佐々木:「ビオトープ」の場合は物販と飲食のゾーニングを一体化しずぎるとダメ、明確に区切りすぎてもダメ。言葉で表現するのは難しいけど、適度なゾーニングの塩梅がある。「サタデーズNYC」や「サロン アダム エ ロペ(SALON ADAM ET ROPE)」、昨年12月に表参道に開いた「V.A.」など、当社は物販と飲食の併設店をいくつか運営しているが、それぞれ業態によってやり方は異なる。
佐々木:「ビオトープ」の場合は物販と飲食のゾーニングを一体化しずぎるとダメ、明確に区切りすぎてもダメ。言葉で表現するのは難しいけど、適度なゾーニングの塩梅がある。「サタデーズNYC」や「サロン アダム エ ロペ(SALON ADAM ET ROPE)」、昨年12月に表参道に開いた「V.A.」など、当社は物販と飲食の併設店をいくつか運営しているが、それぞれ業態によってやり方は異なる。
河村:そもそも最初にパンクを知ったのは14歳ぐらい、セックス・ピストルズ(SEX PISTOLS)ですね。今考えると、ピストルズのアートワークにもコラージュが使われていますけど、当時はそんなこと全然意識してなくて。デッド・ケネディーズも初めて先輩から教えてもらって聴いたのがファーストアルバムだったので、ファーストのジャケットはコラージュではないんですよ。なので、ジャケットで「うわ、なにこれ」と思ったのでいうと、ラード(LARD)の「LAST TEMPTATION OF REID」。あれでウィンストン・スミスのコラージュにやられた感じです。
河村:そもそも最初にパンクを知ったのは14歳ぐらい、セックス・ピストルズ(SEX PISTOLS)ですね。今考えると、ピストルズのアートワークにもコラージュが使われていますけど、当時はそんなこと全然意識してなくて。デッド・ケネディーズも初めて先輩から教えてもらって聴いたのがファーストアルバムだったので、ファーストのジャケットはコラージュではないんですよ。なので、ジャケットで「うわ、なにこれ」と思ったのでいうと、ラード(LARD)の「LAST TEMPTATION OF REID」。あれでウィンストン・スミスのコラージュにやられた感じです。
松本市出身で、2階にセレクトショップ「トーカ バイ リファート(TOCA by lifart...)」を構えていた西牧隆行代表は、かつて高校生の頃、「学校帰りに『とりあえずパルコ』に立ち寄るのがルーティンだった」と振り返る。「買い物だけでなく、立ち読みをしたり音楽を聴いたりと、青春の思い出が詰まった憧れの場所でもあった。街の文化的な側面でも、僕らの世代はもちろん、今の若い人たちにとっても新たな世界への扉を開く場所が一つ失われるのは寂しい」と語った。
松本市出身で、2階にセレクトショップ「トーカ バイ リファート(TOCA by lifart...)」を構えていた西牧隆行代表は、かつて高校生の頃、「学校帰りに『とりあえずパルコ』に立ち寄るのがルーティンだった」と振り返る。「買い物だけでなく、立ち読みをしたり音楽を聴いたりと、青春の思い出が詰まった憧れの場所でもあった。街の文化的な側面でも、僕らの世代はもちろん、今の若い人たちにとっても新たな世界への扉を開く場所が一つ失われるのは寂しい」と語った。
「マイテレサ」は中国事業を強化するべく、24年7月に新たなグレーターチャイナ地域担当社長として、LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON)のグレーターチャイナ地域EC担当ヘッドを務めていたデデ・チャン・ブリノーリ(Dede Chan Brignoli)を任命。同年9月には、中国市場での社名をメイリンシー(MEI LIN SHI)に変更したほか、ウィーチャット上のミニプログラムにショップをオープンした。同店はウィメンズ、メンズ、キッズウエアなど180以上のブランドを取り扱っており、商品は欧州にある「マイテレサ」の倉庫から出荷しているという。
「マイテレサ」は中国事業を強化するべく、24年7月に新たなグレーターチャイナ地域担当社長として、LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON)のグレーターチャイナ地域EC担当ヘッドを務めていたデデ・チャン・ブリノーリ(Dede Chan Brignoli)を任命。同年9月には、中国市場での社名をメイリンシー(MEI LIN SHI)に変更したほか、ウィーチャット上のミニプログラムにショップをオープンした。同店はウィメンズ、メンズ、キッズウエアなど180以上のブランドを取り扱っており、商品は欧州にある「マイテレサ」の倉庫から出荷しているという。
H&Mヘネス・アンド・マウリッツ(H&M HENNES & MAURITZ以下、H&M)の2024年11月期決算は、売上高が前期比0.7%減の2344億7800万スウェーデンクローナ(約3兆2826億円)、営業利益は同19.0%増の173億600万スウェーデンクローナ(約2422億円)、純利益は同32.9%増の115億8400万スウェーデンクローナ(約1621億円)だった。
ラグジュアリーセクターは、23年から需要が世界的に“正常化”し、24年には減速傾向となっている。ラグジュアリー市場をけん引するLVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON)の24年12月期決算は、売上高が前期比1.7%減の846億8300万ユーロ(約13兆4645億円)、営業利益は同16.2%減の189億700万ユーロ(約3兆62億円)、純利益は同17.3%減の125億5000万ユーロ(約1兆9954億円)と減収減益に。不調が続く「グッチ(GUCCI)」を擁するケリング(KERING)も、24年12月期の売上高は同12.1%減の171億9400万ユーロ(約2兆7338億円)、営業利益は同50.2%減の23億1200万ユーロ(約3676億円)、純利益は同62.0%減の11億3300万ユーロ(約1801億円)と大幅な減収減益だった。
アイスタイルは、初の海外旗艦店「アットコスメ ホンコン(@COSME HONG KONG)」を2025年内にオープンする。3層構造で、売り場面積は東アジア最大級の約1400m²。香港の観光・商業の中心地、尖沙咀(チムサーチョイ)に出店する。2月23日にイースト・ポイント・シティ店を閉店し、今後は旗艦店と既存2店舗の収益最大化に注力する。
同旗艦店は2006年9月、同市の中心部ユニオンスクエアの近くにあるショッピングモール、ウェストフィールド・サンフランシスコ・センター(The Westfield San Francisco Centre、現サンフランシスコ・センター)にオープン。5層建てで約3万㎡の広さを誇り、ブルーミングデールズの中ではニューヨーク・マンハッタン旗艦店に次ぐ規模だ。「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」「ディオール(DIOR)」「フェンディ(FENDI)」「バレンシアガ(BALENCIAGA)」「モンクレール(MONCLER)」などのラグジュアリーブランドのほか、多くのコンテンポラリーブランドが出店している。
小島氏は、製品の企画、戦略策定、設計、開発、そして販売に至るまでの全過程を管理するシステムPDM(Product Data Management)導入の必要性を強調する。それにより企画段階からデザインをデジタルで共有し、海外の工場への発注もスムーズに行える。欧米ではすでにスタンダードになっていると語り、日本企業の導入の遅れを指摘した。
小島氏は、製品の企画、戦略策定、設計、開発、そして販売に至るまでの全過程を管理するシステムPDM(Product Data Management)導入の必要性を強調する。それにより企画段階からデザインをデジタルで共有し、海外の工場への発注もスムーズに行える。欧米ではすでにスタンダードになっていると語り、日本企業の導入の遅れを指摘した。
NGGは15年にミラノで設立。「マルセロ・ブロン カウンティ・オブ・ミラン(MARCELO BURLON COUNTY OF MILAN)」のマルセロ・ブロン(Marcelo Burlon)創業者と、人気セレクトショップのアントニオーリ(ANTONIOLI)を運営するクラウディオ・アントニオーリ(Claudio Antonioli)、ミラノ発のカジュアルブランド「ヴィンテージ55(VINTAGE 55)」の創業者ダヴィデ・ドゥ・ジーリオの3人が共同出資した。同社は「パーム エンジェルス」のほか、「アンブッシュ(AMBUSH)」「ヘロン・プレストン(HERON PRESTON)」などのブランドを擁するほか、故ヴァージル・アブロー(Virgil Abloh)による「オフ-ホワイト c/o ヴァージル アブロー(OFF-WHITE c/o VIRGIL ABLOH)」(以下、オフ-ホワイト)をライセンス生産している。19年8月には、高級ECのファーフェッチ(FARFETCH)がNGGを6億7500万ドル(約1019億円)で買収。しかし、ファーフェッチは23年12月15日に経営破綻に陥っていることが明らかになり、同18日に韓国の大手EC企業クーパン(COUPANG)によって買収された。
なお、「オフ-ホワイト」の商標権を持つオフ-ホワイト合同会社(OFF-WHITE LLC)は21年、LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)に過半数株式を売却。その後、LVMHは24年9月、オフ-ホワイト合同会社をブルースター・アライアンスに売却している。
また、NGGは「リーボック(REEBOK)」を保有する米ブランドマネジメント会社オーセンティック・ブランズ・グループ(AUTHENTIC BRANDS GROUP以下、ABG)と22年3月に提携し、23年5月には同ブランドの欧州における販売代理店業務などを手掛けるNGG++部門を立ち上げている。しかし、新たな契約条件で合意に至らなかったことから、ABGは24年11月初旬に同契約を終了。同時期に、NGGは日本の民事再生法にあたるイタリア倒産法(Composizione Negoziata della Crisi、CNC)の適用を申請したと海外メディアが報じた。CNCは破産の手続きをするものではなく、NGGは同法の下で債務を整理しつつ事業を継続し、再建を目指すとしている。
フランソワ・アンリ・ピノー(Francois Henri Pinault)最高経営責任者(CEO)は、「非常にタフな1年だった。変革を加速化しており、長期的にはブランドの体力や憧れを強化する方向に動き始めている」とコメント。「グッチ」では先週、サバト・デ・サルノ(Sabato de Sarno)クリエイティブ・ディレクターの退任を発表している。一方で、「不断なき努力を継続することによって、ケリングは安定化の局面に差し掛かっている。再び、成長軌道に乗るだろう」と続け、売り上げは下げ止まりつつあるとの認識を示した。