若手女性アーティストMASAKO.Yがフリークス ストア渋谷店併設ギャラリーで個展開催

 フリークス ストア(FREAK’S STORE)は、若手女性アーティストのMASAKO.Yによるエキシビション「フリーク.Y(FREAK.Y)」をフリークス ストア渋谷店に併設するギャラリー、オープンスタジオ(OPEN STUDIO)で開催する。会期は6月15〜23日。イベント前日の14日にはアーティスト本人も来場するレセプションパーティーを行う。

 MASAKO.Yは1994年生まれ。オーストラリア、ニューヨーク、ロンドンに単身留学し、2018年から東京を拠点に活動している。1つのジャンルにとどまらずコラージュ、ペインティング、彫刻、グラフィックなどの幅広い手法を使った作品を発表している。森星のファースト写真集オフ編でアートを担当するなど、広告、写真集、ファッションブランドへの作品提供も行っている。

 同展では“目に見えない奇妙なモノ”をテーマに、日本の妖怪、エイリアン(怪奇現象)、迷信、奇妙な動物などをユーモラスな作風でコラージュした。

 会場では、今回の展示のために描き下ろしたコラージュアートをプリントしたTシャツ(8000円)の展示と販売も行う。

■「FREAK.Y BY MASAKO.Y」
日程:6月15〜23日
時間:12:00〜20:00
場所:OPEN STUDIO
住所:東京都渋谷区神宮1-13-1

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エディ率いる「セリーヌ」がパリに新店舗 4人の女性コンテンポラリーアーティストを起用

 「セリーヌ(CELINE)」はパリ4店目となる新店舗をデュフォ通りにオープンした。監修を務めたエディ・スリマン(Hedi Slimane)=アーティスティック、クリエイティブ、イメージ・ディレクターは世界で活躍する4人の女性アーティストにスポットライトを当てた。

 今回起用された女性アーティストはドイツ人のカティンカ・ボック(Katinka Bock)、中国人のフー・シャオユアン(Hu Xiaoyuan)、カナダ人のジョージア・ディッキー(Georgia Dickie)とロシェル ゴールドバーグ(Rochelle Goldberg)で、それぞれの彫刻作品が壁などに飾られている。

 約350平方メートルの店内ではウィメンズ、メンズのウエアとアクセサリーを取り扱う。今年2月にリニューアルオープンしたニューヨーク・マディソンアベニュー店同様、家具や骨董品、オリジナルアート作品も展示されている。

 壁には南フランス産の黒大理石とイラン産のトラバーチンを使用。20世紀の建築様式のブルータリズム、モダニズム、バウハウス、オランダの芸術運動デ・スティル、それぞれの要素が掛け合わされたデザインになっている。特筆すべきは木とガラスの細長い板が囲うらせん階段。中心にはボックの彫刻が置かれている。

 サントノレ通りから枝分かれするデュフォ通りには昨年「シャネル(CHANEL)」もオープンした。

 「セリーヌ」は今年に入りパリ、ニューヨーク、東京、ロサンゼルス、ロンドン、ミラノ、マドリード、ドバイ、マカオ、バンコクと新店舗をオープンしており、今後は上海と北京と続く予定だ。

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高田賢三が衣装を担当 オペラ「蝶々夫人」が10月に公演

 文化・芸術の振興活動を行う東京二期会は6月12日、ジャコモ・プッチーニ(Giacomo Puccini)によるオペラ作品「蝶々夫人」の制作発表会を東京文化会館(上野)で行なった。演出を手掛ける宮本亜門と衣装を手掛ける高田賢三が登壇し、作品への思いや意気込みを語った。

 宮本は「『蝶々夫人』は昔からやってみたかった作品。演出の話を受けた時は心が震えました。女性軽視やアメリカ批判などの議論もはらむ作品ですが、この舞台では国と人種を超えた愛にフォーカスし、人間の素晴らしさを伝えたい」とコメントし、「賢三さんの服は昔からずっと着ていて、すごく尊敬している。どうしても賢三さんに衣装をお願いしたかった」と宮本が高田に衣装を依頼したことを明かした。

 高田は「この作品はぼくにとってオペラの原点で、ずっと憧れていた。シチュエーションがよく変わる作品なので、それぞれのシーンに合う衣装を作るのは難しいですが、その分すごく面白い。和装と洋装が登場し、特に和装は現代的でモダンな仕上がりを意識しました」とコメントした。

 高田は1999年、仏パリ・オペラ座でロバート・ウィルソン(Robert Wilson)が演出したオペラ作品「魔笛」の衣装を担当。オペラ衣装を手掛けるのは2回目、日本上演作は初となる。

 同作は独ザクセン州立歌劇場、デンマーク王立歌劇劇場との共同制作作品。10月3〜6日に東京文化会館で、13日によこすか芸術劇場(神奈川・横須賀)で上演し、2020年以降に海外劇場で上演する。主演には、17年に栗山晶良が演出を手掛けた「蝶々夫人」でもダブル主演を務めたソプラノ歌手、大村博美と森谷真里を起用する。

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フォトグラファーの作永裕範が渋谷ヒカリエで展覧会

 フォトグラファーの作永裕範とアートディレクターの岩永和也が、渋谷ヒカリエの「8/CUBE1.2.3」で初の写真展「線と四角と」を開催中だ。作永が撮影した作品を、アートディレクターの岩永がさまざまな形に変え、インスタレーションを制作している。

 作永は1986年生まれ、長崎県大村市出身。九州産業大学写真学科、スタジオエビスを経て、中野敬久氏に師事。2014年に独立し、広告やCDジャケット、「WWDジャパン」でポートレート撮影などを手がけている。岩永は1985年生まれ、長崎県南島原市出身。多摩美術大学グラフィックデザイン学科を卒業後にドラフトに入社。2018年にグランドスラムに参加しており、広告やカタログなどを手掛けている。

■線と四角と
日程:6月11日〜6月16日
時間:11:00〜20:00
場所:渋谷ヒカリエ 8F「8/CUBE1.2.3」

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ヴァージル、故郷シカゴで初の回顧展 「私の人生は学びの旅」

 ヴァージル・アブロー(Virgil Abloh)初の回顧展「フィギュアズ オブ スピーチ(Figures of Speech)」が、シカゴ現代美術館(Museum of Contemporary Art Chicago)で6月10日から9月22日まで開催される。

 ヴァージルは、「カルチャーをスナップショットで切り取ったような展示だと思う。消費者とプロデューサー、もしくはヨーロッパとアメリカの間の部分を断面図にしたような、インターネットの全体を一部切り取ってみたら現実が垣間見えたというような内容だ。アートはもちろん、カルチャーのハイとローな部分、そしてスニーカーカルチャーについても触れている」と語る。

 シカゴから車で90分ほどの町、ロックフォード出身のヴァージルは、自身を「何もない郊外育ちの子どもだった」と言うが、ウィスコンシン大学マディソン校で土木工学の学位を取得後、イリノイ工科大学で建築学の修士号を取得している。そして現在は、「オフ-ホワイト c/o ヴァージル アブロー(OFF-WHITE c/o VIRGIL ABLOH)」のクリエイティブ・ディレクターと「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」のメンズ アーティスティック・ディレクターを務め、デザイナーやDJ、建築家などのさまざまな顔を持っている。それに加えて、「パイオニア(PIONEER)」や「イケア(IKEA)」といった異業種とのコラボレーションを行ったり、ナイキ(NIKE)と新ブランドを発表したりと多忙を極めているが、ヴァージルはそれを「人類学者か何かのように世界中を回り、いろいろなものを見ては何かを作って発表する」日々だと表現する。

 故郷で自身の大規模な回顧展が実現したことについては、「信じられない。シカゴはアートや建築、そしてデザインの歴史で知られる街だ。私のように世界中を回りながらコンテンポラリー・アーティストとして成長してきた人間にとって、シカゴ現代美術館が私の作品を展示して認めてくれることは、ある種一巡りしたように感じる」と述べた。

 展示は「初期作品」「ファッション」「音楽」「間奏曲」「黒人の視点」「デザイン」「終わりに」という7つのセクションに分かれており、作品を通じてインクルージョン(包括・包摂性)や人種問題、そして公平性とは何かを問いかけてくると同時に、ヴァージルの幅広いキャリアを年代順に追えるようになっている。「私は38歳で、この仕事を15年以上してきている。作品は部分的に認知されているとは思うが、その全体像を世の中に提示したいと考えた。シカゴで工学と建築を学んでいた学生時代の作品なども展示しているので、それが現在の活動にどうつながっていったのか、そしてカルチャーに与えた影響についても俯瞰できるのではないかと思う」と説明した。またヴァージルは、「これは本当の意味での回顧展ではない」とも言う。「現在に至るまでのストーリーを伝えたいと思って“回顧展”を企画したが、私は常に新しいものを作っているので、それを含めると展示の20~30%は誰も見たことがない新作になるだろう。この展覧会はシカゴからボストン、ブルックリン、アトランタと巡回するので、それぞれ新しい作品が追加されていくと思う」。

 同回顧展に先立ち、5月31日にはヴァージルとナイキ(NIKE)が若者育成のために設立した8週間のメンターシッププログラム「ナイキラボ シカゴ レクリエーションセンター(NikeLab Chicago Re-Creation Center)」がスタートし、そのオープニングにヴァージル本人も駆け付けた。同センターでは、ナイキによるシューズの再生プログラムも行われている。ヴァージルは、「新しいアイデアを見つけるため、私はアートにおいても言葉を使う。このレクリエーションセンターは創造の場であると同時に、再利用を進める場でもある」と、同プログラムに選出された地元の若者10人に語りかけた。彼らは建築や写真、ブランド戦略、グラフィック、ファブリックデザインなど、ヴァージルが選んだ各分野の専門家であるメンターと共に活動する。

 同プログラムが開催される「ナイキラボ」が建つノースミシガン通りは、ヴァージルが友人のカニエ・ウェスト(Kanye West)と共に訪れた「ルイ・ヴィトン」の店舗があり、“ファッションを仕事にしたい”という夢が始まった場所でもある。「この通りはシカゴと外の世界が交差する場所だ。ここからたった1ブロック先に、『アップル(APPLE)』や『ナイキ』『ラルフ ローレン(RALPH LAUREN)』『ルイ・ヴィトン』などの世界的に有名なブランドや美術館がある。当時、私や友だちはみんなショーウィンドーをのぞき込んでは、そこに飛び込んで外の世界に行きたいと夢見ていたものだ」と思い出を語った。

 ヴァージルはまた、同プログラムに選ばれた若者たちからの質問にも答えた。世界中を旅しながらどのようにして忙しいスケジュールをこなしているのかという問いには、「インスタグラムを見ると誰かの全てが分かったような気になってしまうものだが、そこに写っているのは私が実際にやっていることの0.00%にすぎない」と答え、旅先では現地のレストランで食事をして、その国の文化を吸収するように努めていると付け加えた。「アウトプットされた作品の裏には、膨大な量のインプットがある。私の人生は学びの旅であり、答えを見つけるべく自分の目で確かめに行く。その繰り返しなので、私は一度も行き詰まったことがないし、疲れたりもしない。仕事だと思っていないからね。もちろん睡眠は取るけれど、起きているのに3時間何もしないというのは好きじゃないんだ。常に何かを考え、何かをしていることがもう習慣になっている。回顧展では、私のそういう部分が分かると思うよ」。

 幅広い活動で知られるヴァージルだが、さまざまな役割やプロジェクトのバランスをどう取っているのかについては、「簡単だよ。しっかり目を開いて周りを見ることが大切だ。例えば車の中にいる時でも、何をするかによって“学び”が変わってくる。携帯を見るのもいいけれど、窓の外に目を向ければさらに多くのことを学べる。私は自分がやっていることを楽しんでいて、仕事だとは思っていないんだ」と締めくくった。

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「シュプリーム」やユナイテッドアローズとのコラボTシャツで知られるアーティスト、オートモアイが個展を開催

「シュプリーム(SUPREME)」やユナイテッドアローズとのコラボTシャツで知られるアーティスト、オートモアイの個展「Permanent Boredom」が、6月16〜30日に東京・阿佐ヶ谷のTAVギャラリーで開催される。初日にはオープニングレセプションが行われる。

“アノニマス(匿名性)”をコンセプトに据えるオートモアイの作品は、仮想現実のような空間に顔のない女性が登場するのが特徴だ。顔のない女性が示唆するのは、SNS上で登場しては消え、イメージとして消費される若い女性たち。同個展では、富士山をスニッフするヒト、服を脱ぐと胸にピクトグラフがあるヒト、“JUST DIE”と描かれた大手ブランドのTシャツを着たヒトなど、現代的なモチーフを扱い、インターネットの世界に生きる人々の日々の退屈さを表現した作品が並ぶ。

■「Permanent Boredom」
日程:6月16〜30日
時間:13:00-20:00
定休日:水曜・木曜
場所:TAVギャラリー
住所:東京都杉並区阿佐ヶ谷北1-31-2

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