「ニューバランス」×「ディスイズネバーザット」の新作スニーカー シルバーとメッシュで平成レトロに

「ニューバランス(NEW BALANCE)」は3月7日、韓国発のストリートブランド「ディスイズネバーザット(THISISNEVERTHAT)」とコラボレーションしたスニーカー“ディスイズネバーザット × ニューバランス 1000(thisisneverthat × New Balance 1000)”を発売する。サイズは23.0〜29.0、30.0cmをそろえ、価格は2万6400円。コンセプトストア「ティーハウス ニューバランス」および、「ニューバランス」の一部店舗、公式オンラインストアで扱う。

カラー&素材使いで懐かしのスタイルを表現

同モデルは、1999年に初登場したパフォーマンスランニングシューズ“ニューバランス 1000”がベース。アッパーは、メタリックカラーを基調に赤みがかったオレンジのシンセティックトリムと刺しゅうのディテールをあしらい、ミレニアム期のハイテクな美学を彷ふつとさせるデザインに仕上げた。また、コラボレーションを象徴するディテールとしてシュータンタグ、ヒール、インソールには両ブランドのロゴを配した。

さらにアッパーには、目の粗いホワイトメッシュを採用し通気性を確保したほか、セグメント化されたソールユニットには“アブゾーブ クッショニング”と“スタビリティー ウェブ”のミッドフットシャンクを搭載。機能性も兼ね備える。

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ミラノのラグジュアリー界最年少のマクシミリアンは「フェラガモ」の伝統と革新を見事に融合

2025-26年秋冬ミラノ・ファッション・ウイークのテーマを1つ挙げるとすれば、フェミニンの再考だ。さまざまなデザイナーが、現代の女性たちを観察し、今の時代に通ずるフェミニンの表現を模索している。その中で、最も「今」の感覚を表出させたのは、弱冠29歳のマクシミリアン・デイヴィス(Maximilian Davis)クリエイティブ・ディレクターが手掛ける「フェラガモ(FERRAGAMO)」なのではないだろうか。

デイヴィスのクリエーションに説得力があるのは、まず100年近いメゾンのヘリテージにしっかりと立脚している点にある。今季も昨シーズンに続き、メゾンの歴史に欠かせないバレエとの関係性に着目。ドイツのモダンダンサー、ピナ・バウシュ(Pina Bausch)の装いをリファレンスにクリエーションを発展させたという。

キーモチーフは花。デイヴィスは、「ピナ・バウシュの作品と愛やロマンスは密接な関係にある。愛やロマンスを物語る花は、サルヴァトーレ・フェラガモ(Salvatore Ferragamo)が多用してきたモチーフでもあり、両者をつなぐ鍵になると考えた」と語る。そして、ランウエイには情熱的な真紅の花びらを敷き詰めた。

序盤を飾るのは、ダンサーを連想させる、一切装飾のないセカンドスキンドレスや、ベージュやグレーのボディースーツ。足元に敷き詰めた花びらが演出するロマンチックなムードとは対照的で、デイヴィスが「フェラガモ」にもたらしたミニマルなエレガンスを際立たせる。

デイヴィスが新たに生んだアイコン“ハグバッグ“は、巨大化し、ベルトのように巻きつけたり、ウエアのポケットとして配したりして、ミニマルなルックに記憶に残る違和感を与える。これは、クラシックバレエが広がる世界に、自由な振り付けや束縛のない表現を持ち込んだモダンダンスの違和感と革新性と重なる。

ミニマルなインナーに羽織るオーバーサイズのテーラードジャケットやコートは、マスキュリンな佇まいながらもジャージー生地で仕立てることで、温かみのある柔らかな印象に。メゾンの職人技が引き立つしなやかなレザーのシャツやロングコートも含め、センシュアルとマスキュリン、そしてコンフォートの共存が、コレクションにモダンさを加えた。

さらに1920年代のシルエットを取り入れた、シアー素材のドレスは腰の低い位置にシアリング素材をベルトのように配し、官能性に加えてコンフォートとインパクトを両立させた。デイヴィスが数シーズンにわたって20年代のシルエットに美を見出す理由は、「女性たちが既存の規範に反発し、自分たちの快適さに重きを置いて、より自然体で気楽に装いたいと望んだ時代だったから」と話し、20年代の女性のアティチュードと現代の共通点を指摘する。

オーガンジーやレザー、サテンを用いた花びらは、パンプスやサンダルのストラップ、バッグを華やかに彩った。そしてリボンのような茎から咲き誇るポピーの花があしらわれたドレスがフィナーレを飾った。デイヴィスは、「フェラガモ」が培ってきたヘリテージを武器に、規範と自由、ロマンスとリアリティー、現代を生きる人々の人間らしい矛盾を、洗練された表現で見事に描き出した。

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マルニ木工の椅子「HIROSHIMA」はなぜアップル社を魅了したのか? そのストーリーをひも解く著書と企画展示

プロダクトデザイナー深澤直人がデザインし、広島県の企業マル二木工が製作した「HIROSHIMA」は奇跡の椅子と言われている。2017年に完成し、約1万2000人の社員が働く広大なアップル本社「アップル パーク(Apple Park)」にもこの椅子は選ばれ、カフェテリアで、オフィスで愛されている。その数、なんと数千脚。木材を確保し、1年がかりで月に数百脚ずつ納品したという。23年5月に開催されたG7広島サミットの首脳会議用として採用され、バイデン米大統領(当時)をはじめとする各国の首脳がこのアームチェアに座り円卓を囲んだ。広島県の木工会社の椅子が、世界の定番として認められた証だ。

もう一つは「HIROSHIMA」が1928年創業の老舗家具メーカー、マル二木工を倒産から救った「奇跡の椅子」であるということ。曲木椅子からスタートした家具製作は戦火を乗り越え、重厚な応接家具「ベルサイユ」などのヒット商品を生み出しつつも、バブルのあおりを受け低落。廃業の危機に直面する。その試行錯誤から、復活、飛躍までの道のりをつづったのが「奇跡の椅子――AppleがHIROSHIMAに出会った日」(文藝春秋社)だ。中田英寿や野茂英雄、五郎丸歩といった世界を舞台に切り開いてきたトップアスリートや、歌舞伎役者・中村勘三郎らのドキュメンタリーを数多く手掛けてきたノンフィクション作家、小松成美氏は、2018年の夏に開催されたトークショーで「HIROSHIMA」のストーリーを知る。「『日本の木工会社がアップル パークに数千脚の椅子を?ありえない!なんで?』という小学生のような好奇心でした」と当時を振り返る。マル二木工の人に会いたい、話してみたいという思いが偶然を引き寄せ、山中洋社長と出会い、この1冊へとつながった。その後、工場で、オフィスで、2019年のミラノサローネで、そして著書の冒頭にあるアップルの本社の現地視察に同行し、この椅子がどのような背景で生まれ、どう展開したかという奇跡を追ってきた。

ジョナサン・アイブが自ら見出した
「HIROSHIMA」がアップルの定番に

スティーブ・ジョブズ(Steve Jobs)が構想したアップルパークは、アップル社の製品のデザインを多く手掛けてきた最高デザイン責任者のジョナサン・アイブ(Jonathan Ives)にその遺志が引き継がれ、具体化された。アイブはプロダクトデザイナーとしての深澤直人に注目し、共鳴していたという。そして見出されたのが「HIROSHIMA」だった。マル二木工はアップル社に対して具体的なアプローチはしてこなかったが、この椅子と共にアイブが英経済雑誌「ファイナンシャル タイムズ(FINANCIAL TIMES)」の表紙を飾っていたことをディラーのアーキテクチュラの担当者より聞く。本格的な建築が始まる前の、試験的な原寸大モデルのオフィスにもこの椅子は採用されていたのだ。その後、大量な発注にも関わらず維持した高い品質と誠実な納品で信頼を得て、数千脚の配置が実現した。「HIROSHIMA」の偉業は小さな奇跡の積み重ねによるものだ。

HIROSHIMAという響きが
笑顔を生み出すポジティブな意味に変換

この物語の最大の奇跡は「HIROSHIMA」というネーミングであろう。「当初、このネーミングを深澤さんから提案されたときは、重すぎる、我々に広島という名を背負えきれるのかと戸惑いました」と山中社長は語る。ローカルがダイレクトに世界とつながれる時代だという深澤氏の言葉に後押しされ、誰もが知っている地名であり、マル二木工の本拠地でもある「HIROSHIMA」がコレクション名となる。「悲劇的なHIROSHIMAという言葉が、今や、アップルの社員の日常と共にあり、笑顔を生みだしている。日本とアメリカの架け橋になったのです」。そして継続は力なり、あきらめずに、がむしゃらに進めば道はひらけることを実感したと山中社長は語る。

「HIROSHIMA」のものづくり
そして奇跡を体感する企画展も開催

曲線が多く、誰もがなでたくなる「HIROSHIMA」の椅子は、姿勢を正して深く座っても、気を緩め浅くもたれ掛けても、自分のポジションに保てるよう設計されている。オンでもオフでも心地よく過ごせることを、実際に座って試してほしい。東京都東日本橋にあるmaruni tokyoでは企画展「木とHIROSHIMA」を3月31日まで開催。木工家具には欠かせない木材を生かすデザイン、それに応えカタチにする行程を、見て、さわって、座って体感する展示となっている。

マル二木工は2028年に創業100周年を迎える。「次の100年も世界の定番として愛され、使う人の日常を美しく心豊かにするような精緻で優れたデザインの木工家具を作り続けたい」という山中洋社長のコメントでノンフィクション「奇跡の椅子――AppleがHIROSHIMAに出会った日」はページを終える。

「奇跡の椅子――AppleがHIROSHIMAに出会った日」
小松成美著  文藝春秋刊  定価2420円

■「木とHIROSHIMA」
場所:maruni tokyo
住所:東京都中央区東日本橋3-6-13
期間:2025年3月31日まで開催
TEL:03-3667-4021
営業時間:11:00〜18:00(平日)10:00〜18:00(土日祝)
定休日:火、水曜日

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マルニ木工の椅子「HIROSHIMA」はなぜアップル社を魅了したのか? そのストーリーをひも解く著書と企画展示

プロダクトデザイナー深澤直人がデザインし、広島県の企業マル二木工が製作した「HIROSHIMA」は奇跡の椅子と言われている。2017年に完成し、約1万2000人の社員が働く広大なアップル本社「アップル パーク(Apple Park)」にもこの椅子は選ばれ、カフェテリアで、オフィスで愛されている。その数、なんと数千脚。木材を確保し、1年がかりで月に数百脚ずつ納品したという。23年5月に開催されたG7広島サミットの首脳会議用として採用され、バイデン米大統領(当時)をはじめとする各国の首脳がこのアームチェアに座り円卓を囲んだ。広島県の木工会社の椅子が、世界の定番として認められた証だ。

もう一つは「HIROSHIMA」が1928年創業の老舗家具メーカー、マル二木工を倒産から救った「奇跡の椅子」であるということ。曲木椅子からスタートした家具製作は戦火を乗り越え、重厚な応接家具「ベルサイユ」などのヒット商品を生み出しつつも、バブルのあおりを受け低落。廃業の危機に直面する。その試行錯誤から、復活、飛躍までの道のりをつづったのが「奇跡の椅子――AppleがHIROSHIMAに出会った日」(文藝春秋社)だ。中田英寿や野茂英雄、五郎丸歩といった世界を舞台に切り開いてきたトップアスリートや、歌舞伎役者・中村勘三郎らのドキュメンタリーを数多く手掛けてきたノンフィクション作家、小松成美氏は、2018年の夏に開催されたトークショーで「HIROSHIMA」のストーリーを知る。「『日本の木工会社がアップル パークに数千脚の椅子を?ありえない!なんで?』という小学生のような好奇心でした」と当時を振り返る。マル二木工の人に会いたい、話してみたいという思いが偶然を引き寄せ、山中洋社長と出会い、この1冊へとつながった。その後、工場で、オフィスで、2019年のミラノサローネで、そして著書の冒頭にあるアップルの本社の現地視察に同行し、この椅子がどのような背景で生まれ、どう展開したかという奇跡を追ってきた。

ジョナサン・アイブが自ら見出した
「HIROSHIMA」がアップルの定番に

スティーブ・ジョブズ(Steve Jobs)が構想したアップルパークは、アップル社の製品のデザインを多く手掛けてきた最高デザイン責任者のジョナサン・アイブ(Jonathan Ives)にその遺志が引き継がれ、具体化された。アイブはプロダクトデザイナーとしての深澤直人に注目し、共鳴していたという。そして見出されたのが「HIROSHIMA」だった。マル二木工はアップル社に対して具体的なアプローチはしてこなかったが、この椅子と共にアイブが英経済雑誌「ファイナンシャル タイムズ(FINANCIAL TIMES)」の表紙を飾っていたことをディラーのアーキテクチュラの担当者より聞く。本格的な建築が始まる前の、試験的な原寸大モデルのオフィスにもこの椅子は採用されていたのだ。その後、大量な発注にも関わらず維持した高い品質と誠実な納品で信頼を得て、数千脚の配置が実現した。「HIROSHIMA」の偉業は小さな奇跡の積み重ねによるものだ。

HIROSHIMAという響きが
笑顔を生み出すポジティブな意味に変換

この物語の最大の奇跡は「HIROSHIMA」というネーミングであろう。「当初、このネーミングを深澤さんから提案されたときは、重すぎる、我々に広島という名を背負えきれるのかと戸惑いました」と山中社長は語る。ローカルがダイレクトに世界とつながれる時代だという深澤氏の言葉に後押しされ、誰もが知っている地名であり、マル二木工の本拠地でもある「HIROSHIMA」がコレクション名となる。「悲劇的なHIROSHIMAという言葉が、今や、アップルの社員の日常と共にあり、笑顔を生みだしている。日本とアメリカの架け橋になったのです」。そして継続は力なり、あきらめずに、がむしゃらに進めば道はひらけることを実感したと山中社長は語る。

「HIROSHIMA」のものづくり
そして奇跡を体感する企画展も開催

曲線が多く、誰もがなでたくなる「HIROSHIMA」の椅子は、姿勢を正して深く座っても、気を緩め浅くもたれ掛けても、自分のポジションに保てるよう設計されている。オンでもオフでも心地よく過ごせることを、実際に座って試してほしい。東京都東日本橋にあるmaruni tokyoでは企画展「木とHIROSHIMA」を3月31日まで開催。木工家具には欠かせない木材を生かすデザイン、それに応えカタチにする行程を、見て、さわって、座って体感する展示となっている。

マル二木工は2028年に創業100周年を迎える。「次の100年も世界の定番として愛され、使う人の日常を美しく心豊かにするような精緻で優れたデザインの木工家具を作り続けたい」という山中洋社長のコメントでノンフィクション「奇跡の椅子――AppleがHIROSHIMAに出会った日」はページを終える。

「奇跡の椅子――AppleがHIROSHIMAに出会った日」
小松成美著  文藝春秋刊  定価2420円

■「木とHIROSHIMA」
場所:maruni tokyo
住所:東京都中央区東日本橋3-6-13
期間:2025年3月31日まで開催
TEL:03-3667-4021
営業時間:11:00〜18:00(平日)10:00〜18:00(土日祝)
定休日:火、水曜日

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ティモシー&カイリーカップルがアカデミー賞にそろって参加 2人の着用ブランドをチェック!

3月2日(現地時間)、ロサンゼルスで第97回アカデミー賞(The Academy Awards)が開催された。

会場では、映画「名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN」で主演男優賞にノミネートのティモシー・シャラメ(Timothee Chalamet)と、恋人カイリー・ジェンナー(Kylie Jenner)の姿をキャッチ。レッドカーペットでのツーショットは実現しなかったものの、仲睦まじい姿を惜しげも無く披露し話題を集めた。海外セレブ界きっての注目カップルは何を着用したのか、クローズアップして紹介する。

ティモシー・シャラメ

2回目のオスカー賞ノミネートとなったシャラメは、「ジバンシィ(GIVENCHY)」のカスタムスーツで登場。レモンイエローのワントーンルックに黒のローファーでアクセントを加え、シャラメらしい遊び心のあるスタイリングを完成させた。

カイリー・ジェンナー

シャラメをサポートすべく会場に駆けつけたジェンナーが選んだのは、大きく開いたフロント部分が印象的な「ミュウミュウ(MIU MIU)」のカスタムサテンドレス。ドレス全体に散りばめられた花形のビーズに合わせ、アクセサリーは「ロレイン・シュワルツ(LORRAINE SCHWARTZ)」のブラックダイヤモンドのジュエリーをチョイスし、彼女らしいフェミニンさを残しつつもシックで華やかなルックにまとめ上げた。

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ティモシー&カイリーカップルがアカデミー賞にそろって参加 2人の着用ブランドをチェック!

3月2日(現地時間)、ロサンゼルスで第97回アカデミー賞(The Academy Awards)が開催された。

会場では、映画「名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN」で主演男優賞にノミネートのティモシー・シャラメ(Timothee Chalamet)と、恋人カイリー・ジェンナー(Kylie Jenner)の姿をキャッチ。レッドカーペットでのツーショットは実現しなかったものの、仲睦まじい姿を惜しげも無く披露し話題を集めた。海外セレブ界きっての注目カップルは何を着用したのか、クローズアップして紹介する。

ティモシー・シャラメ

2回目のオスカー賞ノミネートとなったシャラメは、「ジバンシィ(GIVENCHY)」のカスタムスーツで登場。レモンイエローのワントーンルックに黒のローファーでアクセントを加え、シャラメらしい遊び心のあるスタイリングを完成させた。

カイリー・ジェンナー

シャラメをサポートすべく会場に駆けつけたジェンナーが選んだのは、大きく開いたフロント部分が印象的な「ミュウミュウ(MIU MIU)」のカスタムサテンドレス。ドレス全体に散りばめられた花形のビーズに合わせ、アクセサリーは「ロレイン・シュワルツ(LORRAINE SCHWARTZ)」のブラックダイヤモンドのジュエリーをチョイスし、彼女らしいフェミニンさを残しつつもシックで華やかなルックにまとめ上げた。

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「マウジー」が「リーボック」とコラボ バスケに着想を得たスポーティーなアイテム

「マウジー(MOUSSY)」は3月14日、「リーボック(REEBOK)」とのコラボレーションコレクションを発売する。「マウジー」国内全店およびECサイトで取り扱う。すでにEC「シェルター ウェブストア(SHEL’TTER WEB STORE)」で入荷受付連絡と先行予約受付を開始している。また3月13日から、「マウジー」ルミネエスト新宿店、ルミネ池袋店、ルミネ北千住店、ルミネ立川店、ルミネ町田店、ルミネ横浜店、ルミネ大宮店で先行発売を行う。

シーズンテーマの“ユニホーム”にフォーカスしたコレクション

同コラボコレクションは、「マウジー」の2025年春夏のシーズンテーマである“ユニホーム グラマー”に含まれる“ユニホーム”から“スポーツ”のキーワードに焦点を当てて実現した。コラボレーションロゴをあしらったトラックジャケットやフーディ、メッシュ素材のゲームシャツなどバスケットボールからインスピレーションを得た13型をラインアップする。

アイテム詳細

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【受講受付中】「アシックス スポーツスタイル」「アークテリクス」に聞く “プレミアムスポーツ市場”セミナー

コロナ禍以降、好調なスポーツ領域
成長の背景を有力2ブランドのキーマンが語る!

「WWDJAPAN」は3月25日、近年マーケットとして高成長が目立つスポーツ・アウトドア領域にフォーカスしたセミナーを開催します。コロナ禍で消費者の意識改革が進み、また気候変動などの背景もあって、機能性を土台とした製品開発に強みを持つスポーツやアウトドアのメーカーが、より一層支持を得るようになっています。この潮流は、恐らく今後も長期的に続くものです。機能性だけでなく、独自の美的感覚やきめ細やかなサービス、サステナビリティへの意識など、多様な価値を備えたブランドによる、“プレミアムスポーツ&アウトドア”の市場も、国内外で形成されつつあります。今回のセミナーでは、「アシックス スポーツスタイル」「アークテリクス」という、スポーツ・アウトドア領域の中でも特に成長著しい2ブランドの担当者をお招きし、そのブランド戦略や大切にしているフィロソフィー、消費者とのコミュニケーションなどについて語っていただきます。

このような人におすすめ

・競合他社がどのような戦略を持っているのかを知りたいスポーツ・アウトドア企業関係者
・ライフスタイル提案の一環として、スポーツやアウトドア領域に挑戦したいと考えているアパレルメーカーやSPA関係者
・スポーツ・アウトドア関連ブランドのリーシングや催事などを考えている商業施設関係者
・スポーツ・アウトドアメーカーのコミュニティーマーケティングに興味があるビジネスパーソン

 

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早割クーポンコード【ZBH0LKIYP6】/有料会員の方はこちらからクーポンコードを取得してください

 


インフォメーション

日時

2025年3月25日(火)13:00〜15:30
※講座開始30分前から会場受付開始

実施方法

会場 または オンライン受講
※受講前日と当日に、ご案内メールをお送りしますので、ご入力にお間違いがないようご注意ください。セミナー当日は受付にてメールをご提示ください。
※オンライン受講の方は、ご案内メールに視聴用URLを記載しております。また、OneStreamでの配信を予定しています。
※ご案内メールが届かない場合は迷惑メールフォルダなどもご確認ください。
※セミナー終了後、会場&オンライン受講者へのアーカイブ配信の案内はありませんのでご了承ください。後日アーカイブ動画は、単体で購入することが可能です。

会場

株式会社TSIホールディングス本社
東京都港区赤坂 8-5-27 住友不動産青山ビル東館

募集人数

会場:50名
オンライン:100名

募集期間

2025年3月3日(月)〜 2025年3月24日(月)12時まで
【早割10%OFFキャンペーン】
3/10(月)18時までのお申し込みで、一般価格から10%OFFで受講いただけます。
申し込み画面でクーポンコードを入力してください。
クーポンコード:ZBH0LKIYP6

受講料金

一般価格:16,500円14,850円早割10%OFF
スタンダードプラン:11,550円 30%OFF
ライトプラン:14,850円 10%OFF
※表示価格は全て1名様分、税込です。
※他のクーポンとの併用はできません。
※早割期間内であっても、募集人数に達し次第受け付けを締め切らせていただく場合がございます。

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講座終了後、アーカイブ受講の販売を予定しております。




プログラム

【Session#1】13:00~13:10(10分)

コロナ禍以降、絶好調 スポーツ・アウトドア市場概況

コロナ禍以降、スポーツやアウトドアのメーカーはナイキなど一部を除き、軒並み好調を維持しています。好調の背景として、消費行動にどのような変化があるのでしょうか。特に好調なブランドはどこでしょうか。市場概況をお伝えします。

スピーカー:五十君 花実/WWDJAPAN副編集長
PROFILE:(いそぎみ・はなみ)1983年生まれ、愛知県出身。大学卒業後、2006年に繊研新聞社に入社し記者を経験。18年にINFASパブリケーションズに移り「WWDJAPAN」記者、21年から現職。スポーツ・アウトドア領域の取材は24年から担当
【Session#2】13:10~13:55(45分)

ファッションでも高い支持、「アシックス スポーツスタイル」

かつては部活や体育のイメージが強かった「アシックス」ですが、ここ数年でファッションとしても地位を確立し、街ゆくおしゃれな男女の足元に“ゲルカヤノ”などのスニーカーが定着しました。それをけん引してきたのが、「アシックス」の中のファッションやライフスタイルのカテゴリーにあたるスポーツスタイルです。2024年12月期のカテゴリー売上高は984億円と、前期比56.2%増(為替影響を除く)で着地。アシックス全社の成長を支える、スポーツスタイルの躍進を掘り下げます。

ゲストスピーカー:鈴木 豪/アシックス執行役員スポーツスタイル統括部統括部長
モデレーター:五十君 花実/WWDJAPAN副編集長
【Session#3】13:55~14:40(45分)

「アークテリクス」、成長を支えるブランド戦略

昨今、急成長著しいスポーツ・アウトドアブランドの代表格の1つでもある「アークテリクス」。国内では、2024年11月に新宿の駅前に“アルファストア”と位置付ける大型店を出店。予約制接客の導入や洗濯機も導入したケアサービス、コミュニティー育成を意識したイベント開催など、独自の価値提供で、「スポーツ・アウトドアブランドとはこういうもの、こうあるべき」という既存の枠組みを拡張しています。その狙いやブランドとして目指すあり方を語っていただきます。

ゲストスピーカー:高木 賢/アメアスポーツジャパン アークテリクス ブランドヘッド
PROFILE:(たかぎ・けん)1967年東京都生まれ エスモード ジャポン卒業 日系、外資のアパレル数社を経て2013年にアメアスポーツジャパン入社。アメアスポーツジャパンアークテリクス日本事業を立ち上げ。2020年から現職
モデレーター:五十君 花実/WWDJAPAN副編集長

※講義内容やタイトルは予告なく変更となる場合があります。あらかじめご了承ください。

【Extra】14:45 ~15:30(45分)

ミートアップ

会場受講の方はセミナー終了後、登壇記者も参加するミートアップにご参加いただけます。ドリンクを用意しておりますので、さらなるコミュニケーションの場としてご活用ください。

 

特典

注意事項

・受講料は会場とオンライン同額です。
・割引価格はクーポンをご利用時に適用となります。スタンダードとライトのクーポンコードはマイページをご確認の上、申し込み画面で入力してください。
・申し込みの受け付けは先着順です。募集人数に達し次第締め切らせていただきます。
・申し込み完了後のキャンセルは受け付けておりません。
・定期購読者で会員登録がお済みでない方はこちら
・本ページでのお支払いはクレジットカードのみとなります。コンビニ支払いをご希望の方はこちら
・適格請求書(領収書)の発行は、こちらから。記載のお宛名をご入力の上ご連絡ください。
弊社登録番号:T5-0110-0104-4278
・当日は会場内に撮影用のカメラが入ります。撮影した動画や写真は、「WWDJAPAN」Weeklyやウェブサイト、公式SNSなどで掲載する場合があります。ご了承いただける方のみお申し込みください。

 

講座終了後、アーカイブ受講の販売を予定しております。

 

問い合わせ先
INFASパブリケーションズ カスタマーサポート
お問い合わせフォームはこちら

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日本酒好きがうなるお酒専用セラミックフィルター 波佐見焼の技術を生かした長崎県発の匠の技

「生まれるべきものが生まれ、広がるべきものが広がり、残るべきものが残る世界の実現」をビジョンに掲げるマクアケによる、“アタラシイものや体験の応援購入サービス”の「マクアケ」には、伝統技術を現代的なアイテムに活用したプロジェクトが数多い。この連載では、全国各地の匠の技に注目。実行者の思いとともに、匠の技をどう活用し、どう訴求しているのかを考える。目指すは、47都道府県の匠の技の探訪だ。第3回は、長崎県を訪れた。


今回の技術は…

お酒の味を引き出す焼き物の技術

伊万里陶芸は、1981年に創業しました。日本が世界に誇る伝統的な焼き物の有田焼(佐賀県)と波佐見焼(長崎県)の日用食器を中心に卸・販売しています。

同社で「マクアケ」プロジェクトの責任者を務める友廣俊庸さんは、「時代の変化やお客さまのニーズに合わせて、受け継いだ伝統をアップデートしていくことが大切」と語ります。伊万里陶芸は、大切に育み継承してきた伝統を守りつつ、新たな価値観も取り入れることで、現代の食生活に合う日用食器を生み出しています。

伊万里陶芸は、波佐見焼の独自技術で開発した多孔質セラミックフィルターを活用し、セラミックコーヒーフィルター“コフィル”を生み出しました。半永久的に使えるペーパーレスのフィルターで、“見て美しく使って楽しい”コーヒー生活を提案しています。

“コフィル”は、50ミクロンという毛髪と同じくらい小さな穴が空いているため、紙や布のフィルターが不要です。一方、従来の紙フィルターよりは少し大きい“絶妙な穴”のため、コーヒーのうまみとなる油分をよく通します。セラミックが持つ遠赤外線効果が期待でき、紙フィルターよりもコクが出て、雑味のないキレの良い味わいを楽しめるのが特徴です。「多くのお客さまから反響があった」(友廣さん)ため、“コフィル フジ”や“コフィル フロー”など、商品を続々と拡充しています。

お酒専用に改良したフィルター“蒼い雫”もその一つです。コーヒーフィルターの購入者から「お酒もまろやかになる」「お酒の味が引き立つ」といった感想があり、企画・開発に至りました。コーヒー用のセラミックフィルターの技術を生かしつつも、そのままでは早くろ過されてしまうため、底面の形状を厚めに設計。何度も微調整を重ね、お酒本来のまろやかさを引き出す厚さを実現しました。
 
友廣さんは「従来のセラミックフィルターは、どうしても目詰まり(コーヒー豆の油分やコーヒー粉などがフィルターの穴に詰まること)を起こしてしまう」と語ります。“蒼い雫”は、職人が釉薬(陶磁器の表面を覆う液体)の溶ける温度を微調整することで、表面の微細な凹凸が撥水性を高める「ロータス効果」を生み出し、目詰まりのしにくさを実現しました。

友廣さんは「『マクアケ』プロジェクトの反響を聞きながら、日本酒以外のアルコール用フィルターなど、商品をもっと充実させたい」と語ります。一方、水のろ過技術への転用の可能性も探り、発展途上国の水質向上に貢献していきたいとのことです。

お酒本来のまろやかさを出す3つのポイント

1.微調整を重ねた
原料の調合

主原料のアルミナ鉱物や副原料の長石などを独自の配合で混ぜ合わせ、50ミクロンという毛髪と同じ大きさの極微細な穴がたくさん空くよう調合しました。

2.機械ろくろ成形の採用

伝統的な波佐見焼の技術と現代の精密加工を融合させる“機械ろくろ成形”を採用しました。フィルターの精密性と均一性を向上させ、ろ過技術を安定化・最適化できるようになりました。

3.厚めに設計した底面の形状

底をコーヒー用フィルターの3倍ほどの厚さにすることで、液体がフィルターと長時間接触するように。その間にじっくりお酒がろ過されるため、まろやかな口当たりになります。

長崎発!
応援購入が高額なプロジェクト3選

“アタラシイものや体験の応援購入サービス”の「マクアケ」で大きな反響が寄せられた長崎県発のプロジェクトを3つ紹介する。

PICK UP 1 : 応援購入総額3441万円

【360度体型カバー】身体のラインを拾わない
洗える究極のブラックフォーマル誕生

最新技術を使ったサイズレス構造と、身体のラインを拾わないシルエットを追求した“360度体型をカバーするブラックフォーマル”。自宅で洗濯することが可能、畳んでもシワになりにくいなど、手入れのしやすさも特徴。

PICK UP 2 : 応援購入総額310万円

【波佐見の挑戦】時を超え明治の粋を今へ
小鳥の声が寄り添う仕掛け徳利&お猪口

明治時代に生まれた“うぐいす徳利”を、今の食空間に合うモダンデザインへとアップデートした「モモカキトキメキ」のプロジェクト。波佐見焼の陶房と製品開発を行い、墨象家の知麻が1点ずつ絵付けした。

PICK UP 3 : 応援購入総額276万円

電子レンジ、直火OK!調理してそのまま食卓へ
波佐見焼の「CookDon」

電子レンジで調理できる波佐見焼のどんぶり。調理後、そのまま食卓に出せるので洗い物が少なく済み、モノを増やしたくない人やひとり暮らしの人にぴったり。インスタントラーメンがちょうど入るサイズ感なので、一人鍋にもおすすめ。

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【スナップ】BLACKPINKリサも登場 第97回アカデミー賞のレッドカーペッドルックを一挙届け!【随時更新】

第97回アカデミー賞が3月2日(現地時間)、ロサンゼルスのドルビー・シアターで開催された。今年はコメディアンのコナン・オブライエン(Conan O’Brien)が司会、プレゼンターは、エマ・ストーン(Emma Stone)やハル・ベリー(Halle Berry)らが務めた。

会場にはノミネート作品に出演した俳優ら多数のセレブリティーが集結し、アカデミー賞のための特別なルックを披露。ここでは、レッドカーペッドのスタイルをまとめて紹介する。

リサはフェミニンなスーツで登場

ブラックピンクのリサ(Lisa)は、レッドカーペットの伝統的な衣装をテーラードスタイルにアレンジ。ブラックのコートにサテンのラペル、カーネーションのブローチ、襟のついたホワイトのシャツドレスというタキシードを思わせる「マークゴン(MARKGONG)」のドレスに、シャープなパテントのレザーブーツ、小さなゴールドのフープイヤリング、ダイヤモンドのリングを合わせた。

アリアナ・グランデは「スキャパレリ」を着用

アリアナ・グランデ(Ariana Grande)は、自身が演じたグリンダの“バブルドレス”に合わせ、「スキャパレリ(SCHIAPARELLI)」2025年春夏オートクチュールコレクションから構造的なカスタムドレスを披露。波形状のペプラムがついたサテンのボディースに輝くチュールのスカートが特徴的で、アクセサリーには、「デビアス(DE BEERS)」のダイヤモンドのペンダントネックレスとスタッドイヤリング、シューズには、「ジミー チュウ(JIMMY CHOO)」のパンプスを合わせた。

ヘアはスマートにまとめ、メイクアップは、きらきらのピンクアイシャドウにロージーなチークとリップを施した。

ゴージャスなネイルを披露したシンシア・エリヴォ

シンシア・エリヴォも、「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」 で“メソッドドレッシング”を実践。大きく広がった襟に、劇中歌「Defying Gravity」を彷ふつとさせる重力に逆らうようなオフショルダーのスリーブ、ボールスカートで構成されたグリーンベルベットのドレスで、自身が演じたエルファバをドラマチックにオマージュした。シンシアは、ダイヤモンドのイヤリング、ブレスレット、エメラルドのリング、オスカーのトロフィーにインスパイアされたゴールドのネイルでスタイリング。同ネイルは、ネイルアーティストのクローズ・バイ・ディオール(Clawz By Dior)によるもので、制作には5時間を要した。

セレーナ・ゴメスは全身に輝きをまとって来場

セレーナ・ゴメス(Selena Gomez)は、「ラルフ ローレン(RALPH LAUREN)」のカスタムドレスで頭からつま先まで輝きを放ちながら登場。手作業の刺しゅうが施されたサテンキュイールのイブニングドレスは、ブラッシュピンクを基調としたカラー。オフショルダーのストラップと、ウエストを絞り体にフィットするシルエット、短いトレーンが特徴だ。アクセサリーには、婚約指輪とダイヤモンドのステートメントネックレス、イヤリング、リングをチョイス。

ゴメスは、漆黒のヘアをサイドパートで毛先を遊ばせ、メイクアップには濃い眉と光沢のあるリップを施した。

助演女優賞受賞のゾーイ・サルダナ

「エミリア・ペレス」で助演女優賞を受賞したゾーイ・サルダナ(Zoe Saldana)は、同映画のプレスツアーや数々の授賞式でも度々着用している「サンローラン(SAINT LAURENT)」でカスタムルックを披露。ダイヤモンド型のブラックの糸に煌めく装飾をあしらったセミシアーのバストと、1段目と2段目にバブルヘムを施し3段階に別れたえび茶色のティアードスカートが目を惹くストラップレスドレスを身につけた。サルダナは、「カルティエ(CARTIER)」のスタッドイヤリングと、豹にインスパイアされたエメラルドの大胆なステートメントチョーカー、シアーなオペラグローブでコーディネート。

ヘアはナチュラルなウェーブ、メイクアップは、濃いアイブロウにナチュラルなリップを合わせた。

主演女優賞受賞のマイキー・マディソン

「アノーラ ANORA」で主演女優賞を受賞したマイキー・マディソン(Mikey Madison)は、「ディオール(DIOR)」のドレスでオールド・ハリウッド・グラマラスなスタイルに身を包んだ。ドレスは、ブラックベルベットのボディースに、流麗でボリューミーなパステルピンクのサテンスカートで構成され、デコラティブなピンクのリボンとドラマチックなトレーンでルックを完成させた。

レッドカーペッドスナップ

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【スナップ】BLACKPINKリサも登場 第97回アカデミー賞のレッドカーペッドルックを一挙届け!【随時更新】

第97回アカデミー賞が3月2日(現地時間)、ロサンゼルスのドルビー・シアターで開催された。今年はコメディアンのコナン・オブライエン(Conan O’Brien)が司会、プレゼンターは、エマ・ストーン(Emma Stone)やハル・ベリー(Halle Berry)らが務めた。

会場にはノミネート作品に出演した俳優ら多数のセレブリティーが集結し、アカデミー賞のための特別なルックを披露。ここでは、レッドカーペッドのスタイルをまとめて紹介する。

リサはフェミニンなスーツで登場

ブラックピンクのリサ(Lisa)は、レッドカーペットの伝統的な衣装をテーラードスタイルにアレンジ。ブラックのコートにサテンのラペル、カーネーションのブローチ、襟のついたホワイトのシャツドレスというタキシードを思わせる「マークゴン(MARKGONG)」のドレスに、シャープなパテントのレザーブーツ、小さなゴールドのフープイヤリング、ダイヤモンドのリングを合わせた。

アリアナ・グランデは「スキャパレリ」を着用

アリアナ・グランデ(Ariana Grande)は、自身が演じたグリンダの“バブルドレス”に合わせ、「スキャパレリ(SCHIAPARELLI)」2025年春夏オートクチュールコレクションから構造的なカスタムドレスを披露。波形状のペプラムがついたサテンのボディースに輝くチュールのスカートが特徴的で、アクセサリーには、「デビアス(DE BEERS)」のダイヤモンドのペンダントネックレスとスタッドイヤリング、シューズには、「ジミー チュウ(JIMMY CHOO)」のパンプスを合わせた。

ヘアはスマートにまとめ、メイクアップは、きらきらのピンクアイシャドウにロージーなチークとリップを施した。

ゴージャスなネイルを披露したシンシア・エリヴォ

シンシア・エリヴォも、「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」 で“メソッドドレッシング”を実践。大きく広がった襟に、劇中歌「Defying Gravity」を彷ふつとさせる重力に逆らうようなオフショルダーのスリーブ、ボールスカートで構成されたグリーンベルベットのドレスで、自身が演じたエルファバをドラマチックにオマージュした。シンシアは、ダイヤモンドのイヤリング、ブレスレット、エメラルドのリング、オスカーのトロフィーにインスパイアされたゴールドのネイルでスタイリング。同ネイルは、ネイルアーティストのクローズ・バイ・ディオール(Clawz By Dior)によるもので、制作には5時間を要した。

セレーナ・ゴメスは全身に輝きをまとって来場

セレーナ・ゴメス(Selena Gomez)は、「ラルフ ローレン(RALPH LAUREN)」のカスタムドレスで頭からつま先まで輝きを放ちながら登場。手作業の刺しゅうが施されたサテンキュイールのイブニングドレスは、ブラッシュピンクを基調としたカラー。オフショルダーのストラップと、ウエストを絞り体にフィットするシルエット、短いトレーンが特徴だ。アクセサリーには、婚約指輪とダイヤモンドのステートメントネックレス、イヤリング、リングをチョイス。

ゴメスは、漆黒のヘアをサイドパートで毛先を遊ばせ、メイクアップには濃い眉と光沢のあるリップを施した。

助演女優賞受賞のゾーイ・サルダナ

「エミリア・ペレス」で助演女優賞を受賞したゾーイ・サルダナ(Zoe Saldana)は、同映画のプレスツアーや数々の授賞式でも度々着用している「サンローラン(SAINT LAURENT)」でカスタムルックを披露。ダイヤモンド型のブラックの糸に煌めく装飾をあしらったセミシアーのバストと、1段目と2段目にバブルヘムを施し3段階に別れたえび茶色のティアードスカートが目を惹くストラップレスドレスを身につけた。サルダナは、「カルティエ(CARTIER)」のスタッドイヤリングと、豹にインスパイアされたエメラルドの大胆なステートメントチョーカー、シアーなオペラグローブでコーディネート。

ヘアはナチュラルなウェーブ、メイクアップは、濃いアイブロウにナチュラルなリップを合わせた。

主演女優賞受賞のマイキー・マディソン

「アノーラ ANORA」で主演女優賞を受賞したマイキー・マディソン(Mikey Madison)は、「ディオール(DIOR)」のドレスでオールド・ハリウッド・グラマラスなスタイルに身を包んだ。ドレスは、ブラックベルベットのボディースに、流麗でボリューミーなパステルピンクのサテンスカートで構成され、デコラティブなピンクのリボンとドラマチックなトレーンでルックを完成させた。

レッドカーペッドスナップ

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「エルマンノ シェルヴィーノ」2025-26年秋冬コレクション

「エルマンノ シェルヴィーノ(ERMANNO SCERVINO)」が2025-26年秋冬コレクションを発表した。

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「エルマンノ シェルヴィーノ」2025-26年秋冬コレクション

「エルマンノ シェルヴィーノ(ERMANNO SCERVINO)」が2025-26年秋冬コレクションを発表した。

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東京・日本橋でNUNO「こいのぼり」 浴衣などの老舗企業11社とコラボ

テキスタイルデザイナーの須藤玲子が率いるNUNOと世界的な展示デザイナーであるアドリアン・ガルデール、パノラマティクス主宰の齋藤精一の3者は3月13〜30日、東京・日本橋の日本橋三井タワーで「こいのぼり」のインスターれション「日本橋・こいのぼりなう!」を実施する。展示する「こいのぼり」には、日本橋にゆかりのある和紙の小津和紙や浴衣の竺仙、大手繊維メーカーの東レ、老舗染料ブランドのみやこ染、ハンカチのブルーミング中西など11社が素材を提供する。

日本の伝統的なこいのぼりに着想を得て、NUNOとアドリアン・ガルデールと齋藤精一の3者がタッグを組んで開発した「こいのぼりなう!」は、UNOを代表するテキスタイルインスタレーション作品の一つ。2008年にワシントンのケネディーセンターで最初に公開され、パリや香港、東京、大分、水戸などを巡回していた。

今回は「東京クリエイティブサロン日本橋2025」の一環として実施。東京・日本橋の日本橋三井タワー1階のアトリウムで展示する。3月15日には須藤玲子によるギャラリーツアー(13時〜、15時〜)や、3月19日には東急プラザ原宿「ハラカド」で須藤玲子と齋藤精一、NUNOの上野和広によるトークイベント(16時〜)も行う。いずれも参加費は無料。

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東京・日本橋でNUNO「こいのぼり」 浴衣などの老舗企業11社とコラボ

テキスタイルデザイナーの須藤玲子が率いるNUNOと世界的な展示デザイナーであるアドリアン・ガルデール、パノラマティクス主宰の齋藤精一の3者は3月13〜30日、東京・日本橋の日本橋三井タワーで「こいのぼり」のインスターれション「日本橋・こいのぼりなう!」を実施する。展示する「こいのぼり」には、日本橋にゆかりのある和紙の小津和紙や浴衣の竺仙、大手繊維メーカーの東レ、老舗染料ブランドのみやこ染、ハンカチのブルーミング中西など11社が素材を提供する。

日本の伝統的なこいのぼりに着想を得て、NUNOとアドリアン・ガルデールと齋藤精一の3者がタッグを組んで開発した「こいのぼりなう!」は、UNOを代表するテキスタイルインスタレーション作品の一つ。2008年にワシントンのケネディーセンターで最初に公開され、パリや香港、東京、大分、水戸などを巡回していた。

今回は「東京クリエイティブサロン日本橋2025」の一環として実施。東京・日本橋の日本橋三井タワー1階のアトリウムで展示する。3月15日には須藤玲子によるギャラリーツアー(13時〜、15時〜)や、3月19日には東急プラザ原宿「ハラカド」で須藤玲子と齋藤精一、NUNOの上野和広によるトークイベント(16時〜)も行う。いずれも参加費は無料。

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【一粒万倍日】「フェンディ」から新作スモールレザーグッズ 日本限定デザインも登場

「フェンディ(FENDI)」は、「天赦日」「一粒万倍日」「寅の日」の3つの吉日が重なる最強開運日の3月10日に向けて、ローマの馬具職人の技術とクラフツマンシップを現代に解釈した“セレリア”ラインから、2025年春夏スモールレザーグッズコレクションを発売した。

ウィメンズ

ウィメンズには、ジップアラウンドウオレット(全3色、各H8×W13×D2cm、各9万200円)、三つ折りウオレット(全3色、各H8×W10×D3cm、各10万7800円)、カードケース(全3色、各H8×W13×D1cm、各8万5800円)の全3型をラインアップ。

それぞれ、アイコンバッグ“ピーカブー”のエッセンスを踏襲したライトブルー、ピンク、レッドの春夏らしいカラーパレットで展開。素材には“セレリア”の特徴である高級カーフレザー、クオイオ ローマを採用し、ステッチを丁寧に手作業で施したアイコニックなデザインで用意した。

日本限定カードケースも

合わせて、“ピーカーブー”のシェイプを落とし込んだ日本限定カードケース(全2色、各H15×W12.5×D1.5cm、各10万4500円)も登場。財布とそろいのライトブルーとピンクの全2色で展開する。

さらに、“FF”ロゴのクロージャーが特徴の“FFダイヤモンド”ラインから、6つのカードスロットと紙幣用コンパートメント、スナップボタン付きコインポケットを備えた三つ折りウオレット(全3色、各H8×W10×D4cm、各8万5800円)を展開する。

メンズ

メンズには、“セレリア”ラインから二つ折りウオレット(H9×W12×D2cm、8万2500円)、ジップアラウンドウオレット(H19×W10×D2cm、12万1000円)、カードケース(H7.3×W10.8×D1cm、6万7100円)、カードケース(H7.5×W13×D0.5cm、6万7100円)、スリムクラッチ(13万7500円)の全5型をラインアップ。全て、品格溢れるブラックカラーで用意した。

さらに、立体的なストライプ柄の“FF”ロゴモチーフが目を引く“フェンディ シャドー”ラインから、ロングウオレット(H19×W9.5×D1.5cm、10万100円)、二つ折りウオレット(H9.6×W10.5×D1.5cm、7万1500円)、カードケース(H11×W7.5×D0.5cm、6万3800円)の全3型をラインアップする。

3月10日は最強開運日

3月10日は、一粒の籾(もみ)が豊かに実り万倍もの稲穂になるといわれる“一粒万倍日”、 すべての神が天に登り、万物の罪を許す“天赦日”、 “虎は千里行って千里帰る”と言われることから、出て行ったものが戻ってくるという意味を持つ“寅の日”のトリプルラッキーデーだ。また、“一粒万倍日”は財布を買ったり、使い始めたり、贈ったりするのに適した日とされる。

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「クラークス」の新作“メイヒルベイ” 200年の歴史が生み出した技術を集結

シューズブランドの「クラークス(CLARKS)」は、スニーカーコレクション“メイヒルベイ”(2万3100円)を発売した。カラーは、オフホワイトレザーとブラックレザーの2色。「クラークス」ストア2店舗ほか、公式ECで取り扱っている。

同商品は、「クラークス」の新アイコンシューズ“トーヒル”をアップデートする形で誕生した。“トーヒル”が持つ特徴的なアウトソールを、TPR素材(熱可塑性ゴム)とEVA素材(“アンストラクチャード”シリーズに使用している柔軟に富んだ素材)のコンビネーションで製作し、軽量感を実現している。フットヘッドには“コンタークッション”を搭載し、足にかかる圧力を緩和し歩きやすくしているほか、かかとと足裏のアーチを安定させることで通気性も高めた。フロント部分は、伸縮性のあるエラスティック素材を使用しているため、簡単に着脱ができる。一方、シューズの側面には、ウィーブディテール(立体感のあるメッシュの編み目)をあしらい、デザイン性も高めた。

「クラークス」は1825年、サイラス・クラークとジェームス・クラーク兄弟が英国で創業した。「靴は“履く”だけでなく“包む”もの」という独自の哲学を掲げており、それを「ボアの付いた柔らかいシープスキンで足を包み込んだらどれほど快適か」と考え製作した1作目のスリッパから体現している。200年の歴史の中で、1950年(日本では64年)発売の“デザートブーツ”や、68年(日本では71年)発売の“ワラビー”など、世界的に愛されるアイコンシューズを生み出してきたほか、アッパーとソールを縫い合わせるミシンなど、現代の靴産業を支えるさまざまな技術も開発してきた。

問い合わせ先
クラークスジャパン
03-5411-3055

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「無印良品」が山形・酒田にオープン 東北最大級の売り場面積で地域活性化を目指す

良品計画は3月27日、山形県酒田市に無印良品 酒田をオープンする。山形県で7店舗目となる同店舗は、約665坪(2198㎡)の東北最大級の売り場面積を誇る。

東北初となる回収した衣料品の販売や“まちの保健室”を展開

同店は、“毎日の暮らしに必要なものが揃う店舗“として、衣料品、生活雑貨、食品のほか、良品計画が酒田市の商店街の一角で行っている“酒田ポップアップ”では取り扱いのなかった衣料品、大型家具、冷凍食品などをそろえる。さらに、東北地方では初となる回収した衣料品を再生し販売するコーナーも展開する。

また、“日々の暮らしを自然に見つめ直すきっかけをつくり、自分らしい健やかさを実現するための行動を後押しする”をコンセプトの地域行政、医療と連携して活動を行う“まちの保健室”も東北地方で初めて展開する。常駐する薬剤師・登録販売者が健康相談なども受け、必要に応じて漢方薬の販売も行う。さらに、隣接する「一般社団法人 山形県薬剤師会」が運営する“カイエイ薬局”の処方薬を同店で受け取ることもできる。

良品計画は、酒田市と2019年に“地域発展を目指すパートナーシップ協定”を締結以降“酒田プロジェクト”として、2020年6月から、中山間地域を含む八幡地域で軽トラックを活用した移動販売をスタートした。さらに、21年には同市中町の商店街の一角に“酒田ポップアップストア“(25年2月閉店)を出店し、移動販売も継続しながら、地域活動への拠点として取り組んできた。

店舗概要

◼️無印良品 酒田
オープン日:3月27日
住所:山形県酒田市上本町7-50 いろは蔵パーク内
営業時間:10:00〜20:00

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村上隆とコラボしたMLB日本開幕戦限定グッズが登場 Tシャツやユニホームなど 

デジタルスポーツプラットフォームを運営するファナティクス・ジャパンは3月8日、MLB日本開幕戦「MLB東京シリーズ by グッゲンハイム(MLB Tokyo Series presented by Guggenheim)」のオフィシャルグッズとして、村上隆とコラボレーションした限定コレクションを発売する。

同コレクションは、村上隆ならではの鮮やかなカラー、フローラルアート、遊び心あふれるモチーフを取り入れた特別デザインのユニホームや、Tシャツ、スエットシャツ、ニューエラ59FIFTYs 、キャップ、野球ボール、グローブ、バッド、トートバッグ、キーチェーン、トップス(Topps)のトレーディングカードなどをそろえる。

ユニホームは、ドジャーズの大谷翔平、山本由伸、ムーキー・ベッツ、フレディ・フリーマン、シカゴ・カブスの今永昇太、鈴木誠也、ダンズビー・スワンソンをラインアップし、それぞれ村上隆のアートワークが施される。

村上隆は、「この新しいコラボレーションは、日本とアメリカの歴史的な友好関係の上に成り立っていると思います。コンプレックスやMLBと協力し、日本で生まれ、グローバルな舞台で活躍している素晴らしい選手である大谷翔平にスポットライトを当てることができてとても幸運に思います。この仕事に携われたことに感謝の気持ちでいっぱいです」とコメントした。

MLB日本開幕戦は3月18、19日に開催予定だ。

アイテム一覧

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【一粒万倍日】「ゾゾヴィラ」が最強開運日に向けたアイテムを掲載する特設ページを公開 3月4日から

ZOZOのラグジュアリー&デザイナーズブランドを集積した「ゾゾヴィラ(ZOZOVILLA)」は「天赦日」「一粒万倍日」「寅の日」の3つの吉日が重なる最強開運日の3月10日に向けて、3月4日〜25日の間、一粒万倍日に向けた特設ページを公開する。同ページでは、今年のラッキーカラーを用いた財布やバッグなどのアイテムを掲載する。

掲載アイテム例

今年のラッキーカラーはパープル、ゴールド、グリーンの3色。特設ページでは、ラッキーカラー別に人気商品や新作アイテムを並べるほか、ラッキーカラー以外にも、サイズや柄などさまざまな検索軸で商品を掲載する。

特設ページ
※3月4日12時から商品公開

3月10日は最強開運日

3月10日は、一粒の籾(もみ)が豊かに実り万倍もの稲穂になるといわれる“一粒万倍日”、 すべての神が天に登り、万物の罪を許す“天赦日”、 “虎は千里行って千里帰る”と言われることから、出て行ったものが戻ってくるという意味を持つ“寅の日”のトリプルラッキーデーだ。また、“一粒万倍日”は財布を買ったり、使い始めたり、贈ったりするのに適した日とされる。

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【一粒万倍日】「ゾゾヴィラ」が最強開運日に向けたアイテムを掲載する特設ページを公開 3月4日から

ZOZOのラグジュアリー&デザイナーズブランドを集積した「ゾゾヴィラ(ZOZOVILLA)」は「天赦日」「一粒万倍日」「寅の日」の3つの吉日が重なる最強開運日の3月10日に向けて、3月4日〜25日の間、一粒万倍日に向けた特設ページを公開する。同ページでは、今年のラッキーカラーを用いた財布やバッグなどのアイテムを掲載する。

掲載アイテム例

今年のラッキーカラーはパープル、ゴールド、グリーンの3色。特設ページでは、ラッキーカラー別に人気商品や新作アイテムを並べるほか、ラッキーカラー以外にも、サイズや柄などさまざまな検索軸で商品を掲載する。

特設ページ
※3月4日12時から商品公開

3月10日は最強開運日

3月10日は、一粒の籾(もみ)が豊かに実り万倍もの稲穂になるといわれる“一粒万倍日”、 すべての神が天に登り、万物の罪を許す“天赦日”、 “虎は千里行って千里帰る”と言われることから、出て行ったものが戻ってくるという意味を持つ“寅の日”のトリプルラッキーデーだ。また、“一粒万倍日”は財布を買ったり、使い始めたり、贈ったりするのに適した日とされる。

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若き日のボブ・ディランを描いた映画「名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN」——マンゴールド監督の言葉から本作の魅力を探る

2016年にノーベル文学賞に輝いたボブ・ディランの若き日々を描いた映画「名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN」の日本公開がスタートした。

同作は1960年代初頭、後世に大きな影響を与えたニューヨークの音楽シーンを舞台に、19歳だったミネソタ出身の一人の無名ミュージシャンだったボブ・ディランがフォーク・シンガーとしてコンサートホールやチャートの寵児となり、65年のニューポート・フォーク・フェスティバルでの伝説のパフォーマンスで頂点を極めるまでを「風に吹かれて」「時代は変わる」「ライク・ア・ローリング・ストーン」といった名曲と共に描く。

ボブ・ディランを演じるのはティモシー・シャラメ。5年間にもわたるボイストレーニング、ギターとハーモニカの習得を経て、同作では歌も演奏も本人が行っている。そのほか、ボブ・ディランの人生に大きく関わったミュージシャン、ピート・シーガーをエドワード・ノートンが、ジョーン・バンズをモニカ・バルバロが、ウディ・ガスリーをスクート・マクネリーが演じる。監督は「フォードvsフェラーリ」などを手掛けたジェームズ・マンゴールドが務める。

本作の魅力をマンゴールド監督のオフィシャルインタビューでの言葉から探っていく。

マンゴールド監督の狙い

1960年代にアメリカのフォーク・シーンの新星として注目を浴びながら、一夜にして裏切り者として追放された男。その後、カウンター・カルチャーのアイコンとなり、ロック・ミュージシャンとして初めてノーベル賞を受賞するが、難解な歌詞同様に謎めいた男。ボブ・ディランとは一体何者なのか。その横顔に独自の角度で光を当てたのが、ジェームズ・マンゴールド監督による映画「名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN」だ。

ディランを題材にした映画といえば、過去にトッド・ヘインズ監督「アイム・ノット・ゼア」(07年)がある。ヘインズは、クリスチャン・ベール、ケイト・ブランシェット、リチャード・ギアなど、6人の役者にディランを演じさせることでディランのさまざまな顔を浮かび上がらせた。一方、「名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN」はディランのデビュー当時に焦点を当てているのが特徴だ。マンゴールド監督がミュージシャンの伝記映画を手掛けたのは、カントリー界の異端児、ジョニー・キャッシュの半生を描いた「ウォーク・ザ・ライン/君につづく道」(05年)に続いて2作目だが、アプローチはまったく違う。その違いをマンゴールドはこんな風に説明する。

「『ウォーク・ザ・ライン/君につづく道』はキャラクターを描いた物語で、ジョニー・キャッシュと妻のジェーン・カーターという全く性格が違う2人のラブストーリーだった。一方、『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』は映画でよくやる描き方、映画の終盤で主人公が自分を苦しめていた痛みを告白して成長する、というような物語ではうまくいかないと思ったんだ」。

「名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN」は、ボブ・ディランがヒッチハイクでニューヨークのグリニッチ・ヴィレッジに来るところから始まる。尊敬するフォーク・シンガー、ウディ・ガスリーが入院したことを知ったディランは病院を探してガスリーを見舞い、そこでガスリーの友人のフォークシンガー、ピート・シーガーと出会う。そして、ガスリーとピートに才能を認められたディランは、ピートの紹介でフォーク・ムーヴメントの中心だったグリニッジ・ヴィレッジのコーヒーハウス(生演奏が聴けるカフェ)で演奏するようになり、すぐに頭角を現していく。こうした当時の状況に、マンゴールドは「芯の太いストーリーを感じた」という。

「ウディ・ガスリーという瀕死の王がいて、その傍らにウディには到底なれないが、体制との戦い方を考えたり実行することに長けている副官(ピート・シーガー)がいる。そこに計画をしたり戦うことは苦手だが、楽曲や名言を生み出す才能を持ったミニ・ウッディ(ボブ・ディラン)が現れたんだ。ボブの才能を目の当たりにしてウディやピートがどんな反応をしたのか。そして、ボブがフォーク・ムーブメントの行く末を決めてしまうところまで上り詰めていくのを、ウディやピートがどんな想いで見守っていたのか。私が何か新しい要素を加えなくても、当時の状況を描くだけでスパイシーなシチューが出来上がると思ったよ」。

ティモシー・シャラメの演技

ディランを演じたティモシー・シャラメは、ハリウッドスターとしての輝きをディランのカリスマ性に溶かし込み、歌も演奏も吹き替えなしで披露。ディランの複雑なキャラクターを演技で観客に説明するのではなく、感じさせる。そうすることでディランの神秘性を残しながらも、揺れ動く内面を伝える見事な演技だ。

「ティモシー・シャラメは素晴らしい俳優だ。彼を起用できたのは幸運だったよ。彼のユニークなキャラクターが、この時期のボブとしっかりと組み合わさっていた。今回は撮影に入るまでに長い準備期間を設けことができたのは幸運だった。そのおかげで彼はギターが弾けて歌えるようになったんだ。彼はとても規律正しく、努力家で、集中力を持った若者だよ。彼は本物のアーティストで、役者としての天性の直感を持っているし、フレームの使い方を心得ていて、照明を感じ、自分のしていることを客観的に見ている。私たちは1日14時間撮影現場で一緒にいた後、夜も連絡を取り合ったんだ」。

ピートを演じたエドワード・ノートンの存在感

映画ではディランとフォーク・シンガーのジョーン・バエズやシヴァン・ルッソ(スージー・ロトロという女性をモデルにした映画のオリジナル・キャラクター)との恋愛も描かれる。彼女たちとのやりとりを通じてディランの素顔を垣間見せているが、とりわけ心に残るのはピート・シーガーとの関係だ。フォークは民衆のための音楽、というガスリーの信念を受け継いでフォーク・ムーブメントを支えてきたピートは、ガスリーの後継者としてディランにフォークの運命を託す。そんなピートの存在が物語に奥行きを生み出している。ディランがガスリーの病室でシーガーに出会うのは史実ではないが、3人の関係性を印象付ける巧みな脚色だ。ピートを演じたのはエドワード・ノートン。抑制された緻密な演技でシャラメに負けない存在感を発揮している。

「私はずっとピートを尊敬してきたので言いづらいが、結局のところ、ウディ・ガスリーはピートより影響力のあるミュージシャンで、ボブ・ディランはさらに影響力のあるミュージシャンだった。ピートも影響力を持っていたが、それはアーティストとしてというより、アーティストを支援したり、フォーク・ムーブメントを支援するオーガイナイザーとしてだ。でも、彼がそれを目指していたとは思えない。実はピートは心の奥底に大きな怒りを隠しているのではないか、とずっと思っていたんだ」。

デビューして脚光を浴びたディランは、次第にフォーク・シンガーの型にはめられることに苛立ちを感じるようになり、ロックに興味を持つ。しかし、伝統を重んじるフォーク・ムーヴメントの関係者の関係者にとって、ロックは若者たちの流行音楽。伝統を重んじる彼らにはエレキ・ギターを弾くことさえ重大な裏切りだった。シーガーはディランの苛立ちに気付きながらも、その動向を見守ることしかできない。そして、1965年にフォークの祭典、「ニューポート・フォーク・フェスティバル」が開催される。そこでディランはエレキ・ギターを持ってバンドと共にステージに立ち、観客の野次を浴びながら演奏をしてフォーク界に別れを告げた。そこで「ライク・ア・ローリング・ストーン」を歌うシャラメの声にみなぎる緊張感。まるでドキュメンタリーを見ているような生々しさに引き込まれるが、このロック史に残る歴史的な事件が映画のクライマックスになっている。

「確かに65年のニューポート・フォーク・フェスティバルは歴史的な事件だけど、それをことさら重大なものとして描こうとは思わなかった。よくある家族のいざこざのように描きたかったんだ。私にとって重要なのは、物語が登場人物にどんな風に機能するかだ。この映画ではさまざまな人物が交差するが、ニューポート・フォーク・フェスティバルには登場人物がほぼ全員が集まる。それはまるで感謝祭に家族がそろって食事をするようなものだ。そこで家族のいざこざが起こると、その場を立ち去ってしまう者や自分の部屋に逃げ帰る者、ひたすら皿を洗って騒ぎが終わるのを待つ者もいる。ピートの家族に聞いたら、あの夜、ピートは家族が初めて見るくらい怒り狂っていたそうだよ。そして、ディランは走り去った。彼がどこに向かったのか。それは誰にも分からない」。

「ミネソタで育ち、息を詰まらせていた若者の話だ」

本作と併せてぜひ観てほしいのがウディ・ガスリーの半生を描いた「ウディ・ガスリー/わが心のふるさと」(76年)だ。監督のハル・アシュビーは、映画の半分以上の時間を費やしてデビュー前のガスリーの放浪の旅を描き、ガスリーの音楽が旅で出会った人々との関わりから生まれたこと、そして、フォーク・ミュージックがどういうものかを伝えている。カリスマ性を感じさせるシャラメのディランとは対照的に、デヴィッド・キャラダインの無骨な佇まいはガスリーのイメージにぴったりだ。この映画を観ればシーガーが必死でフォークの伝統を守ろうとした理由が分かるし、そこに変革を起こしたディランの異端児ぶりも分かる。そして、ガスリーの旅の終着点からディランの旅がスタートしたことを、「名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN」が描いていることも分かるだろう。

「本作が何についての映画なのか、ボブが私に尋ねたことがあるんだ。私はその場ですぐに答えなくてはいけなくて一瞬焦ったが、とても明確に説明できた。私は『ミネソタで育ち、息を詰まらせていた若者の話だ』と答えたんだ。その若者は荷物をまとめて街を出て、新しい土地で新しいアイデンティティを生み出し、新しい友人や真の家族を見つける。彼の才能は開花し、かなりの成功を収めるけれど、また息苦しくなって逃げ出してしまうんだ。映画がウディ・ガスリーの歌う『So Long, It's Been Good to Know Yuh(さよなら 出会えてよかった)』で始まり、その歌で終わるのは偶然ではない。本作は前に進むこと、そして、そのためには愛する者さえも置き去りにすることについての映画だ。ボブとジョーン・バエズはどこにも行けなかったし、ボブとシルヴィ・ルッソも、ボブとピート・シーガーもどこにも行けなかった。ボブには彼らとの関係が終わってしまったという事実を認める正直さがあった。そして、彼らといがみ合いながら生きていくよりも、そんな関係を断ち切って前に進むことを選んだんだ。自分の求めるものを得るために全てを捨てられる人もいれば、それができない人もいる。その隔たりはとても大きい」

この映画ではディランがバイクに乗るシーンが何度も登場する。「ウディ・ガスリー/わが心のふるさと」で何度も登場した列車のように、ディランにとってバイクは重要な乗り物だ。ディランは流れ着いたニューヨークでも、バイクに乗って旅を続けていたのかもしれない。やがてバイク事故を起こしたディランは、その事故をきっかけに音楽性を変化させていくのだが、それはまた別の話。「最後に登場人物はバラバラになってしまうけど、私はこのラストを楽観的に見ている。ボブの次の冒険が楽しみだぞ、と思っているんだ」と語るマンゴールド。最初に彼が語ったように、本作はよくある若者の成長の物語ではない。本作はボブ・ディランという大きな物語の序曲。マンゴールドはディランの一瞬を切り取り、ディランが名もなき者だった頃から、自分が求めるものを探し続ける旅人だったことをドラマティックに描き出した。

映画「名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN」

■映画「名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN」
2025年2月28日全国公開中
監督:ジェームズ・マンゴールド
出演:ティモシー・シャラメ、エドワード・ノートン、エル・ファニング、モニカ・バルバロ、ボイド・ホルブルック、ダン・フォグラー、ノーバート・レオ・バッツ、スクート・マクネイリー
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
©2025 Searchlight Pictures. All Rights Reserved.
https://www.searchlightpictures.jp/movies/acompleteunknown

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若き日のボブ・ディランを描いた映画「名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN」——マンゴールド監督の言葉から本作の魅力を探る

2016年にノーベル文学賞に輝いたボブ・ディランの若き日々を描いた映画「名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN」の日本公開がスタートした。

同作は1960年代初頭、後世に大きな影響を与えたニューヨークの音楽シーンを舞台に、19歳だったミネソタ出身の一人の無名ミュージシャンだったボブ・ディランがフォーク・シンガーとしてコンサートホールやチャートの寵児となり、65年のニューポート・フォーク・フェスティバルでの伝説のパフォーマンスで頂点を極めるまでを「風に吹かれて」「時代は変わる」「ライク・ア・ローリング・ストーン」といった名曲と共に描く。

ボブ・ディランを演じるのはティモシー・シャラメ。5年間にもわたるボイストレーニング、ギターとハーモニカの習得を経て、同作では歌も演奏も本人が行っている。そのほか、ボブ・ディランの人生に大きく関わったミュージシャン、ピート・シーガーをエドワード・ノートンが、ジョーン・バンズをモニカ・バルバロが、ウディ・ガスリーをスクート・マクネリーが演じる。監督は「フォードvsフェラーリ」などを手掛けたジェームズ・マンゴールドが務める。

本作の魅力をマンゴールド監督のオフィシャルインタビューでの言葉から探っていく。

マンゴールド監督の狙い

1960年代にアメリカのフォーク・シーンの新星として注目を浴びながら、一夜にして裏切り者として追放された男。その後、カウンター・カルチャーのアイコンとなり、ロック・ミュージシャンとして初めてノーベル賞を受賞するが、難解な歌詞同様に謎めいた男。ボブ・ディランとは一体何者なのか。その横顔に独自の角度で光を当てたのが、ジェームズ・マンゴールド監督による映画「名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN」だ。

ディランを題材にした映画といえば、過去にトッド・ヘインズ監督「アイム・ノット・ゼア」(07年)がある。ヘインズは、クリスチャン・ベール、ケイト・ブランシェット、リチャード・ギアなど、6人の役者にディランを演じさせることでディランのさまざまな顔を浮かび上がらせた。一方、「名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN」はディランのデビュー当時に焦点を当てているのが特徴だ。マンゴールド監督がミュージシャンの伝記映画を手掛けたのは、カントリー界の異端児、ジョニー・キャッシュの半生を描いた「ウォーク・ザ・ライン/君につづく道」(05年)に続いて2作目だが、アプローチはまったく違う。その違いをマンゴールドはこんな風に説明する。

「『ウォーク・ザ・ライン/君につづく道』はキャラクターを描いた物語で、ジョニー・キャッシュと妻のジェーン・カーターという全く性格が違う2人のラブストーリーだった。一方、『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』は映画でよくやる描き方、映画の終盤で主人公が自分を苦しめていた痛みを告白して成長する、というような物語ではうまくいかないと思ったんだ」。

「名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN」は、ボブ・ディランがヒッチハイクでニューヨークのグリニッチ・ヴィレッジに来るところから始まる。尊敬するフォーク・シンガー、ウディ・ガスリーが入院したことを知ったディランは病院を探してガスリーを見舞い、そこでガスリーの友人のフォークシンガー、ピート・シーガーと出会う。そして、ガスリーとピートに才能を認められたディランは、ピートの紹介でフォーク・ムーヴメントの中心だったグリニッジ・ヴィレッジのコーヒーハウス(生演奏が聴けるカフェ)で演奏するようになり、すぐに頭角を現していく。こうした当時の状況に、マンゴールドは「芯の太いストーリーを感じた」という。

「ウディ・ガスリーという瀕死の王がいて、その傍らにウディには到底なれないが、体制との戦い方を考えたり実行することに長けている副官(ピート・シーガー)がいる。そこに計画をしたり戦うことは苦手だが、楽曲や名言を生み出す才能を持ったミニ・ウッディ(ボブ・ディラン)が現れたんだ。ボブの才能を目の当たりにしてウディやピートがどんな反応をしたのか。そして、ボブがフォーク・ムーブメントの行く末を決めてしまうところまで上り詰めていくのを、ウディやピートがどんな想いで見守っていたのか。私が何か新しい要素を加えなくても、当時の状況を描くだけでスパイシーなシチューが出来上がると思ったよ」。

ティモシー・シャラメの演技

ディランを演じたティモシー・シャラメは、ハリウッドスターとしての輝きをディランのカリスマ性に溶かし込み、歌も演奏も吹き替えなしで披露。ディランの複雑なキャラクターを演技で観客に説明するのではなく、感じさせる。そうすることでディランの神秘性を残しながらも、揺れ動く内面を伝える見事な演技だ。

「ティモシー・シャラメは素晴らしい俳優だ。彼を起用できたのは幸運だったよ。彼のユニークなキャラクターが、この時期のボブとしっかりと組み合わさっていた。今回は撮影に入るまでに長い準備期間を設けことができたのは幸運だった。そのおかげで彼はギターが弾けて歌えるようになったんだ。彼はとても規律正しく、努力家で、集中力を持った若者だよ。彼は本物のアーティストで、役者としての天性の直感を持っているし、フレームの使い方を心得ていて、照明を感じ、自分のしていることを客観的に見ている。私たちは1日14時間撮影現場で一緒にいた後、夜も連絡を取り合ったんだ」。

ピートを演じたエドワード・ノートンの存在感

映画ではディランとフォーク・シンガーのジョーン・バエズやシヴァン・ルッソ(スージー・ロトロという女性をモデルにした映画のオリジナル・キャラクター)との恋愛も描かれる。彼女たちとのやりとりを通じてディランの素顔を垣間見せているが、とりわけ心に残るのはピート・シーガーとの関係だ。フォークは民衆のための音楽、というガスリーの信念を受け継いでフォーク・ムーブメントを支えてきたピートは、ガスリーの後継者としてディランにフォークの運命を託す。そんなピートの存在が物語に奥行きを生み出している。ディランがガスリーの病室でシーガーに出会うのは史実ではないが、3人の関係性を印象付ける巧みな脚色だ。ピートを演じたのはエドワード・ノートン。抑制された緻密な演技でシャラメに負けない存在感を発揮している。

「私はずっとピートを尊敬してきたので言いづらいが、結局のところ、ウディ・ガスリーはピートより影響力のあるミュージシャンで、ボブ・ディランはさらに影響力のあるミュージシャンだった。ピートも影響力を持っていたが、それはアーティストとしてというより、アーティストを支援したり、フォーク・ムーブメントを支援するオーガイナイザーとしてだ。でも、彼がそれを目指していたとは思えない。実はピートは心の奥底に大きな怒りを隠しているのではないか、とずっと思っていたんだ」。

デビューして脚光を浴びたディランは、次第にフォーク・シンガーの型にはめられることに苛立ちを感じるようになり、ロックに興味を持つ。しかし、伝統を重んじるフォーク・ムーヴメントの関係者の関係者にとって、ロックは若者たちの流行音楽。伝統を重んじる彼らにはエレキ・ギターを弾くことさえ重大な裏切りだった。シーガーはディランの苛立ちに気付きながらも、その動向を見守ることしかできない。そして、1965年にフォークの祭典、「ニューポート・フォーク・フェスティバル」が開催される。そこでディランはエレキ・ギターを持ってバンドと共にステージに立ち、観客の野次を浴びながら演奏をしてフォーク界に別れを告げた。そこで「ライク・ア・ローリング・ストーン」を歌うシャラメの声にみなぎる緊張感。まるでドキュメンタリーを見ているような生々しさに引き込まれるが、このロック史に残る歴史的な事件が映画のクライマックスになっている。

「確かに65年のニューポート・フォーク・フェスティバルは歴史的な事件だけど、それをことさら重大なものとして描こうとは思わなかった。よくある家族のいざこざのように描きたかったんだ。私にとって重要なのは、物語が登場人物にどんな風に機能するかだ。この映画ではさまざまな人物が交差するが、ニューポート・フォーク・フェスティバルには登場人物がほぼ全員が集まる。それはまるで感謝祭に家族がそろって食事をするようなものだ。そこで家族のいざこざが起こると、その場を立ち去ってしまう者や自分の部屋に逃げ帰る者、ひたすら皿を洗って騒ぎが終わるのを待つ者もいる。ピートの家族に聞いたら、あの夜、ピートは家族が初めて見るくらい怒り狂っていたそうだよ。そして、ディランは走り去った。彼がどこに向かったのか。それは誰にも分からない」。

「ミネソタで育ち、息を詰まらせていた若者の話だ」

本作と併せてぜひ観てほしいのがウディ・ガスリーの半生を描いた「ウディ・ガスリー/わが心のふるさと」(76年)だ。監督のハル・アシュビーは、映画の半分以上の時間を費やしてデビュー前のガスリーの放浪の旅を描き、ガスリーの音楽が旅で出会った人々との関わりから生まれたこと、そして、フォーク・ミュージックがどういうものかを伝えている。カリスマ性を感じさせるシャラメのディランとは対照的に、デヴィッド・キャラダインの無骨な佇まいはガスリーのイメージにぴったりだ。この映画を観ればシーガーが必死でフォークの伝統を守ろうとした理由が分かるし、そこに変革を起こしたディランの異端児ぶりも分かる。そして、ガスリーの旅の終着点からディランの旅がスタートしたことを、「名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN」が描いていることも分かるだろう。

「本作が何についての映画なのか、ボブが私に尋ねたことがあるんだ。私はその場ですぐに答えなくてはいけなくて一瞬焦ったが、とても明確に説明できた。私は『ミネソタで育ち、息を詰まらせていた若者の話だ』と答えたんだ。その若者は荷物をまとめて街を出て、新しい土地で新しいアイデンティティを生み出し、新しい友人や真の家族を見つける。彼の才能は開花し、かなりの成功を収めるけれど、また息苦しくなって逃げ出してしまうんだ。映画がウディ・ガスリーの歌う『So Long, It's Been Good to Know Yuh(さよなら 出会えてよかった)』で始まり、その歌で終わるのは偶然ではない。本作は前に進むこと、そして、そのためには愛する者さえも置き去りにすることについての映画だ。ボブとジョーン・バエズはどこにも行けなかったし、ボブとシルヴィ・ルッソも、ボブとピート・シーガーもどこにも行けなかった。ボブには彼らとの関係が終わってしまったという事実を認める正直さがあった。そして、彼らといがみ合いながら生きていくよりも、そんな関係を断ち切って前に進むことを選んだんだ。自分の求めるものを得るために全てを捨てられる人もいれば、それができない人もいる。その隔たりはとても大きい」

この映画ではディランがバイクに乗るシーンが何度も登場する。「ウディ・ガスリー/わが心のふるさと」で何度も登場した列車のように、ディランにとってバイクは重要な乗り物だ。ディランは流れ着いたニューヨークでも、バイクに乗って旅を続けていたのかもしれない。やがてバイク事故を起こしたディランは、その事故をきっかけに音楽性を変化させていくのだが、それはまた別の話。「最後に登場人物はバラバラになってしまうけど、私はこのラストを楽観的に見ている。ボブの次の冒険が楽しみだぞ、と思っているんだ」と語るマンゴールド。最初に彼が語ったように、本作はよくある若者の成長の物語ではない。本作はボブ・ディランという大きな物語の序曲。マンゴールドはディランの一瞬を切り取り、ディランが名もなき者だった頃から、自分が求めるものを探し続ける旅人だったことをドラマティックに描き出した。

映画「名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN」

■映画「名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN」
2025年2月28日全国公開中
監督:ジェームズ・マンゴールド
出演:ティモシー・シャラメ、エドワード・ノートン、エル・ファニング、モニカ・バルバロ、ボイド・ホルブルック、ダン・フォグラー、ノーバート・レオ・バッツ、スクート・マクネイリー
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
©2025 Searchlight Pictures. All Rights Reserved.
https://www.searchlightpictures.jp/movies/acompleteunknown

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スティル・ハウス・プランツ インタビュー 感性と相互研鑽が紡ぐボーダレスな音楽とは

昨年9月、実験音楽、オーディオビジュアルアート、パフォーミングアーツを紹介するプラットフォーム「モード(MODE)」は、実験音楽イベント「モード アット リキッドルーム(MODE AT LIQUIDROOM)」を、恵比寿リキッドルームで開催した。

今回は日野浩志郎率いる5 人編成のリズムアンサンブル、ゴート(goat)と、ロンドンを拠点に活動するエクスペリメンタル・ロックバンド、スティル・ハウス・プランツ(Still House Plants)のダブルビル公演が実現。

スティル・ハウス・プランツは、ボーカルのジェス・ヒッキー・カレンバッハ(Jess Hickie-Kallenbach)、ギターのフィンことフィンレイ・クラーク(Finlay Clark)、ドラムのデヴィッド・ケネディー(David Kennedy)から成るスリーピースバンド。2013 年にスコットランドのグラスゴー美術学校で出会った3人は、それぞれ視覚芸術を専攻するかたわらで音楽制作を始めた。ジャズやソウル、ポストロックのムードが漂うフレキシブルなサウンド、劇的でメロディアスな歌声、リスナーの自由な想像力を誘う詩など、独自の音楽性が世界的に注目を集めており、昨年4月に3作目となるアルバム「If I Don't Make It, I Love U」をリリースした。

多彩な感性のメンバーが織りなす楽曲は、制作からライブを経て何度も演奏するうち、各パートの役割や内包されるイメージ、言葉の意味が変容し進化していく。「モード」の公演のため来日した彼らに、音楽性やクリエイティビティーの背景について話を聞いた。

アートを学びながら自然な流れで始めた音楽活動
感覚的なプレイを生かした制作プロセス

ーーバンドの結成について。3人は同じグラスゴーのアートスクールで出会ったそうですが、それぞれ絵画や写真を専攻しながら、音楽の道へと進んだ経緯について教えてください。

フィンレイ・クラーク(以下、フィン):音楽学校に行きたくて、何校か見学しましたが、いずれもピンと来なかったんです。近い考えを持った人たちと過ごしたいと思っていましたが、音楽学校はそういう場所ではないと感じて、アートスクールに行って楽器をやろうと考えました。絵画コースは絵を描くことが必須ではなく、自由度が高いと聞いていたので、音楽も作れるんじゃないかと。結果的に最適な選択でした。そこでデヴィッドに出会ったんです。

ジェス・ヒッキー・カレンバッハ(以下、ジェス):私は写真や映像を専攻しましたが、フィンに出会って、すぐに一緒に音楽制作を始めました。最初は気軽なノリで自宅で音楽を作っていて、長時間の演奏を通して自分たちのサウンドを探求していました。

フィン:僕は、自宅のベッドルームで制作した音楽作品を、絵画コースの課題として提出していました。CD に録音した音楽の断片や、演奏している様子を撮影したビデオなど。自分にとってこれは絵画でもあると考えていました。

ジェス:ライブ活動を始めてから、演奏の度に次のライブの依頼をもらうようになりました。楽しみながら音楽活動を続けていただけで、音楽の道でキャリアを築こうと、あらためて決意したことは一度もないんです。信頼する友人やコラボレーターと一緒に音楽制作に取り組めて、気がつくと夢中になっていました。

フィン:グラスゴーの音楽シーンのコミュニティーはとても協力的です。僕らが拠点にしていたグリーン・ドア・スタジオには刺激的なミュージシャンが集まっていて、そこで出会った人たちと一緒にツアーをしたり、車でイギリス中を回ったりもしました。アートについて学ぶかたわらで、音楽活動にも意義を見出していました。

デヴィッド・ケネディー(以下、デヴィッド):僕は子供の頃からドラムを演奏していましたが、15 歳の時にドラムとの関わり方が分からなくなってやめたんです。その後アートスクールに進学しましたが、学校ではドラムを演奏するつもりはありませんでした。でもフィンたちと知り合ってからは、自然とまたドラムを叩くように。ここ数年で、自分は本当にドラムが好きなんだと気づきました。一度ドラムから離れて良かったと思います。多くの経験を経て、新しい視点を持ってドラムに戻ってくることができたので。

ーー初期のアルバムでは各人の演奏をサンプリングした音源を使ってコラージュのように制作した作品が印象的です。最新アルバムはどのように制作を進めたのでしょうか。

ジェス:以前はメンバー3人が離れた場所で生活していたので、各々の演奏を録音した音源を細切れに分割して、サンプリングのように切り貼りして作曲せざるを得ませんでした。卒業後、パンデミックの最中に全員別々のタイミングでロンドンに引っ越したんです。3人揃って演奏できるようになると、あらゆる方法での曲作りが可能になりました。ダンスミュージックから着想を得たり、ドラムとギターの関係性について探究したり、ヴォーカルループを使ったり。

以前の作品は過ごした時間の「レシート」のようなものでした。時間もお金もないし、スタジオで作業できるのは1日だけ。でも最新作はアルバム自体がアイデアの集積になっていると思います。

デヴィッド:今回のレコーディングでは、幾度となく演奏を重ねるうちに演奏したフレーズを忘れていってしまうので、あとで振り返って確認できるようにリハーサルをすべて録音していました。結果的にそれが作曲プロセスの一部になったんです。聴き返していると「ああ、ここに拍子の変化があったんだな」などの気付きがありました。

最新のアルバムはソリッドな構成になっていますが、当初から意図したわけではなく、自然に任せてできた音楽を洗練させ、最終的に全体をまとめあげたんです。

ジェス:自然で感覚的な作業方法が、プロセスの重要な一部になる。後になって初めてそのことに気付くんです。

フィン:このアルバムを作っていた時、スタジオの壁に「もう少し余白のある曲が必要か?」とか「もっとスローな曲が必要か?」など、自問自答のメモを大量に貼り付けていました。ギターのパートに関しては、自分が楽しく弾けることや、シンプルさと複雑さのバランスに重点を置いています。

自他の創造性を刺激する、余白を残した表現の探究

ーー詩で表現しようとしている内容について教えてください。

ジェス:歌詞で一番大切にしているのは、自由に解釈できるようオープンであること。詩的な発想や哲学的な概念というより、会話の中でふと口にするような内容が多いです。ストーリーを語ることにはあまり興味がありません。

言葉の断片を切り取り、サンプリングすることで何らかのイメージが構築されたり、同じ言葉を反復するうちに意味が変化していったりすることがあります。勝ち誇ったようなニュアンスの言葉でも、繰り返すことで悲しみや寛大さを帯びていくことも。ベーシックなダンスミュージックをサンプリングするとしても、ロマンティックなフレーズを繰り返すことで月並みな響きから誠実な響きに変化していったりします。サンプリングが好きなのはそのためです。

特定の友人や人間関係についての曲をオープンに書いてきたので、歌詞もロマンチックなものが多いかもしれません。ほかにも魂の探求をするような歌詞や、何気ない会話のような言葉など、あらゆる要素を織り交ぜています。

ーーサウンドからは、ミニマルで独特なリズムを基盤に、3人が調和を探っているような印象を受けます。影響を受けたアートや音楽があれば教えてください。

ジェス:それぞれが好きな音楽は多岐にわたっています。共通点も違いもあるのが面白いところです。楽曲にはドラムンベースの要素を取り入れていますが、デヴィッドは、ソースダイレクト(Source Direct)やオウテカ(Autechre)を引き合いに出し、音楽におけるドラムという要素や、ドラムンベースという音楽形態についてよく話をします。

デヴィッド:ジャングルやドラムンベースなどのUK ダンスミュージックの良さは、ドラムが、単にリズムを刻むだけにとどまらず、時に物語を語り、感情を表現し、ボーカルパートのような役割を果たすところ。私たちのバンドも、ドラム、ギター、ベース、ボーカルが固定的な役割を演じるのではなく、すべてが混ざり合い、入れ替わり立ち替わり異なる役割を演じていきます。

フィン:私たちのバンドは、自分たちが一旦作り上げた曲の形を、引き算のようなプロセスを経て、徐々に変化させていきます。その観点でアプローチが魅力的なのは“オープンな楽譜”を書いていた実験音楽家アンソニー・ブラクストン(Anthony Braxton)や、シンプルな構成の中に非対称の長いフレーズがあり、その上にループ音が重なるフランスの現代音楽作曲家オリヴィエ・メシアン(Olivier-Eugène-Prosper-Charles Messiaen)です。

ジェス:特定の楽曲に直接影響を受けるのではなく、インスパイアされるとしたらアーティストの独創的なアプローチや姿勢の部分ですね。

ーー即興的な要素はありますか?

ジェス:即興で曲を書くというよりは、ジャムセッションの要素の方が強いです。お互いの演奏を目の前で見られるのがジャムの良いところ。演奏をすべて録音し、各々のパートを学び、覚えていく。するとそこに存在するパターンや変化、注意すべきポイントが見えてきます。

また、お互いのパートに対して、各自がアイデアを加える余地を常に残しています。ミスや違い、変化を受け入れる余地を作るのは重要で、それが自ずと楽曲や作曲手法に反映されていくと考えています。

フィン:ジャムを何度も繰り返しながら、ライブ本番までに形になっていきます。ひとつの曲が次の曲へと移行するチェックポイントのような部分もフレキシブルにしているんです。

ジェス:セットリストは演奏のベクトルを示す"矢印"のようなものですね。

ーーこれまでにバイソンレコーズ(bison records)やロンドンのカフェ オト(Cafe OTO)、ニューヨークのブランク フォームズ(Blank Forms)など、実験的でインディペンデントな姿勢を貫くレーベルから作品をリリースしています。彼らに共鳴したポイントは?

ジェス:私たちにとって、インディペンデントな人たちと協働するのは重要なこと。一緒に仕事をする相手と対話してお互いをよく知ることができれば、共感性の高いアイデアを持ってきてくれて仕事につながるんです。

フィン:カフェ オトやブランク フォームズも僕らの活動を見て連絡をくれて、素晴らしいリリースの提案をしてくれた。最初に作品をリリースしたバイソンレコーズも良きパートナーです。

ジェス:大切なのは、アーティストとして自分の作品をコントロールできること。私たちは幸運にも、最初のカセットテープをリリースしてくれたグラーク(GLARC)を含むパートナーたちとの仕事を通して、自律性を保ちながらサポートを受けられる基盤を見つけられたんです。アート作品のような見開きジャケットの特別版LPなど、素晴らしい作品をリリースできたのは最高の経験でした。

音楽とファッションの関係性について

ーー「モード」は、「音楽、アート、ファッションが垣根を超えて自由に融合し、成長する」ことを理念のひとつとして掲げています。ジェスさんは「キコ コスタディノフ(KIKO KOSTADINOV)」×「リーバイス(LEVI’S)」のキャンペーンにもモデルとして登場されていますね。

ジェス:「キコ コスタディノフ」×「リーバイス」のキャンペーンは、私たち姉弟のように容姿が似ている2人に同じ服のスタイリングをして、着こなしにどんな違いが出るかを撮りたいというコンセプトで、私と弟にモデルとして声がかかったんです。バンドとは関係なく、あくまでモデルとして参加しただけなので、自分の音楽的なクリエイティビティーを発揮したわけではないですが、コラボコレクションのアイテムが魅力的だったので、関われて嬉しかったです。

人は、音楽やファッションを通してアイデンティティを追い求め、自分がこの世界でどうあるべきかを考え、その方法を築き上げていく。ファッションだけでなく、音楽やアートにおいても、自分の嗜好やスタイルに固執するという点では、ある意味“部族的”なものだと思います。でも「モード」が提唱するように、ファッション、音楽、アートをミックスすることによる相互作用や変化は、そこに新しい意味や発見をもたらすと思います。

ーーミュージシャンにとって、ファッションは自身のプレゼンスを表現する方法のひとつだと思います。ファッションに関する“信条”はありますか?

ジェス:今回のアルバムに「1日に1000回着替える」というニュアンスの歌詞の曲があります。着ているものが少し変わるだけで、自分が強くなったと感じたり、鎧を身にまとって守られているような気分になったりすることってあるなと思うんです。

フィン:以前はカラフルな服を着ていたこともあるけど、最近は基本的にシンプルで作りが良い、色味を抑えた控えめな印象の服を着まわすことが多いです。朝の時間は色々なことを考えずリラックスしたいので、食事も自分が好きなものを繰り返し食べることが多いです。

デヴィッド:ぼくは、自分に合うものを見つけようと努力したり悩んだりしてきましたが、結局、服はあくまで服であり、何を着てもいいんだと考えるようになりました。

ーー楽器についても、サウンドはもちろん、佇まいがそのミュージシャンの印象を左右するという意味で、ファッションの要素を含むように感じます。フィンさんのギターは特に色がユニークですね。

フィン:このギターはイーベイ(eBay)で買って、自分でパーツを探し集めて組み合わせたものです。シルバーの塗装の上にグリーンが塗られ、それをやすりで削ってあり、とても美しい。ペグの形も良いし、ネックの形も60年代のスタイルに近い感じで気に入っています。青と緑の中間の色味が好きで、以前もシーフォームグリーンのフェンダー・デュオソニックを使っていましたが、ネックが折れてしまって。その後に手にした、このトレモロアーム付きのフルサイズのデュオソニックが僕らの音楽を変えたんです。

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スティル・ハウス・プランツ インタビュー 感性と相互研鑽が紡ぐボーダレスな音楽とは

昨年9月、実験音楽、オーディオビジュアルアート、パフォーミングアーツを紹介するプラットフォーム「モード(MODE)」は、実験音楽イベント「モード アット リキッドルーム(MODE AT LIQUIDROOM)」を、恵比寿リキッドルームで開催した。

今回は日野浩志郎率いる5 人編成のリズムアンサンブル、ゴート(goat)と、ロンドンを拠点に活動するエクスペリメンタル・ロックバンド、スティル・ハウス・プランツ(Still House Plants)のダブルビル公演が実現。

スティル・ハウス・プランツは、ボーカルのジェス・ヒッキー・カレンバッハ(Jess Hickie-Kallenbach)、ギターのフィンことフィンレイ・クラーク(Finlay Clark)、ドラムのデヴィッド・ケネディー(David Kennedy)から成るスリーピースバンド。2013 年にスコットランドのグラスゴー美術学校で出会った3人は、それぞれ視覚芸術を専攻するかたわらで音楽制作を始めた。ジャズやソウル、ポストロックのムードが漂うフレキシブルなサウンド、劇的でメロディアスな歌声、リスナーの自由な想像力を誘う詩など、独自の音楽性が世界的に注目を集めており、昨年4月に3作目となるアルバム「If I Don't Make It, I Love U」をリリースした。

多彩な感性のメンバーが織りなす楽曲は、制作からライブを経て何度も演奏するうち、各パートの役割や内包されるイメージ、言葉の意味が変容し進化していく。「モード」の公演のため来日した彼らに、音楽性やクリエイティビティーの背景について話を聞いた。

アートを学びながら自然な流れで始めた音楽活動
感覚的なプレイを生かした制作プロセス

ーーバンドの結成について。3人は同じグラスゴーのアートスクールで出会ったそうですが、それぞれ絵画や写真を専攻しながら、音楽の道へと進んだ経緯について教えてください。

フィンレイ・クラーク(以下、フィン):音楽学校に行きたくて、何校か見学しましたが、いずれもピンと来なかったんです。近い考えを持った人たちと過ごしたいと思っていましたが、音楽学校はそういう場所ではないと感じて、アートスクールに行って楽器をやろうと考えました。絵画コースは絵を描くことが必須ではなく、自由度が高いと聞いていたので、音楽も作れるんじゃないかと。結果的に最適な選択でした。そこでデヴィッドに出会ったんです。

ジェス・ヒッキー・カレンバッハ(以下、ジェス):私は写真や映像を専攻しましたが、フィンに出会って、すぐに一緒に音楽制作を始めました。最初は気軽なノリで自宅で音楽を作っていて、長時間の演奏を通して自分たちのサウンドを探求していました。

フィン:僕は、自宅のベッドルームで制作した音楽作品を、絵画コースの課題として提出していました。CD に録音した音楽の断片や、演奏している様子を撮影したビデオなど。自分にとってこれは絵画でもあると考えていました。

ジェス:ライブ活動を始めてから、演奏の度に次のライブの依頼をもらうようになりました。楽しみながら音楽活動を続けていただけで、音楽の道でキャリアを築こうと、あらためて決意したことは一度もないんです。信頼する友人やコラボレーターと一緒に音楽制作に取り組めて、気がつくと夢中になっていました。

フィン:グラスゴーの音楽シーンのコミュニティーはとても協力的です。僕らが拠点にしていたグリーン・ドア・スタジオには刺激的なミュージシャンが集まっていて、そこで出会った人たちと一緒にツアーをしたり、車でイギリス中を回ったりもしました。アートについて学ぶかたわらで、音楽活動にも意義を見出していました。

デヴィッド・ケネディー(以下、デヴィッド):僕は子供の頃からドラムを演奏していましたが、15 歳の時にドラムとの関わり方が分からなくなってやめたんです。その後アートスクールに進学しましたが、学校ではドラムを演奏するつもりはありませんでした。でもフィンたちと知り合ってからは、自然とまたドラムを叩くように。ここ数年で、自分は本当にドラムが好きなんだと気づきました。一度ドラムから離れて良かったと思います。多くの経験を経て、新しい視点を持ってドラムに戻ってくることができたので。

ーー初期のアルバムでは各人の演奏をサンプリングした音源を使ってコラージュのように制作した作品が印象的です。最新アルバムはどのように制作を進めたのでしょうか。

ジェス:以前はメンバー3人が離れた場所で生活していたので、各々の演奏を録音した音源を細切れに分割して、サンプリングのように切り貼りして作曲せざるを得ませんでした。卒業後、パンデミックの最中に全員別々のタイミングでロンドンに引っ越したんです。3人揃って演奏できるようになると、あらゆる方法での曲作りが可能になりました。ダンスミュージックから着想を得たり、ドラムとギターの関係性について探究したり、ヴォーカルループを使ったり。

以前の作品は過ごした時間の「レシート」のようなものでした。時間もお金もないし、スタジオで作業できるのは1日だけ。でも最新作はアルバム自体がアイデアの集積になっていると思います。

デヴィッド:今回のレコーディングでは、幾度となく演奏を重ねるうちに演奏したフレーズを忘れていってしまうので、あとで振り返って確認できるようにリハーサルをすべて録音していました。結果的にそれが作曲プロセスの一部になったんです。聴き返していると「ああ、ここに拍子の変化があったんだな」などの気付きがありました。

最新のアルバムはソリッドな構成になっていますが、当初から意図したわけではなく、自然に任せてできた音楽を洗練させ、最終的に全体をまとめあげたんです。

ジェス:自然で感覚的な作業方法が、プロセスの重要な一部になる。後になって初めてそのことに気付くんです。

フィン:このアルバムを作っていた時、スタジオの壁に「もう少し余白のある曲が必要か?」とか「もっとスローな曲が必要か?」など、自問自答のメモを大量に貼り付けていました。ギターのパートに関しては、自分が楽しく弾けることや、シンプルさと複雑さのバランスに重点を置いています。

自他の創造性を刺激する、余白を残した表現の探究

ーー詩で表現しようとしている内容について教えてください。

ジェス:歌詞で一番大切にしているのは、自由に解釈できるようオープンであること。詩的な発想や哲学的な概念というより、会話の中でふと口にするような内容が多いです。ストーリーを語ることにはあまり興味がありません。

言葉の断片を切り取り、サンプリングすることで何らかのイメージが構築されたり、同じ言葉を反復するうちに意味が変化していったりすることがあります。勝ち誇ったようなニュアンスの言葉でも、繰り返すことで悲しみや寛大さを帯びていくことも。ベーシックなダンスミュージックをサンプリングするとしても、ロマンティックなフレーズを繰り返すことで月並みな響きから誠実な響きに変化していったりします。サンプリングが好きなのはそのためです。

特定の友人や人間関係についての曲をオープンに書いてきたので、歌詞もロマンチックなものが多いかもしれません。ほかにも魂の探求をするような歌詞や、何気ない会話のような言葉など、あらゆる要素を織り交ぜています。

ーーサウンドからは、ミニマルで独特なリズムを基盤に、3人が調和を探っているような印象を受けます。影響を受けたアートや音楽があれば教えてください。

ジェス:それぞれが好きな音楽は多岐にわたっています。共通点も違いもあるのが面白いところです。楽曲にはドラムンベースの要素を取り入れていますが、デヴィッドは、ソースダイレクト(Source Direct)やオウテカ(Autechre)を引き合いに出し、音楽におけるドラムという要素や、ドラムンベースという音楽形態についてよく話をします。

デヴィッド:ジャングルやドラムンベースなどのUK ダンスミュージックの良さは、ドラムが、単にリズムを刻むだけにとどまらず、時に物語を語り、感情を表現し、ボーカルパートのような役割を果たすところ。私たちのバンドも、ドラム、ギター、ベース、ボーカルが固定的な役割を演じるのではなく、すべてが混ざり合い、入れ替わり立ち替わり異なる役割を演じていきます。

フィン:私たちのバンドは、自分たちが一旦作り上げた曲の形を、引き算のようなプロセスを経て、徐々に変化させていきます。その観点でアプローチが魅力的なのは“オープンな楽譜”を書いていた実験音楽家アンソニー・ブラクストン(Anthony Braxton)や、シンプルな構成の中に非対称の長いフレーズがあり、その上にループ音が重なるフランスの現代音楽作曲家オリヴィエ・メシアン(Olivier-Eugène-Prosper-Charles Messiaen)です。

ジェス:特定の楽曲に直接影響を受けるのではなく、インスパイアされるとしたらアーティストの独創的なアプローチや姿勢の部分ですね。

ーー即興的な要素はありますか?

ジェス:即興で曲を書くというよりは、ジャムセッションの要素の方が強いです。お互いの演奏を目の前で見られるのがジャムの良いところ。演奏をすべて録音し、各々のパートを学び、覚えていく。するとそこに存在するパターンや変化、注意すべきポイントが見えてきます。

また、お互いのパートに対して、各自がアイデアを加える余地を常に残しています。ミスや違い、変化を受け入れる余地を作るのは重要で、それが自ずと楽曲や作曲手法に反映されていくと考えています。

フィン:ジャムを何度も繰り返しながら、ライブ本番までに形になっていきます。ひとつの曲が次の曲へと移行するチェックポイントのような部分もフレキシブルにしているんです。

ジェス:セットリストは演奏のベクトルを示す"矢印"のようなものですね。

ーーこれまでにバイソンレコーズ(bison records)やロンドンのカフェ オト(Cafe OTO)、ニューヨークのブランク フォームズ(Blank Forms)など、実験的でインディペンデントな姿勢を貫くレーベルから作品をリリースしています。彼らに共鳴したポイントは?

ジェス:私たちにとって、インディペンデントな人たちと協働するのは重要なこと。一緒に仕事をする相手と対話してお互いをよく知ることができれば、共感性の高いアイデアを持ってきてくれて仕事につながるんです。

フィン:カフェ オトやブランク フォームズも僕らの活動を見て連絡をくれて、素晴らしいリリースの提案をしてくれた。最初に作品をリリースしたバイソンレコーズも良きパートナーです。

ジェス:大切なのは、アーティストとして自分の作品をコントロールできること。私たちは幸運にも、最初のカセットテープをリリースしてくれたグラーク(GLARC)を含むパートナーたちとの仕事を通して、自律性を保ちながらサポートを受けられる基盤を見つけられたんです。アート作品のような見開きジャケットの特別版LPなど、素晴らしい作品をリリースできたのは最高の経験でした。

音楽とファッションの関係性について

ーー「モード」は、「音楽、アート、ファッションが垣根を超えて自由に融合し、成長する」ことを理念のひとつとして掲げています。ジェスさんは「キコ コスタディノフ(KIKO KOSTADINOV)」×「リーバイス(LEVI’S)」のキャンペーンにもモデルとして登場されていますね。

ジェス:「キコ コスタディノフ」×「リーバイス」のキャンペーンは、私たち姉弟のように容姿が似ている2人に同じ服のスタイリングをして、着こなしにどんな違いが出るかを撮りたいというコンセプトで、私と弟にモデルとして声がかかったんです。バンドとは関係なく、あくまでモデルとして参加しただけなので、自分の音楽的なクリエイティビティーを発揮したわけではないですが、コラボコレクションのアイテムが魅力的だったので、関われて嬉しかったです。

人は、音楽やファッションを通してアイデンティティを追い求め、自分がこの世界でどうあるべきかを考え、その方法を築き上げていく。ファッションだけでなく、音楽やアートにおいても、自分の嗜好やスタイルに固執するという点では、ある意味“部族的”なものだと思います。でも「モード」が提唱するように、ファッション、音楽、アートをミックスすることによる相互作用や変化は、そこに新しい意味や発見をもたらすと思います。

ーーミュージシャンにとって、ファッションは自身のプレゼンスを表現する方法のひとつだと思います。ファッションに関する“信条”はありますか?

ジェス:今回のアルバムに「1日に1000回着替える」というニュアンスの歌詞の曲があります。着ているものが少し変わるだけで、自分が強くなったと感じたり、鎧を身にまとって守られているような気分になったりすることってあるなと思うんです。

フィン:以前はカラフルな服を着ていたこともあるけど、最近は基本的にシンプルで作りが良い、色味を抑えた控えめな印象の服を着まわすことが多いです。朝の時間は色々なことを考えずリラックスしたいので、食事も自分が好きなものを繰り返し食べることが多いです。

デヴィッド:ぼくは、自分に合うものを見つけようと努力したり悩んだりしてきましたが、結局、服はあくまで服であり、何を着てもいいんだと考えるようになりました。

ーー楽器についても、サウンドはもちろん、佇まいがそのミュージシャンの印象を左右するという意味で、ファッションの要素を含むように感じます。フィンさんのギターは特に色がユニークですね。

フィン:このギターはイーベイ(eBay)で買って、自分でパーツを探し集めて組み合わせたものです。シルバーの塗装の上にグリーンが塗られ、それをやすりで削ってあり、とても美しい。ペグの形も良いし、ネックの形も60年代のスタイルに近い感じで気に入っています。青と緑の中間の色味が好きで、以前もシーフォームグリーンのフェンダー・デュオソニックを使っていましたが、ネックが折れてしまって。その後に手にした、このトレモロアーム付きのフルサイズのデュオソニックが僕らの音楽を変えたんです。

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「ブルックス ブラザーズ」×「コンバース」 クラシックな魅力を現代的に再解釈

「ブルックス ブラザーズ(BROOKS BROTHERS)」は3月15日、「コンバース(CONVERSE)」との限定コラボスニーカーを発売する。「ブルックス ブラザーズ」全16店舗と「エディフィス(EDIFICE)」、「イエナ(IENA)」、「ヘリンボーン(HERRINGBONE)」の限定店舗で取り扱う。

3月3〜9日の期間「ブルックス ブラザーズ」公式オンラインストアで先行予約の受け付け、12日から「ブルックス ブラザーズ」表参道店と京都高島屋店で先行販売を行う。

ユニセックスに楽しめる2型

今回発売するのは、「コンバース」の人気モデル“オールスター LGCY”をベースに、1970年代のアーカイブへの敬意を込めたディテールと快適な履き心地を融合させた全2型。「ブルックス ブラザーズ」のブランドカラーであるネイビーを、トウキャップとアウトソールにあしらったテープ、ソール、一つ星のヒールラベルに落とし込み、単なるビンテージの再現にとどまらない「ブルックス ブラザーズ」らしさを表現した。

“ブルックス ブラザーズ×コンバース オールスター LGCY HI”

ハイカットモデルの“ブルックス ブラザーズ×コンバース オールスター LGCY HI”(1万6500円)は、インソールとシュータン部分にネイビーで両ブランドのロゴを施したWネーム仕様。ノッチ付きのアンクルパッチにあしらったスターと“CONVERSE ALL STAR”の文字にはネイビーを、アッパーの素材には落ち着いた印象のフェードネイビーを採用した。

“ブルックス ブラザーズ×コンバース オールスター LGCY OX”

ローカットモデルの“ブルックス ブラザーズ×コンバース オールスター LGCY OX”(1万5400円)は、「ブルックス ブラザーズ」の真っ白なポロカラーに着想したホワイトカラーのアッパーで用意する。

サイズは両アイテム共に22.5〜29cmで展開する。

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「ブルックス ブラザーズ」×「コンバース」 クラシックな魅力を現代的に再解釈

「ブルックス ブラザーズ(BROOKS BROTHERS)」は3月15日、「コンバース(CONVERSE)」との限定コラボスニーカーを発売する。「ブルックス ブラザーズ」全16店舗と「エディフィス(EDIFICE)」、「イエナ(IENA)」、「ヘリンボーン(HERRINGBONE)」の限定店舗で取り扱う。

3月3〜9日の期間「ブルックス ブラザーズ」公式オンラインストアで先行予約の受け付け、12日から「ブルックス ブラザーズ」表参道店と京都高島屋店で先行販売を行う。

ユニセックスに楽しめる2型

今回発売するのは、「コンバース」の人気モデル“オールスター LGCY”をベースに、1970年代のアーカイブへの敬意を込めたディテールと快適な履き心地を融合させた全2型。「ブルックス ブラザーズ」のブランドカラーであるネイビーを、トウキャップとアウトソールにあしらったテープ、ソール、一つ星のヒールラベルに落とし込み、単なるビンテージの再現にとどまらない「ブルックス ブラザーズ」らしさを表現した。

“ブルックス ブラザーズ×コンバース オールスター LGCY HI”

ハイカットモデルの“ブルックス ブラザーズ×コンバース オールスター LGCY HI”(1万6500円)は、インソールとシュータン部分にネイビーで両ブランドのロゴを施したWネーム仕様。ノッチ付きのアンクルパッチにあしらったスターと“CONVERSE ALL STAR”の文字にはネイビーを、アッパーの素材には落ち着いた印象のフェードネイビーを採用した。

“ブルックス ブラザーズ×コンバース オールスター LGCY OX”

ローカットモデルの“ブルックス ブラザーズ×コンバース オールスター LGCY OX”(1万5400円)は、「ブルックス ブラザーズ」の真っ白なポロカラーに着想したホワイトカラーのアッパーで用意する。

サイズは両アイテム共に22.5〜29cmで展開する。

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「ノーレーズンサンドイッチ」が東京駅構内のグランスタ東京に1号店をオープン 

「ノーレーズンサンドイッチ(NO RAISIN SANDWICH)」は3月10日、JR東京駅構内のエキナカ商業施設グランスタ東京の1階吹き抜けエリアに第1号店をオープンする。ノーレーズンサンドイッチは「レーズンは苦手だけれどレーズンサンドを食べてみたい」というエッセイスト・フードディレクター平野紗季子の願いから誕生した”レーズンとそれ以外のサンド菓子”ブランド。

店舗では、オンライン販売で評を博しているオリジナルバターサンド“ノーレーズンサンドイッチ”をはじめ、グランスタ東京店限定商品や先行販売商品を多数ラインアップする。

東京駅限定“キャラメルバターサンドイッチ”

グランスタ東京店限定の“キャラメルバターサンドイッチ”(880〜4380円)は、キャラメル入りのバターサンド。発酵バターのサブレに濃厚なバニラキャラメルと果実味溢れるレーズンが溶け合う“レーズン キャラメルバターサンドイッチ”と、クーヴェルチュールチョコレートをベースに、紅茶ミルクキャラメルとアプリコットがうっとりと香りの層を作り出す“ショコラアプリコット キャラメルバターサンドイッチ”の2種をセットにして展開する。

パッケージには、ぬいぐるみ作家のむらたまるがデザインしたオリジナルキャラクター、キャラメルくまを採用。“バターサンドにキャラメルくまがむぎゅっと合流”というユニークなストーリーを表現した。

“ノーレーズンサンドイッチ”

“ノーレーズンサンドイッチ”(全3種、各2400〜2950円)は、パティシエたちが自社工房で丁寧に手作りしたバターサンドイッチ。レシピ監修は、幡ヶ谷「イコール(Equal)」のオーナーパティシエ後藤裕一が務めている。店舗では、定番のレーズンサンドと季節で変わる果実やナッツのサンドの複数フレーバーを常時用意する。

“プレミアムガナッシュサンドイッチ”

“プレミアムガナッシュサンドイッチ”(全2種、各2600円)は、クーヴェルチュールチョコレートを使用したガナッシュに、自家製マシュマロやパートドフリュイを挟んだ新感覚のガナッシュサンド。“バニラギモーヴ”、“パッションパートドフリュイ”、“ジャンドゥーヤガナッシュ”に3つのフレーバーをセットにした“ルージュ”と、“いちごギモーヴ”、“木いちごパートドフリュイ”、“キームンガナッシュ”の3つをセットにした“ドリーミー”の2種類で展開する。

美味しく可愛い世界観

店舗のデザインは、“お店丸ごと焼き上げる”というコンセプトのもと空間設計ユニットキイ(Kii)の新井里志と中富慶が担当。遊び心溢れるブランドの世界観と、お菓子を買う楽しさを最大化する仕掛けを小さな空間にぎゅっと詰め込んだ。空間全体に使用しているレーズンサンドイッチのサブレと同サイズの多治見タイルは、目地幅を広く取った個性的な左官仕上げにすることで、サブレにたっぷり挟まれたバタークリームを表現している。

カウンターにはオリジナルのカプセルトイ機を設置。1回500円で、キャラメルくまのアクリルキーホルダーやレーズンサンドステッカーなど、ブランドキャラクターグッズをランダムで購入できる。

アートディレクションは、アートディレクターの田部井美奈が担当。“SWEET MEMORY”のコピーをあしらったショッパーや、チャーミングさと上質さを兼ね備えたデザインのパッケージなどを用意し、「ノーレーズンサンドイッチ」ならではのキュートな雰囲気を生み出した。

◼「ノーレーズンサンドイッチ」グランスタ東京店

住所:東京都千代田区丸の内1-9-1 JR東日本東京駅構内グランスタ東京1階吹き抜けエリア
営業時間:月〜土、8:00〜22:00/日・祝日、8:00〜21:00
※翌日が休日の場合は22:00まで営業する
※営業日はグランスタ東京に準ずる

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渋谷109に凱旋、販売員出身の2人が手掛ける「エシオ」がポップアップ

「エシオ(ESIO)」は3月5日まで、渋谷109の1階でポップアップショップをオープンしている。同ブランドは渋谷109でともに「ムルーア(MURUA)」で販売員をしていた関本香里と才賀果歩の2人が2021年にスタート、24年8月からは再エネ事業者のGXフォースの傘下に入った。再エネ事業者が運営する異色のファッションブランドが目指す先とは?

PROFILE: 才賀果歩/「エシオ」プロデューサー兼デザイナー(右)、関本香里/「エシオ」プレス兼デザイナー

才賀果歩/「エシオ」プロデューサー兼デザイナー(右)、関本香里/「エシオ」プレス兼デザイナー
PROFILE: (さいが・かほ)1995年6月24日生まれ。「ムルーア(MURUA)」で約6年間ショップスタッフとして勤務。大手企業でのマーケティングとデザインを経て、21年に「エシオ」をスタート、(せきもと・かおり)1993年9月16日生まれ。高校卒業後、マークスタイラーの「ムルーア(MURUA)」でショップスタッフ、ディレクターアシスタント兼デザイナーを経て、2021年に「ESIÓ」をスタート。インスタグラム(@kaori_sekimoto_)のフォロワーは4.9万人

2人はともに渋谷109の「ムルーア」販売員

才賀プロデューサーと関本プレスはともに渋谷109の「ムルーア」で販売員をしていた。「渋谷109の『ムルーア』のオープニングスタッフで勤務したときに、ちょうど(関本)香里さんもいて。帰りの電車が一緒だったのが仲良くなったきっかけ(笑)」(才賀プロデューサー)という。才賀プロデューサーは販売員の後に「ムルーア」のプレスに異動。マークスタイラーを退職後は業務委託などでマーケティングやデザインなどを経験し、21年に関本プレスとともに「エシオ」をスタートした。「マークスタイラーを退職後に、ブランドを立ち上げるために必要なことをとにかく業務委託で引き受けた。服のデザインからウェブデザイン、SNSの運用、デジタルマーケティングまで、いろいろな仕事を受けた。場合によっては『できます』と言って引き受けてからいろいろ調べて勉強したことも(笑)」。

そのため「エシオ」は21年のスタート時に、デザイナー経験のある関谷さんがディレクター、才賀さんがプレスという役割だったが、GXフォース傘下に入った段階で役割を逆転させた。「ブランドを始めてみたら、向いている分野が逆だった(笑)」(関谷プレス)。関谷さんは個人のアカウントで4.9万人のフォロワーを抱える一方で、才賀さんは個人アカウントはほぼ放置状態の一方で「発信するよりも服作りが大好き。着て喜んでもらえる服、そのことばかりを考えている」。2人にお互いの印象を聞くと、「ポンコツだけど優しくて頼れるお兄ちゃん」(才賀さん)。「口うるさいしっかりものの妹」(関谷さん)。

とはいえ、ブランド運営に関してはほぼ2人が一体になって回している。「服のデザインや生産、ECとSNSの運営、ポップアップショップでの販売まで、文字通り2人で回しています。札幌の大丸百貨店のポップアップでは、店頭での販売も2人でやりました。販売員出身の2人ということもあって販売が好きだし、なによりも店頭でファンの方と触れ合えるし、ダイレクトにいろいろな情報を受け取れて、デザインにも生かせる。ポップアップではできるだけ店頭にいるようにしています」(才賀さん)。服の生産やデザイン、ECの運営もあるため、「スキマ時間にスマホでメールを返したり。さすがに大変ですが」。

親会社のGXフォースはブランドの実働は2人に完全に委託しているが、「(石破 周一)社長には、こちらが恐縮するほど多くの時間を割いてもらってアドバイスをもらっている。経営面から消費者目線でのアドバイスまで、本当に助かっている」(才賀さん)という。

特殊加工のスカジャンを先行販売

ポップアップでのイチオシは、先行販売のスカジャンのセットアップだ。職人と一緒に絶妙なエージング加工を施したスカジャンの価格は4万7900円。「『エシオ』の商品単価で考えると高くなってしまったけど、顧客は絶対に満足してもらえる自信がある。買った直後よりも、着用するたびに満足度が高まる、そんなブランドを目指している」(才賀さん)。

5日間のポップアップの売り上げ目標は1000万円。「凱旋なので過去最高の基準に設定した。抽選会やコスメサンプルの配布、別注カラーの先行受注など、これまでにやったことのないイベンにも実施する」(関谷さん)。

■「ESIO」POP-UP
場所:SHIBUYA109渋谷店1F Limited POPUP BRIDGE.
期間:2025年3月1-5日
所在地:〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂2丁目29-1
営業時間:10:00~21:00

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渋谷109に凱旋、販売員出身の2人が手掛ける「エシオ」がポップアップ

「エシオ(ESIO)」は3月5日まで、渋谷109の1階でポップアップショップをオープンしている。同ブランドは渋谷109でともに「ムルーア(MURUA)」で販売員をしていた関本香里と才賀果歩の2人が2021年にスタート、24年8月からは再エネ事業者のGXフォースの傘下に入った。再エネ事業者が運営する異色のファッションブランドが目指す先とは?

PROFILE: 才賀果歩/「エシオ」プロデューサー兼デザイナー(右)、関本香里/「エシオ」プレス兼デザイナー

才賀果歩/「エシオ」プロデューサー兼デザイナー(右)、関本香里/「エシオ」プレス兼デザイナー
PROFILE: (さいが・かほ)1995年6月24日生まれ。「ムルーア(MURUA)」で約6年間ショップスタッフとして勤務。大手企業でのマーケティングとデザインを経て、21年に「エシオ」をスタート、(せきもと・かおり)1993年9月16日生まれ。高校卒業後、マークスタイラーの「ムルーア(MURUA)」でショップスタッフ、ディレクターアシスタント兼デザイナーを経て、2021年に「ESIÓ」をスタート。インスタグラム(@kaori_sekimoto_)のフォロワーは4.9万人

2人はともに渋谷109の「ムルーア」販売員

才賀プロデューサーと関本プレスはともに渋谷109の「ムルーア」で販売員をしていた。「渋谷109の『ムルーア』のオープニングスタッフで勤務したときに、ちょうど(関本)香里さんもいて。帰りの電車が一緒だったのが仲良くなったきっかけ(笑)」(才賀プロデューサー)という。才賀プロデューサーは販売員の後に「ムルーア」のプレスに異動。マークスタイラーを退職後は業務委託などでマーケティングやデザインなどを経験し、21年に関本プレスとともに「エシオ」をスタートした。「マークスタイラーを退職後に、ブランドを立ち上げるために必要なことをとにかく業務委託で引き受けた。服のデザインからウェブデザイン、SNSの運用、デジタルマーケティングまで、いろいろな仕事を受けた。場合によっては『できます』と言って引き受けてからいろいろ調べて勉強したことも(笑)」。

そのため「エシオ」は21年のスタート時に、デザイナー経験のある関谷さんがディレクター、才賀さんがプレスという役割だったが、GXフォース傘下に入った段階で役割を逆転させた。「ブランドを始めてみたら、向いている分野が逆だった(笑)」(関谷プレス)。関谷さんは個人のアカウントで4.9万人のフォロワーを抱える一方で、才賀さんは個人アカウントはほぼ放置状態の一方で「発信するよりも服作りが大好き。着て喜んでもらえる服、そのことばかりを考えている」。2人にお互いの印象を聞くと、「ポンコツだけど優しくて頼れるお兄ちゃん」(才賀さん)。「口うるさいしっかりものの妹」(関谷さん)。

とはいえ、ブランド運営に関してはほぼ2人が一体になって回している。「服のデザインや生産、ECとSNSの運営、ポップアップショップでの販売まで、文字通り2人で回しています。札幌の大丸百貨店のポップアップでは、店頭での販売も2人でやりました。販売員出身の2人ということもあって販売が好きだし、なによりも店頭でファンの方と触れ合えるし、ダイレクトにいろいろな情報を受け取れて、デザインにも生かせる。ポップアップではできるだけ店頭にいるようにしています」(才賀さん)。服の生産やデザイン、ECの運営もあるため、「スキマ時間にスマホでメールを返したり。さすがに大変ですが」。

親会社のGXフォースはブランドの実働は2人に完全に委託しているが、「(石破 周一)社長には、こちらが恐縮するほど多くの時間を割いてもらってアドバイスをもらっている。経営面から消費者目線でのアドバイスまで、本当に助かっている」(才賀さん)という。

特殊加工のスカジャンを先行販売

ポップアップでのイチオシは、先行販売のスカジャンのセットアップだ。職人と一緒に絶妙なエージング加工を施したスカジャンの価格は4万7900円。「『エシオ』の商品単価で考えると高くなってしまったけど、顧客は絶対に満足してもらえる自信がある。買った直後よりも、着用するたびに満足度が高まる、そんなブランドを目指している」(才賀さん)。

5日間のポップアップの売り上げ目標は1000万円。「凱旋なので過去最高の基準に設定した。抽選会やコスメサンプルの配布、別注カラーの先行受注など、これまでにやったことのないイベンにも実施する」(関谷さん)。

■「ESIO」POP-UP
場所:SHIBUYA109渋谷店1F Limited POPUP BRIDGE.
期間:2025年3月1-5日
所在地:〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂2丁目29-1
営業時間:10:00~21:00

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「プラダ」は粗野な表現でフェミニンを再考 ミウッチャ&ラフの“生”な思考ぶつける

「プラダ(PRADA)」がこのほどミラノで発表した2025-26年秋冬コレクションは、「今日における女性らしさとは何か?」という問いを投げかけた。タイトルは「ロー グラマー(RAW GRAMOUR)」。リトルブラックドレスやリボンといった“女性らしさ”のコードを、粗野な表現で落とし込んだ。

「私たちはどんな服が今の時代に合うのか話し合った」とミウッチャ・プラダ(Miuccia Prada)。
そして「ただ既存の女性らしさを批判をしたいわけではないのだ」とラフ・シモンズ(Raf Simons)は続ける。「例えばリトルブラックドレスのようにフェミニンを語るうえでのクリシェ(常套句)にも、私たちは美しさを感じるし、エッセンシャルなアイテムだと思う」と話した上で、ミウッチャとラフが解釈するそれは、厚みのある生地で作るオーバーサイズ。ネックラインは“ソバージュ・フィニッシュ”と呼ぶ切れっぱなしのディテールで、典型的なリトル・ブラック・ドレスの概念を覆す。

ブラックドレスやフロントにリボンをあしらったフラワープリンントのドレスなどに合わせる足元は、形こそ“フェミニンな”ポインテッドトゥだが、ハードに加工したレザーかつアッパー部分は裁ち切りのようなデザインが荒々しい。ローファーをオープントゥにしてサンダルと融合したようなシューズやそれをさらにブーツと融合したような新しいシューズも登場。レディーライクな新作のチェーンバッグも、粗野なルックにコントラストを効かせた。

ミウッチャもラフも、新しい“フェミニン”を容易に定義することはしない。ただ既存の定義に疑問の眼差しを向け、問い続ける姿勢を見せる。2人のまだ思考途中のコレクションは、タイトルが示すように“生”で無垢な女性像を描く。

「プラダ」らしいパジャマルックも登場した。リラックスしたオーバーサイズのシャツ。ボトムスは、ウエスト周りを無理に絞って余った生地が不恰好にギャザーを寄せる。首元にはアール・デコ調のビジューを施したアクセサリーとポインテッドトゥのハイヒールを合わせた。

クラシックなファーコートは、全て食肉産業の副産物を活用したシアリングを用いて表現したという。襟元がボリューミーなロングコートは、ボディー部分にビニールを被せて毛並みを潰し、プリントのような錯覚も覚える。「プラダ」が数シーズン続けているトロンプルイユの手法で、自らの五感を使ってモノを見ることの重要性をここでも再び訴えた。シャツの襟にはワイヤーを通して布がなびく動きを成形する手法も、前シーズンから継続した。

ミウッチャとラフはバックステージで、「解放」について語った。「解放について考える時、私たちはとにかく服について語り合った。解放とはリスクを伴うもの。服、つまり私たちの思考を通して抵抗し、リスクを犯した先に初めて自由が得られるのだ」と。フェミニンを問うクリエーションが目指す先は、人々の自由だ。

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「ディースクエアード」は“やり過ぎ”で逮捕! リアルなロマンティックブランドを発見 25-26年秋冬ミラノ日記Vol.1

2025-26年秋冬ミラノ・ファッション・ウィークが現地時間の2月25日に開幕しました。初日からサバト・デ・サルノ(Sabato De Sarno)=元クリエイティブ・ディレクターが去ったばかりの「グッチ(GUCCI)」や、30周年を迎えた 「ディースクエアード(DSQUARED2)」などがショーを開催。フルスロットで取材スタートです。

デザインチーム体制の「グッチ」で開幕

村上要編集長(以下、村上):2025-26年秋冬のミラノ・ファッション・ウイークは、「グッチ(GUCCI)」から。デザインチーム体制のコレクションについては、こちらをご覧ください。

「マックス アンド コー」の
ユーモラスなメッセージにほっこり

木村和花記者(以下、木村):私はその間、「マックス アンド コー(MAX&CO.)」とアーティストのピエトロ・テルツィーニ(Pietro Terzini)とのコラボ・カプセルコレクションの展示会へ。テルツィーニはミラノを拠点に活動するイタリア人アーティストで、ユーモラスかつ鋭いキャッチーフレーズを用いた作品で知られています。同ブランドとのコラボは2024年に続く2回目です。

1990年代生まれの彼はMTV世代で、若い頃はヒップホップカルチャーの中で育ったそう。今回のコレクションは、そんな彼のルーツに立ち返り、アメカジアイテムで構成しました。“I’D RATHER STAY HOME(むしろ家にいたい)“と書いたフーディー、“I WAS RIGHT(私は正しかったでしょう)”と記したTシャツ、“NOT TODAY(今日は無理)”と書かれたチビTなどなど、アイテムとフレーズの組み合わせが秀逸です。

テルツィーニに聞くと、こうしたフレーズは、彼が日々人間観察をする中で思いつくと言います。「周りの人の会話を聞いていると、みんな似たような悩みを持っていることに気付く。どうやったら少ない言葉で、みんなが抱える共通問題や気持ちに寄り添うことができるかを考えるんだ」とテルティーニ。

今回は、「マックス アンド コー」のチームとより密にコミュニケーションを取りながら、みんなでフレーズを考えて作り上げたそう。着る人にどんな気持ちになってほしいか聞くと、「人生いろいろあるけど、心配しすぎないで、気楽に生きようよと伝えたい」と語ってくれました。ちなみに彼のお気に入りは、“I HOPE YOUR EMAIL WON’T FIND ME(あなたのメールが私に届かないことを祈ります)”のピンストライプスーツだそうです。どこに行っても仕事のメールに追われ続けてうんざりしちゃう時、きっとみんなありますからね。

「アイスバーグ」はストリートスタイルを封印か?

木村:「アイスバーグ(ICEBERG)」は、久しぶりにミラノの公式スケジュールでショーを開催。同ブランドはサンフレールが取り扱いを開始し、これから日本での知名度を復活させようというフェーズですね。

会場には同ブランドのクロップド丈のロゴニットやキャッチーなキャラクターをプリントしたブルゾンにローウエストのデニムといった、イタリアらしいストリートスタイルの若者たちが集まっていました。今回のコレクションもきっとポップなY2Kだろうと予想ていましたが、登場したのはグレーのニットワンピースやハンサムなスラックスに合わせるニットトップ、ボーダーのオーバーサイズカーディガン、ロングコートといった落ち着いた印象。柄もボーダーとチェック柄といった、秋冬の日常着コレクションでした。

「リボンが大きくなっちゃった!」ら
可愛さと強さが同居した「N21」

村上:大体のことを「え⁉︎別に」とか、「え、知らんし」で片付けられる女の子というイメージを勝手に持っている「ヌメロ ヴェントゥーノ(N21)」は今回、リボンがキーポイントですね。本人曰く、テーマは「侵食するリボン」。最初はバックストラップのパンプスにあしらっていたくらいのリボンが、だんだん大きくなって、結ぶから面白いドレープが生まれることまで楽しみました。マギー審司さん「おっきくなっちゃったー!」って言って欲しいくらいの大きさです(笑)。

リボンはベアトップのドレスには胸元に、スカートなら“おはしょり“のように、ドカン!とあしらいます。「大きすぎない?」とか「邪魔じゃない?」と聞かれたら、「え、別に」って答えてくれそう(笑)。「カワイイディテールが好きだから、それを思いっきり楽しんで何が悪いの⁉︎」という、可愛らしさと自分を貫く強さの双方を感じます。

そしてこのあたりから、英国調を筆頭に、シャギーな素材感、オーバーサイズのアウターとしてのカーディガン、ファーコートなど、2025-26年秋冬のトレンドも気になってきました。

新生「フェレッティ」はリアルな
オケージョンウエア

木村:「アルベルタ フェレッティ(ALBERTA FERRETTI)」は、創業デザイナーの後任のロレンツォ・セラフィニ(Lorenzo Serafini)によるデビューショーです。コレクションタイトルは、「Progressive Romantics」。訳すなら「漸進するロマンチック」でしょうか。

タイトルの通り、セラフィニが提案するドレスは、「ロマンチック」を現代的に解釈した、とてもリアリティーのあるオケージョンウエアです。細かなプリーツが入った透け感のあるキャミソールドレスは、甘くロマンチック。上に羽織ったブラックのオーバーサイズコートで辛さが加わります。ふくらはぎあたり丈感のドレスにスリッポンも意外性があり、これまでのドレスアップスタイルを更新しています。ティアードのミニドレスとシアーなロングパンツの合わせ、体に沿うコンパクトなトップ部分に対して裾にかけてボリュームを持たせたドレスなど、エアリーなだけでは終わらせないバランス感覚が冴えています。白地のサテンドレスに黒い花のアートをプリントしたハイネックのワンピースは、モード感も兼ね備えています。

ショー後はわれわれ口をそろえて、「この人、センスいい!」でしたね。

村上:創業デザイナー、アルベルタ・フェレッティの母親は、ドレスメーカーだったんです。そのせいか彼女が生み出すレースやチュールをたっぷり使ったコレクションは、優雅だけど贅沢過ぎて、日本人には「どこに着ていけば?」という印象でした。時々ミリタリーやワーク、ボヘミアンなテイストを加えるけれど、それもまた唐突だったり、トレンドに流されていたイメージです。

でもロレンツォは引き算が上手。結果、日本人にも「着るシーン、あるかも⁉︎」と思わせるようなスタイルがありましたね。シフォンのドレスは片方のストラップをフリフリに、カシュクールニットも前合わせに同素材のニットを飾って、それぞれコサージュで彩っているようでした。個人的ベストは、淡いピンクのベロアのドレス。スパゲティストラップですごくシンプルなのに、素材に洗いをかけたのか、体を優しく撫でる上に可憐なだけじゃ終わらない印象でした。ヘリンボーンのラップジャケットと同素材のスカートのように、もっと短丈のアイテムを見てみたいですね。

30周年の「ディースクエアード」は
なんでも“やり過ぎ“でデザイナー逮捕⁉︎

村上:「ディースクエアード(DSQUARED2)」は、30周年を祝う2025-26年秋冬メンズ&ウィメンズ・コレクションでしたね。このブランドのクリエイションは、大別して2つ。まず1つは、生まれ育ったカナダの自然にインスパイアされたアウトドアスタイル。そしてもう1つは、なんでもセクシーかつゴージャスに昇華したロックなスタイル。30周年の記念コレクションは後者を選びながら、「やり過ぎ!」と笑い飛ばしたくなるほどセクシー&ゴジャース“てんこ盛り“に仕上げました。

例えば、従前から大きなMA-1は“デカ過ぎる“し、そんなアウターにあしらったファーのトリミングも“大き過ぎる“。インナーはと言えば、タンクトップは胸元を“えぐり過ぎて“るからおっぱいが見えそう。デニムはクリスタルの装飾で“ピカピカ過ぎる“し、フレアシルエットは“膨らみすぎる“うえ、時にはお尻が“見え過ぎる“。カフタンのようなドレスはサイドラインを縫い合わせていないから横から覗けば確実に裸が見えて“セクシー過ぎる“し、メンズ&ウィメンズで連発したクリスタルのプラットフォームブーツは“高過ぎ“です。バッグのフリンジは“長すぎる“し、そして、そんな洋服やアイテムを纏ったモデルたちは“キメ過ぎ“で、皆ランウエイの中央でポーズをとりながら、時にはクルッと回ってみたり、ローラーブレードで爆走したり、観客に歓声を求めたりと“楽し過ぎる“。そんな人たちを本来なら取り締まるはずの警官は、パテントレザーの制服で“フェティッシュ過ぎる“(笑)。改めて「ディースクエアード」とは、自己表現の楽しさを提供してくれるブランドなんだと体感したコレクションでした。

木村:会場はニューヨークのクラブ街をイメージ。そこにモデルを乗せた車が次々と登場するという演出でした。車を降りたモデルは、「私が一番セクシーに決まっているでしょ」と言わんばかりに、広い会場を歩き、周りのモデルたちが煽りまくる。「自分って最高!」なアティチュードを共有するコミュニティーこそ、同ブランドを象徴するのだと受け取りました。

そして最後にパトカーに乗って出てきたのは、手錠をかけられたデザイナーのディーン・ケイティン(Dean Caten)とダン・ケイティン(Dan Caten)兄弟。ちょっとやり過ぎちゃった自覚があったのかもしれませんね(笑)。フィナーレはグラミー賞受賞したばかりのラッパーのドーチやJTによるパフォーマンスで、大盛り上がりでした。

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「コンビニエンスウェア」の新作や「レスポートサック」と協業した「ランバン オン ブルー」など! 来週発売のファッションアイテム9選【3/3〜3/9】

ファッションアイテムの発売情報を「WWDJAPAN」的視点でピックアップ!今回は3月3〜9日に発売するアイテムを紹介します。ファミリーマートの「コンビニエンスウェア(CONVENIENCE WEAR)」は3月4日に鮮やかなブルーを採用したソックス、ボクサーパンツ、タオルを発売します。春らしいカラーを小物から取り入れられますよ。一方、「ランバン オン ブルー(LANVIN EN BLEU)」は、7日に「レスポートサック(LESPORTSAC)」とのスペシャルリミテッドモデルの第3弾を発売します。表地はシックなブラックですが、オリジナルの花柄を配した裏地がポイントに。自分だけ楽しむ贅沢な仕上がりです。

【3月4日発売】
コンビニエンスウェア
(CONVENIENCE WEAR)

春らしい爽やかなカラーの小物

ファミリーマートが展開する「コンビニエンスウェア(CONVENIENCE WEAR)」は、鮮やかなブルーを採用したソックス、ボクサーパンツ、タオルを発売する。アイコニックなラインソックスにシンプルなショートソックス、ウエストゴム部分にジャカード織で“Convenience Wear”のロゴを入れたボクサーパンツのほか、柔らかい生地ながら高い吸水性を備えたタオルを3サイズで展開する。

■商品詳細

ラインソックス(429円)
ショートソックス(429円)
ボクサーパンツ(880円)
ハンカチ(660円)
フェイスタオル(1089円)
バスタオル(2189円)

【3月5日発売】
ゼロステージ
(ZERO-STAGE)

ワークマンとEXILE TAKAHIROの新ブランド

ワークマンは、LDH JAPANとのコラボプロジェクトからボーカルのTAKAHIROが監修、モデルを務めるワークウエアブランド「ゼロステージ(ZERO-STAGE)」をローンチする。今回は、長袖ジャケット、長袖シャツ、半袖ワークシャツ、カーゴパンツ、スラックスの夏物ワークウエア5型とオンライン限定でトラックパーカ、半袖Tシャツ、トラックジョガーパンツをラインアップする。

■商品詳細

長袖ジャケット
半袖ワークシャツ
カーゴパンツ
スラックス
トラックジョガーパンツ
※一部商品

【3月6日発売】
リリー ブラウン
(LILY BROWN)

「アナ スイ」と初コラボの16型

「リリー ブラウン(LILY BROWN)」は、「アナ スイ(ANNA SUI)」と初となるコラボコレクションを発売する。同コレクションでは、「アナ スイ」を象徴するモチーフやテキスタイルを散りばめた、「リリー ブラウン」らしいロマンチックなムードの全16型を展開。総柄のワンピースや短丈のカーディガン、ワイドなデニムパンツなどをはじめとするウエアと小物をそろえる。

■商品詳細

ワンピース(1万9910円)
カーディガン(1万5950円)
デニムパンツ(1万7930円)
ピアス(5280円)
レースソックス(2420円)
チャーム付きバッグ(1万7930円)
※一部商品

【3月7日発売】
ランバン オン ブルー
(LANVIN EN BLEU)

「レスポートサック」と協業
第3弾はバッグ3型

「ランバン オン ブルー(LANVIN EN BLEU)」は、「レスポートサック(LESPORTSAC)」とのスペシャルリミテッドモデルの第3弾を発売する。今回は、モノトーンカラーにゴールドの金具をあしらった表地と、オリジナルの花柄を配した裏地を組み合わせたバックパックとトートバッグ、ショルダーバッグを用意。素材は軽量で耐久性のある“リップストップナイロン”使用した。

■商品詳細

バックパック(3万2450円)
トートバッグ(2万6400円)
ショルダーバッグ(1万4300円)

【3月7日発売】
ヴァジック
(VASIC)

ブランド10周年
アイコンバッグの記念モデル

「ヴァジック(VASIC)」はブランド誕生10周年を迎え、これを記念したリボンのようなノット(結び目)デザインをあしらったアイコンバッグ“ボンド”を10周年記念モデルとしてイベントで限定発売する。また同会場では、チャームでのアレンジが楽しい新作バッグの“ビビ”と“ループ ミニミニ”も用意する。

■商品詳細

バッグ“ボンド”(5万3900円)
バッグ“ビビ”(3万3000円)
バッグ“ループ ミニミニ”(3万3000円)

【3月7日発売】
ユニクロ
(UNIQLO)

「コントワー・デ・コトニエ」、「プリンセス タム・タム」
とコラボした25年春夏アイテム

「ユニクロ(UNIQLO)」は、「コントワー・デ・コトニエ(COMPTOIR DES COTONNIERS)」「プリンセス タム・タム(PRINCESS TAM TAM)」とそれぞれコラボした2025年春夏コレクションを発売する。「コントワー・デ・コトニエ」コラボからは、ネイビーやテラコッタなど素朴な素材になじむ配色のウィメンズ11アイテムを、「プリンセス タム・タム」コラボからは南フランスのプロヴァンスを思わせるフローラルやリーフ柄をあしらったウィメンズ9アイテムをそろえる。

■商品詳細

ジャケット/「コントワー・デ・コトニエ」(7990円)
セーター/「コントワー・デ・コトニエ」(2990円)
ブラウス/「コントワー・デ・コトニエ」(2990円〜)
半袖セーター/「プリンセス タム・タム」(2990円)
Tシャツ/「プリンセス タム・タム」(1500円)
イージーパンツ/「プリンセス タム・タム」(2990円)
※一部商品

【3月7日発売】
シップス
(SHIPS)

50周年記念の
限定アイテム

シップス(SHIPS)は、50周年を記念した限定アイテムを発売する。「ヴァルディターロ(VALDITARO)」のネイビーブレザーや「クチュール ド アダム(COUTURE D'ADAM)」別注のフォトTシャツ、「アッパーハイツ(UPPER HIGHTS)」のデニムパンツ、「グルカ」のバッグ“エグザミナー”、日本製のシグネットリングなど多数のブランドからさまざまなアイテムがラインアップする。

■商品詳細

ブレザー(18万9200円)
デニムパンツ(3万7400円)
Tシャツ(1万450円)
バッグ(27万5000円)
シルバーリング(2万5300円)

【3月7日発売】
C.P. カンパニー
(C.P. COMPANY)

渋谷パルコ店のオープンに伴い
アーカイブを用意

「C.P. カンパニー(C.P. COMPANY)」は、国内3店舗目となる直営店を渋谷パルコにオープンする。またその記念として、ビンテージアイテムを取り扱う高知県のセレクトショップ、ラディカル ヴィンテージ&ニュー クロージングと協業し、「C.P. カンパニー」の1980〜90年代のアーカイブアイテム30点以上の販売を予定する。

■商品詳細

コート
ジャケット
※一部商品

【3月7日発売】
マッドハッピー
(MADHAPPY)

ドジャース、カブスの2球団とのカプセルコレクション

「マッドハッピー(MADHAPPY)」は、メジャーリーグ・ベースボール(MLB)とのパートナーシップから生まれたロサンゼルス・ドジャースとシカゴ・カブスとコラボカプセルコレクションを発売する。同コレクションでは、両チームのロゴと「マッドハッピー」のシグネチャーディテールを融合させたフーディー、スエットパンツ、Tシャツ、キャップなどをラインアップする。

■商品詳細

フーディー(3万6300円)
スエットパンツ(3万3000円)
Tシャツ(1万6500円)
キャップ(1万4300円)

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【一粒万倍日】「カルティエ」の人気ウオレットが春カラーで登場

「カルティエ(CARTIER)」は、「天赦日」「一粒万倍日」「寅の日」の3つの吉日が重なる最強開運日の3月10日に向けて、新作ウオレットを発売した。

ウィメンズ

メゾンのシグネチャーであるパンテールモチーフをあしらった“パンテール ドゥ カルティエ”と、Cを重ねたメゾンロゴを配した“C ドゥ カルティエ”シリーズから、シーズンのテーマカラーのクレイとセージカラーのスモールレザーグッズが登場。

2つ折りウオレット(10万5600円)やミニウオレット(9万9000〜10万1200円)などのウオレット全7型と、カードホルダー(5万1040円)をラインアップする。

メンズ

ひし形のフォームにブランド名を配した“カルティエ ロザンジュ”コレクションから、ボルドーカラーの2つ折りウオレット(9万7900円)とカードホルダー(6万3140円)が登場。合わせて、Cをモチーフにしたメゾンロゴが特徴のレザーグッズコレクション“マスト ドゥ カルティエ”から、ボルドーとキャメルカラーの新作カードケース全4型をラインアップする。

3月10日は最強開運日

3月10日は、一粒の籾(もみ)が豊かに実り万倍もの稲穂になるといわれる“一粒万倍日”、 すべての神が天に登り、万物の罪を許す“天赦日”、 “虎は千里行って千里帰る”と言われることから、出て行ったものが戻ってくるという意味を持つ“寅の日”のトリプルラッキーデーだ。また、“一粒万倍日”は財布を買ったり、使い始めたり、贈ったりするのに適した日とされる。

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「ハリー・ウィンストン」のアフターヌーンティーが名古屋ティアドで開催 花々が彩る世界を表現

「ハリー・ウィンストン(HARRY WINSTON)」は4月1日〜5月31日、名古屋発のラグジュアリーホテル、ティアド, オートグラフ コレクション(TIAD,TIAD,AUTOGRAPH COLLECTION)とコラボレーションしたアフターヌーンティーを提供する。料金は、コーヒー、紅茶のフリードリンク付きで7500円。予約受付は3月8日に開始する。

同アフターヌーンティーは、“ハリー・ウィンストンズ スプリング フローラル(Harry Winston’s Spring Floral)”をテーマに、“リリークラスター”をはじめとする「ハリー・ウィンストン」を代表するフラワーモチーフのジュエリー・コレクションにインスパイアされた特別メニューを用意。「ハリー・ウィンストン」の色鮮やかなジュエルの花々が彩る優美な世界を表現した。

スイーツのラインアップは、“苺と桜のパートドフリュイ リリークラスター仕立て”、“春の花畑をオマージュしたマカロン”、“ローズとライチ風味のボンボンショコラ”、“ストロベリーとフロマージュブランのムース”、“スミレ風味のクレームブリュレ”、“ラズベリーとマスカルポーネのタルト”、“オレンジとアールグレイのムース”の7品。セイボリーは、“マグロのエッグタルト ボッタルガ風味”、“プロシュートとビーツクリームサンド”、“パルメザンチーズとミントのサブレ・サレ”、“サーモンマリネのロールとキャビアのキャレ”、“ロブスターとストロベリーのフィンガーカプレーゼ”の5品をそろえる。また、ペストリーとして、アップルパイの“ショソン・ポム”も提供する。

イベント概要

◾️ティアド “ハリー・ウィンストンズ スプリング フローラル” アフタヌーンティー

日程:4月1日~5月31日
時間:平日:11:30〜、14:30〜、17:30〜(各2時間・3部制)/土日祝:14:00〜、15:00〜(各2時間・2部制)
場所:平日:3階 ザ ラウンジ/土日祝:5階 テーブル フォー トゥモロー
住所:愛知県名古屋市中区栄5-15-19
料金:7500円

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「ディーゼル」は壮大なグラフィティ空間&破壊的シックスタイルで魅せる

「ディーゼル(DIESEL)」2025-26年秋冬コレクションのショー会場は、壮大なグラフィティーアートで埋め尽された。びっしりとアートが描かれた全長3km以上の生地が壁を多い、中央には同じくアートが描かれた巨大な人形を設えた。これは世界各国約7000人のアーティストや学生らの協力を得て実現したものだという。日本からは、大阪文化服装学院、大阪府立港南造形高校、上田安子服飾専門学校、大阪モード学園、多摩美術大学の5校の学生が参加した。

グレン・マーティンス(Glenn Martens )=クリエイティブ・ディレクターは、「世界中の何千人もの人々が協力してこのセットデザインを作り上げたことに感動している。グローバル・ストリートアート・コレクティブたちには、それぞれのスタイルで自由にクリエイションを表現してもらった。これこそが『ディーゼル』の真の民主主義なのだ」と話す。

グレーが基調のツイードジャケットでスタート

ショーは、激しいグラフィティとは対照的なクラシック音楽でスタート。序盤は、グレートーンを基調にしたツイード風のジャケットやミニマルなロングコートといった、シックなフォーマルウエアだ。ボトムスには、ほぼエプロンのようなデニムのミニスカートに合わせたり、ウォッシュ加工を施したジーンズを合わせたり、ツイードの質感をオマージュしたようなピンクの編み込みシューズが登場したり、シックなムードの中にも「ディーゼル」らしさは失わない。モデルは白いコンタクトレンズとスプレーで描かれた笑顔で、不気味な雰囲気さえ漂う。

千鳥格子のジャカードは、ところどころほつれたように糸が飛び出しフリンジのような独特の動きを見せる。褪せたようなダメージ加工も含め、マーティンスが重きを置く「破壊」の要素が徐々に現れる。それに合わせて音楽も、クラシックのレコードがルーピングする。カラーはグレートーンにアシッドイエローのバンドウやラップドレスも加わり、激しさが増していく。

ボトムスは極端なローライズで、スタイルに新しさを出した。ラミネート加工されたような質感のデニムのビスチェやジーンズ、フロック加工をほどこしたチュールドレスなど実験的なアプローチも健在だ。最後は、シャツをただ体に貼り付けたようなトップにローライズデニムが登場した。

「シック」や「エレガント」といった語り尽くされたファッションのボキャブラリーを、「ディーゼル」らしい言語で全く新しいものに変えてしまうのが、マーティンスの才だろう。プレスリリースに記された言葉は、「『ディーゼル』である勇気」。破壊と自由を追求する「ディーゼル」のアイデンティティーは、今の時代に力強いステートメントのシンボルとして存在する。

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シャネル銀座ビルディングのルーフトップテラスが営業開始 春風に誘われて1つ星フレンチの限定デザートを!

シャネル銀座ビルディングのル・ジャルダン・ドゥ・ツイード(LE JARDIN DE TWEED)は3月1日、2025年の営業を開始する。

屋上ルーフトップテラス
デザートやカクテルを提供

ル・ジャルダン・ドゥ・ツイードは、ツイード柄に刈り込んだ草木で囲んだ屋上のルーフトップテラス。店内では、同じビル内で営業する1つ星のフレンチレストラン、ベージュ アラン・デュカス 東京のコース限定で提供していたデザート“カレ・シャネル”を楽しめるティータイムセットを用意する。“カレ・シャネル”は、ショコラビスキュイや塩キャラメル、プラリネクリーム、ショコラガナッシュ、カカオニブ、蕎麦の実を使ったフィアンティーヌなどが層となったショコラムース。“カレ・シャネル”とドリンクのセット“ボヌール”(3700円)や、さらにブトンショコラを加えたセット“カメリア”(4700円)、またベージュ アラン・デュカス 東京の前菜をアレンジした“本日の前菜盛り合わせ”(4000円)、 ココ・シャネル(Coco Chanel)をイメージし、エルダーフラワーを合わせたシャンパーニュカクテル“ココ”(2500円)、“イベリコ豚の生ハム”“サーモンのブリーニ風”などを用意する。

■ル・ジャルダン・ドゥ・ツイード

住所:東京都中央区銀座 3-5-3 シャネル銀座ビルディング 屋上テラス
TEL:03-5159-5500
営業時間:15:00〜22:00(ラストオーダー フード 20:00、ドリンク21:00)
定休日:月曜日(12月〜2月は冬季休業)
座席数:50席(テーブル席 18席・ソファ席 16席・カウンター席 16席)

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シャネル銀座ビルディングのルーフトップテラスが営業開始 春風に誘われて1つ星フレンチの限定デザートを!

シャネル銀座ビルディングのル・ジャルダン・ドゥ・ツイード(LE JARDIN DE TWEED)は3月1日、2025年の営業を開始する。

屋上ルーフトップテラス
デザートやカクテルを提供

ル・ジャルダン・ドゥ・ツイードは、ツイード柄に刈り込んだ草木で囲んだ屋上のルーフトップテラス。店内では、同じビル内で営業する1つ星のフレンチレストラン、ベージュ アラン・デュカス 東京のコース限定で提供していたデザート“カレ・シャネル”を楽しめるティータイムセットを用意する。“カレ・シャネル”は、ショコラビスキュイや塩キャラメル、プラリネクリーム、ショコラガナッシュ、カカオニブ、蕎麦の実を使ったフィアンティーヌなどが層となったショコラムース。“カレ・シャネル”とドリンクのセット“ボヌール”(3700円)や、さらにブトンショコラを加えたセット“カメリア”(4700円)、またベージュ アラン・デュカス 東京の前菜をアレンジした“本日の前菜盛り合わせ”(4000円)、 ココ・シャネル(Coco Chanel)をイメージし、エルダーフラワーを合わせたシャンパーニュカクテル“ココ”(2500円)、“イベリコ豚の生ハム”“サーモンのブリーニ風”などを用意する。

■ル・ジャルダン・ドゥ・ツイード

住所:東京都中央区銀座 3-5-3 シャネル銀座ビルディング 屋上テラス
TEL:03-5159-5500
営業時間:15:00〜22:00(ラストオーダー フード 20:00、ドリンク21:00)
定休日:月曜日(12月〜2月は冬季休業)
座席数:50席(テーブル席 18席・ソファ席 16席・カウンター席 16席)

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1位は、「ジル バイ ジルスチュアート」×「ピーチ・ジョン」第2弾 レースに心ときめく全2型|週間アクセスランキング TOP10(2月20〜26日)

1位は、「ジル バイ ジルスチュアート」×「ピーチ・ジョン」第2弾 レースに心ときめく全2型|週間アクセスランキング TOP10(2月20〜26日)

「WWDJAPAN」 ウイークリートップ10

1週間でアクセス数の多かった「WWDJAPAN」の記事をランキング形式で毎週金曜日にお届け。
今回は、2月20日(木)〜2月26日(水)に配信した記事のトップ10を紹介します。


- 1位 -
「ジル バイ ジルスチュアート」×「ピーチ・ジョン」第2弾 レースに心ときめく全2型

02月20日公開 / 文・WWD STAFF

 「ジル バイ ジルスチュアート(JILL BY JILL STUART)」は、「ピーチ・ジョン(PEACH JOHN)」とのコラボレーションコレクション第2弾を発売した。両ブランドの店舗及び公式オンラインストアで取り扱っている。

> 記事の続きはこちら

- 2位 -
田久保夏鈴が「アモスタイル」ブランドアンバサダーに就任 癒しビジュアル公開中

02月20日公開 / 文・WWD STAFF

 トリンプ・インターナショナル・ジャパンの直営店ブランド「アモスタイル バイ トリンプ(AMO'STYLE BY TRIUMPH)」(以下、アモスタイル)は、新ブランドアンバサダーにモデルの田久保夏鈴を起用した。

> 記事の続きはこちら

- 3位 -
「ビオトープ」が「リーバイス」に別注したデニムパンツ“501 ’90s EX”発売 古着のような一着

02月25日公開 / 文・WWD STAFF

 ジュン(JUN)が運営する「ビオトープ(BIOTOP)」は、「リーバイス(LEVI‘S)」に別注したデニムパンツ“501 ’90s EX”(1万8700円)を3月14日に、ビオトープ白金台店、大阪店、福岡店および公式オンラインストアに加え、アダム エ ロペ ファムの一部店舗でも取り扱う。また、発売に先立って、「ビオトープ」のオンラインストアでは2月21日から予約を受け付けている。

> 記事の続きはこちら

- 4位 -
「キャンメイク」“マシュマロフィニッシュパウダー”がミニサイズで登場 8色アイパレットの新色イチゴカラーも

02月21日公開 / 文・WWD STAFF

 「キャンメイク(CANMAKE)」は3月下旬、ブランド誕生40周年を記念し、定番のフェイスパウダー“マシュマロフィニッシュパウダー”のミニサイズ[SPF50・PA+++](全4色、各880円)を発売する。ほか、8色アイシャドウパレット“プティパレットアイズ”(1078円)の新色なども登場する。

> 記事の続きはこちら

- 5位 -
「ポーター」人気の巾着バッグから限定カラー 心弾むポップなピンクとブルー

02月20日公開 / 文・伊藤花笑

 吉田カバンの「ポーター(PORTER)」は2月21日、巾着バッグ“バルーンサック”(4万2900円)の限定カラー“シェルピンク”と“ソーダブルー”を発売する。ポーターストアと吉田カバンの公式EC(オンラインは同日12時から)で取り扱う。

> 記事の続きはこちら

- 6位 -
「スターバックス」の桜コレクション第2弾 「スタンレー」タンブラーやブランケットなど全23アイテム

02月21日公開 / 文・WWD STAFF

 「スターバックス(STARBUCKS)」は2月28日、各店舗で“サクラ2025コレクション”の第2弾グッズを発売する。25日はオンライン限定グッズも販売。第1弾コンセプトの日桜に続き、28日販売のコレクションは夕桜、25日販売開始のオンライン限定品は夜桜をコンセプトにした。

> 記事の続きはこちら

- 7位 -
バーチャルアイドルの“星街すいせい”が「コンバース」とコラボ アーティストを表現した“オールスター”

02月21日公開 / 文・WWD STAFF

 「コンバース(CONVERSE)」は2月22日、バーチャルアイドルの“星街すいせい”との初コラボスニーカーを発売する。エービーシー・マート(ABCマート)一部店舗および公式オンラインで取り扱う。

> 記事の続きはこちら

- 8位 -
ワークマン × EXILE TAKAHIROの新ブランド「ゼロステージ」がローンチ 3月5日発売

02月21日公開 / 文・WWD STAFF

 ワークマンは、LDH JAPANとのコラボプロジェクト“エグザイル × ワークマン(EXILE × WORKMAN)”からボーカルのTAKAHIROが監修、モデルを務めるワークウエアブランド「ゼロステージ(ZERO-STAGE)」をローンチする。3月5日から全国のワークマン、ワークマン プラスの店舗および、公式オンラインストアで販売する。

> 記事の続きはこちら

- 9位 -
ファミマの「コンビニエンスウェア」から春の新作 数量限定のジップアップジャケットや鮮やかなカラーの小物など

02月21日公開 / 文・WWD STAFF

 ファミリーマートが展開する「コンビニエンスウェア(CONVENIENCE WEAR)」は、新作のウエアやシーズンカラーの小物、文具などを含む春の新作アイテムを2月25日から全国のファミリーマートで順次発売する。

> 記事の続きはこちら

- 10位 -
【一粒万倍日】「ディオール」がクローバーをあしらった日本限定財布を発売 3月10日は最強開運日

02月21日公開 / 文・WWD STAFF

 3月10日は、一粒の籾(もみ)が豊かに実り万倍もの稲穂になるといわれる“一粒万倍日”、 すべての神が天に登り、万物の罪を許す“天赦日”、 “虎は千里行って千里帰る”と言われることから、出て行ったものが戻ってくるという意味を持つ“寅の日”のトリプルラッキーデーだ。また、“一粒万倍日”は財布を買ったり、使い始めたり、贈ったりするのに適した日とされる。「ディオール(DIOR)」はこの最強開運日に向けて、幸福のシンボルのクローバーを“カナージュ”にあしらった日本限定のウオレットなどを販売している。全国の「ディオール」店舗及び公式オンラインストアで取り扱う。

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「ルイ・ヴィトン」と村上隆のコラボ第2弾発売 「チェリーブロッサム」が描かれたアイテム

「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」は、アーティスト村上隆との最初のコラボから20周年を記念したリエディション・コレクション「ルイ・ヴィトン×MURAKAMI」の第2弾を3月14日に公式サイトおよびアプリで先行発売をし、3月21日から全世界の「ルイ・ヴィトン」ストアで発売する。

第2弾では、村上隆の「チェリーブロッサム」のモチーフが描かれたシティバッグやスニーカー、プラットフォームサンダルなどのシューズなど、40点以上のアイテムを展開。最先端のデジタル印刷で陽気なピンクの花と優美な花びらが施された村上の「チェリーブロッサム」があらゆるクリエーションに登場する。

キービジュアル

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「ジェントルモンスター」×「メゾン マルジェラ」第3弾 サイバーコアの美学を反映したアイウエア20種

韓国のアイウエアブランド「ジェントルモンスター(GENTLE MONSTER)」と「メゾン マルジェラ(MAISON MARGIELA)」は3月6日、コラボアイウエアコレクション第3弾を発売する。全20型で、価格は4万8400〜6万9300円。

今回のコレクションは、クラシシズムとフューチャリズムの交差点を探求しながら誕生した。サイバーコアの美学を反映したメタリック素材やケーブルテンプル、アイコニックな4本の白いステッチを取り入れたサングラス8型と、メガネフレーム12型の個性豊かな計20型のアイウエアをそろえる。

同日から、コレクションの発売を記念して東京やソウルなどの世界7都市で期間限定ポップアップを開催する。

アイウエア全20型

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【スナップ】Snow Man目黒蓮やTWICEミナら来場 「フェンディ」2025-26年秋冬コレクション

「フェンディ(FENDI)」は、イタリア・ミラノ現地時間の2月26日、ブランドの創業100周年を祝う2025-26年秋冬コレクションを発表した。会場には、今年1月にジャパンブランドアンバサダーに就任したTWICEのミナ(MINA)やジャパンメンズブランドアンバサダーを務めるSnow Manの目黒蓮のほか、俳優のソン・ヘギョ(Song Hye Kyo)、Stray Kidsのバンチャン(Bang Chan)、(G)I-DLEのウギ (Yuqi)ら各国のブランドアンバサダーが登場した。

他にも日本からはAMIAYA、桜田通、大平修蔵、関口メンディー、ミチ、よしあき、ヤマトも駆けつけた。

さらには、俳優のサラ・ジェシカ・パーカー(Sarah Jessica Parker)やエリザベス・オルセン(Elizabeth Olsen)、アシュリー・パーク(Ashley Park)、ハート・エヴァンジェリスタ(Heart Evangelista)、マット・ボマー(Matt Bomer)らがフロントローを飾り、モデルのビアンカ・バルティ(Bianca Balti)やプロサッカー選手のパウロ・ディバラ(Paulo Dybala)らも来場。さまざまな業界から多くのセレブリティーが来場し、豪華な顔ぶれがそろった。

総勢100人以上 来場者スナップ一覧

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TSI、山形と宮崎の自社工場をワールドに譲渡

TSIホールディングスは、グループ傘下のTSIソーイングの全株式と、同社が運営する2つの縫製工場をワールドに譲渡する。譲渡日は3月1日。

譲渡するのは、山形県米沢市と宮崎県都城市の2工場。両工場とも、TSIグループの自社ブランドに加え、他社の百貨店ブランドなど高品質な衣料品の生産を請け負ってきた。近年は多品種・小ロット、短納期の生産需要に対応する形で、人材・設備投資にも注力した。山形・米沢工場は1977年に旧東京スタイルの直営工場として設立し、主に婦人ジャケットの縫製を手掛け、高度な技術を培ってきた。土地面積7884平方メートル、建物面積が2262平方メートル。宮崎・都城工場は、87年に設立し、ブラウスやパンツ、ワンピースなど多様なアイテムの縫製に対応。2015年にはワールドから、同じく都城市で運営する縫製拠点を買収・統合して生産力を強化した。コロナ禍では医療用アイソレーションガウンの製造なども請負った。土地面積1万6719平方メートル、建物面積4087平方メートル。

TSIソーイングの24年2月期は売上高7億8600万円、営業利益損益が5900万円の赤字、純損益が1700万円の赤字。直近3カ年は営業損益、純損益共に赤字が続いていた。

なおワールドへの譲渡価額は、守秘義務契約により非公表。TSIホールディングスの不動産の譲渡損は計4億3800万円で、25年3〜11月期連結決算に減損損失として計上した。

TSIホールディングスは今回の株式および不動産譲渡の背景として、「収益構造改革と事業ポートフォリオの見直しを図っており、今後の事業ポートフォリオを見直した結果、当社グループの中核をなすアパレル事業や、今後の成長が期待できる海外事業等に経営資源を集中させることが、当社の競争力および企業価値の向上に資するものであると判断した」としている。

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「オメガ」×「スウォッチ」再び 宇宙へ行った「オメガ」の“スピードマスター”にオマージュ

「スウォッチ(SWATCH)」は3月1日、「オメガ(OMEGA)」と協業した“バイオセラミック ムーンスウォッチ(BIOCERAMIC MOONSWATCH)”コレクションから、コラボウオッチ“ムーンスウォッチ 1965(MOONSWATCH 1965)”を発売する。価格は4万700円。「スウォッチ」一部店舗で販売、 購入は1人につき1店舗で1日1本となる。

クロノグラフ搭載
目盛りに“1965”年と“60”周年

コラボウオッチは、1965年にNASA(アメリカ航空宇宙局)の宇宙船外活動にも用いられた、「オメガ」のウオッチ“スピードマスター(SPEEDMASTER)”をオーマジュ、時間を計測するクロノグラフ機能を備え、文字盤とリューズには両ブランドのコラボロゴ、宇宙服を思わせるグレーのベルクロストラップをあしらう。またクロノグラフの各カウンターの頂点は、10時位置は“19”、2時位置は“65”、6時位置は“60”の目盛りをデザイン、それぞれNASAの宇宙飛行資格認定の“1965”年、その後“60”周年を迎えることを記念した。ケースは、「スウォッチ」が特許取得の“バイオセラミック(BIOCERAMIC)”製。

「オメガ」のウオッチ“スピードマスター”は、NASAが実施した、有人宇宙ミッションおよび船外活動のための飛行資格を1965年3月1日に獲得。同年6月3日に宇宙飛行士のエド・ホワイト(Ed White)が着用し、宇宙船外活動を20分以上行った。“ムーンスウォッチ 1965”の発売日は、“スピードマスター”がNASAの資格を獲得した3月1日にちなむ。

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「オメガ」×「スウォッチ」再び 宇宙へ行った「オメガ」の“スピードマスター”にオマージュ

「スウォッチ(SWATCH)」は3月1日、「オメガ(OMEGA)」と協業した“バイオセラミック ムーンスウォッチ(BIOCERAMIC MOONSWATCH)”コレクションから、コラボウオッチ“ムーンスウォッチ 1965(MOONSWATCH 1965)”を発売する。価格は4万700円。「スウォッチ」一部店舗で販売、 購入は1人につき1店舗で1日1本となる。

クロノグラフ搭載
目盛りに“1965”年と“60”周年

コラボウオッチは、1965年にNASA(アメリカ航空宇宙局)の宇宙船外活動にも用いられた、「オメガ」のウオッチ“スピードマスター(SPEEDMASTER)”をオーマジュ、時間を計測するクロノグラフ機能を備え、文字盤とリューズには両ブランドのコラボロゴ、宇宙服を思わせるグレーのベルクロストラップをあしらう。またクロノグラフの各カウンターの頂点は、10時位置は“19”、2時位置は“65”、6時位置は“60”の目盛りをデザイン、それぞれNASAの宇宙飛行資格認定の“1965”年、その後“60”周年を迎えることを記念した。ケースは、「スウォッチ」が特許取得の“バイオセラミック(BIOCERAMIC)”製。

「オメガ」のウオッチ“スピードマスター”は、NASAが実施した、有人宇宙ミッションおよび船外活動のための飛行資格を1965年3月1日に獲得。同年6月3日に宇宙飛行士のエド・ホワイト(Ed White)が着用し、宇宙船外活動を20分以上行った。“ムーンスウォッチ 1965”の発売日は、“スピードマスター”がNASAの資格を獲得した3月1日にちなむ。

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「アニヤ・ハインドマーチ」次のポップアップは自転車がテーマ 3月6〜9日で開催

「アニヤ・ハインドマーチ(ANYA HINDMARCH)」は、英・ロンドンで好評を博したポップアップ“ザ ヴィレッジ バイク(THE VILLAGE BIKE)”を東京・神宮前で開催する。会期は3月6〜9日。自転車やサイクリングをテーマにしたカプセルコレクションを取り扱う。

同ポップアップは、レトロな「サイクル・ショップ」を模した会場に、自転車のハンドルやフレームに取り付けられるバッグやバックパック、バンダナやソックスなど、サイクリングを一層楽しむためのアイテムをそろえる。中でも注目は、英ロードバイクブランド「ブロンプトン(BROMPTON)」とのコラボ。アイコニックな折りたたみ自転車に「アニヤ・ハインドマーチ」の目のアイコンをあしらい遊び心を加えた。

アニヤ・ハインドマーチ=デザイナーは、「風景やフレッシュな空気を楽しめる自転車は、これから春を迎える東京の人にぴったり。ぜひ遊びに来てください」とコメントした。

◼️ザ ヴィレッジ バイク
日程:3月6〜9日
時間:11:00〜19:00(※最終日は17:00まで)
場所:ジョイント アラウンド ザ コーナー
住所:東京都渋谷区神宮前3-25-18-104

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豊田通商、多角的なサステナビリティへの挑戦 「ファッション産業の再設計に貢献したい」

総合商社の豊田通商は2024年4月、お客さまへの提供価値を表す本部名称に変更し、ミッション・オリエンテッドな組織体制へ再編した。旧・繊維事業部は「サステナブルファッション部」に名称変更。サステナビリティの追求をビジネスの根幹に据え、“豊通らしい”環境や社会に配慮した唯一無二の事業を創り上げることにまい進している。豊田通商が描く繊維・ファッション領域のサステナブルなビジネスとは何か、サステナブルファッション部プランニング&ディベロップメントグループに所属する鬼形智英(課長補)に聞く。

サーキュラーエコノミー
プロバイダーとして
脱炭素社会の実現へ

豊田通商

繊維領域におけるサステナビリティの優先課題は、大きく3つ。脱炭素、資源循環、人権尊重だ。

脱炭素においては、全社としてGHG排出量(Scope 1,2)を、30年までに19年比で50%削減し、50年にカーボンニュートラルとする目標を策定。繊維関連事業では、電気使用によるGHG排出量が占める割合が高く、国内海外の連結子会社で順次再生可能エネルギーへの切り替えや省エネの取り組みなどを進めている。

さらに全社で、脱炭素社会の実現に向けて30年までの間に2兆円規模の投資を計画。強みを持つ事業領域における積極的な投資と、具体的に計画を立案し実行することで、GHG削減に資する事業を拡大し、世界の脱炭素社会への移行に貢献する。

「カーボンニュートラルとサーキュラーエコノミーは深く連結している。最終的な目的である脱炭素を循環型の仕組みを通じて実現したい。そのために必要な機能・サービス・商品の開発を積極的に進めていく」と鬼形課長補は語る。その具体例が繊維・ファッション領域におけるサーキュラーエコノミー推進プロジェクト「パッチワークス(PATCHWORKS)」だ。23年4月に本格始動した同プロジェクトは、衣料品や繊維廃材の再資源化促進のため、国内外のパートナー企業と提携し生産から販売、リユースやリサイクルまでをつなぐサーキュラーエコノミーシステムを構築することに取り組んでいる。

現在は、縫製工場から出る裁断くずや衣料品を回収・選別・再資源化するリバースサプライチェーン(RSC)領域の事業開発に注力している。「使用済みの衣料品リサイクルは、インフラやオペレーション、技術が未成熟であり、発展途上である。回収したけれど行き先がないという事態も起きている。私たちに期待されていることは、長年培ってきたモノづくりの知見を活かした繊維リサイクルの出口開発であり、それを実現するためのRSC全体のコーディネイトなのだと実感している」とし、主にナイロン、ポリエステル、コットンの主要3素材において、実態に向き合いながら着実に繊維to繊維リサイクルの事業化を進める。

米ブレオと協業し
漁網のリサイクルナイロン
「ネットプラス」を普及

ナイロンでは、廃棄漁網由来のリサイクルナイロン素材ブランド「ネットプラス(NetPlus)」を保有・運営する米・ブレオに出資する。「ネットプラス」は、主に南米の漁業者から廃棄される漁網を直接回収するトレーサブルなサプライチェーンが特徴の一つ。「漁網を適切な価格で漁業者から購入することや、得られた収益の一部を地域社会へ還元するなど、単なるリサイクル繊維というだけではなく、社会的なインパクトがある」。現在は、「ネットプラス」を使用した生地をアパレル用途に販売しているが、産業資材向けなどの用途にも販路を拡大する計画だ。

「漁網リサイクルは、トレーサビリティーや地域コミュニティーへの貢献などを通じて、プロジェクト全体としての提供価値を最大化する取り組みだと考えている。消費・使用体験までを含めたバリューチェーン全体で好循環を生み出すことが重要だ。これは漁網やナイロンだけではなく、衣服や他の繊維にも応用できるだろう。また、工場から出る廃棄繊維を一元管理できるようなデジタルプラットフォームを持っている海外のベンチャー企業も出てきている。そのような企業とのパートナーシップも通じて、RSCの可視化を進めることで、お客さまに安心感と臨場感の両方をお届けできるのでは」と見通す。

ポリエステルにおいては、パートナー企業と協働し、ケミカルリサイクルプロジェクトの事業化を加速する。「グローバルで活躍するベンチャー企業やスタートアップなどへの投資も進めることで、イノベーションや事業スケールアップの支援を積極的に実施したい」。

グローバルサウスの社会課題解決へ
フェアトレードや
アフリカコットンの可能性

人権面では、グローバルサウスを産地とするサステナブルコットンの調達を強化する。「開発途上国とともに成長し、事業を通じて社会課題に取り組むという重要課題と直結したプロジェクト」と位置づけ、インドやアフリカをはじめとするサステナブルコットンの調達を通じて、農家や生産者の持続的成長を支援する事業へと発展させようとしている。自社ブランド「コットンエイト(COTTON∞)」では、8%以上のフェアトレードコットンで紡がれた綿糸を販売し、フェアトレードの普及拡大を目指す。

「特にタンザニアは、豊かな自然が育むアフリカ最大のオーガニックコットン生産地だが、異物(コンタミ)が多く安定性に欠けることで、低品質、低価格の綿花として取引されている状態。私たちが質の良いコットンを供給できるように、現地の生産者と一緒に汗をかき、トレーニングすることで、安定した品質、適正価格でグローバルマーケットに流通できるようになる。結果的に、農家や生産者の生活向上に貢献できると考えている」。

「産業のオーガナイザーとして
バリューチェーンを再設計する」

豊田通商

「商社の機能の原点である価値ある物や人同士を結びつけ、新たな価値を生み出すことは、サステナビリティの文脈でも同じ」と鬼形課長補。「産業のオーガナイザーとして、サプライチェーン全体を見渡す視点を持ち、あらゆる可能性ある価値をつなぎ、ビジネスを再設計し、磨き上げることで、繊維・ファッション業界のサステナビリティへの貢献を続けていきたい」。同社は産業の構造大変革に向けてまい進している。

TEXT:AYA SASAKI
問い合わせ先
「豊田通商」

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「トーガ」青山店で「カーハート」の古着にグラフィティアーティストのYKがプリントしたアイテムを販売

「トーガ(TOGA)」が2024年3月にオープンした旗艦店「トーガ 青山(TOGA AOYAMA)」では、日本最大規模の古着卸を行う「omnipeople S.A.」と「TAOS by omnipeople S.A.」の協力のもと、「トーガ」と親和性の高いアイテムをオムニセレクションから買い付けし、「TAOS」のリメイク技術を加え厳選した古着コレクションを販売している。

2月21日からは「カーハート(CARHARTT)」のビンテージアイテムをセレクト。代表的なデトロイトジャケット(7万400円〜)やアクティブジャケット、オーバーオール(5万3900円〜)やダブルニーパンツ(2万8600円〜)を中心にセレクトしたアイテムに、東京を拠点とし活動を続けるグラフィティアーティストのYKが手掛けたグラフィックをプリントして販売している。普段街で目にする物をモチーフにしたグラフィックは、一つ一つに異なるデザインでプリントされ、唯一無二なピースに仕上がっている。また全ての商品に「トーガ」のラベルつき。

YKは246(TYO)AXS(MEX)のグラフィティクルーに所属。東京を拠点に活動を続け、その足跡はエリアやスタイルに縛られることなく、至る処に残されている。

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ジュンのゴルフブランド「ジュン アンド ロペ」ディレクターにモデルの三枝こころが就任

ジュンのゴルフウエアブランド「ジュン アンド ロペ(JUN & ROPE)」のディレクターに、モデルの三枝こころが就任した。三枝は2017年から同ブランドのトップアンバサダーを務めてきた。

「ジュン アンド ロペ」は25年3月で設立15周年を迎える。「節目を迎え、ウィメンズゴルフウエアのさらなる強化を目指し、三枝氏の視点と感性を生かした現代の女性ゴルファーのニーズに応えるコレクションを展開していく」(発表リリースから)。

三枝氏はゴルフはレギュラー77の腕前といい、競技ゴルフにもチャレンジしているという。「これまでつちかってきた経験とゴルフ愛を最大限に生かし、女性ゴルファーに寄り添った心ときめくコレクションを作っていきたい」とコメントしている。

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「ラルフ ローレン」がMLBの3球団とコラボ 東京シリーズに合わせて発売

「ラルフ ローレン(RALPH LAUREN)」は、メジャーリーグ・ベースボール(MLB)からドジャース(Dogers)、カブス(Cubs)、ヤンキース(Yankees)の3球団とコラボレーションし、カプセルコレクションを発売する。

ローンチ予定日は、3月18日と19日に東京ドームで開催されるMLB東京シリーズ中。「ラルフ ローレン」店舗とMLBのスタジアムショップ及び両ブランドの公式オンラインストアで取り扱う。

各球団カラーの全4型

コレクションのラインアップは、ポロシャツ、サテンジャケット、フリーススエットシャツ、ベースボールキャップの全4型。それぞれ各球団のイメージカラーで用意し、大人と子どもの2サイズで展開する。

カプセルコレクションのローンチに合わせ、3月15日から渋谷のミヤシタパークで、MLBとコラボした体験型インスタレーションを実施する。

デザイナーの野球愛

ラルフ・ローレン(Ralph Lauren)の野球好きは、周知の事実として知られている。2018 年には会社の創立50周年を記念し、ヤンキースタジアムでの試合で始球式を務めたほか、これを記念し限定コレクションを発売した。

さらに3年後には、メジャーリーグベースボールとの関係を拡大。ヤンキース、ドジャース、カブス、セントルイス・カーディナルス(St. Louis Cardinals)、ボストン・レッドソックス(Boston Red Sox)といった人気球団をフィーチャーしたマルチチームカプセルを発表した。このパートナーシップは今も続いており、2024年には新たな“ニューヨーク・ヤンキース”コレクションをローンチしている。

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「ラルフ ローレン」がMLBの3球団とコラボ 東京シリーズに合わせて発売

「ラルフ ローレン(RALPH LAUREN)」は、メジャーリーグ・ベースボール(MLB)からドジャース(Dogers)、カブス(Cubs)、ヤンキース(Yankees)の3球団とコラボレーションし、カプセルコレクションを発売する。

ローンチ予定日は、3月18日と19日に東京ドームで開催されるMLB東京シリーズ中。「ラルフ ローレン」店舗とMLBのスタジアムショップ及び両ブランドの公式オンラインストアで取り扱う。

各球団カラーの全4型

コレクションのラインアップは、ポロシャツ、サテンジャケット、フリーススエットシャツ、ベースボールキャップの全4型。それぞれ各球団のイメージカラーで用意し、大人と子どもの2サイズで展開する。

カプセルコレクションのローンチに合わせ、3月15日から渋谷のミヤシタパークで、MLBとコラボした体験型インスタレーションを実施する。

デザイナーの野球愛

ラルフ・ローレン(Ralph Lauren)の野球好きは、周知の事実として知られている。2018 年には会社の創立50周年を記念し、ヤンキースタジアムでの試合で始球式を務めたほか、これを記念し限定コレクションを発売した。

さらに3年後には、メジャーリーグベースボールとの関係を拡大。ヤンキース、ドジャース、カブス、セントルイス・カーディナルス(St. Louis Cardinals)、ボストン・レッドソックス(Boston Red Sox)といった人気球団をフィーチャーしたマルチチームカプセルを発表した。このパートナーシップは今も続いており、2024年には新たな“ニューヨーク・ヤンキース”コレクションをローンチしている。

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「ジンズ」が「ドラゴンボール」とコラボ シリーズ初期から「ダイマ」までの世界観を反映

「ジンズ(JINS)」は「ドラゴンボール」および最新TVアニメシリーズ「ドラゴンボール ダイマ(DRAGONBALL DAIMA)」とコラボレーションしたアイテムを発売する。「ドラゴンボール ダイマ」モデルは3月6日から、「ドラゴンボール」モデルは4月17日から、全国の「ジンズ」店舗とオンラインショップで販売する。

「ドラゴンボール ダイマ」モデル

コラボ第1弾では、「ドラゴンボール ダイマ」のキャラクターをイメージしたメガネが大人向け(1万900円)1型6種、子ども向け(8900円)1型6種の全12種でラインアップ。フレームはウェリントンを採用し、孫悟空モデルにはブラックとオレンジ、ベジータモデルにはネイビーとイエローなど、作中に登場する個性あふれるキャラクターや衣装のカラーリングを反映させた。またオリジナルメガネケースとオリジナルセリートが付属する。

「ドラゴンボール」モデル

第2弾では、シリーズ初期のイメージと洗練されたデザインが融合した大人向けメガネ(2万4900円)6型8種を用意。クラシックでビンテージ感あふれるフォームに、「ドラゴンボール」の世界観をさりげなく取り入れた。テンプルのメタル芯には、孫悟空が筋斗雲で飛んでいるシーンや、ブルマがバイクで走り去るシーンを再現。また、四星球のモチーフを丁番部分に施すなど、作品の名シーンや象徴的なアイテムを彷ふつとさせる遊び心を加えている。さらに、付属品としてオレンジの特別パッケージに収められたカプセル型ケースとアニメのエンディングシーンをイメージしたデザインのセリートを取りそろえる。他にも単品で購入できるセリート(900円)も用意している。

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「ジンズ」が「ドラゴンボール」とコラボ シリーズ初期から「ダイマ」までの世界観を反映

「ジンズ(JINS)」は「ドラゴンボール」および最新TVアニメシリーズ「ドラゴンボール ダイマ(DRAGONBALL DAIMA)」とコラボレーションしたアイテムを発売する。「ドラゴンボール ダイマ」モデルは3月6日から、「ドラゴンボール」モデルは4月17日から、全国の「ジンズ」店舗とオンラインショップで販売する。

「ドラゴンボール ダイマ」モデル

コラボ第1弾では、「ドラゴンボール ダイマ」のキャラクターをイメージしたメガネが大人向け(1万900円)1型6種、子ども向け(8900円)1型6種の全12種でラインアップ。フレームはウェリントンを採用し、孫悟空モデルにはブラックとオレンジ、ベジータモデルにはネイビーとイエローなど、作中に登場する個性あふれるキャラクターや衣装のカラーリングを反映させた。またオリジナルメガネケースとオリジナルセリートが付属する。

「ドラゴンボール」モデル

第2弾では、シリーズ初期のイメージと洗練されたデザインが融合した大人向けメガネ(2万4900円)6型8種を用意。クラシックでビンテージ感あふれるフォームに、「ドラゴンボール」の世界観をさりげなく取り入れた。テンプルのメタル芯には、孫悟空が筋斗雲で飛んでいるシーンや、ブルマがバイクで走り去るシーンを再現。また、四星球のモチーフを丁番部分に施すなど、作品の名シーンや象徴的なアイテムを彷ふつとさせる遊び心を加えている。さらに、付属品としてオレンジの特別パッケージに収められたカプセル型ケースとアニメのエンディングシーンをイメージしたデザインのセリートを取りそろえる。他にも単品で購入できるセリート(900円)も用意している。

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「無印良品」が地域共生型宿泊施設「ムジルーム」を奈良県に3月22日オープン 大自然を堪能

「無印良品」を展開する良品計画は3月22日、奈良県吉野郡吉野町に地域共生型宿泊施設「ムジルーム サカモトヤ(MUJI room SAKAMOTOYA)」をオープンする。

「ムジルーム」はホテルや旅館、貸別荘など地域の既存宿泊施設の中に、無印良品のある暮らしを体感できる場を作るプロジェクト。今回が初の地域共生型「ムジルーム」となる「ムジルーム サカモトヤ」は、奈良県吉野郡にある1928年創業の旅館「坂本屋」の3室だ。無印良品の世界観を体現した空間へリノベーションした室内には、吉野杉をはじめとする循環型の地域資源を取り入れたほか、元の客室の天井や柱、など一部の建材はそのまま生かすデザインにした。

木の温もりを感じる3室

タイプAの客室は、建物の1階にあるツインルームで、窓一面に広がる吉野山の景色を一望できる。タイプBは、建物の2階にあるコンパクトな和室のツインルーム。ローテーブルや座椅子を置き、リラックスしやすい空間に仕上げた。タイプCは、建物の2階にあるコンパクトなダブルルーム。2面採光で明るく、窓の外には吉野の自然が広がる空間だ。いずれの部屋も1〜2名利用で、バス・トイレ・洗面は共用。

また地域の暮らしを体験できるサービスとして、吉野地域の素材で作ったアメニティーや、旅館の主が作る地元食材を使った食事のオプションなども用意するほか、独自の地域体験オプションプランとして、歴史と自然の融合を感じることができる“ガイドと巡る吉野山”や、木のプロの案内で巡る“木の文化に触れるツアー”、現役の職人から学ぶ“手き和紙体験”なども準備する。

施設概要

◼️「ムジルーム サカモトヤ」

住所:奈良県吉野郡吉野町吉野山952
料金:1泊1室1万4200円〜
チェックイン:15:00〜18:00
チェックアウト:10:00
設備:全館禁煙、無線LANあり(無料)、駐車場あり、朝食・夕食は別料金(現地払い)
予約:宿泊予約プラットフォーム「Airbnb」から、現在は6月30日までの予約を受付中

公式サイト

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「ジーユー」から「アンダーカバー」の高橋盾デザイナーが手掛ける新ライン“ユージー”誕生

「ジーユー(GU)」は3月14日、高橋盾デザイナー率いる「アンダーカバー(UNDERCOVER)」チームが手掛ける新ライン“ユージー(UG)”をローンチする。同日、ファーストコレクションを発売する。

本ラインのコンセプトは“サイレント/ノイズ”。「アンダーカバー」チームがデザインだけでなく、商品のフィッティングやキービジュアルの制作など全ての工程に携わり、日常のファッションにささやかな違和感やサプライズをもたらす遊びの効いたデザインやスタイリングを「ジーユー」価格で提案していく。

今回のコレクションについて高橋は、「ネーミングは変わりましたが“日常の中の心地よいノイズ”という継続したコンセプトの中で新たなデザインやアップデートを試みました。本来は隠す縫い代を表に出してあえて見せたり、切りっぱなしにしたりする手法は“ユージー”のデザインの特徴の一つといえます。ほとんどの商品をユニセックスで着られることを意識して作っているので、女性もメンズと同じ雰囲気でカジュアルに着こなしてほしいです」とコメントした。

ファーストコレクション

「ジーユー」の定番商品を再解釈した実用性の高いメンズアイテム全19型(590〜6990円)で構成。協業開発した新素材を使用したオーバーサイズのセットアップや、架空のハンバーガーショップ“ノイズバーガーショップ”をモチーフにした描きおろしグラフィックなど、本コレクションならではの商品もラインアップする。

セカンドコレクション

メンズ全8型(1990〜2990円)で構成する2025年春夏のセカンドコレクションは、4月18日から全国の店舗で発売する。3月14日から公式オンラインストアで先行販売を行う。

本ライン初となる秋冬コレクションは、今秋のローンチを予定している。

商品を一足先にチェック

現在、マロニエゲート銀座店と名古屋ゲートタワー店でコラボ商品の先行展示を実施中。合わせて3月20日まで、マロニエゲート銀座店、名古屋ゲートタワー店、渋谷店、銀座店で特別なウィンドー装飾を展開している。

アイテム紹介ライブ配信

3月10日19時から、特設サイトでコラボレーション商品をいち早く紹介するライブ配信を行う。150~180cm台のスタッフが身長別に商品を着用し、着こなしやデザインのポイントについて解説する。
特設サイト

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「ジーユー」から「アンダーカバー」の高橋盾デザイナーが手掛ける新ライン“ユージー”誕生

「ジーユー(GU)」は3月14日、高橋盾デザイナー率いる「アンダーカバー(UNDERCOVER)」チームが手掛ける新ライン“ユージー(UG)”をローンチする。同日、ファーストコレクションを発売する。

本ラインのコンセプトは“サイレント/ノイズ”。「アンダーカバー」チームがデザインだけでなく、商品のフィッティングやキービジュアルの制作など全ての工程に携わり、日常のファッションにささやかな違和感やサプライズをもたらす遊びの効いたデザインやスタイリングを「ジーユー」価格で提案していく。

今回のコレクションについて高橋は、「ネーミングは変わりましたが“日常の中の心地よいノイズ”という継続したコンセプトの中で新たなデザインやアップデートを試みました。本来は隠す縫い代を表に出してあえて見せたり、切りっぱなしにしたりする手法は“ユージー”のデザインの特徴の一つといえます。ほとんどの商品をユニセックスで着られることを意識して作っているので、女性もメンズと同じ雰囲気でカジュアルに着こなしてほしいです」とコメントした。

ファーストコレクション

「ジーユー」の定番商品を再解釈した実用性の高いメンズアイテム全19型(590〜6990円)で構成。協業開発した新素材を使用したオーバーサイズのセットアップや、架空のハンバーガーショップ“ノイズバーガーショップ”をモチーフにした描きおろしグラフィックなど、本コレクションならではの商品もラインアップする。

セカンドコレクション

メンズ全8型(1990〜2990円)で構成する2025年春夏のセカンドコレクションは、4月18日から全国の店舗で発売する。3月14日から公式オンラインストアで先行販売を行う。

本ライン初となる秋冬コレクションは、今秋のローンチを予定している。

商品を一足先にチェック

現在、マロニエゲート銀座店と名古屋ゲートタワー店でコラボ商品の先行展示を実施中。合わせて3月20日まで、マロニエゲート銀座店、名古屋ゲートタワー店、渋谷店、銀座店で特別なウィンドー装飾を展開している。

アイテム紹介ライブ配信

3月10日19時から、特設サイトでコラボレーション商品をいち早く紹介するライブ配信を行う。150~180cm台のスタッフが身長別に商品を着用し、着こなしやデザインのポイントについて解説する。
特設サイト

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「オム プリッセ イッセイ ミヤケ」がオリジナルスニーカー“ブリーズ”を発表

「オム プリッセ イッセイ ミヤケ(HOMME PLISSE ISSEY MIYAKE)」は、オリジナルスニーカー“ブリーズ(BREEZE)”を3月1日に発売する。価格は4万1800円で、ライトグレーとティールグリーン、ブラックの3カラーを用意。全国の「オム プリッセ イッセイ ミヤケ」の店舗と、「イッセイ ミヤケ」の公式オンラインストアで取り扱う。

“ブリーズ”は、2024年6月にパリで行われた2025年春夏メンズ・コレクションのランウエイで披露された1足だ。同シーズンのテーマである風の流れを、アシンメトリーなデザインのアッパーと、全体を覆うようなメッシュ使いで表現。また、シューレースはドローコード仕様のため着脱が容易で、ヒールまで伸びる波線模様のソールが全体を柔らかい雰囲気に仕上げている。

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「オム プリッセ イッセイ ミヤケ」がオリジナルスニーカー“ブリーズ”を発表

「オム プリッセ イッセイ ミヤケ(HOMME PLISSE ISSEY MIYAKE)」は、オリジナルスニーカー“ブリーズ(BREEZE)”を3月1日に発売する。価格は4万1800円で、ライトグレーとティールグリーン、ブラックの3カラーを用意。全国の「オム プリッセ イッセイ ミヤケ」の店舗と、「イッセイ ミヤケ」の公式オンラインストアで取り扱う。

“ブリーズ”は、2024年6月にパリで行われた2025年春夏メンズ・コレクションのランウエイで披露された1足だ。同シーズンのテーマである風の流れを、アシンメトリーなデザインのアッパーと、全体を覆うようなメッシュ使いで表現。また、シューレースはドローコード仕様のため着脱が容易で、ヒールまで伸びる波線模様のソールが全体を柔らかい雰囲気に仕上げている。

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メゾンエルメス フォーラムの「内藤礼 生まれておいで 生きておいで」を振り返る 生の没入にいざなう作品空間

銀座のメゾンエルメス フォーラムは、2024年9月7日から1月13日まで、国内外で活躍する現代アーティスト、内藤礼の個展「内藤礼 生まれておいで 生きておいで」を開催した。東京国立博物館で開催された同名の展覧会と連関し、ギャラリースペースに呼応する繊細なアートインスタレーションによって、大都会のビルの中に静ひつで澄んだ空間を出現させた本展を振り返る。
 

生と死が互いに回帰する円環をかたどった時間

内藤は「地上に存在することは、それ自体、祝福であるのか」という一貫したテーマのもと創作活動を続ける美術家。人間の五感に触れるか否かのひそやかなオブジェクトを身近な素材でつくり、特徴的な建築空間や屋外に配置し、その場所の歴史や特性、空気感、自然環境の要素を取り込む。作品と一体化した展示空間は、生(せい)の内と外、またそれらをまなざす不可視の存在、生の根源、人の意識と世界との関わりといった観念について、鑑賞者が自発的に発見し思索する環境を作る。
 
銀座メゾンエルメス フォーラムで開催していた展覧会「内藤礼 生まれておいで 生きておいで」は、東京国立博物館にて昨年9月まで開催されていた同名の展覧会と一連の流れを持って構想されたもの。会期を一部重ね合わせながら、ひとつの大きな円環を描くかたちで構成されていた。生と死は分かち難くつながり、双方が回帰していくという内藤の考えを象徴するようなプログラムだ。

東京国立博物館での展覧会は、同館が所蔵する縄文時代の遺物と内藤の作品が紡ぐ透過的なストーリーを重ね合わせ、当時の人々の「生」への慈しみや「かつての生」への祈りの心を、実在の気配を伴って自然光のもとに浮かび上がらせた。本展は、今を生きる「生」そのものにフォーカスし、「生」の没入へと鑑賞者をいざなった。

透明な空間に出現した「生」の光景
目に見えぬ存在のはかない感触と力強い祈り

”生”の光景としての「顔」や「ひと」、不可視の存在から注がれる“まなざし”や”慈悲”をかすかに感じさせる「恩寵」「世界に秘密を送り返す」といった過去からの連続性を持つ作品や、生(せい)の内から外へとめぐる輪廻になぞらえた展示構造、生そのものの表象と捉えられるようなガラス瓶に生けた一輪の花、現実に流れる時間と物理的な距離を一連の絵画によってつなげる新たな試み「color beginning / breath」などが、都市の高層階・ガラスブロックに囲まれた空間に展開された。
 
これまでの内藤の展示と同じように、一部の作品は鑑賞者が触れたり息を吹きかけることで、さざなみのような生の実感をもたらす。一方で8階展示室の床面に設置された木板の作品「座」には座ることができる。作品に腰掛けた鑑賞者は、先述のガラス瓶に挿された花と向かい合い、対話するような形になる。さらに9階の展示室入口に佇む「ひと」と同じ目線で下階を見おろすと、8階の「座」に座る人を“まなざす”ことができ、その視点からは「座」の後方頭上に吊るされた透明なガラスビーズが、まるで魂のように淡く浮かんで見える。

「color beginning / breath」は23年11月から24年5月にかけて内藤のアトリエで制作された2枚組のアクリル絵画シリーズ。内藤は、コロナ禍での空白の日々に色や喜びを欲したという。このシリーズは、それまで使用をためらっていた綺麗な色彩を紙にのせ、それに対して純粋に驚くという行為が起点となった。どれほど意識的に描いたり表現することから離れようとしても、まだ溢れてくる生の光景、あるいは作品を並べることで見えてくる無意識の流れのようなものを感じさせる作品群だ。

本展の作品は、8階から9階にかけて、制作された時系列で展示され、その一部は東京国立博物館で展示されていた絵画と連続していた。絵画の制作を通して内藤が実際に過ごした時間軸を、展覧会の恒久的な時間軸の中に持ち込むことで、ふたつの会場を円環で結ぶひとつの時間軸を担っていたのだという。
 
普遍的なオブジェクトで“生”と“死”の根源的な風景を紡ぎ、人間が生きていくために必要な、形にならないものや目に見えないもの、つまり感情や記憶、意識、何かを大切にする気持ちなどを浮かび上がらせる内藤の作品世界。鑑賞者にとっては、内藤が作りあげた空間との出会いを通じ、社会生活のなかで見過してしまいがちな、本来的に“生”を取り囲むべき無条件の受容について、自身と世界に問う機会になっただろう。

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メゾンエルメス フォーラムの「内藤礼 生まれておいで 生きておいで」を振り返る 生の没入にいざなう作品空間

銀座のメゾンエルメス フォーラムは、2024年9月7日から1月13日まで、国内外で活躍する現代アーティスト、内藤礼の個展「内藤礼 生まれておいで 生きておいで」を開催した。東京国立博物館で開催された同名の展覧会と連関し、ギャラリースペースに呼応する繊細なアートインスタレーションによって、大都会のビルの中に静ひつで澄んだ空間を出現させた本展を振り返る。
 

生と死が互いに回帰する円環をかたどった時間

内藤は「地上に存在することは、それ自体、祝福であるのか」という一貫したテーマのもと創作活動を続ける美術家。人間の五感に触れるか否かのひそやかなオブジェクトを身近な素材でつくり、特徴的な建築空間や屋外に配置し、その場所の歴史や特性、空気感、自然環境の要素を取り込む。作品と一体化した展示空間は、生(せい)の内と外、またそれらをまなざす不可視の存在、生の根源、人の意識と世界との関わりといった観念について、鑑賞者が自発的に発見し思索する環境を作る。
 
銀座メゾンエルメス フォーラムで開催していた展覧会「内藤礼 生まれておいで 生きておいで」は、東京国立博物館にて昨年9月まで開催されていた同名の展覧会と一連の流れを持って構想されたもの。会期を一部重ね合わせながら、ひとつの大きな円環を描くかたちで構成されていた。生と死は分かち難くつながり、双方が回帰していくという内藤の考えを象徴するようなプログラムだ。

東京国立博物館での展覧会は、同館が所蔵する縄文時代の遺物と内藤の作品が紡ぐ透過的なストーリーを重ね合わせ、当時の人々の「生」への慈しみや「かつての生」への祈りの心を、実在の気配を伴って自然光のもとに浮かび上がらせた。本展は、今を生きる「生」そのものにフォーカスし、「生」の没入へと鑑賞者をいざなった。

透明な空間に出現した「生」の光景
目に見えぬ存在のはかない感触と力強い祈り

”生”の光景としての「顔」や「ひと」、不可視の存在から注がれる“まなざし”や”慈悲”をかすかに感じさせる「恩寵」「世界に秘密を送り返す」といった過去からの連続性を持つ作品や、生(せい)の内から外へとめぐる輪廻になぞらえた展示構造、生そのものの表象と捉えられるようなガラス瓶に生けた一輪の花、現実に流れる時間と物理的な距離を一連の絵画によってつなげる新たな試み「color beginning / breath」などが、都市の高層階・ガラスブロックに囲まれた空間に展開された。
 
これまでの内藤の展示と同じように、一部の作品は鑑賞者が触れたり息を吹きかけることで、さざなみのような生の実感をもたらす。一方で8階展示室の床面に設置された木板の作品「座」には座ることができる。作品に腰掛けた鑑賞者は、先述のガラス瓶に挿された花と向かい合い、対話するような形になる。さらに9階の展示室入口に佇む「ひと」と同じ目線で下階を見おろすと、8階の「座」に座る人を“まなざす”ことができ、その視点からは「座」の後方頭上に吊るされた透明なガラスビーズが、まるで魂のように淡く浮かんで見える。

「color beginning / breath」は23年11月から24年5月にかけて内藤のアトリエで制作された2枚組のアクリル絵画シリーズ。内藤は、コロナ禍での空白の日々に色や喜びを欲したという。このシリーズは、それまで使用をためらっていた綺麗な色彩を紙にのせ、それに対して純粋に驚くという行為が起点となった。どれほど意識的に描いたり表現することから離れようとしても、まだ溢れてくる生の光景、あるいは作品を並べることで見えてくる無意識の流れのようなものを感じさせる作品群だ。

本展の作品は、8階から9階にかけて、制作された時系列で展示され、その一部は東京国立博物館で展示されていた絵画と連続していた。絵画の制作を通して内藤が実際に過ごした時間軸を、展覧会の恒久的な時間軸の中に持ち込むことで、ふたつの会場を円環で結ぶひとつの時間軸を担っていたのだという。
 
普遍的なオブジェクトで“生”と“死”の根源的な風景を紡ぎ、人間が生きていくために必要な、形にならないものや目に見えないもの、つまり感情や記憶、意識、何かを大切にする気持ちなどを浮かび上がらせる内藤の作品世界。鑑賞者にとっては、内藤が作りあげた空間との出会いを通じ、社会生活のなかで見過してしまいがちな、本来的に“生”を取り囲むべき無条件の受容について、自身と世界に問う機会になっただろう。

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「ニート」西野大士、パンツ一筋の10年とこれから

西野大士デザイナーのパンツ専業ブランド「ニート(NEAT)」が2015年の立ち上げから10年を迎える。

トータルコーディネート提案が当たり前、他業種コラボも入り乱れる今のファッション業界において、シンプルなスラックスで愚直に勝負し生き残ってきた「ニート」は、ある意味で異質な存在だ。

業界人やインフルエンサーなどがこぞって買い求めたのが5〜6年ほど前。それから一時のブームに終わることもなく、ファッション好きの男性を中心に根強い支持を集めている。

人気が過熱する中でも「自分が欲しいものを作る」ことを貫いたからこそ、今の「ニート」があるのだろう。西野デザイナーにこれまでの歩みと展望を聞いた。

「穿きたいスラックスがない」
から作った2本のサンプル

WWD: ブランドを立ち上げた経緯は。

西野大士「ニート」デザイナー:今から10年前なので、「ニート」を立ち上げたのは31のとき。「ブルックス ブラザーズ」のプレスを辞め、当時はアイウエアブランドのPRをしていた。ブルックス時代は雑誌広告もまだまだ元気で、毎日夜遅くまで働いて、忙しかった。それが転職後はリースや取材対応をしつつも、夜6時には飲みに行けてしまうような生活に。楽しかったけれど、「このままでいいのか」とも思っていた。それで「いつかは自分の店やブランドをやりたい」と思っていたこともあって、とりあえず動き始めた。

WWD:最初から「パンツブランドをやろう」と?

西野: 僕は大の古着フリーク。新品は、インポートを時々買ってはいたものの、ドメスティックブランドにはほとんど縁がなかった。だから自分がブランドをやるとなった時に、「自分が着ないものは作らない」というのがまずあった。で、パンツだけは巷に欲しいものがないな、と。

WWD: どんなパンツが欲しかったのか。

西野:ブルックスをやめてから自転車通勤をするようになって、ライフスタイルが変わった。ネクタイをしなくなったり、革靴を履かなくなったり。でも、もともとクラシックな服が好きだったので、スラックスは穿きたいけれど、ブルックスの「いわゆる」なスラックスで自転車に乗るのは、なんか違う。しっくりくる1本を探したが、意外と選択肢がなかった。インポートブランドなら、コンフォートな着用感でかっこいいものもちょくちょくあったが、そもそも日本人体型の僕にはフィットしなかった。

そこで、「誰が穿いてもシルエットがキレイで、快適なスラックスを作ろう」と。日本人の骨格に合わせて、お尻回りや太ももにゆとりを持たせる。そのために、深いタックを入れる。170〜175cmくらいの人でも裾上げしたときに、1番キレイなシルエットに見える。これが僕の求める条件で、上はTシャツ、足元はスニーカーでも「きちんと見えるように」という意味を込めて、ブランド名は「ニート」に決めた。

WWD:その考えをどうやって形にした?

西野:そこが問題だった(笑)。今思えば、よくそれでブランドやろうと思ったなと。ブルックス時代にパターンができる知り合いがいたので、とりあえず頭を下げた。普通なら無理な頼みだけれど、「2型だけなら」と作ってもらえることになった。ただ空いた時間での作業だったから、修正をお願いすると、次のサンプルが上がってくるのは3カ月後だった。完成までに、1年くらいはかかった。

WWD:最初の展示会(15年秋冬)で反応はどうだったか。

西野:ラックにぽつんと掛けたスラックス2本に、奇跡的にも49本のオーダーが入った。バイヤーのつながりもないので、ほとんどが知り合いからだったが、嬉しかった。ただ、そんなに注文が入るとも思っていなかったから、今度は量産に困った。サンプル用の生地は文化(服装学院)の生協で調達していたが、それじゃダメじゃん!とこのタイミングで気づいたのもアホ。

でも救いの神はいるもので、たまたま同い年のアパレルの飲み友にOEM会社で働いている奴がいた。49本という小ロットだったが、友達のよしみということで特別にやってもらえることになった。マーベルト(腰裏ベルト)仕様にしたいという、個人的なワガママものんでくれて、ファーストシーズンはなんとか完納できた。

WWD:どうやって展開を広げた?

西野:次の16年春夏の展示会に「レショップ」の金子(恵治元バイヤー)さんが来てくれた。当時の「レショップ」の店長とはブルックス時代からの知り合いで、彼が「ブランドを始めたなら、うちのバイヤーに話してみるよ」と取り計らってくれた。

金子さんのオーダーが、ブランドの転機になった。「レショップ」の店頭では1日で完売したらしく、「在庫ないの?」「いや、ないです。作れないです」というやりとりは、今でも覚えている。取引先のアカウントは、2、7、14、25、30とシーズンを追うごとに増えていった。現在は40くらいで安定している。

WWD:パンツからのラインアップの拡大は考えなかった?

西野:もちろん、考えた。トップスに比べればパンツは地味だし、アイキャッチがない。スタイリングで見せることへのジレンマが出てきて、他のものも作りたくなった。一時期は「ドレス(DRESS)」という別ブランドでシャツなども作っていたが、結局「自分では着ないな」とやめてしまい、今はコットンのタートルネックだけ作っている。結局、自分で着たいと思うものしか、作り続けられない性なんだと思う。

WWD:浮き沈みはあった?

西野:最初はすごい勢いでオーダーが付いたし、巷のインフルエンサーもばんばん紹介してくれて、飛ぶように売れた。それが顕著だったのが19年ごろ。別注の依頼が来て、「こんな素材どう?」と提案し、工場に頼み、納品されればすぐ在庫がはける。「商売って簡単じゃん」と思いかけたし、今では天狗になってしまう人の気持ちも身にしみて分かる。

ただその分、人気が少し落ち着いたときに、途端に不安になった。一時期は、パソコンで卸先の売れ行きを四六時中チェックしていたことも。そういう自分が嫌だったこともあって、直営店の「ニート ハウス」を作った。卸先に依存するのではなく、自分たちで発信できる場所を持つことが大事だと考えた。価格が高いもの、攻めた色柄のものなど、なかなかオーダーがつきにくいアイテムも、自分たちの店で売ればいい。卸先の売り上げにも、過剰にこだわらなくなった。

WWD:いい意味で肩の力が抜けた、と。

西野:流行を追いかけている人を、自分たちも追いかけていると、どこかで疲れてしまう。「たまたま引っかかってくれた」ではなく、強いベースを作らないと、ビジネスとして息が長く続かない。最近は、数年前の「はやり」に乗ってうちのパンツ買った人が、「やっぱりいい」とまた買いにきてくれている。こういうファンを増やしていきたい。

全部「中途半端」
だから生き残れた

WWD:10年やってみて。

西野:皆さんが「パンツだけのブランド」をやらない理由が、本当によく分かった。通常、セットアップを作るとしたら、スラックスの販売価格はジャケットの半額か、それに毛が生えたくらいだろう。ただ実は、スラックスを作るのにかかるお金は、ジャケットとそんなに変わらない。スラックスは細かい工程がすごく多いし、使う生地の用尺もあまり変わらない。だから、売る側としてはコスパが悪い。「ニート」のスラックスはまず3万3000円で出したが、当時は「めちゃくちゃ高い」と言われた。今では他が値上げ、値上げなので、むしろ「安い」と言われるようになったけれど。

WWD:トップスに比べ、脇役に見られがちなパンツ。差別化も難しい。

西野: だからこそ、まずはちゃんと公式サイトを作る(笑)。ただそこで、見栄えをよくするつもりはない。あくまで穿き心地やシルエットで選んで欲しいから、オールドファッションかもしれないけれど、店で試着をしてから買っていただきたい。だからECではなく、ホームページ。それぞれの商品ページから、卸先を確認できる仕様を考えている。

WWD:改めて「ニート」の強みとは?

西野:1つはやっぱり、僕自身が欲しいものを作っていること。ブランドを続けているうち「売れるものを作ろう」という、商売人としては至極真っ当な思考に寄ってきてはいるものの、それでも「自分が穿きたいか」というジャッジは、必ずしている。パンツといえど、10年も経てば好みも変わる。最近は定番3型にも手を加えて、テーパードタイプをなくし、スタンダードタイプとワイドタイプをリニューアルした。特に男性は、自分の安心するパンツの形が見つかると、そこに安住しがちだ。だから新型は、最初あまり売れない。でも、焦らないこと。1年半ほど前に出したフレアシルエットは、ここにきて売れ出していて、この秋冬はワイドよりも売れているくらいになった。

2つ目に、「中途半端」なところ。モノ作りのプロでは決してない、プレス畑の人間が中途半端に始めて、「チャリに乗って穿けるスラックス」という、これまた中途半端なコンセプトのパンツを作った。だから、あまり敵がいないポジションなのかなと。直営店ではオーダースーツも売っているが、結婚式の披露宴にはギリギリ大丈夫だけれど、プロのテーラーからしたら「ふざけんな」と言われるくらいの仕様だ。でもこの中途半端なバランスも、若い子には受けていて、オーダーも結構入る。意外と、こういう空気感が求められているんだと感じる部分もある。

WWD:今後の目標は。

西野:まず社会貢献。僕の故郷は淡路島で、やはり震災の経験があるからか、地元の役に立ちたいという気持ちは人一倍強いんだと思う。実は過去に「ニート」の事業売却の持ちかけもあって、正直目が眩むような金額ではあった。ただ奥さんにも相談して、やっぱり僕には「ニート」でやりたいことがまだまだあると思った。

もちろん、「ユニクロ」のヒートテックと違って、被災したときに「ニート」のスラックスを配っても何の役に立たない。でも神戸では母子手帳をファミリアが作っていたりする。こういうことなら、何か貢献できることがあるんじゃないかと思う。淡路島のある市役所の制服を「ニート」にしたい、と市長にも相談したが、「一企業の宣伝になるからダメ」とあえなく頓挫した。でも、めげずにチャンスを探っていきたい。淡路島には「ニート」の直営店もあるが、この周りで飲食店や貸別荘をやれたら、盛り上げられるんじゃないかと思っている。

そして、海外展開。1月にパリで3回目の展示会をした。少しずつ卸売は増えていて、アカウントは現在10件くらい。日本のブランドの作りのよさは十分認知されていて、この円安だから「グッドプライス」と驚かれる。その先に、憧れのアメリカに店を出すことを夢見ている。とはいえビザを取るのはけっこう大変だから、まずは1ヶ月くらい現地で様子見してみようかなと。これもまた、「中途半端」なのかもしれないけれど(笑)。

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イタリアで体感した欧州のランニング文化

毎週発行している「WWDJAPAN」は、ファッション&ビューティの潮流やムーブメントの分析、ニュースの深堀りなどを通じて、業界の面白さ・奥深さを提供しています。巻頭特集では特に注目のキーワードやカテゴリー、市場をテーマに、業界活性化を図るべく熱いメッセージを発信。ここでは、そんな特集を担当記者がざっくばらんに振り返ります。(この記事は「WWDJAPAN」2025年2月24日号からの抜粋です)

五十君:東京マラソン開催を前にランニング市場を特集しました。日本のランニング人口はコロナ禍がピークだったようですが、米「WWD」や海外の媒体を見ると盛り上がっているムードで、日本人が熱狂する箱根駅伝は、中国や台湾などでもコンテンツとして楽しまれているようです。新興国が豊かになるとランニング人口が増えますし、ブランドとしての先進性を証明するカテゴリーとして、スポーツ企業はどこも注力しています。1月にイタリアで行われた「ピッティ・イマージネ・ウオモ(PITTI IMAGINE UOMO)」でもランニングイベントがあったんですよね?

大塚:紳士服合同展の「ピッティ」ですが、近年ライフスタイルに特化したスペースを設けるようになっています。今回は、英ロンドン発のプラットフォーム「ニーズ アップ」がキュレーションした、ランニングメーカーのギアなどを集めたエリアがありました。「ピッティ」がスポーツを取り上げるのは新鮮でしたし、もともと好きなので、ランニングイベントにも参加しました。

五十君:「ピッティ」に集う紳士たちは、きっとめちゃくちゃオシャレですよね。ハイファッションの文脈でも注目されている「サティスファイ」的なスタイルなのでしょうか?

欧米ではみんなでワイワイ走る

大塚:なじみのブランドで普段着ているものという感じ。オシャレでした。「オン(ON)」と「ロエベ(LOEWE)」のコラボアノラックで参戦した僕がちょっと浮いちゃうくらい(苦笑)。彼らに混じって走ると、自分もイケてる気分になってきて。参加者は猛者ばかりで、余裕で話しながらハイペース。僕も普段からそこそこ走っているのに、正直ついて行くので精一杯でした。日本の街や公園では黙々と走る人多く、欧米ではみんなでワイワイ走る文化があるのかなと感じました。最後はみんなでオシャレなカフェでのホットコーヒータイムだったのですが、僕が日本で走る際は絶対しないです。でも気分が良かったです。

五十君:いいですね。ランニングは体にも心にも良く、取材した人たちが全員心からランニングを推していて、清々しかったです。シューズの開発競争も激化していて、すごく面白い市場です!

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イタリアで体感した欧州のランニング文化

毎週発行している「WWDJAPAN」は、ファッション&ビューティの潮流やムーブメントの分析、ニュースの深堀りなどを通じて、業界の面白さ・奥深さを提供しています。巻頭特集では特に注目のキーワードやカテゴリー、市場をテーマに、業界活性化を図るべく熱いメッセージを発信。ここでは、そんな特集を担当記者がざっくばらんに振り返ります。(この記事は「WWDJAPAN」2025年2月24日号からの抜粋です)

五十君:東京マラソン開催を前にランニング市場を特集しました。日本のランニング人口はコロナ禍がピークだったようですが、米「WWD」や海外の媒体を見ると盛り上がっているムードで、日本人が熱狂する箱根駅伝は、中国や台湾などでもコンテンツとして楽しまれているようです。新興国が豊かになるとランニング人口が増えますし、ブランドとしての先進性を証明するカテゴリーとして、スポーツ企業はどこも注力しています。1月にイタリアで行われた「ピッティ・イマージネ・ウオモ(PITTI IMAGINE UOMO)」でもランニングイベントがあったんですよね?

大塚:紳士服合同展の「ピッティ」ですが、近年ライフスタイルに特化したスペースを設けるようになっています。今回は、英ロンドン発のプラットフォーム「ニーズ アップ」がキュレーションした、ランニングメーカーのギアなどを集めたエリアがありました。「ピッティ」がスポーツを取り上げるのは新鮮でしたし、もともと好きなので、ランニングイベントにも参加しました。

五十君:「ピッティ」に集う紳士たちは、きっとめちゃくちゃオシャレですよね。ハイファッションの文脈でも注目されている「サティスファイ」的なスタイルなのでしょうか?

欧米ではみんなでワイワイ走る

大塚:なじみのブランドで普段着ているものという感じ。オシャレでした。「オン(ON)」と「ロエベ(LOEWE)」のコラボアノラックで参戦した僕がちょっと浮いちゃうくらい(苦笑)。彼らに混じって走ると、自分もイケてる気分になってきて。参加者は猛者ばかりで、余裕で話しながらハイペース。僕も普段からそこそこ走っているのに、正直ついて行くので精一杯でした。日本の街や公園では黙々と走る人多く、欧米ではみんなでワイワイ走る文化があるのかなと感じました。最後はみんなでオシャレなカフェでのホットコーヒータイムだったのですが、僕が日本で走る際は絶対しないです。でも気分が良かったです。

五十君:いいですね。ランニングは体にも心にも良く、取材した人たちが全員心からランニングを推していて、清々しかったです。シューズの開発競争も激化していて、すごく面白い市場です!

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シチズン時計の次期社長に大治氏

 

シチズン時計は、次期社長に、4月1日付で大治良高(61)常務取締役が就任すると発表した。2019年4月に就任した佐藤敏彦(69)社長は取締役相談役に退く。

東京都出身の大治次期社長は、1986年に新卒でシチズン時計に入社。香港やシンガポールでのグループ会社勤務を経たのち、同社の経営企画部長などの要職を歴任してきた。

なお同社は、社長交代の理由を「来年度から『中期経営計画 2027』をスタートするにあたり、グループ成長の核となる時計事業の成長戦略をより強力に推し進めるため」と説明している。

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「コヒナ」初の青山路面店は、隅から隅まで“小柄女性ファースト”な空間

小柄女性向けのD2Cブランド「コヒナ」はこのほど、東京・青山に初の常設路面店をオープンした。ゆったりと試着できるプライベートな空間をコンセプトに、スペイン語やイタリア語の“家”にちなんで「カーサ コヒナ」と名付けた。しばらくは週3回の予約制で営業する。

什器や店舗デザインまで
150cm女性基準

店舗面積は約100平方メートル。「コヒナ」はアパレルの丈感、バッグのストラップの長さやヒールの高さなど、すべての商品において小柄女性に似合う・スタイルよく見せる工夫が散りばめられている。それゆえ、ECベースでスタート(2018年)しながら、ファンからの試着を望む声は大きく、これまで積極的にポップアップストアを実施してきた。青山の常設店はブランドの商品のほぼフルラインアップを並べ、ニーズに応える。

男性の記者(身長高め)が店内の服を手に取ろうとすると、やや屈んだ体勢になることに気がつく。それもそのはず、ラックやインテリアは全てオーダーメイドで、150cmの女性が手に取りやすい高さにオーダーメイドで設計されているのだという。それだけでなく、試着室のフックも小柄女性の手が届きやすい高さに取り付けられており、壁面のグラデーションのデザインも、小柄な女性から美しく見えるよう調整されている。

ファンコミュニティーを醸成する空間に

店舗では先行予約や骨格・パーソナルカラー診断などのイベント実施も想定し、「ファンコミュニティーを醸成するための空間にしたい」と田中絢子ディレクター。ショールーム機能を持たせて、スタイリストや雑誌などへのリースにも対応する。

同ブランドは昨年9月に、中川綾太郎のnewnからサザビーリーグに譲渡され、現在は同社の新会社EGBAが運営する。今後2年以内に東京、大阪、名古屋など都市圏の商業施設を中心に、10店舗程度の展開を計画しているという。

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「コヒナ」初の青山路面店は、隅から隅まで“小柄女性ファースト”な空間

小柄女性向けのD2Cブランド「コヒナ」はこのほど、東京・青山に初の常設路面店をオープンした。ゆったりと試着できるプライベートな空間をコンセプトに、スペイン語やイタリア語の“家”にちなんで「カーサ コヒナ」と名付けた。しばらくは週3回の予約制で営業する。

什器や店舗デザインまで
150cm女性基準

店舗面積は約100平方メートル。「コヒナ」はアパレルの丈感、バッグのストラップの長さやヒールの高さなど、すべての商品において小柄女性に似合う・スタイルよく見せる工夫が散りばめられている。それゆえ、ECベースでスタート(2018年)しながら、ファンからの試着を望む声は大きく、これまで積極的にポップアップストアを実施してきた。青山の常設店はブランドの商品のほぼフルラインアップを並べ、ニーズに応える。

男性の記者(身長高め)が店内の服を手に取ろうとすると、やや屈んだ体勢になることに気がつく。それもそのはず、ラックやインテリアは全てオーダーメイドで、150cmの女性が手に取りやすい高さにオーダーメイドで設計されているのだという。それだけでなく、試着室のフックも小柄女性の手が届きやすい高さに取り付けられており、壁面のグラデーションのデザインも、小柄な女性から美しく見えるよう調整されている。

ファンコミュニティーを醸成する空間に

店舗では先行予約や骨格・パーソナルカラー診断などのイベント実施も想定し、「ファンコミュニティーを醸成するための空間にしたい」と田中絢子ディレクター。ショールーム機能を持たせて、スタイリストや雑誌などへのリースにも対応する。

同ブランドは昨年9月に、中川綾太郎のnewnからサザビーリーグに譲渡され、現在は同社の新会社EGBAが運営する。今後2年以内に東京、大阪、名古屋など都市圏の商業施設を中心に、10店舗程度の展開を計画しているという。

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ドイツ発カルチャー誌「リジコ」が東京・大阪でポップアップイベント開催 マーク・リーダー氏出演のDJイベントも

ドイツ・ベルリンを拠点とするインディペンデントカルチャー誌「リジコ(RISIKO)」は、ポップアップイベント「RISIKO POP UP JAPAN 2025」を、3月1、2日に東京・奥沢のアパレルやレコードなどを取り扱う「VIVA Strange Boutique」で、8、9日に大阪・新町のレコードショップ「Alffo Records」で開催する。また、大阪では9日にDJイベント「no RISIKO, no fun!」も開催予定だ。

「リジコ」最新号やドイツ発SF映画とのコラボアイテムを発売

同イベントでは、映画を特集した同誌最新号やバックナンバ―、関連アーティストのアイテムを販売するほか、ドイツ発のSFカルト映画「デコーダー」とのコラボグッズの先行販売も行う。また、昨年ベルリンで開催した最新号リリースイベントで展示した誌面の写真や、貴重な資料も鑑賞できる。

大阪で開催するDJイベントでは、Paperkraft,、犬オブダークネス、Kazuki、WATTAN、ナカシマセイジなど出演するほか、ゲストDJとして、同誌のコントリビューターであるイギリス人音楽プロデューサー兼ミュージシャンのマーク・リーダー氏を迎える。

「リジコ」は2021年にドイツ・ベルリンで創刊したインディペンデントカルチャー誌。毎号テーマに沿って、国籍や世代、ジャンルを超えたアーティストをピックアップし、独自の切り口でドイツのシーンを紐解く。日本だけでなく、イギリスやアメリカ、ヨーロッパの音楽ファンからも支持される。昨年11月29日には、5名の映画監督をピックアップし特集した最新号「RISIKO Issue 5 “BOX”」を発売した。

イベント詳細

◼️「RISIKO POP UP JAPAN 2025」
日程:3月1、2日
時間:14:00~19:00
場所:VIVA Strange Boutique
住所:東京都世田谷区奥沢5-1-4

日程:3月8、9日
時間:13:00~20:00(8日は19:00 まで)
場所:Alffo Records
住所:大阪府大阪市西区新町1-2-6 日宝ニュー新町ビル3F

◼️「no RISIKO, no fun!」
日程:3月8日
時間:20:00~
場所:Alffo Records
住所:大阪府大阪市西区新町1-2-6 日宝ニュー新町ビル3F
入場料:2,500円(ワンドリンク含む)

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エストネーションから若い世代に向けた新ハウスブランド「ユナス」

エストネーションは8月に新ハウスブランド「ユナス(UNIS)」をスタートする。メインターゲット は20〜30代前半。ジャケット&パンツのテーラードを軸に、ユニフォームなどのスポーティーなアイテム、古着やウィットに富んだ雑貨などをで提案。まずは「エストネーション(ESTNATION)」六本木ヒルズ店と大阪店に常設コーナーを設ける。

商品は全て日本製で、中心価格はアウター12ー15万円程度、トップス4万円、パンツ4万円。既成概念にとらわれないジャンル&カテゴリーミックスは、若い世代を意識したもの。「エストネーション」のセレクトショップ業態スタート(2001年)から20年以上が経過していることから、顧客のターンオーバーも意識し、次世代の顧客獲得を狙う。ファーストシーズンはオリジナル35型。MD全体の1割程度を占める買い付け品は「ティンバーランド」のブーツ、ビンテージジーンズ、女性向けのセルフプレジャーアイテムなどを仕入れ、提案に変化と意外性を出す。

「エストネーション」は、「コラム」「エッセンスオブラグジュアリー」などそれぞれが独自の世界観を持つハウスブランドをショップ内で展開している。「ユナス」はこれらと並ぶ規模と存在感を目指して、今後はブランド単体で切り出したポップアップ展開なども視野に入れる。

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エストネーションから若い世代に向けた新ハウスブランド「ユナス」

エストネーションは8月に新ハウスブランド「ユナス(UNIS)」をスタートする。メインターゲット は20〜30代前半。ジャケット&パンツのテーラードを軸に、ユニフォームなどのスポーティーなアイテム、古着やウィットに富んだ雑貨などをで提案。まずは「エストネーション(ESTNATION)」六本木ヒルズ店と大阪店に常設コーナーを設ける。

商品は全て日本製で、中心価格はアウター12ー15万円程度、トップス4万円、パンツ4万円。既成概念にとらわれないジャンル&カテゴリーミックスは、若い世代を意識したもの。「エストネーション」のセレクトショップ業態スタート(2001年)から20年以上が経過していることから、顧客のターンオーバーも意識し、次世代の顧客獲得を狙う。ファーストシーズンはオリジナル35型。MD全体の1割程度を占める買い付け品は「ティンバーランド」のブーツ、ビンテージジーンズ、女性向けのセルフプレジャーアイテムなどを仕入れ、提案に変化と意外性を出す。

「エストネーション」は、「コラム」「エッセンスオブラグジュアリー」などそれぞれが独自の世界観を持つハウスブランドをショップ内で展開している。「ユナス」はこれらと並ぶ規模と存在感を目指して、今後はブランド単体で切り出したポップアップ展開なども視野に入れる。

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100周年の「フェンディ」は、FFロゴを超えた「トリプルF」でキム時代のリアル主義をリセット

「フェンディ(FENDI)」が2025-26年秋冬コレクションを発表し、1925年創業のブランドは華々しく、100周年のアニバーサリーイヤーをキックオフした。

ショー会場は、リニューアルして面積は1600平方メートル超えと倍以上になったミラノ本社。往年のディスコのVIPルームようにグラマラスでゴージャスな空間を設え、メンズとウィメンズ全84ルックを発表した。クリエイティブ・ディレクションを担ったのは、フェンディ家3代目で現在はアクセサリーとメンズのアーティスティック・ディレクターを務めるシルヴィア・フェンディ(Silvia Fendi)。今回は昨秋退任したキム・ジョーンズに代わって、ウィメンズも手掛けている。

シルヴィアはショーに先駆けて、そして「フェンディ」のアイコンロゴのFFが「FUN FUR(毛皮で、楽しく)」という意味を持つことを踏まえ、「今回のファッションショーに名前をつけるとしたら、トリプルF。フラッシュバック(flashback)、そしてファスト・フォワード(fast forward)よ」と語った。「鮮明・鮮烈に過去を思い出し、未来に向かって爆速する」、そんなイメージなのだろう。

コレクションは、まさにトリプルFだった。

ファーストルックは、毛皮の工房だった祖業を思い出させる総毛皮のコート。ハイカラーが特徴で、「フェンディ」は“ペカン”と呼ぶストライプ模様が浮かぶ。まるで貴族のローブのようなハイカラーで力強い。序盤は、ファーをたっぷり使う。メンズでも毛皮のチェスターやロングストール、ウィメンズではペプラム裾のボディコンシャスなニットドレスの上にショート丈のファーブルゾンを羽織った。前任のキム・ジョーンズが目指した、ジャケットを中核としたクワイエットなリアリティ路線とは一線を隠し、シルヴィアが描く「フェンディ」の女性像はグラマラス。過去をフラッシュバックすることで、ここ数シーズンのイメージを一掃したかのようだ。ジャケットにラップスカートなどのフォーマルスタイルでも、ネップなど表面に特徴のある生地を選んで主張。ディップダイでグラデーションに染めたリブ編みのポロニットや、シャギーなモヘアのアンサンブル、毛足の長いウールで作ったパンツなど、主張のある、そしてクラフツマンシップを感じさせる生地を選び、レトロなカラーパレットとスタイルながら力強い印象を残した。

ファスト・フォワードは、メンズとウィメンズの境界線を廃した現代的なジェンダー志向や、軽やかな素材使い、その源泉となる進化し続けるクラフツマンシップで表現しているのだろう。中盤以降は随所にレースが現れ、ファーやシルクサテンと組み合わせたランジェリードレスに変わったり、官能的なブラウスに仕上げたり。メンズでもスパンコールなどの装飾を散りばめたカーディガンの下にはレースのポロシャツを合わせた。レースやシフォンと自由自在に組み合わせるべく、ファーは薄くなめし、毛を刈り込んで、パンチングを加えることで軽やかに。ランジェリードレスにも組み込んでいる。シェブロン柄や水玉のファーコートは、象嵌細工のように小さいファーパーツを組み合わせたもの。“ピーカブー”などのバッグにもファーをあしらった。

シルヴィアは、FFロゴに通じる持ち前のファンな要素にグラマラスやセクシーなどを加え、改めて「フェンディ」の多様で多彩な世界を表現した。ウィメンズの後任デザイナーは、一度シルヴィアがリセットし、白紙に戻した「フェンディ」の広大なキャンバスを手に入れ、101年目の歴史を紡ぐことになるのだろう。後任デザイナーの発表が待たれる。

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元ファッションバイヤーが手掛ける学芸大学のカレー屋「スパイスハット」が提案する“スパイス飲み”

カレーショップ「スパイスハット(SPICE HUT)」は、2017年に新宿二丁目で間借りのカレー屋としてスタートし、24年4月に学芸大学に実店舗オープンした。同店代表の小林二郎は、1990年代後半~2000年代にかけて裏原系ムーブメントを支えた原宿のセレクトショップ「メイド・イン・ワールド(MADE IN WORLD)」の元ファッションバイヤー。20年以上に渡り、世界12カ国を巡り、世界中の郷土料理を探求する中、インド料理に魅了されてスパイスを探求し、伝統的なインドカレーに独自のアプローチを加えたカレーをはじめ、グルテンフリー・無添加・無化調のスパイス料理を提供している。

その「スパイスハット」が提案するのがお酒と共にスパイス料理を楽しむ“スパイス飲み”だ。レギュラーの3種のカレー(リカバリーレモンチキン、リチャージポークマサラ、リフレッシュベジタブル)に加え、“フェンネル・クミン香るチキンハム”、“赤ワインとクローブを使ったカレー屋のスジ煮”、“10種のスパイスを効かせたチキンピクルス”、“レンズ豆・キュウリ・トマトのマリネ”などのおつまみを提供している。今回新たに、お酒との相性のよい“クミンポテトサラダ エッグのせ”、“ラペとパクチーのマスタードサラダ”、“もち米をまとったクミンシュウマイ”、“クミンブラウニー”が加わり、メニューがさらに充実。スパイス・トウガラシを加えて作るビールカクテル“チェラーダ”などのアルコールと共にぜひ“スパイス飲み”を楽しんでみてほしい。

「スパイスハット」のこだわり

「スパイスハット」ではヘルシーでありながら美味しさも追求し、スパイスが持つ力(効能)をやさしくカラダに浸透させる、そんな「今までにないカレー・スパイス料理を日本中に広めたい」というビジョンを掲げ、様々な効能のスパイスと食材をコンセプトにあわせてブレンドし、グルテンフリー・無添加・無化調にこだわったスパイス料理を提供。カレーに欠かせないスパイスは、種類を厳選した独自ブレンドのマサラ(複合香辛料)で香りを、辛さはブラックペッパーとカイエンペッパーで表現している。さらにスパイスへの火入れの温度と時間にこだわり、なめらかでやさしい味わいに仕上げている。

◼SPICE HUT(スパイスハット)
住所:東京都目黒区鷹番2-19-20ベルツリー2F
営業時間:(ランチ)11:30〜15:00、(ディナー)18:00〜21:00
定休日:水曜日

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SEVENTEENミンギュが「カルバン・クライン」2025年春のデニムキャンペーンに登場

「カルバン・クライン(CALVIN KLEIN)」は、韓国のボーイズグループSEVENTEENのミンギュ(MINGYU)を起用した2025年春のデニムキャンペーンビジュアルを公開した。ミンギュの起用は、2024年秋のデニムキャンペーンに続くものとなった。

撮影はファッション写真家のレスリー・チャン(Leslie Zhang)が担当。エフォートレスな中に大胆な捻りを加えたデニムスタイルに身を包んだミンギュが、ブランドのプレイフルな感性を表現している。

2025年春のデニムキャンペーン

1990年代にインスパイアされたストレートデニムには、白のロゴTシャツを合わせ少年のような印象に。“CKモノグラム”入りのデニムはセットアップで着用し、シャープな印象のスタイリングを完成させた。そのほか、ブラックのストレートデニムやバギージーンズなどを着用し、モダンでエッジの効いたコレクションの魅力を体現した。

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SEVENTEENミンギュが「カルバン・クライン」2025年春のデニムキャンペーンに登場

「カルバン・クライン(CALVIN KLEIN)」は、韓国のボーイズグループSEVENTEENのミンギュ(MINGYU)を起用した2025年春のデニムキャンペーンビジュアルを公開した。ミンギュの起用は、2024年秋のデニムキャンペーンに続くものとなった。

撮影はファッション写真家のレスリー・チャン(Leslie Zhang)が担当。エフォートレスな中に大胆な捻りを加えたデニムスタイルに身を包んだミンギュが、ブランドのプレイフルな感性を表現している。

2025年春のデニムキャンペーン

1990年代にインスパイアされたストレートデニムには、白のロゴTシャツを合わせ少年のような印象に。“CKモノグラム”入りのデニムはセットアップで着用し、シャープな印象のスタイリングを完成させた。そのほか、ブラックのストレートデニムやバギージーンズなどを着用し、モダンでエッジの効いたコレクションの魅力を体現した。

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熱狂のライブで観客を魅了するバンド、ファット・ドッグ(Fat Dog) その「音楽哲学」とは?

近年、才気あふれる若手バンドが相次いで登場しているロンドンのロック・シーン。中でもとびきりの“個性派”が、このボーカル&ギターのジョー・ラヴ(Joe Love)をフロントマンに擁する5人組、ファット・ドッグ(Fat Dog)だ。

「1曲の中で13曲も盗めば、誰も気づかない」。そううそぶく彼らのサウンドを例えるなら、“ハードコア・パンクのポゴ・ダンスと非合法のレイヴ・パーティーのサイケデリックなミックス”だろうか。さらに、EDMやシンセウェイヴ、インダストリアル・ミュージック、東欧のジプシー音楽などの影響と相まって押し寄せる狂騒感や原始的なエネルギーは、シェイムやブラック・ミディらを送り出した地元のライブハウス「The Windmill」の同輩と比べても際立ってユニークだ。あるいは、彼らの旺盛なクロスオーバーや折衷感覚は、クラクソンズやハドーケン!が活躍したUKインディーのY2K=ニューレイヴの記憶を思い起こさせるかもしれない。

アークティック・モンキーズやザ・ラスト・ディナー・パーティーを手掛けるジェームス・フォードを共同プロデューサーに迎え、昨年9月にリリースされたデビュー・アルバム「WOOF.(ウーフ.)」を携え、昨年12月に初のジャパン・ツアーを行ったファット・ドッグ。フロアも巻き込んで混沌としたうねりを生み出した圧巻のライブ・ショー。そのステージの数時間前、会場となった恵比寿のリキッドルームでジョー・ラブに話を聞いた。

エレクトロニック・ミュージックの影響

——ファット・ドッグの結成は2020年ですが、始めるにあたってはどんなビジョンがあったのでしょうか。

ジョー・ラブ(以下、ジョー):最初はソロでやりたかったんだ。その前にピーピング・ドレクセルってバンドを仲間とやっていて、3年ぐらい続いたのかな? でも、だんだんマンネリを感じてきて、もっと新しい音楽をつくりたいと思って、バンドの練習に行かなくなった。そしたら、ちょうどいいタイミングでお尻を蹴っ飛ばして、僕を追い出してくれて(笑)。

ただ、何もない状態からのスタートだったから、自分で全てをやらなくちゃいけない。それでエレクトロニック・ミュージックをつくり始めたんだ。ちょうどコロナ禍だったのもあったし、エレクトロニック・ミュージックってラップトップさえあればどこでも制作できるから、とても魅力的に感じたんだ。最初は1人で完結できる音楽がやりたくて、「まあ、ドラマーがいたら助かるかな」ぐらいしか思っていなかったんだけど、だんだん人が集まってきて、学生時代の友達がベースを一緒にやるって言ってくれて。初めてのライブは僕1人でやる予定だったんだけど、でもやっぱり誰かと一緒にステージに立つのは楽しいなって思ったよ。だからパンデミックの期間中は、単に自分だけのプロジェクトとして音楽をつくっている感じだったんだ。

——当時のロンドン、それこそ「The Windmill」のバンド・シーンは、ブラック・ミディやスクイッドなど群雄割拠の状況だったと思うんですが、その中で自分たちのカラーを出すためにはどんなことを考えましたか。

ジョー:そういうことは考えなかったかな。特に最初につくる音楽って、自分の人生経験からインスピレーションを得るものだと思うし。それに「The Windmill」みたいなところならどんな実験的なサウンドだって挑戦できると思ったんだ。とんでもなくハードでヘヴィな音楽や、ミュージカルみたいに聴衆を翻弄するような音楽でも、何だってね。

それに、プロモーターのティム(・ペリー)は観客の心をつかむのが本当にうまくて、ステージからステージへとスムーズに流れをつくり出すのが得意なんだ。ブッキングが曲づくりのモチベーションになる。次のライブはこの前よりも長めの時間をもらえるから、「じゃあ、あと3曲くらい新しい曲をつくって、観客をもっと楽しませなくちゃ!」みたいな感じにね。

——そうした「The Windmill」のバンド・シーンでも、ファット・ドッグは特にエレクトロニック・ミュージックの要素が大きなキーになっていますよね。

ジョー:僕の前のバンドは、ポスト・パンクっていうか、ちょっと暗い感じの音楽をやっていて。でもファット・ドッグでは、エレクトロニック・ミュージックとポスト・パンクを融合させたかった——まだそれが完璧に成し遂げられたわけではないんだけどね。

個人的に大好きだったのは、プロディジーやケミカル・ブラザーズ。それにアイ・ヘイト・モデルズ(I Hate Models)。あと、ジェフ・ミルズだね。 ジェフ・ミルズは、リキッドルームでライブをやったアルバム(「Live at The Liquid Room-Tokyo」)を出していて、いつも聴いてたから、まさか自分が同じ場所でライブをやることになるとは思わなかったよ(笑)。

実は、僕がエレクトロニック・ミュージックをつくり始めたのは12歳くらいの時なんだ。自分でなんでもできるし、それを自分で聴いて楽しむのが好きで、Deadmau5(デッドマウス)みたいな人たちにも影響を受けていた。それがきっかけでテクノにハマっていったんだよ。ちなみに、僕の隣人はテクノが大好きで、よく遊びに行ってたんだけど、彼はデトロイト・テクノにハマっていてよくかけてた。ジェフ・ミルズやリッチー・ホゥティン、プラスティックマンみたいなね。だから、ファット・ドッグの音楽は、そういう硬質なテクノとはちょっと違う、もっと柔らかい感じなんだ。でも、どちらも面白い音楽だよね。

——プロディジーについては、他のメンバーもみんな大好きだって言いますよね。

ジョー:ああ、彼らの曲はイギリスではすごく人気で、象徴的な存在なんだ。熱狂的なファンがたくさんいて、まるで教祖のような扱いをされている感じというか。僕は、エレクトロニック・ミュージックにライブ・パフォーマンスを組み合わせるのが大好きなんだ。ライブは、音楽をよりダイナミックに楽しめるから。実は彼らのライブは見たことがないんだけど、YouTubeの動画を見た感じだとすごく楽しそうで、素晴らしかったよ。

——かたや、ジェフ・ミルズに代表されるデトロイト・テクノというと、プロディジーとは対照的にシリアスなイメージが強いですよね。

ジョー:彼らはとてもシリアスだよね。もともとエレクトロニック・ミュージックは好きだったんだけど、そういう超真面目な——ほら、ドイツのテクノ・シーンみたいな、すごく厳格な雰囲気の音楽は、僕にはちょっと合わないところも正直あって。いつも黒ずくめで、笑うことすら憚(はばか)られるような感じというか。確かに、音楽に対して真剣に取り組むことは大切だけど、音楽はもっと楽しむものだと思うんだ。ずっと深刻な顔をしてたら楽しくないだろ? 1年12カ月の間、ずっとツアーを回ってるんだから、ジョークを言ったりして、たまにはリラックスして、面白い視点を持つことも大切だと思う。じゃないとつまらないよ。

——その「楽しむ」という部分も含めて、ファット・ドッグのサウンドの狂騒感、“過剰さ”みたいなものはハイパーポップに通じるところもあるように思うのですが、どうですか。

ジョー:ハイパーポップというよりは、東欧のエレクトロニック・ミュージック、特にポーランドやロシアのもの——スラブ・エレクトロニック・ミュージックが好きなんだ。テンポが速くて、音もでかい。そういうのをやりたくてバンドを始めたんだ。だから、個人的にはハイパーポップのファンではない。好きな要素はたくさんあるし、将来的にハイパーポップに影響を受けた音楽をやるようになることもあるかもしれないけどね。

——ちなみに、100gecs(ワンハンドレッドゲックス)とかは聴きますか。

ジョー:100gecsは好きだよ。僕にとってはいい音。キャッチーで覚えやすく、盛り上がる雰囲気がすごく気に入ってる。でも実際、ハイパーポップがどんな音楽で、どんなふうに曲ができているのか、あまりよく分かっていないんだ(笑)。

ファッションのこだわりは?

——ファット・ドッグというと、特に初めのころは、空手着や犬のマスク、修道女の衣装といった奇抜なコスチュームで話題を集めたところもありましたが、そもそもライブでそうした格好をするようになったきっかけは何だったんですか。

ジョー:最初の頃は、ただ酔っ払いをからかいたいみたいな、そんな悪ノリな感じで始めたんだ。でも、やるうちにだんだん派手な衣装だけが目立つ感じになって、本質を見失ってしまった気がしてきて。今は、空手着にカウボーイハットって、一見すると奇抜な組み合わせだけど、そこには自分たちの“決意”があるというか、正面切ってやれば決して仮装のようには見えないと思うんだ。空手の練習から帰ってきたから空手着を着てる、みたいな単純な理由じゃなくて——そういうのも嫌いじゃないんだけど(笑)、もっと深い意味がある。CraigslistやGumtreeのような地域ごとの情報などが掲載されているコミュニティーサイトでたまたま出会った人たちが、今は強い絆で結ばれて一緒に音楽をつくり始めた、みたいな。

——バンドを始めた頃と今とでは、自分たちの中でコスチュームの意味合いが変わった?

ジョー:派手なステージ衣装を着ていると、それが自分の一部だって錯覚してしまうことがある。まるで、その衣装が自分自身を表す仮面であるみたいな。でも冷静に考えれば、それはあくまで演じているだけで、自分の中でつくり上げたペルソナに没頭し過ぎるのは問題だと思う。だからステージの上の自分は、普段の自分とは別の、ちょっとクレイジーでエキセントリックなキャラクターなんだ。それに衣装があれば、これは分身のようなもので、自分自身である必要はないんだと思える。もしステージの上の自分と同じようにいつも生きていたら、きっと精神的に参ってしまうだろうね(笑)。実際の僕はとても冷静なんだ。

——ちなみに、オフのファッション、ワードローブのこだわりは何かありますか。

ジョー:え!? ないよ。見ての通りって感じで(笑)。香港と中国をツアーで回って来たばかりだから、荷物はできるだけ軽くしたかったし。ギターのペダルやラップトップは全て一つのバッグに詰め込んで、着替えも最低限だけ。セブンイレブンで買った靴下もまだ履けるし――ちょっと汚れてしまったけど(笑)、あと1日くらいは大丈夫かな。だけど、もうちょっとおしゃれな服を持ってくればよかったって、少し後悔してるよ(笑)。

ビジュアルコンセプトについて

——ファット・ドッグは、MVやアートワーク周りのビジュアルもとてもユニークです。SFやゲームの影響、サイバーパンク的なセンスを感じますが、その辺りのコンセプトについて教えてください。

ジョー:正直言うと、今までやってきたことの中には、周囲の期待や流行、プレッシャーに振り回されて、自分のやりたいことを諦めてしまうこともあって。例えば、シングルのアートワークはもっとシンプルでよかったのに、クレイジーなことをやろうとし過ぎてしまったり。でも、MVのシナリオは歌詞のストーリーをそのまま表現したものになっていると思う。ファット・ドッグの曲は架空の世界を描いているから、現実の世界に縛られる必要はない。ロンドンのバンドだからといって、必ずしもロンドンの街並みを背景にする必要はない。例えばブルーマン・グループを見ても、アメリカのバンドだって誰も言わないだろ?(笑)。だから現実味のないものにしたかったし、それは音楽にも役立っていると思う。バカなことをやってもいいし、歌詞もいつも気取ったものである必要はない。どんな意味でもいいし、現実を超えた自由な世界を描きたい。そうすることで、もっと遊び心のあるものになるし、リスナーも自由に解釈できる。何か分かった気になるような、そんな鼻につくようなものは書きたくないんだ。

——例えば、新曲の「Peace Song」のMVには巨大化した「犬」が登場しますよね。あれは強迫観念の象徴みたいな?

ジョー:あれはアルバムのアートワークと同じ犬で、僕とキーボーディストのクリス(・ヒューズ)があのMVのストーリーを書いたんだ。僕らの念頭にあったのは、今回はちょっと高めの予算をもらえそうだってことで(笑)。巨大な犬が人間を襲うSFの世界なんて、ちょっとクレイジーだよね。でも、アイデアを膨らませるうちに、犬にこだわり過ぎるのもなんだかなって気がしてきて。僕たちが表現したいのは、犬そのものじゃなくて、もっと普遍的な何かなんだ。巨大な存在、あるいは未知なる力。そういう抽象的な概念を、犬という象徴を使って表現したかったんだ。

ライブ&レコーディング

——そういえば、ジョーさんはデビュー・アルバムの「WOOF.」のプレスリリースで「俺の頭の中にあるアイデアと比べたら洗練され過ぎてる。俺の想定では、もっとめちゃくちゃなサウンドになるはずだった」とコメントしてましたね。

ジョー:アルバムの制作中は、同じ曲を何度も繰り返し聴き込むことになる。特にライブで演奏してきた曲は、ライブならではの熱量や臨場感を再現するのが難しい。ライブは、観客との一体感やその場の空気感が重要だけど、レコードはあくまで録音された音源だからね。だから、ただ音だけを大きくすればいいってもんじゃない。曲の中にエネルギーがあっても、中身が伴わないことがある。そこに感情やストーリーが込められていないと、いくら音に力強さがあっても、空っぽに聞こえてしまうからね。

——つくり直したい箇所も正直ある?

ジョー:そのことは考えないようにしている(笑)。レコーディングではいつもギリギリまで追い込まれるんだけど、今回は特に完成度の高い作品を目指し過ぎて、かなりの部分で修正を繰り返した。で、締め切りが迫っていることに気づいたのは、あと1日しかないという時で。焦りながらもなんとか完成させたものの、A&Rから「あと1時間半で仕上げろ!」と言われた時は、さすがに心が折れそうになったよ(笑)。でも、おかげで無駄な部分を削ぎ落とすことができて、曲の本質が見えてきた。自分ではよいと思っていた部分も、客観的に見ると、ただの自己満足だったのかもしれない。自分が聴いているものが、“誰にも聴こえない”ことに気づいたんだ。もしあのまま制作を続けていたら、最後には気が狂っていたんじゃないかな。おかげで今の自分には心が残っているんだから(笑)、あれでよかったんだと思うよ。

——もしかしてジョーさんの中では、ライブでめちゃくちゃにされることであのアルバムは本当の意味で完成する、という部分があるのかな、と。

ジョー:そうだね(笑)。今回のアルバムでは、ライブの熱気をそのままスタジオに持ち込もうとしたんだ。僕たちはライブ・バンドとして知られているから、ライブでしか味わえないエネルギーを音源に詰め込みたかった。僕たちが初めて「The Windmill」で演奏した時のことを思い出させるような、生々しく、ダイナミックなサウンドを目指してね。だからこのアルバムは、僕たちの音楽を初めて聴く人にもライブ会場にいるような臨場感を感じてもらえると思う。あの時の200人のお客をイメージしてつくった、ある種の“スモール・アルバム”に仕上がったというか。

——ファット・ドッグの生のエネルギーが凝縮されたアルバム。

ジョー:ただ、ライブとレコーディング、どちらがいいかと言われると、一概にどちらとも言えない。ライブは、アドリブや観客の反応によって生まれる予測不能な瞬間が魅力で、会場全体が一つになって大きな呼吸をしているような感覚がある。バンドとしてエネルギーを得る場所でもあり、それが跳ね返ってきて、さらに曲に磨きがかかる。特にボーカルは、ライブで鍛えられた方がより感情を込めて歌えるようになると思う。一方、レコーディングは、細部までこだわってつくり上げることができる。ライブではどうしても拾えない、繊細なニュアンスや音色を表現できる。

だから次のアルバムでは、もっとじっくりと曲づくりに取り組んでみたい。今はメンバー同士お互いに会い過ぎていると思うから、2カ月ぐらい離れて、それからアルバムをつくろうと思っているんだ。メンバーそれぞれが自分の部屋でじっくりと楽曲制作を行い、完成したものを集めてアルバムをつくる。そうすることで、また違ったタイプのアルバムができると思うんだ。

——さっきのエレクトロニック・ミュージックや歌詞の話ともつながるところだと思いますが、メンバーのクリスさんはアルバムのプレスリリースで「今の多くの音楽は知性に訴え過ぎる。(略)僕たちの音楽は、考える音楽とは正反対だ」と発言していますよね。このコメントにジョーさんが補足することはありますか。

ジョー:まあ、彼が言いたいのは、音楽は単に“聴く”ものではなく、“感じる”ものだってことだと思う。歌詞を聴いて「何を意味するのか?」とか、そういうことをリスナーに考えさせる音楽が多いんじゃないか、っていう。ただ、そうしたくないバンドもたくさんいて、僕たちの音楽ではただ純粋に楽しんでほしい。だってプロディジーのライブに行って、「この歌詞にはどんな意味があるんだろう?」なんて真っ先に考えないだろ? 全身で音楽を感じて、踊り狂いたい。歌詞の意味なんてどうでもいい。僕はただ、1時間のパーティーのように、その場の雰囲気を楽しみ、みんなと一緒に最高の時間を過ごしたいんだ。だから僕たちの音楽は、考え込むような暗い曲ではなく、もっとポジティブでエネルギッシュな曲を目指している。エレクトロニック・ミュージックのように、リズムが身体を自然と動かしてしまうような、そんな音楽をつくりたいんだ。今回のアルバムは、まさにその方向性を追求した作品だと言えると思うよ。

音楽制作において、常に「正しいやり方」があるとは限らない

——ちなみに、「The Windmill」のバンド・シーンが脚光を浴び始めた当時、ブラック・ミディやブラック・カントリー・ニュー・ロードのような、音楽の専門的な教育を受けたミュージシャンが多く活躍していたのが印象的だった記憶があります。例えば、そうした彼らと自分たちは違う、みたいな意識や自負があったりしますか。

ジョー:実は、中学生の頃、ブリット・スクールを訪問したことがあるんだ。入学を検討していたんだけど、さまざまな事情で別の学校に進学することになって。その学校はブリット・スクールとは全く異なる雰囲気で、少し荒れていたけど、音楽科だけは素晴らしかった。先日、香港でその時の先生に偶然会ったんだ、昔を思い出して、とてもシュールな感覚だったよ。

その時、もしブリット・スクールで学んでいたら、今の自分はどうなっていたんだろうって、そんなことを考えさせられたよ。ブリット・スクールでは、どうすれば音楽業界で失敗しないかを教えてくれる。でも、僕は音楽理論よりも、実際に楽器を演奏することや曲をつくることが好きだった。音楽業界で成功するためには、莫大な資金が必要になる場合もある。例えば、ギルドホール(音楽演劇学校)のような名門音楽学校に通うには、かなりの学費がかかる。そして、お金持ちの人たちは時間がある。特に家柄の良い人たちはね。でも、多くの労働者階級の人たちは、バンドに参加して必要な時間をかけて、ギャラなしで延々とギグをするような余裕はない。何もかもがあまりに高過ぎるから。

——ええ。

ジョー:だから、僕は自分のペースで好きな音楽を楽しみながら、音楽活動を続けてきたんだ。音楽は、お金をかけなくても誰でも楽しむことができるものだと思う。ブリット・スクールのように、無料で音楽を学べる機会があれば、もっと多くの人が音楽に触れることができるだろうし。音楽を通してさまざまなバックグラウンドを持つ人々が集まり、交流できる。そんな音楽の世界にこれからも関わっていけたらなって思うよ。

それに、エレクトロニック・ミュージックやハイパーポップのようなジャンルでは、技術的なスキルが高くなくても、誰でも音楽制作を楽しむことができる。むしろ、既存のルールにとらわれず、自由に音楽をつくっている人がたくさんいる。だから、彼らは自分で学んでいるし、自分自身の感覚を信じて、ただそれがいい音だと思うからやっているんだ。音楽制作において、常に「正しいやり方」があるとは限らない。大切なのは、自分が心地よいと感じるサウンドを追求すること。周囲から否定的な意見を言われたとしても、自分の音楽を信じるべきだし、自分にとってそれがいい音なら、それでいいんだ。僕はそう思う。

——ところで、ジョーさんのスクール・ライフはどんな感じだったんですか。

ジョー:音楽の授業は僕にとって特別な場所だった。好きなだけ音楽をつくることができたし、先生たちもそれを応援してくれた。でも、イギリスの学校教育全体で見ると、音楽は重視されていないように思う。みんな数学や英語といった科目ばかりに目が向いていて、自分の才能や興味のあることに目を向けることが難しい。僕は昔から数学や英語が苦手だったから、学校ではいつも苦労していたよ。

僕は、一つのことだけを極めるのではなく、さまざまなことに興味を持つのが大切だと思う。音楽もその一つだ。音楽の才能は、必ずしもビジネスの世界で成功するために必要なものではないかもしれない。でも、音楽は僕の人生を豊かにし、心の支えになっている。音楽業界は厳しい世界かもしれないけれど、自分のペースで音楽をつくり続けたいと思っている。

——そういえば、ジョーさんは前にインタビューで「(自分たちの音楽において)盗みはその大部分を占めている。1曲の中で13曲も盗めば、誰も気づかない」って話していましたね。

ジョー:まあ、僕たちは正直者ってことなんだと思う(笑)。逆に、多くの人たちは正直じゃないって話でね。

いい曲に出会うと、「自分もこんな曲をつくりたい!」って心が揺さぶられる。それは自然なことで、とてもいいことだと思う。でも、いざ実際に自分でつくってみると、全然うまくいかないことが多い。そんなテクニックはないから当然だよね。特に、好きなアーティストの曲を意識し過ぎてしまうと、どうしてもオリジナルな作品をつくることが難しくなる。この前もデヴィッド・ボウイの曲を“盗んで”曲を書いたんだけど、聴き比べてみると「どこが?」って感じで(笑)、全然違う曲だってことに気づかされて。

音楽って、どこかで誰かの影響を受けているものだから、完全にオリジナルな作品なんてないのかもしれない。大切なのは、自分の心を動かした音楽からインスピレーションを得て、それを自分なりに表現することだと思う。

PHOTOS:YUKI KAWASHIMA

デビュー・アルバム「WOOF.」

TRACKLISTING:
01. Vigilante
02. Closer to God
03. Wither
04. Clowns
05. King of the Slugs
06. All the Same
07. I am the King
08. Running
09. And so it Came to Pass
10. Land Before Time *Bonus track
https://www.beatink.com/products/detail.php?product_id=14050

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「ヴァンズ」とニコール・マクラフリンのコラボ第2弾 リサイクル素材を使用した“スリッポン”

「ヴァンズ(VANS)」は2月28日、サステナビリティとアップサイクルに焦点を当てたデザインを得意とするデザイナーのニコール・マクラフリン(Nicole McLaughlin)とコラボレーションしたコレクションの第2弾を発売する。同コレクションは、「ヴァンズ」ストア ハラジュクおよび、その他の取り扱い店舗と公式オンラインストアで扱う。

アウトドアに便利な機能を盛り込んだコラボアイテム

今回は、同氏が得意とする使用済みの素材を新たな価値のある製品へと生まれ変わらせるアップサイクルの理念と、遊び心ある機能的なデザインを融合したコレクション。目玉となるのは、「ヴァンズ」の定番モデル“スリッポン(SLIP-ON)”をもとに、 1970年代のビンテージハイキング用バックパックにインスピレーションを得たスニーカー“スリッポン MTE RS(SLIP-ON MTE RS)”(1万7050円)だ。 つま先部分にリュック式ポケットと⻑さ調節が可能なナイロンベルトを配したデザインが特徴で、ナチュラルなベージュとグレーブラックの2色をそろえる。

またクライミング用チョークバッグとしても使える2ウエイ仕様のバッグ(1万1550円)と、ポケットがアクセントのソックス(3300円)もラインアップ。なお、スニーカーのアッパーやバッグのボディーにはリサイクル素材を40%以上使用したキャンバス生地を採用した。

デザインを手掛けたニコール・マクラフリンは、今回のコラボについて「機能性とコンセプチュアルなアートやスタイルを組み合わせることが重要だ。多目的に使え、なおかつ楽しめるアイテムを作ることが、常に私の目標だった。このコレクションは、70年代のビンテージハイキングパックとその時代のアウトドアギアの美学にインスピレーションを得ている。DIYカルチャーと、人々が自分で更にカスタマイズできるようなデザインが大好きだ。みなさんにもぜひ自分らしくアレンジしてほしいし、どのようにパーソナライズされるのか、とても楽しみだ」と述べた。

キャンペーンビジュアルはミニチュアで表現

キャンペーンビジュアルは、“スリッポン MTE RS”が「キャンプに出かける」というストーリー設定のもと、ニコール本人が全ての撮影とスタイリングを手掛けた。シューズのポケットから次々と取り出されるミニチュアキャンプギアでアウトドアな一日を表現したほか、​同氏のアトリエもミニチュアで再現し、クリエイティブな制作過程もイメージした。

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「リーボック」×「アトモス」×「リフト」 唯一無二の“クラブ C”を発売

スニーカーショップの「アトモス(ATMOS)」は、「リーボック(REEBOK)」と日本のフィットネスインフルエンサーであるエドワード加藤がプロデュースする「リフト(LYFT)」とのトリプルコラボレーションとして、「リーボック」の人気モデル“クラブ C(CLUB C)”(1万8700円)を発売する。2月28日からアトモス各店およびオンラインストアで販売する。

ヒールやつま先などのパーツにはスエード素材を採用している。ベースのレザーアッパーには「リフト」のイメージを象徴する、ダンベルやプレートの模様や“Y”のロゴを型押しで表現。クリアソールを採用することで、裏面に”BORN TO LYFT”のメッセージロゴが透けて見えるようになっている。また3社のロゴを組み合わせたスペシャルロゴをデザインした、左右で異なるカラーのインソールを搭載。さらに、ヒールには左右でダンベルとプレートのオリジナルロゴを、側面にはイギリスと日本の国旗ロゴが施されている。イギリス発祥の「リーボック」の定番モデルが、原宿から世界へ発信するスニーカーショップと日本のフィットネス界をけん引するブランドとのコラボレーションによって唯一無二のショーズとして生まれ変わった。

アイテム詳細

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ユニクロ「UT」から「ドラえもん&ルーヴル美術館」コレクション Tシャツ4型を発売

「ユニクロ(UNIQLO)」のTシャツブランド「UT」は5月下旬、「ドラえもん」とルーヴル美術館との特別コレクション「ドラえもん & ルーヴル美術館」UTを発売する。「ユニクロ」一部店舗および公式オンラインで取り扱う。ドラえもんと仲間たちがルーヴル美術館を訪れ、アート鑑賞を楽しんだり、作品世界に入り込んだり、アートの世界を一緒に旅することができるTシャツコレクションだ。

“ドラえもん”たちが
ルーヴルの作品とともに

ラインアップは、“ドラえもん”と“のび太”が「モナ・リザ」を鑑賞するTシャツ(1500円)、“ドラえもん”が「サモトラケのニケ」を模した“のび太”たちの彫刻を制作するTシャツ(1500円)、同美術館のメインエントランス「ルーヴル・ピラミッド」の上を飛ぶTシャツ(1500円)、ヨハネス・フェルメール(Johannes Vermeer)の「天文学者」を“ドラえもん”で再現したTシャツ(1500円)の4型を制作した。

またコラボTシャツは、ルーブル美術館内のショップとオンラインショップで先行発売を実施する。詳細は公式サイトに記載する。

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ユニクロ「UT」から「ドラえもん&ルーヴル美術館」コレクション Tシャツ4型を発売

「ユニクロ(UNIQLO)」のTシャツブランド「UT」は5月下旬、「ドラえもん」とルーヴル美術館との特別コレクション「ドラえもん & ルーヴル美術館」UTを発売する。「ユニクロ」一部店舗および公式オンラインで取り扱う。ドラえもんと仲間たちがルーヴル美術館を訪れ、アート鑑賞を楽しんだり、作品世界に入り込んだり、アートの世界を一緒に旅することができるTシャツコレクションだ。

“ドラえもん”たちが
ルーヴルの作品とともに

ラインアップは、“ドラえもん”と“のび太”が「モナ・リザ」を鑑賞するTシャツ(1500円)、“ドラえもん”が「サモトラケのニケ」を模した“のび太”たちの彫刻を制作するTシャツ(1500円)、同美術館のメインエントランス「ルーヴル・ピラミッド」の上を飛ぶTシャツ(1500円)、ヨハネス・フェルメール(Johannes Vermeer)の「天文学者」を“ドラえもん”で再現したTシャツ(1500円)の4型を制作した。

またコラボTシャツは、ルーブル美術館内のショップとオンラインショップで先行発売を実施する。詳細は公式サイトに記載する。

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「ムウ ト アール」初の常設店舗が奥渋にオープン トータルライフスタイルを提案

ジュンが運営するユニセックスブランド「ムウ ト アール(M TO R)」は4月上旬、渋谷区富ヶ谷にブランド初となる常設店舗「ムウ ストア(MUU STORE)」をオープンする。オープン日や取扱商品などの詳細は後日発表する。

2022年にローンチした「ムウ ト アール」は、ジュン公式オンラインストアのジャドールジュン オンライン(J'ADORE JUN ONLINE)を中心にオフラインで商品を展開してきた。2022年9月には初のポップアップイベントを開催。その後も定期的にイベントを仕掛け、古着店や飲食店などジャンルを超えたカルチャーとの繋がりを作ってきた。

トータルライフスタイルを提案

今回出店地に選んだのは、代々木公園駅から徒歩5分ほどにある通称“奥渋”の愛称で親しまれているエリア。日々新しいカルチャーが生み出されてきたこの場所で、コミュニティーのハブとなるようなお店を目指したいという思いからこの地に決めた。

「ムウ ストア」では、「ムウ ト アール」のオリジナルアイテムやバイイングアイテムのほか、ビンテージのアパレル、アイウエア、時計、雑貨などをラインアップ。アイウエアは、レンズ交換にも対応する。また、ナチュラルワインの販売も実施し、アパレルにとどまらないライフスタイルを提案する。

“シアター”がテーマの内装は、デザインスタジオのフォーミュラ(FORMULA)を運営し、空間デザイナーとして注目を集めている柳澤春馬が担当。劇場などで用いられる舞台美術や装飾に着想し、空間にセクションを設けつつ可変性の高い什器を備えることで「ムウ ト アール」とともに作り続けていく場所に仕上げた。

店舗概要

■「ムウ ストア」

オープン日:4月上旬
住所::東京都渋谷区富ヶ谷1-43-2 EDIH富ヶ谷2階

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「ナイキ」が最新レーシングシューズ“ズームX ヴェイパーフライ ネクスト% 4”と“ストリークフライ 2”を発表

「ナイキ(NIKE)」はこのほど、最新レーシングシューズ“ズームX ヴェイパーフライ ネクスト% 4(ZOOMX VAPORFLY NEXT% 4)”と“ストリークフライ 2(STREAKFLY 2)”を発表した。価格は、“ズームX ヴェイパーフライ ネクスト% 4”が2万9700円で、“ストリークフライ 2”が2万6730円。どちらもホワイトが基調のプロトタイプカラーとレッドカラーの2色を用意し、プロトタイプカラーを3月1日に先行発売したのち、レッドカラーを4月以降に「ナイキ」の公式オンラインストアと一部店舗で取り扱う予定だ。

“ズームX ヴェイパーフライ ネクスト% 4”は、男子5000mと男子10000mの世界記録保持者であるジョシュア・チェプテゲイ(Joshua Cheptegei)や、カナダを代表する長距離走者のモハメド・アハメド(Mohamed Ahmed)らアスリートのフィードバックをもとに開発された。位置付けとしては、「ナイキ」が展開するレーシングシューズの中でも、5kmからマラソンまで全てのランナーのために作られた最も汎用性の高いモデルだ。前作から約10%の軽量化に成功したシリーズ史上最軽量ながら、2mm低くしたオフセット(前足部分とかかとのソールの厚みの差)に反発性の高いミッドソール素材“ズームX フォーム”を採用し、さらにカーボンファイバー製のフライプレートも搭載することで、快適な推進力のサポートとスムーズな重心移動を実現する。

モハメド・アハメドは「“ズームX ヴェイパーフライ ネクスト% 4”は、“ヴェイパーフライ”シリーズの理想形に仕上がっている。このシューズは、前作よりも軽く、快適なライド感があり、反発性と安定性とフィットも優れているなど、気に入った点が多くある。何より、これまでで最もフォームとカーボンのバランスが完璧なシューズだと言えるだろう」とコメントしている。

一方“ストリークフライ 2”は、一般ランナーや「ナイキ」所属の⻑距離ランナーの意見を受け、短めのレースやスピードインターバル、テンポ走で最高のパフォーマンスを発揮できるようにデザインされた1足だ。トラックスパイク用の足型をベースに、オフセットを4mmに抑えたシルエットになっているほか、シューレースを中央に配置しながら伸縮性を持たせたことで、より高いフィット感の調整が可能となっている。また、重量は初代“ストリークフライ”よりも40g軽い144gだが、こちらも“ズームX フォーム”とフルレングスのフライプレートを搭載しているため、優れた反発性とクッション性でスピードに乗りやすいという。

本作について、「ナイキ」に所属する中長距離選手のジェシカ・ハル(Jessica Hull)は、「通常、インターバルトレーニングの途中で筋肉のコンディション調整と怪我防止のため、スパイクに履き替える必要があった。しかし、“ストリークフライ 2”は反発性が高くサポート力もあるので、別のスパイクに履き替えなくても速いスピー ドでの練習をこなすことができ、さらに翌日にも疲れが残りにくくなっている」と話し、同じく中長距離ランナーのクーパー・ティア(Cooper Teare)は、「“ストリークフライ 2”は、200mのスピード練習からスムーズな5km走まで快適に対応でき、レーシングシューズに革命をもたらす」とコメントしている。

なお、今年の「箱根駅伝」で一部選手が“ズームX ヴェイパーフライ ネクスト% 4”のプロトタイプを着用していたことで話題となっていた。

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「アニヤ・ハインドマーチ」が最新コンセプトスト“アニヤ空港“をロンドンで披露 4月には日本にも

「アニヤ・ハインドマーチ(ANYA HINDMARCH)」がロンドン・ファッション・ウイーク期間中に、“エア アニヤ“と題した最新のコンセプトストアを現地で披露した。テーマは空の旅。4月には日本でも展開予定だ。

飛行機をイメージしたストア内には、キャンバス素材にレザーのトリミングやキャンバステープあしらった「ビスポーク・ウォルトン」シリーズからキャスター付きのスーツケースやトラベルバッグ、バニティーバッグ、クロスボディーバッグなどのアイテムが並ぶ。新作の機内用トートバッグも登場した。バッグ類には好きなアルファベットをカスタマイズして配置できる。

「ブリティッシュ・エアウェイズ」とコラボしたラゲッジラグや“JET LAG(時差ボケ)“や”TURBULENCE(乱気流)“の文字を刺しゅうしたキャップといったユーモラスな小物も豊富だ。

またコンセプトストア向かいの「アニヤ・ハインドマーチ」カフェでは、機内食をモチーフにしたメニューも披露した。日本でのコンセプトストアでも同じメニューを提供予定だという。

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韓国人デザイナーによる「アシュリン」 厳冬を越えた柿のように、成熟する流線美

ニューヨーク・ファッション・ウイークにおいて、構築的かつ女性らしい柔らかいフォルムが際立つ「アシュリン(ASHLYN)」。手掛けるのは韓国人デザイナーのアシュリン・パークだ。

ソーホーにあるこぢんまりとしたギャラリーで行われた2025-26年秋冬のランウエイショーは、親密であり、じっくりと「アシュリン」の服を眺めるのにまさしく適した空間だった。柿からインスピレーションを得たという今シーズンのコレクションは、果実の柔らかな丸みを帯びたフォルム、寒い冬を耐えてより甘く成熟していく過程を表現した。また、韓国の伝統的なポッタリ(風呂敷のような包む布)からも着想している。

精緻なパターンが生み出す予期せぬフォルム

メンズのテーラードも得意とするパークが見せたのはフェミニンとマスキュリンが融合したスタイル。テーラードジャケットには複雑なパターンによってフリルがアクセントになったキャミソールを合わせ、トレンチコートやニットジャケットもマスキュリンながら丸みを帯びたパターンで女性らしさを加えた。レザーのトップスにもペプラムのデザインが施され、レザーとは思えぬ柔らかな質感を作り出した。装飾を排除しながらも、パターンによる構築的なフォルムが華やかさを生み出している。たびたび登場したボリュームたっぷりのパンツもスタイリングを柔らかな印象に仕上げている重要なアイテムだ。

また、ポッタリがアイデアの起点となった「パズル」のテクニックは、正方形からスタートし、断片を切り取って再構成することで予期せぬフォルムを生み出すもの。複雑に組み合わされたパターンによって女性らしいフォルムが目を引く「パズル」トップスも見られた。柿を思わせるくすんだオレンジのルックは、数自体はさほど多くなかったものの、彼女がこだわるシェイプの成熟を感じさせた。今季はボリューム感のあるコートジャケットやニットジャケットも見応えがあった。重衣料の割合を増やすことで、コレクションのダイナミックさがより増していきそうな期待感もある。

コレクションノートには下記のように記されている。「柿が寒い冬を耐え抜き、より甘く熟していく過程は、人生の深い真理を映し出します。すなわち、苦労の末に得た美しさこそが、最も意味を持つのです(一部抜粋)」。パークがモノづくりに込める思いが、くっきりと投影されたショーだった。

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韓国人デザイナーによる「アシュリン」 厳冬を越えた柿のように、成熟する流線美

ニューヨーク・ファッション・ウイークにおいて、構築的かつ女性らしい柔らかいフォルムが際立つ「アシュリン(ASHLYN)」。手掛けるのは韓国人デザイナーのアシュリン・パークだ。

ソーホーにあるこぢんまりとしたギャラリーで行われた2025-26年秋冬のランウエイショーは、親密であり、じっくりと「アシュリン」の服を眺めるのにまさしく適した空間だった。柿からインスピレーションを得たという今シーズンのコレクションは、果実の柔らかな丸みを帯びたフォルム、寒い冬を耐えてより甘く成熟していく過程を表現した。また、韓国の伝統的なポッタリ(風呂敷のような包む布)からも着想している。

精緻なパターンが生み出す予期せぬフォルム

メンズのテーラードも得意とするパークが見せたのはフェミニンとマスキュリンが融合したスタイル。テーラードジャケットには複雑なパターンによってフリルがアクセントになったキャミソールを合わせ、トレンチコートやニットジャケットもマスキュリンながら丸みを帯びたパターンで女性らしさを加えた。レザーのトップスにもペプラムのデザインが施され、レザーとは思えぬ柔らかな質感を作り出した。装飾を排除しながらも、パターンによる構築的なフォルムが華やかさを生み出している。たびたび登場したボリュームたっぷりのパンツもスタイリングを柔らかな印象に仕上げている重要なアイテムだ。

また、ポッタリがアイデアの起点となった「パズル」のテクニックは、正方形からスタートし、断片を切り取って再構成することで予期せぬフォルムを生み出すもの。複雑に組み合わされたパターンによって女性らしいフォルムが目を引く「パズル」トップスも見られた。柿を思わせるくすんだオレンジのルックは、数自体はさほど多くなかったものの、彼女がこだわるシェイプの成熟を感じさせた。今季はボリューム感のあるコートジャケットやニットジャケットも見応えがあった。重衣料の割合を増やすことで、コレクションのダイナミックさがより増していきそうな期待感もある。

コレクションノートには下記のように記されている。「柿が寒い冬を耐え抜き、より甘く熟していく過程は、人生の深い真理を映し出します。すなわち、苦労の末に得た美しさこそが、最も意味を持つのです(一部抜粋)」。パークがモノづくりに込める思いが、くっきりと投影されたショーだった。

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【スナップ】佐野勇斗や生見愛瑠、堀田真由らが来場 「バーバリー」が伊勢丹新宿本店でポップアップを開催

「バーバリー(BURBERRY)」は現在、伊勢丹新宿本店でブランドの象徴であるトレンチコートを讃えるポップアップを開催中だ。オープン初日の2月26日には、ボーカルダンスユニット、M!LKに所属する佐野勇斗や、モデルの生見愛瑠、佐藤晴美、俳優の堀田真由らが来場。ブランドのウエアを身にまとい、イベントを楽しんだ。なお、同ポップアップは3月4日まで行う。

来場者スナップ

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「アクシーズファム」のIGAが10年ぶりの総合展 社長肝入りの新和装ブランドを発表

SPAアパレルのアイジーエー(IGA)が10年ぶりとなる総合展を開催した。22年目の主力ブランド「アクシーズファム(AXES FEMME)」を筆頭に、6ブランドが2025年春夏アイテムを紹介。五十嵐昭順社長が自らプロデュースする新ブランド「リゼン(REZEN)」やリブランディングしたロリータ服の「シャルミエール(CHALMIERE)」に加え、「アクシーズファム」のオリジナルコスメの本格展開も発表した。これらの出店も春から始め、今年は20代を中心とした新世代そして訪日客への新たな層へのアプローチを狙う。キーワードは、「日本ファッション文化の発信」と「国内外でのファン作り」だ。

主力ブランドの「アクシーズファム」は
コスメ、サブカル、ジャポニスムで仕掛ける

22年目の「アクシーズファム」は10〜50代と3世代にわたる幅広い層の顧客を持つ。今シーズンは原点回帰をテーマに、オリジナルのレースやプリント柄を復刻し、定番のワンピースなどに落とし込んだ。また昨年秋から一部店舗で販売していたオリジナルコスメに本腰を入れ、カラーコスメを中心にラインアップを拡充。4月末には単独店をオープンする予定だ。

「アクシーズファム ポエティック(AXES FEMME POETIQUE)」は、今年からモノトーンを基調にした“サブカルチャー”のラインを拡充する。その名前の通り、アニメやコスプレといった日本のサブカルチャーのテイストを「アクシーズファム」のかわいいフィルターを通したスタイルを提案。エッジィの効いたスタイリング提案の支持が高まり、フリルやパステルカラーを多用した甘テイストの“ガーリー”を主軸としていたが、“サブカル”を増やし半々での構成に切り替えた。将来的には“サブカル”の構成が増えると見込んでいて、「ポエティック」単独の店舗も増やしていく計画だ。

五十嵐社長が自ら指揮する「リゼン」は
2月に大阪に初のコンセプトショップ

また五十嵐社長が自らプロデューサーとなり、指揮を取る新ブランド「リゼン」は、2月22日に大阪ヘップファイブに初のコンセプトショップをオープンしたばかり。紫式部をイメージしたオリエンタルな雰囲気と装いを提案する「アクシーズエックス(AXES-X)」というレーベルからスピンオフするカタチで立ち上がった「リゼン」。今シーズンは、シダレザクラや曼荼羅といった和文化のデザインを取り入れた着物スリーブのシャツやポケット付きの袴パンツなど、モードな要素を組み合わせたカジュアルな和服を取りそろえる。

日本のロリータ&アイドル文化の“ときめき”を世界へ

海外で根強い人気でいうと、日本のカワイイ&ロリータ文化だ。そのカルチャーをけん引するブランドの一つだった「アクシーズファム カワイイ(AXES FEMME KAWAII)」は昨年10周年を迎え、この春から「シャルミエール」に改名し一新する。1着3万〜5万円の高額なロリータ服が多い中で、フリルたっぷりのワンピースを1万円台で販売する企業努力も奏功してきたが、今後はさらに若年層へのロリータファッションの訴求やアメリカやフランス、アジアでのイベント開催などでファン作りを強化する。春には、心斎橋ビッグステップに「シャルミエール」1号店を構える。

インフルエンサーやアイドルを起用したEC特化のブランドにも注力していく。SNS総フォロワー数30万人超のインフルエンサー、イケダナナをディレクターに起用した「フィクルベベ(FICKLE BEBE)」は今シーズン、スクールコアに着目。ガーリーな白シャツや黒いサロペット、ネクタイなどの雑貨も充実する。「モノトーンのシャツやスエットプルオーバーなど、シンプルなデザインだけど、“ときめき”を与えるアイテムにしたい」(イケダナナ・ディレクター)。

新ブランド「アイス(AICE)」もお披露目。アイドルやインフルエンサー、カルチャーコンテンツとのコラボレーションを切り口にアイテムを発表するブランドモデルで、第1弾はアイドルグループのBLACKNAZARENE、第2弾はモデル&インフルエンサーのyuinaと協業した。コラボレーションは限定数となるものの、アイドルグループを推し活するファンやインフルエンサーが持つ膨大なフォロワーへのリーチが早いだけでなく、プロモーション費用を限定することができる。また彼女たちにとってもアパレルとのタッグで新境地となり、双方にとってのシナジー効果を期待する。

「ファッションは尖ったものほど刺さる」

この春、3つの新ブランドと刷新ブランド、そして新業態への挑戦と大きなステップを踏むアイジーエー。佐藤亮太取締役は、「10年前に展示会開催した当時は、大型ショッピングモールへの出店を強化していた頃。全国の総店舗数は3ケタあったが、今はその半分程度に。ただし、元々強みとしていたEC販売や『アクシーズファム』の長年の顧客の支えが奏功し、売り上げも順調に推移している。今年は国内の若年層にさらにフォーカスし、新規開拓を進めていきたい」と意気込む。また、「ファッションは尖ったものほど刺さる。長年のファン、そして新たなファンとともに、チャレンジを続けたい」と語る。

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「アクシーズファム」のIGAが10年ぶりの総合展 社長肝入りの新和装ブランドを発表

SPAアパレルのアイジーエー(IGA)が10年ぶりとなる総合展を開催した。22年目の主力ブランド「アクシーズファム(AXES FEMME)」を筆頭に、6ブランドが2025年春夏アイテムを紹介。五十嵐昭順社長が自らプロデュースする新ブランド「リゼン(REZEN)」やリブランディングしたロリータ服の「シャルミエール(CHALMIERE)」に加え、「アクシーズファム」のオリジナルコスメの本格展開も発表した。これらの出店も春から始め、今年は20代を中心とした新世代そして訪日客への新たな層へのアプローチを狙う。キーワードは、「日本ファッション文化の発信」と「国内外でのファン作り」だ。

主力ブランドの「アクシーズファム」は
コスメ、サブカル、ジャポニスムで仕掛ける

22年目の「アクシーズファム」は10〜50代と3世代にわたる幅広い層の顧客を持つ。今シーズンは原点回帰をテーマに、オリジナルのレースやプリント柄を復刻し、定番のワンピースなどに落とし込んだ。また昨年秋から一部店舗で販売していたオリジナルコスメに本腰を入れ、カラーコスメを中心にラインアップを拡充。4月末には単独店をオープンする予定だ。

「アクシーズファム ポエティック(AXES FEMME POETIQUE)」は、今年からモノトーンを基調にした“サブカルチャー”のラインを拡充する。その名前の通り、アニメやコスプレといった日本のサブカルチャーのテイストを「アクシーズファム」のかわいいフィルターを通したスタイルを提案。エッジィの効いたスタイリング提案の支持が高まり、フリルやパステルカラーを多用した甘テイストの“ガーリー”を主軸としていたが、“サブカル”を増やし半々での構成に切り替えた。将来的には“サブカル”の構成が増えると見込んでいて、「ポエティック」単独の店舗も増やしていく計画だ。

五十嵐社長が自ら指揮する「リゼン」は
2月に大阪に初のコンセプトショップ

また五十嵐社長が自らプロデューサーとなり、指揮を取る新ブランド「リゼン」は、2月22日に大阪ヘップファイブに初のコンセプトショップをオープンしたばかり。紫式部をイメージしたオリエンタルな雰囲気と装いを提案する「アクシーズエックス(AXES-X)」というレーベルからスピンオフするカタチで立ち上がった「リゼン」。今シーズンは、シダレザクラや曼荼羅といった和文化のデザインを取り入れた着物スリーブのシャツやポケット付きの袴パンツなど、モードな要素を組み合わせたカジュアルな和服を取りそろえる。

日本のロリータ&アイドル文化の“ときめき”を世界へ

海外で根強い人気でいうと、日本のカワイイ&ロリータ文化だ。そのカルチャーをけん引するブランドの一つだった「アクシーズファム カワイイ(AXES FEMME KAWAII)」は昨年10周年を迎え、この春から「シャルミエール」に改名し一新する。1着3万〜5万円の高額なロリータ服が多い中で、フリルたっぷりのワンピースを1万円台で販売する企業努力も奏功してきたが、今後はさらに若年層へのロリータファッションの訴求やアメリカやフランス、アジアでのイベント開催などでファン作りを強化する。春には、心斎橋ビッグステップに「シャルミエール」1号店を構える。

インフルエンサーやアイドルを起用したEC特化のブランドにも注力していく。SNS総フォロワー数30万人超のインフルエンサー、イケダナナをディレクターに起用した「フィクルベベ(FICKLE BEBE)」は今シーズン、スクールコアに着目。ガーリーな白シャツや黒いサロペット、ネクタイなどの雑貨も充実する。「モノトーンのシャツやスエットプルオーバーなど、シンプルなデザインだけど、“ときめき”を与えるアイテムにしたい」(イケダナナ・ディレクター)。

新ブランド「アイス(AICE)」もお披露目。アイドルやインフルエンサー、カルチャーコンテンツとのコラボレーションを切り口にアイテムを発表するブランドモデルで、第1弾はアイドルグループのBLACKNAZARENE、第2弾はモデル&インフルエンサーのyuinaと協業した。コラボレーションは限定数となるものの、アイドルグループを推し活するファンやインフルエンサーが持つ膨大なフォロワーへのリーチが早いだけでなく、プロモーション費用を限定することができる。また彼女たちにとってもアパレルとのタッグで新境地となり、双方にとってのシナジー効果を期待する。

「ファッションは尖ったものほど刺さる」

この春、3つの新ブランドと刷新ブランド、そして新業態への挑戦と大きなステップを踏むアイジーエー。佐藤亮太取締役は、「10年前に展示会開催した当時は、大型ショッピングモールへの出店を強化していた頃。全国の総店舗数は3ケタあったが、今はその半分程度に。ただし、元々強みとしていたEC販売や『アクシーズファム』の長年の顧客の支えが奏功し、売り上げも順調に推移している。今年は国内の若年層にさらにフォーカスし、新規開拓を進めていきたい」と意気込む。また、「ファッションは尖ったものほど刺さる。長年のファン、そして新たなファンとともに、チャレンジを続けたい」と語る。

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「フェンディ」が「レッド・ウィング」と協業 ブーツ2色をラインアップ

「フェンディ(FENDI)」は、2025年春夏コレクションから、「レッド・ウィング(RED WING)」と協業したブーツ“フェンディ アンド レッドウィング(FENDI AND RED WING)”を発売した。価格は22万5500円。「フェンディ」直営店および公式オンラインで取り扱う。

“フェンディ アンド レッドウィング”

同ブーツは、しなやかさのある“クオイオ ローマ(CUOIO ROMANO)”レザーと、“セレリア(SELLERIA)”のハンドステッチ、またシエナレッドとナチュラルベージュなど、「フェンディ」を象徴する要素と、「レッド・ウィング」を代表する“クラシック モック(CLASSIC MOC)”を掛け合わせた。30人以上の職人が関わり、80の工程を経て1足が完成する。2025年は、「フェンディ」が創業100周年、「レッド・ウィング」が120周年を迎える。

アクセサリーおよびメンズウェア部門のシルヴィア・フェンディ(Silvia Venturini Fendi)=アーティスティック ディレクターは、「イブニングドレスと組み合わされたスポーティーなアティチュードであるこの『レッド・ウィング』のブーツは、ウォーキングのためのもの。忙しい女性たちのために作られたものなのです!」と語っている。

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「サマソニ 2025」の第2弾アーティストが発表 ザ・プロディジーやBABYMETALなど16組が追加

8月16、17日に東京と大阪で開催される国内最大級の都市型音楽フェス「サマーソニック2025(SUMMER SONIC 2025)」(以下、「サマソニ 2025」)の第2弾アーティストが発表された。

今回は16組が新たに追加。キースの死を乗り越え再始動したザ・プロディジー(THE PRODIGY)(東京のみ)をはじめ、 世界的ガールズ・グループ、フィフス・ハーモニーの一員として大ブレイクを果たし、ソロデビュー後も活躍を続けるポップアイコン、カミラ・カベロ(CAMILA CABELLO)、昨年日本デビューを果たした今最も注目されるグローバルグループ、エスパ(aespa)(東京のみ)トリリンガルラッパー/シンガーのちゃんみな(大阪のみ)、ラテン・アーティストのJ・バルヴィン(J BALVIN)、シンガーソングライターのビーバドゥービー(BEABADOOBEE)らが各ステージの中核を担当する。

そのほか、世界的メタルバンドとなったBABYMETAL、2000年代のUKロックを代表するバンド、ブロック・パーティ(BLOC PARTY)、ジャズシーンの新星、ドミ&JD・ベック(DOMi & JD BECK)、カナダ出身のマルチ・プラチナム・ポップアーティスト、イライジャ・ウッズ(ELIJAH WOODS)、トラディショナルR&Bを現代サウンドへと昇華させるNY出身のクインテットインフィニティ ソング(INFINITY SONG)、英国が誇るR&B界の至宝ジョルジャ・スミス(JORJA SMITH)、6つの違う都市から集結した多種多様なメンバーによって結成された注目のガールズ・グループ、キャッツアイ(KATSEYE)、4月に日本武道館公演を行う音楽シーンの新世代アイコンLANA、2月の単独来日も記憶に新しい天才プロデューサー/クリエイター、ポーター・ロビンソン(PORTER ROBINSON)、THE 1975擁する人気レーベル Dirty Hit からデビューしたシンガーソングライター、ウォーリス(WALLICE)が決定した。

チケットは、3月1日から割引となるクリエイティブマン会員先行、3月12日からオフィシャル先行販売がスタートする。

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「サマソニ 2025」の第2弾アーティストが発表 ザ・プロディジーやBABYMETALなど16組が追加

8月16、17日に東京と大阪で開催される国内最大級の都市型音楽フェス「サマーソニック2025(SUMMER SONIC 2025)」(以下、「サマソニ 2025」)の第2弾アーティストが発表された。

今回は16組が新たに追加。キースの死を乗り越え再始動したザ・プロディジー(THE PRODIGY)(東京のみ)をはじめ、 世界的ガールズ・グループ、フィフス・ハーモニーの一員として大ブレイクを果たし、ソロデビュー後も活躍を続けるポップアイコン、カミラ・カベロ(CAMILA CABELLO)、昨年日本デビューを果たした今最も注目されるグローバルグループ、エスパ(aespa)(東京のみ)トリリンガルラッパー/シンガーのちゃんみな(大阪のみ)、ラテン・アーティストのJ・バルヴィン(J BALVIN)、シンガーソングライターのビーバドゥービー(BEABADOOBEE)らが各ステージの中核を担当する。

そのほか、世界的メタルバンドとなったBABYMETAL、2000年代のUKロックを代表するバンド、ブロック・パーティ(BLOC PARTY)、ジャズシーンの新星、ドミ&JD・ベック(DOMi & JD BECK)、カナダ出身のマルチ・プラチナム・ポップアーティスト、イライジャ・ウッズ(ELIJAH WOODS)、トラディショナルR&Bを現代サウンドへと昇華させるNY出身のクインテットインフィニティ ソング(INFINITY SONG)、英国が誇るR&B界の至宝ジョルジャ・スミス(JORJA SMITH)、6つの違う都市から集結した多種多様なメンバーによって結成された注目のガールズ・グループ、キャッツアイ(KATSEYE)、4月に日本武道館公演を行う音楽シーンの新世代アイコンLANA、2月の単独来日も記憶に新しい天才プロデューサー/クリエイター、ポーター・ロビンソン(PORTER ROBINSON)、THE 1975擁する人気レーベル Dirty Hit からデビューしたシンガーソングライター、ウォーリス(WALLICE)が決定した。

チケットは、3月1日から割引となるクリエイティブマン会員先行、3月12日からオフィシャル先行販売がスタートする。

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【一粒万倍日】「ボッテガ・ヴェネタ」から各種レザーアイテム 国内限定“マッチャ”カラーのメンズウオレットなど

「ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)」は、「天赦日」「一粒万倍日」「寅の日」の3つの吉日が重なる最強開運日の3月10日に向けて、ウオレットなど各種アイテムを、ウィメンズとメンズともに発売した。「ボッテガ・ヴェネタ」一部店舗および公式オンラインなどで取り扱う。

ウィメンズウオレット

ウィメンズのウオレットは、ラムスキンで仕上げた“イントレチャート 三つ折りファスナーウォレット”(10万5600円)や、“イントレチャート スモール二つ折りウォレット”(9万9000円)、“イントレチャート フラップウォレット”(14万1900円)、“イントレチャート クレジットカードケース”(5万1700円〜)、“イントレチャート ビジネスカードケース”(7万4800円)をラインアップする。

ウィメンズバッグ

ウィメンズのバッグは、カーフレザーで仕上げた“イントレチャート ポーチ”(17万500円)と、ラムスキンの“コンサート ポーチ”(26万9500円)を販売する。

メンズウオレット

メンズのウオレットは、カーフレザーのイントレチャートに、国内限定の“マッチャ”カラーを配した“イントレチャート スタンプ スクエア ジップアラウンドウォレット”(8万300円)、“イントレチャート スタンプ コンパクト ジップアラウンドウォレット”(11万2200円)、“イントレチャート スタンプ ファスナーカードケース”(7万4800円)、“イントレチャート スタンプ クレジットカードケース”(4万5100円)、“イントレチャート スタンプ バッジホルダー”(5万1700円)をそろえる。

メンズバッグ

メンズのバッグは、カーフレザーで制作した“ゲッタウェイ フォンポーチ”(26万9500円)、“イントレチャート バーティカル ウォレス”(26万9500円)、“ディアゴ ミディアム ポーチ”(26万9500円)をラインアップする。

また2月27日〜3月11日の期間、「ボッテガ・ヴェネタ」公式オンラインで対象のレザー製ウオレット、カードケース、コインパース、名刺入れの購入者に向け、水引きに着想を得たレザーチャームを数量限定で配布する。なくなり次第終了となる。

3月10日は最強開運日

3月10日は、一粒の籾(もみ)が豊かに実り万倍もの稲穂になるといわれる“一粒万倍日”、 すべての神が天に登り、万物の罪を許す“天赦日”、 “虎は千里行って千里帰る”と言われることから、出て行ったものが戻ってくるという意味を持つ“寅の日”のトリプルラッキーデーだ。また、“一粒万倍日”は財布を買ったり、使い始めたり、贈ったりするのに適した日とされる。

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【一粒万倍日】「ボッテガ・ヴェネタ」から各種レザーアイテム 国内限定“マッチャ”カラーのメンズウオレットなど

「ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)」は、「天赦日」「一粒万倍日」「寅の日」の3つの吉日が重なる最強開運日の3月10日に向けて、ウオレットなど各種アイテムを、ウィメンズとメンズともに発売した。「ボッテガ・ヴェネタ」一部店舗および公式オンラインなどで取り扱う。

ウィメンズウオレット

ウィメンズのウオレットは、ラムスキンで仕上げた“イントレチャート 三つ折りファスナーウォレット”(10万5600円)や、“イントレチャート スモール二つ折りウォレット”(9万9000円)、“イントレチャート フラップウォレット”(14万1900円)、“イントレチャート クレジットカードケース”(5万1700円〜)、“イントレチャート ビジネスカードケース”(7万4800円)をラインアップする。

ウィメンズバッグ

ウィメンズのバッグは、カーフレザーで仕上げた“イントレチャート ポーチ”(17万500円)と、ラムスキンの“コンサート ポーチ”(26万9500円)を販売する。

メンズウオレット

メンズのウオレットは、カーフレザーのイントレチャートに、国内限定の“マッチャ”カラーを配した“イントレチャート スタンプ スクエア ジップアラウンドウォレット”(8万300円)、“イントレチャート スタンプ コンパクト ジップアラウンドウォレット”(11万2200円)、“イントレチャート スタンプ ファスナーカードケース”(7万4800円)、“イントレチャート スタンプ クレジットカードケース”(4万5100円)、“イントレチャート スタンプ バッジホルダー”(5万1700円)をそろえる。

メンズバッグ

メンズのバッグは、カーフレザーで制作した“ゲッタウェイ フォンポーチ”(26万9500円)、“イントレチャート バーティカル ウォレス”(26万9500円)、“ディアゴ ミディアム ポーチ”(26万9500円)をラインアップする。

また2月27日〜3月11日の期間、「ボッテガ・ヴェネタ」公式オンラインで対象のレザー製ウオレット、カードケース、コインパース、名刺入れの購入者に向け、水引きに着想を得たレザーチャームを数量限定で配布する。なくなり次第終了となる。

3月10日は最強開運日

3月10日は、一粒の籾(もみ)が豊かに実り万倍もの稲穂になるといわれる“一粒万倍日”、 すべての神が天に登り、万物の罪を許す“天赦日”、 “虎は千里行って千里帰る”と言われることから、出て行ったものが戻ってくるという意味を持つ“寅の日”のトリプルラッキーデーだ。また、“一粒万倍日”は財布を買ったり、使い始めたり、贈ったりするのに適した日とされる。

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野口強が「ルシアン ペラフィネ」のアーティスティックディレクターに就任 創業者と親交も

カシミヤブランド「ルシアン ペラフィネ(LUCIEN PELLAT FINET)」は野口強を新たなアーティスティックディレクターに迎えることを発表した。野口就任後のファーストコレクションは今年の秋冬を予定している。

「ルシアン ペラフィネ」は、1994年に故・ルシアン・ペラフィネ(Lucien Pellat-Finet)が設立したフランスのストリートラグジュアリーブランド。マリファナの葉やスカルなどのモチーフをあしらった色鮮やかなカシミヤセーターが人気を博し、“キング・オブ・カシミア”の称号で知られている。2019年に破産手続きに入り、フランスのコンテンポラリーブランド「ザディグ エ ヴォルテール(ZADIG&VOLTAIRE)」の創業者であるティエリー・ジリエ(Thierry Gillier)が買収したのち、21年に名称を「ペラフィネ」に改めるとともにロゴなどを刷新。23年には、デザイナー兼コンサルタントのドリス・ラーサン(Dryce Lahssan)がクリエイティブ・ディレクターに就任していた。

野口強は1964年大阪府生まれのスタイリスト。デニムブランド「マインデニム(MINEDENIM)」を手掛けており、今後は「ルシアン ペラフィネ」におけるクリエイティブも全面的に担当する予定だ。野口は昨年死去した創設者ルシアンと親交があり、その経験と美学を活かしたディレクションが期待されている。

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野口強が「ルシアン ペラフィネ」のアーティスティックディレクターに就任 創業者と親交も

カシミヤブランド「ルシアン ペラフィネ(LUCIEN PELLAT FINET)」は野口強を新たなアーティスティックディレクターに迎えることを発表した。野口就任後のファーストコレクションは今年の秋冬を予定している。

「ルシアン ペラフィネ」は、1994年に故・ルシアン・ペラフィネ(Lucien Pellat-Finet)が設立したフランスのストリートラグジュアリーブランド。マリファナの葉やスカルなどのモチーフをあしらった色鮮やかなカシミヤセーターが人気を博し、“キング・オブ・カシミア”の称号で知られている。2019年に破産手続きに入り、フランスのコンテンポラリーブランド「ザディグ エ ヴォルテール(ZADIG&VOLTAIRE)」の創業者であるティエリー・ジリエ(Thierry Gillier)が買収したのち、21年に名称を「ペラフィネ」に改めるとともにロゴなどを刷新。23年には、デザイナー兼コンサルタントのドリス・ラーサン(Dryce Lahssan)がクリエイティブ・ディレクターに就任していた。

野口強は1964年大阪府生まれのスタイリスト。デニムブランド「マインデニム(MINEDENIM)」を手掛けており、今後は「ルシアン ペラフィネ」におけるクリエイティブも全面的に担当する予定だ。野口は昨年死去した創設者ルシアンと親交があり、その経験と美学を活かしたディレクションが期待されている。

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伊高級ラゲージ「FPM」が三越銀座店に初の期間限定店 マッシュが今春から国内展開

マッシュスタイルラボが国内展開する伊・ミラノ発高級ラゲージブランド「FPM ミラノ」は、3月5日から18日にかけ、日本初となる期間限定コンセプトストアを三越銀座店本館5階で開催する。

コンセプトストアでは、“バンクコレクション”をフルラインアップで展開する。ビンテージのトランクからインスピレーションを得て、現代的なデザイン、機能を同居させたブランドのシグニチャーだ。

キャリートランクの“バンク”は、可能な限り厚みを持たせたアルミパネルに頑丈なフレームを組み合わせ、さらに128 個もの鋲をひとつひとつ手作業で打ち込んでいるがゆえの堅牢さが特徴。オリジナルのバタフライロックもデザインのアクセントだ。

コンセプトストアでは、 “バンク”のデザインを基調に遊び心を取り入れた“バンクS”シリーズ、軽量なポリカーボネートボディの“バンク ライト”“バンクジップデラックス”などの派生アイテムも手に取ることができる。

開催期間中は、点描画家の BANANA YAMAMOTOの特別作品を展示する。イベント開催を記念し、ブランドのキーディテールである「バタフライロック」をモチーフにしたオブジェと、コラージュのインスタレーションを制作・展示する。

◼️FPM Milano LIMITED CONCEPT STORE
日程:2025年3月5日(水)~18日(火)
場所:東京都中央区銀座4-6−16
銀座三越本館5階 GINZA ステージ
営業時間:10:00~20:00

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新星ランニングブランド「トラックスミス」 東京マラソンに合わせベイクルーズと組みイベント

3月2日開催の東京マラソンを前に、ランニング関連ブランドのポップアップやイベントが相次いでいる。その中でもひときわおしゃれなアプローチが目立つのが、東京・虎ノ門ヒルズの「セレクト バイ ベイクルーズ(SELECT BY BAYCREW’S)」内で行われている、米ボストン発ランニングブランド「トラックスミス(TRACKSMITH)」のポップアップイベント(2月26日〜3月3日)だ。3月1日には皇居外周を走るソーシャルランイベントも開催予定で、約300人のファンから出走エントリーがあったという。

「トラックスミス」は2014年に、ボストンでマット・テイラー(Matt Taylor)現CEOが立ち上げたブランド。“スポーツのアマチュア精神”を尊重し、“Runners Deserve Better(ランナーにはもっと価値がある)”といったコンセプトのもと、ランニング中や走った後のウエア類を企画、米国のカレッジ感覚が漂うトラッドムードが持ち味だ。これまでに、日本の駅伝のタスキを着想源にしたデザインの“EKIDEN”記念コレクションを発売するなどし、国内外で高感度なランナーから注目を集めている。

「ランニングシーンが変わってきた」

「ランニングは、昔はかっこいいものではなくて単なるスポーツだったが、今はシーンが変わってきている。ファッションやライフスタイルとランニングがクロスオーバーし、走ることがカルチャーになりつつある。ランニングは人のアイデンティティーにもなり得るものになった」と話すのは、「セレクト バイ ベイクルーズ」でのポップアップに合わせて来日した、「トラックスミス」のラッセル・アシュフォード(Russell Ashford)リテールディレクター。「コロナ禍のリモートワークで自宅にこもっていた人たちが、ランニングによって外に出て、人と会いコミュニケーションをするという人間の本質的な活動を取り戻したことで、今世界中でランニングが盛り上がっている」と続ける。実際、ニューヨークでは目下、ランニングクラブが次々と生まれ、ランニングの一大ブームが起こっているといった報道を見ることも多い。

テイラーCEOは、元「シュプリーム(SUPREME)」クリエイティブ・ディレクターのブレンドン・バベンジン(Brendon Babenzien ※彼もランナーだという)と長年親交があるといい、バベンジンが手掛け、日本ではベイクルーズが運営する「ノア(NOAH)」とこれまでもポップアップを何度か行ってきた。今回のポップアップも、「トラックスミス」と「ノア」を掛け合わせた企画で、フーディーなどのコラボ商品も販売。店頭のVMDも、「トラックスミス」と「ノア」のミックスコーディネートを打ち出している。また、ポップアップでは、「トラックスミス」が世界のメジャーマラソン大会向けに作っている記念コレクションのうち、東京マラソン向けのタンクトップやショーツなどもそろう。フーディー(4万4220円)を購入した客には、チェーンステッチで好みの刺しゅうを入れるカスタマイズサービスも行っている。

8月にトレランコレクションも発売

ポップアップは26日にスタートし、自身や家族などの東京マラソン出走のために来日している海外客を多く含むブランドファンが訪れているという。1日に行うソーシャルランイベントのエントリー者も、海外客が多い。東京マラソン翌日の3日には、完走者向けに、ゴールタイムをポスターにスタンプするサービスも予定。東京だけでなく、ボストンやシカゴ、ニューヨーク、ロンドンなど、世界のメジャーマラソン大会それぞれでイベントを実施しているという。

「トラックスミス」を立ち上げたテイラーCEOは、プーマ勤務時代にウサイン・ボルト(Usain Bolt)と組んだ製品開発などを担当し、その後、ボルトのアプリゲーム開発プロジェクトなどにも携わっていた人物。「トラックスミス」は現在、ボストン、ニューヨーク、ロンドンに直営店があり、日本では卸やポップアップのみで展開。「3月にはレース用シューズを発売し、8月にはシューズを含むトレイルランニングコレクション、12月には高クッション性でリカバリーを意識したシューズの発売を予定する」とアシュフォード リテールディレクターはブランドの今後の予定を明かす。「ブランドとして規模は大きくしていきたいが、ランナーのためのブランドという軸はぶらさずに進んでいく」。

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「ジル サンダー」、ルーシー&ルーク・メイヤーの退任を発表 ミラノでのショー直後に

「ジル サンダー(JIL SANDER)」と、クリエイティブ・ディレクターを務めるルーシー&ルーク・メイヤー(Lucie and Luke Meier)は、双方合意のもと、2月27日に発表した2025-26年秋冬コレクションを最後に袂を分つことを発表した。2人は17年4月から8年、「ジル サンダー」のトップを務めた。

同ブランドを擁するOTBのレンツォ・ロッソ(Renzo Rosso)会長は、2人のブランドへの思いや完璧を追求する姿勢などに感謝の言葉を述べたという。最後のコレクションにルーシーとルークの2人は、「未知なる世界を開拓する強さと、美しさの双方を発信したかった」と話した。

後任には、現在「バーバリー(BURBERRY)」のチーフ・クリエイティブ・オフィサーを務めるダニエル・リー(Daniel Lee)が就くのではないかと噂されている。

ルークは、ジョージタウン大学でファイナンスと国際ビジネスを学んだ後、英国オックスフォード大学で経営学を専攻。その後、ニューヨーク州立ファッション工科大学(F.I.T.)に通うためニューヨークへ拠点を移した。「シュプリーム(SUPREME)」のヘッドデザイナーを経て2014-15年秋冬にはメンズブランド「OAMC」を共同設立者として立ち上げたが昨年、クリエイティブ・ディレクターを退任し、現在はプロジェクト単位でデザインを手掛けている。

妻のルーシーは、マーク・ジェイコブス(Marc Jacobs)時代の「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」、ニコラ・ジェスキエール(Nicolas Ghesquiere)率いる「バレンシアガ(BALENCIAGA)」でキャリアを積み、ラフ・シモンズ(Raf Simons)による「ディオール(DIOR)」のウィメンズのオートクチュールとレディ・トゥ・ウエアのヘッドデザイナーとしてチームに加わった。

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アダストリア木村社長、創業以来の改革決意 「小売業を超えたプラットフォーマーへ」

アダストリアはこのほど、2025年の「全体店長会」をパシフィコ横浜で開催した。グループブランド各店の店長や要職者ら約3600人を前に、木村治社長が連結売上高3000億円を見据えた「5度目のチェンジ」について語った。

木村社長は冒頭、直近に発表された第3四半期(24年3〜11月)連結業績について言及。「売上高は過去最高だったが、秋物の消化遅れや海外・飲食事業の苦戦により減益だった。1月、2月も厳しい状況が続いている」と述べた。「為替の影響、人件費の増加などもあるが、最終的な責任は社長である私や経営陣にある」とし、「毎日店舗で売上を作っている皆さんには、本当に申し訳ない」と続けた。

さらに「この1年、テレビや本などで『アパレル業界3位のアダストリア』としてたくさん取り上げられたが、もしかしたら油断や驕りがあったのかもしれない」と反省の弁。「もう一度初心に立ち返り、これまで以上に現場とのコミュニケーションを大切にし、数字を作っていきたい」と決意を示すとともに、改めて売上高3000億円を見据えた「5回目のチェンジ」について語った。

木村社長が語る“チェンジ”とは、アダストリアが創業以来、市場環境の変化に対応するために繰り返してきた事業モデルの変革を指す。1つ目に、紳士服小売業からメンズカジュアル業態「ベガ」への業態転換(1973年)。2つ目に、のジーンズカジュアルショップ「ポイント」のスタートとチェーンオペレーションシステムの導入(82年)。3つ目に、OEM・ODM生産体制への以降とレディースカジュアルブランド「ローリーズファーム」の開始(97年)。そして商品企画から生産、販売までを一貫する垂直統合型のSPA(製造小売)ビジネスの確立(2010年)だ。

「5回目のチェンジ」なぜ必要?

では今なぜ、再び「チェンジ」が必要なタイミングなのか。「日本では急速に人口減少が進んでいる。アパレル市場ではシェアの奪い合いによる業界再編がさらに進む。技術の進歩も想像よりずっと早く、お客さまの消費行動も大きく変わるだろう。こうした環境変化の中で、僕らが“なくてはならない企業”であるために、すべきことは一つ。小売業を超えた『プレイファッション・プラットフォーマー』として進化していくことだ」。

プレイファッション・プラットフォーマーへの変革とは、「現場で培ったお客さまとのつながりを、リアル・デジタルの両面でオープンに広げていく」というもの。木村社長はこの変革を支える重要な考えの一つに、まず「ID×LTV」を挙げた。「IDとは、僕らがつながっているお客さまのデータ、つまり顧客基盤のこと。顧客のLTV(生涯顧客価値)を高めるには、僕らとお客さまが強くつながることが不可欠。お客さまと日々向き合う皆さん(店舗スタッフ)にしかできないこと。つまり、5回目のチェンジは店舗から始まる」。

「アンドエスティ」から広げる輪

さらに顧客だけでなく、取引先企業とのつながりを深めていく。昨年10月、アダストリアは自社ECを「ドットエスティ」から「アンドエスティ」に名称変更し、同名の運営子会社を設立した。すでに22年から他社ブランドの取り扱いを開始し、現在17社22ブランドが出店しているが、「オープン化をさらに加速する」と木村社長は話す。「社員が持っている販売スキルやコミュニケーション能力、センスや感性を活用したい企業はたくさんいるし、どんどん仲間にしていく。あらゆる架け橋となり、ワクワクを生み出していく」。

こうした考えの下、この3月には、アダストリア本体のBtoB事業である「ビジネスプロデュース事業」と「デジタルソリューション事業」をアンドエスティに移管する。昨年は、イトーヨーカドーの衣料品平場をプロデュースした「ファウンドグッド」、「ピーチジョン」との協業によるアパレルラインなどの企業間コラボに取り組んだが、こういった協業事例をアンドエスティから積極的に生み出していく考えだ。また国内市場の縮小に対応するため、グループとして東南アジアや中国、台湾などへの進出を加速していくが、アンドエスティの越境EC機能を強化し、海外のファンのハブとする構想もある。

最後に木村社長は、「これまでの4回のチェンジは、すべてファッション小売の枠組みにの中での変革だった。しかし今回は、業界を超えた領域のプレイヤーを巻き込むプラットフォーマーへ進化する、事業構造そのものの変革。これは、アダストリアにとって初めての挑戦だ」と語り、現場への奮起を呼び掛けた。

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サバト・デ・サルノが去った「グッチ」は、「古き良き」時代に傾倒して玄人感から脱却

ファッションショーの3週間前にサバト・デ・サルノ(Sabato De Sarno)=クリエイティブ・ディレクターの退任を発表した「グッチ(GUCCI)」は今回、デザインチーム体制でメンズとウィメンズの2025-26年秋冬コレクションを発表した。会場は、ダークグリーン一色。「ロッソ アンコーラ」と呼ぶ赤にこだわってきたサバト時代からの転換を感じさせる。

多くのラグジュアリーブランドにとって歴史に傾倒するのは当たり前だが、クリエイティブのトップが不在のデザインチーム体制ならなおさら過去、特に長い時間をかけて築き、伝えてきたデザインやスタイルコードに立脚したくなるだろう。今シーズンの「グッチ」は、一言で表せば、「古き良き『グッチ』」。メンズならシャープで端正なダブルのスーツ、ウィメンズならレトロなカラーリングのポロニットやブラウス、豪華なコートにタイトスカートなど。サバトのクリエイションは「ヴァレンティノ(VALENTINO)」時代を思わせるオーバーサイズやリラックスシルエットが多かったが、「古き良き『グッチ』」は基本シャープでスリム、そこにハイウエストのリラックスパンツなどを交えて抑揚をつける。特にシルエットで「玄人っぽい難しさを抱かせていた(日本の百貨店関係者)」というサバト時代に比べると、今季の「グッチ」は、より多くの人がイメージしやすい「古き良き『グッチ』」だ。長年のファンには懐かしく、若い世代には新鮮に移りそうだ。

とはいえ「古き良き『グッチ』」の焼き直しに陥らないよう、デザインチームは創設以来、ブランドの美学の中心にある「スプレッツァトゥーラ」 と呼ばれるイタリア独特のスタイルを融合した。「スプレッツァトゥーラ」とは、「完璧さの中にある抜け感」や「計算された自然体」を意味するという。確かにダブルブレストにピークドラペルのセットアップを連打したメンズではゴージラインの位置を下げたり、パステルカラーを含む1色でコーディネートをまとめたり、時にはタートルネックでタイドアップしなかったり、オーバーサイズのコートやホースビットのスリッパをコーディネートしたりで「スプレッツァトゥーラ」 する。対するウィメンズは、メンズ同様のアイデアに加え、サバトっぽいシルエット感やミニ丈(ただしカラータイツを合わせている)、色合わせの妙、オーバーサイズのカーディガンと誇張したアクセサリーなどで“ハズし”ている印象だ。奇しくも今年はいわゆるGGのロゴ“インターロッキングG”が誕生してから50周年のアニバーサリーという。左右で反転した2つのGは、同じような素材や色使い、ムードを讃えて交わるメンズとウィメンズを表してもいる。

アクセサリーは、“ホースビット”が主役。ゴールドのチェーンをあしらえばネックレスに、レザーを交差させればベルトに、そして当然、レザーのスリッパや大ぶりのバッグにもあしらわれている。

フィナーレでグリーンの制服に身を包み現れたデザインチームは、「グッチ」が飛躍した60年代という黄金期にフォーカスすることで“リリーフ”を務めた。だが25年プレ・フォール・コレクションを見る限り、おそらくサバトも同じ時代に傾倒し始めていた印象で、ゆえに彼による黄金期の解釈を見てみたかったという思いも募るが、とにかく「グッチ」は新たな一歩を踏み出した。後任デザイナーには、「セリーヌ(CELINE)」を離れたエディ・スリマン(Hedi Slimane)や、「ディオール(DIOR)」での現職から退くとのウワサが絶えないマリア・グラツィア・キウリ(Maria Grazia Chiuri)、昨年「メゾン マルジェラ(MAISON MARGIELA)」と袂を分けたジョン・ガリアーノ(John Galliano)、そして「ミュウミュウ(MIU MIU)」のデザインディレクターだったダリオ・ヴィターレ(Dario Vitale)らを押す声が強い。

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