また、「エムエム6 メゾン マルジェラ(MM6 MAISON MARGIELA)」は、「サロモン(SALOMON)」とのコラボアイテムを11月6日から伊勢丹新宿本店メンズ館のポップアップで世界先行発売します。こちらは初のウエアのコラボもあり、トレンチコートやウインドブレーカー、パンツ、レギンスまで幅広くそろえるそう。両ブランドのファンには垂涎のアイテムです。
【11月5日発売】
ロジア バイ ハーリップトゥ
(ROSIER BY HER LIP TO)
ポップアップ限定の新作アイテム
「ロジア バイ ハーリップトゥ」の新作アイテム
小嶋陽菜がプロデュースするランジェリーブランド「ロジア バイ ハーリップトゥ(ROSIER BY HER LIP TO)」は、ルミネ新宿2でポップアップストアをオープンし、人気ランジェリーの新色や新作ルームウエアなどを販売する。今年7月に発表した“ラ ヴィアン ローズ(La Vie en Rose)”シリーズの新色ブラックや、人気シリーズの“コンフィー(Comfy)”からカーディガンやショートパンツなどのルームウエアをそろえる。
(左)大塚千践/副編集長:以前はSNSでの仕事のやりとりが個人的な「やらないこと」だったが、最近は同世代のPRマネジャークラスが増え、取材依頼もインスタやLINEで済ませることが多くなった (右)利川果奈子/編集部記者:記者歴2年弱のため、まだまだ取材前はナーバスになりがち。そんな時、現場を取り仕切るPRが顔見知りの人だとホッとして、実家に帰ったような気持ちに。いつか仕事で恩返ししたい! ILLUSTRATION : UCA
(左)大塚千践/副編集長:以前はSNSでの仕事のやりとりが個人的な「やらないこと」だったが、最近は同世代のPRマネジャークラスが増え、取材依頼もインスタやLINEで済ませることが多くなった (右)利川果奈子/編集部記者:記者歴2年弱のため、まだまだ取材前はナーバスになりがち。そんな時、現場を取り仕切るPRが顔見知りの人だとホッとして、実家に帰ったような気持ちに。いつか仕事で恩返ししたい! ILLUSTRATION : UCA
フランスの都市イエールで、「第39回イエール国際フェスティバル(39e Festival International de Mode, d’Accessoires et de Photographie a Hyeres)」が10月10〜13日に開催された。同フェスティバルはフランス政府が支援しており、コートダジュールの絶景を望むイエール市と、メイン会場である文化的施設ヴィラ・ノアイユ(Villa Noaille)が年に一度主催している。パートナーにはシャネルグループを筆頭に、素材見本市のプルミエール・ヴィジョン(Premiere Vision)、エルメス(HERMES)、ケリング(Kering)、LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON)、アメリカン・ヴィンテージ(American Vintage)などの企業45社が並ぶ。会期中は業界関係者が出席可能なファッション部門ファイナリストのランウエイショーと、ヴィラ・ノアイユにてフォトグラフィーとアクセサリー部門のファイナリスト作品の展示、過去の各部門のグランプリ受賞者の最新作を展示し、会期後は翌年5月まで一般開放している。
今年のファッション部門の審査員長は、「クレージュ(COURREGES)」アーティスティック・ディレクターのニコラス・デ・フェリーチェ(Nicolas Di Felice)が務めた。同フェスティバルの特徴は、その年に務める審査員長の美学や服作りへのアプローチが選考基準に表れること。コンセプチュアルなクリエイションが評価されることもあれば、コマーシャルに強いリアルな提案がグランプリを受賞することもある。その傾向を考慮したうえで、受賞者を予想するのが同フェスティバル参加者の楽しみの一つとなっている。
シャネル傘下のアトリエ・デ・マチエール(Atelier des Matieres)による提供素材で制作したルックで競い合うアトリエ・デ・マチエール賞と、クチュール工房の職人技術を生かしたデザインが判断基準となるLe19Mメティエダール賞は、ベルギー出身でラ・カンブル国立美術学校出身で「バレンシアガ(BALENCIAGA)」に勤めるロマン・ビショ(Romain Bichot)がダブル受賞を果たした。ビショは、羽根細工の工房のルマリエ(Lemarie)と、刺しゅう工房のルサージュ(Lesage)」と協業し、道端で拾ったマットレスに装飾を施すなど、アップサイクルの手法を基盤とした。シャネルが審査するだけにきっとクラシックなルックが選ばれるのだろうと予想していたが、「バレンシアガ」のルックを彷彿とさせる予想外のアヴァンギャルドなルックが栄冠を勝ち取った。ビショは2万ユーロの助成金と、クチュール工房との長期プロジェクト開発の機会を得て、来年の同フェスティバルで同プロジェクトを発表する予定だ。
PROFILE: 中学校の先生の影響で環境問題に関心を持つようになる。2021年11月に行われた第26回国連気候変動枠組条約締約国会議(COP26)に、若者による気候変動の活動団体Fridays For Future Japanのメンバーとして参加する。学生団体「やさしいせいふく」は、人にも環境にもやさしい服づくりを目指して講演会の実施やGOTS認証のオーガニックコットンTシャツの販売などを行っている。24年夏には資金を集めて同シャツのコットンを生産するインドの農家や縫製工場を訪ねて、取材を行った。高校では陸上部に所属。
WWD:12月のファッションショーとは別に、タキヒヨーとDress the Lifeとの合同展示会を計画している。
小山:本展示会では、タキヒヨーから生分解性のあるPLA素材を使用した生地を、Dress the Lifeからドレス制作時に生じる残布をご提供いただき、繊維研究会で作品を製作しました。ファッション業界に批評意識を持ち、真摯な姿勢でデザインに向き合う私たちにしかできないサステナブルなアプローチがあると思っています。複数の企業と1つの取り組みを行うことも、展示という発表形態自体も初の試みであるため、初めて直面するさまざまな課題に試行錯誤しながらも、開催へ向け奮闘しているところです。ぜひ足をお運びいただけたらうれしいです。
タキヒヨー、Dress the Lifeと合同で展示会を開催タキヒヨー、Dress the Lifeと合同で展示会を開催
■タキヒヨー×Dress the Life×繊維研究会合同展示会「夢幻泡影」
日程:11月17日
時間:10:30~15:30
場所:BABABASE
住所:東京都豊島区高田3‐3‐16 広研印刷株式会社 新館1階
すみっコぐらしの限定パッケージを多数用意している「ザボディショップ(THE BODY SHOP)」。限定パッケージのボディークリーム(50mL)とシャワージェル(60mL)をセットにしたギフトコフレは“シア”“ピンクグレープフルーツ”“ブリティッシュローズ”“ストロベリー”の4種をラインアップする。>詳細はこちら
(左)遠藤里紗/編集部記者:平成8年生まれで「たまごっち」が流行した世代ど真ん中。表紙を飾ったメイベンさんが「エンジェルブルー」を着こなす姿を見て、平成のエネルギッシュだった時代を懐古中 (右)佐藤慎一郎/編集部記者:レトロスタイルの参照元が分かってしまい、自分も歳をとったんだなと改めて実感する昭和61年生まれ。街で見た“ジョーツ”をきっかけに、久しぶりに当時のパンクを聴いた ILLUSTRATIOPN : UCA
「リン(WRINN)」は今夏、カシミアリメイクブランド「ア ラブ ムーブメント(A LOVE MOVEMENT)」とのコラボアイテムをLAのセレクトショップ「マックスフィールド(MAXFIELD)」限定で販売した。川島幸美「リン」デザイナーは、2020年のブランド立ち上げ時からサステナビリティを前提とした服作りに取り組むも、環境配慮型素材の選択肢の狭さなどに悩んできた。そんな彼女が「光が見えた」と話すのが、協業による一点物の取り組みだ。
「リン(WRINN)」は今夏、カシミアリメイクブランド「ア ラブ ムーブメント(A LOVE MOVEMENT)」とのコラボアイテムをLAのセレクトショップ「マックスフィールド(MAXFIELD)」限定で販売した。川島幸美「リン」デザイナーは、2020年のブランド立ち上げ時からサステナビリティを前提とした服作りに取り組むも、環境配慮型素材の選択肢の狭さなどに悩んできた。そんな彼女が「光が見えた」と話すのが、協業による一点物の取り組みだ。
今回デザインチームは、そんな大役を見事に果たしてくれましたね。藪野さんがいう通り、女性をさまざまな制約から解き放ったガブリエルの偉業に刺激を受けて、「飛翔」というストーリーを定め、さまざまなアイデアを、多種多様な工房と形にすることで、見るものを飽きさせないコレクションを発表したと思います。同じデザインチーム体制でコレクションに臨んだ「ドリス ヴァン ノッテン(DRIES VAN NOTEN)」には、違和感を禁じ得ないスタイルもあったけれど、「シャネル」は全て「シャネル」らしい。ことブランドに若々しさを盛り込んだヴィルジニーへのリスペクトも垣間見えたような気がして、私は嬉しく思いました。
(左)村上要/編集長:ミラノ&パリ18日間の出張は初挑戦。印象的な思い出の1つは、立ち居振る舞いがマリリン・モンローの再来を思わせたBLACKPINKのロゼ。日本の芸能人も学ぶべき (右)藪野淳/欧州通信員:今季のパリは、連日の雨と9月とは思えない寒さで予想以上に体力を消耗。けれど、最終日夜には「コペルニ」のショーのためにディズニーランドまで行き、ハッピーな気分で取材を終えた ILLUSTRATION : UCA
「ジーユー(GU)」は、アメリカ育ちの韓国人デザイナー、ロク・ファン(Rok Hwang)によるブランド「ロク(ROKH)」とのコラボコレクションを発売する。コラボレーションのテーマは“Play in Style”で、「ロク」が得意とするボタンの開け閉めや留め方、パーツの取り外しなどでプレイフルなレイヤードスタイルを楽しめる全16型をラインアップする。
「ジーユー(GU)」は、アメリカ育ちの韓国人デザイナー、ロク・ファン(Rok Hwang)によるブランド「ロク(ROKH)」とのコラボコレクションを発売する。コラボレーションのテーマは“Play in Style”で、「ロク」が得意とするボタンの開け閉めや留め方、パーツの取り外しなどでプレイフルなレイヤードスタイルを楽しめる全16型をラインアップする。
ユニクロが10月上旬にパリで行った 展覧会「The Art & Science of LifeWear」には、アナ・ウィンター米「ヴォーグ」編集長(左から2番目)など、ファッション業界関係者が集まった
今年6月、「ユニクロ」は創業40周年を迎えました。先週、パリで「ユニクロ」40 周年を記念し、「The Art & Science of LifeWear(ジ・アート&サイエンス・オブ・ライフウエア)」というイベントを開催しました。世界中から多くのお客様やメディア、ファッション関係の皆さまが訪れ、世界中から私たちファーストリテイリングの“LifeWear”の考え方を体感いただきました。創業以来40年間、多くのお客さまや株主、取引先の皆さまに支えられ、成長を継続してきました。
柳井:まず思い出してもらいたいのは、中国は(人口が)14億人にいるってことですよね。14億人。それともう1つ思い出してもらいたいのは、アジアと中国は地続きで、しかもアジアで活躍してるのは、オーバーシーズ・チャイニーズ(越境中国人)ですよね。そういうことを思い出してもらえれば、確かに不動産のスローダウンというかクライシスがあると思うんですけど、でも14億人の人が何か問題が起きて路頭に迷う(ことになれば)、世界にとって大変なことになる。これ、今の米中対立どころじゃないじゃないっていうことですよね。しかも、隣国がロシア、北朝鮮ということから考えれば、それこそ中国が安定してないとまずいんじゃないかなっていう風に思いますし、やっぱり世界平和(が大切だ)。われわれ、「PEACE FOR ALL(ピース・フォー・オール)」という取り組みをしている。世界平和が一番大事。っていうことなんじゃないかなっていう風に僕は考えてますけど。
(左)木村和花/編集部記者:ミラノコレ取材は4シーズン目。長時間フライトも慣れてきて、エコノミークラスの座席で1時間以内に爆睡できる体勢を会得した。帰国後は、鍼灸とジムで集中回復するのが習慣 (右)村上要/編集長:業界人の「私は芸能人のコメントを聞きたいんじゃない。プロのコメントを聞きたい」にハッとした今シーズン。いつも以上に本音のレビューや日記を心がけ、パリ日記をアップ中 ILLUSTRATION : UCA
(左)木村和花/編集部記者:ミラノコレ取材は4シーズン目。長時間フライトも慣れてきて、エコノミークラスの座席で1時間以内に爆睡できる体勢を会得した。帰国後は、鍼灸とジムで集中回復するのが習慣 (右)村上要/編集長:業界人の「私は芸能人のコメントを聞きたいんじゃない。プロのコメントを聞きたい」にハッとした今シーズン。いつも以上に本音のレビューや日記を心がけ、パリ日記をアップ中 ILLUSTRATION : UCA
パリ左岸に4階建ての大きなオフィスをオープンした「サカイ(SACAI)」は、2025年春夏も意欲的なクリエイションを見せた。テーマは「Something to Remember(覚えておきたいこと)」。ただ、それは懐古的なものではない。そこに込められているのは、これまでの歩みや原点であるコレクションの思い出を振り返り、オリジナルのアイデアを現代的に再構築することで、「サカイ」の新たなアーキタイプ(原型)を生み出すという意思。「長年、みんなが知っているものを知らないものにすることを続けてきた。昔に戻るというわけではなく、真面目に洋服に向き合ってきたブランドのオリジンを見直した」と阿部千登勢デザイナーは説明する。
パリ左岸に4階建ての大きなオフィスをオープンした「サカイ(SACAI)」は、2025年春夏も意欲的なクリエイションを見せた。テーマは「Something to Remember(覚えておきたいこと)」。ただ、それは懐古的なものではない。そこに込められているのは、これまでの歩みや原点であるコレクションの思い出を振り返り、オリジナルのアイデアを現代的に再構築することで、「サカイ」の新たなアーキタイプ(原型)を生み出すという意思。「長年、みんなが知っているものを知らないものにすることを続けてきた。昔に戻るというわけではなく、真面目に洋服に向き合ってきたブランドのオリジンを見直した」と阿部千登勢デザイナーは説明する。
「フェイラー(FEILER)」のギフトコンセプトショップ「ラブリー バイ フェイラー(LOVERARY BY FEILER)」は雑貨ブランド「スイマー(SWIMMER)」とのコラボアイテムを発売する。ハンカチやトートバッグ、クッションなど全14型を、2種の限定デザインで展開。“スイマードリーミーベア”は、「スイマー」のくまや雲、流れ星のアートをパステルカラーで表現したドリーミーな絵柄。“スイマードリーミーベアアンドニコニナ”は、人気のくま“ラブラリーニコ”と“ラブラリーニナ”が雲の上で眠るキュートな絵柄だ。
「ロエベ」2025年春夏コレクションのショー会場「ロエベ」2025年春夏コレクションのショー会場会場に飾られたトレイシー・エミンの作品「The only place you came to me was in my sleep」
会場は、今季もヴァンセンヌ城の中庭に建てた巨大な箱型の建物。その外壁には、バッハ(Bach)の楽譜が描かれている。しかし、中はこれまでにないほどミニマルな白の空間。毎回さまざまなアート作品を会場内に飾るが、今回は中にポールの上にとまる小さな鳥をモチーフにしたトレーシー・エミン(Tracey Emin)の作品「The only place you came to me was in my sleep」だけが中央に置かれた。
以前から1シーズンでアイデアを使い捨てることに疑問を呈してきたアンダーソンは、今季もこれまでに生み出してきたアイデアを応用したり、ブラッシュアップしたりしている。例えば、フェザーがびっしりと飾られたTシャツ風のトップスは、2023-24年秋冬に披露したアイデアを発展させたよう。今季は、「美術館やコンサートに行くという体験した時に、思い出の品を持ち帰りたくなる」というアイデアを元に、前面にバッハやモーツァルト(Mozart)といった音楽家の肖像画や、フィンセント・ファン・ゴッホ(Vincent van Gogh)の「ひまわり」やエドゥアール・マネ(Edouard Manet)の「笛を吹く少年」などの名画をハンドペイントで描いた。それはコンサートTシャツやミュージアムグッズかのようなデザインであり、アンダーソンのユーモアを感じる。
(左)本橋涼介/シニアエディター:米国は高校生以来、およそ15年ぶり。当時は帰国後しばらくアメリカにかぶれ、「ジョナス・ブラザーズ」を聞きながらデカいピクルスを食べた (右)木村和花/編集部記者:ロンドン取材での1番の思い出は、グラスゴー出身のおじいちゃんドライバーとの珍道中。ロンドンを全く運転したことのない上に方向音痴。揉めに揉めたが、最終日にはかたい友情で結ばれた ILLUSTRATION : UCA
今年で40周年を迎える「ユニクロ(UNIQLO)」が、フランス・パリで特別展「The Art and Science of LifeWear: What Makes Life Better? 」を開催中だ。会期は10月1〜5日で、開幕前日には柳井正ファーストリテイリング会長兼社長や大矢光雄 東レ社長、9月に「ユニクロ」クリエイティブディレクターに就任したクレア・ワイト・ケラー(Clare Waight Keller)らが登壇する記者会見も実施。パリ・ファッション・ウイークに合わせて現地を訪れている各国のメディア関係者に、「ユニクロ」の40年の道のりと、その背景にあるアートとサイエンスの世界を伝えた。
説明会の最後に行われたパネルディスカッションでは、クレア・ワイト・ケラーと、「ユニクロ」のグローバルブランドアンバサダーであるテニスプレーヤー、ロジャー・フェデラー(Roger Federer)選手が登壇し、同展のテーマである“人々の暮らしをより良くするものは何か?(What Makes Life Better)”について各々の意見を述べた。司会者から、「ユニクロ」での新たな任務について問われたケラーは、「『ユニクロ』の服作りの姿勢に感銘を受けている」とコメント。「隅々まで行き届いた“入念さ”に私自身がインスパイアされるとともに、そのような服には人生をも変える力があると感じています。人々がどのように『ユニクロ』の洋服を着て、人生を送るのかを考えながら、クリエイションに向き合っています」と続けた。特別展を通して創業40周年をパリで祝うとともに、ケラーを迎えて新体制となった「ユニクロ」の未来に、さらなる成長発展を感じさせる内容で締めくくられた。
今年で40周年を迎える「ユニクロ(UNIQLO)」が、フランス・パリで特別展「The Art and Science of LifeWear: What Makes Life Better? 」を開催中だ。会期は10月1〜5日で、開幕前日には柳井正ファーストリテイリング会長兼社長や大矢光雄 東レ社長、9月に「ユニクロ」クリエイティブディレクターに就任したクレア・ワイト・ケラー(Clare Waight Keller)らが登壇する記者会見も実施。パリ・ファッション・ウイークに合わせて現地を訪れている各国のメディア関係者に、「ユニクロ」の40年の道のりと、その背景にあるアートとサイエンスの世界を伝えた。
説明会の最後に行われたパネルディスカッションでは、クレア・ワイト・ケラーと、「ユニクロ」のグローバルブランドアンバサダーであるテニスプレーヤー、ロジャー・フェデラー(Roger Federer)選手が登壇し、同展のテーマである“人々の暮らしをより良くするものは何か?(What Makes Life Better)”について各々の意見を述べた。司会者から、「ユニクロ」での新たな任務について問われたケラーは、「『ユニクロ』の服作りの姿勢に感銘を受けている」とコメント。「隅々まで行き届いた“入念さ”に私自身がインスパイアされるとともに、そのような服には人生をも変える力があると感じています。人々がどのように『ユニクロ』の洋服を着て、人生を送るのかを考えながら、クリエイションに向き合っています」と続けた。特別展を通して創業40周年をパリで祝うとともに、ケラーを迎えて新体制となった「ユニクロ」の未来に、さらなる成長発展を感じさせる内容で締めくくられた。
7月には「ジャンポール ゴルチエ(JEAN PAUL GAULTIER)」のオートクチュールも手がけ喝采を浴びたニコラス・デ・フェリーチェ(Nicolas Di Felice)は今季、メビウスの帯から着想を得て、反復と削減の原則を探求。インビテーションもシルバーのメタルでできたメビウスの帯でした。ランウエイに登場したのは、創業者アンドレ・クレージュ(Andre Courreges)による1962 年のオートクチュールからヒントを得たという背中と一体化した大きなフード付きのケープに始まり、背中を大胆に開いたホルターネックのミニドレスやトップスにバンドゥートップを合わせるスタイル、胸だけが検閲バーさながらの黒い生地で覆われたように見えるメッシュのバンドゥートップ、腿のサイドや膝部分にスリットを配した細身のパンツ、斜めにカットした1枚の布をそれぞれの足に絡めるようにして作ったアシンメトリーなドレスやスカートなど。ミニマルかつセンシュアルな世界観の中で、自身の確立したデザインや新しいアイデアを発展させています。
そして「ドリス ヴァン ノッテン(DRIES VAN NOTEN)」です。詳しくは、こちらの記事をご覧いただければと思います。にしたって、記事にも書きましたが、2025年春夏コレクションを最後に第一線を退いた本人が、客席からショーを見て、フィナーレでは泣いていたなんて、感動しませんか?私も、デザインチームの14人が出てきたフィナーレではウルッとしてしまいました。早くこの14人が、新しい指揮官のもとで活躍できるといいな。ラグジュアリーやデザイナーズの世界では、クリエイターが変わると、デザインチームはもちろん、PRやマーケティングのスタッフまで総入れ替えになるケースが多いけれど、「ドリス ヴァン ノッテン」はそんな変革を望んではいないでしょう。ちなみに、「シャネル(CHANEL)」もきっと同じ。そして「ドリス ヴァン ノッテン」には、素晴らしいチームが既に存在していることを改めて認識できたコレクションでした。
「セシリー バンセン」はホンマタカシの雪山写真から着想
村上:次の「セシリー バンセン(CECILIE BAHNSEN)」は、変わらないガーリーなシルエットを飽きさせずに見せ続けるのが本当に上手ですね。今回は何より、「ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)」コラボに代表されるアウトドアなムードと、雪山を思わせるアイスブルーなどのカラーパレット、でしょうか?
ヴィヴィアーノ・スー(Viviano Sue)=デザイナーによる「ヴィヴィアーノ(VIVIANO)」が勢いづいている。ウィメンズの2025年春夏コレクションは、武器である“かわいい”クリエイションに大人のムードが加わり、ブランドの世界観をさらに強固にしつつある。ショー会場はスペイン様式の建築が美しい小笠原伯爵邸で、BGMはエディット・ピアフ(Édith Piaf)の「La Vie en rose」(邦訳:バラ色の人生)だ。
デザイナーは誰よりもショーを愛し、ゲストを楽しませようとする意識が強い。そのポジティブな姿勢が好調なビジネスにも影響しているのだろう。ショー前のリハーサルでも、モデルに前向きな言葉をかけ続ける。「Just enjoy the show!You guys are beautiful!(ショーを楽しむことに集中して。みんなきれいだよ)」。
ヴィヴィアーノ・スー(Viviano Sue)=デザイナーによる「ヴィヴィアーノ(VIVIANO)」が勢いづいている。ウィメンズの2025年春夏コレクションは、武器である“かわいい”クリエイションに大人のムードが加わり、ブランドの世界観をさらに強固にしつつある。ショー会場はスペイン様式の建築が美しい小笠原伯爵邸で、BGMはエディット・ピアフ(Édith Piaf)の「La Vie en rose」(邦訳:バラ色の人生)だ。
デザイナーは誰よりもショーを愛し、ゲストを楽しませようとする意識が強い。そのポジティブな姿勢が好調なビジネスにも影響しているのだろう。ショー前のリハーサルでも、モデルに前向きな言葉をかけ続ける。「Just enjoy the show!You guys are beautiful!(ショーを楽しむことに集中して。みんなきれいだよ)」。
「ジルスチュアート ビューティ(JILL STUART BEAUTY)」は、ホワイトフローラル、ミルクティーブレンド、ラシャスベリーの香りをそろえた新ライフスタイルシリーズを発売する。商品ラインアップはオードトワレ、ボディーミルク、ハンドクリーム、リップマスクなど全13アイテム。気分に合わせて選べるミニサイズの"オードトワレ ローラーボール"は、3種の香りを用意した。
「ユニクロ(UNIQLO)」は、同じファーストリテイリング傘下のウィメンズブランド「コントワー・デ・コトニエ(COMPTOIR DES COTONNIERS)」との2024-25年秋冬カプセルコレクションを10月4日に発売します。パリのエッセンス漂うネイビー、オフホワイト、グレー、テラコッタのカラーが秋の装いへといざないますね。
「マウジー(MOUSSY)」は“ディズニー シリーズ クリエイテッド バイ マウジー(DISNEY SERIES CREATED BY MOUSSY)”コレクションを発売する。同コレクションはディズニーアニメーション作品を彩る魅力的な悪役たち“ディズニーヴィランズ(DISNEY VILLAINS)”を起用。「アラジン」のジャファー、「ピーター・パン」のフック船長が入った総柄ジャカードニットや、マレフィセントをプリントしたスエット、クルエラのロンTなどビンテージ感あるアイテムを用意する。
「ユニクロ(UNIQLO)」は、同じファーストリテイリング傘下のウィメンズブランド「コントワー・デ・コトニエ(COMPTOIR DES COTONNIERS)」との2024-25年秋冬カプセルコレクションを発売する。同コレクションは“スポーツ&クチュール”をテーマに、フランスの伝統的な仕立てによるシックさと天然素材を中心とした着心地の良さが特徴。プレミアムラムを100%使用したハーフジップセーターや東レの特殊技術“ナノデザイン”を使用した上品な光沢のフリルブラウスなど全7型をラインアップする。
「ワイズ(Y'S)」は、「ドクターマーチン(DR.MARTENS)」とコラボしたブーツを発売する。同コラボではブーツ2型を用意。ともにイギリスの老舗タンナーのチャールズ・F・ステッド(CHARLES F STEAD)社のクラシックカーフレザーを用い、厚底のソールや、ステッチに至るまで、全体を黒で統一した。バックジップには「ドクターマーチン」を彷ふつとさせる黄色の“AirWair”ロゴを配したリボンを、またインソールには両ブランドのロゴと、“MADE WITH C F.STEAD LEATHER”の文言をあしらった。
「ダイリク(DAIRIKU)」は、「コンバース(CONVERSE)」とのコラボスニーカーを発売する。デザインの着想源は映画「ファイトクラブ」。「コンバース」の人気スニーカー“オールスター ハイ(ALL STAR HI)”をベースに、主人公の二面性と「ダイリク」2024-25年秋冬コレクションの世界観を落とし込んだ。
「ユニクロ(UNIQLO)」は、同じファーストリテイリング傘下のウィメンズブランド「コントワー・デ・コトニエ(COMPTOIR DES COTONNIERS)」との2024-25年秋冬カプセルコレクションを10月4日に発売します。パリのエッセンス漂うネイビー、オフホワイト、グレー、テラコッタのカラーが秋の装いへといざないますね。
「マウジー(MOUSSY)」は“ディズニー シリーズ クリエイテッド バイ マウジー(DISNEY SERIES CREATED BY MOUSSY)”コレクションを発売する。同コレクションはディズニーアニメーション作品を彩る魅力的な悪役たち“ディズニーヴィランズ(DISNEY VILLAINS)”を起用。「アラジン」のジャファー、「ピーター・パン」のフック船長が入った総柄ジャカードニットや、マレフィセントをプリントしたスエット、クルエラのロンTなどビンテージ感あるアイテムを用意する。
「ユニクロ(UNIQLO)」は、同じファーストリテイリング傘下のウィメンズブランド「コントワー・デ・コトニエ(COMPTOIR DES COTONNIERS)」との2024-25年秋冬カプセルコレクションを発売する。同コレクションは“スポーツ&クチュール”をテーマに、フランスの伝統的な仕立てによるシックさと天然素材を中心とした着心地の良さが特徴。プレミアムラムを100%使用したハーフジップセーターや東レの特殊技術“ナノデザイン”を使用した上品な光沢のフリルブラウスなど全7型をラインアップする。
「ワイズ(Y'S)」は、「ドクターマーチン(DR.MARTENS)」とコラボしたブーツを発売する。同コラボではブーツ2型を用意。ともにイギリスの老舗タンナーのチャールズ・F・ステッド(CHARLES F STEAD)社のクラシックカーフレザーを用い、厚底のソールや、ステッチに至るまで、全体を黒で統一した。バックジップには「ドクターマーチン」を彷ふつとさせる黄色の“AirWair”ロゴを配したリボンを、またインソールには両ブランドのロゴと、“MADE WITH C F.STEAD LEATHER”の文言をあしらった。
「ダイリク(DAIRIKU)」は、「コンバース(CONVERSE)」とのコラボスニーカーを発売する。デザインの着想源は映画「ファイトクラブ」。「コンバース」の人気スニーカー“オールスター ハイ(ALL STAR HI)”をベースに、主人公の二面性と「ダイリク」2024-25年秋冬コレクションの世界観を落とし込んだ。
藪野:「ディオール」が終わった後は、公式スケジュール外の「ガニー(GANNI)」のショーのため、急ぎ足でパレ・ド・トーキョーへ移動。「ガニー」は、2024年春夏まで地元コペンハーゲン・ファッション・ウイークでショーを行っていましたが、今季、パリに発表の舞台を移しました。デザイナーは皆、最終的にパリを目指したいのでしょうか。4月に就任した、「バレンシアガ(BALENCIAGA)」出身のローラ・デュ・リュスケック(Laura du Rusquec)CEOも「グローバル展開をさらに拡大させていく」と話していたので、その点でもやはりパリでのコレクション発表ということなのでしょう。
それがたとえ現代のライフスタイルに即していないとしても、創業デザイナー、イヴ・サンローラン(Yves Saint Laurent)の美学を継承することで、女性の自尊心や自信、自立心を増幅しながら確固たるポジションを築こうとしている「サンローラン(SAINT LAURENT)」は、今季も創業デザイナーが生み出したアイコニックなスタイルを現代に蘇らせた。イヴニングドレスに匹敵する、もしくは代わるくらいエレガントなスーツだ。イヴ・サンローランは、女性がパンツを履くことにさえ偏見が残っていた1966年にスーツを発表。これは、女性がスーツを着るようになった1つの転機とさえ言われている。
(左)林芳樹/シニアエディター:本特集に登場した販売員が翌年の「スタッフオブザイヤー」(日本最大の販売員コンテスト)のグランプリを2年連続で受賞しています。今号にも来年の有力候補が潜んでいるかも (右)新関瑠里/編集部記者:本特集は販売員だけでなく、どの職種にも生かせる仕事術が充実しています。堀野さんの取材は終始感動しっぱなしで、私自身、誰かを喜ばせられる取材ができているかと痛感しました ILLUSTRATION : UCA
創業デザイナーのドリス・ヴァン・ノッテン(Dries Van Noten)がブランドを去って以降、初めてのコレクションとなる2025年春夏ウィメンズのランウエイショーが9月25日(現地時間)、パリで開かれた。メゾンはドリスに代わってクリエイティブの指揮を執る人物を遠くない将来発表する予定というが、今回はドリスの下で長年服作りを学んできたデザインチームが担当。ドリス本人は、客席からショーを見守り、フィナーレには涙を流していたという。
さぁ、いよいよラストスパートです。「ウィークエンド マックスマーラ(WEEKEND MAX MARA)」は、NETFLIX「エミリー・イン・パリス」にも出演するアシュレイ・パーク(Ashley Park)とのコラボコレクションの発表ですね。アシュレイって、かなり個性的なスタイルを楽しんでいる人の印象ですが、カプセル・コレクションはどんな感じでしたか?
さぁ、いよいよラストスパートです。「ウィークエンド マックスマーラ(WEEKEND MAX MARA)」は、NETFLIX「エミリー・イン・パリス」にも出演するアシュレイ・パーク(Ashley Park)とのコラボコレクションの発表ですね。アシュレイって、かなり個性的なスタイルを楽しんでいる人の印象ですが、カプセル・コレクションはどんな感じでしたか?
ブランド名の「DDDD」は、“Dimensional(次元)”“Daring(大胆)”“Deviant(逸脱)”“Dazzle(眩しい)”の頭文字。クリエイティブディレクターのSHINJI、デザイナーのSHIGEKI、アートディレクターのZENを中心に活動する。国内コレクションブランドのデザインやブランディングコンサルを手掛けてきたSHINJIと国内セレクトショップやアウトドアブランドの商品企画やデザインに携わってきたSHIGEKIの豊富な経験に加え、パルクールアーティストとしても活躍するZENがファッションクリエイションにパルクールの哲学を取り入れる。“Dress Up Lazy(怠けたドレスアップ)”を掲げ、反骨精神(Amanojaku)、独自視点(Outsider)、都市の知恵(Streetwise)という3つのキーワードを洋服に落とし込み、自己表現を追求するという。「洗練されたアイテムに、あえて“無骨さ”を入れる逆説的な美学」で、新たなファッションシーンとカルチャーの提案を目指す。
25年春夏コレクションは、コンセプトである“Dress Up Lazy”をベースにしながら、洗練されたデザインを無骨に着こなし、個性と自由を楽しむ都会的なスタイルを表現した。“Lazy”な抜け感を意識し、ファーストルックは、スエットやトランクスなどを組み合わせたスタイリング。全36体のルックが、朝から夜にかけて、カジュアルからだんだんとドレスアップしていくイメージだ。