1位は、水着姿のキム・カーダシアンの巨大風船がタイムズスクエアに出現 「スキムス」新キャンペーン|週間アクセスランキング TOP10(3月6日〜12日)

1位は、水着姿のキム・カーダシアンの巨大風船がタイムズスクエアに出現 「スキムス」新キャンペーン|週間アクセスランキング TOP10(3月6日〜3月12日)

「WWDJAPAN」 ウイークリートップ10

1週間でアクセス数の多かった「WWDJAPAN」の記事をランキング形式で毎週金曜日にお届け。
今回は、3月6日(木)〜3月12日(水)に配信した記事のトップ10を紹介します。


- 1位 -
水着姿のキム・カーダシアンの巨大風船がタイムズスクエアに出現 「スキムス」新キャンペーン

03月07日公開 / 文・米国版WWD

 キム・カーダシアン(Kim Kardashian)の補正下着ブランド「スキムス(SKIMS)」は、新作水着コレクションのプロモーションの一環として、ニューヨークのタイムズスクエアに全長約18mのカーダシアン型風船を設置した。

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- 2位 -
「ユニクロ」がロンハーマンなどとコラボ 玉川高島屋S・Cにオープンの新店限定商品

03月07日公開 / 文・WWD STAFF

 「ユニクロ(UNIQLO)」は3月20日、「ユニクロ」タマタカ店を玉川高島屋S・C南館4階にオープンする。これに伴い、同店限定のコラボ商品や、ノベルティーの配布を実施する。

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- 3位 -
【2025年春コスメ】「ディオール」が限定桜ピンク色のアイパレット&“リップ マキシマイザー”を発売

03月10日公開 / 文・WWD STAFF

 「ディオール(DIOR)」は3月14日、ピュアな桜ピンクの輝きをまとうメイクアップコレクション“サクラ メイクアップ コレクション”を限定発売する。人気製品の“ディオールショウ サンク クルール”(9570円)と、“ディオール アディクト リップ マキシマイザー”(4730円)から限定桜ピンクカラーが登場し、公式ECサイトと公式ブティック for LINEで取り扱う。

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- 4位 -
「スターバックス」から春の新作 パステルカラーのグッズ&エコバッグが登場

03月10日公開 / 文・WWD STAFF

 「スターバックス(STARBUCKS)」は、春らしい淡いトーンのパステルカラーやグラデーションカラーを採用した春の新作グッズとフードを発売する。12日から店舗で扱うほか、オンラインでは、10日20時ごろから先行販売を行う。

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- 5位 -
「リファ」がうねりを真っ直ぐに整えるヘアアイロン&“ロックシリーズ”のスタイリングミルクを発売

03月11日公開 / 文・WWD STAFF

 「リファ(REFA)」は4月16日、うねりを整えて美しいストレートヘアに仕上げるヘアアイロン“リファパワーストレートアイロン プロ”(全2色、各3万3000円)と、人気の“リファロック”シリーズからスタイリングミルク“リファストレートロック”(100g、2800円)を発売する。

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- 6位 -
米国拠点のシューズブランド「ビバイア」 61カ国で「日本が一番売れている」、そのワケ

03月10日公開 / 文・伊藤花笑

 米国に拠点を構えるグローバルシューズブランド「ビバイア(VIVAIA)」が日本で売れている。主にECで展開する61カ国のうち、日本の売り上げは全体の10%超え。国別で最も大きなシェア率を誇る。マリナ・チェン(Marina Chan)「ビバイア」共同創設者は、「ビバイア」と日本市場の相性の良さを指摘する。

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- 7位 -
中川政七商店の中川会長が退任 「退任後は中小・中堅企業の支援に力を注ぐ」

03月10日公開 / 文・WWD STAFF

 工芸品や生活雑貨を扱う中川政七商店(奈良市、千石あや社長)の中川政七(本名:中川淳)代表取締役会長が2月28日付で退任した。中川氏は業界で初めての工芸をベースにしたSPA業態を確立したことで知られる。

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- 8位 -
「シャネル」が3日間限定のポップアップを渋谷で開催 会場限定のチャームやポーチを用意

03月12日公開 / 文・和田 実桜

 「シャネル(CHANEL)」は3月14〜16日、ポップアップイベント“ルージュ ココ プレイグラウンド”を渋谷で開催する。鏡を見ずにカジュアルに塗れる“ルージュ ココ”の世界観を体現。ゲームやビューティアドバイス、アイスクリームを楽しめる。

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- 9位 -
「アンダーカバー」高橋デザイナーによる「ジーユー」の新ライン“ユージー”第1弾が発売に! 来週発売のファッションアイテム11選【3/10〜3/16】

03月08日公開 / 文・WWD STAFF

 ファッションアイテムの発売情報を「WWDJAPAN」的視点でピックアップ!今回は3月10〜16日に発売するアイテムを紹介します。いよいよ「アンダーカバー」の高橋盾デザイナーが手掛ける「ジーユー」の新ライン“ユージー”の第1弾が14日に発売になります。ウェブ記事のアクセス数からも期待が高いことがうかがえる“ユージー”。本来は隠す縫い代を表に出してあえて見せたり、切りっぱなしにしたりする手法がデザインの特徴の一つで、メンズアイテムながらもユニセックスとしても着られることも意識して作ったそう。争奪戦になりそうです。

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- 10位 -
「ショット」と「リー」がセットアップを発売 現代的な“101 大戦モデル”

03月06日公開 / 文・WWD STAFF

 「ショット(SCHOTT)」は「リー(LEE)」とコラボレーションし、セットアップを発売する。3月7日から、全国の「ショット」直販店および公式オンラインストアで販売する。

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1位は、水着姿のキム・カーダシアンの巨大風船がタイムズスクエアに出現 「スキムス」新キャンペーン|週間アクセスランキング TOP10(3月6日〜12日)

1位は、水着姿のキム・カーダシアンの巨大風船がタイムズスクエアに出現 「スキムス」新キャンペーン|週間アクセスランキング TOP10(3月6日〜3月12日)

「WWDJAPAN」 ウイークリートップ10

1週間でアクセス数の多かった「WWDJAPAN」の記事をランキング形式で毎週金曜日にお届け。
今回は、3月6日(木)〜3月12日(水)に配信した記事のトップ10を紹介します。


- 1位 -
水着姿のキム・カーダシアンの巨大風船がタイムズスクエアに出現 「スキムス」新キャンペーン

03月07日公開 / 文・米国版WWD

 キム・カーダシアン(Kim Kardashian)の補正下着ブランド「スキムス(SKIMS)」は、新作水着コレクションのプロモーションの一環として、ニューヨークのタイムズスクエアに全長約18mのカーダシアン型風船を設置した。

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- 2位 -
「ユニクロ」がロンハーマンなどとコラボ 玉川高島屋S・Cにオープンの新店限定商品

03月07日公開 / 文・WWD STAFF

 「ユニクロ(UNIQLO)」は3月20日、「ユニクロ」タマタカ店を玉川高島屋S・C南館4階にオープンする。これに伴い、同店限定のコラボ商品や、ノベルティーの配布を実施する。

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- 3位 -
【2025年春コスメ】「ディオール」が限定桜ピンク色のアイパレット&“リップ マキシマイザー”を発売

03月10日公開 / 文・WWD STAFF

 「ディオール(DIOR)」は3月14日、ピュアな桜ピンクの輝きをまとうメイクアップコレクション“サクラ メイクアップ コレクション”を限定発売する。人気製品の“ディオールショウ サンク クルール”(9570円)と、“ディオール アディクト リップ マキシマイザー”(4730円)から限定桜ピンクカラーが登場し、公式ECサイトと公式ブティック for LINEで取り扱う。

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- 4位 -
「スターバックス」から春の新作 パステルカラーのグッズ&エコバッグが登場

03月10日公開 / 文・WWD STAFF

 「スターバックス(STARBUCKS)」は、春らしい淡いトーンのパステルカラーやグラデーションカラーを採用した春の新作グッズとフードを発売する。12日から店舗で扱うほか、オンラインでは、10日20時ごろから先行販売を行う。

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- 5位 -
「リファ」がうねりを真っ直ぐに整えるヘアアイロン&“ロックシリーズ”のスタイリングミルクを発売

03月11日公開 / 文・WWD STAFF

 「リファ(REFA)」は4月16日、うねりを整えて美しいストレートヘアに仕上げるヘアアイロン“リファパワーストレートアイロン プロ”(全2色、各3万3000円)と、人気の“リファロック”シリーズからスタイリングミルク“リファストレートロック”(100g、2800円)を発売する。

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- 6位 -
米国拠点のシューズブランド「ビバイア」 61カ国で「日本が一番売れている」、そのワケ

03月10日公開 / 文・伊藤花笑

 米国に拠点を構えるグローバルシューズブランド「ビバイア(VIVAIA)」が日本で売れている。主にECで展開する61カ国のうち、日本の売り上げは全体の10%超え。国別で最も大きなシェア率を誇る。マリナ・チェン(Marina Chan)「ビバイア」共同創設者は、「ビバイア」と日本市場の相性の良さを指摘する。

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- 7位 -
中川政七商店の中川会長が退任 「退任後は中小・中堅企業の支援に力を注ぐ」

03月10日公開 / 文・WWD STAFF

 工芸品や生活雑貨を扱う中川政七商店(奈良市、千石あや社長)の中川政七(本名:中川淳)代表取締役会長が2月28日付で退任した。中川氏は業界で初めての工芸をベースにしたSPA業態を確立したことで知られる。

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- 8位 -
「シャネル」が3日間限定のポップアップを渋谷で開催 会場限定のチャームやポーチを用意

03月12日公開 / 文・和田 実桜

 「シャネル(CHANEL)」は3月14〜16日、ポップアップイベント“ルージュ ココ プレイグラウンド”を渋谷で開催する。鏡を見ずにカジュアルに塗れる“ルージュ ココ”の世界観を体現。ゲームやビューティアドバイス、アイスクリームを楽しめる。

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- 9位 -
「アンダーカバー」高橋デザイナーによる「ジーユー」の新ライン“ユージー”第1弾が発売に! 来週発売のファッションアイテム11選【3/10〜3/16】

03月08日公開 / 文・WWD STAFF

 ファッションアイテムの発売情報を「WWDJAPAN」的視点でピックアップ!今回は3月10〜16日に発売するアイテムを紹介します。いよいよ「アンダーカバー」の高橋盾デザイナーが手掛ける「ジーユー」の新ライン“ユージー”の第1弾が14日に発売になります。ウェブ記事のアクセス数からも期待が高いことがうかがえる“ユージー”。本来は隠す縫い代を表に出してあえて見せたり、切りっぱなしにしたりする手法がデザインの特徴の一つで、メンズアイテムながらもユニセックスとしても着られることも意識して作ったそう。争奪戦になりそうです。

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- 10位 -
「ショット」と「リー」がセットアップを発売 現代的な“101 大戦モデル”

03月06日公開 / 文・WWD STAFF

 「ショット(SCHOTT)」は「リー(LEE)」とコラボレーションし、セットアップを発売する。3月7日から、全国の「ショット」直販店および公式オンラインストアで販売する。

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ザ・レモン・ツイッグスの美意識——ファッションと音楽のつながりを語る

兄のブライアン・ダダリオ(Brian D'Addario)と弟のマイケル・ダダリオ(Michael D'Addario)による兄弟デュオとしてニューヨークで活動し、“バロック・ポップの金字塔”とも謳われた2016年のデビュー・アルバム「Do Hollywood」以来、音楽ファンの間で高い評価を受け続けているザ・レモン・ツイッグス(The Lemon Twigs)。バイオリンやチェロ、トランペット、マンドリンも含む多彩な楽器を操り彼らがこれまで披露してきたサウンドは、ソフト・ロックやパワー・ポップ、グラム・ロック、そしてドゥーワップからロック・オペラ、ミュージカル風まで実にバラエティー豊か。その根底には、とりわけ1960〜70年代のロックやポップ・ミュージックへの深い愛情と造詣があり、卓越したメロディー・センスと複雑に構築されたアレンジによって彼らは、華やかでファンタジックで独創的な音楽世界をつくり上げてきた。昨年リリースされた5枚目の最新アルバム「A Dream Is All We Know」は、“Mersey Beach”と彼らが呼ぶ架空の空間(※リヴァプールとローレル・キャニオンの間の音の橋)をコンセプトに、ビートルズやビーチ・ボーイズ、60年代のスウェディッシュ・ポップにインスピレーションを得たダイナミックな曲調と美しいハーモニーが魅力的な作品だった。

そんな彼らの音楽に貫かれた美意識は、作品のアートワークやMV、あるいはデビュー時から個性的なファッションスタイルにも感じられるものでもある。そして、そうしたビジュアル的な要素は、ミュージシャンにとって作品の世界やアーティスト像を構成する重要な一部であることはいうまでもない。ちなみに、過去にはエディ・スリマン(Hedi Sliman)の被写体を務めたこともあるダダリオ兄弟。今回、1月5日の「ロッキン・オン ソニック(rockin'on sonic)」への出演のため6年ぶりに来日した2人に、そのあたりの関心や話題についてざっくばらんに聞いてみた。

ザ・レモン・ツイッグスとファッション

——久しぶり(※2019年のサマーソニック出演以来)の日本はどうですか。街並みにも新年独特の空気(※取材は1月6日)が感じられると思いますけど。

マイケル・ダダリオ(以下、マイケル):行きたかった店が全部閉まっていて。休もうと思って早く来たのに、最悪のタイミングだった(笑)。着いたのが12月30日か31日で、1日目も2日目も、3日目もずっと閉まっていてね。でも「ぷあかう」ってすてきなバーで年越しを迎えることができてよかったよ。

——SNSに写真を上げていましたね。ツアー先で必ず巡るお店はあるんですか。

ブライアン・ダダリオ(以下、ブライアン):ビンテージショップに行くのが大好きなんだ。ツアー先でその土地ならではの個性的な店を見つけるのが楽しい。最高のアクティビティだよ。

マイケル:高円寺で一緒に服を見に行ったこともあったね。僕もブライアンも、バンドのメンバーもみんな服が大好きだから。好みもバラバラで面白いよ。

——2人はどんなテイストの服が好きなんですか。

マイケル:いろいろなテイストの服を着てきたけど、結局は1960年代——64年から66年ぐらいのスタイルに落ち着くことが多いかな。ハイネックのボタンダウン・シャツにネクタイを締めるとか、少し襟の高いデザインが個人的に好きなんだ。それと、70年代後半のパワー・ポップをイメージさせるみたいな服も好き。ジーンズはストンとしたシルエットが好みで、極端なシェイプのものは好きじゃなくて。

ブライアン:僕は逆に、極端に広がったフレアパンツや、すごくシェイプされたものが好きなんだ。マイケルは僕よりも僕の好みに詳しいんだよ(笑)。

マイケル:バンドのメンバーが気に入りそうなアイテムを探して買うこともあるしね。

ブライアン:マイケルがくれた中で唯一手を出していないのは、ドクロのリングかな(笑)。マイケルがロングヘアだった時によくはめていたんだよ。あと、僕のガールフレンドで、チョッチキ(Tchotchke)ってバンドをやっているアナスタシア(・サンチェス)もいろいろアドバイスをしてくれる。彼女はファッション・センスが抜群で、よく服をくれるんだ。彼女の母親もとてもスタイリッシュで、スタイリストをやっているんだよ。

——ちなみに、新作の「A Dream Is All We Know」のジャケットで着ている服はどんな感じで決めたんですか。かたや白シャツに黒タイ、かたやオレンジのカットソーに緑がかったデニムと、そのコントラストが印象的ですが。

ブライアン:そうだな……お互い違うスタイルだけど、うまく調和していると思うよ。2人とも少しプレッピー風というか。

マイケル:何かの影響ってわけじゃなくて、ただ、ジャケットはシンプルで、余計な要素を入れたくないというのがあった。ブライアンの服もすごくシンプルな感じ――リンゴのマークと無地のパンツ――だから、僕の服もシンプルで、背景もシンプルにしたかった。遠くから見ても「僕たちの作品」って分かるようなものにね。細かいことは考えず、ディティールよりも全体の質感にこだわった感じかな。

ダダリオ兄弟のファッション・アイコン

——例えば、2人にとって「ファッション・アイコン」と言えるミュージシャンって誰かいますか。

ブライアン:その時の気分にもよるけど、2人とも大好きなのはトッド・ラングレン。僕自身は、60年代後半の(ポール・)マッカートニーのスタイルが好きだね。あのセーターを合わせた、すごくプレッピーなスタイルとか。

マイケル:僕がステージ衣装を選ぶ時は、タイトなシャツやシルエットが際立つパンツ、そして大胆なグラフィックTシャツが多い。ステージで映えるしね。でも、「自分もあんな風になりたい」と思って服を着ることはない。ただ格好いいと思うからで。それに、自分が着ていて気持ちいい服ってあるでしょ? だから僕も、あくまで自分に合ったスタイルを楽しんでいるって感じかな。ロン・ウッドだってきっとそうなんじゃないかな。

——ロン・ウッドは新作のインスピレーションにも挙げていましたが、今名前が出たミュージシャンは、音楽的な部分でも2人にとって「アイコン」であるわけですよね?

マイケル:そうだね、みんな音楽も素晴らしい。でもさ、その人のつくる音楽が好きで、その人のファッション・スタイルは好きじゃないってことはあまりなくない? 音楽とファッションは深いつながりがあると思うし、ファッションも音楽の一部というか。例えばラズベリーズ(Raspberries)みたいにちょっとダサく見えても(笑)、僕は好きなんだ。彼らには合っているし、音楽とも合っている。

ブライアン:音楽が彼らの服装をクールに見せているところもあると思う。

マイケル:それにギルバート・オサリバンだって、あの奇抜なセーターを着ていて、みんな彼のファッション・センスを面白おかしく話したりしていたけど、でもあれこそが彼の一部なんだよね。あの複雑なコードを書き、あの素晴らしい歌詞を書いたのは、あのニュースボーイ・キャップみたいな、ちょっと変わった帽子をかぶった彼なんだ。誰かに言われてそうしたのではなく、自分自身の表現として選んだんだと思う。それに、後期の彼のファッションもかっこよかったと思うよ。シャツをはだけて胸毛を出してたり、あの大きく「G」ってロゴが入ったセーターとかさ。あれも彼の一部なんだ。

——ちなみに、身近のミュージシャンで着こなしがクールだなって思うのは?

マイケル:フォクシジェン(Foxygen)のサム(・フランス)はクールでスタイリッシュだと思う。それに、ユニ・ボーイズ(Uni Boys、アルバムをダダリオ兄弟がプロデュース)とか、チョッチキもみんなめちゃくちゃおしゃれでかっこいい。あと、ジ・アンブレラズ(The Umbrellas)も素晴らしいバンドで、メンバーのファッション・センスも抜群だよ。

——マイケルが「ファッションも音楽の一部」と話していましたが、例えば、作品ごとにサウンドとルックのすり合わせみたいなことってありますか。「このサウンドだからこのファッションでいこう」みたいな。

マイケル:まあ、なんとなく統一感を出したいとは思ってるけど、でも、そこはあくまで自然体がいいと思うんだ。つまり、あまりルールはない。見た目がよければいいってことでさ。それに、あのアルバム(「A Dream Is All We Know」)のジャケットで全身レザーとか着てたらおかしいでしょ?(笑)。

——確かに(笑)。そういえば、「Songs for the General Public」(2020年)のジャケットでは、グラムというかゴス風の変わったテイストのファッションでしたよね。

ブライアン:あの時の僕らはキッス(KISS)にハマっていたんだ(笑)。キッスってすごく大げさな衣装で、僕たちも自分たちをもっと派手に見せたかったんだと思う。でも、あの時着てた羽が付いた衣装は、今となってはちょっと後悔してるかも。あれはステージ衣装としてデザインされたものだったんだけど、小さなクラブでやったライブで着てみたら羽が大きく広がってしまい、かなり滑稽な感じになってしまって(笑)。

マイケル:でも面白いよね。そういうのもかっこいいというか、自分らしさが出てていいと思うんだ。少なくとも、まったくもって普通じゃないでしょ?(笑)。とても個性的なスタイルで、実際、あのアルバムの楽曲の世界観と僕たちのビジュアルイメージはとてもよく合っていたと思うしね。

MVなどのアートワークについて

——今回のアルバムでは、「How Can I Love Her More」と「A Dream Is All I Know」の2曲で2人がMVの監督を務めています。それぞれテイストが異なりますが、どんなコンセプトで制作されたのでしょうか。

ブライアン:面白いことに、どちらもほとんど同じ場所で撮影したものなんだ。学校にある講堂みたいな無料で使えるスペースを借りて、そこにはスポットライトもあってね。その場所の制約に合わせて、できることをやったって感じだった。それでジョージ・ハリソンの「Blow Away」のMVを参考に、グリーンバックを使った演出を取り入れようってことになってね。それでできたのが「A Dream Is All I Know」のMVだった。

マイケル:僕たちの考えとしては、2曲とも曲の雰囲気にマッチさせることが重要だった。「A Dream Is All We Know」って、ウィングス(※ポール・マッカートニーが70年代に妻のリンダらと結成したバンド)みたいな感じの曲なんだよね。シンセサイザーとギターの音がそう感じさせるのかな。それに、ブライアンの衣装は70年代のパイロットのようなレトロなスタイルというか(笑)。で、もう1曲(「How Can I Love Her More」)の方は、明らかに60年代っぽい、サンシャイン・ポップみたいな感じで。

ブライアン:エジソン・ライトハウスとラヴィン・スプーンフルみたいな感じというかね。その2つはまったく違うものだけど、マッシュアップされて、より親密で温かみのあるサウンドになっている。少し控えめで、リラックスしている感じ。だからMVもそんな雰囲気に仕上がっていると思うよ。逆に、「How Can I Love Her More」はスケールが大きくて、開放的なサウンドだった。だからセントラルパークで、あの大きなバンドシェル(※音を反響させる半円形の壁)があるところで撮影することにしたんだ。そこで曲を聴いてみて、どんな映像が合うか想像してね。

——そうした映像制作や、アートワークも含めたビジュアル的な部分に関して影響を受けたアーティストって誰かいますか。

マイケル:そうだな……たくさんいて絞りきれないけど(笑)、僕たちのアルバム・ジャケットはよくスパークスとよく比較されるよね。独特な雰囲気があるから。それ以外で言うと、僕たちのジャケット・デザインは僕のガールフレンドのエヴァ(・チェンバース、チョッチキのベース/キーボード)が手掛けていて、彼女はビンテージの家具店で働いているんだけど、そこで扱っている面白いジャケットのレコードを見つけると、音楽が良くなくても写真を撮ってくるんだ。その彼女のコレクションからインスピレーションを受けることもあるね。

——ちなみに、好きな映像作家、映画監督がいたら教えてください。

マイケル:MVに関しては、僕たちにはかなり基本的なルールがあるんだ。つまり、曲が主役で、映像は曲の内容に沿ったものにしたいし、曲とバンドをセットにして、全てが美しく見えるようにしたい。不快なものや余計なものは排除する。例えば、(ライナー・ヴェルナー・)ファスビンダーの映画とかさ、とても美しいよね。それに、ブライアンが大好きな(アンドレイ・)タルコフスキーの映画も無駄なものが一切なくて、映像美が際立っている。当時の時代背景もあると思うけど、フレーム内に余計なものを置かないようにしている。そこには監督の意志が貫かれていて、こうしたシンプルな美しさは絵画に通じるものがある。だから、僕たちのMVもそうした芸術作品を目指したいと思っているよ。

——例えば、レモン・ツイッグスとしての活動において、音楽とファッション、あるいはビジュアル表現の理想的な関係について2人がどう考えているのか、興味があります。

マイケル:それは解釈次第だから、答えるのはすごく難しいね。僕が大好きなアーティストの中には、服装とかまったく気にするそぶりを見せない人もいる。ブライアン・ウィルソンとか、アレックス・チルトンとか、そういうのはどうでもいいって感じだった——アレックス・チルトンは意図的だったのかもしれないけど。でも、みんなそれぞれに自分にとっての完璧なバランスというのを持っていると思うんだ。例えば、スパークスはビジュアルについてモチベーションが高いし、デヴィッド・ボウイは明らかに視覚的な表現を重要視していた。だから……。

ブライアン:僕たちの場合、極端にどちらかに偏りすぎると、居心地が悪くなってしまう。だから心地よく表現できる範囲内で、自分に合ったスタイルを見つけていくことが理想的だと思うよ。

——ありがとうございます。では最後に、最近のお気に入りのワードローブについて教えてください。

ブライアン:一番好きなのはミニーマウスが描かれたセーター。たまに着ると気分が上がるんだ。そういえば、マイケルのガールフレンドが「私も欲しい!」って言ってたよ。「私が着るべきだ!」って(笑)。

マイケル:分からないけど、このカットソーかな。「Love & Peace」「Peace & Love」ってたくさんプリントされていて(笑)。彼女からのクリスマス・プレゼントなんだ。

PHOTOS:MASASHI URA

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ザ・レモン・ツイッグスの美意識——ファッションと音楽のつながりを語る

兄のブライアン・ダダリオ(Brian D'Addario)と弟のマイケル・ダダリオ(Michael D'Addario)による兄弟デュオとしてニューヨークで活動し、“バロック・ポップの金字塔”とも謳われた2016年のデビュー・アルバム「Do Hollywood」以来、音楽ファンの間で高い評価を受け続けているザ・レモン・ツイッグス(The Lemon Twigs)。バイオリンやチェロ、トランペット、マンドリンも含む多彩な楽器を操り彼らがこれまで披露してきたサウンドは、ソフト・ロックやパワー・ポップ、グラム・ロック、そしてドゥーワップからロック・オペラ、ミュージカル風まで実にバラエティー豊か。その根底には、とりわけ1960〜70年代のロックやポップ・ミュージックへの深い愛情と造詣があり、卓越したメロディー・センスと複雑に構築されたアレンジによって彼らは、華やかでファンタジックで独創的な音楽世界をつくり上げてきた。昨年リリースされた5枚目の最新アルバム「A Dream Is All We Know」は、“Mersey Beach”と彼らが呼ぶ架空の空間(※リヴァプールとローレル・キャニオンの間の音の橋)をコンセプトに、ビートルズやビーチ・ボーイズ、60年代のスウェディッシュ・ポップにインスピレーションを得たダイナミックな曲調と美しいハーモニーが魅力的な作品だった。

そんな彼らの音楽に貫かれた美意識は、作品のアートワークやMV、あるいはデビュー時から個性的なファッションスタイルにも感じられるものでもある。そして、そうしたビジュアル的な要素は、ミュージシャンにとって作品の世界やアーティスト像を構成する重要な一部であることはいうまでもない。ちなみに、過去にはエディ・スリマン(Hedi Sliman)の被写体を務めたこともあるダダリオ兄弟。今回、1月5日の「ロッキン・オン ソニック(rockin'on sonic)」への出演のため6年ぶりに来日した2人に、そのあたりの関心や話題についてざっくばらんに聞いてみた。

ザ・レモン・ツイッグスとファッション

——久しぶり(※2019年のサマーソニック出演以来)の日本はどうですか。街並みにも新年独特の空気(※取材は1月6日)が感じられると思いますけど。

マイケル・ダダリオ(以下、マイケル):行きたかった店が全部閉まっていて。休もうと思って早く来たのに、最悪のタイミングだった(笑)。着いたのが12月30日か31日で、1日目も2日目も、3日目もずっと閉まっていてね。でも「ぷあかう」ってすてきなバーで年越しを迎えることができてよかったよ。

——SNSに写真を上げていましたね。ツアー先で必ず巡るお店はあるんですか。

ブライアン・ダダリオ(以下、ブライアン):ビンテージショップに行くのが大好きなんだ。ツアー先でその土地ならではの個性的な店を見つけるのが楽しい。最高のアクティビティだよ。

マイケル:高円寺で一緒に服を見に行ったこともあったね。僕もブライアンも、バンドのメンバーもみんな服が大好きだから。好みもバラバラで面白いよ。

——2人はどんなテイストの服が好きなんですか。

マイケル:いろいろなテイストの服を着てきたけど、結局は1960年代——64年から66年ぐらいのスタイルに落ち着くことが多いかな。ハイネックのボタンダウン・シャツにネクタイを締めるとか、少し襟の高いデザインが個人的に好きなんだ。それと、70年代後半のパワー・ポップをイメージさせるみたいな服も好き。ジーンズはストンとしたシルエットが好みで、極端なシェイプのものは好きじゃなくて。

ブライアン:僕は逆に、極端に広がったフレアパンツや、すごくシェイプされたものが好きなんだ。マイケルは僕よりも僕の好みに詳しいんだよ(笑)。

マイケル:バンドのメンバーが気に入りそうなアイテムを探して買うこともあるしね。

ブライアン:マイケルがくれた中で唯一手を出していないのは、ドクロのリングかな(笑)。マイケルがロングヘアだった時によくはめていたんだよ。あと、僕のガールフレンドで、チョッチキ(Tchotchke)ってバンドをやっているアナスタシア(・サンチェス)もいろいろアドバイスをしてくれる。彼女はファッション・センスが抜群で、よく服をくれるんだ。彼女の母親もとてもスタイリッシュで、スタイリストをやっているんだよ。

——ちなみに、新作の「A Dream Is All We Know」のジャケットで着ている服はどんな感じで決めたんですか。かたや白シャツに黒タイ、かたやオレンジのカットソーに緑がかったデニムと、そのコントラストが印象的ですが。

ブライアン:そうだな……お互い違うスタイルだけど、うまく調和していると思うよ。2人とも少しプレッピー風というか。

マイケル:何かの影響ってわけじゃなくて、ただ、ジャケットはシンプルで、余計な要素を入れたくないというのがあった。ブライアンの服もすごくシンプルな感じ――リンゴのマークと無地のパンツ――だから、僕の服もシンプルで、背景もシンプルにしたかった。遠くから見ても「僕たちの作品」って分かるようなものにね。細かいことは考えず、ディティールよりも全体の質感にこだわった感じかな。

ダダリオ兄弟のファッション・アイコン

——例えば、2人にとって「ファッション・アイコン」と言えるミュージシャンって誰かいますか。

ブライアン:その時の気分にもよるけど、2人とも大好きなのはトッド・ラングレン。僕自身は、60年代後半の(ポール・)マッカートニーのスタイルが好きだね。あのセーターを合わせた、すごくプレッピーなスタイルとか。

マイケル:僕がステージ衣装を選ぶ時は、タイトなシャツやシルエットが際立つパンツ、そして大胆なグラフィックTシャツが多い。ステージで映えるしね。でも、「自分もあんな風になりたい」と思って服を着ることはない。ただ格好いいと思うからで。それに、自分が着ていて気持ちいい服ってあるでしょ? だから僕も、あくまで自分に合ったスタイルを楽しんでいるって感じかな。ロン・ウッドだってきっとそうなんじゃないかな。

——ロン・ウッドは新作のインスピレーションにも挙げていましたが、今名前が出たミュージシャンは、音楽的な部分でも2人にとって「アイコン」であるわけですよね?

マイケル:そうだね、みんな音楽も素晴らしい。でもさ、その人のつくる音楽が好きで、その人のファッション・スタイルは好きじゃないってことはあまりなくない? 音楽とファッションは深いつながりがあると思うし、ファッションも音楽の一部というか。例えばラズベリーズ(Raspberries)みたいにちょっとダサく見えても(笑)、僕は好きなんだ。彼らには合っているし、音楽とも合っている。

ブライアン:音楽が彼らの服装をクールに見せているところもあると思う。

マイケル:それにギルバート・オサリバンだって、あの奇抜なセーターを着ていて、みんな彼のファッション・センスを面白おかしく話したりしていたけど、でもあれこそが彼の一部なんだよね。あの複雑なコードを書き、あの素晴らしい歌詞を書いたのは、あのニュースボーイ・キャップみたいな、ちょっと変わった帽子をかぶった彼なんだ。誰かに言われてそうしたのではなく、自分自身の表現として選んだんだと思う。それに、後期の彼のファッションもかっこよかったと思うよ。シャツをはだけて胸毛を出してたり、あの大きく「G」ってロゴが入ったセーターとかさ。あれも彼の一部なんだ。

——ちなみに、身近のミュージシャンで着こなしがクールだなって思うのは?

マイケル:フォクシジェン(Foxygen)のサム(・フランス)はクールでスタイリッシュだと思う。それに、ユニ・ボーイズ(Uni Boys、アルバムをダダリオ兄弟がプロデュース)とか、チョッチキもみんなめちゃくちゃおしゃれでかっこいい。あと、ジ・アンブレラズ(The Umbrellas)も素晴らしいバンドで、メンバーのファッション・センスも抜群だよ。

——マイケルが「ファッションも音楽の一部」と話していましたが、例えば、作品ごとにサウンドとルックのすり合わせみたいなことってありますか。「このサウンドだからこのファッションでいこう」みたいな。

マイケル:まあ、なんとなく統一感を出したいとは思ってるけど、でも、そこはあくまで自然体がいいと思うんだ。つまり、あまりルールはない。見た目がよければいいってことでさ。それに、あのアルバム(「A Dream Is All We Know」)のジャケットで全身レザーとか着てたらおかしいでしょ?(笑)。

——確かに(笑)。そういえば、「Songs for the General Public」(2020年)のジャケットでは、グラムというかゴス風の変わったテイストのファッションでしたよね。

ブライアン:あの時の僕らはキッス(KISS)にハマっていたんだ(笑)。キッスってすごく大げさな衣装で、僕たちも自分たちをもっと派手に見せたかったんだと思う。でも、あの時着てた羽が付いた衣装は、今となってはちょっと後悔してるかも。あれはステージ衣装としてデザインされたものだったんだけど、小さなクラブでやったライブで着てみたら羽が大きく広がってしまい、かなり滑稽な感じになってしまって(笑)。

マイケル:でも面白いよね。そういうのもかっこいいというか、自分らしさが出てていいと思うんだ。少なくとも、まったくもって普通じゃないでしょ?(笑)。とても個性的なスタイルで、実際、あのアルバムの楽曲の世界観と僕たちのビジュアルイメージはとてもよく合っていたと思うしね。

MVなどのアートワークについて

——今回のアルバムでは、「How Can I Love Her More」と「A Dream Is All I Know」の2曲で2人がMVの監督を務めています。それぞれテイストが異なりますが、どんなコンセプトで制作されたのでしょうか。

ブライアン:面白いことに、どちらもほとんど同じ場所で撮影したものなんだ。学校にある講堂みたいな無料で使えるスペースを借りて、そこにはスポットライトもあってね。その場所の制約に合わせて、できることをやったって感じだった。それでジョージ・ハリソンの「Blow Away」のMVを参考に、グリーンバックを使った演出を取り入れようってことになってね。それでできたのが「A Dream Is All I Know」のMVだった。

マイケル:僕たちの考えとしては、2曲とも曲の雰囲気にマッチさせることが重要だった。「A Dream Is All We Know」って、ウィングス(※ポール・マッカートニーが70年代に妻のリンダらと結成したバンド)みたいな感じの曲なんだよね。シンセサイザーとギターの音がそう感じさせるのかな。それに、ブライアンの衣装は70年代のパイロットのようなレトロなスタイルというか(笑)。で、もう1曲(「How Can I Love Her More」)の方は、明らかに60年代っぽい、サンシャイン・ポップみたいな感じで。

ブライアン:エジソン・ライトハウスとラヴィン・スプーンフルみたいな感じというかね。その2つはまったく違うものだけど、マッシュアップされて、より親密で温かみのあるサウンドになっている。少し控えめで、リラックスしている感じ。だからMVもそんな雰囲気に仕上がっていると思うよ。逆に、「How Can I Love Her More」はスケールが大きくて、開放的なサウンドだった。だからセントラルパークで、あの大きなバンドシェル(※音を反響させる半円形の壁)があるところで撮影することにしたんだ。そこで曲を聴いてみて、どんな映像が合うか想像してね。

——そうした映像制作や、アートワークも含めたビジュアル的な部分に関して影響を受けたアーティストって誰かいますか。

マイケル:そうだな……たくさんいて絞りきれないけど(笑)、僕たちのアルバム・ジャケットはよくスパークスとよく比較されるよね。独特な雰囲気があるから。それ以外で言うと、僕たちのジャケット・デザインは僕のガールフレンドのエヴァ(・チェンバース、チョッチキのベース/キーボード)が手掛けていて、彼女はビンテージの家具店で働いているんだけど、そこで扱っている面白いジャケットのレコードを見つけると、音楽が良くなくても写真を撮ってくるんだ。その彼女のコレクションからインスピレーションを受けることもあるね。

——ちなみに、好きな映像作家、映画監督がいたら教えてください。

マイケル:MVに関しては、僕たちにはかなり基本的なルールがあるんだ。つまり、曲が主役で、映像は曲の内容に沿ったものにしたいし、曲とバンドをセットにして、全てが美しく見えるようにしたい。不快なものや余計なものは排除する。例えば、(ライナー・ヴェルナー・)ファスビンダーの映画とかさ、とても美しいよね。それに、ブライアンが大好きな(アンドレイ・)タルコフスキーの映画も無駄なものが一切なくて、映像美が際立っている。当時の時代背景もあると思うけど、フレーム内に余計なものを置かないようにしている。そこには監督の意志が貫かれていて、こうしたシンプルな美しさは絵画に通じるものがある。だから、僕たちのMVもそうした芸術作品を目指したいと思っているよ。

——例えば、レモン・ツイッグスとしての活動において、音楽とファッション、あるいはビジュアル表現の理想的な関係について2人がどう考えているのか、興味があります。

マイケル:それは解釈次第だから、答えるのはすごく難しいね。僕が大好きなアーティストの中には、服装とかまったく気にするそぶりを見せない人もいる。ブライアン・ウィルソンとか、アレックス・チルトンとか、そういうのはどうでもいいって感じだった——アレックス・チルトンは意図的だったのかもしれないけど。でも、みんなそれぞれに自分にとっての完璧なバランスというのを持っていると思うんだ。例えば、スパークスはビジュアルについてモチベーションが高いし、デヴィッド・ボウイは明らかに視覚的な表現を重要視していた。だから……。

ブライアン:僕たちの場合、極端にどちらかに偏りすぎると、居心地が悪くなってしまう。だから心地よく表現できる範囲内で、自分に合ったスタイルを見つけていくことが理想的だと思うよ。

——ありがとうございます。では最後に、最近のお気に入りのワードローブについて教えてください。

ブライアン:一番好きなのはミニーマウスが描かれたセーター。たまに着ると気分が上がるんだ。そういえば、マイケルのガールフレンドが「私も欲しい!」って言ってたよ。「私が着るべきだ!」って(笑)。

マイケル:分からないけど、このカットソーかな。「Love & Peace」「Peace & Love」ってたくさんプリントされていて(笑)。彼女からのクリスマス・プレゼントなんだ。

PHOTOS:MASASHI URA

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ザ・レモン・ツイッグスの美意識——ファッションと音楽のつながりを語る

兄のブライアン・ダダリオ(Brian D'Addario)と弟のマイケル・ダダリオ(Michael D'Addario)による兄弟デュオとしてニューヨークで活動し、“バロック・ポップの金字塔”とも謳われた2016年のデビュー・アルバム「Do Hollywood」以来、音楽ファンの間で高い評価を受け続けているザ・レモン・ツイッグス(The Lemon Twigs)。バイオリンやチェロ、トランペット、マンドリンも含む多彩な楽器を操り彼らがこれまで披露してきたサウンドは、ソフト・ロックやパワー・ポップ、グラム・ロック、そしてドゥーワップからロック・オペラ、ミュージカル風まで実にバラエティー豊か。その根底には、とりわけ1960〜70年代のロックやポップ・ミュージックへの深い愛情と造詣があり、卓越したメロディー・センスと複雑に構築されたアレンジによって彼らは、華やかでファンタジックで独創的な音楽世界をつくり上げてきた。昨年リリースされた5枚目の最新アルバム「A Dream Is All We Know」は、“Mersey Beach”と彼らが呼ぶ架空の空間(※リヴァプールとローレル・キャニオンの間の音の橋)をコンセプトに、ビートルズやビーチ・ボーイズ、60年代のスウェディッシュ・ポップにインスピレーションを得たダイナミックな曲調と美しいハーモニーが魅力的な作品だった。

そんな彼らの音楽に貫かれた美意識は、作品のアートワークやMV、あるいはデビュー時から個性的なファッションスタイルにも感じられるものでもある。そして、そうしたビジュアル的な要素は、ミュージシャンにとって作品の世界やアーティスト像を構成する重要な一部であることはいうまでもない。ちなみに、過去にはエディ・スリマン(Hedi Sliman)の被写体を務めたこともあるダダリオ兄弟。今回、1月5日の「ロッキン・オン ソニック(rockin'on sonic)」への出演のため6年ぶりに来日した2人に、そのあたりの関心や話題についてざっくばらんに聞いてみた。

ザ・レモン・ツイッグスとファッション

——久しぶり(※2019年のサマーソニック出演以来)の日本はどうですか。街並みにも新年独特の空気(※取材は1月6日)が感じられると思いますけど。

マイケル・ダダリオ(以下、マイケル):行きたかった店が全部閉まっていて。休もうと思って早く来たのに、最悪のタイミングだった(笑)。着いたのが12月30日か31日で、1日目も2日目も、3日目もずっと閉まっていてね。でも「ぷあかう」ってすてきなバーで年越しを迎えることができてよかったよ。

——SNSに写真を上げていましたね。ツアー先で必ず巡るお店はあるんですか。

ブライアン・ダダリオ(以下、ブライアン):ビンテージショップに行くのが大好きなんだ。ツアー先でその土地ならではの個性的な店を見つけるのが楽しい。最高のアクティビティだよ。

マイケル:高円寺で一緒に服を見に行ったこともあったね。僕もブライアンも、バンドのメンバーもみんな服が大好きだから。好みもバラバラで面白いよ。

——2人はどんなテイストの服が好きなんですか。

マイケル:いろいろなテイストの服を着てきたけど、結局は1960年代——64年から66年ぐらいのスタイルに落ち着くことが多いかな。ハイネックのボタンダウン・シャツにネクタイを締めるとか、少し襟の高いデザインが個人的に好きなんだ。それと、70年代後半のパワー・ポップをイメージさせるみたいな服も好き。ジーンズはストンとしたシルエットが好みで、極端なシェイプのものは好きじゃなくて。

ブライアン:僕は逆に、極端に広がったフレアパンツや、すごくシェイプされたものが好きなんだ。マイケルは僕よりも僕の好みに詳しいんだよ(笑)。

マイケル:バンドのメンバーが気に入りそうなアイテムを探して買うこともあるしね。

ブライアン:マイケルがくれた中で唯一手を出していないのは、ドクロのリングかな(笑)。マイケルがロングヘアだった時によくはめていたんだよ。あと、僕のガールフレンドで、チョッチキ(Tchotchke)ってバンドをやっているアナスタシア(・サンチェス)もいろいろアドバイスをしてくれる。彼女はファッション・センスが抜群で、よく服をくれるんだ。彼女の母親もとてもスタイリッシュで、スタイリストをやっているんだよ。

——ちなみに、新作の「A Dream Is All We Know」のジャケットで着ている服はどんな感じで決めたんですか。かたや白シャツに黒タイ、かたやオレンジのカットソーに緑がかったデニムと、そのコントラストが印象的ですが。

ブライアン:そうだな……お互い違うスタイルだけど、うまく調和していると思うよ。2人とも少しプレッピー風というか。

マイケル:何かの影響ってわけじゃなくて、ただ、ジャケットはシンプルで、余計な要素を入れたくないというのがあった。ブライアンの服もすごくシンプルな感じ――リンゴのマークと無地のパンツ――だから、僕の服もシンプルで、背景もシンプルにしたかった。遠くから見ても「僕たちの作品」って分かるようなものにね。細かいことは考えず、ディティールよりも全体の質感にこだわった感じかな。

ダダリオ兄弟のファッション・アイコン

——例えば、2人にとって「ファッション・アイコン」と言えるミュージシャンって誰かいますか。

ブライアン:その時の気分にもよるけど、2人とも大好きなのはトッド・ラングレン。僕自身は、60年代後半の(ポール・)マッカートニーのスタイルが好きだね。あのセーターを合わせた、すごくプレッピーなスタイルとか。

マイケル:僕がステージ衣装を選ぶ時は、タイトなシャツやシルエットが際立つパンツ、そして大胆なグラフィックTシャツが多い。ステージで映えるしね。でも、「自分もあんな風になりたい」と思って服を着ることはない。ただ格好いいと思うからで。それに、自分が着ていて気持ちいい服ってあるでしょ? だから僕も、あくまで自分に合ったスタイルを楽しんでいるって感じかな。ロン・ウッドだってきっとそうなんじゃないかな。

——ロン・ウッドは新作のインスピレーションにも挙げていましたが、今名前が出たミュージシャンは、音楽的な部分でも2人にとって「アイコン」であるわけですよね?

マイケル:そうだね、みんな音楽も素晴らしい。でもさ、その人のつくる音楽が好きで、その人のファッション・スタイルは好きじゃないってことはあまりなくない? 音楽とファッションは深いつながりがあると思うし、ファッションも音楽の一部というか。例えばラズベリーズ(Raspberries)みたいにちょっとダサく見えても(笑)、僕は好きなんだ。彼らには合っているし、音楽とも合っている。

ブライアン:音楽が彼らの服装をクールに見せているところもあると思う。

マイケル:それにギルバート・オサリバンだって、あの奇抜なセーターを着ていて、みんな彼のファッション・センスを面白おかしく話したりしていたけど、でもあれこそが彼の一部なんだよね。あの複雑なコードを書き、あの素晴らしい歌詞を書いたのは、あのニュースボーイ・キャップみたいな、ちょっと変わった帽子をかぶった彼なんだ。誰かに言われてそうしたのではなく、自分自身の表現として選んだんだと思う。それに、後期の彼のファッションもかっこよかったと思うよ。シャツをはだけて胸毛を出してたり、あの大きく「G」ってロゴが入ったセーターとかさ。あれも彼の一部なんだ。

——ちなみに、身近のミュージシャンで着こなしがクールだなって思うのは?

マイケル:フォクシジェン(Foxygen)のサム(・フランス)はクールでスタイリッシュだと思う。それに、ユニ・ボーイズ(Uni Boys、アルバムをダダリオ兄弟がプロデュース)とか、チョッチキもみんなめちゃくちゃおしゃれでかっこいい。あと、ジ・アンブレラズ(The Umbrellas)も素晴らしいバンドで、メンバーのファッション・センスも抜群だよ。

——マイケルが「ファッションも音楽の一部」と話していましたが、例えば、作品ごとにサウンドとルックのすり合わせみたいなことってありますか。「このサウンドだからこのファッションでいこう」みたいな。

マイケル:まあ、なんとなく統一感を出したいとは思ってるけど、でも、そこはあくまで自然体がいいと思うんだ。つまり、あまりルールはない。見た目がよければいいってことでさ。それに、あのアルバム(「A Dream Is All We Know」)のジャケットで全身レザーとか着てたらおかしいでしょ?(笑)。

——確かに(笑)。そういえば、「Songs for the General Public」(2020年)のジャケットでは、グラムというかゴス風の変わったテイストのファッションでしたよね。

ブライアン:あの時の僕らはキッス(KISS)にハマっていたんだ(笑)。キッスってすごく大げさな衣装で、僕たちも自分たちをもっと派手に見せたかったんだと思う。でも、あの時着てた羽が付いた衣装は、今となってはちょっと後悔してるかも。あれはステージ衣装としてデザインされたものだったんだけど、小さなクラブでやったライブで着てみたら羽が大きく広がってしまい、かなり滑稽な感じになってしまって(笑)。

マイケル:でも面白いよね。そういうのもかっこいいというか、自分らしさが出てていいと思うんだ。少なくとも、まったくもって普通じゃないでしょ?(笑)。とても個性的なスタイルで、実際、あのアルバムの楽曲の世界観と僕たちのビジュアルイメージはとてもよく合っていたと思うしね。

MVなどのアートワークについて

——今回のアルバムでは、「How Can I Love Her More」と「A Dream Is All I Know」の2曲で2人がMVの監督を務めています。それぞれテイストが異なりますが、どんなコンセプトで制作されたのでしょうか。

ブライアン:面白いことに、どちらもほとんど同じ場所で撮影したものなんだ。学校にある講堂みたいな無料で使えるスペースを借りて、そこにはスポットライトもあってね。その場所の制約に合わせて、できることをやったって感じだった。それでジョージ・ハリソンの「Blow Away」のMVを参考に、グリーンバックを使った演出を取り入れようってことになってね。それでできたのが「A Dream Is All I Know」のMVだった。

マイケル:僕たちの考えとしては、2曲とも曲の雰囲気にマッチさせることが重要だった。「A Dream Is All We Know」って、ウィングス(※ポール・マッカートニーが70年代に妻のリンダらと結成したバンド)みたいな感じの曲なんだよね。シンセサイザーとギターの音がそう感じさせるのかな。それに、ブライアンの衣装は70年代のパイロットのようなレトロなスタイルというか(笑)。で、もう1曲(「How Can I Love Her More」)の方は、明らかに60年代っぽい、サンシャイン・ポップみたいな感じで。

ブライアン:エジソン・ライトハウスとラヴィン・スプーンフルみたいな感じというかね。その2つはまったく違うものだけど、マッシュアップされて、より親密で温かみのあるサウンドになっている。少し控えめで、リラックスしている感じ。だからMVもそんな雰囲気に仕上がっていると思うよ。逆に、「How Can I Love Her More」はスケールが大きくて、開放的なサウンドだった。だからセントラルパークで、あの大きなバンドシェル(※音を反響させる半円形の壁)があるところで撮影することにしたんだ。そこで曲を聴いてみて、どんな映像が合うか想像してね。

——そうした映像制作や、アートワークも含めたビジュアル的な部分に関して影響を受けたアーティストって誰かいますか。

マイケル:そうだな……たくさんいて絞りきれないけど(笑)、僕たちのアルバム・ジャケットはよくスパークスとよく比較されるよね。独特な雰囲気があるから。それ以外で言うと、僕たちのジャケット・デザインは僕のガールフレンドのエヴァ(・チェンバース、チョッチキのベース/キーボード)が手掛けていて、彼女はビンテージの家具店で働いているんだけど、そこで扱っている面白いジャケットのレコードを見つけると、音楽が良くなくても写真を撮ってくるんだ。その彼女のコレクションからインスピレーションを受けることもあるね。

——ちなみに、好きな映像作家、映画監督がいたら教えてください。

マイケル:MVに関しては、僕たちにはかなり基本的なルールがあるんだ。つまり、曲が主役で、映像は曲の内容に沿ったものにしたいし、曲とバンドをセットにして、全てが美しく見えるようにしたい。不快なものや余計なものは排除する。例えば、(ライナー・ヴェルナー・)ファスビンダーの映画とかさ、とても美しいよね。それに、ブライアンが大好きな(アンドレイ・)タルコフスキーの映画も無駄なものが一切なくて、映像美が際立っている。当時の時代背景もあると思うけど、フレーム内に余計なものを置かないようにしている。そこには監督の意志が貫かれていて、こうしたシンプルな美しさは絵画に通じるものがある。だから、僕たちのMVもそうした芸術作品を目指したいと思っているよ。

——例えば、レモン・ツイッグスとしての活動において、音楽とファッション、あるいはビジュアル表現の理想的な関係について2人がどう考えているのか、興味があります。

マイケル:それは解釈次第だから、答えるのはすごく難しいね。僕が大好きなアーティストの中には、服装とかまったく気にするそぶりを見せない人もいる。ブライアン・ウィルソンとか、アレックス・チルトンとか、そういうのはどうでもいいって感じだった——アレックス・チルトンは意図的だったのかもしれないけど。でも、みんなそれぞれに自分にとっての完璧なバランスというのを持っていると思うんだ。例えば、スパークスはビジュアルについてモチベーションが高いし、デヴィッド・ボウイは明らかに視覚的な表現を重要視していた。だから……。

ブライアン:僕たちの場合、極端にどちらかに偏りすぎると、居心地が悪くなってしまう。だから心地よく表現できる範囲内で、自分に合ったスタイルを見つけていくことが理想的だと思うよ。

——ありがとうございます。では最後に、最近のお気に入りのワードローブについて教えてください。

ブライアン:一番好きなのはミニーマウスが描かれたセーター。たまに着ると気分が上がるんだ。そういえば、マイケルのガールフレンドが「私も欲しい!」って言ってたよ。「私が着るべきだ!」って(笑)。

マイケル:分からないけど、このカットソーかな。「Love & Peace」「Peace & Love」ってたくさんプリントされていて(笑)。彼女からのクリスマス・プレゼントなんだ。

PHOTOS:MASASHI URA

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【スナップ】生見愛瑠や佐野勇斗、奥平大兼らが来場「フェンディ」×タロアウトローンチ記念イベント

「フェンディ(FENDI)」は3月13日、日本のキャラクターアーティストであるタロアウト(Tarout)とコラボレーションしたコレクション“シルヴィア・アンド・ザ・バゲット(Silvia and the Baguette)”のローンチを祝し、パラッツォ フェンディ 表参道でポップアップイベントを開催した。

会場には、佐野勇斗や生見愛瑠をはじめ、奥平大兼、矢吹奈子、ミチなどセレブリティーが来場し、タロアウトが特別にデザインを手掛けたフォトスナップを楽しんだ。

同コラボコレクションは、2025年春夏メンズコレクションとして、同ブランドの創業100周年を記念し発表された。ポップインは、パラッツォ フェンディ 表参道で3月16日まで開催中だ。

来場者スナップ

イベント概要

◾️ “シルヴィア・アンド・ザ・バゲット”コレクション ポップイン

日程:〜3月16日
時間:11:00〜20:00
場所:パラッツォ フェンディ 表参道
住所:東京都渋谷区神宮前5-9-13

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【スナップ】「アヴァヴァヴ」流ストリートスポーツ 「アディダス」コラボ大人気

「アヴァヴァヴ(AVAVAV)」は、ミラノ・ファッション・ウイーク最終日に2025-26年秋冬コレクションを発表した。同ブランドのショーは毎回ユーモラスな演出に振り切っており、お騒がせ系デザイナーとしてミラノで存在感を放つ。ショー来場者は、スポーツウエアとストリートをミックスした定番スタイルを、ユーモア満載にツイスト。日本からは、モデルの秋元梢も来場した。

ゲストに人気だったのは、2025年春夏コレクションで登場した「アディダス オリジナルス(ADIDAS ORIGINALS)」とのコラボアイテムだ。Wネームのロゴ入りのトラックスーツは単品で着用し、自己流にアレンジしたスタイリングが目立った。さらに、クロップド丈のジャケットや、同ブランドの人気アイテムであるフレアパンツ、ピンタックで裾がダブダブとたまるトラックパンツ、SNSでバズを起こしたショルダーレスのフーディーなども目立った。

「アディダス オリジナルス」とのコラボは、2025-26年秋冬コレクションでも継続。ショーでは裂けたスカートやトップス、ほつれて色あせたようなディテールのパーカやショーツとフットウエアなど、アレンジ強めのウエアがラインアップした。

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「ゼロハリバートン」とANAのコラボシリーズに新作 サッカー日本代表の三苫薫が監修

米国発のラゲージブランド「ゼロハリバートン(ZERO HALLIBURTON)」は、ANAグループの全日空商事とのコラボレーションシリーズ“ゼロ ハリバートン フォー アナ(ZERO HALLIBURTON for ANA)”の新作として、サッカー日本代表の三苫薫が監修したアイテムを発売した。ANAの公式オンラインストア「ANA ショッピング A-style」と「ANA ショッピング A-style ANA Mall店」で扱う。

三苫薫が監修した特別仕様
自身の遠征の経験をもとに

三笘は、2023年にANAとスポンサー契約を締結、翌年には「ゼロハリバートン」のブランドアンバサダーにも就任しており、両者と関係を築いていることから今回の協業が実現した。発売するアイテムは全部で4点。

「ゼロハリバートン」の“ZHロゴ”をモノグラムパターンであしらったシリーズからは、トートバッグ(4万5000円)とポーチ(2万4000円)を販売する。内側の生地は、三笘が選定した鮮やかなブルーを採用したほか、三笘のサインを型押し加工した牛革仕様のネームタグも付属する特別仕様だ。なお、このネームタグ(5000円)は単品でも販売する。

また、「ゼロハリバートン」を代表する軽量ポリカーボネート製のスーツケース(14万円)も用意。ボディーのシルバーカラーに馴染むようにANAのロゴをあしらったほか、こちらもネームタグが付属する。機内持ち込みが可能で、2〜3泊の予定に最適なサイズだ。

今回、アイテムを監修した三苫は「ANAと『ゼロハリバートン』とのコラボレーションで、僕が監修した商品が完成した。遠征の多い中、機能的でスタイリッシュなバッグとスーツケースは必須だ。このコラボレーションアイテムは、機能性だけでなく、デザインにもこだわった。ぜひ、みなさんの旅や日常に取り入れてみてほしい」と述べた。

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【スナップ】BLACKPINKロゼや水原希子らが来場 「サンローラン」2025-26年秋冬コレクション

「サンローラン(SAINT LAURENT)」は3月11日(現地時間)、2025-26年秋冬コレクションをパリで発表した。会場には、BLACKPINKロゼ(Rose)をはじめ、第67回「グラミー賞」で最優秀ダンス/エレクトロニック・ミュージック・アルバム賞など3部門を受賞したチャーリー・XCX(Carlie XCX)や第97回「アカデミー賞」で助演女優賞を獲得したゾーイ・サルダナ(Zoe Saldana)ら多数のセレブリティーが来場した。

 

ロゼは、同ブランドのストラップレスのマキシドレスを身にまとって優雅に登場。シルクサテンで作られたドレスは、ネックラインに施されたティアードフリルと、同じく裾にフリルのついたプレーリースカートで構成され、見えないポケットがついている。シューズはニュートラルなポインテッドトゥパンプス、アクセサリーは太いゴールドのバングルブレスレットでルックを完成させた。

ロゼは、ブロンドヘアを顔周りを少し覆うように緩くまとめ、メイクアップはクリーンで穏やかな印象をもたらすように、アイラインとソフトなピンクリップで仕上げた。

水原希子は、ボリュームのあるヘアスタイルにシアーなトップスと赤いミニスカートの着こなしで来場した。

 

チャーリー・XCXは、初めて同ブランドのショーに出席。「ショーにおいて、空間がどのように使われるのかにとても興味がある。ここ(会場)で歩くのはとてもゴージャスだった」とコメントした。

 

俳優のゾーイ・クラヴィッツ(Zoe Kravitz)は、ショーを締め括った大きなボールガウンスカートをお気に入りのアイテムに挙げた。また、「さまざまな色が一緒になっているのがとても好きだった。全部食べてみたくなったわ。デザートのようだったから」とコメントし、アンソニー・ヴァカレロ(Anthony Vaccarello)=クリエイティブ・ディレクターが、ジャズ歌手ニーナ・シモン(Nina Simone)のムーディーな歌に合わせてショーに取り込んだ大胆な色合いも気に入ったと話した。

来場者スナップ

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オフロード車の哲学をまとう 「ランドクルーザーコレクション」が初のポップアップ 19日から阪急メンズ東京で

トヨタのオフロード車“ランドクルーザー”のオフィシャルファッション&ギアライン「ランドクルーザーコレクション(LAND CRUISER COLLECTION)」は3月19〜25日、初のポップアップストアを阪急メンズ東京1階で開催する。

同ブランドは、「どこへでも行き、生きて帰って来られる」という“ランドクルーザー”のアイデンティティーを日常のアイテムへと昇華するもので、トヨタ自動車のマーケティングサービスを担うトヨタ・コニック・プロが、ランドクルーザーの車両デザインチームと共同で商品開発している。

高機能なマウンテンジャケットやカットソー、パーカなどのアパレルアイテムのほか、キャップやナップサックなども展開。秋冬向けウィンターサンダル「スブ(SUBU)」とのコラボによる難燃素材のサンダル、高性能な携帯ドリンクボトル「レボマックス(REVOMAX)」とのコラボボトル、「東洋スチール」とのコラボツールボックス、さらに「ゼインアーツ(ZANE ARTS)」とのコラボチェアなど、アウトドアギアとしての実用性と“ランドクルーザー”の哲学を融合させたコラボアイテムもそろう。

ポップアップでは同店限定の「レボマックス」コラボボトルのスペシャルカラーも用意。“ランドクルーザー”の世界観を手に取ることができる貴重な機会となる。

■イベント名
日程:3月19〜25日
時間:12:00〜20:00
場所:阪急メンズ東京 1階 MAIN BASE
住所:東京都千代田区有楽町2丁目5-1

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オフロード車の哲学をまとう 「ランドクルーザーコレクション」が初のポップアップ 19日から阪急メンズ東京で

トヨタのオフロード車“ランドクルーザー”のオフィシャルファッション&ギアライン「ランドクルーザーコレクション(LAND CRUISER COLLECTION)」は3月19〜25日、初のポップアップストアを阪急メンズ東京1階で開催する。

同ブランドは、「どこへでも行き、生きて帰って来られる」という“ランドクルーザー”のアイデンティティーを日常のアイテムへと昇華するもので、トヨタ自動車のマーケティングサービスを担うトヨタ・コニック・プロが、ランドクルーザーの車両デザインチームと共同で商品開発している。

高機能なマウンテンジャケットやカットソー、パーカなどのアパレルアイテムのほか、キャップやナップサックなども展開。秋冬向けウィンターサンダル「スブ(SUBU)」とのコラボによる難燃素材のサンダル、高性能な携帯ドリンクボトル「レボマックス(REVOMAX)」とのコラボボトル、「東洋スチール」とのコラボツールボックス、さらに「ゼインアーツ(ZANE ARTS)」とのコラボチェアなど、アウトドアギアとしての実用性と“ランドクルーザー”の哲学を融合させたコラボアイテムもそろう。

ポップアップでは同店限定の「レボマックス」コラボボトルのスペシャルカラーも用意。“ランドクルーザー”の世界観を手に取ることができる貴重な機会となる。

■イベント名
日程:3月19〜25日
時間:12:00〜20:00
場所:阪急メンズ東京 1階 MAIN BASE
住所:東京都千代田区有楽町2丁目5-1

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「デサント」がアパレル向けの機能性ニット素材を使用した透湿防水シューズを発売

「デサント(DESCENTE)」は、アウトドアシューズ“モジュライズ(MODULARIZE)”から、デサント独自の機能性ニット、フュージョンニットの技術を使った透湿防水シューズ“モジュラライズ フュージョンニット”(3万6300円)を発売した。サイズは25~28cmを展開する。

同商品は、アッパーにアパレルで使用されるニット素材を使用し、スーパーソニック加工(超音波溶着加工)と熱接着加工を併用することで、内側に縫い目のないシームレスなデザインを実現。運動性と快適性が両立した仕上がりにに。また、ニットの裏地に別の素材を貼ることで適度なハリ感をプラス。裏地に透湿性・防水性を兼ね備えたメンブレン素材を採用し、水蒸気を通しながら水は通しにくく、急な天候の変化にも対応できる透湿防水設計となっている。

アイテム画像

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「デサント」がアパレル向けの機能性ニット素材を使用した透湿防水シューズを発売

「デサント(DESCENTE)」は、アウトドアシューズ“モジュライズ(MODULARIZE)”から、デサント独自の機能性ニット、フュージョンニットの技術を使った透湿防水シューズ“モジュラライズ フュージョンニット”(3万6300円)を発売した。サイズは25~28cmを展開する。

同商品は、アッパーにアパレルで使用されるニット素材を使用し、スーパーソニック加工(超音波溶着加工)と熱接着加工を併用することで、内側に縫い目のないシームレスなデザインを実現。運動性と快適性が両立した仕上がりにに。また、ニットの裏地に別の素材を貼ることで適度なハリ感をプラス。裏地に透湿性・防水性を兼ね備えたメンブレン素材を採用し、水蒸気を通しながら水は通しにくく、急な天候の変化にも対応できる透湿防水設計となっている。

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「ニューバランス」、大谷翔平コレクションの限定店を公開 使用スパイクや井上雄彦のロゴ原画など展示

ニューバランスジャパンは、MLB東京シリーズに合わせて、3月15〜23日に渋谷ツタヤにオープンする“大谷翔平シグネチャーコレクション”の期間限定店を公開した。同コレクションの販売はもちろん、「ニューバランス(NEW BALANCE)」と大谷選手の歩みを表現するエキシビジョンや、大谷選手が実際に使用したスパイクなど用具の展示、漫画家の井上雄彦氏が手掛けた同コレクションのロゴの背景ストーリーなど、多数のコンテンツで構成している。

期間限定店は、渋谷ツタヤの地下1階、地上1階、7階の3フロアで展開している。物販のメインは、ロッカールームをイメージしたという作りの地下1階だ。井上氏によるロゴをプリントや刺しゅうで表現したTシャツ(4950円)やフーディー(9900円)のほか、おしゃれな日常着としても着こなせるナイロンブルゾン(2万2000円)とパンツ(1万4300円)のセットアップ、部活生も意識したトレーニングウエアなどをそろえる。フロア中央には、人気の“メイド イン USA”シリーズの“大谷翔平シグネチャーコレクション”も陳列。こちらはTシャツ(1万2980円)やベースボールシャツ、ブルゾンなど。「’47(フォーティセブン)」のキャップは、大谷選手のサインなどを刺しゅうであしらった、同店限定モデル(7920円)もそろう。キャップはワッペンでカスタマイズできる“クラフトステーション”もある。

地上1階は展示がメイン。「ニューバランス」と大谷選手とが、日本全国の小学校に野球グローブを寄贈する活動を続けてきたことの紹介や、大谷選手の実寸大3Dプリントアートマネキンと撮り下ろしムービーを連動させた展示、井上氏がロゴに込めた思いの展示などが楽しめる。また、24年9月に大谷選手が“50−50(1シーズンのうちにホームラン50本、盗塁50個”を達成した時に実際に履いていたスパイクも厳重な警備のもとで展示している。将来的には、ニューヨークの野球殿堂博物館に収められる予定のものだという。

7階は“ニューバランス スポーツ ブック カフェ”。ハンバーガーやホットドッグと知った、アメリカンなスペシャルメニューを提供する。大谷選手や井上氏などと関連する書籍類も集積している。18、19日にはドジャース戦を同カフェでライブ応援するイベントも開催し、特設サイトから応募を受け付けている。また、20日には、渋谷ツタヤ屋上で、これから野球を始めたい子ども向けのスペシャルクリニックも実施。ヤクルトなどで活躍した青木宣親元選手のスペシャルトークショーも予定している。

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若い世代の熱気と「オニツカタイガー」が見据える次代のブランディング

オニツカタイガー,ONITSUKA TIGER

PHOTO:YUSUKE KINAKA

「オニツカタイガー(ONITSUKA TIGER)」が2025-26年秋冬コレクションを発表した。今回は、「アーバンデュアリティ」をテーマに伝統と現代が交錯する東京の二面性から着想を得た。大都市のエネルギーと日本の伝統という、一見相反するようを組み合わせた。ショーの熱気はもちろん、現在はスペイン・バルセロナ店とパリ店のオープンなど、欧州での直営店戦略も進んでいる。コレクションの詳報とともに庄田良二「オニツカタイガー」カンパニー長にブランドのあり方や今後の展望について話を聞いた。

英国紳士の装いをハイパーミックス

オニツカタイガー,ONITSUKA TIGER
オニツカタイガー,ONITSUKA TIGER

「アーバンデュアリティ」と銘打った2025-26年秋冬コレクションは、共に東京に息づく、伝統と現代性からインスピレーションを得ている。日本古来のスタイルではなくても柔軟に取り入れて独自の進化へと導く東京の多様性を表現すべく、今季はブリティッシュ・トラッドに思いを馳せた。

ジャケットは、クロップド丈&コンパクトなシルエット。グレンチェックをのせ、ピーコートやオイルドコットン風のハンティングジャケットを合わせる。さらに加えたのは、ブラックビーズをあしらったカウボーイブルゾンや手刺しゅうを加えたノルディックセーターなど、世界中のさまざまなスタイルにおける特徴的なアイテム。

オニツカタイガー,ONITSUKA TIGER
オニツカタイガー,ONITSUKA TIGER

ハイパーミックスは東京とミラノを飛び越え、世界を股にかけた。光沢あるレザーのブルゾンやスタッズを打ち込んだボウリングバッグでロックなムードを掻き立てたが、スポーツウエア由来の快適性と機能性は抜群だ。ストラップを配したニーハイブーツを含め、合成皮革で軽さを追求。

シルク素材のプリーツスカートや、レースと組み合わせたブラウスやドレスもカジュアルな感覚でサラリと着こなせる。“メキシコ 66”は、ボウリングバッグ同様、スタッズで彩り80年代のムードを醸し出した。

バルセロナ&パリ旗艦店を中心に
欧州の直営店戦略を強化

「オニツカタイガー」の陣頭指揮を執る庄田良二カンパニー長は、「お客さまに満足していただくため、常に進化している。特に若い世代は、購入時だけでなく、購入後の体験においても“価値”を重視する。だからこそ、選び抜いたロケーションに、ブランドの価値を最大限に表現する店舗を展開し、『買ってよかった』と思っていただくことが大事」と、欧州で続く直営店戦略について語り、「これはファンのための取り組みだ」と強調する。

その言葉通り、3月にはスペイン・バルセロナのグラシア通りに旗艦店をオープンし、「アートの街なので、店作りでもアートを取り入れる」。さらに5月にはリージェント・ストリートに続いてコベントガーデンにもショップを構える。そして7月にはいよいよパリ・シャンゼリゼ通りの旗艦店がオープン。これでイギリス、ドイツ、イタリア、スペイン、そしてフランスとヨーロッパの主要国における旗艦店戦略が新たな段階に進む予定だ。

庄田カンパニー長は、「次はEC販売をより強化したい。グローバルアプリをもう1つの旗艦店とする」と意気込む。その先には、戦略的に撤退したものの、現在はグローバルECが好調なアメリカ市場がある。同時に、商品カテゴリーの拡充にも注力する。「オニツカタイガー」は今回、ミラノのショーで香水のティザープロモーションを実施。庄田カンパニー長は、「皆さんが嬉しくなるものは何か?と常に考え続けている」と話した。

スペイン初のフラッグシップストアを
バルセロナにオープン

3月3日にバルセロナにオープンしたスペイン初のフラッグシップストアは、東京の最先端の美学とバルセロナのグラシア通りのイメージを融合させた。

3月3日にバルセロナにオープンしたスペイン初のフラッグシップストアは、東京の最先端の美学とバルセロナのグラシア通りのイメージを融合させた。

オニツカタイガー,ONITSUKA TIGER
オニツカタイガー,ONITSUKA TIGER
オニツカタイガー,ONITSUKA TIGER

1階は、ブランドのシグネチャーカラーのイエローで統一し同店限定の“メキシコ66”のスペシャルモデルを販売しているほか、最新コレクションから“ニッポンメイド”シリーズもラインアップ。

オニツカタイガー,ONITSUKA TIGER
オニツカタイガー,ONITSUKA TIGER
オニツカタイガー,ONITSUKA TIGER

地下1階はギャラリースペースとなっており、オープニングを記念し「オニツカタイガー」のシューズのアーカイブコレクションが展示されている。

各国のセレブリティが会場に集結

「オニツカタイガー」オリジナルの香りに包まれた会場には、ブランドアンバサダーのTWICEのモモをはじめ、タイの俳優ガルフ・カナウットや韓国の俳優ウィ・ハジュン、中国の俳優ジジ・ワン、オーストラリアの俳優フィービー・トンキンといった世界各国のセレブリティが来場した。

問い合わせ先
オニツカタイガー
https://www.onitsukatiger.com/jp/ja-jp/contact/

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松本大洋「ピンポン」「鉄コン筋クリート」の特別上映がアップリンクで実施

アップリンクは、漫画家・松本大洋の代表作を映画化した「ピンポン」と「鉄コン筋クリート」の特別上映を実施する。4月11日からアップリンク吉祥寺で、4月25日からアップリンク京都で上映。アップリンク吉祥寺では、上映にあわせて、制作関係者によるトークショーや、撮影に使用した小道具などの展示も予定している。詳細は各劇場ホームページやSNSで要確認。

「ピンポン」

2002年に映画化された「ピンポン」は、監督を曽利文彦が、脚本を宮藤官九郎が担当。窪塚洋介、ARATA(井浦 新)、サム・リー、中村獅童、大倉孝ニ、竹中直人、夏木マリなどが出演。圧倒的な高揚感が社会現象を巻き起こし、興行収入15億円を越える大ヒットを記録した。

「鉄コン筋クリート」

「鉄コン筋クリート」は2006年にマイケル・アリアス監督によってアニメ映画化。STUDIO 4℃が制作し、キャラクターデザイン・総作画監督は西見祥示郎が担当した。二宮和也、蒼井優、伊勢谷友介、宮藤官九郎、大森南朋、岡田義徳、森三中、田中泯、本木雅弘などが声優として出演。130万部を突破の松本大洋の伝説的な作品が、原作の世界観を見事に掬い取り奇跡ともいえるクオリティーで映像化され、興行収入5億円の大ヒットを記録した。

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イタリアの職人を表彰するLVMHコンテストが3回目の開催 パートナーは眼鏡のティリオス

LVMHメティエ・デクセレンス(LVMH Metiers d’Excellence)は、イタリアの職人を対象としたクラフツマンシップのコンテスト「マエストリ デッチェレンツァ(Maestri d’Eccellenza)」賞の3回目の開催を発表し、作品の募集を開始した。専用サイトから受け付けており、締め切りは5月31日。

第1回目の「フェンディ(FENDI)」、2回目の「ロロ・ピアーナ(LORO PIANA)」に続き、今回のプロジェクトパートナーは、同じくLVMHモエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)傘下のアイウエアメーカー、ティリオス(THELIOS)に決定した。

同賞は10年以上の経験のあるベテランの職人、10年未満の若手職人、革新的な技を持つ職人の3つの部門があり、応募者からそれぞれ3人ずつがファイナリストに選ばれる。その後、各部門で1人がグランプリとして表彰される。グランプリの3人は、9月開催のミラノ・ファッション・ウイーク期間中に行われるイベントで発表される予定だ。受賞者にはそれぞれ事業に再投資するための賞金1万ユーロ(約160万円)が授与される他、メディアへの露出やティリオスの専門家による指導を受ける権利も獲得する。

LVMHメティエ・デクセレンスのアレクサンドル・ボケル(Alexandre Boquel)=ディレクターは、「この賞はメード・イン・イタリーの成功に貢献する職人たちに、作品や考えを発表する場を提供することで、彼らの知名度向上につながることを目的としている。またグループすべてのブランドも常に“技”を探求していて、LVMHのブランドと職人、そして受賞者の技とノウハウを掛け合わせることで、さらにブランド力を拡張し、これまでにない商品を生み出すきっかけにもなると期待している」と語った。また、ティオリスについて、「伝統的な職人技と革新的な技術をあわせ持つ新進のアイウエアメーカーであり、メード・イン・イタリーにモダンなビジョンをもたらしてくれる、若くダイナミックな会社だ」と高く評価した。

ティリオスのアレッサンドロ・ザナルド(Alessandro Zanardo)最高経営責任者(CEO)は、「イタリアの多くの才能ある職人たちの隠れた才能を見いだし、世界に披露する機会を設けるこの取り組みに参加できることにうれしく思う」とコメントしている。

コンテストの審査員は、ボケル=ディレクターとザナルド=ティリオスCEOに加え、LVMHの顧問でもあるアントニオ・ベローニ(Antonio Belloni)LVMHイタリア社長兼CEO、モード・アルバレス・ペレール(Maud Alvarez-Pereyre)=チーフ・ヒューマンリソース・オフィサー、イタリアファッション協会(Camera Nazionale della Moda Italiana)のカルロ・カパサ(Carlo Capasa)会長らが務める。

同コンテストは、23年にイタリアファッション協会とコンファルティジャーナート協会(Confartigianato association)が共同で立ち上げた。なお、LVMHは75以上のブランドを擁するが、イタリアブランドは「フェンディ」「ロロ・ピアーナ」「ブルガリ(BVLGARI)」「ティリオス」「プッチ(PUCCI)」「アクア ディ パルマ(ACQUA DI PARMA)」のほか、高級カフェ・菓子店の「コヴァ(COVA)」となっている。

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【スナップ】エレガンスに傾倒する「リック・オウエンス」信者 畏怖させる迫力を備えたメイクアップがカギに

「リック・オウエンス(RICK OWENS)」は、2025-26年秋冬コレクションを現地時間3月6日にパリで発表した。ショー会場のパレ・ド・トーキョー(Palais de Tokyo)には、マーメイドシルエットの優美なドレスなどをまとったゲストが来場し、同ブランドのエレガンスな側面を強調していた。ウエストラインが際立ち、裾は曲線を描いてふわりと広がる。しかし、普通のマーメイドシルエットの枠におさまらないのがリック信者。尖った肩や誇張されたビッグショルダー、ペイントが剥がれ落ちたような表面の加工など、他にはない独特のアウトラインと質感で奇妙な中にエレガンスが宿る装いを堂々と着こなしていた。

日本からはモデルの秋元梢が来場。LGBTQ+コミュニティーから支持されているアメリカ人シンガー、チャペル・ローン(Chappell Roan)も駆けつけた。顔面白塗りがデフォルトであるローンが奇抜には見えないほど、多くの来場者がウエアに調和するメイクアップを施し、不気味なカラーコンタクトレンズを着用して、ディストピアなムードを醸し出していた。

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【スナップ】エレガンスに傾倒する「リック・オウエンス」信者 畏怖させる迫力を備えたメイクアップがカギに

「リック・オウエンス(RICK OWENS)」は、2025-26年秋冬コレクションを現地時間3月6日にパリで発表した。ショー会場のパレ・ド・トーキョー(Palais de Tokyo)には、マーメイドシルエットの優美なドレスなどをまとったゲストが来場し、同ブランドのエレガンスな側面を強調していた。ウエストラインが際立ち、裾は曲線を描いてふわりと広がる。しかし、普通のマーメイドシルエットの枠におさまらないのがリック信者。尖った肩や誇張されたビッグショルダー、ペイントが剥がれ落ちたような表面の加工など、他にはない独特のアウトラインと質感で奇妙な中にエレガンスが宿る装いを堂々と着こなしていた。

日本からはモデルの秋元梢が来場。LGBTQ+コミュニティーから支持されているアメリカ人シンガー、チャペル・ローン(Chappell Roan)も駆けつけた。顔面白塗りがデフォルトであるローンが奇抜には見えないほど、多くの来場者がウエアに調和するメイクアップを施し、不気味なカラーコンタクトレンズを着用して、ディストピアなムードを醸し出していた。

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「アディダス オリジナルス」が新作“スーパースターII”を発売 トラックスーツも新たに登場

「アディダス オリジナルス(ADIDAS ORIGINALS)」は3月14日から、スニーカー“スーパースター(SUPERSTAR)”とトラックスーツ“ファイヤーバード(FIREBIRD)”を取り上げ、グローバルキャンペーン“ジ オリジナル(THE ORIGINAL)”を開始する。

“ジ オリジナル”キャンペーン

“ジ オリジナル”キャンペーンは、音楽をテーマとし、カルチャーとのつながりに着目、1年を通して店頭イベントや音楽イベントなど、さまざまな企画を実施する。キャンペーンビジュアルは、ティボー・グレヴト(Thibaut Grevet)が撮影した。

スニーカー
“スーパースター II”

このほど新たに登場するスニーカー“スーパースター II(SUPERSTAR II)”(1万3750円〜)は、オリジナルのシルエットを復刻、パッド入りのシュータンと履き口、ラバーアウトソールのグリップ性によって快適な履き心地を目指した。加えて“トレイフォイルロゴ”が入ったシュージュエルが付属するものや、レザー、スエードのモデル、アッパーにポニーヘアやビーズをあしらったウィメンズモデルもラインアップする。

トラックスーツ
“ファイヤーバード”

トラックスーツ“ファイヤーバード”(トラックジャケット1万2100円〜、トラックパンツ1万1100円〜)は、光沢感あるポリエステル素材を採用、スタンドカラーを配し、上下ともにジップ開閉のポケットを備え、ゆとりあるフィット感に仕上げている。

“スーパースター II”および“ファイヤーバード”は、「アディダス(ADIDAS)」一部直営店および公式オンライン、公式アプリで取り扱う。

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「ザラ」が韓国「アンダーソンベル」とコラボ トリックアートやDIYを思わせるラインアップ

「ザラ(ZARA)」は3月21日、「アンダーソンベル(ANDERSSON BELL)」とのコラボアイテムを発売する。「ザラ」一部店舗および公式オンラインで取り扱う。

レザージャケットやデニムトート、
“ビブラム”ソールのブーツなど

コラボアイテムは、トリックアートを思わせるトロンプルイユや、パッチワーク、手作り感のあるDIYスタイルなどを取り入れ制作。ラインアップは、トロンプルイユ加工を施したレザージャケットや、異なるチェック柄を組み合わせたコットンフランネルシャツ、パッチを組み合わせ、シルエットや質感を表現したニットアイテムやTシャツ、“Absolute Beginner”(絶対的な初心者の意)と配したTシャツ、メタル製のハトメを散りばめたウールパンツのほか、ギター型のミニバッグ、ダメージ加工を施したデニムトート、ビブラム(VIBRAM)のソールを配したミュールやブーツ、キーやギターピックを多数あしらったキーチェーンなどを販売する。

「アンダーソンベル」のキム・ドフン(Kim Dohun)=デザイナーは、「これまでとは異なるスタイル、リファレンス、美学など、自身に語りかけてくる文化的要素を探求するときに感じる、開放感とフレッシュさを皆さんに感じてほしい。まるで真っ白なキャンバスで何に対してもオープンで刺激的なフェーズにあるときのような。本コレクションでは、そんな“Beginner”のマインドセット、大胆不敵さと若さの完璧な融合を表現している」と語っている。

「アンダーソンベル」は、クリエイティブディレクターを務めるキム・ドフンが2014年に韓国で設立。ブランド名は、同氏がスウェーデン・ストックホルムへ旅し、スタイルとアパレルに対する考え方を学んだことから、スェーデンで一般的な姓とされる“ANDERSSON”、また韓国の仏教寺院で響く鐘の音から“BELL”を組み合わせた。

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【スナップ】TWICEモモやエイサップ・ロッキーらが来場 「ミュウミュウ」2025-26年秋冬コレクションアフターパーティー

「ミュウミュウ(MIU MIU)」は、フランス・パリ現地時間の3月11日、2025-26年秋冬コレクションのショーを発表したのち、ディナーとアフターパーティーをGIGIレストランで開催した。

会場には、ブランドのアンバサダーを務めるTWICEのモモやラッパーのエイサップ・ロッキー(A$AP ROCKY)、モデルの福島リラのほか、同ブランドのスタイリストを務めるロッタ・ヴォルコヴァ(Lotta Volkova)、俳優のシドニー・スウィーニー(Sydney Sweeney)、ジョーイ・キング(Joey King)、モデルのバーバラ・パルヴィン(Barbara Palvin)、カミーユ・ロウ(Camille Rowe)、アーティストのセシル・B・エヴァンス(Cécile B. Evans)、ペトラ・コリンズ(Petra Collins)ら、さまざまな分野で活躍するゲストが現れた。

来場者スナップ一覧

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「マルニ」が三越銀座店で“マルニマーケット”を開催 新色のバッグやバンダナを先行販売

「マルニ(MARNI)」は3月19〜25日、三越銀座店本館1階ザ・ステージでポップアップストア“マルニマーケット(MARNI MARKET)”をオープンする。最新色のバッグやバンダナなどを先行販売する。新型および最新色などのバッグはそれぞれ発売日がことなる。詳細はホームページに記載している。

同ポップアップでは、先行販売色のアイテムを取りそろえている。“バンダナトート”(2万4200円)はウルトラマリンとアンティックローズを、“タタミ バケットバッグ”(2万4200円)はオーシャンとピンクキャンディをラインアップ。また“カラーブロッキングキャンバスバッグ”(2万9700円)はライトローズ、セレステ、ライトネイビーを用意。他にも“マルニマーケット”のアイコニックな“フィッシュバッグ”をひと回り小さくした“ミニ フィッシュバッグ”(4万6200円)が新登場するなど、同ポップアップならではのアイテムが並ぶ。

定番の“ハンモックバッグ”(3万3000円)とミニサイズの“ミニ ハンモック(2万9700円)”からは、先行販売カラーであるイリュージョンブルーが登場する。本アイテムはコロンビアの伝統的なハンモックからインスピレーションを得てデザインされたバッグで、“ミニバスケットバッグ”(3万800円)とともに、コロンビアの職人が編み上げており、さまざまな用途で使うことができる。さらに、ウルトラマリンとアンティックローズの“バンダナ”(4070円)も先行販売する。京都の染色工場の職人が手捺染という手法で染めている他、同ポップアップのロゴが入ったスリーブが付いている特別なアイテムだ。

イベント詳細

◾️マルニマーケット
日程:3月19〜25日
時間:10:00〜20:00
場所:三越銀座店 1階 ザ・ステージ
住所:東京都中央区銀座4-6-16
>特設サイト

アイテム一覧

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NYとロンドンのコレクションを取材して

毎週発行している「WWDJAPAN」は、ファッション&ビューティの潮流やムーブメントの分析、ニュースの深堀りなどを通じて、業界の面白さ・奥深さを提供しています。巻頭特集では特に注目のキーワードやカテゴリー、市場をテーマに、業界活性化を図るべく熱いメッセージを発信。ここでは、そんな特集を担当記者がざっくばらんに振り返ります。(この記事は「WWDJAPAN」2025年3月10日号からの抜粋です)

本橋:お互い2度目のニューヨークコレ、ロンドンコレでした。噂には聞いていましたが、冬のNYは超寒くて、暖冬でコートが売れないなんていう日本とは別世界。防寒に必死でオシャレに気を遣っている余裕がない僕の横で、ニューヨーカーはさらっとウールコートを着こなしていて、驚きました。

木村:ロンドンは「JW アンダーソン(JW ANDERSON)」や中堅の「チョポヴァ ロウェナ(CHOPOVA LOWENA)」がショーを発表しないというので、始まる前から「オワコンなのでは?」「年1回、9月のみでいいのでは?」と言われていて、違う意味で“寒い”シーズンでした。

本橋:実際はどうでしたか?

木村:フタを開けてみたら、112ブランドがショーやプレゼンテーションなどを発表し、コンテンツは盛りだくさん。マスイユウさんをはじめ、現地ジャーナリストやバイヤーに取材して、注目の若手デザイナーを紹介するページを作りました。

Z世代に向けて振り切れるNY

本橋:いいですね。NYは新デザイナーを迎えた「カルバン・クライン コレクション(CALVIN KLEIN COLLECTION)」に欧州のメディアも多数集まり、それがファッション・ウイーク全体に活気をもたらしていました。また、米国にはZ世代が多く、「コーチ(COACH)」もそこに向けて思い切ったメッセージのコレクションを発表していて、いいなと思いました。それとは別に、トランプ大統領就任への反発で、女性によりパワーを与えるようなスタイルの提案も目立ちました。自分たちの国の現状を捉えて、ファッションにできることを表現する――米国らしさが出ているのが印象的でした。

木村:私は今回ロンドンでいくつかショップを見ましたが、EU離脱で免税が効かないために観光客が少なく、買い物する人の姿が少なかったです。百貨店もそれほど実験的ではなく、全体的に政治・経済的に視点が内向きになってしまっているように感じました。小さいブランドにとっては店舗展開が難しく、ポップアップで販売するのが主流なようでした。でも、演劇みたいなプレゼンテーションなど、エンターテインメント性の高い演出がたくさんあって面白いのは、ロンドンならでは。政治も文化も色濃く反映されているのは、NYと一緒ですね。

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デムナが「グッチ」の新アーティスティック・ディレクターに就任へ 「バレンシアガ」での最後の仕事は7月のクチュールに

デムナ(Demna)が「バレンシアガ(BALENCIAGA)」を去り、「グッチ(GUCCI)」のアーティスティック・ディレクターに就任することが発表された。7月6日のクチュールショーをもって『バレンシアガ』での任期を終え、その直後に『グッチ』での仕事をスタートさせる予定だ。『グッチ』での初のコレクションを発表する時期は未定だが、強いクリエイティビティーによって「グッチ」を低迷から脱却させる使命を担う。

発表のために「グッチ」の親会社であるケリング(KERING)のパリ本社に呼び出された大勢の記者を前に、ステファノ・カンティーノ(Stefano Cantino)=グッチ最高経営責任者(CEO)は「デムナは『グッチ』に特別なものをもたらしてくれるだろう。今日のファッションを定義する彼の手法は極めてユニーク。これこそが『グッチ』にふさわしいものであり、グッチの未来に必要なものだ」とコメント。「デムナが同世代の中で最高のクリエイティブ・ディレクターであることは間違いない。彼は『バレンシアガ』のアーティスティック・ディレクター在任中、メゾンのアイデンティティーを、そしてもちろんメゾンのファッションの視点を再形成する能力を証明した」と続けた。

フランチェスカ・ベレッティーニ(Francesca Bellettini)=ケリング副CEOによると、デムナは「グッチ」で総合的な仕事に取り組むことになるという。また、「バレンシアガ」における彼の後継者に関する質問は一蹴した。

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「東京クリエイティブサロン 2025」が開幕 “ハラカド”拠点に10エリアで体験型イベント

国内最大級のファッションとデザインの祭典「東京クリエイティブサロン 2025(Tokyo Creative Salon 2025 以下、TCS 2025)」が3月13日に開幕した。6回目のテーマは、日本が誇る知恵や技術、そして美意識を「再発見し、再定義」することを目的とした「QUEST|さがそう~創造性・美意識の探求~」。前回に続き、丸の内と日本橋、銀座、有楽町、赤坂、渋谷、原宿、羽田、六本木、新宿の東京10のエリアで、東京のクリエイティブな魅力と出合えるさまざまなイベントを行う。会期は23日まで。

各エリアではデベロッパーや百貨店などが実行委員となり、独自のコンテンツ企画やイベントを開催する。“GINZA QUEST”をテーマにする銀座の松屋では、街を回遊する謎解きイベントや広島の山陽染工によるリバティプリントの抜染デニムのウインドーディスプレーなどを実施。日本橋高島屋S.C.では、初協賛する伊藤園と「有松鳴海絞り」の「スズサン(SUZUSAN)」によるお茶セミナーや「有松鳴海絞り」が体験できるワークショップを予定している。原宿エリアでは「アンリアレイジ オム 原宿」や「ビームス ウィメン 原宿」「ジャーナル スタンダード表参道レディース店」など20店舗をめぐるスタンプラリーを楽しむことができる。初参画する小田急SCディベロップメントは、3校の服飾学生が“新宿”をテーマにしたファッションショーイベント「新宿コレクション」を開催する予定だ。

今年のTCSは、東急プラザ原宿“ハラカド”の4階ハラッパに「クエストベース(QUEST BASE)」というメーン会場を設ける。各エリアのコンテンツ紹介や新進クリエイター発掘のコンテスト「TCS オープンコール2025」の受賞作品の展示、国内外のデザイナーやクリエイターによる地方創生や未来のクリエイティブに関するトークイベントを連日行う。また各エリアには、東京のクリエイティブなスポットの魅力を再発見できる「東京クエストガチャ」を設置。ウェブ検索やSNSでは知ることができない未体験をゲーム感覚で体験することができる。TCSの昨年の来場者はのべ120万人、今年は150万人を見込む。

13日のオープニングイベントでは、TCSの統括クリエイティブディレクターを務める齋藤精一パノラマティクス主宰が登壇した。「東京は世界のクリエイティブ都市として、注目度は高いものの、日本人がクリエイティビティに自信があるかと聞かれて『YES』と答える人は極めて低い。伝統工芸や先進的技術があふれる東京はクリエイティブ産業が盛んだ。その意識を高めるためにも日本中のコンテンツを集め、共創的に作り上げる都市型イベントとして位置付けたい」。

TCS実行委員会の廣内武会長は、「イベントは楽しくなければだめ。来場者にはもちろん、参加するクリエイターの皆さんにも楽しい気持ちでクリエイティブにのぞんでいることを発信してほしい。お手本は、知名度も集客力もある家具見本市の『ミラノサローネ』。TCSはまだ課題はあるが、東京を世界一のクリエイティブシティにすること掲げ、さらに盛り上げていきたい」と語った。

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ドナテラ・ヴェルサーチェ退任、30年に渡り兄のブランドを統括 後任は「ミュウミュウ」のディレクター

「ヴェルサーチェ(VERSACE)」は、ドナテラ・ヴェルサーチェ(Donatella Versace)がチーフ・ブランド・アンバサダーに就き、クリエイションはダリオ・ヴィターレ(Dario Vitale)がチーフ・クリエイティブ・オフィサーに就任すると発表した。2人は4月1日、それぞれの職務に就く。ドナテラはブランドの慈善事業などを担当する予定だ。

ダリオは直近まで「ミュウミュウ(MIU MIU)」のデザイン・ディレクターを務めていた。

「ヴェルサーチェ」を擁するカプリ ホールディングス(CAPRI HOLDINGS)のジョン・アイドル(John Idol)会長兼最高経営責任者は、「1997年以降、ドナテラはクリエイティブなビジョンでブランドを導き、カプリのグローバルな成功に貢献してくれた。今後も重要な役割を担い続けるだろう。一方、ダリオの参画がさらなる成功をもたらすことも信じている」とコメント。

ドナテラは、「次世代のデザイナーを讃えることが重要。ダリオの参画にワクワクしている。30年間私を支えてくれたデザインチームや関係者にも感謝したい。兄ジャンニ(Gianni)の伝説を継承できたことを心から誇りに思っている。今後もアンバサダーとして、『ヴェルサーチェ』最大の支援者であり続けたい」と話した。

ダリオは、「パワフルなブランドに参画できて光栄に思う。私のビジョンや知識で、今後の成長に貢献したい」と話した。

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始動から1年が経った「サシコギャルズ」 ブランドではなくプロジェクトとした真意

PROFILE: 藤原新/ムーンショット代表

藤原新/ムーンショット代表
PROFILE: (ふじわら・あらた)1978年8月16日、東京都新宿区生まれ。法政大学法学部卒業。法律に携わる仕事をしながら2010年に自身のブランド「イッシン(1sin)」をスタート。2012年4月に「デザインによる社会的課題の解決」を理念にムーンショット(MOONSHOT)を設立。16年に石橋真一郎をデザイナーとした「クオン(KUON)」を立ち上げ。ニューヨーク・ファッション・ウィークなどに参加。24年3月から「サシコギャルズ」を始動し、運営に携わる。

始動から1年が経った「サシコギャルズ(SASHIKO GALS)」は、日本だけでなく海外メディアにも注目され、ジャスティン・ティンバーレイク(Justin Timberlake)から刺し子スニーカーがオーダーされるまでになった。2024年3月11日、存続の危機に陥っていた復興支援事業「大槌刺し子(大槌復興刺し子プロジェクト)」は、「サシコギャルズ」として新たにスタートした。発起人は、「クオン(KUON)」を運営するムーンショット(MOONSHOT)代表の藤原新。クラウドファンディング開始直後にインタビューを行った際、藤原は「ブランド化することが大事」と語っていた。しかし、今は違う思いを抱いている。なぜ世界に認知されたのか、どのような事業がビジネスとして育ってきたのか。立ち上げから現在に至るまで「サシコギャルズ」に何が起きたのか、藤原に聞いた。

「サシコギャルズ」が海を超えて知られるようになった背景

――始動から1年を経て、現在「サシコギャルズ」は「ハイスノバイエティ(HIGHSNOBIETY)」や「エッセンス(SSENSE)」など海外のメディアや企業からも取材されています。海外から注目されるようになったきっかけは?

藤原新ムーンショット代表(以下、藤原):ニューヨークを拠点に、ストリートウエアを中心としたカルチャーを発信する「ヒドゥン ニューヨーク(HIDDEN NY)」が、インスタグラムで「サシコギャルズ」のポストを紹介したことがきっかけだと思います。「ヒドゥン ニューヨーク」からの注目を受け、昨年末から今年にかけて反応が急速に広がり、関心が高まったように感じます。

――海外にまで反響が広がった要因として、刺し子スニーカーのインパクトが大きかったのでしょうか?

藤原:スニーカーは多くの人たちが興味ある分野です。トレンドの写鏡ともいえるアイテムに、日本の伝統技術である刺し子でカスタムしたことは、やはりインパクトが大きかったのではないでしょうか。でも、まずはストーリーです。

――ストーリーとは?

藤原:海外の方たちは、刺し子のスニーカーに興味を持ち、その背景を知ると驚きます。震災を経験した40代から80代の女性たちが手がけていることを知ると、「こんなママたちが?」と驚くんです。ハイプなスニーカーに超絶技巧の刺し子が施され、それを作っているのが彼女たちという意外性が、強いストーリーとなって大きな反響を生んだのだと思います。

――現在、どのような人たちに支持されていますか?

藤原:普通はブランドの支持層は1つだと思いますが、「サシコギャルズ」に関しては、3つの人たちに支持されています。まずはスニーカーなどハイプが好きな人たち。この人たちがおそらく35から40%ほど。同じ割合で、クラフトを好きな人たちが関心を持ってくれています。

――残りの20%から30%は?

藤原:いわゆるソーシャルビジネスやサステナビリティ、SDGsに関心のある人たちが占めています。もちろん、それらがクロスオーバーする層も多くいます。支持母体とまでは言えませんが、多様な層に受け入れられたことが、広がりを生んだ背景の1つではないでしょうか。

――さまざまな人たちが関心を持ち、そこからさらに枝分わかれして広がっていったんですね。

藤原:もう1つの大きな要因は、日本文化へのリスペクトです。海外の人たちは純粋に日本文化が大好きで、刺し子という伝統技術がスニーカーやぬいぐるみに取り入れられたことに、おもしろさを感じているのは間違いありません。ただ、それ以上に日本をもっと知りたい、尊敬しているという気持ちが想像以上に強いです。

――国内ではNHKにも取材されましたが、国内外から注目されている今の状況に職人のみなさんはどんな反応を?

藤原:素直に喜んでいます。ただ、全員が自分たちの状況を完全に把握しているわけではなく、「インスタを見ていると、外国の方からたくさんのコメントがあるな」と感じる職人もいれば、「サシコギャルズ」のマネジメントを担う職人のように、そうした状況を把握している人もいます。職人それぞれが様々に感じながら、多くのメディアに取材される機会が増え、自分たちの仕事が多くの人に喜ばれていることを実感して嬉しく思っていますし、驚いていますね。

――インスタグラム以外で、認知を広げるために行ったアプローチがあれば教えてください。特に効果的だった方法はなんでしょうか?

藤原:現在の職人の人数では刺し子スニーカーをたくさん作ることができないという事情もあったのですが、「ヒドゥン ニューヨーク」などが取り上げてくれた以降は、必要以上に情報を開示しませんでした。これが正しいのかはかわかりませんが、みなさんが興味をもってもらえる状態に維持していた面はあるかもしれません。

――情報が少ないとなると、自分でもどんどん調べたくなります。

藤原:そこで、メディアのみなさんが制作した記事が重要でした。綺麗な写真を撮影し、記事にしていただいたことで、興味を持ってくれた人たちがもっと詳しく知ることができる。そして、震災から始まったストーリーが明らかになります。

――自ら調べて知ることで、さらに興味が強くなります。

藤原:そうだと思います。同時に、フィジカルで会った人に熱意を持って語る。これがやっぱり大事なんですよね。関心を持ってもらえると話題にしてくれて、人から人へとさらに広がっていきます。すごくシンプルなことですが、直接伝えることの大切さを実感しました。

これからの柱になっていく二つの事業

――これまで取り組んできた国内外のプロジェクトで、特に印象的なものやエピソードは?

藤原:「ザ・コンランショップ(THE CONRAN SHOP)」の日本上陸30周年を記念したプロジェクトがおもしろかったです。 「ザ・コンランショップ」は、イギリス発祥の素晴らしい家具やグッズを扱う、世界最高峰のライフスタイルショップだと僕は思っています。そのプロジェクトの一つとして、イタリアの名作ソファ「マレンコ(MARENCO)」に「サシコギャルズ」が刺し子を加え、数量限定の受注生産で展開しました。さらに、ツールで有名な「Yチェア」にも職人たちの刺し子を施し、「ザ・コンランショップ」各店舗で販売するプロジェクトも実施しました。どちらも非常に面白い取り組みでしたね。

――刺し子スニーカーを主役にしたプロジェクトはありましたか?

藤原:昨年10月に香港で、「ニューバランス(NEW BALANCE)」のサポートで開催したエキシビションも印象に残っています。初日に300〜400人ほどの人たちが来られて、みなさんが美術館のように展示された刺し子スニーカーを写真に撮ってくれ、オーダーが一瞬で埋まり抽選になったんです。その光景には、なにか熱狂のようなものを感じました。

――現在、「サシコギャルズ」の事業の柱は何でしょうか?やはりスニーカーのプロジェクトでしょうか?

藤原:「サシコギャルズ」を始めてからまだ1年しか経っていないので、ビジネスの観点から言ったらまだ先行投資の部類だと思います。プロダクト部門、もしくはサービス部門といったらいいのでしょうか、刺し子のカスタムサービスを通じた企業やブランドとのコラボレーション事業が一つの軸です。そしてもう一つの軸が文化発信事業と呼べるもので、刺し子というこの素晴らしい伝統技術を、企業やブランドと一緒にチームアップをして発信する事業になります。

――文化発信事業で現在取り組まれていることは?

藤原:詳細をまだお伝えすることはできないのですが、盛岡の歴史ある企業と、2026年に向けて東北を盛り上げるプロジェクトを進行中です。いわゆる「モノを作らない」という事業は、「サシコギャルズ」にとってこれから重要になってくるだろうと考えています。

――1年前に計画されたビジネスプランがあると思いますが、この1年で想定外だった出来事や驚いたことは?

藤原:もう驚きの連続ですよね。「想定の何倍ですか?」と聞かれたら「10倍」と答えます。現在、「サシコギャルズ」のインスタグラムはフォロワーが約6万7000人ですが、当初は5000人ぐらいになれば、すごいと考えていましたから。まさかジャスティン・ティンバーレイクさんから、刺し子スニーカーのオーダーが来るとは想像もしませんでした(笑)。

現在の課題を解決し、ブランドではなくプロジェクトに

――1年間進めてきた中で、現在課題と感じるものは何でしょうか?その課題に対してどんな解決策を考えていますか?

藤原:課題としては組織です。「サシコギャルズ」はもともと震災を契機に始まったもので、組織だって設立されたものではありません。今からビジネスとして担っていくには、組織運営に力を入れなくてはと考えています。特に大切なことは担い手のところです。

――人材の育成ということですか?

藤原:現在、職人は15人いますが、これがたとえば30人にまで増えれば実現できることも大きく変わってきます。担い手のところをちゃんと整備していきたいと考えていて、その一端が釜石商工高校との取り組みです。

――刺し子を体験した高校生たちはどんな反応を?

藤原:「就職が決まっていなかったら、やってみたかった」、「将来、刺し子をやりたい」と言う子たちもいましたし、学校からは来年以降も続けてほしいと言われています。「サシコギャルズ」に入りたいという人たちも多くて、担い手を育成しながら地場の人たちとも繋がっていきたいですね。今、全国の小学校で朝の5分間読書というものをやっていますが、たとえば朝の5分間に刺し子で手を動かす授業が実現できたら、すごく素敵なことなんじゃないかと思います。

――「サシコギャルズに入りたい」という声は、地元の大槌町から?

藤原:いえ、日本全国からです。ここで、「大槌刺し子」から「サシコギャルズ」に名前を変えたことが初めて活きてくるんです。僕らは大槌だけでやっているわけではありません。刺し子は大槌だけのものではないですし、隣町の釜石市の人たちも参加できるし、東京の人たちも「サシコギャルズ」には入れます。地域を限定しない「サシコギャルズ」という名前にしたことで、全国各地、様々な場所に組織として展開できます。

――広がりの可能性を考えたネーミングだったということですか?

藤原:やはり応援の幅を広げてもらうことは絶対大事だと思うんですよ。

――今後の新しいプロジェクト、新たに計画している刺し子アイテムは?

藤原:直近では、3月中に「東京クリエイティブサロン」でイベントを開催します。このイベントは、地域や民間企業と連携し、ファッションやアートなどのクリエイティブを発信するものです。今回は丸の内エリアで刺し子スニーカーの展示を行うほか、「サシコギャルズ」が実際に来場し、刺し子のワークショップも開催します。

――アイテム面での新プロジェクトはいかがですか?

藤原:当社のブランド「クオン」と「サシコギャルズ」初めての協業ライン「クオン アトリエ バイ エスジー(KUON Atelier by SG)」を3月15日に発表します。東日本大震災から14年間にわたり、「クオン」は大槌刺し子と共にモノづくりに取り組んできました。「サシコギャルズ」がスタートしてちょうど1年の節目になるこのタイミングで、「クオン」との正式な協業ラインを立ち上げられることは、1年間の活動が形になった証でもあり、感慨深いです。

――最後に、前回の取材と同じ質問をさせてください。常に新しさを求めるファッションと伝統技術の大槌刺し子を結びつけ、現代のプロダクトとして制作する際に重要視していることはなんですか?「サシコギャルズ」の始動から1年が経過し、この質問に対して今ならどう答えますか?

藤原:まだ1年しか経ってないという気持ちが正直あります。1年ぐらいで何かを成し遂げたことはないと思いますし、1年前とそんなに変わってないと思う一方で、僕らはやっぱり「モノを売るビジネス」ではないなと。

――1年前は「ブランド化することが大事」とおっしゃっていましたが、活動していく中で新しい発見があったのでしょうか?

藤原:ブランドといえば自分たちでモノを作る存在ですが、「サシコギャルズ」はやはり“人”が中心のプロジェクトだと思うようになりました。モノを作る人やブランドをリスペクトし、「サシコギャルズ」が持つ唯一無二のストーリーと、刺し子という素晴らしい伝統技術の力によって、依頼をくださった企業やブランド、個人の価値を高めていくこと。これこそが、僕たちの役割ではないかと。当社には、「クオン」のように服づくりを行うブランドもあり、モノづくりそのものを大切に思っています。「サシコギャルズ」は、そうしたブランドやクリエイターと共に、新しい価値を生み出していきたいです。

PHOTOS:DAIKI ENDO

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「ボンジュールレコード」が「エル・エル・ビーン」に別注したコンパクトなトートバック発売

ジュンが運営する「ボンジュールレコード(BONJOUR RECORDS)」は、アウトドアブランド「エル・エル・ビーン(L.L.BEAN)」に別注したレコードトートバック(6600円)を、「ボンジュールレコード」代官山店および「ジャドール ジュン オンライン」で3月28日に発売する。また、3月14日からジャドール ジュン オンライン」で予約受付を開始する。

今回はグローサリー・トートの新型。別注ならではのポイントとして、通常のグローサリー・トートよりもコンパクトな、レコードバッグとしても使用可能なサイズ感となっている。内側には小さなポケットを施し、ハンドルは肩掛けでも手持ちでもバランスよく持てる長さに仕上げ、コンパクトながらも使い勝手の良さにこだわった。カラーは定番のオフホワイトと、春を意識したピンクの2色を展開する。

アイテム画像

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【スナップ】「プラダ」ガールは“ミスマッチ”で個性を発揮 レトロもフェミニンも自由自在

「プラダ(PRADA)」2025-26年秋冬コレクションのショー来場者は、同ブランドが提案する、時代もテイストも異なるアイテムを掛け合わせ、感性のままに楽しむ“ミスマッチ“なスタイリングで自己表現した。

ボトムスは、ミドル丈のスクールガール風のプリーツスカートやマイクロ丈のコンパクトなスカート、ビジューが敷き詰められた装飾的なスカートなど、スカートに多くの支持が集まった。合わせるベルトは、使い古した風合いのレザーにシルバーメタルの装飾が施されたタイプで、昨今のコレクションで存在感を放つピースでもある。バッグも、ベルトモチーフがあしらわれた、“バックル(Buckle)“が人気だった。スニーカーはほとんど見られず、ポインテッドトーのパンプスやスリングバックで、足元からフェミニニティーを醸し出す。1950〜60年代風のレトロなシルエットやアイテムを軸にしながら、ヒーローのキャラクターを連想させる色の組み合わせをカラータイツで取り入れたり、宇宙人風のユニークな形状のサングラスでアクセントを利かせたりと、一貫性のない組み合わせが特徴だ。同ブランドが重きを置く、個々の感性に委ねた無秩序な装いに、“人間らしさ“が表現されていた。

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【スナップ】「プラダ」ガールは“ミスマッチ”で個性を発揮 レトロもフェミニンも自由自在

「プラダ(PRADA)」2025-26年秋冬コレクションのショー来場者は、同ブランドが提案する、時代もテイストも異なるアイテムを掛け合わせ、感性のままに楽しむ“ミスマッチ“なスタイリングで自己表現した。

ボトムスは、ミドル丈のスクールガール風のプリーツスカートやマイクロ丈のコンパクトなスカート、ビジューが敷き詰められた装飾的なスカートなど、スカートに多くの支持が集まった。合わせるベルトは、使い古した風合いのレザーにシルバーメタルの装飾が施されたタイプで、昨今のコレクションで存在感を放つピースでもある。バッグも、ベルトモチーフがあしらわれた、“バックル(Buckle)“が人気だった。スニーカーはほとんど見られず、ポインテッドトーのパンプスやスリングバックで、足元からフェミニニティーを醸し出す。1950〜60年代風のレトロなシルエットやアイテムを軸にしながら、ヒーローのキャラクターを連想させる色の組み合わせをカラータイツで取り入れたり、宇宙人風のユニークな形状のサングラスでアクセントを利かせたりと、一貫性のない組み合わせが特徴だ。同ブランドが重きを置く、個々の感性に委ねた無秩序な装いに、“人間らしさ“が表現されていた。

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「アシックス」が“ゲルニンバス27”で皇居ランイベント開催 初心者中心に30人が参加

「アシックス(ASICS)」は3月8日、ランニングイベント「MEET YOUR COMFORT RUN 3.8 TOKYO in MARUNOUCHI」を開催した。ランニングシューズ“ゲルニンバス(GEL-NIMBUS)”シリーズの最新作“ゲルニンバス27”(2万900円)の発売に合わせたもので、ランニング初心者を中心とした約30人が参加。東京・丸の内の店舗「アシックスラン東京丸の内(ASICS RUN TOKYO MARUNOUCHI)」をスタートし、皇居周辺の約5キロメートルを“ゲルニンバス27”を履いて走った。

“ゲルニンバス”シリーズは、「アシックス」のランニングシューズの中でも特にクッション性を重視したモデルで、“NIMBUS”はラテン語で雲の意味。雲の上を走るような柔らかなクッション性と弾むような感覚を打ち出している。最新モデル“ゲルニンバス27”では、近年主流となっている厚底シューズの進化を反映し、ミッドソールに高分子素材を使用することで軽量性も確保。着地の安定感を向上し、膝や足首への負担を最小限に抑えるという。

「初心者にも最適なシューズ」

イベントでは参加者を二組に分け、アシックスのコーチ陣が先導。この日、午後には雪の予報が出るほどの寒さだったが、ランニングにはベストとも言えるコンディションだった。ランナーたちは“ゲルニンバス27”を試しながら、皇居周辺の景色を楽しみつつ快適なペースで走った。

小谷浩コーチは、「“ゲルニンバス27”はクッション性が高く足への負担が少ないため、初心者にも最適なシューズ。石畳のある皇居ランでもしっかりと安定感があり、着地の衝撃を和らげる」と説明する。池田美穂コーチも、「イベントには、普段は一人で走る方や初心者の方が多く参加してくれた。皇居ランの魅力は、景色を楽しみながら気軽に走れること。途中で立ち止まって写真を撮ることもできるため、ランニングと観光を兼ねた楽しみ方もある。ランニングは、一人でストイックに続けるだけのもので決してなく、みんなで楽しく続けられるスポーツ。イベントに参加することで、仲間と一緒に走る楽しさを感じてもらえたらうれしい」と語った。

走った後は交流会も開催

ランニング終了後は、丸の内にあるビストロ「ランプラント」に場所を移して交流会も開催。フードやドリンクを参加者に振る舞ったほか、プロカメラマンによるフォトブースでの写真撮影や、「アシックス」のランニングアクセサリーが当たるハズレなしのくじ引きも実施した。

渋谷区から参加したという30代女性は、「普段はゆっくり走る程度だが、初心者向けのランニングイベントだったので、自分でも参加できると思った。シューズの買い替えに迷っており、厚底シューズを試せたのも良かった。実際に履いてみると、クッション性が高く、長距離でも疲れにくそう」とコメント。また、皇居周辺に住んでいるという20代女性は、「ランニングは始めてからまだ2カ月。フランス・ボルドーで、ワインを飲みながら走る大会『メドックマラソン』のことを知り、それに参加するために始めた。普段から1人で皇居周辺を走っているが、イベントだと知らない人とも自然に話せるのが楽しい。ランニング仲間が増えたので、また次回も参加したい。1人では続けられないかもと思っていたが、こうしたイベントに参加することでモチベーションが上がる」と語った。練馬区から参加した40代夫婦は「昨年秋から夫婦でランニングを始めた。ランニングが習慣化してきたころに、膝に痛みを感じることが増え、クッション性の高いシューズを探していた」という。

「アシックスラン東京丸の内」では、定期的にランニングイベントを開催。4月6日には、今回のイベントを拡大した特別ランニングイベントの開催も予定している。

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「オン」と韓国発「ポスト アーカイブ ファクション」コラボ第3弾 3月19日発売

スイス発スポーツブランド「オン(ON)」は3月19日、韓国のファッションブランド「ポスト アーカイブ ファクション(POST ARCHIVE FACTION以下、PAF)」とのコラボレーションコレクション最新作“カレント フォーム 2.0+(CURRENT FORM 2.0+)”を自社ECサイトで発売する。20日からは、原宿・キャットストリートの「オン」直営店や、一部取り扱い店舗で販売する。

「オン」と「PAF」のコラボは、24年4月、10月に続く第3弾。「ランニングギアの機能性を日常に取り入れる」(ドンジュン・リム=PAFファウンダー)ことを意識したコラクションだ。シューズは、「オン」を代表するロードランニングシューズ“クラウドモンスター2(Cloudmonster 2)”を未来的にアレンジした“クラウドモンスター2 PAF”と、トレイルランニングシューズ“クラウドベンチャー ピーク(Cloudventure Peak)”をベースにした“クラウドベンチャー ピーク PAF”の2型。シューズとのトータルコーディネートを意識したハーフジップトップスやパンツもラインアップする。

原宿・キャットストリートの「オン」直営店では抽選販売を実施する。また、国内の卸先はアトモス、ドーバー ストリート マーケット ギンザ、グレイト、ヘリンボーン、キス トウキョウ、ミタスニーカーズ、ヌビアン、リステア、ジ・エレファント。

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「GU」と「アンダーカバー」の新ライン“UG”が誕生! ローンチパーティーには高橋盾の娘ララや窪塚愛流が来場

「ジーユー(GU)」はこのほど、高橋盾デザイナーが手掛ける「アンダーカバー(UNDERCOVER)」のチームとコラボレーションした新ライン“ユージー(UG)”を発表した。記念すべきファーストコレクション(全19型、590〜6990円)は3月14日に、セカンドコレクション(全8型、1990〜2990円)は4月18日に発売し、「ジーユー」全店舗および公式オンラインストアで取り扱う。

「ジーユー」と「アンダーカバー」は、2021年から協業をスタート。これまでに4つのコレクションを展開してきたが、両者の共創を新たな次元に進化させるべく、「アンダーカバー」チームがデザインのみならず、フィッティングやキービジュアルの制作など、全ての工程に携わる“ユージー”が立ち上がった。新ラインのコンセプトは、“SILENT/NOISE”。日常のファッションにささやかな違和感やサプライズをもたらす遊びの効いたデザインや自由なスタイリングを、「ジーユー」の価格で提案していく。

ファーストコレクションは、“スウェT”やオープンカラーシャツ、ユーティリティパンツといった「ジーユー」の定番商品を再解釈した実用性の高いメンズアイテムで構成。どれも同コレクション内だけでなく、「ジーユー」のインラインとも合わせやすいデザインを意識したそうだ。

その中でも、オーバーサイズのジャケットとワイドシルエットのテーパードパンツのセットアップは、切りっ放しの袖口や縫いしろを表に出した背広など、「アンダーカバー」らしいエッジの効いたディテールを取り入れており、高橋デザイナーのお気に入りだという。また、牙のデザインを施したオリジナル柄のファングカモをはじめ、高橋デザイナーが描き下ろした架空のハンバーガーショップ「ノイズバーガーショップ」のグラフィックやアップルモチーフのイラストなど、ならではのデザインも注目だ。

「『アンダーカバー』では、私にしかできない強いデザインを目指している。一方で“ユージー”は、その『アンダーカバー』の強いデザインを日常着に溶け込ませるほどそぎ落としたもの。ほとんどの商品をユニセックスで着られることを意識して作っているので、女性もメンズと同じ雰囲気でカジュアルに着こなせるはず。新ラインということで、より多くの人々へ“ノイズの効いた日常着”が届くことを期待し、アイテムを着用することで日常に心地よい刺激が生まれたらうれしい」と高橋盾デザイナー。

発売記念パーティーには
多彩なゲストが来場

3月11日には、ファーストコレクションの発売を記念したレセプションパーティーが東京・表参道の「ギャラリー シーン(GALLERY SEEEN)」で開催された。Mars89らDJ陣がBGMを担当した会場には、ひと足先に本コレクションのアイテムを着用したモデルの柴田紗希や高橋アラン、お笑いトリオ四千頭身の都築拓紀、大阪発3ピースロックバンドのブランデー戦記、シンガーソングライターのidom、ビートメイカー兼プロデューサーのBIG-8など、関係者やインフルエンサーらゲストが多数来場。とりわけ目を引いたのは、全身“ユージー”コーデで姿を見せた高橋デザイナーの娘でモデルの高橋ララと、窪塚洋介の息子で俳優の窪塚愛流だ。高橋ララはキービジュアルを飾ったチュニックシャツにグリーンのソックスとデッキシューズを合わせ、窪塚愛流はユーティリティブルゾン&パンツにオーバーサイズジャケットを羽織る、華麗な着こなしを見せた。

なお3月23日まで、「ジーユー」マロニエゲート銀座店、名古屋ゲートタワー店、渋谷店、銀座店では特別なウインドー装飾を展開している。

TEXT : RIKU OGAWA
問い合わせ先
ジーユーカスタマーセンタ―
0120-856-452

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ユニクロ「UT」がさまざまなジャンルとのコラボを予定 今春夏から新たにリラックスフィットが仲間入り

「ユニクロ(UNIQLO)」のグラフィックTシャツブランド「UT」は、“あらゆる世代のあらゆるお客様に、グラフィックTシャツを楽しんでもらう”をテーマとする2025年の新キャンペーン“Live it up!This is UT!”をスタートする。

同キャンペーンでは、画家のパブロ・ピカソ(Pablo Picasso)やアンディ・ウォーホル(Andy Warhol)の作品をはじめ、「ディズニー」「ピーナッツ」「サンリオ」などの人気キャラクターや、日本を代表するアニメ、ゲーム、相撲絵などをモチーフにしたデザイン、有名美術館とのコラボコレクションなど、さまざまなジャンルとの協業を予定する。

ボディーに新たなシルエットが登場

2025年春夏シーズンは、「UT」のボディーに“リラックスシルエット”が新たに仲間入りする。従来の“レギュラーフィット”と“オーバーサイズ”の間を取ったようなサイズ感で、ボックスシルエットが特徴だ。

コマーシャルには「UT」オリジナル楽曲を使用

同キャンペーンのウェブコマーシャルには、アーティストのAyumu Imazu(アユム イマヅ)が作詞、作曲を手掛けリリースした「UT」のオリジナル楽曲「LIVE IT UP!」を起用。同楽曲の作詞、作曲には「ユニクロ」のショップスタッフ経験もあるアーティスト、Furui Riho(フルイ リホ)も参加し、“グラフィックTシャツを着る楽しさ”を表現した。同コマーシャルは、全国の「ユニクロ」店舗および、公式オンラインストアで放送中だ。

制作秘話が詰まったオリジナルコンテンツも充実

「ユニクロ」は現在、2025年シーズンの立ち上がりを凝縮した雑誌「UT magazine 2025 SPRING SUMMER Vol.12」を全国の旗艦店で配布中だ。同冊子では「UT」と初のコラボレーションとなるフランス美術界の巨匠、アンリ・マティス(Henri Matisse)をメーンに特集したほか、藍師・染師BUAISOUの工房取材や、漫画「うずまき」「寄生獣」「ベルセルク」の作者らへのインタビューなども掲載。同冊子はオンラインマガジンとしても随時更新する。

また3月14日からは、約200ものデザインをラインアップしたカタログ「UTラインナップカタログ 2025 Spring」を全国の店舗で配布。さらにカタログに掲載しきれなかったフルラインアップは、公式オンラインストアで掲載する。同カタログの第2弾は、6月上旬ごろに配布予定だ。

「UT」のクリエイティブ・ディレクターを務める河村康輔は、今回のキャンペーンについて「グラフィックTシャツはその絵柄を知らなくても、グラフィックが可愛いとかかっこいいとか、自分の着たいものをその日、その時の気分でライトに楽しめるものだと思っている。2025年も自信をもって世界中からカルチャーを選び、Tシャツとして高い完成度のグラフィックを目指した。ぜひ自分の感性に刺さるグラフィックTシャツを選んでほしいと思っている」とコメントした。

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ユニクロ「UT」がさまざまなジャンルとのコラボを予定 今春夏から新たにリラックスフィットが仲間入り

「ユニクロ(UNIQLO)」のグラフィックTシャツブランド「UT」は、“あらゆる世代のあらゆるお客様に、グラフィックTシャツを楽しんでもらう”をテーマとする2025年の新キャンペーン“Live it up!This is UT!”をスタートする。

同キャンペーンでは、画家のパブロ・ピカソ(Pablo Picasso)やアンディ・ウォーホル(Andy Warhol)の作品をはじめ、「ディズニー」「ピーナッツ」「サンリオ」などの人気キャラクターや、日本を代表するアニメ、ゲーム、相撲絵などをモチーフにしたデザイン、有名美術館とのコラボコレクションなど、さまざまなジャンルとの協業を予定する。

ボディーに新たなシルエットが登場

2025年春夏シーズンは、「UT」のボディーに“リラックスシルエット”が新たに仲間入りする。従来の“レギュラーフィット”と“オーバーサイズ”の間を取ったようなサイズ感で、ボックスシルエットが特徴だ。

コマーシャルには「UT」オリジナル楽曲を使用

同キャンペーンのウェブコマーシャルには、アーティストのAyumu Imazu(アユム イマヅ)が作詞、作曲を手掛けリリースした「UT」のオリジナル楽曲「LIVE IT UP!」を起用。同楽曲の作詞、作曲には「ユニクロ」のショップスタッフ経験もあるアーティスト、Furui Riho(フルイ リホ)も参加し、“グラフィックTシャツを着る楽しさ”を表現した。同コマーシャルは、全国の「ユニクロ」店舗および、公式オンラインストアで放送中だ。

制作秘話が詰まったオリジナルコンテンツも充実

「ユニクロ」は現在、2025年シーズンの立ち上がりを凝縮した雑誌「UT magazine 2025 SPRING SUMMER Vol.12」を全国の旗艦店で配布中だ。同冊子では「UT」と初のコラボレーションとなるフランス美術界の巨匠、アンリ・マティス(Henri Matisse)をメーンに特集したほか、藍師・染師BUAISOUの工房取材や、漫画「うずまき」「寄生獣」「ベルセルク」の作者らへのインタビューなども掲載。同冊子はオンラインマガジンとしても随時更新する。

また3月14日からは、約200ものデザインをラインアップしたカタログ「UTラインナップカタログ 2025 Spring」を全国の店舗で配布。さらにカタログに掲載しきれなかったフルラインアップは、公式オンラインストアで掲載する。同カタログの第2弾は、6月上旬ごろに配布予定だ。

「UT」のクリエイティブ・ディレクターを務める河村康輔は、今回のキャンペーンについて「グラフィックTシャツはその絵柄を知らなくても、グラフィックが可愛いとかかっこいいとか、自分の着たいものをその日、その時の気分でライトに楽しめるものだと思っている。2025年も自信をもって世界中からカルチャーを選び、Tシャツとして高い完成度のグラフィックを目指した。ぜひ自分の感性に刺さるグラフィックTシャツを選んでほしいと思っている」とコメントした。

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「キス」×「サウス2ウエスト8」×「コロンビア」による特別なアウトドアコレクション

ニューヨーク発の「キス(KITH)」は、「サウス2ウエスト8(SOUTH2 WEST8)」、「コロンビア スポーツウエア(COLUMBIA SPORTSWEAR)」とのトリプルコラボレーションによる、アウトドアにインスパイアされた特別なコレクションを3月14日11時に発売する。本コレクションは「キス」全店舗およびオンラインストアで販売する。

今回のコラボでは、「キス」と「サウス2ウエスト」のシグネチャーシルエットに、「コロンビア」の実用性とアウトドア機能を融合させ、各アイテムにはコラボアートワークと、トリプルブランディングのデザインが施されている。

アウターウエア、シャツ、フリース、パンツ、ショーツなどのアパレルに加えて、キャップやハット、バッグ、ソックス、バンダナなども展開する。さらに、「コロンビア」の定番ハイキングブーツ“ニュートン リッジ”をアップデートし、シュータン、ヒール、インソールにブランドのロゴを配置した2種のエクスクルーシブなカラーをラインアップする。

LOOK

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「マリメッコ」が新作ウエアを発売 フラワープリントのワンピースやデニムジャケットなど

「マリメッコ(MARIMEKKO)」はフラワープリントのワンピースやデニムジャケットなどの新作ウエアを発売する。3月21日から全国の「マリメッコ」ストアおよびオンラインストアで順次販売する。

今回発表したコレクションでは、さまざまなフラワープリントのアイテムをラインアップ。アイコニックな“ウニッコ(Unikko)”柄のシャツ(6万1600円)やベスト(4万700円)をはじめ、日本人プリントデザイナー石本藤雄によるペレッナ(Perenna)のカットソー(3万800円)やワンピース(6万6000円)、さらに次世代のプリントデザイナーロッタ・マイヤ(Lotta Maija)による“スヴィキンップ(Suvikimppu) ”のワンピース(6万8200円)などを取りそろえている。

またデニムコレクション“マリメッコ マリデニム(Marimekko Maridenim)”ではデニムジャケット“ムーロス(Murros) ”の新作(6万8200円)と新型デニムショーツ“マルッシ(Marssi) ”(4万700円)を発売する。背面に大胆な“ウニッコ”とブランドロゴを配した“ムーロス”はインディゴとオフホワイトの2色を用意。全面に“ウニッコ”がデザインされた仕上がりが特徴的な“マルッシ”はクラシックな5ポケット仕様の新型ショーツだ。

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【スナップ】ワン・イーボー、コ・ミンシ、ヤン・ミーらが来場 「ロエベ」2025-26年秋冬コレクション

「ロエベ(LOEWE)」は3月10日、2025-26年秋冬コレクションをフランス・パリのオテル・ド・メゾンで発表した。

2025-26年秋冬コレクション
ワン・イーボーやコ・ミンシらが来場

「ロエベ」2025-26年秋冬コレクションは、ジョナサン・アンダーソン(Jonathan Anderson)が“アイデアのスクラップブック”のように構想、トロンプルイユや、歪んだ比率や量感など、アートやクラフトを通して表現した。

プレゼンテーション会場には、中国の俳優、歌手のワン・イーボーや、俳優のコ・ミンシ、俳優で歌手のヤン・ミー、俳優でミュージシャンのジェイミー・ドーナンらが来場した。

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キャサリン妃は赤で統一した華やかなコーディネートで出席 コモンウェールズデー式典

3月10日(現地時間)、ロンドンのウェストミンスター寺院で英連邦記念日(コモンウェールズデー)を祝う式典が行われ、ロイヤルファミリーがそろって出席した。

キャサリン妃の華やかな装い

洗練されたファッションで度々注目を集めるケイト・ミドルトン=キャサリン皇太子妃(Kate Middleton, Catherine Princess of Wales、以下キャサリン妃)は、「キャサリン・ウォーカー(CATHERINE WALKER)」の胸元にあしらわれたリボンが印象的な赤いコートドレスを着用。小物にはコートと同じ色味の「ジャンヴィト ロッシ(GIANVITO ROSSI)」のポインテッドトゥシューズと「ミュウミュウ(MIU MIU)」のクラッチバッグ、「ジーナ・フォスター(GINA FOSTER)」の帽子を合わせた。

アクセサリーは、2022年に亡くなったエリザベス女王(Queen Elizabeth II)の日本製のパールのチョーカーと、ダイアナ・フランセス(Diana Frances)元英国皇太子妃(以下ダイアナ妃)のパールのピアスを選択。キャサリン妃は2人の遺したアイテムをしばしば身につけており、2024年11月に開催された戦没者追悼コンサート(Royal British Legion Festival of Remembrance)には、ダイアナ妃のパールピアスを着用していた。

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キャサリン妃は赤で統一した華やかなコーディネートで出席 コモンウェールズデー式典

3月10日(現地時間)、ロンドンのウェストミンスター寺院で英連邦記念日(コモンウェールズデー)を祝う式典が行われ、ロイヤルファミリーがそろって出席した。

キャサリン妃の華やかな装い

洗練されたファッションで度々注目を集めるケイト・ミドルトン=キャサリン皇太子妃(Kate Middleton, Catherine Princess of Wales、以下キャサリン妃)は、「キャサリン・ウォーカー(CATHERINE WALKER)」の胸元にあしらわれたリボンが印象的な赤いコートドレスを着用。小物にはコートと同じ色味の「ジャンヴィト ロッシ(GIANVITO ROSSI)」のポインテッドトゥシューズと「ミュウミュウ(MIU MIU)」のクラッチバッグ、「ジーナ・フォスター(GINA FOSTER)」の帽子を合わせた。

アクセサリーは、2022年に亡くなったエリザベス女王(Queen Elizabeth II)の日本製のパールのチョーカーと、ダイアナ・フランセス(Diana Frances)元英国皇太子妃(以下ダイアナ妃)のパールのピアスを選択。キャサリン妃は2人の遺したアイテムをしばしば身につけており、2024年11月に開催された戦没者追悼コンサート(Royal British Legion Festival of Remembrance)には、ダイアナ妃のパールピアスを着用していた。

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キャサリン妃は赤で統一した華やかなコーディネートで出席 コモンウェールズデー式典

3月10日(現地時間)、ロンドンのウェストミンスター寺院で英連邦記念日(コモンウェールズデー)を祝う式典が行われ、ロイヤルファミリーがそろって出席した。

キャサリン妃の華やかな装い

洗練されたファッションで度々注目を集めるケイト・ミドルトン=キャサリン皇太子妃(Kate Middleton, Catherine Princess of Wales、以下キャサリン妃)は、「キャサリン・ウォーカー(CATHERINE WALKER)」の胸元にあしらわれたリボンが印象的な赤いコートドレスを着用。小物にはコートと同じ色味の「ジャンヴィト ロッシ(GIANVITO ROSSI)」のポインテッドトゥシューズと「ミュウミュウ(MIU MIU)」のクラッチバッグ、「ジーナ・フォスター(GINA FOSTER)」の帽子を合わせた。

アクセサリーは、2022年に亡くなったエリザベス女王(Queen Elizabeth II)の日本製のパールのチョーカーと、ダイアナ・フランセス(Diana Frances)元英国皇太子妃(以下ダイアナ妃)のパールのピアスを選択。キャサリン妃は2人の遺したアイテムをしばしば身につけており、2024年11月に開催された戦没者追悼コンサート(Royal British Legion Festival of Remembrance)には、ダイアナ妃のパールピアスを着用していた。

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「ポーター」が「ビュリー」創業者ラムダン・トゥアミのアウトドアブランドとコラボ

吉田カバンの「ポーター(PORTER)」は3月15日、ラムダン・トゥアミ(Ramdane Touhami)が手掛けるアウトドアウエアブランド「ディ・ドライ・ベーグ(DIE DREI BERGE)」とコラボしたバックパック2型を発売する。公式ECでは取り扱わず、表参道店と新宿店のみで販売。表参道店は3月31日まで、コラボ記念イベントの会場になる。

コラボアイテムは、ハイキング用のバックパックをベースに、メーン生地には帆船の帆に用いていたキャンバス地、サイドポケットには魚網を採用するなど、海や山に着想したディテールを取り入れた。目を引くカラフルなステッチは、通常より太い糸を使用し、あえて無骨さを表現。一方、金具のパーツ類には本金メッキを施し、ラグジュアリー感も演出している。

コラボ記念イベントでは、バックパック2型ほか、日本初となる「ディ・ドライ・ベーグ」のオリジナルアイテムも販売する。

ラムダン・トゥアミは、人気美容専門店「オフィシーヌ・ユニヴェルセル・ビュリー(OFFICINE UNIVERSELLE BULY)」のディレクターやパリコレブランドのデザイナー、英国の老舗百貨店のバイヤーなどさまざまな顔を持つ。今回、バックパックの製作に至ったのは、スイスの山岳地帯でホテルも経営しているため。「ディ・ドライ・ベーグ」はクオリティーの担保を何よりも大切にし、素材から製造まで妥協しないモノ作りを徹底している。

◾️ディ・ドライ・ベーグ イン ザ ポーター ギャラリー1
日程:3月15~31日
時間:12:00~20:00
場所:ポーター表参道 ザ ポーター ギャラリー1
住所:東京都渋谷区神宮前5-6-8

バックパック L

バックパック S

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「ワイズ」と「フラワーマウンテン」が初コラボ 素材にこだわった黒とアイボリーのサンダル

「ワイズ(Y'S)」は、2015年にスタートした日本のフットウエアブランド「フラワーマウンテン(FLOWER MOUNTAIN)」と初コラボレーションした“ワイズ × フラワーマウンテン プマプンク”(4万6200円)を3月26日に発売する。

今回は、「フラワーマウンテン」の“プマプンク(PUMA PUNKU)”をベースに、シュリンクレザー、ヘアオン、ナイロンといった素材で構成。デザインは、アッパー全体にもともと入っていたパンチング穴を省き、紐先や踵のゴムの種類の素材や仕様を変更。甲の中央に「Y's」「Flower MOUNTAIN」のダブルネームを、サイドには「Y's」ロゴが施されている。クッション性と弾力に優れたインソール、どのような場所でもグリップする軽量なグリップソールによる快適な履き心地を実現した。カラーはアイボリーとブラックの2色展開でサイズは23〜28cmを用意する。

全国発売に先立ち、3月19日から4月1日まで伊勢丹新宿店の本館3階でポップアップストアを展開。同ポップアップでは3月23日まで先行予約を受け付ける。

アイテム画像

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橋本愛、表現者としての覚悟——「自分のままで生きる」 現在地と未来への視線

PROFILE: 橋本愛/俳優

PROFILE: (はしもと・あい)1996年1月12日生まれ、熊本県出身。映画「告白」(2010)に出演し注目を浴び、映画「桐島、部活やめるってよ」(12)では、第36回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。連続テレビ小説「あまちゃん」(13)でも話題となる。主な出演作品は、映画「熱のあとに」(24)、映画「劇場版 アナウンサーたちの戦争」(24)、映画「私にふさわしいホテル」(24)など。大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」(25)にも出演。独自の感性を生かしてファッション、コラム、書評などの連載を持ち幅広く活躍中。

今回のフォトシューティングでカメラの前に立った橋本愛は、フォトグラファーがシャッターを1回切ると、小走りでモニターの前に移動して一度だけチェックした。彼女が知りたかったのはおそらく、フォトグラファーがどのような世界観を持っているか、どのようなライティングやフレーミングをするか。その後はカメラの前で次々とポージングと表情を変えて、我々ギャラリーを魅了した。続けて行われたインタビューでは、主演映画「早乙女カナコの場合は」について、のんが主演した「私にふさわしいホテル」とのコラボレーションについて、これまでの10年とこれからの10年について、筆者が投げる質問に対して最適な言葉を探りながら感情を乗せて答えてくれた。写真撮影における身体表現と、インタビューにおける言語表現の双方において、この日の彼女の仕事ぶりはまさしくプロフェッショナルな表現者だった。以下のインタビューを読んでいただければ、その原動力が何であるのかを、きっとお分かりいただけるだろう。

「男性社会に対して女性がどう立ち向かっていくか」

——映画「早乙女カナコの場合は」に出演した経緯をお聞かせください。

橋本愛(以下、橋本):オファーをいただいたのはもう5年くらい前になりますが、“女性らしさ”というジェンダーロールにとらわれない、むしろとらわれているからこそ、そこから脱却しようとするカナコの闘志にすごく共感したことを覚えています。(原作者の)柚木麻子さんのファンだったこともあり、やりたいなと思いました。

——カナコが大学に入学した18歳から28歳までの10年間を演じる上で、大切にしたものとは。

橋本:カナコが忌避する“女性らしさ”って何だろう? と考えました。そして、カナコが体現する“男性性を感じるような振る舞い”みたいなものを、あまりステレオタイプな表現にしたくないなという気持ちもどこかにありました。大人になってからは、服装や雰囲気などの見た目が自分の求めていた強い女性像に変化していっても、中身が全く変わらないというところを意識しました。未熟なまま、子どものまま大人になっているというか、大人の“ガワ”をかぶっている感じというか。

——その不器用さや、サイズの合わない服を着ている感じのカナコがすごく好人物でしたし、かわいかったです。

橋本:うれしいです。

——橋本さんのインタビューでの発言や、ご自分で書かれる文章からは、自分自身がこの社会、もっと大きく言うと世界の一員だという自覚と責任が伝わってきます。自分が参加する作品が、それに触れる人にとって何らかのポジティブな影響を及ぼしたらいいなという思いがあるように見えるのですが、今回はいかがでしたか?

橋本:今回私の中には、男社会に対して女性がどう立ち向かっていくか、というテーマがありました。同じように、男社会というものが男性全員にとって生きやすい社会じゃないよねというところを、ある男性キャラクターを通して可視化させることができてすごくうれしかったですし、私にとってはそこが肝でした。矢崎(仁司)監督はそれを作品のメインテーマのように押し出すわけではなく、あくまで自然に、とおっしゃっていたので、心の内にずっと忍ばせながら演じることが個人的なテーマでした。

中川大志やのんとの演技

——共演者の方から得たもの、感じたことをお聞きしたいです。

橋本:ご一緒することが多かった(長津田役の)中川大志さんは、監督と密なやりとりを現場でされていて、それに背中を押される気持ちになりました。私も作品に対して「ちゃんと意見を言おう」といつも思っているけれど、毎回勇気を振り絞らないとなかなか言葉にできなくて。中川さんは割と世間話をするかのような温度感で、「ここ、こう思うんですよねー」というやりとりをされていて、「自分ももっと気負わずにやっていってもいいのかな」と思わせてくれました。お芝居も、「時間をかけて準備してきたんだろうな」というのがすごく伝わってきて。私も時間をかけないと演じられないタイプなので、そういう意味でも同志のように感じられる、心強い存在でした。

——本作にはのんさんが売れっ子作家役で2シーン出演し、のんさん主演の「私にふさわしいホテル」には、橋本さんがカリスマ書店員役で1シーン出演しています。この連動についてどう取り組みましたか?

橋本:当初は、柚木さんの原作をのんちゃんと私(の主演)でそれぞれ映画化して、バトンを渡すようなリレー形式でやろうというお話でした。それは面白い企画だし、柚木さんの作品が大好きですし、(「あまちゃん」から)10年以上が経った今ものんちゃんとの関係性によって何かが生まれるということが本当に奇跡のようで、すごくありがたいなと思いました。その後、カメオ出演みたいな形でお互いの作品に出演することが決まった記憶があって。それは遊び心として捉えていたし、のんちゃんと現場で再会できることもとてもうれしかったです。

——現場はどんな雰囲気で、橋本さんはどんな気分でしたか?

橋本:不思議な気分になりました(笑)。普通に考えたら「何度か共演したことのある共演者」で終わるはずが、周りの目線によって「何か特別な関係なのかも私たち!」という感覚に陥るというか。常にどういう会話をするのか、どういう空気感なのかを見られている感じがしました(笑)。そんなことはないかもしれないけど、「そうかも」という自意識が働くというか。

——お二人が一緒にいたら観察せずにはいられなくなる気持ち、分かります……!

橋本:そんな人はのんちゃん以外にいないので。作品(「あまちゃん」)の影響が本当に大きかったし、そんな作品に出会えることも一生に一度あるかないかだから、面白いな、うれしいな、という気分です。でも本人たちは毎回恥ずかしいというか、照れるというか。お互い(手で額の汗を拭うしぐさで)「汗々(あせあせ)」みたいな(笑)。

——(笑)。お二人は10年以上の関係になりますが、のんさんのお芝居に変化は感じましたか?

橋本:「私にふさわしいホテル」の撮影からこの作品にかけて、すごく変化を感じました。うまく説明できないんですけど、1秒間の24コマ分の感情が見えるというか、すごく細かく、高い解像度で刻まれているような気がしました。のんちゃんとのお芝居は私にとって、大きな感情やパッションがダイレクトに伝わってくるような経験だったんですけど、それは変わらないままに感情の解像度が高まっている気がして、面白いなと思いました。

10年を振り返って

——この映画の中で、カナコの先輩の「10年後の自分を想像する」という台詞が印象的でした。橋本さんは、今の自分を10年前に想像していましたか?

橋本:19歳の頃ですか? 全然です(笑)。

——当時の自分が今の自分を見たらどう思うと思いますか?

橋本:10代の頃は本当にカオスだったので、今の私を見たら「あ、整ったんだな」「整理整頓されたんだな」と思うかもしれないですね。

——整えることができたのはなぜでしょうか。

橋本:言葉をどんどん知って、考えて、ちゃんと行動に移してきたというのはあると思います。あと、あの……ちょっと重い話になるかもしれないですけど、当時は「人を愛する」ということがうまくできなかったんです。だから「こんなに愛せるようになったんだね」と、自分を祝福してあげるべきことかなと思います。

——人をうまく愛せなかったというのは、愛し方を間違っていた?

橋本:そうです。愛情はあったんですけど、人の気持ちが分からなくて、自分の気持ちにばかりフォーカスしてしまっていたんです。それに対して割と無自覚だったので、大きく言うと自分のことをずっと「疫病神」だと思っていましたし、「なんで生まれてきたんだろう」とも思っていました。自分が愛されていなかったわけではないけれど、自分の求める愛が手に入っていない実感がありました。そこで「愛されていないから愛し方が分からない」のではなくて、「愛されていないからこそ、(相手が)何が欲しいかが分かる。それをやればいいんだ」と発想を転換させてから変わりました。

——発想を転換するきっかけはありましたか?

橋本:本や映画には本当に助けられましたが、「エンドレス・ポエトリー」(2016年/アレハンドロ・ホドロフスキー監督)で触れた「与えられなかったからこそ与えるべきものが分かる」という思想は青天の霹靂でした。(息を呑み)「すごい!」と。そこから発想を転換させる癖がついていって、苦境が訪れてもそこから何を得られるのかとポジティブに考えられるようになり、すごく生きやすくなった気がします。

——お仕事にもポジティブな影響がありそうです。

橋本:もちろんあります。ものすごく。このお仕事は全てがプライベートと地続きで切り分けられないので、仕事にいい働きしかしていないと思います。逆にちょっとポジティブになり過ぎて、世界を(俯瞰で)見渡せなくなった瞬間もあったから、今はそれすらコントロールするように頑張っている感じです。

——ドラスティックな変化をした一方で、この10年間、ぶれずに大切にしてきたものはありますか?

橋本:それこそ「愛すること」はずっとテーマにやってきたけれど、それ以外はぶれまくってます(笑)。

海外への意欲と覚悟

——橋本さんはこの映画に描かれている“青春”や“大人”という言葉に対してどんなイメージを持たれていますか? 

橋本:大人に関しては、“責任”と“自由”だと思っています。青春に対しては、私は割りと“喪失”というイメージがすごく強くて。幼い頃から仕事をしてきたことでそういう時間を存分に過ごせなかったことは、一生涯の損失だと思ってしまっているから、その痛みもあります。でもね、大人になっても青春ってできるんですよね。なので、5年くらい前から友人と、毎年一度は旅行に行くようにして、自分で青春を新しく作っていっています。

——旅行=冒険=青春ですか?

橋本:旅行じゃなくてもいいんですけど、非日常や、密度の高い時間を過ごしていれば、それは青春になると思います。 でも、そういう意識で密度の高い日々を過ごすと全部青春になってしまって、逆にちょっと輝きで重たくなる気がして(笑)。私は割と、日々は穏やかにスカスカに過ごしたい人だから(笑)、年に一度のその旅行がメリハリになっています。あえて過ぎ去ってほしくない時間を自分で作って、青春を一個一個手作りしていく感覚です。

——これからの10年に対しては、どんなイメージを持っていますか?

橋本:39歳まで……(と少し考えてから)、基本的にカナコと同じように、将来設計しないタイプなんです。計画的に生きることが本当に苦手で。それでも漠然と、「日本以外の国でお仕事をする」というイメージは抱いています。そこに照準を合わせたら、全てのことに対してスケールが大きくなっていくだろうなと感じてきています。最終的に世界に行けなくても、そういうふうに生きているだけで全てがその方向に向かって進んでいくから、それは利用していいと思いますし、「アカデミー賞で登壇する」くらいのことを考えながら生きると楽しいですよね(笑)。

——いいですね。海外に意識を向け始めたきっかけがあったのでしょうか。

橋本:(24年の第37回)東京国際映画祭で、トニー・レオンさん、キアラ・マストロヤンニさん、ジョニー・トーさん、エニェディ・イルディコーさんといった錚々たる方々と(コンペティション部門の審査委員として)ご一緒したり、海外でドラマの撮影をしたりといった経験がすごく増えてきて、「あ、これ、たぶんそのままいくな」と思いました。自分が嫌だと思ったら止まるけど、行きたいからたぶんこのまま進んでいくと思うので、そこに対してちゃんと準備しなければと思っています。一番(必要なもの)はもちろん語学ですけど、それ以外でも、世界の人たちとの共通言語としてたくさんの作品を知らないといけないし、人権の問題や、社会や世界情勢などいろいろな問題を常にキャッチして生きていかないと会話ができないので、そういうこともずっと意識しています。

——海外ドラマの撮影現場は、日本と違いましたか?

橋本:全く違いました。最高でした。朝食の時間が確実に確保されていて、全部温かいごはんが出てくるんです。1日の最大労働時間が決まっていて、それ以上働いたらちゃんとその対価がみんなに支払われますし。日本との差を感じてちょっと落ち込みながらも、現状を見据えて少しずつでも進んでいかないとな、と思うきっかけになりました。

——語学の勉強は楽しいですか?

橋本:楽しいです。暗記力は全然ないですけど(笑)、言葉が好きなので。発音も楽しいです。ただ、あまり英語を勉強してこなかったので、中学の教科書英語から勉強しています。まだまだなんですけど、まずはやり続けることが大事かなと。

——お芝居以外でやりたいことはありますか?

橋本:たくさんあります! 歌と、踊りと。踊りはコンテンポラリー、ヒップホップ、日本舞踊と、いろいろな習い事に手を出していて。基本的に体を使うことが好きなんです。歌も楽器として体を使うし。そういう身体表現がすごく好きで、それはお芝居にも生かされると思っています。他の表現方法としても、何かクリエイティブなことをやっていけたらいいなあと思います。

——私は橋本さんが小説を発表する日を勝手に待っております。

橋本:えー!? (周りからもそう)言われたことはありますが、自分から物語は……あ! でも、映画を作りたいなとは思っています。なぜかというと、「人が裸にならなくても、キスしなくても、ラブシーンって撮れるよね」ということをやりたいから。「子どもも大人も誰一人として尊厳を傷つけられずに作品って作れるよね」ということを、いつか体現したいと思っています。

——関わり方のイメージは? プロデューサー、監督、それとも主演として引っ張る?

橋本:イメージはプロデューサーです。監督は場合によってはやりたいなと思っていて、主演は考えていないです。

——仕事をする上で大切にしていることはありますか。

橋本:身の回りにいる人たち、現場でご一緒するスタッフさんたちも全員ですけど、皆さんが心地よくいられるように、自分が佇まいとしてそれを体現することは常に意識しています。自分は昔から誤解されやすくて、ただ真剣にやっているだけで怒っているように見えたり、「怖い人」「冷徹な人」と思われることが多かったんです。真剣にやるときはやるんですけど、気が緩む瞬間やみんなで楽しんで面白がれる瞬間を、意識的に作っていくことが大事だなとは、前より強く思っています。

——「誤解されやすい」にもつながるかと思うのですが、橋本さんはキャリアをスタートさせた頃、広義な意味での“おじさんたち”が抱くファンタジーの容れ物にさせられていたように思うんです。

橋本:そういう時期もありました。

——でもここ数年は、今回のようにリアルな女性キャラクターを演じることが増えてきていますし、インタビューや「私の読書日記」(週刊文春)では自分の言葉で、深い部分を発信しています。この変化の背景には、橋本さんのものすごく強い意志があったのではないかなと思うのですが。

橋本:カナコが男社会に迎合しようとして、自分の中の女性らしさを排除しようとして生きていったように、私も自分に求められている「こうあるべき」というイメージに迎合しようと努力していた時期がありました。すぐに気付けなかったから、だいぶ長かったです。男社会に「なじまなきゃ」って。言葉を選ばずに言うと、おじさんたちと会話できるように頑張りました(苦笑)。中学生でも大人として扱われてしまうし、対価をもらっている労働者だから、責任を持ってやらなければいけない。でも、その意識も欠如していたし、自分は未熟だと思っていたから、身の回りの世界観に迎合しようと頑張っていたんです。すると、途中で無理がきてしまったし、それによって失われたものがたくさんありました。それは一番自分の大事な部分、それこそ“尊厳”といっていいところが失われた経験でした。しかも自分でそれに気付けなかったんです。映画は自分の全てを捧げるものだと思っていたから、そのときは失って当然だと思っていたんです。だけど「そうじゃない」と気づかせてくれた出会いもあって、徐々に矯正していったというか。「あ、私は私のままで生きていい」というかむしろ、「私のままで生きないと駄目だ」ということをやってきました。

——お話ししてくれてありがとうございます。ちなみに、ここ数年の作品選びや演じたいものに、自分の意思は反映されていますか?

橋本:それは今、一番改めているところなんです。脚本が出来上がっていないときもあるし、企画書だけでは見えないところもたくさんあるので、以前よりも本当に慎重に考えるようにしています。

PHOTOS:TAKAHIRO OTSUJI
STYLING:NAOMI SHIMIZU
HAIR&MAKEUP:ERI AKAMATSU(ESPER)

映画「早乙女カナコの場合は」

映画「早乙女カナコの場合は」
3月14日から全国公開
出演:橋本愛 
中川大志 山田杏奈
根矢涼香 久保田紗友 平井亜門/吉岡睦雄 草野康太
臼田あさ美
中村蒼
監督:矢崎仁司
原作:柚木麻子「早稲女、女、男」(祥伝社文庫刊)
脚本:朝西真砂 知愛 
音楽:田中拓人 
企画・プロデューサー:登山里紗 
配給: 日活/KDDI 
制作:SS工房 
企画協力:祥伝社 
2024/日本/DCP/2:1/5.1ch/119min 映倫区分:G
(C)2015 柚木麻子/祥伝社 (C)2024「早乙女カナコの場合は」製作委員会
https://www.saotomekanako-movie.com/

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「アディダス オリジナルス」×「ソング・フォー・ザ・ミュート」 “遊牧”をモチーフにアースカラーのコラボアイテム

「アディダス オリジナルス(ADIDAS ORIGINALS)」は、「ソング・フォー・ザ・ミュート(SONG FOR THE MUTE)」とのコラボアイテムを発売した。「アディダス オリジナルス」一部店舗およびコンファームド(CONFIRMED)アプリ、アトモス(ATMOS)一部店舗、グレイト(GR8)、ヌビアン(NUBIAN)一部店舗で取り扱う。アパレルは、3月13日17時からコンファームドアプリで発売する。コラボスニーカーは、3月13日16時30分までコンファームドアプリで抽選を受け付けている。

「ソング・フォー・ザ・ミュート」コラボ
“スーパースター”やトラックスーツなど

コラボアイテムは、自然をオマージュ、遊牧生活に着想を得ている。ラインアップは、植物タンニンなめしのスエードやフルグレインレザーを用い、シェルトゥ部分にシューレースホールを追加、“STFM”ロゴを配し、つや消しマット仕上げを施したスニーカー“スーパースター 82(SUPERSTAR 82)”(2万2000円)、ヌバックのスエードやポニーヘアを用い、スエードとサテンのスリーストライプスをあしらったスニーカー“アディスタークッション(ADISTAR CUSHION)”(2万4200円)、ゴールドのパイピングを配したトラックジャケット(3万5200円)とトラックパンツ(2万3100円)、前面に大胆なデザインをあしらったセーター(1万8700円)、ウオッシュ加工を施し、テキストロゴを配したTシャツ(1万4300円)を販売する。

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ユニクロ「UT」から「ポケモン」との新作コラボ“ポケモン スケッチ”が登場 メンズとキッズの全8型を用意

「ユニクロ(UNIQLO)」のグラフィックTシャツブランド「UT」は、「ポケモン(POKEMON)」とコラボレーションした新作コレクション“ポケモン スケッチ”を発表した。3月24日から「ユニクロ」の公式オンラインストアと一部店舗で順次取り扱う。

“ポケモン スケッチ”は、その名の通り「ポケモン」の人気キャラクターをスケッチ画風のグラフィックで落とし込んだコレクションだ。今回はメンズ4型とキッズ4型の全8型を用意し、ピカチュウやニャース、ソウブレイズなど、初期から最新までのキャラクターをデザインしている。価格はメンズが1500円で、キッズが990円だ。

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音を立てなければ“盗める”イベント「盗-TOH-」を体験 成功するには?

TBSラジオ「脳盗」による音を立てなければ“盗める”体験型イベント「盗-TOH-」の第2弾が3月13日から16日までTBS赤坂BLITZスタジオで開催される。今回、開催に先立って、一足早く「盗-TOH-」を体験してきた。※同イベントは犯罪行為を推奨・容認するものではありません。

「盗-TOH-」のルールは60秒以内に、音を立てずにアイテムを持って帰れば、その商品がもらえるというもの。会場にはTBSラジオが保有する無数の高感度マイクが設置され、わずかな物音でも即退場となってしまうスリリングなルールとなっている。

今回は睡眠、玩具、麺、雑貨、本の5つのエリアにそれぞれテーマに沿ったアイテムが置かれているほか、思わぬところにもレアなアイテムがあるので、挑戦する人はよく観察してみてほしい。

筆者も挑戦したが、アイテムと取る際に音をたててしまい、あえなく失敗。参加した先行体験会では、9組が挑戦し、成功したのは1組だった。体験してみて、いくつか成功するために気付いた点をお伝えすると、まずは靴は脱いで参加した方が足音の対策にはなる。また、アイテムには基本的には鈴が付けられているが、中には鈴がついていないものもあり、それを選ぶことで成功しやすくなる。ただ、今回成功した人は鈴がついているアイテムを持ち帰っており、取る際に気をつければ、鈴付きでも持って帰れる。あと注意が必要なのは、時間内に帰ることだ。体験会でも2組が時間切れのためゴール間近で失敗となった。場内には時計も置かれているが、スタートすると音を立てないことに集中してしまって、時計を見る余裕がなくなるので、時間は意識するようにしよう。

本イベントの前売りチケットは完売してしまったものの、枠の追加や当日券も検討しているとのこと。気になる人は「脳盗」のSNSなどをチェック。失敗しても体験としては非常に楽しいので、ぜひ挑戦してみては。

■「盗-TOH-」第2弾
期間:2025年3月13~16日 
時間:平日(3月13、14日)13:00~20:00(最終入場19:30)、土日(3月15、16日)11:00~18:00(最終入場17:30)
会場:TBS赤坂BLITZスタジオ
料金:1人参加 1000円、2人参加 1800円(1人あたり900円)、3人参加 2400円(1人あたり800円)、4人参加 2800円(1人あたり700円)

ルール
・店内の商品は、自由に“盗め”ます
・音を出したら即退店をお願いします
・持ち帰れる商品数には制限があります
・参加人数は最小1名~最大4名
・グループでの参加では、協力が必要なサイズの商品にも挑戦可能です
・制限時間は60秒以内
・時間指定チケット制(事前予約制)
・グループ参加の場合、退場者(ゲーム失敗者)が出る前に、商品を獲得してゲームクリアをしている方がいれば、その商品は持ち帰ることができます。

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サッカー日本代表、公式グッズでファッション切り口の新ライン始動 宮本恒靖会長もモデルに 

日本サッカー協会(以下、JFA)は3月13日、2025年春夏の日本代表オリジナルオフィシャルグッズを発売する。注目は、今季から2つの新ラインを立ち上げること。特に、主にZ世代を対象にしたファッション感覚のアイテム群“イノセントライン”は「今回のハイライト」(発表資料から)と位置付ける注力商品だ。ファッションを切り口にサッカーファンの裾野を広げ、26年のワールドカップ(カナダ、メキシコ、米国で開催)の盛り上がりにつなげるのが狙い。

“イノセントライン”は、サッカーのゲームシャツをファッションとして取り入れる潮流 “ブロークコア”を意識し、ゲームシャツ(5500円)、スカーフ(3800円)、クロップトTシャツ(4600円)、キーチャームなどユニセックスの11型をラインアップ。“イノセントライン”と共に立ち上げる“デイリーライン”は、ビジネスシーンでの着用も意識したカジュアルウエアで、JFAの八咫烏(ヤタガラス)ロゴをワンポイントにしたポロシャツ(7700円)やカードケース(2000円)など8型をそろえる。

発売に合わせて、JFAとして初めてファッションメディアも集めた商品発表会を開催した。元日本代表キャプテンであり、現在はJFA会長の宮本恒靖氏もファッションショーにモデルとして登場。自身も戦った02年の日韓、06年のドイツワールドカップを振り返ると共に「今までサッカーを少し遠い存在だと感じていた人や、子どもたちにも新ラインをぜひ着てもらいたい。ゆくゆくは、街中にサッカーアイテムを身につけた人があふれるようになれば」とコメントした。

新ライン立ち上げについて、JFAの市川誠パートナー事業部商品事業グループ担当は、「JFAとしては日本代表のファンの属性を把握できているわけではない」と前置きをした上で、「Jリーグでいえば、リーグ発足(1991年)やドーハの悲劇(93年)、日韓ワールドカップ(2002年)などを経験してきた世代がファンの中心になっており、若い世代へのアプローチが課題となっている」と説明。「代表選のスタジアムで若い人たちを見ていると、ゲームシャツをおしゃれに着こなしている人が目立った。ファッションとしてのオフィシャルグッズ提案は今までJFAとしてやってこなかったが、『可能性があるならぜひやってみよう』と、宮本会長も背中を押してくれた」という。

日本代表が26年ワールドカップに出場できるかどうかは、早ければ3月20日に埼玉スタジアムで開催されるアジア最終予選バーレーン戦に勝つと決定する。JFAは、バーレーン戦や25日のサウジアラビア戦で“イノセントライン”を特設ブースでアピールする予定。また、“イノセントライン”は13日からJFAの公式ECで販売するほか、原宿や梅田のサッカーショップKAMO、スーパースポーツゼビオの一部店舗などで販売。“デイリーライン”は公式ECやスポーツ量販店、スポーツ専門店などで販売する。

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サッカー日本代表、公式グッズでファッション切り口の新ライン始動 宮本恒靖会長もモデルに 

日本サッカー協会(以下、JFA)は3月13日、2025年春夏の日本代表オリジナルオフィシャルグッズを発売する。注目は、今季から2つの新ラインを立ち上げること。特に、主にZ世代を対象にしたファッション感覚のアイテム群“イノセントライン”は「今回のハイライト」(発表資料から)と位置付ける注力商品だ。ファッションを切り口にサッカーファンの裾野を広げ、26年のワールドカップ(カナダ、メキシコ、米国で開催)の盛り上がりにつなげるのが狙い。

“イノセントライン”は、サッカーのゲームシャツをファッションとして取り入れる潮流 “ブロークコア”を意識し、ゲームシャツ(5500円)、スカーフ(3800円)、クロップトTシャツ(4600円)、キーチャームなどユニセックスの11型をラインアップ。“イノセントライン”と共に立ち上げる“デイリーライン”は、ビジネスシーンでの着用も意識したカジュアルウエアで、JFAの八咫烏(ヤタガラス)ロゴをワンポイントにしたポロシャツ(7700円)やカードケース(2000円)など8型をそろえる。

発売に合わせて、JFAとして初めてファッションメディアも集めた商品発表会を開催した。元日本代表キャプテンであり、現在はJFA会長の宮本恒靖氏もファッションショーにモデルとして登場。自身も戦った02年の日韓、06年のドイツワールドカップを振り返ると共に「今までサッカーを少し遠い存在だと感じていた人や、子どもたちにも新ラインをぜひ着てもらいたい。ゆくゆくは、街中にサッカーアイテムを身につけた人があふれるようになれば」とコメントした。

新ライン立ち上げについて、JFAの市川誠パートナー事業部商品事業グループ担当は、「JFAとしては日本代表のファンの属性を把握できているわけではない」と前置きをした上で、「Jリーグでいえば、リーグ発足(1991年)やドーハの悲劇(93年)、日韓ワールドカップ(2002年)などを経験してきた世代がファンの中心になっており、若い世代へのアプローチが課題となっている」と説明。「代表選のスタジアムで若い人たちを見ていると、ゲームシャツをおしゃれに着こなしている人が目立った。ファッションとしてのオフィシャルグッズ提案は今までJFAとしてやってこなかったが、『可能性があるならぜひやってみよう』と、宮本会長も背中を押してくれた」という。

日本代表が26年ワールドカップに出場できるかどうかは、早ければ3月20日に埼玉スタジアムで開催されるアジア最終予選バーレーン戦に勝つと決定する。JFAは、バーレーン戦や25日のサウジアラビア戦で“イノセントライン”を特設ブースでアピールする予定。また、“イノセントライン”は13日からJFAの公式ECで販売するほか、原宿や梅田のサッカーショップKAMO、スーパースポーツゼビオの一部店舗などで販売。“デイリーライン”は公式ECやスポーツ量販店、スポーツ専門店などで販売する。

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「ザ・ロウ」の“お家仕様“スタイリングから「ステラ マッカートニー」のビジネスウーマンまで 25-26年秋冬パリコレ日記vol.2

今季のパリ・ファッション・ウイークは天候に恵まれ、昼間は汗ばむほどの暖かさ。雨で寒いよりは良いのですが、朝晩は割と冷えるので朝から晩まで取材でホテルに戻れない日は着るものに困ります。今回の日記では、家で過ごす感覚をコレクションに取り入れたコージーな「ザ・ロウ」や、オフィスを舞台に大胆なワーキングウーマンのスタイルを見せた「ステラ マッカートニー」などのショーが行われた3日目の模様をお届け!

まるでパーティーのように
紙吹雪舞う「クレージュ」

藪野淳「WWDJAPAN」欧州通信員:朝は「クレージュ(COURREGES)」からスタートです。床が呼吸するように膨らんだり、モデルが歩くとひび割れたりと、毎回ユニークな仕掛けを用意する「クレージュ」ですが、今回はカラフルな紙吹雪。それがヒラヒラと舞う空間をモデルが歩くという演出で、ミニマルな世界観の中で祝祭感あふれるショーを見せてくれました。その背景にあるデザイナーの思いやコレクションの詳細は、下記の記事でご覧ください。

絨毯に座り込んで、「ザ・ロウ」の
お家スタイリングに感動

村上要「WWDJAPAN」編集長:「ザ・ロウ(THE ROW)」はいつも通り、スマホなどでの撮影とSNS投稿はNG。目の前の洋服に集中しながら、世界観を体感して欲しいとの願いからです。加えて今シーズンは、座席がありません(笑)。案内された部屋には、招かれた人数には足りないソファがいくつか。遅れて来た人は、窓辺に腰掛けたり、立ち見だったり。私はかなり遅かったので、絨毯の上に座りました(笑)。まるで自宅に招かれた友人の気分です(笑)。

そんな気分が、今回のコレクションの理解には役立ちました。あぁ、絨毯に座ってヨカッタ。

私、結構口を酸っぱくして主張し続けていますが(笑)、「ザ・ロウ」ってクワイエット・ラグジュアリーじゃないですからね。むしろ既成概念とかを逸脱した、自由奔放なアティチュードこそブランドの魅力。それを最高級の素材で試しちゃう大胆さに注目して欲しいと思っています。

今シーズンは、まさにそんなアティチュードが大爆発!モデルは全員、タイツを履いてはいるものの靴を履かず、時にはそのタイツをマフラー代わりに首に巻き付けています(笑)。まぁそれは小手先のテクニックかもしれないけれど、その後も最高級の素材で作った、今回は少し意表を突かれた構築的なシルエットの洋服を、ちゃんとコーディネートはしているけれど、“お家仕様“の実にリラックスしたスタイリングで見せてくれました。ニットドレスの上から袖の形をしたロングマフラーを巻いたり、ソルト&ペッパーのウールコートはバスローブのように軽く羽織ったり、Vネックのプルオーバーとして再解釈したジャケットを被ってみたり。「衝撃」ではないけれど「斬新」なスタイリングと会場の雰囲気が見事にマッチしています。

「カサブランカ」は、日本流の
「カイゼン」でブラッシュアップ

村上:「カサブランカ(CASABLANCA)」の招待状は、ナゾなキャラクターの人形と一緒に届きました。キャラの名前は、「カイゼン」。日本のことを思って生み出したオリジナルキャラだそうです。

ショー会場に入ると、そこにはカタカナで「カサブランカ」と書かれた“のれん“がありました。となるとインスピレーション源は当然、日本ですよね?

コレクションは、なんでも取り込んで自由にミックスする日本人の感覚を表現。ラペルのない着物合わせのジャケットを軸に、フォーマルなスタイルを提案します。途中、なぜかのスノーウエアが登場したのも、我々のスタイリングセンスを高く評価しているからなのかな?融合するまでの様を表現したようなマーブル模様、ドレスにワンポイントであしらった“カワイイ“リボンも、シャラフ・タジェル(Charaf Tajer)創業者兼クリエイティブ・ディレクター流の日本の解釈なのでしょう。

いつも以上に洗練されたムードなのは、「カイゼン」というアイデアの賜物。改善、つまりアップデートは、「カサブランカ」のスタイルをストリートだけじゃないものにアップデートしつつ、それぞれの完成度も高めました。特攻服を着想源にしたロングジャケットさえ結構美しい仕上がりで、そんなに驚かない自分に驚きました(笑)。ポロシャツには、小紋柄や縦縞模様など、伝統的な和柄をのせました。

エフォートレスに進化する
「デルヴォー」のアイコンバッグ

藪野:「デルヴォー(DELVAUX)」のプレゼンテーションは、ブランドを代表するバッグ“ブリヨン“誕生の歴史を振り返る展示からスタート。時は1958年、第二次世界大戦後初の万国博覧会がベルギー・ブリュッセルで開かれました。その中にあったフィリップス(PHILIPS)館のグラフィカルな建築から着想を得て、同年に生み出されたそうです。そんな象徴的なデザインに今季、新作として柔らかなレザーでクタッとしたシェイプに仕上げた“ブリヨン テンポ“が加わりました。2サイズあるのですが、大きい方はフラップを背面に倒してカジュアル&エフォートレスに持てるデザイン。一方、小さい方はフラップを背面に倒すことはできないですが、ショルダーストラップが付属しています。

そして、飼い葉桶をイメージした“パン“にも新スタイルが登場。付属する2本のチェーンストラップとレザーストラップを自由に組み合わせて、好みやシーンによって異なる持ち方を楽しめるのは特徴です。

新生「ドリス」で感じた
創業者同様の服への愛

村上:今シーズンのパリ・ファッション・ウイークにおけるニュースは、3つのブランドにおける3人の新クリエイティブ・ディレクターのコレクションです。先陣を切ったのは、「ドリス ヴァン ノッテン(DRIES VAN NOTEN)」。内部昇格したジュリアン・クロスナー(Julian Klausner)は、創業デザイナーのドリス同様、昔の衣装から現代の装いまで、あらゆる洋服に愛を持っている人であることがヒシヒシと伝わるコレクションでした。詳しくは、下記の記事をご覧ください。

期待の若手「ジュリ ケーゲル」は
遊び心を交えてビジネスルックを解釈

藪野:パリコレでは、公式スケジュールでプレゼンテーション枠となっているブランドも、実際はほとんどショー形式での発表に変えてしまうので、どうしてもスケジュールがバッティングしてしまいます。ということで、今回は「セシリー バンセン」を諦めて、1月に注目若手デザイナー連載で取材した「ジュリ ケーゲル(JULIE KEGELS)」へ。プレゼン枠ながら、古いコンサートホールを使って小規模なショーを2回開催しました。

ランウエイになった円形の舞台の真ん中には、ル・コルビジェ(Le Corbusier)のデザインを想起させるレザーのソファ。そこに無造作に置かれたシャツやセーター、ジーンズを下着姿のモデルが着るところからショーが始まりました。今季は、パワースーツなど1980年代のビジネススタイルを軸に、家の中に見られる要素をミックス。ソファに用いられるボタンタフティングのデザインを用いたクロップドトップスやドレス、舞台に飾られたソファをプリントしたドレス、本物のベニヤ板で作ったガウンに木目プリントを施したスーツやブラウス、毛布を巻き付けたようなスカート、大きなクッション風のクラッチバッグなど、ジュリらしい遊び心を感じるデザインがそろいます。

そして、ラストルックにはファーストルックと全く同じコーディネートが登場。ただ、今度は全ての服が一体になっていて、背中に走るファスナーを開ければワンタッチで脱げる仕様というサプライズを用意しました。これが何を意味するのかは正直わからずでしたが、楽しいショーでした。

ランニングベストで
花の記憶を辿る「セシリー バンセン」

村上:私は、「セシリー バンセン(CECILIE BAHNSEN)」のファッションショーへ。スーパーキュートなワンピースが魅力のブランドですが、序盤のドレスは今まで以上にラブリー。繊細なチュールを多用し、ベビーピンク一色でまとめました。常々インスピレーションの源となっている花を着想しながら、今シーズンは花の生涯や記憶まで想像。だからこそ満開のベビーピンクから始まったコレクションは、木々のブラウン、地中の奥深くを思わせるブラック、そして一筋の光のように差し込んだホワイトへと変化していきます。

そこにランニングベストに代表される、スポーツやアウトドアのムードも加えました。特にブラウンやブラックのパートでは、ランニングベストの他、ダウンやシャカシャカブルゾン、フリースなども加えて、自然と共生するアウトドアムードを高めます。グレーのパートでは、フランネル素材やリブ編みのニットなども登場。「セシリー バンセン」らしいスタイルの幅はどんどん広がっています。

力強くセンシュアルな
「ステラ」流ビジネスウーマン

藪野:バスに揺られながら遠路はるばるやってきたのは、パリ北西部の17区にある近代的なビル。ここが「ステラ マッカートニー(STELLA McCARTNEY)」の会場です。エントランスにはフロア案内があり、ショーはどうやら「ステラ・コープ(STELLA CORP)」のオフィスで開かれるよう。他の階には、「イノベーション・ラボ」や「ビーガン・キッチン」があり、いかにもステラらしい会社の設定になっています。

オフィスという舞台からも分かるように、今季はビジネスウーマンのためにデイタイムからイブニングまでの大胆なワードローブを提案しました。テーラリングからニットやドレスまで、デザインを特徴付けるのは幅広のパワーショルダー。そこにレースやドレープ、ブラカップ、絞ったウエストなどでセンシュアリティーやフェミニニティーを加えています。

また、「ステラ・コープ」の設定はエキゾチックスキンに代わる素材を開発するイノベーション企業ということで、パターンは爬虫類柄が中心。ビスコースサテンやジャージーにスネークプリントを施したほか、菌糸体をベースとするビーガン素材「YATAY M」でスネークスキンやオーストリッチの風合いを表現しています。そんな今季のウエアは100% クルエルティフリー素材で作られていて、96%が環境に配慮した素材を用いているそう。これは先シーズンと比べて5%高く、ステラはブレることなく自分の信じる道を突き進んでいます。

村上:以前「CFCL」から聞いたことがありますが、環境に配慮した素材の使用比率を高めるには、同じ素材を継続的に用い続けることが欠かせないそう。そうしないと、環境配慮素材の使用比率は上げられないのだそうです。そんな理由もあって、「CFCL」はニットにこだわり続けているんでしょうね。

「ステラ マッカートニー」も、事情は同じでしょう。ベースとなる素材は使い続け、一方で新たな環境配慮素材をプラスしているのではないか?と想像します。そう考えると、毎シーズン激変しないスタイルも理解できそうですよね。素材の特性を生かすデザインがあるはずなので、「ステラ マッカートニー」は、パワースーツだったり、開放的なドレスだったりを提案し続けるのではないか?って思います。そこに、どんな新しいスパイスを加えるのか?それが今回は、爬虫類のパターンだったんじゃないかな?一度、デザインプロセスを聞いてみたいですね。

「アクネ ストゥディオズ」が探求する
北欧の自然と都会のコントラスト

藪野:「ステラ マッカートニー」終了後は、南部の14区にあるパリ天文台で開かれる「アクネ ストゥディオズ(ACNE STUDIOS)」のショーへ。今季のイメージは、北欧にルーツを持ちながらも、都会のダイナミックなエネルギーの中を生きる女性。人工的な都市のスカイラインとデザインデュオ Front(フロント)によるスウェーデンの自然に着想を得た織物のスカルプチャーが配置された空間の中で、2つの異なる世界のコントラストを探求しました。

今季は、素材感から柄までテディベアがカギ。例えば、人工ファーやシアリング、起毛感のあるニットでその柔らかな風合いを表現したり、小さなテディベアのシルエットをドットのように並べたり、シアードレスに愛らしいクマを大胆に乗せたり。マスキュリンなテーラードジャケットからファーリーなドレスやボディースーツにまでに見られる丸く盛り上がった肩のラインも、まるでテディベアの可動する腕のシルエットからヒントを得たようです。

また、デザインディテールではボウ(リボン)やスカーフを多用。ボウタイをあしらったり、前身頃にリボンをくねくねあしらったりしたドレスから、大きなボウを飾ったニットベスト、シワ加工を施したレザーのボウブラウス、ウエアと一体化したスカーフを首に巻いて背中に垂らしたドレスまでが登場しました。

ハイダー・アッカーマンが描く
「トム フォード」の官能性

村上:さぁ、2つ目の新デザイナーによるコレクションは、ハイダー・アッカーマン(Haider Ackermann)の「トム フォード(TOM FORD)」。このニュースを聞いた時、私は「え⁉︎マジで⁉︎」と思ったものですが、蓋を開けてみると、ちゃんと官能的な「トム フォード」でした。詳細は、こちらの記事でご覧ください。

ドラマチックでありながら優しい
「バルマン」の新章

藪野:本日最後は、「バルマン(BALMAIN)」です。会場は、街の北東部19区にあるヴィレット・グランド・ホール。今季は、本当に街外れの会場が多いです。

「バルマン」と言えば、特にここ数年はパワフルなショルダーラインや豪華絢爛な装飾、アートのような大胆なモチーフ使いが目立ち、リアリティーとは少し離れていた印象でしたが、今季は着る人を優しく包み込むイメージ。大きなラペルを配したテーラードからファージャケット、ブルゾンまで包み込むような丸みのあるシルエットのオーバーサイズアウターと温かみのあるニットが目白押しです。ソフトでエフォートレスな雰囲気を醸し出しつつ、ポケットに手を突っ込みポリュームたっぷりの袖をたわませることで、ドラマチックなシルエットを描いています。

そんな今季のコレクションを、オリヴィエ・ルスタン(Olivier Rousteing)は「単なる新作ではなく、『バルマン』の新たな時代の幕開けを告げるもの」と宣言。「『バルマン』ウーマンは、自分探しの新たな旅に出る。彼女は依然として大胆で力強く魅惑的な存在だが、そのセンシュアリティーはこれまでとは異なるアプローチで表現されている」と語ります。女性たちを「ストリートからサバンナまでを旅するモダンな探求者」と表現し、ユーティリティー感のあるディテールやアニマル柄を取り入れながら、新たなスタイルを打ち出しました。

また、今回は音楽もエンヤ(Enya)の「ボーディシア」のリミックスやケイト・ブッシュ(Kate Bush)の「嵐が丘」などで、その優しい歌声は今季の雰囲気ともリンク。朝から晩まで東西南北を行ったり来たりして疲れた体が少し癒されました。

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【スナップ】降りしきる雪をも溶かす 「ケイト」の“パワー・ドレッシング”なゲストたち

キャサリン・ホルスタイン(Catherine Holstein)が手がける「ケイト(KHAITE)」の2025-26年秋冬コレクションがニューヨーク・ファッション・ウイーク中に行われた。

迫力のあるシルエットのコートやスーチング、レザーやファー素材などパワー・ドレッシングが際立ったショー。当日は雪ということもあり、事実としてレザーアウターが実用的でもあった。ゲストたちはアウターで主役級のファーコートを一点投入し、ラグジュアリー感を際立たせる着こなしも目立つ。基本はモノトーンで揃えつつも、アウターの下にはシアー素材やヌーディーな肌見せアイテムを仕込むなど、軽さを加え、コントラストの妙を見せた。

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ザ・リッツ・カールトン京都が桜一色に! 限定グルメやカクテル、サイクリングツアーなど

ザ・リッツ・カールトン京都は、桜をテーマとした、季節限定プログラムを開始した。春の訪れを感じさせる桜をモチーフに、季節限定グルメやスイーツのほか、サイクリングツアーなどアクティビティーも用意する。

日本料理 水暉

日本料理 水暉は3月19日〜4月16日の期間、春が旬の食材をそろえたランチ限定コース“TANCHO”(1万2000円、サービス料込み)を提供、桜色に染まったスパークリングティーもそろえる。

ザ・ロビーラウンジ

ピエール・エルメ・パリ(PIERRE HERME PARIS)が手掛けるアフタヌーンティーセット(7500円、サービス料込み)は、トンカ豆やレモン、グリオットチェリーを用い、桜の花を表現したケーキ“ジャルダン ジャポネ”を用意。桜風味のスコーンとともに楽しめる。3月20日〜4月16日まで販売。

ピエール・エルメ・パリ・ブティック

ピエール・エルメ・パリ・ブティックは3月20日〜4月16日の期間、アフタヌーンティーをテイクアウトで楽しめる“テイクアウト アフタヌーンティー”から、春の風味を感じるボックスセット(5940円、サービス料別)を1日10セット限定で販売する。

シェフズ・テーブル バイ カツヒト イノウエ

シェフズ・テーブル バイ カツヒト イノウエは2月下旬〜3月下旬(予定)の期間、桜の装飾で彩られた店内で、季節を区分した“七十二候”をテーマに、旬の食材を使った料理(3万5000円、サービス料込み)を提供する。

ザ・バー

ザ・バーは3月10日〜4月15日の期間、クラシックカクテルに桜の華やかさを掛け合わせた“桜 潜む ジンフィズ”(3400円、サービス料込み)、“桜 纏う サゼラック” (3400円、サービス料込み)、“桜 薫る アールグレイ マティーニ”(3400円、サービス料込み)を用意する。

宿泊者限定
ミニチュア和傘づくり

3月15日〜4月15日の期間、京和傘を手掛ける、日吉屋の桜デザインを配したミニチュア和傘づくりを実施。参加費は1万3000円。

宿泊者限定
サイクリングツアー

4月1〜10日(予定)の期間、東山エリアの蹴上インクラインから南禅寺前、哲学の道、吉田神社横、鴨川沿いを午前6時30分から、約1時間半かけてサイクリングツアーを実施する。参加費は無料。

各詳細は、公式サイトに記載する。

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ザ・リッツ・カールトン京都が桜一色に! 限定グルメやカクテル、サイクリングツアーなど

ザ・リッツ・カールトン京都は、桜をテーマとした、季節限定プログラムを開始した。春の訪れを感じさせる桜をモチーフに、季節限定グルメやスイーツのほか、サイクリングツアーなどアクティビティーも用意する。

日本料理 水暉

日本料理 水暉は3月19日〜4月16日の期間、春が旬の食材をそろえたランチ限定コース“TANCHO”(1万2000円、サービス料込み)を提供、桜色に染まったスパークリングティーもそろえる。

ザ・ロビーラウンジ

ピエール・エルメ・パリ(PIERRE HERME PARIS)が手掛けるアフタヌーンティーセット(7500円、サービス料込み)は、トンカ豆やレモン、グリオットチェリーを用い、桜の花を表現したケーキ“ジャルダン ジャポネ”を用意。桜風味のスコーンとともに楽しめる。3月20日〜4月16日まで販売。

ピエール・エルメ・パリ・ブティック

ピエール・エルメ・パリ・ブティックは3月20日〜4月16日の期間、アフタヌーンティーをテイクアウトで楽しめる“テイクアウト アフタヌーンティー”から、春の風味を感じるボックスセット(5940円、サービス料別)を1日10セット限定で販売する。

シェフズ・テーブル バイ カツヒト イノウエ

シェフズ・テーブル バイ カツヒト イノウエは2月下旬〜3月下旬(予定)の期間、桜の装飾で彩られた店内で、季節を区分した“七十二候”をテーマに、旬の食材を使った料理(3万5000円、サービス料込み)を提供する。

ザ・バー

ザ・バーは3月10日〜4月15日の期間、クラシックカクテルに桜の華やかさを掛け合わせた“桜 潜む ジンフィズ”(3400円、サービス料込み)、“桜 纏う サゼラック” (3400円、サービス料込み)、“桜 薫る アールグレイ マティーニ”(3400円、サービス料込み)を用意する。

宿泊者限定
ミニチュア和傘づくり

3月15日〜4月15日の期間、京和傘を手掛ける、日吉屋の桜デザインを配したミニチュア和傘づくりを実施。参加費は1万3000円。

宿泊者限定
サイクリングツアー

4月1〜10日(予定)の期間、東山エリアの蹴上インクラインから南禅寺前、哲学の道、吉田神社横、鴨川沿いを午前6時30分から、約1時間半かけてサイクリングツアーを実施する。参加費は無料。

各詳細は、公式サイトに記載する。

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「フェンディ」がタロアウト描き下ろしLINEスタンプを期間限定で配布 コラボコレクション記念

「フェンディ(FENDI)」は日本のキャラクターアーティスト、タロアウト(tarout)とのコラボレーションコレクション“シルヴィア・アンド・ザ・バゲット”のローンチを記念し、3月13日午後からLINEスタンプを配布する。

全8種類で構成するLINEスタンプは、全てタロアウトが特別に描き下ろしたもの。アクセサリー及びメンズウエア部門のアーティスティック・ディレクター、シルヴィア・フェンディ(Silvia Fendi)をモチーフにしたチャーミングなデザインとなっている。「フェンディ」公式LINEアカウントを友だち追加し、アンケートに答えると期間限定でダウンロードできる。

さらにコレクションのローンチに合わせ3月13〜16日の期間、「パラッツォ フェンディ」表参道でポップインを開催する。会場には本コレクションのアイテムを一堂にそろえるほか、タロアウトがデザインを手掛けたフォトスナップブースで写真撮影を楽しめる。

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紙吹雪舞い上がる「クレージュ」 祝祭感あふれるショーで混沌とした時代に高揚感をもたらす

「クレージュ(COURREGES)」の2025-26年秋冬コレクションの会場は、いつも通り天井から自然光が差し込む真っ白な四角い空間。毎シーズン、中央には舞台美術ディレクターのレミー・ブリエール(Remy Briere)がニコラス・デ・フェリーチェ(Nicolas Di Felice)と共に手がけたコレクションのテーマとリンクする仕掛けが用意されているが、今回は赤、ピンク、銀、水色のカラフルな紙吹雪が敷き詰められている。

コレクションの出発点となったのは、アーティストのダン・コーレン(Dan Colen)による宙に舞う紙吹雪を描いた作品集「Moments Like This」。「作品を見た時にアンドレ・クレージュ(Andre Courreges)の楽観主義を思い起こすとともに、幸せや高揚感を感じて楽観的な気分を取り戻せた」と話すニコラスは、その中に描かれたストリーマー(クラッカーやパーティー装飾などに使うリボン)からデザインの着想を得た。

ファーストルックは、そんな長いリボンのような1枚のスカーフを首や胴体に巻くようにして仕立てたミニドレス。その後も、身頃と一体化した生地で首を覆ったデザインや布を巻きつけて斜めにトレーンを垂らしたトラペーズスカートのシルエットがポイントになる。「クレージュ」らしいミニマルな世界観とスタイルの中で、毎シーズン新しい表現を生み出す視点には驚かされる。

そしてニコラスらしいアイデアを感じるのは、着方を変えられるデザイン。Tシャツ風のトップスやキャミドレスはサイドシームにファスナーやボタン開閉を設られていて、そこに腕を通し、本来腕を通す部分には首を入れ着ることで、ドレープが生まれるようになっている。また、ここ数シーズン提案しているフロントパネルのみで作られたように見えるシアートップスは、大きなオーストリッチフェザーでアップデート。ラストに登場した白い長方形の布を体に巻いたようなドレスは、1964年のアーカイブから着想を得たものだ。

ショー中、モデルたちは紙吹雪が宙に舞う中を歩いていく。今回は、そんな祝祭感あふれる演出だけでなく、服にもカラフルな色が取り入れられていた。バックステージでニコラスは「アンドレはかつてインタビューで『外の世界がグレーだから色に取り入れた』と語っていた。そんなシンプルなメッセージはとても大切で、今の世界にも当てはまること。プレイフルかつベルギー人らしいミニマルな方法で取り組んだ」とコメント。そして「パーティーは昔から多くの人にとって安心できる場所であり、社会が大きく変化している時代にパーティーは人々を一つに結びつける。これまでにないほど今、セレブレーションは重要だと思う」と語った。

ショー終了後の会場は、紙吹雪が地面に散らばり、まるでパーティーが明けた後のよう。それは儚い光景でもあるが、ショーを通してニコラスのメッセージはしっかりと伝わった。

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パク・ソジュンやワン・イーボーら豪華セレブが来場 「シャネル」2025-26年秋冬コレクション

「シャネル(CHANEL)」は3月11日(パリ現地時間)、グラン パレで2025-26年秋冬コレクションを発表した。

会場には、メゾンのアンバサダーを務める俳優のパク・ソジュン(Park Seo Jun)やワン・イーボー(Wang Yibo)、ウィットニー・ピーク(Whitney Peak)ら数々のセレブリティーが来場。メゾンが大切にしてきたボウタイ、リボン、パール、花.などのモチーフを再解釈した最新コレクションを楽しんだ。

来場者スナップ一覧

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「ボッテガ・ヴェネタ」からカエルをモチーフにしたジュエリーが登場 

「ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)」が、2025年春夏コレクションでカエルをモチーフにしたジュエリーを発売した。

自由、跳躍、変身のシンボルであるカエルが、エナメル加工やゴールドに仕上げられら、ピアスや指輪、ネックレス、ブローチとなって登場。一部の商品ではパールと組み合わせており、パールは世界の淡水パールの75%を生産する中国の東海岸原産の最高級バロックパールを使用している。

ピアス

指輪

ネックレス

ブローチ

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【スナップ】三吉彩花、千葉雄喜、THE BOYZジュヨンらが来場 「バレンシアガ」2025-26年秋冬コレクション

「バレンシアガ(BALENCIAGA)」は、フランス・パリで2025-26年秋冬コレクションを発表した。

日本から三吉彩花、千葉雄喜、
Kemioらが来場

会場には、三吉彩花や千葉雄喜、Kemio、THE BOYZのジュヨン(Juyeon)、キム・ソヒョン(Kim Seohyung)、イザベル・ユペール(Isabelle Huppert)、ジェシカ・アルバ(Jessica Alba)、ルカ・サバト(Luka Sabbat)、ミカ・シュナイダー(Mika Schneider)、ロメオ・ベッカム(Romeo Beckham)、タイラ・バンクス(Tyra Banks)らが来場した。

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「ヴィクター&ロルフ」が10年ぶりにプレタポルテ復活 ドレスやデニムなど17型を今秋発売

オートクチュールを中心とする「ヴィクター&ロルフ(VIKTOR&ROLF)」は、2025年秋冬シーズンから、10年ぶりにプレタポルテを復活する。

同ブランドは、1993年にデザイナーのヴィクター・ホスティン(Viktor Horsting)とロルフ・スノラン(Rolf Snoeren)が設立。コンセプチュアルかつアバンギャルドな作風で知られ、98年春夏シーズンからパリでオートクチュール・コレクションを発表してきたが、2000年からはプレタポルテに注力するべくオートクチュールを休止。08年には、「ディーゼル(DIESEL)」や「メゾン マルジェラ(MAISON MARGIELA)」を擁するOTBの傘下となった。その後、13-14年秋冬シーズンからオートクチュールを復活し、15-16年秋冬シーズンを最後にプレタポルテを終了した。

デザイナーデュオのコメント

ヴィクターとロルフのデザイナーデュオは、「10年間の休止期間を経たことにより、人々の生活の一部となるプレタポルテで、クチュール・コレクションで発表しているようなアイデアを表現することの自由さを感じるようになった。30年以上にわたって開発してきた私たちのクチュール・コレクションの“ビジュアル言語”は、特定の顧客層に訴えかけるものだ。プレタポルテでは、私たちのアイデアを、願わくばより幅広いオーディエンスに届けるべく新たな言語を探したい」と語った。なお、OTBは今年2月、2人との契約を5年延長することを発表している。

「マッキントッシュ」とコラボしたアウターも

2人によれば、プレタポルテに正式に復活する今回のコレクションは、ブランドの02年春夏、03-04年秋冬、23年春夏オートクチュール・コレクションが着想源だという。ブランドコードである目を引くボリューム感やレイヤード、華やかなリボンやフリル飾りを再解釈し、ドレス、バルーンシルエットのパンツ、レイヤードのタンクトップ、デニムなど17型に落とし込んだ。色味はニュートラルカラーを中心に、ダークベリー、ミントグリーン、スカイブルーで鮮やかさをプラスしている。また、「マッキントッシュ(MACKINTOSH)」とコラボレーションしたアウターも発表する。販売はブランドの公式オンラインストアのほか、厳選した小売店でも取り扱う。価格帯は、ドレスが990~2000ユーロ(約15万~32万円)の予定。

パリコレに合わせて春と秋に新作発表

今回のコレクションを収めたルックブックは、さまざまなアイテムが日常に溶け込む様子を捉えるべく、パリのストリートで撮影した。今後、新作アイテムはパリ・ファッション・ウイークの時期に合わせた3月と9月に発売する予定だという。

「ヴィクター&ロルフ」は現在、オートクチュールに加えて、ブライダル・コレクションの「ヴィクター&ロルフ マリアージュ(VIKTOR&ROLF MARIAGE)」とアイウエアの「ヴィクター&ロルフ ヴィジョン(VIKTOR&ROLF VISON)」のほか、ロレアル(L'OREAL)と提携したフレグランス事業を展開している。

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NYコレを席巻した“パワー・ドレッシング”の象徴「ケイト」 時代を超えた美学を、しなやかに研ぎ澄ませて

3月10日発売の「特集 ニューヨーク&ロンドンコレクション2025-26年秋冬」では、NYファッション・ウイークの一大トピックとして“パワー・ドレッシング”をピックアップした。ドナルド・トランプ大統領の、女性の権利を抑圧するようなスタンスに対する、デザイナーたちの意思表明とも言えるものだ。

そんなNYファッション・ウイークの中でも、数年前からイット・ブランドとして注目を集めているのがキャサリン・ホルスタイン(Catherine Holstein)が手がける「ケイト(KHAITE)」だ。レザーやテーラードを軸としたパワフルなスタイルに、絶妙なバランスでフェミニンさを加えたデザインが特徴。今季はそのクリエイションの着実な進化とともに、まさにパワー・ドレッシングを感じさせるコレクションだった。

2025-26年秋冬コレクションの会場となったのは、パーク・アベニュー・アーモリー。黄色味がかった円形の高架型のランウエイが設置され、その周囲に座席が配置された。今シーズン、キャサリンは彼女のヒーローでもある故デイヴィッド・リンチへのオマージュをコレクションに込めた。建築家グリフィン・フレイゼンがデザインした黄色いランウェイは、リンチが生涯忘れることがなかった「オズの魔法使い」へのオマージュでもあった。コレクションノートには次のような記述があった。「(中略)時を超えて影響を与え続ける要素が新たな組み合わせによって再構築され、魅惑的な形で蘇る(中略)」。リンチは、今もこれからも、キャサリンに影響を与え続けるのだろう。

強さとしなやかさの融合

ランウェイに登場したのは、時代に縛られない魅力を理解し、再構築したアイテムたち。ファーストルックに現れたルーズシルエットの濃紺デニムをはじめ、レザーのライダースジャケット、パワーショルダーのオーバーサイズジャケットなど、大人のためのリアルクローズがランウェイに次々と登場した。レパード柄のアイテム、スーパーニーハイブーツ、レザーコートなど、パワー・ドレッシングを基軸におきながらも、ブランケットステッチが施されたシルク、ボンディング加工のクレープサテン、トスカーナシアリング、ナイフプリーツのシルクツイルなどが、シルエットに女性らしいしなやかさを添えた。

ニットには実験的アプローチ
多層に重なる時代の美学

今季はニットに実験的なアプローチが加えられ、豊かな表情を見せた。ローゲージのざっくりとしたニット、フリンジ状や着古した風合いに処理したニットドレスは存在感があり、レザーと合わせることで柔と剛のコントラストを生み出した。コルセットはレザー素材の柔らかなフォルムで、フェミニンさを感じさせる。ブランドの象徴であるレザーも、手作業でのエイジングやファーとのコンビネーションで新たな進化を遂げた。一方でチョコレートやトフィーブラウン、鮮やかな赤が織り交ぜられたカラーパレットで、NYらしさも感じさせた。

エドワード朝の荘重なスタイルから60年代のモッズ、80年代のパワーファーまで。多くの時代の美学が凝縮された56ルックは、「ケイト」のネクストステージを予感させるコレクションだった。

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【スナップ】BLACKPINKリサや清原果耶らが来場 「ルイ・ヴィトン」2025-26年秋冬ウィメンズ・コレクション

「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」は3月11日(日本時間)、ニコラ・ジェスキエール(Nicolas Ghesquiere)=アーティスティック・ディレクターによる2025-26年秋冬ウィメンズ・コレクションを発表した。

フランス・パリの会場には、アンバサダーを務めるブラック(BLACKPINK)のリサ(LISA)や俳優のエマ・ストーン(Emma Stone)、アナ・デ・アルマス(Ana de Armas)、チョン・ジヒョン(Jun Ji-Hyun)らが来場。日本からは俳優の清原果耶や穂志もえか、中田英寿ら豪華ゲストが参加し、最新のコレクションを楽しんだ。

来場者スナップ一覧

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【スナップ】BLACKPINKリサや清原果耶らが来場 「ルイ・ヴィトン」2025-26年秋冬ウィメンズ・コレクション

「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」は3月11日(日本時間)、ニコラ・ジェスキエール(Nicolas Ghesquiere)=アーティスティック・ディレクターによる2025-26年秋冬ウィメンズ・コレクションを発表した。

フランス・パリの会場には、アンバサダーを務めるブラック(BLACKPINK)のリサ(LISA)や俳優のエマ・ストーン(Emma Stone)、アナ・デ・アルマス(Ana de Armas)、チョン・ジヒョン(Jun Ji-Hyun)らが来場。日本からは俳優の清原果耶や穂志もえか、中田英寿ら豪華ゲストが参加し、最新のコレクションを楽しんだ。

来場者スナップ一覧

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「アイヴァン」がグローバルブランドアンバサダーに宝塚歌劇団雪組の朝美絢と娘役の夢白あやを起用

「アイヴァン(EYEVAN)」は、宝塚歌劇団雪組の朝美絢と娘役の夢白あやをグローバルブランドアンバサダーに起用した。レーベルの垣根を超えた幅広いキャンペーンイメージを展開する。

朝美は2009年に宝塚歌劇団に入団。「Amour それは…」が初舞台で同年に月組に配属になった。17年雪組に組替えし24年に雪組トップスターに就任。同年「愛の不時着」でお披露目を果たした。

夢白は17年に宝塚歌劇団に入団、「Dramatic “S” !」で初舞台を踏む。同年宙組に配属。20 年雪組に組替えし、22年に雪組のトップ娘役に就任した。24 年「愛の不時着」から朝美の相手役を務める。

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「アイヴァン」がグローバルブランドアンバサダーに宝塚歌劇団雪組の朝美絢と娘役の夢白あやを起用

「アイヴァン(EYEVAN)」は、宝塚歌劇団雪組の朝美絢と娘役の夢白あやをグローバルブランドアンバサダーに起用した。レーベルの垣根を超えた幅広いキャンペーンイメージを展開する。

朝美は2009年に宝塚歌劇団に入団。「Amour それは…」が初舞台で同年に月組に配属になった。17年雪組に組替えし24年に雪組トップスターに就任。同年「愛の不時着」でお披露目を果たした。

夢白は17年に宝塚歌劇団に入団、「Dramatic “S” !」で初舞台を踏む。同年宙組に配属。20 年雪組に組替えし、22年に雪組のトップ娘役に就任した。24 年「愛の不時着」から朝美の相手役を務める。

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文化服装学院と東コレが初タッグ プロの審査を勝ち抜いた未来のスター候補6人の作品を発表

文化服装学院は3月9日、ファッション工科専門課程とファッション工芸専門課程の学生6人によるファッションショーとインスタレーションを東京・原宿の「ラフォーレ原宿」で開催した。

会場では、事前審査会を勝ち抜いた2、3年生の作品を約5体ずつ披露した。審査会にはバイヤーやメディア関係者ら約70人が参加し、インダストリアルマーチャンダイジング科3年の榊原叶真さんの「キョウマ サカキハラ(KYOMA SAKAKIHARA)」、アパレルデザイン科3年の桂日向映さんの「ヒナエ カツラ(HINAE KATSURA)」、メンズデザインコース3年の田中陽輝さんの「ハルキ タナカ(HARUKI TANAKA)」、ニットデザイン科3年の森愛葉さんの「アパートメントストーリー201(APARTMENTSTORY201)」、アパレルデザイン科2年の西脇駆さんの「デッドボーイ(DEADBOOY)」、ファッションテキスタイル科3年の西ヶ谷紘希さんの「コウキ ニシガヤ(KOKI NISHIGAYA)」の6人を選出した。

ショーのテーマは“インディビジュアル(individual)”で、学生ごとに異なる演出が見どころの一つだ。しっとりとしたチェロの生演奏をBGMにした「キョウマ サカキハラ」や、ウエアがトランスフォームする様子をデモンストレーションした「ハルキ タナカ」、オリジナルの生地が出来上がるまでを写真や糸、原料と共に展示した「コウキ ニシガヤ」など、思い思いにブランドの世界観を表現。テーラードをベースにしたクラシックなアイテムから、昆虫モチーフや着せ替え人形といったポップでキッチュな要素をミックスしたアイテム、スパイキーなニットや布帛、多様な加工方法を組み合わせたストリートウエアまで、個性的なスタイルがランウエイを飾った。

今回のファッションショーは、3月17日に開幕する「楽天 ファッション ウィーク東京(Rakuten Fashion Week TOKYO、以下東コレ)」の関連イベントとして開催した。文化服装学院が東コレの関連イベントを開くのは初めて。同校の森本慧・専任講師は開催の背景について、「学生の間で、自分たちでショーをしてみたいという機運が年々高まっていた」と説明する。さらに、公の場で発表することで、学校全体のレベルアップも期待する。「これまで、マロニエファッションデザイン専門学校やエスモード・東京校が、これまで東コレとタッグを組むのを見て、われわれも同様のイベントをするべきだと判断した。文化服装学院には学校内にホールがあり、学生の合同ショーを実施できる恵まれた環境だ。ただ、今回のように学生個人の個性を際立たせる場を設けることで、学校全体のレベルがさらに上がっていくのでは」。

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文化服装学院と東コレが初タッグ プロの審査を勝ち抜いた未来のスター候補6人の作品を発表

文化服装学院は3月9日、ファッション工科専門課程とファッション工芸専門課程の学生6人によるファッションショーとインスタレーションを東京・原宿の「ラフォーレ原宿」で開催した。

会場では、事前審査会を勝ち抜いた2、3年生の作品を約5体ずつ披露した。審査会にはバイヤーやメディア関係者ら約70人が参加し、インダストリアルマーチャンダイジング科3年の榊原叶真さんの「キョウマ サカキハラ(KYOMA SAKAKIHARA)」、アパレルデザイン科3年の桂日向映さんの「ヒナエ カツラ(HINAE KATSURA)」、メンズデザインコース3年の田中陽輝さんの「ハルキ タナカ(HARUKI TANAKA)」、ニットデザイン科3年の森愛葉さんの「アパートメントストーリー201(APARTMENTSTORY201)」、アパレルデザイン科2年の西脇駆さんの「デッドボーイ(DEADBOOY)」、ファッションテキスタイル科3年の西ヶ谷紘希さんの「コウキ ニシガヤ(KOKI NISHIGAYA)」の6人を選出した。

ショーのテーマは“インディビジュアル(individual)”で、学生ごとに異なる演出が見どころの一つだ。しっとりとしたチェロの生演奏をBGMにした「キョウマ サカキハラ」や、ウエアがトランスフォームする様子をデモンストレーションした「ハルキ タナカ」、オリジナルの生地が出来上がるまでを写真や糸、原料と共に展示した「コウキ ニシガヤ」など、思い思いにブランドの世界観を表現。テーラードをベースにしたクラシックなアイテムから、昆虫モチーフや着せ替え人形といったポップでキッチュな要素をミックスしたアイテム、スパイキーなニットや布帛、多様な加工方法を組み合わせたストリートウエアまで、個性的なスタイルがランウエイを飾った。

今回のファッションショーは、3月17日に開幕する「楽天 ファッション ウィーク東京(Rakuten Fashion Week TOKYO、以下東コレ)」の関連イベントとして開催した。文化服装学院が東コレの関連イベントを開くのは初めて。同校の森本慧・専任講師は開催の背景について、「学生の間で、自分たちでショーをしてみたいという機運が年々高まっていた」と説明する。さらに、公の場で発表することで、学校全体のレベルアップも期待する。「これまで、マロニエファッションデザイン専門学校やエスモード・東京校が、これまで東コレとタッグを組むのを見て、われわれも同様のイベントをするべきだと判断した。文化服装学院には学校内にホールがあり、学生の合同ショーを実施できる恵まれた環境だ。ただ、今回のように学生個人の個性を際立たせる場を設けることで、学校全体のレベルがさらに上がっていくのでは」。

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「H&M」が海外セレブに人気の「マグダ ブトリム」とコラボ 花をモチーフにしたドレスなど

「H&M」は4月24日、ポーランド・ワルシャワ発の「マグダ ブトリム(MAGDA BUTRYM)」とコラボレーションしたコレクション”マグダ・ブトリム・エイチ・アンド・エム“を発売する。「H&M」渋谷店および公式オンラインストアでのみ取り扱う。アイテムは45型で価格は3999〜6万9999円。

同コラボは、「マグダ ブトリム」のブランド10周年を祝うもので、ブランドのシグネチャーである花を随所に散りばめたデザインのアイテムが登場する。注目アイテムには、コレクションを象徴するピンクや赤のトーンにローズプリントのジャージャードレスが登場する。アクセサリーには、ヒール部分に花のディテールが施されたサンダルやシルバークリスタルで表現されたアイコニックな花のイヤリングなどをそろえる。

デザイナーのマグダ・ブトリムはは同コラボについて、「私は今回のコラボレーションをより多くの人々を私たちの世界に招き入れるためのチャンスであり、また女性らしさと花をたたえる場でありたいと考えている」とコメントした。

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今季「ダブレット」は朝ドラが着想源?「WWDJAPAN」が2025-26年秋冬メンズトレンドを徹底分析

「WWDJAPAN」はこのほど、2025-26年秋冬メンズトレンドセミナーを開催した。ミラノ&パリ・メンズ・ファッション・ウイークでの現地取材を通して見えてきた潮流を、キーワードと共に解説。セッションは2部構成で、1部ではパリでコレクションを発表してきたデザイナーを、2部では現地でのバイイングを通じて、各ブランドのコレクションを小売り視点で分析する百貨店バイヤーを招き、次シーズンのトレンドを多角的な視点で分析した。


購入には事前にOneStreamの会員登録が必要です。
視聴期限:2026年3月6日(水)23:59 まで
「アカウント作成はこちら」から作成してください。
※10分間のお試し視聴ののち、「購入する」ボタンが表示されます。

洗練とリラックス感を両立する
リアリティーのある着こなし

第1部の前半では、「WWDJAPAN」メンズ担当の大塚千践副編集長に加え、ベルリン在住の藪野淳欧州通信員がオンラインで参加し、25-26年秋冬メンズのトレンドを総括した。ミラノとパリのメンズコレクションを特集した「WWDJAPAN」(3月3日発売)の紙面を参照し、4つの代表的スタイルを紹介。特に注目のスタイルとして、洗練された日常のワードローブ“エレベーテッド・デイウエア(Elevated Daywear)” と、冒険心を呼び覚ますアウトドアミックス“イントゥ・ザ・ワイルド(Into the Wild)”の2つを挙げた。それぞれの代表的なブランドのショーを解説しながら、トレンドが生まれた背景についても言及した。大塚副編集長は今季のトレンドについて「トレンドが明確に切り替わることが少ないメンズウエアだが、日常着を基本にした気の利いた着こなしのバリエーションが増えている」と分析した。

さらに、第1部の後半では、パリでコレクションを発表したばかりの「ダブレット」井野将之デザイナーが登壇。「パリで一番になりたい」という強い思いでショーに臨んだという井野デザイナーは、“悪役”をテーマにした今季のコレクションを振り返った。ファイバークレーズが開発した繊維素材“クレーズ・テックス”との出合いがコレクション制作に大きく影響したこと、NHK朝の連続テレビ小説「おむすび」で松平健が演じた主人公の祖父・米田永吉のセリフから受けたインスピレーション、さまざまな企業やブランドとの協業など、デザイナー本人だからこそ語られる貴重なエピソードに、聴講者たちは熱心に耳を傾けた。

売り場視点でのトレンド分析
カギになる素材は“レザー”

第2部には、伊勢丹新宿本店メンズ館の椋田暁バイヤーも登場。ランウエイでも「リアルな」着こなしが主流になっているとは言え、コレクションで目を引くものと実際に売れるものとの間には、少なからず開きがあるもの。このセッションでは、記者と百貨店バイヤーという異なる立場でウエアから素材、色柄、ディテール、バッグ&シューズに至るまで、より詳細にトレンドを分析。売り場で実際に動きそうなものを共に語り合った。

「WWDJAPAN」の2人と椋田バイヤーは、今季のカギになる素材に“レザー”を挙げるなど、両者が注目したトレンドは重なる部分も多かった。また、近年の暖冬で何を売るかという話題では「暖冬化する東京で、ヨーロッパのトレンドをいかに落とし込むか」というテーマに及んだ。「オーバーサイズのコートや、ファーやムートンを用いたアイテム、ダウンや中綿が入ったジャケットなどのボリューミーなアウターが目立ったが、日本でどこまで受け入れられるかは未知数」とした薮野通信員に対して「24-25年秋冬シーズンは短丈のアウターが売れ、ヘビーなコートの売り上げと大きく差がついた。しかし、ライトアウターのトレンドが続いたので、そろそろボリューミーなアウターを着たいと考えるお客さまは増えてくるはず。積極的に提案していきたい」と椋田バイヤーは答えた。 “売り手”の視点で語られるトレンド展望や、顧客への具体的な提案テクニックなど、実利性が高く示唆に富んだ椋田バイヤーのプレゼンテーションが、聴講者を引き付けた。

セミナー終了後は、登壇者とセミナー聴講者によるミートアップを実施。参加者と登壇者がドリンクを片手に、活発に意見交換をしたり、セッションには収まりきれなかった井野デザイナーのパリコレこぼれ話に耳を傾けたりした。

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今季「ダブレット」は朝ドラが着想源?「WWDJAPAN」が2025-26年秋冬メンズトレンドを徹底分析

「WWDJAPAN」はこのほど、2025-26年秋冬メンズトレンドセミナーを開催した。ミラノ&パリ・メンズ・ファッション・ウイークでの現地取材を通して見えてきた潮流を、キーワードと共に解説。セッションは2部構成で、1部ではパリでコレクションを発表してきたデザイナーを、2部では現地でのバイイングを通じて、各ブランドのコレクションを小売り視点で分析する百貨店バイヤーを招き、次シーズンのトレンドを多角的な視点で分析した。


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視聴期限:2026年3月6日(水)23:59 まで
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洗練とリラックス感を両立する
リアリティーのある着こなし

第1部の前半では、「WWDJAPAN」メンズ担当の大塚千践副編集長に加え、ベルリン在住の藪野淳欧州通信員がオンラインで参加し、25-26年秋冬メンズのトレンドを総括した。ミラノとパリのメンズコレクションを特集した「WWDJAPAN」(3月3日発売)の紙面を参照し、4つの代表的スタイルを紹介。特に注目のスタイルとして、洗練された日常のワードローブ“エレベーテッド・デイウエア(Elevated Daywear)” と、冒険心を呼び覚ますアウトドアミックス“イントゥ・ザ・ワイルド(Into the Wild)”の2つを挙げた。それぞれの代表的なブランドのショーを解説しながら、トレンドが生まれた背景についても言及した。大塚副編集長は今季のトレンドについて「トレンドが明確に切り替わることが少ないメンズウエアだが、日常着を基本にした気の利いた着こなしのバリエーションが増えている」と分析した。

さらに、第1部の後半では、パリでコレクションを発表したばかりの「ダブレット」井野将之デザイナーが登壇。「パリで一番になりたい」という強い思いでショーに臨んだという井野デザイナーは、“悪役”をテーマにした今季のコレクションを振り返った。ファイバークレーズが開発した繊維素材“クレーズ・テックス”との出合いがコレクション制作に大きく影響したこと、NHK朝の連続テレビ小説「おむすび」で松平健が演じた主人公の祖父・米田永吉のセリフから受けたインスピレーション、さまざまな企業やブランドとの協業など、デザイナー本人だからこそ語られる貴重なエピソードに、聴講者たちは熱心に耳を傾けた。

売り場視点でのトレンド分析
カギになる素材は“レザー”

第2部には、伊勢丹新宿本店メンズ館の椋田暁バイヤーも登場。ランウエイでも「リアルな」着こなしが主流になっているとは言え、コレクションで目を引くものと実際に売れるものとの間には、少なからず開きがあるもの。このセッションでは、記者と百貨店バイヤーという異なる立場でウエアから素材、色柄、ディテール、バッグ&シューズに至るまで、より詳細にトレンドを分析。売り場で実際に動きそうなものを共に語り合った。

「WWDJAPAN」の2人と椋田バイヤーは、今季のカギになる素材に“レザー”を挙げるなど、両者が注目したトレンドは重なる部分も多かった。また、近年の暖冬で何を売るかという話題では「暖冬化する東京で、ヨーロッパのトレンドをいかに落とし込むか」というテーマに及んだ。「オーバーサイズのコートや、ファーやムートンを用いたアイテム、ダウンや中綿が入ったジャケットなどのボリューミーなアウターが目立ったが、日本でどこまで受け入れられるかは未知数」とした薮野通信員に対して「24-25年秋冬シーズンは短丈のアウターが売れ、ヘビーなコートの売り上げと大きく差がついた。しかし、ライトアウターのトレンドが続いたので、そろそろボリューミーなアウターを着たいと考えるお客さまは増えてくるはず。積極的に提案していきたい」と椋田バイヤーは答えた。 “売り手”の視点で語られるトレンド展望や、顧客への具体的な提案テクニックなど、実利性が高く示唆に富んだ椋田バイヤーのプレゼンテーションが、聴講者を引き付けた。

セミナー終了後は、登壇者とセミナー聴講者によるミートアップを実施。参加者と登壇者がドリンクを片手に、活発に意見交換をしたり、セッションには収まりきれなかった井野デザイナーのパリコレこぼれ話に耳を傾けたりした。

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【スナップ】 “オニツカ・シック“の台頭 「オニツカタイガー」で作る洗練コーデ

「オニツカタイガー(ONITSUKA TIGER)」はこのほど、2025-26年秋冬コレクションをミラノで発表した。今季のショー来場者は、シグネチャーカラーの“オニツカイエロー“がランウエイから消えた前シーズンのコレクションとリンクするように、色使いに変化が見られた。

ビビッドなイエローの代わりに主役となったのは、淡く柔らかいルミネルイエローや、明るく灰色がかったベビーブルー。ほぼワントーンのカラーパレットが新鮮だ。ランジュエリーライクな、艶やかな質感のサテンやシルクを用いたフェミニンなドレスに、ざっくりと着るニットウエア、オーバーサイズのウールのブルゾンやコートを合わせて、コントラストを利かせたリラックスムード。ブランドのルーツであるスニーカーの人気は継続しつつも、今季はヒールの着用率が高かった。ゲストの装いにモチーフは必要なく、代わりにレースでフェティッシュな装飾性を加え、これまでの若々しいイメージから大人らしく洗練された印象に進化している。

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「エンダースキーマ」と「ティンバーランド」が初コラボ 履くほどに変化を楽しめる一足

「エンダースキーマ(HENDER SCHEME)」は、「ティンバーランド(TIMBERLAND)」との初コラボレーションとなる「ティンバーランド&エンダースキーマ」を発表。“ティンバーランド オーセンティック ボート シューズ”(4万8400円)を発売する。3月12日12時から16日20時まで特設サイトと直営店のスキマ 恵比寿で抽選販売を実施。また、スキマ オフィシャルオンラインショップでの一般発売は3月21日を予定している。

本アイテムは「ティンバーランド」のアイコニックな“スリーアイ ラグ ハンドソーン ボート シューズ”を、「エンダースキーマ」の独自の視点で再解釈し、新たなプロダクトとしてデザインした。

日本国内のタンナーでなめされたベジタブルタンニンレザーを用い、その素材の持つ美しさや質感を最大限に活かすデザインへと再構築。フルグレインレザーは履くほどに独自の経年変化をしていく。また、メダリオンの施されたレザーキルトが、クラシックなデッキシューズに上品さとカジュアルなアクセントを両立させている。

アイテム画像

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「エンダースキーマ」と「ティンバーランド」が初コラボ 履くほどに変化を楽しめる一足

「エンダースキーマ(HENDER SCHEME)」は、「ティンバーランド(TIMBERLAND)」との初コラボレーションとなる「ティンバーランド&エンダースキーマ」を発表。“ティンバーランド オーセンティック ボート シューズ”(4万8400円)を発売する。3月12日12時から16日20時まで特設サイトと直営店のスキマ 恵比寿で抽選販売を実施。また、スキマ オフィシャルオンラインショップでの一般発売は3月21日を予定している。

本アイテムは「ティンバーランド」のアイコニックな“スリーアイ ラグ ハンドソーン ボート シューズ”を、「エンダースキーマ」の独自の視点で再解釈し、新たなプロダクトとしてデザインした。

日本国内のタンナーでなめされたベジタブルタンニンレザーを用い、その素材の持つ美しさや質感を最大限に活かすデザインへと再構築。フルグレインレザーは履くほどに独自の経年変化をしていく。また、メダリオンの施されたレザーキルトが、クラシックなデッキシューズに上品さとカジュアルなアクセントを両立させている。

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今季のベストショーは「フェラガモ」、「D&G」はセレブファンも巻き込んでパーティー 25-26年秋冬ミラノコレ日記最終回

2025-26年秋冬ミラノ・ファッション・ウイーク取材日記も今回で最終回。今季のベストショーだった「フェラガモ(FERRAGAMO)」から、ミラノの大御所「ジョルジオ アルマーニ(GIORGIO ARMANI)」、お騒がせ若手ブランド「アヴァアヴァ(AVAAVA)」などが登場します。

「エルマンノ シェルヴィーノ」の
女性像は“現代的”か?

木村和花/記者(以下、木村):「エルマンノ シェルヴィーノ(ERMANNO SCERVINO)」のショータイトルは「テーラリング フリーダム」。リリースには、現代における「自由奔放な女性らしさを称えます」と記し、「規範からの解放」といった言葉が並びます。

コレクションは、透けるレースのペンシルスカートにコルセットやランジェリードレス、レースのブラレットと合わせるパンツスーツなど。オーバーサイズのシアリングコートやバッグに付けるチャームなどトレンド要素も盛り込まれてはいましたが、いつもの「エルマンノ シェルヴィーノ」。

今季のミラノでは、「ヌメロ ヴェントゥーノ(N°21)」や「プラダ(PRADA)」など、「女性らしさ」を真っ向から問い、新しい表現を模索するブランドが多かったように感じます。そうした流れの中でみる「エルマンノ シェルヴィーノ」は、もちろん仕立ては美しいのですが、革新的なモダニティーは正直感じられませんでした。

20代デザイナーが作る
「フェラガモ」に驚愕

村上要「WWDJAPN」編集長(以下、村上):「フェラガモ」は、今シーズンのミラノのベストでしたね。驚くべきは、コレクションを手掛けるマクシミリアン・デイヴィス(Maximilian Davis)は、まだ20代ってこと。インスピレーション源の1つとなった1920年代のムードのリサーチはもちろん、クラシックな音楽と赤いバラを敷き詰めたランウエイで表現するオーセンティックでフェティッシュなムード、そして流れるようなコートやケープで作る大人なフェミニニティーの表現まで、正直末恐ろしい20代です(今年30歳になります)。詳しくは、木村さんの記事でどうぞ!

不気味なメイクで
迷走する「バリー」

村上:米投資会社のリージェント(REGENT)が買収し、「ディースクエアード(DSQUARED2)」のジェネラル・マネージャーを務めていたエンニオ・フォンタナ(Ennio Fontana)が最高経営責任者に就任してリストラを加速させているという「バリー(BALLY)」は、招待客が100人ほどの小さなショーを開催しました。

すでに退任のウワサが浮上し、結果「ジル サンダー(JIL SANDER)」への移籍が決まったシモーネ・ベロッティ(Simone Bellotti)=クリエイティブ・ディレクターによるコレクションは、正直精細を欠いていたというか、“心すでにここにあらず”みたいでした。コンパクトなグレーのジャケットにオックスブルーのシャツを基調としながら、少し田舎っぽいというか、ダサかわいいカンジのフォーマル路線を継続していますが、今季はお腹が膨らんだシルエットをプッシュ。でも、お腹が膨らんでいるように見せたい人って、いないですよねぇ。

何より驚いたのは、メイク。ちょっとコワくないですか?これまでのスイスの朴訥とした男性や女性像を想像した、“いなたい”モデル選びは共感できたのですが、なぜに銀塗りや、超個性的なキャットアイなのか?迷走が始まってしまった印象を受けます。

クール・ガールズが集った
「ドルチェ&ガッバーナ」

木村:「ドルチェ&ガッバーナ(DOLCE&GABBANA)」の会場に到着すると、いつものようにセレブリティーのファンたちが大勢詰めかけていました。今回は特に韓国のアイドルグループATEEZのメンバーのサン(San)、韓国女優のキム・ソヒョン(Kim So-hyun)が最注目ゲストでしたね。いつもと違うのは、ランウエイが屋外にも設えられ、集まったファンたちもショーが見られるようになっていた点。せっかくこれだけの人が集まるのだから、みんなにちゃんとショーまで見てもらおうとするのはナイスアイデア!と思いました。

「クール・ガールズ」と題したコレクションは、世界の街角のクールな女の子たちからインスピレーションを得たそうです。ポイントは自由なコーディネート。モッズコートやオーバーサイズのMA-1といったアウターを主役に、メンズライクなローライズデニムやカーゴパンツ、センシュアルなランジェリーなどを自由にレイヤード。印象はカジュアルですが、ビジューを全面にあしらったベストやボトムスも登場し、ブランドらしくグラマラス。最後は、まさに今回のコレクションを象徴するようなクールな女性DJがフィナーレを盛り上げ、屋外フェスのようでしたね。

異なる質感を楽しむ「MSGM」

村上:「MSGM」の会場には、カラフルなチュールが天井から吊るされていました。予想通り(笑)、カラフルなチュールをニットやロンT、花柄のボディスーツなどに被せたコレクションです。

それが「スケスケ」なら、その他の質感はもう2つ。1つはフェイクファーで作る「モフモフ」、そしてパテント素材の「ピカピカ」です。「モフモフ」は、フェイクファーのショートコートやボレロタイプのトップスなど。「ピカピカ」は、パテントで作ったオーバーサイズのブルゾンやタイトスカート、パンツなど。「スケスケ」のフワッと広がるシルエットや、「モフモフ」なボリューム感との対比を試みているのかもしれませんね。

私は、カラフルなシースルー素材越しにコレクションを拝見しました。シースルーという名の通り、確かにちゃんと見えるけど、本当は素材越しじゃなく、直接拝見したかったです(苦笑)。

「ボッテガ・ヴェネタ」の新オフィスで
パティ・スミスの朗読に聞き惚れる

木村:この日の夜は「ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)」の新オフィスで開かれた、パティ・スミス(Patti Smith)と現代音響芸術集団のサウンドウォーク・コレクティヴによる特別公演にお邪魔しました。こちらの新オフィス「パラッツォ・サン・フェデレ」は、19世紀後半から20世紀初頭にかけてミラノの名高い劇場として使われていた建物だそうです。音楽と映像、詩の朗読が一体となったパフォーマンスは、圧巻でした。最後はパティ・スミスが、「実は今晩亡き夫フレッド(・スミス)との結婚記念日なの。フレッドに捧げる歌をみんなで一緒に歌ってほしい」と呼びかけ、「Because The Night」を観客みんなで合唱。心温まる美しい時間でした。

地球という原点に立ち返る
「ジョルジオ アルマーニ」

村上:さぁ、私のフィナーレは、御大による「ジョルジオ アルマーニ」です。「変わらないことにも意味がある。特に顧客ビジネスならなおさら」という考えを根底に持つ御大のコレクションは、正直大きく変わることはありません。特にシンボリックな存在の「ジョルジオ アルマーニ」はなおさらでした。

今シーズンも、「原点」と銘打ち、楊柳パンツやアンコンのジャケット、そこに東洋的な前合わせのトップスなどを加えますが、今季はカラーパレットが違います。永遠のグレーやネイビー、そして女性を引き立てるパステルカラーもありますが、例えばブラウンと深い緑、そして光沢素材とアストラカンのような起毛素材で表現したシルバーなど、自然にまつわるカラーパレットが多いのです。木々の緑やブラウン、そして氷河のシルバーという趣でしょうか?ブラックも鉱石のように鈍い光を放ちます。流線型のシルエットが多いから、とても優雅に輝きます。

きっと今シーズンの「原点」とは、ご自身の原点であると同時に、我々にとっての原点である地球の美しさを伝えるものだったのでしょう。いつも通りのスタイルだけど、いつもと少し違うだけで、思いってこんなに強く伝わるんですね。

あぁ、ミラノ・ファッション・ウイークも楽しかった!続きはパリで!と思ったら、最後にお騒がせ軍団が残ってましたね(笑)。木村さん、どうでしたか?

「アヴァヴァヴ」は
ゴスで可愛いゾンビが登場

木村:私のラストは、ミラノで発表を続けている「アヴァヴァヴ(AVAVAV)」のショーでした。デザイナーのベアテ・カールソン(Beate Karlsson)は去年来日した際、初めてインタビューできました。過激なショー演出で“お騒がせブランド”と呼ばれるこのブランドですが、カールソン本人は意外と大人しくてシャイな印象でした。演出の背景にも、「人が無意識に恐れているものや避けているものを意図的にテーマにすることで、凝り固まった考え方をほぐすセラピー」を提供したいというしっかりとした考えがあります。

今回のコレクションは“ザ・ホール”と題し、ゾンビ風のメイクのモデルたちが穴から這い上がって登場する演出。ネクタイとシャツをプリントした、ボディーが透けて見える長袖シャツや、ダメージ加工を施したジャケットとスカートのセットアップ、スエットなどをゴシックなムードにまとめています。メイクも相まってアヴァンギャルドな雰囲気ですが、一点一点は普通に売れそう。リボン付きのグローブやバッグ、ナードなメガネなど、アクセリーも可愛い。昨シーズンに続く「アディダス(ADIDAS)」とのコラボアイテムは、波状のカットアウトが骨のように見えるTシャツや、同じカットアウトのスカート、ボリューミーなスニーカーなどが登場しました。強い世界観と売れそうなアイテムのバランス、さらなるブランドの伸びを期待させるショーでした。

今シーズンも駆け抜けましたね!お疲れ様でした。

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カニエ・ウエスト率いるデザインチームの”アイデア源”となった貴重なビンテージアイテムを展示販売

2024年7月に東京・オープンした「ブラックボックス(BLACX BOX)」は3月14日からYeことカニエ・ウエスト率いるデザインチームのサンプルやソースになったビンテージアイテムを展示販売する。

同コレクションは「ブラックボックス」のビンテージバイヤーが長年培った独自のルートでアメリカから発掘。今回は3度目でラストとなる予定だ。展示販売はアイテムが無くなり次第終了となる。

価格は約5000〜8万円。バラクラバやデザインソースとなった古着全般各アイテム、「イージー」やランウエイピースのサンプルなどを販売する。

■“Kanye West”Design Team Sample Items Exhibition and Sales Event
会場:「ブラックボックス(BLACX BOX)」内B1フロア
住所:東京都渋谷区千駄ケ谷2-2-7
時間:12:00〜19:00

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「グッチ」創業者のひ孫が作るバッグ&ジュエリー「AGCF」 “新時代のラグジュアリー”を掲げ堂々上陸

PROFILE: アレクサンドラ・グッチ・ザリーニ/「AGCF」創業者

アレクサンドラ・グッチ・ザリーニ/「AGCF」創業者
PROFILE: 英ロンドンのキャベンディッシュ・カレッジでアートとデザイン、米ロサンゼルスのオーティス・カレッジ・オブ・アート・アンド・デザインでファッションを学ぶ。2024年、「AGCF」を立ち上げるとともに、米・ロサンゼルス・ビバリーヒルズに1号店を出店した

バッグ&ジュエリーブランド「AGCF」が日本に上陸した。手掛けるのは、「グッチ(GUCCI)」の創業者であるグッチオ・グッチ(Guccio Gucci)のひ孫にあたる、アレクサンドラ・グッチ・ザリーニ(Alexandra Gucci Zarini)。タイムレスなデザインを特徴に掲げつつ、“新時代のラグジュアリー”をうたう。

日本では、高島屋の自主編集売り場「サロンルシック」(日本橋店、玉川店、横浜店、大阪店、京都店)のみで取り扱う。小山剛史MD本部 化粧品・特選・宝飾品部バイヤーは、「『AGCF』は、私たちの求める“ネクスト・ラグジュアリーブランド”の可能性を秘めている。価格とクオリティのバランス、タイムレスなデザイン、社会的責任に対する取り組みは、日本のお客さまにも気に入ってもらえる」と期待する。ザリーニ「AGCF」創業者に、バッグやジュエリーへのこだわりやグッチ一族から受けた影響、“新時代のラグジュアリー”の本質、日本市場への洞察などを聞いた。

WWD:まずは、ブランドについて教えてほしい。

アレクサンドラ・グッチ・ザリーニ(以下、ザリーニ):「AGCF」は、2024年春夏シーズンに始動し、同年、米・ロサンゼルス・ビバリーヒルズに1号店をオープンした。ビバリーヒルズに路面店を構えたのは、祖父アルド・グッチ(Aldo Gucci)の存在が大きい。祖父は1968年、「AGCF」からほど近い場所に「グッチ」を出店しており、私自身「この店を祖父に捧げられたら」という特別な思いを抱えている。バッグは15万〜45万円、ジュエリーは2万〜40万円台と幅広い価格レンジをそろえており、直近ではスカーフコレクションを発表した。今年中にはベルトやアイウエアも拡充する予定だ。

WWD:なぜバッグとアクセサリーなのか?

ザリーニ:バッグやアクセサリーは日常に溶け込むから。「希望を運ぶ」「ポジティブなメッセージを身に付ける」ものとして、女性の毎日に寄り添うブランドでありたい。

WWD:「グッチ」一族からどのような影響を受け、デザインに取り入れているか。

ザリーニ:祖父がうたっていた“時代を超越するエレガンス”は、私、そして「AGCF」の根源にある。クラシックなシルエットやニュートラルカラーなど、「AGCF」が打ち出すタイムレスなデザインは、一過性のトレンドに収まることなく、数十年後も愛され続けていることだろう。実は、祖父へのリスペクトは、ブランド名にも表れている。“AG”は、私のイニシャル、そして祖父のイニシャルから取った。“CF”は“クリエイティブ フレームワーク(Creative Framework)”の頭文字で、「AGCF」が単なるブランドではなく、“変革を推し進める組織”であることを表している。

WWD:変革とは?

ザリーニ:私たちは、パーパスドリブンなラグジュアリーブランドだと自負している。ラグジュアリーとは、単に美しいだけでなく、人を救う存在でもあるべきだ。そしてブランドは、売り上げを上げるだけでなく、社会貢献も果たすべき。現在私たちは、売り上げの20%を女性や子どもの支援に当てており、「希望」「思いやり」「団結」など前向きなメッセージを届けることに注力している。これこそが、今の時代に適応したラグジュアリーのあり方だと思う。

WWD:デザイン以外の特徴を教えてほしい。

ザリーニ:バッグは、伊・フィレンツェのタンナー、スペインの縫製工場と手を組み製作している。使用するレザーは、レザー・ワーキング・グループ(皮革業界の環境保護団体)の認定も取得済み。バッグの重さからストラップの長さ、ポケットの位置まで、とことん実用性に向き合ったモノ作りも特徴だ。ジュエリーもサステナブルな素材にこだわっており、リサイクルした貴金属とラボグロウンダイヤモンド(研究所で育てたダイヤモンド。鉱山で採掘する必要がないため環境へ与える影響が少ない)で製作している。

各アイテムにあしらった「AGCF」のシグネチャー“ユニタール・リンク(UNITA LINK)”は、団結とつながりを表している。祖父の「真のエレガンスは細部に宿る」という言葉を胸に、単に美しいだけでなく、身に付ける人にポジティブな影響を与えられるディテールにこだわっている。

WWD:日本市場をどう見ているか。

ザリーニ:日本は、伝統と革新のバランスが取れている国。タイムレスなデザインを打ち出しながら、変化を追求する「AGCF」とも相性が良いだろう。高島屋とともに、ラグジュアリー分野に革命をもたらすブランドとして地位を確立させたい。

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「グッチ」創業者のひ孫が作るバッグ&ジュエリー「AGCF」 “新時代のラグジュアリー”を掲げ堂々上陸

PROFILE: アレクサンドラ・グッチ・ザリーニ/「AGCF」創業者

アレクサンドラ・グッチ・ザリーニ/「AGCF」創業者
PROFILE: 英ロンドンのキャベンディッシュ・カレッジでアートとデザイン、米ロサンゼルスのオーティス・カレッジ・オブ・アート・アンド・デザインでファッションを学ぶ。2024年、「AGCF」を立ち上げるとともに、米・ロサンゼルス・ビバリーヒルズに1号店を出店した

バッグ&ジュエリーブランド「AGCF」が日本に上陸した。手掛けるのは、「グッチ(GUCCI)」の創業者であるグッチオ・グッチ(Guccio Gucci)のひ孫にあたる、アレクサンドラ・グッチ・ザリーニ(Alexandra Gucci Zarini)。タイムレスなデザインを特徴に掲げつつ、“新時代のラグジュアリー”をうたう。

日本では、高島屋の自主編集売り場「サロンルシック」(日本橋店、玉川店、横浜店、大阪店、京都店)のみで取り扱う。小山剛史MD本部 化粧品・特選・宝飾品部バイヤーは、「『AGCF』は、私たちの求める“ネクスト・ラグジュアリーブランド”の可能性を秘めている。価格とクオリティのバランス、タイムレスなデザイン、社会的責任に対する取り組みは、日本のお客さまにも気に入ってもらえる」と期待する。ザリーニ「AGCF」創業者に、バッグやジュエリーへのこだわりやグッチ一族から受けた影響、“新時代のラグジュアリー”の本質、日本市場への洞察などを聞いた。

WWD:まずは、ブランドについて教えてほしい。

アレクサンドラ・グッチ・ザリーニ(以下、ザリーニ):「AGCF」は、2024年春夏シーズンに始動し、同年、米・ロサンゼルス・ビバリーヒルズに1号店をオープンした。ビバリーヒルズに路面店を構えたのは、祖父アルド・グッチ(Aldo Gucci)の存在が大きい。祖父は1968年、「AGCF」からほど近い場所に「グッチ」を出店しており、私自身「この店を祖父に捧げられたら」という特別な思いを抱えている。バッグは15万〜45万円、ジュエリーは2万〜40万円台と幅広い価格レンジをそろえており、直近ではスカーフコレクションを発表した。今年中にはベルトやアイウエアも拡充する予定だ。

WWD:なぜバッグとアクセサリーなのか?

ザリーニ:バッグやアクセサリーは日常に溶け込むから。「希望を運ぶ」「ポジティブなメッセージを身に付ける」ものとして、女性の毎日に寄り添うブランドでありたい。

WWD:「グッチ」一族からどのような影響を受け、デザインに取り入れているか。

ザリーニ:祖父がうたっていた“時代を超越するエレガンス”は、私、そして「AGCF」の根源にある。クラシックなシルエットやニュートラルカラーなど、「AGCF」が打ち出すタイムレスなデザインは、一過性のトレンドに収まることなく、数十年後も愛され続けていることだろう。実は、祖父へのリスペクトは、ブランド名にも表れている。“AG”は、私のイニシャル、そして祖父のイニシャルから取った。“CF”は“クリエイティブ フレームワーク(Creative Framework)”の頭文字で、「AGCF」が単なるブランドではなく、“変革を推し進める組織”であることを表している。

WWD:変革とは?

ザリーニ:私たちは、パーパスドリブンなラグジュアリーブランドだと自負している。ラグジュアリーとは、単に美しいだけでなく、人を救う存在でもあるべきだ。そしてブランドは、売り上げを上げるだけでなく、社会貢献も果たすべき。現在私たちは、売り上げの20%を女性や子どもの支援に当てており、「希望」「思いやり」「団結」など前向きなメッセージを届けることに注力している。これこそが、今の時代に適応したラグジュアリーのあり方だと思う。

WWD:デザイン以外の特徴を教えてほしい。

ザリーニ:バッグは、伊・フィレンツェのタンナー、スペインの縫製工場と手を組み製作している。使用するレザーは、レザー・ワーキング・グループ(皮革業界の環境保護団体)の認定も取得済み。バッグの重さからストラップの長さ、ポケットの位置まで、とことん実用性に向き合ったモノ作りも特徴だ。ジュエリーもサステナブルな素材にこだわっており、リサイクルした貴金属とラボグロウンダイヤモンド(研究所で育てたダイヤモンド。鉱山で採掘する必要がないため環境へ与える影響が少ない)で製作している。

各アイテムにあしらった「AGCF」のシグネチャー“ユニタール・リンク(UNITA LINK)”は、団結とつながりを表している。祖父の「真のエレガンスは細部に宿る」という言葉を胸に、単に美しいだけでなく、身に付ける人にポジティブな影響を与えられるディテールにこだわっている。

WWD:日本市場をどう見ているか。

ザリーニ:日本は、伝統と革新のバランスが取れている国。タイムレスなデザインを打ち出しながら、変化を追求する「AGCF」とも相性が良いだろう。高島屋とともに、ラグジュアリー分野に革命をもたらすブランドとして地位を確立させたい。

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上海の2大洋菓子の秘密【ヒキタミワの水玉上海】

1993年から上海在住のライターでメイクアップアーティストでもあるヒキタミワさんの「水玉上海」は、ファッションやビューティの最新トレンドや人気のグルメ&ライフスタイル情報をベテランの業界人目線でお届けします。今回は上海を代表する2大洋菓子である「胡蝶酥(フーディエスー)」と「牛軋糖(ニウガータン)」について。戦前からの「国際都市」上海の姿を映し出しています。

日本から「フレンチ上海」の著者
にむらじゅんこさんを招いたトークイベント

オールド上海の代表的な二大洋菓子、胡蝶酥(フーディエスー/パルミエ=フランス風のパイ菓子)と牛軋糖(ニウガータン/ヌガー )の存在感が増している。豫園(ユーユエン)や田子坊(ティエンズファン)といった観光スポットを久しぶりに散歩してみたら、そのバリエーションにせよ、お店の数にせよ、以前より格段に進化していることに気づいた。胡蝶酥は、蝶々の形のパイ。牛軋糖はミルク入りヌガー。どちらもフランス人が住んでいたエリア「フランス租界」で食べられ、一世紀以上経っても上海人に愛され続けている。そのルーツを知りたくて、「フレンチ上海」(平凡社)の著者にむらじゅんこ教授(関西学院大学)をお呼びしてレクチャー&試食会「上海の洋風お菓子&料理の秘密に迫る」を企画した。

胡蝶酥は日本人的に言うならば「源氏パイ上海版」なのだが、フランスでは「パルミエ(椰子の実)」、ドイツでは「豚の耳」、スペインでは「メガネ」などと呼ばれ、ロシアでも売られている。だが、だれがいつ上海に伝えたのかは謎らしい。にむら先生によれば、アルメニア人大虐殺(1915-1917年)で、上海に逃げてきたチャッカリアン兄弟が普及させた可能性が高いとか。兄弟が開いたパン・ケーキ店「老大昌(ラオダーチャン)」は、淮海路の国泰電影院の対面にあり、昔も今も愛されている息の長いお店だ。上海に亡命ユダヤ人や亡命ロシア人が多かったと聞いたことはあったが、亡命アルメニア人もいたとは! かつてはビザもパスポートも不要で行き来できた国際都市・上海の懐の深さを感じさせるお菓子である。

さて、もうひとつの牛軋糖。この上海ヌガーの普及の背景には牛乳推奨があったはず。西欧人たちの食習慣にバターやミルクは欠かせないものだったし、滋養強壮のためにミルクは強く推奨された。「nougat(ヌガー)」という言葉自体はフランス語だが、実はヌガーには二種類あり、泡立てた卵白が入ったものが「白ヌガー」で、ナッツ類を砂糖やハチミツで固めたものが「黒ヌガー」。卵白の代わりにミルクを入れたものは、厳密には「ヌガー」ではないものの、ヌガーに見立てているところが上海ヌガーの日本や台湾との共通点(不二家の「ミルキー」、森永の「ヌガー」など)である。

また、ピーナッツや胡麻の入った、べっこう飴「花生芝麻酥(フアシェンジーマースー)」「麻薄酥(マーボースー)」が中国やベトナムではよく食べられているが、フランス人はこれを「ヌガー・シノワ」と今でも呼んでいる。つまり、西洋人の視点からは、これらのべっこう飴は「黒ヌガー」なのだ。にむら教授によれば、「花生芝麻酥」や「麻薄酥」も、シルクロード経由でも、海のシルクロード経由で中国に伝播していてもおかしくないのだという。中華菓子だと信じ込んでいたこれらがまさかフレンチ菓子だったことに驚きを隠せない。

レクチャーを聞きつつ、私たちは、トローネ(イタリアのヌガー)と牛軋糖を食べ比べ、国際飯店の胡蝶酥(4時間並んで購入)、ボルシチの上海版「羅宋湯(ロウソンタン)」(亡命ロシア・スープ)や土豆沙拉(トゥードウシャラー)(日本のポテトサラダに激似)も試食した。グローバルな近代のうねりの中で誕生した上海の歴史と文化交渉を知識としてだけでなく、舌でも味わうことができ、大満足の会となった。

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「カルティエ」が大阪・関西万博ウーマンズパビリオンで学びの場を提供 トークセッションで知るシビアな日本の女性の現状

「カルティエ(CARTIER)」は3月6日、フランス大使公邸で2025年大阪・関西万博(以下、大阪・関西万博)のウーマンズパビリオンについてトークセッションを行った。同ブランドは長年にわたり女性起業家などへの支援を行ってきており、ウーマンズパビリオンを出展するのは2020年ドバイ万博に続き2回目。会期中はパビリオンで女性にフォーカスした展示をはじめ、2階の“WA”スペースで現代の女性の役割や状況について講演会やディスカッションを行う。

“WA”とは、対話の“話”であり、平和の“和”、循環の“輪”、全ての人が共に生きる生命の輪を意味する人が集まる場所“アゴラ”を意味する。テーマに合わせてリーダーや専門家が意見を交わす場として万博期間中150以上のイベントを予定している。6日のトークセッションでは、“WA”スペースで登壇するアドバイザーらが自身の担当分野について語った。

女性の社会的立場や都市のあり方について考える

「役割とアイデンティティー」を担当する慶應義塾大学教授の宮田裕章は、日本における女性の社会的立場について言及。世界的に女性の社会的立場が低く、シングルペアレンツの貧困率は5割を超えると述べた。日本の社会では、離婚した場合の法的枠組みにおいて子育て負担は女性であり、非正規雇用の割合が高いため経済的にも困難なケースが多いという。同氏は、「女性のエンパワーメントは男性もコミットしていくべき。女性に光を当てて、未来を考えることで、あらゆる立場の人の課題解決につながるはずだ」と述べた。

東京都公立大学法人理事(国際担当)のウスビ・サコ(Oussouby Sacko)は、「都市」をテーマにしたセッションを担当する。サコ理事は、京都精華大学元学長でアフリカ人として日本の大学の学長を務めた。長年にわたり、住宅デザインや生活様式の調査研究を行っている。彼は、「近代都市は分断により経済的生産性を保ってきたが、その時代が終わりダイバーシティーこそが重要だ」とコメント。パビリオンを設計した建築家の永山祐子とセッションで、今あるべき都市について語り合うという。

女性が活躍するための教育やアート、メディアの役割

マルチメディアアーティストのスプツニ子!は、「芸術と文化」を担当。タレントのシェリーと共に、アートとメディアの共通点を探るセッションを行う予定だ。2010年にアートとして発表した「生理マシーン」で話題になったスプツニ子!だが、当時はまだ、女性の生理について語ることはタブーとされていた。彼女は、「人の価値観に訴えるのは難しい。時代を照らすアートと人に寄り添いながら伝えるメディアの役割について深掘りする」とコメント。シェリーは、「女性=アイデンティティーと思われがち。だが、国籍、母親、職場での立場などいろいろな要素がある。女性が生きやすくなることで世の中がどう変わるのか考えたい」と語った。

「教育と政策」を担当するのは、グローバル・ベンチャー・キャピタル企業MPower Partnersのキャシー松井ゼネラル・パートナーだ。経済学者である彼女は、25年以上前に日本経済再建の柱として“ウーマン”と“エコノミクス”を組み合わせた「ウーマノミクス」を打ち出した人物。高等教育の機会が少ない約15カ国からの女性の教育機関であるアジア女子大学の支援財団理事も勤めている。松井氏は、「戦争、テロ、病気、貧困といった世界の問題を解決する唯一の鍵が女性の教育だ。それに投資する方が何十倍もリターンがある」と強調。パビリオンでは、アジア女子大学の卒業生であるロヒンギャ難民が歩んできた人生についてセッションを行う。

宮地純カルティエ・ジャパン プレジデント&CEOは「セッションを通して新しい視点に触れ、それをコミュニティーに持ち帰り伝えてもらえれば。共感の積み重ねが未来を変える力になる」とコメントしている。

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「リモワ」のユーズドスーツケース販売プログラムから最新コレクションが登場

「リモワ(RIMOWA)」は3月12日、2023年に開始したユーズドスーツケースを販売する循環型プログラム“リ クラフテッド”の最新コレクションを約30点発売する。公式オンラインストアで取り扱う。

同プログラムは、回収した「リモワ」のアルミニウム製スーツケースを改修し販売を行う。販売されるスーツケースには前の持ち主が貼り付けたステッカーをそのまま残したものや、長年使用した風合いをそのまま生かしたアイテムも登場する。また、二輪タイプのスーツケースなど、現在は販売を終了しているアーカイブアイテムも含まれる。

発売アイテム例

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Stray Kidsのフィリックスが再び「ルイ・ヴィトン」のショーにモデルとして登場 25-26年秋冬コレクションで

「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」は(日本時間の)3月11日、ニコラ・ジェスキエール(Nicolas Ghesquiere)=アーティスティック・ディレクターによる2025-26年秋冬ウィメンズ・コレクションのショーを行った。

ショーでは、K-POPボーイズグループ、ストレイキッズ(Stray Kids)のフィリックス(FELIX)がモデルとしてランウエイを歩いた。フィリックスは同ブランドの2024-25年秋冬ウィメンズ・コレクションのショーでもモデルとして登場している。

ストレイキッズは、韓国の8人組ボーイズグループで18年にデビュー。フィリックスは韓国系オーストラリア人で、ラッパー、シンガーソングライター、ダンサーとして活動中だ。23年から「ルイ・ヴィトン」のアンバサダーを務める。

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Stray Kidsのフィリックスが再び「ルイ・ヴィトン」のショーにモデルとして登場 25-26年秋冬コレクションで

「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」は(日本時間の)3月11日、ニコラ・ジェスキエール(Nicolas Ghesquiere)=アーティスティック・ディレクターによる2025-26年秋冬ウィメンズ・コレクションのショーを行った。

ショーでは、K-POPボーイズグループ、ストレイキッズ(Stray Kids)のフィリックス(FELIX)がモデルとしてランウエイを歩いた。フィリックスは同ブランドの2024-25年秋冬ウィメンズ・コレクションのショーでもモデルとして登場している。

ストレイキッズは、韓国の8人組ボーイズグループで18年にデビュー。フィリックスは韓国系オーストラリア人で、ラッパー、シンガーソングライター、ダンサーとして活動中だ。23年から「ルイ・ヴィトン」のアンバサダーを務める。

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「ヨーク」が映像作品の上映会を渋谷で開催 大画面で最新コレクションに没入

寺田典夫デザイナーの「ヨーク(YOKE)」は、2025-26年秋冬コレクションを収めた約15分間の映像作品“Between Light and Shadow”を、東京・渋谷の映画館ユーロライブで3月13日に上映する。時間は18時、19時、20時からの計3回で、誰でも参加可能だ。入場は無料で、今回のために制作した写真集を数量限定で配布する。

映像は“光と影”“現実と虚構”

「ヨーク」の25-26年秋冬コレクションはアーティストのマン・レイ(Man Ray)の作品に着想しており、寺田デザイナーなりに解釈したシュルレアリスムをコレクションに反映している。映像は写真家の水谷太郎が手掛けており、1月にパリで撮影を行った。作品は“光と影”“現実と虚構”のコントラストをテーマに、「ヨーク」をまとう人々が地上に影を落としていく様子を描いた。作中で流れる音楽は日高理樹が制作したオリジナル楽曲で、映像と共鳴するサウンドでコレクションの世界観をさらに深く伝える。

「ヨーク」は昨年10月に巨額の予算をかけて東京・青山に旗艦店を開いたり、多額の資金を投じて映像作品を制作したり、大自然に触れ合ったりと、昨今はランウエイショー以外の世界観表現を積極的に探求している。その前のめりな姿勢はコレクション制作にも影響を与えており、“Between Light and Shadow”では「ヨーク」らしいダイナミズムがコレクションを通じて伝わるはずだ。今回の上映会は、「より多くの人に新しい表現を大画面で伝え、没入してもらいたいから。人が来てくれるか心配だけど」と寺田デザイナーは説明する。

◾️「ヨーク」“Between Light and Shadow”上映会
日程:3月13日
時間:18:00〜、19:00〜、20:00〜(各回30分前に開場)
会場:ユーロライブ 
住所:渋谷区円山町1-5 キノハウス 2F

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「ヨーク」が映像作品の上映会を渋谷で開催 大画面で最新コレクションに没入

寺田典夫デザイナーの「ヨーク(YOKE)」は、2025-26年秋冬コレクションを収めた約15分間の映像作品“Between Light and Shadow”を、東京・渋谷の映画館ユーロライブで3月13日に上映する。時間は18時、19時、20時からの計3回で、誰でも参加可能だ。入場は無料で、今回のために制作した写真集を数量限定で配布する。

映像は“光と影”“現実と虚構”

「ヨーク」の25-26年秋冬コレクションはアーティストのマン・レイ(Man Ray)の作品に着想しており、寺田デザイナーなりに解釈したシュルレアリスムをコレクションに反映している。映像は写真家の水谷太郎が手掛けており、1月にパリで撮影を行った。作品は“光と影”“現実と虚構”のコントラストをテーマに、「ヨーク」をまとう人々が地上に影を落としていく様子を描いた。作中で流れる音楽は日高理樹が制作したオリジナル楽曲で、映像と共鳴するサウンドでコレクションの世界観をさらに深く伝える。

「ヨーク」は昨年10月に巨額の予算をかけて東京・青山に旗艦店を開いたり、多額の資金を投じて映像作品を制作したり、大自然に触れ合ったりと、昨今はランウエイショー以外の世界観表現を積極的に探求している。その前のめりな姿勢はコレクション制作にも影響を与えており、“Between Light and Shadow”では「ヨーク」らしいダイナミズムがコレクションを通じて伝わるはずだ。今回の上映会は、「より多くの人に新しい表現を大画面で伝え、没入してもらいたいから。人が来てくれるか心配だけど」と寺田デザイナーは説明する。

◾️「ヨーク」“Between Light and Shadow”上映会
日程:3月13日
時間:18:00〜、19:00〜、20:00〜(各回30分前に開場)
会場:ユーロライブ 
住所:渋谷区円山町1-5 キノハウス 2F

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【スナップ】なにわ男子の道枝駿佑やフリーン・サローチャらが来場 「ヴァレンティノ」2025-26秋冬コレクション

「ヴァレンティノ(VALENTINO)」は3月9日、パリのアラブ世界研究所で2025-26年秋冬コレクションを発表した。

会場には、なにわ男子の道枝駿佑やメゾンのアンバサダーを務めるフリーン・サローチャ(Freen Sarocha)、ジェフ・サター(Jeff Satur)ら豪華セレブリティーが来場しコレクションを楽しんだ。

来場者スナップ

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【スナップ】なにわ男子の道枝駿佑やフリーン・サローチャらが来場 「ヴァレンティノ」2025-26秋冬コレクション

「ヴァレンティノ(VALENTINO)」は3月9日、パリのアラブ世界研究所で2025-26年秋冬コレクションを発表した。

会場には、なにわ男子の道枝駿佑やメゾンのアンバサダーを務めるフリーン・サローチャ(Freen Sarocha)、ジェフ・サター(Jeff Satur)ら豪華セレブリティーが来場しコレクションを楽しんだ。

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「ザ・ノース・フェイス」と「セシリー バンセン」コラボは3月13日発売 クライミングが着想源の7型

「ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)」は3月13日、デンマーク・コペンハーゲン発のウィメンズブランド「セシリー バンセン(CECILIE BAHNSEN)」とのコラボレーションコレクション7型を発売する。“Elegant exploration.(優雅なる探究)”をメッセージとして、クライミングの強さと繊細さを表現。キービジュアルには、2024年パリ五輪女子スポーツクライミングの米国人銀メダリスト、ブルック・ラブトゥー(Brooke Raaboutou)らを起用した。

アイテムは黒1色で、立体的な花のモチーフ装飾やスカラップヘムといったディテールがポイント。「機能性とエレガンスを兼ね備えたデザイン」(発表資料から)として、「ファッションとアウトドアの融合を表現」する。マウンテンジャケット(ロング16万5000円、ショート13万2000円)、マウンテンドレス(14万8500円)、マウンテンショーツ(9万9000円)、シューズ(5万8300円)、ダッフルバッグ(6万6000円)、クロスボディーバッグ(4万1250円)の7型だ。

国内の販路はゴールドウインのオンラインストアのほか、東京・原宿とニュウマン横浜内の「ザ・ノース・フェイス 3(march)」、「ドーバー ストリート マーケット ギンザ」、「エストネーション」の六本木ヒルズ店と大阪店、「ビオトープ」の白金店と大阪店。ゴールドウインのオンラインストアでは13日の10時に販売開始する。

キービジュアルに起用したのはラブトゥーのほか、スポーツクライミングの英国チャンピオン、モリー・トンプソン=スミス(Molly Thompson-Smith)、プロクライマーのソレーヌ・ピレ(Solenne Piret)の3人。撮影はボルダリングスポットとして世界的に著名なフランスのフォンテーヌブローで行った。

アイテム詳細

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「ザ・ノース・フェイス」と「セシリー バンセン」コラボは3月13日発売 クライミングが着想源の7型

「ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)」は3月13日、デンマーク・コペンハーゲン発のウィメンズブランド「セシリー バンセン(CECILIE BAHNSEN)」とのコラボレーションコレクション7型を発売する。“Elegant exploration.(優雅なる探究)”をメッセージとして、クライミングの強さと繊細さを表現。キービジュアルには、2024年パリ五輪女子スポーツクライミングの米国人銀メダリスト、ブルック・ラブトゥー(Brooke Raaboutou)らを起用した。

アイテムは黒1色で、立体的な花のモチーフ装飾やスカラップヘムといったディテールがポイント。「機能性とエレガンスを兼ね備えたデザイン」(発表資料から)として、「ファッションとアウトドアの融合を表現」する。マウンテンジャケット(ロング16万5000円、ショート13万2000円)、マウンテンドレス(14万8500円)、マウンテンショーツ(9万9000円)、シューズ(5万8300円)、ダッフルバッグ(6万6000円)、クロスボディーバッグ(4万1250円)の7型だ。

国内の販路はゴールドウインのオンラインストアのほか、東京・原宿とニュウマン横浜内の「ザ・ノース・フェイス 3(march)」、「ドーバー ストリート マーケット ギンザ」、「エストネーション」の六本木ヒルズ店と大阪店、「ビオトープ」の白金店と大阪店。ゴールドウインのオンラインストアでは13日の10時に販売開始する。

キービジュアルに起用したのはラブトゥーのほか、スポーツクライミングの英国チャンピオン、モリー・トンプソン=スミス(Molly Thompson-Smith)、プロクライマーのソレーヌ・ピレ(Solenne Piret)の3人。撮影はボルダリングスポットとして世界的に著名なフランスのフォンテーヌブローで行った。

アイテム詳細

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「ブルックス」がテクノロジーとスタイルの融合でランニング市場を席巻 111年の進化が生んだ信頼のシューズ

ランニングシューズの世界には数多くのブランドが存在するが、その中でも「ブルックス(BROOKS)」は、快適性とパフォーマンスを両立することで、ランナーの信頼を獲得し続けている。2023年には、アメリカのパフォーマンスランニングフットウエア部門で売上金額シェアNo.1に輝き、名実ともにトップブランドの地位を確立した。1914年にアメリカで創業した「ブルックス」は、バイオメカニクスの研究を基に、ランナーの走りを徹底的にサポートするシューズを開発。その哲学の根底には、“Let’s Run There”というコンセプトがある。これはランナー各々が持つ目的、ゴール、スタイルの多様性に基づき、ランニングの進化する役割にインスパイアされたものであり、無限の可能性を讃えるメッセージだ。

そんな「ブルックス」のラインアップの中でも、特に注目すべきモデルが“ハイペリオン(HYPERION)”と“グリセリン(GLYCERIN)”だ。それぞれ異なるスタイルに特化し、履く人の個性や目的に応じた最適な体験を提供する。今回は、この進化した2足の名作を紹介。プロアスリートからも愛されるスピード追求型シューズ“ハイペリオン エリート4 PB(HYPERION ELITE 4 PB)”と、街中のカジュアルなスタイルにもマッチするデザイン性が魅力の“グリセリンマックス(GLYCERIN MAX)”。自分のスタイルに合わせ、“ハイペリオンエリート4 PB”で「最速の一歩」を、“グリセリンマックス”で「極上の履き心地」を手に入れてみては?

契約アスリート全員が自己ベスト更新
勝利に導くシューズとは?

1月にデビューしたばかりの“ハイペリオンエリート4 PB”は、トップアスリートと共同開発した“最速の一足”だ。「ブルックス」史上最も革新的なミッドソールフォームという「DNAゴールド(DNA GOLD)」を採用。合成樹脂の一種で、柔軟性や軽量性を持つPEBA素材を100%使用し、従来フォームの「DNA フラッシュ v2(DNA FLASH v2)」と比較して、11%の軽量化、25%のソフト化、14%の反発力向上を実現。これによって、より少ないエネルギーで最大限の推進力を得ることができ、長時間のレースでもパフォーマンスを発揮する。さらに、各サイズに最適化されたカーボンプレート「スピードボールトレースプレート(SPEED VAULT RACE PLATE)」も搭載。これは、足の動きにフィットする形状に設計されているので、推進力を最大限に引き出し、レースでのさらなるタイム短縮をサポートする。カーボンの剛性と「DNAゴールド」フォームの柔らかさが連動することで、爆発的な加速力を生み出す。ただし、レースシューズに求められるのはスピードだけではない。アッパー素材は、通気性に加え、サポート性も高いのだ。足にしっかりフィットし、レース中の不要な動きを最小限に抑えることで、最後まで安定した走りを可能にする。

昨年10月の「シカゴマラソン」で、“ハイペリオンエリート4 PB”を着用した「ブルックス」の契約アスリート7人全員がパーソナルベスト(以下、PB)を達成した。「ブルックス」のアイコンであり、2023年「世界陸上」のUSA代表、ザック・パニング(Zach Panning)は、同大会でPBを12秒更新(2時間9分16秒)し、「スタートラインに立ったとき、最高の靴を履いていると確信した」とコメント。また、エイミー デイヴィス・グリーン(Amy Davis-Green)もPBを4分28秒縮め(2時間28分41秒)、「このシューズを初めて履いたとき、まるで何も履いていないかのように感じた。擦れることもなく、包み込むように私の足にフィットしてくれた。自分の履いているシューズに自信を持てたことが、私を自己ベストの更新に導いてくれた」と語った。さらに、アメリカ人女性としてトップ成績を収めたスザンナ・サラヴァン(Susanna Sullivan)は、PBの2時間21分56秒を記録し、次のように述べた。「流線型のフィット感とフォームのバネ性に感動した。技術的な面で最高のレーシングシューズであるだけでなく、練習で履くたびに今までより速く走れていたことが大きな自信になった。シューズがその努力をサポートしてくれると信じて、思い切り走りぬけた」。

ブランド史上最大クッション
次世代モデル

「ブルックス」のロングセラーアイテム“グリセリン”に、最新クッションフォーム「DNAチューン(DNA TUNED)」を搭載した“グリセリンマックス”がラインアップする。最大の特長であるこの極厚クッションフォームは、快適性、耐久性、反発力を兼ね備えた唯一無二のソール構造だ。かかと部の大きな気泡が着地時の衝撃を吸収し、前足部の小さな気泡がパワフルな蹴り出しをサポートするため、まるで“無限のエネルギー”を足元に宿したような走り心地を実現。長距離ランやリカバリーランにも最適な一足へと進化した。

“グリセリンマックス”のミッドソールは、前足部が39mm、かかと部が45mmで、「ブルックス」史上最も厚いクッションボリュームを誇る。「DNAチューン」と組み合わせた独自の「グライドロールロッカー(かかとからつま先にかけてのカーブ構造)」によって、重心移動をスムーズにサポート。足への負担を軽減することで、より快適に、より長く走れる感覚を提供する。また、シンプルかつ洗練されたデザインは、カジュアルなスタイルとも相性抜群。トレンドの厚底シルエットがコーディネートに存在感をプラスする。ファッションアイテムとしてもインパクト抜群の極厚クッションフォームは、未知のランニング体験はもちろん、ライフスタイルにも最高峰の快適さをもたらすだろう。

“「ブルックス」は都会的で
アスファルトが似合う”

圧倒的なクッション性で日常を快適にする“グリセリンマックス”。クリエイティブディレクターの金子恵治さんとモデル・俳優の田中シェンさんが私服とコーディネート。

スタイルのある大人の一人、金子恵治さんは、その快適性と都会的なデザインを高く評価する。金子さんが「ボリュームのあるデザインなのに、驚くほどなじむ」と語るように、派手すぎず、それでいて存在感のあるフォルムは、さまざまなスタイルとの絶妙なバランスを生み出す。「厚底の安定感がありながら、無駄なゴツさを感じさせない絶妙なフォルムは、都会的でアスファルトが似合う。ストリート感と品の良さを兼ね備えていて、休日のカジュアルスタイルから都会を駆ける旅まで、シーンを問わず活躍する」と続ける。「大人の足元には、クッション性と安定感が必要。圧倒的なクッション性が、長時間の街歩きはもちろん、日々の犬の散歩までサポートしてくれる」。

“他のスポーツシューズにはない
洗練された空気感がある”

「まるで風と一体化するように、足を軽く踏み出せばスムーズに前へ進んでいく」と田中シェンさん。街歩きが好きな彼女にとって、足の負担を最小限に抑えながら快適に移動できる履き心地の良さは、大きな魅力のひとつだ。ベーシックなスタイルにはサラッとなじみ、ちょうど良い抜け感が加わる。コートを着たクラシックなスタイルには、スポーティーな足元が都会的なムードを演出する。「最初は“ガチなスポーツシューズ”だと思っていた。だけど、実際に私服に合わせてみると、シンプルなデザインと絶妙なカラーリングが、どんなスタイルにもすんなりと溶け込むことに気づいた。ほかのスポーツシューズにはない洗練された空気感がある」と語った。

PHOTO(MODEL):SHUNGO TANAKA(MAETTICO)
PHOTO(STILL):KAZUNORI IGARASHI(WISH)
HAIR&MAKE:TOMOE(ARTIFATA)
EDIT&TEXT:YUKI KOIKE
問い合わせ先
アキレスお客様相談室
0120-89-4192

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「ブルックス」がテクノロジーとスタイルの融合でランニング市場を席巻 111年の進化が生んだ信頼のシューズ

ランニングシューズの世界には数多くのブランドが存在するが、その中でも「ブルックス(BROOKS)」は、快適性とパフォーマンスを両立することで、ランナーの信頼を獲得し続けている。2023年には、アメリカのパフォーマンスランニングフットウエア部門で売上金額シェアNo.1に輝き、名実ともにトップブランドの地位を確立した。1914年にアメリカで創業した「ブルックス」は、バイオメカニクスの研究を基に、ランナーの走りを徹底的にサポートするシューズを開発。その哲学の根底には、“Let’s Run There”というコンセプトがある。これはランナー各々が持つ目的、ゴール、スタイルの多様性に基づき、ランニングの進化する役割にインスパイアされたものであり、無限の可能性を讃えるメッセージだ。

そんな「ブルックス」のラインアップの中でも、特に注目すべきモデルが“ハイペリオン(HYPERION)”と“グリセリン(GLYCERIN)”だ。それぞれ異なるスタイルに特化し、履く人の個性や目的に応じた最適な体験を提供する。今回は、この進化した2足の名作を紹介。プロアスリートからも愛されるスピード追求型シューズ“ハイペリオン エリート4 PB(HYPERION ELITE 4 PB)”と、街中のカジュアルなスタイルにもマッチするデザイン性が魅力の“グリセリンマックス(GLYCERIN MAX)”。自分のスタイルに合わせ、“ハイペリオンエリート4 PB”で「最速の一歩」を、“グリセリンマックス”で「極上の履き心地」を手に入れてみては?

契約アスリート全員が自己ベスト更新
勝利に導くシューズとは?

1月にデビューしたばかりの“ハイペリオンエリート4 PB”は、トップアスリートと共同開発した“最速の一足”だ。「ブルックス」史上最も革新的なミッドソールフォームという「DNAゴールド(DNA GOLD)」を採用。合成樹脂の一種で、柔軟性や軽量性を持つPEBA素材を100%使用し、従来フォームの「DNA フラッシュ v2(DNA FLASH v2)」と比較して、11%の軽量化、25%のソフト化、14%の反発力向上を実現。これによって、より少ないエネルギーで最大限の推進力を得ることができ、長時間のレースでもパフォーマンスを発揮する。さらに、各サイズに最適化されたカーボンプレート「スピードボールトレースプレート(SPEED VAULT RACE PLATE)」も搭載。これは、足の動きにフィットする形状に設計されているので、推進力を最大限に引き出し、レースでのさらなるタイム短縮をサポートする。カーボンの剛性と「DNAゴールド」フォームの柔らかさが連動することで、爆発的な加速力を生み出す。ただし、レースシューズに求められるのはスピードだけではない。アッパー素材は、通気性に加え、サポート性も高いのだ。足にしっかりフィットし、レース中の不要な動きを最小限に抑えることで、最後まで安定した走りを可能にする。

昨年10月の「シカゴマラソン」で、“ハイペリオンエリート4 PB”を着用した「ブルックス」の契約アスリート7人全員がパーソナルベスト(以下、PB)を達成した。「ブルックス」のアイコンであり、2023年「世界陸上」のUSA代表、ザック・パニング(Zach Panning)は、同大会でPBを12秒更新(2時間9分16秒)し、「スタートラインに立ったとき、最高の靴を履いていると確信した」とコメント。また、エイミー デイヴィス・グリーン(Amy Davis-Green)もPBを4分28秒縮め(2時間28分41秒)、「このシューズを初めて履いたとき、まるで何も履いていないかのように感じた。擦れることもなく、包み込むように私の足にフィットしてくれた。自分の履いているシューズに自信を持てたことが、私を自己ベストの更新に導いてくれた」と語った。さらに、アメリカ人女性としてトップ成績を収めたスザンナ・サラヴァン(Susanna Sullivan)は、PBの2時間21分56秒を記録し、次のように述べた。「流線型のフィット感とフォームのバネ性に感動した。技術的な面で最高のレーシングシューズであるだけでなく、練習で履くたびに今までより速く走れていたことが大きな自信になった。シューズがその努力をサポートしてくれると信じて、思い切り走りぬけた」。

ブランド史上最大クッション
次世代モデル

「ブルックス」のロングセラーアイテム“グリセリン”に、最新クッションフォーム「DNAチューン(DNA TUNED)」を搭載した“グリセリンマックス”がラインアップする。最大の特長であるこの極厚クッションフォームは、快適性、耐久性、反発力を兼ね備えた唯一無二のソール構造だ。かかと部の大きな気泡が着地時の衝撃を吸収し、前足部の小さな気泡がパワフルな蹴り出しをサポートするため、まるで“無限のエネルギー”を足元に宿したような走り心地を実現。長距離ランやリカバリーランにも最適な一足へと進化した。

“グリセリンマックス”のミッドソールは、前足部が39mm、かかと部が45mmで、「ブルックス」史上最も厚いクッションボリュームを誇る。「DNAチューン」と組み合わせた独自の「グライドロールロッカー(かかとからつま先にかけてのカーブ構造)」によって、重心移動をスムーズにサポート。足への負担を軽減することで、より快適に、より長く走れる感覚を提供する。また、シンプルかつ洗練されたデザインは、カジュアルなスタイルとも相性抜群。トレンドの厚底シルエットがコーディネートに存在感をプラスする。ファッションアイテムとしてもインパクト抜群の極厚クッションフォームは、未知のランニング体験はもちろん、ライフスタイルにも最高峰の快適さをもたらすだろう。

“「ブルックス」は都会的で
アスファルトが似合う”

圧倒的なクッション性で日常を快適にする“グリセリンマックス”。クリエイティブディレクターの金子恵治さんとモデル・俳優の田中シェンさんが私服とコーディネート。

スタイルのある大人の一人、金子恵治さんは、その快適性と都会的なデザインを高く評価する。金子さんが「ボリュームのあるデザインなのに、驚くほどなじむ」と語るように、派手すぎず、それでいて存在感のあるフォルムは、さまざまなスタイルとの絶妙なバランスを生み出す。「厚底の安定感がありながら、無駄なゴツさを感じさせない絶妙なフォルムは、都会的でアスファルトが似合う。ストリート感と品の良さを兼ね備えていて、休日のカジュアルスタイルから都会を駆ける旅まで、シーンを問わず活躍する」と続ける。「大人の足元には、クッション性と安定感が必要。圧倒的なクッション性が、長時間の街歩きはもちろん、日々の犬の散歩までサポートしてくれる」。

“他のスポーツシューズにはない
洗練された空気感がある”

「まるで風と一体化するように、足を軽く踏み出せばスムーズに前へ進んでいく」と田中シェンさん。街歩きが好きな彼女にとって、足の負担を最小限に抑えながら快適に移動できる履き心地の良さは、大きな魅力のひとつだ。ベーシックなスタイルにはサラッとなじみ、ちょうど良い抜け感が加わる。コートを着たクラシックなスタイルには、スポーティーな足元が都会的なムードを演出する。「最初は“ガチなスポーツシューズ”だと思っていた。だけど、実際に私服に合わせてみると、シンプルなデザインと絶妙なカラーリングが、どんなスタイルにもすんなりと溶け込むことに気づいた。ほかのスポーツシューズにはない洗練された空気感がある」と語った。

PHOTO(MODEL):SHUNGO TANAKA(MAETTICO)
PHOTO(STILL):KAZUNORI IGARASHI(WISH)
HAIR&MAKE:TOMOE(ARTIFATA)
EDIT&TEXT:YUKI KOIKE
問い合わせ先
アキレスお客様相談室
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【スナップ】ITZYリュジン、中条あやみらが来場 ザ ポロ ウィメンズ ショップの1周年記念イベント

「ポロ ラルフ ローレン(POLO RALPH LAUREN)」は3月6日、ウィメンズアイテムにフォーカスし、ブランド哲学を体験できるストア、ザ ポロ ウィメンズ ショップの1周年を記念したアニバーサリーイベントを開催した。

会場にはK-POPガールズグループのITZYのメンバー、リュジン(RYUJIN)やモデル兼俳優の中条あやみのほか、モデルの森星、堀田茜、横田真悠、萬波ユカ、monako、ボーカルダンスユニット、M!LKに所属する佐野勇斗、俳優の鈴鹿央士、「パープルシングス(PURPLE THINGS)」のデザイナー、菊乃らが来場。2025年春夏コレクションで発表した新作バッグ“ポロ プレイ(Polo Play)”を身につけ遊び心あふれる空間を楽しんだ。

ウインドウには巨大なバッグが展示

新作バッグ“ポロ プレイ”は、「ラルフ ローレン」を象徴するポロシャツと同じ“joy(喜び)”と“optimism(ポジティブな精神)”にインスピレーションを得た。1周年を迎えたストアのウインドウには高さ1mを超える大きな“メガ ポロ プレイ(Mega Polo Play)”を展示し、ストアの外からでも遊び心が感じられるファサードでゲストらを迎えた。

店内は、2025年春夏コレクションのアイテムに加え、1周年を記念して制作した“パッチワーク ベア”のぬいぐるみ(3万1900円)や“ポロベア”のスエット(5万9400円)、ケーブルニットのキャップ(2万5300円)などの限定商品が並ぶほか、2階にはブランド哲学を体験できるストアとして特別にセレクトされた写真集やレコードの展示、販売も行う。

また3月15、16、22、23日の日程で、“ポロ プレイ”をより楽しめるイベントを実施。同バッグの購入者には職人がひとつひとつ手作業でペットや花のイラスト、ボタニカルな飾り文字のイニシャルなどをペイントする。

来場者スナップ一覧

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【スナップ】ITZYリュジン、中条あやみらが来場 ザ ポロ ウィメンズ ショップの1周年記念イベント

「ポロ ラルフ ローレン(POLO RALPH LAUREN)」は3月6日、ウィメンズアイテムにフォーカスし、ブランド哲学を体験できるストア、ザ ポロ ウィメンズ ショップの1周年を記念したアニバーサリーイベントを開催した。

会場にはK-POPガールズグループのITZYのメンバー、リュジン(RYUJIN)やモデル兼俳優の中条あやみのほか、モデルの森星、堀田茜、横田真悠、萬波ユカ、monako、ボーカルダンスユニット、M!LKに所属する佐野勇斗、俳優の鈴鹿央士、「パープルシングス(PURPLE THINGS)」のデザイナー、菊乃らが来場。2025年春夏コレクションで発表した新作バッグ“ポロ プレイ(Polo Play)”を身につけ遊び心あふれる空間を楽しんだ。

ウインドウには巨大なバッグが展示

新作バッグ“ポロ プレイ”は、「ラルフ ローレン」を象徴するポロシャツと同じ“joy(喜び)”と“optimism(ポジティブな精神)”にインスピレーションを得た。1周年を迎えたストアのウインドウには高さ1mを超える大きな“メガ ポロ プレイ(Mega Polo Play)”を展示し、ストアの外からでも遊び心が感じられるファサードでゲストらを迎えた。

店内は、2025年春夏コレクションのアイテムに加え、1周年を記念して制作した“パッチワーク ベア”のぬいぐるみ(3万1900円)や“ポロベア”のスエット(5万9400円)、ケーブルニットのキャップ(2万5300円)などの限定商品が並ぶほか、2階にはブランド哲学を体験できるストアとして特別にセレクトされた写真集やレコードの展示、販売も行う。

また3月15、16、22、23日の日程で、“ポロ プレイ”をより楽しめるイベントを実施。同バッグの購入者には職人がひとつひとつ手作業でペットや花のイラスト、ボタニカルな飾り文字のイニシャルなどをペイントする。

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小松菜奈が韓国のファッションブランド「サンサンギア」の25年春夏コレクションに登場

韓国のファッションブランド「サンサンギア(SAN SAN GEAR)」が、2025年春夏コレクションを公開した。モデルとして、小松菜奈とHibiki Tomiyamaが参加した。

静岡県の熱海で行われた撮影では、「循環」「シュルレアリスム」をテーマに、繰り返される日常の中で新たな始まりと経験に出会う瞬間を、フォトグラファーのニコライ・アンが撮影。「CHECK POINT」と題した本コレクションでは、ストライプ柄のフーディーシャツやユニークなディテールのボタンフーディーなど、拡張されたカジュアルウエアラインを展開する。韓国では3月17日から、日本では3月24日から順次販売する。

サンサンギアとは

19年に設立された「サンサンギア」は、単なる衣服ではなく「文化を志向するブランド」を追求。アウトドアやサブカルチャーを基盤に、機能的素材に独特なグラフィックデザインを融合させ、日常生活に適用可能なプロダクトを提案。ブランド独自のカットとパターンで未来的なムードを醸し出し、ストリートウエアとアウトドアウエアの境界を超えたコレクションを、独創的なデザインとヴィジュアルとともに発表し続けている。韓国内の直営店2店舗のほか、世界各国のセレクトショップでも展開している。

2025年春夏コレクション

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BLACKPINKリサがソロデビューアルバム発売を記念して来日 アパレルのポップアップとサインイベントを開催

ヴェイパースが運営するセレクトショップのヌビアン(NUBIAN)は3月10〜16日、BLACKPINKリサのソロデビューアルバム「オルター・エゴ(Alter Ego)」の発売を記念してポップアップを開催する。また3月15日には、限定グッズ購入者のうち抽選で30人が参加できるサイン会も開催する。さらに同日、オンライン先行販売購入者のうち抽選で50人が参加できるミニファンミーティングも開催する(ミニファンミーティングは既に抽選募集期間は終了している)。

体験型のポップアップと抽選でサイン会とファンミーティングを用意

同ポップアップは、体験型がコンセプトで、ここでしか手に入らないアパレルや雑貨などの限定グッズのほか、アルバムの世界観が全身で体験できるリスニングブースやフォトブース、プリクラやサイン入りCDなどが当たるガチャガチャなどを用意する。また、同ポップアップで対象商品を1万1000円以上購入すると、抽選で15日開催のプレミアム サイニング イベントに参加できる。抽選期間は13日まで。

開催概要

◼️“オルター エゴ“ワールドワイド アルバム ポップアップ イン ヌビアン ハラジュク
日程:3月10〜16日
場所:ヌビアン原宿
住所:東京都渋谷区神宮前1-20-2
営業時間:11:00〜20:00(15日のみ11:00〜13:00)

◼️プレミアム サイニング イベント
抽選期間:3月10〜13日(11:00〜20:00)
抽選結果発表:3月13日23:59
開催日:3月15日

ポップアップ・プレミアムサイニングイベント特設サイト

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BLACKPINKリサがソロデビューアルバム発売を記念して来日 アパレルのポップアップとサインイベントを開催

ヴェイパースが運営するセレクトショップのヌビアン(NUBIAN)は3月10〜16日、BLACKPINKリサのソロデビューアルバム「オルター・エゴ(Alter Ego)」の発売を記念してポップアップを開催する。また3月15日には、限定グッズ購入者のうち抽選で30人が参加できるサイン会も開催する。さらに同日、オンライン先行販売購入者のうち抽選で50人が参加できるミニファンミーティングも開催する(ミニファンミーティングは既に抽選募集期間は終了している)。

体験型のポップアップと抽選でサイン会とファンミーティングを用意

同ポップアップは、体験型がコンセプトで、ここでしか手に入らないアパレルや雑貨などの限定グッズのほか、アルバムの世界観が全身で体験できるリスニングブースやフォトブース、プリクラやサイン入りCDなどが当たるガチャガチャなどを用意する。また、同ポップアップで対象商品を1万1000円以上購入すると、抽選で15日開催のプレミアム サイニング イベントに参加できる。抽選期間は13日まで。

開催概要

◼️“オルター エゴ“ワールドワイド アルバム ポップアップ イン ヌビアン ハラジュク
日程:3月10〜16日
場所:ヌビアン原宿
住所:東京都渋谷区神宮前1-20-2
営業時間:11:00〜20:00(15日のみ11:00〜13:00)

◼️プレミアム サイニング イベント
抽選期間:3月10〜13日(11:00〜20:00)
抽選結果発表:3月13日23:59
開催日:3月15日

ポップアップ・プレミアムサイニングイベント特設サイト

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「ブリオーニ」の旗艦店がリニューアル 銀座で“スローラグジュアリー”を体験

イタリア・ローマを拠点にするラグジュアリーメゾン「ブリオーニ(BRIONI)」は、銀座の旗艦店を中央通り沿いに移転し、2月にリニューアルオープンした。新店は1フロア構成で、店内にフォーマルウエアからレジャーウエア、レザーグッズ、シューズ、アクセサリー、フレグランスまでをフルラインアップする。日本では同店限定となるウィメンズコレクション“ラ・ドンナ”も並ぶ。

「ブリオーニ」の新たな顔となる旗艦店は、最新のグローバルコンセプトに基づいて設計した日本初の店舗だ。メゾンの基本理念である“スローラグジュアリー”のメッセージを店舗デザインにもあらゆる解釈で採用し、大理石をふんだんに使った外装の重厚なムードと、ウッドを基調とした温かみのある内装のコントラストが心地いい。店内の随所に配置した1950~70 年代のイタリアンビンテージ家具は、ピーター・マリノやイコ・パリージら著名デザイナーによる作品ばかり。エントランスで存在感を放つ一枚板のビンテージテーブルは、ニューヨークを拠点にするアーティストの花房壽夫が手掛けた。これらの家具は「ブリオーニ」が保管していたもので、昔ながらの手仕事を継承する“スローラグジュアリー”の概念が、インテリアからも感じられる。

またテーブル下で存在感を放つカーペットは、鮮やかな色彩の船をモチーフにした手織りMITAタペストリー“RADA”だ。イタリア語で港を意味するタペストリーは、銀座にかつて広がっていた堀や運河の風景に思いをはせて選んだという。店内奥のウォールタペストリーは、銀座・森岡書店の代表を務める森岡督行が、江戸時代の銀座の地図を描いている。イタリアのラグジュアリーメゾンらしい洗練された空間の節々に、日本らしい美意識が調和する。

銀座のリニューアルに合わせて、ブリオーニのメディ・ベナバジ(Mehdi Benabadji)=CEOが来日し、同店へのこだわりや日本市場について語った。「『ブリオーニ』は今年で創業80年を迎え、日本に本格上陸して25年となる。この記念すべき年に、銀座に新しいストアコンセプトの店舗を開くことができた。私が現職に就いてからの5年間で、『ブリオーニ』はレジャーウエアやウィメンズ、フレグランスなどを導入し、より多くの方に楽しんでもらえるラインアップに拡大してきた。品質とストーリーをとても大切にする日本のお客さまには、サルトリアの伝統を継ぐわれわれらしい質や信頼の高さを、リラックスした空間で丁寧に伝えていきたい」。

「店では、私たちが掲げる“スローラグジュアリー”のメッセージも感じてもらえるはずだ。“スローラグジュアリー”の根底には、あるゆる“信頼”が存在する。私たちが提供するサービスやモノ作り、スタッフとお客さまとの深い絆など、全てにおいての “信頼”も店作りにおいてこだわった。例えば、サステナビリティにも強くコミットメントしており、新しい銀座店は、6カ月以内にLEEDゴールド認証を取得する予定だ。天然素材の使用や資材の現地調達に加え、店の特徴的家具は新たにそろえたのではなく、『ブリオーニ』の所有物を銀座店に合わせてキュレーションしている」。

「他にも、ビンテージ家具とモダンな内装を融合したり、アート作品にも伝統の手仕事や文化を取り入れたりと、さまざまな趣向を凝らした。ウォールタペストリーを森岡督行さんに依頼したのは、彼自身がとても『ブリオーニ』だったから。伝統を継承しながら、表現はモダンにというアプローチは私たちと共通している」。

■「ブリオーニ」銀座店
営業時間:11 :00〜20 :00
住所:東京都中央区銀座1-8-19 キラリトギンザ1階

問い合わせ先
ブリオーニ クライアントサービス
0120-200-185

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【スナップ】「クリスチャン・ルブタン」と「メゾン マルジェラ」のコラボシューズ発売イベントに本田翼や萬波ユカらが来場

「クリスチャン ルブタン(CHRISTIAN LOUBOUTIN)」は、「メゾン マルジェラ(MAISON MARGIELA)」とコラボレーションしたカプセルシューズコレクションの発売を記念してイベントを開催した。

2024年1月に発表した「メゾン マルジェラ」2024年“アーティザナル”コレクションをきっかけに実現した同コレクションは、創造性豊かな2つの言語を交配させるイメージをもとに作り上げた“メゾン マルジェラ バイ クリスチャン ルブタン”と“クリスチャン ルブタン バイ メゾン マルジェラ”の2つのテーマで構成する。

赤と白で設えた会場には、俳優の本田翼やモデルの萬波ユカ、福士リナらが来場した。

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「ジル サンダー」の新ディレクターは、「バリー」のシモーネ・ベロッティ ルーク夫妻の後任

「ジル サンダー(JIL SANDER)」は、「バリー(BALLY)」のクリエイティブ・ディレクターを務めていたシモーネ・ベロッティ(Simone Bellotti)を次のクリエイティブ・ディレクターに指名した。2025-26年秋冬コレクションの発表直後に退任を表明したルーシー&ルーク・メイヤー(Lucie and Luke Meier)夫妻の後任となる。

「ジル サンダー」擁するOTBのレンツォ・ロッソ(Renzo Rosso)会長は、「シモーネは、豊かな経験と才能の持ち主。我々は時間をかけてブランドの次なるビジョンを共有してきた。革新と洗練により、『ジル サンダー』を今以上にアイコニックでユニークなブランドにしてくれるだろう」とコメントした。

一方のベロッティ新クリエイティブ・ディレクターは、「『ジル サンダー』に加わることができて光栄に思う。新たな美意識と独自のアプローチで強いアイデンティティーを有しているブランドは、今日のデザインの世界において欠かせない存在。レンツォ会長の期待に応え、ブランドの可能性を惜しみなく引き出すことに貢献したい」と意欲を語った。

ベロッティ新デザイン・ディレクターは、「ジャンフランコ フェレ(GIANFRANCO FERRE)」や「ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)」「ドルチェ&ガッバーナ(DOLCE&GABBANA)」でキャリアを積んだ後、「グッチ(GUCCI)」に16年間勤務。アレッサンドロ・ミケーレ(Alessandro Michele)の右腕だった。23年、「バリー」のクリエイティブ・ディレクターに就任した。

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「士郎正宗の世界展」のオリジナルグッズが公開 「攻殻機動隊」や「アップルシード」など

4月12日から開催される展覧会「士郎正宗の世界展〜『攻殻機動隊』と創造の軌跡〜」のオリジナルグッズの第1弾が発表された.「攻殻機動隊」、「アップルシード」、「ドミニオン」、「仙術超攻殻オリオン」、「ブラックマジック」の5作品のビジュアルを中心に使用した、Tシャツやパーカーなどのアパレルアイテムを中心に合計50アイテムが公開された。

Tシャツ

ロンT

フーディー

刺しゅうキャップ

トートバッグ

その他

また、オリジナルグッズのほか、「ブレインデッド(BRAIN DEAD)」、「セント マイケル(©︎SAINT MXXXXXX)」、「ギークス ルール(GEEKS RULE)」、「ベアブリック(BE@RBRICK)」、「メクリ(MEQRI)」、「マックスファクトリー(MAXFACTORY)」、「ユニオン(UNNON)」などとのコラボレーション商品も販売予定だ。

■士郎正宗の世界展 ~「攻殻機動隊」と創造の軌跡~
会期:4月12日~8月17日
休館日:月曜日 ※祝日の場合は開館し、翌平日休館
会場:世田谷文学館
住所:東京都世田谷区南烏山1-10-10

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50周年のシップスが「アディダス オリジナルス」に別注 シックな“ガゼル インドア”

シップス(SHIPS)は3月28日、「アディダス オリジナルス(ADIDAS ORIGINALS)」に別注したスニーカー“ガゼル インドア シップス(GAZELLE INDOOR SHIPS)”を発売する。サイズはメンズが26.0〜29.0、30.0cm、ウィメンズが23.0〜25.5cmをそろえ、価格は1万6500円。シップスの店舗および公式オンラインストアで扱う。また、26日までオンラインで先行予約を受け付ける。

50周年を祝うシックな別注モデル

同スニーカーは、シップスの50周年を記念して別注したアニバーサリーモデル。1970年代に誕生した“ガゼル インドア(GAZELLE INDOOR)”をベースに、アッパーには柔らかなスエード素材を用いて、シップスのブランドカラーであるネイビーを基調にデザインした。また、ガムラバーアウトソールには落ち着いたブラウンカラーを組み合わせ、アニバーサリーにふさわしいシックな雰囲気に仕上げた。

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