競売会社クリスティーズ(CHRISTIE’S)は11月24日〜12月8日、“ハンドバッグxハイプ:ザ・ラグジュアリー・リミックス(Handbags x Hype: The Luxury Remix)”と題したオークションを開催した。「エルメス(HERMES)」「シャネル(CHANEL)」「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」「グッチ(GUCCI)」など、ラグジュアリーブランドの希少なアイテムがそろい、落札額の合計は290万ドル(約3億2900万円)となった。
パントン・カラー・インスティテュート(PANTONE COLOR INSTITUTE以下、パントン)は、2022年の「カラー・オブ・ザ・イヤー(Color of the Year)」として“ベリーペリ(Very Peri: Pantone17-3938)”を発表した。例年は既存の色から選定されるが、今年は2000年にスタートして以来、初めて新たな色が作られた。
人気のクレンザーCOURTESY OF YOUTH TO THE PEOPLE (c) FAIRCHILD PUBLISHING, LLC
ロレアル(L'OREAL)は米ロサンゼルス発のナチュラル系スキンケアブランド「ユース トゥ ザ ピープル(YOUTH TO THE PEOPLE)」を買収する。取引額は非公表。スーパーフードやコールドプレスした原料、自然由来成分を配合したスキンケアブランドで、若年層に人気だ。なお、同ブランドは今後ロレアルのリュクス事業本部の傘下になる。
近年大手企業によるナチュラル系のスキンケア・ボディーケアブランドの買収が相次いでおり、プロクター・アンド・ギャンブル(PROCTER & GAMBLE)は米スキンケアブランド「ファーマシー(FARMACY)」を、ロクシタン(L'OCCITANE)はブラジルの美容習慣から着想したボディーケアブランド「ソル デ ジャネイロ(SOL DE JANEIRO)」を、LVMHモエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON)はパリ発「オフィシーヌ・ユニヴェルセル・ビュリー(OFFICINE UNIVERSELLE BULY)」を傘下に収めた。
音声が終わると夜空がマルチカラーの華やかなライトに照らされ、いくつもの花火が打ち上げられる中、「ルイ・ヴィトン」のロゴをあしらった赤い気球が飛び立っていった。アフターパーティーが行われたエリアの中心には、レインボーカラーに彩られたヴァージルの巨大な像が立っている。最後はドローンを用いたショーが行われ、空に「ヴァージルがここにいた(Virgil was here)」の文字が描かれた。
BTSと韓国のビューティ系コングロマリットのアモーレパシフィック(AMOREPACIFIC)は11月26日、BTSの“Permission to Dance On Stage”ツアーのロサンゼルス公演に合わせて、アモーレパシフィック傘下ブランドの「ラネージュ(LANEIGE)」の人気アイテム“ラネージュ リップ スリーピング マスク”の限定バージョンを発売する。
BTSと韓国のビューティ系コングロマリットのアモーレパシフィック(AMOREPACIFIC)は11月26日、BTSの“Permission to Dance On Stage”ツアーのロサンゼルス公演に合わせて、アモーレパシフィック傘下ブランドの「ラネージュ(LANEIGE)」の人気アイテム“ラネージュ リップ スリーピング マスク”の限定バージョンを発売する。
「ダヴ(DOVE)」と「ザボディショップ(THE BODY SHOP)」は、動物実験の禁止を公式に打ち出し、動物保護政策の進展を支援する意を表明している。動物の倫理的扱いを求める人々の会(People for the Ethical Treatment of Animals以下、PETA)」や「クリエイトリー フリー ヨーロッパ(CRUELTY FREE EUROPE)」、「ユーログループ フォー アニマルズ(EUROGROUP FOR ANIMALS)」などと協力して、欧州連合(EU)およびイギリスににおける動物実験の禁止などを訴えた。
マリア・グラツィア・キウリ(Maria Grazia Chiuri)による「ディオール(DIOR)」も、新たな方向へと舵を切った。今季は、メゾンの3代目デザイナーとして活躍したマルク・ボアン(Marc Bohan)が手掛けた1961年の“スリムルック”コレクションに焦点を当て、カラフルでミニマルに仕上げた。ショー会場はイタリア人アーティスト、アンナ・パパラッチ(Anna Paparatti)が64年に発表した作品「ナンセンスのゲーム(Il Gioco del Nonsense)」をベースに、ボードゲームのような円型ステージを設置。これまでにキウリが手掛けた、創設者のアーカイブを使った”バー”ジャケットとミドル丈レングスのスカートを軸にしたコレクションよりも、快活で若々しさがみなぎっていた。これまで、フェミニズムをテーマにし続けるキウリのメッセージ性は評価される一方、コレクション自体は賛否両論だった。しかし今季は、「時代のムードをくみ取っている」と高評価だったようだ。
レッドカーペットもカフェもゲームボードもない、無機質な空間で行われた「ロエベ(LOEWE)」のショーが、結果的には今シーズンで最も印象に残っている。おそらく、リアルのショーとデジタルの映像から感じ取れる感覚に、最も差が生まれるショーだったからだ。なぜなら、彫刻的で不自然なプロポーションや、ランウエイの入り口から出てきて奇妙なシルエットが浮かび上がる瞬間、正面の緊張感と後ろ姿の遊び心といった、三次元での表現が際立っていた。ジョナサン・アンダーソン(Jonathan Anderson)は今季、ルネサンス期の画家ヤコポ・ダ・ポントルモ(Jacopo da Pontormo)の作品から着想を得て、美術様式“マニエリスム”をファッションで表現した。それは、世界が再始動するこの瞬間の複雑さと混乱の表現でもあったようだ。アンダーソンは「神経症的な精神を持ったポントルモの絵に触発されて、コレクションをヒステリックに見せたかった。なぜなら、今この瞬間が奇妙だから」と語っていた。
複数のデニムジャケットのドッギングや、ドレスの穴から足を出す変形デザインは過去にもあったものの、全体として実験的で斬新なスタイルだ。スージー・メンケスは「『コム デ ギャルソン(COMME DES GARCONS)』が25年前にファッションの歴史を作って以来見られなかった、“ボディシェイプの衝撃”を生み出した」と表現。「パワフルなショーは、ファッションの感覚と緊張感を強調しているように見えた。並外れたショーとして見られるだろう」と7枚の写真のキャプションに記した。サラ・モーアもアンダーソンをたたえた。「バースデーケーキのロウソクやマニキュアのボトル、せっけんの形をしたヒールのシューズ。硬いテディベア生地のラベンダーのバッグ。“意味”をなすものは何もなかったが、それがこのコレクションの大胆さと魅力だ。私たちは非現実的な時代を生きている。アンダーソンはそれを理解し、反映させている。このようなファッションの実験は、最近では非常に珍しいこと」。ゴドフリー・ディーニーは、今季の主要4都市の中で「AZファクトリー(AZ FACTORY)」をのぞいて「最も魅力的で、ほかよりもはるかに優れていた」と絶賛。エレーヌ・ギヨームは、スペイン生まれのブランドである「ロエベ」の芸術的感性に言及した。「最後の1秒までゲストを魅了し続けた。スペインの超現実主義、サルバドール・ダリ(Salvador Dali)、ルイス・ブニュエル(Luis Bunuel)、なかにはクリストバル・バレンシアガ(Christbal Balenciaga)の要素もつかんでいた。(中略)胸の形のシリコンを取り付けたドレスは、イヴ・サン・ローラン(Yves Saint Laurent)が1969年に彫刻家クロード・ラランヌ(Claude Lalanne)と共同制作した作品にも匹敵する出来栄えだ」と絶賛した。一方で、ヴァネッサ・フリードマンはやや冷めた反応で「活気に溢れ、不快だった。“神経質、サイケデリック、ヒステリック”とアンダーソンはショーノートに書いた。あぁ、そうだろう。Welcome to now」という感想だけ記した。
アメリカファッション協議会(COUNCIL OF FASHION DESIGNERS OF AMERICA、CFDA)は10日、2021年「CFDAアワード(CFDA Awards)」の受賞者を発表した。20年には新型コロナウイルスの影響でオンライン開催となったが、今年はニューヨークのシーグラム・ビルディングで開かれた。
アメリカ人デザイナーを表彰する賞は全部で4部門。ウィメンズウエア・デザイナー部門には、自身の名を冠したブランドを持つクリストファー・ジョン・ロジャーズ(Christopher John Rogers)が栄光に輝いた。「ケイト(KHAITE)」のデザイナー、キャサリン・ホルスタイン(Catherine Holstein)やガブリエラ・ハースト(Gabriela Hearst)、マーク・ジェイコブス(Marc Jacobs)、ピーター・ドゥ(Peter Do)らの中から選出された。ロジャーズはアメリカ・ルイジアナ州生まれのデザイナーで、19年にはCFDA/ヴォーグ ファッション基金アワード(CFDA/Vogue Fashion Fund Award)を受賞している。
20年に続き、CFDAは今年も世界で活躍するデザイナーに贈る2つの賞を設けた。インターナショナル・ウィメンズ・デザイナー部門は「バレンシアガ(BALENCIAGA)」のデムナ・ヴァザリア(Demna Gvasalia)=アーティスティック・ディレクターが選ばれた。「ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)」のダニエル・リー(Daniel Lee)や「プラダ(PRADA)」のミウッチャ・プラダ(Miuccia Prada)とラフ・シモンズ(Raf Simons)、20年に受賞している「ヴァレンティノ(VALENTINO)」のピエールパオロ・ピッチョーリ(Pierpaolo Piccioli)、「ジャックムス(JACQUEMUS)」のサイモン・ポート・ジャックムス(Simon Porte Jacquemus)らの中から選ばれた。
インターナショナル・メンズ・デザイナー部門は、ロンドンのブランド「ウェールズ ボナー(WALES BONNER)」を手掛ける注目のデザイナー、グレース・ウェールズ・ボナー(Grace Wales Bonner)が受賞。ジャマイカ出身の父親を持ち、自身のルーツであるブラック・カルチャーをテーラリングに織り込んだデザインを展開する同氏が、ダニエル・リーやドリス・ヴァン・ノッテン(Dries Van Noten)、リック・オウエンス(Rick Owens)、「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」のヴァージル・アブロー(Virgil Abloh)らの中から栄冠に輝いた。
中国発のスポーツウエアおよびシューズブランド「リーニン(LI-NING)」を運営する投資会社、ビバ・チャイナ・ホールディングス(VIVA CHINA HOLDINGS)は、イタリアのシューズブランド「アメデオ テストーニ(AMEDEO TESTONI、旧ア・テストーニ(A.TESTONI)」の親会社である香港のシトイ・ATホールディングス(SITOY AT HOLDINGS)を8157万香港ドル(約11億円)で買収する。
オールバーズが米国証券取引委員会(Securities and Exchange Commission)に提出した届出書によれば、20年12月通期の売上高は前期比13.2%増の2億1929万ドル(約249億円)だったものの、純損失は前年の1452万ドル(約16億円)から2586万ドル(約29億円)へと赤字が拡大している。また、21年1〜6月期の売上高は前年同期比26.6%増の1億1754万ドル(約133億円)と増収だったが、純損失は前年同期の950万ドル(約10億円)から2112万ドル(約24億円)へとやはり赤字が大幅に拡大している。同社によれば、これは主にマーケティングおよび営業費用が増加したことによるという。
クチネリは、G20サミット議長国であるイタリアのマリオ・ドラギ(Mario Draghi)首相に招待され、参加。「環境保護・気候変動との戦いにおける公共と民間の協働」をテーマにしたイベントの冒頭を飾るスピーカーとして、“人間らしいサステナビリティと人道的な資本主義”について語った。ほかにも、ウェールズ公チャールズ皇太子(His Royal Highness The Prince of Wales)が当日はスピーチした。
英国のウィリアム王子(Prince William, Duke of Cambridge)と動植物学者で作家のデイビッド・アッテンボロー(David Attenborough)が設立した、環境問題の解決に取り組む個人や団体を表彰する「アースショットプライズ(THE EARTH SHOT PRIZE)」の授賞式が、10月17日にロンドンのアレクサンドラ・パレス(Alexandra Palace)で行われた。
2019年12月に創設が発表されたこの賞は、「自然を保護し回復する(Protect and Restore Nature)」「大切な大気を浄化する(Clean Our Air)」「海をよみがえらせる(Revive Our Oceans)」「ゴミの出ない世界を作る(Build a Waste-Free World)」「気候変動を修復する(Fix Our Climate)」という5つのカテゴリーから構成されており、それぞれの受賞者に100万ポンド(約1億5600万円)の賞金が贈られた。
第1回目である今回の授賞式には、ウィリアム王子とケンブリッジ公爵夫人ケイト・ミドルトン(Duchess of Cambridge, Kate Middleton)に加えて、エマ・ワトソン(Emma Watson)などのセレブリティーも参加した。俳優として活躍するかたわら、女性の地位向上や気候変動などの社会問題に取り組む活動家としても知られるエマは、新進ブランド「ハリス リード(HARRIS REED)」による中古のウエディングドレスをアップサイクルしたドレスと黒のフレアパンツを着用。プレゼンターとして登壇し、「過去には不可能だと思われていたことも、よりよい世界にしたいと考えた人々の努力によって実現されてきました。同様に、気候変動も私たちの努力によって改善できると確信しています」とスピーチした。
“男の子たちから玩具を取り上げろ(Take the Toys From the Boys)”と題された同コレクションは、英空軍基地に核兵器が配備されたことに抗議するために1981年から2000年まで運営されていたグリーナム・コモン・ウィメンズ・ピースキャンプ(Greenham Common Women’s Peace Camp)を着想源としている。作品には抗議行動のさまざまな要素が反映されており、警察官の制服にインスパイアされたトレンチコートや、抗議活動の参加者が暴力的に排除される様子を表現した襟ぐりの広いスウェットシャツなどが登場した。
同イニシアチブは、サステナブルな未来のために手を取り合い、より良い行動を開始することを目的とする。「気候レジリエンスの構築」、「資源の保護」、「インクルージョンの促進」という3つの分野を設けてアプローチ。RJCのほか「科学的根拠に基づく目標(Science Based Targets)」などを基にしており、業界全体を巻き込んだ変化を促す。国内外で展開するブランドからディストリビューター、サプライヤーなど、ウォッチ&ジュエリーに関わる全業態を対象に、賛同する企業らを募る。署名した企業やメゾンは、科学的根拠に基づく炭素排出量の削減目標の設定や、定期的に3つの分野での達成状況などを報告する。
「気候変動レジリエンスの構築」の分野では、世界的な平均気温上昇を1.5度に抑える努力を追求する「1.5度目標」をもとに、二酸化炭素排出量の削減や、30年までに「ネットゼロ」の実現を掲げる。ネットゼロは温室効果ガス等の排出量から、吸収量と除去量を差し引いた合計を実質ゼロにすることを目指すこと。「資源の保護」は、自然や生態系への影響を視野に入れてビジネスを営む目標。署名企業は原材料の調達から生物多様性や水源に負担のかからない行動計画を策定することが求められる。最低限のコミットメントとして同イニシアチブが掲げるのが、「インクルージョンの促進」。バリューチェーン全体で包括的であることを念頭に、人権や労働者の権利、採掘慣行などを監査する倫理規範(Code of Practices、COP)認証の取得を2年以内と期限付きで設けた。
ケリングのフランソワ・アンリ・ピノー(Francois Henri Pinault)会長兼CEOの右腕を長年務めるジャン・フランソワ・パル(Jean-Francois Palus)=マネジング・ディレクターも、「ケリングでは、ラグジュアリーは環境や社会の基盤を作る存在であると考えている。地球を守るために必要な変化を起こすことが、業界をけん引する一企業としての責任だと信じている。ウオッチ&ジュエリーの分野でも、テーマを設けて持続可能なゴールを設定し、行動を起こすことが変化を起こす確かな方法であるはずだ」と語った。
「モンクレール(MONCLER)」が初のフレグランスとなる “モンクレール プール ファム(Moncler Pour Femme)”と“モンクレール プール オム(Moncler Pour Homme)”を10月12日、米国で発売する。価格は150mLで180ユーロ(約2万3000円)、100mLで120ユーロ(約1万5000円)、60mLで80ユーロ(約1万円)を予定。
「モンクレール(MONCLER)」が初のフレグランスとなる “モンクレール プール ファム(Moncler Pour Femme)”と“モンクレール プール オム(Moncler Pour Homme)”を10月12日、米国で発売する。価格は150mLで180ユーロ(約2万3000円)、100mLで120ユーロ(約1万5000円)、60mLで80ユーロ(約1万円)を予定。
同氏は1948年にニューヨーク州ビンガムトンで生まれた。アメリカ、フランス、ドイツで育ち、ミュンヘンのメリーランド大学卒業後、79年にニューヨーク・マガジン(New York Magazine)でジャーナリストとしてのキャリアを開始。82年から「WWD」の元親会社、フェアチャイルド(FAIRCHILD)のメンズウエアを広く扱うメディアにて、次世代のデザイナーを次々と発掘した。その後フェアチャイルドを離れ、「ヴォーグ(VOGUE)」などを擁する米コンデナスト(CONDENAST)の元で働く。パリやロンドンでの生活を経て、晩年はロサンゼルス、ニューヨーク、サンタフェで時間を過ごした。米国版「WWD」の元名物記者、ブリジット・フォーレイ(Bridget Foley)がともに働いた日々を回想しながら、思い出を振り返る。
彼がトムとヨーロッパに戻り、「ヴォーグ オム インターナショナル(Vogue Hommes International)」の編集長に就任した後、ばったりショーで会いました。私のレビューを読んだと報告をしてくれましたが、キュロットとスカートを間違えていると指摘。「とても素晴らしいレビューだったけれど、完璧ではないね」と一言。5月に画面上で会った時、彼は相変わらずエレガントでありながらズバズバとモノを言うので、とても楽しかった。話をしていると2人きりでオフィスに篭っていた日々を思い出します。私たちは若くて、タフでした。タフすぎるくらいに。お互いを支え合って過ごしていました。その時から彼はすっかり私のハートを掴んでしまい、今も離してくれません。
同社が米国証券取引委員会(Securities and Exchange Commission)に提出した資料によれば、18年12月期の売上高が2億7300万ドル(約300億円)、19年は3億7000万ドル(約407億円)、20年は3億9400万ドル(約433億円)と順調に推移している。一方で、純損失は18年が2300万ドル(約25億円)、19年は前年から横ばいに推移し、20年は5600万ドル(約61億円)と赤字が拡大している。21年1〜6月期で見ると、売上高は前年同期比53.0%増の2億7053万ドル(約297億円)、純損失は前年同期の1000万ドル(約11億円)から729万ドル(約8億円)へと赤字が縮小している。
同社が米国証券取引委員会(Securities and Exchange Commission)に提出した資料によれば、18年12月期の売上高が2億7300万ドル(約300億円)、19年は3億7000万ドル(約407億円)、20年は3億9400万ドル(約433億円)と順調に推移している。一方で、純損失は18年が2300万ドル(約25億円)、19年は前年から横ばいに推移し、20年は5600万ドル(約61億円)と赤字が拡大している。21年1〜6月期で見ると、売上高は前年同期比53.0%増の2億7053万ドル(約297億円)、純損失は前年同期の1000万ドル(約11億円)から729万ドル(約8億円)へと赤字が縮小している。
ステファン・ドゥ・ラ・ファヴリ(Stephane de La Faverie)=エスティ ローダー カンパニーズ グループ プレジデントは今回のローンチの理由に「ラグジュアリー・ファインフレグランス市場の拡大」を挙げる。「『エスティ ローダー』にとってフレグランスは以前から重要な事業で、ラグジュアリーやニッチフレグランスが急成長する中、ラグジュアリーラインを出すことは自然な選択だった」。また今回新しく導入した技術に期待をかける。「香りはもちろん、今回持続力を高めた新しいテクノロジーに加え、香りと感情の関係性を研究したことが他のフレグランスとの差別化ポイント。今回エモーション(感情)の領域に進出することができ、ラグジュアリーブランドにとって、お客さまとエモーションでつながることは欠かせない」とコメント。
ステファン・ドゥ・ラ・ファヴリ(Stephane de La Faverie)=エスティ ローダー カンパニーズ グループ プレジデントは今回のローンチの理由に「ラグジュアリー・ファインフレグランス市場の拡大」を挙げる。「『エスティ ローダー』にとってフレグランスは以前から重要な事業で、ラグジュアリーやニッチフレグランスが急成長する中、ラグジュアリーラインを出すことは自然な選択だった」。また今回新しく導入した技術に期待をかける。「香りはもちろん、今回持続力を高めた新しいテクノロジーに加え、香りと感情の関係性を研究したことが他のフレグランスとの差別化ポイント。今回エモーション(感情)の領域に進出することができ、ラグジュアリーブランドにとって、お客さまとエモーションでつながることは欠かせない」とコメント。
ステファン・ドゥ・ラ・ファヴリ(Stephane de La Faverie)=エスティ ローダー カンパニーズ グループ プレジデントは今回のローンチの理由に「ラグジュアリー・ファインフレグランス市場の拡大」を挙げる。「『エスティ ローダー』にとってフレグランスは以前から重要な事業で、ラグジュアリーやニッチフレグランスが急成長する中、ラグジュアリーラインを出すことは自然な選択だった」。また今回新しく導入した技術に期待をかける。「香りはもちろん、今回持続力を高めた新しいテクノロジーに加え、香りと感情の関係性を研究したことが他のフレグランスとの差別化ポイント。今回エモーション(感情)の領域に進出することができ、ラグジュアリーブランドにとって、お客さまとエモーションでつながることは欠かせない」とコメント。
アルマーニは「エンポリオ アルマーニ」の2022年春夏コレクションをミラノで発表し、「The Way We Are(ザ・ウェイ・ウィー・アー)」と題した展覧会を開催。「エンポリオ アルマーニ」マガジンの特別号を発行するなどして40周年を祝っている。ここでは、ブランドのこれまでの軌跡やこれからの展望、現在地などを語る。
ユニセフのグローバル・サポーターを務めるアイドルグループのBTSが9月24日、ニューヨークで開催された国連総会でスピーチを行った。2030年までに若者への安定した教育水準や技能研修、雇用の確保を掲げるパートナーシップが発足した本イベントでBTSは、サステナブルなモノづくりを行う韓国ブランド「リコード(RE;CODE)」のカスタムスーツを着用した。胸元には国連の持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals、SDGs)を表すレインボーのスワロフスキーピンをつけた。
BTSは7分にわたるスピーチの中で、「新型コロナウイルスの蔓延によって、さまざまな機会から遠ざけられた10代・20代の若者たちは、“ロスト(失われた)”世代と見られているかもしれない。しかし、われわれは変化を恐れず前に進む世代、“ウェルカム”世代だ」と若者にメッセージを贈った。ほかにも、国連本部で撮影した「Permission to Dance」のパフォーマンス動画をユーチューブで公開した。
バックリー氏は1948年にニューヨーク州ビンガムトンで生まれた。アメリカ、フランス、ドイツで育ち、ミュンヘンのメリーランド大学卒業後、79年にニューヨーク・マガジン(New York Magazine)でジャーナリズムのキャリアを開始。82年から米出版社フェアチャイルド(FAIRCHILD)による「デイリーニュース・レコード(Daily News Records)」のヨーロッパエリア編集記者を務めた。メンズウエアを広く扱うメディアにて、次世代のデザイナーを次々と発掘し、メンズファッションのトレンドに大きな影響力を持つ存在だった。
今回のリニューアルでは、パッケージのデザインと共に原材料の見直しも行った。パッケージ重量の半分以上を再生素材もしくは再生可能な素材とし、2025年までにこれを75%まで引き上げることを掲げている。カートンは全て森林管理協議会(Forest Stewardship Council)認定の紙素材で作られており、リサイクルできるようになっている。また、エイジングケアシリーズの化粧水「マックス LS V ローション(Max LS Power V Lifting Lotion)」と、美容液「マックス LS V セラム(Max LS Power V Lifting Serum)」をレフィル可能とした。
今回のリニューアルでは、パッケージのデザインと共に原材料の見直しも行った。パッケージ重量の半分以上を再生素材もしくは再生可能な素材とし、2025年までにこれを75%まで引き上げることを掲げている。カートンは全て森林管理協議会(Forest Stewardship Council)認定の紙素材で作られており、リサイクルできるようになっている。また、エイジングケアシリーズの化粧水「マックス LS V ローション(Max LS Power V Lifting Lotion)」と、美容液「マックス LS V セラム(Max LS Power V Lifting Serum)」をレフィル可能とした。
同社が米国証券取引委員会(Securities and Exchange Commission)に提出した届出書によれば、2020年12月通期の売上高は前期比59.2%増の4億2529万スイスフラン(約501億円)、純損失は前年の147万スイスフラン(約1億7340万円)から2752万スイスフラン(約32億円)へと赤字が拡大している。しかし、21年1〜6月期で見ると、売上高は前年同期比84.5%増の3億1545万スイスフラン(約372億円)、純損益は前年同期の3305万スイスフラン(約38億円)の赤字から375万スイスフラン(約4億4250万円)の黒字となっている。
ゲーム内では、「バレンシアガ」が2021年秋コレクション(2021-22年秋冬に相当)発表のために制作したオンラインゲーム「アフターワールド:ザ・エージ・オブ・トゥモロー(Afterworld: The Age of Tomorrow」に着想を得たエリアを特設する。「ストレンジ タイムス(Strange Times)」と題した同エリアに「バレンシアガ」の仮想店舗を設立し、ウエアやスキンをそろえる。ゲーム内アイテムは、「バレンシアガ」の2021年〜20年のコレクションを基にデザインしており、実際のアパレルを3Dスキャンしてゲーム内に落とし込んでいる。
エトロは、1968年にジェローラモ・エトロ(Gerolamo Etro)がテキスタイル会社として創業。80年代にはウエアやライフスタイル分野にも手を広げ、香水やスーツケースも手掛けるようになった。長らく一族経営の企業として知られ、身売りはしないと公言していたが、2021年7月にLVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON)系の投資会社、Lキャタルトン(L CATTERTON)に株式の60%を5億ユーロ(約645億円)で売却した。今回の人事に伴い、エトロ創業者は会長に就任する。
レント・ザ・ランウェイは、2009年にニューヨークで創業。オケージョン用のドレスやアクセサリー類のレンタルからスタートした同社は、ラグジュアリーブランドを中心としたハイエンド商品の品ぞろえが豊富なことが特徴。19年には、大手ホテルチェーンの米マリオット・インターナショナル(MARRIOTT INTERNATIONAL)が手掛ける「Wホテル」と提携し、今回のプログラムと同様のサービスを米国内の一部で提供している。しかし、コロナ禍によって華やかなイベントが激減したことや、衛生面での懸念から苦戦を強いられ、20年8月にはニューヨーク旗艦店を含めた全店を閉店した。一方で、同社は21年7月に新規上場(IPO)の申請を米国証券取引委員会(Securities and Exchange Commission)に行っているが、IPOの規模などは明らかにされていない。
レント・ザ・ランウェイは、2009年にニューヨークで創業。オケージョン用のドレスやアクセサリー類のレンタルからスタートした同社は、ラグジュアリーブランドを中心としたハイエンド商品の品ぞろえが豊富なことが特徴。19年には、大手ホテルチェーンの米マリオット・インターナショナル(MARRIOTT INTERNATIONAL)が手掛ける「Wホテル」と提携し、今回のプログラムと同様のサービスを米国内の一部で提供している。しかし、コロナ禍によって華やかなイベントが激減したことや、衛生面での懸念から苦戦を強いられ、20年8月にはニューヨーク旗艦店を含めた全店を閉店した。一方で、同社は21年7月に新規上場(IPO)の申請を米国証券取引委員会(Securities and Exchange Commission)に行っているが、IPOの規模などは明らかにされていない。
1776年にパリの高級ジュエラー、ベーマー・エ・バッセンジュ(BOEHMER ET BASSENGE)で購入されたこのブレスレットは、マリー・アントワネットが93年に処刑された後、その長女であるマリー・テレーズ・シャルロット・ド・フランス(Marie-Therese Charlotte de France)が受け継いだ。1816年のマリー・テレーズのポートレートには、両腕にこれを着けた姿が描かれている。母親よりも大柄だったことから、マリー・テレーズはブレスレットにそれぞれ6個のダイヤモンドを追加してサイズを調整しているほか、留め具にもダイヤモンドを1個ずつ追加しているという。
オールバーズが米国証券取引委員会(Securities and Exchange Commission)に提出した届出書によれば、20年12月通期の売上高は前期比13.2%増の2億1929万ドル(約239億円)だったものの、純損失は前年の1452万ドル(約15億円)から2586万ドル(約28億円)へと赤字が拡大している。また、21年1〜6月期の売上高は前年同期比26.6%増の1億1754万ドル(約128億円)と増収だったが、純損失は前年同期の950万ドル(約10億円)から2112万ドル(約23億円)へとやはり赤字が大幅に拡大している。同社によれば、これは主にマーケティングおよび営業費用が増加したことによるという。
同広告の公開後も「ティファニー」は、1年にわたって短編映画や動画も公開する。中には映画「ティファニーで朝食を」の主題歌「ムーン・リバー(Moon River)」をビヨンセが歌う動画も収録。ミュージックビデオのようにジェイ・Zがフィルムカメラでビヨンセを撮り下ろし、ビヨンセのビジュアルアルバム「ブラック・イズ・キング(Black is King)」を撮影・編集したエマニュエル・アジェイ(Emmanuel Adjei)監督も制作に携わった。またビヨンセとジェイ・Zとパートナーシップを結び、ヒストリカリー・ブラック・カレッジズ・アンド・ユニバーシティズ(Historically Black Colleges and Universities)の奨学金およびインターンシッププログラムに200万ドル(約2億1000万円)を贈る。
20年末にLVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)傘下となった「ティファニー」では、ブランドイメージの刷新を進めている。1月に新体制を迎えて以来アルノー=エグゼクティブ・バイス・プレジデントは、これまでのブランドの歴史を現代的にアップデートしつつ、ブランドのさらなる進化を図る。母の日やバレンタインデーだけにとらわれない発信を強化するほか、若い消費者へのアピールとして“脱・ママのためのティファニー(Not Your Mother’s TIffany)”をスローガンに掲げる。
同広告の公開後も「ティファニー」は、1年にわたって短編映画や動画も公開する。中には映画「ティファニーで朝食を」の主題歌「ムーン・リバー(Moon River)」をビヨンセが歌う動画も収録。ミュージックビデオのようにジェイ・Zがフィルムカメラでビヨンセを撮り下ろし、ビヨンセのビジュアルアルバム「ブラック・イズ・キング(Black is King)」を撮影・編集したエマニュエル・アジェイ(Emmanuel Adjei)監督も制作に携わった。またビヨンセとジェイ・Zとパートナーシップを結び、ヒストリカリー・ブラック・カレッジズ・アンド・ユニバーシティズ(Historically Black Colleges and Universities)の奨学金およびインターンシッププログラムに200万ドル(約2億1000万円)を贈る。
20年末にLVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)傘下となった「ティファニー」では、ブランドイメージの刷新を進めている。1月に新体制を迎えて以来アルノー=エグゼクティブ・バイス・プレジデントは、これまでのブランドの歴史を現代的にアップデートしつつ、ブランドのさらなる進化を図る。母の日やバレンタインデーだけにとらわれない発信を強化するほか、若い消費者へのアピールとして“脱・ママのためのティファニー(Not Your Mother’s TIffany)”をスローガンに掲げる。
ロンドンを拠点に置くイギリスの学会、ロイヤル・ソサエティ・オブ・アーツ(The Royal Society of Arts)の製造・コマース部門が出した6月のレポートでは、「私たちが着る洋服の多くは大量のプラスチックを含んでいる。ファッション企業やブランドの多くはウェブサイトで“環境に優しい”アパレルの販売をうたうが、サイトにあるアイテムの大半は新たに作られたプラスチックが入っている。ポリエステルやアクリル、ポリエステル、ナイロンなど石油原料由来の繊維を使用する」と述べる。その問題点に「これらは生産の際に大量のエネルギーを使用して環境に大きな負担となる、また廃棄された後も、分解に至るまで数千年かかるとされている」と注意する。
なお、競合他社のLVMHモエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON)も、19年同期比で売上高が14.2%増、営業利益は同44.7%増、純利益は同61.8%増だった。「グッチ(GUCCI)」や「サンローラン(SAINT LAURENT)」を擁するケリング(KERING)も、同じく売上高が5.3%増、EBITDAは同5.0%増、純利益は2.5倍以上(同155.1%増)となっている。
アルノー:一回もない。私自身にも、LVMHのDNAにも、諦めるという選択肢はない。当社は物事を長期的に計画して実行することに長けているし、困難に直面して周囲が弱気になっても、私は最後までやり遂げるつもりでいた。ルーブル美術館(Musee du Louvre)やジョルジュ・ポンピドゥー国立芸術文化センター (Centre national d'art et de culture Georges Pompidou)に囲まれた、この美しいロケーションに建つ歴史的建築物をリノベーションして再びオープンすることについて、フランスという国、パリという都市が反対するわけはないと信じていたので、常に自信を持ってプロジェクトを進めた。
同社は21年2月にすでに「リーボック」の売却計画を発表しており、基幹ビジネスに集中する。カスパー・ローステッド(Kasper Rorsted)最高経営責任者(CEO)は、「『リーボック』はアディダスにとって大切な存在であり、ブランドとそれを支えるチームが当社にもたらしてくれた貢献に感謝している。今回のオーナーの入れ替わりにより、『リーボック』ブランドは長期的な成功を収めることができると確信している」と述べる。アディダスについては、引き続き25年までの事業戦略「オウン・ザ・ゲーム(Own the Game)」の遂行に力を注ぐ。
JUN YABUNO:1986年大阪生まれ。ロンドン・カレッジ・オブ・ファッションを卒業後、「WWDジャパン」の編集記者として、ヨーロッパのファッション・ウィークの取材をはじめ、デザイナーズブランドやバッグ、インポーター、新人発掘などの分野を担当。2017年9月ベルリンに拠点を移し、フリーランスでファッションとライフスタイル関連の記事執筆や翻訳を手掛ける。「Yahoo!ニュース 個人」のオーサーも務める。20年2月からWWDジャパン欧州通信員
さらに3日午後(現地時間)には、アメリカファッション協議会(COUNCIL OF FASHION DESIGNERS OF AMERICA)もワクチン接種に関する声明を発表。ニューヨーク市の屋内施設利用時におけるワクチン接種証明提示の義務化に伴い、NYコレの全イベントで観客やスタッフなど会場内にいる全員にワクチン接種証明を求めることを明らかにした。マスク着用などのより詳しいガイドラインは、8月中旬に発表する。この声明に関する同団体のインスタグラムの投稿には、拍手の絵文字などで支持を示すコメントがある一方で、「人々の分断をさらに広げることになる」や「ワクチンを接種しても新型コロナウイルスに感染している人はたくさんいる。入場時に検査しないと意味がない」といった否定的な意見も多く書き込まれている。
JUN YABUNO:1986年大阪生まれ。ロンドン・カレッジ・オブ・ファッションを卒業後、「WWDジャパン」の編集記者として、ヨーロッパのファッション・ウィークの取材をはじめ、デザイナーズブランドやバッグ、インポーター、新人発掘などの分野を担当。2017年9月ベルリンに拠点を移し、フリーランスでファッションとライフスタイル関連の記事執筆や翻訳を手掛ける。「Yahoo!ニュース 個人」のオーサーも務める。20年2月からWWDジャパン欧州通信員
さらに3日午後(現地時間)には、アメリカファッション協議会(COUNCIL OF FASHION DESIGNERS OF AMERICA)もワクチン接種に関する声明を発表。ニューヨーク市の屋内施設利用時におけるワクチン接種証明提示の義務化に伴い、NYコレの全イベントで観客やスタッフなど会場内にいる全員にワクチン接種証明を求めることを明らかにした。マスク着用などのより詳しいガイドラインは、8月中旬に発表する。この声明に関する同団体のインスタグラムの投稿には、拍手の絵文字などで支持を示すコメントがある一方で、「人々の分断をさらに広げることになる」や「ワクチンを接種しても新型コロナウイルスに感染している人はたくさんいる。入場時に検査しないと意味がない」といった否定的な意見も多く書き込まれている。
JUN YABUNO:1986年大阪生まれ。ロンドン・カレッジ・オブ・ファッションを卒業後、「WWDジャパン」の編集記者として、ヨーロッパのファッション・ウィークの取材をはじめ、デザイナーズブランドやバッグ、インポーター、新人発掘などの分野を担当。2017年9月ベルリンに拠点を移し、フリーランスでファッションとライフスタイル関連の記事執筆や翻訳を手掛ける。「Yahoo!ニュース 個人」のオーサーも務める。20年2月からWWDジャパン欧州通信員
人気ドラマシリーズ「セックス・アンド・ザ・シティ(SEX AND THE CITY以下、SATC)」のリブート版「アンド・ジャスト・ライク・ザット(And Just Like That)」の撮影がスタートした。1998年に放送を開始して以来絶大な人気を誇るドラマの新作から、最新情報や注目の集まるファッションなどを公開する。
ほかにも3人のキャストの参入が決定した。マンハッタンの不動産ブローカーのシーマ・パテル(Seema Patel)役を演じるサリタ・チョウドリー(Sarita Choudhury)と3児の母でドキュメンタリー作家のリサ・トッド(Lisa Tod)役を演じるニコル・アリ・パーカー(Nicole Ari Parker)に加えて、カレン・ピット(Karen Pittman)は優秀で野心的なコロンビア大学の教授、ニャ・ウォレス博士(Dr. Nya Wallace)を演じる。
19年同期比でも、売上高は5.3%増、EBITDAは同5.0%増、純利益は2.5倍以上(同155.1%増)となっており、コロナ禍以前の業績を上回る結果となった。なお、競合他社のLVMHモエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON)も、同じく19年同期比で売上高が14.2%増、営業利益は同44.7%増、純利益は同61.8%増となっている。
フランソワ・アンリ・ピノー(Francois Henri Pinault)会長兼最高経営責任者は、「21年4~6月期(第2四半期)の売り上げが急激に伸びたこともあり、上半期の業績は非常に好調で、19年同期を上回る結果となった。これには全てのブランドが寄与している。収益性も十分に回復していることから、各ブランドや戦略的なイニシアチブへの投資ペースを速めていきたい」と語った。