伊「セーブ・ザ・ダック(SAVE THE DUCK)」は帝人フロンティアと共同出資して5月にセーブ・ザ・ダック・ジャパンを設立した。日本での事業拡大に向け来日したニコラス・バルジ=セーブ・ザ・ダック最高経営責任者(CEO)に日本でのビジネス戦略やブランド設立の経緯、動物・人・環境に配慮したビジネスについて聞いた。
プレミアムラインとして位置付けている「プロテック」シリーズはゲストデザイナーを招いており、現在は「F/CE.(エフシーイー)」の山根敏史デザイナーが手掛ける。20000mmの耐水圧と優れた通気性を備えた東レの独自素材「Pro-Tech Engineered by Toray」を採用。中綿は取り外し可能 15万2900円プレミアムラインとして位置付けている「プロテック」シリーズはゲストデザイナーを招いており、現在は「F/CE.(エフシーイー)」の山根敏史デザイナーが手掛ける。20000mmの耐水圧と優れた通気性を備えた東レの独自素材「Pro-Tech Engineered by Toray」を採用。中綿は取り外し可能 15万2900円
それを踏まえた上で2つのポイントを伝えたい。第一に、私たちが使用するダウンは、原料となるアヒルやガチョウの生育環境や羽毛の採取方法を細かく規定した国際的な基準「レスポンシブル・ダウン・スタンダード(Responsible Down Standard)」に適った方法で、倫理的に調達されたものであること。第二に、ダウンは食肉産業から生まれた副産物だ。レザーと同様に、人々がアヒルやガチョウを食べる限りダウンは存在し続ける。一方で「カナダグース」には近年、合成繊維や植物性の中綿などを使用している製品もある。こちらも好調だ。
それを踏まえた上で2つのポイントを伝えたい。第一に、私たちが使用するダウンは、原料となるアヒルやガチョウの生育環境や羽毛の採取方法を細かく規定した国際的な基準「レスポンシブル・ダウン・スタンダード(Responsible Down Standard)」に適った方法で、倫理的に調達されたものであること。第二に、ダウンは食肉産業から生まれた副産物だ。レザーと同様に、人々がアヒルやガチョウを食べる限りダウンは存在し続ける。一方で「カナダグース」には近年、合成繊維や植物性の中綿などを使用している製品もある。こちらも好調だ。
「ヴェオセル™」が支持される理由についてツアイディレクターは「森林認証の取れた木材から作られたセルロース繊維で、クリーンで安全な方法で製造されている点、そして、使用された製品が生分解し、たい肥化可能である点が信頼の柱になっている」と分析する。加えて、「選ばれるためには環境メッセージだけでなく、繊維そのものが持つ優位性がなければならない」という。「例えば『ヴェオセル™ビスコース』繊維は、レーヨン繊維の持つ高い吸水性とソフトな風合いがあり、パーソナルケア製品に広く採用されている。『ヴェオセル™リヨセル』繊維は、なめらかな表面が特徴で肌にやさしく、直接肌に触れるビューティケア、ベビーケア製品の風合いを向上させる。こうしたメリットは、データによって裏付けされており、パートナー企業にも共有している」。データ取得のために世界有数の研究機関や大学と共同研究を進めているという。「例えば生分解性については、米サンディエゴにある世界最大規模にして最古の地球科学と海洋の研究組織であるスクリップス海洋研究所(Scripps Institution of Oceanography)と共同で『ヴェオセル™リヨセル』『ヴェオセル™ビスコース』、モダール、コットン、オーガニックコットン、ポリ乳酸、ポリプロピレン、ポリエステルなど複数の繊維の海洋環境下での生分解性を調査し、情報公開をしている。こうした活動も支持される理由だと考えている」。
「ヴェオセル™」が支持される理由についてツアイディレクターは「森林認証の取れた木材から作られたセルロース繊維で、クリーンで安全な方法で製造されている点、そして、使用された製品が生分解し、たい肥化可能である点が信頼の柱になっている」と分析する。加えて、「選ばれるためには環境メッセージだけでなく、繊維そのものが持つ優位性がなければならない」という。「例えば『ヴェオセル™ビスコース』繊維は、レーヨン繊維の持つ高い吸水性とソフトな風合いがあり、パーソナルケア製品に広く採用されている。『ヴェオセル™リヨセル』繊維は、なめらかな表面が特徴で肌にやさしく、直接肌に触れるビューティケア、ベビーケア製品の風合いを向上させる。こうしたメリットは、データによって裏付けされており、パートナー企業にも共有している」。データ取得のために世界有数の研究機関や大学と共同研究を進めているという。「例えば生分解性については、米サンディエゴにある世界最大規模にして最古の地球科学と海洋の研究組織であるスクリップス海洋研究所(Scripps Institution of Oceanography)と共同で『ヴェオセル™リヨセル』『ヴェオセル™ビスコース』、モダール、コットン、オーガニックコットン、ポリ乳酸、ポリプロピレン、ポリエステルなど複数の繊維の海洋環境下での生分解性を調査し、情報公開をしている。こうした活動も支持される理由だと考えている」。
クリエイティブ・グロウスのトム・ディ・マリア(Tom Di Maria)ディレクターは、「アートとファッションを融合させることは現代的かつエキサイティングなアプローチであり、アートをより面白くする。こうした取り組みによって障害を持つアーティストが過小評価されることなく、彼らの創造性を発揮できる場を広げていくことに意義があると思う」とコメント。同団体は来年設立50周年を迎え、現在サンフランシスコ近代美術館(SFMOMA)で大規模な展示会を開催中。また日本の東京、大阪、奈良を含む世界40カ所で、アウトサイダー・アーティストに特化した団体やギャラリーの立ち上げの支援にも携わっている。
クリエイティブ・グロウスのトム・ディ・マリア(Tom Di Maria)ディレクターは、「アートとファッションを融合させることは現代的かつエキサイティングなアプローチであり、アートをより面白くする。こうした取り組みによって障害を持つアーティストが過小評価されることなく、彼らの創造性を発揮できる場を広げていくことに意義があると思う」とコメント。同団体は来年設立50周年を迎え、現在サンフランシスコ近代美術館(SFMOMA)で大規模な展示会を開催中。また日本の東京、大阪、奈良を含む世界40カ所で、アウトサイダー・アーティストに特化した団体やギャラリーの立ち上げの支援にも携わっている。
「レブロン(REVLON)」は6月22日から、2022年夏に数量限定で発売した動物由来の成分や原材料を使用せず、製造過程でも動物実験を行わずに作られたヴィーガンネイル“レブロン ウルトラ HD スナップ!”(全24色、1100円)を定番商品として販売する。同シリーズは2022年6月に数量限定で発売。好評につき8月には秋冬カラーの限定色を展開していた。ラインアップは店頭でも販売する全9色と、オンライン先行カラーの6色、オンラインのみでの取り扱いとなる8色、限定カラーの1色となる。
ケオジンダはタイ・バンコク生まれ。「シーバイクロエ(SEE BY CHLOE)」でアシスタントデザイナー、「ジバンシィ(GIVENCHY)」でジュニアプリントデザイナーなどを経験したのち、2018年に姉のジットゥリーニ(Jittrinee)と同ブランドを立ち上げた。地元タイで編まれたマクラメ編みがアイコンで、伝統工芸を尊重した「アートピースとしてのバッグ」を提案する。
記者A:本来のメッセージ性も併せて翻訳できれば良いのですが……。国連の気候変動に関する政府間パネル(IPCC)が最新の報告書を発表した際、同団体は地球温暖化に関する危機感を“Now or Never”という強い言葉で表していたんです。Z世代の環境アクティビストの子たちは、「日本のメディアは訳が柔らかすぎる。全然危機感が伝わらない」と言っていました。私自身が翻訳をする際は「迅速な対応が必要だ」とコメントしているという形で記事を書いていたのですが、“Now or Never”を訳すのに最適な言葉はなんだったのだろうとモヤモヤしています。
先輩K:記事を書く側としては、仮にピッタリの和訳があっても、ニュース記事らしい言い回しやコンテクストを考慮すると使えないこともあります。“Now or Never”だったら、Aさんのような訳や、「今取り組まないと間に合わない」という感じになるでしょうね。訳として間違っていなくても元のメッセージが持つ言葉の力強さやキャッチーさが失われてしまうのは悩ましいところです。
最後に訪れたのは、私たちもよく着用しているLA発祥のサステナブルブランド「リフォメーション(REFORMATION)」。“BEING NAKED IS THE #1 MOST SUSTAINABLE OPTION. WE’RE #2(1番サステナブルな選択は裸でいること。2番目は「リフォーメーション」を着ること)”というキャッチフレーズを掲げて、サステナブルファッションを発信しています。スタイリッシュでレディーライクなアイテムや、エッジの効いたアイテムもたくさんあって私達もすごく好きなブランドです。驚くのは高い透明性です。生産工程や原材料の詳細、輸送や梱包などの流通の情報を細かく開示し、商品に対しどれくらい二酸化炭素排出や水使用量、廃棄物を削減できたかといったことまで詳細に明記しています。私たち消費者がファッションを楽しみながら、環境に配慮した選択ができるのはとってもうれしいですよね。
キャンペーンは、ファッションやサステナブルを恐れずに楽しむ意味を込めて、“Don’t be afraid, Just enjoy. ”をテーマにした。動画クリエイター・モデルのkemioをモデルに起用、アートディレクターの村田実莉が手掛けた。期間中は、サステナブルに関連して古着回収イベントや容器回収を行うポップアップなどを実施する。
例えば(NOUS ETUDIONS)」は、テキスタイルの質感を大事にしたミニマムでオーバーサイズなシルエットが特徴、新しい世代と時代を打ち出すジェンダーレスでサステナブルなアルゼンチン発のブランドだ。「ヴィーガンオロジー(VEGANOLOGIE)」は「Fashion should be caring(ファッションには思いやりがあるべき)」をコンセプトに100%リサイクルの素材で生産した商品を展開するドバイ発のビーガン・アクセサリー・ブランド。「ヴィーガン・タイガー(VEGAN TIGER)」は、トレンディなコレクションで注目される、韓国でのビーガンなファッションシーンを先導する存在だ。カナダの「マインドフル・ピッグス(MINDFUL PIGS)」はモダンな思想を現代に落とし込み、ウィットに富んだファッション性の高いアイテムが揃える。「センティエント(SENTIENT)」は、サボテンレザーを使用するメキシコの発ビーガン・レザー。ブランドだ。「シューズ・ゴーサンゼロヨンゴー(SHOES 53045)」は、生産や輸送の過程で発生する二酸化炭素排出量の多さに気づき、それらを見直すフランス発のハイテクスニーカーブランド。そしてアメリカからは、「ダーク・ソウル」をコンセプトにエッジの効いたコレクションを展開する「ファン・オール・フレームズ(FAN ALL FLAMES)」や、生産と消費が環境に与えるインパクトの大きさを念頭に置いた上で洗練されたシューズを提示する「シルバン・ニューヨーク(SYLVEN NEW YORK)」、そしてオールプラントベースで作られたルームシューズブランドの「ドゥーリーズ(DOOLEYS)」が参加した。
明治学院大学・MGClosetのメンバー。“wear it again, wear it yourself”を基本理念とするボランティア団体で、メンバーは1年生から3年生までの23名。SNSでの発信やエシカルファンションショー、エシカルファッション雑誌の発行など、洋服を通して社会問題の啓発活動を行っている。後列中央は代表の中村真希さん PHOTO : TAMEKI OSHIRO
プラスチック・モンスターというキャラクターは、私のブランド「パスカル マリエ デマレ(PASCAL MARIE DESMARAIS.以下、PMD)」でのサステナブルなモノ作りや信念を、より多くのジェンダーや年齢層にもっとわかりやすく、さらに歳を取らない方法で伝えられないかを仲間と模索して生まれた。アイデアをまとめながら頭の中で出来上がったイメージを、ファンであり友人の新進気鋭のアーティストDUNKWELLに描いてもらった。数日後に「この子です」と紹介されて、初見で即決。私は今もなんとも愛らしく、哀愁の漂う、語りかけるような可愛らしい表情に吸い込まれている。
プラスチック・モンスターというキャラクターは、私のブランド「パスカル マリエ デマレ(PASCAL MARIE DESMARAIS.以下、PMD)」でのサステナブルなモノ作りや信念を、より多くのジェンダーや年齢層にもっとわかりやすく、さらに歳を取らない方法で伝えられないかを仲間と模索して生まれた。アイデアをまとめながら頭の中で出来上がったイメージを、ファンであり友人の新進気鋭のアーティストDUNKWELLに描いてもらった。数日後に「この子です」と紹介されて、初見で即決。私は今もなんとも愛らしく、哀愁の漂う、語りかけるような可愛らしい表情に吸い込まれている。
私のブランド「パスカルマリエデマレ(PASCAL MARIE DESMARAIS.以下、PMD)」は、デビューとほぼ同時にリバーシブルデニムを発表。追加生産するほどの人気アイテムになった。裏表両方で着用可能なデザインが人気を呼んだのだ。最初は、ノンウオッシュ。その次はレーザー加工で、有害な薬品は使わなかった。生地のトレーサビリティも重視して、サステナブルな未来に投資したいという思いからトルコの生地メーカー、イスコ(ISKO)の生地を導入。縦伸びストレッチという特殊な生地を選び、気になる部分の美脚を可能ながら動きやすさにも配慮した。こうしてデニムは飛ぶように売れたが、現在は環境負荷の観点から生産を中止している。加速するデニムのサステナビリティを固唾を呑んで待っている。実際各社は、環境負荷の少ない加工マシンを導入したり、オーガニックコットンを使用したり、良い方法を日々模索している。
コーセーは、4月から直営店のメゾンコーセー銀座店と表参道店、メゾンコーセー公式サイトでシーズン中に売り切れなかった製品の販売「コーセー グリーンバザール(KOSE GREEN BAZAAR)」をトライアルスタートした。「お客さまからは、買い物を楽しみながらも、それがエコな活動に自然とつながっているという点に共感してもらい、店頭やSNSなどで賛同の声を多く頂いた。グリーンバザールを知らずに店舗に立ち寄った人もクイズPOPなどをきっかけに、立ち止まり関心を持ち年代問わず幅広い世代のお客さまが、購入してくれている」(同社広報担当者)と好評のため10月から定常的に実施している。
その他:事例のその後・社会ができる一例
文化の盗用による炎上が、SNSで留まることなく、行政や企業を動かす事例もある。「キモノ」のケースでは、京都市の門川大作市長が公式に名称変更を訴える公式文書を発表した。メキシコのアレハンドラ・フラウスト・ゲレロ(Alejandra Frausto Guerrero)文化相も、ファッション業界が先住民の文化を尊重する重要性について、「『私たち抜きに、私たちのものを使うな(Nothing from us without us)』ということを推進したいと考えている」と明言。女性たちが育てた「フェムテック」も、男性中心の企業や体制を持つ業界が「今話題となっているから」と安易に利益につなげることも問題視されており、「当事者性」を考えなくてはいけない。
フランソワ・アンリ・ピノー(Francois Henri Pinault)会長兼最高経営責任者は「ケリングは長年にわたり、最高レベルの環境・社会的価値や基準と切り離すことのできないラグジュアリーのビジョンに基づき、サステナビリティの分野で主導的な役割を果たすことを目指してきた。動物福祉に関して当グループは、自社のサプライチェーンおよびラグジュアリー業界全体の慣行を改善する意欲を常に示してきた。この度、私たちの全てのコレクションで毛皮の使用を中止し、さらなる一歩を踏み出す時が来た。世界はお客さまとともに変化しており、ラグジュアリーも当然それに適応させていく必要がある」 とコメントを発表した。
繊維商社のヤギ(YAGI)とカジュアルチェーン大手のパルグループホールディングス(PAL GROUP HOLDINGS)、財団法人ピース バイ ピース コットンプロジェクト(PEACE BY PEACE COTTON PROJECT以下、PBP)は3社共同で、オーガニックコットンを介したインドの農村支援をスタートする。6月14日から、主力の「スリーコインズ(3COINS)」「ミスティック(MYSTIC)」など10ブランドで、インドで調達したオーガニックコットンを使ったTシャツ2型の販売をスタートする。パルはブランドを横断してアイテムを販売するとともに、収益の一部を現地のNGOを通じて贈り、直接現地の農家の子どもたちへ奨学支援を行う。
その後、縫製業に従事する人々の労働環境は改善されたのだろうか。「ラナ・プラザの悲劇」から8年経った21年4月24日、短編ドキュメンタリーシリーズ「ファッションスケープス:ア・リビング・ウェージ(原題:Fashionscapes: A Living Wage)」がユーチューブ(YouTube)などで公開された。「ザ・トゥルー・コスト」を手掛けたアンドリュー・モーガン(Andrew Morgan)監督と、環境や人権問題に関するコンサルティング会社エコ・エイジ(ECO-AGE)のリヴィア・ファース(Livia Firth)共同創立者兼クリエイティブ・ディレクターが再びタッグを組んだ今作は、最低賃金以下で働かざるを得ない発展途上国の女性たちと、コロナ禍でさらに悪化した労働環境や搾取システムを改善しようと尽力する人権活動家らにフォーカスしている。
事業における人権侵害の根絶に取り組む非営利団体ビジネスと人権リソースセンター(Business & Human Rights Resource Centre)のタルシ・ナラヤナサミー(Thulsi Narayanasamy)=シニア・レイバー・リサーチャーは、「労働者が貧困状態にあるのは偶然ではなく、そうなるように制度が作られているからだ。生活できないほどの低賃金で働かざるを得ない女性は6000万から8000万人いる。こうした労働者らはコロナ禍以前から極貧状態にあり、その17%は飢餓に直面している。新型コロナウイルスよりも飢餓を恐れる労働者のほうが多いぐらいだ」と作中で話している。
ファッション業界は世界全体で2兆5000億ドル(約270兆円)程度の市場規模を持つ巨大な産業だが、近年は人権を含めた環境問題で批判されることも増えている。国連の専門機関で、労働者の労働条件と生活水準の改善を目的とする国際労働機関(International Labour Organization)などが定める指針やイニシアチブに署名しているアパレル企業も多いとはいえ、縫製産業従事者の労働環境の改善を訴える非政府組織「クリーン・クローズ・キャンペーン(Clean Clothes Campaign以下、CCC)」が19年に発表したリポートによれば、発展途上国の労働者に生活賃金以上の賃金を支払っていると証明できるブランドはないという。
「ラナ・プラザの悲劇」から1カ月後の13年5月に、安全監視機関として「バングラデシュにおける火災予防および建設物の安全に関わる協定(The Accord on Fire and Building Safety in Bangladesh以下、アコード)」が設置され、「H&M」や、「ザラ(ZARA)」の親会社であるインディテックス(INDITEX)など欧州を中心とする200社以上のアパレル企業が署名した。「ユニクロ(UNIQLO)」などを擁するファーストリテイリングも13年8月に署名している。
同コースメニューは、フードロス問題を解決すべく2020年に設立されたフードロスバンク(FOOD LOSS BANK)の協力で実現。味に問題はないが、形が不ぞろい、傷、規格外のサイズといった理由や、新型コロナウイルスの影響で出荷先を失い廃棄予定だった食材を、神奈川県や愛媛県など各地から調達してメニューに取り入れた。柑橘類のアミューズやカンパチを使ったパスタ、カカオのデザートなど、フードロス食材の個性を生かしたイタリアンが堪能できる。
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