気持ちの良い天気の中、ソーホーまで歩いて拝見したのは、「ディーゼル(DIESEL)」のアーティストコラボプロジェクト「ディーゼル レッドタグ プロジェクト(DIESEL RED TAG PROJECT)」。今回は「ア コールド ウォール(A-COLD-WALL)」のサミュエル・ロス(Samuel Ross)とタッグを組み、12月4日にコレクション発売します。
今度はフリーで活躍するKUMAメイクアップアーティストです。「メイベリン ニューヨーク(MAYBELLINE NEW YORK)」メイクアップディレクターのMIZUヘアメイクアップアーティストのアシスタントを経て、ニューヨーク、ロンドン、ミラノ、パリと各都市のコレクションでバックステージに参加。現在は広告やエディトリアル、ショーなどで活躍しています。彼も動画インタビューをしたので、ご覧ください。
美容家電のヤーマンが5月に発売した美髪コームドライヤー「ヴェーダブライト BS for Salon」。低温短時間ドライや美顔器テクノロジーを応用し保湿機能を特徴とした同ドライヤーは、発売開始からわずか2週間で初回生産分をすべて出荷するなど、美容師はもちろん、一般女性からも注目を集めている。今回、東京・表参道にあるヘアサロン「シキ(SIKI)」の伊藤竜代表と、「アルバム原宿(ALBUM HARAJUKU)」の衣川光副店長、資生堂美容室の来住南淳・営業本部 営業企画チームに、「ヴェーダブライト BS for Salon」の魅力を語ってもらった。
「これまではカラーの持ちをよくするために洗髪後なるべく早く乾かすことや、カラーヘア用のシャンプーを薦めていたが、『ヴェーダブライド BS for Salon』はドライヤー一つでケアが可能となりカラーの持ちが格段にアップ。プロユースとしてはもちろん、手間をかけずにラクしておしゃれを楽しみたいお客さまのニーズにも合っている。トレンドとしてエッジの利いたカラーやデザインを楽しむ人が幅広い年齢層で増えているが、そうしたお客さまをサポートできるようなアイテム」
「ヴェーダブライト BS for Salon」のコーム型アタッチメント「イオンブライトコーム」使用と同社従来品との比較では、カラーリングした髪の2週間後の結果に大きな違いが見られた。
※ブリーチ・カラー処理毛髪に、14日間使用。(1日1回2週間の使用を想定)
シャンプー・コンディショナー・ドライを使用し、自社従来製品は4分間実施。
「ヴェーダブライト BS for Salon」はドライ3分間+コームドライ1分間実施
髪の潤いを保持して 静電気を抑える
「多くのドライヤーが、熱い風を当てるにもかかわらず乾くまでに時間がかかってしまうが、『ヴェーダブライト BS for Salon』は大風量、低温風で髪をいたわりながら乾かすことができ、大風量なのに髪の仕上がりはまとまりがよく、低温風なのに短時間で乾くことに驚いた。乾燥しやすい髪質でも、髪の水分保持量が上がることで静電気を抑えて髪の根元も毛先もしっとりとまとまる。朝のスタイリングを1日キープできる」
40年以上にわたって美容機器を研究し続けてきたヤーマンが「ヴェーダブライト BS for Salon」に搭載したのは、美顔器のために進化したテクノロジーの数々だ。美しい髪づくりには、肌と同様に十分な水分の保持が不可欠となる。同社はそこに着目し、同ドライヤーには独自技術のモイスチャーパルスを採用。付属のコーム型アタッチメント「イオンブライトコーム」で髪をとかすだけで、電気の力で表面の水分が髪に密着して一本一本の潤いが増し、トリートメントしたかのような艶と滑らかさのある質感に仕上がる。
蘆田: 新しいシステムを提示していく必要があると思います。ファッションショーは19世紀後半にチャールズ・フレデリック・ワース(Charles Frederick Worth、オートクチュールの祖といわれている)が始めてから150年くらい続けているシステムです。当時の衣服の構造上、人が着て歩く必然性はありましたが、現在においてその必然性があるとは考えられません。あとは、年に数回、同じスケジュールで新作を発表し続けるのも古くさいシステムだと思います。少なくとも選択肢として他のやり方もあってもいい。
良質なオイルの飲用も含め、広く知られるようになったオイルの力。代表的なオリーブオイルの市場規模は拡大を続け、2015年の325億円から18年は426億円まで増加。また、近年は荏胡麻オイルや亜麻仁オイルが人気を集めるなど、“トレンドオイル”も生まれている。次の注目オイルは何になるのか?そのヒントをつかむべく、9月6日に東京・代官山で開催されたオイルの祭典「オイル イン ライフ エキスポ(OIL IN LIFE EXPO)」を訪ね、まだ日本市場には広がっていないユニークなオイルを探してみた。
週末にオシャレして出掛けたいアートスポットをお届け。今週は、「イヴ・サンローラン(YVES SAINT LAURENT)」のビンテージから“不変のエレガンス”を表現した展覧会や日本人で初めて“絵本の世界のノーベル賞”を受賞した絵本作家の個展など5つをラインアップ。また、「WWD JAPAN.com」の過去記事の中から今週末(9月7、8日)に開催されるイベント情報やポップアップもまとめて紹介する。
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「イヴ・サンローラン」のビンテージから“不変のエレガンス”を表現した展覧会
「イヴ・サンローラン(YVES SAINT LAURENT)」のビンテージで“不変のエレガンス” と“未来を感じさせるファッション”を表現した展覧会「Mon YVES SAINT LAURENT」が東京・銀座のポーラ ミュージアム アネックスで9月16日まで開催されている。同展は重松理ユナイテッドアローズ名誉会長が設立した日本服飾文化振興財団5周年を記念し開催された。財団の一員である小林麻美から寄贈された1970年代から80年代初旬の「イヴ・サンローラン」のビンテージ180点の中から選出されたルックを展示している。
文字にできないほどの紆余曲折がありながらも高校を無事に卒業し、いよいよ上京して念願の文化服装学院に入学。“不良”だった高校時代からは一転し、服づくりやデザインに夢中になっていった。しかし「アンダーカバー」への就職はかなわず、07年に卒業後はメンズブランドに約1年間勤務後、「ネオンボーイズ」を掲げて服作りを始めた。「たまたま自分で作った服を原宿の『ア ストア ロボット(A STORE ROBOT)』に着て行ったら気に入ってくれて、委託で置いてもらえることになったんです。『ネオンボーイズ』は好きなパンクバンドに由来していて、服にマッキーで名前を手書きして売っていました」。パンク直系のクリエイションが都内セレクト店の目にも留まり、本格的な展示会の開催に合わせてブランド「ネオンサイン(NEONSIGN)」を09年に立ち上げた。「カラフルなネオンサインのガラス管が自分だとしたら、中のガスはクリエイション。何色にでもなれるけれど、出せない色もある。そこが何だか人間っぽくて好きなんです」。
まず一つ目に、今期は公式スケジュールが5日半とかなり短くなりました。ここ数シーズンは7日間強あったスケジュールが、かなりギュッと凝縮されました。トム・フォード(Tom Ford)がアメリカファッション協議会(COUNCIL OF FASHION DESIGNERS OF AMERICA、CFDA)の会長に就任してまず取り掛かったプロジェクトと言われています。メガブランドがニューヨークから離れたり、はたまた「アレキサンダー ワン(ALEXANDER WANG)」のように公式スケジュールとは違う時期に発表するブランドがあったりして、ニューヨーク・ファッション・ウイークに行くインターナショナルバイヤーやプレスが減っています。そんな業界人をニューヨーク・ファッション・ウイークに呼び戻そうと、より効率よくショーを回れるようにした仕組みです。1日のスケジュールが凝縮された分ドタバタしそうですが、頑張って取材してきます!
東レは9月5日、回収ペットボトルを繊維原料として再利用する取り組みを本格的に開始すると発表した。これは循環型社会実現に向けた取り組みで、そのために多様な品種と高い白度、トレーサビリティー(透明性)を実現したペットボトルリサイクル繊維の生産技術を開発。“Together, We are the New Green”をコンセプトにした繊維事業の新ブランド「&+(アンドプラス)」 を立ち上げた。2020年1月から本格的に糸、テキスタイル、縫製品など「&+」製品の販売を開始し、初年度の売上高は300億円、25年には500億円を計画する。
このような流れを受けて2013年にイタリア・ミラノで誕生したアウターブランドが「セイブ・ザ・ダック(SAVE THE DUCK)」だ。その名もずばり、(羽毛を採取され続けている)“カモやアヒルを守れ”。ダウンの代わりに最先端のテクノロジーを駆使して開発されたリサイクルポリエステルの軽量素材プラムテック(PLUMTECH)を使用しており、豊富なカラーバリエーションと折り畳んでコンパクトに収納可能な実用性が特徴だ。プラムテックとは、次世代の微粒子ハイテク中綿のことで、ダウンに勝るとも劣らない柔らかさをはじめ、保温性、通気性、軽量を実現。また、外部の素材には通気性、防水性、摩擦抵抗性、耐湿・防カビ性に優れた光沢感のあるナイロン素材を使用している。
今回、東急百貨店が取り組む構造改革は、iモードのようにフォーマット化してきたビジネスから離れ、スマホのように専門店をアプリとして、オープンに消費者とつなげていく動きにも見えます。D2C(Direct to Consumer)というビジネスでブランドが直接顧客に寄り添い世界観を共有する時代に、遅すぎる改革かもしれませんが新しい一歩を踏み出したところに、東急百貨店の危機感が伝わってきます。
中川綾(なかがわ・あや)/「コレニモ」ディレクター:1974年愛媛県生まれ。高校卒業後に上京し、東京モード学園で学ぶ。卒業後、アパレル企業にデザイナーとして入社。約8年間、デザインだけでなくプレスや販売、生産管理などさまざまな経験を積む。2004年、退社と同時に渡英。語学学校に通いつつ、「ルベックセン ヤマナカ」で1年間インターン。08年に自身のブランド「コレニモ」を設立した。現在は、イーストロンドンにスタジオ兼ショップを構える。夫はイギリス人のグラフィックデザイナーで、12年に第1子を出産。現在は子育てをしながら、一人でブランドを手掛ける PHOTO : KEITH NG / KiKi INC.
中川:ここクレーヴ・ワークショップス(Cleve Workshops)は歴史的にも価値の高い場所なのですが、実は今、再開発の波にさらされています。他のテナントやローカル紙と一緒に訴えてはいるのですが、やはり大きいデベロッパーを相手では時間も労力もかかりそうで……。そんな中、友人のツテで見つけたコロンビアロードの小さなショップが空くことになり、いろいろ悩んだ末にこのチャンスを掴むことにしました。コロンビアロードは、1869年から歴史あるマーケットで知られる通り。20世紀初頭から毎週日曜日にフラワーマーケットが始まり、切り花から鉢植えまで問屋の値段で買えることを強みにイーストロンドンで一番人気のマーケットの一つになりました。そんな古き良き英国の雰囲気が残り、インディペンデントなお店が連なる通りに新しいお店(110A Columbia Road E2 7RG)を構えます。オープンは10月6日の予定で、ブランドの世界観を伝えられるような空間を作っているところです。
JUN YABUNO:1986年大阪生まれ。ロンドン・カレッジ・オブ・ファッションを卒業後、「WWDジャパン」の編集記者として、ヨーロッパのファッション・ウィークの取材をはじめ、デザイナーズブランドやバッグ、インポーター、新人発掘などの分野を担当。2017年9月ベルリンに拠点を移し、フリーランスでファッションとライフスタイル関連の記事執筆や翻訳を手掛ける。「Yahoo!ニュース 個人」のオーサーも務める。
第29回は、ニュージャージー州のニューアークで8月26日に開催された「2019 MTVビデオ・ミュージック・アワード(2019 MTV VMAs)」のレッドカーペットから、ロザリア(Rosalia)、テイラー・スウィフト(Taylor Swift)、エイバ・マックス(Ava Max)、リゾ(Lizzo)、ノーマニ(Normani)、リル・ナズ・X(Lil Nas X)、カミラ・カベロ(Camila Cabello)、ショーン・メンデス(Shawn Mendes)が登場。ロザリアがグラマラスな大スターファッションで注目を集める中、スウィフトは想定内のファッションで登場。アメリカの一大ミュージックイベントで彼らに下された評価とは⁈
イベントの背骨となるのは、 “パッションフォー(PASSION FOR)”というメッセージで、FORの後ろにいろいろな言葉が続きます。例えば“PASSION FOR TiK
ToK”(今どき!)というブースがあるなど。渡辺直美さんがプロデュースするブランド「プニュズ(PUNYUS)」の前には“PASSION FOR FOOD”の看板が立っていましたよ!
「ロジャー」2020年春夏コペンハーゲン・コレクション PHOTO : JAMES COCHRANE「ロジャー」2020年春夏コペンハーゲン・コレクション PHOTO : JAMES COCHRANE「ロジャー」2020年春夏コペンハーゲン・コレクション PHOTO : JAMES COCHRANE「ロジャー」2020年春夏コペンハーゲン・コレクション PHOTO : JAMES COCHRANE「ロジャー」2020年春夏コペンハーゲン・コレクション PHOTO : JAMES COCHRANE「ロジャー」2020年春夏コペンハーゲン・コレクション PHOTO : JAMES COCHRANE「ロジャー」2020年春夏コペンハーゲン・コレクション PHOTO : JAMES COCHRANE「ロジャー」2020年春夏コペンハーゲン・コレクション PHOTO : JAMES COCHRANE「ロジャー」2020年春夏コペンハーゲン・コレクション PHOTO : JAMES COCHRANEデザイナーのカリン・ロジャー PHOTO : JAMES COCHRANE
CFWに参加して4シーズン目となるウィメンズブランド「ロジャー」は、インフルエンサーから特に高い評価を受けた。創始者のカリン・ロジャー(Carin Rodebjer)はスウェーデンで生まれ育ち、ニューヨーク州立ファッション工科大学(Fashion Institute of Technology)を卒業して1999年にアメリカで同ブランドを始動した。スウェーデンで数々のファッションアワードを獲得し、現在はストックホルムとオスロに1店舗ずつ旗艦店を構えるほか、北欧の主要な百貨店など約20アカウントで販売する。
ロン:それからダラスのフォーティファイブ・テン(FORTY FIVE TEN)やオースティンのバイジョージ(BY GEORGE)、シアトルのマリオス(MARIOS)など、成功している店はたくさんある。ターゲット層が明確で、顧客とのつながりが非常に強いのが特徴だ。日本のロンハーマンも当てはまる。アマゾンやアリババがどれだけ多くの人にリーチしているかは知らないが、彼らは売り方が違う。ECは買い物のための情報源でしかない。消費者はひたすら比較して買う。われわれとは全く違うビジネスモデルだ。スペシャリティーストアは人々との関係によって成り立っている。顧客との関係、スタッフとの関係だ。だからこそ10周年のパーティーにはものすごく多くの人が祝いに来てくれる。顧客は私たちのテイストを愛し、信頼してくれる。こうした関係性を築けてこそスペシャリティーストアだし、他のビジネスが興ることで、われわれの個性はより際立つことになる。だから、今とても商機に富んでいると思っているよ。日本のビジネスに注力しながら、米国での商機をうかがっているところだ。
落合宏理(おちあい・ひろみち)/「ファセッタズム」デザイナー:1977年生まれ、東京都出身。文化服装学院卒業後、テキスタイル会社などを経て2007年に「ファセッタズム」を立ち上げる。12年に東京ファッション・ウイークでランウエイショーデビューを飾り、13年には毎日ファッション大賞において新人賞・資生堂奨励賞を受賞。15年からはコレクション発表の舞台を海外に移し、16年からパリ・メンズ・ファッション・ウイークで発表を続ける PHOTO : YUTA KONO
会場では「コカ・コーラ」とのコラボレーションを発表すると同時に、瓶詰めのコカ・コーラが振る舞われた「ファセッタズム」2020年春夏パリ・メンズ・コレクション PHOTO : KIM WESTON ARNOLD「ファセッタズム」2020年春夏パリ・メンズ・コレクション PHOTO : KIM WESTON ARNOLD「ファセッタズム」2020年春夏パリ・メンズ・コレクション PHOTO : KIM WESTON ARNOLD「ファセッタズム」2020年春夏パリ・メンズ・コレクション PHOTO : KIM WESTON ARNOLD「ファセッタズム」2020年春夏パリ・メンズ・コレクション PHOTO : KIM WESTON ARNOLD
落合:あれも会場が小さかったからこそできたこと。「コカ・コーラ」とのコレクションは、彼らのワークウエアやストライプの色が好きだったのでそこがベース。そこに資料室で見て学んだ彼らのルーツや考え方を盛り込んでクリエイションに生かした。“It’s the real thing”のスローガンをアイテムにプリントしたのも、その影響。昔の広告からしてすでにダイバーシティーを感じさせるもので、今の時代に重要視されていることをいち早く取り入れていた企業だと知ったことが面白かった。大企業であるだけに簡単なことばかりではなかったし彼らにとってもチャレンジだったはずだが、手厚いサポートで最終的には一緒になって面白がってくれた。
井野将之(いの・まさゆき)/「ダブレット」デザイナー : 1979年生まれ。群馬県出身。高校卒業後、東京モード学園に入学し、ファッションデザインを学ぶ。卒業後、大手アパレルメーカーや浅草のベルト工場を経て、「ミハラヤスヒロ」で靴・小物の企画生産に7年間携わる。独立後、2012年に「ダブレット」を立ち上げる。18年に「LVMHヤング ファッション デザイナー プライズ」グランプリ受賞。 PHOTO : YUTA KONO
「ダブレット(DOUBLET)」が一躍有名になったのは2018年6月のこと。LVMHモエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)が若手を支援するために創設した「LVMHヤング ファッション デザイナー プライズ(以下、LVMHプライズ)」のグランプリに、同ブランドの井野将之デザイナーが選ばれたことがきっかけだ。この歓喜の瞬間をインスタグラムの生中継で見ていたファッション好きの大学生が、今年4月から「WWDジャパン」の新入社員になった。その新卒記者が「好きなデザイナーのことをいろいろ知りたい」という溢れる思いで、「LVMHプライズ」受賞後の変化からプライベートまで、40歳を目前に控えた井野デザイナーにちなんで40の素朴な質問をぶつけた。
「ディーゼル(DIESEL)」は8月30日から11月14日まで、ビジュアルアーティスト、マッド・ドッグ・ジョーンズ(Mad Dog Jones)の世界初となる個展“アフターライフ・ワールド(AFTERL-IFE WORLD)”をディーゼル アート ギャラリー(DIESEL ART GALLERY)で開催する。また、9月7日にサイン会も開催する。
■AFTERL-IFE WORLD
日程:8月30〜11月14日
時間:11:30〜21:00
場所:DIESEL ART GALLERY
住所:東京都渋谷区渋谷1-23-16 cocoti DIESEL SHIBUYA B1階
入場料:無料
伊藤忠商事はこのほど、新ブランド「ジャメヴ(JAMAIS VU)」をスタートする。ブランドコンセプトはモデルでインフルエンサーのクリスウェブ佳子が作り、ファーストシーズンのメインビジュアルにはベッキーを起用した。“サイズレス・シーズンレス・エイジレス”を掲げ、ネット通販を中心にしたD2C(Direct to Consumer、顧客直結型)ブランドになる。運営は大手アパレルや小売り企業へのOEM(相手先ブランド生産)・ODM(相手先ブランドの企画生産)を手掛ける同社のファッションアパレル部門が行う。8月15日にティザーサイトを開設し、9月9日から販売を開始する。東京都内でインフルエンサーや関係者を招いた展示会を行った。かつてはご法度だったリテールビジネスに、商社自らが乗り出す。その狙いは何か?担当者を現地で直撃した。
8月6〜9日に開催された2020年春夏シーズンのコペンハーゲン・ファッション・ウィーク(以下、CFW)に参加してきました。過去3回訪れたのは全て極寒の真冬だったため、今回は初めて夏のコペンハーゲンです。デンマークは白夜が続く6月が真夏で、8月は日本よりひと足早く秋手前の感覚です。気温は毎日20度ほどでとても快適でした。今季のCFWには百貨店のプランタン(PRINTEMS)やギャラリー・ラファイエット(GALERIES LAFAYETTE)、ユークス・ネッタポルテ(YOOX NET-A-PORTER)のバイヤーをはじめ、米「WWD」や「ビジネス・オブ・ファッション(The Business of Fashion)」のジャーナリストら、世界各国からゲストが訪れていました。デンマークをはじめとする北欧諸国といえば、デザイン性と機能性を両立させたインテリア用品が豊富なことで有名。そして“世界一幸福な国”ランキングで常に上位を占めることや、環境保護を目的としたサステイナブルの取り組みでは世界をけん引するなど、ここ20年ほどで注目度は高まり続けています。中でもデンマークの首都であるコペンハーゲンが北欧の中でも抜きん出て活気があるのは、レストラン業界の発展が大きいのです。
街の北まで足を伸ばして、閑静な住宅地ウスタブロにある小さなお店「ジュノ・ザ・ベーカリー(JUNO THE BAKERY)」にも行きました。「ノーマ」で6年シェフを務めたエミール・グラセア(Emil Glaser)が17年秋にオープンしたベーカリーで、「今はコペンハーゲンで一二を争う人気店」だと地元の方からもお墨付き。平日10時に行くとすでに10人ほどが列をなしていました。この時はクロワッサン、パン・オ・ショコラ、デニッシュなどの甘い系と数種類のライ麦パンが店頭に並んでいましたが、私は行く前からカルダモン・バンにすると心に決めていました。なぜなら、カルダモンを使ったパンのブームの火付け役は同店と聞いたからです。デンマークではフワフワしたパン生地やカルダモンを使ったパンになじみがなく、スウェーデン出身のグラセアさんが母国の味を同店で発信したことから人気になりました。バンはフワフワ&もっちりで、食べた後も香り高いカルダモンが口の中にずっと余韻を残し、長く味に浸ることができました。一緒に行ったフランス人の友人は、フランスの国民食ともいえるパン・オ・ショコラを食べておいしいと感動していました。カルダモン・バンは33クローネ(約520円)でした。
Kotsu:もともと初回も、大陸と知り合いたっだし世代も近いしってことで出演者として声をかけてもらっていたんですが、今回は出演と併せてDJのブッキングを手伝っています。クラブに通うようになってから、僕自身がナイトタイムで遊ぶクラブやパーティーをブランドが打ち出すみたいなのがずっといいと思っていて、事あるごとに全部行ってたんです。今回の「HUE」も昔の僕みたいにファッションという文脈があるからこそ行きやすいって人もいるだろうし、初めてクラブに来るって人がいると思う。そういう人たちに対して、今リアルなラインアップを体感してほしいという思いはあります。そういう意味では、僕と同い年のMayu Kakihataさんは同世代の中でもレコードディガーとして尊敬していますし、Little Dead GirlはVERDYさん主宰のWasted Youthとコラボでパーティーを敢行したばかりの注目コレクティブtokyovitaminのメンバー。なかなか共演はないラインアップではありつつも、何か似ているものを抱えた人たちかなと。
WWD:ヴァージル・アブロー(Virgil Abloh)もジョナサン・アンダーソン(Jonathan Anderson)もマシュー・M・ウィリアムズ(Matthew M. Williams)も、いま一時代を築いているデザイナーは夜遊びがうまかったりDJをやっていたり、ナイトライフは大事ですよね。
Kotsu:もともと初回も、大陸と知り合いたっだし世代も近いしってことで出演者として声をかけてもらっていたんですが、今回は出演と併せてDJのブッキングを手伝っています。クラブに通うようになってから、僕自身がナイトタイムで遊ぶクラブやパーティーをブランドが打ち出すみたいなのがずっといいと思っていて、事あるごとに全部行ってたんです。今回の「HUE」も昔の僕みたいにファッションという文脈があるからこそ行きやすいって人もいるだろうし、初めてクラブに来るって人がいると思う。そういう人たちに対して、今リアルなラインアップを体感してほしいという思いはあります。そういう意味では、僕と同い年のMayu Kakihataさんは同世代の中でもレコードディガーとして尊敬していますし、Little Dead GirlはVERDYさん主宰のWasted Youthとコラボでパーティーを敢行したばかりの注目コレクティブtokyovitaminのメンバー。なかなか共演はないラインアップではありつつも、何か似ているものを抱えた人たちかなと。
WWD:ヴァージル・アブロー(Virgil Abloh)もジョナサン・アンダーソン(Jonathan Anderson)もマシュー・M・ウィリアムズ(Matthew M. Williams)も、いま一時代を築いているデザイナーは夜遊びがうまかったりDJをやっていたり、ナイトライフは大事ですよね。
(左から)ミッシー・エリオット、アリアナ・グランデ、ビリー・アイリッシュ REX / SHUTTERSTOCK AND WWD (c) FAIRCHILD PUBLISHING, LLC
8月26日(現地時間)、「2019 MTVビデオ・ミュージック・アワード(2019 MTV Video Music Awards以下、VMA)」が開催される。1984年に始まったVMAは米MTVが主催する一大ミュージックイベントだが、ファッションにおいても要注目だ。これまでもレディー・ガガ(Lady Gaga)が本物の肉を使用したドレスで登場するなど、ほかのイベントよりも奇抜なファッションで多くのセレブやアーティストが登場している。また、ブリトニー・スピアーズ(Britney Spears)とマドンナ(Madonna)がキスをするといった、ハプニング的な出来事が多いのもVMAの特徴だ。
アリアナ・グランデ(Ariana Grande)とテイラー・スウィフト(Taylor Swift)の2大歌姫がそれぞれ10部門と最多ノミネートされている。新星ビリー・アイリッシュ(Billie Eilish)は9部門、新鋭ラッパーのリル・ナズ・X(Lil Nas X)が8部門とそれに続く。これらのアーティストは全員、19年3月に再結成を果たしたジョナス・ブラザース(Jonas Brothers)と、ラッパーの21サベージ(21 Savage)と共に「最優秀ビデオ賞(VIDEO OF THE YEAR)」にノミネートされている。
「最優秀アーティスト賞(ARTIST OF THE YEAR)」には、前述のアリアナ・グランデ、ビリー・アイリッシュ、ジョナス・ブラザーズのほか、カーディ・B(Cardi B)、ショーン・メンデス(Shawn Mendes)、ホールジー(Halsey)がノミネートされた。
「最優秀新人賞(BEST NEW ARTIST)」には、ビリー・アイリッシュ、リル・ナズ・X、エイバ・マックス(Ava Max)、ハー(H.E.R.)、ロザリア(Rosalia)、リゾ(Lizzo)がノミネートされた。6人中5人が女性アーティストと、ここでもガールズパワーが際立っている。
カミラ・カベロ STEPHEN LOVEKIN / SHUTTERSTOCK (c) FAIRCHILD PUBLISHING, LLC
コスチュームデザイナーとしての初めての仕事はパフューム(PERFUME)の衣装制作で、その後、さまざまに手掛けるようになった。そうして自身が作った衣装をインスタグラムでアップするようになり、それがケイティの目に留まった。ショーを行うと決まってから、ショーまで1カ月足らずだった。「これまでの蓄積していたものに加えて、(全27ルックのうち)半分を急ピッチで作った」という。そしてケイティの目に留まったドレスはデビューショーのラストルックを飾り、現在メトロポリタン美術館(The Metropolitan Museum of Art)で開催中の企画展「キャンプ」で展示されている。展示後は、パーマネントコレクションとして所蔵される予定だ。
マリア・ファーラのアジアでの初個展「Too late to turn back now(振り返るにはもう遅い)」が9月21日まで、東京・六本木のオオタファインアーツで開催されている。ファーラは、日常でふと目にした場面や記憶の断片から構築される新たな情景を描く。同展は、フルーツサラダを運ぶ場面を油絵具で描いた作品「Fruit Salad」など10点を展示している。
■Too late to turn back now
日程:8月24日~9月21日
時間:11:00~19:00
場所:オオタファインアーツ
住所:東京都港区六本木6-6-9 ピラミデビル
休廊日:日・月・祝
入場料:無料
「ギャルソン」のアート制作を手掛けた山瀬まゆみの個展「colours」
アーティストである山瀬まゆみによる作品展「colours」が9月17日まで、伊勢丹新宿本店メンズ館2階ギャラリースペースのアートアップで開催されている。山瀬まゆみは東京を拠点に、「コム デ ギャルソン(COMME DES GARGONS)」のアート製作などを手掛けてきた。同展は、“色”をテーマに、青、緑、オレンジの3色を基調としたペインティングと柔らかい素材を使った彫刻作品を展示している。
1階のメインステージには厳選された16ブランドが陳列されている。スキンケア部門では伝統的な和コスメ「まかないこすめ」や沖縄の月桃をメインにしたオーガニックコスメ「ルハク(RUHAKU)」、8種の和漢のハーブを発酵させたローション「オードキ(EAU DE KI)」、初披露となる熊本発の新シルクブランド「ココン ラボ(COKON LAB)」が参加した。さらに、以前から同百貨店で取り扱いのあるトータルビューティーサロン「ウカ(UKA)」のヘアとネイルケア商品を使ったヘッドマッサージやネイルイベントが週末に行われている。中でも特に須山代表が推すのは、今年5月にパリ市内にサロンをオープンした新ブランド「エン(EN)」だ。肌診断を行い、抹茶や米など80種類以上の原液を肌質に応じて組み合わせるパーソナライズのサービスを提供する。「手持ちの商品にプラスすることで効果を得られるという発想が、スキンケアライン一式を揃えることを勧める従来のブランドとは違う。フランスの女性にとって新鮮で、気軽に手に取りやすいようだ」と須山代表は述べる。
JUN YABUNO:1986年大阪生まれ。ロンドン・カレッジ・オブ・ファッションを卒業後、「WWDジャパン」の編集記者として、ヨーロッパのファッション・ウィークの取材をはじめ、デザイナーズブランドやバッグ、インポーター、新人発掘などの分野を担当。2017年9月ベルリンに拠点を移し、フリーランスでファッションとライフスタイル関連の記事執筆や翻訳を手掛ける。「Yahoo!ニュース 個人」のオーサーも務める。