不思議な造形と色彩のニットが女性たちの心をとらえる 「オープン セサミ クラブ」緒方美穂に聞く創作の歩み

PROFILE: 緒方美穂/「オープン セサミ クラブ」デザイナー

緒方美穂/「オープン セサミ クラブ」デザイナー
PROFILE: 東京都出身。文化服装学院アパレルデザイン科を卒業。ニットOEMメーカーにて経験を積み、大手アパレル企業数社、ドメスティックブランドでのデザイナーを経験。2022年春夏より「オープン セサミ クラブ」をスタートさせる

南国の果物かあるいは未知の海洋生物か。表面に不思議な形状を形作るカーディガンは、一目見たら忘れられないインパクトがある。緒方美穂デザイナーが2022年春夏シーズンにスタートさせた「オープン セサミ クラブ(OPEN SESAME CLUB)」は、現代ファッションに必要不可欠なニット素材を独創性あるフォルムとカラーリングで、シックとキッチュの狭間を突くスタイルに作り上げていく。デビューから歳月は浅く、ブランド規模は小さいながらも、現在の卸先には日本有数のセレクトショップが名を連ねている。独立するまでのキャリア、ブランド名の由来、そして毎日着られる非日常的ニットウェアをどのように発想し、完成させているのか。25年春夏コレクションの最新ウエアをそばに、緒方に話を聞いた。

コロナ禍の中で芽生えた自分のブランドを始めるという思い

――初めて夢中になったファッションは何でしたか?

緒方美穂「オープン セサミ クラブ」デザイナー(以下、緒方):服飾の専門学校に入学すると、今までになかった情報がどんどん入ってきて、本当にすごく好きになったお店が原宿にあった「ランプ ハラジュク(Lamp harajuku)」です。「ケイスケカンダ(KEISUKE KANDA)」「スズキタカユキ(SUZUKI TAKAYUKI)」「サカイ ラック(SACAI LUCK))」「アンティパスト(ANTIPAST)」が置いてあって、かわいくて手に取ると店員さんが服の背景とか、デザイナーさんの人柄、服ができ上がるまでのストーリーを話してくれたんです。それでファンになって、夢中で通いました。

――他にも好きになった店はありましたか?

緒方:ヨーロッパの古着も夢中になりました。今はインスタグラムで簡単にお店をチェックできますが、当時は雑誌のページでお店紹介の記事を切り抜き、「トロ(Toro)」や「ジャンティーク(Jantiques)」、代官山の「ジャンヌバレ(Jeanne Valet)」、ヨーロッパのアンティーク系を扱う渋谷の「スタジオマリオネット(Studio Marionette)」に週末通って、お店巡りをしていました。

――専門学校ではニット科を専攻されていたのですか?
緒方:ニット科ではなかったんです。学生のころの作品も布帛だけしか作っていませんでしたし、ニットは編めましたが、本当に一から学んだのは卒業後に就職したニットのOEMメーカーです。

――卒業後からブランドを立ち上げるまでは、どのようなキャリアを?

緒方:ニットのOEMメーカーに入社した当初は、糸の番手やゲージのことをまったく知らなかったので、一から全部教えてもらいました。工場にも通い、学生時代に勉強したことはすべてなかったぐらいに勉強させてもらいます。年間1000枚以上の仕様書を作成していく中で、仕様や糸のこと、年齢別のサイズ感を身につけました。だけど、次第にOEMではなくて、自分のデザインそのものを店頭で販売し、お客さんに見てもらいたい気持ちが強くなっていきました。

――その後、転職されたのでしょうか?

緒方:自分たちでデザインしたものを、そのまま販売する大手企業に転職しました。OEMと違うのは「語れるアイテム」が重要だったことです。ニットを作っていたので、ベーシックなアイテムが好まれるんですけど、この商品は何が他社と違い、どれだけ素敵な商品なのかを会社の社長へのプレゼンや、販売の人たちに話せるかが重要でした。その経験は、今のもの作りの考え方のベースになっています。

――新しい経験を経て心境に変化は?

緒方:ファッションはずっと好きなんですけど、以前のファッションを楽しんでいたころのようなもの作りをもう一度したいと思う時期があり、そのタイミングでドメスティックのブランドに移ります。実際に働いてみると、量産の生地を手で裁断していたり、パターンも手で直したり、部分縫いも自分たちでして、そういう小さなことが驚きの連続で。けれど、こういう規模なら、自分でもブランドができるのではと思うきっかけになりました。

――実際にブランドを立ち上げようと思った時期はいつでしたか?

緒方:ドメスティックブランドに入ったタイミングがコロナ禍の時期でした。社会の動きも変わり、私も結婚をして子どもができたこともあって、今後もデザイナーとしてずっと働きたいとは思っていましたが、今のままの働き方はきっとできないだろうし、働き方を改めて考える時期になったんです。そのタイミングで、自分が「やりたい」と思っている気持ちを大事にできる働き方をしようと思い、自分のブランドを始める決意をします。

――ブランド活動は一人で始められたのですか?

緒方:服は私が作っていますが、当時同じ会社で働いていたPRの子がフォローしてくれて、2人でスタートしました。その子には、今でも手伝ってもらっています。いざ始めてみると最初は本当に売り方がわからなくて。

――そこからどのように販売を?お店で取り扱われるきっかけは?

緒方:小さな展示会場に友人だけを呼び、インスタグラムで発信するところから始めました。三軒茶屋の古着屋さんで働く友人が展示会で気に入ってくれ、お店に少量を卸すことが決まり、インスタグラムのストーリーズを見た広島のお店からも、お声掛けいただけました。少しですが、最初の段階でオーダーをいただけ、「もしかしたら本当にブランドとしてやっていけるかな?」と感じ、その後、縁があってセールスの方を紹介してもらい、卸を本格的に始めていきます。

日常をインスピレーションに環境も大切にするもの作り

――ブランドコンセプトについて教えてください。

緒方:「遊び心があって、日常の特別な一幕を思わせるような服」がブランドコンセプトです。着た人の一日一日が明るく楽しくなり、着ることによって何か自信を持てるような、その人の後押しができる服を作りたいと思ってコンセプトにしました。着てもらう人を応援する気持ちで、快適さやイージーケア、そういう着心地もデザインのポイントとして作っています。

――ブランド名をアラビアンナイト「アリババと40人の盗賊」の呪文、“開けゴマ(Open Sesame)」から名付けた理由は?

緒方:ブランド名をつける時に何か引っかかりを感じてもらえて、不思議だと思ってもらえる名前を考えようと思いました。「オープン セサミ」という言葉が、未知の扉を開いて新しいものに出会うことや挑戦の比喩でもあるので、着てもらう人の新しい出会いや挑戦、生活を後押しできるようにという意味と、自分自身にも「新しくブランドを立ち上げて頑張ろう」みたいな、そういうポジティブなメッセージも含まれています(笑)。

――自分への後押しという意味もあったんですね。果物のドリアンをイメージさせる“durian”シリーズが人気です。あの不思議な形のニットが生まれた経緯は?

緒方:本当に世の中にはたくさんのブランドがあります。同じラックに掛かっている時に、ラックに埋もれてしまう服だと、なかなか見てもらえません。ラックに掛かった服を見て、「なんだろう?」と感じて見てもらえるような、ブランドのアイコンになる服って何?と、それをずっと考えていたんです。

――創作のヒントはどこから?

緒方:今も資料を探しに通う母校の図書館で見つけた、90年代の手編みの本の中に、トゲトゲの編み地の編み方が載っていて、尾州のマテリアルセンターを訪れた時も、同じように角がある編み地をストックの中に見つけました。この編み地自体は古くからずっとあるものだと思いますが、ハードに見える得体の知れない形をかわいらしく、女性らしくデザインに落とし込んだアイテムが“durian”シリーズになります。

――試作の編み地であるスワッチで感じたおもしろさを、商品として形にする際に大切にしていることは?

緒方:一目見て「かわいいから、これを作ろう」という感覚ではなくて、「これがかわいいと思う理由は、どこから来ているんだろう?」と掘り下げます。このかわいさだけは絶対残したいという点をしっかり工場に伝えないと、せっかくのかわいさがそぎ落とされてしまいます。仕様書をさっと書いて工場に送っても、上がってくるものが決してよかったりしないのが本当に難しいんですけど、でもそれがニット作りのおもしろさでもあります。

――ニット素材を選ぶ時には肌触りやデザイン性など、いろいろなポイントがあると思います。

緒方:リアルな生活で着ていて、着心地にストレスがなくイージーケアができて、生活に寄り添えているかどうかが重要です。最初に思い浮かんだ編み地の立体感が出やすいかどうかも、素材選びのポイントになっています。さらに自分が大切にしたい部分が、環境のことに配慮されているかどうかです。

――25年春夏では一部にリサイクルナイロンを使い、環境負荷の少ない方法でビンテージ加工を施しています。環境に問題意識を持ったきっかけは?

緒方:アパレル業界で商談していると、ヨーロッパの糸は環境問題を意識したものが作られていると知ります。本当に環境に対して考えないといけない時代なんだと。同時に自分に子どもができたタイミングもあって、この子たちが大きくなった未来のことも考えるようになりました。私が小さい時からゴミの問題を小学校で習い、将来はいろいろなものが開発され、問題が全部クリアになるんだろうと、何となく想像していました。でも、今も状況はあまり変わってない印象で、この子たちが大きくなった時はどうなるんだろうと感じています。

――現在はドネーション(寄付)の活動もされています。

緒方:25年春夏の展示会でイベントを開催した時、サブラインみたいな形でグッズ的アイテムを作り、ドネーションとして販売しました。これは社会情勢を考えて医療活動の援助にあてていますが、今後も続けていきたいです。ドネーションだから買ってもらうのではなく、プロダクトがおもしろくて欲しいとなり、「実はドネーションなんだ」と感じてもらえるものが作れたらいいなと思っています。

実験的な技術と毎日の快適さが一つになったコレクション

――25年春夏コレクションのテーマについて教えてください。

緒方:「記憶すること」がテーマです。今回は形状記憶ができるような素材を使い、ブランド独特の編み方を洋服に記憶させる意味合いを持たせました。ストーンウォッシュ、レーザーでダメージ加工風に見せたニット、個体差があるスプレーペイントのデニムも作り、「オープン セサミ クラブ」が洋服自体にいろいろなものを記憶させていく部分と、買っていく人がその服を着ていろいろな記憶を重ねていく部分をテーマにしています。

――花を撮影した写真のファイルのサムネイル画像から生まれた、フラワーブロックシリーズが色鮮やか。デザインの発想は日常のシーンから得ることが多いのですか?

緒方:24年秋冬で作ったお花のジャカードは、私が着ていたカーディガンをポイっとして裏返った時に見えた始末がヒントになっています。古着だったので始末が今では見られないグチャグチャさでしたが、それが逆にかわいいと思ったことがきっかけでした。25年春夏で発表したレーザーでダメージ加工したニットは、子どもと影絵の遊びをしている時に「この感覚をダメージでやったらかわいいのかな?」と思い浮かんだものですし、何でもない時に「あっ」と思ったことをインスピレーションにしています。

――布帛アイテムにも取り組みジーンズを発表。色の表現が特徴的なボトムですが、これにはどんな加工が?

緒方:ジーンズは2型発表しました。キャッチーな見え方のジーンズはスプレープリントをしています。24年秋冬に発表した、ズレて見えるデザインのボトムが気に入っていたんですけど、同じ色だとディテールが分かりにくかったんです。そこで、「ズレ」を強調する加工を入れたいと思い、素材をウールからデニムに置き換えました。製品になったホワイトデニムを加工屋さんでスプレーペイントをしてもらい、高圧プレスで光沢を出しています。ジーンズをフラットに置いてペイントするので、着た時に生まれるズレがレイヤードのように見えるおもしろい加工になっています。

――展示会に並んでいたニットアイテムはすべて洗うことができて、アイロンいらずなんですね。

緒方:本当に毎日バタバタ過ごしているので、アイロン掛けやクリーニングが必要な服の出番が少なくなっています(笑)。さっと綺麗に着られて、おうちで簡単にお手入れできるものをすごい頻度で着ています。みなさん、家庭や仕事もあり、推し活もあったりとか、やっぱり忙しいと思いますし、「オープン セサミ クラブ」をどんどん着てもらいたい気持ちもあって、アイロンいらずにしています。今回の展示会ではスチーマーを1回も当てずに設営できて、なんかもう「自分ありがとう」という感じでした(笑)。

――現在の卸先は「伊勢丹新宿本店」「ビームス(BEAMS)」「ビューティ&ユース ユナイテッドアローズ(BEAUTY & YOUTH UNITED ARROWS)」「エストネーション(ESTNATION)」「ジャーナル スタンダード(JOURNAL STANDARD)」など、国内有数のセレクトショップも多いです。バイヤーからどんな評価を?

緒方:バイヤーさんとはいつも楽しく商談させてもらっていて、「かわいい」という声や、カラーが綺麗なこと、おもしろい編み地、おもちゃっぽい雰囲気を評価してもらっていますが、見た目に反する機能性、洗いやすさや着心地について説明していくと、さらに喜んでもらえています。素材を選ぶ時は見た目がかわいいのは当たり前で、出張へ行ったり、旅行に行ったりする時に自分が作った洋服を着たいと思っています。25年春夏も、出張先と旅行先でもまったくシワにならなくて、そのまま着られることが大切でした。

――今後はコラボレーションのように、誰かと組むことは考えていますか? また、これからブランドを成長させるために、取捨選択を迫られることもあり得るのではないかと思います。そこでブランドとして、ここだけは譲れないという点があったら教えてください。

緒方:本当に自分の作りたいものを大切にしていきたいです。今はブランド規模も小さいので、お客さんに何か楽しんでもらえるようなコンテンツを増やし、コンセプトや取り組みをたくさん知ってもらうファン作りができたらいいなと思っています。誰かと組む時は企業というよりは、身近に一人でもの作りの活動をしている人たちがいるので、そういう人たちと何かおもしろい取り組みがしてみたいです。おもしろいこと、新しいことにどんどん挑戦していきたいです。

PHOTOS:RIE AMANO

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不思議な造形と色彩のニットが女性たちの心をとらえる 「オープン セサミ クラブ」緒方美穂に聞く創作の歩み

PROFILE: 緒方美穂/「オープン セサミ クラブ」デザイナー

緒方美穂/「オープン セサミ クラブ」デザイナー
PROFILE: 東京都出身。文化服装学院アパレルデザイン科を卒業。ニットOEMメーカーにて経験を積み、大手アパレル企業数社、ドメスティックブランドでのデザイナーを経験。2022年春夏より「オープン セサミ クラブ」をスタートさせる

南国の果物かあるいは未知の海洋生物か。表面に不思議な形状を形作るカーディガンは、一目見たら忘れられないインパクトがある。緒方美穂デザイナーが2022年春夏シーズンにスタートさせた「オープン セサミ クラブ(OPEN SESAME CLUB)」は、現代ファッションに必要不可欠なニット素材を独創性あるフォルムとカラーリングで、シックとキッチュの狭間を突くスタイルに作り上げていく。デビューから歳月は浅く、ブランド規模は小さいながらも、現在の卸先には日本有数のセレクトショップが名を連ねている。独立するまでのキャリア、ブランド名の由来、そして毎日着られる非日常的ニットウェアをどのように発想し、完成させているのか。25年春夏コレクションの最新ウエアをそばに、緒方に話を聞いた。

コロナ禍の中で芽生えた自分のブランドを始めるという思い

――初めて夢中になったファッションは何でしたか?

緒方美穂「オープン セサミ クラブ」デザイナー(以下、緒方):服飾の専門学校に入学すると、今までになかった情報がどんどん入ってきて、本当にすごく好きになったお店が原宿にあった「ランプ ハラジュク(Lamp harajuku)」です。「ケイスケカンダ(KEISUKE KANDA)」「スズキタカユキ(SUZUKI TAKAYUKI)」「サカイ ラック(SACAI LUCK))」「アンティパスト(ANTIPAST)」が置いてあって、かわいくて手に取ると店員さんが服の背景とか、デザイナーさんの人柄、服ができ上がるまでのストーリーを話してくれたんです。それでファンになって、夢中で通いました。

――他にも好きになった店はありましたか?

緒方:ヨーロッパの古着も夢中になりました。今はインスタグラムで簡単にお店をチェックできますが、当時は雑誌のページでお店紹介の記事を切り抜き、「トロ(Toro)」や「ジャンティーク(Jantiques)」、代官山の「ジャンヌバレ(Jeanne Valet)」、ヨーロッパのアンティーク系を扱う渋谷の「スタジオマリオネット(Studio Marionette)」に週末通って、お店巡りをしていました。

――専門学校ではニット科を専攻されていたのですか?
緒方:ニット科ではなかったんです。学生のころの作品も布帛だけしか作っていませんでしたし、ニットは編めましたが、本当に一から学んだのは卒業後に就職したニットのOEMメーカーです。

――卒業後からブランドを立ち上げるまでは、どのようなキャリアを?

緒方:ニットのOEMメーカーに入社した当初は、糸の番手やゲージのことをまったく知らなかったので、一から全部教えてもらいました。工場にも通い、学生時代に勉強したことはすべてなかったぐらいに勉強させてもらいます。年間1000枚以上の仕様書を作成していく中で、仕様や糸のこと、年齢別のサイズ感を身につけました。だけど、次第にOEMではなくて、自分のデザインそのものを店頭で販売し、お客さんに見てもらいたい気持ちが強くなっていきました。

――その後、転職されたのでしょうか?

緒方:自分たちでデザインしたものを、そのまま販売する大手企業に転職しました。OEMと違うのは「語れるアイテム」が重要だったことです。ニットを作っていたので、ベーシックなアイテムが好まれるんですけど、この商品は何が他社と違い、どれだけ素敵な商品なのかを会社の社長へのプレゼンや、販売の人たちに話せるかが重要でした。その経験は、今のもの作りの考え方のベースになっています。

――新しい経験を経て心境に変化は?

緒方:ファッションはずっと好きなんですけど、以前のファッションを楽しんでいたころのようなもの作りをもう一度したいと思う時期があり、そのタイミングでドメスティックのブランドに移ります。実際に働いてみると、量産の生地を手で裁断していたり、パターンも手で直したり、部分縫いも自分たちでして、そういう小さなことが驚きの連続で。けれど、こういう規模なら、自分でもブランドができるのではと思うきっかけになりました。

――実際にブランドを立ち上げようと思った時期はいつでしたか?

緒方:ドメスティックブランドに入ったタイミングがコロナ禍の時期でした。社会の動きも変わり、私も結婚をして子どもができたこともあって、今後もデザイナーとしてずっと働きたいとは思っていましたが、今のままの働き方はきっとできないだろうし、働き方を改めて考える時期になったんです。そのタイミングで、自分が「やりたい」と思っている気持ちを大事にできる働き方をしようと思い、自分のブランドを始める決意をします。

――ブランド活動は一人で始められたのですか?

緒方:服は私が作っていますが、当時同じ会社で働いていたPRの子がフォローしてくれて、2人でスタートしました。その子には、今でも手伝ってもらっています。いざ始めてみると最初は本当に売り方がわからなくて。

――そこからどのように販売を?お店で取り扱われるきっかけは?

緒方:小さな展示会場に友人だけを呼び、インスタグラムで発信するところから始めました。三軒茶屋の古着屋さんで働く友人が展示会で気に入ってくれ、お店に少量を卸すことが決まり、インスタグラムのストーリーズを見た広島のお店からも、お声掛けいただけました。少しですが、最初の段階でオーダーをいただけ、「もしかしたら本当にブランドとしてやっていけるかな?」と感じ、その後、縁があってセールスの方を紹介してもらい、卸を本格的に始めていきます。

日常をインスピレーションに環境も大切にするもの作り

――ブランドコンセプトについて教えてください。

緒方:「遊び心があって、日常の特別な一幕を思わせるような服」がブランドコンセプトです。着た人の一日一日が明るく楽しくなり、着ることによって何か自信を持てるような、その人の後押しができる服を作りたいと思ってコンセプトにしました。着てもらう人を応援する気持ちで、快適さやイージーケア、そういう着心地もデザインのポイントとして作っています。

――ブランド名をアラビアンナイト「アリババと40人の盗賊」の呪文、“開けゴマ(Open Sesame)」から名付けた理由は?

緒方:ブランド名をつける時に何か引っかかりを感じてもらえて、不思議だと思ってもらえる名前を考えようと思いました。「オープン セサミ」という言葉が、未知の扉を開いて新しいものに出会うことや挑戦の比喩でもあるので、着てもらう人の新しい出会いや挑戦、生活を後押しできるようにという意味と、自分自身にも「新しくブランドを立ち上げて頑張ろう」みたいな、そういうポジティブなメッセージも含まれています(笑)。

――自分への後押しという意味もあったんですね。果物のドリアンをイメージさせる“durian”シリーズが人気です。あの不思議な形のニットが生まれた経緯は?

緒方:本当に世の中にはたくさんのブランドがあります。同じラックに掛かっている時に、ラックに埋もれてしまう服だと、なかなか見てもらえません。ラックに掛かった服を見て、「なんだろう?」と感じて見てもらえるような、ブランドのアイコンになる服って何?と、それをずっと考えていたんです。

――創作のヒントはどこから?

緒方:今も資料を探しに通う母校の図書館で見つけた、90年代の手編みの本の中に、トゲトゲの編み地の編み方が載っていて、尾州のマテリアルセンターを訪れた時も、同じように角がある編み地をストックの中に見つけました。この編み地自体は古くからずっとあるものだと思いますが、ハードに見える得体の知れない形をかわいらしく、女性らしくデザインに落とし込んだアイテムが“durian”シリーズになります。

――試作の編み地であるスワッチで感じたおもしろさを、商品として形にする際に大切にしていることは?

緒方:一目見て「かわいいから、これを作ろう」という感覚ではなくて、「これがかわいいと思う理由は、どこから来ているんだろう?」と掘り下げます。このかわいさだけは絶対残したいという点をしっかり工場に伝えないと、せっかくのかわいさがそぎ落とされてしまいます。仕様書をさっと書いて工場に送っても、上がってくるものが決してよかったりしないのが本当に難しいんですけど、でもそれがニット作りのおもしろさでもあります。

――ニット素材を選ぶ時には肌触りやデザイン性など、いろいろなポイントがあると思います。

緒方:リアルな生活で着ていて、着心地にストレスがなくイージーケアができて、生活に寄り添えているかどうかが重要です。最初に思い浮かんだ編み地の立体感が出やすいかどうかも、素材選びのポイントになっています。さらに自分が大切にしたい部分が、環境のことに配慮されているかどうかです。

――25年春夏では一部にリサイクルナイロンを使い、環境負荷の少ない方法でビンテージ加工を施しています。環境に問題意識を持ったきっかけは?

緒方:アパレル業界で商談していると、ヨーロッパの糸は環境問題を意識したものが作られていると知ります。本当に環境に対して考えないといけない時代なんだと。同時に自分に子どもができたタイミングもあって、この子たちが大きくなった未来のことも考えるようになりました。私が小さい時からゴミの問題を小学校で習い、将来はいろいろなものが開発され、問題が全部クリアになるんだろうと、何となく想像していました。でも、今も状況はあまり変わってない印象で、この子たちが大きくなった時はどうなるんだろうと感じています。

――現在はドネーション(寄付)の活動もされています。

緒方:25年春夏の展示会でイベントを開催した時、サブラインみたいな形でグッズ的アイテムを作り、ドネーションとして販売しました。これは社会情勢を考えて医療活動の援助にあてていますが、今後も続けていきたいです。ドネーションだから買ってもらうのではなく、プロダクトがおもしろくて欲しいとなり、「実はドネーションなんだ」と感じてもらえるものが作れたらいいなと思っています。

実験的な技術と毎日の快適さが一つになったコレクション

――25年春夏コレクションのテーマについて教えてください。

緒方:「記憶すること」がテーマです。今回は形状記憶ができるような素材を使い、ブランド独特の編み方を洋服に記憶させる意味合いを持たせました。ストーンウォッシュ、レーザーでダメージ加工風に見せたニット、個体差があるスプレーペイントのデニムも作り、「オープン セサミ クラブ」が洋服自体にいろいろなものを記憶させていく部分と、買っていく人がその服を着ていろいろな記憶を重ねていく部分をテーマにしています。

――花を撮影した写真のファイルのサムネイル画像から生まれた、フラワーブロックシリーズが色鮮やか。デザインの発想は日常のシーンから得ることが多いのですか?

緒方:24年秋冬で作ったお花のジャカードは、私が着ていたカーディガンをポイっとして裏返った時に見えた始末がヒントになっています。古着だったので始末が今では見られないグチャグチャさでしたが、それが逆にかわいいと思ったことがきっかけでした。25年春夏で発表したレーザーでダメージ加工したニットは、子どもと影絵の遊びをしている時に「この感覚をダメージでやったらかわいいのかな?」と思い浮かんだものですし、何でもない時に「あっ」と思ったことをインスピレーションにしています。

――布帛アイテムにも取り組みジーンズを発表。色の表現が特徴的なボトムですが、これにはどんな加工が?

緒方:ジーンズは2型発表しました。キャッチーな見え方のジーンズはスプレープリントをしています。24年秋冬に発表した、ズレて見えるデザインのボトムが気に入っていたんですけど、同じ色だとディテールが分かりにくかったんです。そこで、「ズレ」を強調する加工を入れたいと思い、素材をウールからデニムに置き換えました。製品になったホワイトデニムを加工屋さんでスプレーペイントをしてもらい、高圧プレスで光沢を出しています。ジーンズをフラットに置いてペイントするので、着た時に生まれるズレがレイヤードのように見えるおもしろい加工になっています。

――展示会に並んでいたニットアイテムはすべて洗うことができて、アイロンいらずなんですね。

緒方:本当に毎日バタバタ過ごしているので、アイロン掛けやクリーニングが必要な服の出番が少なくなっています(笑)。さっと綺麗に着られて、おうちで簡単にお手入れできるものをすごい頻度で着ています。みなさん、家庭や仕事もあり、推し活もあったりとか、やっぱり忙しいと思いますし、「オープン セサミ クラブ」をどんどん着てもらいたい気持ちもあって、アイロンいらずにしています。今回の展示会ではスチーマーを1回も当てずに設営できて、なんかもう「自分ありがとう」という感じでした(笑)。

――現在の卸先は「伊勢丹新宿本店」「ビームス(BEAMS)」「ビューティ&ユース ユナイテッドアローズ(BEAUTY & YOUTH UNITED ARROWS)」「エストネーション(ESTNATION)」「ジャーナル スタンダード(JOURNAL STANDARD)」など、国内有数のセレクトショップも多いです。バイヤーからどんな評価を?

緒方:バイヤーさんとはいつも楽しく商談させてもらっていて、「かわいい」という声や、カラーが綺麗なこと、おもしろい編み地、おもちゃっぽい雰囲気を評価してもらっていますが、見た目に反する機能性、洗いやすさや着心地について説明していくと、さらに喜んでもらえています。素材を選ぶ時は見た目がかわいいのは当たり前で、出張へ行ったり、旅行に行ったりする時に自分が作った洋服を着たいと思っています。25年春夏も、出張先と旅行先でもまったくシワにならなくて、そのまま着られることが大切でした。

――今後はコラボレーションのように、誰かと組むことは考えていますか? また、これからブランドを成長させるために、取捨選択を迫られることもあり得るのではないかと思います。そこでブランドとして、ここだけは譲れないという点があったら教えてください。

緒方:本当に自分の作りたいものを大切にしていきたいです。今はブランド規模も小さいので、お客さんに何か楽しんでもらえるようなコンテンツを増やし、コンセプトや取り組みをたくさん知ってもらうファン作りができたらいいなと思っています。誰かと組む時は企業というよりは、身近に一人でもの作りの活動をしている人たちがいるので、そういう人たちと何かおもしろい取り組みがしてみたいです。おもしろいこと、新しいことにどんどん挑戦していきたいです。

PHOTOS:RIE AMANO

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「アトモス」が「ニューバランス」の旧正月を祝うコレクションを発売 「紫金飯店」とのポップアップも開催

「アトモス(ATMOS)」は、「ニューバランス(NEW BALANCE)」の2025年の中国旧正月を祝う“ルナー ニューイヤー コレクション(Lunar New Year Collection)”を発売した。

本コレクションでは、立体的なシルエットが特長のモダンな“ワープドランナー(WARPED RUNNER)”2型やクラシックなスタイルが魅力の“M1000LNY”、ブランドの誕生年を冠した“U1906RNY”、ハイブリッド型の“U740LN1”を5型のスニーカーをラインアップ。トレンド感のあるトーナルカラーをベースに、それぞれ“蛇”の要素を織り交ぜたデザインになっている。

“ワープドランナー”(2型)

“M1000LNY”

“U1906RNY”

“U740LN1”

ウエア

ウエアはジャケット、Tシャツ、スエットトップス、パンツをそろえ、ワンポイントに“蛇”のディテールを加えている。

ジャケット/メンズ

ジャケット/ウィメンズ

スエット/メンズ

スエット/ウィメンズ

Tシャツ/メンズ

スエットパンツ/メンズ

スエットパンツ/ウィメンズ

“紫金飯店 POP-UP”

また、本コレクションの発売に合わせて、東京・原宿に拠点を構える「紫金飯店」とタッグを組み、2025年の干支である蛇年をフィーチャーした「復活と再生」をテーマに紫金飯店ハラカド店で1月17日から2月9日までポップアップを開催する。“期間中、限定メニューとスクラッチキャンペーンを実施する。

■“紫金飯店 POP-UP” New Balance - Lunar New Year Collection with 紫金飯店
会場:紫金飯店ハラカド店
住所:東京都渋谷区神宮前6-31-21 東急プラザ原宿「ハラカド」5階
会期:1月17日〜2月9日
時間:11:00~23:00

■特典:「紫金飯店 スクラッチキャンペーン」
条件:紫金飯店で食事 or 限定メニューをご注文/1枚
A賞:New Balance Lunar New Year アパレル
B賞:atmos|紫金販店 オリジナルビアグラス
C賞:atmos|紫金飯店 オリジナルタオル
D賞:Lunar New Year クリアファイル
ハズレ:ハラカド・オモカドで使える500円OFF クーポン

LOOK

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ファレル・ウィリアムス率いる「ルイ・ヴィトン」、NIGO®とコラボ 2025-26年秋冬パリメンズコレで披露

LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)が擁する「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」は、1月21日(現地時間)に発表する2025-26年秋冬メンズ・コレクションでNIGO®とコラボレーションすることをブランドの公式インスタグラムで発表した。

23年2月に「ルイ・ヴィトン」のメンズ・クリエイティブ・ディレクターに就任したファレル・ウィリアムス(Pharrell Williams)は、以前からNIGO®と親交があり、03年にはストリートウエアブランド「ビリオネア ボーイズ クラブ(BILLIONAIRE BOYS CLUB)」や「アイスクリーム(ICECREAM)」を共に設立している。

「ア ベイシング エイプ®(A BATHING APE®)」の創業デザイナーであるNIGO®は21年9月、同じくLVMHが擁する「ケンゾー(KENZO)」のアーティスティック・ディレクターに就任した。なお、NIGO®は20年と21年、ファレルの前任者である故ヴァージル・アブロー(Virgil Abloh)が「ルイ・ヴィトン」メンズを率いていた時代に同ブランドと協業し、カプセルコレクションを発表している。

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ファレル・ウィリアムス率いる「ルイ・ヴィトン」、NIGO®とコラボ 2025-26年秋冬パリメンズコレで披露

LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)が擁する「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」は、1月21日(現地時間)に発表する2025-26年秋冬メンズ・コレクションでNIGO®とコラボレーションすることをブランドの公式インスタグラムで発表した。

23年2月に「ルイ・ヴィトン」のメンズ・クリエイティブ・ディレクターに就任したファレル・ウィリアムス(Pharrell Williams)は、以前からNIGO®と親交があり、03年にはストリートウエアブランド「ビリオネア ボーイズ クラブ(BILLIONAIRE BOYS CLUB)」や「アイスクリーム(ICECREAM)」を共に設立している。

「ア ベイシング エイプ®(A BATHING APE®)」の創業デザイナーであるNIGO®は21年9月、同じくLVMHが擁する「ケンゾー(KENZO)」のアーティスティック・ディレクターに就任した。なお、NIGO®は20年と21年、ファレルの前任者である故ヴァージル・アブロー(Virgil Abloh)が「ルイ・ヴィトン」メンズを率いていた時代に同ブランドと協業し、カプセルコレクションを発表している。

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「プラダ」野生の本能呼び起こすハイパーミックス 饒舌なラフ、寡黙なミウッチャ

「プラダ(PRADA)」共同クリエイティブディレクターのミウッチャ・プラダ(Miuccia Prada)とラフ・シモンズ(Raf Simons)は今、“本能”を呼び覚ますことに夢中なようだ。2025−26年秋冬メンズ・コレクションは、“壊れない本能(UNBROKEN INSTINCTS)”をキーワードに掲げた。25年春夏シーズンのウィメンズ・コレクションでは、アルゴリズムに影響されずに人間の生まれ持った感性による自己表現を称え、同シーズンの「ミュウミュウ(MIU MIU)」は、少女時代の本能への回帰がコンセプトだった。今回の“壊れない本能”について、ラフはこう説明する。「真剣に考えすぎず、感性に従ってコレクション制作に臨んだ。現代の世界では、自然発生的に生まれてくる人間らしいアイデアをより尊重すべきだと思うから」。

没入感のあるセット

ショー会場のプラダ財団(Fondazione Prada)には、見る者の“本能”を刺激する目的で、まるで映画のように没入感のあるセットを設営した。手掛けたのは、レム・コールハース(Rem Koolhaas)率いるAMOだ。単管パイプを使った仮説の足場で3フロアの立体的なセットを組み、足もとのコバルトブルーのカーペットには、オーストラリア出身の衣装デザイナーであるキャサリン・マーティン(Catherine Martin)がデザインした、アール・ヌーヴォーの花模様を描いた。ベルリンのナイトクラブのようなインダストリアルな雰囲気と、20世紀のフランスの舞踏会を想起させるフロアは、現実には交わることのない組み合わせである。会場に響き渡るのは、16日に死去した映像監督デヴィッド・リンチ(David Lynch)作品の挿入歌である、マイケル・ナイマン(Michael Nyman)の“Memorial”や、アンジェロ・バダラメンティ(Angelo Badalamenti)の”The Pink Room”のサウンドトラックだった。「一年前からこれらの曲をショーで使用したいと思っていた。このタイミングでの彼の訃報は偶然だった」とラフ。

感性に任せた多要素ミックス

パイプが入り組んだ空間に対し、ショーはシンプルなスタイルで幕を開けた。イカリのチャームが首元で揺れるブラウンのニットTシャツとブラックのスラックスを合わせ、足元をコットンキャンバス地を用いたフラワーモチーフのカウボーイブーツが飾る。シルエットは、ボクシーなテーラリングやオーバーサイズのコート、タイトなボトムスで作る逆三角形が中心。フワフワのシアリングやカーフヘアの装飾は今季を象徴するキーパーツで、アウターの襟とフードに加え、ブルゾンやボタンダウンシャツの下にも動物の毛を採用したトップスを忍ばせる。保温性の高いファーを備えたコートを素肌の上に纏う非論理的なスタイリングからは、妙に艶かしい人間性と官能性が香り立っていた。毛足の長いファーのショールは無造作で非対称なカットで、毛皮を装飾品としてではなく、寒さから身を守るためだけに使用していた野生の装いを想起させる。コレクションを通じて、人類の起源を辿るかのように。

タータンチェックのモチーフに、英国の壁紙やテーブルクロスに用いられるレトロなフラワーモチーフで英国要素を差し込みながら、袖のフリンジやクレセントポケットでトリミングしたセーター、ほとんどのルックの足元を飾ったウエスタンブーツでカウボーイのニュアンスも加えた。「カウボーイブーツがたくさんあったとしても、カウボーイブーツのように見せたくはない」と、ラフはあえて矛盾させたアイデアを説明する。グランジ風のガウンが登場すれば、グラムロック風のシルクのスキニーボトムが続き、終盤もパジャマやラウンジウエア、純白のタキシードと、要素に一貫性はない。無作為なスタイリングこそ今季の精神であり、アーカイブから踏襲したイカリやベースボール、バスケットボールを模したジュエリーにも明確な意図はない。あえて理由を言うなら、「本能的に引かれたから」。それがデザインにおいては十分な理由だと言わんばかりに、最後まで無秩序で、不合理で、カオスなルックが続いた。

「自分自身を制限するべきではない」

饒舌に語るラフの横で、ミウッチャはただ一言、「本能と人間性、情熱、そして非常に保守的になりつつある世界を、自分の手で抵抗しなくてはならない」と口にした。続けてラフが、「物事は、一緒になるはずがないように見える場合でも、一緒になることがある。私たちは自分自身を制限するべきではない。私たちが目指すのは、温かく、人間的で本能的でありながら、ある意味で美しく家庭的にすること」と付け加えた。

異質なアイテム同士で構成するルックや、終盤のファーやレザーの切れ端をつなぎ合わせたパッチワークからは、例え不均衡なバランスでも、支え合えば新たな価値観を生み出せること、ひいては団結のメッセージさえも感じられた。予定調和の未来ではなく、予測不可能でも心で感じる感性に従うことが、混沌とした現代社会を明るい未来へと導く二人が出した答えのようだ。何を選択しようとも未来は常に不透明だが、確かなのは、物事の根底を揺さぶる疑問を投げかけるのが「プラダ」の本能であることだ。

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上海っ子に大人気、旧フランス租界のお手頃なLAカジュアル「ブランディーメルビル」【ヒキタミワの「上海日記」】

1993年から上海在住のライターでメイクアップアーティストのヒキタミワさんの「上海日記」をスタートします。ファッションやビューティの最新トレンドや人気のグルメ&ライフスタイル情報を、ベテランの業界人目線でお届けします。1回目に取り上げるのは、イタリアで生まれ、米国LAで人気が爆発したカジュアルウエアブランド「ブランディーメルビル(BRANDY MELVILLE)」。感度の高さと全身コーデで1万円以下、というコスパの高さで人気のブランドです。

プラタナス並木や欧州様式の建物が並ぶ旧フランス租界に位置する全長たった862mの「安福路」には、スタイリッシュなカフェや海外ブランドのブティック、小さなギャラリーや劇場まで、人を魅了する内容がぎっしりと詰まっている。魅了する内容がぎっしりと詰まっている。東京の南青山というとイメージが伝わりやすいかもしれない。週末ともなれば、祭りのネリのようにごった返してしまうこの小さなストリートだが、その中でも特に注目を浴びているのが「ブランディーメルビル」という2009年にスタートしたイタリア発祥のファッションブランドだ。

ブランド名は「ブランディというアメリカ人女性とメルヴィルというイタリア人男性がローマで恋に落ちた」という物語に由来し、ロゴの中心に♡マークが描かれているのがその背景を象徴している。

「シンプルでありながらトレンド感を感じさせるスタイル」をブランドコンセプトに、カジュアルさの中にヴィンテージライクなエッセンスを取り入れ、ヨーロッパのフェミニンな要素とアメリカ西海岸のリラックスしたライフスタイルを融合させたスタイルを提案している。 店舗は3階建てで、総面積は約1000㎡、2~3階が売り場となっている。かなりの広さを白とナチュラルな木目を基調にし、ギターやレトロ調の絵画などを効果的に配置した店内のインテリアもまさにそのコンセプト通りだ。

取り扱っているアイテムはキャミソールやスウェット、セーター、ワンピース、アクセサリー、アンダーウェアなど多岐にわたり、淡いカラーリングを基調にゆったりとしたデザインからフィット感のあるものまで豊富にラインナップされており、どれもシンプルで着回しがしやすく、さまざまなコーディネートに対応できるのも魅力的だ。

主にZ世代をターゲットにした価格帯は比較的お手頃で、夏のコーディネートならば全身を1万円ほどで揃えられる設定になっている。そして特筆すべきは、展開されているのがなんと1サイズのみ(しかもほぼ「S」または「XS」に近い)ということ。服が自分に合わせるのではなく、自分が服にフィットしないといけないというハードルがそこに存在する。

ファッションアイコンのケンダル・ジェンナーやポップスターのアリアナ・グランデ、モデルで起業家のヘイリー・ビーバーなど、SNSなどで数多のセレブリティたちも日常のスタイルとして取り入れている。セレブ御用達なのにリーズナブルとくれば、「私も着てみたい」と思う女子が大量発生するのも頷ける。

現在はヨーロッパ、アメリカ、アジア、カナダ、オーストラリアなど複数の国と地域で展開しており、店舗数も100軒を超えている。2019年上海進出に続き、東京では2023年原宿に旗艦店をオープンした。こちらは上海店ほど大きくなく、上海店を知っている身としては少しがっかりしてしまう⋯⋯。

上海店は平日にも関わらず多くの来店者で賑わい様子が見られる。人気は衰えを知らず、今後も世界中で「ブランディガール」が増え続けるだろう。年齢にとらわれず、誰もが気軽に楽しめるこのブランドの可能性はまだまだ広がりそうだ。私が内緒で14歳の娘のブランディを拝借していることはここだけの秘密に!

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書道家・万美と「メシカ」のダイヤモンド 純度の高い自己表現とクラシックの接続

メシカ,MESSIKA,万美

2005年にフランスで誕生したジュエリーブランド「メシカ(MESSIKA)」は、クラシックなデザインが主流だったダイヤモンドのジュエリーを、革新的な発想で再解釈し、あらゆる場面に寄り添う身近な存在へと昇華させ、創業以来エッジのきいた、コンテンポラリーなデザインを提案し続けてきた。

創業者のヴァレリー・メシカ「メシカ」アーティスティックディレクターにとって、ダイヤモンドジュエリーは「時を超えて受け継がれるタイムレスな存在であり、個性やスタイルを反映させたファッション性に優れた存在でもある」という。世界中のセレブリティーから支持を集め、ケイト・モス(Kate Moss)やジジ・ハディド(Gigi Hadid)等とのコラボレーションなどでも知られている。

万美は伝統的な書道のスタイルにヒップホップやグラフィティからの影響を落とし込んだ“MAMIMOZI”で頭角を表し、書道の新しい魅力を広げてきた。加えて、日本の他にアメリカやヨーロッパ、アジア諸国など世界各地でイベントを開催し書道のパフォーマンスを披露。新たな魅力を広げている。

両者に共通するのは、伝統と未来の接点を模索している点だ。「メシカ」はダイヤモンドを筆頭にしたジュエリーメイキングの美学、万美は独自なスタイルの書道。それぞれの作品から、純度の高い自己表現と伝統的なルールを広げる活動の背景にある思いを紹介する。

個性を磨くために歴史と向き合う

メシカ,MESSIKA,万美

“ソー ムーヴ” イヤリング ホワイトゴールド 64万9000円
“ソー ムーヴ” リング ホワイトゴールド 47万3000円
“ムーヴ ノア” PMフルパヴェ バングル ホワイトゴールド 204万6000円

「私が書道を始めたのは9歳で、よくある小学生が『お習字を習いたい』というような興味からでした。当時は書道家の道を志していたわけでもなく、具体的にイメージし始めたのは17歳の時に担任との進路相談の時。書道と同じくらい美術も好きで得意だったことから美大進学も考えましたが、美術家よりも書道家の方が絶対数が少ないいので重宝されるんじゃないかと思って、大学の書道科に進学しました。それから、書道の基礎的な書き方を学び続けて、結果的にいくつか賞を受賞するようになって、徐々に違うアプローチに挑戦したいと漠然と思うようになりました。『表現』というか、芸術面へのアプローチを模索し始めました」。

メシカ,MESSIKA,万美

「私が書道を始めたのは9歳で、よくある小学生が『お習字を習いたい』というような興味からでした。当時は書道家の道を志していたわけでもなく、具体的にイメージし始めたのは17歳の時に担任との進路相談の時。書道と同じくらい美術も好きで得意だったことから美大進学も考えましたが、美術家よりも書道家の方が絶対数が少ないいので重宝されるんじゃないかと思って、大学の書道科に進学しました。それから、書道の基礎的な書き方を学び続けて、結果的にいくつか賞を受賞するようになって、徐々に違うアプローチに挑戦したいと漠然と思うようになりました。『表現』というか、芸術面へのアプローチを模索し始めました」。

メシカ,MESSIKA,万美

「そもそも書道家の基礎的な勉強は、それぞれの文字の歴史を学んで真似ることから始まります。何度も書き込んでいくうちに自分の得意、不得意な文字がわかってくるようになります。文字の誕生した経緯や歴史背景まで、深く掘っていくとそれぞれの時代から自分の心に受け継がれるような感覚で、文字に心が込められるようになる。さらに書き続けていくと当然、はみ出てくる部分があります。それが書道における個性だと考えています。好きな文字でも、苦手な文字でも、どれだけきれいに真似をしても人のくせは出てきますから。その時にどこまで自分のくせを表現するかの判断は、どれだけ文字の歴史を知っているかによります。個性とは先人の思いも含めた文字の歴史に、自分なりに見極めた表現を重ねることなんだと思います」。

メシカ,MESSIKA,万美

「そもそも書道家の基礎的な勉強は、それぞれの文字の歴史を学んで真似ることから始まります。何度も書き込んでいくうちに自分の得意、不得意な文字がわかってくるようになります。文字の誕生した経緯や歴史背景まで、深く掘っていくとそれぞれの時代から自分の心に受け継がれるような感覚で、文字に心が込められるようになる。さらに書き続けていくと当然、はみ出てくる部分があります。それが書道における個性だと考えています。好きな文字でも、苦手な文字でも、どれだけきれいに真似をしても人のくせは出てきますから。その時にどこまで自分のくせを表現するかの判断は、どれだけ文字の歴史を知っているかによります。個性とは先人の思いも含めた文字の歴史に、自分なりに見極めた表現を重ねることなんだと思います」。

領域を横断した表現を続ける理由

“マイ ツイン” イヤーカフ ピンクゴールド 31万9000円
“ムーヴ リンク” ネックレス ピンクゴールド 332万2000円
“ムーヴ クラシック” パヴェ ブレスレット ピンクゴールド 73万7000円
“マイ ツイン” トワエモア リング 0.40ct. 171万6000円

「個性を表現することって堅苦しかったり難しく捉えられがちですけど、私の場合は好奇心が起点になることがほとんどなのでシンプルです。例えば、『ドローンで夜空にLEDで文字を書いたらどんな風に見えるか』とか、今まで書いてこなかった素材で字を書くような興味。歴史や先人へのリスペクトという基礎ができていれば、人の目を気にせずとも応用の幅は無限に広がるんじゃないかな」。

領域を横断した表現を続ける理由

「個性を表現することって堅苦しかったり難しく捉えられがちですけど、私の場合は好奇心が起点になることがほとんどなのでシンプルです。例えば、『ドローンで夜空にLEDで文字を書いたらどんな風に見えるか』とか、今まで書いてこなかった素材で字を書くような興味。歴史や先人へのリスペクトという基礎ができていれば、人の目を気にせずとも応用の幅は無限に広がるんじゃないかな」。

メシカ,MESSIKA,万美

「もともと堅苦しいことに対しての反骨精神もありました。そこから距離を置いてみると場の空気感とか自分の感覚がさらに重要なんだと気付きました。今回のパフォーマンスでも書いている時の感情やスタジオの空気感、生っぽさは私にとって大切なこと。昔からヒップホップが好きで、ライブとかクラブに行った時にDJのつなぎが上手いとか、MCが個性的とかあるじゃないですか。それを書道で表現したいと思って。何かを受賞することもうれしいですが、それよりも空気や時間の流れを感じながら書く文字が一番自分らしいといえます。

そういった意味では、ダイヤモンド商の父の元からブランドを立ち上げた『メシカ』の成り立ちにも共感できます。『ダイヤモンドは堅苦しいものじゃなくて楽しんだ者勝ち』と話していたデザイナーのヴァレリーさんも似たような感情を抱いているような気もするし、ポジティブなデザインが生まれる理由の1つであるようにも思います」。

メシカ,MESSIKA,万美

「もともと堅苦しいことに対しての反骨精神もありました。そこから距離を置いてみると場の空気感とか自分の感覚がさらに重要なんだと気付きました。今回のパフォーマンスでも書いている時の感情やスタジオの空気感、生っぽさは私にとって大切なこと。昔からヒップホップが好きで、ライブとかクラブに行った時にDJのつなぎが上手いとか、MCが個性的とかあるじゃないですか。それを書道で表現したいと思って。何かを受賞することもうれしいですが、それよりも空気や時間の流れを感じながら書く文字が一番自分らしいといえます。

「そういった意味では、ダイヤモンド商の父の元からブランドを立ち上げた『メシカ』の成り立ちにも共感できます。『ダイヤモンドは堅苦しいものじゃなくて楽しんだ者勝ち』と話していたデザイナーのヴァレリーさんも似たような感情を抱いているような気もするし、ポジティブなデザインが生まれる理由の1つであるようにも思います」。

クラシックの枠を超える
先鋭性のバランス

メシカ,MESSIKA,万美

「今回のパフォーマンスの文字は力強い書体を選びました。西暦300〜600年くらいの中国北部で生まれた文字で、石に刻まれていたんです。そこはすごく寒い地域で人々の強い生命力を感じられる文字。今回の『メシカ』のジュエリーには、歴史を持ったダイヤモンドに対して自分の個性を主張しすぎるのではなく、透かして見えるくらいのバランスを感じたのでこの書体にしました。もともとダイナミックなデザインの印象がありましたが、今回身に付けたのはとても繊細な作品でした。かといって無個性ではなく、ダイヤモンドが動くデザインなど細かなところでしっかりとした主張があります。

書道でいえば、歴史を感じながらもどこか自分らしさが香ってくるようなバランスの良い文字が良い作品といえるのではないでしょうか。1点もののダイヤモンドもあるでしょうが、そこにデザイナーの個性を表現する上でのバランスこそが大事なのだと感じます」。

メシカ,MESSIKA,万美

「今回のパフォーマンスの文字は力強い書体を選びました。西暦300〜600年くらいの中国北部で生まれた文字で、石に刻まれていたんです。そこはすごく寒い地域で人々の強い生命力を感じられる文字。今回の『メシカ』のジュエリーには、歴史を持ったダイヤモンドに対して自分の個性を主張しすぎるのではなく、透かして見えるくらいのバランスを感じたのでこの書体にしました。もともとダイナミックなデザインの印象がありましたが、今回身に付けたのはとても繊細な作品でした。かといって無個性ではなく、ダイヤモンドが動くデザインなど細かなところでしっかりとした主張があります。

書道でいえば、歴史を感じながらもどこか自分らしさが香ってくるようなバランスの良い文字が良い作品といえるのではないでしょうか。1点もののダイヤモンドもあるでしょうが、そこにデザイナーの個性を表現する上でのバランスこそが大事なのだと感じます」。

メシカ,MESSIKA,万美

(左)“ムーヴ リンク” トラスフォーマブル イヤリング ホワイトゴールド 199万1000円
“ベビー ムーヴ” パヴェ ネックレス ホワイトゴールド 56万1000円
“ムーヴ テンス” PM ネックレス ホワイトゴールド 106万7000円
(右)“ムーヴ リンク” マルチ パヴェ リング ホワイトゴールド 56万1000円
“ムーヴ リンク” パヴェ ブレスレット ホワイトゴールド 213万4000円
“Dヴァイブス” ブレスレット MM 149万6000円

「ちなみに、今3カ月の娘の子育ての真っ最中なんですが、名前が「メシカ」と響きが似ていて。先日、香港に出張した時に、現地で声をかけてくれた時に、ほとんどの方が“メシカ”って呼んだんです。ちょうど、このお話をいただいた時も娘が横にいたので、『メシカだ!』って、すごいタイミングで驚いたし運命めいたものを感じました」。

メシカ,MESSIKA,万美

“ムーヴ リンク” トラスフォーマブル イヤリング ホワイトゴールド 199万1000円、“ベビー ムーヴ” パヴェ ネックレス ホワイトゴールド 56万1000円、“ムーヴ テンス” PM ネックレス ホワイトゴールド 106万7000円

メシカ,MESSIKA,万美

“ムーヴ リンク” マルチ パヴェ リング ホワイトゴールド 56万1000円、“ムーヴ リンク” パヴェ ブレスレット ホワイトゴールド 213万4000円、“Dヴァイブス” ブレスレット MM 149万6000円

「ちなみに、今3カ月の娘の子育ての真っ最中なんですが、名前が「メシカ」と響きが似ていて。先日、香港に出張した時に、現地で声をかけてくれた時に、ほとんどの方が“メシカ”って呼んだんです。ちょうど、このお話をいただいた時も娘が横にいたので、『メシカだ!』って、すごいタイミングで驚いたし運命めいたものを感じました」。

自由で大胆なデザインをレイヤードで楽しむ
“ムーヴ コレクション”

今回、万美が身につけたのは、ダイヤモンドがフレームの中で自由に動く“ムーヴ”で「メシカ」のアイコニックなコレクションの一つ。中でも、ブランドを象徴するデザインの三連のダイヤモンドはそれぞれ、“昨日”“今日”“明日の愛”を象徴している。パヴェのない"ムーヴ ウノ"はミニマルなデザインが特徴で、こちらも身体の動きにつれて揺れながら輝く。また、“ムーヴ”を再解釈した、“ソームーヴ”はパヴェダイヤモンドの縁取りで存在感を高める。いずれも、シングルでも他のモデルとの重ね着けでも、思い思いのスタイルで合わせられるのも「メシカ」らしい楽しみ方だ。

※価格は変動する可能性があります

今回、万美が身につけたのは、ダイヤモンドがフレームの中で自由に動く“ムーヴ”で「メシカ」のアイコニックなコレクションの一つ。中でも、ブランドを象徴するデザインの三連のダイヤモンドはそれぞれ、“昨日”“今日”“明日の愛”を象徴している。パヴェのない"ムーヴ ウノ"はミニマルなデザインが特徴で、こちらも身体の動きにつれて揺れながら輝く。また、“ムーヴ”を再解釈した、“ソームーヴ”はパヴェダイヤモンドの縁取りで存在感を高める。いずれも、シングルでも他のモデルとの重ね着けでも、思い思いのスタイルで合わせられるのも「メシカ」らしい楽しみ方だ。

※価格は変動する可能性があります

メシカ,MESSIKA,万美

万美/書道家
PROFILE:山口県出身。9歳から書道を始める。古典に立脚しながら、グラフィティと書道を同じ視覚的言語芸術として捉えた「Calligraf2ity」が注目を浴びる。DJ やラッパーとの協業や国内外のブランドとのコラボレーションを行っている。現在はアジアを中心に個展やパフォーマンスを開催している Instagram:@mamimozi

メシカ,MESSIKA,万美

万美/書道家
PROFILE:山口県出身。9歳から書道を始める。古典に立脚しながら、グラフィティと書道を同じ視覚的言語芸術として捉えた「Calligraf2ity」が注目を浴びる。DJ やラッパーとの協業や国内外のブランドとのコラボレーションを行っている。現在はアジアを中心に個展やパフォーマンスを開催している Instagram:@mamimozi

MODEL:MAMI
PHOTOS:YUKI OKISHIMA
STYLING:NATSUMI SATO
HAIR& MAKE UP:YOSHIKAZU MIYAMOTO(bNm)
EDIT:TAKAKO NAGAI
問い合わせ先
メシカジャパン
03-5946-8299

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「オニツカタイガー」からデニムが主役の新シリーズ“デニヴィータ”を発売 ローンチイベントも開催

「オニツカタイガー(ONITSUKA TIGER)」は、“デニム”に着想を得た新シリーズ、“デニヴィータ(DENIVITA)”を発表する。国内では1月29日に、「オニツカタイガー」限定店舗と公式オンラインストアで発売する。また同日、東京・青山のウォールアンドウォール(WALL&WALL)でローンチイベント(入場料:2000円)を開催する。

同シリーズは、「オニツカタイガー」のデニムと共に、明るく彩られた人生を歩んでほしいという願いを込め、“デニム(DENIM)”とイタリア語で人生を意味する“VITA”を合わせ、“DENIVITA”と名付けた。日本製のデニム生地を採用し、アイコニックなカラーとデザインが織りなすユニークなスタイルを展開する。

初登場となる2025年春夏シーズンは、ロックとクラシックの要素が融合した、タイムレスで個性的なスタイルが特徴だ。

デニムアイテムのラインアップは、ストレートやワイドシルエットのパンツ(4万6200円)をはじめ、スカート(4万1800円)やシャツ(4万6200円)、ハット(1万9800円)など。ブランドのアイコンカラーであるイエローのアイテムは、ベースとなるインディゴブルーの生地を丁寧にブリーチし、イエローの染料でオーバーダイすることで、イエローが際立つ独特な色合いを表現した。

デニム以外には、スエットシャツやTシャツ、シースルーとリブニットを組み合わせた2-in-1アイテム、やわらかな肌触りのニットウエアなど、カジュアルからエレガントなスタイリングまで、デニムを際立たせるアイテムがそろう。

アイテム一覧

ローンチイベント

1月29日に開催のローンチイベント、“エンジョイ ア ナイト オブ ミュージック&オニツカタイガー デニヴィータ シリーズ(ENJOY A NIGHT OF MUSIC & ONITSUKA TIGER DENIVITA SERIES)”は、80年代のロックなイメージにインスピレーションを得た世界観で、「オニツカタイガー」のデニムと共に特別な瞬間を楽しむことができる。完全事前予約制で「オニツカタイガー」公式アプリより申し込み可能。

イベント概要

◾️“エンジョイ ア ナイト オブ ミュージック&オニツカタイガー デニヴィータ シリーズ(ENJOY A NIGHT OF MUSIC & ONITSUKA TIGER DENIVITA SERIES)”

日程:1月29日
時間:21:00〜25:00(最終入場時間 24:00)
場所:ウォールアンドウォール(WALL&WALL)
住所:東京都港区青山3-8-19 フェスタ表参道ビルB1
入場料:2000円(ワンドリンク付き)

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ドーバー ストリート マーケット×VERDY 旧正月を祝う干支・蛇を描いたTシャツが登場

「ドーバー ストリート マーケット(DOVER STREET MARKET)」は1月24日、グラフィックアーティストのVERDYとコラボレーションしたTシャツを発売する。“ドーバーストリートマーケット ロンドン“と公式オンラインストアで取り扱う。価格は60ユーロ(約9600円)で、オンラインリリース時間は日本時間24日20:00だ。

同アイテムは、旧正月を祝い2025年の干支である蛇をVERDYのアイコニックなタッチで大胆にバックプリントした。前面には、旧正月を彷ふつとさせる赤字で“ドーバー ストリート マーケット”のショップ名をあしらった。

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「ギャップ」から桜モチーフの日本限定コレクションが登場

「ギャップ(GAP)」は日本の春を象徴する桜モチーフでデザインされた日本限定の“サクラ”コレクションを発売した。全国の「ギャップ」ストアおよび「ギャップ」公式オンラインストアで取り扱っている。

メンズは、アーチロゴフーディーやハーフジップスエット、ロゴTシャツ、ソックスをそろえ、ウィメンズでは、クルーネックスエット、フーディードレス、ベースボールキャップを用意。キッズは、メンズ・ウィメンズと同じデザインのクルーネックスエット、ロゴTシャツ、ソックス、ベースボールキャップを展開する。さらに、トドラーでは、キッズとおそろいのシブリングスタイルとしても楽しめるアーチロゴフーディー、クルーネックスエット、フーディードレス、ロゴTシャツ、ソックス、キャップ、ベビーからはロゴスエットのボディスーツと長袖のカバーオールを販売する。

アイテム詳細

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下着とウエアが融合した「アワワコール」×「アダム エ ロペ」第2弾 素材とパターンが進化しよりスタイリッシュに

ワコールが展開するファッションウエア「アワワコール(OUR WACOAL)」は1月20日、「アダム エ ロペ(ADAM ET ROPE)」とコラボレーションしたカップインウエア第2弾を発売する。

「アワワコール」は、ワコールによる下着とウエアの境界線をなくした上質なベーシックアイテムで構成。「アダム エ ロペ」の“洗練された心地よさと新しさで人の魅力や自信を引き出したい”という思いへの共感から、昨年7月に初のコラボレーションが実現した。コラボアイテムは、「アワワコール」の主力アイテムであるカップインウエア。第2弾では、第1弾に寄せられた消費者の声を元に、素材や着丈、着用感をアップデートした。素材は、より毛羽立ちにくく耐久性の高いものに変更し、パターンも調整し洗練されたシルエットを追求している。カップインベアトップキャミソールは、着丈を6cm長くし、より着やすくなった。

カラーはブラック、ホワイト、ダークブラウンの3色。“カップインチューブトップキャミソール”が8800円、“カップインベアトップキャミソール”が1万1000円。

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下着とウエアが融合した「アワワコール」×「アダム エ ロペ」第2弾 素材とパターンが進化しよりスタイリッシュに

ワコールが展開するファッションウエア「アワワコール(OUR WACOAL)」は1月20日、「アダム エ ロペ(ADAM ET ROPE)」とコラボレーションしたカップインウエア第2弾を発売する。

「アワワコール」は、ワコールによる下着とウエアの境界線をなくした上質なベーシックアイテムで構成。「アダム エ ロペ」の“洗練された心地よさと新しさで人の魅力や自信を引き出したい”という思いへの共感から、昨年7月に初のコラボレーションが実現した。コラボアイテムは、「アワワコール」の主力アイテムであるカップインウエア。第2弾では、第1弾に寄せられた消費者の声を元に、素材や着丈、着用感をアップデートした。素材は、より毛羽立ちにくく耐久性の高いものに変更し、パターンも調整し洗練されたシルエットを追求している。カップインベアトップキャミソールは、着丈を6cm長くし、より着やすくなった。

カラーはブラック、ホワイト、ダークブラウンの3色。“カップインチューブトップキャミソール”が8800円、“カップインベアトップキャミソール”が1万1000円。

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【2025年バレンタイン】「マリメッコ」からジェントルレッドの“ウニッコ”が彩るホームコレクションが登場

「マリメッコ(MARIMEKKO)」は2月3日、バレンタインを彩るジェントルレッドの“ウニッコ(Unikko)”のホームコレクションを発売する。全国のマリメッコストア、各オンラインストアで取り扱う。

同コレクションは、「マリメッコ」のアイコニックなフラワープリント“ウニッコ”がジェントルレッドに色付き、鮮やかな色彩と洗練されたプリントデザインで展開する。

マグカップやプレート、
ファブリックアイテムを用意

“ピイィルト ウニッコ”のテーブルコーディネートを華やかに彩るマグカップ(4180円)とプレート(4180円)は、グラフィカルなラインが際立ち、ミニマルで洗練された印象を与える。

また、ファブリックアイテムは、バッグ(7040円)、ポーチ(5500円)、デュベカバー&ピローカバーセット(3万800円)の3種がそろう。

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「エイポック エイブル イッセイ ミヤケ」がスパイバーと協業プロジェクトを開始 第1弾はベーシックな5ポケットパンツ

イッセイ ミヤケの「エイポック エイブル イッセイ ミヤケ(A-POC ABLE ISSEY MIYAKE)」は、バイオテクノロジーベンチャーのスパイバー(SPIBER)と協業する新たなプロジェクト“TYPE-XI Spiber project”をローンチした。2月1日には、同プロジェクトの製品第1弾となる5ポケット型ストレートパンツ(7万7000円)を発売する。

新素材の可能性を見出す協業プロジェクト

同プロジェクトは、新素材の特性を最大限に生かし、新たな素材の可能性を広げる取り組みを行うもの。タッグを組むスパイバーは、人工のタンパク質繊維素材の量産化を初めて実現するなど、革新的なソリューション提供する企業だ。

スパイバーが量産に成功した素材“ブリュード・プロテイン ファイバー”は、植物由来の原料をもとに同社独自の微生物発酵技術を用いて製造する新たな素材カテゴリー「プロテイン繊維」のひとつ。環境分解性を備えるほか、カシミヤやウールなどの動物由来の繊維と比較して土地や水の使用量の大幅な削減が見込めるため、次世代の素材として期待されている。

アイテム第1弾は
期待の新素材を使用したパンツ

今回は、同プロジェクトの製品第1弾としてスパイバーの“ブリュード・プロテイン ファイバー”を50%以上配合したベーシックなデザインの5ポケット型ストレートパンツを発売する。「エイポック エイブル イッセイ ミヤケ」青山、京都のほか、「イッセイ ミヤケ ギンザ / 442」、「イッセイ ミヤケ」丸の内で扱い、サイズは01、02、03をそろえる。

同パンツは、“ブリュード・プロテイン ファイバー”の糸と植物由来のポリエステル糸の縮率差を活かし、“スチームストレッチ技法”を用いてストライプ柄を表現。また、2種の素材を混紡することで実現した柔らかく快適な着心地と、素材本来の色味を生かしたカラーが特徴だ。

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トランプ米大統領の就任式 メラニア夫人は米ブランド「アダム リップス」のコートなどを着用

ドナルド・トランプ(Donald Trump)第47代米大統領の就任式が1月20日、ワシントンD.C.の連邦議会議事堂で行われた。メラニア・トランプ(Melania Trump)夫人は、米ブランド「アダム リップス(ADAM LIPPES)」のネイビー色のコートとペンシルスカート、白いブラウスと、やはり米ブランド「エリック ジャビッツ(ERIC JAVITS)」の帽子を着用した。

メラニア夫人は、通常のイベントでは「ディオール(DIOR)」「サンローラン(SAINT LAURENT)」「ドルチェ&ガッバーナ(DOLCE&GABBANA)」など欧州ブランドを選択することが多いが、今回は就任式とあり、米国ブランドでコーディネート。コートやスカートは全てリップス=創業デザイナーが今回のためにデザインし、ニューヨーク市内のアトリエで手縫いで仕上げたという。なお、2017年に行われたトランプ米大統領の前回の就任式で、メラニア夫人はラルフ・ローレン(Ralph Lauren)が手掛けたカスタムメードの水色のワンピースとジャケットを着用している。

バイデン前米大統領夫妻が選択したブランドは?

就任式に参加したジョー・バイデン(Joe Biden)前米大統領夫妻は、いずれも「ラルフ ローレン(RALPH LAUREN)」をチョイス。ジル・バイデン(Jill Biden)夫人はパープルのワンピースとコートを、バイデン前大統領はスーツに同じくパープルのネクタイを着用した。

また、J・D・ヴァンス(James David Vance)米副大統領の妻であるウーシャ・ヴァンス(Usha Vance)夫人は、やはり米ブランド「オスカー デ ラ レンタ(OSCAR DE LA RENTA)」のピンク色のアンサンブルを着用した。

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トランプ米大統領の就任式 メラニア夫人は米ブランド「アダム リップス」のコートなどを着用

ドナルド・トランプ(Donald Trump)第47代米大統領の就任式が1月20日、ワシントンD.C.の連邦議会議事堂で行われた。メラニア・トランプ(Melania Trump)夫人は、米ブランド「アダム リップス(ADAM LIPPES)」のネイビー色のコートとペンシルスカート、白いブラウスと、やはり米ブランド「エリック ジャビッツ(ERIC JAVITS)」の帽子を着用した。

メラニア夫人は、通常のイベントでは「ディオール(DIOR)」「サンローラン(SAINT LAURENT)」「ドルチェ&ガッバーナ(DOLCE&GABBANA)」など欧州ブランドを選択することが多いが、今回は就任式とあり、米国ブランドでコーディネート。コートやスカートは全てリップス=創業デザイナーが今回のためにデザインし、ニューヨーク市内のアトリエで手縫いで仕上げたという。なお、2017年に行われたトランプ米大統領の前回の就任式で、メラニア夫人はラルフ・ローレン(Ralph Lauren)が手掛けたカスタムメードの水色のワンピースとジャケットを着用している。

バイデン前米大統領夫妻が選択したブランドは?

就任式に参加したジョー・バイデン(Joe Biden)前米大統領夫妻は、いずれも「ラルフ ローレン(RALPH LAUREN)」をチョイス。ジル・バイデン(Jill Biden)夫人はパープルのワンピースとコートを、バイデン前大統領はスーツに同じくパープルのネクタイを着用した。

また、J・D・ヴァンス(James David Vance)米副大統領の妻であるウーシャ・ヴァンス(Usha Vance)夫人は、やはり米ブランド「オスカー デ ラ レンタ(OSCAR DE LA RENTA)」のピンク色のアンサンブルを着用した。

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「ムーンスター」の”エイトテンス”が「アーバンリサーチ ドアーズ」に別注 落ち着いたワントーンスニーカー

「アーバンリサーチ ドアーズ(URBAN RESEARCH DOORS)」は2月7日、「ムーンスター(MOONSTAR)」のプロダクトライン“エイトテンス(810s)”はに別注したスニーカー“スチューデン”(7700円)を発売する。「アーバンリサーチ ドアーズ」の店舗および、「アーバンリサーチ」の店舗、両公式オンラインストアで扱うほか、1月17日からオンライン限定で先行予約を受け付けている。2月上旬に発送予定だ。

統一感あるワントーンカラーの別注モデル

今回は、スタイリッシュさを意識したネイビーのワントーンカラーで制作。ヒールカウンターにはグレーを採用し、足元でのグラデーションが映えるよう仕上げた。シューレースは、デフォルトのネイビーにホワイトを加えた2セットが付属するほか、靴箱も別注仕様のネイビーで統一した。サイズは、ウィメンズが23.0〜25.0cm、メンズが25.5〜28.0cmを用意する。

また、今回はファーストシーズンにリリースしたグレーカラーの“スチューデン”も同日に予約、発売を開始する。

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「ムーンスター」の”エイトテンス”が「アーバンリサーチ ドアーズ」に別注 落ち着いたワントーンスニーカー

「アーバンリサーチ ドアーズ(URBAN RESEARCH DOORS)」は2月7日、「ムーンスター(MOONSTAR)」のプロダクトライン“エイトテンス(810s)”はに別注したスニーカー“スチューデン”(7700円)を発売する。「アーバンリサーチ ドアーズ」の店舗および、「アーバンリサーチ」の店舗、両公式オンラインストアで扱うほか、1月17日からオンライン限定で先行予約を受け付けている。2月上旬に発送予定だ。

統一感あるワントーンカラーの別注モデル

今回は、スタイリッシュさを意識したネイビーのワントーンカラーで制作。ヒールカウンターにはグレーを採用し、足元でのグラデーションが映えるよう仕上げた。シューレースは、デフォルトのネイビーにホワイトを加えた2セットが付属するほか、靴箱も別注仕様のネイビーで統一した。サイズは、ウィメンズが23.0〜25.0cm、メンズが25.5〜28.0cmを用意する。

また、今回はファーストシーズンにリリースしたグレーカラーの“スチューデン”も同日に予約、発売を開始する。

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「ドルチェ&ガッバーナ」のショーはフラッシュの嵐!パパラッチに追われる俳優たちの昼と夜

「ドルチェ&ガッバーナ(DOLCE&GABBANA)」は1月18日、ミラノで2025-26年秋冬メンズ・コレクションを発表した。今季のテーマは、著名人を追いかけ、スクープ写真を狙う「パパラッチ」。デイタイムとイブニングという2部構成のショーで、そんなパパラッチに追われる映画俳優たちのプライベートと表舞台での着こなしを描いた。

おなじみの自社会場メトロポールの中に入ると、中央にはレッドカーペットのような深い赤のランウエイ。ショーのスタートとともに幕が開くと、ランウエイ端のサイドに設けられたひな壇に、ブラックスーツ姿にカメラを携えた50人以上の“パパラッチ“が待ち構えていた。そんな中に登場したモデルたちは、彼らの掛け声や焚かれるフラッシュの光を浴びながら歩いていく。

デイタイムの装いが醸し出す「エフォートレスな魅力」

ファーストルックは、人工ファーコートにチャンキーなハーフボタンニット、バギーシルエットのジーンズ、黒のレースアップブーツを合わせた着こなし。ニットをパンツに入れるスタイリングは、ミラノで多くのブランドが提案するトレンドだ。その後もカギになるのは、人工ファーやシアリングを襟やライニングにあしらったデニムジャケットや構築的なテーラードコート、スエット地のフード付きパーカといったボリュームたっぷりのアウターと温かみを感じる手編みのニット、厚手のツイードを用いたテーラードアイテム。パンツもボリュームが要になり、ジーンズやカーゴ、タック入りスラックス、コーデュロイ、スエットまでをバギーなシルエットで打ち出している。

そんなデイタイムのキーワードは、「エフォートレスな魅力」。「ドルチェ&ガッバーナ」のメンズに欠かせないタンクトップやハンチング、レザージャケットといったアイコニックなアイテムや、スパンコールジャケットやレパード柄に見られるようなグラマラスなテイストを交えながら、リラックス感と色気が共存するカジュアルスタイルを表現している。

アクセサリーは、これまでより柔らかく風合いのあるレザーを用いてクタッと仕上げたり、クロコダイルの型押しを施したりしたレザーバッグが充実。特に世界を飛び回るスターたちの移動時を想起させるようなビッグサイズの提案が印象的だ。一方、足元は前述のレースアップブーツに加え、バックルのディテールが目を引くラギッドなブーツ、もしくはすっきりとしたシルエットのレースアップシューズやスニーカーを合わせる。

イブニングはレッドカーペットに映える華やかなサルトリアルック

そして、一旦暗転した後はイブニングへと移行。サルトリアの職人技術を存分に生かした端正なフォーマルルックに身を包んだモデルたちが登場する。中心となるのは、幅広のピークトラペルや程よく絞ったウエストが特徴のジャケット。そこにコットンやサテンのドレスシャツ、黒のボウタイ、シルクスカーフ、カマーバンド、前半同様にゆったりとしたシルエットで仕上げたドレープ感のあるパンツを合わせている。そんな美しいテーラリングはこの数年のショーでも度々フォーカスしてきた「ドルチェ&ガッバーナ」の真骨頂だ。そこに今季は、花や昆虫をモチーフにしたアンティークブローチ風のジュエリーパーツやゴールドとカラーストーンを用いたネックレスをプラス。その煌めきが、レッドカーペットにふさわしい華やかなムードを演出する。

セレブリティーやエンターテインメントの世界とのつながりも深い「ドルチェ&ガッバーナ」は、スターたちに思いを巡らせたコレクションを通して、カジュアルとフォーマルというブランドのもつ二面性を描きながら、その根幹にあるエレガンスの美学を見せた。

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「ブルーボトルコーヒー」が日本上陸10周年キャンペーンを実施 限定マグやトートが登場

ブルーボトルコーヒー(BLUE BOTTLE COFFEE)は2月6〜28日、日本上陸10周年を記念したキャンペーンを実施する。限定アイテムの発売やブルーボトルコーヒー カフェでドリップコーヒーとエスプレッソドリンクのシングルオリジンのオプション料金を無料にする企画など行う。

限定マグとトートバッグを発売

限定アイテムの“清澄ミニマグ”(容量:200mL、2310円)は、日本1号店、清澄白河フラッグシップカフェの名前を冠した “清澄マグ”のミニサイズ。レギュラーサイズ同様、「クラスカ ギャラリー&ショップ ドー(CLASKA Gallery & Shop 'DO')」とのコラボレーションで製作した。レギュラーサイズとセットした、“清澄マグセット”(5416円)も取り扱う。

数量限定で用意する“清澄トート -10周年エディション-”(9900円)は、日本初上陸時に販売した“清澄トート”のリバイバルアイテム。米・カリフォルニア発のバッグブランド「バグゥ(BAGGU)」とのコラボ製作で、リサイクルコットンを65%使用しており、手持ち・肩掛けの2ウエイで使用できる。表面には清澄白河フラッグシップカフェのイラストが描かれ、内側のタグには日本上陸10周年を記念した“BLUE BOTTLE COFFEE 10TH ANNIVERSARY IN JAPAN”の刺しゅうが施されている。

オプション無料の企画では、マイカップやマイボトルの持参でさらに20円の割引を受けることができる。同企画は、HUMAN MADE Cafe by Blue Bottle CoffeeとHUMAN MADE 1928 Cafe by Blue Bottle Coffeeを除く日本国内のブルーボトルコーヒー カフェで実施する。

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「ブルーボトルコーヒー」が日本上陸10周年キャンペーンを実施 限定マグやトートが登場

ブルーボトルコーヒー(BLUE BOTTLE COFFEE)は2月6〜28日、日本上陸10周年を記念したキャンペーンを実施する。限定アイテムの発売やブルーボトルコーヒー カフェでドリップコーヒーとエスプレッソドリンクのシングルオリジンのオプション料金を無料にする企画など行う。

限定マグとトートバッグを発売

限定アイテムの“清澄ミニマグ”(容量:200mL、2310円)は、日本1号店、清澄白河フラッグシップカフェの名前を冠した “清澄マグ”のミニサイズ。レギュラーサイズ同様、「クラスカ ギャラリー&ショップ ドー(CLASKA Gallery & Shop 'DO')」とのコラボレーションで製作した。レギュラーサイズとセットした、“清澄マグセット”(5416円)も取り扱う。

数量限定で用意する“清澄トート -10周年エディション-”(9900円)は、日本初上陸時に販売した“清澄トート”のリバイバルアイテム。米・カリフォルニア発のバッグブランド「バグゥ(BAGGU)」とのコラボ製作で、リサイクルコットンを65%使用しており、手持ち・肩掛けの2ウエイで使用できる。表面には清澄白河フラッグシップカフェのイラストが描かれ、内側のタグには日本上陸10周年を記念した“BLUE BOTTLE COFFEE 10TH ANNIVERSARY IN JAPAN”の刺しゅうが施されている。

オプション無料の企画では、マイカップやマイボトルの持参でさらに20円の割引を受けることができる。同企画は、HUMAN MADE Cafe by Blue Bottle CoffeeとHUMAN MADE 1928 Cafe by Blue Bottle Coffeeを除く日本国内のブルーボトルコーヒー カフェで実施する。

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「ブルーボトルコーヒー」が日本上陸10周年キャンペーンを実施 限定マグやトートが登場

ブルーボトルコーヒー(BLUE BOTTLE COFFEE)は2月6〜28日、日本上陸10周年を記念したキャンペーンを実施する。限定アイテムの発売やブルーボトルコーヒー カフェでドリップコーヒーとエスプレッソドリンクのシングルオリジンのオプション料金を無料にする企画など行う。

限定マグとトートバッグを発売

限定アイテムの“清澄ミニマグ”(容量:200mL、2310円)は、日本1号店、清澄白河フラッグシップカフェの名前を冠した “清澄マグ”のミニサイズ。レギュラーサイズ同様、「クラスカ ギャラリー&ショップ ドー(CLASKA Gallery & Shop 'DO')」とのコラボレーションで製作した。レギュラーサイズとセットした、“清澄マグセット”(5416円)も取り扱う。

数量限定で用意する“清澄トート -10周年エディション-”(9900円)は、日本初上陸時に販売した“清澄トート”のリバイバルアイテム。米・カリフォルニア発のバッグブランド「バグゥ(BAGGU)」とのコラボ製作で、リサイクルコットンを65%使用しており、手持ち・肩掛けの2ウエイで使用できる。表面には清澄白河フラッグシップカフェのイラストが描かれ、内側のタグには日本上陸10周年を記念した“BLUE BOTTLE COFFEE 10TH ANNIVERSARY IN JAPAN”の刺しゅうが施されている。

オプション無料の企画では、マイカップやマイボトルの持参でさらに20円の割引を受けることができる。同企画は、HUMAN MADE Cafe by Blue Bottle CoffeeとHUMAN MADE 1928 Cafe by Blue Bottle Coffeeを除く日本国内のブルーボトルコーヒー カフェで実施する。

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「ジョーダン ブランド」と八村塁のコラボスニーカー“エア ジョーダン 1 ロー ”が登場 桜、松、鶴を刺しゅう

ナイキ(NIKE)の「ジョーダン ブランド(JORDAN BRAND)」は、NBAロサンゼルス・レイカーズに所属する八村塁・選手とコラボレーションしたスニーカー“エア ジョーダン 1 ロー OG クレインズ(AIR JORDAN 1 LOW OG CRANES)”を1月25日に発売する。価格は2万3650円で、「ナイキ」の公式アプリ「SNKRS」などで取り扱う。

今作“エア ジョーダン 1 ロー OG クレインズ”は、2022年に制作された八村選手のプレイヤーエディションモデルをベースに採用している。アッパーには、日本を象徴する桜と松、鶴のグラフィックを刺しゅうし、サイドのスウッシュをブラックとメタリックゴールドの二重仕様にすることで彼の愛称“ブラックサムライ”を表現。また、インソールに日本の伝統的な檜垣文様の“八”をプリントしている。

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六本木ヒルズ展望台が「ユイマ ナカザト」とコラボイベント オートクチュールが天空に浮かぶ

六本木ヒルズ展望台 東京シティビューは1月22日〜2月16日、「ユイマ ナカザト(YUIMA NAKAZATO)」とコラボしたイベント“天空を纏う トウキョウ シティ ビュー × ユイマ ナカザト”を開催する。

唯一無二のアートピースが
東京の街並みに浮かぶ

会場では、東京タワーが見えるエリアに中里唯馬「ユイマ ナカザト」デザイナーがデザインしたドレス3着とそのドレスを写真家の蜷川実花が撮影した作品を、渋谷・新宿の眺望が見えるエリアには2023年に劇場公開した中里唯馬を特集したドキュメンタリー映画「燃えるドレスを紡いで」のトレーラー映像を展示。オートクチュールのアートピースと東京の景観が並ぶ空間を楽しむことができる。

また、2月3日から「ユイマ ナカザト」のブランド創立15周年を記念したイベント“ユイマ ナカザト展―砂漠が語る宇宙と巨大ナマズの物語は衣服に宿るか―” を同施設のスカイギャラリー2で開催する。25年1月末にパリで発表する最新コレクション“フェード(FADE)”の衣装作品や、モーツァルトのオペラ「イドメネオ(IDOMENEO)」に着想したコレクションなどを日本で初めて展示する。

来館の記念にフードやお土産も

さらに、同フロアのレストラン「ザ サン & ザ ムーン(THE SUN & THE MOON)」では、2月28日まで旬のイチゴとチョコレートをテーマにした華やかな“アフタヌーンティー”(7000円)を提供するほか、スーベニアショップ「東京シティビュー ショップ」では日本の伝統的な生活着である半纏をモチーフに葛飾北斎の作品を落とし込んだ“ダン―テン 葛飾北斎”(9900円)などを取り扱う。

イベント詳細

◼️“天空を纏う トウキョウ シティ ビュー × ユイマ ナカザト”

日程:1月22日〜2月16日
時間:10:00〜22:00(最終入館21:30)
場所:東京シティビュー スカイギャラリー1、スカイギャラリー3
住所:東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー 52階

◼️“ユイマ ナカザト展―砂漠が語る宇宙と巨大ナマズの物語は衣服に宿るか―”

日程:2月3〜2月16日
時間:10:00〜22:00(最終入館21:30)
場所:東京シティビュー スカイギャラリー2
住所:東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー 52階

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「私の服を愛してくださった方たちへ」 稲葉賀惠がデザイナー人生をまとめた著書を発売

「ビギ(BIGI)」「モガ(MOGA)」「ヨシエ イナバ(YOSHIE INABA)」を手掛けた稲葉賀惠デザイナーはこのほど、自身のデザイナー人生をまとめたバイオグラフィー「ヨシエ イナバ」(5500円)を発売した。今回の著書発売は、2月に2024年秋冬シーズンをもって「ヨシエ イナバ」を終了することを踏まえたもの。「私の服を愛してくださった方たち、それから服飾の世界を志す若い世代がもし手に取ってくれたらうれしいという願いを込めた」とあとがきに記している。全184ページで発行元は講談社。

幼少期から育んだ
ものづくりへのピュアな愛情

見どころは、戦争の傷跡が生々しく残る東京で稲葉がスターダムを駆け上がる姿だ。裕福な家庭に生まれ育ったために、周囲からのやっかみを受けながらも、親戚から届く海外製の服や、裁縫上手な母親が仕立てる洋服への憧れを止めることができない少女時代の稲葉は、引き寄せられるように服作りの世界へ魅せられていく。「原のぶ子洋裁アカデミー」でひたすらピン拾いをする日々や、「ジバンシィ(GIVENCHY)」や「ニナ リッチ(NINA RICCI)」といった当時日本に新しくできたオートクチュールメゾンのアトリエの門戸を叩いて断られる逸話など、挫折を味わいながらもたくましく立ち上がる様は、まるで1本の映画を観ているような気持ちになる。

デザイナーの鳥居ユキや元俳優の山東昭子らと出会った学生時代や、後にビギ社を共に立ち上げる菊池武夫との結婚生活などのプライベートなエピソードも盛りだくさん。21年に休刊した女性誌「ミセス」のモデル業といった稲葉のもう一つの顔も惜しみなくつづっており、デザイナーとモデルの経験からさらに服への造詣と愛を深める描写は、同氏のまっすぐな人柄を象徴している。

ブランドの過去のキャンペーンビジュアルや、ランウエイルック、アーカイブコレクションなど豊富なビジュアル資料も掲載。中でも、ウエアの緻密な縫製や刺しゅうが際立つ接写は美しく、テキストで多くの説明が掲載されていなくとも、稲葉の手しごとへの敬意がありありと伝わってくる。クリエイターを志す人だけでなく、自分の仕事へのモチベーションを高めたい人は必読の一冊になっている。

稲葉は1939年、東京・八重洲生まれ。文化学院美術科を卒業後、原のぶ子アカデミー洋裁学園で服づくりの基礎を学んだ。同校を卒業した翌年の64年、オートクチュール制作のアトリエを開く。70年には大楠祐二や「タケオキクチ(TAKEO KIKUCHI)」の菊池武夫デザイナーらと共にビギを設立し、ブランド「ビギ」を発足。その後、72年に「モガ」、81年に「ヨシエ イナバ」、88年に「レキップ ヨシエ イナバ(L’EQUIPE YOSHIE INABA)」を立ち上げた。女性の社会進出が進む中、いち早く働く女性のための洋服を打ち出し、タイムレスに着られる品のいいデザインと、上質な仕立てで支持を集めてきた。

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「バレンシアガ」が新作スニーカーを発売 ビンテージのランニングシューズを再解釈

「バレンシアガ(BALENCIAGA)」は新作のスニーカー“マンデー(Monday)”(14万6300円)を発表した。1月20日に「バレンシアガ」オンラインストアで先行発売する。

日常での多用途性にちなんで名づけられた“マンデー”は、本ブランド初のオールレザーのハイブリッドシューズ。レザーのアッパーと超軽量のテクニカルラバーソールを組み合わせることで快適さと履きやすさを追求している。また、ビンテージのランニングシューズをコンセプチュアルに解釈しており、切りっぱなしのエッジやはっきりとしたステッチ、意図的なダメージ加工といった特徴は、長年愛用し擦り切れたアイテムかのような印象を与えている。露出したステッチやラバーでできた“3B Suports”のシグネチャーが、このDIYの雰囲気を際立たせている。カラーはホワイト、ブラック、ピンク、イエロー、ブルーの5色展開。さらにウォーンアウトバージョンと加工の無い型の2種類を用意している。

アイテム詳細

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史上最悪のショーで怒りの幕開け 2025-26年秋冬メンズコレ取材24時Vol.1 

2025-26年秋冬コレクションサーキットが開幕しました。まずはメンズからのスタートで、イタリア・フィレンツェからミラノ、パリの3都市が続きます。「WWDJAPAN」は、大塚千践「WWDJAPAN」副編集長とパリ在住のライター井上エリ、そして藪野淳・欧州通信員の大阪出身“浪速トリオ”が現地でほぼ丸一日かけて総力取材します。注目ブランドのコレクション情報はもちろん、ショーの裏側やこぼれネタなど、愛のある正直リポートをお届けします。

16:00 「ピエール ルイ マシア」

1月17日に開幕したミラノ・メンズ・ファッション・ウイークのトップバッターは、前シーズンに「ピッティ・イマージネ・ウオモ(PITTI IMMAGINE UOMO)」でショーデビューを飾った「ピエール ルイ マシア(PIERRE-LOUIS MASCIA)」です。デザイナーはフランス出身のグラフィックデザイナー兼イラストレーターで、2007年にシルクスカーフのリーディングカンパニーとしてイタリアで著名なアキ-レピント社とタッグを組んでスタートしたブランドです。1900年代初頭のヨーロッパの文化や芸術家を着想源に、今季は「ますます暗く冷たい世界における官能的なものを探究した」といいます。

混沌とした現実世界から身を守るかのように、流れるシルクストールで優しく体を包み込むのが基本スタイル。アナログとデジタルの技術を混ぜ合わせ、描き直し、再構築したというモチーフが重なり合い、アール・ヌーヴォーの彫刻、着物風のガウン、ヴィクトリア朝のリボンと、時代も国境も超えてコラージュして、異国情緒を漂わせます。フォークロアなムードに、ショーツやキャップ、サッカーユニホーム風のスポーティーな要素を融合し、あくまで日常着としてのリアルな提案を目指します。知的でメランコリックな芸術家、世界を放浪する遊牧民、燭台を持ったモデルからは、神殿の守護神のようなさまざまなキャラクターが浮かび上がります。共通するのは、体を抱擁するスカーフが醸し出す優しさ。強いモチーフや色が多すぎると目まいを引き起こしそうなものですが、うまくまとまっているのはグラフィックデザイナー兼イラストレーターとしての経験が生きたバランス感覚なのでしょう。エキゾチックなモチーフで勝負するにはすでに強敵が多いようにも思いますが、今季のミラノ・メンズ開幕を飾るショーとしては見応えのある内容でした。

18:00 「イーヴォ」

次は、アウターに強いファクトリー発ブランド「イーヴォ(HEVO)」初のプレゼンテーション会場に向かいました。同ブランドは2010年にアウターブランドとして設立後、19年にリブランディングして、現在はトータルのスタイルを提案します。ゆえに、世界観を立体的に見せるプレゼンテーション形式の発表は念願でした。得意のアウターはベーシックなモデルで10万円前後と昨今の市場では手頃で、日本でも大手百貨店やセレクトショップでの取り扱いにより認知度も広がっているそうです。

質実剛健なメルトンアウターはイージーフィットでリラックスしたエレガンスを演出し、化繊のアイテムをインナーに取り入れてスポーティーな快活さも加えます。今シーズンは多くのブランドが提案しているボルドーやテラコッタをアクセントカラーに据え、英国調のヘリテージな素材感のアイテムも増えています。スタイル提案という点ではまだまだ洗練できそうな余地はありましたが、品質と価格帯のバランスを実際に手に取って確かめることができて、日本でも定着しつつある理由が分かりました。

19:00 「ブルネロ クチネリ」

次は、「ブルネロ クチネリ(BRUNELLO CUCINELLI)」のショールームへと足を運びます。同ブランドといえば、思慮深いテーマ選びとワードセンスでグッと引き付けるのが特徴で、これまで着る人を幸せにする服を意味する“ジェントル・ラグジュアリー”や、本能や直感を大切にしようという意を込めた“アクツ・オブ・インスティンクト”を提案してきました。そして今季は“アナムネシス(Anamnesis)”という、あまり聞きなじみのない言葉をテーマに掲げます。日本語で“想起”と訳す概念は、古代ギリシャの哲学者で思想家プラトン(Platon)が打ち出した、「人間の魂は肉体に宿る前に天界で眺めていたイデア(知覚を超越した場所に存在する純粋な理念)を想起することによって真理を認識する」というもの。ううん、分かるようで分かりません。サブタイトルの“生まれ持った本能のリミックス”は、哲学に親しみのない人にもしっくりきそうです。

今シーズンのキーとなるのはサブタイトル通りの“リミックス”で、得意のテーラリングをさまざまな要素と合わせてエレガントに仕立てます。例えば、プリンス・オブ・ウェールズ・チェックやチェルシーブーツといった英国的要素、カウチンニットやトレッキングブーツでカントリームード、デニム・オン・デニムやウエスタンベルトでアメリカンカジュアルなどです。スタイリングは、シルクのネクタイやブレザーに取り付けた金ボタンの艶やかさを、マットな生地に重ねて質感の差を楽しむ提案も洗練されています。さらに、カラーコンビネーションが今季を特徴づけます。バーガンディーやサファイアブルーといった深みのある色彩を、あえてベージュやオフホワイトと合わせた高彩度のニュアンスで遊びます。

「本能のままにアイテムをリミックスし、自由な着こなしを楽しもう」という提案を感じました。会場でゲストを出迎えた創業者のブルネロ・クチネリさんは、深い紫色のマットな質感のジャケットをまとう姿が勇ましく、オーラを放っていました。エレガントなコレクションと、ホスピタリティー感じる絶品ケータリングで、心もお腹も満たされ次へ向かいます。

20:00 「PDF」

「ブルネロ クチネリ」で終わっていれば良かったのです。過去最悪な「PDF」のショーにさえ行かなければ、ミラノ・メンズは順調なスタートを切れていたはずでした。コレクション取材を続けている勘で何となく嫌な予感はしたものの、初参加ブランドということもあり、百聞は一見にしかずの気持ちで現地に足を運びます。到着すると、エントランスはゲストでごった返しています。しかしストリートウエア&カルチャー系ブランドあるあるなので、その点では全く動じません。問題は、最後に待っていたのです。

「PDF」は2023年設立の若いブランドで、ミュージシャンの衣装制作などで評価を上げたドメニコ・フォルミケッティ(Domenico Formichetti)が手掛けます。イタリア版「ERL」というイメージでしょうか。会場に到着すると、フォルミケッティ=デザイナーへの期待の高さは場内の雰囲気ですぐに伝わりました。ショー前にバックステージ方向から鳴り響いた「オウオウオウオウ」という猿の惑星のような雄叫びは聞かなかったことにして、心穏やかにショーを開始を待ちます。最前列のシートには黒いマスクが置いてあったものの、そういうチーム感的な演出に乗る気分ではなかったので、そっと端に寄せました。

鼓膜を突き刺す爆音ヒップホップと共にモデルが登場すると、そのパワープレーに引き込まれていきます。スポーツやヒップホップ、スケートボードなどのカルチャーをパンパンに詰め込んだ巨大なアイテムは、強めの加工感でその迫力をより増幅します。「ナパピリ(NAPAPIJIRI)」コラボのアノラックも、スプレーを吹き付けたかのようなカルチャーミックス感で、来場した若いゲストたちの視線を引きつけます。好き嫌いはさておき、フォルミケッティ=デザイナーはスタイル作りがうまい。そう感心していたのも束の間、地獄はフィナーレに待っていました。

照明が強く点滅し始めると、顔を布でぐるぐる巻きにした数人が登場し、ランウエイのセンターに配置していた壁にスプレーアートを始めるではないですか。当然シンナー臭が会場に充満し、喉の痛みで呼吸するのが辛いほど咳き込む人も複数いました。一瞬で終わってくれたらまだ良かったものの、延々と描き続けているのでシンナー臭はさらに強まっていき、隣のゲストは身の危険を感じて後方に避難します。空いたシートに視線を向けると、先ほど端に寄せた黒いマスクが目に入り、そういうことかと気付いてすぐに装着します。強い光の点滅と、マスクを越しでも襲ってくるシンナー臭で意識がもうろうとする中、最後には警察が出てきて集団が逃げていくという茶番で、コレクション取材史上最悪な拷問時間が終わりました。

一刻も早く退場したかったので小走りで出口に向かうと、フォルミケッティ=デザイナーがバックステージから胴上げされながらランウエイ上に現れ、その波にのまれて、リーグ制覇のような胴上げに完全に巻き込まれてしまいました。むしろ胴上げに参加して、ヤクルトスワローズの若松勉監督のように一回転させてやろうかと想像するぐらい怒り心頭でしたが、「オイッ!オイッ!オイッ!」と叫ぶキッズたちをかわして脱出します。さんざんなショーをたくさん見てきたつもりだったのに、上には上がいるものです。せっかく服はかっこいいのに、演出面でいうと、かっこよくもなければ、面白くもない。今後も演出過多のショーを続けるならば、共感してくれるお仲間のみでどうぞ。

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「スナイデル」×「アディダス オリジナルス」 “サンバ XLG”から限定カラーを発売

「スナイデル(SNIDEL)」は1月29日、「アディダス オリジナルス(ADIDAS ORIGINALS)」に別注したスペシャルコレクション全3型を発売する。全国の店舗で取り扱う。また1月22日12時から公式オンラインストアおよびECデパートメントストアのウサギオンライン、マッシュストアアプリで先行予約販売を開始する。

同コレクションでは、“アディダス オリジナルス トラックジャケット”(1万3200円)、“アディダス オリジナルス トラックパンツ”(1万2100円)、“アディダス オリジナルス サンバ XLG”(WHT/BLK、各1万7600円)を用意する。

「アディダス オリジナルス」の定番アイテムを限定カラーで用意

“アディダス オリジナルス トラックジャケット”と“アディダス オリジナルス トラックパンツ”は「スナイデル」限定カラーをそろえる。トラックジャケットは、ツヤのある生地を採用しているため、ワンピースやスカートと合わせるとフェミニンな着こなしができる。裾にスリットファスナーが入ったトラックパンツはゆったりとしたワイドなシルエットでエフォートレスかつカジュアルに着こなせる。ビジュアルには橋下美好を起用した。

「アディダス オリジナルス」の人気モデル“サンバ”をベースに、サッカーとスケートボーディングのカルチャーに影響を受けデザインをアップデートさせた“サンバ XLG”から「スナイデル」限定カラーのブラックとホワイトが登場する。柔らかな足あたりのパッド入りのシュータンと厚底でボリューム感のあるシルエットが足元にアクセントを与える。

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「スペルガ」がハローキティとコラボ 赤のサテンリボンがキュートな2モデルを発売

イタリアの老舗スニーカーブランド「スペルガ(SUPERGA)」は1月22日、ハローキティをデザインしたキャンバススニーカー2種を限定発売する。サンリオ公式ショップと「スペルガ」日本公式オンラインショップで取り扱う。

同コラボは、誕生100周年を迎えた「スペルガ」のアイコンシューズ、“2750”のホワイトキャンバスにハローキティのモノグラムをプリントしたモデル(サイズ:22.5-25.5cm、1万6500円)と、登山靴に着想を得たラグソールの“ALPINA”のブラックキャンバスにキティの赤いリボンやリンゴの刺しゅうを施したモデル(サイズ:22.5-25.5cm、1万8700円)の2種をラインアップする。

“2750”モデル

“2750”のモデルは、赤のサテンリボンがポイントで、ホワイトのコットンシューレースも付属する。

“ALPINA”モデル

“ALPINA”のモデルは、キティの体重を表すリンゴ3個を刺しゅうした。ブランドロゴの上からキティが顔をのぞかせるシュータンのラベルがアクセントになっていて、赤のサテンリボンのほかに、ブラックのコットンシューレースも付属する。

両モデルとも、スペシャルデザインのペーパーでシューズを包み、キティのスペシャルボックスが付属する。

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【2025年バレンタイン】「ピエール・エルメ・パリ」とアーティスト・三浦大知がコラボ 阪急限定のマカロンが登場

阪急うめだ本店は1月20日〜2月14日、年に一度のチョコレートの祭典“阪急バレンタインチョコレート博覧会2025”を開催する。4階コトコトステージ41では、2月5~14日の期間、「ピエール・エルメ・パリ(PIERRE HERME PARIS)」を特集する。

同イベントのスペシャル企画として、ファッションやグラフィックなど幅広い分野で活躍するアーティスト・三浦大地とコラボレーションした“マカロン 6個詰め合わせ ダイチ ミウラ”(3564円)を販売する。三浦大知のイラストを施した“アンフィニマン ジャスミン”や阪急限定の“オペラ”など6種のマカロンを詰め込んだ。同商品はオンラインでも取り扱う。なお、期間中に店頭で7000円以上の購入でオリジナルステッカーを進呈する。

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「グッチ」が新たなショップウィンドーコンセプトを発表 ブランディングをグローバルに強化

「グッチ(GUCCI)」はこのほど、“エンドレス・ナラティブ(Endless Narratives、無限の物語)”と名付けた新たなウィンドーコンセプトを発表した。これは単なるウィンドーディスプレーではなく、オブジェやさまざまなアイデア、ブランドの物語などが織りなす、無限の可能性を表現するものだという。

ウィンドーに設置した深いブルーグリーンの鏡張りのブックシェルフには、書籍や小さな彫像、「グッチ」のアーカイブモチーフを象ったブックエンドなどを並べ、ブランドのクリエイティブな世界観を表現。光と鏡の相互作用により、ウィンドーの中にどこまでも続くように見える詩的な空間を生み出した。

また、本コンセプトでは著名なイタリア人アーティスト、ルカ・ピニャテッリ(Luca Pignatelli)とのコラボレーション作品も取り入れた。同氏が手掛けた80点の作品は、銅版画の技法やコラージュによって日常的なマテリアルを意味のあるオブジェへと変容させ、“エンドレス・ナラティブ”に芸術的な深みをもたらしつつ、「グッチ」のウィンドーが表現するテーマ“永続性と進化”と共鳴。ほかのオブジェとの組み合わせにより、無限の解釈を呼び起こす狙いがあるという。

「ブランディングに関する非常に重要なプロジェクト」

1月1日付で就任したグッチのステファノ・カンティーノ(Stefano Cantino)新最高経営責任者(CEO)は、「これはブランディングに関する非常に重要なプロジェクトだ。ウィンドーコンセプトを通じてブランドのイメージをより全体的に提示し、そのアイデンティティーにスポットライトを当てている。1921年の創業以来、卓越したラグジュアリーを定義してきたブランドとしてのポジションを再確認しつつ、次の100年においても引き続き業界を形作る存在であることを表現した」と説明。「ブックシェルフは、幅広く多様な要素を織り込みつつ、『グッチ』の世界観やストーリーを伝える独自のプラットフォームとして機能する」。

ブックシェルフに置かれたさまざまなオブジェは、通行人や顧客が思わずウィンドーを覗き込みたくなるようにする仕掛けだという。同氏は、「小売店のショーウィンドーは静的であることが多いが、よりダイナミックかつイマーシブな体験へと変えていきたい。さまざまな意味を持つオブジェやアイデアの中に『グッチ』のアイコニックなアイテムや新作を置き、それらが交じり合うことで、商品のストーリーはさらに豊かになる。このプロジェクトは、ラグジュアリーリテールの可能性を拡大するもので、先進的なビジョンをタイムレスな表現で提示している。伝統と革新をシームレスにブレンドする『グッチ』らしいものだ」と語った。

ほぼ全ての直営店に導入

「グッチ」は世界で500以上の直営店を運営しており、新コンセプトによるウィンドーディスプレーは順次展開していく。まず、ミラノ、パリ、ロンドンの旗艦店からスタートし、1月中にその他の欧州、中東、北米、南米、日本、韓国のほか、オーストラリアとニュージーランドの一部の店舗にも導入する。2月には、香港とマカオを含む中国の店舗に拡大する予定。

同氏は、「この新たなウィンドーコンセプトは、過去のコンセプトと比べて2倍以上の規模で展開し、ほぼ全ての直営店に導入する」とコメント。店舗ごとにディスプレーは少しずつ異なるほか、商品やコレクションによってオブジェなども随時入れ替え、コンセプトの鮮度を保つという。「現地の雰囲気やカルチャー、コンテクストに合わせて変えられるのがこのコンセプトの強みの一つ。各店のウィンドーをダイナミックなカンバスとし、グローバルでのナラティブを維持しつつ、ローカルの豊かなカルチャーを反映できる。各国の顧客とのつながりをいっそう強化し、『グッチ』ブランドの世界規模での共鳴をさらに増幅するだろう」。

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「ジンズ」がロサンゼルスに新店をオープン デジタルを活用し新たな顧客体験を提供 

「ジンズ(JINS)」は1月17日、アメリカ・ロサンゼルスのアボットキニー通りに新店舗「ジンズ アボット キニー店(JINS Abbot Kinney店)」をオープンした。同店は、グローバル展開の加速の起点となる、デジタルを活用した新しい顧客体験構築の実験店として運用する。

また、ロサンゼルスで発生した山火事での被災地支援として1月17~19日のロサンゼルス地域4店舗の売り上げ全額を現地支援団体へ寄付する。同ブランドは、2010年に中国で海外1号店を出店したのち、15年にはアメリカ、台湾、18年にはフィリピン、香港へ進出。24年11月末時点で世界765店舗を誇る。

ロサンゼルスの空気感と日本の伝統を融合した新店

今回は、同エリアに出店するにあたり茶室をはじめとする日本特有のこぢんまりとした居心地の良いスケール感や素材感を表現。店舗設計は、建築家ユニットの髙濱史子、小松智彦が務めたほか、サービスとの関わり方などのエクスペリエンスデザインは井上修輔が担当した。中央のディスプレー什器には、ヒノキに“なぐり加工”のような凹凸を施した天板とジンズ創業の地である群馬県前橋市の街並みにゆかりのあるレンガを組み合わせたものを採用。既存の外観と調和するように仕上げた。

また、店内には電子タグと二次元コードのついた商品が並び、顧客は自身のスマートフォンから商品の二次元コードをスキャンし、ウェブ上で必要事項を入力することで受付が完了。店舗スタッフと相談してレンズの種類を選んだ後、会計、フィッティングを済ませ退店。加工後の商品は、自宅もしくは店内ロッカーで受け取るというデジタルを活用したサービスでオペレーションの効率化を図る。

オープン記念の限定アイウエアケースや
アメリカで唯一のカスタマイズサービスも展開

また、同店ではオープンを記念して、限定のアイウエアケースを用意する。ロサンゼルスのハンドメードレザーブランド「キルスペンサー(KILLSPENCER)」がこのためにデザインし、ロサンゼルスで制作したアイウエアケースとアイウエア4点を収納できるトラベルケースを販売する。

さらに、「ジンズ」各国の旗艦店でしか体験できないサービス“ワタシ ノ イッピツ―カスタマイズ マイ オウン アイウエア―”も同店では展開。日本の伝統的な美学を体現するアイウエア“ジンズ イッピツ”に、日本の卓越した技術から生まれた“インナーリム”を組み合わせ、より自分らしい一本を追求できるカスタマイズサービスを提供する。

■ジンズ アボット キニー店
住所: 1227 Abbot Kinney Boulevard,Venice, CA 90291
営業時間: 11:00〜19:00

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「ルイ・ヴィトン」から90年代のラゲージデザインに着想を得たバッグや日本限定財布などを発売

「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」は、新たなマヒナ・ブルーム パーフォレーションで仕上げたウィメンズ新作バッグや財布、バケットデザインのウィメンズ新作バッグ“オール・イン”を発売した。

1990年代のラゲージの内装にあしらわれていたデザインから着想を得たシリーズ

同コレクションは、1990年代のメゾンのラゲージの内装にあしらわれていたメゾンオリジナルの“マル・モノグラム”から着想を得た新たな“マヒナ・ブルーム パーフォレーション”で仕上げた新作バッグや財布をそろえる。

“ブロッサム PM”(65万4500円)は、パーフォレーションで表現したモノグラムフラワーがバッグ全体にプリントされたフェミニンな色使いと淡いゴールドカラーのメタルパーツが特徴だ。鮮やかな色使いが目を惹く“ベラ”(65万4500円)は、カーフレザーにパーフォレーションで表現したモノグラムフラワーをあしらい、ラウンド型のコインパースを飾る。

日本限定のコンパクトで機能的な財布2型も登場

そのほか、日本限定の財布“ポルトフォイユ·イリス コンパクト”(15万700円)と“ジッピー·ウォレット”(21万100円)も発売する。“ポルトフォイユ·イリス コンパクト”は1990年代に登場したメゾンオリジナルのマル・モノグラムから着想を得たフローラル・モチーフを内装の淡いピンクが引き立てる。“ジッピー·ウォレット”は、カーフレザーにゴールドカラーのメタルパーツでアクセントを効かせ、ピンクのラインイングを施した。複数のポケットやカードスロットに加え、内側には3つのコンパートメントを備えた機能的でシックなデザインが特徴だ。

バケットデザインの新作バックコレクションも

バケットデザインの機能性とデザイン性を兼ね備えたウィメンズ新作バッグ“オールイン”はメゾンのトランク制作の伝統をオマージュした。

“オール・イン BB”(44万3300円、42万4600円、38万6100円)は、シグネチャーの“パドロック”とネームタグをあしらった収納力に優れた折りたたみ式のデザインが特徴だ。“オール・イン GM”(42万4600円)はノートパソコンなどを収納できるスペースを備えたデザインで留め具によってオープンとフラットなスタイルが楽しめる2ウェイデザインだ。そのほか、1月31日発売で現在オンライン先行予約を受け付けている“オール・イン BB”(44万3300円)と“オール・イン GM”(46万3100円)が登場する。

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「アミ」5年間で世界での売り上げ10倍 Z世代が夢中になる理由

「アミ(AMI)」の好調が続いている。東京・表参道に2024年11月に期間限定で開いた“ル カフェ アミ(LE CAFE AMI)”は連日の行列で、その顔ぶれの多くを若年層が占めている。日本の他に、アジアやヨーロッパでもZ世代からの人気が高く、世界のどの都市を歩いても同ブランドのアイコニックなハート型モチーフ“アミ ドゥ クール(AMI DE COEUR)”を目にする機会が多くなった。若者がキャッチーなモチーフを身に着ける理由は、アレクサンドル・マテュッシ(Alexandre Mattiussi)=創設者兼クリエイティブ・ディレクターによるクリエイションと、ニコラス・サンティ・ウェイルCEOによるビジネスのバランスがとれているからだろう。“親やすいラグジュアリーブランド”として進化を続けるブランドのビジネスについて、サンティ・ウェイルCEOに聞いた。

「アミ」は“生きた”ブランドである

WWD:近年は売上高が連続で倍増に近い急成長を続けている。ビジネスの現状は?

ニコラス・サンティ・ウェイル=「アミ」CEO(以下、サンティ・ウェイル):コロナや戦争の影響があったにも関わらず、2019年から23年までの5年間で世界での売り上げは約10倍になり、23年の売上高は3億ユーロ(約487億円)を超えた。世界での店舗数も73に増え、従業員も700人以上になっている。これは、グローバルなラグジュアリーブランドとして確立するために、長期的な視点で「アミ」らしいストーリーを積み重ねてきた結果だろう。“ラグジュアリーブランド”というと親近感がないように感じることもあるが、私たちはラグジュアリーとフレンドリーは両立できると信じている。ティーンエイジャーだろうと、65歳だろうと、今を生きるあらゆる人を歓迎するブランド、そして楽しく、ライフスタイルを感じられるようなブランドでありたい。みんなに「アミ」ファミリーに加わってほしいし、私たちが取り組んでいることや、大切にしているものを知ってほしい。そして、「アミ」は雑誌やメディアの中だけで目にするブランドではなく、実際に着て、友人と体験を共有するような“生きた”ブランドだ。

WWD:特に、若い世代から支持されている印象だ。実際に表参道のポップアップストアには、若者が行列を作っている姿を目にする。若年層の心を掴めた理由をどのように分析しているか?

サンティ・ウェイル:若い世代にとって、ブランドを選ぶことは自分の“第二の皮膚”となるものを選ぶことであり、意思表明のようなもの。自分が身に着けるものに対して、知らないふりはできないだろう。だから、日本であっても、フランスやイギリスであっても、若い顧客は手掛けているデザイナーのことも含めブランドについてより深く知っている。また、私たち自身も彼らにたくさん伝える努力をしてきたから、リーチできたのだと思う。彼らが大切にしているのは、楽しい生活を送ること。美しい服を求めてはいるが、それだけではなく、「アミ」ファミリーの一員になりたいと思ってくれているし、私たちが提案する価値に共鳴している。Z世代にとって服を購入することはストーリーの一部にすぎず、ブランドが提供する生き生きした体験を欲しているのだと思う。例えば、コーヒーを飲んだり、アイススケートを楽しんだりといったようにね。

服と体験を通して
人々をハッピーにしたい

WWD:ブランド設立からは14年目になる。さらなる発展を目指していくための次のステップは?

サンティ・ウェイル:ウィメンズウエアとアクセサリーの強化で、互いにリンクしていると考えている。もともと「アミ」は設立から約10年間、メンズウエアのみを手掛けてきた。ただ、当時から顧客は女性が40〜50 %を占めていたこともあり、ウィメンズウエアをゆっくりと段階的に始めてからは素晴らしい結果を出している。アクセサリーも私たちにとっては新たなカテゴリーであり、まだ売り上げ全体の10%に満たない。しかし、バッグやレザーグッズが充実したギンザ シックスの素晴らしい店舗がある日本をはじめ、急速に成長中だ。実際、新作バッグを発売すると、結果がしっかりと数字に表れる。ウィメンズウエアとレザーバッグを中心としたアクセサリーはどちらもまだスタートしたばかりではあるが、大きなポテンシャルを秘めていると考えている。

WWD:現在開催中のポップアップストアも盛況だが、日本で好調を維持している理由をどう捉えているか?

サンティ・ウェイル:日本では、小さなショップ・イン・ショップからブランド体験のためのより大きな店舗へと進化してきた。また、コロナ禍直前の19年にはナイトクラブで仲間との集いのようなパーティーを開いたり、今回のポップアップではコーヒーを販売したりと、特別な体験を提供することもある。その全てが成功に貢献していると思う。というのも、フランス人である私からすると、日本の顧客はディテールにこだわりがあり、服でも食べ物でもクオリティーを大切にしている。なので、私たちも今回のようなポップアップストアを作る時には、店内に設置する郵便受けのデザインや、訪れた人を幸せな気分にする小さな要素にまで日本人レベルの注意深さを持って取り組んでいる。大切なのは、まず自分たちをハッピーにすること。そうすることで、私たちの顧客をハッピーにできる可能性が高まると思う。

日本の出店計画と今後の展望

WWD:それは「アミ」全体の考え方や戦略にも通じるものか?

サンティ・ウェイル:グローバルで考え方や戦略は同じだ。私たちは常に一生懸命に取り組んでいるが、ファッションに革命を起こそうとは考えていないし、ファッションの未来を根本的に変えたいという野心はない。私たちが目指しているのは、私たちがデザインし、販売する服で人々をハッピーにすること。人々を迎え入れ、服を通して、そして私たちが提案できる体験を通して、幸せにしたい。文化や国の違いがあっても、ハッピーでありたいという思いは誰もが持っているもの。例えば、身なりを整え、自分の着ている服を気に入った朝、鏡に映る自分やオフィスに向かう自分を見て、笑顔がこぼれる。そして、自信と笑顔を持って出社すれば、その幸せは周りの人にも広がっていく。そんな伝播が私たちの目標であり、ミッションだ。

WWD:表参道のポップアップストアは、期間限定とは思えないほどの作り込みでインパクトがある。今後、表参道エリアへの旗艦店オープンを計画しているか?

サンティ・ウェイル:もちろん今後の計画の一つではあるが、急ぎたくはない。日本は私たちにとってトップ市場であり、最優先で考えている。オプションはいくつかあるが、今回のポップアップを見ても分かるように、私たちはこだわりが強い。大きな投資であり、日本の顧客やパートナーへのメッセージ発信という点でも重要な旗艦店となれば、なおさらだ。だからこそ、大家と直接話し合い、公正な取引のもと、驚きに満ちた美しく居心地の良い店を作り上げたい。そのため、しっかりと物事を進めるための時間をとり、ふさわしい場所を選び、適切なストーリーテリングの方法を考え、完璧なチームを作らなければいけない。何か一つでも欠けたら、いいプロジェクトにはならないだろうからね。

表参道ポップアップは期限延長

表参道の“ル カフェ アミ”は、連日の好評につき出店期間を3月2日まで延長している。約135平方メートルの店内は細部まで作り込んだパリのカフェのような空間で、1階と2階の2フロアで営業している。カフェスペースではアメリカーノやカフェラテを提供しており、フレンチトーストなどのパンも並ぶ。

アイテムはメンズとウィメンズ、アクセサリーを含む限定コレクションをラインアップするほか、“アミ ドゥ クール”のカップやマグカップも数量限定で販売中だ。

INTERVIEW&TEXT:JUN YABUNO
問い合わせ先
アミ パリス ジャパン
03-3470-0505

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「無印良品」の世界最大店舗が3月1日に奈良県にオープン 新業態「本と喫茶」を併設

良品計画は3月1日に、「無印良品」の世界最大となる大型店「無印良品 イオンモール橿原」をオープンする。同店は、大規模増床工事を進める奈良県橿原市の複合商業施設「イオンモール 橿原」の新規増床エリアに立地し、売場面積は2024年11月4日に閉店した「無印良品 イオンモール橿原」の約10倍(8201㎡)となる予定だ。世界最大の売場面積となる広い店内では、無印良品の衣食住の幅広い商品を暮らしのシーンごとに分けて9つのゾーンで展開する。

また、無印良品製品の回収対象をさらに家具、生活雑貨、服飾雑貨にまで大きく広げ、無印良品初の取り組みとしてリユース商品の販売対象を拡大する。店内併設のリペア工房では、日本や世界の古家具を修理・メンテナンスし販売する等、資源循環型の新たな拠点として挑戦していく。

新業態「本と喫茶」

「無印良品」では初となる試みの一つとして、10万冊がそろう「橿原書店」と「Cafe&Meal MUJI」が融合した新業態「本と喫茶」を併設する。「橿原書店」では、新刊、話題書、定番書をラインアップし、地域に必要な品ぞろえを提供する。また、店内には企画コーナーを常設し、地域の人が集まって楽しめるきっかけを提供する。「Cafe&Meal MUJI」では、近隣地域の食材を生かしたおにぎりや丼ぶり、挽き立てのコーヒーやアイスクリームに加えて地域で親しまれているお茶などを提供。全ての食事やドリンクはテイクアウトすることも可能だ。

■「無印良品 イオンモール橿原」
オープン日:3月1日
住所:奈良県橿原市新堂町189-1外(仮)

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【スナップ】「プラダ」ゲストに学ぶ魅惑のVゾーン 冬スタイルを制する微差の作り方

「プラダ(PRADA)」は、ミラノ・メンズ・ファッション・ウイークで現地時間1月19日に、2025-26年秋冬メンズ・コレクションを発表した。小雨が降る中、会場に駆けつけた来場者の装いはVネックセーターやカーディガンの着用率が高く、Vゾーンに白いTシャツやシャツを見せてわずかなニュアンスを加えるスタイリング巧者が多かった。トップスのシルエットは着丈が短くタイトで、ボトムスはゆったりしたボリュームが主流だった。モチーフは控えめで、ダークトーンなアウターのVゾーンに、ビビッドなイエローやグリーン、レッドを差し込むコントラストが特徴だ。「プラダ」25年春夏メンズ・コレクションの着用者も多く、パンツに圧着したベルトや、シワやゆがんだボーダーのプリント、レイヤード風セーターなど、トロンプルイユ(だまし絵)の技巧を凝らした装飾も目立った。

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オーディオブランド「シュア」がオリジナルスニーカーを開発 ポッドキャスターを支援

オーディオブランド「シュア(SHURE)」は次世代のポッドキャスターを支援するため、ラッパーであり人気ポッドキャスト番組「奇奇怪怪」のパーソナリティーを務めるTaiTanがクリエイティブディレクションを手がけた世界初の「シュア」オリジナルスニーカー“イグナイト ザ ポッドキャスターズ(IGNITE the Podcasters)”を開発した。

デザインは戸田健太が担当

今回の“イグナイト ザ ポッドキャスターズ”のデザイン・設計・制作を手掛けたのはシューズアーティストの戸田健太。「シュア」のブランドカラーである「イグニッショングリーン」とブラックで構成されたアッパーには、メッシュファブリックをカバーするエナメルウィンドウを採用した。

また、前後で大きく分かれたビッグシルエットのソールユニットに特殊加工を施すことで、歩行を重ねてアウトソールが摩耗するとシリアルナンバーが出現する仕様に。そのシリアルナンバーは、「シュア」の“MV7i スマートマイクロホン&インターフェース”と引き換えられるという斬新な仕掛けを施している。

なぜスニーカーを制作したのか?

なぜ「シュア」がスニーカーを制作したのか。クリエイティブディレクターを務めたTaiTanは次のように語る。

「“イグナイト ザ ポッドキャスターズ”というスニーカーを『シュア』と共につくりました。ポッドキャスターを目指す人専用のスニーカーです。おそらく世界初でしょう。
面白いポッドキャスト番組には必ず、パーソナリティーが自分の足で体験してきたエピソードが詰まっています。誰かから借りてきたよそ行きの言葉ではなく、自分が歩き回って獲得した言葉と熱が、ふんだんに詰まっています。だから話者が歩けば歩くほど、番組 が面白くなるのだと思います。
と、すれば、みんなが歩きたくなる仕組みをつくれば、面白い番組が増えるのではないかと思いました。そこで、“イグナイト ザ ポッドキャスターズ”です。
なんとこのスニーカー、履いて歩くだけで『シュア』の高性能マイクがもらえるのです。どういうことか。歩けば歩くほどソールが剥がれ、そこに隠された秘密のシリアルナンバーをゲットすると、マイクと交換できる仕組みになっているのです。
つまり、歩くだけで『シュア』のマイクがもらえて、しゃべるネタも見つかる、というわけです。太っ腹すぎないですか。
世界で数量限定。新年にポッドキャスト始めたいと思っていた人、やめようかなと頓挫しそうになっていた人、番組を面白くしたい と思っていた人、誰でも応募待っています」(TaiTan)。

オリジナルムービーは、PERIMETRON のメンバーとしても活躍するmesoism、キービジュアルとロゴはAsahiNa、ムービー音楽はFranz K Endo、スニーカーボックスデザインはKumpei Nakatake、フォトグラファーはKohei Kawataniが手掛けた。

応募方法

応募方法は、以下の応募フォームに必要事項を入力して応募完了となる。応募期間は1月20日〜2月11日まで。抽選で5人に「シュア」オリジナルスニーカー“イグナイト ザ ポッドキャスターズ”をプレゼントする。また、1月28日から2月5日には東京・乃木坂のwhatever studioで展示会も実施。展示会場では、「奇奇怪怪」コラボの特別グッズも販売する。

https://btnb.f.msgs.jp/n/form/btnb/n6MSEXeskGwFkQbsa6JXh

※同スニーカーはハンドメイドのため、応募フォームに入力したサイズと一致するサイズの用意が難しい場合あり。その場合、入力したサイズに最も近いサイズのスニーカーをプレゼント。
※賞品の発送をもって当選発表。
※シリアルナンバー引き換え製品は“MV7i スマートマイクロホン&インターフェース”。
※スニーカー当選者に限りシリアルナンバー送付にて引き換え可能。
※シリアルナンバーの送付方法はスニーカーに同梱された案内書類を要確認。

■“イグナイト ザ ポッドキャスターズ”展示会
日程:1月28日から2月5日
時間:12~21時 ※2月5日最終日のみ18時まで
会場:乃木坂whatever studio
住所:東京都港区六本木7-2-8

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トランプ次期米大統領夫妻がワシントンに到着 メラニア夫人は「ディオール」のコートを着用

ドナルド・トランプ(Donald Trump)次期米大統領とメラニア・トランプ(Melania Trump)夫人は1月18日、同月20日(現地時間)の大統領就任式を前に首都ワシントンD.C.に到着した。

メラニア夫人は「ドルチェ&ガッバーナ(DOLCE&GABBANA)」の白のパンツスーツに「ディオール(DIOR)」のグレーのコートをチョイス。トランプ次期大統領と同行した息子のバロン・トランプ(Barron Trump)は、いずれもダークスーツに白いシャツ、ネクタイにゴールドのカフスボタンを着用した。なお、メラニア夫人はホワイトハウスに飾られる公式ポートレート用の撮影でも「ドルチェ&ガッバーナ」のダークスーツを着用したという。

大規模な集会や慰霊行事に参加

トランプ次期大統領夫妻は18日夜、ワシントン近郊にあるトランプ・ナショナル・ゴルフクラブ・ワシントンD.C.(Trump National Golf Club Washington D.C.)でレセプションパーティーを開催した。19日には屋内競技場キャピタル・ワン・アリーナ(Capital One Arena)で大規模な集会を開催し、支持者を前に演説。“アメリカ第一主義”の下、厳しい移民政策などを打ち出す姿勢を示した。

また、トランプ次期大統領夫妻らは同日、アーリントン国立墓地で行われた慰霊行事に参加し、無名戦士の墓に献花。この際、メラニア夫人は「ディオール」のケープコートに「クリスチャン ルブタン(CHRISTIAN LOUBOUTIN)」のブーツを着用した。

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【2025年バレンタイン】代々木上原の和洋菓子店「小楽園」が摩訶不思議な体験イベントを開催 巨大な山脈からチョコレートを“掘削”!

アートディレクター・アーティストの矢島沙夜子が手掛ける和洋菓子店「小楽園」は2月16日まで、バレンタインイベント“小楽園のチョコレート山脈 -今は昔の山物語-”を代々木上原で開催する。チョコレートでできた巨大な山脈から“山のかけら”を削り出し、猫の“からくり人形”が購入者の元まで運ぶという、摩訶不思議な体験を届ける。

バレンタインイベントは昨年スタートした。今年のテーマは、「日本の山々」。日本の古いおとぎ話を着想源に、たぬきの里や火山、さるかに合戦のその後、山頂のバク、白竜の泉、桃源郷の猫のオリジナルストーリーをチョコレートの山岳地帯に仕立てた。それぞれに異なる物語や見た目、味、食感を楽しめる。ストーリーはミニブックにして商品と共に渡す。

摩訶不思議な「玉手箱」購入体験

“TAMATEBAKO”(好きな山のかけら3種、3200円※数量限定)の注文時には、まず山脈地図を見ながら6種の異なる山や泉から好きな山岳地帯を2カ所選択。さらに、日に何度も噴火する“こんぺいとう火山”から吹き出した2種の“こんぺいとう噴石”から好きなものを1種選ぶ。注文に応じ、その場で“掘削員”が“チョコレート山脈”から“山のかけら”を削り出し、猫の“からくり人形”が購入者の元まで商品を届ける。

“山のかけら”を詰める特製の桐箱は玉手箱をモチーフにし、オーロラ色の紋様がきらめく。タッセルのついた色とりどりの紐や、幻の里をイメージしたチャームなど、今回のイベント限定の飾り“OKAZARI”(330円〜)でカスタムが可能だ。

さらに、イベント期間限定で店内壁面にホットチョコレートが流れる蛇口を設置。“小楽園の蛇口 一杯”(500円)と題し、ビロードのような口当たりの濃厚なホットチョコレートを、秘伝の竹のカップに注いで提供する。またイベント期間中は、ティーサロンの営業と一部テイクアウト商品の販売を休止する。“TAMATEBAKO”の購入は当日受け付けもあるが、時間帯整理券の事前予約を推奨する。
>イベント特設ページ

「小楽園」とは

「小楽園」とは、クリエイティブスタジオ、クローカ(KLOKA)に所属するアートディレクター・アーティストの矢島沙夜子が手掛ける和洋菓子店。同氏はファンタジックで物語性のある作風を特徴とし、映像やグラフィック、フード、プロダクト、ファッション誌のディレクションなど幅広い分野で活動。2023年、代々木上原に「小楽園 TEA SALON & BOUTIQUE」をオープンした。和の素材とモチーフを使った新たな切り口の日本のお菓子を製作するほか、浮世離れした装飾が特徴のティーサロンでは台湾茶やホットチョコレート、和風チャイなども提供する。アイコニックな“山菓子”は、富士山や八丈島、利尻山など日本の山々をモチーフに、手のひらサイズに細密に再現。山が位置する土地の特産品を使用するなど、食材にもこだわっている。

■小楽園のチョコレート山脈 -今は昔の山物語-
日程:1月18日〜2月16日
時間:12:00〜20:00※期間中のみ特別営業時間(通常時は〜19:00)
場所:小楽園 TEA SALON & BOUTIQUE
住所:東京都渋谷区元代々木町10-9

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「ウールリッチ ブラック レーベル バイ トッド スナイダー」2025-26年秋冬メンズ・コレクション

「ウールリッチ ブラック レーベル バイ トッド スナイダー(WOOLRICH BLACK LABEL BY TODD SNYDER)」が2025-26年秋冬メンズ・コレクションを発表した。

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「マーキュリーデュオ」×「マリークヮント」第1弾 ビジュアルには中町綾を起用

マークスタイラーが運営するウィメンズブランド「マーキュリーデュオ(MERCURYDUO)」は2月7日、「マリークヮント(MARY QUANT)」とのコラボアイテムを発売する。同アイテムは、「マーキュリーデュオ」の店舗と同社のEC「ランウェイチャンネル」、「ゾゾタウン」で扱うほか、オンラインでは1月17日から先行予約を受け付けている。2月中旬に発送予定だ。

春らしい素材を使用したワンピースやニットなど9型をリリース

同コラボでは、“自分らしさ”をテーマに全17型をラインアップ。第1弾の今回は、「マーキュリーデュオ」で人気のワンピースに「マリークヮント」のアイコンであるデイジーを散りばめた“デイジーフロッキープリントドッキングニットワンピース”(1万9800円)や、胸元の大きなロゴが目をひく“異素材パフスリーブニット”(9350円)、シンプルなデザインで日常使いしやすい“デイジーロゴキャップ”(5500円)など、軽やかで春らしい印象のアイテム9型をリリースする。

なお、同コラボの第2弾は、3月13日に発売を予定する。

キャンペーンビジュアルはユーチューバーの中町綾を起用

キャンペーンビジュアルには、雑誌「キャンキャン(CanCam)」の専属モデルでユーチューバーの中町綾を起用。特設ページでは、同コラボのアイテムを用いたスタイリングを公開する。

特設ページ

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「マーキュリーデュオ」×「マリークヮント」第1弾 ビジュアルには中町綾を起用

マークスタイラーが運営するウィメンズブランド「マーキュリーデュオ(MERCURYDUO)」は2月7日、「マリークヮント(MARY QUANT)」とのコラボアイテムを発売する。同アイテムは、「マーキュリーデュオ」の店舗と同社のEC「ランウェイチャンネル」、「ゾゾタウン」で扱うほか、オンラインでは1月17日から先行予約を受け付けている。2月中旬に発送予定だ。

春らしい素材を使用したワンピースやニットなど9型をリリース

同コラボでは、“自分らしさ”をテーマに全17型をラインアップ。第1弾の今回は、「マーキュリーデュオ」で人気のワンピースに「マリークヮント」のアイコンであるデイジーを散りばめた“デイジーフロッキープリントドッキングニットワンピース”(1万9800円)や、胸元の大きなロゴが目をひく“異素材パフスリーブニット”(9350円)、シンプルなデザインで日常使いしやすい“デイジーロゴキャップ”(5500円)など、軽やかで春らしい印象のアイテム9型をリリースする。

なお、同コラボの第2弾は、3月13日に発売を予定する。

キャンペーンビジュアルはユーチューバーの中町綾を起用

キャンペーンビジュアルには、雑誌「キャンキャン(CanCam)」の専属モデルでユーチューバーの中町綾を起用。特設ページでは、同コラボのアイテムを用いたスタイリングを公開する。

特設ページ

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【2025年バレンタイン】「メゾン キツネ」のカフェがバレンタイン限定メニューを販売

「メゾン キツネ(MAISON KITSUNE)」が運営するカフェ キツネ(CAFE KITSUNE)は、バレンタイン限定メニューを発売した。カフェ キツネ青山店と渋谷店、京都新風館店、岡山ロースタリー店で提供する。

バレンタイン限定メニュー
チョコレートドリンクやキツネサブレなど

限定メニューは、フランボワーズリキュールにクーベルチュールチョコレートを合わせたホットドリンク“ストロベリーチョコレート”(イートイン950円/テイクアウト850円)と、ハートを模したチョコレートのクッキータルトに、洋梨のコンポート、ヴァローナ社のクーベルチュールチョコレートの生地を焼いた“チョコレートフラン”(900円)、グリオットチェリーとピュレで作ったコンポートジュレに、黒胡麻とミルクチョコレートのクリームを合わせた“キツネケーキ(黒胡麻)”(900円)、トリコロールカラーやフランス語で“愛”を表す“Amour“とあしらったバレンタイン仕様の“キツネサブレ”(550円)をラインアップする。各メニューの販売期間や販売店舗が異なるため、公式サイトを要確認。

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ニューバランス24年12月期の売上高は過去最高の1兆2246億円 4年連続で成長率20%以上

ニューバランス(NEW BALANCE)の社長兼CEOであるジョー・プレストン(Joe Preston)は先日、アメリカ・ニューヨークで開催された全米小売業協会(National Retail Federation)の年次総会で、同社が2024年を好調な形で締めくくったことを明らかにした。

プレストン社長によると、24年12月期の売上高は前期比20%増の78億ドル(約1兆2246億円)に達し、4年連続で成長率20%以上を記録。同社は、今後数年以内に“100億ドル(約1兆5700億円)ブランド”に成長することを目標に掲げている。「率直に言って、私たちは望めばさらに大きくなることも可能だが、過剰供給を避けるため、卸先を選択し管理している」とプレストン社長。なお、同社は上場しておらず、利益などは非公開。

24年の成功の背景には、人気商品の展開や大谷翔平をはじめとしたアスリートとの強力なパートナーシップだけでなく、卸先とのパートナーシップへの戦略的投資がある。米国の人気スニーカー・スポーツウエア専門店であるフットロッカー(FOOT LOCKER)のメアリー・ディロン(Mary Dillon)CEOも全米小売業協会の総会で別のセミナーに登壇したが、そこで「ニューバランスはフットロッカーの収益に多大なる貢献を果たしている」とコメント。

これを受けてプレストン社長は、「フットロッカーとディロンCEOは、長年にわたるニューバランスの素晴らしいパートナーであり、今日でも私たちの最良の顧客のひとつだ」と語り、続けて「私たちがアメリカや世界中の市場を管理する方法は、私たちが望む形でブランドを確実に展開すること。例えば、店舗の隅で取り扱われているようでれば、ニューバランスの接点が無くなる。だからこそ小売業者と連携し、店頭でもオンラインでもブランドが輝けるようにしている」と説明した。

さらに、異なる地域でビジネスを成長させるためには、「グローバルに考え、ローカルに行動する」というアプローチが重要だと強調。ニューバランスは現在、事業の35%を北米で、残りの65%を世界中の国々で展開しているが、今後ブランドのメッセージや販売体験の80%を全ての地域で共通化し、約20%は地域別の専門性を持たせるそうだ。

ニューバランスは、「フットウエア・ニュース(Footwear News)」が12月に開催したアワード「FNAAs」で、24年の年間最優秀企業賞も受賞している。

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ニューバランス24年12月期の売上高は過去最高の1兆2246億円 4年連続で成長率20%以上

ニューバランス(NEW BALANCE)の社長兼CEOであるジョー・プレストン(Joe Preston)は先日、アメリカ・ニューヨークで開催された全米小売業協会(National Retail Federation)の年次総会で、同社が2024年を好調な形で締めくくったことを明らかにした。

プレストン社長によると、24年12月期の売上高は前期比20%増の78億ドル(約1兆2246億円)に達し、4年連続で成長率20%以上を記録。同社は、今後数年以内に“100億ドル(約1兆5700億円)ブランド”に成長することを目標に掲げている。「率直に言って、私たちは望めばさらに大きくなることも可能だが、過剰供給を避けるため、卸先を選択し管理している」とプレストン社長。なお、同社は上場しておらず、利益などは非公開。

24年の成功の背景には、人気商品の展開や大谷翔平をはじめとしたアスリートとの強力なパートナーシップだけでなく、卸先とのパートナーシップへの戦略的投資がある。米国の人気スニーカー・スポーツウエア専門店であるフットロッカー(FOOT LOCKER)のメアリー・ディロン(Mary Dillon)CEOも全米小売業協会の総会で別のセミナーに登壇したが、そこで「ニューバランスはフットロッカーの収益に多大なる貢献を果たしている」とコメント。

これを受けてプレストン社長は、「フットロッカーとディロンCEOは、長年にわたるニューバランスの素晴らしいパートナーであり、今日でも私たちの最良の顧客のひとつだ」と語り、続けて「私たちがアメリカや世界中の市場を管理する方法は、私たちが望む形でブランドを確実に展開すること。例えば、店舗の隅で取り扱われているようでれば、ニューバランスの接点が無くなる。だからこそ小売業者と連携し、店頭でもオンラインでもブランドが輝けるようにしている」と説明した。

さらに、異なる地域でビジネスを成長させるためには、「グローバルに考え、ローカルに行動する」というアプローチが重要だと強調。ニューバランスは現在、事業の35%を北米で、残りの65%を世界中の国々で展開しているが、今後ブランドのメッセージや販売体験の80%を全ての地域で共通化し、約20%は地域別の専門性を持たせるそうだ。

ニューバランスは、「フットウエア・ニュース(Footwear News)」が12月に開催したアワード「FNAAs」で、24年の年間最優秀企業賞も受賞している。

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【2025年バレンタイン】「グッチ」のレストランが8種のフレーバーを詰めたチョコレートセットを発売

「グッチ(GUCCI)」が運営する東京・銀座のレストラン、グッチ オステリア ダ マッシモ ボットゥーラ トウキョウは2月1日、日本限定の“グッチ オステリア トウキョウ ミニ チョコレートセット”(7560円)をレストランと公式オンラインストアで発売する。1月15日から先行予約を開始した。

2025年のチョコレートセットは、イタリアの伝統や食文化を継承しながらも、その土地らしさを表現するレストランの料理哲学を一口サイズのチョコレートに詰め込んだ。8種類のフレーバーは、日本とイタリアの食文化をつなぐ役割としてグッチ オステリア トウキョウのコースを彩ってきた茄子や、能登の甘麹、イタリアのチョコレートに欠かせないピスタチオやヘーゼルナッツなど。ほか、バナナ、ローズマリー、ジャンドゥーヤ、カプチーノ、レモン&アーモンドのフレーバーをセットにした。西アフリカの農家への営農指導や所得支援、森林保全などに取り組むプログラムのもとで栽培されたカカオなどを使用。「グッチ」を象徴する深みのあるレッド“グッチ ロッソ アンコーラ”にハーバリウム モチーフをあしらったボックスにセットし、リボンをかけて進呈する。

商品詳細

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【2025年バレンタイン】「グッチ」のレストランが8種のフレーバーを詰めたチョコレートセットを発売

「グッチ(GUCCI)」が運営する東京・銀座のレストラン、グッチ オステリア ダ マッシモ ボットゥーラ トウキョウは2月1日、日本限定の“グッチ オステリア トウキョウ ミニ チョコレートセット”(7560円)をレストランと公式オンラインストアで発売する。1月15日から先行予約を開始した。

2025年のチョコレートセットは、イタリアの伝統や食文化を継承しながらも、その土地らしさを表現するレストランの料理哲学を一口サイズのチョコレートに詰め込んだ。8種類のフレーバーは、日本とイタリアの食文化をつなぐ役割としてグッチ オステリア トウキョウのコースを彩ってきた茄子や、能登の甘麹、イタリアのチョコレートに欠かせないピスタチオやヘーゼルナッツなど。ほか、バナナ、ローズマリー、ジャンドゥーヤ、カプチーノ、レモン&アーモンドのフレーバーをセットにした。西アフリカの農家への営農指導や所得支援、森林保全などに取り組むプログラムのもとで栽培されたカカオなどを使用。「グッチ」を象徴する深みのあるレッド“グッチ ロッソ アンコーラ”にハーバリウム モチーフをあしらったボックスにセットし、リボンをかけて進呈する。

商品詳細

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【2025年バレンタイン】「ミスターチーズケーキ」からブランド初の滑らかなチョコレートや限定フレーバーなどが登場

「ミスターチーズケーキ(Mr. CHEESECAKE)」は1月19日、バレンタイン特別企画“ミスターチョコレート”を開催し、ブランド初となる滑らかな口溶けのチョコレートやカカオフレーバーのフィナンシェを店舗限定で発売する。全国8カ箇所で開催するポップアップストアの一部店舗で先行販売し、ミスターチーズケーキ グランスタ東京店と公式オンラインストアで取り扱う。

「ミスターチーズケーキ」は、“チョコレートにおぼれる、冬にしたい”をテーマに、ブランド初となるチョコレート、バレンタイン限定フレーバーのチーズケーキやフィナンシェを含む全8商品を限定デザインのパッケージでラインアップする。

グランスタ東京店とポップアップストア限定の“シルキー チョコレート ホワイト トンカ(SILKY CHOCOLATE White Tonka)”(3240円)は、「ミスターチーズケーキ」のチョコフレーバー“クラシック(Classic)”をイメージした滑らかなチョコレート。トンカ豆の香りを移した生クリームに、ホワイトチョコレートとバージンココナッツオイルを少量混ぜ合わせ、バニラの香りを添えた。

グランスタ東京店とポップアップストア限定の“シルキー チョコレート ブラック カカオ(SILKY CHOCOLATE Black Cacao)”(3240円)は、チョコレートフレーバー“ブラック カカオ(Black Cacao)”をイメージした滑らかなチョコレート。花のような香りのハチミツ、甘味と香ばしい香りのきび砂糖、ほのかな酸味のチェリーのピューレ、バニラやクローブ、シナモンなどのスパイスを組み合わせ、香り豊かな味わいに仕上げた。

“ミスターチーズケーキ チョコレート & クッキー(Mr. CHEESECAKE Chocolate & Cookies)”(5400円)は、濃厚なチョコレートにカカオ風味のガレットブルトンヌを組み合わせたフレーバー。チョコレートにアーモンドとヘーゼルナッツのプラリネ、黒糖やバニラを組み合わせ、コクと旨味、ほどよい苦味を感じられる味わいに仕上げた。生地の中にカカオ風味のガレットブルトンヌを砕いて混ぜ込むことで、チーズケーキとクッキーのチョコレートの濃厚な味わいを楽しめる。

“ミスターチーズケーキ アソート 3キューブ チョコレート(Mr. CHEESECAKE assorted 3-Cube Chocolate)”(4428円)にはチョコレートとカカオ風味のクッキーを組み合わせた“チョコレート & クッキー”と、甘く爽やかな香りフレーバー“クラシック”、カカオの香ばしさと旨味を引き出した“ブラック カカオ”のキューブ型チーズケーキ3種を詰めた。“ミスターチーズケーキ アソート 3キューブ チョコレート ラズベリー(Mr. CHEESECAKE assorted 3-Cube Chocolate Raspberry)”(4428円)はジェイアール名古屋タカシマヤ限定のアソートセット。“チョコレート & クッキー”と “クラシック”のフレーバーと、爽やかなラズベリーと華やかなバラを組み合わせた“ピンク ラズベリー”のチーズケーキ3種をセットにした。

グランスタ東京店限定の“ミスターチーズケーキ ペティット チョコレート & クッキー/S(Mr. CHEESECAKE Petit Chocolate & Cookies / S )”(945円)は、バレンタイン限定フレーバー“チョコレート & クッキー”のカップタイプで、ケーキの上はベイクド、下はレアのような食感。“ミスターチーズケーキ ペティット バレンタイン アソートメント(Mr. CHEESECAKE Petit Valentine's Assortment)”(2781円)は、“チョコレート & クッキー”、“クラシック”、“クッキー & クリーム”の3個をセットにした。

アーモンドパウダーでしっとりとした食感と旨味を引き出したカカオフレーバーの“フィナンシェ カカオ(FINANCIER Cacao)”(4個入り、1782円)は、グランスタ東京店とポップアップストア限定。高品質なヴァローナ カカオパウダーに、焦がしバターやハチミツを組み合わせ、カカオの香ばしさやコク、華やかな香りを引き出した。

ポップアップストア店舗概要

■ジェイアール名古屋タカシマヤ
期間:1月17日〜2月14日
開催場所:9階 サテライト会場“2025 アムール・デュ・ショコラ”

■京都高島屋S.C.
期間:1月17日〜2月14日
開催場所:7階催会場 アムール・デュ・ショコラ

■大丸札幌店
期間:1月18日〜2月14日
開催場所:7階バレンタイン特設会場

■高島屋横浜店
期間:1月22日〜2月14日
開催場所:8階 特設会場 アムール・デュ・ショコラ

■大丸神戸店
期間:1月22日〜2月14日
開催場所:9階 バレンタイン会場

■髙島屋大阪店
期間:1月23日〜2月14日
開催場所:7階特設会場 アムール・デュ・ショコラ

■博多阪急
期間:1月23日〜2月14日
開催場所:8階催場

■そごう広島店
期間:1月23日〜2月14日
開催場所:9階催事場

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“ワイルドサイド ヨウジヤマモト”×「ニードルズ」から薔薇と蝶をあしらったセットアップが発売

ヨウジヤマモトのコンセプチュアルプロジェクト“ワイルドサイド ヨウジヤマモト”は1月22日、「ニードルズ(NEEDLES)」とコラボしたウエアを発売する。同アイテムは、ワイルドサイド ヨウジヤマモト 原宿、大阪、「ヨウジヤマモト プールオム(YOHJI YAMAMOTO POUR HOMME)」阪急メンズ東京および、同プロジェクトの公式オンラインストアで扱う。なお、オンラインでは同日12:00から抽選販売の応募を受け付ける。

モードな雰囲気の薔薇と蝶を刺しゅうであしらう

今回は、「ニードルズ」で定番のカウボーイジャケット、パンツに、両ブランドのアイコンである「薔薇」と「蝶」を刺しゅうで表現。薔薇の周りを2匹の蝶が舞っているかのような配置にした。また、パイピングやスナップボタンなどウエスタンウエアの特徴的なディテールを取り入れつつ、弾力のある厚手のポリエステル生地を使用することで、着心地の良さも実現した。

カラーは、黒のボディーに赤の刺しゅうというヨウジヤマモト社を象徴するカラーリングを採用。単体はもちろん、セットアップでも着用できる。

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代々木上原に“サウナ&ドリンク ヨク”がオープン ふらっと立ち寄る“まちのサウナ”

サウナ施設を手掛けるリキュウ(LIQUE)は1月30日、東京・代々木上原エリアにサウナ施設“サウナ&ドリンク ヨク(SAUNA&DRINK YOQ)”をオープンする。

サウナルームと水風呂、
ドリンクを楽しむラウンジを併設

サウナ施設“サウナ&ドリンク ヨク”は、“The Neighbor's Sauna ホームサウナのスタンダード”をテーマに、ビルの2フロアで営業する。3階はサウナルームと水風呂を設け、4階には受付とサウナ後にドリンクを楽しめるラウンジを用意する。施設は、男性専用だが、定期的にレディースデーも予定。“思い立った時にフラッと立ち寄れる”“まちのサウナ”を目指し、代々木上原エリア在住、または勤務する50人に“サウナプラスアルファは何が必要か”のアンケートを実施、ゆっくりできる“待合い”と“飲めるスペース”が欲しいとの意見に鑑み、このほど実現した。施設名“YOQ”は、“浴することで、体と心をよくする。(熱気浴→冷浴→外気浴)”、また社名“LIQUE”の“Q”を掛け合わせた。

◾︎サウナ&ドリンク ヨク
オープン日:1月30日
営業時間:平日12:00〜24:00/土日祝8:00〜24:00(予定)
住所:東京都渋谷区上原2-48-11 3・4階

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代々木上原に“サウナ&ドリンク ヨク”がオープン ふらっと立ち寄る“まちのサウナ”

サウナ施設を手掛けるリキュウ(LIQUE)は1月30日、東京・代々木上原エリアにサウナ施設“サウナ&ドリンク ヨク(SAUNA&DRINK YOQ)”をオープンする。

サウナルームと水風呂、
ドリンクを楽しむラウンジを併設

サウナ施設“サウナ&ドリンク ヨク”は、“The Neighbor's Sauna ホームサウナのスタンダード”をテーマに、ビルの2フロアで営業する。3階はサウナルームと水風呂を設け、4階には受付とサウナ後にドリンクを楽しめるラウンジを用意する。施設は、男性専用だが、定期的にレディースデーも予定。“思い立った時にフラッと立ち寄れる”“まちのサウナ”を目指し、代々木上原エリア在住、または勤務する50人に“サウナプラスアルファは何が必要か”のアンケートを実施、ゆっくりできる“待合い”と“飲めるスペース”が欲しいとの意見に鑑み、このほど実現した。施設名“YOQ”は、“浴することで、体と心をよくする。(熱気浴→冷浴→外気浴)”、また社名“LIQUE”の“Q”を掛け合わせた。

◾︎サウナ&ドリンク ヨク
オープン日:1月30日
営業時間:平日12:00〜24:00/土日祝8:00〜24:00(予定)
住所:東京都渋谷区上原2-48-11 3・4階

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【2025年バレンタイン】「ディーン&デルーカ」が厳選したフランスのショコラや日本の繊細なチョコを発売

「ディーン&デルーカ(DEAN & DELUCA)」は、バレンタイン“チョコレートコレクション”をマーケット店舗と公式オンラインストアでスタートした。1月下旬からは、フランスと日本のパティシエ・ショコラティエから注目のショコラを発売する。

フランスからは個性豊かなショコラをピックアップ。「シリル・リニャック(CYRIL LIGNAC)」の“ベア ギモーヴ”は、フランス人に馴染み深い“くまのギモーヴ”を再解釈し、ギモーヴをふわふわのバニラ風味で作り上げ、ダークチョコレートやミルクチョコレートでコーティングした。大きなサイズの“ベア ギモーヴ ミルクチョコレート”(2592円)と小さなサイズをたくさん詰めた缶入りの“ベアギモーヴ缶 16個入り”(1万1880円)をラインアップ。味はダーク(紺)とミルク(ゴールド)から選べる。

「ヤン・クヴルー(Yann Couvreur)」の“ル テリエール アソート 12個入り”(9936円)はカリカリと食感もたのしいキツネのプラリネを4種詰めたセット。愛らしく眠るキツネのプラリネに、甘さと塩気、カリカリとした食感とナッツが相まった、香ばしいノワゼットクリームを封じ込めた。チョコレートにグラノーラやナッツなどをちりばめ、カカオの力強い風味が広がる甘すぎないビターなチョコレート “タブレット グラノーラノワール”(2376円)は、キツネが印象的なパッケージにデザインした。

「アルチザン・パッショーネ(Artisan Passionne)」の色鮮やかな赤い“ムシュワールダショレ”は、パティシエとショコラティエの地元の特産品である赤いハンカチをモチーフにしたショコラ。フランス・アンジェの名産品としても愛されている。中はオレンジ風味のマジパンとヘーゼルナッツのプラリネで、6個入りが2052円、18個入りが4752円。美しい街並みを模したの青いショコラ“ラ・メゾン・デュ・ケルノン・ダルドワーズ”(6320円)の中には、ザクザク食感のアーモンドとヘーゼルナッツのヌガティンをぎっしり詰めた。ホワイトチョコの甘み、ナッツの香ばしさ、キャラメルのほろ苦さのハーモニーを味わえる。

日本のつくり手からは素材から厳選するこだわりと技が一粒に詰まったチョコレートをラインアップ。「ディーン&デルーカ」初登場の「パティスリー ショコラトリー レシィ(Patisserie Chocolaterie Recit)」の、2025年オリジナルバレンタインコフレ“ボンボンショコラ”(2900円)はフルーツジュレとガナッシュのマリアージュが生み出すショコラを詰め合わせた。フルーティーで口溶けの良い“生チョコレート”(1850円)は、ライチの華やかな香りが口の中いっぱいに広がる。

独創的なボンボンショコラで有名な神戸の「ジョイス(JHOICE)」からは、国産フルーツのペアリングを楽しめるボンボンショコラ“セレクション 10個入り”(5508円)、和歌山県産の南高梅をチョコレートでコーティングした“南高梅のコンフィショコラ”(1598円)を用意する。

兵庫県但馬の養父(やぶ)でオーガニック農家に育った上垣河大が手掛ける「ルフルーヴ(le fleuve)」からは、ひと粒ひと粒を丁寧に仕あげたチョコレート。広島・瀬戸田のいよかんやしまなみレモンなどの瑞々しい素材感を味わえる“完熟柑橘アソート4”(2214円)、はちみつのフローラルな香りと後味のキレの良さが特徴的な“自家農園のはちみつキャラメル4”(2214円)をそろえる。

東京・日本橋兜町に本店を構える「パティスリー イーズ(Pâtisserie ease)」大山恵介シェフが手掛けるフルーツフレーバーを中に閉じ込めた“ボンボンショコラ 8個入り”(4320円)は、宝石のように丁寧にチョコレートを収めるだけでなく、美しいペイズリー柄のパッケージにもこだわった。

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【2025年バレンタイン】「ディーン&デルーカ」が厳選したフランスのショコラや日本の繊細なチョコを発売

「ディーン&デルーカ(DEAN & DELUCA)」は、バレンタイン“チョコレートコレクション”をマーケット店舗と公式オンラインストアでスタートした。1月下旬からは、フランスと日本のパティシエ・ショコラティエから注目のショコラを発売する。

フランスからは個性豊かなショコラをピックアップ。「シリル・リニャック(CYRIL LIGNAC)」の“ベア ギモーヴ”は、フランス人に馴染み深い“くまのギモーヴ”を再解釈し、ギモーヴをふわふわのバニラ風味で作り上げ、ダークチョコレートやミルクチョコレートでコーティングした。大きなサイズの“ベア ギモーヴ ミルクチョコレート”(2592円)と小さなサイズをたくさん詰めた缶入りの“ベアギモーヴ缶 16個入り”(1万1880円)をラインアップ。味はダーク(紺)とミルク(ゴールド)から選べる。

「ヤン・クヴルー(Yann Couvreur)」の“ル テリエール アソート 12個入り”(9936円)はカリカリと食感もたのしいキツネのプラリネを4種詰めたセット。愛らしく眠るキツネのプラリネに、甘さと塩気、カリカリとした食感とナッツが相まった、香ばしいノワゼットクリームを封じ込めた。チョコレートにグラノーラやナッツなどをちりばめ、カカオの力強い風味が広がる甘すぎないビターなチョコレート “タブレット グラノーラノワール”(2376円)は、キツネが印象的なパッケージにデザインした。

「アルチザン・パッショーネ(Artisan Passionne)」の色鮮やかな赤い“ムシュワールダショレ”は、パティシエとショコラティエの地元の特産品である赤いハンカチをモチーフにしたショコラ。フランス・アンジェの名産品としても愛されている。中はオレンジ風味のマジパンとヘーゼルナッツのプラリネで、6個入りが2052円、18個入りが4752円。美しい街並みを模したの青いショコラ“ラ・メゾン・デュ・ケルノン・ダルドワーズ”(6320円)の中には、ザクザク食感のアーモンドとヘーゼルナッツのヌガティンをぎっしり詰めた。ホワイトチョコの甘み、ナッツの香ばしさ、キャラメルのほろ苦さのハーモニーを味わえる。

日本のつくり手からは素材から厳選するこだわりと技が一粒に詰まったチョコレートをラインアップ。「ディーン&デルーカ」初登場の「パティスリー ショコラトリー レシィ(Patisserie Chocolaterie Recit)」の、2025年オリジナルバレンタインコフレ“ボンボンショコラ”(2900円)はフルーツジュレとガナッシュのマリアージュが生み出すショコラを詰め合わせた。フルーティーで口溶けの良い“生チョコレート”(1850円)は、ライチの華やかな香りが口の中いっぱいに広がる。

独創的なボンボンショコラで有名な神戸の「ジョイス(JHOICE)」からは、国産フルーツのペアリングを楽しめるボンボンショコラ“セレクション 10個入り”(5508円)、和歌山県産の南高梅をチョコレートでコーティングした“南高梅のコンフィショコラ”(1598円)を用意する。

兵庫県但馬の養父(やぶ)でオーガニック農家に育った上垣河大が手掛ける「ルフルーヴ(le fleuve)」からは、ひと粒ひと粒を丁寧に仕あげたチョコレート。広島・瀬戸田のいよかんやしまなみレモンなどの瑞々しい素材感を味わえる“完熟柑橘アソート4”(2214円)、はちみつのフローラルな香りと後味のキレの良さが特徴的な“自家農園のはちみつキャラメル4”(2214円)をそろえる。

東京・日本橋兜町に本店を構える「パティスリー イーズ(Pâtisserie ease)」大山恵介シェフが手掛けるフルーツフレーバーを中に閉じ込めた“ボンボンショコラ 8個入り”(4320円)は、宝石のように丁寧にチョコレートを収めるだけでなく、美しいペイズリー柄のパッケージにもこだわった。

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「アダム エ ロペ」が「ラコステ」の人気スニーカー2型の限定カラーを独占販売

「アダム エ ロペ(ADAM ET ROPE)」は、「ラコステ(LACOSTE)」の人気スニーカー2型の限定カラーを独占発売する。公式オンラインストア「ジャドール ジュン オンライン」では1月17日から予約受付を開始し、2月5日から「アダム エ ロペ」全店舗および公式オンラインストアで販売する。

今回は、デコラティブな切り替えのオーバーレイが特徴の“L0032K 24”のブラック(2万2000円)と、アーカイブのランニングシューズをアップデートした“STORM 96 2K”のホワイト(1万8150円)を展開。それぞれウィメンズ(23、23.5、24。24.5cm)、メンズ(26、26.5、27、28cm)サイズをそろえる。

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「アンダーカバー」×「リーバイス」や“すみっコぐらし”の「コンバース」など! 来週発売のファッションアイテム11選【1/20〜1/26】

ファッションアイテムの発売情報を「WWDJAPAN」的視点でピックアップ!今回は1月20〜26日に発売するアイテムを紹介します。「アンダーカバー(UNDERCOVER)」は、デビュー35周年を祝して「リーバイス(LEVI'S)」とのコラボレーションを21日に発売します。レッド・ホット・チリ・ペッパーズのフリーをキャンペーンモデルに起用しているのですが、それがなんともカッコいい!両者のフィロソフィーを完全に受け止め爆発させています(笑)。
一方、なんとも愛らしいのが「コンバース(CONVERSE)」と“すみっコぐらし”とのコラボアイテム。それぞれのキャラクターのほっこりしたかわいらしさがシューズにうまく表現されていますね!

【1月20日発売】
マリメッコ
(MARIMEKKO)

中国人アーティストのシュエトン・ワンを起用した
ニューイヤーコレクション

「マリメッコ(MARIMEKKO)」は、2025年の干支「巳」にちなんだニューイヤーコレクションを順次発売する。同コレクションは、中国を拠点に活動するアーティスト、シュエトン・ワンの作品を採用。中国で縁起の良いとされる“幸運の蛇”などのモチーフをデザインに落とし込んだマグカップやプレートセットのほか、スエットやTシャツ、トートバッグなどのアパレルも用意する。

■商品詳細

マグカップ(4180円)
プレートセット(8140円)
スエット(4万7300〜5万600円)
Tシャツ(2万6400円)
トートバッグ(1万3200円)

【1月20日発売】
ビーミングバイビームス
(B:MING BY BEAMS)

イラストレーター北村直登とコラボ
限定書き下ろしイラストで

「ビーミングバイビームス(B:MING BY BEAMS)」は、イラストレーター北村直登とのコラボアイテムを発売する。今回は、同氏がこのために書き下ろした動物や人物を散りばめたアパレル計6アイテムをラインアップ。北村直登は、大分県在住のイラストレーター。独学で絵を描き始め、広告、書籍、アパレルなど幅広い分野で活動する。

■商品詳細

シャツ(1万1990円)
スエット(8910円)
Tシャツ(6490円)
スカート(1万1990円)
バッグ(3520円)

【1月20日発売】
レペット
(REPETTO)

「マリーン セル」とのコラボシューズ

「レペット(REPETTO)」は、「マリーン セル(MARINE SERRE)」とのコラボシューズをポップアップストアで数量限定販売する。同コラボでは、「マリーン セル」を象徴する三日月モチーフをプリントやエンボスなど多彩な技法で表現し、「レペット」の代名詞であるバレリーナスタイルに落とし込んだ。アイテムは“カミーユ”と“リル”の2型を用意する。

■商品詳細

シューズ“カミーユ”(7万3700円)
シューズ“リル”(7万400円)

【1月21日発売】
アンダーカバー
(UNDERCOVER)

デビュー35周年を記念した
「リーバイス」コラボ

「アンダーカバー(UNDERCOVER)」は、デビュー35周年を祝して「リーバイス(LEVI'S)」とのコラボレーションを発売する。同コレクションは、「アンダーカバー」の1998-99年秋冬コレクション“エクスチェンジ”のコンセプトやアーカイブアイテムをベースにするほか、新たなグラフィックも採用し、「リーバイス」の象徴的なアイテムに落とし込んだ全9型を展開する。

■商品詳細

デニムジャケット(3万3000〜8万2500円)
デニムパンツ(2万6400円)
ロングTシャツ(1万1000円)
Tシャツ(9900円)

【1月22日発売】
シンヤコズカ
(SHINYA KOZUKA)

「ツチヤカバン」とコラボした
ショルダーバッグ4型

「シンヤコヅカ(SHINYAKOZUKA)」は、伊勢丹新宿本店のポップアップで、2025年春夏コレクションで発表した「ツチヤカバン(TSUCHIYA KABAN)」とのコラボショルダーバッグ4型を発売する。同コレクションは、小塚デザイナーが制作した絵本「いろをわすれたまち」に着想。同絵本を象徴する2色を全面に使用したものと、絵本のイラストをトワルドジュイ柄でプリントしたものを用意する。

■商品詳細

バッグ(7万7000〜13万2000円)

【1月22日発売】
アディダス オリジナルス
(ADIDAS ORIGINALS)

タクワ・ビント アリとコラボ
シューズ2型をラインアップ

「アディダス オリジナルス(ADIDAS ORIGINALS)」は、パリとドバイを拠点とするアーティスティックディレクター、タクワ・ビント アリ(Taqwa Bint Ali)とコラボしたシューズを発売する。ともにバレエに着想を得た2型は、タン部分を廃し、全体をメタリックなシルバーでまとめることで、未来感のあるデザインに仕上げた。

■商品詳細

シューズ“タクワ ビント アリ アディスター ポーズ”(1万9800円)
シューズ“タクワ ビント アリ メガライド メリージェーン”(3万800円)

【1月24日発売】
アニエスべー
(AGNES B.)

「ヘリーハンセン」と初コラボ

「アニエスベー(AGNES B.)」は、ノルウェー発のアウトドアブランド「ヘリーハンセン(HELLY HANSEN)」と初のコラボコレクションを発売する。同コラボでは、環境配慮型素材をベースに、「アニエスべー」のオーセンティックなデザインと「ヘリーハンセン」の機能性を掛け合わせたベストやウインドブレーカー、バスクシャツなどをユニセックスとキッズでそろえる。

■商品詳細

ベスト
ウインドブレーカー
スエット
ロングTシャツ
キャップ
トートバッグ

【1月24日発売】
マリメッコ
(MARIMEKKO)

“マリメッコ マリデニム”から新作

「マリメッコ(MARIMEKKO)」は、“マリメッコ マリデニム(Marimekko Maridenim)”の2025年新作コレクションを発売する。ブランドを代表するプリント“ウニッコ”のデニムアイテムの新作や、プリントデザイナー石本藤雄がデザインした“ヤカラ”のアイテムに加えて、クラシックなホワイトデニムをラインアップする。

■商品詳細

デニムジャケット(6万8200円)
デニムスカート(5万600円)
デニムシャツ(6万9300円)
デニムパンツ(5万600円)

【1月24日発売】
コンバース
(CONVERSE)

“すみっコぐらし”とコラボ
ベビーサイズの“オールスター”

「コンバース(CONVERSE)」は、サンエックスのキャラクター“すみっコぐらし”とのコラボアイテムを発売する。「コンバース」の代表モデル“オールスター”をキッズ、ベビーサイズでそろえるほか、可愛らしいキャラクターを配したぬいぐるみやクッション、トートバッグなどの雑貨アイテムも用意する。

■商品詳細

“オールスター”(6930〜7480円※以下編集部調べ)
トートバッグ(3850円)
ぬいぐるみ(1980円)
チャーム(2310円)
クッション(3960円)
クリアケース(2200円)

【1月24日発売】
エヴァンゲリオン 95
(EVANGELI0N:95)

新ブランドがローンチ
デザイナーは加藤トモヒロ

「新世紀エヴァンゲリオン」のアパレルブランド「エヴァンゲリオン 95(EVANGELI0N:95)」がローンチする。同ブランドは、アニメがスタートした1995年のファッションシーンもブランド背景とし、アニメのシーンカットやタイトルロゴ、キャラクターのイラストなどを用いたグラフィックアイテムを展開。デザイナーは、2012年から“ラヂオ エヴァ”のクリエイティブディレクターとして活動する加藤トモヒロが務める。

■商品詳細

Tシャツ(1万9800円)
ロングTシャツ(2万6400円)
パーカ(2万9700円)
カーディガン(4万1800円)
ソックス(4400円)

【1月24日発売】
デサント
(DESCENTE)

「ジョウンド」とのコラボ第2弾

「デサント(DESCENTE)」は、カナダのデザインスタジオ「ジョウンド(JJJJOUND)」と第2弾となるコラボアイテムを発売する。好評を博した第1弾に続いて、今回も「デサント」のテクノロジーと、「ジョウンド」のミニマルなデザイン思想を融合し、機能的なアルパインスキーアイテムを再構築した。高い防寒性のアイテムを、モノクロームとブラックを中心としたカラーリングで展開する。

■商品詳細

ロングコート(13万2000円)
ジャケット(10万7800円)
パンツ(5万5000円)
ジーンズ(3万8500円)
ダッフルバッグ(3万5200円)
パスポートバッグ(2万2000円)

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「セッチュウ」堂々のショーデビュー 鋭い美学と底知れぬ創造性の原点は“感謝”

桑田悟史デザイナーの「セッチュウ(SETCHU)」は16日、イタリア・フィレンツェの合同展「ピッティ・イマージネ・ウオモ(PITTI IMMAGINE UOMO)」でブランド初となるショー形式での発表を行った。会場は欧州でも最も歴史が長いフィレンツェ国立中央図書館で、約300人のゲストに合計40ルックの2025-26年秋冬の春夏スタイルを披露した。

今シーズンは“正方形”を起点に、服の構造やフォームなどのクリエイションを発展させた。ファーストルックは、ロンドンの老舗テーラー「デイヴィス&サン(DAVIES & SON)」と協業したスクエアショルダーのボクシーなスワローテイルジャケットに、グレーのタータンチェック柄スラックスを合わせたモーニングスーツ。ジャケットには折り紙のように折りたためるシグネチャーのクリースが入り、頭をすっぽりと覆うミノのようなヘッドピースが和のムードを醸成する。

スワローテイルジャケットや、ロング丈のサファリジャケットは裾を内側に折って丈を短く調整できたり、左右身頃のセンターをつまむように合わせるジャケット、折りたためるピーコート、シャツやブレザーの身頃に正方形のパネルを用いたりと、あらゆる足し算や引き算のデザインがシンプルな“正方形”に帰結する。派手なディテールではないものの、サヴィルロウ時代に学んだ服を彫刻のように“削る”デザインアプローチがフォームの美しさを際立たせた。グレーのタータンチェックをはじめ、ブラックのイブニングやグレーのスエット、オフホワイトのドレスといったニュートラルカラー中心の構成が、服の構造をさらに鮮明に映し出す。

革新の生地と不変のスタイル

「セッチュウ」の強みであるオリジナル生地では、和紙をブレンドしたデニムシリーズのブラックが登場した。また、そぎ落としたクリエイションで異彩を放ったのが、源氏物語の源氏絵をシルクのジャカードにアレンジしたスクエアジャケットだ。「ラブコメディーの原点」と桑田デザイナーが説明する源氏物語には、自身のライフワークである釣りの要素を融合し、「もしも、源氏と釣り人が恋に落ちたら」という妄想を膨らませた。さらに、ショーでの表現としてセクシーな一面を加えるため、春画をポップにアレンジして生地にあしらっている。

ショー仕様で一部は奇抜なスタイリングではあったものの、燕尾服の伝統的フォーマルをはじめ、ネイビーブレザーにブルーのシャツ、グレーのスラックスを合わせた正統派英国トラッド、アジャスタブルなスエット上下によるスポーティーな提案など、ベースはタイムレスな日常着だ。そこに「セッチュウ」らしい和の要素から、新旧の時代感までを“折衷”して、時代に左右されない強烈なオリジナリティーを打ち出した。あらゆる賞レースを総なめにしてきた強固な世界観と、“和と洋の融合”というありふれた表現を圧倒的に超越する豊かな表現力を、ショーデビューの舞台でも発揮していた。

忠実に守る母の言葉

しかし、ショーでは難しい点もあった。同ブランドの遊び心ある個性的な柄や、着方によって個性的なフォームに変化する自由なスタイリング提案は、ランウエイショーでも視覚的に伝えやすい。一方で、「セッチュウ」の真髄である生地や構造、それらに込めたあらゆる要素を折衷するストーリーは、その深さゆえに瞬間的には伝わりづらい部分でもある。そこで、今回のショー会場には桑田デザイナーのクリエイションにつながる展示も行った。釣りをする映像をはじめ、自身が所有する釣具や春画、“折り紙”の構造、シューズの彫刻、ガンダムのプラモデルなどが並び、一点一点をつなぎ合わせながら想像すると、「セッチュウ」のモノづくりが浮き上がる仕掛けだ。

これらのキュレーションや配置の妙は、「セッチュウ」を知る業界人にはブランド理解をさらに深めるきっかけになり、初めて「セッチュウ」を目の当たりにしたゲストにとっても、多様な要素を折衷する桑田デザイナーのユニークな視点と、創造性を感じさせるきっかけになっただろう。この日の主役は「今日のショーは感謝という思いだけ。先代の日本人の方々が活躍したおかげで、僕も海外で生活できているから」と「感謝」の言葉を繰り返していた。桑田デザイナーが母から教わった「感謝してものを作りなさい」という言葉が今もクリエイションの核となり、その精神が人を引きつけ、桑田悟史を大舞台に押し上げた原動力となっている。「ショーは最初で最後」と笑っていたが、ショーという表現に挑んだことで新たな可能性を見いだした点もあるだろう。その新境地と原点である“感謝”が、「セッチュウ」の服で文化を作るクリエイションをさらに前進させる。

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「セッチュウ」堂々のショーデビュー 鋭い美学と底知れぬ創造性の原点は“感謝”

桑田悟史デザイナーの「セッチュウ(SETCHU)」は16日、イタリア・フィレンツェの合同展「ピッティ・イマージネ・ウオモ(PITTI IMMAGINE UOMO)」でブランド初となるショー形式での発表を行った。会場は欧州でも最も歴史が長いフィレンツェ国立中央図書館で、約300人のゲストに合計40ルックの2025-26年秋冬の春夏スタイルを披露した。

今シーズンは“正方形”を起点に、服の構造やフォームなどのクリエイションを発展させた。ファーストルックは、ロンドンの老舗テーラー「デイヴィス&サン(DAVIES & SON)」と協業したスクエアショルダーのボクシーなスワローテイルジャケットに、グレーのタータンチェック柄スラックスを合わせたモーニングスーツ。ジャケットには折り紙のように折りたためるシグネチャーのクリースが入り、頭をすっぽりと覆うミノのようなヘッドピースが和のムードを醸成する。

スワローテイルジャケットや、ロング丈のサファリジャケットは裾を内側に折って丈を短く調整できたり、左右身頃のセンターをつまむように合わせるジャケット、折りたためるピーコート、シャツやブレザーの身頃に正方形のパネルを用いたりと、あらゆる足し算や引き算のデザインがシンプルな“正方形”に帰結する。派手なディテールではないものの、サヴィルロウ時代に学んだ服を彫刻のように“削る”デザインアプローチがフォームの美しさを際立たせた。グレーのタータンチェックをはじめ、ブラックのイブニングやグレーのスエット、オフホワイトのドレスといったニュートラルカラー中心の構成が、服の構造をさらに鮮明に映し出す。

革新の生地と不変のスタイル

「セッチュウ」の強みであるオリジナル生地では、和紙をブレンドしたデニムシリーズのブラックが登場した。また、そぎ落としたクリエイションで異彩を放ったのが、源氏物語の源氏絵をシルクのジャカードにアレンジしたスクエアジャケットだ。「ラブコメディーの原点」と桑田デザイナーが説明する源氏物語には、自身のライフワークである釣りの要素を融合し、「もしも、源氏と釣り人が恋に落ちたら」という妄想を膨らませた。さらに、ショーでの表現としてセクシーな一面を加えるため、春画をポップにアレンジして生地にあしらっている。

ショー仕様で一部は奇抜なスタイリングではあったものの、燕尾服の伝統的フォーマルをはじめ、ネイビーブレザーにブルーのシャツ、グレーのスラックスを合わせた正統派英国トラッド、アジャスタブルなスエット上下によるスポーティーな提案など、ベースはタイムレスな日常着だ。そこに「セッチュウ」らしい和の要素から、新旧の時代感までを“折衷”して、時代に左右されない強烈なオリジナリティーを打ち出した。あらゆる賞レースを総なめにしてきた強固な世界観と、“和と洋の融合”というありふれた表現を圧倒的に超越する豊かな表現力を、ショーデビューの舞台でも発揮していた。

忠実に守る母の言葉

しかし、ショーでは難しい点もあった。同ブランドの遊び心ある個性的な柄や、着方によって個性的なフォームに変化する自由なスタイリング提案は、ランウエイショーでも視覚的に伝えやすい。一方で、「セッチュウ」の真髄である生地や構造、それらに込めたあらゆる要素を折衷するストーリーは、その深さゆえに瞬間的には伝わりづらい部分でもある。そこで、今回のショー会場には桑田デザイナーのクリエイションにつながる展示も行った。釣りをする映像をはじめ、自身が所有する釣具や春画、“折り紙”の構造、シューズの彫刻、ガンダムのプラモデルなどが並び、一点一点をつなぎ合わせながら想像すると、「セッチュウ」のモノづくりが浮き上がる仕掛けだ。

これらのキュレーションや配置の妙は、「セッチュウ」を知る業界人にはブランド理解をさらに深めるきっかけになり、初めて「セッチュウ」を目の当たりにしたゲストにとっても、多様な要素を折衷する桑田デザイナーのユニークな視点と、創造性を感じさせるきっかけになっただろう。この日の主役は「今日のショーは感謝という思いだけ。先代の日本人の方々が活躍したおかげで、僕も海外で生活できているから」と「感謝」の言葉を繰り返していた。桑田デザイナーが母から教わった「感謝してものを作りなさい」という言葉が今もクリエイションの核となり、その精神が人を引きつけ、桑田悟史を大舞台に押し上げた原動力となっている。「ショーは最初で最後」と笑っていたが、ショーという表現に挑んだことで新たな可能性を見いだした点もあるだろう。その新境地と原点である“感謝”が、「セッチュウ」の服で文化を作るクリエイションをさらに前進させる。

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ナカムラくんらナルミヤキャラクターズが大集結 ルミネエスト新宿でイベント開催 


ナルミヤ・インターナショナルは2月1日〜3月2日、ルミネエスト新宿で“ニュートロ with ナルミヤキャラクターズ ~ウチらの平成がアプデしてカムバ!?~”を開催する。“新しい!”(NEW)と、“懐かしい!”(RETRO)が融合した同キャンペーンでは、ナルミヤキャラクターズグッズが大集結した期間限定ショップや限定フードメニューのコラボカフェのほか、ルミネエスト新宿の各ショップで限定コラボレーショングッズを販売する。

ナルミヤキャラクターズグッズのポップアップを開催

地下1階(JR新宿駅中央東改札外)では、ナルミヤが運営する「エンジェルブルー(ANGEL BLUE)」、「メゾピアノ ジュニア(MEZZO PIANO JUNIOR)」、「デイジーラヴァーズ(DAISY LOVERS)」といった平成の“ジュニアブーム”をけん引したアパレルブランドが出店するポップアップを開催する。限定オリジナルグッズやアパレルアイテムの販売をはじめ、当時を思い出させるカラフルでポップな世界観が広がるフォトスポットや、今回のポップアップのために制作したカプセルトイも登場する。

“映える”限定フードのカフェがオープン

さらにナルミヤキャラクターズのテーマカフェも期間限定でオープン。“ナカムラくんのレインボーパフェ★”(1290円)や“ベリエちゃんのピンク♡クリームパスタ”(1390円)といったナルミヤキャラクターズの世界観を感じられるメニューを楽しめるほか、缶バッチ(ランダム5種、各660円)やアクリルキーホルダー(ランダム4種、各880円)などのオリジナルグッズも購入することができる。

コラボアイテムも販売

ルミネエスト新宿館内の各ショップ、ポップアップショップでは、このキャンペーンにあわせてナルミヤキャラクターズのコラボレーショングッズを販売する。「フリークスストア(FREAK'S STORE)」との “ナルミヤキャラクターズエナメルバッグ”(6996円)や「マーキュリーデュオ(MERCURYDUO)」との“ベリエちゃんジャガードニット”(9790円)、「ローズバッド(ROSE BUD)」との“エンジェルブルー×フルーツオブザルーム×ローズバッド L/S プリント Tシャツ”(6490円)など、限定アイテムを多数取りそろえている。

ノベルティープレゼント

対象ショップでコラボアイテムを1点以上購入または飲食でオリジナルビニールショッパーを1枚プレゼントする。(ナルミヤキャラクターズカフェは対象外。)

ナカムラくんらによるAI接客

ナルミヤキャラクターズキャンペーンの内容を案内するAI接客を実施する。ナカムラくん、ルッキー、ベリエちゃん、ミントくんの4人が登場し、イベント限定商品のおすすめも紹介する。設置場所は、B1階ナルミヤキャラクターズポップアップストア店内、1階インフォメーション前、2階連絡通路connEst、8階レストランフロアThe PARK SHINJUKU。

描き下ろしキービジュアル

また、ルミネエスト新宿のために描き下ろされたオリジナルキービジュアルの装飾も登場する。B1階ナルミヤキャラクターズポップアップストア店内では初めて披露するナルミヤキャラクターズ人形も登場。8階レストランフロアThe PARK SHINJUKUでは、総勢37キャラクターを紹介するパネル展も開催する。

限定プリクラも登場

2月1〜15日、2階連絡通路connEstで限定のオリジナルプリントシール機も登場する。フレーム8種、シート4種を用意し、料金は1回400円。

イベント概要

◼︎ “ニュートロ with ナルミヤキャラクターズ ~ウチらの平成がアプデしてカムバ!?~

日程:2月1日〜3月2日
場所:ルミネエスト新宿
住所:東京都新宿区新宿3-38-1

◾️ナルミヤキャラクターズ オリジナルプリントシール機

日程:2月1〜15日
場所:ルミネエスト新宿 2階連絡通路connEst

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【2025年バレンタイン】「アグ」から人気モデルをピンクにしたキュートなシューズとウエアを発売

「アグ(UGG)」は、キュートなカラーリングが目をひく2025年バレンタインコレクションを発売した。同コレクションは、「アグ」の直営店と公式オンラインストアおよび、一部の取り扱い店舗で扱う。

人気モデルをピンクカラーでアップデート

同コレクションでは、ブランドで人気のシューズ“ローメル”や“タズ”をバレンタイン限定のキュートなデザインでアップデート。ピンクを基調としたカラーリングに、アッパーには“指ハート”がモチーフの刺しゅうをあしらった。

また、同コレクションでは、アパレルもそろえる。ボクシーなシルエットのスタンドカラージャケット“マーレーンシェルパ ジャケット Ⅱ”(2万2000円)や、クロップド丈のTシャツ“クラシック ショート スリーブ クルーネック”(1万3200円)とセットで合わせられるショーツ“クラシック ショート”(1万1000円)のほか、ベスト型のトップスやドローコード付きのスカート、ソックスなどをラインアップする。

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「無印良品」のチョコレート展を“チョコ”っとリポート 限定ボックス作りを体験

「無印良品」は1月17〜26日、チョコレートにフォーカスしたブランド初の体験型ポップアップイベント「みつける、たのしむ、チョコレート展」を東京・表参道で開催している。開店1時間前から整理券を事前配布し、入場料は500円だ。

同イベントには「無印良品」の店頭で販売しているチョコレート34種類が大集結し、体験コンテンツや限定の「ライム発酵のカカオを生かしたチョコレートアイス」を提供する。一足先に会場を訪れた記者が体験リポートを“チョコ”っと(笑)お届けする。

オリジナルチョコボックスを制作

まずは2階に上がり、カード選びからスタート。壁面に「まいにちを彩る」「自分をほめよう」などのキーワードが書かれた5種類のカードパックがずらっと並んでおり、今の気分にあったものを選ぶ。

カードパックを開けると、中には「がんばった日のチョコ」や「旅気分に誘われるチョコ」などのキーワードが書かれた3枚の「シーンカード」が入っている。そこに書かれているキーワードに合うチョコを隣のブースで探して見つけて「チョコカード」を引く。

3枚の「シーンカード」と、3枚の「チョコカード」がそろったら1階のカウンターに持って行き、オリジナルのチョコレートボックスを制作してもらう。普段袋に入っているお菓子がショーケースに並んでおり、スタッフが丁寧に袋詰めしてくれる。まるで本格的なチョコレート屋さんのようだ。

体験をした後は、ライム発酵チョコレートを使用したアイスクリームの試食もできる。今後店舗で販売を予定しているが、現在はこのイベントでしか味わえないフレーバーだ。チョコの濃厚な味わいながらもほのかに感じるライムの苦みと酸味でさっぱりといただける。寒い時期の提供だが、店内は暖かいためぺろりと食べられた。

体験は15分ほどで、満足度も高い。今回のイベントの狙いについて関根千晶 良品計画 食品部 菓子担当カテゴリマネージャーは「現在、『無印良品』で取り扱っているチョコレートは約40種類。口当たりの軽い食感のチョコやコーヒーと相性の良い濃厚なチョコ、原産地や製法にこだわったライム発酵のチョコなど、さまざまなラインナップの商品がそろっている。この豊富さを訴求したかったのはもちろん、普段選ばないチョコレートとの新たな出合いを体験してほしかった」と述べる。

チョコレートの人気も上昇中

「無印良品」の食品カテゴリーでカレーとバウムが人気だが、チョコレートも負けていない。5年前に販売をスタートした「カカオトリュフシリーズ」をきっかけに人気が上昇し、現在はフリーズドライされたフルーツとチョコを掛け合わせた「フルーツチョコシリーズ」なども好評だという。これからバレンタイン商戦が本格化することもあり、よりチョコレートカテゴリーは盛り上がりを見せるだろう。

◾️「みつける、たのしむ、チョコレート展」
開催期間:1月17〜26日
会場:ゼロベース 表参道
所在地:東京都港区北青山3-5-22
営業時間:11:00〜18:00(17日のみ15:00〜18:00)
入場料:500円

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1位は、パルグループ創業者・井上英隆氏に特別功労金31億円|週間アクセスランキング TOP10(1月9〜15日)

1位は、パルグループ創業者・井上英隆氏に特別功労金31億円|週間アクセスランキング TOP10(1月9〜15日)

「WWDJAPAN」 ウイークリートップ10

1週間でアクセス数の多かった「WWDJAPAN」の記事をランキング形式で毎週金曜日にお届け。
今回は、1月9日(木)〜1月15日(水)に配信した記事のトップ10を紹介します。


- 1位 -
パルグループ創業者・井上英隆氏に特別功労金31億円

01月14日公開 / 文・WWD STAFF

 パルグループホールディングス(HD)は、5月28日付で取締役を退任する創業者で元会長の井上英隆氏(89)に対し、特別功労金31億5800万円を支給すると発表した。

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- 2位 -
洋菓子「ヨックモック」と「ロペピクニック」が初コラボ クッキー缶柄のアイテム発売

01月14日公開 / 文・WWD STAFF

 「ロペピクニック(ROPE PICNIC)」は、洋菓子ブランド「ヨックモック(YOKU MOKU)」との初のコラボレーションアイテムを発売する。ジュン公式オンラインショッピングストアでは1月14日正午から予約を開始。1月31日からは全国の「ロペピクニック」リアル店舗で販売する。

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- 3位 -
「フェンディ」が目黒蓮を起用したグローバル広告キャンペーンを公開 日本人では初の起用

01月13日公開 / 文・WWD STAFF

 「フェンディ(FENDI)」は、メゾン創業100周年、日本上陸60周年を迎える2025年の記念すべき1年の幕開けを飾る、目黒蓮を単独で起用した25年春夏メンズコレクションのグローバル広告キャンペーンを公開した。

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- 4位 -
35周年の「アンダーカバー」が「リーバイス」とコラボ ビジュアルにはレッチリのフリー

01月14日公開 / 文・WWD STAFF

 「アンダーカバー(UNDERCOVER)」はデビュー35周年を記念し1月21日、「リーバイス(LEVI'S)」とのコラボレーションアイテムを発売する。両ブランドの店舗と取り扱い店舗、及び公式オンラインストアで販売する。

> 記事の続きはこちら

- 5位 -
Snow Man 岩本照が「ドルチェ&ガッバーナ」をまとって空港に登場 ミラノで開催されるコレクションへ

01月15日公開 / 文・WWD STAFF

 Snow Manの岩本照が、ミラノで開催される「ドルチェ&ガッバーナ(DOLCE&GABBANA)」2025-26年秋冬メンズコレクションに参加するため、同ブランドのウエアと新作トートバッグを着用し、空港に登場した。

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- 6位 -
【2025年バレンタイン】「ヴィヴィアン・ウエストウッド」が限定アイテムを発売 「ミシャラク」とのコラボクーニーも

01月14日公開 / 文・WWD STAFF

 「ヴィヴィアン・ウエストウッド(VIVIENNE WESTWOOD)」は1月29日~ 2月4日に伊勢丹新宿本店、2月1日〜14日に阪急うめだ本店で“ヴィヴィアン・ウエストウッド バレンタイン リミテッドストア”を開催する。

> 記事の続きはこちら

- 7位 -
「MUJIラボ」が2025年春夏アイテムを発売 「カンペール」とコラボのスニーカーやキャリーケースも

01月14日公開 / 文・WWD STAFF

 「無印良品」を展開する良品計画は1月20日、「MUJIラボ(MUJI LABO)」の2025年春夏シーズンのアイテムを発売する。無印良品の全国17店舗とオンラインストアで取り扱う。

> 記事の続きはこちら

- 8位 -
ユニクロ「UT」がサンリオとコラボ ハローキティやクロミ、シナモロールなどのTシャツを発売

01月14日公開 / 文・WWD STAFF

 「ユニクロ(UNIQLO)」のTシャツブランド「UT」は1月14日、サンリオのキャラクターとのコラボレーションコレクションを発売した。全国のユニクロ取扱店舗および「ユニクロ」オンラインストアで取り扱う。なお、同コレクションは、ガールとウィメンズのみの展開で、価格は990〜1500円。

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- 9位 -
「ルメール」が松坂屋名古屋店に東海地区初の旗艦店をオープン

01月14日公開 / 文・WWD STAFF

 「ルメール(LEMAIRE)」は、松坂屋名古屋店に東海地区初の旗艦店をオープンした。

> 記事の続きはこちら

- 10位 -
「ルイ・ヴィトン×村上隆」の無料LINEスタンプが登場 カラフル&ポップな全8種類

01月10日公開 / 文・WWD STAFF

 「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」は、現代アーティスト村上隆とのコラボレーション20周年を讃えるリエディション・コレクションの発売を記念し、無料LINEスタンプの配布を行っている。同ブランドのLINE公式アカウントを“友だち追加”することでダウンロードが可能。配布期間は2月3日までとなる。

> 記事の続きはこちら

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「ディオール」が4月に京都の東寺で2025年プレ・フォール・コレクションを発表

「ディオール(DIOR)」は、現地時間の17日、アーティスティック・ディレクターのマリア・グラツィア・キウリ(Maria Grazia Chiuri)によるウィメンズの2025年プレ・フォール・コレクションを、4月15日に京都の東寺で発表することを明らかにした。同ブランドは毎年プレ・フォール・コレクションを発表しており、ソウルやムンバイに続き、昨年はニューヨークでもショーを開催していた。

通常、同ブランドは、12月にプレ・フォール・コレクションをプレス向けに発表し、店頭での販売開始時期に合わせてランウェイショーを開催するが、京都で発表する予定のコレクションはまだ公開されていない。

796年に創建された東寺は、当時日本の首都であった京都の入り口の東西に配された2つの守護寺院のうちの1つ。五重塔で知られる同寺院は、1994年に「古都京都の文化財」としてユネスコの世界遺産に登録されている。ショーが開催される4月15日には、桜の季節は終わっているものの、同コレクションは亀や鯉が泳ぐ池のある日本庭園で発表される予定だ。

メゾンの創設者であるクリスチャン・ディオール(Chiritian Dior)は、53年に日本で初めてコレクションを発表している。キウリは声明のなかで「50年代初頭、クリスチャン・ディオールは京都の絹工房とのコラボレーションを始めた。その後、彼はオートクチュールコレクションのために、日本の貴重なテキスタイルを使った一連のルックをデザインした」と述べ、「才能ある職人たちが何世代にもわたって磨き上げてきた職人技のメッカである京都は、このようなクリエイティブな交流を再び活性化させ、プレ・フォール・コレクションを発表するのにふさわしい場所だ」と付け加えた。

今回の発表は、親会社であるLVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)で経営陣やクリエイティブ陣の変更が相次ぐ中での発表となった。水曜日には、「プロエンザ・スクーラー(PROENZA SCHOULER)」の創業デザイナー・デュオのジャック・マッコロー(Jack McCollough)とラザロ・ヘルナンデス(Lazaro Hernandez)がディレクター職を退くことが発表され、彼らがジョナサン・アンダーソン(Jonathan Anderson)の後任としてスペインのラグジュアリーブランド「ロエベ(LOEWE)」を率いるのではないかという憶測を呼んだ。一方のアンダーソンは、「ディオール」のクリエイティブ部門で活躍するのでは、という見方が強まった。なお、この件についてLVMH、「ロエベ」、そしてマッコローとヘルナンデスはコメントを控えている。

なお、キウリは5月27日にローマで「ディオール」のクルーズコレクションを発表する予定だ。

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「ディオール」が4月に京都の東寺で2025年プレ・フォール・コレクションを発表

「ディオール(DIOR)」は、現地時間の17日、アーティスティック・ディレクターのマリア・グラツィア・キウリ(Maria Grazia Chiuri)によるウィメンズの2025年プレ・フォール・コレクションを、4月15日に京都の東寺で発表することを明らかにした。同ブランドは毎年プレ・フォール・コレクションを発表しており、ソウルやムンバイに続き、昨年はニューヨークでもショーを開催していた。

通常、同ブランドは、12月にプレ・フォール・コレクションをプレス向けに発表し、店頭での販売開始時期に合わせてランウェイショーを開催するが、京都で発表する予定のコレクションはまだ公開されていない。

796年に創建された東寺は、当時日本の首都であった京都の入り口の東西に配された2つの守護寺院のうちの1つ。五重塔で知られる同寺院は、1994年に「古都京都の文化財」としてユネスコの世界遺産に登録されている。ショーが開催される4月15日には、桜の季節は終わっているものの、同コレクションは亀や鯉が泳ぐ池のある日本庭園で発表される予定だ。

メゾンの創設者であるクリスチャン・ディオール(Chiritian Dior)は、53年に日本で初めてコレクションを発表している。キウリは声明のなかで「50年代初頭、クリスチャン・ディオールは京都の絹工房とのコラボレーションを始めた。その後、彼はオートクチュールコレクションのために、日本の貴重なテキスタイルを使った一連のルックをデザインした」と述べ、「才能ある職人たちが何世代にもわたって磨き上げてきた職人技のメッカである京都は、このようなクリエイティブな交流を再び活性化させ、プレ・フォール・コレクションを発表するのにふさわしい場所だ」と付け加えた。

今回の発表は、親会社であるLVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)で経営陣やクリエイティブ陣の変更が相次ぐ中での発表となった。水曜日には、「プロエンザ・スクーラー(PROENZA SCHOULER)」の創業デザイナー・デュオのジャック・マッコロー(Jack McCollough)とラザロ・ヘルナンデス(Lazaro Hernandez)がディレクター職を退くことが発表され、彼らがジョナサン・アンダーソン(Jonathan Anderson)の後任としてスペインのラグジュアリーブランド「ロエベ(LOEWE)」を率いるのではないかという憶測を呼んだ。一方のアンダーソンは、「ディオール」のクリエイティブ部門で活躍するのでは、という見方が強まった。なお、この件についてLVMH、「ロエベ」、そしてマッコローとヘルナンデスはコメントを控えている。

なお、キウリは5月27日にローマで「ディオール」のクルーズコレクションを発表する予定だ。

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フルート奏者から俳優へ 「東京産、ロサンゼルス製」のマルチクリエイターRiRiaの半生

PROFILE: RiRia/俳優、マルチクリエイター

RiRia/俳優、マルチクリエイター
PROFILE: (りりあ)東京生まれ。10歳でプロのフルート奏者としてデビューし、浅田真央選手のオリンピック出場楽曲を担当する。17歳でハリウッドへ進出し、エミー賞9冠受賞のドラマ「ハックス」などに出演。近年はクリエイターとして活躍の場を広げ、トヨタ自動車「スーパーフォーミュラ」のCMを監督した

レッドカーペットやハリウッド、映画や音楽、ファッションの煌びやかな世界と大自然が共存する大都市ロサンゼルス。世界のエンターテイメントの発信地であるこの地へ、日本からさまざまなクリエイターが移住している。ロサンゼルスに移住して3年、スタイリスト歴23年の水嶋和恵が、ロサンゼルスで活躍する日本人クリエイターに成功の秘訣をインタビュー。多様な生き方を知り、人生やビジネスのヒントを探る。第6回はマルチクリエイターのRiRiaに、フルート奏者から俳優へ転向しマルチクリエイターとして活躍する半生を聞く。

マイケル・ジャクソンに胸を打たれてロサンゼルスへ

水嶋和恵(以下、水嶋):ロサンゼルスに至るまでの経歴は?

RiRia:3歳でリコーダー、7歳でクラシックフルートの演奏を始め、10歳でプロフルート奏者としてデビューしました。人生のとても早い段階でプロになり、14歳でプロフィギュアスケーターの浅田真央選手の競技使用曲を演奏しました。

水嶋:日本で活躍している中、なぜロサンゼルスに移住したのですか?

RiRia:16歳で自分の中で限界を感じてしまったんです。元々話すことが大好きで、両手と口がふさがるフルートの表現に限界を感じました。もっと大きいことがしたい、もっと表現がしたいと思っていた矢先、テレビをつけたらマイケル・ジャクソン(Michael Jackson)の姿が。2009年、彼が亡くなる4カ月前でした。エンターテイメントの世界で、同じ表現者でもこれだけ違うのかと衝撃を受けました。パフォーマーである彼から観客がエネルギーを感じ取っている。その姿を見て、マイケルがいるアメリカ・ロサンゼルスで表現者になりたいと思いました。彼を超えていく!と。

水嶋:人生のターニングポイントですね。

RiRia:はい。両親に米国移住の決意を伝えたところ、「次の国際大会で優勝したら、アメリカへの片道チケットをプレゼントする」と言ってくれました。11年のマクサンス・ラリュー国際フルートコンクールで最年少優勝することができ、12年1月、両親との約束を胸に、米国への移住を見据えてニューヨークとロサンゼルスを視察しました。行った時期のニューヨークが極寒だったこともあり、ロサンゼルスに行くことを決めました。

ただ、ロサンゼルスに来てがっかりしたこともあります。私はファッションが大好き。ロサンゼルスはセレブや水嶋さんのようなファッション業界のおしゃれな人であふれていると思っていたので、移住して最初の頃は、人々があまりにもカジュアルなのを見て、正直残念に感じましたね。それでも気候は素晴らしく、エンタメの中心地です。舞台ではなく映像で俳優をしたいという思いもあり、やはり自分が住むのにふさわしいのはハリウッドだと思いました。

水嶋:ロサンゼルスに来てすぐの頃は、どんな生活をしていましたか?

RiRia:移住をするのに高校卒業まで待てない自分がいて、高校2年生でロサンゼルスへ。最初は公立高校に通いながら、音楽大学付属のプレカレッジに通い、学生寮に住んでいました。俳優・表現者になりたいとロサンゼルスに来たけれど、最初の4~5年は音楽留学となってしまい、やりたいことを思うようにできない時期でした。

水嶋:移住した当初の英語力はどうでしたか?

RiRia:英語力は全くなく、人に話かけることもハグをすることもできなかったですね。いつの間にか英語力が身についたのですが、音楽をやってきたのは英語習得において、ラッキーだったかなと。

水嶋:リスニング(聴力)に長けていそうですよね!

RiRia:また、公立高校に通ったことで英語力がついたように思います。周りに日本人もいなかったので、その環境にもまれながら、高校生活を送れたのは大きかったです。

米国で俳優、マルチクリエイターとして活躍の幅を広げる

水嶋:卒業してから、仕事を得るまでの道のりはどのようなものでしたか?

RiRia:17年、EB-1ビザ(第一優先枠:突出した能力や知名度を持つ人物に与えられるビザ)を取得し、米国で就労可能に。そこから階段を登るように、表現者としてコマーシャル出演、さまざまな方のミュージックビデオ出演と仕事が決まっていき、エージェントもつきました。

水嶋:エンタメの地ロサンゼルスでは、多くの事務所が存在しますが、自分に合うエージェントを見つけるのは容易ではなかったのでは。

RiRia:巡り合わせがとても重要でした。大きな事務所だからといって、仕事が入ってくるとは限らない。小さい事務所だからこそ、親身になってくれる場合もあります。日本のマネージメントの仕組みとは異なり、米国では短い期間であっても、納得のいく結果が得られない場合は、タレントが事務所を変更できます。今までに7回事務所を変え、やっとしっくりくるマネージメントと共に仕事をしています。

水嶋:俳優業をしながら、グラフィックデザインや動画クリエイションをしていますが、マルチクリエーターとして活動するに至った経緯を教えてください。

RiRia:幼いときから、コラージュやペーパークラフトをはじめ、何かを創造するのが好きでした。パンデミック中に「おうち時間で何か楽しいことをしよう。みんなを勇気づけられたら」という思いで、自分の作品をソーシャルメディアに投稿したのがきっかけです。自分の体を紙人形に見立てて着せ替えするデジタル作品“RiRia紙人形”。この作品への反響がとても大きく、企業からのコラボ案件をいただくようになりました。

水嶋:紙人形という古くから日本に伝わるものを、デジタルで表現するなんて素敵ですね!

RiRia:ありがとうございます。この作品をきっかけに、韓国女性グループ 2NE1のメンバーの一人であるCLがソロデビューをする際のミュージックビデオ「+DONE161201+」を監修してほしいとの依頼が。本人からインスタグラム経由でオファーをいただいたので「見てくれている人がいる、こんなことがあるんだ」と驚きました。

水嶋:カメオ出演もされたんですよね。まさに、アメリカンドリーム!多くのミュージックビデオや広告のクリエイティブを担当していますが、最近はどのようなプロジェクトがありましたか?

RiRia:キャセイパシフィック航空のウェブCMのクリエイティブを担当しました。自分をコラージュにして、世界を舞台に「駆ける、架ける、賭けるRiRia」を表現したストップモーションビデオです。少しユーモアのある、遊び心のある作品に仕上がりました。

水嶋:トヨタ自動車とクリエイターとの共創プロジェクト「トヨタ ディレクターズカット(TOYOTA DIRECTORSCUT)」での、RiRiaさんの映像作品も記憶に新しいですが、いかがでしたか?

RiRia:空想のゲームをつくり、キャラクターをデザインし、グラフィックを作り込み、実写でも登場する。ディレクション、編集、そして出演もしたので、大変な作業でした。でも、自分の頭の中のものを一番忠実にアウトプットできるのは自分しかいないと思うので、自分で全てできてしまうのは、アーティストとしての強みだなと思います。

フルート奏者から俳優へ、気持ちが切り替わった転機

水嶋:俳優として出演した思い出深い作品はありますか?

RiRia:ユナイテッド航空のテレビCM出演が印象に残っています。フルートの演奏ができて、奇抜な容姿の俳優を探しているとのことでした。

水嶋:それは、RiRiaさんしかいないですね!

RiRia:私以外に誰かいるのかな?いるなら見てみたい!と思いましたね。撮影はグランドキャニオンの頂上で一人。クルーは数km先まで下山をし、ヘリコプターからの撮影でした。フルート奏者としての自分から、俳優としての自分に切り替わった瞬間に、自分の中で「これだ」と腑に落ちました。今まで積み重ねてきたことから、これから目指す自分が見えました。今でも、あのグランドキャニオンから見た夕焼けと、そのときの自分の感情を思い出します。

水嶋:プロの俳優として歩み出した、素晴らしいターニングポイントですね。

RiRia:そこからドラマ出演も決まるようになりました。「ドールフェイス」(Huluオリジナル)でチェリーという名のロックスター役で出演、またエミー賞9冠を受賞した「ハックス」(HBOオリジナル)に出演。実はスタイリスト役なんです!

水嶋:そうなのですね!ファッションが好きだとおっしゃっていましたが、現場の印象はいかがでしたか?

RiRia:ファッションが好きな私としては、憧れの職業でもあるスタイリストの役を演じられるのは、夢のような時間でした。セットの作り込みも、用意されている衣装も素晴らしく、その空間にいるだけで、ワクワクしました。少しでも自分の性格を投影できる役はしっくりきますね。日本人限定でキャスティングされるよりも、人種関係なく自分がハマる役に挑んでいきたいです。それが自分の役者スタイルだと思います。米国の人々が思う日本のイメージはあると思いますが、ニュー・トーキョー、ニュー・ジャパンを彷彿させる役者でいたいと思っています。

水嶋:RiRiaさんとの出会いは、ロサンゼルス日本大使館主催のイベント「JX」。女優のAKEMIさんが紹介してくれました。とてもファッショナブルで、日本人とは違う存在感とすてきなオーラを感じました。さすがハリウッドで活躍している人だと思いました。

RiRia:私は「東京産、ロサンゼルス製」。二つの土地の素晴らしさを融合して、クリエイションを続けたいです。日本に向けて何かを制作するのは、私にとってグローバル。25年は日本での活動も増やしていきたいです!

PHOTOS:TADASHI TAWARAYAMA[SEVEN BROS. PICTURES], TEXT:ERI BEVERLY

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フルート奏者から俳優へ 「東京産、ロサンゼルス製」のマルチクリエイターRiRiaの半生

PROFILE: RiRia/俳優、マルチクリエイター

RiRia/俳優、マルチクリエイター
PROFILE: (りりあ)東京生まれ。10歳でプロのフルート奏者としてデビューし、浅田真央選手のオリンピック出場楽曲を担当する。17歳でハリウッドへ進出し、エミー賞9冠受賞のドラマ「ハックス」などに出演。近年はクリエイターとして活躍の場を広げ、トヨタ自動車「スーパーフォーミュラ」のCMを監督した

レッドカーペットやハリウッド、映画や音楽、ファッションの煌びやかな世界と大自然が共存する大都市ロサンゼルス。世界のエンターテイメントの発信地であるこの地へ、日本からさまざまなクリエイターが移住している。ロサンゼルスに移住して3年、スタイリスト歴23年の水嶋和恵が、ロサンゼルスで活躍する日本人クリエイターに成功の秘訣をインタビュー。多様な生き方を知り、人生やビジネスのヒントを探る。第6回はマルチクリエイターのRiRiaに、フルート奏者から俳優へ転向しマルチクリエイターとして活躍する半生を聞く。

マイケル・ジャクソンに胸を打たれてロサンゼルスへ

水嶋和恵(以下、水嶋):ロサンゼルスに至るまでの経歴は?

RiRia:3歳でリコーダー、7歳でクラシックフルートの演奏を始め、10歳でプロフルート奏者としてデビューしました。人生のとても早い段階でプロになり、14歳でプロフィギュアスケーターの浅田真央選手の競技使用曲を演奏しました。

水嶋:日本で活躍している中、なぜロサンゼルスに移住したのですか?

RiRia:16歳で自分の中で限界を感じてしまったんです。元々話すことが大好きで、両手と口がふさがるフルートの表現に限界を感じました。もっと大きいことがしたい、もっと表現がしたいと思っていた矢先、テレビをつけたらマイケル・ジャクソン(Michael Jackson)の姿が。2009年、彼が亡くなる4カ月前でした。エンターテイメントの世界で、同じ表現者でもこれだけ違うのかと衝撃を受けました。パフォーマーである彼から観客がエネルギーを感じ取っている。その姿を見て、マイケルがいるアメリカ・ロサンゼルスで表現者になりたいと思いました。彼を超えていく!と。

水嶋:人生のターニングポイントですね。

RiRia:はい。両親に米国移住の決意を伝えたところ、「次の国際大会で優勝したら、アメリカへの片道チケットをプレゼントする」と言ってくれました。11年のマクサンス・ラリュー国際フルートコンクールで最年少優勝することができ、12年1月、両親との約束を胸に、米国への移住を見据えてニューヨークとロサンゼルスを視察しました。行った時期のニューヨークが極寒だったこともあり、ロサンゼルスに行くことを決めました。

ただ、ロサンゼルスに来てがっかりしたこともあります。私はファッションが大好き。ロサンゼルスはセレブや水嶋さんのようなファッション業界のおしゃれな人であふれていると思っていたので、移住して最初の頃は、人々があまりにもカジュアルなのを見て、正直残念に感じましたね。それでも気候は素晴らしく、エンタメの中心地です。舞台ではなく映像で俳優をしたいという思いもあり、やはり自分が住むのにふさわしいのはハリウッドだと思いました。

水嶋:ロサンゼルスに来てすぐの頃は、どんな生活をしていましたか?

RiRia:移住をするのに高校卒業まで待てない自分がいて、高校2年生でロサンゼルスへ。最初は公立高校に通いながら、音楽大学付属のプレカレッジに通い、学生寮に住んでいました。俳優・表現者になりたいとロサンゼルスに来たけれど、最初の4~5年は音楽留学となってしまい、やりたいことを思うようにできない時期でした。

水嶋:移住した当初の英語力はどうでしたか?

RiRia:英語力は全くなく、人に話かけることもハグをすることもできなかったですね。いつの間にか英語力が身についたのですが、音楽をやってきたのは英語習得において、ラッキーだったかなと。

水嶋:リスニング(聴力)に長けていそうですよね!

RiRia:また、公立高校に通ったことで英語力がついたように思います。周りに日本人もいなかったので、その環境にもまれながら、高校生活を送れたのは大きかったです。

米国で俳優、マルチクリエイターとして活躍の幅を広げる

水嶋:卒業してから、仕事を得るまでの道のりはどのようなものでしたか?

RiRia:17年、EB-1ビザ(第一優先枠:突出した能力や知名度を持つ人物に与えられるビザ)を取得し、米国で就労可能に。そこから階段を登るように、表現者としてコマーシャル出演、さまざまな方のミュージックビデオ出演と仕事が決まっていき、エージェントもつきました。

水嶋:エンタメの地ロサンゼルスでは、多くの事務所が存在しますが、自分に合うエージェントを見つけるのは容易ではなかったのでは。

RiRia:巡り合わせがとても重要でした。大きな事務所だからといって、仕事が入ってくるとは限らない。小さい事務所だからこそ、親身になってくれる場合もあります。日本のマネージメントの仕組みとは異なり、米国では短い期間であっても、納得のいく結果が得られない場合は、タレントが事務所を変更できます。今までに7回事務所を変え、やっとしっくりくるマネージメントと共に仕事をしています。

水嶋:俳優業をしながら、グラフィックデザインや動画クリエイションをしていますが、マルチクリエーターとして活動するに至った経緯を教えてください。

RiRia:幼いときから、コラージュやペーパークラフトをはじめ、何かを創造するのが好きでした。パンデミック中に「おうち時間で何か楽しいことをしよう。みんなを勇気づけられたら」という思いで、自分の作品をソーシャルメディアに投稿したのがきっかけです。自分の体を紙人形に見立てて着せ替えするデジタル作品“RiRia紙人形”。この作品への反響がとても大きく、企業からのコラボ案件をいただくようになりました。

水嶋:紙人形という古くから日本に伝わるものを、デジタルで表現するなんて素敵ですね!

RiRia:ありがとうございます。この作品をきっかけに、韓国女性グループ 2NE1のメンバーの一人であるCLがソロデビューをする際のミュージックビデオ「+DONE161201+」を監修してほしいとの依頼が。本人からインスタグラム経由でオファーをいただいたので「見てくれている人がいる、こんなことがあるんだ」と驚きました。

水嶋:カメオ出演もされたんですよね。まさに、アメリカンドリーム!多くのミュージックビデオや広告のクリエイティブを担当していますが、最近はどのようなプロジェクトがありましたか?

RiRia:キャセイパシフィック航空のウェブCMのクリエイティブを担当しました。自分をコラージュにして、世界を舞台に「駆ける、架ける、賭けるRiRia」を表現したストップモーションビデオです。少しユーモアのある、遊び心のある作品に仕上がりました。

水嶋:トヨタ自動車とクリエイターとの共創プロジェクト「トヨタ ディレクターズカット(TOYOTA DIRECTORSCUT)」での、RiRiaさんの映像作品も記憶に新しいですが、いかがでしたか?

RiRia:空想のゲームをつくり、キャラクターをデザインし、グラフィックを作り込み、実写でも登場する。ディレクション、編集、そして出演もしたので、大変な作業でした。でも、自分の頭の中のものを一番忠実にアウトプットできるのは自分しかいないと思うので、自分で全てできてしまうのは、アーティストとしての強みだなと思います。

フルート奏者から俳優へ、気持ちが切り替わった転機

水嶋:俳優として出演した思い出深い作品はありますか?

RiRia:ユナイテッド航空のテレビCM出演が印象に残っています。フルートの演奏ができて、奇抜な容姿の俳優を探しているとのことでした。

水嶋:それは、RiRiaさんしかいないですね!

RiRia:私以外に誰かいるのかな?いるなら見てみたい!と思いましたね。撮影はグランドキャニオンの頂上で一人。クルーは数km先まで下山をし、ヘリコプターからの撮影でした。フルート奏者としての自分から、俳優としての自分に切り替わった瞬間に、自分の中で「これだ」と腑に落ちました。今まで積み重ねてきたことから、これから目指す自分が見えました。今でも、あのグランドキャニオンから見た夕焼けと、そのときの自分の感情を思い出します。

水嶋:プロの俳優として歩み出した、素晴らしいターニングポイントですね。

RiRia:そこからドラマ出演も決まるようになりました。「ドールフェイス」(Huluオリジナル)でチェリーという名のロックスター役で出演、またエミー賞9冠を受賞した「ハックス」(HBOオリジナル)に出演。実はスタイリスト役なんです!

水嶋:そうなのですね!ファッションが好きだとおっしゃっていましたが、現場の印象はいかがでしたか?

RiRia:ファッションが好きな私としては、憧れの職業でもあるスタイリストの役を演じられるのは、夢のような時間でした。セットの作り込みも、用意されている衣装も素晴らしく、その空間にいるだけで、ワクワクしました。少しでも自分の性格を投影できる役はしっくりきますね。日本人限定でキャスティングされるよりも、人種関係なく自分がハマる役に挑んでいきたいです。それが自分の役者スタイルだと思います。米国の人々が思う日本のイメージはあると思いますが、ニュー・トーキョー、ニュー・ジャパンを彷彿させる役者でいたいと思っています。

水嶋:RiRiaさんとの出会いは、ロサンゼルス日本大使館主催のイベント「JX」。女優のAKEMIさんが紹介してくれました。とてもファッショナブルで、日本人とは違う存在感とすてきなオーラを感じました。さすがハリウッドで活躍している人だと思いました。

RiRia:私は「東京産、ロサンゼルス製」。二つの土地の素晴らしさを融合して、クリエイションを続けたいです。日本に向けて何かを制作するのは、私にとってグローバル。25年は日本での活動も増やしていきたいです!

PHOTOS:TADASHI TAWARAYAMA[SEVEN BROS. PICTURES], TEXT:ERI BEVERLY

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【100名様をご招待】「タナカ」が2月5日に国立代々木第二体育館でショーを開催 ランウエイに強い豊かな表現力に注目

「タナカ(TANAKA)」は、2025-26年秋冬コレクションを国立代々木競技場・第二体育館で2月5日に発表する。「WWDJAPAN」は同ファッションショーに100名を招待。応募期間は1月17〜27日だ。

「タナカ」は17年に米・ニューヨークで設立したユニセックスブランドで、タナカサヨリ=デザイナーとクボシタアキラ=クリエイティブ・ディレクターが手掛けている。“これまでの100年とこれからの100年を紡ぐ衣服”をコンセプトにした日本製デニム中心のラインアップで、タイムレスなデニムを使った挑戦的なクリエイションが持ち味だ。

22年9月には、東京都と日本ファッション・ウィーク推進機構(JFWO)主催のファッションコンペ「東京ファッションアワード(TOKYO FASHION AWARD)」を受賞し、翌年3月にはブランド初となるランウエイショーを「楽天 ファッション ウィーク東京(Rakuten Fashion Week TOKYO)」で行った。ショーではニューヨーク発のブランドらしい自由を讃えるムードと、そのアイデンティティーを体現する多彩なデニムアイテムがランウエイで融合し、会場にはパワフルなエネルギーがみなぎっていた。今回は約1年ぶりとなるショーなだけに、期待が高まる。

プレゼント詳細

<募集期間>
1月17日(金)〜27日(月)

<プレゼント詳細>
■「タナカ」2025-26年秋冬ファッションショー
開催日:2月5日(水)
時間:20:00スタート
当選者数:100名
場所:国立代々木競技場・第二体育館
東京都渋谷区神南2丁目1−1

【応募要項】

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・会員登録の上、応募フォームよりご応募ください。
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・席数は予告なく変更となる場合がございます。
・予め設定された会場の収容制限数に達した際は入場を制限する場合がございますので、ショー開始30分前には会場にお越しください。
・応募はお一人様1回のみ有効です。
・応募者多数の場合は抽選により当選者を決定いたします。
・当選発表は招待メールおよび招待状の送信をもって代えさせていただきます。
・ご応募いただいた方には、特別なプロモーションメールをお送りする場合がございます。
・学割会員(スタンダード/ライト)、一般スタンダード会員、一般ライト会員、無料会員の順に優先してご招待いたします。
・抽選結果に関するお問い合わせはお受けできません。また、招待メールおよび招待状は再送いたしませんので予めご了承ください。
・現地までの交通費は含まれません。
・当選権利の交換・換金、また第三者への譲渡・転売はできません。代理の方への譲渡は無効となります。
・ご来場のお客様が写った写真が「WWDJAPAN」および協賛社の広報活動(「WWDJAPAN」のウェブサイトや広報誌への掲載、雑誌、新聞などへの情報提供)および社内コミュニケーション(紙およびその他の媒体を含む)に掲載される場合がございますので、予めご了承の上お申し込みください。
・同業者の方の応募はご遠慮ください。
・当選者ご本人様のみご来場いただけます。小さなお子様の同伴はお断りいたします。
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・本キャンペーンへの参加は、応募者自らの判断と責任において行うものとし、応募に際して応募者に何らかの損害が生じた場合、当社の故意または重過失に起因するものを除きその責任を一切負いません。
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・個人の属性等、アンケート項目への回答は、統計処理した集計値としてのみ使用いたします。
・当選者の個人情報は、コレクション招待に関する連絡のため、開催ブランドと共有させていただきます。法令により開示を求められた場合を除き、応募者の同意なしに開催ブランドを除く第三者に対して開示・提供することはございません。この点については、下記プライバシーポリシーをご参照ください。
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小袋成彬が語る新作「Zatto」と「ロンドンでの出会い」 「ジャパニーズ・ソウルって感じですよね」

PROFILE: 小袋成彬/ミュージシャン

PROFILE: (おぶくろ・なりあき)1991年生まれ。埼玉県さいたま市出身、ロンドン在住。立教大学を卒業後、プロデューサーのYaffleと共に音楽プロダクション「TOKA」を設立。2018年、宇多田ヒカルをフィーチャリングに迎えたシングル「Lonely One」でメジャーデビューを果たし、同年リリースのデビューアルバム「分離派の夏」は第11回CDショップ大賞2019にノミネートされた。19年、セルフプロデュースによる2ndアルバム「Piercing」、2021年には3rdアルバム「Strides」をリリース。19年以降、活動拠点をイギリスに移し、世界各国のミュージシャンとのコラボレーションを展開。J-WAVEの音楽番組「Flip Side Planet」のMCも務めている。

小袋成彬が、3年ぶり4枚目となるアルバム「Zatto」をリリースした。これまでもアルバムごとに作風を変えてきた彼だが、本作を聴いて分かる通り、今作の進化はかなりラディカルなものになっている。ロンドンで暮らしはじめて5年という月日が経過した今の小袋成彬だからこそ生み出せる、現地で出会ったミュージシャンたちと作り上げた結晶のような音。ロンドンでの生活と、そこで見聞きし考えたことが何なのか、詳しく訊いてみた。

「デジタルプラグインも一切使ってないし、全てが生の楽器」

——アルバム「Zatto」を聴きました。正直、かなり驚いています。これはどういう音楽かと聞かれたら、「音楽的にはジャズでソウルミュージックで……」って答えるんだけど、そんなものでは言い表せない小袋さんのソウルが鳴っています。

小袋成彬(以下、小袋):ジャパニーズ・ソウルって感じですよね。ちあきなおみや和田アキ子あたりの。

——何があってこんな境地にたどり着いたのか。

小袋:最初はハウスミュージックのアルバムを作ってたんですよ。でもコロナになって、ブラック・ライブズ・マターもあって、ウクライナやガザの戦争も起きて、日本に住んでたら関係なさそうな出来事が一気に身近になっていった。いつも行くパブで働くウクライナ人の女の子がどんどん憔悴していく感じとか見てると、もう無関係じゃないなって思えてきて。ハウスミュージック作ってる場合じゃないかも、って。それでハウスミュージックのアルバムは完成半ばで諦めたんですよ。
※その時に制作された楽曲のうち3曲はアルバムのリリース前に配信された。

次第に、ブルースやジャズが響くようになってきた。ロンドン生活が長くなってきて黒人の友達も増えてきたので、彼らが日々考えてる悩みも実感レベルで分かるようになってきたんです。そうすると、ダニー・ハサウェイががっつり入ってくるようになった。フリーダムっていう概念も、正直それまであまりピンと来てなかったんですよ。別に俺は生まれながらにフリーダムだけど、って思ってたし。でも、ロンドンは生まれながらに抑圧されている人たちがいっぱいいるんですよね。そういう延長線上で、今作は生まれていきました。

——世相の変化を受けて、踊っている場合じゃないという心境になってきたと。

小袋:踊ってても、戦争の映像とかがちらつくんですよ。なんか違うな、って思えてきた。

——そこからなぜジャパニーズ・ソウルに?

小袋:ダニー・ハサウェイみたいなカッコいいのを作りたいなと思うけど、やっぱり英語だと猿真似になっちゃうなって。試行錯誤していくうちにここにたどり着いたって感じです。でも、ロンドンの人たちに聴かせたらすごく自然に受け入れてくれてたから、日本語なんだけど譜割りやグルーブは西洋の影響を受けてるんじゃないかな。俺は普段は日本語を喋らないので。

——サウンドは、どのようなアプローチで生まれていったんでしょうか。

小袋:それぞれリファレンスはちゃんとありますよ。「Hanazakari」はボブ・マーリーの「Slave Driver」って曲があって、その弾き語りをずっと練習してたら生まれてきた。でも同じコードだとボブ・マーリーそのままになっちゃうから、いろいろ変えてみました。マイルス・デイヴィスに「All Blues」って曲があるんですよ。半音だけ転調する瞬間があるんですけどそれが手癖で出ていたり。今回はちゃんと楽器を手に取って作ろうという思いがあったので、デジタルプラグインも一切使ってないし、全てが生の楽器ですね。

ロンドンの多様なミュージシャンとの制作

——今作がすごく贅沢なのは、その演奏に集まっているミュージシャンが、今のロンドンのシーンを作っている活きのいい人たちばかりで。しかも、曲によってその座組みもバラバラです。これは、やりたいことに合わせてメンバーを変えていったということですよね。

小袋:まさにそうです。レゲエが弾ける人、チャーチミュージックが得意な人ってそれぞれに得手不得手があるので、特性を考えてバンドを組んでいます。だいたい1バンドにつき2曲で、4バンドで作ってますね。

——それぞれの演奏のアドリブについては、ミュージシャンにどの程度任せていたんですか?

小袋:アドリブもけっこう入ってますよ。でも、大きな設計図は自分が書きました。ここは誰々のソロです、ここのピアノはこういうリズムで弾いてください、というルールの中で遊んでもらってます。だから、今回は基本的にはジャズセッションのメンツを集めています。月曜、火曜にロンドンでフリージャズのセッションがあって、そこに通って出会った人たち。知った仲だし、ある程度どうなるかイメージは描けてました。

——出てきた演奏に対しては、小袋さんはどういったディレクションをされたんですか?

小袋:例えば「Shiranami」だと、英語で「White Waveだよ」って説明しても、ヨーロッパの人たちは南フランスのビーチとかを想像しちゃう(笑)。実際に日本の人たちが想起するのは、岩に打ちつける波しぶきや磯の匂いですよね。「違う違う、そんな弾き方しないでくれ!東映のロゴと一緒に出てくるあの波が日本のShiranamiだよ!」って言うと、理解してくれたり。

——なるほど(笑)。「Kamifubuki」も「Shiranami」と同じミュージシャンが集っていますけど、ニュアンスがまた全然違いますよね。だから、演奏については小袋さんのディレクションがけっこう入っているんだろうなと思いました。

小袋:一回バンドメンバーの前で英語で歌うんですよ。歌詞を理解してもらいたいから。「Shiranami」も、「旗を燃やして人の夢を照らす」っていうのを「Burning the flag to light up people’s dream」とか訳して歌うと、「yeah!!」って返ってくる。そもそも「Shiranami」に関しては、ダニー・ハサウェイがピンク・フロイドと一緒にやったらこんな感じになると思うんだけどって説明すると、あぁなるほどね! って。

——ロンドンのジャズシーンだと、そういったディレクションしながらのセッション&レコーディングは普通なんですか?

小袋:珍しいと思う。いろんなレコーディングに行きましたけど、こんなに明確なビジョンを持って入ることってそんなにない。だいたい皆、適当に入って適当に弾いて帰っていくから。今日のセッションって結局なんだったんだ? みたいなのも多いですよ。そんな感じだから、皆「これだけ分かりやすく説明してくれてありがとう」って言ってました。何をやればいいか理解できた、って。でも金払ってるの自分だし、もったいないことしたくないじゃないですか。だからこそ決めるところは決めつつ自由にやらせるところはやらせて、っていうのは意識しましたね。そういったアプローチや人間関係は、5年間ロンドンに住んで培ってきたもの。ほんと、いろんな人がいるから。そもそも時間通りに来ない人、昼飯行ったきり帰ってこない人……そういう奴に限って一番巧いからムカつくんだけどね(笑)。5年前だったら発狂してたけど、もう慣れました。

——ということは、今作は音楽性も演奏も含めて、小袋さんが5年間ロンドンに住んだ結果の集大成と言えるのかもしれないですね。5年前だったら絶対に生まれていないアルバム。

小袋:自分がディレクションする形でロンドンのミュージシャンと一緒にやったのは、宇多田(ヒカル)さんのセッションで「丸の内サディスティック」を演奏したのが最初だったんです。だけど、当時は英語も喋れないし、ミュージシャンの人たちのことを何も分かってないし、俺全然だめだわって思った。もちろん完成したものには満足してるんだけど、でもクリス・デイヴはじめいろんな人の特性や性格を分かってなかったから。未熟だった。今は一人ひとりのグラデーションが分かってきたし、そういう意味では今が集大成と言えますね。

日本語の歌詞

——そうやってロンドンのミュージシャンが集結して演奏していながらも、特に「Shiranami」あたりに顕著ですけど、演歌にも接近するような日本らしさが出てきているのはなぜでしょう。

小袋:やっぱり、日本語だからそうなっちゃうんだと思います。自分は、USラップを真似して英語っぽいラップをする意味が全然分かんなくて、日本語の良いところを出してこそだと考えてる。それこそ、洋楽の要素を取り入れつつ日本語の良いところを出す歌い方って、ちあきなおみや和田アキ子で完成したと思ってるんです。ラッツ&スターとかね。あの辺が、まだ日本語の響きを大切にしていた人たちなんじゃないかな。あの人たちのバックバンドって、すごく豪華だったりするじゃないですか。今作は、そういうことをやってるんですよ。で、そこにロンドンの多様性を入れた。

——洋楽の歌い方に影響を受けているんだけど日本語の良さを活かしたハメ方、ということですよね。そこに今のロンドンのミュージシャンに加わってもらうことで、1970年代の日本の歌謡曲・ポップスが、今の小袋さんでしか成し得ない音楽として表現されていると。

小袋:演歌って、譜割りを崩して歌うじゃないですか。このアルバムもかなり崩しているところがあるから、余計に演歌っぽく聴こえるんだと思う。でもそもそものメロディーの作りという点でも工夫していて、日本の歌って主音(音階を構成する最初の音。例えばラシドレミファソラというイ短調の場合、ラが主音となる)で終わる。サム・スミスとか聴いてると、英語だけどメロディーは主音で終わるし日本歌謡っぽいなと感じる。演歌っぽい。でも自分はそういったことはあまりしたくなくて、メロディーについては主音で終わらないようにしてます。だから、他の人には真似できないと思う。

——小袋さんはどんどん日本語を客観的に捉えるようになってきてますよね。だからこそ日本語の良さを活かすんだけど日本語っぽくない譜割りやメロディーを組み立てていくという独自の作風になってきてて、それが一周回って演歌っぽく聴こえるというのがすごく面白い。

小袋:そうですよね。演歌はコブシを効かせつつ、基本的にはオンでノるからグルーブがあまりないんだけど、そこが違うポイント。

——どちらが良いとは一概に言えないけれど、日本語ならではの発音と、洋楽の影響を受けたリズムや発声法のバランスという点では80年代は一つの完成と言えるかもしれないですね。

小袋:2000年代以降は、ドメスティックな方向にまた変化していますよね。スキマスイッチさんをはじめとした、ちゃんと日本語の歌を日本の譜割りで歌っていくんだという流れ。その一方で宇多田さんみたいに完全にニューヨーク仕込みの独自の譜割りで歌う人も出て来たけど。この前日本に帰ってきて紅白(歌合戦)を観てると、Mrs. GREEN APPLEさんは完全にオンでの歌い方でしたね。かえるの歌みたいな、日本語に合う形式の乗せ方。あれはあれで一つのドメスティックに進化した日本の歌だと思います。でも、ブルースはなくなってきてますよね。

「皆にカバーしてほしいし、教科書に載ってほしい」

——「Zatto」は、日本語の響きは大事にしつつも、小袋さんがロンドンで肌で感じているブルース的な心の痛みを歌っているのかもしれないですね。

小袋:ソウルを取り戻せ! ということですかね(笑)。今回参加してくれたミュージシャンたちに、曲の説明をする前にデモを聴かせた時点で皆が「やばいね」って言ってくれたんですよ。何かを歌っている、ソウルが出ている、というのが伝わったんじゃないかな。

——いやはや、ソウルって何なんでしょうか。小袋さんがロンドンで生活して感じたもの、としか言いようのない何かがある。

小袋:汚い屋台のケバブばっかり食べてないと、この音は出なかったかもしれない。前みたいに深夜にコンビニ行く甘ったれた生活じゃなくて、カチカチの寿司と、空っぽの冷蔵庫と……なんで33歳にもなってこんな生活してるんだろうっていう……食ってるもので出る音が違いますから(笑)。

——グルーブには、関わっている人や食べているものが出るって言いますよね。生活そのものだと

小袋:絶対にあると思いますよ。ロンドンで暮らしてると、ビザがなくて1年間ずっとつらい思いをしている人もいるし、親父が戦争に行かされちゃったって言ってる人もいるし、そういった嘆きや苦しみが音に出ることでユニバーサルなソウルとして響くんだと思う。今回参加してくれたピアノのライル・バートン(Lyle Barton)も、ガイアナにルーツがあるって言ってて。ガイアナってどこ?! ってなるじゃないですか。ベースのロゼッタ・カー(Rosetta Carr)もイタリア生まれ、ロンドン在住という経歴だしね。本当にいろんなバックグラウンドの人がいるから。

——歌詞は、固有名詞がどんどん減ってきていて、今作は抽象的な言葉遣いが増えた印象です。

小袋:前とは英語の習熟度が違うというのも大きいと思います。あと「Zatto」のように日本語なんだけど言葉の響きが独特なもの。俺は、作ったらまず日本人じゃない人に聴かせて、そこで歌ってもらえたら勝ちじゃないですか。

——今作はそうやってロンドンでの小袋さんの生活そのものが音としてにじみ出ているんだけど、でもそれを極限まで突き詰めていった結果、ちょっと近寄りがたいものとして完成していますよね。俗世間にまみれたところから生まれたものではあるんだけど、どこか聖なるものに聴こえるというか。たぶん、音が削ぎ落とされ過ぎていて、完全に小袋さんという人間の骨格しか残っていないシンプルさゆえ、なのかもしれないですけど。

小袋:今回って、何も変わったことはしていなくて、全然難しくない。だから、皆にカバーしてほしいし教科書に載ってほしい。音も削ぎ落としてあるし、コードも本当に難しくない。日本の音楽って、コードにうるさいじゃないですか。「ここのコード進行が素晴らしい」とかよく言いますよね。日本はやっぱり、協調性を大事にしてるんだと思う。それぞれのリズムを奏でるよりも、ハーモニーを重視するから。西洋は全然そんなことない。コードなんてAマイナーとEマイナーだけで曲ができちゃうし、リズムとグルーブを重視する。J-POPの価値観は、ハーモニー重視で次にメロディー、そしてリズムは最後。メロディーの在り方も、ハーモニーの中でいかに自分を表現していくかという考え。それで言うと、今回の作品は「Shiranami」の最初とかマジでB♭マイナーしか弾いてないから(笑)。子どもでも弾けます。

——例えば最近の宇多田さんの作品を聴いていても、どんどん楽曲の骨格が際立ってきていますよね。スケルトン化している。小袋さんの今作も、ある意味で共振しているように思います。

小袋:宇多田さんはどんどんミニマルになってきてますよね。まあ、もともとあまりコードがどうって人ではないけど、ロンドンの良いプロデューサーと出会ったことでその傾向がさらに出てきてると思います。

——ちなみに、小袋さんは宇多田さんの「BADモード」についてはアルバム全体としてどう受け止めましたか?

小袋:やっぱりフローティング・ポインツ(Floating Points/サム・シェパード)の曲は良いなって思いました。真似できないしね。そういえば、ロンドンの店で飯食ってたらなぜか隣に偶然サムがいて。うわーって思って、「自分でミックスした段階の曲で、良かったら聴いてもらえない? あまり自信ないんだけど」って「Shiranami」を送ったんですよ。そしたら「自信ないなんて言うなよ」って言われて、しかも聴いてくれて「良かった」って返信が来て。あまりそういうこと言わない人だからめっちゃテンション上がりました。友達と「サムから良かったって返信きたよ!やばっ!」って盛り上がった(笑)。

レコーディングメンバーについて

——すごくレアな体験!(笑) ロンドンのミュージシャンとの交流についてもっと詳しく聞きたいんですけど、今作に参加しているジャズ・シーンの人たちはどういった方が多いんですか?

小袋:「Zatto」と「Tangerine」は、サンファ(Sampha)のバンドでベースを弾いているロゼッタ・カーという女の子で。彼女は歌も歌えて、しかも素敵なので、そこにココロコ(Kokoroko)のドラマーのアヨ・サラウ(Ayo Salawu)を呼びました。アヨは後ろ目でリズムをとる感じなので、ロゼッタと絶対合うなと思って。ピアノのアマネ・スガナミ(Amane Suganami)は知らなくて、今回ギターのティージョー・マン・チェン(Tjoe Man Cheung)に紹介してもらいました。

——アマネさんはイギリス生まれなんですよね。

小袋:ドラムのジェローム・ジョンソン(Jerome Johnson)は教会でずっとドラムを叩いてた人で、ソリッドな音を出すしめちゃくちゃ巧い。「Shiranami」にすごく合うだろうなと思ってティージョーが紹介してくれました。ピアノのローリー・レッドファーン(Rory Redfern)はモデルもやってる人。Daichi Yamamotoがイギリスに来た時にジャズセッションに連れてって、そこで弾いてるのを観て「あいつ巧くない?!」ってなって声をかけた。

——それが、「Kagero」と「Hanazakari」になるとまたガラッと音楽性が違いますよね。

小袋:その2曲はラテンとレゲエなので、また違うメンバーを集めています。ドラムのサム・ジョーンズ(Sam Jones)は、去年東京にいた時に彼がちょうど日本に来てて、一緒に「すしざんまい」に行きました(笑)。それで仲良くなってセッションすることになった。彼にピアノでいい人いない? って聞いたら、ヌバイア・ガルシアのバンドで一緒に演奏してるライル・バートンを紹介してくれて。あとはダブルベースを探してたんだけど、ティージョーにベン(Benjamin Crane)のことを教えてもらってライブを観に行って仲良くなった。それぞれの特性と関係性があって、全部詳しく説明すると長くなっちゃうけどそんな感じかな。

——ちなみに、エンジニアのこだわりは?

小袋:ミックスはディアンジェロの「Voodoo」をやっているラッセル・エレバド(Russell Elevado)という人で。一回、ペトロールズの「乱反射」という曲でお願いしたことがあって、今回もお願いしました。あとレコーディングをしてくれてるアンディ・ラムゼイ(Andy Ramsay)はステレオラボ(Stereolab)のドラマーなんです。

——そのスタジオ(Play Studio)は、アンディ・ラムゼイが所有してるんですか?

小袋:いや、これはアンディというよりステレオラボのスタジオなんですよ。キング・クルールやマウント・キンビーといった、俺ら世代のバンドが皆使ってますね。

——「Zatto」と「Kagero」の一部は日本でレコーディングしてますよね?

小袋:そうなんです。弦だけは向こうでレコーディングできなくて。お金かかるし、俺がスコアを書けないので、それだけはリモートで日本でやってもらいました。

「自分のアートを持つのが夢だった」

—今日の小袋さんの話を聞いていると、ロンドンで本当にいろんなミュージシャンと交流しているのが伝わってきました。その中でも、最もコアに関わっているコミュニティーというとどこになるんですか?

小袋:俺がいるのは、バイナルオンリーで自分たちでサウンドシステム作ってDJやる人たちの界隈です。東ロンドンでやってるんですけど、自分はもうそのクルーの一部なので、日曜にそこに行ってお酒飲んで遊んで。あと、演奏する人たちのコミュニティーは南ロンドンにあるので、新しいミュージシャンと交流しながら、「いいねぇ……!」って言って帰る(笑)。同じジャズでもシャバカ・ハッチングスとかのコミュニティーは年上で、声をかけるにはちょっと恐れ多い。ヌバイア・ガルシアとかヤズミン・レイシーの周りの人たちは歳が近いから声かけやすいんですけど。ロンドン・ジャズは一口に語れないグラデーションがありますよね。ロックも盛り上がってて、ブラック・ミディを一回観に行ったんだけどめっちゃ良かった! 詳しくないけど、あの界隈も熱いんでしょうね。

——アートワークは、Zatto=雑踏の中にいる小袋さん、というシチュエーションを表現しているんですか?

小袋:人ごみの中で、世界情勢について話している絵にしたかったんです。新聞読みながらコーヒーを飲んでる感じの。都会に埋もれている人間の苦しみじゃないけど、それについて考えつつちょっとユーモアもあって、みたいな。フォトグラファーのPiczoさんと土日のマーケットに出かけて、そこに面しているカフェで撮りました。

——今回、自主リリースになった経緯は?

小袋:ソニーをやめたんです。そもそもこれまでも全部自分で仕切って作ってたので、もう自分でできるじゃんってなって。でも、今回は打ち込み音を使ってないし、今までで一番お金かかりましたけどね。レーベルに属するとなんだか外注されてる気分になるけど、自分のアートを持つのが夢だったので、そういうありがたいことができて良かったです。全部自分でお金払ってるんで、全力注ぎましたよ。そもそもこんなにロンドンでたくさんレコーディングしたことなかったし、ブッキングもスタジオの予約も全部自分でやって。マジでDIYです。もらったデータも、今までならエンジニアに任せるけど全部自分で編集した。ミキシングもゼロからYouTubeで勉強して。へぇ、こうやるんだ! って。歌の編集も自分でやったんですけど、ピッチ直したら負けだなって思ったからデジタル処理はせずに作ったし。でも、ここまで全部自分でやるのはもう嫌かな(笑)。1年間これしかやってないから。33歳独身じゃないとできないですよこんなの(笑)。

——3月~4月には日本でアルバムのツアーがありますね。楽しみにしています。

小袋:さすがに向こうの人たちを全員は連れてこれないので、日本のミュージシャンでバンドを組みます。同期なしで、一発のセッションで。技術だけでいうと、日本のミュージシャンも演奏は巧いんですよね。だから全然心配してないです。良いライブになると思います。

PHOTOS:MAYUMI HOSOKURA

「Zatto」

■小袋成彬 4thアルバム「Zatto」

Tracklist
1. Zatto

2. Tangerine

3. Shiranami

4. Shigure

5. Kamifubuki

6. Kagero

7. Sayonara

8. Hanazakari

<デジタル配信>

リリース : 2025年1月15日
レーベル : Nariaki Obukuro

<CD盤>

リリース : 2025年2月26日
初回仕様限定ケース+オリジナルポスター
価格:3300円
購入リンク: https://erj.lnk.to/vASidK

<アナログ盤>

8曲40分
予約開始:2025年1月15日
【通常盤】歌詞カード、2L写真付き。
価格:4400円
購入リンク: https://shop.nariaki.jp/

■Nariaki Obukuro Japan Tour 2025 "Zatto"

<日程・会場>
3月15日(土)【大阪】 味園ユニバース

3月16日(日)【愛知】 名古屋CLUB QUATTRO

3月22日(土)【東京】 恵比寿リキッドルーム

3月29日(土)【福岡】 BEAT STATION

3月30日(日)【福岡】 BEAT STATION

4月3日(木)【北海道】 札幌ペニーレーン24

4月6日(日)【東京】 Zepp Diver City (TOKYO)
※追加公演 4月11日(金)【東京】 恵比寿リキッドルーム

https://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventBundleCd=b2556500

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小袋成彬が語る新作「Zatto」と「ロンドンでの出会い」 「ジャパニーズ・ソウルって感じですよね」

PROFILE: 小袋成彬/ミュージシャン

PROFILE: (おぶくろ・なりあき)1991年生まれ。埼玉県さいたま市出身、ロンドン在住。立教大学を卒業後、プロデューサーのYaffleと共に音楽プロダクション「TOKA」を設立。2018年、宇多田ヒカルをフィーチャリングに迎えたシングル「Lonely One」でメジャーデビューを果たし、同年リリースのデビューアルバム「分離派の夏」は第11回CDショップ大賞2019にノミネートされた。19年、セルフプロデュースによる2ndアルバム「Piercing」、2021年には3rdアルバム「Strides」をリリース。19年以降、活動拠点をイギリスに移し、世界各国のミュージシャンとのコラボレーションを展開。J-WAVEの音楽番組「Flip Side Planet」のMCも務めている。

小袋成彬が、3年ぶり4枚目となるアルバム「Zatto」をリリースした。これまでもアルバムごとに作風を変えてきた彼だが、本作を聴いて分かる通り、今作の進化はかなりラディカルなものになっている。ロンドンで暮らしはじめて5年という月日が経過した今の小袋成彬だからこそ生み出せる、現地で出会ったミュージシャンたちと作り上げた結晶のような音。ロンドンでの生活と、そこで見聞きし考えたことが何なのか、詳しく訊いてみた。

「デジタルプラグインも一切使ってないし、全てが生の楽器」

——アルバム「Zatto」を聴きました。正直、かなり驚いています。これはどういう音楽かと聞かれたら、「音楽的にはジャズでソウルミュージックで……」って答えるんだけど、そんなものでは言い表せない小袋さんのソウルが鳴っています。

小袋成彬(以下、小袋):ジャパニーズ・ソウルって感じですよね。ちあきなおみや和田アキ子あたりの。

——何があってこんな境地にたどり着いたのか。

小袋:最初はハウスミュージックのアルバムを作ってたんですよ。でもコロナになって、ブラック・ライブズ・マターもあって、ウクライナやガザの戦争も起きて、日本に住んでたら関係なさそうな出来事が一気に身近になっていった。いつも行くパブで働くウクライナ人の女の子がどんどん憔悴していく感じとか見てると、もう無関係じゃないなって思えてきて。ハウスミュージック作ってる場合じゃないかも、って。それでハウスミュージックのアルバムは完成半ばで諦めたんですよ。
※その時に制作された楽曲のうち3曲はアルバムのリリース前に配信された。

次第に、ブルースやジャズが響くようになってきた。ロンドン生活が長くなってきて黒人の友達も増えてきたので、彼らが日々考えてる悩みも実感レベルで分かるようになってきたんです。そうすると、ダニー・ハサウェイががっつり入ってくるようになった。フリーダムっていう概念も、正直それまであまりピンと来てなかったんですよ。別に俺は生まれながらにフリーダムだけど、って思ってたし。でも、ロンドンは生まれながらに抑圧されている人たちがいっぱいいるんですよね。そういう延長線上で、今作は生まれていきました。

——世相の変化を受けて、踊っている場合じゃないという心境になってきたと。

小袋:踊ってても、戦争の映像とかがちらつくんですよ。なんか違うな、って思えてきた。

——そこからなぜジャパニーズ・ソウルに?

小袋:ダニー・ハサウェイみたいなカッコいいのを作りたいなと思うけど、やっぱり英語だと猿真似になっちゃうなって。試行錯誤していくうちにここにたどり着いたって感じです。でも、ロンドンの人たちに聴かせたらすごく自然に受け入れてくれてたから、日本語なんだけど譜割りやグルーブは西洋の影響を受けてるんじゃないかな。俺は普段は日本語を喋らないので。

——サウンドは、どのようなアプローチで生まれていったんでしょうか。

小袋:それぞれリファレンスはちゃんとありますよ。「Hanazakari」はボブ・マーリーの「Slave Driver」って曲があって、その弾き語りをずっと練習してたら生まれてきた。でも同じコードだとボブ・マーリーそのままになっちゃうから、いろいろ変えてみました。マイルス・デイヴィスに「All Blues」って曲があるんですよ。半音だけ転調する瞬間があるんですけどそれが手癖で出ていたり。今回はちゃんと楽器を手に取って作ろうという思いがあったので、デジタルプラグインも一切使ってないし、全てが生の楽器ですね。

ロンドンの多様なミュージシャンとの制作

——今作がすごく贅沢なのは、その演奏に集まっているミュージシャンが、今のロンドンのシーンを作っている活きのいい人たちばかりで。しかも、曲によってその座組みもバラバラです。これは、やりたいことに合わせてメンバーを変えていったということですよね。

小袋:まさにそうです。レゲエが弾ける人、チャーチミュージックが得意な人ってそれぞれに得手不得手があるので、特性を考えてバンドを組んでいます。だいたい1バンドにつき2曲で、4バンドで作ってますね。

——それぞれの演奏のアドリブについては、ミュージシャンにどの程度任せていたんですか?

小袋:アドリブもけっこう入ってますよ。でも、大きな設計図は自分が書きました。ここは誰々のソロです、ここのピアノはこういうリズムで弾いてください、というルールの中で遊んでもらってます。だから、今回は基本的にはジャズセッションのメンツを集めています。月曜、火曜にロンドンでフリージャズのセッションがあって、そこに通って出会った人たち。知った仲だし、ある程度どうなるかイメージは描けてました。

——出てきた演奏に対しては、小袋さんはどういったディレクションをされたんですか?

小袋:例えば「Shiranami」だと、英語で「White Waveだよ」って説明しても、ヨーロッパの人たちは南フランスのビーチとかを想像しちゃう(笑)。実際に日本の人たちが想起するのは、岩に打ちつける波しぶきや磯の匂いですよね。「違う違う、そんな弾き方しないでくれ!東映のロゴと一緒に出てくるあの波が日本のShiranamiだよ!」って言うと、理解してくれたり。

——なるほど(笑)。「Kamifubuki」も「Shiranami」と同じミュージシャンが集っていますけど、ニュアンスがまた全然違いますよね。だから、演奏については小袋さんのディレクションがけっこう入っているんだろうなと思いました。

小袋:一回バンドメンバーの前で英語で歌うんですよ。歌詞を理解してもらいたいから。「Shiranami」も、「旗を燃やして人の夢を照らす」っていうのを「Burning the flag to light up people’s dream」とか訳して歌うと、「yeah!!」って返ってくる。そもそも「Shiranami」に関しては、ダニー・ハサウェイがピンク・フロイドと一緒にやったらこんな感じになると思うんだけどって説明すると、あぁなるほどね! って。

——ロンドンのジャズシーンだと、そういったディレクションしながらのセッション&レコーディングは普通なんですか?

小袋:珍しいと思う。いろんなレコーディングに行きましたけど、こんなに明確なビジョンを持って入ることってそんなにない。だいたい皆、適当に入って適当に弾いて帰っていくから。今日のセッションって結局なんだったんだ? みたいなのも多いですよ。そんな感じだから、皆「これだけ分かりやすく説明してくれてありがとう」って言ってました。何をやればいいか理解できた、って。でも金払ってるの自分だし、もったいないことしたくないじゃないですか。だからこそ決めるところは決めつつ自由にやらせるところはやらせて、っていうのは意識しましたね。そういったアプローチや人間関係は、5年間ロンドンに住んで培ってきたもの。ほんと、いろんな人がいるから。そもそも時間通りに来ない人、昼飯行ったきり帰ってこない人……そういう奴に限って一番巧いからムカつくんだけどね(笑)。5年前だったら発狂してたけど、もう慣れました。

——ということは、今作は音楽性も演奏も含めて、小袋さんが5年間ロンドンに住んだ結果の集大成と言えるのかもしれないですね。5年前だったら絶対に生まれていないアルバム。

小袋:自分がディレクションする形でロンドンのミュージシャンと一緒にやったのは、宇多田(ヒカル)さんのセッションで「丸の内サディスティック」を演奏したのが最初だったんです。だけど、当時は英語も喋れないし、ミュージシャンの人たちのことを何も分かってないし、俺全然だめだわって思った。もちろん完成したものには満足してるんだけど、でもクリス・デイヴはじめいろんな人の特性や性格を分かってなかったから。未熟だった。今は一人ひとりのグラデーションが分かってきたし、そういう意味では今が集大成と言えますね。

日本語の歌詞

——そうやってロンドンのミュージシャンが集結して演奏していながらも、特に「Shiranami」あたりに顕著ですけど、演歌にも接近するような日本らしさが出てきているのはなぜでしょう。

小袋:やっぱり、日本語だからそうなっちゃうんだと思います。自分は、USラップを真似して英語っぽいラップをする意味が全然分かんなくて、日本語の良いところを出してこそだと考えてる。それこそ、洋楽の要素を取り入れつつ日本語の良いところを出す歌い方って、ちあきなおみや和田アキ子で完成したと思ってるんです。ラッツ&スターとかね。あの辺が、まだ日本語の響きを大切にしていた人たちなんじゃないかな。あの人たちのバックバンドって、すごく豪華だったりするじゃないですか。今作は、そういうことをやってるんですよ。で、そこにロンドンの多様性を入れた。

——洋楽の歌い方に影響を受けているんだけど日本語の良さを活かしたハメ方、ということですよね。そこに今のロンドンのミュージシャンに加わってもらうことで、1970年代の日本の歌謡曲・ポップスが、今の小袋さんでしか成し得ない音楽として表現されていると。

小袋:演歌って、譜割りを崩して歌うじゃないですか。このアルバムもかなり崩しているところがあるから、余計に演歌っぽく聴こえるんだと思う。でもそもそものメロディーの作りという点でも工夫していて、日本の歌って主音(音階を構成する最初の音。例えばラシドレミファソラというイ短調の場合、ラが主音となる)で終わる。サム・スミスとか聴いてると、英語だけどメロディーは主音で終わるし日本歌謡っぽいなと感じる。演歌っぽい。でも自分はそういったことはあまりしたくなくて、メロディーについては主音で終わらないようにしてます。だから、他の人には真似できないと思う。

——小袋さんはどんどん日本語を客観的に捉えるようになってきてますよね。だからこそ日本語の良さを活かすんだけど日本語っぽくない譜割りやメロディーを組み立てていくという独自の作風になってきてて、それが一周回って演歌っぽく聴こえるというのがすごく面白い。

小袋:そうですよね。演歌はコブシを効かせつつ、基本的にはオンでノるからグルーブがあまりないんだけど、そこが違うポイント。

——どちらが良いとは一概に言えないけれど、日本語ならではの発音と、洋楽の影響を受けたリズムや発声法のバランスという点では80年代は一つの完成と言えるかもしれないですね。

小袋:2000年代以降は、ドメスティックな方向にまた変化していますよね。スキマスイッチさんをはじめとした、ちゃんと日本語の歌を日本の譜割りで歌っていくんだという流れ。その一方で宇多田さんみたいに完全にニューヨーク仕込みの独自の譜割りで歌う人も出て来たけど。この前日本に帰ってきて紅白(歌合戦)を観てると、Mrs. GREEN APPLEさんは完全にオンでの歌い方でしたね。かえるの歌みたいな、日本語に合う形式の乗せ方。あれはあれで一つのドメスティックに進化した日本の歌だと思います。でも、ブルースはなくなってきてますよね。

「皆にカバーしてほしいし、教科書に載ってほしい」

——「Zatto」は、日本語の響きは大事にしつつも、小袋さんがロンドンで肌で感じているブルース的な心の痛みを歌っているのかもしれないですね。

小袋:ソウルを取り戻せ! ということですかね(笑)。今回参加してくれたミュージシャンたちに、曲の説明をする前にデモを聴かせた時点で皆が「やばいね」って言ってくれたんですよ。何かを歌っている、ソウルが出ている、というのが伝わったんじゃないかな。

——いやはや、ソウルって何なんでしょうか。小袋さんがロンドンで生活して感じたもの、としか言いようのない何かがある。

小袋:汚い屋台のケバブばっかり食べてないと、この音は出なかったかもしれない。前みたいに深夜にコンビニ行く甘ったれた生活じゃなくて、カチカチの寿司と、空っぽの冷蔵庫と……なんで33歳にもなってこんな生活してるんだろうっていう……食ってるもので出る音が違いますから(笑)。

——グルーブには、関わっている人や食べているものが出るって言いますよね。生活そのものだと

小袋:絶対にあると思いますよ。ロンドンで暮らしてると、ビザがなくて1年間ずっとつらい思いをしている人もいるし、親父が戦争に行かされちゃったって言ってる人もいるし、そういった嘆きや苦しみが音に出ることでユニバーサルなソウルとして響くんだと思う。今回参加してくれたピアノのライル・バートン(Lyle Barton)も、ガイアナにルーツがあるって言ってて。ガイアナってどこ?! ってなるじゃないですか。ベースのロゼッタ・カー(Rosetta Carr)もイタリア生まれ、ロンドン在住という経歴だしね。本当にいろんなバックグラウンドの人がいるから。

——歌詞は、固有名詞がどんどん減ってきていて、今作は抽象的な言葉遣いが増えた印象です。

小袋:前とは英語の習熟度が違うというのも大きいと思います。あと「Zatto」のように日本語なんだけど言葉の響きが独特なもの。俺は、作ったらまず日本人じゃない人に聴かせて、そこで歌ってもらえたら勝ちじゃないですか。

——今作はそうやってロンドンでの小袋さんの生活そのものが音としてにじみ出ているんだけど、でもそれを極限まで突き詰めていった結果、ちょっと近寄りがたいものとして完成していますよね。俗世間にまみれたところから生まれたものではあるんだけど、どこか聖なるものに聴こえるというか。たぶん、音が削ぎ落とされ過ぎていて、完全に小袋さんという人間の骨格しか残っていないシンプルさゆえ、なのかもしれないですけど。

小袋:今回って、何も変わったことはしていなくて、全然難しくない。だから、皆にカバーしてほしいし教科書に載ってほしい。音も削ぎ落としてあるし、コードも本当に難しくない。日本の音楽って、コードにうるさいじゃないですか。「ここのコード進行が素晴らしい」とかよく言いますよね。日本はやっぱり、協調性を大事にしてるんだと思う。それぞれのリズムを奏でるよりも、ハーモニーを重視するから。西洋は全然そんなことない。コードなんてAマイナーとEマイナーだけで曲ができちゃうし、リズムとグルーブを重視する。J-POPの価値観は、ハーモニー重視で次にメロディー、そしてリズムは最後。メロディーの在り方も、ハーモニーの中でいかに自分を表現していくかという考え。それで言うと、今回の作品は「Shiranami」の最初とかマジでB♭マイナーしか弾いてないから(笑)。子どもでも弾けます。

——例えば最近の宇多田さんの作品を聴いていても、どんどん楽曲の骨格が際立ってきていますよね。スケルトン化している。小袋さんの今作も、ある意味で共振しているように思います。

小袋:宇多田さんはどんどんミニマルになってきてますよね。まあ、もともとあまりコードがどうって人ではないけど、ロンドンの良いプロデューサーと出会ったことでその傾向がさらに出てきてると思います。

——ちなみに、小袋さんは宇多田さんの「BADモード」についてはアルバム全体としてどう受け止めましたか?

小袋:やっぱりフローティング・ポインツ(Floating Points/サム・シェパード)の曲は良いなって思いました。真似できないしね。そういえば、ロンドンの店で飯食ってたらなぜか隣に偶然サムがいて。うわーって思って、「自分でミックスした段階の曲で、良かったら聴いてもらえない? あまり自信ないんだけど」って「Shiranami」を送ったんですよ。そしたら「自信ないなんて言うなよ」って言われて、しかも聴いてくれて「良かった」って返信が来て。あまりそういうこと言わない人だからめっちゃテンション上がりました。友達と「サムから良かったって返信きたよ!やばっ!」って盛り上がった(笑)。

レコーディングメンバーについて

——すごくレアな体験!(笑) ロンドンのミュージシャンとの交流についてもっと詳しく聞きたいんですけど、今作に参加しているジャズ・シーンの人たちはどういった方が多いんですか?

小袋:「Zatto」と「Tangerine」は、サンファ(Sampha)のバンドでベースを弾いているロゼッタ・カーという女の子で。彼女は歌も歌えて、しかも素敵なので、そこにココロコ(Kokoroko)のドラマーのアヨ・サラウ(Ayo Salawu)を呼びました。アヨは後ろ目でリズムをとる感じなので、ロゼッタと絶対合うなと思って。ピアノのアマネ・スガナミ(Amane Suganami)は知らなくて、今回ギターのティージョー・マン・チェン(Tjoe Man Cheung)に紹介してもらいました。

——アマネさんはイギリス生まれなんですよね。

小袋:ドラムのジェローム・ジョンソン(Jerome Johnson)は教会でずっとドラムを叩いてた人で、ソリッドな音を出すしめちゃくちゃ巧い。「Shiranami」にすごく合うだろうなと思ってティージョーが紹介してくれました。ピアノのローリー・レッドファーン(Rory Redfern)はモデルもやってる人。Daichi Yamamotoがイギリスに来た時にジャズセッションに連れてって、そこで弾いてるのを観て「あいつ巧くない?!」ってなって声をかけた。

——それが、「Kagero」と「Hanazakari」になるとまたガラッと音楽性が違いますよね。

小袋:その2曲はラテンとレゲエなので、また違うメンバーを集めています。ドラムのサム・ジョーンズ(Sam Jones)は、去年東京にいた時に彼がちょうど日本に来てて、一緒に「すしざんまい」に行きました(笑)。それで仲良くなってセッションすることになった。彼にピアノでいい人いない? って聞いたら、ヌバイア・ガルシアのバンドで一緒に演奏してるライル・バートンを紹介してくれて。あとはダブルベースを探してたんだけど、ティージョーにベン(Benjamin Crane)のことを教えてもらってライブを観に行って仲良くなった。それぞれの特性と関係性があって、全部詳しく説明すると長くなっちゃうけどそんな感じかな。

——ちなみに、エンジニアのこだわりは?

小袋:ミックスはディアンジェロの「Voodoo」をやっているラッセル・エレバド(Russell Elevado)という人で。一回、ペトロールズの「乱反射」という曲でお願いしたことがあって、今回もお願いしました。あとレコーディングをしてくれてるアンディ・ラムゼイ(Andy Ramsay)はステレオラボ(Stereolab)のドラマーなんです。

——そのスタジオ(Play Studio)は、アンディ・ラムゼイが所有してるんですか?

小袋:いや、これはアンディというよりステレオラボのスタジオなんですよ。キング・クルールやマウント・キンビーといった、俺ら世代のバンドが皆使ってますね。

——「Zatto」と「Kagero」の一部は日本でレコーディングしてますよね?

小袋:そうなんです。弦だけは向こうでレコーディングできなくて。お金かかるし、俺がスコアを書けないので、それだけはリモートで日本でやってもらいました。

「自分のアートを持つのが夢だった」

—今日の小袋さんの話を聞いていると、ロンドンで本当にいろんなミュージシャンと交流しているのが伝わってきました。その中でも、最もコアに関わっているコミュニティーというとどこになるんですか?

小袋:俺がいるのは、バイナルオンリーで自分たちでサウンドシステム作ってDJやる人たちの界隈です。東ロンドンでやってるんですけど、自分はもうそのクルーの一部なので、日曜にそこに行ってお酒飲んで遊んで。あと、演奏する人たちのコミュニティーは南ロンドンにあるので、新しいミュージシャンと交流しながら、「いいねぇ……!」って言って帰る(笑)。同じジャズでもシャバカ・ハッチングスとかのコミュニティーは年上で、声をかけるにはちょっと恐れ多い。ヌバイア・ガルシアとかヤズミン・レイシーの周りの人たちは歳が近いから声かけやすいんですけど。ロンドン・ジャズは一口に語れないグラデーションがありますよね。ロックも盛り上がってて、ブラック・ミディを一回観に行ったんだけどめっちゃ良かった! 詳しくないけど、あの界隈も熱いんでしょうね。

——アートワークは、Zatto=雑踏の中にいる小袋さん、というシチュエーションを表現しているんですか?

小袋:人ごみの中で、世界情勢について話している絵にしたかったんです。新聞読みながらコーヒーを飲んでる感じの。都会に埋もれている人間の苦しみじゃないけど、それについて考えつつちょっとユーモアもあって、みたいな。フォトグラファーのPiczoさんと土日のマーケットに出かけて、そこに面しているカフェで撮りました。

——今回、自主リリースになった経緯は?

小袋:ソニーをやめたんです。そもそもこれまでも全部自分で仕切って作ってたので、もう自分でできるじゃんってなって。でも、今回は打ち込み音を使ってないし、今までで一番お金かかりましたけどね。レーベルに属するとなんだか外注されてる気分になるけど、自分のアートを持つのが夢だったので、そういうありがたいことができて良かったです。全部自分でお金払ってるんで、全力注ぎましたよ。そもそもこんなにロンドンでたくさんレコーディングしたことなかったし、ブッキングもスタジオの予約も全部自分でやって。マジでDIYです。もらったデータも、今までならエンジニアに任せるけど全部自分で編集した。ミキシングもゼロからYouTubeで勉強して。へぇ、こうやるんだ! って。歌の編集も自分でやったんですけど、ピッチ直したら負けだなって思ったからデジタル処理はせずに作ったし。でも、ここまで全部自分でやるのはもう嫌かな(笑)。1年間これしかやってないから。33歳独身じゃないとできないですよこんなの(笑)。

——3月~4月には日本でアルバムのツアーがありますね。楽しみにしています。

小袋:さすがに向こうの人たちを全員は連れてこれないので、日本のミュージシャンでバンドを組みます。同期なしで、一発のセッションで。技術だけでいうと、日本のミュージシャンも演奏は巧いんですよね。だから全然心配してないです。良いライブになると思います。

PHOTOS:MAYUMI HOSOKURA

「Zatto」

■小袋成彬 4thアルバム「Zatto」

Tracklist
1. Zatto

2. Tangerine

3. Shiranami

4. Shigure

5. Kamifubuki

6. Kagero

7. Sayonara

8. Hanazakari

<デジタル配信>

リリース : 2025年1月15日
レーベル : Nariaki Obukuro

<CD盤>

リリース : 2025年2月26日
初回仕様限定ケース+オリジナルポスター
価格:3300円
購入リンク: https://erj.lnk.to/vASidK

<アナログ盤>

8曲40分
予約開始:2025年1月15日
【通常盤】歌詞カード、2L写真付き。
価格:4400円
購入リンク: https://shop.nariaki.jp/

■Nariaki Obukuro Japan Tour 2025 "Zatto"

<日程・会場>
3月15日(土)【大阪】 味園ユニバース

3月16日(日)【愛知】 名古屋CLUB QUATTRO

3月22日(土)【東京】 恵比寿リキッドルーム

3月29日(土)【福岡】 BEAT STATION

3月30日(日)【福岡】 BEAT STATION

4月3日(木)【北海道】 札幌ペニーレーン24

4月6日(日)【東京】 Zepp Diver City (TOKYO)
※追加公演 4月11日(金)【東京】 恵比寿リキッドルーム

https://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventBundleCd=b2556500

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【2025年バレンタイン】「ドクターマーチン」からリボンやスタッズでデコったバレンタインコレクションが発売

「ドクターマーチン(DR.MARTENS)」は、バレンタインを彩るディテールをあしらった “トラッシュ ポップ コレクション(TRASH POP COLLECTION)”を発売した。同コレクションは、「ドクターマーチン」の店舗および、公式オンラインストアで扱う。

定番のシューズをデコレーションしたバレンタインコレクション

同コレクションは、柔らかなピンクが基調のシューズ4型に加えて、バッグやソックスなどをラインアップ。シューズのアッパーやバックルには、リボンやスタッズなどの装飾を施し、クラシカルなレザーシューズをデコラティブな印象に仕上げた。

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【スナップ】BLACKPINKジェニーやKoki,らが来場 「ジェントルモンスター」ポップアップ

「ジェントルモンスター(GENTLE MONSTER)」は、“2025ジュエリーコレクション”を発売した。これを記念し、全世界7都市で特別なポップアップをオープン。日本では、東京青山フラッグシップストアで開催中だ。

ポップアップのイメージは、現実と夢の境界を越え巨大な宝石箱の中を探検する、シュールレアリスティックな旅。華やかなディテールが際立つアイウエアと巨大なマジカルステッキに宝石のオブジェを散りばめることで、ジュエリーとアイウエアの境界を超えた新しい美学を表現した。

ポップアップスナップ

ローンチを記念し、世界各地のポップアップにグローバルセレブリティが訪問。韓国・ソウルではアンバサダーを務めるブラックピンク(BLACKPINK)のジェニーが、東京ではモデルのKōki,が、中国・深圳ではリン・イーとレン・ミンが、タイ・バンコクでは俳優のメータウィン・オーパッイアムカジョーン、レベッカ・パトリシア・アームストロング、プリン・サロチャが、新作アイテムを身に着け登場した。

韓国・ソウル

ジェニーは、シルバーメタル素材のオーバルフレームサングラス“GLITZ-02”と“CARAT-02”を着用。どちらもテンプル部分に繊細なジェムストーンの装飾をあしらった、特徴的なデザインとなっている。

東京

Koki,は、パールとジェムストーンで装飾されたテンプルが特徴で、ネックレスとしてもスタイリングできる“GALA-02”とバイオレットアセテート素材のオーバルフレームサングラス“VEGAX-V4”、シルバーメタルフレームのオーバルシェイプサングラス“ORORA-02“の3アイテムを着用した。

中国・深圳

リン・イーは“KUNST-01 (GD)”、“RUVY VAN-WC6”、“BIJOU DE-02”の3アイテムを、レン・ミンは“ON RING-02”と“CORORI-01”を着用した。

タイ・バンコク

メータウィン・オーパッイアムカジョーンは“GLITZ-02”と“RUVY VAN-01”を、ベッキー・アームストロングは“BRIOLETTE-02”、プリン・サロチャは“BIJOU DE-02”と”CARAT-02“を着用した。

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「グローブ・トロッター」×「ピーナッツ」 “スヌーピー”を随所に配したスーツケースなど

「グローブ・トロッター(GLOBE-TROTTER)」は1月29日、チャールズ・M・シュルツ(Charles M. Schulz)の漫画「ピーナッツ(PEANUTS)」75周年を記念したコラボアイテムを発売する。「グローブ・トロッター」一部店舗および公式オンラインで販売する。

「ピーナッツ」コラボ
スーツケースやネームタグなど

コラボアイテムは、アイボリーのボディーに世界地図を広げた“スヌーピー”と“ウッドストック”をあしらったデザイン、シンプルなチャコールのボディーで、内側に“スヌーピーと飛行機、パスポートのスタンプ柄を配したデザイン、ロイヤルブルーのボディーにサングラス姿の“スヌーピー”と“ウッドストック”をあしらったデザインの3種を制作したスーツケース“キャリーオン”(43万4500円)と“ラージチェックイン”(56万1000円)のほか、バッグ“ロンドンスクエア”(28万500円)や、“スヌーピー”と“チャーリー・ブラウン”を描いたネームタグ(3万800円)をラインアップする。

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「グローブ・トロッター」×「ピーナッツ」 “スヌーピー”を随所に配したスーツケースなど

「グローブ・トロッター(GLOBE-TROTTER)」は1月29日、チャールズ・M・シュルツ(Charles M. Schulz)の漫画「ピーナッツ(PEANUTS)」75周年を記念したコラボアイテムを発売する。「グローブ・トロッター」一部店舗および公式オンラインで販売する。

「ピーナッツ」コラボ
スーツケースやネームタグなど

コラボアイテムは、アイボリーのボディーに世界地図を広げた“スヌーピー”と“ウッドストック”をあしらったデザイン、シンプルなチャコールのボディーで、内側に“スヌーピーと飛行機、パスポートのスタンプ柄を配したデザイン、ロイヤルブルーのボディーにサングラス姿の“スヌーピー”と“ウッドストック”をあしらったデザインの3種を制作したスーツケース“キャリーオン”(43万4500円)と“ラージチェックイン”(56万1000円)のほか、バッグ“ロンドンスクエア”(28万500円)や、“スヌーピー”と“チャーリー・ブラウン”を描いたネームタグ(3万800円)をラインアップする。

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小木’’Poggy’’基史が「ポルシェ」に着想を得たウエアコレクション 「セレクト バイ ベイクルーズ」で発売

ベイクルーズが手掛ける「セレクト バイ ベイクルーズ(SELECT BY BAYCREW’S)」は、ファッションキュレーターの小木’’Poggy’’基史が「ポルシェ(PORCHE)」に着想を得たウエアを限定発売する。1月31日から「セレクト バイ ベイクルーズ」虎ノ門ヒルズステーションタワー店、ベイクルーズ公式オンラインで販売、すでに公式オンラインでは予約販売を受け付けている。

ブレザーやBDシャツ、
藍染めセットアップなど

アイテムは、シートベルトを思わせる斜めのフロントデザインをあしらったデニムジャケット(6万500円)、職人の手作業で仕上げたモールエンブレムを配した、ポップサック生地のブレザー(6万500円)、オリジナルのチェック柄を用いたワークトラウザーズ(4万4000円)、藍染め仕上げのボディーに“PORSCHE”を敷き詰めたワークジャケット(5万2800円)とワークパンツ(4万4000円)、往年のレーシングスーツのストライプデザインに着想を得たボタンダウンシャツ(3万800円)、アーティストの上岡拓也が手掛けたアートワークを配したベスト(3万800円)と開襟シャツ(2万4200円)、ネクタイ(1万6500円)、Tシャツ(1万3200円)、またエンブレムが目を引くTシャツ(1万3200円)とパーカ(2万4200円)、スエットパンツ(2万2000円)をラインアップする。

本企画は、「ポルシェ」のカスタマイズプログラムで、小木’’Poggy’’基史の理想を詰め込んだ“911 カレラT”の制作が決定したことから実現した。同車は、小木の生まれた1970年代を思わせるセピアブラウンをまとわせ、内装にはタータンチェックを配した。1月31日〜3月4日の期間、「セレクト バイ ベイクルーズ」虎ノ門ヒルズステーションタワー店で展示する。

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「ビーミング バイ ビームス」から「リーバイス」限定モデルに新色 ライトインディゴカラーの“501 クロップ”

ビームス(BEAMS)のライフスタイルレーベル「ビーミング バイ ビームス(B:MING BY BEAMS)」は2月3日、「リーバイス(LEVI'S)」のジーンズ“501 クロップ(501 CROP)”のライトインディゴカラーを限定発売する。価格は1万450円で、サイズは26、28インチ。「ビーミング バイ ビームス」取扱店、ビームス公式オンラインで販売する。

“501 クロップ”の26、28インチ
ライトインディゴカラーを制作

限定ジーンズは、“501”のシュリンク・トゥ・フィット生地を用い制作。“501 CROP”モデルは、通常26インチのみで展開のところ、「ビーミング バイ ビームス」限定で28インチも用意。

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「ビーミング バイ ビームス」から「リーバイス」限定モデルに新色 ライトインディゴカラーの“501 クロップ”

ビームス(BEAMS)のライフスタイルレーベル「ビーミング バイ ビームス(B:MING BY BEAMS)」は2月3日、「リーバイス(LEVI'S)」のジーンズ“501 クロップ(501 CROP)”のライトインディゴカラーを限定発売する。価格は1万450円で、サイズは26、28インチ。「ビーミング バイ ビームス」取扱店、ビームス公式オンラインで販売する。

“501 クロップ”の26、28インチ
ライトインディゴカラーを制作

限定ジーンズは、“501”のシュリンク・トゥ・フィット生地を用い制作。“501 CROP”モデルは、通常26インチのみで展開のところ、「ビーミング バイ ビームス」限定で28インチも用意。

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「ピッティ」でランニング? 紳士服の合同展で多ジャンル導入の難しさと可能性

2025-26年秋冬シーズンのメンズ・サーキットがいよいよスタートしました。まずはイタリア・フィレンツェでメンズ見本市「ピッティ・イマージネ・ウオモ(PITTI IMMAGINE UOMO)」が、1月14〜17日に開催中です。職人の街であるフィレンツェに、世界中のすご腕ファクトリーや職人たち、そしてイタリアン・クラシコの職人たちが集い、「ピッティ」に行けばメンズドレスの大きな潮流が分かるほどの祭典でした。しかしここ数年は、ドレス系の主要ブランドがミラノやパリでの展示会に集中するため「ピッティ」を相次いで離脱し、規模は縮小傾向にあります。とはいえ、1年前の総来場者数は約2万人でメンズの合同展としては最大規模であることは変わらず、「ピッティ」は時代の変化に合わせてさまざまな取り組みを行っています。

第107回を迎えた今シーズンの目玉の一つが、ランニングに特化した“ニーズ アップ ランニング スペース(Knees Up Running Space)”でしょう。「ニーズ アップ」と英ロンドン発の多機能スペースで、ファッションやランニング、イベントなどを通じて人々をつなぐプラットフォームです。イタリアン・クラシコが主軸だった「ピッティ」がランニングを推していくなんて、数年前では想像もつきませんでした。変化しているとはいえ、「ピッティ」でググると今も個性的なスーツを纏う、恰幅のいい紳士が多くヒットするでしょうし、おそらく世間的なイメージもその紳士たちという印象が強いはずです。つまり、全然走らなさそうなイメージの人たちです。

まずはランイベントに参加

百聞は一見にしかずということで、この“ニーズ アップ ランニング スペース”が企画したランニングイベントに参加してみることにしました。集合は朝7時15分で、場所はシニョーリア広場。実は、個人的に「ピッティ」出張中には必ずシニョーリア広場を中心にランニングしていたので、ロンドンからの“ニーズ アップ”御一行を出迎えるぐらいの余裕で当日は臨みました。(そうそう、フィレンツェは街がコンパクトだから、ランニングにはいいよね。「ニーズ アップ」なかなか分かってる)ぐらいの気持ちで。日が昇る前の早朝から集まったメンバーは約30人弱で、アジア圏からは日本人3人のみの参加です。

「ピッティ」でわざわざ参加するぐらいですからランナーたちのスタイルはそれぞれ個性的でかっこよく、「ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)」「ナイキ(NIKE)」「アディダス(ADIDAS)」という王道メーカーのウエアも見かけたものの、ほとんどが日常着の延長線のようにカジュアルな着こなしでした。シューズは「ニューバランス(NEW BALANCE)」「オン(ON)」「ブルックス(BROOKS)」「ホカ(HOKA)」など。このスタイリッシュランナーたちはある程度予想できたので、自分は「オン」と「ロエベ(LOEWE)」のコラボアノラックで挑みます。ややファッションすぎて浮いてしまいましたが、フィレンツェでのランニングにおいてはおそらく先輩です。気にしません。

いよいよスタートすると、出だしは明らかにスローランと聞いていたペースではありません。キロ5分台で、フルマラソンでいうとサブフォー(4時間切り)のペースです。早朝なので気温は低かったし、自分たちが主催したイベントに30人以上も集まってテンションが上がっているのでしょうか。うんうん、スタートで飛ばしたくなる気持ちは分かるよ「ニーズ アップ」と、微笑みながら追走します。しかし、そのペースが一向に落ちません。むしろ、速度を増していきます。「あれ、全然スローランじゃないですね」と日本人同士で笑っていたのも束の間、日本人グループから微笑みは徐々に消え、無言になっていきます。後輩だったはずのスタイリッシュランナーたちは談笑を続けています。観光名所であるミケランジェロ広場への心臓破りの坂で、いよいよ自分の膝が上がらなくなるニーズダウン状態でピンチを迎えますが、「オン」と「ロエベ」の高価なウエア着てるランナーが離脱できないだろという謎の意地で何とか集団に食らい付き、絶景の広場まで登り切りました。苦しみの先にこそ、より絶景が心に染み渡る演出か。辛かったけど、ありがとう「ニーズ アッ」……と感謝する暇もなく、再びサブフォーペースでゴールへと向かいました。

並ぶアイテムは新鮮だったが

その後は「ピッティ」会場内の“ニーズ アップ ランニング スペース”で展示ブースを披露します。新進ブランドのランニングウエアやギア、アクセサリーを「ニーズ アップ」がキュレーションし、デザインやスタイルの側面から時代の変化を捉えます。8ブランドのアイテムを展示する中で、個人的に気になったのは「UNNA」のアパレルと、「ノーマル(NNORMAL)」のシューズでした。普段着でも違和感のないデザイン性の高さと、ロードランやトレイルランに適した機能を兼備し、立ち止まるゲストも複数いました。

集客は多くなかったものの、スーツ姿の来場者がアクティブなランニングアイテムを興味深く眺める姿は新鮮でしたし、アイテムの商談というよりも、ライフスタイルの提案という点では「ピッティ」に新風を吹かせる試みだと確信しました。ただ、「ピッティ」のゲストの多くはファッションアイテムを目的に来場しているため、「ニーズ アップ」が提唱するようなウェルネスやカルチャー、コミュニティー創出の価値を伝えるためには、ある程度の継続して提案していく必要性も感じました。変化を示す大胆なアクションと継続性が今の「ピッティ」や世界の合同展には必要です。歯を食いしばって坂道を上り切った先には、きっとミケランジェロ広場のような絶景が広がっているはずです。

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BLACKPINKリサとシアーシャ・ローナンが「ルイ・ヴィトン」のキャンペーンに初登場 “ソフトパワー”を表現

「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」は、アンバサダーのBLACKPINKリサ(Lisa)とシアーシャ・ローナン(Saoirse Ronan)が登場する2025年春夏キャンペーンを発表した。同キャンペーンは、フランスのコンセプチュアルアーティスト、ローラン・グラッソ(Laurent Grasso)による独特な風景画を背景に、写真家のスティーヴン・マイゼル(Steven Meisel)が撮影した。

同キャンペーンは、昨年10月に行われたランウエイで、最後を飾った3つの特別なルックである、グラッソによる浮遊する球体と燃え盛るトーチをモチーフにした幻想的な風景の世界観に続くもの。グラッソの「過去への探究(Studies into the Past)」シリーズの新作3点に描かれる黒い長方形を通じて、シュールレアリスティックな現象を表現した。リサとシアーシャは、グラッソが描いた大自然の境界線を再構築した背景に、ニコラ・ジェスキエール(Nicolas Ghesquiere)=ウィメンズ・コレクション アーティスティック・ディレクターによる2025年春夏コレクションの“ソフトパワー”の概念を体現した。

グラッソは、米「WWD」に対して、「ブランドと彼らの作品、そして自分の絵のミックスは、もちろん私の絵は背景にあるが、本当に素晴らしいカクテルのようだ」と同キャンペーンがリサとローランの2人のアンバサダーと共にポップカルチャーを取り入れることへの感激を露わにした。

自信に満ちた温かさを表現したリサとシアーシャ

リサは、昨年7月に同ブランドのアンバサダーに就任。インスタグラムで1億500万人のフォロワーを誇り、KPOPのソロ楽曲として初めてSpotifyで10億回再生を突破した「Money」をはじめ、多数のシングルをリリースしている。また、タイを舞台にしたHBOのドラマシリーズ「ホワイトロータス」のシーズン3で俳優デビューも果たす予定だ。

シアーシャ・ローナンは、映画「つぐない」でハリウッドデビューし、英国アカデミー賞とオスカーにノミネート。最近では、映画「ストーリー·オブ·マイライフ / わたしの若草物語」や「レディ・バード」、「ブルックリン」などに出演し、いずれもオスカーにノミネートされている。

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BLACKPINKリサとシアーシャ・ローナンが「ルイ・ヴィトン」のキャンペーンに初登場 “ソフトパワー”を表現

「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」は、アンバサダーのBLACKPINKリサ(Lisa)とシアーシャ・ローナン(Saoirse Ronan)が登場する2025年春夏キャンペーンを発表した。同キャンペーンは、フランスのコンセプチュアルアーティスト、ローラン・グラッソ(Laurent Grasso)による独特な風景画を背景に、写真家のスティーヴン・マイゼル(Steven Meisel)が撮影した。

同キャンペーンは、昨年10月に行われたランウエイで、最後を飾った3つの特別なルックである、グラッソによる浮遊する球体と燃え盛るトーチをモチーフにした幻想的な風景の世界観に続くもの。グラッソの「過去への探究(Studies into the Past)」シリーズの新作3点に描かれる黒い長方形を通じて、シュールレアリスティックな現象を表現した。リサとシアーシャは、グラッソが描いた大自然の境界線を再構築した背景に、ニコラ・ジェスキエール(Nicolas Ghesquiere)=ウィメンズ・コレクション アーティスティック・ディレクターによる2025年春夏コレクションの“ソフトパワー”の概念を体現した。

グラッソは、米「WWD」に対して、「ブランドと彼らの作品、そして自分の絵のミックスは、もちろん私の絵は背景にあるが、本当に素晴らしいカクテルのようだ」と同キャンペーンがリサとローランの2人のアンバサダーと共にポップカルチャーを取り入れることへの感激を露わにした。

自信に満ちた温かさを表現したリサとシアーシャ

リサは、昨年7月に同ブランドのアンバサダーに就任。インスタグラムで1億500万人のフォロワーを誇り、KPOPのソロ楽曲として初めてSpotifyで10億回再生を突破した「Money」をはじめ、多数のシングルをリリースしている。また、タイを舞台にしたHBOのドラマシリーズ「ホワイトロータス」のシーズン3で俳優デビューも果たす予定だ。

シアーシャ・ローナンは、映画「つぐない」でハリウッドデビューし、英国アカデミー賞とオスカーにノミネート。最近では、映画「ストーリー·オブ·マイライフ / わたしの若草物語」や「レディ・バード」、「ブルックリン」などに出演し、いずれもオスカーにノミネートされている。

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「ニューバランス」×「ジョウンド」 “マッシュルーム”カラーのスニーカー“993”を発売

「ニューバランス(NEW BALANCE)」は、カナダ・モントリオールのデザインスタジオ「ジョウンド(JJJJOUND)」とのコラボスニーカー“ジョウンド アンド ニューバランス 993(JJJJOUND AND NEW BALANCE 993)”を発売する。価格は4万4000円で、サイズは23.0〜29.0、30.0cm。1月24日からティーハウス ニューバランス(T-HOUSE NEW BALANCE)とニューバランス 六本木 19:06、「ニューバランス」公式オンライン、その他一部取扱店で販売するほか、「ジョウンド」ではすでに先行発売済み。

コラボスニーカー“993”
「ジョウンド」ロゴをあしらう

コラボスニーカーは、「ジョウンド」の“マッシュルーム”カラーを全体にまとわせ、スエードのオーバーレイにメッシュ地のアンダーレイ、かかと部分に“アブゾーブ DTS(ABZORB DTS)”、前足部に“アクティバ(ACTEVA)”を搭載したミッドソール、耐久性を高める“Nデュランス(NDURANCE)”ラバー付きのフルラバーアウトソールを組み合わせた。かかと部分とインソールに「ジョウンド」ロゴをあしらい、ブラックのシューレースが付属する。

「ニューバランス」の“990”シリーズは、1982年にオンロード用ランニングシューズとして誕生、“993”は2008年にオリジナルモデルが登場した。

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「キコ コスタディノフ」×「フォックス ラボ」 映画「三人の女」に着想したカプセルコレクションを発売

イギリス・ロンドン発のブランド「キコ コスタディノフ(KIKO KOSTADINOV)」は、モトクロスの老舗メーカー、フォックス(Fox)社が展開する「フォックス レーシング(FOX RACING)」の新レーベル「フォックス ラボ(FOX LAB)」とのコラボカプセルコレクションを発売した。

「フォックス レーシング」のディレクターを務めるチャド・ヒルトン(Chad Hilton)は、新レーベルについて「50年の間、フォックスはレーシングカルチャーを体現してきた。オートアフターマーケットの試合を広報するためにジャージからはじまったこのレーベルは、今では革新、影響そして勝利を意味するロゴとなった。『フォックス ラボ』は、ファッションと精神、そしてアートの限界を押し広げるために生み出した」と語った。

ジャージを古典的な方法で再解釈

幻想的なキャンペーンビジュアルは、造形作家ジャコルビー・サッターホワイト(Jacolby Satterwhite)が制作した。

コレクションは、1977年に公開されたスリラー映画「三人の女」に着想した全20型のユニセックスアイテムで構成。「キコ コスタディノフ」2024-25年秋冬コレクションの特徴である、柔らかなシルエットと近未来的な非対称さを落とし込んだジャケットやパンツのほか、映画のセットを想起させる退廃的なニュートラルトーンのモトクロスアイテムをラインアップする。

デザイナーのキコ・コスタディノフ(Kiko Kostadinov)は今回のコラボについて、「フォックス社のテクニカルアパレルの典型的な硬く飽和した見た目に洗いをかけ、柔らかなアプローチをかけていった」と説明。さらに、コレクションは「フォックス発祥の地の地理的景観と、1970年代後半に見られた、カリフォルニアの乾燥した砂漠のような場所にいるライダーたち」から美学的な影響を受けていると付け加えた。

カプセルコレクションは、現在「キコ・コスタディノフ」東京店と公式オンラインストアで販売中。1月18日からドーバー ストリート マーケット ギンザ(DOVER STREET MARKET GINZA)と公式オンラインストアで、22日から全国の取り扱い店舗での販売を開始する。

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注目の俳優・坂東龍汰が語る「映画『君の忘れ方』への向き合い方」と「創作の喜び」

PROFILE: 坂東龍汰/俳優

PROFILE: (ばんどう・りょうた)1997年5月24日、アメリカ・ニューヨーク生まれ、北海道育ち。2017年デビュー。「フタリノセカイ」(22/飯塚花笑監督)で映画初主演を務め、第32回日本映画批評家大賞の新人男優賞(南俊子賞)を受賞。主な出演作に映画「春に散る」(23/瀬々敬久監督)、「若武者」(24/二ノ宮隆太郎監督)、「シサㇺ」(24/中尾浩之監督)、劇場アニメ「ふれる。」(24/長井龍雪監督)、ドラマ「RoOT / ルート」(24)、「366日」(24)、「ライオンの隠れ家」(24)などがある。

2017年のデビュー以来、振り幅の広い演技で注目を集めてきた坂東龍汰。初の映画単独主演作となる映画「君の忘れ方」が1月17日から公開される。坂東が演じるのは、結婚間近の恋人を突然亡くした青年、昴。同じような悲しみを抱えた人々が集まる「グリーフケア」との出会いを通じて、昴は自分自身と向き合っていく。昴の複雑な内面を坂東は繊細な演技で表現しているが、そこには個人的な体験も反映されているという。自分の過去と向き合いながらの撮影の舞台裏。そして、子供の頃から惹かれていた、何かを創作することの喜びについて語ってくれた。

「昴を演じて、これまでよりも前向きな気持ちになれた」

——映画「君の忘れ方」は坂東さんにとって初めての映画単独主演作ですが、どんな気持ちで作品に向き合われたのでしょうか。

坂東:話を頂いた時は身が引き締まる思いでした。まず脚本を読んで、他人事とは思えないくらい物語に引き込まれたんです。透明感があってすごく温かい話だと思ったので、「ぜひ、やらせていただきたい」と思いました。脚本と一緒に監督からの手紙を頂いたのですが、これまで僕が出演した作品を観てくださっていて、「あなたの真っすぐなお芝居を観てオファーさせてもらいました」ということを書いてあったのもうれしかったですね。

——他人事とは思えなかった、というのは、昴の葛藤に共感するものがあった?

坂東:僕は子供のころに身内を亡くしているんです。初めての単独主演作がこういう題材なのは不思議な巡り合わせだし、自分にとって大きなチャレンジになると思いました。これまで自分の中でフタをしていた部分と役を通じてちゃんと向き合うことになるわけなので。

昴を通じていろんな感情と出会いました。その中には自分自身の感情とリンクするものもたくさんあったんです。その全てと向き合って自分の傷を癒やすことができた、とまではいきませんでしたが、これまでよりも前向きな気持ちになれた気はします。それだけでも、この映画に参加した意味はあったと思いますし、僕や昴と同じように親しい人の死を経験した方の傷ついた心に寄り添える作品になった、という自信はあります。

——映画に出てくる登場人物たちは、いろんな形で大切な人を失った悲しみと向き合おうとします。その姿を見て、どんな風に思われました?

坂東:どのやり方が正しい、とか、答えがあることではないし、答えを見つける必要もないと思うんです。それぞれが自分に合ったやり方で悲しみと向き合っていけばいい。そんな中で、映画のセリフにもあるように時間が果たす役割は大きいと思いました。僕も時間が経ったからこそ、一度フタをした自分の感情に向き合えたんです。あと、グリーフケア(死別や災害などによる喪失を経験した人が、悲しみや痛みに寄り添い、立ち直り、自立できるよう支援すること)というものをこの映画をきっかけに知ったのが個人的には大きかったですね。海外の映画では見たことがあったのですが、日本でもそういう活動をされている方々がいるのを知って、今後、自分の人生でまた大切な人の死に直面した時に、一つの選択肢としてグリーフケアを考えようと思いました。

「普段は外に出していない自分の一面と向き合った」

——昴はグリーフケアに参加して交流するようなタイプではなく、いつも自分の中に何かを抱え込んでいるようなキャラクターでした。坂東さんは昴という人物のどんなところに興味を持たれました?

坂東:僕は昴とは真逆の性格なんです。僕自身は人との関わりや会話が好きだし、自分の身に起きたこととかを誰かと共有したいタイプなんです。だから、昴との共通点を見つけるのは難しかったのですが、昴の感情を探っていく中で普段は外に出していない自分の一面と向き合いました。

——役作りを通じて自分を見つめ直した?

坂東:僕は基本明るいんですけど、陰の部分も持っているんです。昨年公開された「若武者」という映画で、二ノ宮(隆太郎)監督はそういう部分を見たい、とおっしゃっていました。これまで演じてきた役も何かを抱えている役が多くて、作り手の人たちには自分の性格を見抜かれているのかもしれません(笑)。皆さん、友達とは違う面を見てくださっているんですよね。今回の映画も僕の核の部分で眠っている、普段は開けない引き出しを開けることで昴という人物を作り上げていきました。

——それは精神的にヘビーな作業だったのではないですか?

坂東:大変でしたね。これまでは、自分が演じる役を客観的に見て、分析しながら役を組み立てていくことが多かったんですよ。今回はそのやり方だと煮詰まってしまって。それで撮影に入る前に監督に相談したら、昴に関しては主観に徹して、その場その場で感じたことを拾っていってほしいと言われたんです。組み立てる作業はこちらでやるので、あなたは生まれたての赤ちゃんみたいに目の前で起こることに素直に反応してほしいと。

——実際、そんな風に演じてみていかがでした?

坂東:自分では気付かなかったのですが、気持ちの浮き沈みが激しくて、笑っているな思ったら、絶望的な表情になったり。特に映画の前半、東京のパートの撮影時はいつもと違う様子だったみたいです。。僕は当時のことは全然覚えていないんですよね。

——昴の精神状態に大きな影響を受けていたんですね。

坂東:みたいですね。これまではそういうことはなかったんです。僕は役と自分を切り替えられる方なんですよ。でも、この作品ではそれがうまくできなかった。監督は僕がそういう状態になるのを望んでいたらしくて、「しめしめと思った」とおっしゃっていました(笑)。みんなで野球をした後に昴がキレるシーンがありますが、本当はあんなに感情を爆発するシーンではなかったんです。でも、いざ撮影に入るとああいう演技になってしまって。周りは戸惑ったと思います。

——でも、監督はそのテイクを選んだ。

坂東:選んだというか、そのテイクしか撮ってないんです。どのシーンもほとんど一発本番。シーンによっては撮影準備ができるまで別室で待機して、現場にポンと入って本番ということもありました。

俳優を目指すきっかけ

——毎回、真剣勝負の現場だったんですね。それはかなり神経をすり減らす現場だったと思いますが、そもそも坂東さんが芝居に興味を持ったのはどういう経緯からだったのでしょう。

坂東:子供のころから、ルドルフ・シュタイナーという人の思想を基にした学校に通っていたのですが、 そこでは演劇が授業にあって芝居が身近な存在だったんです。それで姉と演劇塾に通っていたりもしていました。あと、父親が映画好きで、幼いころから映画を観ていたので俳優という仕事に興味はあったんです。自分がやっている演劇と映画の世界が天と地ほど違うというのは分かってはいたのですが、高校のころから人前で芝居をするのがだんだんと楽しくなってきて、自分もスクリーンも向こう側の世界に行ってみたいと思うようになりました。その気持ちの変化は自分にとって大きかったですね。

——気持ちが変化するきっかけが何かあったのですか?

坂東:シュタイナー学校は小中高一貫の学校で、高校を卒業する時に卒業演劇というのをやるんです。それは小学校から学んできたことの集大成で、生徒や保護者がすごく大事にしている行事なんですよ。その卒業演劇で、なぜか僕は主役をやりたいと手を挙げてしまい、これまでよりも演劇にしっかりと向き合うことになったんです。本番が迫ってくる恐怖、膨大なセリフが全然頭に入らない恐怖、いろいろとうまくいかない恐怖、いろんな恐怖と戦いました。学校が終わると、毎日、海に行って日が暮れるまでセリフの練習をしていたんです。本番までの準備期間中はものすごいストレスで、毎日やめたいと思っていたんですけど、本番で舞台に立った瞬間、ハイになったような高揚感を感じたんです。こんなに自分が生き生きとした瞬間は、これまでになかったと思いました。

——プレッシャーからの解放感もあったんでしょうね。

坂東:そうなんですよね。ずっと不安や恐怖と戦ってきたからこそ、こんなに楽しい時間があるんだ!と思いました。その体験がとにかく強烈で。学校を卒業する時、自分は何をしようかと考えたんですよ。絵とか写真とか音楽とか、趣味が多かったので好きなことを天秤にかけて考えてみたんですけど、これまでで一番心が動いたのが芝居だったので、これしかない!と思って上京したんです。

——そういえば、現在所属されている事務所に応募した時に、高校在学中に制作したクレイアニメーションの映像を提出されたとか。高校生でクレイアニメーションを制作するというのも珍しいですね。

坂東:父親がアニメーションの制作をしていたこともあって、それで興味を持ったんです。ストップモーションアニメが好きで子供のころからデジカメを使って大豆が走り出す映像を作ったりしていました。高校の時に作ったクレイアニメは、20分の作品を作るのに1年かけました。男女2人が登場するんですけど、戦争が始まって男性は戦争に行き、恋人の女性は男性を待ち続ける。最後に女性は男性を探しに行くんですけど、そこで嵐にあって力尽きてしまうんです。

——ドラマチックですね! 映画みたいじゃないですか。

坂東:コンテを描いたり、カメラのアングルを決めたりして、大変だったけど楽しかったです。

——子供のころからクリエイティブなことが好きだったんですね。

坂東:0から1を生み出すこと、この世に存在しないものをクリエイティブすることに子供の頃から魅了されて、その衝動に突き動かされてきたところはありますね。でも、それは自分を満足させるためではなくて、自分が創ったものに対する誰かのリアクションを求めているんです。例えば好きな人がいたとして、その人のために絵を描いたらどういうリアクションをするんだろう? 喜んでもらえるかな?って想像しながら描くのが楽しい。

——作品を通じて人や社会とコミュニケートしているのかもしれませんね。

坂東:そうですね。何かを創るというのはすごく労力がいるし、大変なことです。役者の仕事もそうで、撮影の準備期間も撮影をしている時も、自分に向き合いながら孤独の中で新しい表現を見つけないといけない。とても苦しい作業なんですけど、完成した作品を観た人が感想を伝えてくれて、その人に何かを与えることができたと知ることが次の仕事に向かう原動力になる。その繰り返しで仕事を続けてきました。だから「君の忘れ方」の感想を聞くのも楽しみにしています。

PHOTOS:MIKAKO KOZAI(L MANAGEMENT)
STYLING:YASUKA LEE
HAIR&MAKEUP:YASUSHI GOTO(OLTA)

Tシャツ 2万5300円/コール(ダフオフィス)、シャツ2万9700円、パンツ 3万800円/共にアモーメント

映画「君の忘れ方」

■映画「君の忘れ方」
新宿ピカデリーほかで全国公開中
出演:坂東龍汰
西野七瀬
円井わん 小久保寿人 森優作 秋本奈緒美
津田寛治 岡田義徳 風間杜夫(友情出演)
南 果歩
監督・脚本:作道雄
エンディング歌唱:坂本美雨
音楽:平井真美子 徳澤青弦
共同脚本:伊藤基晴
配給:ラビットハウス
Ⓒ「君の忘れ方」製作委員会2024
https://kiminowasurekata.com

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【2025年バレンタイン】小田急百貨店新宿店が「ショコラ×ショコラ」を開催 “私の幸せはショコラと共に”

小田急百貨店新宿店は1月22日〜2月14日の期間、チョコレートを扱うイベント「ショコラ×ショコラ」を7階イベントスペースで開催する。

イベント「ショコラ×ショコラ」
国内外のチョコレートが勢ぞろい

本イベントは、「‟With Chocolat“ ~私の幸せはショコラと共に~」をコンセプトとし、“ちょっとした贅沢”や“癒し”を届けるチョコレートをセレクト。小田急限定品や、老舗コラボ、アルコール入りの大人向け商品に至るまで、国内外から集めた華やかなチョコレートが勢ぞろいする。

「ショコラティエカイト」

「ジャン=ポール・エヴァン」出身の三浦海斗が手掛ける「ショコラティエカイト」が初登場、“タブレット マンディアン”(140g、2360円)を販売する。72%のベネズエラ産ビターチョコレートを用い、いちじく、アプリコット、レーズン、アーモンド、ピスタチオを敷き詰めた。

「ミッシェル・ブラン」

世界最優秀パティシエ賞を受賞し、‟フランスの至宝”と呼ばれるミッシェル・ブランが手掛けた、ラベンダーのはちみつを使ったショコラなどのアソート“シュシュ 25”(6個入、2916円)を小田急百貨店限定で販売する。

「クルイゼル」

フランス・ノルマンディー地方で4世代続く「クルイゼル」から、お酒を使った色鮮やかなスイーツ“クルイゼル シャルドン8”(8個入、4320円)をラインアップする。

「ピエール・ルドン」

ピエール・ルドンが手掛ける「ピエール・ルドン」から、甘酸っぱいルバーブや爽やかなミントなどを用いた新作のストロベリーショコラ“コフレ フレーズ”(9個入、3564円)が登場。

「ヴィタメール」

「ヴィタメール」から、丸くて薄いショコラにフィリングをとじ込めた“パレショコラ”、ナッツのプラリネや甘酸っぱいフルーツのガナッシュなど、ショコラを詰め合わせた“ショコラ・ルディック”(21個入、3564円)を販売する。

「メリーチョコレート ナハトラビュリント」

魔導書を開いたところから始まる物語“闇夜の迷宮(ナハトラビュリント)”の世界観を落とし込み、夜空の星をイメージしたチョコレート“シュテルン(星)”(9個入、1296円)を用意する。

「メリーチョコレート ねこみゃみれ」

「メリーチョコレート ねこみゃみれ」から、猫のしっぽを模した‟しっぽーち”に、チョコレートクッキーを詰め込んだ“しっぽーち(サバトラ)”(4個入、1485円)をラインアップする。

「カファレル」

イタリアチョコレートのジャンドゥーヤを生んだ「カファレル」から、誕生160周年を記念した“カファレル ジャンドゥーヤ160周年記念缶”(11個入、2376円)を販売する。

「プラリベル」

バニラ風味やキャラメル風味など、ドーナツを模した「プラリベル」の“ドーナツショコラ”(4個入、1188円)をラインアップ、ベルギーから直輸入する。

「セバスチャン・ブイエ」

フランス・リヨンのセバスチャン・ブイエが手掛ける、ビスケットのような形のタブレットショコラとボンボンショコラを合わせた“ビスキュイショコラアソート”(7個入、1836円)を販売する。

「シルスマリア」

「シルスマリア」から、八ヶ岳に咲く可憐な花をイメージした、日本酒の純米大吟醸“真澄 山花”とコラボした“真澄生チョコレート”(16個入、2592円)が登場する。

「宇治園」

京都・山城で1869年に創業の茶舗「宇治園」から、2層になった“ピスタチオ抹茶”と、定番“抹茶”“ほうじ茶”を詰め合わせた“2025限定生ショコラ ピスタチオ抹茶”(抹茶12個・ピスタチオ抹茶12個・ほうじ茶12個、3240円)を販売する。

「バーマンズチョコレート」

「バーマンズチョコレート」から、元バーテンダーのショコラティエが9種の洋酒をセレクト。それぞれに合うチョコレートとブレンドした生チョコレート“9種9粒詰め合わせ”(9 個入、1944円)をラインアップする。

■ショコラ×ショコラ
日程:1月22日〜2月14日
場所:小田急百貨店新宿店 7階 イベントスペース
住所:東京都新宿区西新宿1-5-1(新宿西口ハルク)

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ティモシー・シャラメが今度は自転車に乗って登場 映画「名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN」ロンドンプレミア

1月14日(現地時間)、映画「名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN」のプレミアがイギリス・ロンドンのBFI サウスバンク(BFI Southbank)で行われた。主役を務めるティモシー・シャラメ(Timothee Chalamet)は、なぜか市内でレンタルできる電動自転車ライム(Lime)に乗って登場。レッドカーペット×自転車というシュールな光景で、会場の人々を驚かせた。

ネイビーブルーのカスタムスーツを着用

今作で演じた若き日のボブ・ディラン(Bob Dylan)を完全再現したり、ベイブレード片手にプレミアに登場したりと、本映画のプロモーションでもいつも通り自由なファッションを楽しんでいるシャラメ。今回は「マーティン ローズ(MARTINE ROSE)」からネイビーのカスタムスーツと、ブラックとブルーの花柄シルクシャツをスタイリッシュにスタイリング。アクセサリーには蛇皮のベルトと輝くチェーンネックレスを選び、足元は「マーティン ローズ」のブラックのレザーシューズで引き締めた。

インパクト大のこのシャツは、ディランが1965年にアメリカのフォークミュージシャンのジョーン・バエズ(Joan Baez)とロンドンを訪れ、ザ サボイ(The Savoy)ホテルの庭園で写真を撮られたことにちなんでいるのだそう。

モニカ・バルバロ

レッドカーペットには、ジョーン・バエズ役を演じたモニカ・バルバロ(Monica Barbaro)も登場した。ドラマティカルなフード付きのユニークなマーメイドドレスは「スキャパレリ(SCHIAPARELLI)」のもの。アクセサリーを最小限に抑えることで、個性的でありながらも落ち着きのある雰囲気に仕上げている。

劇中コスチュームに注目!

レッドカーペットルックだけでなく、コスチュームデザイナーのアリアンヌ・フィリップス(Arianne Phillips)が手掛ける劇中衣装も見逃せない。先日発表された英国アカデミー映画賞のベストコスチュームデザイン賞候補に3度目のノミネートを果たした彼女は、今最も注目すべきスタイリストの一人だ。

映画「名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN」は世界的ミュージシャン、ボブ・ディランの若き日の物語。1960年代初頭のニューヨークを舞台に、ミネソタ出身の無名ミュージシャンであった彼がスターダムを駆け上がる様子を、実際のストーリーに基づき描いている。

フィリップスは、シャラメにモーターサイクルジャケットとディランがザ・ビートルズ(The Beatles)と過ごした時代にインスパイアされたスキニースーツを着せ、内気な性格を隠すためにダークサングラスをかけさせることで、有名な謎めいたシンガーソングライターのペルソナをスクリーン上に作り上げた。

今回のスタイリングのポイントは“色”にある。中でもディランがよく着るスエードジャケットは、彼が名声を得るにつれて暗い色に変化させることでアメリカ公民権運動、反ベトナム運動、社会現象“サマー・オブ・ラブ”の前触れなど、60年代の高揚した雰囲気に反した彼のミステリアスな空気感を表現している。

映画「名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN」の日本公開は2025年2月28日。鑑賞する際はぜひ、衣装にも注目してみてほしい。

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ジャーナリストの川島蓉子さん死去 伊藤忠ファッションシステムで要職を歴任

ジャーナリストの川島蓉子さんが2025年1月3日に死去した。63歳、急性硬膜外血腫だった。昨年末、散歩の際に転倒して頭部を強打したという。

川島さんは1961年、新潟県新潟市生まれ。早稲田大学を卒業後、文化服装学院のマーチャンダイジング科を修了。伊藤忠ファッションシステムに入社し、取締役やifs未来研究所所長などを歴任。2021年に退社したが、長年、伊勢丹やビームス、資生堂などを取材・執筆した書籍など数多くの著書、連載のほか、企業のプランニングにも携わった。

葬儀は家族だけで行ったという。

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社員の温かさに触れ、販促グッズも考えて「コーチ」をもっと好きになる 中高生の「ファッション育」Vol.9

中高生のためのファッション育プロジェクト「フューチャー・ファッション・インスティテュート(FUTURE FASHION INSTITUTE、以下FFi)」は、「ファッション育」を通じて子どもたちの感性を磨き、未来の業界を担う人材やセンスを生かして働く子どもの育成を応援している。展示会への訪問や業界人へのお仕事インタビューなどを重ねるメンバーは、自らの体験をシェアして友人に刺激を提供。FFiはポジティブなループを通して、子どもたちが「未来の自分」を思い描き、夢に一歩近づくことを願う。今回は「コーチ(COACH)」や「ケイト・スペード ニューヨーク(KATE SPADE NEW YORK)」を擁するタペストリー・ジャパン(以下、タペストリー)を訪れた。FFiの大学生メンターがリポートする。

タペストリーは温かい社風

タペストリーでのプレ・インターンシップは、“夏休みスペシャル”ということで5時間にわたり開催された。FFiからの参加者は、中高生14人とメンターの大学生2人。メンバーの中には、会社訪問自体が初めてという子もいた。オフィスに着くと、社員の皆さんは花道を作って大歓迎!メンバーは照れくさそうな笑みを浮かべて入室したが、緊張がほぐれたような表情だった。ご案内いただいたカフェスペースは、「会社内?」と思うほどオシャレ。バルーンやウェルカムボードで飾り付けられたスペースからは、「コーチ」で働く皆さんの明るさや優しさが感じられた。「何年生?」「どうして参加しようと思ったの?」などの問いかけからも、温かな社風が垣間見えた。

歴史とこだわりを学ぶと愛着も深まる

和やかな雰囲気になったところで簡単な自己紹介の後、リテール担当のまいまいさんによる“コーチ学”がスタートした。中高生や大学生にとって「コーチ」は、親が大切にしていたり、記念日に親から贈られたりと「身近な背伸びブランド」の1つ。実際当日は、「お母さんから借りてきた」や「譲り受けた」「お誕生日に買ってもらった」など、「コーチ」のバッグを持参してきた子も。そんなブランドの歴史、象徴的なアイコンやロゴ、レザーのこだわりなどをクイズを交えながらレクチャーしていただき、メンバーは「このタグ、私のバッグにもついてる!」や「このレザーの痕もナチュラルマーキング(天然皮革に元々付いていたキズやシワ)だね」など、知的好奇心を刺激された様子だった。「知ってる」と思っていた知られざる歴史や製作者の思いにこの時期から触れると、理解だけではなく、ブランドやアイテムへの愛着も深くなる。

再来店を促す販促グッズを議論

「みなさんのことを知ったり、私たちのことを知ってもらったりのランチにしたいと思います!」という、プレ・インターンシップを企画してくださったびっきーさんの音頭で、ビュッフェスタイルのランチが始まった。この間も社員のみなさんとのコミュニケーションは続き、すっかりニックネームで呼び合う関係に。午後は、チームに分かれて社内クルーズに出発。「フリーアドレス」という言葉を知らなかったメンバーたちは、毎日好きなスペースを予約して働けること、電話ボックスのような個室やマッサージチェアーまであること、そして役職によってはガラス張りの景色のよい部屋が用意されていることなど、グローバル企業ならではのオープンな雰囲気に興味津々だった。

FFiメンバーらしさが最も表れる「ワークショップ」では、グループに分かれて「販促グッズ」のアイデアを出し合った。まずはマーケティングのまりさんが「マーケティングってどんなお仕事?」「販促グッズって何?」をレクチャー。続いてどんな「ウェルカムギフト」をお渡しすれば、もっと「コーチ」のファンになってもらえるか?リピートしてもらえるか?を真剣に議論した。「費用はかかりすぎないほうがいいから……」や「コレクター心をくすぐるほうがいいよね?」など、終始ワクワクした様子で意見をどんどん出すメンバーたちと、「なるほど!」「思いもつかなかった!」と褒め上手な「コーチ」の皆さん。プレゼンテーションタイムでは、それぞれのグループが中高生らしい発想を披露し、フィードバックをいただいた。FFiは、この「インプット」→「アウトプット」を大切にしている。プレゼンテーションが得意ではないメンバーも、自分たちの思いを自分たちなりの言葉で伝え、社会で活躍している大人に評価してもらうことで大きな刺激や自信となっている。

「認知」に終わらない体験が重要

最後は、少人数でのキャリアインタビュー。同じ目的をもって集まっている企業内でも、職種はさまざまで、それぞれが欠かせない役割を担っている。学生時代の専攻やこれまでのキャリアなど、自身の今後の参考にするメンバーも多い。真摯に答えようとしてくださる社員の皆さんの様子が印象的だった。中高生にとって、「働く」はまだまだ身近とは言えない。しかし憧れる会社で活躍している大人の言葉は、一足先に「キャリア」について考えるきっかけになる。

「コーチ」でのプレ・インターンシップについては、「5時間があっという間だった!」という声が多かった。FFiメンバーにとって一番印象に残ったのは、「社員の皆さんが楽しそう!」だったこと。プライドを持ってポジティブに働く大人の方々は、目指す姿であり、働くことに期待を持たせてくれる存在だ。今回参加したメンバーは、これから「コーチ」の商品や店舗、広告を見るたびに、学んだ歴史やアイテムへのこだわりと共に、イキイキと楽しく働いていらっしゃる社員さんの姿を思い出すに違いない。

参加した学生のリポートから(学年はプレ・インターンシップ当時)

私はまだ「将来のなりたい像」が漠然としていたけれど、たくさんの意見交換を通して少しずつ明確になった。また言語化したやりたいことを理解・共感してもらえる喜びを学んだ。自分になかった新たな視点も得ることができた。(めい/高校3年)

職場にいる人が楽しく仕事しているように感じた。私も、自由で元気な雰囲気の会社で働きたい。(kano/高校1年)

やりたいことがわからなくても、いろいろなことに視野を広げる必要性を学んだ。(るるこ/高校1年)

「コーチ」の明るく楽しそうな社員を見て、私も楽しくなった。(AO/中学2年)

「コーチ」のスタッフの「経験を大切に」という言葉が印象に残った。(リマ/中学3年)

「コーチ」というブランドにとても興味を持った。今までは名前を知っている程度だったが、皆さんとたくさんお話をして、自分が思っている何倍も楽しそうに仕事している社員さんを見て、イメージがすごく変わった!私がやりたいことについて、「向いていると思うよ!」など背中を押してくれて、自信に繋がった!ありがとうございます!(秋山寿/高校2年)

“コーチ学”で学んだ「皮」と「革」の違いは特に面白かったので、友達や親戚に伝授したい。さまざまなバックグラウンドを持ったみなさんのお話を聞いて、将来に対する視野が広がった。「そんな選択肢もあるんだ」という驚きは、大学受験や自分の目標を考える上ですごく良い刺激。また、「やりたくないことをやる」のではなく、「やりたいことを今から経験することが大切」という言葉にも勇気をもらった。「何も得られなかったら、どうしよう?」という不安を払拭し、「新しい経験ができるんだ」「成長できるかもしれない」と一歩を踏み出せる。(Eri/高校2年)

「コーチ」を知らない人に知ってもらうためのアイデアを考えることがとても楽しかった。私自身「コーチ」はよく知らなかったが、説明を聞くといろんなアイデアが出るし、そのアイデアが会社を変えるかもしれないと想像できる。飽き性な私の進路について質問をしたら、性格をふまえて、まずはいろいろなことに挑戦する大切さを教えてくれた。(りん/高校1年)

「経験が大事」という言葉をいただき、自分もやりたいことができるようにもっと頑張ろうと思った。(ななか/高校2年)

自分で商品を考案するのは初めての経験だったが、メリットやデメリット、コストなどさまざまな要素を検討する過程は楽しかった。(えな/高校2年)

「若いうちにたくさんの経験を積んでおくこと」「自分がやりたいと思っていることを仕事にすることが、必ずしも正解とは限らない。人から与えられた仕事が自分に合っている場合もある」という言葉をいただき、響きました。(FFi大学生メンター/小穴睦子)

今までは企業の方針などを伺う機会が多かったが、今回は自分たちでアイデアを考え、発表する形式だった。新しい体験はとても楽しく、アウトプットすることでより自分の案が具体化、言語化できて、良い経験だった。(FFi大学生メンター/新関桜子)

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社員の温かさに触れ、販促グッズも考えて「コーチ」をもっと好きになる 中高生の「ファッション育」Vol.9

中高生のためのファッション育プロジェクト「フューチャー・ファッション・インスティテュート(FUTURE FASHION INSTITUTE、以下FFi)」は、「ファッション育」を通じて子どもたちの感性を磨き、未来の業界を担う人材やセンスを生かして働く子どもの育成を応援している。展示会への訪問や業界人へのお仕事インタビューなどを重ねるメンバーは、自らの体験をシェアして友人に刺激を提供。FFiはポジティブなループを通して、子どもたちが「未来の自分」を思い描き、夢に一歩近づくことを願う。今回は「コーチ(COACH)」や「ケイト・スペード ニューヨーク(KATE SPADE NEW YORK)」を擁するタペストリー・ジャパン(以下、タペストリー)を訪れた。FFiの大学生メンターがリポートする。

タペストリーは温かい社風

タペストリーでのプレ・インターンシップは、“夏休みスペシャル”ということで5時間にわたり開催された。FFiからの参加者は、中高生14人とメンターの大学生2人。メンバーの中には、会社訪問自体が初めてという子もいた。オフィスに着くと、社員の皆さんは花道を作って大歓迎!メンバーは照れくさそうな笑みを浮かべて入室したが、緊張がほぐれたような表情だった。ご案内いただいたカフェスペースは、「会社内?」と思うほどオシャレ。バルーンやウェルカムボードで飾り付けられたスペースからは、「コーチ」で働く皆さんの明るさや優しさが感じられた。「何年生?」「どうして参加しようと思ったの?」などの問いかけからも、温かな社風が垣間見えた。

歴史とこだわりを学ぶと愛着も深まる

和やかな雰囲気になったところで簡単な自己紹介の後、リテール担当のまいまいさんによる“コーチ学”がスタートした。中高生や大学生にとって「コーチ」は、親が大切にしていたり、記念日に親から贈られたりと「身近な背伸びブランド」の1つ。実際当日は、「お母さんから借りてきた」や「譲り受けた」「お誕生日に買ってもらった」など、「コーチ」のバッグを持参してきた子も。そんなブランドの歴史、象徴的なアイコンやロゴ、レザーのこだわりなどをクイズを交えながらレクチャーしていただき、メンバーは「このタグ、私のバッグにもついてる!」や「このレザーの痕もナチュラルマーキング(天然皮革に元々付いていたキズやシワ)だね」など、知的好奇心を刺激された様子だった。「知ってる」と思っていた知られざる歴史や製作者の思いにこの時期から触れると、理解だけではなく、ブランドやアイテムへの愛着も深くなる。

再来店を促す販促グッズを議論

「みなさんのことを知ったり、私たちのことを知ってもらったりのランチにしたいと思います!」という、プレ・インターンシップを企画してくださったびっきーさんの音頭で、ビュッフェスタイルのランチが始まった。この間も社員のみなさんとのコミュニケーションは続き、すっかりニックネームで呼び合う関係に。午後は、チームに分かれて社内クルーズに出発。「フリーアドレス」という言葉を知らなかったメンバーたちは、毎日好きなスペースを予約して働けること、電話ボックスのような個室やマッサージチェアーまであること、そして役職によってはガラス張りの景色のよい部屋が用意されていることなど、グローバル企業ならではのオープンな雰囲気に興味津々だった。

FFiメンバーらしさが最も表れる「ワークショップ」では、グループに分かれて「販促グッズ」のアイデアを出し合った。まずはマーケティングのまりさんが「マーケティングってどんなお仕事?」「販促グッズって何?」をレクチャー。続いてどんな「ウェルカムギフト」をお渡しすれば、もっと「コーチ」のファンになってもらえるか?リピートしてもらえるか?を真剣に議論した。「費用はかかりすぎないほうがいいから……」や「コレクター心をくすぐるほうがいいよね?」など、終始ワクワクした様子で意見をどんどん出すメンバーたちと、「なるほど!」「思いもつかなかった!」と褒め上手な「コーチ」の皆さん。プレゼンテーションタイムでは、それぞれのグループが中高生らしい発想を披露し、フィードバックをいただいた。FFiは、この「インプット」→「アウトプット」を大切にしている。プレゼンテーションが得意ではないメンバーも、自分たちの思いを自分たちなりの言葉で伝え、社会で活躍している大人に評価してもらうことで大きな刺激や自信となっている。

「認知」に終わらない体験が重要

最後は、少人数でのキャリアインタビュー。同じ目的をもって集まっている企業内でも、職種はさまざまで、それぞれが欠かせない役割を担っている。学生時代の専攻やこれまでのキャリアなど、自身の今後の参考にするメンバーも多い。真摯に答えようとしてくださる社員の皆さんの様子が印象的だった。中高生にとって、「働く」はまだまだ身近とは言えない。しかし憧れる会社で活躍している大人の言葉は、一足先に「キャリア」について考えるきっかけになる。

「コーチ」でのプレ・インターンシップについては、「5時間があっという間だった!」という声が多かった。FFiメンバーにとって一番印象に残ったのは、「社員の皆さんが楽しそう!」だったこと。プライドを持ってポジティブに働く大人の方々は、目指す姿であり、働くことに期待を持たせてくれる存在だ。今回参加したメンバーは、これから「コーチ」の商品や店舗、広告を見るたびに、学んだ歴史やアイテムへのこだわりと共に、イキイキと楽しく働いていらっしゃる社員さんの姿を思い出すに違いない。

参加した学生のリポートから(学年はプレ・インターンシップ当時)

私はまだ「将来のなりたい像」が漠然としていたけれど、たくさんの意見交換を通して少しずつ明確になった。また言語化したやりたいことを理解・共感してもらえる喜びを学んだ。自分になかった新たな視点も得ることができた。(めい/高校3年)

職場にいる人が楽しく仕事しているように感じた。私も、自由で元気な雰囲気の会社で働きたい。(kano/高校1年)

やりたいことがわからなくても、いろいろなことに視野を広げる必要性を学んだ。(るるこ/高校1年)

「コーチ」の明るく楽しそうな社員を見て、私も楽しくなった。(AO/中学2年)

「コーチ」のスタッフの「経験を大切に」という言葉が印象に残った。(リマ/中学3年)

「コーチ」というブランドにとても興味を持った。今までは名前を知っている程度だったが、皆さんとたくさんお話をして、自分が思っている何倍も楽しそうに仕事している社員さんを見て、イメージがすごく変わった!私がやりたいことについて、「向いていると思うよ!」など背中を押してくれて、自信に繋がった!ありがとうございます!(秋山寿/高校2年)

“コーチ学”で学んだ「皮」と「革」の違いは特に面白かったので、友達や親戚に伝授したい。さまざまなバックグラウンドを持ったみなさんのお話を聞いて、将来に対する視野が広がった。「そんな選択肢もあるんだ」という驚きは、大学受験や自分の目標を考える上ですごく良い刺激。また、「やりたくないことをやる」のではなく、「やりたいことを今から経験することが大切」という言葉にも勇気をもらった。「何も得られなかったら、どうしよう?」という不安を払拭し、「新しい経験ができるんだ」「成長できるかもしれない」と一歩を踏み出せる。(Eri/高校2年)

「コーチ」を知らない人に知ってもらうためのアイデアを考えることがとても楽しかった。私自身「コーチ」はよく知らなかったが、説明を聞くといろんなアイデアが出るし、そのアイデアが会社を変えるかもしれないと想像できる。飽き性な私の進路について質問をしたら、性格をふまえて、まずはいろいろなことに挑戦する大切さを教えてくれた。(りん/高校1年)

「経験が大事」という言葉をいただき、自分もやりたいことができるようにもっと頑張ろうと思った。(ななか/高校2年)

自分で商品を考案するのは初めての経験だったが、メリットやデメリット、コストなどさまざまな要素を検討する過程は楽しかった。(えな/高校2年)

「若いうちにたくさんの経験を積んでおくこと」「自分がやりたいと思っていることを仕事にすることが、必ずしも正解とは限らない。人から与えられた仕事が自分に合っている場合もある」という言葉をいただき、響きました。(FFi大学生メンター/小穴睦子)

今までは企業の方針などを伺う機会が多かったが、今回は自分たちでアイデアを考え、発表する形式だった。新しい体験はとても楽しく、アウトプットすることでより自分の案が具体化、言語化できて、良い経験だった。(FFi大学生メンター/新関桜子)

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TXQ FICTION第2弾「飯沼一家に謝罪します」の劇場公開が決定 1月24日から「ホワイト シネクイント」で

テレビ東京で昨年末に放送し、SNSを中心に大きな話題となったTXQ FICTION第2弾「飯沼一家に謝罪します」が1月24日から渋谷パルコ8階の「ホワイト シネクイント(WHITE CINE QUINTO)」での緊急上映が決定した。同作には、TXQ FICTION第1弾に引き続き制作スタッフとして「行方不明展」「このテープもってないですか?」などを手がけた大森時生(テレビ東京)、「ゾゾゾ」「フェイクドキュメンタリーQ」の皆口大地、「フェイクドキュメンタリーQ」「心霊マスターテープ」の寺内康太郎、第2回日本ホラー映画大賞を受賞し、同日1月24日から「ミッシング・チャイルド・ビデオテープ」の劇場公開が決定している近藤亮太が参加している。

劇場公開に伴い、制作スタッフは次のようにコメントを発表した。

「何に謝罪しているのか。赦しはあるのか。劇場でぜひご覧ください」(大森時生)。

「劇場で観れる謝罪番組は飯沼一家だけ!是非ご賞味ください」(皆口大地)。

「劇場の大画面と音響でこそ体感できる感情の波を、ぜひ一緒に共有していただければと思います。観終わったあとに、何か新しい視点を持ち帰っていただけたら嬉しいです」(寺内康太郎)。

「とある謝罪、を大勢の知らない人々と一緒にスクリーンで観る。それ自体が何か儀式めいているような。ぜひご来場ください」(近藤亮太)。

TXQ FICTION第2弾「飯沼一家に謝罪します」

(あらすじ)
2004年に放送された「飯沼一家に謝罪します」。ひとりの男性が飯沼一家に対して謝罪を行うという奇妙な内容だった。この番組は「飯沼一家に謝罪します」の真実を追った調査の記録。※あくまでフィクション。

■TXQ FICTION第2弾「飯沼一家に謝罪します」
劇場:ホワイト シネクイント(渋谷パルコ8F)
上映日:1月24日〜 ※終映日は未定
チケット料金:1500円/ 全席指定。各上映日の2日前より、劇場HPにて販売。
配給:テレビ東京

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【2025年バレンタイン】「ディーゼル」がベルギー発のチョコブランド「ダルシー」とコラボ

「ディーゼル(DIESEL)」は年1月15日~2月14日の期間、ベルギー発のチョコレートブランド「ダルシー(DARCIS)」とコラボレーションしたバレンタインチョコレートボックスを数量限定で販売する。合わせて「ディーゼル」渋谷店に併設するイタリアンレストラン「クッチーナ ディーゼル ファーム(CUCINA DIESEL FARM)」では、ティラミスをベースに旬のいちごやヘーゼルナッツプラリネを使用した“バレンタインコラボレーションパフェ”(1500円)を提供する。

“ディーゼル バレンタイン ウィズ ダルシー スペシャルパッケージ”

「ダルシー」から、ダークチョコレートコーティングの伝統的なヘーゼルナッツプラリネ“プラリネランシェンヌ”とホワイトチョコレートモールドにラズベリークリームを合わせた“アムール”の2種類を、ディーゼルカラーの真っ赤なロゴ入りボックスに詰めて用意した。「ディーゼル」直営店では任意のギフトを、公式オンラインストアではアンダーウエアを、「ダルシー」店舗ではソックスを組み合わせて販売する。価格は直営店が6600円(ギフトを除く)、公式オンラインストアが1万1550円。

バレンタイン限定ローズデザインの“プレイ”バッグ

ゲーム機のコントローラーを連想させるユニークなフォルムが特徴の“プレイ”シリーズに、バレンタイン限定デザインのバッグが新登場。アイコニックな形にローズのデジタルプリントを組み合わせ、グラフィカルで遊び心溢れるアイテムとなっている。

本アイテムは、長さの調節と取り外しが可能なショルダーストラップ付き。内側にはジップポケットを搭載し、デザイン性だけでなく機能性にも優れている。価格は5万5000円で、一部店舗と公式オンラインストアで販売中だ。

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「エビセン スケートボード」が森山大道や大門亮太とコラボしたデッキの展示販売イベントを開催

「エビセン スケートボード(EVISEN SKATEBOARDS)」は、1月17日から19日までの3日間、写真家の森山大道、アーティストの大門亮太らの作品をフィーチャーした2025年スプリングシーズンのデッキの展示販売イベントを東京・原宿の「THE PLUG」で開催する。

今回で2度目となる森山大道とのデッキコラボレーションでは、3つのカラー写真作品を含む8種のデザインを展開。初のコラボとなるアーティストの大門亮太は、「エビセン スケートボード」のライダー、ショー・ウェスト(Shor West)、吉岡賢人、三谷小虎の3人のシグネチャーデッキを描き下ろした。

会場では11種の新作デッキの展示と先行予約販売のほか、アーティストのアイテムも販売する。

「エビセン スケートボード」は、2011年、ディレクターの南勝巳を中心とするスケートボーダーたちによって発足した日本のスケートボードブランド。 「EVISEN」という名前の由来は、日本語のイントネーションで発音する “everything”に由来し、「スケートボードがすべて」 という思いが込められている。スケートボーディングの本質を追求しながら、ブランドの根本であるスケートボードデッキや映像作品を制作。アパレルコレクションも展開する。

■EVISEN SKATEBOARDS SP25 PREVIEWING POP-UP
会期:1月17〜19日
時間:12:00〜20:00
会場:THE PLUG
住所:東京都渋谷区神宮前6-12-9 1F

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「フェンディ」がStray Kidsのバンチャンを韓国のブランドアンバサダーに起用

「フェンディ(FENDI)」は1月16日、ボーイズグループStray Kidsのバンチャン(Bang Chan)を韓国のブランドアンバサダーに任命したことを発表した。このパートナーシップで両者は、音楽とファッションの領域で共鳴する革新的なコラボレーションを約束するという。

今回のオフィシャルイメージでは、「フェンディ」のクレスト(紋章)モチーフをあしらったブラウンとベージュのストライプコットンニットに、グリーンのストライプタイ、そして同ブランドを代表する最高級カーフレザーのライン“セレリア(Selleria)”のハンドステッチを配したジャガードショーツ、足元には“フェンディ フォース(FENDI Force)”スニーカーを合わせた「フェンディ」2025年春夏メンズ・コレクションのトータルルックを着用。

さらに、新しい“バゲット ダブル(Baguette Double)"と“フェンディ クレスト”モチーフの新作アイコンバッグ“ピーカブー ソフト スモール(Peekaboo Soft Small)”を身につけ、フレッシュなルックに仕上げた。

バンチャンはブランドアンバサダーの就任について、「『フェンディ』のクリエイティブで楽しいスピリットに自身とのつながりを感じた。創業100周年という記念すべき年にフェンディファミリーに加わることは非常に光栄であるとともに、非常に特別なことであると感じている」と述べた。

バンチャンは、2018年にStray Kidsのリーダーとしてデビューし、歌手のほか、ラッパーや作曲家としても多彩な才能を発揮。「フェンディ」とは、2024年6月にミラノで開催された「フェンディ」2025年春夏メンズ・コレクションに参加したことから関係がスタートしたほか、同グループのワールドツアー「dominATE」や音楽フェス「I-Days Milano2024」、「BST Hyde Park 2024」などで、度々「フェンディ」のアイテムを着用していた。

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英音楽誌「ソーヤングマガジン」と「ローカル・アライアンス」のコラボウエア第2弾 パドラーズコーヒーでポップアップも

アートディレクター兼デザイナーである五十嵐有のレーベル「ローカル・アライアンス(Local Alliance)」は、英音楽カルチャー誌「ソーヤングマガジン(So Young Magazine)」とのコラボレーションウエア第2弾を発売する。これに伴い、1月17〜19日に東京・幡ヶ谷のパドラーズコーヒー(PADDLERS COFFEE)でポップアップを行う。

ポップアップでは、Tシャツ(9900円)やロンT(1万3200円)、トートバッグ(3000円)、ポスター(4500円)をラインアップする。いずれも「ソーヤングマガジン」設立者の一人であるジョッシュ・ウェッティングスティール(Josh Whettingsteel)が同企画のためにデザイン。TシャツとロンTのボディーには、リサイクルコットン50%とオーガニックコットン50%の糸を使用した「エコサイクル(ECOCYCLE)」を取り入れている。ビジュアルは、インディーミュージックのファンであるモデルのmiu(ミウ)がイタリア・シチリアに訪れた時に撮影されたものだ。

アイテム一覧

また、2024年に同誌の音楽レーベル「ソーヤングレコーズ」からEPをリリースしたアイルランドの新バンド、カーディナルズ(Cardinals)のTシャツ(9900円)とポスター(5000円)を販売する。さらに、五十嵐が2017〜24年にロンドンで撮影した街並みやインディーミュージックシーンのライブの写真も展示する予定だ。

◼️ポップアップ
会期:1月17〜19日
場所:パドラーズコーヒー内併設ギャラリー
住所:東京都渋谷区西原2-26-5
時間:7:30〜16:00

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英音楽誌「ソーヤングマガジン」と「ローカル・アライアンス」のコラボウエア第2弾 パドラーズコーヒーでポップアップも

アートディレクター兼デザイナーである五十嵐有のレーベル「ローカル・アライアンス(Local Alliance)」は、英音楽カルチャー誌「ソーヤングマガジン(So Young Magazine)」とのコラボレーションウエア第2弾を発売する。これに伴い、1月17〜19日に東京・幡ヶ谷のパドラーズコーヒー(PADDLERS COFFEE)でポップアップを行う。

ポップアップでは、Tシャツ(9900円)やロンT(1万3200円)、トートバッグ(3000円)、ポスター(4500円)をラインアップする。いずれも「ソーヤングマガジン」設立者の一人であるジョッシュ・ウェッティングスティール(Josh Whettingsteel)が同企画のためにデザイン。TシャツとロンTのボディーには、リサイクルコットン50%とオーガニックコットン50%の糸を使用した「エコサイクル(ECOCYCLE)」を取り入れている。ビジュアルは、インディーミュージックのファンであるモデルのmiu(ミウ)がイタリア・シチリアに訪れた時に撮影されたものだ。

アイテム一覧

また、2024年に同誌の音楽レーベル「ソーヤングレコーズ」からEPをリリースしたアイルランドの新バンド、カーディナルズ(Cardinals)のTシャツ(9900円)とポスター(5000円)を販売する。さらに、五十嵐が2017〜24年にロンドンで撮影した街並みやインディーミュージックシーンのライブの写真も展示する予定だ。

◼️ポップアップ
会期:1月17〜19日
場所:パドラーズコーヒー内併設ギャラリー
住所:東京都渋谷区西原2-26-5
時間:7:30〜16:00

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【2025年バレンタイン】銀座・和光は「フロンティエール(境界)」がテーマ 世界各地の食材を使用したショコラや生ケーキを限定発売

銀座・和光は1月16日〜2月14日、バレンタインコレクション(全6品、999円〜9720円)を限定販売する。「フロンティエール(境界)」をテーマに据え、境界を超えて銀座を訪れる全ての人に、世界各地の素材を組み合わせた特別なショコラを用意。ショコラは、数々の賞を受賞する飯岡奈々スーシェフ ショコラティエが昨年に続き手掛ける。公式ECサイトでは1月16日〜2月7日まで取り扱う。

世界各地の食材を厳選
新作ショコラ5種

“スペシャリテ”(3個入り、1836円/5個入り、3240円/10個入り、5940円/15個入り、8640円)は、真っ赤な箱がバレンタイン気分を高めるチョコレートボックス。新作のフレーバー5種をそろえ、10個入りと15個入りにはクッキーも詰め込んだ。飯岡奈々スーシェフ ショコラティエは、「世界を旅して食材を選ぶとしたら」を念頭に置き製作したという。“クレモンティーヌ”のガナッシュは、フランス・コルシカ島産のクレモンティーヌピューレをホワイトチョコレートと合わせた。鼻に抜ける爽やかな風味が楽しめる。“サレ”には、オーストラリア産の塩を粉砕して配合。一口頰張るとパンチのある塩味が広がり、キャラメルの風味とカカオの風味が余韻として表れる。

“和紅茶”は、鹿児島県産和紅茶を使用。上品な香りとともにほどよい渋みが広がる。“メープル”のガナッシュは、カナダ・ケベック州産のメープルを原料とした濃縮メープルのバタークリームベースだ。トップにのせた、メープルシュガーでコーティングしたヘーゼルナッツのザクザクとした食感も楽しめる。“フィグエピス”はムースのように滑らかなガナッシュに、トルコ産イチジクにシナモンやクローブ、アニスを効かせたコンフィチュールを絞った。エキゾチックな香りと、イチジクのプチプチとした食感が絶妙にマッチする。製作に最も苦戦したのは“サレ”で、「シンプルだからこそ塩味の調整が難しかった」と話す。

カカオ本来のアロマを追求した生ケーキ

生ケーキ“アロマ ショコラ”(1134円)は、「カカオ本来の味やアロマを感じていただきたい」という思いで小野雄大シェフ パティシエが手掛けた。収穫後60日以内に製造したベトナム産チョコレートのフレッシュかつ力強い味わいが特徴。「フロンティエールがテーマだったので、使ったことがないチョコレートを使ってみようと思った。生産者へしっかりと還元される背景にも共感し、このチョコレートを選んだ」。構成はハートのチョコレート細工、チョコレートのグラサージュ、ミルクショコラとビターショコラを合わせたムース、カカオパルプ(カカオ豆の周りの果肉)ジュレ、ユズ風味のクレームショコラ、ビスキュイショコラ、木頭ユズのゼストを入れたフィアンティーヌ(クレープ生地を薄く伸ばして焼き、細かく砕いたもの)。カカオパルプと徳島県産木頭ユズのフルーティーで爽やかな酸味を、カカオのアロマと掛け合わせた。ユズは香りを抽出してカカオバターに混ぜ込むことで、カカオ本来の酸味を引き立てるように仕上げた。ユズの酸味やフィアンティーヌの食感などにより、濃厚な味わいでありながら軽やかですっきりとした印象だ。

その他バレンタイン限定商品

“バレンタイン限定 WAKO クッキー”(5400円)は、ザクザクした食感の四角いココアクッキーと、チョコレートで柄を施したプレーンクッキーを詰め、銀座店限定で発売する。“バレンタイン ミニギフトボックス”(9720円)は、3段のギフトボックスに板チョコレート“キャレ ド ショコラ”3種と、新作の“スペシャリテ”を含むショコラ6種、クッキーのデコレーションをあしらったショコラ6種を詰め込んだ。

また和光アネックス2階のティーサロン限定で、時計塔をモチーフにミニスイーツを盛り付けた“ミナルディーズ”(4950円※1日10食限定)を提供する。新作生ケーキ“アロマ ショコラ”のミニサイズや、“マカロン フランボワーズ ショコラ”、“フィナンシェ ショコラ”、“シュー ショコラ”などを楽しめる。1階の売り場では、サクサクのチョコレート味のパイ生地にチョコレートとチェリーを閉じ込めた“焼き立て チョコレートパイ”(999円)を限定販売する。12:00と16:00に焼き上がる。

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【2025年バレンタイン】阪急うめだ本店が“阪急チョコ百貨店”に チョコレート色のテーマパークをオープン!

 

阪急うめだ本店は1月20〜2月14日、“阪急バレンタインチョコレート博覧会2025”を開催する。同イベントは、全館をチョコレート1色に染め、国内外合わせて約300ブランド約3000種類が集結し、“阪急チョコ百貨店”なるチョコレートのテーマパークを目指す。また9階では、「ドリーミンチョコレートピア(Dreamin’ CHOCOLATEPIA)」をテーマに、口も心もチョコレート色に染まる5つのアトラクションを用意する。

チョコレートのテーマパークが9階にオープン

9階にオープンするのは、“チョコレートの理想郷”。5つのエリアでそれぞれとびきりの体験と美味しさを提供する。

阪急うめだギャラリー:“カカオジャングル”

阪急うめだギャラリーの“カカオジャングル”では、“伝説のカカオの木”を求め、個性あふれるタブレットチョコレートをはじめ、カカオに関わる人(冒険家)の物語にフォーカスして紹介するコーナー、カカオを使ったスイーツ、ドリンクなど、カカオを詳しく知れて学べるアトラクションを開催する。

催場:“秘密のチョコレート工場”

催場の“秘密のチョコレート工場”では、自慢の技やこだわり、美味しさの秘密、職人たちが傑作を生みだす瞬間を堪能できる。世界で名だたるパティシエ・ショコラティエの商品をはじめ、パティシエの技や仕上げの工程を間近で鑑賞しながら出来立てを賞味できるコーナーや、焼きたてが楽しめるチョコスイーツコーナーを用意。また、国産柑橘とチョコレートのコラボ商品、チョコレートを一粒から堪能できるボンボンショコラの試食カウンターや1粒から購入できる商品もそろえる。

祝祭広場:“チョコアイススペースランド”

祝祭広場の“チョコアイススペースランド”では、チョコレートアイスを楽しみ尽くせるエリアを多数展開。19ブランド50種類から選べるカップアイスのエリアや、18ブランド35種類が会期の前半と後半で分かれて登場し、フォトジェニックなソフトクリームがそろうエリア、テイクアウトができるチョコレートカップアイスなどが集まる。

アートステージ:“チョコサンドラボラトリー”

アートステージの“チョコサンドラボラトリー”は、サンド好きが集まる“チョコサンドの研究所”。約240種類の中から“推しサンド”を見つけられるエリアで、1個からの購入も可能。外側のクッキーと挟んだ中身のハーモニーが絶妙なチョコサンドのほか、17ブランド78種類が集合するマカロンラボラトリーも必見だ。

うめだホール:“チョコレートスプリングス”

うめだホールの“チョコレートスプリングス”には、口どけなめらかな生チョコレートや、テリーヌにスプレッドチョコレート、フォンダンショコラ、リカーボンボンなどが集結。クラフトビールや日本酒、ワイン、洋酒とのペアリングバーも併設し、なめらかで、とろけるチョコレートの魅力が体験できる。

石川・能登の幸を込めたチョコレートが登場

「バレンタインを通じて少しでもこども達のために役に立てることを」という想いを込めたチョコレートも用意。辻口シェフの故郷、能登半島の銘酒4種を使ったボンボンショコラや、地震で全壊した奥能登の酒蔵から救出された酒米で、金沢の老舗蔵と共同醸造した純米大吟醸“鶴と福”を使用したボンボンを販売する。売り上げの一部は、H2Oサンタを通じて認定NPO法人全国こども食堂支援センターむすびえの“令和6年能登半島地震 こども食堂支援プロジェクト”に寄付される。

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「ポーター」×「ザ・イノウエ・ブラザーズ」 アンデス伝統パターンのバッグ3型を発売

吉田カバンの「ポーター(PORTER)」は1月18日、デザインスタジオ「ザ・イノウエ・ブラザーズ(THE INOUE BROTHERS)」とのコラボコレクション“エル・アルト”を発売する。計3型でそれぞれ2色展開。「ポーター」フラッグシップストアや「ポーター」銀座、「ポーター」新宿ほか、吉田カバンや「ザ・イノウエ・ブラザーズ」の公式ECで取り扱う。なお、「ポーター」表参道は2月17日まで、コラボ記念イベントの会場となる。

コラボ名は、ボリビアの首都・ラパス近郊にあるエル・アルトに由来する。「ザ・イノウエ・ブラザーズ」は近年、アンデス高地から仕事を求めて移住してきた先住民と社会デザインプロジェクトに取り組んでおり、今回のコラボでも現地の工房で織られたアンデス伝統の織物“アグアヨ”のオリジナルパターンを採用している。アンデスの厳しい環境でもポジティブに過ごせるような、鮮やかな色使いが特徴だ。なお、全てのコラボ商品に、南米の市場で重宝されるマーケットバッグや古くから子どものために作られてきた指人形といった、ボリビア文化に由来するアイテムが付属する。

「ポーター」表参道では会期中、コラボ商品ほか、“アグアヨ”を使ったブランケットやランチョンマット、「ザ・イノウエ・ブラザーズ」を代表するアルパカニットやストールも販売する。

「ザ・イノウエ・ブラザーズ」は2004年、日系デンマーク人兄弟の井上聡と井上清史により設立。日本文化の繊細さとスカンディナビア文化のシンプルさを合わせ持つ、独自の“スカンディナビアデザイン”を提案する。自らをアパレルブランドではなくソーシャルデザインスタジオと位置付け、デザインの力で社会問題の解決に取り組んでいる。

◾️ザ・イノウエ・ブラザーズ イン ザ ポーター ギャラリー1
日程:1月18日~2月17日
時間:12:00~20:00
場所:「ポーター」表参道 ザ ポーター ギャラリー1
住所:東京都渋谷区神宮前5-6-8

商品一覧

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「ポーター」×「ザ・イノウエ・ブラザーズ」 アンデス伝統パターンのバッグ3型を発売

吉田カバンの「ポーター(PORTER)」は1月18日、デザインスタジオ「ザ・イノウエ・ブラザーズ(THE INOUE BROTHERS)」とのコラボコレクション“エル・アルト”を発売する。計3型でそれぞれ2色展開。「ポーター」フラッグシップストアや「ポーター」銀座、「ポーター」新宿ほか、吉田カバンや「ザ・イノウエ・ブラザーズ」の公式ECで取り扱う。なお、「ポーター」表参道は2月17日まで、コラボ記念イベントの会場となる。

コラボ名は、ボリビアの首都・ラパス近郊にあるエル・アルトに由来する。「ザ・イノウエ・ブラザーズ」は近年、アンデス高地から仕事を求めて移住してきた先住民と社会デザインプロジェクトに取り組んでおり、今回のコラボでも現地の工房で織られたアンデス伝統の織物“アグアヨ”のオリジナルパターンを採用している。アンデスの厳しい環境でもポジティブに過ごせるような、鮮やかな色使いが特徴だ。なお、全てのコラボ商品に、南米の市場で重宝されるマーケットバッグや古くから子どものために作られてきた指人形といった、ボリビア文化に由来するアイテムが付属する。

「ポーター」表参道では会期中、コラボ商品ほか、“アグアヨ”を使ったブランケットやランチョンマット、「ザ・イノウエ・ブラザーズ」を代表するアルパカニットやストールも販売する。

「ザ・イノウエ・ブラザーズ」は2004年、日系デンマーク人兄弟の井上聡と井上清史により設立。日本文化の繊細さとスカンディナビア文化のシンプルさを合わせ持つ、独自の“スカンディナビアデザイン”を提案する。自らをアパレルブランドではなくソーシャルデザインスタジオと位置付け、デザインの力で社会問題の解決に取り組んでいる。

◾️ザ・イノウエ・ブラザーズ イン ザ ポーター ギャラリー1
日程:1月18日~2月17日
時間:12:00~20:00
場所:「ポーター」表参道 ザ ポーター ギャラリー1
住所:東京都渋谷区神宮前5-6-8

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「ロエベ」の“クラフテッド・ワールド”が日本上陸 豊かな歴史やスペインの文化、手仕事を称える初の大型展

「ロエベ(LOEWE)」は3月29日〜5月11日、ブランド初の大型展覧会“ロエベ クラフテッド・ワールド展 クラフトが紡ぐ世界”を東京・原宿で開催する。同展は予約制で、入場は無料。

「ロエベ」のレガシーを辿る初の大型展覧会

同展は、昨年3月に上海でスタートした世界各地を訪れる巡回展。革新的な建築の数々を手掛ける建築設計事務所OMA(Office for Metropolitan Architecture)との協業でデザインされた同展では、「ロエベ」が1846年にスペイン・マドリードで創業してから、世界的なファッションブランドに成長するまでの進化の道のりを、アイコニックなデザインやコラボレーションを通して辿ることができる。

会場内の空間には、「ロエベ」のファッションに対する前衛的なアプローチやクラフトの文化はもちろん、スタジオジブリや京都の陶芸ユニット、スナ・フジタなど近年の「ロエベ」のコレクションにインスピレーションを与えた世界に没入することができる。

日本文化が誇る芸術作品も展示

また、東京での開催を祝して「ロエベ」が日本国内外でおこなったコラボや文化プロジェクトを紹介する作品も特別に展示し会場を彩る。ロエベ財団が支援する、京都で400年以上にわたり茶の湯に使われる釡を作り続ける「釡師」、大西家のドキュメンタリー映像や、同財団が主催する芸術的価値を称えることを目的としたコンテスト「クラフト プライズ(Craft Prize)」のファイナリストである四代田辺竹雲斎、渡部萌、2019年度の大賞受賞者である石塚源太の作品を展示するほか、国際家具見本市「ミラノサローネ」の展示でコラボしたARKO、松本破風、米澤二郎らの作品も並べる。

イベント詳細

◼️“ロエベ クラフテッド・ワールド展 クラフトが紡ぐ世界”

日程:3月29日〜5月11日
時間:9:00〜20:00(最終入場19:00)
住所:東京都渋谷区神宮前6-35-6
入場:無料(予約制)

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「デサント」と「ジョウンド」のコラボアイテム第2弾が発売 コートやバッグなど

「デサント(DESCENTE)」は、カナダのデザインスタジオ「ジョウンド(JJJJOUND)」との第2弾となるコラボレーションアイテムを発表した。1月24日12時から「デサント」と「ジョウンド」それぞれのオンラインストアで販売するほか、24日からデサント ブラン 代官山(DESCENTE BLANC 代官山)で数量限定で取り扱う。

好評を博した第1弾コラボレーションに続いて、今回も「デサント」のテクノロジーやクラフツマンシップと、「ジョウンド」の現代的な都市生活のためのミニマルなデザイン思想を融合し、機能的なアルパインスキーアイテムを再構築した。第2弾はアウターシェルをはじめとした、厳しい冬の環境から身を守るためのアイテムを、モノクロームとブラックを中心としたカラーリングで展開する。優れた耐水性、防風性、透湿性を誇るシェルジャケット(10万7800円)やシェルパンツ(5万5000円)、シェルロングコート(13万2000円)をラインアップ。そのほかにも、ストレッチジーンズ(3万8500円)やはっ水加工を施したポリエステル素材を採用したダッフルバッグ(3万5200円)、パスポートバッグ(2万2000円)も取りそろえている。

アイテム詳細

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