?」というところまで爆速で思考を巡らせたことだろう。大会自体の展開への一抹の不安はありつつも、令和ロマンのこと自体はもう誰も心配していなかった。手垢のついた言葉で言うなら、運命が味方をしていて、実力があるからどんな状況も「運がいい」状態にしていっている。もはや全員が忘れていると思うが、昨年まではトップバッターは死刑宣告ではなかったか? しかし彼らはそんな悲壮な呪いをすべて解いていった。自分自身のために、そしてお笑いの未来のために。

ヤーレンズ

この1年、「ヤレロマ」として令和ロマンと肩を並べて語られていた存在である。そんな盟友の令和ロマンが場を温めまくったあとの登場となり、運命の皮肉さを感じさせる一幕だった。審査員の海原ともこ氏の言うとおり、ディテールのくだらなさをもっと求めたくなる漫才だった。加えて、この形式の漫才は安定的なおもしろさを担保するにはうってつけではあるが、爆発箇所を作ることが肝要であるという見方を多くの人に提示させるネタとなっただろう。

真空ジェシカ

審査員の平均年齢が下がったことによって評価されるようになった……と言われがちであるが、実は彼ら自身の調整力にもすさまじいものがあったように思う。調整というのは往々にして丸くしすぎて良さが失われることが多いが、リスクを恐れずにエッジを残し、迎合しすぎないようにしていたところだった。代入するワードを選定する大喜利力が構成を凌駕してしまえば、ベースの整合性や流れはそこまで重視されない。というかもう、それを放棄してまで評価したくなるような強さがあれば何も問題ない。長年唐突感が課題と言われていた彼らだが、ぶつ切り上等でパワーを見せつけつつ悪辣度は下げながらも怖さは残す、という正解に導けた結果がファイナルラウンド進出として結実し、青春の疾走感として見る者の心をつかんだ。

マユリカ

敗者復活戦ではかなり強度の高いネタで、お笑いウォッチャーの期待値が上がっていた。ちなみにクレイジー舞妓ものは見取り図やドーナツ・ピーナツなど大阪吉本からキャリアスタートした組で名作が多く、マユリカのチャキ姐もその系譜である。

ファイナルで披露した同窓会は、チャキ姐や過去の「へんてこしっこ」に比べると物足りない感覚になった人たちが多かったかもしれない。ただ、いきなりの本番で最適なネタを出すのも難易度が高く、この場合に比較されるのはほかのファイナリストのみならず、過去の敗者復活戦からの進出者、そして過去のファイナリストとしての自分たちだ。即敗退してしまったが、マユリカの力は多くの人に認知されており、その期待が高かったという共通認識を皆が抱いている証左であり、決して悲観するようなことではない。このスパイラルに飲み込まれると苦しくなってくるのだが、圧倒的平場力で負け顔を見せつけるキモダチムーブはカラッと明るく、悲しみから一番遠い場所での敗退だったと思う。

ダイタク

満を持して、というべきだろうか。アニバーサリーイヤーとしては、第1回のチャンピオンが兄弟であったということから、双子漫才は原点回帰かもしれない。伝統的な兄弟漫才からさらに踏み込んだ、ダイタクならではの双子漫才というおもしろさを多くの人に見せつけることができた。昭和とまではいわないがいい意味での平成らしさと、東京吉本らしい安定的な漫才は芸人の中にもファンが多い。多くの人に愛されて、最高の形でラストイヤーを終えることができたと思う。

ジョックロック

一発で仕留めるという手法がもっとも美しいと多くの人が知っている今、それが可能な初出場組に期待がかかる。大喜利力という面では最後までもう少し山が何度かあるとなおおもしろさが増していたと思うが、大阪センス系と呼ばれかねないネタをここまでポップに押し出し、誰にも悪い印象を抱かせないのは実力だろう。

バッテリィズ

一発で仕留めることについて諦めなかった人々の願いと、あの伝説の2019年を繰り返しているかもしれない高揚にボルテージが最高潮を迎えたとも言えるが、実際は、ただただバッテリィズが素晴らしくて、研鑽を続けていたからこその結果だ。それに他ならない。宝物がバレた。ネタを見ている時に数分後の絶賛を確信するあの感覚、1年のベストパフォーマンスがこの日にできるという喜び、全てがただただうれしく、鳥肌が立ち、涙が止まらなくなる。ネタが終わってほしくない、ずっとこの気持ちでいたいという気持ち。個人的な感情として、私は何度も何度も愛する漫才師と別れを告げ、競技漫才論も増え、自分のような人間なんてもう老害で、東京の大学お笑いにリライトされちゃう側だからもう「M-1」を見る必要なんてないんだろうな、と思ってクサクサした気持ちでこの数年間過ごしていた。だから、またこんな日がくるなんて思ってなかった。何も信じられなくて、こんなにバッテリィズがおもしろいのにどうせ空気ってことにするんだろと思ってた。でもそんなことは思ってはいけなかった。信じること以外ないのに、一番大切なことを手放そうとしてしまっていた。Xでは、生を肯定するバッテリィズが救済系などと呼ばれ始めているが、私もバッテリィズに救われた一人である。

エース氏の「生きているだけでいい」的思想は、まぎれもなく彼が憧れている明石家さんま氏の「生きてるだけで丸儲け」を継いでいる。好きとか嫌いとか、大学お笑いだとか養成所だとか、何が知性で何が知性じゃないとか、東京だとか大阪だとか、吉本だとかそうじゃないとか、若いとか若くないとか、全部関係ない。そこにはただ、輝く漫才があるだけなのに。それだけでいいのに。それだけでよかった。

ママタルト

この形式だと類似の漫才との比較で不利になっている。今年割と芸人やファン界隈で言及された表現として「シャバい」というものがある。額面通り受け取ると俗っぽいとか、大衆迎合しすぎという表現だが、M-1が国民的なものである以上はある程度のシャバさは必要である。その調整がなかなか難しいところである。

エバース

お笑いファンは長い間この日を待ち望んでいたことだろう。逆に言うと彼らにとってはかなりプレッシャーの多い年だったように見受けられる。そもそも過去に「M-1」のファイナリストだったことはないのに、ものすごく期待されすぎていた。その期待や、ABCお笑いグランプリでの悔しさを糧にジャンプアップし、今年1年の中でもベストのパフォーマンスを発揮できたのではないだろうか。ネタ自体もいい塩梅のモチーフと展開である。「どうでもいい」と思われて心が離れない程度の没入感を与えることに長けていた。消費されすぎることもなく、世間にも印象づけることができ、かなりの健闘だったと思う。

トム・ブラウン

ベースの展開に整合性を求めたいが大喜利力の強さもほしい、そして競技漫才としての戦略も立ててほしい。すなわち、なにもかものバランスを取った漫才でなければ……とか思っていると、先述した通り何も分からなくなり、もう漫才を見るのをやめようかなとすら思う日々を過ごしていた。今回のファイナリストが発表された時、「バッテリィズが無理なら、トム・ブラウンに優勝してほしい」という、トムブラ待望論を抱いた。

しかし、自分がそのような気持ちを抱くことが不思議でならなかった。なぜなら志らく系……もとい、破壊系の漫才はあまり好みでなく、笑えればなんでもいいというわけではないと思っていたからだった。それなのに、なぜかトムブラを待望した。その理由は審査員のNON STYLE石田明氏の「普通の漫才がもう笑えない人向けの漫才」という講評に詰め込まれていた。一定数のウォッチャーはもう普通の漫才で笑えなくなっていたんだろう。笑えればなんでもいいというわけではないと思っているのに笑えないと、それはもう漫才を見ることをやめるどころか、今後の人生で笑うことをやめなくてはいけなくなる。だから私はまだお笑いや漫才や「M-1」をこれからも見ていたくて、自分の人生からお笑いを捨てたくなくて、無意識のうちにトムブラに助けを求めていた。ネタ自体は無秩序で、ハッピーエンドではあるが無理矢理なので怖い。とにかく怖いのに優しいので余計怖い。だかおもしろい。死と再生。必然性があるようでない、ないようである不気味なアイテムと行動原理は死をもって生を肯定する。それはつまり逆説的にバッテリィズと同じテーマで人々をエンパワメントしている。トム・ブラウンに助けられた私は、これからも笑うことをやめない人生を歩んでいけるはずだ。

決勝戦 最終決戦

決勝戦 最終決戦(TVer)
https://tver.jp/episodes/eppud7i9f1

令和ロマンはABCお笑いグランプリやこれまでの予選でも評価の高い路線である、不気味系民俗ものともいうべきネタだった。このネタをファイナルラウンドで披露しはじめた瞬間、さらにいうとバッテリィズという1年間待ち望んだ好敵手が浮上したほんの数十分前に、令和ロマンの願いは果たされたことになる。この大会を良きものにしたい、という義務が肩の荷から下りた瞬間に全てを爆発させた。正直かなりネタとしては荒い部分もあるが、そんなことは一切関係ない。というか関係ないということにさせた。いくらエリートでも高学歴でも最初から主人公になれるわけではない。令和ロマンは物語も挫折もないから主人公になれないとか、出来がいいから孤高の存在だとか、そういう言説を全部拒否し続けたのだった。物語がないなら作ればいいし、一生懸命になればライバルは現れてくるものだというのをこの1年8分で見せつけてきた。その流れに真空ジェシカも追随した。やれ4回目のファイナリストがどうだとか、何度も出場しているだとか、だからなんなんだよといわんばかりの大暴れっぷりは気持ちよくすらあった。さや香の見せ算的マインドが報われる瞬間でもあったのだった。バッテリィズがファイナルラウンドで2回目のネタをしているという事実は、多くの人々にとって希望として心に刻まれたことだろう。バッテリィズが準優勝といううれしさは、これからも漫才を愛する十分な理由になるはずだ。

PVではバッテリィズVS令和ロマン&真空ジェシカで反知性VS知性という構図が描かれており、その解釈を求める向きも強いが、それは表面のモチーフにすぎない。大学お笑いをリライトするのはおバカだ! ライフイズビューティフルはやはり正義! とか言ってしまうのは簡単だがそれは代理店脳すぎである。そもそも大学に在籍したことがある人や、都知事選とかネットミーム的なワードを知性というのは、ちょっと知性というものをバカにしすぎやしないだろうか。どちらかというと真空ジェシカや令和ロマンの挙げるモチーフや展開は、知性というよりあるあるで、加えておバカ系とも言える勢いがあったから評価が高かったのではないだろうか。知性と反知性の二項対立的発想を、マーケ的視点に引っ張られると大切なもの、つまりお笑いの見方も分からなくなり、自分の好きなものも分からなくなる。そうするとまたトム・ブラウンが化けて出てくる。気を付けた方がいい。

まとめ

権威とは、審査員の面子でも印象でもなく、歴史のことである。歴史があるから、そして茶化さずに「ガチ」で向き合ってきた先輩方がいるから重みがある。つまりみんなで作り上げた20年間で、それらを全て却下するようなことはできない。キャンセルしていいことと、そうでないことがあるという是々非々の視点を持っていることがお笑いに関連する人たちの矜持なんだろうと思う。良いことも悪いことも、全て内包して進んでいくのが生きることである以上、過去を想うこともまた必要なことだろう。

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「M-1グランプリ2024」鑑賞記——そこにはただ、輝く漫才があるだけ

「ゼロ年代お笑いクロニクル おもしろさの価値、その後。」や「2020年代お笑いプロローグ 優しい笑いと傷つけるものの正体」「漫才論争 不寛容な社会と思想なき言及」などの同人誌を発行する会社員兼評論作家の手条萌(てじょう・もえ)が「M-1グランプリ2024」をどう見たのか、寄稿してもらった。

20周年を迎えた「M-1グランプリ」の今年のスローガンは「お前たちが一番おもしろい」。歴代のチャンピオンが観客席に座り、舞台を指さして爆笑するキービジュアルが印象的だ。そんなアニバーサリーイヤーであるが、予選期間中もしばしば開催意義を問われる声が聞こえてきた。主には松本人志氏の不在について、または令和ロマンの再エントリーについてが議題に挙げられ、「M-1」は2010年のように一定の役割を終えたのだから、もう1度終了してもいいのでは」という言説を見聞きする機会が多かった。それでも松本氏の忘れえぬ存在感をリライトするためにそれぞれがそれぞれの場所で戦った1年だったように思う。ただ、このような物語性もお笑い評論好きが設定したがるテーマでしかなく、実際は誰が審査員席に座ろうがそれはそれとして、「M-1」を開催しなくてはならない、という事実があるのみだ。

とはいえ、やはり今回の最も特筆すべきことは審査員の一新である。松本氏の不在のみならず、山田邦子氏やサンドウィッチマン富澤氏の降板、そして9人制に変更というのは大きな話題となった。自身も最高順位2位であり、YouTubeやABCお笑いグランプリ、昨年の敗者復活戦で、審査員として高評価だったかまいたち山内氏や、かつて敗者復活戦から2位となった経験のあるオードリー若林氏の抜擢など、過去のプレーヤー陣がここに審査員として舞い戻ってくるという構図はエモーショナルな出来事として歓迎された。彼らはそれぞれにファンも多くついており、今もなお単独ライブや公演に出演する現役の漫才師である。漫才師が漫才師を審査するということについては、よりプレーヤー目線の審査基準となることも期待されたことだろう。また、単純に平均年齢が下がっていることのみならず、人数の増加によって、審査の目や基準の幅がつけられることも望まれているように見えた。

決勝戦冒頭で放送された、創始者である島田紳助氏の「いつまでもM-1が夢の入口でありますように」というメッセージは、放送したことそのものも含めて非常に賛否が分かれているが避けられなかったことに思える。その理由は開催意義の再定義のためだ。「M-1」を語る際に今でも掘り起こされる島田氏の「漫才を辞めるきっかけを作る」という開催定義だが、辞めるきっかけよりも大きい意味を「M-1」自身が含むようになったのは自明の事実である。国民的なビッグコンテンツとなった今、辞めるためのきっかけという定義をいちいち思い出してトーンダウンし悲しくなる必要はない。そんな開催意義を持ち出すまでもなく実際に何人もが去っていく以上は、大きいコンテンツであることを押し出すほうが意味の通りが良いに決まっている。「M-1」自身が20年という長い月日をかけて自己をハックしつづけてきた結果、「辞めるきっかけ」を「夢の入り口」と言い換えることに成功したのだった。実は同じことを言っているようにも見えるが、再定義がなされたということ自体に大きな意味がある。

敗者復活戦

2023年大会からシステムが変更された敗者復活戦だが、会場の新宿・三角広場の声の反響や会場のスケールを鑑みると繊細な構造のネタや寄席向けのネタは伝わりにくいと思われる。そのため、国民投票制だった22年までとはまた違う理由でローコンテクストなネタを選定した方が有利という考え方がある。つまりファイナリストの選定基準と敗者復活のそれとは明らかに異なるので、たとえ勝ち上がって決勝の舞台に立ったとしても、マユリカ阪本氏の言うところの「爆速で負けに来た」という事象が発生してしまう。

その原因として考えられることは多数あるが、決勝当日までのプロモーションや露出に差があることも大きく影響しているだろう。ファイナリストとして半月ほどの露出機会が与えられるのと、暫定的に入れられていた「敗者復活」の文字に代入され、テレビ朝日に到着する30分ほどの間だけカギカッコつきの「ファイナリスト」として扱われるのでは、階層も意味も重みも異なる。よって、決勝戦のテーマを解釈しきれないままにネタを選定することになるので、決勝から浮いた存在となりリジェクトされるという展開となることがほとんどである。立場が人を作ると表現すると残酷に聞こえるが、ファイナリストたちは半月の間自覚を持ち、自分たちが選定された意味を自問自答し、可能な限り最適解を出そうと試みる。その意味では、年末の東京をタクシーで移動するドラマテチックさと物語性、高揚感のためにすぐに消える花火としての1組を選定する作業としては、現状の敗者復活戦のシステムはいささか真面目すぎるかもしれない。公平さを重視しているということになっているが基本的には後攻が有利になっている印象もある。しかしその建て付け上ネタの選定自体は派手なものの場合が多いので、お祭り的要素はかなり大きい。そのため数字としては記録されないが、記憶には残る名作が生まれやすい。各ブロックで個人的に特に印象に残った組を振り返る。

敗者復活戦(TVer)
Aブロック 1~7組目
https://tver.jp/episodes/ep1v68to4i
Bブロック 8~14組目
https://tver.jp/episodes/epqe3e59zn
Cブロック 15~21組目+結果発表
https://tver.jp/episodes/epyf3jw4uk

ダンビラムーチョ(Aブロック)

得意としている歌唱要素も取り入れつつ虫を顔芸で表現するという、構造としてはかなり技術が必要な漫才をやってのけていた。非常に牧歌的なモチーフとムードに、フニャオ氏のちいかわのようなツッコミがベストマッチし、言語化の外にある「なぜその顔がその虫なのか」という疑問と「でもなんとなく分かる」という暗黙の共通認識があぶり出されて笑いを誘う。ちいかわの世界のような、あるいは故郷の長野や山梨のような広大で神秘的、だが畏怖を感じさせる自然が喚起され、ほかではあまり見かけない唯一無二のネタとなっている。

滝音(Bブロック)

滝音がひさしぶりに敗者復活戦に出場するということで、高揚を隠し切れないお笑いファンも多かったことだろう。圧倒的に洗練されたネタは聴く者の心地よさを刺激する。これまでの主な彼らの落選理由は、主軸のなさや必然性のないワードの無理のある挿入が挙げられがちだが、今回は全てが解決されていた。かつ、ものすごいスキルアップをしていたように見受けられる。努力の積み重ねで常にゾーンに入れることを可能にしていた。全ての展開にもワードにもまったく違和感がなく、ストレートでの決勝進出も不可能ではなかったと確信した。しかしそんな滝音が、同じく大阪の「よしもと漫才劇場」出身のマユリカや豪快キャプテンと同じブロックで戦わなくてはならないなど、なんという悲しいことだろうか。

インディアンス(Cブロック)

かつて国民投票時代の敗者復活戦での復活を果たしたことがあるため、ちょうどいい塩梅を知っているのでは、という視点で有力視されていたインディアンス。今回のネタは劇場や寄席ではかなりウケていた。出ハケをネタにする漫才やメタなものは予選の審査員には評価がされにくいとされているが、芸人審査員かつ客席審査の場合はそのロジックはたしかに無効化されていて、非常に盛り上がりやすいものとなっていた。しかし細かい要素なども大いに含んでいるため、大きいハコよりは劇場の方が分かりやすいネタではあるだろう。

決勝戦 ファーストラウンド

システム変更された23年から特に敗者復活戦の鑑賞カロリーが高く、本編の決勝戦にたどり着くまでに鑑賞側もかなり消耗している。それをミーム化すると「お風呂に入る時間がない」ということになり、文字通りずっと「M-1」にかじりついていることになる。一息ついたところで始まる決勝戦の華やかな演出と舞台を見て、ここでようやく“Mおじ”よろしく「M-1やなあ」と実感する人も多いことだろう。夏から始まった戦いももう今日で終わりだと思うと感慨深くなり、最後の日までネタができる組、そして一番多くネタができる組は幸せだろうと思いをはせる神聖な時間となる。さて、ここからは順を追ってそれぞれのパフォーマンスを振り返る。

決勝戦 ファーストラウンド(TVer)
決勝戦 FIRST ROUND 前半戦 1~5組目
https://tver.jp/episodes/epe7627fyg
決勝戦 FIRST ROUND 後半戦 6~10組目
https://tver.jp/episodes/eppbvdgnqj

令和ロマン

「M-1」鑑賞者にとっての知名度は間違いなく100%だろう令和ロマン。消費されないように戦略を練りつつも本来なら半月ほどで行うファイナリストとしてのプロモーションを1年かけて行ってきた。本人たちはヒールであろうとしていたがおそらくそれも計算で、1年間ずっと、人々から連覇を願われた存在だった。阿部一二三選手が笑御籤(えみくじ)を引いた時、全ての運命が決定づけられた。トップバッターということはつまり勝てると、昨年の経験から全員が脊髄反射的に思ったことだろう。彼らがせりあがって来た時、全員が令和ロマンの登場を待ち望んでいたという空気に包まれ、会場自体の高揚感は早くも最高潮を迎えた。おそらく多くの人が連覇を予感し、「ということはこのあとが低調になるとまた、彼らの望みが果たされないのでは?」というところまで爆速で思考を巡らせたことだろう。大会自体の展開への一抹の不安はありつつも、令和ロマンのこと自体はもう誰も心配していなかった。手垢のついた言葉で言うなら、運命が味方をしていて、実力があるからどんな状況も「運がいい」状態にしていっている。もはや全員が忘れていると思うが、昨年まではトップバッターは死刑宣告ではなかったか? しかし彼らはそんな悲壮な呪いをすべて解いていった。自分自身のために、そしてお笑いの未来のために。

ヤーレンズ

この1年、「ヤレロマ」として令和ロマンと肩を並べて語られていた存在である。そんな盟友の令和ロマンが場を温めまくったあとの登場となり、運命の皮肉さを感じさせる一幕だった。審査員の海原ともこ氏の言うとおり、ディテールのくだらなさをもっと求めたくなる漫才だった。加えて、この形式の漫才は安定的なおもしろさを担保するにはうってつけではあるが、爆発箇所を作ることが肝要であるという見方を多くの人に提示させるネタとなっただろう。

真空ジェシカ

審査員の平均年齢が下がったことによって評価されるようになった……と言われがちであるが、実は彼ら自身の調整力にもすさまじいものがあったように思う。調整というのは往々にして丸くしすぎて良さが失われることが多いが、リスクを恐れずにエッジを残し、迎合しすぎないようにしていたところだった。代入するワードを選定する大喜利力が構成を凌駕してしまえば、ベースの整合性や流れはそこまで重視されない。というかもう、それを放棄してまで評価したくなるような強さがあれば何も問題ない。長年唐突感が課題と言われていた彼らだが、ぶつ切り上等でパワーを見せつけつつ悪辣度は下げながらも怖さは残す、という正解に導けた結果がファイナルラウンド進出として結実し、青春の疾走感として見る者の心をつかんだ。

マユリカ

敗者復活戦ではかなり強度の高いネタで、お笑いウォッチャーの期待値が上がっていた。ちなみにクレイジー舞妓ものは見取り図やドーナツ・ピーナツなど大阪吉本からキャリアスタートした組で名作が多く、マユリカのチャキ姐もその系譜である。

ファイナルで披露した同窓会は、チャキ姐や過去の「へんてこしっこ」に比べると物足りない感覚になった人たちが多かったかもしれない。ただ、いきなりの本番で最適なネタを出すのも難易度が高く、この場合に比較されるのはほかのファイナリストのみならず、過去の敗者復活戦からの進出者、そして過去のファイナリストとしての自分たちだ。即敗退してしまったが、マユリカの力は多くの人に認知されており、その期待が高かったという共通認識を皆が抱いている証左であり、決して悲観するようなことではない。このスパイラルに飲み込まれると苦しくなってくるのだが、圧倒的平場力で負け顔を見せつけるキモダチムーブはカラッと明るく、悲しみから一番遠い場所での敗退だったと思う。

ダイタク

満を持して、というべきだろうか。アニバーサリーイヤーとしては、第1回のチャンピオンが兄弟であったということから、双子漫才は原点回帰かもしれない。伝統的な兄弟漫才からさらに踏み込んだ、ダイタクならではの双子漫才というおもしろさを多くの人に見せつけることができた。昭和とまではいわないがいい意味での平成らしさと、東京吉本らしい安定的な漫才は芸人の中にもファンが多い。多くの人に愛されて、最高の形でラストイヤーを終えることができたと思う。

ジョックロック

一発で仕留めるという手法がもっとも美しいと多くの人が知っている今、それが可能な初出場組に期待がかかる。大喜利力という面では最後までもう少し山が何度かあるとなおおもしろさが増していたと思うが、大阪センス系と呼ばれかねないネタをここまでポップに押し出し、誰にも悪い印象を抱かせないのは実力だろう。

バッテリィズ

一発で仕留めることについて諦めなかった人々の願いと、あの伝説の2019年を繰り返しているかもしれない高揚にボルテージが最高潮を迎えたとも言えるが、実際は、ただただバッテリィズが素晴らしくて、研鑽を続けていたからこその結果だ。それに他ならない。宝物がバレた。ネタを見ている時に数分後の絶賛を確信するあの感覚、1年のベストパフォーマンスがこの日にできるという喜び、全てがただただうれしく、鳥肌が立ち、涙が止まらなくなる。ネタが終わってほしくない、ずっとこの気持ちでいたいという気持ち。個人的な感情として、私は何度も何度も愛する漫才師と別れを告げ、競技漫才論も増え、自分のような人間なんてもう老害で、東京の大学お笑いにリライトされちゃう側だからもう「M-1」を見る必要なんてないんだろうな、と思ってクサクサした気持ちでこの数年間過ごしていた。だから、またこんな日がくるなんて思ってなかった。何も信じられなくて、こんなにバッテリィズがおもしろいのにどうせ空気ってことにするんだろと思ってた。でもそんなことは思ってはいけなかった。信じること以外ないのに、一番大切なことを手放そうとしてしまっていた。Xでは、生を肯定するバッテリィズが救済系などと呼ばれ始めているが、私もバッテリィズに救われた一人である。

エース氏の「生きているだけでいい」的思想は、まぎれもなく彼が憧れている明石家さんま氏の「生きてるだけで丸儲け」を継いでいる。好きとか嫌いとか、大学お笑いだとか養成所だとか、何が知性で何が知性じゃないとか、東京だとか大阪だとか、吉本だとかそうじゃないとか、若いとか若くないとか、全部関係ない。そこにはただ、輝く漫才があるだけなのに。それだけでいいのに。それだけでよかった。

ママタルト

この形式だと類似の漫才との比較で不利になっている。今年割と芸人やファン界隈で言及された表現として「シャバい」というものがある。額面通り受け取ると俗っぽいとか、大衆迎合しすぎという表現だが、M-1が国民的なものである以上はある程度のシャバさは必要である。その調整がなかなか難しいところである。

エバース

お笑いファンは長い間この日を待ち望んでいたことだろう。逆に言うと彼らにとってはかなりプレッシャーの多い年だったように見受けられる。そもそも過去に「M-1」のファイナリストだったことはないのに、ものすごく期待されすぎていた。その期待や、ABCお笑いグランプリでの悔しさを糧にジャンプアップし、今年1年の中でもベストのパフォーマンスを発揮できたのではないだろうか。ネタ自体もいい塩梅のモチーフと展開である。「どうでもいい」と思われて心が離れない程度の没入感を与えることに長けていた。消費されすぎることもなく、世間にも印象づけることができ、かなりの健闘だったと思う。

トム・ブラウン

ベースの展開に整合性を求めたいが大喜利力の強さもほしい、そして競技漫才としての戦略も立ててほしい。すなわち、なにもかものバランスを取った漫才でなければ……とか思っていると、先述した通り何も分からなくなり、もう漫才を見るのをやめようかなとすら思う日々を過ごしていた。今回のファイナリストが発表された時、「バッテリィズが無理なら、トム・ブラウンに優勝してほしい」という、トムブラ待望論を抱いた。

しかし、自分がそのような気持ちを抱くことが不思議でならなかった。なぜなら志らく系……もとい、破壊系の漫才はあまり好みでなく、笑えればなんでもいいというわけではないと思っていたからだった。それなのに、なぜかトムブラを待望した。その理由は審査員のNON STYLE石田明氏の「普通の漫才がもう笑えない人向けの漫才」という講評に詰め込まれていた。一定数のウォッチャーはもう普通の漫才で笑えなくなっていたんだろう。笑えればなんでもいいというわけではないと思っているのに笑えないと、それはもう漫才を見ることをやめるどころか、今後の人生で笑うことをやめなくてはいけなくなる。だから私はまだお笑いや漫才や「M-1」をこれからも見ていたくて、自分の人生からお笑いを捨てたくなくて、無意識のうちにトムブラに助けを求めていた。ネタ自体は無秩序で、ハッピーエンドではあるが無理矢理なので怖い。とにかく怖いのに優しいので余計怖い。だかおもしろい。死と再生。必然性があるようでない、ないようである不気味なアイテムと行動原理は死をもって生を肯定する。それはつまり逆説的にバッテリィズと同じテーマで人々をエンパワメントしている。トム・ブラウンに助けられた私は、これからも笑うことをやめない人生を歩んでいけるはずだ。

決勝戦 最終決戦

決勝戦 最終決戦(TVer)
https://tver.jp/episodes/eppud7i9f1

令和ロマンはABCお笑いグランプリやこれまでの予選でも評価の高い路線である、不気味系民俗ものともいうべきネタだった。このネタをファイナルラウンドで披露しはじめた瞬間、さらにいうとバッテリィズという1年間待ち望んだ好敵手が浮上したほんの数十分前に、令和ロマンの願いは果たされたことになる。この大会を良きものにしたい、という義務が肩の荷から下りた瞬間に全てを爆発させた。正直かなりネタとしては荒い部分もあるが、そんなことは一切関係ない。というか関係ないということにさせた。いくらエリートでも高学歴でも最初から主人公になれるわけではない。令和ロマンは物語も挫折もないから主人公になれないとか、出来がいいから孤高の存在だとか、そういう言説を全部拒否し続けたのだった。物語がないなら作ればいいし、一生懸命になればライバルは現れてくるものだというのをこの1年8分で見せつけてきた。その流れに真空ジェシカも追随した。やれ4回目のファイナリストがどうだとか、何度も出場しているだとか、だからなんなんだよといわんばかりの大暴れっぷりは気持ちよくすらあった。さや香の見せ算的マインドが報われる瞬間でもあったのだった。バッテリィズがファイナルラウンドで2回目のネタをしているという事実は、多くの人々にとって希望として心に刻まれたことだろう。バッテリィズが準優勝といううれしさは、これからも漫才を愛する十分な理由になるはずだ。

PVではバッテリィズVS令和ロマン&真空ジェシカで反知性VS知性という構図が描かれており、その解釈を求める向きも強いが、それは表面のモチーフにすぎない。大学お笑いをリライトするのはおバカだ! ライフイズビューティフルはやはり正義! とか言ってしまうのは簡単だがそれは代理店脳すぎである。そもそも大学に在籍したことがある人や、都知事選とかネットミーム的なワードを知性というのは、ちょっと知性というものをバカにしすぎやしないだろうか。どちらかというと真空ジェシカや令和ロマンの挙げるモチーフや展開は、知性というよりあるあるで、加えておバカ系とも言える勢いがあったから評価が高かったのではないだろうか。知性と反知性の二項対立的発想を、マーケ的視点に引っ張られると大切なもの、つまりお笑いの見方も分からなくなり、自分の好きなものも分からなくなる。そうするとまたトム・ブラウンが化けて出てくる。気を付けた方がいい。

まとめ

権威とは、審査員の面子でも印象でもなく、歴史のことである。歴史があるから、そして茶化さずに「ガチ」で向き合ってきた先輩方がいるから重みがある。つまりみんなで作り上げた20年間で、それらを全て却下するようなことはできない。キャンセルしていいことと、そうでないことがあるという是々非々の視点を持っていることがお笑いに関連する人たちの矜持なんだろうと思う。良いことも悪いことも、全て内包して進んでいくのが生きることである以上、過去を想うこともまた必要なことだろう。

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急成長するショッピングエリア 「港区マーケット」の可能性を探る

「WWDJAPAN」は9月2日発売号で「港区マーケット」を特集し、大きな反響を得た。これを受けて、12月3日には特集を発展させたセミナーを開催。林芳樹「WWDJAPAN」シニアエディターによる進行のもと、港区マーケットの成功事例として森ビルの栗原弘一・常務執行役員商業施設事業部統括部長とエストネーション(ESTNATION)の大田直輝社長が登壇した。同エリアでの商機を狙うブランドやデベロッパー、小売業のMDなどが受講した、注目のセミナーをリポートする。

購入には事前にOneStreamの会員登録が必要です。
視聴期限:2025年12月10日(水)23:59 まで
「アカウント作成はこちら」から作成してください。
※10分間のお試し視聴ののち、「購入する」ボタンが表示されます。

「かつて夜の街としてのイメージが強かった六本木が、ファッションアイテムの売れる商業地に変わった」。冒頭、林シニアエディターは港区マーケットの変化を象徴する六本木について言及した。2003年の六本木ヒルズ開業を皮切りに、街の姿が変貌し、都内でも有数のショッピングエリアへと発展した。
 要因の一つは、職住近接の環境を求める若年富裕層だ。六本木ヒルズに加えて、東京ミッドタウン、近年は虎ノ門ヒルズや麻布台ヒルズが開発され、エリアの魅力が高まった。彼らが移り住み、肥沃な足元商圏が生まれている。銀座や新宿、渋谷に比べて、トラフィック(通行する人の数)は少ないものの、客単価が圧倒的に高い。セレクトショップでは売上高全国1位の店舗が六本木というケースが多い。ラグジュアリーブランドの出店意欲も旺盛だ。

森ビルの“ヒルズ文化経済圏”とは?

数あるデベロッパーの中で港区で存在感を放つ森ビルは、どんな街づくりを行ってきたのか。第1幕では森ビルの栗原常務執行役員が“ヒルズ文化経済圏”を解説した。「世界は都市間競争の時代。東京に中心部を作って都市の『磁力』を高め、企業や経営資源を集中させる場所にしたい」。森ビルは1986年、大型複合施設の先駆けとなるアークヒルズから本格的な街づくりに乗り出した。

商業施設など特定の機能ではなく、あくまでも街全体が魅力を追求し、そのためにどうコンテンツをそろえるべきかを考えるという。現在、それぞれのヒルズが抱える機能は、物販や飲食のほか、オフィスや住宅、美術館、学校・保育園、広場・緑地、予防医療センターなど多岐にわたる。

街づくりは建物を作って終わりではない。住む人、働く人、訪れる人たちの関係を深める日々の取り組みが欠かせない。いま力を入れているのが「ヒルズアプリ」と独自のイベント企画だ。ヒルズアプリは利用者の利便性を高めると同時に、顧客データを集積・分析するツールになっているほか、さまざまな情報発信を通じてコミュニケーションを生む。栗原常務執行役員はその具体的な内容、データ活用、年間1200ほど実施するというイベントの事例を紹介しながら、「これまで売り場としての機能が強かった商業施設は、今後企業が顧客とのエンゲージメントを高める場に変貌するだろう」と結んだ。

六本木ヒルズに21年、「エストネーション」の強さの理由

第2幕ではセレクトショップ「エストネーション」の大田社長が登場した。六本木ヒルズ開業時から21年にわたって旗艦店を構えてきた同社が語る、港区マーケットの本質と六本木ヒルズとの連携した取り組みが面白い。

「投資価値があるか?という視点が、港区マーケットには欠かせない」。大田社長によれば、富裕層は自由に使える資金が潤沢にあるからこそ、“多くのものを買う”よりも“より良いものを選択する”傾向にある。だからこそ、幅広い顧客に刺さる商品を開発するのではなく、特にファッション感度の高いオピニオンリーダーに合わせた価値提供をする。

森ビルの六本木ビルズ担当者とは定期的に商況を共有するミーティングを重ねる。六本木ヒルズ全体の動向を知るだけでなく、「ヒルズアプリ」の会員データも確認することで、潜在顧客の需要を分析し、店頭でのさらなる提案につなげている。「六本木ヒルズ内レジデンスに住むお客さまにとっては、『エストネーション』は重要なインフラの一つだから」と店の存在意義を語った。

講義後には、受講者から「六本木の顧客に対応するために、特別な社員教育はしているか」などの質問が寄せられ、大田社長はていねいに回答した。

セミナーをもっと楽しむ!
特設コーナー登場

「WWDJAPAN」は月1の頻度でセミナーを開催しているが、今回から会場にはセミナーをもっと楽しむためのスペシャルコーナーを用意した。「WWDJAPAN」のバックナンバーのほか、「港区マーケット」特集号の表紙を飾ったウィメンズブランド「ヘンネ(HAENGNAE)」のドレスや、森ビル関連の書籍、麻布台ヒルズの低層棟の設計とデザインを手掛けた「ヘザウィック・スタジオ」の写真集などを展示。同時に液晶モニターも設置し、同スタジオのドキュメンタリーや「エストネーション」20周年を記念して六本木ヒルズ店で実施したファッションショーのムービーを上映した。今後もセミナーの内容にちなんだコーナーを企画する予定なので、ぜひチェックしてほしい。

購入には事前にOneStreamの会員登録が必要です。
視聴期限:2025年12月10日(水)23:59 まで
「アカウント作成はこちら」から作成してください。
※10分間のお試し視聴ののち、「購入する」ボタンが表示されます。

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問い合わせ先
INFASパブリケーションズ カスタマーサポート
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ミニオンズ×「ラッシュ」やポムポムプリン×「セラティス」など 今週発売のビューティーアイテム7選【12/23〜12/29】

ビューティアイテムの発売情報を「WWDJAPAN」的視点でピックアップ!今回は12月23〜19日に発売するアイテムを紹介します。さまざまな映画やゲーム作品とコラボレーションしている「ラッシュ(LUSH)」が新たにタッグを組んだのは、世界的人気アニメ「怪盗グルー / ミニオンズ」。ミニオンをそのままデザインしたバスボムやゴーグル型のアイパックなど、ファンにはたまらないデザインが魅力です。サンリオの人気キャラクター、ポムポムプリンをデザインした「セラティス(THERATIS)」のヘアケアセットも発売されます。ほか、濡れたような艶がかなう「エテュセ(ETTUSAIS)」のチーク&ハイライト、オリーブの恵みを丸ごと落とし込んだ「サボン(SABON)」の新コレクションも注目です。

【12月23日発売】
セラティス
(THERATIS)

ポムポムプリンとコラボ

「セラティス(THERATIS)」の新シリーズ"セラティス テラ(THERATIS TERA)”は、サンリオの人気キャラクター、ポムポムプリンとのコラボ商品を発売する。ラインアップはシャンプー、ヘアパック、ヘアトリートメントのセットとヘアミスト“セラティス テラ ブースター ナイト ミスト/ポムポムプリン”。

■商品詳細

“セラティス テラ プレミアム EX ナイト モイスト トリプルセット/ポムポムプリン”(シャンプー/ヘアパック/ヘアトリートメント、435mL/130g/435mL、3300円)
“セラティス テラ ブースター ナイト ミスト/ポムポムプリン”(220mL、1650円)

【12月26日発売】
ラッシュ
(LUSH)

黄金に煌めく蛇で巳年を祝う新年限定コレクション

「ラッシュ(LUSH)」は、巳年を祝う新年限定コレクションを発売する。蛇や初日の出をモチーフにゴールドの煌めきを楽しめるバスアイテムには、ゴールドに輝くバスボム“リバース“、シュガースクラブ“スワールオブハピネス“、シャワージェル“サンライズ”の全3種をラインアップ。“サーペンタイン セレブレーション ギフト”も販売する。

■商品詳細

“リバース“(1200円)
“スワールオブハピネス“(135g、2200円)
“サンライズ”(100g、1800円/250g、3600円/500g、6000円)
“サーペンタイン セレブレーション ギフト”(3300円)

【12月26日発売】
エテュセ
(ETTUSAIS)

濡れたような艶がかなうチーク&ハイライト

「エテュセ(ETTUSAIS)」は、チーク&ハイライト“グロウスキン フェイスカラー”を発売する。生艶ベースにより、しっとりとした滑らかな使用感をかなえた。カラーは、繊細な輝きで肌に上品な艶を与えるピンクベージュ“なじみつやハイライト”と、じわっとにじむような血色感のある淡いピンクベージュ”ほんのり血色チーク”の2色を用意する。

■商品詳細

“グロウスキン フェイスカラー”(各2200円)

【12月26日発売】
サボン
(SABON)

オリーブの恵みを享受する新コレクション

「サボン(SABON)」は、神話の時代から愛されてきたオリーブの恵みを丸ごと落とし込んだ“オリーブ・ブリス コレクション”を発売する。まろやかなオリーブに優しく包み込まれるような心地良い“オリーブ・ブリス”の香りの全5アイテムと、ギフトセット全4種をラインアップする。

■商品詳細

“シャワーオイル オリーブ・ブリス”(300mL、3520円/500mL、4510円)
“ボディスクラブ オリーブ・ブリス”(320g、4290円)
“CICAクリーム オリーブ・ブリス”(200mL、5060円)
“バターハンドクリーム オリーブ・ブリス”(75mL、3190円)
“ベルベットバスオイル オリーブ・ブリス”(200mL、4290円)
“ウェルカムキット オリーブ・ブリス”(3520円)
“ボディケアキット オリーブ・ブリス”(1万2100円)
“スクラブキット オリーブ・ブリス”(6930円)
“バスタイムキット オリーブ・ブリス”(5500円)

【12月26日発売】
クリニーク
(CLINIQUE)

敏感肌のためのシンプルなスキンケアシリーズ

「クリニーク(CLINIQUE)」は、敏感肌のためのスキンケアシリーズ“RDソリューションズ”を発売する。植物性乳酸菌ラクトバチルス・プランタラム(乳酸桿菌発酵液)の培養抽出エキス配合で、皮膚の免疫機能を健やかに保ち、刺激に負けにくい肌に導く。

■商品詳細

“RDソリューションズ マイルド クレンザー” (150mL、5170円)
“RD ソリューションズ デイリー リリーフ クリーム”(50mL、8800円)

【12月26日発売】
ラッシュ
(LUSH)

アニメ「怪盗グルー / ミニオンズ」シリーズと限定コラボ

「ラッシュ(LUSH)」は、世界的人気アニメ「怪盗グルー / ミニオンズ」シリーズとの限定コラボレーションアイテムを発売する。アイテムはバスボムやアイパック、シャワークリーム、ジェルマスクの全4種で、ミニオンらしいユーモラスな限定パッケージとグルマン系の香りで作り上げた。

■商品詳細

“ミニオンズ”(1350円)
“ゴーグルズ”(1600円)
“バナナー”(110g、1900円/270g、3800円/550g、6300円)
“リスペクト!パワー!”(65g、2250円)

【12月26日発売】
マークスアンドウェブ
(MARKS&WEB)

酒粕&米のスキンケアアイテム

「マークスアンドウェブ(MARKS&WEB)」は、酒粕と米ぬかを使用した高保湿のフェイスケアアイテムを数量限定で発売する。アイテムは全3種で、肌に柔軟性を与えるエモリエント成分のコメヌカ油や保湿成分の純米酒(コメ発酵液)と酒粕エキス、肌の潤いを守る3種のヒト型セラミドなどを配合した。

■商品詳細

“モイスチャーエッセンスウォーター”(110mL、2420円)
“モイスチャーエッセンスマスク”(1枚入り、440円)
“ナイトフェイスクリーム”(45g、3000円)

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ミニオンズ×「ラッシュ」やポムポムプリン×「セラティス」など 今週発売のビューティーアイテム7選【12/23〜12/29】

ビューティアイテムの発売情報を「WWDJAPAN」的視点でピックアップ!今回は12月23〜19日に発売するアイテムを紹介します。さまざまな映画やゲーム作品とコラボレーションしている「ラッシュ(LUSH)」が新たにタッグを組んだのは、世界的人気アニメ「怪盗グルー / ミニオンズ」。ミニオンをそのままデザインしたバスボムやゴーグル型のアイパックなど、ファンにはたまらないデザインが魅力です。サンリオの人気キャラクター、ポムポムプリンをデザインした「セラティス(THERATIS)」のヘアケアセットも発売されます。ほか、濡れたような艶がかなう「エテュセ(ETTUSAIS)」のチーク&ハイライト、オリーブの恵みを丸ごと落とし込んだ「サボン(SABON)」の新コレクションも注目です。

【12月23日発売】
セラティス
(THERATIS)

ポムポムプリンとコラボ

「セラティス(THERATIS)」の新シリーズ"セラティス テラ(THERATIS TERA)”は、サンリオの人気キャラクター、ポムポムプリンとのコラボ商品を発売する。ラインアップはシャンプー、ヘアパック、ヘアトリートメントのセットとヘアミスト“セラティス テラ ブースター ナイト ミスト/ポムポムプリン”。

■商品詳細

“セラティス テラ プレミアム EX ナイト モイスト トリプルセット/ポムポムプリン”(シャンプー/ヘアパック/ヘアトリートメント、435mL/130g/435mL、3300円)
“セラティス テラ ブースター ナイト ミスト/ポムポムプリン”(220mL、1650円)

【12月26日発売】
ラッシュ
(LUSH)

黄金に煌めく蛇で巳年を祝う新年限定コレクション

「ラッシュ(LUSH)」は、巳年を祝う新年限定コレクションを発売する。蛇や初日の出をモチーフにゴールドの煌めきを楽しめるバスアイテムには、ゴールドに輝くバスボム“リバース“、シュガースクラブ“スワールオブハピネス“、シャワージェル“サンライズ”の全3種をラインアップ。“サーペンタイン セレブレーション ギフト”も販売する。

■商品詳細

“リバース“(1200円)
“スワールオブハピネス“(135g、2200円)
“サンライズ”(100g、1800円/250g、3600円/500g、6000円)
“サーペンタイン セレブレーション ギフト”(3300円)

【12月26日発売】
エテュセ
(ETTUSAIS)

濡れたような艶がかなうチーク&ハイライト

「エテュセ(ETTUSAIS)」は、チーク&ハイライト“グロウスキン フェイスカラー”を発売する。生艶ベースにより、しっとりとした滑らかな使用感をかなえた。カラーは、繊細な輝きで肌に上品な艶を与えるピンクベージュ“なじみつやハイライト”と、じわっとにじむような血色感のある淡いピンクベージュ”ほんのり血色チーク”の2色を用意する。

■商品詳細

“グロウスキン フェイスカラー”(各2200円)

【12月26日発売】
サボン
(SABON)

オリーブの恵みを享受する新コレクション

「サボン(SABON)」は、神話の時代から愛されてきたオリーブの恵みを丸ごと落とし込んだ“オリーブ・ブリス コレクション”を発売する。まろやかなオリーブに優しく包み込まれるような心地良い“オリーブ・ブリス”の香りの全5アイテムと、ギフトセット全4種をラインアップする。

■商品詳細

“シャワーオイル オリーブ・ブリス”(300mL、3520円/500mL、4510円)
“ボディスクラブ オリーブ・ブリス”(320g、4290円)
“CICAクリーム オリーブ・ブリス”(200mL、5060円)
“バターハンドクリーム オリーブ・ブリス”(75mL、3190円)
“ベルベットバスオイル オリーブ・ブリス”(200mL、4290円)
“ウェルカムキット オリーブ・ブリス”(3520円)
“ボディケアキット オリーブ・ブリス”(1万2100円)
“スクラブキット オリーブ・ブリス”(6930円)
“バスタイムキット オリーブ・ブリス”(5500円)

【12月26日発売】
クリニーク
(CLINIQUE)

敏感肌のためのシンプルなスキンケアシリーズ

「クリニーク(CLINIQUE)」は、敏感肌のためのスキンケアシリーズ“RDソリューションズ”を発売する。植物性乳酸菌ラクトバチルス・プランタラム(乳酸桿菌発酵液)の培養抽出エキス配合で、皮膚の免疫機能を健やかに保ち、刺激に負けにくい肌に導く。

■商品詳細

“RDソリューションズ マイルド クレンザー” (150mL、5170円)
“RD ソリューションズ デイリー リリーフ クリーム”(50mL、8800円)

【12月26日発売】
ラッシュ
(LUSH)

アニメ「怪盗グルー / ミニオンズ」シリーズと限定コラボ

「ラッシュ(LUSH)」は、世界的人気アニメ「怪盗グルー / ミニオンズ」シリーズとの限定コラボレーションアイテムを発売する。アイテムはバスボムやアイパック、シャワークリーム、ジェルマスクの全4種で、ミニオンらしいユーモラスな限定パッケージとグルマン系の香りで作り上げた。

■商品詳細

“ミニオンズ”(1350円)
“ゴーグルズ”(1600円)
“バナナー”(110g、1900円/270g、3800円/550g、6300円)
“リスペクト!パワー!”(65g、2250円)

【12月26日発売】
マークスアンドウェブ
(MARKS&WEB)

酒粕&米のスキンケアアイテム

「マークスアンドウェブ(MARKS&WEB)」は、酒粕と米ぬかを使用した高保湿のフェイスケアアイテムを数量限定で発売する。アイテムは全3種で、肌に柔軟性を与えるエモリエント成分のコメヌカ油や保湿成分の純米酒(コメ発酵液)と酒粕エキス、肌の潤いを守る3種のヒト型セラミドなどを配合した。

■商品詳細

“モイスチャーエッセンスウォーター”(110mL、2420円)
“モイスチャーエッセンスマスク”(1枚入り、440円)
“ナイトフェイスクリーム”(45g、3000円)

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原因不明の肌不調、「肌が痩せてしまう菲薄化」かも?

「菲薄化(ひはくか)」ケアを提唱するブランドが増えてきている。「菲薄化」とは、加齢とともに弾力のある肌を支える真皮のコラーゲンやエラスチンの量が減少し、肌が痩せてしまう現象のこと。菲薄化が進行する肌は、微弱ながら慢性的な炎症が起きており、女性ホルモンの減少もひとつの要因だといわれている。今回は、トレンドともいえる「菲薄化」ケアを提唱するブランドを紹介する。

「エトヴォス」の “アルティモイストライン”
スキンケア売り上げの25%を占める

数あるブランドの中でも、早くから「菲薄化」に着目していたのが「エトヴォス(ETVOS)」。

肌の表皮菲薄化を解決するために必要な保湿サイエンスの研究・商品開発を行い、2021年に“アルティモイストライン”が誕生。同ラインは、いまや「エトヴォス」のスキンケア売り上げの25%を占めるまでに成長している。前年比1.1倍超と好調に推移し、自社ECサイトでの口コミは5点満点中4.7点、リピート率が高いのも特長だ。

江利山結美「エトヴォス」PR担当は、「肌は表皮、真皮、皮下脂肪の3層から成り立っている。20代後半~30代の肌に着目したところ、すでに表皮の菲薄化が始まっていることが判明した。また、表皮が薄くなっていくと水分量が減少していく様子がみられる。つまり、加齢とともに表皮が薄くなればなるほど乾燥が進むと言える」と説明する。

“アルティモイストライン”のキー成分は、ブランドが長年大切にしてきた保湿成分・ヒト型セラミドとナイアシンアミドの独自ブレンド「セラミディアルコンプレックス」だ。江利氏は「表皮の菲薄化をケアするために、表皮幹細胞の細胞づくりに着目したところ『HIF-1α』というタンパクが密接にそのカギを握っているということが分かった。そして、そのタンパクに働きかける成分を探索し、見出したのがナイアシンアミドだ。また、細胞づくりを完成させる『角層バリア機能』にとって必要なもう1つの成分がヒト型セラミドであり、この2つを独自配合したのが『セラミディアルコンプレックス』。現在、特許出願中のサイエンスとなっている」。

コラーゲン研究のパイオニア的存在「再春館製薬所」

日本で初めて基礎化粧品にコラーゲンを配合するなどコラーゲン研究のパイオニアとして知られる再春館製薬所。今吉裕隆・再春館製薬所 研究開発部 上席研究員 研究員は「菲薄化はエイジングサインの一種。年齢とともに水分保持ができず、表皮が硬くなる現象だ。細胞がうまく機能していないので、ハリ感のなさ、シミ・シワといった複合的な肌悩みが出ている状態」という。

菲薄化ケアには、生クリームのような濃厚泡で包む「ドモホルンリンクル(DOMOHORN WRINKLE)」の“泡の柔肌パック”(80g、1万3200円)をすすめる。ブランドの主要原料のひとつ、中国吉林省で7年かけて育つ高麗人参・長白参の根由来「オタネニンジン根エキス」は肌をすこやかに保ち、レッドクローバーの花由来の「アカツメクサ花エキス」が肌のキメを整える。“泡の柔肌パック”も適役だが、化粧落としジェル、洗顔石鹸、泡の柔肌パック、保湿液、美活肌エキス、クリーム20、保護乳液、光対策 ドレスクリームの「8点数ハーフセット」(3万6300円)のライン使いで、より本格的な菲薄化ケアがかなう。

非薄化ケアに特化したスキンケアブランド「ラコシェ」が誕生

ホーウッドが9月に新たにローンチしたスキンケアブランド「ラコシェ(RACOSIE)」が提唱するのも「菲薄化」ケアだ。同社がキー成分とするのはマンダリンオレンジ果皮エキス、セイヨウハッカ葉エキス、アーチチョーク葉エキスからなる「植物エキスカプセル」。菲薄化のメカニズムは、ストレスや皮脂による炎症、紫外線などの刺激によって細胞内にある「NF-κB(エヌ・エフ・カッパー・ビー)」という因子が活性化し、炎症反応を誘導。それによってコラーゲン減少、メラニン増加、表皮が厚くなる角化異常を招いてしまうという。特にアーチチョーク葉は、肌の炎症抑制に効果が期待できるという。“クレンジングミルク”(200mL、4620円)、“モイストエッセンス”(30mL、9350円)、“モイストローション”(150mL、5500円)の3種をそろえる。

「津田コスメティックス」では菲薄化を「皮フ痩せ」と表現

「津田コスメティックス(TSUDA COSMETICS)では、菲薄化を「皮フ痩せ」と表現する。皮フ痩せとは加齢、紫外線、乾燥、ストレスなどによりヒアルロン酸、コラーゲン、細胞間脂質、NMFなどが減少し、肌が痩せてしまう現象を表現した造語。ブランドを代表する保湿クリーム“スキン バリア クリーム”(35g、6050円/65g、9680円)はサクラン、フィトステロール、セラミド2・3・6などからなる独自成分「植物由来バリアアップ複合体」を配合しバリア機能をサポート。着色料、香料、防腐剤、アルコール、紫外線吸収剤フリー設計だ。

女性特有の悩みに、先回りケア
上品なザクロの甘みで続けやすい「ニニ(NINI)」“nini 熟成発酵ザクロペースト”

インナービューティでも菲薄化を意識した商品がある。おすすめは、スーパーフードとして名高いザクロとデーツを発酵した「ニニ(NINI)」の“nini 熟成発酵ザクロペースト”(10g×7包、2000円/10g×30包、8640円)。一般的に、砂糖、甜菜糖、黒糖などを加えて発酵を促すのだが、糖類不使用というから驚き。また、最高品質とされるペルシャ・サーヴェ産マスラ種のザクロを収穫後、甘みを増やすために藁をかけて約1カ月間熟成。その後、400種の中から厳選した甘み豊かなデーツで発酵するという。スティック1本にザクロ約1.5個分のポリフェノールの一種・エラグ酸、18種類のアミノ酸など豊富な栄養素を含む。ザクロエキスの卸売りも行っているため、原材料のトレーサビリティも確保しているのもポイントだ。個人的には、抗炎症や抗酸化にアプローチする「美容おやつ」として続けている。

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ビオトープ×「コンバース」や「アー・ペー・セー」×「バブアー」など! 来週発売のファッションアイテム7選【12/23〜12/29】

ファッションアイテムの発売情報を「WWDJAPAN」的視点でピックアップ!今回は12月23〜29日に発売するアイテムを紹介します。「ビオトープ(BIOTOP)」は、「コンバース(CONVERSE)」に別注した“コンバース フォー ビオトープ” の新作を12月26日に発売します。やや高めのソールが特徴で長時間の歩行でも疲れにくい仕様に仕上げているそう。また同日には「アー・ペー・セー(A.P.C.)」が「バブアー(BARBOUR)」とのコラボアイテムを発売します。「バブアー」ディテールや雰囲気がうまく溶け込んでいますね!

【12月24日発売】
アトモス
(ATMOS)

「プーマ」、「ペルソナ」とコラボしたスニーカー

アトモス(ATMOS)は、「プーマ(PUMA)」と人気RPGゲーム「ペルソナ3 リロード」のトリプルコラボスニーカーを発売する。同シューズは、「プーマ」を代表するインドアトレーニングシューズ“パレルモ(PALERMO)”をベースに、作中のキャラクターたちが着用する戦闘服をイメージしてデザインに落とし込んだ。

■商品詳細

スニーカー(1万6500円)

【12月24日発売】
グラニフ
(GRANIPH)

マックとコラボ
グラコロから“スピーディー”まで

「グラニフ(GRANIPH)」は、マクドナルドとのコラボアイテムを発売する。同コラボでは、グラコロやチキンマックナゲット、キャラクター“スピーディー”を落とし込んだスタジャンやパーカ、Tシャツ、トラックパンツ、ショルダーバッグなど全16アイテムをラインアップ。「グラニフ」公式オンラインストアでは、12月23日23時59分まで、予約販売の受け付けを実施する。

■商品詳細

スタジャン(1万7000円)
パーカ(7900円)
Tシャツ(3500円)
トラックパンツ(7900円)
ショルダーバッグ(3900円)
※一部商品

【12月24日発売】
ダナー
(DANNER)

高級時計「フランクミュラー」と初コラボ

「ダナー(DANNER)」は、スイスの高級時計ブランド「フランクミュラー(FRANCK MULLER)」と初のコラボブーツ“ダナー フィールド FM”を発売する。同ブーツは、アッパーに「フランクミュラー」を象徴するビザン文字がモチーフの立体的な型押しデザインをあしらった。また、ライニングには“ゴアテックスメンブレン”、ソールにはビブラム(VIBRAM)社と共同開発した“トラクション カスケード”を使用し、野外でも快適に着用できる実用性を備えた。

■商品詳細

ブーツ(5万2800円)

【12月25日発売】
ヴァンズ
(VANS)

ELLEGARDENコラボ
スニーカーとTシャツをラインアップ

「ヴァンズ(VANS)」は、ロックバンドのエルレガーデン(ELLEGARDEN)とコラボしたスニーカーとTシャツを発売する。ソールにバンド名を纏わせたスニーカー“スケートハイ”などのシューズ3型に加えて、23年に実施したライブツアー“GET IT GET IT GO! SUMMER PARTY 2023”のツアーTシャツを新たに刷新したTシャツ2色をラインアップする。

■商品詳細

スニーカー“スケートハイ”(1万2100円)
スニーカー“オールドスクール”(1万1000円)
スニーカー“スリッポン”(9900円)
Tシャツ(4950円)

【12月26日発売】
ビオトープ
(BIOTOP)

「コンバース」に別注した2025年春夏モデル

「ビオトープ(BIOTOP)」は、「コンバース(CONVERSE)」に別注した“コンバース フォー ビオトープ(CONVERSE for BIOTOP)”2025年春夏シーズンの新作を発売する。今回のモデルは、リサイクルマテリアルを使用しつつ、履き心地とクラシックな外観を両立させたオールスターの次世代モデル“オールスター アール(ALL STAR Ⓡ)”のソールをアレンジ。ほどよい高さの50mmのソールが特徴で、男女問わずさまざまなスタイリングが楽しめる。

■商品詳細

スニーカー(1万4850円)

【12月26日発売】
アー・ペー・セー
(A.P.C.)

「バブアー」コラボ
“スペイ”ジャケットとスエット、Tシャツなど

「アー・ペー・セー(A.P.C.)」は、「バブアー(BARBOUR)」とのコラボアイテムを発売する。ピーチスキン素材を用いた「バブアー」の“スペイ”を土台とし、左腕にパッチをあしらったジャケットや、「アー・ペー・セー」の“デニムワークジャケット”をベースに、“スペイ”のディテールを組み込んだジャケットのほか、スエットとTシャツの計4型をそろえる。すでにオンライン限定で先行受注を受け付けている。

■商品詳細

ジャケット(6万6000円〜)
スエット(3万6300円)
Tシャツ(1万5400円)

【12月26日発売】
ケイタ マルヤマ
(KEITA MARUYAMA)

縁起物のコラボアイテムをそろえるポップアップを開催

「ケイタ マルヤマ(KEITA MARUYAMA)」は、三越銀座店でポップアップイベント“丸山敬太の縁起物市in銀座三越”を開催し、新年を彩る限定の縁起物を発売する。同イベントは、ブランドの30周年記念プロジェクト“丸山百景”の一つとして行われるもの。今回は、2025年の干支である「巳」にちなんだ「ボールアンドチェーン(BALL&CHAIN)」とのコラボエコバッグや、銀座出世地蔵尊をモチーフにした風呂敷など、他社と協業し制作した縁起の良いアイテムをそろえるほか、丸山敬太「ケイタ マルヤマ」デザイナーがセレクトした洋服や雑貨なども用意する。

■商品詳細

バッグ(6600円)
風呂敷(3300円)
キーチャーム(3300円)
※一部商品

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ビオトープ×「コンバース」や「アー・ペー・セー」×「バブアー」など! 来週発売のファッションアイテム7選【12/23〜12/29】

ファッションアイテムの発売情報を「WWDJAPAN」的視点でピックアップ!今回は12月23〜29日に発売するアイテムを紹介します。「ビオトープ(BIOTOP)」は、「コンバース(CONVERSE)」に別注した“コンバース フォー ビオトープ” の新作を12月26日に発売します。やや高めのソールが特徴で長時間の歩行でも疲れにくい仕様に仕上げているそう。また同日には「アー・ペー・セー(A.P.C.)」が「バブアー(BARBOUR)」とのコラボアイテムを発売します。「バブアー」ディテールや雰囲気がうまく溶け込んでいますね!

【12月24日発売】
アトモス
(ATMOS)

「プーマ」、「ペルソナ」とコラボしたスニーカー

アトモス(ATMOS)は、「プーマ(PUMA)」と人気RPGゲーム「ペルソナ3 リロード」のトリプルコラボスニーカーを発売する。同シューズは、「プーマ」を代表するインドアトレーニングシューズ“パレルモ(PALERMO)”をベースに、作中のキャラクターたちが着用する戦闘服をイメージしてデザインに落とし込んだ。

■商品詳細

スニーカー(1万6500円)

【12月24日発売】
グラニフ
(GRANIPH)

マックとコラボ
グラコロから“スピーディー”まで

「グラニフ(GRANIPH)」は、マクドナルドとのコラボアイテムを発売する。同コラボでは、グラコロやチキンマックナゲット、キャラクター“スピーディー”を落とし込んだスタジャンやパーカ、Tシャツ、トラックパンツ、ショルダーバッグなど全16アイテムをラインアップ。「グラニフ」公式オンラインストアでは、12月23日23時59分まで、予約販売の受け付けを実施する。

■商品詳細

スタジャン(1万7000円)
パーカ(7900円)
Tシャツ(3500円)
トラックパンツ(7900円)
ショルダーバッグ(3900円)
※一部商品

【12月24日発売】
ダナー
(DANNER)

高級時計「フランクミュラー」と初コラボ

「ダナー(DANNER)」は、スイスの高級時計ブランド「フランクミュラー(FRANCK MULLER)」と初のコラボブーツ“ダナー フィールド FM”を発売する。同ブーツは、アッパーに「フランクミュラー」を象徴するビザン文字がモチーフの立体的な型押しデザインをあしらった。また、ライニングには“ゴアテックスメンブレン”、ソールにはビブラム(VIBRAM)社と共同開発した“トラクション カスケード”を使用し、野外でも快適に着用できる実用性を備えた。

■商品詳細

ブーツ(5万2800円)

【12月25日発売】
ヴァンズ
(VANS)

ELLEGARDENコラボ
スニーカーとTシャツをラインアップ

「ヴァンズ(VANS)」は、ロックバンドのエルレガーデン(ELLEGARDEN)とコラボしたスニーカーとTシャツを発売する。ソールにバンド名を纏わせたスニーカー“スケートハイ”などのシューズ3型に加えて、23年に実施したライブツアー“GET IT GET IT GO! SUMMER PARTY 2023”のツアーTシャツを新たに刷新したTシャツ2色をラインアップする。

■商品詳細

スニーカー“スケートハイ”(1万2100円)
スニーカー“オールドスクール”(1万1000円)
スニーカー“スリッポン”(9900円)
Tシャツ(4950円)

【12月26日発売】
ビオトープ
(BIOTOP)

「コンバース」に別注した2025年春夏モデル

「ビオトープ(BIOTOP)」は、「コンバース(CONVERSE)」に別注した“コンバース フォー ビオトープ(CONVERSE for BIOTOP)”2025年春夏シーズンの新作を発売する。今回のモデルは、リサイクルマテリアルを使用しつつ、履き心地とクラシックな外観を両立させたオールスターの次世代モデル“オールスター アール(ALL STAR Ⓡ)”のソールをアレンジ。ほどよい高さの50mmのソールが特徴で、男女問わずさまざまなスタイリングが楽しめる。

■商品詳細

スニーカー(1万4850円)

【12月26日発売】
アー・ペー・セー
(A.P.C.)

「バブアー」コラボ
“スペイ”ジャケットとスエット、Tシャツなど

「アー・ペー・セー(A.P.C.)」は、「バブアー(BARBOUR)」とのコラボアイテムを発売する。ピーチスキン素材を用いた「バブアー」の“スペイ”を土台とし、左腕にパッチをあしらったジャケットや、「アー・ペー・セー」の“デニムワークジャケット”をベースに、“スペイ”のディテールを組み込んだジャケットのほか、スエットとTシャツの計4型をそろえる。すでにオンライン限定で先行受注を受け付けている。

■商品詳細

ジャケット(6万6000円〜)
スエット(3万6300円)
Tシャツ(1万5400円)

【12月26日発売】
ケイタ マルヤマ
(KEITA MARUYAMA)

縁起物のコラボアイテムをそろえるポップアップを開催

「ケイタ マルヤマ(KEITA MARUYAMA)」は、三越銀座店でポップアップイベント“丸山敬太の縁起物市in銀座三越”を開催し、新年を彩る限定の縁起物を発売する。同イベントは、ブランドの30周年記念プロジェクト“丸山百景”の一つとして行われるもの。今回は、2025年の干支である「巳」にちなんだ「ボールアンドチェーン(BALL&CHAIN)」とのコラボエコバッグや、銀座出世地蔵尊をモチーフにした風呂敷など、他社と協業し制作した縁起の良いアイテムをそろえるほか、丸山敬太「ケイタ マルヤマ」デザイナーがセレクトした洋服や雑貨なども用意する。

■商品詳細

バッグ(6600円)
風呂敷(3300円)
キーチャーム(3300円)
※一部商品

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「WWDJAPANサステナビリティ・サミット2024」開催 「ディーゼル」グレンら登壇に熱気あふれる

尽きないQ&A、熱気に包まれた時間

「WWDJAPAN」は12月13日、「WWDJAPANサステナビリティ・サミット2024」を東京ポートシティ竹芝 ポートホールで開催した。本サミットはグローバルで最先端をキーワード2020年にスタートし、今年で5回目となる。回を追うごとに来場者数が増え、今年は4つのトークセッションのために用意した400席がすべて満席となり、Q&Aタイムでは多くの質問が飛び出すなど熱気に包まれた時間が生まれた。リアルでの対話を重視し、トークセッションに加えて2つのプレゼンテーション、さらにブース形式でのプロジェクト紹介の展示を用意。来場者は会場内を巡回しながらコーヒーを片手にイベントをそれぞれの視点で楽しんでいた。

ゴールドウインの渡辺貴生社長と福代美乃里/学生団体「やさしいせいふく」代表のセッション(上写真)では、19歳の福代代表が「そもそもなぜ事業成長が必要なのか?事業成長と環境保全の両立は可能だと思うか?」といった直球の質問を次々投げかけ、それに対して渡辺社長は自身の製品に対する思い入れや事業の戦略を率直に返答するなど、世代や立場を超えた熱い対話が繰り広げられた。

日本の繊維産地をテーマにしたセッション(下写真)では、福田稔A.T. カーニー シニアパートナーがファシリテーターを務め、舟山瑛美「フェティコ(FETICO)」デザイナー、宮浦晋哉 糸編 代表取締役/キュレーター、井上彩花スズサン営業、各種プロジェクト担当、篠原由起 篠原テキスタイル代表取締役といった異なる立場のニューリーダーがそろい、事業継承や欧州規制への対応といった産地が抱える深刻な課題を浮かび上がらせつつ、海外からも高い評価を得ている日本のモノづくりの可能性について掘り下げた。

「バレンシアガ」のサステナビリティ担当者が日本のメディア初登場

ケリングとグループメゾンである「バレンシアガ(BALENCIAGA)」のセッションではそのサステナビリティ戦略について、フランスからアニカ・モーア・ストーファルト バレンシアガ グローバル・サステナビリティ・ディレクターとジェラルディン・ヴァレジョ ケリング サステナビリティ プログラム ディレクターが登壇して解説。具体的なコレクションや製品、店舗を例に「サステナビリティチームはデザインチームと緊密に連携している」などクリエイションの背景について語り、会場からの質問にも多く答えた。

Z世代のカリスマ、kemioも登場

「ディーゼル」のセッションでは、パリから参加したグレン・マーティンス「ディーゼル(DIESEL)」クリエイティブ・ディレクターがZ世代を中心に熱狂的なファンを持つファッションアイコンであるkemioと「時代を変える熱狂の生み出し方」をテーマに熱いトークを繰り広げた。破棄デニムを大量に使用した会場演出が印象的だった「ディーゼル」の2025年春夏ミラノコレクションを題材に、グレンは「サステナビリティはその重要性を理解しながらも“退屈”で“難し”など距離を置かれがちだが、デザインを通し魅力的に表現すれば、“参加したい”気分を駆り立てることができると思う」などと語り、kemioも拠点とするニューヨークの日常で目にするサステナブルなライフスタイルについてなど自身の体験を交えて語り、議論を深めた。

「これまで感じたことのない熱気を来場者から感じた」

「今年はこれまで感じたことのない熱気を来場者から感じて、ファッション×サステナビリティのフェーズがひとつ変わった、前に進んだという手ごたえを得ました」と、主催者である向千鶴「WWDJAPAN」サステナビリティ・ディレクターは振り返る。今年のテーマに「Beyond the Boundary ~サステナビリティを携え、境界線を越えてゆく!~」を掲げた理由については「サステナビリティはパスポートのようなもの。それを前提としたヴィジョンを掲げて活動を始めれば、企業や産業、地域、年齢や役職といった、私たちが無意識に持つさまざまな境界線を超えて前に進むことができる、そんな経験を持つ人は多いでしょう。本イベントはまさに“Beyond the Boundary”を体験していただく場として用意しました」と解説する。「トークセッションのライブ配信を行わないのも、アットホームかつ熱い、リアルな場作りを目指したから。まさにそれを体現できたことで “勉強になった”に加えて、“楽しかった”“ファッションの未来が明るく見えた”といった感想を幅広い世代からいただけて嬉しい」。

トークセッション

【15:05 ~ 15:50】19 歳の活動家がゴールドウイン渡辺社長に聞く 10 の質問
・渡辺貴生/ゴールドウイン代表取締役社長
・福代美乃里/学生団体「やさしいせいふく」代表

【16:15 ~ 17:30】循環型、再生型への転換に向けた日本の繊維産地の可能性をさぐる
・福田稔/A.T. カーニー シニアパートナー
・井上彩花/スズサン営業、各種プロジェクト担
・篠原由起/篠原テキスタイル代表取締役
・舟山瑛美/「フェティコ」デザイナー
・宮浦晋哉/糸編 代表取締役/キュレーター

【17:45 ~ 17:55】プレゼンテーション Shift Cサイトおよびサステナブル経営のためのガイドツール「グッドメジャーズ」
・山浦誉史Shift Cブランド営業担当
・浦田庸子Shift C編集長

【18:00 ~ 18:45】 バレンシアガのサステナビリティ戦略 世界基準の革新とは
・アニカ・モーア・ストーファルト/バレンシアガ グローバル・サステナビリティ・ディレクター
・ジェラルディン・ヴァレジョ/ケリング サステナビリティ プログラム ディレクター

【18:55 ~ 19:05 】プレゼンテーション 「プチバトー」のサステナビリティのポリシーとモノづくりの背景
・ジャン=マルク・ギュメ プチバトーCOO

【19:15 ~ 20:00】 ディーゼルのグレン・マーティンスと語る 時代を変える熱狂の生み出し
・グレン・マーティンス/「ディーゼル」クリエイティブ・ディレクター
・kemio /クリエイター、モデル

なお、アーカイヴ動画は2025年1月末から期間限定で無料配信する予定だ。

PHOTO:TAMEKI OSHIRO

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「WWDJAPANサステナビリティ・サミット2024」開催 「ディーゼル」グレンら登壇に熱気あふれる

尽きないQ&A、熱気に包まれた時間

「WWDJAPAN」は12月13日、「WWDJAPANサステナビリティ・サミット2024」を東京ポートシティ竹芝 ポートホールで開催した。本サミットはグローバルで最先端をキーワード2020年にスタートし、今年で5回目となる。回を追うごとに来場者数が増え、今年は4つのトークセッションのために用意した400席がすべて満席となり、Q&Aタイムでは多くの質問が飛び出すなど熱気に包まれた時間が生まれた。リアルでの対話を重視し、トークセッションに加えて2つのプレゼンテーション、さらにブース形式でのプロジェクト紹介の展示を用意。来場者は会場内を巡回しながらコーヒーを片手にイベントをそれぞれの視点で楽しんでいた。

ゴールドウインの渡辺貴生社長と福代美乃里/学生団体「やさしいせいふく」代表のセッション(上写真)では、19歳の福代代表が「そもそもなぜ事業成長が必要なのか?事業成長と環境保全の両立は可能だと思うか?」といった直球の質問を次々投げかけ、それに対して渡辺社長は自身の製品に対する思い入れや事業の戦略を率直に返答するなど、世代や立場を超えた熱い対話が繰り広げられた。

日本の繊維産地をテーマにしたセッション(下写真)では、福田稔A.T. カーニー シニアパートナーがファシリテーターを務め、舟山瑛美「フェティコ(FETICO)」デザイナー、宮浦晋哉 糸編 代表取締役/キュレーター、井上彩花スズサン営業、各種プロジェクト担当、篠原由起 篠原テキスタイル代表取締役といった異なる立場のニューリーダーがそろい、事業継承や欧州規制への対応といった産地が抱える深刻な課題を浮かび上がらせつつ、海外からも高い評価を得ている日本のモノづくりの可能性について掘り下げた。

「バレンシアガ」のサステナビリティ担当者が日本のメディア初登場

ケリングとグループメゾンである「バレンシアガ(BALENCIAGA)」のセッションではそのサステナビリティ戦略について、フランスからアニカ・モーア・ストーファルト バレンシアガ グローバル・サステナビリティ・ディレクターとジェラルディン・ヴァレジョ ケリング サステナビリティ プログラム ディレクターが登壇して解説。具体的なコレクションや製品、店舗を例に「サステナビリティチームはデザインチームと緊密に連携している」などクリエイションの背景について語り、会場からの質問にも多く答えた。

Z世代のカリスマ、kemioも登場

「ディーゼル」のセッションでは、パリから参加したグレン・マーティンス「ディーゼル(DIESEL)」クリエイティブ・ディレクターがZ世代を中心に熱狂的なファンを持つファッションアイコンであるkemioと「時代を変える熱狂の生み出し方」をテーマに熱いトークを繰り広げた。破棄デニムを大量に使用した会場演出が印象的だった「ディーゼル」の2025年春夏ミラノコレクションを題材に、グレンは「サステナビリティはその重要性を理解しながらも“退屈”で“難し”など距離を置かれがちだが、デザインを通し魅力的に表現すれば、“参加したい”気分を駆り立てることができると思う」などと語り、kemioも拠点とするニューヨークの日常で目にするサステナブルなライフスタイルについてなど自身の体験を交えて語り、議論を深めた。

「これまで感じたことのない熱気を来場者から感じた」

「今年はこれまで感じたことのない熱気を来場者から感じて、ファッション×サステナビリティのフェーズがひとつ変わった、前に進んだという手ごたえを得ました」と、主催者である向千鶴「WWDJAPAN」サステナビリティ・ディレクターは振り返る。今年のテーマに「Beyond the Boundary ~サステナビリティを携え、境界線を越えてゆく!~」を掲げた理由については「サステナビリティはパスポートのようなもの。それを前提としたヴィジョンを掲げて活動を始めれば、企業や産業、地域、年齢や役職といった、私たちが無意識に持つさまざまな境界線を超えて前に進むことができる、そんな経験を持つ人は多いでしょう。本イベントはまさに“Beyond the Boundary”を体験していただく場として用意しました」と解説する。「トークセッションのライブ配信を行わないのも、アットホームかつ熱い、リアルな場作りを目指したから。まさにそれを体現できたことで “勉強になった”に加えて、“楽しかった”“ファッションの未来が明るく見えた”といった感想を幅広い世代からいただけて嬉しい」。

トークセッション

【15:05 ~ 15:50】19 歳の活動家がゴールドウイン渡辺社長に聞く 10 の質問
・渡辺貴生/ゴールドウイン代表取締役社長
・福代美乃里/学生団体「やさしいせいふく」代表

【16:15 ~ 17:30】循環型、再生型への転換に向けた日本の繊維産地の可能性をさぐる
・福田稔/A.T. カーニー シニアパートナー
・井上彩花/スズサン営業、各種プロジェクト担
・篠原由起/篠原テキスタイル代表取締役
・舟山瑛美/「フェティコ」デザイナー
・宮浦晋哉/糸編 代表取締役/キュレーター

【17:45 ~ 17:55】プレゼンテーション Shift Cサイトおよびサステナブル経営のためのガイドツール「グッドメジャーズ」
・山浦誉史Shift Cブランド営業担当
・浦田庸子Shift C編集長

【18:00 ~ 18:45】 バレンシアガのサステナビリティ戦略 世界基準の革新とは
・アニカ・モーア・ストーファルト/バレンシアガ グローバル・サステナビリティ・ディレクター
・ジェラルディン・ヴァレジョ/ケリング サステナビリティ プログラム ディレクター

【18:55 ~ 19:05 】プレゼンテーション 「プチバトー」のサステナビリティのポリシーとモノづくりの背景
・ジャン=マルク・ギュメ プチバトーCOO

【19:15 ~ 20:00】 ディーゼルのグレン・マーティンスと語る 時代を変える熱狂の生み出し
・グレン・マーティンス/「ディーゼル」クリエイティブ・ディレクター
・kemio /クリエイター、モデル

なお、アーカイヴ動画は2025年1月末から期間限定で無料配信する予定だ。

PHOTO:TAMEKI OSHIRO

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ファーアウターでデイリールックを格上げする【2024-25年秋冬トレンド】

ようやく冬らしい気候になり、ファーアイテムが冬のビッグトレンドに返り咲きました。華やかさとぬくもりをもたらすファーは、着こなしが単調になりがちな冬本番にこそ役立てたい素材です。今の流れは、普段使いやカジュアルアップ。シンプルなスタイルに重ねるだけで特別感があるので、手軽に非日常のムードをまとえます。

例えば、「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」は柄をあしらったファーコートに、アシンメトリーの白スカートを合わせました。裾が軽やかに弾むボトムスと、ボリュームたっぷりのファーコートが互いを引き立て合います。今回は、寒さが厳しいニューヨークと、ベルリンのファッション・ウイーク会場で撮ったスナップから、デイリーウエアとマッチするファーコートのコーディネート術をご案内します。

異なるムードを添えた
軽やかなレディースタイル

ファーはゴージャスな印象を与えるので、“レディーライク”や“ガーリー”といった異なるムードを引き合わせるのが賢いスタイリングです。リッチで強いイメージはファーに任せて、テイストの着こなしを意識するといいでしょう。

毛足をツイストしたシャギーファーのハーフコートは、かさばりすぎず、軽やかな雰囲気。インナーは、素肌にアーガイル柄のVネックニットをまといました。プリーツスカートと合わせることで、ほどよく動きが出ています。全体の印象が重くなりすぎず、バランス良く仕上がりました。足元にはメリージェーン風のシューズを迎えて、ガーリーさも添えています。

ファーの風合いそのものに貴婦人のムードを薫らせる選択肢もあります。ビロード系の優美なつやめきを宿したファーは、リュクスな装いを完成させます。2枚目のネイビーのファーコートは、奥深い光沢感を放ち、上品さを際立たせています。このようなファーアウターの場合は、コートに主役を任せるのが得策。ストラップが目を引くシューズを履いて、足元に落ち着いた印象を与えています。

色柄ファーコートを主役に迎えた
ゴージャスルック

ファーの持ち味といえば華やかさなので、思い切った主張の強いスタイリングも選べます。様になるのは、堂々とした“強め”のコーディネート。ファーに負けない覚悟が決め手です。

1枚目のピンクのファールックは、グラマラスな印象と共に、ハッピーなムードも加えました。セーターとロングスカートもピンクで統一して、押し出しの強いワントーンルックに仕上げます。ピンクのモチーフをあしらったバッグで格上げし、足元は白ブーツでクリーンな印象を呼び込みました。冬の街で視線を集めるパワールックです。

全体に柄を配したファーコートは、スタイリングの主役に迎えたいアイテム。アクセサリーなどは控えめに、ファーアイテムを前面に押し出した着こなしが正解です。前を閉じて、コートを思う存分目立たせましょう。

2枚目のスタイルは、“ぶち柄”のコートが迫力満点。全体を“黒×白”でスタイリッシュにまとめました。ボトムスは引き立て役と割り切って、シンプルな黒のフレアパンツをチョイス。白とのコントラストが際立ち、レッグラインがシャープに映ります。

ショート丈アウターで
めりはりデイリールック

春先まで着られるショート丈のファーアウターは、トップスをのぞかせやすいので、レイヤードスタイルにうってつけ。微妙な温度調節に向いたアイテムです。

1枚目の写真は、ぬいぐるみのような“もふもふ系”のショートアウターが、愛らしい雰囲気を呼び込みました。バッグも風合いをそろえた“ファー・オン・ファー”。トップスとパンツは黒ですっきりまとめて、コントラストを際立たせます。

ファーアウターのバリエーションが広がっています。気軽に羽織れるブルゾンやジレは、真冬以外にも取り入れやすいアイテム。コートと違って、軽やかにまとえるのもいいところです。

2枚目の女性は、全面にファーをあしらったブルゾンを羽織りました。Tシャツとジーンズというカジュアルスタイルの上に羽織るだけで、リッチなムードがアップ。デイリー感が格上げできます。あえてカジュアルな装いに合わせるスタイリングが、こなれた印象を引き出しました。

ゴージャスなイメージがあるファーアウターですが、今回取り上げたスタイリング技を生かせば、日常使いしやすくなります。組み合わせ方のコツは、シンプルなスタイルやデイリーアイテムに合わせること。ファー自体にリッチで非日常的なムードがあるので、かえってうまく折り合います。

微妙な温度調節に好都合なのは、薄着のウエアとのコンビネーションです。外では暖かいファーを羽織り、室内ではアウターを脱げば快適に過ごせます。デイリースタイルをきれいめなウエアに置き換えれば、ドレスアップ仕様にも早変わり。ファールックは、フェスティブなイベントが増えるホリデーシーズンに背中を押してくれそうです。

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【2025年一粒万倍日】吉日に何をする?何を買う? 華やかな装いと場所に開運の兆し

PROFILE: イヴルルド遙華

イヴルルド遙華
PROFILE: フォーチュンアドバイザー。姓名判断や西洋占星術、タロットを独学で研究するほか、人生の流れを24の節目で区切る「フォーチュンサイクル」占いを生み出した。ポジティブな占いに定評があり、「エル デジタル(ELLE DIGITAL)」や「ヴォーチェ(VOCE)」などで連載を持つ ILLUSTRATION:yocotino

2025年の干支は乙巳(きのとみ)。24年が草木のように成長する一年であったならば、来年はその間の努力が実を結び大きな花を咲かせる一年だという。ここでは、人気占い師・イヴルルド遙華さんが、25年はどのような一年にするとよいのか、どこで何を身に付けると運気が上がるのかをアドバイス。一粒万倍日など各吉日をチェックしながら、来年一年の過ごし方の参考にしてほしい。

「花の一年」は華やかに着飾る一年

25年は、10年に一度の「花の一年」だ。「華やかな装いで華やかな場所に行くと運気が上がります。巳年ということもあり、“脱皮”を目標に掲げ、自己投資を惜しまない一年にするとよいでしょう」。また、旧友との再会も増える一年だと続ける。「25年のその人の印象が向こう10年間にわたって尾を引きます。以上複数の理由から、身なりに気を付けると幸運が舞い込む一年だと言えます」。

一方、過度な節約は厳禁だと話す。「自分に投資せず、古いメイクのままマンネリルックのままでは、自分自身を刷新できず、雑草のように雑に扱われてしまいます。一方で自分を大切にしていれば、仕事やプライベートもうまくいく。25年目指すべきは『高嶺の花』のような雰囲気です。日々を楽しんでいる姿が人を引きつけ、さらなる運気の向上が期待できます」。来年は10年周期で訪れる「アイドルイヤー」(10年前はK-POPアイドル旋風が起きた)でもあると良い、手の届かない存在を目指すのにぴったりな一年になりそうだ。

風の時代が本格化 何を意味する?

2020年12月に約220年続いた「土の時代」が終わり、「風の時代」に突入した。3年ほどいわゆる「助走期」が続いたが、24年11月に再生と破壊の惑星・冥王星が風のハウスに入ったことで、「風の時代」が本格化。「風の時代」は好きなことややりたいことに素直でいることが大切とされ、「“でも”を多用し言い訳をする人は、仕事もプライベートもうまくいかない。『風の時代』は風向きが変わりやすく、次から次へと新しいものがやってきます。時代に合わせて考え方をアップデートし、フットワークも軽くして、チャンスを逃さないようにする必要があります」とイヴルルドさん。「高級品に投資することも風の時代を生きるにあたって有効。流されず地に足を付けて生きられるようになります」と続ける。

身につけるべきファッション&ビューティアイテムは?

では、何を身につければよいのか。「『花の一年』ということもあり、カラフルな装いに運気の向上が見込まれます。ちょうど花をラッピングする感覚で、好きなブランドのバッグやジュエリーなど色のあるアイテムを身につけてみてください」。

財布やジュエリー

少し奮発して手に入れた時計やジュエリーがおすすめ。「10年後になりたい自分を想像して購入すればなおよし。25年は自分磨きを頑張る一年なので、ローンを組んで買うのにも値します」。ちなみに、時計が欲しいときは人生をかけたいとき、ピアスやイヤリングが欲しいときは好奇心が高まっているとき、指輪が欲しいときはチャンスが近くに来ているときだという。

香水

「25年は開花の一年のため、10年後の理想像を思い描き香水を新調するのにピッタリ。憧れのブランドから運命の一本を見つけてみてください」。香水の数は思いの数を表していると言い、恋多き人ほど香水を集めがちだという。

ヘアメイク

「艶感のあるリップや丸く入れたチークなど、アイドルのようなメイクがイチオシです。色はピンクやパープルでフレッシュにまとめてみてください」。ヘアも男女問わずアイドルを意識したスタイリングが運気向上につながるという。「女性であれば、前髪を作り顔まわりの後れ毛を出すのがおすすめ。クリップやシュシュなどヘアアクセサリーの使用もアイドルらしい雰囲気を添えます」。

シューズ

「25年は『高嶺の花』を目指す一年。ビジュー付きなどキラキラしたシューズは周囲が自分を大切にしてくれるきっかけになるでしょう。一方、スニーカーばかりを着用していては、自分の安売りにつながってしまいます」。シューズはプライドの表れと言われる。「高嶺の花」の雰囲気を磨くためにも、カギとなるアイテムだと言えるだろう。

足を運ぶべきスポットは?

「花の一年」は、華やかな“映え”スポットがキーワードになる。「高嶺の花」のムードを高めるパーティーやファッションブランドのカフェほか、高揚感を生み出すアーティストのライブもおすすめだという。

・パーティー
・ウェディング
・好きなアーティストのライブ
・ファッションブランドが運営しているカフェ

2025年の吉日は?

どうせ何かを買うのであれば、一粒万倍日など吉日のご利益にあずかりたいところ。「一粒万倍日は、財布を新調すれば入れたお金が何倍にも膨れ上がり、シューズを新調すれば行動範囲がぐんと広がると言われています。そのご利益は買う日でもおろす日でも期待できます」。ここでは25年の吉日をリストアップ。一粒万倍日と他の吉日が重なる最強開運日(3月10日、7月24日、10月6日、12月21日)ほか、目的に合った吉日をチェックしてほしい。

一粒万倍日

日本の暦に古くからある吉日の1つ。「一粒の籾(もみ)が万倍もの稲穂に実る日」を意味し、この日に始めたことは何倍もの成果となって返ってくると言われている。一方、ネガティブなことも広がってしまうため、常にポジティブな言動を心がけることが大切。

天赦日

「全ての神が天に登り、あらゆる罪を赦す(ゆるす)日」を意味し、日本の暦における最上の吉日とされる。さまざまな障害が取り除かれることから、新しいことを始めるのに最適な日と言われる。

寅の日

寅(とら)は千里を行っても無事に帰ってくることから、「出て行ったものが戻ってくる日」とされる。さらに寅の黄金色のしま模様は金運の象徴とみなされており、特に財布の新調などに適した金運招来日とされる。

大明日

全ての行いが太陽の恵みを受けられる日とされる。何をするにも縁起がよく、特に未来につながる結婚や入籍、移動を伴う引越しや旅行と相性がよい。吉日の中でも高い頻度で訪れる。

巳の日

願いごとを聞いた巳(へび)が芸事や財運を司る主・弁財天に伝えてくれる日とされ、金運上昇や商売繁盛のご利益がある日と言われる。12日に一度の周期で訪れる。

己巳の日

巳の日よりさらに弁財天の力が高まる日とされ、大きな金運上昇や商売繁盛が見込まれる。60日に一度の周期で訪れる。

甲子の日

十干と十二支を組み合わせた六十干支(ろくじっかんし)の最初の日。物事の始まりの日として重宝され、「この日に始めたことは、良い運気と流れを保ちながら発展してく」とされる。60日に一度の周期で訪れる。

天恩日

「天の恩恵を万人が受けられる日」を意味し、何をするにも縁起がよい日とされる。5日間連続するため、他の吉凶日と重なりやすいのも特徴。


吉日カレンダー

※★は最強開運日

2025年1月
1月1日(水)大明日
1月2日(木)大明日
1月3日(金)大明日
1月4日(土)大明日
1月7日(火)一粒万倍日
1月8日(水)大明日
1月9日(木)寅の日
1月10日(金)一粒万倍日・天恩日・大明日
1月11日(土)天恩日
1月12日(日)巳の日・天恩日
1月13日(月)天恩日・大明日
1月14日(火)天恩日
1月15日(水)大明日
1月18日(土)大明日
1月19日(日)一粒万倍日
1月21日(火)寅の日
1月22日(水)一粒万倍日
1月23日(木)大明日
1月24日(金)巳の日
1月26日(日)大明日
1月31日(金)一粒万倍日

2025年2月
2月2日(日)寅の日・大明日
2月4日(火)大明日
2月5日(水)巳の日・大明日
2月6日(木)一粒万倍日・大明日
2月7日(金)大明日
2月9日(日)天恩日・大明日
2月10日(月)天恩日・大明日
2月11日(火)天恩日・大明日
2月12日(水)天恩日
2月13日(木)一粒万倍日・天恩日
2月14日(金)寅の日
2月16日(日)大明日
2月17日(月)巳の日
2月18日(火)一粒万倍日・大明日
2月19日(水)大明日
2月20日(木)大明日
2月21日(金)大明日
2月24日(月)天恩日・甲子の日
2月25日(火)一粒万倍日・天恩日
2月26日(水)寅の日・天恩日
2月27日(木)天恩日
2月28日(金)天恩日

2025年3月
3月1日(土)己巳の日・大明日
3月2日(日)一粒万倍日・大明日
3月3日(月)大明日
3月4日(火)大明日
3月5日(水)一粒万倍日・大明日
3月9日(日)大明日
3月10日(月)一粒万倍日・天赦日・寅の日 ★
3月11日(火)天恩日・大明日
3月12日(水)天恩日
3月13日(木)巳の日・天恩日
3月14日(金)天恩日・大明日
3月15日(土)天恩日
3月16日(日)大明日
3月17日(月)一粒万倍日
3月19日(水)大明日
3月22日(土)一粒万倍日・寅の日
3月24日(月)大明日
3月25日(火)巳の日
3月27日(木)大明日
3月29日(土)一粒万倍日

2025年4月
4月3日(木)一粒万倍日・寅の日・大明日
4月4日(金)一粒万倍日
4月5日(土)大明日
4月6日(日)巳の日・大明日
4月7日(月)大明日
4月8日(火)大明日
4月10日(木)天恩日・大明日
4月11日(金)天恩日・大明日
4月12日(土)天恩日・大明日
4月13日(日)一粒万倍日・天恩日
4月14日(月)天恩日
4月15日(火)寅の日
4月16日(水)一粒万倍日
4月17日(木)大明日
4月18日(金)巳の日
4月19日(土)大明日
4月20日(日)大明日
4月21日(月)大明日
4月22日(火)大明日
4月25日(金)一粒万倍日・天恩日・甲子の日
4月26日(土)天恩日
4月27日(日)寅の日・天恩日
4月28日(月)一粒万倍日・天恩日
4月29日(火)天恩日
4月30日(水)己巳の日・大明日

2025年5月
5月1日(木)大明日
5月2日(金)大明日
5月3日(土)大明日
5月4日(日)大明日
5月8日(木)大明日
5月9日(金)寅の日
5月10日(土)一粒万倍日・天恩日・大明日
5月11日(日)一粒万倍日・天恩日
5月12日(月)巳の日・天恩日
5月13日(火)天恩日・大明日
5月14日(水)天恩日
5月15日(木)大明日
5月18日(日)大明日
5月21日(水)寅の日
5月22日(木)一粒万倍日
5月23日(金)一粒万倍日・大明日
5月24日(土)巳の日
5月25日(日)天赦日
5月26日(月)大明日

2025年6月
6月2日(月)寅の日・大明日
6月3日(火)一粒万倍日
6月4日(水)一粒万倍日・大明日
6月5日(木)一粒万倍日・巳の日・大明日
6月6日(金)一粒万倍日・大明日
6月7日(土)大明日
6月9日(月)天恩日・大明日
6月10日(火)天恩日・大明日
6月11日(水)天恩日・大明日
6月12日(木)天恩日
6月13日(金)天恩日
6月14日(土)寅の日
6月16日(月)大明日
6月17日(火)一粒万倍日・巳の日
6月18日(水)一粒万倍日・大明日
6月19日(木)大明日
6月20日(金)大明日
6月21日(土)大明日
6月24日(火)天恩日・甲子の日
6月25日(水)天恩日
6月26日(木)天恩日・寅の日
6月27日(金)天恩日
6月28日(土)天恩日
6月29日(日)一粒万倍日・己巳の日・大明日
6月30日(月)大明日・一粒万倍日

2025年7月
7月1日(火)大明日
7月2日(水)大明日
7月3日(木)大明日
7月7日(月)大明日
7月8日(火)寅の日
7月9日(水)天恩日・大明日
7月10日(木)天恩日
7月11日(金)巳の日・天恩日
7月12日(土)一粒万倍日・天恩日・大明日
7月13日(日)天恩日
7月14日(月)大明日
7月15日(火)一粒万倍日
7月17日(木)大明日
7月20日(日)寅の日
7月22日(火)大明日
7月23日(水)巳の日
7月24日(木)一粒万倍日・天赦日 ★
7月25日(金)大明日
7月27日(日)一粒万倍日

2025年8月
8月1日(金)寅の日・大明日
8月3日(日)大明日
8月4日(月)巳の日・大明日
8月5日(火)一粒万倍日・大明日
8月6日(水)大明日
8月7日(木)天赦日
8月8日(金)天恩日・大明日
8月9日(土)天恩日・大明日
8月10日(日)天恩日・大明日
8月11日(月・祝)一粒万倍日・天恩日
8月12日(火)天恩日
8月13日(水)寅の日
8月15日(金)大明日
8月16日(土)巳の日
8月17日(日)大明日
8月18日(月)一粒万倍日・大明日
8月19日(火)大明日
8月20日(水)大明日
8月23日(土)一粒万倍日・天恩日・甲子の日
8月24日(日)天恩日
8月25日(月)寅の日・天恩日
8月26日(火)天恩日
8月27日(水)天恩日
8月28日(木)己巳の日・大明日
8月29日(金)大明日
8月30日(土)一粒万倍日・大明日
8月31日(日)大明日

2025年9月
9月1日(月)大明日
9月4日(木)一粒万倍日
9月5日(金)大明日
9月6日(土)寅の日
9月7日(日)一粒万倍日・天恩日・大明日
9月8日(月)天恩日
9月9日(火)巳の日・天恩日
9月10日(水)天恩日・大明日
9月11日(木)天恩日
9月12日(金)一粒万倍日・大明日
9月15日(月)大明日
9月18日(木)寅の日
9月19日(金)一粒万倍日
9月20日(土)大明日
9月21日(日)巳の日
9月23日(火)大明日
9月24日(水)一粒万倍日
9月30日(火)寅の日・大明日

2025年10月
10月1日(水)一粒万倍日
10月2日(木)大明日
10月3日(金)巳の日・大明日
10月4日(土)大明日
10月5日(日)大明日
10月6日(月)一粒万倍日・天赦日 ★
10月7日(火)天恩日・大明日
10月8日(水)天恩日・大明日
10月9日(木)天恩日・大明日
10月10日(金)天恩日
10月11日(土)天恩日
10月12日(日)寅の日
10月14日(火)大明日
10月15日(水)巳の日
10月16日(木)一粒万倍日・大明日
10月17日(金)大明日
10月18日(土)大明日
10月19日(日)一粒万倍日・大明日
10月22日(水)天恩日・甲子の日
10月23日(木)天恩日
10月24日(金)寅の日・天恩日
10月25日(土)天恩日
10月26日(日)天恩日
10月27日(月)己巳の日・大明日
10月28日(火)一粒万倍日・大明日
10月29日(水)大明日
10月30日(木)大明日
10月31日(金)一粒万倍日・大明日

2025年11月
11月4日(火)大明日
11月5日(水)寅の日
11月6日(木)天恩日・大明日
11月7日(金)天恩日
11月8日(土)巳の日・天恩日
11月9日(日)天恩日・大明日
11月10日(月)天恩日
11月11日(火)大明日
11月12日(水)一粒万倍日
11月13日(木)一粒万倍日
11月14日(金)大明日
11月17日(月)寅の日
11月19日(水)大明日
11月20日(木)巳の日
11月22日(土)大明日
11月24日(月・休)一粒万倍日
11月25日(火)一粒万倍日
11月29日(土)寅の日・大明日

2025年12月
12月1日(月)大明日
12月2日(火)巳の日・大明日
12月3日(水)大明日
12月4日(木)大明日
12月6日(土)一粒万倍日・天恩日・大明日
12月7日(日)天恩日・大明日
12月8日(月)一粒万倍日・天恩日・大明日
12月9日(火)天恩日・一粒万倍日
12月10日(水)天恩日
12月11日(木)寅の日
12月13日(土)大明日
12月14日(日)巳の日
12月15日(月)大明日
12月16日(火)大明日
12月17日(水)大明日
12月18日(木)大明日
12月20日(土)一粒万倍日
12月21日(日)天赦日・一粒万倍日・天恩日・甲子の日 ★
12月22日(月)天恩日
12月23日(火)寅の日・天恩日
12月24日(水)天恩日
12月25日(木)天恩日
12月26日(金)己巳の日・大明日
12月27日(土)大明日
12月28日(日)大明日
12月29日(月)大明日
12月20日(火)大明日

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【2025年一粒万倍日】吉日に何をする?何を買う? 華やかな装いと場所に開運の兆し

PROFILE: イヴルルド遙華

イヴルルド遙華
PROFILE: フォーチュンアドバイザー。姓名判断や西洋占星術、タロットを独学で研究するほか、人生の流れを24の節目で区切る「フォーチュンサイクル」占いを生み出した。ポジティブな占いに定評があり、「エル デジタル(ELLE DIGITAL)」や「ヴォーチェ(VOCE)」などで連載を持つ ILLUSTRATION:yocotino

2025年の干支は乙巳(きのとみ)。24年が草木のように成長する一年であったならば、来年はその間の努力が実を結び大きな花を咲かせる一年だという。ここでは、人気占い師・イヴルルド遙華さんが、25年はどのような一年にするとよいのか、どこで何を身に付けると運気が上がるのかをアドバイス。一粒万倍日など各吉日をチェックしながら、来年一年の過ごし方の参考にしてほしい。

「花の一年」は華やかに着飾る一年

25年は、10年に一度の「花の一年」だ。「華やかな装いで華やかな場所に行くと運気が上がります。巳年ということもあり、“脱皮”を目標に掲げ、自己投資を惜しまない一年にするとよいでしょう」。また、旧友との再会も増える一年だと続ける。「25年のその人の印象が向こう10年間にわたって尾を引きます。以上複数の理由から、身なりに気を付けると幸運が舞い込む一年だと言えます」。

一方、過度な節約は厳禁だと話す。「自分に投資せず、古いメイクのままマンネリルックのままでは、自分自身を刷新できず、雑草のように雑に扱われてしまいます。一方で自分を大切にしていれば、仕事やプライベートもうまくいく。25年目指すべきは『高嶺の花』のような雰囲気です。日々を楽しんでいる姿が人を引きつけ、さらなる運気の向上が期待できます」。来年は10年周期で訪れる「アイドルイヤー」(10年前はK-POPアイドル旋風が起きた)でもあると良い、手の届かない存在を目指すのにぴったりな一年になりそうだ。

風の時代が本格化 何を意味する?

2020年12月に約220年続いた「土の時代」が終わり、「風の時代」に突入した。3年ほどいわゆる「助走期」が続いたが、24年11月に再生と破壊の惑星・冥王星が風のハウスに入ったことで、「風の時代」が本格化。「風の時代」は好きなことややりたいことに素直でいることが大切とされ、「“でも”を多用し言い訳をする人は、仕事もプライベートもうまくいかない。『風の時代』は風向きが変わりやすく、次から次へと新しいものがやってきます。時代に合わせて考え方をアップデートし、フットワークも軽くして、チャンスを逃さないようにする必要があります」とイヴルルドさん。「高級品に投資することも風の時代を生きるにあたって有効。流されず地に足を付けて生きられるようになります」と続ける。

身につけるべきファッション&ビューティアイテムは?

では、何を身につければよいのか。「『花の一年』ということもあり、カラフルな装いに運気の向上が見込まれます。ちょうど花をラッピングする感覚で、好きなブランドのバッグやジュエリーなど色のあるアイテムを身につけてみてください」。

財布やジュエリー

少し奮発して手に入れた時計やジュエリーがおすすめ。「10年後になりたい自分を想像して購入すればなおよし。25年は自分磨きを頑張る一年なので、ローンを組んで買うのにも値します」。ちなみに、時計が欲しいときは人生をかけたいとき、ピアスやイヤリングが欲しいときは好奇心が高まっているとき、指輪が欲しいときはチャンスが近くに来ているときだという。

香水

「25年は開花の一年のため、10年後の理想像を思い描き香水を新調するのにピッタリ。憧れのブランドから運命の一本を見つけてみてください」。香水の数は思いの数を表していると言い、恋多き人ほど香水を集めがちだという。

ヘアメイク

「艶感のあるリップや丸く入れたチークなど、アイドルのようなメイクがイチオシです。色はピンクやパープルでフレッシュにまとめてみてください」。ヘアも男女問わずアイドルを意識したスタイリングが運気向上につながるという。「女性であれば、前髪を作り顔まわりの後れ毛を出すのがおすすめ。クリップやシュシュなどヘアアクセサリーの使用もアイドルらしい雰囲気を添えます」。

シューズ

「25年は『高嶺の花』を目指す一年。ビジュー付きなどキラキラしたシューズは周囲が自分を大切にしてくれるきっかけになるでしょう。一方、スニーカーばかりを着用していては、自分の安売りにつながってしまいます」。シューズはプライドの表れと言われる。「高嶺の花」の雰囲気を磨くためにも、カギとなるアイテムだと言えるだろう。

足を運ぶべきスポットは?

「花の一年」は、華やかな“映え”スポットがキーワードになる。「高嶺の花」のムードを高めるパーティーやファッションブランドのカフェほか、高揚感を生み出すアーティストのライブもおすすめだという。

・パーティー
・ウェディング
・好きなアーティストのライブ
・ファッションブランドが運営しているカフェ

2025年の吉日は?

どうせ何かを買うのであれば、一粒万倍日など吉日のご利益にあずかりたいところ。「一粒万倍日は、財布を新調すれば入れたお金が何倍にも膨れ上がり、シューズを新調すれば行動範囲がぐんと広がると言われています。そのご利益は買う日でもおろす日でも期待できます」。ここでは25年の吉日をリストアップ。一粒万倍日と他の吉日が重なる最強開運日(3月10日、7月24日、10月6日、12月21日)ほか、目的に合った吉日をチェックしてほしい。

一粒万倍日

日本の暦に古くからある吉日の1つ。「一粒の籾(もみ)が万倍もの稲穂に実る日」を意味し、この日に始めたことは何倍もの成果となって返ってくると言われている。一方、ネガティブなことも広がってしまうため、常にポジティブな言動を心がけることが大切。

天赦日

「全ての神が天に登り、あらゆる罪を赦す(ゆるす)日」を意味し、日本の暦における最上の吉日とされる。さまざまな障害が取り除かれることから、新しいことを始めるのに最適な日と言われる。

寅の日

寅(とら)は千里を行っても無事に帰ってくることから、「出て行ったものが戻ってくる日」とされる。さらに寅の黄金色のしま模様は金運の象徴とみなされており、特に財布の新調などに適した金運招来日とされる。

大明日

全ての行いが太陽の恵みを受けられる日とされる。何をするにも縁起がよく、特に未来につながる結婚や入籍、移動を伴う引越しや旅行と相性がよい。吉日の中でも高い頻度で訪れる。

巳の日

願いごとを聞いた巳(へび)が芸事や財運を司る主・弁財天に伝えてくれる日とされ、金運上昇や商売繁盛のご利益がある日と言われる。12日に一度の周期で訪れる。

己巳の日

巳の日よりさらに弁財天の力が高まる日とされ、大きな金運上昇や商売繁盛が見込まれる。60日に一度の周期で訪れる。

甲子の日

十干と十二支を組み合わせた六十干支(ろくじっかんし)の最初の日。物事の始まりの日として重宝され、「この日に始めたことは、良い運気と流れを保ちながら発展してく」とされる。60日に一度の周期で訪れる。

天恩日

「天の恩恵を万人が受けられる日」を意味し、何をするにも縁起がよい日とされる。5日間連続するため、他の吉凶日と重なりやすいのも特徴。


吉日カレンダー

※★は最強開運日

2025年1月
1月1日(水)大明日
1月2日(木)大明日
1月3日(金)大明日
1月4日(土)大明日
1月7日(火)一粒万倍日
1月8日(水)大明日
1月9日(木)寅の日
1月10日(金)一粒万倍日・天恩日・大明日
1月11日(土)天恩日
1月12日(日)巳の日・天恩日
1月13日(月)天恩日・大明日
1月14日(火)天恩日
1月15日(水)大明日
1月18日(土)大明日
1月19日(日)一粒万倍日
1月21日(火)寅の日
1月22日(水)一粒万倍日
1月23日(木)大明日
1月24日(金)巳の日
1月26日(日)大明日
1月31日(金)一粒万倍日

2025年2月
2月2日(日)寅の日・大明日
2月4日(火)大明日
2月5日(水)巳の日・大明日
2月6日(木)一粒万倍日・大明日
2月7日(金)大明日
2月9日(日)天恩日・大明日
2月10日(月)天恩日・大明日
2月11日(火)天恩日・大明日
2月12日(水)天恩日
2月13日(木)一粒万倍日・天恩日
2月14日(金)寅の日
2月16日(日)大明日
2月17日(月)巳の日
2月18日(火)一粒万倍日・大明日
2月19日(水)大明日
2月20日(木)大明日
2月21日(金)大明日
2月24日(月)天恩日・甲子の日
2月25日(火)一粒万倍日・天恩日
2月26日(水)寅の日・天恩日
2月27日(木)天恩日
2月28日(金)天恩日

2025年3月
3月1日(土)己巳の日・大明日
3月2日(日)一粒万倍日・大明日
3月3日(月)大明日
3月4日(火)大明日
3月5日(水)一粒万倍日・大明日
3月9日(日)大明日
3月10日(月)一粒万倍日・天赦日・寅の日 ★
3月11日(火)天恩日・大明日
3月12日(水)天恩日
3月13日(木)巳の日・天恩日
3月14日(金)天恩日・大明日
3月15日(土)天恩日
3月16日(日)大明日
3月17日(月)一粒万倍日
3月19日(水)大明日
3月22日(土)一粒万倍日・寅の日
3月24日(月)大明日
3月25日(火)巳の日
3月27日(木)大明日
3月29日(土)一粒万倍日

2025年4月
4月3日(木)一粒万倍日・寅の日・大明日
4月4日(金)一粒万倍日
4月5日(土)大明日
4月6日(日)巳の日・大明日
4月7日(月)大明日
4月8日(火)大明日
4月10日(木)天恩日・大明日
4月11日(金)天恩日・大明日
4月12日(土)天恩日・大明日
4月13日(日)一粒万倍日・天恩日
4月14日(月)天恩日
4月15日(火)寅の日
4月16日(水)一粒万倍日
4月17日(木)大明日
4月18日(金)巳の日
4月19日(土)大明日
4月20日(日)大明日
4月21日(月)大明日
4月22日(火)大明日
4月25日(金)一粒万倍日・天恩日・甲子の日
4月26日(土)天恩日
4月27日(日)寅の日・天恩日
4月28日(月)一粒万倍日・天恩日
4月29日(火)天恩日
4月30日(水)己巳の日・大明日

2025年5月
5月1日(木)大明日
5月2日(金)大明日
5月3日(土)大明日
5月4日(日)大明日
5月8日(木)大明日
5月9日(金)寅の日
5月10日(土)一粒万倍日・天恩日・大明日
5月11日(日)一粒万倍日・天恩日
5月12日(月)巳の日・天恩日
5月13日(火)天恩日・大明日
5月14日(水)天恩日
5月15日(木)大明日
5月18日(日)大明日
5月21日(水)寅の日
5月22日(木)一粒万倍日
5月23日(金)一粒万倍日・大明日
5月24日(土)巳の日
5月25日(日)天赦日
5月26日(月)大明日

2025年6月
6月2日(月)寅の日・大明日
6月3日(火)一粒万倍日
6月4日(水)一粒万倍日・大明日
6月5日(木)一粒万倍日・巳の日・大明日
6月6日(金)一粒万倍日・大明日
6月7日(土)大明日
6月9日(月)天恩日・大明日
6月10日(火)天恩日・大明日
6月11日(水)天恩日・大明日
6月12日(木)天恩日
6月13日(金)天恩日
6月14日(土)寅の日
6月16日(月)大明日
6月17日(火)一粒万倍日・巳の日
6月18日(水)一粒万倍日・大明日
6月19日(木)大明日
6月20日(金)大明日
6月21日(土)大明日
6月24日(火)天恩日・甲子の日
6月25日(水)天恩日
6月26日(木)天恩日・寅の日
6月27日(金)天恩日
6月28日(土)天恩日
6月29日(日)一粒万倍日・己巳の日・大明日
6月30日(月)大明日・一粒万倍日

2025年7月
7月1日(火)大明日
7月2日(水)大明日
7月3日(木)大明日
7月7日(月)大明日
7月8日(火)寅の日
7月9日(水)天恩日・大明日
7月10日(木)天恩日
7月11日(金)巳の日・天恩日
7月12日(土)一粒万倍日・天恩日・大明日
7月13日(日)天恩日
7月14日(月)大明日
7月15日(火)一粒万倍日
7月17日(木)大明日
7月20日(日)寅の日
7月22日(火)大明日
7月23日(水)巳の日
7月24日(木)一粒万倍日・天赦日 ★
7月25日(金)大明日
7月27日(日)一粒万倍日

2025年8月
8月1日(金)寅の日・大明日
8月3日(日)大明日
8月4日(月)巳の日・大明日
8月5日(火)一粒万倍日・大明日
8月6日(水)大明日
8月7日(木)天赦日
8月8日(金)天恩日・大明日
8月9日(土)天恩日・大明日
8月10日(日)天恩日・大明日
8月11日(月・祝)一粒万倍日・天恩日
8月12日(火)天恩日
8月13日(水)寅の日
8月15日(金)大明日
8月16日(土)巳の日
8月17日(日)大明日
8月18日(月)一粒万倍日・大明日
8月19日(火)大明日
8月20日(水)大明日
8月23日(土)一粒万倍日・天恩日・甲子の日
8月24日(日)天恩日
8月25日(月)寅の日・天恩日
8月26日(火)天恩日
8月27日(水)天恩日
8月28日(木)己巳の日・大明日
8月29日(金)大明日
8月30日(土)一粒万倍日・大明日
8月31日(日)大明日

2025年9月
9月1日(月)大明日
9月4日(木)一粒万倍日
9月5日(金)大明日
9月6日(土)寅の日
9月7日(日)一粒万倍日・天恩日・大明日
9月8日(月)天恩日
9月9日(火)巳の日・天恩日
9月10日(水)天恩日・大明日
9月11日(木)天恩日
9月12日(金)一粒万倍日・大明日
9月15日(月)大明日
9月18日(木)寅の日
9月19日(金)一粒万倍日
9月20日(土)大明日
9月21日(日)巳の日
9月23日(火)大明日
9月24日(水)一粒万倍日
9月30日(火)寅の日・大明日

2025年10月
10月1日(水)一粒万倍日
10月2日(木)大明日
10月3日(金)巳の日・大明日
10月4日(土)大明日
10月5日(日)大明日
10月6日(月)一粒万倍日・天赦日 ★
10月7日(火)天恩日・大明日
10月8日(水)天恩日・大明日
10月9日(木)天恩日・大明日
10月10日(金)天恩日
10月11日(土)天恩日
10月12日(日)寅の日
10月14日(火)大明日
10月15日(水)巳の日
10月16日(木)一粒万倍日・大明日
10月17日(金)大明日
10月18日(土)大明日
10月19日(日)一粒万倍日・大明日
10月22日(水)天恩日・甲子の日
10月23日(木)天恩日
10月24日(金)寅の日・天恩日
10月25日(土)天恩日
10月26日(日)天恩日
10月27日(月)己巳の日・大明日
10月28日(火)一粒万倍日・大明日
10月29日(水)大明日
10月30日(木)大明日
10月31日(金)一粒万倍日・大明日

2025年11月
11月4日(火)大明日
11月5日(水)寅の日
11月6日(木)天恩日・大明日
11月7日(金)天恩日
11月8日(土)巳の日・天恩日
11月9日(日)天恩日・大明日
11月10日(月)天恩日
11月11日(火)大明日
11月12日(水)一粒万倍日
11月13日(木)一粒万倍日
11月14日(金)大明日
11月17日(月)寅の日
11月19日(水)大明日
11月20日(木)巳の日
11月22日(土)大明日
11月24日(月・休)一粒万倍日
11月25日(火)一粒万倍日
11月29日(土)寅の日・大明日

2025年12月
12月1日(月)大明日
12月2日(火)巳の日・大明日
12月3日(水)大明日
12月4日(木)大明日
12月6日(土)一粒万倍日・天恩日・大明日
12月7日(日)天恩日・大明日
12月8日(月)一粒万倍日・天恩日・大明日
12月9日(火)天恩日・一粒万倍日
12月10日(水)天恩日
12月11日(木)寅の日
12月13日(土)大明日
12月14日(日)巳の日
12月15日(月)大明日
12月16日(火)大明日
12月17日(水)大明日
12月18日(木)大明日
12月20日(土)一粒万倍日
12月21日(日)天赦日・一粒万倍日・天恩日・甲子の日 ★
12月22日(月)天恩日
12月23日(火)寅の日・天恩日
12月24日(水)天恩日
12月25日(木)天恩日
12月26日(金)己巳の日・大明日
12月27日(土)大明日
12月28日(日)大明日
12月29日(月)大明日
12月20日(火)大明日

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「ロジア バイ ハーリップトゥ」初のフェムケア、処方アドバイザーに杉谷ビーバイ・イー代表「フェムケアの浸透、小嶋陽菜さんなら」

小嶋陽菜がプロデュースするランジェリーブランド「ロジア バイ ハーリップトゥ(ROSIER BY HER LIP TO)」は2025年3月1日、ブランド初のフェムケア商品2品を発売する。処方面でアドバイザーとして参画したのは「ママバター(MAMA BUTTER)」や「ネロリラ ボタニカ(NEROLILA BOTANICA)」など多くのナチュラル・オーガニックブランドを展開するビーバイ・イーの杉谷恵美代表だ。

多様性の時代にあえて「女性らしさ」を選ぶ

小嶋は「『ロジア バイ ハーリップトゥ』の誕生から2年。私自身女性らしいものが好きで、多様性の時代にあえて女性らしさを選んでいこうというコンセプトで始まりました。今、私自身は36歳。40代が近くなり50代を見据えた時、より“女性らしさ”がより重要になるのではないかと思いました」とフェムケア商品発売のきっかけを説明。経皮吸収率が他部位と比べて高いデリケートゾーンに使うため香りも含めて天然由来成分で処方しつつ、ヘアケアやボディーケアなど他アイテムの香りに負けない芳香、バスルームやドレッサーに置いてもサマになるデザイン、塗布後すぐに下着を着用してもベタつかないテクスチャーにもこだわり、発売日を決めず時間をかけて開発を続けたという。

特に苦戦したのが香りの表現で、「華やかで色気があってミステリアスなもの」という小嶋のリクエストを天然精油だけで作り上げるのは至難の業だった。「香り作りの手伝いや香りだけの依頼を受けることもあるけれど、陽菜さんのこだわりが強くて私史上、一番難しい仕事だった」と杉谷代表。最後はラボにこもり、小嶋も調香に加わるなどして完成にこぎつけたという。

フェムケア市場は拡大中だが実情は?

矢野経済研究所が11月に発表した「フェムケア&フェムテック(消費財・サービス)市場に関する調査結果」によると、2023年のフェムケア&フェムテック市場規模は前年比8%増の750億5400万円で、市場は継続して好調に推移しているという。一方で、当初成長が著しかった月経分野では23年以降に事業の休止や撤退を表明する企業が出るなど、すでに一服感が出てきているジャンルもある。

「これまでフェムケアの重要性を訴え続けてきて、フェムケアの商品は増えてきているけれど、なかなか一般に浸透しない現状がある」と杉谷代表。「でも小嶋陽菜さんなら風穴を空けてくれると思った」と、「ロジア バイ ハーリップトゥ」をきっかけとしたフェムケアユーザーの拡大に期待を込めた。

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メンズブランドは暑い夏に向けてどんな提案を?

毎週発行している「WWDJAPAN」は、ファッション&ビューティの潮流やムーブメントの分析、ニュースの深堀りなどを通じて、業界の面白さ・奥深さを提供しています。巻頭特集では特に注目のキーワードやカテゴリー、市場をテーマに、業界活性化を図るべく熱いメッセージを発信。ここでは、そんな特集を担当記者がざっくばらんに振り返ります。(この記事は「WWDJAPAN」2024年12月16日号からの抜粋です)

大塚:3回目のリアルメンズトレンド特集です。2025年春夏の展示会の真っ最中にやる難しさもありつつ、今回は前シーズンの“グランパコア”のような分かりやすいトレンドがない……。むしろ25年もきっと猛暑だし、春が短いからファッションでどう涼しさを出すかが焦点になりそうだと考えました。今回はそのテーマで、どうスタイルを提案するかをさまざまなブランドやショップに聞くかたちでまとめました。

佐藤:国連が「産業革命時からの気温上昇を1.5℃までに抑えよう」という課題を掲げており、“1.5℃”という点にファッションの観点から着目して、気分や体感を1.5℃下げるぐらいのファッション提案というテーマを決めました。服装でいかに涼しくするか。展示会を回って目についたのは、トロピカルやボタニカルなどリゾートの雰囲気と、ウールや麻などの天然繊維を機能素材と捉えた活用です。

スタイリスト3人が提案をジャッジ

大塚:同意なのですが、ウィメンズほど新しいものが出てくるわけではないメンズは、スタイリングが最終の肝なんですよね。今回は井田正明さんのほかに、池田尚輝さん、内山晴輝さんのスタイリスト3人を巻き込んで、ブランドやショップ名を伏せて、どの提案がいいかを選んでもらいました。

佐藤:僕は内山さんが「春夏のファッションは軽過ぎてはいけない。重みと奥行きを演出するとコーディネートはオシャレに見える」と語っていたのが印象的でした。

大塚:各ブランドやショップの提案でズバリ一番いいと思ったのは?

佐藤:「ポール・スミス(PAUL SMITH)」です。イギリスの夏ってそれほど暑くないので、日本の夏服としては難しい、ということが時々あるんです。今回は、麻素材のジャケットやシアサッカーの開襟シャツなどに、英国的な要素が含まれていてすてきだなと感じました。大塚さんはどうでしたか?

大塚:自分でも意外だったのですが、僕は「五大陸」です。麻のジャケット&スラックスの、めちゃくちゃ正統派ドレススタイルの提案なのですが、素材感と色で涼しさを演出しており、大人っぽさもありました。あと、シアー素材。僕自身、肌見せには抵抗があるのですが、果敢に提案しているブランドがいくつかあり、好感が持てました。スタイリングで新鮮味が出せるので、シアー素材のアイテムに期待しています。

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メンズブランドは暑い夏に向けてどんな提案を?

毎週発行している「WWDJAPAN」は、ファッション&ビューティの潮流やムーブメントの分析、ニュースの深堀りなどを通じて、業界の面白さ・奥深さを提供しています。巻頭特集では特に注目のキーワードやカテゴリー、市場をテーマに、業界活性化を図るべく熱いメッセージを発信。ここでは、そんな特集を担当記者がざっくばらんに振り返ります。(この記事は「WWDJAPAN」2024年12月16日号からの抜粋です)

大塚:3回目のリアルメンズトレンド特集です。2025年春夏の展示会の真っ最中にやる難しさもありつつ、今回は前シーズンの“グランパコア”のような分かりやすいトレンドがない……。むしろ25年もきっと猛暑だし、春が短いからファッションでどう涼しさを出すかが焦点になりそうだと考えました。今回はそのテーマで、どうスタイルを提案するかをさまざまなブランドやショップに聞くかたちでまとめました。

佐藤:国連が「産業革命時からの気温上昇を1.5℃までに抑えよう」という課題を掲げており、“1.5℃”という点にファッションの観点から着目して、気分や体感を1.5℃下げるぐらいのファッション提案というテーマを決めました。服装でいかに涼しくするか。展示会を回って目についたのは、トロピカルやボタニカルなどリゾートの雰囲気と、ウールや麻などの天然繊維を機能素材と捉えた活用です。

スタイリスト3人が提案をジャッジ

大塚:同意なのですが、ウィメンズほど新しいものが出てくるわけではないメンズは、スタイリングが最終の肝なんですよね。今回は井田正明さんのほかに、池田尚輝さん、内山晴輝さんのスタイリスト3人を巻き込んで、ブランドやショップ名を伏せて、どの提案がいいかを選んでもらいました。

佐藤:僕は内山さんが「春夏のファッションは軽過ぎてはいけない。重みと奥行きを演出するとコーディネートはオシャレに見える」と語っていたのが印象的でした。

大塚:各ブランドやショップの提案でズバリ一番いいと思ったのは?

佐藤:「ポール・スミス(PAUL SMITH)」です。イギリスの夏ってそれほど暑くないので、日本の夏服としては難しい、ということが時々あるんです。今回は、麻素材のジャケットやシアサッカーの開襟シャツなどに、英国的な要素が含まれていてすてきだなと感じました。大塚さんはどうでしたか?

大塚:自分でも意外だったのですが、僕は「五大陸」です。麻のジャケット&スラックスの、めちゃくちゃ正統派ドレススタイルの提案なのですが、素材感と色で涼しさを演出しており、大人っぽさもありました。あと、シアー素材。僕自身、肌見せには抵抗があるのですが、果敢に提案しているブランドがいくつかあり、好感が持てました。スタイリングで新鮮味が出せるので、シアー素材のアイテムに期待しています。

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日本人がなぜか知らない老舗ランニングシューズ「ブルックス」 米国のラン専門店でシェア1位

2024年春からスポーツやアウトドア分野を取材するようになりましたが、その中で一つ疑問に思ってきたことがあります。それは米シアトル発の老舗(なんと1914年創業)のランニングシューズブランド「ブルックス(BROOKS)」について。日本人でこのブランドを知っている人は結構なランニング通だと思います。その証拠に、「ブルックス」と言うと、少なくない頻度で「ブルックス ブラザーズ(BROOKS BROTHERS)」と勘違いされます。しかしこのブランド、実は米国のランニング専門店への卸販売額では、並み居る競合を抑えて1位なんです。例えばアシックスの会見では、経営陣から「米国の卸シェアで『ブルックス』を追い越す!」的なコメントもよく出ます。

基本的に米国で流行っているモノはなんでも好きな日本人なのに、「ブルックス」が日本でそれほど浸透していないのはなぜなのか。実に興味深い。というわけで先日、「ブルックス」の日本を含むアジア太平洋&南米のディレクターであるジャスティン・デンプシー・チャンさんが、25年秋冬の展示会に合わせて来日していたので、率直に聞いてみました。「なぜ米国では非常に成功しているのに、日本では知名度が低いんですか?」。

ジャスティンさんいわく、その理由は2つ。「『ブルックス』はこれまで、速さにフォーカスしてこなかった。日本は一般ランナーであってもフルマラソンで3時間切りを目指すといったように、シリアスに速さを追求しているケースが多い。われわれはスピードシューズを歴史的に開発してこなかったし、販促においても“速く走れるシューズ”といった打ち出しをしてこなかった」というのが理由の1つ目です。

確かに日本では、一般ランナーも箱根駅伝の選手が履くようなスピードシューズを欲しがります。だから、各社が箱根駅伝をマーケティングの場として非常に重視し、一般メディアも呼んで箱根用シューズのお披露目会見を行っています。一方で米国は、一般ランナーはタイムや距離に関係なく走ること自体を楽しんでいて、それがカルチャーとして生活に根付いている。スポーツ担当になって以降、そんな日米比較を何度か耳にしました。

「日本では一般ランナーも
速さを追求する」

振り返れば23年3月に、東京マラソンの視察に訪れていた「ブルックス」のR&D担当者に会った際も、「東京マラソンでは、一般ランナーもスピード志向の厚底カーボンシューズを履いていて驚いた」と話していたのが印象的です。「ブルックス」は米国の一般ランナーに向けて安全に楽しく走れるシューズを開発してきた結果、スピード志向の日本市場とやや合っていなかったということですね。

2つ目の理由としてジャスティンさんがあげていたのが、「日本はスニーカーを、ライフスタイルやファッションの文脈で捉える傾向も強い」という点。安全に走れるシューズを無骨に追求してきた結果、ファッションとして履ける街履きスニーカー開発が「ブルックス」は遅れていました。競合のアシックスを例にとれば、同社も数年前までは無骨にパフォーマンス用途のシューズを追求する企業のイメージが強かったですが、今やファッション文脈でも支持されるように様変わりしています。

以上がジャスティンさんが語った日本市場での課題2つですが、実はどちらも動きがあるんです。1つ目の課題については、「ブルックス」はスピード志向のシューズの開発や速さにフォーカスしたマーケティングを既に始めています。“ブルーライン”と呼ばれるチームがアスリートの声を生かした製品開発を担い、その結果24年の箱根駅伝では、なんと全230人の出場選手の中で1人、「ブルックス」着用者が出ました。25年の箱根でも着用者が出るかどうかは選手の選択によるので現段階でなんとも言えませんが、スピードシューズの最新モデル“ハイペリオン エリート 4 PB”(3万5200円)は、箱根の復路の翌日、25年1月4日に国内発売予定です。

「サタデーズNYC」コラボは
米国で「大きな反響」

そして2つ目の「街履きとしてのファッションスニーカー」ですが、こちらは11月に、「サタデーズ ニューヨークシティ(SATURDAYS NYC)」とのコラボシューズ(2万4200円)を発売済み。ファッションスニーカーの文脈において、コラボの重要性は言わずもがなですね。「ブルックス」のアイコンのランニングシューズ“ゴースト”をベースにしたコラボスニーカーは、インラインではなかなか見ない落ち着いた色合いのニットアッパーがおしゃれな雰囲気。「サタデーズ ニューヨークシティ」は国内ではジュンが事業を手掛けていますが、元々はニューヨークのセレクトショップであり、オーストラリアにも店舗があります。米豪日で発売したこのコラボモデル、特に本国のニューヨークでは「非常に反響が大きくて、すぐに売り切れていた」と、ジュンのブランド担当者は話していました。

ファッションスニーカーとしてはコラボに加え、25年には過去の自社のアーカイブモデルも復刻販売します。世界的なトレンドとなっているレトロランニングテーストに合致するシューズを打ち出していくそうです。

「ブルックス」は、伊藤忠商事が19年に日本市場での独占輸入販売権を取得し、20年春夏から子ども用スニーカー「瞬足」で知られるアキレスを通じて国内で販売しています。伊藤忠も、「米国でこれだけ知名度があるブランドなんだから、日本でのポテンシャルも高い」と判断して契約に至っているはず。17年のナイキ(NIKE)の厚底革命以降の各社のイノベーション合戦や、グローバルでのランナー人口増加で市場全体として活気づいているランニングシューズ。「ブルックス」も、国内でここからさらに認知を高めていきそうです。

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日本人がなぜか知らない老舗ランニングシューズ「ブルックス」 米国のラン専門店でシェア1位

2024年春からスポーツやアウトドア分野を取材するようになりましたが、その中で一つ疑問に思ってきたことがあります。それは米シアトル発の老舗(なんと1914年創業)のランニングシューズブランド「ブルックス(BROOKS)」について。日本人でこのブランドを知っている人は結構なランニング通だと思います。その証拠に、「ブルックス」と言うと、少なくない頻度で「ブルックス ブラザーズ(BROOKS BROTHERS)」と勘違いされます。しかしこのブランド、実は米国のランニング専門店への卸販売額では、並み居る競合を抑えて1位なんです。例えばアシックスの会見では、経営陣から「米国の卸シェアで『ブルックス』を追い越す!」的なコメントもよく出ます。

基本的に米国で流行っているモノはなんでも好きな日本人なのに、「ブルックス」が日本でそれほど浸透していないのはなぜなのか。実に興味深い。というわけで先日、「ブルックス」の日本を含むアジア太平洋&南米のディレクターであるジャスティン・デンプシー・チャンさんが、25年秋冬の展示会に合わせて来日していたので、率直に聞いてみました。「なぜ米国では非常に成功しているのに、日本では知名度が低いんですか?」。

ジャスティンさんいわく、その理由は2つ。「『ブルックス』はこれまで、速さにフォーカスしてこなかった。日本は一般ランナーであってもフルマラソンで3時間切りを目指すといったように、シリアスに速さを追求しているケースが多い。われわれはスピードシューズを歴史的に開発してこなかったし、販促においても“速く走れるシューズ”といった打ち出しをしてこなかった」というのが理由の1つ目です。

確かに日本では、一般ランナーも箱根駅伝の選手が履くようなスピードシューズを欲しがります。だから、各社が箱根駅伝をマーケティングの場として非常に重視し、一般メディアも呼んで箱根用シューズのお披露目会見を行っています。一方で米国は、一般ランナーはタイムや距離に関係なく走ること自体を楽しんでいて、それがカルチャーとして生活に根付いている。スポーツ担当になって以降、そんな日米比較を何度か耳にしました。

「日本では一般ランナーも
速さを追求する」

振り返れば23年3月に、東京マラソンの視察に訪れていた「ブルックス」のR&D担当者に会った際も、「東京マラソンでは、一般ランナーもスピード志向の厚底カーボンシューズを履いていて驚いた」と話していたのが印象的です。「ブルックス」は米国の一般ランナーに向けて安全に楽しく走れるシューズを開発してきた結果、スピード志向の日本市場とやや合っていなかったということですね。

2つ目の理由としてジャスティンさんがあげていたのが、「日本はスニーカーを、ライフスタイルやファッションの文脈で捉える傾向も強い」という点。安全に走れるシューズを無骨に追求してきた結果、ファッションとして履ける街履きスニーカー開発が「ブルックス」は遅れていました。競合のアシックスを例にとれば、同社も数年前までは無骨にパフォーマンス用途のシューズを追求する企業のイメージが強かったですが、今やファッション文脈でも支持されるように様変わりしています。

以上がジャスティンさんが語った日本市場での課題2つですが、実はどちらも動きがあるんです。1つ目の課題については、「ブルックス」はスピード志向のシューズの開発や速さにフォーカスしたマーケティングを既に始めています。“ブルーライン”と呼ばれるチームがアスリートの声を生かした製品開発を担い、その結果24年の箱根駅伝では、なんと全230人の出場選手の中で1人、「ブルックス」着用者が出ました。25年の箱根でも着用者が出るかどうかは選手の選択によるので現段階でなんとも言えませんが、スピードシューズの最新モデル“ハイペリオン エリート 4 PB”(3万5200円)は、箱根の復路の翌日、25年1月4日に国内発売予定です。

「サタデーズNYC」コラボは
米国で「大きな反響」

そして2つ目の「街履きとしてのファッションスニーカー」ですが、こちらは11月に、「サタデーズ ニューヨークシティ(SATURDAYS NYC)」とのコラボシューズ(2万4200円)を発売済み。ファッションスニーカーの文脈において、コラボの重要性は言わずもがなですね。「ブルックス」のアイコンのランニングシューズ“ゴースト”をベースにしたコラボスニーカーは、インラインではなかなか見ない落ち着いた色合いのニットアッパーがおしゃれな雰囲気。「サタデーズ ニューヨークシティ」は国内ではジュンが事業を手掛けていますが、元々はニューヨークのセレクトショップであり、オーストラリアにも店舗があります。米豪日で発売したこのコラボモデル、特に本国のニューヨークでは「非常に反響が大きくて、すぐに売り切れていた」と、ジュンのブランド担当者は話していました。

ファッションスニーカーとしてはコラボに加え、25年には過去の自社のアーカイブモデルも復刻販売します。世界的なトレンドとなっているレトロランニングテーストに合致するシューズを打ち出していくそうです。

「ブルックス」は、伊藤忠商事が19年に日本市場での独占輸入販売権を取得し、20年春夏から子ども用スニーカー「瞬足」で知られるアキレスを通じて国内で販売しています。伊藤忠も、「米国でこれだけ知名度があるブランドなんだから、日本でのポテンシャルも高い」と判断して契約に至っているはず。17年のナイキ(NIKE)の厚底革命以降の各社のイノベーション合戦や、グローバルでのランナー人口増加で市場全体として活気づいているランニングシューズ。「ブルックス」も、国内でここからさらに認知を高めていきそうです。

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地域特有の文化資源の発見と再生 岐阜の限界集落で取り組む夫妻に見るビジネスの新しい視点

PROFILE: (右)平野彰秀/NPO法人地域再生機構副理事長 (左)平野馨生里/石徹白洋品店店主

(右)平野彰秀/NPO法人地域再生機構副理事長<br />
(左)平野馨生里/石徹白洋品店店主
PROFILE: (ひらの・あきひで)右:1975年岐阜市生まれ。大学・大学院で都市計画と建築を学ぶ。2001~05年北山創造研究所、05~08年経営コンサルティングのブーズ・アレン・ハミルトン。01年に東京にいながら岐阜市でまちづくり団体の立ち上げに参画、07年に石徹白に出合う。08年に岐阜市にUターンし自然エネルギーの活動を開始。11年に石徹白に移住 (ひらの・かおり)左:1981年岐阜市生まれ。石徹白での小水力発電事業を経て2011年岐阜県の山奥の集落、石徹白(いとしろ)に移住。12年石徹白洋品店設立。地域に伝わる農作業ズボン「たつけ」をリデザインした商品を製造・ 販売する。石徹白で植物を育て採取し、藍染・草木染めを行う。服作りに加えて地域の高齢者に話を聞く「聞き書き」の活動や民話絵本の制作なども行う。22年、地域再生大賞準大賞受賞

地域文化を守り、つなげる取り組みが増えている。日本各地には土地特有の文化があり、世界を見渡してもこれほど多様な文化が残る国は少ない。他方、開発や過疎によってその文化が失われつつある地域がいくつもある。こうした土地に暮らし地域特有の文化資源を発見して再生する人々の取り組みからは、ビジネスや暮らしの新しい視点が見えてくる。

水力発電と伝統民衣、石徹白の文化をつなぐ夫妻の挑戦

福井県との県境の険しい山道を車で上ること30分。標高700mの山間に人口約200人の石徹白(いとしろ)集落がある。集落には4つの小規模水力発電設備があり、そのうち2機が北陸電力と接続していて発電量は集落の電気使用量の280%。驚くのは2016年に竣工した最大出力125kw(約150世帯分)の「石徹白番場清流発電所」を集落ほぼ全世帯出資で建設した点にある。建設費2億4000万円のうち3/4は自治体からの補助を受けたというが、通常、電力会社や企業、行政が運営することが多い発電所を集落で運営している。小規模水力発電は水量と落差があればどこでもでき、石徹白では農業用水路を活用して発電しているため環境影響はほぼないという。

「石徹白番場清流発電所」の売電収益は年間約2400万円。単純計算すると10年で原価償却できるが、15年の返済計画を立て、利益を地域の課題解決に充てている。例えば、耕作放棄地の再生や移動販売の誘致などを行っている。

限界集落の存続に取り組むのは2011年に石徹白に移住してきたNPO法人地域再生機構副理事長の平野彰秀さんだ。平野さんの妻は以前「WWDJAPAN」でも紹介した「石徹白洋品店」を営む平野馨生里さんで、夫妻でかつて石徹白地区に根付いていたサステナブルな暮らしの知恵を復活させようと取り組んでいる。

集落の存続のために事業する意味

平野夫妻が目指すのは「縄文時代から続く集落の文化をつなぎ、当たり前の暮らしが当たり前に続いていくこと」。馨生里さんは石徹白に伝わる民衣の作り方をおばあさんから聞き、現代服にアレンジして提案している。実は彰秀さんが取り組む小規模水力発電も石徹白では1913~55年まで行われていたという。夫妻はかつて石徹白で行われていたことに取り組みながら、持続可能な集落の在り方を模索している。

石徹白には最大出力5000kw規模の水力発電所建設の話があったというが断った経緯がある。彰秀さんは「エネルギーのために水力発電を行っているわけではなく、地域のために行っている」と話す。川の魚や子供たちの遊び場を失ってまで作る必要があるのか、という決断だった。

石徹白は白山信仰が盛んだった平安時代から鎌倉時代にかけては「上り千人、下り千人、宿に千人」と言われるほど修験者の出入りが多く栄えた土地で、明治時代までは、神に仕える人が住む村としてどの藩にも属さず、年貢免除・名字帯刀が許されたところでもある。柳田國男や宮本常一ら民俗学者が調査に訪れるほど独自の文化が形成されている。こうした歴史から従来の自治組織に重きを置く住民も多く、集落による発電所運営につながっている。

平野夫妻は、非人間(動物・植物・微生物のみならず、信仰の対象である山や川なども含む)と共に暮らしながら、土地に住む人々から土地のことを教わり、学び、伝えている。一方的に有限の自然から資源を収奪するのではなく、自然も人間から恩恵を受けるような状況となるよう、地域共同体が住む場所との結びつきを維持し、継承すべく取り組んでいるともいえよう。

そのためにも「仕事」を生み出し、移住者誘致や関係人口増加に夫妻は取り組む。これまでの移住世帯は13を数えるが、もともと高齢化率が高い集落だったため、現在の人口は約200人な上に減少傾向が続いている。移住は厳しくても地域を知ってもらう取り組みとして「石徹白洋品店」では夏場に藍染めのインターンシップを受け入れる。最低3週間滞在することによって、関係人口増加を狙っている。新しい取り組みとして「石徹白洋品店」は25年9月に築150年の建物を改装し、一棟貸の宿泊施設をオープンする。「馬小屋や屋根裏、囲炉裏の部屋などが残っている。石徹白らしい家の間取りを生かしてこの土地の暮らしを体験できるような施設になる」と馨生里さん。新たな仕事を生むことはもちろん、集落の形を残すことも大切だと考えたからだ。

大きなシステムの中で生きるのとは異なる生き方があると示したい

多くの人にとって都市部で安定した生活を送ることが当たり前になっているが、平野夫妻は「もともと日本にあったサステナブルな知恵を受け継いで形にするという着眼点で事業や暮らしをして、大きなシステムの中で生きるのとは異なる生き方があると示したい」という。

土地の文化をつなげる活動が新たな活動を生み、それが地域の豊かさにつながることがある。平野夫妻の活動にインスパイアされ、日本各地の地域文化をつなごうと取り組む人の輪が広がっている。知多半島の藍染め文化を復活させるために「石徹白洋品店」の門をたたき、3年間の修業を経て地元の愛知県常滑市で「知多藍」に取り組む桒山奈美帆さんもその一人だ。知多半島はかつて木綿生産で知られ、その知多木綿を使った藍染めもさかんだった。桒山さんは、畑から染料を作り染めまでを一貫して知多半島で行う。常滑焼の甕を使い染料に混ぜる酒、ふすまや貝灰の一部も知多半島から調達し、知多半島で循環するものづくりに取り組んでいる。

PROFILE: 桒山奈美帆/紺屋のナミホ代表

桒山奈美帆/紺屋のナミホ代表
PROFILE: (くわやま・なみほ)1991年愛知県常滑市生まれ。2011年ゴールドウイン入社。「ザ・ノース・フェイス」で販売とVMDを担当。18年石徹白へ。「石徹白洋品店」で藍染めを学び、21年、藍染め工房「紺屋のナミホ」創業。天然灰汁発酵建てという100%天然染料の昔ながらの技法にこだわる。企業や個人からの染色依頼を受けたり、藍染めした自社商品企画を行う。一般向けにワークショップや工房見学も行う

桒山さんに石徹白を選んだ理由について尋ねると「実は石徹白でなければならない理由はなかった」というが、結果的に石徹白から影響を受けたことが3つあったという。1つ目は「藍の葉1枚も無駄にせず藍染液を使い切る姿勢」。「石徹白の藍染めは他の藍染め工房と変わらないが、無駄にしないという“たつけ”の作り方と同じ信念がある」。2つ目は「できるだけ身の回りでモノをそろえること」。顔の見える人から野菜を買う、物々交換をするという石徹白の暮らしの影響だという。「『知多藍』と名乗るなら地元から調達したいと考えた。実際取り組んでみると思っていた以上に顔の見える人たちから材料を調達できた。難しいのは貝灰のみで一部を購入している」と話す。

3つ目は「地域の文化を大事にしなければという想いが強くなったこと」。桒山さんは石徹白で近所のおばあさんの家で時間を過ごすことが多かったという。「昔ながらの方法を現役の方から直々に教わることが多く、リアリティがあった。一番衝撃だったのは雪深い石徹白ではかんじきが現役に使われていたこと。スノーブーツではないんですよ。おばあさんは『かんじきが一番』とかんじきの作り方や履き方を教えてくれた」。

知多の藍染めは昭和時代には途切れていた。「まずは知多のおばあさんやおじいさんに話を聞きにいこうと考えた。直接藍染めをしていた方には巡り合えなかったけれど、藍染めでもどんな柄が流行っていたかを調べているおじいさんがいた。銭湯の盗難品の台帳から調査していてその方法もユニークで印象的だった。横縞が多い時期、千鳥格子が多い時期と分析していた。今そのおじいさんと柄の研究を始めていて再現しようと取り組んでいる」。

今後の展望を尋ねた。「『知多藍』を根付かせたい。私自身、プレイヤーでい続けたいから工房を拡張する気はない。のれん分けという形で『知多藍』を伝える方を増やしたいと考えている。これまで4人がこの工房を卒業して新たに工房を構えた。藍は一度栽培をやめると種が取れない。やむを得ない状況になったときでも仲間がいれば種を分け合うことができる」。現在の仕事はアパレルメーカーからの依頼が約8割を占めるというが、「大量に依頼されたときは皆と助け合って染めている」という。

「知多藍」の種は石徹白から譲りうけたものだという。平野夫妻の撒いた種が吹生き始めている。

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地域特有の文化資源の発見と再生 岐阜の限界集落で取り組む夫妻に見るビジネスの新しい視点

PROFILE: (右)平野彰秀/NPO法人地域再生機構副理事長 (左)平野馨生里/石徹白洋品店店主

(右)平野彰秀/NPO法人地域再生機構副理事長<br />
(左)平野馨生里/石徹白洋品店店主
PROFILE: (ひらの・あきひで)右:1975年岐阜市生まれ。大学・大学院で都市計画と建築を学ぶ。2001~05年北山創造研究所、05~08年経営コンサルティングのブーズ・アレン・ハミルトン。01年に東京にいながら岐阜市でまちづくり団体の立ち上げに参画、07年に石徹白に出合う。08年に岐阜市にUターンし自然エネルギーの活動を開始。11年に石徹白に移住 (ひらの・かおり)左:1981年岐阜市生まれ。石徹白での小水力発電事業を経て2011年岐阜県の山奥の集落、石徹白(いとしろ)に移住。12年石徹白洋品店設立。地域に伝わる農作業ズボン「たつけ」をリデザインした商品を製造・ 販売する。石徹白で植物を育て採取し、藍染・草木染めを行う。服作りに加えて地域の高齢者に話を聞く「聞き書き」の活動や民話絵本の制作なども行う。22年、地域再生大賞準大賞受賞

地域文化を守り、つなげる取り組みが増えている。日本各地には土地特有の文化があり、世界を見渡してもこれほど多様な文化が残る国は少ない。他方、開発や過疎によってその文化が失われつつある地域がいくつもある。こうした土地に暮らし地域特有の文化資源を発見して再生する人々の取り組みからは、ビジネスや暮らしの新しい視点が見えてくる。

水力発電と伝統民衣、石徹白の文化をつなぐ夫妻の挑戦

福井県との県境の険しい山道を車で上ること30分。標高700mの山間に人口約200人の石徹白(いとしろ)集落がある。集落には4つの小規模水力発電設備があり、そのうち2機が北陸電力と接続していて発電量は集落の電気使用量の280%。驚くのは2016年に竣工した最大出力125kw(約150世帯分)の「石徹白番場清流発電所」を集落ほぼ全世帯出資で建設した点にある。建設費2億4000万円のうち3/4は自治体からの補助を受けたというが、通常、電力会社や企業、行政が運営することが多い発電所を集落で運営している。小規模水力発電は水量と落差があればどこでもでき、石徹白では農業用水路を活用して発電しているため環境影響はほぼないという。

「石徹白番場清流発電所」の売電収益は年間約2400万円。単純計算すると10年で原価償却できるが、15年の返済計画を立て、利益を地域の課題解決に充てている。例えば、耕作放棄地の再生や移動販売の誘致などを行っている。

限界集落の存続に取り組むのは2011年に石徹白に移住してきたNPO法人地域再生機構副理事長の平野彰秀さんだ。平野さんの妻は以前「WWDJAPAN」でも紹介した「石徹白洋品店」を営む平野馨生里さんで、夫妻でかつて石徹白地区に根付いていたサステナブルな暮らしの知恵を復活させようと取り組んでいる。

集落の存続のために事業する意味

平野夫妻が目指すのは「縄文時代から続く集落の文化をつなぎ、当たり前の暮らしが当たり前に続いていくこと」。馨生里さんは石徹白に伝わる民衣の作り方をおばあさんから聞き、現代服にアレンジして提案している。実は彰秀さんが取り組む小規模水力発電も石徹白では1913~55年まで行われていたという。夫妻はかつて石徹白で行われていたことに取り組みながら、持続可能な集落の在り方を模索している。

石徹白には最大出力5000kw規模の水力発電所建設の話があったというが断った経緯がある。彰秀さんは「エネルギーのために水力発電を行っているわけではなく、地域のために行っている」と話す。川の魚や子供たちの遊び場を失ってまで作る必要があるのか、という決断だった。

石徹白は白山信仰が盛んだった平安時代から鎌倉時代にかけては「上り千人、下り千人、宿に千人」と言われるほど修験者の出入りが多く栄えた土地で、明治時代までは、神に仕える人が住む村としてどの藩にも属さず、年貢免除・名字帯刀が許されたところでもある。柳田國男や宮本常一ら民俗学者が調査に訪れるほど独自の文化が形成されている。こうした歴史から従来の自治組織に重きを置く住民も多く、集落による発電所運営につながっている。

平野夫妻は、非人間(動物・植物・微生物のみならず、信仰の対象である山や川なども含む)と共に暮らしながら、土地に住む人々から土地のことを教わり、学び、伝えている。一方的に有限の自然から資源を収奪するのではなく、自然も人間から恩恵を受けるような状況となるよう、地域共同体が住む場所との結びつきを維持し、継承すべく取り組んでいるともいえよう。

そのためにも「仕事」を生み出し、移住者誘致や関係人口増加に夫妻は取り組む。これまでの移住世帯は13を数えるが、もともと高齢化率が高い集落だったため、現在の人口は約200人な上に減少傾向が続いている。移住は厳しくても地域を知ってもらう取り組みとして「石徹白洋品店」では夏場に藍染めのインターンシップを受け入れる。最低3週間滞在することによって、関係人口増加を狙っている。新しい取り組みとして「石徹白洋品店」は25年9月に築150年の建物を改装し、一棟貸の宿泊施設をオープンする。「馬小屋や屋根裏、囲炉裏の部屋などが残っている。石徹白らしい家の間取りを生かしてこの土地の暮らしを体験できるような施設になる」と馨生里さん。新たな仕事を生むことはもちろん、集落の形を残すことも大切だと考えたからだ。

大きなシステムの中で生きるのとは異なる生き方があると示したい

多くの人にとって都市部で安定した生活を送ることが当たり前になっているが、平野夫妻は「もともと日本にあったサステナブルな知恵を受け継いで形にするという着眼点で事業や暮らしをして、大きなシステムの中で生きるのとは異なる生き方があると示したい」という。

土地の文化をつなげる活動が新たな活動を生み、それが地域の豊かさにつながることがある。平野夫妻の活動にインスパイアされ、日本各地の地域文化をつなごうと取り組む人の輪が広がっている。知多半島の藍染め文化を復活させるために「石徹白洋品店」の門をたたき、3年間の修業を経て地元の愛知県常滑市で「知多藍」に取り組む桒山奈美帆さんもその一人だ。知多半島はかつて木綿生産で知られ、その知多木綿を使った藍染めもさかんだった。桒山さんは、畑から染料を作り染めまでを一貫して知多半島で行う。常滑焼の甕を使い染料に混ぜる酒、ふすまや貝灰の一部も知多半島から調達し、知多半島で循環するものづくりに取り組んでいる。

PROFILE: 桒山奈美帆/紺屋のナミホ代表

桒山奈美帆/紺屋のナミホ代表
PROFILE: (くわやま・なみほ)1991年愛知県常滑市生まれ。2011年ゴールドウイン入社。「ザ・ノース・フェイス」で販売とVMDを担当。18年石徹白へ。「石徹白洋品店」で藍染めを学び、21年、藍染め工房「紺屋のナミホ」創業。天然灰汁発酵建てという100%天然染料の昔ながらの技法にこだわる。企業や個人からの染色依頼を受けたり、藍染めした自社商品企画を行う。一般向けにワークショップや工房見学も行う

桒山さんに石徹白を選んだ理由について尋ねると「実は石徹白でなければならない理由はなかった」というが、結果的に石徹白から影響を受けたことが3つあったという。1つ目は「藍の葉1枚も無駄にせず藍染液を使い切る姿勢」。「石徹白の藍染めは他の藍染め工房と変わらないが、無駄にしないという“たつけ”の作り方と同じ信念がある」。2つ目は「できるだけ身の回りでモノをそろえること」。顔の見える人から野菜を買う、物々交換をするという石徹白の暮らしの影響だという。「『知多藍』と名乗るなら地元から調達したいと考えた。実際取り組んでみると思っていた以上に顔の見える人たちから材料を調達できた。難しいのは貝灰のみで一部を購入している」と話す。

3つ目は「地域の文化を大事にしなければという想いが強くなったこと」。桒山さんは石徹白で近所のおばあさんの家で時間を過ごすことが多かったという。「昔ながらの方法を現役の方から直々に教わることが多く、リアリティがあった。一番衝撃だったのは雪深い石徹白ではかんじきが現役に使われていたこと。スノーブーツではないんですよ。おばあさんは『かんじきが一番』とかんじきの作り方や履き方を教えてくれた」。

知多の藍染めは昭和時代には途切れていた。「まずは知多のおばあさんやおじいさんに話を聞きにいこうと考えた。直接藍染めをしていた方には巡り合えなかったけれど、藍染めでもどんな柄が流行っていたかを調べているおじいさんがいた。銭湯の盗難品の台帳から調査していてその方法もユニークで印象的だった。横縞が多い時期、千鳥格子が多い時期と分析していた。今そのおじいさんと柄の研究を始めていて再現しようと取り組んでいる」。

今後の展望を尋ねた。「『知多藍』を根付かせたい。私自身、プレイヤーでい続けたいから工房を拡張する気はない。のれん分けという形で『知多藍』を伝える方を増やしたいと考えている。これまで4人がこの工房を卒業して新たに工房を構えた。藍は一度栽培をやめると種が取れない。やむを得ない状況になったときでも仲間がいれば種を分け合うことができる」。現在の仕事はアパレルメーカーからの依頼が約8割を占めるというが、「大量に依頼されたときは皆と助け合って染めている」という。

「知多藍」の種は石徹白から譲りうけたものだという。平野夫妻の撒いた種が吹生き始めている。

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次の潮流は「ボーホーロマンチック」 WWDJAPANが25年春夏ランウエイトレンドを徹底解説

「WWDJAPAN」はこのほど、2025年春夏トレンドセミナーを開催した。コレクションサーキットに見るランウエイトレンドの潮流やリアルクローズ市場の展望に加え、今回はヘアメイクの最新動向も解説。ビューティ業界人も必見の内容をリポートする。

購入には事前にOneStreamの会員登録が必要です。
視聴期限:2025年11月29日(土)23:59 まで
「アカウント作成はこちら」から作成してください。
※10分間のお試し視聴ののち、「購入する」ボタンが表示されます。

第一部
海外コレクションの動向を探る

第一部は、ゲストスピーカーには柴田麻衣子リステア=クリエイティブ・ディレクターを迎え、コレクションサーキットを振り返りながら、25年春夏シーズンのトレンドを展望した。

ランウエイでは、これまでのトレンドだった「クワイエット・ラグジュアリー」が一巡した。ロシアのウクライナ侵攻などが暗い影を落とす中で、明るく前向きなムードをファッションで表現しようという機運から”着飾る”スタイルが戻ってきている。象徴的だったのがアレッサンドロ・ミケーレによる技巧を凝らした装飾的な表現が特徴の「ヴァレンティノ(VALENTINO)」、そしてメインストリームになりそうな「ボーホーロマンチック」なスタイルを打ち出した「クロエ(CHLOE)」だ。ラッフルやフリルなどふんわりとしたボリュームのあるディテールや、手仕事を感じさせるレースやクロシェ編みなどを多用したスタイルを連発した「クロエ」を、柴田ディレクターも「懐かしさをまとっていて、まるでビンテージ服のクローゼットを見ているようだった」と評価した。

一方、国内のリアルクローズブランドでも来春夏の打ち出しが出そろいつつある。本橋涼介「WWDJAPAN」シニアエディターは「ヤングカジュアルではやはり『クロエ』の影響が如実。一方て、ロマンチックな要素を取り入れる上では、大人向けのブランドは甘くなりすぎないよう提案に一工夫が必要」と分析する。オーガンジーやチュールのように軽やかな素材を取り入れたスタイルは来春夏も勢いが継続。パステルカラーのシアー素材を重ねるスタイルが鮮度をもたらしそうだ。

第二部
国内リアルクローズを展望

国内リアルクローズの市場動向にフォーカスした第2部は、特に暑さが厳しさを増す日本における、透け素材を使ったレイヤード提案を深掘りした。また、販売動向が気温の影響を受けにくい雑貨は引き続き強化項目で、ゲストのJUNNA「エトレトウキョウ(ETRE TOKYO)」ディレクターは「最近はバッグにアクセサリーバッグを付けるスタイルに注目している。これも感覚としてはレイヤードに近い」と小物を使った提案のヒントを述べた。

第三部
ビューティがトレンドセミナーに初登場

第3部はバックステージビューティにフォーカスした。ファッションよりもリアルトレンドとの乖離が顕著なバックステージビューティは、そもそもランウエイルックをどう参考にしたらいいのか分かりづらい。進藤郁子資生堂トップヘアメイクアップアーティストは「一見突飛に見えるスタイルは、アイデアの源泉。そこにアレンジを加え、リアルスタイルに昇華させる」と説明する。

ビューティとファッションのトレンドは表裏一体であり、相互に影響し合っている。25年春夏は、異なるテイストや素材のアイテムを自由に組み合わせ、「偶発性」や「予測不可能性」を楽しむ「ミックス&マッチ」が見られた。「プラダ(PRADA)」や「ミュウミュウ(MIU MIU)」がその代表格だ。「ミュウミュウ」については、ショー映像をビューティーの視点で解説。”童心”や“本能”からくる個性を表現したルックについては「雑に付けたヘアピン」や「”うまヘタ”なヘアセット」といったヘアスタイルの観点でも「ミックス&マッチ」のムードが感じられるとした。村上要「WWDJAPAN」編集長は、「ビューティ業界では、『ミュウミュウ』のように欠点を隠すより個性を引き出すことに重きを置くブランドが増えている」とコメントした。

同セミナーは、リアルタイムでゲストに質問できるのも魅力の1つ。人気ヘアサロン「シャチュー」のみやちのりよしCEO兼トータルプロデューサーは、どのようにトレンドをキャッチしているかと尋ねられ、「SNSは見ない。二番煎じは避けたいから。常に0から1を生み出せるように努めている」と述べ、「だからこそ、ランウエイは一見の価値がある」と語った。

セミナー後は恒例のミートアップを実施。ドリンクを片手に会話に花を咲かせた。

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「スタージュエリー」から能登を支援するハートのジュエリー 横浜・元町と輪島の職人技が共鳴したメード・イン・ジャパン

「スタージュエリー(STAR JEWELRY)」は12月21日、能登の復興を支援する数量限定ジュエリー“輪島 コネクト ウィズ ラブ”を発売する。同ブランドの定番の一つであるハートをモチーフにした“コネクト ウィズ ラブ”をベースにしたもので、ペンダントトップに輪島塗の職人が丁寧に漆を重ね塗りして仕上げたものだ。イエローゴールドには朱赤、シルバーには黒の漆がしっとりとした美しい本漆ならではの光沢感を放つ。漆は、経年により色味の鮮やかさが増すが、柔らかい布で手入れをすれば艶感もアップするという。

価格は朱漆ネックレスが4万9500円、黒漆ネックレスが2万7500円。全国店舗と公式ECで3月頃まで販売予定だ。

継承するべき「輪島塗」とメード・イン・ジャパンの精神

「スタージュエリー」は、横浜・元町の自社工房の熟練職人によるモノづくりにこだわってきた。能登半島地震を受けて、同ブランドは2月、日本を代表する伝統工芸である「輪島塗」の存続支援とメード・イン・ジャパンの伝統の継承を願って支援プロジェクトをスタート。漆塗りを施したジュエリーの企画および、“能登ヒバ”に“拭き漆(木目を生かした漆塗り)”を施したディスプレーツールを特注し、各店での展示や販売を通して能登の情報を発信して行くという。

協業した工房は「藤八屋」で1888年から続く輪島塗の塗師屋(ぬしや)。2007年の能登半島地震で当時の本店が全壊したが10年に再建した。今年の震災で本店が全焼し、数年後の再建を目指している。今回のコラボレーションの漆塗り作業やカタログ等の撮影は倒壊を免れた工房兼自宅で行われた。

元町と輪島の職人の知識・経験・想像力の結晶

今回のコラボは「スタージュエリー」のデザイナーが大学の漆芸科を専攻で、師事した輪島塗の権威である教授の紹介でスタート。コラボといっても、「スタージュエリー」で漆の知識があるのは、それを学んだデザイナー一人。「藤八屋」も貴金属と漆の組み合わせを手掛けるのは初めてで、何度も試作を繰り返したという。漆は気候によって状態が変わり、乾く時間もまちまち。自然相手の“待つ”時間が長い素材だ。その漆を塗る金属の表面は鏡面がいいのか、荒い表面がいいのか、いろいろなサンプルを作って制作を進めたという。また、ジュエリーは漆器に比べるとサイズが小さい。「藤八屋」は、道具をはじめ、いろいろな試行錯誤をしたそうだ。

「スタージュエリー」にとっても「藤八屋」にとっても初めての試みで、漆職人とジュエリーの職人が知識と経験と想像力を駆使して完成したのが“輪島 コネクト ウィズ ラブ”だ。被災地での作業は制限が多く、精神的にも仕事だけに集中できない状況で「藤八屋」は「最善を尽くす」という言葉通りに根気よく作業を進めたという。今、人気のハートモチーフのジュエリー。 “輪島 コネクト ウィズ ラブ”は、1年頑張った自分のご褒美として、また、被災地の職人へのエールにもなる心温まるジュエリーだ。

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「ジーユー」25年春夏はフレアパンツがカギ 1枚でマルチスタイリングをかなえる

「ジーユー(GU)」は2025年春夏、ウィメンズ・メンズともにフレアパンツをキーアイテムとして打ち出す。ウィメンズの“スリムフレアジーンズ”(全3色、各2990円)は、ややローライズな股上で、ビンテージ感ある色合いが特徴。ガーリーなスタイルにもメンズライクなスタイルにも相性がよく、「コーデの主役にするもよし、チュニックと合わせ広がる裾を見せるもよし」(広報担当者)な1本に仕上げた。なお、メンズからは“フレアジーンズ”(全3色、各2990円)と“フレアスラックス”(全3色、各2990円)が登場する。

同ブランドは、9月の米国初の常設店オープンに際し、少ない品番数で多くのスタイリングを提案するという強みを「ミニ エディット マックス(MINI EDIT MAX)」という言葉で表現し発信してきた。日本でも多様なスタイリング提案が可能なフレアパンツを好例とし、店頭のポップなどを通して「ミニ エディット マックス」を改めて打ち出していく。

マルチに活躍するフレアパンツ

25年春夏の展示会では、フレアパンツ使ったさまざまなスタイリングが登場した。その中の1つが、“スリムフレアジーンズ”にバルーンシルエットのキャミソールワンピース(全4色、各2990円 ※2月中旬発売予定)を合わせたルックだ。「バルーンは、色使いやディテールでユーティリティー素材を可愛らしく落とし込んだコレクション“スイートテック”(2月〜4月)のキーシルエット。“スリムフレアジーンズ”と合わせたこのルックは、今季の『ジーユー』を象徴する1つ」と広報担当者。

“スリムフレアジーンズ”は、Y2Kを意識したコレクション“スポーティーレトロ”(1月〜2月)とも相性が良い。ダブルジップパーカ(全3色、各2990円 ※1月中旬発売予定)やレースアップミュール(全2色、各2990円 ※1月下旬から一部店舗またはオンラインのみで取り扱い)を合わせたスタイリングが光った。キャップやベルトバッグ(全3色、各2990円)など、小物使いが着こなしに磨きをかける。

好調“バレルレッグパンツ”も継続

多くのウィメンズブランドにとって、スタイリングのカギとなり、サイズ感や履き心地が気に入ればリピート購入にもつながるパンツは商売のキモになっている。「ジーユー」もそれは同様で、25年春夏のフレアパンツ以前にも、近年はカラーパンツやカーゴパンツがヒットさせてきたほか、直近では24年秋に登場した“バレルレッグパンツ”(2990円)が好調だ。

“バレルレッグパンツ”は、樽(barrel)のようにカーブしたシルエットが特徴で、ウィメンズほかメンズやティーンズ、キッズの型で販売している。今季は、アイデンティティーとなるシルエットは変えず、新しい素材やデザインで新鮮味を追求。ポロセーター(全2色、各2290円 ※ボーダータイプは全3色、各2290円)やチルデンセーター(全2色、各2290円)などと合わせる“プレイフルプレッピー”(12月〜1月)スタイルの軸として継続販売する。

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「シンピュルテ」×川上洋平や本田翼「バイティースリー」、「セルヴォーク」復刻カラーなど 今週発売のビューティーアイテム7選【12/16〜12/22】

ビューティアイテムの発売情報を「WWDJAPAN」的視点でピックアップ!今回は12月16〜22日に発売するアイテムを紹介します。今週はロックバンド[Alexandros](アレキサンドロス)のボーカル、川上洋平とコラボレーションした「シンピュルテ(SINN PURETE)」のハンド美容液が先行販売を開始。川上のエッセイ“1haku”に着想を得た香水“YOHAKU”の、アロマティックウッディな香りが心地よいアイテムです。本田翼がプロデュースするコスメブランド「バイティースリー(BY TTT.)」からは2025年1月に発売予定の化粧品とクリームをいち早く試せるスペシャルセットが登場します。メイクアイテムは「セルヴォーク(CELVOKE)」の限定アイシャドウパレットに注目!過去の人気カラーと最新カラーを組み合わせたパレットは新たなメイクの気づきを提供してくれそうです。

【12月16日発売】
バイティースリー
(BY TTT.)

化粧水とクリームの特別セット 

本田翼がプロデュースするコスメブランド「バイティースリー(BY TTT.)」は、2025年1月に発売予定の“リポクリアトナー”、“クリアセラミドクリーム”と数量限定のオリジナルグッズ、スマートフォンピアスとパーストートバッグをセットにした、“バイティースリー スペシャルセット”を発売する。

■商品詳細

“バイティースリー スペシャルセット”(9196円)

【12月16日先行発売】
シンピュルテ
(SINN PURETE)

[Alexandros]川上洋平コラボハンド美容液

「シンピュルテ(SINN PURETE)」は、ロックバンド[Alexandros](アレキサンドロス)のボーカル、川上洋平とコラボレーションした“マインドフル ハンドセラム YOHAKU”を発売する。川上洋平のエッセイ“1haku”に着想を得た香水“YOHAKU”とハンドセラムがコラボ、復元性のある弾力ジェルがローションに変化し肌にふっくらとしたハリ感をもたらす。

■商品詳細

“マインドフル ハンドセラム YOHAKU”(45g、2900円)

【12月16日発売】
ロゼット洗顔パスタ

季節の変わり目の乾燥毛穴にアプローチ 

ロゼットは、ロングセラーブランド「ロゼット洗顔パスタ」から、数量限定で“桜いちごの香り”を発売する。ほんのりピンク色の同商品は、桜といちごが調和した甘酸っぱくジューシーな香りに仕上げた。

■商品詳細

“ロゼット洗顔パスタ 桜いちごの香り”(120g、726円※編集部調べ)

【12月17日発売】
クリアアップ
(CLEAR UP)

ファンケルによる小学生向けのスキンケアシリーズ

ファンケルは小学生のためのスキンケアシリーズ「クリアアップ(CLEAR UP)」を立ち上げ、洗顔料とジェルミルクを発売する。2商品ともにニキビや肌荒れ予防の有効成分であるグリチルリチン酸ジカリウムを配合し、洗顔料はボトルをプッシュすると泡状になって出てくるため泡立ての手間がなく、スッキリとした洗い心地に仕上げた。

■商品詳細

“クリアアップ 泡洗顔料”【医薬部外品】(200mL、1320円)
“クリアアップ ジェルミルク”【医薬部外品】(70mL、1320円)

【12月20日発売】
カネボウ
(KANEBO)

新春限定デザインのUV美容液

「カネボウ(KANEBO)」は、新年に向けた限定デザインパッケージの“カネボウ ヴェイル オブ デイ リミテッド エディション 2025” を発売する。2025年の干支である“へび”を1本の糸に見立て、絆や繋がりを表すシンボルとしてデザイン。新年を象徴する赤に金色と虹色で“へび”をあしらいフェスティブな印象を感じさせるデザインパッケージに仕上げた。

■商品詳細

“カネボウ ヴェイル オブ デイ リミテッド エディション 2025” [SPF50・PA+++](60g、6600円)

【12月20日発売】
セルヴォーク
(CELVOKE)

復刻カラーのアイシャドウ&リップパレット

「セルヴォーク(CELVOKE)」は、過去の人気カラーを復刻し最新カラーと掛け合わせたアイシャドウパレット“セルヴォーク エクスプレッシヴ アイズ”と、ブランドのマスターピースである“テラコッタ”を中心に、使いやすさとモード感のさじ加減にこだわったリップパレット“セルヴォーク エクスプレッシヴ リップス”を発売する。

■商品詳細

“セルヴォーク エクスプレッシヴ アイズ”(限定2色、各9350円)
“セルヴォーク エクスプレッシヴ リップス”(限定、9350円)

【12月21日発売】
メナード
(MENARD)

“プログラム30”をリニューアル

「メナード(MENARD)」は美容液“プログラム30”(固形パウダー0.5g×2本、エッセンス15mL×2本)をリニューアル発売する。固形パウダーとエッセンスを混合する設計や容量、価格はそのままに処方をアップデート。身体を清らかにする作用があるとされるジュニパーベリーを焙煎処理して効能を高めた“ジュニパーベリーエキスEX”を新たに配合した。

■商品詳細

美容液“プログラム30”(固形パウダー0.5g×2本、エッセンス15mL×2本、2万2000円)

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「シンピュルテ」×川上洋平や本田翼「バイティースリー」、「セルヴォーク」復刻カラーなど 今週発売のビューティーアイテム7選【12/16〜12/22】

ビューティアイテムの発売情報を「WWDJAPAN」的視点でピックアップ!今回は12月16〜22日に発売するアイテムを紹介します。今週はロックバンド[Alexandros](アレキサンドロス)のボーカル、川上洋平とコラボレーションした「シンピュルテ(SINN PURETE)」のハンド美容液が先行販売を開始。川上のエッセイ“1haku”に着想を得た香水“YOHAKU”の、アロマティックウッディな香りが心地よいアイテムです。本田翼がプロデュースするコスメブランド「バイティースリー(BY TTT.)」からは2025年1月に発売予定の化粧品とクリームをいち早く試せるスペシャルセットが登場します。メイクアイテムは「セルヴォーク(CELVOKE)」の限定アイシャドウパレットに注目!過去の人気カラーと最新カラーを組み合わせたパレットは新たなメイクの気づきを提供してくれそうです。

【12月16日発売】
バイティースリー
(BY TTT.)

化粧水とクリームの特別セット 

本田翼がプロデュースするコスメブランド「バイティースリー(BY TTT.)」は、2025年1月に発売予定の“リポクリアトナー”、“クリアセラミドクリーム”と数量限定のオリジナルグッズ、スマートフォンピアスとパーストートバッグをセットにした、“バイティースリー スペシャルセット”を発売する。

■商品詳細

“バイティースリー スペシャルセット”(9196円)

【12月16日先行発売】
シンピュルテ
(SINN PURETE)

[Alexandros]川上洋平コラボハンド美容液

「シンピュルテ(SINN PURETE)」は、ロックバンド[Alexandros](アレキサンドロス)のボーカル、川上洋平とコラボレーションした“マインドフル ハンドセラム YOHAKU”を発売する。川上洋平のエッセイ“1haku”に着想を得た香水“YOHAKU”とハンドセラムがコラボ、復元性のある弾力ジェルがローションに変化し肌にふっくらとしたハリ感をもたらす。

■商品詳細

“マインドフル ハンドセラム YOHAKU”(45g、2900円)

【12月16日発売】
ロゼット洗顔パスタ

季節の変わり目の乾燥毛穴にアプローチ 

ロゼットは、ロングセラーブランド「ロゼット洗顔パスタ」から、数量限定で“桜いちごの香り”を発売する。ほんのりピンク色の同商品は、桜といちごが調和した甘酸っぱくジューシーな香りに仕上げた。

■商品詳細

“ロゼット洗顔パスタ 桜いちごの香り”(120g、726円※編集部調べ)

【12月17日発売】
クリアアップ
(CLEAR UP)

ファンケルによる小学生向けのスキンケアシリーズ

ファンケルは小学生のためのスキンケアシリーズ「クリアアップ(CLEAR UP)」を立ち上げ、洗顔料とジェルミルクを発売する。2商品ともにニキビや肌荒れ予防の有効成分であるグリチルリチン酸ジカリウムを配合し、洗顔料はボトルをプッシュすると泡状になって出てくるため泡立ての手間がなく、スッキリとした洗い心地に仕上げた。

■商品詳細

“クリアアップ 泡洗顔料”【医薬部外品】(200mL、1320円)
“クリアアップ ジェルミルク”【医薬部外品】(70mL、1320円)

【12月20日発売】
カネボウ
(KANEBO)

新春限定デザインのUV美容液

「カネボウ(KANEBO)」は、新年に向けた限定デザインパッケージの“カネボウ ヴェイル オブ デイ リミテッド エディション 2025” を発売する。2025年の干支である“へび”を1本の糸に見立て、絆や繋がりを表すシンボルとしてデザイン。新年を象徴する赤に金色と虹色で“へび”をあしらいフェスティブな印象を感じさせるデザインパッケージに仕上げた。

■商品詳細

“カネボウ ヴェイル オブ デイ リミテッド エディション 2025” [SPF50・PA+++](60g、6600円)

【12月20日発売】
セルヴォーク
(CELVOKE)

復刻カラーのアイシャドウ&リップパレット

「セルヴォーク(CELVOKE)」は、過去の人気カラーを復刻し最新カラーと掛け合わせたアイシャドウパレット“セルヴォーク エクスプレッシヴ アイズ”と、ブランドのマスターピースである“テラコッタ”を中心に、使いやすさとモード感のさじ加減にこだわったリップパレット“セルヴォーク エクスプレッシヴ リップス”を発売する。

■商品詳細

“セルヴォーク エクスプレッシヴ アイズ”(限定2色、各9350円)
“セルヴォーク エクスプレッシヴ リップス”(限定、9350円)

【12月21日発売】
メナード
(MENARD)

“プログラム30”をリニューアル

「メナード(MENARD)」は美容液“プログラム30”(固形パウダー0.5g×2本、エッセンス15mL×2本)をリニューアル発売する。固形パウダーとエッセンスを混合する設計や容量、価格はそのままに処方をアップデート。身体を清らかにする作用があるとされるジュニパーベリーを焙煎処理して効能を高めた“ジュニパーベリーエキスEX”を新たに配合した。

■商品詳細

美容液“プログラム30”(固形パウダー0.5g×2本、エッセンス15mL×2本、2万2000円)

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ユニクロのコラボアイテム限定復刻やゾゾタウンのご当地ディズニーTシャツなど! 来週発売のファッションアイテム12選【12/16〜12/22】

ファッションアイテムの発売情報を「WWDJAPAN」的視点でピックアップ!今回は12月16〜22日に発売するアイテムを紹介します。「ユニクロ(UNIQLO)」は、創業40周年を記念して過去のコラボコレクションで人気の高かったアイテムを日本限定で再販します。「ユニクロ アンド ルメール(UNIQLO AND LEMAIRE)」や「ユニクロ アンド エンジニアド ガーメンツ(UNIQLO AND ENGINEERED GARMENTS)」から「プラスジェイ(+J)」まで、豪華なラインアップです!
一方、「ゾゾタウン(ZOZOTOWN)」は、47都道府県ごとのご当地ディズニーTシャツコレクションを発売します。地元への愛を感じてもらうことをテーマにしたそうで、それぞれがどんなご当地を代表するイラストになっているのか、47種類全部クリックしたくなりますね。

【12月18日発売】
モワナ
(MOYNAT)

永井一正コラボ
ドーバー ギンザ限定コレクション

「モワナ(MOYNAT)」は、グラフィックデザイナーの永井一正とドーバー ストリート マーケット ギンザ限定コレクションを発売する。同氏の代表作“LIFE”シリーズから、ライオン、チンパンジー、ヒトデ、タコなどのアートワークを、赤と青の大胆な色使いで“Mコレクション”のバッグにあしらった。

■商品詳細

バッグ(26万6200円〜)

【12月18日発売】
ファミリア
(FAMILIAR)

ビームス ジャパンとコラボ
2025年の干支・巳がモチーフ

「ファミリア(FAMILIAR)」は、ビームス ジャパン(BEAMS JAPAN)とのコラボアイテムを発売する。“記憶に残る干支バッグを”をテーマに、2021年から実施しているコラボ企画の第5弾。2025年の干支、巳をモチーフとしたバッグやポーチのほか、だるまやポチ袋も販売する。

■商品詳細

バッグ(2万2000円)
ショルダーバッグ(1万6500円)
ポーチ(9900円)
だるま(8800円)
ポチ袋(1100円)

【12月20日発売】
アシックス スポーツスタイル
(ASICS SPORTSTYLE)

アトモス別注スニーカー
夜行動物を思わせるブラックな1足

アトモス(ATMOS)は、「アシックス スポーツスタイル(ASICS SPORTSTYLE)」に別注したスニーカー“GT-2160”を発売する。夜行動物の網膜に備わるタペタム(輝板)に着想を得て、全体をブラックベースのモノトーンに仕上げ、リフレクターを配した。アトモス特設サイトで、12月19日8時59分まで抽選販売を受け付けている。

■商品詳細

別注スニーカー(1万8700円)

【12月20日発売】
BABY-G

「BABY-G」30周年記念
アンバサダーの“クロミ”とコラボ

「BABY-G」は、サンリオのキャラクター“クロミ”とのコラボウオッチ“ベイビージープラス(BABY-G+PLUS)”を発売する。額に“BG”と施した“クロミ”を随所にあしらい、液晶のバックライトを点灯すると、同キャラクターが浮かび上がる仕掛けも。チャームとして使用できる専用ホルダーが付属する。

■商品詳細

コラボウオッチ(1万6500円)

【12月20日抽選受付開始】
ゾゾタウン
(ZOZOTOWN)

ご当地ディズニーTシャツ
都道府県ごと47種をラインアップ

「ゾゾタウン(ZOZOTOWN)」は、47都道府県ごとのご当地ディズニーTシャツコレクションを発売する。ZOZOがウォルト・ディズニー・ジャパンとライセンス契約を締結後初の企画となる。地元への愛を感じてもらうことをテーマに、“ミッキー”や“ミニー”を描いたオリジナルデザインのTシャツを制作した。12月20日〜1月7日に「ゾゾタウン」で抽選を受け付け、合計2020点限定。

■商品詳細

Tシャツ(5500円)

【12月20日発売】
ユニクロ
(UNIQLO)

「UT」がトリプルコラボ
「スポンジ・ボブ」「カクタスプラントフリーマーケット」と

「ユニクロ(UNIQLO)」の「UT」は、アニメ「スポンジ・ボブ」と、ファッションブランド「カクタスプラントフリーマーケット(CACTUS PLANT FLEA MARKET)」とのトリプルコラボのアイテムを発売する。アニメの象徴的なシーンを取り上げ、Tシャツ、フーディ、キャップなどに落とし込んだ。

■商品詳細

Tシャツ(1900円)
Tシャツ/キッズ(990円)
パーカ(3990円)
キャップ(1990円)
ぬいぐるみ(2990円)
※一部商品

【12月20日発売】
ナイキ
(NIKE)

イサマヤ・フレンチとコラボ
美容製品に着想を得た“エア マックス”

「ナイキ(NIKE)」は、メイクアップアーティストのイサマヤ・フレンチ(Isamaya Ffrench)とコラボしたスニーカー“イサマヤ フレンチ×ナイキ エア マックス DN(ISAMAYA FFRENCH×NIKE AIR MAX DN)”を発売する。2つのケースと4本のチューブで構成した“ナイキ エア ユニット”を搭載、またイサマヤ・フレンチの美容製品に着想を得て、ベージュとチョコレートブラウンを制作した。

■商品詳細

スニーカー(2万1230円)

【12月20日発売】
コンバース
(CONVERSE)

ハート型スタッズ煌めく
厚底“オールスター”

「コンバース(CONVERSE)」は、新作スニーカー“オールスター PLTS ハートスタッズ HI”を発売する。“オールスター PLTS”を土台とし、ハート型のスタッズで装飾。スタッズやハトメ、アンクルパッチは、ゴールドで統一した。インソールには軽量で柔らかなE.V.A.インソールを採用している。

■商品詳細

スニーカー(1万1000円)

【12月20日発売】
ニューエラ
(NEW ERA)

「僕のヒーローアカデミア」コラボ
9キャラクターをテーマに制作

「ニューエラ(NEW ERA)」は、アニメ「僕のヒーローアカデミア」とのコラボアイテムを発売する。“9THIRTY”のクラウンをやや深くアレンジしたボディーに、“緑谷出久”をはじめ、9キャラクターをフィーチャーした。後頭部には“PLUS ULTRA!”もしくは“VILLANS”の文字をあしらう。

■商品詳細

キャップ(6050円)

【12月20日発売】
ユニクロ
(UNIQLO)

創業40周年記念
コラボアイテムを日本限定復刻

「ユニクロ(UNIQLO)」は、創業40周年を記念し、過去のコラボコレクションで人気の高かったアイテムを日本限定で再販する。「ユニクロ アンド ルメール(UNIQLO AND LEMAIRE)」や「ユニクロ アンド エンジニアド ガーメンツ(UNIQLO AND ENGINEERED GARMENTS)」からラインアップする。「プラスジェイ(+J)」は2025年1月1日発売。

■商品詳細

セーター/「ユニクロ アンド ルメール」(3990円〜)
フリーストップス/「ユニクロ アンド エンジニアド ガーメンツ」(2990円)
フリースジャケット/「ユニクロ アンド エンジニアド ガーメンツ」(4990円)
※一部商品

【12月20日発売】
アトモス
(ATMOS)

「プーマ」別注“スカジャン”第3弾
神秘的な龍がモチーフ

アトモス(ATMOS)は12月20日、「プーマ(PUMA)」に別注したスニーカー“スウェード VTG MIJ スカジャン 3.0(SUEDE VTG MIJ SKAJAN 3.0)”を発売する。今回は、神秘的な龍をモチーフ。アッパーには、上品な光沢感のあるナイロン素材を使用し、力強い龍と日本地図をジャパンメイドの刺しゅうであしらった。

■商品詳細

スニーカー(2万9700円)

【12月21日発売】
ニューバランス
(NEW BALANCE)

アトモス別注スニーカー
“深海”がテーマの“1906”

アトモス(ATMOS)は、「ニューバランス(NEW BALANCE)」にカラー別注した“1906 ディープシー(1906 DEEP SEA)”を発売する。アッパーをレザーとスエード、ヌバック、メッシュの異素材で構築、深度によってブルーの色味が異なる深海のグラデーションを表現。また深海魚をイメージし、シルバーを所々に施した。

■商品詳細

スニーカー(2万4200円)

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ユニクロのコラボアイテム限定復刻やゾゾタウンのご当地ディズニーTシャツなど! 来週発売のファッションアイテム12選【12/16〜12/22】

ファッションアイテムの発売情報を「WWDJAPAN」的視点でピックアップ!今回は12月16〜22日に発売するアイテムを紹介します。「ユニクロ(UNIQLO)」は、創業40周年を記念して過去のコラボコレクションで人気の高かったアイテムを日本限定で再販します。「ユニクロ アンド ルメール(UNIQLO AND LEMAIRE)」や「ユニクロ アンド エンジニアド ガーメンツ(UNIQLO AND ENGINEERED GARMENTS)」から「プラスジェイ(+J)」まで、豪華なラインアップです!
一方、「ゾゾタウン(ZOZOTOWN)」は、47都道府県ごとのご当地ディズニーTシャツコレクションを発売します。地元への愛を感じてもらうことをテーマにしたそうで、それぞれがどんなご当地を代表するイラストになっているのか、47種類全部クリックしたくなりますね。

【12月18日発売】
モワナ
(MOYNAT)

永井一正コラボ
ドーバー ギンザ限定コレクション

「モワナ(MOYNAT)」は、グラフィックデザイナーの永井一正とドーバー ストリート マーケット ギンザ限定コレクションを発売する。同氏の代表作“LIFE”シリーズから、ライオン、チンパンジー、ヒトデ、タコなどのアートワークを、赤と青の大胆な色使いで“Mコレクション”のバッグにあしらった。

■商品詳細

バッグ(26万6200円〜)

【12月18日発売】
ファミリア
(FAMILIAR)

ビームス ジャパンとコラボ
2025年の干支・巳がモチーフ

「ファミリア(FAMILIAR)」は、ビームス ジャパン(BEAMS JAPAN)とのコラボアイテムを発売する。“記憶に残る干支バッグを”をテーマに、2021年から実施しているコラボ企画の第5弾。2025年の干支、巳をモチーフとしたバッグやポーチのほか、だるまやポチ袋も販売する。

■商品詳細

バッグ(2万2000円)
ショルダーバッグ(1万6500円)
ポーチ(9900円)
だるま(8800円)
ポチ袋(1100円)

【12月20日発売】
アシックス スポーツスタイル
(ASICS SPORTSTYLE)

アトモス別注スニーカー
夜行動物を思わせるブラックな1足

アトモス(ATMOS)は、「アシックス スポーツスタイル(ASICS SPORTSTYLE)」に別注したスニーカー“GT-2160”を発売する。夜行動物の網膜に備わるタペタム(輝板)に着想を得て、全体をブラックベースのモノトーンに仕上げ、リフレクターを配した。アトモス特設サイトで、12月19日8時59分まで抽選販売を受け付けている。

■商品詳細

別注スニーカー(1万8700円)

【12月20日発売】
BABY-G

「BABY-G」30周年記念
アンバサダーの“クロミ”とコラボ

「BABY-G」は、サンリオのキャラクター“クロミ”とのコラボウオッチ“ベイビージープラス(BABY-G+PLUS)”を発売する。額に“BG”と施した“クロミ”を随所にあしらい、液晶のバックライトを点灯すると、同キャラクターが浮かび上がる仕掛けも。チャームとして使用できる専用ホルダーが付属する。

■商品詳細

コラボウオッチ(1万6500円)

【12月20日抽選受付開始】
ゾゾタウン
(ZOZOTOWN)

ご当地ディズニーTシャツ
都道府県ごと47種をラインアップ

「ゾゾタウン(ZOZOTOWN)」は、47都道府県ごとのご当地ディズニーTシャツコレクションを発売する。ZOZOがウォルト・ディズニー・ジャパンとライセンス契約を締結後初の企画となる。地元への愛を感じてもらうことをテーマに、“ミッキー”や“ミニー”を描いたオリジナルデザインのTシャツを制作した。12月20日〜1月7日に「ゾゾタウン」で抽選を受け付け、合計2020点限定。

■商品詳細

Tシャツ(5500円)

【12月20日発売】
ユニクロ
(UNIQLO)

「UT」がトリプルコラボ
「スポンジ・ボブ」「カクタスプラントフリーマーケット」と

「ユニクロ(UNIQLO)」の「UT」は、アニメ「スポンジ・ボブ」と、ファッションブランド「カクタスプラントフリーマーケット(CACTUS PLANT FLEA MARKET)」とのトリプルコラボのアイテムを発売する。アニメの象徴的なシーンを取り上げ、Tシャツ、フーディ、キャップなどに落とし込んだ。

■商品詳細

Tシャツ(1900円)
Tシャツ/キッズ(990円)
パーカ(3990円)
キャップ(1990円)
ぬいぐるみ(2990円)
※一部商品

【12月20日発売】
ナイキ
(NIKE)

イサマヤ・フレンチとコラボ
美容製品に着想を得た“エア マックス”

「ナイキ(NIKE)」は、メイクアップアーティストのイサマヤ・フレンチ(Isamaya Ffrench)とコラボしたスニーカー“イサマヤ フレンチ×ナイキ エア マックス DN(ISAMAYA FFRENCH×NIKE AIR MAX DN)”を発売する。2つのケースと4本のチューブで構成した“ナイキ エア ユニット”を搭載、またイサマヤ・フレンチの美容製品に着想を得て、ベージュとチョコレートブラウンを制作した。

■商品詳細

スニーカー(2万1230円)

【12月20日発売】
コンバース
(CONVERSE)

ハート型スタッズ煌めく
厚底“オールスター”

「コンバース(CONVERSE)」は、新作スニーカー“オールスター PLTS ハートスタッズ HI”を発売する。“オールスター PLTS”を土台とし、ハート型のスタッズで装飾。スタッズやハトメ、アンクルパッチは、ゴールドで統一した。インソールには軽量で柔らかなE.V.A.インソールを採用している。

■商品詳細

スニーカー(1万1000円)

【12月20日発売】
ニューエラ
(NEW ERA)

「僕のヒーローアカデミア」コラボ
9キャラクターをテーマに制作

「ニューエラ(NEW ERA)」は、アニメ「僕のヒーローアカデミア」とのコラボアイテムを発売する。“9THIRTY”のクラウンをやや深くアレンジしたボディーに、“緑谷出久”をはじめ、9キャラクターをフィーチャーした。後頭部には“PLUS ULTRA!”もしくは“VILLANS”の文字をあしらう。

■商品詳細

キャップ(6050円)

【12月20日発売】
ユニクロ
(UNIQLO)

創業40周年記念
コラボアイテムを日本限定復刻

「ユニクロ(UNIQLO)」は、創業40周年を記念し、過去のコラボコレクションで人気の高かったアイテムを日本限定で再販する。「ユニクロ アンド ルメール(UNIQLO AND LEMAIRE)」や「ユニクロ アンド エンジニアド ガーメンツ(UNIQLO AND ENGINEERED GARMENTS)」からラインアップする。「プラスジェイ(+J)」は2025年1月1日発売。

■商品詳細

セーター/「ユニクロ アンド ルメール」(3990円〜)
フリーストップス/「ユニクロ アンド エンジニアド ガーメンツ」(2990円)
フリースジャケット/「ユニクロ アンド エンジニアド ガーメンツ」(4990円)
※一部商品

【12月20日発売】
アトモス
(ATMOS)

「プーマ」別注“スカジャン”第3弾
神秘的な龍がモチーフ

アトモス(ATMOS)は12月20日、「プーマ(PUMA)」に別注したスニーカー“スウェード VTG MIJ スカジャン 3.0(SUEDE VTG MIJ SKAJAN 3.0)”を発売する。今回は、神秘的な龍をモチーフ。アッパーには、上品な光沢感のあるナイロン素材を使用し、力強い龍と日本地図をジャパンメイドの刺しゅうであしらった。

■商品詳細

スニーカー(2万9700円)

【12月21日発売】
ニューバランス
(NEW BALANCE)

アトモス別注スニーカー
“深海”がテーマの“1906”

アトモス(ATMOS)は、「ニューバランス(NEW BALANCE)」にカラー別注した“1906 ディープシー(1906 DEEP SEA)”を発売する。アッパーをレザーとスエード、ヌバック、メッシュの異素材で構築、深度によってブルーの色味が異なる深海のグラデーションを表現。また深海魚をイメージし、シルバーを所々に施した。

■商品詳細

スニーカー(2万4200円)

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秋冬ブラウン系コーデのお手本7スタイル【2024-25年秋冬トレンド】

穏やかなブラウン系のカラーが再び勢いづいています。人気復活の背景は、控えめで上品な“クワイエット・ラグジュアリー”の波。さらに、最近では落ち着きを重視したスタイルへの深化も追い風になっています。レトロやビンテージといった、ロングトレンドとなじませやすい点でも好都合です。

例えば、「マリメッコ(MARIMEKKO)」はシグネチャーモチーフのウニッコ柄をブラウンで彩りました。赤や黄色のイメージが強いウニッコ柄をブラウンにすることで、一気に落ち着いた大人のムードに。もともと癖が強くない色調なので、全身でまとってもくどくならず、むしろソフトでナチュラルな表情に映ります。今回は、さまざまなシチュエーションで好印象を与えてくれるブラウン系のコーディネート術を、国内外の2024-25年秋冬コレクションルックからご紹介します。

レイヤードでジグザグ天気にも対応

秋冬は、レイヤードスタイルを重宝するシーズンです。ブラウン系コーデは、「ジグザグ天気」とも呼ばれるほどのめまぐるしい気候変化にも対応しやすく、近いトーンが多いため、組み合わせも楽。全体をワントーンでまとめれば、落ち着き度がさらにアップします。

「ユニクロ ユー(UNIQLO U)」は、穏やかな中間色のトーナルカラーを打ち出しました。アズキ色や焦げ茶の色調を帯びた絶妙なブラウンで全身を統一。ニットアウターの上からシャツを腰に巻き、多彩なレイヤードを試みました。

ブラウン系は、広義で捉えればイエローやベージュなども含むので、同系色でのレイヤードスタイルの選択肢は豊富です。トーンの明るい色同士を引き合わせれば、軽やかなムードに整います。

写真2枚目の「ウジョー(UJOH)」は、淡いベージュ系のニットトップスに、明るいモカ系のコートを重ねました。ニットの色が複数の箇所から顔を出し、入り組んだレイヤードに仕上がっています。さらに、ストールをかぶせて立体感をアップ。ピンストライプのハンサムパンツが、マニッシュな印象を加えました。

ボヘミアンミックスでレトロに演出

くすんだ色調のブラウンは、全体にノスタルジックな雰囲気を添えます。勢いが続くボヘミアンテイストの装いとも好相性。秋冬ルックをレトロムードに仕上げられます。

「アナ スイ(ANNA SUI)」は、お得意のビンテージ風コートを軸に据えました。レンガのようなブラウンカラーが懐かしげなたたずまい。カラートーンが通じ合うニットトップスとチェック柄のスカートを合わせました。赤がアクセントのアーガイル柄ソックスを差し色にして、ニット帽とバッグにもレトロテイストをまとわせています。

ブラウンの同系色で合わせると、アイテムの持ち味が強まり、動きのあるスタイリングに仕上がります。パッチワークや切り替え、レイヤードなどと組み合わせるのが効果的。ノスタルジックでこなれた印象に導けます。

巧みなカラーバランスでグラマラスに仕上げたのは、2枚目の「カレンテージ(CURRENTAGE)」。シックなジャケットにファーの袖をあしらい、袖のファーはパッチワークで動きを出しました。身頃と袖で“マスキュリン×グラマー”のアシンメトリーを演出します。ダメージ加工を施したボトムスに加え、柄タイツとポインテッドトーのシューズでミックス感を高めました。

お仕事ルックにも好相性

全体を同色でそろえるワントーンに向くのが、ブラウン系の強み。もともと中間色なので、穏やかなムードにまとまり、お仕事ルックにも使いやすい配色です。

ジャケットの代わりにコートを取り入れたスリーピースは、冬に出番が増える組み合わせ。「セオリー(THEORY)」のセットアップは、トレンチコートとタートルニット、パンツで上品にまとめました。キャメル系のハーモニーで落ち着かせた一方で、バッグとシューズはチョコレートブラウンで引き締めて、濃淡のコントラストを際立たせました。

パンツスーツは、主張が強くないブラウン系の持ち味が生きて、オフィスになじむお仕事ルックです。ジェンダーレスに着こなせるもブラウン系の良さで、ライトカラーを選べば、ソフトな印象をまとえます。

2枚目の写真「リッチアイ(RICH I)」は、ボクシーなジャケットとストレートパンツのコンビネーションが、ジェンダーレスなスタイルを演出。淡いブラウントーンも上品で落ち着いた印象を引き立てます。上下ともにオーバーサイズ仕立てで、タフさとのどかさを同居させました。

ブラウン系は、黒やグレーと比べて気負わない自然体なムードをまといやすいのも特徴です。着るシーンを選ばない万能色なので、イベントの増える年末にもぴったり。レイヤードのベースカラーに据えれば、着こなしのバリエーションも広がります。現在のトレンドに乗りやすい点でも、レパートリーに加える価値がありそうです。

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VTuber界隈の熱量を伝えたい!

毎週発行している「WWDJAPAN」は、ファッション&ビューティの潮流やムーブメントの分析、ニュースの深堀りなどを通じて、業界の面白さ・奥深さを提供しています。巻頭特集では特に注目のキーワードやカテゴリー、市場をテーマに、業界活性化を図るべく熱いメッセージを発信。ここでは、そんな特集を担当記者がざっくばらんに振り返ります。(この記事は「WWDJAPAN」2024年12月9日号からの抜粋です)

小田島:日々取材をする中で、「VTuberとのコラボ商品がヒットした」という声を聞く機会が増えました。ポップアップイベントを訪れてみると非常に盛り上がっていて、今これだけ熱量があって勢いのあるカルチャーなんだということを伝えたいと思い、特集を企画しました。自分の娘たちも保育園児のころからキャラクターがゲーム実況する動画を見ています。娘たちの世代にとって、VTuberは芸能人やYouTuber、アニメキャラよりも身近な存在になりそうだと思いました。

沼:私はこの特集に参加するまでVTuberの知識はゼロでした。渋谷109の担当者が、「今はK - POPアイドルのポップアップと同じくらい引きがある」と話していたのに驚きました。ファッションやビューティの領域って、実際にそれを着て見せたり、化粧したりすることが重要ですが、VTuberにはそれができない。でも、彼・彼女らは画像を交えた配信のトークで魅力を十二分にファンに伝えることができ、それでモノが売れたりしています。

小田島:VTuberが商品を魅力的に伝えると、ファンは“推し”が推しているものを着てみたい!使ってみたい!という気持ちになります。彼・彼女らはほぼ毎日ライブ配信をしていて、ファンはリアルタイム視聴で時間を共にし、コメントを書き込んで反応を楽しんでいます。

見た目と中身のギャップが面白い

沼:私は初めて見たVTuberということもあって、アダストリアが運営するバーチャルファッションマーケットプレイス「スタイモアー」が衣装協力した“メタばあちゃん”のバーチャルファッションショーが面白かったです。80歳以上のおばあちゃんによるVTuber集団で、見た目はいまどきの女の子なのに、話すとおばあちゃんというギャップが面白く、企画中に寝始めたり、歌い出したりする自由奔放さが魅力的です。

小田島:3Dモデリングは時間と労力がかかるので、次々に新作!というわけにいかないけれど、それもあるせいか、VTuberの新衣装お披露目って、すごく盛り上がるんです。そこにブランドやデザイナーがかかわっていけたら面白そうだなと思いました。あと、本当にライブ配信がうまいので、フロントローに座るのは無理かもですが、コレクション実況コラボなども実現したら、面白いんじゃないかなと想像しました。

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「シセイドウ」の免疫系美容液“アルティミューン”は全人類の肌をケア 国際評価は高まるばかり


2009年から続く「WWDBEAUTY」のベストコスメ特集では、バイヤーのアンケートをもとに本当に売れた商品を表彰する。「ベストコスメ歴代名鑑」では、15年以上続く本特集の中でも常にランキングに入賞している“傑作”をピックアップ。時代を超えて愛される理由や商品の魅力について、美容ジャーナリストの加藤智一が深掘りする。今回は「シセイドウ(SHISEIDO)」の “アルティミューン パワライジング コンセントレート Ⅲn”にフォーカス。

「シセイドウ」の美容液“アルティミューン”は、肌にも“免疫力の司令塔”であるランゲルハンス細胞が存在することに着目して開発された美容液だ。初代が発売されたのは2014年。20年以上にもわたって研究してきた資生堂の免疫研究の成果が生かされており、当時、「肌免疫」に着目した視点は革新的と評価された。また、「シセイドウ」の自信を体現した真紅のパッケージのインパクトなども相まって、発売するやいなや話題を席巻。一般的には先進的なアプローチを打ち出すほど、ものめずらしさから発売当初は苦戦を強いられることが多いが、“アルティミューン”は鮮やかなスタートダッシュを記録。勢いそのままにその年のベストコスメアワードを総なめにした。

その後、2代目は免疫とストレスの関係性に着目、3代目は血流から免疫に働きかけるなどとアップグレードし、23年10月に発売された4代目では睡眠と体内リズムをケアすることで、肌リズムを整えて肌免疫を回復させるアプローチを導入。テクスチャ―についても滑らかさや肌なじみのよさを追求して、さらなる高みへと進化させている。

その間、“アルティミューン”は国内のみならず、海外でも高い評価を獲得。数々のアワードを獲得し、世界でも権威のある賞として知られている「マリ・クレール」の最優秀化粧品賞「プリ・デクセランス」も受賞。これまでのアワード累計数は計252冠にも及ぶ。

そんな世界中から熱い支持を集める理由は、ほかの美容液には無い、唯一無二の肌効果にある。ユーザー評価で最も多いのは「肌のゆらぎが落ち着いた」という声。季節の変わり目や体調により変化してしまう肌状態が、“肌免疫ケア”を施すことで安定したと実感するユーザーが極めて多く、「調子のいい状態がずっと続くから手放せない」と称賛。また、肌免疫というワードは年齢・人種・性別などに関わらず、全ての人に届くことから、21年には“黒アルティミューン”という異名をとる男性の皮膚生理に寄り添ったタイプを発売。国内はもちろん、欧米や中国など88の国と地域で発売されており、グローバルでのブランド認知も広げている。

かくして“アルティミューン”が目指すのは、肌悩みに対処するよりも、肌の底力をあげること。肌に秘められた力を信じて引き出すことである。それは「シセイドウ」が掲げるミッションにも通じる。それゆえ“アルティミューン”はブランドのアイコニックな存在であり続けるのだ。

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「シセイドウ」の免疫系美容液“アルティミューン”は全人類の肌をケア 国際評価は高まるばかり


2009年から続く「WWDBEAUTY」のベストコスメ特集では、バイヤーのアンケートをもとに本当に売れた商品を表彰する。「ベストコスメ歴代名鑑」では、15年以上続く本特集の中でも常にランキングに入賞している“傑作”をピックアップ。時代を超えて愛される理由や商品の魅力について、美容ジャーナリストの加藤智一が深掘りする。今回は「シセイドウ(SHISEIDO)」の “アルティミューン パワライジング コンセントレート Ⅲn”にフォーカス。

「シセイドウ」の美容液“アルティミューン”は、肌にも“免疫力の司令塔”であるランゲルハンス細胞が存在することに着目して開発された美容液だ。初代が発売されたのは2014年。20年以上にもわたって研究してきた資生堂の免疫研究の成果が生かされており、当時、「肌免疫」に着目した視点は革新的と評価された。また、「シセイドウ」の自信を体現した真紅のパッケージのインパクトなども相まって、発売するやいなや話題を席巻。一般的には先進的なアプローチを打ち出すほど、ものめずらしさから発売当初は苦戦を強いられることが多いが、“アルティミューン”は鮮やかなスタートダッシュを記録。勢いそのままにその年のベストコスメアワードを総なめにした。

その後、2代目は免疫とストレスの関係性に着目、3代目は血流から免疫に働きかけるなどとアップグレードし、23年10月に発売された4代目では睡眠と体内リズムをケアすることで、肌リズムを整えて肌免疫を回復させるアプローチを導入。テクスチャ―についても滑らかさや肌なじみのよさを追求して、さらなる高みへと進化させている。

その間、“アルティミューン”は国内のみならず、海外でも高い評価を獲得。数々のアワードを獲得し、世界でも権威のある賞として知られている「マリ・クレール」の最優秀化粧品賞「プリ・デクセランス」も受賞。これまでのアワード累計数は計252冠にも及ぶ。

そんな世界中から熱い支持を集める理由は、ほかの美容液には無い、唯一無二の肌効果にある。ユーザー評価で最も多いのは「肌のゆらぎが落ち着いた」という声。季節の変わり目や体調により変化してしまう肌状態が、“肌免疫ケア”を施すことで安定したと実感するユーザーが極めて多く、「調子のいい状態がずっと続くから手放せない」と称賛。また、肌免疫というワードは年齢・人種・性別などに関わらず、全ての人に届くことから、21年には“黒アルティミューン”という異名をとる男性の皮膚生理に寄り添ったタイプを発売。国内はもちろん、欧米や中国など88の国と地域で発売されており、グローバルでのブランド認知も広げている。

かくして“アルティミューン”が目指すのは、肌悩みに対処するよりも、肌の底力をあげること。肌に秘められた力を信じて引き出すことである。それは「シセイドウ」が掲げるミッションにも通じる。それゆえ“アルティミューン”はブランドのアイコニックな存在であり続けるのだ。

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瞬間サラ艶髪!今年最後のマストバイアイテム 【爆裂!健康美容マニア道】

1日8食、ジャンクフード漬けの超不健康児から超健康優良児へと大変身を遂げたフリーアナウンサーの名越涼。およそ15年かけて自らの体で人体実験を繰り返してきた結果、“超絶良かったもの”だけを余すことなくお伝えする。今回はヘアアイロンとブラシが一体となったヘアケアツールについて。

一日の中で最も慌ただしい朝の時間はまさに戦。子どもの支度のあと、自分の支度まで完了させるのは至難の業だ。日々時短を意識している中、最も手をかけなくなったのが髪の毛だった。絡まってようが広がってようがとにかくブラシでガツっととかして、はい終了。そんな力技な毎日に静かなる変革が起きた。とかすだけでしっとりとまとまりやすい艶髪が手に入る、そんな素敵なアイテムに出合ったのだ。それからというもの手軽に、しかも時間をかけずに“手入れしてます感”あるサラ艶髪になれてルンルンなのである。髪の毛が整うと、不思議と心も整うよね(え、みんなそうだよね?)。では、ご紹介しよう。

とかすだけで、艶っ

”瞬間、パワーストレート”というキャッチコピーが印象的な「アゲツヤ(AGETSUYA)」の“コードレスミニブラシアイロンプラス”。ヘアアイロンとブラシが一体となったものだ。家ではもちろん、コンパクトで持ち運びやすいので旅先でも大活躍中。スイッチを入れてすぐ温まり、長短交互のブラシピンがきめ細やかに髪の毛をキャッチ。髪の毛のもつれや広がりをスムーズにとかしてくれ、艶っと仕上がる。この仕上がりの秘訣はブラシの側面に搭載されたイオンホール。熱で乾燥しすぎないよう、髪の毛に潤いを閉じ込めてくれるというのだ(これすごくない?)以前、毎日のようにコテを使っていた頃。担当の美容師さんに「本当に美容師泣かせだよね」と毎回言わせてしまうほど髪の毛がパッサパサになっていた私。全ては使い方が雑という自業自得な結果なのだが、そんな名越でも髪の毛を傷めることなく使えるという素晴らしさよ。

本気で髪の毛を整えようと思うとドライヤーに、コテに、ストレートアイロンにと、これまではあれもこれも必要だったけど、それをたった一台でこなしてくれる「アゲツヤ」。これひとつあれば大丈夫。なんて優秀なの。

バサバサヘアも時短で整う

こちらが「アゲツヤ」のビフォー・アフター。見よ!起きたてのばっさばさヘアが艶っとまとまったこの感動を……!ピッとスイッチを押してス〜ととかす。ストレスなく髪の毛がまとまって、ほらいい感じ。

ある意味、自分以上に素早く仕上げないといけない娘もこの通り。設定温度が5段階かつ、肌に直接あたらない設計なのでわんぱく少女の2歳児にも使える安心さ。ちなみに電源を入れてから30分後には自動でオフになるので、万が一の事態にも配慮されている。

これ1台で気分上々

どんなに肌の手入れやメイクを頑張ったとしても、髪の毛がパサパサだとせっかくの魅力も半減。特にアラフォーの今、髪の毛って見た目年齢にものすごく影響するのよね(震えるわ)。時間がなくても大丈夫。「アゲツヤ」でさくっと髪の毛を艶めかせて、気分もアゲていきましょ。

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瞬間サラ艶髪!今年最後のマストバイアイテム 【爆裂!健康美容マニア道】

1日8食、ジャンクフード漬けの超不健康児から超健康優良児へと大変身を遂げたフリーアナウンサーの名越涼。およそ15年かけて自らの体で人体実験を繰り返してきた結果、“超絶良かったもの”だけを余すことなくお伝えする。今回はヘアアイロンとブラシが一体となったヘアケアツールについて。

一日の中で最も慌ただしい朝の時間はまさに戦。子どもの支度のあと、自分の支度まで完了させるのは至難の業だ。日々時短を意識している中、最も手をかけなくなったのが髪の毛だった。絡まってようが広がってようがとにかくブラシでガツっととかして、はい終了。そんな力技な毎日に静かなる変革が起きた。とかすだけでしっとりとまとまりやすい艶髪が手に入る、そんな素敵なアイテムに出合ったのだ。それからというもの手軽に、しかも時間をかけずに“手入れしてます感”あるサラ艶髪になれてルンルンなのである。髪の毛が整うと、不思議と心も整うよね(え、みんなそうだよね?)。では、ご紹介しよう。

とかすだけで、艶っ

”瞬間、パワーストレート”というキャッチコピーが印象的な「アゲツヤ(AGETSUYA)」の“コードレスミニブラシアイロンプラス”。ヘアアイロンとブラシが一体となったものだ。家ではもちろん、コンパクトで持ち運びやすいので旅先でも大活躍中。スイッチを入れてすぐ温まり、長短交互のブラシピンがきめ細やかに髪の毛をキャッチ。髪の毛のもつれや広がりをスムーズにとかしてくれ、艶っと仕上がる。この仕上がりの秘訣はブラシの側面に搭載されたイオンホール。熱で乾燥しすぎないよう、髪の毛に潤いを閉じ込めてくれるというのだ(これすごくない?)以前、毎日のようにコテを使っていた頃。担当の美容師さんに「本当に美容師泣かせだよね」と毎回言わせてしまうほど髪の毛がパッサパサになっていた私。全ては使い方が雑という自業自得な結果なのだが、そんな名越でも髪の毛を傷めることなく使えるという素晴らしさよ。

本気で髪の毛を整えようと思うとドライヤーに、コテに、ストレートアイロンにと、これまではあれもこれも必要だったけど、それをたった一台でこなしてくれる「アゲツヤ」。これひとつあれば大丈夫。なんて優秀なの。

バサバサヘアも時短で整う

こちらが「アゲツヤ」のビフォー・アフター。見よ!起きたてのばっさばさヘアが艶っとまとまったこの感動を……!ピッとスイッチを押してス〜ととかす。ストレスなく髪の毛がまとまって、ほらいい感じ。

ある意味、自分以上に素早く仕上げないといけない娘もこの通り。設定温度が5段階かつ、肌に直接あたらない設計なのでわんぱく少女の2歳児にも使える安心さ。ちなみに電源を入れてから30分後には自動でオフになるので、万が一の事態にも配慮されている。

これ1台で気分上々

どんなに肌の手入れやメイクを頑張ったとしても、髪の毛がパサパサだとせっかくの魅力も半減。特にアラフォーの今、髪の毛って見た目年齢にものすごく影響するのよね(震えるわ)。時間がなくても大丈夫。「アゲツヤ」でさくっと髪の毛を艶めかせて、気分もアゲていきましょ。

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仕組みも価値観もDIY スニーカーブランド「ヴェジャ」の“優しい”経営をパリで見た!

2004年に創業したパリ発のスニーカーブランド「ヴェジャ(VEJA)」は、近年ヨーロッパを中心に、人気を集めている。シンプルながら一目で「ヴェジャ」と分かるキャッチーなデザインを強みに、「マルニ(MARNI)」や「リック・オウエンス(RICK OWENS)」、ヴィブラム(VIBRAM)などの有名ブランドとコラボしてきたほか、キャサリン英国皇太子妃やメーガン妃、エマニュエル・マクロン=フランス大統領ら著名人も愛用するまでに成長した。

同ブランドの魅力は、どんなスタイルにもなじむ使い勝手の良さだけではない。サステナビリティや経営の透明性などに向き合う、“四方よし”な存在であることだ。「倫理的な配慮をしている」と掲げる企業やブランドは多いものの、それを実現するのは容易ではない。「ヴェジャ」はどのように、人と環境に優しくあろうとしているのか。朝晩の冷え込みが厳しくなったパリで、その現場を訪ねた。

「ヴェジャ」の本社は、サクレ・クール寺院で名高いモンマルトルからほど近い。過去に広告代理店やフランス共産党の印刷工場が入居してきた、約4000㎡の建物であり、石造りの建築が美しい。しつらえや備品に至るまで、ほとんどが環境負荷の少ない素材で構成されており、全てビンテージでそろえた家具、リサイクルプラスチック製のカーペット、屋外の明るさに合わせて光の強さが自動調整される照明など、徹底した姿勢がうかがえる。

まずはブランドの始まりと経営理念について聞いてほしい、と出迎えてくれたのは、創業者の1人であるセバスチャン・コップ(Sebastien Kopp)だ。ブランドヒストリーを知らずに商品を購入する顧客が8〜9割であることから、「なりゆきに任せすぎず、自分からも『ヴェジャ』の輪を広げていきたい」と話す。

“普通であること”を大事に
「ヴェジャ」の経営哲学

「僕はもともと靴の好みにちょっとうるさいタイプにすぎず、スニーカー作りにかけては全くの素人だった」。誰も見たことがないモデルを作りたい、人間と環境を守るものを作りたい、という思いから、もう1人の創業者であるフランソワ・ギラン・モリィヨン(Francois Ghislain Morillion)と、スニーカーに使われる素材を研究し始めたという。そんな中で目に留まったのが、アッパーに使うコットンと、ソールに用いるラバーを生産するブラジルだった。それらをオーガニック栽培すれば、農場や生産者の健康も損なわずに済むと考え始めた。ブランドの立ち上げ当初から、素材を市場価格の2倍で買い上げ、前金を40%支払うなど、フェアトレードを貫いてきた。「彼らは生計を立てられなければ、森林を伐採して家畜を飼うスペースに変えざるを得ない。従業員の保護が大事だと思った」。

実際「ヴェジャ」は、会社に関わる人々に、健康で文化的な生活を提供する仕組みを整えている。例えばブラジルに10人ほどいる現地社員は、「週40時間労働でバカンスも取得可能」と言うし、EC在庫管理のための倉庫「ロギンス(LOG’INS)」を、障がい者支援団体ロギンスとともに運営して、彼らの社会復帰をサポートしている。アレルギーや糖尿病、認知障害、難聴などで就労先を見つけられず、長い離職期間に苦しむ人が、“トランポリンで次のステップに跳ねられるように”、物流やパソコン業務といったスキルを習得できる場になっている。

来年の2月で設立20周年を迎える「ヴェジャ」だが、直営店舗は数世界に計9つと意外にも少ない。コップ共同創業者は、「今の企業体力なら年間100店舗をオープンさせることも可能だが、あえてそうしていない。社員全員が自分らしくいられる場を作るために、時間と哲学を注いでブランドをゆっくりと成長させてきたから、1年に1店舗開くくらいのペースで十分。有名ブランドになるのではなく、普通の人と関わりながら、普通であることを大事にしたい」と話す。

「ヴェジャ」の精神性が表れる出店戦略
ボルドーの店舗が面白い

コップ共同創業者は、「ヴェジャ」は人と環境に優しい存在であることを目指しており、「好きな場所にしか店を出したくない」と出店戦略にもその思いを反映しているという。中でもブランドらしさが表れているのが、フランス・ボルドーの観光スポット「ダーウィン(DARWIN)」にある店舗「ヴェジャ×ダーウィン」だ。

まずは「ダーウィン」について説明したい。環境保護活動家などのアクティビスト4人が共同設立した社会的かつエコロジカルな空間で、9万㎡の広々とした土地には、レストランやショップなどの商業施設があり、来場者は食事やショッピングを楽しめる。面白いのは、高校や診療所、難民やホームレスのためのシェルター、シェルター居住者が自給自足する農場などの非営利施設も軒を連ねている点。不用品を回収するスリフトや、家具や自転車などを修繕する工房も存在し、創業者2人が「ダーウィン」の「さまざまなことを試していこう」という機運に共感したというのも理解できる。

ちなみに、取材時は「ダーウィン」の隣で土地開発工事が行われている真っ最中だった。それを阻止しようとする者がペンキで書いたであろう「違法建築(CHANTIER ILLEGAL)」との大きな文字を発見した。デモなどにあまりなじみのない日本人は、少し面食らうかもしれないほど、ソーシャルアクションの香りがそこかしこに充満していた。

話を「ヴェジャ×ダーウィン」に戻す。その他の店舗と異なり、ここでは最新コレクションを取り扱わない。というのも、リペア(修繕)サービスを導入した初号店だからだ。アーカイブやプロトタイプ、不良品を適宜修繕して割引価格で販売するほか、顧客が持ち込んだスニーカーをリペアするカウンターも設置している。店舗スタッフによれば、「新しいスニーカーを買いに来たお客様が、欲しい商品が見つからなくて結局リペアを選ぶケースもある」。フランス国内のみならず、郵送でヨーロッパ各地から依頼が届くといい、月に70足ほど対応している。パーツの補強やゴムソールの取り替え、クリーニングなどを手掛けており、金額も思った以上に手ごろ。ダメージの度合いによっても価格は変動するが、クリーニングのみで済むケースは1足10ユーロ(1580円)、全体を手直しする必要があるケースでも1足80ユーロ(1万2640円)である。新たに新品が買える値段で、修繕を選ぶ人はまだまだ多数派ではないからこそ、「修繕へのハードルを低くしたいから」と、靴を持ち込めば持ち込むほど1足あたりのリペア費用は安くなるようにしている。環境にも顧客の財布にも優しい仕組みが整っている。

有名ブランドで経験を積んだ職人も
靴は売らない、リペアに特化した店

「サステナビリティ」は、真面目な印象に受け止められやすい中、ファッション関係者からは「『デザインがすてきで購入した商品のブランドが、実はサステナビリティに注力していた』と結果的に明らかになる構図が理想的」という声があがることも少なくない。その点、「ヴェジャ」はデザイン性を武器に支持を拡大してきた成功事例でもある。リペアという観点からも同様のことが言えるだろう。同ブランドではイケてるショップが提供するイケてるサービスとして昇華している。

「ヴェジャ」のリペアサービスをもっと知りたいならここ、と連れられたのが2月にオープンした「ジェネラルストア」だ。サンマルタン運河の走るパリ10区にあり、シューケア用品や靴下、アクセサリーなどを販売しているものの、メイン業務はスニーカーの修理という店舗になっている。木やコンクリート、ガラスを用いてミニマルながら温かみのある空間には、毎日2人のスニーカー職人のほか、クリーニングを手掛けるスタッフが常駐する。「スニーカーを修理できると知らない消費者が多いから、この店はできた」。ストアマネージャーのミカさんはそう語る。

2018年に「ヴェジャ」の勢いが強まり出したころ、「靴の生産量は増えたが、履き終わった後の靴はどうなるのか?」という問題が生じたという。そもそも一般的なスニーカーはレザーやコットン、プラスチックなどのさまざまな素材でできているため、それぞれを単独で分解し、リサイクルすることが難しい。「ヴェジャ」はそこで、リサイクルするよりも前に、リペアすればいいと気づいた。しかし、「スニーカー=履きつぶすもの」という認識が世間に浸透していたため、そもそもスニーカーの修理法が確立されていなかった。

経験者たちと試行錯誤して、革靴の修理技術をスニーカーに適応しながらリペア方法を編み出してきた。現在は、「クリスチャン ルブタン(CHRISTIAN LOUBOUTIN)」「シャネル(CHANEL)」「エルメス(HERMES)」で経験を積んだ職人が、「ヴェジャ」に転職してスニーカー修理を手掛ける例もあるといい、彼らが未経験の職人志望者にレクチャーする構図もできつつある。ファッション業界の廃棄問題を解決する一端になるため、「ヴェジャ」では他ブランドの修理も受け付けており、職人たちはあらゆる靴に対応できるようトレーニングを積んでいる。「自分の仕事が大好きで、情熱を持っている人ばかりだから、その姿に引かれて職人の門戸をたたく新人もいる」。

ストアマネージャーのミカさんいわく、スニーカー修理においては2つの寿命を延ばす必要がある。1つは物理的な寿命だ。例えば、人は靴を脱ぐ時にかかと部分を踏むため、レザーで補強する方がいい。修理した靴の方が新品よりも長持ちする。2つ目は感情的な寿命。履けば履くほどアイテムに愛着がわくと同時に、飽きも来るため、「クリーニングで新品に近づけることで、今持っている靴に対して好きな気持ちを長く持続できる」という。

ミカさんに店を営む中で意識していることを聞いてみると、「僕たちは自分が行きたい店を作っているだけで、『リペアが大事』などと訴えようとはしていない。サステナビリティを看板にするのではないからこそ、強いメッセージになってお客さまに届いていると思う」と返ってきた。

取材を終えて

「ヴェジャ」取材中、常に感じていたのは、社員や店舗スタッフたちの和気あいあいとしたムードだった。身近な人たちに優しくできない人が、地球や社会にも愛を与えられるはずはないと言っているかのようだ。ゆっくり、マイペースに歩む「ヴェジャ」に、刻一刻と変わるトレンドをキャッチしようと奮闘するファッション業界は学ぶことも多いのではないか。ないなら自分たちで作ればいいと始めた仕組みや価値観が輪になって広がり、業界のスタンダードになる日も遠くないかもしれない。

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「コム デ ギャルソン・パルファム」が30周年 CEOが振り返る“アンチ・フレグランス”の歩み  

 

 
「コム デ ギャルソン(COMME DES GARCONS)」のフレグランスレーベルである「コム デ ギャルソン・パルファム(COMME DES GARCONS PARFUMS以下、CDGP)」はこのほど30周年を迎え、これを記念した新フレグランス“オデュー 10”(200mL、3万8000円)を東京・青山の旗艦店で発売した。フレグランス事業を統括するエイドリアン・ジョフィ(Adrian Joffe)=コム デ ギャルソン インターナショナル最高経営責任者(CEO)兼ドーバー ストリート マーケットCEOが過去30年を振り返り、米「WWD」の独占インタビューに答えた。

 
 新商品の“オデュー 10” は黒のラッカー仕上げの長方形のボトルに入ったオードトワレで、“オデュー 53”“オデュー 71”“オデュー デュ テアトル デュ シャトレ”に続く“オデュー”シリーズの第4弾となる。新フレグランスの登場は前回発売した“ゼロ”以来2年ぶりで、ジョフィCEOは同商品について、「他の商品と同様、アンチ・フレグランスをコンセプトに掲げ、強くて美しいフレグランスを作ろうと考えた」と述べた。またクリスチャン・アストゥグヴィエイユ(Christian Astuguevieille)=コム デ ギャルソン・パルファム クリエイティブ・ディレクターは同商品の香りのベースになっている“過酸化水素”を、「優しく包まれた分子のまゆとして扱うことからスタートした」と振り返る。
 

ブランド初のフレグランス誕生

 
同社は1994年に初のフレグランス“コム デ ギャルソン オードパルファム”(現在は“オリジナル”の愛称で親しまれている)を発売した。ジョフィCEOは、妻である川久保玲クリエイティブ・ディレクターとの最初の香水を発売するに至るまでのやりとりを回想した。「僕は香水を作りたかったが、玲は『香水は作らない』と首を縦に振らなかった。それでも『これはブランドが拡大するための別の手段に過ぎない。ブランドの世界観を表現するための新たなベクトルになり得る』と説得した。それで彼女は『わかった。それはいいことね』と言ったんだ」。革新的でまだこの世にはない香水を生み出すことを約束したという。

 
川久保クリエイティブ・ディレクターは、香水のコンセプト以外のボトルやパッケージ、プレスリリース、ローンチ時のインスタレーションなどほとんどのデザインを手掛けている。小石(ペブル)に似た真空パックのような非対称のボトルデザインが印象的な“オリジナル”の発売時には、ビタミン点滴のような袋を使用した香水のインスタレーションと、後にキャッチフレーズとなった「薬のように効き、麻薬のように作用する香水」を記したプレスリリースをデザインした。独特のスパイシーでユニセックスな香りに加え、インダストリアルなデザインは当時にしては珍しい、センセーショナルなデビューとなった。ジョフィCEOによれば、「彼女は最初のフレグランスを一番気に入っている」という。そして「香水の80%は発売と同時に売れなくなるものだが、“オリジナル”は今でも売れていることを誇りに思っている」と付け加える。
 

 

 
このペブルボトルはその後12種以上の香りを生み出しており、同社のフレグランス事業の最初の柱となった。また、90年代後半からは5つの香りを同時にシリーズとして発売し、ショウブ、リリー、ティー、ミント、シソをラインアップした第1弾“リーブス”、カーネーション、ハリッサ、パリサンダー、ローズ、セコイアを含む第2弾“レッド”などが登場。特にアヴィニョン、ジャイサルメール、京都、ワルザザート、ザゴルスクで構成した第3弾“インセンス”はジョフィCEOのお気に入りで、「ロシアのザゴルスクの教会でお香を体験したときに、その素晴らしい香りからあらゆる宗教の世界を旅するアイデアを思いついた」と回顧する。
 

23年にライセンス契約終了

 
同社はスペイン発のラグジュアリーファッション・ビューティ企業であるプーチ(PUIG)と部分的ライセンス契約を結んでいたが、2023年12月に終了している。ライセンス契約は98年に“コム デ ギャルソン2”が発売された後、プーチが「CDGP」に打診したことが発端となったという。ジョフィCEOはフレグランス事業をプーチと2分割することを決め、オードパルファムを中心にペブルボトル商品の製造とフレグランス店・百貨店への流通に限定したライセンス契約を同社と結んでいた。
 

小売拡大やコラボにも注力

 
「CDGP」はこれまで復刻版や特別版も含め、93種類の香水と119SKUを生産してきた。中でも “プレイブラック” “ドーバー ストリート マーケット”“マルセイユ”“ガンジャ”などは“ワールド オブ コム デ ギャルソン”におけるフレグランスの柱に含まれ、他よりも商業的な香りになっているという。特に“ガンジャ”はパリのドーバー ストリート マーケット(DOVER STREET MARKET以下、DSM)の中で最も人気があった香りだ。ジョフィCEOは数字を明らかにしなかったが、業界筋によれば、「CDGP」の年間売上高は1300万ユーロ(約20億9300万円)程度。また“オデュー 10”の売り上げは最初の12カ月で約80万ユーロ(約1億2800万円)に達すると予想されている。
 
19年にはパリにセレクトショップのドーバー ストリート・パルファム マーケット(DOVER STREET PARFUMS MARKET以下、DSPM)をオープンしたが、「CDGP」の香水が売り上げ1位を占めたという。好調なフレグランス事業では「さらなる小売の拡大を目指しており、できればDSPMも増やしていきたい」とジョフィCEO。
 
またさまざまなジャンルのアーティストやブランドとのコラボレーションもフレグランス事業に欠かせない柱となっている。これは、川久保クリエイティブ・ディレクターが一切デザインに携わらない唯一のもので、パッケージには「Produced by Comme des Garcons」と記載されている。これまでコラボ相手にはスティーブン・ジョーンズ(Stephen Jones)やアルテック・スタンダード(Artek Standard)、ファレル・ウィリアムス(Pharrell Williams)、カウズ(KAWS)、グレース・コディントン(Grace Coddington)、ステューシー(Stussy)、サーペンタイン・ギャラリーズ(Serpentine Galleries)などが名を連ねており、来年には作曲家兼ピアニストのマックス・リヒター(Max Richter)とコラボレートした香水の発売も予定するという。
 

ますます盛り上がる30周年記念イヤー

 
 “オデュー 10”の発売は30周年を祝う幕開けだ。東京の旗艦店に続き、12月5日にはパリのDSPMで発表され、また1月9日にはパリのフォーブール サントノレとニューヨークの「コム デ ギャルソン」で発売イベントを開催し、DSMではアーティストの東恩納裕一によるインスタレーションを披露する。さらに30周年を記念した作家ディーノ・シモネット(Dino Simonett)によるコーヒーテーブルブック「コム デ ギャルソン・パルファム 1994-2025」の出版や、ペブルボトルの新フレグランス“ディープ ベチバー”の発売も控える。
 
主要市場は米国、イタリア、フランス、イギリス、日本で、「CDGP」のフレグランスは現在約350店舗、25~30カ国で販売されている。ジョフィCEOは現在の心境について、「第2の人生のような気分だ。とてもわくわくしている」と述べ、今後コミュニケーションと流通、アジアでのさらなる展開に焦点を当て、フレグランス事業に注力していくことを明かした。「今後30年間のうちに何が起こるかはわからない。近いうちに新しい柱が登場するかもしれないし、それは化粧品かもしれない」と話した。
 

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「コム デ ギャルソン・パルファム」が30周年 CEOが振り返る“アンチ・フレグランス”の歩み  

 

 
「コム デ ギャルソン(COMME DES GARCONS)」のフレグランスレーベルである「コム デ ギャルソン・パルファム(COMME DES GARCONS PARFUMS以下、CDGP)」はこのほど30周年を迎え、これを記念した新フレグランス“オデュー 10”(200mL、3万8000円)を東京・青山の旗艦店で発売した。フレグランス事業を統括するエイドリアン・ジョフィ(Adrian Joffe)=コム デ ギャルソン インターナショナル最高経営責任者(CEO)兼ドーバー ストリート マーケットCEOが過去30年を振り返り、米「WWD」の独占インタビューに答えた。

 
 新商品の“オデュー 10” は黒のラッカー仕上げの長方形のボトルに入ったオードトワレで、“オデュー 53”“オデュー 71”“オデュー デュ テアトル デュ シャトレ”に続く“オデュー”シリーズの第4弾となる。新フレグランスの登場は前回発売した“ゼロ”以来2年ぶりで、ジョフィCEOは同商品について、「他の商品と同様、アンチ・フレグランスをコンセプトに掲げ、強くて美しいフレグランスを作ろうと考えた」と述べた。またクリスチャン・アストゥグヴィエイユ(Christian Astuguevieille)=コム デ ギャルソン・パルファム クリエイティブ・ディレクターは同商品の香りのベースになっている“過酸化水素”を、「優しく包まれた分子のまゆとして扱うことからスタートした」と振り返る。
 

ブランド初のフレグランス誕生

 
同社は1994年に初のフレグランス“コム デ ギャルソン オードパルファム”(現在は“オリジナル”の愛称で親しまれている)を発売した。ジョフィCEOは、妻である川久保玲クリエイティブ・ディレクターとの最初の香水を発売するに至るまでのやりとりを回想した。「僕は香水を作りたかったが、玲は『香水は作らない』と首を縦に振らなかった。それでも『これはブランドが拡大するための別の手段に過ぎない。ブランドの世界観を表現するための新たなベクトルになり得る』と説得した。それで彼女は『わかった。それはいいことね』と言ったんだ」。革新的でまだこの世にはない香水を生み出すことを約束したという。

 
川久保クリエイティブ・ディレクターは、香水のコンセプト以外のボトルやパッケージ、プレスリリース、ローンチ時のインスタレーションなどほとんどのデザインを手掛けている。小石(ペブル)に似た真空パックのような非対称のボトルデザインが印象的な“オリジナル”の発売時には、ビタミン点滴のような袋を使用した香水のインスタレーションと、後にキャッチフレーズとなった「薬のように効き、麻薬のように作用する香水」を記したプレスリリースをデザインした。独特のスパイシーでユニセックスな香りに加え、インダストリアルなデザインは当時にしては珍しい、センセーショナルなデビューとなった。ジョフィCEOによれば、「彼女は最初のフレグランスを一番気に入っている」という。そして「香水の80%は発売と同時に売れなくなるものだが、“オリジナル”は今でも売れていることを誇りに思っている」と付け加える。
 

 

 
このペブルボトルはその後12種以上の香りを生み出しており、同社のフレグランス事業の最初の柱となった。また、90年代後半からは5つの香りを同時にシリーズとして発売し、ショウブ、リリー、ティー、ミント、シソをラインアップした第1弾“リーブス”、カーネーション、ハリッサ、パリサンダー、ローズ、セコイアを含む第2弾“レッド”などが登場。特にアヴィニョン、ジャイサルメール、京都、ワルザザート、ザゴルスクで構成した第3弾“インセンス”はジョフィCEOのお気に入りで、「ロシアのザゴルスクの教会でお香を体験したときに、その素晴らしい香りからあらゆる宗教の世界を旅するアイデアを思いついた」と回顧する。
 

23年にライセンス契約終了

 
同社はスペイン発のラグジュアリーファッション・ビューティ企業であるプーチ(PUIG)と部分的ライセンス契約を結んでいたが、2023年12月に終了している。ライセンス契約は98年に“コム デ ギャルソン2”が発売された後、プーチが「CDGP」に打診したことが発端となったという。ジョフィCEOはフレグランス事業をプーチと2分割することを決め、オードパルファムを中心にペブルボトル商品の製造とフレグランス店・百貨店への流通に限定したライセンス契約を同社と結んでいた。
 

小売拡大やコラボにも注力

 
「CDGP」はこれまで復刻版や特別版も含め、93種類の香水と119SKUを生産してきた。中でも “プレイブラック” “ドーバー ストリート マーケット”“マルセイユ”“ガンジャ”などは“ワールド オブ コム デ ギャルソン”におけるフレグランスの柱に含まれ、他よりも商業的な香りになっているという。特に“ガンジャ”はパリのドーバー ストリート マーケット(DOVER STREET MARKET以下、DSM)の中で最も人気があった香りだ。ジョフィCEOは数字を明らかにしなかったが、業界筋によれば、「CDGP」の年間売上高は1300万ユーロ(約20億9300万円)程度。また“オデュー 10”の売り上げは最初の12カ月で約80万ユーロ(約1億2800万円)に達すると予想されている。
 
19年にはパリにセレクトショップのドーバー ストリート・パルファム マーケット(DOVER STREET PARFUMS MARKET以下、DSPM)をオープンしたが、「CDGP」の香水が売り上げ1位を占めたという。好調なフレグランス事業では「さらなる小売の拡大を目指しており、できればDSPMも増やしていきたい」とジョフィCEO。
 
またさまざまなジャンルのアーティストやブランドとのコラボレーションもフレグランス事業に欠かせない柱となっている。これは、川久保クリエイティブ・ディレクターが一切デザインに携わらない唯一のもので、パッケージには「Produced by Comme des Garcons」と記載されている。これまでコラボ相手にはスティーブン・ジョーンズ(Stephen Jones)やアルテック・スタンダード(Artek Standard)、ファレル・ウィリアムス(Pharrell Williams)、カウズ(KAWS)、グレース・コディントン(Grace Coddington)、ステューシー(Stussy)、サーペンタイン・ギャラリーズ(Serpentine Galleries)などが名を連ねており、来年には作曲家兼ピアニストのマックス・リヒター(Max Richter)とコラボレートした香水の発売も予定するという。
 

ますます盛り上がる30周年記念イヤー

 
 “オデュー 10”の発売は30周年を祝う幕開けだ。東京の旗艦店に続き、12月5日にはパリのDSPMで発表され、また1月9日にはパリのフォーブール サントノレとニューヨークの「コム デ ギャルソン」で発売イベントを開催し、DSMではアーティストの東恩納裕一によるインスタレーションを披露する。さらに30周年を記念した作家ディーノ・シモネット(Dino Simonett)によるコーヒーテーブルブック「コム デ ギャルソン・パルファム 1994-2025」の出版や、ペブルボトルの新フレグランス“ディープ ベチバー”の発売も控える。
 
主要市場は米国、イタリア、フランス、イギリス、日本で、「CDGP」のフレグランスは現在約350店舗、25~30カ国で販売されている。ジョフィCEOは現在の心境について、「第2の人生のような気分だ。とてもわくわくしている」と述べ、今後コミュニケーションと流通、アジアでのさらなる展開に焦点を当て、フレグランス事業に注力していくことを明かした。「今後30年間のうちに何が起こるかはわからない。近いうちに新しい柱が登場するかもしれないし、それは化粧品かもしれない」と話した。
 

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「ブラックバイマウジー」休止にSNS悲鳴 “ジーンズ難民”となる大人女性の救世主待たれる

バロックジャパンリミテッドの「ブラックバイマウジー(BLACK BY MOUSSY)」は、2025年プレスプリング(24年12月〜25年1月)をもってブランドを休止する。SNSなどでは、30代以上と思われる大人女性を中心に、休止を惜しむ声が広がった。

同ブランドは、関係者や顧客を招いた展示会をこのほど実施した。プレスプリングのみの展示会は実施してこなかったが、休止前の最後のコレクションということで披露した。会場では、これまでのコレクションビジュアルのアーカイブ動画を流した。

「ブラックバイマウジー」は同社の人気ブランド「マウジー(MOUSSY)」から派生し、大人女性をターゲットに2003年にスタート。発足当初は当初はスーツを軸にしたビジネススタイルの提案から始まり、その後はブランド休止やリブランドなど紆余曲折あって、ジーンズを主軸にスタイリングを提案する現在の形に落ち着いた。

かっこいい「マウジー」らしさと
大人女性の求める穿きやすさが同居

年々少しずつモデルを追加してきたジーンズは、それぞれコーヒーの豆の品種の名前がつけられている。シグネチャーはワイドストレートシルエットの“コナ”1万6500円”。全体的にタイトに絞られたストイックなシルエットの「マウジー」のジーンズと比較すると、特に腰回りをはじめ大人の女性が加齢とともに気になってくる部分にゆとりを持たせるなど、細かな配慮がなされているのが特徴。ポリウレタン混のストレッチ生地は使わず綿100%で、コンフォート感を担保しながらもスタイルアップをかなえるパターン設計にこだわってきた。ビンテージを思わせる表面加工も本格的で、「マウジー」を卒業したファンに限らず支持を得てきた。

休止前最後の展示会では、ブランドの熱心なファンがジーンズを試着する来場者も多く見られた。「お客さまはもちろん、社内でもブランドのジーンズの愛用者は一定数いて、『今のうちにジーンズの予備をストックしておく』という方もちらほらいる」と行者陽子クリエイティブデザイナー。

「ブラックバイマウジー」を穿いてきた女性たちの代替案はどうなるのか。

ウィメンズリアルクローズ市場では、ジーンズ提案に力を入れているブランドは他にもあるが、「大人向けジーンズはストレッチ混で履き心地に特化したものか、ゆったりしたシルエットで気になる部位を「隠す」ことに重きを置きすぎたものが多い。ウチのように大人の女性がカッコよく、かつ快適にはけるジーンズは意外と少ない」(行者クリエイティブデザイナー)と自負する。

確かに、本家の「マウジー」は、タイトなシルエットが窮屈すぎる人もいるだろうし、他社では「アングリッド(UNGRID)」(マークスタイラー)は乗り換えにはカジュアルテイストが少々強く、「ミラ オーウェン(MILA OWEN)」はもっとベーシック寄り……となかなかいい代案が浮かばない。

バロックジャパンリミテッドは収益力回復に向けて経営資源の集中を進めており、その方針の一環として、比較的規模の小さい「ブラックバイマウジー」は休止を余儀なくされた。ただ「マウジー」の看板を背負ったブランドの影響力はその数字以上に大きく、「このジーンズしかはけない」と思っていた女性も一定数いたことだろう。

突然のブランド休止により、彼女たちはしばらくジーンズ難民になるしかないのだろうか。“救世主”の登場が待たれる。

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「ブラックバイマウジー」休止にSNS悲鳴 “ジーンズ難民”となる大人女性の救世主待たれる

バロックジャパンリミテッドの「ブラックバイマウジー(BLACK BY MOUSSY)」は、2025年プレスプリング(24年12月〜25年1月)をもってブランドを休止する。SNSなどでは、30代以上と思われる大人女性を中心に、休止を惜しむ声が広がった。

同ブランドは、関係者や顧客を招いた展示会をこのほど実施した。プレスプリングのみの展示会は実施してこなかったが、休止前の最後のコレクションということで披露した。会場では、これまでのコレクションビジュアルのアーカイブ動画を流した。

「ブラックバイマウジー」は同社の人気ブランド「マウジー(MOUSSY)」から派生し、大人女性をターゲットに2003年にスタート。発足当初は当初はスーツを軸にしたビジネススタイルの提案から始まり、その後はブランド休止やリブランドなど紆余曲折あって、ジーンズを主軸にスタイリングを提案する現在の形に落ち着いた。

かっこいい「マウジー」らしさと
大人女性の求める穿きやすさが同居

年々少しずつモデルを追加してきたジーンズは、それぞれコーヒーの豆の品種の名前がつけられている。シグネチャーはワイドストレートシルエットの“コナ”1万6500円”。全体的にタイトに絞られたストイックなシルエットの「マウジー」のジーンズと比較すると、特に腰回りをはじめ大人の女性が加齢とともに気になってくる部分にゆとりを持たせるなど、細かな配慮がなされているのが特徴。ポリウレタン混のストレッチ生地は使わず綿100%で、コンフォート感を担保しながらもスタイルアップをかなえるパターン設計にこだわってきた。ビンテージを思わせる表面加工も本格的で、「マウジー」を卒業したファンに限らず支持を得てきた。

休止前最後の展示会では、ブランドの熱心なファンがジーンズを試着する来場者も多く見られた。「お客さまはもちろん、社内でもブランドのジーンズの愛用者は一定数いて、『今のうちにジーンズの予備をストックしておく』という方もちらほらいる」と行者陽子クリエイティブデザイナー。

「ブラックバイマウジー」を穿いてきた女性たちの代替案はどうなるのか。

ウィメンズリアルクローズ市場では、ジーンズ提案に力を入れているブランドは他にもあるが、「大人向けジーンズはストレッチ混で履き心地に特化したものか、ゆったりしたシルエットで気になる部位を「隠す」ことに重きを置きすぎたものが多い。ウチのように大人の女性がカッコよく、かつ快適にはけるジーンズは意外と少ない」(行者クリエイティブデザイナー)と自負する。

確かに、本家の「マウジー」は、タイトなシルエットが窮屈すぎる人もいるだろうし、他社では「アングリッド(UNGRID)」(マークスタイラー)は乗り換えにはカジュアルテイストが少々強く、「ミラ オーウェン(MILA OWEN)」はもっとベーシック寄り……となかなかいい代案が浮かばない。

バロックジャパンリミテッドは収益力回復に向けて経営資源の集中を進めており、その方針の一環として、比較的規模の小さい「ブラックバイマウジー」は休止を余儀なくされた。ただ「マウジー」の看板を背負ったブランドの影響力はその数字以上に大きく、「このジーンズしかはけない」と思っていた女性も一定数いたことだろう。

突然のブランド休止により、彼女たちはしばらくジーンズ難民になるしかないのだろうか。“救世主”の登場が待たれる。

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慶應大学発服飾サークルがファッションショー 内から湧き出る「愛」を服を通じて表現

慶應義塾大学発の学生服飾団体、Keio Fashion Creator(ケイオウファッションクリエイター)は12月15日、東京・芝公園のスターライズタワーでファッションショーを開催する。1年間の活動の集大成となるショーで、今回のテーマは「How to Dress Love?」。開催に先立ち、上野莉瑚代表がショーに懸ける思いを寄せた。

今年度は「愛」という普遍的で価値の見えづらいものを、服を通じて形にすることを目指します。この考えに基づいて、「dress」という言葉を選びました。単に服を着るだけでなく、「愛」を身につけ、表現するという意味が含まれています。服をただの装飾品としてではなく、愛を装う(dress)手段として探求し、どのように愛を形にできるかについて答えを見つけることが今回のショーの意義です。

私たちの団体は大学生の集うインカレで、組織も流動的であればデザイナーが39人在籍するという、異なるルーツや経験を経てきた人々のよりどころです。クリエイティブディレクター一人の思想で複数のルックをデザインするメゾンのコレクションとは大きく異なります。テーマ考案当初より、ファッションショーという媒体を選びながらもキュレーションのような形式をとりたいと考えていました。39人のデザイナーがそれぞれの愛をそれぞれの手法で衣服として表現して、この問いに答えます。このようなショーの形式をとることが「私たちならでは」のショー制作につながると考えています。

愛は個人のルーツに根ざしていると考え、各デザイナーは自身の過去や原点についてリサーチを深め、自分のルーツを形象化したルックを制作します。このプロセスを通じて、服がデザイナーの個人的な愛やアイデンティティを表現する手段となり、ファッションショーを通して私たちの愛を視覚的に昇華させます。一人一人のルーツに基づく愛を「愛」という名辞に置き換えてしまう以前に、名辞の付与によって濁らせず純粋な形で製作者の内から湧き出た愛を表現したいと考えています。

最終的には、このファッションショーを媒体として、現在までの私たちの情熱を形に残し、未来の自分たちへのタイムカプセルになるようなものを目指します。観る人がその人自身のかつての情熱や愛の記憶を思い出すきっかけとなることを願います。

■Keio Fashion Creator 2024 Collection「How to Dress Love?」
日程:12月15日
時間:1st Show 16:30オープン、17:00スタート/2nd Show 18:30オープン、19:00スタート
場所:スターライズタワー
住所:東京都港区芝公園4-4-7 東京タワーメディアセンター内

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慶應大学発服飾サークルがファッションショー 内から湧き出る「愛」を服を通じて表現

慶應義塾大学発の学生服飾団体、Keio Fashion Creator(ケイオウファッションクリエイター)は12月15日、東京・芝公園のスターライズタワーでファッションショーを開催する。1年間の活動の集大成となるショーで、今回のテーマは「How to Dress Love?」。開催に先立ち、上野莉瑚代表がショーに懸ける思いを寄せた。

今年度は「愛」という普遍的で価値の見えづらいものを、服を通じて形にすることを目指します。この考えに基づいて、「dress」という言葉を選びました。単に服を着るだけでなく、「愛」を身につけ、表現するという意味が含まれています。服をただの装飾品としてではなく、愛を装う(dress)手段として探求し、どのように愛を形にできるかについて答えを見つけることが今回のショーの意義です。

私たちの団体は大学生の集うインカレで、組織も流動的であればデザイナーが39人在籍するという、異なるルーツや経験を経てきた人々のよりどころです。クリエイティブディレクター一人の思想で複数のルックをデザインするメゾンのコレクションとは大きく異なります。テーマ考案当初より、ファッションショーという媒体を選びながらもキュレーションのような形式をとりたいと考えていました。39人のデザイナーがそれぞれの愛をそれぞれの手法で衣服として表現して、この問いに答えます。このようなショーの形式をとることが「私たちならでは」のショー制作につながると考えています。

愛は個人のルーツに根ざしていると考え、各デザイナーは自身の過去や原点についてリサーチを深め、自分のルーツを形象化したルックを制作します。このプロセスを通じて、服がデザイナーの個人的な愛やアイデンティティを表現する手段となり、ファッションショーを通して私たちの愛を視覚的に昇華させます。一人一人のルーツに基づく愛を「愛」という名辞に置き換えてしまう以前に、名辞の付与によって濁らせず純粋な形で製作者の内から湧き出た愛を表現したいと考えています。

最終的には、このファッションショーを媒体として、現在までの私たちの情熱を形に残し、未来の自分たちへのタイムカプセルになるようなものを目指します。観る人がその人自身のかつての情熱や愛の記憶を思い出すきっかけとなることを願います。

■Keio Fashion Creator 2024 Collection「How to Dress Love?」
日程:12月15日
時間:1st Show 16:30オープン、17:00スタート/2nd Show 18:30オープン、19:00スタート
場所:スターライズタワー
住所:東京都港区芝公園4-4-7 東京タワーメディアセンター内

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「アルマーニ ビューティ」「ハー リップ トゥ ビューティ」「ジェロボーム」新しいフレグランスで年越しを! 今週発売のビューティアイテム7選【12/9〜12/15】

アイテムの発売情報を「WWDJAPAN」的視点でピックアップ!今回は12月9〜15日に発売するアイテムを紹介します。今週はフレグランスに注目!「アルマーニ ビューティ(ARMANI BEAUTY)」が発売するフレグランス“アルマーニ プリヴェ オートクチュール アン ジュ”は世界1500個限定のレアな香り。「ジョルジオ アルマーニ プリヴェ(GIORGIO ARMANI PRIVE)」2024年コレクションに着想し、西洋から東洋へ思いを馳せる旅路を香りとデザインで表現しています。「ハー リップ トゥ ビューティ(HER LIP TO BEAUTY)」のオードパルファムは、エレガントなフローラル系からユニセックスで使用できるウッディ系の香りなど全5種類。好みの香りが見つかるかも!? ほか、10月17〜21日の期間開催されたサロン ド パルファン 2024(SALON DE PARFUM 2024)での先行販売で支持を集めたフランス発のフレグランスブランド「ジェロボーム(JEROBOAM)」が日本に本格上陸。旅先に持ち運ぶことを想定した“アーバンノマドのための香水”をそろえています。

【12月9日発売】
ブルーノ
(BRUNO)

ブランド初の美容ライン

ライフスタイルブランド「ブルーノ」は、初の美容ライン”ブルーノ ビューティ”をスタートする。ファーストアイテム“薬用 白玉美白シートマスク”【医薬部外品】は、有効成分として肌荒れを防ぐグリチルリチン酸ジカリウムとメラニンの生成を抑える水溶性プラセンタエキスを配合。乾燥や加齢によるダメージをケアしながら肌に透明感をもたらす。

■商品詳細

“薬用 白玉美白シートマスク”【医薬部外品】(7枚入り、990円)

【12月10日発売】
イプサ
(IPSA)

冬限定のスキンケアキット

「イプサ(IPSA)」は、冬限定のスキンケアキットを発売する。肌状態に合わせて選べる化粧液と洗顔料の現品に、化粧水とオイル状美容液の特製サイズ、コットンを組み合わせた5品セット。顔の汚れをしっかり取り除きながら肌に潤いを与え、整えることで、冬でも潤いと艶が溢れる生き生きとした素肌に導く。

■商品詳細

“ME”【医薬部外品】(全8種、各175mL/レフィル全8種、各175mL)
“ME センシティブ”(全4種、各175mL)
“ME アルティメイトe”【医薬部外品】(全4種、各50mL/レフィル全4種、各50mL)
“クレンジング マリンケイクe”(100g)
“クレンジング フレッシュフォームe”(125g)
“クレンジング モイスチュアフォーム”(125mL)
“クレンジングフォーム センシティブ”(125g)
“エッセンスローション アルティメイト”(30mL)
“ザ・タイムR アクアオイル”(15mL)
“シルクコットン”(50枚入り)
価格は9570〜1万4520円(※編集部調べ)

【12月11日発売】
ヴァレンティノ ビューティ
(VALENTINO BEAUTY)

煌めくアイコンリップ3本セット

「ヴァレンティノ ビューティ(VALENTINO BEAUTY)」は、人気リップ“スパイク ヴァレンティノ”から人気3色をセットにした“スパイク ヴァレンティノ セット”を発売する。カラーラインアップは、唇に溶け込むペタルヌードカラー“134R”、甘い雰囲気を誘うローズヌードカラー“123R”、表情が映える華やかなレッドカラー“200A”の全3色。

■商品詳細

“スパイク ヴァレンティノ セット”(2万1780円)

【12月12日発売】
ハー リップ トゥ ビューティ
(HER LIP TO BEAUTY)

オードパルファム全5種

小小嶋陽菜がプロデュースするビューティブランド「ハー リップ トゥ ビューティ(HER LIP TO BEAUTY)」は、オードパルファム“アワー ストーリー”シリーズを発売する。ホワイトティーとガーデニアが描く、エレガントなフローラルが特徴の新フレグランスの“オードパルファム フル オブ ラブ”のほか、ユニセックスで使用できるウッディ系の香りなど全5種類をラインアップする。

■商品詳細

“アワー ストーリー”(全5種、各30mL、8500円)

【12月13日発売】
K-パレット
(K-PALETTE)

マルチシャドウに限定色

「K-パレット(K-PALETTE)」は涙袋用“うるツヤパウダー”と“K-パレット マルチブルーミングアイズ”から限定色“ピンクブーケ”と“ベージュブーケ”を発売する。“ピンクブーケ”は、ほんのりピンクのツヤめきで血色感を添えるやさしいピンクカラー。“ベージュブーケ”は、ナチュラルな立体感を生み出すスキントーンカラーだ。

■商品詳細

“K-パレット マルチブルーミングアイズ ピンクブーケ”(1430円)
“K-パレット マルチブルーミングアイズ ベージュブーケ”(1430円)

【12月13日発売】
アルマーニ ビューティ
(ARMANI BEAUTY)

オートクチュールに着想した香水 

「アルマーニ ビューティ(ARMANI BEAUTY)」は、フレグランス“エディション クチュール”シリーズから、“アルマーニ プリヴェ オートクチュール アン ジュ”を世界1500個限定で発売する。「ジョルジオ アルマーニ プリヴェ(GIORGIO ARMANI PRIVE)」2024年コレクションに着想し、西洋から東洋へ思いを馳せる旅路を香りとデザインで表現した。

■商品詳細

“アルマーニ プリヴェ オートクチュール アン ジュ”(100mL、10万100円)

【12月13日発売】
ジェロボーム
(JEROBOAM)

旅人ための香水ブランドが日本上陸

フランス発のフレグランスブランド「ジェロボーム(JEROBOAM)」が日本に上陸する。飛行機の手荷物として運べる30mLサイズのフレグランス全6種と、日本未上陸の香りを含む全12種をセットにした“ディスカバリーセット”を「ノーズショップ(NOSE SHOP)」で展開する。

■商品詳細

エキストレド パルファム(全6種、各30mL、各1万9800円〜2万2000円)
“ディスカバリーセット”(各1mL、1万1000円)

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早稲田大学繊維研究会がタキヒヨーとドレスザライフと合同展示会 PLA素材の可能性を探る

1949年創立の国内最古のファッションサークル、早稲田大学繊維研究会がファッションショーを実現させるまでの道のりを全4回の連載で紹介する。第3回では、代表の井上航平さんと、小山萌恵さんが11月に実施した展示会リポートと今月に迫るショーの進捗を語る。

WWD:11月17日にタキヒヨーと、ウェディングドレスショップのドレスザライフと合同展示会を実施した。
小山萌恵(以下、小山):タキヒヨーからPLAを活用した素材(100%植物由来で生分解性が高く環境への負荷が少ない、タキヒヨー企画開発の生地)を、ドレスザライフからドレス制作時の残布を提供してもらいルックを製作しました。PLAが生地の終わりまで考慮されていることや、ドレス生地の繊細さに注目し、生地の持つ儚さから私たちの人生の儚さを連想して、世の儚さを意味する仏教語「夢幻泡影」をコンセプトに掲げました。

WWD:PLA素材を使用する上で、工夫した点は?
小山:サステナブルな性質を考慮し、繊維研究会としてこの展示会でどのようなスタンスをとるべきか、というところから議論を始めました。サステナブルな衣服というと一辺倒な表現に陥りがちな現状に対し、私たちのクリエイションによって表現の幅を広げることを目標にしました。水面や花のモチーフを組み合わせ、生地を寄せたりたゆませたりしたルックや、PLAの循環サイクルから人間の一生を想起し、ベビードレスにほころびという相反する要素を施したルックなど、一つ一つがコンセプチュアルなたたずまいをまとい、私たちにしかできないアウトプットができたのではないでしょうか。タキヒヨーの担当者から「PLA素材の新たな可能性を感じた」という感想をいただけてうれしかったですね。

WWD:発表にはどんな苦労があったか?
小山:展示会となると、これまで培ってきたファッションショーのノウハウをそのまま応用できず、たびたび頭を悩ませながら、自分たちの力で向き合った過程は大きな学びとなりました。当日設営を終え、みんなのアイデアやがんばり、こだわり抜いたクリエイティブ魂が作用し合って成立している一つの空間を見渡したときには、無事に開催できた安堵と共に、胸に迫るものがありました。

素敵な感想もたくさんもらい、あの場でしか生まれ得ない温かなつながりが確かにありました。私たちの経験値や結束力も一層高まり、有意義な取り組みができました。この経験を糧に、残り一カ月を切ったショーに向けても精進していきます。

WWD:ファッションショーでは会場の音響にもこだわる。
井上航平代表(以下、井上):中島哲也監督の映画「告白」に楽曲提供を行っている音楽プロデューサーのcokiyuさんに、今回のオープニング映像とショーのBGMの制作をお願いしました。打ち合わせでは、来場者にルックの細部まで見えやすいよう、通常のファッションショーと比べてゆっくりとモデルさんに歩いてもらうことを想定して、全体のBPM(曲のテンポ)を75程度(一般的な速さは120程度)と細かく指定したほか、江ノ島で撮影したルック写真や映像素材を見せながら、「透明感」「曖昧さ」「漂い」「揺らぎ」「煌めき」「乱反射」など、コンセプトから連想する単語を伝えました。実際に歌詞を乗せるわけではないため、どうすればこのような抽象的な単語を曲として表現できるのか、僕たち自身でも全くイメージできていない状態でした。しかしcokiyuさんは抽象的な方がむしろ分かりやすいと言ってくださり、タイトなスケジュールの中でイメージを完璧に落とし込んだ曲に仕上げてくれました。

WWD:ルックブックの準備も進めている。
小山:繊維研究会のファッションショーでは毎年、来場者にルックブックを配っています。第1回で話したルック撮影時のデータをもとに、デザインやレイアウト、構成はもちろんのこと、紙質や製本方法、印刷方法まで、細部まで丁寧に作り上げています。ひとりよがりな作品にならないよう意識し、互いに言語化して伝え合うことを心がけています。より良い意見を柔軟に取り入れたり、意見をぶつけ合ったりすることで新たな発想が生まれ、作品作りには対話を重ねることが重要だと実感します。ルックブックはショーの後も手元に残る唯一のもののため、何度も見返したくなるような、見返すたび新鮮に心が動くようなものにしたいです。ラストスパートの大詰め、がんばります。

井上:当団体は、今年度に至るまで、メディアではもちろん、SNSにおいてもショーまでの過程や、こだわったポイントなどをお話することはありませんでした。明確なルールがあったわけではなく、代々「語らない美学」が受け継がれてきたためです。この考えには共感する点もありながら、ショー本編の20分~30分程度の中で自分たちのこだわり全てに気づいてもらえるわけではないことに、もどかしい思いを抱えていました(一方で気づいてもらえない意匠はそれまでのもの、という気持ちもあります)。今回の連載では、ルックのデザインだけでなく、ショーに至る過程にスポットを当ててお話してきました。今年は映像ではなく生でショーを見る意味、というものをこれまで以上に大切にしています。ぜひ実際にお越しいただき、ルックのデザインはもちろん、それ以外の部分にも注目いただければうれしいです。

■早稲田大学繊維研究会2024年度ショー「透き間、仄めき」
日程:12月22日
時間:①開場12:30〜、開演13:00〜 ②開場15:00〜、開演15:30〜 ③開場17:30〜、開演18:00〜
場所:代官山ヒルサイドプラザ
住所:東京都渋谷区猿楽町29 ヒルサイドテラス

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「ニューバランス」×「オーラリー」の新作や「ファミリア」×「アンリアレイジ」など! 来週発売のファッションアイテム9選【12/9〜12/15】

ファッションアイテムの発売情報を「WWDJAPAN」的視点でピックアップ!今回は12月9〜15日に発売するアイテムを紹介します。「ニューバランス(NEW BALANCE)」は、「オーラリー(AURALEE)」とコラボレーションしたスニーカー“メイド イン USA 990v4(MADE IN USA 990v4)”を12月13日に発売します。過去に両者コラボはしていますが“メイド イン USA”シリーズをベースに採用するのは今回が初とのこと。また同日には「ファミリア(FAMILIAR)」と「アンリアレイジ(ANREALAGE)」のコラボアイテムが発売になります。色が変わるクマやウサギにキッズたちがどんな反応をするのか、ワクワクしますね!

【12月9日発売】
ドクターマーチン
(DR.MARTENS)

「アウェイク ニューヨーク」とコラボ
ニューヨークのサブカルチャーに着想

「ドクターマーチン(DR.MARTENS)」は、アンジェロ・バク(Angelo Baque)が手掛ける「アウェイク ニューヨーク(AWAKE NY)」とのコラボシューズ“ローウェル アウェイク”を発売する。同シューズは「ドクターマーチン」の新モデル“ザ・ローウェル・シューズ”をグリーンとピオニー・ネイビーの2色で製作。アウトソールにはイエローステッチを施し、1足につき3組のカラーシューレースが付属する。

■商品詳細

コラボシューズ(3万800円)

【12月11日発売】
ナイキ
(NIKE)

メタリックな“エア マックス”
一部販売店で発売

「ナイキ(NIKE)」は、ウィメンズのスニーカー“エア マックス ミューズ(AIR MAX MUSE)”を発売する。同スニーカーは、コンピュテーショナルデザインを活用し、全体をメタリックな流線型にデザインし、ヒールには“エア テクノロジー”を搭載、テクノロジーとファッションの融合を目指した。

■商品詳細

スニーカー(2万130円)

【12月12日発売】
デサント
(DESCENTE))

「ジョウンド」と初のコラボ

「デサント(DESCENTE)」は、カナダのデザインスタジオ「ジョウンド(JJJJOUND)」との初のコラボアイテムを発売する。同コラボでは、「デサント」のタウンユースカテゴリーである“オルテライン(ALLTERRAIN)”からブルーとグレーを基調としたアイテムをラインアップ。「デサント」のテクノロジーやクラフトマンシップと「ジョウンド」の現代的・都会的でミニマルなデザイン思想を融合したアイテムをそろえた。

■商品詳細

ダウンジャケット(6万6000円)
ベスト(4万4000円)
クォータージップ(2万2000円)
Tシャツ(1万9800円)
グローブ(7700円)
スキーマスク(1万1000円)
キャップ(1万6500円)

【12月13日発売】
サカイ
(SACAI)

「ナイキ」とコラボ
トラックスーツをベースにしたウエア

「サカイ(SACAI)」は、「ナイキ(NIKE)」とのコラボアイテムを発売する。今回は、トラックスーツをベースにしたジャケットとパンツをメンズ、ウィメンズでそろえるほか、ユニセックスのTシャツも加えた計5型を取りそろえる。

■商品詳細

ジャケット(3万6000〜3万6300円)
パンツ(2万8600円)
Tシャツ(1万4300円)

【12月13日発売】
ジーユー
(GU)

アニメ「葬送のフリーレン」とコラボ

「ジーユー(GU)」は、アニメ「葬送のフリーレン」とのコラボアイテムを発売する。同アニメは、勇者一行のひとりである魔法使いフリーレンが、魔王を倒した後の世界で人の想いを理解していくファンタジーストーリー。今回は、フリーレンの過去の記憶と現在の記憶をテーマに、フリーレンにとってのかけがえのない思い出のシーンを切り取ったコレクションに仕上げた。アイテムはパーカやスエットのほか、ソックスやバッグ、ポーチなどの小物もそろえる。

■商品詳細

スエットプルパーカ(2990円)
スエットプルオーバー(2990円)
トートバッグ(1990円)
ポーチ(1990円)
ソックス(390円)
※一部商品

【12月13日発売】
ファミリア
(FAMILIAR)

「アンリアレイジ」とコラボ
紫外線で変色するキッズウエア

「ファミリア(FAMILIAR)」は、「アンリアレイジ(ANREALAGE)」とのコラボアイテムを発売する。同コラボでは、キッズサイズのトレーナーやトートバッグのほかポシェット、チャームをラインアップ。また各アイテムは、「アンリアレイジ」が扱う、紫外線で色が変わる“フォトクロミック”繊維のファーを用いたため、日光などの紫外線を当てるとホワイトからブルーに色が変化する。

■商品詳細

キッズ トレーナー(1万8700円)
トートバッグ(1万7600円)
ポシェット(1万6500円)
チャーム(9900円)

【12月13日発売】
マリメッコ
(MARIMEKKO)

“ニート バッグ”から新作2種

「マリメッコ(MARIMEKKO)」は、パッカブルバッグシリーズ“ニート バッグ(NEAT BAG)”の新作を発売する。同コレクションは、タウンスースを意識したパッカブル仕様のデザインと機能性を併せ持つバッグコレクション“ニート バッグ”から、ダークグリーンとブラックでシックな雰囲気の“ウニッコ”と、ミニマルな印象のサンドベージュの“ソリッド”の2種類をラインアップ。S、M、Lの3サイズを展開する。

■商品詳細

バッグ S(1万5400円)
バッグ M(1万7600円)
バッグ L(1万9800円)

【12月13日発売】
ニューバランス
(NEW BALANCE)

人気の「オーラリー」コラボ
初の“メイド イン USA”シリーズがベース

「ニューバランス(NEW BALANCE)」は、「オーラリー(AURALEE)」とコラボレーションしたスニーカー“メイド イン USA 990v4(MADE IN USA 990v4)”を発売する。同スニーカーは、1月にパリで発表された「オーラリー」2024-25年秋冬メンズコレクションのランウエイで発表されたモデルで、“メイド イン USA”シリーズをベースに採用するのは今回が初。オリジナルのシルエットはそのままに、アッパーを同色のヌバックとメッシュ、スエードの異素材で構築することで、ワントーンの中に奥行きを表現した。

■商品詳細

スニーカー(4万4000円)

【12月14日発売】
オール グッド フラワーズ
(ALL GOOD FLOWERS)

野性爆弾くっきー!とのコラボコレクション

「オール グッド フラワーズ(ALL GOOD FLOWERS)」はお笑いコンビ、野性爆弾のくっきー!とのコラボコレクションを発売する。同コラボでは、くっきー!が制作した作品から型を取った顔型のポットやフラワーベースなど陶器で作ったアイテムのほか、パジャマやTシャツなどのウエアに加えて、顔型の鉢や指型のオブジェなど世界観全開のアイテムをそろえる。

■商品詳細

パジャマ(1万7600円)
Tシャツ(5500円)
トートバッグ(2750円)
ラグ(1万9800円)
マグカップ(2200円)
※一部商品

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1位は、高島屋堺店が26年1月に閉店 地方百貨店の苦戦続く|週間アクセスランキング TOP10(11月28日〜12月4日)

1位は、高島屋堺店が26年1月に閉店 地方百貨店の苦戦続く|週間アクセスランキング TOP10(11月28日〜12月4日)

「WWDJAPAN」 ウイークリートップ10

1週間でアクセス数の多かった「WWDJAPAN」の記事をランキング形式で毎週金曜日にお届け。
今回は、11月28日(木)〜12月4日(水)に配信した記事のトップ10を紹介します。


- 1位 -
高島屋堺店が26年1月に閉店 地方百貨店の苦戦続く

12月03日公開 / 文・WWD STAFF

 高島屋は3日、堺店の営業を来年1月7日で終了すると発表した。堺店は南海高野線の堺東駅に1964年に開業。売場面積は2万5000平方メートル(百貨店区画1万6000平方メートル、専門店区画9000平方メートル)。同じく堺市にある泉北店(74年開業)との2店舗体制で大阪南部の地域ニーズに対応してきた。

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- 2位 -
長谷川京子のランジェリー「エス バイ」からホリデーシーズンの新色が登場

12月04日公開 / 文・WWD STAFF

 俳優の長谷川京子がプロデュースするランジェリーブランド「エス バイ(ESS BY)」は12月5日、“ノンワイヤー スムース ホールド ブラ”と“スムース ライン ショーツ”のホリデーシーズンの新色バーガンディを発売する。同カラーは今後、レギュラーアイテムとして通年販売を予定している。

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- 3位 -
藤田ニコルが赤い下着でホリデー気分を盛り上げる 「ピーチ・ジョン」の“花のブラ”&“ナイスバディブラ”

12月04日公開 / 文・WWD STAFF

 「ピーチ・ジョン(PEACH JOHN)」から、ホリデーの新キャンペーンビジュアルが登場した。ミューズの藤田ニコルが着こなすのは、新シリーズ“花のブラ”の“ポインセチアレッド”とベストセラー“ナイスバディブラ リボンレース”のレッド。赤い下着でホリデー気分を盛り上げる。

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- 4位 -
カネボウ化粧品で初の女性社長に内山智子ヘアケア第1事業部長が抜擢

12月02日公開 / 文・沼 璃子

 花王グループは、2025年1月1日付で内山智子・コンシューマープロダクツ事業統括部門ヘルス&ビューティケア事業部門ヘアケア第1事業部長兼コンシューマープロダクツ事業統括部門ヘルス&ビューティケア事業部門ヘアケア第1事業部プロジェクトリーダーがカネボウ化粧品の新社長に就く人事を発表した。同社の社長に女性が就くのは初めて。現任の前澤洋介社長は退く。

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- 5位 -
RHC ロンハーマンと「トッズ」がコラボ マイクロサイズの2ウエイバッグを発売

12月01日公開 / 文・WWD STAFF

 RHC ロンハーマンは12月6日、「トッズ(TOD'S)」とのコラボレーションライン“トッズ フォー RHC”から新作バッグを発売する。RHC ロンハーマン各店、ロンハーマン千駄ヶ谷店「R」、ロンハーマン京都店「R」で取り扱い、オンラインストアでは4日から先行発売する。

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- 6位 -
「ユニクロ:シー」が新作アイテムを発売 ボマージャケットやクルーネックセーターなど

12月03日公開 / 文・WWD STAFF

 「ユニクロ(UNIQLO)」とデザイナーのクレア・ワイト・ケラー(Clare Waight Keller)よる「ユニクロ:シー(UNIQLO : C)」が、新作アイテムを発売。12月2日から順次販売する。

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- 7位 -
「ジーユー」×プレイステーションやマウジー×「不思議の国のアリス」など! 来週発売のファッションアイテム7選【12/2〜12/8】

11月30日公開 / 文・WWD STAFF

 ファッションアイテムの発売情報を「WWDJAPAN」的視点でピックアップ!今回は12月2〜8日に発売するアイテムを紹介します。プレイステーション誕生30周年を記念し、「ジーユー(GU)」と「ソフ(SOPH.)」が手掛ける架空のフットボールクラブ「エフシーレアルブリストル(F.C.REAL BRISTOL)」がそれぞれプレイステーションとコラボしています。初代プレイステーションのロゴやコントローラー、そのボタンマークをデザインが懐かしい!「マウジー(MOUSSY)」は、ディズニーアニメーション映画「不思議の国のアリス」とのコラボを発売します。ヤングオイスターズがなんとも可愛らしいニットです。

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- 8位 -
「マリメッコ」の“ニート バッグ”から新作が登場 シックなウニッコとソリッドの2種

12月03日公開 / 文・WWD STAFF

 「マリメッコ(MARIMEKKO)」は12月13日、パッカブルバッグシリーズ“ニート バッグ(NEAT BAG)”の新作を発売する。全国のマリメッコストア、各オンラインストアで取り扱う。

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- 9位 -
【一粒万倍日】「ルイ・ヴィトン」から新作財布 アーカイブに着想した多彩な全5種

11月28日公開 / 文・WWD STAFF

 「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」は、1.一粒の籾(もみ)が豊かに実り万倍もの稲穂になるといわれる“一粒万倍日”、2.天の恩恵で全ての人が福を受ける“天恩日”、3.すべての神が天に登り、万物の罪を許す“天赦日”の3つが重なる最強開運日の12月26日に向けて、伝統とクリエイティビティを融合した“ルイ・ヴィトン カラーマニア”から、メゾンのアーカイブに着想した新作財布全5種を発売した。

> 記事の続きはこちら

- 10位 -
「ア ベイシング エイプ®」×「バウンティーハンター」 7年ぶりのカプセルコレクション発売

11月28日公開 / 文・WWD STAFF

 「ア ベイシング エイプ®(A BATHING APE®)」(以下、「ベイプ®」)は、「バウンティーハンター(BOUNTY HUNTER)」と、2017年以来となる第4弾カプセルコレクションを11月30日に発売する。

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この秋冬はジャージールックをヘルシーに着こなす【2024-25年秋冬トレンド】

 

運動着”のイメージが強かったジャージー系トラックスーツをおしゃれに着こなす新しいスタイルが登場しました。ジャージーらしさは残しつつ、“脱・ストリート”を試みる新発想アイテムを、有力ブランドが相次いで提案しています。着こなしのコツは、“ヘルシー×ドレッシー”です。

従来のトラックスーツはボディーにぴったりなじむタイプが多かったものの、「アディダス(ADIDAS)」の上下共にゆったりとしたオーバーサイズは新鮮です。優美なドレープをまといつつも、足元はロックテイストのブーツを合わせてタフさを添えました。今回は、ファッション・ウイーク会場でのスナップや、2024-25年秋冬コレクションのランウエイから、“ジャージー系”の新顔スタイリングを読み解いていきます。

別テイストを加えて“ずらす”

   

アスレチックなイメージのジャージーを着こなすには、別テイストを持ち込んで、雰囲気を“ずらす”のが鍵。手軽なのは、フェミニンやガーリーとのマリアージュです。

ジューシーなオレンジ色がエナジーを感じさせるこちらの女性は、ジャージーのファスナーを上まで引き上げてクールな表情。一方で、チャーミングなチェック柄のミニスカートを合わせて、適度な“ずれ”を生み出しました。白いレースストッキングと濃いオレンジのブーツも、ガーリーなムードを強めています。

 

ジャージートップスをシャツのように着こなして、“運動着”感を抑える着こなしもあります。ファスナーが胸元どまりならポロシャツのようにも見えるので、シャツライクな着こなしに重宝します。

写真の女性は、ブルーのハーフジップジャージーを、ポロシャツ風にまといました。襟の切り替えが、“運動着”のイメージが薄まって見える理由です。ボトムスはジーンズ、靴はスニーカーと、カジュアルの定番コーディネート。サングラスやバッグで普段着のムードを遠ざけると、全体がこなれて映ります。

ジャージー風モード服でドレッシーに

 

街中でおしゃれに着こなしやすい“ジャージー風”アイテムが、有力ブランドから相次いで提案されています。スポーツテイストを程よく取り入れられる点が魅力。気負わない自然体のスタイリングに役立てるのが上手な着方です。

「ヨウヘイ オオノ(YOHEI OHNO)」のブラウン系トップスは控えめなつやめきを帯び、ボディーに沿うすっきりシルエットが伸びやかなフォームを印象付けます。パンツのウエストにしっかり収めて、きれいめにまといました。細身でミニマルな黒パンツと合わせることで、上下でシャープな輪郭を描きます。

 

オールインワンやボディースーツがトレンドアイテムに浮上する中、体にフィットする素材と交わらせる試みも目立ってきました。ボディーラインをしっかり写すので、しなやかなイメージを押し出してくれます。

多幸感を帯びたピンクの総柄で全身を包んだのは、「ア ベイシング エイプ®(A BATHING APE®)」。正面の深いスリットから素肌をのぞかせました。ウエストシェイプが際立つのも、肌にフィットする素材ならではの魅力。縦に長いジップのラインがアクティブな雰囲気を強めています。フードを、モードなディテールにねじり直しました。

健やかなムードを備えたジャージー系アイテムを取り入れると、適度にアクティブな気分が加わります。アウターの存在感が強まり、見た目が重く見えがちな秋冬ルックにも、軽やかではつらつとした印象を盛り込めそう。伸縮性や速乾性に富む素材ならではの着心地も、このスタイルのいいところ。長く人気が続いたアウトドアやユーティリティーとはまたひと味違うヘルシーなスタイリングで、秋冬ルックから重さをそぎ落としてみませんか。

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【追悼・穂積和夫さん】日本のファッション文化と美意識を世界に広めたマエストロ

日本のファッションイラストレーターの草分けである穂積和夫さんが11月26日に94歳で死去した。戦後のメンズファッション黎明期に、アイビールックの男性を描いたイラストで一時代を築いた。作品の世界観は、近年は海外でも高い評価を集めるようになっていた。服飾史家の中野香織さんに解説してもらった。

日本のファッションイラストレーション界を代表する存在であった穂積和夫氏が、2024年11月26日に94歳で永眠された。「マエストロ」と敬われ慕われた穂積氏の功績を振り返りながら、深い敬意と感謝の意を表したい。

1930年、東京都で裕福な歯科医の家庭に生まれた穂積氏は、第二次世界大戦の戦火を避けて家族とともに仙台市へ移り住む。幼少期から絵を描くことを好んだが、当時、「職業」として認められていなかったイラストレーターへの道を諦め、建築を学ぶ。東北大学工学部建築学科を卒業後、東京の建築事務所で働くが、絵を描く情熱に従う決心をする。セツ・モードセミナーを創設した長沢節氏の新設クラスに最初の生徒として参加し、才能を開花させるのだ。

60年以上愛される「アイビーボーイ」

1954年、ファッション雑誌「男の服飾」(後の「メンズクラブ」)の創刊が、穂積氏のキャリアを開いた。長沢氏の紹介でVANジャケットの創業者・石津謙介氏と出会い、同誌の主要なイラストレーターとして活動。穂積氏のファッションイラストは、単なる視覚的情報ではなく、文化的文脈まで読者に伝えるアートのような力を持った。

メンズファッション誌が黎明期であったこともあり、穂積氏は多様なスタイルに挑戦したが、中でも63年に制作した「アイビーボーイ」は穂積氏の代表作となった。丸顔に赤い頬の笑顔のキャラクター「アイビーボーイ」がアイビールックのバリエーションをまとう幸福感にあふれるイラストレーションである。「アイビーボーイ」はVANジャケットの広告に使われて日本におけるアイビーファッションの象徴となり、後に「メンズクラブ」、80年代の「アイビー図鑑」シリーズ、さらには2010年代には米国人ジャーナリストのW.デービッド・マークス氏の「AMETORA」の表紙にまで登場、世界に親しまれるアイビーアイコンとなった。

「8割にとどめるのが品の良さにつながる」

穂積氏はまた、自らもアイビーファッションに深く傾倒し、しばしば「メンズクラブ」誌上にも登場し、VANのパーティーやイベントにも頻繁に参加する中で、アイビースタイルの生きたお手本「ミスター・アイビー」として普及に貢献した。

加えて和服スタイルやスーツスタイルにおいても成熟した男性の理想像を体現、日本を代表するダンディとして写真集「ジャパニーズ・ダンディ」(河合正人プロデュース、大川直人撮影)の表紙も85歳にして飾った。

穂積氏は何を着ても好感度が高いのだが、かつてその秘訣をうかがったことがある。「8割にとどめるのが品の良さにつながる」という飄々とした穂積さんらしいお答えだった。80歳を過ぎても説教じみたことは語らず、むしろ現代に起きていることを学びたいという向学心を示し、そんな姿勢が穂積氏をフレッシュに見せていた。

1980年代以降は日本の歴史的建造物や町並み、風俗をテーマにした作品を多く手掛け、新たな創作の地平を切り開いた。教育者としても、セツ・モードセミナーや京都デザイン専門学校、昭和女子大学などで後進の育成に尽力している。門下には綿谷寛氏、早乙女道春氏など現在、第一線で活躍するイラストレーターもいる。

ファッションイラストレーションを視覚情報の枠を超えたアートの域に押し上げただけでなく、日本の男性のスタイルの理想像を具現化し、作品と「あり方」セットで日本のファッション文化と美意識を世界に広め、それが評価されることで日本に自信を与えたのである。中でもメンズファッション界に遺した功績は計り知れない。

軽やかでありながら本質を明快に伝える作品、自ら示した日本の男性の装いのバリエーション、そして「少しだけ野暮を残した山の手の粋」を感じさせる率直であたたかい人柄は、時空を超えて多くの人々の記憶に生き続けるだろう。

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OEM・ODM企業というモノづくりのプロ集団

毎週発行している「WWDJAPAN」は、ファッション&ビューティの潮流やムーブメントの分析、ニュースの深堀りなどを通じて、業界の面白さ・奥深さを提供しています。巻頭特集では特に注目のキーワードやカテゴリー、市場をテーマに、業界活性化を図るべく熱いメッセージを発信。ここでは、そんな特集を担当記者がざっくばらんに振り返ります。(この記事は「WWDJAPAN」2024年12月2日号からの抜粋です)

本橋:アパレルが作られて売られるまでにアパレルメーカーと工場の取引がありますが、その間にOEM・ODMの企業がいます。そうした企業がそもそもどういう仕事をしているのか。僕自身がもっとよく知りたいと思ったのがきっかけで特集を企画しました。

横山:OEM・ODMはモノ作りをする上で重要なパートナー。アパレルブランドってカットソーやアウター、ニット、パンツなど、アイテムのバリエーションが多い。パートナー企業、つまりOEM・ODM企業の力を活用するのは経営的にも合理的。彼ら・彼女らはまさにモノ作りの中心を担っているプロ集団であり、光があたるべき業種だとも思う。

本橋:基本的に繊維商社や総合商社の繊維部門のシェアが大きい市場で、中小企業はサンプルの提案数、コスト勝負では、そうした大手相手に苦戦を強いられます。他にない強みを尖らせていくことが生き残る道。そんなふうに頑張っている企業を取材しました。

横山:OEM・ODMは繊維商社にとっても主力事業。それだけ大きいビジネスです。どこの取材が印象に残った?

本橋:パターンのサンプルデータを3DCGで精巧に作り、それをメタバースのファッションにも転用して、シンガポール発のSNSのボンディーで販売するところまで行っているレオン・インターナショナルに感心しました。もはやOEM・ODMの枠を超えています。林真吾社長が「究極の便利屋になる」と言っていたのが印象的でした。得意とするアイテムが流行って大口のクライアントがついたけれど、次のシーズンにはそれがパッタリなくなるかもしれない。そんな常に「背水の陣」の状態から脱却すべく、OEM・ODM以外にも選ばれるための独自の価値を磨くことが大事だと考えたそうです。

「傭兵集団」たちの素顔に注目!

横山:毎シーズン勝負は大変だ……。繊維商社は幅広いアイテムを手掛けていて、会社同士の長期的な取り組みがある程度担保されていることもあるけど、中小企業ではそういうわけにいかないし……。まさに、知識とネットワークと機動力のある、プロたちが集結した「傭兵集団」だね。

本橋:そうですね。ファッションが好きで、本格的にモノ作りに携わりたい若い人が、生き生き仕事をしているのもいいなと思いました。ぜひ学生にも読んでもらいたいです。

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OEM・ODM企業というモノづくりのプロ集団

毎週発行している「WWDJAPAN」は、ファッション&ビューティの潮流やムーブメントの分析、ニュースの深堀りなどを通じて、業界の面白さ・奥深さを提供しています。巻頭特集では特に注目のキーワードやカテゴリー、市場をテーマに、業界活性化を図るべく熱いメッセージを発信。ここでは、そんな特集を担当記者がざっくばらんに振り返ります。(この記事は「WWDJAPAN」2024年12月2日号からの抜粋です)

本橋:アパレルが作られて売られるまでにアパレルメーカーと工場の取引がありますが、その間にOEM・ODMの企業がいます。そうした企業がそもそもどういう仕事をしているのか。僕自身がもっとよく知りたいと思ったのがきっかけで特集を企画しました。

横山:OEM・ODMはモノ作りをする上で重要なパートナー。アパレルブランドってカットソーやアウター、ニット、パンツなど、アイテムのバリエーションが多い。パートナー企業、つまりOEM・ODM企業の力を活用するのは経営的にも合理的。彼ら・彼女らはまさにモノ作りの中心を担っているプロ集団であり、光があたるべき業種だとも思う。

本橋:基本的に繊維商社や総合商社の繊維部門のシェアが大きい市場で、中小企業はサンプルの提案数、コスト勝負では、そうした大手相手に苦戦を強いられます。他にない強みを尖らせていくことが生き残る道。そんなふうに頑張っている企業を取材しました。

横山:OEM・ODMは繊維商社にとっても主力事業。それだけ大きいビジネスです。どこの取材が印象に残った?

本橋:パターンのサンプルデータを3DCGで精巧に作り、それをメタバースのファッションにも転用して、シンガポール発のSNSのボンディーで販売するところまで行っているレオン・インターナショナルに感心しました。もはやOEM・ODMの枠を超えています。林真吾社長が「究極の便利屋になる」と言っていたのが印象的でした。得意とするアイテムが流行って大口のクライアントがついたけれど、次のシーズンにはそれがパッタリなくなるかもしれない。そんな常に「背水の陣」の状態から脱却すべく、OEM・ODM以外にも選ばれるための独自の価値を磨くことが大事だと考えたそうです。

「傭兵集団」たちの素顔に注目!

横山:毎シーズン勝負は大変だ……。繊維商社は幅広いアイテムを手掛けていて、会社同士の長期的な取り組みがある程度担保されていることもあるけど、中小企業ではそういうわけにいかないし……。まさに、知識とネットワークと機動力のある、プロたちが集結した「傭兵集団」だね。

本橋:そうですね。ファッションが好きで、本格的にモノ作りに携わりたい若い人が、生き生き仕事をしているのもいいなと思いました。ぜひ学生にも読んでもらいたいです。

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ベストコスメ企画はなぜ盛り上がる? 編集長と美容ジャーナリストが分析

年の瀬が近づくと、あらゆる媒体で目にするベストコスメ企画。ここ数年は美容3誌だけでなく、ファッション雑誌やメンズ誌でもにぎわいを見せている。かくいう「WWDBEAUTY」も「“本当に”売れたベストコスメ」を上半期と下半期の年2回開催している。そんなベストコスメ企画がこれほどまでにぎわうようになった背景や、ビューティブランドがかける熱を村上要「WWDJAPAN」編集長と、ベスコス歴代名鑑でおなじみの美容ジャーナリスト加藤智一さんが分析する。

本当に売れたものを讃える「WWDBEAUTY」のベスコス

加藤智一美容ジャーナリスト(以下、加藤):「WWDBEAUTY」のベストコスメ企画はいつから始まったのですか?

村上要「WWDJAPAN」編集長(以下、村上):始まりは2009年です。「百貨店で売れたベストコスメ企画」としてスタートしました。もともとファッションチームは特選売り場を毎シーズン取材し続けていましたし、ビューティチームも同様。百貨店の化粧品売り場の動向を見続けてきました。コネクションを生かして、「本当に売れているものは何か」を起点にコンテンツを作りたいという思いからスタートしました。

加藤:なるほど。それで「WWDBEAUTY」では「百貨店で売れたベストコスメ」と題していたのですね。近年はドラッグストアやバラエティーショップの盛り上がりも見逃せません。

村上:ここ数年はバラエティー・ドラッグストアのカテゴリーも設けています。プライベートブランドが人気を集めたり、ハイクオリティーなプチプラコスメが続々と登場していたり、ビューティのチャネルとして外すことはできません。「本当に売れているもの」をそれぞれのチャネルからピックアップできるようになってきた手応えを感じています。

加藤:提案になってしまうのですが、「WWDBEAUTY」には未来予測をして欲しいんです。取材をしていると現在はもちろん、1年先、2年先の予測ができますよね。

村上:この年末のベストコスメ企画では、売れている理由をもっと深掘りしていきたいです。商品の解説よりも「なぜ」が際立っていた方が読者にとって気づきになりますよね。

加藤:おっしゃる通り。バイヤーの人たちのコメントをもっと知りたいです。「WWDBEAUTY」の読者は業界関係者やファッション・ビューティ業界を志す学生が多いはず。そう考えると、トレンドの一端を担うバイヤーのコメントから売れている背景や未来予測にボリュームがあると読み応えがありますよね。「トレンドキーワード5」や「トレンドキーワード7」のように、業界の今が分かるようなニュースがピックアップされていると話のネタにもできるし、良いと思いますがいかがでしょうか。

村上:ファッションではパリコレクションやミラノコレクションを取材して、半年先のトレンドを予測して解説しています。ベストコスメ企画でも同じことをやりたいですね。

媒体の色が映るベスコスは
コスメ難民の読者に納得感を与える

村上:加藤さんは美容ジャーナリストとして、さまざまな媒体とお付き合いがあると思います。そもそもベストコスメ企画とはどのような企画でしょうか。

加藤:美容好きや美容フリークから見ると、美容誌にはそれぞれ色があって、読者層が異なっています。女性らしさを大切にする「マキア(MAQUIA)」、硬派なイメージの「ヴォーチェ(VOCE)」、勉強熱心でテクノロジーへの納得感を重視する「美的」。媒体のイメージにあったアイテムがベストコスメに選ばれている印象です。ただしときに同じアイテムが各誌のベストコスメを総ナメにすることがあります。それはエポックメイキングな商品であり、一大ムーブメントを世間で巻き起こしたという証拠なんです。例えば2017年に発売した「ポーラ」の“リンクルショット メディカルセラム”などが代表的なもの。一方で美容液部門やクリーム部門では全くことなるアイテムが選ばれることがあります。色気やテクノロジー、使いやすさなど、それぞれの視点で評価されているからこそです。ファッション誌のベストコスメ企画を見てみると、差別化がさらにはっきりと見えてきます。シェアコスメに注力している媒体であれば、ジェンダーレスなパッケージも加味されるでしょう。媒体特性が反映された審査基準がありますね。

村上:その視点で各誌のベストコスメを見てみると面白いですね。さまざまな媒体がベストコスメ企画に力を入れているのは、裏返してみると各媒体の特色に応じてコスメを選べるぐらい市場が豊かになっていることでもありますよね。

加藤:世の中には化粧品があふれ、トレンドは多岐に渡ります。何を選べばよいのかが分からないスキンケア難民やメイク難民が増えてしまっています。「自分が使うべき化粧品は何?」と考えたときに、ベストコスメが参考になるわけです。自分と同じ雰囲気を持つ媒体のベストコスメを参考にコスメを購入することで納得感が得られます。

ロングセラーの背景には
明確かつ斬新な技術革新あり

村上:加藤さんが過去のベストコスメ受賞アイテムで印象に残っているものは?

加藤:ブレイクスルーを作ったコスメは、ベストコスメに選ばれ、ベストセラーになると思っています。例えば「アルビオン(ALBION)」の“薬用スキンコンディショナー エッセンシャル N”。発売当時は化粧水といえばピンクがかった透明で、香りはフローラルが主流でした。しかし“薬用スキンコンディショナー エッセンシャル N”は半透明の白濁した色みで清涼感のある香り。トレンドとは真逆と言ってもいいでしょう。けれどもベースに「アルビオン」の乳化技術があるからこそのテクスチャーなのです。目新しいがゆえに発売直後は苦戦したと聞きます。「SK-II」の“フェイシャルトリートメントエッセンス”や「コスメデコルテ(DECORTE)」の“リポソーム アドバンスト リペアセラム”も同様です。しかし徐々に商品の素晴らしさが評価されて、今ではベストセラーになっています。

村上:メイクのカテゴリーでは「ディオール(DIOR)」の“リップマキシマイザー”にも同様のストーリーを感じます。リッププランパーという新しいカテゴリーを開拓しましたよね。

加藤:ロングセラーに通じているのは、明確かつ斬新な技術革新があるということです。「WWDBEAUTY」のベストコスメでは定番品にも光を当てていますよね。ロングセラーを深掘りして過去から未来までを見通せると、新しい化粧品を産み出そうとするときに参考になるのでは。

村上:ビューティ業界の人が定番品を作ろうと試行錯誤しているのを見ているからこそ、定番品を讃える場を作りたかったんです。ファッションは定番を作るのが上手だと思っています。「シャネル(CHANEL)」ではカメリアの花やツイードのジャケットが永遠に愛されるように。「ディオール」のニュールックもしかりです。ビューティは消耗品ということもありますが、どんどん変わってしまう。それがもったいなくも感じるんです。

加藤:変わらないものもあるし、進化しているものもある。ファッションに比べて化粧品は時代に合わせてシフトしていかざるを得ないと思います。エイジングケアだって、昔はそれほど取り沙汰されていませんでした。10年前は保湿一辺倒だったのが、エイジングケアになり、最近はフューチャーエイジングというキーワードも。それぞれの時代のなりたい姿、美しさにフィットした商品へと衣替えすることで進化するんです。

高次元では何冠取るかの戦い
コスメにとってベスコスはドレス

村上:メディアにおけるベストコスメ企画は今度どのように発展するのでしょうか。ビューティブランドにとっての重要度は増していますよね。

加藤:そもそも日本人は国民性としてランキング好き。テレビを見ていると毎日のようにランキング形式で食でも旅でも紹介されていますよね。対して欧米はランク付けはしません。ベスト10は選んでも、あとは自分に合うものを選んでというのがスタンスです。だから、ベストコスメ企画はこのまま続くとみています。加えてさまざまな媒体がベストコスメ企画をやるようになった今、ビューティブランドにとって高次元では“何冠取れるか”が大事になってきました。歴代のベストコスメ受賞アイテムにもリプロモーションをかけるのは、そういった背景があるからです。

村上:各媒体の価値観のもと選ばれているからこそ、1つのアイテムが何冠も取るというのは、さまざまな価値観に対応している証拠でもあるんでしょうね。

加藤:これも国民性だと思うんです。グーグル(Google)の評価も0.1でも高い方のお店を選んでしまう。ベストコスメも10冠よりも13冠がよく見えます。今の世の中にはたくさんのコスメが溢れています。中途半端なものは淘汰され、良いものしか生き残れないからこそ、化粧品会社は当然素晴らしい商品を世に送り出しています。ただし権威付けをしないといけません。ベストコスメはコスメにとってドレスのようなもの。着飾ることで、魅力が増して映えるんです。そのためにベスコスを取りたいし、何冠も狙うことにつながるわけです。

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ベストコスメ企画はなぜ盛り上がる? 編集長と美容ジャーナリストが分析

年の瀬が近づくと、あらゆる媒体で目にするベストコスメ企画。ここ数年は美容3誌だけでなく、ファッション雑誌やメンズ誌でもにぎわいを見せている。かくいう「WWDBEAUTY」も「“本当に”売れたベストコスメ」を上半期と下半期の年2回開催している。そんなベストコスメ企画がこれほどまでにぎわうようになった背景や、ビューティブランドがかける熱を村上要「WWDJAPAN」編集長と、ベスコス歴代名鑑でおなじみの美容ジャーナリスト加藤智一さんが分析する。

本当に売れたものを讃える「WWDBEAUTY」のベスコス

加藤智一美容ジャーナリスト(以下、加藤):「WWDBEAUTY」のベストコスメ企画はいつから始まったのですか?

村上要「WWDJAPAN」編集長(以下、村上):始まりは2009年です。「百貨店で売れたベストコスメ企画」としてスタートしました。もともとファッションチームは特選売り場を毎シーズン取材し続けていましたし、ビューティチームも同様。百貨店の化粧品売り場の動向を見続けてきました。コネクションを生かして、「本当に売れているものは何か」を起点にコンテンツを作りたいという思いからスタートしました。

加藤:なるほど。それで「WWDBEAUTY」では「百貨店で売れたベストコスメ」と題していたのですね。近年はドラッグストアやバラエティーショップの盛り上がりも見逃せません。

村上:ここ数年はバラエティー・ドラッグストアのカテゴリーも設けています。プライベートブランドが人気を集めたり、ハイクオリティーなプチプラコスメが続々と登場していたり、ビューティのチャネルとして外すことはできません。「本当に売れているもの」をそれぞれのチャネルからピックアップできるようになってきた手応えを感じています。

加藤:提案になってしまうのですが、「WWDBEAUTY」には未来予測をして欲しいんです。取材をしていると現在はもちろん、1年先、2年先の予測ができますよね。

村上:この年末のベストコスメ企画では、売れている理由をもっと深掘りしていきたいです。商品の解説よりも「なぜ」が際立っていた方が読者にとって気づきになりますよね。

加藤:おっしゃる通り。バイヤーの人たちのコメントをもっと知りたいです。「WWDBEAUTY」の読者は業界関係者やファッション・ビューティ業界を志す学生が多いはず。そう考えると、トレンドの一端を担うバイヤーのコメントから売れている背景や未来予測にボリュームがあると読み応えがありますよね。「トレンドキーワード5」や「トレンドキーワード7」のように、業界の今が分かるようなニュースがピックアップされていると話のネタにもできるし、良いと思いますがいかがでしょうか。

村上:ファッションではパリコレクションやミラノコレクションを取材して、半年先のトレンドを予測して解説しています。ベストコスメ企画でも同じことをやりたいですね。

媒体の色が映るベスコスは
コスメ難民の読者に納得感を与える

村上:加藤さんは美容ジャーナリストとして、さまざまな媒体とお付き合いがあると思います。そもそもベストコスメ企画とはどのような企画でしょうか。

加藤:美容好きや美容フリークから見ると、美容誌にはそれぞれ色があって、読者層が異なっています。女性らしさを大切にする「マキア(MAQUIA)」、硬派なイメージの「ヴォーチェ(VOCE)」、勉強熱心でテクノロジーへの納得感を重視する「美的」。媒体のイメージにあったアイテムがベストコスメに選ばれている印象です。ただしときに同じアイテムが各誌のベストコスメを総ナメにすることがあります。それはエポックメイキングな商品であり、一大ムーブメントを世間で巻き起こしたという証拠なんです。例えば2017年に発売した「ポーラ」の“リンクルショット メディカルセラム”などが代表的なもの。一方で美容液部門やクリーム部門では全くことなるアイテムが選ばれることがあります。色気やテクノロジー、使いやすさなど、それぞれの視点で評価されているからこそです。ファッション誌のベストコスメ企画を見てみると、差別化がさらにはっきりと見えてきます。シェアコスメに注力している媒体であれば、ジェンダーレスなパッケージも加味されるでしょう。媒体特性が反映された審査基準がありますね。

村上:その視点で各誌のベストコスメを見てみると面白いですね。さまざまな媒体がベストコスメ企画に力を入れているのは、裏返してみると各媒体の特色に応じてコスメを選べるぐらい市場が豊かになっていることでもありますよね。

加藤:世の中には化粧品があふれ、トレンドは多岐に渡ります。何を選べばよいのかが分からないスキンケア難民やメイク難民が増えてしまっています。「自分が使うべき化粧品は何?」と考えたときに、ベストコスメが参考になるわけです。自分と同じ雰囲気を持つ媒体のベストコスメを参考にコスメを購入することで納得感が得られます。

ロングセラーの背景には
明確かつ斬新な技術革新あり

村上:加藤さんが過去のベストコスメ受賞アイテムで印象に残っているものは?

加藤:ブレイクスルーを作ったコスメは、ベストコスメに選ばれ、ベストセラーになると思っています。例えば「アルビオン(ALBION)」の“薬用スキンコンディショナー エッセンシャル N”。発売当時は化粧水といえばピンクがかった透明で、香りはフローラルが主流でした。しかし“薬用スキンコンディショナー エッセンシャル N”は半透明の白濁した色みで清涼感のある香り。トレンドとは真逆と言ってもいいでしょう。けれどもベースに「アルビオン」の乳化技術があるからこそのテクスチャーなのです。目新しいがゆえに発売直後は苦戦したと聞きます。「SK-II」の“フェイシャルトリートメントエッセンス”や「コスメデコルテ(DECORTE)」の“リポソーム アドバンスト リペアセラム”も同様です。しかし徐々に商品の素晴らしさが評価されて、今ではベストセラーになっています。

村上:メイクのカテゴリーでは「ディオール(DIOR)」の“リップマキシマイザー”にも同様のストーリーを感じます。リッププランパーという新しいカテゴリーを開拓しましたよね。

加藤:ロングセラーに通じているのは、明確かつ斬新な技術革新があるということです。「WWDBEAUTY」のベストコスメでは定番品にも光を当てていますよね。ロングセラーを深掘りして過去から未来までを見通せると、新しい化粧品を産み出そうとするときに参考になるのでは。

村上:ビューティ業界の人が定番品を作ろうと試行錯誤しているのを見ているからこそ、定番品を讃える場を作りたかったんです。ファッションは定番を作るのが上手だと思っています。「シャネル(CHANEL)」ではカメリアの花やツイードのジャケットが永遠に愛されるように。「ディオール」のニュールックもしかりです。ビューティは消耗品ということもありますが、どんどん変わってしまう。それがもったいなくも感じるんです。

加藤:変わらないものもあるし、進化しているものもある。ファッションに比べて化粧品は時代に合わせてシフトしていかざるを得ないと思います。エイジングケアだって、昔はそれほど取り沙汰されていませんでした。10年前は保湿一辺倒だったのが、エイジングケアになり、最近はフューチャーエイジングというキーワードも。それぞれの時代のなりたい姿、美しさにフィットした商品へと衣替えすることで進化するんです。

高次元では何冠取るかの戦い
コスメにとってベスコスはドレス

村上:メディアにおけるベストコスメ企画は今度どのように発展するのでしょうか。ビューティブランドにとっての重要度は増していますよね。

加藤:そもそも日本人は国民性としてランキング好き。テレビを見ていると毎日のようにランキング形式で食でも旅でも紹介されていますよね。対して欧米はランク付けはしません。ベスト10は選んでも、あとは自分に合うものを選んでというのがスタンスです。だから、ベストコスメ企画はこのまま続くとみています。加えてさまざまな媒体がベストコスメ企画をやるようになった今、ビューティブランドにとって高次元では“何冠取れるか”が大事になってきました。歴代のベストコスメ受賞アイテムにもリプロモーションをかけるのは、そういった背景があるからです。

村上:各媒体の価値観のもと選ばれているからこそ、1つのアイテムが何冠も取るというのは、さまざまな価値観に対応している証拠でもあるんでしょうね。

加藤:これも国民性だと思うんです。グーグル(Google)の評価も0.1でも高い方のお店を選んでしまう。ベストコスメも10冠よりも13冠がよく見えます。今の世の中にはたくさんのコスメが溢れています。中途半端なものは淘汰され、良いものしか生き残れないからこそ、化粧品会社は当然素晴らしい商品を世に送り出しています。ただし権威付けをしないといけません。ベストコスメはコスメにとってドレスのようなもの。着飾ることで、魅力が増して映えるんです。そのためにベスコスを取りたいし、何冠も狙うことにつながるわけです。

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「ザ・ノース・フェイス」チームと行く立山スキー&スノーボード旅の思い出 雪山シーズン開幕!

気温が下がらずヤキモキしましたが、ようやく冬到来!スキーやスノーボードといったスノースポーツ愛好者がそわそわするシーズンがやってきました。かくいう私もその一人で、スキー好きが高じてちょうど1年前、「WWDJAPAN」2023年12月4日号で“スノースポーツ市場特集”なるものを企画しました。 “JAPOW”(日本のパウダースノー)目当ての訪日客が急増する中、スノースポーツのマーケット環境は激変しています。メーカーやリゾートホテルなどが変化に対しどんな手を打っているのかをまとめていますので、リンク先からぜひご覧ください。

さて、今季も雪山関連ネタを「WWDJAPAN.com」で随時お届けできればと思っています。まずはシーズン本番を前に、昨シーズンの素敵な雪山での思い出を紹介させてください。それはゴールドウイン「ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)」のプレスツアーのこと。さかのぼること7カ月前の5月10〜12日、シーズンの締めくくりとして富山県の立山で滑ってきました。「5月の連休明けにまだスキー!?」と呆れられそうですが、立山はシーズン初め(11月末)と終わり(4〜5月)に滑る山として、スノーヤーに愛されています
※整備されたゲレンデではなく、入山届を出して山岳エリアを滑る、いわゆる“バックカントリー”になります。ある程度の技術と専用装備が必要です。ご注意ください。

立山は行く道からして楽しい!

立山というのはまず行く道からして楽しい。長野側から行く場合、扇沢という場所からバスやケーブルカー、ロープウェーなどを乗り継いで行くんですが(=立山黒部アルペンルート)、黒部ダムの上を歩いたり、ダム湖と山との素晴らしい景色が見えたりと、とってもスペシャルな体験ができます。室堂というターミナル駅までならスカートにハイヒールでも行けるのに、見える景色は神々しいほどに雄大。立山は1300年前から続く山岳信仰の山でもありますが、神々しすぎて異界のようだと感じた昔の人の感覚、すごく共感します。

ご一緒したのは、白馬でバックカントリーガイド(Snowsurf Hakuba)をされている布施智基さん、プロスノーボーダーの藤田一茂さんという「ザ・ノース・フェイス」契約アスリートのお2人と、森光 取締役専務執行役員、新井元 常務執行役員開発本部長をはじめとしたゴールドウインチーム、そして雪山を愛するメディア関係者の皆さんです。「WWDJAPAN」のスノースポーツ特集にも登場いただいた、売れっ子スタイリスト兼ガチスノーボーダーの鹿野巧真さんとも、この旅でついに雪山をご一緒できました!

山は心が近しくなれる場所

ガイドさんたちの滑りのかっこよさや山の知識には普段から感嘆するばかりですが、今回のツアーでご一緒した布施さん、藤田さんの滑りも本当にかっこよかった。自分もかじっているスポーツだと、その道のプロたちのすごさがより解像度高く分かりますよね。先日NHKスペシャルに出ていた山岳写真家の石川直樹さんもそうですが、「ザ・ノース・フェイス」が今やこれだけ街でも着られるようになったのにパフォーマンスブランドという核のイメージを失わないのは、こういう人たちに選ばれて、彼らをサポートし一緒にモノ作りをしているブランドだという信頼が根っこにあるからなんだなと、改めて感じた次第です。

バックカントリースキーやスノーボードは、景色や滑走自体も猛烈に素晴らしいんですが、一緒に山を登って滑った人たちとは心が近しくなる(気がする)点が私はとても好きです。普段何をして暮らしているのか全く知らない人であっても、「あの斜面良かったよね」という一点だけですごく仲良くなれる。同じ趣旨のことを、昨年の特集で取材した雪山を愛するファッション業界人代表、藤原ヒロシさんもおっしゃっていました。そして、ゴールドウインの森取締役も著書で同様に語られています(著書は写真参照)!普段仕事でお会いする時とは違う感覚でゴールドウインの皆さんと交流ができ、会社の姿勢やどんな人がどんな思いで作っているブランドなのかを知る本当にいい機会となりました。

“レイバック”コレクションも発売

さて、このツアーでご一緒した藤田さんの監修で、「ザ・ノース・フェイス」は2024-25年秋冬、新たにスノーウエアのカプセルコレクション“レイバック(LAYBACK)”を立ち上げています。laid-back(リラックスした、くつろいだ)の名前の通り、従来の同ブランドのスノーウエアよりもややゆとりのあるシルエットで、落ち着いた色味もポイント。雪の上でサーフィンをしていくような藤田さんの滑走スタイルや、そのライフスタイルを表現したコレクションになっています。シェルやビブパンツもありますが、ロゴ入りのカットソーやフリース上下が普段着としてもすごくかわいいな〜と思っていたら、先日清澄白河でまさに“レイバック”カットソーを着こなすおしゃれな女性とすれ違い、「おお!広がってる」と心の中で思ったことを申し添えておきます。おそらく今冬、山でもたくさん見かけることになるでしょう。公式ECを見ると売り切れ品番も既にいくつか出ているようです。“レイバック”のロードムービー的キャンペーン動画も下に貼っておきます。なんて楽しそうでうらやましい旅なんだ!

というわけで、私は今週末いよいよシーズン初滑りでワクワクが止まりません。今シーズンも、雪山でたくさんの方にお会いできることをとても楽しみにしています。雪山を愛する皆さまにとって、いいシーズンになりますように!

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「ザ・ノース・フェイス」チームと行く立山スキー&スノーボード旅の思い出 雪山シーズン開幕!

気温が下がらずヤキモキしましたが、ようやく冬到来!スキーやスノーボードといったスノースポーツ愛好者がそわそわするシーズンがやってきました。かくいう私もその一人で、スキー好きが高じてちょうど1年前、「WWDJAPAN」2023年12月4日号で“スノースポーツ市場特集”なるものを企画しました。 “JAPOW”(日本のパウダースノー)目当ての訪日客が急増する中、スノースポーツのマーケット環境は激変しています。メーカーやリゾートホテルなどが変化に対しどんな手を打っているのかをまとめていますので、リンク先からぜひご覧ください。

さて、今季も雪山関連ネタを「WWDJAPAN.com」で随時お届けできればと思っています。まずはシーズン本番を前に、昨シーズンの素敵な雪山での思い出を紹介させてください。それはゴールドウイン「ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)」のプレスツアーのこと。さかのぼること7カ月前の5月10〜12日、シーズンの締めくくりとして富山県の立山で滑ってきました。「5月の連休明けにまだスキー!?」と呆れられそうですが、立山はシーズン初め(11月末)と終わり(4〜5月)に滑る山として、スノーヤーに愛されています
※整備されたゲレンデではなく、入山届を出して山岳エリアを滑る、いわゆる“バックカントリー”になります。ある程度の技術と専用装備が必要です。ご注意ください。

立山は行く道からして楽しい!

立山というのはまず行く道からして楽しい。長野側から行く場合、扇沢という場所からバスやケーブルカー、ロープウェーなどを乗り継いで行くんですが(=立山黒部アルペンルート)、黒部ダムの上を歩いたり、ダム湖と山との素晴らしい景色が見えたりと、とってもスペシャルな体験ができます。室堂というターミナル駅までならスカートにハイヒールでも行けるのに、見える景色は神々しいほどに雄大。立山は1300年前から続く山岳信仰の山でもありますが、神々しすぎて異界のようだと感じた昔の人の感覚、すごく共感します。

ご一緒したのは、白馬でバックカントリーガイド(Snowsurf Hakuba)をされている布施智基さん、プロスノーボーダーの藤田一茂さんという「ザ・ノース・フェイス」契約アスリートのお2人と、森光 取締役専務執行役員、新井元 常務執行役員開発本部長をはじめとしたゴールドウインチーム、そして雪山を愛するメディア関係者の皆さんです。「WWDJAPAN」のスノースポーツ特集にも登場いただいた、売れっ子スタイリスト兼ガチスノーボーダーの鹿野巧真さんとも、この旅でついに雪山をご一緒できました!

山は心が近しくなれる場所

ガイドさんたちの滑りのかっこよさや山の知識には普段から感嘆するばかりですが、今回のツアーでご一緒した布施さん、藤田さんの滑りも本当にかっこよかった。自分もかじっているスポーツだと、その道のプロたちのすごさがより解像度高く分かりますよね。先日NHKスペシャルに出ていた山岳写真家の石川直樹さんもそうですが、「ザ・ノース・フェイス」が今やこれだけ街でも着られるようになったのにパフォーマンスブランドという核のイメージを失わないのは、こういう人たちに選ばれて、彼らをサポートし一緒にモノ作りをしているブランドだという信頼が根っこにあるからなんだなと、改めて感じた次第です。

バックカントリースキーやスノーボードは、景色や滑走自体も猛烈に素晴らしいんですが、一緒に山を登って滑った人たちとは心が近しくなる(気がする)点が私はとても好きです。普段何をして暮らしているのか全く知らない人であっても、「あの斜面良かったよね」という一点だけですごく仲良くなれる。同じ趣旨のことを、昨年の特集で取材した雪山を愛するファッション業界人代表、藤原ヒロシさんもおっしゃっていました。そして、ゴールドウインの森取締役も著書で同様に語られています(著書は写真参照)!普段仕事でお会いする時とは違う感覚でゴールドウインの皆さんと交流ができ、会社の姿勢やどんな人がどんな思いで作っているブランドなのかを知る本当にいい機会となりました。

“レイバック”コレクションも発売

さて、このツアーでご一緒した藤田さんの監修で、「ザ・ノース・フェイス」は2024-25年秋冬、新たにスノーウエアのカプセルコレクション“レイバック(LAYBACK)”を立ち上げています。laid-back(リラックスした、くつろいだ)の名前の通り、従来の同ブランドのスノーウエアよりもややゆとりのあるシルエットで、落ち着いた色味もポイント。雪の上でサーフィンをしていくような藤田さんの滑走スタイルや、そのライフスタイルを表現したコレクションになっています。シェルやビブパンツもありますが、ロゴ入りのカットソーやフリース上下が普段着としてもすごくかわいいな〜と思っていたら、先日清澄白河でまさに“レイバック”カットソーを着こなすおしゃれな女性とすれ違い、「おお!広がってる」と心の中で思ったことを申し添えておきます。おそらく今冬、山でもたくさん見かけることになるでしょう。公式ECを見ると売り切れ品番も既にいくつか出ているようです。“レイバック”のロードムービー的キャンペーン動画も下に貼っておきます。なんて楽しそうでうらやましい旅なんだ!

というわけで、私は今週末いよいよシーズン初滑りでワクワクが止まりません。今シーズンも、雪山でたくさんの方にお会いできることをとても楽しみにしています。雪山を愛する皆さまにとって、いいシーズンになりますように!

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2025年のビューティシーンはどうなる? 「トレンドの見つけ方」に密着

定期的に開催し、好評を博しているWWDJAPAN主催の「トレンドセミナー」。今回は10月28日に行われた「トレンドの見つけ方」に密着し、2024年の美容トレンドを振りかえる。さらに、登壇した村上要編集長、牧田英子副編集長、アイスタイルの西原羽衣子リサーチプランナーと原田彩子リサーチプランナーに、それぞれの視点から「2025年の美容トレンド」を聞いた。

24年WWDJAPANの特集から
社会情勢と美容の関係を振りかえる

「トレンドの見つけ方」セミナーの第1部ではWWDJAPAN編集部から、村上編集長と牧田副編集長が登壇。今年1年の本紙特集を振り返り、社会情勢とビューティの関係をひもといた。

まず「ファッションとビューティの関係」について解説したのが、村上編集長だ。Z世代においては、男性がウィメンズのバッグを購入することが当たり前となっているように、「ジェンダー概念の変化」が消費行動にも影響しているという。化粧品分野でも、女性が支持するブランドや、韓国コスメを選ぶ若い男性が増加している。

「もう1つ注目すべきは、主にこのような若い世代に向けて、ラグジュアリーファッションブランドが『コスメ&フレグランス』に注力していることです。背景には、近年のバッグや革小物の価格上昇があり、新たなエントリーアイテムとして期待されている。23年にケリング(KERING)がビューティ部門のケリング ボーテ(KERING BEAUTE)を設立したのも、象徴的な出来事の1つといえるでしょう」。

一方で、ビューティ担当である牧田副編集長は、若年層も含め「美容医療が広がりをみせていること」に注目。それにともないコスメは『効果・効能主義』にシフトしており、オーガニックブランドであっても、効果や実感が求められる傾向にあるという。

「さらに、24年現在『女性の半分以上が50代を越えている』ことも見逃せないテーマです。マチュア世代においては、すでに『ビューティ=健康』という考え方が定着しており、インナーケアなどの新領域が拡大した1年でした。若年層ではメンタルヘルスへの注目度が高まり『美しさと健康』は、切り離せない存在であると感じています」。

アットコスメのクチコミから考える24年の生活者意識

第2部では、アイスタイルの西原羽衣子リサーチプランナーと原田彩子リサーチプランナーが登壇。まず24年上半期の「@cosmeベストコスメアワード」のデータを元に、西原リサーチプランナーは「中価格帯コスメへの注目度の高まり」を指摘した。

「世代を問わず価格と品質のバランスがよいという声が目立ち、ポジティブな感想が86%を占めました。上半期のキーワードとして、『五感美容』もトレンドの1つです。炭酸配合コスメのシュワシュワ感や、メイクパフのモチモチ感など、感触が印象的なアイテムですね。使用した本人の心地良さに加え、口コミやSNSを通じて他者に魅力を伝えやすい面も大きいと思います」

続く24年下半期の注目ワードとして、「バリュパ消費」をあげたのが原田リサーチプランナーである。コスパ、タイパに続く「バリューパフォーマンス」を意味するワードだ。

「最初に時間や労力、お金をかけることで、のちのちそれを上回るリターンが期待できるアイテムを差します。例えば、ちょっといいブラシに投資することで、メイク時間の短縮や、仕上がりの美しさに繋がるという感じです。このような消費傾向は、今後拡大していくのではないでしょうか」

それぞれの視点から繰り広げる2024年のトレンド分析に、約30人の参加者たちも熱心にメモを取っていた。セミナー修了後、登壇者4人に個別取材を実施。一足お先に「25年の美容トレンド」を聞かせてもらおう。

WWDJAPAN村上要編集長の25年美容予想
「存在感を増す『ラグジュアリーブランドのコスメ』」

ラグジュアリー系ファッションブランドの「コスメ&フレグランス」は、ますます存在感を増していくと予想しています。ライセンスではなく内部で開発を行い、ファッションの世界観との融合をはかる動きがある。最も象徴的な存在が「セリーヌ(CELINE)」です。セリーヌ ボーテ(CELINE BEAUTE)は、デザインをエディ・スリマン(Hedi Slimane)が手がけ、究極の「赤のリップ」1本からスタートした。直営店においてファッションと同じ空間で展開する販売手法の面でも注視しています。今後は他のラグジュアリーブランドも含め、ケースやツールなど魅力的なアイテムを提案し、ファッションの世界とブリッジしていくのでは。そしてそれらが、中長期的にバッグや革小物に変わる新たなエントリーアイテムとして機能していくと考えています。

WWDJAPAN牧田副編集長の25年美容予想
「サステナブルから『ウェルビーイング』へ」

ビューティ分野における訴求として、サステナブルから「ウェルビーイング」に軸足が移行しているように感じます。地球環境への配慮はもはや当たり前となり、次に見据えるのは「人生100年時代をいかに健康に過ごしていくか」というテーマ。コロナ禍を経て健康意識が拡大したこともあり、24年は化粧品会社各社がインナーケアを打ち出した1年でした。代表例の1つがコーセーの“ニューリズム(NU+RHYTHM)”。美容に特化したプロテインに、コラーゲンペプチド、ビタミン、乳酸菌などを配合し、パッケージも女性を意識した展開です。9月発売の初速は好調と聞いており、美容に特化したインナーケアは、25年も注目されるのではと期待しています。

アイスタイル西原リサーチプランナーの25年美容予想
「ファッションの一部として楽しむ『じゃら✕2』コスメ」

韓国ブランドを中心に、バッグやスマホに「じゃらじゃらつけられる」、キーリングやチェーン型のコスメが増えている印象です。その象徴ともいえるのが、5月に日本上陸した韓国ブランド「ブレイ(BRAYE)」の“リップスリーク”。非常にファッションを意識したアイテムであると感じます。24年はその他のブランドも含め、ポップアップやイベントのみで手に入るキーリング目当てに、行列ができるような現象も発生しました。「ファッションの一部としてコスメを魅せる」という意味で、このようなアイテムはハイブランドのコスメとも、相性が良いのではないかと思います。

アイスタイル原田リサーチプランナーの25年美容予想
「ほのかに香る『万人受け』フレグランス」

コロナ禍を経てフレグランスへの注目が高まり、幅広い層で香りを楽しむ土壌が整ったと感じます。そんな中、コロナ明け初年度の23年に口コミの中で出現率が増加したのが「万人受け」というワードでした。この頃から人と会う機会が増え、自分の好みだけでなく周囲のことも考えた商品選びにシフトしたのではないでしょうか。万人受け軸とはまた別に、口コミの中で「ほのかに香らせる」ボディーケアや、ヘアフレグランスへの注目度も高まっています。プチプラの「キャンメイク(CANMAKE)」が展開する“メイクミーハッピー”シリーズのようなアイテムが、フレグランス入門編として多くの人に浸透していくように思います」。

ビューティの最前線で活躍する4人による美容予想、いかがだろうか?年明け早々には春夏のメイクアップコレクションや、大型のスキンケア登場も控える25年。どのようなトレンドが生まれるか、興味深く見守りたい。

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「なんて美しい赤なんだろう」 サバトが手掛けた赤リップを「グッチ  ビューティ」メイクアップアーティストが語る

PROFILE: トーマス・デ・クレイヴァ/「グッチ

トーマス・デ・クレイヴァ/「グッチ
PROFILE: オーストラリアで生まれ、ロンドンを拠点に活動する。独学でメイクアップアーティストとなり、2000年代初頭のレイブシーンで技術を磨いた。クラシカルな美しさと若者のサブカルチャーを融合したアプローチを得意とする。19年5月から現職

「グッチ ビューティ(GUCCI BEAUTY)」のトーマス・デ・クレイヴァ(Thomas De Kluyver)グローバル メイクアップ アーティストは、「グッチ(GUCCI)」のビジョンを商品に落とし込み、多様な自己表現を後押しする。革新性と表現するブランドのメッセージや、サバト・デ・サルノ(Sabato De Sarno)「グッチ」クリエイティブ・ディレクターが手掛けた赤リップ“ロッソ アンコーラ”の魅力などについて話を聞いた。
 
 
WWD:「グッチ ビューティ」の核となるコンセプトは?

トーマス・デ・クレイヴァ「グッチ ビューティ」グローバル メイクアップ アーティスト(以下、デ・クレイヴァ)」:革新性こそがブランドのメッセージ。処方や色味は独自性にあふれており、ファンデーションはカバー力が高いのものでも本物の肌のようなフィニッシュで見せ、重すぎたり厚くなったりしない。また、多用途で使える商品が多いことも特徴だ。例えば、リップスティックはチークとしても使え、チークの“グッチ ブラッシュ ドゥ ボーテ チーク アンド アイ”はアイシャドウとしても楽しめる。顔全体に使えるフェイスグロスやマルチユースバームもある。そして、自己表現を大切にし、メイクアップを通じて本当の自分でいられることもテーマに掲げている。

 
WWD:シグネチャーカラーの深いレッドのリップ“グッチ ロッソ アンコーラ”はどんな色か。

デ・クレイヴァ:「グッチ」のクリエイティブ・ディレクターであるサバト・デ・サルノ氏が手掛けた最初のカラーで、ザ・サヴォイ ホテルのエレベーターからインスピレーションを得ている。このホテルはかつて創設者のグッチオ・グッチ(Guccio Gucci)が働いていた場所だ。初めて見た時、「なんて美しい赤なんだろう」と思ったのを覚えている。23年9月のサバト氏のデビューショーで使ったときのことはずっと忘れられない。
 
この赤はさまざまな肌色に似合い、濃い肌色や白い肌色にも映える。汎用性があり、柔らかい印象にも大胆なルックにも対応できる。どんな肌色にもどんなシチュエーションでもマッチする完璧な色だ。

 
WWD:日本人が“グッチ ロッソ アンコーラ”をより楽しむ方法は?

デ・クレイヴァ:柔らかく仕上げる方法を試してほしい。例えば、唇の中心から染めるように指でぼかして使うと、ソフトで美しい仕上がりになる。もちろんスティックから直接塗って、より強く大胆なルックにすることもできる。また、単独で使っても十分存在感があるので、ナチュラルなメイクと合わせるのも素敵だ。ほかにも異なるチークカラーや新しいハイライターと組み合わせることで、さらに多様な表現が可能になる。
 
WWD:他のリップスティックの魅力は?


デ・クレイヴァ:さまざまなテクスチャーと色展開があり、全ての肌色や個性に合うような色をそろえている。特にお気に入りなのはマットリップ。マットリップは乾燥しがちなものが多いが、「グッチ ビューティ」のものは非常に柔らかく滑らかで、持続力もある。パープルを含んだローズ系の“ヴァレリア ローズ”と赤みのあるオレンジ“ルーシー ダーク オレンジ”はみなさんに気に入ってもらえるだろう。また、光沢感のある“グッチ ルージュ ドゥ ボーテ ブリアン”も好みだ。自然な輝きを与えてくれる質感が魅力的だ。

 
WWD:新商品“グッチ グロウ ハイライター”の特徴は?

デ・クレイヴァ:クリーミーでありながらパウダリーという革新的な処方だ。軽い一塗りで自然な輝きを出すこともでき、重ねて使えばより強い輝きを楽しめる。顔だけでなく体にも使えるので汎用性が高い。色もユニークで、一見濃いように感じるライラックも実際につけると自然で美しい仕上がりになる。アイシャドウの上に重ねると、3D効果が得られるのも魅力だ。

 
WWD:美容業界のトレンドをどう見ている?

デ・クレイヴァ:以前よりも消費者の美容に関する知識が豊富になり、商品に深い関心を持っている。そのため最高品質を求める傾向が強まった。「グッチ ビューティ」では、そのような期待に応えるため、常にハイレベルな商品づくりを目指している。特に日本の人々は非常にクリエイティブで、メイクやスタイルを実験的に楽しむ傾向がある。渋谷や原宿のストリートでは、個性豊かなスタイルを多く目にする。私にとって特別な場所でもある日本で「グッチ ビューティ」を展開できることをとてもうれしく思う。
 

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資生堂「バウム」の4年目を迎えた植樹活動を体験 80年かけて大木に

少し前になりますが資生堂の「樹木との共生」をテーマに掲げるスキン&マインドブランド「バウム(BAUM)」が2021年から岩手県盛岡市で行う植樹活動に参加してきました。同社は植樹活動を実施するために岩手県盛岡広域振興局と住友林業と10年間の協定を結び、盛岡市の伐採跡地約2ヘクタールに毎年約600本のオーク(ミズナラ)を植え、オークの森にすることを目指しています。

盛岡駅から車で1時間ほどの場所に植樹地である岩手県立自然公園があります。岩洞湖を囲んだような植樹地「バウムオークの森」は、2018年に伐採され山肌が見えている箇所です。晴天に恵まれ、冬に差し掛かる直前でしたが作業中は上着がいらないほどの気温でした。

累計植樹数は2400本

「バウムオークの森」に着くとカルメル アズサ「バウム」グローバル コミュニケーション マネージャーが「4回目となる今回の植樹で2400本が根付くことになります。毎年訪れると『バウム』の植樹活動の輪が少しずつ広がっていることをうれしく思います。いつも丁寧な見回りと下刈り、鹿対策で『バウムオークの森』を守ってくれている岩手県森林整備協働組合、的確なアドバイスをくれる住友林業のみなさんに感謝しています。皆さん、無理をせず植樹を楽しんでください」と挨拶し、「バウム」の店舗スタッフやクリエティブチーム、10月から岩手県で初めて「バウム」の取り扱いが始まったパルクアベニュー・カワトクの営業本部長なども参加し、約60人で植樹作業を開始しました。

ちなみに植樹する苗木は「バウム」の直営店で育てています。店舗を「お客さまが樹木の恵みと出合う場所」と捉えているからです。住友林業が種を発芽させ、それを各店舗で水やりをして苗木を育て、「バウムオークの森」に返しています。

6チームに分かれ植樹をしたのですが、想像を超える急斜面に足がすくみます。私は前の人が進んだ後をなぞってようやく登れました。そして植樹の開始です。等間隔に植えるための目印の棒を抜き、苗木を植える深さの穴を掘ります。穴に苗木を入れたら周りに土を戻し足で踏み固めて完成です。1株あたりの植樹作業は5分もかからずにできますが、急斜面で滑らないように足を踏ん張りながらの作業のため普段使わない筋肉が悲鳴をあげつつありました。

4年で約1メートル成長

岩手県森林整備協働組合の人たちによる熊笹の下刈りや、鹿による食害から逃れた4年前に植樹したオークは1メートル程度に成長していました。大木になるには80年ほどかかるそうです。

1時間ほどの作業を終えると、岩洞湖家族村キャンプ場に移動しランチタイム。釜焼きピザを用意してくれ、湖畔にブルーシートをひいてみんなでピザやお弁当を食べて疲れを癒しました。住友林業からはお土産に端材で作ったコースターを頂きました。今もこのコースターを見るたび、植林活動のことを思い出し苗木は元気に育っているだろうかと思いを馳せています。こうした体験がブランド、商品愛につながることをあらためて実感しています。

初めて600本を店舗で育成

植樹活動後に中村 健太郎=住友林業 森林・緑化研究センター長に話を聞くと、今回が初めて600本の苗木全てを「バウム」の直営店で育てたものでできたそう。これまでは両社で空調や光の当り方、水のやり方などを試行錯誤しながら苗木を育成してきたのこと。苗木にするまでの道のりも長いのです。種まきから2、3㎝まで成長するのに約2カ月要します。それを店舗に送り3カ月程度育てます。その後、住友林業の畑に戻り2、3年かけて植樹できるほどの苗木になるわけです。畑に直に種まきをすれば1年程度で植林できるほどの苗木に成長するそうなのですが、店舗で育てるために小分けにすることで植物にストレスがかかり成長まで時間がかかるとのことでした。

そこまでして植樹活動に協力する理由を中村センター長は「資生堂から木を主軸にした『バウム』を展開することになり、原料に使用するので木に恩返しできるような取り組みをしたいと相談をうけたことからです」といいます。住友林業では、森林(植林、育林)から木材、建築、再利用、植林という脱炭素事業のウッドサイクルを提供しているため、「もう一歩踏み込んだ取り組みはどうか」と提案し、店舗で苗木を育成することにつながったそうです。

「1年間で0.2ヘクタールに植樹し、10年間で2ヘクタールの『バウムオークの森』が完成します。最終年には1年目に植えたオークが2メートルほどに成長していると思います。そうなるとウサギやネズミなども森に戻ってくるでしょう。炭素だけの話ではなく、生物多様性にもつながる取り組みになります」。また、「バウム」との協業で若手雇用が難しい林業に目が向き、「林業の楽しさが伝わるとうれしい」と期待を込めて語っていました。

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資生堂「バウム」の4年目を迎えた植樹活動を体験 80年かけて大木に

少し前になりますが資生堂の「樹木との共生」をテーマに掲げるスキン&マインドブランド「バウム(BAUM)」が2021年から岩手県盛岡市で行う植樹活動に参加してきました。同社は植樹活動を実施するために岩手県盛岡広域振興局と住友林業と10年間の協定を結び、盛岡市の伐採跡地約2ヘクタールに毎年約600本のオーク(ミズナラ)を植え、オークの森にすることを目指しています。

盛岡駅から車で1時間ほどの場所に植樹地である岩手県立自然公園があります。岩洞湖を囲んだような植樹地「バウムオークの森」は、2018年に伐採され山肌が見えている箇所です。晴天に恵まれ、冬に差し掛かる直前でしたが作業中は上着がいらないほどの気温でした。

累計植樹数は2400本

「バウムオークの森」に着くとカルメル アズサ「バウム」グローバル コミュニケーション マネージャーが「4回目となる今回の植樹で2400本が根付くことになります。毎年訪れると『バウム』の植樹活動の輪が少しずつ広がっていることをうれしく思います。いつも丁寧な見回りと下刈り、鹿対策で『バウムオークの森』を守ってくれている岩手県森林整備協働組合、的確なアドバイスをくれる住友林業のみなさんに感謝しています。皆さん、無理をせず植樹を楽しんでください」と挨拶し、「バウム」の店舗スタッフやクリエティブチーム、10月から岩手県で初めて「バウム」の取り扱いが始まったパルクアベニュー・カワトクの営業本部長なども参加し、約60人で植樹作業を開始しました。

ちなみに植樹する苗木は「バウム」の直営店で育てています。店舗を「お客さまが樹木の恵みと出合う場所」と捉えているからです。住友林業が種を発芽させ、それを各店舗で水やりをして苗木を育て、「バウムオークの森」に返しています。

6チームに分かれ植樹をしたのですが、想像を超える急斜面に足がすくみます。私は前の人が進んだ後をなぞってようやく登れました。そして植樹の開始です。等間隔に植えるための目印の棒を抜き、苗木を植える深さの穴を掘ります。穴に苗木を入れたら周りに土を戻し足で踏み固めて完成です。1株あたりの植樹作業は5分もかからずにできますが、急斜面で滑らないように足を踏ん張りながらの作業のため普段使わない筋肉が悲鳴をあげつつありました。

4年で約1メートル成長

岩手県森林整備協働組合の人たちによる熊笹の下刈りや、鹿による食害から逃れた4年前に植樹したオークは1メートル程度に成長していました。大木になるには80年ほどかかるそうです。

1時間ほどの作業を終えると、岩洞湖家族村キャンプ場に移動しランチタイム。釜焼きピザを用意してくれ、湖畔にブルーシートをひいてみんなでピザやお弁当を食べて疲れを癒しました。住友林業からはお土産に端材で作ったコースターを頂きました。今もこのコースターを見るたび、植林活動のことを思い出し苗木は元気に育っているだろうかと思いを馳せています。こうした体験がブランド、商品愛につながることをあらためて実感しています。

初めて600本を店舗で育成

植樹活動後に中村 健太郎=住友林業 森林・緑化研究センター長に話を聞くと、今回が初めて600本の苗木全てを「バウム」の直営店で育てたものでできたそう。これまでは両社で空調や光の当り方、水のやり方などを試行錯誤しながら苗木を育成してきたのこと。苗木にするまでの道のりも長いのです。種まきから2、3㎝まで成長するのに約2カ月要します。それを店舗に送り3カ月程度育てます。その後、住友林業の畑に戻り2、3年かけて植樹できるほどの苗木になるわけです。畑に直に種まきをすれば1年程度で植林できるほどの苗木に成長するそうなのですが、店舗で育てるために小分けにすることで植物にストレスがかかり成長まで時間がかかるとのことでした。

そこまでして植樹活動に協力する理由を中村センター長は「資生堂から木を主軸にした『バウム』を展開することになり、原料に使用するので木に恩返しできるような取り組みをしたいと相談をうけたことからです」といいます。住友林業では、森林(植林、育林)から木材、建築、再利用、植林という脱炭素事業のウッドサイクルを提供しているため、「もう一歩踏み込んだ取り組みはどうか」と提案し、店舗で苗木を育成することにつながったそうです。

「1年間で0.2ヘクタールに植樹し、10年間で2ヘクタールの『バウムオークの森』が完成します。最終年には1年目に植えたオークが2メートルほどに成長していると思います。そうなるとウサギやネズミなども森に戻ってくるでしょう。炭素だけの話ではなく、生物多様性にもつながる取り組みになります」。また、「バウム」との協業で若手雇用が難しい林業に目が向き、「林業の楽しさが伝わるとうれしい」と期待を込めて語っていました。

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【2025年春コスメ特集】プチプラからデパコスまで 春の新作を一挙紹介!【随時更新】

2025年春コスメの情報が続々と解禁。「ジルスチュアート ビューティ(JILL STUART BEAUTY)」や「アディクション(ADDICTION)」、「スリー(THREE)」、「ルナソル(LUNASOL)」の鮮やかなスプリングコレクションや「シュウ ウエムラ(SHU UEMURA)」のスイーツ色のアイパレットやリップなど春の訪れを祝う華やかなアイテムが登場します。プチプラからデパコスまで、注目ブランドの春の新作を一挙にご紹介!

【11月発売】

ボタニスト
(BOTANIST)

発売日…11月27日

「ボタニスト(BOTANIST)」は、春限定の“フレグランスコレクションシリーズ サクラ&チェリーの⾹り”を発売する。公式オンラインストア、全国のバラエティーショップ、ドラッグストアで取り扱う。配合成分にはアップサイクル原料である未利⽤資源のソメイヨシノの葉とさくらんぼの実を採用し、香水を纏ったような香り高さを実現している。記事の続きはこちら

■商品詳細

・シャンプー(全3種、各460mL、各1540円)
・トリートメント(全3種、各460g、各1540円)
・ヘアオイル(80mL、1870円)
・ヘアミルク(80mL、1870円)
・ヘアミスト(200mL、1540円)
・ヘアバーム(32g、1650円)
・ヘアケアセット(全3種、各3080円)
・“ボタニカルヘアマスク ディープダメージリペアバーム” (180g、1870円)
・ボディーソープ(2種、各490mL、各1100円)


【12月発売】

ヨル
(YOLU)

発売日…12月2日

ナイトケアビューティブランドの「ヨル(YOLU)」は、“サクラナイトシリーズ”を発売する。ヘア・ボディーケアアイテムを展開し、全商品に、アップサイクル原料のオオヤマザクラ果実エキスを保湿成分として配合した。記事の続きはこちら

■商品詳細

・“ナイトリペア”シリーズ(全2種、シャンプー:475mL/トリートメント:475g/ヘアオイル:80mL、各1540円/ヘアケアセット:各3080円)
・“ディープナイトリペア”シリーズ(シャンプー:400mL/トリートメント:400g/ヘアオイル:80mL/バームヘアマスク:145g、各1650円/ヘアケアセット:3300円)
・ボディーソープ(全2種、各440mL、各1100円)


【1月発売】

アナ スイ コスメティックス
(ANNA SUI COSMETICS)

発売日…1月1日
予約受付開始日…12月18日

「アナ スイ コスメティックス(ANNA SUI COSMETICS)」は、25年の春コレクション第1弾を発売する。カラーバリエーション豊富なアイカラー4種と、ペンシルタイプのカラーライナーが登場。記事の続きはこちら

■商品詳細

・“アイカラー”(全20色、各2750円)
・“アイライナー ペンシル”(全6色、各2420円)


スリー
(THREE)

発売日…1月1日

「スリー」は、2025年スプリングコレクションを発売する。“反射の領域”をテーマに、異なる質感のリップカラー2種と春限定カラーのアイシャドウ2色をラインアップする。記事の続きはこちら

■商品詳細

・“スリー ドリームオン アリューリング リルワン”(全6色、各4070円)
・“スリー ドリームオン アリューリング リップスティック”(全6色、各4400円)


アディクション
(ADDICTION)

発売日…1月10日
予約受付開始日…12月26日

「アディクション」は、スプリングコレクションを発売する。新作のリキッドチークをはじめ、定番4色アイパレットやリップの限定色をそろえる。予約受け付けは12月26日に開始する。記事の続きはこちら

■商品詳細

・“ザ リキッドブラッシュ”フォギータイプ(全8色、各3740円)
・“ザ リキッドブラッシュ”グロウタイプ(全5色、各3740円)
・“ザ アイシャドウ パレット + サイレンスト セレニティ”(全2色、各6820円)
・“ザ リップバーム ソフトマット サイレンスト”(限定2色、各4070円)
・“リップ オイル プランパー”(限定2色、各3300円)
・“ザ ネイル ポリッシュ +”(限定6色、各2420円)
・“ザ マスカラ カラーニュアンス WP”(各4180円)
・“ザ マスカラ インテンス ラッシュ”(4180円)
・“リップ スクラブ バーム”(3300円)


フローラノーティス ジルスチュアート
(FLORA NOTIS JILL STUART)

発売日…1月10日
予約受付開始日…12月13日

「フローラノーティス ジルスチュアート(FLORA NOTIS JILL STUART)」は、限定フレグランスコレクションと植物ブレンドネイルオイル美容液を発売する。12月13日から公式オンラインストアと店舗で先行予約を受け付ける。記事の続きはこちら

■商品詳細

・“フローラノーティス ジルスチュアート アクアネモフィラ オードパルファン”(10mL、3300円)
・“フローラノーティス ジルスチュアート エアリーマグノリア オードパルファン”(10mL、3300円)
・“フローラノーティス ジルスチュアート サンセットポピー オードパルファン”(10mL、3300円)
・フローラノーティス ジルスチュアート チェリーブロッサム ネイルオイルエッセンス”(7mL、2970円)
・“フローラノーティス ジルスチュアート センシュアル ジャスミン ネイルオイルエッセンス”(7mL、2970円)


ジルスチュアート ビューティ
(JILL STUART BEAUTY)

発売日…1月10日
予約受付開始日…12月27日

「ジルスチュアート ビューティ」は、春の訪れを喜ぶ花の妖精たちをテーマにしたスプリングコレクションを発売する。ラインアップは、新作のリップバームや、定番アイパレットの限定色など全9アイテム。予約は12月27日に受け付けを開始する。記事の続きはこちら

■商品詳細

・“リップブロッサム バーム”(全8色うち限定1色、各3520円)
・“コントゥアリングスティック ガーデンオブジョイ”(限定2色、各3300円)
・“ブルームクチュール アイズ ジュエルドブーケ”(限定2色各6380円)
・“アイダイヤモンド グリマー”(限定2色、各2750円)
・“ブルーム ミックスブラッシュ コンパクト”(新色、4620円)
・“ブルームドロップ リップ&チーク シフォン”(新2色、各3300円)
・“リップブロッサム グロウ”(限定3色、各3520円)
・“ブルームニュアンス ブロウパレット”(限定1種、3850円)
・“ムースブロウマスカラ”(限定1色、2420円)


RMK

発売日…1月10日

「RMK」は、春の限定コレクションを発売する。“Beyond the haze”をテーマに、フォギーな景色の下に溢れる人々のエナジーを表現。アイシャドウパレットやリップアイテムからクールトーンの新色や限定色、カラースティックの新作など7品18種をそろえる。記事の続きはこちら

■商品詳細

・“ラディアントカラースティック”(全6色、各3630円)
・“シンクロマティックアイシャドウパレット”(新3色うち限定2色、各6380円)
・“ピュア コンプレクション ブラッシュ”(3630円)
・“リクイド リップカラー”(新2色うち限定1色、各4180円)
・“ザ マット リップカラー”(新3色うち限定1色、各3850円)
・“リップ ルミナイザー”(限定、3520円)
・“ネイルラッカー”(限定2色、各2200円)


エクセル
(EXCEL)

発売日…1月14日

「エクセル(EXCEL)」は、ブラウンベースの4色アイシャドウパレット“スキニーリッチシャドウ”から過去に発売した限定色を数量限定で復刻販売する。カラーは18年に発売したSR07(マグノリアブラウン)と22年発売のSR13(ヘーゼルブラウン)で、春の目元を彩る柔らかなピンクブラウンカラーが特徴だ。記事の続きはこちら

■商品詳細

・“スキニーリッチシャドウ”(限定2色、各1650円)


ローラ メルシエ
(LAURA MERCIER)

発売日…1月17日

「ローラ メルシエ(LAURA MERCIER)」は、新年とバレンタインデーを祝う“ラッキー イン ラブ(LUCKY IN LOVE)”コレクションから“ルースセッティングパウダー トランスルーセント ピオニーエディション”と“ブラッシュ カラー インフュージョン ピオニー エディション”を数量限定発売する。記事の続きはこちら

■商品詳細

・“ルースセッティングパウダー トランスルーセント ピオニーエディション”(29g、5500円)
・“ブラッシュ カラー インフュージョン ピオニー エディション”(6g、4730円)

■商品詳細

・“スキニーリッチシャドウ”(限定2色、各1650円)


シュウ ウエムラ
(SHU UEMURA)

発売日…1月17日
予約受付開始日…25年1月8日

「シュウ ウエムラ」は、みずみずしい果実や甘いスイーツにインスパイアされた“ハナミグラッセ コレクション”を発売する。“アイスカルプト”は、目元の骨格を美しく引き立てるマットやラメをセットにした4色パレット。限定色は低彩度のくすみカラーに甘さをひとさじ加えたような、温かな配色の“ハナミグラッセ”を用意した。記事の続きはこちら

■商品詳細

・“アイスカルプト”(7150円)
・“キヌケアグローアップ”(全2種、各4840円)
・“キヌケアヌード”(全2種、各4840円)


ルナソル
(LUNASOL)

発売日…1月24日

「ルナソル」は、春の限定コレクションを発売する。テーマは春の気配を感じる“12°C”で、4色アイシャドウパレット“アイカラーレーションN”の新色や限定色、新作リップなどの全9品をそろえる。記事の続きはこちら

■商品詳細

・“アイカラーレーションN”(限定4種、各7700円)
・“スムースフィックスアイプライマー”(3850円)
・“リップスティック“ベアカラーバーム”(全5色うち限定2色、各4620円)
・“ラディアントスティックN”(全2種、各4950円)
・“モノアイカラーレーション”(限定3種、各3520円)
・“フラッシュクリエイター”(限定、3300円)
・“スマッジニュアンスライナー”(限定3種、各3300円)
・ネイルポリッシュ(限定2色、各2200円)
・チークカラー(限定1色、2750円)


【2月発売】

アナ スイ コスメティックス
(ANNA SUI COSMETICS)

発売日…2月1日
予約受付開始日…25年1月18日

「アナ スイ コスメティックス」は、25年春コレクションの第2弾として“ヘアカラー トリートメント”を限定で発売する。髪をトリートメントしながら染色するアイテムで、毛先などに使うことで、いつもと違う雰囲気を演出できるほか、その時の髪の色や状態によって染まり具合や色の見え方が異なるため、オリジナリティーのある髪色になれる点が特徴だ。
記事の続きはこちら

■商品詳細

・“ヘアカラー トリートメント”(全4色、各1650円)


江原道
(KOH GEN DO)

発売日…2月3日

「江原道(KOH GEN DO)」は、ホリデーコレクション2024で登場した“スティックルージュ グロッシー カラーバーム”の限定色“タンジェリンオレンジ”と、“ミネラル ルース チーク”の限定色“クールアプリコット”を定番商品として発売する。さらに、“リキッドルージュ ラスティング カラーバーム“からは新色“タンジェリンオレンジ”が登場する。記事の続きはこちら

■商品詳細

・“スティックルージュ グロッシー カラーバーム タンジェリンオレンジ”(3300円)
・“ミネラル ルース チーク クールアプリコット”(3850円)


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【2025年春コスメ特集】プチプラからデパコスまで 春の新作を一挙紹介!【随時更新】

2025年春コスメの情報が続々と解禁。「ジルスチュアート ビューティ(JILL STUART BEAUTY)」や「アディクション(ADDICTION)」、「スリー(THREE)」、「ルナソル(LUNASOL)」の鮮やかなスプリングコレクションや「シュウ ウエムラ(SHU UEMURA)」のスイーツ色のアイパレットやリップなど春の訪れを祝う華やかなアイテムが登場します。プチプラからデパコスまで、注目ブランドの春の新作を一挙にご紹介!

【11月発売】

ボタニスト
(BOTANIST)

発売日…11月27日

「ボタニスト(BOTANIST)」は、春限定の“フレグランスコレクションシリーズ サクラ&チェリーの⾹り”を発売する。公式オンラインストア、全国のバラエティーショップ、ドラッグストアで取り扱う。配合成分にはアップサイクル原料である未利⽤資源のソメイヨシノの葉とさくらんぼの実を採用し、香水を纏ったような香り高さを実現している。記事の続きはこちら

■商品詳細

・シャンプー(全3種、各460mL、各1540円)
・トリートメント(全3種、各460g、各1540円)
・ヘアオイル(80mL、1870円)
・ヘアミルク(80mL、1870円)
・ヘアミスト(200mL、1540円)
・ヘアバーム(32g、1650円)
・ヘアケアセット(全3種、各3080円)
・“ボタニカルヘアマスク ディープダメージリペアバーム” (180g、1870円)
・ボディーソープ(2種、各490mL、各1100円)


【12月発売】

ヨル
(YOLU)

発売日…12月2日

ナイトケアビューティブランドの「ヨル(YOLU)」は、“サクラナイトシリーズ”を発売する。ヘア・ボディーケアアイテムを展開し、全商品に、アップサイクル原料のオオヤマザクラ果実エキスを保湿成分として配合した。記事の続きはこちら

■商品詳細

・“ナイトリペア”シリーズ(全2種、シャンプー:475mL/トリートメント:475g/ヘアオイル:80mL、各1540円/ヘアケアセット:各3080円)
・“ディープナイトリペア”シリーズ(シャンプー:400mL/トリートメント:400g/ヘアオイル:80mL/バームヘアマスク:145g、各1650円/ヘアケアセット:3300円)
・ボディーソープ(全2種、各440mL、各1100円)


【1月発売】

アナ スイ コスメティックス
(ANNA SUI COSMETICS)

発売日…1月1日
予約受付開始日…12月18日

「アナ スイ コスメティックス(ANNA SUI COSMETICS)」は、25年の春コレクション第1弾を発売する。カラーバリエーション豊富なアイカラー4種と、ペンシルタイプのカラーライナーが登場。記事の続きはこちら

■商品詳細

・“アイカラー”(全20色、各2750円)
・“アイライナー ペンシル”(全6色、各2420円)


スリー
(THREE)

発売日…1月1日

「スリー」は、2025年スプリングコレクションを発売する。“反射の領域”をテーマに、異なる質感のリップカラー2種と春限定カラーのアイシャドウ2色をラインアップする。記事の続きはこちら

■商品詳細

・“スリー ドリームオン アリューリング リルワン”(全6色、各4070円)
・“スリー ドリームオン アリューリング リップスティック”(全6色、各4400円)


アディクション
(ADDICTION)

発売日…1月10日
予約受付開始日…12月26日

「アディクション」は、スプリングコレクションを発売する。新作のリキッドチークをはじめ、定番4色アイパレットやリップの限定色をそろえる。予約受け付けは12月26日に開始する。記事の続きはこちら

■商品詳細

・“ザ リキッドブラッシュ”フォギータイプ(全8色、各3740円)
・“ザ リキッドブラッシュ”グロウタイプ(全5色、各3740円)
・“ザ アイシャドウ パレット + サイレンスト セレニティ”(全2色、各6820円)
・“ザ リップバーム ソフトマット サイレンスト”(限定2色、各4070円)
・“リップ オイル プランパー”(限定2色、各3300円)
・“ザ ネイル ポリッシュ +”(限定6色、各2420円)
・“ザ マスカラ カラーニュアンス WP”(各4180円)
・“ザ マスカラ インテンス ラッシュ”(4180円)
・“リップ スクラブ バーム”(3300円)


フローラノーティス ジルスチュアート
(FLORA NOTIS JILL STUART)

発売日…1月10日
予約受付開始日…12月13日

「フローラノーティス ジルスチュアート(FLORA NOTIS JILL STUART)」は、限定フレグランスコレクションと植物ブレンドネイルオイル美容液を発売する。12月13日から公式オンラインストアと店舗で先行予約を受け付ける。記事の続きはこちら

■商品詳細

・“フローラノーティス ジルスチュアート アクアネモフィラ オードパルファン”(10mL、3300円)
・“フローラノーティス ジルスチュアート エアリーマグノリア オードパルファン”(10mL、3300円)
・“フローラノーティス ジルスチュアート サンセットポピー オードパルファン”(10mL、3300円)
・フローラノーティス ジルスチュアート チェリーブロッサム ネイルオイルエッセンス”(7mL、2970円)
・“フローラノーティス ジルスチュアート センシュアル ジャスミン ネイルオイルエッセンス”(7mL、2970円)


ジルスチュアート ビューティ
(JILL STUART BEAUTY)

発売日…1月10日
予約受付開始日…12月27日

「ジルスチュアート ビューティ」は、春の訪れを喜ぶ花の妖精たちをテーマにしたスプリングコレクションを発売する。ラインアップは、新作のリップバームや、定番アイパレットの限定色など全9アイテム。予約は12月27日に受け付けを開始する。記事の続きはこちら

■商品詳細

・“リップブロッサム バーム”(全8色うち限定1色、各3520円)
・“コントゥアリングスティック ガーデンオブジョイ”(限定2色、各3300円)
・“ブルームクチュール アイズ ジュエルドブーケ”(限定2色各6380円)
・“アイダイヤモンド グリマー”(限定2色、各2750円)
・“ブルーム ミックスブラッシュ コンパクト”(新色、4620円)
・“ブルームドロップ リップ&チーク シフォン”(新2色、各3300円)
・“リップブロッサム グロウ”(限定3色、各3520円)
・“ブルームニュアンス ブロウパレット”(限定1種、3850円)
・“ムースブロウマスカラ”(限定1色、2420円)


RMK

発売日…1月10日

「RMK」は、春の限定コレクションを発売する。“Beyond the haze”をテーマに、フォギーな景色の下に溢れる人々のエナジーを表現。アイシャドウパレットやリップアイテムからクールトーンの新色や限定色、カラースティックの新作など7品18種をそろえる。記事の続きはこちら

■商品詳細

・“ラディアントカラースティック”(全6色、各3630円)
・“シンクロマティックアイシャドウパレット”(新3色うち限定2色、各6380円)
・“ピュア コンプレクション ブラッシュ”(3630円)
・“リクイド リップカラー”(新2色うち限定1色、各4180円)
・“ザ マット リップカラー”(新3色うち限定1色、各3850円)
・“リップ ルミナイザー”(限定、3520円)
・“ネイルラッカー”(限定2色、各2200円)


エクセル
(EXCEL)

発売日…1月14日

「エクセル(EXCEL)」は、ブラウンベースの4色アイシャドウパレット“スキニーリッチシャドウ”から過去に発売した限定色を数量限定で復刻販売する。カラーは18年に発売したSR07(マグノリアブラウン)と22年発売のSR13(ヘーゼルブラウン)で、春の目元を彩る柔らかなピンクブラウンカラーが特徴だ。記事の続きはこちら

■商品詳細

・“スキニーリッチシャドウ”(限定2色、各1650円)


ローラ メルシエ
(LAURA MERCIER)

発売日…1月17日

「ローラ メルシエ(LAURA MERCIER)」は、新年とバレンタインデーを祝う“ラッキー イン ラブ(LUCKY IN LOVE)”コレクションから“ルースセッティングパウダー トランスルーセント ピオニーエディション”と“ブラッシュ カラー インフュージョン ピオニー エディション”を数量限定発売する。記事の続きはこちら

■商品詳細

・“ルースセッティングパウダー トランスルーセント ピオニーエディション”(29g、5500円)
・“ブラッシュ カラー インフュージョン ピオニー エディション”(6g、4730円)

■商品詳細

・“スキニーリッチシャドウ”(限定2色、各1650円)


シュウ ウエムラ
(SHU UEMURA)

発売日…1月17日
予約受付開始日…25年1月8日

「シュウ ウエムラ」は、みずみずしい果実や甘いスイーツにインスパイアされた“ハナミグラッセ コレクション”を発売する。“アイスカルプト”は、目元の骨格を美しく引き立てるマットやラメをセットにした4色パレット。限定色は低彩度のくすみカラーに甘さをひとさじ加えたような、温かな配色の“ハナミグラッセ”を用意した。記事の続きはこちら

■商品詳細

・“アイスカルプト”(7150円)
・“キヌケアグローアップ”(全2種、各4840円)
・“キヌケアヌード”(全2種、各4840円)


ルナソル
(LUNASOL)

発売日…1月24日

「ルナソル」は、春の限定コレクションを発売する。テーマは春の気配を感じる“12°C”で、4色アイシャドウパレット“アイカラーレーションN”の新色や限定色、新作リップなどの全9品をそろえる。記事の続きはこちら

■商品詳細

・“アイカラーレーションN”(限定4種、各7700円)
・“スムースフィックスアイプライマー”(3850円)
・“リップスティック“ベアカラーバーム”(全5色うち限定2色、各4620円)
・“ラディアントスティックN”(全2種、各4950円)
・“モノアイカラーレーション”(限定3種、各3520円)
・“フラッシュクリエイター”(限定、3300円)
・“スマッジニュアンスライナー”(限定3種、各3300円)
・ネイルポリッシュ(限定2色、各2200円)
・チークカラー(限定1色、2750円)


【2月発売】

アナ スイ コスメティックス
(ANNA SUI COSMETICS)

発売日…2月1日
予約受付開始日…25年1月18日

「アナ スイ コスメティックス」は、25年春コレクションの第2弾として“ヘアカラー トリートメント”を限定で発売する。髪をトリートメントしながら染色するアイテムで、毛先などに使うことで、いつもと違う雰囲気を演出できるほか、その時の髪の色や状態によって染まり具合や色の見え方が異なるため、オリジナリティーのある髪色になれる点が特徴だ。
記事の続きはこちら

■商品詳細

・“ヘアカラー トリートメント”(全4色、各1650円)


江原道
(KOH GEN DO)

発売日…2月3日

「江原道(KOH GEN DO)」は、ホリデーコレクション2024で登場した“スティックルージュ グロッシー カラーバーム”の限定色“タンジェリンオレンジ”と、“ミネラル ルース チーク”の限定色“クールアプリコット”を定番商品として発売する。さらに、“リキッドルージュ ラスティング カラーバーム“からは新色“タンジェリンオレンジ”が登場する。記事の続きはこちら

■商品詳細

・“スティックルージュ グロッシー カラーバーム タンジェリンオレンジ”(3300円)
・“ミネラル ルース チーク クールアプリコット”(3850円)


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米国でも勢い増すKビューティ 「ティルティル」「バイオダンス」のNY初ポップアップに行列

日本で人気を博している韓国コスメブランドが、米ニューヨークでも旋風を巻き起こしている。韓国発コスメブランドの「ティルティル(TIRTIR)」と「バイオダンス(BIODANCE)」はこのほど、ニューヨーク初のポップアップショップを開催し、会場には人種や年齢、性別を超えた多くの来場者が訪れた。

「ティルティル」は10日間にわたり、観光客で賑わうマンハッタン区ソーホーの一角でポップアップを開催した。会場の周辺には入場を待つ行列が続き、絶大な人気をうかがわせた。ブランドを代表するクッションファンデーション“マスク フィット レッド クッション” (全40色、各25ドル=約3850円)の赤を基調とした会場内には、“ウォータリズム グロウ ティント”(全9色、各15ドル=約2310円)、“ウォータリズム グロウ メルティング バーム” (全9色、各15ドル=約2310円)などのリップアイテムから、“ミルクスキントナー” (150mL、25ドル=約3850円)、“セラミック ミルク アンプル” (30mL、20ドル=約3080円)などのスキンケア商品が並び、Kビューティならではの魅力を訴求した。1日あたりの来場数は平均1500人、売り上げは平均5万ドル(約770万円)を上回ったという。

日本でも人気の“マスク フィット レッド クッション”は当初3色展開だったものの、グローバル進出の過程で米国人インフルエンサーから「多様な肌色に対応していない」と批判されたことを受け、わずか数カ月で40色まで展開シェードを増やした経緯がある(日本では現在30色展開)。同イベントでは、各20色を展開する “マスク フィット オール カバー クッション” (各25ドル=約3850円)と“マスク フィット オーラ クッション” (各25ドル)も含め、さまざまな肌のトーンを持った来場者が思い思いに商品を試していた。PR担当者はポップアップ開催を終え、「Kビューティの人気やクッションファンデーションの需要の高さを感じた」とコメントした。

「ティルティル」は今年7月にロサンゼルスで開催された韓国カルチャーフェスティバルのKCONにも出展しており、12月にはマイアミでもポップアップ開催を予定。すでに自社ECもスタートしており、米国での展開を本格化している。

「バイオダンス」には3日間で5000人来場

また、同じく韓国発コスメブランドの「バイオダンス(BIODANCE)」も米国初のポップアップイベント“SLUMBER PARTY(パジャマパーティー)”をソーホーで開催した。その注目度の高さから、開場4時間前から行列ができ、3日間で延べ約5000人が来場した。

34gの美容成分をそのまま固めて作ったという真っ白なハイドロゲルマスクは、TikTokで“消えるパック”として話題となり、同ブランドの人気の火付け役となった。ピンクの“バイオ コラーゲン リアル ディープ マスク”とブルーの“ハイドロ セラノール リアル ディープ マスク”の2種展開で、装着3時間後に透明に変わるのが特徴だ。ポップアップでは新商品の“ゲル トナー パッド”も登場し、全商品をディスカウント価格で販売した。当日は来場者に向け、無料のサンプルを提供し、一人一人の肌タイプに合わせたスキンケア方法や商品を説明。来場者は自身の肌悩みや商品について質問しながら、フォトブースやプレゼントが当たるルーレットイベントなども楽しんだ。

PR担当者はポップアップの開催について、「米国初の試みでどれくらいの人が来場するかと不安もあったが、3日間連続で来場してくれるお客さまも見られるなどアメリカでの人気と認知度を実感できた。インスタグラムのフォロワーも4〜5%増加し、米国市場でのさらなる成長の兆しが見ることができた」と手応えを語った。

同ブランドは約1年前からすでに米国のアマゾン(AMAZON)で販売を開始していたが、10月に米国向け公式サイトを立ち上げ、このほどコストコ(COSTCO)でも販売を開始した。現在アマゾンではブラックフライデー、サイバーマンデーセールを実施中で、米国進出に注力している。

SNSですでにコアなファンを持つ韓国コスメブランドは、ポップアップでの集客力もすさまじく、高機能な商品力と低価格を強みにコアなファンを増やしている。Kビューティは大手化粧品小売のセフォラ(SEPHORA)やアルタビューティ(ULTA BEAUTY)でも着々と棚を広げており、今後も米国上陸が続きそうだ。

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米国でも勢い増すKビューティ 「ティルティル」「バイオダンス」のNY初ポップアップに行列

日本で人気を博している韓国コスメブランドが、米ニューヨークでも旋風を巻き起こしている。韓国発コスメブランドの「ティルティル(TIRTIR)」と「バイオダンス(BIODANCE)」はこのほど、ニューヨーク初のポップアップショップを開催し、会場には人種や年齢、性別を超えた多くの来場者が訪れた。

「ティルティル」は10日間にわたり、観光客で賑わうマンハッタン区ソーホーの一角でポップアップを開催した。会場の周辺には入場を待つ行列が続き、絶大な人気をうかがわせた。ブランドを代表するクッションファンデーション“マスク フィット レッド クッション” (全40色、各25ドル=約3850円)の赤を基調とした会場内には、“ウォータリズム グロウ ティント”(全9色、各15ドル=約2310円)、“ウォータリズム グロウ メルティング バーム” (全9色、各15ドル=約2310円)などのリップアイテムから、“ミルクスキントナー” (150mL、25ドル=約3850円)、“セラミック ミルク アンプル” (30mL、20ドル=約3080円)などのスキンケア商品が並び、Kビューティならではの魅力を訴求した。1日あたりの来場数は平均1500人、売り上げは平均5万ドル(約770万円)を上回ったという。

日本でも人気の“マスク フィット レッド クッション”は当初3色展開だったものの、グローバル進出の過程で米国人インフルエンサーから「多様な肌色に対応していない」と批判されたことを受け、わずか数カ月で40色まで展開シェードを増やした経緯がある(日本では現在30色展開)。同イベントでは、各20色を展開する “マスク フィット オール カバー クッション” (各25ドル=約3850円)と“マスク フィット オーラ クッション” (各25ドル)も含め、さまざまな肌のトーンを持った来場者が思い思いに商品を試していた。PR担当者はポップアップ開催を終え、「Kビューティの人気やクッションファンデーションの需要の高さを感じた」とコメントした。

「ティルティル」は今年7月にロサンゼルスで開催された韓国カルチャーフェスティバルのKCONにも出展しており、12月にはマイアミでもポップアップ開催を予定。すでに自社ECもスタートしており、米国での展開を本格化している。

「バイオダンス」には3日間で5000人来場

また、同じく韓国発コスメブランドの「バイオダンス(BIODANCE)」も米国初のポップアップイベント“SLUMBER PARTY(パジャマパーティー)”をソーホーで開催した。その注目度の高さから、開場4時間前から行列ができ、3日間で延べ約5000人が来場した。

34gの美容成分をそのまま固めて作ったという真っ白なハイドロゲルマスクは、TikTokで“消えるパック”として話題となり、同ブランドの人気の火付け役となった。ピンクの“バイオ コラーゲン リアル ディープ マスク”とブルーの“ハイドロ セラノール リアル ディープ マスク”の2種展開で、装着3時間後に透明に変わるのが特徴だ。ポップアップでは新商品の“ゲル トナー パッド”も登場し、全商品をディスカウント価格で販売した。当日は来場者に向け、無料のサンプルを提供し、一人一人の肌タイプに合わせたスキンケア方法や商品を説明。来場者は自身の肌悩みや商品について質問しながら、フォトブースやプレゼントが当たるルーレットイベントなども楽しんだ。

PR担当者はポップアップの開催について、「米国初の試みでどれくらいの人が来場するかと不安もあったが、3日間連続で来場してくれるお客さまも見られるなどアメリカでの人気と認知度を実感できた。インスタグラムのフォロワーも4〜5%増加し、米国市場でのさらなる成長の兆しが見ることができた」と手応えを語った。

同ブランドは約1年前からすでに米国のアマゾン(AMAZON)で販売を開始していたが、10月に米国向け公式サイトを立ち上げ、このほどコストコ(COSTCO)でも販売を開始した。現在アマゾンではブラックフライデー、サイバーマンデーセールを実施中で、米国進出に注力している。

SNSですでにコアなファンを持つ韓国コスメブランドは、ポップアップでの集客力もすさまじく、高機能な商品力と低価格を強みにコアなファンを増やしている。Kビューティは大手化粧品小売のセフォラ(SEPHORA)やアルタビューティ(ULTA BEAUTY)でも着々と棚を広げており、今後も米国上陸が続きそうだ。

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「カバーマーク」の落としながら潤うクレンジング トリートメントクレンジングの元祖をひもとく


2009年から続く「WWDBEAUTY」のベストコスメ特集では、バイヤーのアンケートをもとに本当に売れた商品を表彰する。「ベストコスメ歴代名鑑」では、15年以上続く本特集の中でも常にランキングに入賞している“傑作”をピックアップ。時代を超えて愛される理由や商品の魅力について、美容ジャーナリストの加藤智一が深掘りする。今回は「カバーマーク(COVERMARK)」の “トリートメント クレンジング ミルク”にフォーカス。

クレンジングカテゴリーでは、今でこそメイク汚れを落しつつ肌に潤いを与えるタイプの“美容液クレンジング”がさまざま発売されているが、その先駆けともいえる「カバーマーク」の“トリートメント クレンジング ミルク”(200g、3300円)が発売された2009年当時は、クレンジング=汚れを落すものであり、洗浄後の肌は乾燥するがそれは保湿ケアで補うという考えが一般的だった。そもそも、“汚れを落す”と“肌を保湿する”、という一見相反する役割をひとつのアイテムに集約させることを考えるブランドは少なかったのかもしれない。“トリートメント クレンジング ミルク”はそんなトレードオフの考えを見事に両立させた画期的なクレンジングミルクだった。

汚れを落しながら保湿をする、という考えは、実は「カバーマーク」のブランドのルーツに起因する。「カバーマーク」は1928年にあざ、傷跡や皮膚の変色を自然に隠す化粧品の発売から始まったブランドだ。そのためファンデーションはハイカバータイプも多くそろっており、クレンジングにはハイカバーメイクをすっきり落とせる洗浄力が求められた。しかし、洗浄力が高くなるほど、肌の潤いも落とされてしまう。そんな理由から高いクレンジング力を確保しながらも、肌への潤いを維持するクレンジングの開発が必須だった。

そして研究開発をはじめてから約5年。洗浄力と保湿力を確保するための二つの技術を新たに開発した。一つは、洗浄成分を多量に配合しなくても高洗浄を実現する「アクアクレンジングゲル構造」。肌の上で崩れやすい構造にすることで摩擦することなく、ハイカバーなメイク汚れを素早く浮かせ、洗い流すタイミングではナノ粒子化させることできれいにオフできる仕様にした。二つめが、甲殻類から抽出した高分子の食物繊維、キトサンを応用した成分「MCキトサン」だ。ヒアルロン酸の約2倍もの保湿力をもつこの成分は、細胞がもつ電気的性質とひきあうためにクレンジングを洗い流した後も肌に吸着。クレンジング後も高い保湿力を維持できるようになったのである。

そうして2009年に発売された“トリートメント クレンジング ミルク”は商品名通りのスキントリートメント効果が口コミで話題になり、11年にはアットコスメの「ミルククレンジング部門」で1位を獲得。その後、13年には「クレンジング・洗顔部門」で2位を獲得。その後もベストコスメは48冠と躍進を続け、09年7月の発売以降、「カバーマーク」のスキンケアでの売り上げ個数1位を記録し続けている。

24年で発売から15年が経つ。その間、新たなクレンジング商品の研究に勤しんでいるものの、この商品の使用感、クレンジング力、そして保湿力のバランスが絶妙すぎて、これより優れた新作は開発できていないという。ただ、「『カバーマーク』の顧客には乾燥トラブルだけではなく、エイジングサインに悩んでいる人も多い。だからこそ、よりブラッシュアップしたクレンジングを世に送り出したい」と開発チームは意気込んでいる。

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「カバーマーク」の落としながら潤うクレンジング トリートメントクレンジングの元祖をひもとく


2009年から続く「WWDBEAUTY」のベストコスメ特集では、バイヤーのアンケートをもとに本当に売れた商品を表彰する。「ベストコスメ歴代名鑑」では、15年以上続く本特集の中でも常にランキングに入賞している“傑作”をピックアップ。時代を超えて愛される理由や商品の魅力について、美容ジャーナリストの加藤智一が深掘りする。今回は「カバーマーク(COVERMARK)」の “トリートメント クレンジング ミルク”にフォーカス。

クレンジングカテゴリーでは、今でこそメイク汚れを落しつつ肌に潤いを与えるタイプの“美容液クレンジング”がさまざま発売されているが、その先駆けともいえる「カバーマーク」の“トリートメント クレンジング ミルク”(200g、3300円)が発売された2009年当時は、クレンジング=汚れを落すものであり、洗浄後の肌は乾燥するがそれは保湿ケアで補うという考えが一般的だった。そもそも、“汚れを落す”と“肌を保湿する”、という一見相反する役割をひとつのアイテムに集約させることを考えるブランドは少なかったのかもしれない。“トリートメント クレンジング ミルク”はそんなトレードオフの考えを見事に両立させた画期的なクレンジングミルクだった。

汚れを落しながら保湿をする、という考えは、実は「カバーマーク」のブランドのルーツに起因する。「カバーマーク」は1928年にあざ、傷跡や皮膚の変色を自然に隠す化粧品の発売から始まったブランドだ。そのためファンデーションはハイカバータイプも多くそろっており、クレンジングにはハイカバーメイクをすっきり落とせる洗浄力が求められた。しかし、洗浄力が高くなるほど、肌の潤いも落とされてしまう。そんな理由から高いクレンジング力を確保しながらも、肌への潤いを維持するクレンジングの開発が必須だった。

そして研究開発をはじめてから約5年。洗浄力と保湿力を確保するための二つの技術を新たに開発した。一つは、洗浄成分を多量に配合しなくても高洗浄を実現する「アクアクレンジングゲル構造」。肌の上で崩れやすい構造にすることで摩擦することなく、ハイカバーなメイク汚れを素早く浮かせ、洗い流すタイミングではナノ粒子化させることできれいにオフできる仕様にした。二つめが、甲殻類から抽出した高分子の食物繊維、キトサンを応用した成分「MCキトサン」だ。ヒアルロン酸の約2倍もの保湿力をもつこの成分は、細胞がもつ電気的性質とひきあうためにクレンジングを洗い流した後も肌に吸着。クレンジング後も高い保湿力を維持できるようになったのである。

そうして2009年に発売された“トリートメント クレンジング ミルク”は商品名通りのスキントリートメント効果が口コミで話題になり、11年にはアットコスメの「ミルククレンジング部門」で1位を獲得。その後、13年には「クレンジング・洗顔部門」で2位を獲得。その後もベストコスメは48冠と躍進を続け、09年7月の発売以降、「カバーマーク」のスキンケアでの売り上げ個数1位を記録し続けている。

24年で発売から15年が経つ。その間、新たなクレンジング商品の研究に勤しんでいるものの、この商品の使用感、クレンジング力、そして保湿力のバランスが絶妙すぎて、これより優れた新作は開発できていないという。ただ、「『カバーマーク』の顧客には乾燥トラブルだけではなく、エイジングサインに悩んでいる人も多い。だからこそ、よりブラッシュアップしたクレンジングを世に送り出したい」と開発チームは意気込んでいる。

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【2024年ホリデーギフト】クリスマス目前!限定コレクションから人気スイーツまで 注目の商品を一挙紹介【随時更新】

各ブランドやショップでは、クリスマスに向けた商品を続々ラインアップ。「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」や「ディオール(DIOR)」、「マーク ジェイコブス(MARC JACOBS)」「ディーゼル(DIESEL)」「ジーユー(GU)」といったファッションブランドから、ビューティアイテム、八天堂と「ジョー カフェ(J_O CAFE)」がコラボしたスイーツまで、クリスマスケリスマスを盛り上げる注目のホリデーギフトをまとめて紹介!

【11月26日予約開始】

八天堂

12月20、21、22、23日に配達

八天堂は、稲垣吾郎がディレクターを務める「ジョー カフェ(J_O CAFE)」、香取慎吾のアートとコラボした“カスタード&ショコラ2024 クリスマス スペシャルボックス”を発売する。(記事の続きはこちら

商品一覧

・“カスタード&ショコラ2024 クリスマス スペシャルボックス”(4428円)


【発売中】

エル・エル・ビーン
(L.L.BEAN)

「エル・エル・ビーン(L.L.BEAN)」は、特別な日に贈るギフトに最適なアイテムを多数そろえたギフトコレクション“ホリデー ギフト コレクション(Holiday Gift Collection)”を発売した。(記事の続きはこちら

商品一覧

・“スコッチ・プラッド・フランネル・パジャマ”(1万3200円)
・“メンズ ウィケッド・グッド・スリッパ・モカシン”(1万5400円)
・“ウィメンズ ウィケッド・グッド・シアリング・モカシン”(1万5400円)
・“マウンテン・クラシック・ダウン・フード・ベスト”(2万9700円)
・“パファー・ポム・ハット”(6050円)
・“パファー・ミトン”(9350円)
・“ブック・パック ジュニア”(7150円)
・“エル・エル・ベア・ウィズ・フリース・プルオーバー”(7150円)
・“ウール・フック・スロー・ピロー”(1万2100円)
・“クリスマス・ニードルポイント・ストッキング”(5500円)
※一部商品


【発売中】

ジーユー
(GU)

「ジーユー(GU)」は、ホリデーコレクションからハートをあしらったラウンジウエア3型を発売した。(記事の続きはこちら

商品一覧

・“マシュマロフィールクルーネックセット”(3290円)
・“マシュマロフィールフーディセット”(3290円)
・“フランネルパジャマ”(2990円)


【発売中】

ルイ・ヴィトン
(LOUIS VUITTON)

「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」は、“ヴィヴィエンヌ ホリデー”コレクションから、バッグチャームとキーホルダーを発売した。(記事の続きはこちら

商品一覧

・バッグチャーム(6万8200円〜)
・チャーム(5万2800円)
・キーホルダー(12万4300円)


【発売中】

トム ブラウン
(THOM BROWNE)

「トム ブラウン(THOM BROWNE)」は、ウエアや小物、食器ブランド「アビランド(HAVILAND)」とコラボしたティータイムセットなどを含む、2024年ホリデーコレクションを発売した。(記事の続きはこちら

商品一覧

・“クリスマスセーター”(14万3000円)
・グローブ(4万9500円)
・ニットキャップ(5万600円)
・スカーフ(9万3500円)
・バッグチャーム(9万6800円)
・“ヘクターコインポーチ”(15万8400円)
・ソックス(2万900円)
・ウオレット”(10万4500円)
・カードケース(6万9300円)
・コラボティータイムセット/「アビランド」(16万7200円)


【発売中】

ノーズショップ
(NOSE SHOP)

「ノーズショップ(NOSE SHOP)」は、キャンディーショップ「パパブブレ(PAPABUBBLE)」とコラボした、ミニ香水やクリスマス限定のオリジナルキャンディーなどを発売した。(記事の続きはこちら

商品一覧

・“ヤミー フレグランス オーナメント”(2200円)
セット内容…ミニ香水(1〜2mL)、キャンディー、コインケースorポーチorキーホルダー
・オリジナルキャンディー(740円)
・“ノーズショップ ミニ香水セット”(2000円)
クリスマス限定キャンディー、ミニ香水、ミニオリジナルキャンディー


【発売中】

ジョルジオ アルマーニ
(GIORGIO ARMANI)

「ジョルジオ アルマーニ(GIORGIO ARMANI)」は、公式オンラインストア内でギフトに最適なレザー小物やアクセサリー、フレグランスなどをラインアップしたギフトガイドページをオープンした。(記事の続きはこちら

商品一覧

・トートバッグ(40万7000円)
・ウオレット(7万4800〜13万7500円)
・カフリンク(8万5800円)
・ネクタイ(2万9700〜3万8500円)
・パーティーバッグ(28万6000円)
・イヤリング(5万5000円)


【発売中】

マーク ジェイコブス
(MARC JACOBS)

「マーク ジェイコブス(MARC JACOBS)」は、ホリデーシーズンに向け、星柄のパッチワークやチーター柄のプリントを配した2024年リゾート・コレクションを発売した。(記事の続きはこちら

商品一覧

・”ザ スター パッチワーク サック バッグ”(8万6900円)
・“ザ スター パッチワーク サック バッグ ミニ”(5万9400円)
・“ザ スター パッチワーク スナップショット”(5万9400円)
・“ザ チーター レザー サック バッグ ミニ”(5万9400円)
・“ザ レザー ミニ バッグ”(3万800円)
・“ザ ソリッド スナップショット”(5万7200円)
・“ザ メタリック デュアル バッグ トップ ハンドル ミニ”(5万6100円)
・“ザ フェイク ファー サック バッグ ミニ”(3万800円)
・“ザ スター スタデッド レザー デュアル ショルダー ラージ”(8万6900円)


【発売中】

ディオール
(DIOR)

「ディオール(DIOR)」は、キム・ジョーンズ(Kim Jones)メンズ・アーティスティック・ディレクターがホリデーへの喜びをアイテムで表現したメンズセレクションを発売した。(記事の続きはこちら

商品一覧

・スニーカー(15万700円)
・メッセンジャーバッグ(36万5200円)
・バッグ(43万円)
・バックパック(41万円)
・ダウンジャケット(46万円)
・ビーニー(5万9000円)


【発売中】

ケンゾー
(KENZO)

Nigoがアーティスティック・ディレクターを務める「ケンゾー(KENZO)」は、グラフィックアーティストのVERDY(ヴェルディ)とコラボレーションしたカプセルコレクション“ケンゾー ヴェルディ マーケット(KENZO VERDY MARKET)”を発売中だ。(記事の続きはこちら

商品一覧

・デニムジャケット
・ニット
・フーディー
・Tシャツ
・キャップ
・ブランケット
・マグカップ
・スノードーム


【発売中】

ディーゼル
(DIESEL)

「ディーゼル(DIESEL)」は、クリスマスに向けたギフトアイテムやロッテリー、限定ショッパーなどをそろえたホリデーキャンペーンを実施する。(記事の続きはこちら

商品一覧

・バッグ(4万8400円〜)
・ベルト(4万2900円)
・チャーム(1万6500円〜)
・メンズのバッグ(2万3100円〜)
・キャップ(3万800円)
・マフラー(2万4200円)


【発売中】

メゾン キツネ
(MAISON KITSUNE)

「メゾン キツネ(MAISON KITSUNE)」は、ホリデーシーズンに向け、ブラックやネイビーを基調としたカプセルコレクション“フェスティブ コレクション(Festive Collection)”を発売する。(記事の続きはこちら

商品一覧

・ジップスエットシャツ(4万2900円)
・カーディガン(6万8200円)
・ジャンパー(6万1600円)
・スカート(5万5000円)
・Tシャツ(2万4200円)
・トートバッグ(4万9500円)
・ショルダーバッグ(9万1300円)
・シューズ(7万9200円)
・スカーフ(3万6300円)
・ネックレス(2万9700円)
・イヤリング(1万6500円)
・ブレスレット(1万9800円)
・チャーム(近日入荷予定)

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【2024年ホリデーギフト】クリスマス目前!限定コレクションから人気スイーツまで 注目の商品を一挙紹介【随時更新】

各ブランドやショップでは、クリスマスに向けた商品を続々ラインアップ。「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」や「ディオール(DIOR)」、「マーク ジェイコブス(MARC JACOBS)」「ディーゼル(DIESEL)」「ジーユー(GU)」といったファッションブランドから、ビューティアイテム、八天堂と「ジョー カフェ(J_O CAFE)」がコラボしたスイーツまで、クリスマスケリスマスを盛り上げる注目のホリデーギフトをまとめて紹介!

【11月26日予約開始】

八天堂

12月20、21、22、23日に配達

八天堂は、稲垣吾郎がディレクターを務める「ジョー カフェ(J_O CAFE)」、香取慎吾のアートとコラボした“カスタード&ショコラ2024 クリスマス スペシャルボックス”を発売する。(記事の続きはこちら

商品一覧

・“カスタード&ショコラ2024 クリスマス スペシャルボックス”(4428円)


【発売中】

エル・エル・ビーン
(L.L.BEAN)

「エル・エル・ビーン(L.L.BEAN)」は、特別な日に贈るギフトに最適なアイテムを多数そろえたギフトコレクション“ホリデー ギフト コレクション(Holiday Gift Collection)”を発売した。(記事の続きはこちら

商品一覧

・“スコッチ・プラッド・フランネル・パジャマ”(1万3200円)
・“メンズ ウィケッド・グッド・スリッパ・モカシン”(1万5400円)
・“ウィメンズ ウィケッド・グッド・シアリング・モカシン”(1万5400円)
・“マウンテン・クラシック・ダウン・フード・ベスト”(2万9700円)
・“パファー・ポム・ハット”(6050円)
・“パファー・ミトン”(9350円)
・“ブック・パック ジュニア”(7150円)
・“エル・エル・ベア・ウィズ・フリース・プルオーバー”(7150円)
・“ウール・フック・スロー・ピロー”(1万2100円)
・“クリスマス・ニードルポイント・ストッキング”(5500円)
※一部商品


【発売中】

ジーユー
(GU)

「ジーユー(GU)」は、ホリデーコレクションからハートをあしらったラウンジウエア3型を発売した。(記事の続きはこちら

商品一覧

・“マシュマロフィールクルーネックセット”(3290円)
・“マシュマロフィールフーディセット”(3290円)
・“フランネルパジャマ”(2990円)


【発売中】

ルイ・ヴィトン
(LOUIS VUITTON)

「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」は、“ヴィヴィエンヌ ホリデー”コレクションから、バッグチャームとキーホルダーを発売した。(記事の続きはこちら

商品一覧

・バッグチャーム(6万8200円〜)
・チャーム(5万2800円)
・キーホルダー(12万4300円)


【発売中】

トム ブラウン
(THOM BROWNE)

「トム ブラウン(THOM BROWNE)」は、ウエアや小物、食器ブランド「アビランド(HAVILAND)」とコラボしたティータイムセットなどを含む、2024年ホリデーコレクションを発売した。(記事の続きはこちら

商品一覧

・“クリスマスセーター”(14万3000円)
・グローブ(4万9500円)
・ニットキャップ(5万600円)
・スカーフ(9万3500円)
・バッグチャーム(9万6800円)
・“ヘクターコインポーチ”(15万8400円)
・ソックス(2万900円)
・ウオレット”(10万4500円)
・カードケース(6万9300円)
・コラボティータイムセット/「アビランド」(16万7200円)


【発売中】

ノーズショップ
(NOSE SHOP)

「ノーズショップ(NOSE SHOP)」は、キャンディーショップ「パパブブレ(PAPABUBBLE)」とコラボした、ミニ香水やクリスマス限定のオリジナルキャンディーなどを発売した。(記事の続きはこちら

商品一覧

・“ヤミー フレグランス オーナメント”(2200円)
セット内容…ミニ香水(1〜2mL)、キャンディー、コインケースorポーチorキーホルダー
・オリジナルキャンディー(740円)
・“ノーズショップ ミニ香水セット”(2000円)
クリスマス限定キャンディー、ミニ香水、ミニオリジナルキャンディー


【発売中】

ジョルジオ アルマーニ
(GIORGIO ARMANI)

「ジョルジオ アルマーニ(GIORGIO ARMANI)」は、公式オンラインストア内でギフトに最適なレザー小物やアクセサリー、フレグランスなどをラインアップしたギフトガイドページをオープンした。(記事の続きはこちら

商品一覧

・トートバッグ(40万7000円)
・ウオレット(7万4800〜13万7500円)
・カフリンク(8万5800円)
・ネクタイ(2万9700〜3万8500円)
・パーティーバッグ(28万6000円)
・イヤリング(5万5000円)


【発売中】

マーク ジェイコブス
(MARC JACOBS)

「マーク ジェイコブス(MARC JACOBS)」は、ホリデーシーズンに向け、星柄のパッチワークやチーター柄のプリントを配した2024年リゾート・コレクションを発売した。(記事の続きはこちら

商品一覧

・”ザ スター パッチワーク サック バッグ”(8万6900円)
・“ザ スター パッチワーク サック バッグ ミニ”(5万9400円)
・“ザ スター パッチワーク スナップショット”(5万9400円)
・“ザ チーター レザー サック バッグ ミニ”(5万9400円)
・“ザ レザー ミニ バッグ”(3万800円)
・“ザ ソリッド スナップショット”(5万7200円)
・“ザ メタリック デュアル バッグ トップ ハンドル ミニ”(5万6100円)
・“ザ フェイク ファー サック バッグ ミニ”(3万800円)
・“ザ スター スタデッド レザー デュアル ショルダー ラージ”(8万6900円)


【発売中】

ディオール
(DIOR)

「ディオール(DIOR)」は、キム・ジョーンズ(Kim Jones)メンズ・アーティスティック・ディレクターがホリデーへの喜びをアイテムで表現したメンズセレクションを発売した。(記事の続きはこちら

商品一覧

・スニーカー(15万700円)
・メッセンジャーバッグ(36万5200円)
・バッグ(43万円)
・バックパック(41万円)
・ダウンジャケット(46万円)
・ビーニー(5万9000円)


【発売中】

ケンゾー
(KENZO)

Nigoがアーティスティック・ディレクターを務める「ケンゾー(KENZO)」は、グラフィックアーティストのVERDY(ヴェルディ)とコラボレーションしたカプセルコレクション“ケンゾー ヴェルディ マーケット(KENZO VERDY MARKET)”を発売中だ。(記事の続きはこちら

商品一覧

・デニムジャケット
・ニット
・フーディー
・Tシャツ
・キャップ
・ブランケット
・マグカップ
・スノードーム


【発売中】

ディーゼル
(DIESEL)

「ディーゼル(DIESEL)」は、クリスマスに向けたギフトアイテムやロッテリー、限定ショッパーなどをそろえたホリデーキャンペーンを実施する。(記事の続きはこちら

商品一覧

・バッグ(4万8400円〜)
・ベルト(4万2900円)
・チャーム(1万6500円〜)
・メンズのバッグ(2万3100円〜)
・キャップ(3万800円)
・マフラー(2万4200円)


【発売中】

メゾン キツネ
(MAISON KITSUNE)

「メゾン キツネ(MAISON KITSUNE)」は、ホリデーシーズンに向け、ブラックやネイビーを基調としたカプセルコレクション“フェスティブ コレクション(Festive Collection)”を発売する。(記事の続きはこちら

商品一覧

・ジップスエットシャツ(4万2900円)
・カーディガン(6万8200円)
・ジャンパー(6万1600円)
・スカート(5万5000円)
・Tシャツ(2万4200円)
・トートバッグ(4万9500円)
・ショルダーバッグ(9万1300円)
・シューズ(7万9200円)
・スカーフ(3万6300円)
・ネックレス(2万9700円)
・イヤリング(1万6500円)
・ブレスレット(1万9800円)
・チャーム(近日入荷予定)

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ミズノから3Dプリンターで作る究極のフィッティングシューズ 30年に年間販売1万足へ

ミズノは、個人の足のデータに基づいてオリジナルのソールを設計し、3Dプリンターを使って製造するパーソナルフィッティングシューズ「スリーディーユーフィット(3D U-Fit)」を2025年4月1日から発売する。技術の中身と開発の狙い、実際の製造の様子を、本社に隣接する研究開発施設「ミズノ エンジン」で発表した。開発プロジェクトは6年前に着手。2年前からは、新設された「ミズノ エンジン」が開発現場となり、累計500回の試作を経て完成にこぎつけた。

同社アスレティック事業部ライフ&ヘルスマーケティング部の藤原誠部長は「“パワードライフ”をスローガンに掲げて事業展開している。スポーツテクノロジーを活用し、一人でも多くの消費者の困り事を解決していきたい」と意気込みを語る。左右で足のサイズが異なるなどの悩みを解決すると同時に、デジタル技術を活用した業界初という製造方法に取り組むことで、シューズ製造の常識を変えることに挑戦する。

一番の特徴は、アウトソールとミッドソールと中敷きが一体となった独自構造のソールにある。通常は別々にソールパーツを作って接着させるが、3Dプリンターを使うことで実現した。大手化学メーカーと開発した特殊な合成樹脂を使い、片方が出来上がるまでに約20時間。一体化したソールの上にニットで編んだアッパーを貼り合わせるだけのため、シームレスなフィット感を実現し、ソールの感触を足裏にダイレクトに感じることができるという。

ソール製法は日米で特許取得

日米で特許取得済みのこのソールは、数ミリの厚さの壁で足周りを囲み、その内部を3次元の格子構造にしたもの。壁で体重を支えながら、内部が変形することで足底の荷重が分散されて負荷が軽減でき、ハンモックのような独特のクッション性につながる。さらに、格子構造の密度を変えることで、部分的に硬さをコントロールすることも可能だ。サッカースパイクのようなラウンド形状のラスト(足型)を採用し、ヒールのカウンターまでソールと一体化することでかかとのホールド感も実現した。

「シューズの機能で最も重視されるのがフィット感で、最適なフィット感を得るためには全体重を受け止めるソール部分が足にきちんとあっていることが非常に重要になる。ところが、従来の製造工程では、千差万別の個人の足に合わせてソールを簡単に変えられないという技術的な制約があった」と、「スリーディーユーフィット」を開発したグローバル研究開発部の佐藤夏樹部長は説明する。

通常、ソール部分の製造には平均的な足のデータを元に作った金型が使われる。同じ品質のものを大量に効率よく生産するために金型の技術が発明されたが、100年以上経ったいまでも、大量生産に金型技術は欠かせない。ただ、金型生産は手間もコストもかかり、一人一人に合うソールの生産には向いていない。

「金型から3Dプリンターへ。ソールから足に合わせていくという新しい発想で開発した。ミズノは、カーボンやチタンをゴルフクラブに採用したり、シューズのソールの中にプレートを挟み込んだり、非常識といわれたことにチャレンジして業界の常識に変えてきた歴史がある。このシューズも常識を打ち破ろうというチャレンジと位置付けている」(佐藤部長)。3Dプリンターを用いて一体ソールを作る技術の完成と、計測データに基づいて個人専用シューズを作る設計フローの完成というふたつの技術的なブレイクスルーが、商品化に向けての課題を解決したという。

オーダーから2週間で完成

「スリーディーユーフィット」の販売は、東京・小川町の「ミズノ トウキョウ」で完全予約制で行われる。足型測定と専門家による診断を行い、個人の悩みや癖、好みなども加味したうえでソールを設計。その設計データをミズノテクニクス山崎ランバード工場(兵庫)に転送し、シューズが作られる。オーダーから約2週間で完成する。アッパーカラーはホワイト、ブラックの2色でソールはデザインが異なる2種類。価格は税込5万5000円。

当初は2台の3Dプリンターで対応し、初年度は月産10〜20足からスタート。徐々に生産能力を拡大し、2030年には年間販売足数1万足をめざす。「個人向けのウォーキングシューズとしてデビューするが、今後はランニングシューズなどカテゴリーの壁を越えて展開していきたい」(藤原部長)としている。

未来を見据えた展開も構想中だ。自分の足に合わせた専用のシューズ作りを第1ステップとし、第2ステップでは個人の使用状況のデータに基づいて2足目を再設計することで、よりシューズが自分に合わせて進化する未来を展望。第3ステップでは、使用済みシューズを回収し、化学分解してリサイクルする技術と組み合わせることで半永久的に循環できる仕組みを構築する。「その取り組みが実装できる段階になれば、使う人が増えるほど廃棄物が減り、地球環境が良くなる未来も作れると信じている」と佐藤部長。さらに、機材が小型で省スペースでの生産が可能となるため、「将来的には店舗や移動車を使い、“シューズの地産地消“という新たな常識づくりにもチャレンジしていきたい」と話している。
 

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「ユンス」の生レチ美容液や「スピケア」限定美容針ファンデなどで 冬の肌ケア万全に! 今週発売のビューティアイテム9選【12/2〜12/8】

ビューティアイテムの発売情報を「WWDJAPAN」的視点でピックアップ!今回は12月2〜8日に発売するアイテムを紹介します。今週は「ユンス(YOUNTH)」の新ライン“プレエイジングケアライン”から生レチノール配合の美容液や、サンリオのキャラクター、リトルツインスターズ(キキ&ララ)とコラボレーションした「スピケア(SPICARE)」の美容針ファンデーションが登場します。唇のケアにはシナモロール・ハンギョドン・マイメロディ・クロミ・ポムポムプリンとコラボした「レブロン(REVLON)」のシュガースクラブも注目です。冬の肌ケアで2024年最後の1カ月を乗り切って!

【12月2日発売】
メイクアップフォーエバー
(MAKE UP FOR EVER)

高発色6色アイシャドウパレット

「メイクアップフォーエバー(MAKE UP FOR EVER)」は、6色アイシャドウパレット“アーティスト トゥ ゴー”を発売する。プロのメイクアップアーティストと共同開発した本商品は、シマーとマットの2つの質感を組み合わせ、ニュートラルからスモーキーな仕上がりまで幅広くアイメイクを楽しむことができる。

■商品詳細

“アーティスト トゥ ゴー”(全4種、各6930円)

【12月2日発売】
ユンス
(YOUNTH)

“生レチノール“配合の美容液

「ユンス(YOUNTH)」は、新ライン“プレエイジングケアライン”を立ち上げ、第1弾として生レチノール配合の“生VAダーマ美容液”を発売する。フレッシュな状態で肌に届けるため100%純粋な“レチノール油液”を採用。さらにシミ対策とシワ改善にアプローチする“ナイアシンアミド”と肌のバリア機能を高める“グリチルリチン酸ジカリウム”も配合した。

■商品詳細

“生VAダーマ美容液”(1g×28袋、4950円)【医薬部外品】

【12月5日発売】
レブロン
(REVLON)

サンリオキャラクターのシュガースクラブ

「レブロン(REVLON)」は、シナモロール・ハンギョドン・マイメロディ・クロミ・ポムポムプリンとコラボレーションした“レブロン キス シュガー スクラブ”を発売する。ユニコーンカラーのパッケージは、冬の雪が降る夜空にサンリオのキャラクターがふんわり浮かぶ優しい世界観でデザインした。

■商品詳細

“321 シュガーミント”(924円)
“324 ペパーミント”(924円)
“325 スウィート サクラ”(924円)
“326 ピーチ”(924円)
“331 シュガーミント”(924円)

【12月5日発売】
スピケア
(SPICARE)

美容針ファンデーションがキキ&ララとコラボ

「スピケア(SPICARE)」は、サンリオのキャラクター、リトルツインスターズ(キキ&ララ)とコラボした特別デザインの美容針ファンデーション“V3 エキサイティング ファンデーション”を発売する。カラーは1色展開で、本来の肌色を引きたてる原料配合と発酵技術により、1色で何万通りもの肌カラーを引き出す。

■商品詳細

“V3 エキサイティング ファンデーション”(9350円)

【12月6日発売】
M・A・C

人気サテンリップから新3色

「M・A・C」は、創立40周年を記念しリニューアルした“マキシマルスリーク サテン リップスディック”から新色を発売する。知的なローズレッド“デル リオ”、シックで洗練された深みレッド“ゲッシング ゲーム”、大胆なイエローレッド“ブレイブ レッド”の全3色で、すべてブランドシグネチャーのバニラの香り付きだ。

■商品詳細

“マキシマルスリーク サテン リップスディック”(全24色うち新3色、各4620円)

【12月6日発売】
トーン
(TO/ONE)

ブランド初のフレグランス

「トーン(TO/ONE)」は、ブランド初となるフレグランスコレクションとしてオードトワレ、ハンド&ボディミルク、ディフューザーの3アイテムを発売する。香りは、摘みたてのみずみずしい花々の香りが広がっていく幸福感溢れる瞬間をイメージして作り上げた“フローラルブーケ”。

■商品詳細

“スウィート ブーケ オードトワレ”(30mL、4950円)
“スウィート ブーケ ハンド&ボディミルク”(150mL、3520円)
“スウィート ブーケ ディフューザー”(100mL、4950円)

【12月6日発売】
ジルスチュアート ビューティ
(JILL STUART BEAUTY)

“ヴァニラ ラスト”の限定コレクション

「ジルスチュアート ビューティ(JILL STUART BEAUTY)」は、“ヴァニラ ラスト”の香りの限定コレクションを発売する。ミニサイズのフレグランスやボディー・ヘア・スキンケアアイテム5種をそろえる。“ヴァニラ ラスト”は、キャラメルやココナツの柔らかい甘さに花々が重なり、サンダルウッド、バニラが溶け合う官能的で透明感のある香り。

■商品詳細

“ヴァニラ ラスト ハンドクリーム”(74g、3300円)
“ヴァニラ ラスト シャンプー”(300mL、3080円)
“ヴァニラ ラスト ヘアマスク”(190g、3300円)
“ヴァニラ ラスト オード パルファン”(7.5mL、2530円)
”ヴァニラ ラスト シマリング リップバーム”(7.9g、2860円)

【12月6日発売】
アルマーニ ビューティ
(ARMANI BEAUTY)

キャンドルから新たに3種の香り

「アルマーニ ビューティ(ARMANI BEAUTY)」は、ホームフレグランス“アルマーニプリヴュセンテッドキャンドル”から、砂漠に流れる壮大なメロディーを表現した“ローズダラビー”、ロシアの鮮やかで広大な土地を連想させる“ヴィールマラカイト”、イタリアの教会をイメージした“オニキス”の3つの香りを発売する。

■商品詳細

“アルマーニプリヴュセンテッドキャンドル”(175g、1万7600円)

【12月6日発売】
シピシピ
(CIPICIPI)

人気プランパーにゴールドカラーのホリデー限定色

ユーチューバーのふくれながプロデュースするコスメブランド「シピシピ(CIPICIPI)」は、リップアイテム“ガラスプランパー”のホリデー限定色“103 リッチハニーゴールド”を発売する。クリアな発色のゴールドベースに、ゴールドパールをブランド市場最高密度でリッチに配合した。

■商品詳細

“ガラスプランパー”(1320円)

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「ユンス」の生レチ美容液や「スピケア」限定美容針ファンデなどで 冬の肌ケア万全に! 今週発売のビューティアイテム9選【12/2〜12/8】

ビューティアイテムの発売情報を「WWDJAPAN」的視点でピックアップ!今回は12月2〜8日に発売するアイテムを紹介します。今週は「ユンス(YOUNTH)」の新ライン“プレエイジングケアライン”から生レチノール配合の美容液や、サンリオのキャラクター、リトルツインスターズ(キキ&ララ)とコラボレーションした「スピケア(SPICARE)」の美容針ファンデーションが登場します。唇のケアにはシナモロール・ハンギョドン・マイメロディ・クロミ・ポムポムプリンとコラボした「レブロン(REVLON)」のシュガースクラブも注目です。冬の肌ケアで2024年最後の1カ月を乗り切って!

【12月2日発売】
メイクアップフォーエバー
(MAKE UP FOR EVER)

高発色6色アイシャドウパレット

「メイクアップフォーエバー(MAKE UP FOR EVER)」は、6色アイシャドウパレット“アーティスト トゥ ゴー”を発売する。プロのメイクアップアーティストと共同開発した本商品は、シマーとマットの2つの質感を組み合わせ、ニュートラルからスモーキーな仕上がりまで幅広くアイメイクを楽しむことができる。

■商品詳細

“アーティスト トゥ ゴー”(全4種、各6930円)

【12月2日発売】
ユンス
(YOUNTH)

“生レチノール“配合の美容液

「ユンス(YOUNTH)」は、新ライン“プレエイジングケアライン”を立ち上げ、第1弾として生レチノール配合の“生VAダーマ美容液”を発売する。フレッシュな状態で肌に届けるため100%純粋な“レチノール油液”を採用。さらにシミ対策とシワ改善にアプローチする“ナイアシンアミド”と肌のバリア機能を高める“グリチルリチン酸ジカリウム”も配合した。

■商品詳細

“生VAダーマ美容液”(1g×28袋、4950円)【医薬部外品】

【12月5日発売】
レブロン
(REVLON)

サンリオキャラクターのシュガースクラブ

「レブロン(REVLON)」は、シナモロール・ハンギョドン・マイメロディ・クロミ・ポムポムプリンとコラボレーションした“レブロン キス シュガー スクラブ”を発売する。ユニコーンカラーのパッケージは、冬の雪が降る夜空にサンリオのキャラクターがふんわり浮かぶ優しい世界観でデザインした。

■商品詳細

“321 シュガーミント”(924円)
“324 ペパーミント”(924円)
“325 スウィート サクラ”(924円)
“326 ピーチ”(924円)
“331 シュガーミント”(924円)

【12月5日発売】
スピケア
(SPICARE)

美容針ファンデーションがキキ&ララとコラボ

「スピケア(SPICARE)」は、サンリオのキャラクター、リトルツインスターズ(キキ&ララ)とコラボした特別デザインの美容針ファンデーション“V3 エキサイティング ファンデーション”を発売する。カラーは1色展開で、本来の肌色を引きたてる原料配合と発酵技術により、1色で何万通りもの肌カラーを引き出す。

■商品詳細

“V3 エキサイティング ファンデーション”(9350円)

【12月6日発売】
M・A・C

人気サテンリップから新3色

「M・A・C」は、創立40周年を記念しリニューアルした“マキシマルスリーク サテン リップスディック”から新色を発売する。知的なローズレッド“デル リオ”、シックで洗練された深みレッド“ゲッシング ゲーム”、大胆なイエローレッド“ブレイブ レッド”の全3色で、すべてブランドシグネチャーのバニラの香り付きだ。

■商品詳細

“マキシマルスリーク サテン リップスディック”(全24色うち新3色、各4620円)

【12月6日発売】
トーン
(TO/ONE)

ブランド初のフレグランス

「トーン(TO/ONE)」は、ブランド初となるフレグランスコレクションとしてオードトワレ、ハンド&ボディミルク、ディフューザーの3アイテムを発売する。香りは、摘みたてのみずみずしい花々の香りが広がっていく幸福感溢れる瞬間をイメージして作り上げた“フローラルブーケ”。

■商品詳細

“スウィート ブーケ オードトワレ”(30mL、4950円)
“スウィート ブーケ ハンド&ボディミルク”(150mL、3520円)
“スウィート ブーケ ディフューザー”(100mL、4950円)

【12月6日発売】
ジルスチュアート ビューティ
(JILL STUART BEAUTY)

“ヴァニラ ラスト”の限定コレクション

「ジルスチュアート ビューティ(JILL STUART BEAUTY)」は、“ヴァニラ ラスト”の香りの限定コレクションを発売する。ミニサイズのフレグランスやボディー・ヘア・スキンケアアイテム5種をそろえる。“ヴァニラ ラスト”は、キャラメルやココナツの柔らかい甘さに花々が重なり、サンダルウッド、バニラが溶け合う官能的で透明感のある香り。

■商品詳細

“ヴァニラ ラスト ハンドクリーム”(74g、3300円)
“ヴァニラ ラスト シャンプー”(300mL、3080円)
“ヴァニラ ラスト ヘアマスク”(190g、3300円)
“ヴァニラ ラスト オード パルファン”(7.5mL、2530円)
”ヴァニラ ラスト シマリング リップバーム”(7.9g、2860円)

【12月6日発売】
アルマーニ ビューティ
(ARMANI BEAUTY)

キャンドルから新たに3種の香り

「アルマーニ ビューティ(ARMANI BEAUTY)」は、ホームフレグランス“アルマーニプリヴュセンテッドキャンドル”から、砂漠に流れる壮大なメロディーを表現した“ローズダラビー”、ロシアの鮮やかで広大な土地を連想させる“ヴィールマラカイト”、イタリアの教会をイメージした“オニキス”の3つの香りを発売する。

■商品詳細

“アルマーニプリヴュセンテッドキャンドル”(175g、1万7600円)

【12月6日発売】
シピシピ
(CIPICIPI)

人気プランパーにゴールドカラーのホリデー限定色

ユーチューバーのふくれながプロデュースするコスメブランド「シピシピ(CIPICIPI)」は、リップアイテム“ガラスプランパー”のホリデー限定色“103 リッチハニーゴールド”を発売する。クリアな発色のゴールドベースに、ゴールドパールをブランド市場最高密度でリッチに配合した。

■商品詳細

“ガラスプランパー”(1320円)

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沖縄県内のリゾートホテル検索で、いま“全室ジェットバス付ホテル”が急上昇中!

沖縄のリゾートホテルではスイートルームなど特別な客室にジェットバスがついていることは珍しくない。しかし、2024年7月、本島北部に開業した「ツインラインホテル ヤンバルオキナワ ジャパン アネックス棟」では、標準的な客室である「スーペリアルーム」全室のインナーバルコニーに〝大型ジェットバス″が備え付けられていることで大きな話題を呼んでいる。

その理由をカトープレジャーグループの齋藤茜マーケティングマネージャーは、「当ホテルのメイン棟は西海岸側に面していますが、アネックス棟は山側に面しているため、設計時からやんばるの大自然をゆったりと楽しんでいただきたいと考えていました。ですが、ただ森を眺めること以上に、ご滞在の満足度を高めるべく、全室のバルコニーにジェットバスを付帯することに至りました」と話す。

しかも、既存ホテルとの差別化を図るために、ラウンジのドリンクも客室ジェットバスで楽しめるよう配慮している。

「当ホテルではお客さまに“シームレス”で滞在を楽しんでいただきたいと考えており、こちらではラウンジの飲料を客室内にお楽しみいただけます」。ラウンジで提供しているフリーフローのドリンクはビールや泡盛、スペインワインや信州産ウィスキーなどが用意されており、ジェットバスに浸かりながらワインを楽しむこともできる。「ジェットバスを付帯することによって、客室内の体験が無限に広がります。たとえ雨天や台風などの荒天時でも、ジェットバスがあればリフレッシュしていただけますし、ホテルをお選びいただく上でも大きな付加価値になると考えています」。

県内で初めて、15年に全客室にジェットバスをつけたのが「星のテラス もとぶ山里」。やんばるの雄大な景色をみながらジェットバスにつかる至福体験から、年に2回以上のリピーターも多い。

最寄りのコンビニまで車で10分という、海と山に囲まれた本部町の高台に位置し、屋上からは満点の星空を堪能できる場所にある。「ジェットバスからの絶景に癒されるというお声を多くいただいていますね。ファミリーやカップルが多く、小さいお子さんがいらっしゃるとミニプールのようにお使いになります」(浅野雄一・星野テラス もとぶ山里 チーフマネージャー)。

ただ、アフターコロナでそんな客層にも変化があるという。「最近は女性が一人で滞在されるケースが増えています。都市部から離れて、自然を眺めてゆっくり休息したいという人が多く、今後は女性一人旅の宿泊プランも検討しています」。

ジェットスパに入りながら絶景を眺め、何もしないぜいたくを楽しむ。これこそ、まさに〝おこもりステイ″。お一人さまにぴったりなコンパクト仕様の客室「バリュールーム」にもジェットバスが付帯しているため、心身に癒しがほしいときに、一人でふらっと立ち寄れる。そんなカジュアルさもリピーターを獲得している理由なのだろう。

一方、全室スイート仕様でテラスジャグジーを備えているラグジュアリーホテル「ザ・ひらまつ ホテルズ&リゾーツ 宜野座」の橋本和貴・支配人は「温泉の代わりとしてテラスジャグジーを設置しました」と話す。

「既存の3施設では温泉施設がありましたが、こちらではご用意がありません。そこでひらまつの顧客のために、温泉の代わりにテラスジャグジーをつけたのが設置の理由です」。

そして、ジェットバスをつけたことで、滞在するゲストに思いがけない〝非日常な体験″を提供できているという。「ご夫婦でいらっしゃったお客さまが、『ジェットバスにつかりながら広大な星空をゆっくりと楽しめた』と。しかも、『妻とこれほど至近距離で一緒に時を過ごす機会がないので、かけがえのない時間になった』とお話いただけたことがあり、非常に心に残りました。ジェットバスがあるから宿泊した、というお客さまはあまりいらっしゃいませんが、ジェットバスはこのような非日常で新鮮な体験をご提供できる機会になっていると考えています」。

このようにジェットバス付客室が増えたことで、最近はホテル選びの際も「ジェットバス付」の条件で検索できたり、「ジェットバス付のリゾートホテル特集」が情報サイトで企画されることも増えている。限られたゲストしか利用できないホテルの「クラブラウンジ」に比べ、全室ジェットバス付のホテルは背伸びしすぎない手の届くぜいたく。県内では今後も新たに開業するホテルが続くが、このような付帯施設の魅力は色褪せることがない。リピーター獲得にも寄与するはずだ。

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「ジーユー」✖️プレイステーションやマウジー✖️「不思議の国のアリス」など! 来週発売のファッションアイテム7選【12/2〜12/8】

ファッションアイテムの発売情報を「WWDJAPAN」的視点でピックアップ!今回は12月2〜8日に発売するアイテムを紹介します。プレイステーション誕生30周年を記念し、「ジーユー(GU)」と「ソフ(SOPH.)」が手掛ける架空のフットボールクラブ「エフシーレアルブリストル(F.C.REAL BRISTOL)」がそれぞれプレイステーションとコラボしています。初代プレイステーションのロゴやコントローラー、ボタンマークのデザインが懐かしい!「マウジー(MOUSSY)」は、ディズニーアニメーション映画「不思議の国のアリス」とのコラボを発売します。ヤングオイスターズがなんとも可愛らしいニットです。

【12月3日先行発売】
エフシーレアルブリストル
(F.C.REAL BRISTOL)

プレイステーション30周年記念コラボ

「ソフ(SOPH.)」が手掛ける架空のフットボールクラブ「エフシーレアルブリストル(F.C.REAL BRISTOL)」は、ゲーム機のプレイステーション(PLAYSTATION)誕生30周年を記念したアイテムをポップアップで先行発売する。ラインアップは1994年12月3日に発売した、初代プレイステーションを思わせるグレーを基調としたトラックジャケット、パンツなどウエアのほか、アヒルの人形やクッション、メディコム・トイ(MEDICOM TOY)とのコラボフィギュアなどをそろえる。

■商品詳細

トップス(2万2000円〜)
トラックジャケット(3万800円)
トラックパンツ(2万5300円)
人形(2200円)
クッション(1万2100円)
フィギュア(4万9500円)

【12月3日発売】
東京デザインスタジオ ニューバランス
(TOKYO DESIGN STUDIO NEW BALANCE)

2WAYアルティメット・スノーブーツに新色

「東京デザインスタジオ ニューバランス(TOKYO DESIGN STUDIO NEW BALANCE、以下TDS)」は、2WAYアルティメット・スノーブーツ“ニオビウム コンセプト スリー”から新色のオリーブ&グリーンとブラックを発売する。同スノーブーツは、2023年に初登場した「TDS」のオリジナルフットウエアで、防水、保温、撥水など高い機能性が特徴。また、インナーブーツをアウターシェルから取り外せばルームシューズとしても使用できる。

■商品詳細

スノーブーツ(4万9500円)

【12月4日発売】
フェイラー
(FEILER)

「アナと雪の女王」モチーフのアイテムが登場

「フェイラー(FEILER)」は、ディズニーとコラボコレクション“ウォームハグ!”を限定発売する。同コラボでは、ディズニー映画「アナと雪の女王」の世界観を表現したホリデーシーズンにぴったりなデザインのハンカチやポーチなど9型を展開。“ウォームハグ!”のネーミングは、劇中に登場する雪だるま、オラフの挨拶“Hi! I'm Olaf! I like warm hugs! (ぎゅーって抱きしめて!)”から。

■商品詳細

ハンカチ(2970円)
ショルダーバッグ(2万4200円)
バッグ(2万6400円)
ポーチ(6600円)
巾着 (8250円)
マルチケース(1万5400円)
※一部商品

【12月4日発売】
マウジー
(MOUSSY)

ディズニー「不思議の国のアリス」とのコラボ

「マウジー(MOUSSY)」は、ディズニーアニメーション映画「不思議の国のアリス」とのコラボコレクション“2024AW ヤング オイスター コレクション”を発売する。同コレクションでは、「ふしぎの国のアリス」に登場する愛らしいカキの子ども達、ヤングオイスターズ(Curious Oysters)をピックアップし、ワンポイントの刺しゅうを施したオーバーサイズニットと海の中のようなデザインのローゲージニットの2型をそろえる。

■商品詳細

ニット(1万1000〜1万3970円)

【12月6日発売】
フェンダー
(FENDER)

「フラグメント デザイン」とコラボしたウエアアイテム

楽器メーカーのフェンダー(FENDER)は、藤原ヒロシが主宰する「フラグメント デザイン(FRAGMENT DESIGN)」とコラボしたウエアアイテムを発売する。同コラボでは、Tシャツとスエット、パーカをラインアップ。各アイテムには、“カッティングを奏でるギタリストたち”の意味を込めた、“MUTING CONGRESS”の文言をあしらった。

■商品詳細

Tシャツ(7700円)
スエット(1万1000円)
パーカ(1万3200円)

【12月6日発売】
RHC ロンハーマン
(RHC RON HERMAN)

「トッズ」とのコラボラインから新作

RHC ロンハーマン(RHC RON HERMAN)は、「トッズ(TOD'S)」とのコラボレーションライン“トッズ フォー RHC”から新作バッグを発売する。今回のコラボでは、ロングセラーのバッグシリーズからマイクロサイズの2WAYバッグをセレクトし、鮮やかなブルーと幅広いスタイルに合わせやすいブラウンの2色で別注した。

■商品詳細

バッグ(17万4900円)

【12月6日発売】
ジーユー
(GU)

プレイステーション30周年記念
スエットやルームウエア、ソックスなど

「ジーユー(GU)」は、ゲーム機のプレイステーション(PLAYSTATION)とのコラボアイテムを発売する。同コラボは、プレイステーション誕生30周年を記念したもので、初代プレイステーションのロゴやコントローラー、そのボタンマークをデザインに落とし込んだ。裏起毛のスエットとスエットパンツ、起毛素材のルームウエアセットのほか、ポップな配色のソックスやアンダーウエアをそろえる。

■商品詳細

スエット(2990円)
スエットパンツ(2990円)
ルームウエアセット(3990円)
ソックス(390円)
アンダーウエア(590円)

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「ジーユー」✖️プレイステーションやマウジー✖️「不思議の国のアリス」など! 来週発売のファッションアイテム7選【12/2〜12/8】

ファッションアイテムの発売情報を「WWDJAPAN」的視点でピックアップ!今回は12月2〜8日に発売するアイテムを紹介します。プレイステーション誕生30周年を記念し、「ジーユー(GU)」と「ソフ(SOPH.)」が手掛ける架空のフットボールクラブ「エフシーレアルブリストル(F.C.REAL BRISTOL)」がそれぞれプレイステーションとコラボしています。初代プレイステーションのロゴやコントローラー、ボタンマークのデザインが懐かしい!「マウジー(MOUSSY)」は、ディズニーアニメーション映画「不思議の国のアリス」とのコラボを発売します。ヤングオイスターズがなんとも可愛らしいニットです。

【12月3日先行発売】
エフシーレアルブリストル
(F.C.REAL BRISTOL)

プレイステーション30周年記念コラボ

「ソフ(SOPH.)」が手掛ける架空のフットボールクラブ「エフシーレアルブリストル(F.C.REAL BRISTOL)」は、ゲーム機のプレイステーション(PLAYSTATION)誕生30周年を記念したアイテムをポップアップで先行発売する。ラインアップは1994年12月3日に発売した、初代プレイステーションを思わせるグレーを基調としたトラックジャケット、パンツなどウエアのほか、アヒルの人形やクッション、メディコム・トイ(MEDICOM TOY)とのコラボフィギュアなどをそろえる。

■商品詳細

トップス(2万2000円〜)
トラックジャケット(3万800円)
トラックパンツ(2万5300円)
人形(2200円)
クッション(1万2100円)
フィギュア(4万9500円)

【12月3日発売】
東京デザインスタジオ ニューバランス
(TOKYO DESIGN STUDIO NEW BALANCE)

2WAYアルティメット・スノーブーツに新色

「東京デザインスタジオ ニューバランス(TOKYO DESIGN STUDIO NEW BALANCE、以下TDS)」は、2WAYアルティメット・スノーブーツ“ニオビウム コンセプト スリー”から新色のオリーブ&グリーンとブラックを発売する。同スノーブーツは、2023年に初登場した「TDS」のオリジナルフットウエアで、防水、保温、撥水など高い機能性が特徴。また、インナーブーツをアウターシェルから取り外せばルームシューズとしても使用できる。

■商品詳細

スノーブーツ(4万9500円)

【12月4日発売】
フェイラー
(FEILER)

「アナと雪の女王」モチーフのアイテムが登場

「フェイラー(FEILER)」は、ディズニーとコラボコレクション“ウォームハグ!”を限定発売する。同コラボでは、ディズニー映画「アナと雪の女王」の世界観を表現したホリデーシーズンにぴったりなデザインのハンカチやポーチなど9型を展開。“ウォームハグ!”のネーミングは、劇中に登場する雪だるま、オラフの挨拶“Hi! I'm Olaf! I like warm hugs! (ぎゅーって抱きしめて!)”から。

■商品詳細

ハンカチ(2970円)
ショルダーバッグ(2万4200円)
バッグ(2万6400円)
ポーチ(6600円)
巾着 (8250円)
マルチケース(1万5400円)
※一部商品

【12月4日発売】
マウジー
(MOUSSY)

ディズニー「不思議の国のアリス」とのコラボ

「マウジー(MOUSSY)」は、ディズニーアニメーション映画「不思議の国のアリス」とのコラボコレクション“2024AW ヤング オイスター コレクション”を発売する。同コレクションでは、「ふしぎの国のアリス」に登場する愛らしいカキの子ども達、ヤングオイスターズ(Curious Oysters)をピックアップし、ワンポイントの刺しゅうを施したオーバーサイズニットと海の中のようなデザインのローゲージニットの2型をそろえる。

■商品詳細

ニット(1万1000〜1万3970円)

【12月6日発売】
フェンダー
(FENDER)

「フラグメント デザイン」とコラボしたウエアアイテム

楽器メーカーのフェンダー(FENDER)は、藤原ヒロシが主宰する「フラグメント デザイン(FRAGMENT DESIGN)」とコラボしたウエアアイテムを発売する。同コラボでは、Tシャツとスエット、パーカをラインアップ。各アイテムには、“カッティングを奏でるギタリストたち”の意味を込めた、“MUTING CONGRESS”の文言をあしらった。

■商品詳細

Tシャツ(7700円)
スエット(1万1000円)
パーカ(1万3200円)

【12月6日発売】
RHC ロンハーマン
(RHC RON HERMAN)

「トッズ」とのコラボラインから新作

RHC ロンハーマン(RHC RON HERMAN)は、「トッズ(TOD'S)」とのコラボレーションライン“トッズ フォー RHC”から新作バッグを発売する。今回のコラボでは、ロングセラーのバッグシリーズからマイクロサイズの2WAYバッグをセレクトし、鮮やかなブルーと幅広いスタイルに合わせやすいブラウンの2色で別注した。

■商品詳細

バッグ(17万4900円)

【12月6日発売】
ジーユー
(GU)

プレイステーション30周年記念
スエットやルームウエア、ソックスなど

「ジーユー(GU)」は、ゲーム機のプレイステーション(PLAYSTATION)とのコラボアイテムを発売する。同コラボは、プレイステーション誕生30周年を記念したもので、初代プレイステーションのロゴやコントローラー、そのボタンマークをデザインに落とし込んだ。裏起毛のスエットとスエットパンツ、起毛素材のルームウエアセットのほか、ポップな配色のソックスやアンダーウエアをそろえる。

■商品詳細

スエット(2990円)
スエットパンツ(2990円)
ルームウエアセット(3990円)
ソックス(390円)
アンダーウエア(590円)

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ルーマニア発のファッションとは? 現地取材で感じた新たな“若手発掘の場”への期待

ルーマニア・シビウで開催された「フェリック・ファッション・ウイーク(Feeric Fashion Week)」に参加してきました。同イベントは年に1回開かれており、今年で16回目。昨年より学生や若手デザイナーを支援する内容に一新し、プログラムは学生の合同ショーが中心です。同イベントでは自国に加え、クロアチアとリトアニア、モルドバ、ウクライナといった東欧諸国と、インドとエジプトの28の美術大学に通う学生の中から選出した代表者が参加し、3日間の会期中に若手デザイナーを含め40人以上がコレクションを披露しました。

開催前の2日間には、イタリア・ミラノで創立したヨーロッパ・デザイン学院 (Istituto Europeo di Design、通称IED) と、ウェストミンスター大学(University of Westminster)の支援を受けて、クリエイティブ産業に焦点を当てたマーケティングと起業家精神、AIの活用に関するワークショップを開催。国内外の学生が知見を深める機会となったようです。

「若い才能の芽を育みたい」

同ファッション・ウイークを主宰するミティチ・プレダ・ドゥミトル(Mitichi Preda Dumitru)は、「ルーマニアはファッション市場としてはマイナーな国だとしても、東欧諸国には、クリエティブで情熱的な若者がたくさんいる」と胸を張って教えてくれました。しかし、「過去に出会った多くの才能ある若者は、ブランドを立ち上げても日の目を見ず、最終的には別の道に進むなど、その創造性を存分に生かせず悔しい思いをしている姿を見てきた」とも続けます。そして、「若い才能の芽を育み、国際的に活躍するデザイナーを輩出する一助となれるようプログラムを組んでいる。業界人にとって、『フェリック・ファッション・ウイーク』が若手発掘の場と位置づけられるのは、そんなに遠い未来ではないはず」と意気込みました。

東欧諸国に店を構えるコンセプトストアからも協力を得て、各店に同イベントに参加した学生や若手デザイナーの商品を陳列するスペースも設けています。会場には、そのコンセプトストアのバイヤーと、西欧のプレス関係者も招待し、誰もが潜在的な可能を秘めたスターデザイナーを発掘しようと、ランウエイに熱い眼差しを向けていました。

バラエティーに富んだ会場

同イベントを取材するのは、昨年に続き2回目。スケジュールは、午後2時に各日最初のショーが開始し、以降は2時間おきにショーがあり、全て終了するのが午後9時頃。合同ショーのため1プログラムに登場するルック数が多く、30分程度と長めです。とはいえ、学生によって全く世界観が異なるためバラエティーに富んでおり、あっという間に終わってしまう感覚でした。また、会場選びがとてもユニークなのも特徴です。メイン会場はスポンサーであるショッピングモール、ポロメナーダ・シビウ(Promenada Sibiu)の倉庫やスタッフ通用口で、その他にもシビウ空港の手荷物受取所、ルーマニアの伝統のお菓子を製造するボルミール(Boromir)の工場、美術館の展示会場、屋内カート場や市外の広大な公園もランウエイとなりました。

肝心の合同ショーの内容は、学生によってクオリティーにはかなり差があるものの、オリジナリティーという点では見応えがありました。彼らのスタイルの傾向をざっくりと表現するなら、明るい色彩に複雑な幾何学模様、シルエットはかなりのボリューム。映画館内で開かれた、伝統衣装を制作する職人のドキュメンタリー映画の上映会とプレゼンテーションでも、民族衣装は男女問わずパフスリーブにバルーンスカート、キャットパンツやプリーツスカートとふんわりしたシルエットが基本です。宗教的なモチーフに由来する植物を抽象化した幾何学模様を繊細な刺しゅうで施していました。現代ではグローバル化によって多様なスタイルを形成しているとはいえ、服飾のルーツは民族衣装にあり、フォークロアなムードです。シュルレアリスムの奇妙な世界観だったり、異様なシルエットを描くコンテンポラリーアートのアプローチ、テクノロジーを駆使したフューチャリスティックなムードだったりと装飾主義がほとんどで、ミニマリズムなルックが一つとして見当たらなかった点も興味深かったです。

次世代のスター候補たち

私の印象に残ったのは、ルーマニアの美術大学で修士号を取得したレナータ・ミハリー(Renata Mihaly)でした。ルーマニアの伝統とローマ帝国を着想源に、タペストリーのような廃棄布とテーラリングを組み合わせたメンズルックが私的ベストです。ルーマニアの歌手の衣装制作を行うコスチュームデザイナーとしての道を進んでいますが、コマーシャルピースも見てみたいと思わせてくれました。

彼女と同じ、ルーマニア・クルジュに位置する美術大学を卒業したエイドリアン・ガブリエル・アンヘル(Adrian-Gabriel Anghel)と、ミハイ・クリスチャン・アンヘル(Mihai-Christian Anghel)の兄弟それぞれの、白無垢のような純白ルックにも目を引かれました。ヴィクトリア朝時代の精神性をテーマにした彼らのルックは、ドレープにプリーツ、パターンといった技術の高さが突出していて、東欧の「シモーン ロシャ(SIMONE ROCHA)」というイメージ。天使を意味する彼らの苗字から、メルヘンチックでスピリチュアリティあふれる世界観を表現するのは、宿命づけられているのかもと勝手に想像してしまいます。

もう一人は、クロアチア・ザグレブを拠点とするデザイナー、ヴィッコ・ラスティン(Vicko Racetin)です。クロアチアの90年代の着こなしと美的感覚を現代化させたという卒業制作のコレクションは、ノスタルジックとコンテンポラリーが交錯し、アイテム単体で見るとリアリティもあり好印象。ヨーロッパ・デザイン学院の代表者かも評価を得て、同学院フィレンツェ校への夏季短期留学への奨学金全額のサポートを授与されました。全てのルックそれぞれに創意工夫と技巧を凝らしたアイデアを感じ、荒削りなクリエイションの中に、ファッションに対する情熱と愛情が詰まっていて、東欧のクリエイティブ産業の明るい未来を見たような気がしました。東欧だけでなく、世界中の学生や若手デザイナーには、ファッション業界には目利きがあり、若手にチャンスを与えたいと思っている素晴らしいバイヤーがたくさんいるので、美的感覚と洗練さを磨き、視野を広げて、各々の個性を育くんでほしいです。成長した彼ら、と世界の舞台で再会できるのを楽しみにしています。

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ルーマニア発のファッションとは? 現地取材で感じた新たな“若手発掘の場”への期待

ルーマニア・シビウで開催された「フェリック・ファッション・ウイーク(Feeric Fashion Week)」に参加してきました。同イベントは年に1回開かれており、今年で16回目。昨年より学生や若手デザイナーを支援する内容に一新し、プログラムは学生の合同ショーが中心です。同イベントでは自国に加え、クロアチアとリトアニア、モルドバ、ウクライナといった東欧諸国と、インドとエジプトの28の美術大学に通う学生の中から選出した代表者が参加し、3日間の会期中に若手デザイナーを含め40人以上がコレクションを披露しました。

開催前の2日間には、イタリア・ミラノで創立したヨーロッパ・デザイン学院 (Istituto Europeo di Design、通称IED) と、ウェストミンスター大学(University of Westminster)の支援を受けて、クリエイティブ産業に焦点を当てたマーケティングと起業家精神、AIの活用に関するワークショップを開催。国内外の学生が知見を深める機会となったようです。

「若い才能の芽を育みたい」

同ファッション・ウイークを主宰するミティチ・プレダ・ドゥミトル(Mitichi Preda Dumitru)は、「ルーマニアはファッション市場としてはマイナーな国だとしても、東欧諸国には、クリエティブで情熱的な若者がたくさんいる」と胸を張って教えてくれました。しかし、「過去に出会った多くの才能ある若者は、ブランドを立ち上げても日の目を見ず、最終的には別の道に進むなど、その創造性を存分に生かせず悔しい思いをしている姿を見てきた」とも続けます。そして、「若い才能の芽を育み、国際的に活躍するデザイナーを輩出する一助となれるようプログラムを組んでいる。業界人にとって、『フェリック・ファッション・ウイーク』が若手発掘の場と位置づけられるのは、そんなに遠い未来ではないはず」と意気込みました。

東欧諸国に店を構えるコンセプトストアからも協力を得て、各店に同イベントに参加した学生や若手デザイナーの商品を陳列するスペースも設けています。会場には、そのコンセプトストアのバイヤーと、西欧のプレス関係者も招待し、誰もが潜在的な可能を秘めたスターデザイナーを発掘しようと、ランウエイに熱い眼差しを向けていました。

バラエティーに富んだ会場

同イベントを取材するのは、昨年に続き2回目。スケジュールは、午後2時に各日最初のショーが開始し、以降は2時間おきにショーがあり、全て終了するのが午後9時頃。合同ショーのため1プログラムに登場するルック数が多く、30分程度と長めです。とはいえ、学生によって全く世界観が異なるためバラエティーに富んでおり、あっという間に終わってしまう感覚でした。また、会場選びがとてもユニークなのも特徴です。メイン会場はスポンサーであるショッピングモール、ポロメナーダ・シビウ(Promenada Sibiu)の倉庫やスタッフ通用口で、その他にもシビウ空港の手荷物受取所、ルーマニアの伝統のお菓子を製造するボルミール(Boromir)の工場、美術館の展示会場、屋内カート場や市外の広大な公園もランウエイとなりました。

肝心の合同ショーの内容は、学生によってクオリティーにはかなり差があるものの、オリジナリティーという点では見応えがありました。彼らのスタイルの傾向をざっくりと表現するなら、明るい色彩に複雑な幾何学模様、シルエットはかなりのボリューム。映画館内で開かれた、伝統衣装を制作する職人のドキュメンタリー映画の上映会とプレゼンテーションでも、民族衣装は男女問わずパフスリーブにバルーンスカート、キャットパンツやプリーツスカートとふんわりしたシルエットが基本です。宗教的なモチーフに由来する植物を抽象化した幾何学模様を繊細な刺しゅうで施していました。現代ではグローバル化によって多様なスタイルを形成しているとはいえ、服飾のルーツは民族衣装にあり、フォークロアなムードです。シュルレアリスムの奇妙な世界観だったり、異様なシルエットを描くコンテンポラリーアートのアプローチ、テクノロジーを駆使したフューチャリスティックなムードだったりと装飾主義がほとんどで、ミニマリズムなルックが一つとして見当たらなかった点も興味深かったです。

次世代のスター候補たち

私の印象に残ったのは、ルーマニアの美術大学で修士号を取得したレナータ・ミハリー(Renata Mihaly)でした。ルーマニアの伝統とローマ帝国を着想源に、タペストリーのような廃棄布とテーラリングを組み合わせたメンズルックが私的ベストです。ルーマニアの歌手の衣装制作を行うコスチュームデザイナーとしての道を進んでいますが、コマーシャルピースも見てみたいと思わせてくれました。

彼女と同じ、ルーマニア・クルジュに位置する美術大学を卒業したエイドリアン・ガブリエル・アンヘル(Adrian-Gabriel Anghel)と、ミハイ・クリスチャン・アンヘル(Mihai-Christian Anghel)の兄弟それぞれの、白無垢のような純白ルックにも目を引かれました。ヴィクトリア朝時代の精神性をテーマにした彼らのルックは、ドレープにプリーツ、パターンといった技術の高さが突出していて、東欧の「シモーン ロシャ(SIMONE ROCHA)」というイメージ。天使を意味する彼らの苗字から、メルヘンチックでスピリチュアリティあふれる世界観を表現するのは、宿命づけられているのかもと勝手に想像してしまいます。

もう一人は、クロアチア・ザグレブを拠点とするデザイナー、ヴィッコ・ラスティン(Vicko Racetin)です。クロアチアの90年代の着こなしと美的感覚を現代化させたという卒業制作のコレクションは、ノスタルジックとコンテンポラリーが交錯し、アイテム単体で見るとリアリティもあり好印象。ヨーロッパ・デザイン学院の代表者かも評価を得て、同学院フィレンツェ校への夏季短期留学への奨学金全額のサポートを授与されました。全てのルックそれぞれに創意工夫と技巧を凝らしたアイデアを感じ、荒削りなクリエイションの中に、ファッションに対する情熱と愛情が詰まっていて、東欧のクリエイティブ産業の明るい未来を見たような気がしました。東欧だけでなく、世界中の学生や若手デザイナーには、ファッション業界には目利きがあり、若手にチャンスを与えたいと思っている素晴らしいバイヤーがたくさんいるので、美的感覚と洗練さを磨き、視野を広げて、各々の個性を育くんでほしいです。成長した彼ら、と世界の舞台で再会できるのを楽しみにしています。

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ユニチカの繊維は「失ってはならない宝」

ユニチカは11月28日、祖業の繊維事業から撤退すると発表した。金融機関への債権放棄などを含む870億円の金融支援に加え、官民ファンドの地域経済活性化支援機構(REVIC)から第三者割当増資と融資枠で約350億円を調達。繊維事業の撤退費用などの経営再建に充てる。ユニチカは、2014年にも金融支援などを受け、リストラを進めてきたが、経営再建には至らず、2025年3月期は売上高1200億円、純損失103億円と2期連続の大幅赤字となる見通しだった。抜本的な経営再建のためには、低収益でこの数年は赤字の続いた繊維事業からの撤退は不可避だったとも言える。不振の繊維事業から撤退し、高収益のフィルム事業に経営資源を集中させ、28年3月期に黒字化、30年3月期に売上高700億円、営業利益65億円を目指す。

ただ、撤退するとはいえ、ユニチカの繊維事業に価値がないわけではない。むしろ宝の山とさえ思う。

ユニチカはかつて、祖業である繊維事業を軸に多くの輝かしい実績を誇ってきた。ピーク時には日本だけでなく、ASEANや中国、遠いブラジルなどの南米にも多数の拠点を構える名門企業で、1960年代に世界の女子バレーボール界を席巻し、「東洋の魔女」とも言われた女子バレーの日本代表の大半はユニチカの女子バレー部所属だった。

昭和初期から中期まで全盛期を誇った日本の繊維産業はアジアを始めとした新興国から追い上げられ、次第に勢いを失った。ポリエステルやナイロンなどの合成繊維を主軸とする東レや旭化成などの合繊メーカーが、原料である高分子の研究開発技術をベースに、フィルムや樹脂、医療・医薬品、炭素繊維複合材料など事業の多角化を進めた一方、綿紡績などをルーツとするユニチカや東洋紡は天然繊維事業のリストラに経営資源を費やすことになり、多角化に遅れた。ユニチカの社史によると、1974〜82年のわずか8年間で、赤字や構造改革のために1000億円以上の固定資産や有価証券の売却に追われた。

天然繊維と合繊を融合した名品も

天然繊維事業のリストラに苦しんだユニチカだが、その一方で、天然繊維と合成繊維を融合した画期的な新素材も数多く生んできた。来年で50周年を迎えるポリエステルをコットンで包みこんだ複合繊維「パルパー」はその代表選手だ。イージーケアや耐久性といったポリエステルの特徴を持ちながら、風合いやタッチはコットンという両者の長所を最大限に生かせる「パルパー」は、今なお業界関係者から高い支持を得ている。

また、ユニチカの研究開発力は素材メーカの中でも高い。ユニチカはサステナブル素材の先駆けとして、1998年にとうもろこしなどの穀物を原料にした合成繊維であるポリ乳酸(PLA)繊維「テラマック」の商業生産をスタートし、PLA繊維を世界で最も早く商業化した企業だ。また、英リバティの定番素材にもなっている「タナローン」、現在でも世界最高クラスの細番手の300番単糸を誇るスビンゴールド綿糸「舞鳳凰」など、今でも同社の技術力は世界レベルにある。

繊維事業の今後は?

今後の焦点は、切り離されるユニチカの繊維事業の今後だろう。

大手素材メーカーの繊維事業の継承としては、繊維事業を中心とした粉飾決算が表面化し、経営破綻したカネボウだ。化粧品は花王が買収する一方で、繊維事業はセーレンが買収した。当時のセーレンは勢いがあったとはいえ、大手素材メーカーの繊維事業を買い取るのはある種の博打とも見られていた。だが、セーレンは買い取った繊維事業をKBセーレンとして見事に再建。カネボウ時代から蓄積してきた紡糸技術の高さが生きており、産業資材向けの研磨布や特殊なスパンデックス不織布を用いた湿布基布などを展開し、直近の2024年3月期決算では売上高155億円に対し、純利益15億円。純利益率が10%に達する高収益企業に生まれ変わっている。

製造業、特に繊維の素材メーカーの場合、事業環境が悪化すると、市場を開拓する営業やマーケティング部門の人員が削られていく。効率的な事業運営のために定期的に売り上げの見込める用途や取引先に絞り込む一方、営業やマーケティングは一人で複数の業種を受け持ち、数十トンの取引を営業が一人で担当する、ということも珍しくない。ただ、そうなると絞り込んだ用途や市場が悪化すると一気に採算も悪化する。特に現在のように市場や技術の移り変わりが激しいと、数年単位、あるいは1年で事業環境が激変することも珍しくない。

こうした状況は、必ずしも技術が弱い、あるいは競争力が低いということとイコールではない。むしろ市場を開拓する機能がないために埋もれてしまっている、ということの方が多い。ユニチカの場合、先に上げた「パルパー」「舞鳳凰」「テラマック」はいずれも業界関係者の評価は高く、惜しむ声は多い。セーレンが思い切った絞り込みと市場開拓によって、KBセーレンを高収益企業に生まれ変わらせたように、ユニチカの繊維事業にも多くの可能性が残っている。

以前、岡山県総社市の常磐工場に行ったことがある。「パルパー」や「舞鳳凰」の生産工場だ。1951年(昭和26年)設立の古き良き昭和の名残を留める同工場の入口はきれいに刈り取られた芝生のロータリーがあり、古い小学校のようなオフィスの正面入口を通って中に入ると、ピカピカに磨き上げられた木の床はギシギシと音を立てた。敷地内の建物や設備は一見、古びてはいても、どこもきれいに磨き上げられ、繊維の技術と同様に、大切に継承されてきたことが一目でわかる。国内外で数多くの繊維工場を見てきたが、文化遺産クラスの最も美しい工場の一つだった。

特に現在は大手アパレルのワールドが繊維商社のOEM事業を買収する、業界・業際の垣根を超えた合従連衡の時代だ。また、事業の譲渡先は必ずしも国内だけに限定する必要もない。ユニチカが130年もの間培ってきた繊維の技術を残すことこそが最も重要だ。国内外の企業により、ユニチカの繊維事業が新たに再生することに期待したい。

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メディアと編集者に必要なもの

毎週発行している「WWDJAPAN」は、ファッション&ビューティの潮流やムーブメントの分析、ニュースの深堀りなどを通じて、業界の面白さ・奥深さを提供しています。巻頭特集では特に注目のキーワードやカテゴリー、市場をテーマに、業界活性化を図るべく熱いメッセージを発信。ここでは、そんな特集を担当記者がざっくばらんに振り返ります。(この記事は「WWDJAPAN」2024年11月25日号からの抜粋です)

利川:毎年恒例のメディア特集は、ナンバーワンがテーマです。不況といわれる中で、支持を得るメディアは、どんな編集者により、どんなナンバーワンな独自性が作られているのかを探りました。

大塚:個人も自由に情報発信できる現代において、読者やクライアントから信頼されるメディアが磨いてきたナンバーワンは何か。取材を通じて何が印象に残りましたか?

利川:児島幹規さん(「装苑」)、塚本香さん(「ハーパーズ バザー(HARPER'S BAZZAR)」)、向千鶴さん(「WWDJAPAN」)の元編集長鼎談が面白かったです。児島さんが「今の編集者はウェブも紙もあってやることが多いけど、ブレないものがあるメディアの方が強い」と語っていて、「媒体の“王道”を貫く」という言葉が、心に刺さりました。大塚さんはいかがでしたか?

大塚:「ナンバーワンに大事なものは何ですか?」と聞くと、複数の取材で「人です」と返ってきたことです。編集者だけでなく、関わっている人も含めて、原点は「人」。「誰が作ったか」が大事だというところは、何も変わっていないし、やっぱりそうなんだなと思いました。

偏愛的な部分の価値が出てくる時代

利川:そういう意味では、ナンバーワンを目指す新興メディアとして取材した、「芸人雑誌」の福田駿編集長は、まさに「人」がコンテンツを作る、の典型でしたね。毎号、紙質もサイズも変わるし、タイミングもバラバラですごく自由。オススメのコントユーチューブのQRコードを40個くらい並べたページ作りは衝撃でした。

大塚:「強みは何だと思いますか?」と聞いたら、「当て勘」という返答でしたね。まだ売れていない芸人を見て、「この人は売れるんじゃないか」と分かる直感みたいなものが優れているのではないかということでしたが、どの分野でも同じですよね。それだけ好きだから、当てられるわけで。何に興味を持ち続けてきたかの個人の原点、偏愛的な部分の価値が出てくる時代だなと思いました。

利川:読者との結びつきも大事ですよね。読者が求めているものにどう応えるかに、こだわりを持って真摯に向き合うというのも、生き残るメディアの条件だと思いました。編集部員によるインスタライブや編集部員がもてなす飲み会の開催など、近年編集者と読者の距離もより近くなってきていると感じます。編集者の個性や偏愛を磨くことが、そのメディアの強さにつながっていくのですね。私もがんばります!

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旬の“進化系プレッピー”は大胆な着崩しがカギ【2024-25年秋冬トレンド】

アメリカの学生ルックに起源を持つ“プレッピー”スタイルが盛り上がっています。従来のプレッピーはきちんと感を保ちながら、少し着崩すところが持ち味でしたが、今シーズンはさらに踏み込み、“お約束を裏切る”ミックスコーディネートが台頭。一見、プレッピーを崩したとは分からないほどのアレンジが広がってきました。今回は、盛り上がる“ネオ・プレッピー”のコーディネート術を欧米ブランドのランウエイからピックアップしてみました。

「ラバンヌ(RABANNE)」は、シャツにチェック柄のジャケットを重ねたオーソドックスなプレッピースタイルに、ファーアウターをオン。さらに、チェック柄のミニスカートからはビジュー付きタイツをのぞかせて、ビジュー付きバッグも合わせて華やさを添えました。
ビンテージ感と愛らしさを兼ね備えた新顔プレッピーです。

ミニスカのコケット感と
ロングコートの凜々しさを融合

  

進化形プレッピーは、オーソドックスな基本形をもう一段着崩すのがポイント。もともとアイビースタイルを崩したのがプレッピーですが、さらに“コケット”や“フェティッシュ”といった別のテイストとミックスするアレンジが鮮度を高めています。

りりしいロング丈のチェスターコートで意外性を引き出したのは、「エリザベッタ フランキ(ELISABETTA FRANCHI)」。プレッピーの定番アイテムであるストライプシャツに、チェック柄のミニスカートを合わせて、キュートな印象に仕上げました。スエットシャツにはブランドロゴをあしらい、黒ストッキングでなまめかしさも添えています。

ボトムスで意外性を投入
定番×グラマラスのずらしコーデ

新顔プレッピーの崩しどころはボトムスにあります。シャツやブレザー、スタジアムジャンパーなどの定番アイテムを軸に、サプライズなボトムスでお決まりのパターンをアレンジ。思い切ってひねりを加えるのがコツです。

「アンダーカバー(UNDERCOVER)」は、定番プレッピーの白シャツにスエットを重ね着しました。大学生のような眼鏡とバッグに対し、ミニスカートはキラキラ&ふさふさのシャギー仕立て。裾もアシンメトリーで動きを加え、タイツでレッグラインをすっきり見せて、ボリュームの落差を際立たせました。

アレンジの幅を広げるシャツ1点投入
控えめプレッピーでカジュアルリッチ

アイテム数を減らしてプレッピー濃度を下げると、アレンジの幅が広がります。カレッジのイメージが薄まる分、シーンを選ばず着用できます。おすすめはシャツの1点投入です。

「アナ スイ(ANNA SUI)」は、チェック柄のシャツにプレッピー感を託しました。丸襟とブローチ、垂らしたリボンがフェミニンなムード。ツイード生地のミニスカートには、ガーリーさとトラッド風味が同居しています。ロングブーツ風のレッグウォーマーも、同じ素材で統一。同色のハンチングが視線を引き上げる効果を発揮しています。

複数テイストを合わせて
“崩しプレッピー”

良家の子女のような雰囲気がプレッピーの持ち味ですが、ダークなミステリアス、快活なスポーティーなど、別のムードを加えるとこなれた具合に整います。複数のテイストを組み合わせてミックスコーディネートすれば、プレッピーさが薄まり、趣が深まります。

プレッピーの代名詞スタジャンをまといながらも、プレッピーさを抑えた「GCDS」は、ミックスコーデのお手本です。赤いネクタイのおかげで、タイドアップもかしこまって見えません。異素材使いのカーゴパンツは、色柄も多彩。型にはまらない“崩しプレッピー”スタイルの完成です。

ポジティブカラーでフレッシュに
レトロかわいくひとひねり

アイビー譲りの落ち着いた配色を避け、明るい色を取り入れると、プレッピーさも様変わりします。チェック柄のような鉄板モチーフも、カラー次第で別の印象に。きちんと感を保ちながら、装いを弾ませるポジティブな色使いなら、はつらつとした印象をもたらしてくれます。

「ケイト・スペード ニューヨーク(KATE SPADE NEW YORK)」は、チェック柄のセットアップを披露しました。一見すると王道アイテムですが、グリーン、ブルー、イエローのカラーが響き合い、楽観的なムード。ビッグモチーフのプリントTシャツが、程よい抜け感を与えています。毛足の長い素材が穏やかなたたずまいを醸し出し、どこかレトロなスタイルに仕上がっています。

鉄板スタイルを持つプレッピーだからこそ、少しのひねりで印象もガラリとスイッチ。キュートにもミステリアスにもアレンジ可能なので、着こなしのレパートリーを格段に広げられます。ずらしたり、薄めたり、プレッピーさをあえて遠ざけるスタイリングで、ミックスコーディネートの扉を開いてみてください。

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旬の“進化系プレッピー”は大胆な着崩しがカギ【2024-25年秋冬トレンド】

アメリカの学生ルックに起源を持つ“プレッピー”スタイルが盛り上がっています。従来のプレッピーはきちんと感を保ちながら、少し着崩すところが持ち味でしたが、今シーズンはさらに踏み込み、“お約束を裏切る”ミックスコーディネートが台頭。一見、プレッピーを崩したとは分からないほどのアレンジが広がってきました。今回は、盛り上がる“ネオ・プレッピー”のコーディネート術を欧米ブランドのランウエイからピックアップしてみました。

「ラバンヌ(RABANNE)」は、シャツにチェック柄のジャケットを重ねたオーソドックスなプレッピースタイルに、ファーアウターをオン。さらに、チェック柄のミニスカートからはビジュー付きタイツをのぞかせて、ビジュー付きバッグも合わせて華やさを添えました。
ビンテージ感と愛らしさを兼ね備えた新顔プレッピーです。

ミニスカのコケット感と
ロングコートの凜々しさを融合

  

進化形プレッピーは、オーソドックスな基本形をもう一段着崩すのがポイント。もともとアイビースタイルを崩したのがプレッピーですが、さらに“コケット”や“フェティッシュ”といった別のテイストとミックスするアレンジが鮮度を高めています。

りりしいロング丈のチェスターコートで意外性を引き出したのは、「エリザベッタ フランキ(ELISABETTA FRANCHI)」。プレッピーの定番アイテムであるストライプシャツに、チェック柄のミニスカートを合わせて、キュートな印象に仕上げました。スエットシャツにはブランドロゴをあしらい、黒ストッキングでなまめかしさも添えています。

ボトムスで意外性を投入
定番×グラマラスのずらしコーデ

新顔プレッピーの崩しどころはボトムスにあります。シャツやブレザー、スタジアムジャンパーなどの定番アイテムを軸に、サプライズなボトムスでお決まりのパターンをアレンジ。思い切ってひねりを加えるのがコツです。

「アンダーカバー(UNDERCOVER)」は、定番プレッピーの白シャツにスエットを重ね着しました。大学生のような眼鏡とバッグに対し、ミニスカートはキラキラ&ふさふさのシャギー仕立て。裾もアシンメトリーで動きを加え、タイツでレッグラインをすっきり見せて、ボリュームの落差を際立たせました。

アレンジの幅を広げるシャツ1点投入
控えめプレッピーでカジュアルリッチ

アイテム数を減らしてプレッピー濃度を下げると、アレンジの幅が広がります。カレッジのイメージが薄まる分、シーンを選ばず着用できます。おすすめはシャツの1点投入です。

「アナ スイ(ANNA SUI)」は、チェック柄のシャツにプレッピー感を託しました。丸襟とブローチ、垂らしたリボンがフェミニンなムード。ツイード生地のミニスカートには、ガーリーさとトラッド風味が同居しています。ロングブーツ風のレッグウォーマーも、同じ素材で統一。同色のハンチングが視線を引き上げる効果を発揮しています。

複数テイストを合わせて
“崩しプレッピー”

良家の子女のような雰囲気がプレッピーの持ち味ですが、ダークなミステリアス、快活なスポーティーなど、別のムードを加えるとこなれた具合に整います。複数のテイストを組み合わせてミックスコーディネートすれば、プレッピーさが薄まり、趣が深まります。

プレッピーの代名詞スタジャンをまといながらも、プレッピーさを抑えた「GCDS」は、ミックスコーデのお手本です。赤いネクタイのおかげで、タイドアップもかしこまって見えません。異素材使いのカーゴパンツは、色柄も多彩。型にはまらない“崩しプレッピー”スタイルの完成です。

ポジティブカラーでフレッシュに
レトロかわいくひとひねり

アイビー譲りの落ち着いた配色を避け、明るい色を取り入れると、プレッピーさも様変わりします。チェック柄のような鉄板モチーフも、カラー次第で別の印象に。きちんと感を保ちながら、装いを弾ませるポジティブな色使いなら、はつらつとした印象をもたらしてくれます。

「ケイト・スペード ニューヨーク(KATE SPADE NEW YORK)」は、チェック柄のセットアップを披露しました。一見すると王道アイテムですが、グリーン、ブルー、イエローのカラーが響き合い、楽観的なムード。ビッグモチーフのプリントTシャツが、程よい抜け感を与えています。毛足の長い素材が穏やかなたたずまいを醸し出し、どこかレトロなスタイルに仕上がっています。

鉄板スタイルを持つプレッピーだからこそ、少しのひねりで印象もガラリとスイッチ。キュートにもミステリアスにもアレンジ可能なので、着こなしのレパートリーを格段に広げられます。ずらしたり、薄めたり、プレッピーさをあえて遠ざけるスタイリングで、ミックスコーディネートの扉を開いてみてください。

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「オン」「ホカ」「ナイキ」等17ブランド25年シューズ一挙見せ! 米の有力ランニング見本市「TRE」

米テキサス・オースティンの見本市会場で年1回開かれている「ザ・ランニング・イベント(The Running Event以下、TRE)」は、2006年にスタートしたロードランニングやトレイルランニング、アウトドア分野のシューズやアパレルの総合展示会だ。2024年は11月19〜21日に行われ、ランニング市場の主要プレーヤーから新興系まで約350ブランドが出展。バイヤーはもちろん、「ランニング市場のここ数年の急成長を背景に、視察に訪れた大手小売業の経営陣も多かった」とBCEコンサルティングのマット・パウエル(Matt Powell)シニアアドバイザーは振り返る。「ランニングカテゴリーがスニーカービジネスで今一番勢いがあり、その波に乗ろうとしている人の多さを表している」と分析する。

ランニング市場拡大の背景には、ランニング人口がグローバルで増加していることはもちろんあるが、シューズ単価が上がり続けていることも大きく影響している。単価上昇は“スーパートレーナー”シューズの急増による部分が大きい。最新テクノロジーを搭載したスーパーシューズがレース当日だけでなく、一般ランナーの日々のトレーニングでも支持されるようになっており、それが単価上昇につながっている。

「オン(ON)」や「ホカ(HOKA)」がイノベーション(技術革新)によって従来のスニーカー業界に創造的破壊を引き起こしてきたことが象徴するように、今、このマーケットでは、プレーヤー各社が最新テクノロジーを生み出すために切磋拓磨を重ねている。「TRE」で注目を集めていた、各社の25年向けシューズを紹介する。

【ON】
Cloudboom Max

「TRE」で最も注目を集めていたシューズの1つと言っていいのが「オン」が発表した“クラウドブーム マックス(Cloudboom Max)”だ。パリ五輪の女子マラソンで、「オン」の最新シューズを履いたヘレン・オビリ(Hellen Obiri)選手が銅メダルを獲得したことは記憶に新しいが、“クラウドブーム マックス”で「オン」が念頭に置いたのは、トップアスリートではなく平均的なランナー。ソールに入れたプレート“スピードボード”のしなりを調節し、一般ランナーがレース当日にケガの心配なく履けるスーパーシューズを開発した。市場の空白を埋める存在になると期待する。8月発売で、価格は230ドル(約3万5420円)だ。

【HOKA】
Mafate X

「ホカ」は“マファテ X(Mafate X)”を発表した。“マファテ”は「ホカ」のフラッグシップモデルの1つであるトレイルランニングシューズだが、新作はカーボンファイバープレート搭載。クッション性の高いEVAフォームのソールとPEBAの足入れ部でカーボンプレートを挟んでいる。通気性の高いアッパー素材もポイント。5月発売で、255ドル(3万9270円)。

【UNDER ARMOUR】
Infinite Mega

近年シューズを強化している「アンダーアーマー(UNDER ARMOUR)」は、多くのランナーが思わず立ち止まるようなデザインのシューズを発表した。「アンダーアーマー」出身の業界のベテラン2人が独立して創業したシューズブランド「スピードランド(SPEEDLAND)」とのコラボレーションで開発した、“インフィニット メガ(Infinite Mega)”だ。スキーやスノーボードブーツに使われるBoaダイヤルを2つ搭載し、ダイヤルを回して足にフィットさせる構造で、かかとのフィット感がカスタマイズできる。1月発売で250ドル(約3万8500円)。

【MERRELL】
Adapt Matryx

米アウトドアブランド「メレル(MERRELL)」は、トップアスリートと開発する“メレル テスト ラボ”ラインの“アダプト マトリックス(Adapt Matryx)”でトレイルランニングシューズの新作を見せた。“フロートプロプラス”フォームを採用した厚底のミッドソール、耐摩耗性を誇る素材“マトリックス”のアッパー、“ビブラム メガグリップ”のアウトソールが特徴で、さまざまな地形での安定した走りを追求。5月発売で180ドル(2万7720円)。

【SALOMON】
S/Lab Ultra Glide

「サロモン(SALOMON)」は、8月に仏モンブランのトレランレース「UTMB」の展示会で発表していたモデル、“エスラボ ウルトラ グライド(S/Lab Ultra Glide)”を「TRE」でも目玉として展示した。“エスラボ”はエリートアスリート向けに開発する製品群だが、“エスラボ ウルトラ グライド”は、トップランナーだけでなく一般ランナーも履けるよう快適さにフォーカスして設計。ブランドが“リリーブスフィア”と名付けた、アウターソールの半球が連なるような形状が特徴。2月発売で250ドル(約3万8500円)。

【SAUCONY】
Endorphin Elite 2

老舗ブランドの米「サッカニー(SAUCONY)」は、日本ではクラシックスニーカーのイメージが強いが、近年スーパーシューズの文脈でも名前を聞く機会が増えている。4月に開催されるワールドマラソンメジャーズ(マラソンの世界6大大会)の1つ、ボストンマラソンに先駆けて、3月に“エンドルフィン エリート2(Endorphin Elite 2)”を発売する。最大の特徴は、“インクレディラン”フォームを採用したミッドソール。柔らかさと反発力を両立しており、カーボンファイバープレートも搭載している。275ドル(約4万2350円)。

【BROOKS】
Glycerin 22

「ブルックス(BROOKS)」は米国のランニング専門店での売り上げシェア1位を誇り、一般ランナーから厚い支持を集める老舗ブランド。人気の“グリセリン(Glycerin)”シリーズの最新モデル、“グリセリン 22”を2月に発売する。ブランド独自の“DNAチューンドミッドソール”で快適な履き心地を提案する。165ドル(約2万5410円)。

【ALTRA】
Lone Peak 9+

09年に創業し、18年からVFコーポレーション傘下の米「アルトラ(ALTRA)」。日本ではトレランシューズがランナーだけでなく、ウルトラライト志向の登山客にも広く支持されている。好評モデルの最新作“ローン ピーク 9+(Lone Peak 9+)”は“ビブラム メガグリップ”アウトソールと、頑強なリップストップ素材のアッパーが特徴。3月にアウトドア専門店チェーンのREIの独占で発売し、その後他の小売店での販売も開始予定。155ドル(約2万3870円)。

【LA SPORTIVA】
Prodigio Pro

伊ドロミテで1928年に創業した「スポルティバ(LA SPORTIVA)」は、登山靴やトレランシューズ、クライミングシューズなどを手掛ける山岳ブランド。今回の「TRE」では、3月に195ドル(約3万30円)で発売するトレイルランニング用スーパーシューズ“プロディジオ プロ(Prodigio Pro)”を発表した。柔らかく反発性の高いミッドソールが特徴。アウトソールのラグ(滑り止めの凹凸)は4ミリメートルで、ブランドとしてこれまでで最もグリップ力を高めたという。

【DIADORA】
Nucleo 2

伊スポーツブランド「ディアドラ(DIADORA)」は、登山靴メーカーとして創業し、現在はサッカーやテニスといった多様なカテゴリーやライフスタイルもカバーする。25年は、人気ランニングブランドにも負けないシューズを投入する予定。最注力モデルは、高いクッション性を備えた一般ランナー向けのトレーニングシューズ“ニュークレオ 2(Nucleo 2)”で、これは例えば、「ホカ」のロードランニング用の人気シリーズ“クリフトン(Clifton)”を競合として意識しているという。1月から2カ月ごとに新色を投入予定で、160ドル(約2万4640円)。

【TRACKSMITH】
Eliot Racer

「トラックスミス(TRACKSMITH)」は、14年に米ニューイングランドでスタートした新興ランニングブランドであり、トラッドムードのレトロなアパレルやシューズがファッショナブルなランナーから支持されている。「TRE」で発表したスーパーシューズの“エリオット レーサー(Eliot Racer)”は、クッション性の高いミッドソールを搭載していながら、つま先接地で走ればかつての薄底ランニングシューズのように見えるとブランドはコメント。重量は片足で210グラムほど。3月発売で280ドル(約4万3120円)。

【VEJA】
Condor 3 Advanced

「Bコープ」認証を取得し、サステナビリティに注力する仏スニーカーブランド「ヴェジャ(VEJA)」も「TRE」に出展し、多用途で使えるランニングシューズ“コンドル 3 アドバンスド(Condor 3 Advanced)”を発表した。エネルギー効率を高めるためにソールにEVAダイナミックプレートを搭載、前モデルと比較してつま先部分に余裕を持たせている。2月に200ドル(3万800円)で黒を発売し、秋以降、カラー展開が増える予定。

【ADIDAS】
Adizero Adios Pro 4

大手スポーツメーカーももちろん「TRE」には勢ぞろいしていた。「アディダス(ADIDAS)」は“アディゼロ アディオス プロ4(Adizero Adios Pro 4)”(日本では11月27日に先行発売済み、販売価格2万8600円。一部カラーのみ1月発売)を展示。トップアスリートだけでなく、タイムを求める一般ランナーも対象にしたレース用スーパーシューズだ。“アディゼロ”シリーズから、トレーニング用スーパーシューズの“アディゼロ エヴォ SL(ADIZERO EVO SL)”も24年秋に発売済み(日本での販売価格は1万9800円)。

【PUMA】
Fast-RB Nitro Elite

「プーマ(PUMA)」は21年にパフォーマンスランニング分野の再強化に着手して以来、ホットなブランドとなっており、あらゆるレベルのランナーに向けてシューズを開発している。25年のハイライトは、24年8月に発売したスーパーシューズ、“ファストアールビー ニトロ エリート(Fast-RB Nitro Elite)”のアップデート版を1月に発売すること。モデル名の“アールビー”は、常識破り(rule breaking)を意味する。8月発売モデルにはアッパーのシューレースがなかったが、アップデート版はシューレースを付け、フィット感をカスタマイズできるようにした。350ドル(約5万3900円)。

【ASICS】
Gel-Nimbus 27

「アシックス(ASICS)」が「TRE」でフォーカスしていたのは、人気シリーズの1つ“ゲルニンバス(Gel-Nimbus)”の最新モデル“ゲルニンバス27“だ。実績のあるこのシリーズは、“FFブラスト+”フォームでできた単一ミッドソールのかかとにゲルを封入している。前作に比べ、ミッドソールを2ミリメートル厚くしてクッション性をより高めているのにも関わらず、重さは変わっていない。1月発売で165ドル(約2万5410円)。

【NEW BALANCE】
880 v15

「ニューバランス(NEW BALANCE)」は、3月に“880 v15”を140ドル(約2万1560円)で発売する。毎日走る相棒となるような、ケガから守ってくれるシューズとブランドは表現しており、前作からアウターソールのパターンを調整し、ミッドソールも少し厚みを増している。

【NIKE】
Vomero 18

「ナイキ(NIKE)」は17年にカーボン入り厚底シューズを投入し、ランニング市場に革命を起こしたが、近年はイノベーションの苦境にあり厳しい目を向けられている。25年はランニングシューズを3本柱に集約し、トップアスリートだけでなく多くのランナーが自分に合ったシューズを見つけられるようにする。1つ目の柱は“ストラクチャー(Structure)”シリーズに代表されるサポート力のあるクッショニングのシューズ、2つ目は“ペガサス(Pegasus)”に代表される反発力あるクッショニングシューズ、3つ目は“ボメロ(Vomero)”に代表される最大クッショニングのシューズだ。特に25年は“ボメロ”に注力し、最新の“ボメロ 18”は150ドル(約2万3100円)で発売。25年秋には“ボメロ プラス”をリリースし、その後プレミアムバージョンも出す予定という。

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障がい者との交流を通して「ファッション」の新しいカタチを知る「ファッション・フォームズ」

11月16日に茨城県つくば市の福祉機器展で、ファッションディレクターの山口壮大がプロデュースした映像作品「ファッション・フォームズ(Fashion Forms.)」が上映された。障がいを持つ当事者と、「ポト(POTTO)」「ヒダカ(HIDAKHA)」「エタブルオブメニーオーダーズ(Eatable of Many Orders)」「ハイドサイン(HIDESIGN)」、山口ディレクターの5組のデザイナーが、当事者のための「1着の服」を作り、その過程を記録したドキュメンタリー作品になる。昨年に引き続き2回目となる本プロジェクトは、前回同様、山口ディレクターと障がい者の子どもを持つ五十嵐純子さんの2人が共同でプロデュースした。車椅子のファッションジャーナリスト徳永啓太が取材した。

錦織陽茉里(ひまり)×山本哲也「ポト」デザイナー

岡山を拠点に自らデザインし、縫製し売る「ポト(POTTO)」の山本哲也デザイナーは、体が弱く1人で歩くのが困難な錦織陽茉里(ひまり以下、ひまりちゃん)のためにスタイリスト山本モナ氏と始まった「ポトショー(POTTO show)で展開しているツナギを提案。ひまりちゃんは家で両足とお尻を上手く使いながら移動するためデニム生地でも破けてしまうほど。女の子らしい服装はしたことのないひまりちゃんに着心地と摩擦の耐久性を優先し人工のスエード生地を採用。シワになりづらく家庭で洗えるという実用性も兼ね備えている。その日の気分でひばりちゃんが自分の意思で選べるように5色、5パターンのフリルやギャザーのついたツナギにより、着心地と耐久性を両立しながらも外でも自信を持って着られる一張羅が完成した。

山田流斗(りゅうと)×日高俊「ヒダガ」デザイナー

「既知への発見」をコンセプトにアクセサリーやバックを中心にものづくりをする「ヒダガ(HIDAKA)」の日高俊デザイナーは、外出する際に吸入器や着替えなど荷物が多くなってしまう山田流斗(りゅうと)さんの車椅子に掛けられるバックを提案。毎日流斗さんの介助をしている母・佳子さんは日々必要に応じた大きさのバックなどを購入するものの、吸入器が入るちょうど良いサイズがないことや見た目のばらつきに悩み抱えていた。一つ一つ悩みのポイントを解決するために対話を重ねながらも既存で販売しているものの中からリメイクする形で「ヒダカ」のアイデアを加えて、出かける際に必要なものがぴったり入りつつも全体を黒で統一し見栄えも整えた。

川島映利奈×新居洋子「エタブルオブメニーオーダーズ」デザイナー

熱海を拠点とし「食べられるような素材選び」をコンセプトにした「エタブルオブメニーオーダーズ(Eatable of Many Orders)」の新居洋子デザイナーは、重度障がいを患っていても自立して生活を送れるようサポートする、「つくば自立生活センターほにゃら」の代表である川島映利奈さんが着てみたいワンピースを製作した。既成のワンピースだと車椅子に座った際に丈が上がってしまうため長さを調整する必要があった。そして日常的に解除を必要とするため専属のヘルパーが着させやすくて年齢にあった大人の気品あるものを希望していた。川島さんの好みを伺いつつも肌触りの良い天然の染物を採用し人前でお話しするイベントでも堂々と着られるワンピースが完成し、サポート団体の代表としての身なりを整えることができた。

板垣春希×山口壮大

「ファッション・フォームズ」のプロデューサーでありファッションディレクターの山口壮大氏は、普段から車椅子に乗り、親元を離れ大学の寮で生活を始めた板垣春希さんがファッションに対して奥手になっていることをキャッチし一緒に古着屋に出向き彼に似合うスタイリングを提案した。特別支援学校では服装に気にかけることがなかったため、大学生活が始まるとこれまでにない華やかさに動揺を隠しきれない様子だった。そんな春希さんのファッションへの恐れをほぐしつつも実際に試着してもらいながらスタイリングを考案。発起人の五十嵐さんを含む5名の女性に春希さんの新しいスタイルに対する客観的な印象を答えてもらうことでファッションで自分を表現することを育み、自己肯定感を後押しした。最終的に春希さんはその後、自ら購入する際にウイメンズのパンツを買うこともあるほど、「上級者テク」を使いこなすようになった。

池延一瑳×吉井秀雄「ハイドサイン」代表兼デザイナー

作業服から飲食店の制服など企業向けのユニフォームをデザインしている「ハイドサイン(HIDESIGN)」吉井秀雄・代表兼デザイナーはパタンナー笹田英和氏、縫製チームリーダー小出涼子氏とともに、池延一瑳さんの母・光代さんの希望である寝たっきりの息子に成人式でも着られるハレ着・スーツを製作した。「誰1人として着れない人を作らない」を企業理念としているハイドサイン。気管切開チューブを邪魔しないようにシャツは襟とボディをセパレート、ジャケットは前見頃だけにして左右をセパレートし首元に施したマジックテープでドッキングできるような設計を考案。寝たっきりで肩の可動域が狭くても一生で一度の「ハレの日」に着れるスーツが完成したことでご本人のみならずご家族の顔が晴れやかになった。

約5カ月間、月2〜3回つくばを訪れ、服と映像作品を制作

山口ディレクターは約5カ月間、映像ディレクターとアシスタント、時にはデザイナーも一緒に月2〜3回のペースでつくばを訪れ、作品と服を完成させた。「ファッションに向き合うことは、姿形だけではなく相対する方の環境や人生に眼差しを向けることができる行為。美しさの有り様は多様だからこそ、当事者のために作る1着に深く納得したい気持ちがあった。自然と密なコミュニケーションになり、結果的に当事者やご家族の置かれている環境と向き合うことになった」と山口ファッションディレクター。

2023年から始まった本プロジェクトを私は2年続けて取材をしたが、作品からは前回より当事者とその家庭の環境、福祉の制度などさまざまな事情が垣間見れた。マジョリティが決めた常識が、マイノリティな身体を持った人を社会の隔てていることに、僕らの身近なファッションを通じて気付かされる映像作品になっている。

特に今回は、パーソナルなファッションの問題から当事者が持つ背景や社会との問題にまで触れているように感じた。作中で「エタブルオブメニーオーダーズ」の新居デザイナーが「『薬を服用する』という言葉の中には、『服』という文字が入っている。それには意味がある」と触れていたことが印象深い。服が、「当事者のメンタルヘルスをケアする」ということもファッションの役割と力であり、その後の人生を設計し生活をリ・デザインする力すらあるのだと、改めて考えさせられた。山口ディレクターの「ファッションはツール」であるというスタンスは、山口ディレクターが担当した春希さんの口からも出て、その考え方が伝承されてた。「たかがファッション、されどファッション」だ。ファッションは人生を変える力がある。表層的な問題解決で終わらせず、当事者と社会との問題まで広げられたことが、この作品の真価であり、奥行きの深さだと感じた。

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「ゴアテックス」「パタゴニア」らアウトドア関連各社が製品ケアの取り組み強化 PFAS規制背景に

世界的にPFAS(ピーファス)規制が強まっている。PFASは1万種以上あるとも言われる有機フッ素化合物の総称で、安定性が高く水や油をはじく性質が重宝されて、衣料品のはっ水・防水加工にも長らく使われてきた。しかし、分解されづらく環境残留性が高い点が指摘されており、欧州や米国の一部州で規制が先行している。衣料品の中でも特に、高精度のはっ水・防水性能が求められるのがアウトドア領域だ。PFAS規制によって高山や厳しい天候下での着用を想定したハードシェルの性能が落ちるようなことがあっては、人の命にも関わる。高いパフォーマンス性とPFASフリーを両立するため、アウトドア関連各社が製品ケアの面で取り組みを深めている。

防水・透湿・防風性を備え、アウトドアからライフスタイル領域まで数多くのブランドが使用している素材が「ゴアテックス(GORE-TEX)」だ。よく知られているように同素材は3層構造で、メンブレンと呼ぶ真ん中の膜が防水・透湿・防風性能のキモとなっている。「ゴアテックス」は従来、メンブレンと表面加工のはっ水剤にPFASを使用してきたが、10年以上をかけて従来と同じレベルの機能性とPFASフリーを両立する新素材を研究。PFASに代えて延伸ポリエチレン(EXPANDED POLYETHYLENE、略称ePE)を使うメンブレンを開発した。

「ゴアテックス」では、はっ水剤については先行して2018年からPFASフリーへ順次切り替え。メンブレンについては22年秋冬に一般アウトドア向け製品でePEに切り替え、23年秋冬はより高い性能が求められるパフォーマンス製品で切り替えを開始した。24年秋冬時点では、アウトドアのスペシャリスト向けの最高性能が求められる「ゴアテックス プロ」を除いて切り替えが済んでおり、その「ゴアテックス プロ」も25年秋冬は全てePEになる。これでPFASフリーを達成し、連動して「アークテリクス(ARC’TERYX)」「ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)」をはじめ多くのブランドもPFASフリーとなる。

「はつ油性は持ち合わせていない」

「ゴアテックス」はePEメンブレンへの切り替えによって、PFASフリーと共に製造過程におけるCO2排出量削減も実現(使用する表地・裏地によって異なるが、Higg MSI測定で従来製品より12〜42%の削減)。また、ePEメンブレンは従来のメンブレンよりも薄く軽くしなやかという特徴を持ち、「ゴアテックス」特有のゴワゴワした肌触りも軽減される。そのように優れた部分は多いが、1点だけ、「フッ素化合物が分子構造的に持つはつ油性(油をはじく性質)だけは、ePEメンブレンもPFASフリーのはっ水剤も持ち合わせていない」(平井真理子 日本ゴア マーケティングコミュニケーション担当)のだという。

はつ油性が無くても、「ゴアテックス」の防水・透湿・防風性が損なわれることはないが、皮脂などの汚れはつきやすくなる。汚れがつくとはっ水性が低下し生地表面が濡れやすくなり、製品内部に水が侵入していなくても、冷たく湿った感覚が生じやすくなるという。ただし、「ゴアテックス」のはっ水性は、自宅やランドリーでの中性洗剤での洗濯と熱処理(乾燥機またはアイロンなど)というケアで回復させることが可能。「ゴアテックス」製品は「洗ってはいけない」「洗うと防水性が落ちる」と思い込んでいる消費者も多いが、実は洗濯を含む日々のケアこそ重要。「ケアが大切と従来から伝えてきたが、はつ油性のないePEではさらに重要」と平井担当。

正しいケアを行えばはっ水性が回復すると共に、汚れの侵入によるシームテープのはがれや3層構造生地のはがれも防ぐことができ、結果的に製品が長持ちする。長持ちさせて使い続けることで、製品のライフサイクル全体としての環境負荷も下がる。

PFASフリーに向けたこうした「ゴアテックス」の変化を消費者に適切に伝えていくために、日本ゴアは今、これまで以上に啓蒙活動にも力を注いでいる。公式サイトなどでももちろん正しいケア方法については発信しているが、10月末に「パタゴニア(PATAGONIA)」「アークテリクス」「ザ・ノース・フェイス」とブランド横断で、報道関係者に向けた「ゴアテックス」の生地構造やケア方法を伝えるイベントを開催。「なるべく多くのブランドと連携し、業界として正しいケアで製品をなるべく長く使ってもらえるよう、ユーザーにしっかり声を届けていくべき」と、阿部功 日本ゴア アカウントマーケティングスペシャリストは開催意図について話す。アウトドアブランドだけでなく、“はっ水回復コース”というメニューを備えたドラム式洗濯機を販売している、パナソニックも巻き込んでいた点もユニークだ。

「パタゴニア」は25年1月に
PFASフリー達成

合同イベントだけでなく、アウトドアブランド各社もユーザーに正しいケアを伝えるためのコミュニケーションをそれぞれで強めている。例えば「パタゴニア」は9月、東京・清澄白河のランドリーを会場に、「ゴアテックス」を含む防水シェルの正しいケア方法をメディア関係者らに伝えるイベントを開催した。検証の結果、ブランドとして最もおすすめできると判断した「ストーム」の中性洗剤やはっ水剤も紹介。「アンケートを行うと防水シェルは洗濯してはだめと思っている人が一定数いる。洗って適切にケアすることで長持ちすることを伝え、洗うことが当たり前なカルチャーにしていきたい」と担当者。「パタゴニア」は10年ほど模索してきたというPFASフリーを、25年1月に達成予定。現時点でPFAS使用製品が残っているのは、フィッシングカテゴリーの一部のみだ。

「アークテリクス(ARC’TERYX)」も9月に、「ゴアテックス」と共にシェルのケア方法を伝える消費者向けのイベントを10日間にわたって実施した。原宿のレンタルスペースに洗濯機や乾燥機を設置し、アドバイスを受けながらユーザー自身で「ゴアテックス」製品を洗濯・乾燥できるというもの。両社タッグでの「ゴアテックス」の機能を伝えるイベントは既に5年目というが、実際にその場で製品を洗える形式にしたのは昨年に続き2回目。「アークテリクス」は11月30日にオープンする新宿の日本最大店舗には常設で洗濯機・乾燥機を設置し、客から製品を預かってのケアも行っていく。


【一括規制には批判の声も】

PFASについて、一括しての規制には疑問の声も上がっている。基本的に規制はしつつも、限定的に使用可能とするのが現実的といった意見もあり、今後規制がどんな方向に進むのかは見えない部分もある。とは言え、例えば国内外で発信力の大きな「ユニクロ(UNIQLO)」は今秋配布のフリーペーパーや公式サイトで、「17年にPFASフリーを達成」と掲出。日本の消費者の間でも「PFAS=避けるべきもの」という認識がここからより深まっていくことは恐らく間違いなく、アウトドアだけでなく日常用衣料も含め、メーカー各社で対応が進む。

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「コスメデコルテ」最高峰コフレや「オペラ」の冬限定色など 今週発売のビューティアイテム9選【11/25〜12/1】

ビューティアイテムの発売情報を「WWDJAPAN」的視点でピックアップ!今回は11月25日〜12月1日に発売するアイテムを紹介します。冬の寒さが訪れ、肌の乾燥が気になる人も多いはず。今週は「コスメデコルテ(DECORTE)」の“AQ”シリーズからコフレ2種が登場します。最高級ラインのシリーズ使いをお得に試すチャンスです。マッシュビューティラボの「エッフェ オーガニック(F ORGANICS)」は、“ラヴィアンローズ”をテーマにしたホリデー限定コフレを発売。こちらは人気のスキンケアアイテムのセットと、ハンドクリーム&リップバームのセットを用意しています。メイクアップは「RMK」からシロップカラーのリップが、「オペラ(OPERA)」からは“グロウリップティント”の冬限定色が登場します。2024年もあと1ヶ月。艶やかな唇と美肌を維持してホリデーシーズンを楽しんで!

【11月25日発売】
ロゼット

「ロゼット」×ポムポムプリン

ロゼットは“ロゼット洗顔パスタ”から、サンリオのキャラクター、ポムポムプリンとコラボした“ロゼット洗顔パスタ ガスール ブライト”を発売する。イエローカラーに、表面にはシリーズを象徴する“手鏡”にポムポムプリンと友だちのマフィンがちょこんと乗った姿を、裏面にはポムポムプリンのキュートなおしりをデザインした。

■商品詳細

“ロゼット洗顔パスタ ガスール ブライト”(120g、726円)

【11月27日発売】
オペラ
(OPERA)

“グロウリップティント”に冬限定色

「オペラ(OPERA)」は、潤いあふれる水滴のような“水光艶”をかなえる“グロウリップティント”から、2024年冬限定の2色を発売する。果実色の天然石に着想を得た透け感と深みのある赤リップ2色で、ダークチェリーを思わせるレッドラメを配合した“402 シアーガーネット”と、ピンクラメがきらめく“403 グレーピージェム”を用意した。

■商品詳細

“グロウリップティント”(各1980円)

【11月29日発売】
RMK

シロップカラーのリップが誕生

「RMK」は潤いと透明感、遊び心まで唇にもたらす新作、“リップ ルミナイザー”を発売する。グロスとオイルの中間のようなテクスチャーで唇の縦ジワを目立たせず唇にふっくら感をもたらす。ブルートシルバーの大粒パールが煌めくグリッターピンクの“サクラ グリッター”とノンパールのベリーレッド“ベリー ボールド”を限定色として販売する。

■商品詳細

“リップ ルミナイザー”(全8色、うち限定2色、各3520円)

【11月29日発売】
ミュアイス
(MUICE)

ホリデー限定リキッドハイライト

美容系動画クリエイターのかわにしみきがプロデュースするコスメブランド「ミュアイス(MUICE)」は、ホリデーシーズンに降る粉雪をイメージしたブランド初のリキッドハイライターやホワイトベースのアイシャドウ、透明感あふれるブルーとホワイトのラメで雪を表現したリップグロスの3アイテムをホリデー限定で発売する。

■商品詳細

“シャインリキッドハイライター”(各1089円)
“うるみオンアイズ SP03 シュガーホイップ”(限定、880円)
“ちゅるリップランパー SP16 ホリデースノー”(限定、990円)

【11月29日発売】
スナイデル ビューティ
(SNIDEL BEAUTY)

ラッキーチャームモチーフのパレットやチーク

「スナイデル ビューティ(SNIDEL BEAUTY)」は、ラッキーチャームをモチーフにした“ウィッシュ ミー ラック(Wish Me Luck)”コレクションを発売する。3色アイシャドウパレットや偏光パール配合のパウダーチーク、マルチバームを展開する。スペシャルパッケージは招き猫、虹、クローバーなど世界各国のラッキーチャームをデザインした。

■商品詳細

“テイラード カラー アイズ EX08 ステイ ラッキー”(4950円)
“テイラード カラー アイズ EX09 ステイ チャーミング” (4950円)
“スキン グロウ ブラッシュ EX05 グッドラック”(3300円)
“マルチ カラー バーム EX01 イット ウィル ビー オーケー”(3300円)
“マルチ カラー バーム EX02 フォーチューン クローバー”(3300円)

【12月1日発売】
エッフェ オーガニック
(F ORGANICS)

“ラヴィアンローズ”のコフレ全2種

マッシュビューティラボの「エッフェ オーガニック(F ORGANICS)」は、“ラヴィアンローズ”をテーマにしたホリデー限定コフレを発売する。ラインアップは、人気のスキンケアアイテムを集めた“フェイスケア リミテッドコフレ”と発売したばかりのハンドクリームとリップバームをセットにした“ハンド&リップケア リミテッドコフレ”の全2種。

■商品詳細

“フェイスケア リミテッドコフレ”(5940円)
“ハンド&リップケア リミテッドコフレ”(3740円)

【12月1日発売】
シャワーブレイク
(SHOWER BREAK)

ポーラの国内業務用アメニティーブランドが一般販売

全てのアイテムにローヤルゼリーと生ローヤルゼリーを配合し、ミュゲやムスクを中心としたフローラルムスクパウダリーの香りのアイテムを展開しているポーラの国内業務用アメニティーブランド「シャワーブレイク(SHOWER BREAK)」が、一般販売を開始する。今回は、シャンプー 、コンディショナー、ボディーソープの3アイテムを販売する。

■商品詳細

シャンプー(280mL、1705円)
コンディショナー(280mL、1705円)
ボディーソープ(280mL、1705円)

【12月1日発売】
アナ スイ コスメティックス
(ANNA SUI COSMETICS)

ユニコーンデザインの香水に限定ローズの香り

「アナ スイ コスメティックス(ANNA SUI COSMETICS)」はメリーゴーランドのユニコーンをあしらったボトルが印象的なフレグランス“ファンタジア コレクション”から、ローズが香る限定の“ファンタジア ローズ オーデトワレ”を発売する。調香はフローラルウッディーで、ロマンチックな夢の世界に誘うような香りをイメージした。

■商品詳細

“ファンタジア ローズ オーデトワレ”(30mL、6380円)

【12月1日発売】
コスメデコルテ
(DECORTE)

最高峰ライン“AQ”シリーズのコフレ2種

「コスメデコルテ(DECORTE)」は、ブランドの最高峰ライン“AQ”シリーズのコフレ2種を発売する。“AQ ラディアンス コフレ Ⅰ”は、幸福因子と美肌の関係を追求するスキンケアアイテムのセット。“AQ ブライト ラディアンス コフレ Ⅰ”は、透明感あふれる明るい艶肌に導く美白ケアライン“ブライト ラディアンス”の商品を体感できるセットだ。

■商品詳細

“コスメデコルテ AQ ラディアンス コフレ Ⅰ”(限定、1万6500円)
“コスメデコルテ AQ ブライト ラディアンス コフレ Ⅰ”(限定、1万6500円)

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「ジーユー」×「ストレンジャー・シングス」や「フェイラー」×「アンテプリマ」など! 来週発売のファッションアイテム8選【11/25〜12/1】

ファッションアイテムの発売情報を「WWDJAPAN」的視点でピックアップ!今回は11月35〜12月1日に発売するアイテムを紹介します。「ジーユー(GU)」は、ネットフリックス(NETFLIX)の作品「ストレンジャー・シングス 未知の世界」とのコラボアイテムを11月29日に発売します。スエットプルオーバーやマフラーなど、レトロで懐かしい雰囲気のデザインが冬のシーズンにマッチします。

また、同日に発売となる「フェイラー(FEILER)」と「アンテプリマ(ANTEPRIMA)」のコラボ第2弾は、アヒルやテントウ虫などをモチーフに編み上げたワイヤーバッグや、ハンカチがラインアップします。こちらも前回同様、争奪戦になりそうなかわいらしさです!

【11月25日先行発売】
リリー ブラウン
(LILY BROWN)

「マリークヮント」コラボ第7弾
ファーコートやバニティバッグなど

「リリー ブラウン(LILY BROWN)」は、「マリークヮント(MARY QUANT)」とのコラボアイテムを発売する。ファーコートなどウエアのほか、バニティバッグやアクセサリーなどをラインアップ。すでに先行予約を受付開始、11月25日からルミネエスト新宿の期間限定コンセプトストアで先行発売、28日から一般発売する。

■商品詳細

コラボファーコート(3万4100円)
コラボワンピース(3万1900円)
コラボバニティバッグ(1万6940円)
コラボシュシュ(4950円)
コラボキャスケット(8910円)
※一部商品

【11月26日発売】
レスポートサック
(LESPORTSAC)

「アダム エ ロぺ」とコラボ
リバーシブルのバッグやポーチなど

「レスポートサック(LESPORTSAC)」は、「アダム エ ロペ(ADAM ET ROPE)」とのコラボアイテム10型を発売する。コレクションのテーマは“ギフト”。カラーは、シルバーとブラックで統一し、「レスポートサック」のロゴテープをネイビーであしらった。すでに先行予約を受け付けている。

■商品詳細

コラボバッグ(1万3200円〜)
コラボポーチ(4510円〜)

【11月28日発売】
ニューバランス
(NEW BALANCE)

“M1500”誕生35周年記念
職人の手作業による限定モデル

「ニューバランス(NEW BALANCE)」は、スニーカー“M1500”の誕生35周年を記念し、国内の職人が手作業で仕上げた“U1500JP”を数量限定発売する。アッパーには、柔らかな国産のヌバックとスムースレザーを用い、シュータンには、“NEW BALANCE MADE IN JAPAN”とゴールドの刺しゅうをあしらう。

■商品詳細

限定スニーカー(7万9200円)

【11月28日先行発売】
ボッテガ・ヴェネタ
(BOTTEGA VENETA)

マチュー・ブレイジー就任後初となる
ジュエリーコレクション

「ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)」は、マチュー・ブレイジー(Matthieu Blazy)=クリエイティブ・ディレクターが就任後初となるジュエリーを発売する。コレクションは、ブランドを象徴する水滴がモチーフの“ドロップ”、草花の繊細さに着想を得た“プリマヴェーラ”、アンティークのヴェネツィアンシャンデリアに由来する“カテナ”の3シリーズを制作。ネックレスやピアスなど、イタリアの職人の手作業による全15アイテムを販売する。

■商品詳細

ネックレス(154万円〜)
ピアス(54万4500円〜)
リング(47万8500円〜)
ブレスレット(221万1000円〜)

【11月29日発売】
フェイラー
(FEILER)

「アンテプリマ」第2弾コラボ
ワイヤーバッグとハンカチをラインアップ

「フェイラー(FEILER)」は、「アンテプリマ(ANTEPRIMA)」とのコラボアイテムを発売する。アヒルやテントウ虫などをモチーフに編み上げたワイヤーバッグや、ハンカチをラインアップする。

■商品詳細

コラボショルダーバッグ(5万9400円)
コラボバッグ(9万4600円)
コラボハンカチ(2970円)

【11月29日発売】
ジーユー
(GU)

「ストレンジャー・シングス」と第2弾コラボ

「ジーユー(GU)」は、ネットフリックス(NETFLIX)の作品「ストレンジャー・シングス 未知の世界」とのコラボアイテムを発売する。アイテムは、登場キャラクターを描いたスエットやカレッジテイストのニットマフラーのほか、バックパック、ソックスなどをそろえる。

■商品詳細

コラボスエット(2990円)
コラボパーカ(2990円)
コラボマフラー(1990円)
コラボバックパック(2990円)
コラボソックス(390円)
※一部商品

【11月29日発売】
プッチ
(PUCCI)

松坂屋名古屋店に新店舗
バッグやドレスなどオープン記念アイテム

「プッチ(PUCCI)」は11月29日、松坂屋名古屋店に新店舗をオープンする。これに伴い、1970年代に誕生した“イリデ”プリントを用いた巾着型のミニバッグ“ヤミーバッグ(Yummy bag)”の日本限定カラーや、同プリントをトリムやリボンのポイントにあしらったドレスやカーディガンなどの日本別注アイテムを販売する。

■商品詳細

バッグ(17万8200円)
ドレス(17万8200円)
カーディガン(14万3000円)

【11月30日先行発売】
ケイト・スペード ニューヨーク
(KATE SPADE NEW YORK)

“ハローキティ”とコラボ
リニューアルした銀座店で独占先行販売

「ケイト・スペード ニューヨーク(KATE SPADE NEW YORK)」は11月30日、銀座旗艦店をリニューアルオープン、同店で“ハローキティ”の誕生50周年を記念したコラボアイテムを独占先行発売する。“ハローキティ”を象ったクロスボディーバッグや、スエット、スニーカー、アクセサリーなどを制作した。一般発売は2025年1月7日から実施。

■商品詳細

コラボクロスボディーバッグ(7万7000円)
コラボスエット(2万7500円〜)
コラボスニーカー(3万4100円)
コラボリングセット(2万8600円)
コラボPCケース(2万6400円)
コラボTシャツ(1万6500円)
※一部商品

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「ジーユー」×「ストレンジャー・シングス」や「フェイラー」×「アンテプリマ」など! 来週発売のファッションアイテム8選【11/25〜12/1】

ファッションアイテムの発売情報を「WWDJAPAN」的視点でピックアップ!今回は11月35〜12月1日に発売するアイテムを紹介します。「ジーユー(GU)」は、ネットフリックス(NETFLIX)の作品「ストレンジャー・シングス 未知の世界」とのコラボアイテムを11月29日に発売します。スエットプルオーバーやマフラーなど、レトロで懐かしい雰囲気のデザインが冬のシーズンにマッチします。

また、同日に発売となる「フェイラー(FEILER)」と「アンテプリマ(ANTEPRIMA)」のコラボ第2弾は、アヒルやテントウ虫などをモチーフに編み上げたワイヤーバッグや、ハンカチがラインアップします。こちらも前回同様、争奪戦になりそうなかわいらしさです!

【11月25日先行発売】
リリー ブラウン
(LILY BROWN)

「マリークヮント」コラボ第7弾
ファーコートやバニティバッグなど

「リリー ブラウン(LILY BROWN)」は、「マリークヮント(MARY QUANT)」とのコラボアイテムを発売する。ファーコートなどウエアのほか、バニティバッグやアクセサリーなどをラインアップ。すでに先行予約を受付開始、11月25日からルミネエスト新宿の期間限定コンセプトストアで先行発売、28日から一般発売する。

■商品詳細

コラボファーコート(3万4100円)
コラボワンピース(3万1900円)
コラボバニティバッグ(1万6940円)
コラボシュシュ(4950円)
コラボキャスケット(8910円)
※一部商品

【11月26日発売】
レスポートサック
(LESPORTSAC)

「アダム エ ロぺ」とコラボ
リバーシブルのバッグやポーチなど

「レスポートサック(LESPORTSAC)」は、「アダム エ ロペ(ADAM ET ROPE)」とのコラボアイテム10型を発売する。コレクションのテーマは“ギフト”。カラーは、シルバーとブラックで統一し、「レスポートサック」のロゴテープをネイビーであしらった。すでに先行予約を受け付けている。

■商品詳細

コラボバッグ(1万3200円〜)
コラボポーチ(4510円〜)

【11月28日発売】
ニューバランス
(NEW BALANCE)

“M1500”誕生35周年記念
職人の手作業による限定モデル

「ニューバランス(NEW BALANCE)」は、スニーカー“M1500”の誕生35周年を記念し、国内の職人が手作業で仕上げた“U1500JP”を数量限定発売する。アッパーには、柔らかな国産のヌバックとスムースレザーを用い、シュータンには、“NEW BALANCE MADE IN JAPAN”とゴールドの刺しゅうをあしらう。

■商品詳細

限定スニーカー(7万9200円)

【11月28日先行発売】
ボッテガ・ヴェネタ
(BOTTEGA VENETA)

マチュー・ブレイジー就任後初となる
ジュエリーコレクション

「ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)」は、マチュー・ブレイジー(Matthieu Blazy)=クリエイティブ・ディレクターが就任後初となるジュエリーを発売する。コレクションは、ブランドを象徴する水滴がモチーフの“ドロップ”、草花の繊細さに着想を得た“プリマヴェーラ”、アンティークのヴェネツィアンシャンデリアに由来する“カテナ”の3シリーズを制作。ネックレスやピアスなど、イタリアの職人の手作業による全15アイテムを販売する。

■商品詳細

ネックレス(154万円〜)
ピアス(54万4500円〜)
リング(47万8500円〜)
ブレスレット(221万1000円〜)

【11月29日発売】
フェイラー
(FEILER)

「アンテプリマ」第2弾コラボ
ワイヤーバッグとハンカチをラインアップ

「フェイラー(FEILER)」は、「アンテプリマ(ANTEPRIMA)」とのコラボアイテムを発売する。アヒルやテントウ虫などをモチーフに編み上げたワイヤーバッグや、ハンカチをラインアップする。

■商品詳細

コラボショルダーバッグ(5万9400円)
コラボバッグ(9万4600円)
コラボハンカチ(2970円)

【11月29日発売】
ジーユー
(GU)

「ストレンジャー・シングス」と第2弾コラボ

「ジーユー(GU)」は、ネットフリックス(NETFLIX)の作品「ストレンジャー・シングス 未知の世界」とのコラボアイテムを発売する。アイテムは、登場キャラクターを描いたスエットやカレッジテイストのニットマフラーのほか、バックパック、ソックスなどをそろえる。

■商品詳細

コラボスエット(2990円)
コラボパーカ(2990円)
コラボマフラー(1990円)
コラボバックパック(2990円)
コラボソックス(390円)
※一部商品

【11月29日発売】
プッチ
(PUCCI)

松坂屋名古屋店に新店舗
バッグやドレスなどオープン記念アイテム

「プッチ(PUCCI)」は11月29日、松坂屋名古屋店に新店舗をオープンする。これに伴い、1970年代に誕生した“イリデ”プリントを用いた巾着型のミニバッグ“ヤミーバッグ(Yummy bag)”の日本限定カラーや、同プリントをトリムやリボンのポイントにあしらったドレスやカーディガンなどの日本別注アイテムを販売する。

■商品詳細

バッグ(17万8200円)
ドレス(17万8200円)
カーディガン(14万3000円)

【11月30日先行発売】
ケイト・スペード ニューヨーク
(KATE SPADE NEW YORK)

“ハローキティ”とコラボ
リニューアルした銀座店で独占先行販売

「ケイト・スペード ニューヨーク(KATE SPADE NEW YORK)」は11月30日、銀座旗艦店をリニューアルオープン、同店で“ハローキティ”の誕生50周年を記念したコラボアイテムを独占先行発売する。“ハローキティ”を象ったクロスボディーバッグや、スエット、スニーカー、アクセサリーなどを制作した。一般発売は2025年1月7日から実施。

■商品詳細

コラボクロスボディーバッグ(7万7000円)
コラボスエット(2万7500円〜)
コラボスニーカー(3万4100円)
コラボリングセット(2万8600円)
コラボPCケース(2万6400円)
コラボTシャツ(1万6500円)
※一部商品

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1位は、三陽商会が“青森ダウン”の2024年冬モデルを発売 好評を受けデザインとカラーを増やし定番化|週間アクセスランキング TOP10(11月14日〜11月20日)

1位は、三陽商会が“青森ダウン”の2024年冬モデルを発売 好評を受けデザインとカラーを増やし定番化|週間アクセスランキング TOP10(11月14日〜11月20日)

「WWDJAPAN」 ウイークリートップ10

1週間でアクセス数の多かった「WWDJAPAN」の記事をランキング形式で毎週金曜日にお届け。
今回は、11月14日(木)〜11月20日(水)に配信した記事のトップ10を紹介します。


- 1位 -
三陽商会が“青森ダウン”の2024年冬モデルを発売 好評を受けデザインとカラーを増やし定番化

11月18日公開 / 文・WWD STAFF

 三陽商会が展開するコート専業ブランド「サンヨーコート(SANYOCOAT)」は、青森県産のダウンを使用し、ダウンの充填から製品化までの工程をすべて自社工場で手掛けた“青森ダウン”の2024年冬の新作を発売した。「サンヨーコート」を扱う6店舗および、三陽商会の公式オンライストアと一部の百貨店で実施するポップアップで販売する。

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- 2位 -
「ジーユー」×「ハリーポッター」や「マリークヮント」×「ポケモン」など! 来週発売のファッションアイテム10選【11/18〜11/24】

11月16日公開 / 文・WWD STAFF

 ファッションアイテムの発売情報を「WWDJAPAN」的視点でピックアップ!今回は11月18〜24日に発売するアイテムを紹介します。「ジーユー(GU)」は、映画「ハリー・ポッター」とのコラボアイテムを22日に発売します。劇中のホグワーツの4寮や、魔法動物をモチーフにしたラウンジウエア、スエットやニットなどのアイテムをラインアップ。ウィメンズ、メンズの他にキッズもあるので家族で楽しめますよ!

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- 3位 -
【2025年福袋】こだわりグルメから人気スキンケアまで 魅惑の商品を一挙紹介!【随時更新】

11月14日公開 / 文・WWD STAFF

 各ブランドや商業施設では、早くも福袋の予約を開始。「ディーン&デルーカ」のバイヤーこだわりグルメや、京都「よーじや」の人気肌ケアアイテム、「スターバックス」の限定ステンレスボトルなど、魅力的な商品が次々登場します。オンラインから店頭販売まで、注目の商品をまとめてご紹介!

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- 4位 -
「ショット」×「ナンガ」 ダブルライダースとMA-1型のダウンジャケットを発売

11月14日公開 / 文・WWD STAFF

 米国のレザーブランド「ショット(SCHOTT)」が、寝具やシュラフのブランド「ナンガ(NANGA)」とのコラボレーションアイテム第2弾となるダブルライダースダウンジャケットとMA-1型のダウンジャケットを11月15日に発売する。販売は、「ショット」の直営店およびオンラインストで行う。

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- 5位 -
「コンバース」×「リーガル」 コラボコレクション初となるハイカットモデルを100足限定販売

11月18日公開 / 文・WWD STAFF

 「コンバース(CONVERSE)」は11月22日、「リーガルシュー&カンパニー(REGAL SHOE & CO.)」とコラボレーションした“オールスター クップ J PRM BT HI”(7万7000円)を発売する。サイズ展開は24cm〜27.5cmで、「コンバース」原宿店、「ホワイトアトリエ バイ コンバース(White atelier BY CONVERSE)」、「コンバース」公式オンラインストア、「リーガルシュー&カンパニー」、「リーガルシュー&カンパニー」公式オンラインストアで取り扱う。

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- 6位 -
「ちふれ」がリップ&チークバームを発売 透明感を引き立てる全6色

11月20日公開 / 文・WWD STAFF

 「ちふれ」は2025年3月1日、唇と頬をじんわり染め上げ、肌の透明感を引き立てる“リップ & チーク バーム”(全6色、各550円)を発売する。

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- 7位 -
藤田ニコルが艶めく「ピーチ・ジョン」ベストセラーの新色“ムーディモーヴ”

11月19日公開 / 文・WWD STAFF

 「ピーチ・ジョン(PEACH JOHN)」が、ミューズである藤田ニコルの新ビジュアルを公開した。藤田は、同ブランドのベストセラーである“ナイスバディブラ”の冬の新色“ムーディモーヴ”を着用。新色同様、艶めく表情でキャンペーンに登場している。

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- 8位 -
「ピアー」のミニ“飲み会リップ”から秋冬バージョンが登場 日本限定7色セット

11月20日公開 / 文・WWD STAFF

 韓国のコスメブランド「ピアー(BBIA)」は、水のように軽いテクスチャーの水光ティントリップ“ローティント”のミニサイズ全7色をセットにした“ローティントミニコレクション F/W”(5390円)を、日本限定で発売した。本アイテムは、今年4月に同じく日本限定で発売した“ローティントミニコレクション”の秋冬バージョンとなる。

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- 9位 -
ガバナーズ・アワード2024にアンジェリーナ・ジョリー、セレーナゴメスら豪華セレブが集結

11月20日公開 / 文・米国版WWD

 ガバナーズ・アワード2024(Governors Awards)が11月17日(現地時間)、ロサンゼルスで開催され、セレーナ・ゴメス(Selena Gomez)やアンジェリーナ・ジョリー(Angelina Jolie)、ニコール・キッドマン(Nicole Kidman)ら多数のセレブリティーが出席した。

> 記事の続きはこちら

- 10位 -
“リップモンスター”のミニセットや「マキアージュ」秋冬色など限定リップが登場 今週発売のビューティアイテム8選(11/18〜11/24)

11月17日公開 / 文・WWD STAFF

 ビューティアイテムの発売情報を「WWDJAPAN」的視点でピックアップ!今回は11月18〜24日に発売するアイテムを紹介します。今週の目玉は「ケイト(KATE)」で、人気リップスティック“リップモンスター”も“リップモンスター”のミニサイズ5色をセットにしたスペシャルセット2種を発売します。新作が出るたびにに話題になるアイテムだけに争奪戦になりそうです。同じく人気のブランド「マキアージュ(MAQUILLAGE)」、韓国コスメブランドの「アピュー(A’PIEU)」からも限定カラーのリップが登場。こちらも注目です。ほか、セサミストリートとコラボレーションしたハホニコのタオルや、「アユーラ(AYURA)」とコラボした「ブイティー(VT)」のシートマスクもぜひチェックを。

> 記事の続きはこちら

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「エンジェルコア」から「ポスト・エンジェルコア」へ——“天使の羽根”が意味するもの 連載:ポップスター・トレンド考察

文筆家・つやちゃんがファッション&ビューティのトレンドをポップスターから紐解いていく本連載。第5回は「バレエコア」や「フェアリーコア」と並び、SNS発のトレンドの一つ「エンジェルコア」について、紹介していく。

2020~21年を起点に生まれ、ファッションや音楽、デザインといったさまざまな領域をシームレスに漂いながら、SNSによって加速された多数の「〇〇コア」なる潮流。当初は一過性のマイクロトレンドかと思われていたそれらの美学が、今多彩な実験と異種配合を経ることで文化領域に巨大な根を張り進化している。20年代も中盤に差し掛かった現在、この動きはここ10年の気分を決定づける潮流として揺るぎないものになってきたようだ。

「エンジェルコア」は、その代表的な一例であろう。20~21年に、天使の美しさと儚さを幻想的に描くことで勃興したエスセティック(美学、美意識)は、単なるパンデミックからの逃避として取るに足らない少女趣味のように思われていたかもしれない。18世紀のロココ様式から受けたインスピレーションと、複数の信仰体系から得た天使のイメージがキメラ化したそれは、元来は今よりもかわいらしいスタイルだった。例えば、21年に「エンジェルコア」についていち早くキャッチアップしていた米「NYLON」(※1)は、モデル/ダンサーのCamri Hewieのスタイリングを例に挙げながら、際立ってフェミニンな装いを紹介している。

※1https://www.nylon.com/fashion/angelcore-aesthetic-fashion


20年代「エンジェルコア」のプロトタイプを作ったとされている米アーティスト、メラニー・マルティネス(Melanie Martinez)のアルバムであり映像作品でもある「K-12」(2019)を観てみても、ピンクやパープルを多用したかわいらしいファッションが表現されている。ただ、ビビッドというよりは、どこか儚げで淡い色使いをしている点がポイントだ。クリエイターのイザベラ・リッチ(Isabella Ricci)は先の「NYLON」の記事で「『コテージコア』や『プリンセスコア』『ロイヤルコア』は、美しい建築物や庭園を見つけてくつろぐもの。一方で『エンジェルコア』は、雲の上に行きたいと思わせてくれるもの」といった旨を述べているが、まさしく、この「雲の上で浮遊する」という感覚が価値観の中心にある。ロココ様式を代表するフラゴナールの絵画「ぶらんこ」で描かれている通り、自由奔放で、どこか浮世離れしているかのようなふわふわした空気が、次第に「エンジェルコア」を変化へと導いていくことになるのだ。

「ポスト・エンジェルコア」の潮流

22~24年にかけて、「エンジェルコア」は隣接する美学と密接に影響を与え合うことで、「ポスト・エンジェルコア」ともいえるような形へ進化を見せた。まずは、「フェアリーコア」や「バレエコア」といった儚げでドリーミーな傾向との融合。さらに、神秘と退廃をあわせもったような新たな音楽の潮流――Spotifyの人気プレイリストの「Ethereal」や「Femme Fatale」が持つムード観——との共振。その過程で、カラーパレットは次第に白の配分を増やし、ますます透明感を携え、現世から浮遊するような発展を遂げていった。サウンドとしては、もともとあったアンビエントへの関心に加え、シューゲイザーやドリームポップの恍惚感、サッドコアやスロウコアの陰鬱さも内包しながら変容することに。そういった意味で、「ポスト・エンジェルコア」とは、哀しげで柔らかい質感を追求していくことにより、ルーツとして持っていた「天使」をより強く希求していったともいえよう。結果、“天使の羽根”といったシンボリックなアイテムを身に着けるような動きも広がっていった。「ファイナルファンタジー」など、一部ゲームからの影響を取り入れているケースもある。

※TikTokでの#angelcoreの投稿
https://www.tiktok.com/tag/angelcore

今、「ポスト・エンジェルコア」の美学を最も体現している人物といえばウィスプ(Wisp)だろう。米サンフランシスコ出身のアーティストである彼女はTikTokで22年にブレイクして以降、メタルやハードコアも経由したようなシューゲイズサウンドをDTM(デスクトップミュージック)で制作し、匿名性をまといながらデビューした。今年リリースした「Pandora」のMVでは天使の羽根を身につけ、ノイジーなカタルシスを鮮やかに描出してみせている。80年代後半~90年代のシューゲイザーというとガレージ&サイケな服装のプレーヤーが多かったが、それを全く異なるムードへと解釈してみせたのだ。

メラニー・マルティネスの「K-12」に出演していたElita(エマ・ハーベイ)も、「ポスト・エンジェルコア」として独自の感覚を表現している。ファンのことを“エンジェル”と呼び、「フェアリーコア」や「バレエコア」の要素も取り入れながら幅広い音楽性を打ち出している彼女の楽曲は、多くの「エンジェルコア」のプレイリストにキュレーションされている。

「エンジェルコア」が解釈を変え、隣接するさまざまなスタイルとの折衷を繰り返す中で、この美学は大きなライフスタイル概念へと変貌していった。それと同時に、さらなるルーツの掘り起こしも進んでいる。フェミニンなドレスから、シースルーのレイヤード、レース素材、さらに天使の羽根そのもの——もの憂げで柔らかなエッジのルーツをたどると、コクトー・ツインズ(Cocteau Twins)にまで行き当たる。82年にレーベル「4AD」からデビューした伝説のバンドは、確かに、今の気分に近いものを感じる。

また、大御所ポップ・スターの中では、ラナ・デル・レイ(Lana Del Rey)の存在も避けて通れない。昨年リリースされヒットした「Say Yes To Heaven」は、その曲名や曲調も含めて「ポスト・エンジェルコア」の美学を象徴している。特にテンポを速めたSped UpバージョンがTikTokで広くバイラルしたが、彼女のボーカルがより一層高く浮遊しているように聴こえる点で、「エンジェルコア」の美学から大きな支持を得ているのも納得がいく。

日本での「エンジェルコア」のトレンド

そして日本でも、「天使界隈」といったキーワードや天使のモチーフが多用される昨今、やはり「エンジェルコア」と近い美意識が流通しているのは間違いない。国内の場合は独自のネットカルチャーやストリートカルチャーからの影響もあり、やや異なる文脈を持っているが、例えばTohji(トージ)やnyamura(にゃむら)がたびたび天使をモチーフにしてきた点は重要だろう。

筆者が過去に取材した際、nyamura本人は「自分のキャラデザインに天使の輪っかを入れているんですけど、それは、中1の時くらいから聖書がめちゃくちゃ好きなんですよ。何かを信じているわけではないんですけど、ずっと大好きで。天使の、何もしなくても人が集まってくるという形骸的なところが好きなんです」と語っていた(「rockin’on JAPAN」23年12月号)。冒頭で、「エンジェルコア」とはさまざまなインスピレーション源から得た天使のイメージがルーツになっていると述べたが、nyamuraの場合はそれが聖書だったということだ。

加えて、国内においては90年代後半~00年代のギャル文化やビジュアル系界隈でも天使の羽根が使われてきた歴史があるし、他にはthe brilliant green(ザ・ブリリアント・グリーン)の川瀬智子が07年に「Enemy」のMVで羽根をまとっていた事例もあった。もともと「天使のたまご」から「灰羽連盟」「Angel Beats!」と、いつの時代も天使をモチーフにしたアニメーション作品が作られてきた文脈も存在している。海外の「エンジェルコア」の解説サイト(※2)ではそれらインスパイア源が記されているケースがあり、この文化圏にジャパンカルチャーが大きな影響を与えているであろうことも推察される。

※2 https://aesthetics.fandom.com/wiki/Angelcore

「フェアリーコア」や「バレエコア」とのクロスオーバーと、ジャパンカルチャーからの影響によって、その美学の持つ定義が拡大していった「エンジェルコア」。ついには昨年あたりから、象徴的なアイテムとしての天使の羽根がより広範囲で観測されることも増えてきた。ル・セラフィム(LE SSERAFIM)の「UNFORGIVEN」のMVや、「ロエベ(LOEWE)」の23年秋冬メンズキャンペーンに起用された際の米津玄師などがその例だ。現世から浮遊したファンタジックな感覚を表現する際に参照される「エンジェルコア」の美学は、今後、対極にあるはずの「デビルコア」や「ウィッチコア」といったムードとも価値観を対比させながら、20年代後半へ向けてさらに形を変えていくかもしれない。

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「エンジェルコア」から「ポスト・エンジェルコア」へ——“天使の羽根”が意味するもの 連載:ポップスター・トレンド考察

文筆家・つやちゃんがファッション&ビューティのトレンドをポップスターから紐解いていく本連載。第5回は「バレエコア」や「フェアリーコア」と並び、SNS発のトレンドの一つ「エンジェルコア」について、紹介していく。

2020~21年を起点に生まれ、ファッションや音楽、デザインといったさまざまな領域をシームレスに漂いながら、SNSによって加速された多数の「〇〇コア」なる潮流。当初は一過性のマイクロトレンドかと思われていたそれらの美学が、今多彩な実験と異種配合を経ることで文化領域に巨大な根を張り進化している。20年代も中盤に差し掛かった現在、この動きはここ10年の気分を決定づける潮流として揺るぎないものになってきたようだ。

「エンジェルコア」は、その代表的な一例であろう。20~21年に、天使の美しさと儚さを幻想的に描くことで勃興したエスセティック(美学、美意識)は、単なるパンデミックからの逃避として取るに足らない少女趣味のように思われていたかもしれない。18世紀のロココ様式から受けたインスピレーションと、複数の信仰体系から得た天使のイメージがキメラ化したそれは、元来は今よりもかわいらしいスタイルだった。例えば、21年に「エンジェルコア」についていち早くキャッチアップしていた米「NYLON」(※1)は、モデル/ダンサーのCamri Hewieのスタイリングを例に挙げながら、際立ってフェミニンな装いを紹介している。

※1https://www.nylon.com/fashion/angelcore-aesthetic-fashion


20年代「エンジェルコア」のプロトタイプを作ったとされている米アーティスト、メラニー・マルティネス(Melanie Martinez)のアルバムであり映像作品でもある「K-12」(2019)を観てみても、ピンクやパープルを多用したかわいらしいファッションが表現されている。ただ、ビビッドというよりは、どこか儚げで淡い色使いをしている点がポイントだ。クリエイターのイザベラ・リッチ(Isabella Ricci)は先の「NYLON」の記事で「『コテージコア』や『プリンセスコア』『ロイヤルコア』は、美しい建築物や庭園を見つけてくつろぐもの。一方で『エンジェルコア』は、雲の上に行きたいと思わせてくれるもの」といった旨を述べているが、まさしく、この「雲の上で浮遊する」という感覚が価値観の中心にある。ロココ様式を代表するフラゴナールの絵画「ぶらんこ」で描かれている通り、自由奔放で、どこか浮世離れしているかのようなふわふわした空気が、次第に「エンジェルコア」を変化へと導いていくことになるのだ。

「ポスト・エンジェルコア」の潮流

22~24年にかけて、「エンジェルコア」は隣接する美学と密接に影響を与え合うことで、「ポスト・エンジェルコア」ともいえるような形へ進化を見せた。まずは、「フェアリーコア」や「バレエコア」といった儚げでドリーミーな傾向との融合。さらに、神秘と退廃をあわせもったような新たな音楽の潮流――Spotifyの人気プレイリストの「Ethereal」や「Femme Fatale」が持つムード観——との共振。その過程で、カラーパレットは次第に白の配分を増やし、ますます透明感を携え、現世から浮遊するような発展を遂げていった。サウンドとしては、もともとあったアンビエントへの関心に加え、シューゲイザーやドリームポップの恍惚感、サッドコアやスロウコアの陰鬱さも内包しながら変容することに。そういった意味で、「ポスト・エンジェルコア」とは、哀しげで柔らかい質感を追求していくことにより、ルーツとして持っていた「天使」をより強く希求していったともいえよう。結果、“天使の羽根”といったシンボリックなアイテムを身に着けるような動きも広がっていった。「ファイナルファンタジー」など、一部ゲームからの影響を取り入れているケースもある。

※TikTokでの#angelcoreの投稿
https://www.tiktok.com/tag/angelcore

今、「ポスト・エンジェルコア」の美学を最も体現している人物といえばウィスプ(Wisp)だろう。米サンフランシスコ出身のアーティストである彼女はTikTokで22年にブレイクして以降、メタルやハードコアも経由したようなシューゲイズサウンドをDTM(デスクトップミュージック)で制作し、匿名性をまといながらデビューした。今年リリースした「Pandora」のMVでは天使の羽根を身につけ、ノイジーなカタルシスを鮮やかに描出してみせている。80年代後半~90年代のシューゲイザーというとガレージ&サイケな服装のプレーヤーが多かったが、それを全く異なるムードへと解釈してみせたのだ。

メラニー・マルティネスの「K-12」に出演していたElita(エマ・ハーベイ)も、「ポスト・エンジェルコア」として独自の感覚を表現している。ファンのことを“エンジェル”と呼び、「フェアリーコア」や「バレエコア」の要素も取り入れながら幅広い音楽性を打ち出している彼女の楽曲は、多くの「エンジェルコア」のプレイリストにキュレーションされている。

「エンジェルコア」が解釈を変え、隣接するさまざまなスタイルとの折衷を繰り返す中で、この美学は大きなライフスタイル概念へと変貌していった。それと同時に、さらなるルーツの掘り起こしも進んでいる。フェミニンなドレスから、シースルーのレイヤード、レース素材、さらに天使の羽根そのもの——もの憂げで柔らかなエッジのルーツをたどると、コクトー・ツインズ(Cocteau Twins)にまで行き当たる。82年にレーベル「4AD」からデビューした伝説のバンドは、確かに、今の気分に近いものを感じる。

また、大御所ポップ・スターの中では、ラナ・デル・レイ(Lana Del Rey)の存在も避けて通れない。昨年リリースされヒットした「Say Yes To Heaven」は、その曲名や曲調も含めて「ポスト・エンジェルコア」の美学を象徴している。特にテンポを速めたSped UpバージョンがTikTokで広くバイラルしたが、彼女のボーカルがより一層高く浮遊しているように聴こえる点で、「エンジェルコア」の美学から大きな支持を得ているのも納得がいく。

日本での「エンジェルコア」のトレンド

そして日本でも、「天使界隈」といったキーワードや天使のモチーフが多用される昨今、やはり「エンジェルコア」と近い美意識が流通しているのは間違いない。国内の場合は独自のネットカルチャーやストリートカルチャーからの影響もあり、やや異なる文脈を持っているが、例えばTohji(トージ)やnyamura(にゃむら)がたびたび天使をモチーフにしてきた点は重要だろう。

筆者が過去に取材した際、nyamura本人は「自分のキャラデザインに天使の輪っかを入れているんですけど、それは、中1の時くらいから聖書がめちゃくちゃ好きなんですよ。何かを信じているわけではないんですけど、ずっと大好きで。天使の、何もしなくても人が集まってくるという形骸的なところが好きなんです」と語っていた(「rockin’on JAPAN」23年12月号)。冒頭で、「エンジェルコア」とはさまざまなインスピレーション源から得た天使のイメージがルーツになっていると述べたが、nyamuraの場合はそれが聖書だったということだ。

加えて、国内においては90年代後半~00年代のギャル文化やビジュアル系界隈でも天使の羽根が使われてきた歴史があるし、他にはthe brilliant green(ザ・ブリリアント・グリーン)の川瀬智子が07年に「Enemy」のMVで羽根をまとっていた事例もあった。もともと「天使のたまご」から「灰羽連盟」「Angel Beats!」と、いつの時代も天使をモチーフにしたアニメーション作品が作られてきた文脈も存在している。海外の「エンジェルコア」の解説サイト(※2)ではそれらインスパイア源が記されているケースがあり、この文化圏にジャパンカルチャーが大きな影響を与えているであろうことも推察される。

※2 https://aesthetics.fandom.com/wiki/Angelcore

「フェアリーコア」や「バレエコア」とのクロスオーバーと、ジャパンカルチャーからの影響によって、その美学の持つ定義が拡大していった「エンジェルコア」。ついには昨年あたりから、象徴的なアイテムとしての天使の羽根がより広範囲で観測されることも増えてきた。ル・セラフィム(LE SSERAFIM)の「UNFORGIVEN」のMVや、「ロエベ(LOEWE)」の23年秋冬メンズキャンペーンに起用された際の米津玄師などがその例だ。現世から浮遊したファンタジックな感覚を表現する際に参照される「エンジェルコア」の美学は、今後、対極にあるはずの「デビルコア」や「ウィッチコア」といったムードとも価値観を対比させながら、20年代後半へ向けてさらに形を変えていくかもしれない。

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DXがうまくいくためには?

毎週発行している「WWDJAPAN」は、ファッション&ビューティの潮流やムーブメントの分析、ニュースの深堀りなどを通じて、業界の面白さ・奥深さを提供しています。巻頭特集では特に注目のキーワードやカテゴリー、市場をテーマに、業界活性化を図るべく熱いメッセージを発信。ここでは、そんな特集を担当記者がざっくばらんに振り返ります。(この記事は「WWDJAPAN」2024年11月18日号からの抜粋です)

横山:今年のDX(デジタルトランスフォーメーション)特集は、リテールDX、AI、店舗DX、サプライチェーンDX、中国の章立てで先進企業の事例を紹介しました。DXとは何かというと、業務そのものを革新するのが本来の意味合いで、既存の枠組みを変えていくということです。少し先の未来が見えます。

小田島:特に注目の取り組み事例といえば?

横山:まさに模範回答だったのが、ZOZOが2026年のオープンを目指して取り組む無人店舗ですね。ZOZOはこの数年心血を注いで「似合う」を研究しており、未来の無人店舗ではその成果を学習させたAIチャットボットが接客・提案するミラーがお目見えしそうです。とても曖昧だけれどファッションにとっては重要な「似合う」を解明し、リアル店舗に実装するというのは、世界的に見ても面白い試みだと思いました。販売員不足の解消にもつながりますし。

小田島:まさにDXですね。

横山:「似合う」についてデータを分析し、それをパーソナルデータと照合しながらAIが接客するというのは、かなり理にかなっています。ECのように自動販売機的に買えるというのではなく、もっと能動的で、リアル店舗の価値の本質にも近い。これがうまくいけば、国内外問わず後追いする企業も出てきそうです。

小田島:最近、骨格やカラー診断をしてくれるミラーを導入する商業施設が増えていますが、どこも行列ができています。気軽に診断でき、「(買い物に)失敗したくない」心理にも応えるようで人気です。その延長としても期待ですね。

さまざまな苦労の先に成果が生まれる

横山:DXの難しいところは、導入時にいきなり成果が出ることが少なく、最初は現場もすごく混乱するし、文句も出てくるところです。うまくいくには、社長なり経営幹部が、現場の業務を実質的に理解し、「これを導入すればこれだけのメリットがある」と説明し続けることが必須です。

小田島:去年、ローンチメトリックスを導入したバロックジャパンリミテッドを取材しましたが、導入・実働のためのさまざまな苦労の末に大きなメリットを得ていました。

横山:ただ、DXは成功例があって先が見えているものもあれば、まだ見えてないものも多いんです。ZOZOの試みは、まだ見えていないですよね。先進的試みとして注目です。

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DXがうまくいくためには?

毎週発行している「WWDJAPAN」は、ファッション&ビューティの潮流やムーブメントの分析、ニュースの深堀りなどを通じて、業界の面白さ・奥深さを提供しています。巻頭特集では特に注目のキーワードやカテゴリー、市場をテーマに、業界活性化を図るべく熱いメッセージを発信。ここでは、そんな特集を担当記者がざっくばらんに振り返ります。(この記事は「WWDJAPAN」2024年11月18日号からの抜粋です)

横山:今年のDX(デジタルトランスフォーメーション)特集は、リテールDX、AI、店舗DX、サプライチェーンDX、中国の章立てで先進企業の事例を紹介しました。DXとは何かというと、業務そのものを革新するのが本来の意味合いで、既存の枠組みを変えていくということです。少し先の未来が見えます。

小田島:特に注目の取り組み事例といえば?

横山:まさに模範回答だったのが、ZOZOが2026年のオープンを目指して取り組む無人店舗ですね。ZOZOはこの数年心血を注いで「似合う」を研究しており、未来の無人店舗ではその成果を学習させたAIチャットボットが接客・提案するミラーがお目見えしそうです。とても曖昧だけれどファッションにとっては重要な「似合う」を解明し、リアル店舗に実装するというのは、世界的に見ても面白い試みだと思いました。販売員不足の解消にもつながりますし。

小田島:まさにDXですね。

横山:「似合う」についてデータを分析し、それをパーソナルデータと照合しながらAIが接客するというのは、かなり理にかなっています。ECのように自動販売機的に買えるというのではなく、もっと能動的で、リアル店舗の価値の本質にも近い。これがうまくいけば、国内外問わず後追いする企業も出てきそうです。

小田島:最近、骨格やカラー診断をしてくれるミラーを導入する商業施設が増えていますが、どこも行列ができています。気軽に診断でき、「(買い物に)失敗したくない」心理にも応えるようで人気です。その延長としても期待ですね。

さまざまな苦労の先に成果が生まれる

横山:DXの難しいところは、導入時にいきなり成果が出ることが少なく、最初は現場もすごく混乱するし、文句も出てくるところです。うまくいくには、社長なり経営幹部が、現場の業務を実質的に理解し、「これを導入すればこれだけのメリットがある」と説明し続けることが必須です。

小田島:去年、ローンチメトリックスを導入したバロックジャパンリミテッドを取材しましたが、導入・実働のためのさまざまな苦労の末に大きなメリットを得ていました。

横山:ただ、DXは成功例があって先が見えているものもあれば、まだ見えてないものも多いんです。ZOZOの試みは、まだ見えていないですよね。先進的試みとして注目です。

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