8月17、18日に千葉県の海浜幕張と大阪・万博記念公園で行われる日本最大級の都市型音楽フェス「サマーソニック 2024(SUMMER SONIC 2024)」(以下、「サマソニ」)。今年はマネスキン(MÅNESKIN)とブリング・ミー・ザ・ホライズン(Bring Me the Horizon)がヘッドライナーを務めるほか、クリスティーナ・アギレラ(Christina Aguilera)、リル・ヨッティ(Lil Yachty)、BE:FIRST(ビーファースト)、Number_i、(ナンバーアイ)BABYMONSTER(ベイビーモンスター)、IVE(アイヴ)、タイラ(TYLA)、など多彩なジャンルのアーティストが登場する。
Number_iは平野紫耀、神宮寺勇太、岸優太の3人からなるグループ。変幻自在なビートの格好良さで押しきる曲(「GOAT」「BON」etc.)、オーセンティックなソウルミュージックの滋味を捉えた曲(「Blow Your Cover」「i」etc.)、それらの間をつなぐ曲(PUNPEEが参加した「SQUARE_ONE」etc.)など、伝統と革新の両立ぶりが素晴らしい。「最初からマスにいる人は行くところがコアであればあるほど良かったりする」という話を見事に体現するアーティスト。間違いなく良いパフォーマンスをみせてくれるはずだ。
「プロが選ぶ年間マイベスト」企画にもたびたび選出、今年3月にリリースされたアルバム「離婚伝説」も大好評の2人組。バンド名の由来はマーヴィン・ゲイ(アルバム「Hear My Dear」の邦題)で、ソウルとフュージョンが交差する70年代後半の感じが土台になっていると思われるのだが、そこにロック的なガッツと日本ならではの歌メロの抜け感が加わるからか、全体的な印象は不思議と現代的。KIRINJIのファンにもSuchmosのファンにも刺さるだろう極上のポップスだ。
LAUFEY
16:20〜17:05@SONIC STAGE
レイヴェイ(Laufey)は、中国系アイスランド人のシンガーソングライター(バークリー音楽大学卒)。エラ・フィッツジェラルドやビリー・ホリデイといった名ジャズボーカリストの系譜にある音楽性だが、2021年のデビューEP収録曲「Like the Movies」がTikTokで爆発的にヒット。昨年のアルバム「Bewitched」でグラミー賞も受賞し、満員のコンサートで10代の女の子たちがジャズ・スタンダードを合唱するような状況が生まれている。演奏や楽曲の良さは折り紙付き。今回の「サマソニ」も素晴らしいステージになるに違いない。
星野源は、メジャーフィールドにおける音楽的挑戦という点で日本を代表する存在だろう。細野晴臣やクレイジーキャッツのような国内ポップスの系譜(“芸能”的なものも疎かにしない)と世界各地の先鋭的なビートミュージックをつなぐ姿勢は、自身の作品においても、昨年と今年の「サマソニ」におけるキュレーション企画“so sad so happy”においても発揮されている。石橋英子らがサポートを務めるライブパフォーマンスも素晴らしい。観たことのない方はこの機会にぜひ。
ベル・アンド・セバスチャン(Belle & Sebastian)はネオアコ〜インディポップの至宝と謳われるスコットランド/グラスゴーのバンド。繊細で美しいサウンドと内省的ながら親しみ深い歌詞表現は、曲の素晴らしさもあって根強い支持を得ている。なお、リーダーのスチュアート・マードックはNHKの連続テレビ小説「虎に翼」の劇中歌「You are so amazing」を担当。本人も「ベル・セバスチャンの表現の核でもある、女性の解放をテーマにした作品に関わることができて嬉しく思います。感謝しています。夏に日本に行きます。そこでこの曲を歌えたらいいな」というコメントを出している。この編成で聴けるのが楽しみだ。
サックスをはじめとした複数の楽器を操り、ボーカリストとしても優れているテラス・マーティン(Terrace Martin)は、現代ジャズを代表するプレイヤーの1人にして、ケンドリック・ラマー「To Pimp A Butterfly」など数々の名作を担当してきた重要プロデューサーでもある。ディナー・パーティーでの同僚であるロバート・グラスパーに勝るとも劣らない総合音楽家であり、今回のステージはその豊かな表現力に接する貴重な機会になるだろう。なお、テラスは同日出演のAnswer to Rememberのリーダーである石若駿(くるりや椎名林檎、君島大空とも共演する新世代のトップドラマー)との共演を熱望している。この日のステージで実現する可能性も高そうだ。
ROBER GLASPER WITH SPECIAL GUEST YEBBA
27:40〜28:30@ MOUNTAIN STAGE
昨年は東京初日のビーチステージで行われた星野源のトータル・キュレーション企画“so sad so happy”(世界各地のポップスターをぜいたくに招聘)が、今年は“so sad so happy 真夜中”として東京深夜のミッドナイトソニック(「サマソニ」の入場券いずれかがあれば参加可能)に登場。今回のテーマはおそらく現代ジャズで、国内外の超一流が集結している。ロバート・グラスパー(Robert Glasper)はそうした文脈における最重要人物(ピアニスト/プロデューサー)で、ヒップホップやR&Bなど多様なジャンルを横断接続する名作を連発してきた。そこに今回はゴスペル出身の卓越したシンガーであるイエバ(Yebba)が客演。最高のコンビネーションを期待していいだろう。
グレタ・ヴァン・フリート(Greta Van Fleet)は、60〜70年代ロックの徹底的な研究から出発し、レッド・ツェッペリンを介してブルースとプログレッシブ・ハードをつなぐような音楽性を確立。そうした作風が災いしてかツェッペリンのクローンと見做されることも多いのだが、似た要素を持ちながらもその使い方は別物で(出音の良さは受け継ぎつつ格段に整ったリズムアンサンブルなど)、クラシックロックを血肉化し現代的に再構築するバンドと捉えるほうが適切かと。その上でライブパフォーマンスは見事の一言。偏見のある人も観れば惹き込まれるはずだ。
8月17、18日に千葉県の海浜幕張と大阪・万博記念公園で行われる日本最大級の都市型音楽フェス「サマーソニック 2024(SUMMER SONIC 2024)」(以下、「サマソニ」)。今年はマネスキン(MÅNESKIN)とブリング・ミー・ザ・ホライズン(Bring Me the Horizon)がヘッドライナーを務めるほか、クリスティーナ・アギレラ(Christina Aguilera)、リル・ヨッティ(Lil Yachty)、BE:FIRST(ビーファースト)、Number_i、(ナンバーアイ)BABYMONSTER(ベイビーモンスター)、IVE(アイヴ)、タイラ(TYLA)、など多彩なジャンルのアーティストが登場する。
Number_iは平野紫耀、神宮寺勇太、岸優太の3人からなるグループ。変幻自在なビートの格好良さで押しきる曲(「GOAT」「BON」etc.)、オーセンティックなソウルミュージックの滋味を捉えた曲(「Blow Your Cover」「i」etc.)、それらの間をつなぐ曲(PUNPEEが参加した「SQUARE_ONE」etc.)など、伝統と革新の両立ぶりが素晴らしい。「最初からマスにいる人は行くところがコアであればあるほど良かったりする」という話を見事に体現するアーティスト。間違いなく良いパフォーマンスをみせてくれるはずだ。
「プロが選ぶ年間マイベスト」企画にもたびたび選出、今年3月にリリースされたアルバム「離婚伝説」も大好評の2人組。バンド名の由来はマーヴィン・ゲイ(アルバム「Hear My Dear」の邦題)で、ソウルとフュージョンが交差する70年代後半の感じが土台になっていると思われるのだが、そこにロック的なガッツと日本ならではの歌メロの抜け感が加わるからか、全体的な印象は不思議と現代的。KIRINJIのファンにもSuchmosのファンにも刺さるだろう極上のポップスだ。
LAUFEY
16:20〜17:05@SONIC STAGE
レイヴェイ(Laufey)は、中国系アイスランド人のシンガーソングライター(バークリー音楽大学卒)。エラ・フィッツジェラルドやビリー・ホリデイといった名ジャズボーカリストの系譜にある音楽性だが、2021年のデビューEP収録曲「Like the Movies」がTikTokで爆発的にヒット。昨年のアルバム「Bewitched」でグラミー賞も受賞し、満員のコンサートで10代の女の子たちがジャズ・スタンダードを合唱するような状況が生まれている。演奏や楽曲の良さは折り紙付き。今回の「サマソニ」も素晴らしいステージになるに違いない。
星野源は、メジャーフィールドにおける音楽的挑戦という点で日本を代表する存在だろう。細野晴臣やクレイジーキャッツのような国内ポップスの系譜(“芸能”的なものも疎かにしない)と世界各地の先鋭的なビートミュージックをつなぐ姿勢は、自身の作品においても、昨年と今年の「サマソニ」におけるキュレーション企画“so sad so happy”においても発揮されている。石橋英子らがサポートを務めるライブパフォーマンスも素晴らしい。観たことのない方はこの機会にぜひ。
ベル・アンド・セバスチャン(Belle & Sebastian)はネオアコ〜インディポップの至宝と謳われるスコットランド/グラスゴーのバンド。繊細で美しいサウンドと内省的ながら親しみ深い歌詞表現は、曲の素晴らしさもあって根強い支持を得ている。なお、リーダーのスチュアート・マードックはNHKの連続テレビ小説「虎に翼」の劇中歌「You are so amazing」を担当。本人も「ベル・セバスチャンの表現の核でもある、女性の解放をテーマにした作品に関わることができて嬉しく思います。感謝しています。夏に日本に行きます。そこでこの曲を歌えたらいいな」というコメントを出している。この編成で聴けるのが楽しみだ。
サックスをはじめとした複数の楽器を操り、ボーカリストとしても優れているテラス・マーティン(Terrace Martin)は、現代ジャズを代表するプレイヤーの1人にして、ケンドリック・ラマー「To Pimp A Butterfly」など数々の名作を担当してきた重要プロデューサーでもある。ディナー・パーティーでの同僚であるロバート・グラスパーに勝るとも劣らない総合音楽家であり、今回のステージはその豊かな表現力に接する貴重な機会になるだろう。なお、テラスは同日出演のAnswer to Rememberのリーダーである石若駿(くるりや椎名林檎、君島大空とも共演する新世代のトップドラマー)との共演を熱望している。この日のステージで実現する可能性も高そうだ。
ROBER GLASPER WITH SPECIAL GUEST YEBBA
27:40〜28:30@ MOUNTAIN STAGE
昨年は東京初日のビーチステージで行われた星野源のトータル・キュレーション企画“so sad so happy”(世界各地のポップスターをぜいたくに招聘)が、今年は“so sad so happy 真夜中”として東京深夜のミッドナイトソニック(「サマソニ」の入場券いずれかがあれば参加可能)に登場。今回のテーマはおそらく現代ジャズで、国内外の超一流が集結している。ロバート・グラスパー(Robert Glasper)はそうした文脈における最重要人物(ピアニスト/プロデューサー)で、ヒップホップやR&Bなど多様なジャンルを横断接続する名作を連発してきた。そこに今回はゴスペル出身の卓越したシンガーであるイエバ(Yebba)が客演。最高のコンビネーションを期待していいだろう。
グレタ・ヴァン・フリート(Greta Van Fleet)は、60〜70年代ロックの徹底的な研究から出発し、レッド・ツェッペリンを介してブルースとプログレッシブ・ハードをつなぐような音楽性を確立。そうした作風が災いしてかツェッペリンのクローンと見做されることも多いのだが、似た要素を持ちながらもその使い方は別物で(出音の良さは受け継ぎつつ格段に整ったリズムアンサンブルなど)、クラシックロックを血肉化し現代的に再構築するバンドと捉えるほうが適切かと。その上でライブパフォーマンスは見事の一言。偏見のある人も観れば惹き込まれるはずだ。
フライング・ロータス(Flying Lotus)主催のレーベル「ブレインフィーダー」から先月末に傑作「魔法学校」をリリース、THE FIRST TAKEの素晴らしいパフォーマンスもあって急速に注目度を増している長谷川白紙は、サカナクションとアルカ(Arca)の双方から大きな影響を受けている。そうした意味において、「ソニマニ」というフェスの文脈を象徴し網羅するアーティストと言えるだろう。演奏表現力はもちろん、とにかく曲が良く、複雑ながら超キャッチーな音楽性は予備知識なしでも惹き込まれるはず。アンダーワールドの終盤とフェニックスの前半にかぶっているのが残念だが、まだ迷っている方はぜひ。演者もフロアも熱のこもったライブになるはずだ。
ニア・アーカイヴス(Nia Archives)は、近年のUKクラブシーンを代表するジャマイカ系のDJ/シンガー・ソングライター。「ドラムが曲の中で大きなスペースを占めていてまるで心臓のようなもの」と言うように、どの曲もジャングル/ドラムンベースのビートが標準装備的に鳴り続けているのだが、レディオヘッド(Radiohead)やブラー(Blur)といった90年代ロックからの影響も大きく、全体として優れた個性が生まれている。レゲエのフィーリングを備えたボーカリストとしても非常に良い味があり、ダンスミュージックとしても歌ものとしても楽しめる。1stアルバム「Silence Is Loud」リリース後初めての来日ということもあって期待大だ。
フライング・ロータス(Flying Lotus)主催のレーベル「ブレインフィーダー」から先月末に傑作「魔法学校」をリリース、THE FIRST TAKEの素晴らしいパフォーマンスもあって急速に注目度を増している長谷川白紙は、サカナクションとアルカ(Arca)の双方から大きな影響を受けている。そうした意味において、「ソニマニ」というフェスの文脈を象徴し網羅するアーティストと言えるだろう。演奏表現力はもちろん、とにかく曲が良く、複雑ながら超キャッチーな音楽性は予備知識なしでも惹き込まれるはず。アンダーワールドの終盤とフェニックスの前半にかぶっているのが残念だが、まだ迷っている方はぜひ。演者もフロアも熱のこもったライブになるはずだ。
ニア・アーカイヴス(Nia Archives)は、近年のUKクラブシーンを代表するジャマイカ系のDJ/シンガー・ソングライター。「ドラムが曲の中で大きなスペースを占めていてまるで心臓のようなもの」と言うように、どの曲もジャングル/ドラムンベースのビートが標準装備的に鳴り続けているのだが、レディオヘッド(Radiohead)やブラー(Blur)といった90年代ロックからの影響も大きく、全体として優れた個性が生まれている。レゲエのフィーリングを備えたボーカリストとしても非常に良い味があり、ダンスミュージックとしても歌ものとしても楽しめる。1stアルバム「Silence Is Loud」リリース後初めての来日ということもあって期待大だ。
「江原道(KOH GEN DO)」は、“素肌が主役になる”ポイントメイクシリーズを新発売する。溶け込むような発色と定着力のあるパウダーがメリハリのある立体的な目元を作り出すアイシャドウ“ミネラル 3D アイシャドウ”やひとはけで自然な血色感と明るさをプラスするルースタイプのチーク“ミネラル ルース チーク”、肌にスッととけ込むような密着感と自然な発光感をかなえる“ミネラル ルース ハイライター”をそろえる。
■商品詳細
“ミネラル 3D アイシャドウ”(全2色、4400円)
“ミネラル ルース チーク”(全2色、3850円)
“ミネラル ルース ハイライター”(全2色、3850円)
「ルナソル(LUNASOL)」は、2024年秋コレクション“記憶の足跡(Capture the Scene)”を発売する。ブランドを代表する4色アイシャドウパレットの進化版“アイカラーレーションN”のほか、新商品の単色アイシャドウやマスカラを発売する。“また9月6日には、定番のオイル美容液ファンデーション“カラーオイルセラム”から限定の澄んだ肌を演出するラベンダーと、冴えた印象を与えるミントを発売する。
「サボリーノ」は、夏の紫外線ケアをかなえるフェイスマスク2種を限定発売する。朝用フェイスマスク“目ざまシート N OS24”はキンモクセイ、夜用フェイスマスク“お疲れさマスク N OS24”はギンモクセイの香りで登場する。朝用はやや弱めのメントール配合で、夜用はメントール・アルコールフリー。肌を潤いで満たす水密ヴェール処方を採用するほか、エイジングケアにアプローチする保湿成分を共通配合する。
■商品詳細
“目ざまシート N OS24”(30枚入、1540円)
“お疲れさマスク N OS24”(30枚入、1540円)
【8月17日発売】
ビューティフルピープルフィールズ
(BEAUTIFUL PEOPLE FEELS)
絶滅危惧種動物に注目したアイテム4型
「ビューティフルピープルフィールズ」の新コレクション
ビューティフルピープルのサブライン“ビューティフルピープルフィールズ(BEAUTIFUL PEOPLE FEELS)”は、新コレクションを発売する。遺失物取扱所を意味する“ロスト・アンド・ファウンド”をテーマに、“イリオモテヤマネコ”などのアジア圏の絶滅危惧種をデザインに落とし込んだ。パーカやロンT、トートバッグなどをラインアップする。
チームUSAハウスを兼ねたパリ旧証券取引所(パレ・ブロンニャール)で開催された、NBAとNBCの共催イベント「ア・セレブレーション・オブ・オリンピック・バスケットボール(A Celebration of Olympic Basketball)」でパフォーマンスするスヌープ・ドッグ。フェイバリットカラーであるパープルに身を包み、その下にはエイジャ・ウィルソンのポートレートがプリントされたジャージーを着用。
チームUSAハウスを兼ねたパリ旧証券取引所(パレ・ブロンニャール)で開催された、NBAとNBCの共催イベント「ア・セレブレーション・オブ・オリンピック・バスケットボール(A Celebration of Olympic Basketball)」でパフォーマンスするスヌープ・ドッグ。フェイバリットカラーであるパープルに身を包み、その下にはエイジャ・ウィルソンのポートレートがプリントされたジャージーを着用。
利川果奈子/編集部記者:最近は「フェイラー」のハンカチを収集したい欲がムクムク。幼少期に実家のたんすで発見し、柔らかな手触りに「なんだこれは!」と衝撃を受けたことを今でも覚えている (右)村上要/編集長:人気再燃のデニム・オン・デニムに夢中だったのは、00年代。反動で「ダサい」と刷り込んでしまったが、最近大人っぽく「プラダ」と「マルニ」のデニム・オン・デニムを楽しみだした ILLUSTRATION : UCA
スケジュールも佳境に入り、ますます盛り上がりを見せるパリ五輪。白熱する試合はもちろん、個性豊かな観戦客の装いも見逃せない。レディー・ガガ(Lady Gaga)からアナ・ウィンター(Anna Wintour)米「ヴォーグ(VOGUE)」編集長、ケンダル・ジェンナー(Kendall Jenner)、デンマーク王妃(Queen Mary of Denmark)まで、各界セレブ達の観戦スタイルをお届けする。
「ルナソル(LUNASOL)」は、2024年秋コレクション“記憶の足跡(Capture the Scene)”を発売する。ブランドを代表する4色アイシャドウパレット“アイカラーレーション”の進化版“アイカラーレーションN”が登場するほか、新商品の単色アイシャドウやマスカラが誕生する。“アイカラーレーションN”はより繊細に、より上質にパワーアップした。
「ルナソル(LUNASOL)」は、2024年秋コレクション“記憶の足跡(Capture the Scene)”を発売する。ブランドを代表する4色アイシャドウパレット“アイカラーレーション”の進化版“アイカラーレーションN”が登場するほか、新商品の単色アイシャドウやマスカラが誕生する。“アイカラーレーションN”はより繊細に、より上質にパワーアップした。
(左)大塚千践/副編集長:暑がりなのに厚着しがち。スーツケースの重さはシーズンレス。メンズコレ後のパリでのイベントにTシャツ&ジーンズで出席すると「気抜き過ぎ」と先輩ジャーナリストに怒られる (右)藪野淳/欧州通信員:今回のメンズコレは猛暑日がなく、肌寒い日もあるくらいだったが、取材しやすかった。高温多湿がめっぽう苦手なので、ドイツに移住して以来、夏には一時帰国しないと決めている ILLUSTRATION : UCA
藪野:夏といえばヨーロッパではバカンスですが、特にイタリアには海が身近なデザイナーが多いです。例えば、「ドルチェ&ガッバーナ(DOLCE&GABBANA)」のドメニコ・ドルチェ(Domenico Dolce)はシチリア、「グッチ(GUCCI)」のサバト・デ・サルノ(Sabato De Sarno)はナポリ、「MSGM」のマッシモ・ジョルジェッティ(Massino Giorgetti)はリミニ出身。そんな彼らが提案する開放的なスタイルは説得力がありました。
パブロ・ピカソ(Pablo Picasso)の孫で、美術史の専門家ディアナ・W・ピカソ(Diana W. Picasso)とデザイナーのソンジュ・ムーン(Sunjoo Moon)が手がける「メネ(MENE)」は「投資用ジュエリー」を前面に打ち出すフランスのジュエリーブランド。同ブランドは、古代ギリシャのオリンピックにちなんで製作した“オリンピア・コレクション”を再構築。メダルの代わりに使われたオリーブの葉の王冠や、ギリシャの女神ニケ、さらには小さな神殿などのモチーフを使ったアイテムをラインナップしている。すべての24金のゴールドかプラチナ製だ。
ビューティアイテムの発売情報を「WWDJAPAN」的視点でピックアップ!今回は7月29〜8月4日に発売するアイテムを紹介します。厳しい暑さが続く今年の夏。お肌にも疲れが見えてきているはず。プロによるフェイスピーリングから着想を得て開発された「シャネル(CHANEL)」のスペシャルケアマスクや、「キールズ(KIEHL'S SINCE 1851)」のロングセラー商品”カレンデュラトナー”ラインの乳液は、そんな肌悩みに寄り添ってくれそうです。メイクアイテムは秋のコレクションが続々。「シュウ ウエムラ(SHU UEMURA)」の美容液リップ、「アナ スイ コスメティックス(ANNA SUI COSMETICS)」のリキッド アイカラー、「エムアイエムシー(MIMC)」のアイシャドウなどに注目です。
「ザボディショップ(THE BODY SHOP)」は、ホワイトムスクシリーズから“ブルームスクゼスト”3種を発売する。香りをフレッシュなシトラスとグリーンをブレンドした明るい陽射しを感じるよう仕上げた。ラインアップは、豊かな泡立ちで肌と髪をスッキリ洗い上げるヘア&ボディーウォッシュと、仕事後や入浴後などに軽やかに香りをまとうことができるフレグランスミスト、オードトワレだ。
「ユニクロ(UNIQLO)」のTシャツブランド「UT」は、漫画「ピーナッツ(PEANUTS)」 とのコラボTシャツ4型を発売する。名言やアート作品が掲載された書籍「ア・トレジャリー・オブ・ハピネス(A Treasury of Happiness)」に焦点を当て、スヌーピーたちキャラクターによる、日常のささやかな幸せをテーマとした。
「アメリ(AMERI)」は、「コンバース(CONVERSE)」と初のコラボスニーカーを発売する。キャンバス地とスエード、レザーの異素材を組み合わせ、アウトソールに「アメリ」のコンセプト“NO RULES FOR FASHION”の文言をあしらったほか、「アメリ」ロゴを配したレザー部品をシューレースに通すなど、コラボならではの意匠を施した。7月29日から「アメリ」の会員サービス“AMATE”会員限定で先行予約を受け付ける。
「サロン アダム エ ロペ(SALON ADAM ET ROPE)」は、「エルエルビーン(L.L.BEAN)」に別注したバッグ“グローサリー・トート”を発売する。地層や鉱石の中で静かに輝く石や、半貴石をイメージした4色と、2023年春夏シーズンに人気を博したブルーを加えた全5色を販売する。すでにジャドール ジュン オンラインで予約を受け付けている。
ビームス(BEAMS)は、メンズカジュアルバイヤーの新井伸吾をテーマとした書籍“プレイ ザ クラシック(PLAY THE CLASSIC)”を発売する。本書は、ファッションやライフスタイルにこだわりを持つ、ビームススタッフを書籍化する“アイ アム ビームス(I AM BEAMS)”シリーズの第7弾。同氏の人々とのつながりや、洋服への興味のきっかけなど、魅力を1冊に詰め込んだ。
アトモス(ATMOS)は、「アシックス(ASICS)」に別注したスニーカー“GT-2160”を発売する。“We Are All Medalists.”をテーマに、目標に向かう全ての人を称える1足として制作。クリームホワイトのアッパーに、金、銀、銅のメダルカラーを採用、スポーティーなモデルにストリートのエッセンスを加えた。すでに抽選を受け付けている。
世界最古の薬局「サンタ・マリア・ノヴェッラ(SANTA MARIA NOVELLA)」(以下、SMN)」といえば、人気の“ポプリ”をはじめ、フレグランスのブランドとして知られている。しかし、“薬局”というだけあり、ラインアップは幅広く、オーデコロンからスキンケア、石鹸、歯磨き粉、薬用シロップまである。私がイタリアを訪れた際は、必ず、どの街でも訪れるお店が「SMN」だ。薄暗いお店の中は、ちょっとした博物館のよう。お馴染みのレトロなラベルの商品をはじめ、ソープトレーやポプリの壺などの小物類が置かれ、見ているだけでも楽しい。フィレンツェ本店は今でもサンタ・マリア・ノヴェッラ教会に程近い修道院跡にあり、歴史を感じさせる美しい内装で多くの観光客や買い物客を魅了している。
創業は1221年というから、当時の日本はまだ鎌倉時代。フィレンツェのドミニコ会の修道士が、修道院の菜園でとれた薬草を用いて医薬品や塗り薬などの製造を始めたのが、ブランドのルーツだ。フレグランス=フランスというイメージが強いが、元々はイタリアからフランスへ渡ったもの。カトリーヌ・ド・メディシス(Catherine de Medicis)が1533年にフランス王アンリ2世へ嫁ぐ際に “アックア・デッラ・レジーナ(王妃の水)”を「SMN」へオーダーし、フランスへ持ち込んだ。イタリアン・シトラス、ネロリ、パチュリから構成される魅惑的で清潔感溢れる香りは今でも同ブランドのベストセラーの一つ。この繊細な香りは、フランス社交界にセンセーションを巻き起こした。そして、ナポレオン皇帝も「SMN」の香水を愛用するようになり、戦場で戦士の士気を高めるために用いたと言われる。フォークやナイフといったカトラリー類もそうだが、香水も実は、ド・メディシスを通してイタリアからフランスへ渡ったというわけだ。1900年には、「SMN」はパリ万博への参加を通じて、世界中にその名が知れ渡り、王室や芸術家などに愛されるようになった。このように、「SMN」には長年の歴史に刻まれたワクワクするストーリーがある。
オリンピック開催が迫る今月17日、開会式に出演するダンサー3000人のうち約250人が、不平等な待遇に対してストライキを行った。ダンスディレクター、そして開会式の振付師であるモード・ル・プラデック(Maud Le Pladec)は、この問題についてダンサー労働組合と開会式のサービスプロバイダーであるパナーム24(Paname24)の間で引き続き交渉中だと語る。彼女は衣装監督のダフネ・ビュルキ(Daphne Burki)や音楽監督のヴィクトル・ル・マスネ(Victor Le Masne)に並び、開会式の制作に携わる中心的なクリエイターの1人だ。