有力セレクトが提案する2025年春夏に挑戦したいニューアクセ ヘッドピースに熱視線

2025年春夏シーズンのファッションは、ラッフルやフリルをふんだんにあしらった“ボーホーロマンチック“スタイルが市場を席巻しそうです。セレクト各社の展示会を回っていると華やかなムードを追い風に、アクセサリーのバリエーションも広がっているようです。今季特に気になるのは、頭を飾るアクセサリー群。海外のコレクションウィーク中のストリートスナップでも、華やかなヘッドピースをスタイリングするおしゃれ上級者たちをよく見かけました。展示会取材では「指や耳はすでに埋まっているお客さまも多いなか、頭周りはまだ飾る余地がある」「猛暑でウエアが着込めない分、ヘッドピースでおしゃれを楽しんでほしい」といった声をよく聞きました。大判のバンダナやカチューシャ、シュシュは特に人気のようです。そのほか、デニムのベルトループにつけるパールチェーンや、Tシャツを飾る大ぶりのコサージュなど、服を飾るアクセサリーも新鮮です。有力セレクト各社の提案から2025年挑戦したいアクセサリーをご紹介します。

ほっかむりスタイルが浸透

バンダナやスカーフを頭に巻いたほっかむりスタイルは定番化しそうな予感がします。シルクのビンテージ風のものからレースで甘さを出したものまで、さまざまなテイストで提案されているので、自分のファッションスタイルにあったはものが見つかりそう。バンダナは首に巻いたり、ビスチェ風にしたり色々なスタイリング提案がしやすいのも人気の理由のようです。今季はレトロビンテージやウエスタンもトレンドキーワードです。デイトナ・インターナショナルの「フリークス ストア(FREAK’S STORE)」は、古着店で見つけた柄をヒントに企画したオリジナルのバンダナを強化しています。一押しルックでは、それをビスチェ風にコーディネートし、ソフトウェスタンなスタイルを完成させています。シュシュは大ぶりのものが人気のよう。頭まわりだけでなく、手首につけたり、バッグつけたりするスタイリングもよく見かけました。

子どもっぽさ残る韓国アクセ「ヘイップ」

「ウエアはとことんロマンチックに、雑貨はキッチュさ大事に」というのも、今シーズン多く見かけた提案です。子供っぽさを感じるラインストーン付きのヘアアクセや大ぶりのシュシュ、ビーズネックレスなどが豊作です。「ユナイテッドアローズ」などの展示会で見かけた韓国発の「ヘイップ(HEYEP)」は、子供っぽさと甘さのバランスをうまく取り入れていて注目です。

首周りは汎用性の高いチョーカー

パルの「ウィム ガゼット(WHIM GAZETTE)」の25年春夏のディレクションテーマは、「骨董品をたしなむ優雅な女性」をイメージしています。インドのメーカーが作った繊細な刺しゅうを施したキルティングアウターやピンタックブラウスなどのウエアと一緒に提案するのは、手仕事感のあるアクセサリー。写真の一押しルックでは辛口のジャケットにレースのボレロとビーズのタッセルが付いたチョーカーを合わせています。ロングのロープタイプのチョーカーは、パンツのベルトループに通してスタイリングできる汎用性の高さも魅力。ベイクルーズの「イエナ(IENA)」ではお花のコサージュ付きのチョーカーもありました。

アクセの定義を広げるパリ発の「アクセプ」

「ロンハーマン」などの好感度セレクトが注目するニューブランドは、パリ初の「アクセプ(AXSEP)」。“洋服を飾るジュエリー”というユニークなアプローチで、ボタンホールやベルトループ、小物などに付けて自由な発想で楽しめるというもの。タグやベルトのバックルなどキャッチーなモチーフで、シンプルなニットや無骨なワークパンツに合わせるときらりと光ってかわいい。文字通り、新しいアクセに挑戦したい人におすすめです。

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若手7人が決める!ファッション&ビューティ業界の金メダル 2024年にヒットした人・モノ・コトは?

2024年も残りわずかとなった某日、「WWDJAPAN」の若手記者たちは記者歴約30年のベテランデスクから、「ヒット番付を作るように」と司令を受けた。あの日経MJやSMBCコンサルティングが毎年、年の瀬に発表しているアレだ。

ただ、日々取材現場を回る中でさまざまな“界隈”を目の当たりにしていると、多種多様な商品やサービス、人、イベントに出合う、それらを一括りにしたランキングを作ることは容易ではない。そもそも “個”の時代を担う私たち若手としては、番付のように上下を決めつけるのではなく、フラットな視点でそれぞれのすばらしさを認めることが必要なのではないだろうか、と考えた(デスクごめんなさい)。

そこで、パリ五輪の金メダルラッシュから今年の漢字が「金」になったことにちなみ、「ファッション」「ビューティ」「セレブリティー」の3ジャンルで金メダルを決めた。ただしそれぞれのジャンルで、金メダリストは1人ではない。今年の業界を最も席巻したモノ・コトは「メジャー」部門として文句なしの金メダルだが、一方でまだ局所的なトレンドであっても、今後のポテンシャルに期待を込めて「アップカミング」部門の金メダルを贈呈。というわけで、計6人の金メダリストが誕生した。

審査員は7人の若手記者とソーシャルエディターだ。ファッション分野からは、ウィメンズアパレルや百貨店などを専門にする本橋涼介シニアエディター、ロンドン&ミラノ・ファッション・ウイークを取材する木村和花記者が参加し、ビューティ分野からは韓国コスメを中心にビューティ情報全般をカバーする遠藤里紗記者が参戦。加えて、日頃からSNS起点のブームを追うソーシャルデスクの浅野ひかるとエディターの松村風斗、セレブリティー情報やマストレンドに強い関戸和記者と戸松沙紀記者も交えて1年を振り返った。トークセッションの最後には、25年の金メダルをまとめた。

「ミュウミュウ」「クロエ」強し!
厚底シューズにバリエーション

本橋:僕たちはウィメンズアパレルを取材することが多いですが、木村さんは今年どんなモノ・コトがヒットしたと思いますか?

木村:ブランド力という観点では、「ミュウミュウ(MIU MIU)」や「クロエ(CHLOE)」が強かったですね。特に「ミュウミュウ」はバッグがよく売れています。パンツをレイヤードするスタイルや、下着をあえて見せるコーディネート、ボーホーロマンチックなムードは、「フリークスストア(FREAK'S STORE)」や「シップス(SHIPS)」といった日本のセレクトショップもスタイリングに取り入れているようでした。

松村:欧米圏では、他人の評価を気にせず己を貫く反抗的なスタイル「ブラット(BRAT=悪ガキ)」がトレンドとして浮上する中、それと対極的なミニマルなスタイル「デミュア(DEMURE =控えめ、上品)」も話題になりました。シャツにタイを合わせるといった「ミュウミュウ(MIU MIU)」のグッドガールなスタイルが引き続き人気なのも、「デミュア」の影響だと思います。

浅野:厚底シューズもさまざまなブランドが発売していましたよね。ただの厚底シューズではなく、スニーカーやブーツ、メリージェーンなどとハイブリッドになっていた。

戸松:坂部三樹郎デザイナーのスニーカーブランド「グラウンズ(GROUNDS)」の人気も、その影響が顕著な例として考えられるのではないでしょうか。日本人だけでなくインバウンド需要も高く、街のあちこちで履いている若者を見かけました。今年だけで実店舗が3つオープンしています。

本橋:となると、ファッション・メジャー部門の金メダルは「ミュウミュウ」や「クロエ」、変化系厚底シューズで決まりですね。アップカミング部門はどうでしょう?
関戸:日本の若者の間では、昨年からY2Kトレンドが継続しています。古着を今っぽく着こなしながら、自分の好きなスタイルを取り入れている。

浅野:Y2K文脈でギャルカルチャーが再注目されているからか、制服っぽいスタイルをしている人も少なくなかったです。特にグレーのプリーツスカートをレイヤードしている男女はホットアイテムだったと言えるかもしれない。

本橋:僕はガジェットが好きなのでつい目についてしまうのですが、「コス(KOSS)」や「マーシャル(MARSHALL)」のヘッドフォンを付けた人も多かったです。レトロブームを象徴した現象のように思えました。

松村:若者の好みは細分化していますが、アップカミング部門には「ジョーツ」(デニムショーツ)が当てはまるのではないでしょうか。昨年から引き続きの流行ではありますが、ストリートスナップでも見かける場面が激増した。男女問わず幅広い年代の人がスタイリングに取り入れていました。ストリートにもきれい目にも着こなしやすいのがポイントです。「シーイン(SHEIN)」も、いろんなジョーツを販売していました。

木村:この流れを汲むと、来年はやはり「インディ・スリーズ(indie sleaze)」が勢いを増すのでは。古着をうまく取り入れつつ、さまざまなジャンルをミックスする“ヒップスター”のようなスタイルで、1980〜90年代にロンドンで流行ったものがリバイバルしています。

コスメはアクセとして持ち運ぶ!
じゃら付け文化がカムバック

遠藤:ビューティ分野では、やはり韓国コスメがとどまるところを知らない人気でした。メイクアップでは分かりやすいコントゥアリングではなく、さりげなく陰影を仕込んでメリハリをつけるためのアイテムが目立ったように思います。今までは血色感を持たせるために濃いピンクやオレンジが主流でしたが、頬に乗せているかどうか分からないような淡いカラーの“ステルスチーク”が話題になりました。皆さんは今年のコスメ事情をどう見ますか?

戸松:個人的には、韓国コスメの「フィー(FWEE)」を推したいです。キーリングでカバンなどにつけて持ち運べるリップ&チークの“プリンポット”が大ヒット。新大久保に旗艦店「フィーアジト東京」がオープンしたのは記憶に新しいですし、日本の芸能人の使用率も高いイメージがあります。

本橋:確かに、チャームをじゃら付けするなど、バッグをデコる文化が再燃していますね。コスメがアクセサリー化している。

浅野:きっと「タンバリンズ(TAMBURINS)」が火付け役でしょう。コロンとした卵形のリップバームを付属のシリコンケースに入れて持ち運ぶのがブームになりました。同様の商品として、「ブレイ(BRAYE)」も大ヒットしていた印象です。リップやチークがスライド式のメタルケースに入っており、チェーンをつけるとチャームになる。今年のビューティ・メジャー部門は、現象としての“コスメのアクセサリー化”が金メダルと言えそうですね。

他の動きとしては、成分ブームが美容医療領域まで近づいたことが挙げられます。これまでは、シカやレチノールなどが配合されていることが謳い文句になっていましたが、今年は美容医療レベルのPDRNやグルタチオンといった玄人受けする成分を使ったアイテムが多数発売されました。

戸松:「メディキューブ(MEDICUBE)」の“ピンクペプチドアンプル”とか、「ナンバーズイン(NUMBUZIN)」の“白玉グルタチオンC美容液”とか。

浅野:日本上陸済みの売れている韓国コスメブランドは、ほとんどそういった成分を配合していますよね。「ランコム(LANCOME)」も成分ブームに注目しているようなので、2025年はこの波がさらにラグジュアリーブランドまで波及すると思います。

XGとMrs.GREEN APPLEが大躍進
ジャパンカルチャーの逆輸入が加速

関戸:2024年はジャパンカルチャーが再注目された1年だったと思います。これまでは、“カワイイ”文化やアニメなど、いわゆる日本的なサブカルチャーを海外に輸出してきましたが、今年はその毛色が変わり、Netflixの時代劇「SHOGUN 将軍」や、ミーガン・ザ・スタリオン(Megan Thee Stallion)に見出されたラッパーの千葉雄喜などが飛躍しました。中でも特筆すべきはXG。彼女たちが日本のアーティストが世界進出するための道を作ったように感じています。その世界観は若者のファッションにも影響を与えていますし、セレブリティー・メジャー部門で文句なし金メダルです。

浅野:SNS担当としてはロックバンドのMrs. GREEN APPLEもそこに加えたいです。昨年、「GQ MEN OF THE YEAR」でベスト・アーティスト賞を受賞し、若い人を中心に高い支持を得ているとは知っていたのですが、「トミー ヒルフィガー(TOMMY HILFIGER)」のジャパンアンバサダーになったニュースをSNSアカウントで取り上げた際、インプレッションが爆発的に伸びた。楽曲の良さだけでなく、メンバーのルックスを推す女性ファンが多くアイドルに限りなく近い存在になっている気がします。

本橋:25年春夏(9月開催)ニューヨーク・ファッション・ウイークの「トミー ヒルフィガー」のショー会場で、彼らをキャッチしました。その際に撮影した動画も、韓国のセレブを優に超えるような視聴数だったんです。正直ここまでとは思っていませんでした。世間での人気の高まりを実感しました。ロックバンドのメンバーがファッション業界からラブコールを受けるのは、面白い流れですね。

木村:「WWDJAPAN」として忘れてならないのはラウールさんです。Snow Manとしての活躍が世間では取り沙汰されがちですが、ショーモデルを目指してファッションブランドのオーディションを受け、結果的に「メゾン ミハラヤスヒロ(MAISON MIHARA YASUHIRO)」と「アンリアレイジ(ANREALAGE)」のランウエイを歩いたことは特筆すべきでしょう。彼のモデルとしたの本気度を深掘りした「WWDJAPAN」2月5日号は、業界外からも反響が大きく、紙面が完売するほどでした。ファッション業界でのさらなる飛躍を期待する意味で、セレブリティー・アップカミング部門はラウールさんに贈りたいですね。

関戸:海外で賞賛を浴びたセレブリティーが日本に逆輸入され、さらに熱狂を生み出す現象は今後ますます著しくなると思います。音楽プロデューサーも世代交代が起き、SKY-HIさんやちゃんみなさんのような若手アーティストが辣腕を振るっていますから、世界で戦えるジャパンカルチャーが育っていきそうです。

ファッション&ビューティトレンド
2024年の金メダルは君たちだ!

・ファッション
メジャー:変化系厚底シューズ
アップカミング:ジョーツ

・ビューティ
メジャー:コスメのアクセサリー化
アップカミング:成分ブームの発展

・セレブリティー
メジャー:XG、ミセスグリーンアップル
アップカミング:ラウール

25年の金メダル候補はキミたちだ!

1. インディスリーズ
2. 成分ブームの波がラグジュアリーブランドにも
3. ジャパンカルチャーの再評価

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早稲田大学繊維研究会がファッションショーを開催 「みえないものをみるとき」

1949年創立の国内最古のファッションサークル、早稲田大学繊維研究会がファッションショーを実現させるまでの道のりを全4回の連載で紹介する。最終回では、代表の井上航平さんと、小山萌恵さんが12月22日に代官山ヒルサイドプラザで開催したショーを振り返る。

WWD:コンセプト「みえないものをみるとき」に沿ってショーを作り上げた。

小山萌恵(以下、小山):今回のショーは19人の服造(ルックを製作する部門)による25ルックを発表しました。シアー素材や光を反射する素材を多用することで、今回のコンセプトの世界観を作り出しつつ、一つ一つのルックをコンセプトから設けたテーマの上にデザインしています。

WWD:井上さんが製作したルックは?

井上:2ルック製作し、1ルック目は実験音楽家であるジョン・ケージの代表曲「4分33秒」をモチーフに作りました。この楽曲の譜面は4分33秒間の休符のみで構成されており、4分33秒間無音が続くということを意味します。演奏会では、聴衆が「作られた無音」に耳を澄ますことで、逆に聴衆自らから発せられる音に意識が向く、いわば主体と客体の逆転現象が発生します。この「聴覚を通しての逆転現象」を視覚に置き換えることに取り組んだのが今回のルックです。このルックでは前後に鏡を配することで、モデルを見ていたはずなのにいつの間にかそこに映る自分の姿を見ていた、という現象の誘起を試みました。

WWD:2ルック目はルネ・マグリットの作品「世界大戦」をモチーフにした。

井上:マグリットは作品内で、まさに今回のテーマである「みえないもの」に取り組んできました。「世界大戦」は、一見すると青空の下で日傘をさす貴婦人の姿が描かれた美しい作品ですが、彼女の顔はなぜか急に現れたスミレの花束で隠されており、表情が判然とせず、どこか不穏な空気が漂います。「あえて隠す」部分を含んだ絵画作品は数あれど、この作品のように文脈を無視した全くの別レイヤーのモチーフで覆い隠す作品はそう多くはありません(普通であれば、この貴婦人に顔の前で花束を持たせて表情を見えないようにするはずです)。この手法によって、より「みえない度」は高まり鑑賞者による想像の幅の拡大に成功しています。今回はこの作品のように、どこか不穏な美しさを表現すべく、全身白のドレスを制作しました。前面にはフリルフラワーを100個近く取り付けることで華やかさを表現した一方、肩パッドを6個重ねて生み出したパワーショルダーで不穏さを表しました。

WWD:小山さんの1ルック目は?

小山:タイトルは「but I can hug you」という作品です。「みえないもの」として表面からはみえない、計り知れない他者の痛みにフォーカスしています。他者が抱える痛みを理解し尽くすことの難しさと、それでも相手を分かりたいと思うこと、相手の影の面まで知りたいと思うことの美しさ、そしてそのような感情があふれたとき私たちが衝動的に取ってしまう行動であると共に、私たちに取り得る最大の行動とも考える「抱擁」をテーマとしています。抱擁したときの、言葉では語り尽くせない心の深層が体温を通して伝達するイメージ、また抱擁によって痛みが融解されるイメージを、「氷染め」という染色手法で表現することを試みました。氷の上に複数の色の染料をまぶし、氷がゆっくりと解けていくことで染料が混ざり合って、じんわりとまだらに生地が染まっていく、過程そのものも含めてテーマを落とし込んでいます。

WWD:もう一つのルックタイトルは「that afterimage」。

小山:大切な人を失ったあとの残像をテーマとしており、複数の「喪失と再生」が主題の作品などがインスピレーションにありつつ、最大のデザインモチーフとなったのはバンド「フィッシュマンズ」のとあるライブ映像です。

80年代結成のフィッシュマンズはフロントマンであったボーカルの佐藤伸治が活動の最中で急逝してしまいます。約6年の活動休止を経て2005年バンドは佐藤不在のフィッシュマンズを再開する決断を下し、以来現在に至るまでさまざまな方法で「佐藤不在のフィッシュマンズ」を音楽的に意義あるかたちで続け、ライブを通して多くの人の心を震わせ続けています。再開後のライブ映像を見て、激しくドラムを叩きながら佐藤に代わって歌まで歌唱するドラマーの茂木欣一の姿から感じた悲壮感の中の覚悟や、そのとき印象的だった一点だけ簡素に光る照明が星になった佐藤のように捉えられたこと、そして、亡き人の軌跡が残された者の中で息づき続けるイメージを、胸元中心の星のような刺繍とそこから広がるように施したギャザーで表現しました。

WWD:小山さんがルックブックの装丁デザインを手掛けた。

小山:表紙に冠したモチーフは「」です。本来何かが介入されるはずの「」の間に何もない、という部分で、これから始まるのはみえないものを見出すことについてのショーである、というスタンスをはじめに表明する意図を込めています。“ない”方の部分を想像させることを誘発したいという思惑で、かぎかっこは写真を切り抜くことで描いています。さらに透明の素材で本冊にカバーをかけているのですが、こちらはそれ以外の全面に白のプリントを施すことで逆説的にかぎかっこを浮かび上がらせ“余白で描く”ことをここでも再現しました。本体のかっこの位置とあえてずらして配置することで、焦点が合わないけれど主体的に合わせようとする思考の動きを促せたら、と考えた装丁になります。タイトルなどのテキストはシルバーでプリントし、角度によって煌めくところもこだわりです。

WWD:ルックブックの中身のこだわりは?

井上:視覚上・触覚上での楽しさを重視し、ルックブックの内部には、ベースとなる厚めのマット紙に加えてポイント使いで2種類の素材を採用しました。水面や鏡など、反射をテーマにした写真の前に透明PET素材を挟み込むことによって、鋭すぎない、水面のような柔らかな反射を可能にしつつ、触覚上での変化を生み出しました。連続した動きのうち2つを切り取ったスナップショット的なページを並べ、その2ページを半透明のトレーシングペーパーに印刷することで、ページをめくる毎に被写体が動いて見える、パラパラ漫画のような仕組みを取り入れました。

WWD:会場の演出にも注力した。

井上:今回はテーマの「透き間」を生かした空間づくりに注力しました。三次元的なランウェイを作りたかったため、2フロア構成の代官山ヒルサイドプラザを会場に選びました。初の試みとして、壁2面へのオープニング映像を投影しました。オープニング映像は江ノ島の風景をメインとした構成となっており、今回のショーのファーストルックを着用した状態のモデルに出演してもらっています。モデルが光に向かって去って行くシーンで映像が終了し、シームレスにショーに移行後、彼女がファーストルックとして現れることで、まるで映像内のコンセプチュアルな空間からそのまま出てきたかのような演出を施しました。また、「みえないもの」の表現として、ランウェイのスタート位置である2階部分に白い布を垂らすことで、布越しにモデルのシルエットが浮かび上がる工夫をしました。

一般的なファッションショーでは、モデルが出口から歩いてきて客席前を通過後また戻っていく、という一方向的な構成が多いですが、オープニング映像の投影面、モデルの出口、1周目のモデルはけ口、フィナーレのモデルはけ口を横にも縦にもバラバラに配置することで「正面を決めない」三次元的なショー構成を実現させました。お客さまそれぞれが別の方向に顔を向けている、というのは他のファッションショーでは見られない光景でした。

WWD:ショーを振り返ると。

小山:当初はとりとめのない文章でしかなかったイメージが、部員、外部の方、みなさま、一人一人の力によって、大きく広がりを持って一つのショーとしてかたちにすることができたこと、発案者として心からうれしく、何度でも感激してしまいます。

私自身を含め部員の多くは、ショーをはじめとした繊維研究会がこれまで作り上げてきた作品、先輩から感銘を受けて入部しています。先輩に感じていた確固たるかっこよさのようなものを、私たちの代は持ち合わせてはいない、という自負をどこかにずっと抱いていたのですが、そんな私たちで、繊維研究会の名に値するまでのショーを作り上げることができたのではないかと、今は思えます。かつて自分が繊維研究会に心をつかまれ、自分もこれを作り上げる側になってみたい!と突き動かされたように、このショーを見て何か心を動かしてくださった人が一人でもいたとしたら、そんなにうれしいことはありません。

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江戸時代後期の着物の柄をメタバースで楽しむ 大丸松坂屋が新春を彩る3D着物を発売

大丸松坂屋百貨店は、オリジナル3Dアバター用の新作衣装として3D着物を発売した。J.フロント リテイリング史料館が所蔵する、江戸時代以前の染織工芸品群「松坂屋コレクション」の衣裳を基に、メタバース空間のファッション文化に合わせてアレンジ。1611年に呉服屋として創業した松坂屋の歴史を汲んだユニークなアイテムが誕生した。

12月26日に発売した第1弾は、伝統的なデザインを現代風に再構築しており、女性用の振袖と帯、男性用の着物と帯をそれぞれ2種類ずつそろえた。振袖は江戸時代後期の振袖の貝合(かいあわ)せ模様と梅に冊子散らし模様を参照。帯も江戸時代の着物の柄をアレンジした。男性用は江戸時代中〜後期の小袖の雪持ち南天に鶏模様と江戸時代後期の夜着の松竹梅に鶴亀柄をアレンジして、粋なスタイルを作った。それぞれ大丸松坂屋のオリジナル3Dアバターに対応し、草履と足袋もセットで3500円。創作物の総合マーケットプレイス「ブース(BOOTH)」で販売中だ。

また、第2弾として、「ロリータ」と「忍者」をコンセプトに、現代風にリメイクしたスタイルを25年1月1日に発売する。

この3D着物を企画する際、大丸松坂屋のメタバースチームは松坂屋名古屋店にある史料館の倉庫に出張。学芸員から各着物の歴史や色柄に込められた意味を学び、発売時期も鑑みて、新春を祝うべく、縁起物が含まれる吉祥をテーマに選定したという。

着物は奥が深く、専門の知識を要する。衣装制作にあたっては、京都室町で呉服商として創業し、京都の伝統文化をアップデートするコーディネーターとして活躍する宮川徳三郎商店の四代目店主、宮川徳三郎に監修を依頼。日本が誇る文化としての着物への敬意を表しながらも、第2弾のアグレッシブなデザインについても同氏のアイデアを多く反映したという。宮川は「伝統と革新が融合するメタバースで、着物業界に新たなマーケットが生まれることを期待している」と語る。

3D化にあたっては、制作を担当したV社が生地の柄やテクスチャーの再現にとことんこだわったという。

着物は形が決まっており、柄の載せ替えで、新作を提案できる。3Dでもサステナブルだ。また、メタバースはさまざまな国からのアクセスがあり、日本文化および大丸松坂屋のアピールにもなる。企業の歴史的資産、文化財クラスの衣裳の新たな活用法としても有効だ。シリーズ継続に期待したい。

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イザの恒例チャリティーイベントに草刈民代や元K1チャンピオンらも登場

セレクトショップのイザ(IZA)は12月23日、恒例のチャリティーイベント「イザ ピンク クリスマス2024(IZA PINK CHRISTMAS2024)」をザ・リッツ・カールトン大阪で開催した。同イベントは、2007年に乳がんの早期発見・診断・治療の大切さを伝える啓蒙活動であるピンクリボン運動のチャリティーイベントとしてスタート。今年で17回目を迎えた。今年は俳優の草刈民代が乾杯の音頭をとり、杉本彩ら豪華ゲストによるファッションショーのほか、元K1チャンピオンの小比類巻貴之による特別試合などが会を盛り上げた。寄付金額は過去最高額の301万2000円となった。

乳がんサバイバーによるファッションショーや
元K1チャンピオン比類巻貴之による特別試合も

会は乳がんを経験した女性たちによる「キャンサーギフトコレクション」で幕を開けた。乳がんを経験したサバイバー16人が「コート(CO|TE)」の衣装をまとい登場し、スターシップの「愛はとまらない(Nothing's Gonna Stop Us Now)」に合わせてランウエイを歩いた。辛い治療を受けたり、体に傷を追ったりした経験を乗り越え、真っ直ぐ前を見据えて笑顔で歩くその力強いウォーキングに、会場は終始感動に包まれた。

参加したサバイバーたちは今年、1年間のウォーキングトレーニングも受けた。ショー後にステージに上がった草刈民代は、「皆さんの歩き方を見てどれだけトレーニングを積んだのかがよく分かった。皆さんのランウエイに心を揺さぶられ、胸に込み上げてくるものがあった」とコメントした。

続いて、イザが取り扱う「ヌメロ ヴェントゥーノ(N21)」「パトゥ(PATOU)」「ニナ リッチ(NINA RICCI)」「デストレー(DESTREE)」の新作をまとった人気モデルが次々に登場するランウエイショーが観客を魅了した。今年は初めてメンズの回も設けてマットローズやネットフリックス(Netflix)のリアリティシリーズ 「ボーイフレンド」に出演のRYOTA、USAK、IKUOらがモデルとして登場した。ショー後には、同シリーズのプロデューサーを務めたモデルのTAIKIが田中タキとともにLBGTQ+をテーマに語り、同性愛の偏見や差別意識を解消していきたいという思いを語った。そのほかにも、モデルのSUMIREとマットが人気のクリスマスソングを歌い上げるパフォーマンスや、タレントのIMALUと、作家で女性のためのセクシュアルグッズショップ「ラブ ピース クラブ」代表の北原みのり、植物療法士でサンルイ・インターナッショナル代表の森田敦子によるフェムテックをテーマにしたトークショーなども行われた。

また元K1チャンピオンの格闘家小比類巻貴之もゲストに駆けつけた。小比類巻は実の姉を乳がんで亡くした経験から、同イベントの趣旨に賛同。30年前に姉が応援に駆けつけた試合で負けた相手であった格闘家の桜木裕司との特別試合をランウェイ上で行い、会場を盛り上げた。

寄付金は日本対がん協会など3団体へ

イベントで集まった301万2000円は、「公益財団法人日本対がん協会 乳がんをなくすほほえみ基金」「公益財団法人動物環境・福祉協会Eva」「公益財団法人ジョイセフ」の3団体に寄付した。

公益財団法⼈⽇本対がん協会の梅⽥正⾏理事⻑は、「がんを経験した人たちがいきいきと明るく社会復帰できるようにがん征圧に取り組み、寄付金を最大限に支援活動に活用していく」と約束。またジョイセフの⼩野美智代デザイン戦略室⻑は、タリバン政権下でアフガニスタンの女性の教育が制限されていることなどについて触れ、まずは世界の現状を知ってほしいと呼びかけた。公益財団法人動物環境・福祉協会Evaの杉本彩理事長は来年の動物愛護管理法の法改正に向け、厳罰化を求める署名活動を行っている最中だと話し、「動物が幸せに暮らせない国では、人間も幸せにはなれません。社会で弱い立場にある動物を私たち人間の問題として、向き合っていかなければいけません」と訴えた。

主催者の田中は、「皆さんの支援に心より感謝する。自分以外の人たちに役に立てることがあるなら、こんなに素敵なことはない。これからも全力で継続するので、よろしくお願いします」と参加者に投げかけた。

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イザの恒例チャリティーイベントに草刈民代や元K1チャンピオンらも登場

セレクトショップのイザ(IZA)は12月23日、恒例のチャリティーイベント「イザ ピンク クリスマス2024(IZA PINK CHRISTMAS2024)」をザ・リッツ・カールトン大阪で開催した。同イベントは、2007年に乳がんの早期発見・診断・治療の大切さを伝える啓蒙活動であるピンクリボン運動のチャリティーイベントとしてスタート。今年で17回目を迎えた。今年は俳優の草刈民代が乾杯の音頭をとり、杉本彩ら豪華ゲストによるファッションショーのほか、元K1チャンピオンの小比類巻貴之による特別試合などが会を盛り上げた。寄付金額は過去最高額の301万2000円となった。

乳がんサバイバーによるファッションショーや
元K1チャンピオン比類巻貴之による特別試合も

会は乳がんを経験した女性たちによる「キャンサーギフトコレクション」で幕を開けた。乳がんを経験したサバイバー16人が「コート(CO|TE)」の衣装をまとい登場し、スターシップの「愛はとまらない(Nothing's Gonna Stop Us Now)」に合わせてランウエイを歩いた。辛い治療を受けたり、体に傷を追ったりした経験を乗り越え、真っ直ぐ前を見据えて笑顔で歩くその力強いウォーキングに、会場は終始感動に包まれた。

参加したサバイバーたちは今年、1年間のウォーキングトレーニングも受けた。ショー後にステージに上がった草刈民代は、「皆さんの歩き方を見てどれだけトレーニングを積んだのかがよく分かった。皆さんのランウエイに心を揺さぶられ、胸に込み上げてくるものがあった」とコメントした。

続いて、イザが取り扱う「ヌメロ ヴェントゥーノ(N21)」「パトゥ(PATOU)」「ニナ リッチ(NINA RICCI)」「デストレー(DESTREE)」の新作をまとった人気モデルが次々に登場するランウエイショーが観客を魅了した。今年は初めてメンズの回も設けてマットローズやネットフリックス(Netflix)のリアリティシリーズ 「ボーイフレンド」に出演のRYOTA、USAK、IKUOらがモデルとして登場した。ショー後には、同シリーズのプロデューサーを務めたモデルのTAIKIが田中タキとともにLBGTQ+をテーマに語り、同性愛の偏見や差別意識を解消していきたいという思いを語った。そのほかにも、モデルのSUMIREとマットが人気のクリスマスソングを歌い上げるパフォーマンスや、タレントのIMALUと、作家で女性のためのセクシュアルグッズショップ「ラブ ピース クラブ」代表の北原みのり、植物療法士でサンルイ・インターナッショナル代表の森田敦子によるフェムテックをテーマにしたトークショーなども行われた。

また元K1チャンピオンの格闘家小比類巻貴之もゲストに駆けつけた。小比類巻は実の姉を乳がんで亡くした経験から、同イベントの趣旨に賛同。30年前に姉が応援に駆けつけた試合で負けた相手であった格闘家の桜木裕司との特別試合をランウェイ上で行い、会場を盛り上げた。

寄付金は日本対がん協会など3団体へ

イベントで集まった301万2000円は、「公益財団法人日本対がん協会 乳がんをなくすほほえみ基金」「公益財団法人動物環境・福祉協会Eva」「公益財団法人ジョイセフ」の3団体に寄付した。

公益財団法⼈⽇本対がん協会の梅⽥正⾏理事⻑は、「がんを経験した人たちがいきいきと明るく社会復帰できるようにがん征圧に取り組み、寄付金を最大限に支援活動に活用していく」と約束。またジョイセフの⼩野美智代デザイン戦略室⻑は、タリバン政権下でアフガニスタンの女性の教育が制限されていることなどについて触れ、まずは世界の現状を知ってほしいと呼びかけた。公益財団法人動物環境・福祉協会Evaの杉本彩理事長は来年の動物愛護管理法の法改正に向け、厳罰化を求める署名活動を行っている最中だと話し、「動物が幸せに暮らせない国では、人間も幸せにはなれません。社会で弱い立場にある動物を私たち人間の問題として、向き合っていかなければいけません」と訴えた。

主催者の田中は、「皆さんの支援に心より感謝する。自分以外の人たちに役に立てることがあるなら、こんなに素敵なことはない。これからも全力で継続するので、よろしくお願いします」と参加者に投げかけた。

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「ア ベイシング エイプ®」と「クロット」が20年ぶりのコラボ “チャイニーズ・ジャケット”や“シャークフーディー”など

「ア ベイシング エイプ®(A BATHING APE®)」(以下、「ベイプ®」)」は2025年1月3日、20年ぶりとなる「クロット(CLOT)」とのコラボコレクションを発売する。

今回のコラボでは、中国の伝統的なモチーフとモダンなデザインを調和させた特別なアイテムを展開する。ラインアップは、“チャイニーズ・ジャケット”(6万500円)や“シャーク フルジップフーディー”(4万9500円)、“クルーネックスエット”(3万6300円)、“スエットパンツ”(3万3000円)、Tシャツ2型(1万3200円、1万6500円)、スニーカー“シャークスタ”(4万1800円)。「ベイプ ストア®」各店やオンラインストアなどで販売する。

コラボアイテム

“チャイニーズ・ジャケット”は1st カモ(グリーン)とカラーカモ(レッド)のユニークなブレンドが特徴で、「クロット」のシグネチャーである「シルク ロワイヤル」パターンをナイロン素材で表現した。

“シャーク フルジップ フーディー”は、「ベイプ®」のアイコニックなシャークのデザインを再構築し、ドラゴンにアレンジ。フードと袖には「クロット」のワッペンをあしらい、ユニークな要素を加えている。

“クルーネックスエット”は、シャークとドラゴンのグラフィックを組み合わせ、袖にはカラーブロッキングを施している。“スエットパンツ”には、ボールに見立てた「クロット」のロゴをつかむドラゴンの爪が描かれ、遊び心がありながらも洗練された要素を取り入れた。

Tシャツは、コラボレーションオリジナルのカモ柄を全面に配したデザインと、ビッグエイプヘッドの2型を展開する。

“シャークスタ”は、「ベイプ®」のアイコニックなデザインと「クロット」のセンスが調和した特徴的なデザイン。アッパーにはカモと「クロット」のパターンを、タグにはドラゴンの爪を配した。透明なソールにはシャークとドラゴンのグラフィックがあしらわれている。

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「ア ベイシング エイプ®」と「クロット」が20年ぶりのコラボ “チャイニーズ・ジャケット”や“シャークフーディー”など

「ア ベイシング エイプ®(A BATHING APE®)」(以下、「ベイプ®」)」は2025年1月3日、20年ぶりとなる「クロット(CLOT)」とのコラボコレクションを発売する。

今回のコラボでは、中国の伝統的なモチーフとモダンなデザインを調和させた特別なアイテムを展開する。ラインアップは、“チャイニーズ・ジャケット”(6万500円)や“シャーク フルジップフーディー”(4万9500円)、“クルーネックスエット”(3万6300円)、“スエットパンツ”(3万3000円)、Tシャツ2型(1万3200円、1万6500円)、スニーカー“シャークスタ”(4万1800円)。「ベイプ ストア®」各店やオンラインストアなどで販売する。

コラボアイテム

“チャイニーズ・ジャケット”は1st カモ(グリーン)とカラーカモ(レッド)のユニークなブレンドが特徴で、「クロット」のシグネチャーである「シルク ロワイヤル」パターンをナイロン素材で表現した。

“シャーク フルジップ フーディー”は、「ベイプ®」のアイコニックなシャークのデザインを再構築し、ドラゴンにアレンジ。フードと袖には「クロット」のワッペンをあしらい、ユニークな要素を加えている。

“クルーネックスエット”は、シャークとドラゴンのグラフィックを組み合わせ、袖にはカラーブロッキングを施している。“スエットパンツ”には、ボールに見立てた「クロット」のロゴをつかむドラゴンの爪が描かれ、遊び心がありながらも洗練された要素を取り入れた。

Tシャツは、コラボレーションオリジナルのカモ柄を全面に配したデザインと、ビッグエイプヘッドの2型を展開する。

“シャークスタ”は、「ベイプ®」のアイコニックなデザインと「クロット」のセンスが調和した特徴的なデザイン。アッパーにはカモと「クロット」のパターンを、タグにはドラゴンの爪を配した。透明なソールにはシャークとドラゴンのグラフィックがあしらわれている。

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2025年の注目ファッションはアジアの純真【前編】 カザフスタンの“フォークロア×ストリート”

中央アジアに位置するカザフスタン・アルマトイで今秋開催された「ビザ・ファッション・ウイーク・アルマトイ(Visa Fashion Week Almaty)」に参加してきました。2019年に中央アジア最大の国際的なイベントというコンセプトを掲げてスタートしてから、今回で10シーズンの節目を迎えます。過去5年間にわたり、国内の才能を海外のバイヤーやメディアに紹介し、新興市場を国際的なトレンドと結びつけるクリエイティブなビジネスプラットフォームとして成長してきました。

今回はイベントスペース「ラックスホール(LuxHall)」をメイン会場に、カザフスタン発の14ブランドと隣国ウズベキスタンとジョージアが拠点の4ブランドが加わり、3日間の会期中に計18ブランドが25年春夏コレクションをショー形式で披露しました。私が初参加した19年と比べると、ブランド数に加えてクリエーションとプレゼンテーションのクオリティーも上がり、一般参加の観客をより多く迎えていました。この成功例をもって、同イベントの主催者であるバウイルジャン・シャディベコフ(Bauyrzhan Shadibekov)=CEO兼プロデューサーは、2年前にウズベキスタンの首都タシケントでもファッション・ウイークをスタートし、アゼルバイジャンでの開催準備も進めています。

芽生え始めた野心と才能

とはいえ、カザフスタンから国際的なスターデザイナーはまだ出ていません。私が参加するのは6回目となりますが、これまでコレクションを披露するブランドのほとんどがDtoCビジネスもしくは、メード・トゥ・オーダーのイヴニングドレスを提供するビジネスモデルを基本としており、そもそも海外販路を開拓する野心さえ持っていなかったように記憶しています。それが昨年「ビザ(Visa)」と「ビザ・ファッション・ウイーク・アルマトイ」の共同プロジェクトである若手デザイナーのコンテスト「ネクスト・デザイナー・フォワード(Next Designer Forward)」が始動してから良い変化を感じます。同コンテストの優勝者とファイナリストによるショーは、他のブランドとは一線を画してコレクションに物語があり、特に社会問題に対する若者の意見も隠喩的に表現しているのです。カザフスタンの神話や伝統衣装に着想しつつ、デイリーウエアとして着用可能なアイテムを織り交ぜ、シワやグランジといった加工とスタイリングは国際的なトレンドともリンクしています。2000年代から時間が止まったようなコンサバティブかつクラシックな世界観のベテランデザイナーとは違い、明らかに視線が世界へと向けられているのが分かります。

個人的注目ブランド3選

その好例が「ネクスト・デザイナー・フォワード」の優勝者である「キミン(KIMMIN)」と、ファイナリストの一人「マリコ(MARIKO)」です。「キミン」のデビューコレクションは、廃棄布やデッドストックの古着をアップサイクルして、カザフスタンの文化である遊牧の精神をストリートスタイルに落とし込みました。一方、アルメニアにルーツを持つマリー・ハイラペティアン(Marie Hayrapetyan)が手掛ける「マリコ」は、アルメニア・シュニク地方を象徴する花をモチーフに、この国の伝統的な編み物と織物、そして自然風景をスーツやシャツといった現代的なウエアに反映させています。

また、ロシアと韓国出身のクリエイティブ集団による「フズ(FUZZZ)」は、今季のアルマトイで最も評価を得たブランドです。わずか80gのウィンドブレーカーや、ツバが折りたたみ式のキャップなど、スポーツウエアから引用したテクニカルな高機能素材を多用し、ストリートとミリタリーを交差させた日常着で構成。モデルが怒ったように闊歩したり、互いにぶつかり合ったりする印象的なショー演出に加え、デザイナーの友人で韓国のアイドルグループWINNER元メンバーの歌手ナム・テヒョン(Nam Tae-hyun)が来場するなど、セレブリティーゲストを巻き込んだ話題作りにも国際的なブランドを目指す野心を感じました。

地域に根ざした、ユニークな作り手が数多く存在するのがカザフスタンです。遊牧民族の伝統と、若者らしい視点で捉えたストリートウエアがミックスした新感覚のスタイルに刺激を受けました。一方で、イベント会場では“自然体”や“ノンシャラン”といったムードとは無縁のゲストが集い、一張羅にメイクもヘアもしっかり決め込んだの気合いの入りっぷりを眺めるのが楽しみの一つ。自己表現する喜びが全身から溢れ出るゲストたちから、ファッションが英気を養い自信をもまとわせる、その力を思い知りました。カザフスタンはまだまだ発展途上ではあるものの、デザイナーも市場も経験を積んで成熟し、引き算を学んで洗練されてくれば、フォークロアとストリートを掛け合わせた新世代のスタイルが世界へと広がる可能性を秘めています。少し時間はかかるかもしれませんが、今後の発展に期待しています。

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2025年の注目ファッションはアジアの純真【前編】 カザフスタンの“フォークロア×ストリート”

中央アジアに位置するカザフスタン・アルマトイで今秋開催された「ビザ・ファッション・ウイーク・アルマトイ(Visa Fashion Week Almaty)」に参加してきました。2019年に中央アジア最大の国際的なイベントというコンセプトを掲げてスタートしてから、今回で10シーズンの節目を迎えます。過去5年間にわたり、国内の才能を海外のバイヤーやメディアに紹介し、新興市場を国際的なトレンドと結びつけるクリエイティブなビジネスプラットフォームとして成長してきました。

今回はイベントスペース「ラックスホール(LuxHall)」をメイン会場に、カザフスタン発の14ブランドと隣国ウズベキスタンとジョージアが拠点の4ブランドが加わり、3日間の会期中に計18ブランドが25年春夏コレクションをショー形式で披露しました。私が初参加した19年と比べると、ブランド数に加えてクリエーションとプレゼンテーションのクオリティーも上がり、一般参加の観客をより多く迎えていました。この成功例をもって、同イベントの主催者であるバウイルジャン・シャディベコフ(Bauyrzhan Shadibekov)=CEO兼プロデューサーは、2年前にウズベキスタンの首都タシケントでもファッション・ウイークをスタートし、アゼルバイジャンでの開催準備も進めています。

芽生え始めた野心と才能

とはいえ、カザフスタンから国際的なスターデザイナーはまだ出ていません。私が参加するのは6回目となりますが、これまでコレクションを披露するブランドのほとんどがDtoCビジネスもしくは、メード・トゥ・オーダーのイヴニングドレスを提供するビジネスモデルを基本としており、そもそも海外販路を開拓する野心さえ持っていなかったように記憶しています。それが昨年「ビザ(Visa)」と「ビザ・ファッション・ウイーク・アルマトイ」の共同プロジェクトである若手デザイナーのコンテスト「ネクスト・デザイナー・フォワード(Next Designer Forward)」が始動してから良い変化を感じます。同コンテストの優勝者とファイナリストによるショーは、他のブランドとは一線を画してコレクションに物語があり、特に社会問題に対する若者の意見も隠喩的に表現しているのです。カザフスタンの神話や伝統衣装に着想しつつ、デイリーウエアとして着用可能なアイテムを織り交ぜ、シワやグランジといった加工とスタイリングは国際的なトレンドともリンクしています。2000年代から時間が止まったようなコンサバティブかつクラシックな世界観のベテランデザイナーとは違い、明らかに視線が世界へと向けられているのが分かります。

個人的注目ブランド3選

その好例が「ネクスト・デザイナー・フォワード」の優勝者である「キミン(KIMMIN)」と、ファイナリストの一人「マリコ(MARIKO)」です。「キミン」のデビューコレクションは、廃棄布やデッドストックの古着をアップサイクルして、カザフスタンの文化である遊牧の精神をストリートスタイルに落とし込みました。一方、アルメニアにルーツを持つマリー・ハイラペティアン(Marie Hayrapetyan)が手掛ける「マリコ」は、アルメニア・シュニク地方を象徴する花をモチーフに、この国の伝統的な編み物と織物、そして自然風景をスーツやシャツといった現代的なウエアに反映させています。

また、ロシアと韓国出身のクリエイティブ集団による「フズ(FUZZZ)」は、今季のアルマトイで最も評価を得たブランドです。わずか80gのウィンドブレーカーや、ツバが折りたたみ式のキャップなど、スポーツウエアから引用したテクニカルな高機能素材を多用し、ストリートとミリタリーを交差させた日常着で構成。モデルが怒ったように闊歩したり、互いにぶつかり合ったりする印象的なショー演出に加え、デザイナーの友人で韓国のアイドルグループWINNER元メンバーの歌手ナム・テヒョン(Nam Tae-hyun)が来場するなど、セレブリティーゲストを巻き込んだ話題作りにも国際的なブランドを目指す野心を感じました。

地域に根ざした、ユニークな作り手が数多く存在するのがカザフスタンです。遊牧民族の伝統と、若者らしい視点で捉えたストリートウエアがミックスした新感覚のスタイルに刺激を受けました。一方で、イベント会場では“自然体”や“ノンシャラン”といったムードとは無縁のゲストが集い、一張羅にメイクもヘアもしっかり決め込んだの気合いの入りっぷりを眺めるのが楽しみの一つ。自己表現する喜びが全身から溢れ出るゲストたちから、ファッションが英気を養い自信をもまとわせる、その力を思い知りました。カザフスタンはまだまだ発展途上ではあるものの、デザイナーも市場も経験を積んで成熟し、引き算を学んで洗練されてくれば、フォークロアとストリートを掛け合わせた新世代のスタイルが世界へと広がる可能性を秘めています。少し時間はかかるかもしれませんが、今後の発展に期待しています。

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英王室一家が恒例のクリスマス礼拝へ キャサリン妃は今年も「アレキサンダー・マックイーン」で出席

チャールズ国王(King Charles III)をはじめとするイギリスのロイヤルファミリーは12月25日(現地時間)、イングランド東部のノーフォーク・サンドリンガムにあるセント・メアリー・マグダレン教会で行われる恒例のクリスマス礼拝に出席した。

キャサリン皇太子妃(Catherine, Princess of Wales)は、「アレキサンダー・マックイーン(ALEXANDER McQUEEN)」のフォレストグリーンのコートを主役に、同色の「ジーナ・フォスター(GINA FOSTER)」の帽子、タータンチェックの一種である“ブラック・ウオッチ”のスカーフをコーディネート。「アレキサンダー・マックイーン」は、ここ数年のクリスマスでセレクトするなど、同妃のお気に入りブランドだ。今月6日に主催したキャロルサービス“Together at Christmas”での、鮮やかな赤のダブルブレストコートも注目を集めたばかり。また、“ブラック・ウオッチ”もクリスマスに選ぶことが多く、過去にはダークブルーとグリーンのチェック柄の「アレキサンダー・マックイーン」のコートドレスを着用したこともある。

また、カミラ王妃(Queen Camilla)もフォレストグリーンのルックをセレクトし、カラフルな鳥の羽のブローチをつけたピーグリーンの帽子でコーディネートを完成させた。手には、「シャネル(CHANEL)」の黒いハンドバッグを合わせた。

今年は、1月にチャールズ国王ががんの一種に罹患していると診断されたことを発表。そして3月には、キャサリン皇太子妃ががんと診断され化学療法を受けていることを公表し、大きな話題となった。現在2人は公務に復帰しているものの、今年はファミリーにとって心配の絶えない一年となり、クリスマスの集まりはいつにも増してハートフルなイベントとなった。

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「キス」と「ニューマニュアル」が初タッグ ビジュアルには俳優の笠松将を起用

「キス(KITH)」は1月2日11時、東京・原宿の古着店ベルベルジンの藤原裕がディレクターを務めるブランド「ニューマニュアル(NEW MANUAL)」と初のコラボコレクション“キス フォー ニューマニュアル(Kith for New Manual)”を発売する。同コレクションは、「キス トウキョウ」限定で、抽選販売を行う。なお、各アイテムの販売価格、カラー展開、サイズ等の詳細情報は発売まで非公開。

ビンテージのデニムを上品にアレンジ

同コレクションでは、デニムのジャケットとパンツをラインアップ。ジャケットは、藤原裕が1930年代初期のカウボーイジャケットをベースにアイデアを出したもので、全体にビンテージ加工を施しつつも、襟元にはベージュのディアスキンを使用することで上品に仕上げた。また、左袖には「ニューマニュアル」のボタンをあしらった。

パンツは、「キス トウキョウ」でディレクターを務める俣野純也が長年愛用した1970年代のペインターパンツに着想を得て制作。太めのシルエットをすっきりとアレンジすることで縦落ち感を表現した。

キャンペーンビジュアルには、俳優の笠松将を起用した。

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伊「ブリオーニ」と小さな村の挑戦 テーラリングで文化をつなぎ、未来を仕立てる

「ブリオーニ(BRIONI)」は、イタリア・アブルッツォ州ペンネにテーラリングスクール「スクォーラ・ディ・アルタ・サルトリア・ナザレノ・フォンティコリ (Scuola di Alta Sartoria Nazareno Fonticoli Fonticoli)」を今秋開校した。同校設立の背景を現地取材すると、同ブランドが掲げるマニフェスト“スローラグジュアリー”の概念と、テーラリングを通じて描く未来が見えた。

なぜ小村ペンネに開校したのか

ペンネは「ブリオーニ」創設者ナザレノ・フォンティコリ(Nazareno Fonticoli)の出身地であり、有数のテーラーを輩出してきた仕立て屋の村でもある。ローマから車で約3時間の距離に位置する自然豊かな環境で、現在の人口は約1万人。かつては、村で職に就くなら農家か仕立て屋かというほどテーラーが生活に根付いており、仕立て屋の村としての歴史は1000年以上にも及ぶと言われている。フォンティコリ自身も熟練のテーラーで、ビジネスパートナーのガエタノ・サヴィーニ(Gaetano Savini)と共に1945年に「ブリオーニ」をローマで創業すると、59年には故郷ペンネに自社工房を、85年にはテーラーリング学校「スクォーラ・ディ・アルタ・サルトリア」を設立した。新スクールの前身となる同校では、テーラリングの技術に加え、歴史や地理、数学といった科目も含み、生徒の年齢は14歳から17歳という、義務教育の一環である教育内容だった。学校を卒業して「ブリオーニ」の工房に就職する生徒もおり、ペンネが長年培ってきた技術の継承や雇用創出にも貢献してきた。

「ブリオーニ」のメディ・ベナバジ (Mehdi Benabadji)CEOは、「本校の再開は、イタリアのクラフツマンシップを支援・保護するためにが長年取り組んできた活動をさらに推進するもの。これらの取り組みは、伝統と職人技、そして“スローラグジュアリー”の精神のもと、製品作りにとどまらない技術や価値を次世代に継承したいという強い思いから生まれている。私たちが追求する全ての活動は、現代ファッションのスピードに抗い、メゾンの基本理念を尊重、遵守することを目指している」と述べている。

文化をつなぐ手厚い支援

同校はコロナ禍の休校を経て、2024年9月に創業者の名を冠した「スクォーラ・ディ・アルタ・サルトリア・ナザレノ・フォンティコリ」として再び開校すると、衣服制作にのみ焦点を当てた年間1300時間、週5日の授業内容に変更した。初年度は、2年コースの入学試験を通過した女性10人、男性6人の生徒を迎えている。中にはフランスからの留学生や、「ブリオーニ」勤務の両親の背中を見て自身もテーラーの道を志したという23歳もいた。授業は同ブランドのマスターテーラーや技術講師の指導のもと、縫製からパターンメーキング、裁断までの手仕事の技術や、機械を用いた制作工程も学ぶ。「ブリオーニ」のメソッドや高品質の生地を使いながら学べるものの、卒業後の進路選択は自由だ。生徒は就職先で高待遇を得るために、テーラリングの総合的な技術を身に付ける。

学生への支援も手厚い。初年度の生徒16人には入学金3000ユーロの85%を負担する奨学金を授与し、1 年目の中間試験および2 年目の最終試験に合格した場合は、入学金全額を奨学金で支給して、費用を返還するという。企業としては学校の運営費はもちろん必要ではあるものの、入学金や授業料での利益以上に、文化の継承や雇用創出に長期的な価値を見出しているのだろう。実際、ペンネに構える「ブリオーニ」のファクトリーには前身学校の卒業生も多く、数百人のプロフェッショナルが同ブランドの美しいテーラリングを支えている。現在「ブリオーニ」のチーフマスターテーラーとしてテーラリング部門を率いるアンジェロ・ペトルッチ(Angelo Petrucci)も、同校の一期生である。人から人へ、手から手へ受け継がれた技術と文化が、結果的にブランドの強固な基盤となる――巨大コングロマリッドによる生産拠点の買収合戦とは一線を画す、時間をかけたラグジュアリーの継承だ。

生活を豊かにするテーラリング

「ブリオーニ」のテーラリングを評する“美しい”という抽象的な表現の内側には、歴代テーラーたちのクラフツマンシップと、時代に合わせて進化を遂げてきたミリ単位のディテールがある。180工程を経て完成するジャケット、40工程のスラックス、2cm後ろにずらし可動域を確保したショルダーライン、59種類の輸出国の気候に合わせて変える芯地、73%を表に出さないよう手縫いしたステッチ、15分かけて1つを完成させるボタンホールなど、ペンネと共にゆっくりと時間をかけて積み重ねてきたノウハウと、卓越した技術を一着一着に込めている。

最大の強みであるテーラリングは、「ブリオーニ」のビジネスを1945年の創業以来支えてきた。売り上げの主軸であるビスポークをはじめ、ノルベルト・スタンフル(Norbert Stumpfl)=デザイン・ディレクターによるプレタポルテ、最近ではウィメンズやフレグランス・コレクションの立ち上げなど、商品ラインアップを拡充している。華美なデザインが多くない分、通好みという印象もあるだろう。しかし、実際に袖を通したり、ファッション・ウイークで披露する新作の豊かな表現を目の当たりにしたりすると、幅広い層にとって身近なモノ作りであることが分かる。「ブリオーニ」が小さな村と60年以上にわたってゆっくり培ってきたラグジュアリーは、これからも時代に左右されることなく、次世代へとつながり、世界中の誰かを豊かにする服作りで未来を築いていくのだろう。学校関係者は力強く言い切った。「ペンネはわれわれにとっての心臓である」と。

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「ショット」×「ディッキーズ」 コラボセットアップを1月1日に発売

「ショット(SCHOTT)」は2025年1月1日、「ディッキーズ(DICKIES)」とのコラボセットアップ2型を発売する。「ショット」直営店(テナント)および公式オンラインストアでは1月1日から、直営店(路面)では1月2日から販売する。

コラボセットアップ2型

今回は、「ディッキーズ」の名作モデル“ダブルニー”にフォーカスし、それに合わせたワークジャケットのセットアップで、定番のTC素材を使用したセットアップと要所に茶芯のホースハイドパーツを使用したモデルを用意。「ショット」が得意とするレザーを通した表現を“ダブルニー”のデザインに昇華させた新年の特別なコラボレーションアイテムとなっている。

価格は、“レザー コンビ ワークジャケット”が4万5100円、“レザー コンビ ダブルニー パンツ”が3万5200円。一方のTC素材を使用したセットアップは3色展開で、それぞれ“T/C ツイル ワークジャケット”が各4万700円、“T/C ツイル ダブルニー パンツ”が各2万6400円となっている。サイズはジャケットは36、38、40、42、パンツは30、32、34、36を展開する。

吉村界人を起用したビジュアル

今回のビジュアルには注目の俳優、吉村界人を起用した。

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2025年の流行カラー“モカ・ムース” パリ&ミラノコレの最新スタイリングに学ぶ【2025年春夏トレンド】

パントン・カラー・インスティテュート(PANTONE COLOR INSTITUTE以下、パントン)は、毎年発表する“カラー・オブ・ザ・イヤー(Color of the Year)”の2025年に、暖かみを帯びたブラウン“モカ・ムース(Mocha Mousse : Pantone 17-1230)”を選びました。すでに人気のブラウンから少し濃さを落とした色味で、癖が強くないため幅広い着こなしに役立ちそうです。今回は来年に向けて、25年春夏パリ&ミラノコレクションから“モカ・ムース”系カラーの取り入れ方を予習しておきましょう。

ムースといえば、スイーツのチョコレート・ムースがおなじみですが、“モカ・ムース”はチョコではなくコーヒーのイメージで、赤みを抑えたブラウン寄りの色合いです。ブラウンは24年の人気カラーの一つだったので、その延長線上といえます。パントンはこの色を選んだ理由に、「小さな幸せの大切さ」を挙げており、カフェタイムが象徴する精神的な落ち着きをイメージしているようです。

モードの世界では、“日常”が新たなテーマに浮上。着飾って出かける特別なシーンだけでなく、普段にも華やかで、あでやかなムードを盛り込む装いが相次いで提案されています。日常と非日常のつなぎ目にあたるカフェタイムが由来の“モカ・ムース”は、“日常プラスアルファ”向き。ぬくもりや心地良さを醸し出すコーディネートにつながりそうです。

トレンドカラーは、その時期の空気感や世相などを考慮して選ばれます。約3年間続いたコロナ禍が落ち着きを取り戻しつつある一方で、国際的には不安定な情勢が続いており、落ち着きや安心感を求める気持ちが広がっています。“モカ・ムース”は、見るからにホッとする色味なので、今のニーズを満たしているといえるでしょう。

また同時に、チョコレートやコーヒーが持つビター&スイートなイメージも連想させ、ハッピーに一直線とはいかない現状のありようにもつながります。ミニマルやクラシックが軸になっている現在のトレンドと組み合わせやすいのも“モカ・ムース”の長所。赤みを強めたり、トーンを落としたりといった近隣色のバリエーションも豊富で、自分流のアレンジがかないます。

「ドリス ヴァン ノッテン(DRIES VAN NOTEN)」は、“モカ・ムース”系のパンツルックでまとめました。サテンのようなつやめきがジョガーパンツにリュクスな印象を漂わせ、ブルゾンはブラウスのようにしなやか。上下で色味のトーンを微妙にずらして、装いに深みをもたらしました。

ドレッシーなミリタリースタイル

“モカ・ムース”はやわらかい印象のカラーなので、タフなムードのアイテムも穏やかに着こなせます。例えば、ミリタリースタイル。カーキ系に比べてぐっとソフトな雰囲気でまとえます。

「エルメス(HERMES)」のミリタリーライクなセットアップがドレッシーに映るのは、落ち着いたトーンのおかげ。スポーティーなブラトップもエレガントな印象です。サンダルも同系色でそろえつつ、バッグだけはキャメルカラーで控えめな差し色を効かせました。

タフさを抑えたつやめきコーデ

気負わない自然体な色なのも“モカ・ムース”の特徴で、凜々しい印象をやわらげる使い方も可能です。パテントレザーやグリッターなどとマリアージュすれば、硬軟が同居したコーディネートに仕上がります。

「ミュウミュウ(MIU MIU)」は、たっぷりと光沢を宿したレザーコートをワンピースのようにまといました。押し出しが強すぎないのは、“モカ・ムース”系カラーの効果。表情の異なるベルトを2本巻いて、アクセサリーのような華やかさを演出しました。一方、足元はサンダルでムードをずらした好バランスのスタイリングです。

スポーティー×グラマラスとも好相性

“モカ・ムース”は、シックな雰囲気にまとめやすいカラーでもあります。素肌の露出が多めでも、全体をバランス良く軟着陸させられます。ガーリーに見えがちなミニ丈のボトムスも“モカ・ムース”なら大人度アップ。上下でまとえば、さらにドレッシーに仕上がります。

「グッチ(GUCCI)」は、ミニスカートのセットアップをトレンドカラーで染め上げました。ハリとつやめきをダブルで帯びた特殊加工素材が“モカ・ムース”系と好相性。リッチなムードを醸し出しました。ジップアップのブルゾンは、スポーティーな表情とフェミニンなペプラムが融合。クラッチバッグとスタッズ付きヒールでグラマラスさを添えています。

ノスタルジックなボヘミアンスタイル

落ち着いたトーンの“モカ・ムース”系は、渋めの装いにもなじみます。勢いの続くボヘミアンやレトロスタイルは、絶好の使いどころ。ノスタルジックなモチーフとも折り合いが良く、古着やビンテージ系の着こなしにもマッチするカラーです。

全体をペイズリー柄で埋め尽くした「ヴァレンティノ(VALENTINO)」のワンピースは、ボヘミアンなムードと優雅さを折り合わせたデザイン。“モカ・ムース”より赤みの強い地色が、どこか懐かしげなムードを印象付けています。黒レースのグローブや白レースのストッキングで脇を固めて、貴婦人テイストも取り入れたミックススタイルです。

シアーなデザインも気品をキープ

自然界に存在する色に近い“モカ・ムース”は、ナチュラルな装いにマッチします。抑えた色調は知性や品性をもたらすので、セレモニーの場面やオフィスルックにも好適。ドレスでまとえば、レディーライクに整えられます。

シアーな生地で仕立てた「フェンディ(FENDI)」のスリップドレスは、美しい落ち感が印象的。タンクトップ風のパーツがヘルシーな表情を引き出しています。ボトムのシースルースカートから脚が透けて見えても、ノーブルな色が気品をキープ。健やかさとドレッシーさが無理なく同居しています。

“モカ・ムース”は奥行きや穏やかさが備わった色調なので、1枚で着ても様になります。コーヒー由来のほのかな甘さやビターなイメージも持ち味です。シーズンやシーンを選ばないので、2025年の年間を通じて頼れるトレンドカラーになりそうです。

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編集長のiPhoneに残る写真&動画から振り返る 2024年の業界私的ニュース(下半期編)

今年も、残すところあとわずか。いろんなことがありました。記者という、名刺1枚でどこにも行けて、誰にも会える仕事をしていると、1年365日の間には、本当にいろんなことがあるんです。そこでこの記事では、私のiPhone16 Proの写真フォルダを振り返って、今年1年を超私的なコンテンツでプレイバック。今回は7〜12月のファッション&ビューティニュース(!?)です。

7月3日 ハリス・リードと芸妓さんディナー@赤坂

若きデザイナーは日本の伝統文化を堪能
私は、芸妓さんと相変わらずの変顔写真

秋冬のミラノ&パリコレ直後の4月、サマーバケーションに突入する前の7月、そして春夏コレクションがひと段落した11月あたりが多いでしょうか?この時期は、多くのデザイナーが海外から日本にやってきます。このタイミングでやって来たのは、「ニナ リッチ(NINA RICCI)」のクリエイティブ・ディレクターを務めるハリス・リード(Harris Reed)。彼を囲んだディナー会場は、赤坂。芸妓さんの舞踊やお酌付きです。当時28歳だったハリスに、日本の伝統文化はどう映ったのでしょうか?一方の私は、芸妓さんとこんな写真(苦笑)。きっと2025年も、こんな風に写真に収まってしまうことはやめられないでしょう。

8月3日 「ケイタマルヤマ」おしゃれ盆踊り@銀座

ファッション業界の夏の風物詩
ドラマな人生が生み出した真夏の夜の夢

7月の芸妓さんに続き、8月も日本の伝統文化を堪能しました。「ケイタ マルヤマ(KEITA MARUYAMA)」の「おしゃれ盆踊り」です。「WWDJAPAN」は現在、ブランド設立30周年を迎えた丸山敬太さんの激動の半生を振り返る連載を続けていますが、この「おしゃれ盆踊り」は、ブランドが伊勢丹のグループ会社による一事業だったころ、モノだけじゃなくコトも提供するためにスタート。敬太さんの激動の人生と共に規模や場所を変えながら、近年は再びスケールアップして今年はついに2DAYSとなりました!

いつの通りの野宮真貴さんによる「東京は夜の7時〜盆踊りバージョン」や、「マネージャーにめちゃくちゃ褒められる(笑)」というMEGUMIさんの口上、何よりオシャレな浴衣で集う人たちで大盛り上がりのイベントには、私も毎年、いろんな服装で伺います。去年は「ケイタマルヤマ」の浴衣だったので、今年は「プリーツ プリーズ イッセイ ミヤケ(PLEATS PLEASE ISSEY MIYAKE) 」と田中一光さんのコラボで伺いました。来年は、何を着ようかな(笑)?

9月4日 「ヨシオクボ」ランウエイショー!?@新宿

初めての吉本新喜劇は最前列
ファッションの魅力を再認識

2025年春夏シーズンの「楽天 ファッション ウィーク東京」と言えば、コレでした!こちらはデビューから20周年を迎えた「ヨシオ クボ(YOSHIO KUBO)」による、吉本新喜劇とのコラボレーション。新宿のお笑い劇場「ルミネtheよしもと」で開かれたショーは、間寛平やすっちー、島田珠代が出演する喜劇で幕を開けました。

副編集長の大塚は、毎年帰省するたびに吉本新喜劇を見ているようですが、私は初めて。振り返れば、すっちーは「緊張した」と話していましたが、最前列で拝見した1人として、もっと爆笑して会場を盛り上げるべきだったと反省しております。でも、とってもワクワク、ドキドキしていたんですよ。改めてファッションやビューティは、何かとタッグを組めば、もっともっと魅力的になることを体感した次第です。

10月2日 エディ・スリマンが「セリーヌ」を去るの記事作り@パリ

「LV」の展示会場で「セリーヌ」のニュースを
帰りの飛行機を待つ間に連携技でもう一本

随分呑気な写真を撮影した10分後、まさかのお知らせが届きました。エディ・スリマン(Hedi Slimane)=アーティスティック、クリエイティブ&イメージディレクターが「セリーヌ(CELINE)」を去る、というニュースです。このニュースを受け取ったのは、パリコレ直後。「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」の展示会場でした。私と欧州通信員の藪野は、「ルイ・ヴィトン」の会場で、エディ退任のニュースに着手し、LINE配信までを終えたことをここに告白します(笑)。

ちなみに、エディの後任にマイケル・ライダー(Michael Rider)前「ポロ ラルフ ローレン(POLO RALPH LAUREN)」クリエイティブ・ディレクターが就任するというニュースをキャッチしたのは、私と藪野が帰りの飛行機に乗るため、空港に向かう車を待っている間でした。我々は、またしてもその場で原稿作成に着手。バタバタして疲れたけれど、こういう疲労はいつも心地よいんです(笑)。

11月6日 カキモトアームズヘアコンテスト@六本木

イケてるスタイリスト&カラーリストが
イケてる男の子&女の子を作るコンテスト

10月中旬から11月にかけては、美容師の皆さんが参加するヘアコンテストが次々と開かれます。今回は、カキモトアームズのスタッフによる社内コンテストに審査員として参加しました。カキモトアームズは、髪の毛を切るスタイリストと、カラーを手掛けるカラーリストがタッグを組み、「東京で一番かわいい男の子&女の子」を作ります。

それが、マジでカワイイこと。美容師の皆さんは感度が高いので、最近はどのコンテストでもバレエコアなスタイルなどが頻出しますが、そんなコンテストの中でも群を抜いています。みなさん、洋服はどこで買っているのかな?ヘアスタイルだけではなく、ファッションについて聞いてみたい!と思ったのでした。

11月28日 「ケイト・スペード ニューヨーク」@銀座
12月2日 「ア ベイシング エイプ」@銀座

2024年の最後は2大キャラクターと一緒に
銀座で華々しいパーティー&ディナー

年末は、ファッション業界もパーティーが増え、華やかな世界がますますカラフルに。忙しいけれど、楽しい時期がやってきました。

2024年も、都内にはさまざまなショップがオープンしました。11月末には「ケイト・スペード ニューヨーク(KATE SPADE NEW YORK)」が銀座店をリニューアル。そして12月5日には、「ア ベイシング エイプ®(A BATHING APE®)」が東京・銀座の中央通りに新たに路面店「ベイプストア® 銀座(BAPE STORE® GINZA)」をオープンしました。

華やかなパーティには、素敵なゲストが欠かせません。「ケイト・スペード ニューヨーク」では、コラボレーションした誕生50周年のアイコン、ハローキティがお目見え。一方、「ベイプ」のディナーには、ベイビーマイロが駆けつけてくれました。ということで、記念写真。今年も、ファッション業界には楽しいことがいっぱいありました!

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編集長のiPhoneに残る写真&動画から振り返る 2024年の業界私的ニュース(下半期編)

今年も、残すところあとわずか。いろんなことがありました。記者という、名刺1枚でどこにも行けて、誰にも会える仕事をしていると、1年365日の間には、本当にいろんなことがあるんです。そこでこの記事では、私のiPhone16 Proの写真フォルダを振り返って、今年1年を超私的なコンテンツでプレイバック。今回は7〜12月のファッション&ビューティニュース(!?)です。

7月3日 ハリス・リードと芸妓さんディナー@赤坂

若きデザイナーは日本の伝統文化を堪能
私は、芸妓さんと相変わらずの変顔写真

秋冬のミラノ&パリコレ直後の4月、サマーバケーションに突入する前の7月、そして春夏コレクションがひと段落した11月あたりが多いでしょうか?この時期は、多くのデザイナーが海外から日本にやってきます。このタイミングでやって来たのは、「ニナ リッチ(NINA RICCI)」のクリエイティブ・ディレクターを務めるハリス・リード(Harris Reed)。彼を囲んだディナー会場は、赤坂。芸妓さんの舞踊やお酌付きです。当時28歳だったハリスに、日本の伝統文化はどう映ったのでしょうか?一方の私は、芸妓さんとこんな写真(苦笑)。きっと2025年も、こんな風に写真に収まってしまうことはやめられないでしょう。

8月3日 「ケイタマルヤマ」おしゃれ盆踊り@銀座

ファッション業界の夏の風物詩
ドラマな人生が生み出した真夏の夜の夢

7月の芸妓さんに続き、8月も日本の伝統文化を堪能しました。「ケイタ マルヤマ(KEITA MARUYAMA)」の「おしゃれ盆踊り」です。「WWDJAPAN」は現在、ブランド設立30周年を迎えた丸山敬太さんの激動の半生を振り返る連載を続けていますが、この「おしゃれ盆踊り」は、ブランドが伊勢丹のグループ会社による一事業だったころ、モノだけじゃなくコトも提供するためにスタート。敬太さんの激動の人生と共に規模や場所を変えながら、近年は再びスケールアップして今年はついに2DAYSとなりました!

いつの通りの野宮真貴さんによる「東京は夜の7時〜盆踊りバージョン」や、「マネージャーにめちゃくちゃ褒められる(笑)」というMEGUMIさんの口上、何よりオシャレな浴衣で集う人たちで大盛り上がりのイベントには、私も毎年、いろんな服装で伺います。去年は「ケイタマルヤマ」の浴衣だったので、今年は「プリーツ プリーズ イッセイ ミヤケ(PLEATS PLEASE ISSEY MIYAKE) 」と田中一光さんのコラボで伺いました。来年は、何を着ようかな(笑)?

9月4日 「ヨシオクボ」ランウエイショー!?@新宿

初めての吉本新喜劇は最前列
ファッションの魅力を再認識

2025年春夏シーズンの「楽天 ファッション ウィーク東京」と言えば、コレでした!こちらはデビューから20周年を迎えた「ヨシオ クボ(YOSHIO KUBO)」による、吉本新喜劇とのコラボレーション。新宿のお笑い劇場「ルミネtheよしもと」で開かれたショーは、間寛平やすっちー、島田珠代が出演する喜劇で幕を開けました。

副編集長の大塚は、毎年帰省するたびに吉本新喜劇を見ているようですが、私は初めて。振り返れば、すっちーは「緊張した」と話していましたが、最前列で拝見した1人として、もっと爆笑して会場を盛り上げるべきだったと反省しております。でも、とってもワクワク、ドキドキしていたんですよ。改めてファッションやビューティは、何かとタッグを組めば、もっともっと魅力的になることを体感した次第です。

10月2日 エディ・スリマンが「セリーヌ」を去るの記事作り@パリ

「LV」の展示会場で「セリーヌ」のニュースを
帰りの飛行機を待つ間に連携技でもう一本

随分呑気な写真を撮影した10分後、まさかのお知らせが届きました。エディ・スリマン(Hedi Slimane)=アーティスティック、クリエイティブ&イメージディレクターが「セリーヌ(CELINE)」を去る、というニュースです。このニュースを受け取ったのは、パリコレ直後。「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」の展示会場でした。私と欧州通信員の藪野は、「ルイ・ヴィトン」の会場で、エディ退任のニュースに着手し、LINE配信までを終えたことをここに告白します(笑)。

ちなみに、エディの後任にマイケル・ライダー(Michael Rider)前「ポロ ラルフ ローレン(POLO RALPH LAUREN)」クリエイティブ・ディレクターが就任するというニュースをキャッチしたのは、私と藪野が帰りの飛行機に乗るため、空港に向かう車を待っている間でした。我々は、またしてもその場で原稿作成に着手。バタバタして疲れたけれど、こういう疲労はいつも心地よいんです(笑)。

11月6日 カキモトアームズヘアコンテスト@六本木

イケてるスタイリスト&カラーリストが
イケてる男の子&女の子を作るコンテスト

10月中旬から11月にかけては、美容師の皆さんが参加するヘアコンテストが次々と開かれます。今回は、カキモトアームズのスタッフによる社内コンテストに審査員として参加しました。カキモトアームズは、髪の毛を切るスタイリストと、カラーを手掛けるカラーリストがタッグを組み、「東京で一番かわいい男の子&女の子」を作ります。

それが、マジでカワイイこと。美容師の皆さんは感度が高いので、最近はどのコンテストでもバレエコアなスタイルなどが頻出しますが、そんなコンテストの中でも群を抜いています。みなさん、洋服はどこで買っているのかな?ヘアスタイルだけではなく、ファッションについて聞いてみたい!と思ったのでした。

11月28日 「ケイト・スペード ニューヨーク」@銀座
12月2日 「ア ベイシング エイプ」@銀座

2024年の最後は2大キャラクターと一緒に
銀座で華々しいパーティー&ディナー

年末は、ファッション業界もパーティーが増え、華やかな世界がますますカラフルに。忙しいけれど、楽しい時期がやってきました。

2024年も、都内にはさまざまなショップがオープンしました。11月末には「ケイト・スペード ニューヨーク(KATE SPADE NEW YORK)」が銀座店をリニューアル。そして12月5日には、「ア ベイシング エイプ®(A BATHING APE®)」が東京・銀座の中央通りに新たに路面店「ベイプストア® 銀座(BAPE STORE® GINZA)」をオープンしました。

華やかなパーティには、素敵なゲストが欠かせません。「ケイト・スペード ニューヨーク」では、コラボレーションした誕生50周年のアイコン、ハローキティがお目見え。一方、「ベイプ」のディナーには、ベイビーマイロが駆けつけてくれました。ということで、記念写真。今年も、ファッション業界には楽しいことがいっぱいありました!

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鳥羽周作シェフ監修、話題の朝食“究極の鮭定食”とは? 「セブン バイ セブン 糸島」でいざ実食

福岡県・福岡市のシーサイドリゾート地「糸島半島・二見ヶ浦地区」に位置するラグジュアリーホテル「セブン バイ セブン 糸島(seven x seven)」は2025年1月6日〜4月5日、東京・代々木上原にあるレストラン「sio」のオーナーシェフである鳥羽周作氏が監修したメニュー“究極の鮭定食”(1人、3500円)を提供する。一足先に試食してきたので、リポートする。

「セブン バイ セブン 糸島」とは?

「セブン バイ セブン 糸島」は2024年3月に開業したホテルで、全ての客室から海が臨める。長期滞在もできるよう洗濯機とミニキッチンも完備しており、“チルタイム”を過ごすことができる広々としたバルコニーも付いている。

ロビーにはビジター利用も可能なカフェとショップもあり、糸島の食材を使ったパスタやサンドイッチ、ドリンクなどを提供しているほか、ホテルがセレクトしたお土産などの購入もできる。一息つきたいときにふらっと立ち寄るのも良いだろう。

“究極の鮭定食”を実食!

食事を提供するのは、テラス席もあるカフェロビーだ。開放感のある大きな窓からはパームビーチの海が広がっており、ここで食べる“究極の鮭定食”はまた格別だ。鳥羽シェフは、「おいしさとは、味覚だけではなく外的要因も関わってくると考えています。今回おいしさを底上げするのは、目の前に海が広がっている最高のロケーション。地元の糸島や九州の食材を組み合わせた、ここ『セブン バイ セブン 糸島』でしか楽しめない“究極の鮭定食”になっていると思います」と話す。

定食は厚切りの銀鮭をはじめ、豚汁や肉じゃが、セロリとちくわのぬた、刺身のりゅうきゅう、蓮根のきんぴらなど、バランスの良い9品が並ぶ、まさに王道の和朝食。白米は糸島産の二丈米を使用しており、塩気の効いたおかずなどと相性が良い柔らかな甘さが特徴的だ。

メーンとなる銀鮭は、箸を入れるとパリッと音を立てるほど皮が香ばしく焼かれている。それに対し、身は脂が乗っていてとてもジューシー。白米の進む手が止まらず、2杯目をおかわりしてしまったほどだ。丁寧に骨抜きされているので、子どもも安心して食べられる。

調理方法にこだわりがあるそうで、鳥羽シェフは「はじめに皮に穴を開け、焼いても縮まないようにしてから一度乾燥させます。そのときに、身は乾燥しないようにしっかりと保護しながら、前日から焼く直前まで時間をかけて乾かす。しっかりと乾燥させたら、皮を下にフライパンで焼きつけ、オープンでじっくりと火を通します」と説明した。

熱々の豚汁は白味噌のほっこりとする味わいで、寝起きの体に染み渡るおいしさ。大きめの具材がごろごろと入っており、飲むよりも「食べる豚汁」という表現が正しいだろう。

気温のちょうど良い季節はテラスで、冬の寒い時期は料理が冷めてしまうので、室内で食べることをおすすめしたい。

元々は東京で提供していた定食。糸島仕様にブラッシュアップ

PROFILE: 鳥羽周作/sio 代表取締役

鳥羽周作/sio 代表取締役
PROFILE: (とば・しゅうさく)/Jリーグの練習生、小学校の教員を経て、31歳で料理の世界に。2018年、東京・代々木上原に「sio」をオープンした。同店は「ミシュランガイド東京 2020」から6年連続で掲載されている。現在、全国にいろいろな業態の9店舗を展開。2024年12月には、東京・青山にイノベーティブイタリアン「sio AOYAMA」をリニューアルオープンした。書籍、YouTube、SNSなどで公開するレシピや、フードプロデュースなど、レストランの枠を超えてさまざまな手段で「おいしい」を届けている。モットーは「幸せの分母を増やす」。

この定食は元々、東京・青山にあるレストラン「ホテルズ(Hotel's)」(現「シオ アオヤマ(sio AOYAMA)」)で提供していた人気のメニューだ(現在は提供を休止中)。

「全国のホテルで、この定食が朝ごはんとして食べられたら最高だなという思いで考案したメニューなので、『セブン バイ セブン 糸島』で提供できることをうれしく思います。『ホテルズ』をオープンした際、名前の通りホテルの食事プランとして採用いただけるような展開も意識していたので、鮭定食に関しては調理工程が難しいものでなく、どんな環境でもおいしく仕上がるようなレシピを作成しました」(鳥羽シェフ)。

「セブン バイ セブン 糸島」で提供する“究極の鮭定食”は、料理の一部に糸島野菜を使用。NHKの朝ドラ「おむすび」でも注目を集めている糸島野菜は、別名・潮風野菜とも呼ばれており、海風のミネラルを受けて育つことで甘みと旨味が凝縮される。そんなおいしさがギュッと詰まった大根やにんじん、白菜などの食材を取り入れ、糸島仕様にブラッシュアップしている。

“究極の鮭定食”は1日60食限定で、宿泊者のみ予約可能。1日の始まりを“究極の鮭定食”からスタートする糸島旅行を楽しんでみてはいかがだろうか。

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鳥羽周作シェフ監修、話題の朝食“究極の鮭定食”とは? 「セブン バイ セブン 糸島」でいざ実食

福岡県・福岡市のシーサイドリゾート地「糸島半島・二見ヶ浦地区」に位置するラグジュアリーホテル「セブン バイ セブン 糸島(seven x seven)」は2025年1月6日〜4月5日、東京・代々木上原にあるレストラン「sio」のオーナーシェフである鳥羽周作氏が監修したメニュー“究極の鮭定食”(1人、3500円)を提供する。一足先に試食してきたので、リポートする。

「セブン バイ セブン 糸島」とは?

「セブン バイ セブン 糸島」は2024年3月に開業したホテルで、全ての客室から海が臨める。長期滞在もできるよう洗濯機とミニキッチンも完備しており、“チルタイム”を過ごすことができる広々としたバルコニーも付いている。

ロビーにはビジター利用も可能なカフェとショップもあり、糸島の食材を使ったパスタやサンドイッチ、ドリンクなどを提供しているほか、ホテルがセレクトしたお土産などの購入もできる。一息つきたいときにふらっと立ち寄るのも良いだろう。

“究極の鮭定食”を実食!

食事を提供するのは、テラス席もあるカフェロビーだ。開放感のある大きな窓からはパームビーチの海が広がっており、ここで食べる“究極の鮭定食”はまた格別だ。鳥羽シェフは、「おいしさとは、味覚だけではなく外的要因も関わってくると考えています。今回おいしさを底上げするのは、目の前に海が広がっている最高のロケーション。地元の糸島や九州の食材を組み合わせた、ここ『セブン バイ セブン 糸島』でしか楽しめない“究極の鮭定食”になっていると思います」と話す。

定食は厚切りの銀鮭をはじめ、豚汁や肉じゃが、セロリとちくわのぬた、刺身のりゅうきゅう、蓮根のきんぴらなど、バランスの良い9品が並ぶ、まさに王道の和朝食。白米は糸島産の二丈米を使用しており、塩気の効いたおかずなどと相性が良い柔らかな甘さが特徴的だ。

メーンとなる銀鮭は、箸を入れるとパリッと音を立てるほど皮が香ばしく焼かれている。それに対し、身は脂が乗っていてとてもジューシー。白米の進む手が止まらず、2杯目をおかわりしてしまったほどだ。丁寧に骨抜きされているので、子どもも安心して食べられる。

調理方法にこだわりがあるそうで、鳥羽シェフは「はじめに皮に穴を開け、焼いても縮まないようにしてから一度乾燥させます。そのときに、身は乾燥しないようにしっかりと保護しながら、前日から焼く直前まで時間をかけて乾かす。しっかりと乾燥させたら、皮を下にフライパンで焼きつけ、オープンでじっくりと火を通します」と説明した。

熱々の豚汁は白味噌のほっこりとする味わいで、寝起きの体に染み渡るおいしさ。大きめの具材がごろごろと入っており、飲むよりも「食べる豚汁」という表現が正しいだろう。

気温のちょうど良い季節はテラスで、冬の寒い時期は料理が冷めてしまうので、室内で食べることをおすすめしたい。

元々は東京で提供していた定食。糸島仕様にブラッシュアップ

PROFILE: 鳥羽周作/sio 代表取締役

鳥羽周作/sio 代表取締役
PROFILE: (とば・しゅうさく)/Jリーグの練習生、小学校の教員を経て、31歳で料理の世界に。2018年、東京・代々木上原に「sio」をオープンした。同店は「ミシュランガイド東京 2020」から6年連続で掲載されている。現在、全国にいろいろな業態の9店舗を展開。2024年12月には、東京・青山にイノベーティブイタリアン「sio AOYAMA」をリニューアルオープンした。書籍、YouTube、SNSなどで公開するレシピや、フードプロデュースなど、レストランの枠を超えてさまざまな手段で「おいしい」を届けている。モットーは「幸せの分母を増やす」。

この定食は元々、東京・青山にあるレストラン「ホテルズ(Hotel's)」(現「シオ アオヤマ(sio AOYAMA)」)で提供していた人気のメニューだ(現在は提供を休止中)。

「全国のホテルで、この定食が朝ごはんとして食べられたら最高だなという思いで考案したメニューなので、『セブン バイ セブン 糸島』で提供できることをうれしく思います。『ホテルズ』をオープンした際、名前の通りホテルの食事プランとして採用いただけるような展開も意識していたので、鮭定食に関しては調理工程が難しいものでなく、どんな環境でもおいしく仕上がるようなレシピを作成しました」(鳥羽シェフ)。

「セブン バイ セブン 糸島」で提供する“究極の鮭定食”は、料理の一部に糸島野菜を使用。NHKの朝ドラ「おむすび」でも注目を集めている糸島野菜は、別名・潮風野菜とも呼ばれており、海風のミネラルを受けて育つことで甘みと旨味が凝縮される。そんなおいしさがギュッと詰まった大根やにんじん、白菜などの食材を取り入れ、糸島仕様にブラッシュアップしている。

“究極の鮭定食”は1日60食限定で、宿泊者のみ予約可能。1日の始まりを“究極の鮭定食”からスタートする糸島旅行を楽しんでみてはいかがだろうか。

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1万5000円のチケットが1分で即完 「アンジェリックプリティ」のショーに集まったロリィタ服愛好家をキャッチ

「アンジェリックプリティ(ANGELICPRETTY)」はこのほど、大手町三井ホールで2025年春コレクションをショー形式で発表した。モデルの中村里砂や加藤ナナ、⻘木美沙子らが着こなす51ルックに、会場に集まった200人以上のロリィタファッション愛好家はうっとりとした眼差しを向けた。

シーズンテーマは「ドールハウス」で、全51ルックを発表した。ブランドのアイコンカラーであるピンクを全面に打ち出しつつ、ミントグリーンやイエローなどのアクセントカラーを用いる。定番のケーキやビスケットといったスイーツ柄、オリジナルキャラクターの「リリカルバニー」「はにかみベアー」柄など、オリジナルプリントを用いた新作7シリーズのほか、ハローキティ、リトルツインスターズ、シナモンロールというサンリオの人気キャラクターとコラボレーションしたドレスも登場した。

印象的だったのは、観客のブランドへの愛が非常に深いこと。例えば、モデルがステージの裾から歩き始めて間もないにもかかわらず、それがリバイバルアイテムであると察知した瞬間、会場全体から歓声が湧き上がった。09年発表のハローキティコラボアイテムや、約10年前に発売した“Dear Princess〜乙女のワードローブ〜”というプリンセススタイルを提案するシリーズ、猫柄の“ドーリーキャット”シリーズなどに対し、ゲストは両手で口を押さえて驚いた様子を見せたり、小さく拍手をしたり、頷きながら鑑賞したり。同ブランドで長年デザイナーを務めるASUKAは、「今季は『アンジェリックプリティ』の原点に立ち返りつつ、ブランド立ち上げ当時よりも幅広い素材を使用しながら、アーカイブ作品を可能な限り再現した。」と話した。

「アンジェリックプリティ」は1979年にオープンのセレクトショップ「プリティ」を前身として、2000年にスタートした。約20年という歴史の中で、ファッションショーがメインのイベントを開き始めたのはここ数年のことだ。ロリィタファッション愛好家の文化の一つに、ロリィタファッションをまとってカフェタイムを楽しむ「お茶会」があり、同ブランドもホテルなどを貸し切って同様のイベントを開いてきたが、2020年の新型コロナウイルスの感染拡大によってオンラインで開催せざるをえなくなった。そこでランウエイショーの動画を流し、新作発表の場にしたことから、現在のような形が出来上がったという。例年チケットは争奪戦であり、今年は1万5000円という決して安くはない価格にもかかわらず、公式サイトで発売したところわずか1分で完売した。

ショー来場者たちをキャッチ!

この日のドレスコードは、“特別な日にふさわしい「アンジェリックプリティ」コーデ”。クラシックロリータや甘ロリータなど、思い思いのスタイルをまとった来場者たちは、ショーが終わると新作アイテムが展示された別会場に移動し、思い思いに撮影会を楽しんだ。日本人だけでなく、中国やアメリカからやってきた愛好家も多く、国際交流を深め合う場面もあった。参加者の1人のまいこさんは、「ロリィタは互いのファッションを褒めるカルチャーがあり、それがすごくすてき」と笑顔を見せた。

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「ジーユー」が「新世紀エヴァンゲリオン」や“マイメロディ”“クロミ”とコラボ! 来週発売のファッションアイテム14選【12/30〜1/5】

ファッションアイテムの発売情報を「WWDJAPAN」的視点でピックアップ!今回は12月30日〜1月5日に発売するアイテムを紹介します。「ジーユー(GU)」は、1月1日の新年初売りからコラボの話題が目白押しです。アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」とのコラボコレクションではメンズ8型をラインアップ。一方、2025年に“マイメロディ”は50周年、“クロミ”は20周年を迎えることを記念し、同日に両キャラクターをあしらったコラボアイテムを発売します。ユニクロ「UT」からはTVアニメシリーズ「ドラゴンボールDAIMA」とコラボしたメンズとキッズアイテムを1日に発売します。子どもはお年玉を持って、大人も新年のお祝いムードでお買い物をするのはワクワクしますね!

【1月1日発売】
ジーユー
(GU)

「新世紀エヴァンゲリオン」とコラボ

「ジーユー(GU)」は、アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」とのコラボコレクションを発売する。同コレクションは、メンズ8型をラインアップ。首元に“NERV”マーク、腕にはパッチをあしらった“ウィンドプルーフシェルパーカ”や、グラフィックTと組み合わせると初号機と弐号機のカラーリングを再現できる“ベルトバッグ”など作品の世界観を身にまとえるアイテムを用意する。

■商品詳細

シェルパーカ(4990円※編集部調べ、以下同)
スエット(2990円)
パーカ(2990円)
Tシャツ(1290円)
バッグ(2290円)
ソックス(390円)
※一部商品

【1月1日発売】
ジーユー
(GU)

サンリオの“マイメロディ”“クロミ”とコラボ

「ジーユー(GU)」は、サンリオのキャラクター“マイメロディ”“クロミ”とのコラボアイテムを発売する。同コラボは、両キャラクターをあしらった裏起毛スエットや、周年を祝うアニバーサリーケーキをデザインしたジップアップパーカ、そろいのリボンを付けた両キャラクターをそれぞれ配したクロップド丈のTシャツなどをラインアップ。2025年に“マイメロディ”は50周年、“クロミ”は20周年を迎える。

■商品詳細

スエット(2990円)
ジップアップパーカ(2990円)
Tシャツ(1290円)
ルームウエアセットアップ(3990円)
ソックス(390円)
ポーチ(1990円)
※一部商品

【1月1日発売】
ニコアンド
(NIKO AND...)

発売から30周年を迎えるプレステとコラボ

「ニコアンド(NIKO AND...)」は、発売から30周年を迎えるゲーム機、プレイステーション(PlayStation)とのコラボコレクション“プレイステーション ミーツ ニコアンド(PlayStation meets niko and...)”を発売する。同コレクションでは、歴代プレイステーションのロゴと、人気タイトルから「グランツーリスモ」、「サルゲッチュ」、「ラストオブアス」のグラフィックを落とし込んだプルオーバーなどをラインアップする。

■商品詳細

プルオーバー(7000円)
パーカ(7000円)
ブルゾン(1万5000円)
キャップ(3960円)
ナップサック(4950円)
カラビナ(2970円)

【1月1日発売】
アフタヌーンティー・リビング
(AFTERNOON TEA LIVING)

メトロポリタン美術館
毎月1日に発売

「アフタヌーンティー・リビング(AFTERNOON TEA LIVING)」は、アメリカ・ニューヨークのメトロポリタン美術館とのコラボアイテムを発売する。同コラボは、季節に合わせて選んだ名作がモチーフのアイテムを1年を通して毎月初1日に発売するもの。1月発売分は、フランスの印象派画家、オーギュスト・ルノワール(Auguste Renoir)の「Bouquet of Chrysanthemums(菊の花束)」を採用したバッグとポーチに加えて、メトロポリタン美術館のビンテージロゴをモチーフとしたバッグとポーチ、さらにスクリューボトルをラインアップする。

■商品詳細

バッグ(2200円)
ポーチ(2200円)
スクリューボトル(3520円)
※一部商品

【1月1日発売】
ユニクロ
(UNIQLO)

「UT」と「ドラゴンボールDAIMA」がコラボ

「ユニクロ(UNIQLO)」のTシャツブランド「UT」は、現在放送中のTVアニメシリーズ「ドラゴンボールDAIMA」とコラボレーションしたコレクションを発売する。同コラボでは、メンズ用スエットシャツ3型と、メンズ用グラフィックTシャツ4型、そしてキッズ用のグラフィックTシャツ3型の計10型を用意。同アニメのタイトルロゴやイラストをあしらうほか、原作漫画「ドラゴンボール」の扉絵などもプリントに落とし込んだ。

■商品詳細

スエットシャツ(2990円)
グラフィックTシャツ(1500円)
キッズ グラフィックTシャツ(990円)
※一部商品

【1月1日発売】
ドクターマーチン
(DR.MARTENS)

巳年仕様の新作コレクション

「ドクターマーチン(DR.MARTENS)」は、2025年の干支「巳」に着想した新作コレクション“イヤー オブ ザ スネーク コレクション(YEAR OF THE SNAKE COLLECTION)”を発売する。同コレクションは、巳年にちなんでアッパーにはスネークスキンのエンボス加工のレザーを採用したシューズや、ストラップの部分にブラウンスネークエンボスを採用したバックパックなど計4型をラインアップ。また、同コレクションのアイテム全てに、幸運を願ってゴールドのスネークチャームを装飾し、巳年仕様に仕上げた。

■商品詳細

シューズ(2万8600〜3万800円)
ブーツ(3万3000円)
バックパック(3万8500円)

【1月1日発売】
ニコアンド
(NIKO AND...)

「セサミストリート」コラボ
スエットやカーディガン、キャップなど

「ニコアンド(NIKO AND...)」は、子ども向け教育番組「セサミストリート」のキャラクターとコラボしたアイテムを発売する。同コラボでは、左胸にキャラクターをあしらったスエット、漫画を思わせるデザインのパーカ、写真を大胆に配したロンTなどのウエアに加えて、ソックスやハンドウォーマー、キャップなどの小物も充実したラインアップで展開する。。

■商品詳細

スエット(7000円)
パーカ(7500円)
ロンT(6000円)
ソックス(2000円)
ハンドウォーマー(3990円)
※一部商品

【1月1日発売】
ニューエラ
(NEW ERA)

正月に登場する4つの新作コレクション

「ニューエラ(NEW ERA)」は、2025年の干支「巳」にちなんだデザインやラインストーン、花柄のゴブラン生地などを使用した新作ヘッドウエアを発売する。今回は、4つのコレクションが一堂にラインアップ。2025年の干支である「巳」に着目した、“ブラック スネーク コレクション”やロゴをラインストーンであしらった“ロサンゼルス・ドジャース ラインストーン コレクション”などさまざまなデザインのヘッドウエアをそろえる。

■商品詳細

ヘッドウエア(5280円〜1万3200円)
※一部商品

【1月1日発売】
ルイ・ヴィトン
(LOUIS VUITTON)

村上隆とのリエディション・コレクション

「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」は、アーティスト、村上隆とのコラボから20周年を記念し、リエディション・コレクションを発売する。アイテムは、33色の“LV”イニシャルとモノグラム・フラワー モチーフによる“モノグラム・マルチカラー”をまとわせたアイテムをはじめとする、コラボならではの意匠を凝らした。バッグやスーツケース、ウオレット、アクセサリー、シューズ、フレグランスなど幅広く200点以上をラインアップする。

■商品詳細

バッグ(35万2000円〜)
スーツケース(62万1500円)
スニーカー(25万5200円)
フレグランス(100mL、5万5000円)
※一部商品

【1月1日発売】
ヴァンズ
(VANS)

「ビリーズ」との“干支プロジェクト”

「ヴァンズ(VANS)」は、「ビリーズ(BILLY’S)」との新年恒例“干支プロジェクト”の2025年モデルを発売する。今回発売する“イヤー オブ ザ スネイク オーセンティック(YEAR OF THE SNAKE AUTHENTIC)”は、2025年の干支“巳”にあやかり、ヘビの“脱皮”に着想を得たデザインの“オーセンティック”2色をラインアップ。経年変化によってアッパーのスネークスキンの柄が出てくる仕様に仕上げた。

■商品詳細

シューズ(1万3200円)

【1月2日発売】
ディオール
(DIOR)

カウズとのコラボコレクション

「ディオール(DIOR)」は、アーティストのカウズ(KAWS)とコラボレーションした限定カプセルコレクション“ディオール&カウズ”を発売する。本コレクションは、「ディオール」のアイコニックなコードとカウズならではの独特な世界観を融合した陽気でポップなエネルギーに満ちたアイテムをそろえる。

■商品詳細

ジャケット
パンツ
バッグ
キャップ
※一部商品

【1月2日発売】
アンブッシュ
(AMBUSH)

2025年干支・巳を象ったネックレス

「アンブッシュ(AMBUSH)」は、2025年の干支、“巳”をモチーフとしたネックレスを発売する。同ネックレスは、ブランド名にヘビが巻き付くデザインで、ヘビのうろこは緻密に掘り上げたものと、きらびやかなジルコニアをあしらったものを制作。カラーはシルバーとゴールドをそろえ、チェーンはアジャスター付きで45cm、50cmと調整できる仕様だ。

■商品詳細

ネックレス(3万800〜4万9500円)

【1月2日発売】
フェンディ
(FENDI)

100周年記念コレクション“フェンディ アイズ”

「フェンディ(FENDI)」は、ブランドの100周年記念コレクション“フェンディ アイズ”を発売する。同コレクションは、コンテンポラリースタイルでメゾンのDNAエレメントを再考。ブランドのシグネチャー“モンスター アイ”デザインを再解釈しデザインに落とし込んだメンズ、ウィメンズのバッグのほか、革小物などをラインアップする。

■商品詳細

バッグ
革小物
スニーカー
ウエア
※一部商品

【1月3日発売】
プーマ
(PUMA)

「サイ」とコラボ
フットボールシャツやスニーカー“パレルモ”など 

「プーマ(PUMA)」は、「サイ(SCYE)」とのコラボアイテムを発売する。同コラボは、“プーマキャット”と「サイ」の“ライノ”を忍ばせた、カモ柄のフットボールシャツや「サイ」のパターンワークで生まれ変わらせた、「プーマ」を代表する“T7”トラックジャケット、トラックパンツのほか両ブランドモチーフを随所にあしらい、独自のカラーリングを施したスニーカー“パレルモ(PALERMO)”をそろえる。

■商品詳細

Tシャツ(1万1000円)
トラックジャケット(1万9800円)
トラックパンツ(1万6500円)
スニーカー(1万7600円)

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「ジーユー」が「新世紀エヴァンゲリオン」や“マイメロディ”“クロミ”とコラボ! 来週発売のファッションアイテム14選【12/30〜1/5】

ファッションアイテムの発売情報を「WWDJAPAN」的視点でピックアップ!今回は12月30日〜1月5日に発売するアイテムを紹介します。「ジーユー(GU)」は、1月1日の新年初売りからコラボの話題が目白押しです。アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」とのコラボコレクションではメンズ8型をラインアップ。一方、2025年に“マイメロディ”は50周年、“クロミ”は20周年を迎えることを記念し、同日に両キャラクターをあしらったコラボアイテムを発売します。ユニクロ「UT」からはTVアニメシリーズ「ドラゴンボールDAIMA」とコラボしたメンズとキッズアイテムを1日に発売します。子どもはお年玉を持って、大人も新年のお祝いムードでお買い物をするのはワクワクしますね!

【1月1日発売】
ジーユー
(GU)

「新世紀エヴァンゲリオン」とコラボ

「ジーユー(GU)」は、アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」とのコラボコレクションを発売する。同コレクションは、メンズ8型をラインアップ。首元に“NERV”マーク、腕にはパッチをあしらった“ウィンドプルーフシェルパーカ”や、グラフィックTと組み合わせると初号機と弐号機のカラーリングを再現できる“ベルトバッグ”など作品の世界観を身にまとえるアイテムを用意する。

■商品詳細

シェルパーカ(4990円※編集部調べ、以下同)
スエット(2990円)
パーカ(2990円)
Tシャツ(1290円)
バッグ(2290円)
ソックス(390円)
※一部商品

【1月1日発売】
ジーユー
(GU)

サンリオの“マイメロディ”“クロミ”とコラボ

「ジーユー(GU)」は、サンリオのキャラクター“マイメロディ”“クロミ”とのコラボアイテムを発売する。同コラボは、両キャラクターをあしらった裏起毛スエットや、周年を祝うアニバーサリーケーキをデザインしたジップアップパーカ、そろいのリボンを付けた両キャラクターをそれぞれ配したクロップド丈のTシャツなどをラインアップ。2025年に“マイメロディ”は50周年、“クロミ”は20周年を迎える。

■商品詳細

スエット(2990円)
ジップアップパーカ(2990円)
Tシャツ(1290円)
ルームウエアセットアップ(3990円)
ソックス(390円)
ポーチ(1990円)
※一部商品

【1月1日発売】
ニコアンド
(NIKO AND...)

発売から30周年を迎えるプレステとコラボ

「ニコアンド(NIKO AND...)」は、発売から30周年を迎えるゲーム機、プレイステーション(PlayStation)とのコラボコレクション“プレイステーション ミーツ ニコアンド(PlayStation meets niko and...)”を発売する。同コレクションでは、歴代プレイステーションのロゴと、人気タイトルから「グランツーリスモ」、「サルゲッチュ」、「ラストオブアス」のグラフィックを落とし込んだプルオーバーなどをラインアップする。

■商品詳細

プルオーバー(7000円)
パーカ(7000円)
ブルゾン(1万5000円)
キャップ(3960円)
ナップサック(4950円)
カラビナ(2970円)

【1月1日発売】
アフタヌーンティー・リビング
(AFTERNOON TEA LIVING)

メトロポリタン美術館
毎月1日に発売

「アフタヌーンティー・リビング(AFTERNOON TEA LIVING)」は、アメリカ・ニューヨークのメトロポリタン美術館とのコラボアイテムを発売する。同コラボは、季節に合わせて選んだ名作がモチーフのアイテムを1年を通して毎月初1日に発売するもの。1月発売分は、フランスの印象派画家、オーギュスト・ルノワール(Auguste Renoir)の「Bouquet of Chrysanthemums(菊の花束)」を採用したバッグとポーチに加えて、メトロポリタン美術館のビンテージロゴをモチーフとしたバッグとポーチ、さらにスクリューボトルをラインアップする。

■商品詳細

バッグ(2200円)
ポーチ(2200円)
スクリューボトル(3520円)
※一部商品

【1月1日発売】
ユニクロ
(UNIQLO)

「UT」と「ドラゴンボールDAIMA」がコラボ

「ユニクロ(UNIQLO)」のTシャツブランド「UT」は、現在放送中のTVアニメシリーズ「ドラゴンボールDAIMA」とコラボレーションしたコレクションを発売する。同コラボでは、メンズ用スエットシャツ3型と、メンズ用グラフィックTシャツ4型、そしてキッズ用のグラフィックTシャツ3型の計10型を用意。同アニメのタイトルロゴやイラストをあしらうほか、原作漫画「ドラゴンボール」の扉絵などもプリントに落とし込んだ。

■商品詳細

スエットシャツ(2990円)
グラフィックTシャツ(1500円)
キッズ グラフィックTシャツ(990円)
※一部商品

【1月1日発売】
ドクターマーチン
(DR.MARTENS)

巳年仕様の新作コレクション

「ドクターマーチン(DR.MARTENS)」は、2025年の干支「巳」に着想した新作コレクション“イヤー オブ ザ スネーク コレクション(YEAR OF THE SNAKE COLLECTION)”を発売する。同コレクションは、巳年にちなんでアッパーにはスネークスキンのエンボス加工のレザーを採用したシューズや、ストラップの部分にブラウンスネークエンボスを採用したバックパックなど計4型をラインアップ。また、同コレクションのアイテム全てに、幸運を願ってゴールドのスネークチャームを装飾し、巳年仕様に仕上げた。

■商品詳細

シューズ(2万8600〜3万800円)
ブーツ(3万3000円)
バックパック(3万8500円)

【1月1日発売】
ニコアンド
(NIKO AND...)

「セサミストリート」コラボ
スエットやカーディガン、キャップなど

「ニコアンド(NIKO AND...)」は、子ども向け教育番組「セサミストリート」のキャラクターとコラボしたアイテムを発売する。同コラボでは、左胸にキャラクターをあしらったスエット、漫画を思わせるデザインのパーカ、写真を大胆に配したロンTなどのウエアに加えて、ソックスやハンドウォーマー、キャップなどの小物も充実したラインアップで展開する。。

■商品詳細

スエット(7000円)
パーカ(7500円)
ロンT(6000円)
ソックス(2000円)
ハンドウォーマー(3990円)
※一部商品

【1月1日発売】
ニューエラ
(NEW ERA)

正月に登場する4つの新作コレクション

「ニューエラ(NEW ERA)」は、2025年の干支「巳」にちなんだデザインやラインストーン、花柄のゴブラン生地などを使用した新作ヘッドウエアを発売する。今回は、4つのコレクションが一堂にラインアップ。2025年の干支である「巳」に着目した、“ブラック スネーク コレクション”やロゴをラインストーンであしらった“ロサンゼルス・ドジャース ラインストーン コレクション”などさまざまなデザインのヘッドウエアをそろえる。

■商品詳細

ヘッドウエア(5280円〜1万3200円)
※一部商品

【1月1日発売】
ルイ・ヴィトン
(LOUIS VUITTON)

村上隆とのリエディション・コレクション

「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」は、アーティスト、村上隆とのコラボから20周年を記念し、リエディション・コレクションを発売する。アイテムは、33色の“LV”イニシャルとモノグラム・フラワー モチーフによる“モノグラム・マルチカラー”をまとわせたアイテムをはじめとする、コラボならではの意匠を凝らした。バッグやスーツケース、ウオレット、アクセサリー、シューズ、フレグランスなど幅広く200点以上をラインアップする。

■商品詳細

バッグ(35万2000円〜)
スーツケース(62万1500円)
スニーカー(25万5200円)
フレグランス(100mL、5万5000円)
※一部商品

【1月1日発売】
ヴァンズ
(VANS)

「ビリーズ」との“干支プロジェクト”

「ヴァンズ(VANS)」は、「ビリーズ(BILLY’S)」との新年恒例“干支プロジェクト”の2025年モデルを発売する。今回発売する“イヤー オブ ザ スネイク オーセンティック(YEAR OF THE SNAKE AUTHENTIC)”は、2025年の干支“巳”にあやかり、ヘビの“脱皮”に着想を得たデザインの“オーセンティック”2色をラインアップ。経年変化によってアッパーのスネークスキンの柄が出てくる仕様に仕上げた。

■商品詳細

シューズ(1万3200円)

【1月2日発売】
ディオール
(DIOR)

カウズとのコラボコレクション

「ディオール(DIOR)」は、アーティストのカウズ(KAWS)とコラボレーションした限定カプセルコレクション“ディオール&カウズ”を発売する。本コレクションは、「ディオール」のアイコニックなコードとカウズならではの独特な世界観を融合した陽気でポップなエネルギーに満ちたアイテムをそろえる。

■商品詳細

ジャケット
パンツ
バッグ
キャップ
※一部商品

【1月2日発売】
アンブッシュ
(AMBUSH)

2025年干支・巳を象ったネックレス

「アンブッシュ(AMBUSH)」は、2025年の干支、“巳”をモチーフとしたネックレスを発売する。同ネックレスは、ブランド名にヘビが巻き付くデザインで、ヘビのうろこは緻密に掘り上げたものと、きらびやかなジルコニアをあしらったものを制作。カラーはシルバーとゴールドをそろえ、チェーンはアジャスター付きで45cm、50cmと調整できる仕様だ。

■商品詳細

ネックレス(3万800〜4万9500円)

【1月2日発売】
フェンディ
(FENDI)

100周年記念コレクション“フェンディ アイズ”

「フェンディ(FENDI)」は、ブランドの100周年記念コレクション“フェンディ アイズ”を発売する。同コレクションは、コンテンポラリースタイルでメゾンのDNAエレメントを再考。ブランドのシグネチャー“モンスター アイ”デザインを再解釈しデザインに落とし込んだメンズ、ウィメンズのバッグのほか、革小物などをラインアップする。

■商品詳細

バッグ
革小物
スニーカー
ウエア
※一部商品

【1月3日発売】
プーマ
(PUMA)

「サイ」とコラボ
フットボールシャツやスニーカー“パレルモ”など 

「プーマ(PUMA)」は、「サイ(SCYE)」とのコラボアイテムを発売する。同コラボは、“プーマキャット”と「サイ」の“ライノ”を忍ばせた、カモ柄のフットボールシャツや「サイ」のパターンワークで生まれ変わらせた、「プーマ」を代表する“T7”トラックジャケット、トラックパンツのほか両ブランドモチーフを随所にあしらい、独自のカラーリングを施したスニーカー“パレルモ(PALERMO)”をそろえる。

■商品詳細

Tシャツ(1万1000円)
トラックジャケット(1万9800円)
トラックパンツ(1万6500円)
スニーカー(1万7600円)

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BLACKPINKジェニーのステージで着用した注目の”ホワイトフリルスカート”の着こなしをチェック!

プリティーガールズへのメッセージを掲げて新曲“マントラ(Mantra)”をリリースしたBLACKPINKのジェニー(Jennie)。パワフルなパフォーマンスと共に、自由奔放でロマンチックなムードを漂わせるホワイトフリルスカートのスタイリングに注目が集まっています。K-POPアイドルのステージスタイリングからファッションアイコンたちのデイリールックまでさまざまな場面で登場するホワイトフリルスカートの着こなし方を紹介していきます。

ショート丈の白フリルスカートは、他のアイテムと合わせやすく、アイテムによって多彩な魅力を発揮できるのが魅力。ジェニーとT-ARAのヒョミン(Hyomin)のように、白いフリルスカートにスポーティーなトップスを合わせれば、スタイリッシュなルックをさりげなく完成させることができます。さらに、ジェニーはアクセサリーとウエスタンブーツで、ヒョミンは強烈なレッドトーンのカーラニットとピンヒールでポイントを抑えておりセンスが光ります。

(G)I-DLEのミヨン(MIYEON)やインフルエンサーのチャーリー・ダミリオ(Charli D’Amelio)のように、トップスまでホワイト系で統一し、ベルトや帽子をプラスしてラブリーなウエスタンルックに仕上げる方法も。この時、ベルトや帽子などのアクセサリーは大胆なデザインを選ぶと、ウエスタンルック特有のクールなムードを演出することができます。

朝晩の冷え込みが気になる季節には、モデルのエルザ・ホスク(Elsa Hosk)のルックを参考に。落ち着いたフリルディテールが施されたツーピースにブラウントーンのジャケットとバッグ、サングラスをプラスして若々しくもシックに着こなしています。

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BLACKPINKジェニーのステージで着用した注目の”ホワイトフリルスカート”の着こなしをチェック!

プリティーガールズへのメッセージを掲げて新曲“マントラ(Mantra)”をリリースしたBLACKPINKのジェニー(Jennie)。パワフルなパフォーマンスと共に、自由奔放でロマンチックなムードを漂わせるホワイトフリルスカートのスタイリングに注目が集まっています。K-POPアイドルのステージスタイリングからファッションアイコンたちのデイリールックまでさまざまな場面で登場するホワイトフリルスカートの着こなし方を紹介していきます。

ショート丈の白フリルスカートは、他のアイテムと合わせやすく、アイテムによって多彩な魅力を発揮できるのが魅力。ジェニーとT-ARAのヒョミン(Hyomin)のように、白いフリルスカートにスポーティーなトップスを合わせれば、スタイリッシュなルックをさりげなく完成させることができます。さらに、ジェニーはアクセサリーとウエスタンブーツで、ヒョミンは強烈なレッドトーンのカーラニットとピンヒールでポイントを抑えておりセンスが光ります。

(G)I-DLEのミヨン(MIYEON)やインフルエンサーのチャーリー・ダミリオ(Charli D’Amelio)のように、トップスまでホワイト系で統一し、ベルトや帽子をプラスしてラブリーなウエスタンルックに仕上げる方法も。この時、ベルトや帽子などのアクセサリーは大胆なデザインを選ぶと、ウエスタンルック特有のクールなムードを演出することができます。

朝晩の冷え込みが気になる季節には、モデルのエルザ・ホスク(Elsa Hosk)のルックを参考に。落ち着いたフリルディテールが施されたツーピースにブラウントーンのジャケットとバッグ、サングラスをプラスして若々しくもシックに着こなしています。

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相次ぐクリエイティブ・ディレクター交代劇 一覧で振り返る2024年の就任&退任

2024年は、クリエイティブ・ディレクターの交代に関するニュースが相次いだ。特にドリス・ヴァン・ノッテン(Dries Van Noten)やフィリップ・リム(Phillip Lim)といった自身のブランドを長年手掛けてきた創業デザイナーの退任や、「シャネル(CHANEL)」や「セリーヌ(CELINE)」などビッグメゾンでの去就が印象的な1年だった。またビジネス面で目に見える成果がすぐに求められる近年の傾向に加え、ラグジュアリー消費が減速する中、在任期間2〜3年、早ければ数シーズンで交代というケースも珍しくなくなっている。その流れは来年も続きそうだ。

新章の幕開けでは、今年は3月に就任したアレッサンドロ・ミケーレ(Alessandro Michele)率いる「ヴァレンティノ(VALENTINO)」をはじめ、昨年就任したシェミナ・カマリ(Chemena Kamali)の手掛ける「クロエ(CHLOE)やショーン・マクギアー (Sean McGirr)による「マックイーン(McQUEEN)」、マッテオ・タンブリーニ(Matteo Tamburini)の「トッズ(TOD’S)」などが初のコレクションを披露した。そして25年は、「シャネル(CHANEL)」や「セリーヌ(CELINE)」「ジバンシィ(GIVENCHY)」「ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)」「ドリス ヴァン ノッテン(DRIES VAN NOTEN)」「ランバン(LANVIN)」「トム フォード(TOM FORD)」「カルバン・クライン(CALVIN KLEIN)」といった名だたるブランドが、新クリエイティブ・ディレクターによるデビューショーを予定。新たな視点で生み出されるコレクションに期待がふくらむ。一方、今後の活動について明らかになっていないエディ・スリマン(Hedi Slimane)やジョン・ガリアーノ(John Galliano)、ピエールパオロ・ピッチョーリ(Pierpaolo Piccioli)の動向にも注目だ。

ここでは、主要ブランドのOUT(退任)とIN(就任)の一覧を通して、激動の1年を振り返る。

3.1 PHILLIP LIM
OUT:フィリップ・リム

ALBERTA FERRETTI
OUT:アルベルタ・フェレッティ(Alberta Ferretti)
IN:ロレンツォ・セラフィニ(Lorenzo Serafini)
※セラフィニがこれまで手掛けてきた「フィロソフィー ディ ロレンツォ セラフィニ(PHILOSOPHY DI LORENZO SERAFINI)」は「アルベルタ フェレッティ」に統合

BENETTON
OUT:アンドレア・インコントリ(Andrea Incontri)

BLUMARINE
OUT:ヴァルター・キアッポーニ(Walter Chiapponi)
IN:デヴィッド・コーマ(David Koma)

BOTTEGA VENETA
OUT:マチュー・ブレイジー(Matthieu Blazy)
IN:ルイーズ・トロッター(Louise Trotter)

CANADA GOOSE
IN:ハイダー・アッカーマン(Haider Ackermann)
※年に2回、カプセルコレクション「スノーグース by カナダグース」を制作

CARVEN
OUT:ルイーズ・トロッター

CALVIN KLEIN
IN:ヴェロニカ・レオーニ(Veronica Leoni)

CELINE
OUT:エディ・スリマン
IN:マイケル・ライダー(Michael Rider)

CHANEL
OUT:ヴィルジニー・ヴィアール(Virginie Viard)
IN:マチュー・ブレイジー

DRIES VAN NOTEN
OUT:ドリス・ヴァン・ノッテン
IN:ジュリアン・クロスナー(Julian Klausner)
※内部昇格

FOXY
OUT:前田義子
IN:前田華子
※「アディアム(ADEAM)」と兼任

FENDI
OUT:キム・ジョーンズ(Kim Jones)
※「ディオール(DIOR)」のメンズに専念

GEORGE JENSEN
IN:パウラ・ジェルバーゼ(Paula Gerbase)

GIVENCHY
IN:サラ・バートン(Sarah Burton)

HELMUT LANG
OUT:ピーター・ドゥ(Peter Do)

JOSEPH
IN:マリオ・アリーナ(Mario Arena)

LANVIN
IN:ピーター・コッピング(Peter Copping)

MAISON MARGIELA
OUT:ジョン・ガリアーノ

MARCELO BURLON COUNTY OF MILAN
OUT:マルセロ・ブロン(Marcelo Burlon)
※今後はデザインチームがコレクションを制作

MISSONI
OUT:フィリッポ・グラツィオーリ(Filippo Grazioli)
IN:アルベルト・カリーリ(Arberto Caliri)
※内部昇格

MOSCHINO
IN:エードリアン・アピオラッザ(Adrian Appiolaza)

OAMC
OUT:ルーク・メイヤー(Luke Meier)
※今後はデザインチームがコレクションを制作
※メイヤーは「ジル サンダー(JIL SANDER)」に専念

SERGIO ROSSI
IN:ポール・アンドリュー(Paul Andrew)

THEORY
OUT:ジェフリー・カリンスキー(Jeffrey Kalinsky)

THEORY PROJECT
OUT:ルカ・オッセンドライバー(Lucas Ossendrijver)

TOM FORD
OUT:ピーター・ホーキングス(Peter Hawkings)
IN:ハイダー・アッカーマン

UNIQLO
IN:クレア・ワイト・ケラー(Clare Waight Keller)

VALENTINO
OUT:ピエールパオロ・ピッチョーリ
IN:アレッサンドロ・ミケーレ

Y/PROJECT
OUT:グレン・マーティンス(Glenn Martens)
※「ディーゼル(DIESEL)」に専念
※25年にはグレン・マーティンスとして「H&M」とのコラボも予定

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フォトグラファー小田駿一による「ブループリント」 VOL.1は唾奇とイル・ボスティーノがW表紙

フォトグラファー小田駿一によるヒップホップカルチャー誌「ブループリント ザ マガジン(BLUEPRINT THE MAGAZINE以下、ブループリント)」はこのほど、5月の創刊以来、2号目となるVOL.1を発売した。価格は1650円で、発売元はapples&oranges。公式サイトやアマゾンなどで取り扱う。

今号の表紙を飾るのは、沖縄出身のラッパーである唾奇と、ヒップホップクルー「ザ ブルー ハーブ(THA BLUE HERB)」メンバーのイル・ボスティーノ(ILL-BOSSTINO)だ。1万字を超える両者のロングインタビューのほか、ジャンメン(JNKMN)やDJタツキ(TATSUKI)、ブルックリン・ヤス(BROOKLYN YAS)などの完全独占インタビューが見どころになっている。

「ブループリント」はヒップホップの魅力を発信する目的で、雑誌事業のみならず、ライブ事業と物販事業の3本柱で構成している。次回のライブ「ブループリント ザ ライブ VOL.2」は2025年2月8日に、東京・渋谷のナイトクラブ「ハーレム(HARLEM)」で開催する。詳細は順次発表予定。

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フォトグラファー小田駿一による「ブループリント」 VOL.1は唾奇とイル・ボスティーノがW表紙

フォトグラファー小田駿一によるヒップホップカルチャー誌「ブループリント ザ マガジン(BLUEPRINT THE MAGAZINE以下、ブループリント)」はこのほど、5月の創刊以来、2号目となるVOL.1を発売した。価格は1650円で、発売元はapples&oranges。公式サイトやアマゾンなどで取り扱う。

今号の表紙を飾るのは、沖縄出身のラッパーである唾奇と、ヒップホップクルー「ザ ブルー ハーブ(THA BLUE HERB)」メンバーのイル・ボスティーノ(ILL-BOSSTINO)だ。1万字を超える両者のロングインタビューのほか、ジャンメン(JNKMN)やDJタツキ(TATSUKI)、ブルックリン・ヤス(BROOKLYN YAS)などの完全独占インタビューが見どころになっている。

「ブループリント」はヒップホップの魅力を発信する目的で、雑誌事業のみならず、ライブ事業と物販事業の3本柱で構成している。次回のライブ「ブループリント ザ ライブ VOL.2」は2025年2月8日に、東京・渋谷のナイトクラブ「ハーレム(HARLEM)」で開催する。詳細は順次発表予定。

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「ロンシャン」3代目が語る 「創造力とは冷蔵庫の余り物から一品作り上げる力」の意味

PROFILE: ソフィ・ドゥラフォンテーヌ/「ロンシャン」クリエイティブ・ディレクター

ソフィ・ドゥラフォンテーヌ/「ロンシャン」クリエイティブ・ディレクター
PROFILE: 「ロンシャン」創業家の3代目。1968年にフランスに生まれる。1995年の入社以来、長きにわたりクリエイティブ・ディレクターとしてメゾンを統括している PHOTO:KAZUO YOSHIDA

「ロンシャン(LONGCHAMP)」は近年、“現代のパリジェンヌ”を題材にコレクションを発表している。パリジェンヌといえば、トレンチコートやバギーパンツ、赤リップを身につけたパリ生まれの女性を想像するが、同ブランドが打ち出すのは、多様なバックグラウンドを持ちながらパリで人生を謳歌する女性たちだ。彼女たちの生き方や哲学に着想したコレクションを発表し、誰もがパリジェンヌになれると訴える。このほど来日したソフィ・ドゥラフォンテーヌ(Sophie Delafontaine)クリエイティブ・ディレクターに、2025年夏コレクションやアイコンバッグに抱く思い、ファミリービジネスの功罪、バッグ市場の見解などを聞いた。

夏コレクションの着想源は家庭菜園

WWD:2025年の夏コレクションについて教えてほしい。

ソフィ・ドゥラフォンテーヌ(以下、ドゥラフォンテーヌ):今季は「“現代のパリジェンヌ”がパリ郊外の菜園で家族や友人と過ごす姿」をルックで表現した。ガーデナーのエプロンに着想したドレスは、コレクションの象徴的な存在だ。あたたかなギンガムチェックを取り入れたルックも多く登場する。カラーパレットにも注目してほしい。「LIVE GREEN」をテーマに掲げ、夏の自然を思わせるグリーンをキーカラーとして打ち出しつつ、ビーツやアーティチョークなど、さまざまな野菜由来のカラーを取り入れた。

WWD:25年春コレクションは、ピンクをふんだんに取り入れた都会的なルックが印象的だった。今季、舞台をパリ郊外に移したのはなぜか?

ドゥラフォンテーヌ:大都会が持つエネルギーももちろん好きだが、時に喧騒から逃れ、自然に身を委ねたくなる。私自身、週末にファミリーハウスで過ごす穏やかな時間は、ただ楽しいだけでなくリセットの時間にもなっている。都会に生きるからこそ、自然と触れ合う時間を大切にしたい。その思いをコレクションで表現した。

WWD:今季は「菜園」がキーワードになっている。個人的な思い入れがあるのか?

ドゥラフォンテーヌ:若年層を中心に、「何を食べているのか」「それらがどのように作られたのか」に意識的になっている印象がある。私自身もパリ近郊の住居と南フランスの別荘に2つ菜園を持っており、家族や友人とトマトやズッキーニを育てたり、収穫した野菜でサラダを作るなど、家庭菜園を楽しんでいる。収穫した野菜から季節を感じられるのも、都会ではなかなか体験できないことだろう。

WWD:バッグもコレクションテーマを体現している。

ドゥラフォンテーヌ:野菜由来のカラーやギンガムチェックで彩った“ル ロゾ”はもちろん、青果市場に行くときに使用するバッグに着想したアイテム(※ルック画像2枚目)も今季らしいアイテムだ。

アイコニックなバッグの数々

WWD:「ロンシャン」と言えばバッグを思い浮かべる人も多い。まずは、代表格の“ル プリアージュ”について教えてほしい。

ドゥラフォンテーヌ:“ル プリアージュ”は、私の父が作ったバッグだ。シンプルでアイコニックな佇まいを両立するのは至難の技だが、“ル プリアージュ”は発売当初から実現している。「軽さ」「多彩さ」「自由さ」など、「ロンシャン」のモノ作りのスピリットを体現しているのも、ロングセラーである理由だろう。これまでさまざまなカラーや素材、コラボレーションを試してきたが、“ル プリアージュ”の可能性は無限。これからも世代や性別、国籍を問わず愛されるバッグであり続けたいと思う。

WWD:“ル ロゾ”も30周年を迎え、ロングセラーのバッグとして名高い。

ドゥラフォンテーヌ:流行り廃りが激しいファッション業界において、時代を超え愛されるバッグを生み出せたことを誇りに思う。“ル ロゾ”はこれまで、さまざまなデザインを試してきた。発売当初は、スマートフォンもなく荷物が多くなりがちだったため、“ル ロゾ”のサイズ感は多くの人々の心をつかんだことだろう。

WWD:比較的新しい“リプレイ”シリーズも、着実にファンを増やしている。

ドゥラフォンテーヌ:“リプレイ”は、メゾンで眠っていたストック素材をバッグに活用したシリーズだ。そのため、ストラップをバスケット型のバッグにしたり、レザーをクロスボディバッグにしたりと、使用する素材やカラーはシーズンごとに異なる。ただサステナブルなだけでない、素材やサプライヤーにこだわりを持つ「ロンシャン」ならではのシリーズだと言えるだろう。

WWD:「ロンシャン」は、ただサステナビリティに向き合うだけでなく、楽しみながらエコフレンドリーなモノ作りに取り組んでいるのが印象的だ。

ドゥラフォンテーヌ:サステナビリティとは、本来楽しく喜びをもたらすもの。そしてファッションの醍醐味も、装う楽しさを届けることだ。“リプレイ”を生み出す過程は、レシピを持って買い物へ行くというより、冷蔵庫の余り物をもとに料理する感覚に近い。ちょうど祖母が残ったフランスパンでフレンチトーストを作るように、材料を目の前に置き、そこから何かを生み出せるようなクリエイティビティーが求められている。

ファミリービジネスが広げるブランドの可能性

WWD:「ロンシャン」は、伝統的にファミリービジネスの形態をとっている。

ドゥラフォンテーヌ:ファミリービジネスは何事も長期的な視点に立ち考えられるのが強みだ。例えば、父が初来日した1960年代から、私たち家族、すなわち「ロンシャン」と日本の関係は絶えず続いている。加えて、家族だからこそ何事も率直に打ち明けられる。兄弟から「このバッグは良くない」と厳しい意見をもらうこともあるが、それもより良い商品を企画・製作するため。私も主張するため議論は続くが、5日後にはいつも通りの会話をしている。集まるのが容易なため、決断が早いことも大きなアドバンテージだろう。

WWD:家族経営だからこそ、さまざまな世代が集まる。

ドゥラフォンテーヌ:私の父がそうであったように、私もクリエイティブ・ディレクターとして、好奇心を持って人や文化に触れてきた。その経験が娘や甥に影響を与えることもあるだろうが、私自身も彼女たちが持つ若年層の視点を必要としている。お互いをインスパイアし合っているからこそ、「ロンシャン」の世代を超えて愛されるプロダクトが誕生している。

WWD:日本市場をどう見ているか?

ドゥラフォンテーヌ:日本市場と欧州市場は年々似通ってきている。昔こそ日本は小さめのバッグ、欧州は大きめのバッグが売れ筋だったが、今年のベストセラーは全く同じだった。そもそも、「ロンシャン」は国境で分けて考えることはしない。どこで生まれたか、どこに住んでいるかより、その人のライフスタイルやパーソナリティーに基づいて検討している。

WWD:その姿勢は、ロンシャンが定義する“現代のパリジェンヌ”に重なる。

ドゥラフォンテーヌ:私たちのミューズは、さまざまなバックグラウンドを持ちながら、あるがままの自分を楽しんでいる女性。そして、プロダクトを通して自信を与えるのが私の仕事だ。今後もクリエイティブ・ディレクターとしての役割を全うし、“現代のパリジェンヌ”が持つエネルギーをコレクションで表現し続けたい。

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「ロンシャン」3代目が語る 「創造力とは冷蔵庫の余り物から一品作り上げる力」の意味

PROFILE: ソフィ・ドゥラフォンテーヌ/「ロンシャン」クリエイティブ・ディレクター

ソフィ・ドゥラフォンテーヌ/「ロンシャン」クリエイティブ・ディレクター
PROFILE: 「ロンシャン」創業家の3代目。1968年にフランスに生まれる。1995年の入社以来、長きにわたりクリエイティブ・ディレクターとしてメゾンを統括している PHOTO:KAZUO YOSHIDA

「ロンシャン(LONGCHAMP)」は近年、“現代のパリジェンヌ”を題材にコレクションを発表している。パリジェンヌといえば、トレンチコートやバギーパンツ、赤リップを身につけたパリ生まれの女性を想像するが、同ブランドが打ち出すのは、多様なバックグラウンドを持ちながらパリで人生を謳歌する女性たちだ。彼女たちの生き方や哲学に着想したコレクションを発表し、誰もがパリジェンヌになれると訴える。このほど来日したソフィ・ドゥラフォンテーヌ(Sophie Delafontaine)クリエイティブ・ディレクターに、2025年夏コレクションやアイコンバッグに抱く思い、ファミリービジネスの功罪、バッグ市場の見解などを聞いた。

夏コレクションの着想源は家庭菜園

WWD:2025年の夏コレクションについて教えてほしい。

ソフィ・ドゥラフォンテーヌ(以下、ドゥラフォンテーヌ):今季は「“現代のパリジェンヌ”がパリ郊外の菜園で家族や友人と過ごす姿」をルックで表現した。ガーデナーのエプロンに着想したドレスは、コレクションの象徴的な存在だ。あたたかなギンガムチェックを取り入れたルックも多く登場する。カラーパレットにも注目してほしい。「LIVE GREEN」をテーマに掲げ、夏の自然を思わせるグリーンをキーカラーとして打ち出しつつ、ビーツやアーティチョークなど、さまざまな野菜由来のカラーを取り入れた。

WWD:25年春コレクションは、ピンクをふんだんに取り入れた都会的なルックが印象的だった。今季、舞台をパリ郊外に移したのはなぜか?

ドゥラフォンテーヌ:大都会が持つエネルギーももちろん好きだが、時に喧騒から逃れ、自然に身を委ねたくなる。私自身、週末にファミリーハウスで過ごす穏やかな時間は、ただ楽しいだけでなくリセットの時間にもなっている。都会に生きるからこそ、自然と触れ合う時間を大切にしたい。その思いをコレクションで表現した。

WWD:今季は「菜園」がキーワードになっている。個人的な思い入れがあるのか?

ドゥラフォンテーヌ:若年層を中心に、「何を食べているのか」「それらがどのように作られたのか」に意識的になっている印象がある。私自身もパリ近郊の住居と南フランスの別荘に2つ菜園を持っており、家族や友人とトマトやズッキーニを育てたり、収穫した野菜でサラダを作るなど、家庭菜園を楽しんでいる。収穫した野菜から季節を感じられるのも、都会ではなかなか体験できないことだろう。

WWD:バッグもコレクションテーマを体現している。

ドゥラフォンテーヌ:野菜由来のカラーやギンガムチェックで彩った“ル ロゾ”はもちろん、青果市場に行くときに使用するバッグに着想したアイテム(※ルック画像2枚目)も今季らしいアイテムだ。

アイコニックなバッグの数々

WWD:「ロンシャン」と言えばバッグを思い浮かべる人も多い。まずは、代表格の“ル プリアージュ”について教えてほしい。

ドゥラフォンテーヌ:“ル プリアージュ”は、私の父が作ったバッグだ。シンプルでアイコニックな佇まいを両立するのは至難の技だが、“ル プリアージュ”は発売当初から実現している。「軽さ」「多彩さ」「自由さ」など、「ロンシャン」のモノ作りのスピリットを体現しているのも、ロングセラーである理由だろう。これまでさまざまなカラーや素材、コラボレーションを試してきたが、“ル プリアージュ”の可能性は無限。これからも世代や性別、国籍を問わず愛されるバッグであり続けたいと思う。

WWD:“ル ロゾ”も30周年を迎え、ロングセラーのバッグとして名高い。

ドゥラフォンテーヌ:流行り廃りが激しいファッション業界において、時代を超え愛されるバッグを生み出せたことを誇りに思う。“ル ロゾ”はこれまで、さまざまなデザインを試してきた。発売当初は、スマートフォンもなく荷物が多くなりがちだったため、“ル ロゾ”のサイズ感は多くの人々の心をつかんだことだろう。

WWD:比較的新しい“リプレイ”シリーズも、着実にファンを増やしている。

ドゥラフォンテーヌ:“リプレイ”は、メゾンで眠っていたストック素材をバッグに活用したシリーズだ。そのため、ストラップをバスケット型のバッグにしたり、レザーをクロスボディバッグにしたりと、使用する素材やカラーはシーズンごとに異なる。ただサステナブルなだけでない、素材やサプライヤーにこだわりを持つ「ロンシャン」ならではのシリーズだと言えるだろう。

WWD:「ロンシャン」は、ただサステナビリティに向き合うだけでなく、楽しみながらエコフレンドリーなモノ作りに取り組んでいるのが印象的だ。

ドゥラフォンテーヌ:サステナビリティとは、本来楽しく喜びをもたらすもの。そしてファッションの醍醐味も、装う楽しさを届けることだ。“リプレイ”を生み出す過程は、レシピを持って買い物へ行くというより、冷蔵庫の余り物をもとに料理する感覚に近い。ちょうど祖母が残ったフランスパンでフレンチトーストを作るように、材料を目の前に置き、そこから何かを生み出せるようなクリエイティビティーが求められている。

ファミリービジネスが広げるブランドの可能性

WWD:「ロンシャン」は、伝統的にファミリービジネスの形態をとっている。

ドゥラフォンテーヌ:ファミリービジネスは何事も長期的な視点に立ち考えられるのが強みだ。例えば、父が初来日した1960年代から、私たち家族、すなわち「ロンシャン」と日本の関係は絶えず続いている。加えて、家族だからこそ何事も率直に打ち明けられる。兄弟から「このバッグは良くない」と厳しい意見をもらうこともあるが、それもより良い商品を企画・製作するため。私も主張するため議論は続くが、5日後にはいつも通りの会話をしている。集まるのが容易なため、決断が早いことも大きなアドバンテージだろう。

WWD:家族経営だからこそ、さまざまな世代が集まる。

ドゥラフォンテーヌ:私の父がそうであったように、私もクリエイティブ・ディレクターとして、好奇心を持って人や文化に触れてきた。その経験が娘や甥に影響を与えることもあるだろうが、私自身も彼女たちが持つ若年層の視点を必要としている。お互いをインスパイアし合っているからこそ、「ロンシャン」の世代を超えて愛されるプロダクトが誕生している。

WWD:日本市場をどう見ているか?

ドゥラフォンテーヌ:日本市場と欧州市場は年々似通ってきている。昔こそ日本は小さめのバッグ、欧州は大きめのバッグが売れ筋だったが、今年のベストセラーは全く同じだった。そもそも、「ロンシャン」は国境で分けて考えることはしない。どこで生まれたか、どこに住んでいるかより、その人のライフスタイルやパーソナリティーに基づいて検討している。

WWD:その姿勢は、ロンシャンが定義する“現代のパリジェンヌ”に重なる。

ドゥラフォンテーヌ:私たちのミューズは、さまざまなバックグラウンドを持ちながら、あるがままの自分を楽しんでいる女性。そして、プロダクトを通して自信を与えるのが私の仕事だ。今後もクリエイティブ・ディレクターとしての役割を全うし、“現代のパリジェンヌ”が持つエネルギーをコレクションで表現し続けたい。

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元アパレル販売員の整体師に聞く、販売員のためのお疲れリセット術

年も暮れるし、1年の溜まった疲れをリフレッシュしたいーー。そんなふうに思っているファッション&ビューティ業界人も多いことだろう。パソコンとにらめっこの毎日で、「首肩の硬さでは誰にも負けない」というバックオフィス社員。立ちっぱなしの毎日で、そろそろ足腰が限界を迎えている販売員。そんな皆さんを満身創痍の体から解き放ってくれるのが整体師だ。

東京・都立大学駅から徒歩5分のアパートの一室に「やくも整体院」が今年6月に開業した。オーナー整体師の若林篤史さんは、元アパレル販売員という異色の経歴の持ち主。丁寧かつ的確な施術を受けながら、立ち仕事の販売員が酷使しがちな体の部位、仕事の合間にもできるコリ・疲れ対策のストレッチや姿勢の工夫について、販売員の経験を交えながらアドバイスしてもらった。

WWD:すてきな整体院ですね。

若林:ありがとうございます。整体院なので清潔感が第一ですが、インテリアや音楽も好きなので、これから少しずつ自分らしい空間にしていきたいと思っています。

WWD:元々アパレルの販売員をされていたと聞きました。

若林:長くメンズファッションブランドの販売職をしていました。当時は体の線が今よりも全然細かったので、体をもっと大きくしようとジムに通い始めたんです。それをきっかけに、筋肉や骨格など、人体そのものにも興味が湧いていって。一念発起して仕事を辞めたのが2019年でした。国の助成金制度も活用して専門学校に3年ほど通って柔道整復師の国家資格を取得し、整骨院で2年ほど経験を積んでから、今年6月に独立・開院しました。

WWD:販売員時代に整体のお世話になっていたこともあった?

若林:幸い体は丈夫で、それは全然なかったですね(笑)。

WWD:開院して半年経ちましたが、進捗はいかがですか?

若林:最初は赤字覚悟でした。インスタ経由の完全予約制でひっそりと始め、施術者は僕1人だけ。店の近くに看板も出していないので、めちゃくちゃ分かりにくいと思います。でも幸いなことに、アパレル時代の知り合いが訪ねて来てくれたり、そこから口コミで広めてくれたりして。結構リピーターも増えてきているんですよ。

WWD:得意な施術は?

若林:手技(マッサージ)はもちろんですが、電気を使ってピンポイントに痛みをとる施術には自信があります。少しだけ体験してみませんか?

WWD:では、お言葉に甘えて。

若林:肩と首がガチガチですね。働きすぎじゃありませんか?大胸筋と腸腰筋もなかなかですね。

WWD:あいたたた。もう大丈夫です。……あれ、ちょっと触っていただいただけなのに、すごくラクになりました。ありがとうございます。ところで若林さんは元アパレル販売員ということで、お疲れの販売員にアドバイスはありませんか?

若林:でしたら、まずは正しい立ち姿勢からお伝えしましょうか。販売員の方って、基本的に前傾姿勢になりすぎている傾向があります。おそらく、お客さまをお出迎えしたり、接客したりするときに、ちょっとかしこまる感じで、体が前屈みになるからなんですよね。前腿とお尻のあたりが張ってしまって、腰痛などの原因にもなっていきます。

WWD:なるほど。負担のない立ち方のコツは?

若林:カンタンです。足の親指と小指の付け根、それからかかとの3つの点が接地しているかを確認してみてください。おそらく販売員の方は、かかとが浮いてしまっている方が多いのではないでしょうか。まずは、この3点で立つことを意識するだけでも、だいぶ変わるはずです。

それから販売員さんだと、店頭の品出しや整理で屈んだりする動作がキツいですよね。低いところの作業をするときは、横着をせず、「膝をしっかり曲げて」屈んでください。これも腰への負担を減らすポイントです。

WWD:仕事の合間にできそうなストレッチはありますか?

若林:お客さまの波が切れたタイミングで手軽にできて、かつ店長に怒られないような手軽なものを教えましょう(笑)。1つめはカンタン。片足立ちになって、体の後ろでつま先を持つだけ。これで縮こまった前腿を引き伸ばせます。片足10秒ずつくらいやってみてください。

次はこちら。体育の授業でよくやったアキレス腱を伸ばす運動に似て見えるんですが、効かせる場所はそけい部、つまり太ももの付け根のあたりを意識してください。少し反り返るようなイメージでやるといいと思います。

最後はこちら。休憩室の椅子に座ってやってみてください。足首をもう片方の膝に乗せて、体をグッと地面の方に伸ばします。お尻のあたりが引き伸ばされる感じがしませんか?

これらの3つを行うことで、前腿、そけい部、お尻の筋肉をほぐして、立ち仕事の疲れや重さ、だるさを軽減できるはず。大前提として、最初にお伝えした「3点で立つ」ことを意識してくださいね。それでも取れない疲れや辛さがあれば、当院にお越しください(笑)。

WWD:アパレルの仕事が今に生きていることはありますか?

若林:独立する前から「若林さんって丁寧だね」と褒められることは多かったように思います。言葉づかいや接遇の丁寧さは販売員時代にすごく意識していて、鍛えられた部分です。アパレルも整体師も、ざっくり言って“接客業”ということに変わりはないので。整体師としての技量だけでなく、お客さまのコミュニケーションはすごく大事だと思っています。

洋服を売るときも、その人の「欲しい」の裏側にある色やテイストの好み、暮らしまで見えてくると、より良い提案ができることを学びました。整体でもそれは同じで、じっくりお話をしたり、施術の回数を重ねる中でその人の暮らしや仕事、クセなどが想像できるようになってきて、的確な施術につながるのだと思います。

WWD:アパレルの仕事とは全く違うことも?

若林:やっぱり、人の体を預かるという責任は大きいですね。力の入れ方や圧をかける部分を間違えると、かえって状態を悪くしてしまいかねません。それから、アパレル時代はお客さまに「また来ていただきたい」と願ったものですが、整骨院では施術を受けた方ががずっと調子が良くなって、もう二度と来なくてよければ、それが一番だと思っていました。

ただこの「やくも整体院」は少し違うスタンスでやっていきたくて。一般的な整体院は回によって担当が変わることもありますし、繁忙期は十分にカウンセリングができないこともありますが、ここでは僕1人がカウンセリングから施術まで一貫して担当します。一度の訪問で終わらず、その後も定期的にご来院いただきながら、常に体を良い状態に保って頂きたい。体が徐々にいい方向に変わっていくことを、一緒に感動したり、喜んだりしながら、お客さま一人一人に寄り添える整体院にできればいいなと思っています。

■やくも整体院

住所:目黒区八雲1-12-20 アクティ八雲105
営業時間:10時〜21時(最終受付)
※インスタグラム(@yakumoseitai)から完全予約制
定休日:不定休

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元アパレル販売員の整体師に聞く、販売員のためのお疲れリセット術

年も暮れるし、1年の溜まった疲れをリフレッシュしたいーー。そんなふうに思っているファッション&ビューティ業界人も多いことだろう。パソコンとにらめっこの毎日で、「首肩の硬さでは誰にも負けない」というバックオフィス社員。立ちっぱなしの毎日で、そろそろ足腰が限界を迎えている販売員。そんな皆さんを満身創痍の体から解き放ってくれるのが整体師だ。

東京・都立大学駅から徒歩5分のアパートの一室に「やくも整体院」が今年6月に開業した。オーナー整体師の若林篤史さんは、元アパレル販売員という異色の経歴の持ち主。丁寧かつ的確な施術を受けながら、立ち仕事の販売員が酷使しがちな体の部位、仕事の合間にもできるコリ・疲れ対策のストレッチや姿勢の工夫について、販売員の経験を交えながらアドバイスしてもらった。

WWD:すてきな整体院ですね。

若林:ありがとうございます。整体院なので清潔感が第一ですが、インテリアや音楽も好きなので、これから少しずつ自分らしい空間にしていきたいと思っています。

WWD:元々アパレルの販売員をされていたと聞きました。

若林:長くメンズファッションブランドの販売職をしていました。当時は体の線が今よりも全然細かったので、体をもっと大きくしようとジムに通い始めたんです。それをきっかけに、筋肉や骨格など、人体そのものにも興味が湧いていって。一念発起して仕事を辞めたのが2019年でした。国の助成金制度も活用して専門学校に3年ほど通って柔道整復師の国家資格を取得し、整骨院で2年ほど経験を積んでから、今年6月に独立・開院しました。

WWD:販売員時代に整体のお世話になっていたこともあった?

若林:幸い体は丈夫で、それは全然なかったですね(笑)。

WWD:開院して半年経ちましたが、進捗はいかがですか?

若林:最初は赤字覚悟でした。インスタ経由の完全予約制でひっそりと始め、施術者は僕1人だけ。店の近くに看板も出していないので、めちゃくちゃ分かりにくいと思います。でも幸いなことに、アパレル時代の知り合いが訪ねて来てくれたり、そこから口コミで広めてくれたりして。結構リピーターも増えてきているんですよ。

WWD:得意な施術は?

若林:手技(マッサージ)はもちろんですが、電気を使ってピンポイントに痛みをとる施術には自信があります。少しだけ体験してみませんか?

WWD:では、お言葉に甘えて。

若林:肩と首がガチガチですね。働きすぎじゃありませんか?大胸筋と腸腰筋もなかなかですね。

WWD:あいたたた。もう大丈夫です。……あれ、ちょっと触っていただいただけなのに、すごくラクになりました。ありがとうございます。ところで若林さんは元アパレル販売員ということで、お疲れの販売員にアドバイスはありませんか?

若林:でしたら、まずは正しい立ち姿勢からお伝えしましょうか。販売員の方って、基本的に前傾姿勢になりすぎている傾向があります。おそらく、お客さまをお出迎えしたり、接客したりするときに、ちょっとかしこまる感じで、体が前屈みになるからなんですよね。前腿とお尻のあたりが張ってしまって、腰痛などの原因にもなっていきます。

WWD:なるほど。負担のない立ち方のコツは?

若林:カンタンです。足の親指と小指の付け根、それからかかとの3つの点が接地しているかを確認してみてください。おそらく販売員の方は、かかとが浮いてしまっている方が多いのではないでしょうか。まずは、この3点で立つことを意識するだけでも、だいぶ変わるはずです。

それから販売員さんだと、店頭の品出しや整理で屈んだりする動作がキツいですよね。低いところの作業をするときは、横着をせず、「膝をしっかり曲げて」屈んでください。これも腰への負担を減らすポイントです。

WWD:仕事の合間にできそうなストレッチはありますか?

若林:お客さまの波が切れたタイミングで手軽にできて、かつ店長に怒られないような手軽なものを教えましょう(笑)。1つめはカンタン。片足立ちになって、体の後ろでつま先を持つだけ。これで縮こまった前腿を引き伸ばせます。片足10秒ずつくらいやってみてください。

次はこちら。体育の授業でよくやったアキレス腱を伸ばす運動に似て見えるんですが、効かせる場所はそけい部、つまり太ももの付け根のあたりを意識してください。少し反り返るようなイメージでやるといいと思います。

最後はこちら。休憩室の椅子に座ってやってみてください。足首をもう片方の膝に乗せて、体をグッと地面の方に伸ばします。お尻のあたりが引き伸ばされる感じがしませんか?

これらの3つを行うことで、前腿、そけい部、お尻の筋肉をほぐして、立ち仕事の疲れや重さ、だるさを軽減できるはず。大前提として、最初にお伝えした「3点で立つ」ことを意識してくださいね。それでも取れない疲れや辛さがあれば、当院にお越しください(笑)。

WWD:アパレルの仕事が今に生きていることはありますか?

若林:独立する前から「若林さんって丁寧だね」と褒められることは多かったように思います。言葉づかいや接遇の丁寧さは販売員時代にすごく意識していて、鍛えられた部分です。アパレルも整体師も、ざっくり言って“接客業”ということに変わりはないので。整体師としての技量だけでなく、お客さまのコミュニケーションはすごく大事だと思っています。

洋服を売るときも、その人の「欲しい」の裏側にある色やテイストの好み、暮らしまで見えてくると、より良い提案ができることを学びました。整体でもそれは同じで、じっくりお話をしたり、施術の回数を重ねる中でその人の暮らしや仕事、クセなどが想像できるようになってきて、的確な施術につながるのだと思います。

WWD:アパレルの仕事とは全く違うことも?

若林:やっぱり、人の体を預かるという責任は大きいですね。力の入れ方や圧をかける部分を間違えると、かえって状態を悪くしてしまいかねません。それから、アパレル時代はお客さまに「また来ていただきたい」と願ったものですが、整骨院では施術を受けた方ががずっと調子が良くなって、もう二度と来なくてよければ、それが一番だと思っていました。

ただこの「やくも整体院」は少し違うスタンスでやっていきたくて。一般的な整体院は回によって担当が変わることもありますし、繁忙期は十分にカウンセリングができないこともありますが、ここでは僕1人がカウンセリングから施術まで一貫して担当します。一度の訪問で終わらず、その後も定期的にご来院いただきながら、常に体を良い状態に保って頂きたい。体が徐々にいい方向に変わっていくことを、一緒に感動したり、喜んだりしながら、お客さま一人一人に寄り添える整体院にできればいいなと思っています。

■やくも整体院

住所:目黒区八雲1-12-20 アクティ八雲105
営業時間:10時〜21時(最終受付)
※インスタグラム(@yakumoseitai)から完全予約制
定休日:不定休

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aespaが109渋谷店や大阪・阿倍野店とコラボ ポップアップ限定アイテムやプレゼントキャンペーンなど

SHIBUYA109エンタテイメントが運営する渋谷109とマグネットバイ渋谷109、渋谷109阿倍野店は2025年1月2〜13日の期間、韓国のアイドルグループ、aespa(エスパ)を起用したコラボキャンペーン「渋谷109×エスパ ウィンターセール(SHIBUYA109×AESPA WINTER SALE)」を実施する。

aespaコラボキャンペーン
ポップアップやプレゼント企画など

コラボキャンペーンは、渋谷109のビル外壁、通称シリンダー部分をはじめ、館内外にキャンペーンビジュアルを飾るほか、渋谷スクランブル交差点の街頭ビジョンなどで、キャンペーン動画も放映。また館内BGMに同グループの楽曲や、オリジナルコメントを流すほか、渋谷109店内にフォトスポットも用意し、各種イベントを実施する。

1月2〜19日の期間、渋谷109と渋谷109阿倍野店でポップアップをオープンする。アクリルフォトスタンド(1700円)、ステッカーセット(1700円)、アクリルキーホルダー(1500円)、缶バッジ(660円)、コレクトブック(2200円)、マルチケース(2300円)、ナップザック(3500円)、アクリルカラビナ(1500円)など限定商品を販売するほか、先着でラッキーカード、1会計税込3000円以上の購入者に向けてフォトカードを配布する。ともに数量限定で無くなり次第終了する。

そのほか期間中に3店舗内で一定額以上の購入者に向けたプレゼントキャンペーンや、渋谷109公式X(旧ツイッター)でのプレゼントキャンペーン、渋谷109公式LINEアカウントでオリジナル待ち受け画像のプレゼントなども実施する。各イベントの詳細は公式サイトに記載する。

■渋谷109×エスパ ウィンターセール
日程:2025年1月2〜13日
場所:渋谷109、マグネットバイ渋谷109、渋谷109阿倍野店
※各イベントごとに会期が異なるため、公式サイトを要確認

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aespaが109渋谷店や大阪・阿倍野店とコラボ ポップアップ限定アイテムやプレゼントキャンペーンなど

SHIBUYA109エンタテイメントが運営する渋谷109とマグネットバイ渋谷109、渋谷109阿倍野店は2025年1月2〜13日の期間、韓国のアイドルグループ、aespa(エスパ)を起用したコラボキャンペーン「渋谷109×エスパ ウィンターセール(SHIBUYA109×AESPA WINTER SALE)」を実施する。

aespaコラボキャンペーン
ポップアップやプレゼント企画など

コラボキャンペーンは、渋谷109のビル外壁、通称シリンダー部分をはじめ、館内外にキャンペーンビジュアルを飾るほか、渋谷スクランブル交差点の街頭ビジョンなどで、キャンペーン動画も放映。また館内BGMに同グループの楽曲や、オリジナルコメントを流すほか、渋谷109店内にフォトスポットも用意し、各種イベントを実施する。

1月2〜19日の期間、渋谷109と渋谷109阿倍野店でポップアップをオープンする。アクリルフォトスタンド(1700円)、ステッカーセット(1700円)、アクリルキーホルダー(1500円)、缶バッジ(660円)、コレクトブック(2200円)、マルチケース(2300円)、ナップザック(3500円)、アクリルカラビナ(1500円)など限定商品を販売するほか、先着でラッキーカード、1会計税込3000円以上の購入者に向けてフォトカードを配布する。ともに数量限定で無くなり次第終了する。

そのほか期間中に3店舗内で一定額以上の購入者に向けたプレゼントキャンペーンや、渋谷109公式X(旧ツイッター)でのプレゼントキャンペーン、渋谷109公式LINEアカウントでオリジナル待ち受け画像のプレゼントなども実施する。各イベントの詳細は公式サイトに記載する。

■渋谷109×エスパ ウィンターセール
日程:2025年1月2〜13日
場所:渋谷109、マグネットバイ渋谷109、渋谷109阿倍野店
※各イベントごとに会期が異なるため、公式サイトを要確認

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編集長のiPhoneに残る写真&動画から振り返る 2024年の業界私的ニュース(上半期編)

今年も、残すところあとわずか。いろんなことがありました。記者という、名刺1枚でどこにも行けて、誰にも会える仕事をしていると、1年365日の間には、本当にいろんなことがあるんです。そこでこの記事では、私のiPhone16 Proの写真フォルダを振り返って、今年1年を超私的なコンテンツでプレイバック。まずは1〜6月のファッション&ビューティニュース(!?)です。

1月7日 ゴールデングローブ賞取材@ロサンゼルス

生放送でとにかく忙しない会場で
怒られ続けること2時間という新年の幕開け

新年最初の取材は、なんとゴールデングローブ賞!今年からオフィシャルシャンパンとして受賞者をもてなす「モエ・エ・シャンドン(MOET & CHANDON)」が彩るスペシャルなひとときの取材です!

男性のドレスコードは、ブラックもしくはネイビーのタキシード!食事は、世界に知れ渡る和食レストランの「NOBU」!!そしてマーゴット・ロビー(Margot Robbie)を筆頭にエマ・ストーン(Emma Stone)やマット・デイモン(Matt Damon)ら錚々たる各賞のノミネート候補たち!!!テンションは爆上がりです。取材前は、「ティモシー・シャラメ(Timothee Chalamet)のコメントとか、SNS用に撮れないかなぁ?」なんて思っていましたが、世界的レッドカーペットの舞台は、そんなに甘いものではありませんでした(笑)。長〜いレッドカーペットの両サイドは、進行方向に対して右側が大御所メディア、そして左側が各国もしくは新興メディアの取材スペース。特に左サイドのメディア勢は、数十cmおきに決められた取材スペースで、レッドカーペットを歩くセレブリティたちを待ち構えています。

つまり私は、レッドカーペットのどこにいても、取材するメディアには邪魔というワケ(泣)。どこにいても、どこかのメディアに「いつまでいるの?どいてくれない?」とか「邪魔なんですけど!」と怒られます。そんなレッドカーペットって、結構延々と続くんです。ゴールデングローブ賞の場合は、2時間弱位あったような……。ロサンゼルスとはいえ冬の屋外で、怒られながら2時間のレッドカーペット取材は、なかなかタフなものがありました。あんなに怒られたの、いつぶりかな(笑)?

肝心の授賞式は、全米に生中継されているからこそ、会場では常に「本番30秒前」などのカウントダウンが行われ、時間内に自分のテーブルに戻らないと、本番中は身動きできません(笑)。あまりに忙しないから、楽しみにしていた「ノブ(NOBU)」のご飯は、実に簡単なものでした。でも、「モエ・エ・シャンドン」が祝ったセレブレートな一夜は、24年はもちろん、一生涯の思い出になりました。

2月6日 カルティエ“トリニティ”100周年イベント@パリ

ページボーイが素敵なギフトをデリバリー
BLACKPINKのJisooらが勢揃い

2月は、パリへ。「カルティエ(CARTIER)」のアイコンジュエリー“トリニティ”の100周年を祝うイベントの取材です。ホワイトとイエロー、そしてピンクゴールドという3色のリングが重なり合う“トリニティ”のように、イベントは「3」をキーナンバーに多数のコンテンツを展開。例えば、パリのイベントはニューヨークとロンドンに次ぐ3番目のイベントだし、ゲストは3カ所に分かれてディナーを楽しんだ後でパーティー会場に集結。そして、ラビリンスとシーラ、ディプロの3人によるユニットのLSDがパリの夜を盛り上げました。BLACKPINKのジス(Jisoo)も来場です。

滞在先のホテルには、製品をデリバリーするサービス担当からコンシェルジュ的な役割まで、長きにわたり「カルティエ」のホスピタリティを象徴するページボーイがやってきて、パーティーの招待状とギフトを届けてくれました。感激です!

2月21日 2024-25年秋冬「ディーゼル」ミラノ・コレクション

日の丸を背負った“「ディーゼル」侍”に
地球の反対側のミラノで落涙

2月のコレクション取材は、ロンドンとミラノへ!感動したのは、「ディーゼル(DIESEL)」の2024-25年秋冬コレクションでした。このシーズンの「ディーゼル」は、スタートの72時間前から準備風景をライブ配信。ランウエイもライブ配信されましたが、同時に世界1000人のファン姿もライブ中継されて、ショー会場には彼らの姿を投影したデジタルサイネージが立ち並びました。巨大スクリーンに現れた世界のファンは、ずーっとメイクをしているドラァグクイーンとか、グリーンとレッドのカツラで踊り狂っている男女、そして豊満なバディを見せつけるおねーさんまで、多種多様で自由奔放です。

そんな強者たちが勢揃いしたデジタル空間で唯一(!?)の日本人は、「ディーゼル」の高木克海エグゼクティブスタイリスト。数分で締め切った応募の申し込みに成功し、当日は会社を早退。真っ白の全身タイツに真っ赤な顔という日の丸ルックで登場してくれました。なんかもう、泣けてきます(笑)。どうも年を取ると涙脆くていけませんが、私がファッションショーで泣いたのは、キム・ジョーンズ(Kim Jones)による最後の「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」と、続くヴァージル・アブロー(Virgil Abloh)にとって最初の「ルイ・ヴィトン」、そして高木さんが登場した「ディーゼル」となりました(笑)。

4月10日 ウォッチズ&ワンダーズ@ジュネーブ

まさか私が「IWC」の時計に感動するなんて!
西暦4000年まで正確に時を刻む時計に感動

4月は、時計の季節。ジュネーブで開かれたハイエンド時計の展示会ウォッチズ&ワンダーズの取材です。「WWDJAPAN」も時計の記事はたくさんアップしていますが、やっぱりファッション好きな私にとって共感する時計はこれまで「カルティエ」や「ヴァン クリーフ&アーペル(VAN CLEEF&ARPELS)」「シャネル(CHANEL)」「エルメス(HERMES)」「ジャガー ルクルト(JAEGER LECOULTRE)」「グランドセイコー(GRAND SEIKO)」など、機構のみならず佇まいとしての美しさにも思いを馳せている時計でした。ところが、今年のウォッチズ&ワンダーズでは、まさか「IWC」の「ポルトギーゼ・エターナル・カレンダー」に感動!「4年に1回の閏年」はもちろん、「100で割り切れる年は閏年ではない」さらに「400で割り切れる年は閏年である」などの例外規定にも対応し、まだ閏年になるかならないか決まっていないという西暦4000年までは正しい日時を刻むという、ゴリゴリの機構時計に感動したのです。

いやぁ、こんな小さな時計から西暦4000年に思いを馳せることができるなんて、本当にロマンですよね。精緻な時計なのに、凛とした美しさも感じる時計。時計取材を重ねると、どんどん好きになる時計や時計ブランドが増えていきます。洋服も、時計も、好きなだけ買えたらいいのに(笑)!

5月13日 「グッチ」2025年クルーズ・コレクション@ロンドン

創業者グッチオ・グッチが働いた
ホテルのエレベーターは本当に赤かった!

5月は、「グッチ(GUCCI)」の2025年クルーズ・コレクションの取材のため、ロンドンへ。ロンドンには創業者グッチオ・グッチ(Guccio Gucci)が働いたサヴォイ・ホテルがあり、現クリエイティブ・ディレクターのサバト・デ・サルノ(Sabato De Sarno)は、このホテルのエレベーターの赤を新生「グッチ」のキーカラーに定めています。今回は実に幸運なことに、このサヴォイ・ホテルが宿泊先です。

となると気になるのは、「エレベーターは、本当に赤いのか?」ですよね?ホテルのスタッフに聞いて、少し脇のエレベーターを開けると、やっぱり赤!なんか嬉しい!せっかくなので、「ロッソ アンコーラ」という、サバトがエレベーターの色にインスパイアされた赤色のシャツを羽織って撮影してみました。完全に同化しています(笑)。

6月1日 「オーデマ ピゲ」新作発表イベント@ミラノ

日本では買えない「レイバン」と「メタ」
のコラボスマートサングラスを入手

6月はミラノで、「オーデマ ピゲ(AUDEMARS PIGUET)」の新作、そして現地で開かれた展覧会「シェイピングマテリアルズ」を取材しました。この出張で私がゲットしたのは、「レイバン(RAY-BAN)」とメタ社がコラボしたスマートサングラス。音楽が聴けて、通話ができて、写真が撮れて、最大60秒の動画まで撮影できます。

早速このスマートサングラスで展覧会を動画撮影すると、こんなカンジ。実際、写真よりも動画の方が面白いコンテンツが撮れそうです。これを機に、私のサングラスでの撮影が始まりました(笑)。まだまだうまくいかないけれど、来年のコレクションでは、スマートサングラスで撮影した動画をみなさんにたくさんお披露目したいと思います。

7月からの後半戦は、次の記事をお楽しみに!

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編集長のiPhoneに残る写真&動画から振り返る 2024年の業界私的ニュース(上半期編)

今年も、残すところあとわずか。いろんなことがありました。記者という、名刺1枚でどこにも行けて、誰にも会える仕事をしていると、1年365日の間には、本当にいろんなことがあるんです。そこでこの記事では、私のiPhone16 Proの写真フォルダを振り返って、今年1年を超私的なコンテンツでプレイバック。まずは1〜6月のファッション&ビューティニュース(!?)です。

1月7日 ゴールデングローブ賞取材@ロサンゼルス

生放送でとにかく忙しない会場で
怒られ続けること2時間という新年の幕開け

新年最初の取材は、なんとゴールデングローブ賞!今年からオフィシャルシャンパンとして受賞者をもてなす「モエ・エ・シャンドン(MOET & CHANDON)」が彩るスペシャルなひとときの取材です!

男性のドレスコードは、ブラックもしくはネイビーのタキシード!食事は、世界に知れ渡る和食レストランの「NOBU」!!そしてマーゴット・ロビー(Margot Robbie)を筆頭にエマ・ストーン(Emma Stone)やマット・デイモン(Matt Damon)ら錚々たる各賞のノミネート候補たち!!!テンションは爆上がりです。取材前は、「ティモシー・シャラメ(Timothee Chalamet)のコメントとか、SNS用に撮れないかなぁ?」なんて思っていましたが、世界的レッドカーペットの舞台は、そんなに甘いものではありませんでした(笑)。長〜いレッドカーペットの両サイドは、進行方向に対して右側が大御所メディア、そして左側が各国もしくは新興メディアの取材スペース。特に左サイドのメディア勢は、数十cmおきに決められた取材スペースで、レッドカーペットを歩くセレブリティたちを待ち構えています。

つまり私は、レッドカーペットのどこにいても、取材するメディアには邪魔というワケ(泣)。どこにいても、どこかのメディアに「いつまでいるの?どいてくれない?」とか「邪魔なんですけど!」と怒られます。そんなレッドカーペットって、結構延々と続くんです。ゴールデングローブ賞の場合は、2時間弱位あったような……。ロサンゼルスとはいえ冬の屋外で、怒られながら2時間のレッドカーペット取材は、なかなかタフなものがありました。あんなに怒られたの、いつぶりかな(笑)?

肝心の授賞式は、全米に生中継されているからこそ、会場では常に「本番30秒前」などのカウントダウンが行われ、時間内に自分のテーブルに戻らないと、本番中は身動きできません(笑)。あまりに忙しないから、楽しみにしていた「ノブ(NOBU)」のご飯は、実に簡単なものでした。でも、「モエ・エ・シャンドン」が祝ったセレブレートな一夜は、24年はもちろん、一生涯の思い出になりました。

2月6日 カルティエ“トリニティ”100周年イベント@パリ

ページボーイが素敵なギフトをデリバリー
BLACKPINKのJisooらが勢揃い

2月は、パリへ。「カルティエ(CARTIER)」のアイコンジュエリー“トリニティ”の100周年を祝うイベントの取材です。ホワイトとイエロー、そしてピンクゴールドという3色のリングが重なり合う“トリニティ”のように、イベントは「3」をキーナンバーに多数のコンテンツを展開。例えば、パリのイベントはニューヨークとロンドンに次ぐ3番目のイベントだし、ゲストは3カ所に分かれてディナーを楽しんだ後でパーティー会場に集結。そして、ラビリンスとシーラ、ディプロの3人によるユニットのLSDがパリの夜を盛り上げました。BLACKPINKのジス(Jisoo)も来場です。

滞在先のホテルには、製品をデリバリーするサービス担当からコンシェルジュ的な役割まで、長きにわたり「カルティエ」のホスピタリティを象徴するページボーイがやってきて、パーティーの招待状とギフトを届けてくれました。感激です!

2月21日 2024-25年秋冬「ディーゼル」ミラノ・コレクション

日の丸を背負った“「ディーゼル」侍”に
地球の反対側のミラノで落涙

2月のコレクション取材は、ロンドンとミラノへ!感動したのは、「ディーゼル(DIESEL)」の2024-25年秋冬コレクションでした。このシーズンの「ディーゼル」は、スタートの72時間前から準備風景をライブ配信。ランウエイもライブ配信されましたが、同時に世界1000人のファン姿もライブ中継されて、ショー会場には彼らの姿を投影したデジタルサイネージが立ち並びました。巨大スクリーンに現れた世界のファンは、ずーっとメイクをしているドラァグクイーンとか、グリーンとレッドのカツラで踊り狂っている男女、そして豊満なバディを見せつけるおねーさんまで、多種多様で自由奔放です。

そんな強者たちが勢揃いしたデジタル空間で唯一(!?)の日本人は、「ディーゼル」の高木克海エグゼクティブスタイリスト。数分で締め切った応募の申し込みに成功し、当日は会社を早退。真っ白の全身タイツに真っ赤な顔という日の丸ルックで登場してくれました。なんかもう、泣けてきます(笑)。どうも年を取ると涙脆くていけませんが、私がファッションショーで泣いたのは、キム・ジョーンズ(Kim Jones)による最後の「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」と、続くヴァージル・アブロー(Virgil Abloh)にとって最初の「ルイ・ヴィトン」、そして高木さんが登場した「ディーゼル」となりました(笑)。

4月10日 ウォッチズ&ワンダーズ@ジュネーブ

まさか私が「IWC」の時計に感動するなんて!
西暦4000年まで正確に時を刻む時計に感動

4月は、時計の季節。ジュネーブで開かれたハイエンド時計の展示会ウォッチズ&ワンダーズの取材です。「WWDJAPAN」も時計の記事はたくさんアップしていますが、やっぱりファッション好きな私にとって共感する時計はこれまで「カルティエ」や「ヴァン クリーフ&アーペル(VAN CLEEF&ARPELS)」「シャネル(CHANEL)」「エルメス(HERMES)」「ジャガー ルクルト(JAEGER LECOULTRE)」「グランドセイコー(GRAND SEIKO)」など、機構のみならず佇まいとしての美しさにも思いを馳せている時計でした。ところが、今年のウォッチズ&ワンダーズでは、まさか「IWC」の「ポルトギーゼ・エターナル・カレンダー」に感動!「4年に1回の閏年」はもちろん、「100で割り切れる年は閏年ではない」さらに「400で割り切れる年は閏年である」などの例外規定にも対応し、まだ閏年になるかならないか決まっていないという西暦4000年までは正しい日時を刻むという、ゴリゴリの機構時計に感動したのです。

いやぁ、こんな小さな時計から西暦4000年に思いを馳せることができるなんて、本当にロマンですよね。精緻な時計なのに、凛とした美しさも感じる時計。時計取材を重ねると、どんどん好きになる時計や時計ブランドが増えていきます。洋服も、時計も、好きなだけ買えたらいいのに(笑)!

5月13日 「グッチ」2025年クルーズ・コレクション@ロンドン

創業者グッチオ・グッチが働いた
ホテルのエレベーターは本当に赤かった!

5月は、「グッチ(GUCCI)」の2025年クルーズ・コレクションの取材のため、ロンドンへ。ロンドンには創業者グッチオ・グッチ(Guccio Gucci)が働いたサヴォイ・ホテルがあり、現クリエイティブ・ディレクターのサバト・デ・サルノ(Sabato De Sarno)は、このホテルのエレベーターの赤を新生「グッチ」のキーカラーに定めています。今回は実に幸運なことに、このサヴォイ・ホテルが宿泊先です。

となると気になるのは、「エレベーターは、本当に赤いのか?」ですよね?ホテルのスタッフに聞いて、少し脇のエレベーターを開けると、やっぱり赤!なんか嬉しい!せっかくなので、「ロッソ アンコーラ」という、サバトがエレベーターの色にインスパイアされた赤色のシャツを羽織って撮影してみました。完全に同化しています(笑)。

6月1日 「オーデマ ピゲ」新作発表イベント@ミラノ

日本では買えない「レイバン」と「メタ」
のコラボスマートサングラスを入手

6月はミラノで、「オーデマ ピゲ(AUDEMARS PIGUET)」の新作、そして現地で開かれた展覧会「シェイピングマテリアルズ」を取材しました。この出張で私がゲットしたのは、「レイバン(RAY-BAN)」とメタ社がコラボしたスマートサングラス。音楽が聴けて、通話ができて、写真が撮れて、最大60秒の動画まで撮影できます。

早速このスマートサングラスで展覧会を動画撮影すると、こんなカンジ。実際、写真よりも動画の方が面白いコンテンツが撮れそうです。これを機に、私のサングラスでの撮影が始まりました(笑)。まだまだうまくいかないけれど、来年のコレクションでは、スマートサングラスで撮影した動画をみなさんにたくさんお披露目したいと思います。

7月からの後半戦は、次の記事をお楽しみに!

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1位は、坂巻哲也「アピッシュ」代表が死去 最後まで「もう一度現場に戻りたい」という思いを貫く|2024年 年間アクセスランキング TOP10(1月1日〜12月24日)

1位は、坂巻哲也「アピッシュ」代表が死去 最後まで「もう一度現場に戻りたい」という思いを貫く|2024年アクセスランキング TOP10(1月1日〜12月24日)

「WWDJAPAN」 2024年 年間トップ10

1週間でアクセス数の多かった「WWDJAPAN」の記事をランキング形式で毎週金曜日にお届け。
今回は、2024年1月1日(木)〜12月24日(水)に配信した記事の年間トップ10を紹介します。


- 1位 -
坂巻哲也「アピッシュ」代表が死去 最後まで「もう一度現場に戻りたい」という思いを貫く

04月08日公開 / 文・中村 慶二郎

 人気ヘアサロン「アピッシュ(apish)」は4月7日、公式サイトにて、坂巻哲也「アピッシュ」代表が3月29日に死去したと報じた。享年63。

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- 2位 -
スノーピーク、上場廃止報道について「検討は事実」とコメント

02月17日公開 / 文・WWD STAFF

 スノーピークは16日夜、一部メディアの英字記事で同社が株式の非公開化を検討している旨の報道が出たことについて「非公開化を検討しているのが事実だが、現時点において決定した事実はない」とのコメントを出した。企業価値の向上のためのさまざまな選択肢の一つだとしている。

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- 3位 -
スノーピーク純利益99%減 キャンプ失速が如実に

02月13日公開 / 文・美濃島 匡

 スノーピークの2023年12月期連結決算は、売上高が前期比16.4%減の257億円、営業利益が同74.3%減の9億円、純利益は同99.9%減の100万円だった。売上高と各利益全てで業績予想を下回った。過剰在庫のアウトドア専門店が増えたことで、ホールセールが伸び悩んだ。国内全社員のベースアップなどにより、販管費も膨れ上がった。さらに国内既存店と米国現地法人の固定資産について、特別損失4億2800万円も計上した。

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- 4位 -
「ユニクロ」×「マリメッコ」秋冬限定コレクションが発売 北欧の豊かな自然に着想

10月22日公開 / 文・WWD STAFF

 「ユニクロ(UNIQLO)」は11月1日、「マリメッコ(MARIMEKKO)」との今年3シーズン目となる2024年秋冬限定コレクションを発売する。全国286店舗とユニクロ公式オンラインストアで販売する。

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- 5位 -
「ダイワ」×吉田カバン「POTR」 機能性と撥水性を備えたバッグ全3型が登場

03月14日公開 / 文・WWD STAFF

 「ダイワ(DAIWA)」と吉田カバンの「ピー・オー・ティー・アール(POTR)」のコラボレーションアイテムを3月15日に発売する。

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- 6位 -
しまむら創業者、島村恒俊さんが死去 享年98

07月22日公開 / 文・WWD STAFF

 「ファッションセンターしまむら」を運営するしまむらの創業者、島村恒俊(しまむら・のぶとし)さんが老衰のため7月13日に死去した。享年98。通夜および葬儀は近親者で済ませた。後日、お別れの会を執り行う予定。

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- 7位 -
小嶋陽菜のランジェリー「ロジア バイ ハーリップトゥ」からストラップレスブラ登場

03月12日公開 / 文・WWD STAFF

 小嶋陽菜が代表を務めるハートリレーションのランジェリーブランド「ロジア バイ ハーリップトゥ(ROSIER BY HER LIP TO)」は、ストラップレスブラ“エブリデイエッセンシャルストラップレスブラ(Everyday Essential Strapless Bra)”を発売する。価格は4800円で、ヌードローズとブラックの2色をそろえる。3月27日から三越銀座店で開催するポップアップショップで先行販売を行い、4月5日19時からブランド公式サイトで販売する。

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- 8位 -
パリ五輪開会式 「ディオール」がレディー・ガガやセリーヌ・ディオンらの衣装を制作

07月27日公開 / 文・WWD STAFF

 現地時間7月26日、フランス・パリのセーヌ川を舞台にパリオリンピックの開会式が行われた。開会式に登場したレディー・ガガやアヤ・ナカムラ、アクセル・サン・シレル、ジュリエット・アルマネ、セリーヌ・ディオンらの衣装はマリア・グラツィア・キウリ(Maria Grazia Chiuri)「ディオール(DIOR)」ウィメンズ・アーティスティック・ディレクターが担当した。

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- 9位 -
ユニクロの「アニヤ・ハインドマーチ」コラボ再び 11月22日発売、“パフテック”も登場

11月05日公開 / 文・WWD STAFF

 「ユニクロ(UNIQLO)」は、昨年大ヒットし、異例の予約再販も行った「アニヤ・ハインドマーチ(ANYA HINDMARCH)」とのコラボレーションを今冬も販売する。11月22日に、ウィメンズ11型、キッズ4型を全国の店舗とECで発売する。

> 記事の続きはこちら

- 10位 -
「ピーチ・ジョン」30周年企画にMEGUMI登場 堂々の着こなしを披露

04月03日公開 / 文・WWD STAFF

 「ピーチ・ジョン(PEACH JOHN)」は4月3日、ブランド設立30周年記念企画としてMEGUMIを起用したスペシャルコンテンツを公式サイトで公開した。MEGUMIは同ブランドの人気商品に身を包み堂々のポージングを披露。ブラジャー選びのコツや自己肯定感を高めるパーツケアなどについても語っている。

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「アーダーエラー」10周年で韓国・ソンス旗艦店をリニューアル 25年は日本2店舗目の出店も視野に

韓国発の「アーダーエラー(ADER ERROR)」は12月18日、ブランド誕生10周年を記念し、韓国・聖水(ソンス)にある旗艦店「アーダースペース 2.0」をリニューアルオープンした。ブランドのシンボルとなる同店を改装することで、新たな未来へのビジョンを示すことを目指した。

「アーダーエラー」は、14年に設立したユニセックスブランドだ。建築やファッション、金融など異業種から集まった数十人の匿名クルー全員がデザインとビジネスに関わる特殊な体制で、世界各国のオンラインショップやセレクトショップに商品を展開している。

店舗は1、2階の2フロア構成で、アパレルやバッグ、アクセサリーなどを取り扱っている。今回の改装では1階の半分を近未来的な内装に刷新。“ハイパースペースを探検する旅人”をコンセプトに、単なる「売り場」の枠を超えたユニークな空間体験を提供する。

目玉は亀がうごめく没入型インスタレーション

入り口を入ると、まず目に飛び込んでくるのは空中に浮かぶ亀のオブジェだ。亀は長寿や縁起が良いとされる動物として知られているが、ここでは新境地を開拓する案内人という役割を果たす。甲羅に背負っているカラフルなディメンションボールについて、PR担当は「『アーダーエラー』にとって、このディメンションボールはアイコニックなアイテムの1つ。これまでの歴史や過ごしてきた時間、つまり過去を背負って未来を旅する、進むというメッセージを込めた」と説明した。

目玉は、店内奥にある没入型インスタレーション。映画館のような空間が現れ、BGMが流れると同時にスクリーンの突起がゆっくりと動く。亀が次元の境界を泳ぐ様子を表した立体的なアートワークで、4本の手足とお腹がうごめいている。この様子は、新たな次元に跳躍する「アーダーエラー」の姿を具現化したそうだ。

誕生10周年を記念したカプセルコレクションも発表した。テーマは「未来の旅人が準備した洋服」で、シャツジャケットやTシャツなどには、服を畳んだときにできるシワを表現したタックが入っている。ボタンの付いている商品は全て10周年と連動し、10ミリサイズのボタンを採用したカーディガンや、ボタンが10個並ぶシャツなどを用意した。シンプルながらも「アーダーエラー」らしい遊び心のあるデザインが魅力的だ。

リニューアルオープン前日の17日には、オープニングイベントも開催。エンハイフン(ENHYPEN)のジェイクとソンフン、韓国俳優のピョン・ウソク(Byeon Woo-Seok)とチュ・ウジェ(Joo Woo-jae)が同コレクションを身にまとい、10周年を祝福した。

「グローバル展開において、日本市場は最も重要」

「アーダーエラー」は現在25カ国で展開しており、日本には2024年に本格上陸。4月に国内初のポップアップストアを大阪・阪急うめだ本店で開催し、5月には兵庫・神戸阪急に初の常設店である「プラグショップ(PLUG SHOP)」をオープンした。PR担当は今後について、「グローバル展開において、日本市場は最も重要だと考えている。神戸阪急以外の出店も視野に入れており、25年も攻めの姿勢を崩さず歩み続けていきたい」と意気込む。今後、日本での動きにも大きな注目が集まる。

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「J.S. パンケーキカフェ」が“天空の抹茶”使用のプレミアムパンケーキを発売

ベイクルーズが運営するパンケーキショップ「J.S. パンケーキカフェ(J.S. PANCAKE CAFE)」は12月28日、静岡県の山間地域茶園で栽培される“天空の抹茶”を使用した“プレミアム抹茶ストロベリーパンケーキ”(1980円)と“天空の抹茶ラテ”(750円)を発売する。販売期間は2025年2月3日までを予定している。

上品で豊かな味わいの“天空の抹茶”を使用

“プレミアム抹茶ストロベリーパンケーキ”

“プレミアム抹茶ストロベリーパンケーキ”は、深い旨みと甘みが特徴の“天空の抹茶”をふんだんに使用した。生地に練んだホワイトチョコレート、あずきとミルクアイスの甘みに加え、抹茶の上品な苦みと香りがマッチするプレミアムなパンケーキを提供する。

“天空の抹茶ラテ”

同期間に販売する“天空の抹茶ラテ”は、香り高く深みのある、ほっとする甘さの上品ドリンクに仕上げた。

また、2025年1月6〜19日に“プレミアム抹茶ストロベリーパンケーキ”を注文で、“天空の抹茶ラテ”のLINEクーポンをプレゼントする。

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「J.S. パンケーキカフェ」が“天空の抹茶”使用のプレミアムパンケーキを発売

ベイクルーズが運営するパンケーキショップ「J.S. パンケーキカフェ(J.S. PANCAKE CAFE)」は12月28日、静岡県の山間地域茶園で栽培される“天空の抹茶”を使用した“プレミアム抹茶ストロベリーパンケーキ”(1980円)と“天空の抹茶ラテ”(750円)を発売する。販売期間は2025年2月3日までを予定している。

上品で豊かな味わいの“天空の抹茶”を使用

“プレミアム抹茶ストロベリーパンケーキ”

“プレミアム抹茶ストロベリーパンケーキ”は、深い旨みと甘みが特徴の“天空の抹茶”をふんだんに使用した。生地に練んだホワイトチョコレート、あずきとミルクアイスの甘みに加え、抹茶の上品な苦みと香りがマッチするプレミアムなパンケーキを提供する。

“天空の抹茶ラテ”

同期間に販売する“天空の抹茶ラテ”は、香り高く深みのある、ほっとする甘さの上品ドリンクに仕上げた。

また、2025年1月6〜19日に“プレミアム抹茶ストロベリーパンケーキ”を注文で、“天空の抹茶ラテ”のLINEクーポンをプレゼントする。

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学び舎は渋谷パルコ、ディレクターは「リトゥン」山縣デザイナー 10代限定のカルチャースクールとは?

“GAKUは、10代の若者がクリエイションの原点に出合える学びの集積地です”──ファッションブランド「リトゥンアフターワーズ(WRITTENAFTERWARDS)」の山縣良和デザイナーが、渋谷パルコの9階で教育プログラム「GAKU」をスタートしたのは2019年のことだ。現在、シラバスには「新しい演劇のつくり方」「限界美食論」「創造的鑑賞学入門」など、大人の知的好奇心をも刺激する講義タイトルが並ぶ。なぜ10代にターゲットを絞り、難解とも思われるテーマの講座を開くのか。「GAKU」ディレクターの山縣デザイナーと、事務局スタッフの杉田聖司、講師の1人である大草桃子を訪ね、その哲学を聞いた。

WWD:改めて、「GAKU」とは?

事務局スタッフ杉田聖司(以下、杉田):音楽や街づくり、キュレーション、建築など多種多様なジャンルのクラスを開講する10代向けのカルチャースクールだ。渋谷パルコ9階を学び舎として、ファッションデザイナーや写真家、編集者らの専門家が先生役を務める。クリエイター育成が目的ではなく、若者が気軽にトライアンドエラーを繰り返しながら、自分がどう感じて、どんな表現が楽しくて、どう社会とつながっていくのかを体感でできる場所づくりを目指している。

大学のように必須単位を取得する必要もなく、好きな講座を選び、好きな時に登校できる。そもそも英検1級などの資格や経験者優遇といった入学要件もない。できる限り多くの人に体験してほしいから、三菱地所や東急、東京建物といった企業からの協賛・協力を受けて、ほぼ全てのクラスを無料で受講できるようにしている。これまで延べ750人ほどの修了生を輩出してきた。

WWD:立ち上げの経緯は?

山縣良和「GAKU」ディレクター(以下、山縣ディレクター):2019年に渋谷パルコから、施設の大型リニューアルに際して「ここに学びのスペースを一緒に作りませんか」と声をかけてもらったことがきっかけだ。実は渋谷パルコの9階は、渋谷区の管轄する敷地。文化施設としての活用を求められたことから、08年からファッションの私塾「ここのがっこう」を開いている僕に白羽の矢が立ったようだ。ただ僕自身は、同塾とコンセプトが被るものを作る必要は感じなかったから、ターゲットを10代に絞ることにした。

WWD:なぜ10代?

山縣ディレクター:日本の教育現場をリサーチする中で、10代の若者が芸術分野を自由に学べる場が不足していることに気づいたから。小学生向けにはワークショップや塾が比較的存在するし、成人対象には専門学校や大学などの専門機関がある。それに比べると、その間の年代には体験の場が設けられていない。日本では、小学生には「何でも自由にやってOK」という空気を醸し出しているが、中学生や高校生に対して、大人は急に保守的な態度を取り、受験に直結する勉強をさせ始めてしまう。10代という時期は、多感な彼らのキャリアパスに大きな影響を与える。「何になりたいか分からないけどとりあえず受験勉強をやっておこう」とならざるを得ない教育環境に疑問を覚え、彼らがリベラルアーツに触れ、いろいろな選択の可能性を体験できる空間を作りたいと考えた。

10代に真正面からぶつかるために
個性的なシラバス設計

WWD:具体的にどんな授業を行う?

杉田:例えば今年は、サステナビリティを軸にしたクラスを3つ開講している。そのうちの一つである“サステナビリティ×ファッション”がテーマの「わたしたちのファッション表現」では、ファッションと環境問題の関連性を踏まえ、「それでもファッションに何ができるか?」という思索を深めていく。最終ゴールは、ファッションと地球のより良い関係を実現するファッション表現をプレゼンテーションすること。ファッションの専門学校を卒業し、「リトゥンアフターワーズ」でクリエイションの経験を詰んだ大草さんや、「WWDJAPAN」の向千鶴サステナビリティ・ディレクターらのアドバイスを受けながら、生徒は修了制作に挑む。

おもしろい講座が目白押しだが、“サステナビリティ×食”がテーマの「限界美食論」も個性的な内容に仕上がった。持続可能性に関して革新的な取り組みをする飲食店であることを示すミシュランの「グリーンスター」を獲得したフレンチレストラン「ノル(NOL)」とコラボレーションし、同店の野田達也シェフ兼ディレクターを講師に招く。11月から来年3月まで、全7回の授業を通して新たな食事のあり方を考える内容だ。「食が地球環境に及ぼす影響は?」「地球を傷つけずにおいしい食事を実現するには?」「そもそも自分にとっての“おいしい”とは?」などをティーンエイジャーと議論しつつ、オリジナルレシピを開発し、盛り付けについても学ぶ。

WWD:ちなみに、ファッションをテーマにした講座はGAKUを設立して以来始めての取り組みだと聞いた。なぜ初めからファッションのコースを作らなかったのか?

杉田:サマースクールなど、単発でファッションの授業を実施したことはあるが、確かに長期的な講座という観点ではそうだ。正直、その理由をあまり意識したことはなかったが、ファッションはどんなことにも通底しているというのが一番大きいと思う。例えば演劇の授業では衣装について考えることもあるし、写真に関する講座でも欠かせない要素になっている。メイクアップ講座では過去に、ファッションショー形式で修了制作を発表したこともある。

山縣ディレクター:今期のファッション講座は、“サステナビリティ”という大きなテーマが先にあったからこそ立ち上がったようなもの。サステナビリティが密接に関わる事象として衣食住を想定し、上述の「わたしたちのファッション表現」と「限界美食論」、そして建築が切り口の講座「未来都市における循環のシンボル」を考案した。

WWD:ここまで話を聞いていて、10代が対象とは思えないほど、哲学的で歯応えのある講座ばかりだ。

山縣ディレクター:10代だからといってあえて優しい内容すると、“大人対子ども”という表面的な属性で付き合おうしていると誤解されかねない。自分が10代だった頃も、素の状態で話しかけてくれる大人に耳を傾けていたように思う。

大草:彼らが発する言葉に対して、大人の私たちの方が刺激を受けている。若いから柔軟な発想が出てくるというよりは、ピュアな着眼点を持っている気がして。例えば、私も講師として参加する「わたしたちのファッション表現」では、「そもそもファッションとは?」という問いに対して、生徒が「なんで世のお婆さんはみんな似た格好になっていくんだろう?」「自分は風呂上がりにどうしても服を着たくないけど、この状態はファッションなのか?」なとど、話題をどんどん広げてくれた。

杉田:まだ言語化するまで至らずとも、すごく何かを考えていたり、作品として表したりしてくれる学生はたくさんいる。「自分の感じていることを話せる場所がここにある」と実感してくれると、どんどん喋りたい気持ちが溢れてきて、それが生徒間で連鎖反応になり、真っ先にハウツーを教えずとも新たな表現が生まれてくる。

「べき論」が若者を縛るリスク
答えが出ないことも受け入れる

WWD:ハウツーを教えないとは?

大草:あくまでもクリエイションの出発点は生徒の個人的な動機にあり、やりたいことを叶える手段として、ハウツーを紹介するということだ。私はパターンの引き方をレクチャーする回で、「写真の授業を受けたことでスキャンが好きになった」と話す男子生徒がいたので、コピー機で服をそのままスキャンして、そこに縫い代をつけてみたら?と提案してみた。すると、最初はパターンを難しく捉えていた彼も、「めっちゃ楽しい!」と制作に集中し始めた。日本のファッション専門学校では、服作りのハウツーに重きを置きがちで、学生に「なぜこの方法を使うのか?」と考える時間をあまり与えない。そうすると、先生が先に枠組みを作ることになってしまう。

生徒の「こういうものが作りたい」という動機を引き出すためには、教える側の私たちが心を開いて対話を仕掛ける必要がある。だから私は、私服を大量に授業に持ち込んで生徒に見せたり、最近興味のあることを語り合ったり。そうすることで、学生からも「これやってみたんですけど」とか「こういうやり方が知りたい」と次々と自発的なアクションが生まれるようになった。「べき論」の多い教育環境では、“普通”から外れることを恐れる若者を増やしかねない。

WWD:「GAKU」を通して学生に何を伝えたい?

大草:2つある。1つは、目に見えるものだけが成果物ではないということ。現時点では答えが出なくとも、授業を通して何かぼんやりとした考えが生まれるだけでも十分だ。また、「GAKU」では講座のゴールを“何かを作って発表する”ことにしているが、例えばモノを届けるという行為に興味がある学生もいる。その場合、PRや編集という職業を紹介することもできるだろう。

2つ目は、苦手潰しをする必要はないということ。それよりも、自分は何が得意で苦手なのかを客観的に理解できるようになればいい。もしも苦手なことに対して、どうしても興味を捨てられないのであれば、1人で取り組むのではなく、それが得意な人と協力すればいいかもしれないから。実際、「GAKU」修了後、演劇に興味のある学生たちが集まって劇団を組んだ事例がある。自分たちの得意分野を生かして、脚本を執筆する担当もいれば、補助金を申請する事務担当もいた。

山縣ディレクター:ただ、僕らだけがこういったことを伝えていては意味がない。「GAKU」で学んだとしても、専門学校や大学に進学したい学生には、進学目的の受験が付きまとう。本来なら「GAKU」で習得したことの延長上に進学があってほしいのに。だから、一般校にも僕たちの価値観を広めるために、「GAKU」外の人たちと社会的に連携する必要があるし、東京都以外でも同様の試みを仕掛けなければならない。自分が何をしたいのかを理解し、その気持ちを持ち続けられる若者を増やしたい。そうすれば、みんなが生きやすくなり、国や社会が豊かになると思うから。

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「コンバース」から“えんとつ町のプペル”のカスタマイズシューズが再登場

「コンバース(CONVERSE)」は2025年1月1日〜4月30日、シューズ直営店“ホワイトアトリエ バイ コンバース”で展開するプリントカスタマイズデザインに芸人、絵本作家などで活躍する西野亮廣が手掛ける“えんとつ町のプペル”のカスタマイズデザインを再販売する。価格は1万2650円。サイズ展開は22cm〜28cm、29cm、30cmで、“ホワイトアトリエ バイ コンバース”原宿店、福岡店、公式オンラインショップで取り扱う。

同商品は、2021年12月に期間限定で販売した書き下ろしデザインを温かみのあるセピアカラーでアレンジしたもので、コミックのコマ割り仕立てで描かれた登場人物のルビッチとスコップが物語の世界観を豊かに表現している。

靴全体を通して物語の世界観を感じる一足

同コラボレーションについて西野は、「僕達はこれまで、映画やミュージカルといった異なるメディアに挑むたびに、その特性に合わせてゼロからデザインを行ってきました。同じキャラクターでも、メディアごとに見せ方や見え方が異なるからです。このポリシーは“えんとつ町のプペル”の一貫した制作スタイルです。(※簡単に言うと「コピペ禁止!」です)今回のコラボレーションでも、コンバースというキャンバスに合わせてゼロからデザインを行いました。別のメディアで使用したキャラクターをそのまま貼り付けるのではなく、靴全体を通して『えんとつ町のプペル』の世界観を感じていただけるよう工夫しました。履くも良し、飾るも良し。この一足があなたの日常に物語の光を灯し、新しい冒険の一歩を踏み出すきっかけになれば嬉しいです」とコメントした。

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「ジャーナル スタンダード」が故志村けんと初コラボ 若き日のポートレート写真をプリント

「ジャーナル スタンダード(JOURNAL STANDARD)」は1月19日、お笑い芸人の故志村けんとコラボしたアイテムを発売する。全国の「ジャーナル スタンダード」店舗で扱うほか、2024年12月28日から公式オンラインストア「ベイクルーズストア」で先行予約を受け付ける。

同コラボでは、Tシャツ(9900円)、ロングスリーブTシャツ(1万3200円)、クルースエット(1万8700円)の3型をラインアップ。アイテムには、1991年に写真家の操上和美が撮影した故志村けんのポートレート写真をプリントした。

商品詳細

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「ロエベ」が新年を祝うコレクションを発売 中国に伝わるエナメル装飾技法をテーマに

「ロエベ(LOEWE)」は1月9日、中国に伝わるエナメルの装飾技法、クロワゾネ(掐糸琺瑯)をテーマとしたアイテムを発売する。「ロエベ」一部店舗および公式オンラインなどで販売する。

クロワゾネがテーマ
バッグやアクセサリー、ウエアなど

アイテムは、雲の形にゴールドチェーンを配した“クラウド クラッチ”(90万2000円)、蛇を模した“スネーク バッグ”(24万900円)、ボックス型に雲のようなモチーフをあしらった“パズルバッグ ミニ”(41万4700円)、巾着を思わせる“フラメンコパース“(49万8300円)、“フラメンコクラッチ ミニ”(34万2100円)、“ぺブル バケットバッグ ミニ”(32万6700円)などのバッグをはじめ、“コインカードホルダー”(6万9300円)、“スネーク ダイス”(3万9600円)、“クラウド ダイス”(3万9600円)、ストラップ(9万1300円〜)、チャーム(6万9300円)、リング(13万900円)、ジャケット(41万300円)、ブラウス(26万2900円)、ショーツ(15万6200円)、スニーカー“バレエランナー 2.0”(10万6700円)などをラインアップする。

クロワゾネは鮮やかな色彩と、複雑な形を、独自の製造工程を用い、貴金属の針金をパターンやモチーフに成形し、色ガラスのペーストを充填する。今回は、中国で3代に渡りエナメル職人のシオン・ソンタオ(熊松涛)と共同制作した。ショートフィルムでは、中国のダンサー、シェー・シン(謝欣)らのコンテンポラリーダンスや、アーティストのダンノによる影絵、伝統的な凧作りで知られるチャン・シャオドンが手掛けた蛇のモチーフなどが、巳年の旧正月“春節”を祝福する。

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「ロエベ」が新年を祝うコレクションを発売 中国に伝わるエナメル装飾技法をテーマに

「ロエベ(LOEWE)」は1月9日、中国に伝わるエナメルの装飾技法、クロワゾネ(掐糸琺瑯)をテーマとしたアイテムを発売する。「ロエベ」一部店舗および公式オンラインなどで販売する。

クロワゾネがテーマ
バッグやアクセサリー、ウエアなど

アイテムは、雲の形にゴールドチェーンを配した“クラウド クラッチ”(90万2000円)、蛇を模した“スネーク バッグ”(24万900円)、ボックス型に雲のようなモチーフをあしらった“パズルバッグ ミニ”(41万4700円)、巾着を思わせる“フラメンコパース“(49万8300円)、“フラメンコクラッチ ミニ”(34万2100円)、“ぺブル バケットバッグ ミニ”(32万6700円)などのバッグをはじめ、“コインカードホルダー”(6万9300円)、“スネーク ダイス”(3万9600円)、“クラウド ダイス”(3万9600円)、ストラップ(9万1300円〜)、チャーム(6万9300円)、リング(13万900円)、ジャケット(41万300円)、ブラウス(26万2900円)、ショーツ(15万6200円)、スニーカー“バレエランナー 2.0”(10万6700円)などをラインアップする。

クロワゾネは鮮やかな色彩と、複雑な形を、独自の製造工程を用い、貴金属の針金をパターンやモチーフに成形し、色ガラスのペーストを充填する。今回は、中国で3代に渡りエナメル職人のシオン・ソンタオ(熊松涛)と共同制作した。ショートフィルムでは、中国のダンサー、シェー・シン(謝欣)らのコンテンポラリーダンスや、アーティストのダンノによる影絵、伝統的な凧作りで知られるチャン・シャオドンが手掛けた蛇のモチーフなどが、巳年の旧正月“春節”を祝福する。

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「ヴェルサーチェ」とドナテラの契約期限は2025年2月? 更新について臆測が流れる

情報筋によれば、「ヴェルサーチェ(VERSACE)」のドナテラ・ヴェルサーチェ(Donatella Versace)=チーフ・クリエイティブ・オフィサーの契約が2025年2月に期限を迎えるようだ。「ヴェルサーチェ」を擁するカプリ ホールディングス(CAPRI HOLDINGS以下、カプリ)が、同ブランドおよび同じく傘下に持つ「ジミー チュウ(JIMMY CHOO)」の売却を本格的に検討していると海外メディアが12月中旬に報じたこともあり、業界ではドナテラの契約更新についてさまざまな臆測が流れているという。

「ヴェルサーチェ」は本件について、「うわさに対するコメントは差し控える」としている。

カプリと「ヴェルサーチェ」について

「ヴェルサーチェ」は2018年9月、事業をマイケル・コース ホールディングス(MICHAEL KORS HOLDINGS、当時)に21億ドル(約3276億円)で売却。同社は19年1月に社名をカプリ ホールディングスに変更した。

カプリは23年8月、「コーチ(COACH)」「ケイト・スペード ニューヨーク(KATE SPADE NEW YORK)」「スチュアート・ワイツマン(STUART WEITZMAN)」を傘下に持つタペストリー(TAPESTRY)に85億ドル(約1兆3000億円)で事業を売却することに合意した。しかし、両社が保有するブランド間の競争がなくなることで独占状態になるとし、米連邦取引委員会(FTC)は本件を停止する仮処分を求めて4月に提訴。10月に米連邦地方裁判所がFTCの申し立てを認める判決を下したことから、11月に両社は買収契約を双方の合意の上で正式に解消した。業績が悪化しているカプリは、これにより自力で業績回復に取り組まざるを得なくなったため、主力の「マイケル・コース」に注力するべく「ヴェルサーチェ」と「ジミー チュウ」を売却するのではとの臆測が広まっている。

「ヴェルサーチェ」の業績は?

カプリの24年4〜9月期決算は、売上高が前年同期比14.8%減の21億4600万ドル(約3347億円)、純利益は同92.0%減の1100万ドル(約17億円)の減収減益。ブランド別での売上高は、「マイケル・コース」が同43.9%減の14億1300万ドル(約2204億円)、「ヴェルサーチェ」は同22.0%減の4億2000万ドル(約655億円)、「ジミー チュウ」は同0.6%減の3億1300万ドル(約488億円)といずれも減収だった。

「ヴェルサーチェ」は、その華やかでセクシーな雰囲気が特徴だが、ここしばらく続いていた“クワイエット・ラグジュアリー”のトレンドにはフィットしなかった。ジョン・アイドル(John Idol)=カプリ会長兼最高経営責任者(CEO)兼マイケル・コースCEOは以前、アナリスト向けの決算説明会で、「ブランドロゴをあしらった商品を減らし、より控えめなデザインを増やしたところ、『ヴェルサーチェ』らしさが薄くなってしまった。また、さらにラグジュアリーなブランドを目指すべくエントリーアイテムを減らしたことも、新たな顧客の獲得に不利に働いた」と語っている。

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ファミマ「コンビニエンスウェア」から2025年福袋セット “太陽と星”マークのタオルも

ファミリーマートが販売する「コンビニエンスウェア(CONVENIENCE WEAR)」は1月1日、2025年福袋セットと、ファミリーマート創業時のマークをあしらったタオルを発売する。ファミリーマート一部店舗で取り扱う。

“福袋二〇二五”を発売
タオルとソックス、白Tのセット

“福袋二〇二五”セットは、2025年の干支、巳をモチーフとした限定パッケージに、“コンビニグラデーション”柄の今治タオルハンカチと、“コンビニホワイト”“コンビニブラック”柄のラインソックス2種、白のアウターTシャツをセットにしたもの。価格は2000円で、サイズはMとLを用意する。通常販売価格より約1000円お得になる。またファミリーマート創業当時のマーク“太陽と星”をあしらった今治タオルハンカチも販売する。価格は660円。2025年は、「コンビニエンスウェア」の立ち上げから5年目を迎える。

「コンビニエンスウェア」を手掛ける、落合宏理デザイナーは発売に際し、「『コンビニエンスウェア』から元旦に特別なアイテムが展開される。初めての福袋は来年の干支である“巳”がグラフィックプリントされたジッパーバッグに『コンビニエンスウェア』の定番アイテムを詰め合わせている。新しい試みである福袋がみなさまのお正月を迎える時の風物詩になっていただければと思う。また、私自身も愛着がありみなさまからもリクエストの多いファミリーマート創業当時のシンボルマーク“太陽と星”の柄を今治タオルハンカチで同時に展開する。『コンビニエンスウェア』は来年、全国展開して5年目の年を迎える。ファミリーマートを通してみなさまの新しい生活スタイルの一部になれるようにこれからも進んでいく」とコメントしている。

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ファミマ「コンビニエンスウェア」から2025年福袋セット “太陽と星”マークのタオルも

ファミリーマートが販売する「コンビニエンスウェア(CONVENIENCE WEAR)」は1月1日、2025年福袋セットと、ファミリーマート創業時のマークをあしらったタオルを発売する。ファミリーマート一部店舗で取り扱う。

“福袋二〇二五”を発売
タオルとソックス、白Tのセット

“福袋二〇二五”セットは、2025年の干支、巳をモチーフとした限定パッケージに、“コンビニグラデーション”柄の今治タオルハンカチと、“コンビニホワイト”“コンビニブラック”柄のラインソックス2種、白のアウターTシャツをセットにしたもの。価格は2000円で、サイズはMとLを用意する。通常販売価格より約1000円お得になる。またファミリーマート創業当時のマーク“太陽と星”をあしらった今治タオルハンカチも販売する。価格は660円。2025年は、「コンビニエンスウェア」の立ち上げから5年目を迎える。

「コンビニエンスウェア」を手掛ける、落合宏理デザイナーは発売に際し、「『コンビニエンスウェア』から元旦に特別なアイテムが展開される。初めての福袋は来年の干支である“巳”がグラフィックプリントされたジッパーバッグに『コンビニエンスウェア』の定番アイテムを詰め合わせている。新しい試みである福袋がみなさまのお正月を迎える時の風物詩になっていただければと思う。また、私自身も愛着がありみなさまからもリクエストの多いファミリーマート創業当時のシンボルマーク“太陽と星”の柄を今治タオルハンカチで同時に展開する。『コンビニエンスウェア』は来年、全国展開して5年目の年を迎える。ファミリーマートを通してみなさまの新しい生活スタイルの一部になれるようにこれからも進んでいく」とコメントしている。

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「アンテプリマ」の“ツイスト”に新色とラージサイズが登場 伊勢丹新宿店でポップアップも

「アンテプリマ(ANTEPRIMA)」は2025年1月8日、ひねりを加えた幾何学的なシェイプのワイヤーバッグ、“ツイスト(TWIST)”(全5色、6万3800円)の新色のラベンダーシルバーと新しいラージサイズ(全3色、各8万8000円)を発売する。また、1月8〜14日、伊勢丹新宿本店でポップアップストアをオープンし、新作バッグの先行販売など行う。

“ツイスト”は、現代アートや彫刻作品にインスパイアされたユニークなシェイプのショルダーバッグ。ワイヤーコードならではの伸縮により、荷物の量や中身によってフォームが柔軟に変化する。カラーは、新色のラベンダーシルバーを追加し、シルバー、シャンパンゴールド、ネイビーシルバー、エナメルブラックの全5色を展開。一回り大きいラージサイズは、 シルバー、ネイビーシルバー、エナメルブラックの全3色をラインアップする。

1月8〜14日にオープンのポップアップでは、ハート型のパールを散りばめた新作 “クオーリ ペルラ グリッター(CUORI PERLA GLITTER)”(カラー:パウダリーピンクシルバー/シルバー/オーロラホワイト、各5万9400円)の先行販売を行うほか、間口にジッパーを付けてアップデートした“スタンダード Z(STANDARD Z) ”(カラー:ラベンダーシルバー、オーロラホワイト、ネイビーシルバー、シルバーゴールド、シルバー、パウダリーピンクシルバー、エナメルブラック、カーキシルバー、シャンパンマルチ、各4万9500円)などを取り扱う。

イベント概要

◾️「アンテプリマ」ポップアップストア

日程:25年1月8〜14日
時間:10:00〜20:00
場所:伊勢丹新宿本店 1階 ハンドバッグ/プロモーション
住所:東京都新宿区新宿3-14-1

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BLACKPINKのジスを起用した「トミー ヒルフィガー」のニューイヤーカプセルコレクション

「トミー ヒルフィガー(TOMMY HILFIGER)」が、ブランドアンバサダーであるBLACKPINKのジス(JISOO)をビジュアルに起用した、ニューイヤーカプセルコレクションを発表した。本コレクションは、国内では2025年1月16日から販売される。

今回のキャンペーンは、新年にふさわしい自信に満ち溢れるエネルギーを感じさせる、「トミー ヒルフィガー」のゲームセンターでのジスを撮影したもの。ジスは、赤いドレスとエフォートレスなキルティングのアウターに身を包み、クレーンゲームを楽しみながら、彼女らしい上品で落ち着きのあるスタイルを強調している。

本コレクションは、新年の幸運とにぎわいをテーマに、タイムレスなシルエットを鮮やかな色彩で表現。ブルトン・ストライプのカーディガンや、喜びを象徴するレッドのヘンリーネックのドレスなど、新年の明るく楽しい雰囲気を取り入れた、心のこもったギフトやラッキー・ルックがラインアップされている。さらにコレクション全体を通して、ブルゾンやニットセーターには、特別に加工された結び目をツイストさせたようなアイコニックなロゴがあしらわれている。

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「ア ベイシング エイプ®」×「ナンガ」 ベイプカモの総柄ダウンや寝袋などを発売

「ア ベイシング エイプ®(A BATHING APE®)」(以下、「ベイプ®」)」は12月28日、日本発のアウトドアブランド「ナンガ(NANGA)」とのコラボレートコレクションを数量限定で発売する。

今回のコラボレーションでは、ダウンジャケットやスリーピングバッグ、ダウンデュベ、ポケッタブルエコバッグをラインアップする。

ダウンジャケット

ダウンジャケットは2型展開する。“ベイプ® × ナンガ 1stカモ オーロラ テック ダウンジャケット”(11万円)は、「ベイプ®」の代表的なクラシックダウンジャケットのディテールをベースにベイプカモの総柄でデザインした。

もう1型は「ナンガ」の定番“ヒノックダウンジャケット”をベースに、「ベイプ®」のスノーボードジャケットのディテールを取り入れ、前立てに“A BATHING APE”のタイポグラフィを刺しゅうした“ベイプ® × ナンガ ヒノックダウンジャケット”(13万2000円)。肩周りとヨーク、後ろ袖をベイプカモの切り替えでアレンジしている。

スリーピングバッグ&ダウンデュベ

また、スリーピングバッグ“ベイプ® × ナンガ 1stカモ オーロラ テック600 DX”(12万1000円)と羽毛布団“ベイプ® × ナンガ ダウンデュベ ダブル DX”(17万6000円)をベイプカモの総柄で登場する。さらに、ポケッタブルエコバッグ(8800円)もベイプカモ柄で登場する。

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「ルイ・ヴィトン」と村上隆がリエディション・コレクションを発売 原宿でポップアップも

「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」は、アーティスト、村上隆とのコラボから20周年を記念し、リエディション・コレクションを発売する。第1章のアイテムは、12月27日から一部を「ルイ・ヴィトン」公式オンラインおよび公式アプリで先行予約を受け付け、1月1日から全商品を公式オンラインおよび公式アプリで販売、1月2日から一部店舗で発売を予定する。また2025年1月2〜26日の期間、原宿でポップアップをオープンする。なお、第2章は2025年3月に発売予定で春にぴったりな村上の“チェリーブロッサム”パターンにフォーカスする。

リエディション・コレクション
バッグやアクセサリーなど200点以上

アイテムは、コラボ当時のマーク・ジェイコブス(Marc Jacobs)=「ルイ・ヴィトン」アーティスティック・ディレクターのため、村上隆がブランド史上初めて手を加え、再解釈したモノグラムパターンなど、今回はより高度なプリント技術を用い、より色鮮やかに、また精密に生まれ変わらせた。33色の“LV”イニシャルとモノグラム・フラワー モチーフによる“モノグラム・マルチカラー”をまとわせたアイテムをはじめ、“LV ハンズ”ロゴや“スーパーフラット・パンダ”“チェリーブロッサム”モチーフなど、コラボならではの意匠を凝らした。バッグやスーツケース、ウオレット、アクセサリー、シューズ、フレグランスなど幅広く200点以上をラインアップする。

原宿でポップアップ
アーカイブ製品の展示も

2025年1月2〜26日の期間、原宿で「ルイ・ヴィトン×村上隆」 ポップアップストアをオープンする。ウィメンズのレザーアイテムやアクセサリー、トランク、トラベルラゲージ、フレグランス、シューズ、メンズのシューズなどを取り扱う。ファサードや店内をはじめ、随所に“LV”イニシャルやモノグラム・フラワー モチーフを散りばめ、ベンディングマシーンやアーカイブ製品や映像を観覧するエリアも用意するほか、近隣施設にカフェ&デジタルインスタレーションや、エキシビションも展開する。

■「ルイ・ヴィトン×村上隆」 ポップアップストア
日程:2025年1月2〜26日(8、17日は休業)
時間:11:00〜20:00(15日は18:00まで)
住所:東京都渋谷区神宮前6-14-2

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“ボーホーロマンチック”に注目!

毎週発行している「WWDJAPAN」は、ファッション&ビューティの潮流やムーブメントの分析、ニュースの深堀りなどを通じて、業界の面白さ・奥深さを提供しています。巻頭特集では特に注目のキーワードやカテゴリー、市場をテーマに、業界活性化を図るべく熱いメッセージを発信。ここでは、そんな特集を担当記者がざっくばらんに振り返ります。(この記事は「WWDJAPAN」2024年12月16日号からの抜粋です)

本橋:2025年春夏は、フリルやレース、ラッフルやクロシェ編みといった素材やディテールを多用する“ボーホーロマンチック”なスタイルがリアルトレンドでも席巻しそうです。

木村:「クロエ(CHLOE)」がコレクションで見せていたスタイルですよね。

本橋:“ボーホー”はボヘミアンとソーホーを掛け合わせた造語で、ボヘミアンなスタイルをライダースジャケットなどで都会的に仕上げるイメージです。そこに、さらにロマンチックな要素を盛り込みます。「リランドチュール」「メゾンスペシャル」などでもラッフル、レース、フリル推し。前シーズンまでのベーシックを再解釈という感じよりも、1点でも華やかさがあるものが多く見られました。

多様なシアー素材アイテムにも期待

木村:私はセレクトショップを取材しましたが、特にレースのアイテムが多いように感じました。パンツからスカート、トップス、ビスチエまでそろえていたところもありました。春夏なのに、あせた色やビンテージっぽいもの、アースカラーが中心。「ブラウンを着たい」という声が多かったです。「オリジナルをインドで生産」というのもトレンドのようでした。シアー素材は引き続きキーワードですね。「シンゾーン(SHINZONE)」で見たボーダーの線の部分をシアー素材にしたトップスのように、少し抵抗がある大人向けに、さまざまな工夫が見られるようになってきたのが印象的でした。

本橋:「ファーファー(FUR FUR)」はシアー素材のポロシャツを出していました。来年もめちゃくちゃ暑い夏が予想されるので、着たときの涼しさ・涼しく見えるという点でも重宝されそうです。

木村:長い夏を乗り切る工夫は大事ですよね。特にTシャツは重要で、定番アイテムを積みつつ、コラボや別注品で話題性があるものを仕込んでバリエーションを増やす動きが顕著でした。

本橋:あとは雑貨ですね。バッグやシューズ、アクセサリーは季節を選ばないものも多いので、猛暑でも「何か買いたい」という人に向けて、どこもラインアップを充実させています。特に目についたのは、大きめの実用性のあるバッグ。水筒や日傘など、猛暑を生き抜くために必要なものを入れられる提案が良いようです。

木村:大きめのカゴバッグは、“ボーホーロマンチック”スタイルにマッチしますよね。トレンドとしては、ある程度容量があるミニボストンが本命かなと思っています。

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“ボーホーロマンチック”に注目!

毎週発行している「WWDJAPAN」は、ファッション&ビューティの潮流やムーブメントの分析、ニュースの深堀りなどを通じて、業界の面白さ・奥深さを提供しています。巻頭特集では特に注目のキーワードやカテゴリー、市場をテーマに、業界活性化を図るべく熱いメッセージを発信。ここでは、そんな特集を担当記者がざっくばらんに振り返ります。(この記事は「WWDJAPAN」2024年12月16日号からの抜粋です)

本橋:2025年春夏は、フリルやレース、ラッフルやクロシェ編みといった素材やディテールを多用する“ボーホーロマンチック”なスタイルがリアルトレンドでも席巻しそうです。

木村:「クロエ(CHLOE)」がコレクションで見せていたスタイルですよね。

本橋:“ボーホー”はボヘミアンとソーホーを掛け合わせた造語で、ボヘミアンなスタイルをライダースジャケットなどで都会的に仕上げるイメージです。そこに、さらにロマンチックな要素を盛り込みます。「リランドチュール」「メゾンスペシャル」などでもラッフル、レース、フリル推し。前シーズンまでのベーシックを再解釈という感じよりも、1点でも華やかさがあるものが多く見られました。

多様なシアー素材アイテムにも期待

木村:私はセレクトショップを取材しましたが、特にレースのアイテムが多いように感じました。パンツからスカート、トップス、ビスチエまでそろえていたところもありました。春夏なのに、あせた色やビンテージっぽいもの、アースカラーが中心。「ブラウンを着たい」という声が多かったです。「オリジナルをインドで生産」というのもトレンドのようでした。シアー素材は引き続きキーワードですね。「シンゾーン(SHINZONE)」で見たボーダーの線の部分をシアー素材にしたトップスのように、少し抵抗がある大人向けに、さまざまな工夫が見られるようになってきたのが印象的でした。

本橋:「ファーファー(FUR FUR)」はシアー素材のポロシャツを出していました。来年もめちゃくちゃ暑い夏が予想されるので、着たときの涼しさ・涼しく見えるという点でも重宝されそうです。

木村:長い夏を乗り切る工夫は大事ですよね。特にTシャツは重要で、定番アイテムを積みつつ、コラボや別注品で話題性があるものを仕込んでバリエーションを増やす動きが顕著でした。

本橋:あとは雑貨ですね。バッグやシューズ、アクセサリーは季節を選ばないものも多いので、猛暑でも「何か買いたい」という人に向けて、どこもラインアップを充実させています。特に目についたのは、大きめの実用性のあるバッグ。水筒や日傘など、猛暑を生き抜くために必要なものを入れられる提案が良いようです。

木村:大きめのカゴバッグは、“ボーホーロマンチック”スタイルにマッチしますよね。トレンドとしては、ある程度容量があるミニボストンが本命かなと思っています。

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【ARISAK Lab vol.0】“未来の可能性”に魅了されて。若手フォトアーティスト・ARISAK の連載始動

大学生の頃にカメラを手にしたことをきっかけに、SNSを通じて唯一無二の作品を発信してきたフォトアーティスト・ARISAK。昨今、クリエイターの間では“Y2K”に次ぐ“Y3K”トレンドが注目されている中、ARISAKはいち早く近未来的な世界観に魅せられ、これまでにない表現を追求。自身のフィルターを通じ被写体の新たな一面をとらえてきた。最近では雑誌やファッション広告の撮影にとどまらず、自身も広告モデルとして抜てきされるなど、活動の幅を広げている。

そんな彼女のクリエイションに注目し、「WWDJAPAN」では25年1月から、【ARISAK Lab(アリサック・ラボ)】と題した写真連載を始動。毎回豪華なゲストを招きながら、新たなファッション&ビューティの表現を追求していく。

PROFILE: ARISAK/フォトアーティスト

ARISAK/フォトアーティスト
PROFILE: (ありさっく)10年間のフィギュアスケート経験を経て、大学生から写真家として活動を開始。現在はファッション雑誌や広告ビジュアルのアートディレクション、撮影を手がけるほか、フィギュアスケーターとして「ナイキ」×「サカイ」の広告モデルに抜てき。注目の若手クリエイターとしてテレビ番組に出演するなど、活動は多岐にわたる(@arisak_official)

フィギュアスケーターからフォトアーティストへ
ARISAKインタビュー

WWD:フォトアーティストとして活動を始めたきっかけは?

ARISAK:まだ将来の夢もなく、就職活動もしていなかった大学生の時に、友達の写真を撮影したことです。当時はアメーバブログが流行っていて、その友達からバナー写真を撮影してほしいと頼まれました。使ったカメラは友達から借りた「ペンタックス(PENTAX)」。完成した写真を見た友達から「写真やった方がいいよ」と言われ、自分自身も楽しめたことからやってみようと思いました。今振り返れば、親族にクリエイターがいて、昔から刺激を受けていたのも影響していたのかもしれません。

WWD:アーティスト名の由来は?

ARISAK:本名が“アリサ”というのですが、日本には同じ名前の人が多いので少し変化をつけたくて。何かあだ名をつけたいなと思った時にひらめいたのがARISAK。“たまごっち”みたいでいいなと思いました。

WWD:自身の作品の世界観を言葉で表現すると?

ARISAK:“ダークファンタジー”“Y3K”などでしょうか。カメラを始めたばかりの頃はカニエ・ウェスト(Kanye West。現在のイェ)の「My Beautiful Dark Twisted Fantasy」というアルバムから影響を受けていました。そのアルバムに収録されている「Runaway」という曲のビデオがあるんですが、ダークな世界観から始まり、最後はファンタジーで終わるんです。結構残酷な感じのビデオなんですが、その美醜的な表現にすごく惹かれて。「自分がやりたいのはきっとこれなんだ」と気付かされました。

そしてコロナ禍では外に出られず、人に会うこともできなかった。アイデアが浮かんでも撮影できなくて辛かった時、未来に希望が欲しいと思いたどり着いたのが“Y3K”スタイルです。自分が熱意を注いだ作品でも、SNSでは一瞬でスワイプされてしまう昨今。「どうしたら価値が上がり、息の長い作品になるのか」を考えた時に、未来を考えてみようと思いました。

未来のことを予想するって、当たっていても、外れていたとしても面白いじゃないですか。内閣府のホームページからヒントを得たりして、これからどんな時代が来るのかを想像したりすることもあります。

WWD:かつてはフィギュアスケーターとして活動していた。そのキャリアは今の活動にどのように影響している?

ARISAK:フィギュアスケートは曲を題材に自分がパフォーマンスをする総合芸術的スポーツ。振り付けや衣装を自分で考えることも多く、無意識のうちにセルフディレクションを経験していたのだと思います。写真を撮る時にも、音楽から作品のインスピレーションを得ることが多いのは当時の影響が大きいと感じています。

自身のSNS連載【月刊ARISAK】と
今後スタートする【ARISAK Lab】

WWD:自身のSNSでは【月刊ARISAK】と題した連載を行なっているが、始めた背景とは?

ARISAK:表現する機会があまり得られなかったコロナ禍を経て、溜まった気持ちを出したいと思ったのが【月刊ARISAK】。元々、思っていることをうまく人に話せない性格で、内に秘めたことを作品にしないと消化不良を起こしてしまうんです。22年5月に始め、今はvol.19まで続いています。ただ「自分が好きなものを表現したい」というのは昔も今も変わりません。

WWD:1月からWWDJAPANでスタートする【ARISAK Lab】。連載名に込めた思いとは?

ARISAK:自分が大好きな人を招いたり、ブランドとコラボレーションするなど、いろいろな要素を1つの実験室で融合して新たな見せ方を研究する、という思いで “ラボ”という名前を取り入れました。

長い歴史の中で、日本にはたくさんの面白いカルチャーがあります。ファッション業界だけはなく、さまざまなバックグラウンドを持つ人をゲストとして招き、これまでに見たことがないような姿をお届けしていきたいと思います。どうぞ、お楽しみに!

(衣装協力:ディゼムバイシーク)

PHOTOS:ARISAK
HAIR & MAKEUP:JUNA UEHARA
LOGO DESIGN:HIROKIHISAJIMA

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【ARISAK Lab vol.0】“未来の可能性”に魅了されて。若手フォトアーティスト・ARISAK の連載始動

大学生の頃にカメラを手にしたことをきっかけに、SNSを通じて唯一無二の作品を発信してきたフォトアーティスト・ARISAK。昨今、クリエイターの間では“Y2K”に次ぐ“Y3K”トレンドが注目されている中、ARISAKはいち早く近未来的な世界観に魅せられ、これまでにない表現を追求。自身のフィルターを通じ被写体の新たな一面をとらえてきた。最近では雑誌やファッション広告の撮影にとどまらず、自身も広告モデルとして抜てきされるなど、活動の幅を広げている。

そんな彼女のクリエイションに注目し、「WWDJAPAN」では25年1月から、【ARISAK Lab(アリサック・ラボ)】と題した写真連載を始動。毎回豪華なゲストを招きながら、新たなファッション&ビューティの表現を追求していく。

PROFILE: ARISAK/フォトアーティスト

ARISAK/フォトアーティスト
PROFILE: (ありさっく)10年間のフィギュアスケート経験を経て、大学生から写真家として活動を開始。現在はファッション雑誌や広告ビジュアルのアートディレクション、撮影を手がけるほか、フィギュアスケーターとして「ナイキ」×「サカイ」の広告モデルに抜てき。注目の若手クリエイターとしてテレビ番組に出演するなど、活動は多岐にわたる(@arisak_official)

フィギュアスケーターからフォトアーティストへ
ARISAKインタビュー

WWD:フォトアーティストとして活動を始めたきっかけは?

ARISAK:まだ将来の夢もなく、就職活動もしていなかった大学生の時に、友達の写真を撮影したことです。当時はアメーバブログが流行っていて、その友達からバナー写真を撮影してほしいと頼まれました。使ったカメラは友達から借りた「ペンタックス(PENTAX)」。完成した写真を見た友達から「写真やった方がいいよ」と言われ、自分自身も楽しめたことからやってみようと思いました。今振り返れば、親族にクリエイターがいて、昔から刺激を受けていたのも影響していたのかもしれません。

WWD:アーティスト名の由来は?

ARISAK:本名が“アリサ”というのですが、日本には同じ名前の人が多いので少し変化をつけたくて。何かあだ名をつけたいなと思った時にひらめいたのがARISAK。“たまごっち”みたいでいいなと思いました。

WWD:自身の作品の世界観を言葉で表現すると?

ARISAK:“ダークファンタジー”“Y3K”などでしょうか。カメラを始めたばかりの頃はカニエ・ウェスト(Kanye West。現在のイェ)の「My Beautiful Dark Twisted Fantasy」というアルバムから影響を受けていました。そのアルバムに収録されている「Runaway」という曲のビデオがあるんですが、ダークな世界観から始まり、最後はファンタジーで終わるんです。結構残酷な感じのビデオなんですが、その美醜的な表現にすごく惹かれて。「自分がやりたいのはきっとこれなんだ」と気付かされました。

そしてコロナ禍では外に出られず、人に会うこともできなかった。アイデアが浮かんでも撮影できなくて辛かった時、未来に希望が欲しいと思いたどり着いたのが“Y3K”スタイルです。自分が熱意を注いだ作品でも、SNSでは一瞬でスワイプされてしまう昨今。「どうしたら価値が上がり、息の長い作品になるのか」を考えた時に、未来を考えてみようと思いました。

未来のことを予想するって、当たっていても、外れていたとしても面白いじゃないですか。内閣府のホームページからヒントを得たりして、これからどんな時代が来るのかを想像したりすることもあります。

WWD:かつてはフィギュアスケーターとして活動していた。そのキャリアは今の活動にどのように影響している?

ARISAK:フィギュアスケートは曲を題材に自分がパフォーマンスをする総合芸術的スポーツ。振り付けや衣装を自分で考えることも多く、無意識のうちにセルフディレクションを経験していたのだと思います。写真を撮る時にも、音楽から作品のインスピレーションを得ることが多いのは当時の影響が大きいと感じています。

自身のSNS連載【月刊ARISAK】と
今後スタートする【ARISAK Lab】

WWD:自身のSNSでは【月刊ARISAK】と題した連載を行なっているが、始めた背景とは?

ARISAK:表現する機会があまり得られなかったコロナ禍を経て、溜まった気持ちを出したいと思ったのが【月刊ARISAK】。元々、思っていることをうまく人に話せない性格で、内に秘めたことを作品にしないと消化不良を起こしてしまうんです。22年5月に始め、今はvol.19まで続いています。ただ「自分が好きなものを表現したい」というのは昔も今も変わりません。

WWD:1月からWWDJAPANでスタートする【ARISAK Lab】。連載名に込めた思いとは?

ARISAK:自分が大好きな人を招いたり、ブランドとコラボレーションするなど、いろいろな要素を1つの実験室で融合して新たな見せ方を研究する、という思いで “ラボ”という名前を取り入れました。

長い歴史の中で、日本にはたくさんの面白いカルチャーがあります。ファッション業界だけはなく、さまざまなバックグラウンドを持つ人をゲストとして招き、これまでに見たことがないような姿をお届けしていきたいと思います。どうぞ、お楽しみに!

(衣装協力:ディゼムバイシーク)

PHOTOS:ARISAK
HAIR & MAKEUP:JUNA UEHARA
LOGO DESIGN:HIROKIHISAJIMA

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“ベール”が日常着を変える 新ムードチェンジャーをどうまとう?【2024-25年秋冬トレンド】

顔を覆うベールが、スタイルのムードチェンジャーになりそうな兆しです。リアルシーンへの浸透はこれからですが、ラグジュアリーブランドからの提案が相次いでいます。ベールはロイヤルファミリーの着用でおなじみの通り、ノーブルで女性らしい雰囲気をまとえるのが特徴。ミステリアスやフェティッシュ、ゴシックなどのムードを呼び込んだ新しいスタイリングも打ち出されています。

例えば「トム ブラウン(THOM BROWNE)」は、フォーマルを着崩す新解釈で取り入れました。小説家エドガー・アラン・ポー(Edgar Allan Poe)の作品から着想を得たゴシックテイストのルックにベールを投入し、得意のテーラードスタイルにダークファンタジーな世界観を盛り込みました。今回は、国内外のブランドによる思い思いのアイデアを参考に、ベールの効果的な使い方をご紹介します。

艶美なミステリアス×フォーマル

最もベールらしいムードと言えば、“ミステリアス”でしょう。黒との相性は抜群で、顔周りに妖艶な空気をまとわせてくれます。フォーマルな印象を添えられるのもベールの魅力です。

「ドルチェ&ガッバーナ(DOLCE&GABBANA)」は、マニッシュなタキシードジャケットをミニドレスのように着こなして、顔のほぼ全面をベールで覆い、艶美な印象を濃くしました。斜めにかぶった帽子が貴婦人のような品格です。

主張抑えめベールでフェティッシュに

網目が目立ち過ぎないベールは主張が強くないためいろいろな装いとなじみやすく、ドレッシーな雰囲気を高めてくれます。

「ニナ リッチ(NINA RICCI)」は、肩周りのボリュームをたっぷりあしらったブラウスに、レザーのタイトスカートを合わせ、顔にほのかな陰を落とした黒いベールが、レディーライクな雰囲気をプラス。大胆な編み柄のレースタイツとのコンビネーションが、フェティッシュなムードを印象付けています。

素肌見せで引き算したオールブラック

黒のベールを使ってモード感を出すには、全体をダークカラーでまとめた装いが良いでしょう。透けないアイテムと組み合わせると、ベールのレーシー感が際立ちます。

オールブラックがシグネチャーといえば、「ヨウジヤマモト(YOHJI YAMAMOTO)」。顔にかぶせたベールと、胸元の素肌が見え隠れして、ブラックスタイルに“差し色”のような効果をもたらしています。アートライクな立体的シルエットが、単色使いによってさらに際立ちます。

白系ベールでほんのりロマンチック

黒のイメージが強いベールですが、近ごろは肌なじみのいい白やベージュなども増えてきました。普段使いしやすいのが“非ブラック”の良さ。白系は、清らかさや上品なイメージもプラスしてくれます。

「ヨウヘイ オオノ(YOHEI OHNO)」は、シャツジャケットとパンツの気負わないセットアップに、頭から白ベールをかぶせて素肌の透明感を引き出しています。足元はあえてパイソン柄ブーツでスパイスを添えました。白ベールが、気高くロマンチックな雰囲気を加えています。

チュール包みで幻想的なムードを演出

網目の細かいベールはウエディングドレスでおなじみですが、頭全体をアートピースのようなベールで包む新提案も登場しました。最も目立つポジションを飾るパーツだけに、ミニマルな装いにスパイスを加える効果も大です。

バレエコアの先導役「チカ キサダ(CHIKA KISADA)」は、チュール使いが巧み。オールブラックの服でも、ボトムスはチュールスカートでレッグラインをほのかに透けさせています。一方、顔周りはベージュのチュール素材のベールですっぽりカバー。袋状に包み込む演出で小顔効果を引き出しつつ、謎めいた浮遊感もまとわせました。

スカーフ一体型でより華やかに

本来ベールは顔を覆うアイテムですが、もっと広範囲をカバーするタイプもあります。赤系カラーで染めたベールは、フェミニンであでやかなムード。スカーフやショールのように使えば、装いに彩りを添える効果を発揮します。

フェティッシュなテイストが持ち味の「フェティコ(FETICO)」は、ロンググローブを合わせたドレッシーな装いで貴婦人ムード。妖艶さを高めたのは、ベールとネックウエアが一体化したレースショールの使い方で、ミステリアスな雰囲気を醸し出しています。胸元にかぶせて、素肌の露出度を抑えるのにも役立ちました。

ベールは、ドレスアップしたいシーンで一歩抜け出せるアイテムです。まだ日本で見かける機会は多くありませんが、スタイリング次第では新鮮さを与えてくれそうなので、早めに試すなら今が取り入れ時。自分好みの帽子と組み合わせたアレンジも可能です。ミステリアスやノーブルなムードを手軽にまとえるベールは、新しいムードチェンジャーとしての可能性を秘めています。

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「ニューエラ」から正月発売の新作ヘッドウエアが多数 ヘビ柄からラインストーンまで

「ニューエラ(NEW ERA)」は、2025年の干支「巳」にちなんだデザインやラインストーン、花柄のゴブラン生地などを使用した新作ヘッドウエアを発売する。今回は、4つのコレクションが一堂にラインアップする。

MLB、NBA、NFLのスターチームが勢ぞろいする
“ブラック スネーク コレクション”

2025年の干支である「巳」に着目した、“ブラック スネーク コレクション(Black Snake Collection)”では、MLB(メジャーリーグベースボール)NBA(ナショナルバスケットボールアソシエーション)NFL(ナショナルフットボールリーグ)からピックアップした全15チームのロゴをあしらったオールブラックのキャップ“59FIFTY®︎”(6390円)を用意する。バイザーと内側のスエットバンドにヘビ柄をあしらうほか、“アリゾナ・ダイヤモンドバックス”のモデルは、フロントパネルにもヘビ柄の型押し素材を使用した巳年ならではの仕様だ。

同コレクションは、「ニューエラ」公式オンラインストアでフルラインアップをそろえ、“アリゾナ・ダイヤモンドバックス”と“ニューエラ クラシックロゴ”を除くモデルは、各店1型ずつの展開となる。「ニューエラ」の店舗、公式オンラインストアともに1月1日からの発売。

ラインストーンのロゴが一際目立つ
“ロサンゼルス・ドジャース ラインストーン コレクション”

ロサンゼルス・ドジャースのロゴを煌びやかなラインストーンで表現した“ロサンゼルス・ドジャース ラインストーン コレクション(Los Angeles Dodgers Rhinestone Collection)”からは、定番のキャップ“59FIFTY®︎”(1万3200円)とニットキャップ(8800円)を販売する。

同コレクションは、店舗、公式オンラインストアともに1月1日発売。

レトロな雰囲気あふれる“リバティ ゴブラン コレクション”

“リバティ ゴブラン コレクション(Liberty Gobelins Collection)”は、イギリス発「リバティ(LIBERTY)」のアイコンである花柄をゴブラン織りで落とし込んだ。レトロな雰囲気の“59FIFTY®︎”(7480円)と“9THIRTY™”(5280円)を3色ずつ展開する。

同コレクションは、店舗が1月1日、公式オンラインストアは1月2日発売。

歴代のオールスターシリーズロゴがサイドパッチに
“オールスターゲーム サイドパッチ コレクション”

過去のオールスターシリーズのサイドパッチをあしらった“オールスターゲーム サイドパッチ コレクション(All-Star Game Side Patch Collection)”からは、クラウン、バイザー、アンダーバイザーを異なる色で配した“59FIFTY®︎”(7480円)を4パターン用意する。

同コレクションは、店舗が1月1日、公式オンラインストアは1月3日発売。

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「ニューエラ」から正月発売の新作ヘッドウエアが多数 ヘビ柄からラインストーンまで

「ニューエラ(NEW ERA)」は、2025年の干支「巳」にちなんだデザインやラインストーン、花柄のゴブラン生地などを使用した新作ヘッドウエアを発売する。今回は、4つのコレクションが一堂にラインアップする。

MLB、NBA、NFLのスターチームが勢ぞろいする
“ブラック スネーク コレクション”

2025年の干支である「巳」に着目した、“ブラック スネーク コレクション(Black Snake Collection)”では、MLB(メジャーリーグベースボール)NBA(ナショナルバスケットボールアソシエーション)NFL(ナショナルフットボールリーグ)からピックアップした全15チームのロゴをあしらったオールブラックのキャップ“59FIFTY®︎”(6390円)を用意する。バイザーと内側のスエットバンドにヘビ柄をあしらうほか、“アリゾナ・ダイヤモンドバックス”のモデルは、フロントパネルにもヘビ柄の型押し素材を使用した巳年ならではの仕様だ。

同コレクションは、「ニューエラ」公式オンラインストアでフルラインアップをそろえ、“アリゾナ・ダイヤモンドバックス”と“ニューエラ クラシックロゴ”を除くモデルは、各店1型ずつの展開となる。「ニューエラ」の店舗、公式オンラインストアともに1月1日からの発売。

ラインストーンのロゴが一際目立つ
“ロサンゼルス・ドジャース ラインストーン コレクション”

ロサンゼルス・ドジャースのロゴを煌びやかなラインストーンで表現した“ロサンゼルス・ドジャース ラインストーン コレクション(Los Angeles Dodgers Rhinestone Collection)”からは、定番のキャップ“59FIFTY®︎”(1万3200円)とニットキャップ(8800円)を販売する。

同コレクションは、店舗、公式オンラインストアともに1月1日発売。

レトロな雰囲気あふれる“リバティ ゴブラン コレクション”

“リバティ ゴブラン コレクション(Liberty Gobelins Collection)”は、イギリス発「リバティ(LIBERTY)」のアイコンである花柄をゴブラン織りで落とし込んだ。レトロな雰囲気の“59FIFTY®︎”(7480円)と“9THIRTY™”(5280円)を3色ずつ展開する。

同コレクションは、店舗が1月1日、公式オンラインストアは1月2日発売。

歴代のオールスターシリーズロゴがサイドパッチに
“オールスターゲーム サイドパッチ コレクション”

過去のオールスターシリーズのサイドパッチをあしらった“オールスターゲーム サイドパッチ コレクション(All-Star Game Side Patch Collection)”からは、クラウン、バイザー、アンダーバイザーを異なる色で配した“59FIFTY®︎”(7480円)を4パターン用意する。

同コレクションは、店舗が1月1日、公式オンラインストアは1月3日発売。

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ピアスの代わりに付けるだけでOK!NewJeansやaespaの着用で大注目のノーズカフ&リップカフ

どんなジュエリーよりも強い存在感を発揮する、ピアスをしなくてもピアス並みの個性を発揮するカフアクセサリーが韓国セレブリティーたちのスタイリングで注目されています。中でも、尖った鼻筋とふっくらとした唇に挟んで演出するノーズカフとリップカフがトレンドに。普通のイヤリングやネックレスが退屈に感じたら、スターたちのカフスタイリングを参考にしてみましょう。

ノーズカフ

デイリールックに活用できるノーズカフを探しているなら、イッチ(ITZY)のメンバー、リュジン(RYUJIN)、ストレイキッズ(Stray Kids)のフィリックス(FELIX)、カリナが選んだシンプルなシルエットのシルバーノーズカフでクールなスタイリングを。NCTのマーク(Mark)のように絆創膏を連想させるノーズカフの活用も。ロックな雰囲気を演出できます。 

リップカフ

リップカフもノーズカフと同じくらい個性的。TWICEのジヒョ(JIHYO)は、どんなルックに合わせても似合う薄いリングタイプのリップカフを着用し、すぐに真似したくなるようなデイリーカフスタイリングを見せました。

一方、ファッションアイコンであるジェニー(JENNIE)は模様が刻まれたリップカフをさまざまなネックレスと合わせて少し大胆なスタイリングに挑戦。

「パオリーナ・ルッソ(Paolina Russo)」とのコラボレーションによりNewJeansのメンバーがキャラクターになったイラストでカスタマイズされたファッションに、下唇全体を覆うリップカフを付けて妖精のように登場したNewJeans。天使の羽のような形のリップカフが、NewJeansならではのラブリーな雰囲気をさらに引き立てています。

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「ヴァンズ」が「ビリーズ」との“干支プロジェクト”でコラボ ヘビの“脱皮”に着想した“オーセンティック”

「ヴァンズ(VANS)」は1月1日、「ビリーズ(BILLY’S)」との新年恒例“干支プロジェクト”の2025年モデル“イヤー オブ ザ スネイク オーセンティック(YEAR OF THE SNAKE AUTHENTIC)” (1万3200円)をビリーズ公式オンラインストアで発売する。12月26日18時からビリーズ公式オンラインストアで先行予約を開始する。

イメージビジュアル

本アイテムは、2025年の干支“巳”にあやかり、ヘビの“脱皮”に着想を得たデザインの“オーセンティック”2色をラインアップ。経年変化によってアッパーのスネークスキンの柄が出てくる仕様に仕上げた。クールな印象のスネークアッパーのままでも、好みによってエイジングしても楽しめる。

ビフォーアフター

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「ファッション産業の未来は明るい」 東レ若手社員と学生が考える繊維とサステナビリティの可能性

世界を代表する日本の繊維メーカー、東レは、慶應義塾大学発の学生服飾団体「Keio Fashion Creator」(以下「KFC」)とともに、「世界を変えるために必要なこと」を考える機会を設けた。未来を明るくするために、今何を考えるべきか。そのヒントを探るべく、「KFC」のメンバーは東レが静岡県に置く三島工場と総合研修センターの展示スペースを見学。また今回、東レのリサイクル繊維ブランド「アンドプラス(&+)」を用いた開発に注力する入社3〜4年目の社員との座談会を実施した。Z世代の彼らはどんな疑問を持ち、ファッションの未来を見据えているのか。

若手社員が実現する
ファッション×サステナビリティの可能性

WWDJAPAN(以下WWD):東レ社員の皆さんの業務内容や「KFC」の活動について教えてください。

松尾直輝(東レ機能製品事業部東京ユニフォーム課):僕と宇佐美は機能製品部という部署で病院や飲食サービスなどのユニフォームアパレル向けのテキスタイル営業をしています。田中と橋本はスポーツ・衣料資材部で、カジュアルアパレル用テキスタイルの開発、生産、販売・マーケティングを担当しています。婦人・紳士衣料事業部の今井は、ファッション用テキスタイル販売を手掛けています。

上野莉湖(「KFC」代表):慶應義塾大学の「ファッションビジネス研究会」から独立する形で設立した「KFC」は、さまざまな学校からファッションをきっかけに集まった学生が集まるインカレサークルです。エスモードジャポンとの提携により、ファッションについて学びながら、社会に対する問いかけや主張を年に一度のファッションショーで表現しています。個々の思いや考えを自由に世界や社会へ発信していくため、非営利団体として活動しています。ショーでは、東レさんにご提供いただいたテキスタイルも使用しています。

橋本圭司(東レスポーツ・衣料資材事業部衣料資材課):今回の三島工場の見学はどうでしたか?「アンドプラス」の仕組みの展示に加え、糸を作る工程を見ていただいたと思います。普段はわれわれ社員も取引先の方もなかなか見られないので、貴重な体験だったと思います。

今村賢(「KFC」プレス):工場はすごく大きくて、まるで映画に入り込んだような感覚で、自分が今まで生きてきた世界とは全く違うところにいるなと新鮮でした。

増永和佳(「KFC」ディレクターチーフ):さまざまな機械やそれらを動かす人々の仕事ぶりにとても感動しました。それぞれの役割が成り立っているから、こうやって自分たちの着ている服が出来上がるんだと実感しました。

WWD:東レを代表する、使用済みのペットボトルを原料としたリサイクル繊維ブランド「アンドプラス」について、特徴など教えてください。

宇佐美宗親(東レ機能製品事業部学生衣料・大阪ユニフォーム課):「アンドプラス」の大きな特徴は、純度が非常に高いペットボトルのみを回収しポリエステルを作っていることです。リサイクルの技術は一般的にも進化していますが、東レは高付加価値となる、異物を除去するフィルタリング技術とペットボトルの高度な洗浄技術に特化することで原料の供給安定化を実現しています。

田子山舜(「KFC」プレスチーフ):私たちの生活にあふれる廃棄されるペットボトルを有償で集め、純度の高い素材に生まれ変わらせ、服の材料とする糸を作っている丁寧かつ労力のかかる工程にとても驚きました。最先端なサステナブルな取り組みがよくわかりました。

藤まいか(「KFC」デザイナー):今回のファッションショーでは、ご提供いただいた中から「アンドプラス」の糸を使った“KARUISHI”というテキスタイルでルックを制作しています。ふわふわと柔らかな風合いと蛍光イエローの発色の良さにとても惹かれました。ペットボトルをリサイクルして糸を作るという高度な技術とその難しさに東レの長年の企業努力が伺えましたし、一人一人の力で成り立っているブランドなんだなと感じました。

WWD:その他に、ファッションとサステナビリティについて、東レの最近の実例はありますか?

橋本(東レ):僕は靴やバッグ、日用品用途のテキスタイルの開発や生産、販売・マーケティングを行う部署に所属していて、東レが開発した100%植物由来のナイロン繊維“エコディアN510”を初めてバッグとして製品化するプロジェクトに携わりました。まだ市場に出ていない素材を採用いただき、これからの社会を変えていくという東レの理念に沿った取り組みになったのではないかと思います。

Z世代が真剣に見る
ファッションと環境問題

WWD:ファッションの環境への問題意識などどのように考えていますか?また、繊維産業の魅力を伝えるためにどんなことが必要でしょうか?

上野(KFC):ファッションが好きな「KFC」のメンバーはサステナビリティについての知識もありますが、そうじゃない同世代の友人たちは、どんどん消費されていくファストファッションに目が向いています。私たちが工場で体験した、人の熱意と熟練の技術によって作られるモノ作りのストーリーはとても貴重なものだと思いましたし、伝えていくことで、若い世代の環境に対しての意識も高まるのではないかなと思いました。

田中萌華(東レスポーツ・衣料資材事業部スポーツ・アウトドア課):東レという会社は業界では知名度がありますが、一般消費者に対してしっかりアピールできているかというとまだまだ課題があると思っています。

増永(KFC):私は大学で都市デザインを学んでいますが、例えば小さな町工場でもどう持続可能なものにしていくかと考えています。野菜が農家で生産されて流通する過程を学ぶように、身近な衣料についても工場見学などを通して一般の方に知ってもらうことで課題や問題について意識を高められるのではないでしょうか。

松尾(東レ):実は工場を視察されるアパレルメーカーの方はそう多くありません。僕たちとしてももっと現場を知ってほしいという気持ちもあって、アパレルメーカーを産地や工場へお連れして、一緒にモノ作りに取り組んでいこうと試みています。ただ服を見て買うだけじゃなく、作り手の思いをのせて製品にしてもらえたらと考えています。

WWD:モノ作りにおける課題について教えてください。

今井悠太郎(東レ 婦人・紳士部衣料事業部婦人・紳士織物第2課):昨今のテキスタイル開発においては、気候変動による猛暑や豪雨などに対応するための通気性や撥水など機能面や物価高騰によるコスト面などが課題になっています。リサイクル素材を使うことで、商品の値段が上がってしまうことについてどう思いますか?また普段どんな商品に魅力を感じますか?

田子山(KFC):新品がさらに1万円上がるなら、古着を選びます。より自分が買えるものを買うことも、サステナビリティを意識した服選びの一つの方法かなと考えています。

飯島恒典(「KFC」デザイナーチーフ):ファッションなどでも機能を果たさないデザインが魅力に感じられることも多いと思うんです。例えば、座りにくい椅子や着づらい服など。でももし、サステナブルなアイデアが加わると僕はほしくなるなって。東レさんのリサイクル生地がよりきれいな染め方ができたり、美しいドレープを作れたり、そんな付加価値に面白さを感じます。

宇佐美(東レ):現状としては、安価な商品の方が需要が高いです。なので、東レは生地を作る段階で特殊な技術を使って、高い機能性を持たせる付加価値こそ僕たちの強みだと思っています。適正な価格で提供することが僕たちの大きな使命でもあります。

WWD:東レで働くやりがいや業界の面白さってどんなところに感じますか?

今井(東レ):生地の元となる糸を作ることって簡単なことではありません。生地の風合いや機能性、生産性などの条件を全て一度でクリアできることってほとんどないんですよね。すごく優秀な技術者が何人も集まって、工場のメンバーと一日中機械を動かしてもうまくいかない。何度も試行錯誤しながら作っていきます。東レは挑戦できる環境がある。難しいけど、楽しさとやりがいを感じられることが僕のワークモチベーションにもなっています。

田中(東レ):好きなファッションの根本をゼロから作って販売もできることは仕事の楽しいところです。自分で店頭へ視察に行って、生地の構造をイメージして、糸や織り方の選定をして。オーダーメイドではないですけど、実際に自分で考えて作ることができて、店頭で商品化されたものを見るととてもうれしいですね。その瞬間に一番喜びを感じます。

宇佐美(東レ):自分で作った生地が服になるチャンスがある、消費者の方に着ていただく可能性を秘めていること。そんなワクワクする気持ちで仕事できるって本当にやりがいがあるなと思います。

「ファッション産業の根幹を支えたい」
「繊維の魅力を伝えたい」

WWD:最後にファッションの未来を若き皆さんはどう見据えていますか?東レの皆さんの野望やかなえたいことも教えてください。

橋本(東レ):僕はファッション産業の未来は明るいと考えています。まだ世界にない新しい価値を見出す生地を作って、産業の根幹を支えていきたい。そう夢見て仕事を頑張っています。

宇佐美(東レ):日本のハイレベルな技術は世界に誇れるものであり、東レの糸やテキスタイルもそうであると自負しています。国内外の工場やそこに携わる人々を支え、若い人にも働きがいを持ってもらえて、繊維産業の発展を担えるよう取り組んでいきたいと思います。

田中(東レ):他のメンバーが言っていたように、新しい製品を生み出すことは時間も労力もかかることなので、実績品を用いる方が利益も見積りやすいし楽ではあります。でも、この先の業界を盛り上げていくという視野では、新しいものを作って販売することを自分のモチベーションにしながら、お客さまにより魅力が伝わるような営業活動をしていきたいと考えています。

今井(東レ):僕はワークスタイルもスーツだけじゃなく、より自由に楽しく装いを楽しめるような、日常をも変えるテキスタイルを開発していきたいです。

上野(KFC):日本のモノづくりはこれから先も世界に誇れるものだと思うんです。課題はまだあると思いますが、産業としてその技術と伝統を守り、強化していくことで、ますます発展していけるのではないかと期待しています。

飯島(KFC):僕も日本のモノづくりが大好きで、今回三島工場で技術者の方に、技術を重ねた繊維の構造や開発に費やした努力についてお聞きして本当に感動しました。ファッションショーの時間って1ルック見せるのに数秒〜数分ですが、実はその過程には何十年も培ってきたノウハウや最新の技術が織り混ざっていて、それをデザインという形にしていく人のチカラはすばらしいなと、今回の体験を通して深く感じました。今後、繊維産業とショーをする僕たちのような団体が同じ作り手としてさらに思いをつないでいけたらうれしいなと思いますし、モノづくりにもいい変化を生み出せるのではないかなと思います。

今村(KFC):僕は繊維業界での就職を視野に入れています。今回お話をお聞きして、ファッションの根底に触れながら、企画から販売、広報まで携われることはすごくやりがいや楽しさがあるんだなって感じました。僕もたくさんの人に触れてもらえる生地を作ってみたいです。

東レ「アンドプラス」を使い、
「KFC」がショー開催へ

「KFC」は東レからのテキスタイル提供のサポートを受け、12月15日にファッションショーを開催した。今年は「How to Dress Love?」をテーマに、デザイナーそれぞれが未来に残したい自分のたちの愛の形を表現。学生らがファッションを通して抱える思いや注いできた情熱に、東レとのコラボレーションを通して感じたファッションの持つ楽しさや喜び、そして同じZ世代の東レ社員と語った繊維産業の希望をルックに込めた。次回3回目は、そのファッションショーの様子をリポート。若き彼らが紡ぐ新たなファッションの形を探る。

注:現在「アンドプラス(&+)」は、回収したペットボトルなどをリサイクルしたポリエステル繊維と、回収した漁網などをリサイクルしたナイロン繊維の2種類を展開している。なお、回収したペットボトルをチップにする工程は社外の協力企業にておこなわれている。

問い合わせ先
東レ 繊維事業本部新流通開拓室
ft-marketing-ig.toray.mb@mail.toray

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「ファッション産業の未来は明るい」 東レ若手社員と学生が考える繊維とサステナビリティの可能性

世界を代表する日本の繊維メーカー、東レは、慶應義塾大学発の学生服飾団体「Keio Fashion Creator」(以下「KFC」)とともに、「世界を変えるために必要なこと」を考える機会を設けた。未来を明るくするために、今何を考えるべきか。そのヒントを探るべく、「KFC」のメンバーは東レが静岡県に置く三島工場と総合研修センターの展示スペースを見学。また今回、東レのリサイクル繊維ブランド「アンドプラス(&+)」を用いた開発に注力する入社3〜4年目の社員との座談会を実施した。Z世代の彼らはどんな疑問を持ち、ファッションの未来を見据えているのか。

若手社員が実現する
ファッション×サステナビリティの可能性

WWDJAPAN(以下WWD):東レ社員の皆さんの業務内容や「KFC」の活動について教えてください。

松尾直輝(東レ機能製品事業部東京ユニフォーム課):僕と宇佐美は機能製品部という部署で病院や飲食サービスなどのユニフォームアパレル向けのテキスタイル営業をしています。田中と橋本はスポーツ・衣料資材部で、カジュアルアパレル用テキスタイルの開発、生産、販売・マーケティングを担当しています。婦人・紳士衣料事業部の今井は、ファッション用テキスタイル販売を手掛けています。

上野莉湖(「KFC」代表):慶應義塾大学の「ファッションビジネス研究会」から独立する形で設立した「KFC」は、さまざまな学校からファッションをきっかけに集まった学生が集まるインカレサークルです。エスモードジャポンとの提携により、ファッションについて学びながら、社会に対する問いかけや主張を年に一度のファッションショーで表現しています。個々の思いや考えを自由に世界や社会へ発信していくため、非営利団体として活動しています。ショーでは、東レさんにご提供いただいたテキスタイルも使用しています。

橋本圭司(東レスポーツ・衣料資材事業部衣料資材課):今回の三島工場の見学はどうでしたか?「アンドプラス」の仕組みの展示に加え、糸を作る工程を見ていただいたと思います。普段はわれわれ社員も取引先の方もなかなか見られないので、貴重な体験だったと思います。

今村賢(「KFC」プレス):工場はすごく大きくて、まるで映画に入り込んだような感覚で、自分が今まで生きてきた世界とは全く違うところにいるなと新鮮でした。

増永和佳(「KFC」ディレクターチーフ):さまざまな機械やそれらを動かす人々の仕事ぶりにとても感動しました。それぞれの役割が成り立っているから、こうやって自分たちの着ている服が出来上がるんだと実感しました。

WWD:東レを代表する、使用済みのペットボトルを原料としたリサイクル繊維ブランド「アンドプラス」について、特徴など教えてください。

宇佐美宗親(東レ機能製品事業部学生衣料・大阪ユニフォーム課):「アンドプラス」の大きな特徴は、純度が非常に高いペットボトルのみを回収しポリエステルを作っていることです。リサイクルの技術は一般的にも進化していますが、東レは高付加価値となる、異物を除去するフィルタリング技術とペットボトルの高度な洗浄技術に特化することで原料の供給安定化を実現しています。

田子山舜(「KFC」プレスチーフ):私たちの生活にあふれる廃棄されるペットボトルを有償で集め、純度の高い素材に生まれ変わらせ、服の材料とする糸を作っている丁寧かつ労力のかかる工程にとても驚きました。最先端なサステナブルな取り組みがよくわかりました。

藤まいか(「KFC」デザイナー):今回のファッションショーでは、ご提供いただいた中から「アンドプラス」の糸を使った“KARUISHI”というテキスタイルでルックを制作しています。ふわふわと柔らかな風合いと蛍光イエローの発色の良さにとても惹かれました。ペットボトルをリサイクルして糸を作るという高度な技術とその難しさに東レの長年の企業努力が伺えましたし、一人一人の力で成り立っているブランドなんだなと感じました。

WWD:その他に、ファッションとサステナビリティについて、東レの最近の実例はありますか?

橋本(東レ):僕は靴やバッグ、日用品用途のテキスタイルの開発や生産、販売・マーケティングを行う部署に所属していて、東レが開発した100%植物由来のナイロン繊維“エコディアN510”を初めてバッグとして製品化するプロジェクトに携わりました。まだ市場に出ていない素材を採用いただき、これからの社会を変えていくという東レの理念に沿った取り組みになったのではないかと思います。

Z世代が真剣に見る
ファッションと環境問題

WWD:ファッションの環境への問題意識などどのように考えていますか?また、繊維産業の魅力を伝えるためにどんなことが必要でしょうか?

上野(KFC):ファッションが好きな「KFC」のメンバーはサステナビリティについての知識もありますが、そうじゃない同世代の友人たちは、どんどん消費されていくファストファッションに目が向いています。私たちが工場で体験した、人の熱意と熟練の技術によって作られるモノ作りのストーリーはとても貴重なものだと思いましたし、伝えていくことで、若い世代の環境に対しての意識も高まるのではないかなと思いました。

田中萌華(東レスポーツ・衣料資材事業部スポーツ・アウトドア課):東レという会社は業界では知名度がありますが、一般消費者に対してしっかりアピールできているかというとまだまだ課題があると思っています。

増永(KFC):私は大学で都市デザインを学んでいますが、例えば小さな町工場でもどう持続可能なものにしていくかと考えています。野菜が農家で生産されて流通する過程を学ぶように、身近な衣料についても工場見学などを通して一般の方に知ってもらうことで課題や問題について意識を高められるのではないでしょうか。

松尾(東レ):実は工場を視察されるアパレルメーカーの方はそう多くありません。僕たちとしてももっと現場を知ってほしいという気持ちもあって、アパレルメーカーを産地や工場へお連れして、一緒にモノ作りに取り組んでいこうと試みています。ただ服を見て買うだけじゃなく、作り手の思いをのせて製品にしてもらえたらと考えています。

WWD:モノ作りにおける課題について教えてください。

今井悠太郎(東レ 婦人・紳士部衣料事業部婦人・紳士織物第2課):昨今のテキスタイル開発においては、気候変動による猛暑や豪雨などに対応するための通気性や撥水など機能面や物価高騰によるコスト面などが課題になっています。リサイクル素材を使うことで、商品の値段が上がってしまうことについてどう思いますか?また普段どんな商品に魅力を感じますか?

田子山(KFC):新品がさらに1万円上がるなら、古着を選びます。より自分が買えるものを買うことも、サステナビリティを意識した服選びの一つの方法かなと考えています。

飯島恒典(「KFC」デザイナーチーフ):ファッションなどでも機能を果たさないデザインが魅力に感じられることも多いと思うんです。例えば、座りにくい椅子や着づらい服など。でももし、サステナブルなアイデアが加わると僕はほしくなるなって。東レさんのリサイクル生地がよりきれいな染め方ができたり、美しいドレープを作れたり、そんな付加価値に面白さを感じます。

宇佐美(東レ):現状としては、安価な商品の方が需要が高いです。なので、東レは生地を作る段階で特殊な技術を使って、高い機能性を持たせる付加価値こそ僕たちの強みだと思っています。適正な価格で提供することが僕たちの大きな使命でもあります。

WWD:東レで働くやりがいや業界の面白さってどんなところに感じますか?

今井(東レ):生地の元となる糸を作ることって簡単なことではありません。生地の風合いや機能性、生産性などの条件を全て一度でクリアできることってほとんどないんですよね。すごく優秀な技術者が何人も集まって、工場のメンバーと一日中機械を動かしてもうまくいかない。何度も試行錯誤しながら作っていきます。東レは挑戦できる環境がある。難しいけど、楽しさとやりがいを感じられることが僕のワークモチベーションにもなっています。

田中(東レ):好きなファッションの根本をゼロから作って販売もできることは仕事の楽しいところです。自分で店頭へ視察に行って、生地の構造をイメージして、糸や織り方の選定をして。オーダーメイドではないですけど、実際に自分で考えて作ることができて、店頭で商品化されたものを見るととてもうれしいですね。その瞬間に一番喜びを感じます。

宇佐美(東レ):自分で作った生地が服になるチャンスがある、消費者の方に着ていただく可能性を秘めていること。そんなワクワクする気持ちで仕事できるって本当にやりがいがあるなと思います。

「ファッション産業の根幹を支えたい」
「繊維の魅力を伝えたい」

WWD:最後にファッションの未来を若き皆さんはどう見据えていますか?東レの皆さんの野望やかなえたいことも教えてください。

橋本(東レ):僕はファッション産業の未来は明るいと考えています。まだ世界にない新しい価値を見出す生地を作って、産業の根幹を支えていきたい。そう夢見て仕事を頑張っています。

宇佐美(東レ):日本のハイレベルな技術は世界に誇れるものであり、東レの糸やテキスタイルもそうであると自負しています。国内外の工場やそこに携わる人々を支え、若い人にも働きがいを持ってもらえて、繊維産業の発展を担えるよう取り組んでいきたいと思います。

田中(東レ):他のメンバーが言っていたように、新しい製品を生み出すことは時間も労力もかかることなので、実績品を用いる方が利益も見積りやすいし楽ではあります。でも、この先の業界を盛り上げていくという視野では、新しいものを作って販売することを自分のモチベーションにしながら、お客さまにより魅力が伝わるような営業活動をしていきたいと考えています。

今井(東レ):僕はワークスタイルもスーツだけじゃなく、より自由に楽しく装いを楽しめるような、日常をも変えるテキスタイルを開発していきたいです。

上野(KFC):日本のモノづくりはこれから先も世界に誇れるものだと思うんです。課題はまだあると思いますが、産業としてその技術と伝統を守り、強化していくことで、ますます発展していけるのではないかと期待しています。

飯島(KFC):僕も日本のモノづくりが大好きで、今回三島工場で技術者の方に、技術を重ねた繊維の構造や開発に費やした努力についてお聞きして本当に感動しました。ファッションショーの時間って1ルック見せるのに数秒〜数分ですが、実はその過程には何十年も培ってきたノウハウや最新の技術が織り混ざっていて、それをデザインという形にしていく人のチカラはすばらしいなと、今回の体験を通して深く感じました。今後、繊維産業とショーをする僕たちのような団体が同じ作り手としてさらに思いをつないでいけたらうれしいなと思いますし、モノづくりにもいい変化を生み出せるのではないかなと思います。

今村(KFC):僕は繊維業界での就職を視野に入れています。今回お話をお聞きして、ファッションの根底に触れながら、企画から販売、広報まで携われることはすごくやりがいや楽しさがあるんだなって感じました。僕もたくさんの人に触れてもらえる生地を作ってみたいです。

東レ「アンドプラス」を使い、
「KFC」がショー開催へ

「KFC」は東レからのテキスタイル提供のサポートを受け、12月15日にファッションショーを開催した。今年は「How to Dress Love?」をテーマに、デザイナーそれぞれが未来に残したい自分のたちの愛の形を表現。学生らがファッションを通して抱える思いや注いできた情熱に、東レとのコラボレーションを通して感じたファッションの持つ楽しさや喜び、そして同じZ世代の東レ社員と語った繊維産業の希望をルックに込めた。次回3回目は、そのファッションショーの様子をリポート。若き彼らが紡ぐ新たなファッションの形を探る。

注:現在「アンドプラス(&+)」は、回収したペットボトルなどをリサイクルしたポリエステル繊維と、回収した漁網などをリサイクルしたナイロン繊維の2種類を展開している。なお、回収したペットボトルをチップにする工程は社外の協力企業にておこなわれている。

問い合わせ先
東レ 繊維事業本部新流通開拓室
ft-marketing-ig.toray.mb@mail.toray

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Ye(カニエ・ウェスト)とゴーシャ・ラブチンスキーによる「イージー」の新作が発売

Yeことカニエ・ウェスト(Kanye West)とゴーシャ・ラブチンスキー(GOSHA RUBCHINSKIY)による「イージー(YZY)」の新作コレクションが12月25日(日本時間26日)に発売された。

今回のコレクションは、有名なアメリカの新聞「ニューヨーク ヘラルド トリビューン(THE NEW YORK HERALD TRIBUNE)」とジャン・リュック・ゴダール(Jean-Luc Godard)の映画「勝手にしやがれ」に敬意を表し、キリル文字を組み込んだアイテムを展開。カラーは白、グレー、黒の3色で、アイテムは各色18点をラインアップする。価格は全て3200円。現在、「イージー」のオンラインで販売している。

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「ニコアンド」×「セサミストリート」 “エルモ”たちを散りばめたカラフルなアイテム

「ニコアンド(NIKO AND...)」は1月1日、子ども向け教育番組「セサミストリート」のキャラクターとコラボしたアイテムを発売する。「ニコアンド」国内全店舗および一部海外店舗、公式オンラインのアンドエスティ(and ST)、ゾゾタウン、楽天ファッションで取り扱う。

「セサミストリート」コラボ
スエットやカーディガン、キャップなど

コラボアイテムは、左胸にキャラクターをあしらったスエット(7000円)、漫画を思わせるデザインのパーカ(7500円)、写真を大胆に配したロンT(6000円)、キャラクター“ビッグバード”を前面にあしらったニット(8000円)、毛足の長いニットカーディガン(8500円)のほか、ソックス(2000円)やハンドウォーマー(3990円)、キャップ(4000円)などもラインアップする。

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「プリーツ プリーズ イッセイ ミヤケ」2025年春夏は光をまとうポジティブなムード

「プリーツ プリーズ イッセイ ミヤケ(PLEATS PLEASE ISSEY MIYAKE)」は、2025年1月発売の春夏シーズンのアイテムを発表した。シーズンテーマは「ライト(LIGHT)」。生活の中に存在するさまざまな光を多彩な色柄で表現。鮮やかなカラーやキャッチーなモチーフのプリントをのせて、希望にあふれたポジティブなイメージをウエアに落とし込んだ。

1月の“マンスリー カラーズ”は、サーモグラフィーカメラを通して見える、温かさと冷たさといった温度のコントラストをイメージした色がそろう。温かさは黄色やピンク、冷たさはブルーグレーやブルーグリーンで表現した。アイテムはトップ(3万800円)、チュニック(3万7400円)、シャツ(4万8400円)、ロングカーディガン(5万5000円)、パンツ(3万9600円)、ワンピース(6万1600円)。

“サーマル フーズ”は、ソフトクリームやバナナ、ホットコーヒーなどの温度をサーモグラフィーカメラで撮影し、柄としてのせたプリントシリーズ。それぞれのモチーフを温めたようなピンク、冷やしたようなブラックの2色を用意。トップ(5万8300円)、シャツ(6万7100円)、ロングカーディガン(10万4500円)、パンツ(7万400円)、スカート(9万200円)、ワンピース(10万4500円)。

1月15日発売の“ランタン”シリーズはランタンの暖かい明かりをイメージ。目を引くバルーンスリーブに対して、肩から裾にかけたシャープなラインのコントラストが特徴的なトップ(6万4900円)をはじめ、パンツ(5万6100円)、ワンピース(7万2600円)をラインアップ。カラーはオレンジイエロー、ブルーブラック、ライトブルー。

ほかにも、歩くたびに動きを見せるタックデザインが特徴の“ライト ウェーブ”シリーズが登場。トップ(3万6300円)、パンツ(5万6100円)、ワンピース(6万500円)。ピンク、ブラック、ブルーの3色をそろえる。

問い合わせ先
イッセイ ミヤケ
03-5454-1705

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「プリーツ プリーズ イッセイ ミヤケ」2025年春夏は光をまとうポジティブなムード

「プリーツ プリーズ イッセイ ミヤケ(PLEATS PLEASE ISSEY MIYAKE)」は、2025年1月発売の春夏シーズンのアイテムを発表した。シーズンテーマは「ライト(LIGHT)」。生活の中に存在するさまざまな光を多彩な色柄で表現。鮮やかなカラーやキャッチーなモチーフのプリントをのせて、希望にあふれたポジティブなイメージをウエアに落とし込んだ。

1月の“マンスリー カラーズ”は、サーモグラフィーカメラを通して見える、温かさと冷たさといった温度のコントラストをイメージした色がそろう。温かさは黄色やピンク、冷たさはブルーグレーやブルーグリーンで表現した。アイテムはトップ(3万800円)、チュニック(3万7400円)、シャツ(4万8400円)、ロングカーディガン(5万5000円)、パンツ(3万9600円)、ワンピース(6万1600円)。

“サーマル フーズ”は、ソフトクリームやバナナ、ホットコーヒーなどの温度をサーモグラフィーカメラで撮影し、柄としてのせたプリントシリーズ。それぞれのモチーフを温めたようなピンク、冷やしたようなブラックの2色を用意。トップ(5万8300円)、シャツ(6万7100円)、ロングカーディガン(10万4500円)、パンツ(7万400円)、スカート(9万200円)、ワンピース(10万4500円)。

1月15日発売の“ランタン”シリーズはランタンの暖かい明かりをイメージ。目を引くバルーンスリーブに対して、肩から裾にかけたシャープなラインのコントラストが特徴的なトップ(6万4900円)をはじめ、パンツ(5万6100円)、ワンピース(7万2600円)をラインアップ。カラーはオレンジイエロー、ブルーブラック、ライトブルー。

ほかにも、歩くたびに動きを見せるタックデザインが特徴の“ライト ウェーブ”シリーズが登場。トップ(3万6300円)、パンツ(5万6100円)、ワンピース(6万500円)。ピンク、ブラック、ブルーの3色をそろえる。

問い合わせ先
イッセイ ミヤケ
03-5454-1705

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大谷ドジャースのワールドシリーズ優勝記念 今与が純金製メダルを国内17個限定発売

今与は、プロ野球チームのロサンゼルス・ドジャースに所属する、大谷翔平選手のワールドシリーズ優勝を記念し、“ワールド シリーズ チャンピオン K24 メダル ダイヤモンド ジュエリー”を発売する。価格は2200万円。12月27日11時〜2025年9月30日23時59分までの期間、先着順で国内17個限定で受注販売する。

国内17個限定メダル
打席に立つ大谷選手がモチーフ

メダルは、2024年シーズンのロサンゼルス・ドジャースと大谷選手の業績を刻んだもので、ドジャー・スタジアムで打席に立つ大谷選手がモチーフの純金製、シリアルナンバー入り。表面の背番号“17”や星マークなどに天然ダイヤモンドをあしらい、手織りのリボンを下げた。ドジャーブルーを思わせる青い天然大理石のケースと、大谷選手の直筆サインプレート、MLBオーセンティケーションナンバーシール、天然ダイヤモンド鑑別カード、オリジナルギャランティーカード、ショッパーが付属する。

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大谷ドジャースのワールドシリーズ優勝記念 今与が純金製メダルを国内17個限定発売

今与は、プロ野球チームのロサンゼルス・ドジャースに所属する、大谷翔平選手のワールドシリーズ優勝を記念し、“ワールド シリーズ チャンピオン K24 メダル ダイヤモンド ジュエリー”を発売する。価格は2200万円。12月27日11時〜2025年9月30日23時59分までの期間、先着順で国内17個限定で受注販売する。

国内17個限定メダル
打席に立つ大谷選手がモチーフ

メダルは、2024年シーズンのロサンゼルス・ドジャースと大谷選手の業績を刻んだもので、ドジャー・スタジアムで打席に立つ大谷選手がモチーフの純金製、シリアルナンバー入り。表面の背番号“17”や星マークなどに天然ダイヤモンドをあしらい、手織りのリボンを下げた。ドジャーブルーを思わせる青い天然大理石のケースと、大谷選手の直筆サインプレート、MLBオーセンティケーションナンバーシール、天然ダイヤモンド鑑別カード、オリジナルギャランティーカード、ショッパーが付属する。

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「T.T」が東京・草月会館で「T.T I-A 02 遺物の声を聴く 応用考古学の庭」展を開催

「タイガ・タカハシ(TAIGA TAKAHASHI)」を前身とする「T.T」は12月29日までの期間、展示「T.T I-A 02 遺物の声を聴く 応用考古学の庭」を東京の草月会館で開催する。

「T.T I-A」第2弾
いけばな草月流コラボの茶室も

本展は、京都・祇園に続く「T.T I-A」第2弾。「T.T」創設者の故髙橋大雅が影響を受けた芸術家、イサム・ノグチが手掛けた石庭「天国」を主な展示空間とし、髙橋が蒐集した過去の遺物や約300点に及ぶビンテージの服飾資料、さらにそこから同氏が制作した衣服や彫刻作品を展示する。

また京都・祇園の総合芸術空間「T.T」内の茶室“然美”を、いけばなの草月流とコラボし、“竹窓の然美”として、東京初の期間限定出店する。草月流三代目家元、勅使河原宏の竹による回廊式の空間に着想を得たしつらえに、茶道においてテーブルとイスを用いた、立礼式で4品のペアリングコースを体験できる。

「T.T」は、デザイナーの髙橋大雅が2017年に「タイガ・タカハシ」としてアメリカ・ニューヨークで開始。「過去の遺物を甦らせることで、未来の考古物を発掘する」とし、“応用考古学”の理念を掲げる。髙橋は、海外のアンティークディーラーや古美術商を通じ、70〜100年以上前の衣服を蒐集、過去の衣服や文化を研究し、現代や未来に存在し得る服の創造を目指した。2022年4月に髙橋は死去、23年にブランド名を「T.T」とした。

■T.T I-A 02 遺物の声を聴く 応用考古学の庭
日程:12月22日〜12月29日
時間:11:00〜19:00(23、24日は16:00まで、29日は15:00まで)
場所:草月会館
住所:東京都港区赤坂7-2-21
入場料:無料
※“竹窓の然美”は、完全予約制。営業時間が異なるため、
公式サイトを要確認。

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「T.T」が東京・草月会館で「T.T I-A 02 遺物の声を聴く 応用考古学の庭」展を開催

「タイガ・タカハシ(TAIGA TAKAHASHI)」を前身とする「T.T」は12月29日までの期間、展示「T.T I-A 02 遺物の声を聴く 応用考古学の庭」を東京の草月会館で開催する。

「T.T I-A」第2弾
いけばな草月流コラボの茶室も

本展は、京都・祇園に続く「T.T I-A」第2弾。「T.T」創設者の故髙橋大雅が影響を受けた芸術家、イサム・ノグチが手掛けた石庭「天国」を主な展示空間とし、髙橋が蒐集した過去の遺物や約300点に及ぶビンテージの服飾資料、さらにそこから同氏が制作した衣服や彫刻作品を展示する。

また京都・祇園の総合芸術空間「T.T」内の茶室“然美”を、いけばなの草月流とコラボし、“竹窓の然美”として、東京初の期間限定出店する。草月流三代目家元、勅使河原宏の竹による回廊式の空間に着想を得たしつらえに、茶道においてテーブルとイスを用いた、立礼式で4品のペアリングコースを体験できる。

「T.T」は、デザイナーの髙橋大雅が2017年に「タイガ・タカハシ」としてアメリカ・ニューヨークで開始。「過去の遺物を甦らせることで、未来の考古物を発掘する」とし、“応用考古学”の理念を掲げる。髙橋は、海外のアンティークディーラーや古美術商を通じ、70〜100年以上前の衣服を蒐集、過去の衣服や文化を研究し、現代や未来に存在し得る服の創造を目指した。2022年4月に髙橋は死去、23年にブランド名を「T.T」とした。

■T.T I-A 02 遺物の声を聴く 応用考古学の庭
日程:12月22日〜12月29日
時間:11:00〜19:00(23、24日は16:00まで、29日は15:00まで)
場所:草月会館
住所:東京都港区赤坂7-2-21
入場料:無料
※“竹窓の然美”は、完全予約制。営業時間が異なるため、
公式サイトを要確認。

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「マリメッコ」が日本限定デザインの新作バッグを発売 “ウニッコ”柄キャンバスバッグ2種

「マリメッコ(MARIMEKKO)」は 日本限定デザインのキャンバスバッグ“Lunchbag”(2万2000円)と“Vankka”(1万3200円)を2025年1月10日に発売する。全国の「マリメッコ」ストアと各オンラインストアで順次販売する。

今回の新作コレクションでは2種類のバッグをラインアップ。“Lunchbag”はコンパクトながら十分なマチ幅を備えており、実用性を追求した。ランチボックスや小物が収まりやすいサイズ感が魅力のバッグだ。“Vankka”は大ぶりなサイズ感で収納力に優れている。折りたたんで持ち運ぶこともできるため、サブバックとしても使うことができる。カラーも2種類を用意しており、爽やかなライトブルーとシックなブラウンのいずれも、ブランドを象徴する “ウニッコ(Unikko)”柄が印象的だ。

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「マリメッコ」が日本限定デザインの新作バッグを発売 “ウニッコ”柄キャンバスバッグ2種

「マリメッコ(MARIMEKKO)」は 日本限定デザインのキャンバスバッグ“Lunchbag”(2万2000円)と“Vankka”(1万3200円)を2025年1月10日に発売する。全国の「マリメッコ」ストアと各オンラインストアで順次販売する。

今回の新作コレクションでは2種類のバッグをラインアップ。“Lunchbag”はコンパクトながら十分なマチ幅を備えており、実用性を追求した。ランチボックスや小物が収まりやすいサイズ感が魅力のバッグだ。“Vankka”は大ぶりなサイズ感で収納力に優れている。折りたたんで持ち運ぶこともできるため、サブバックとしても使うことができる。カラーも2種類を用意しており、爽やかなライトブルーとシックなブラウンのいずれも、ブランドを象徴する “ウニッコ(Unikko)”柄が印象的だ。

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「トム ブラウン」が限定のチョコレートアソートを発売 今年も「ルイス シェリー」とコラボ

「トム ブラウン(THOM BROWNE)」は、阪急うめだ本店3階の「トム ブラウン チョコレート(THOM BROWNE CHOCOLATE)」でバレンタインからホワイトデーまでの期間限定のアソートメントを2025年1月29日〜3月14日に発売する。このほか、阪急百貨店オンラインストアでは2024年12月27日から先行予約を受け付け、2025年2月1日から販売する。

バレンタインからホワイトデーまでの期間に販売される、今年の「トム ブラウン」のチョコレートは、昨年に引き続きニューヨークの老舗チョコレートブランド「ルイス シェリー(Louis Sherry)」とコラボ。デザイナーのトム・ブラウン(Thom Browne)の愛犬ヘクターやブランドのシグネチャーアイテムをデザインしている。ブランドのテーマカラーである、グレーのハートをかたどったチョコレートはチェリーとキルシュ(アルコールを含む)のフレーバーで、赤いハートはアールグレイ風味のガナッシュだ。さらに同ブランドのシグネチャーである“4BAR”をあしらった、コーヒーフレーバーのチョコレートを新たに追加した。

価格は2個入りが2700円、12個入りが7400円、24個入りが1万2830円。バレンタイン、ホワイトデー限定メッセージカードとセットで販売する。

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「トム ブラウン」が限定のチョコレートアソートを発売 今年も「ルイス シェリー」とコラボ

「トム ブラウン(THOM BROWNE)」は、阪急うめだ本店3階の「トム ブラウン チョコレート(THOM BROWNE CHOCOLATE)」でバレンタインからホワイトデーまでの期間限定のアソートメントを2025年1月29日〜3月14日に発売する。このほか、阪急百貨店オンラインストアでは2024年12月27日から先行予約を受け付け、2025年2月1日から販売する。

バレンタインからホワイトデーまでの期間に販売される、今年の「トム ブラウン」のチョコレートは、昨年に引き続きニューヨークの老舗チョコレートブランド「ルイス シェリー(Louis Sherry)」とコラボ。デザイナーのトム・ブラウン(Thom Browne)の愛犬ヘクターやブランドのシグネチャーアイテムをデザインしている。ブランドのテーマカラーである、グレーのハートをかたどったチョコレートはチェリーとキルシュ(アルコールを含む)のフレーバーで、赤いハートはアールグレイ風味のガナッシュだ。さらに同ブランドのシグネチャーである“4BAR”をあしらった、コーヒーフレーバーのチョコレートを新たに追加した。

価格は2個入りが2700円、12個入りが7400円、24個入りが1万2830円。バレンタイン、ホワイトデー限定メッセージカードとセットで販売する。

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「バオ バオ イッセイ ミヤケ」が新バッグ“ビヨンド”発売 ブランドらしい遊び心が溢れる変形フォルム

「イッセイ ミヤケ(ISSEY MIYAKE)」のバッグブランド「バオ バオ イッセイ ミヤケ(BAO BAO ISSEY MIYAKE)」は2025年1月6日、カラフルでユニークな新しいバッグの“ビヨンド(BEYOND)”を発売する。

三角形のピースを蛇腹の構造で組み立てた、トゲトゲしたフォルムが特徴のハンドバッグ。荷物を入れないときは、コンパクトに折りたたむことができる。カラーはグレイッシュホワイト、ブラック、マルチカラーの3色。価格はグレイッシュホワイト、ブラックが4万6200〜6万2700円。マルチカラーが5万7200〜7万9200円。

メタリックの素材を使用し、前後面に異なるカラーを配した“ルーセント ダブル カラー(LUCENT W COLOR)”は、新色のトートバッグとショルダーバッグをリリースする。バッグの向きを前後に変えるだけで印象が変わる、華やかなカラーコンビネーションが魅力。ショルダーバッグはパスポートなどが収納できるサイズで、ファスナーを見せないミニマルなデザインに仕上げている。カラーはライトグリーン×ライトイエロー、ピンク×レッド、ブルー×アクアブルー、ライトグレー×シルバー。価格はショルダーバッグが3万3000円、トートバッグが4万6200円。“ルーセント ダブル カラー(LUCENT W COLOR)”と同じ素材、配色の二つ折りカードケース“カード ケース ダブル カラー(CARD CASE W COLOR)”も併せて発売する。価格は1万5400円。

ほかにも、偏光メタリックのエナメル素材を使った“ロウ メタリック(ROW METALLIC)”はグレイッシュにくすんだ新色バッグを発売するほか、マットな革シボ調素材の “クリスタル マット(CRYSTAL MATTE)”は、定番カラーの2色のほかに優しい色合いのピンクを新たにラインアップ。

色彩の「黒」と玄人の「玄」という2つの意味を含めたマットブラックの“クロ シリーズ(KURO SERIES)”は、日常生活に便利な機能性を重視したデザインをバリエーション豊富に提案。シンプルながらガジェットを収納しやすいクッションポケットなどをプラスした大容量のバックパックや、コインケースやカードケースを備えて小物をスムーズに出し入れできるショルダー型のマルチケースなどを並べる。

問い合わせ先
イッセイ ミヤケ
03-5454-1705

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「バオ バオ イッセイ ミヤケ」が新バッグ“ビヨンド”発売 ブランドらしい遊び心が溢れる変形フォルム

「イッセイ ミヤケ(ISSEY MIYAKE)」のバッグブランド「バオ バオ イッセイ ミヤケ(BAO BAO ISSEY MIYAKE)」は2025年1月6日、カラフルでユニークな新しいバッグの“ビヨンド(BEYOND)”を発売する。

三角形のピースを蛇腹の構造で組み立てた、トゲトゲしたフォルムが特徴のハンドバッグ。荷物を入れないときは、コンパクトに折りたたむことができる。カラーはグレイッシュホワイト、ブラック、マルチカラーの3色。価格はグレイッシュホワイト、ブラックが4万6200〜6万2700円。マルチカラーが5万7200〜7万9200円。

メタリックの素材を使用し、前後面に異なるカラーを配した“ルーセント ダブル カラー(LUCENT W COLOR)”は、新色のトートバッグとショルダーバッグをリリースする。バッグの向きを前後に変えるだけで印象が変わる、華やかなカラーコンビネーションが魅力。ショルダーバッグはパスポートなどが収納できるサイズで、ファスナーを見せないミニマルなデザインに仕上げている。カラーはライトグリーン×ライトイエロー、ピンク×レッド、ブルー×アクアブルー、ライトグレー×シルバー。価格はショルダーバッグが3万3000円、トートバッグが4万6200円。“ルーセント ダブル カラー(LUCENT W COLOR)”と同じ素材、配色の二つ折りカードケース“カード ケース ダブル カラー(CARD CASE W COLOR)”も併せて発売する。価格は1万5400円。

ほかにも、偏光メタリックのエナメル素材を使った“ロウ メタリック(ROW METALLIC)”はグレイッシュにくすんだ新色バッグを発売するほか、マットな革シボ調素材の “クリスタル マット(CRYSTAL MATTE)”は、定番カラーの2色のほかに優しい色合いのピンクを新たにラインアップ。

色彩の「黒」と玄人の「玄」という2つの意味を含めたマットブラックの“クロ シリーズ(KURO SERIES)”は、日常生活に便利な機能性を重視したデザインをバリエーション豊富に提案。シンプルながらガジェットを収納しやすいクッションポケットなどをプラスした大容量のバックパックや、コインケースやカードケースを備えて小物をスムーズに出し入れできるショルダー型のマルチケースなどを並べる。

問い合わせ先
イッセイ ミヤケ
03-5454-1705

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「ジーユー」がグレイトフル・デッドとコラボ ビンテージライクなスエットなどを発売

「ジーユー(GU)」は1月6日、アメリカのバンド、グレイトフル・デッド(GRATEFUL DEAD)とのコラボアイテムを発売する。

グレイトフル・デッドとコラボ
スエットとソックス、アンダーウエアなど

コラボアイテムは、バンドを象徴するキャラクター“ダンシング・ベア(DANCING BEARS)”や、1976年リリースのアルバム「Steal Your Face」のジャケットデザインを思わせる稲妻モチーフなどをあしらった、ビンテージライクなスエット(2990円)や、ソックス(390円)、アンダーウエア(590円)をラインアップする。

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「ジーユー」がグレイトフル・デッドとコラボ ビンテージライクなスエットなどを発売

「ジーユー(GU)」は1月6日、アメリカのバンド、グレイトフル・デッド(GRATEFUL DEAD)とのコラボアイテムを発売する。

グレイトフル・デッドとコラボ
スエットとソックス、アンダーウエアなど

コラボアイテムは、バンドを象徴するキャラクター“ダンシング・ベア(DANCING BEARS)”や、1976年リリースのアルバム「Steal Your Face」のジャケットデザインを思わせる稲妻モチーフなどをあしらった、ビンテージライクなスエット(2990円)や、ソックス(390円)、アンダーウエア(590円)をラインアップする。

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「ドクターマーチン」の新年を祝う新作コレクション 幸運を願ってゴールドのスネークチャームを装飾

「ドクターマーチン(DR.MARTENS)」は1月1日、2025年の干支「巳」に着想した新作コレクション“イヤー オブ ザ スネーク コレクション(YEAR OF THE SNAKE COLLECTION)”を発売する。同コレクションは、全国の「ドクターマーチン」店舗と公式オンラインストアで扱う。

定番の8ホールブーツや3ホールシューズを巳年仕様に

同コレクションは、フットウエア3型とバックパック1型をラインアップ。同ブランドで定番の8ホールブーツ“THE 1460 BOOT”や3ホールシューズ“THE 1461 SHOE”は、巳年にちなんでアッパーにはスネークスキンのエンボス加工のレザーとフルグレインレザーを採用し、バックパックはストラップの部分にブラウンスネークエンボスを採用した。また、同コレクションのアイテム全てに幸運を願ってゴールドのスネークチャームを装飾し、巳年仕様に仕上げた。

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“マイメロ”“クロミ”が「ジーユー」とコラボ 周年を祝うキュートなアイテムが勢ぞろい

「ジーユー(GU)」は2025年1月1日、サンリオのキャラクター“マイメロディ”“クロミ”とのコラボアイテムを発売する。「ジーユー」一部店舗および公式オンラインで販売する。

“マイメロ”と“クロミ”コラボ
キッズ商品もラインアップ

コラボアイテムは、両キャラクターをあしらった裏起毛スエット(2990円)や、周年を祝うアニバーサリーケーキをデザインしたジップアップパーカ(2990円)、そろいのリボンを付けた両キャラクターをそれぞれ配した、クロップド丈のTシャツ(1290円)、前面にキャラクターを大きくあしらい、パンツにリボンを配したルームウエアのセットアップ“ラウンジセット”(3990円)、ソックス(390円)、顔をモチーフとしたポーチ(1990円)のほか、キッズサイズのスエット(1990円)とTシャツ(990円)もラインアップする。2025年に“マイメロディ”は50周年、“クロミ”は20周年を迎える。

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“マイメロ”“クロミ”が「ジーユー」とコラボ 周年を祝うキュートなアイテムが勢ぞろい

「ジーユー(GU)」は2025年1月1日、サンリオのキャラクター“マイメロディ”“クロミ”とのコラボアイテムを発売する。「ジーユー」一部店舗および公式オンラインで販売する。

“マイメロ”と“クロミ”コラボ
キッズ商品もラインアップ

コラボアイテムは、両キャラクターをあしらった裏起毛スエット(2990円)や、周年を祝うアニバーサリーケーキをデザインしたジップアップパーカ(2990円)、そろいのリボンを付けた両キャラクターをそれぞれ配した、クロップド丈のTシャツ(1290円)、前面にキャラクターを大きくあしらい、パンツにリボンを配したルームウエアのセットアップ“ラウンジセット”(3990円)、ソックス(390円)、顔をモチーフとしたポーチ(1990円)のほか、キッズサイズのスエット(1990円)とTシャツ(990円)もラインアップする。2025年に“マイメロディ”は50周年、“クロミ”は20周年を迎える。

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「アフタヌーンティー・リビング」×メトロポリタン美術館 毎月1日に名作モチーフの商品発売

「アフタヌーンティー・リビング(AFTERNOON TEA LIVING)」は、アメリカ・ニューヨークのメトロポリタン美術館とのコラボアイテムを発売する。2025年1月1日から、1年に渡って毎月1日に発売する。「アフタヌーンティー・リビング」一部店舗および公式オンラインで取り扱う。

メトロポリタン美術館コラボ
1月はルノワール「菊の花束」

本コラボアイテムは、季節に合わせ選んだ名画を通し、日常にアートを取り入れてほしいとのテーマのもと制作。1月発売分は、フランスの印象派画家、オーギュスト・ルノワール(Auguste Renoir)の「Bouquet of Chrysanthemums(菊の花束)」を取り上げ、バッグ(2200円)とポーチ(2200円)を用意するほか、メトロポリタン美術館のビンテージロゴをモチーフとしたバッグ(2200円)とポーチ(2200円)、スクリューボトル(3520円)をラインアップする。

2月発売分はイギリスのテキスタイルデザイナー、ウィリアム・モリスの「Trellis(トレリス)」、3月発売分はオーギュスト・ルノワールの「Still Life with Peaches(桃のある静物)」のバッグ(2200円)とポーチ(2200円)を予定する。

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「アフタヌーンティー・リビング」×メトロポリタン美術館 毎月1日に名作モチーフの商品発売

「アフタヌーンティー・リビング(AFTERNOON TEA LIVING)」は、アメリカ・ニューヨークのメトロポリタン美術館とのコラボアイテムを発売する。2025年1月1日から、1年に渡って毎月1日に発売する。「アフタヌーンティー・リビング」一部店舗および公式オンラインで取り扱う。

メトロポリタン美術館コラボ
1月はルノワール「菊の花束」

本コラボアイテムは、季節に合わせ選んだ名画を通し、日常にアートを取り入れてほしいとのテーマのもと制作。1月発売分は、フランスの印象派画家、オーギュスト・ルノワール(Auguste Renoir)の「Bouquet of Chrysanthemums(菊の花束)」を取り上げ、バッグ(2200円)とポーチ(2200円)を用意するほか、メトロポリタン美術館のビンテージロゴをモチーフとしたバッグ(2200円)とポーチ(2200円)、スクリューボトル(3520円)をラインアップする。

2月発売分はイギリスのテキスタイルデザイナー、ウィリアム・モリスの「Trellis(トレリス)」、3月発売分はオーギュスト・ルノワールの「Still Life with Peaches(桃のある静物)」のバッグ(2200円)とポーチ(2200円)を予定する。

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「フェンディ」100周年記念コレクション シグネチャー“モンスター アイ”を再解釈

「フェンディ(FENDI)」は2025年1月2日、100周年記念コレクション“フェンディ アイズ”を発売する。一部の直営店と公式オンラインストアで販売する。

本コレクションでは、コンテンポラリースタイルでメゾンのDNAエレメントを再考。ブランドのシグネチャー“モンスター アイ”デザインを再解釈し、「フェンディ」のアイコニックなアイテムに落とし込んだ。

ウィメンズ

ウィメンズのキーアイテムは、こちらを見つめる愛らしい“フェンディ アイズ”をあしらった“ミニ ピーカブー”と“バゲット”バッグ。アーカイブを再現したブラックと、新色のピンクとイエローのレザーで展開する。そのほか、ブラック、イエロー、ピンクおよび“FF”ロゴレザーを用いた“フェンディ ロール”と“モン トレゾール”シリーズから、ミニバッグやポーチ、ウオレット、カードケースが“フェンディ アイズ”デザインで登場。アクセサリーとして“ナノ バゲット”やバッグチャームも用意する。

プレタポルテアイテムには、ピンクとベージュ、レッドのソフトな色合いの繊細なフローラルパターンを使用。2015年春夏コレクションで初登場した“フェンディ アイズ”のオーキッドプリントと合わせて、タイムレスに楽しむことができる。

メンズ

メンズには、ブラックの“クオイオ ローマ”レザーを用いた“ピーカブー アイシーユー スモール”と“バゲット ソフト トランク”バッグをラインアップ。ブラックとグレーの“FF”ロゴジャカードにレッドのアクセントを効かせたデザインのスモールレザーグッズや、洗練された“フェンディ アイズ”を施した“フェンディ フロー”スニーカーとレディートゥーウェア アイテムも合わせて展開する。

特別ビジュアル&ムービー

コレクションキャンペーンには、中国ブランドアンバサダーのシュー・カイ(Xu Kai)とフレンズ・オブ・ハウスのチェン・シャオ(Cheng Xiao)を起用。公開中のスペシャルムービーでは、2人の“目”とバッグの”目”を切り替えることで、“フェンディ アイズ”の生き生きとしたスピリットを表現した。柔らかな照明と明るい色彩、そして自然なシネマトグラフィーが、リラックスした雰囲気を演出している。

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「フェンディ」100周年記念コレクション シグネチャー“モンスター アイ”を再解釈

「フェンディ(FENDI)」は2025年1月2日、100周年記念コレクション“フェンディ アイズ”を発売する。一部の直営店と公式オンラインストアで販売する。

本コレクションでは、コンテンポラリースタイルでメゾンのDNAエレメントを再考。ブランドのシグネチャー“モンスター アイ”デザインを再解釈し、「フェンディ」のアイコニックなアイテムに落とし込んだ。

ウィメンズ

ウィメンズのキーアイテムは、こちらを見つめる愛らしい“フェンディ アイズ”をあしらった“ミニ ピーカブー”と“バゲット”バッグ。アーカイブを再現したブラックと、新色のピンクとイエローのレザーで展開する。そのほか、ブラック、イエロー、ピンクおよび“FF”ロゴレザーを用いた“フェンディ ロール”と“モン トレゾール”シリーズから、ミニバッグやポーチ、ウオレット、カードケースが“フェンディ アイズ”デザインで登場。アクセサリーとして“ナノ バゲット”やバッグチャームも用意する。

プレタポルテアイテムには、ピンクとベージュ、レッドのソフトな色合いの繊細なフローラルパターンを使用。2015年春夏コレクションで初登場した“フェンディ アイズ”のオーキッドプリントと合わせて、タイムレスに楽しむことができる。

メンズ

メンズには、ブラックの“クオイオ ローマ”レザーを用いた“ピーカブー アイシーユー スモール”と“バゲット ソフト トランク”バッグをラインアップ。ブラックとグレーの“FF”ロゴジャカードにレッドのアクセントを効かせたデザインのスモールレザーグッズや、洗練された“フェンディ アイズ”を施した“フェンディ フロー”スニーカーとレディートゥーウェア アイテムも合わせて展開する。

特別ビジュアル&ムービー

コレクションキャンペーンには、中国ブランドアンバサダーのシュー・カイ(Xu Kai)とフレンズ・オブ・ハウスのチェン・シャオ(Cheng Xiao)を起用。公開中のスペシャルムービーでは、2人の“目”とバッグの”目”を切り替えることで、“フェンディ アイズ”の生き生きとしたスピリットを表現した。柔らかな照明と明るい色彩、そして自然なシネマトグラフィーが、リラックスした雰囲気を演出している。

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Yahoo!検索大賞ネクストブレイクに選出 愛らしいモンスター「LABUBU」とは?

世界的に人気のポップトイを発信するPOP MART(ポップマート)は、世界のポップカルチャー・エンターテインメントをけん引する個性豊かなデザイナーズトイを企画・製造・販売している。ブランドを代表するキャラクターの一つが「ラブブ(LABUBU)」だ。

「ラブブ」は香港出身のアーティスト、カシン・ロン(Kasin Lung)が描くシリーズ「ザ・モンスターズ(THE MONSTERS)」に登場する。北欧の森を故郷とする遊び好きの小さなエルフの部族という設定で、好奇心旺盛ないたずら好きの性格。うさぎのような長い耳とギザギザの歯が特徴のキャラクターだ。

アイテムはぬいぐるみペンダントやフィギュアなど、多彩なラインアップ。キャラクターフィギュアは、中身が見えないブラインドボックスで販売。ガチャガチャのように、開封したときのワクワク感を楽しめる仕掛けが人気を呼んでいる。

アジアを中心に世界的にヒットしており、BLACK PINKのLISAが自身のSNSにぬいぐるみやバッグチャームを投稿したことによって爆発的人気となった。日本でも直営店舗を中心に取り扱い店舗が増え、前年と比べ検索数が急上昇した人物、作品、商品、お出かけスポットをランキング形式で紹介するYahoo!検索大賞2024の「ネクストブレイク商品部門」にキャラクターでは唯一選出されている。

ポップマートは2010年に創業したポップトイ・フィギュアメーカー。世界中のポップアーティストやデザイナーを発掘・サポートし、ポップトイの企画から開発、販売まで担っている。自社IP(知的財産)に加えて、ハリウッドのメジャースタジオをはじめとする人気キャラクターやファッションブランドとコラボレーションしたアイテムも多数。近年は海外市場に注力し、30カ国以上の国で直営店を500店舗以上に拡大している。23年度の売上高は約1400億円(2024年7月時点日本円換算)。

問い合わせ先
POP MART JAPAN
お問い合わせフォーム

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Yahoo!検索大賞ネクストブレイクに選出 愛らしいモンスター「LABUBU」とは?

世界的に人気のポップトイを発信するPOP MART(ポップマート)は、世界のポップカルチャー・エンターテインメントをけん引する個性豊かなデザイナーズトイを企画・製造・販売している。ブランドを代表するキャラクターの一つが「ラブブ(LABUBU)」だ。

「ラブブ」は香港出身のアーティスト、カシン・ロン(Kasin Lung)が描くシリーズ「ザ・モンスターズ(THE MONSTERS)」に登場する。北欧の森を故郷とする遊び好きの小さなエルフの部族という設定で、好奇心旺盛ないたずら好きの性格。うさぎのような長い耳とギザギザの歯が特徴のキャラクターだ。

アイテムはぬいぐるみペンダントやフィギュアなど、多彩なラインアップ。キャラクターフィギュアは、中身が見えないブラインドボックスで販売。ガチャガチャのように、開封したときのワクワク感を楽しめる仕掛けが人気を呼んでいる。

アジアを中心に世界的にヒットしており、BLACK PINKのLISAが自身のSNSにぬいぐるみやバッグチャームを投稿したことによって爆発的人気となった。日本でも直営店舗を中心に取り扱い店舗が増え、前年と比べ検索数が急上昇した人物、作品、商品、お出かけスポットをランキング形式で紹介するYahoo!検索大賞2024の「ネクストブレイク商品部門」にキャラクターでは唯一選出されている。

ポップマートは2010年に創業したポップトイ・フィギュアメーカー。世界中のポップアーティストやデザイナーを発掘・サポートし、ポップトイの企画から開発、販売まで担っている。自社IP(知的財産)に加えて、ハリウッドのメジャースタジオをはじめとする人気キャラクターやファッションブランドとコラボレーションしたアイテムも多数。近年は海外市場に注力し、30カ国以上の国で直営店を500店舗以上に拡大している。23年度の売上高は約1400億円(2024年7月時点日本円換算)。

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「ポール・スミス」と「リーボック」がコラボスニーカー“クラブ C 85”を発表 全3カラーを展開

「ポール・スミス(PAUL SMITH)」は、「リーボック(REEBOK)」とコラボレーションしたスニーカー“クラブ C 85 ビンテージ(CLUB C 85 VINTAGE)”を2025年1月16日に発売する。価格は3万3000〜3万8500円で、全3カラーを用意。「ポール・スミス」と「リーボック」の公式オンラインストアのほか、全国のポール・スミス ショップと1月27日までオープン中のポール・スミス ギフトポップアッ プ ラフォーレ原宿、リーボック渋谷店、リーボック原宿店、リーボック心斎橋店で取り扱う。なお、「ポール・スミス」の公式オンラインストアでは先行予約を1月9日まで受け付けている。

今回のコラボは、“格式高いクラブハウスでも 履きこなせるテニスシューズ”をテーマに、「ポール・スミス」の美学“ひねりのあるクラシック(Classic with a twist)”を反映した。全3カラーのうちオフホワイトは、アッパーにソフトでなめらかなガーメントレザーを採用し、アウトソールと左足のボディ側面に「ポール・スミス」のシグネ チャーストライプを落とし込んでいる。一方バーガンディー×ネイビー×グリーンがベースのモデルは、2016年にポール・スミス=デザイナーが手掛けた世界に1台の車両“ランド ローバー ディフェンダー(Land Rover Defender)”に着想し、蛍光イエローのラインがアクセントに。またグレー×ネイビー×グリーンのモデルは、19年にポール=デザイナーが製作した「アングルポイズ(ANGLEPOISE)」のランプ“タイプ75(Type75)”を彷彿とさせるカラーリングに仕上がっている。

価格は、オフホワイトが3万8500円、バーガンディー×ネイビー×グリーンとグレー×ネイビー×グリーンが3万3000円で、オフホワイトのみポール・スミス ショップで限定販売となる。

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「ポール・スミス」と「リーボック」がコラボスニーカー“クラブ C 85”を発表 全3カラーを展開

「ポール・スミス(PAUL SMITH)」は、「リーボック(REEBOK)」とコラボレーションしたスニーカー“クラブ C 85 ビンテージ(CLUB C 85 VINTAGE)”を2025年1月16日に発売する。価格は3万3000〜3万8500円で、全3カラーを用意。「ポール・スミス」と「リーボック」の公式オンラインストアのほか、全国のポール・スミス ショップと1月27日までオープン中のポール・スミス ギフトポップアッ プ ラフォーレ原宿、リーボック渋谷店、リーボック原宿店、リーボック心斎橋店で取り扱う。なお、「ポール・スミス」の公式オンラインストアでは先行予約を1月9日まで受け付けている。

今回のコラボは、“格式高いクラブハウスでも 履きこなせるテニスシューズ”をテーマに、「ポール・スミス」の美学“ひねりのあるクラシック(Classic with a twist)”を反映した。全3カラーのうちオフホワイトは、アッパーにソフトでなめらかなガーメントレザーを採用し、アウトソールと左足のボディ側面に「ポール・スミス」のシグネ チャーストライプを落とし込んでいる。一方バーガンディー×ネイビー×グリーンがベースのモデルは、2016年にポール・スミス=デザイナーが手掛けた世界に1台の車両“ランド ローバー ディフェンダー(Land Rover Defender)”に着想し、蛍光イエローのラインがアクセントに。またグレー×ネイビー×グリーンのモデルは、19年にポール=デザイナーが製作した「アングルポイズ(ANGLEPOISE)」のランプ“タイプ75(Type75)”を彷彿とさせるカラーリングに仕上がっている。

価格は、オフホワイトが3万8500円、バーガンディー×ネイビー×グリーンとグレー×ネイビー×グリーンが3万3000円で、オフホワイトのみポール・スミス ショップで限定販売となる。

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「アンダーカバー」×「ガトーフェスタ ハラダ」 コラボ限定のラスク詰め合わせ2種を発売

「アンダーカバー(UNDERCOVER)」は1月11日、ラスクが有名な「ガトーフェスタ ハラダ(GATEAU FESTA HARADA)」とのコラボ商品を発売する。アンダーカバー各店舗とオンラインストアおよびガトーフェスタ ハラダ各店舗で取り扱う。

今回のコラボ商品は、通常は地域限定で販売しているガトーラスク2種類を詰め合わせた“グーテ・デ・ロワ UC セレクション”と本コラボで生まれたラスク“グーテ・デ・ロワ UC”の2種類をラインアップ。パッケージには「アンダーカバー」のアイコンであるベアをあしらった。

“グーテ・デ・ロワ UC セレクション”は10枚入りの黒い缶(3780円)と6枚入りの赤い缶(2700円)を用意。通常は関東限定で販売しているガトーラスク“グーテ・デ・ロワ ノワール”と九州限定のガトーラスク“グーテ・デ・ロワ あまおう苺”を詰め合わせた。苺を頭に被ったオリジナルデザインのベアをパッケージにあしらった。マッドラスク“グーテ・デ・ロワ UC”(1296円)は今回のコラボで生まれた黒いラスク。チャコールグレーとアイボリーの2種類で、それぞれマッドラスク2枚入りを6袋詰め合わせた。

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「アンダーカバー」×「ガトーフェスタ ハラダ」 コラボ限定のラスク詰め合わせ2種を発売

「アンダーカバー(UNDERCOVER)」は1月11日、ラスクが有名な「ガトーフェスタ ハラダ(GATEAU FESTA HARADA)」とのコラボ商品を発売する。アンダーカバー各店舗とオンラインストアおよびガトーフェスタ ハラダ各店舗で取り扱う。

今回のコラボ商品は、通常は地域限定で販売しているガトーラスク2種類を詰め合わせた“グーテ・デ・ロワ UC セレクション”と本コラボで生まれたラスク“グーテ・デ・ロワ UC”の2種類をラインアップ。パッケージには「アンダーカバー」のアイコンであるベアをあしらった。

“グーテ・デ・ロワ UC セレクション”は10枚入りの黒い缶(3780円)と6枚入りの赤い缶(2700円)を用意。通常は関東限定で販売しているガトーラスク“グーテ・デ・ロワ ノワール”と九州限定のガトーラスク“グーテ・デ・ロワ あまおう苺”を詰め合わせた。苺を頭に被ったオリジナルデザインのベアをパッケージにあしらった。マッドラスク“グーテ・デ・ロワ UC”(1296円)は今回のコラボで生まれた黒いラスク。チャコールグレーとアイボリーの2種類で、それぞれマッドラスク2枚入りを6袋詰め合わせた。

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古着屋「ウェーバー」が映画「I Like Movies アイ・ ライク・ムービーズ」とコラボ 初のキャップも販売

古着屋「ウェーバー(WEBER)」は、カナダで数々の賞を受賞したチャンドラー・レヴァック初監督の青春映画「I Like Movies アイ・ ライク・ムービーズ」とのコラボレーションアイテムを12月27日正午から「ウェーバー」のオンラインで受注販売する。販売期間2025年1月13日正午まで。商品の発送は25年2月中旬を予定している。

コラボアイテムは、Tシャツやコーチジャケットに加え、「ウェーバー」初となるキャップも販売する。コラボアイテムは、主人公ローレンスの写真やタイトル「I Like Movies」を大判のプリントや刺しゅうで表現している。ボディーも1990〜2000年代の雰囲気を意識して、あえて「在りもの」ボディーを採用し、プリントのマットな質感や、ボディーのタンブラー加工により、ビンテージ特有の風合いにもこだわった仕様となっている。

「I Like Movies× weber」Tシャツ(プリント)

「I Like Movies× weber」Tシャツ(刺しゅう)

「I Like Movies× weber」コーチジャケット

「I Like Movies× weber」キャップ

映画「I Like Movies アイ・ライク・ムービーズ」

■映画「I Like Movies アイ・ライク・ムービーズ」
2003 年カナダ、NYU 進学を夢見る映画が大好きな高校生ローレンスが、レンタルビデオ店のバイトを通じて成長していく姿をユーモラスかつ切なく描く。
2024年12月27日から新宿シネマカリテほか全国公開。
監督:チャンドラー・レヴァック
主演:アイザイア・レティネン、ロミーナ・ドゥーゴほか

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「リーボック」のガシャポンが登場 “インスタポンプ フューリー”がミニサイズになった全7種

バンダイは12月第4週から、「リーボック(REEBOK)」の人気モデル“インスタポンプ フューリー”をミニチュアサイズにしたガシャポン“リーボック インスタポンプ フューリー ミニ フィギュア コレクション”(1回500円)を発売する。ガシャポンバンダイオフィシャルショップ、玩具売場、量販店、家電店などに設置したガシャポン⾃販機シリーズで順次取り扱う。

本商品は、「リーボック」の商品を初めてガシャポン化した全高約2.4cm、全長約4.5cmのミニチュアフィギュア。発売から30周年を迎えた“インスタポンプ フューリー”を、カラー別に7種ラインアップする。

“インスタポンプ フューリー”の特徴であるアッパーの何層にも重なる生地の質感や、トレードマークであるシュータン部のポンプ形状も再現。インソールや、ヒールカウンターのロゴなどディテールにもこだわった。本物のシューズ同様、専用のシューズボックスとラッピングシートが付属するので、シューズ本体と一緒にディスプレイすることもできる。

ラインアップは“インスタポンプ フューリー 94 サックス ブルー”、“インスタポンプ フューリー 94 ホワイト”、“インスタポンプ フューリー 94 オレンジ”、“インスタポンプ フューリー 94 シトロン”、“インスタポンプ フューリー 94 ブラック”、“インスタポンプ フューリー 94 トリコロール”、“インスタポンプ フューリー 94 パープル”の全7種。専用箱はすべて同じものを用意する。

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「リーボック」のガシャポンが登場 “インスタポンプ フューリー”がミニサイズになった全7種

バンダイは12月第4週から、「リーボック(REEBOK)」の人気モデル“インスタポンプ フューリー”をミニチュアサイズにしたガシャポン“リーボック インスタポンプ フューリー ミニ フィギュア コレクション”(1回500円)を発売する。ガシャポンバンダイオフィシャルショップ、玩具売場、量販店、家電店などに設置したガシャポン⾃販機シリーズで順次取り扱う。

本商品は、「リーボック」の商品を初めてガシャポン化した全高約2.4cm、全長約4.5cmのミニチュアフィギュア。発売から30周年を迎えた“インスタポンプ フューリー”を、カラー別に7種ラインアップする。

“インスタポンプ フューリー”の特徴であるアッパーの何層にも重なる生地の質感や、トレードマークであるシュータン部のポンプ形状も再現。インソールや、ヒールカウンターのロゴなどディテールにもこだわった。本物のシューズ同様、専用のシューズボックスとラッピングシートが付属するので、シューズ本体と一緒にディスプレイすることもできる。

ラインアップは“インスタポンプ フューリー 94 サックス ブルー”、“インスタポンプ フューリー 94 ホワイト”、“インスタポンプ フューリー 94 オレンジ”、“インスタポンプ フューリー 94 シトロン”、“インスタポンプ フューリー 94 ブラック”、“インスタポンプ フューリー 94 トリコロール”、“インスタポンプ フューリー 94 パープル”の全7種。専用箱はすべて同じものを用意する。

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「ナミビアの砂漠」「Cloud クラウド」の音楽を手掛けた渡邊琢磨が語る「映画音楽の魅力」

PROFILE: 渡邊琢磨/音楽家

PROFILE: (わたなべ・たくま)宮城県仙台市出身。高校卒業後、米バークリー音楽大学へ留学。帰国後、デヴィッド・シルヴィアンのワールドツアーへの参加など国内外のアーティストと多岐にわたり活動。自身の活動と並行して映画音楽も手掛ける。近年の作品には、染谷将太監督「まだここにいる」(19)、岨手由貴子監督「あのこは貴族」(21)、黒沢清監督「Chime」(24)、山中瑶子監督「ナミビアの砂漠」(24)、黒沢清監督「Cloud クラウド」(24)などがある。

近年、映画音楽の作曲家以外に、さまざまなミュージシャンがサントラを手掛けるようになった。渡邊琢磨もその一人。かつてキップ・ハンラハン、デヴィッド・シルヴィアンなど伝説的なミュージシャンとコラボレートし、映画音楽を手掛けるようになったのは2000年代に入ってから。近年は「いとみち」(横浜聡子監督、21年)、「はい、泳げません」(渡辺健作監督、22年)、「鯨の骨」(大江崇允監督、23年)などさまざまなタイプの作品のサントラを手掛けてきた。そんな中、今年は「Chime」「ナミビアの砂漠」「Cloud クラウド」という話題作3本に携わり、まったく違ったアプローチでユニークなサントラをつくり上げた。映画界で注目を集めているに、「ナミビアの砂漠」「Cloud クラウド」を中心に映画音楽について話を聞いた。

「ナミビアの砂漠」の電子音

——まず、「ナミビアの砂漠」について伺いたいのですが、どういう経緯で参加することになったのでしょうか。

渡邊琢磨(以下、渡邊):山中さんから映画のプロデューサーを介して連絡がありました。僕が音楽を担当したほかの映画作品を山中さんがご覧になったことがきっかけでお声掛けいただきました。オファーを受けた段階で映画の編集はセミオールくらいまで固まっていて、音楽だけが要不要含めて保留状態でした。そのあとオフラインを拝見したのですが、音楽は最小限もしくはなくてもよいのではと思い、その感想を山中さんと制作部にお伝えしたのですが、監督も当初音楽なしの案も考えていたそうで、音楽を当てるとしても4シーンくらいではないかとのことでした。

——映画に対しては、どんな感想を持たれました?

渡邊:主人公のカナ(河合優実)が、家の近所を無目的に歩くシーンが大変印象に残りました。その不安げで寄るべない散歩を見ているうちに、各シーンの出来事が何かしらの事実に帰結するのではなく、主人公に収れんしていくような映画ではないかと思い始めました。劇伴も主題を変奏する演出ではなく、主人公の空虚さや躍動を音にするのはどうかなと。

——山中監督のほうで、音楽をつけるのであればこういうものがいい、というイメージはあったのでしょうか。

渡邊:電子音という案が出たような気もしますが、ひとまず作業を進めて具体的な音のスケッチをお送りすることになりました。オフラインを観ながら起点となる音素材や音色を探す中で、電子音によるモチーフができたので、そちらを山中さんにお送りしたところ「こういう方向性も面白いですね」というような折り返しがありましたが、音楽の開始位置や音量に関しては改めて検討することになりました。

——「ナミビアの砂漠」で電子音が流れたとき、最初に連想したのがサファディ兄弟の監督作「神様なんてくそくらえ」(14年)でした。青春映画にひと昔前の冨田勲やタンジェリン・ドリームのシンセサイザー・ミュージックを使っているのが面白かったのですが、渡邊さんは「ナミビアの砂漠」のどういったところが電子音と合っていると思われたのでしょうか。

渡邊:山中さんの演出と撮影の米倉(伸)さんによる映像から着想を得たところが大きいと思います。メインテーマがあるようなスコアではなく、サウンドデザインや音響操作に近い音楽が適当ではないかと。

——確かにビートもメロディーもない音響的なサントラでしたね。この映画は、ヒロインのカナの内面についてあまり説明しません。カナ本人も自分が抱えている虚しさや葛藤を自覚していない。そんなカナが抱えている砂漠のような内面を、アブストラクトな電子音が表現しているような気がしました。

渡邊:電子音でビートや拍節感を出さないようにしたのは、ご指摘のとおり主人公に焦点を置いたような音楽の構想もあったからですが、そのような演出は映像に干渉しすぎる懸念もあり判断が難しいところでした。

「ナミビアの砂漠」の音づくり

——サントラはラッシュを見ながら即興で作っていったそうですね。そういう手法を取られたのはどうしてですか?

渡邊:先ほどの話と重なりますが、「ナミビアの砂漠」では様式にとらわれず音楽をつくってみようと思い、モニターでオフラインを観ながら即興演奏をいくつか録音してみました。

——映像を見ながら即興でサントラを作る、というのは、マイルス・デイヴィスが「死刑台のエレベーター」(57年)のサントラをそうやって作ったという伝説を思い出します。

渡邊:ただ今回は録音した演奏をそのまま使うのではなく、即興でつくった素材を電子音に変換したり、原音が分からなくなるまで加工するなどの調整をしています。

——即興のときはどんな楽器を使ったのですか?

渡邊:ピアノやエレキベース、あとはフィールドレコーディングの素材です。カナが街中を走るシーンに、疾走感がありつつ拍節感はない音楽を当ててみようと思い、かなりの速さと音数で即興演奏したピアノから、ダイナミクスだけを抽出して電子音に変換してみたところ、粗粗しく無機的な粒子状の音響形態ができたので、その素材で2曲つくって監督と検討していきました。

——山中監督とのやり取りを通じて、監督の映画音楽に対する考え方やこだわりを感じたりはしました?

渡邊:「ナミビアの砂漠」で音楽が当たっているシーンは少なくて、それも前半から中盤のシーンに集中しています。カナとハヤシ(金子大地)の生活が始まって以降はエンドロールまで音楽がありません。音楽表を拝見した段階ではその構成の偏りに懸念もあったのですが、映画を通しで観ると中盤から音楽が退場することに違和感がなく驚きました。映画音楽を過不足なく当てる必要はありませんが、今回の音楽構成はイレギュラーだったので、山中さんの形式にとらわれない音楽演出は一つ発見でした。それから、全ての劇伴にはアレンジが微妙に異なるバージョンがいくつかあり、それらのリテイクは監督の修正案をもとにつくられていて、山中さんは音の細部や質感に鋭敏な方だと思いました。

——渡邊さんご自身は完成したサントラに対して、どんな感想を持たれましたか?

渡邊:感想……難しいですね。映画音楽の仕事は半ば締め切りによって完結することもありますし、サントラの印象に関しては宙に浮いたままです。「ナミビアの砂漠」では音楽が雰囲気をつくるというより、シーンによっては映像と音楽が拮抗することで、シーンにゆがみができればという構想はありました。しかし、野生動物が砂漠で水を飲んでいるエンドクレジットは難しかったです。エンド曲は3バージョンほどつくりましたが、山中さんとテイクの選定に当たって長考した覚えがあります。なので、映画完成後も少し不安がありました。

——自己評価が厳しいですね(笑)。個人的には合っていたと思いますし、新鮮さもありました。

渡邊:どんな音楽であれ映像に当ててみるとそれが最善に見えたり、何かしらの演出意図に思えてしまうのが、映画音楽の難しいところです。なのでつくった音楽に確信を持ちたいという気持ちに騙されないよう用心しています。

黒沢清監督との仕事

——その音楽が合っているかどうかは、最終的には監督の判断に委ねられるわけですね。では黒沢清監督の作品について伺いたいのですが、初めて黒沢作品を手掛けたのは「Chime」(24年)ですか?

渡邊:そうです。プロデューサーから送られてきた企画書をもとに、自分のオリジナル曲をいくつか選んで黒沢さんにお送りしたところ、そのうちの1曲があるシーンの音のイメージに近いということでオファーを頂きました。

——ということは、作曲に入る前にサントラの方向性はつかめていたわけですね。

渡邊:大まかにはそうですね。「Chime」で音楽を当てたシーンはラストとエンドロールの2カ所だけで、音楽の入りも演出も明快だったので作業は簡潔でした。

——そして、「Chime」の縁で「Cloud クラウド」につながったわけですね。黒沢監督は音楽の使い方には一貫したところがありますが、音楽に関してイメージを持たれている方なのでしょうか。

渡邊:僕が携わった映画に関しては、古典的な管弦楽を基調とした音色や響きが黒沢さんの念頭にあったと思います。それも漠然としたイメージではなく「木管楽器を使うのはどうでしょう」というように、音色や質感についても具体的なお話しがありました。併せてバーナード・ハーマンの音楽や、ジョン・ウィリアムズが音楽を手掛けた「宇宙戦争」(05年)のサウンドトラックなども参照されていたので、音楽の方向性はすぐに定まりました。

——黒沢監督のサントラはオーケストラ・サウンドを使った伝統的な映画音楽をもとにしたものが多いですが、「Cloud クラウド」もそうでしたね。

渡邊:シンフォニックな響きではありますが、それはクラシックというより、やはり映画から派生した音楽が起点となっているので、その点は「Cloud」でも踏まえました。ただ、音楽の主題に関しては悩みました。

——主題というのは、メインテーマの旋律をどうするか、ということですか?

渡邊:そうです。「Cloud」で最初に音楽が当たるシーンは、主人公の吉井(菅田将暉)が転売サイトで「まぼろしの健康器具」という謎の商品が完売するのを見届けて安堵するあたりですが、演出の方向性はつかんでいたものの、自分がしっくりくる音楽がなかなかつくれなくて。黒沢さんに完成した曲をお送りした直後にまた別のテイクをつくり出すこともありました。どうにも好奇心がわくというか、ほかの可能性を探りたくなる。締め切りを気にしつつペンを置くことが難しい映画でした。

——映像がそうさせるのでしょうか? だとしたら、渡邊さんは作曲する際に映像のどういったところにインスパイアされるのでしょうか。

渡邊:フレームの外にある見えない何かが喚起される映像といいますか……。何か見落としている気がするので、刺激というか凝視したくなります。蜃気楼のように近づくと遠ざかっていくので、その実体を見に行きたくなるのかもしれません。

「Cloud クラウド」での音づくり

——渡邊さんが「Cloud クラウド」の音楽をつくる上で手掛かりにしたものは、映像以外に何かありますか?

渡邊:音楽打ち合わせのときに、黒沢さんから「宿命」や「運命的」という主題が挙がりました。あと「地獄」というキーワードも出ましたが、黒沢さんは「Chime」のときも「地獄」に言及されましたので、こちらは何となくイメージできましたが、「宿命」や「運命」を念頭に作曲したことがなかったので、いろいろと試行錯誤しました。

——「Cloud クラウド」のサントラを改めて聴き直したとき感じたのは悲劇性でした。それはある意味、運命的ともいえるかもしれませんね。

渡邊:そうですね。難しかったのは、音楽でその待ち受ける出来事を先取りしてしまうと、映画の構造が破綻してしまうということです。しかし「運命」や「宿命」を演出する限りその音楽は予兆的でもあるので、そのパラドックスをどうやって解決すればいいのか悩みました。不穏な音楽で何かが起きることを暗示するホラーの演出でもなく、その「悲劇性」に寄せてマイナーの響きにするでもなし。楽器編成や音色は古典的ですが、旋律や響きのあんばいが難しかったです。アクションシーンも、弦を小刻みに演奏したり打楽器でアクセントをつくる感じでもなく。

——「Cloud クラウド」は優れたアクション映画でもありましたね。特にクライマックス。日本では嘘っぽくなる銃撃シーンに工夫を凝らしてリアルに演出しているのが分かりました。

渡邊:銃撃シーンが始まってしばらくの間、主人公の吉井は事態が飲み込めず、アシスタントの佐野(奥平大兼)から銃を手渡されてもどうしていいか分からない。そのあとの吉井と佐野が走り出すシーンで一瞬だけ音楽が使われていますが、当初この並走にも音楽を当てる予定はなくて、ダビング当日急きょほかのシーンに当たっていた音楽をアレンジして転用しました。黒沢さんから「今回のアクションシーンでは音楽をなるべく使わない方向で」と、打ち合わせ当初から伺っていましたし、あの銃撃シーン独特の緊張感は、乾いた銃声や息づかいなどの現実音や効果音によってつくり出された部分も多くあると思います。

「映画音楽にはルールがない」

——ジャンル映画のサントラは形式的なところがありますが、そこに独自のアプローチを加えることで化学変化を起こすことがある。それが映画音楽の醍醐味だと思うのですが、例えばサスペンス映画のフォーマットを作ったとも言われているマイケル・スモールが手掛けた「パララックス・ヴュー」(74年)のサントラも、映画から切り離して聴くとジャンルがわからない不思議な魅力がある。

渡邊:「パララックス・ヴュー」のサントラを採譜したことがありますが、あのマイケル・スモールの劇伴は、ほとんど発明に近いと思います。管弦楽法による音響像でもなくリファレンスもあまりない。マイケル・スモールとアラン・J・パクラ監督は、映画と音楽が拮抗しつつ一体化しているような独特の緊張関係をつくり上げたと思います。映画音楽史を調べていくと、トーキーが登場して以降、時代ごとに革新的な音楽が生まれていますが、おそらく直近でも転換点になるような音楽がつくられている気がします。例えば、ヨハン・ヨハンソンが手掛けた「ボーダーライン」(15年)のコントラバスのグリッサンド音ですとか。映画音楽は多分に派生的ですが、その典拠は時間がたってみないと分からないことが多いですね。

——トレント・レズナーの音響的なサントラもそうですね。レズナーもヨハンソンもロックのフィールドで活動していたミュージシャンですが、最近ではレディオヘッドのジョニー・グリーンウッドやミカ・レヴィのように、映画音楽の作曲家以外のミュージシャンがサントラを手掛けるようになりました。渡邊さんもその1人ですが、そういった動きが映画音楽の世界に与える影響は大きいのではないでしょうか。

渡邊:映画音楽には定まった方法がありませんし、近年は音楽性がより多彩になってきたと思います。明確な主題があって口ずさめるような映画音楽もあれば、サウンドデザインや音響効果に近いサウンドトラックも多く、まさに映画音楽の変革期なのかもしれません。ただ、古典的なフィルムスコアリングの方法を引き継いでいくことも重要だと思います。個人的に文脈は大事ですし、過去作品に取り組むことで自分なりの方向性を見出すこともできます。「Cloud」の作曲に入る前には、ジョン・フリン監督の「組織」の音楽を手掛けたジェリー・フィールディングや、バーナード・ハーマンを聴いて「Cloud」のオーケストレーションなどを検討していました。

——そうやって文脈を見直しながら更新していくのは他のジャンルの音楽にもいえることですね。個人的にはミカ・レヴィと渡邊さんは通じるところがあるような気がします。両者とも専門的な音楽教育を受けていて、エレクトロニックな音楽からオーケストラ・サウンドまで手掛けることができるところとか、

渡邊:ミカ・レヴィの映画音楽にはいつも驚きと発見があります。ジョナサン・グレイザー監督の「アンダー・ザ・スキン」(13年)のサントラでは、木魚のような音が間を置きながら、「コツン、コツン」と鳴るのですが、その曇った打音と歪んだシンセサイザーの音がなんとも不気味で素晴らしく、人間とエイリアンの世界に溶け込んでいきます。「MONOS」(19年)でも笛のような音とティンパニーのロール音をうまく対比させるなど、音色や楽器の組み合わせも独創的で謎に満ちています。

——日本の映画界も、坂本龍一、細野晴臣、鈴木慶一といったベテラン、最近では石橋英子、岡田拓郎など、さまざまなミュージシャンが映画音楽を手掛けています。映画監督の音楽に対する意識も変化してきているのかもしれませんね。

渡邊:映画監督と音楽家の共同作業では、思いがけない発見や着想を得ることも多くありますね。映画の完成に際して、プリミックスから立ち会いをすることもありますが、映画監督の効果音に関するアイデアや判断は勉強になります。台詞や効果は映画内の音ですが、スタジオに立ち会っている自分からは気づけない細かな音にまで注意が行き届いていて、映画は音の情報が錯綜するので、音楽とのバランスを考える上で参考になります。それから、音楽は言語化することが難しくお互い専門知識も異なるので、演出の方向性をやりとりする上で難渋することもありますが、その際の互いの語彙というか、ひねり出される考えが逆に面白く着想につながることもあります。そういう解決困難なやり取りを経て、思いがけない音楽が引き出されます。

——監督とミュージシャンが共同でつくり上げていくという点でも映画音楽は独特ですね。だからこそ、面白いものが生まれる。

渡邊:僕は映画音楽の仕事と何にも付帯しない自分の音楽を分けて考えていません。映画音楽には時間などの制約もありますが、自分がベストと思えるぎりぎり手前の段階で音楽が手を離れたときの不条理な余白は、映画にあって手法や趣向を飛び越えた音に変化するような気もします。「ナミビアの砂漠」の即興をベースにした曲づくりも、「Cloud」の主題も半ば偶発的に着想しているので気がかりではありますが、それは常套(じょうとう)や習慣から逸脱した作業だからではないかと。個人的に作曲の仕事は漠然とした不安がある中で続けていることが多いです。

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「ナミビアの砂漠」「Cloud クラウド」の音楽を手掛けた渡邊琢磨が語る「映画音楽の魅力」

PROFILE: 渡邊琢磨/音楽家

PROFILE: (わたなべ・たくま)宮城県仙台市出身。高校卒業後、米バークリー音楽大学へ留学。帰国後、デヴィッド・シルヴィアンのワールドツアーへの参加など国内外のアーティストと多岐にわたり活動。自身の活動と並行して映画音楽も手掛ける。近年の作品には、染谷将太監督「まだここにいる」(19)、岨手由貴子監督「あのこは貴族」(21)、黒沢清監督「Chime」(24)、山中瑶子監督「ナミビアの砂漠」(24)、黒沢清監督「Cloud クラウド」(24)などがある。

近年、映画音楽の作曲家以外に、さまざまなミュージシャンがサントラを手掛けるようになった。渡邊琢磨もその一人。かつてキップ・ハンラハン、デヴィッド・シルヴィアンなど伝説的なミュージシャンとコラボレートし、映画音楽を手掛けるようになったのは2000年代に入ってから。近年は「いとみち」(横浜聡子監督、21年)、「はい、泳げません」(渡辺健作監督、22年)、「鯨の骨」(大江崇允監督、23年)などさまざまなタイプの作品のサントラを手掛けてきた。そんな中、今年は「Chime」「ナミビアの砂漠」「Cloud クラウド」という話題作3本に携わり、まったく違ったアプローチでユニークなサントラをつくり上げた。映画界で注目を集めているに、「ナミビアの砂漠」「Cloud クラウド」を中心に映画音楽について話を聞いた。

「ナミビアの砂漠」の電子音

——まず、「ナミビアの砂漠」について伺いたいのですが、どういう経緯で参加することになったのでしょうか。

渡邊琢磨(以下、渡邊):山中さんから映画のプロデューサーを介して連絡がありました。僕が音楽を担当したほかの映画作品を山中さんがご覧になったことがきっかけでお声掛けいただきました。オファーを受けた段階で映画の編集はセミオールくらいまで固まっていて、音楽だけが要不要含めて保留状態でした。そのあとオフラインを拝見したのですが、音楽は最小限もしくはなくてもよいのではと思い、その感想を山中さんと制作部にお伝えしたのですが、監督も当初音楽なしの案も考えていたそうで、音楽を当てるとしても4シーンくらいではないかとのことでした。

——映画に対しては、どんな感想を持たれました?

渡邊:主人公のカナ(河合優実)が、家の近所を無目的に歩くシーンが大変印象に残りました。その不安げで寄るべない散歩を見ているうちに、各シーンの出来事が何かしらの事実に帰結するのではなく、主人公に収れんしていくような映画ではないかと思い始めました。劇伴も主題を変奏する演出ではなく、主人公の空虚さや躍動を音にするのはどうかなと。

——山中監督のほうで、音楽をつけるのであればこういうものがいい、というイメージはあったのでしょうか。

渡邊:電子音という案が出たような気もしますが、ひとまず作業を進めて具体的な音のスケッチをお送りすることになりました。オフラインを観ながら起点となる音素材や音色を探す中で、電子音によるモチーフができたので、そちらを山中さんにお送りしたところ「こういう方向性も面白いですね」というような折り返しがありましたが、音楽の開始位置や音量に関しては改めて検討することになりました。

——「ナミビアの砂漠」で電子音が流れたとき、最初に連想したのがサファディ兄弟の監督作「神様なんてくそくらえ」(14年)でした。青春映画にひと昔前の冨田勲やタンジェリン・ドリームのシンセサイザー・ミュージックを使っているのが面白かったのですが、渡邊さんは「ナミビアの砂漠」のどういったところが電子音と合っていると思われたのでしょうか。

渡邊:山中さんの演出と撮影の米倉(伸)さんによる映像から着想を得たところが大きいと思います。メインテーマがあるようなスコアではなく、サウンドデザインや音響操作に近い音楽が適当ではないかと。

——確かにビートもメロディーもない音響的なサントラでしたね。この映画は、ヒロインのカナの内面についてあまり説明しません。カナ本人も自分が抱えている虚しさや葛藤を自覚していない。そんなカナが抱えている砂漠のような内面を、アブストラクトな電子音が表現しているような気がしました。

渡邊:電子音でビートや拍節感を出さないようにしたのは、ご指摘のとおり主人公に焦点を置いたような音楽の構想もあったからですが、そのような演出は映像に干渉しすぎる懸念もあり判断が難しいところでした。

「ナミビアの砂漠」の音づくり

——サントラはラッシュを見ながら即興で作っていったそうですね。そういう手法を取られたのはどうしてですか?

渡邊:先ほどの話と重なりますが、「ナミビアの砂漠」では様式にとらわれず音楽をつくってみようと思い、モニターでオフラインを観ながら即興演奏をいくつか録音してみました。

——映像を見ながら即興でサントラを作る、というのは、マイルス・デイヴィスが「死刑台のエレベーター」(57年)のサントラをそうやって作ったという伝説を思い出します。

渡邊:ただ今回は録音した演奏をそのまま使うのではなく、即興でつくった素材を電子音に変換したり、原音が分からなくなるまで加工するなどの調整をしています。

——即興のときはどんな楽器を使ったのですか?

渡邊:ピアノやエレキベース、あとはフィールドレコーディングの素材です。カナが街中を走るシーンに、疾走感がありつつ拍節感はない音楽を当ててみようと思い、かなりの速さと音数で即興演奏したピアノから、ダイナミクスだけを抽出して電子音に変換してみたところ、粗粗しく無機的な粒子状の音響形態ができたので、その素材で2曲つくって監督と検討していきました。

——山中監督とのやり取りを通じて、監督の映画音楽に対する考え方やこだわりを感じたりはしました?

渡邊:「ナミビアの砂漠」で音楽が当たっているシーンは少なくて、それも前半から中盤のシーンに集中しています。カナとハヤシ(金子大地)の生活が始まって以降はエンドロールまで音楽がありません。音楽表を拝見した段階ではその構成の偏りに懸念もあったのですが、映画を通しで観ると中盤から音楽が退場することに違和感がなく驚きました。映画音楽を過不足なく当てる必要はありませんが、今回の音楽構成はイレギュラーだったので、山中さんの形式にとらわれない音楽演出は一つ発見でした。それから、全ての劇伴にはアレンジが微妙に異なるバージョンがいくつかあり、それらのリテイクは監督の修正案をもとにつくられていて、山中さんは音の細部や質感に鋭敏な方だと思いました。

——渡邊さんご自身は完成したサントラに対して、どんな感想を持たれましたか?

渡邊:感想……難しいですね。映画音楽の仕事は半ば締め切りによって完結することもありますし、サントラの印象に関しては宙に浮いたままです。「ナミビアの砂漠」では音楽が雰囲気をつくるというより、シーンによっては映像と音楽が拮抗することで、シーンにゆがみができればという構想はありました。しかし、野生動物が砂漠で水を飲んでいるエンドクレジットは難しかったです。エンド曲は3バージョンほどつくりましたが、山中さんとテイクの選定に当たって長考した覚えがあります。なので、映画完成後も少し不安がありました。

——自己評価が厳しいですね(笑)。個人的には合っていたと思いますし、新鮮さもありました。

渡邊:どんな音楽であれ映像に当ててみるとそれが最善に見えたり、何かしらの演出意図に思えてしまうのが、映画音楽の難しいところです。なのでつくった音楽に確信を持ちたいという気持ちに騙されないよう用心しています。

黒沢清監督との仕事

——その音楽が合っているかどうかは、最終的には監督の判断に委ねられるわけですね。では黒沢清監督の作品について伺いたいのですが、初めて黒沢作品を手掛けたのは「Chime」(24年)ですか?

渡邊:そうです。プロデューサーから送られてきた企画書をもとに、自分のオリジナル曲をいくつか選んで黒沢さんにお送りしたところ、そのうちの1曲があるシーンの音のイメージに近いということでオファーを頂きました。

——ということは、作曲に入る前にサントラの方向性はつかめていたわけですね。

渡邊:大まかにはそうですね。「Chime」で音楽を当てたシーンはラストとエンドロールの2カ所だけで、音楽の入りも演出も明快だったので作業は簡潔でした。

——そして、「Chime」の縁で「Cloud クラウド」につながったわけですね。黒沢監督は音楽の使い方には一貫したところがありますが、音楽に関してイメージを持たれている方なのでしょうか。

渡邊:僕が携わった映画に関しては、古典的な管弦楽を基調とした音色や響きが黒沢さんの念頭にあったと思います。それも漠然としたイメージではなく「木管楽器を使うのはどうでしょう」というように、音色や質感についても具体的なお話しがありました。併せてバーナード・ハーマンの音楽や、ジョン・ウィリアムズが音楽を手掛けた「宇宙戦争」(05年)のサウンドトラックなども参照されていたので、音楽の方向性はすぐに定まりました。

——黒沢監督のサントラはオーケストラ・サウンドを使った伝統的な映画音楽をもとにしたものが多いですが、「Cloud クラウド」もそうでしたね。

渡邊:シンフォニックな響きではありますが、それはクラシックというより、やはり映画から派生した音楽が起点となっているので、その点は「Cloud」でも踏まえました。ただ、音楽の主題に関しては悩みました。

——主題というのは、メインテーマの旋律をどうするか、ということですか?

渡邊:そうです。「Cloud」で最初に音楽が当たるシーンは、主人公の吉井(菅田将暉)が転売サイトで「まぼろしの健康器具」という謎の商品が完売するのを見届けて安堵するあたりですが、演出の方向性はつかんでいたものの、自分がしっくりくる音楽がなかなかつくれなくて。黒沢さんに完成した曲をお送りした直後にまた別のテイクをつくり出すこともありました。どうにも好奇心がわくというか、ほかの可能性を探りたくなる。締め切りを気にしつつペンを置くことが難しい映画でした。

——映像がそうさせるのでしょうか? だとしたら、渡邊さんは作曲する際に映像のどういったところにインスパイアされるのでしょうか。

渡邊:フレームの外にある見えない何かが喚起される映像といいますか……。何か見落としている気がするので、刺激というか凝視したくなります。蜃気楼のように近づくと遠ざかっていくので、その実体を見に行きたくなるのかもしれません。

「Cloud クラウド」での音づくり

——渡邊さんが「Cloud クラウド」の音楽をつくる上で手掛かりにしたものは、映像以外に何かありますか?

渡邊:音楽打ち合わせのときに、黒沢さんから「宿命」や「運命的」という主題が挙がりました。あと「地獄」というキーワードも出ましたが、黒沢さんは「Chime」のときも「地獄」に言及されましたので、こちらは何となくイメージできましたが、「宿命」や「運命」を念頭に作曲したことがなかったので、いろいろと試行錯誤しました。

——「Cloud クラウド」のサントラを改めて聴き直したとき感じたのは悲劇性でした。それはある意味、運命的ともいえるかもしれませんね。

渡邊:そうですね。難しかったのは、音楽でその待ち受ける出来事を先取りしてしまうと、映画の構造が破綻してしまうということです。しかし「運命」や「宿命」を演出する限りその音楽は予兆的でもあるので、そのパラドックスをどうやって解決すればいいのか悩みました。不穏な音楽で何かが起きることを暗示するホラーの演出でもなく、その「悲劇性」に寄せてマイナーの響きにするでもなし。楽器編成や音色は古典的ですが、旋律や響きのあんばいが難しかったです。アクションシーンも、弦を小刻みに演奏したり打楽器でアクセントをつくる感じでもなく。

——「Cloud クラウド」は優れたアクション映画でもありましたね。特にクライマックス。日本では嘘っぽくなる銃撃シーンに工夫を凝らしてリアルに演出しているのが分かりました。

渡邊:銃撃シーンが始まってしばらくの間、主人公の吉井は事態が飲み込めず、アシスタントの佐野(奥平大兼)から銃を手渡されてもどうしていいか分からない。そのあとの吉井と佐野が走り出すシーンで一瞬だけ音楽が使われていますが、当初この並走にも音楽を当てる予定はなくて、ダビング当日急きょほかのシーンに当たっていた音楽をアレンジして転用しました。黒沢さんから「今回のアクションシーンでは音楽をなるべく使わない方向で」と、打ち合わせ当初から伺っていましたし、あの銃撃シーン独特の緊張感は、乾いた銃声や息づかいなどの現実音や効果音によってつくり出された部分も多くあると思います。

「映画音楽にはルールがない」

——ジャンル映画のサントラは形式的なところがありますが、そこに独自のアプローチを加えることで化学変化を起こすことがある。それが映画音楽の醍醐味だと思うのですが、例えばサスペンス映画のフォーマットを作ったとも言われているマイケル・スモールが手掛けた「パララックス・ヴュー」(74年)のサントラも、映画から切り離して聴くとジャンルがわからない不思議な魅力がある。

渡邊:「パララックス・ヴュー」のサントラを採譜したことがありますが、あのマイケル・スモールの劇伴は、ほとんど発明に近いと思います。管弦楽法による音響像でもなくリファレンスもあまりない。マイケル・スモールとアラン・J・パクラ監督は、映画と音楽が拮抗しつつ一体化しているような独特の緊張関係をつくり上げたと思います。映画音楽史を調べていくと、トーキーが登場して以降、時代ごとに革新的な音楽が生まれていますが、おそらく直近でも転換点になるような音楽がつくられている気がします。例えば、ヨハン・ヨハンソンが手掛けた「ボーダーライン」(15年)のコントラバスのグリッサンド音ですとか。映画音楽は多分に派生的ですが、その典拠は時間がたってみないと分からないことが多いですね。

——トレント・レズナーの音響的なサントラもそうですね。レズナーもヨハンソンもロックのフィールドで活動していたミュージシャンですが、最近ではレディオヘッドのジョニー・グリーンウッドやミカ・レヴィのように、映画音楽の作曲家以外のミュージシャンがサントラを手掛けるようになりました。渡邊さんもその1人ですが、そういった動きが映画音楽の世界に与える影響は大きいのではないでしょうか。

渡邊:映画音楽には定まった方法がありませんし、近年は音楽性がより多彩になってきたと思います。明確な主題があって口ずさめるような映画音楽もあれば、サウンドデザインや音響効果に近いサウンドトラックも多く、まさに映画音楽の変革期なのかもしれません。ただ、古典的なフィルムスコアリングの方法を引き継いでいくことも重要だと思います。個人的に文脈は大事ですし、過去作品に取り組むことで自分なりの方向性を見出すこともできます。「Cloud」の作曲に入る前には、ジョン・フリン監督の「組織」の音楽を手掛けたジェリー・フィールディングや、バーナード・ハーマンを聴いて「Cloud」のオーケストレーションなどを検討していました。

——そうやって文脈を見直しながら更新していくのは他のジャンルの音楽にもいえることですね。個人的にはミカ・レヴィと渡邊さんは通じるところがあるような気がします。両者とも専門的な音楽教育を受けていて、エレクトロニックな音楽からオーケストラ・サウンドまで手掛けることができるところとか、

渡邊:ミカ・レヴィの映画音楽にはいつも驚きと発見があります。ジョナサン・グレイザー監督の「アンダー・ザ・スキン」(13年)のサントラでは、木魚のような音が間を置きながら、「コツン、コツン」と鳴るのですが、その曇った打音と歪んだシンセサイザーの音がなんとも不気味で素晴らしく、人間とエイリアンの世界に溶け込んでいきます。「MONOS」(19年)でも笛のような音とティンパニーのロール音をうまく対比させるなど、音色や楽器の組み合わせも独創的で謎に満ちています。

——日本の映画界も、坂本龍一、細野晴臣、鈴木慶一といったベテラン、最近では石橋英子、岡田拓郎など、さまざまなミュージシャンが映画音楽を手掛けています。映画監督の音楽に対する意識も変化してきているのかもしれませんね。

渡邊:映画監督と音楽家の共同作業では、思いがけない発見や着想を得ることも多くありますね。映画の完成に際して、プリミックスから立ち会いをすることもありますが、映画監督の効果音に関するアイデアや判断は勉強になります。台詞や効果は映画内の音ですが、スタジオに立ち会っている自分からは気づけない細かな音にまで注意が行き届いていて、映画は音の情報が錯綜するので、音楽とのバランスを考える上で参考になります。それから、音楽は言語化することが難しくお互い専門知識も異なるので、演出の方向性をやりとりする上で難渋することもありますが、その際の互いの語彙というか、ひねり出される考えが逆に面白く着想につながることもあります。そういう解決困難なやり取りを経て、思いがけない音楽が引き出されます。

——監督とミュージシャンが共同でつくり上げていくという点でも映画音楽は独特ですね。だからこそ、面白いものが生まれる。

渡邊:僕は映画音楽の仕事と何にも付帯しない自分の音楽を分けて考えていません。映画音楽には時間などの制約もありますが、自分がベストと思えるぎりぎり手前の段階で音楽が手を離れたときの不条理な余白は、映画にあって手法や趣向を飛び越えた音に変化するような気もします。「ナミビアの砂漠」の即興をベースにした曲づくりも、「Cloud」の主題も半ば偶発的に着想しているので気がかりではありますが、それは常套(じょうとう)や習慣から逸脱した作業だからではないかと。個人的に作曲の仕事は漠然とした不安がある中で続けていることが多いです。

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RHC ロンハーマンが「セサミストリート」とコラボ エルモなどのキャラクターが勢ぞろいしたスエット

RHC ロンハーマン(RHC RON HERMAN)は1月11日、米国のテレビ番組「セサミストリート」とコラボしたスエット“マイ フェイバリット A to Z(My Favorite A to Z)”を発売する。オンラインストアでは同日12時から取り扱う。

本商品は大人から子どもまで楽しめるようにウィメンズと(3万1900円)とキッズ(1万7600円)のサイズを用意。今回のコラボでは、ファッションを通じて人それぞれがもつ魅力的なA to Zを愛し、表現し、仲間と共有し合うことで生まれる新たな発見やコミュニティーを楽しんでほしいという思いを込めた。

アイテム詳細

ウィメンズスエットには、歌とダンスが好きなモンスターのゾーイや少しませた6歳の女の子プレーリー・ドーン、エルモやクッキーモンスターなどのキャラクターが勢ぞろいした全5種類をラインアップ。ビンテージスエットのような風合いとカラーに仕上げた。キッズスエットは、26のアルファベットと共に「セサミストリート」の仲間たちがボディーいっぱいに広がり、楽しくアルファベットも学べるデザイン。バックには今回のコラボのために作った特別なロゴマークをあしらった。

期間限定の塗り絵

1月11日から期間限定で特別な塗絵もストアに用意。本商品は、RHC ロンハーマンみなとみらい店、大阪店、七里ヶ浜店、豊洲店、川崎店、名古屋店、熊本店、 ロンハーマン千駄ヶ谷店“R”、京都店“R”、ロンハーマン二子玉川店(キッズスエットのみ)の一部店舗で取り扱う。

アイテム一覧

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「ディオール」が新作スニーカーを発売 鉛筆のスケッチを手作業で再現したレトロな2足

「ディオール(DIOR)」は2月6日、2025年春夏コレクションで発表したスニーカー“D-スケッチ”(14万9000円)を発売する。全国のディオール ブティックと公式オンラインブティックで取り扱う。

“D-スケッチ”はレトロなシルエットとスレンダーなツートーンソールが特徴。“ワーク イン プログレス”をテーマに、デザインする際に描かれた鉛筆のスケッチを手作業で再現し、プロトタイプのように仕上げた。プリントナイロンの2色をラインアップし、ホワイトにはシルバー、ブラックにはゴールドのメタリックなクリンクルレザーを用いた。ダブルレース仕様とサイドに配した"Christian Dior" のブランドネームがアクセントになっている。

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「ディオール」が新作スニーカーを発売 鉛筆のスケッチを手作業で再現したレトロな2足

「ディオール(DIOR)」は2月6日、2025年春夏コレクションで発表したスニーカー“D-スケッチ”(14万9000円)を発売する。全国のディオール ブティックと公式オンラインブティックで取り扱う。

“D-スケッチ”はレトロなシルエットとスレンダーなツートーンソールが特徴。“ワーク イン プログレス”をテーマに、デザインする際に描かれた鉛筆のスケッチを手作業で再現し、プロトタイプのように仕上げた。プリントナイロンの2色をラインアップし、ホワイトにはシルバー、ブラックにはゴールドのメタリックなクリンクルレザーを用いた。ダブルレース仕様とサイドに配した"Christian Dior" のブランドネームがアクセントになっている。

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ギンザシックスが1日限りの食とアートによる没入体験イベント アーティスト・諏訪綾子が第六感をあじわう新感覚の食体験を発表

ギンザシックス(GINZA SIX)は12月8日、会員制ラウンジ「ラウンジシックス(LOUNGE SIX)」で、「ラウンジシックスクリスマス2024(LOUNGE SIX XMAS 2024)」を開催した。抽選に当選した45組90人のVIP会員を迎え、food creationを主宰するアーティストの諏訪綾子が、食とアートによる没入体験を発表した。

諏訪は、金沢美術工芸大学卒業後、2006年からfood creationとして、特定のコンセプトを「食」で伝える活動を開始。国内外の美術館やギャラリーでの作品展覧会、パフォーマンス、企業や自治体とのコラボレーションを通じて、食にまつわる体験のデザイン・表現活動を行っている。食をアートの領域へと昇華させ、感情や記憶、気配、情景などを「あじわい」として表現し、新たな食の価値を追求している。

諏訪は今回、ギンザシックスにちなんで“Taste of SIX Senses”と題し、6つの感覚とインスピレーションの世界を創造した。ベルリン在住のアーティスト・三家俊彦によるクリスマス期間限定のアルミホイルを用いた彫刻作品がきらめく荘厳なラウンジ空間で、現代音楽・ジャズ・コントラバス奏者である鳥越啓介による生演奏を背景に、風、木、光、土、水、火をテーマにした6品のテイストを披露した。おりんの音が響き渡るとともに、諏訪によるストーリーテリングが始まり、あじわう作品がサーブされる。自然からのインスピレーションをあじわうような食体験は、視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚、そして心の深奥に響く第六感に至るまで、参加者の感覚を研ぎ澄ませていった。

例えば、“風”をテーマにした一皿では、目の前で揺らめく煙が、まるで軽やかな風が頬をなでる感覚を想起させ、繊細な食感が口の中に広がる。“木”をテーマにしたテイストでは、深い森の中を歩いているような感覚を呼び覚まし、クライマックスとなる“火”では、そのエネルギーを繊細な一皿に表現。それぞれのエレメントごとに新たな世界観を創り上げ、訪れる人々を感覚の旅へと誘った。

諏訪は次のように語る。「自然のエレメントは、誰にとってもそれぞれの記憶や体験に結びついていると思います。自然の中で育った方もいれば、都会育ちの方もいて、捉え方は100人いれば100通り。今回提供したのは、私自身がインスピレーションを受けた自然のエレメントです。皆さんの記憶を呼び起こしたり、新たなインスピレーションが浮かびあがる体験になれたらうれしいです」。

また、ラウンジシックスの担当者は、「ラウンジでくつろいでいただくことは、他の施設でも可能です。しかし、ギンザシックスが提供したいのは、アートの感覚や日常から少し逸脱した新しい価値観・体験。今後も非日常を体験いただけるイベントを開催していきたいと考えています」と語った。

問い合わせ先
ギンザシックス
03-6891-3390

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