「Who gets to be American?」と問う「プラバル グルン(PRABAL GURUNG)」、多様性に富んだキャスティングの「ケイト・スペード ニューヨーク(KATE SPADE NEW YORK)」など、2020年春夏ニューヨーク・コレクションでは、アメリカへの愛国心を示すデザイナーが多かった。来年の米大統領選挙の動向が注目される中、希望と夢の象徴だったアメリカは今後もダイバーシティーとオプティミズムの国であるべきことを、各ブランドがそれぞれの表現方法で訴えた。
ということを伝えようとショーの後にバックステージに向かうと、そこにはファンキーな光景が広がっていました。阿部さんは自分のTシャツを指さして「これ、これなの!」と一言。そして隣には存在感たっぷりの黒人男性ご一行とナオミ・キャンベル(Naomi Campbell)の姿が。男性はなんと、ジョージ・クリントン(George Clinton)でした!名前を知らずとも音楽を聴けば、「あ~」となるキング・オブ・ファンクのミュージシャンです。阿部さんが指さしていたのは、ジョージ・クリントンの曲「One Nation Under a Groove」のジャケ写でした。これ、買いますわ!
「WWDビューティ」10月3日号、「WWDジャパン」10月14日号には付録として、冊子「My Lingerie, My Scent(ランジェリー&フレグランス特集)」が付いてくる。ファッションと切り離して考えがちだけれど、実はファッション同様にトレンドがあるランジェリー。素肌にまとうものだから、そのときどきの女性の気持ちの変化さえ如実に映し出すという側面も併せ持っている。紙面では、そんなランジェリーの潮流をランジェリーライターの川原好恵が解説。同付録に掲載の最新トピックスの中から抜粋して紹介する。
ダイバーシティー(多様性)への意識の高まりは下着業界でも顕著。「どこかの誰かが決めた理想の体形や平均値と比べるのではなく、世界に一つの自らのボディーをポジティブに捉え、愛し、自信を持って」。そんな「ボディーポジティブ」なマインドが世界に広がっている。日々のエクササイズで目指すのはファンタジーの世界の10頭身モデルではなく、自己ベスト。それが今の時代だ。それを象徴するブランドとして注目されているのが、実業家としても活躍する歌手リアーナ(Rihanna)によるランジェリーブランド「サベージ×フェンティ(SAVAGE X FENTY)」。ダイバーシティーをコンセプトとする同ブランドは、32Aから46DDD(70Aから110G程度)、XSから3Xと豊富なサイズ展開が高く評価されている。今年7月には国籍、人種、年齢、体形の異なるモデルが登場するショーを開催し話題をさらった。本来これがあるべき姿。だって美しさの基準はそれぞれなのだから。
アルフレッド・ジャーによる個展「Lament of the Images(イメージの嘆き)」が11月2日まで、東京・谷中のスカイザバスハウスで開催されている。アルフレッド・ジャーは彫刻や建築、映画などのさまざまなメディア領域で、文化や政治の危機的状況を表現するアーティスト。同展は光と文字で構成された3つのインスタレーション作品から現代におけるメディア文化への批判を表現している。
■Lament of the Images(イメージの嘆き)
日程:10月4日~11月2日
時間:12:00~18:00
場所:スカイザバスハウス
住所:東京都台東区谷中6-1-23
入場料:無料
休廊日:日、月、祝日
その理想を実現するのがC2M(Consumer to Manufacture)※5という受注生産で、「ユニクロ」が島精機製作所と組んだホールガーメント・ニットや「カシヤマ・ザ・スマートテーラー(KASHIYAMA THE SMART TAILOR)」の短納期PO(パターンオーダー)スーツが代表的なものだ。「ナイキ(NIKE)」や「プーマ(PUMA)」の消費地生産は理想だが、生産コストを考えれば中国沿海部などでIoTによって短納期生産するのが現実的。オンラインCAD※6、さらにCAM※7まで投資すれば生産サイクルは極端に短縮できる。
10月7日にローンチするSeptem 3D Printed Fashionのアクセサリー REX / SHUTTERSTOCK (c) FAIRCHILD PUBLISHING, LLC
「WWD JAPAN.com」が今週発売の新商品を「ファッション部門」「ビューティ部門」「スニーカー部門」別にまとめてお届け。「ファッション部門」と「ビューティ部門」は読者の注目度(PV)から1〜3位までをランキング形式で紹介。今週の「ファッション部門」では「スノーピーク(SNOW PEAK)」と「東京デザインスタジオ ニューバランス(TOKYO DESIGN STUDIO NEW BALANCE)」のコラボレーションしたカプセルコレクションが最も注目され、「ビューティ部門」では「ドルチェ&ガッバーナ ビューティ(DOLCE&GABBANA BEAUTY)」のメイクアップコレクションが1位に輝いた。
「ディオール」2019-20年秋冬オートクチュール・コレクション AITOR ROSAS SUNE FOR WWD (c) FAIRCHILD PUBLISHING, LLC
16年に「ディオール」のアーティスティック・ディレクターに就任して以来、マリア・グラツィアはフェミニズムや文化の盗用など非常に今日的なテーマでコレクションを発表し、社会問題に関心が高いミレニアル世代を引き付けてきた。今回、そうした若年層が注目する話題の一つであるサステイナビリティーをテーマに選んでいるが、同ブランドを擁するLVMHモエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)も環境保護に関する取り組みに本腰を入れてきており、ちょうどいいタイミングだと言えるだろう。しかも、コレクションが開催される何日か前には気候変動の危機を訴える「グローバル気候マーチ(Global Climate Strike)」が世界各地で行われたが、これは全くの偶然だという。「誰も信じてくれないと思うけれど、本当に偶然。南米アマゾンの熱帯雨林で発生した大規模な火災の写真を見たときには、あまりにショッキングで、コレクションのテーマを変更しようかと思った。サステイナビリティーをテーマにしているのに、服自体がサステイナブルではないと批判されることが容易に想像できたが、サステイナブルなコレクションはすぐに作れるものではないし、それでは信用できるものなど作れない」と経緯を説明する。
「ディオール」2019-20年秋冬オートクチュール・コレクション AITOR ROSAS SUNE FOR WWD (c) FAIRCHILD PUBLISHING, LLC
16年に「ディオール」のアーティスティック・ディレクターに就任して以来、マリア・グラツィアはフェミニズムや文化の盗用など非常に今日的なテーマでコレクションを発表し、社会問題に関心が高いミレニアル世代を引き付けてきた。今回、そうした若年層が注目する話題の一つであるサステイナビリティーをテーマに選んでいるが、同ブランドを擁するLVMHモエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)も環境保護に関する取り組みに本腰を入れてきており、ちょうどいいタイミングだと言えるだろう。しかも、コレクションが開催される何日か前には気候変動の危機を訴える「グローバル気候マーチ(Global Climate Strike)」が世界各地で行われたが、これは全くの偶然だという。「誰も信じてくれないと思うけれど、本当に偶然。南米アマゾンの熱帯雨林で発生した大規模な火災の写真を見たときには、あまりにショッキングで、コレクションのテーマを変更しようかと思った。サステイナビリティーをテーマにしているのに、服自体がサステイナブルではないと批判されることが容易に想像できたが、サステイナブルなコレクションはすぐに作れるものではないし、それでは信用できるものなど作れない」と経緯を説明する。
オーダースーツのD2Cブランド「ファブリック トウキョウ(FABRIC TOKYO)」を運営するファブリック トウキョウは9月26日、新事業の戦略発表会を行った。発表会では同社の森雄一郎社長が“RaaS(Retail as a Service、小売りのサービス化)”という新たな構想を軸とした取り組みについて説明したほか、今年の5月に同社への出資を発表した丸井グループの青井浩社長が登壇。タクラムの佐々木 康裕ディレクターをモデレーターに迎え、出資の経緯と狙いや、丸井グループとファブリック トウキョウが考えるD2Cビジネスの今後の行く末を探るトークセッションが行われた。本記事ではそのトークセッションの模様をまとめてお届けする。
思い返せば、記者自身のファッション消費の原体験も、幼い頃に親に連れて行ってもらった地元の百貨店だった。記者は百貨店の勢いがピークを迎えていた1991年の生まれで、幼少期は百貨店で買いそろえてもらった「ポロ ラルフローレン(POLO RALPH LAUREN)」の服で小学校に通った。大学入学の際も、就職の際も百貨店で財布を買い替えた。「とっておきの買い物は、やっぱり百貨店」。日本人に染み付いているこの感覚を、ファンたちが世代を超えて受け継いできたからこそ、今の百貨店があるのだろう。
「アウトドア市場は伸び続けてる」「特にキャンプはすごい」——そんな声を多く聞く今日このごろ。アウトドアにはなんとなく憧れがあるし、記者としても市場をしっかり取材したいという気持ちはあるものの、肝心のキャンプ経験はゼロ。アウトドアといえば、年に一度の弾丸日帰り「フジロックフェスティバル(FUJI ROCK FESTIVAL」のみという完全なインドア派のため、「キャンプって専門的で、なんかハードル高くないですか?」という固定観念が振り払えず、自分ごと化できずにいました。そんな時、10月5日に発売される「東京デザインスタジオ ニューバランス(TOKYO DESIGN STUDIO NEW BALANCE以下、TDS)」と「スノーピーク(SNOW PEAK)」のコラボアイテムが体験できるというイベントのお誘いが届きました。これは参加するしかない!と、重い腰を上げて新潟・中野原のスノーピーク本社兼キャンプ施設に行ってきました。
「ルイ・ヴィトン」2020年春夏パリ・コレクション GIOVANNI GIANNONI / WWD (c) FAIRCHILD PUBLISHING, LLC「ルイ・ヴィトン」2020年春夏パリ・コレクション GIOVANNI GIANNONI / WWD (c) FAIRCHILD PUBLISHING, LLC「ルイ・ヴィトン」2020年春夏パリ・コレクション GIOVANNI GIANNONI / WWD (c) FAIRCHILD PUBLISHING, LLC「ルイ・ヴィトン」2020年春夏パリ・コレクション GIOVANNI GIANNONI / WWD (c) FAIRCHILD PUBLISHING, LLC「ルイ・ヴィトン」2020年春夏パリ・コレクション GIOVANNI GIANNONI / WWD (c) FAIRCHILD PUBLISHING, LLC
DESIGER/ニコラ・ジェスキエール(Nicolas Ghesquiere)
パリの古き良き時代、19世紀後半から20世紀初頭のベル・エポックに光を当てた。S字型を描くカーヴィーなミニドレスや、当時のオーダー紳士服をほうふつとさせるパンツスーツなどにニコラ・ジェスキエールが得意とするスポーティーな要素をブレンドし非常に華やかなコレクションに仕上げた。ショー会場壁一面の巨大なモニターに映し出されたのは、アーティストのソフィーが「It’s Okay To Cry」を高らかに歌う映像でその場にいる者の感情を喚起する。パリやファッションの美しさをエモーショナルに取り戻そうとするニコラ・ジェスキエールの姿勢が反映されているようだ。
PHOTO : IKU KAGEYAMAPHOTO : IKU KAGEYAMAPHOTO : IKU KAGEYAMAPHOTO : IKU KAGEYAMAPHOTO : IKU KAGEYAMAPHOTO : IKU KAGEYAMAPHOTO : IKU KAGEYAMAPHOTO : IKU KAGEYAMA
PHOTO : IKU KAGEYAMAPHOTO : IKU KAGEYAMAPHOTO : IKU KAGEYAMAPHOTO : IKU KAGEYAMAPHOTO : IKU KAGEYAMAPHOTO : IKU KAGEYAMAPHOTO : IKU KAGEYAMAPHOTO : IKU KAGEYAMA
JUN YABUNO:1986年大阪生まれ。ロンドン・カレッジ・オブ・ファッションを卒業後、「WWDジャパン」の編集記者として、ヨーロッパのファッション・ウィークの取材をはじめ、デザイナーズブランドやバッグ、インポーター、新人発掘などの分野を担当。2017年9月ベルリンに拠点を移し、フリーランスでファッションとライフスタイル関連の記事執筆や翻訳を手掛ける。「Yahoo!ニュース 個人」のオーサーも務める
パーソナルスタイリングサービス「ソージュパーソナル」を手掛けるモデラートはこのほど、ダイバーシティー(多様性)を考えるイベント「BLESS THE DIFFERENCE」を開催しました。“ジェンダーバイアスにとらわれない世界を、アートとパーソナルサービスを通して描く”というテーマのもと、インスタレーションアートのとともに、ポーラ ザ ビューティ銀座店でのパーソナルスタイリング・メイクの体験会を実施。インスタレーション会場では、性別も人種も分からない人々が、その心の中さえも読み取れない表情で整然とウォーキングする映像が投影されていました。まっすぐに遠くを見据えて歩く彼ら(彼女ら)は、迷いもなく、新しい道を突き進んでいるよう。モデラートの市原明日香・代表は、「見る人それぞれに感じ方を委ねるアートが、多様性の考え方とフィットしました」と説明します。
「BLESS THE DIFFERENCE」のアートインスタレーション「BLESS THE DIFFERENCE」のアート展会場
プロフェッショナルヘアメーカーMB Labは、米国の幹細胞研究開発会社AIVITA Biomedicalが開発したヒト由来皮膚幹細胞コスメ「ルートオブスキン(ROOT OF SKIN)MD」を発売。独自のヒト幹細胞培養液を活用して、肌になる前のエキスを取り出し、美容液に配合。シワ、ハリの減少、シミなどに働きかける。AIVITA Biomedical社のCEOであり開発者のハンス・キルテッド医学博士(Hans S. Keirstead, Ph.D.)は、再生医療に従事してきた幹細胞の権威。ルートオブスキンブランドの収益の100%は、がん治療の基金に寄付される。
「サカイ」2020年春夏パリ・コレクション GIOVANNI GIANNONI / WWD (c) FAIRCHILD PUBLISHING, LLC「サカイ」2020年春夏パリ・コレクション GIOVANNI GIANNONI / WWD (c) FAIRCHILD PUBLISHING, LLC「サカイ」2020年春夏パリ・コレクション GIOVANNI GIANNONI / WWD (c) FAIRCHILD PUBLISHING, LLC「サカイ」2020年春夏パリ・コレクション GIOVANNI GIANNONI / WWD (c) FAIRCHILD PUBLISHING, LLC「サカイ」2020年春夏パリ・コレクション GIOVANNI GIANNONI / WWD (c) FAIRCHILD PUBLISHING, LLC「サカイ」2020年春夏パリ・コレクション GIOVANNI GIANNONI / WWD (c) FAIRCHILD PUBLISHING, LLC「サカイ」2020年春夏パリ・コレクション GIOVANNI GIANNONI / WWD (c) FAIRCHILD PUBLISHING, LLC「サカイ」2020年春夏パリ・コレクション GIOVANNI GIANNONI / WWD (c) FAIRCHILD PUBLISHING, LLC「サカイ」2020年春夏パリ・コレクション GIOVANNI GIANNONI / WWD (c) FAIRCHILD PUBLISHING, LLC
DESIGNER/阿部千登勢
ショーは鮮やかな世界地図プリントのウエアと、地球儀をモチーフにしたバッグのルックでスタート。クリエイションの原点となったのは「1つの地球」というアイデア。さまざまな要素を再構築し、見事に調和させるハイブリッドはブランドの大きな特徴だが、これはさまざまな大陸、人種、要素がありながら、全ては1つの星の上にある地球と通じる。一見シフォンのボウタイブラウス、カーキパンツ、トレンチをスタイリングしたように見えるルックは、実は全てつながっているオールインワンだ。ツイードやニットにあしらわれた立体的なフリンジは、大陸をイメージしている。会場にも姿を見せたジョージ・クリントン(George Clinton)率いるファンくバンド、ファンデリックの楽曲「One Nation Under a Groove」のジャケ写をプリントしたTシャツが、そのメッセージをより明確に伝えた。
事故から1カ月後の5月には、安全監視機関として「バングラデシュにおける火災予防および建設物の安全に関わる協定(The Accord on Fire and Building Safety in Bangladesh以下、アコード)」が設置され、「H&M」や、「ザラ(ZARA)」の親会社であるインディテックス(INDITEX)など欧州を中心とするアパレル企業222社が署名した。なお、「ユニクロ(UNIQLO)」も13年8月に署名している。アコードには法的拘束力があり、参加企業はバングラデシュにある縫製工場などの安全検査を実施し、問題があると判明した場合にはその改修費用を負担する仕組みとなっている。
同様に、主に米国の企業が参加する「バングラデシュ労働者安全連合(Alliance for Bangladesh Worker Safety以下、アライアンス)」も同時期に設置され、1000カ所近い工場の安全を監視していた。しかしこれは法的拘束力がない上に、もともと5年間でバングラデシュの政府関連機関などに業務を引き継ぐという期限付きだったため、18年12月末で活動が停止された。
米非営利団体「国際労働権フォーラム(International Labor Rights Forum)」のジュディ・ギアハート(Judy Gearhart)=エグゼクティブ・ディレクターは、「労働者に銃を向ける国の政府が、彼らの権利を守るとは思えない。バングラデシュ政府は労働者の安全より、世界で最も安い労働力を提供することを優先している」と話した。
“このブランドの店に行けば〇〇があるのではないか”と、特定のアイテムを想像できるブランドは強いと思います。“人とは違ったトレンチコートかデニムがほしい”と思ったら、私なら「ジュンヤ ワタナベ・コム デ ギャルソン(JUNYA WATANABE COMME DES GARCONS)」に行きます。今季もトレンチ、デニム、白いシャツ&Tシャツといったスタンダードアイテムをベースに、ウエストラインをきれいにたたんだり、プリーツを加えたり形を再構築したアイテムがそろいます。
「コム デ ギャルソン(COMME DES GARCONS)」のショーでは派手な格好をした大人が世界中から集まり、“17歳の自分”に戻ったみたいな神妙な表情をしているのを見るのが好きです。パリコレはまぎれもなくビジネスの場ですし、競争の場でもありますが、この20分間だけは特別。なぜ自分がこの仕事をしているのかを再確認させてもらいます。
「風と愛し合い、星と眠り、花を感じる……(Make Love with the Wind, Sleep with the Stars, Feel the Flowers…)」- ロンドンで、自然愛をダイレクトに示したのが「クリストファー ケイン」だ。これまでも題材に掲げてきた花や植物、そして得意とするセクシュアリティーの表現を融合。「エコセクシュアル(the Ecosexual)」と題した今季は、ケインの自信がみなぎる力強いショーだった。
PHOTO : IKU KAGEYAMAPHOTO : IKU KAGEYAMAPHOTO : IKU KAGEYAMAPHOTO : IKU KAGEYAMAPHOTO : IKU KAGEYAMAPHOTO : IKU KAGEYAMAPHOTO : IKU KAGEYAMAPHOTO : IKU KAGEYAMAPHOTO : IKU KAGEYAMAPHOTO : IKU KAGEYAMAPHOTO : IKU KAGEYAMAPHOTO : IKU KAGEYAMAPHOTO : IKU KAGEYAMAPHOTO : IKU KAGEYAMAPHOTO : IKU KAGEYAMAPHOTO : IKU KAGEYAMAPHOTO : IKU KAGEYAMA
PHOTO : IKU KAGEYAMAPHOTO : IKU KAGEYAMAPHOTO : IKU KAGEYAMAPHOTO : IKU KAGEYAMAPHOTO : IKU KAGEYAMAPHOTO : IKU KAGEYAMAPHOTO : IKU KAGEYAMAPHOTO : IKU KAGEYAMAPHOTO : IKU KAGEYAMAPHOTO : IKU KAGEYAMAPHOTO : IKU KAGEYAMAPHOTO : IKU KAGEYAMAPHOTO : IKU KAGEYAMAPHOTO : IKU KAGEYAMAPHOTO : IKU KAGEYAMAPHOTO : IKU KAGEYAMAPHOTO : IKU KAGEYAMA
アートテクノロジーズは新進気鋭アーティストの作品を一律10万円で販売する展示会「ART START UP 100」を9月29日まで、代官山ヒルサイドフォーラムで開催している。同展は、新しいアーティストの発掘やアーティストたちが作品制作を継続し、活躍の場を社会に広げることを目的するアートコンペティション。野性爆弾のくっきーの作品「JUSTY」をはじめとした、絵画や立体作品など約100点の作品を展示している。
■ART START UP 100
日程:9月25日~29日
時間: 11:00~20:00(最終日は15:00閉場)
場所:代官山ヒルサイドフォーラム
住所:東京都渋谷区猿楽町 29-18
イタリアのメンズブランド「ストーンアイランド(STONE ISLAND)」は9月21日から、ブランド初となるアーカイブ展「STONE ISLAND SELECTED WORKS - AN ARCHIVAL EXHIBITION」を東京・原宿にあるバツアートギャラリー(BA-TSU ART GALLERY)で開催する。会期は10月6日までで、入場は無料だ。
■STONE ISLAND SELECTED WORKS - AN ARCHIVAL EXHIBITION
日程:9月21日〜10月6日
時間:11:00〜19:00
場所:BA-TSU ART GALLERY
住所:東京都渋谷区神宮前5-11-5
ジャーナルスタンダードは、アーティストの片寄涼太によるプロジェクト「エクスプレス マイ マインド(EXPRESS MY MIND)」とコラボした6型の白Tコレクション“WHITE TEE CITY SERIES”の発売を記念し、9月19日にジャーナルスタンダード表参道店でローンチイベントを開催した。イベントには、表参道店でコラボTシャツを購入した人の中から抽選で30人を招待。片寄本人が来店し、「WWDジャパン」による公開インタビューを行った。終盤にはファンによる質疑応答へと発展し、終始貴重な時間となった。ショップのエントランスでは、コラボのコンセプトである「本質の新時代」を意味する“THE NEW ERA OF TRUE NATURE”を片寄本人がドローイングで描き、イベントは大盛況で幕を閉じた。公開インタビューの一部を紹介する。
11月にはECサイトを開設し、来年には実店舗をオープン、日本にも複数のパートナーと交渉を進めており、出店予定があるという。「パトゥ」は現在、LVMHモエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON)の傘下。アンリ=クリエイティブ・ディレクターは「カルヴェン(CARVEN)」を再生させた実績があるが、この後の動向にも注目が高まる。
宮地CEOは、D2C(Direct to Consumer、顧客直結型)ブランド「エイミー・イストワール(EIMY ISTOIRE)」や動画制作などを手掛ける3ミニッツなどを起業したシリアルアントレプレナーで、3ミニッツをゲーム大手のグリーに売却後、その資金をもとに今年3月にワンセックを起業した。ワンセックは共同創業者として音楽業界のベテランプロデューサーであるジョン・ポスマン(John Possman)氏を迎えており、リアム・ニクロは3月27日にインスタグラムのアカウントを開設後、日米で同時デビューを果たしている。
圧巻だったのは、ちょうど1年後の10年4月29日、松坂屋銀座店に5層・930坪(3069平方メートル)のアジア旗艦店「XXI(エックスエックスアイ) at GINZA by FOREVER21」をオープンしたことだ。百貨店内に、しかも「グッチ」跡にファストファッションの代名詞的ブランドがオープンしたとあって、かなりのセンセーションを巻き起こした(のちのギンザシックスへの建て替えが決定しており、3年間の期間限定出店だった)。この銀座店は、開店初日の入店客数が約4万1500人を記録したほどだ。
20年春夏コレクションは、ロシャの生まれ故郷であるアイルランドの伝統行事、聖ステファノの日に少年が扮する“レンボーイ”から着想を得た。これは少年らがミソサザイ(英語でレン)という小さな野鳥を捕まえに行き、その後にわらの衣装に身を包んで街中の家にお小遣いをねだって回る年に1度の行事である。デザイナーのシモーネ・ロシャは「ハロウィンに子ども達が仮装して『Trick or Treat』とお菓子をねだるのと同じ感じ」と、ショー後の取材で説明する。イギリス人ジャーナリストも“レンボーイ”についての質問を繰り返していたことから、アイルランド以外ではなじみのない行事のようだ。“レンボーイ”の少年らしさはテーラードやキャスティング、ヘアメイクで取り入れられた。さらに“レンボーイ”たちが訪問する家にも着目し、デルフト焼きの陶器やテーブルクロス、カーテン、壁紙など英国調インテリアの要素をコレクションに織り交ぜた。モデルにはこれまで通り幅広い世代の女性を選び、アイルランドで活躍する舞台女優なども起用した。円形に配した客席については「“レンボーイ”が家々をノックして回るうちに、徐々に輪になっていくパレードのように見せたかった」と、会場全体で世界観の表現にこだわった。
強いこだわりゆえのハプニングが
1/18
「シモーネ ロシャ」2020年春夏ロンドン・コレクション PHOTO : ACIELLE / STYLE DU MONDE「シモーネ ロシャ」2020年春夏ロンドン・コレクション PHOTO : ACIELLE / STYLE DU MONDE「シモーネ ロシャ」2020年春夏ロンドン・コレクション PHOTO : ACIELLE / STYLE DU MONDE「シモーネ ロシャ」2020年春夏ロンドン・コレクション PHOTO : ACIELLE / STYLE DU MONDE「シモーネ ロシャ」2020年春夏ロンドン・コレクション PHOTO : ACIELLE / STYLE DU MONDE「シモーネ ロシャ」2020年春夏ロンドン・コレクション PHOTO : ACIELLE / STYLE DU MONDE「シモーネ ロシャ」2020年春夏ロンドン・コレクション PHOTO : ACIELLE / STYLE DU MONDE「シモーネ ロシャ」2020年春夏ロンドン・コレクション PHOTO : ACIELLE / STYLE DU MONDE「シモーネ ロシャ」2020年春夏ロンドン・コレクション PHOTO : ACIELLE / STYLE DU MONDE「シモーネ ロシャ」2020年春夏ロンドン・コレクション PHOTO : ACIELLE / STYLE DU MONDE「シモーネ ロシャ」2020年春夏ロンドン・コレクション PHOTO : ACIELLE / STYLE DU MONDE「シモーネ ロシャ」2020年春夏ロンドン・コレクション PHOTO : ACIELLE / STYLE DU MONDE「シモーネ ロシャ」2020年春夏ロンドン・コレクション PHOTO : ACIELLE / STYLE DU MONDE「シモーネ ロシャ」2020年春夏ロンドン・コレクション PHOTO : ACIELLE / STYLE DU MONDE「シモーネ ロシャ」2020年春夏ロンドン・コレクション PHOTO : ACIELLE / STYLE DU MONDE「シモーネ ロシャ」2020年春夏ロンドン・コレクション PHOTO : ACIELLE / STYLE DU MONDE「シモーネ ロシャ」2020年春夏ロンドン・コレクション PHOTO : ACIELLE / STYLE DU MONDE「シモーネ ロシャ」2020年春夏ロンドン・コレクション PHOTO : ACIELLE / STYLE DU MONDE
アンドロジナス(性の差異を超えた自由なファッション)やアンダーウエアルックといったアヴァンギャルドなクリエイションで1980年代のファッションシーンを席巻し、40年以上にわたって業界をけん引してきたファッションデザイナー、ジャンポール・ゴルチエ(Jean Paul Gaultier)。これまでに著名なアーティストのコスチュームや映画衣装のデザインを担当し、近年は自身の半生を描いたミュージカル「ファッション フリーク ショー(Fashion Freak)」を公演するなど、コレクション以外の領域でもその才を発揮している。そんなゴルチエ=デザイナーと深いつながりを持つオンワードホールディングス(以下、オンワード)が、彼が生み出してきた作品を振り返る企画展「エクスパンディング ファッション バイ ジャンポール ゴルチエ(EXPANDING FASHION by JEAN PAUL GAULTIER)」をカシヤマ ダイカンヤマ(KASHIYAMA DAIKANYAMA)で10月13日まで開催中だ。同展の開幕に合わせて来場したゴルチエ=デザイナーに、表現の場を横断しながらクリエイションを追究する理由や、現代のファッション業界の明暗などを語ってもらった。
今シーズンは青竹などを思わせるグリーンがカギ PHOTO : IKU KAGEYAMA今シーズンは青竹などを思わせるグリーンがカギ PHOTO : IKU KAGEYAMA今シーズンは青竹などを思わせるグリーンがカギ PHOTO : IKU KAGEYAMA今シーズンは青竹などを思わせるグリーンがカギ PHOTO : IKU KAGEYAMA
「カラス除けのネット」など、着想源が面白い繊細なレイヤード PHOTO : IKU KAGEYAMA「カラス除けのネット」など、着想源が面白い繊細なレイヤード PHOTO : IKU KAGEYAMA「カラス除けのネット」など、着想源が面白い繊細なレイヤード PHOTO : IKU KAGEYAMA「カラス除けのネット」など、着想源が面白い繊細なレイヤード PHOTO : IKU KAGEYAMA
「トッズ」とコラボレーションしたバックスリングパンプス PHOTO : IKU KAGEYAMA「トッズ」とコラボレーションしたバックスリングパンプス PHOTO : IKU KAGEYAMA
そして、忘れてはいけない今季の重要ニュースは、「トッズ(TOD’S)」とのコラボレーション。キトゥンヒールのバックスリングパンプスを、白、黒、ネイビーの3色で展開していました。「『マメ』と『トッズ』に一体どんなつながりが?」と疑問に思いましたが、「前シーズンのショーに、トッズのディエゴ会長(ディエゴ・デッラ・ヴァッレ=Diego Della Valle)が来てくださって、クラフツマンシップに対する考え方にお互い共感した」と黒河内さん。最初は意外な組み合わせだと感じましたが、日本の産地の技術をリスペクトする「マメ」と、職人を大切にするイタリア企業トッズは、確かにモノ作りに対して共感する部分は多そう。同時に、トッズの会長が若手ブランドのショーをしっかり見て回っていることにも驚きました。日本で大手アパレルや小売りの会長が東コレに現れて、デザイナーと意気投合してコラボに至ったといった話は、ほぼ聞いたことがないですから。
1/5
メイクは内側からツヤがにじみ出すような肌作りがポイント。ヘアはナチュラルながら、一部はタイトにしてコントラストを PHOTO : IKU KAGEYAMAメイクは内側からツヤがにじみ出すような肌作りがポイント。ヘアはナチュラルながら、一部はタイトにしてコントラストを PHOTO : IKU KAGEYAMAメイクは内側からツヤがにじみ出すような肌作りがポイント。ヘアはナチュラルながら、一部はタイトにしてコントラストを PHOTO : IKU KAGEYAMAケータリングはいなり寿司やたこ焼き、枝豆!おいしさにモデルもハイテンション PHOTO : IKU KAGEYAMAケータリングはいなり寿司やたこ焼き、枝豆!おいしさにモデルもハイテンション PHOTO : IKU KAGEYAMA