「ディーン&デルーカ」が「テンベア」とコラボ PVC素材のショッパー風バッグを発売

「ディーン&デルーカ(DEAN & DELUCA)」は2月18日、バッグブランドの「テンベア(TEMBEA)」と初コラボし、バッグを数量限定発売する。同日11時から「ディーン&デルーカ」公式オンラインで取り扱う。

「テンベア」コラボ
限定サイズの“ミニ”も

コラボバッグは、「テンベア」の紙袋に着想を得た“ペーパートート(PAPER TOTE)”シリーズに、「ディーン&デルーカ」のショッパーの要素を掛け合わせた。PVCコーティングを施し、防水性や耐久性を持たせたコットンベースの素材に、「ディーン&デルーカ」ロゴを載せ、ホワイトとギンガムチェック柄の2デザインを用意する。取り外し可能な底板付き。生地、ラミネート、縫製の全てを日本国内の職人の手仕事により一つ一つ丁寧に仕上げた。サイズは、ミディアム(2万900円)と、「ディーン&デルーカ」限定のミニ(1万8700円)をラインアップする。

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「パレス スケートボード」と「デスノート」がコラボ “リューク”や“弥海砂”を大胆にデザイン

「パレス スケートボード(PALACE SKATEBOARDS)」は2月15日、漫画・アニメ作品「デスノート(DEATH NOTE)」とのコラボアイテムを発売する。「パレス スケートボード」原宿店および公式オンライン、ドーバー ストリート マーケット ギンザ(DOVER STREET MARKET GINZA)で取り扱う。

「デスノート」コラボ
“リューク”“弥海砂”を大胆にデザイン

コラボアイテムは、死神“リューク”を配したジップアップのデニムジャケットとジーンズのセットアップや、“弥海砂”をデザインしたジップアップパーカとトラックジャケット、バッグ、“デスノート”の文字とスカルモチーフを施したロンTとキャップ、各キャラクターをあしらったシャツとTシャツなどをラインアップする。

「デスノート」は、原作を大場つぐみ、作画を小畑健が手掛けた漫画およびアニメ作品。2003〜06年にかけて集英社の雑誌「週刊少年ジャンプ」で連載、06年にアニメ化。死神のノート“デスノート”を手にし、犯罪者を裁く“キラ”として暗躍する高校生“夜神月”と、名探偵“L”の戦いを描く。

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「パレス スケートボード」と「デスノート」がコラボ “リューク”や“弥海砂”を大胆にデザイン

「パレス スケートボード(PALACE SKATEBOARDS)」は2月15日、漫画・アニメ作品「デスノート(DEATH NOTE)」とのコラボアイテムを発売する。「パレス スケートボード」原宿店および公式オンライン、ドーバー ストリート マーケット ギンザ(DOVER STREET MARKET GINZA)で取り扱う。

「デスノート」コラボ
“リューク”“弥海砂”を大胆にデザイン

コラボアイテムは、死神“リューク”を配したジップアップのデニムジャケットとジーンズのセットアップや、“弥海砂”をデザインしたジップアップパーカとトラックジャケット、バッグ、“デスノート”の文字とスカルモチーフを施したロンTとキャップ、各キャラクターをあしらったシャツとTシャツなどをラインアップする。

「デスノート」は、原作を大場つぐみ、作画を小畑健が手掛けた漫画およびアニメ作品。2003〜06年にかけて集英社の雑誌「週刊少年ジャンプ」で連載、06年にアニメ化。死神のノート“デスノート”を手にし、犯罪者を裁く“キラ”として暗躍する高校生“夜神月”と、名探偵“L”の戦いを描く。

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コンセプトは“地元のお土産屋さん” 人気のポップアップショップ「フッドマート」とは?

SNSで人気のポップアップショップ「フッドマート(Hoodmart)」。2023年から不定期でポップアップを行っており、徐々にインスタグラムを中心に話題となっている。扱うアイテムはアニメのフィギュアやキーホルダー、古着、オリジナルキャラクターのmacoちゃんアイテム。中でも特に人気なのが、異なるキャラクターをセットにしたキーホルダーで、ポップアップの初日には、オープン前から行列ができるほどだ。どのような経緯で「フッドマート」を始めたのか、店主の松坂生麻にアトリエで話を聞いた。

趣味が仕事に

WWD:「フッドマート」を始めた経緯は?

松坂生麻(以下、松坂):2023年1月に「フッドマート」を始めたんですが、それまでは12年ほどメンズブランドで働いていました。でもコロナがあって、一時的に店を閉める状況もあったりして、いろいろと考える時間が増えて。もともと高校生のころから趣味でアメコミや日本のアニメなどのフィギュアや雑貨などを集めていて、社会人になってからもずっと集め続けていました。それが家にも置けないくらいの数になってきて、「これを仕事にできないかな」と思ったのが「フッドマート」をスタートしたきっかけです。実際にポップアップを始めたのは23年4月からで最初はフィギュアの販売が中心で、翌月の5月から今のようなキーホルダーの販売も始めました。

WWD:「フッドマート」の名前の由来は?

松坂:「フッド(Hood)」は、地元という意味で、最初から店舗は持たず、全国でポップアップをやろうと思っていたので、「どこでやっても誰かの地元」という意味も込めて、「フッドマート」という名前にしました。コンセプトは“お土産屋さん”。扱うアイテムもお土産屋さんに置いてあるような、フィギュアやキーホルダー、雑貨、地名が書かれたスエットやTシャツをイメージしていました。

WWD:今はキーホルダーが人気ですよね。インスタグラムを見ていると、オープン前に行列もできていたりしています。

松坂:キーホルダーも最初は5セットぐらいから始めたので、正直驚いています。当時はガチャガチャで集めたキーホルダーや小さなフィギュアを透明のポーチに詰める「ガチャ詰め」が女性に流行っていて、それをカバンにつけたりしていました。ただサイズが結構大きかったので、これは男性はつけないだろうなと思ったんですけど、もしかしたらガチャガチャしたキーホルダーだったら男性もつけるかもと思い、それで3つのキーホルダーを1組にした3連キーホルダーを作ってみたら、ありがたいことにすごく人気が出てきて。

WWD:その3つの組み合わせのバランスが絶妙だなと思うのですが、どうやって選んでいるんですか?

松坂:フィギュア好きの人って、例えば「ONE PIECE」のフィギュアが好きな人は、「ONE PIECE」のフィギュアをバーって並べると思うんですけど、僕は普段隣り合わせにならないキャラクターが一緒になっている方が面白いなと思っていて。例えば、ドラミちゃんの横に、「HUNTER×HUNTER」のキャラがいるとか。キーホルダーも同じ感覚で、普段交わらない3つを1組にしています。

その上で、一番は色合いを重視していて、なるべく同じ色味で統一するようにしています。あとは、丸いフォルムのキャラには普通の8頭身のキャラを合わせたり、人間キャラと動物キャラ、海外のキャラと日本のキャラなど、基本的には全然違うもので組み合わせていきます。だから、キーホルダーの数もかなり必要なんです。例えば3つで1セットのものを、10セット作るとしたら最低30個あれば組めると思うんですけど、僕の場合はその3〜4倍はないと組めない。なので、基本的には毎日キーホルダー用のアイテムは探し続けています。

1990年代の裏原系のデザイナーの事務所が憧れ

WWD:このアトリエにもかなりの量のキーホルダーやフィギュアがありますが、今どんな種類がどれくらいあるのかって把握できているんですか?

松坂:フィギュアは分かりますが、キーホルダーは正直把握できてないものもあります。だから、キーホルダーのセットを組む場合は、一度全部を机に広げて、そこから組んでいくんです。一応、箱ごとに自分なりに1軍、2軍、3軍と分けていて、各セットで1軍、2軍、3軍から1つ選んでセットにしています。

WWD:「フッドマート」さんの影響なのか、キャラクターもののキーホルダーは結構人気が出てきていますが、探せばまだ良いものはあるんですか?

松坂:ありますけど、もうキーホルダーはとんでもなく高騰しています。半年前まで1000円以下で買えていたものが、高いものだと1万円以上になったりもしていて。「ONE PIECE」や「HUNTER×HUNTER」だと1つで2万円以上とかするので。今後はキーホルダーの数はあまり出せなくなっていくかもしれないです。

WWD:キーホルダーを買っていくお客さんは女性、男性どっちが多いですか?

松坂:キーホルダーに関しては女性の方がちょっと多いぐらいですかね。でも半々よりちょっと多いぐらいで、女性55%、男性45%くらいだと思います。最初は男性ばかりだったんですけど、女性が徐々に増えてきています。

WWD:フィギュアに関してはどうですか?

松坂:フィギュアは男性の方が圧倒的に多いですね。中でも「スター・ウォーズ」が人気です。ただフィギュアは、自分が好きなものを買い付けて売っているので、即完というよりかは徐々に売れるという感じですね。もともとフィギュアに関しては、デザイナーズ家具やビンテージ家具の端っこに、キャラクターのフィギュアがポンと置いてある、その抜け感みたいのを作りましょうとインテリア提案をしているので、1つ置いてあるだけでちょっと気分が上がるものを探しています。僕の一番の憧れというか、影響を受けたのがやっぱり1990年代の裏原系のデザイナーの事務所で、おしゃれなインテリアの中にフィギュアが置いてあったり、遊び心がありましたよね。

WWD:特にNIGO®さんとか。

松坂:そうですね。「仕事場なのにこんなことしていいんだ」みたいな。そういうカルチャーが東京らしいし、僕もそれを追っかけ続けているところはあります。

いろんな人が楽しめる工夫

WWD:たまにウェブでも販売していますが、基本的にポップアップで売るのは変わらず?

松坂:やっぱりフィジカルでやっていこうと基本的には考えています。お店に行った時に、フィギュアやキーホルダーが並んでいる雰囲気みたいのは現場でしか味わえないと思うので。それをぜひ見てほしいなっていう思いはあります。いろいろな地方の方から、「地元でやってほしい」と依頼はあるんですが、なかなか地方には行けないので、そういう人に買ってもらえる機会を作ろうと思って、ウェブでの販売はやっています。去年はあまりできなかったので、今年はもう少しウェブでの販売も増やしていきたいとは思っています。

WWD:ポップアップする場所はどう決めているんですか?

松坂:最初にやったのは「グッドシング(good thing)」という美容室で、そこは僕からやらせてほしいと声をかけさせていただきました。あとは基本的にお声がけいただいて、やらせてもらっています。今一番やってるのが「ユルク(jurk)」という美容室で、本当に仲間みたいに受け入れてくれるんで、「次はこんなことをやりましょう」と話をしています。「ユルク」は東京と名古屋に店舗があって、それぞれ2回ずつ、年に4回ポップアップをやらせていただいています。最初に2つだけ組んであって、最後に1つお客さんに選んでもらうというのも「ユルク」だけでやっています。

WWD:ポップアップで古着に「フッドマート」のロゴを印刷するサービスもやられてますよね?

松坂:あれは23年の9月ぐらいから始めました。最初は単純にオリジナルでアイテムを作るお金がなかったから(笑)。スタンプカードみたいな感覚で、古着を買っていただいたら、それにロゴを入れる。それはポップアップでしかできないことだし、お子さんも一緒にできて、喜んでくれるので、家族で遊びに来てもみんなが楽しんでくれたらっていう気持ちで始めました。やっぱりポップアップをやる時は老若男女、いろいろな人に楽しんでもらいたいので、「フッドマート」プラスお花屋さんや飲食店と組んでやるっていうのが自分のスタイルではあります。

オリジナルキャラクター、macoちゃん

WWD:オリジナルキャラクターのmacoちゃんも人気ですね。

松坂:24年4月に初めてmacoちゃんを使ったアイテムを販売したのですが、「『フッドマート』といえば」っていうキャラクターがいた方がいいかなと思って。その1年前くらいからずっとイラストレーターの方と相談しながら、海外でも人気になりそうなキャラクターというイメージで、macoちゃんのキャラクターを固めていきました。

macoちゃんもどんどんどん成長していく予定で。一番最初に出した「Hood(地元)のmacoちゃん」は14歳ぐらいの設定で、最近出した「おめかしmacoちゃん」は成長して16歳になっています。今日、僕が着ているパーカーは15歳の「不機嫌macoちゃん」。反抗期で怒っているという設定で。今年は特にこのmacoちゃんのキャラクターを海外も含めて、より多くの人に知ってもらいたいと思っています。

WWD:これからはmacoちゃんを中心にオリジナルも増やしていく?

松坂:そうですね。macoちゃんのグッズは今のところキーホルダーとスエット、Tシャツだけなんですけど。今日、僕が着ているスエットがすごく評判が良くて。macoちゃんというキャラクターができたので、やりたいことがたくさん増えて、できれば最終的にはフィギュアまで作れたら最高だなと思っています。

でも、もともとのコンセプトが「お土産屋さん」なので、シャツとかパンツとか、アイテムの種類を増やす予定はなくて、基本的にはキーホルダーとスエット、パーカー、Tシャツくらいで考えています。

ただ、例えばコラボでmacoちゃんを使って何か作りたいと言われたら、積極的にやっていこうとは思っています。個人的にはサンリオの企業理念がすごく好きで、キティちゃんってコラボはほとんど断らないらしくて、いろんな企業とコラボしているじゃないですか。さすがにmacoちゃんはあそこまでキャッチーな感じにはなれないかもしれないけど、ぜひいろんな企業とコラボはやってみたいです。

WWD:今後やりたいことは?

松坂:個人的には「パーソナルフィギュアコーディネーター」みたいに、その人のインテリアに合わせてフィギュアを買い付けて飾りますっていう仕事がやりたいなとは思っています。そんな需要があるのか分からないですけど(笑)。フィギュアやおもちゃに関して、少しアドバイスが欲しいとか、この辺のフィギュアが好きなんで集めて提案してくださいって言われたら、やってみたいですね。あとはやっぱりmacoちゃんというキャラクターを大きくしたいなと思っています。

もともと「フッドマート」を始める時に、地下アイドルっぽくしたいと考えていて、ポップアップに行けば見られるけど、あまりウェブとかで露出しないみたいな。そうやってお客さんと一緒に成長していきたいし、ぜひ「フッドマート」の成長を応援してほしいです。

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コンセプトは“地元のお土産屋さん” 人気のポップアップショップ「フッドマート」とは?

SNSで人気のポップアップショップ「フッドマート(Hoodmart)」。2023年から不定期でポップアップを行っており、徐々にインスタグラムを中心に話題となっている。扱うアイテムはアニメのフィギュアやキーホルダー、古着、オリジナルキャラクターのmacoちゃんアイテム。中でも特に人気なのが、異なるキャラクターをセットにしたキーホルダーで、ポップアップの初日には、オープン前から行列ができるほどだ。どのような経緯で「フッドマート」を始めたのか、店主の松坂生麻にアトリエで話を聞いた。

趣味が仕事に

WWD:「フッドマート」を始めた経緯は?

松坂生麻(以下、松坂):2023年1月に「フッドマート」を始めたんですが、それまでは12年ほどメンズブランドで働いていました。でもコロナがあって、一時的に店を閉める状況もあったりして、いろいろと考える時間が増えて。もともと高校生のころから趣味でアメコミや日本のアニメなどのフィギュアや雑貨などを集めていて、社会人になってからもずっと集め続けていました。それが家にも置けないくらいの数になってきて、「これを仕事にできないかな」と思ったのが「フッドマート」をスタートしたきっかけです。実際にポップアップを始めたのは23年4月からで最初はフィギュアの販売が中心で、翌月の5月から今のようなキーホルダーの販売も始めました。

WWD:「フッドマート」の名前の由来は?

松坂:「フッド(Hood)」は、地元という意味で、最初から店舗は持たず、全国でポップアップをやろうと思っていたので、「どこでやっても誰かの地元」という意味も込めて、「フッドマート」という名前にしました。コンセプトは“お土産屋さん”。扱うアイテムもお土産屋さんに置いてあるような、フィギュアやキーホルダー、雑貨、地名が書かれたスエットやTシャツをイメージしていました。

WWD:今はキーホルダーが人気ですよね。インスタグラムを見ていると、オープン前に行列もできていたりしています。

松坂:キーホルダーも最初は5セットぐらいから始めたので、正直驚いています。当時はガチャガチャで集めたキーホルダーや小さなフィギュアを透明のポーチに詰める「ガチャ詰め」が女性に流行っていて、それをカバンにつけたりしていました。ただサイズが結構大きかったので、これは男性はつけないだろうなと思ったんですけど、もしかしたらガチャガチャしたキーホルダーだったら男性もつけるかもと思い、それで3つのキーホルダーを1組にした3連キーホルダーを作ってみたら、ありがたいことにすごく人気が出てきて。

WWD:その3つの組み合わせのバランスが絶妙だなと思うのですが、どうやって選んでいるんですか?

松坂:フィギュア好きの人って、例えば「ONE PIECE」のフィギュアが好きな人は、「ONE PIECE」のフィギュアをバーって並べると思うんですけど、僕は普段隣り合わせにならないキャラクターが一緒になっている方が面白いなと思っていて。例えば、ドラミちゃんの横に、「HUNTER×HUNTER」のキャラがいるとか。キーホルダーも同じ感覚で、普段交わらない3つを1組にしています。

その上で、一番は色合いを重視していて、なるべく同じ色味で統一するようにしています。あとは、丸いフォルムのキャラには普通の8頭身のキャラを合わせたり、人間キャラと動物キャラ、海外のキャラと日本のキャラなど、基本的には全然違うもので組み合わせていきます。だから、キーホルダーの数もかなり必要なんです。例えば3つで1セットのものを、10セット作るとしたら最低30個あれば組めると思うんですけど、僕の場合はその3〜4倍はないと組めない。なので、基本的には毎日キーホルダー用のアイテムは探し続けています。

1990年代の裏原系のデザイナーの事務所が憧れ

WWD:このアトリエにもかなりの量のキーホルダーやフィギュアがありますが、今どんな種類がどれくらいあるのかって把握できているんですか?

松坂:フィギュアは分かりますが、キーホルダーは正直把握できてないものもあります。だから、キーホルダーのセットを組む場合は、一度全部を机に広げて、そこから組んでいくんです。一応、箱ごとに自分なりに1軍、2軍、3軍と分けていて、各セットで1軍、2軍、3軍から1つ選んでセットにしています。

WWD:「フッドマート」さんの影響なのか、キャラクターもののキーホルダーは結構人気が出てきていますが、探せばまだ良いものはあるんですか?

松坂:ありますけど、もうキーホルダーはとんでもなく高騰しています。半年前まで1000円以下で買えていたものが、高いものだと1万円以上になったりもしていて。「ONE PIECE」や「HUNTER×HUNTER」だと1つで2万円以上とかするので。今後はキーホルダーの数はあまり出せなくなっていくかもしれないです。

WWD:キーホルダーを買っていくお客さんは女性、男性どっちが多いですか?

松坂:キーホルダーに関しては女性の方がちょっと多いぐらいですかね。でも半々よりちょっと多いぐらいで、女性55%、男性45%くらいだと思います。最初は男性ばかりだったんですけど、女性が徐々に増えてきています。

WWD:フィギュアに関してはどうですか?

松坂:フィギュアは男性の方が圧倒的に多いですね。中でも「スター・ウォーズ」が人気です。ただフィギュアは、自分が好きなものを買い付けて売っているので、即完というよりかは徐々に売れるという感じですね。もともとフィギュアに関しては、デザイナーズ家具やビンテージ家具の端っこに、キャラクターのフィギュアがポンと置いてある、その抜け感みたいのを作りましょうとインテリア提案をしているので、1つ置いてあるだけでちょっと気分が上がるものを探しています。僕の一番の憧れというか、影響を受けたのがやっぱり1990年代の裏原系のデザイナーの事務所で、おしゃれなインテリアの中にフィギュアが置いてあったり、遊び心がありましたよね。

WWD:特にNIGO®さんとか。

松坂:そうですね。「仕事場なのにこんなことしていいんだ」みたいな。そういうカルチャーが東京らしいし、僕もそれを追っかけ続けているところはあります。

いろんな人が楽しめる工夫

WWD:たまにウェブでも販売していますが、基本的にポップアップで売るのは変わらず?

松坂:やっぱりフィジカルでやっていこうと基本的には考えています。お店に行った時に、フィギュアやキーホルダーが並んでいる雰囲気みたいのは現場でしか味わえないと思うので。それをぜひ見てほしいなっていう思いはあります。いろいろな地方の方から、「地元でやってほしい」と依頼はあるんですが、なかなか地方には行けないので、そういう人に買ってもらえる機会を作ろうと思って、ウェブでの販売はやっています。去年はあまりできなかったので、今年はもう少しウェブでの販売も増やしていきたいとは思っています。

WWD:ポップアップする場所はどう決めているんですか?

松坂:最初にやったのは「グッドシング(good thing)」という美容室で、そこは僕からやらせてほしいと声をかけさせていただきました。あとは基本的にお声がけいただいて、やらせてもらっています。今一番やってるのが「ユルク(jurk)」という美容室で、本当に仲間みたいに受け入れてくれるんで、「次はこんなことをやりましょう」と話をしています。「ユルク」は東京と名古屋に店舗があって、それぞれ2回ずつ、年に4回ポップアップをやらせていただいています。最初に2つだけ組んであって、最後に1つお客さんに選んでもらうというのも「ユルク」だけでやっています。

WWD:ポップアップで古着に「フッドマート」のロゴを印刷するサービスもやられてますよね?

松坂:あれは23年の9月ぐらいから始めました。最初は単純にオリジナルでアイテムを作るお金がなかったから(笑)。スタンプカードみたいな感覚で、古着を買っていただいたら、それにロゴを入れる。それはポップアップでしかできないことだし、お子さんも一緒にできて、喜んでくれるので、家族で遊びに来てもみんなが楽しんでくれたらっていう気持ちで始めました。やっぱりポップアップをやる時は老若男女、いろいろな人に楽しんでもらいたいので、「フッドマート」プラスお花屋さんや飲食店と組んでやるっていうのが自分のスタイルではあります。

オリジナルキャラクター、macoちゃん

WWD:オリジナルキャラクターのmacoちゃんも人気ですね。

松坂:24年4月に初めてmacoちゃんを使ったアイテムを販売したのですが、「『フッドマート』といえば」っていうキャラクターがいた方がいいかなと思って。その1年前くらいからずっとイラストレーターの方と相談しながら、海外でも人気になりそうなキャラクターというイメージで、macoちゃんのキャラクターを固めていきました。

macoちゃんもどんどんどん成長していく予定で。一番最初に出した「Hood(地元)のmacoちゃん」は14歳ぐらいの設定で、最近出した「おめかしmacoちゃん」は成長して16歳になっています。今日、僕が着ているパーカーは15歳の「不機嫌macoちゃん」。反抗期で怒っているという設定で。今年は特にこのmacoちゃんのキャラクターを海外も含めて、より多くの人に知ってもらいたいと思っています。

WWD:これからはmacoちゃんを中心にオリジナルも増やしていく?

松坂:そうですね。macoちゃんのグッズは今のところキーホルダーとスエット、Tシャツだけなんですけど。今日、僕が着ているスエットがすごく評判が良くて。macoちゃんというキャラクターができたので、やりたいことがたくさん増えて、できれば最終的にはフィギュアまで作れたら最高だなと思っています。

でも、もともとのコンセプトが「お土産屋さん」なので、シャツとかパンツとか、アイテムの種類を増やす予定はなくて、基本的にはキーホルダーとスエット、パーカー、Tシャツくらいで考えています。

ただ、例えばコラボでmacoちゃんを使って何か作りたいと言われたら、積極的にやっていこうとは思っています。個人的にはサンリオの企業理念がすごく好きで、キティちゃんってコラボはほとんど断らないらしくて、いろんな企業とコラボしているじゃないですか。さすがにmacoちゃんはあそこまでキャッチーな感じにはなれないかもしれないけど、ぜひいろんな企業とコラボはやってみたいです。

WWD:今後やりたいことは?

松坂:個人的には「パーソナルフィギュアコーディネーター」みたいに、その人のインテリアに合わせてフィギュアを買い付けて飾りますっていう仕事がやりたいなとは思っています。そんな需要があるのか分からないですけど(笑)。フィギュアやおもちゃに関して、少しアドバイスが欲しいとか、この辺のフィギュアが好きなんで集めて提案してくださいって言われたら、やってみたいですね。あとはやっぱりmacoちゃんというキャラクターを大きくしたいなと思っています。

もともと「フッドマート」を始める時に、地下アイドルっぽくしたいと考えていて、ポップアップに行けば見られるけど、あまりウェブとかで露出しないみたいな。そうやってお客さんと一緒に成長していきたいし、ぜひ「フッドマート」の成長を応援してほしいです。

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大阪文化服装学院が「ヴォートレイル ファッション アカデミー」に学名変更 東京の文化服装学院との差別化を図って

大阪文化服装学院は2月12日、学校名を「ヴォートレイル ファッション アカデミー(VOUTRAIL THE FASHION ACADEMY)」に変更することを発表した。新学校名は“Vogue(ファッション・流行)”と“Trailblazer(先駆者・開拓者)を掛け合わせた造語で、常に移り変わるファッション業界の中で、最新のファッション・流行を生み出す先駆者・開拓者となる若きトレンドセッターを育成する教育機関であろうという意思を込めている。

学校名変更の背景には、東京の文化服装学院との区別が付きづらく、同校から独立した固有の学校として十分に認識されないという課題があった。1952年に東京の文化服装学院の連鎖校になって以来、パターンメーキングや縫製などの精緻な制作技術を習得する教育技法を定着させるほか、98年にイタリア・フィレンツェで開催された「ビエンナーレデラモーダ」に招待されてポリモーダ校との連携を深めたことをきっかけに、ヨーロッパのアイデアクリエイション手法を導入してきた。2008年に4年制の「スーパーデザイナー学科」、16年には3年制の「クリエイティブデザイナーコース」を新設したのは、独自の教育ノウハウを象徴する出来事だという。24年には「装苑賞」「YKKファスニングアワード」「アジアファッションコレクション(Asia Fashion Collection)」という国内の主要なファッションコンテストで大阪文化服装学院の学生がグランプリを獲得するなど、実績を積み重ねてきた。しかし、こういった同校ならではの価値が学外に伝わりづらいことを受けて、独自の存在感を示すために校名を上述のように刷新するに至った。なお、東京の文化服装学院の連鎖校としての関係性は継続する。

今回の学校名変更を皮切りに、26年度には学科・コースの新設や統合、名称変更、教育プログラムの再編を行う。新学科としては起業家など高度なビジネス人材を育成する4年制学科として「ブランドプロデューサー学科」を新設する。これは、現在のブランドマネージメント学科のカリキュラム(3年制)を4年制学科として充実させるもの。さらに、ファッション業界のみならず、映像・エンタメ・ゲーム業界まで領域を拡張する3年制の「VRファッションコース」を始動する。21年に大阪文化服装学院が全国で初めて設立した「3Dモデリストコース」を発展させ、グラフィック領域を強化するという。

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大阪文化服装学院が「ヴォートレイル ファッション アカデミー」に学名変更 東京の文化服装学院との差別化を図って

大阪文化服装学院は2月12日、学校名を「ヴォートレイル ファッション アカデミー(VOUTRAIL THE FASHION ACADEMY)」に変更することを発表した。新学校名は“Vogue(ファッション・流行)”と“Trailblazer(先駆者・開拓者)を掛け合わせた造語で、常に移り変わるファッション業界の中で、最新のファッション・流行を生み出す先駆者・開拓者となる若きトレンドセッターを育成する教育機関であろうという意思を込めている。

学校名変更の背景には、東京の文化服装学院との区別が付きづらく、同校から独立した固有の学校として十分に認識されないという課題があった。1952年に東京の文化服装学院の連鎖校になって以来、パターンメーキングや縫製などの精緻な制作技術を習得する教育技法を定着させるほか、98年にイタリア・フィレンツェで開催された「ビエンナーレデラモーダ」に招待されてポリモーダ校との連携を深めたことをきっかけに、ヨーロッパのアイデアクリエイション手法を導入してきた。2008年に4年制の「スーパーデザイナー学科」、16年には3年制の「クリエイティブデザイナーコース」を新設したのは、独自の教育ノウハウを象徴する出来事だという。24年には「装苑賞」「YKKファスニングアワード」「アジアファッションコレクション(Asia Fashion Collection)」という国内の主要なファッションコンテストで大阪文化服装学院の学生がグランプリを獲得するなど、実績を積み重ねてきた。しかし、こういった同校ならではの価値が学外に伝わりづらいことを受けて、独自の存在感を示すために校名を上述のように刷新するに至った。なお、東京の文化服装学院の連鎖校としての関係性は継続する。

今回の学校名変更を皮切りに、26年度には学科・コースの新設や統合、名称変更、教育プログラムの再編を行う。新学科としては起業家など高度なビジネス人材を育成する4年制学科として「ブランドプロデューサー学科」を新設する。これは、現在のブランドマネージメント学科のカリキュラム(3年制)を4年制学科として充実させるもの。さらに、ファッション業界のみならず、映像・エンタメ・ゲーム業界まで領域を拡張する3年制の「VRファッションコース」を始動する。21年に大阪文化服装学院が全国で初めて設立した「3Dモデリストコース」を発展させ、グラフィック領域を強化するという。

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「アンダーカバー」×「チャンピオン」 着心地にこだわったコラボコレクションを発売 

「アンダーカバー(UNDERCOVER)」は2月15日、「チャンピオン(CHAMPION)」とコラボレーションしたアイテム全7種を発売する。「アンダーカバー」公式オンラインストアと店舗で取り扱う。

コラボアイテムは、「チャンピオン」を代表する“リバースウィーブ”を採用し、着心地の良さ、軽やかさ、涼しさ、着やすさといったコレクションのテーマを体現。ネックラインはやや広めにデザインし、裁ち切ったディテールを取り入れることで、カジュアルさと洗練されたスタイルを融合させた。さらに、「チャンピオン」ロゴのビーズ刺しゅうを施し、ジョックタグをラメ糸で表現することでエレガントさをプラスした。

また、ベージュ、アイボリー、ブラウンの新しいアクセントカラーを取り入れ、通常の「チャンピオン」定番カラー以外の選択肢を提案。“KOSMIK MUSIK”のパッチや“CHAOS”のプリントなど、グラフィックアイテムも加えてラインアップする。

アイテム一覧

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「アンダーカバー」×「チャンピオン」 着心地にこだわったコラボコレクションを発売 

「アンダーカバー(UNDERCOVER)」は2月15日、「チャンピオン(CHAMPION)」とコラボレーションしたアイテム全7種を発売する。「アンダーカバー」公式オンラインストアと店舗で取り扱う。

コラボアイテムは、「チャンピオン」を代表する“リバースウィーブ”を採用し、着心地の良さ、軽やかさ、涼しさ、着やすさといったコレクションのテーマを体現。ネックラインはやや広めにデザインし、裁ち切ったディテールを取り入れることで、カジュアルさと洗練されたスタイルを融合させた。さらに、「チャンピオン」ロゴのビーズ刺しゅうを施し、ジョックタグをラメ糸で表現することでエレガントさをプラスした。

また、ベージュ、アイボリー、ブラウンの新しいアクセントカラーを取り入れ、通常の「チャンピオン」定番カラー以外の選択肢を提案。“KOSMIK MUSIK”のパッチや“CHAOS”のプリントなど、グラフィックアイテムも加えてラインアップする。

アイテム一覧

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デザイナー森川マサノリが「ヒュンメル オー」の新クリエイティブディレクターに就任

デンマークのスポーツブランド「ヒュンメル(HUMMEL)」は、都会的なライフスタイルにフォーカスしたファッションライン「ヒュンメル オー(HUMMEL 00)」の2025年秋冬シーズンから新クリエイティブディレクターに「ベイシックス(BASICKS )」創立者でデザイナーの森川マサノリが就任したことを発表した。3月に開催される楽天ファッション・ウィーク東京では、就任後初となるランウェイショーも決定している。

新クリエイティブディレクター就任にあたり森川は、「コンセプトは“ニューヘリテージ”。1923年の創業から長い歴史があり、絵のアーカイブもたくさん残っています。それを現代風にアレンジし、都会的で大人のスポーツウエアに落とし込みたい。ブランド名の由来にもなっているマルハナバチを表した“バンブルビー”と、V字模様の“シェブロン柄”はとてもアイキャッチーなので『ヒュンメル オー』でも生かしていく予定です。スポーツにまったく興味のない人も手に取りたいと思うデザインにするのもひとつのテーマ。『ベイシックス』は基本的にサステナブル素材で作っているのでそこは同様に、できる限り取り込んでいきたいです」とコメントする。

森川マサノリとは?

森川マサノリは、1984年生まれ。2010年に「クリスチャンダダ(CHRISTIAN DADA)」を設立。15年毎日ファッション大賞新人賞・資生堂奨励賞を受賞。20年1月に「クリスチャンダダ」を休止。21年に「ベイシックス」を設立した。

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「M A S U」2025-26年秋冬は異例のモノ作り 避けてきた“定番品”に向き合う

後藤愼平デザイナーによる「M A S U(エムエーエスユー)」は、2025-26年秋冬コレクションの約70型を、ブランドがスタートした17年春夏から25年春夏まで、ほぼ全シーズンのアーカイブをアップデートするという新しい試みを行っている。テーマは「20XX(トゥーゼロダブルエックス)」で、“いつのコレクションでもない”という意図を込めた。

同ブランドは、24-25年秋冬と25年春夏の2シーズン続けて、「ファッション プライズ オブ トウキョウ(FASHION PRIZE OF TOKYO)」受賞によるサポートのもと、パリでコレクション発表を行ってきた。後藤デザイナーはその経験から、後藤デザイナーは「ファッション業界のサイクルの早さに改めて疑問を抱いた」といい、「今回のコレクションは、ただアーカイブをデザインソースにしたと言いたいのではなく、『M A S U』は自分のペースで服作りをするという意思表示だ」と話す。かつては定番品を作ることに積極的ではなかったが、ブランド設立10周年に向けて、今後は定番品も含めたブランドとしてのさらなる基盤作りに挑む。現在のアカウント数は国内50弱に、海外20弱。

アイテムは、ウサギの総柄モノグラムをスワン柄に変えたセーラーフードブルゾンから、複数のコレクションのモチーフや生地を組み合わせて、ボンバージャケットに仕立て直したものなど。三越伊勢丹や、大阪のセレクトショップ「パレット アート アライヴ(PALETTE ART ALIVE)」などとの別注アイテムをブラッシュアップした復刻アイテムも登場する。例えば、元はビンテージのドレスシャツをリメイクしたウエスタンシャツを、新たな素材で量産したり、ジーンズのアーガイル柄はフロッキープリントからレーザーブリーチにしたり。2024年春夏に初登場したケーキバッグは、キルティング仕様に変更して大小サイズで用意した。

グラフィックアーティストVERDYとのコラボレーションも継続し、同氏のオリジナルキャラクターであるVICKをプリントしたTシャツや、フロッキー加工したVICKを全面にあしらったイージーパンツとプリーツショーツをそろえた。特にパンツ類は「ボディーと同色でキャラクターを乗せているため、よく見ないとVERDYさんコラボと気付けない。さりげなさにこだわった」という。

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「M A S U」2025-26年秋冬は異例のモノ作り 避けてきた“定番品”に向き合う

後藤愼平デザイナーによる「M A S U(エムエーエスユー)」は、2025-26年秋冬コレクションの約70型を、ブランドがスタートした17年春夏から25年春夏まで、ほぼ全シーズンのアーカイブをアップデートするという新しい試みを行っている。テーマは「20XX(トゥーゼロダブルエックス)」で、“いつのコレクションでもない”という意図を込めた。

同ブランドは、24-25年秋冬と25年春夏の2シーズン続けて、「ファッション プライズ オブ トウキョウ(FASHION PRIZE OF TOKYO)」受賞によるサポートのもと、パリでコレクション発表を行ってきた。後藤デザイナーはその経験から、後藤デザイナーは「ファッション業界のサイクルの早さに改めて疑問を抱いた」といい、「今回のコレクションは、ただアーカイブをデザインソースにしたと言いたいのではなく、『M A S U』は自分のペースで服作りをするという意思表示だ」と話す。かつては定番品を作ることに積極的ではなかったが、ブランド設立10周年に向けて、今後は定番品も含めたブランドとしてのさらなる基盤作りに挑む。現在のアカウント数は国内50弱に、海外20弱。

アイテムは、ウサギの総柄モノグラムをスワン柄に変えたセーラーフードブルゾンから、複数のコレクションのモチーフや生地を組み合わせて、ボンバージャケットに仕立て直したものなど。三越伊勢丹や、大阪のセレクトショップ「パレット アート アライヴ(PALETTE ART ALIVE)」などとの別注アイテムをブラッシュアップした復刻アイテムも登場する。例えば、元はビンテージのドレスシャツをリメイクしたウエスタンシャツを、新たな素材で量産したり、ジーンズのアーガイル柄はフロッキープリントからレーザーブリーチにしたり。2024年春夏に初登場したケーキバッグは、キルティング仕様に変更して大小サイズで用意した。

グラフィックアーティストVERDYとのコラボレーションも継続し、同氏のオリジナルキャラクターであるVICKをプリントしたTシャツや、フロッキー加工したVICKを全面にあしらったイージーパンツとプリーツショーツをそろえた。特にパンツ類は「ボディーと同色でキャラクターを乗せているため、よく見ないとVERDYさんコラボと気付けない。さりげなさにこだわった」という。

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ケリングの24年通期決算は純利益が6割減 「グッチ」の売り上げは23%減もCEOは下げ止まりの認識

ケリング(KERING)の2024年12月通期決算は、売上高が前期比12%減の171億9400万ユーロ(約2兆6929億円)、営業利益は同46%減の25億5000万ユーロ(約3993億円)、純利益は同62%減の11億3300万ユーロ(約1774億円)という大幅な減収減益だった。スターブランドの「グッチ(GUCCI)」が、前期に比べて23%減の76億5000万ユーロ(約7282億円)と大幅なマイナス。同ブランドは23年度も売り上げを同5.9%落としており、22年度の規模に比べて7割まで縮小した。

フランソワ・アンリ・ピノー(Francois Henri Pinault)最高経営責任者(CEO)は、「非常にタフな1年だった。変革を加速化しており、長期的にはブランドの体力や憧れを強化する方向に動き始めている」とコメント。「グッチ」では先週、サバト・デ・サルノ(Sabato de Sarno)クリエイティブ・ディレクターの退任を発表している。一方で、「不断なき努力を継続することによって、ケリングは安定化の局面に差し掛かっている。再び、成長軌道に乗るだろう」と続け、売り上げは下げ止まりつつあるとの認識を示した。

ブランド別に見ると、「サンローラン(SAINT LAURENT)」は前期比9%減の28億8100万ユーロ(約4512億円)、「ボッテガ・ヴェネタ」は唯一検討して同4%増の17億1300万ユーロ(約2682億円)だった。「バレンシアガ(BALENCIAGA)」や「アレキサンダー マックイーン(ALEXANDER McQUEEN)」などを含む「そのほかの部門」は、同8%減の32億2100万ユーロ(5044億円)。ケリング アイウエアやケリング ボーテなどを擁する部門は、「クリード(CREED)」の売り上げが計上されたことで同24%増の19億4100万ユーロ(約3039億円)と大幅に伸びた。

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【2025年ホワイトデー】「ラデュレ」が限定マカロンボックスを発売 羽田空港第1ターミナルに新店舗もオープン

「ラデュレ(LADUREE)」は2月21日、限定マカロンボックス“プティ・コロンブ”を発売する。価格は、6個入りが3456円、9個入りが4968円、12個入りが6372円。「ラデュレ」全店舗で取り扱う。また2月20日、羽田空港第1ターミナルに常設店をオープンする。

ホワイトデー限定マカロンボックスは、グリーン、アイボリー、ピンクの3色で用意し、ハートの庭でチャーミングな2羽のハトが寄り添う姿を描いた。

羽田空港第1ターミナル店は、マーケットプレイス“HANEDA STAR & LUXE”内にオープン。ラデュレ・グリーンを基調に、フランスと日本の美学が調和した華やかな花のモチーフの壁紙装飾する店内には、とりどりのマカロンやスイーツが並び、旅の高揚感をいっそう高める。

店舗概要

◾️「ラデュレ」羽田空港第1ターミナル店

オープン日:2月20日
営業時間:6:00〜20:00
住所:東京都大田区羽田空港3-3-2 第1旅客ターミナルビル2階 マーケットプレイス“HANEDA STAR & LUXE”

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「ルイ・ヴィトン」から新作アイコンバッグ”LV バイカー”が発売 バイカージャケットに着想

「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」は、新作のシグネチャーバッグ“LV バイカー”を発売する。2月21日から一部店舗で販売し、28日から全店舗で扱う。

女性の繊細さと力強さを表現した新作バッグ

ニコラ・ジェスキエール(Nicolas Ghesquiere)「ルイ・ヴィトン」ウィメンズ・アーティスティック・ディレクターが手掛けた2025年春夏コレクションで登場した“LV バイカー”は、クラシカルなバイカージャケットに着想。女性の繊細さと力強さがテーマの同コレクションに合わせて、エレガンスな印象に仕上げた。

ボディーには、新素材のピクセル・ラムレザーを使用し、表面のレイヤーに色を重ねることで深みを表現。さらに「ルイ・ヴィトン」の伝統的なトランク製作のディテールをあしらった構築的かつしなやかな構造は、同ブランドのアイコンバッグ“スピーディ”や“キーポル”を彷ふつとさせる。

ハンドバッグやクラッチバッグとしてはもちろん、取り外し可能なストラップを用いるとショルダーバッグやクロスボディーバッグとしても使用できる同バッグは、3種類のサイズとさまざまなカラーで展開。十分な収納力を誇る一番大きいサイズの“LV バイカー MM”はノワールとダークデニム、日常使いしやすいサイズの“LV バイカー PM”はノワールとピクセルグレージュ、一番小さいサイズの“LV バイカー・ナノ”はノワールのみをそろえる。

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「ルイ・ヴィトン」から新作アイコンバッグ”LV バイカー”が発売 バイカージャケットに着想

「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」は、新作のシグネチャーバッグ“LV バイカー”を発売する。2月21日から一部店舗で販売し、28日から全店舗で扱う。

女性の繊細さと力強さを表現した新作バッグ

ニコラ・ジェスキエール(Nicolas Ghesquiere)「ルイ・ヴィトン」ウィメンズ・アーティスティック・ディレクターが手掛けた2025年春夏コレクションで登場した“LV バイカー”は、クラシカルなバイカージャケットに着想。女性の繊細さと力強さがテーマの同コレクションに合わせて、エレガンスな印象に仕上げた。

ボディーには、新素材のピクセル・ラムレザーを使用し、表面のレイヤーに色を重ねることで深みを表現。さらに「ルイ・ヴィトン」の伝統的なトランク製作のディテールをあしらった構築的かつしなやかな構造は、同ブランドのアイコンバッグ“スピーディ”や“キーポル”を彷ふつとさせる。

ハンドバッグやクラッチバッグとしてはもちろん、取り外し可能なストラップを用いるとショルダーバッグやクロスボディーバッグとしても使用できる同バッグは、3種類のサイズとさまざまなカラーで展開。十分な収納力を誇る一番大きいサイズの“LV バイカー MM”はノワールとダークデニム、日常使いしやすいサイズの“LV バイカー PM”はノワールとピクセルグレージュ、一番小さいサイズの“LV バイカー・ナノ”はノワールのみをそろえる。

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イッセイ ミヤケの「アイム メン」が東京、大阪の旗艦店で展示 “布”と“線”で普遍性を表現

イッセイ ミヤケのメンズブランド「アイム メン(IM MEN)」は現在、ブランドが求める普遍性を表現した展示“一枚の布、一本の線”を開催中だ。イッセイ ミヤケ ギンザ / 445の展示空間、キューブは3月11日まで、大阪唯一の旗艦店であるイッセイ ミヤケ センバのクリエイションスペースは3月28日まで展示を行う。

“布”と“線”でブランドの世界観を表現

同展は、 デザインスタジオの「タクトプロジェクト(TAKT PROJECT)」が手掛けたもの。“一枚の布、一本の線”というコンセプトのもと、「アイム メン」の衣服やモノづくりを表現するため、建築現場で使われる真っ直ぐな光の線を放つ墨出し用のツールを空間を構成する素材として採用。「アイム メン」が提案する新たな日常を同スタジオの視点を通して表現した。

吉泉聡タクトプロジェクト代表は同展について、「一本の光の線は、空間に浮かぶ一枚の大きな布に多様な光の表情を生み出し、『アイム メン』のものづくりを象徴するように目前に新たな景色を生んでいく。布を透過した光の線は周囲の環境の起伏をトレースし、見慣れた空間の一面とは違った表情を、布上の光と呼応するように刻々と浮かび上がらせる。当たり前に感じる世界に潜むそんな多面的な表情こそ、『アイム メン』が求める普遍性ー。この展示にあるのは、そこにアプローチする「アイム メン」の衣服・ものづくりだ」と述べた。

イベント概要

◼️“一枚の布、一本の線”

日程:2月1日〜3月11日
時間:11:00〜20:00
場所:イッセイ ミヤケ ギンザ / 445 キューブ
住所:東京都中央区銀座4-4-5

日程:2月1日〜3月28日
時間:11:00〜20:00
場所:イッセイ ミヤケ センバ クリエイションスペース
住所:大阪府大阪市中央区南船場4-11-28

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ケンドリック・ラマーがハーフタイムショーに シザとセリーナ・ウィリアムズも参加【第59回スーパーボウル】

2月9日(現地時間)、米ニューオーリンズのシーザーズ・スーパードームで「第59回NFLスーパーボウル」が開催された。ハーフタイムショーには、第67回グラミー賞で主要2部門を受賞したケンドリック・ラマー(Kendrick Lamar)が登場し、 R&Bアーティストのシザ(Sza)と元テニス選手のセリーナ・ウィリアムズ(Serena Wiliams)とともにパフォーマンスを披露した。

 

ラマーは、袖にワッペンをあしらった「マーティン ローズ(MARTINE ROSE)」のブルーとホワイトのジャケットと「セリーヌ(CELINE)」のブーツカットジーンズを着用。同ジャケットの前面にはラマーの2024のアルバム「GNX」に合わせ、ラマーの内なる葛藤について語ったトラック、“GLORIA”の文字が書かれた。

 

また、ラマーは、「ラハミノフ・ダイヤモンド(RAHAMINOV DIAMONDS)」のエンジェルウィング・ブローチをつけたキャップを後ろ向きにかぶり、シルバーのチェーンネックレスを重ね、黒と白のカラーリングでアクセントをつけた「ナイキ(NIKE)」の“エアDTマックス'96(Air DT Max’96)”でコーディネートした。

シザは全身レッドで登場

 

シザは、「ボーン アンド レイズド(BORN x RAISED)」のボクシーなレザージャケットに、レースとメッシュのコルセット、レースアップパンツ、ハイトップスニーカーのオールレッドのアンサンブルで登場。ヒップにはファーのアクセントをつけ、アクセサリーは重ね付けしたリングと、ゴールドのネックレスをチョイスした。

セリーナ・ウィリアムズはテニスコアなルックを披露

ウィリアムズは、愛国的なテーマのラマーのパフォーマンスを衣装に取り入れ、赤、青、白のカラーで身を包んだパフォーマーと共に登場。白いクロップドトップスに鮮やかなロイヤルブルーのプリーツスカートと同色のジャケットに、ブルーのスニーカーでコーディネートした。

パフォーマンスの様子

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ケンドリック・ラマーがハーフタイムショーに シザとセリーナ・ウィリアムズも参加【第59回スーパーボウル】

2月9日(現地時間)、米ニューオーリンズのシーザーズ・スーパードームで「第59回NFLスーパーボウル」が開催された。ハーフタイムショーには、第67回グラミー賞で主要2部門を受賞したケンドリック・ラマー(Kendrick Lamar)が登場し、 R&Bアーティストのシザ(Sza)と元テニス選手のセリーナ・ウィリアムズ(Serena Wiliams)とともにパフォーマンスを披露した。

 

ラマーは、袖にワッペンをあしらった「マーティン ローズ(MARTINE ROSE)」のブルーとホワイトのジャケットと「セリーヌ(CELINE)」のブーツカットジーンズを着用。同ジャケットの前面にはラマーの2024のアルバム「GNX」に合わせ、ラマーの内なる葛藤について語ったトラック、“GLORIA”の文字が書かれた。

 

また、ラマーは、「ラハミノフ・ダイヤモンド(RAHAMINOV DIAMONDS)」のエンジェルウィング・ブローチをつけたキャップを後ろ向きにかぶり、シルバーのチェーンネックレスを重ね、黒と白のカラーリングでアクセントをつけた「ナイキ(NIKE)」の“エアDTマックス'96(Air DT Max’96)”でコーディネートした。

シザは全身レッドで登場

 

シザは、「ボーン アンド レイズド(BORN x RAISED)」のボクシーなレザージャケットに、レースとメッシュのコルセット、レースアップパンツ、ハイトップスニーカーのオールレッドのアンサンブルで登場。ヒップにはファーのアクセントをつけ、アクセサリーは重ね付けしたリングと、ゴールドのネックレスをチョイスした。

セリーナ・ウィリアムズはテニスコアなルックを披露

ウィリアムズは、愛国的なテーマのラマーのパフォーマンスを衣装に取り入れ、赤、青、白のカラーで身を包んだパフォーマーと共に登場。白いクロップドトップスに鮮やかなロイヤルブルーのプリーツスカートと同色のジャケットに、ブルーのスニーカーでコーディネートした。

パフォーマンスの様子

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平松店長に聞く、渋谷パルコ流「 世界中から人を呼び、街と共生するメソッド」

渋谷パルコは1973年の開業以来、都市生活者に向けたライフスタイル提案や演劇や映画などのエンタメによる文化的な情報発信を行ってきた。2019年の建て替えオープンでは、さらに「渋谷」という街そのものと共鳴する館作りを行ない、ファッション、カルチャー、音楽、アート、飲食などを縦横無尽にミックス。コロナ禍を経て世界中から訪日客を呼び込み、24年2月期は前期比57.3%増の358億円と絶好調だった。渋谷パルコは大きく変貌する「渋谷」とどう共生し、新たな歴史を刻もうとしているのか。平松有吾・渋谷パルコ店長に聞いた。

24年3〜11月期は前年同期比で30.7%増、今期(25年2月期)に入って以降も絶好調が続く渋谷パルコだが、キーになったのは2019年の建て替えリニューアルだ。建て替えを決めた2016年は、ファッションビルとしては新宿駅直結の「新宿ルミネ」が圧倒的な存在感を誇り、渋谷自体も再開発で駅直結の「渋谷スクランブルスクエア」の開業が目前に迫っていた。「だからこそ、渋谷という街にある『渋谷パルコ』を徹底的に再定義した」。平松店長ら当時の開店準備室メンバーはリニューアル準備の最初の1年間を「渋谷の街を徹底的にリサーチと再定義することに費やし、その結果、重要なテーマとして『渋谷の街を濃縮して館の中に再現する』という考えに至った」と振り返る。

では、渋谷という街をどう定義したのか。「当時も今もよく使っているのは、『無数のグローバルニッチの集積場』という考え方。渋谷には、ファッションからアート、カルチャー、音楽までエンタメと文化に関わるお店や場所がそれこそまさに集まり、かつ点在している。僕らや西武百貨店のような大型商業施設もあれば、セレクトショップが集積した神南エリアのような場所も、小さなレコードショップが集まるエリアもある。どれもエッジの立ったお店が集積した世界的にもユニークなエリアなのに、そうしたエリアが一本道を隔てただけでガラリと雰囲気を変えて多数存在する。新生・渋谷パルコでは、こうした渋谷の街そのものを表現した」。

渋谷は駅前の商業とオフィス、ホテルなどの大型複合施設の開業など、コロナ禍以降、街自体が大きく変化した。その象徴とも言えるのが、インバウンドだ。渋谷パルコも2022年に12%だったインバウンド比率は、23年には30%に、24年の春先以降は40%前後で推移している。「訪日客も以前とは大きく変わった。リニューアル以前は中国の団体旅行客が、いわゆる大御所ブランドをめがけてきていたのが、現在は訪日客の居住国・地域のシェアが月単位でコロコロ変わる。ある月は米国が多かったと思えば、ある月はインドネシアになり、またある月は台湾に、という感じだ。このバラエティーに富んだ訪日客こそが渋谷という街を象徴しているし、同時に新生・渋谷パルコのリニューアルが上手くフィットした結果だとも捉えている」。

渋谷の街をぎゅっと濃縮したことで、渋谷パルコが街のハブのような役割となり、渋谷パルコを巡回し、渋谷やその周辺の街に回遊するという流れもできた。「渋谷パルコに来れば、世界中の若い人から親子連れまで幅広い人たちが楽しめて、例えば小さな子どもを連れてきても、親は1階の『ロエベ』『コム デ ギャルソン ガール』で、子どもは6階の『ニンテンドートウキョウ』『ポケモンセンターシブヤ』で楽しめる。デザイナーズブランドが好きな人なら、2階・3階を巡ったあとにキャットストリートを通って裏原の路面店を楽しむことができる。これは新宿や銀座の百貨店にはできない。渋谷という街を、パルコ流の解釈で表現したからこそできたことだ」。

渋谷パルコは春から夏にかけて、19年11月の建て替えオープン以来の初の本格的な大型リニューアルを予定している。「この数年の渋谷の街の変化をさらに先鋭化してグローバルニッチをキーワードにさらに価値を高める」と語る。開業前の取材時に牧山浩三社長(当時)は、確かに「館の中にもう一つの渋谷を作れ」とか「渋谷のヘソになれ」と言っていた。開業から5年が経った今、その言葉の意味がよく分かる。さらに進化する渋谷パルコに注目が集まりそうだ。

問い合わせ先
パルコ お問い合わせフォーム
https://www.parco.co.jp/contact/

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平松店長に聞く、渋谷パルコ流「 世界中から人を呼び、街と共生するメソッド」

渋谷パルコは1973年の開業以来、都市生活者に向けたライフスタイル提案や演劇や映画などのエンタメによる文化的な情報発信を行ってきた。2019年の建て替えオープンでは、さらに「渋谷」という街そのものと共鳴する館作りを行ない、ファッション、カルチャー、音楽、アート、飲食などを縦横無尽にミックス。コロナ禍を経て世界中から訪日客を呼び込み、24年2月期は前期比57.3%増の358億円と絶好調だった。渋谷パルコは大きく変貌する「渋谷」とどう共生し、新たな歴史を刻もうとしているのか。平松有吾・渋谷パルコ店長に聞いた。

24年3〜11月期は前年同期比で30.7%増、今期(25年2月期)に入って以降も絶好調が続く渋谷パルコだが、キーになったのは2019年の建て替えリニューアルだ。建て替えを決めた2016年は、ファッションビルとしては新宿駅直結の「新宿ルミネ」が圧倒的な存在感を誇り、渋谷自体も再開発で駅直結の「渋谷スクランブルスクエア」の開業が目前に迫っていた。「だからこそ、渋谷という街にある『渋谷パルコ』を徹底的に再定義した」。平松店長ら当時の開店準備室メンバーはリニューアル準備の最初の1年間を「渋谷の街を徹底的にリサーチと再定義することに費やし、その結果、重要なテーマとして『渋谷の街を濃縮して館の中に再現する』という考えに至った」と振り返る。

では、渋谷という街をどう定義したのか。「当時も今もよく使っているのは、『無数のグローバルニッチの集積場』という考え方。渋谷には、ファッションからアート、カルチャー、音楽までエンタメと文化に関わるお店や場所がそれこそまさに集まり、かつ点在している。僕らや西武百貨店のような大型商業施設もあれば、セレクトショップが集積した神南エリアのような場所も、小さなレコードショップが集まるエリアもある。どれもエッジの立ったお店が集積した世界的にもユニークなエリアなのに、そうしたエリアが一本道を隔てただけでガラリと雰囲気を変えて多数存在する。新生・渋谷パルコでは、こうした渋谷の街そのものを表現した」。

渋谷は駅前の商業とオフィス、ホテルなどの大型複合施設の開業など、コロナ禍以降、街自体が大きく変化した。その象徴とも言えるのが、インバウンドだ。渋谷パルコも2022年に12%だったインバウンド比率は、23年には30%に、24年の春先以降は40%前後で推移している。「訪日客も以前とは大きく変わった。リニューアル以前は中国の団体旅行客が、いわゆる大御所ブランドをめがけてきていたのが、現在は訪日客の居住国・地域のシェアが月単位でコロコロ変わる。ある月は米国が多かったと思えば、ある月はインドネシアになり、またある月は台湾に、という感じだ。このバラエティーに富んだ訪日客こそが渋谷という街を象徴しているし、同時に新生・渋谷パルコのリニューアルが上手くフィットした結果だとも捉えている」。

渋谷の街をぎゅっと濃縮したことで、渋谷パルコが街のハブのような役割となり、渋谷パルコを巡回し、渋谷やその周辺の街に回遊するという流れもできた。「渋谷パルコに来れば、世界中の若い人から親子連れまで幅広い人たちが楽しめて、例えば小さな子どもを連れてきても、親は1階の『ロエベ』『コム デ ギャルソン ガール』で、子どもは6階の『ニンテンドートウキョウ』『ポケモンセンターシブヤ』で楽しめる。デザイナーズブランドが好きな人なら、2階・3階を巡ったあとにキャットストリートを通って裏原の路面店を楽しむことができる。これは新宿や銀座の百貨店にはできない。渋谷という街を、パルコ流の解釈で表現したからこそできたことだ」。

渋谷パルコは春から夏にかけて、19年11月の建て替えオープン以来の初の本格的な大型リニューアルを予定している。「この数年の渋谷の街の変化をさらに先鋭化してグローバルニッチをキーワードにさらに価値を高める」と語る。開業前の取材時に牧山浩三社長(当時)は、確かに「館の中にもう一つの渋谷を作れ」とか「渋谷のヘソになれ」と言っていた。開業から5年が経った今、その言葉の意味がよく分かる。さらに進化する渋谷パルコに注目が集まりそうだ。

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テイラー・スウィフトが恋人ケルシーを応援 イヴァンカ・トランプらの姿も 第59回スーパーボウル

2月9日(現地時間)、米・ニューオーリンズのシーザーズ・スーパードームで「第59回NFLスーパーボウル」が開催され、テイラー・スウィフト(Taylor Swift)やイヴァンカ・トランプ(Ivanka Trump)ら多数のセレブリティーが観戦に訪れた。

テイラー・スウィフト
“T”のチャームをつけて登場

テイラー・スウィフトは、恋人のカンザスシティ・チーフスのタイトエンド、トラビス・ケルシー(Travis Kelce)を、ラッパーのアイス・スパイス(Ice Spice)らとともに応援。

 

第67回グラミー賞で“T”のチャームを太ももにぶら下げて登場していたスウィフトは、今回のスーパーボウルでは “T”のネックレスを着用。「サンローラン(SAINT LAURENT)」のオーバーサイズのダブルブレストジャケットを羽織り、「パリ テキサス(PARIS TEXAS)」のホワイトブーツで登場した。スウィフトのルックは、カンザスシティチーフスのホワイトのユニホームに合わせたもので、「ジバンシィ(GIVENCHY)」の赤い“ナノ ヴォワイユーバッグ”でコーデを仕上げた。

スウィフトは観戦中はジャケットを脱ぎ、ホワイトのタンクトップとクリスタルを散りばめたデニムのショートパンツ姿を披露した。

トラビス・ケルシーは「アミリ」のスーツでド派手に登場

 

トラビス・ケルシーは、70年代風の衣装で会場に到着。「アミリ(AMIRI)」2025-26年秋冬メンズ・コレクションからディスコスーツのルックをチョイスし、オーバーサイズのラペルがついたキラキラしたシャツにバーントオレンジのダブルブレストジャケットとフレアパンツのセットを合わせ、ゴールドのローズブローチを胸元に飾った。ケルシーは、同じく「アミリ」のゴールドチェーンのアクセントをつけた白黒のローファー、レザーのバッフルバッグ、イエローのレンズのサングラス、ゴールドのネックレスでスタイリングした。

トランプ親子も観戦

イヴァンカ・トランプは、ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領とともに観戦。イヴァンカは、「アクリス(AKRIS)」のスリーブレスのホワイトパンツスーツにワイドなブラウンのレザーベルトでウエストを締め、ゴールドのカフブレスレットと「ハンティングシーズン(HUNTING SEASON)」のハンドバッグを合わせた。

レディー・ガガ(Lady Gaga)は、事前収録したパフォーマンスを披露。「Hold My Hand」をピアノを弾きながら歌唱し、1月1日にニューオーリンズ・バーボン・ストリートで発生したトラック襲撃事件の犠牲者を追悼した。ガガの衣装はオールホワイトで、「サラ・ソコル・ミリナリー(SARAH SOKOL MILLINERY)」のカメラのフレームを占領する広いつばのフェルトカスタムハットを着用。さらに、フローラルパターンの施された、ホワイトのシルクジャカードジャケットを羽織った。

来場者スナップ

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「セヴシグ」節目の最終章は“日本人の内面” 今後はコレクション発表の場を韓国へ

長野剛識デザイナーによるメンズブランド「セヴシグ(SEVESKIG)」はこのほど、東京・千代田区の国立劇場で2025-26年秋冬コレクションをランウエイショー形式で発表した。これまでは、同氏によるウィメンズブランド「アンディサイデッド((UN)DECIDED)」との合同ショーを行ってきたが、今回は「セヴシグ」に注力したいという考えから、1ブランドのみの約70型で構成した34ルックを披露した。約600人の観客が見守った。

同ブランドは過去4シーズンにわたり、熊本県幣立神宮(へいたてじんぐう)に伝わる「人類の祖神は赤人、白人、黄人、青人、黒人の5色に分けられる」という五色人思想をコンセプトとしており、23-24年秋冬はネイティブアメリカンのホピ族である「赤人」を、24年春夏は北欧スラブ民族の「白人」、24-25年秋冬はアボリジニを指す「青人」、25年春夏は人類の起源がエチオピアにあることから「黒人」をモチーフに服作りを行ってきた。今季は5色目のアジア系民族を表す「黄人」として、“日本人の内面”にフォーカスした。

日本らしい仕掛け続々
“無常”の精神を表現

横笛の音色と和太鼓のリズムが響く中、ロックバンド・RIZEのベーシストであるケンケン(KenKen)とトラックメーカーのコーニー(KO-ney)が現れ、ベースとフィンガードラムの心地よい重低音が会場を揺らす。

デザインに落とし込んだのは、「全てが移ろいゆく自然の摂理を受け入れる“無常”の心理」だ。例えば骸骨のモチーフを本銀箔で描き、硫黄で焼いて経年変化の風合いを出したレザージャケットや、ぼろを思わせる激しいダメージ加工のジーンズ、襟が摩耗したかのようなデザインのシャツなど、年月が刻んだ時間の重みを表現するアイテムを連打する。

次から次へと日本らしい仕掛けを披露して、観客を飽きさせなかった。前掛けのようなラップスカートや、「成田山」などの文字やロゴをうっすらとプリントしたベロア地のセットアップ、日本地図を大きくあしらった総柄のコート、前身頃に刺し子を施したウールジャケットをラインアップ。パッチワークでアーガイル柄を作ったカーディガン、ビンテージTシャツを継ぎはぎしたジャケットも、モノを大切にする仏教用語が由来の“もったいない精神”を表している。

「キッズラブゲイト(KIDS LOVE GAITE)」とのコラボレーションも2シーズン前から継続し、家の反映や長寿への願いを込めた紗綾形(さやがた)刺しゅうをあしらったウエスタンブーツを発表した。他に、サンダルブランド「スブ(SUBU)」とパリ発のストリートブランド「アヴニエ(AVNIER)」とトリプルコラボした冬用サンダルや、日本を代表する漫画家の江口寿史のイラストを用いたTシャツも制作した。

フィナーレに登場した長野デザイナーは、自身の80歳の姿をシュミレーションして作ったという老人の面をつけていた。「超高齢化社会の日本だけど、歳を取るのも怖くないよ」というメッセージを込めているという。次シーズン以降は「セヴシグ」のコレクション発表の場を韓国に移すことも明かした。元iKONのメンバー、B.Iがツアーで同ブランドを着用したことなどで韓国でもブランドの知名度が高まっているほか、同国内のとあるセレクトショップとエクスクルーシブ契約を結ぶなど、コアなファンを獲得しているようだ。

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「ダブレット」がパリで得た“三ツ星”以上の価値 世の全ての悪役に愛を込めて

井野将之「ダブレット(DOUBLET)」デザイナーは、パリ・メンズ・ファッション・ウイークの公式スケジュールでは11回目となる2025-26年秋冬のショー開催を目前に、ある決意をもって臨んでいた。「パリメンズに毎シーズン参加する中で、“やらなければ”という使命感に駆られていた。しかし今回は、“やりたい”という挑戦の思いをチームのみんなに話して、最高だと思えるものを一丸となって作り上げた」。少し声を詰まらせながら、バックステージでそう説明した。振り返れば、18年に「LVMHヤング ファッション デザイナー プライズ(LVMH YOUNG FASHION DESIGNER PRIZE)」グランプリ受賞を機に、パリメンズ初参加を果たしたのが5年前の20年1月だった。企業からのバックアップを受けていないインディペンデントな中小ブランドにとって、パリでのショー開催は予算的にも大きなリスクとなる。その意義を改めて自問自答した結果、初心に返って“パリで三ツ星を獲る”と決意した。

“欠陥”に向けた優しい視点

新たな覚悟で迎えた25-26年秋冬コレクションでは、“悪役(Villan)”を主役に据える。ゲストの座席には、“Someone’s Heart(誰かの心)”と書かれた、握ったり、絞ったりしても元に戻る反発力が特徴の、ハート型のスクイーズと呼ばれるおもちゃが置かれていた。それは英雄も悪者も、誰もが共通して心を持っており、“誰かのハートをもみくちゃにしている”というメッセージだった。シアリングブルゾンの背面に入れた切り込みからは怪物の口が現れ、「不思議の国のアリス」に登場するいたずら好きなチェシャ猫、社会風刺的な路上アートを立体化させたニットウエア、M県S市から遠隔で飛び出してきたようなスーツ、ゴッサムシティーからパリに渡った新旧の道化王子、セーラー服の高い襟と誇張したスリーブは吸血鬼のようで、過剰なベルトで装飾したレザーのセットアップは“BAD”な雰囲気である。「自分が正しいと思って発言したことが、誰かを傷つけることがある。悪者とは何なのか、誰にとって悪なのか。そんなことを考えていた時に、工業的に“欠陥”とみなされる素材を有効利用する企業と出合った。悪者からヒントを得て生まれた繊維に着想して、“欠陥”を昇華させる方法を探究した」。

井野デザイナーのアイデアを後押しした企業は、今季コラボレーションを果たした岐阜大学発のベンチャー企業ファイバークレーズ(FiberCraze)だ。同社が開発した、化学薬品に頼らない独自の製法ナノ・クレージング技術を用いた生地は、“打舞列島(ダブレット)”刺しゅう入りのぶっこみ特攻服に採用している。この技術は、ひび割れの内部に目に見えない無数の孔(あな)を空け、防虫・抗菌・消臭などの成分を閉じ込めることで、繊維を再生させるだけでなく、新たな機能を付与させるというもの。高温での繊維処理や、コーティング加工とは異なる新技術により、洗濯を繰り返しても成分が持続するという。同社は試作品として、ヒノキの香り成分で消臭加工を施した靴下や、医薬品を染み込ませたマフラー、防虫効果を閉じ込めてマラリアから人を守る洋服などを開発してきた。「ダブレット」との協業で、初の製品化を果たすことになる。

ファイバークレーズ以外にも、「キッズ ラブ ゲイト(KIDS LOVE GAITE)」や「アシックス(ASICS)」とのコラボシューズなど、計14企業とコラボレーションを実施した。ワコールの新技術“メループ(Melooop)”との協業でロゴの入ったレジ袋や卵パックをモチーフにしたバッグや、エイベックスによる大麻布ブランド「マヨタエ(MAJOTAE)」との“ペインティング”ブルゾンなど、あらゆる企業との出合いにより「ダブレット」が見いだしたのは、不完全性の中にある美しさ。洋服は破れたり、ほつれたりする使い古したダメージ加工や、不ぞろいなステッチ、ランダムに入れた亀裂や痕跡で、本来は不整合であると認識されるディテールをデザインとして採用した。廃棄されるはずの古布をつなぎ合わせたパッチワークのレザージャケットに、デニムのジャケットとジーンズも古着を解体・再構築してもなお左右非対称で、新品の既製品のイメージとは異なり、“欠陥”とされてきたものを“個性”“魅力”として称えている。

仲間と築いたパリでの立ち位置

ちょうど5年前となるパリメンズ初参加時の井野デザイナーは、ファミレスを再現した会場で、割烹着にフライパンとお玉を両手に持つシェフの出で立ちだった。その後のシーズンでは、バランススクーターに乗って登場したり、"推ししか勝たん”と書かれた応援ウチワを持ったりと、一風変わった装いでランウエイを駆け抜けて行く姿が恒例となっている。今季は、“VILLAN”のフーディーとサングラスといういつもより自然体な“悪役”スタイルで登場した。「今シーズン一番の挑戦は、関わってくれる仲間を信じること。自分が正しいと思うことよりも、本当に一生懸命になって携わってくれる人たちの意見を信頼するべきこともある。正義を押し通そうとしていた頃の自分は、チームの中で“悪役”だったのかもしれない」。過去5年間に味わった悔しさ、仲間との別れ、新たな出会い、その全てを糧にしながら、手の込んだ演出とユーモア溢れるコレクションでゲストを楽しませ、癒す「ダブレット」は、平成最後の爆笑王として唯一無二の立ち位置をパリで確立している。おそらくそれは、“三ツ星”以上に価値ある成果だ。

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【2025年バレンタイン】「キス トリーツ」から新作アパレルと限定アイス ストロベリー&チョコレートがテーマ

「キス(KITH)」が運営するシリアルアイスクリームバー「キス トリーツ(KITH TREATS)」は、バレンタインデーを祝して、ストロベリーとチョコレートのマリアージュを遊び心あふれるイラストで表現した新作コレクション “トリーツ パーフェクト マッチ(Treats Perfect Match)”を発売した。同コレクションは、「キス トリーツ」の店舗と公式オンラインストア、アプリで扱う。また限定メニューとして提供するスイーツ“ザ スイートハート(The Sweetheart)”は、2月23日まで「キス トリーツ」店舗で販売する。

ポップなグラフィックをあしらったウエア

アパレルコレクションでは、「キス」のシグネチャーシルエットにバレンタインを象徴するフレーバーのキャラクターをグラフィックで表現。ストロベリー&チョコレートにちなんだピンクとブラックのカラーをメーンにフーディーやスエット、Tシャツをラインアップする。

甘酸っぱいマリアージュの限定アイスクリーム

限定のスペシャルアイスクリーム“ザ スイートハート”は、「キス トリーツ」で定番のチョコレート&バニラアイスクリームに、チョコレートパフとブラウニーをミックス、さらに新鮮なスライスストロベリーとチョコレートケーキクランチを乗せ、ホイップクリームとチョコレートソースをトッピングしたチョコレート好きにはたまらない一品。同商品は通常サイズのカップで提供する。

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【2025年バレンタイン】「キス トリーツ」から新作アパレルと限定アイス ストロベリー&チョコレートがテーマ

「キス(KITH)」が運営するシリアルアイスクリームバー「キス トリーツ(KITH TREATS)」は、バレンタインデーを祝して、ストロベリーとチョコレートのマリアージュを遊び心あふれるイラストで表現した新作コレクション “トリーツ パーフェクト マッチ(Treats Perfect Match)”を発売した。同コレクションは、「キス トリーツ」の店舗と公式オンラインストア、アプリで扱う。また限定メニューとして提供するスイーツ“ザ スイートハート(The Sweetheart)”は、2月23日まで「キス トリーツ」店舗で販売する。

ポップなグラフィックをあしらったウエア

アパレルコレクションでは、「キス」のシグネチャーシルエットにバレンタインを象徴するフレーバーのキャラクターをグラフィックで表現。ストロベリー&チョコレートにちなんだピンクとブラックのカラーをメーンにフーディーやスエット、Tシャツをラインアップする。

甘酸っぱいマリアージュの限定アイスクリーム

限定のスペシャルアイスクリーム“ザ スイートハート”は、「キス トリーツ」で定番のチョコレート&バニラアイスクリームに、チョコレートパフとブラウニーをミックス、さらに新鮮なスライスストロベリーとチョコレートケーキクランチを乗せ、ホイップクリームとチョコレートソースをトッピングしたチョコレート好きにはたまらない一品。同商品は通常サイズのカップで提供する。

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上海アングラ文化の新たな聖地「交感天使」【ヒキタミワの「上海日記」】

1993年から上海在住のライターでメイクアップアーティストでもあるヒキタミワさんの「上海日記」は、ファッションやビューティの最新トレンドや人気のグルメ&ライフスタイル情報をベテランの業界人目線でお届けします。3回目は、「ターミナル69(TERMINAL69、住所:徐汇区太原路167号B1)」から派生した上海アンダーグラウンド・カルチャーをけん引するバー「交感天使」。日本の昭和カルチャーからインスパイアされた旬なスポットを紹介します。

「交感天使」のルーツは日本の「昭和エログロ系」!?

(前回から続く)
「広々とスペースを使ってイベントを展開したい」 69 (リウジウ)と、「日本大好き、日本のカルチャーを上海に持ち帰りたい」という重美(しげみ)、そんな2人の想いから誕生したバー「交感天使」は、多彩なイベントを通じて常識を打ち破る上海のアンダーグランド文化の先駆け的存在として注目を集めている。

地下にある約90㎡の店内には花と光が妖艶に施され、1970年代から80年代、あるいは日本のバブル期の秘宝館や昭和ラブホテルを彷彿させる。「ターミナル69」と隣り合わせるガラス壁にはバンビや子羊の剥製が生々しく並び、テーブルの上や壁には日本のリサイクルショップから集めたこけしや日本人形、春画などが絶妙に配置されている。1品ずつこだわって揃えたロココ調の椅子やヴィンテージのテーブルなどは、日本から運んできた。そして左手側には薄赤く光るバーカウンターが。「ポイズンガールフレンド(POiSON GiRL FRiEND)」「羊水世界(Womb Water World)」「中国肉(Chinese Meat)」など、ここでしかあり得ない世界観を持つネーミングのオリジナルカクテルを毒々しく愉しむことができる(いずれも100元=約2100円前後)。

そして中央奥には、孔雀のモチーフが印象的な日本画の屏風が鎮座する“スケスケステージ” が設置されている。ここでは、上海人アイドルが昭和風のひらひらドレスを着て歌唱する「昭和忘年会」や、ロープアーティストによる「緊縛パフォーマンス」など、他では見られない異色のパフォーマンスが繰り広げられる。

日本のアーティストやクリエイターを招いたイベントも

昨年6月のオープニングパーティーでは、日本から招いた写真家・現代美術家の花代によるエッジの効いた日本舞踊と歌唱パフォーマンスや、目下は歌手の友川カズキの絵画巡回展を開催中。アーティストの輝くA面だけでなく誰も知らないB面にも光を当て、その人のもう一面をフューチャーしたい、と重美。

客層は中国のSNS 「小紅書(RED)」をバイブルとするZ世代の女性たちを中心にインスタグラム経由で訪れるファッション系・クラブキッズ系の外国人など。いろいろな人種で賑わっている。現在、ランチタイムに昭和喫茶をオープンする準備中で、昭和スタイルの制服を纏ったウェイトレスが懐かしの喫茶メニューを提供する予定だという。

「交感天使」は、単なるバーではなく、創造性と感性が交差するカルチャー空間とも言える。懐かしさと独特な色調が入り混じるシーンに足を踏み入れれば、その鮮烈さに目眩すら覚えることだろう。そうだ、入り口にはオリジナルイラストのプリクラも用意されているので、想い出に1枚撮影してみてはいかが?

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【スナップ】ディーン・フジオカや加瀬亮らが来場 「ブリオーニ」銀座が中央通りへ移転リニューアル

「ブリオーニ(BRIONI)」は2月6日、銀座にあるフラッグシップストアが移転、リニューアルオープンしたことを記念し、レセプションパーティーを開催した。会場には、俳優のディーン・フジオカや加瀬亮、元プロサッカー選手で社会起業家の中田英寿らが訪れ、同店の新たな門出を祝った。

新店は、1950〜70年代のイタリアンビンテージ家具と花房壽夫、森岡督行ら日本人デザイナーが手掛けたインテリアをミックスし、イタリアのクラフツマンシップと日本の伝統的な要素が調和する空間に仕上げた。

来場者スナップ

店舗詳細

◼️ブリオーニ銀座

時間:11:00〜20:00
住所:東京都中央区銀座1-8-19

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「ブリオーニ(BRIONI)」は2月6日、銀座にあるフラッグシップストアが移転、リニューアルオープンしたことを記念し、レセプションパーティーを開催した。会場には、俳優のディーン・フジオカや加瀬亮、元プロサッカー選手で社会起業家の中田英寿らが訪れ、同店の新たな門出を祝った。

新店は、1950〜70年代のイタリアンビンテージ家具と花房壽夫、森岡督行ら日本人デザイナーが手掛けたインテリアをミックスし、イタリアのクラフツマンシップと日本の伝統的な要素が調和する空間に仕上げた。

来場者スナップ

店舗詳細

◼️ブリオーニ銀座

時間:11:00〜20:00
住所:東京都中央区銀座1-8-19

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「ソフネット」と「ブルックス ブラザーズ」が初コラボ 紺ブレなどの定番アイテムを展開

「ソフネット(SOPHNET.)」 は、「ブルックス ブラザーズ(BROOKS BROTHERS)」と初のコラボレーションを実施。 アメリカントラディショナルを象徴するネイビーブレザーやボタンダウンシャツなど、「ブルックス ブラザーズ」のな名品達を、「ソフネット」的に現代解釈したアイテムを2月14日に発売する。

アイテムはネイビーブレザー(9万2400円)、トラウザーズ(3万5200円)、ボタンダウンシャツ(2万5300円)、 キスマークが刺しゅうされたボタンダウンシャツ(2万5300円)、クルーネックスエット(グレー、ネイビーの2色展開、各1万8700円)、キスマークの刺しゅうが施されたネクタイ(2万2000円)を展開する。

アイテム一覧

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「ソフネット」と「ブルックス ブラザーズ」が初コラボ 紺ブレなどの定番アイテムを展開

「ソフネット(SOPHNET.)」 は、「ブルックス ブラザーズ(BROOKS BROTHERS)」と初のコラボレーションを実施。 アメリカントラディショナルを象徴するネイビーブレザーやボタンダウンシャツなど、「ブルックス ブラザーズ」のな名品達を、「ソフネット」的に現代解釈したアイテムを2月14日に発売する。

アイテムはネイビーブレザー(9万2400円)、トラウザーズ(3万5200円)、ボタンダウンシャツ(2万5300円)、 キスマークが刺しゅうされたボタンダウンシャツ(2万5300円)、クルーネックスエット(グレー、ネイビーの2色展開、各1万8700円)、キスマークの刺しゅうが施されたネクタイ(2万2000円)を展開する。

アイテム一覧

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「フェンディ」がバッグ“マンマ バゲット”を発売 90年代アーカイブを新たに再解釈

「フェンディ(FENDI)」は、バッグ“マンマ バゲット(MAMMA BAGUETTE)”を発売した。「フェンディ」直営店および公式オンラインで取り扱う。

バッグ“マンマ バゲット”
3サイズをラインアップ

バッグ“マンマ バゲット”は、アデーレ・カーサグランデ・フェンディ(Adele Casagrande Fendi)=「フェンディ」創業者へのトリビュートとして、1990年代後半に誕生。このほど新たに再解釈し、柔らかなナッパレザーを採用、開閉をドローストリングにし、“FF”ロゴバックルにはレザーのインレイを施した。サイズは、ラージ(56万9800円)とミディアム(49万2800円)、スモール(36万8500円)の3種類を用意する。

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「フェンディ」がバッグ“マンマ バゲット”を発売 90年代アーカイブを新たに再解釈

「フェンディ(FENDI)」は、バッグ“マンマ バゲット(MAMMA BAGUETTE)”を発売した。「フェンディ」直営店および公式オンラインで取り扱う。

バッグ“マンマ バゲット”
3サイズをラインアップ

バッグ“マンマ バゲット”は、アデーレ・カーサグランデ・フェンディ(Adele Casagrande Fendi)=「フェンディ」創業者へのトリビュートとして、1990年代後半に誕生。このほど新たに再解釈し、柔らかなナッパレザーを採用、開閉をドローストリングにし、“FF”ロゴバックルにはレザーのインレイを施した。サイズは、ラージ(56万9800円)とミディアム(49万2800円)、スモール(36万8500円)の3種類を用意する。

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【ココチコスメ 森本俊樹CEO】日本発ブランドを再構築 旗艦店を活用し世界に発信

PROFILE: 森本俊樹/CEO

森本俊樹/CEO
PROFILE: (もりもと・としき)1980年生まれ。2006年に大学卒業後、プロクター・アンド・ギャンブルに入社し「SK-II」を担当。消費者・市場インサイトの理解を基に、ブランドの戦略策定や商品ポートフォリオのリニューアルなどのプロジェクトに参画。LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトンやコンパニー フィナンシエール リシュモンでブランドマーケティング統括責任者を経験したのち、「日本発信のブランド創りに貢献したい」という思いの下で23年5月現職に着任。趣味はランニングと登山 PHOTO : SHUNICHI ODA

中国で人気に火がつき逆輸入という形で存在感を高めている「ココチ(COCOCHI)」は、日本発のブランドとしてポジショニングを再構築中だ。2023年にパーパスを「肌が、わたしを織りなしていく」と定め、ブランドが向かう先を明確にした。24年はそれを体現する旗艦店のオープンと主力商品のリニューアルでブランドの認知向上に努めた。25年は顧客との関係をさらに深め、次なるステージへと向かう。

日本発のブランドとして
さらなる認知拡大を目指す

WWD:ブランドの設立から中国市場での成功までをどのように振り返る?

森本俊樹CEO(以下、森本):日本のブランドの魅力を世界に届けたいという思いから、2017年に設立した。同志社大学と抗糖化の研究を行い、独自原料Orimos(オリモス)®を配合した製品を届けている。18〜19年ごろに来日した中国の美容家の目に留まったことが転機だった。中国ですでに注目されていた糖化にアプローチする素晴らしい日本の製品があるとSNSで発信してもらえたことで、中国を中心に爆発的な人気が出た。国別売上高構成比では約80%を中華圏が占める。次いで日本などだ。

WWD:コロナ禍に観光客が減少したことの影響は?

森本:訪日客率が高いブランドなので、コロナ禍を生き抜くのは大変だった。ただ中華圏ではスキンケアにこだわる傾向がより高まった時期でもあったため、SNSでのライブ配信やデジタル広告、ECでの販売を強化したことで、同地域の売上高は堅調に推移した。海外での根強い人気に支えられ、2ケタ成長を続けている。

WWD:ブランドの課題は?

森本:あらためて日本のブランドとしてのポジショニングを確立することだ。23年はデジタル広告を中心に認知拡大を図ったが、市場の競争は非常に激しく、成果を効率的に上げることが難しかった。一方で訪日客が戻ってくるにつれて、日本人の売り上げが伸び始めた。同年後半以降、羽田や成田、関西国際などの空港免税店で、売り場面積や製品を拡大・拡充することができた。

WWD:課題に対処するための取り組みは?

森本:23年に社員全員を巻き込んで、ブランドの世界観やDNAを見つめ直し、パーパスを再定義した。忙しい日常においても、スキンケアをするときには自分自身を慈しむ心地よい時間を大切にしてほしいと提案している。

WWD:24年はどのような年だったか?

森本:4月の旗艦店オープンは、ブランドとして大きな一歩だった。23年のデジタル広告施策の学びから、言葉やビジュアルだけでは伝わらない、実感を伴った体験を提供していきたいという思いが強まったことが発端だ。3階建ての空間を生かして、「抗糖化の館」を構想した。1階では黄金色の竹林をイメージした空間でスキンケア製品を販売し、外側から自身の肌と向き合ってもらう。2階のティーハウスでは、内側からのケアに着目したお茶と甘味を提供する。3階のリラクゼーションラウンジでは、五感を通して心をケアするプログラムを用意している。

WWD:旗艦店の反響は?

森本:来店客数は秋ごろから増加傾向にある。1階の売り場は既存顧客含め訪日客の割合が50%を超えるが、2階のティーハウスには「ココチ」を知らない日本人のお客さまも多く訪れており、ブランドを知ってもらうよいきっかけになっている。どのような形であれ「ココチ」に出合ってくれたお客さまに、ブランドのことをより知ってもらう施策を強化していく。

WWD:9月には人気の洗い流すタイプのクリームマスクをリニューアルし、“ココチ AG グローイング エッセンス クリーム マスク”(エッセンスクリーム20g、エッセンスマスク90g、6600円)を発売した。

森本:世界で累計740万個(2021年5月〜24年10月、ココチコスメ調べ)を出荷する主力商品だ。これまでで最大のリニューアルで、黄ぐすみにアプローチするオリモス®をアップグレードし、抗糖化をより強く感じられる設計に変更した。日本での導入はこれからだが、レフィル可能なパッケージを採用したほか、お客さまからの声を反映し、より使いやすい形状に改良した。リニューアルを機に、「アットコスメトーキョー(@cosme TOKYO)」と「アットコスメオーサカ(@cosme OSAKA)」でポップアップを開催したが、大阪では特設売り場で非常に好調な売り上げを記録するなど、ブランドの伸び代を感じた。

WWD:25年に注力することは?

森本:お客さまとの関係を深める一年にしたい。旗艦店を活用し、コミュニティー形成やメディア発信を強める計画だ。既存商品で高まる訪日客需要にアプローチしつつ、日本人に向けた新シリーズの展開も視野に入れるなど攻勢を続け、2ケタ成長を維持する。

WWD:未来に見据える可能性は?

森本:まずは旗艦店に足を運んでくださったお客さまに「ココチ」のことをより深く理解してもらい、好きになってもらえるよう取り組む。そして旗艦店の外でも「ココチ」を気にかけてもらい、再来店や発信につながる仕掛けやサービスを開発していく。

実現の可能性はゼロじゃない私の夢

『365日、“ここちいい”人生を送りたい』

“ここちいい”人生を送るためには自分を知り、多様な心地よさを体験してみるべきだと考えている。趣味の登山ではこれまで日本アルプスを堪能する機会が多かったので、海外のより高い山やまだ知らない山にも挑戦し、新しい心地よさを見つけたい。

COMPANY DATA
ココチコスメ

日本発のスキンケアブランド「ココチ」は、「スキンケアは信頼できる確かなサイエンスや効果とともに、“ここちいい”ものでありたい」をコンセプトに2017年に誕生。肌をこわばらせくすませるエイジングの原因の一つである糖化に着目し、使っていて“ここちいい”製品を開発する。来日した中国の美容家の目に留まったことで、日本市場に先んじて中国で「抗糖化」コスメのパイオニアとして市場に浸透し、業績を伸ばし続けている


問い合わせ先
ココチコスメ
0120-458-558

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【ココチコスメ 森本俊樹CEO】日本発ブランドを再構築 旗艦店を活用し世界に発信

PROFILE: 森本俊樹/CEO

森本俊樹/CEO
PROFILE: (もりもと・としき)1980年生まれ。2006年に大学卒業後、プロクター・アンド・ギャンブルに入社し「SK-II」を担当。消費者・市場インサイトの理解を基に、ブランドの戦略策定や商品ポートフォリオのリニューアルなどのプロジェクトに参画。LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトンやコンパニー フィナンシエール リシュモンでブランドマーケティング統括責任者を経験したのち、「日本発信のブランド創りに貢献したい」という思いの下で23年5月現職に着任。趣味はランニングと登山 PHOTO : SHUNICHI ODA

中国で人気に火がつき逆輸入という形で存在感を高めている「ココチ(COCOCHI)」は、日本発のブランドとしてポジショニングを再構築中だ。2023年にパーパスを「肌が、わたしを織りなしていく」と定め、ブランドが向かう先を明確にした。24年はそれを体現する旗艦店のオープンと主力商品のリニューアルでブランドの認知向上に努めた。25年は顧客との関係をさらに深め、次なるステージへと向かう。

日本発のブランドとして
さらなる認知拡大を目指す

WWD:ブランドの設立から中国市場での成功までをどのように振り返る?

森本俊樹CEO(以下、森本):日本のブランドの魅力を世界に届けたいという思いから、2017年に設立した。同志社大学と抗糖化の研究を行い、独自原料Orimos(オリモス)®を配合した製品を届けている。18〜19年ごろに来日した中国の美容家の目に留まったことが転機だった。中国ですでに注目されていた糖化にアプローチする素晴らしい日本の製品があるとSNSで発信してもらえたことで、中国を中心に爆発的な人気が出た。国別売上高構成比では約80%を中華圏が占める。次いで日本などだ。

WWD:コロナ禍に観光客が減少したことの影響は?

森本:訪日客率が高いブランドなので、コロナ禍を生き抜くのは大変だった。ただ中華圏ではスキンケアにこだわる傾向がより高まった時期でもあったため、SNSでのライブ配信やデジタル広告、ECでの販売を強化したことで、同地域の売上高は堅調に推移した。海外での根強い人気に支えられ、2ケタ成長を続けている。

WWD:ブランドの課題は?

森本:あらためて日本のブランドとしてのポジショニングを確立することだ。23年はデジタル広告を中心に認知拡大を図ったが、市場の競争は非常に激しく、成果を効率的に上げることが難しかった。一方で訪日客が戻ってくるにつれて、日本人の売り上げが伸び始めた。同年後半以降、羽田や成田、関西国際などの空港免税店で、売り場面積や製品を拡大・拡充することができた。

WWD:課題に対処するための取り組みは?

森本:23年に社員全員を巻き込んで、ブランドの世界観やDNAを見つめ直し、パーパスを再定義した。忙しい日常においても、スキンケアをするときには自分自身を慈しむ心地よい時間を大切にしてほしいと提案している。

WWD:24年はどのような年だったか?

森本:4月の旗艦店オープンは、ブランドとして大きな一歩だった。23年のデジタル広告施策の学びから、言葉やビジュアルだけでは伝わらない、実感を伴った体験を提供していきたいという思いが強まったことが発端だ。3階建ての空間を生かして、「抗糖化の館」を構想した。1階では黄金色の竹林をイメージした空間でスキンケア製品を販売し、外側から自身の肌と向き合ってもらう。2階のティーハウスでは、内側からのケアに着目したお茶と甘味を提供する。3階のリラクゼーションラウンジでは、五感を通して心をケアするプログラムを用意している。

WWD:旗艦店の反響は?

森本:来店客数は秋ごろから増加傾向にある。1階の売り場は既存顧客含め訪日客の割合が50%を超えるが、2階のティーハウスには「ココチ」を知らない日本人のお客さまも多く訪れており、ブランドを知ってもらうよいきっかけになっている。どのような形であれ「ココチ」に出合ってくれたお客さまに、ブランドのことをより知ってもらう施策を強化していく。

WWD:9月には人気の洗い流すタイプのクリームマスクをリニューアルし、“ココチ AG グローイング エッセンス クリーム マスク”(エッセンスクリーム20g、エッセンスマスク90g、6600円)を発売した。

森本:世界で累計740万個(2021年5月〜24年10月、ココチコスメ調べ)を出荷する主力商品だ。これまでで最大のリニューアルで、黄ぐすみにアプローチするオリモス®をアップグレードし、抗糖化をより強く感じられる設計に変更した。日本での導入はこれからだが、レフィル可能なパッケージを採用したほか、お客さまからの声を反映し、より使いやすい形状に改良した。リニューアルを機に、「アットコスメトーキョー(@cosme TOKYO)」と「アットコスメオーサカ(@cosme OSAKA)」でポップアップを開催したが、大阪では特設売り場で非常に好調な売り上げを記録するなど、ブランドの伸び代を感じた。

WWD:25年に注力することは?

森本:お客さまとの関係を深める一年にしたい。旗艦店を活用し、コミュニティー形成やメディア発信を強める計画だ。既存商品で高まる訪日客需要にアプローチしつつ、日本人に向けた新シリーズの展開も視野に入れるなど攻勢を続け、2ケタ成長を維持する。

WWD:未来に見据える可能性は?

森本:まずは旗艦店に足を運んでくださったお客さまに「ココチ」のことをより深く理解してもらい、好きになってもらえるよう取り組む。そして旗艦店の外でも「ココチ」を気にかけてもらい、再来店や発信につながる仕掛けやサービスを開発していく。

実現の可能性はゼロじゃない私の夢

『365日、“ここちいい”人生を送りたい』

“ここちいい”人生を送るためには自分を知り、多様な心地よさを体験してみるべきだと考えている。趣味の登山ではこれまで日本アルプスを堪能する機会が多かったので、海外のより高い山やまだ知らない山にも挑戦し、新しい心地よさを見つけたい。

COMPANY DATA
ココチコスメ

日本発のスキンケアブランド「ココチ」は、「スキンケアは信頼できる確かなサイエンスや効果とともに、“ここちいい”ものでありたい」をコンセプトに2017年に誕生。肌をこわばらせくすませるエイジングの原因の一つである糖化に着目し、使っていて“ここちいい”製品を開発する。来日した中国の美容家の目に留まったことで、日本市場に先んじて中国で「抗糖化」コスメのパイオニアとして市場に浸透し、業績を伸ばし続けている


問い合わせ先
ココチコスメ
0120-458-558

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「マリメッコ」の人気バッグシリーズからショコラブラウンカラーの新作コレクション

「マリメッコ(MARIMEKKO)」は2月21日から順次、タイムレスなデザインと機能性を兼ね備えた人気バッグシリーズ“ウェア オール デイ バッグ(Wear all days bags)”から新作コレクションを発売する。

“プレスプリング 2025 コレクション”

ラインアップは、大容量のバックパックからコンパクトなショルダーバッグまで、ライフスタイルや用途に応じて活用できる全5型(3万8500〜5万7200円)。ショコラブラウンのボディーにトーンオントーンで“ピイィルト ウニッコ(Piirto Unikko)”をあしらい、ミニマルで洗練された雰囲気のデザインに仕上げた。

さらに同日、ピスタチオカラーのショルダーバッグを発売する。価格は3万5200円。

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「マリメッコ」の人気バッグシリーズからショコラブラウンカラーの新作コレクション

「マリメッコ(MARIMEKKO)」は2月21日から順次、タイムレスなデザインと機能性を兼ね備えた人気バッグシリーズ“ウェア オール デイ バッグ(Wear all days bags)”から新作コレクションを発売する。

“プレスプリング 2025 コレクション”

ラインアップは、大容量のバックパックからコンパクトなショルダーバッグまで、ライフスタイルや用途に応じて活用できる全5型(3万8500〜5万7200円)。ショコラブラウンのボディーにトーンオントーンで“ピイィルト ウニッコ(Piirto Unikko)”をあしらい、ミニマルで洗練された雰囲気のデザインに仕上げた。

さらに同日、ピスタチオカラーのショルダーバッグを発売する。価格は3万5200円。

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猫の日に向けて「ポール & ジョー」が今年も限定ウオッチを発売 猫柄ソックスやスリッパも

「ポール & ジョー(PAUL & JOE)」と「ポール & ジョー アクセソワ(PAUL & JOE ACCESSOIRES)」は“にゃんにゃんデー”の2月22日に向けて、同ブランドのアイコン猫のヌネットやジプシーを描いた新作アイテムや、限定ウオッチ“ヌネット イン パリスⅡ(Nounette in ParisⅡ)”(2万4200円)を発売する。

限定ウオッチ第2弾

“ヌネットインパリスⅡ” は、昨年春に発売し即完売となったモデルの第二弾として発売するにゃんにゃんデー限定ウオッチ。トーナルプリントのハートを散りばめたブルーのダイヤルに、真っ赤なベレー帽とスカーフ、ブルーとホワイトのボーダーTシャツに身を包んだパリジャンなヌネットがお座りする遊び心あふれるデザインに仕上げた。濃紺のシュリンクレザーストラップにはホワイトのステッチを施している。 2月7日にフォーチューンスクエアで先行発売、2月14日に店頭で順次発売する。

愛らしい猫をデザインした新作アイテム

新作コレクションは、ソフィー・メシャリー(Sophie Mechaly)=クリエイティブディレクターの愛猫ヌネットとジプシーのプリントソックス(全2柄、各1980円)や、ジプシーをプリントしたファスナー付きタオル(1320円)など、愛らしい猫柄のアイテムをラインアップ。

ほか、ヌネットをプリントしたスリッパ(3080円)や、 A4サイズも収納可能な、猫たちが額縁から覗くデザインのトートバッグ(5830円)も用意する。

取り扱いは、「ポール & ジョー」公式オンラインストアや全国の百貨店など。スリッパとソックス(ジプシーとヌネットのコラージュ柄)は2月上旬、トートバッグは2月中旬、ファスナー付きタオルは3月中旬に発売する。ジプシー&ヌネットとフランス菊柄のソックスは発売時期未定。

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猫の日に向けて「ポール & ジョー」が今年も限定ウオッチを発売 猫柄ソックスやスリッパも

「ポール & ジョー(PAUL & JOE)」と「ポール & ジョー アクセソワ(PAUL & JOE ACCESSOIRES)」は“にゃんにゃんデー”の2月22日に向けて、同ブランドのアイコン猫のヌネットやジプシーを描いた新作アイテムや、限定ウオッチ“ヌネット イン パリスⅡ(Nounette in ParisⅡ)”(2万4200円)を発売する。

限定ウオッチ第2弾

“ヌネットインパリスⅡ” は、昨年春に発売し即完売となったモデルの第二弾として発売するにゃんにゃんデー限定ウオッチ。トーナルプリントのハートを散りばめたブルーのダイヤルに、真っ赤なベレー帽とスカーフ、ブルーとホワイトのボーダーTシャツに身を包んだパリジャンなヌネットがお座りする遊び心あふれるデザインに仕上げた。濃紺のシュリンクレザーストラップにはホワイトのステッチを施している。 2月7日にフォーチューンスクエアで先行発売、2月14日に店頭で順次発売する。

愛らしい猫をデザインした新作アイテム

新作コレクションは、ソフィー・メシャリー(Sophie Mechaly)=クリエイティブディレクターの愛猫ヌネットとジプシーのプリントソックス(全2柄、各1980円)や、ジプシーをプリントしたファスナー付きタオル(1320円)など、愛らしい猫柄のアイテムをラインアップ。

ほか、ヌネットをプリントしたスリッパ(3080円)や、 A4サイズも収納可能な、猫たちが額縁から覗くデザインのトートバッグ(5830円)も用意する。

取り扱いは、「ポール & ジョー」公式オンラインストアや全国の百貨店など。スリッパとソックス(ジプシーとヌネットのコラージュ柄)は2月上旬、トートバッグは2月中旬、ファスナー付きタオルは3月中旬に発売する。ジプシー&ヌネットとフランス菊柄のソックスは発売時期未定。

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斉藤和義の「斉藤工務店」が「ジャパン ブルー ジーンズ」とコラボ ジーンズやベトジャンを発売

ジャパンブルーの「ジャパン ブルー ジーンズ(JAPAN BLUE JEANS)」は、アーティストの斉藤和義が手掛ける「斉藤工務店」とのコラボアイテムを発売する。2月14〜23日の期間、公式オンラインで先行予約を受け付け、4月中旬に「ジャパン ブルー ジーンズ」渋谷店および児島店などで順次発売する。

「斉藤工務店」コラボ
ジーンズとベトジャン、シャツを販売

コラボアイテムは、ジーンズ(2万8600円〜)とベトジャン(6万500円)、シャンブレーシャツ(1万9800円)をラインアップする。ジーンズは、青色セルヴィッチの生地を採用し、オリジナルデザインの革パッチやフラッシャーをあしらい、斉藤によるイラストをポケット内布に配した。ベトジャンは、同氏が好むネコや、“弾”の文字、またジーンズとギター、“せ”マークのピックを刺しゅうで表現した。シャンブレーシャツは、両胸にポケットを配し、左前襟にはギターを模した黒の刺しゅうをあしらう。

「斉藤工務店」は、斉藤和義が2019年に開始したガレージブランド。同年より、「ジャパン ブルー ジーンズ」とコラボ、エプロンやペンケースを制作したほか、23年にはジーンズ、コートも共に手掛けた。

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斉藤和義の「斉藤工務店」が「ジャパン ブルー ジーンズ」とコラボ ジーンズやベトジャンを発売

ジャパンブルーの「ジャパン ブルー ジーンズ(JAPAN BLUE JEANS)」は、アーティストの斉藤和義が手掛ける「斉藤工務店」とのコラボアイテムを発売する。2月14〜23日の期間、公式オンラインで先行予約を受け付け、4月中旬に「ジャパン ブルー ジーンズ」渋谷店および児島店などで順次発売する。

「斉藤工務店」コラボ
ジーンズとベトジャン、シャツを販売

コラボアイテムは、ジーンズ(2万8600円〜)とベトジャン(6万500円)、シャンブレーシャツ(1万9800円)をラインアップする。ジーンズは、青色セルヴィッチの生地を採用し、オリジナルデザインの革パッチやフラッシャーをあしらい、斉藤によるイラストをポケット内布に配した。ベトジャンは、同氏が好むネコや、“弾”の文字、またジーンズとギター、“せ”マークのピックを刺しゅうで表現した。シャンブレーシャツは、両胸にポケットを配し、左前襟にはギターを模した黒の刺しゅうをあしらう。

「斉藤工務店」は、斉藤和義が2019年に開始したガレージブランド。同年より、「ジャパン ブルー ジーンズ」とコラボ、エプロンやペンケースを制作したほか、23年にはジーンズ、コートも共に手掛けた。

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「ニューエラ」× 俳優・高倉健 × 日本最古の綿布商「永樂屋」 トリプルコラボアイテム発売

「ニューエラ(NEW ERA)」は2月16日、日本を代表する俳優の高倉健と元和元年(1615年)に京都にて日本最古の綿布商として創業し、現在は手ぬぐいや風呂敷などを製造、販売している「永樂屋」とのトリプルコラボレーションアイテムを発売する。

アイテムは、キャップ“59FIFTY”(1万1000円)とTシャツ(8800円)をラインアップ。全国の「ニューエラ」ストア公式ウェブサイトで高倉健の誕生日である2月16日から販売する。

キャップ

キャップは、「ニューエラ」の代表的モデル“59FIFTY”をベースに、キャップ全体に手ぬぐいを使用。フロントには高倉健の横顔、右サイドには永樂屋の屋号、アンダーバイザーには高倉健のサインがデザインされている。

Tシャツ

オーバーサイズの半袖Tシャツをベースに、フロントには高倉健の横顔を大胆にあしらい、バックには高倉健のサイン、右袖には永樂屋の屋号を配置した。

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「ニューエラ」× 俳優・高倉健 × 日本最古の綿布商「永樂屋」 トリプルコラボアイテム発売

「ニューエラ(NEW ERA)」は2月16日、日本を代表する俳優の高倉健と元和元年(1615年)に京都にて日本最古の綿布商として創業し、現在は手ぬぐいや風呂敷などを製造、販売している「永樂屋」とのトリプルコラボレーションアイテムを発売する。

アイテムは、キャップ“59FIFTY”(1万1000円)とTシャツ(8800円)をラインアップ。全国の「ニューエラ」ストア公式ウェブサイトで高倉健の誕生日である2月16日から販売する。

キャップ

キャップは、「ニューエラ」の代表的モデル“59FIFTY”をベースに、キャップ全体に手ぬぐいを使用。フロントには高倉健の横顔、右サイドには永樂屋の屋号、アンダーバイザーには高倉健のサインがデザインされている。

Tシャツ

オーバーサイズの半袖Tシャツをベースに、フロントには高倉健の横顔を大胆にあしらい、バックには高倉健のサイン、右袖には永樂屋の屋号を配置した。

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「マリメッコ」のアジア限定カラーバッグやビオトープの別注「リーバイス」など! 来週発売のファッションアイテム7選【2/10〜2/16】

ファッションアイテムの発売情報を「WWDJAPAN」的視点でピックアップ!今回は2月10〜16日に発売するアイテムを紹介します。「マリメッコ(MARIMEKKO)」は、アジア限定カラーの“ウニッコ(Unikko)”をあしらったバッグ“ランチバッグ(Lunchbag)”“ヴァンッカ(Vankka)”を2月14日から順次販売します。“日常を彩る春らしいカラー”がいいですね。

一方、ビオトープは、「リーバイス(LEVI‘S)」に別注したメンズのデニムジャケットを発売します。昨年の限定モデルがブラックデニムで再登場です。「リーバイス」はさまざまなブランドとコラボしていて、あらためてその魅力が再注目されています。

【2月11日発売】
N.ハリウッド テストプロダクト エクスチェンジサービス
(N.HOOLYWOOD TEST PRODUCT EXCHANGE SERVICE)

グレートーンをまとう
別注カラーの“1906U”

“N.ハリウッド テストプロダクト エクスチェンジサービス(N.HOOLYWOOD TEST PRODUCT EXCHANGE SERVICE)”は、「ニューバランス(NEW BALANCE)」、インビンシブル(INVINCIBLE)と昨年トリプルコラボしたスニーカー“M1906NIH”の素材を踏襲した、“1906U”の「ニューバランス」別注カラーを発売する。甲周りやシューレースホールには左右で異なる配色にデザインし、アッパーはリフレクター、グリットメッシュ、リップストップ、ヌバック、毛足の長い起毛スエード、合皮を使用しながらグレートーンで仕上げた。

■商品詳細

別注スニーカー(3万3000円)

【2月12日先行発売】
スナイデル ホーム
(SNIDEL HOME)

“ハローキティ”と初コラボ
ウエアやバッグ、アクセサリーなど

「スナイデル ホーム(SNIDEL HOME)」は、サンリオの“ハローキティ”との初のコラボアイテムを発売する。ニットアイテムなどウエアをはじめ、バッグやヘアアクセサリーなど幅広くラインナップ。オンライン限定色として、ネイビーのアイテムも用意する。

■商品詳細

カーディガン(9900円)
スエット(7920円)
ブランケット(7920円)
バニティポーチ(5940円)
ルームシューズ(6380円)
※一部商品

【2月12日先行発売】
マーク ジェイコブス
(MARC JACOBS)

伊勢丹新宿本店ポップアップ
バッグを世界先行発売

「マーク ジェイコブス(MARC JACOBS)」は2月12〜18日の期間、伊勢丹新宿本店でポップアップ“ザ ハウス オブ マークジェイコブス(THE HOUSE OF MARC JACOBS)”を開催する。会場では、アーティストの故スティーブン・スプラウス(Stephen Sprouse)とコラボした“40TH アニバーサリー×スティーブン・スプラウス ザ トート バッグ”をポップアップ限定で世界先行販売する。

■商品詳細

コラボバッグ(9万9000円)

【2月13日発売】
イエナ
(IENA)

山本マナとコラボ
デニムアイテム3型を制作

「イエナ(IENA)」は、スタイリストの山本マナとコラボしたデニムアイテムを発売する。スカーフ付きのデニムオールインワン、デニムハット、ブラウスの3型をラインアップする。すでに公式オンラインで予約を受け付けている。

■商品詳細

オールインワン(4万1800円)
ハット(1万6500円)
ブラウス(1万4300円)

【2月14日発売】
G-ショック
(G-SHOCK)

「バービー」人形とコラボ
鮮やかなピンクのウオッチ

カシオ計算機の「G-ショック(G-SHOCK)」は、「バービー(BARBIE)」とのコラボウオッチ“GMA-S110BE”を発売する。“GMA-S110”を土台とし、部位ごとにニュアンスを変えたワントーンピンクを配色。ハートモチーフや「バービー」ロゴで世界観を表現した。

■商品詳細

コラボウオッチ(2万4750円)

【2月14日発売】
マリメッコ
(MARIMEKKO)

アジア限定カラーを配した
“ランチバッグ”と“ヴァンッカ”

「マリメッコ(MARIMEKKO)」は、アジア限定カラーの“ウニッコ(Unikko)”をあしらったバッグ“ランチバッグ(Lunchbag)”“ヴァンッカ(Vankka)”を順次発売する。“ランチバッグ”はライトブルーとクリームイエロー、タンジェリンオレンジ、“ヴァンッカ”は、サンドベージュ&タンジェリンオレンジを制作した。

■商品詳細

バッグ“ランチバッグ”(2万2000円)
バッグ“ヴァンッカ”(1万3200円)

【2月14日発売】
ビオトープ
(BIOTOP)

「リーバイス」に別注
ブラックのデニムジャケット

ビオトープは、「リーバイス(LEVI‘S)」に別注したメンズのデニムジャケットを発売する。洗いをかけたコットンと、ヘンプのネック感のある生地に別注。またブラックデニムに加工を施すことで、ビンテージのフェードブラックを表現した。すでに公式オンラインで予約を受け付けている。

■商品詳細

別注デニムジャケット(2万2000円)

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「マリメッコ」のアジア限定カラーバッグやビオトープの別注「リーバイス」など! 来週発売のファッションアイテム7選【2/10〜2/16】

ファッションアイテムの発売情報を「WWDJAPAN」的視点でピックアップ!今回は2月10〜16日に発売するアイテムを紹介します。「マリメッコ(MARIMEKKO)」は、アジア限定カラーの“ウニッコ(Unikko)”をあしらったバッグ“ランチバッグ(Lunchbag)”“ヴァンッカ(Vankka)”を2月14日から順次販売します。“日常を彩る春らしいカラー”がいいですね。

一方、ビオトープは、「リーバイス(LEVI‘S)」に別注したメンズのデニムジャケットを発売します。昨年の限定モデルがブラックデニムで再登場です。「リーバイス」はさまざまなブランドとコラボしていて、あらためてその魅力が再注目されています。

【2月11日発売】
N.ハリウッド テストプロダクト エクスチェンジサービス
(N.HOOLYWOOD TEST PRODUCT EXCHANGE SERVICE)

グレートーンをまとう
別注カラーの“1906U”

“N.ハリウッド テストプロダクト エクスチェンジサービス(N.HOOLYWOOD TEST PRODUCT EXCHANGE SERVICE)”は、「ニューバランス(NEW BALANCE)」、インビンシブル(INVINCIBLE)と昨年トリプルコラボしたスニーカー“M1906NIH”の素材を踏襲した、“1906U”の「ニューバランス」別注カラーを発売する。甲周りやシューレースホールには左右で異なる配色にデザインし、アッパーはリフレクター、グリットメッシュ、リップストップ、ヌバック、毛足の長い起毛スエード、合皮を使用しながらグレートーンで仕上げた。

■商品詳細

別注スニーカー(3万3000円)

【2月12日先行発売】
スナイデル ホーム
(SNIDEL HOME)

“ハローキティ”と初コラボ
ウエアやバッグ、アクセサリーなど

「スナイデル ホーム(SNIDEL HOME)」は、サンリオの“ハローキティ”との初のコラボアイテムを発売する。ニットアイテムなどウエアをはじめ、バッグやヘアアクセサリーなど幅広くラインナップ。オンライン限定色として、ネイビーのアイテムも用意する。

■商品詳細

カーディガン(9900円)
スエット(7920円)
ブランケット(7920円)
バニティポーチ(5940円)
ルームシューズ(6380円)
※一部商品

【2月12日先行発売】
マーク ジェイコブス
(MARC JACOBS)

伊勢丹新宿本店ポップアップ
バッグを世界先行発売

「マーク ジェイコブス(MARC JACOBS)」は2月12〜18日の期間、伊勢丹新宿本店でポップアップ“ザ ハウス オブ マークジェイコブス(THE HOUSE OF MARC JACOBS)”を開催する。会場では、アーティストの故スティーブン・スプラウス(Stephen Sprouse)とコラボした“40TH アニバーサリー×スティーブン・スプラウス ザ トート バッグ”をポップアップ限定で世界先行販売する。

■商品詳細

コラボバッグ(9万9000円)

【2月13日発売】
イエナ
(IENA)

山本マナとコラボ
デニムアイテム3型を制作

「イエナ(IENA)」は、スタイリストの山本マナとコラボしたデニムアイテムを発売する。スカーフ付きのデニムオールインワン、デニムハット、ブラウスの3型をラインアップする。すでに公式オンラインで予約を受け付けている。

■商品詳細

オールインワン(4万1800円)
ハット(1万6500円)
ブラウス(1万4300円)

【2月14日発売】
G-ショック
(G-SHOCK)

「バービー」人形とコラボ
鮮やかなピンクのウオッチ

カシオ計算機の「G-ショック(G-SHOCK)」は、「バービー(BARBIE)」とのコラボウオッチ“GMA-S110BE”を発売する。“GMA-S110”を土台とし、部位ごとにニュアンスを変えたワントーンピンクを配色。ハートモチーフや「バービー」ロゴで世界観を表現した。

■商品詳細

コラボウオッチ(2万4750円)

【2月14日発売】
マリメッコ
(MARIMEKKO)

アジア限定カラーを配した
“ランチバッグ”と“ヴァンッカ”

「マリメッコ(MARIMEKKO)」は、アジア限定カラーの“ウニッコ(Unikko)”をあしらったバッグ“ランチバッグ(Lunchbag)”“ヴァンッカ(Vankka)”を順次発売する。“ランチバッグ”はライトブルーとクリームイエロー、タンジェリンオレンジ、“ヴァンッカ”は、サンドベージュ&タンジェリンオレンジを制作した。

■商品詳細

バッグ“ランチバッグ”(2万2000円)
バッグ“ヴァンッカ”(1万3200円)

【2月14日発売】
ビオトープ
(BIOTOP)

「リーバイス」に別注
ブラックのデニムジャケット

ビオトープは、「リーバイス(LEVI‘S)」に別注したメンズのデニムジャケットを発売する。洗いをかけたコットンと、ヘンプのネック感のある生地に別注。またブラックデニムに加工を施すことで、ビンテージのフェードブラックを表現した。すでに公式オンラインで予約を受け付けている。

■商品詳細

別注デニムジャケット(2万2000円)

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ラフ・シモンズとの決別から6年 「カルバン・クライン」 がミニマルテーラードで見せた“らしさ”の深化

「カルバン・クライン(CALVIN KLEIN)」が6年ぶりにニューヨーク・ファッション・ウイークに戻ってきた。現地時間2月7日、ヴェロニカ・レオーニ(Veronica Leoni)」新コレクション・クリエイティブ・ディレクターによる2025年秋コレクションを披露した。

「カルバン・クライン」のコレクションラインである「カルバン・クライン コレクション」は、かつて17年から4シーズン、世界的デザイナーのラフ・シモンズ(Raf Simons)が手掛けた。業界にも大きな話題を巻き起こしたものの業績不振により協業を終了。ラフと決別して以来は、ニューヨークのランウエイから姿を消していた。

それから6年の時を経てカムバックした「カルバン・クライン コレクション」が、ランウエイで何を打ち出すのかーー。それは、ショーが始まった時点で明白だった。冒頭から連発したのは、テーラードを軸としたクラシックでミニマルなスタイル。ノーカラーのロングジャケットや、ハリのあるオーバーサイズトレンチコート。ピンストライプのジャケット&トラウザーズのセットアップには、さらに同柄のオーバーサイズコートをレイヤリングする。テーラードアイテムは内側が空洞の構造が、軽やかなシルエットを作り出す。

何気ないブラックドレスにも、パターンの妙が生み出す構築的な美しさとムードがある。程よい緊張感がありながら、着る者にも見る者にもストレスを感じさせない仕立ての良さ。これまで欧州のメゾンブランドで培い、自身のブランド「クイラ(QUIRA)」でも発揮する、ヴェロニカのテーラリング技術の賜物だ。

アメカジ要素を取り入れ
ブランドらしさを守り進化

かつてラフが手掛けたコレクションは、業界では高い評価を得ていたもののの、実際には挑戦的な価格と先鋭的すぎるデザインで、既存のファンを置き去りにしてしまった。「カルバン・クライン」というよりも、“ラフ・シモンズの服”としての色が強すぎたのかもしれない。その点でいえばヴェロニカによるファーストコレクションは、後半には「カルバン・クライン」のアイコンであるジーンズやボンバージャケット、レザーブルゾンなどアメリカンカジュアルの要素もうまく織り交ぜられ、「ブランドのエッセンスを守りながら、いかにブランドを進化させるか」という彼女の試みが見てとれた。

大衆ブランドとしての「カルバン・クライン」は近年、BLACKPINKのジェニーやBTSのジョングクなどをアンバサダーに起用した広告マーケティングに惜しみなく投資しており、アンダーウエアやジーンズをフックとして、若者の間で人気が再燃している。そんなカジュアルでエッジー、セクシーなイメージにコレクションブランドとしての魅力が復活すれば、「カルバン・クライン」ブランドとしても次なるステージが見えてくるだろう。

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ラフ・シモンズとの決別から6年 「カルバン・クライン」 がミニマルテーラードで見せた“らしさ”の深化

「カルバン・クライン(CALVIN KLEIN)」が6年ぶりにニューヨーク・ファッション・ウイークに戻ってきた。現地時間2月7日、ヴェロニカ・レオーニ(Veronica Leoni)」新コレクション・クリエイティブ・ディレクターによる2025年秋コレクションを披露した。

「カルバン・クライン」のコレクションラインである「カルバン・クライン コレクション」は、かつて17年から4シーズン、世界的デザイナーのラフ・シモンズ(Raf Simons)が手掛けた。業界にも大きな話題を巻き起こしたものの業績不振により協業を終了。ラフと決別して以来は、ニューヨークのランウエイから姿を消していた。

それから6年の時を経てカムバックした「カルバン・クライン コレクション」が、ランウエイで何を打ち出すのかーー。それは、ショーが始まった時点で明白だった。冒頭から連発したのは、テーラードを軸としたクラシックでミニマルなスタイル。ノーカラーのロングジャケットや、ハリのあるオーバーサイズトレンチコート。ピンストライプのジャケット&トラウザーズのセットアップには、さらに同柄のオーバーサイズコートをレイヤリングする。テーラードアイテムは内側が空洞の構造が、軽やかなシルエットを作り出す。

何気ないブラックドレスにも、パターンの妙が生み出す構築的な美しさとムードがある。程よい緊張感がありながら、着る者にも見る者にもストレスを感じさせない仕立ての良さ。これまで欧州のメゾンブランドで培い、自身のブランド「クイラ(QUIRA)」でも発揮する、ヴェロニカのテーラリング技術の賜物だ。

アメカジ要素を取り入れ
ブランドらしさを守り進化

かつてラフが手掛けたコレクションは、業界では高い評価を得ていたもののの、実際には挑戦的な価格と先鋭的すぎるデザインで、既存のファンを置き去りにしてしまった。「カルバン・クライン」というよりも、“ラフ・シモンズの服”としての色が強すぎたのかもしれない。その点でいえばヴェロニカによるファーストコレクションは、後半には「カルバン・クライン」のアイコンであるジーンズやボンバージャケット、レザーブルゾンなどアメリカンカジュアルの要素もうまく織り交ぜられ、「ブランドのエッセンスを守りながら、いかにブランドを進化させるか」という彼女の試みが見てとれた。

大衆ブランドとしての「カルバン・クライン」は近年、BLACKPINKのジェニーやBTSのジョングクなどをアンバサダーに起用した広告マーケティングに惜しみなく投資しており、アンダーウエアやジーンズをフックとして、若者の間で人気が再燃している。そんなカジュアルでエッジー、セクシーなイメージにコレクションブランドとしての魅力が復活すれば、「カルバン・クライン」ブランドとしても次なるステージが見えてくるだろう。

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「マーク ジェイコブス」が紡ぐおとぎ話の続章は、新たなクリエーションを生み出す“勇気“が原点

「マーク ジェイコブス(MARC JACOBS)」がニューヨーク現地時間の2月3日に2025年春夏コレクションを行った(実売期は秋冬)。非公式スケジュールとなるが、同ショーは事実上、ニューヨーク・ファッション・ウィークの幕開けを意味する。ニューヨーク公共図書館で行われたショーは恒例通りオンタイムでスタートした。
 
長い廊下に一列に並んだ座席の上に置かれたコレクションノートに記された今シーズンのテーマは“勇気(Courage)”。「心、謙虚さ、感謝の心に導かれ、私は恐れが敵ではなく、創造性、誠実さ、そして人生に不可欠な伴侶であることを理解した。自由があるからこそ、私たちは限りなく夢を見て想像し、批判や失敗を恐れずに脆さをさらけ出す(以下略)」と続いている。
 

シンプルなアイテムを際立たせるデフォルメされたシルエット

お馴染みフィリップ・グラスの旋律が流れる中、ランウェイに登場したのは、ボディーアーマーのように身体を保護したニットにボリューム感のあるハイウエストパンツという誇張されたスタイル。ポインテッドトゥのパンプスも不自然なほどにつま先部分が前に突き出している。ここ数シーズン、マークが見せたワンダーランドの続章とも言えるデフォルメされたシルエットで、ダイナミックさを表現したコレクションだ。中綿の入ったローゲージのニットとコーデュロイパンツの組み合わせやノルディック風のニットと丸くパターン取ったスカート、中綿を入れてボリュームを出したトレンチのように、派手さのないアイテムは大袈裟にデフォルメさせることで存在感を出している。こういった、一点投入することでスタイリングにメリハリを付けることができるアイテムも、パワフルなシルエットでありながらデザイン自体はシンプルなものが多く、店頭でも需要がありそうだ。
 
マークは毎シーズン、勇気を味方につけてドリーミーな世界観と新たなクリエーションを行ってきた。ここ数シーズンは誇張されたプロポーションを作ることで新たな世界観を形成しているようにも感じられる。ツンと極端に上を向いたポインテッドトゥのブーツ、逆に丸く膨らんだトゥのプラットフォームパンプスなど、滑稽さがアクセントになるアクセサリーの合わせもマークの常套句だ。パット・マクグラス(Pat McGrath)によるメイクもマークの紡ぐ物語に登場するキャラクターの存在感を強めている。

 
後半は大きなボウを胸元にあしらったガーリーなドレス、アニマル柄のパッド入りコートドレス、丸く膨れ上がったビッグスパンコールのドレスが続く。フィナーレは違った色味の赤でまとめた彫刻のような、それでいて軽さもあるドレスで、お伽話のような夢見心地な世界を締めくくった。フィナーレに現れたデザイナーのマーク・ジェイコブスは深々とお辞儀をし、そっと歩きながら袖へと消えた。コレクションノートの冒頭に記された一文を体現したような謙虚さの表れる振る舞いに心打たれた。

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「マーク ジェイコブス」が紡ぐおとぎ話の続章は、新たなクリエーションを生み出す“勇気“が原点

「マーク ジェイコブス(MARC JACOBS)」がニューヨーク現地時間の2月3日に2025年春夏コレクションを行った(実売期は秋冬)。非公式スケジュールとなるが、同ショーは事実上、ニューヨーク・ファッション・ウィークの幕開けを意味する。ニューヨーク公共図書館で行われたショーは恒例通りオンタイムでスタートした。
 
長い廊下に一列に並んだ座席の上に置かれたコレクションノートに記された今シーズンのテーマは“勇気(Courage)”。「心、謙虚さ、感謝の心に導かれ、私は恐れが敵ではなく、創造性、誠実さ、そして人生に不可欠な伴侶であることを理解した。自由があるからこそ、私たちは限りなく夢を見て想像し、批判や失敗を恐れずに脆さをさらけ出す(以下略)」と続いている。
 

シンプルなアイテムを際立たせるデフォルメされたシルエット

お馴染みフィリップ・グラスの旋律が流れる中、ランウェイに登場したのは、ボディーアーマーのように身体を保護したニットにボリューム感のあるハイウエストパンツという誇張されたスタイル。ポインテッドトゥのパンプスも不自然なほどにつま先部分が前に突き出している。ここ数シーズン、マークが見せたワンダーランドの続章とも言えるデフォルメされたシルエットで、ダイナミックさを表現したコレクションだ。中綿の入ったローゲージのニットとコーデュロイパンツの組み合わせやノルディック風のニットと丸くパターン取ったスカート、中綿を入れてボリュームを出したトレンチのように、派手さのないアイテムは大袈裟にデフォルメさせることで存在感を出している。こういった、一点投入することでスタイリングにメリハリを付けることができるアイテムも、パワフルなシルエットでありながらデザイン自体はシンプルなものが多く、店頭でも需要がありそうだ。
 
マークは毎シーズン、勇気を味方につけてドリーミーな世界観と新たなクリエーションを行ってきた。ここ数シーズンは誇張されたプロポーションを作ることで新たな世界観を形成しているようにも感じられる。ツンと極端に上を向いたポインテッドトゥのブーツ、逆に丸く膨らんだトゥのプラットフォームパンプスなど、滑稽さがアクセントになるアクセサリーの合わせもマークの常套句だ。パット・マクグラス(Pat McGrath)によるメイクもマークの紡ぐ物語に登場するキャラクターの存在感を強めている。

 
後半は大きなボウを胸元にあしらったガーリーなドレス、アニマル柄のパッド入りコートドレス、丸く膨れ上がったビッグスパンコールのドレスが続く。フィナーレは違った色味の赤でまとめた彫刻のような、それでいて軽さもあるドレスで、お伽話のような夢見心地な世界を締めくくった。フィナーレに現れたデザイナーのマーク・ジェイコブスは深々とお辞儀をし、そっと歩きながら袖へと消えた。コレクションノートの冒頭に記された一文を体現したような謙虚さの表れる振る舞いに心打たれた。

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【2025年ホワイトデー】虎ノ門ヒルズがホワイトデーイベント 数量限定スイーツからワイン、雑貨をラインアップ

虎ノ門ヒルズは2月15日〜3月14日の期間、ホワイトデーに向けたイベント「虎ノ門ヒルズ ホワイトデー2025」を開催する。

「虎ノ門ヒルズ ホワイトデー2025」を開催
限定商品を多数ラインアップ

同イベントは、虎ノ門ヒルズ内の23店舗が参加、スイーツやワイン、雑貨などを販売するほか、ホワイトデー限定商品もラインアップする。各商品の販売期間が異なり、詳細は公式サイトに記載する。

パティスリーパブロフ

人気商品のクグロフ型パウンドケーキを“プティ”サイズに焼き上げ、濃厚な焦がしバターの生地に、レーズンやクランベリー、ホワイトチョコ、いちごチョコを用いた“クグロフプティ ブラン”(2322円)を販売する。

ラ・ヴィネ

フランスワイン専門店のラ・ヴィネは、ボルドー地方グラーヴのシャトーとして名高いスミス・オー・ラフィットの“レ・ゾード・スミス・ロゼ”(4950円)を12本限定発売。品種ごとに醸造方法を変え、それらをブレンド、果実味のある華やかなボルドー・ロゼに仕上げた。

福島屋

北海道産の小麦とバターを使った生地を焼き上げた“薪石窯クッキー”(3024円)を発売する。薪石窯焼きの遠赤外線効果で適度に水分が飛び、旨みを凝縮、独特の歯応えも楽しめる。

カスク

往年のスター、マリリン・モンロー(Marilyn Monroe)が好んだとされるシャンパン“パイパー・エドシック”の気品と魅力を受け継いだ、“パイパー・エドシック エッセンシャル エクストラ ブリュット”(6900円)を50点限定発売する。

ベイユヴェール 虎ノ門

3種の異なるフレーバーのチョコレートガナッシュを彩り鮮やかなマカロンにサンドし、チョコレート製の小さな花で飾った“マカロン・オ・フルール ミニョン”(3888円)を数量限定発売する。

ラ・メゾン・デュ・ショコラ

甘酸っぱいブルーベリー風味の限定ダークガナッシュと、人気フレーバーを鮮やかなブルーのギフトボックスに詰め合わせた“エクラ ミルティーユ”(4320円)を数量限定販売する。

ルカフェ ラ ブティック ドゥ ジョエル・ロブション虎ノ門

ホワイトチョコレートといちごのチョコレートの上に、ナッツとドライフルーツをあしらった“マンディアン5P 限定フレーバー”(2200円)を販売する。

リチュエル

シンプルな原材料と良質なバターを用い、ハンドメイドで仕上げたフィナンシェとマドレーヌ、ガレットブルトンヌの人気焼き菓子を合わせた“リチュエル 焼き菓子アソートボックス ホワイトデースペシャル”(2322円)を虎ノ門店限定パッケージで発売する。

ヌビアン

サウスビーチに着想を得たボディソープ“マイアミ(MIAMI)”と、女性の勇気と優雅さをイメージした“ウーマン(WOMAN)”の2種を販売する。

ベーシックアンドアクセント

“花束を手にした後に残る香り”をコンセプトとし、花やハーブの香りのベースにインセンスを調香、肌の温度で変化する香りが楽しめるハンドクリーム“マタン エ エトアル モイストハンドバーム”(2420円)を販売する。

#カフェ105 虎ノ門

爽やかなオレンジソースとマスカルポーネホイップを贅沢に使ったチーズケーキ風フラッペ“ホワイトオランジュクリームフラッペ”(770円)を1日10食限定で発売する。上部に2種のホワイトチョコレートとメレンゲクッキーをトッピングし、ミルキーなコクと食感が楽しめる。

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【2025年ホワイトデー】虎ノ門ヒルズがホワイトデーイベント 数量限定スイーツからワイン、雑貨をラインアップ

虎ノ門ヒルズは2月15日〜3月14日の期間、ホワイトデーに向けたイベント「虎ノ門ヒルズ ホワイトデー2025」を開催する。

「虎ノ門ヒルズ ホワイトデー2025」を開催
限定商品を多数ラインアップ

同イベントは、虎ノ門ヒルズ内の23店舗が参加、スイーツやワイン、雑貨などを販売するほか、ホワイトデー限定商品もラインアップする。各商品の販売期間が異なり、詳細は公式サイトに記載する。

パティスリーパブロフ

人気商品のクグロフ型パウンドケーキを“プティ”サイズに焼き上げ、濃厚な焦がしバターの生地に、レーズンやクランベリー、ホワイトチョコ、いちごチョコを用いた“クグロフプティ ブラン”(2322円)を販売する。

ラ・ヴィネ

フランスワイン専門店のラ・ヴィネは、ボルドー地方グラーヴのシャトーとして名高いスミス・オー・ラフィットの“レ・ゾード・スミス・ロゼ”(4950円)を12本限定発売。品種ごとに醸造方法を変え、それらをブレンド、果実味のある華やかなボルドー・ロゼに仕上げた。

福島屋

北海道産の小麦とバターを使った生地を焼き上げた“薪石窯クッキー”(3024円)を発売する。薪石窯焼きの遠赤外線効果で適度に水分が飛び、旨みを凝縮、独特の歯応えも楽しめる。

カスク

往年のスター、マリリン・モンロー(Marilyn Monroe)が好んだとされるシャンパン“パイパー・エドシック”の気品と魅力を受け継いだ、“パイパー・エドシック エッセンシャル エクストラ ブリュット”(6900円)を50点限定発売する。

ベイユヴェール 虎ノ門

3種の異なるフレーバーのチョコレートガナッシュを彩り鮮やかなマカロンにサンドし、チョコレート製の小さな花で飾った“マカロン・オ・フルール ミニョン”(3888円)を数量限定発売する。

ラ・メゾン・デュ・ショコラ

甘酸っぱいブルーベリー風味の限定ダークガナッシュと、人気フレーバーを鮮やかなブルーのギフトボックスに詰め合わせた“エクラ ミルティーユ”(4320円)を数量限定販売する。

ルカフェ ラ ブティック ドゥ ジョエル・ロブション虎ノ門

ホワイトチョコレートといちごのチョコレートの上に、ナッツとドライフルーツをあしらった“マンディアン5P 限定フレーバー”(2200円)を販売する。

リチュエル

シンプルな原材料と良質なバターを用い、ハンドメイドで仕上げたフィナンシェとマドレーヌ、ガレットブルトンヌの人気焼き菓子を合わせた“リチュエル 焼き菓子アソートボックス ホワイトデースペシャル”(2322円)を虎ノ門店限定パッケージで発売する。

ヌビアン

サウスビーチに着想を得たボディソープ“マイアミ(MIAMI)”と、女性の勇気と優雅さをイメージした“ウーマン(WOMAN)”の2種を販売する。

ベーシックアンドアクセント

“花束を手にした後に残る香り”をコンセプトとし、花やハーブの香りのベースにインセンスを調香、肌の温度で変化する香りが楽しめるハンドクリーム“マタン エ エトアル モイストハンドバーム”(2420円)を販売する。

#カフェ105 虎ノ門

爽やかなオレンジソースとマスカルポーネホイップを贅沢に使ったチーズケーキ風フラッペ“ホワイトオランジュクリームフラッペ”(770円)を1日10食限定で発売する。上部に2種のホワイトチョコレートとメレンゲクッキーをトッピングし、ミルキーなコクと食感が楽しめる。

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【2025年バレンタイン】「ピエール マルコリーニ」は多様な愛の形を表現 来日したピエール氏を取材!

ベルギー発「ピエール マルコリーニ(PIERRE MARCOLINI)」は2025年バレンタインコレクション“サプライズ サプライズ”(全12品、1296円〜1万2204円)を限定販売している。約20種の新作フレーバーを製作した。またブランド創設30周年を記念したアーカイブコレクション(全2種、5184〜9720円)も用意。いずれもなくなり次第終了。

バレンタインコレクション“サプライズ サプライズ(Surprise Surprise)”からは、ブランドのアイコンである“クール シリーズ”を今年限定でアシンメトリーなハートの形にリニューアルした“クール ココロ シリーズ”が登場する。“コフレ ドゥ ココロ”(6個入り、3024円)は、ピスタチオやサマートリュフ、ユズ、アプリコットなどの素材を使用した限定フレーバー5種と、人気のフランボワーズを詰め合わせた。ピエール・マルコリーニ(Pierre Marcolini)=ショコラティエは、「アシンメトリーなハートで、家族や友情などさまざまな愛の形、不完全さや多様性を表現した。ハグをするとき、人々は皆同じ身長じゃないだろう?どちらかがより強くて、もう一方を力付けてあげたりするんだ」と話す。

「日本では、バレンタインがショコラの主役のときだ。ヨーロッパではクリスマス、中国では春節、中東ではラマダン(イスラム教の断食月)がそれに当たる。これは冗談だが、日本人が最もロマンチックで愛情を大切にしているんじゃないか、なんて考えている」と笑顔を見せる。「国外にアトリエを持っていると、製品を食べてくれた人の反応が分からない。バレンタイン時期に毎年来日するが、顧客と会い、彼らが満足してくれているかを確認できる特別な機会だ」と続ける。

30周年記念のアーカイブコレクション“コフレ トランタン”(プティ10種入り、5184円/グラン18種入り、9720円)には、1995年から現在までに登場したチョコレートを詰め込んだ。「『ピエール マルコリーニ』がこれまでに作ってきた味を再発見できる貴重なコレクションだ。これを逃すともう食べられない。当時特に人気だったのは、99年の“ヴィオレット”や2008年の“カラン ノワール”。私が特に好きなのは1997年の“ヴァニーユ クロッカント”だ」。

来年日本上陸25周年を迎え、現在全国に13店舗を構える。「当時ヨーロッパの人々は日本に憧れていながらも、来ることのハードルはまだ高かった。私は初めて来日したとき、誠実で教養のある人々、整った規律、類まれな食文化などに感動した。また消費者の要求はとても高く、手仕事やサヴォアフェール(匠の技)を重視している。現代性を備えながら、歴史を大事にしているところが素晴らしい」と日本への愛着を話す。「クリエイションの着想源は好奇心」といい、展覧会へ足を運んだり、レストランを訪れたり、音楽を聞いたりと日常のあらゆるところからインスピレーションを受けている。「今後はゴマやポン酢、海苔、小豆など日本の原料を、オリジナリティーのある洋菓子に落とし込むことにより一層挑戦したい」と語った。

製品一覧

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【2025年バレンタイン】「ピエール マルコリーニ」は多様な愛の形を表現 来日したピエール氏を取材!

ベルギー発「ピエール マルコリーニ(PIERRE MARCOLINI)」は2025年バレンタインコレクション“サプライズ サプライズ”(全12品、1296円〜1万2204円)を限定販売している。約20種の新作フレーバーを製作した。またブランド創設30周年を記念したアーカイブコレクション(全2種、5184〜9720円)も用意。いずれもなくなり次第終了。

バレンタインコレクション“サプライズ サプライズ(Surprise Surprise)”からは、ブランドのアイコンである“クール シリーズ”を今年限定でアシンメトリーなハートの形にリニューアルした“クール ココロ シリーズ”が登場する。“コフレ ドゥ ココロ”(6個入り、3024円)は、ピスタチオやサマートリュフ、ユズ、アプリコットなどの素材を使用した限定フレーバー5種と、人気のフランボワーズを詰め合わせた。ピエール・マルコリーニ(Pierre Marcolini)=ショコラティエは、「アシンメトリーなハートで、家族や友情などさまざまな愛の形、不完全さや多様性を表現した。ハグをするとき、人々は皆同じ身長じゃないだろう?どちらかがより強くて、もう一方を力付けてあげたりするんだ」と話す。

「日本では、バレンタインがショコラの主役のときだ。ヨーロッパではクリスマス、中国では春節、中東ではラマダン(イスラム教の断食月)がそれに当たる。これは冗談だが、日本人が最もロマンチックで愛情を大切にしているんじゃないか、なんて考えている」と笑顔を見せる。「国外にアトリエを持っていると、製品を食べてくれた人の反応が分からない。バレンタイン時期に毎年来日するが、顧客と会い、彼らが満足してくれているかを確認できる特別な機会だ」と続ける。

30周年記念のアーカイブコレクション“コフレ トランタン”(プティ10種入り、5184円/グラン18種入り、9720円)には、1995年から現在までに登場したチョコレートを詰め込んだ。「『ピエール マルコリーニ』がこれまでに作ってきた味を再発見できる貴重なコレクションだ。これを逃すともう食べられない。当時特に人気だったのは、99年の“ヴィオレット”や2008年の“カラン ノワール”。私が特に好きなのは1997年の“ヴァニーユ クロッカント”だ」。

来年日本上陸25周年を迎え、現在全国に13店舗を構える。「当時ヨーロッパの人々は日本に憧れていながらも、来ることのハードルはまだ高かった。私は初めて来日したとき、誠実で教養のある人々、整った規律、類まれな食文化などに感動した。また消費者の要求はとても高く、手仕事やサヴォアフェール(匠の技)を重視している。現代性を備えながら、歴史を大事にしているところが素晴らしい」と日本への愛着を話す。「クリエイションの着想源は好奇心」といい、展覧会へ足を運んだり、レストランを訪れたり、音楽を聞いたりと日常のあらゆるところからインスピレーションを受けている。「今後はゴマやポン酢、海苔、小豆など日本の原料を、オリジナリティーのある洋菓子に落とし込むことにより一層挑戦したい」と語った。

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ゴーシャ・ラブチンスキーが「イージー」のデザイナーを退任

ファッションデザイナーのゴーシャ・ラブチンスキー(GOSHA RUBCHINSKIY)は自身のインスタグラムで、Yeことカニエ・ウェスト(Kanye West)による「イージー(YEEZY)」とのパートナーシップが終了したことを発表した。ゴーシャは2023年12月に「イージー」のデザイナーに就任し、数々のアイテムを手がけていた。

インスタグラムの投稿によると「『イージー』とのパートナーシップは終了しました。昨年12月に発売したアイテムが私にとって最後のコレクションでした。思い出に残る経験をさせてくれたYeと『イージー』チームに深く感謝します。今後、私は自身のクリエイティブなビジョンを発展させ、新しいプロジェクトを探求し、過去のアイデアを進化させていきます。「ゴーシャ・ラブチンスキー」ブランドの再始動に向けた次の展開について、今後詳しくお伝えします」とコメントする。

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ゴーシャ・ラブチンスキーが「イージー」のデザイナーを退任

ファッションデザイナーのゴーシャ・ラブチンスキー(GOSHA RUBCHINSKIY)は自身のインスタグラムで、Yeことカニエ・ウェスト(Kanye West)による「イージー(YEEZY)」とのパートナーシップが終了したことを発表した。ゴーシャは2023年12月に「イージー」のデザイナーに就任し、数々のアイテムを手がけていた。

インスタグラムの投稿によると「『イージー』とのパートナーシップは終了しました。昨年12月に発売したアイテムが私にとって最後のコレクションでした。思い出に残る経験をさせてくれたYeと『イージー』チームに深く感謝します。今後、私は自身のクリエイティブなビジョンを発展させ、新しいプロジェクトを探求し、過去のアイデアを進化させていきます。「ゴーシャ・ラブチンスキー」ブランドの再始動に向けた次の展開について、今後詳しくお伝えします」とコメントする。

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1位は、「リファ」がドライヤー用ヘアブラシを発売 風を効率よく集めて“時短ドライ”をかなえる|週間アクセスランキング TOP10(1月30〜2月5日)

1位は、「リファ」がドライヤー用ヘアブラシを発売 風を効率よく集めて“時短ドライ”をかなえる|週間アクセスランキング TOP10(1月30〜2月5日)

「WWDJAPAN」 ウイークリートップ10

1週間でアクセス数の多かった「WWDJAPAN」の記事をランキング形式で毎週金曜日にお届け。
今回は、1月30日(木)〜2月5日(水)に配信した記事のトップ10を紹介します。


- 1位 -
「リファ」がドライヤー用ヘアブラシを発売 風を効率よく集めて“時短ドライ”をかなえる

02月04日公開 / 文・WWD STAFF

 「リファ(REFA)」は3月3日、ドライヤーの風の流れをコントロールして、髪を効率よく乾かすヘアドライ用ブラシ“リファドライミー”(4400円)を発売する。MTG公式オンラインストアや、全国の家電量販店などで取り扱う。

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- 2位 -
ファミリーマートが韓国コスメ「ヒンス」の姉妹ブランドを発売 全23アイテムは後日公開

02月03日公開 / 文・WWD STAFF

 ファミリーマートが韓国コスメ「ヒンス(HINCE)」の姉妹ブランド「ハナバイヒンス(HANA BY HINCE)」の取り扱いをスタートする。3月14日から全国のファミリーマートで全23品を発売。商品ラインアップや価格等は後日発表する。

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- 3位 -
「マリメッコ」からアジア限定カラーのバッグ2種が発売 日常を彩る春らしい色調

01月31日公開 / 文・WWD STAFF

 「マリメッコ(MARIMEKKO)」は、アジア限定カラーの“ウニッコ(Unikko)”をあしらったバッグ“ランチバッグ(Lunchbag)”、“Vankka”を2月14日から順次発売する。

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- 4位 -
【2025年夏コスメ】「ジルスチュアート ビューティ」が限定のアイパレットや2色チークを発売 海や貝殻の輝きが着想源

02月04日公開 / 文・WWD STAFF

 「ジルスチュアート ビューティ(JILL STUART BEAUTY)」は4月4日、2025年夏コレクションを発売する。テーマに「光が降り注ぐ海と、貝殻の幻想的な輝き」を掲げ、新商品のマスカラをメーンアイテムに、限定のアイパレットやハイライターなどを用意した。

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- 5位 -
2025年デニムトレンドはロマンチック 着こなしを広げる最旬スタイル【2025年春夏トレンド】

 デニムの着こなしトレンドは、毎年変化しています。2024年はグラマラスでドレッシーなスタイルが台頭していましたが、25年は“レトロかわいい”“ロマンチック”のキーワードが浮上。そこに、ボヘミアンやスポーティーなどの味付けも加わり、アクセントを添えています。今回は、25年春夏のランウエイルックからデニムの新潮流を先読みしていきましょう。

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- 6位 -
「ザ・ノース・フェイス」×「ハイク」共同企画の第3弾が2月19日に発売

02月05日公開 / 文・WWD STAFF

 「ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)」と「ハイク(HYKE)」の共同プロジェクト“ティー エヌ エフ エイチ ザ・ノース・フェイス×ハイク(TNFH THE NORTH FACE× HYKE)”がサードシーズンを発表した。

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- 7位 -
「スタバ」と「ポーター」のコラボや「アニヤ・ハインドマーチ」のバッグなど! 今週発売のファッションアイテム11選【2/3〜2/9】

02月01日公開 / 文・WWD STAFF

 ファッションアイテムの発売情報を「WWDJAPAN」的視点でピックアップ!今回は2月3〜9日に発売するアイテムを紹介します。スターバックス コーヒー ジャパンは、5日に「ポーター(PORTER)」とのコラボ第2弾を発売します。ロースタリー 東京とコラボしたアイテムは、同店に訪れたことがある人にとっては「この色合い!そうだよね」と納得のカラーリングです。6日には「アニヤ・ハインドマーチ(ANYA HINDMARCH)」が“ユニバーサルバッグ”を発売します。過去にも「成城石井」とコラボした際には争奪戦になっただけに注目度が高いアイテム。今回は公式ECのみで販売するそうです。

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- 8位 -
「ユニクロ:シー」が2025年春夏コレクションを発売 スポーティーなシャツやジャケットなど 

02月04日公開 / 文・WWD STAFF

 「ユニクロ(UNIQLO)」とデザイナーのクレア・ワイト・ケラー(Clare Waight Keller)による「ユニクロ:シー(UNIQLO:C)」は2月28日、2025年春夏コレクションを発売する。「ユニクロ」74店舗と公式オンラインストアで取り扱う。

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- 9位 -
【追記あり】「N.ハリウッド」が「ニューバランス」に別注 “1906U”の新色を発売

02月05日公開 / 文・WWD STAFF

追記:積雪により運送遅延が発生したため、発売日が2月11日から15日に変更になります。                                       「N.ハリウッド(N.HOOLYWOOD)」が展開するミリタリーコレクションライン「N.ハリウッド テストプロダクト エクスチェンジサービス(N.HOOLYWOOD TEST PRODUCT EXCHANGE SERVICE)」は2月11日、昨年発売した「ニューバランス(NEW BALANCE)」と台湾のセレクトショップ、インビンシブル(INVINCIBLE)の3者でコラボしたスニーカーの素材を踏襲した“1906U”を「ニューバランス」に別注した新色で発売する。価格は、3万3000円。ミスターハリウッド(東京、大阪)、「N.ハリウッド直営店舗」および公式オンライン、「ゾゾヴィラ(ZOZOVILLA)」「楽天ファッション(RAKUTEN FASHION)」で販売する。

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- 10位 -
デニムブランド「リー」が“101”の誕生100周年を記念したアニバーサリーコレクションを発売

02月03日公開 / 文・WWD STAFF

 デニムブランド「リー(LEE)」は、1925年に誕生した“101”の100周年を記念し、アニバーサリーコレクションを発表した。同コレクションは、プレミアムラインとベーシックラインの2軸で展開。「リー」直営店舗と「エドウイン」オンラインモールで販売する。

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1位は、「リファ」がドライヤー用ヘアブラシを発売 風を効率よく集めて“時短ドライ”をかなえる|週間アクセスランキング TOP10(1月30〜2月5日)

1位は、「リファ」がドライヤー用ヘアブラシを発売 風を効率よく集めて“時短ドライ”をかなえる|週間アクセスランキング TOP10(1月30〜2月5日)

「WWDJAPAN」 ウイークリートップ10

1週間でアクセス数の多かった「WWDJAPAN」の記事をランキング形式で毎週金曜日にお届け。
今回は、1月30日(木)〜2月5日(水)に配信した記事のトップ10を紹介します。


- 1位 -
「リファ」がドライヤー用ヘアブラシを発売 風を効率よく集めて“時短ドライ”をかなえる

02月04日公開 / 文・WWD STAFF

 「リファ(REFA)」は3月3日、ドライヤーの風の流れをコントロールして、髪を効率よく乾かすヘアドライ用ブラシ“リファドライミー”(4400円)を発売する。MTG公式オンラインストアや、全国の家電量販店などで取り扱う。

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- 2位 -
ファミリーマートが韓国コスメ「ヒンス」の姉妹ブランドを発売 全23アイテムは後日公開

02月03日公開 / 文・WWD STAFF

 ファミリーマートが韓国コスメ「ヒンス(HINCE)」の姉妹ブランド「ハナバイヒンス(HANA BY HINCE)」の取り扱いをスタートする。3月14日から全国のファミリーマートで全23品を発売。商品ラインアップや価格等は後日発表する。

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- 3位 -
「マリメッコ」からアジア限定カラーのバッグ2種が発売 日常を彩る春らしい色調

01月31日公開 / 文・WWD STAFF

 「マリメッコ(MARIMEKKO)」は、アジア限定カラーの“ウニッコ(Unikko)”をあしらったバッグ“ランチバッグ(Lunchbag)”、“Vankka”を2月14日から順次発売する。

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- 4位 -
【2025年夏コスメ】「ジルスチュアート ビューティ」が限定のアイパレットや2色チークを発売 海や貝殻の輝きが着想源

02月04日公開 / 文・WWD STAFF

 「ジルスチュアート ビューティ(JILL STUART BEAUTY)」は4月4日、2025年夏コレクションを発売する。テーマに「光が降り注ぐ海と、貝殻の幻想的な輝き」を掲げ、新商品のマスカラをメーンアイテムに、限定のアイパレットやハイライターなどを用意した。

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- 5位 -
2025年デニムトレンドはロマンチック 着こなしを広げる最旬スタイル【2025年春夏トレンド】

 デニムの着こなしトレンドは、毎年変化しています。2024年はグラマラスでドレッシーなスタイルが台頭していましたが、25年は“レトロかわいい”“ロマンチック”のキーワードが浮上。そこに、ボヘミアンやスポーティーなどの味付けも加わり、アクセントを添えています。今回は、25年春夏のランウエイルックからデニムの新潮流を先読みしていきましょう。

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- 6位 -
「ザ・ノース・フェイス」×「ハイク」共同企画の第3弾が2月19日に発売

02月05日公開 / 文・WWD STAFF

 「ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)」と「ハイク(HYKE)」の共同プロジェクト“ティー エヌ エフ エイチ ザ・ノース・フェイス×ハイク(TNFH THE NORTH FACE× HYKE)”がサードシーズンを発表した。

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- 7位 -
「スタバ」と「ポーター」のコラボや「アニヤ・ハインドマーチ」のバッグなど! 今週発売のファッションアイテム11選【2/3〜2/9】

02月01日公開 / 文・WWD STAFF

 ファッションアイテムの発売情報を「WWDJAPAN」的視点でピックアップ!今回は2月3〜9日に発売するアイテムを紹介します。スターバックス コーヒー ジャパンは、5日に「ポーター(PORTER)」とのコラボ第2弾を発売します。ロースタリー 東京とコラボしたアイテムは、同店に訪れたことがある人にとっては「この色合い!そうだよね」と納得のカラーリングです。6日には「アニヤ・ハインドマーチ(ANYA HINDMARCH)」が“ユニバーサルバッグ”を発売します。過去にも「成城石井」とコラボした際には争奪戦になっただけに注目度が高いアイテム。今回は公式ECのみで販売するそうです。

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- 8位 -
「ユニクロ:シー」が2025年春夏コレクションを発売 スポーティーなシャツやジャケットなど 

02月04日公開 / 文・WWD STAFF

 「ユニクロ(UNIQLO)」とデザイナーのクレア・ワイト・ケラー(Clare Waight Keller)による「ユニクロ:シー(UNIQLO:C)」は2月28日、2025年春夏コレクションを発売する。「ユニクロ」74店舗と公式オンラインストアで取り扱う。

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- 9位 -
【追記あり】「N.ハリウッド」が「ニューバランス」に別注 “1906U”の新色を発売

02月05日公開 / 文・WWD STAFF

追記:積雪により運送遅延が発生したため、発売日が2月11日から15日に変更になります。                                       「N.ハリウッド(N.HOOLYWOOD)」が展開するミリタリーコレクションライン「N.ハリウッド テストプロダクト エクスチェンジサービス(N.HOOLYWOOD TEST PRODUCT EXCHANGE SERVICE)」は2月11日、昨年発売した「ニューバランス(NEW BALANCE)」と台湾のセレクトショップ、インビンシブル(INVINCIBLE)の3者でコラボしたスニーカーの素材を踏襲した“1906U”を「ニューバランス」に別注した新色で発売する。価格は、3万3000円。ミスターハリウッド(東京、大阪)、「N.ハリウッド直営店舗」および公式オンライン、「ゾゾヴィラ(ZOZOVILLA)」「楽天ファッション(RAKUTEN FASHION)」で販売する。

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- 10位 -
デニムブランド「リー」が“101”の誕生100周年を記念したアニバーサリーコレクションを発売

02月03日公開 / 文・WWD STAFF

 デニムブランド「リー(LEE)」は、1925年に誕生した“101”の100周年を記念し、アニバーサリーコレクションを発表した。同コレクションは、プレミアムラインとベーシックラインの2軸で展開。「リー」直営店舗と「エドウイン」オンラインモールで販売する。

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「エルメス」が彩る冬の都市生活 上質な素材と絶妙な色合わせが際立つ現代男性のためのワードローブ

クリエイティブ・ディレクターやアーティスティック・ディレクターの任期が短くなり、交代のニュースや噂が飛び交う昨今、35年以上にわたり「エルメス(HERMES)」のメンズ・コレクションを手掛けているヴェロニク・ニシャニアン(Veronique Nichanian)の存在はレアなケースと言える。それが成り立っているのは、「エルメス」が一貫性や継続性を大切にしていること、そしてニシャニアンが常に現代性と向き合い、感性をアップデートし続けているからだろう。2025-26年秋冬も、遊び心を加えながら今を生きる男性に必要なアイテムをそろえる安定感のあるクリエイションが光った。

騎手のユニホームに着想したグラフィカルなデザイン

「時を宿す(Inhabiting Time)」と題した今季は、ゆるやかなシルエットを描くコートやブルゾンに暖かみのあるセーターやシャツとカーディガン、そして細身あるいはワイドなパンツを合わせるクリーンなカジュアルスタイルが中心。ビジネスシーンに対応するスーツは、カシミヤフランネルやピンストライプ地のウールで仕立てた。イブニングシーンには滑らかなベルベットのスーツを提案。カレ(正方形のスカーフ)を細く織り畳んで、そこにリングに通し首に巻き着けたスタイリングがポイントになる。

今季のコレクションに「力強さとエネルギー」を加えるため、ニシャニアンが取り入れたのはホースレースで騎手が着るカラフルなユニホーム(カザック、勝負服)から着想したラインやグラフィカルなパターン。例えば、ニットの編み地や色の変化で表現したり、異なる色のシアリングをはぎ合わせて描いたり。ラインで遊ぶデザインは、「エルメス」の今年の年間テーマである「ドローイング-描く-」に通じるものだ。

着こなしの幅を広げるアイデアが充実

もう一つのポイントは、複数の着方を楽しめる提案が充実していること。バルマカーンコートやスタンドカラーのショートコートには、馬用のブランケットから着想を得たライニングが付き、それぞれ単体でも着用できる。一方、ディアスキンのオーバーシャツやブルゾンはベビーラムのカラーを取り外すことができ、ラムスキンのブルゾンはフードパーツがデタッチャブル。カザックのパターンを描いたナイロンブルゾンは、リバーシブルになっている。さらに、セーターと同じ素材と色で編んだファスナー付きのバラクラバやリバーシブル仕様のベルト、ポケットが付いたパーツを取り外せるデザインのアイコンバッグ“オータクロア”など、アクセサリーにもコーディネートの幅を広げるアイデアが見られる。

素材は、「エルメス」ならではのさまざまなレザーに加え、アルパカとウールをミックスしたテディーモヘアやカシミヤ、ブークレ、ベルベット、シルク、コットンからワックスコーティングを施したジャージーやシワ加工を施したリップストップ地までを合わせ、質感のコントラストを強調。カラーパレットもブラウン系や黒、グレー、紺などダークトーンを軸に、淡いブルーやクリーム、ブラッドオレンジ、黄緑などでアクセントを効かせる。そんな上質な素材と絶妙な色合わせを生かし、暖かで洗練された都会的ワードローブを作り上げた。

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「エルメス」が彩る冬の都市生活 上質な素材と絶妙な色合わせが際立つ現代男性のためのワードローブ

クリエイティブ・ディレクターやアーティスティック・ディレクターの任期が短くなり、交代のニュースや噂が飛び交う昨今、35年以上にわたり「エルメス(HERMES)」のメンズ・コレクションを手掛けているヴェロニク・ニシャニアン(Veronique Nichanian)の存在はレアなケースと言える。それが成り立っているのは、「エルメス」が一貫性や継続性を大切にしていること、そしてニシャニアンが常に現代性と向き合い、感性をアップデートし続けているからだろう。2025-26年秋冬も、遊び心を加えながら今を生きる男性に必要なアイテムをそろえる安定感のあるクリエイションが光った。

騎手のユニホームに着想したグラフィカルなデザイン

「時を宿す(Inhabiting Time)」と題した今季は、ゆるやかなシルエットを描くコートやブルゾンに暖かみのあるセーターやシャツとカーディガン、そして細身あるいはワイドなパンツを合わせるクリーンなカジュアルスタイルが中心。ビジネスシーンに対応するスーツは、カシミヤフランネルやピンストライプ地のウールで仕立てた。イブニングシーンには滑らかなベルベットのスーツを提案。カレ(正方形のスカーフ)を細く織り畳んで、そこにリングに通し首に巻き着けたスタイリングがポイントになる。

今季のコレクションに「力強さとエネルギー」を加えるため、ニシャニアンが取り入れたのはホースレースで騎手が着るカラフルなユニホーム(カザック、勝負服)から着想したラインやグラフィカルなパターン。例えば、ニットの編み地や色の変化で表現したり、異なる色のシアリングをはぎ合わせて描いたり。ラインで遊ぶデザインは、「エルメス」の今年の年間テーマである「ドローイング-描く-」に通じるものだ。

着こなしの幅を広げるアイデアが充実

もう一つのポイントは、複数の着方を楽しめる提案が充実していること。バルマカーンコートやスタンドカラーのショートコートには、馬用のブランケットから着想を得たライニングが付き、それぞれ単体でも着用できる。一方、ディアスキンのオーバーシャツやブルゾンはベビーラムのカラーを取り外すことができ、ラムスキンのブルゾンはフードパーツがデタッチャブル。カザックのパターンを描いたナイロンブルゾンは、リバーシブルになっている。さらに、セーターと同じ素材と色で編んだファスナー付きのバラクラバやリバーシブル仕様のベルト、ポケットが付いたパーツを取り外せるデザインのアイコンバッグ“オータクロア”など、アクセサリーにもコーディネートの幅を広げるアイデアが見られる。

素材は、「エルメス」ならではのさまざまなレザーに加え、アルパカとウールをミックスしたテディーモヘアやカシミヤ、ブークレ、ベルベット、シルク、コットンからワックスコーティングを施したジャージーやシワ加工を施したリップストップ地までを合わせ、質感のコントラストを強調。カラーパレットもブラウン系や黒、グレー、紺などダークトーンを軸に、淡いブルーやクリーム、ブラッドオレンジ、黄緑などでアクセントを効かせる。そんな上質な素材と絶妙な色合わせを生かし、暖かで洗練された都会的ワードローブを作り上げた。

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「ルコックスポルティフ」のゴルフカテゴリーが30周年 記念デザインのアパレル16型を発売

デサントジャパンが展開するスポーツブランド「ルコックスポルティフ(LE COQ SPORTIF)」は企画、販売を行うゴルフカテゴリーの30周年を祝して、記念デザインのアイテムを発売した。同アイテムは、デサントの公式オンラインストアで扱うほか、ゴルフチェーン店等でも順次販売を開始する。

感謝の気持ちを表現したグラデーションデザインのウエア

今回は、同ブランドのゴルフカテゴリーが30周年を迎えるにあたって、感謝の気持ちと次の新たな一歩を踏み出すことをテーマとした“ハピネス ニュー ウェーブ(HAPPINESS NEW WAVE)”をコンセプトに掲げた。グラデーションのデザインが目を引くセーターやスカートをメーンに、ポロシャツやキャップなどスポーティーなアイテムをメンズ、ウィメンズ合わせて計16型そろえる。

30周年を記念したキャンペーンも実施

さらに30周年記念イベントの一環として、特別なキャンペーンも実施する。2月26日〜3月31日の間、「ルコックスポルティフ」のゴルフカテゴリー商品を購入し(金額条件なし)、ブランドの公式ラインのトーク画面にレシートと商品下げ札を送信すると、抽選で30人をプロゴルファーの菅沼菜々、橋添穂が参加するイベントに各15人、合計30人招待する。

また同期間中にインスタグラムでもキャンペーンを実施。お気に入りの「ルコックゴルフ」グッズとともに、「#ルコックゴルフ30周年」もしくは「@lecoqgolf_jp」のメンションをつけて投稿すると抽選で100人に30周年記念デザインの高機能ソックス“ムーブソックス”をプレゼントする。

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デサントジャパンが展開するスポーツブランド「ルコックスポルティフ(LE COQ SPORTIF)」は企画、販売を行うゴルフカテゴリーの30周年を祝して、記念デザインのアイテムを発売した。同アイテムは、デサントの公式オンラインストアで扱うほか、ゴルフチェーン店等でも順次販売を開始する。

感謝の気持ちを表現したグラデーションデザインのウエア

今回は、同ブランドのゴルフカテゴリーが30周年を迎えるにあたって、感謝の気持ちと次の新たな一歩を踏み出すことをテーマとした“ハピネス ニュー ウェーブ(HAPPINESS NEW WAVE)”をコンセプトに掲げた。グラデーションのデザインが目を引くセーターやスカートをメーンに、ポロシャツやキャップなどスポーティーなアイテムをメンズ、ウィメンズ合わせて計16型そろえる。

30周年を記念したキャンペーンも実施

さらに30周年記念イベントの一環として、特別なキャンペーンも実施する。2月26日〜3月31日の間、「ルコックスポルティフ」のゴルフカテゴリー商品を購入し(金額条件なし)、ブランドの公式ラインのトーク画面にレシートと商品下げ札を送信すると、抽選で30人をプロゴルファーの菅沼菜々、橋添穂が参加するイベントに各15人、合計30人招待する。

また同期間中にインスタグラムでもキャンペーンを実施。お気に入りの「ルコックゴルフ」グッズとともに、「#ルコックゴルフ30周年」もしくは「@lecoqgolf_jp」のメンションをつけて投稿すると抽選で100人に30周年記念デザインの高機能ソックス“ムーブソックス”をプレゼントする。

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ユニクロ、「LifeWear マガジン」25年春夏号を配布 木下孝浩×デーヴィッド・マークスのトークイベントも開催

ユニクロは2月7日から、フリーマガジン「LifeWear マガジン」の2025年春夏号を、国内外の「ユニクロ(UNIQLO)」店舗や代官山 蔦屋書店で配布している。配布開始に先立ち、5日には代官山 蔦屋書店のイベントスペースで、「LifeWear マガジン」を手掛ける木下孝浩ファーストリテイリンググループ上席執行役員と、「AMETORA」著者のデーヴィッド・マークス(DAVID MARX)氏とのトークイベントも行った。

「LifeWear マガジン」は2019年8月に創刊し、25年春夏号で12号目となる。今号は“Sunny Moments”をテーマに、米ニューヨークやデンマークのコペンハーゲン、ギリシャのアテネで、「ユニクロ」を着こなす人とその暮らしを撮り下ろした。

プレッピーに再び注目

今号でキーとなっている提案の1つが、「いま再び注目を集めている」(木下上席執行役員)というプレッピースタイル。そこで5日のトークイベントには、プレッピーを含む日米の服飾文化に詳しく、木下上席執行役員とも旧知の仲というマークス氏が登場。米国の名門私立学校に通う良家の学生のファッションがルーツというプレッピースタイルの成り立ちや、それが日本で再解釈され、最近では中国などアジア圏にも広がっているといったストーリーを伝えた。

「ユニクロ」の25年春夏物でも、ポロシャツやストライプのボタンダウンシャツ、肩がけで着こなしのアクセントにするニットカーディガンなど、プレッピーを感じさせるアイテムを多数ラインアップしている。

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ユニクロ、「LifeWear マガジン」25年春夏号を配布 木下孝浩×デーヴィッド・マークスのトークイベントも開催

ユニクロは2月7日から、フリーマガジン「LifeWear マガジン」の2025年春夏号を、国内外の「ユニクロ(UNIQLO)」店舗や代官山 蔦屋書店で配布している。配布開始に先立ち、5日には代官山 蔦屋書店のイベントスペースで、「LifeWear マガジン」を手掛ける木下孝浩ファーストリテイリンググループ上席執行役員と、「AMETORA」著者のデーヴィッド・マークス(DAVID MARX)氏とのトークイベントも行った。

「LifeWear マガジン」は2019年8月に創刊し、25年春夏号で12号目となる。今号は“Sunny Moments”をテーマに、米ニューヨークやデンマークのコペンハーゲン、ギリシャのアテネで、「ユニクロ」を着こなす人とその暮らしを撮り下ろした。

プレッピーに再び注目

今号でキーとなっている提案の1つが、「いま再び注目を集めている」(木下上席執行役員)というプレッピースタイル。そこで5日のトークイベントには、プレッピーを含む日米の服飾文化に詳しく、木下上席執行役員とも旧知の仲というマークス氏が登場。米国の名門私立学校に通う良家の学生のファッションがルーツというプレッピースタイルの成り立ちや、それが日本で再解釈され、最近では中国などアジア圏にも広がっているといったストーリーを伝えた。

「ユニクロ」の25年春夏物でも、ポロシャツやストライプのボタンダウンシャツ、肩がけで着こなしのアクセントにするニットカーディガンなど、プレッピーを感じさせるアイテムを多数ラインアップしている。

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【追悼】デヴィッド・リンチ、観客を魅了したその作家性を作品から辿る

映画監督、画家、ミュージシャンなど、さまざまな顔を持つデヴィッド・リンチ(David Lynch)。その作品はどれも謎めいたリンチ・ワールドに通じる扉だ。これほど多くの扉を持ったアーティストも珍しいが、その不思議な世界の魅力をひも解くにはリンチの経歴を知っておく必要がある。

リンチは1946年1月20日にアメリカのモンタナ州ミズーラに生まれた。そこは後に映画「ブルー・ベルベット」(86年)で描かれるような庭がついた美しい家々が並ぶ絵葉書のような街で、絵を描くことが好きだったリンチは画家になることを夢見るようになる。その一方で、映画「オズの魔法使い」(39年)を観てファンタジックな映像に魅了された。やがてリンチはボストンの美術学校で本格的に絵を学んだが、学校や街になじめず引きこもり状態に。ヨーロッパ留学を試みるが2週間で帰国してフィラデルフィアの美術学校に通い始める。それがリンチにとって転機になった。

建ち並ぶ巨大な工場。そこから立ち上る煤煙。夜になると真っ暗になる通り。工業都市の重苦しい景観は、フランシス・ベーコンを愛するリンチにインスピレーションを与えた。そして、同級生と結婚したリンチは印刷の仕事をして家族を養い、犯罪率が高い危険な地区に家を購入。そこでリンチは強盗に遭い、車を盗まれ、暴力に脅かされながら暮らした。のちにリンチは「あの街が私の人生に最も大きな影響を与えた」と語っているが、彼の作品に工場や機械が度々登場し、暴力や犯罪が物語に影を落とすのはフィラデルフィア時代の影響だ。

リンチの作家性

やがてリンチは自分の絵を動かしてみたいという好奇心から短編アニメを制作する。それが映像作家としての出発点だった。リンチはロサンゼルスに引っ越して映画学校で映画を学び、自主制作で映画を作り始めた。そして、リンチが注目を集めるきっかけになったのが初めての長編「イレイザーヘッド」(77年)だった。

廃墟のような家に住む青年、ヘンリーが、恋人が生んだ異形の子どもと暮らす様子を描いた本作は、現実と妄想を行き来するリンチ・ワールドの原型。そこにはフィラデルフィアでの生活や今は映画監督となった娘のジェニファーの誕生など、個人的な体験が色濃く反映されている。本作は映画館で深夜上映されると口コミで大ヒット。「エル・トポ」(69年)、「ピンク・フラミンゴ」(72年)、「ロッキー・ホラー・ショー」(75年)などと並ぶカルト映画の新たな傑作として評価され、リンチの名前はマニアックな映画ファンの間で知れ渡った。その才能が認められて「エレファント・マン」(81年)で商業映画にデビュー。リンチの作品の中で最も正攻法で制作された本作はアカデミー賞8部門にノミネートされ、日本でも大ヒットした。「イレイザーヘッド」から続く「異形のもの」に対するリンチのこだわりが本作では「涙の感動作」を生み出した。

「エレファント・マン」を成功させたリンチのもとに、思いがけない仕事が舞い込む。なんとジョージ・ルーカスから「スター・ウォーズ/ジェダイの復讐(現在のタイトルは「ジェダイの帰還」)」の監督をオファーされたが、リンチは「興味がない」と断り「デューン/砂の惑星」(84年)を監督した。この2作を天秤にかけていたというだけで、当時リンチがいかに注目されていたかが分かるが「デューン/砂の惑星」は興行的に失敗。しかし、その次に撮った「ブルー・ベルベット」でリンチの作家性が大きく花開いた。

故郷の町、ランバートンに帰省した大学生のジェフリー。空き地で切り落とされた耳を発見したことから、ジェフリーは異様な犯罪に巻き込まれていく。SMや殺人といったセンセーショナルなトピックを通じて、リンチは日常に潜むセックスや暴力を美しい映像で浮かび上がらせて観客に衝撃を与えた。子どもの頃に暮らした街の美しさ。フィラデルフィアで体験した犯罪の恐ろしさがアメリカの光と影となって、この作品の悪夢的なイメージを生み出している。映画の冒頭で手入れされた芝生が映され、それがアップになると土の中で無数の蟻が蠢いているが、美しいものの背後に潜むグロテスクさ。その強烈なコントラストは、その後のリンチ作品のテーマの一つになった。

観客はリンチ作品の謎解きに夢中に

「ブルー・ベルベット」はアメリカで賛否両論を巻き起こし、リンチは「カルト映画の帝王」として熱狂的なファンを生み出した。そして、一つの事件をきっかけに平和な街の隠された秘密が露わになる、という「ブルー・ベルベット」の構造をテレビ・シリーズで展開したのが「ツイン・ピークス」(90〜91年)だ。田舎町のツイン・ピークスで、ローラ・パーマーという美しい少女が何者かに殺される。先が読めない犯人探しと個性的なキャラクターが繰り広げる日常のドラマが融合した本作は、これまでのテレビ・ドラマにはなかったユニークな作風が人気を集めてエミー賞を受賞。劇場版「ツイン・ピークス/ローラ・パーマー最期の7日間」(92年)や続編「ツイン・ピークス The Return」(2017年)も作られた。「ツイン・ピークス」シリーズの魅力は次々と生まれる謎にある。不可解で魅力的な謎が物語の推進力になるリンチの作風が、この時期から本格的化していった。こうした謎は計算ではなく、リンチの無意識から生み出されたものだった。

73年から毎日2回、リンチは超越瞑想を実践していて、瞑想を通じて作品のアイデアを得たりストーリーを作り出してきた。ビートルズも学んだと言われる超越瞑想はインドで太古から伝えられてきた瞑想法で、マントラを唱えることで意識の深みに到達するという。60年代には、ドラッグを使わずにトリップできる手法としてヒッピーやミュージシャンの間で行われていた。「ツイン・ピークス」のFBI捜査官、クーパーが夢を手掛かりに捜査するのはリンチの創作活動のようなもの。リンチの映画では夢が重要な役割を果たすが、リンチは次第に夢の中に迷い込むようなシュールレアリスティックな作品を撮り始める。

男女の逃避行に「オズの魔法使い」のモチーフを取り入れ、血まみれの寓話のように仕上げてカンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞した「ワイルド・アット・ハート」(90年)。謎めいたビデオテープが届けられたことをきっかけに、身に覚えがない妻殺しの容疑者にされてしまうジャズ・ミュージシャンを描いた「ロスト・ハイウェイ」(97年)とシュールさは増していった。そして、ハリウッドを舞台にした「マルホランド・ドライブ」(2001年)では、記憶を失った女性、リタと女優の卵のベティの夢とも現実とも分からない愛憎劇を描いてカンヌ国際映画祭の監督賞を受賞。リンチはアメリカを代表する監督として揺るぎない地位を得る。何が起こっているのか分からない、説明がつかないリンチの作品が、それでも観る者を夢中にさせたのは、セックスや死の匂いを漂わせたリンチの謎があまりにも魅力的だったからだろう。観客はリンチ作品の謎解きに夢中になった。

ファッションや音楽への影響

リンチが生み出す映像も観客を酔わせた。1950年代のフィルムノワール(犯罪映画)を思わせるシックな美術や衣装。壮麗な建物。いわくありげな美女たちなど、映像にはリンチの美意識が息づいていた。その官能的な映像美はファッション界からも注目を集めて、リンチは「カルバン・クライン」、「イヴ・サンローラン」、「グッチ」、「ディオール」など有名ブランドのCMを制作。アニエス・べーは「マルホランド・ドライブ」の衣装を手掛け、「コム デ ギャルソン」は2016年春夏のコレクション、「ブルー・ウィッチ」のショーで「ブルー・ベルベット」のサウンドトラックを流した。

また、リンチは音楽の使い方も巧みで「ブルー・ベルベット」ではボビー・ヴィントン「ブルー・ベルベット」やロイ・オービソン「イン・ドリームス」といったオールディーズを効果的に使用。挿入曲「愛のミステリー」を歌ったジュリー・クルーズは、その後、「ツイン・ピークス」に提供した曲でブレイクする(歌詞はリンチが手掛けた)。「ワイルド・アット・ハート」からはクリス・アイザック「ウィキッド・ゲーム」がヒット。「ロスト・ハイウェイ」のサントラには、マリリン・マンソン、ナイン・インチ・ネイルズ、スマッシング・パンプキンズなどオルタナ系のバンドが曲を提供した。「ブルー・ベルベッ」』以降、ほとんどのリンチ作品のサントラを数多く手掛けた音楽家、アンジェロ・バタラメンティの存在も重要だ。

ミュージシャンにリンチのファンは多く、「イレイザーヘッド」に衝撃を受けたデヴィッド・ボウイは「ロスト・ハイウェイ」に曲を提供し、「ツイン・ピークス/ローラ・パーマー最期の7日間」に俳優として出演。「ロスト・ハイウェイ」にはマリリン・マンソンが、「ツイン・ピークス The Return」にはナイン・インチ・ネイルズが出演している。またデュラン・デュランがドキュメンタリー映画「デュラン・デュラン:アンステージド」(11年)の監督にリンチを迎えたり、X-JAPANがミュージック・ビデオを依頼したりとリンチは音楽シーンにも大きな影響を与えた。そんな中、リンチは2001年から本格的に音楽活動をスタート。定期的に作品を発表し、16年にはキュレーションを務めた音楽フェス、フェスティバル・オブ・ディスラプションを開催した。

映画や音楽活動に加えて、画家として個展を開くなどジャンルを超えて作品を発表してきたリンチ。その独特のスタイルは「Lynchian(リンチアン)」という言葉を生み出したが、シュールレアリズム的手法とアメリカ的なメロドラマやサスペンスを融合させたリンチの作品は、観客の想像を刺激していくつもの解釈(物語)を生み出すプリズムだった。あと5日で79歳の誕生日を迎える25年1月15日にリンチはこの世を去ったが、リンチが生み出した奇妙で美しい夢は今も人々を魅了し続けている。

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【追悼】デヴィッド・リンチ、観客を魅了したその作家性を作品から辿る

映画監督、画家、ミュージシャンなど、さまざまな顔を持つデヴィッド・リンチ(David Lynch)。その作品はどれも謎めいたリンチ・ワールドに通じる扉だ。これほど多くの扉を持ったアーティストも珍しいが、その不思議な世界の魅力をひも解くにはリンチの経歴を知っておく必要がある。

リンチは1946年1月20日にアメリカのモンタナ州ミズーラに生まれた。そこは後に映画「ブルー・ベルベット」(86年)で描かれるような庭がついた美しい家々が並ぶ絵葉書のような街で、絵を描くことが好きだったリンチは画家になることを夢見るようになる。その一方で、映画「オズの魔法使い」(39年)を観てファンタジックな映像に魅了された。やがてリンチはボストンの美術学校で本格的に絵を学んだが、学校や街になじめず引きこもり状態に。ヨーロッパ留学を試みるが2週間で帰国してフィラデルフィアの美術学校に通い始める。それがリンチにとって転機になった。

建ち並ぶ巨大な工場。そこから立ち上る煤煙。夜になると真っ暗になる通り。工業都市の重苦しい景観は、フランシス・ベーコンを愛するリンチにインスピレーションを与えた。そして、同級生と結婚したリンチは印刷の仕事をして家族を養い、犯罪率が高い危険な地区に家を購入。そこでリンチは強盗に遭い、車を盗まれ、暴力に脅かされながら暮らした。のちにリンチは「あの街が私の人生に最も大きな影響を与えた」と語っているが、彼の作品に工場や機械が度々登場し、暴力や犯罪が物語に影を落とすのはフィラデルフィア時代の影響だ。

リンチの作家性

やがてリンチは自分の絵を動かしてみたいという好奇心から短編アニメを制作する。それが映像作家としての出発点だった。リンチはロサンゼルスに引っ越して映画学校で映画を学び、自主制作で映画を作り始めた。そして、リンチが注目を集めるきっかけになったのが初めての長編「イレイザーヘッド」(77年)だった。

廃墟のような家に住む青年、ヘンリーが、恋人が生んだ異形の子どもと暮らす様子を描いた本作は、現実と妄想を行き来するリンチ・ワールドの原型。そこにはフィラデルフィアでの生活や今は映画監督となった娘のジェニファーの誕生など、個人的な体験が色濃く反映されている。本作は映画館で深夜上映されると口コミで大ヒット。「エル・トポ」(69年)、「ピンク・フラミンゴ」(72年)、「ロッキー・ホラー・ショー」(75年)などと並ぶカルト映画の新たな傑作として評価され、リンチの名前はマニアックな映画ファンの間で知れ渡った。その才能が認められて「エレファント・マン」(81年)で商業映画にデビュー。リンチの作品の中で最も正攻法で制作された本作はアカデミー賞8部門にノミネートされ、日本でも大ヒットした。「イレイザーヘッド」から続く「異形のもの」に対するリンチのこだわりが本作では「涙の感動作」を生み出した。

「エレファント・マン」を成功させたリンチのもとに、思いがけない仕事が舞い込む。なんとジョージ・ルーカスから「スター・ウォーズ/ジェダイの復讐(現在のタイトルは「ジェダイの帰還」)」の監督をオファーされたが、リンチは「興味がない」と断り「デューン/砂の惑星」(84年)を監督した。この2作を天秤にかけていたというだけで、当時リンチがいかに注目されていたかが分かるが「デューン/砂の惑星」は興行的に失敗。しかし、その次に撮った「ブルー・ベルベット」でリンチの作家性が大きく花開いた。

故郷の町、ランバートンに帰省した大学生のジェフリー。空き地で切り落とされた耳を発見したことから、ジェフリーは異様な犯罪に巻き込まれていく。SMや殺人といったセンセーショナルなトピックを通じて、リンチは日常に潜むセックスや暴力を美しい映像で浮かび上がらせて観客に衝撃を与えた。子どもの頃に暮らした街の美しさ。フィラデルフィアで体験した犯罪の恐ろしさがアメリカの光と影となって、この作品の悪夢的なイメージを生み出している。映画の冒頭で手入れされた芝生が映され、それがアップになると土の中で無数の蟻が蠢いているが、美しいものの背後に潜むグロテスクさ。その強烈なコントラストは、その後のリンチ作品のテーマの一つになった。

観客はリンチ作品の謎解きに夢中に

「ブルー・ベルベット」はアメリカで賛否両論を巻き起こし、リンチは「カルト映画の帝王」として熱狂的なファンを生み出した。そして、一つの事件をきっかけに平和な街の隠された秘密が露わになる、という「ブルー・ベルベット」の構造をテレビ・シリーズで展開したのが「ツイン・ピークス」(90〜91年)だ。田舎町のツイン・ピークスで、ローラ・パーマーという美しい少女が何者かに殺される。先が読めない犯人探しと個性的なキャラクターが繰り広げる日常のドラマが融合した本作は、これまでのテレビ・ドラマにはなかったユニークな作風が人気を集めてエミー賞を受賞。劇場版「ツイン・ピークス/ローラ・パーマー最期の7日間」(92年)や続編「ツイン・ピークス The Return」(2017年)も作られた。「ツイン・ピークス」シリーズの魅力は次々と生まれる謎にある。不可解で魅力的な謎が物語の推進力になるリンチの作風が、この時期から本格的化していった。こうした謎は計算ではなく、リンチの無意識から生み出されたものだった。

73年から毎日2回、リンチは超越瞑想を実践していて、瞑想を通じて作品のアイデアを得たりストーリーを作り出してきた。ビートルズも学んだと言われる超越瞑想はインドで太古から伝えられてきた瞑想法で、マントラを唱えることで意識の深みに到達するという。60年代には、ドラッグを使わずにトリップできる手法としてヒッピーやミュージシャンの間で行われていた。「ツイン・ピークス」のFBI捜査官、クーパーが夢を手掛かりに捜査するのはリンチの創作活動のようなもの。リンチの映画では夢が重要な役割を果たすが、リンチは次第に夢の中に迷い込むようなシュールレアリスティックな作品を撮り始める。

男女の逃避行に「オズの魔法使い」のモチーフを取り入れ、血まみれの寓話のように仕上げてカンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞した「ワイルド・アット・ハート」(90年)。謎めいたビデオテープが届けられたことをきっかけに、身に覚えがない妻殺しの容疑者にされてしまうジャズ・ミュージシャンを描いた「ロスト・ハイウェイ」(97年)とシュールさは増していった。そして、ハリウッドを舞台にした「マルホランド・ドライブ」(2001年)では、記憶を失った女性、リタと女優の卵のベティの夢とも現実とも分からない愛憎劇を描いてカンヌ国際映画祭の監督賞を受賞。リンチはアメリカを代表する監督として揺るぎない地位を得る。何が起こっているのか分からない、説明がつかないリンチの作品が、それでも観る者を夢中にさせたのは、セックスや死の匂いを漂わせたリンチの謎があまりにも魅力的だったからだろう。観客はリンチ作品の謎解きに夢中になった。

ファッションや音楽への影響

リンチが生み出す映像も観客を酔わせた。1950年代のフィルムノワール(犯罪映画)を思わせるシックな美術や衣装。壮麗な建物。いわくありげな美女たちなど、映像にはリンチの美意識が息づいていた。その官能的な映像美はファッション界からも注目を集めて、リンチは「カルバン・クライン」、「イヴ・サンローラン」、「グッチ」、「ディオール」など有名ブランドのCMを制作。アニエス・べーは「マルホランド・ドライブ」の衣装を手掛け、「コム デ ギャルソン」は2016年春夏のコレクション、「ブルー・ウィッチ」のショーで「ブルー・ベルベット」のサウンドトラックを流した。

また、リンチは音楽の使い方も巧みで「ブルー・ベルベット」ではボビー・ヴィントン「ブルー・ベルベット」やロイ・オービソン「イン・ドリームス」といったオールディーズを効果的に使用。挿入曲「愛のミステリー」を歌ったジュリー・クルーズは、その後、「ツイン・ピークス」に提供した曲でブレイクする(歌詞はリンチが手掛けた)。「ワイルド・アット・ハート」からはクリス・アイザック「ウィキッド・ゲーム」がヒット。「ロスト・ハイウェイ」のサントラには、マリリン・マンソン、ナイン・インチ・ネイルズ、スマッシング・パンプキンズなどオルタナ系のバンドが曲を提供した。「ブルー・ベルベッ」』以降、ほとんどのリンチ作品のサントラを数多く手掛けた音楽家、アンジェロ・バタラメンティの存在も重要だ。

ミュージシャンにリンチのファンは多く、「イレイザーヘッド」に衝撃を受けたデヴィッド・ボウイは「ロスト・ハイウェイ」に曲を提供し、「ツイン・ピークス/ローラ・パーマー最期の7日間」に俳優として出演。「ロスト・ハイウェイ」にはマリリン・マンソンが、「ツイン・ピークス The Return」にはナイン・インチ・ネイルズが出演している。またデュラン・デュランがドキュメンタリー映画「デュラン・デュラン:アンステージド」(11年)の監督にリンチを迎えたり、X-JAPANがミュージック・ビデオを依頼したりとリンチは音楽シーンにも大きな影響を与えた。そんな中、リンチは2001年から本格的に音楽活動をスタート。定期的に作品を発表し、16年にはキュレーションを務めた音楽フェス、フェスティバル・オブ・ディスラプションを開催した。

映画や音楽活動に加えて、画家として個展を開くなどジャンルを超えて作品を発表してきたリンチ。その独特のスタイルは「Lynchian(リンチアン)」という言葉を生み出したが、シュールレアリズム的手法とアメリカ的なメロドラマやサスペンスを融合させたリンチの作品は、観客の想像を刺激していくつもの解釈(物語)を生み出すプリズムだった。あと5日で79歳の誕生日を迎える25年1月15日にリンチはこの世を去ったが、リンチが生み出した奇妙で美しい夢は今も人々を魅了し続けている。

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ロイヤルフラッシュ神宮前店がオープンから30周年 記念に「ベッドフォード」に別注した2型

TSIホールディングスが展開するセレクトショップ、ロイヤルフラッシュ(ROYAL FLASH)は2月8日、同ショップの神宮前店がオープンから30周年を迎えたことを祝して「ベッドフォード(BED J.W. FORD)」に別注したアイテム2型を発売する。同アイテムはロイヤルフラッシュ 神宮前店のほか、「ベッドフォード」を扱う全国のロイヤルフラッシュで発売する。

艶やかな光沢感の別注ブルゾン&パンツ

今回は、「ベッドフォード」の名作ブルゾン“ショートモッズ”(7万7000円) と、25年春夏コレクションのテーマ“ワーキング クラス シアター(Working Class Theater)”に合わせた“パラシュート パンツ”(6万6000円)を別注。熱収縮性の異なる繊維を混ぜ合わせ1本の糸にした“異収縮混繊糸”を使ったサテン生地で製作した同アイテムは、独特な光沢感と上品なドレープが特徴だ。

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ロイヤルフラッシュ神宮前店がオープンから30周年 記念に「ベッドフォード」に別注した2型

TSIホールディングスが展開するセレクトショップ、ロイヤルフラッシュ(ROYAL FLASH)は2月8日、同ショップの神宮前店がオープンから30周年を迎えたことを祝して「ベッドフォード(BED J.W. FORD)」に別注したアイテム2型を発売する。同アイテムはロイヤルフラッシュ 神宮前店のほか、「ベッドフォード」を扱う全国のロイヤルフラッシュで発売する。

艶やかな光沢感の別注ブルゾン&パンツ

今回は、「ベッドフォード」の名作ブルゾン“ショートモッズ”(7万7000円) と、25年春夏コレクションのテーマ“ワーキング クラス シアター(Working Class Theater)”に合わせた“パラシュート パンツ”(6万6000円)を別注。熱収縮性の異なる繊維を混ぜ合わせ1本の糸にした“異収縮混繊糸”を使ったサテン生地で製作した同アイテムは、独特な光沢感と上品なドレープが特徴だ。

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「スターバックス」が今年も桜コレクションを発売 コーヒーとお供のデスクワークアイテムも登場

「スターバックス(STARBUCKS)」は2月15日、スターバックス リザーブ ロースタリー 東京(以下、ロースタリー 東京)で、桜の世界観を外でも家の中でも楽しめる“サクラ2025コレクション”と、コーヒーと共に過ごすデスクワークシーンを提案する“デスクワーク ウィズ ワンダフル コーヒー(Deskwork with Wonderful Coffee)コレクション”を発売する。オンラインストアでは2月12日20時のライブ配信後、先行発売する。

桜の世界に浸るアイテムが登場

今年の桜コレクションは“コーヒー×サクラ”をテーマにロースタリー 東京の建築や目の前を流れる目黒川と桜並木にインスピレーションを得て表現した。桜を外で楽しむ際に使えるアイテムには、ステンレスボトル(6300円)やタンブラー(6200円)、ボトルパターン(6600円)、リングボトル(6300円)、キーホルダー(全2種、各4000円)をラインアップ。家の中で楽しめるアイテムには、マグカップ(全4種、各4100円)やグラスマグ(3600円)、ウォールグラス(4000円)、カフェエプロン(8800円)、トートバッグ(6000円)、風呂敷(2300円)をそろえる。また、ロースタリー 東京限定で、桐箱付きの桜色の磁器製マグカップ(4400円)が今年も登場する。

“サクラ2025コレクション”
アイテム一覧

“コーヒーと共に過ごすデスクワークシーン”を提案

“デスクワーク ウィズ ワンダフル コーヒーコレクション”はデスクワークのお供としてコーヒーを楽しむアイテムを用意。真空ステンレスマグカップ(全2色、各4900円)やレザーペンケース(7200円)、ドキュメントケース(1万3000円)のほか、文具店「カキモリ」と制作したロースタリー 東京仕様のステーショナリーも取りそろえる。

“デスクワーク ウィズ ワンダフル コーヒーコレクション”
アイテム一覧

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「スターバックス」が今年も桜コレクションを発売 コーヒーとお供のデスクワークアイテムも登場

「スターバックス(STARBUCKS)」は2月15日、スターバックス リザーブ ロースタリー 東京(以下、ロースタリー 東京)で、桜の世界観を外でも家の中でも楽しめる“サクラ2025コレクション”と、コーヒーと共に過ごすデスクワークシーンを提案する“デスクワーク ウィズ ワンダフル コーヒー(Deskwork with Wonderful Coffee)コレクション”を発売する。オンラインストアでは2月12日20時のライブ配信後、先行発売する。

桜の世界に浸るアイテムが登場

今年の桜コレクションは“コーヒー×サクラ”をテーマにロースタリー 東京の建築や目の前を流れる目黒川と桜並木にインスピレーションを得て表現した。桜を外で楽しむ際に使えるアイテムには、ステンレスボトル(6300円)やタンブラー(6200円)、ボトルパターン(6600円)、リングボトル(6300円)、キーホルダー(全2種、各4000円)をラインアップ。家の中で楽しめるアイテムには、マグカップ(全4種、各4100円)やグラスマグ(3600円)、ウォールグラス(4000円)、カフェエプロン(8800円)、トートバッグ(6000円)、風呂敷(2300円)をそろえる。また、ロースタリー 東京限定で、桐箱付きの桜色の磁器製マグカップ(4400円)が今年も登場する。

“サクラ2025コレクション”
アイテム一覧

“コーヒーと共に過ごすデスクワークシーン”を提案

“デスクワーク ウィズ ワンダフル コーヒーコレクション”はデスクワークのお供としてコーヒーを楽しむアイテムを用意。真空ステンレスマグカップ(全2色、各4900円)やレザーペンケース(7200円)、ドキュメントケース(1万3000円)のほか、文具店「カキモリ」と制作したロースタリー 東京仕様のステーショナリーも取りそろえる。

“デスクワーク ウィズ ワンダフル コーヒーコレクション”
アイテム一覧

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「ドクターマーチン」から春の新作 90年代のロンドンカルチャーを反映したアーカイブをアップデート

「ドクターマーチン(DR.MARTENS)」は2月7日、1990年代のロンドンのカルチャーシーンを反映したアーカイブを現代的に昇華したコレクション“バズ コレクション(BUZZ COLLECTION)” を発売する。

ブリティッシュカルチャーを再解釈した春の新作2型

同コレクションでは、ボリューミーな厚底の“バズ”ソールを搭載した5アイレースアップシューズとメリージェーンの2型を用意。ポップなカラーパレットで、トレンド感あふれるレオパードのヘアオンレザーや、パウダーピンクのスエード、ブラックナッパレザーなどのバリエーションをそろえる。

また、厚底のアンダーソールにはリーフ柄をあしらい、シグネチャーであるグルーブパターンを施した。ブランドのトレードマークであるバウンシング・ソール構造とともにクッション性を高めるパッド入りのアンクルカラーを備え、アイコニックなイエローのウェルト・ステッチでドクターマーチンらしさを表現した。

同コレクションの発売にともない、“バズ”の表現者として、Z世代を代表する4人組ユーチューバー“午前0時のプリンセス”や、ティーンのアイコンである“TOTO”を起用したデジタルコンテンツを順次公開予定だ。

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「ドクターマーチン」から春の新作 90年代のロンドンカルチャーを反映したアーカイブをアップデート

「ドクターマーチン(DR.MARTENS)」は2月7日、1990年代のロンドンのカルチャーシーンを反映したアーカイブを現代的に昇華したコレクション“バズ コレクション(BUZZ COLLECTION)” を発売する。

ブリティッシュカルチャーを再解釈した春の新作2型

同コレクションでは、ボリューミーな厚底の“バズ”ソールを搭載した5アイレースアップシューズとメリージェーンの2型を用意。ポップなカラーパレットで、トレンド感あふれるレオパードのヘアオンレザーや、パウダーピンクのスエード、ブラックナッパレザーなどのバリエーションをそろえる。

また、厚底のアンダーソールにはリーフ柄をあしらい、シグネチャーであるグルーブパターンを施した。ブランドのトレードマークであるバウンシング・ソール構造とともにクッション性を高めるパッド入りのアンクルカラーを備え、アイコニックなイエローのウェルト・ステッチでドクターマーチンらしさを表現した。

同コレクションの発売にともない、“バズ”の表現者として、Z世代を代表する4人組ユーチューバー“午前0時のプリンセス”や、ティーンのアイコンである“TOTO”を起用したデジタルコンテンツを順次公開予定だ。

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「アクネ ストゥディオズ」がドーバー ギンザでポップアップ トロンプルイユを施したデニムを販売 

「アクネ ストゥディオズ(ACNE STUDIOS)」は2月7日〜3月6日、ドーバー ストリート マーケット ギンザでブランドのコアアイテムであるデニムに着想を得たアイテムをそろえるポップアップストアをオープンする。

同ポップアップでは、デニムを再構築したトロンプルイユ(だまし絵)の“スタックベルト デニム"や“キーチェーン デニム"などを用意。また店舗スペースには、アーティストのダニエル・シルバー(Daniel Silver)が同ブランドのために制作した6体のマネキンを展示するほか、2025年春夏コレクションのトロンプルイユ デニムラインに焦点を当てたインスタレーションも展開する。

イベント詳細

日程:2月7日〜3月6日
時間:11:00〜20:00
場所:ドーバー ストリート マーケット ギンザ 4階
住所:東京都中央区銀座6-9-5

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「アクネ ストゥディオズ」がドーバー ギンザでポップアップ トロンプルイユを施したデニムを販売 

「アクネ ストゥディオズ(ACNE STUDIOS)」は2月7日〜3月6日、ドーバー ストリート マーケット ギンザでブランドのコアアイテムであるデニムに着想を得たアイテムをそろえるポップアップストアをオープンする。

同ポップアップでは、デニムを再構築したトロンプルイユ(だまし絵)の“スタックベルト デニム"や“キーチェーン デニム"などを用意。また店舗スペースには、アーティストのダニエル・シルバー(Daniel Silver)が同ブランドのために制作した6体のマネキンを展示するほか、2025年春夏コレクションのトロンプルイユ デニムラインに焦点を当てたインスタレーションも展開する。

イベント詳細

日程:2月7日〜3月6日
時間:11:00〜20:00
場所:ドーバー ストリート マーケット ギンザ 4階
住所:東京都中央区銀座6-9-5

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「ワイズ」と「ニューエラ」が2025年春夏コラボはロゴアイコンを強調したキャップやフーディー

ヨウジヤマモトの「ワイズ(Y’S)」は、「ニューエラ(NEW ERA)」とコラボレーションした2025年春夏コレクションを発表した。国内の「ワイズ」全ストアおよび公式オンラインブティック、「ニューエラ」オンラインストアで発売中だ。

今シーズンのアイテムは、「ワイズ」のロゴが立体化されたようなアウトラインを配したアイコンを強調している。キャップ“9FORTY”(9350円)はフロントからバックにかけて丸みを帯びたラインが特徴で、フロントパネルの内側に独自の芯を作ることで型崩れしにくいクラシックなシルエットが保たれている。またクラウンの深さがやや浅めで、バイザーが“9FORTY”より10ミリ長く設計された“9FORTY ロング バイザー”(9350円)や、オールシーズン着用できるニット生地のバケットハット(9900円)、長めのバイザーやフラットなトップ部分が特徴のアドベンチャーハット(1万2100円)をラインアップする。

ウエアでは、ロゴアイコンがコンパクトにフロントに配された半袖Tシャツ(1万2100円)とフーディ(2万5300円)、ロゴアイコンが右ポケット部分に配されたスウェット パンツ(2万3100円)、ベースボールシャツ(1万9800円)を用意。バッグは、バックパック(3万3000円)とショルダー ポーチ(1万1000円)を取りそろえている。

アイテム詳細

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「ワイズ」と「ニューエラ」が2025年春夏コラボはロゴアイコンを強調したキャップやフーディー

ヨウジヤマモトの「ワイズ(Y’S)」は、「ニューエラ(NEW ERA)」とコラボレーションした2025年春夏コレクションを発表した。国内の「ワイズ」全ストアおよび公式オンラインブティック、「ニューエラ」オンラインストアで発売中だ。

今シーズンのアイテムは、「ワイズ」のロゴが立体化されたようなアウトラインを配したアイコンを強調している。キャップ“9FORTY”(9350円)はフロントからバックにかけて丸みを帯びたラインが特徴で、フロントパネルの内側に独自の芯を作ることで型崩れしにくいクラシックなシルエットが保たれている。またクラウンの深さがやや浅めで、バイザーが“9FORTY”より10ミリ長く設計された“9FORTY ロング バイザー”(9350円)や、オールシーズン着用できるニット生地のバケットハット(9900円)、長めのバイザーやフラットなトップ部分が特徴のアドベンチャーハット(1万2100円)をラインアップする。

ウエアでは、ロゴアイコンがコンパクトにフロントに配された半袖Tシャツ(1万2100円)とフーディ(2万5300円)、ロゴアイコンが右ポケット部分に配されたスウェット パンツ(2万3100円)、ベースボールシャツ(1万9800円)を用意。バッグは、バックパック(3万3000円)とショルダー ポーチ(1万1000円)を取りそろえている。

アイテム詳細

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「ミュグレー」のデザイナーが退任か 早ければ今春にもと情報筋

情報筋によれば、「ミュグレー(MUGLER)」のケーシー・カドウォールダー(Casey Cadwallader)=アーティスティック・ディレクターが退任するようだ。早ければ、今春にもブランドを離れるという。同氏の後任や、今後の動きについては明らかになっていない。本件について、同氏および「ミュグレー」のコメントは得られなかった。

カドウォールダー=アーティスティック・ディレクターの経歴

カドウォールダー=アーティスティック・ディレクターは米国出身で、現在45歳。米名門コーネル大学(Cornell University)で建築を学んだ後、「ナルシソ ロドリゲス(NARCISO RODRIGUEZ)」や「J. メンデル(J.MENDEL)」「ロエベ(LOEWE)」「セイ(TSE)」などでキャリアを積んだ。その後、「アクネ ストゥディオス(ACNE STUDIOS)」に加わり、ウィメンズのプレ・コレクションのヘッド・デザイナーを務めた。2017年12月から現職。

「ミュグレー」について

「ミュグレー」は、1974年にデザイナーのマンフレッド・ティエリー・ミュグレー(Manfred Thierry Mugler)が「ティエリー・ミュグレー(THIERRY MUGLER)」として創業。肩パッドを入れたワイドなショルダーとウェストを絞った逆三角形のシルエットで、80年代から90年代にかけて世界的な人気を博した。90年には、クラランス グループ(GROUPE CLARINS以下、クラランス)と協業してフレグランス事業に進出。97年に、クラランスの傘下となった。同社は2002年に同ブランドのウエア事業を終了し、これに伴ってミュグレー創業デザイナーはファッション業界から引退。10年には、ブランド名が「ミュグレー」に改称された。19年、クラランスは同ブランドをロレアル(L’OREAL)に売却。22年1月、ミュグレー創業デザイナーが73歳で死去した。カドウォールダー=アーティスティック・ディレクターが就任する以前には、ニコラ・フォルミケッティ(Nicola Formichetti)やデヴィッド・コーマ(David Koma)がブランドのクリエイティブ面を率いていた。

カドウォールダー=アーティスティック・ディレクターの就任後、「ミュグレー」は20年から2ケタ成長を続けているという。23年の時点で、卸先は150程度。また、同年には「H&M」と協業している。なお、「ミュグレー」は、3月3日にスタートする25-26年秋冬パリ・ファッション・ウイークの公式カレンダーに含まれていない。

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「ミュグレー」のデザイナーが退任か 早ければ今春にもと情報筋

情報筋によれば、「ミュグレー(MUGLER)」のケーシー・カドウォールダー(Casey Cadwallader)=アーティスティック・ディレクターが退任するようだ。早ければ、今春にもブランドを離れるという。同氏の後任や、今後の動きについては明らかになっていない。本件について、同氏および「ミュグレー」のコメントは得られなかった。

カドウォールダー=アーティスティック・ディレクターの経歴

カドウォールダー=アーティスティック・ディレクターは米国出身で、現在45歳。米名門コーネル大学(Cornell University)で建築を学んだ後、「ナルシソ ロドリゲス(NARCISO RODRIGUEZ)」や「J. メンデル(J.MENDEL)」「ロエベ(LOEWE)」「セイ(TSE)」などでキャリアを積んだ。その後、「アクネ ストゥディオス(ACNE STUDIOS)」に加わり、ウィメンズのプレ・コレクションのヘッド・デザイナーを務めた。2017年12月から現職。

「ミュグレー」について

「ミュグレー」は、1974年にデザイナーのマンフレッド・ティエリー・ミュグレー(Manfred Thierry Mugler)が「ティエリー・ミュグレー(THIERRY MUGLER)」として創業。肩パッドを入れたワイドなショルダーとウェストを絞った逆三角形のシルエットで、80年代から90年代にかけて世界的な人気を博した。90年には、クラランス グループ(GROUPE CLARINS以下、クラランス)と協業してフレグランス事業に進出。97年に、クラランスの傘下となった。同社は2002年に同ブランドのウエア事業を終了し、これに伴ってミュグレー創業デザイナーはファッション業界から引退。10年には、ブランド名が「ミュグレー」に改称された。19年、クラランスは同ブランドをロレアル(L’OREAL)に売却。22年1月、ミュグレー創業デザイナーが73歳で死去した。カドウォールダー=アーティスティック・ディレクターが就任する以前には、ニコラ・フォルミケッティ(Nicola Formichetti)やデヴィッド・コーマ(David Koma)がブランドのクリエイティブ面を率いていた。

カドウォールダー=アーティスティック・ディレクターの就任後、「ミュグレー」は20年から2ケタ成長を続けているという。23年の時点で、卸先は150程度。また、同年には「H&M」と協業している。なお、「ミュグレー」は、3月3日にスタートする25-26年秋冬パリ・ファッション・ウイークの公式カレンダーに含まれていない。

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桐生の「エスティーカンパニー」と「パーヴェイヤーズ」がコラボ 落合宏理デザインの限定アイテムも

群馬県桐生市発のアウトドアショップ「パーヴェイヤーズ(PURVEYORS)」とセレクトショップ「エスティーカンパニー(ST COMPANY)」は2月8と9日の2日間、両店舗の世界観を入れ替えた特別イベント“S/P P/S エクスチェンジ ストア(EXCHANGE STORE)”を、同市に位置する「パーヴェイヤーズ」店舗と「エスティーカンパニー」桐生店で開催する。ショップスタッフもチェ ンジし、一部の什器や商品もテレコにするという。

“S/P P/S エクスチェンジ ストア”のロゴデザインは、「ファセッタズム(FACETASM)」の落合宏理デザイナーが監修した。

「パーヴェイヤーズ」

2018年にリニューアルオープンした店舗は、古い鉄工所を改装した3階建て。1階にはカフェレストラン「ガステロ(GASTERRO)」と「パーヴェイヤーズ」が手がけるブルワリー「ファークライ ブルーイング(FARCRY BREWING)」のビール醸造所を併設し、2階にはアウトドアギアアイテムを、3階にはアパレルアイテムをラインアップしている。

スペシャルフード&ドリンク

本イベントに合わせ、「ガステロ」で両店舗が共同開発したオリジナルプレート(1800円)を提供する。店舗によって内容が異なり、ここでは自家製チャバタや国産豚のソテー、マッシュルームのコンフィ、ゴボウの冷製スープなどの7品目を楽しめる。

さらに、「ファークライ ブルーイング」から、何杯飲んでも飲み飽きない“ヴァイタートリンケン”を再現したドイツスタイルの王道エキスポートラガーを用意。「パーヴェイヤーズ」ではオレンジのオリジナルラベルで提供する。

限定スーベニアコレクション

アパレルからは、“ステンシル スエット”(2万7500円/3万800円)、“ステンシル フーディー”(2万7500円/3万800円)、“ステンシル ティー”(1万6500円/1万9800円/2万4200円)をラインアップ。全て落合宏理デザイナーがステンシルプリントを施した1点もので、「エスティー・カンパニー」と「パーヴェイヤーズ」の両店舗で感じたモチーフを取り入れたデザインとなっている。合わせて、落合が制作した“S/P”と“P/S”のロゴを片方ずつ刺しゅうワッペンした“ロゴ ソックス”(全3色、各3300円)のホワイトとオレンジを販売する。

「エスティーカンパニー」桐生店

工房付きの老舗和菓子屋だった建物を丸ごとリノベーションしたカフェ併設の店舗は、立体的に交わった3層と2層の建物で構成。空間ごとに構成を変えたアイテムセレクトを展開している。

本イベントに合わせ、2階のカフェでオリジナルプレート(1800円)を用意。内容は自家製チャバタや鶏もも肉のジャンボネット、さつまいもチップスと自家製ドレッシングのケールサラダ、ピリ辛ハーフウフマヨ、れんこんのポタージュなど全7品目。さらに「ファークライ ブルーイング」のエキスポートラガーをブルーのラベルデザインで提供する。

アパレルには「パーヴェイヤーズ」で展開するトップス全3アイテムのほか、“ロゴ ソックス”からホワイトとグリーンをラインアップする。

“S/P P/S エクスチェンジ ストア”

■「パーヴェイヤーズ」

日程:2月8〜9日
住所:群馬県桐生市仲町2-11-4
営業時間: 11:00~19:00

■「エスティーカンパニー」桐生店

日程:2月8〜9日
住所:群馬県桐生市川岸町177-4
営業時間:11:00~19:00

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桐生の「エスティーカンパニー」と「パーヴェイヤーズ」がコラボ 落合宏理デザインの限定アイテムも

群馬県桐生市発のアウトドアショップ「パーヴェイヤーズ(PURVEYORS)」とセレクトショップ「エスティーカンパニー(ST COMPANY)」は2月8と9日の2日間、両店舗の世界観を入れ替えた特別イベント“S/P P/S エクスチェンジ ストア(EXCHANGE STORE)”を、同市に位置する「パーヴェイヤーズ」店舗と「エスティーカンパニー」桐生店で開催する。ショップスタッフもチェ ンジし、一部の什器や商品もテレコにするという。

“S/P P/S エクスチェンジ ストア”のロゴデザインは、「ファセッタズム(FACETASM)」の落合宏理デザイナーが監修した。

「パーヴェイヤーズ」

2018年にリニューアルオープンした店舗は、古い鉄工所を改装した3階建て。1階にはカフェレストラン「ガステロ(GASTERRO)」と「パーヴェイヤーズ」が手がけるブルワリー「ファークライ ブルーイング(FARCRY BREWING)」のビール醸造所を併設し、2階にはアウトドアギアアイテムを、3階にはアパレルアイテムをラインアップしている。

スペシャルフード&ドリンク

本イベントに合わせ、「ガステロ」で両店舗が共同開発したオリジナルプレート(1800円)を提供する。店舗によって内容が異なり、ここでは自家製チャバタや国産豚のソテー、マッシュルームのコンフィ、ゴボウの冷製スープなどの7品目を楽しめる。

さらに、「ファークライ ブルーイング」から、何杯飲んでも飲み飽きない“ヴァイタートリンケン”を再現したドイツスタイルの王道エキスポートラガーを用意。「パーヴェイヤーズ」ではオレンジのオリジナルラベルで提供する。

限定スーベニアコレクション

アパレルからは、“ステンシル スエット”(2万7500円/3万800円)、“ステンシル フーディー”(2万7500円/3万800円)、“ステンシル ティー”(1万6500円/1万9800円/2万4200円)をラインアップ。全て落合宏理デザイナーがステンシルプリントを施した1点もので、「エスティー・カンパニー」と「パーヴェイヤーズ」の両店舗で感じたモチーフを取り入れたデザインとなっている。合わせて、落合が制作した“S/P”と“P/S”のロゴを片方ずつ刺しゅうワッペンした“ロゴ ソックス”(全3色、各3300円)のホワイトとオレンジを販売する。

「エスティーカンパニー」桐生店

工房付きの老舗和菓子屋だった建物を丸ごとリノベーションしたカフェ併設の店舗は、立体的に交わった3層と2層の建物で構成。空間ごとに構成を変えたアイテムセレクトを展開している。

本イベントに合わせ、2階のカフェでオリジナルプレート(1800円)を用意。内容は自家製チャバタや鶏もも肉のジャンボネット、さつまいもチップスと自家製ドレッシングのケールサラダ、ピリ辛ハーフウフマヨ、れんこんのポタージュなど全7品目。さらに「ファークライ ブルーイング」のエキスポートラガーをブルーのラベルデザインで提供する。

アパレルには「パーヴェイヤーズ」で展開するトップス全3アイテムのほか、“ロゴ ソックス”からホワイトとグリーンをラインアップする。

“S/P P/S エクスチェンジ ストア”

■「パーヴェイヤーズ」

日程:2月8〜9日
住所:群馬県桐生市仲町2-11-4
営業時間: 11:00~19:00

■「エスティーカンパニー」桐生店

日程:2月8〜9日
住所:群馬県桐生市川岸町177-4
営業時間:11:00~19:00

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「C.P. カンパニー」ヘッドデザイナーのポール・ハーヴェイ退任 後任は「ネーメン」のレオナルド・ファソロ

イタリア発スポーツウエアブランド「C.P. カンパニー(C.P. COMPANY)」はこのほど、ポール・ハーヴェイ(Paul Harvey)ヘッドデザイナーの退任を発表した。後任は、テクニカルアウターウエアを軸にするイタリア発ブランド「ネーメン(NEMEN)」の創設者であり、「C.P. カンパニー」と「ストーン アイランド(STONE ISLAND)」でのデザイナー経験もあるレオナルド・ファソロ(Leonardo Fasolo)が務める。ハーヴェイの今後については明らかにされておらず、彼と共に長年ヘッドデザイナーを務めていたアレッサンドロ・プンジェッティ(Alessandro Pungetti)は、引き続き「C.P. カンパニー」で研究開発チームを支えるという。

ファソロ新ヘッドデザイナーは就任に際して、「『C.P. カンパニー』は、イタリアン・スポーツウエアの最高峰を体現し、研究と品質において世界ト ップクラスのブランドだ。現代の多くのブランドが、その歴史から着想を得ていると言っても過言ではない。(創業者の)マッシモ・オスティ(Massimo Osti)とモレノ・フェラーリ(Moreno Ferrari)、アレッサンドロ、そしてポールら先人たちの偉業を引き継ぐことは、私にとって大変光栄なこと。ここには、革新を通じて進化を目指す共通のビジョンを持つ素晴らしいチームがいる。チームと共に、ブランドの豊かな歴史をさらに発展させていきたい」とコメントしている。

また、ロレンツォ・オスティ(Lorenzo Osti)社長兼GMは「ポールとアレッサンドロが、『C.P. カンパニー』を発展させるために成し遂げた素晴らしい仕事に深く感謝し、過去に仕事をしたレオナルドを新たなデザインディレクターとして再び迎えることを大変うれしく思う。彼の情熱とエネルギーは、ブランドの次なる成長の原動力となるだろう」と期待を示した。

ハーヴェイは、ロンドンのセントラル・セント・マーチンを卒業後、イタリアに渡りフリーランスデザイナーとして「モンクレール(MONCLER)」や「フィオルッチ(FIORUCCI)」などの仕事を手掛け、1995年に「ストーン アイランド」のヘッドデザイナーに就任。2007年まで同職を務めたのち、プンジェッティと「テン シー(TEN C)」を立ち上げ、12年から「C.P. カンパニー」のヘッドデザイナーに就いていた。

なお、「ネーメン」は23年春夏シーズンを最後にコレクションを発表していない。

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「C.P. カンパニー」ヘッドデザイナーのポール・ハーヴェイ退任 後任は「ネーメン」のレオナルド・ファソロ

イタリア発スポーツウエアブランド「C.P. カンパニー(C.P. COMPANY)」はこのほど、ポール・ハーヴェイ(Paul Harvey)ヘッドデザイナーの退任を発表した。後任は、テクニカルアウターウエアを軸にするイタリア発ブランド「ネーメン(NEMEN)」の創設者であり、「C.P. カンパニー」と「ストーン アイランド(STONE ISLAND)」でのデザイナー経験もあるレオナルド・ファソロ(Leonardo Fasolo)が務める。ハーヴェイの今後については明らかにされておらず、彼と共に長年ヘッドデザイナーを務めていたアレッサンドロ・プンジェッティ(Alessandro Pungetti)は、引き続き「C.P. カンパニー」で研究開発チームを支えるという。

ファソロ新ヘッドデザイナーは就任に際して、「『C.P. カンパニー』は、イタリアン・スポーツウエアの最高峰を体現し、研究と品質において世界ト ップクラスのブランドだ。現代の多くのブランドが、その歴史から着想を得ていると言っても過言ではない。(創業者の)マッシモ・オスティ(Massimo Osti)とモレノ・フェラーリ(Moreno Ferrari)、アレッサンドロ、そしてポールら先人たちの偉業を引き継ぐことは、私にとって大変光栄なこと。ここには、革新を通じて進化を目指す共通のビジョンを持つ素晴らしいチームがいる。チームと共に、ブランドの豊かな歴史をさらに発展させていきたい」とコメントしている。

また、ロレンツォ・オスティ(Lorenzo Osti)社長兼GMは「ポールとアレッサンドロが、『C.P. カンパニー』を発展させるために成し遂げた素晴らしい仕事に深く感謝し、過去に仕事をしたレオナルドを新たなデザインディレクターとして再び迎えることを大変うれしく思う。彼の情熱とエネルギーは、ブランドの次なる成長の原動力となるだろう」と期待を示した。

ハーヴェイは、ロンドンのセントラル・セント・マーチンを卒業後、イタリアに渡りフリーランスデザイナーとして「モンクレール(MONCLER)」や「フィオルッチ(FIORUCCI)」などの仕事を手掛け、1995年に「ストーン アイランド」のヘッドデザイナーに就任。2007年まで同職を務めたのち、プンジェッティと「テン シー(TEN C)」を立ち上げ、12年から「C.P. カンパニー」のヘッドデザイナーに就いていた。

なお、「ネーメン」は23年春夏シーズンを最後にコレクションを発表していない。

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セレブたちの“ネイキッド”ドレス変遷 火付け役のマリリン・モンローから賛否両論のビアンカ・センソリまで

2025年もセレブたちが魅せる“ネイキッド”ドレスが注目を集めている。2月2日(現地時間)にロサンゼルスで開催された第67回グラミー賞には、歌手のYeことカニエ・ウエスト(Kanye West)の妻ビアンカ・センソリ(Bianca Censori)が完全シースルーのミニドレスをまとい登場。彼女の衝撃的なルックは一躍話題となり、一時グーグル(Google)で最も検索された人物に浮上した。

実は、アバンギャルドの最終形態とも言える“ネイキッド”ドレスには長い歴史がある。今から100年前の1925年に公開された映画「My Lady of Whims(原題)」や36年に公開された「浮気名優」には、すでに衣装としてシースルーが取り入れられていた。しかし、現在トレンドとなっている“ネイキッド”ドレスの先駆者は俳優マリリン・モンロー(Marilyn Monroe)だろう。ジョン・F・ケネディ(John F Kennedy)元大統領の誕生会で、彼女がパフォーマンス衣装としてシースルードレスを着用したことで、“ネイキッド”ドレスはその知名度を一瞬にして高めたのだ。

1962年のこの出来事を皮切りに、64年にデザイナーのルディ・ガーンライヒ(Rudi Gernreich)が露出度の高いモノキニ(前から見るとワンピース、後ろから見るとビキニに見える水着)を、66年にイヴ・サンローラン(Yves Saint Laurent)が初のシアールックを発表。69年には歌手で俳優のバーブラ・ストライサンド(Barbra Streisand)がオスカー賞の授賞式にアーノルド・スカージ(Arnold Scaasi)のシースルーパンツスーツで、同じく俳優のジェーン・バーキン(Jane Birkin)が映画「スローガン」のプレミアに黒のシースルーミニドレスで登場したことで、“ネイキッド”ドレスのファッション性が確立された。

モンローが“ネイキッド”ドレス旋風を巻き起こしてから数十年経った今も、この衝撃的なルックの不思議な魅力は衰えるところを知らないようだ。2023年には、「シャネル(CHANEL)」や「バレンシアガ(BALENCIAGA)」「ディオン リー(DION LEE)」「ジェイソン ウー(JASON WU)」「マイケル・コース(MICHAEL KORS)」「ブランドン マックスウェル(BRANDON MAXWELL)」など名だたるブランドがシアー素材を積極的に取り入れたコレクションを次々と展開。24年にはハリウッドのレッドカーペットでも俳優のフローレンス・ピュー(Florence Pugh)やエマ・コリン(Emma Corin)、マディソン・ビアー(Madison Beer)らが“ネイキッド”ルックを披露し、シアーに新たな解釈をもたらした。

セレブたちの“ネイキッド”ルック変遷

1962年 マリリン・モンロー

ニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンで開催されたジョン・F・ケネディ元大統領の誕生会でパフォーマンスを行ったマリリン・モンローが着用したのは、1950年代にジャン=ルイ・シェレル(Jean-Louis Scherrer)が俳優のマレーネ・ディートリヒ(Marlene Dietrich)のために製作したドレスに着想したシースルードレス。

1969年 バーブラ・ストライサンド

映画「ファニー・ガール」でアカデミー主演女優賞を受賞したバーブラ・ストライサンド(Barbra Streisand )は、アーノルド・スカージ(Arnold Scaasi)のシースルーパンツスーツを着用。当時としては露出度の高かったこのルックは賛否両論を巻き起こした。

1969年 ジェーン・バーキン

ジェーン・バーキンは、映画「スローガン」のパリプレミアにブラックのロングスリープシアーミニドレスを着用して登場した。

1974年 シェール

歌手兼俳優のシェール(Cher)は、“ハリウッド黄金時代のロマンチック&グラマラスデザイン”がテーマのメットガラ(Met Gala)に、デザイナーのボブ・マッキー(Bob Mackie)が手掛けたルックで登場。彼女は1975年に発行された米「タイム マガジン(Time Magazine)」でも同ルックを着用している。

1998年 ローズ・マッゴーワン

俳優のローズ・マッゴーワン(Rose McGowan)はMTVビデオ・ミュージック・アワードのレッドカーペットに、ブラックのメッシュドレスで登場した。

2014年 リアーナ

歌手のリアーナ(Rihanna)はCFDAアワード(CFDA Awards)に、「アダム セルマン(ADAM SELMAN)」の23万個の「スワロフスキー(SWAROVSKI)」のクリスタルが施されたドレスで登場した。

2015年 ビヨンセ

歌手のビヨンセ(Beyonce)は“鏡越しに見る中国”がテーマのメットガラに、「ジバンシィ(GIVENCHY)」のシアードレスで登場した。

2022年 キム・カーダシアン

キム・カーダシアン(Kim Kardashian)は、ジョン・F・ケネディ元大統領の誕生日会でモンローが着用したドレスの現物をメットガラで着用。22年の時点で本ドレスの価値は1000万ドル(約15億2422万円)だった。

2023年 シアラ

歌手のシアラ(Ciara)は「デュンダス(DUNDAS)」2023-24年秋冬コレクションから、ホルターネックシースルードレスを着用し、米「ヴァニティ・フェア(Vanity Fair)」主催のアカデミー賞アフターパーティーに参加した。

2023年 フローレンス・ピュー

フローレンス・ピューは、「ヴァレンティノ(VALENTINO)」2023-24年秋冬オートクチュール・コレクションに、同コレクションからラベンダーのシアードレスを着用し来場した。

2024年 ベラ・ハディッド

モデルのベラ・ハディッド(Bella Hadid)はカンヌ国際映画祭に、「サンローラン(SAINT LAURENT)」2024-25年秋冬コレクションのシースルーミニドレスを着用し登場した。

2024年 マイリー・サイラス

マイリー・サイラス(Miley Cyrus)は第66回グラミー賞に、「メゾン マルジェラ(MAISON MARGIELA)」の安全ピンドレスで登場した。

2025年 ビアンカ・センソリ

モデルのビアンカ・センソリは、2月2日に開催されたばかりの第67回グラミー賞に完全シースルーのミニドレスでカニエとともに登場。2人は授賞式には出席せず、レッドカーペットを歩き会場を後にした。

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セレブたちの“ネイキッド”ドレス変遷 火付け役のマリリン・モンローから賛否両論のビアンカ・センソリまで

2025年もセレブたちが魅せる“ネイキッド”ドレスが注目を集めている。2月2日(現地時間)にロサンゼルスで開催された第67回グラミー賞には、歌手のYeことカニエ・ウエスト(Kanye West)の妻ビアンカ・センソリ(Bianca Censori)が完全シースルーのミニドレスをまとい登場。彼女の衝撃的なルックは一躍話題となり、一時グーグル(Google)で最も検索された人物に浮上した。

実は、アバンギャルドの最終形態とも言える“ネイキッド”ドレスには長い歴史がある。今から100年前の1925年に公開された映画「My Lady of Whims(原題)」や36年に公開された「浮気名優」には、すでに衣装としてシースルーが取り入れられていた。しかし、現在トレンドとなっている“ネイキッド”ドレスの先駆者は俳優マリリン・モンロー(Marilyn Monroe)だろう。ジョン・F・ケネディ(John F Kennedy)元大統領の誕生会で、彼女がパフォーマンス衣装としてシースルードレスを着用したことで、“ネイキッド”ドレスはその知名度を一瞬にして高めたのだ。

1962年のこの出来事を皮切りに、64年にデザイナーのルディ・ガーンライヒ(Rudi Gernreich)が露出度の高いモノキニ(前から見るとワンピース、後ろから見るとビキニに見える水着)を、66年にイヴ・サンローラン(Yves Saint Laurent)が初のシアールックを発表。69年には歌手で俳優のバーブラ・ストライサンド(Barbra Streisand)がオスカー賞の授賞式にアーノルド・スカージ(Arnold Scaasi)のシースルーパンツスーツで、同じく俳優のジェーン・バーキン(Jane Birkin)が映画「スローガン」のプレミアに黒のシースルーミニドレスで登場したことで、“ネイキッド”ドレスのファッション性が確立された。

モンローが“ネイキッド”ドレス旋風を巻き起こしてから数十年経った今も、この衝撃的なルックの不思議な魅力は衰えるところを知らないようだ。2023年には、「シャネル(CHANEL)」や「バレンシアガ(BALENCIAGA)」「ディオン リー(DION LEE)」「ジェイソン ウー(JASON WU)」「マイケル・コース(MICHAEL KORS)」「ブランドン マックスウェル(BRANDON MAXWELL)」など名だたるブランドがシアー素材を積極的に取り入れたコレクションを次々と展開。24年にはハリウッドのレッドカーペットでも俳優のフローレンス・ピュー(Florence Pugh)やエマ・コリン(Emma Corin)、マディソン・ビアー(Madison Beer)らが“ネイキッド”ルックを披露し、シアーに新たな解釈をもたらした。

セレブたちの“ネイキッド”ルック変遷

1962年 マリリン・モンロー

ニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンで開催されたジョン・F・ケネディ元大統領の誕生会でパフォーマンスを行ったマリリン・モンローが着用したのは、1950年代にジャン=ルイ・シェレル(Jean-Louis Scherrer)が俳優のマレーネ・ディートリヒ(Marlene Dietrich)のために製作したドレスに着想したシースルードレス。

1969年 バーブラ・ストライサンド

映画「ファニー・ガール」でアカデミー主演女優賞を受賞したバーブラ・ストライサンド(Barbra Streisand )は、アーノルド・スカージ(Arnold Scaasi)のシースルーパンツスーツを着用。当時としては露出度の高かったこのルックは賛否両論を巻き起こした。

1969年 ジェーン・バーキン

ジェーン・バーキンは、映画「スローガン」のパリプレミアにブラックのロングスリープシアーミニドレスを着用して登場した。

1974年 シェール

歌手兼俳優のシェール(Cher)は、“ハリウッド黄金時代のロマンチック&グラマラスデザイン”がテーマのメットガラ(Met Gala)に、デザイナーのボブ・マッキー(Bob Mackie)が手掛けたルックで登場。彼女は1975年に発行された米「タイム マガジン(Time Magazine)」でも同ルックを着用している。

1998年 ローズ・マッゴーワン

俳優のローズ・マッゴーワン(Rose McGowan)はMTVビデオ・ミュージック・アワードのレッドカーペットに、ブラックのメッシュドレスで登場した。

2014年 リアーナ

歌手のリアーナ(Rihanna)はCFDAアワード(CFDA Awards)に、「アダム セルマン(ADAM SELMAN)」の23万個の「スワロフスキー(SWAROVSKI)」のクリスタルが施されたドレスで登場した。

2015年 ビヨンセ

歌手のビヨンセ(Beyonce)は“鏡越しに見る中国”がテーマのメットガラに、「ジバンシィ(GIVENCHY)」のシアードレスで登場した。

2022年 キム・カーダシアン

キム・カーダシアン(Kim Kardashian)は、ジョン・F・ケネディ元大統領の誕生日会でモンローが着用したドレスの現物をメットガラで着用。22年の時点で本ドレスの価値は1000万ドル(約15億2422万円)だった。

2023年 シアラ

歌手のシアラ(Ciara)は「デュンダス(DUNDAS)」2023-24年秋冬コレクションから、ホルターネックシースルードレスを着用し、米「ヴァニティ・フェア(Vanity Fair)」主催のアカデミー賞アフターパーティーに参加した。

2023年 フローレンス・ピュー

フローレンス・ピューは、「ヴァレンティノ(VALENTINO)」2023-24年秋冬オートクチュール・コレクションに、同コレクションからラベンダーのシアードレスを着用し来場した。

2024年 ベラ・ハディッド

モデルのベラ・ハディッド(Bella Hadid)はカンヌ国際映画祭に、「サンローラン(SAINT LAURENT)」2024-25年秋冬コレクションのシースルーミニドレスを着用し登場した。

2024年 マイリー・サイラス

マイリー・サイラス(Miley Cyrus)は第66回グラミー賞に、「メゾン マルジェラ(MAISON MARGIELA)」の安全ピンドレスで登場した。

2025年 ビアンカ・センソリ

モデルのビアンカ・センソリは、2月2日に開催されたばかりの第67回グラミー賞に完全シースルーのミニドレスでカニエとともに登場。2人は授賞式には出席せず、レッドカーペットを歩き会場を後にした。

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「ポーター」と「ザ・イノウエ・ブラザーズ」がトークショー “コラボと言いたくないコラボ”の全貌を語る

「コラボという言葉は使いたくない。それほど個人的なコレクションだから」――井上聡「ザ・イノウエ・ブラザーズ(THE INOUE BROTHERS)」デザイナーは、「ポーター(PORTER)」とのコラボコレクション“エル・アルト”をそう解説する。「『ザ・イノウエ・ブラザーズ』とは何か?」には一切触れずに始まったローンチ記念トークショーには、コラボの舞台・ボリビアへの真っ直ぐな愛と感謝が込められていた。

なぜボリビア? 井上デザイナーの人生を変えた出会い

“エル・アルト”とは、ボリビアの首都・ラパス近郊にある都市のこと。ここは「ザ・イノウエ・ブラザーズ」の始まりの地とも言える。井上デザイナーは「『ザ・イノウエ・ブラザーズ』を立ち上げる前は、デザイナーとして立身出世すべく広告業界に身を置いていた。さまざまなプロジェクトに関わりやりがいを感じていた一方、(利益第一の)資本主義社会の現実に直面することも多くミスマッチを感じていた」と振り返る。そんなジレンマを解消するきっかけになったのが、2006年に友人の誘いで訪れたボリビアの先住民だった。

ボリビアは“南米の最貧国”と呼ばれており、その中でも貧しい生活を送っているのが先住民だ。「過酷な現実と向き合う覚悟で訪れたが、全くの杞憂だった。彼女らは私が出会ってきた誰よりも優しかった。家具も十分にそろわない家で2脚しかない椅子を私と弟に差し出してくれた瞬間、私はこの人たちと一緒にモノ作りをすることを考え始めていた」。「人生が180度変わる出会い」(井上デザイナー)を経て、ソーシャルデザインスタジオ「ザ・イノウエ・ブラザーズ」は誕生した。

ボリビアと日本 職人技の掛け合わせ

このたび発表した「ポーター」と「ザ・イノウエ・ブラザーズ」のコラボコレクションは、全3型でそれぞれ2色展開。「コラボの話が浮上した時からこれしかないと思っていた」という全商品共通の柄は、アンデス伝統の織物“アグアヨ”のオリジナルパターンだ。“アグアヨ”は鮮やかな色使いが特徴で、「標高4000メートルという厳しい環境下でもポジティブにいられるよう考案された」という。井上デザイナーは「現地の職人は、(文化の盗用とみなし)侮辱と捉えられてもおかしくないオリジナルの“アグアヨ”の製作も、(これまで築いてきた関係性があったため)面白いと言って前向きに取り組んでくれた」と感謝の気持ちをにじませる。アンデスの旗も赤や青、緑などさまざまな色を使用しており、カラフルな色使いは彼女たちの誇りそのものだと言える。

「ポーター」の企画担当者は「私たちはバッグを道具と捉えており、耐久性が第一だと考えている。一方、“アグアヨ”は手織り特有の柔らかさがあるため、パワーが大きいバッグのミシンでは生地が破れてしまう。両者の特長を生かすためには、2年間にわたる試行錯誤が必要だった」とコメント。井上デザイナーは「コラボよりパートナーシップという言葉が相応しいほど、『ポーター』にはさまざまな場面で支えてもらった」と返し、人の温かさで成り立ったコラボであることを強調した。

トークショーの最後には、「コレクションの軌跡を残したいという思いのもと撮り始めた」という映像が流れた。商品ではなく職人に焦点を当てた内容で、最後には井上デザイナーが「これだけクオリティーが高いバッグを見たことがなかったのだろう」と予想するほど、コラボ商品を前に目一杯の喜びを見せる女性の姿が映った。彼女の嘘偽りのない笑顔が、モノ作りの楽しさを伝えていた。

ザ・イノウエ・ブラザーズ イン ザ ポーター ギャラリー1
日程:2月17日まで
時間:12:00~20:00
場所:ポーター表参道 ザ ポーター ギャラリー1
住所:東京都渋谷区神宮前5-6-8

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「ポーター」と「ザ・イノウエ・ブラザーズ」がトークショー “コラボと言いたくないコラボ”の全貌を語る

「コラボという言葉は使いたくない。それほど個人的なコレクションだから」――井上聡「ザ・イノウエ・ブラザーズ(THE INOUE BROTHERS)」デザイナーは、「ポーター(PORTER)」とのコラボコレクション“エル・アルト”をそう解説する。「『ザ・イノウエ・ブラザーズ』とは何か?」には一切触れずに始まったローンチ記念トークショーには、コラボの舞台・ボリビアへの真っ直ぐな愛と感謝が込められていた。

なぜボリビア? 井上デザイナーの人生を変えた出会い

“エル・アルト”とは、ボリビアの首都・ラパス近郊にある都市のこと。ここは「ザ・イノウエ・ブラザーズ」の始まりの地とも言える。井上デザイナーは「『ザ・イノウエ・ブラザーズ』を立ち上げる前は、デザイナーとして立身出世すべく広告業界に身を置いていた。さまざまなプロジェクトに関わりやりがいを感じていた一方、(利益第一の)資本主義社会の現実に直面することも多くミスマッチを感じていた」と振り返る。そんなジレンマを解消するきっかけになったのが、2006年に友人の誘いで訪れたボリビアの先住民だった。

ボリビアは“南米の最貧国”と呼ばれており、その中でも貧しい生活を送っているのが先住民だ。「過酷な現実と向き合う覚悟で訪れたが、全くの杞憂だった。彼女らは私が出会ってきた誰よりも優しかった。家具も十分にそろわない家で2脚しかない椅子を私と弟に差し出してくれた瞬間、私はこの人たちと一緒にモノ作りをすることを考え始めていた」。「人生が180度変わる出会い」(井上デザイナー)を経て、ソーシャルデザインスタジオ「ザ・イノウエ・ブラザーズ」は誕生した。

ボリビアと日本 職人技の掛け合わせ

このたび発表した「ポーター」と「ザ・イノウエ・ブラザーズ」のコラボコレクションは、全3型でそれぞれ2色展開。「コラボの話が浮上した時からこれしかないと思っていた」という全商品共通の柄は、アンデス伝統の織物“アグアヨ”のオリジナルパターンだ。“アグアヨ”は鮮やかな色使いが特徴で、「標高4000メートルという厳しい環境下でもポジティブにいられるよう考案された」という。井上デザイナーは「現地の職人は、(文化の盗用とみなし)侮辱と捉えられてもおかしくないオリジナルの“アグアヨ”の製作も、(これまで築いてきた関係性があったため)面白いと言って前向きに取り組んでくれた」と感謝の気持ちをにじませる。アンデスの旗も赤や青、緑などさまざまな色を使用しており、カラフルな色使いは彼女たちの誇りそのものだと言える。

「ポーター」の企画担当者は「私たちはバッグを道具と捉えており、耐久性が第一だと考えている。一方、“アグアヨ”は手織り特有の柔らかさがあるため、パワーが大きいバッグのミシンでは生地が破れてしまう。両者の特長を生かすためには、2年間にわたる試行錯誤が必要だった」とコメント。井上デザイナーは「コラボよりパートナーシップという言葉が相応しいほど、『ポーター』にはさまざまな場面で支えてもらった」と返し、人の温かさで成り立ったコラボであることを強調した。

トークショーの最後には、「コレクションの軌跡を残したいという思いのもと撮り始めた」という映像が流れた。商品ではなく職人に焦点を当てた内容で、最後には井上デザイナーが「これだけクオリティーが高いバッグを見たことがなかったのだろう」と予想するほど、コラボ商品を前に目一杯の喜びを見せる女性の姿が映った。彼女の嘘偽りのない笑顔が、モノ作りの楽しさを伝えていた。

ザ・イノウエ・ブラザーズ イン ザ ポーター ギャラリー1
日程:2月17日まで
時間:12:00~20:00
場所:ポーター表参道 ザ ポーター ギャラリー1
住所:東京都渋谷区神宮前5-6-8

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トラベルライター間庭がハコ推し! 今こそ行くべき“サティパホテル”「リッチモンドホテル」

旅の質が重視される今、気分や価値観にフィットし、心から満足できるサティスファクション パフォーマンス=サティパは選ばれる条件だ。トラベルライターの間庭典子が今回“ハコ推し”するのが、極上のモーニングブッフェを提供しているリッチモンドホテル。全国各地に点在するリッチモンドホテルでは朝食ブッフェを強化し、「こころもおなかも幸せにする朝ごはん」を提供している。

「こころもおなかも幸せにする朝ごはん」で1日をスタートする

リッチモンドホテルが目指すコンセプトは極めて明確だ。極上のモーニングブッフェでハッピーに1日を始めるホテル。ロイヤルホストやシェーキーズ、ロイヤルガーデンカフェなどの外食チェーンや機内食を手掛けるロイヤルのホテル事業部が運営し、全国43カ所で展開している。

先日、「こころもおなかも幸せにする朝ごはん」を体感する、「リッチモンドホテルプレミア浅草」での朝食試食会に参加してきた。そしてそのこだわり、本気度に度肝を抜かれた!

正直に言おう。1泊5万円以上を予算とするラグジュアリーホテルやリゾートなら、このレベルの朝食だってありえる。シティホテルでも豪華な朝食を売りにするところが最近は増えている。けれどもリッチモンドホテルのようなビジネスユースされる機能性ホテルでここまでのクオリティーは珍しい。なんと言おうか、朝食のラインアップに愛があるのだ。

朝食には珍しくローストビーフやグリルチキン、ミートボールのトマトソース煮などの肉料理も充実。鯖寿司やカレー、グラタンなどの満腹感のあるメーンも並ぶ。特筆すべきはラーメンやオムレツなど、ライブキッチンで提供する人気メニューだ。目の前で作り上げた出来立てを味わってほしいという思いで、ホテルが直営で朝食を提供している19の施設では、ライブキッチンによるアツアツのメニューを目玉としている。気軽だけれどいつもよりちょっと贅沢な郷土色食文化を味わえる非日常=ワクワクをサーブしている。

インバウンド客を意識し、日本の食文化を広く楽しむ構成に

浅草ではまた、インバウンド客を意識している。東京を拠点に日本各地を観光する外国人ビジターも多いため、ここでは東京にはこだわらず、日本全体の食文化を楽しめるような構成になっているのだ。例えば最近、海外の方にも人気の高いラーメンやたこ焼きなどもメニューに加え、その反面、サラダやフルーツなど、海外客に需要のある食材を強化した。チーズやシリアルなどのコーナーも充実している。グレープフルーツを丸ごと絞ったフレッシュジュース、スパークリングワインも並ぶ。

ブッフェのいいところは今まで食べたことのない食材、メニューでも気軽にトライできる点。ここでの体験をきっかけにお寿司やラーメンだけではない、好きな日本食のレパートリーを広げてほしいという狙いがある。

デザートコーナーにも抹茶や紫いものくずもち、カスタードが入ったたい焼きなど和のテイストのスイーツが並ぶ。目の前がスカイツリー、浅草寺までも徒歩圏内という絶好のロケーションのなかで、美味しい日本を食べ尽くそう。

直営の19施設では地域の特色を生かした郷土食を

43施設のうち盛岡駅前、山形駅前、名古屋新幹線口、浜松、高知などの直営施設では各施設が趣向を凝らし、その地の食文化を楽しめる名物料理を提供している。料理だけではなく、気分が上がる器、ご当地デザインなど、五感で楽しめる構成になっている。高級ホテルさながらのライブキッチンでは、その場でオムレツなどもカスタムオーダーできる。最小限のスタッフでまわせるのがブッフェのメリットであろうに、手間ひまを惜しまず、スタッフとの交流を楽しめるような仕組みも作ろうという心意気を感じるのだ。

例えば「リッチモンドホテル札幌大通」ではにぎりたてのお寿司やご当地味噌ラーメン、スープカレーなど札幌の名物をくまなく堪能できる。「リッチモンドホテル宇都宮駅前アネックス」では宇都宮名産の餃子はもちろん、佐野ラーメンやとちおとめいちごミルクなどで栃木らしさを表現。益子焼の食器を主に使っている。「リッチモンドホテル名古屋納屋橋」ではひつまぶしなどメーンを4種から選ぶハーフビュッフェ、「リッチモンドホテルなんば大国町」ではたこ焼き、肉吸い、串カツなどの大阪名物など約60種のメニューでくいだおれる。全施設をめぐってみたくなるほど、ユニークで魅力的だ。

那覇ではやちむん風の器で琉球料理を堪能

沖縄那覇の中心地にある「リッチモンドホテル那覇久茂地」に試泊したときには、ゆいレールの美栄橋駅から徒歩2分の立地を生かして、観光や仕事の拠点とした。取材や会食で忙しくても、朝ごはんは自分だけの時間。沖縄ならではの伝統的な琉球料理を少しずつ味わえるのがうれしい。

ゆし豆腐や味付けもずく、紅芋コロッケなど沖縄ならではの食材が並ぶ。もちろんゴーヤーチャンプルーやラフテーなどの名物料理も。メキシカン料理タコスの具をのせた、沖縄発祥のタコライスなども自分好みに盛り付けて食べられる。私はレタスとトマトをたっぷり乗せた朝仕様にしてみた。ジュースもグァバやマンゴーなどトロピカル。

沖縄料理は苦手という人もご安心あれ。鯖の塩焼きや肉じゃが、ナスの揚げびたしなどのお惣菜も充実し、サラダや卵料理もあり、和食も洋食もどう盛り付けるかは自由自在。

器も沖縄らしいやちむん風のデザイン。風を通しつつ家を守る花ブロックやミンサー織など、沖縄の古民家をモチーフにした朝食レストランは、テーブル席以外にもカウンター席もあり。朝から作業に取り掛かっているビジネスマンもいた。

食だけではない、ビジネスや観光をサポートするサービスも

まずチェックイン時。チェックイン開始の14時前に到着し、荷物を預けて近所で時間をつぶそうかと思っていたのだが、チェックイン前でも使えるフリーラウンジを利用することにした。13時から20時まで、朝食会場である2階を開放しているという。広々とした空間なので、誰にも邪魔されずPCに向かい、作業に集中することができた。奥のコーナーではどこかの航空会社のクルーがミーティングしつつ、談笑している。

コーヒーなどのドリンクもセルフサービスのドリンクバーがあり、Wi-Fiや電源も自由に使えて便利だ。冷凍庫の中には沖縄ならではのブルーシールのアイスクリームも。紅イモ、黒糖、シークワーサーなど沖縄らしいフレーバーが並ぶ。ミニカップだから全種類制覇できるかも⁈と思いつつ、夜の会食のことを考え、1種類だけで我慢した。

ロビーにはかりゆしシャツのラックが。メンズ、ウィメンズ共に各サイズさまざまなデザインがあり、500円で1日レンタルできるという。沖縄らしいモチーフを用いて、沖縄で縫製されたかりゆしは、島の正装。ビジネスシーンでも通用するので、沖縄での商談に着ていくと喜ばれるのでは。どれくらい島の気候にあっているのかを体験するいいきっかけにもなる。次回はぜひトライしてみよう。

このように立地がよく、ビジネスホテルとしての機能を果たしていながらも、ちょっとしたおもてなしや、現地の人と交流する後押しとなるレンタルサービスなど、伝統的な日本旅館のような心づかいを各所で感じるのだ。仕事や観光で忙しく、館内での滞在時間がわずかになろうとも、この宿を選んだ満足度は高いであろう。

京都では・・・インバウンド客を意識し、日本の食文化を広く楽しむ構成に

「リッチモンドホテルプレミア京都四条」の朝ごはんもスペシャルだ。ブッフェスタイルで、約12種類の小鉢を「京格子すかし箱」に盛り付けて、自分好みの松花堂弁当をつくるというもの。万願寺唐辛子や京壬生菜などをつかった京イタリアンもテーマで、華やかな朝ごはんで1日をチャージできる。

またほとんどのホテルでモーニングブッフェは宿泊者以外のビジターでも利用でき、例えば「リッチモンドホテル那覇久茂地」では税込で1700円、子どもは850円とリーズナブル。近場の日帰り出張でも、あえて早めに到着してこの「こころもおなかも幸せにする朝ごはん」を食べに行こうと画策中だ。またその地に住む友人といっしょにパワーブレックファーストを企画することもできる。

出張などのビジネスユースやひとり旅でも、朝だけはその地らしい多種多様なメニューを、好きなだけ味わえるのは画期的。朝食はとにかく豪華に、他はシンプルかつ機能性重視で・・・というニーズにこたえた満足度の高いホテルなのだ。

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トラベルライター間庭がハコ推し! 今こそ行くべき“サティパホテル”「リッチモンドホテル」

旅の質が重視される今、気分や価値観にフィットし、心から満足できるサティスファクション パフォーマンス=サティパは選ばれる条件だ。トラベルライターの間庭典子が今回“ハコ推し”するのが、極上のモーニングブッフェを提供しているリッチモンドホテル。全国各地に点在するリッチモンドホテルでは朝食ブッフェを強化し、「こころもおなかも幸せにする朝ごはん」を提供している。

「こころもおなかも幸せにする朝ごはん」で1日をスタートする

リッチモンドホテルが目指すコンセプトは極めて明確だ。極上のモーニングブッフェでハッピーに1日を始めるホテル。ロイヤルホストやシェーキーズ、ロイヤルガーデンカフェなどの外食チェーンや機内食を手掛けるロイヤルのホテル事業部が運営し、全国43カ所で展開している。

先日、「こころもおなかも幸せにする朝ごはん」を体感する、「リッチモンドホテルプレミア浅草」での朝食試食会に参加してきた。そしてそのこだわり、本気度に度肝を抜かれた!

正直に言おう。1泊5万円以上を予算とするラグジュアリーホテルやリゾートなら、このレベルの朝食だってありえる。シティホテルでも豪華な朝食を売りにするところが最近は増えている。けれどもリッチモンドホテルのようなビジネスユースされる機能性ホテルでここまでのクオリティーは珍しい。なんと言おうか、朝食のラインアップに愛があるのだ。

朝食には珍しくローストビーフやグリルチキン、ミートボールのトマトソース煮などの肉料理も充実。鯖寿司やカレー、グラタンなどの満腹感のあるメーンも並ぶ。特筆すべきはラーメンやオムレツなど、ライブキッチンで提供する人気メニューだ。目の前で作り上げた出来立てを味わってほしいという思いで、ホテルが直営で朝食を提供している19の施設では、ライブキッチンによるアツアツのメニューを目玉としている。気軽だけれどいつもよりちょっと贅沢な郷土色食文化を味わえる非日常=ワクワクをサーブしている。

インバウンド客を意識し、日本の食文化を広く楽しむ構成に

浅草ではまた、インバウンド客を意識している。東京を拠点に日本各地を観光する外国人ビジターも多いため、ここでは東京にはこだわらず、日本全体の食文化を楽しめるような構成になっているのだ。例えば最近、海外の方にも人気の高いラーメンやたこ焼きなどもメニューに加え、その反面、サラダやフルーツなど、海外客に需要のある食材を強化した。チーズやシリアルなどのコーナーも充実している。グレープフルーツを丸ごと絞ったフレッシュジュース、スパークリングワインも並ぶ。

ブッフェのいいところは今まで食べたことのない食材、メニューでも気軽にトライできる点。ここでの体験をきっかけにお寿司やラーメンだけではない、好きな日本食のレパートリーを広げてほしいという狙いがある。

デザートコーナーにも抹茶や紫いものくずもち、カスタードが入ったたい焼きなど和のテイストのスイーツが並ぶ。目の前がスカイツリー、浅草寺までも徒歩圏内という絶好のロケーションのなかで、美味しい日本を食べ尽くそう。

直営の19施設では地域の特色を生かした郷土食を

43施設のうち盛岡駅前、山形駅前、名古屋新幹線口、浜松、高知などの直営施設では各施設が趣向を凝らし、その地の食文化を楽しめる名物料理を提供している。料理だけではなく、気分が上がる器、ご当地デザインなど、五感で楽しめる構成になっている。高級ホテルさながらのライブキッチンでは、その場でオムレツなどもカスタムオーダーできる。最小限のスタッフでまわせるのがブッフェのメリットであろうに、手間ひまを惜しまず、スタッフとの交流を楽しめるような仕組みも作ろうという心意気を感じるのだ。

例えば「リッチモンドホテル札幌大通」ではにぎりたてのお寿司やご当地味噌ラーメン、スープカレーなど札幌の名物をくまなく堪能できる。「リッチモンドホテル宇都宮駅前アネックス」では宇都宮名産の餃子はもちろん、佐野ラーメンやとちおとめいちごミルクなどで栃木らしさを表現。益子焼の食器を主に使っている。「リッチモンドホテル名古屋納屋橋」ではひつまぶしなどメーンを4種から選ぶハーフビュッフェ、「リッチモンドホテルなんば大国町」ではたこ焼き、肉吸い、串カツなどの大阪名物など約60種のメニューでくいだおれる。全施設をめぐってみたくなるほど、ユニークで魅力的だ。

那覇ではやちむん風の器で琉球料理を堪能

沖縄那覇の中心地にある「リッチモンドホテル那覇久茂地」に試泊したときには、ゆいレールの美栄橋駅から徒歩2分の立地を生かして、観光や仕事の拠点とした。取材や会食で忙しくても、朝ごはんは自分だけの時間。沖縄ならではの伝統的な琉球料理を少しずつ味わえるのがうれしい。

ゆし豆腐や味付けもずく、紅芋コロッケなど沖縄ならではの食材が並ぶ。もちろんゴーヤーチャンプルーやラフテーなどの名物料理も。メキシカン料理タコスの具をのせた、沖縄発祥のタコライスなども自分好みに盛り付けて食べられる。私はレタスとトマトをたっぷり乗せた朝仕様にしてみた。ジュースもグァバやマンゴーなどトロピカル。

沖縄料理は苦手という人もご安心あれ。鯖の塩焼きや肉じゃが、ナスの揚げびたしなどのお惣菜も充実し、サラダや卵料理もあり、和食も洋食もどう盛り付けるかは自由自在。

器も沖縄らしいやちむん風のデザイン。風を通しつつ家を守る花ブロックやミンサー織など、沖縄の古民家をモチーフにした朝食レストランは、テーブル席以外にもカウンター席もあり。朝から作業に取り掛かっているビジネスマンもいた。

食だけではない、ビジネスや観光をサポートするサービスも

まずチェックイン時。チェックイン開始の14時前に到着し、荷物を預けて近所で時間をつぶそうかと思っていたのだが、チェックイン前でも使えるフリーラウンジを利用することにした。13時から20時まで、朝食会場である2階を開放しているという。広々とした空間なので、誰にも邪魔されずPCに向かい、作業に集中することができた。奥のコーナーではどこかの航空会社のクルーがミーティングしつつ、談笑している。

コーヒーなどのドリンクもセルフサービスのドリンクバーがあり、Wi-Fiや電源も自由に使えて便利だ。冷凍庫の中には沖縄ならではのブルーシールのアイスクリームも。紅イモ、黒糖、シークワーサーなど沖縄らしいフレーバーが並ぶ。ミニカップだから全種類制覇できるかも⁈と思いつつ、夜の会食のことを考え、1種類だけで我慢した。

ロビーにはかりゆしシャツのラックが。メンズ、ウィメンズ共に各サイズさまざまなデザインがあり、500円で1日レンタルできるという。沖縄らしいモチーフを用いて、沖縄で縫製されたかりゆしは、島の正装。ビジネスシーンでも通用するので、沖縄での商談に着ていくと喜ばれるのでは。どれくらい島の気候にあっているのかを体験するいいきっかけにもなる。次回はぜひトライしてみよう。

このように立地がよく、ビジネスホテルとしての機能を果たしていながらも、ちょっとしたおもてなしや、現地の人と交流する後押しとなるレンタルサービスなど、伝統的な日本旅館のような心づかいを各所で感じるのだ。仕事や観光で忙しく、館内での滞在時間がわずかになろうとも、この宿を選んだ満足度は高いであろう。

京都では・・・インバウンド客を意識し、日本の食文化を広く楽しむ構成に

「リッチモンドホテルプレミア京都四条」の朝ごはんもスペシャルだ。ブッフェスタイルで、約12種類の小鉢を「京格子すかし箱」に盛り付けて、自分好みの松花堂弁当をつくるというもの。万願寺唐辛子や京壬生菜などをつかった京イタリアンもテーマで、華やかな朝ごはんで1日をチャージできる。

またほとんどのホテルでモーニングブッフェは宿泊者以外のビジターでも利用でき、例えば「リッチモンドホテル那覇久茂地」では税込で1700円、子どもは850円とリーズナブル。近場の日帰り出張でも、あえて早めに到着してこの「こころもおなかも幸せにする朝ごはん」を食べに行こうと画策中だ。またその地に住む友人といっしょにパワーブレックファーストを企画することもできる。

出張などのビジネスユースやひとり旅でも、朝だけはその地らしい多種多様なメニューを、好きなだけ味わえるのは画期的。朝食はとにかく豪華に、他はシンプルかつ機能性重視で・・・というニーズにこたえた満足度の高いホテルなのだ。

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NewJeansの新グループ名が「NJZ」に決定 3月の「コンプレックスコン香港」にヘッドライナーとして出演

韓国の5人組ガールズグループ、ニュージーンズ(NewJeans)は2月7日、メンバーが立ち上げたインスタグラムで、アメリカ・ニューヨークを拠点とするメディア「Complex」の「ミンジ、ハニ、ダニエル、ヘリン、ヘインの新しいグループ名:NJZ」と書かれた投稿を引用して、新たなグループ名が「NJZ」になったことを発表した。


あわせてインスタグラムのアカウント名も「@jeanzforfree」から「@njz_official」に変更した。

NJZは、3月21日から23日まで香港で開催される「コンプレックスコン香港 2025(ComplexCon Hong Kong 2025)」でのライブイベントにヘッドライナーとして出演。新グループ名として、初のパフォーマンスを披露する予定だ。※出演日は後日発表。

NJZのメンバーのミンジは、「NJZとして初めてステージに立ち、皆さんとまた時間を過ごせることにワクワクしています。このステージは私たちにとって大事な瞬間であり、ファンの皆さんと一緒に冒険の再出発をし、新しい音楽を世界に発信できることが楽しみです」と語る。

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NewJeansの新グループ名が「NJZ」に決定 3月の「コンプレックスコン香港」にヘッドライナーとして出演

韓国の5人組ガールズグループ、ニュージーンズ(NewJeans)は2月7日、メンバーが立ち上げたインスタグラムで、アメリカ・ニューヨークを拠点とするメディア「Complex」の「ミンジ、ハニ、ダニエル、ヘリン、ヘインの新しいグループ名:NJZ」と書かれた投稿を引用して、新たなグループ名が「NJZ」になったことを発表した。


あわせてインスタグラムのアカウント名も「@jeanzforfree」から「@njz_official」に変更した。

NJZは、3月21日から23日まで香港で開催される「コンプレックスコン香港 2025(ComplexCon Hong Kong 2025)」でのライブイベントにヘッドライナーとして出演。新グループ名として、初のパフォーマンスを披露する予定だ。※出演日は後日発表。

NJZのメンバーのミンジは、「NJZとして初めてステージに立ち、皆さんとまた時間を過ごせることにワクワクしています。このステージは私たちにとって大事な瞬間であり、ファンの皆さんと一緒に冒険の再出発をし、新しい音楽を世界に発信できることが楽しみです」と語る。

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辻元舞がディレクターを務める「アイムイン」が始動 公式サイトで受注受け付け中

モデル兼タレントの辻元舞は、自身がディレクターを務めるファッションブランド「アイムイン(I’M IN)」をローンチする。13日までの期間限定で、公式オンラインストアでファーストコレクション“コレクション01”の受注を受け付けている。

いつだって遊び心を忘れずに

「アイムイン」のコンセプトは、何気ない日常の瞬間を“特別”に。ファッションモデル、そして母親として生きる辻元が、日々の生活の中で感じた思いや感覚をデザインに落とし込んだアイテムを展開していく。

ファーストコレクションのラインアップは、“クロップドシャツ”(全2色、各1万6500円)、“バルーンフードブルゾン”(全2色、各2万6400円)、“バルーン2ウェイ パンツ”(全2色、各1万5400円)、“ブルゾン&パンツセットアップ“(全2色、3万9600円)の全4アイテム。シンプルで洗練された雰囲気の中に、一さじ加えた遊び心を楽しむことのできるデザインをそろえた。

今回のローンチについて辻元は、「念願だった“あったらいいな”を実現したブランド『アイムイン』。何年も思い続け、諦めかけましたが、第3子妊娠を機に仕事をセーブしたことでずっとやりたかったことにやっと向き合うことができました。手に取っていただいた人に楽しんでいただけるアイテムを、自分のクリエイティブを通してお届けしていきたいです。こだわり抜いたアイテムを是非楽しんでいただけると嬉しいです」とコメントした。

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辻元舞がディレクターを務める「アイムイン」が始動 公式サイトで受注受け付け中

モデル兼タレントの辻元舞は、自身がディレクターを務めるファッションブランド「アイムイン(I’M IN)」をローンチする。13日までの期間限定で、公式オンラインストアでファーストコレクション“コレクション01”の受注を受け付けている。

いつだって遊び心を忘れずに

「アイムイン」のコンセプトは、何気ない日常の瞬間を“特別”に。ファッションモデル、そして母親として生きる辻元が、日々の生活の中で感じた思いや感覚をデザインに落とし込んだアイテムを展開していく。

ファーストコレクションのラインアップは、“クロップドシャツ”(全2色、各1万6500円)、“バルーンフードブルゾン”(全2色、各2万6400円)、“バルーン2ウェイ パンツ”(全2色、各1万5400円)、“ブルゾン&パンツセットアップ“(全2色、3万9600円)の全4アイテム。シンプルで洗練された雰囲気の中に、一さじ加えた遊び心を楽しむことのできるデザインをそろえた。

今回のローンチについて辻元は、「念願だった“あったらいいな”を実現したブランド『アイムイン』。何年も思い続け、諦めかけましたが、第3子妊娠を機に仕事をセーブしたことでずっとやりたかったことにやっと向き合うことができました。手に取っていただいた人に楽しんでいただけるアイテムを、自分のクリエイティブを通してお届けしていきたいです。こだわり抜いたアイテムを是非楽しんでいただけると嬉しいです」とコメントした。

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50周年の「モンベル」、25年春夏から“ストームクルーザー”に独自の防水透湿素材 「ゴアテックス」シェルも企画

日本発アウトドアブランドの「モンベル(MONT-BELL)」は2025年春夏、レインウエアの旗艦モデル“ストームクルーザー”で、従来から使用してきた「ゴアテックス(GORE-TEX)」素材に代えて、「モンベル」独自の防水透湿素材「スーパー ドライテック(SUPER DRYTEC)」を使用する。これを受け、SNSでは1月末から「『モンベル』が『ゴアテックス』完全撤退か?」などと話題になっているが、実際は「ゴアテックス」を使用したレインウエアもラインアップし、選べるようにする。

新モデルの“ストームクルーザー”に使用する「スーパー ドライテック」は、PFAS(有機フッ素化合物)フリーの防水透湿素材。湿度の高い日本の気候の中でも蒸れにくいことを追求して開発した。「スーパー ドライテック」を使用したレインジャケットとしては、“ストームクルーザー”(メンズ2万2000円、ウィメンズ2万1000円)の他、より透湿性を追求した“トレントフライヤー”(メンズ2万3200円、ウィメンズ2万2200円)、より軽量な“バーサライト”(メンズ2万4000円、ウィメンズ2万2900円)の3型をそろえる。

専用洗剤は詰め替えパックも発売

「ゴアテックス」を使用するレインジャケットは、“テンペスト”(メンズ3万5200円、ウィメンズ3万4200円)のほか、軽量コンパクトな“ピークシェル”(メンズ3万2000円、ウィメンズ3万1000円)、より厚手な“レイントレッカー”(メンズ2万9000円、ウィメンズ2万8200円)の3型。いずれも、PFASフリーのePEメンブレンを使用した「ゴアテックス」を採用している。

“ストームクルーザー”と“テンペスト”では約1万3000円の価格差がある。「ラグジュアリーな嗜好品ではなく、アウトドアウエアとして、さまざまな人が手に取ることができる存在でないといけない」(広報担当者)というブランドの考え方のもと、レインウエアの中で、価格帯や軽量性、厚みなど多様なバリエーションをそろえて提案している。ただし、“ストームクルーザー”は「モンベル」の看板アイテムの1つとして認知が高く、1982年から「ゴアテックス」を使用し続けてきたという経緯もあって、素材切り替えに驚いたファンも多く、SNSでも大きな話題となった。これらのレインジャケットは、2月末から順次販売していく。

「スーパー ドライテック」「ゴアテックス」共に、PFASフリーの製品は、PFAS使用製品に比べると、どうしても皮脂などの脂汚れには弱くなる。その結果、実際は防水透湿性能が失われていないのに、濡れたように感じることもあるため、脂汚れの定着を防ぐ定期的な洗濯ケアをアウトドアメーカー各社が積極的に打ち出すようになっている。「モンベル」では、レインウエア専用洗剤やはっ水剤、ダウン用洗剤で詰め替えパック(洗剤900円、はっ水剤2400円、ダウン用洗剤1100円)を25年春夏から新たに販売し、より気軽に洗濯ができるようにした。

50周年でアーカイブロゴアイテム企画

「モンベル」は25年に設立25周年を迎えることを受け、アーカイブロゴを使用した記念商品も企画。Tシャツやスエット、デイパック、サーモボトルなどをそろえる。食品のラインアップの拡充も25年春夏のポイントで、モンベル直営レストランのレシピをもとにしたレトルトカレー(500円)や、炭水化物ばかりになりがちな山行中に手軽にたんぱく質が摂れるフリーズドライのサラダチキン(550円)などを発売する。

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50周年の「モンベル」、25年春夏から“ストームクルーザー”に独自の防水透湿素材 「ゴアテックス」シェルも企画

日本発アウトドアブランドの「モンベル(MONT-BELL)」は2025年春夏、レインウエアの旗艦モデル“ストームクルーザー”で、従来から使用してきた「ゴアテックス(GORE-TEX)」素材に代えて、「モンベル」独自の防水透湿素材「スーパー ドライテック(SUPER DRYTEC)」を使用する。これを受け、SNSでは1月末から「『モンベル』が『ゴアテックス』完全撤退か?」などと話題になっているが、実際は「ゴアテックス」を使用したレインウエアもラインアップし、選べるようにする。

新モデルの“ストームクルーザー”に使用する「スーパー ドライテック」は、PFAS(有機フッ素化合物)フリーの防水透湿素材。湿度の高い日本の気候の中でも蒸れにくいことを追求して開発した。「スーパー ドライテック」を使用したレインジャケットとしては、“ストームクルーザー”(メンズ2万2000円、ウィメンズ2万1000円)の他、より透湿性を追求した“トレントフライヤー”(メンズ2万3200円、ウィメンズ2万2200円)、より軽量な“バーサライト”(メンズ2万4000円、ウィメンズ2万2900円)の3型をそろえる。

専用洗剤は詰め替えパックも発売

「ゴアテックス」を使用するレインジャケットは、“テンペスト”(メンズ3万5200円、ウィメンズ3万4200円)のほか、軽量コンパクトな“ピークシェル”(メンズ3万2000円、ウィメンズ3万1000円)、より厚手な“レイントレッカー”(メンズ2万9000円、ウィメンズ2万8200円)の3型。いずれも、PFASフリーのePEメンブレンを使用した「ゴアテックス」を採用している。

“ストームクルーザー”と“テンペスト”では約1万3000円の価格差がある。「ラグジュアリーな嗜好品ではなく、アウトドアウエアとして、さまざまな人が手に取ることができる存在でないといけない」(広報担当者)というブランドの考え方のもと、レインウエアの中で、価格帯や軽量性、厚みなど多様なバリエーションをそろえて提案している。ただし、“ストームクルーザー”は「モンベル」の看板アイテムの1つとして認知が高く、1982年から「ゴアテックス」を使用し続けてきたという経緯もあって、素材切り替えに驚いたファンも多く、SNSでも大きな話題となった。これらのレインジャケットは、2月末から順次販売していく。

「スーパー ドライテック」「ゴアテックス」共に、PFASフリーの製品は、PFAS使用製品に比べると、どうしても皮脂などの脂汚れには弱くなる。その結果、実際は防水透湿性能が失われていないのに、濡れたように感じることもあるため、脂汚れの定着を防ぐ定期的な洗濯ケアをアウトドアメーカー各社が積極的に打ち出すようになっている。「モンベル」では、レインウエア専用洗剤やはっ水剤、ダウン用洗剤で詰め替えパック(洗剤900円、はっ水剤2400円、ダウン用洗剤1100円)を25年春夏から新たに販売し、より気軽に洗濯ができるようにした。

50周年でアーカイブロゴアイテム企画

「モンベル」は25年に設立25周年を迎えることを受け、アーカイブロゴを使用した記念商品も企画。Tシャツやスエット、デイパック、サーモボトルなどをそろえる。食品のラインアップの拡充も25年春夏のポイントで、モンベル直営レストランのレシピをもとにしたレトルトカレー(500円)や、炭水化物ばかりになりがちな山行中に手軽にたんぱく質が摂れるフリーズドライのサラダチキン(550円)などを発売する。

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【イプサ 小田淳社長】肌・心・体への新領域 次世代の「イプサ」が始動

PROFILE: 小田淳/社長

小田淳/社長
PROFILE: (おだ・じゅん)1994年に資生堂に入社。97年にイプサの事業戦略本部で海外事業戦略の立案・オペレーション推進業務を担当。その後、2007年に資生堂に戻り経営企画部や国際事業企画部などを経て、15年にGPB事業本部事業戦略部兼グローバル事業推進部でSHISEIDO・CPBブランドの事業戦略の策定や事業マネジメントを担当。18年1月より現職 PHOTO : SHUNICHI ODA

独自理論に基づく先進的な肌測定で一人一人に最適な美容法(レシピ)を提案しているイプサは、“ザ・タイムR アクア”や“ME(エム・イー)”などが百貨店の売り上げ上位に常にランクインするロングセラー製品を有する。一方でイノベーションを取り入れた新製品開発も精力的に行う。2025年もその技術力で、「肌に良いだけのスキンケアブランド」からの脱却を目指す。

「美的生命力」を引き出す
取り組み強化

WWD:2024年も話題の製品を続々と投入した。

小田淳社長(以下、小田):24年の売り上げは日本やアジア、中国を含め計画通りに着地した。期間中の大きなトピックスは24年2月にブランド最高峰化粧水“エッセンスローション アルティメイト”を発売したこと。化粧水は、ブランド内で長年売り上げNo.1のポジションをキープし続けている“ザ・タイムR アクア”や、拭き取り化粧水の“リファイニングローションe”など人気製品が多く、スキンケアや化粧水=「イプサ(IPSA)」というイメージが定着している。そこから「ベスト・オブ・ベスト」の化粧水を投入することで、そのイメージをより強めていきたいという考えのもと開発した。発売後は幅広い層に受け入れられ、他製品に比べてリピート率も高い。月を追うごとに販売数量が伸びて売り上げをけん引している。

WWD:ブランドの強みである肌測定器「イプサライザー」による測定・分析もスキンケアの売り上げの後押しになっているのか。

小田:創業当時から人が美しくなろうとする力「美的生命力」を引き出すことを目指し、店頭では肌のスペシャリストであるレシピストによるヒアリングと、「イプサライザー」の測定・分析を基に、お客さまに合わせたお手入れ方法「レシピ」を提案している。より楽しみながら肌測定をしてほしいという思いもあり、昨年からは“心の状態”の可視化にもチャレンジ。新測定として心の状態やライフスタイルを数値化・分析し、ライフスタイルに寄り添うアドバイスを提供している。こうした測定・分析は、コロナ禍を経てますます大事だと実感している。来店者の3〜4割は「イプサライザー」を試し、男性の利用も増加している。この領域は今後も大切にしていく。

WWD:メイクカテゴリーの売れ筋は?

小田:9月にはファンデーションをリニューアルし、“クリーム ファウンデイションe”を発売したところリニューアル前と比べて3〜4倍の伸びを記録。それと共にリキッドファンデーションも高い支持を得ており、課題だったベースメイクカテゴリーが活性化できている。ポイントメイクは、フェイスカラー“デザイニング フェイスカラーパレット”やリップカラー“リップオイルe LE”の限定色を発売し好評だった。現在の売り上げ構成は、スキンケアが7割でメイク類が3割。割合は現状のままキープし、全体の売り上げを伸ばしたい。そのためにスキンケア以外のアイテムもさらに充実させていくことは今年のテーマでもある。

WWD:展開店舗が多い中国の状況については。

小田:この2年間は厳しいというのが本音だ。いくつか理由はあるが、中国の経済自体が減速していることや、需要が高価格帯と低価格帯の製品に集中して消費が二極化したこと、中国のローカルブランドが台頭してきたことなどが大きい。そんな状況下でも“ザ・タイムR アクア”は根強い人気があったほか、ハリ感の不均一性に着目したクリーム“バウンス インテンス クリーム”やリキッドファンデーションが寄与。24年後半はプラスに戻り、25年以降のベースが出来上がったという手応えを得ることができた。店舗は選択と集中の段階で、ピーク時の100店舗を現在は約40店舗にまで絞った。強みであるオフラインの体験強化により質を向上させ、1店舗あたりの生産性は上がっている。日本や香港、台湾ですでに好評を博している“エッセンスローション アルティメイト”を12月に中国でも発売したが、例えば、「朝は“ザ・タイムR アクア”、夜は“エッセンスローション アルティメイト”を」というような日本でも成功したマーケティングは中国でも通用する。そういった良い事例を国を超えて展開するといういい流れも生まれてきている。訪日客にどこでも「このブランド見たよね」という印象を残すことは大事だ。

WWD:25年に目指すことは。

小田:次世代の「イプサ」をスタートさせる、そんな重要な1年になる。「イプサ」は肌への安心感や着飾らないシンプルさ、肌測定などが評価されている。もちろんそこは進化させつつ、肌・心・体のバランスと調和がとれた状態に導いたり、気持ちが下がっている自分をも受け止めて寄り添えたりするブランドにならなければいけない。肌・心・体については長年研究してきたエビデンスの蓄積ができているため、そのサイエンスの視点を盛り込みながら、ただ肌を良くするだけのスキンケアブランドから1歩抜け出す。そこで、1年をかけて構想したビジョンを5月に発表する予定だ。「スキンケアにとどまらずその先にチャレンジ」する新領域として、インナーケアではない新しいアプローチをスタートさせるので期待してほしい。

実現の可能性はゼロじゃない私の夢

『ハーフマラソン出場』

23年に足をけがし、続けていたジョギングを長らく休んでいた。「運動と美肌の関係性」に着目した美容液“イプサ セラム アクティブ”の発売を機に、ジョギングを再開。今年の終わりにはハーフマラソンへの出場を目指す。

COMPANY DATA
イプサ

1986年に資生堂の子会社として設立。設立と同時に誕生したブランド「イプサ」は、スキンケア、ベースメイク、ポイントメイクを日本、アジアの6つの国と地域で展開する。ブランド名の由来はラテン語で「自ら」「自発的な」を意味し、スキンケアは独自の肌測定とカウンセリングによって、レシピスト(美容部員)と共に一人一人に合わせて最適な美容法「レシピ」を作り上げていくのが特徴。ロングセラーアイテムは“ザ・タイムR アクア”や“ME(エム・イー)”など

TEXT : WAKANA NAKADE


問い合わせ先
イプサ
03-3405-2432

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【イプサ 小田淳社長】肌・心・体への新領域 次世代の「イプサ」が始動

PROFILE: 小田淳/社長

小田淳/社長
PROFILE: (おだ・じゅん)1994年に資生堂に入社。97年にイプサの事業戦略本部で海外事業戦略の立案・オペレーション推進業務を担当。その後、2007年に資生堂に戻り経営企画部や国際事業企画部などを経て、15年にGPB事業本部事業戦略部兼グローバル事業推進部でSHISEIDO・CPBブランドの事業戦略の策定や事業マネジメントを担当。18年1月より現職 PHOTO : SHUNICHI ODA

独自理論に基づく先進的な肌測定で一人一人に最適な美容法(レシピ)を提案しているイプサは、“ザ・タイムR アクア”や“ME(エム・イー)”などが百貨店の売り上げ上位に常にランクインするロングセラー製品を有する。一方でイノベーションを取り入れた新製品開発も精力的に行う。2025年もその技術力で、「肌に良いだけのスキンケアブランド」からの脱却を目指す。

「美的生命力」を引き出す
取り組み強化

WWD:2024年も話題の製品を続々と投入した。

小田淳社長(以下、小田):24年の売り上げは日本やアジア、中国を含め計画通りに着地した。期間中の大きなトピックスは24年2月にブランド最高峰化粧水“エッセンスローション アルティメイト”を発売したこと。化粧水は、ブランド内で長年売り上げNo.1のポジションをキープし続けている“ザ・タイムR アクア”や、拭き取り化粧水の“リファイニングローションe”など人気製品が多く、スキンケアや化粧水=「イプサ(IPSA)」というイメージが定着している。そこから「ベスト・オブ・ベスト」の化粧水を投入することで、そのイメージをより強めていきたいという考えのもと開発した。発売後は幅広い層に受け入れられ、他製品に比べてリピート率も高い。月を追うごとに販売数量が伸びて売り上げをけん引している。

WWD:ブランドの強みである肌測定器「イプサライザー」による測定・分析もスキンケアの売り上げの後押しになっているのか。

小田:創業当時から人が美しくなろうとする力「美的生命力」を引き出すことを目指し、店頭では肌のスペシャリストであるレシピストによるヒアリングと、「イプサライザー」の測定・分析を基に、お客さまに合わせたお手入れ方法「レシピ」を提案している。より楽しみながら肌測定をしてほしいという思いもあり、昨年からは“心の状態”の可視化にもチャレンジ。新測定として心の状態やライフスタイルを数値化・分析し、ライフスタイルに寄り添うアドバイスを提供している。こうした測定・分析は、コロナ禍を経てますます大事だと実感している。来店者の3〜4割は「イプサライザー」を試し、男性の利用も増加している。この領域は今後も大切にしていく。

WWD:メイクカテゴリーの売れ筋は?

小田:9月にはファンデーションをリニューアルし、“クリーム ファウンデイションe”を発売したところリニューアル前と比べて3〜4倍の伸びを記録。それと共にリキッドファンデーションも高い支持を得ており、課題だったベースメイクカテゴリーが活性化できている。ポイントメイクは、フェイスカラー“デザイニング フェイスカラーパレット”やリップカラー“リップオイルe LE”の限定色を発売し好評だった。現在の売り上げ構成は、スキンケアが7割でメイク類が3割。割合は現状のままキープし、全体の売り上げを伸ばしたい。そのためにスキンケア以外のアイテムもさらに充実させていくことは今年のテーマでもある。

WWD:展開店舗が多い中国の状況については。

小田:この2年間は厳しいというのが本音だ。いくつか理由はあるが、中国の経済自体が減速していることや、需要が高価格帯と低価格帯の製品に集中して消費が二極化したこと、中国のローカルブランドが台頭してきたことなどが大きい。そんな状況下でも“ザ・タイムR アクア”は根強い人気があったほか、ハリ感の不均一性に着目したクリーム“バウンス インテンス クリーム”やリキッドファンデーションが寄与。24年後半はプラスに戻り、25年以降のベースが出来上がったという手応えを得ることができた。店舗は選択と集中の段階で、ピーク時の100店舗を現在は約40店舗にまで絞った。強みであるオフラインの体験強化により質を向上させ、1店舗あたりの生産性は上がっている。日本や香港、台湾ですでに好評を博している“エッセンスローション アルティメイト”を12月に中国でも発売したが、例えば、「朝は“ザ・タイムR アクア”、夜は“エッセンスローション アルティメイト”を」というような日本でも成功したマーケティングは中国でも通用する。そういった良い事例を国を超えて展開するといういい流れも生まれてきている。訪日客にどこでも「このブランド見たよね」という印象を残すことは大事だ。

WWD:25年に目指すことは。

小田:次世代の「イプサ」をスタートさせる、そんな重要な1年になる。「イプサ」は肌への安心感や着飾らないシンプルさ、肌測定などが評価されている。もちろんそこは進化させつつ、肌・心・体のバランスと調和がとれた状態に導いたり、気持ちが下がっている自分をも受け止めて寄り添えたりするブランドにならなければいけない。肌・心・体については長年研究してきたエビデンスの蓄積ができているため、そのサイエンスの視点を盛り込みながら、ただ肌を良くするだけのスキンケアブランドから1歩抜け出す。そこで、1年をかけて構想したビジョンを5月に発表する予定だ。「スキンケアにとどまらずその先にチャレンジ」する新領域として、インナーケアではない新しいアプローチをスタートさせるので期待してほしい。

実現の可能性はゼロじゃない私の夢

『ハーフマラソン出場』

23年に足をけがし、続けていたジョギングを長らく休んでいた。「運動と美肌の関係性」に着目した美容液“イプサ セラム アクティブ”の発売を機に、ジョギングを再開。今年の終わりにはハーフマラソンへの出場を目指す。

COMPANY DATA
イプサ

1986年に資生堂の子会社として設立。設立と同時に誕生したブランド「イプサ」は、スキンケア、ベースメイク、ポイントメイクを日本、アジアの6つの国と地域で展開する。ブランド名の由来はラテン語で「自ら」「自発的な」を意味し、スキンケアは独自の肌測定とカウンセリングによって、レシピスト(美容部員)と共に一人一人に合わせて最適な美容法「レシピ」を作り上げていくのが特徴。ロングセラーアイテムは“ザ・タイムR アクア”や“ME(エム・イー)”など

TEXT : WAKANA NAKADE


問い合わせ先
イプサ
03-3405-2432

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【リンワン 崔萌芽代表取締役】会社の可能性イコール、スタッフのポテンシャル

PROFILE: 崔萌芽/代表取締役

崔萌芽/代表取締役
PROFILE: (さい・ほうが)1981年、中国生まれ。2002年留学のため来日。06年名城大学国際経営学科卒業後、アパレルメーカーに勤務し、11年に出産とともに退職。翌年アパレルOEM会社、カラフルワールドを設立。14年「リップサービス」の事業譲受を機にリンワン設立。現在に至る PHOTO : TAMEKI OSHIRO

リンワン(RINONE)は、アパレルブランド「リップサービス」を2014年に取得。“衣食住からのエンタテイメント融合でいまを繋ぎ、未来を造る”をコンセプトに、飲食やコスメ、レンタルスペースなど、事業を増やしている。

ポジティブなエネルギーと共存できる
ファッションや空間を提供

WWD:2024年を振り返ると?

崔萌芽代表取締役(以下、崔):ブランド誕生から20年を超えた基幹ブランド「リップサービス(LIP SERVICE)」のアップデートを図るため、あらゆる取捨選択を行い、ブランドの使命を見つめ直す中で、さまざまな「好き」を全力で楽しむ女性たちのポジティブなエネルギーにふさわしいファッションを追求した1年だった。個々のスタイルや価値観を重視する多様性に富んだ社会の中で、特に“推し活”パワーの勢いを感じている。ライブやカフェ巡りなどのおでかけに「リップサービス」のアイテムを着用し楽しむ様子をSNSで投稿してくださるお客さまが増えていることを知り、そこに向けて提案を強化したところ、支持が広がっている。

WWD:“推し活”は消費の大きな原動力になっている。

崔:アイドル推しだけではなく、カフェ巡りやアート巡りも“推し活”の一種ととらえている。特に写真でもパッと目を引く華やかな印象の“美シルエット”ワンピースがヒットした。「リップサービス」を譲受してから10年。今後もスタッフのブランド愛を大事にしながら、時代に即してアップデートしていく。同時に重視したのは、“作りすぎない”こと。適量生産、適量供給の意識付けを徹底し、店頭では客注システムを活用したOMO取り組みを主要店舗で実施して、機会ロスを最小限に抑えた。その結果、売上高は前期比30%増で在庫消化率は90%と好調に推移した。

WWD:飲食事業は?

崔:お茶とスイーツの店「ナナティーアンドツツミ」を中心に4店舗展開。特に青山本店は、つやつやでピンク色のハート型ムースケーキから人気に火が付き、7種類のカラフルな展開でさらに好評を得ている。“推し”の写真やぬいぐるみと一緒に写真を撮ってSNSへアップすることも“推し活”イベントの1つとして、おしゃれをして楽しむ女性が多く、「リップサービス」のアイテム着用を見かけることも。“推し活”はとにかく「楽しむ」ことが大事。そのわくわく感やポジティブなエネルギーと共存できるファッションや空間を提供できるよう、各ブランドの使命を考えた。

WWD:24年で一番好調だった事業は?

崔:空間ビジネスの「ランド(Rand)」だ。表参道にカフェ併設のレンタルスペースと青山に2階建てのレンタルスペースを構えている。コロナ禍が明けオフライン開催のイベントが増えたこともあり非常に好調だ。スペース自体を空白のキャンバスととらえ、無限の可能性をもって自由なチャレンジが実現できる場所を目指しており、ファッションやビューティブランドのポップアップや展示会、新作発表会などさまざまなイベントで活用いただいている。「ランド」として運用するインスタグラムでは開催イベントの情報発信も行っている。さまざまな“おもしろいこと”が行われる場所としてコミュニティーを築いていきたい。

WWD:KOL(キー・オピニオン・リーダー)によるライブコマース事業については?

崔:「リンワンセレクトショップ」として、中国のSNS、REDBOOK(小紅書)を通じてライブコマースした商品を掛け率を決めて受注するケースもあれば、KOLが店頭から配信し、注文に応じて店頭の商品をこちらで購入して発送するケースもある。中国に住む30代女性がメインの顧客なので、ある程度体型をカバーしながら、品のある上質な日本のブランドが人気。ブランド側からの配信依頼も増えている。ブランドと顧客間はもちろん、KOLやタイミングとのマッチングも非常に重要だ。

WWD:25年に注力するのは?

崔:「ランド」をより多様で流動的な社会にフィットする空間にし、そこを介したコミュニティー作りで、衣食住のさまざまなブランドの後押しをしていきたい。ファッションやビューティが提供する物質的・精神的な幸福も大事にしつつ、アートや学びといった内面的な充実を提案できるコンテンツも誘致するなど、情報発信の場としてブランディングする。同時に、空間ビジネスとして、時代のニーズや移り行く気分に合わせて「5㎡」のパーソナル空間を生み出すサービスの開発も進行中だ。人生をより豊かなものにする暮らしと心の充実感や、良いものを大切にシェアする心地よさを届けていきたいと考えている。

WWD:未来に見据える可能性は?

崔:会社の可能性イコール、スタッフのポテンシャルだ。すでに衣食住の全事業を行っているので、この先どの部分をより強化していくのか、どんな展開をしていくのかは各責任者の采配にかかっている。私自身は新規事業の立ち上げと、経営者の育成に注力する。2年ごとに自薦または他薦で副社長を決める制度を導入し、今期から「ランド」事業の責任者が副社長として経営に携わっている。経営者視点を持つ幹部を複数育てるつもりだ。年収1000万円超えプレーヤーの輩出も目指している。社会に必要とされる企業として、長く継続できる体制を作りたい。

実現の可能性はゼロじゃない私の夢

『ロスが出ないお花屋さん』

フレッシュからドライまでロスがなく、なおかつ常温で働ける小さなお花屋さんがやりたい。花のロス問題や働く環境の過酷さ、それらをクリアする方法を見つけたら絶対に始めたい!

COMPANY DATA
リンワン

2014年に設立。同年にヤングレディースブランド「リップサービス」、16年にウィメンズアパレル「レディメイド」の全事業を継承した。「リップサービス」は国内直営6店とFC4店とEC、「レディメイド」はECを運営する。飲食事業では「ナナティーアンドツツミ」を中心とした4店、オーガニックスキンケア「S.life」を展開するほか、「ランド」事業として青山と表参道にレンタルスペースを運営する。KOLを起用したライブコマース事業も行う


問い合わせ先
リンワン
03-6433-5771

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【リンワン 崔萌芽代表取締役】会社の可能性イコール、スタッフのポテンシャル

PROFILE: 崔萌芽/代表取締役

崔萌芽/代表取締役
PROFILE: (さい・ほうが)1981年、中国生まれ。2002年留学のため来日。06年名城大学国際経営学科卒業後、アパレルメーカーに勤務し、11年に出産とともに退職。翌年アパレルOEM会社、カラフルワールドを設立。14年「リップサービス」の事業譲受を機にリンワン設立。現在に至る PHOTO : TAMEKI OSHIRO

リンワン(RINONE)は、アパレルブランド「リップサービス」を2014年に取得。“衣食住からのエンタテイメント融合でいまを繋ぎ、未来を造る”をコンセプトに、飲食やコスメ、レンタルスペースなど、事業を増やしている。

ポジティブなエネルギーと共存できる
ファッションや空間を提供

WWD:2024年を振り返ると?

崔萌芽代表取締役(以下、崔):ブランド誕生から20年を超えた基幹ブランド「リップサービス(LIP SERVICE)」のアップデートを図るため、あらゆる取捨選択を行い、ブランドの使命を見つめ直す中で、さまざまな「好き」を全力で楽しむ女性たちのポジティブなエネルギーにふさわしいファッションを追求した1年だった。個々のスタイルや価値観を重視する多様性に富んだ社会の中で、特に“推し活”パワーの勢いを感じている。ライブやカフェ巡りなどのおでかけに「リップサービス」のアイテムを着用し楽しむ様子をSNSで投稿してくださるお客さまが増えていることを知り、そこに向けて提案を強化したところ、支持が広がっている。

WWD:“推し活”は消費の大きな原動力になっている。

崔:アイドル推しだけではなく、カフェ巡りやアート巡りも“推し活”の一種ととらえている。特に写真でもパッと目を引く華やかな印象の“美シルエット”ワンピースがヒットした。「リップサービス」を譲受してから10年。今後もスタッフのブランド愛を大事にしながら、時代に即してアップデートしていく。同時に重視したのは、“作りすぎない”こと。適量生産、適量供給の意識付けを徹底し、店頭では客注システムを活用したOMO取り組みを主要店舗で実施して、機会ロスを最小限に抑えた。その結果、売上高は前期比30%増で在庫消化率は90%と好調に推移した。

WWD:飲食事業は?

崔:お茶とスイーツの店「ナナティーアンドツツミ」を中心に4店舗展開。特に青山本店は、つやつやでピンク色のハート型ムースケーキから人気に火が付き、7種類のカラフルな展開でさらに好評を得ている。“推し”の写真やぬいぐるみと一緒に写真を撮ってSNSへアップすることも“推し活”イベントの1つとして、おしゃれをして楽しむ女性が多く、「リップサービス」のアイテム着用を見かけることも。“推し活”はとにかく「楽しむ」ことが大事。そのわくわく感やポジティブなエネルギーと共存できるファッションや空間を提供できるよう、各ブランドの使命を考えた。

WWD:24年で一番好調だった事業は?

崔:空間ビジネスの「ランド(Rand)」だ。表参道にカフェ併設のレンタルスペースと青山に2階建てのレンタルスペースを構えている。コロナ禍が明けオフライン開催のイベントが増えたこともあり非常に好調だ。スペース自体を空白のキャンバスととらえ、無限の可能性をもって自由なチャレンジが実現できる場所を目指しており、ファッションやビューティブランドのポップアップや展示会、新作発表会などさまざまなイベントで活用いただいている。「ランド」として運用するインスタグラムでは開催イベントの情報発信も行っている。さまざまな“おもしろいこと”が行われる場所としてコミュニティーを築いていきたい。

WWD:KOL(キー・オピニオン・リーダー)によるライブコマース事業については?

崔:「リンワンセレクトショップ」として、中国のSNS、REDBOOK(小紅書)を通じてライブコマースした商品を掛け率を決めて受注するケースもあれば、KOLが店頭から配信し、注文に応じて店頭の商品をこちらで購入して発送するケースもある。中国に住む30代女性がメインの顧客なので、ある程度体型をカバーしながら、品のある上質な日本のブランドが人気。ブランド側からの配信依頼も増えている。ブランドと顧客間はもちろん、KOLやタイミングとのマッチングも非常に重要だ。

WWD:25年に注力するのは?

崔:「ランド」をより多様で流動的な社会にフィットする空間にし、そこを介したコミュニティー作りで、衣食住のさまざまなブランドの後押しをしていきたい。ファッションやビューティが提供する物質的・精神的な幸福も大事にしつつ、アートや学びといった内面的な充実を提案できるコンテンツも誘致するなど、情報発信の場としてブランディングする。同時に、空間ビジネスとして、時代のニーズや移り行く気分に合わせて「5㎡」のパーソナル空間を生み出すサービスの開発も進行中だ。人生をより豊かなものにする暮らしと心の充実感や、良いものを大切にシェアする心地よさを届けていきたいと考えている。

WWD:未来に見据える可能性は?

崔:会社の可能性イコール、スタッフのポテンシャルだ。すでに衣食住の全事業を行っているので、この先どの部分をより強化していくのか、どんな展開をしていくのかは各責任者の采配にかかっている。私自身は新規事業の立ち上げと、経営者の育成に注力する。2年ごとに自薦または他薦で副社長を決める制度を導入し、今期から「ランド」事業の責任者が副社長として経営に携わっている。経営者視点を持つ幹部を複数育てるつもりだ。年収1000万円超えプレーヤーの輩出も目指している。社会に必要とされる企業として、長く継続できる体制を作りたい。

実現の可能性はゼロじゃない私の夢

『ロスが出ないお花屋さん』

フレッシュからドライまでロスがなく、なおかつ常温で働ける小さなお花屋さんがやりたい。花のロス問題や働く環境の過酷さ、それらをクリアする方法を見つけたら絶対に始めたい!

COMPANY DATA
リンワン

2014年に設立。同年にヤングレディースブランド「リップサービス」、16年にウィメンズアパレル「レディメイド」の全事業を継承した。「リップサービス」は国内直営6店とFC4店とEC、「レディメイド」はECを運営する。飲食事業では「ナナティーアンドツツミ」を中心とした4店、オーガニックスキンケア「S.life」を展開するほか、「ランド」事業として青山と表参道にレンタルスペースを運営する。KOLを起用したライブコマース事業も行う


問い合わせ先
リンワン
03-6433-5771

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ディズニーとフットボール古着を販売するポップアップが原宿の「バゲージ」で開催

キャラクター古着を中心に販売するサンキュロット(SANS-CULOTTE)は2月7日から9日までの3日間、ディズニー古着と1980〜90年代のサッカーウエア古着を販売するポップアップストア“サンキュロット ファンタジーリーグ(Sans-Culotte FANTASY LEAGUE”を原宿の「バゲージ(BAGGAGE)」で開催する。

今回は、サンキュロットが収集していたサッカー関連のウエアは、主に80〜90 年代のジャージやウインドブレーカーのセットアップで、「アシックス(ASICS)」、「アディダス(ADIDAS)」、「ナイキ(NIKE)」、「ルコックスポルティフ(LE COQ SPORTIF)」といったブランドのウエアを中心に、Jリーグ開幕当時のアイテムや、サッカー関連の90年代のTシャツなどもラインアップする。

サンキュロットではおなじみのディズニー古着は、1800 枚を超えるコレクションの中から選りすぐりの T シャツ、アウターやニット類などを販売。また今回はよりたくさんの人にディズニー古着を掘る楽しさを伝えるべく、5000円均一商品の在庫を中心に用意する。

■Sans-Culotte FANTASY LEAGUE
日時:2月7〜9日
時間:8:00〜18:00
場所:バゲージ(BAGGAGE)
住所:東京都渋谷区神宮前 3-14-17

サンキュロットとは?

バンドや映画、アニメといったジャンルに疎く、“そんな自分でも着られるジャンルの古着”というキッカケで、キャラクター古着にのめりこみ、自身での着用を目的にコレクトを始め、結果 1800枚を超えるTシャツを収集。普段は会社員として勤務しつつ、趣味の延長線上として古着販売イベントを開催。店舗はなく、ポップアップとオンラインのみで販売をしており、インスタグラムでコレクションの一部を掲載している。

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