また、同株主総会では、取締役会のメンバーを現在の12人から15人に増やす議案の決議も行う。候補者のリストには、ほかにスー・Y・ナビ(Sue Y. Nabi)=コティ(COTY)CEO、ジェフロイ・ヴァン・ラムドンク(Geoffroy van Raemdonck)前ニーマン マーカス グループ(NEIMAN MARCUS GROUP)CEO、フランソワ・アンリ・ベナミアス(Francois Henry Bennahmias)前オーデマ ピゲ(AUDEMARS PIGUET)CEOらの名前が挙げられている。
仏百貨店のプランタン(PRINTEMPS)は3月21日、ニューヨークのウォール街に「プランタン ニューヨーク(PRINTEMPS NEW YORK)」をグランドオープンした。ニューヨーク証券取引所から目と鼻の先にあるウォールストリートとブロードウェイの角に建つ、元銀行として使用されていた歴史的なビルだ。同店は2層、総売場面積4万平方フィートで集積型のファッションフロアの他にビューティー、5つの飲食店を有する。
ジンズは、スローガン「Magnify Life -まだ見ぬ、ひかりを」を掲げ、アジア地域を中心にグローバル規模で事業を展開。25年2月現在で、国内509店、中国で161店、米国5店、台湾74店、香港9店、フィリピン8店に加え、ベトナムへの進出も決定している。今回の給与水準改定により、世界に通用する人材の採用・育成を強化し、顧客体験の要である店舗でのサービス向上を目指す。
ジンズは、スローガン「Magnify Life -まだ見ぬ、ひかりを」を掲げ、アジア地域を中心にグローバル規模で事業を展開。25年2月現在で、国内509店、中国で161店、米国5店、台湾74店、香港9店、フィリピン8店に加え、ベトナムへの進出も決定している。今回の給与水準改定により、世界に通用する人材の採用・育成を強化し、顧客体験の要である店舗でのサービス向上を目指す。
小倉:日本では、1995年に起こった阪神淡路大震災で被災した子どもたちを2001年に兵庫の六甲山のスキー場に招待して、スノーボードを楽しんでもらったのが始まりでした。NPO法人としてチル ジャパンができたのは03年、これまでに活動に招待してきた子どもたちは2000〜3000人です。日本に限らず、チルの活動は“LTR(Learn To Ride)”という板ができたことで進んだ部分は大きかった。初心者でもターンのきっかけがつかみやすく、逆エッジで転ぶことが少ない板です。自分も“LTR”で滑ってみて、「これなら子どもたちが履いても大丈夫」と思ったのをよく覚えています。
小倉:日本では、1995年に起こった阪神淡路大震災で被災した子どもたちを2001年に兵庫の六甲山のスキー場に招待して、スノーボードを楽しんでもらったのが始まりでした。NPO法人としてチル ジャパンができたのは03年、これまでに活動に招待してきた子どもたちは2000〜3000人です。日本に限らず、チルの活動は“LTR(Learn To Ride)”という板ができたことで進んだ部分は大きかった。初心者でもターンのきっかけがつかみやすく、逆エッジで転ぶことが少ない板です。自分も“LTR”で滑ってみて、「これなら子どもたちが履いても大丈夫」と思ったのをよく覚えています。
1階の中央部にある“アトリウム”エリアは、iPS細胞の展示“iPS Cells for the Future”を据え、大阪・関西の再生医療のポテンシャルを発信する。また、入浴しながら健康状態の可視化できるサイエンスによる自動入浴機械“ミライ人間洗濯機”も展示。予約すれば体験も可能で、すでに850人を超える応募者が集まっているという。アウトソーシングが提供する“AIコンシェルジュロボット“は、万博に関する質問に対応し、バイタルチェックもできる。
iPS細胞の展示“iPS Cells for the Future”サイエンスによる自動入浴機械“ミライ人間洗濯機”“AIコンシェルジュロボット“「大阪ヘルスケアパビリオン」内観
“リボーンチャレンジ”は、400を超える大阪の中小企業やベンチャーの技術やサービスを1週間ごとに異なる26のテーマで展示。フードエリアには、関西の料理人や教育機関、企業による調理パフォーマンスや料理教室が開かれるデモキッチンや、エア・ウォーターが運営するロボットがドリンクを提供する「AIR WATER NEO MIX STAND」、自動ソフトクリーム盛り付け体験ができる「NISSEI Mouthful Creations」、医薬品からお土産までをそろえるドラッグストア「アカカベ 大阪ヘルスケアパビリオン店」などが軒を連ねる。
アダストリアは米国子会社のAdastria USA, Inc.を精算し、米国事業から撤退すると発表した。「2024年12月期に米国事業は大幅な減益となり、さらに国際貿易の緊張の高まりなどを考慮すると早期の構造改革による業績回復が困難な状況にある」(発表資料から)ことが背景。清算に必要な全ての手続きが終了するのは26年6月ごろの予定。これによるアダストリアの25年2月期、26年2月期の連結業績に与える影響は「軽微基準内と見込んでいるものの、詳細は精査中」。
アダストリアは「米国でのブランドビジネスのノウハウを獲得するため」、17年にAdastria USA, Inc.を設立。同社を通してVelvet, LLCの持分を取得し、米国で卸事業を中心に事業を行ってきた。Velvet, LLCの持分については譲渡先を選定中という。米国事業から撤退し、「戦略的成長分野である東南アジアにリソースを集中する」。
Adastria USA, Inc.の直近の業績は、現時点で確定している24年1〜9月期で、売上高56億円、営業損失3億8900万円、純損失3億5600万円だった。
アダストリアは米国子会社のAdastria USA, Inc.を精算し、米国事業から撤退すると発表した。「2024年12月期に米国事業は大幅な減益となり、さらに国際貿易の緊張の高まりなどを考慮すると早期の構造改革による業績回復が困難な状況にある」(発表資料から)ことが背景。清算に必要な全ての手続きが終了するのは26年6月ごろの予定。これによるアダストリアの25年2月期、26年2月期の連結業績に与える影響は「軽微基準内と見込んでいるものの、詳細は精査中」。
アダストリアは「米国でのブランドビジネスのノウハウを獲得するため」、17年にAdastria USA, Inc.を設立。同社を通してVelvet, LLCの持分を取得し、米国で卸事業を中心に事業を行ってきた。Velvet, LLCの持分については譲渡先を選定中という。米国事業から撤退し、「戦略的成長分野である東南アジアにリソースを集中する」。
Adastria USA, Inc.の直近の業績は、現時点で確定している24年1〜9月期で、売上高56億円、営業損失3億8900万円、純損失3億5600万円だった。
ベルトラン新副CEOは、フランスの名門校HECビジネススクール(HEC Business School)を卒業し、LVMHが擁するゲラン(GUERLAIN)のオーストラリア事業のマーケティング・ディレクターとしてキャリアをスタート。その後、ロレアル(L'OREAL)で18年にわたってさまざまな要職を歴任し、2016年にクリスチャン ディオール クチュールに加わった。21年11月から現職。
第1部の前半では、「WWDJAPAN」メンズ担当の大塚千践副編集長に加え、ベルリン在住の藪野淳欧州通信員がオンラインで参加し、25-26年秋冬メンズのトレンドを総括した。ミラノとパリのメンズコレクションを特集した「WWDJAPAN」(3月3日発売)の紙面を参照し、4つの代表的スタイルを紹介。特に注目のスタイルとして、洗練された日常のワードローブ“エレベーテッド・デイウエア(Elevated Daywear)” と、冒険心を呼び覚ますアウトドアミックス“イントゥ・ザ・ワイルド(Into the Wild)”の2つを挙げた。それぞれの代表的なブランドのショーを解説しながら、トレンドが生まれた背景についても言及した。大塚副編集長は今季のトレンドについて「トレンドが明確に切り替わることが少ないメンズウエアだが、日常着を基本にした気の利いた着こなしのバリエーションが増えている」と分析した。
第1部の前半では、「WWDJAPAN」メンズ担当の大塚千践副編集長に加え、ベルリン在住の藪野淳欧州通信員がオンラインで参加し、25-26年秋冬メンズのトレンドを総括した。ミラノとパリのメンズコレクションを特集した「WWDJAPAN」(3月3日発売)の紙面を参照し、4つの代表的スタイルを紹介。特に注目のスタイルとして、洗練された日常のワードローブ“エレベーテッド・デイウエア(Elevated Daywear)” と、冒険心を呼び覚ますアウトドアミックス“イントゥ・ザ・ワイルド(Into the Wild)”の2つを挙げた。それぞれの代表的なブランドのショーを解説しながら、トレンドが生まれた背景についても言及した。大塚副編集長は今季のトレンドについて「トレンドが明確に切り替わることが少ないメンズウエアだが、日常着を基本にした気の利いた着こなしのバリエーションが増えている」と分析した。
同社は2月下旬、労働者調整・再訓練通知法(Worker Adjustment and Retraining Notification)の適用をカリフォルニアおよびペンシルバニア州で申請したことが明らかに。これは100人以上の労働者を抱える雇用主が工場閉鎖や大量解雇を行う際、その60日前に従業員に通告することを義務付けている法律のため、同社は両州で700人程度の人員整理を実施すると見られている。情報筋によれば、同社は本社での解雇や100〜200店の閉鎖を行い、残った店舗の買い手を探す予定だが、清算も視野に入れているという。
荻島:メンズとウィメンズが両方そろうショップは軒並み良かった。「RHCロンハーマン(RHC RON HERMAN)」「ジャーナル スタンダード レリューム(JOURNAL STANDARD RELUME)」などセレクトショップの伸びが顕著。中でも良かったのは「ユナイテッドアローズ グリーンレーベル リラクシング(UNITED ARROWS GREEN LABEL RERAXING)」。店長が交代し、接客力が格段にアップした。接客力は重要なキーワードで、ファンをしっかりつかんでいる「ヒステリックグラマー(HYSTERIC GLAMOUR)」、秋に新規出店した「リーバイス(LEVI'S)」も接客が高評価で絶好調。「コーエン(COEN)」はVMDをテコ入れしたことで売り上げが急伸した。「アディダス(ADIDAS)」「ニューエラ(NEW ERA)」「アークテリクス(ARC’HTERYX)」などのスポーツ&ストリートカジュアルも継続人気。メガネショップも引き続き売れており、「ジンズ(JINS)」が突出した。
荻島:メンズとウィメンズが両方そろうショップは軒並み良かった。「RHCロンハーマン(RHC RON HERMAN)」「ジャーナル スタンダード レリューム(JOURNAL STANDARD RELUME)」などセレクトショップの伸びが顕著。中でも良かったのは「ユナイテッドアローズ グリーンレーベル リラクシング(UNITED ARROWS GREEN LABEL RERAXING)」。店長が交代し、接客力が格段にアップした。接客力は重要なキーワードで、ファンをしっかりつかんでいる「ヒステリックグラマー(HYSTERIC GLAMOUR)」、秋に新規出店した「リーバイス(LEVI'S)」も接客が高評価で絶好調。「コーエン(COEN)」はVMDをテコ入れしたことで売り上げが急伸した。「アディダス(ADIDAS)」「ニューエラ(NEW ERA)」「アークテリクス(ARC’HTERYX)」などのスポーツ&ストリートカジュアルも継続人気。メガネショップも引き続き売れており、「ジンズ(JINS)」が突出した。
カナダの大手百貨店ハドソンズ・ベイを運営するハドソンズ・ベイ・カンパニーULC(HUDSON'S BAY COMPANY ULC以下、ハドソンズ・ベイ)は3月7日、オンタリオ州上位裁判所に企業債権者調整法(Companies’ Creditors Arrangement Act以下、CCAA)の適用を申請し、これが承認されたことを発表した。CCAAは日本の民事再生法や、米国の連邦破産法第11条にあたるもので、同社はつなぎ融資を受けながら事業再建を目指すこととなる。なお、今回受ける融資により同社は10日程度の事業継続が可能となるが、その間に再建計画もしくは融資期間の延長を裁判所に提出する必要があるという。
その後しばらくは業績を伸ばしたものの、ECの台頭などによって小売り環境が大きく変化し、16年頃から失速。19年には、「短期間での成果やリターンが期待されない環境で再生を目指したい」として、ベーカー会長兼CEOを含む複数の主要株主が同社の発行済み株式を買い取る形での上場廃止となった。その際、持株会社ハドソンズ・ベイ・カンパニー(HUDSON'S BAY COMPANY以下、HBC)を設立し、組織を再編している。
新会社から切り離されたハドソンズ・ベイ
HBCは24年7月、米百貨店ニーマン・マーカス(NEIMAN MARCUS)やバーグドルフ・グッドマン(BERGDORF GOODMAN)を運営するニーマン マーカス グループ(NEIMAN MARCUS GROUP)を26億5000万ドル(約3895億円)で買収。取引の成立後、HBCは百貨店の運営と店舗の土地開発などの不動産業を行う新会社サックス・グローバル(SAKS GLOBAL)を設立し、ベーカー会長兼CEOがエグゼクティブ・チェアマンに就任した。これに伴い、持株会社としてのHBCは解散。年商100億ドル(約1兆4700億円)規模と見込まれる新会社は、サックス・フィフス・アベニュー、そのオフプライスストアであるサックス・オフ・フィフス(SAKS OFF 5TH)、ニーマン・マーカス、バーグドルフ・グッドマンを運営しているが、ハドソンズ・ベイは含まれていない。
佐々木:「ビオトープ」の場合は物販と飲食のゾーニングを一体化しずぎるとダメ、明確に区切りすぎてもダメ。言葉で表現するのは難しいけど、適度なゾーニングの塩梅がある。「サタデーズNYC」や「サロン アダム エ ロペ(SALON ADAM ET ROPE)」、昨年12月に表参道に開いた「V.A.」など、当社は物販と飲食の併設店をいくつか運営しているが、それぞれ業態によってやり方は異なる。
佐々木:「ビオトープ」の場合は物販と飲食のゾーニングを一体化しずぎるとダメ、明確に区切りすぎてもダメ。言葉で表現するのは難しいけど、適度なゾーニングの塩梅がある。「サタデーズNYC」や「サロン アダム エ ロペ(SALON ADAM ET ROPE)」、昨年12月に表参道に開いた「V.A.」など、当社は物販と飲食の併設店をいくつか運営しているが、それぞれ業態によってやり方は異なる。