中国共産党の機関紙「人民日報」の系列紙で主に海外ニュースを取り扱っている「環球時報」は、新型コロナウイルスの影響で1~3月期のGDP成長率は2ポイント減と大幅なマイナスとなり、金額にして600億ドル(約6兆4800億円)もの打撃を受ける可能性があると報じている。またエコノミストであり、オーストラリア国立大学(Australian National University)の教授を務めるワーウィック・マッキビン(Warwick McKibbin)は、新型コロナウイルスによる世界的な経済損失は1600億ドル(約17兆円)に上ると試算しているが、2003年に流行した重症急性呼吸器症候群(SARS)の経済損失がおよそ400億ドル(約4兆3200億円)だったことを考えるとその4倍にも及ぶことになる。
感染の拡大を防ぐため、中国本土への渡航禁止や中国からの入国制限措置も広がっている。イベント運営会社のメッセフランクフルト(MESSE FRANKFURT)は、3月11~13日に上海で開催予定だったテキスタイル関連の見本市、インターテキスタイル上海(Intertextile Shanghai)とヤーン・エキスポ(Yarn Expo)を延期すると2月3日に発表した。また、同時開催のチャイナ・インターナショナル・ファッション・フェア(China International Fashion Fair)も同様に延期される。ウェンディー・ウェン(Wendy Wen)=メッセフランクフルト シニア・ジェネラル・マネジャーは、「最適な代替案を見つけるべく最大限の努力をするが、確実に安全だと分かるまでは見本市を開催しない」と語った。
中国外でのイベントも中止が決まり始めている。世界最大の時計企業スウォッチ グループ(SWATCH GROUP)は、3月4~6日の日程でスイス・チューリヒで開催予定だった展示会「タイム・トゥ・ムーブ(TIME TO MOVE)2020」を中止を決めた。同展示会では「オメガ(OMEGA)」や「ブレゲ(BREGUET)」「ハリー・ウィンストン(HARRY WINSTON)」など、同グループの上位6ブランドをバイヤーおよびメディア関係者に披露する予定だった。
テニスボールほどの大きさで、重量は352gの“スウェロ”は、1905年に南アフリカ共和国で産出した3106カラットの“カリナン”に次ぎ、歴史上2番目に大きい原石で、ボツワナ産としては最大だ。カロウェ鉱山はカラハリ砂漠の北端に位置し、12年から採掘を初めており、産出するダイヤモンドの品質とサイズの大きさに定評があり、高い透明性を持ち窒素を含有しないタイプ2Aのダイヤモンドが多く採掘される。16年にドバイの原石取引会社が購入した813カラットの‟コンステレーション(CONSTELLATION)”やジュエラー「グラフ(GRAFF)」が17年9月に約59億円で落札した1109カラットの‟レセディ・ラ・ロナ(LESEDI LA RONA)”などもカロウェ鉱山で採掘されたものだ。
今とりわけ注力しているのが、男性がパールを着けるという新しいスタイルの提案だ。22日には「コム デ ギャルソン(COMME DES GARCONS)」と「ミキモト」のコラボレーション・ジュエリーをパリで発表した。海外ではパールネックレスを楽しむ男性著名人のSNSが話題になるなど、ジェンダーレスなパールジュエリーが脚光を浴びている。「多様性の今の時代は男性もの、女性ものといった区別も意味がなくなってきている。男性がパールをつけることが違和感なく、むしろ格好いいと思ってもらえるよう『ミキモト』がオピニオンリーダーとなり、そのきっかけを作っていきたい。マーケットのさらなる拡大にも期待したい」と中西社長は意欲を見せる。
「ミキモト(MIKIMOTO)」と「コム デ ギャルソン(COMME DES GARCONS)」は22日、川久保玲デザインによるコラボレーション・ジュエリーをパリのヴァンドーム広場内のスペースで発表した。2月14日に発売し、コラボレーションの期間は2年を予定している。アイテムはいずれもネックレスで白蝶真珠を使った3点と南洋真珠を使った4点の計7点。価格は25万~360万円となる。
ダイヤモンドの業界団体アントワープ・ワールド・ダイヤモンド・センター(ANTWERP WORLD DIAMOND CENTRE)とコンサルティング会社のベイン&カンパニー(BAIN & COMPANY)が共同で発表した「グローバル・ダイヤモンド・インダストリーリポート2019(Global Diamond Industry Report 2019)」によれば、18年および19年上期におけるダイヤモンドの売り上げが減速しているという。
ダイヤモンドの業界団体アントワープ・ワールド・ダイヤモンド・センター(ANTWERP WORLD DIAMOND CENTRE)とコンサルティング会社のベイン&カンパニー(BAIN & COMPANY)が共同で発表した「グローバル・ダイヤモンド・インダストリーリポート2019(Global Diamond Industry Report 2019)」によれば、18年および19年上期におけるダイヤモンドの売り上げが減速しているという。
ティファニーのビジュアル・マーチャンダイジング・チームは、スポーツブランドである「ナイキ」の店舗を洗練されたラグジュアリーな空間につくり変えるべく、中心部のアトリウムにティファニーブルーのボックスを積み上げた高さ約12.8mのエンパイア・ステート・ビル(Empire State Building)のレプリカ、上下に伸びるLEDスクリーンも設置されている。
TASAKI傘下の「アーカー(AHKAH)」は1月10日、シンガポールのニーアンシティ タカシマヤ(NGEE ANN CITY TAKASHIMAYA)SC内に初のブティックをオープンした。シンガポール随一の繁華街であるオーチャード・ロードに面する同SCは130以上の専門店があり、ファッション感度の高い消費者や世界各国から観光客が訪れる。地下1階のブティックはブランドカラーのホワイトとゴールドを基調としたラグジュアリーな空間で、「アーカー」のデザイン性の高いファッションジュエリーからラグジュアリーコレクションまで幅広いラインアップを販売する。
「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」や「ディオール(DIOR)」などを擁するLVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)がティファニー(TIFFANY & CO.)を162億ドル(約1兆7658億円)超相当で買収すると11月25日に発表し、ラグジュアリー業界に激震が走ったことは記憶に新しい。その数日後にティファニーを離れたことで話題となったフランチェスコ・トラーパニ(Francesco Trapani)前取締役が、伊紙「コリエーレ・デラ・セラ(CORRIERE DELLA SERA)」が12月12日にミラノで開催したイベントに登壇した。
サイトのトップページは、「カルティエ」レッドのジュエリーボックス。このボックスを開けるようにスクリーンをタップすると、ページボーイが現れる。あとは12文字までのメッセージと名前を入れるだけ。メッセージは「MERRY XMAS」や「THANK YOU」「WISH U JOY」など、定型文も選択可能。メッセージと名前を送信すると、「RECEIVED BY CARTEIR(カルティエが受け取りました)」のスタンプが発行され、ページボーイが「カルティエ」のジュエリーを組み込みながらメッセージを製作するショートムービーがスタートする。
アムフィテアトロフは東京で幼少期を過ごしたのち、1993年にロンドンのロイヤル・カレッジ・オブ・アート(Royal College of Art)で修士号を取得。2014年に「ティファニー(TIFFANY & CO.)」のデザインディレクターに就任し、“ティファニー T”や“ハードウェア”コレクションを手掛けた。18年から「ルイ・ヴィトン」でウオッチ&ジュエリー部門アーティスティック・ディレクターを務めている。
会場一階は、ホテルのフロントをはじめ、ユーモラスにアイコニックなアイテムを紹介するコーナー、「シャネル」のホリデーシーズンのテーマである、“オール・アイ・ウォント・イズ・シャネル(All I want is Chanel)をはじめとした、さまざまなメッセージカードが飾られたコーナー、ジュエリーやウオッチを実際手に取って楽しめるバーカウンターで構成。
同社は「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」や「ディオール(DIOR)」などを擁するLVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)によって162億ドル(約1兆7658億円)超相当で買収されることを11月25日に発表したばかりだ。しかし米証券取引委員会に提出された書類によれば、同氏は「ティファニーの経営などについて意見の相違があるわけではなく、自身のさらなる機会を求めるために退任する」という。本件について、ティファニーからのコメントは得られなかった。
会期中には「ボロロ(BORORO)」と詫間宝石彫刻による宝石研磨のワークショップや「シリシリ(SIRI SIRI)」や「トーカティブ(TALKATIVE)」、「ハム(HUM)」による純化によって循環する貴金属の普及活動「リファイン・メタル・プロジェクト(REFINE METAL PROJECT)」のインスタレーションも設けられる(「ハム」による商品の販売はなし)。
「プルーフ オブ ギルド(PROOF OF GUILD)」や「シモン(SIMMON)」、「ユカ ホウジョウ(YUKA HOJO)」などブライダルシーンを彩るブランドも出展するほか、ドイツ・ミュンヘンを拠点に活動する「ジローカマタ(JIRO KAMATA)」やイギリスを拠点に活動する「カヨサイトウ(KAYO SAITO)」など世界を舞台に活躍する作家の作品もならぶ。
「サカイ(SACAI)」は11月23日、ホリデーコレクションとしてさまざまなブランドとのコラボアイテムを発売する。「サカイ」青山店や伊勢丹新宿本店など国内店舗のほか、北京の「SACAI SANLITUN」、香港の「SACAI ON LAN STREET」など海外の限定店舗で取り扱う。
アイテムは全6型。2019-20年秋冬コレクションで発売した「ポーター(PORTER)」とのコラボバッグに、阿部千登勢「サカイ」デザイナーの美学である“ハイブリッド”を融合してフェイクファーを組み合わせたショルダーバッグ(Sサイズ 3万6000円、Lサイズ 5万4000円)、同年のランウエイで発表したフランス発のジュエリーデザイナー、シャルロット・シェネ(Charlotte Chesnais)とコラボしたイヤーカフ(Mサイズ 7万4000円、Lサイズ 7万8000円)、20年春夏メンズ・コレクションでコラボを発表した映画「ビッグ・リボウスキ(THE BIG LEBOWSKI)」内のせりふ“LET’S GO BOWLING”のグラフィックをフロントに、バックに映画のワンシーンをイメージして施したTシャツ(1万8000円)を用意する。
また衣類以外にも、フランス発のライフスタイルブランド「アスティエ・ド・ヴィラット(ASTIER DE VILLATTE)」の白の陶器にゴールドの別素材で“ハイブリッド”にしたカップ(2万8000円)やボウル(2万9000円)、「サカイ」の過去のコレクションで採用したファブリックを再利用して製作した“ZANTAN”シリーズのトートバッグ(1万4000円)、ポーチ(1万2000円)、テディーベア(Sサイズ・キーチェーン付き 1万7000円、Mサイズ 2万2000円、Lサイズ 4万5000円)をそろえる。
「サカイ(SACAI)」は11月23日、ホリデーコレクションとしてさまざまなブランドとのコラボアイテムを発売する。「サカイ」青山店や伊勢丹新宿本店など国内店舗のほか、北京の「SACAI SANLITUN」、香港の「SACAI ON LAN STREET」など海外の限定店舗で取り扱う。
アイテムは全6型。2019-20年秋冬コレクションで発売した「ポーター(PORTER)」とのコラボバッグに、阿部千登勢「サカイ」デザイナーの美学である“ハイブリッド”を融合してフェイクファーを組み合わせたショルダーバッグ(Sサイズ 3万6000円、Lサイズ 5万4000円)、同年のランウエイで発表したフランス発のジュエリーデザイナー、シャルロット・シェネ(Charlotte Chesnais)とコラボしたイヤーカフ(Mサイズ 7万4000円、Lサイズ 7万8000円)、20年春夏メンズ・コレクションでコラボを発表した映画「ビッグ・リボウスキ(THE BIG LEBOWSKI)」内のせりふ“LET’S GO BOWLING”のグラフィックをフロントに、バックに映画のワンシーンをイメージして施したTシャツ(1万8000円)を用意する。
また衣類以外にも、フランス発のライフスタイルブランド「アスティエ・ド・ヴィラット(ASTIER DE VILLATTE)」の白の陶器にゴールドの別素材で“ハイブリッド”にしたカップ(2万8000円)やボウル(2万9000円)、「サカイ」の過去のコレクションで採用したファブリックを再利用して製作した“ZANTAN”シリーズのトートバッグ(1万4000円)、ポーチ(1万2000円)、テディーベア(Sサイズ・キーチェーン付き 1万7000円、Mサイズ 2万2000円、Lサイズ 4万5000円)をそろえる。
日本最大級のデザインとアートの祭典「デザイナート・トーキョー 2019(DESIGNART TOKYO 2019以下、デザイナート)」が10月18~27日に行われる。今年で3回目を迎える「デザイナート」は“感動の入り口”をテーマに、東京の各所でアートやデザイン、インテリア、ファッションなど業界の垣根を超えた展示やイベントを開催する。
日本最大級のデザインとアートの祭典「デザイナート・トーキョー 2019(DESIGNART TOKYO 2019以下、デザイナート)」が10月18~27日に行われる。今年で3回目を迎える「デザイナート」は“感動の入り口”をテーマに、東京の各所でアートやデザイン、インテリア、ファッションなど業界の垣根を超えた展示やイベントを開催する。
「カルティエ、時の結晶(CARTIER, CRYSTALLIZATION OF TIME)」展が10月2日から東京・国立新美術館でスタートした。日本における「カルティエ」の展覧会は4回目で1970年代以降の現代の作品にフォーカスした同展は「カルティエ」としては初の試みだ。約300点のうちほぼ半数は個人コレクターの所蔵品ということもあり、同展でしか見られない作品も多い。
セイコーウオッチは、10月16日から20日まで東京の青山、表参道、原宿などで開催されるデザインとアートの祭典「デザイナート・トーキョー2019(DESIGNART TOKYO 2019)」の公式プログラムとして、「ザ・ネイチャー・オブ・タイム」東京展を開催する。4月にイタリアで行われた「ミラノサローネ2019(MILANO SALONE2019)」に「グランドセイコー(GRAND SEIKO)」として参加した展示をスケールを拡大して再構成し、会場の原宿駅前の商業施設jingで披露する。
「ティファニー」は、チャールズ・ルイス・ティファニー(Charles Lewis Tiffany)によって1837年にニューヨークで創業された。子会社を含めた現在の従業員数は約1万3000人で、うち職人は5000人以上。ジュエリーやウオッチのデザインから製造、販売までを行う。同ブランドは、アメリカにおけるスターリングシルバーの基準(銀の含有率925/1000)を設定したことでも知られる。
エフ・ディ・シィ・プロダクツはジュエリーブランド「4℃(ヨンドシー)」の姉妹ブランドである「カナル4℃(CANAL 4℃)」を業態変更し、セレクトショップにする。新名称は、「カナル プロデュースド バイ ヨンドシー(CANAL PRODUCED BY 4℃以下、カナル)」で、ロゴもリニューアル。既存の人気オリジナル商品に加え、国内外のデザイナーが手掛けるブランドをそろえる。「カナル4℃」の店舗は現在45店舗。同社は9月4日に横浜ランドマークプラザ店を「カナル」1号店に、6日には福岡パルコ店を改装オープンし、徐々に改装を進める。トレンドを気軽に取り入れたい女性をターゲットに、オリジナル以外にも中村恵美による「ラミエ(LAMIE)」や兼森周平と平岩尚子による「フィリフヨンカ(FILLYJONK)」、建野みどりによる「アロム(AROM.)」などのジュエリーを販売する。中心価格帯は1万8000円。