今トライしたい、ブルゾン着こなし新潮流【2025年春夏トレンド】

今シーズンは新顔のブルゾンが豊作です。もともと使い勝手のいいブルゾンにモードやアスレジャー風などが登場。スタイリングもきれいめやフェティッシュをはじめ、さまざまなテイストがミックスされています。パリやミラノで発表された2025年春夏コレクションから、今季らしいブルゾンコーディネートをより抜きました。

例えば「ドリス ヴァン ノッテン(DRIES VAN NOTEN)」は、リゾート風のロマンチックな装いにライトなブルゾンを取り入れました。チューブトップの上から、ラウンドネックの軽快なブルゾンを重ねて素肌を見せ、バカンスな雰囲気に。プリント柄スカートのヘムが不ぞろいに揺れて、春夏らしい印象です。

ラグジュアリーボヘミアンで
ロマンチックな装いに

ビンテージの勢いが続く中、ブルゾンにも使い込んだ風合いを宿らせたタイプが登場しています。ボヘミアンのトレンドとも好相性です。
「サンローラン(SAINT LAURENT)」のルックは、スエードのブルゾンがキーピース。ビンテージライクな質感が落ち着きをもたらしています。マキシ丈のスカートともマッチしていて、ロマンチックボヘミアンのムードに整えました。

タフでリラクシングな
ユーティリティーブルゾン

心配事の多い社会情勢を受けて、身を守るプロテクション意識が強まり、アウトドア系のユーティリティーアイテムが息を吹き返しました。ジェンダーレスな装いにまとめやすいのも、着こなし面での魅力。ロングシーズンで着回せるアウターなので、重宝します。

「ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)」は、メンズライクなブルゾンをキーピースに据えました。襟と袖口の折り返し部分に上品なチェック柄をのぞかせています。ベージュのパンツと合わせて、濃淡の異なる同系色の“トーン・オン・トーン”コーディネートに。タフでリラクシングな新ラグジュアリーの装いです。

ショート丈ブルゾンで
アスレチックなエレガンススタイル

バッサリ羽織ることが多かったブルゾンですが、近ごろは新発想のスタイルも提案されています。ショート丈のブルゾンは軽快さが持ち味。かさばって見えにくく、春夏に役立つアイテムです。

コンパクトなブルゾンを提案したのは、「ミュウミュウ(MIU MIU)」。ウエストから素肌がのぞくクロップド丈に加え、シルエットもタイト。ボトムスはきちんと感を印象付ける膝丈のプリーツスカートで、アスレチックエレガンスのミックスコーディネートに仕上げました。

ふんわりした素材で軽やかに
セットアップでチャーミングな印象

張り感のあるブルゾンが主流でしたが、ふんわりとした素材で柔和に整えたブルゾンも、シーンを選ばずまとえるアイテムです。
「グッチ(GUCCI)」のブルゾンは、カットジャカード風の質感がロマンチックなムード。従来のブルゾンのイメージを覆すかのような、優しげな雰囲気です。同素材のミニスカートと組み合わせたセットアップで、チャーミングに着こなしました。バッグと靴も白でそろえて、清らかで若々しい印象です。

モードなブラックブルゾンを
フェティッシュに演出

黒のシックなブルゾンは、ドレッシーにもクールにも着こなせるアウターですが、フェティッシュな演出とも意外となじみます。

「オニツカタイガー(ONITSUKA TIGER)」は、黒のブルゾンとパンツを合わせて、モードなスタイルに。レース素材のチューブトップをのぞかせて、メンズライクなスラックスに官能的なムードを交わらせています。スポーティーやカジュアルにまとまりがちなブルゾンスタイルに、妖艶さを盛り込んだ着こなしです。

ブルゾンはコートやジャケットより自由度が高く、自分好みにまといやすいアウターです。温度調節もしやすいので、ほぼ通年で出番あり。人気を追い風に、デザインのバリエーションがぐっと広がってきた今、着こなしのレパートリーも一段と増やせそうです。

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今トライしたい、ブルゾン着こなし新潮流【2025年春夏トレンド】

今シーズンは新顔のブルゾンが豊作です。もともと使い勝手のいいブルゾンにモードやアスレジャー風などが登場。スタイリングもきれいめやフェティッシュをはじめ、さまざまなテイストがミックスされています。パリやミラノで発表された2025年春夏コレクションから、今季らしいブルゾンコーディネートをより抜きました。

例えば「ドリス ヴァン ノッテン(DRIES VAN NOTEN)」は、リゾート風のロマンチックな装いにライトなブルゾンを取り入れました。チューブトップの上から、ラウンドネックの軽快なブルゾンを重ねて素肌を見せ、バカンスな雰囲気に。プリント柄スカートのヘムが不ぞろいに揺れて、春夏らしい印象です。

ラグジュアリーボヘミアンで
ロマンチックな装いに

ビンテージの勢いが続く中、ブルゾンにも使い込んだ風合いを宿らせたタイプが登場しています。ボヘミアンのトレンドとも好相性です。
「サンローラン(SAINT LAURENT)」のルックは、スエードのブルゾンがキーピース。ビンテージライクな質感が落ち着きをもたらしています。マキシ丈のスカートともマッチしていて、ロマンチックボヘミアンのムードに整えました。

タフでリラクシングな
ユーティリティーブルゾン

心配事の多い社会情勢を受けて、身を守るプロテクション意識が強まり、アウトドア系のユーティリティーアイテムが息を吹き返しました。ジェンダーレスな装いにまとめやすいのも、着こなし面での魅力。ロングシーズンで着回せるアウターなので、重宝します。

「ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)」は、メンズライクなブルゾンをキーピースに据えました。襟と袖口の折り返し部分に上品なチェック柄をのぞかせています。ベージュのパンツと合わせて、濃淡の異なる同系色の“トーン・オン・トーン”コーディネートに。タフでリラクシングな新ラグジュアリーの装いです。

ショート丈ブルゾンで
アスレチックなエレガンススタイル

バッサリ羽織ることが多かったブルゾンですが、近ごろは新発想のスタイルも提案されています。ショート丈のブルゾンは軽快さが持ち味。かさばって見えにくく、春夏に役立つアイテムです。

コンパクトなブルゾンを提案したのは、「ミュウミュウ(MIU MIU)」。ウエストから素肌がのぞくクロップド丈に加え、シルエットもタイト。ボトムスはきちんと感を印象付ける膝丈のプリーツスカートで、アスレチックエレガンスのミックスコーディネートに仕上げました。

ふんわりした素材で軽やかに
セットアップでチャーミングな印象

張り感のあるブルゾンが主流でしたが、ふんわりとした素材で柔和に整えたブルゾンも、シーンを選ばずまとえるアイテムです。
「グッチ(GUCCI)」のブルゾンは、カットジャカード風の質感がロマンチックなムード。従来のブルゾンのイメージを覆すかのような、優しげな雰囲気です。同素材のミニスカートと組み合わせたセットアップで、チャーミングに着こなしました。バッグと靴も白でそろえて、清らかで若々しい印象です。

モードなブラックブルゾンを
フェティッシュに演出

黒のシックなブルゾンは、ドレッシーにもクールにも着こなせるアウターですが、フェティッシュな演出とも意外となじみます。

「オニツカタイガー(ONITSUKA TIGER)」は、黒のブルゾンとパンツを合わせて、モードなスタイルに。レース素材のチューブトップをのぞかせて、メンズライクなスラックスに官能的なムードを交わらせています。スポーティーやカジュアルにまとまりがちなブルゾンスタイルに、妖艶さを盛り込んだ着こなしです。

ブルゾンはコートやジャケットより自由度が高く、自分好みにまといやすいアウターです。温度調節もしやすいので、ほぼ通年で出番あり。人気を追い風に、デザインのバリエーションがぐっと広がってきた今、着こなしのレパートリーも一段と増やせそうです。

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「アディクション」「マリークヮント」の最旬ポイントメイクをチェック!今週発売のビューティアイテム8選【5/5〜5/11】

ビューティアイテムの発売情報を「WWDJAPAN」的視点でピックアップ!今回は5月5〜11日に発売するアイテムを紹介します。今週はネイルやアイシャドウなどのポイントメイクに注目を。「アディクション(ADDICTION)」は“マグネットネイルポリッシュ”とパールを自在に操る磁石スティックを、「マリークヮント(MARY QUANT)」は濡れ艶シャイニーなリキッドアイシャドウやネイルポリッシュの新色&限定色を発売します。どちらのブランドも多彩なカラー展開が魅力のブランドだけに、トレンドを加えた最旬色は見逃せません!ほか、「ジルスチュアート ビューティ(JILL STUART BEAUTY)」からは“サムシングピュアブルー”コレクションが、「ジョー マローン ロンドン(JO MALONE LONDON)」からは、花をテーマにした“ブロッサムズ コレクション”が登場。どちらも毎年恒例の人気コレクションだけに今年の反響も楽しみですね。

【5月5日発売】
オーシャントーキョー
(OCEAN TOKYO)

ワックスがリニューアル

「オーシャントーキョー(OCEAN TOKYO)」の「オーシャントリコ(OCEAN TRICO)」は、“オーシャントリコ ヘアワックス”シリーズの7種をリニューアルして発売する。ヘアワックスでは日本初となる“レフィル交換型容器”を採用したほか、ヘアケア成分や洗い落としに関わる油剤の処方も変更した。

■商品詳細

“オーシャントリコ ヘアワックス”(各80g、1980円)

【5月7日発売】
ミシャ
(MISSHA)

ビタミンB12配合のピンク色の美容液

韓国コスメブランド「ミシャ(MISSHA)」は、ピンク色のビタミン美容液“ビタビープラス美容液”を発売する。同製品には、原料本来がピンク色であることから“ピンクビタミン”とも呼ばれるビタミンB12を配合。日々の外的ストレスから肌を保護し、肌本来のコンディションの整ったなめらかで健やかな肌を目指す。

■商品詳細

“ビタビープラス美容液”(30mL、2475円)

【5月7日発売】
ヒンス
(HINCE)

人気“ロウグロウジェルティント”がミニサイズに

韓国発のコスメブランド「ヒンス(HINCE)」は5月7日、ベストセラーのティントリップ“ロウグロウジェルティント”から、持ち歩きに便利なミニサイズを発売する。“ロウグロウジェルティント”は、唇に自然な光沢感と血色感を与えるリキッドタイプのティントリップ。透け感のあるクリーミーなジェルテクスチャーで、重ねるほどに色の深みと艶が増す。

■商品詳細

“ロウグロウジェルティント”(全25色、各990円)

【5月8日発売】
ラッシュ
(LUSH)

“パパのダジャレ”を表現したバスボムなど10種

「ラッシュ(LUSH)」は父の日に向けて、バスボムやソープなど新作全10種の限定コレクションを発売する。お父さんやお父さんのような存在の人と過ごしたひとときを感じられる、思わずクスっと笑ってしまう心温まるアイテムをラインアップする。

■商品詳細

“ハッピーヒッピー ボム”(990円)
“フィッシュウィズノーアイズ”(700円)
“メイク オクトパス ラフ”(700円)
“ダッズミンティ”(110g、1680円/280g、3400円/560g、5600円)
“ファーザークリスマスオンホリデー”(100g、1530円)
“ダイノメイト ギフト”(1970円)
“ハッピーキャンパー ギフト”(5300円)
“70s タイ”(1300円)
“キャンピングライフ”(320円)

【5月8日発売】
マリークヮント
(MARY QUANT)

濡れ艶シャイニーなリキッドアイシャドウ

「マリークヮント(MARY QUANT)」は、濡れたような艶感と潤いをもたらすラメ配合のリキッドアイシャドウ“カラーシャイン フォー アイズ”を発売する。合わせて、豊富なバリエーションで人気の“ネイル ポリッシュ”に新色と限定色を追加する。

■商品詳細

“カラーシャイン フォー アイズ”(全7色うち限定1色、各3300円)
“ネイル ポリッシュ”(新7色うち限定1色、各1650円)

【5月9日発売】
アディクション
(ADDICTION)

“マグネットネイルポリッシュ”とパールを自在に操る磁石スティック

「アディクション(ADDICTION)」は、2025年夏コレクション“HARMONIOUS SYNERGY”からネイルアイテムを発売する。マニキュアで楽しめるマグネットネイル7色、トップコート、スティック型のマグネットをラインアップ。

■商品詳細

“ザ マグネット ネイルポリッシュ”(各3300円)
“ザ マグネット トップコート”(3300円)
“マグネット スティック”(880円)

【5月9日発売】
ジルスチュアート ビューティ
(JILL STUART BEAUTY)

恒例の幸せに導く“サムシングブルー”着想のコレクション

「ジルスチュアート ビューティ(JILL STUART BEAUTY)」は、恒例の“サムシングピュアブルー”コレクションを発売する。花嫁を幸せに導く色“サムシングブルー”に着想したフレグランス、メイクアップアイテムなど限定10品をそろえる。

■商品詳細

“クリスタルブルーム サムシングピュアブルー オードパルファン”(30mL、6490円)
“クリスタルブルーム サムシングピュアブルー シマリング フレグランスバーム”(3850円)
“クリスタルブルーム サムシングピュアブルー パフュームド ハンド エッセンス”(40g、2640円)
“サムシングピュアブルー フレグランス ボディミスト”(100mL、3520円)
“サムシングピュアブルー フレグラント スタイリングクリーム”(75g、3080円)
“サムシングピュアブルー ファブリック フレグランス”(200mL、3300円)
“サムシングピュアブルー エアリーチュール ラスティングルースパウダー”(20g、4950円)
“サムシングピュアブルー リップブーケ セラム”(3740円)
“サムシングピュアブルー マイリップス”(3520円)
“サムシングピュアブルー アロマティックフラワー ネイルオイル”(8mL、2200円)
“プレゼントボックス(サムシングピュアブルー25)M”(440円)

【5月9日発売】
ジョー マローン ロンドン
(JO MALONE LONDON)

毎年恒例“ブロッサムズ コレクション”

「ジョー マローン ロンドン(JO MALONE LONDON)」は、花をテーマにした毎年恒例の“ブロッサムズ コレクション”を発売する。今年は、夏の旅へ誘われるような太陽を感じる香り“ビーチ ブロッサム”とバリ島に咲く“フランジパニ”に着想した“フランジパニ フラワー”をラインアップする。

■商品詳細

“ビーチ ブロッサム コロン”(50mL、1万7710円/100mL、2万4750円)
“フランジパニ フラワー コロン”(30mL、1万2430円/100mL、2万4750円)
“フランジパニ フラワー コロン” (オンラインストア限定10mL、4950円)
“フランジパニ フラワー ハンド クリーム”(30mL、4620円)

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「アディクション」「マリークヮント」の最旬ポイントメイクをチェック!今週発売のビューティアイテム8選【5/5〜5/11】

ビューティアイテムの発売情報を「WWDJAPAN」的視点でピックアップ!今回は5月5〜11日に発売するアイテムを紹介します。今週はネイルやアイシャドウなどのポイントメイクに注目を。「アディクション(ADDICTION)」は“マグネットネイルポリッシュ”とパールを自在に操る磁石スティックを、「マリークヮント(MARY QUANT)」は濡れ艶シャイニーなリキッドアイシャドウやネイルポリッシュの新色&限定色を発売します。どちらのブランドも多彩なカラー展開が魅力のブランドだけに、トレンドを加えた最旬色は見逃せません!ほか、「ジルスチュアート ビューティ(JILL STUART BEAUTY)」からは“サムシングピュアブルー”コレクションが、「ジョー マローン ロンドン(JO MALONE LONDON)」からは、花をテーマにした“ブロッサムズ コレクション”が登場。どちらも毎年恒例の人気コレクションだけに今年の反響も楽しみですね。

【5月5日発売】
オーシャントーキョー
(OCEAN TOKYO)

ワックスがリニューアル

「オーシャントーキョー(OCEAN TOKYO)」の「オーシャントリコ(OCEAN TRICO)」は、“オーシャントリコ ヘアワックス”シリーズの7種をリニューアルして発売する。ヘアワックスでは日本初となる“レフィル交換型容器”を採用したほか、ヘアケア成分や洗い落としに関わる油剤の処方も変更した。

■商品詳細

“オーシャントリコ ヘアワックス”(各80g、1980円)

【5月7日発売】
ミシャ
(MISSHA)

ビタミンB12配合のピンク色の美容液

韓国コスメブランド「ミシャ(MISSHA)」は、ピンク色のビタミン美容液“ビタビープラス美容液”を発売する。同製品には、原料本来がピンク色であることから“ピンクビタミン”とも呼ばれるビタミンB12を配合。日々の外的ストレスから肌を保護し、肌本来のコンディションの整ったなめらかで健やかな肌を目指す。

■商品詳細

“ビタビープラス美容液”(30mL、2475円)

【5月7日発売】
ヒンス
(HINCE)

人気“ロウグロウジェルティント”がミニサイズに

韓国発のコスメブランド「ヒンス(HINCE)」は5月7日、ベストセラーのティントリップ“ロウグロウジェルティント”から、持ち歩きに便利なミニサイズを発売する。“ロウグロウジェルティント”は、唇に自然な光沢感と血色感を与えるリキッドタイプのティントリップ。透け感のあるクリーミーなジェルテクスチャーで、重ねるほどに色の深みと艶が増す。

■商品詳細

“ロウグロウジェルティント”(全25色、各990円)

【5月8日発売】
ラッシュ
(LUSH)

“パパのダジャレ”を表現したバスボムなど10種

「ラッシュ(LUSH)」は父の日に向けて、バスボムやソープなど新作全10種の限定コレクションを発売する。お父さんやお父さんのような存在の人と過ごしたひとときを感じられる、思わずクスっと笑ってしまう心温まるアイテムをラインアップする。

■商品詳細

“ハッピーヒッピー ボム”(990円)
“フィッシュウィズノーアイズ”(700円)
“メイク オクトパス ラフ”(700円)
“ダッズミンティ”(110g、1680円/280g、3400円/560g、5600円)
“ファーザークリスマスオンホリデー”(100g、1530円)
“ダイノメイト ギフト”(1970円)
“ハッピーキャンパー ギフト”(5300円)
“70s タイ”(1300円)
“キャンピングライフ”(320円)

【5月8日発売】
マリークヮント
(MARY QUANT)

濡れ艶シャイニーなリキッドアイシャドウ

「マリークヮント(MARY QUANT)」は、濡れたような艶感と潤いをもたらすラメ配合のリキッドアイシャドウ“カラーシャイン フォー アイズ”を発売する。合わせて、豊富なバリエーションで人気の“ネイル ポリッシュ”に新色と限定色を追加する。

■商品詳細

“カラーシャイン フォー アイズ”(全7色うち限定1色、各3300円)
“ネイル ポリッシュ”(新7色うち限定1色、各1650円)

【5月9日発売】
アディクション
(ADDICTION)

“マグネットネイルポリッシュ”とパールを自在に操る磁石スティック

「アディクション(ADDICTION)」は、2025年夏コレクション“HARMONIOUS SYNERGY”からネイルアイテムを発売する。マニキュアで楽しめるマグネットネイル7色、トップコート、スティック型のマグネットをラインアップ。

■商品詳細

“ザ マグネット ネイルポリッシュ”(各3300円)
“ザ マグネット トップコート”(3300円)
“マグネット スティック”(880円)

【5月9日発売】
ジルスチュアート ビューティ
(JILL STUART BEAUTY)

恒例の幸せに導く“サムシングブルー”着想のコレクション

「ジルスチュアート ビューティ(JILL STUART BEAUTY)」は、恒例の“サムシングピュアブルー”コレクションを発売する。花嫁を幸せに導く色“サムシングブルー”に着想したフレグランス、メイクアップアイテムなど限定10品をそろえる。

■商品詳細

“クリスタルブルーム サムシングピュアブルー オードパルファン”(30mL、6490円)
“クリスタルブルーム サムシングピュアブルー シマリング フレグランスバーム”(3850円)
“クリスタルブルーム サムシングピュアブルー パフュームド ハンド エッセンス”(40g、2640円)
“サムシングピュアブルー フレグランス ボディミスト”(100mL、3520円)
“サムシングピュアブルー フレグラント スタイリングクリーム”(75g、3080円)
“サムシングピュアブルー ファブリック フレグランス”(200mL、3300円)
“サムシングピュアブルー エアリーチュール ラスティングルースパウダー”(20g、4950円)
“サムシングピュアブルー リップブーケ セラム”(3740円)
“サムシングピュアブルー マイリップス”(3520円)
“サムシングピュアブルー アロマティックフラワー ネイルオイル”(8mL、2200円)
“プレゼントボックス(サムシングピュアブルー25)M”(440円)

【5月9日発売】
ジョー マローン ロンドン
(JO MALONE LONDON)

毎年恒例“ブロッサムズ コレクション”

「ジョー マローン ロンドン(JO MALONE LONDON)」は、花をテーマにした毎年恒例の“ブロッサムズ コレクション”を発売する。今年は、夏の旅へ誘われるような太陽を感じる香り“ビーチ ブロッサム”とバリ島に咲く“フランジパニ”に着想した“フランジパニ フラワー”をラインアップする。

■商品詳細

“ビーチ ブロッサム コロン”(50mL、1万7710円/100mL、2万4750円)
“フランジパニ フラワー コロン”(30mL、1万2430円/100mL、2万4750円)
“フランジパニ フラワー コロン” (オンラインストア限定10mL、4950円)
“フランジパニ フラワー ハンド クリーム”(30mL、4620円)

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「サカイ」×「ナイキ」のスニーカーや「ジョンマス」のサウナハットなど! 来週発売のファッションアイテム9選【5/5〜5/11】

ファッションアイテムの発売情報を「WWDJAPAN」的視点でピックアップ!今回は5月5日〜11日に発売するアイテムを紹介します。「サカイ(SACAI)」と「ナイキ(NIKE)」のコラボスニーカーが9日、数量限定で登場します。シューズ側面には「ナイキ」 x 「サカイ」の象徴であるダブルスウッシュが、シュータンには「ナイキ」 x 「サカイ」のロゴがプリントされているデザインでカラーは全3色。「サカイ」青山と公式オンラインストアの抽選サイトでの発売です。

一方、「ジョンマスターオーガニック(JOHN MASTERS ORGANICS)」は8日、「ニューエラ(NEW ERA)」との限定コラボレーションアイテムを発売します。サウナ好きにおすすめの限定セットも登場。連休にサウナで疲れを癒す過ごし方もいいですね。

【5月7日発売】
アディダス オリジナルス
(ADIDAS ORIGINALS)

“アディゼロ アルク”から
新色オールブラックなど

「アディダス オリジナルス(ADIDAS ORIGINALS)」は、ランニングシューズ“アディゼロ アルク”を発売する。“アディゼロ アルク”は、前身モデル“アディゼロ(ADIZERO)”を土台とし、2000年代のランニングシューズデザインと最新の素材を組み込んでアップデートしたモデル。オールブラックカラーのモデルが初登場するほか、昨年発売したレッドカラーも再販売する。

■商品詳細

ランニングシューズ(1万8700円)

【5月7日発売】
ファミリア
(FAMILIAR)

「コンバース」コラボ
“ファミリアチェック”の“オールスター”

「ファミリア(FAMILIAR)」は、「コンバース(CONVERSE)」との第2弾コラボスニーカーを発売する。“オールスター(ALL STAR)”に、“ファミリアチェック”柄をまとわせ、青を基調としたデザインに仕上げた。キッズサイズとベビーサイズもラインアップする。

■商品詳細

コラボスニーカー(2万2000円)
コラボスニーカー/キッズ(1万5400円)
コラボスニーカー/ベビー(1万3200円)

【5月7日発売】
ザ・シェパード アンダーカバー
(THE SHEPHERD UNDERCOVER)

「サンスペル」コラボ
Tシャツとパジャマをラインアップ

「アンダーカバー(UNDERCOVER)」のメンズライン“ザ・シェパード アンダーカバー(THE SHEPHERD UNDERCOVER)”は、「サンスペル(SUNSPEL)」とのコラボアイテムを発売する。Tシャツとパジャマシャツ、パジャマパンツの3型をラインアップする。

■商品詳細

Tシャツ(2万900円)
パジャマシャツ(3万5200円)
パジャマパンツ(2万6400円)

【5月7日発売】
マックスマーラ
(MAX MARA)

“ホイットニー バッグ”の記念モデル

「マックスマーラ(MAX MARA)」は、“ホイットニー バッグ”の10周年記念モデルを数量限定で発売する。今回は、登場から10年を迎える同バッグが初登場した時のモデルを復刻。アルミニウムカラーのレザーに、鮮やかなレッドのライニングが目を引く。

■商品詳細

バッグ(53万200円)

【5月7日発売】
クロックス
(CROCS)

「スワロフスキー」とコラボした
史上最高額の“クロッグ”

「クロックス(CROCS)」は、「スワロフスキー(SWAROVSKI)」とコラボしたフットウエア2型と“ジビッツ”チャームを発売する。コラボアイテムには“スワロフスキークリスタル”を惜しみなく散りばめた。中でも“スワロフスキー クロックス ベイ クロッグ”は「クロックス」史上最高額の19万8000円。

■商品詳細

フットウエア(4万9500〜19万8000円)
チャーム(4万1800円)

【5月8日発売】
アメリ
(AMERI)

「金子眼鏡」と初コラボ
アイウエア2型をラインアップ

「アメリ(AMERI)」は、「金子眼鏡」と初コラボしたアイウエアを発売する。ウェリントン型のサングラス/伊達眼鏡と、1980年代のアーカイブを生まれ変わらせたサングラスを制作。どちらにもテンプル内側に“AMERI KANEKO”“NO RULES FOR FASHION”の刻印を、テンプルエンドには「アメリ」ロゴをあしらう。

■商品詳細

コラボアイウエア(3万800円〜)

【5月8日発売】
ジョンマスターオーガニック
(JOHN MASTERS ORGANICS)

「ニューエラ」コラボ
キャップやサウナハットとのセットアイテム

「ジョンマスターオーガニック(JOHN MASTERS ORGANICS)」は、「ニューエラ(NEW ERA)」との第2弾コラボアイテムを数量限定発売する。サウナハットやトートバッグ、ポーチ、キャップなどとビューティアイテムを組み合わせたセットを多数ラインアップする。

■商品詳細

“ジョンマスターオーガニック×ニューエラ サウナハット&エコ トートバッグ/サウナーセット”(1万4300円〜)
“ジョンマスターオーガニック×ニューエラ マルチポーチ/トラベルセット”(7480円)
“ジョンマスターオーガニック×ニューエラ ナイントゥエンティー/スタイリングセット”(6930円〜)
“ジョンマスターオーガニック×ニューエラ マイ ファースト ナイントゥエンティー/マイ ファースト スタイリングセット”(6380円〜)

【5月9日発売】
サカイ
(SACAI)

「ナイキ」コラボの限定スニーカー
花井祐介によるスカルプチャーも

「サカイ(SACAI)」は、「ナイキ(NIKE)」とのコラボスニーカーを数量限定で発売する。「ナイキ」のトレイルランニングシューズ“ゼガマ(Zegama)”を土台とし、メッシュ、スエード、レザーの異なる要素を組み合わせ、“ナイキ×サカイ”を象徴するダブルスウッシュを、シュータンにはロゴをあしらう。またイラストレーターの花井祐介によるスカルプチャーも販売する。

■商品詳細

コラボスニーカー(2万5080円)
スカルプチャー(18万1500円)

【5月9日発売】
ジェイ ダブリュー アンダーソン
(JW ANDERSON)」

映画「クィア」公開記念
渋谷店と伊勢丹メンズ館で再販売

「ジェイ ダブリュー アンダーソン(JW ANDERSON)」は、映画「クィア」の公開を記念したアイテムを再販売する。劇中に登場する台詞やタイトル、グラフィックを配したパーカや、スエット、Tシャツ、キャップ、トートバッグなどをラインアップする。

■商品詳細

パーカ(5万3900円)
スエット(4万700円〜)
Tシャツ(2万6400円)
キャップ(2万6400円)
トートバッグ(2万9700円)

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「サカイ」×「ナイキ」のスニーカーや「ジョンマス」のサウナハットなど! 来週発売のファッションアイテム9選【5/5〜5/11】

ファッションアイテムの発売情報を「WWDJAPAN」的視点でピックアップ!今回は5月5日〜11日に発売するアイテムを紹介します。「サカイ(SACAI)」と「ナイキ(NIKE)」のコラボスニーカーが9日、数量限定で登場します。シューズ側面には「ナイキ」 x 「サカイ」の象徴であるダブルスウッシュが、シュータンには「ナイキ」 x 「サカイ」のロゴがプリントされているデザインでカラーは全3色。「サカイ」青山と公式オンラインストアの抽選サイトでの発売です。

一方、「ジョンマスターオーガニック(JOHN MASTERS ORGANICS)」は8日、「ニューエラ(NEW ERA)」との限定コラボレーションアイテムを発売します。サウナ好きにおすすめの限定セットも登場。連休にサウナで疲れを癒す過ごし方もいいですね。

【5月7日発売】
アディダス オリジナルス
(ADIDAS ORIGINALS)

“アディゼロ アルク”から
新色オールブラックなど

「アディダス オリジナルス(ADIDAS ORIGINALS)」は、ランニングシューズ“アディゼロ アルク”を発売する。“アディゼロ アルク”は、前身モデル“アディゼロ(ADIZERO)”を土台とし、2000年代のランニングシューズデザインと最新の素材を組み込んでアップデートしたモデル。オールブラックカラーのモデルが初登場するほか、昨年発売したレッドカラーも再販売する。

■商品詳細

ランニングシューズ(1万8700円)

【5月7日発売】
ファミリア
(FAMILIAR)

「コンバース」コラボ
“ファミリアチェック”の“オールスター”

「ファミリア(FAMILIAR)」は、「コンバース(CONVERSE)」との第2弾コラボスニーカーを発売する。“オールスター(ALL STAR)”に、“ファミリアチェック”柄をまとわせ、青を基調としたデザインに仕上げた。キッズサイズとベビーサイズもラインアップする。

■商品詳細

コラボスニーカー(2万2000円)
コラボスニーカー/キッズ(1万5400円)
コラボスニーカー/ベビー(1万3200円)

【5月7日発売】
ザ・シェパード アンダーカバー
(THE SHEPHERD UNDERCOVER)

「サンスペル」コラボ
Tシャツとパジャマをラインアップ

「アンダーカバー(UNDERCOVER)」のメンズライン“ザ・シェパード アンダーカバー(THE SHEPHERD UNDERCOVER)”は、「サンスペル(SUNSPEL)」とのコラボアイテムを発売する。Tシャツとパジャマシャツ、パジャマパンツの3型をラインアップする。

■商品詳細

Tシャツ(2万900円)
パジャマシャツ(3万5200円)
パジャマパンツ(2万6400円)

【5月7日発売】
マックスマーラ
(MAX MARA)

“ホイットニー バッグ”の記念モデル

「マックスマーラ(MAX MARA)」は、“ホイットニー バッグ”の10周年記念モデルを数量限定で発売する。今回は、登場から10年を迎える同バッグが初登場した時のモデルを復刻。アルミニウムカラーのレザーに、鮮やかなレッドのライニングが目を引く。

■商品詳細

バッグ(53万200円)

【5月7日発売】
クロックス
(CROCS)

「スワロフスキー」とコラボした
史上最高額の“クロッグ”

「クロックス(CROCS)」は、「スワロフスキー(SWAROVSKI)」とコラボしたフットウエア2型と“ジビッツ”チャームを発売する。コラボアイテムには“スワロフスキークリスタル”を惜しみなく散りばめた。中でも“スワロフスキー クロックス ベイ クロッグ”は「クロックス」史上最高額の19万8000円。

■商品詳細

フットウエア(4万9500〜19万8000円)
チャーム(4万1800円)

【5月8日発売】
アメリ
(AMERI)

「金子眼鏡」と初コラボ
アイウエア2型をラインアップ

「アメリ(AMERI)」は、「金子眼鏡」と初コラボしたアイウエアを発売する。ウェリントン型のサングラス/伊達眼鏡と、1980年代のアーカイブを生まれ変わらせたサングラスを制作。どちらにもテンプル内側に“AMERI KANEKO”“NO RULES FOR FASHION”の刻印を、テンプルエンドには「アメリ」ロゴをあしらう。

■商品詳細

コラボアイウエア(3万800円〜)

【5月8日発売】
ジョンマスターオーガニック
(JOHN MASTERS ORGANICS)

「ニューエラ」コラボ
キャップやサウナハットとのセットアイテム

「ジョンマスターオーガニック(JOHN MASTERS ORGANICS)」は、「ニューエラ(NEW ERA)」との第2弾コラボアイテムを数量限定発売する。サウナハットやトートバッグ、ポーチ、キャップなどとビューティアイテムを組み合わせたセットを多数ラインアップする。

■商品詳細

“ジョンマスターオーガニック×ニューエラ サウナハット&エコ トートバッグ/サウナーセット”(1万4300円〜)
“ジョンマスターオーガニック×ニューエラ マルチポーチ/トラベルセット”(7480円)
“ジョンマスターオーガニック×ニューエラ ナイントゥエンティー/スタイリングセット”(6930円〜)
“ジョンマスターオーガニック×ニューエラ マイ ファースト ナイントゥエンティー/マイ ファースト スタイリングセット”(6380円〜)

【5月9日発売】
サカイ
(SACAI)

「ナイキ」コラボの限定スニーカー
花井祐介によるスカルプチャーも

「サカイ(SACAI)」は、「ナイキ(NIKE)」とのコラボスニーカーを数量限定で発売する。「ナイキ」のトレイルランニングシューズ“ゼガマ(Zegama)”を土台とし、メッシュ、スエード、レザーの異なる要素を組み合わせ、“ナイキ×サカイ”を象徴するダブルスウッシュを、シュータンにはロゴをあしらう。またイラストレーターの花井祐介によるスカルプチャーも販売する。

■商品詳細

コラボスニーカー(2万5080円)
スカルプチャー(18万1500円)

【5月9日発売】
ジェイ ダブリュー アンダーソン
(JW ANDERSON)」

映画「クィア」公開記念
渋谷店と伊勢丹メンズ館で再販売

「ジェイ ダブリュー アンダーソン(JW ANDERSON)」は、映画「クィア」の公開を記念したアイテムを再販売する。劇中に登場する台詞やタイトル、グラフィックを配したパーカや、スエット、Tシャツ、キャップ、トートバッグなどをラインアップする。

■商品詳細

パーカ(5万3900円)
スエット(4万700円〜)
Tシャツ(2万6400円)
キャップ(2万6400円)
トートバッグ(2万9700円)

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【大阪・関西万博】ミャクミャク会場限定グッズまとめ 「たまごっち」や「ジェラピケ」とのコラボなど17選

4月13日に開幕した大阪・関西万博。パビリオンと並んで注目を集めているのが、公式キャラクターの「ミャクミャク」だ。細胞と水をイメージした独特なビジュアルにハマる人が続出し、SNSでもたびたび話題となっている。グッズも幅広く展開しており、人気キャラクターやブランドとのコラボレーションから、思わず二度見してしまうようなユニークなグッズまでそろう。なかでも万博会場内でしか手に入らない限定グッズは特に人気が高く、フリマサイトに高額で転売されていることも。今回は、そんな話題の“会場内限定アイテム”をピックアップして紹介する。

会場内の主なグッズ販売場所

ミャクミャクのグッズをはじめとする公式ライセンス商品は、会場内に設けられた4つのオフィシャルストアで主に販売している。会場は、万博のシンボルである全長約2kmの世界最大級の木造建築 “大屋根リング”を中心に複数のゾーンで構成しており、オフィシャルストアは東ゲートゾーンと西ゲートゾーンに位置。東ゲートゾーンにMARUZEN JUNKUDOと大丸松坂屋百貨店が、西ゲートゾーンにKINTETSUとJR西日本グループの店舗がそれぞれ出店し、グッズを取り扱っている。

ファミリア
(FAMILIAR)

「ファミリア(FAMILIAR)」は、読売新聞大阪とタッグを組み、ミャクミャクをデザインに落とし込んだアイテムを発売。デニムバッグには、万博のシンボルである“大屋根リング”を背景にミャクミャクと「ファミリア」のキャラクター ファミちゃん、リアちゃん、バーディーちゃんが手をつないだアップリケを施した。

アイテム一覧

・“バッグ”(2万9700円)
・“ポーチ”(1万4300円)
・“チャーム”(9900円)
・“扇子”(1万2100円)
・“ノート”(5500円)
・“ワッペン”(2750円)

売り場

万博会場内のオフィシャルストア 西ゲート店 JR西日本グループ

たまごっち

「たまごっち」とのコラボアイテムも登場。万博限定デザインの“Original Tamagotchi”やマスコット、クッション、トートバッグをラインアップする。

アイテム一覧

・“マスコット”(各2750円)
・“Original Tamagotchi”(5500円)
・“ラバーキーホルダー”(各825円)
・“トートバッグ”(3300円)
・“ステッカーブラインド”(660円)
・“クッション”(4400円)
・“Tシャツ” 大人用(4400円) 子ども用(3850円)
・“ポーチ付き吸水タオル”(2750円)

売り場

万博会場内のオフィシャルストア 東ゲート店 MARUZEN JUNKUDO

ジェラートピケ
(GELATO PIQUE)

「ジェラート ピケ(GELATO PIQUE)」からは、ミャクミャクを大胆にデザインしたルームウエアと雑貨の全17型を用意。「ジェラート ピケ」らしい淡いカラーでアレンジしたアイテムはSNSでも話題を集めた。>記事の続きはこちら

アイテム一覧

・“エアリーモコミャクミャクプルオーバー”(9900円)
・“エアリーモコミャクミャクプルロングパンツ”(9900円)
・“エアリーモコミャクミャクルームシューズ”(5940円)
・“UNISEXエアリーモコミャクミャクショールカーディガン”(1万4300円)
・“エアリーモコミャクミャクヘアバンド”(3520円)※5月21日発売
・“エアリーモコミャクミャクチャーム”(3960円)※5月21日発売
・“エアリーモコミャクミャクブランケット”(8580円)※5月21日発売
・“エアリーモコミャクミャクティッシュケース”(7150円)※5月21日発売
・“エアリーモコミャクミャク抱き枕”(1万2980円)※5月21日発売
・“ミャクミャクワンポイント Tシャツ”(6380円)
・“ミャクミャクワンポイント ワンピース”(7920円)

売り場

万博会場内オフィシャルストア 西ゲート店 KINTETSU

エドウイン
(EDWIN)

デニムブランドの「エドウイン(EDWIN)」は、ミャクミャクをデザインに落とし込んだデニム素材のアイテムをラインアップする。デニム地のミャクミャクのぬいぐるみや刺しゅうでミャクミャクあしらったアップリケチャームデニム地のめがねケースなど9型を用意。>記事の続きはこちら

アイテム一覧

・“ぬいぐるみ”(8250円)
・“フェイスマスコット/カラビナ”(4180円)
・“アップリケチャーム”(3080円)
・“マスコット/全身”(6380円)
・“スマートキーケース”(3300円)
・”サコッシュ”(3300円)
・”がまぐち”(3300円)
・”めがねケース”(4180円)
・”パスケース”(3740円)

売り場

万博会場内オフィシャルストア 西ゲート店 KINTETSU
万博会場内オフィシャルストア 西ゲート店 JR西日本グループ
万博会場内オフィシャルストア 東ゲート店 MARUZEN JUNKUDO
万博会場内オフィシャルストア 東ゲート店 大丸松坂屋百貨店

金鳥

殺虫剤や虫除けなどを展開する「金鳥」とのコラボグッズも登場。お馴染みの殺虫スプレー“キンチョール”のデザインにミャクミャクをあしらったペットボトルホルダーや蚊取り線香の“金鳥の渦巻”のマグカップやステーショナリーセットがそろう。

アイテム一覧

・“ペットボトルホルダー”(2090円)
・“缶入りステーショナリーセット”(2530円)
・“トートバッグ”(3630円)
・“マグカップ”(2750円)

売り場

万博会場内のオフィシャルストア 西ゲート店 JR西日本グループ

プラザ
(PLAZA)

「プラザ(PLAZA)」がプロデュースしたミャクミャクをデザインに落とし込んだアイテムが発売。キャラクターの顔を付けたディスペンサーで知られる「ペッツ(PEZ)」のキーホルダーやスライダーバッグなどを用意する。

アイテム一覧

・“ミャクミャクPEZ RD/BL(キーリング)”(2640円)
・“スライダーバッグセット”(880円)
・“バッグポーチ ミャクミャク”(1430円)
・“クランチチョコBOX ミャクミャク”(1080円)

売り場

万博会場内のオフィシャルストア東ゲート店 大丸松坂屋百貨店

中川政七商店

中川政七商店は、ミャクミャクとコラボレーションした暮らしの道具12種を発売。“ミャクミャクだるま”やおみくじならぬ“おミャクじ”、さらにミャクミャクをあしらった有田焼や美濃焼の豆皿など日本の工芸を遊び心交えて表現したアイテムをそろえる。

アイテム一覧

・“ミャクミャクだるま“(各5500円)
・“ミャクミャク豆皿 有田“(各2750円)
・瀬戸焼のおミャクじ(1650円)
・“ミャクミャク張子“(各6600円)
・“ミャクミャク豆皿 美濃“(各2750円)
・“ミャクミャクふきん“(各880円)
・“小田原鋳物のミャクミャク鈴“(3630円)
・“注染こてぬぐい“(1485円)
・“ミャクミャク風呂敷“(4510円)
・“ミャクミャク扇子“(5500円)
・“ミャクミャクハンカチ“(2310円)
・“ミャクミャクマグネットしおり“(1320円)

売り場

万博会場内オフィシャルストア 西ゲート店 KINTETSU

ブンザブロウ
(BUNZABURO)

京都の老舗 絞り染め専門店の片山文三郎商店が手掛けるブランド「ブンザブロウ(BUNZABURO)」は、ブランドのアイコニックなバッグをミャクミャクのカラーで用意。価格は7700円。

売り場

万博会場内のオフィシャルストア東ゲート店 大丸松坂屋百貨店

かえるのピクルス

かえるのピクルスとのコラボでは、ミャクミャクを首飾りのようにあしらったぬいぐるみやオリジナル柄のエコバッグが登場。

アイテム一覧

・“かえるのピクルス ビーンドール”(3種、4840円)
・“かえるのピクルス マスコット”(3種、3850円)
・“かえるのピクルス ぷちかわマスコット”(2750円)
・“かえるのピクルス ぬいぐるみ”(3960円)
・“かえるのピクルス ぬいぐるみエコバッグ”(4400円)

売り場

万博会場内オフィシャルストア 西ゲート店 KINTETSU
万博会場内オフィシャルストア 西ゲート店 JR西日本グループ
万博会場内オフィシャルストア 東ゲート店 MARUZEN JUNKUDO
万博会場内オフィシャルストア 東ゲート店 大丸松坂屋百貨店

ドラゴンボール

大日本印刷(DNP)が“マンガの世界”をコンセプトとした「ドラゴンボール」とのコラボグッズを製作。作中の名シーンを集めた、全4種の両面プリントTシャツやコットントートバッグ、フェイスタオル、紙扇子などを用意する。

アイテム一覧

・“両面プリントTシャツ”(4種、各1万1000円)
・“コットントートバッグ”(4種、各5808円)
・“フェイスタオル”(4種、各5720円)
・“紙扇子”(5390円)
・“大判アクリルキーホルダー”(2090円)

売り場

万博会場内のオフィシャルストア 東ゲート店 MARUZEN JUNKUDO

箔一

金箔メーカーの箔一は、金沢の箔を使用した伝統工芸品にミャクミャクを忍ばせた商品を制作。葛飾北斎の画やガラストレー、酒器セットをラインアップする。

アイテム一覧

アイテム一覧
・“箔名画 北斎 ガラストレー 神奈川沖浪裏(金)とミャクミャク”(5500円)
・“箔名画 北斎 ガラストレー 凱風快晴(金)とミャクミャク”(5500円)
・“箔名画 北斎 立体額 神奈川沖浪裏とミャクミャク”(5万5000円)
・“箔名画 北斎 立体額 凱風快晴とミャクミャク”(5万5000円)
・“ミャクミャク貫入酒器セット”(1万9800円)

売り場

万博会場内のオフィシャルストア東ゲート店 大丸松坂屋百貨店

サンリオキャラクターズ

サンリオキャラクターズとミャクミャクのKINTETSUストア限定のコラボ商品が登場。アクリルキーホルダーやポーチ、トートバッグなど幅広い商品を取りそろえている。

アイテム一覧

・“アクリルキーホルダー”(4種、各770円)
・“ランチトートバッグ”(各1980円)
・“キッズTシャツ”(3960円)
・“舟形ポーチ”(1320円)
・“エコバッグ”(1760円)
・“アクリルパーツ付ボールペン”(各880円)
・“ボールペン”(5本セット、1650円)
・“和たおる”(1760円)

売り場

万博会場内オフィシャルストア 西ゲート店 KINTETSU

ベアブリック
(BE@RBRICK)

メディコム・トイが展開する“ベアブリック(BE@RBRICK)”は、ミャクミャクのベアブリックを制作。JR西日本が発行するICカード“ICOCA”のマスコットキャラクター イコちゃんのベアブリックと2個セットで販売している。価格は4950円。

売り場

万博会場内のオフィシャルストア 西ゲート店 JR西日本グループ

アーバンリサーチ
(URBAN RESEARCH)

大阪府門真市発のブランド「アーバンリサーチ」は、ミャクミャクをデザインに落とし込んだTシャツやソックスを用意。

アイテム一覧

・“ラグラン Tシャツ”(7260円)
・“UR ロゴプリントTシャツ”(7260円)
・“ソックス”(1650円)

売り場

万博会場内のオフィシャルストア 西ゲート店 JR西日本グループなど

海洋堂

フィギュア制作メーカーの海洋堂は、全8種のミャクミャクのカプセルフィギュアを展開する。価格は各500円。

売り場

万博会場内のカプセルマシン

ミャクミャクコスチューム商品

近鉄百貨店は、ミャクミャクをモチーフにしたなりきりメガネやカチューシャ、ヘアバンドなどを用意。会場巡りがより楽しめる、写真映えするコスチュームアイテムがそろう。

アイテム一覧

・“ミャクミャク テンガロンハット”(3740円)
・“ミャクミャク トイグラス”(2970円)
・“ミャクミャク カチューシャ”(2640円)
・“ミャクミャク ヘアバンド”(2530円)
・“ミャクミャク ハンドパペット”(3960円)
・“ミャクミャク フィギュア ハンディファン”(4950円)
・“ミャクミャク ブーブー”(2090円)

売り場

万博会場内オフィシャルストア 西ゲート店 KINTETSU

The post 【大阪・関西万博】ミャクミャク会場限定グッズまとめ 「たまごっち」や「ジェラピケ」とのコラボなど17選 appeared first on WWDJAPAN.

【大阪・関西万博】ミャクミャク会場限定グッズまとめ 「たまごっち」や「ジェラピケ」とのコラボなど17選

4月13日に開幕した大阪・関西万博。パビリオンと並んで注目を集めているのが、公式キャラクターの「ミャクミャク」だ。細胞と水をイメージした独特なビジュアルにハマる人が続出し、SNSでもたびたび話題となっている。グッズも幅広く展開しており、人気キャラクターやブランドとのコラボレーションから、思わず二度見してしまうようなユニークなグッズまでそろう。なかでも万博会場内でしか手に入らない限定グッズは特に人気が高く、フリマサイトに高額で転売されていることも。今回は、そんな話題の“会場内限定アイテム”をピックアップして紹介する。

会場内の主なグッズ販売場所

ミャクミャクのグッズをはじめとする公式ライセンス商品は、会場内に設けられた4つのオフィシャルストアで主に販売している。会場は、万博のシンボルである全長約2kmの世界最大級の木造建築 “大屋根リング”を中心に複数のゾーンで構成しており、オフィシャルストアは東ゲートゾーンと西ゲートゾーンに位置。東ゲートゾーンにMARUZEN JUNKUDOと大丸松坂屋百貨店が、西ゲートゾーンにKINTETSUとJR西日本グループの店舗がそれぞれ出店し、グッズを取り扱っている。

ファミリア
(FAMILIAR)

「ファミリア(FAMILIAR)」は、読売新聞大阪とタッグを組み、ミャクミャクをデザインに落とし込んだアイテムを発売。デニムバッグには、万博のシンボルである“大屋根リング”を背景にミャクミャクと「ファミリア」のキャラクター ファミちゃん、リアちゃん、バーディーちゃんが手をつないだアップリケを施した。

アイテム一覧

・“バッグ”(2万9700円)
・“ポーチ”(1万4300円)
・“チャーム”(9900円)
・“扇子”(1万2100円)
・“ノート”(5500円)
・“ワッペン”(2750円)

売り場

万博会場内のオフィシャルストア 西ゲート店 JR西日本グループ

たまごっち

「たまごっち」とのコラボアイテムも登場。万博限定デザインの“Original Tamagotchi”やマスコット、クッション、トートバッグをラインアップする。

アイテム一覧

・“マスコット”(各2750円)
・“Original Tamagotchi”(5500円)
・“ラバーキーホルダー”(各825円)
・“トートバッグ”(3300円)
・“ステッカーブラインド”(660円)
・“クッション”(4400円)
・“Tシャツ” 大人用(4400円) 子ども用(3850円)
・“ポーチ付き吸水タオル”(2750円)

売り場

万博会場内のオフィシャルストア 東ゲート店 MARUZEN JUNKUDO

ジェラートピケ
(GELATO PIQUE)

「ジェラート ピケ(GELATO PIQUE)」からは、ミャクミャクを大胆にデザインしたルームウエアと雑貨の全17型を用意。「ジェラート ピケ」らしい淡いカラーでアレンジしたアイテムはSNSでも話題を集めた。>記事の続きはこちら

アイテム一覧

・“エアリーモコミャクミャクプルオーバー”(9900円)
・“エアリーモコミャクミャクプルロングパンツ”(9900円)
・“エアリーモコミャクミャクルームシューズ”(5940円)
・“UNISEXエアリーモコミャクミャクショールカーディガン”(1万4300円)
・“エアリーモコミャクミャクヘアバンド”(3520円)※5月21日発売
・“エアリーモコミャクミャクチャーム”(3960円)※5月21日発売
・“エアリーモコミャクミャクブランケット”(8580円)※5月21日発売
・“エアリーモコミャクミャクティッシュケース”(7150円)※5月21日発売
・“エアリーモコミャクミャク抱き枕”(1万2980円)※5月21日発売
・“ミャクミャクワンポイント Tシャツ”(6380円)
・“ミャクミャクワンポイント ワンピース”(7920円)

売り場

万博会場内オフィシャルストア 西ゲート店 KINTETSU

エドウイン
(EDWIN)

デニムブランドの「エドウイン(EDWIN)」は、ミャクミャクをデザインに落とし込んだデニム素材のアイテムをラインアップする。デニム地のミャクミャクのぬいぐるみや刺しゅうでミャクミャクあしらったアップリケチャームデニム地のめがねケースなど9型を用意。>記事の続きはこちら

アイテム一覧

・“ぬいぐるみ”(8250円)
・“フェイスマスコット/カラビナ”(4180円)
・“アップリケチャーム”(3080円)
・“マスコット/全身”(6380円)
・“スマートキーケース”(3300円)
・”サコッシュ”(3300円)
・”がまぐち”(3300円)
・”めがねケース”(4180円)
・”パスケース”(3740円)

売り場

万博会場内オフィシャルストア 西ゲート店 KINTETSU
万博会場内オフィシャルストア 西ゲート店 JR西日本グループ
万博会場内オフィシャルストア 東ゲート店 MARUZEN JUNKUDO
万博会場内オフィシャルストア 東ゲート店 大丸松坂屋百貨店

金鳥

殺虫剤や虫除けなどを展開する「金鳥」とのコラボグッズも登場。お馴染みの殺虫スプレー“キンチョール”のデザインにミャクミャクをあしらったペットボトルホルダーや蚊取り線香の“金鳥の渦巻”のマグカップやステーショナリーセットがそろう。

アイテム一覧

・“ペットボトルホルダー”(2090円)
・“缶入りステーショナリーセット”(2530円)
・“トートバッグ”(3630円)
・“マグカップ”(2750円)

売り場

万博会場内のオフィシャルストア 西ゲート店 JR西日本グループ

プラザ
(PLAZA)

「プラザ(PLAZA)」がプロデュースしたミャクミャクをデザインに落とし込んだアイテムが発売。キャラクターの顔を付けたディスペンサーで知られる「ペッツ(PEZ)」のキーホルダーやスライダーバッグなどを用意する。

アイテム一覧

・“ミャクミャクPEZ RD/BL(キーリング)”(2640円)
・“スライダーバッグセット”(880円)
・“バッグポーチ ミャクミャク”(1430円)
・“クランチチョコBOX ミャクミャク”(1080円)

売り場

万博会場内のオフィシャルストア東ゲート店 大丸松坂屋百貨店

中川政七商店

中川政七商店は、ミャクミャクとコラボレーションした暮らしの道具12種を発売。“ミャクミャクだるま”やおみくじならぬ“おミャクじ”、さらにミャクミャクをあしらった有田焼や美濃焼の豆皿など日本の工芸を遊び心交えて表現したアイテムをそろえる。

アイテム一覧

・“ミャクミャクだるま“(各5500円)
・“ミャクミャク豆皿 有田“(各2750円)
・瀬戸焼のおミャクじ(1650円)
・“ミャクミャク張子“(各6600円)
・“ミャクミャク豆皿 美濃“(各2750円)
・“ミャクミャクふきん“(各880円)
・“小田原鋳物のミャクミャク鈴“(3630円)
・“注染こてぬぐい“(1485円)
・“ミャクミャク風呂敷“(4510円)
・“ミャクミャク扇子“(5500円)
・“ミャクミャクハンカチ“(2310円)
・“ミャクミャクマグネットしおり“(1320円)

売り場

万博会場内オフィシャルストア 西ゲート店 KINTETSU

ブンザブロウ
(BUNZABURO)

京都の老舗 絞り染め専門店の片山文三郎商店が手掛けるブランド「ブンザブロウ(BUNZABURO)」は、ブランドのアイコニックなバッグをミャクミャクのカラーで用意。価格は7700円。

売り場

万博会場内のオフィシャルストア東ゲート店 大丸松坂屋百貨店

かえるのピクルス

かえるのピクルスとのコラボでは、ミャクミャクを首飾りのようにあしらったぬいぐるみやオリジナル柄のエコバッグが登場。

アイテム一覧

・“かえるのピクルス ビーンドール”(3種、4840円)
・“かえるのピクルス マスコット”(3種、3850円)
・“かえるのピクルス ぷちかわマスコット”(2750円)
・“かえるのピクルス ぬいぐるみ”(3960円)
・“かえるのピクルス ぬいぐるみエコバッグ”(4400円)

売り場

万博会場内オフィシャルストア 西ゲート店 KINTETSU
万博会場内オフィシャルストア 西ゲート店 JR西日本グループ
万博会場内オフィシャルストア 東ゲート店 MARUZEN JUNKUDO
万博会場内オフィシャルストア 東ゲート店 大丸松坂屋百貨店

ドラゴンボール

大日本印刷(DNP)が“マンガの世界”をコンセプトとした「ドラゴンボール」とのコラボグッズを製作。作中の名シーンを集めた、全4種の両面プリントTシャツやコットントートバッグ、フェイスタオル、紙扇子などを用意する。

アイテム一覧

・“両面プリントTシャツ”(4種、各1万1000円)
・“コットントートバッグ”(4種、各5808円)
・“フェイスタオル”(4種、各5720円)
・“紙扇子”(5390円)
・“大判アクリルキーホルダー”(2090円)

売り場

万博会場内のオフィシャルストア 東ゲート店 MARUZEN JUNKUDO

箔一

金箔メーカーの箔一は、金沢の箔を使用した伝統工芸品にミャクミャクを忍ばせた商品を制作。葛飾北斎の画やガラストレー、酒器セットをラインアップする。

アイテム一覧

アイテム一覧
・“箔名画 北斎 ガラストレー 神奈川沖浪裏(金)とミャクミャク”(5500円)
・“箔名画 北斎 ガラストレー 凱風快晴(金)とミャクミャク”(5500円)
・“箔名画 北斎 立体額 神奈川沖浪裏とミャクミャク”(5万5000円)
・“箔名画 北斎 立体額 凱風快晴とミャクミャク”(5万5000円)
・“ミャクミャク貫入酒器セット”(1万9800円)

売り場

万博会場内のオフィシャルストア東ゲート店 大丸松坂屋百貨店

サンリオキャラクターズ

サンリオキャラクターズとミャクミャクのKINTETSUストア限定のコラボ商品が登場。アクリルキーホルダーやポーチ、トートバッグなど幅広い商品を取りそろえている。

アイテム一覧

・“アクリルキーホルダー”(4種、各770円)
・“ランチトートバッグ”(各1980円)
・“キッズTシャツ”(3960円)
・“舟形ポーチ”(1320円)
・“エコバッグ”(1760円)
・“アクリルパーツ付ボールペン”(各880円)
・“ボールペン”(5本セット、1650円)
・“和たおる”(1760円)

売り場

万博会場内オフィシャルストア 西ゲート店 KINTETSU

ベアブリック
(BE@RBRICK)

メディコム・トイが展開する“ベアブリック(BE@RBRICK)”は、ミャクミャクのベアブリックを制作。JR西日本が発行するICカード“ICOCA”のマスコットキャラクター イコちゃんのベアブリックと2個セットで販売している。価格は4950円。

売り場

万博会場内のオフィシャルストア 西ゲート店 JR西日本グループ

アーバンリサーチ
(URBAN RESEARCH)

大阪府門真市発のブランド「アーバンリサーチ」は、ミャクミャクをデザインに落とし込んだTシャツやソックスを用意。

アイテム一覧

・“ラグラン Tシャツ”(7260円)
・“UR ロゴプリントTシャツ”(7260円)
・“ソックス”(1650円)

売り場

万博会場内のオフィシャルストア 西ゲート店 JR西日本グループなど

海洋堂

フィギュア制作メーカーの海洋堂は、全8種のミャクミャクのカプセルフィギュアを展開する。価格は各500円。

売り場

万博会場内のカプセルマシン

ミャクミャクコスチューム商品

近鉄百貨店は、ミャクミャクをモチーフにしたなりきりメガネやカチューシャ、ヘアバンドなどを用意。会場巡りがより楽しめる、写真映えするコスチュームアイテムがそろう。

アイテム一覧

・“ミャクミャク テンガロンハット”(3740円)
・“ミャクミャク トイグラス”(2970円)
・“ミャクミャク カチューシャ”(2640円)
・“ミャクミャク ヘアバンド”(2530円)
・“ミャクミャク ハンドパペット”(3960円)
・“ミャクミャク フィギュア ハンディファン”(4950円)
・“ミャクミャク ブーブー”(2090円)

売り場

万博会場内オフィシャルストア 西ゲート店 KINTETSU

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阪急うめだ本店、ジェンダーとカテゴリーの境界を越える新ゾーン「ビヨンドワールド」始動

阪急阪神百貨店は、阪急うめだ本店3階モードフロアにアジア全域の高感度なファッション次世代層をターゲットにした新ゾーン「ビヨンドワールド(BEYOND WORLD)」を4月26日オープンした。従来の百貨店の常識に捉われず、ジェンダーやカテゴリーの枠を超えたファッションとライフスタイルを提案。約1900㎡の売り場に、日本初上陸の韓国ブランド「ナイスウェザー(NICE WEATHER)」や韓国発のグローバルファッションブランド「アーダーエラー(ADERERROR)」など国内外の17ブランドをそろえる。

婦人服フロアに若い男性客が増えた

売り場環境にもこだわり、海外の空間設計会社に内装を依頼した。「無白空間」をコンセプトにブランドの個性が際立つ設計とした。一部規制を緩和しながら、アート性のある演出やブランドのアイコニックな空間を設けるなど滞在時間を延ばす工夫をしているのも特徴だ。

きっかけは婦人服フロアに2年ほど前から中性的で美意識の高い若い男性客たちが目立ち始めたことだった。「ロエベ」のインセンス売り場などに阪急メンズ大阪とは明らかに異なる客層が現れ、韓国ブランド「ジェントルモンスター」の売り上げの半分はメンズが占めているという。

「私たちが今まで取りきれていなかった客層の存在がビヨンドワールドの着目点になった。加えて、若い世代に広がるジェンダーレスの潮流を反映していくことが、次代をリードする阪急ファッション売り場に求められていると感じた」と、阪急うめだ本店モードファッション商品統括部モード商品部MDの姜世求(カン・セグー)氏は振り返る。

新ゾーンは「Beyond Gender(ジェンダーを超える)」「Beyond Category(カテゴリを超える)」の2軸でブランド選定し、売り場を編集した。グローバルでジェンダーレスの表現をリードする「アーダーエラー」「ブラック・コム デ ギャルソン」をはじめ、「トーガ」「アンブッシュ」「ディーゼル」「アレキサンダーワン」「ヴィヴィアン・ウエストウッド」「マークジェイコブス」などユニセックスを意識したブランドを集積した。

「アーダーエラー」は2024年、阪急うめだ本店で国内初のポップアップストアを開催した後、神戸阪急に初の常設店をオープンしている。国内2店舗となる同店では日本市場におけるブランドの存在感を高め、グローバルブランドとしての地位強化を図る。エクスクルーシブな限定Tシャツをはじめ、メーンコレクションを含めた全ラインを展開。ハイパーリアルなマネキンを中心に驚きと感動を呼び起こす没入感のある体験を提供する。アーダー副社長のテオ氏は「こんな素敵な空間を開設することができて感謝している。ブランドの成長とともに顧客の年齢層は広がってきた。韓国の旗艦店には日本人も多数来店している。今回を皮切りに日本での展開を加速させ、今年夏か年内には東京に旗艦店をオープンする予定。今後、中国上海、東南アジア、アメリカにも広げていきたい」と話す。

ファッションのカテゴリーを超え、ライフスタイル領域にも訴求するブランドとしては、韓国ソウル発のライフスタイルセレクトショップ「ナイスウェザー」を導入した。「次世代のコンビニ」をコンセプトに、メンズ・ウィメンズのウェアとファッショングッズ、日用雑貨など、オリジナルアイテムのほか、韓国の旬なブランドや限定コラボグッズなどをそろえる。

Z世代を呼び込む仕掛け

さらに東京を代表するセレクトショップ「ヌビアン(NUBIAN)」も新コンセプトで出店した。ラグジュアリーブランドから最先端のストリートブランドまでを扱い、音楽カルチャーとの親和性も高い。ジェンダーレスなウェアやアクセサリー、日本未上陸のブランドなど先鋭的な品揃えを展開する。

「ナイスウェザー」と「ヌビアン」は、ビヨンドカテゴリーゾーンの中核を担い、イベントを含めた協業にも取り組む。「百貨店とセレクトショップはMDサイクルも異なるが、互いに歩み寄り、この2店舗がエンジンとなってセレクトショップのセレクト力と瞬発力を存分に発揮した、常に新しい提案のある売り場にしていきたい」と姜氏は意気込む。

「ナイスウェザー」の日本国内独占販売権とライセンス権を取得したユナイテッドアローズの新規開発室室長の佐藤剛氏は、「創業メンバー4人は東京が大好きで、裏原世代のカルチャーなどを研究してブランドを展開している。グローバル視点の戦略があり、日本でリテールに特化したパートナーを探しているということで紹介され、契約に至った。韓国では日本人の購買比率が高く、さらに人気が高まると期待している。年内に関東で数店舗、5年で約15店舗出店していきたい」。今後は担当バイヤーとも相談しながら、日本独自の商品企画や仕入れも行う予定だ。

ビヨンドワールドのメインターゲットは29歳以下のZ世代。阪急うめだ本店全体で同年代の売上比率が10%未満であるのに対し、新ゾーンでは50%を目指す。男女の売上げ比率は、男性4対女性6を予定。また、アジアの超広域をターゲットとしているため、インバウンド売上比率も全館平均の3割を超え、4割を目標とする。

そのためにジェンダーやカテゴリーだけでなく、売り場規制の枠をも超えようと試みるビヨンドワールド。百貨店業態の新たな可能性に活路を見出す挑戦に注目していきたい。

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アディダス、独本社で「ロード トゥー レコード」開催 「選手やパートナー、社員、地域が一つになる場」

アディダス(ADIDAS)は4月26日、独ヘルツォーゲンアウラッハにある“キャンパス”と呼ぶ本社内で、サポート契約するアスリートや卸先専門店、メディア関係者、ランニングコミュニティーである“アディダスランナーズ”リーダー、自社社員、地域住民らが集うランニングイベント「アディゼロ:ロード トゥー レコード 2025(ADIZERO : Road to Records 2025)」を開催した。「これほど多くのパートナーやチームメンバーが同じ瞬間、同じ気持ちを楽しめる場は他にない。われわれが一つになる場だ」と、アルベルト・ウンチーニ・マンガネリ(Alberto Uncini Manganelli)アディダス ランニング グローバルジェネラルマネジャーは意義を語る。

「ロード トゥー レコード」では、“キャンパス”内に世界陸連公認の特設コースを設置。男女別で10キロメートル、5キロメートル、1マイル(約1.6キロメートル)、800メートルのレースを開催し、世界中から約140人のアスリートが参加した。女子10キロメートルでは、ケニア出身のアグネス・ゲティチ(Agnes Ngetich)選手が29分27秒で世界記録を更新。ほか、年齢別、国別、大陸別などを含め、計11の記録を更新した。

日本からは、青山学院大学や國學院大学、創価大学といった「アディダス」がパートナーシップを結ぶ大学陸上部や実業団の選手ら11人が招待を受けて参加した。男子5キロメートルに参加した青山学院大学の黒田朝日選手は、「海外の有力選手が集う中で彼らについていけたことに手応えを感じた。こうしたハイスピードのレースを体験することで、国内のレースに出たときの心の余裕も変わってくる」とコメント。

ステークホルダーが
ブランドの考え方や取り組みを体感

アスリート向けレースの終了後は、“アディダスランナーズ”メンバーや、地元の市民ランナー、アディダス社員らが参加する5キロメートルのファンランも開催。また、レース前日には、パフォーマンスランニングシューズの最新モデル“アディゼロ アディオス プロ エヴォ 2(ADIZERO ADIOS PRO EVO 2以下、エヴォ2)”のメディア向けプレゼンテーションや、本社内のアーカイブルームをめぐるツアー、プロトタイプ製品を身に付けてのラボテスト体験、“アディダスランナーズ”のカンファレンスなども実施し、イベントに合わせて世界中から集まった関係者が、ブランドの考え方や取り組みを改めて体感できるようにした。

アディダスでは21年から「ロード トゥー レコード」を毎年開催しており、24年までの4回の開催で計33の新記録が生まれたという。なお、今年の「ロード トゥー レコード」翌日の4月27日に開催されたロンドンマラソンでは、女子、男子共にアディダスがサポートするアスリートが1位を獲得。エチオピア出身のティギスト・アセファ(Tigist Assefa)選手は女子単独レース世界新記録で1位となり、男子はケニア出身のセバスチャン・サウェ(Sebastian Sawe)選手が1位となった。

EDITOR’S VIEW
第1四半期は絶好調で着地

ナイキ(NIKE)が17年に厚底のカーボンプレート入りシューズを発売したのをきっかけに、それまで薄底が当たり前だったランニングシューズの世界に革命が起きた。各社が厚底カーボン入りシューズを競い合って開発する中で、アディダスが23年に発売した“アディゼロ アディオス プロ エヴォ 1(ADIZERO ADIOS PRO EVO 1以下、エヴォ1)”は、片足200グラム前後が一般的というカーボン入りシューズの中で、138グラムという圧倒的な軽さを実現。24年のマラソン世界6大大会では男女優勝者の半数が“エヴォ1”を着用するなど、アディダスはいま、競争激しいランニングシューズのイノベーションにおいて、世界トップの座にあると言っていい。

今回の「ロード トゥー レコード」は、“エヴォ1”の進化版である“エヴォ2”のお披露目が目玉の1つだった。女子10キロメートルで世界新を更新したゲティチ選手は“エヴォ2”ではなく“エヴォ1”を着用しており、「(発表直後だったため)“エヴォ2”はまだ履いていない。これから試す」と話していたが、翌日のロンドンマラソンでは男子1位のサウェ選手、同3位のアレクサンダー・ムニャオ(Alexander Munyao)選手が“エヴォ2”を着用(女子1位のアセファ選手は“エヴォ1”を着用)しており、既にそのパワーを証明している。

先日発表されたアディダスの25年1〜3月期業績は、売上高が前年同期比12.7%増の61億5300万ユーロ(約9967億円)、営業利益は同81.7%増の6億1000万ユーロ(約988億円)と予想を大幅に上回り、ビョルン・グルデン(Bjorn Gulden)CEOは「全エリア、全販路で2ケタ増を達成した」と喜びと共にコメント。“サンバ”“ガゼル”などのテラスシューズや、ロープロファイルと呼ぶ“テコンドー”“バレリーナ”などのライフスタイルシューズ群がけん引すると共に、パフォーマンスカテゴリーではランニング部門が「2ケタ成長」(決算資料から)し、「“アディゼロ”シリーズの継続的な人気により、アディダスはランニング市場での存在感をさらに高めている」(同)。足元業績は絶好調ながら、トランプ関税による米国市場の不透明感が下期以降強まると見て、25年12月期の通期予想は据え置いた。

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トラベルライター間庭がハコ推し! 今こそ行くべき“サティパホテル”「ジャヌ東京」

旅の質が重視される今、気分や価値観にフィットし、心から満足できるサティスファクション パフォーマンス=サティパのいいホテルが求められている。麻布台ヒルズに開業した「アマン」の世界姉妹ブランドホテル「ジャヌ東京」もそのひとつ。この春、現代アーティスト松山智一の世界観を感じるコラボレーションも企画され、これまでにないラグジュアリーライフスタイルを体感できる場となった。

世界初の「アマン」の姉妹ブランドとして
魂を刺激する旅をプロデュース

麻布台ヒルズが開業して1年以上が経った。日比谷線の各駅に六本木、麻布台(神谷町)、虎ノ門と3つのヒルズがそろったわけだが、洗練と華やかさだけでない、空間デザインで表現されるように少しオーガニックな要素がある麻布台ヒルズが一番好きだ。春になると広場や屋上の芝生が芽吹く。敷地内には農園もある。なんというか、きらびやかな非日常ではなく、富裕層の上質な日常、という余裕があるのだ。

麻布台ヒルズのなかにあるホテル「ジャヌ東京(JANU TOKYO)」はあのアマングループのブランドホテル。しかも世界に先駆けて東京からこのブランディングはスタートするという。すでにドバイやポルトガル、モンテネグロ、サウジアラビア、韓国など、世界各地でプロジェクトが進んでいるのだとか。

「アマン」が極上の隠れ家のようなラグジュアリーホテル&リゾートであるのに対し、ジャヌは「つながり」「インスピレーション」「探究心」をコンセプトに、人と人のつながりや、躍動的なソーシャルシーンを大切にしている。一度だけ、セレブな友人が滞在したとき、「アマン東京」のスイートを見せてもらったことがあったが、都心にあるのにまさに静謐。サンスクリット語で「平和」を表すのにふさわしい空間だった。対する「ジャヌ」は同じくサンスクリットで「魂」を意味し、アートやファッションなど感性を刺激するような交流点となっている。さまざまなカルチャーが交錯する麻布台ヒルズは絶好のロケーションなのだ。

近くて遠く、ハードルが高い…?
実はアクセサブルなダイニングも

まずはエントランスから。麻布台ヒルズの動線上にあるのだが、サインも極めて控えめ。知る人のみが通れる門という感じ。さりげないけれどハードルが高い…!右手にはアート作品やジャヌオリジナルグッズなどのアマンブランドのラインアップがそろう「アマン エッセンシャルズ ブティック」、正面に進むとインフォメーションデスクが。同階にあるイタリアンレストラン「ジャヌ メルカート」の入口横にも今回のコラボレーションの一環である作品展示があり、空間をカラフルに彩っている。心地よいテラス席では愛犬を連れての食事も可能。目の前の広場に現代美術家・松山智一氏のダイナミックなモダンアートが展示され、作品と一体化するような感覚に。朝から営業しているオールデイダイニングなので、思ったよりも気軽に立ち寄れそうだ。そう。意外にも「ジャヌ東京」にはアクセサブルなダイニングも多い。今回、「松山智一展 FIRST LAST」展覧会の半券を提示すると、ジャヌ東京内の6つのレストランでランチ、ディナー時のウェルカムドリンクを1杯プレゼントされる。スパークリングワイン片手にアート談義なんて粋だ。

5階のジャヌ ラウンジ & ガーデンテラスでは、今回展示された作品にインスパイアされたカラフルなアフタヌーンティーも1万100円(税、サービス料込)で提供。アートを映したホワイトチョコレートを添えた「ニューヨークチーズケーキ」「いちご杏仁豆腐」や「デコポンタルト」など、色鮮やかで繊細。セイボリーには松山氏の出身地である岐阜県産の「飛騨牛ローストビーフオープンサンド」に合わせ「サーモンムースとベジタブルのミルフィーユ」などが並び、これまたカラフル。食べるのが惜しくなる美しさだ。ここのテラスから眺める東京タワーも絶景だ。

ウェルネスの充実ぶりは7つ星級
魂がよろこぶホリスティックな体験も

「ジャヌ東京」のホリスティックなウェルネスセンターは、心と体が調和するサンクチュアリのような空間だ。約4000㎡の広さを誇るこの施設には、都内ホテル最大級のジム、素晴らしい景色を望む25mプール、スパハウスがあり、この空間にいるだけで心身が浄化されそうだ。ラウンジプール(ジェットバス)もある広々としたプールサイドでずっと過ごしたくなる。そしてスタジオではヨガやストレッチ、キックボクシングなど、1日平均10クラスのグループセッションにも参加できるのだ。パーソナルトレーニングを受けられるスタジオやボクシングジム、シミュレーションゴルフなどの設備もあり、ここがホテル内であることを忘れてしまう。メディテーションや呼吸法など、マインドフルネスのセッションがあるのもジャヌらしい。

スパハウスも秀逸だ。ロシア発祥のウッドサウナ「バーニャ」、トルコ発祥のスチームサウナ「ハマム」などがあるプライベートなスパハウスで、バーニャ スパハウス エクスペリエンス 2名2時間13万8000円、ハマム スパハウス エクスペリエンス 2名2時間11万5000円(それぞれ税、サービス料込み)から貸切れる。アウトドアのジャグジーやテラス(テラスは『ハマム』のみ)で整い、魂を開放させよう。シングルトリートメントでは、ヒマラヤン ポルティス トリートメントやスパハウスエクスペリエンスのトリートメントのメニューとは別になるが、アメジスト スクラブ & ラップなどのトリートメントも受けられる。

東京の中心でアーティスティックな休日を
一度は体験したい夢のバカンスがここに!

さていよいよゲストルームへ。122室は55㎡から284㎡までと広さはさまざまだが、とにかくその開放感に驚く。プレミアムルームは街に開いた大開口、バスタブと寝室、リビング空間の間にはシームレスで部屋全体が一続き。浴室は仕切ることはできるが、入浴時以外は開放するとテラスまで含めた大空間となる。ジャヌ全体のデザインに合わせて、客室も木材や石、布など自然由来の素材に囲まれているような安心感がある。サンドベージュやオフホワイトなど、目に優しい色でコーディネートされ、シンクやバスタブもその中で違和感のない色調。長期滞在を好むセレブが多いのもうなづける。まさに上質な日常…!

ジャヌ東京は、一番コンパクトな部屋で16万円台から、シンボリックな東京タワーの眺望が迫力のコーナースイートなどは1泊30万円以上だ。ほぼ全客室にゆったりとしたプライベートバルコニーがあり、暮らすようにくつろげる。私には手の届かないハイエンドなホテル…と思っていたのだが、その内容、唯一無二な滞在が可能であることを考えると、リーズナブルな気さえしてきた。都内であるメリットを生かし、エアチケットなどさまざまな移動費、時間を考えるとかえってコスパもタイパもいいのかも。宿泊費には朝食やウェルネス施設の使用料なども含まれている。海外旅行に行くつもりで、そのコストを宿泊費とすれば、今までにない夢のバカンスがかなう…!次の休みは麻布台でバカンスにしようか。本気で今、企んでいる。まずはジャヌ バーで東京の16の街をモチーフにしたカクテルを味わうなど、1ランク上の週末を過ごしてみようか。

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トラベルライター間庭がハコ推し! 今こそ行くべき“サティパホテル”「ジャヌ東京」

旅の質が重視される今、気分や価値観にフィットし、心から満足できるサティスファクション パフォーマンス=サティパのいいホテルが求められている。麻布台ヒルズに開業した「アマン」の世界姉妹ブランドホテル「ジャヌ東京」もそのひとつ。この春、現代アーティスト松山智一の世界観を感じるコラボレーションも企画され、これまでにないラグジュアリーライフスタイルを体感できる場となった。

世界初の「アマン」の姉妹ブランドとして
魂を刺激する旅をプロデュース

麻布台ヒルズが開業して1年以上が経った。日比谷線の各駅に六本木、麻布台(神谷町)、虎ノ門と3つのヒルズがそろったわけだが、洗練と華やかさだけでない、空間デザインで表現されるように少しオーガニックな要素がある麻布台ヒルズが一番好きだ。春になると広場や屋上の芝生が芽吹く。敷地内には農園もある。なんというか、きらびやかな非日常ではなく、富裕層の上質な日常、という余裕があるのだ。

麻布台ヒルズのなかにあるホテル「ジャヌ東京(JANU TOKYO)」はあのアマングループのブランドホテル。しかも世界に先駆けて東京からこのブランディングはスタートするという。すでにドバイやポルトガル、モンテネグロ、サウジアラビア、韓国など、世界各地でプロジェクトが進んでいるのだとか。

「アマン」が極上の隠れ家のようなラグジュアリーホテル&リゾートであるのに対し、ジャヌは「つながり」「インスピレーション」「探究心」をコンセプトに、人と人のつながりや、躍動的なソーシャルシーンを大切にしている。一度だけ、セレブな友人が滞在したとき、「アマン東京」のスイートを見せてもらったことがあったが、都心にあるのにまさに静謐。サンスクリット語で「平和」を表すのにふさわしい空間だった。対する「ジャヌ」は同じくサンスクリットで「魂」を意味し、アートやファッションなど感性を刺激するような交流点となっている。さまざまなカルチャーが交錯する麻布台ヒルズは絶好のロケーションなのだ。

近くて遠く、ハードルが高い…?
実はアクセサブルなダイニングも

まずはエントランスから。麻布台ヒルズの動線上にあるのだが、サインも極めて控えめ。知る人のみが通れる門という感じ。さりげないけれどハードルが高い…!右手にはアート作品やジャヌオリジナルグッズなどのアマンブランドのラインアップがそろう「アマン エッセンシャルズ ブティック」、正面に進むとインフォメーションデスクが。同階にあるイタリアンレストラン「ジャヌ メルカート」の入口横にも今回のコラボレーションの一環である作品展示があり、空間をカラフルに彩っている。心地よいテラス席では愛犬を連れての食事も可能。目の前の広場に現代美術家・松山智一氏のダイナミックなモダンアートが展示され、作品と一体化するような感覚に。朝から営業しているオールデイダイニングなので、思ったよりも気軽に立ち寄れそうだ。そう。意外にも「ジャヌ東京」にはアクセサブルなダイニングも多い。今回、「松山智一展 FIRST LAST」展覧会の半券を提示すると、ジャヌ東京内の6つのレストランでランチ、ディナー時のウェルカムドリンクを1杯プレゼントされる。スパークリングワイン片手にアート談義なんて粋だ。

5階のジャヌ ラウンジ & ガーデンテラスでは、今回展示された作品にインスパイアされたカラフルなアフタヌーンティーも1万100円(税、サービス料込)で提供。アートを映したホワイトチョコレートを添えた「ニューヨークチーズケーキ」「いちご杏仁豆腐」や「デコポンタルト」など、色鮮やかで繊細。セイボリーには松山氏の出身地である岐阜県産の「飛騨牛ローストビーフオープンサンド」に合わせ「サーモンムースとベジタブルのミルフィーユ」などが並び、これまたカラフル。食べるのが惜しくなる美しさだ。ここのテラスから眺める東京タワーも絶景だ。

ウェルネスの充実ぶりは7つ星級
魂がよろこぶホリスティックな体験も

「ジャヌ東京」のホリスティックなウェルネスセンターは、心と体が調和するサンクチュアリのような空間だ。約4000㎡の広さを誇るこの施設には、都内ホテル最大級のジム、素晴らしい景色を望む25mプール、スパハウスがあり、この空間にいるだけで心身が浄化されそうだ。ラウンジプール(ジェットバス)もある広々としたプールサイドでずっと過ごしたくなる。そしてスタジオではヨガやストレッチ、キックボクシングなど、1日平均10クラスのグループセッションにも参加できるのだ。パーソナルトレーニングを受けられるスタジオやボクシングジム、シミュレーションゴルフなどの設備もあり、ここがホテル内であることを忘れてしまう。メディテーションや呼吸法など、マインドフルネスのセッションがあるのもジャヌらしい。

スパハウスも秀逸だ。ロシア発祥のウッドサウナ「バーニャ」、トルコ発祥のスチームサウナ「ハマム」などがあるプライベートなスパハウスで、バーニャ スパハウス エクスペリエンス 2名2時間13万8000円、ハマム スパハウス エクスペリエンス 2名2時間11万5000円(それぞれ税、サービス料込み)から貸切れる。アウトドアのジャグジーやテラス(テラスは『ハマム』のみ)で整い、魂を開放させよう。シングルトリートメントでは、ヒマラヤン ポルティス トリートメントやスパハウスエクスペリエンスのトリートメントのメニューとは別になるが、アメジスト スクラブ & ラップなどのトリートメントも受けられる。

東京の中心でアーティスティックな休日を
一度は体験したい夢のバカンスがここに!

さていよいよゲストルームへ。122室は55㎡から284㎡までと広さはさまざまだが、とにかくその開放感に驚く。プレミアムルームは街に開いた大開口、バスタブと寝室、リビング空間の間にはシームレスで部屋全体が一続き。浴室は仕切ることはできるが、入浴時以外は開放するとテラスまで含めた大空間となる。ジャヌ全体のデザインに合わせて、客室も木材や石、布など自然由来の素材に囲まれているような安心感がある。サンドベージュやオフホワイトなど、目に優しい色でコーディネートされ、シンクやバスタブもその中で違和感のない色調。長期滞在を好むセレブが多いのもうなづける。まさに上質な日常…!

ジャヌ東京は、一番コンパクトな部屋で16万円台から、シンボリックな東京タワーの眺望が迫力のコーナースイートなどは1泊30万円以上だ。ほぼ全客室にゆったりとしたプライベートバルコニーがあり、暮らすようにくつろげる。私には手の届かないハイエンドなホテル…と思っていたのだが、その内容、唯一無二な滞在が可能であることを考えると、リーズナブルな気さえしてきた。都内であるメリットを生かし、エアチケットなどさまざまな移動費、時間を考えるとかえってコスパもタイパもいいのかも。宿泊費には朝食やウェルネス施設の使用料なども含まれている。海外旅行に行くつもりで、そのコストを宿泊費とすれば、今までにない夢のバカンスがかなう…!次の休みは麻布台でバカンスにしようか。本気で今、企んでいる。まずはジャヌ バーで東京の16の街をモチーフにしたカクテルを味わうなど、1ランク上の週末を過ごしてみようか。

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アルタビューティも参入 改めて考える「マーケットプレイスの価値」【鈴木敏仁USリポート】

アメリカ在住30年の鈴木敏仁氏が、現地のファッション&ビューティの最新ニュースを詳しく解説する連載。順調に成長を遂げてきたアメリカの化粧品専門店アルタビューティが曲がり角を迎えている。打開策の一つとして期待を集めるのが、マーケットプレイスへの参入だ。マーケットプレイスの価値とは何なのか。改めて整理してみよう。

快進撃を続けてきたアルタビューティの業績が下向きはじめている。3月半ばに発表された2024年度決算によると、売上高は113億ドルで前年比0.8%増、最終利益高は12億ドルで7.0%減、既存店成長率は0.7%増だった。

業界の耳目を集めたのが、決算発表時にCEOがビューティ市場ではじめてシェアを下げたと発言したことだった。10年以上にわたって成長を続けてきた企業なので、シェアが下がったというコメントには、私も興味を引かれた。

飽和して天井を打ったのか、経営ミスなのか、または単に消費減退というマクロ要因なのか。このあたりは今後を見守るしかない。

この業績下降の責任を取るかたちで1月にCEOが交代、そして新CEOが新機軸をいくつか打ち出していのだが、その中にマーケットプレイスの新規スタートが含まれている。

このマーケットプレイス、多くの大手小売企業だけではなく、問屋やメーカーも導入していて、アメリカの流通業界ではかなり普及しているのだが、日本ではまだまだで、その価値に気づいている企業は少ないと思っている。

そもそもマーケットプレイスとは?

マーケットプレイスは、日本ではオンラインモールと表現すると分かりやすいだろう。楽天市場やヤフーショッピングがこれにあたる。サードパーティセラー(3Pセラー)がテナントとして出店し、注文を受けたら3Pセラーが商品を発送する。

ファーストパーティセラーによる直販との違いは大きく2つある。

1つめは物流。ファーストパーティは自社フルフィルメントセンターに商品を在庫しそこから発送するが、3Pセラーは既述のごとく自ら発送する。つまりマーケットプレイス上の商品をファーストパーティは所有せず在庫しないのである。

2つめは商流。お客はファーストパーティのサイト上で決済するので、代金はまずファーストパーティが預かり、手数料を差し引いて、3Pセラーに支払う。

ファーストパーティは在庫を持たず、決済の主体となる。この2つを前提として、ファーストパーティは非常の大きな恩恵を享受することになる。資金繰りである。

棚卸資産回転日数に、売掛金回転日数を加え、買掛金回転日数を引くと、在庫している商品が正味何日間で現金化されているかを表すキャッシュ・コンバージョン・サイクル(CCC)という日数を計算することができる。

連結の数字なのでAWSが含まれるなど非常に粗い数字であることを前提とするが、アマゾンの24年度のCCCはマイナス35.6日である。このことはアマゾンがフルフィルメントセンターに在庫している商品は連結財務的には36日前に現金化されていることを意味している。

アメリカの会計ルールでは、預り金は買掛金扱いとなるからで、マーケットプレイスが成長すればするほど買掛金回転日数が増えて、キャッシュサイクルが改善されていくのである。

預り金とは将来支払う義務のある債務であり、仕入れた商品に対する支払い債務と、本質は同じである。だからこれは日本でも成立する計算式だ。

実はウォルマートもこの効果の恩恵をすでに受けている。2015年度まで10日を超えていたCCCが、23年度には3.5日まで減っている。ウォルマートがマーケットプレイスをスタートしたのは09年だが、ECに本腰を入れはじめたのは15年頃からなので、辻褄は合っている。

改めて言うこともないことだが、小売りという在庫を抱えるビジネスにおいてCCCは非常に重要な指標であり、短ければ短いほど良い。マーケットプレイスはこれを実現してくれるのだ。

リテールメディアの広告ポテンシャル

もう一つはデジタル広告。またはリテールメディアである。

これについては本連載ですでに書いたが(「リテールメディア 日本と米国でこんなに違う【鈴木敏仁USリポート】」)、おさらいすると日本ではリテールメディアは主に店頭のデジタル広告を指しているが、アメリカではネット上のデジタル広告が主体で、デジタル広告のバイヤーに直接売るためのプラットフォームを小売企業自らが持つことが標準となりつつある。

アマゾンが成功し大きな収入源となっていて、これに競合するリアル小売企業が追随しているという図式だ。

ファーストパーティとしての小売企業のリテールメディアの広告バイヤーは、当然のことながら小売企業が自ら仕入れて店頭で売っているブランドメーカーが主体となる。その場合、ブランドメーカーはリアル用の流通販促金予算の一部をデジタル販促金として充当する。

広告販促への投資を、リアルからデジタルへシフトするのである。

もしネット通販分の売上高が店頭売上高に加わるのであれば、ブランドメーカーの予算も増えるかもしれないが、多くの場合、店頭売上高がネット通販へとシフトするケースがほとんどなので、ほぼゼロサムゲームとなる。

一方のマーケットプレイスの3Pセラーは、既存のサプライヤーに加わる新規の取引先であり、新たな広告バイヤーとなるポテンシャルがある。マーケットプレイスの売上高が増え、3Pセラーが増えれば増えるほど、新たな広告売上高が作られていく。

例えばウォルマートのマーケットプレイス上で商品を売っている3Pセラー数は今年の初頭の時点で16万社と発表されている。極めて大きな広告ポテンシャルを自ら開拓したことになるのだ。

最後はこれも言うまでもないことだが、品ぞろえの拡大である。とくにトレンドの移り変わりが早いファッションやビューティの場合、新興ブランドや新商品数が多く、アルタビューティやセフォラで露出を増やしたいサプライヤーは大量に存在するのだが、一方店頭や配送センターといったリアルにはキャパシティーの上限がある。

また回転数の低いいわゆるロングテールに属する商品も少なくない。

これをマーケットプレイスは解決してくれるのである。

もちろんリクスもある。コピーや不良など粗悪な商品が混ざり込まないような監視システムが不可欠となる。

セフォラは今のところ興味を持っていないようなのだが、自らが厳選した商品しか取り扱わないというマーチャンダイジング政策ももちろん重要だ。

アルタビューティによるマーケットプレイスのスタートは今秋を予定している。概要が分かったらまた紹介したい。

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アルタビューティも参入 改めて考える「マーケットプレイスの価値」【鈴木敏仁USリポート】

アメリカ在住30年の鈴木敏仁氏が、現地のファッション&ビューティの最新ニュースを詳しく解説する連載。順調に成長を遂げてきたアメリカの化粧品専門店アルタビューティが曲がり角を迎えている。打開策の一つとして期待を集めるのが、マーケットプレイスへの参入だ。マーケットプレイスの価値とは何なのか。改めて整理してみよう。

快進撃を続けてきたアルタビューティの業績が下向きはじめている。3月半ばに発表された2024年度決算によると、売上高は113億ドルで前年比0.8%増、最終利益高は12億ドルで7.0%減、既存店成長率は0.7%増だった。

業界の耳目を集めたのが、決算発表時にCEOがビューティ市場ではじめてシェアを下げたと発言したことだった。10年以上にわたって成長を続けてきた企業なので、シェアが下がったというコメントには、私も興味を引かれた。

飽和して天井を打ったのか、経営ミスなのか、または単に消費減退というマクロ要因なのか。このあたりは今後を見守るしかない。

この業績下降の責任を取るかたちで1月にCEOが交代、そして新CEOが新機軸をいくつか打ち出していのだが、その中にマーケットプレイスの新規スタートが含まれている。

このマーケットプレイス、多くの大手小売企業だけではなく、問屋やメーカーも導入していて、アメリカの流通業界ではかなり普及しているのだが、日本ではまだまだで、その価値に気づいている企業は少ないと思っている。

そもそもマーケットプレイスとは?

マーケットプレイスは、日本ではオンラインモールと表現すると分かりやすいだろう。楽天市場やヤフーショッピングがこれにあたる。サードパーティセラー(3Pセラー)がテナントとして出店し、注文を受けたら3Pセラーが商品を発送する。

ファーストパーティセラーによる直販との違いは大きく2つある。

1つめは物流。ファーストパーティは自社フルフィルメントセンターに商品を在庫しそこから発送するが、3Pセラーは既述のごとく自ら発送する。つまりマーケットプレイス上の商品をファーストパーティは所有せず在庫しないのである。

2つめは商流。お客はファーストパーティのサイト上で決済するので、代金はまずファーストパーティが預かり、手数料を差し引いて、3Pセラーに支払う。

ファーストパーティは在庫を持たず、決済の主体となる。この2つを前提として、ファーストパーティは非常の大きな恩恵を享受することになる。資金繰りである。

棚卸資産回転日数に、売掛金回転日数を加え、買掛金回転日数を引くと、在庫している商品が正味何日間で現金化されているかを表すキャッシュ・コンバージョン・サイクル(CCC)という日数を計算することができる。

連結の数字なのでAWSが含まれるなど非常に粗い数字であることを前提とするが、アマゾンの24年度のCCCはマイナス35.6日である。このことはアマゾンがフルフィルメントセンターに在庫している商品は連結財務的には36日前に現金化されていることを意味している。

アメリカの会計ルールでは、預り金は買掛金扱いとなるからで、マーケットプレイスが成長すればするほど買掛金回転日数が増えて、キャッシュサイクルが改善されていくのである。

預り金とは将来支払う義務のある債務であり、仕入れた商品に対する支払い債務と、本質は同じである。だからこれは日本でも成立する計算式だ。

実はウォルマートもこの効果の恩恵をすでに受けている。2015年度まで10日を超えていたCCCが、23年度には3.5日まで減っている。ウォルマートがマーケットプレイスをスタートしたのは09年だが、ECに本腰を入れはじめたのは15年頃からなので、辻褄は合っている。

改めて言うこともないことだが、小売りという在庫を抱えるビジネスにおいてCCCは非常に重要な指標であり、短ければ短いほど良い。マーケットプレイスはこれを実現してくれるのだ。

リテールメディアの広告ポテンシャル

もう一つはデジタル広告。またはリテールメディアである。

これについては本連載ですでに書いたが(「リテールメディア 日本と米国でこんなに違う【鈴木敏仁USリポート】」)、おさらいすると日本ではリテールメディアは主に店頭のデジタル広告を指しているが、アメリカではネット上のデジタル広告が主体で、デジタル広告のバイヤーに直接売るためのプラットフォームを小売企業自らが持つことが標準となりつつある。

アマゾンが成功し大きな収入源となっていて、これに競合するリアル小売企業が追随しているという図式だ。

ファーストパーティとしての小売企業のリテールメディアの広告バイヤーは、当然のことながら小売企業が自ら仕入れて店頭で売っているブランドメーカーが主体となる。その場合、ブランドメーカーはリアル用の流通販促金予算の一部をデジタル販促金として充当する。

広告販促への投資を、リアルからデジタルへシフトするのである。

もしネット通販分の売上高が店頭売上高に加わるのであれば、ブランドメーカーの予算も増えるかもしれないが、多くの場合、店頭売上高がネット通販へとシフトするケースがほとんどなので、ほぼゼロサムゲームとなる。

一方のマーケットプレイスの3Pセラーは、既存のサプライヤーに加わる新規の取引先であり、新たな広告バイヤーとなるポテンシャルがある。マーケットプレイスの売上高が増え、3Pセラーが増えれば増えるほど、新たな広告売上高が作られていく。

例えばウォルマートのマーケットプレイス上で商品を売っている3Pセラー数は今年の初頭の時点で16万社と発表されている。極めて大きな広告ポテンシャルを自ら開拓したことになるのだ。

最後はこれも言うまでもないことだが、品ぞろえの拡大である。とくにトレンドの移り変わりが早いファッションやビューティの場合、新興ブランドや新商品数が多く、アルタビューティやセフォラで露出を増やしたいサプライヤーは大量に存在するのだが、一方店頭や配送センターといったリアルにはキャパシティーの上限がある。

また回転数の低いいわゆるロングテールに属する商品も少なくない。

これをマーケットプレイスは解決してくれるのである。

もちろんリクスもある。コピーや不良など粗悪な商品が混ざり込まないような監視システムが不可欠となる。

セフォラは今のところ興味を持っていないようなのだが、自らが厳選した商品しか取り扱わないというマーチャンダイジング政策ももちろん重要だ。

アルタビューティによるマーケットプレイスのスタートは今秋を予定している。概要が分かったらまた紹介したい。

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「ららぽーと」台湾で存在感増す 日本ブランドのアジア市場の入り口に

三井不動産が3月に開業した台湾の大型ショッピンセンター(SC)「三井ショッピングパーク ららぽーと台湾南港(たいわんなんがん)」が順調な滑り出しを見せている。ファッションや飲食を中心とした237店舗。年内に映画館とレストラン区画、26年上期には子供のための職業体験施設「キッザニア」がそれぞれ開業し、全面開業時には約300店舗で店舗面積7万平方メートルの規模になる。台湾での同社の大型SCは5施設目。日系ブランドの台湾進出の足掛かりの場としても期待が持たれる。

開業初日の3月20日は平日にもかかわらず、オープンと同時に大勢の客が館内になだれ込んだ。フードコートや日系スーパーマーケット「ロピア」に長い行列ができ、ファッションショップも若者たちで賑わいを見せた。

物販や飲食の約3分の1が日系テナントだ。「ビームス」「ユナイテッドアローズ グリーレーベルリラクシング」「ニコアンド」「ジャーナルスタンダード レリューム」「アーバンリサーチ」「無印良品」といった台湾でも馴染みの店舗だけだけでなく、初進出となる「9090(ナインティナインティ)」(運営yutori)と「グラニフ」(運営グラニフ)も初日から客が殺到した。

「グラニフ」ではオリジナルキャラクター「ビューティフルシャドー」のTシャツや雑貨類がよく売れた。「台湾はかわいいものが好きなお客さまが多い。オリジナルやコラボのIP商品の反響は想定以上。商品を手にしながら、あるいは内装を背景にスマホで撮影する方がたくさんいて、手応えを感じている」(リテール担当の萩野谷卓朋執行役員)。「9090」を運営するyutoriの青嶋剣士郎サプライチェーンマネジャーは「台湾の皆さんは日本のアパレルへの関心が高く、市場ポテンシャルが大きい」と話す。

台湾における「一大プロジェクト」

三井不動産は2016年に台湾法人を設立し、商業施設、ホテル、住宅などの事業を推進してきた。中でも商業施設は16年の「三井アウトレットパーク(MOP) 台湾林口」を皮切りに、18年に「MOP台中港」、22年に「MOP台南」、23年に「ららぽーと台中」をそれぞれ開業した。3月のららぽーと台湾南港に続き、26年には「ららぽーと高雄」の開業が控える。上陸10年あまりで台湾の三大都市圏(台北都市圏、台中都市圏、南部都市圏)の要所を次々に押さえたことになる。

中でも今回開業したららぽーと台湾南港は一つの集大成だ。立地する南港区は台北市の新しい都心として開発が進むエリアで、金融やITのオフィス、見本市会場、ホテル、オフィス、マンションの集積が進む。台北の中心部から地下鉄で20分ほどと利便性も良い。日本で多くのららぽーとが営業する郊外のベッドタウンエリアというより、ビジネスエリアの側面が強い。

大手保険会社である台湾人寿が開発する高層ビル群の低層部(地下1階〜地上6階)がららぽーとになる。クルマで30キロ圏内の200万人以上の広域商圏と、オフィスビルで働く高所得のビジネスパーソンの足元商圏という肥沃なマーケットを狙える。全テナントがそろった時点での年間売上高は100億台湾ドル(約450億円)を見込む。

3月20日に三井不動産の植田俊社長、台湾人寿や台北市政府の首脳らが出席してオープニングセレモニーが行われた。植田社長は「日本や台湾で培ってきた大型SCのノウハウを注ぎ込んだ一大プロジェクト」と意気込みを示した。

「新体験。新関係。新登場。」

台北はいわゆる郊外型の大型SCが手薄と言われている。新光三越、遠東そごうなど都心の百貨店の存在感が強く、アッパーミドルの消費者の支持を集める。ららぽーと台湾南港は台北の人々にファッションから飲食、エンタメまで1カ所で楽しめる空間を用意することで、あらゆる世代が長く滞在できる空間にする。ららぽーと台湾南港のキャッチフレーズは「新体験。新関係。新登場。」とした。

現地法人・台湾三井不動產股份有限公司で同施設を担当する玉本伯森経理は「(台北の繁華街である)信義区は商業やエンタメのコンテンツが分散しているが、ららぽーとはワンストップで楽しめるところに優位性がある」と述べる。

集客の武器にしているのが飲食店だ。台湾は外食文化が強く、家族や友人と外食する機会が多い。フードコートを地下1階(約1300席)と5階(約930席)に設け、フロアの回遊性を高める。地下1階は台湾の人気店を入れた夜市のような空間、5階は日本食を充実させるなど趣を変えた。館内における飲食店の比率は約30%で、日本のららぽーとの2倍にした。

来年に上層階にできる屋内型テーマパーク「キッザニア」も教育熱心なアッパーミドルのファミリーをターゲットにし、数十種類の職業体験ができる場としてオープン前から話題になっている。

玉本経理は「台北のショッピングエリアをよく研究し、目の肥えたお客さまを満足させる施設を目指してきた」という。ファッションでは「ヒューゴボス」「カルバン クライン」「トミーヒルフィガー」、ビューティでは「資生堂」「メゾンコーセー」やエスティーローダーグループのブランド複合店を入れた。人気映画の関連商品を集めた「ハリー・ポッター マホウドコロ」など話題性のある店舗も誘致した。

台湾と日本の相互送客に期待

開業から約1カ月の商況について三井不動産は「当初の想定を上回る売り上げと来館者数を達成している」と述べる。特に「ハリー・ポッター マホウドコロ」「どんぐり共和国」「ニンテンドー」といった、キャラクターグッズの売れ行きが目立つ。

アダストリアは雑貨業態「ラコレ」の海外1号店を含めて10店舗をららぽーと台湾南港に出した。「ラコレ」は雑貨だけでなくアパレルへの反響も良かった。「今季のアンバサダーであるラッパーの高爾宣による1日店長イベントも功を奏し、当日はブランドのSNSフォロワーに1000人以上が登録した」(同社)。アダストリアは台湾において三井不動産のSCへの出店が多い。今回、ららぽーと台湾南港に10店舗を出店したのは「三井不動産の台湾での成長戦略に魅力を感じている」からだという。「アダストリアの国内の状況を理解していただいているので、台湾でもスムーズに事が運び、好区画を獲得できた。日本式に固執せず、台湾の商習慣(周年慶等)を咀嚼して展開されている現地企画力を信頼している」と今後にも期待を寄せる。

台湾初進出の「グラニフ」は開業1カ月間で当初計画に比べて3倍となる売上高5500万円を記録した。「想定以上の反響で、すでに台湾の複数商業施設や他エリアからも問い合わせが届いている」(同社)という。村田昭彦社長は「台湾は当社の海外展開における重要なテストマーケティングの拠点と位置づけており、今回の成果はブランド価値が国境を越えて支持される可能性を示すものと捉えている」と手応えと強調する。

台湾の人口は約2300万人。三井不動産の商業部門は16年のMOP台湾林口以降、三井ショッピングカード(カード、アプリ)の会員拡大に務め、24年末時点で90万人が会員になっている。CRM(顧客情報管理)の基盤を整備し、台湾国内で運営する大型SC5施設との相乗効果を高める狙いだ。

台湾から日本を旅行する訪日客数は24年で過去最高604万人に達した。日本を旅した台湾人は日本のファッションブランドを知る機会がある。台湾に進出するファッションブランドにとっては、台湾と日本の相互送客できるメリットがある。ららぽーとはそのためのプラットフォームとして機能している。

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「ららぽーと」台湾で存在感増す 日本ブランドのアジア市場の入り口に

三井不動産が3月に開業した台湾の大型ショッピンセンター(SC)「三井ショッピングパーク ららぽーと台湾南港(たいわんなんがん)」が順調な滑り出しを見せている。ファッションや飲食を中心とした237店舗。年内に映画館とレストラン区画、26年上期には子供のための職業体験施設「キッザニア」がそれぞれ開業し、全面開業時には約300店舗で店舗面積7万平方メートルの規模になる。台湾での同社の大型SCは5施設目。日系ブランドの台湾進出の足掛かりの場としても期待が持たれる。

開業初日の3月20日は平日にもかかわらず、オープンと同時に大勢の客が館内になだれ込んだ。フードコートや日系スーパーマーケット「ロピア」に長い行列ができ、ファッションショップも若者たちで賑わいを見せた。

物販や飲食の約3分の1が日系テナントだ。「ビームス」「ユナイテッドアローズ グリーレーベルリラクシング」「ニコアンド」「ジャーナルスタンダード レリューム」「アーバンリサーチ」「無印良品」といった台湾でも馴染みの店舗だけだけでなく、初進出となる「9090(ナインティナインティ)」(運営yutori)と「グラニフ」(運営グラニフ)も初日から客が殺到した。

「グラニフ」ではオリジナルキャラクター「ビューティフルシャドー」のTシャツや雑貨類がよく売れた。「台湾はかわいいものが好きなお客さまが多い。オリジナルやコラボのIP商品の反響は想定以上。商品を手にしながら、あるいは内装を背景にスマホで撮影する方がたくさんいて、手応えを感じている」(リテール担当の萩野谷卓朋執行役員)。「9090」を運営するyutoriの青嶋剣士郎サプライチェーンマネジャーは「台湾の皆さんは日本のアパレルへの関心が高く、市場ポテンシャルが大きい」と話す。

台湾における「一大プロジェクト」

三井不動産は2016年に台湾法人を設立し、商業施設、ホテル、住宅などの事業を推進してきた。中でも商業施設は16年の「三井アウトレットパーク(MOP) 台湾林口」を皮切りに、18年に「MOP台中港」、22年に「MOP台南」、23年に「ららぽーと台中」をそれぞれ開業した。3月のららぽーと台湾南港に続き、26年には「ららぽーと高雄」の開業が控える。上陸10年あまりで台湾の三大都市圏(台北都市圏、台中都市圏、南部都市圏)の要所を次々に押さえたことになる。

中でも今回開業したららぽーと台湾南港は一つの集大成だ。立地する南港区は台北市の新しい都心として開発が進むエリアで、金融やITのオフィス、見本市会場、ホテル、オフィス、マンションの集積が進む。台北の中心部から地下鉄で20分ほどと利便性も良い。日本で多くのららぽーとが営業する郊外のベッドタウンエリアというより、ビジネスエリアの側面が強い。

大手保険会社である台湾人寿が開発する高層ビル群の低層部(地下1階〜地上6階)がららぽーとになる。クルマで30キロ圏内の200万人以上の広域商圏と、オフィスビルで働く高所得のビジネスパーソンの足元商圏という肥沃なマーケットを狙える。全テナントがそろった時点での年間売上高は100億台湾ドル(約450億円)を見込む。

3月20日に三井不動産の植田俊社長、台湾人寿や台北市政府の首脳らが出席してオープニングセレモニーが行われた。植田社長は「日本や台湾で培ってきた大型SCのノウハウを注ぎ込んだ一大プロジェクト」と意気込みを示した。

「新体験。新関係。新登場。」

台北はいわゆる郊外型の大型SCが手薄と言われている。新光三越、遠東そごうなど都心の百貨店の存在感が強く、アッパーミドルの消費者の支持を集める。ららぽーと台湾南港は台北の人々にファッションから飲食、エンタメまで1カ所で楽しめる空間を用意することで、あらゆる世代が長く滞在できる空間にする。ららぽーと台湾南港のキャッチフレーズは「新体験。新関係。新登場。」とした。

現地法人・台湾三井不動產股份有限公司で同施設を担当する玉本伯森経理は「(台北の繁華街である)信義区は商業やエンタメのコンテンツが分散しているが、ららぽーとはワンストップで楽しめるところに優位性がある」と述べる。

集客の武器にしているのが飲食店だ。台湾は外食文化が強く、家族や友人と外食する機会が多い。フードコートを地下1階(約1300席)と5階(約930席)に設け、フロアの回遊性を高める。地下1階は台湾の人気店を入れた夜市のような空間、5階は日本食を充実させるなど趣を変えた。館内における飲食店の比率は約30%で、日本のららぽーとの2倍にした。

来年に上層階にできる屋内型テーマパーク「キッザニア」も教育熱心なアッパーミドルのファミリーをターゲットにし、数十種類の職業体験ができる場としてオープン前から話題になっている。

玉本経理は「台北のショッピングエリアをよく研究し、目の肥えたお客さまを満足させる施設を目指してきた」という。ファッションでは「ヒューゴボス」「カルバン クライン」「トミーヒルフィガー」、ビューティでは「資生堂」「メゾンコーセー」やエスティーローダーグループのブランド複合店を入れた。人気映画の関連商品を集めた「ハリー・ポッター マホウドコロ」など話題性のある店舗も誘致した。

台湾と日本の相互送客に期待

開業から約1カ月の商況について三井不動産は「当初の想定を上回る売り上げと来館者数を達成している」と述べる。特に「ハリー・ポッター マホウドコロ」「どんぐり共和国」「ニンテンドー」といった、キャラクターグッズの売れ行きが目立つ。

アダストリアは雑貨業態「ラコレ」の海外1号店を含めて10店舗をららぽーと台湾南港に出した。「ラコレ」は雑貨だけでなくアパレルへの反響も良かった。「今季のアンバサダーであるラッパーの高爾宣による1日店長イベントも功を奏し、当日はブランドのSNSフォロワーに1000人以上が登録した」(同社)。アダストリアは台湾において三井不動産のSCへの出店が多い。今回、ららぽーと台湾南港に10店舗を出店したのは「三井不動産の台湾での成長戦略に魅力を感じている」からだという。「アダストリアの国内の状況を理解していただいているので、台湾でもスムーズに事が運び、好区画を獲得できた。日本式に固執せず、台湾の商習慣(周年慶等)を咀嚼して展開されている現地企画力を信頼している」と今後にも期待を寄せる。

台湾初進出の「グラニフ」は開業1カ月間で当初計画に比べて3倍となる売上高5500万円を記録した。「想定以上の反響で、すでに台湾の複数商業施設や他エリアからも問い合わせが届いている」(同社)という。村田昭彦社長は「台湾は当社の海外展開における重要なテストマーケティングの拠点と位置づけており、今回の成果はブランド価値が国境を越えて支持される可能性を示すものと捉えている」と手応えと強調する。

台湾の人口は約2300万人。三井不動産の商業部門は16年のMOP台湾林口以降、三井ショッピングカード(カード、アプリ)の会員拡大に務め、24年末時点で90万人が会員になっている。CRM(顧客情報管理)の基盤を整備し、台湾国内で運営する大型SC5施設との相乗効果を高める狙いだ。

台湾から日本を旅行する訪日客数は24年で過去最高604万人に達した。日本を旅した台湾人は日本のファッションブランドを知る機会がある。台湾に進出するファッションブランドにとっては、台湾と日本の相互送客できるメリットがある。ららぽーとはそのためのプラットフォームとして機能している。

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「キョウトグラフィー」2025リポート 写真を通して「人間性」を問う国際フェスティバル

春の京都の名物になりつつある国際写真フェスティバル「キョウトグラフィー(KYOTOGRAPHIE)」が開催中だ。2013年にスタートした同フェスティバルは、毎年異なる社会的・文化的テーマのもと、世界から集まった写真作品を町屋や蔵などの京都ならではの建築で展示する。会期は桜の開花やゴールデンウィークに重なるため、日本のみならず、世界各国から多くの来場者が訪れる。京都という土地の魅力と、写真芸術の力を組み合わせたユニークな文化イベントだ。

そんな「キョウトグラフィー」の今年のテーマは「HUMANITY(人間性)」。同フェスティバルのルシール・レイボーズ共同ディレクターらが「日本と西洋という異なる文化的視点を通じて人間の営みの複雑さを浮かび上がらせる」と語るように、各作品は単なる人間讃歌にとどまるわけではない。環境やジェンダー、多様性、人権などの社会的トピックスに目を向け、人間性が抱える矛盾や負の側面をも浮き彫りにし、鑑賞者に問いを投げかける。集めた作品はどれも、アーティストたちのパーソナルな主題や問題意識から始まったプロジェクトだが、それらを語る中で見えてくる「人間性」にまつわるユニバーサルな問題を提示する。

全展示を見て回った「WWDJAPAN」記者が、読者にぜひ見てほしい5つの展示を厳選して紹介する。なお全ての展示が素晴らしかったので時間のある方はぜひ全てをチェックしてほしい。

JR(ジェイ・アール)「クロニクル京都 2024」
展示会場:JR京都駅ビルの北側通路壁面、京都新聞ビル

市民のポートレートで作り上げる壮大な写真物語

京都の玄関口、JR京都駅ビルの北側通路壁面に巨大な写真イメージを展示するのは、フランス人アーティストのJR(ジェイ・アール)。今回出展した「クロニクル(Chronicles)」シリーズは、地域社会の多様性と物語を巨大な写真壁画として表現する参加型アートプロジェクトだ。

「クロニクル」は、その土地に住む人々のポートレートを多数撮影し、コラージュして記念碑のようなパブリック・アートを作り上げる。JRは、今回の「キョウトグラフィー」のために昨年秋に京都に滞在。市内各所に設えた撮影スタジオで総勢505人の地元民を撮影し、それらを一つ一つパズルのように組み合わせていった。この気の遠くなるようなプロセスを経て、京都市長から舞妓や芸妓、さらにはドラァグクイーンまでの多種多様な京都人が織りなす「壮大な物語(=クロニクル)」を完成させた。

この作品が単なる合成写真ではなく(それだけでも甚大な労力だが)、奥行きある参加型アートプロジェクトとして成立するのは、街の人を撮影するだけでなく、全員に聞き取りを行い、彼らのライフストーリーも収集しているから。集めた各自の音声は、専用のウェブページで確認できるほか、作品に専用のアプリをかざすことで聴くこともできる。

別会場の京都新聞ビルの展示では、その膨大なライフストーリーや「クロニクル」の制作プロセスに光を当てる。特に同ビル地下の高さ10m、広さ1000平方メートルに及ぶ印刷工場跡地での展示は圧巻だ。提灯の手法で巨大な立体彫刻として再構築した数人のポートレートが、自らのストーリーを来場者に語りかける。空間の広さや作品の大きさも手伝い、そこで語られるパーソナルな物語は私たちの心を静かに揺さぶる。JRは「このプロジェクトの趣旨は、全ての人に平等に光を当てること。それだけに立体彫刻として再構築すべき人を選定するのは難しかったが、特異なストーリーを持っている10人を選んだ」と語った。あらためて、街という「クロニクル」はさまざまな個人のストーリーが折り重なって成り立っていることを思い出させてくれる作品だ。

レティシア・キイ
「ラブ&ジャスティス」「キョウト・ヘア・イメージ」
展示会場:アスフォデル、出町桝形商店街

アフリカ女性としての自分を受け入れ表現する毛髪アート

「キョウトグラフィー」は20年、アフリカ出身の若手作家を対象にしたアーティスト・イン・レジデンス(滞在制作)プログラムを開始した。今回、同プログラムに参加したのがコートジボワール出身のレティシア・キイ(Laetitia Ky)だ。

フランスの旧植民地国で生まれ育ったキイにとって、欧米を中心に形成された美の基準に当てはまらない自分の「白くない」肌や「まっすぐではない」毛髪を受け入れることは容易ではなかったという。自己受容のための模索のなかで出合ったのが、植民地期以前のアフリカの女性たちが編み出した自由で創造的な髪型の数々。それらに強い興味を持ったキイはリサーチを進め、当時の女性にとって髪は単なる「美」の道具でなく、アイデンティティを物語るための表現であり「対話」の形だったことを知る。それをきっかけに自分の髪の毛をメディアとして、造形物を作る活動を始めた。やがてキイの作品は、現代の女性を取り巻く規範やスティグマ、人種的な抑圧や不公正に対して、ブラック・フェミニストとして表明する詩的なメッセージとなっていった。

キイが展示を行ったのは、古くから舞妓やお茶屋の女将が活躍し、歴史的に女性の街とされてきた祇園。会場の「アスフォデル(ASHODEL)」には、女性の生理や体毛、妊娠など、社会的にはまだまだセンシティブな内容に触れる作品が並ぶ。しかし、キイが毛髪で作るポップな写真イメージは、身構える鑑賞者の緊張を解き、作品のメッセージをさりげなく心に届けてくれる。何より葛藤を乗り越えて自分を受け入れ、生き生きと写真に写るキイの姿そのものが、自分の境遇やアイデンティティを肯定することの意義を率直に伝えている。なおキイは、滞在制作の拠点だった出町桝形商店街にも作品を展示している。こちらには、シリアスなトピックスに触れる祇園の展示とは対照的に、アフリカ出身の若者が、京都の文化に触れて得たインスピレーションを形にしたユーモラスでコミカルな写真イメージが、バナーとして商店街を彩る。

リー・シュルマン&オマー・ヴィクター・ディオプ「ビーイング ゼア」
展示会場:嶋䑓ギャラリー

ノスタルジックな空間と写真が多様性を考える装置に

同じく写真イメージを通して、人種的なパワーバランスの不均衡というトピックに触れるのが、イギリス人アーティスト、リー・シュルマン(Lee Shulman)とセネガル出身の写真家、オマー・ヴィクター・ディオプ(Omar Victor Diop)の共作「ビーイング ゼア(Being There)」だ。

2人は、町屋を改装した「嶋䑓ギャラリー」に、ミッドセンチュリースタイルの家具とポップな色味の壁紙を配置。「古き良きアメリカ」を思わせる心地良い空間を設えた。展示するのは、家具と同時代のものと思われるノスタルジックな写真や映像。だがよく見ると、全てのイメージに同じ黒人男性が写り込んでいる。アーティストのヴィクター・ディオプ本人だ。実はこれらのイメージは、1950〜60年代の北米で撮られたスナップ写真に、ディオプのイメージを合成して作り上げたフィクション写真。しかし「そもそも、家族のアルバムは巧妙に作られたフィクションだ。調和のとれた世界を演出し、厄介な真実はフレームの外側に追いやる」とシュルマンは言う。

シュルマンは、匿名の家族写真や日常のスナップショットを収集・保存するプロジェクト「アノニマス・プロジェクト(The Anonymous Project)」を主宰する。現在、1950年代から2000年代までに撮られた100万点以上の画像を所蔵するシュルマンは、20世紀半ばに北米で撮られたスナップ写真を多数見るうち、牧歌的な魅力に引かれつつ、人口の多数を占めていたはずのアフリカ系アメリカ人の「不在」に気付く。それらを批判的に考察し、再構築するためにセルフポートレートを中心に活動する黒人アーティスト、ヴィクター・ディオプを写り込ませるアイデアを着想した。当時のアメリカは第二次世界大戦後の経済繁栄を謳歌していたが、平等とは程遠い状況にあった。人種隔離政策が敷かれ、多くの人が肌の色を理由に、基本的人権の制限を受けていた。その事実に向き合った時、先ほど使った「古き良きアメリカ」という言い回しの残酷さに気付かされ、快適だった「おしゃれ」な展示空間は、当時の白人中産階級的ライフスタイルの外側に追いやられた人種的マイノリティーたちへの想像を喚起する装置となる。

2人の作品は、そうした歴史を批判しつつも、どこか軽妙でユーモアすら感じさせる。しかし同時に、私たちにフレームの内側と外側に作用するポリティクスへの思考をうながし、複雑な歴史に滑らかなコーティングをほどこす「ノスタルジア」の危険な魅力を浮き彫りにさせる。

マーティン・パー「スモール・ワールド」
展示会場:タイムズ

観光がパッケージ化してしまう文化 写真で切り取るオーバーツーリズム

安藤忠雄の設計により1984年に建てられた高瀬川沿いの「タイムズ(TIME’S)」では二つの展示を見ることができる。一つはマーティン・パー(Martin Parr)の「スモール・ワールド(Small World)」。マグナムフォトのレジェンドの作品を、街中の会場で気軽に見ることができるのも「キョウトグラフィー」の魅力の一つだ。

今回展示している「スモール・ワールド」はパーの代表作のひとつ。国際的な観光の拡大とその表層性、均質化を鋭く、かつユーモラスに批評した写真シリーズだ。1980年代から90年代初頭にかけて、パーは世界各国の観光地(ヨーロッパ、アメリカ、日本など)をめぐり、観光客たちの行動、ポーズ、消費行動を写真で記録。「観光」という営みがもたらす画一的な光景──人々が同じ場所で同じポーズを取り、同じようにお土産を買う姿──を、鮮やかなカラー写真で捉えている。クスッと笑ってしまう作品群だが、グローバル化や消費社会に対する辛辣な風刺が込められている。

今回の「キョウトグラフィー」に合わせ、パーは一足早く来日。桜の開花でにぎわう京都の観光客にレンズを向け「スモール・ワールド」の京都バージョンを撮り下ろした。皮肉を感じさせる独特な距離感で切り取った京都のオーバーツーリズム。パーの冷静な態度は、京都観光で浮かれる観光客の「滑稽さ」を少し意地悪に浮き彫りにしてしまう。それに拍車をかけるように写真はコミカルなBGMにのせてスライドショー形式で展示される。インスタグラムの登場により、文化を「映えるか映えないか」という基準でジャッジする風潮が高まったが、パーが80年代から続けてきた「スモール・ワールド」は、それを予見してきた作品とも言え、今の時代にますます強いメッセージを放っている。

アダム・ルハナ「ロジック・オブ・トゥルース」
展示会場:「八竹庵」

パレスチナの日常の写真を通して問う「真実」

「八竹庵」で展示するアダム・ルハナ(Adam Rouhana)の作品「ロジック・オブ・トゥルース(真実の論理)」は、パレスチナの人々の日常生活を切り取った写真を通じて、歴史の操作や真実の歪曲に意義を唱え、観客に新たな視点を提供する。

パレスチナ系アメリカ人のルハナは、アメリカで育ち、現在はエルサレムとロンドンを拠点に活動する写真家だ。写真を通して、西洋を中心に構築されてきた「東洋」への偏ったまなざしを再構築することをテーマにかかげる。ルハナは、パレスチナの家庭や日常の美しい風景を撮影する。日本家屋の中にインスタレーションとして展示されるこれらの写真は、メディアによって描かれるステレオタイプなイメージとは異なる、現地の人々の生きた日常を伝えている。

ニュース番組を通して放映される戦地の映像は、私たちの日常とあまりにもかけ離れているからこそ、時に現実感に乏しく、戦禍の影響を受ける人々への想像力を奪ってしまう。繰り返し流される凄惨で「非現実的」な映像は、戦争被害者にもおだやかな日常や家族とのささやかな幸せがあったことを忘れさせてしまう。またその戦禍の「真実」は「誰が報じるか」によって見え方はまるで違ってしまうことも事実だ。「ロジック・オブ・トゥルース」は、そんな忘却や印象の操作に抗う作品だ。パレスチナの人々の生活を記録した写真を通して、私たちの想像力に働きかけ、植民地主義や帝国主義を起因とする混迷の歴史を見直し、真実とは何かを問いかける。

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「キョウトグラフィー」2025リポート 写真を通して「人間性」を問う国際フェスティバル

春の京都の名物になりつつある国際写真フェスティバル「キョウトグラフィー(KYOTOGRAPHIE)」が開催中だ。2013年にスタートした同フェスティバルは、毎年異なる社会的・文化的テーマのもと、世界から集まった写真作品を町屋や蔵などの京都ならではの建築で展示する。会期は桜の開花やゴールデンウィークに重なるため、日本のみならず、世界各国から多くの来場者が訪れる。京都という土地の魅力と、写真芸術の力を組み合わせたユニークな文化イベントだ。

そんな「キョウトグラフィー」の今年のテーマは「HUMANITY(人間性)」。同フェスティバルのルシール・レイボーズ共同ディレクターらが「日本と西洋という異なる文化的視点を通じて人間の営みの複雑さを浮かび上がらせる」と語るように、各作品は単なる人間讃歌にとどまるわけではない。環境やジェンダー、多様性、人権などの社会的トピックスに目を向け、人間性が抱える矛盾や負の側面をも浮き彫りにし、鑑賞者に問いを投げかける。集めた作品はどれも、アーティストたちのパーソナルな主題や問題意識から始まったプロジェクトだが、それらを語る中で見えてくる「人間性」にまつわるユニバーサルな問題を提示する。

全展示を見て回った「WWDJAPAN」記者が、読者にぜひ見てほしい5つの展示を厳選して紹介する。なお全ての展示が素晴らしかったので時間のある方はぜひ全てをチェックしてほしい。

JR(ジェイ・アール)「クロニクル京都 2024」
展示会場:JR京都駅ビルの北側通路壁面、京都新聞ビル

市民のポートレートで作り上げる壮大な写真物語

京都の玄関口、JR京都駅ビルの北側通路壁面に巨大な写真イメージを展示するのは、フランス人アーティストのJR(ジェイ・アール)。今回出展した「クロニクル(Chronicles)」シリーズは、地域社会の多様性と物語を巨大な写真壁画として表現する参加型アートプロジェクトだ。

「クロニクル」は、その土地に住む人々のポートレートを多数撮影し、コラージュして記念碑のようなパブリック・アートを作り上げる。JRは、今回の「キョウトグラフィー」のために昨年秋に京都に滞在。市内各所に設えた撮影スタジオで総勢505人の地元民を撮影し、それらを一つ一つパズルのように組み合わせていった。この気の遠くなるようなプロセスを経て、京都市長から舞妓や芸妓、さらにはドラァグクイーンまでの多種多様な京都人が織りなす「壮大な物語(=クロニクル)」を完成させた。

この作品が単なる合成写真ではなく(それだけでも甚大な労力だが)、奥行きある参加型アートプロジェクトとして成立するのは、街の人を撮影するだけでなく、全員に聞き取りを行い、彼らのライフストーリーも収集しているから。集めた各自の音声は、専用のウェブページで確認できるほか、作品に専用のアプリをかざすことで聴くこともできる。

別会場の京都新聞ビルの展示では、その膨大なライフストーリーや「クロニクル」の制作プロセスに光を当てる。特に同ビル地下の高さ10m、広さ1000平方メートルに及ぶ印刷工場跡地での展示は圧巻だ。提灯の手法で巨大な立体彫刻として再構築した数人のポートレートが、自らのストーリーを来場者に語りかける。空間の広さや作品の大きさも手伝い、そこで語られるパーソナルな物語は私たちの心を静かに揺さぶる。JRは「このプロジェクトの趣旨は、全ての人に平等に光を当てること。それだけに立体彫刻として再構築すべき人を選定するのは難しかったが、特異なストーリーを持っている10人を選んだ」と語った。あらためて、街という「クロニクル」はさまざまな個人のストーリーが折り重なって成り立っていることを思い出させてくれる作品だ。

レティシア・キイ
「ラブ&ジャスティス」「キョウト・ヘア・イメージ」
展示会場:アスフォデル、出町桝形商店街

アフリカ女性としての自分を受け入れ表現する毛髪アート

「キョウトグラフィー」は20年、アフリカ出身の若手作家を対象にしたアーティスト・イン・レジデンス(滞在制作)プログラムを開始した。今回、同プログラムに参加したのがコートジボワール出身のレティシア・キイ(Laetitia Ky)だ。

フランスの旧植民地国で生まれ育ったキイにとって、欧米を中心に形成された美の基準に当てはまらない自分の「白くない」肌や「まっすぐではない」毛髪を受け入れることは容易ではなかったという。自己受容のための模索のなかで出合ったのが、植民地期以前のアフリカの女性たちが編み出した自由で創造的な髪型の数々。それらに強い興味を持ったキイはリサーチを進め、当時の女性にとって髪は単なる「美」の道具でなく、アイデンティティを物語るための表現であり「対話」の形だったことを知る。それをきっかけに自分の髪の毛をメディアとして、造形物を作る活動を始めた。やがてキイの作品は、現代の女性を取り巻く規範やスティグマ、人種的な抑圧や不公正に対して、ブラック・フェミニストとして表明する詩的なメッセージとなっていった。

キイが展示を行ったのは、古くから舞妓やお茶屋の女将が活躍し、歴史的に女性の街とされてきた祇園。会場の「アスフォデル(ASHODEL)」には、女性の生理や体毛、妊娠など、社会的にはまだまだセンシティブな内容に触れる作品が並ぶ。しかし、キイが毛髪で作るポップな写真イメージは、身構える鑑賞者の緊張を解き、作品のメッセージをさりげなく心に届けてくれる。何より葛藤を乗り越えて自分を受け入れ、生き生きと写真に写るキイの姿そのものが、自分の境遇やアイデンティティを肯定することの意義を率直に伝えている。なおキイは、滞在制作の拠点だった出町桝形商店街にも作品を展示している。こちらには、シリアスなトピックスに触れる祇園の展示とは対照的に、アフリカ出身の若者が、京都の文化に触れて得たインスピレーションを形にしたユーモラスでコミカルな写真イメージが、バナーとして商店街を彩る。

リー・シュルマン&オマー・ヴィクター・ディオプ「ビーイング ゼア」
展示会場:嶋䑓ギャラリー

ノスタルジックな空間と写真が多様性を考える装置に

同じく写真イメージを通して、人種的なパワーバランスの不均衡というトピックに触れるのが、イギリス人アーティスト、リー・シュルマン(Lee Shulman)とセネガル出身の写真家、オマー・ヴィクター・ディオプ(Omar Victor Diop)の共作「ビーイング ゼア(Being There)」だ。

2人は、町屋を改装した「嶋䑓ギャラリー」に、ミッドセンチュリースタイルの家具とポップな色味の壁紙を配置。「古き良きアメリカ」を思わせる心地良い空間を設えた。展示するのは、家具と同時代のものと思われるノスタルジックな写真や映像。だがよく見ると、全てのイメージに同じ黒人男性が写り込んでいる。アーティストのヴィクター・ディオプ本人だ。実はこれらのイメージは、1950〜60年代の北米で撮られたスナップ写真に、ディオプのイメージを合成して作り上げたフィクション写真。しかし「そもそも、家族のアルバムは巧妙に作られたフィクションだ。調和のとれた世界を演出し、厄介な真実はフレームの外側に追いやる」とシュルマンは言う。

シュルマンは、匿名の家族写真や日常のスナップショットを収集・保存するプロジェクト「アノニマス・プロジェクト(The Anonymous Project)」を主宰する。現在、1950年代から2000年代までに撮られた100万点以上の画像を所蔵するシュルマンは、20世紀半ばに北米で撮られたスナップ写真を多数見るうち、牧歌的な魅力に引かれつつ、人口の多数を占めていたはずのアフリカ系アメリカ人の「不在」に気付く。それらを批判的に考察し、再構築するためにセルフポートレートを中心に活動する黒人アーティスト、ヴィクター・ディオプを写り込ませるアイデアを着想した。当時のアメリカは第二次世界大戦後の経済繁栄を謳歌していたが、平等とは程遠い状況にあった。人種隔離政策が敷かれ、多くの人が肌の色を理由に、基本的人権の制限を受けていた。その事実に向き合った時、先ほど使った「古き良きアメリカ」という言い回しの残酷さに気付かされ、快適だった「おしゃれ」な展示空間は、当時の白人中産階級的ライフスタイルの外側に追いやられた人種的マイノリティーたちへの想像を喚起する装置となる。

2人の作品は、そうした歴史を批判しつつも、どこか軽妙でユーモアすら感じさせる。しかし同時に、私たちにフレームの内側と外側に作用するポリティクスへの思考をうながし、複雑な歴史に滑らかなコーティングをほどこす「ノスタルジア」の危険な魅力を浮き彫りにさせる。

マーティン・パー「スモール・ワールド」
展示会場:タイムズ

観光がパッケージ化してしまう文化 写真で切り取るオーバーツーリズム

安藤忠雄の設計により1984年に建てられた高瀬川沿いの「タイムズ(TIME’S)」では二つの展示を見ることができる。一つはマーティン・パー(Martin Parr)の「スモール・ワールド(Small World)」。マグナムフォトのレジェンドの作品を、街中の会場で気軽に見ることができるのも「キョウトグラフィー」の魅力の一つだ。

今回展示している「スモール・ワールド」はパーの代表作のひとつ。国際的な観光の拡大とその表層性、均質化を鋭く、かつユーモラスに批評した写真シリーズだ。1980年代から90年代初頭にかけて、パーは世界各国の観光地(ヨーロッパ、アメリカ、日本など)をめぐり、観光客たちの行動、ポーズ、消費行動を写真で記録。「観光」という営みがもたらす画一的な光景──人々が同じ場所で同じポーズを取り、同じようにお土産を買う姿──を、鮮やかなカラー写真で捉えている。クスッと笑ってしまう作品群だが、グローバル化や消費社会に対する辛辣な風刺が込められている。

今回の「キョウトグラフィー」に合わせ、パーは一足早く来日。桜の開花でにぎわう京都の観光客にレンズを向け「スモール・ワールド」の京都バージョンを撮り下ろした。皮肉を感じさせる独特な距離感で切り取った京都のオーバーツーリズム。パーの冷静な態度は、京都観光で浮かれる観光客の「滑稽さ」を少し意地悪に浮き彫りにしてしまう。それに拍車をかけるように写真はコミカルなBGMにのせてスライドショー形式で展示される。インスタグラムの登場により、文化を「映えるか映えないか」という基準でジャッジする風潮が高まったが、パーが80年代から続けてきた「スモール・ワールド」は、それを予見してきた作品とも言え、今の時代にますます強いメッセージを放っている。

アダム・ルハナ「ロジック・オブ・トゥルース」
展示会場:「八竹庵」

パレスチナの日常の写真を通して問う「真実」

「八竹庵」で展示するアダム・ルハナ(Adam Rouhana)の作品「ロジック・オブ・トゥルース(真実の論理)」は、パレスチナの人々の日常生活を切り取った写真を通じて、歴史の操作や真実の歪曲に意義を唱え、観客に新たな視点を提供する。

パレスチナ系アメリカ人のルハナは、アメリカで育ち、現在はエルサレムとロンドンを拠点に活動する写真家だ。写真を通して、西洋を中心に構築されてきた「東洋」への偏ったまなざしを再構築することをテーマにかかげる。ルハナは、パレスチナの家庭や日常の美しい風景を撮影する。日本家屋の中にインスタレーションとして展示されるこれらの写真は、メディアによって描かれるステレオタイプなイメージとは異なる、現地の人々の生きた日常を伝えている。

ニュース番組を通して放映される戦地の映像は、私たちの日常とあまりにもかけ離れているからこそ、時に現実感に乏しく、戦禍の影響を受ける人々への想像力を奪ってしまう。繰り返し流される凄惨で「非現実的」な映像は、戦争被害者にもおだやかな日常や家族とのささやかな幸せがあったことを忘れさせてしまう。またその戦禍の「真実」は「誰が報じるか」によって見え方はまるで違ってしまうことも事実だ。「ロジック・オブ・トゥルース」は、そんな忘却や印象の操作に抗う作品だ。パレスチナの人々の生活を記録した写真を通して、私たちの想像力に働きかけ、植民地主義や帝国主義を起因とする混迷の歴史を見直し、真実とは何かを問いかける。

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「キョウトグラフィー」2025リポート 写真を通して「人間性」を問う国際フェスティバル

春の京都の名物になりつつある国際写真フェスティバル「キョウトグラフィー(KYOTOGRAPHIE)」が開催中だ。2013年にスタートした同フェスティバルは、毎年異なる社会的・文化的テーマのもと、世界から集まった写真作品を町屋や蔵などの京都ならではの建築で展示する。会期は桜の開花やゴールデンウィークに重なるため、日本のみならず、世界各国から多くの来場者が訪れる。京都という土地の魅力と、写真芸術の力を組み合わせたユニークな文化イベントだ。

そんな「キョウトグラフィー」の今年のテーマは「HUMANITY(人間性)」。同フェスティバルのルシール・レイボーズ共同ディレクターらが「日本と西洋という異なる文化的視点を通じて人間の営みの複雑さを浮かび上がらせる」と語るように、各作品は単なる人間讃歌にとどまるわけではない。環境やジェンダー、多様性、人権などの社会的トピックスに目を向け、人間性が抱える矛盾や負の側面をも浮き彫りにし、鑑賞者に問いを投げかける。集めた作品はどれも、アーティストたちのパーソナルな主題や問題意識から始まったプロジェクトだが、それらを語る中で見えてくる「人間性」にまつわるユニバーサルな問題を提示する。

全展示を見て回った「WWDJAPAN」記者が、読者にぜひ見てほしい5つの展示を厳選して紹介する。なお全ての展示が素晴らしかったので時間のある方はぜひ全てをチェックしてほしい。

JR(ジェイ・アール)「クロニクル京都 2024」
展示会場:JR京都駅ビルの北側通路壁面、京都新聞ビル

市民のポートレートで作り上げる壮大な写真物語

京都の玄関口、JR京都駅ビルの北側通路壁面に巨大な写真イメージを展示するのは、フランス人アーティストのJR(ジェイ・アール)。今回出展した「クロニクル(Chronicles)」シリーズは、地域社会の多様性と物語を巨大な写真壁画として表現する参加型アートプロジェクトだ。

「クロニクル」は、その土地に住む人々のポートレートを多数撮影し、コラージュして記念碑のようなパブリック・アートを作り上げる。JRは、今回の「キョウトグラフィー」のために昨年秋に京都に滞在。市内各所に設えた撮影スタジオで総勢505人の地元民を撮影し、それらを一つ一つパズルのように組み合わせていった。この気の遠くなるようなプロセスを経て、京都市長から舞妓や芸妓、さらにはドラァグクイーンまでの多種多様な京都人が織りなす「壮大な物語(=クロニクル)」を完成させた。

この作品が単なる合成写真ではなく(それだけでも甚大な労力だが)、奥行きある参加型アートプロジェクトとして成立するのは、街の人を撮影するだけでなく、全員に聞き取りを行い、彼らのライフストーリーも収集しているから。集めた各自の音声は、専用のウェブページで確認できるほか、作品に専用のアプリをかざすことで聴くこともできる。

別会場の京都新聞ビルの展示では、その膨大なライフストーリーや「クロニクル」の制作プロセスに光を当てる。特に同ビル地下の高さ10m、広さ1000平方メートルに及ぶ印刷工場跡地での展示は圧巻だ。提灯の手法で巨大な立体彫刻として再構築した数人のポートレートが、自らのストーリーを来場者に語りかける。空間の広さや作品の大きさも手伝い、そこで語られるパーソナルな物語は私たちの心を静かに揺さぶる。JRは「このプロジェクトの趣旨は、全ての人に平等に光を当てること。それだけに立体彫刻として再構築すべき人を選定するのは難しかったが、特異なストーリーを持っている10人を選んだ」と語った。あらためて、街という「クロニクル」はさまざまな個人のストーリーが折り重なって成り立っていることを思い出させてくれる作品だ。

レティシア・キイ
「ラブ&ジャスティス」「キョウト・ヘア・イメージ」
展示会場:アスフォデル、出町桝形商店街

アフリカ女性としての自分を受け入れ表現する毛髪アート

「キョウトグラフィー」は20年、アフリカ出身の若手作家を対象にしたアーティスト・イン・レジデンス(滞在制作)プログラムを開始した。今回、同プログラムに参加したのがコートジボワール出身のレティシア・キイ(Laetitia Ky)だ。

フランスの旧植民地国で生まれ育ったキイにとって、欧米を中心に形成された美の基準に当てはまらない自分の「白くない」肌や「まっすぐではない」毛髪を受け入れることは容易ではなかったという。自己受容のための模索のなかで出合ったのが、植民地期以前のアフリカの女性たちが編み出した自由で創造的な髪型の数々。それらに強い興味を持ったキイはリサーチを進め、当時の女性にとって髪は単なる「美」の道具でなく、アイデンティティを物語るための表現であり「対話」の形だったことを知る。それをきっかけに自分の髪の毛をメディアとして、造形物を作る活動を始めた。やがてキイの作品は、現代の女性を取り巻く規範やスティグマ、人種的な抑圧や不公正に対して、ブラック・フェミニストとして表明する詩的なメッセージとなっていった。

キイが展示を行ったのは、古くから舞妓やお茶屋の女将が活躍し、歴史的に女性の街とされてきた祇園。会場の「アスフォデル(ASHODEL)」には、女性の生理や体毛、妊娠など、社会的にはまだまだセンシティブな内容に触れる作品が並ぶ。しかし、キイが毛髪で作るポップな写真イメージは、身構える鑑賞者の緊張を解き、作品のメッセージをさりげなく心に届けてくれる。何より葛藤を乗り越えて自分を受け入れ、生き生きと写真に写るキイの姿そのものが、自分の境遇やアイデンティティを肯定することの意義を率直に伝えている。なおキイは、滞在制作の拠点だった出町桝形商店街にも作品を展示している。こちらには、シリアスなトピックスに触れる祇園の展示とは対照的に、アフリカ出身の若者が、京都の文化に触れて得たインスピレーションを形にしたユーモラスでコミカルな写真イメージが、バナーとして商店街を彩る。

リー・シュルマン&オマー・ヴィクター・ディオプ「ビーイング ゼア」
展示会場:嶋䑓ギャラリー

ノスタルジックな空間と写真が多様性を考える装置に

同じく写真イメージを通して、人種的なパワーバランスの不均衡というトピックに触れるのが、イギリス人アーティスト、リー・シュルマン(Lee Shulman)とセネガル出身の写真家、オマー・ヴィクター・ディオプ(Omar Victor Diop)の共作「ビーイング ゼア(Being There)」だ。

2人は、町屋を改装した「嶋䑓ギャラリー」に、ミッドセンチュリースタイルの家具とポップな色味の壁紙を配置。「古き良きアメリカ」を思わせる心地良い空間を設えた。展示するのは、家具と同時代のものと思われるノスタルジックな写真や映像。だがよく見ると、全てのイメージに同じ黒人男性が写り込んでいる。アーティストのヴィクター・ディオプ本人だ。実はこれらのイメージは、1950〜60年代の北米で撮られたスナップ写真に、ディオプのイメージを合成して作り上げたフィクション写真。しかし「そもそも、家族のアルバムは巧妙に作られたフィクションだ。調和のとれた世界を演出し、厄介な真実はフレームの外側に追いやる」とシュルマンは言う。

シュルマンは、匿名の家族写真や日常のスナップショットを収集・保存するプロジェクト「アノニマス・プロジェクト(The Anonymous Project)」を主宰する。現在、1950年代から2000年代までに撮られた100万点以上の画像を所蔵するシュルマンは、20世紀半ばに北米で撮られたスナップ写真を多数見るうち、牧歌的な魅力に引かれつつ、人口の多数を占めていたはずのアフリカ系アメリカ人の「不在」に気付く。それらを批判的に考察し、再構築するためにセルフポートレートを中心に活動する黒人アーティスト、ヴィクター・ディオプを写り込ませるアイデアを着想した。当時のアメリカは第二次世界大戦後の経済繁栄を謳歌していたが、平等とは程遠い状況にあった。人種隔離政策が敷かれ、多くの人が肌の色を理由に、基本的人権の制限を受けていた。その事実に向き合った時、先ほど使った「古き良きアメリカ」という言い回しの残酷さに気付かされ、快適だった「おしゃれ」な展示空間は、当時の白人中産階級的ライフスタイルの外側に追いやられた人種的マイノリティーたちへの想像を喚起する装置となる。

2人の作品は、そうした歴史を批判しつつも、どこか軽妙でユーモアすら感じさせる。しかし同時に、私たちにフレームの内側と外側に作用するポリティクスへの思考をうながし、複雑な歴史に滑らかなコーティングをほどこす「ノスタルジア」の危険な魅力を浮き彫りにさせる。

マーティン・パー「スモール・ワールド」
展示会場:タイムズ

観光がパッケージ化してしまう文化 写真で切り取るオーバーツーリズム

安藤忠雄の設計により1984年に建てられた高瀬川沿いの「タイムズ(TIME’S)」では二つの展示を見ることができる。一つはマーティン・パー(Martin Parr)の「スモール・ワールド(Small World)」。マグナムフォトのレジェンドの作品を、街中の会場で気軽に見ることができるのも「キョウトグラフィー」の魅力の一つだ。

今回展示している「スモール・ワールド」はパーの代表作のひとつ。国際的な観光の拡大とその表層性、均質化を鋭く、かつユーモラスに批評した写真シリーズだ。1980年代から90年代初頭にかけて、パーは世界各国の観光地(ヨーロッパ、アメリカ、日本など)をめぐり、観光客たちの行動、ポーズ、消費行動を写真で記録。「観光」という営みがもたらす画一的な光景──人々が同じ場所で同じポーズを取り、同じようにお土産を買う姿──を、鮮やかなカラー写真で捉えている。クスッと笑ってしまう作品群だが、グローバル化や消費社会に対する辛辣な風刺が込められている。

今回の「キョウトグラフィー」に合わせ、パーは一足早く来日。桜の開花でにぎわう京都の観光客にレンズを向け「スモール・ワールド」の京都バージョンを撮り下ろした。皮肉を感じさせる独特な距離感で切り取った京都のオーバーツーリズム。パーの冷静な態度は、京都観光で浮かれる観光客の「滑稽さ」を少し意地悪に浮き彫りにしてしまう。それに拍車をかけるように写真はコミカルなBGMにのせてスライドショー形式で展示される。インスタグラムの登場により、文化を「映えるか映えないか」という基準でジャッジする風潮が高まったが、パーが80年代から続けてきた「スモール・ワールド」は、それを予見してきた作品とも言え、今の時代にますます強いメッセージを放っている。

アダム・ルハナ「ロジック・オブ・トゥルース」
展示会場:「八竹庵」

パレスチナの日常の写真を通して問う「真実」

「八竹庵」で展示するアダム・ルハナ(Adam Rouhana)の作品「ロジック・オブ・トゥルース(真実の論理)」は、パレスチナの人々の日常生活を切り取った写真を通じて、歴史の操作や真実の歪曲に意義を唱え、観客に新たな視点を提供する。

パレスチナ系アメリカ人のルハナは、アメリカで育ち、現在はエルサレムとロンドンを拠点に活動する写真家だ。写真を通して、西洋を中心に構築されてきた「東洋」への偏ったまなざしを再構築することをテーマにかかげる。ルハナは、パレスチナの家庭や日常の美しい風景を撮影する。日本家屋の中にインスタレーションとして展示されるこれらの写真は、メディアによって描かれるステレオタイプなイメージとは異なる、現地の人々の生きた日常を伝えている。

ニュース番組を通して放映される戦地の映像は、私たちの日常とあまりにもかけ離れているからこそ、時に現実感に乏しく、戦禍の影響を受ける人々への想像力を奪ってしまう。繰り返し流される凄惨で「非現実的」な映像は、戦争被害者にもおだやかな日常や家族とのささやかな幸せがあったことを忘れさせてしまう。またその戦禍の「真実」は「誰が報じるか」によって見え方はまるで違ってしまうことも事実だ。「ロジック・オブ・トゥルース」は、そんな忘却や印象の操作に抗う作品だ。パレスチナの人々の生活を記録した写真を通して、私たちの想像力に働きかけ、植民地主義や帝国主義を起因とする混迷の歴史を見直し、真実とは何かを問いかける。

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敏腕PRディレクター南奈未が説くファッション業界の道標 Vol.2 【イマドキの“ラグジュアリーマーケティング”】

PROFILE: 南奈未

南奈未
PROFILE: (みなみ・なみ)アメリカの大学でマーケティングを専攻し卒業。米国や日本にて外資系企業などを経て、クリスチャン・ディオールに入社。その後ダミアーニ、ドルチェ&ガッバーナに転職。2004年に「ルイ・ヴィトン」で、ウィメンズとメンズのPRを担当。12年、マイケル・コースのコミュニケーション・ジェネラルマネージャーに就任。17年、ドルチェ&ガッバーナに復職し、PR&コミュニケーション ディレクターに就く。24年10月退職 PHOTO:MAKOTO NAKAGAWA(magNese) HAIR&MAKE UP:KIKKU(Chrysanthemum)
ファッション業界において、花形職とされるPR。そのトップに就くPRディレクターは、ブランドの“縁の下の力持ち”や“影の立役者”として認識されるほど、目立たずともブランドの大きな役割と責任を担っている。特にラグジュアリーブランドにおいては、常にVIP顧客やメディア、デザイナーやチームの中核的存在だ。交渉術やコミュニケーション能力も必要とされる。南奈未さんは約20年間、ファッションシーンをリードする数々の海外ブランドの日本法人のPRを統括。日本はもちろん、グローバルでその手腕を発揮してきた言わずと知れた人物だ。この10年でデジタルやマーケティングの概念が多様化する中、ファッションラグジュアリーの世界は大きく様変わりしているという。この連載では数回に分けて、南さんが培ってきたファッションPRの仕事そしてその裏側について語る。2回目は、時代とともに変化する“ラグジュアリーマーケティング”について。

ラグジュアリーを伝えるPRのあり方

南奈未:ファッション業界に長く携わってきましたが、デジタルファーストの現代におけて、ラグジュアリーファッションのマーケティングの考え方は大きく変化しています。そもそも“マーケティング”とは、消費者のニーズをブランドの商品やサービスに反映させ、自然に売れる流れを設計すること。ですが、これがラグジュアリーファッションだと顧客のニーズだけではなく、デザイナーのクリエイションが土台にあるので、一般的な量産型商品とは異なります。すべてではないですが、矢印がボトムアップというよりトップダウンの時もよくあります。例えば、ファッション・ウイーク中に発表されるものはデザイナーの個性やメッセージ性が色濃く表れていることが多く(昨今は消費者の顔色を伺ったコマーシャル寄りのものを発表しているコレクションも多くなりましたが)、そこから時代やトレンドを創造していき、消費者にぶつけていく。また、メディアがさまざまな切り取りをしていますね。

商品が店頭に並ぶ約半年前に行われるファッションショーは、最新コレクションを初披露する重要な場。20年前は主に百貨店バイヤーやモード誌編集長、VIP顧客など、世界中の限られた人数だけを招待するものでした。彼らの反応や意見を聞いては実際に販売するもの、しないものを取捨選択する場合もありました。だから、発表まで情報解禁されることはタブー。今のように、会場からのSNSを通じたリアルタイムの配信や投稿なんて全く想像もしなかったですよね。われわれPRもコンセプトなんて直前までまったく共有なんてされないから、よくショー終了後のバックステージに入り込んで、ジャーナリストたちのインタビューに応えるデザイナーの言葉をこっそり聞いて理解を深めたものです。思えばスッと気配を消す術を習得したのはそのころから(笑)。目立たなければ摘み出されることもないでしょ?

“ラグジュアリーファッションのマーケティング”は別格の概念

最近は、猫も杓子も「マーケティング」。果たして本来の意味を理解している人がどれほどいるのかと疑問に思うことがあります。商品もサービスもラグジュアリーブランドにおいては、仕組みや概念も別ものです。デザイナーがアーティスティック・ディレクターやクリエイティブ・ディレクターと呼ばれるようになったこの20年。ファッションだけじゃなく、アートやカルチャーに精通した多才なデザイナーがクリエイティブチームのトップとして、広告ビジュアルやショーの見せ方、コラボレーションなどを指揮することが主流になってきました。ブランドの世界観を伝えるには、洋服やバッグをデザインするだけでは不十分なのでしょう。ブランド間の競争が激化するほど、より多くの引き出しを獲得してどう魅せるのかがポイントになってきています。ラグジュアリーブランドは売り物が商品だけではありません。クリエイティブ・ディレクターはメゾンの歴史やアーカイブ、熟練の職人技を理解し、モダンに再解釈していきます。今のライフスタイルには、何が必要なのか。どんなウエアやバッグがスタイルを輝かせるか。それらのクリエイティビティーに見合う価格やサービスは、やはり従来のマーケティングとは違う特別な考えだと思います。常に変化する時代に沿って2歩、3歩先を行かなければならないので大変ですね。今は2歩、3歩じゃ足りないかも!

ただし、その“ラグジュアリーマーケティング”もまた変化を遂げています。ソーシャルメディアが普及してからは、世代を問わず、消費者の審美眼はどんどん鍛えられています。ここ5年ほどはラグジュアリーブランドもその世界に消費者を誘おうと、展覧会やポップアップストアといった一般の方も入れる間口の広い体験型イベントでブランドの新しい価値観や魅力を提供してきました。ただ、選択肢やSNS上のトレンドがあまりに多様化した今、従来の手法では物足りなさを感じる人も出てきているかもしれませんね。5月11日まで開催中の「ロエベ(LOEWE)」初の大展覧会(“ロエベ クラフテッド・ワールド展 クラフトが紡ぐ世界”)は、ブランドのヘリテージやクラフツマンシップを今っぽくモダンに仕上げていて一見の価値あり。ジブリファンの心も鷲掴みです!

最近はクリエイティブ・ディレクターの交代劇が盛んですね。ブランドの次なる価値を示す新しいマーケティングへの転換期に差し掛かっているかもしれません。

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世界のチェンジメーカーが集うサステナビリティサミットがパリで開催 ケリングが認めた日本のスタートアップも出展

地球の問題解決に取り組む世界のチェンジメーカーが集う大型サステナビリティサミット「チェンジナウ(ChangeNOW)」が4月24〜26日、フランス・パリのグランパレで開催された。2017年に同名の社会的企業がスタートした「チェンジナウ」は、今世紀の主要な環境的・社会的課題に対応する具体的な行動とソリューション(解決策)の展開を促進することを目指している。8回目を迎えた今回は、約400社がブースを出展し、総勢500人のスピーカーが登壇。カンファレンスやトークセッション、分野別のピッチに加え、ワークショップやミートアップ、アートの展示など充実したプログラムを用意し、盛り上がりを見せた。

今年は、パリ協定の採択から10周年という節目でもある。オープニングセレモニーに登壇したサンティアゴ・ルフェーブル(Santiago Lefebvre)=チェンジナウ創設者兼最高経営責任者(CEO)は、「10年前、この街で196カ国が地球温暖化を努力目標1.5度以内、そして目標2度以内に抑えるために集まった。パリ協定は気候変動対策の礎石であり、人類がどのように団結してグローバルな課題に立ち向かうことができるかの象徴でもある。そして私たちが決めたのはパリのレガシーを守ること、そして、それ以上に野心を行動に変えていこうということ。それこそが『チェンジナウ』の開催意義だ」とコメント。今回は世界78カ国からチェンジメーカーを迎えたといい、「『チェンジナウ』は行動であると同時につながりや架け橋でもある。出会い、創造し、会話を始め、新たな友人を作り、そしてそこから学ぼう」と呼びかけた。

また最終日は、学生から子連れのファミリーまで全ての人に持続可能な開発について考え学ぶ機会を提供するため、会場を一般開放。企業と求職者をつなぐ「インパクト・ジョブフェア」も実施した。さらに今回からの取り組みとして、会場近隣のセーヌ川沿いに海や水にまつわるアクティビティーやトークセッション、ソリューションの紹介などを行う入場無料の屋外展示スペース「ウォーター・オデッセイ」を設けたほか、会期前後を含めた日程でパリ市内のさまざまな会場でカンファレンスや上映会など30以上の独立イベントを開催する「チェンジナウ・プラネット・ウイーク」も始動。より開かれた形で、サステナビリティのムーブメントを推進している。

政治家やビジネスリーダーから活動家まで多彩なスピーカー

「チェンジナウ」の醍醐味の一つは、3日間朝から夕刻まで会場内に設けられた5つのステージと「ウォーター・オデッセイ」のステージで同時進行する100以上のカンファレンスやトークセッションだ。スピーカーは、ポリシーメーカーやビジネスリーダー、企業のCSRやサステナビリティ推進を担う責任者から、国連関係者、スタートアップ企業やNGOの代表、活動家まで実に幅広く、トピックも多岐にわたる。

今年は、パリ協定が採択されたCOP21で議長を務めたローラン・ファビウス(Laurent Fabius)や今年11月にブラジルで開催されるCOP30のCEOでもあるアナ・トニ(Ana Toni)=ブラジル環境・気候変動省気候変動担当副大臣、メアリー・ロビンソン(Mary Robinson)元アイルランド大統領、サステナビリティの推進とビジネスの成長を両立した経営手腕で知られるポール・ポールマン(Paul Poman)元ユニリーバ(UNILEVER)CEO、「グッチ(GUCCI)」などを擁するケリング(KERING)のマリー=クレール・ダヴー(Marie-Claire Daveu)=チーフ・サステナビリティ・オフィサー兼渉外担当責任者、エコロジー思想家で平和運動家のサティシュ・クマール(Satish Kumar)、俳優のナタリー・ポートマン(Natalie Portman)らが登壇。それぞれの視点から現状の課題やより良い未来に向けた考えを語り、人気のプログラムには立ち見が出るほどだった。

日本版「ケリング・ジェネレーション・アワード」受賞者も初参加

ガラス屋根から自然光が差し込むグラン・パレの広々とした空間には、「エコシステムの促進」や「循環経済」「土壌と農業」「海洋と水」から「ファッション」「習慣の見直し」「エネルギー」「フード」「インパクトのためのAI」「モビリティー」まで18の分野に分かれて、企業のブースがずらりと並んだ。ファッション関連は今回、藻類や飲料・食品製造で発生する廃棄物を活用した代替素材、環境負荷の少ない顔料や染色技術、デッドストック生地や余剰素材の再販プラットフォームを手掛けるスタートアップ企業が中心となった。

そして今回の「チェンジナウ」には、第1回「ケリング・ジェネレーション・アワード・ジャパン(KERING GENERATION AWARD X JAPAN)」で受賞者に選ばれたファーメンステーション(FERMENSTATION)、アンフィコ(amphico)、アルガルバイオ(algal bio)、そして同じく初開催された「ケリング・ジェネレーション・アワード・サウジアラビア(KERING GENERATION AWARD X SAUDI ARABIA)」の受賞3社も出展した。

独自の発酵技術を有し、食品廃棄物などの未利用資源から機能性バイオ原料を生み出すファーメンステーションの酒井里奈・代表取締役は、初めて参加した「チェンジナウ」について「気候変動の課題に対する共通認識をベースに、これだけのソリューションが集まっている場所に来られた意味は大きい」とし、次のように語った。「弊社も『Bコープ』認証をとっているが、チェンジナウも同じく取得している。その空気を、イベントの事前準備からブースに紙が使われていたりフードコートに難民シェフによる店が入っていたりという会場作りに至るまで徹底して感じた。グローバルでいろんな展示会に訪れているけれど、地域やコミュニティーなど全方位的にソーシャルインパクトを残しているものは他に見たことがない。そして『Bコープ』取得の有無にかかわらず、マインドとしてサステナブルなビジネスに取り組みたいという人が集まっていて、トークセッションの締め括りも自分のアピールではなく、みんなで取り組もうという『Act now, Change now』の姿勢が見られる。そこに夢と希望を感じた」。

また同社は4月上旬に24年版のインパクト・リポートを出したばかりでもあり、トークセッションを聞く中で「今できていることだけでなく、何が課題かということも示すということが方向として間違っていないと実感できた」という。さらに「課題意識のある人が集まっているので、ブースで受ける質問もシャープ。アプリでボタンを押すだけで投資家に声をかけてアポを取れるシステムなどもあり、実際にやり取りができたことも面白かった」と振り返った。

「ケリング・ジェネレーション・アワード」のブースはファッションのエリアにあり、訪れたのはファッションやインテリアなどの実際に生地を扱うデザイナーや関係者が多かった。英国と日本に拠点を持ち、アウトドアアパレル用の機能性防湿防水テキスタイルを「PFAS(有機フッ素化合物)」を使わずに実現する技術や無水着色技術を有するアンフィコの亀井潤・創業者兼CEOは、「通常の素材見本市だとテキスタイルを買いに来てはいるが、必ずしもサステナブルなものを求めているわけではないので、来る人が前提としてサステナブルな素材を探しているというのが良かった」と述べた。「内装用として使えるか?」や「天然繊維で実現できるか?」などの質問を受けたり、協業の可能性も含めて他の参加企業とも交流したりもしたといい、今後の広がりが期待できそうだ。

一方、東京大学の20年以上にわたる研究をベースにした微細藻類の育種、量産、培養技術を有し、化粧品やサプリメントからインク素材まで幅広く持続可能な素材や商品開発を行うアルガルバイオは、ブースで自然の色素を持つ藻類の粉末を色材として使用したカラフルなタイルや漆塗りの木魚などを展示。小田康太郎レッドバイオ事業部グループリーダーは、「ファッションやビューティに興味のある方に加え、インテリアのデザイナーやアーティスト、ギャラリストもブースに来られたが、ベースとしてサステナビリティに対する意識が高い。説明を行う中で(微細藻類による)CO2固定の話などをすると反応が変わり、ソリューションとして受け入れられやすい土壌があると感じた」という。

さらに「『チェンジナウ』は参加者同士のコミュニケーションが活発で、ワークショップやミーティングなど距離感が近い。VC(ベンチャーキャピタル)を中心に、日本と比べて興味を持ってくれる人が多いという感触もあった。同じ藻類を扱っていたり循環経済に取り組んだりしている企業との話も弾んだので、ここでの出合いをきっかけにつながり、次のステップのためのオンラインミーティングなども組んでいきたい」とコメント。「ケリング・ジェネレーション・アワード」を通して踏み出したファッション&ビューティ分野や、アート&デザイン系のコラボレーションなども含め、「藻類技術のアプリケーションをさまざまな産業に広げていきたい」と先を見据える。

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GWに1ランク上の「ヌン活」の選択肢 「ブルガリ ホテル」のサンデーブランチでリゾート気分の美食体験

ここ数年、アフタヌーンティーの人気が高まり、アフタヌーンティーを楽しむ「ヌン活」という言葉が定着した。季節ごとのメニューはもちろん、ホテルとさまざまなブランドのコラボレーションが続々と登場している。価格は1万円程度と安くはないが、ゆったりとした空間で優雅な時間が過ごせると女性の間で大人気。色とりどりのスイーツやセイボリーはSNS映えするということもあり、すぐに予約で埋まるプランもあるようだ。非日常空間で、美味しいスイーツをゆっくりと楽しむアフタヌーンティー。ゴールデンウイークに「ヌン活」を予定している人もいることだろう。

ヨーロッパの日曜日の“美味しい”過ごし方を日本でも

アフタヌーンティーは英国発祥の紅茶と軽食を楽しむ習慣だが、サンデーローストという日曜日の昼食に提供される料理もある。ローストした牛肉や鶏肉、羊肉などと野菜をグレービーソースで食べるというもので、イギリス国内のパブやレストランでも提供されている。イギリスだけでなく、ヨーロッパで日曜日は家族と食卓を囲む大切な休日。イタリアでも日曜日は家族でランチを楽しむ習慣があるという。

「ブルガリ ホテル 東京(BVLGARI HOTEL TOKYO)」(以下、ブルガリ ホテル)ではアフタヌーンティーも提供しているが4月に、新たにルーフトップバーでサンデーブランチをスタート。ミシュラン3つ星シェフのニコ・ロミートが手掛けるイタリア伝統料理の数々からスイーツまで楽しめるというものだ。プランは、ソフトドリンクまたは、シャンパーニュ「ルイ ロデール(LOUIS ROEDERER)」コレクション245か「ルイナール(RUINART)」のブラン・ド・ブランから選べる。バーというだけあり、オリジナリティー溢れるカクテルも充実。イタリアの伝統的カクテル“ネグロニ”はもちろん、“セルペンティ”や“ナイト ジュエル”といったジュエラーならではのカクテルもある。それらを楽しみたいという人には、別料金でカクテルのオーダー可能だ。シェフのロミートは、「イタリアでは、日曜日の午後に家族全員で食卓を囲み過ごす。用意するのは、ラザーニャやポテトのローストなどオーブン料理が中心で、夜は、皆でピザを食べに出掛ける」とコメント。その文化を日本でもと企画したのがサンデーブランチ。季節ごとに使用する食材を変えて提供するという。

リゾート感溢れるラウンジで美食ブランチを

テラス席がある45階のバーは開放的なスペースが広がり、まるでヨーロッパのリゾートか個人宅を訪れたよう。2つのルーフトップテラスの間にあるバーはイタリア式庭園に佇む古いあずま屋を想起させる。心地よくリラックスしたムードが漂い、日曜日の午後をゆったり過ごすには申し分ない贅沢な空間だ。アフタヌーンティーの非日常感とはまた違ったプライベート感と特別感がある。屋外、室内が選べ、これからの季節にぴったりだ。

バーカウンターでは、色とりどりの前菜やスイーツをビュッフェ式で提供。カルパッチョやロブスターのサラダ、タコとじゃがいものサラダなど豪華な前菜料理ずらりと並べられている。ミシュランスターシェフが手掛けた料理をビュッフェ式で楽しめるということもあり、ついつい、全種類試したくなる。それに加え、イタリア各地から厳選されたチーズや生ハム類、パンなどの数々があり、前菜だけでお腹いっぱいになりそうだ。サラダなどいろいろ試してみたが、日本であまりお目にかかることのない子牛のトンナートは、ツナの香りが引き立つ味わい深い一品。フォカッチャも色々な種類があり、焼き立てでとても美味しい。

卵料理からメーンまで唸る美味しさのオンパレード

前菜に続き提供される卵料理は、“黒トリュフのエッグフロランタン”“タラバガニ、アボカドとフライドエッグのトースト”“濃厚ウニのスクランブルエッグ”の3種類。ロミートは、「卵料理はブランチでは欠かせないものだから、こだわった」と話す。トリュフにカニ、ウニと贅沢な食材と合わせた独創的なメニューを開発した。通常、ホテルのスクランブルエッグというとクリーミーなものが多いが、ウニのスクランブルエッグは、しっかりとした炒り卵のような風合いでウニとの相性がぴったり。

卵料理の後には、パスタとリゾットのワゴンサービスがある。ナポリの伝統的なパスタ・ミスタは、異なる形状のパスタをミックスしたもので、一見シンプルだが、濃厚なイカ墨のソースがさまざまなパスタの食感と融合した絶品。季節のホワイトアスパラガスのリゾットは、上品な甘味があり滋味深く優しい味わいだ。「カルナローリ米を使用している。質感が硬めで澱粉質が多く、リゾットにぴったりだ。イタリアでは、リゾットの残りを焼いてお焦げ風にして食べることも」とロミート。

メーンは、 “牛肉のタリアータ ローズ風味”または、“黒タラのロースト スパイスド トマト ポテトクリーム“の2種類から選べる。タリアータは牛肉を焼いたイタリアを代表するシンプルな肉料理。自宅で作ることもあるが、同じ料理かと思うほど肉が柔らかく、風味も複雑で上品、唸る美味しさだった。

ビュッフェ式で楽しめるデザートは、イタリア伝統のドルチェをロミートがモダンに解釈。ラム酒が効いた“ババ”やイタリア版シュークリーム“ビニェ”、ペストリー菓子の“カンノーロ シチリアーノ”など素朴でありながらも上品なデザートの数々が楽しめる。

ミシュランスターシェフによる料理の数々がビュッフェ式で気軽に楽しめる「ブルガリ ホテル」のサンデーブランチ。料金は、ソフトドリンクパッケージが2万4000円、ルイ・ロデレール コレクション 245のプランが3万7000円、ルイナール ブラン・ド・ブランのプランが4万2000円。都心にいながらリゾート気分&美食体験ができるサンデーブランチは、「ヌン活」の新たな選択肢になるか注目が集まる。

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GWに1ランク上の「ヌン活」の選択肢 「ブルガリ ホテル」のサンデーブランチでリゾート気分の美食体験

ここ数年、アフタヌーンティーの人気が高まり、アフタヌーンティーを楽しむ「ヌン活」という言葉が定着した。季節ごとのメニューはもちろん、ホテルとさまざまなブランドのコラボレーションが続々と登場している。価格は1万円程度と安くはないが、ゆったりとした空間で優雅な時間が過ごせると女性の間で大人気。色とりどりのスイーツやセイボリーはSNS映えするということもあり、すぐに予約で埋まるプランもあるようだ。非日常空間で、美味しいスイーツをゆっくりと楽しむアフタヌーンティー。ゴールデンウイークに「ヌン活」を予定している人もいることだろう。

ヨーロッパの日曜日の“美味しい”過ごし方を日本でも

アフタヌーンティーは英国発祥の紅茶と軽食を楽しむ習慣だが、サンデーローストという日曜日の昼食に提供される料理もある。ローストした牛肉や鶏肉、羊肉などと野菜をグレービーソースで食べるというもので、イギリス国内のパブやレストランでも提供されている。イギリスだけでなく、ヨーロッパで日曜日は家族と食卓を囲む大切な休日。イタリアでも日曜日は家族でランチを楽しむ習慣があるという。

「ブルガリ ホテル 東京(BVLGARI HOTEL TOKYO)」(以下、ブルガリ ホテル)ではアフタヌーンティーも提供しているが4月に、新たにルーフトップバーでサンデーブランチをスタート。ミシュラン3つ星シェフのニコ・ロミートが手掛けるイタリア伝統料理の数々からスイーツまで楽しめるというものだ。プランは、ソフトドリンクまたは、シャンパーニュ「ルイ ロデール(LOUIS ROEDERER)」コレクション245か「ルイナール(RUINART)」のブラン・ド・ブランから選べる。バーというだけあり、オリジナリティー溢れるカクテルも充実。イタリアの伝統的カクテル“ネグロニ”はもちろん、“セルペンティ”や“ナイト ジュエル”といったジュエラーならではのカクテルもある。それらを楽しみたいという人には、別料金でカクテルのオーダー可能だ。シェフのロミートは、「イタリアでは、日曜日の午後に家族全員で食卓を囲み過ごす。用意するのは、ラザーニャやポテトのローストなどオーブン料理が中心で、夜は、皆でピザを食べに出掛ける」とコメント。その文化を日本でもと企画したのがサンデーブランチ。季節ごとに使用する食材を変えて提供するという。

リゾート感溢れるラウンジで美食ブランチを

テラス席がある45階のバーは開放的なスペースが広がり、まるでヨーロッパのリゾートか個人宅を訪れたよう。2つのルーフトップテラスの間にあるバーはイタリア式庭園に佇む古いあずま屋を想起させる。心地よくリラックスしたムードが漂い、日曜日の午後をゆったり過ごすには申し分ない贅沢な空間だ。アフタヌーンティーの非日常感とはまた違ったプライベート感と特別感がある。屋外、室内が選べ、これからの季節にぴったりだ。

バーカウンターでは、色とりどりの前菜やスイーツをビュッフェ式で提供。カルパッチョやロブスターのサラダ、タコとじゃがいものサラダなど豪華な前菜料理ずらりと並べられている。ミシュランスターシェフが手掛けた料理をビュッフェ式で楽しめるということもあり、ついつい、全種類試したくなる。それに加え、イタリア各地から厳選されたチーズや生ハム類、パンなどの数々があり、前菜だけでお腹いっぱいになりそうだ。サラダなどいろいろ試してみたが、日本であまりお目にかかることのない子牛のトンナートは、ツナの香りが引き立つ味わい深い一品。フォカッチャも色々な種類があり、焼き立てでとても美味しい。

卵料理からメーンまで唸る美味しさのオンパレード

前菜に続き提供される卵料理は、“黒トリュフのエッグフロランタン”“タラバガニ、アボカドとフライドエッグのトースト”“濃厚ウニのスクランブルエッグ”の3種類。ロミートは、「卵料理はブランチでは欠かせないものだから、こだわった」と話す。トリュフにカニ、ウニと贅沢な食材と合わせた独創的なメニューを開発した。通常、ホテルのスクランブルエッグというとクリーミーなものが多いが、ウニのスクランブルエッグは、しっかりとした炒り卵のような風合いでウニとの相性がぴったり。

卵料理の後には、パスタとリゾットのワゴンサービスがある。ナポリの伝統的なパスタ・ミスタは、異なる形状のパスタをミックスしたもので、一見シンプルだが、濃厚なイカ墨のソースがさまざまなパスタの食感と融合した絶品。季節のホワイトアスパラガスのリゾットは、上品な甘味があり滋味深く優しい味わいだ。「カルナローリ米を使用している。質感が硬めで澱粉質が多く、リゾットにぴったりだ。イタリアでは、リゾットの残りを焼いてお焦げ風にして食べることも」とロミート。

メーンは、 “牛肉のタリアータ ローズ風味”または、“黒タラのロースト スパイスド トマト ポテトクリーム“の2種類から選べる。タリアータは牛肉を焼いたイタリアを代表するシンプルな肉料理。自宅で作ることもあるが、同じ料理かと思うほど肉が柔らかく、風味も複雑で上品、唸る美味しさだった。

ビュッフェ式で楽しめるデザートは、イタリア伝統のドルチェをロミートがモダンに解釈。ラム酒が効いた“ババ”やイタリア版シュークリーム“ビニェ”、ペストリー菓子の“カンノーロ シチリアーノ”など素朴でありながらも上品なデザートの数々が楽しめる。

ミシュランスターシェフによる料理の数々がビュッフェ式で気軽に楽しめる「ブルガリ ホテル」のサンデーブランチ。料金は、ソフトドリンクパッケージが2万4000円、ルイ・ロデレール コレクション 245のプランが3万7000円、ルイナール ブラン・ド・ブランのプランが4万2000円。都心にいながらリゾート気分&美食体験ができるサンデーブランチは、「ヌン活」の新たな選択肢になるか注目が集まる。

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士郎正宗の初の大規模展覧会「士郎正宗の世界展〜『攻殻機動隊』と創造の軌跡〜」の見どころは? 

世田谷文学館は開館30周年記念として、漫画家・イラストレーターの士郎正宗の初の大規模展覧会「士郎正宗の世界展〜『攻殻機動隊』と創造の軌跡〜」を8月17日まで開催中だ。

同展では、士郎正宗の代表作「攻殻機動隊」をはじめ、「アップルシード」「ブラックマジック」「ドミニオン」「仙術超攻殻オリオン」など、多岐にわたる作品群の原画300点以上に加え、愛用の品や蔵書など、約440点が11の区画にわかれて展示されている。

熱狂的な人気を誇る士郎正宗は、1985年にSF漫画「アップルシード」でメジャーデビュー、1989年に「攻殻機動隊」の連載を開始。当時はまだ世に浸透していなかった先端技術を独自の感覚で取り入れた、情報化社会の現代を予見しているかのような世界観は、多くのクリエイターにも影響を与えた。細部まで描きこまれた絵、膨大な情報で組まれたプロット、欄外にまで及ぶ作家の言葉は必見。

同展のグラフィックデザインは坂脇慶、飛鷹宏明が、空間構成にはトラフ建築設計事務所が担当。展示会場や物販に至るまでこだわりが詰まった展示の詳細をお伝えする。ぜひ、実際に展示に行って、その熱量を体感してほしい。

展示会場入り口

世田谷文学館の2階で「士郎正宗の世界展〜『攻殻機動隊』と創造の軌跡〜」の展示が行われている。展示の各所には士郎正宗のコメントも掲示されている。ユーモアあふれるコメントは必読。

士郎正宗の創造の軌跡

展示会場に入ると最初に目にするのが士郎正宗の年表だ。どの時期に、どんな作品を発表しているのかが一目で分かるうえに、士郎のコメントも。

士郎正宗の描き方

「士郎正宗の描き方」の区画では、漫画を描く過程を細かく紹介するほか、愛用の道具や影響を受けた本を展示しており、科学雑誌に加えて、「HEAVY METAL」なども挙げられている。

アップルシード

「アップルシード」の区画では、1985年に発表されたSF漫画「アップルシード」の原画を展示している。同作は、第五次大戦後、廃墟となった街で生きていたSWATのデュナンと全身サイボーグのブリアレオスの姿を描くSFアクション。

ドミニオン

1986年に刊行された「警察戦車隊」所属のレオナと愛機の小型戦車・ボナパルトの、悪党・武悪一味との戦いをコミカルに描く「ドミニオン」。

攻殻機動隊

1989年に連載がスタートした士郎正宗の代表作「攻殻機動隊」。同作では、首相直轄の攻性組織「公安9課」の戦いを描く。会場内では多くのモノクロ、カラー原画を見ることができる。原画の欄外にまで細かいコメントが書かれており、そのこだわりをぜひ体感してほしい。

仙術超攻殻オリオン

1990年から91年にかけて発表された超古代の魔術師たちと召喚された神々が「仙術九頭龍」をめぐって争うファンタジー作品「仙術超攻殻オリオン」。

フチコマ

「攻殻機動隊」に登場する小型ロボット「フチコマ」の区画も。

士郎正宗のイラストワーク

士郎正宗のイラストを集めた区画。デジタルの作品も多い。

コラボレーション

今回のコラボレーション企画では、漫画・アニメ・現代アートの各分野からアーティストが参加する。「カードキャプターさくら」などを手掛けた創作集団「CLAMP」、代表作「BLAME!」で知られる漫画家の弐瓶勉、「天上天下」、「エア・ギア」で知られる漫画家・大暮維人、テレビゲーム「攻殻機動隊 GHOST IN THE SHELL」を手掛けたアニメーション監督・北久保弘之、映画「キル・ビル」のアニメパートの演出で国際的に評価を受けたアニメーション監督・中澤一登、ロシア出身のイラストレーター・イリヤ・クブシノブ、グラフィックデザイナーの河村康輔、イラストレーターの長場雄、写真家・小浪次郎、といったアーティストとのコラボレーション作品を制作した。

物販エリア

1階の物販エリアでは多くのオリジナルのグッズのほか、「ギークス ルール(GEEKSRULE)」や「ベアブリック(BE@RBRICK)」、「メクリ(MEQRI)」、「ブレインデッド(BRAIN DEAD)」、「マックスファクトリー(MAXFACTORY)」、「ガート(GAAAT)」といったブランドとのコラボグッズも販売している。

PHOTOS:YOHEI KICHIRAKU

■「士郎正宗の世界展~『攻殻機動隊』と創造の軌跡~」

会期:4月12日~8月17日
休館日:月曜日 ※祝日の場合は開館し、翌平日休館
会場:世田谷文学館
住所:東京都世田谷区南烏山1-10-10
チケット料金:一般1500円、65歳以上・大学・高校生900円、小・中学生450円。特典グッズ付きチケットは4000円で、展覧会オリジナルスペシャルトートバッグが付き。
主催:公益財団法人せたがや文化財団世田谷文学館、講談社、パルコ  
企画協力:青心社
特別協力:士郎正宗
グラフィックデザイン:坂脇慶、飛鷹宏明
空間構成:トラフ建築設計事務所
https://www.shirow-masamune-ex.jp

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1970年大阪万博の未完のアートを現代に再現 グッチ銀座 ギャラリーで開幕した「横尾忠則 未完の自画像―私への旅」をリポート

PROFILE: 横尾忠則/美術家

横尾忠則/美術家
PROFILE: (よこお・ただのり)現代美術家。1936年兵庫県生まれ。72年にニューヨーク近代美術館で個展。その後もパリ、ベネチア、サンパウロなどの世界3大ビエンナーレに招待出品。ステデリック美術館やハンブルグ工芸美術館、パリのカルティエ財団現代美術館、東京都現代美術館、東京国立博物館などの世界各国美術館で多数の個展を開催。2012年、神戸に横尾忠則現代美術館が開館。13年、香川県豊島に豊島横尾館が開館。作品はメトロポリタン美術館、ニューヨーク近代美術館、大英博物館、ポンピドゥ・センター・メス、ウフィツィ美術館など世界各国の主要美術館に収蔵されている。26年春にイギリスのテームズ・アンド・ハドソンより500ページの作品集が世界発売する PHOTO:MAYUMI HOSOKURA

横尾忠則の個展「横尾忠則 未完の自画像 - 私への旅」が東京・銀座のグッチ銀座 ギャラリーで8月24日まで開催している。同展は横尾と「グッチ(GUCCI)」が2020年にグッチ渋谷 ミヤシタパークのオープンの際のコラボレーションが発展した形で実現した。

同展では、横尾が一貫して掲げてきた「未完」をテーマに、約30点の作品を鑑賞できる。​初公開となる自画像や家族の肖像など最新作6点も含まれている。キュレーションは美術評論家の南雄介が担当し、「旅」を想起させるテーマを描いた作品を中心に構成されている。

展示は「未完」「自画像」「旅」の3つのテーマで構成されている。「未完」では、1970年の大阪万博「せんい館」で発表されたインスタレーション《未完の足場》が再構築され、真っ赤な足場が空間を支配。​「自画像」では、最新作6点が展示されており、夫婦を描いた4点、家族全員を描いた1点、自画像1点からなる。​「旅」では「Y字路」シリーズを含む、旅を想起させるテーマを描いた作品がそれぞれ展示されている。

創造の源泉である“未完”

同展のために描かれた新作自画像は、横尾がこれまで「描いたことがない」という6点の連作で展示されている。家族の肖像を描いた《家族総出演》は、微笑む横尾夫妻を取り囲むように描かれた家族の姿がある。奇抜な色使いと「朦朧派」のような輪郭が不分明な構成の中に、あたたかい眼差しと時間の積層が感じられる作品だ。《未完の自画像》は、キャンバスの中央に描かれた自身の顔の一部が塗り残されているが、単なる制作途中ではない。むしろ「未完であること」そのものが意図された完成形のようでもあり、観る側に補完する視線を求めるようにも感じられる。横尾の創作は今なお現在進行形であり、見ること、観察することへの執着が強くにじみ出ているように感じた。

1970年の大阪万博「せんい館」を現代に再現

7階から屋上に通じ、さらに屋上のビルボード作品へと続くインスタレーション《未完の足場》の再構築にも注目したい。1970年の大阪万博「せんい館」で物議を醸した「未完のアート」を55年ぶりに再現した同作は、天井まで届く真っ赤な足場が空間を支配し、その中に《原始宇宙》の複製が浮かぶように展示されている。「建設途中の構造物を展示する」という挑発的なコンセプトが時を経て今再び、鮮烈な印象で鑑賞者を圧倒する。「未完」という状態そのものを空間全体で体験することができる。

会場には“旅”をイメージさせるモチーフが繰り返し登場するが、インタビュー映像で横尾は「旅は外へ出ることではなく、内面への回帰」と語り、自画像の連作については「自画像というのは私への旅」とし「自分の存在というものはわからない。不思議で謎に満ちている。そこから『自分への探求』を始めてみようと。それが自画像」と結んでいる。作品を通じた自己回帰の旅は、我々が今なお「旅」の途中であり未完であることを強く示しているようだ。

同展は横尾の「未完」という美学を多角的に体感できる貴重な機会であり、​最新作から過去の代表作までを通じて、創作の旅路を追体験することができる。​現在に再現された《未完の足場》は当時の革新的な試みを現代に蘇らせるものであり、インスタレーションも必見の展示といえる。

◼️「横尾忠則 未完の自画像 ― 私への旅」
会期:8月24日まで(予定)
会場:グッチ銀座 ギャラリー
住所:東京都中央区銀座4-4-10 グッチ銀座 7階
時間:11:00〜20:00(最終入場は19:30)
休日:会期中無休
料金:無料(予約優先) 
※屋上スペースの展示は天候・時間によって観覧不可の場合あり
来場予約:https://line.me/R/app/1601842270-wAXNyj2g

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1970年大阪万博の未完のアートを現代に再現 グッチ銀座 ギャラリーで開幕した「横尾忠則 未完の自画像―私への旅」をリポート

PROFILE: 横尾忠則/美術家

横尾忠則/美術家
PROFILE: (よこお・ただのり)現代美術家。1936年兵庫県生まれ。72年にニューヨーク近代美術館で個展。その後もパリ、ベネチア、サンパウロなどの世界3大ビエンナーレに招待出品。ステデリック美術館やハンブルグ工芸美術館、パリのカルティエ財団現代美術館、東京都現代美術館、東京国立博物館などの世界各国美術館で多数の個展を開催。2012年、神戸に横尾忠則現代美術館が開館。13年、香川県豊島に豊島横尾館が開館。作品はメトロポリタン美術館、ニューヨーク近代美術館、大英博物館、ポンピドゥ・センター・メス、ウフィツィ美術館など世界各国の主要美術館に収蔵されている。26年春にイギリスのテームズ・アンド・ハドソンより500ページの作品集が世界発売する PHOTO:MAYUMI HOSOKURA

横尾忠則の個展「横尾忠則 未完の自画像 - 私への旅」が東京・銀座のグッチ銀座 ギャラリーで8月24日まで開催している。同展は横尾と「グッチ(GUCCI)」が2020年にグッチ渋谷 ミヤシタパークのオープンの際のコラボレーションが発展した形で実現した。

同展では、横尾が一貫して掲げてきた「未完」をテーマに、約30点の作品を鑑賞できる。​初公開となる自画像や家族の肖像など最新作6点も含まれている。キュレーションは美術評論家の南雄介が担当し、「旅」を想起させるテーマを描いた作品を中心に構成されている。

展示は「未完」「自画像」「旅」の3つのテーマで構成されている。「未完」では、1970年の大阪万博「せんい館」で発表されたインスタレーション《未完の足場》が再構築され、真っ赤な足場が空間を支配。​「自画像」では、最新作6点が展示されており、夫婦を描いた4点、家族全員を描いた1点、自画像1点からなる。​「旅」では「Y字路」シリーズを含む、旅を想起させるテーマを描いた作品がそれぞれ展示されている。

創造の源泉である“未完”

同展のために描かれた新作自画像は、横尾がこれまで「描いたことがない」という6点の連作で展示されている。家族の肖像を描いた《家族総出演》は、微笑む横尾夫妻を取り囲むように描かれた家族の姿がある。奇抜な色使いと「朦朧派」のような輪郭が不分明な構成の中に、あたたかい眼差しと時間の積層が感じられる作品だ。《未完の自画像》は、キャンバスの中央に描かれた自身の顔の一部が塗り残されているが、単なる制作途中ではない。むしろ「未完であること」そのものが意図された完成形のようでもあり、観る側に補完する視線を求めるようにも感じられる。横尾の創作は今なお現在進行形であり、見ること、観察することへの執着が強くにじみ出ているように感じた。

1970年の大阪万博「せんい館」を現代に再現

7階から屋上に通じ、さらに屋上のビルボード作品へと続くインスタレーション《未完の足場》の再構築にも注目したい。1970年の大阪万博「せんい館」で物議を醸した「未完のアート」を55年ぶりに再現した同作は、天井まで届く真っ赤な足場が空間を支配し、その中に《原始宇宙》の複製が浮かぶように展示されている。「建設途中の構造物を展示する」という挑発的なコンセプトが時を経て今再び、鮮烈な印象で鑑賞者を圧倒する。「未完」という状態そのものを空間全体で体験することができる。

会場には“旅”をイメージさせるモチーフが繰り返し登場するが、インタビュー映像で横尾は「旅は外へ出ることではなく、内面への回帰」と語り、自画像の連作については「自画像というのは私への旅」とし「自分の存在というものはわからない。不思議で謎に満ちている。そこから『自分への探求』を始めてみようと。それが自画像」と結んでいる。作品を通じた自己回帰の旅は、我々が今なお「旅」の途中であり未完であることを強く示しているようだ。

同展は横尾の「未完」という美学を多角的に体感できる貴重な機会であり、​最新作から過去の代表作までを通じて、創作の旅路を追体験することができる。​現在に再現された《未完の足場》は当時の革新的な試みを現代に蘇らせるものであり、インスタレーションも必見の展示といえる。

◼️「横尾忠則 未完の自画像 ― 私への旅」
会期:8月24日まで(予定)
会場:グッチ銀座 ギャラリー
住所:東京都中央区銀座4-4-10 グッチ銀座 7階
時間:11:00〜20:00(最終入場は19:30)
休日:会期中無休
料金:無料(予約優先) 
※屋上スペースの展示は天候・時間によって観覧不可の場合あり
来場予約:https://line.me/R/app/1601842270-wAXNyj2g

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「アミ パリス」がパリのマレ地区に最大規模の旗艦店 景観に溶け込む「馴染みの店」で目指すもの

「アミ パリス(AMI PARIS)」は2月、パリのマレ地区にブランドにとって最大規模の旗艦店をオープンした。約600平方メートルの面積を擁する2フロアの店舗は、ショッピングストリートが交差する角地に位置する。

同店舗は、デスティネーションストアというより、景観に溶け込む「近所の馴染みの店」のような店舗を目指すという。ブランドの創設者であり、クリエイティブ・ディレクターのアレクサンドル・マテュッシ(Alexandre Mattiussi)は「ショップの周りにはカフェやレストラン、学校、薬局、パン屋がある。土曜日にカフェでコーヒーを軽く飲んだ後に『アミ パリス』をチェックしてもらうのもいいだろう。私たちは、マレ地区を散策する人々の日常の一部になる」と語る。大きな出窓から自然光が差し込む店舗の1階には砂岩の床に木製や革製の椅子を配し、温かみのある色を強調した。ジェンダーの境界を越えるというブランドコンセプトに沿い、メンズとウィメンズのアイテムは混在し、アクセサリーはスペース全体にわたって棚に並べる。

2012年にボーマルシェ通りにオープンした最初の路面店から徒歩5分の場所にある同店舗を、マテュッシ=クリエイティブ・ディレクターは「理想のワードローブを選べる巨大なドレッシングルームのような場所」と表現する。その言葉通り、今後はインテリア雑貨や、ブランドの中古品を扱うプログラム「アミ フォー エヴァー(Ami For Ever)」向けのコンシェルジュサービスなども追加していく。アートイベントや本の朗読会なども開催予定だ。

同店は、ニコラス・サンティ・ウェイル(Nicolas Santi-Weil)=最高経営責任者(CEO)にとって、国内外におけるブランドのポテンシャルを体現するもの。現在「アミ パリス」は、世界76店のブティックを抱え、100か国以上で700店の販売拠点を持つ。同社は24年度の最終的な数字をまだ把握していないものの、3億ユーロ(481億円)の売上を達成した昨年度と同等の業績を上げているという。「小売は自社主導で行い、自分たちのストーリーをコントロールできるようにしていく」とサンティ・ウェイルCEOは語る。現在はイタリアやベルギー、タイ、インドネシア、カナダ、米国、中国で店舗オープンを準備しており、今後も「理にかなったロケーション」に進出予定だ。ウィメンズはビジネスの15%を占めるまでに増加。2年前は5%に満たなかったアクセサリーは、現在10%を占め、大きな成長の可能性を示す。高騰するラグジュアリー市場において「アミ パリス」の価格帯には競合ブランドがほとんどないことも、ブランドが順調に成長する一因だ。

一方で、サンティ・ウェイルCEOは「『アミ パリス』の成長は金銭面だけで測れるものではない」と強調する。直近では、フランスの権威あるデザイナー賞「アンダム ファッション アワード(ANDAM fashion award)」のスポンサーになると共に、パリのファッションスクール、フランスモード研究所(Institute Francais de la Mode, 以下IMF)と提携して若手起業家を支援するために立ち上げた「アミ パリス」 x IFM アントレプレナーシップ賞の、4度目の開催に向けた準備を進める。またマテュッシ=クリエイティブ・ディレクターは、南仏のイエール市で開催されるファッション、写真、アクセサリーのコンペティション「イエール国際フェスティバル」で、今年度のファッション審査員を務める。

「この店舗での目標は、ブランドに対する私たちの野心にふさわしいプロジェクトを持ち、パリこそが流行の発信地であるというメッセージを世界に向けて発信すること」と、サンティ・ウェイルCEOは未来を見据える。

問い合わせ先
アミ パリス ジャパン
03-3470-0505

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「アミ パリス」がパリのマレ地区に最大規模の旗艦店 景観に溶け込む「馴染みの店」で目指すもの

「アミ パリス(AMI PARIS)」は2月、パリのマレ地区にブランドにとって最大規模の旗艦店をオープンした。約600平方メートルの面積を擁する2フロアの店舗は、ショッピングストリートが交差する角地に位置する。

同店舗は、デスティネーションストアというより、景観に溶け込む「近所の馴染みの店」のような店舗を目指すという。ブランドの創設者であり、クリエイティブ・ディレクターのアレクサンドル・マテュッシ(Alexandre Mattiussi)は「ショップの周りにはカフェやレストラン、学校、薬局、パン屋がある。土曜日にカフェでコーヒーを軽く飲んだ後に『アミ パリス』をチェックしてもらうのもいいだろう。私たちは、マレ地区を散策する人々の日常の一部になる」と語る。大きな出窓から自然光が差し込む店舗の1階には砂岩の床に木製や革製の椅子を配し、温かみのある色を強調した。ジェンダーの境界を越えるというブランドコンセプトに沿い、メンズとウィメンズのアイテムは混在し、アクセサリーはスペース全体にわたって棚に並べる。

2012年にボーマルシェ通りにオープンした最初の路面店から徒歩5分の場所にある同店舗を、マテュッシ=クリエイティブ・ディレクターは「理想のワードローブを選べる巨大なドレッシングルームのような場所」と表現する。その言葉通り、今後はインテリア雑貨や、ブランドの中古品を扱うプログラム「アミ フォー エヴァー(Ami For Ever)」向けのコンシェルジュサービスなども追加していく。アートイベントや本の朗読会なども開催予定だ。

同店は、ニコラス・サンティ・ウェイル(Nicolas Santi-Weil)=最高経営責任者(CEO)にとって、国内外におけるブランドのポテンシャルを体現するもの。現在「アミ パリス」は、世界76店のブティックを抱え、100か国以上で700店の販売拠点を持つ。同社は24年度の最終的な数字をまだ把握していないものの、3億ユーロ(481億円)の売上を達成した昨年度と同等の業績を上げているという。「小売は自社主導で行い、自分たちのストーリーをコントロールできるようにしていく」とサンティ・ウェイルCEOは語る。現在はイタリアやベルギー、タイ、インドネシア、カナダ、米国、中国で店舗オープンを準備しており、今後も「理にかなったロケーション」に進出予定だ。ウィメンズはビジネスの15%を占めるまでに増加。2年前は5%に満たなかったアクセサリーは、現在10%を占め、大きな成長の可能性を示す。高騰するラグジュアリー市場において「アミ パリス」の価格帯には競合ブランドがほとんどないことも、ブランドが順調に成長する一因だ。

一方で、サンティ・ウェイルCEOは「『アミ パリス』の成長は金銭面だけで測れるものではない」と強調する。直近では、フランスの権威あるデザイナー賞「アンダム ファッション アワード(ANDAM fashion award)」のスポンサーになると共に、パリのファッションスクール、フランスモード研究所(Institute Francais de la Mode, 以下IMF)と提携して若手起業家を支援するために立ち上げた「アミ パリス」 x IFM アントレプレナーシップ賞の、4度目の開催に向けた準備を進める。またマテュッシ=クリエイティブ・ディレクターは、南仏のイエール市で開催されるファッション、写真、アクセサリーのコンペティション「イエール国際フェスティバル」で、今年度のファッション審査員を務める。

「この店舗での目標は、ブランドに対する私たちの野心にふさわしいプロジェクトを持ち、パリこそが流行の発信地であるというメッセージを世界に向けて発信すること」と、サンティ・ウェイルCEOは未来を見据える。

問い合わせ先
アミ パリス ジャパン
03-3470-0505

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薄型財布、ここに極まる 設計術を追求した京都府発の匠の技

「生まれるべきものが生まれ、広がるべきものが広がり、残るべきものが残る世界の実現」をビジョンに掲げるマクアケによる、“アタラシイものや体験の応援購入サービス”の「マクアケ」には、伝統技術を現代的なアイテムに活用したプロジェクトが数多い。この連載では、全国各地の匠の技に注目。実行者の思いとともに、匠の技をどう活用し、どう訴求しているのかを考える。目指すは、47都道府県の匠の技の探訪だ。第5回は、京都府を訪れた。


今回の技術は…

極薄財布の設計術

キャッシュレス決済の普及で現金を持ち歩かない人が増えている昨今、コンパクトな財布の需要が高まっています。応援購入サービス「マクアケ」も例に漏れず、縦8.6cm、横8.9cm、カードを入れても厚さは約1cmという小さな二つ折り財布が大きな反響を集めています。開発しているのは、京都に拠点を置く工房アルテジャーノです。

縄田真悟代表は大学を卒業後、ハンドメイドウオッチの製造会社に入社しました。2年で退職した後は、独学でレザークラフトを開始。2016年には、「見た目以上にたくさん入る」三つ折り財布“コレット”を製作し、「マクアケ」でプロジェクトも実施しました。

実は、このプロジェクトでは、想定していたほどの成果は得られませんでした。悔しく思った縄田代表は、雑誌の財布特集を見たり、ライフスタイルの変化を調査したりと、「今の時代に合った財布の形」の研究を重ねていきました。その中で誕生したのが、コンパクトかつ使い勝手の良い二つ折り財布“ウスハ”です。カードとコインの収納スペースを分けて配置することで厚みを軽減。一切ステッチ幅を設けないことで、コンパクトなサイズ感を実現しています。

“ウスハ”は、「マクアケ」のプロジェクトでも好評を博し、800万円以上の応援購入が集まりました。勢いに乗った縄田代表は、その後も細かな改良を繰り返し、全てのパーツにコードバン(馬の臀部の皮から作る高級なめし革)を使用した最新作“ニューウスハ3”を制作。3月7日から、「マクアケ」で先行予約販売プロジェクトを実行しています。

“ニューウスハ3”は、今までで最も“薄さ”にこだわった財布です。革の重なりを最小限にしているほか、ボタンの代わりにギボシ(主にレザークラフトで使用するネジ式の金具)を使用することで、一般の財布より厚みを抑えています。前作ではオマケだった “札押さえパーツ”も財布と一体化させ、とことん薄さを追求しました。一方、最大収納数はカード6枚、コイン15枚、お札15枚と、収納力も担保。カードを出し入れしやすくしたり、一目で全ての硬貨が見えるよう小銭入れを浅めに設計したりと、キャッシュレス派・現金派を問わず使用できるよう工夫を凝らしています。

縄田代表は、「財布を持ち替えることなく、スムーズに収納物を出し入れできるよう随所に細かいこだわりを詰め込んだ」と語ります。今後は、“ウスハ”以外の商品ラインアップを増やしていきたいとのこと。「次はファスナーの長財布かな」と夢を膨らませます。

薄さと堅牢さを両立する3つのポイント

1.デッドスペースがない設計

コインとカードが重なる構造にし、デッドスペースがない最大限の収納力を実現しました。二つ折り財布はサイドに1cmの縫製を施すことが一般的ですが、“ニューウスハ3”は一枚革を巻き込む形で“縫製せずに”設計しており、その分コンパクトなサイズ感を実現しています。

2.薄さの限界値を見極めた革すき

耐久性を考えた上で極限の薄さである0.7mmですきますが、どうしても0.1mm程度の誤差が生まれることも。その時は、パーツごとにふさわしい厚みを見極め、最適な革を選定・使用しています。

3.コバは染料磨き

“ニューウスハ3”のコバは、色を入れながら磨いていく“染料磨き”という技術を駆使しており、使い込んでもボロボロになりにくくなっています。1mmにも満たないコバの部分を手磨きで染めています。

京都発!
応援購入が高額なプロジェクト3選

“アタラシイものや体験の応援購入サービス”の「マクアケ」で大きな反響が寄せられた京都府発のプロジェクトを3つ紹介する。

PICK UP 1 : 応援購入総額5162万円

世界の風景で彩りを。
窓型スマートディスプレイ「Atmoph Window 2」

縦長のディスプレーに、1000種類以上の風景を映すことができるスマートウインドー。映像だけでなく、画面全体から響くサウンドも楽しめる。映し出される風景は全て、4Kのプロフェッショナルカメラで、音声は高性能マイクで撮り下ろした。

PICK UP 2 : 応援購入総額3390万円

寒い冬もこれ一枚!宇宙服×先端技術、
薄くて洗える「フェアリーノヴァ掛け布団」

NASAが宇宙服に使用している断熱素材の技術を応用し、3cmの薄さでありながら高い防寒性を誇る掛け布団。臭いや汚れが気になったときは、洗濯機で丸洗いもできる。持ち運びができる収納袋付きで、キャンプや車内泊をする人にもおすすめ。

PICK UP 3 : 応援購入総額1785万円

【地球上では再現不可】宇宙の神秘模様!
メテオライト(隕石)日本製自動巻き腕時計

希少価値が高いメテオライト(宇宙から地球へ飛来した隕石の総称)を文字盤に用いた日本製の腕時計。メテオライトの美しい網目状の模様を形成するには、100万年以上の時間を要する。まるで小宇宙が手元にあるような神秘的な逸品。

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薄型財布、ここに極まる 設計術を追求した京都府発の匠の技

「生まれるべきものが生まれ、広がるべきものが広がり、残るべきものが残る世界の実現」をビジョンに掲げるマクアケによる、“アタラシイものや体験の応援購入サービス”の「マクアケ」には、伝統技術を現代的なアイテムに活用したプロジェクトが数多い。この連載では、全国各地の匠の技に注目。実行者の思いとともに、匠の技をどう活用し、どう訴求しているのかを考える。目指すは、47都道府県の匠の技の探訪だ。第5回は、京都府を訪れた。


今回の技術は…

極薄財布の設計術

キャッシュレス決済の普及で現金を持ち歩かない人が増えている昨今、コンパクトな財布の需要が高まっています。応援購入サービス「マクアケ」も例に漏れず、縦8.6cm、横8.9cm、カードを入れても厚さは約1cmという小さな二つ折り財布が大きな反響を集めています。開発しているのは、京都に拠点を置く工房アルテジャーノです。

縄田真悟代表は大学を卒業後、ハンドメイドウオッチの製造会社に入社しました。2年で退職した後は、独学でレザークラフトを開始。2016年には、「見た目以上にたくさん入る」三つ折り財布“コレット”を製作し、「マクアケ」でプロジェクトも実施しました。

実は、このプロジェクトでは、想定していたほどの成果は得られませんでした。悔しく思った縄田代表は、雑誌の財布特集を見たり、ライフスタイルの変化を調査したりと、「今の時代に合った財布の形」の研究を重ねていきました。その中で誕生したのが、コンパクトかつ使い勝手の良い二つ折り財布“ウスハ”です。カードとコインの収納スペースを分けて配置することで厚みを軽減。一切ステッチ幅を設けないことで、コンパクトなサイズ感を実現しています。

“ウスハ”は、「マクアケ」のプロジェクトでも好評を博し、800万円以上の応援購入が集まりました。勢いに乗った縄田代表は、その後も細かな改良を繰り返し、全てのパーツにコードバン(馬の臀部の皮から作る高級なめし革)を使用した最新作“ニューウスハ3”を制作。3月7日から、「マクアケ」で先行予約販売プロジェクトを実行しています。

“ニューウスハ3”は、今までで最も“薄さ”にこだわった財布です。革の重なりを最小限にしているほか、ボタンの代わりにギボシ(主にレザークラフトで使用するネジ式の金具)を使用することで、一般の財布より厚みを抑えています。前作ではオマケだった “札押さえパーツ”も財布と一体化させ、とことん薄さを追求しました。一方、最大収納数はカード6枚、コイン15枚、お札15枚と、収納力も担保。カードを出し入れしやすくしたり、一目で全ての硬貨が見えるよう小銭入れを浅めに設計したりと、キャッシュレス派・現金派を問わず使用できるよう工夫を凝らしています。

縄田代表は、「財布を持ち替えることなく、スムーズに収納物を出し入れできるよう随所に細かいこだわりを詰め込んだ」と語ります。今後は、“ウスハ”以外の商品ラインアップを増やしていきたいとのこと。「次はファスナーの長財布かな」と夢を膨らませます。

薄さと堅牢さを両立する3つのポイント

1.デッドスペースがない設計

コインとカードが重なる構造にし、デッドスペースがない最大限の収納力を実現しました。二つ折り財布はサイドに1cmの縫製を施すことが一般的ですが、“ニューウスハ3”は一枚革を巻き込む形で“縫製せずに”設計しており、その分コンパクトなサイズ感を実現しています。

2.薄さの限界値を見極めた革すき

耐久性を考えた上で極限の薄さである0.7mmですきますが、どうしても0.1mm程度の誤差が生まれることも。その時は、パーツごとにふさわしい厚みを見極め、最適な革を選定・使用しています。

3.コバは染料磨き

“ニューウスハ3”のコバは、色を入れながら磨いていく“染料磨き”という技術を駆使しており、使い込んでもボロボロになりにくくなっています。1mmにも満たないコバの部分を手磨きで染めています。

京都発!
応援購入が高額なプロジェクト3選

“アタラシイものや体験の応援購入サービス”の「マクアケ」で大きな反響が寄せられた京都府発のプロジェクトを3つ紹介する。

PICK UP 1 : 応援購入総額5162万円

世界の風景で彩りを。
窓型スマートディスプレイ「Atmoph Window 2」

縦長のディスプレーに、1000種類以上の風景を映すことができるスマートウインドー。映像だけでなく、画面全体から響くサウンドも楽しめる。映し出される風景は全て、4Kのプロフェッショナルカメラで、音声は高性能マイクで撮り下ろした。

PICK UP 2 : 応援購入総額3390万円

寒い冬もこれ一枚!宇宙服×先端技術、
薄くて洗える「フェアリーノヴァ掛け布団」

NASAが宇宙服に使用している断熱素材の技術を応用し、3cmの薄さでありながら高い防寒性を誇る掛け布団。臭いや汚れが気になったときは、洗濯機で丸洗いもできる。持ち運びができる収納袋付きで、キャンプや車内泊をする人にもおすすめ。

PICK UP 3 : 応援購入総額1785万円

【地球上では再現不可】宇宙の神秘模様!
メテオライト(隕石)日本製自動巻き腕時計

希少価値が高いメテオライト(宇宙から地球へ飛来した隕石の総称)を文字盤に用いた日本製の腕時計。メテオライトの美しい網目状の模様を形成するには、100万年以上の時間を要する。まるで小宇宙が手元にあるような神秘的な逸品。

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来店客数は増えていないのに売り上げ30%増! 店長が体験した店頭在庫の真実

2025年1月からWWDJAPAN.comでマンガ版「ザ・ゴールシリーズ 在庫管理の魔術」が連載中です。在庫過剰に陥ると、つい値下げセールに頼ってしまう――。しかし、本当にそれしか方法はないのか? 利益を高め、最大化するための解決策を、アパレル在庫最適化コンサルで「ユニクロ対ZARA」「アパレル・サバイバル」「図解アパレルゲームチェンジャー」等の著者である齊藤孝浩ディマンドワークス代表が、同マンガを読みながら、解説して行きます。今回は、第4話を取り上げます。

来店客数は同じなのに売り上げは30%アップ

第4話のテーマは「欠品と買上率の関係」です。

マンガ「在庫管理の魔術」の第4話は コチラ

今回は、主人公の店舗で在庫を減らしたのに売り上げが20~30%も増えたカラクリに迫ります。アパレル業界で働いている方は、前回で既にお気づきだったかもしれませんが、売り上げ増の根本的な理由は欠品が減ったためです。

店長の安堂徹は「お客さんの数はそれほど増えていないはず」と語っています。来店客数が変わらないにもかかわらず、売り上げが増加した理由として2つのことが考えられます。

1つ目の理由は、買上率が大きくなったことです。買上率とは「来店客数に対して実際に商品を購入した人数の割合」です。徹は「商品を買って帰るのは5人に1人くらい」と言っているので、この店の買上率は20%だったということになります。売り上げが30%増加したと想定して計算してみると、買上率は26%となります。おおよそ、4人に1人が商品を購入するようになり、買って帰る人が増えたわけです。

2つ目の理由は、1人当たりの平均買上点数が増えたことです。会社によって、セット率、パック率、関連率などと呼ばれる数値です。アパレル店の場合、百貨店であれば1.2~1.3、ショッピングセンターに入居するがブランドであれば1.5~1.8、低価格チェーンでは2~3くらいでしょうか。この数字が増えれば、買上率が変わらなくても、客単価は上がり、売り上げは増加します。

売り上げアップの鍵は、欠品回避と買上率の改善にあり

つまり、欠品を減らすことができれば、買上率と平均買上点数の両方の向上が期待できます。おそらく、徹の店舗でも、両方が向上したに違いありません。今回は、欠品の削減が売上げの向上に大きく寄与するということが学べるストーリーとなっています。

アパレル業界にいる方は一度、自分の担当店舗の買上率(※1)や平均買上点数、また、売れ筋商品のトップ10について欠品率(※2)を調べてみるとよいでしょう。

この数値から、あなたの店の伸びしろが見えてくるかもしれません。

※1 買い上げ率は、比較的客数の多い時間帯の入店客数30人くらいに対して、何人のお客さまがお買い物をしてお帰りになったかをカウントすれば分かります。「計算式=購入客数÷退店客数」。これを他店と比較してみましょう。

※2 欠品率は売れ筋商品を10品番ほどピックアップして、店頭の品番、カラー、サイズの在庫の有無をチェックして、欠品しているSKUの数を10品番の全展開SKU数で割れば分かります。「計算式=欠品SKU数÷展開SKU数」。欠品が多いようなら、本部に連絡して、いつ補充してもらえるか、確認しましょう。

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「アナ スイ」×「ジュレーム」や「イヴ・サンローラン」「スック」の夏コスメが登場! 今週発売のビューティアイテム12選【4/28〜5/4】

ビューティアイテムの発売情報を「WWDJAPAN」的視点でピックアップ!今回は4月28〜5月4日に発売するアイテムを紹介します。今週は根強いファンが多い「アナ スイ(ANNA SUI)」がデザインを監修した「ジュレーム(JE LAIME)」が登場。ブランドの世界観を表現したパッケージデザインのほか、「アナ スイ コスメティックス(ANNA SUI COSMETICS)」で採用しているティーローズの香りも注目です!「イヴ・サンローラン(YVES SAINT LAURENT)」や「スック(SUQQU)」のサマーコレクションもぜひチェックを。

【4月28日発売】
イプサ
(IPSA)

“ザ・タイムR アクア”が限定ボトルに 

「イプサ(IPSA)」は、定番の化粧水“ザ・タイムR アクア”【医薬部外品】をピンク×グリーンのグラデーションの限定ボトルで発売する。デジタルアーティストのインディゴ(INDIGO)が手掛けた本デザインは、肌と心を潤いで満たすアクアフルネスを表現した。外装箱もオリジナルで、デジタルカメラで撮影した光の屈折を抽象的に落とし込んだ。

■商品詳細

“ザ・タイムR アクア”【医薬部外品】の限定デザイン(各200mL、各4730円)

【4月29日発売】
カントリー&ストリーム
(COUNTRY&STREAM)

シトラスグリーン香るネイルオイル 

「カントリー&ストリーム(COUNTRY&STREAM)」は、シトラスグリーンの香りの“ネイルトリートメントオイル C”を発売する。甘皮への浸透と爪表面のコートにそれぞれ特化したケラチン2種に加え、爪の補修に効果的なシルクプロテインを配合。さらに、アルガンオイルなど6種のオーガニックオイルが爪や甘皮を柔らかく整える。

■商品詳細

“ネイルトリートメントオイル C”(7g、1100円)

【5月1日発売】
ジュレーム
(JE LAIME)

「アナ スイ」とコラボ 

「ジュレーム(JE LAIME)」は、“リラックス”シリーズから「アナ スイ(ANNA SUI)」がデザインを監修し、「アナ スイ コスメティックス(ANNA SUI COSMETICS)」で採用しているティーローズの香りを“リラックス”シリーズに合わせて開発した限定セット“ジュレーム リラックス アナ スイ ヘアケアボックス”を発売する。

■商品詳細

“ジュレーム リラックス アナ スイ ヘアケアボックス”(2640円※編集部調べ)

【5月1日発売】
シセイドウ
(SHISEIDO)

光を味方につけるスティックコンシーラー 

「シセイドウ(SHISEIDO)」は、フレッシュで生き生きとした肌に仕上げるベースメイクシリーズ“シンクロスキン”から、光を味方につけて肌悩みをカバーする“シンクロスキン ラディアントリフティング コンシーラー”を発売する。カラーは、目元のクマやシミなどのさまざまな肌悩みをカバーする6色を用意した。

■商品詳細

“シンクロスキン ラディアントリフティング コンシーラー”(全6色、各4400円)

【5月1日発売】
イニスフリー
(INNISFREE)

 クレイパックからチョコミントフレーバー

「イニスフリー(INNISFREE)」は、毛穴悩みを集中ケア“スーパーヴォルカニック ポア クレイマスク”から、スイートで爽やかなチョコミントフレーバーを発売する。従来処方にプラスしたグレープシードパウダーが古い角質を除去。心地良いクーリング感で夏の開き毛穴にアプローチし、肌を引き締める。

■商品詳細

“スーパーヴォルカニック ポア クレイマスク クールミントチョコレート”(100mL、1950円)

【5月1日発売】
B.A

“ライトアップ仕上がり”のプレストパウダー 

ポーラの最高峰ブランド「B.A」は、光を生かしたハリ艶仕上げのプレストパウダー“B.A オアシスライト パウダー”を発売する。全ての粉体をオイルと美容成分でコーティングする「オアシスライト設計」を搭載し、肌への密着感と潤い感を実現。輝度のある艶粉体が光を活かし、くすみや色ムラを補正する。

■商品詳細

“B.A オアシスライト パウダー”(ケース・パフ付き、9350円)
リフィル(パフ付き、6600円)
ケース(2750円)
パフ(495円)

【5月1日発売】
クリオ
(CLIO)

リップ&チークに新色 

クリオ(CLIO)」は、指の温度でとろける使い心地が特徴のリップ&チークバーム“エッセンシャル リップチークタップ”から、温もりを感じるアプリコットオレンジと、爽やかなプラムパープルの新2色を発売する。

■商品詳細

“エッセンシャル リップチークタップ”(各1980円)

【5月1日発売】
アナ スイ コスメティックス
(ANNA SUI COSMETICS)

ティント ルージュにフルーツカラー新4色

「アナ スイ コスメティックス(ANNA SUI COSMETICS)」は、クリアな透け感発色とみずみずしいテクスチャーが特徴の“水”のような“ティント ルージュ”から、フレッシュなフルーツをイメージしたクランベリー、ピーチフラッペ、プラムコンポート、マンゴースカッシュの4色を発売する。

■商品詳細

“ティント ルージュ”(各3300円)

【5月2日発売】
イヴ・サンローラン
(YVES SAINT LAURENT)

透明感溢れるサマーコレクション

「イヴ・サンローラン(YVES SAINT LAURENT)」は、ピュアな透明感を追求した“YSLサマーコレクション”から、チークシリーズ“YSL メイクミーブラッシュ パウダー”の限定色“ラベンダーラスト”と、リップシリーズ”YSL ラブシャイン“の3タイプからそれぞれ新色を発売する。

■商品詳細

“YSL メイクミーブラッシュ パウダー ラベンダーラスト”(限定、8360円)
“YSL ラブシャイン キャンディ グロウ バーム ラベンダーブレイズ”(4950円)
“YSL ラブシャイン リップスティック ヌード ラヴァリエール”(5940円)
“YSL ラブシャイン キャンディグレーズ ラズベリー クラッシュ”(5940円)

【5月2日発売】
スック
(SUQQU)

2025年サマーコレクション

「スック(SUQQU)」は、"静と動のコントラスト"をテーマにした2025年サマーコレクションを発売する。新商品のアイラッシュベースとアイラッシュマスカラが登場するほか、4色アイシャドウパレット、チーク&ハイライター、リップスティック、ネイルポリッシュの限定色をそろえ、柔らかな陰影や立体感、輝きを演出する。

■商品詳細

“ディファイニング アイラッシュ ベース”(3850円)
“3D アイラッシュ マスカラ ウォータープルーフ”(4730円)
“3D アイラッシュ マスカラ”(4730円)
“シグニチャー カラー アイズ”(各7700円)
“ブラーリング カラー ブラッシュ”(限定2種、各6600円)
“モイスチャー グレイズ リップスティック”(セット価格、各5830円/リフィル、各4840円/専用ケース、990円)
“ネイル カラー ポリッシュ”(限定色2色、2750円)

【5月2日発売】
クラランス
(CLARINS)

アイコイックな美容液がアップデート

「クラランス(CLARINS)」は、アイコン美容液“ダブル セーラム ADC”のオイル相を見直し、より軽やかな使用感を実現した美容液“ダブル セーラム ライト ADC”を発売する。ノンコメドジェニック処方で、オイリー肌、女性より皮脂の分泌量が多い男性の肌にも快適に使用できる。

■商品詳細

“ダブル セーラム ライト ADC”(30mL、1万2100円/50mL、1万7380円/75mL、2万3650円)

【5月2日発売】
シャネル
(CHANEL)

人気メンズ香水がマルチバームに 

「シャネル(CHANEL)」は、マルチに使えるフレグランスケアアイテム“ブルー ドゥ シャネル オールオーバー バーム”を発売する。ブランドを代表するメンズフレグランス“ブルー ドゥ シャネル”香りをまとったバームで、手肌や髪、髭などさまざまなパーツに使用できるマルチな機能性が特徴だ。

■商品詳細

“ブルー ドゥ シャネル オールオーバー バーム”(90g、1万670円)

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韓国「ダイソー」のコスメにZ世代が熱視線 対する日本は“100均の壁”を超えられるか

韓国の「ダイソー(DAISO)」は今、日韓のZ世代を中心に“コスメの新スポット”として注目を集めている。文具や生活用品、食品、雑貨など商品カテゴリーは日本と変わらないが、コスメは日本以上に盛り上がっているようだ。

高機能×低価格の本格的なコスメが買える新チャネル

韓国「ダイソー」のビューティコーナーは、スキンケアやメイクアップ、ヘアケア、ツールに至るまで幅広いラインアップを擁する。注目は、人気ブランドと協業したプライベートブランド(以下、PB)などの企画品だ。

カラーコスメは、韓国の人気コスメブランド「エチュード(ETUDE)」や「トゥークールフォースクール(TOO COOL FOR SCHOOL)」、「ルナ(LUNA)」などとコラボレーション。高機能と低価格を両立したトレンドアイテムが安価で手に入るので、Z世代の“試してみたい”という購買意欲を掻き立てる。

スキンケア製品は「ミルクタッチ(MILK TOUCH)」や「アピュー(A'PIEU)」に加え、ダーマスキンケアブランド「メディピール(MEDIPEEL)」まで参画。認知度の高いブランドとタッグを組み、安心感を提供する。コスメの価格帯は3000〜5000ウォン(約300〜500円)と、いわゆる“100均”の枠を超えているが、有名ブランドと協業した本格的なスキンケア製品であることを踏まえると、妥当と感じるユーザーは多いはずだ。

火付け役は「VT」の“リードルショット”

では、なぜ「ダイソー」で化粧品が売れるようになったのか。火付け役は、韓国発のコスメブランド「VT」の人気美容液“リードルショット”を個包装にしたスティックパウチ(2mL×6本入り、3000ウォン=約300円)だ。

“リードルショット”はブランドを代表する美容液で、肌になじませるとチクっとする天然のマイクロニードル(シリカ)を配合している点が特徴。次に使用するスキンケアの浸透をサポートし、ハリのある美しい肌に導く。マイクロニードルの配合量別に50、100、300、700、1000の5種類展開している。

“リードルショット”はブランドを代表する美容液で、肌になじませるとチクっとする天然のマイクロニードル(シリカ)を配合している。これによりスキンケアの浸透をサポートし、ハリのある美しい肌に導く。「チクチクする」「痛いのに良い」などの口コミが広がり、日本でも爆発的な人気を得た。

「VT」は韓国発のスキンケアブランドだが、“リードルショット”は毛穴悩みの多い日本人に向けて開発した製品として、日本で先行販売。その後、韓国の消費者から「韓国でも売ってほしい」と言うリクエストが殺到し、発売したという。

韓国「ダイソー」は、2023年9月に取り扱いを開始。一時期は1人3箱までの購入規制がかかるほどの人気ぶりだったが、現在は在庫が安定したため、どの店舗でも手に入るようになった。今では定番の“リードルショット”だけでなく、コラーゲンやグルタチオンを配合した新タイプも販売している。

「VT」のPR担当は、「“リードルショット”は、使って初めて良さを知ってもらえる製品だ。気軽に手に取ってもらえるチャネルはどこか調査したところ、若者が集まり、購入のハードルが低い価格帯の商品をそろえている『ダイソー』だった。気に入ってオンラインストアや『オリーブヤング』で本品を買うというお客さまも多く、ブランドの認知度アップ&新規顧客の獲得につながった」と手応えを語る。

韓国「ダイソー」はこの成功をきっかけに、ビューティカテゴリーのポテンシャルを認識。コスメコーナーの拡大や、新たな韓国ブランドとのコラボなどを加速させている。

一方、日本「ダイソー」は?

では、日本の「ダイソー」はどうだろうか。韓国「ダイソー」が有名ブランドとのコラボやトライアルサイズ導入、特別な什器の設置などで急成長しているのに対し、日本の「ダイソー」は依然として“100円均一”の枠内に留まっている印象がある。

そもそも運営母体は日韓で異なり、日本は大創産業が、韓国はアソンダイソーが運営している。韓国「ダイソー」は⼤創産業との合弁事業としてスタートしたが、2023年12月に独立。こうした背景から、同じ「ダイソー」でありながらも取り扱う商品やマーケティング戦略に大きな違いが見られる。

とはいえ、日本の「ダイソー」のコスメも若者から大人世代まで広く親しまれており、昨今はトレンドを意識したアイテムを積極的に販売している。主力の「ユーアーグラム(UR GLAM)」、韓国風コスメ「コーウ(COOU)」などのPBに加え、3月1日には東京ガールズコレクションとコラボした「キュンミー(KYUMME)」も誕生した。

特に「ユーアーグラム」のメイクブラシは、安定した人気を誇る。アイシャドウ、チーク、フェイスブラシなどの豊富なラインアップを用意しているが、どれも「毛質が良い」「仕上がりがきれい」と高評価なコメントが多い。

一方、カラーコスメについては「アイシャドウは粉質があまり良くない」「ティントは発色が強い」といった投稿がSNSで見受けられ、まだまだクオリティー面で改善の余地がありそうだ。

こうしたニーズを受け、日本の「ダイソー」も300、500、700円といった価格の製品を徐々に増やし、クオリティーをあげている。品質次第では100円以上でも“アリ”になっており、カギを握るのは価格以上の納得感だと推測する。

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マンガで学ぶ「在庫管理の魔術」 第16話:新たなビジネスモデル構築でつながる家族の絆 ハンナズのフランチャイズ化も夢じゃない

中堅アパレルのチェーンストア「ハンナズ」は、過剰在庫が原因で経営危機に瀕している。社長の安堂平磨は、娘でバイヤーの安堂あい、あいの夫で渋谷店店長の安堂徹に再生を期待するが、2人は「売れ残るリスクを抱えながら在庫を持つべきか?」それとも「売り上げが落ちるリスクを抱えながら在庫を減らすべきか?」で迷い続ける。

ベトナムの縫製工場を訪れたあいは、生産リードタイムを縮めて店舗在庫の欠品を防ぐために、担当者と交渉する必要があった。求められたのは、こまめな工賃の支払い。双方にとってWinWinな関係性を築くために、あいは染色布を事前に仕入れる策を思いついた。なぜ染色布なのか——彼女のビジネスの才能が今、開花する。

登場人物紹介

第十六話

このマンガは、ジェフ・ベゾス(Jeff Bezos)も経営陣で読んだとされるTOC(制約理論)の原点にして最高の入門書「ザ・ゴール」を原案としています。「ザ・ゴール」を中心としたマネジメント理論に関する書籍は、ダイヤモンド社が販売中です。

ORIGINAL WORKS:ELIYAHU GOLDRATT、JEF COX
SUPERVISION:YUJI KISHIRA
SCRIPT:TAKEO AOKI
COMICS:YAMA AOTA

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脱・普通を狙う、最旬カーディガンコーデ7選【2025年春夏トレンド】

カーディガンに着こなしの変化が起きています。懐かしげで愛らしいムードを離れ、主張を強めたスタイリングが登場。シックやプレッピー、パンクとミックスするアレンジも試されています。今回は、コレクション会場付近で撮影されたストリートスナップなどを手掛かりに、カーディガンの変化球コーディネートを読み解きます。

「ヌメロ ヴェントゥーノ(N°21)」の花柄カーディガンは、鮮やかなレッドがパワフルなイメージを呼び込みました。ボトムスはメタリックスカートをヒップハングでまとい、タフなたたずまい。パールネックレスとハイヒールでエレガントさを添えて、“グラマラス×ノーブル”のミックステイストにまとめ上げています。

タイトスカートで
品良くチャーミングに

のどかな雰囲気が持ち味だったカーディガンですが、近ごろはクラシックな装いに取り入れるスタイリングも広がってきました。チャーミングさと大人っぽさを交わらせる着こなしです。タイトスカートとの組み合わせは、キリッとした印象にまとまります。

スモーキーなパステルピンクのカーディガンをまとった、大人かわいいムードの写真の女性。くるみボタンにヴィンテージ感が漂います。インナーのトップスにはグリーン系ニットを取り入れて、カラーブロックのアンサンブルに。タイトスカートできちんと感を印象付けた、甘くないカーデコーデのお手本です。

2枚目のルックは、ケーブル編みのカーディガンジャケットとスカートのセットアップです。最近は、オフィスでも重宝がられるようになってきました。人気の理由は、見た目の統一感と、ニットならではのやわらかい着心地。シアーなハイソックスにストラップシューズで大人フェミニンなムードを添えました。SNSでも話題の魅惑的なオフィスファッション“オフィスサイレン”風アイウエアもしゃれています。

崩しプレッピーを
ガーリートレンドになじませて

トラッドを崩したプレッピーの勢いが続いています。今の着こなしは、プレッピーをさらにルーズにアレンジするスタイリング。もともとソフトで気負わない雰囲気を持つカーディガンは、絶好の“崩し”アイテムです。

爽やかなブルーシャツの上に「プラダ(PRADA)」のカーディガンを重ねたこちらの女性。モカ・ムースの地色にはストライプが走り、シャツと共にプレッピー感がしっかり備わっています。同系色のバッグも「プラダ」でそろえて統一感を演出。ミニスカートでガーリーテイストも盛り込むのが今の気分です。

カーディガンはトップスの上に羽織るのが主流ですが、2枚目の女性は一味違います。「プラダ」のカーディガンの前をきっちり閉めて、Vネックのプルオーバーを着ているかのような雰囲気に。シャツワンピース風に見えるスカート部分は、ピンストライプがプレッピーな気分を高めています。ソックスとパンプスでスクールガールなムードも寄り添わせました。

落ち着いたグレーカーデは
予想を裏切るスタイリングが鍵

カーディガンをぐっと落ち着いた雰囲気で着こなすなら、グレーが向いています。シックな表情が宿るので、他のアイテムに目立つデザインを迎えやすいのも、グレーカーデの長所。

写真の女性は、白のトップスにグレーのカーディガンを重ねたプレッピー風の着こなしです。スクールユニフォームのようなビッグワッペンで、スポーティーなムードを取り入れるブロークコアのトレンドにもなじみます。着丈の長いカーディガンがきれいな落ち感を引き出しつつ、キラキラのパーティーバッグをあえて合わせるのが、オントレンドのスタイリングです。

大人しく見えがちなグレーをベースに、多彩な色を迎える着こなしもおすすめです。2枚目のルックは、ゴージャスなベルトとパンク風チェック柄スカートが目を引きます。ベーシックなグレーカーディガンが、全体をうまくまとめる役割を果たしています。黒ストッキングにバレエシューズというコンビネーションも、チャーミングな印象を引き立てています。

進化を遂げたカーディガンの着こなしは、手持ちのワードローブから別の表情を引き出してくれます。日中の温度調節が悩ましいこの時期のお仕事ルックにも重宝しそうです。レトロトレンドが勢いを増す中、カーディガンの出番は一段と増える気配。新スタイリングを参考に、自分好みのアレンジを探してみては。

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映画「スター・ウォーズ」が「ギャップ」や「シチズン」とタッグ! 来週発売のファッションアイテム8選【4/28〜5/4】

来週発売のファッションアイテム8選【4/28〜5/4】

ファッションアイテムの発売情報を「WWDJAPAN」的視点でピックアップ!今回は4月28日〜5月4日に発売するアイテムを紹介します。今週は映画「スター・ウォーズ」から2つのコレクションが発売になります。4月29日には「ギャップ」とのカプセルコレクション、5月4日には「シチズン(CITIZEN)」と“R2-D2”と“C-3PO”をモチーフとしたウオッチを各450本限定で発売します。「ギャップ」はTシャツやスエット、バッグ、キャップまで全身そろいます。さらに時計まで!?ファンには嬉しい悲鳴ですね。

【4月29日発売】
アメリ
(AMERI)

「ニューエラ」とコラボ

「アメリ(AMERI)」は、「ニューエラ(NEW ERA)」と2度目となるコラボアイテムを発売する。「ニューエラ」の定番キャップ“9TWENTY”に「アメリ」のロゴを刺しゅうしたモデルと、ロゴ刺しゅうに加えてアシッドウオッシュ加工を施したモデルをそろえる。5月末には第2弾も発売する。

■商品詳細

キャップ(7150円)

【4月29日発売】
ギャップ
(GAP)

「スター・ウォーズ」モチーフ
メンズとキッズ、ベビーアイテムも

「ギャップ(GAP)」は、阪急うめだ本店で開催する“ディズニー ザ マーケット”で、映画「スター・ウォーズ」モチーフの限定コレクションを販売する。メンズとキッズ、ベビー向けのウエアから小物まで全51点をそろえ、5月13日から公式オンラインストアでも取り扱う。

■商品詳細

スエット/メンズ(7990円)
Tシャツ/メンズ(5990円)
キャップ/メンズ(3990円)
Tシャツ/キッズ(4990円)
※一部商品

【4月30日発売】
ケイタ マルヤマ
(KEITA MARUYAMA)

「フェイラー」、ザ トウキョウとコラボ
母の日に向けて

「ケイタ マルヤマ(KEITA MARUYAMA)」は、母の日に向けて「フェイラー(FEILER)」、ザ トウキョウ(THE TOKYO)とのコラボアイテムを発売する。ブランドのアーカイブから「感謝」の花言葉を持つ“ダリア”の柄をセレクトした、色鮮やかなオリジナルテキスタイルで4型を仕上げた。

■商品詳細

ハンカチ(3690円)
バッグ(1万2980円)
ポーチ(7590円)
メガネケース(8910円)

【4月30日発売】
コンバース
(CONVERSE)

55周年の「ドラえもん」コラボ

「コンバース(CONVERSE)」は、マンガ「ドラえもん」の連載開始から55周年を記念した“オールスター”を発売する。ドラえもんがのぞくモデル、原作のシーンを組み合わせたモデル、全巻の表紙イラストを落とし込んだモデルの3種をラインアップする。

■商品詳細

スニーカー(1万2100円〜)

【5月1日発売】
アディダス
(ADIDAS)

新作ランニングシューズ

「アディダス(ADIDAS)」は、“アディゼロ”シリーズから新作“アディゼロ ボストン 13”の限定カラーを発売する。レース本番やトレーニングに関わらず、最適なペースのサポートを目指したオールラウンドモデルで、6月4日から通常カラーの“アディゼロ ボストン 13”も販売する。

■商品詳細

シューズ(1万8700円)

【5月1日発売】
ディーン&デルーカ
(DEAN & DELUCA)

防水仕様のショッピングバッグ

「ディーン&デルーカ(DEAN & DELUCA)」は、“ショッピングバッグ EVA コーラルオレンジ”を数量限定で発売する。メッシュ生地に丈夫で軽い“EVA素材”を貼り合わせ、耐久性と防水性を高めた。また、収納時はコンパクトに折りたためる。

■商品詳細

バッグ(2640円)

【5月3日発売】
アトモス
(ATMOS)

「アディダス オリジナルス」、「ベイプ®」とコラボ
アトモス25周年

アトモス(ATMOS)は、25周年を記念して「アディダス オリジナルス(ADIDAS ORIGINALS)」、「ア ベイシング エイプ®(A BATHING APE®)」とのコラボスニーカー“アディダス オリジナルス スーパースター ヴィンテージ ベイプ アトモス”を発売する。アッパーには“ベイプカモ”、両足の右側には“ベイプ スタ”、左側には“スリーストライプス”を蓄光素材で配した。

■商品詳細

スニーカー(2万7500円)

【5月4日発売】
シチズン
(CITIZEN)

「スター・ウォーズ」モチーフ
450本限定ウオッチ

「シチズン(CITIZEN)」は、“シチズンコレクション”から、映画「スター・ウォーズ」に登場する“R2-D2”と“C-3PO”をモチーフとしたウオッチを各450本限定で発売する。“R2-D2”モデルはシルバーとブルー、“C-3PO”モデルはゴールドと同キャラクターを彷ふつとさせるカラーリングだ。

■商品詳細

ウオッチ/“R2-D2”(6万3800円)
ウオッチ/“C-3PO”(6万9300円)

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映画「スター・ウォーズ」が「ギャップ」や「シチズン」とタッグ! 来週発売のファッションアイテム8選【4/28〜5/4】

来週発売のファッションアイテム8選【4/28〜5/4】

ファッションアイテムの発売情報を「WWDJAPAN」的視点でピックアップ!今回は4月28日〜5月4日に発売するアイテムを紹介します。今週は映画「スター・ウォーズ」から2つのコレクションが発売になります。4月29日には「ギャップ」とのカプセルコレクション、5月4日には「シチズン(CITIZEN)」と“R2-D2”と“C-3PO”をモチーフとしたウオッチを各450本限定で発売します。「ギャップ」はTシャツやスエット、バッグ、キャップまで全身そろいます。さらに時計まで!?ファンには嬉しい悲鳴ですね。

【4月29日発売】
アメリ
(AMERI)

「ニューエラ」とコラボ

「アメリ(AMERI)」は、「ニューエラ(NEW ERA)」と2度目となるコラボアイテムを発売する。「ニューエラ」の定番キャップ“9TWENTY”に「アメリ」のロゴを刺しゅうしたモデルと、ロゴ刺しゅうに加えてアシッドウオッシュ加工を施したモデルをそろえる。5月末には第2弾も発売する。

■商品詳細

キャップ(7150円)

【4月29日発売】
ギャップ
(GAP)

「スター・ウォーズ」モチーフ
メンズとキッズ、ベビーアイテムも

「ギャップ(GAP)」は、阪急うめだ本店で開催する“ディズニー ザ マーケット”で、映画「スター・ウォーズ」モチーフの限定コレクションを販売する。メンズとキッズ、ベビー向けのウエアから小物まで全51点をそろえ、5月13日から公式オンラインストアでも取り扱う。

■商品詳細

スエット/メンズ(7990円)
Tシャツ/メンズ(5990円)
キャップ/メンズ(3990円)
Tシャツ/キッズ(4990円)
※一部商品

【4月30日発売】
ケイタ マルヤマ
(KEITA MARUYAMA)

「フェイラー」、ザ トウキョウとコラボ
母の日に向けて

「ケイタ マルヤマ(KEITA MARUYAMA)」は、母の日に向けて「フェイラー(FEILER)」、ザ トウキョウ(THE TOKYO)とのコラボアイテムを発売する。ブランドのアーカイブから「感謝」の花言葉を持つ“ダリア”の柄をセレクトした、色鮮やかなオリジナルテキスタイルで4型を仕上げた。

■商品詳細

ハンカチ(3690円)
バッグ(1万2980円)
ポーチ(7590円)
メガネケース(8910円)

【4月30日発売】
コンバース
(CONVERSE)

55周年の「ドラえもん」コラボ

「コンバース(CONVERSE)」は、マンガ「ドラえもん」の連載開始から55周年を記念した“オールスター”を発売する。ドラえもんがのぞくモデル、原作のシーンを組み合わせたモデル、全巻の表紙イラストを落とし込んだモデルの3種をラインアップする。

■商品詳細

スニーカー(1万2100円〜)

【5月1日発売】
アディダス
(ADIDAS)

新作ランニングシューズ

「アディダス(ADIDAS)」は、“アディゼロ”シリーズから新作“アディゼロ ボストン 13”の限定カラーを発売する。レース本番やトレーニングに関わらず、最適なペースのサポートを目指したオールラウンドモデルで、6月4日から通常カラーの“アディゼロ ボストン 13”も販売する。

■商品詳細

シューズ(1万8700円)

【5月1日発売】
ディーン&デルーカ
(DEAN & DELUCA)

防水仕様のショッピングバッグ

「ディーン&デルーカ(DEAN & DELUCA)」は、“ショッピングバッグ EVA コーラルオレンジ”を数量限定で発売する。メッシュ生地に丈夫で軽い“EVA素材”を貼り合わせ、耐久性と防水性を高めた。また、収納時はコンパクトに折りたためる。

■商品詳細

バッグ(2640円)

【5月3日発売】
アトモス
(ATMOS)

「アディダス オリジナルス」、「ベイプ®」とコラボ
アトモス25周年

アトモス(ATMOS)は、25周年を記念して「アディダス オリジナルス(ADIDAS ORIGINALS)」、「ア ベイシング エイプ®(A BATHING APE®)」とのコラボスニーカー“アディダス オリジナルス スーパースター ヴィンテージ ベイプ アトモス”を発売する。アッパーには“ベイプカモ”、両足の右側には“ベイプ スタ”、左側には“スリーストライプス”を蓄光素材で配した。

■商品詳細

スニーカー(2万7500円)

【5月4日発売】
シチズン
(CITIZEN)

「スター・ウォーズ」モチーフ
450本限定ウオッチ

「シチズン(CITIZEN)」は、“シチズンコレクション”から、映画「スター・ウォーズ」に登場する“R2-D2”と“C-3PO”をモチーフとしたウオッチを各450本限定で発売する。“R2-D2”モデルはシルバーとブルー、“C-3PO”モデルはゴールドと同キャラクターを彷ふつとさせるカラーリングだ。

■商品詳細

ウオッチ/“R2-D2”(6万3800円)
ウオッチ/“C-3PO”(6万9300円)

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「CFCL」の“サの字なきサステナ”、GAKU高校生の涙、廃棄501を扱う覚悟【向千鶴サステナDが行く】


向千鶴「WWDJAPAN」サステナビリティ・ディレクターが取材を通じて出会った人、見つけた面白いことなどを日記形式でお届けします。読者から「人の感情を軸にサステナビリティを語っている」という評価をいただき、確かにそうかも、と納得しました。「人との出会い」やその後ろにあるストーリーを今回もお届けします。

容器を見て、心がスッとした。潔い美しさ

サキュレアクト「530」キャラバン(3/11)

私のビューティ×サステナビリティの先生(本質を教えてくれる方)のひとりが、サキュレアクトの塩原社長です。この記事の下部にリンクを載せているインタビュー記事のタイトル、インパクトがありますよね。「新商品を出すたびごみを作っている気になる」化粧品業界の闇から抜け、“未来の原料”と出合いサキュレアクトを起業――です。大量生産・廃棄に嫌気がさし、「25年携わった化粧品業界を卒業しよう」と考えた最中に、地球環境を改善する可能性を秘めた微細藻類に出合い、プラスチック製品を使わずごみを出さない工夫をするライフスタイルブランド『530(ファイブサーティ)』を立ち上げたそうです。

そんな塩原さんが、天然由来成分100%・ビーガン認証を取得した新製品“ナイトケア クリーム”をもって来社してくれました。見てください、この潔い容器を。ガラスとアルミだけを採用しているため、リサイクルしやすい。半顔ずつ使って試してみようと思います。

サステナぶらないサステナブルを楽しむ

繊維商社ヤギ展示会(3/12)


TBSでSDGs関連の番組を手がけている方の講演で、印象的だった言葉が「人は、喜怒哀楽のどれかに触れたときに心が動く」でした。どうしたらより多くの人にSDGs関連の番組に関心をもってもらえるか?という議題の中で出てきた言葉です。確かに、SDGs関連の情報は「正しい、けど伝わらない」という悩みが常について回ります。

展示会もまったく同じだと思います。そういった意味で、繊維商社ヤギの見せ方はとても上手でした。原料や生地の展示会なのに、まるでアパレルの展示会かと思うようなディスプレーや、テーマごとに設けられたブースの構成が、心に届くものになっていました。そして何より、お土産コーナーが可愛い!展示会のテーマである「サステナぶらないサステナブル」を、キャップや靴下、Tシャツにポップに落とし込んでいて、思わず「可愛い〜」と近寄ってしまいます。喜怒哀楽の「楽」が動いた瞬間ですね。デザインが得意なファッション業界には、この感覚をもっと発信してほしい!

世界へ飛び出せ!日本のイノベーション

ケリング・ジェネレーション・アワード(3/13)

ケリングによるスタートアップ支援につながるアワードがこちら。上海などで先行していたこのアワードですが、ジャパン社の担当者が「日本でも実現したい」と、数年前から準備を重ねてきたそうです。私自身もアドバイザリーボードとして参加したので、とても感慨深い。

新しいことの立ち上げにはものすごいエネルギーが必要です。矛盾だらけで正解が見えにくいサステナビリティの世界では、「オープンソース」マインドがとても大切。ここに集まった起業家たちが、情報を交換しながら互いに高め合っていく姿を目の当たりにして、改めてそう感じました。

ローラの本気度。リジェネラティブへ向かう

「ステュディオ アール スリーサーティー」展示会(3/13)

私はローラを尊敬しています。母国語ではない日本語をここまで習得した時点でまずすごい。そして、サステナビリティに対する考え方がとても真摯です。展示会では農業に関心があると話していたローラ。自身のブランド「ステュディオ アール スリーサーティー(STUDIO R330)」の展示会では、リジェネラティブ・コットンのアイテムなどが登場していました。

輝け!意識高い系若者

10代のクリエーションの学び舎「GAKU」合同展示会(3/23)

学び舎「GAKU」が三菱地所と協働し、10代がクリエイターや専門家とともに食・ファッション・建築の分野で「これからのサステナブル社会を構想する」ことを趣旨に、昨年10月から約半年間にわたってクラスを開講してきました。私は講師のひとりとして、成果発表の場で2人の高校生と3人の大人とともにトークイベントに参加しました。

テーマは「ファッションと地球のより良い関係の土台を考える」。難易度が高そうに聞こえますが、副題が「サステナビリティと向き合う中で感じたジレンマと、それらと向き合うことで見えてきた良い兆し」だったため、実際は非常に話しやすい内容でした。それは10代も同じだったようで、環境や人権の問題に関心を持つ高校生たちは、自分の思いを周囲に伝える中で葛藤を抱えていました。その葛藤は、ファッションを愛し、大切な人を思うからこそ生まれるもの。感極まって涙を流す学生の純粋さに触れ、抱きしめたくなるような瞬間がありました。

でも、その必要はありませんでした。彼らはすでに葛藤を越えて、友人や家族とより良い関係を築いていたからです。“意識高い系”。ともすれば揶揄に使われがちなこの言葉を、彼らには勲章のように掲げて進んでほしい。そして、彼らが堂々と自分の意見を言える環境を作るのは、私たち大人の役割だとも思います。

高橋さんが受賞した装苑賞作品が必見

「CFCL: KnitwearからKnit-wareへ」内覧会(3/24)

「CFCL」が5周年を記念して表参道・GYRE GALLERYで開催した展覧会では、代表兼クリエイティブディレクターの高橋悠介さんが自ら来場者に展示解説を行っていました。

わずか5年ながら、ニットへの深いこだわりと独自のクリエーションで存在感を確立してきた「CFCL」。この展示は単なる過去の振り返りではなく、ブランドの“哲学”を言語化し、次の5年を見据える再出発のような場になっていました。会場の入り口には、2009年に大学院生として装苑賞を受賞した作品が展示されています。まさにブランドの原点ともいえるニット作品であり、それだけでも足を運ぶ価値があると感じました。

「社員が60人を超え、私自身が面接に入ることもなくなりました。だからこそ、理念や哲学を改めて社内外に伝えたかった」と語る高橋さん。「ニットだからできることは、まだまだある。ようやくその入口に立ったばかりです」とも。

展覧会に“サステナ”の文字はひとつも登場しませんでしたが、映像で見せる生産工程の開示など、やっていることはまさに“サステナ中のサステナ”でした。

廃棄501と言えば山澤さん。その覚悟とは?

ヤマサワプレス(3/26)


展示会案内にあった「ヤマサワプレスの覚悟を見に来てください」の一文に誘われて、行ってきました。写真は「リーバイス501」が好きすぎて、アメリカで廃棄されると聞いたそれらを大量に買い付け、日本に運んだ山澤さん。「リーバイス」のお墨付きでアップサイクルに取り組み、たくさんの人を巻き込んできた情熱の持ち主です。日本の多くのデザイナーが、足立区にあるヤマサワプレスの町工場を訪れたことがあるのではないでしょうか。

今回新たに提案していたのは、リサイクルデニムを使ったジャケットなど。リメイク工程で出る端材を裁断し、バージンコットンを混ぜて紡績し直した生地を使用しているそうです。アメリカでジーンズを捨てた人は、まさかそれが日本でこんなに美しいブルーのジャケットになっているとは想像もしないでしょう。面白い時代です。

そして、ここで感動の再会がありました。大阪文化服装学院出身で、現在ヤマサワプレスで働いている松浪希峰さん。コロナ禍に私が同校で行ったセミナーを覚えていて、声をかけてくれました。「向さんの講義が、今の道に進む大きなきっかけでした」という言葉に思わず涙。後日も「今後も循環型のファッションを探求し、モノづくりに励んでいきたい」とメールをもらい、2度目の嬉し泣きです。がんばれ!

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100年の歴史が生み出す“100年モノのナイフ” 石川県発の匠の技

「生まれるべきものが生まれ、広がるべきものが広がり、残るべきものが残る世界の実現」をビジョンに掲げるマクアケによる、“アタラシイものや体験の応援購入サービス”の「マクアケ」には、伝統技術を現代的なアイテムに活用したプロジェクトが数多い。この連載では、全国各地の匠の技に注目。実行者の思いとともに、匠の技をどう活用し、どう訴求しているのかを考える。目指すは、47都道府県の匠の技の探訪だ。第4回は、石川県を訪れた。


今回の技術は…

“一生モノのナイフ”を作り出す野鍛冶の技術

石川県能登町のふくべ鍛冶は、包丁や農具、漁具など、暮らしに必要な道具の開発や製造を手掛ける野鍛冶です。1908年の創業から100年以上にわたり、能登町の農業や漁業に関わる人々の生活を支えてきました。

道具を長く使えるよう、“修理”の文化を受け継いでいるのも同社の特徴です。年間数万件以上の修理を手掛ける現在も、奥能登の集落をワゴンカーで回る“移動鍛冶”を行い、住民一人一人と向き合いながら「困った」を「良かった」に変えています。一方、農業が機械化したり、大量生産した格安刃物が流通したりと、野鍛冶を取り巻く環境は決して安定しているとは言えません。

同社は2024年、これまで培ってきた技術力をもとに、サバイバルナイフ“タフ”を開発しました。「切る」「断つ」「削る」など包丁の一般的な機能に加えて、スターター着火(キャンプなどに適した燃料を必要としない着火方法)が可能。使用する材料にもこだわり、手入れをしながら経年変化を楽しめる“一生モノのナイフ”に仕上げています。

“タフ”は、「マキリ」のサバイバルナイフとも言えます。「マキリ」とは、日本海沿岸の漁師に親しまれている万能包丁のことで、海と山の両方に接している能登半島では、内陸部でも使われているのが特徴です。もともと「『マキリ』のサバイバルナイフが欲しい」という声は多く挙がっていましたが、24年1月1日に発生した能登半島地震が本格的な開発のきっかけになりました。同社は、「野鍛冶職人たちの『包丁を作りたい。野鍛冶文化を未来につなげたい』という一言に心を動かされた」と振り返ります。

“タフ”は、長年磨いてきた職人の技術に、日本刀を作る技術を掛け合わせています。鋼となる安来鋼青紙2号(以下、青紙2号)を地金のステンレスで挟み込んだ「本三枚造り」(3種類の鋼で日本刀を構成すること)を採用することで、鋭い切れ味と耐久性を実現しました。鋼の青紙2号は焼き入れで硬度が増し、切れ味が上がるという性質がある一方、熱処理の温度が高すぎると脆くなったり、低すぎると切れ味が弱くなったりしてしまいます。温度管理に細心の注意を払い試行錯誤を繰り返すことで、最適な塩梅を見つけることができました。

「マクアケ」でのプロジェクトでは、復興を願う人からの応援購入に加え、キャンプ好きからも反響を集めています。「ふくべ鍛冶」は、「時代の変化とともに野鍛治の数が少なくなってきたからこそ、その重要性を伝えていきたい」と語ります。今後は、海外向けのクラウドファンディングも活用しつつ、各国の生活習慣に合わせたモノ作りにも挑戦していきたいとのことです。

切れ味と耐久性を実現する4つのポイント

1.鍛造技術

堅牢さを重視し、地金を挟む「本三枚造り」を採用。800度に熱して何度も鍛造することで、金属分子が細かくなるため欠けにくくなり、不純物を出すため錆びにくくなります。切れ味を左右する刃金(刃物の刃先に用いる金属)にもこだわっています。

2.研磨

一つ一つ職人の手で削っています。切り刃や腹は、あえてハマグリ刃(ハマグリのような丸みを帯びた刃先)にすることで薪を割れるほどの強度を実現。わざとヘコませることで、刃離れも良くしています。

3.焼き入れ・焼き戻し

鋼の青紙2号は、焼き入れで硬度が増し、切れ味が向上する性質を持っています。一方、250度に下げる焼き戻しを行うことで、粘りや強靭性を向上。鋭さとしなやかなさを持ち合わせた包丁に仕上げています。

4.研ぎ

腹から刃元にかけては厚めに研いで硬度の耐久性を、刃先は薄めに研いで鋭い切れ味を実現し、万能に使える包丁に仕上げました。包丁を研いで小さくなるまで、ずっと切れ味が持続する点もポイントです。

石川発!
応援購入が高額なプロジェクト3選

“アタラシイものや体験の応援購入サービス”の「マクアケ」で大きな反響が寄せられた石川県発のプロジェクトを3つ紹介する。

PICK UP 1 : 応援購入総額1715万円

手軽に家ごはんを格上げ!
箸やお椀を一から設計し、ごはんを美味しくする食器ARAS

食器ブランド「ARAS」が開発した和食器のシリーズ。同ブランドは、料理をおいしく味わうための素材や形状について研究しており、今回も「においや口当たりで料理の邪魔をしない食器」という商品コンセプトのもと、樹脂とガラス素材を混ぜ合わせた最新素材を採用した。

PICK UP 2 : 応援購入総額1320万円

高性能キーボード
「HHKB」×伝統工芸「輪島塗」の融合!

石川県かほく市のPFUが手掛ける“ハッピー ハッキング キーボード(HHKB)”と、輪島塗を生業とする大徹八井漆器工房のコラボ。能登半島地震で被災した同工房を支援するため、「リ:ジャパンプロジェクト」として、18年ぶりの協業が実現した。

PICK UP 3 : 応援購入総額1009万円

雨の日も気にしない、
機能性に優れた3WAYトートバッグ

化学素材メーカー・小松マテーレの高機能ナイロン生地“コンブ®”を活用したトートバッグ。「ナチュラルでドライな風合い」や「硬度からくる自立性」「驚くほどの軽量さと強さ」が特長。25年2月には、最新プロジェクトを開始する予定。

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「在庫が多いほど売り上げが増える」という思い込み

2025年1月からWWDJAPAN.comでマンガ版「ザ・ゴールシリーズ 在庫管理の魔術」が連載中です。在庫過剰に陥ると、つい値下げセールに頼ってしまう――。しかし、本当にそれしか方法はないのか? 利益を高め、最大化するための解決策を、アパレル在庫最適化コンサルで「ユニクロ対ZARA」「アパレル・サバイバル」「図解アパレルゲームチェンジャー」等の著者である齊藤孝浩ディマンドワークス代表が、同マンガを読みながら、解説して行きます。今回は、第3話を取り上げます。

思い込みが過剰在庫を生む

第3話のテーマは「思い込みが過剰在庫を生む」という現場のリアルな問題に迫っています。

マンガ「在庫管理の魔術」の第3話は コチラ

前話までに、主人公の店舗では地下のバックヤード倉庫が水浸しで使えなくなったため、これまで店舗で持っていた在庫を4カ月分から20日分に絞ると決めました。そして、毎日、必要な商品を中央倉庫に発注し、翌日補充してもらうという仕組みをつくりました。しかし、実際に運用してみると在庫が20日分を超える発注ばかりになっていました。例えば、「グリーンの商品が売れたから、ほかの色の商品も売れるだろう」といった思い込みから、各担当者が多めに発注してしまっていたのです。

実際の店舗でも、こうした行動がよく見受けられますね。ある日によく売れた商品があると、次の発注時には通常の2倍も発注したり、要望したりするといった行動もありがちです。店舗の人たちはみんな、欠品することで、販売機会を逃したくないと考えています。「在庫が多いほど売り上げが増える」という思い込みに基づいて行動すると、その結果、全店が日常的に過剰在庫を抱えることになります。

思い込みを捨て、売れた分だけを補充する

そのような状況の中で、主人公の店舗に、実際、在庫が常に20日分になるように、在庫を毎日確認して、その日に売れた、必要な分だけを忠実に発注している担当者がいました。

毎日在庫を計算するのは現実的ではない。

しかし、この担当者のやりかたが参考になると考え、シンプルに、POSデータを活用して、売れた分だけを補充することを思いつき、すべての担当者にこのやりかたを徹底します。

あわせて、今まで発注要望をしても、発送単位にならないからと、倉庫から届けてもらえなかった商品も、ダメ元で注文することにしました。

しばらくすると、本部から、店舗の売り上げが期間売上で全国1位と飛躍的に伸びたことを知らされます。

在庫を減らしたのに売り上げが伸びた理由とは──。

そこには、在庫が減ることで売り場に“ある変化”が起きたという意外なカラクリがありました。次回、その全貌が明らかになります。

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「アネッサ」×ポケモンや北欧デザインの「ベアミネラル」が登場 今週発売のビューティアイテム16選【4/21〜4/27】

ビューティアイテムの発売情報を「WWDJAPAN」的視点でピックアップ!今回は4月21〜27日に発売するアイテムを紹介します。今年はさまざまな日焼け止めブランドがコラボレーションアイテムを発売していますが、「アネッサ(ANESSA)」がタッグを組むのは「ポケット モンスター」。ピカチュウ、ポッチャマ、ニャオハをデザインしたキュートなデザインに注目です。先日日本からの撤退を発表した「ベアミネラル(BAREMINERALS)」はフィンランドのテキスタイルブランド「フィンレイソン(FINLAYSON)」とコラボ。ポケットUVパウダー、ファンデーション、フィニッシングパウダー、美容液クッションの4種が登場します。ブランドの魅力とポップな北欧デザインを堪能して!

【4月21日発売】
クレ・ド・ポー ボーテ
(CLE DE PEAU BEAUTE)

“シナクティフ”ラインから限定スキンケアコフレが登場

資生堂のハイプレステージブランド「クレ・ド・ポー ボーテ(CLE DE PEAU BEAUTE)」は、浄化創生”という考え方のもと、生命の輝きに溢れた顔立ちを目指すブランド最高峰ライン“シナクティフ”から限定スキンケアコフレ“シナクティフ コフレ シナクティフ 2025”を数量限定で発売する。

■商品詳細

“シナクティフ コフレ シナクティフ 2025”(6万1600円※編集部調べ)

【4月21日発売】
「毛穴撫子」

毛穴を引き締めるシートマスクのボックスタイプ

石澤研究所の毛穴ケアブランド「毛穴撫子」は、ぽっかり空いた毛穴を引き締めるシートマスク“ひきしめマスク”から、大容量タイプの“ひきしめマスクたっぷり BOX”を数量限定で発売する。キュウリエキスとヘチマエキスがベタつきを抑えて毛穴を引き締めながら、保湿成分のヒアルロン酸とコラーゲンが潤いを与え毛穴の目立たない肌に導く。

■商品詳細

“ひきしめマスクたっぷり BOX”(28枚入り、1760円)

【4月21日発売】
インウイ
(INOUI)

光をコントロールするアイカラー&リップ

 

資生堂のメイクアアップブランド「インウイ(INOUI)」は、5つの異なる照度レベルのカラーをセットしたアイシャドウパレットと、光の反射をコントロールして本来のぷるんとした弾力感と艶のある唇へ導くリップスティックを発売する。

■商品詳細

アイカラー(7700円/レフィル5060円※編集部調べ、以下同)
リップ(全3色、各5060円)

【4月21日発売】
マキアージュ
(MAQUILLAGE)

崩れ防止下地に夏の限定品 

「マキアージュ(MAQUILLAGE)」は、メイク崩れ防止下地の限定クールタイプ“ドラマティックスキンセンサーベース NEO クール”[SPF50+・PA++++]を発売する。ヌーディーベージュ、ラベンダー、ミントの3色で、通常製品に3種の清涼成分と夏らしい爽やかな香りをプラスした。

■商品詳細

“ドラマティックスキンセンサーベース NEO クール”[SPF50+・PA++++](全3種、各2970円※編集部調べ)

【4月21日発売】
アネッサ
(ANESSA)

ポケモンをあしらった
限定パッケージの日焼け止め美容液

「アネッサ(ANESSA)」は、ポケモンとコラボした限定パッケージの“パーフェクト UV スキンケアミルク NA”を数量限定で発売する。同製品は、汗、水、熱、こすれ、表情のヨレに対応するUVブロック膜技術を搭載し、軽い付け心地ながら肌を紫外線から隙なく守る日焼け止め用乳液。今回は、ピカチュウ、ポッチャマ、ニャオハの3体を採用した。

■商品詳細

“パーフェクト UV スキンケアミルク NA”[SPF50+ PA++++](全3種、各60mL、各3058円※編集部調べ)

【4月22日発売】
ベアミネラル
(BAREMINERALS)

北欧のテキスタイルブランド「フィンレイソン」とコラボ

「ベアミネラル(BAREMINERALS)」は、フィンランドのテキスタイルブランド「フィンレイソン(FINLAYSON)」とコラボしたUVケアアイテムを発売する。ラインアップは、自然や植物に対する敬意やダイバーシティへのメッセージをパッケージに込めたポケットUVパウダー、ファンデーション、フィニッシングパウダー、美容液クッションの4種。

■商品詳細

“オリジナル ミネラルベール UVパウダー” [SPF25・PA++](限定3種、各5.3g、各5280円)
“オリジナル ファンデーション” [SPF15・PA++](限定1種、8g、4950円)
“ミネラルベール SPF25”(限定1種、6g、4640円)
“オリジナル ピュア セラム カバーアップ クッション”(限定1種、11g、6820円)

【4月22日発売】
ヘレナ ルビンスタイン
(HELENA RUBINSTEIN)

大気中の汚れに着目した
限定スペシャルマスク

「ヘレナ ルビンスタイン(HELENA RUBINSTEIN)」は、植物始原細胞の再生能力に着目した“P.C. スキンミュニティ”ラインから、大気中の汚れを優しく洗い流すスペシャルマスク“P.C. スキンミュニティ クラリファイング マスク”を数量限定で発売する。同マスクは、肌の酸化を1.6倍促進し早期エイジングを引き起こす大気汚染物質「オゾン汚染」に着目し、肌を守りながら“落として満たす”スペシャルケアをかなえる。

■商品詳細

“P.C. スキンミュニティ クラリファイング マスク”(100mL、1万9800円)

【4月23日発売】
ビー
(BE)

スキンケア&インナーケア全10品がリニューアル

サステナブルビューティーブランド「ビー(BE)」は、スキンケア5品とインナーケア5品をリニューアルし、発売する。これまでの「潤う」に加え、新しく「整う」をキーワードにした。成分などの機能面をパワーアップするだけでなく、パッケージには美や健康を後押しするメッセージ「Beauty goes on」をデザインし、一新している。

■商品詳細

“クレンジングオイル C”(150mL、6160円)
洗顔料“フォームウォッシングC”(150mL、4620円)
“ローションC”(100mL、5830円)
“エッセンスセラムC”(30mL、2万8600円)
“クリームC”(30g、6930円)
パウチ入りサプリメント3種(5400〜8100円)
“カラアクティブ”(1本691円、10本6804円)
“Beグリーン”(3g×30袋、6480円)

【4月23日発売】
ロクシタン
(L'OCCITANE)

優しく肌と調和するフローラルムスク

「ロクシタン(L'OCCITANE)」は、爽やかなフローラルムスクが香る新作“ネロリオーキデ オー ハーモニー”を発売する。ラインアップは、香りを楽しむオードトワレと繊細な泡立ちで滑らかな肌へ導くシャワージェル、肌に潤いを与えるボディーミルク、ハンドクリームを加えた計4アイテム。

■商品詳細

オードトワレ(50mL、8470円)
シャワージェル(250mL、3850円)
ボディーミルク(200mL、4730円)
ハンドクリーム(30mL、1870円)

【4月24日発売】
タカミ
(TAKAMI)

繊細な角質も守るミルクUV 

「タカミ(TAKAMI)」は、紫外線から肌だけでなく、繊細な角質も守るミルクタイプの日焼け止め“タカミUVプロテクション”[SPF50・PA++++]を発売する。ヒドロキシアセトフェノンや潤いを与えるヒアルロン酸Naを配合。日中も潤いを補給しながら、健やかな素肌に導く。

■商品詳細

“タカミUVプロテクション”[SPF50・PA++++](30mL、4400円)

【4月24日発売】
バウム
(BAUM)

初夏の森の香りをまとうボディーフレグランス  

「バウム(BAUM)」は、初夏のフレッシュな森の香りをまとうボディーフレグランス“リフレッシング ボディコロン アクアティック グリーン”を発売する。みずみずしいテクスチャーで肌に広がり、爽やかなグリーンノートとクリアなアクアノートがすっきりとした清涼感をもたらす。

■商品詳細

“リフレッシング ボディコロン アクアティック グリーン”(90mL、4400円)

【4月24日発売】
デュカート
(DUCATO)

バレエコアに着想したネイル新4色

「デュカート(DUCATO)」は、速乾処方と塗りやすいラウンドカットのハケが特徴のネイルカラー“ネイルマイン”から、“バレエコア”に着想した新4色を発売する。36と37はパール、38はパールとラメ入りで、バレリーナのまとうサテンの艶やシフォンの透け感をイメージした。

■商品詳細

“ネイルマイン”(全30色、各495円)

【4月25日発売】
アルマーニ ビューティ
(ARMANI BEAUTY)

サテンルージュにヌードカラー3色 

「アルマーニ ビューティ(ARMANI BEAUTY)」は、リップスティック“リップ マエストロ サテン”から、ヌードカラーをそろえた“リップ マエストロ サテン ヌードマニア コレクション2025”を数量限定で発売する。薄いフィルムのような軽さと密着感で、保湿感溢れるサテン仕上がりの唇へ導く。

■商品詳細

“リップ マエストロ サテン ヌードマニア コレクション2025”(全3色、各6380円※編集部調べ)

【4月25日発売】
ナーズ
(NARS)

“マーブルリフ粉”が復刻 

「ナーズ(NARS)」は、“ライトリフレクティング セッティングパウダー”から、2024年8月に販売し即完売した限定色“ライトリフレクティング プリズマティックパウダー 03878 INTERSTELLAR”を復刻発売する。ラベンダーやブルーなどの3色をマーブル模様にプレストしたパウダーで、さりげない透明感に満ちた明るさを引き出す。

■商品詳細

“ライトリフレクティング プリズマティックパウダー 03878 INTERSTELLAR”(限定、6160円)

【4月25日発売】
RMK

ひんやりアイテム2品 

「RMK」は、人気の“Wトリートメントオイルシリーズ”から初のクールタイプ“W トリートメントオイル クール”と夏の肌を心地よくクールダウンするジェル保湿液“モイストチャージ クーリングジェル”を発売する。

■商品詳細

“W トリートメントオイル クール”(50mL、4400円)
“モイストチャージ クーリングジェル”(150mL、4180円)

【4月25日発売】
クルヒ
(KURUHI)

井浦新のコスメブランドから
初のスキンケアアイテム

井浦新のコスメブランド「クルヒ(KURUHI)」は、ブランド初のスキンケアアイテムとして、ジェルクレンジング“ザ フェイス クレンズ”とオイルイン美容液“ピュリティ ハーベスト レイヤー セラム”の2品を発売する。自然由来の原料を前提に、地域課題や未利用資源と向き合いながら製品開発を行う同ブランド。今回も一次産業の副産物や未活用素材を積極的に採用した。

■商品詳細

“ザ フェイス クレンズ”(200mL、5445円)
“ピュリティ ハーベスト レイヤー セラム”(30mL、1万3200円)

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「アネッサ」×ポケモンや北欧デザインの「ベアミネラル」が登場 今週発売のビューティアイテム16選【4/21〜4/27】

ビューティアイテムの発売情報を「WWDJAPAN」的視点でピックアップ!今回は4月21〜27日に発売するアイテムを紹介します。今年はさまざまな日焼け止めブランドがコラボレーションアイテムを発売していますが、「アネッサ(ANESSA)」がタッグを組むのは「ポケット モンスター」。ピカチュウ、ポッチャマ、ニャオハをデザインしたキュートなデザインに注目です。先日日本からの撤退を発表した「ベアミネラル(BAREMINERALS)」はフィンランドのテキスタイルブランド「フィンレイソン(FINLAYSON)」とコラボ。ポケットUVパウダー、ファンデーション、フィニッシングパウダー、美容液クッションの4種が登場します。ブランドの魅力とポップな北欧デザインを堪能して!

【4月21日発売】
クレ・ド・ポー ボーテ
(CLE DE PEAU BEAUTE)

“シナクティフ”ラインから限定スキンケアコフレが登場

資生堂のハイプレステージブランド「クレ・ド・ポー ボーテ(CLE DE PEAU BEAUTE)」は、浄化創生”という考え方のもと、生命の輝きに溢れた顔立ちを目指すブランド最高峰ライン“シナクティフ”から限定スキンケアコフレ“シナクティフ コフレ シナクティフ 2025”を数量限定で発売する。

■商品詳細

“シナクティフ コフレ シナクティフ 2025”(6万1600円※編集部調べ)

【4月21日発売】
「毛穴撫子」

毛穴を引き締めるシートマスクのボックスタイプ

石澤研究所の毛穴ケアブランド「毛穴撫子」は、ぽっかり空いた毛穴を引き締めるシートマスク“ひきしめマスク”から、大容量タイプの“ひきしめマスクたっぷり BOX”を数量限定で発売する。キュウリエキスとヘチマエキスがベタつきを抑えて毛穴を引き締めながら、保湿成分のヒアルロン酸とコラーゲンが潤いを与え毛穴の目立たない肌に導く。

■商品詳細

“ひきしめマスクたっぷり BOX”(28枚入り、1760円)

【4月21日発売】
インウイ
(INOUI)

光をコントロールするアイカラー&リップ

 

資生堂のメイクアアップブランド「インウイ(INOUI)」は、5つの異なる照度レベルのカラーをセットしたアイシャドウパレットと、光の反射をコントロールして本来のぷるんとした弾力感と艶のある唇へ導くリップスティックを発売する。

■商品詳細

アイカラー(7700円/レフィル5060円※編集部調べ、以下同)
リップ(全3色、各5060円)

【4月21日発売】
マキアージュ
(MAQUILLAGE)

崩れ防止下地に夏の限定品 

「マキアージュ(MAQUILLAGE)」は、メイク崩れ防止下地の限定クールタイプ“ドラマティックスキンセンサーベース NEO クール”[SPF50+・PA++++]を発売する。ヌーディーベージュ、ラベンダー、ミントの3色で、通常製品に3種の清涼成分と夏らしい爽やかな香りをプラスした。

■商品詳細

“ドラマティックスキンセンサーベース NEO クール”[SPF50+・PA++++](全3種、各2970円※編集部調べ)

【4月21日発売】
アネッサ
(ANESSA)

ポケモンをあしらった
限定パッケージの日焼け止め美容液

「アネッサ(ANESSA)」は、ポケモンとコラボした限定パッケージの“パーフェクト UV スキンケアミルク NA”を数量限定で発売する。同製品は、汗、水、熱、こすれ、表情のヨレに対応するUVブロック膜技術を搭載し、軽い付け心地ながら肌を紫外線から隙なく守る日焼け止め用乳液。今回は、ピカチュウ、ポッチャマ、ニャオハの3体を採用した。

■商品詳細

“パーフェクト UV スキンケアミルク NA”[SPF50+ PA++++](全3種、各60mL、各3058円※編集部調べ)

【4月22日発売】
ベアミネラル
(BAREMINERALS)

北欧のテキスタイルブランド「フィンレイソン」とコラボ

「ベアミネラル(BAREMINERALS)」は、フィンランドのテキスタイルブランド「フィンレイソン(FINLAYSON)」とコラボしたUVケアアイテムを発売する。ラインアップは、自然や植物に対する敬意やダイバーシティへのメッセージをパッケージに込めたポケットUVパウダー、ファンデーション、フィニッシングパウダー、美容液クッションの4種。

■商品詳細

“オリジナル ミネラルベール UVパウダー” [SPF25・PA++](限定3種、各5.3g、各5280円)
“オリジナル ファンデーション” [SPF15・PA++](限定1種、8g、4950円)
“ミネラルベール SPF25”(限定1種、6g、4640円)
“オリジナル ピュア セラム カバーアップ クッション”(限定1種、11g、6820円)

【4月22日発売】
ヘレナ ルビンスタイン
(HELENA RUBINSTEIN)

大気中の汚れに着目した
限定スペシャルマスク

「ヘレナ ルビンスタイン(HELENA RUBINSTEIN)」は、植物始原細胞の再生能力に着目した“P.C. スキンミュニティ”ラインから、大気中の汚れを優しく洗い流すスペシャルマスク“P.C. スキンミュニティ クラリファイング マスク”を数量限定で発売する。同マスクは、肌の酸化を1.6倍促進し早期エイジングを引き起こす大気汚染物質「オゾン汚染」に着目し、肌を守りながら“落として満たす”スペシャルケアをかなえる。

■商品詳細

“P.C. スキンミュニティ クラリファイング マスク”(100mL、1万9800円)

【4月23日発売】
ビー
(BE)

スキンケア&インナーケア全10品がリニューアル

サステナブルビューティーブランド「ビー(BE)」は、スキンケア5品とインナーケア5品をリニューアルし、発売する。これまでの「潤う」に加え、新しく「整う」をキーワードにした。成分などの機能面をパワーアップするだけでなく、パッケージには美や健康を後押しするメッセージ「Beauty goes on」をデザインし、一新している。

■商品詳細

“クレンジングオイル C”(150mL、6160円)
洗顔料“フォームウォッシングC”(150mL、4620円)
“ローションC”(100mL、5830円)
“エッセンスセラムC”(30mL、2万8600円)
“クリームC”(30g、6930円)
パウチ入りサプリメント3種(5400〜8100円)
“カラアクティブ”(1本691円、10本6804円)
“Beグリーン”(3g×30袋、6480円)

【4月23日発売】
ロクシタン
(L'OCCITANE)

優しく肌と調和するフローラルムスク

「ロクシタン(L'OCCITANE)」は、爽やかなフローラルムスクが香る新作“ネロリオーキデ オー ハーモニー”を発売する。ラインアップは、香りを楽しむオードトワレと繊細な泡立ちで滑らかな肌へ導くシャワージェル、肌に潤いを与えるボディーミルク、ハンドクリームを加えた計4アイテム。

■商品詳細

オードトワレ(50mL、8470円)
シャワージェル(250mL、3850円)
ボディーミルク(200mL、4730円)
ハンドクリーム(30mL、1870円)

【4月24日発売】
タカミ
(TAKAMI)

繊細な角質も守るミルクUV 

「タカミ(TAKAMI)」は、紫外線から肌だけでなく、繊細な角質も守るミルクタイプの日焼け止め“タカミUVプロテクション”[SPF50・PA++++]を発売する。ヒドロキシアセトフェノンや潤いを与えるヒアルロン酸Naを配合。日中も潤いを補給しながら、健やかな素肌に導く。

■商品詳細

“タカミUVプロテクション”[SPF50・PA++++](30mL、4400円)

【4月24日発売】
バウム
(BAUM)

初夏の森の香りをまとうボディーフレグランス  

「バウム(BAUM)」は、初夏のフレッシュな森の香りをまとうボディーフレグランス“リフレッシング ボディコロン アクアティック グリーン”を発売する。みずみずしいテクスチャーで肌に広がり、爽やかなグリーンノートとクリアなアクアノートがすっきりとした清涼感をもたらす。

■商品詳細

“リフレッシング ボディコロン アクアティック グリーン”(90mL、4400円)

【4月24日発売】
デュカート
(DUCATO)

バレエコアに着想したネイル新4色

「デュカート(DUCATO)」は、速乾処方と塗りやすいラウンドカットのハケが特徴のネイルカラー“ネイルマイン”から、“バレエコア”に着想した新4色を発売する。36と37はパール、38はパールとラメ入りで、バレリーナのまとうサテンの艶やシフォンの透け感をイメージした。

■商品詳細

“ネイルマイン”(全30色、各495円)

【4月25日発売】
アルマーニ ビューティ
(ARMANI BEAUTY)

サテンルージュにヌードカラー3色 

「アルマーニ ビューティ(ARMANI BEAUTY)」は、リップスティック“リップ マエストロ サテン”から、ヌードカラーをそろえた“リップ マエストロ サテン ヌードマニア コレクション2025”を数量限定で発売する。薄いフィルムのような軽さと密着感で、保湿感溢れるサテン仕上がりの唇へ導く。

■商品詳細

“リップ マエストロ サテン ヌードマニア コレクション2025”(全3色、各6380円※編集部調べ)

【4月25日発売】
ナーズ
(NARS)

“マーブルリフ粉”が復刻 

「ナーズ(NARS)」は、“ライトリフレクティング セッティングパウダー”から、2024年8月に販売し即完売した限定色“ライトリフレクティング プリズマティックパウダー 03878 INTERSTELLAR”を復刻発売する。ラベンダーやブルーなどの3色をマーブル模様にプレストしたパウダーで、さりげない透明感に満ちた明るさを引き出す。

■商品詳細

“ライトリフレクティング プリズマティックパウダー 03878 INTERSTELLAR”(限定、6160円)

【4月25日発売】
RMK

ひんやりアイテム2品 

「RMK」は、人気の“Wトリートメントオイルシリーズ”から初のクールタイプ“W トリートメントオイル クール”と夏の肌を心地よくクールダウンするジェル保湿液“モイストチャージ クーリングジェル”を発売する。

■商品詳細

“W トリートメントオイル クール”(50mL、4400円)
“モイストチャージ クーリングジェル”(150mL、4180円)

【4月25日発売】
クルヒ
(KURUHI)

井浦新のコスメブランドから
初のスキンケアアイテム

井浦新のコスメブランド「クルヒ(KURUHI)」は、ブランド初のスキンケアアイテムとして、ジェルクレンジング“ザ フェイス クレンズ”とオイルイン美容液“ピュリティ ハーベスト レイヤー セラム”の2品を発売する。自然由来の原料を前提に、地域課題や未利用資源と向き合いながら製品開発を行う同ブランド。今回も一次産業の副産物や未活用素材を積極的に採用した。

■商品詳細

“ザ フェイス クレンズ”(200mL、5445円)
“ピュリティ ハーベスト レイヤー セラム”(30mL、1万3200円)

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マンガで学ぶ「在庫管理の魔術」 第15話:これにて社内システムエラーは一件落着! 最後の関門は生産リードタイムの縮小

中堅アパレルのチェーンストア「ハンナズ」は、過剰在庫が原因で経営危機に瀕している。社長の安堂平磨は、娘でバイヤーの安堂あい、あいの夫で渋谷店店長の安堂徹に再生を期待するが、2人は「売れ残るリスクを抱えながら在庫を持つべきか?」それとも「売り上げが落ちるリスクを抱えながら在庫を減らすべきか?」で迷い続ける。

徹と社長の平磨は、新たに中央倉庫を作れば、各地域倉庫に適正量の在庫を配分できると気づいた。この倉庫の統括役にはハンナズの物流を担う加持を任命し、全体のシステム管理にはアプリ「IMM」を導入すれば、社内のほころびを一気に解決可能だ。一方、あいが直面し始めたのは、社外取引先との関係性を改善すること。どうすれば生産リードタイムを縮めるために、取引先とWinWinな関係性を築けるのか?

登場人物紹介

第十五話

このマンガは、ジェフ・ベゾス(Jeff Bezos)も経営陣で読んだとされるTOC(制約理論)の原点にして最高の入門書「ザ・ゴール」を原案としています。「ザ・ゴール」を中心としたマネジメント理論に関する書籍は、ダイヤモンド社が販売中です。

ORIGINAL WORKS:ELIYAHU GOLDRATT、JEF COX
SUPERVISION:YUJI KISHIRA
SCRIPT:TAKEO AOKI
COMICS:YAMA AOTA

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マンガで学ぶ「在庫管理の魔術」 第15話:これにて社内システムエラーは一件落着! 最後の関門は生産リードタイムの縮小

中堅アパレルのチェーンストア「ハンナズ」は、過剰在庫が原因で経営危機に瀕している。社長の安堂平磨は、娘でバイヤーの安堂あい、あいの夫で渋谷店店長の安堂徹に再生を期待するが、2人は「売れ残るリスクを抱えながら在庫を持つべきか?」それとも「売り上げが落ちるリスクを抱えながら在庫を減らすべきか?」で迷い続ける。

徹と社長の平磨は、新たに中央倉庫を作れば、各地域倉庫に適正量の在庫を配分できると気づいた。この倉庫の統括役にはハンナズの物流を担う加持を任命し、全体のシステム管理にはアプリ「IMM」を導入すれば、社内のほころびを一気に解決可能だ。一方、あいが直面し始めたのは、社外取引先との関係性を改善すること。どうすれば生産リードタイムを縮めるために、取引先とWinWinな関係性を築けるのか?

登場人物紹介

第十五話

このマンガは、ジェフ・ベゾス(Jeff Bezos)も経営陣で読んだとされるTOC(制約理論)の原点にして最高の入門書「ザ・ゴール」を原案としています。「ザ・ゴール」を中心としたマネジメント理論に関する書籍は、ダイヤモンド社が販売中です。

ORIGINAL WORKS:ELIYAHU GOLDRATT、JEF COX
SUPERVISION:YUJI KISHIRA
SCRIPT:TAKEO AOKI
COMICS:YAMA AOTA

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「マリメッコ」×ブルーボトルコーヒーや「フェイラー」×「ミュベール」など! 来週発売のファッションアイテム17選【4/21〜4/27】

ファッションアイテムの発売情報を「WWDJAPAN」的視点でピックアップ!今回は4月21〜27日に発売するアイテムを紹介します。「マリメッコ(MARIMEKKO)」は、ブルーボトルコーヒー(BLUE BOTTLE COFEE)とコラボした限定アイテムを25日に発売します。昨年に続いて今年もコラボが実現。ノルディック・グリーンとブルーボトルコーヒーのブルーが爽やかなエプロンやトートバッグ、マグなどをラインアップ。今回も完売必死になりそうです。
「フェイラー(FEILER)」も過去にタッグを組んできた「ミュベール(MUVEIL)」と再びコラボし、新作コレクション“ミュベールストロベリーセレナーデ”を23日に発売します。“イチゴ“と、幸せを意味する”ハチ“をデザインしたハンカチやバッグは“カワイイ”の渋滞ですね!

【4月22日発売】
ヘルノ グローブ
(HERNO GLOBE)

「アンリアレイジ」と協業
テーマは“未知の惑星”

「ヘルノ(HERNO)」のレーベル“ヘルノ グローブ(HERNO GLOBE)”は、「アンリアレイジ(ANREALAGE)」と協業したアイテムを発売する。“UNKNOWN PLANET(未知の惑星)”をテーマに、光沢感あるリップストップ生地や、凹凸感のあるジャカード、立体的な編み地模様のニットを取り入れ、異素材を組み合わせて新たな風合いを表現した。

【4月22日発売】
コンビニエンスウェア
(CONVENIENCE WEAR)

USAコットンを用いた
リブタンクトップ

ファミリーマートが販売する「コンビニエンスウェア(CONVENIENCE WEAR)」は、タンクトップを発売する。USAコットンを用い、ウィメンズとメンズをラインアップする。

■商品詳細

タンクトップ(1290円)

【4月23日発売】
フェイラー
(FEILER)

「ミュベール」コラボ
キュートなバッグや小物など

「フェイラー(FEILER)」は、「ミュベール(MUVEIL)」とのコラボアイテムを発売する。ネイビーをベースカラーに、いちごのモチーフと、幸せを意味するハチをデザインした。

■商品詳細

ハンカチ(2970円)
ポーチ(6600円)
サイドポーチ(7150円)
ミニボストンバッグ(1万5400円)

【4月23日発売】
トム ブラウン
(THOM BROWNE)

阪急うめだ店がリニューアル
限定アイテムをラインアップ

「トム ブラウン(THOM BROWNE)」は4月23日、阪急うめだ本店3階の店舗をリニューアルオープンする。これを記念し、オリンピックの星座をあしらったシルクツイルとシフォンのギャザーブラウスや、ハイアームホールのスポーツコート、ドロップバックプリーツスカートなど、限定アイテムを発売する。

【4月23日発売】
ユナイテッドアローズ
(UNITED ARROWS)

「フェイラー」別注ハンカチ
ドイツのシュニール織りで制作

ユナイテッドアローズ(UNITED ARROWS)は、「フェイラー(FEILER)」に別注したハンカチを発売する。ユナイテッドアローズの2025年春夏のディレクションテーマを表現した“ワン アンド オンリー(ONE AND ONLY)”と、鮮やかなアイスクリームを並べた“アイスクリーム(ICE CREAM)”の2デザインを用意。ユナイテッドアローズ公式オンラインではすでに予約を受け付けている。

■商品詳細

別注ハンカチ(2970円)

【4月24日発売】
H&M

「マグダ ブトリム」コラボ
花を散りばめたアイテム

「H&M」は、「マグダ ブトリム(MAGDA BUTRYM)」とのコラボアイテムを発売する。「マグダ ブトリム」の10周年を記念したもので、全45型を制作。同ブランドのシグネチャーである花を散りばめたアイテムをそろえる。

■商品詳細

ドレス
サンダル
イヤリング
※一部商品

【4月24日発売】
クロックス
(CROCS)

「マリメッコ」と初コラボ
サンダルやチャーム、ソックスなど

「クロックス(CROCS)」は、「マリメッコ(MARIMEKKO)」とのコラボアイテムを発売する。大人、キッズ用のサンダルのほか、ソックス、“ジビッツ”チャームをそろえ、「マリメッコ」を象徴する“ウニッコ(UNIKKO)”デザインをカラーバリエーション豊かにあしらった。

■商品詳細

サンダル(8800円〜)
サンダル/キッズ(5500円)
チャームセット(2620円)
ソックス(2750円)

【4月24日発売】
マーティンキム
(MATIN KIM)

ミヤシタパークに国内1号店
限定Tシャツを制作

「マーティンキム(MATIN KIM)」は、渋谷のミヤシタパークに国内初の常設店、「マーティンキム」渋谷店をオープンする。これを記念し、同店限定のTシャツを販売する。

■商品詳細

Tシャツ(5577円/渋谷店限定)

【4月24日発売】
ニューエラ
(NEW ERA)

“たべっ子どうぶつ”コラボ
かわいいキャラクターが随所に

「ニューエラ(NEW ERA)」は、ギンビス社のビスケット“たべっ子どうぶつ”との第2弾コラボキャップを発売する。キャラクターとロゴを随所にあしらった“ナインフィフティー(9FIFTY)”と“ナイントゥエンティー イージースナップ(9TWENTY EASY SNAP)”を販売する。

■商品詳細

コラボキャップ“ナインフィフティー”(6600円)
コラボキャップ“ナイントゥエンティー イージースナップ”(4620円)

【4月25日発売】
アダム エ ロペ
(ADAM ET ROPE)

「ラコステ」別注アイテム
ポロシャツとTシャツをラインアップ

「アダム エ ロペ(ADAM ET ROPE)」は、「ラコステ(LACOSTE)」に別注したアイテムを発売する。ウィメンズはポロシャツ2種、メンズはTシャツ1種をラインアップする。すでにジャドール ジュン オンライン(J’aDoRe JUN ONLINE)で予約受付を開始している。

■商品詳細

ポロシャツ/ウィメンズ(2万900円)
Tシャツ/メンズ(1万4300円)

【4月25日発売】
ジーユー
(GU)

「ポケモン」コラボ
ピクセルアートをデザイン

「ジーユー(GU)」は、「ポケモン」とのコラボアイテムを発売する。“ポケモンとの出会い”“冒険”をテーマに、ピクセルアートのキャラクターをデザインした、メンズ6種、キッズ5種をラインアップする。

■商品詳細

Tシャツ
ショートパンツ
ソックス
アンダーウエア
キャップ
※一部商品

【4月25日発売】
マリメッコ
(MARIMEKKO)

ブルーボトルコーヒーとコラボ
“ウニッコ”柄の限定アイテム

「マリメッコ(MARIMEKKO)」は、ブルーボトルコーヒー(BLUE BOTTLE COFEE)とコラボした限定アイテムを発売する。プリント加工はフィンランド・ヘルシンキのマリメッコ社の工場で施し、ノルディック・グリーンとブルーボトルコーヒーのブルーをあしらった。

■商品詳細

トートバッグ(7700円)
エプロン(9900円/アジア限定)
ピンズ(3850円)
タンブラー(6600円)
コーヒーマグ(6050円)
※一部商品

【4月25日発売】
ボンジュールレコード
(BONJOUR RECORDS)

「エル・エル・ビーン」別注トート
シックな新色を追加

「ボンジュールレコード(BONJOUR RECORDS)」は、「エル・エル・ビーン(L.L.BEAN)」に別注したトートバックの新色、ブルーとブラックを発売する。“グローサリー・トート”よりもコンパクトに、レコードバッグとしても使用可能なサイズに仕上げた。4月11日からジャドール ジュン オンラインで予約を受け付けている。

■商品詳細

別注バッグ(6600円)

【4月25日発売】
ユニクロ
(UNIQLO)

藍染テイストのミッキーマウス
ブアイソウが監修

「ユニクロ(UNIQLO)」の「UT」は、ウォルト・ディズニー・カンパニーとの“マジック・フォー・オール(MAGIC FOR ALL)”プロジェクトから、藍農家・藍染作家集団ブアイソウ(BUAISOU)監修のアイテムを発売する。天然藍のさまざまな藍色の濃淡に着想を得て、多様な藍染技法を用いて作品を制作、染め上がった作品をもとにプリントで再現した。

■商品詳細

Tシャツ/メンズ(1500円〜)
シャツ/メンズ(2990円)
Tシャツ/ウィメンズ(1500円)
ショートパンツ/ウィメンズ(1990円)
Tシャツ/キッズ(990円)
※一部商品

【4月26日発売】
クラークス オリジナルズ
(CLARKS ORIGINALS)

4月26日“ワラビーデイ”を祝した
スペシャルな“ワラビー”

「クラークス オリジナルズ(CLARKS ORIGINALS)」は、4月26日の“ワラビー デイ”に際して、スペシャルエディションの“ワラビーデイ パック”を発売する。ヒール部分に特別仕様の“ワラビー”ロゴをあしらった同シューズは、ブライトピンク、サンド、グリーンの3色をそろえる。

■商品詳細

シューズ(2万7500円)

【4月26日発売】
アーダーエラー
(ADER ERROR)

阪急うめだ本店に新店舗
オープン記念の限定Tシャツ

「アーダーエラー(ADER ERROR)」は4月26日、アーダー プラグ ショップ ハンキュウ ウメダ(ADER PLUG SHOP HANKYU UMEDA)を阪急うめだ本店にオープンする。これを記念し、3種の限定Tシャツを制作、うち1種をスペシャルパッケージで50点限定販売する。

■商品詳細

Tシャツ(1万9900円〜)

【4月26日発売】
ナナミカ
(NANAMICA)

京都店オープン記念
デザイナー三重野龍とコラボ

「ナナミカ(NANAMICA)」は4月26日、直営店のナナミカ京都店をオープンする。これを記念し、京都のグラフィックデザイナー、三重野龍とコラボした限定アイテムを発売する。同氏のアートワークをプリントしたグラフィックTシャツと、アートワークを刺しゅうしたキャップをラインアップする。

■商品詳細

コラボTシャツ(1万1000円)
コラボキャップ(1万1000円)

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「マリメッコ」×ブルーボトルコーヒーや「フェイラー」×「ミュベール」など! 来週発売のファッションアイテム17選【4/21〜4/27】

ファッションアイテムの発売情報を「WWDJAPAN」的視点でピックアップ!今回は4月21〜27日に発売するアイテムを紹介します。「マリメッコ(MARIMEKKO)」は、ブルーボトルコーヒー(BLUE BOTTLE COFEE)とコラボした限定アイテムを25日に発売します。昨年に続いて今年もコラボが実現。ノルディック・グリーンとブルーボトルコーヒーのブルーが爽やかなエプロンやトートバッグ、マグなどをラインアップ。今回も完売必死になりそうです。
「フェイラー(FEILER)」も過去にタッグを組んできた「ミュベール(MUVEIL)」と再びコラボし、新作コレクション“ミュベールストロベリーセレナーデ”を23日に発売します。“イチゴ“と、幸せを意味する”ハチ“をデザインしたハンカチやバッグは“カワイイ”の渋滞ですね!

【4月22日発売】
ヘルノ グローブ
(HERNO GLOBE)

「アンリアレイジ」と協業
テーマは“未知の惑星”

「ヘルノ(HERNO)」のレーベル“ヘルノ グローブ(HERNO GLOBE)”は、「アンリアレイジ(ANREALAGE)」と協業したアイテムを発売する。“UNKNOWN PLANET(未知の惑星)”をテーマに、光沢感あるリップストップ生地や、凹凸感のあるジャカード、立体的な編み地模様のニットを取り入れ、異素材を組み合わせて新たな風合いを表現した。

【4月22日発売】
コンビニエンスウェア
(CONVENIENCE WEAR)

USAコットンを用いた
リブタンクトップ

ファミリーマートが販売する「コンビニエンスウェア(CONVENIENCE WEAR)」は、タンクトップを発売する。USAコットンを用い、ウィメンズとメンズをラインアップする。

■商品詳細

タンクトップ(1290円)

【4月23日発売】
フェイラー
(FEILER)

「ミュベール」コラボ
キュートなバッグや小物など

「フェイラー(FEILER)」は、「ミュベール(MUVEIL)」とのコラボアイテムを発売する。ネイビーをベースカラーに、いちごのモチーフと、幸せを意味するハチをデザインした。

■商品詳細

ハンカチ(2970円)
ポーチ(6600円)
サイドポーチ(7150円)
ミニボストンバッグ(1万5400円)

【4月23日発売】
トム ブラウン
(THOM BROWNE)

阪急うめだ店がリニューアル
限定アイテムをラインアップ

「トム ブラウン(THOM BROWNE)」は4月23日、阪急うめだ本店3階の店舗をリニューアルオープンする。これを記念し、オリンピックの星座をあしらったシルクツイルとシフォンのギャザーブラウスや、ハイアームホールのスポーツコート、ドロップバックプリーツスカートなど、限定アイテムを発売する。

【4月23日発売】
ユナイテッドアローズ
(UNITED ARROWS)

「フェイラー」別注ハンカチ
ドイツのシュニール織りで制作

ユナイテッドアローズ(UNITED ARROWS)は、「フェイラー(FEILER)」に別注したハンカチを発売する。ユナイテッドアローズの2025年春夏のディレクションテーマを表現した“ワン アンド オンリー(ONE AND ONLY)”と、鮮やかなアイスクリームを並べた“アイスクリーム(ICE CREAM)”の2デザインを用意。ユナイテッドアローズ公式オンラインではすでに予約を受け付けている。

■商品詳細

別注ハンカチ(2970円)

【4月24日発売】
H&M

「マグダ ブトリム」コラボ
花を散りばめたアイテム

「H&M」は、「マグダ ブトリム(MAGDA BUTRYM)」とのコラボアイテムを発売する。「マグダ ブトリム」の10周年を記念したもので、全45型を制作。同ブランドのシグネチャーである花を散りばめたアイテムをそろえる。

■商品詳細

ドレス
サンダル
イヤリング
※一部商品

【4月24日発売】
クロックス
(CROCS)

「マリメッコ」と初コラボ
サンダルやチャーム、ソックスなど

「クロックス(CROCS)」は、「マリメッコ(MARIMEKKO)」とのコラボアイテムを発売する。大人、キッズ用のサンダルのほか、ソックス、“ジビッツ”チャームをそろえ、「マリメッコ」を象徴する“ウニッコ(UNIKKO)”デザインをカラーバリエーション豊かにあしらった。

■商品詳細

サンダル(8800円〜)
サンダル/キッズ(5500円)
チャームセット(2620円)
ソックス(2750円)

【4月24日発売】
マーティンキム
(MATIN KIM)

ミヤシタパークに国内1号店
限定Tシャツを制作

「マーティンキム(MATIN KIM)」は、渋谷のミヤシタパークに国内初の常設店、「マーティンキム」渋谷店をオープンする。これを記念し、同店限定のTシャツを販売する。

■商品詳細

Tシャツ(5577円/渋谷店限定)

【4月24日発売】
ニューエラ
(NEW ERA)

“たべっ子どうぶつ”コラボ
かわいいキャラクターが随所に

「ニューエラ(NEW ERA)」は、ギンビス社のビスケット“たべっ子どうぶつ”との第2弾コラボキャップを発売する。キャラクターとロゴを随所にあしらった“ナインフィフティー(9FIFTY)”と“ナイントゥエンティー イージースナップ(9TWENTY EASY SNAP)”を販売する。

■商品詳細

コラボキャップ“ナインフィフティー”(6600円)
コラボキャップ“ナイントゥエンティー イージースナップ”(4620円)

【4月25日発売】
アダム エ ロペ
(ADAM ET ROPE)

「ラコステ」別注アイテム
ポロシャツとTシャツをラインアップ

「アダム エ ロペ(ADAM ET ROPE)」は、「ラコステ(LACOSTE)」に別注したアイテムを発売する。ウィメンズはポロシャツ2種、メンズはTシャツ1種をラインアップする。すでにジャドール ジュン オンライン(J’aDoRe JUN ONLINE)で予約受付を開始している。

■商品詳細

ポロシャツ/ウィメンズ(2万900円)
Tシャツ/メンズ(1万4300円)

【4月25日発売】
ジーユー
(GU)

「ポケモン」コラボ
ピクセルアートをデザイン

「ジーユー(GU)」は、「ポケモン」とのコラボアイテムを発売する。“ポケモンとの出会い”“冒険”をテーマに、ピクセルアートのキャラクターをデザインした、メンズ6種、キッズ5種をラインアップする。

■商品詳細

Tシャツ
ショートパンツ
ソックス
アンダーウエア
キャップ
※一部商品

【4月25日発売】
マリメッコ
(MARIMEKKO)

ブルーボトルコーヒーとコラボ
“ウニッコ”柄の限定アイテム

「マリメッコ(MARIMEKKO)」は、ブルーボトルコーヒー(BLUE BOTTLE COFEE)とコラボした限定アイテムを発売する。プリント加工はフィンランド・ヘルシンキのマリメッコ社の工場で施し、ノルディック・グリーンとブルーボトルコーヒーのブルーをあしらった。

■商品詳細

トートバッグ(7700円)
エプロン(9900円/アジア限定)
ピンズ(3850円)
タンブラー(6600円)
コーヒーマグ(6050円)
※一部商品

【4月25日発売】
ボンジュールレコード
(BONJOUR RECORDS)

「エル・エル・ビーン」別注トート
シックな新色を追加

「ボンジュールレコード(BONJOUR RECORDS)」は、「エル・エル・ビーン(L.L.BEAN)」に別注したトートバックの新色、ブルーとブラックを発売する。“グローサリー・トート”よりもコンパクトに、レコードバッグとしても使用可能なサイズに仕上げた。4月11日からジャドール ジュン オンラインで予約を受け付けている。

■商品詳細

別注バッグ(6600円)

【4月25日発売】
ユニクロ
(UNIQLO)

藍染テイストのミッキーマウス
ブアイソウが監修

「ユニクロ(UNIQLO)」の「UT」は、ウォルト・ディズニー・カンパニーとの“マジック・フォー・オール(MAGIC FOR ALL)”プロジェクトから、藍農家・藍染作家集団ブアイソウ(BUAISOU)監修のアイテムを発売する。天然藍のさまざまな藍色の濃淡に着想を得て、多様な藍染技法を用いて作品を制作、染め上がった作品をもとにプリントで再現した。

■商品詳細

Tシャツ/メンズ(1500円〜)
シャツ/メンズ(2990円)
Tシャツ/ウィメンズ(1500円)
ショートパンツ/ウィメンズ(1990円)
Tシャツ/キッズ(990円)
※一部商品

【4月26日発売】
クラークス オリジナルズ
(CLARKS ORIGINALS)

4月26日“ワラビーデイ”を祝した
スペシャルな“ワラビー”

「クラークス オリジナルズ(CLARKS ORIGINALS)」は、4月26日の“ワラビー デイ”に際して、スペシャルエディションの“ワラビーデイ パック”を発売する。ヒール部分に特別仕様の“ワラビー”ロゴをあしらった同シューズは、ブライトピンク、サンド、グリーンの3色をそろえる。

■商品詳細

シューズ(2万7500円)

【4月26日発売】
アーダーエラー
(ADER ERROR)

阪急うめだ本店に新店舗
オープン記念の限定Tシャツ

「アーダーエラー(ADER ERROR)」は4月26日、アーダー プラグ ショップ ハンキュウ ウメダ(ADER PLUG SHOP HANKYU UMEDA)を阪急うめだ本店にオープンする。これを記念し、3種の限定Tシャツを制作、うち1種をスペシャルパッケージで50点限定販売する。

■商品詳細

Tシャツ(1万9900円〜)

【4月26日発売】
ナナミカ
(NANAMICA)

京都店オープン記念
デザイナー三重野龍とコラボ

「ナナミカ(NANAMICA)」は4月26日、直営店のナナミカ京都店をオープンする。これを記念し、京都のグラフィックデザイナー、三重野龍とコラボした限定アイテムを発売する。同氏のアートワークをプリントしたグラフィックTシャツと、アートワークを刺しゅうしたキャップをラインアップする。

■商品詳細

コラボTシャツ(1万1000円)
コラボキャップ(1万1000円)

The post 「マリメッコ」×ブルーボトルコーヒーや「フェイラー」×「ミュベール」など! 来週発売のファッションアイテム17選【4/21〜4/27】 appeared first on WWDJAPAN.

「マリメッコ」×ブルーボトルコーヒーや「フェイラー」×「ミュベール」など! 来週発売のファッションアイテム17選【4/21〜4/27】

ファッションアイテムの発売情報を「WWDJAPAN」的視点でピックアップ!今回は4月21〜27日に発売するアイテムを紹介します。「マリメッコ(MARIMEKKO)」は、ブルーボトルコーヒー(BLUE BOTTLE COFEE)とコラボした限定アイテムを25日に発売します。昨年に続いて今年もコラボが実現。ノルディック・グリーンとブルーボトルコーヒーのブルーが爽やかなエプロンやトートバッグ、マグなどをラインアップ。今回も完売必死になりそうです。
「フェイラー(FEILER)」も過去にタッグを組んできた「ミュベール(MUVEIL)」と再びコラボし、新作コレクション“ミュベールストロベリーセレナーデ”を23日に発売します。“イチゴ“と、幸せを意味する”ハチ“をデザインしたハンカチやバッグは“カワイイ”の渋滞ですね!

【4月22日発売】
ヘルノ グローブ
(HERNO GLOBE)

「アンリアレイジ」と協業
テーマは“未知の惑星”

「ヘルノ(HERNO)」のレーベル“ヘルノ グローブ(HERNO GLOBE)”は、「アンリアレイジ(ANREALAGE)」と協業したアイテムを発売する。“UNKNOWN PLANET(未知の惑星)”をテーマに、光沢感あるリップストップ生地や、凹凸感のあるジャカード、立体的な編み地模様のニットを取り入れ、異素材を組み合わせて新たな風合いを表現した。

【4月22日発売】
コンビニエンスウェア
(CONVENIENCE WEAR)

USAコットンを用いた
リブタンクトップ

ファミリーマートが販売する「コンビニエンスウェア(CONVENIENCE WEAR)」は、タンクトップを発売する。USAコットンを用い、ウィメンズとメンズをラインアップする。

■商品詳細

タンクトップ(1290円)

【4月23日発売】
フェイラー
(FEILER)

「ミュベール」コラボ
キュートなバッグや小物など

「フェイラー(FEILER)」は、「ミュベール(MUVEIL)」とのコラボアイテムを発売する。ネイビーをベースカラーに、いちごのモチーフと、幸せを意味するハチをデザインした。

■商品詳細

ハンカチ(2970円)
ポーチ(6600円)
サイドポーチ(7150円)
ミニボストンバッグ(1万5400円)

【4月23日発売】
トム ブラウン
(THOM BROWNE)

阪急うめだ店がリニューアル
限定アイテムをラインアップ

「トム ブラウン(THOM BROWNE)」は4月23日、阪急うめだ本店3階の店舗をリニューアルオープンする。これを記念し、オリンピックの星座をあしらったシルクツイルとシフォンのギャザーブラウスや、ハイアームホールのスポーツコート、ドロップバックプリーツスカートなど、限定アイテムを発売する。

【4月23日発売】
ユナイテッドアローズ
(UNITED ARROWS)

「フェイラー」別注ハンカチ
ドイツのシュニール織りで制作

ユナイテッドアローズ(UNITED ARROWS)は、「フェイラー(FEILER)」に別注したハンカチを発売する。ユナイテッドアローズの2025年春夏のディレクションテーマを表現した“ワン アンド オンリー(ONE AND ONLY)”と、鮮やかなアイスクリームを並べた“アイスクリーム(ICE CREAM)”の2デザインを用意。ユナイテッドアローズ公式オンラインではすでに予約を受け付けている。

■商品詳細

別注ハンカチ(2970円)

【4月24日発売】
H&M

「マグダ ブトリム」コラボ
花を散りばめたアイテム

「H&M」は、「マグダ ブトリム(MAGDA BUTRYM)」とのコラボアイテムを発売する。「マグダ ブトリム」の10周年を記念したもので、全45型を制作。同ブランドのシグネチャーである花を散りばめたアイテムをそろえる。

■商品詳細

ドレス
サンダル
イヤリング
※一部商品

【4月24日発売】
クロックス
(CROCS)

「マリメッコ」と初コラボ
サンダルやチャーム、ソックスなど

「クロックス(CROCS)」は、「マリメッコ(MARIMEKKO)」とのコラボアイテムを発売する。大人、キッズ用のサンダルのほか、ソックス、“ジビッツ”チャームをそろえ、「マリメッコ」を象徴する“ウニッコ(UNIKKO)”デザインをカラーバリエーション豊かにあしらった。

■商品詳細

サンダル(8800円〜)
サンダル/キッズ(5500円)
チャームセット(2620円)
ソックス(2750円)

【4月24日発売】
マーティンキム
(MATIN KIM)

ミヤシタパークに国内1号店
限定Tシャツを制作

「マーティンキム(MATIN KIM)」は、渋谷のミヤシタパークに国内初の常設店、「マーティンキム」渋谷店をオープンする。これを記念し、同店限定のTシャツを販売する。

■商品詳細

Tシャツ(5577円/渋谷店限定)

【4月24日発売】
ニューエラ
(NEW ERA)

“たべっ子どうぶつ”コラボ
かわいいキャラクターが随所に

「ニューエラ(NEW ERA)」は、ギンビス社のビスケット“たべっ子どうぶつ”との第2弾コラボキャップを発売する。キャラクターとロゴを随所にあしらった“ナインフィフティー(9FIFTY)”と“ナイントゥエンティー イージースナップ(9TWENTY EASY SNAP)”を販売する。

■商品詳細

コラボキャップ“ナインフィフティー”(6600円)
コラボキャップ“ナイントゥエンティー イージースナップ”(4620円)

【4月25日発売】
アダム エ ロペ
(ADAM ET ROPE)

「ラコステ」別注アイテム
ポロシャツとTシャツをラインアップ

「アダム エ ロペ(ADAM ET ROPE)」は、「ラコステ(LACOSTE)」に別注したアイテムを発売する。ウィメンズはポロシャツ2種、メンズはTシャツ1種をラインアップする。すでにジャドール ジュン オンライン(J’aDoRe JUN ONLINE)で予約受付を開始している。

■商品詳細

ポロシャツ/ウィメンズ(2万900円)
Tシャツ/メンズ(1万4300円)

【4月25日発売】
ジーユー
(GU)

「ポケモン」コラボ
ピクセルアートをデザイン

「ジーユー(GU)」は、「ポケモン」とのコラボアイテムを発売する。“ポケモンとの出会い”“冒険”をテーマに、ピクセルアートのキャラクターをデザインした、メンズ6種、キッズ5種をラインアップする。

■商品詳細

Tシャツ
ショートパンツ
ソックス
アンダーウエア
キャップ
※一部商品

【4月25日発売】
マリメッコ
(MARIMEKKO)

ブルーボトルコーヒーとコラボ
“ウニッコ”柄の限定アイテム

「マリメッコ(MARIMEKKO)」は、ブルーボトルコーヒー(BLUE BOTTLE COFEE)とコラボした限定アイテムを発売する。プリント加工はフィンランド・ヘルシンキのマリメッコ社の工場で施し、ノルディック・グリーンとブルーボトルコーヒーのブルーをあしらった。

■商品詳細

トートバッグ(7700円)
エプロン(9900円/アジア限定)
ピンズ(3850円)
タンブラー(6600円)
コーヒーマグ(6050円)
※一部商品

【4月25日発売】
ボンジュールレコード
(BONJOUR RECORDS)

「エル・エル・ビーン」別注トート
シックな新色を追加

「ボンジュールレコード(BONJOUR RECORDS)」は、「エル・エル・ビーン(L.L.BEAN)」に別注したトートバックの新色、ブルーとブラックを発売する。“グローサリー・トート”よりもコンパクトに、レコードバッグとしても使用可能なサイズに仕上げた。4月11日からジャドール ジュン オンラインで予約を受け付けている。

■商品詳細

別注バッグ(6600円)

【4月25日発売】
ユニクロ
(UNIQLO)

藍染テイストのミッキーマウス
ブアイソウが監修

「ユニクロ(UNIQLO)」の「UT」は、ウォルト・ディズニー・カンパニーとの“マジック・フォー・オール(MAGIC FOR ALL)”プロジェクトから、藍農家・藍染作家集団ブアイソウ(BUAISOU)監修のアイテムを発売する。天然藍のさまざまな藍色の濃淡に着想を得て、多様な藍染技法を用いて作品を制作、染め上がった作品をもとにプリントで再現した。

■商品詳細

Tシャツ/メンズ(1500円〜)
シャツ/メンズ(2990円)
Tシャツ/ウィメンズ(1500円)
ショートパンツ/ウィメンズ(1990円)
Tシャツ/キッズ(990円)
※一部商品

【4月26日発売】
クラークス オリジナルズ
(CLARKS ORIGINALS)

4月26日“ワラビーデイ”を祝した
スペシャルな“ワラビー”

「クラークス オリジナルズ(CLARKS ORIGINALS)」は、4月26日の“ワラビー デイ”に際して、スペシャルエディションの“ワラビーデイ パック”を発売する。ヒール部分に特別仕様の“ワラビー”ロゴをあしらった同シューズは、ブライトピンク、サンド、グリーンの3色をそろえる。

■商品詳細

シューズ(2万7500円)

【4月26日発売】
アーダーエラー
(ADER ERROR)

阪急うめだ本店に新店舗
オープン記念の限定Tシャツ

「アーダーエラー(ADER ERROR)」は4月26日、アーダー プラグ ショップ ハンキュウ ウメダ(ADER PLUG SHOP HANKYU UMEDA)を阪急うめだ本店にオープンする。これを記念し、3種の限定Tシャツを制作、うち1種をスペシャルパッケージで50点限定販売する。

■商品詳細

Tシャツ(1万9900円〜)

【4月26日発売】
ナナミカ
(NANAMICA)

京都店オープン記念
デザイナー三重野龍とコラボ

「ナナミカ(NANAMICA)」は4月26日、直営店のナナミカ京都店をオープンする。これを記念し、京都のグラフィックデザイナー、三重野龍とコラボした限定アイテムを発売する。同氏のアートワークをプリントしたグラフィックTシャツと、アートワークを刺しゅうしたキャップをラインアップする。

■商品詳細

コラボTシャツ(1万1000円)
コラボキャップ(1万1000円)

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アニメとブランドのコラボで大事なこと

毎週発行している「WWDJAPAN」は、ファッション&ビューティの潮流やムーブメントの分析、ニュースの深堀りなどを通じて、業界の面白さ・奥深さを提供しています。巻頭特集では特に注目のキーワードやカテゴリー、市場をテーマに、業界活性化を図るべく熱いメッセージを発信。ここでは、そんな特集を担当記者がざっくばらんに振り返ります。(この記事は「WWDJAPAN」2025年4月14日号からの抜粋です。)

伊藤:近年アニメとブランドのコラボのニュースが多く、コラボアイテムのクオリティーも上がっていると感じていました。前はキャラクターをプリントしたようなものが多かったですが、最近はそのアニメの世界観そのものをモノ作りに落とし込もうとしていて、ファンがSNS上で盛り上がったりしています。個人的にアニメが好きなこともあり、特集を企画しました。

本橋:伊藤さんが「好き!」と声高に言えるようになったのも2010年代後半以降の流れで、それまでのオタクはニッチなイメージでしたよね。最近ではラグジュアリーブランドも普通にコラボするようになって、価値観の変化を象徴しているように思います。何が一番印象に残りましたか?

伊藤:東映アニメーションの鷲尾天執行役員兼エグゼクティブプロデューサーにインタビューをしたのですが、「コラボ相手には思う存分やってほしい」と語っていたのが印象的でした。「ファッションの力を借りたいので、ブランド側のセンスにお任せした」と。今回の特集で、アニメとコラボしたブランドや雑誌、商業施設などを取材しましたが、どこも「作品の世界観が第一」と、ファンの解釈をモノ作りに落とし込むのに一生懸命でした。ファッションとアニメ、互いの力を信じてコラボが実現しているのは、発見でした。

作り手と受け手の解釈の一致が大事

本橋:アニメ側と企画の間に立つコラボレーターも取材しましたが、アダストリアのブランドとの間に入るコラボ担当や松屋の企画展担当は、いろんな作品を満遍なく見ていて、バランス感覚に優れているからこそ、幅広い層にリーチできていると感じました。一方、ビームスの担当者はアニメの世界にどっぷり浸かっていて、通好みにコラボ商品を作っていました。どちらも作り手と受け手の解釈の一致が起こることで、互いにハッピーになりますね。

伊藤:解釈は人によってさまざまですが、鷲尾さんは「何かを作る時は、驚きがないといけない。それがあれば、解釈うんぬんにならない」と話していて、「なるほど!」と思いました。

本橋:この特集も作り手と受け手の解釈の一致や驚きがあるといいですね。

 

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ウールマーク・プライズ本年度のグランプリは「ゴルチエ」のトップに就くデュラン・ランティンク

インターナショナル・ウールマーク・プライズ(INTERNATIONAL WOOLMARK PRIZE以下、IWP)はこのほど、ミラノで2025年度の授賞式を開催し、オランダ人デザイナーのデュラン・ランティンク(Duran Lantink)にグランプリを贈った。ランティンクはその後、「ジャンポール・ゴルチエ(JEAN PAUL GAULTIER)」のクリエイティブ・ディレクターに就任することが発表された。ランティンクには、例年より50%多い30万豪ドル(約2600万円)の賞金が贈られる。

ランティンクは、伝統的な手編みの技術に現代的な解釈をプラス。3月にパリで25-26年秋冬コレクションとして発表した、彫刻のように立体的なドレスが注目を集めた。ランティンクはコレクション制作に尽力したアムステルダム在住の女性ニッター15人からなるグループに謝意を示し、「ウールやニットの専門知識を持つ人々との対話が何より重要だった」と語った。「ウール、特に手編みには、独特の豊かさがある。機械編みではこのような作品はできない。また、グループとのゆったりとしたプロセスが果たす役割の大きさにも気がついた。自分は元来せっかちな人間だが、辛抱強さを学んだ」という。

「アライア」のミュリエはカール・ラガーフェルド賞を受賞

また、今回のプライズでは「アライア(ALAIA)」のピーター・ミュリエ(Pieter Mulier)=クリエイティブ・ディレクターが、メリノウールの可能性を広げたブランドや個人に贈られるカール・ラガーフェルド・イノベーション賞を受賞。審査員は、ミュリエが「アライア」の24年春夏コレクションで発表した、単一のウール糸のみを使用したウエアを高く評価した。さらに、ウールやウール混紡糸の梳毛紡績メーカーとして知られるドイツ・ニュルンベルクのズートヴェレ グループ(Suedwolle Group)は、サステナブルな実践においてリーダーシップとイノベーションを発揮してサプライチェーン賞を受賞した。

授賞式に出席したザ・ウールマーク・カンパニー(THE WOOLMARK COMPANY)のジョン・ロバーツ(John Roberts)=マネージング・ディレクターは、「コロナ禍以来、ウールの価格は40%下落し、生産量は2年間で20%減少している」とウール業界の窮状を訴えた。だからこそ受賞者を選ぶ際には、6万人の生産者の利益を最優先に考えたという。「私にとって重要なのは、ウールに対する人々の認識を変え、長期的にウールに対する需要を喚起できるか否か。農家にとっての最大の擁護者となれるデザイナーを求めていた」と語る。

今回から、イノベーションとサステナビリティに重点を置き、隔年開催となったウールマークプライズでは、コンテストに参加するデザイナーに6万豪ドル(520万円)を支給。各デザイナーは、25-26年秋冬コレクションの一部として、もしくは単独のコレクションとして、メリノウールを使用した6ルックを制作してメリノウールの多用途性、革新性、環境への配慮を提示した。

今年度の審査委員長は、先月「ヴェルサーチェ(VERSACE)」のクリエイティブ・ディレクターを退任したドナテラ・ヴェルサーチェ(Donatella Versace)が務めた。またゲスト審査員には「オフ-ホワイト c/o ヴァージル アブロー ™(OFF-WHITE c/o VIRGIL ABLOH™)」のイブラヒム・カマラ(Ibrahim Kamara)アート・イメージディレクターを招へい。ヴェルサーチェは「デュランの作品には、灰色の世界に生きる私たちが、今一番必要なエネルギーがある。伝統を尊重しつつ、ユーモアと楽観主義、そしてアナーキーな未来主義を体現している」と語った。このほか、「ゼニア(ZEGNA)」のアレッサンドロ・サルトリ(Alessandro Sartori)らの業界のエキスパートたちが名を連ねた。

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ウールマーク・プライズ本年度のグランプリは「ゴルチエ」のトップに就くデュラン・ランティンク

インターナショナル・ウールマーク・プライズ(INTERNATIONAL WOOLMARK PRIZE以下、IWP)はこのほど、ミラノで2025年度の授賞式を開催し、オランダ人デザイナーのデュラン・ランティンク(Duran Lantink)にグランプリを贈った。ランティンクはその後、「ジャンポール・ゴルチエ(JEAN PAUL GAULTIER)」のクリエイティブ・ディレクターに就任することが発表された。ランティンクには、例年より50%多い30万豪ドル(約2600万円)の賞金が贈られる。

ランティンクは、伝統的な手編みの技術に現代的な解釈をプラス。3月にパリで25-26年秋冬コレクションとして発表した、彫刻のように立体的なドレスが注目を集めた。ランティンクはコレクション制作に尽力したアムステルダム在住の女性ニッター15人からなるグループに謝意を示し、「ウールやニットの専門知識を持つ人々との対話が何より重要だった」と語った。「ウール、特に手編みには、独特の豊かさがある。機械編みではこのような作品はできない。また、グループとのゆったりとしたプロセスが果たす役割の大きさにも気がついた。自分は元来せっかちな人間だが、辛抱強さを学んだ」という。

「アライア」のミュリエはカール・ラガーフェルド賞を受賞

また、今回のプライズでは「アライア(ALAIA)」のピーター・ミュリエ(Pieter Mulier)=クリエイティブ・ディレクターが、メリノウールの可能性を広げたブランドや個人に贈られるカール・ラガーフェルド・イノベーション賞を受賞。審査員は、ミュリエが「アライア」の24年春夏コレクションで発表した、単一のウール糸のみを使用したウエアを高く評価した。さらに、ウールやウール混紡糸の梳毛紡績メーカーとして知られるドイツ・ニュルンベルクのズートヴェレ グループ(Suedwolle Group)は、サステナブルな実践においてリーダーシップとイノベーションを発揮してサプライチェーン賞を受賞した。

授賞式に出席したザ・ウールマーク・カンパニー(THE WOOLMARK COMPANY)のジョン・ロバーツ(John Roberts)=マネージング・ディレクターは、「コロナ禍以来、ウールの価格は40%下落し、生産量は2年間で20%減少している」とウール業界の窮状を訴えた。だからこそ受賞者を選ぶ際には、6万人の生産者の利益を最優先に考えたという。「私にとって重要なのは、ウールに対する人々の認識を変え、長期的にウールに対する需要を喚起できるか否か。農家にとっての最大の擁護者となれるデザイナーを求めていた」と語る。

今回から、イノベーションとサステナビリティに重点を置き、隔年開催となったウールマークプライズでは、コンテストに参加するデザイナーに6万豪ドル(520万円)を支給。各デザイナーは、25-26年秋冬コレクションの一部として、もしくは単独のコレクションとして、メリノウールを使用した6ルックを制作してメリノウールの多用途性、革新性、環境への配慮を提示した。

今年度の審査委員長は、先月「ヴェルサーチェ(VERSACE)」のクリエイティブ・ディレクターを退任したドナテラ・ヴェルサーチェ(Donatella Versace)が務めた。またゲスト審査員には「オフ-ホワイト c/o ヴァージル アブロー ™(OFF-WHITE c/o VIRGIL ABLOH™)」のイブラヒム・カマラ(Ibrahim Kamara)アート・イメージディレクターを招へい。ヴェルサーチェは「デュランの作品には、灰色の世界に生きる私たちが、今一番必要なエネルギーがある。伝統を尊重しつつ、ユーモアと楽観主義、そしてアナーキーな未来主義を体現している」と語った。このほか、「ゼニア(ZEGNA)」のアレッサンドロ・サルトリ(Alessandro Sartori)らの業界のエキスパートたちが名を連ねた。

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アイブロウ&まつげ製品に商機あり!2025年春夏トレンドを好調ブランドに聞く

“アイブロウ・眉カット”メニューをサロンで利用する男女が増えている。リクルート「美容センサス2024年上期≪アイビューティーサロン編≫」によると、40代女性はアイビューティサロン1回あたりの利用金額が顕著に上昇。“まつげエクステンション”の利用も伸びており、時短美容として取り入れる人が増えている。今回はアイブロウトレンドを好調ブランドに聞いたほか、新製品を中心にアイラッシュアイテムの最前線をリポートする。

25年春夏は直線的平行眉から
「透け感×立体感×ナチュラルな毛流れ」のバランス重視に

「エイチビーエルビューティ(HBL BEAUTY)」

25年春夏のアイブロウのデザイントレンドは、「『個性を生かすフワッと眉』が主流になる。直線的な平行眉から、毛流れを意識した、美しく自然体な眉へと進化。立体感のある毛流れと透け感のある仕上がりが求められている。注目すべきは、透け感×立体感×ナチュラルな毛流れのバランスだ」と眉癖改善技術「ハリウッドブロウリフト」を提唱する福井仁美ジュリアアイビー社長代表は語る。

また、「日本と韓国のアイブロウトレンドは密接にリンクしている」という。韓国アイドルの間でも、透明なスタイリングマスカラを使って毛流れを整えるスタイルが浸透しつつある。特に「肌なじみの良さや透明感、ナチュラルな仕上がりといった共通要素」。韓国では、すっぴんの延長線上にあるような“ナチュラル・クリーンな美しさ”が支持されており、アイブロウも同じく、より自然で計算された仕上がりが求められている。

カラーは、ほんのり色づきながらも、抜け感を生かしつつ骨格になじむものが支持を得ている。定番の白みベージュ系に加え、ニュートラルトーンやカーキブラウンなど、ニュアンスを感じるカラーに注目が集まる。

同社は、1月に眉専用のコスメブランド「エイチビーエルビューティ」を立ち上げた。「ハリウッドブロウリフト」では700万件以上の施術データに基づく知見を生かし、唯一無二の眉メソッドを確立。このノウハウを、誰でも簡単にプロ並みのふんわりナチュラル眉に仕上げられるプロダクト設計とした。「アイブロウは『塗りつぶす時代』から『一本一本毛を描く時代』へと移行している」。パウダーとリキッドを融合させた“3Dクッションブロウ”(3960円)はパウダーとリキッドのハイブリッド。眉に自然な立体感とロングラスティング効果をもたらし、テクニックレスで消えにくい美眉を実現する。またヒアルロン酸などの美容成分を配合し、メイクしながら眉をケアできる。

「セルヴォーク(CELVOKE)」

今夏は「眉の存在感を柔らかくし、主張し過ぎない肌の血色感になじむようなピンクニュアンスの色を展開する」とナチュラル&オーガニックブランド「セルヴォーク」の八塚七恵PR担当。アイブロウマスカラには毛流れを整える機能性も持たせている。アイブロウは、アイカラーやリップからの足し引き算で、マスカラはあえてしない抜け感を提案してきたのでラインアップもアイブロウカテゴリーが充実する。

特に“アイブロウパウダー”(全11種、各3850円)と“アイブロウマスカラ”(全8色、各4.7g、各3080円)が人気だ。“アイブロウパウダー”は、「セルヴォーク」らしい奥ゆきや抜け感のあるカラーを展開。微細なラメを配合し、黒眉から薄い眉まで幅広くなじむ。「早くからカラー眉を提案してきたブランドでもあり、色で作る眉の抜け感がトレンドにうまくハマり支持を得ている」。

「セルヴォーク」は、パーツごとではなくフェイス全体としての提案を行う。ランウエイやコレクションファッションを着想源にブランドメイクを作っており、その中の足し引き算でアイブロウを考えているのも特徴だ。

「オラプレックス(OLAPLEX)」

世界150カ国で展開するヘアケアブランド「オラプレックス」は自然な成長サイクルと毛質をケアする眉毛美容液、“ブロウボンドビルディングセラム”(3.5mL、6160円)を2月に発売した。ダメージケア、形状キープ、柔軟性アップ、栄養補給の4つのケアがかなう眉毛グルーミングジェルセラムで、「多くの人が4週間の使用で眉毛の存在感をアップできているようだ」とブランド担当者。眉毛の毛流れを整えるスタイリング剤としても活躍する。

まつ毛美容液も「成分」にこだわる

まつげを育む「まつ育」アイテムも新製品が活況だ。カナダ発のクリーンビューティブランド「ルナネクター(LUNA NECTAR)」“ムーンブースト アイラッシュセラム”(4mL、1万6500円)は、アロエベラ液汁ベースの100%ナチュラルなまつげ美容液。皮膚科専門医と毛髪専門医による臨床試験で承認を受け、ツボクサエキスやゴボウ根エキスなどをアダプトゲン(東洋の伝統医学においてストレスへの適応力を高めるために用いられてきたハーブや生薬の総称)成分として採用している。また、刺激のもとになりうるプロスタグランジンは使用していない。高単価だがギフト需要にマッチした。

「シーオーメディカル(CO-MEDICAL)」“湘南美容まつ毛美容液プレミアム”(4mL、3740円)は、毛根幹細胞培養液を配合。毛根の細胞活性成分となる成長因子を豊富に含み、毛周期の成長期だけでなく、退行期、休止期へのアプローチも期待できる。「アリスベル(ALICE BELLE)」は3月19日に、まつげ美容液“ノーヴィル ラッシュ30”(1.7mL、5720円)を発売した。ブランドのキーとなる美容成分のヒト幹細胞培養上清液を30%、アーユルヴェーダ発想の18種類のハーブを配合している。まつげ美容液にも、“成分推し”のトレンドが反映されている。

髪色に合わせて遊べるプレイフルなマスカラ、韓国発「束感まつ毛」も好調

コーセー ミルボン コスメティクスが展開するヘアサロン専売ブランド「アイエム(IM)」の“ブロウ&ラッシュ カラーマスカラ”(全14色、各5g、各2420円)は、髪色に合わせて選べる高彩度、高明度など幅広いカラーバリエーションで、眉とまつげどちらにも使える汎用性の高さで支持されている。特に、コーラルピンクのPK851カラーの人気が高い。

「まつげを強調し、ぱっちりとした目元を演出する“束感まつげ”はZ世代を中心に支持され、今は年代を問わずアイメイクの定番となっている」と、五百川栞「ディーアップ(D-UP)」PR。「ディーアップ」が4月24日に全国発売するつけまつげ“ディーアップ ラッシュフォーカス”(全5型、各2ペア入り、各1320円)は、毛先が際立つスリムな束感が特徴で、簡単に韓国メイクサロン級の仕上がりをかなえる。2月3日にドンキホーテで先行販売し、売れ行きは好調だという。

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「ディオール」が京都の東寺でファッションショー 京都の職人と対話し、素材から染色に至るまで協業

「ディオール(DIOR)」は4月15日、京都の東寺で2025年プレ・フォール・コレクションのランウエイショーを開催した。「ディオール」が京都でショーを開くのは、1953年以来で72年ぶり。53年には、メゾンを創設したクリスチャン・ディオール(Christian Dior)が西洋のファッションをいち早く持ち込み、以来「ディオール」と日本、パリと京都の友好関係は長い。アーティスティック・ディレクターのマリア・グラツィア・キウリ(Maria Grazia Chiuri)は、そんな日本、特に京都の職人たちとクラフツマンシップに関する「対話」と称するコラボレーションを楽しんだ。

京都にあるさまざまな工房の中でも、今回は龍村美術織物と田畑染飾美術研究所、そして福田工芸染繍研究所と共にコレクションを手がけた。龍村美術織物は、クリスチャン・ディオール本人による「羅生門」や「東京」「歌麿」と呼ばれる作品の素材を提供。今回マリアは、その中から2種類の素材を現代的に蘇らせ、小紋柄や花柄の着物風コートやパンツ、ラップブルゾンやタイトスカートなどに仕上げた。龍村美術織物の5代目となる龍村平蔵は、「ムッシューは浮世絵や文化に興味があり、初代の平蔵はフランス・リヨンからジャカード織機を導入するなど、両者は互いの文化をリスペクトしてきた。ファッションの最先端を走るマリアさんを通して、培ってきた技術が世の中の人たちにどう受け止められるのか?が楽しみ」と話した。

田畑染飾美術研究所は、19世紀から続く京友禅の老舗。今回は、桜などをモチーフにした新しい京友禅を製作した。田畑喜八会長は、「友禅は着物に限らず、いろんなものを染められる。発表する今の時期を考え、日本の春を代表する桜を中心としたデザインを考えた」と話す。そしてマリアは、すでにソメイヨシノは散り際だったものの、東寺の歴史を見つめ続ける桜のように、田畑染飾美術研究所の京友禅をコレクションの随所に散りばめた。ムッシューが着物の上から羽織ることを前提に生み出したと言われるラグランスリーブでオーバーサイズのフロックコートを筆頭に、シフォンのようにエアリーな素材で作ったブラウスとパンツのセットアップやラップコートなど、ホワイトからヌードのドレスやコートは、淡い桜で彩られ、詩的で幻想的なムードを掻き立てた。

福田工芸染繍研究所は、祖業の刺しゅうから発展した染色を担当。福田喜代表は、「境界線が存在しない、自然なグラデーションの引き染めにこだわった」と話す。引き染めによる藍や紫のグラデーションは、桜や菊、牡丹などの花々と共に、トレンチコートやローブコート、コンパクトなMA-1、ラップスカートなどの普遍的なアイテムを彩った。花と同系色だったり藍色だったりのグラデーションは、花々が咲き乱れる幻想的なムードを強調する。着物のような前合わせに色を加えることで、オリエンタルなディテールを強調するアイテムもあった。
コレクションは全編、着物のようにシンプルかつエフォートレスなシルエット。そこにベアトップやワンショルダーのニット、カスケードチュールのスカートなど、マリアの「ディオール」らしいアイテムを加えていく。パンツやスカートの多くもラップディテールで、着物のような前合わせのパターンだ。そして京都の職人との対話の影響は、全編に及んでいる。ダメージデニムのセットアップは、マリアが龍村美術織物を見学した時に見たという「古代ギレ」の現代的な再解釈なのだろう。時代を感じる布のようにダメージを加えて、和洋折衷なコレクションのスパイスとした。

これだけ日本の文化や歴史にオマージュを捧げると、コレクションは(特に日本人には)袖を通し難い“ジャポニスム”のムードを帯びがちだが、今回の「ディオール」はリアリティも担保した。その理由もおそらく、マリアと京都の職人たちとの「対話」のおかげだろう。「対話を通して、伝統を次の世代に継承したい」と話すマリアに賛同するかのように、3人の職人は、「美しいものを作って、身につけた人がより幸せな姿になるのを見るのが無常の喜び」(5代目龍村平蔵)や「お召しになる方が主人公で、着物が主人公ではない。お召しになる人を考え、あまり色を使わずに仕上げている」(田畑喜八会長)、「女性を美しく引き立てるため、技術を発展させてきた」(福田喜代表)と話し、あくまで「女性が主役」との考えで共通している。「女性が主役」という、マリアが長年「ディオール」で訴え続けるフェミニズムの姿勢は、伝統を現代風に昇華し、未来に継承するにおいても有効な考え方なのだ。改めて「ディオール」というブランドの歴史を9年にわたって紡ぎ直し、現代、そして未来に継承し続けてきたマリアに思いを馳せた。

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「ディオール」が京都の東寺でファッションショー 京都の職人と対話し、素材から染色に至るまで協業

「ディオール(DIOR)」は4月15日、京都の東寺で2025年プレ・フォール・コレクションのランウエイショーを開催した。「ディオール」が京都でショーを開くのは、1953年以来で72年ぶり。53年には、メゾンを創設したクリスチャン・ディオール(Christian Dior)が西洋のファッションをいち早く持ち込み、以来「ディオール」と日本、パリと京都の友好関係は長い。アーティスティック・ディレクターのマリア・グラツィア・キウリ(Maria Grazia Chiuri)は、そんな日本、特に京都の職人たちとクラフツマンシップに関する「対話」と称するコラボレーションを楽しんだ。

京都にあるさまざまな工房の中でも、今回は龍村美術織物と田畑染飾美術研究所、そして福田工芸染繍研究所と共にコレクションを手がけた。龍村美術織物は、クリスチャン・ディオール本人による「羅生門」や「東京」「歌麿」と呼ばれる作品の素材を提供。今回マリアは、その中から2種類の素材を現代的に蘇らせ、小紋柄や花柄の着物風コートやパンツ、ラップブルゾンやタイトスカートなどに仕上げた。龍村美術織物の5代目となる龍村平蔵は、「ムッシューは浮世絵や文化に興味があり、初代の平蔵はフランス・リヨンからジャカード織機を導入するなど、両者は互いの文化をリスペクトしてきた。ファッションの最先端を走るマリアさんを通して、培ってきた技術が世の中の人たちにどう受け止められるのか?が楽しみ」と話した。

田畑染飾美術研究所は、19世紀から続く京友禅の老舗。今回は、桜などをモチーフにした新しい京友禅を製作した。田畑喜八会長は、「友禅は着物に限らず、いろんなものを染められる。発表する今の時期を考え、日本の春を代表する桜を中心としたデザインを考えた」と話す。そしてマリアは、すでにソメイヨシノは散り際だったものの、東寺の歴史を見つめ続ける桜のように、田畑染飾美術研究所の京友禅をコレクションの随所に散りばめた。ムッシューが着物の上から羽織ることを前提に生み出したと言われるラグランスリーブでオーバーサイズのフロックコートを筆頭に、シフォンのようにエアリーな素材で作ったブラウスとパンツのセットアップやラップコートなど、ホワイトからヌードのドレスやコートは、淡い桜で彩られ、詩的で幻想的なムードを掻き立てた。

福田工芸染繍研究所は、祖業の刺しゅうから発展した染色を担当。福田喜代表は、「境界線が存在しない、自然なグラデーションの引き染めにこだわった」と話す。引き染めによる藍や紫のグラデーションは、桜や菊、牡丹などの花々と共に、トレンチコートやローブコート、コンパクトなMA-1、ラップスカートなどの普遍的なアイテムを彩った。花と同系色だったり藍色だったりのグラデーションは、花々が咲き乱れる幻想的なムードを強調する。着物のような前合わせに色を加えることで、オリエンタルなディテールを強調するアイテムもあった。
コレクションは全編、着物のようにシンプルかつエフォートレスなシルエット。そこにベアトップやワンショルダーのニット、カスケードチュールのスカートなど、マリアの「ディオール」らしいアイテムを加えていく。パンツやスカートの多くもラップディテールで、着物のような前合わせのパターンだ。そして京都の職人との対話の影響は、全編に及んでいる。ダメージデニムのセットアップは、マリアが龍村美術織物を見学した時に見たという「古代ギレ」の現代的な再解釈なのだろう。時代を感じる布のようにダメージを加えて、和洋折衷なコレクションのスパイスとした。

これだけ日本の文化や歴史にオマージュを捧げると、コレクションは(特に日本人には)袖を通し難い“ジャポニスム”のムードを帯びがちだが、今回の「ディオール」はリアリティも担保した。その理由もおそらく、マリアと京都の職人たちとの「対話」のおかげだろう。「対話を通して、伝統を次の世代に継承したい」と話すマリアに賛同するかのように、3人の職人は、「美しいものを作って、身につけた人がより幸せな姿になるのを見るのが無常の喜び」(5代目龍村平蔵)や「お召しになる方が主人公で、着物が主人公ではない。お召しになる人を考え、あまり色を使わずに仕上げている」(田畑喜八会長)、「女性を美しく引き立てるため、技術を発展させてきた」(福田喜代表)と話し、あくまで「女性が主役」との考えで共通している。「女性が主役」という、マリアが長年「ディオール」で訴え続けるフェミニズムの姿勢は、伝統を現代風に昇華し、未来に継承するにおいても有効な考え方なのだ。改めて「ディオール」というブランドの歴史を9年にわたって紡ぎ直し、現代、そして未来に継承し続けてきたマリアに思いを馳せた。

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成長著しい“プレミアムスポーツ”市場 「WWDJAPAN」セミナーで知る「アシックス スポーツスタイル」「アークテリクス」の戦略

「WWDJAPAN」は3月25日、成長著しい“プレミアムスポーツ”市場にフォーカスしたセミナーを開催した。五十君花実「WWDJAPAN」編集委員の進行のもと、「アシックス スポーツスタイル(ASICS SPORTS SYLE)」を運営するアシックスの鈴木豪執行役員スポーツスタイル統括部統括部長と、アウトドアブランド「アークテリクス(ARC’TERYX)」を展開するアメアスポーツジャパンの高木賢アークテリクス ブランドヘッド2人をゲストスピーカーに迎え、ブランド哲学や戦略について語ってもらった。質問も活発に飛び交い、多くの受講者から高評価をいただいたセミナーについてリポートする。


購入には事前にOneStreamの会員登録が必要です。
視聴期限:2026年4月6日(月)23:59 まで
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※10分間のお試し視聴ののち、「購入する」ボタンが表示されます。

オープニングセッションでは、五十君編集委員が現在のスポーツ・アウトドア市場のグローバルな消費動向を前提として説明。「ナイキ(NIKE)」「アディダス(ADIDAS)」「ニューバランス(NEW BALANCE)」などの老舗から新興の「オン(ON)」、中国の「Xtep」など世界16社を網羅したスポーツメーカー売上高ランキングも共有した。大多数のスポーツメーカーはコロナ禍以降好調で、2ケタ増というケースも珍しくない。コロナ禍のソーシャル・ディスタンスによるアウトドアアクティビティーへの関心の高まりが背景として大きいが、こうした市場環境が今後どのように変化していくのか、展望や分析も行った。

「アシックス スポーツスタイル」、
ファッションでも支持獲得のワケ

セッション第2部では、「アシックス スポーツスタイル」の鈴木執行役員が登壇。従来は部活や体育のイメージが強かった「アシックス」が、いかにしてファッションシューズとしても支持されるようになったのかを、組織体制やブランディング、マーケティングなど、さまざまな側面から語った。

2019年よりも前は、企画、生産、販売のように機能ごとに細切れになっていた組織を、「アシックス スポーツスタイル」としてグローバルで一気通貫体制に変更。鈴木執行役員は、「ビジョン、コアバリューを整理して誰に届けるか明確化した。また、戦略、MD共にグローバル一元体制で考え方を共有できるようになった」と近年の変化を話す。ファッション感度の高い層から「アシックス スポーツスタイル」が注目を得たのは、コラボレーションによる効果も大きい。デザイナーのキコ・コスタディノフ(Kiko Kostadinov)をはじめ、建築家やミュージシャン、お菓子メーカーなどと組んだ多様なコラボレーションに込める狙いや、どんな相手と組むのかといった基準も語った。会場からは、「Y2Kの次のトレンドは?」や「トレンドをリサーチする場所は?」といった質問が続々と出た。

“唯一無二”目指す、
「アークテリクス」のブランディング

セッション第3部のゲストスピーカーは、カナダ発アウトドアブランド「アークテリクス(ARC'TERYX)」を運営するアメアスポーツジャパンの高木賢「アークテリクス」ブランドヘッド。ブランドムービーからスタートした同セッションでは、クライミングギアとして創業した同ブランドのアイデンティティーや戦略について、高木ブランドヘッドが公開取材形式で語った。

「『アークテリクス』にとって、“プレミアムアウトドアブランド”とは何を意味するか?」という問いに対し、「誰もが知る最高品質のアウトドアブランドであること」と、高木ブランドヘッドは回答。それを目指す一環として、「アークテリクス」は24年11月、新宿に予約制接客やコミュニティーイベントなどにも注力する大型店をオープンしたが、開業から4カ月をへての手応えを共有。ほかにも、今後の出店計画や卸先とのコミュニケーションなど、唯一無二な存在となるための考え方を、さまざまな切り口から語った。会場からは、コミュニティーマーケティングの手法やスタッフ教育などについて次々と質問が飛んだ。

セミナー後には、登壇者や聴講者による“ミートアップ”を開催。スポーツ・アウトドア業界だけでなく、ホテルやコンサル、素材メーカー等、多様な業界から集まった参加者たちが活発に情報交換を行った。

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成長著しい“プレミアムスポーツ”市場 「WWDJAPAN」セミナーで知る「アシックス スポーツスタイル」「アークテリクス」の戦略

「WWDJAPAN」は3月25日、成長著しい“プレミアムスポーツ”市場にフォーカスしたセミナーを開催した。五十君花実「WWDJAPAN」編集委員の進行のもと、「アシックス スポーツスタイル(ASICS SPORTS SYLE)」を運営するアシックスの鈴木豪執行役員スポーツスタイル統括部統括部長と、アウトドアブランド「アークテリクス(ARC’TERYX)」を展開するアメアスポーツジャパンの高木賢アークテリクス ブランドヘッド2人をゲストスピーカーに迎え、ブランド哲学や戦略について語ってもらった。質問も活発に飛び交い、多くの受講者から高評価をいただいたセミナーについてリポートする。


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視聴期限:2026年4月6日(月)23:59 まで
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オープニングセッションでは、五十君編集委員が現在のスポーツ・アウトドア市場のグローバルな消費動向を前提として説明。「ナイキ(NIKE)」「アディダス(ADIDAS)」「ニューバランス(NEW BALANCE)」などの老舗から新興の「オン(ON)」、中国の「Xtep」など世界16社を網羅したスポーツメーカー売上高ランキングも共有した。大多数のスポーツメーカーはコロナ禍以降好調で、2ケタ増というケースも珍しくない。コロナ禍のソーシャル・ディスタンスによるアウトドアアクティビティーへの関心の高まりが背景として大きいが、こうした市場環境が今後どのように変化していくのか、展望や分析も行った。

「アシックス スポーツスタイル」、
ファッションでも支持獲得のワケ

セッション第2部では、「アシックス スポーツスタイル」の鈴木執行役員が登壇。従来は部活や体育のイメージが強かった「アシックス」が、いかにしてファッションシューズとしても支持されるようになったのかを、組織体制やブランディング、マーケティングなど、さまざまな側面から語った。

2019年よりも前は、企画、生産、販売のように機能ごとに細切れになっていた組織を、「アシックス スポーツスタイル」としてグローバルで一気通貫体制に変更。鈴木執行役員は、「ビジョン、コアバリューを整理して誰に届けるか明確化した。また、戦略、MD共にグローバル一元体制で考え方を共有できるようになった」と近年の変化を話す。ファッション感度の高い層から「アシックス スポーツスタイル」が注目を得たのは、コラボレーションによる効果も大きい。デザイナーのキコ・コスタディノフ(Kiko Kostadinov)をはじめ、建築家やミュージシャン、お菓子メーカーなどと組んだ多様なコラボレーションに込める狙いや、どんな相手と組むのかといった基準も語った。会場からは、「Y2Kの次のトレンドは?」や「トレンドをリサーチする場所は?」といった質問が続々と出た。

“唯一無二”目指す、
「アークテリクス」のブランディング

セッション第3部のゲストスピーカーは、カナダ発アウトドアブランド「アークテリクス(ARC'TERYX)」を運営するアメアスポーツジャパンの高木賢「アークテリクス」ブランドヘッド。ブランドムービーからスタートした同セッションでは、クライミングギアとして創業した同ブランドのアイデンティティーや戦略について、高木ブランドヘッドが公開取材形式で語った。

「『アークテリクス』にとって、“プレミアムアウトドアブランド”とは何を意味するか?」という問いに対し、「誰もが知る最高品質のアウトドアブランドであること」と、高木ブランドヘッドは回答。それを目指す一環として、「アークテリクス」は24年11月、新宿に予約制接客やコミュニティーイベントなどにも注力する大型店をオープンしたが、開業から4カ月をへての手応えを共有。ほかにも、今後の出店計画や卸先とのコミュニケーションなど、唯一無二な存在となるための考え方を、さまざまな切り口から語った。会場からは、コミュニティーマーケティングの手法やスタッフ教育などについて次々と質問が飛んだ。

セミナー後には、登壇者や聴講者による“ミートアップ”を開催。スポーツ・アウトドア業界だけでなく、ホテルやコンサル、素材メーカー等、多様な業界から集まった参加者たちが活発に情報交換を行った。

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オランダのインテリアブランド「モーイ」がミラノサローネでも注目の新製品を日本販売開始

この春もミラノサローネ国際家具見本市(以下、ミラノサローネ)がロー・フィエラミラノで4月8〜13日まで開催され、37カ国から2000以上の企業が出展する。アーティスティックな球形の照明、レイモンドなどで知られるオランダのインテリアブランド「モーイ(MOOOI)」は今回初めてサローネ内にショップをオープンする。

「モーイ」のブランドアイコン的な照明の日本発売開始も今回のミラノサローネのニュースだ。欧米と日本では電流の規制などが異なるため、日本仕様にしたものではないと販売ができず、数年のタイムラグが生じる場合が多い。今回は満を持しての日本での流通となる。トーヨーキッチンスタイルのオンラインショップとショールームで発売する。

光そのものをデザインできる「チューブライト」

1つめは光のチューブが有機的なラインを描く「チューブライト(Tubelight)」。直線的な蛍光灯の概念を覆し、まるで蛍光灯が溶けたような曲線やねじれとなり、光そのものをデザインできるのが革新的だ。5m仕様の“チューブライト500”は長くしなやかなチューブを丸めたり結んだり、たらしたりと自在にフォームを変え、光そのものをデザインし遊ぶ。クランプホルダーを使って天井や壁に固定することも可能で、そのままテーブルの上に垂らして、テーブルの上のオブジェや料理をライトアップするというアイデアも。調光・調温機能もあり、青くシャープな蛍光灯の色味から、暖かみのある赤みのある白まで、イメージに合わせて調整できる。ボアズ・コヘン氏と山口沙弥加氏が2007年に設立したアムステルダムを拠点とするデザインユニット、ビクシー(BCXSY)によるデザインだ。

5つのソケットが連結したような「クラスターランプ」

5つのソケットが連結したような「クラスターランプ(Cluster Lamp)」もまたコンセプチュアルで、クリエイティビティーが試される照明だ。固定された形はなく、自由に光源を選んで、使用者自身がデザインを完成させる。組み合わせる電球の大きさ、デザイン、色や光の強さにより、自分だけのシャンデリアをカスタマイズできるのだ。この照明はスウェーデン出身のデザイナー、ジュエル・テガーマークにより、2004年にリリースされた「モーイ」のアイコン的なライト。日本ではさまざまな規制から販売はしていなかったのだが、この春に日本仕様が実現し販売開始になった。あのライトを自邸でも・・・!と喜ぶデザインファンも多いだろう。

つぼみが花開く様子をイメージした「ハナチェア」

そしてつぼみが花開く様子にインスピレーションを得たハナチェアもリリース。モダン、クラシック、ミニマルとさまざまなスタイルの空間になじむ汎用性があり、ダイニングだけでなく、書斎やオフィス、ホテルのラウンジなど幅広いシーンで活躍しそうだ。「ハナコレクションにはキッチンカウンターにフィットするシート高さ65cm、バーカウンター向けの75mのハナバースツールもあり、いずれも2脚セットで販売。柔らかさを感じるガラス繊維複合樹脂、ファブリック、レザーなどさまざまな素材や色で展開し、スタイルに合わせたカスタマイズができる。実際に座ると、お尻を包み込むような座面で背もたれも大きく、アームレストがなくても上半身がブレない安定感がある。こんな座り心地のいいバースツールがあったら、何杯もすすんでしまいそうだ。ミラノで建築を学び、アムステルダムでプロダクトデザイナーとしての実績を積んだシモーネ・ボナー二によるデザインは人間工学にもかなっている。

「モーイ」の日本総代理店は端正で機能的なキッチンで知られるトーヨーキッチンスタイル。実際の暮らしの中で、キッチンのある風景の中で映えるデザイン、実用的な機能を備えたラインアップだ。これらの新モデルは住み手のイマジネーションをわかせる。この新たな定番となりそうなモデルはさまざまな空間を彩るだろう。

■モーイ」東京

住所:東京都港区南青山6丁目11-1 スリーエフ南青山ビル
営業時間:11:00~19:00
休館日:水曜日(祝日の場合は木曜日) / 夏期 / 年末年始

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オランダのインテリアブランド「モーイ」がミラノサローネでも注目の新製品を日本販売開始

この春もミラノサローネ国際家具見本市(以下、ミラノサローネ)がロー・フィエラミラノで4月8〜13日まで開催され、37カ国から2000以上の企業が出展する。アーティスティックな球形の照明、レイモンドなどで知られるオランダのインテリアブランド「モーイ(MOOOI)」は今回初めてサローネ内にショップをオープンする。

「モーイ」のブランドアイコン的な照明の日本発売開始も今回のミラノサローネのニュースだ。欧米と日本では電流の規制などが異なるため、日本仕様にしたものではないと販売ができず、数年のタイムラグが生じる場合が多い。今回は満を持しての日本での流通となる。トーヨーキッチンスタイルのオンラインショップとショールームで発売する。

光そのものをデザインできる「チューブライト」

1つめは光のチューブが有機的なラインを描く「チューブライト(Tubelight)」。直線的な蛍光灯の概念を覆し、まるで蛍光灯が溶けたような曲線やねじれとなり、光そのものをデザインできるのが革新的だ。5m仕様の“チューブライト500”は長くしなやかなチューブを丸めたり結んだり、たらしたりと自在にフォームを変え、光そのものをデザインし遊ぶ。クランプホルダーを使って天井や壁に固定することも可能で、そのままテーブルの上に垂らして、テーブルの上のオブジェや料理をライトアップするというアイデアも。調光・調温機能もあり、青くシャープな蛍光灯の色味から、暖かみのある赤みのある白まで、イメージに合わせて調整できる。ボアズ・コヘン氏と山口沙弥加氏が2007年に設立したアムステルダムを拠点とするデザインユニット、ビクシー(BCXSY)によるデザインだ。

5つのソケットが連結したような「クラスターランプ」

5つのソケットが連結したような「クラスターランプ(Cluster Lamp)」もまたコンセプチュアルで、クリエイティビティーが試される照明だ。固定された形はなく、自由に光源を選んで、使用者自身がデザインを完成させる。組み合わせる電球の大きさ、デザイン、色や光の強さにより、自分だけのシャンデリアをカスタマイズできるのだ。この照明はスウェーデン出身のデザイナー、ジュエル・テガーマークにより、2004年にリリースされた「モーイ」のアイコン的なライト。日本ではさまざまな規制から販売はしていなかったのだが、この春に日本仕様が実現し販売開始になった。あのライトを自邸でも・・・!と喜ぶデザインファンも多いだろう。

つぼみが花開く様子をイメージした「ハナチェア」

そしてつぼみが花開く様子にインスピレーションを得たハナチェアもリリース。モダン、クラシック、ミニマルとさまざまなスタイルの空間になじむ汎用性があり、ダイニングだけでなく、書斎やオフィス、ホテルのラウンジなど幅広いシーンで活躍しそうだ。「ハナコレクションにはキッチンカウンターにフィットするシート高さ65cm、バーカウンター向けの75mのハナバースツールもあり、いずれも2脚セットで販売。柔らかさを感じるガラス繊維複合樹脂、ファブリック、レザーなどさまざまな素材や色で展開し、スタイルに合わせたカスタマイズができる。実際に座ると、お尻を包み込むような座面で背もたれも大きく、アームレストがなくても上半身がブレない安定感がある。こんな座り心地のいいバースツールがあったら、何杯もすすんでしまいそうだ。ミラノで建築を学び、アムステルダムでプロダクトデザイナーとしての実績を積んだシモーネ・ボナー二によるデザインは人間工学にもかなっている。

「モーイ」の日本総代理店は端正で機能的なキッチンで知られるトーヨーキッチンスタイル。実際の暮らしの中で、キッチンのある風景の中で映えるデザイン、実用的な機能を備えたラインアップだ。これらの新モデルは住み手のイマジネーションをわかせる。この新たな定番となりそうなモデルはさまざまな空間を彩るだろう。

■モーイ」東京

住所:東京都港区南青山6丁目11-1 スリーエフ南青山ビル
営業時間:11:00~19:00
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セルフで楽しむ2025年春夏トレンドヘアカラー&メイク ヘアコスメブランド「ゴットゥービー」が提案

ヘア&メイクアップアーティストのKanakoさんと、美容師の上野恵麻さんが、ダメージレスを追求したヘアコスメブランド「ゴットゥービー(GOT2B)」のアイテムを使って、2025年春夏に注目のヘアカラー3スタイルを紹介する。あわせて、セルフでトライするときのコツや、メイクのポイントも聞いた。

透けシルバーピンクベージュ×レイヤーカット

スタイル1は、春気分にアップデートできる、日差しに映えるシルバーピンクベージュ。「透明感たっぷりのピンクが肌色を明るく見せ、一気にあか抜けた印象に。ヴェールのようなシルバーの艶がおしゃれ感を高め、甘めにもカジュアルにも転ばせやすいのが魅力。トレンドのレイヤーカットとの相性もバッチリ」(上野さん)。

メイクは、「淡めの髪色に合わせて、メイクもふんわり感を意識。目元はあえてラメを使わず、マットなブラウンシャドーでグラデーションを作り、束感まつ毛と目尻の平行ラインで引きしめる。トレンド継続中の青みチークを横長にぼかし、ちゅるんとしたリップで抜け感を。肌は艶が出過ぎないようセミマットな質感にするのが今っぽく仕上げるポイント」(Kanakoさん)。

アッシュシルバー×韓国風シースルーマッシュ

スタイル2は、エフォートレス感が今っぽいアッシュシルバー。「くすみ感のあるアッシュ系シルバーは、クールになり過ぎずシルバーカラーに挑戦したい方におすすめ。黄ばみを抑えているのでハイトーンでも落ち着きがあり、韓国アイドルっぽくイメチェンできそう。意外とファッションを選ばず肌なじみもいいので、ハイトーン初心者でも似合いやすいカラー」(上野さん)。

メイクは、「目元とチークをベージュ系で統一することで シルバーヘアでも派手になり過ぎず大人っぽくまとまる。色味を抑える分、パーツがぼやけないようメリハリを強調。涙袋の影を描き、ノーズや輪郭にしっかりシェーディングを。マットのオレンジリップで血色を出し、アイブロウマスカラで眉の存在感を引き算すると今っぽさがアップ」(Kanakoさん)。

スモーキーベージュなポイントカラー×姫カット

スタイル3は、黒髪とハイトーンを同時に楽しめるフェイスフレーミングスタイル。「全体カラーが難しい人もトライしやすいのが魅力。2色をミックスすることで、ベージュに光沢が入った絶妙なおしゃれカラーがかなう。フェイスラインをぼかしてくれるから輪郭カバーにも効果的」(上野さん)。

メイクは、「ヘアカラーが個性的なので、メイクはピンクを使って優しげに見せると好バランス。目元はピンクシャドーで囲み、ラベンダーのラメを目頭下に塗ってきらめきをプラス。チークも青みピンクで統一し、小鼻の高さにふわっと横長に広げる。リップだけは赤みブラウンのグロスで意外性を持たせて、大人っぽさとおしゃれ感を後押し」(Kanakoさん)。

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セルフで楽しむ2025年春夏トレンドヘアカラー&メイク ヘアコスメブランド「ゴットゥービー」が提案

ヘア&メイクアップアーティストのKanakoさんと、美容師の上野恵麻さんが、ダメージレスを追求したヘアコスメブランド「ゴットゥービー(GOT2B)」のアイテムを使って、2025年春夏に注目のヘアカラー3スタイルを紹介する。あわせて、セルフでトライするときのコツや、メイクのポイントも聞いた。

透けシルバーピンクベージュ×レイヤーカット

スタイル1は、春気分にアップデートできる、日差しに映えるシルバーピンクベージュ。「透明感たっぷりのピンクが肌色を明るく見せ、一気にあか抜けた印象に。ヴェールのようなシルバーの艶がおしゃれ感を高め、甘めにもカジュアルにも転ばせやすいのが魅力。トレンドのレイヤーカットとの相性もバッチリ」(上野さん)。

メイクは、「淡めの髪色に合わせて、メイクもふんわり感を意識。目元はあえてラメを使わず、マットなブラウンシャドーでグラデーションを作り、束感まつ毛と目尻の平行ラインで引きしめる。トレンド継続中の青みチークを横長にぼかし、ちゅるんとしたリップで抜け感を。肌は艶が出過ぎないようセミマットな質感にするのが今っぽく仕上げるポイント」(Kanakoさん)。

アッシュシルバー×韓国風シースルーマッシュ

スタイル2は、エフォートレス感が今っぽいアッシュシルバー。「くすみ感のあるアッシュ系シルバーは、クールになり過ぎずシルバーカラーに挑戦したい方におすすめ。黄ばみを抑えているのでハイトーンでも落ち着きがあり、韓国アイドルっぽくイメチェンできそう。意外とファッションを選ばず肌なじみもいいので、ハイトーン初心者でも似合いやすいカラー」(上野さん)。

メイクは、「目元とチークをベージュ系で統一することで シルバーヘアでも派手になり過ぎず大人っぽくまとまる。色味を抑える分、パーツがぼやけないようメリハリを強調。涙袋の影を描き、ノーズや輪郭にしっかりシェーディングを。マットのオレンジリップで血色を出し、アイブロウマスカラで眉の存在感を引き算すると今っぽさがアップ」(Kanakoさん)。

スモーキーベージュなポイントカラー×姫カット

スタイル3は、黒髪とハイトーンを同時に楽しめるフェイスフレーミングスタイル。「全体カラーが難しい人もトライしやすいのが魅力。2色をミックスすることで、ベージュに光沢が入った絶妙なおしゃれカラーがかなう。フェイスラインをぼかしてくれるから輪郭カバーにも効果的」(上野さん)。

メイクは、「ヘアカラーが個性的なので、メイクはピンクを使って優しげに見せると好バランス。目元はピンクシャドーで囲み、ラベンダーのラメを目頭下に塗ってきらめきをプラス。チークも青みピンクで統一し、小鼻の高さにふわっと横長に広げる。リップだけは赤みブラウンのグロスで意外性を持たせて、大人っぽさとおしゃれ感を後押し」(Kanakoさん)。

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ウィゴーがY2K古着ポップアップを渋谷109で開催 当時のリアルアイテム2000点が集結

ウィゴー(WEGO)は、2000年代初頭のY2Kファッションに特化した古着のポップアップショップ「ウィゴー ヴィンテージ 超ギャルズ」を、4月22日まで渋谷109の8階で開催中だ。

今回のポップアップでは、リプロダクト(復刻品)ではなく、当時リアルに着用されていたオリジナルのY2Kファッションアイテムを約2000点以上集めて展開。世代を超えてY2Kスタイルを楽しめる空間を作り上げた。

ラインアップは、現在のギャル文化を代表するテイストである“平成ギャル”“ゴスパンク”“フォークロア”“サーフ”の4カテゴリーに編集。リアルな古着ならではの風合い生かしながら、今の時代に合ったスタイリング提案を行う。

バイイングを担当したサスティナブル事業部営業チームの飯田千華さんは、「日本では“平成ギャル”がはやっているし、ロサンゼルスに買い付けに行くと、海外のY2K人気を実感する。古着好きにも、古着初心者にも2000年代の本物のY2Kファッションに触れてほしいとポップアップを企画した。訪日客も多く、ギャル文化のメッカ・渋谷での開催に意味があると考えた」と語る。

ウィゴーはウィゴー ヴィンテージや一部のウィゴーで古着を扱っているが、今回はこの企画のためにアメリカと日本で買い付けた。「ココルル」や「セシルマクビー」など当時渋谷109で人気を集めたブランドも多くそろう。「エドハーディー」や、常に人気の「ハーレー ダヴィッドソン」も2000年代のものを中心に充実のラインアップ。テレビやMDコンポのほか、デコったガラケーやたまごっちなど、飯田さんやスタッフの私物もディスプレーして、当時のカルチャーを偲ばせた。「店内での撮影を楽しんでもらえるように、空間演出にもこだわった」。ショップスタッフもギャル5人を厳選し、アップデートしたスタイリングを提案する。

10日のオープン初日は、予算を倍以上上回るほど好調な滑り出しとなった。「オープン前日の準備の段階からカーテン越しでも多くのお客さまからの関心の高さがうかがえた。カーテンを開けて『いつから買えるのか?』と聞いてきた外国人のお客さまは、翌日来店して買い物をしていった。20代が中心だが、30〜40代のリアルタイム世代が『懐かしい』と立ち寄ったり、親子連れだったり、予想以上の反響だった」。

来店者によるSNS投稿が、さらに来店を促進しているという。「想定以上に売れているので、期間中に商品が足りなくなりそう。買い付けに行かなければ」とうれしい悲鳴を上げた。

◾️WEGO VINTAGE 超GALS POP UP SHOP
期間:2025年4月10〜22日
時間:10:00〜21:00
会場:渋谷109 8階
住所:東京都渋谷区道玄坂2丁目29-1

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ウィゴーがY2K古着ポップアップを渋谷109で開催 当時のリアルアイテム2000点が集結

ウィゴー(WEGO)は、2000年代初頭のY2Kファッションに特化した古着のポップアップショップ「ウィゴー ヴィンテージ 超ギャルズ」を、4月22日まで渋谷109の8階で開催中だ。

今回のポップアップでは、リプロダクト(復刻品)ではなく、当時リアルに着用されていたオリジナルのY2Kファッションアイテムを約2000点以上集めて展開。世代を超えてY2Kスタイルを楽しめる空間を作り上げた。

ラインアップは、現在のギャル文化を代表するテイストである“平成ギャル”“ゴスパンク”“フォークロア”“サーフ”の4カテゴリーに編集。リアルな古着ならではの風合い生かしながら、今の時代に合ったスタイリング提案を行う。

バイイングを担当したサスティナブル事業部営業チームの飯田千華さんは、「日本では“平成ギャル”がはやっているし、ロサンゼルスに買い付けに行くと、海外のY2K人気を実感する。古着好きにも、古着初心者にも2000年代の本物のY2Kファッションに触れてほしいとポップアップを企画した。訪日客も多く、ギャル文化のメッカ・渋谷での開催に意味があると考えた」と語る。

ウィゴーはウィゴー ヴィンテージや一部のウィゴーで古着を扱っているが、今回はこの企画のためにアメリカと日本で買い付けた。「ココルル」や「セシルマクビー」など当時渋谷109で人気を集めたブランドも多くそろう。「エドハーディー」や、常に人気の「ハーレー ダヴィッドソン」も2000年代のものを中心に充実のラインアップ。テレビやMDコンポのほか、デコったガラケーやたまごっちなど、飯田さんやスタッフの私物もディスプレーして、当時のカルチャーを偲ばせた。「店内での撮影を楽しんでもらえるように、空間演出にもこだわった」。ショップスタッフもギャル5人を厳選し、アップデートしたスタイリングを提案する。

10日のオープン初日は、予算を倍以上上回るほど好調な滑り出しとなった。「オープン前日の準備の段階からカーテン越しでも多くのお客さまからの関心の高さがうかがえた。カーテンを開けて『いつから買えるのか?』と聞いてきた外国人のお客さまは、翌日来店して買い物をしていった。20代が中心だが、30〜40代のリアルタイム世代が『懐かしい』と立ち寄ったり、親子連れだったり、予想以上の反響だった」。

来店者によるSNS投稿が、さらに来店を促進しているという。「想定以上に売れているので、期間中に商品が足りなくなりそう。買い付けに行かなければ」とうれしい悲鳴を上げた。

◾️WEGO VINTAGE 超GALS POP UP SHOP
期間:2025年4月10〜22日
時間:10:00〜21:00
会場:渋谷109 8階
住所:東京都渋谷区道玄坂2丁目29-1

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店頭が無駄な在庫を持たずに売り上げを増やすための方程式とは?

2025年1月からWWDJAPAN.comでマンガ版「ザ・ゴールシリーズ 在庫管理の魔術」が連載中です。在庫過剰に陥ると、つい値下げセールに頼ってしまう――。しかし、本当にそれしか方法はないのか?利益を高め、最大化するための解決策を、アパレル在庫最適化コンサルで「ユニクロ対ZARA」「アパレル・サバイバル」(共に日本経済新聞出版)の著者である齊藤孝浩ディマンドワークス代表が、同マンガを読みながら、解説していきます。今回は、第2話を取り上げます。

在庫をどこにどれだけ置いておくかは永遠の課題

第2話の見どころは「店頭を起点に考える、物流効率と機会損失のジレンマ」です。店舗のバックヤードと中央倉庫の役割が大きなテーマとなっています。

マンガ「在庫管理の魔術」の第2話は コチラ

アパレル事業者にとって、在庫を店舗、倉庫のそれぞれにどれだけ置いておくかは永遠の課題です。多くの事業者は、売り逃しを防ぐために、できるだけ多くの在庫を店舗に置こうと考えています。中央倉庫に寝かせていては、1円の売上げにもつながらないからです。店舗側も特に売れ筋であれば、売り逃しをしたくないから、在庫をできるだけ抱え込んでおきたいと思いますよね。この物語の主人公・安堂徹も、最終ページで「こんなに在庫がないと、もっと欠品が増えて今より売上げが減ってしまうんじゃ……」と懸念しています。しかし、物語が進んでいくにつれて、実際には、そうではないことが明らかになっていきます。

5ページ目では、在庫を置くスペースが限られた環境に迫られて、安堂徹が中央倉庫のマネージャーに、商品をカートン単位ではなく単品で送ってもらうように依頼しています。このシーンから、店頭でのお客さまの実需と企業側の物流効率の都合のギャップを考えさせられます。

一般的なアパレル事業者は、中央倉庫から商品をカートン単位で店舗へ発送しています。それは物流コストを抑えるためです。しかし、お客さまはある商品の、このカラーのこのサイズという、いわゆる「単品」が欲しいのであって、商品をカートンごと購入するわけではありません。企業都合で物流効率だけを考え、少量すぎて、出荷単位にならないからと、出荷待ちになって、欲しい単品をすぐに出荷してもらえなければ、店頭で欠品が起こり、せっかくご来店いただいたお客さまをがっかりさせます。逆にカートン単位にするために、いつ売れるかわからない在庫もあわせて引き取ってしまうと、過剰在庫を抱えることになります。

このように、お客さまの期待と物流効率は相反する関係にあるのです。

最終的には中央倉庫のマネージャーの計らいで、店舗には20日分の在庫を置き、必要な商品を必要なだけ、単品で送ってもらう仕組みにしました。これは、店舗の在庫日数を20日分(約3週分)だけで回す決断をしたことを意味します。

在庫日数とは、保有している在庫が何日分の売り上げに相当するかを示す指標です。本部の人たちは在庫日数を議論していますが、店舗で働く人たちはあまり意識していません。実は、店舗のスタッフが在庫日数を意識すると、その店の利益は大きく増えるのです。

在庫日数=現在庫数÷平均販売数

もし、店舗で「現在は○日分の在庫しかないから、あと△日分欲しい」という会話ができるようになると、本部スタッフも店舗スタッフも在庫と売り上げや利益の関係をロジカルに考えられるようになるからです。それにもかかわらず、大半の事業者は店舗の人たちに、そんな在庫と売り上げの関係、つまり「商売で大切なこと」を考える機会を与えていないのが現実です。筆者が支援している事業者では、店舗でもこうしたことを考えるように、誰もができるように、わかりやすくアドバイスをしています。

店長や店舗を統括するエリアマネジャーとして働いてる読者の方であれば、自分の店が何日分の在庫を抱えているのかを調べてみると、新たな気づきが得られるでしょう。

計算式は、在庫日数=現在庫数÷平均販売数です。カラーサイズごとではなくても、まずは気になる商品を品番単位でも、シャツ・ブラウスやパンツなど品種単位でも構いません。

無駄な在庫を持たずに売り上げを増やせるようになるはずです。

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榮倉奈々が手掛けるジュエリーが登場 イセタンサローネでリファインメタルのポップアップイベント

リファインメタル(再生金属)を使用したジュエリーのポップアップイベント「リファインメタル#1」が東京・六本木のイセタンサローネで開催中だ。同イベントでは、一般社団法人リファインメタル協会がクリエイターと協業したジュエリーを展示販売する。初回は、榮倉奈々がスタイリストの上杉美雪と手掛けるアパレルブランド「ニューナウ(NEWNOW)」やアーティストの三浦大地、アートディレクターの山崎晴太郎が再生金属を使用したジュエリーをデザイン。リングやネックレス、ピアス、ブレスレットなど販売するジュエリーの価格は2万〜150万円程度。

リファインメタルとは、“都市鉱山”と呼ばれる家電や携帯電話の廃棄物から採れる再生金属のこと。鉱山から採掘された金属よりも環境に優しく、トレーサブルな資源だ。ジュエリーブランドの「ハム(HUM)」が、2018年から「リファインメタル プロジェクト」をはじめ、再生メタルを使用したジュエリーの販売やインスタレーションを行ってきた。ジュエリー業界全体にこの動きを広めたいと21年に一般社団法人化し、活動を広げている。

クリエイター3人の思いが込められた環境に優しいジュエリー

榮倉は、「ハム」のアトリエへ訪れた際にリファインメタルの存在を知り、このプロジェクトに参加を決めた。彼女は、「私たちの服づくりへの思いと通じるものがあると思った。ジュエリーを手掛けるのは初めてで、1年以上かけて完成した。手に取りやすい価格帯のものもあるので『ニューナウ』の洋服と合わせて楽しんでほしい」と語った。

榮倉からの紹介で参加したという三浦は、「ジュエリーが好きで、環境問題にも関心がある。両方を組み合わせられると思った」とコメント。彼は、ウエアラブルなアートをテーマに、自身が作りたいと思うジュエリーをデザインしたそうだ。

山崎は、和紙を使用してジュエリー制作に臨んだという。彼が一つ一つ折ったり、こよりにして作った紙の指輪の型に再生金属を流し込んで完成したリングは、全て1点ものだ。彼は、「2回目のジュエリーの人生で、1回目の人生で叶わなかったことを表現したいと思った」と話す。通常のジュエリーのは、磨かれ完璧で輝くものだが、彼は敢えてシンプルでプリミティブなものを作った。「人々の心の中にあるジュエリーの原点にフォーカスした」と語った。

一般社団法人リファインメタル プロジェクトの貞清智宏代表は、「リファインメタルをもっと多くの人に知ってもらい、広げていきたい。継続的にこのようなプロジェクトを開催するつもりだ」と話している。「リファインメタル#1」の会期は15日まで。

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「ルイ・ヴィトン」「シャネル」「ゲラン」の新作香水をいち早くチェック! 今週発売のビューティアイテム14選【4/14〜4/20】

ビューティアイテムの発売情報を「WWDJAPAN」的視点でピックアップ!今回は4月14〜20日に発売するアイテムを紹介します。今週はフレグランスに注目!「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」から発売になるのは、ブルガリアンローズのアブソリュートと、二酸化炭素抽出法を用いたローズ センティフォリアをキー原料としたアンバー基調の新作。「シャネル(CHANEL)」は人気の“チャンス”5番目の香りとして、ラズベリーとローズ ゼラニウムを中心としたフローラルな芳香にウッディアンバーが溶け合うフローラルフルーティーのフレグランスを発売します。フレグランスメゾン「ゲラン(GUERLAIN)」からは、コニャックメゾン「ヘネシー(HENNESSY)」とコラボレーションした人気フレグランス“アビルージュ”の限定エディションが登場。2種類の樽の中で熟成させることで特徴的なノートをじっくりと育む特殊製法を採用しています。フレグランスはファッションやメイクに華を添えるツールであると同時に、気分を変えてくれる重要アイテム。新しい香りで充実の新年度を!

【4月14日発売】
スナイデル ビューティ
(SNIDEL BEAUTY)

サマーコレクション第1弾は新色ルージュ 

「スナイデル ビューティ(SNIDEL BEAUTY)」は、自分が在りたい姿への願いを込めた“2025 サマー コレクション”を発表する。第1弾は、“ルージュ クチュール”から新3色と、“ピュア リップ シェイパー n”、“メルティング フィット バーム”を発売する。

■商品詳細

“メルティング フィット バーム”(2860円)
“ルージュ クチュール”(新3色、各3520円)
“ピュア リップ シェイパー n”(全4色、各2530円)

【4月15日発売】
ゲラン
(GUERLAIN)

コニャックの「ヘネシー」とコラボした香水

「ゲラン(GUERLAIN)」は、コニャックメゾン「ヘネシー(HENNESSY)」とコラボレーションした香水“アビルージュ スピリット パルファン”を発売する。2種類の樽の中で熟成させることで特徴的なノートをじっくりと育む特殊製法を採用し、“時間”のビジョンを表現した香りとなっている。

■商品詳細

“アビルージュ スピリット パルファン”(100mL、2万6800円)

【4月15日発売】
イニスフリー
(INNISFREE)

日本限定フェイスマスク

「イニスフリー(INNISFREE)」は、人気美容液3種のフェイスマスクを発売する。ラインアップは、“レチノール PDRN アドバンスド マスク”、“レチノール シカ リペア マスク”、“ビタC グリーンティーエンザイム ブライト マスク”の全3種。

■商品詳細

“レチノール PDRN アドバンスド マスク”(5枚入り、880円)
“レチノール シカ リペア マスク”(5枚入り、880円)
“ビタC グリーンティーエンザイム ブライト マスク”(5枚入り、880円)

【4月15日発売】
シャネル
(CHANEL)

“チャンス”5つ目の香り

「シャネル(CHANEL)」は、フレグランスライン“チャンス”から5つ目の香りとして“チャンス オー スプランディド オードゥ パルファム”を発売する。甘くフレッシュなラズベリーとローズ ゼラニウムを中心としたフローラルにウッディアンバーが溶け合う、意外性のあるフローラルフルーティーの香り。

■商品詳細

“チャンス オー スプランディド オードゥ パルファム”(50mL、1万7600円/100mL、2万4200円)

【4月15日発売】
ナチュラグラッセ
(NATURAGLACE)

“生ミント”×レモンの夏限定シリーズ

「ナチュラグラッセ(NATURAGLACE)」は夏限定のミントシリーズから、レモンとミントの爽やかな香りが楽しめる“UVプロテクションベース ML”[SPF50+・PA+++]と“スキンケアシールドルースパウダーUV ML” [SPF50+・PA+++]を発売する。希少な和薄荷(ハッカ)由来の清涼成分メントールと乳酸メンチルにより、ひんやり感とリフレッシュ感をもたらす。

■商品詳細

“UVプロテクションベース ML”[SPF50+・PA+++](30mL、3740円)
“スキンケアシールドルースパウダーUV ML” [SPF50+・PA+++](5.5g、3960円)

【4月16日発売】
雪肌精

初のUVケアミスト 

「雪肌精」は、ブランド初のUVケアミスト“スキンケア UV エッセンスミスト”を発売する。顔に直接吹き付けられる処方をコーセーで初採用したほか、ブランドの特徴である和漢植物由来の美容液成分を85%配合。メイクの上からも手軽に吹き付けられ、UVケアと潤いケアを同時にかなえる。

■商品詳細

“スキンケア UV エッセンスミスト”[SPF35・PA+++](60mL、1870円※編集部調べ)

【4月16日発売】
リファ
(REFA)

ヘアアイロン&スタイリングミルク 

「リファ(REFA)」は、うねりを整えて美しいストレートヘアに仕上げるヘアアイロン“リファパワーストレートアイロン プロ”と、人気の“リファロック”シリーズからスタイリングミルク“リファストレートロック”を発売する。

■商品詳細

“リファパワーストレートアイロン プロ”(全2色、各3万3000円)
“リファストレートロック”(100g、2800円)

【4月16日発売】
コスメデコルテ
(DECORTE)

”艶とベージュ”にこだわったネイルアイテム

「コスメデコルテ(DECORTE)」は新しいネイルアイテムとして、手肌全体を美しく魅せるネイルラッカーやトップ&ベースコート、複合的な爪の悩みをケアするネイルセラム、爪への負担感を軽減したリムーバーの全5品を発売する。

■商品詳細

“スキニフィック ネイルラッカー”(全22色、各3300円)
“クリスタルラッカー”(3300円)
“ロージーラッカー”(3300円)
リペア ネイルセラム”(4400円)
“トリートメント ネイルリムーバー”(3300円)

【4月17日発売】
ルイ・ヴィトン
(LOUIS VUITTON)

自らの道を切り開く女性に贈る新作フレグランス

「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」は、新作フレグランス“eLVes ルイ・ヴィトン オー ドゥ パルファン”を発売する。ブルガリアンローズのアブソリュートと、二酸化炭素抽出法を用いたローズ センティフォリアをキー原料とした、自らの道を切り開く女性に贈るアンバー基調の現代的なフローラルの香り。

■商品詳細

“eLVes ルイ・ヴィトン オー ドゥ パルファン”(100mL、4万6200円/200mL、6万4900円)
“トラベルケース”(100mL用、11万2200円)
“eLVes ルイ・ヴィトン トラベル スプレー”(7.5mL×4、4万6200円/レフィル7.5mL×4、1万8700円)
“ミニチュア セット”(5万2800円)

【4月17日発売】
ヒンス
(HINCE)

スキンケア第2弾 

「ヒンス(HINCE)」は、ハイドロゲルを使用した“キングスベリービタコラーゲンマスク”を発売する。ビタミンB12で実現したビタミンC誘導体とコラーゲンを配合したビタコラーゲンビーズで、トーンとキメ、艶を整えながら眠っている間にふっくらとしたハリ感のある肌印象へ導く。

■商品詳細

“キングスベリービタコラーゲンマスク”(1枚、580円/4枚、2200円)

【4月18日発売】
ランコム
(LANCOME)

紫外線カットに特化した“UV エクスペール”シリーズから新作

「ランコム(LANCOME)」は、磁石のように引き合う力に着目し開発した技術、マグネティック UVネットワークを搭載した日焼け止め下地を発売する。汗や水、こすれなどでUVブロック膜が圧力を受けると、プラスとマイナス分子が引き合う力で素早く崩れた箇所を復元し、隙なく紫外線から肌を守る。

■商品詳細

“UV エクスペール エクストリーム シールド” [SPF50+・PA++++ 耐水性★★](50mL、1万2980円)

【4月18日発売】
トーン
(TO/ONE)

“SunKissed Petals”がテーマの夏コレクション

「トーン(TO/ONE)」は、2025年夏コレクションを発売する。胸が高鳴る色とムードを楽しむ花びらをイメージした4色アイパレットや、太陽の熱をじんわり感じるような唇を演出するリップスティックなどのカラーアイテム全4品を用意した。

■商品詳細

“トーン ペタル フロート アイパレット”(新3種、各4180円)
“トーン ペタル フロート ブラッシュ”(新2色、各3300円)
“トーン カラー ブロッサム”(新2色、各2200円/レフィルのみ)
“トーン ペタル ブルーミング グロス”(限定3色、各2750円)

【4月18日発売】
イヴ・サンローラン
(YVES SAINT LAURENT)

人気ファンデ2種がパファーデザインに変身

「イヴ・サンローラン(YVES SAINT LAURENT)」は、人気ファンデーション2型をパファーデザインに生まれ変わらせた“クチュール クッションコレクション”を発売する。アンクル ド ポー ルクッションN” は、奥深いバーガンディカラー、“ラディアント タッチ グロウパクト”は、多面的な艶と輝きを放つピンクカラーの限定デザインで登場する。

■商品詳細

“アンクル ド ポー ルクッションN” [SPF23・PA++](全2色、各1万1440円)
“ラディアント タッチ グロウパクト”[SPF50+・PA++++](全2色、各1万1440円)

【4月19日発売】
メイベリン ニューヨーク
(MAYBELLINE NEW YORK)

人気マスカラから新色ピンクブラウン

「メイベリン ニューヨーク(MAYBELLINE NEW YORK)」は、人気のマスカラ“スカイハイ”から、新色の“ゆうかげモーブブラウン”を発売する。温かく柔らかなモーヴブラウンにピンクを少しプラスした色味で、自然な陰影と奥行きを出しつつ血色感を帯びた愛らしいアイメイクに仕上げる。

■商品詳細

“スカイハイ”(新1色、1540円※編集部調べ)

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【大阪・関西万博】外観だけでも楽しめる パビリオンを一挙に紹介 

4月13日に開幕する大阪・関西万博。4月9日には報道関係者向けにプレスデーを開催された、まだ一部パピリオンは準備中だったものの、その全貌が明らかになってきた。会場のシンボルとなるのは、全長約2kmの世界最大級の木造建築、大屋根リング。さらに、「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマに、8人のプロデューサーが手がけた“シグネチャーパビリオン”や、趣向を凝らした日本館、フランス館、アメリカ館などの海外パビリオンまで、大小あわせて180を超える展示が行われる。

その中でも各国や地域の文化や思想が色濃く表現されたパビリオンは、外観を眺めるだけでも楽しめるものばかり。今回は、実際に会場を一周しながら撮影した各パビリオンの外観を一挙に紹介する(※一部を除く)。時間によっても見え方が変わってくると思うので、万博に行く際の参考にしてみてほしい。

東ゲートゾーン

夢洲駅が出ると東口ゲートから入場することになるが、そこを中心とした大屋根リングの外側エリアの東ゲートゾーン。日本館をはじめ、ウーマンズ パビリオンin collaboration with Cartier、関西パビリオンなどが存在する。

NTTパビリオン

大阪ヘルスケアパビリオ Nest for Reborn

関西パビリオン

三菱未来館

パナソニックグループ パビリオン「ノモの国」

住友館

電力館 可能性のタマゴたち

ウーマンズ パビリオン in collaboration with Cartier

日本館

EXPO ホール 「シャインハット」

エンパワーリングゾーン

大屋根リング内側にある静けさの森東側のエリアのエンパワーリングゾーン。大屋根リングといくつかの通りに沿ってアメリカ館やフランス館、中国館、北欧館など多くの海外パビリオンが並んでいる。

アイルランド

マレーシア

フィリピン

アメリカ

フランス

カタール

アラブ首長国連邦

カナダ

ポルトガル

コロンビア

スイス

オーストリア

ブラジル

クウェート

中華人民共和国

バーレーン

トルクメニスタン

北欧館(デンマーク、フィンランド、アイスランド、ノルウェー、スウェーデン)

マルタ

チェコ

シグネチャーゾーン

本万博のテーマである「いのち輝く未来社会のデザイン」とは、そもそも何なのか? 8人のプロデューサーがそれぞれの視点でそのテーマを探究・表現する8つのシグネチャーパビリオンが存在するエリア。

Better Co-Being(宮田裕章)

いのちの未来(石黒浩)

いのちの遊び場 クラゲ館(中島さち子)

null2(落合陽一)

いのち動的平衡館(福岡伸一)

いのちめぐる冒険(河森正治)

EARTH MART(小山薫堂)

Dialogue Theater - いのちのあかし(河瀨直美)

ウォータープラザ

セービングゾーン

大屋根リング内側にある静けさの森西側のエリアのセービングゾーン。大屋根リングといくつかの通りに沿って海外パビリオンが並んでいる。

アンゴラ

英国

ルーマニア

ポーランド

ハンガリー

オマーン

コモンズ-D館

オランダ

ブルガリア

シンガポール

イタリア

ベルギー

欧州連合&バルト館

アルジェリア&カンボジア&チュニジア&チリ

コモンズ-C館

西ゲートゾーン

西ゲートから大屋根リング外側のエリア“西ゲートゾーン”。企業・団体パビリオンやエンタメ系施設が並ぶ。

よしもと waraii myraii館

PASONA NATUREVERSE

GUNDAM NEXT FUTURE PAVILION

飯田グループ×大阪公立大学共同出店館

コネクティングゾーン

大屋根リング内側にある静けさの森北側のエリア“コネクティングゾーン”。大屋根リングと西通りに沿って海外パビリオンが並んでいる。

セルビア

バングラデシュ&セネガル&エジプト

コモンズ-B館

ウズベキスタン

インドネシア

オーストラリア

サウジアラビア

スペイン

タイ

モナコ

トルコ

アゼルバイジャン

コモンズ-F館(アルメニア&カザフスタン&ブルネイ)

大韓民国

ドイツ

ルクセンブルク

ネパール

PHOTOS:CHIE FUKAMI

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【大阪・関西万博】外観だけでも楽しめる パビリオンを一挙に紹介 

4月13日に開幕する大阪・関西万博。4月9日には報道関係者向けにプレスデーを開催された、まだ一部パピリオンは準備中だったものの、その全貌が明らかになってきた。会場のシンボルとなるのは、全長約2kmの世界最大級の木造建築、大屋根リング。さらに、「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマに、8人のプロデューサーが手がけた“シグネチャーパビリオン”や、趣向を凝らした日本館、フランス館、アメリカ館などの海外パビリオンまで、大小あわせて180を超える展示が行われる。

その中でも各国や地域の文化や思想が色濃く表現されたパビリオンは、外観を眺めるだけでも楽しめるものばかり。今回は、実際に会場を一周しながら撮影した各パビリオンの外観を一挙に紹介する(※一部を除く)。時間によっても見え方が変わってくると思うので、万博に行く際の参考にしてみてほしい。

東ゲートゾーン

夢洲駅が出ると東口ゲートから入場することになるが、そこを中心とした大屋根リングの外側エリアの東ゲートゾーン。日本館をはじめ、ウーマンズ パビリオンin collaboration with Cartier、関西パビリオンなどが存在する。

NTTパビリオン

大阪ヘルスケアパビリオ Nest for Reborn

関西パビリオン

三菱未来館

パナソニックグループ パビリオン「ノモの国」

住友館

電力館 可能性のタマゴたち

ウーマンズ パビリオン in collaboration with Cartier

日本館

EXPO ホール 「シャインハット」

エンパワーリングゾーン

大屋根リング内側にある静けさの森東側のエリアのエンパワーリングゾーン。大屋根リングといくつかの通りに沿ってアメリカ館やフランス館、中国館、北欧館など多くの海外パビリオンが並んでいる。

アイルランド

マレーシア

フィリピン

アメリカ

フランス

カタール

アラブ首長国連邦

カナダ

ポルトガル

コロンビア

スイス

オーストリア

ブラジル

クウェート

中華人民共和国

バーレーン

トルクメニスタン

北欧館(デンマーク、フィンランド、アイスランド、ノルウェー、スウェーデン)

マルタ

チェコ

シグネチャーゾーン

本万博のテーマである「いのち輝く未来社会のデザイン」とは、そもそも何なのか? 8人のプロデューサーがそれぞれの視点でそのテーマを探究・表現する8つのシグネチャーパビリオンが存在するエリア。

Better Co-Being(宮田裕章)

いのちの未来(石黒浩)

いのちの遊び場 クラゲ館(中島さち子)

null2(落合陽一)

いのち動的平衡館(福岡伸一)

いのちめぐる冒険(河森正治)

EARTH MART(小山薫堂)

Dialogue Theater - いのちのあかし(河瀨直美)

ウォータープラザ

セービングゾーン

大屋根リング内側にある静けさの森西側のエリアのセービングゾーン。大屋根リングといくつかの通りに沿って海外パビリオンが並んでいる。

アンゴラ

英国

ルーマニア

ポーランド

ハンガリー

オマーン

コモンズ-D館

オランダ

ブルガリア

シンガポール

イタリア

ベルギー

欧州連合&バルト館

アルジェリア&カンボジア&チュニジア&チリ

コモンズ-C館

西ゲートゾーン

西ゲートから大屋根リング外側のエリア“西ゲートゾーン”。企業・団体パビリオンやエンタメ系施設が並ぶ。

よしもと waraii myraii館

PASONA NATUREVERSE

GUNDAM NEXT FUTURE PAVILION

飯田グループ×大阪公立大学共同出店館

コネクティングゾーン

大屋根リング内側にある静けさの森北側のエリア“コネクティングゾーン”。大屋根リングと西通りに沿って海外パビリオンが並んでいる。

セルビア

バングラデシュ&セネガル&エジプト

コモンズ-B館

ウズベキスタン

インドネシア

オーストラリア

サウジアラビア

スペイン

タイ

モナコ

トルコ

アゼルバイジャン

コモンズ-F館(アルメニア&カザフスタン&ブルネイ)

大韓民国

ドイツ

ルクセンブルク

ネパール

PHOTOS:CHIE FUKAMI

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マンガで学ぶ「在庫管理の魔術」 第14話:クロスシッピングが機能しないトラブル 解決のカギは“新しい〇〇”の設置

中堅アパレルのチェーンストア「ハンナズ」は、過剰在庫が原因で経営危機に瀕している。社長の安堂平磨は、娘でバイヤーの安堂あい、あいの夫で渋谷店店長の安堂徹に再生を期待するが、2人は「売れ残るリスクを抱えながら在庫を持つべきか?」それとも「売り上げが落ちるリスクを抱えながら在庫を減らすべきか?」で迷い続ける。

南関東倉庫が欲しがる商品は、他のエリアでも売れる——その傾向に気づいた地域倉庫は、在庫を囲い込むようになっていた。そうなるとクロスシッピングは上手く機能しない。万策尽きかけたと思われた頃、透は社長の平磨に呼び出される。対話の末に導き出したのは、「新たな〇〇が必要」という結論だった!

登場人物紹介

第十四話

このマンガは、ジェフ・ベゾス(Jeff Bezos)も経営陣で読んだとされるTOC(制約理論)の原点にして最高の入門書「ザ・ゴール」を原案としています。「ザ・ゴール」を中心としたマネジメント理論に関する書籍は、ダイヤモンド社が販売中です。

ORIGINAL WORKS:ELIYAHU GOLDRATT、JEF COX
SUPERVISION:YUJI KISHIRA
SCRIPT:TAKEO AOKI
COMICS:YAMA AOTA

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マンガで学ぶ「在庫管理の魔術」 第14話:クロスシッピングが機能しないトラブル 解決のカギは“新しい〇〇”の設置

中堅アパレルのチェーンストア「ハンナズ」は、過剰在庫が原因で経営危機に瀕している。社長の安堂平磨は、娘でバイヤーの安堂あい、あいの夫で渋谷店店長の安堂徹に再生を期待するが、2人は「売れ残るリスクを抱えながら在庫を持つべきか?」それとも「売り上げが落ちるリスクを抱えながら在庫を減らすべきか?」で迷い続ける。

南関東倉庫が欲しがる商品は、他のエリアでも売れる——その傾向に気づいた地域倉庫は、在庫を囲い込むようになっていた。そうなるとクロスシッピングは上手く機能しない。万策尽きかけたと思われた頃、透は社長の平磨に呼び出される。対話の末に導き出したのは、「新たな〇〇が必要」という結論だった!

登場人物紹介

第十四話

このマンガは、ジェフ・ベゾス(Jeff Bezos)も経営陣で読んだとされるTOC(制約理論)の原点にして最高の入門書「ザ・ゴール」を原案としています。「ザ・ゴール」を中心としたマネジメント理論に関する書籍は、ダイヤモンド社が販売中です。

ORIGINAL WORKS:ELIYAHU GOLDRATT、JEF COX
SUPERVISION:YUJI KISHIRA
SCRIPT:TAKEO AOKI
COMICS:YAMA AOTA

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「27歳、温泉好き」「美の国の王女」 コスメ界オリジナルキャラの秘密に迫る

「27歳、趣味は食べ歩きと旅行」「内気で頑張り屋さんの中学生」「美の王国の王女さま」―――。実はこれらは国産ドラッグストア・バラエティーショップ(以下、ドラバラ)コスメのオリジナルキャラクターたちのプロフィール。今回は彼女たちの誕生秘話や、背景にあるストーリーに迫りたい。

コラボアイテムが注目される中
オリジナルキャラクターの意義

コスメの世界では、近年ディズニーやサンリオをはじめとする「著名なキャラクター」とのコラボアイテムが続々登場している。スタイリングライフ・ホールディングス BCLカンパニーの齊藤久美子・企画本部 本部長は「著名なキャラとのコラボは、これまで接点がなかったお客さまに、ブランドを知っていただくという意味では大きな存在です」と話す。

一方で、コラボ終了後も製品を愛用してもらえるかというと、それはまた別の問題。そこから先は、製品やブランドそのものの魅力が不可欠になる。

「肌が乾燥して困った時に、真っ先に思い浮かべていただけるブランドを目指して、2021年に立ち上げたのが『乾燥さん(KANSOSAN)」』です。市場にはすでにたくさんの乾燥対策ブランドが存在していますから、製品の特長や魅力をお伝えするために、オリジナルのキャラクター乾燥守子を通したコミュニケーションを考えていました」。

生活者の共感を得る「絶妙な困り顔」

キャラありきでスタートした「乾燥さん」だが、制作過程で最もこだわったのは、その「表情」であるという。「乾燥して困るという、日常によくある感情を表現したかった。困りすぎても共感しにくいですし、乾燥して困った時に、隣にいて『そうよね』と寄り添ってくれるような人物像を目指しました」。

試行錯誤の末に誕生したのが「何ともいえない無表情」のキャラクターだ。ゆるさもあるビミョーな困り顔は、生活者にも支持を受け、今では「外箱やシールを剥がすと、乾燥さんがいなくなって寂しい」という声が寄せられているという。

この乾燥守子をはじめ、コスメ界にはオリジナルのヒロインたちが存在する。そこで、彼女たちのプロフィールと、細部まで作り込まれた設定を紹介する。

推定27歳、趣味は食べ歩きと旅行
「乾燥守子」

「乾燥さん」のキャラクターの名前は「乾燥守子(かんそうもりこ)」。11月9日生まれの、推定27歳。趣味は食べ歩きと旅行、温泉に入ること。

個人的に「推定27歳とは、意外にお姉さん!?」という印象を抱いたが、実はこれにもちゃんと理由がある。「乾燥に悩むのは、メイクをして外出する働く女性に多い。よく28歳はお肌の曲がり角と言われますが、本格的なエイジングの影響が始まる、その少し手前という設定です」。

ブランドの公式インスタグラムでは、定期的に乾燥守子のカレンダーを公開している。「大人しそうに見えて実はアクティブなタイプで、夏はプール、冬はスキーを楽しむ守子をご覧いただけます」と斉藤本部長。そのうち「乾燥が苦手で行けなかった、砂漠地帯への旅」を実現させた、守子の姿を見られるかもしれない。

2024年にはテレビCMを放映し、認知を広く拡大。25年2月にはドラッグストアの入口にある防犯ゲートに、乾燥守子の広告を出す試みも。ブランドカラーのイエローが映えるデザインはインパクトがあり、2月の売上高は前月比2.3倍を記録した。

内気でキレイになりたい、頑張り屋さんの中学生
「撫子ちゃん」

石澤研究所の「毛穴撫子(KEANA NADESHIKO)」は、名前の通り毛穴悩みをさまざまな角度からケアするシリーズ。2007年に「毛穴撫子 重曹スクラブ洗顔」からスタートしたブランドだ。キャラクターの名前は「撫子(なでしこ)ちゃん」。

石澤研究所の林萌絵・広報担当は、「撫子ちゃんは、昭和の街並みが残る、現代の東京に住む中学生です。内気なちょっぴりオタク気質で、好きなことはラジオを聞くことと、マンガを描くこと。そして、キレイになりたい頑張り屋さんでもあります」と話す。

昭和世代には懐かしく、若年層にはレトロな世界観。そして誰もが通り過ぎてきた中学時代の「クラスに1人いそうな人物像」に、共感を抱く人も多いのではないだろうか。「お客さまからは『レトロかわいい』『親しみやすい』というお声をいただいています。09年には、男の子シリーズのデビューとともに、新キャラクター「男子くん(だんしくん)」が登場しました。撫子ちゃんと男子くんは実は両想いですが、お互いそっけない態度を取るために、恋愛は成就していない模様です」という。

23年にはブランドの世界観を表現したイベント「毛穴撫子 町内夏祭り」を開催。製品やグッズの販売に加え、人気製品が当たる大抽選会を実施。特に注目されたのは、手でつかむモーションに反応する「毛穴すっきりゲーム」だ。角栓に手をかざすことで、重曹の力でやさしくオフするという、製品の効果と世界観を伝えるユニークな試みである。

お嬢さま言葉で美の掟を語る、美の王国の王女
「エリザベート・姫子」

2005年に誕生した伊勢半の「ヒロインメイク(HEROINE MAKE)」は、今年で20周年を迎えるメイクアップブランド。マスカラやアイライナーなど、落ちにくさを特長とするアイメイクからスタートした。

伊勢半の橋本由理・ヒロインメイクPR担当は「当時は昭和のマンガが、続々とアニメ化、ドラマ化された時期でした。少女漫画のヒロインのように、可憐でありながらどんな過酷な状況でも『美しくあるために努力している』女性のアイコンとして、エリザベート・姫子は誕生しました」と話す。

「エリザベート・姫子は、美の王国の王女さまです。父である国王に、いずれ立派な女王となるために、人間界で社会勉強するように言われ、愛猫シルフィと共に人間界に降り立ちます。そこで出会った美に悩む女の子たちに、美の王国の『キレイになるためのアイテム』を、美の経典に記された『掟』と共に授けていくという設定です」

製品のキャッチコピーでもある、美の経典に記された『掟』が実に印象的だ。「涙は美しく流すものです」「夕方のポロポロ落ちを許してはなりません」など、世界観と合致したお嬢さま言葉はインパクトがある。

「2006年には、香港・韓国・台湾に進出を果たしました。海外ではMANGA=メイドインジャパンのイメージが定着しており、姫子のイラストは、『高品質な日本製』を表すものとしても受け入れられているようです」。

20周年にあたる今年は、姫子も特別なドレスをまとって公式サイトに登場。周年記念の第1弾として、3月にはシルクのドレスにインスパイアされた限定のマスカラを発売。今後は「パールのティアラ」「ゴールドの王笏」「ダイヤのネックレス」をモチーフにしたアイテムが登場予定という。

今回取材したキャラをあらためて見渡すと、乾燥守子は職場に、撫子ちゃんはクラスに1人はいそうな人物像であり、エリザベート・姫子は、女性が一度は憧れる「プリンセス」である。どのキャラクターも「共感」や「憧れ」など、女性の心に刺さる要素があると思う。

また、それぞれキャラを通して「乾燥」「毛穴」「落ちにくさ」という製品の機能が思い浮かび、ブランドの世界観と上手にリンクしている点も見逃せない。

著名なキャラとのコラボには、「動かせないレギュレーション」が存在するなか、オリジナルのキャラは「1から世界を構築できる」のが醍醐味であろう。コスメのヒロインたちが今後どのように活躍するのか、そして各社が世界観を生かしたどのようなプロモーションを展開するのか、ワクワクしながら見守りたい。

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「27歳、温泉好き」「美の国の王女」 コスメ界オリジナルキャラの秘密に迫る

「27歳、趣味は食べ歩きと旅行」「内気で頑張り屋さんの中学生」「美の王国の王女さま」―――。実はこれらは国産ドラッグストア・バラエティーショップ(以下、ドラバラ)コスメのオリジナルキャラクターたちのプロフィール。今回は彼女たちの誕生秘話や、背景にあるストーリーに迫りたい。

コラボアイテムが注目される中
オリジナルキャラクターの意義

コスメの世界では、近年ディズニーやサンリオをはじめとする「著名なキャラクター」とのコラボアイテムが続々登場している。スタイリングライフ・ホールディングス BCLカンパニーの齊藤久美子・企画本部 本部長は「著名なキャラとのコラボは、これまで接点がなかったお客さまに、ブランドを知っていただくという意味では大きな存在です」と話す。

一方で、コラボ終了後も製品を愛用してもらえるかというと、それはまた別の問題。そこから先は、製品やブランドそのものの魅力が不可欠になる。

「肌が乾燥して困った時に、真っ先に思い浮かべていただけるブランドを目指して、2021年に立ち上げたのが『乾燥さん(KANSOSAN)」』です。市場にはすでにたくさんの乾燥対策ブランドが存在していますから、製品の特長や魅力をお伝えするために、オリジナルのキャラクター乾燥守子を通したコミュニケーションを考えていました」。

生活者の共感を得る「絶妙な困り顔」

キャラありきでスタートした「乾燥さん」だが、制作過程で最もこだわったのは、その「表情」であるという。「乾燥して困るという、日常によくある感情を表現したかった。困りすぎても共感しにくいですし、乾燥して困った時に、隣にいて『そうよね』と寄り添ってくれるような人物像を目指しました」。

試行錯誤の末に誕生したのが「何ともいえない無表情」のキャラクターだ。ゆるさもあるビミョーな困り顔は、生活者にも支持を受け、今では「外箱やシールを剥がすと、乾燥さんがいなくなって寂しい」という声が寄せられているという。

この乾燥守子をはじめ、コスメ界にはオリジナルのヒロインたちが存在する。そこで、彼女たちのプロフィールと、細部まで作り込まれた設定を紹介する。

推定27歳、趣味は食べ歩きと旅行
「乾燥守子」

「乾燥さん」のキャラクターの名前は「乾燥守子(かんそうもりこ)」。11月9日生まれの、推定27歳。趣味は食べ歩きと旅行、温泉に入ること。

個人的に「推定27歳とは、意外にお姉さん!?」という印象を抱いたが、実はこれにもちゃんと理由がある。「乾燥に悩むのは、メイクをして外出する働く女性に多い。よく28歳はお肌の曲がり角と言われますが、本格的なエイジングの影響が始まる、その少し手前という設定です」。

ブランドの公式インスタグラムでは、定期的に乾燥守子のカレンダーを公開している。「大人しそうに見えて実はアクティブなタイプで、夏はプール、冬はスキーを楽しむ守子をご覧いただけます」と斉藤本部長。そのうち「乾燥が苦手で行けなかった、砂漠地帯への旅」を実現させた、守子の姿を見られるかもしれない。

2024年にはテレビCMを放映し、認知を広く拡大。25年2月にはドラッグストアの入口にある防犯ゲートに、乾燥守子の広告を出す試みも。ブランドカラーのイエローが映えるデザインはインパクトがあり、2月の売上高は前月比2.3倍を記録した。

内気でキレイになりたい、頑張り屋さんの中学生
「撫子ちゃん」

石澤研究所の「毛穴撫子(KEANA NADESHIKO)」は、名前の通り毛穴悩みをさまざまな角度からケアするシリーズ。2007年に「毛穴撫子 重曹スクラブ洗顔」からスタートしたブランドだ。キャラクターの名前は「撫子(なでしこ)ちゃん」。

石澤研究所の林萌絵・広報担当は、「撫子ちゃんは、昭和の街並みが残る、現代の東京に住む中学生です。内気なちょっぴりオタク気質で、好きなことはラジオを聞くことと、マンガを描くこと。そして、キレイになりたい頑張り屋さんでもあります」と話す。

昭和世代には懐かしく、若年層にはレトロな世界観。そして誰もが通り過ぎてきた中学時代の「クラスに1人いそうな人物像」に、共感を抱く人も多いのではないだろうか。「お客さまからは『レトロかわいい』『親しみやすい』というお声をいただいています。09年には、男の子シリーズのデビューとともに、新キャラクター「男子くん(だんしくん)」が登場しました。撫子ちゃんと男子くんは実は両想いですが、お互いそっけない態度を取るために、恋愛は成就していない模様です」という。

23年にはブランドの世界観を表現したイベント「毛穴撫子 町内夏祭り」を開催。製品やグッズの販売に加え、人気製品が当たる大抽選会を実施。特に注目されたのは、手でつかむモーションに反応する「毛穴すっきりゲーム」だ。角栓に手をかざすことで、重曹の力でやさしくオフするという、製品の効果と世界観を伝えるユニークな試みである。

お嬢さま言葉で美の掟を語る、美の王国の王女
「エリザベート・姫子」

2005年に誕生した伊勢半の「ヒロインメイク(HEROINE MAKE)」は、今年で20周年を迎えるメイクアップブランド。マスカラやアイライナーなど、落ちにくさを特長とするアイメイクからスタートした。

伊勢半の橋本由理・ヒロインメイクPR担当は「当時は昭和のマンガが、続々とアニメ化、ドラマ化された時期でした。少女漫画のヒロインのように、可憐でありながらどんな過酷な状況でも『美しくあるために努力している』女性のアイコンとして、エリザベート・姫子は誕生しました」と話す。

「エリザベート・姫子は、美の王国の王女さまです。父である国王に、いずれ立派な女王となるために、人間界で社会勉強するように言われ、愛猫シルフィと共に人間界に降り立ちます。そこで出会った美に悩む女の子たちに、美の王国の『キレイになるためのアイテム』を、美の経典に記された『掟』と共に授けていくという設定です」

製品のキャッチコピーでもある、美の経典に記された『掟』が実に印象的だ。「涙は美しく流すものです」「夕方のポロポロ落ちを許してはなりません」など、世界観と合致したお嬢さま言葉はインパクトがある。

「2006年には、香港・韓国・台湾に進出を果たしました。海外ではMANGA=メイドインジャパンのイメージが定着しており、姫子のイラストは、『高品質な日本製』を表すものとしても受け入れられているようです」。

20周年にあたる今年は、姫子も特別なドレスをまとって公式サイトに登場。周年記念の第1弾として、3月にはシルクのドレスにインスパイアされた限定のマスカラを発売。今後は「パールのティアラ」「ゴールドの王笏」「ダイヤのネックレス」をモチーフにしたアイテムが登場予定という。

今回取材したキャラをあらためて見渡すと、乾燥守子は職場に、撫子ちゃんはクラスに1人はいそうな人物像であり、エリザベート・姫子は、女性が一度は憧れる「プリンセス」である。どのキャラクターも「共感」や「憧れ」など、女性の心に刺さる要素があると思う。

また、それぞれキャラを通して「乾燥」「毛穴」「落ちにくさ」という製品の機能が思い浮かび、ブランドの世界観と上手にリンクしている点も見逃せない。

著名なキャラとのコラボには、「動かせないレギュレーション」が存在するなか、オリジナルのキャラは「1から世界を構築できる」のが醍醐味であろう。コスメのヒロインたちが今後どのように活躍するのか、そして各社が世界観を生かしたどのようなプロモーションを展開するのか、ワクワクしながら見守りたい。

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「UT」×「機動戦士ガンダム」や「ディーン&デルーカ」が「ブリーフィング」とコラボ した初のキャリーケースなど! 来週発売のファッションアイテム8選【4/14〜4/20】

ファッションアイテムの発売情報を「WWDJAPAN」的視点でピックアップ!今回は4月14〜20日に発売するアイテムを紹介します。「ユニクロ(UNIQLO)」の「UT」は、「機動戦士ガンダム」シリーズとのコラボTシャツを14日に発売します。「機動戦士ガンダム」45周年記念ということもあり、同シリーズのロボット兵器“モビルスーツ”のデザインを手掛けた大河原邦男デザイナーが今回のために描き下ろしたスペシャルなコラボ。このデザイン、ファンにはたまらないですね。

一方、最近さまざまなブランドとの取り組みが盛んな「ディーン&デルーカ(DEAN & DELUCA)」は、「ブリーフィング(BRIEFING)」とのコラボアイテムを発売します。注目は初となるキャリーケース。マットな質感のホワイトで両ブランドのロゴをあしらったシンプルかつスマートなデザイン。国内線(100席以上)の機内持ち込み対応サイズで、これからの行楽シーズン、2、3泊程度の旅行にぴったりです。

【4月14日発売】
ユニクロ
(UNIQLO)

「機動戦士ガンダム」コラボ
大河原デザイナーの描き下ろしも

「ユニクロ(UNIQLO)」の「UT」は、「機動戦士ガンダム」シリーズとのコラボTシャツを発売する。「機動戦士ガンダム」の45周年を記念したもので、同シリーズのロボット兵器“モビルスーツ”を手掛ける、大河原邦男デザイナーが今回のために描き下ろしたデザインを含む、Tシャツ4型を制作した。

■商品詳細

コラボTシャツ(1990円)

【4月14日発売】
ユニクロ
(UNIQLO)

「くまのがっこう」コラボ
キッズ・ベビー向けパジャマ

「ユニクロ(UNIQLO)」の「UT」は、絵本作品「くまのがっこう」シリーズとコラボした、キッズ・ベビー向けパジャマを発売する。シリーズ1作目「くまのがっこう」と2作目「ジャッキーのいもうと」をテーマに、物語の温かな世界観を表現した。

■商品詳細

コラボパジャマ/キッズ・ベビー(1500円)

【4月15日発売】
ディーゼル
(DIESEL)

SEVENTEENホシとコラボ
ウエアやバッグ、チャームなど

「ディーゼル(DIESEL)」は、ブランドアンバサダーを務める、SEVENTEENのホシ(Hoshi)とのコラボアイテムを発売する。グレン・マーティンス(Glenn Martens)=「ディーゼル」クリエイティブ・ディレクターが、ホシの感性に敬意を表し、14アイテムを制作、すでに公式オンラインで先行予約を受け付けている。

■商品詳細

コラボパーカ(3万9600円〜)
コラボロンT(2万5300円)
コラボパンツ(5万9400円)
コラボキャップ(1万8700円)
コラボバッグ(9万1300円〜)
※一部商品

【4月15日発売】
ディーン&デルーカ
(DEAN & DELUCA)

「ブリーフィング」コラボ
初のキャリーケース

「ディーン&デルーカ(DEAN & DELUCA)」は、「ブリーフィング(BRIEFING)」とのコラボアイテムを発売する。コラボアイテムは、“食を巡る旅”をテーマとし、初となるキャリーケースのほか、“サコッシュトートバッグ”、“トラベルポーチ”をラインアップする。

■商品詳細

コラボキャリーケース(6万4900円)
コラボサコッシュ&トートバッグ(1万5400円)
コラボポーチ(5500円〜)

【4月16日順次発売】
フェイラー
(FEILER)

「クラウディ」コラボ
日本の四季をイメージ

「フェイラー(FEILER)」の新ライン“フェイラー クリアレーベル(FEILER CLEAR LABEL)”は、ガーナで生産した雑貨やアパレルを展開する「クラウディ(CLOUDY)」とのコラボアイテム全9種を発売する。日本の四季をイメージし、花のつぼみが整列しているパターンをあしらう。「クラウディ」のガーナ人デザイナーが描いたテキスタイルを、ドイツの伝統工芸織物シュニール織で表現した。

■商品詳細

コラボハンカチ(2750円)
コラボバッグ(1万6500円〜)
コラボポーチ(8250円〜)
コラボチャーム(2750円)
コラボゲスト(6600円)

【4月18日発売】
ビームス
(BEAMS)

「セイコー プロスペックス」に別注
300本限定“モンスター”

ビームス(BEAMS)は、「セイコー プロスペックス(SEIKO PROSPEX)」に別注したダイバーズウオッチを発売する。シリアルナンバー入りで300本限定。“モンスター”の愛称で親しまれる、2000年に発売したウオッチ“SKX781”シリーズを土台とし、シルバーとゴールドをメーンに配色した。すでに公式オンラインで予約を受け付けている。

■商品詳細

別注ウオッチ(8万2500円/300本限定)

【4月18日発売】
マリメッコ
(MARIMEKKO)

ストリートラインから
2025年春夏コレクション

「マリメッコ(MARIMEKKO)」のストリートウエアライン“マリメッコ キオスキ(MARIMEKKO KIOSKI)”は、2025年春夏コレクションを順次発売する。ウエアやバッグ、キャップ、キーチャームなどを制作、“ウニッコ(UNIKKO)”や“ヴィヒキルース(VIHKIRUUSU)”、“ヨカポイカ(JOKAPOIKA)”などをデザインした。

■商品詳細

シャツ(4万700円)
Tシャツ(2万2000円〜)
スエット(4万700円〜)
ショートパンツ(3万1900円〜)
バッグ(1万3200円)
※一部商品

【4月19日先行発売】
カナダグース
(CANADA GOOSE)

ブランド初のアイウエア
16スタイルを制作

「カナダグース(CANADA GOOSE)」は、ブランド初のアイウエアを発売する。2025年春夏コレクションからウィメンズと、メンズ、ユニセックスを含む16スタイルを用意。4月19日に公式オンラインで先行発売、4月26日から「カナダグース」銀座店で販売する。

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「UT」×「機動戦士ガンダム」や「ディーン&デルーカ」が「ブリーフィング」とコラボ した初のキャリーケースなど! 来週発売のファッションアイテム8選【4/14〜4/20】

ファッションアイテムの発売情報を「WWDJAPAN」的視点でピックアップ!今回は4月14〜20日に発売するアイテムを紹介します。「ユニクロ(UNIQLO)」の「UT」は、「機動戦士ガンダム」シリーズとのコラボTシャツを14日に発売します。「機動戦士ガンダム」45周年記念ということもあり、同シリーズのロボット兵器“モビルスーツ”のデザインを手掛けた大河原邦男デザイナーが今回のために描き下ろしたスペシャルなコラボ。このデザイン、ファンにはたまらないですね。

一方、最近さまざまなブランドとの取り組みが盛んな「ディーン&デルーカ(DEAN & DELUCA)」は、「ブリーフィング(BRIEFING)」とのコラボアイテムを発売します。注目は初となるキャリーケース。マットな質感のホワイトで両ブランドのロゴをあしらったシンプルかつスマートなデザイン。国内線(100席以上)の機内持ち込み対応サイズで、これからの行楽シーズン、2、3泊程度の旅行にぴったりです。

【4月14日発売】
ユニクロ
(UNIQLO)

「機動戦士ガンダム」コラボ
大河原デザイナーの描き下ろしも

「ユニクロ(UNIQLO)」の「UT」は、「機動戦士ガンダム」シリーズとのコラボTシャツを発売する。「機動戦士ガンダム」の45周年を記念したもので、同シリーズのロボット兵器“モビルスーツ”を手掛ける、大河原邦男デザイナーが今回のために描き下ろしたデザインを含む、Tシャツ4型を制作した。

■商品詳細

コラボTシャツ(1990円)

【4月14日発売】
ユニクロ
(UNIQLO)

「くまのがっこう」コラボ
キッズ・ベビー向けパジャマ

「ユニクロ(UNIQLO)」の「UT」は、絵本作品「くまのがっこう」シリーズとコラボした、キッズ・ベビー向けパジャマを発売する。シリーズ1作目「くまのがっこう」と2作目「ジャッキーのいもうと」をテーマに、物語の温かな世界観を表現した。

■商品詳細

コラボパジャマ/キッズ・ベビー(1500円)

【4月15日発売】
ディーゼル
(DIESEL)

SEVENTEENホシとコラボ
ウエアやバッグ、チャームなど

「ディーゼル(DIESEL)」は、ブランドアンバサダーを務める、SEVENTEENのホシ(Hoshi)とのコラボアイテムを発売する。グレン・マーティンス(Glenn Martens)=「ディーゼル」クリエイティブ・ディレクターが、ホシの感性に敬意を表し、14アイテムを制作、すでに公式オンラインで先行予約を受け付けている。

■商品詳細

コラボパーカ(3万9600円〜)
コラボロンT(2万5300円)
コラボパンツ(5万9400円)
コラボキャップ(1万8700円)
コラボバッグ(9万1300円〜)
※一部商品

【4月15日発売】
ディーン&デルーカ
(DEAN & DELUCA)

「ブリーフィング」コラボ
初のキャリーケース

「ディーン&デルーカ(DEAN & DELUCA)」は、「ブリーフィング(BRIEFING)」とのコラボアイテムを発売する。コラボアイテムは、“食を巡る旅”をテーマとし、初となるキャリーケースのほか、“サコッシュトートバッグ”、“トラベルポーチ”をラインアップする。

■商品詳細

コラボキャリーケース(6万4900円)
コラボサコッシュ&トートバッグ(1万5400円)
コラボポーチ(5500円〜)

【4月16日順次発売】
フェイラー
(FEILER)

「クラウディ」コラボ
日本の四季をイメージ

「フェイラー(FEILER)」の新ライン“フェイラー クリアレーベル(FEILER CLEAR LABEL)”は、ガーナで生産した雑貨やアパレルを展開する「クラウディ(CLOUDY)」とのコラボアイテム全9種を発売する。日本の四季をイメージし、花のつぼみが整列しているパターンをあしらう。「クラウディ」のガーナ人デザイナーが描いたテキスタイルを、ドイツの伝統工芸織物シュニール織で表現した。

■商品詳細

コラボハンカチ(2750円)
コラボバッグ(1万6500円〜)
コラボポーチ(8250円〜)
コラボチャーム(2750円)
コラボゲスト(6600円)

【4月18日発売】
ビームス
(BEAMS)

「セイコー プロスペックス」に別注
300本限定“モンスター”

ビームス(BEAMS)は、「セイコー プロスペックス(SEIKO PROSPEX)」に別注したダイバーズウオッチを発売する。シリアルナンバー入りで300本限定。“モンスター”の愛称で親しまれる、2000年に発売したウオッチ“SKX781”シリーズを土台とし、シルバーとゴールドをメーンに配色した。すでに公式オンラインで予約を受け付けている。

■商品詳細

別注ウオッチ(8万2500円/300本限定)

【4月18日発売】
マリメッコ
(MARIMEKKO)

ストリートラインから
2025年春夏コレクション

「マリメッコ(MARIMEKKO)」のストリートウエアライン“マリメッコ キオスキ(MARIMEKKO KIOSKI)”は、2025年春夏コレクションを順次発売する。ウエアやバッグ、キャップ、キーチャームなどを制作、“ウニッコ(UNIKKO)”や“ヴィヒキルース(VIHKIRUUSU)”、“ヨカポイカ(JOKAPOIKA)”などをデザインした。

■商品詳細

シャツ(4万700円)
Tシャツ(2万2000円〜)
スエット(4万700円〜)
ショートパンツ(3万1900円〜)
バッグ(1万3200円)
※一部商品

【4月19日先行発売】
カナダグース
(CANADA GOOSE)

ブランド初のアイウエア
16スタイルを制作

「カナダグース(CANADA GOOSE)」は、ブランド初のアイウエアを発売する。2025年春夏コレクションからウィメンズと、メンズ、ユニセックスを含む16スタイルを用意。4月19日に公式オンラインで先行発売、4月26日から「カナダグース」銀座店で販売する。

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オンワード「らしくない」新入社員をスナップ! 今年はウィゴーからも参戦

オンワードホールディングスはこのほど、2025年度のグループ入社式を実施し、245人の新顔がグループに加わった。同社は昨年から、式における新入社員の私服参加を解禁。新入社員たちは「最も自信を持てる」ファッションでランウエイを歩いて入場し、家族向けにライブ配信を実施した。

価値観やスタイルが枝分かれし、それゆえ企業やブランドが届ける価値も多様さが求められる昨今のファッション業界。アパレル企業も、画一的な思考や発想にしばられないことこそが、今の時代に重要であると認識している。業界の重鎮・オンワードの入社式における私服解禁も、その象徴的なアクションといえるだろう。「人生を輝かせるお手伝いをしていくことがオンワードグループのミッション。エンターテインメントや推し活カルチャーの広がり、デジタル技術の進歩で、日々新しい『潤いと彩り』の可能性が誕生している。皆さん自身が主役となり、新しい事業を作っていっていただきたい」(入社式に登壇した保元道宣社長)。

初めて服装を自由化した昨年の入社式では、新入社員らしくマジメにジャケットを着こなす社員もいる一方、「TPO?何それ知らない」を貫く有望株もいた。今年の入社式は、昨年グループ傘下となったウィゴーの新入社員も加わり、さらに多様性がパワーアップした印象だ。会場で、これまでの大手アパレルのオンワードのイメージからすると「らしくない」、一際異彩を放っていた新入社員たちのスナップをお届けする。

オンワード樫山 パタンナー 長谷川耀大さん

Q.今日のコーディネートは?
祖父から譲り受けた「アルマーニ」のスーツ、「ボス」のシャツ、「サンローラン」のブーツ。

Q.入社を決めた理由は?
インターンに参加して、自分が成長できる環境だと思った。

Q.入社してからやりたいこと
「ジョゼフオム(JOSEPH HOMME)」のパタンナー

オンワード樫山 デザイナー 櫻井莉子さん

Q.今日のコーディネートは?

パリで出合った古着です!

オンワード樫山 パタンナー 溝口夏菜さん

Q.今日のコーディネートは?
自分で作ったスカート。

オンワードデジタルラボ 小林優望さん

Q.今日のコーディネートは?
スーツはお父さんのおさがり。ポイントは、花柄のビンテージネクタイ。

Q.入社してからやりたいこと
人を毎日笑顔にする仕事がしたいです。

オンワードデジタルラボ シンモンインさん

Q.今日のコーディネートは?
自分が外国人であることを表現するために、中国の伝統的な衣装を選びました。衣装はオーダーメイドです。

Q.入社を決めた理由は?
ホワイト企業そうだったから(笑)。

ウィゴー 木村透椰さん

Q.今日のコーディネートは?
最近はまった「NANA」をイメージした。ポイントは、はまり始めた次の日に買ったチェックのスカートのレイヤード。「NANA」は、とにかくおしゃれなところが好き。

KASHIYAMA SAGA(縫製工場) 小室栞

Q.入社を決めた理由は?
縫製がやりたくて入社。千葉から佐賀に移住して、がんばります! 今年入社が私1人で寂しいので「キキ」をジャケットにつけました。

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「トランプ関税は続かない」 ファストリ柳井会長や後継候補らが決算会見で語ったこと 

ファーストリテイリングの柳井正会長兼社長は4月10日、2024年9月〜25年2月期決算説明会に登壇し、「“解説”より“解決”」をテーマに会社の方針説明を行った。業務変革や課題解決については常々、「能書きはいいから実践してください」と語ってきた柳井会長。業務変革も構想や計画だけでなく、現場に入り込んでオペレーションにどう落とし込み、実践・実現、仕組み化するのかを重視してきた。柳井会長による方針説明を全文レポートする。

また、近年は決算会見に後継候補の経営幹部が毎回登壇するようになっているが、今回は、柳井会長、岡﨑健取締役グループ上席執行役員CFOに加えて、若林隆広グループ上席執行役員ユニクログローバルCOO、丹原崇宏グループ執行役員CIO、寺師靖之グループ執行役員が登壇し、いつにも増しての大所帯。トランプ関税についての所感など、柳井会長をはじめとした経営陣の質疑応答を記事後半でまとめた。

中国大陸は個店経営へ変革

「業績は好調です。私たちが掲げるLifeWearに対する理解と支持が一段と強まり、グローバルな規模で着実に収益を上げられる体制が非常に強固になってきました。しかし、『世界最高のブランドになる』という私たちの目標からすれば、現状はまだまだ問題だらけです。一時の好業績に浮かれてはなりません。現実の問題を直視し、口先だけの説明でなく、自ら率先し、行動し、解決すること。“解説”よりも“解決”。この姿勢が最も大切だと考えております」

「課題に直面しているのが、中国大陸のユニクロ事業です。その本質的な原因は、本当の意味での、お客さまに必要とされる、地域に愛される店になっていないことにあります。中国の社員や経営者の素質は高く、チェーンストアの強みを生かし、ここまで事業拡大ができました。しかし現状は、本部の指示で全ての店舗が一律に動く傾向が強く、各地域のお客さまに合った品ぞろえや売り場作りができていません」

「この状況を打破し、再び高い成長を実現するには、各店舗が自らの頭で考え、商売を作る、個店経営への変革が不可欠です。今後、弊社が先頭に立ち、販売員、および、社員を教育し、全ての店舗、全ての社員が自らお客さまとしっかり向き合って、真にお客さまに求められる商品構成、売り場を実現する体制にします。かつて私たち日本の国内でもチェーンストアオペレーションの限界に直面し、それを個店経営の徹底で乗り越えた経験があります。中国大陸においても必ずこの問題を克服し、次のより高いステージに進むことができると確信しております」

「ジーユーらしさ」を早急に確立

「次にジーユーですが、本来ユニクロと同じくらいの成長の可能性があります。しかし、その本質的な課題は、確固たるブランドポジションが確立ができていないということです。お客さまにとってジーユーのブランド価値はどこにあるのか。“ジーユースタイル”をより明確にする必要があります。売上げ3000億円までは経営者のリーダーシップの下、成長してきました。次のステージである1兆円への挑戦の過程では、全てイチから作り直すような覚悟で世界に通用するジーユーブランドのあるべき姿を追求していく必要があります。そのために経営体制の強化を実行しました。問題は多くありますが、問題解決のプロセスを通じ、より大きく成長できる。そのように考えております」

「企業経営にとって最も致命的なことは、問題が存在するのにも関わらず、それを認識していない。もしくは問題をあえて見ないようにする。そのような姿勢にあります。問題を直視し、個別具体的に対策を立てて、即断即決で愚直にそれをやり続ける。最もお客さまのためになることは何かとの信念に従って行動すれば、必ず解決できる道筋があります。発生する問題を一つひとつ解決し、結果を次の行動に生かす。そうすれば今よりさらに高い次元に成長できます。これはまさにピンチでなくてチャンスです。そのような姿勢で失敗を恐れずに新たな挑戦を続けていきます」

真のグローバルブランドを目指す

「いま私たちファーストリテイリングは、真のグローバルブランドを目指す全く新しいステージに入りました。ここから先、過去のやり方の延長線上ではたどりつけません。まだ誰もやったことがない斬新な発想で、世界最高水準の商品やサービスを作り出すことが必要です。そのような観点から、私は今年の年度方針を“原点、挑戦、革新”としました。創業以来私たちが大切にし実践してきた顧客の要望に応え、顧客を創造する経営。ローコスト経営。基準の高さと実行の徹底。現場・現物・現実。独立自尊の商売人の精神。即断即決即実行。こうした原点を決して忘れることなく、改めて過去のやり方を大胆に見直し、原点に返ってイチから挑戦を始めます」

「先程お話ししたように、LifeWearの支持はグローバルに広がっています。欧州、北米だけでもアパレルの市場規模は約120兆円といわれています。私たちの市場シェアはその1%にも達していません。東南アジアやインドなどでも業績が好調です。未出店の都市が多数あることに加え、既存の地域も深堀りをすればさらに拡大できます。中国もいずれ経済状況は回復に向かうでしょう。世界各地で非常に大きな成長の余地があります。世界中のあらゆる人のための究極の普段着というLifeWearのコンセプトは他のどのブランドにもないユニークなものです。私たちは世界のマーケットで最高のポジションにいます」

「現状の課題を一つひとつ着実に解決していけば、さらに飛躍的な成長ができると確信しています。そのために必要なことは、グローバル経営・全員経営の徹底です。世界中の全ての社員、および、経営者が自分たちは今どこに向かっているのか正しく理解し、常にグローバルな視点で何が最善なのかを考える。行動する。その上で地域のお客さまの求める商品やサービスを作り出す。世界中でお客さまに提供していくということが必要です。常に全員が経営者であり、世界中で全ての社員が1つのチームとなって全社にとって最も良い方法で実行する。それがグローバルワン・全員経営の目指すものです」

「意味がある店」を作る

「先程ユニクロの中国大陸事業の話をしましたが、これから世界各地で個店経営をより徹底していきます。各地の店舗は私たちの商売をお客さまに伝える強力なメディアです。私たちは何者なのか?何を目指しているのか?ブランドが価値観を発信しつつ、それぞれの地域のライフスタイルに合った商品構成で全ての店舗を地域のお客さまから必要とされる店舗にしていきます。買って良かった、また来ようと思われる店。お客さまにとって意味がある店を作る。真にお客さまの役に立つ個店経営を実現し、お客さまが本当に愛されるブランドにしていきます」

「私たちの商売の究極の目的は、自らの商売を通じて社会を良くしていくことにあります。これが全ての出発点です。私たちの商売はお客さまの生活を便利で快適にしているか?私たちの仕事は社会をよくするために貢献してるか?それらが最も重要なことです。そのために全員が力を合わせ、目の前の問題を具体的に一つひとつ解決していく。解説よりも解決。ピンチはチャンスです。目標に挑むために必要な道具立てや時代の条件は全てそろっております。あとは果敢に挑戦し続けることです。皆さまの一層のご支援・ご指導をお願い申し上げます」

【以下、質疑応答】
「トランプ関税にも生産地分業で対策可能」

ーーファーストリテイリングの業務変革は明らかにうまくいっているようだが、その理由は?

丹原崇宏グループ執行役員CIO(以下、丹原):われわれとしてはまだまだやらなきゃいけないことがあると思っていて、全てうまくいっているとは思っていません。その中でも業務変革を進めることができている一つのポイントとして私が考えるのは、やはり実行・徹底することが企業文化として強い。業務変革のために現場で一緒に仕事をしていく中で、考えて計画して終わるのではなく、実際にやってみて、失敗を重ねながらできるまでやり切ることを続けている。この実行の部分に非常に重きを置いている。だから、成功の秘訣というよりも、「できるまでやる」というスタンスでやっているのが一つのポイントだと思っています。

ーーまだ満足していないということだが、さらに業務改革を進めていく中で、どのあたりに伸びしろがあるのか。

丹原:今後を考えるうえで何かネックがあるわけではないですが、やはり海外に事業が拡大する中で、グローバルワン・全員経営で、すなわち、世界で一番いいやり方を実行していく必要がある。当然ながら海外においても一番いいやり方でないといけない。この観点でいくと、われわれ自身が日本だけでもなく、他の国、とくに成長している欧米などのこともきちんと理解したうえで、本当にいいやり方を作っていく。そのために、米国にGHQ(グローバルヘッドクオーター)を立ち上げたり、私自身も今欧州に赴任して、欧州から世界へというような挑戦をしています。

ーー今後とくに注目すべきKPIや、利益率の改善方法などについて補足してほしい。

岡﨑健取締役グループ上席執行役員CFO(以下、岡﨑):やはり在庫の効率のところ。結局SKU単位で経営するところがうまくいくと、当然在庫の回転率も良くなっていくと思います。それから、定期的に数値をお出ししていないのですが、人時生産性を向上させていくことに力を入れています。これは報酬を上げながらやっていますが、売り上げを成長させながら、人件費を抑制していくと、業績に直接好影響が出てくると思います。

ーー一番わかりやすい指標で営業利益率があるが、中長期で目指している20%は見えてきたのか?

岡﨑:20%は一つの目安で、とにかく着実に成長し続けていくということです。将来に向けて投資が先行する時もあれば、(投資が重ならず)営業利益率が高めになることもある。(15%、20%)この範囲内でやっていきたいと思っています。

ーー今一番ホットな話題である関税について教えてほしい。下期に営業利益で2~3%の影響が出ると試算している。価格は関税分を飲み込んで値上げはしない、という考え方をベースにしていると思う。トランプ関税の影響度を低く見積もっているのは、もう既に多くの商品が(米国に)入庫しているから問題ないということか。ユニクロの北米事業はかなり事業として上向いていて、テキサスなど新商圏の芽も出てきた。関税の問題もあって、今後いろいろな選択肢が考えられると思う。この局面だからこそ、まだマーケットシェアが低いからこそ取れる戦略を教えてほしい。

柳井正会長兼社長(以下、柳井):生産地の国際分業は完全に確立されています。アメリカが(良いところを)全部取るみたいなことはあり得ない。金融や情報産業はアメリカ中心なんですから、(アメリカは製造業から)そちらの産業のほうにシフトしたと考えないといけないと思いますし、われわれは生産調整もできるので(対策は取れる)。産地も「チャイナプラスワン」ではなく、「アジア、プラス、アジア内におけるチャイナ」に変わってきている。生産地はいくらでも変更できると思っています。もし分断されたとしても、関税に対してできることはやろうと思っていますが、今報道が出ているような税率に関しては、今の国際情勢から考えて無理がある。多分、こんなことは続かないと思います。

岡﨑:下期の試算は、4月2日に発表された税率がそのまま適応され、一切こちらがアクションを取らないとしたらどうなるのかという前提で行っています。おっしゃるように、今下期についてはすでに相当の在庫を(アメリカ国内に)持っているので、影響は限定的だと思っていいます。ただその後税率がどうなるかは毎日状況が変わっおり、今の時点で断定的なことは申し上げられない。あくまで仮定の数値で、どちらかというと保守的に見たものです。来年度以降は柳井の言う通り、適切にできることがたくさんあると思っているので、どうなっても対応していきます。

ーーまだ北米ではマーケットシェアが低く、伸びる余地がある中で、今のポジショニングや価格政策は、他社状況やコストを見ながら上げていくのか。関税分を、ある程度御社として吸収していく考えはあるのか。

柳井:適正ということが一番大事です。われわれのポジションに応じてプライスを付けていく。お客さまがわれわれの商品に対してこれが適正だと思うプライシングをしていく。客観的に見て、われわれのブランドが浸透していくようなプライシングにしていく。やはり今の世の中は、いい会社、いいブランド、あるいはいい販売員からいい商品を買いたいと思っているので、いい商品を確実に在庫しているということが必要だと思う。そうした状況をシステムを通じて実現していく。エンド・トゥ・エンドでやる。それが業務改革だと思っていますし、そういった会社になる。その基本はやはり人材なので、人材に投資をする、そういうことなんじゃないかなと思います。

ーー「ジーユー」は可能性が非常に大きいと思っている。どうしたら潜在力を発揮できるようになるのか、若林さん、丹原さん、寺師さん、それぞれの分野から話が聞きたい。

若林隆広グループ上席執行役員ユニクログローバルCOO(以下、若林):私はユニクロ担当なのでジーユーはライバルですが、ある意味非常にポテンシャルが高く、うまくやると脅威を感じるぐらいチャンスがあると思います。商売とか経営というものは、会社が変わっても普遍的で通用する価値観や考え方がある。それがファーストリテイリングのモットーですので、自分の視点で言えることを申し上げると、お客さまの期待にどう応えてていくのかを突き詰め、お客さまが出発点であり最終到達点であるというふうにすること。個店経営、SKU経営、あるいは、グローバルワン・全員経営、小売業の最も重要な人材・ピープルズビジネス、小さいこと・基本的なことを大事にするスモールビジネス。こういったことをユニクロ以上に、あるいはユニクロと同等の水準で磨き上げていけば、ジーユーは大きなライバルになってくるのではないかと思います。

丹原:デジタル変革の立場からお答えすると、ジーユーは成長のポテンシャルは非常に大きい。この前提は基本的に変わっていないです。核となるのは、やはりグローバルワン・全員経営というところですね。ユニクロの中でうまくやってきた部分、本当にいいことは当然ジーユーでも通用する。その本質的な部分は変わらないので、どれだけジーユーらしさというものを磨きつつ、グローバルワン・全員経営という本質の部分を同時に磨いていけるか。それができれば、ジーユーは今よりももっとよくなってくると思います。

寺師靖之グループ執行役員(以下、寺師):(自分の専門分野の)人材という意味だけでなく、本音の話をすると、ジーユーの存在意義みたいなことを確立しなければならないと思っています。お客さまから見て、ジーユーとは何なのか、ジーユーでは何が手に入るのかをしっかり分かるようにしなければいけないですし、そのためには商品、マーケティングなど全てがつながっていないといけない。人材に関して言うと、もっと経営者と社員が一緒に働いて教育していかなければならないと思います。今でもいい社員が多いですが、より成長できる余地はあると思うので、それをジーユーの経営者と一緒に進めていきたいと思います。

ーー厳しい状況にある中国について。下期から来期にかけて改善させていきたいという言葉もあったが、それをもっと早められる可能性はないのか。逆に改善が遅れてしまうリスクがあるのではないか。ユニクロのグローバルCOOである若林さんから見て、中国はもっとこうす流べき、という視点があれば教えてほしい。

若林:僕がユニクロに入社してから30年ぐらいたちますが、思い起こしてみるとずっと市況は良くなかったと思うんですね。その中でも成長する企業と成長できない企業があるということだと思いますので、常にピンチはチャンスなんだと思います。中国では日本以上に気候や客層、客数、店舗の置かれた環境が違う。そういう中で重要になるのは、やはり顧客を創造すること。出発点をお客さまに置いて、個店ごとに商品の品ぞろえ、売り場、在庫、お客さまとのコミュニケーションをしっかり行い、個店レベルでSKU管理を丁寧に行っていくことが何よりも重要と思います。今ユニクロ日本の業績がやや改善して上向いているということは、こういう基本的なことを再度徹底したから。グローバルワン・全員経営、SKU経営を突き詰めてやっていくということじゃないかと思います。これ、スポーツと一緒なので、それを最後はやり切るチーム・個人が集まって、正しい思いで努力すれば、中国も必ずまた大きく成長できるんではないかと思っています。

ーー中国のリスクについてはどう考えるか。

若林:リスクは常にある。目指す水準があり、現状とのギャップに立ち向かっていくチームと社員がいれば、リスクも乗り越えていけるのではないかと思っています。中国は店舗によって本当に置かれている環境が全く違います。われわれの個店経営やSKU経営、グローバルワン・全員経営を日本のマーケット以上に突き詰めていくことで、より得られる効果は大きいマーケットだと思っているので、そこにチャンスがあると思っています。

ーー欧州事業については、どういうところにポテンシャルを感じているのか。また、欧州の出店が計画値に少し足りていないが、これはずれ込んだだけなのか、来期以降に向けて変わる点があるのか。

岡﨑:いま欧州の店舗では、既存のお客さまがリピーター化して、評判が評判を呼び、新規のお客さまが流入している。こういう良いサイクルが起きています。ヨーロッパ全体でブランド認知が上がってきたことで、出店をすると早い段階で顧客ができ、客層の拡大が起きています。まさに顧客の創造ということだと思うのですが、これを続けていくことが大事で、われわれがしっかり商売をしていけば、そこにはすごく大きな需要がある。したがって出店も積極的に行っていきますが、出店が計画値に足りていないのは単純に期ずれの問題です。数を追うのではなく、質の高い出店を着実に進めていくことが大切だと考えています。

ーー以前は欧州では特に若年のお客さまが流入しているという話だったが、そこの傾向は変わっているのか。さらに広がっているということもあるのか。

岡﨑:若年層が新規に流入する構造は今も続いています。ただ、年齢を問わず、Made For Allなブランドとして伸ばせてきているので、特定の顧客層だけ、ということはないです。

ーー先ほど柳井会長からトランプ関税については「持続しないだろう」という主旨の話があった。貿易戦争による、世界的な景気の後退や、消費の減退などのリスクは大きくないと見ているのか。あるいはこのトランプ関税による貿易戦争というピンチが、チャンスになりえるということなのか。

柳井:いや、合理的に冷静に考えれば、ああいった関税をかけることは、歴史から見ても将来を考えてもありえない。技術が進歩し、スマートフォンがある時代で、誰でも(情報が取れるし)どこにでも行ける。発展途上国が本当に発展している。今はそういう時代ですよ。(トランプ関税は)アメリカが孤立する状況になる。そういうことは合理的に考えたらありえないというふうに思います。

ーーつまり続かないと。いずれは関税は撤廃されていくと。

柳井:いや、撤廃するかどうかは知りませんけどね。冷静に合理的に考えて、ああいうものは通用しないと思います。

ーー昨年の8月期に売上高が3兆円超えて、柳井会長はここから5兆円、10兆円へと拡大していくと話していた。上期の数字を見ると着実に進んでいると思うが、トランプ関税は5兆円、10兆円に向けたタイムスケジュールにどんな影響を与えるか。あるいは遅れることなく達成できるのであればその根拠は。

柳井:いや、将来のことは分からないですから何とも言えないですけど。でもね、今みたいな関税合戦みたいなことを続けていくと大国はいいかもしれないですよ。その周辺の国や発展途上国にとって大災害ですよね。で、そういうことは世界の世論として続かないと思いますし、あらゆるビジネス、生活にとって、やっぱりお客さまがすべてですよね。そういったひどいことは続かないと思いますし、たとえ続いたとしても、経営者はそういうことが起きないような世界を目指すことが必要なんじゃないかなと思いますけど。

ーーではこの5兆円、10兆円という成長の目標の達成のタイミングが変わったりすることはないと?

柳井:いや、先のことはわかりません。でもピンチこそがチャンスですから。だから、そういうこと(トランプ関税)を前提にしながらも、やっぱり5兆円とか10兆円は確実に行けると思います。

ーー会見では若林さんと丹原さんに業務システムの改革について説明いただいたが、国内だけではなくて世界でどのように反映されていくのか。

若林:実践により得た知識、実践知がデジタル化も含めて世界各国で再現されて、グローバルで同一の水準で業務が行われるようにすることが重要ですので、基本的には世界同時展開ですね。ただやはり物事を何か成し遂げようと思った時に判断や実行をするのはチームや個人であり、もちろんそこには差がある。海外部門に関してはより高い精度が求められるのも事実です。ただ、商品の情報を含めて、今は全ての情報がグローバルで一元化されています。全事業国のお客さまの声が可視化されており、各事業の社員もGHQの本部側の人間も常にリアルタイムで確認できます。そういう環境を、チームや個人が意思決定していくために整えています。

丹原:日本だから、アメリカだからではなく、グローバルワンとして、世界で一番いいやり方でわれわれはやっています。再現性も含め仕組み化するまでをグローバルで実施するという考え方です。世界の現場で試しながら形にしていったものは、仕組みとしてどこでも回るものになる。これが日本でも回るし、アメリカでも回る。こういう形で最終的にグローバルワンの形になるというやり方をしている。

ーー25年8月期下期の事業利益でトランプ関税の影響が2~3%見込むという話があったが、アメリカの消費減退リスクは踏まえているのか。それを踏まえて、たとえば供給網の見直しや出店計画の再検討などに入っているのか。

岡﨑:関税が上がったことを仮定した際の理論値で出しており、それに対して消費傾向がどうなるまでは考えていない数字だ。トランプ関税を受けての対応については、非常に今流動的なので、あらゆる手を尽くして対応していくということに尽きるので、何か特定的なことを今断定して申し上げることはできないです。何が来ても対応できるように準備はしているというふうに理解していただきたい。

ーー柳井会長が生産地の変更や分業に言及されていたが、今回のトランプ関税のように、税率は違うが各国に一律に関税がかけられる状況に果たして対応できるのかを教えてほしい。

柳井:生産地ですが、それぞれの生産者がかなり大きな規模になって、グローバル化しなければならないという状況に今あります。一例ですが、中国の生産者は今までベトナムやカンボジアなどで主に作ってきましたが、今は、インドネシアやバングラデシュにも工場を広げ、将来的にはインドにも行くし、アフリカのモロッコやエジプトでも作り始めると思っています。ですから、国別に関税をかけたとしても、実際、経済や金融、情報には国境がないので、それは無理だというふうに思います。

ーー自由貿易を支持し、包括的なサプライチェーンを構築してきたが、今後トランプ関税により、御社を含む多くの企業がリスクにさらされている。これに関してはどう感じているか。

柳井:関税に関しては(アメリカがどう考えようと)自由なんですけど、やはり自国だけ優先する、そういう関税のあり方はグローバルで考えてあり得ないと思います。それをすることで、かえって自国にとってまずいことになるんじゃないかなとも思います。

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文化服装学院出身の中国の気鋭デザイナー「AO YES」に聞く「クリエイティブ」と「ウルトラスエード」【ヒキタミワの水玉上海】

1993年から上海在住のライターでメイクアップアーティストでもあるヒキタミワさんの連載「水玉上海」は、ファッションやビューティの最新トレンドや人気のグルメ&ライフスタイル情報をベテランの業界人目線でお届けします。今回は気鋭のブランド「アオイエス」について。東レがサポートする「ウルトラスエード イノベーションアワード」を受賞するなど注目のブランドです。

文化服装学院出身の「「アオイエス(AO YES)」とは?

「アオイエス(AO YES 凹是)」はメディア出身の王颖超(ワン・インチャオ)と、日本の文化服装学院を卒業した劉炎松(リュウ・エンソン)によって設立されたファッションブランドだ。

ブランドのデザインは、ファッション性を追求しながら、東洋ファッションの未来に独自のビジョンを示し、アイデンティティをしっかりと表現している。同時に、東洋的な要素と西洋的なエッセンスがバランスよく共存。モダンスタイルに中国伝統のチャイナボタン「盤扣(パンコウ)」を合わせたり、チャイナ服を思わせるディテールにハリウッド映画から着想を得たデザインを取り入れるなど、中国文化とハイファッションを繊細に融合させた「クロッシングカルチャー」のアプローチが特徴だ。

そんな「アオイエス」は実力が認められ、2025年には東レが支援する「ウルトラスエード イノベーションアワード(Ultrasuede Innovation Award)」に選ばれた。同アワードは、19年に「ウルトラスエード」と同名のファッションショーやセレクトショップを運営する「レーベルフッド(LABELHOOD)」が共同で立ち上げたもので、中国の若手デザイナーブランドを支援する取り組みの一環として、これまで3回にわたり開催してきた。2022年以降は「ウルトラスエード」が独自に受賞者を選定し、受賞ブランドには今後の活動支援として10万元(約200万円)の賞金を授与するほか、上海ファッションウィークでのショー参加に向けて「ウルトラスエード」の素材提供と技術サポートを行っている。「アオイエス」は、長年にわたり上海ファッションウィークや東京での展示会・ポップアップを行ってきたことが評価された。

今回「アオイエス」の劉炎松クリエイティブディレクターは「今回のコレクションでは、アンティークのアクセサリーに彫られた2匹の猫とデンファレのような蘭の花をモチーフにした」と語る。なぜそれを選んだのかと尋ねると、「インスピレーションで」と即答した。それは「アオイエス」のデザイン哲学を象徴する言葉かもしれない。

2025年秋冬の新作コレクション「UNREAD 」は、東洋文化における抑制された愛の表現に着想を得ている。口に出せなかった感情、開封されなかった手紙、心の奥で醸成されながらも表現されることのなかった愛──それらを象徴するコレクションだ。校舎ですれ違う視線、本のページに挟まれた未送信のラブレター、月明かりの下で言葉を飲み込む告白──それらの無言の愛情表現を、アンティークアクセサリーに彫られた2匹の猫やデンファレの花をモチーフにし、繊細なデザインとストーリーテリングで表現している。このコレクションは、抑制された感情を内包しながらも、その背後にある強い情熱を秘めた愛を視覚的に描き出すことを目指している。

また、「ウルトラスエード」素材を多く使用し、ウェアやアクセサリーを展開したことで、表現の幅を広げた。現在、中国国内にとどまらず、高級ブランドECの「エッセンス(SSENSE)」でも販売してろい、日本からもオンラインで購入が可能だ。「アオイエス」の独創的なコンセプトとクリエイティビティのさらなる進化に期待したい。

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文化服装学院出身の中国の気鋭デザイナー「AO YES」に聞く「クリエイティブ」と「ウルトラスエード」【ヒキタミワの水玉上海】

1993年から上海在住のライターでメイクアップアーティストでもあるヒキタミワさんの連載「水玉上海」は、ファッションやビューティの最新トレンドや人気のグルメ&ライフスタイル情報をベテランの業界人目線でお届けします。今回は気鋭のブランド「アオイエス」について。東レがサポートする「ウルトラスエード イノベーションアワード」を受賞するなど注目のブランドです。

文化服装学院出身の「「アオイエス(AO YES)」とは?

「アオイエス(AO YES 凹是)」はメディア出身の王颖超(ワン・インチャオ)と、日本の文化服装学院を卒業した劉炎松(リュウ・エンソン)によって設立されたファッションブランドだ。

ブランドのデザインは、ファッション性を追求しながら、東洋ファッションの未来に独自のビジョンを示し、アイデンティティをしっかりと表現している。同時に、東洋的な要素と西洋的なエッセンスがバランスよく共存。モダンスタイルに中国伝統のチャイナボタン「盤扣(パンコウ)」を合わせたり、チャイナ服を思わせるディテールにハリウッド映画から着想を得たデザインを取り入れるなど、中国文化とハイファッションを繊細に融合させた「クロッシングカルチャー」のアプローチが特徴だ。

そんな「アオイエス」は実力が認められ、2025年には東レが支援する「ウルトラスエード イノベーションアワード(Ultrasuede Innovation Award)」に選ばれた。同アワードは、19年に「ウルトラスエード」と同名のファッションショーやセレクトショップを運営する「レーベルフッド(LABELHOOD)」が共同で立ち上げたもので、中国の若手デザイナーブランドを支援する取り組みの一環として、これまで3回にわたり開催してきた。2022年以降は「ウルトラスエード」が独自に受賞者を選定し、受賞ブランドには今後の活動支援として10万元(約200万円)の賞金を授与するほか、上海ファッションウィークでのショー参加に向けて「ウルトラスエード」の素材提供と技術サポートを行っている。「アオイエス」は、長年にわたり上海ファッションウィークや東京での展示会・ポップアップを行ってきたことが評価された。

今回「アオイエス」の劉炎松クリエイティブディレクターは「今回のコレクションでは、アンティークのアクセサリーに彫られた2匹の猫とデンファレのような蘭の花をモチーフにした」と語る。なぜそれを選んだのかと尋ねると、「インスピレーションで」と即答した。それは「アオイエス」のデザイン哲学を象徴する言葉かもしれない。

2025年秋冬の新作コレクション「UNREAD 」は、東洋文化における抑制された愛の表現に着想を得ている。口に出せなかった感情、開封されなかった手紙、心の奥で醸成されながらも表現されることのなかった愛──それらを象徴するコレクションだ。校舎ですれ違う視線、本のページに挟まれた未送信のラブレター、月明かりの下で言葉を飲み込む告白──それらの無言の愛情表現を、アンティークアクセサリーに彫られた2匹の猫やデンファレの花をモチーフにし、繊細なデザインとストーリーテリングで表現している。このコレクションは、抑制された感情を内包しながらも、その背後にある強い情熱を秘めた愛を視覚的に描き出すことを目指している。

また、「ウルトラスエード」素材を多く使用し、ウェアやアクセサリーを展開したことで、表現の幅を広げた。現在、中国国内にとどまらず、高級ブランドECの「エッセンス(SSENSE)」でも販売してろい、日本からもオンラインで購入が可能だ。「アオイエス」の独創的なコンセプトとクリエイティビティのさらなる進化に期待したい。

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新入社員に知ってほしい業界基礎知識

毎週発行している「WWDJAPAN」は、ファッション&ビューティの潮流やムーブメントの分析、ニュースの深堀りなどを通じて、業界の面白さ・奥深さを提供しています。巻頭特集では特に注目のキーワードやカテゴリー、市場をテーマに、業界活性化を図るべく熱いメッセージを発信。ここでは、そんな特集を担当記者がざっくばらんに振り返ります。(この記事は「WWDJAPAN」2025年4月7日号からの抜粋です)

横山:ファッション&ビューティ企業で働き始める新入社員に業界の基礎知識を知ってもらいたいと始めた、毎年4月初めの恒例企画です。僕が担当になって今回で2回目。ビジネスの側面を大事にしたいと考え、データブック色を濃くして、数字から規模感を把握してもらう形にしています。今年も約70社を紹介しています。「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」は知っているけれど、その親会社がLVMHで、同じグループに「ディオール(DIOR)」や「ロエベ(LOEWE)」「フェンディ(FENDI)」「ジバンシィ(GIVENCHY)」もあるといったことなど、新人にとって発見にあふれていると思います。

牧田:今年は企業データに売上高の前年比も加えていて、その企業の成長・低迷が一目瞭然。私は国内のビューティ企業をまとめるページを担当しましたが、多くの企業が中国の市場低迷の打撃を受けていて、厳しい状況です。見開きでコンパクトにまとめると、そういうことが伝わりやすいですよね。落ち込んでいる企業の低迷原因と伸びている企業の好調の理由が分かると思います。

社員同士の会話のネタにしてほしい

横山:数字にフォーカスしたり、企業の解説が多いけれど、商品軸や店舗軸で重要な企業も取り上げたいと今回は百貨店売上高やショッピングモールの店舗面積をランキングでまとめたページも作りました。マーケティングは自分の目と足で確認したものをデータと組み合わせて分析することが大事。行けるところにはぜひ足を運んでほしいです。

牧田:ビューティでは2009年からの「ベストコスメ」のランキングを数値化して、この15年間通算のベスト製品を算出しました。

横山:つまり本当のベストセラーですよね。どこのブランドのどの製品なのか、めちゃくちゃ気になります。とりあえず、それだけ知っておけば、間違いないということですよね。僕もビューティ業界は門外漢で、資生堂や花王はなんとなく分かるけれど、ロレアルやエスティ ローダーがどんなブランドを抱えているかまでは把握できていなかったりするんですよね。この特集を読みながら、先輩社員と新入社員が会話してくれたらいいなと思います。

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上海ファッションウィークで台頭する「新人&独立系デザイナー」「サステナ」「有力ショールーム」【ヒキタミワの水玉上海】

1993年から上海在住のライターでメイクアップアーティストでもあるヒキタミワさんの連載「水玉上海」は、ファッションやビューティの最新トレンドや人気のグルメ&ライフスタイル情報をベテランの業界人目線でお届けします。今回は3月25日〜4月1日に開催された「上海ファッション・ウィーク」。若手の台頭やサステナブルへの対応など、国際的な潮流にも追いつきあるようです。

上海ファッション・ウィーク、独立系の勢いが増す

3月25日〜4月1日に開催された2025年秋冬の「上海ファッションウィーク(SHFW)」は、中国経済の不透明感が続く中での開催となった。消費の冷え込みが続く一方で、上海ファッションウィークはアジア最大級のファッションイベントとしての地位を維持している。特に独立系ブランドの活躍が際立ち、業界内外からの注目を集めた。

今季の上海ファッションウィークは、例年と同様に「新天地(シンティエンディ、Xintiandi)」と「レーベルフッド(Labelhood)」の2つの主要カレンダーで展開された。新天地では、大手ブランドのコレクションが発表され、スーパーモデルの呂燕(ルー・ヤン、Lü Yan)がプロデュースする「コムモア(Comme Moi)」などがランウェイを飾った。一方、レーベルフッドは若手デザイナーの登竜門として機能し、「マーク・ゴン(Mark Gong)」や「シュシュトン(Shushu/Tong)」などのブランドが革新的なスタイルを披露した。また、デザイナーは公式カレンダーを外れてショーを開催する一部のデザイナーもいて、独立系ブランドの勢いも増している。

3月25日から4月1日までの期間中、「チューブショールーム(TUBE SHOWROOM)」や「オンタイムショー(Ontimeshow)」などのショールームも大きな注目を集めた。「チューブショールーム」は新進デザイナーを支援するプラットフォームとして定着し、持続可能な素材や職人技を取り入れたブランドが多く出展した。環境負荷の低減や伝統工芸の継承を重視した展示が増えるなど、一過性のトレンド発信の枠を超えつつある。一方「オンタイムショー」は中国国内外のブランドが集う最大規模のトレードショーとして成長を続け、今シーズンはエシカルファッションやアップサイクルを軸にしたブランドが目立った。新素材の活用や循環型デザインを推進するブランドの出展が多く、今後の市場動向を占う重要な場となった。

注目イベント「サスタシア・ファッション・プライズ」

今季注目のイベントの一つに、「サスタシア・ファッション・プライズ(SUSTASIA FASHION PRIZE)」がある。持続可能なファッションの推進を目的とし、環境負荷の少ない素材や製造プロセスを採用するブランドを表彰するものだ。インド、フィリピン、香港、インドネシアなどから集まった8名の才能あふれるファイナリストの中で、今年のグランプリに輝いたのは聶若涵(ルオハン、RUOHAN)。論理的かつ構造的な視点から持続可能なファッションに取り組む姿勢が高く評価された。アジア全体のファッション業界におけるサステナビリティ意識の向上に、大きな一歩を刻むイベントになりそうだ。

さらに、同会場では「持続可能性と地域文化の融合」「グローバル化への道 – 革新と海外進出戦略」「実験室から衣服へ – 新素材の未来」という3つのテーマでパネルディスカッションが行われた。「グローバル化への道」では、中国や中国香港のデザイナーに加え、日本からは土居哲也「リコール(Re:quaL≡)」デザイナー、「実験室から衣服へ – 新素材の未来」ではスパイバーの横田東洋マーケティング&コミュニケーション部門長が登壇し、アジアのファッションブランドが国際市場で競争力を持つための戦略や、新素材の活用について議論を交わした。

デジタル配信の面では、中国の独自SNSが主流となり、WeChatや小紅書(RED)を活用した情報発信が中心となった。一部のブランドは海外市場を意識し、西洋のSNSにもコンテンツを提供したが、全体としては中国国内向けのプロモーションが優先された。

2025AWシーズンの上海ファッションウィークは、国際的なラグジュアリーブランドの大規模イベントが減少する一方で、独立系ブランドや持続可能なファッションが前面に押し出された。「チューブショールーム」や「オンタイムショー」といったショールームの役割が拡大し、「サスタシア・ファッション・プライズ」がサステナブルなファッションへの関心を高めたことで、上海ファッションウィークの方向性がより明確になった。経済状況が厳しい中でも、新たな価値を生み出し続けるデザイナーたちの存在が、このイベントの活力となっている。

次回は引き続き上海ファッションウィークより、私自身が実際に会場に足を伸ばしたあるファッションショーについてお届けしたいと思う。

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高島屋、視覚障害者とアパレルを制作 「誰もが楽しめるファッション」の一環

高島屋は、視覚障害者の声を汲みながら、誰でも着ることができる服を販売する。視覚だけに依存せず、触覚をはじめとしたあらゆる感覚で楽しめるカットソーを視覚障害者と共同開発した。3月から先行するオンライン販売に続き、きょう9日の高島屋新宿店を皮切りに、大阪店、日本橋店でポップアップストアを開く。インクルーシブ(包摂的)なデザインを通じ、ファッションの新しい楽しみ方を提案する。

自宅のクローゼットを見せてもらう

社内公募から生まれた新プロジェクト「Fashion for ALL your SENSES(ファッション・フォー・オール・ユア・センシズ)」の第1弾。約1年前からプロジェクトを始動させ、6月から今年1月まで計4回にわたって世代の異なる視覚障害者との意見交換や試着会を重ねた。インクルーシブデザインの支援を行うPLAYWORKS(東京、タキザワケイタ代表)と協業し、商品企画はアダストリアが担った。「アンリアレイジ」のデザイナー、森永邦彦氏も参画してオリジナルのTシャツとワンピースを企画した。

「ファッション・フォー・オール・ユア・センシズ」のネームで販売するのは、ウィメンズとユニセックスで計10型のカットソー。フリルの袖で触覚的にも華やかさを感じさせたり、脇下にマチを入れることでインナーが見えにくいように工夫したりした。森永氏は凹凸のあるプリントでデザインを指先で感じられるTシャツと、前後どちかららでも着用できるユニセックスのワンピースを提供する。中心価格はカットソーで1万円前後。

高島屋のMD本部の10人のバイヤーが取り組んだ。プロジェクトリーダーの竹村健太課長は「百貨店が届けている衣服は本当に全ての人に届いているのか、そんな疑問から始まった。視覚障害者に限らず、妊娠中の女性、LGBTQ、あるいは文化の違う外国人。プロジェクトを通じて互いが理解し合うきっかけを作りたい」と話す。

当然ながら服は見えることを前提にデザインされているため、見えていない人にも伝えるにはどうすれば良いかをテーマに試行錯誤を重ねた。視覚障害者との意見交換では、服選びで困っていることや工夫していることを聞くだけでなく、オンラインで自宅のクローゼットを見せてもらったりもした。一口に視覚障害といっても、全く見えない人からわずかに色や光を感じられる人、あるいは生まれながらに見えない人や成人してから見えなくなった人などがおり、それぞれに求めることや感じ方が違うことも分かった。

「障害者向けの服は着たくない」

脱ぎ着しやすい、前と後ろが分かりやすい、汚れが目立たない、クローゼットの中から探しやすい触り心地――。そうした機能性を大切にしつつ、偏りすぎないようバランスに配慮した。

PLAYWORKSのタキザワ代表は、意見交換の席で一人の視覚障害者から「障害者向けの服は着たくない」と言われたことが印象に残っている。「そうした人が着たくなる服を作ることがモチベーションになった」と振り返る。商品企画を担当したアダストリアの子会社アンドエスティの松浦健志マネージャーも「目の見えない人を想像し、自分なりの仮説を持って臨んだが、実際にコミュニケーションを重ねるほど服に求める本質は変わらないことが発見だった」と話す。

9日から始まったポップアップストアでは、売り場内を回遊しやすい直線的なレイアウトにしたり、ラックの高さや手に触れやすい展示したり、障がいの程度にあわせて調光可能な試着室を設けたりなど工夫を凝らした。またマネキンはしっかり固定し、商品を着た感じを触って確認できるようにした。下げ札やポップには点字表示をつける。視覚以外で色のニュアンスを伝えるために「水色:すっきりさわやかな朝の空」「黄色:元気をもらえるフレッシュなビタミンジュース」といった表現を用いた。

竹村課長は「目の見えない方たちが買いやすい環境のため知恵を絞ったが、これらは見える見えないにかかわらず大切なことだと気づいた」と述べる。インクルーシブデザインでは、マイノリティーの人たちを新しい視点で新しい価値を創出する“リードユーザー“と考える。高島屋は今回の取り組みを皮切りに、インクルーシブデザインに基づいた商品作りや売り場作りに本腰を入れる。

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雨が多いデンマークで生まれた「レインズ」 創業の地オーフスの新本社で見せた進化する“アーバンアウトドア“スタイル

2012年にレインジャケットからスタートしたデンマーク発のライフスタイルブランド「レインズ(RAINS)」はこのほど、創業の地オーフスに昨年11月にオープンした新たな本社で25-26年秋冬コレクションのショーを開催した。

オーフスはデンマークでコペンハーゲンに次ぐ第二の都市だが、その規模はこじんまりしていて穏やかな雰囲気が漂う。そんな街中から車で約30分の自然豊かな郊外に、「レインズ」はブルータリズム建築の新本社を構えた。ミニマルな空間に飾られたアート作品やモダンなインテリアが目を引く社内は、広さ1万1000平方メートル。オフィスとウエアハウス(倉庫)が一体化したデザインが特徴で、ガラスを多用することによりオープンな雰囲気を生み出している。また外壁の一部はリビングウォール(緑化壁)になっていて、雨水と時の経過によって緑が茂る。そんなインダストリアルなムードと自然が融合する本社は、ブランドが追求する“アーバンアウトドア“の概念を体現している。

誇張と豊かな質感で
定番を再解釈

「レインズ」にとって10回目のショーとなる今回の舞台は、スチールの棚が並ぶウエアハウスの通路を白い布で仕切った細長い空間。スティーン・ボルグホルム(Steen Borgholm)最高経営責任者(CEO)は、「ここはブランドの未来を指し示す場所。他とは異なる大胆な方法で、ブランドの未来を見せたかった」と新たな“ホーム“でショーを開いた理由を話す。

「フォーエバー(FOREVER)」と題した今季のコレクションの出発点は、定番の再解釈。ブランドを象徴するスタイルを軸に、アレンジを加えてデザイン性を打ち出した。例えば、レインジャケットやコートは、目の下までを覆う高い襟やパワフルな幅広のショルダーライン、構築的なフードで部分的に誇張。シグネチャーのPU素材に加え、光沢加工を取り入れたり、ハードシェルのコンセプトを掘り下げたり、毛足の長いファーのような防水フリースを用いたりと、質感のバリエーションやその対比もカギになった。そんなデザインや素材使いに加え、ショール状のパーツで体を包み込むようなスタイルやウエストをシェイプしたシルエットは、秋冬のトレンドにも通じる。

また、コペンハーゲンやパリで開いたこれまでのショーでは、ボリュームのあるパファーやトレーンを引くようなマキシ丈を用いたコンセプチュアルなアイテムが多い印象だった。しかし、今季はジャケットをあえて前後逆で着せたり、素材のミックスやレイヤードを駆使したりといったスタイリングを通して、ショーで“魅せる“ための遊びを効かせた。

ヨハンネ・ディンドラー(Johanne Dindler)=ヘッド・オブ・デザインが、今回のコレクションで改めて明確にしたのは「アクセシブルでありながら、先進的」というブランドのDNA。「『レインズ』の魅力は、一つのアイコニックなシルエットから全てがスタートしたこと。それを称えるとともに、いかにそのDNAを保ちながらも未来へ向けて進化させていくかを表現したかった」と話すように、マットなPU素材で作られたレインジャケットだけにとどまらないブランドの進化を示した。

3月には日本初の店舗を
ラフォーレ原宿にオープン

「レインズ」の現在の主要市場はアメリカ、フランス、イギリスなどで、欧米にはすでに約30店舗を構えている。日本ではワーキングユニット・ジャパン、ルックを経て、23年8月からはブルーベル・ジャパンが輸入代理店になり、3月には国内初の常設店をラフォーレ原宿1階にオープンしたばかりだ。

ボルグホルムCEOは、日本市場について「“機能的“や”クリーン“など日本とスカンジナビアのデザイン美学や価値観には共通する部分が多く、『レインズ』との相性はとても良いと思う。バッグやアクセサリーからウエアまで、今後の発展に大きな期待を寄せている。特に新たにローンチした“スバ(SUVA)“シリーズはこれまでのPU素材より透湿性にも優れているので、日本の気候にピッタリだろう」と説明。ブランドとしては「さらに機能性とデザイン性を併せ持つアイテムのラインアップを広げて、ブランドの世界観を補完していく」とし、26年にはシューズのローンチを予定する。

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オープン初月の売上高は目標の2倍 「ヴァン クリーフ&アーペル」フレグランス国内初の常設店好調の理由を本部長に直撃

「ヴァン クリーフ&アーペル(VAN CLEEF & ARPELS)」(以下、「VC&A」)のフレグランス常設コーナーが3月19日、高島屋新宿店にオープンした。日本では、川辺が輸入販売しており、昨年秋に伊勢丹新宿本店で開催された「サロン ド パルファン2024(以下、サロパ)」で約10年ぶりに再上陸。植物ベースの上品な香りがアジアでは大人気で、先行販売した同イベントでは売り切れの商品もあった。約14平方メートルの日本初の常設コーナーでは、11種類のオーデパルファムと2種類のパルファムから構成される“エクストラオーディネール”および、同コレクションのキャンドル、アイコニックな香りを集めたコフレセットを販売する。

憧れのジュエラーの香りの購買層は男女が半々

オープン初日は、あいにくの雪模様だったが、「サロパ」で購入できなかった人々待望の出店ということもあり、多くの人が来場。日本初の常設コーナーということで、地方からの問い合わせも多い。売れ筋の香りは、バラにベチバー、パチョリを組み合わせた“ローズルージュ”やムスクとベルガモットが香る“テ アマラ”。川辺の菊川浩明執行役員営業統括本部フレグランス本部長は、「どの香りも清潔感があり、季節に関係なく着けられるため、女性だけでなく男性にも人気だ」と話す。購入者の割合は男女半々だという。「憧れのジュエラーのフレグランスだが、比較的手に取りやすい価格帯が魅力。20~30代が自分用に購入していく」と同本部長。アジア人が好む清潔感のある香りと、そのバリエーションの広さ、オーデパルファムの価格が3万円以下という点が人気の理由のようだ。オープン初月の売上高が目標の2倍ということで、売り上げ目標を上方修正したという。

「VC&A」のコーナーは昨年秋にオープンした「ブルガリ(BVLGARI)」のフレグランス“ブルガリ アレーグラ”の国内初の百貨店常設コーナーの隣。「ブルガリ」も川辺が輸入販売している。菊川本部長は、「棚だけでなくカウンターがあり、ブランドの世界観が表現できる売り場ということで出店を決めた。今後も、このように環境が整った売り場であれば出店していきたい」とコメントしている。

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オープン初月の売上高は目標の2倍 「ヴァン クリーフ&アーペル」フレグランス国内初の常設店好調の理由を本部長に直撃

「ヴァン クリーフ&アーペル(VAN CLEEF & ARPELS)」(以下、「VC&A」)のフレグランス常設コーナーが3月19日、高島屋新宿店にオープンした。日本では、川辺が輸入販売しており、昨年秋に伊勢丹新宿本店で開催された「サロン ド パルファン2024(以下、サロパ)」で約10年ぶりに再上陸。植物ベースの上品な香りがアジアでは大人気で、先行販売した同イベントでは売り切れの商品もあった。約14平方メートルの日本初の常設コーナーでは、11種類のオーデパルファムと2種類のパルファムから構成される“エクストラオーディネール”および、同コレクションのキャンドル、アイコニックな香りを集めたコフレセットを販売する。

憧れのジュエラーの香りの購買層は男女が半々

オープン初日は、あいにくの雪模様だったが、「サロパ」で購入できなかった人々待望の出店ということもあり、多くの人が来場。日本初の常設コーナーということで、地方からの問い合わせも多い。売れ筋の香りは、バラにベチバー、パチョリを組み合わせた“ローズルージュ”やムスクとベルガモットが香る“テ アマラ”。川辺の菊川浩明執行役員営業統括本部フレグランス本部長は、「どの香りも清潔感があり、季節に関係なく着けられるため、女性だけでなく男性にも人気だ」と話す。購入者の割合は男女半々だという。「憧れのジュエラーのフレグランスだが、比較的手に取りやすい価格帯が魅力。20~30代が自分用に購入していく」と同本部長。アジア人が好む清潔感のある香りと、そのバリエーションの広さ、オーデパルファムの価格が3万円以下という点が人気の理由のようだ。オープン初月の売上高が目標の2倍ということで、売り上げ目標を上方修正したという。

「VC&A」のコーナーは昨年秋にオープンした「ブルガリ(BVLGARI)」のフレグランス“ブルガリ アレーグラ”の国内初の百貨店常設コーナーの隣。「ブルガリ」も川辺が輸入販売している。菊川本部長は、「棚だけでなくカウンターがあり、ブランドの世界観が表現できる売り場ということで出店を決めた。今後も、このように環境が整った売り場であれば出店していきたい」とコメントしている。

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【新連載】齊藤孝浩が解説! 値下げやセールに頼らず儲けを増やす秘訣

2025年1月からWWDJAPAN.comでマンガ版「ザ・ゴールシリーズ 在庫管理の魔術」が連載中です。在庫過剰に陥ると、つい値下げセールに頼ってしまう――。しかし、本当にそれしか方法はないのか?利益を高め、最大化するための解決策を、アパレル在庫最適化コンサルで「ユニクロ対ZARA」「アパレル・サバイバル」(共に日本経済新聞出版)の著者である齊藤孝浩ディマンドワークス代表が、同マンガを読みながら、解説して行きます。

在庫は量よりも、その中身が大切

第1話では、多くのアパレル店舗が経験する"売れ残り在庫の値下げ処分"の現実が描かれています。特にそれを象徴しているのが、最後の方で「ハンナズ」の店長を務める主人公・安堂徹が「こんなに安くしても売れない……」と嘆くシーンです。

マンガ「在庫管理の魔術」の第1話は コチラ

アパレル店舗の多くは、在庫が過剰になると、販売価格を下げてセールを実施します。でも、失敗に終わることはよくあることです。思ったような売り上げが立たない――。こうした状況になる理由は何でしょう。

店頭の在庫が多ければ、お客さまは、欲しい商品が店内にあるのでは?と期待します。しかし、その一方で、実際に品定めを始めてみたものの、自分が欲しい商品の、お気に入り色の、自分のサイズがなければ、お客さまは買ってはくれません。シーズンの最盛期から後半にもなれば、人気色のサイズが歯抜けになっていることも珍しくありません。在庫は量よりも、その中身が大切なのです。ここがセールを実施する時の落とし穴です。

アパレルに限らず、小売りビジネスの起点は、お客さまの需要であることは言うまでもありません。お客様が何かが欲しいと思って来店した時に、店頭に在庫を揃えておくことが、小売業の使命です。

在庫が過剰だからといって安易にセールを行うと、お客さまは"欲しい商品がない"と感じ、期待を裏切られてしまいます。その結果、定価で購入してくれる本来のターゲット層が離れ、代わりに"安く買いたいだけの客"が増加。値下げを繰り返せば、価格競争に巻き込まれ、利益率はさらに低下。やがて値下げしなければ売れない状態に陥ります。
一時的に来店客は増えても、"欲しいものがないセール"では、かえって不満を生むだけです。「安いけど魅力がない店」と思われれば、リピーターが減り、ブランド価値も下がります。

在庫が過剰になれば、値下げに頼るしかない……そんな状況から脱却し、利益を最大化するにはどうすればいいのか?

第2話以降、需要予測や適正在庫の考え方について詳しく解説して行きます。

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【新連載】齊藤孝浩が解説! 値下げやセールに頼らず儲けを増やす秘訣

2025年1月からWWDJAPAN.comでマンガ版「ザ・ゴールシリーズ 在庫管理の魔術」が連載中です。在庫過剰に陥ると、つい値下げセールに頼ってしまう――。しかし、本当にそれしか方法はないのか?利益を高め、最大化するための解決策を、アパレル在庫最適化コンサルで「ユニクロ対ZARA」「アパレル・サバイバル」(共に日本経済新聞出版)の著者である齊藤孝浩ディマンドワークス代表が、同マンガを読みながら、解説して行きます。

在庫は量よりも、その中身が大切

第1話では、多くのアパレル店舗が経験する"売れ残り在庫の値下げ処分"の現実が描かれています。特にそれを象徴しているのが、最後の方で「ハンナズ」の店長を務める主人公・安堂徹が「こんなに安くしても売れない……」と嘆くシーンです。

マンガ「在庫管理の魔術」の第1話は コチラ

アパレル店舗の多くは、在庫が過剰になると、販売価格を下げてセールを実施します。でも、失敗に終わることはよくあることです。思ったような売り上げが立たない――。こうした状況になる理由は何でしょう。

店頭の在庫が多ければ、お客さまは、欲しい商品が店内にあるのでは?と期待します。しかし、その一方で、実際に品定めを始めてみたものの、自分が欲しい商品の、お気に入り色の、自分のサイズがなければ、お客さまは買ってはくれません。シーズンの最盛期から後半にもなれば、人気色のサイズが歯抜けになっていることも珍しくありません。在庫は量よりも、その中身が大切なのです。ここがセールを実施する時の落とし穴です。

アパレルに限らず、小売りビジネスの起点は、お客さまの需要であることは言うまでもありません。お客様が何かが欲しいと思って来店した時に、店頭に在庫を揃えておくことが、小売業の使命です。

在庫が過剰だからといって安易にセールを行うと、お客さまは"欲しい商品がない"と感じ、期待を裏切られてしまいます。その結果、定価で購入してくれる本来のターゲット層が離れ、代わりに"安く買いたいだけの客"が増加。値下げを繰り返せば、価格競争に巻き込まれ、利益率はさらに低下。やがて値下げしなければ売れない状態に陥ります。
一時的に来店客は増えても、"欲しいものがないセール"では、かえって不満を生むだけです。「安いけど魅力がない店」と思われれば、リピーターが減り、ブランド価値も下がります。

在庫が過剰になれば、値下げに頼るしかない……そんな状況から脱却し、利益を最大化するにはどうすればいいのか?

第2話以降、需要予測や適正在庫の考え方について詳しく解説して行きます。

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脱テカり肌!春夏の皮脂管理を「プリマヴィスタ」「レブロン」「ダーマシード」で!

ビューティアイテムの発売情報を「WWDJAPAN」的視点でピックアップ!今回は4月7〜13日に発売するアイテムを紹介します。春夏は皮脂過多によるテカりに悩む人が増える季節。そんなニーズに応え、各ブランドもさまざまな製品を発売します。今週は皮脂くずれ防止でおなじみの「プリマヴィスタ(PRIMAVISTA)」からトーンアップUV下地とルースパウダーが、「レブロン(REVLON)」からも、皮脂吸収パウダーを配合した多機能プライマーが登場します。「ダーマシード(DERMA SEED)」も、高濃度のアゼライン酸と2種のアゼライン酸誘導体をパウダー状にした、新感覚の皮脂管理スキンケアパウダーを発売。皮脂量に悩む人はぜひチェックを。メイクアイテムは「シュウ ウエムラ(SHU UEMURA)」の“キヌアケア”から濡れ艶レフ板リップ、「イプサ(IPSA)」のアイブロウパレット、「ローラ メルシエ(LAURA MERCIER)」の復刻フェイスパウダーパレットなどが注目です。

【4月8日発売】
ダーマシード
(DERMA SEED)

新感覚のパウダー状美容液

「ダーマシード(DERMA SEED)」は、高濃度アゼライン酸と2種のアゼライン酸誘導体をパウダー状にした、新感覚の皮脂管理スキンケアパウダー“ダーマシード AZパウダー”を発売する。クリアタイプのパウダーがひと塗りで毛穴の目立ちにくいサラサラ肌を演出し、髪の毛、ほこり、繊維などの肌への付着を防ぐ。

■商品詳細

“ダーマシード AZパウダー”(1870円)

【4月8日発売】
イプサ
(IPSA)

“隠し味”のスパイスに着想したアイブロウパレット

「イプサ(IPSA)」は、“アイブロウ クリエイティブパレット”から、スパイスに着想した限定“アイブロウ クリエイティブパレット SP”を発売する。洗練された印象に導く“01 クリアスパイス”と、柔らかく華やかな印象を演出する“02 ブライトスパイス”の2種のニュアンスカラーを用意する。

■商品詳細

“アイブロウ クリエイティブパレット SP”(全2種、各4950円※編集部調べ)

【4月8日発売】
キス
(KISS)

人気ティントリップからひんやりタイプ 

「キス(KISS)」は、艶と潤いのある仕上がりで人気のリップ“リップアーマー”から、夏限定でひんやりとした塗り心地がの“アイスアーマー”を発売する。カラーは、“01 いちごタンドル”と“02 めろんハワイ”の2色をラインアップする。

■商品詳細

“アイスアーマー”(全2色、各1540円)

【4月8日発売】
キスミー フェルム
(KISS ME FERME)

人気のアイシャドウから偏光ラメ配合の限定色

伊勢半のメイクアップブランド「キスミー フェルム(KISS ME FERME)」は、人気の4色アイシャドウ“スタイリングアイパレット”から、偏光ラメ配合の限定色を数量限定で発売する。パステルトーンのピンクベージュをそろえた“01 オーガンジーピンク”のカラーが、光がゆらめく透明感ある目元に仕上げる。

■商品詳細

“スタイリングアイパレットL”(限定、1430円)

【4月9日発売】
オサジ
(OSAJI)

“偶然のような必然の機会”をイメージした夏コレクション

「オサジ(OSAJI)」は、”2025 サマー メイクアップ コレクション“を発売する。コレクションのテーマは"再出発"。ふいに遭遇したチャンスに飛び乗り、挑戦してみたかった世界につながる扉を開けていく。そんな偶然のような必然の機会イメージした全4アイテムをラインアップする。

■商品詳細

“オサジ ニュアンス ビーム スティック”(全2色、各3960円)
“ニュアンス リップグロス”(全3色、各3300円)
“オサジ アップリフト ネイルカラー”(全5色、各10mL、各2090円)
“オサジ ニュアンス スキン フィックスミスト”(50mL、2640円)

【4月9日発売】
ヴァレンティノ ビューティ
(VALENTINO BEAUTY)

クッションファンデがピンクベルベットの限定ケースに変身

「ヴァレンティノ ビューティ(VALENTINO BEAUTY)」は、人気クッションファンデーション“GO クッション グロウ”を、ロマンティックなモーブピンクのベルベットパッケージに変身させた“GO クッション グロウ ベルベットモーブ” を数量限定で発売する。限定パッケージには、セミマットメタリックとベルベットの異なる2つの素材を採用した。

■商品詳細

“GO クッション グロウ ベルベットモーブ” [SPF50+・PA++++](全2色、各1万2980円)

【4月10日発売】
レブロン
(REVLON)

夏のメイク崩れを防ぐ多機能プライマー

「レブロン(REVLON)」は、皮脂吸収パウダーがテカリを防ぎ24時間メイク崩れを防止する“カラーステイ ロングウェア UV プライマー”を発売する。カラーは、肌に血色感を与える“ピンクベージュ”と透明感を引き出す“ラベンダー”のトーンアップをかなえる2色。

■商品詳細

“カラーステイ ロングウェア UV プライマー”[SPF50+・PA++++](全2色、2090円)

【4月11日発売】
シュウ ウエムラ
(SHU UEMURA)

“キヌアケア”に濡れ艶レフ板リップ

「シュウ ウエムラ(SHU UEMURA)」は、リップシリーズ“キヌアケア”から艶やかぷるぷる唇が長時間続くリキッドリップ“キヌケアグローアップグリーム”とシアーで高発色なスティックリップ“キヌケアヌードグリーム”を発売する。

■商品詳細

“キヌケアグローアップグリーム”(全8色、うち限定4色、各4950円)
“キヌケアヌードグリーム”(全7色、うち限定3色、同)

【4月11日発売】
インナーセンス
(INNERSENSE)

“髪のクレンジング”用ヘアマスク

米国発ヘアケアブランド「インナーセンス(INNERSENSE)」は、まっさらな“すっぴん髪”に導く毛髪専用クレンジングマスク“ピュアクラリファイングマスク”を発売する。炭とクレイがキューティクルに絡まった微細な汚れや酸化した皮脂を優しく取り除き、ホワイトビネガーがpHバランスを整え、ふんわりと軽い健やかな髪に導く。

■商品詳細

“ピュアクラリファイングマスク”(177mL、4400円)

【4月11日発売】
ローラ メルシエ
(LAURA MERCIER)

人気のフェイスパウダーパレットが復刻

「ローラ メルシエ(LAURA MERCIER)」は、きらめく艶肌を作る人気のフェイスパウダーパレット、“シマー アンド グロウ フェイス パレット”を数量限定で復刻発売する。微粒子化されたピグメントが肌トーンを問わずナチュラルになじみ、均一に発色して陰影を作り立体感を演出する。

■商品詳細

“シマー アンド グロウ フェイス パレット”(限定、8030円)

【4月11日発売】
ティルナス
(TILNUS)

ティントリップに新2色

日韓共同開発コスメブランド「ティルナス(TILNUS)」は、“サンリット パール ティント”から春の新色2色を発売する。新色は、明るく華やかな唇を演出するローズピンクカラーの“ミスティックブルーム”と優しげな雰囲気のくすみコーラルカラー“アンバーベル”の2色。

■商品詳細

“サンリット パール ティント”(全14色うち新2色、各1650円)
“サンリットパール ティント ケース”(550円)

【4月12日発売】
ケープ
(CAPE)

“黒ケープ”からまつ毛用マスカラ下地 

「ケープ(CAPE)」は、“黒ケープ”の愛称で親しまれている強力なキープ力が特徴の“ケープ フォーアクティブ(FOR ACTIVE)”シリーズから、初のメイク品としてまつ毛に使用する“カールロックマスカラ下地”を発売する。カラーはこれ1本でも使える自然なクリアブラック。

■商品詳細

“カールロックマスカラ下地”(1200円※編集部調べ)

【4月12日発売】
プリマヴィスタ
(PRIMAVISTA)

皮脂崩れ&テカりを防ぐトーンアップUV下地

「プリマヴィスタ(PRIMAVISTA)」は、トーンアップUV下地“スキンプロテクトベース 皮脂くずれ防止 UV50 EX”[SPF50・PA+++ UV耐水性★]とルースパウダー“スムースラスティング ルースパウダー”を発売する。皮脂崩れやテカりを防ぎつつエアコンなどの乾燥から肌を守るベースメイクアイテムで、蒸し暑い夏でも長時間美しさをキープする。

■商品詳細

“スキンプロテクトベース 皮脂くずれ防止 UV50 EX”[SPF50・PA+++ UV耐水性★](全4色、25mL、各3080円※編集部調べ)
“スムースラスティング ルースパウダー”(全2色、12.5g、各3080円※同)

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脱テカり肌!春夏の皮脂管理を「プリマヴィスタ」「レブロン」「ダーマシード」で!

ビューティアイテムの発売情報を「WWDJAPAN」的視点でピックアップ!今回は4月7〜13日に発売するアイテムを紹介します。春夏は皮脂過多によるテカりに悩む人が増える季節。そんなニーズに応え、各ブランドもさまざまな製品を発売します。今週は皮脂くずれ防止でおなじみの「プリマヴィスタ(PRIMAVISTA)」からトーンアップUV下地とルースパウダーが、「レブロン(REVLON)」からも、皮脂吸収パウダーを配合した多機能プライマーが登場します。「ダーマシード(DERMA SEED)」も、高濃度のアゼライン酸と2種のアゼライン酸誘導体をパウダー状にした、新感覚の皮脂管理スキンケアパウダーを発売。皮脂量に悩む人はぜひチェックを。メイクアイテムは「シュウ ウエムラ(SHU UEMURA)」の“キヌアケア”から濡れ艶レフ板リップ、「イプサ(IPSA)」のアイブロウパレット、「ローラ メルシエ(LAURA MERCIER)」の復刻フェイスパウダーパレットなどが注目です。

【4月8日発売】
ダーマシード
(DERMA SEED)

新感覚のパウダー状美容液

「ダーマシード(DERMA SEED)」は、高濃度アゼライン酸と2種のアゼライン酸誘導体をパウダー状にした、新感覚の皮脂管理スキンケアパウダー“ダーマシード AZパウダー”を発売する。クリアタイプのパウダーがひと塗りで毛穴の目立ちにくいサラサラ肌を演出し、髪の毛、ほこり、繊維などの肌への付着を防ぐ。

■商品詳細

“ダーマシード AZパウダー”(1870円)

【4月8日発売】
イプサ
(IPSA)

“隠し味”のスパイスに着想したアイブロウパレット

「イプサ(IPSA)」は、“アイブロウ クリエイティブパレット”から、スパイスに着想した限定“アイブロウ クリエイティブパレット SP”を発売する。洗練された印象に導く“01 クリアスパイス”と、柔らかく華やかな印象を演出する“02 ブライトスパイス”の2種のニュアンスカラーを用意する。

■商品詳細

“アイブロウ クリエイティブパレット SP”(全2種、各4950円※編集部調べ)

【4月8日発売】
キス
(KISS)

人気ティントリップからひんやりタイプ 

「キス(KISS)」は、艶と潤いのある仕上がりで人気のリップ“リップアーマー”から、夏限定でひんやりとした塗り心地がの“アイスアーマー”を発売する。カラーは、“01 いちごタンドル”と“02 めろんハワイ”の2色をラインアップする。

■商品詳細

“アイスアーマー”(全2色、各1540円)

【4月8日発売】
キスミー フェルム
(KISS ME FERME)

人気のアイシャドウから偏光ラメ配合の限定色

伊勢半のメイクアップブランド「キスミー フェルム(KISS ME FERME)」は、人気の4色アイシャドウ“スタイリングアイパレット”から、偏光ラメ配合の限定色を数量限定で発売する。パステルトーンのピンクベージュをそろえた“01 オーガンジーピンク”のカラーが、光がゆらめく透明感ある目元に仕上げる。

■商品詳細

“スタイリングアイパレットL”(限定、1430円)

【4月9日発売】
オサジ
(OSAJI)

“偶然のような必然の機会”をイメージした夏コレクション

「オサジ(OSAJI)」は、”2025 サマー メイクアップ コレクション“を発売する。コレクションのテーマは"再出発"。ふいに遭遇したチャンスに飛び乗り、挑戦してみたかった世界につながる扉を開けていく。そんな偶然のような必然の機会イメージした全4アイテムをラインアップする。

■商品詳細

“オサジ ニュアンス ビーム スティック”(全2色、各3960円)
“ニュアンス リップグロス”(全3色、各3300円)
“オサジ アップリフト ネイルカラー”(全5色、各10mL、各2090円)
“オサジ ニュアンス スキン フィックスミスト”(50mL、2640円)

【4月9日発売】
ヴァレンティノ ビューティ
(VALENTINO BEAUTY)

クッションファンデがピンクベルベットの限定ケースに変身

「ヴァレンティノ ビューティ(VALENTINO BEAUTY)」は、人気クッションファンデーション“GO クッション グロウ”を、ロマンティックなモーブピンクのベルベットパッケージに変身させた“GO クッション グロウ ベルベットモーブ” を数量限定で発売する。限定パッケージには、セミマットメタリックとベルベットの異なる2つの素材を採用した。

■商品詳細

“GO クッション グロウ ベルベットモーブ” [SPF50+・PA++++](全2色、各1万2980円)

【4月10日発売】
レブロン
(REVLON)

夏のメイク崩れを防ぐ多機能プライマー

「レブロン(REVLON)」は、皮脂吸収パウダーがテカリを防ぎ24時間メイク崩れを防止する“カラーステイ ロングウェア UV プライマー”を発売する。カラーは、肌に血色感を与える“ピンクベージュ”と透明感を引き出す“ラベンダー”のトーンアップをかなえる2色。

■商品詳細

“カラーステイ ロングウェア UV プライマー”[SPF50+・PA++++](全2色、2090円)

【4月11日発売】
シュウ ウエムラ
(SHU UEMURA)

“キヌアケア”に濡れ艶レフ板リップ

「シュウ ウエムラ(SHU UEMURA)」は、リップシリーズ“キヌアケア”から艶やかぷるぷる唇が長時間続くリキッドリップ“キヌケアグローアップグリーム”とシアーで高発色なスティックリップ“キヌケアヌードグリーム”を発売する。

■商品詳細

“キヌケアグローアップグリーム”(全8色、うち限定4色、各4950円)
“キヌケアヌードグリーム”(全7色、うち限定3色、同)

【4月11日発売】
インナーセンス
(INNERSENSE)

“髪のクレンジング”用ヘアマスク

米国発ヘアケアブランド「インナーセンス(INNERSENSE)」は、まっさらな“すっぴん髪”に導く毛髪専用クレンジングマスク“ピュアクラリファイングマスク”を発売する。炭とクレイがキューティクルに絡まった微細な汚れや酸化した皮脂を優しく取り除き、ホワイトビネガーがpHバランスを整え、ふんわりと軽い健やかな髪に導く。

■商品詳細

“ピュアクラリファイングマスク”(177mL、4400円)

【4月11日発売】
ローラ メルシエ
(LAURA MERCIER)

人気のフェイスパウダーパレットが復刻

「ローラ メルシエ(LAURA MERCIER)」は、きらめく艶肌を作る人気のフェイスパウダーパレット、“シマー アンド グロウ フェイス パレット”を数量限定で復刻発売する。微粒子化されたピグメントが肌トーンを問わずナチュラルになじみ、均一に発色して陰影を作り立体感を演出する。

■商品詳細

“シマー アンド グロウ フェイス パレット”(限定、8030円)

【4月11日発売】
ティルナス
(TILNUS)

ティントリップに新2色

日韓共同開発コスメブランド「ティルナス(TILNUS)」は、“サンリット パール ティント”から春の新色2色を発売する。新色は、明るく華やかな唇を演出するローズピンクカラーの“ミスティックブルーム”と優しげな雰囲気のくすみコーラルカラー“アンバーベル”の2色。

■商品詳細

“サンリット パール ティント”(全14色うち新2色、各1650円)
“サンリットパール ティント ケース”(550円)

【4月12日発売】
ケープ
(CAPE)

“黒ケープ”からまつ毛用マスカラ下地 

「ケープ(CAPE)」は、“黒ケープ”の愛称で親しまれている強力なキープ力が特徴の“ケープ フォーアクティブ(FOR ACTIVE)”シリーズから、初のメイク品としてまつ毛に使用する“カールロックマスカラ下地”を発売する。カラーはこれ1本でも使える自然なクリアブラック。

■商品詳細

“カールロックマスカラ下地”(1200円※編集部調べ)

【4月12日発売】
プリマヴィスタ
(PRIMAVISTA)

皮脂崩れ&テカりを防ぐトーンアップUV下地

「プリマヴィスタ(PRIMAVISTA)」は、トーンアップUV下地“スキンプロテクトベース 皮脂くずれ防止 UV50 EX”[SPF50・PA+++ UV耐水性★]とルースパウダー“スムースラスティング ルースパウダー”を発売する。皮脂崩れやテカりを防ぎつつエアコンなどの乾燥から肌を守るベースメイクアイテムで、蒸し暑い夏でも長時間美しさをキープする。

■商品詳細

“スキンプロテクトベース 皮脂くずれ防止 UV50 EX”[SPF50・PA+++ UV耐水性★](全4色、25mL、各3080円※編集部調べ)
“スムースラスティング ルースパウダー”(全2色、12.5g、各3080円※同)

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マンガで学ぶ「在庫管理の魔術」 第13話:プレゼン成功で新システム導入へ好発進 バイヤーがすべき次なる仕事とは?

中堅アパレルのチェーンストア「ハンナズ」は、過剰在庫が原因で経営危機に瀕している。社長の安堂平磨は、娘でバイヤーの安堂あい、あいの夫で渋谷店店長の安堂徹に再生を期待するが、2人は「売れ残るリスクを抱えながら在庫を持つべきか?」それとも「売り上げが落ちるリスクを抱えながら在庫を減らすべきか?」で迷い続ける。

ついに迎えたプレゼンテーション当日。不安そうな店長の疑問を次々と解消する徹と加地は、数店舗から「ダイナミック・ターゲット・マネジメント」の導入の申し出を受けた。上々な滑り出しにホッとひと安心するも、今度は地域倉庫の欠品が目立ち始めた。順調に思えたテコ入れ策の、次なる課題とは?

登場人物紹介

第十三話

このマンガは、ジェフ・ベゾス(Jeff Bezos)も経営陣で読んだとされるTOC(制約理論)の原点にして最高の入門書「ザ・ゴール」を原案としています。「ザ・ゴール」を中心としたマネジメント理論に関する書籍は、ダイヤモンド社が販売中です。

ORIGINAL WORKS:ELIYAHU GOLDRATT、JEF COX
SUPERVISION:YUJI KISHIRA
SCRIPT:TAKEO AOKI
COMICS:YAMA AOTA

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マンガで学ぶ「在庫管理の魔術」 第13話:プレゼン成功で新システム導入へ好発進 バイヤーがすべき次なる仕事とは?

中堅アパレルのチェーンストア「ハンナズ」は、過剰在庫が原因で経営危機に瀕している。社長の安堂平磨は、娘でバイヤーの安堂あい、あいの夫で渋谷店店長の安堂徹に再生を期待するが、2人は「売れ残るリスクを抱えながら在庫を持つべきか?」それとも「売り上げが落ちるリスクを抱えながら在庫を減らすべきか?」で迷い続ける。

ついに迎えたプレゼンテーション当日。不安そうな店長の疑問を次々と解消する徹と加地は、数店舗から「ダイナミック・ターゲット・マネジメント」の導入の申し出を受けた。上々な滑り出しにホッとひと安心するも、今度は地域倉庫の欠品が目立ち始めた。順調に思えたテコ入れ策の、次なる課題とは?

登場人物紹介

第十三話

このマンガは、ジェフ・ベゾス(Jeff Bezos)も経営陣で読んだとされるTOC(制約理論)の原点にして最高の入門書「ザ・ゴール」を原案としています。「ザ・ゴール」を中心としたマネジメント理論に関する書籍は、ダイヤモンド社が販売中です。

ORIGINAL WORKS:ELIYAHU GOLDRATT、JEF COX
SUPERVISION:YUJI KISHIRA
SCRIPT:TAKEO AOKI
COMICS:YAMA AOTA

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「ジーユー」と名作映画とのコラボや「バブアー」×「クロックス」など! 来週発売のファッションアイテム9選【4/7〜4/13】

ファッションアイテムの発売情報を「WWDJAPAN」的視点でピックアップ!今回は4月7〜13日に発売するアイテムを紹介します。「ジーユー(GU)」は、11日に映画「ジュラシック・パーク」「グレムリン」「ゴーストバスターズ」「バック・トゥ・ザ・フューチャー」とコラボしたTシャツを発売します。ビンテージ風に仕上げた5部袖が特徴です。一方、「バブアー(BARBOUR)」は9日、「クロックス(CROCS)」とのコラボアイテムとして“ウェリントン ブーツ”と“クラシック クロッグ“を発売します。どちらのコラボもフェスシーズンにピッタリのアイテムですね。

【4月9日発売】
マリメッコ
(MARIMEKKO)

“ニットバッグ”4型
松屋銀座でポップアップ

「マリメッコ(MARIMEKKO)」は、バッグシリーズ“ニットバッグ”から夏の新作を発売する。これを記念し9〜15日の期間、松屋銀座でポップアップをオープンする。フラワープリント“ウニッコ(UNIKKO)”とストライププリント“メリロスヴォ(MERIROSVO)”を施した新作“ニットバッグ”全4型をラインアップする。

■商品詳細

“ミニトート”(2万9700円)
“ミニショルダーバッグ”(3万800円)
“ショルダーバッグ”(3万3000円)
“ラージバッグ”(4万8400円)

【4月9日発売】
バブアー
(BARBOUR)

「クロックス」とコラボ

「バブアー(BARBOUR)」は、「クロックス(CROCS)」とのコラボアイテムを発売する。「バブアー」を象徴するチェック柄“ハウスタータン”をあしらった“ウェリントン ブーツ”、“クラシック クロッグ”に加えて、ジャケット“オーバーサイズド ビデイル”も用意する。

■商品詳細

ブーツ(1万4850円)
サンダル(1万3750)
ジャケット(6万9300円)

【4月9日発売】
大阪文化服装学院

アップサイクルした「リーバイス」“501”

ファッション専門学校の大阪文化服装学院のスーパーデザイナー学科の3年生が、新宿伊勢丹本店が手掛けるアップサイクルプロジェクト“ピース de ミライ”で制作したアイテムを、伊勢丹新宿本店「リ・スタイルプラス」で販売する。

■商品詳細

アップサイクルウエア

【4月11日発売】
ニューバランス
(NEW BALANCE)

「ジュンヤ ワタナベ」コラボ
“UX200”をラインアップ

「ニューバランス(NEW BALANCE)」は、「ジュンヤ ワタナベ(JUNYA WATANABE)」とのコラボシューズ“ジュンヤ ワタナベ × ニュー バランス UX200”を発売する。“ニューバランス ミニマス”は、シューズの機能を最小限に削ぎ落とし、人間の足に本来備わっている機能を呼び戻す事をコンセプトとした裸足に近いフットウエア。2000年代後半からのベアフット・コンセプトシューズのムーブメントを反映して誕生し、今回のコラボで復刻した。

■商品詳細

コラボシューズ(4万700円)

【4月11日発売】
G-ショック
(G-SHOCK)

ONE OK ROCKとのコラボウオッチ

「G-ショック(G-SHOCK)」は、ロックバンドの「ONE OK ROCK」とのコラボレーションモデル“GM-2100TTTR”を発売する。今回は、同バンドでベーシストを務めるRyotaがデザインを全面監修。八角形のメタルベゼルが特徴の“GM-2100”をベースモデルに採用し、シルバーのベゼルとホワイトマットスケルトンのバンドで全体をクールに統一した。

■商品詳細

コラボウオッチ“GM-2100TTTR”(4万4000円)

【4月11日発売】
ホワイトマウンテニアリング
(WHITE MOUNTAINEERING)

「リーボック」コラボスニーカー
チャコールとブラウンの2色

「ホワイトマウンテニアリング(WHITE MOUNTAINEERING)」は、「リーボック(REEBOK)」との第2弾コラボスニーカーを発売する。「リーボック」の“クラシックレザー(Classic Leather)”を土台とし、アッパーにオリジナルのトライアングルパターンを配したほか、部分ごとに異なる素材を組み合わせた。

■商品詳細

コラボスニーカー(3万1900円)

【4月11日発売】
ジーユー
(GU)

名作映画4本とコラボ
BTTFやグレムリンなど

「ジーユー(GU)」は、映画「ジュラシック・パーク」「グレムリン」「ゴーストバスターズ」「バック・トゥ・ザ・フューチャー」とコラボしたTシャツを発売する。5部袖のボディーに、それぞれのポスターをあしらい、ビンテージ風に仕上げた。

■商品詳細

Tシャツ(1990円)

【4月12日発売】
オーエヌシーメリノ
(ONC MERINO)

登山雑誌「山と溪谷」コラボ
山荘 飯島で限定販売

「オーエヌシーメリノ(ONC MERINO)」は、登山雑誌「山と溪谷」とのコラボしたロンTを発売する。吸放湿性によって夏は涼しく冬は温かいという温度調整機能を素材特性として持ち、汗などの匂いを抑える機能も天然で備わったメリノウールTシャツに、細かいピッチのボーダー柄を配し、袖に「山と溪谷」のロゴを蛍光イエローであしらった。東京・世田谷にあるショップ、山荘 飯島でのみ取り扱う。

■商品詳細

コラボロンT(1万8700円)

【4月13日発売】
ビューティフルピープル
(BEAUTIFUL PEOPLE)

「アンブロ」とコラボ

「ビューティフルピープル(BEAUTIFUL PEOPLE)」は、「アンブロ(UMBRO)」とのコラボアイテムを発売する。今回は、ブルゾンとパンツ、ポロシャツ、タンクトップの全4型を用意。「ビューティフルピープル」を象徴する技法“ダブルエンド”を採用したブルゾンとパンツ、タンクトップは着方によって異なるフォームとデザインを楽しむことができる。

■商品詳細

ブルゾン(7万9200円)
パンツ(7万5900円)
ポロシャツ(4万9500円)
タンクトップ(3万3000円)

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三越伊勢丹、新卒採用に異変あり 「個客業」で求められる人材確保へ

三越伊勢丹ホールディングス(HD)は、「マスから個へ」「館業から個客業へ」のビジネスモデルの転換に合わせた採用活動に取り込んでいる。マーケット環境の変化によって求められる人材像も変化しているという。超売り手市場と言われる中、百貨店最大手の採用の現場では何が起きているのか。

「29歳の女性」を感動させる企画を考える

「閉店後の金曜の夜、新宿伊勢丹にバーを開くことを提案します」「郷土料理フェアを通じて、人と食材と器の出合いの場を作ります」――。

2月上旬、都内で開催された三越伊勢丹の学生向けワークショップでは、参加した学生たちからユニークな企画が次々に発表された。2日間の日程で37人が参加。第一線で働く中堅社員の講演を聞いたり、数人ずつの班に分かれてのグループワークを行なったりして、それぞれの企画を煮詰めた後、最後のプレゼン大会に臨む。

学生向けのプログラムではあるが、三越伊勢丹HDの近年の経営戦略が色濃く反映される。まず企画は「高感度上質消費」の条件を満たすことが求められる。そして具体的なペルソナ(顧客像)を設定し、その顧客に「どんな新しい価値を提供できるか」をとことん議論する。

ペルソナの設定が非常に具体的だ。例えば「29歳の独身女性で、恋人はいるが、結婚願望はない。大手アパレルメーカー勤務で年収800万円。趣味は旅行と美術鑑賞」。これも三越伊勢丹HDが掲げる「個客業」を反映したものだ。漠然としたマスの消費者ではなく、一人の顧客のインサイトに迫る企画でなければいけない。

参加した学生たちからは「活躍している社員の方に、自分では気づかない点をたくさん指摘してもらえて刺激になった」「(参加した学生)みんなで企画を練り上げていく過程が楽しかった」「自分が百貨店で働く姿がイメージできた」とおおむね好評だった。

何よりも「価値観の共有」

新卒採用は空前の売り手市場。各社は初任給の賃上げや労働条件の改善など、若手人材の確保にしのぎを削っている。さまざまな業種がある中、小売業の人気は相対的に低い。三越伊勢丹のような百貨店最大手であっても例外ではない。有名企業なので、志望数は安定して多いが、業種を超えた人材争奪は激しくなっている。

では会社の将来を担う優秀な人材をどう獲得するのか。

三越伊勢丹HDで人事・キャリアを担当する藤井俊宏部長は「優秀かどうかよりも、最近は当社の価値観に共有してもらえるかの方を大切にしています」と言う。「学業が優秀だったとか、学生時代に得難い経験をしていることも大事だけど、何より価値観がマッチしていないと、採用される側もする側も互いに不幸になってしまいます」「企業ミッションで『こころ動かす、ひとの力で』とうたうように、目の前のお客さまの満足のために行動する。この価値観を大切にできる方でないと、結局は長続きしません」。

だから学生と価値観をすり合わせる時間を増やすようにしてきた。就職活動の早期化によって学生自身も進路を内省する時間が短くなった。ウェブなどでの発信だけでなく、リアルのコミュニケーションも重ねて相互理解を深める。2日間あるいは3日間のワークショップを合わせて年5回開くも、そうした考えがあるからだ。百貨店の前線で働く若手・中堅社員との交流も意識的に増やしている。

「昔はとにかくエントリーをたくさん集めて、選考を勝ち残った学生を採用するやり方でした。今はそんな時代ではなく、価値観の共有から始める必要があります」と藤本部長は採用の変化を説明する。

そうした過程を経て、最終的に内定を出すのは6月前後。価値観のすり合わせは、その後も続く。内定後に一人一人と面談し、採用理由や入社後の希望などについて会話を重ねる。「採用面接で◯◯さんのここが素晴らしいと感じたから、採用しました。だけど、こうしたところがやや気になります。そんな具合に話しながら、入社後に何をしたいのかを改めて尋ねます」。

超売り手市場のため学生は複数の内定を持っている。さらに価値観をすり合わせ、入社に対するモチベーションを高めてもらうため、内定後に2〜3回面談する場合もある。面談は主に藤本部長が担当する。「きれいごとに聞こえるかもしれませんが、価値観のマッチングなのでお互いが納得できるまで話し合います。学生さんにも選択を間違ってほしくない。結果として私たちはけっこう焦らされるわけですが(笑)、長い目でみれば必要なプロセスだと考えています」。

学生のインサイトに迫れ

23年4月に新卒入社した小林れみさんは、伊勢丹新宿本店1階の雑貨売り場シード/リーフを担当する(取材時の25年2月時点)。小林さんも大学3年生のときに三越伊勢丹のインターンシップに参加し、企画のプレゼンをした経験がある。「あった一人のお客さまのため、これだけたくさん人が知恵を絞ることが新鮮でした。誇りを持って仕事に臨む先輩たちに憧れ、三越伊勢丹に入りたいと思いました」と振り返る。

今は売り場に立ち、まさに目の前のお客さまに期待以上の価値を提供するために奮闘する毎日だ。定期的に上長と面談し、仕事の進捗や将来の希望を伝える。自身のキャリアを考える良い機会になるという。

藤井部長は密かに手応えを感じていることがある。採用において、価値観のすり合わせに舵を切り、ていねいにコミュニケーションを重ねるようになった23年度採用以降、離職者が一人もいないことだ。「こんなはずではなかった」といったようなミスマッチが減った。

三越伊勢丹HDが掲げる「個客」という考え方は、採用においても応用できるのかもしれない。志望する学生のインサイトにどれだけ迫り、価値観を共有できるかが分かれ目だ。「そうしたプロセスを踏んで入社してくれた人たちはきっと活躍してくる。手前味噌かもしれませんが、私はそう考えています」と藤井部長は話す。

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作り手もファンも見られる東コレの面白さ

毎週発行している「WWDJAPAN」は、ファッション&ビューティの潮流やムーブメントの分析、ニュースの深堀りなどを通じて、業界の面白さ・奥深さを提供しています。巻頭特集では特に注目のキーワードやカテゴリー、市場をテーマに、業界活性化を図るべく熱いメッセージを発信。ここでは、そんな特集を担当記者がざっくばらんに振り返ります。(この記事は「WWDJAPAN」2025年3月31日号からの抜粋です)

利川:2025-26年秋冬の東コレは成熟期に突入したブランドが、新たなエレガンスを提案したり、ファンに刺さりそうなものだけでなく、コマーシャルを意識したアイテムを発表したりなど、広がりを感じたシーズンでした。

鴨井:かつて「WWDJAPAN」の編集部員としてNYとミラノのコレクション取材をしていましたが、東コレ取材はほぼ初めて。デザイナーがやりたいことを貫く、かつての「どう着るの?」と思わせる非日常的なクリエイションではなく、「着たいな」「はやりそう」と購買意欲がわく幅広い提案が面白くて、素直に楽しめました。暖冬対策で軽やかな素材を多用するアイデアにも感心しました。印象的なブランドはどれでした?

「ハトラ」の初ショーがあたたかかった

利川:チュールなどを多用したかわいらしさに宿るパンク精神が魅力の「チカ キサダ(CHIKA KISADA)」が、ガーリーやスポーティーといった要素を盛り込んでいて、「どんな人にもなっていいんだ」というメッセージを受けました。彼女のパンクな部分を知らない人にも刺さるような、分かりやすくかわいいコレクションだったのがすごく印象的でした。「ハトラ」の15年目にして初のショーも、暗い空間に彩雲のようなグラフィックが浮かび上がってきて美しかった。静ひつで知的な世界観で観客を魅了していました。全てが終了したのは22時過ぎで、通常であれば会場から疲労のムードを感じることも少なくないのですが、フィナーレでも囲み取材でも拍手が鳴りやまず、あたたかな雰囲気でとても良かったです。鴨井さんはどうでしたか?

鴨井:私は事前号でインタビューした「ピリングス」かな。村上亮太デザイナーはニット工房を持ちたいという夢を抱いていて、「LVMHプライズ」グランプリをとればそれをかなえたいと話しているほど、手編みを大事に思っています。今回、全国のニットアトリエと協業する作り手のおばさまたちもショーに来ていて、何だかとってもほほ笑ましかったですね。ブランドを支えてくれる人たちとコレクションを発表するアットホームなムードも個人的にはうれしい東コレのシーンでした。

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菜々緒も太鼓判 「トリンプ」の新作“ハイブリッドブラ 秘めわざ”はワイヤーとノンワイヤーのいいとこ取り

トリンプ・インターナショナル・ジャパンは4月3日、都内でイベントを開催した。3月に発売した「トリンプ(TRIUMPH)」の新作“ハイブリッドブラ 秘めわざ”について発表。また、同ブランドのアンバサダーに就任した菜々緒がトークショーを行った。

イベントの冒頭で、同社のアンドリュー・ブバラ社長は、「社長に就任して4カ月。戦国時代にある下着市場で、“ハイブリッドブラ”という新しい選択肢を提案する」とコメント。2016年、下着市場におけるワイヤーブラの割合は50%以上を占めていたが、コロナ禍やライフスタイルの変化により24年にはノンワイヤーブラが過半数を占めるようになった。この変化を受けて開発したのがワイヤーとノンワイヤーの良さを融合した“ハイブリッドブラ”だ。最大の特徴はコンフォートワイヤーで、ワイヤーブラのようなシルエットメイクとノンワイヤーのような快適さを実現している。3月に発売した“秘めわざ”に続き“癒しのブラ”などでも“ハイブリッドブラ”が登場し、シリーズ化する。

菜々緒も感動した着け心地の良さ

トークショーに登壇した菜々緒は、完璧とも言えるプロポーションの持ち主だが、ウエイトトレーニングで体を鍛えて撮影に臨んだという。また、定期的にカイロプラティックに通い、骨から整え美しいプロポーションをキープしているようだ。菜々緒が下着を選ぶ時に重要視するのは、着け心地。彼女は、「“秘めわざ”を着用して、とにかく快適でびっくり、着け心地の良さに感動した。着けてみないと分からないので、是非着けてみてほしい」と話した。ビジュアルではグリーンを着用した菜々緒だが、カラーにより印象が変わる点も気に入っているようだ。「着け心地もデザインもいいブラジャーは少ない。ブラジャーの選択肢が増えた」とコメントしている。

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菜々緒も太鼓判 「トリンプ」の新作“ハイブリッドブラ 秘めわざ”はワイヤーとノンワイヤーのいいとこ取り

トリンプ・インターナショナル・ジャパンは4月3日、都内でイベントを開催した。3月に発売した「トリンプ(TRIUMPH)」の新作“ハイブリッドブラ 秘めわざ”について発表。また、同ブランドのアンバサダーに就任した菜々緒がトークショーを行った。

イベントの冒頭で、同社のアンドリュー・ブバラ社長は、「社長に就任して4カ月。戦国時代にある下着市場で、“ハイブリッドブラ”という新しい選択肢を提案する」とコメント。2016年、下着市場におけるワイヤーブラの割合は50%以上を占めていたが、コロナ禍やライフスタイルの変化により24年にはノンワイヤーブラが過半数を占めるようになった。この変化を受けて開発したのがワイヤーとノンワイヤーの良さを融合した“ハイブリッドブラ”だ。最大の特徴はコンフォートワイヤーで、ワイヤーブラのようなシルエットメイクとノンワイヤーのような快適さを実現している。3月に発売した“秘めわざ”に続き“癒しのブラ”などでも“ハイブリッドブラ”が登場し、シリーズ化する。

菜々緒も感動した着け心地の良さ

トークショーに登壇した菜々緒は、完璧とも言えるプロポーションの持ち主だが、ウエイトトレーニングで体を鍛えて撮影に臨んだという。また、定期的にカイロプラティックに通い、骨から整え美しいプロポーションをキープしているようだ。菜々緒が下着を選ぶ時に重要視するのは、着け心地。彼女は、「“秘めわざ”を着用して、とにかく快適でびっくり、着け心地の良さに感動した。着けてみないと分からないので、是非着けてみてほしい」と話した。ビジュアルではグリーンを着用した菜々緒だが、カラーにより印象が変わる点も気に入っているようだ。「着け心地もデザインもいいブラジャーは少ない。ブラジャーの選択肢が増えた」とコメントしている。

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「ユニクロ」「マリメッコ」「ヨウヘイ オオノ」など多彩な顔ぶれ!2025年大阪万博ユニホームまとめ【随時更新】

4月13日から10月13日の期間、大阪府の夢洲(ゆめしま)で日本国際博覧会「大阪・関西万博」が開催される。180以上のパビリオンが設置され、世界の文化や技術を間近に楽しむことができる本イベントだが、各スタッフの個性溢れるユニホームも見逃せない。有名スポーツブランドから新進気鋭のデザイナーズブランド、地域密着型アーティストまで、多種多様なデザイナーが手掛けた公式ユニホームを一挙に紹介する。

【ユニクロ】
国連パビリオン

展示になじむプレッピースタイル

「ユニクロ(UNIQLO)」は、大阪・関西万博で国連パビリオンのアテンダントユニホームの提供を発表した。提供ユニホームは国連パビリオンになじむ伝統的なプレッピースタイルをベースに、シルエットやディテール、素材感を現代的なスタイルへアップデートした。記事の続きはこちら

【ミズノ・水野信四郎】
いのちの遊び場 クラゲ館

“クラゲの揺らぎ”と快適性を両立

2025大阪・関西万博「いのちの遊び場 クラゲ館」は、開幕に先駆けて全容を公開した。同時に、アテンダントと運営スタッフのユニホームをお披露目し、デザインはウェディングドレスデザイナーの水野信四郎氏、企画や製造をミズノが手がけたことを発表した。全て違う柄のデザインや、クラゲの足をイメージした切り込みによるさまざまな着方の提案などで、『個々では違うが皆一緒』ということを表現した。記事の続きはこちら

【マリメッコ・ヴィバ】
北欧

フィンランド発の「マリメッコ」と「ヴィバ」がパートナーに

デンマークとフィンランド、アイスランド、ノルウェー、スウェーデンからなる北欧パビリオンは、公式ユニホームに関わるパートナーを、「マリメッコ(MARIMEKKO)」と「ヴィバ(VIBAE)」に決定したと発表した。「マリメッコ」はトップスを、「ヴィバ」はシューズをそれぞれ手がける。記事の続きはこちら

【コシノジュンコ】
タカラベルモント

性別や年齢を問わないシルバーと白で統一した1スタイル

理美容機器や化粧品、医療機器などの製造・販売を行うタカラベルモントは、コシノジュンコがデザインを務めた大阪・関西万博展示ブーススタッフのユニホームを発表した。性別や年齢を問わない1スタイルで、同社ブース“量子飛躍する美の世界”の立体造形をモチーフにしたデザインによって、展示とユニホームが一体となることで展示が完成する。記事の続きはこちら

【ヨウヘイ オオノ・⼤野陽平】
住友館

ペットボトルリサイクルなど活用した繊維を採用

住友グループは、⼤阪・関⻄万博の「住友館」のアテンダントユニフォームのデザインを「ヨウヘイ オオノ(YOHEI OHNO)」の⼤野陽平デザイナーと協業した。ユニフォームには、住友商事グループ企業が全国の⼩売店などで独⾃に回収したペットボトルから再⽣した特殊⻑繊維⽤ペレット「ボトリウム(BOTTOLIUM)」と、住友化学が開発した吸熱と放熱の特性を併せ持つ温度調節樹脂「コンフォーマ」を⽤いた繊維を採⽤する。記事の続きはこちら

【ゴールドウイン・中里唯馬】
Better Co-Being®(いのちを響き合わせる)

少ない型数でさまざまな着方ができるように、着物に着想

ゴールドウインは12月12日、2025年開催の大阪・関西万博シグネチャーパビリオン「Better Co-Being®(いのちを響き合わせる)」にサプライヤー協賛することを発表し、中里唯馬「ユイマナカザト(YUIMA NAKAZATO)」デザイナーとともに手掛けたアテンダントスタッフのユニホームを披露した。パビリオンのコンセプトに沿った“自然と共鳴する衣服”を製作。記事の続きはこちら

【中田優也】
日本政府館(日本館)

着物に着想を得た“日本の美意識を纏う”がコンセプトのユニホーム

大阪・関西万博の日本政府館(日本館)アテンダントのユニホームが発表された。デザインは、ファッションブランドの運営を軸に活動を広げているクリエイティブ・ディレクターの中田優也が手掛け、“日本の美意識を纏う(まとう)”をコンセプトに制作した。さらに、リサイクルしやすいモノマテリアル(単一素材)が採用されており、環境に配慮した工夫を施している。記事の続きはこちら

【ミナ ペルホネン】
Dialogue Theater -いのちのあかし-

“ダイアログシアター”のロゴである吹き出しのモチーフを採用

河瀨直美監督がテーマ事業プロデューサーを務めるシグネチャーパビリオン“Dialogue Theater -いのちのあかし-”は、アテンダントスタッフユニホームを「ミナ ペルホネン(MINA PERHONEN)」が、オリジナルメイクを資生堂のヘアメイクアップアーティストが手がけることを発表した。記事の続きはこちら

【V&Aジャパン】
大阪関西万博スタッフユニホーム

“土に還るポリエステル”を採用

大阪のV&Aジャパンが“土に還るポリエステル”として打ち出す「クラフトエボ リーテ(CRAFTEVO ReTE)」がEXPO2025大阪関西万博の運営スタッフのユニフォームの素材として採用された。「クラフトエボ リーテ」は、同社が独自開発したもので特定条件のたい肥に埋めると水と二酸化炭素、バイオマスに分解する特殊なポリエステル。記事の続きはこちら

【キノフ】
関西

徳島の自然から感じ取る生命やその精神性を「阿波藍」で表現

大阪・関西万博の関西パビリオンは、杉の間伐材から生まれた新素材「キノフ(KINOF)」を採用し、天然染料「阿波藍(あわあい)」で染めたユニホームを採用した。今回のユニホームは、藍師・染師集団「ぶあいそう(BUAISOU)」がデザインおよび染色を手がけた。 記事の続きはこちら

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「ユニクロ」「マリメッコ」「ヨウヘイ オオノ」など多彩な顔ぶれ!2025年大阪万博ユニホームまとめ【随時更新】

4月13日から10月13日の期間、大阪府の夢洲(ゆめしま)で日本国際博覧会「大阪・関西万博」が開催される。180以上のパビリオンが設置され、世界の文化や技術を間近に楽しむことができる本イベントだが、各スタッフの個性溢れるユニホームも見逃せない。有名スポーツブランドから新進気鋭のデザイナーズブランド、地域密着型アーティストまで、多種多様なデザイナーが手掛けた公式ユニホームを一挙に紹介する。

【ユニクロ】
国連パビリオン

展示になじむプレッピースタイル

「ユニクロ(UNIQLO)」は、大阪・関西万博で国連パビリオンのアテンダントユニホームの提供を発表した。提供ユニホームは国連パビリオンになじむ伝統的なプレッピースタイルをベースに、シルエットやディテール、素材感を現代的なスタイルへアップデートした。記事の続きはこちら

【ミズノ・水野信四郎】
いのちの遊び場 クラゲ館

“クラゲの揺らぎ”と快適性を両立

2025大阪・関西万博「いのちの遊び場 クラゲ館」は、開幕に先駆けて全容を公開した。同時に、アテンダントと運営スタッフのユニホームをお披露目し、デザインはウェディングドレスデザイナーの水野信四郎氏、企画や製造をミズノが手がけたことを発表した。全て違う柄のデザインや、クラゲの足をイメージした切り込みによるさまざまな着方の提案などで、『個々では違うが皆一緒』ということを表現した。記事の続きはこちら

【マリメッコ・ヴィバ】
北欧

フィンランド発の「マリメッコ」と「ヴィバ」がパートナーに

デンマークとフィンランド、アイスランド、ノルウェー、スウェーデンからなる北欧パビリオンは、公式ユニホームに関わるパートナーを、「マリメッコ(MARIMEKKO)」と「ヴィバ(VIBAE)」に決定したと発表した。「マリメッコ」はトップスを、「ヴィバ」はシューズをそれぞれ手がける。記事の続きはこちら

【コシノジュンコ】
タカラベルモント

性別や年齢を問わないシルバーと白で統一した1スタイル

理美容機器や化粧品、医療機器などの製造・販売を行うタカラベルモントは、コシノジュンコがデザインを務めた大阪・関西万博展示ブーススタッフのユニホームを発表した。性別や年齢を問わない1スタイルで、同社ブース“量子飛躍する美の世界”の立体造形をモチーフにしたデザインによって、展示とユニホームが一体となることで展示が完成する。記事の続きはこちら

【ヨウヘイ オオノ・⼤野陽平】
住友館

ペットボトルリサイクルなど活用した繊維を採用

住友グループは、⼤阪・関⻄万博の「住友館」のアテンダントユニフォームのデザインを「ヨウヘイ オオノ(YOHEI OHNO)」の⼤野陽平デザイナーと協業した。ユニフォームには、住友商事グループ企業が全国の⼩売店などで独⾃に回収したペットボトルから再⽣した特殊⻑繊維⽤ペレット「ボトリウム(BOTTOLIUM)」と、住友化学が開発した吸熱と放熱の特性を併せ持つ温度調節樹脂「コンフォーマ」を⽤いた繊維を採⽤する。記事の続きはこちら

【ゴールドウイン・中里唯馬】
Better Co-Being®(いのちを響き合わせる)

少ない型数でさまざまな着方ができるように、着物に着想

ゴールドウインは12月12日、2025年開催の大阪・関西万博シグネチャーパビリオン「Better Co-Being®(いのちを響き合わせる)」にサプライヤー協賛することを発表し、中里唯馬「ユイマナカザト(YUIMA NAKAZATO)」デザイナーとともに手掛けたアテンダントスタッフのユニホームを披露した。パビリオンのコンセプトに沿った“自然と共鳴する衣服”を製作。記事の続きはこちら

【中田優也】
日本政府館(日本館)

着物に着想を得た“日本の美意識を纏う”がコンセプトのユニホーム

大阪・関西万博の日本政府館(日本館)アテンダントのユニホームが発表された。デザインは、ファッションブランドの運営を軸に活動を広げているクリエイティブ・ディレクターの中田優也が手掛け、“日本の美意識を纏う(まとう)”をコンセプトに制作した。さらに、リサイクルしやすいモノマテリアル(単一素材)が採用されており、環境に配慮した工夫を施している。記事の続きはこちら

【ミナ ペルホネン】
Dialogue Theater -いのちのあかし-

“ダイアログシアター”のロゴである吹き出しのモチーフを採用

河瀨直美監督がテーマ事業プロデューサーを務めるシグネチャーパビリオン“Dialogue Theater -いのちのあかし-”は、アテンダントスタッフユニホームを「ミナ ペルホネン(MINA PERHONEN)」が、オリジナルメイクを資生堂のヘアメイクアップアーティストが手がけることを発表した。記事の続きはこちら

【V&Aジャパン】
大阪関西万博スタッフユニホーム

“土に還るポリエステル”を採用

大阪のV&Aジャパンが“土に還るポリエステル”として打ち出す「クラフトエボ リーテ(CRAFTEVO ReTE)」がEXPO2025大阪関西万博の運営スタッフのユニフォームの素材として採用された。「クラフトエボ リーテ」は、同社が独自開発したもので特定条件のたい肥に埋めると水と二酸化炭素、バイオマスに分解する特殊なポリエステル。記事の続きはこちら

【キノフ】
関西

徳島の自然から感じ取る生命やその精神性を「阿波藍」で表現

大阪・関西万博の関西パビリオンは、杉の間伐材から生まれた新素材「キノフ(KINOF)」を採用し、天然染料「阿波藍(あわあい)」で染めたユニホームを採用した。今回のユニホームは、藍師・染師集団「ぶあいそう(BUAISOU)」がデザインおよび染色を手がけた。 記事の続きはこちら

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ミキハウス入社式 新入社員21人中11人が海外出身者、グローバル化すすむ

ベビー・子供服大手のミキハウス(三起商行)は1日、大阪府八尾市の本社で2025年度の入社式を開催した。新入社員21人とステップアップ社員3人、社会人日本一をめざす硬式野球部6人、柔道や競泳など五輪での活躍が期待される競技部14人のうち9人が出席した。配属先の発表と辞令の授与が行われ、ミキハウスファミリーの一員として新たな一歩を踏み出した。

木村社長「勘を磨いてほしい」

今年は創業55年の節目。木村皓一社長は「考えていたことがようやく達成しつつある」と語り、創業当時を振り返った。「3年目のとき、面識のないブティックのオーナーから長男を就職させたいと連絡があった。ミキハウスは素晴らしい商品を作っているから成長するに決まっているというのがその理由だった。良い商品を作るという信念は現在に引き継がれている」と言い、「われわれは良い商品が欲しいという人に届けたい。心を込めて作った商品を最後はメルカリで売られてまた次の人に使ってもらうのが理想」と、木村社長らしい言葉で改めてモノ作りへの思いを語った。

新入社員に対しては「自分の勘を磨いてほしい。なんでもスマホで片付けてしまうのではなく、スポーツ観戦などを通じて何かを感じることのできる人間に成長してほしい」とメッセージを送り、門出を祝った。

新入社員を代表し、池袋東武店の配属となった河俣明香(かわまた・はるか)さんと、営業事務部配属のジョアン・ペドロ・グリロさんの2人が誓いの言葉を述べた。

学生時代に陸上競技に打ち込んだ河俣さんは、恩師から「誰かの言葉や行動、想いが人を支え、人生にポジティブな影響を与える」ということを学んだという。そんな人間になりたいという思いで就職活動するなかで、ミキハウスのファッションアドバイザーの仕事に興味を持った。「家族に寄り添い、誕生や成長の喜びを分かち合えるファッションアドバイザーこそ、私の夢をかなえる仕事だと感じた。日本一のファッションアドバイザーになるのが私の新たな目標。ミキハウスを100年ブランドへと導く存在となれるよう努力し続ける」と、力強く語った。

中国、台湾、フィリピン、カンボジアなど7カ国から採用

国際色豊かな新入社員もグローバルに展開するミキハウスならではだ。今年度の新人21人のうち、日本人は10人で、中国、台湾、フィリピン、カンボジア、マレーシア、タイ、ブラジルの出身者が11人。日本は少子化で子供服市場は縮小の一途だが、同社は早くから海外出店を積極的に進めており、現在では売上高の6割以上が海外市場になっている。

ブラジル出身のジョアンさんは、ポルトガル語であいさつした後、笑いを誘いながら流暢な日本語でスピーチした。「日本に住むことは子供の頃からの夢。日本の大学院で研究生活を送ったが、一人で研究するよりももっと人と関わり、チームで働きたくなった」と振り返る。就職フェアで初めてミキハウスに出合い、温かい雰囲気や社員の心遣いが人のつながりを大切にするブラジルの文化を思い出させ、「ここで働きたいと強く思った」。今後の目標はミキハウスを真のグローバルブランドにすること。「世界中どこに行ってもその価値を感じられる存在にしたい。ミキハウスの商品と精一杯のおもてなしでラテンアメリカや世界各地の家族を笑顔にしていきたい」と、明るくにこやかな表情を見せた。

硬式野球部の新入社員と、競泳、陸上競技、フェンシング、トランポリン、テニス、レスリング、カヌーといった競技部の新入部員も一人ひとり舞台で紹介された。2012年ロンドン五輪で福原愛選手、石川佳純選手とともに日本卓球界初の女子団体銀メダルを獲得し、現在はミキハウススポーツクラブのアドバイザーを務める平野早矢香さんも登壇した。「社会人として求められるのは結果。良い結果につなげるためには最大限の準備と、挑戦し続けること、最後まであきらめないこと、この3つが目標達成と人生の成功には大切」と話し、新入社員たちを激励した。

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ミキハウス入社式 新入社員21人中11人が海外出身者、グローバル化すすむ

ベビー・子供服大手のミキハウス(三起商行)は1日、大阪府八尾市の本社で2025年度の入社式を開催した。新入社員21人とステップアップ社員3人、社会人日本一をめざす硬式野球部6人、柔道や競泳など五輪での活躍が期待される競技部14人のうち9人が出席した。配属先の発表と辞令の授与が行われ、ミキハウスファミリーの一員として新たな一歩を踏み出した。

木村社長「勘を磨いてほしい」

今年は創業55年の節目。木村皓一社長は「考えていたことがようやく達成しつつある」と語り、創業当時を振り返った。「3年目のとき、面識のないブティックのオーナーから長男を就職させたいと連絡があった。ミキハウスは素晴らしい商品を作っているから成長するに決まっているというのがその理由だった。良い商品を作るという信念は現在に引き継がれている」と言い、「われわれは良い商品が欲しいという人に届けたい。心を込めて作った商品を最後はメルカリで売られてまた次の人に使ってもらうのが理想」と、木村社長らしい言葉で改めてモノ作りへの思いを語った。

新入社員に対しては「自分の勘を磨いてほしい。なんでもスマホで片付けてしまうのではなく、スポーツ観戦などを通じて何かを感じることのできる人間に成長してほしい」とメッセージを送り、門出を祝った。

新入社員を代表し、池袋東武店の配属となった河俣明香(かわまた・はるか)さんと、営業事務部配属のジョアン・ペドロ・グリロさんの2人が誓いの言葉を述べた。

学生時代に陸上競技に打ち込んだ河俣さんは、恩師から「誰かの言葉や行動、想いが人を支え、人生にポジティブな影響を与える」ということを学んだという。そんな人間になりたいという思いで就職活動するなかで、ミキハウスのファッションアドバイザーの仕事に興味を持った。「家族に寄り添い、誕生や成長の喜びを分かち合えるファッションアドバイザーこそ、私の夢をかなえる仕事だと感じた。日本一のファッションアドバイザーになるのが私の新たな目標。ミキハウスを100年ブランドへと導く存在となれるよう努力し続ける」と、力強く語った。

中国、台湾、フィリピン、カンボジアなど7カ国から採用

国際色豊かな新入社員もグローバルに展開するミキハウスならではだ。今年度の新人21人のうち、日本人は10人で、中国、台湾、フィリピン、カンボジア、マレーシア、タイ、ブラジルの出身者が11人。日本は少子化で子供服市場は縮小の一途だが、同社は早くから海外出店を積極的に進めており、現在では売上高の6割以上が海外市場になっている。

ブラジル出身のジョアンさんは、ポルトガル語であいさつした後、笑いを誘いながら流暢な日本語でスピーチした。「日本に住むことは子供の頃からの夢。日本の大学院で研究生活を送ったが、一人で研究するよりももっと人と関わり、チームで働きたくなった」と振り返る。就職フェアで初めてミキハウスに出合い、温かい雰囲気や社員の心遣いが人のつながりを大切にするブラジルの文化を思い出させ、「ここで働きたいと強く思った」。今後の目標はミキハウスを真のグローバルブランドにすること。「世界中どこに行ってもその価値を感じられる存在にしたい。ミキハウスの商品と精一杯のおもてなしでラテンアメリカや世界各地の家族を笑顔にしていきたい」と、明るくにこやかな表情を見せた。

硬式野球部の新入社員と、競泳、陸上競技、フェンシング、トランポリン、テニス、レスリング、カヌーといった競技部の新入部員も一人ひとり舞台で紹介された。2012年ロンドン五輪で福原愛選手、石川佳純選手とともに日本卓球界初の女子団体銀メダルを獲得し、現在はミキハウススポーツクラブのアドバイザーを務める平野早矢香さんも登壇した。「社会人として求められるのは結果。良い結果につなげるためには最大限の準備と、挑戦し続けること、最後まであきらめないこと、この3つが目標達成と人生の成功には大切」と話し、新入社員たちを激励した。

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ホテルと旅館の“あわい”に立つ 「佳ら久」の新しいホスピタリティーのかたち

訪日外国人の増加に伴い、特にツーリズムの文脈において体験価値や空間演出といった「付加価値」の重要性が高まっている。ファッション&ビューティ業界においても同様に、単にモノを売るだけでなく、“心を動かす”体験をどう届けるかが以前よりも一層、問われている。「WWDJAPAN」は1月13日号で「ホスピタリティ特集」を発行し、ラグジュアリーブランドの社長から現場の販売員まで、それぞれの接客哲学を掘り下げた。

業界を超え、他業種からも学べることは多いはずだ。中でも、ホスピタリティーそのものをビジネスとして体現するのが、ホテルや旅館といった宿泊業である。空間と接客、そのすべてがおもてなしとして機能し、宿そのものが“体験”を作る。オリックス不動産が展開する「ORIX HOTELS & RESORTS」の一ブランドである「佳ら久」は、そうした宿泊業のなかでも、ホテルと旅館の良さを掛け合わせ、まったく新しいホスピタリティーを打ち出している。

豪奢でも重厚でもない
“余白”という贅沢

熱海・伊豆山の「伊豆山 佳ら久」は2024年1月に「ミシュランキー」の1つ星を獲得した。全57室に露天風呂が備わり、全宿泊者が利用できる共用ラウンジや、眺望豊かなダイニングを備えるなど、ハード面の充実ぶりは誰の目にも明らか。しかし「伊豆山 佳ら久」の本当の魅力は、外資系ラグジュアリーホテルのような完璧な洗練でも、老舗旅館のような伝統的な作法美でもない、“余白”を前提とした新しい滞在体験だ。支配人の辰巳哲一氏は、そのあり方を「あわい(間)」という言葉で表現する。

「佳ら久」は、旅館のように1泊2食付きというスタイルを保ちつつも、素泊まりや朝食のみといった柔軟な滞在も可能だ。旅館にありがちな“時間に縛られる不自由”を脱し、ゲストが自分のペースで過ごせることを重視している。また、全館共通のゲストラウンジと、宿泊者専用ラウンジを用意。あえて“限られた人のための空間”を設けず、ラグジュアリーを開かれたものとして提供している。「距離感を大事にしたい」という「佳ら久」の哲学が、空間設計にも反映されている。

「気づかれない」気づきが
最上のもてなしに

「接客の本質は、人との“あわい”にあります」と辰巳氏は語る。

マニュアルに頼るのではなく、目の前のお客の様子を見て、声をかけるべきかを察する。その気づきこそ、スタッフの技術であり、感度がなせるもの。咳き込むゲストにのど飴をそっと渡す。左利きに気づけば、箸の向きを変えておく。これ見よがしではない。客自身が本人が気づかないほど自然に、無意識の“心地よさ”を積み重ねていく。それが「佳ら久」の考えるおもてなしであるという。

情報の一元化も、“一貫した心地よさ”を提供する上で欠かせない。予約システムは全施設共通。過去のリクエストや好みは全スタッフが確認でき、異なる系列施設に泊まっても、同じクオリティーのサービスが受けられる。ぬるめの風呂を希望した履歴があれば、次回の訪問時の客室風呂の温度は40度に。苦手な食材の代替メニューもスムーズに提案できる。辰巳氏は「これをお客さまの“驚き”ではなく、“当たり前”にしたい」と語る。

ファッション&ビューティ業界にも
通じる「余白」の価値

ファッション&ビューティ業界でも現場人材の欠乏感は顕著だが、宿泊業界でもそれは同様。宿泊業界を取り巻く課題である人材不足に対しても、「佳ら久」はその解消に意欲的だ。チェックインや清掃などのルーティン業務をこなすだけでなく、「自分の接客で喜んでもらえた」という実感がスタッフの成長ややりがいにつながる職場設計を目指す。「最終的には、同業には“佳ら久のようになりたい”と思われるブランドに、業界に従事する人たちには“佳ら久で働きたい”と思われるブランドに育てていきたい。ミシュランキー受賞は、その第一歩です」と辰巳氏。

「佳ら久」のホスピタリティは、ファッション&ビューティの接客にもまさに通じる部分が多い。売るのではなく、寄り添う。マニュアル通りではない、観察と気づき。押しつけない、“間”を尊重する美学。「ちょうどいい」をどう形にするかーーそれはファッションやビューティの売り場でもずっと変わらない命題だが、「佳ら久」のホスピタリティーのあり方は大きなヒントを与えてくれる。

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ホテルと旅館の“あわい”に立つ 「佳ら久」の新しいホスピタリティーのかたち

訪日外国人の増加に伴い、特にツーリズムの文脈において体験価値や空間演出といった「付加価値」の重要性が高まっている。ファッション&ビューティ業界においても同様に、単にモノを売るだけでなく、“心を動かす”体験をどう届けるかが以前よりも一層、問われている。「WWDJAPAN」は1月13日号で「ホスピタリティ特集」を発行し、ラグジュアリーブランドの社長から現場の販売員まで、それぞれの接客哲学を掘り下げた。

業界を超え、他業種からも学べることは多いはずだ。中でも、ホスピタリティーそのものをビジネスとして体現するのが、ホテルや旅館といった宿泊業である。空間と接客、そのすべてがおもてなしとして機能し、宿そのものが“体験”を作る。オリックス不動産が展開する「ORIX HOTELS & RESORTS」の一ブランドである「佳ら久」は、そうした宿泊業のなかでも、ホテルと旅館の良さを掛け合わせ、まったく新しいホスピタリティーを打ち出している。

豪奢でも重厚でもない
“余白”という贅沢

熱海・伊豆山の「伊豆山 佳ら久」は2024年1月に「ミシュランキー」の1つ星を獲得した。全57室に露天風呂が備わり、全宿泊者が利用できる共用ラウンジや、眺望豊かなダイニングを備えるなど、ハード面の充実ぶりは誰の目にも明らか。しかし「伊豆山 佳ら久」の本当の魅力は、外資系ラグジュアリーホテルのような完璧な洗練でも、老舗旅館のような伝統的な作法美でもない、“余白”を前提とした新しい滞在体験だ。支配人の辰巳哲一氏は、そのあり方を「あわい(間)」という言葉で表現する。

「佳ら久」は、旅館のように1泊2食付きというスタイルを保ちつつも、素泊まりや朝食のみといった柔軟な滞在も可能だ。旅館にありがちな“時間に縛られる不自由”を脱し、ゲストが自分のペースで過ごせることを重視している。また、全館共通のゲストラウンジと、宿泊者専用ラウンジを用意。あえて“限られた人のための空間”を設けず、ラグジュアリーを開かれたものとして提供している。「距離感を大事にしたい」という「佳ら久」の哲学が、空間設計にも反映されている。

「気づかれない」気づきが
最上のもてなしに

「接客の本質は、人との“あわい”にあります」と辰巳氏は語る。

マニュアルに頼るのではなく、目の前のお客の様子を見て、声をかけるべきかを察する。その気づきこそ、スタッフの技術であり、感度がなせるもの。咳き込むゲストにのど飴をそっと渡す。左利きに気づけば、箸の向きを変えておく。これ見よがしではない。客自身が本人が気づかないほど自然に、無意識の“心地よさ”を積み重ねていく。それが「佳ら久」の考えるおもてなしであるという。

情報の一元化も、“一貫した心地よさ”を提供する上で欠かせない。予約システムは全施設共通。過去のリクエストや好みは全スタッフが確認でき、異なる系列施設に泊まっても、同じクオリティーのサービスが受けられる。ぬるめの風呂を希望した履歴があれば、次回の訪問時の客室風呂の温度は40度に。苦手な食材の代替メニューもスムーズに提案できる。辰巳氏は「これをお客さまの“驚き”ではなく、“当たり前”にしたい」と語る。

ファッション&ビューティ業界にも
通じる「余白」の価値

ファッション&ビューティ業界でも現場人材の欠乏感は顕著だが、宿泊業界でもそれは同様。宿泊業界を取り巻く課題である人材不足に対しても、「佳ら久」はその解消に意欲的だ。チェックインや清掃などのルーティン業務をこなすだけでなく、「自分の接客で喜んでもらえた」という実感がスタッフの成長ややりがいにつながる職場設計を目指す。「最終的には、同業には“佳ら久のようになりたい”と思われるブランドに、業界に従事する人たちには“佳ら久で働きたい”と思われるブランドに育てていきたい。ミシュランキー受賞は、その第一歩です」と辰巳氏。

「佳ら久」のホスピタリティは、ファッション&ビューティの接客にもまさに通じる部分が多い。売るのではなく、寄り添う。マニュアル通りではない、観察と気づき。押しつけない、“間”を尊重する美学。「ちょうどいい」をどう形にするかーーそれはファッションやビューティの売り場でもずっと変わらない命題だが、「佳ら久」のホスピタリティーのあり方は大きなヒントを与えてくれる。

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始まりは路上のTシャツ販売 デザイン経験ゼロの夫婦による沖縄発「タイオン」が10周年

郷土愛の強さで知られる沖縄には、購入者の6割が地元民、残りの4割が観光客という沖縄発のアパレルブランドがある。大坪奈央がデザイナーを務め、夫のリー・ヤスミツ(Lee Yasumitsu)がテキスタイルの原画を描く「タイオン(TAION)」だ。沖縄の鮮やかな花々をオイルペインティングしたプリント柄がアイコンで、2015年にテキスタイルブランドとして立ち上げてから、この4月で10周年を迎える。現在、直営店を那覇市に2店舗構え、「琉球ホテル&リゾート 名城ビーチ」「ハレクラニ沖縄」などリゾートホテルを中心に県内に5つの卸先を持つほか、年に2回ほど伊勢丹新宿本店などで県外でもポップアップを開いている。

県外からふらりと移住
11年のTシャツ販売業が芽を出すまで

さぞかし沖縄に関係性の深い人物が手掛けたブランドかと思いきや、大坪デザイナーは山口県、リーは福岡県出身だ。「タイオン」の始まりは偶然だった。約20年前、数週間の滞在のつもりで沖縄を訪れた2人は、那覇市のメインストリートである国際通りの露天商たちに目を奪われた。物売りをしている人がいれば、火まわしの大道芸人もいる。そんな新鮮な環境に、「自分たちもやってみたい」と自己資金で始めたのがハンドペイントのTシャツ販売だ。2004年のことだった。

それまで一度も絵を描いた経験のないリーのTシャツは鳴かず飛ばずで、気づけば在庫を抱えたまま数年が経っていた。「スピリチュアルだと思われるかもしれないが、沖縄はパワースポットが多い土地。初めは独特の空気感になじめず、早く地元に帰った方が良いのかも、とすら感じていた」(大坪デザイナー)。しかし粘り強い2人に、沖縄の神も根負けしてくれたのだろう、ある日リーが突然「なんだか絵の描き方をつかんだかもしれない」と言い出した。すると、1枚3500円ほどのTシャツは飛ぶように売れ始め、ピーク時には数時間で10万円の売り上げを記録するようになった。

徐々に2人のTシャツを卸売りする小売店が増える中、ブランドの世界観をより大きなファブリックで表現したいと、15年にテキスタイルブランド「タイオン」にリニューアル。服飾を専門に学んだ経験のない大坪デザイナーは社内でパタンナーを雇い、オリジナルのテキスタイルからドレスやスカート、かりゆし(沖縄版アロハシャツ)、バッグまでを作り販売を開始した。「沖縄の人は地元産を大切にする傾向がある。アラマンダやブーゲンビリアなど沖縄の花を描いているから観光地にふさわしいと、すぐにリゾートホテルから取引依頼がかかるようになった」。

10周年で初のファッションショー
四季折々の花々で観客を魅了

2月下旬、沖縄市にある日本初のショッピングセンター「プラザハウスショッピングセンター」には大勢の「タイオン」ファンや関係者が詰めかけていた。この日の目当ては、ブランド設立10周年を記念して開催したランウエイショーだ。

ブランドの次のステージを示すため、大坪デザイナーは新機軸となるコレクションライン「タイオン マリアージュ(TAION MARIAGE)」を発表した。青いユリや白いデイゴ、ピンクのハイビスカスがコットンやシルク、シフォン生地の流麗なシルエットのドレスに映える、ウェディングラインだ。「同性婚でも事実婚でもなんだっていい。人生の節目に寄り添うようなコレクションを作りたかった」と大坪デザイナーは話す。リーが同ラインのために描き下ろした13種類のテキスタイルは、パフスリーブ、オフショルダー、モックネック、キャミソールなどさまざまなタイプのドレスに加え、男性用のオープンカラーシャツとして生まれ変わった。

レギュラーラインが平均3万〜5万円であるのに対し、「マリアージュ」ラインは8万〜10万円。さらに、家族やブライズメイドもそろいのスタイルを楽しめるようにと、新ラインの中に1着5000〜1万円で借りられるレンタルラインも作ったという。

沖縄仕込みの鮮やかな色彩で
世界のリゾート地を目指す

「まだまだ小さいビジネスだから」と話す大坪デザイナーの謙遜とは裏腹に、しっかりとファン層は育っている。ショー後のアフターパーティでは、「タイオン」に魅せられた観客を多く見た。豊見城市で貸し衣装業「かりゆしレンタル アン」を営む女性によれば、「『タイオン』はウエディング衣装目的でレンタルする人が多いブランド」といい、ショーのために愛知県から来たというYACOさんは「日本のブランドで色や柄がはっきりしているウエアは少ない。ホテルで購入したのがきっかけで集めるようになった。リゾート地に持っていくことが多い」と話す。沖縄を拠点に活動するジャズシンガーのMITCHYさんは、「鮮やかでステージ映えするので衣装によく選ぶ。それどこの服?と聞かれることも多々ある」と体験談を語ってくれた。

ひっそりと始めたブランドが、10年続く存在にまで成長するのはたやすいことではない。大坪デザイナーに成功の秘けつを尋ねると、「沖縄出身でないからこそ、この土地のすばらしさや新鮮さ、色彩の鮮やかさに気づけたんだと思う」とほほ笑んだ。今後は世界のリゾート地を照準に、販路拡大を狙う。沖縄でつちかったノウハウをもとに、ハワイやバリで路面店をオープンさせたり、ホテルで卸販売したりするのが夢だという。

ひょんなことから沖縄に移住することになった大坪デザイナーとリーの「タイオン」。限られた卸先から、本州の人々の目に触れる機会は多くないだろうが、ぜひ「WWDJAPAN」読者に知ってほしいブランドだ。2人が20年前に蒔いた“種”が、沖縄の花々のように、大輪を咲かせようとしている。

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