パリコレ最終日を飾った「ルイ・ヴィトン」ショー来場者スナップをお届け! 広瀬すずやkoki,ら来場

 9月26〜10月4日に開催された2023年春夏パリ・ファッション・ウイークの最終日を飾った「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」。ショーを行ったパリ・ルーヴル美術館内にある中庭、クールカレには、日本からはアンバサダーの広瀬すずやフレンド・オブ・ザ・ハウスを務めるKoki,らが参加。ほかにもアーティストやプロデューサーとしてマルチに活躍するジェイデン・スミス(Jaden Smith)やブランドアンバサダーを務めるアリシア・ヴィキャンデル(Alicia Vikander)、俳優のレア・セドゥ(Lea Seydoux)に加えて、タイ王室のシリワンナワリーナーリーラット王女(Princess of Thailand Sirivannavari Nariratana Rajakanya)、デザイナーとしても活躍するスペイン王室のヴィクトリア・フェデリカ・デ・マリチャラル・イー・ボルボーン(Victoria Federica de Marichalar y Borbón)など、名だたるメンバーが集まった。パリコレを締めくくった「ルイ・ヴィトン」のショーに駆けつけた来場者のスナップを紹介する。

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「シャネル」がメイクアップのグローバル クリエイティブ パートナーにセシル・パラヴィナら若手アーティスト3人を起用

 「シャネル(CHANEL)」は10月11日、ビューティのグローバル クリエイティブ パートナーにメイクアップアーティストのエイミー・ドラマ(Ammy Drammeh)、セシル・パラヴィナ(Cecile Paravina)、ヴァレンティナ・リー(Valentina Li)の3人をグローバル クリエイティブ パートナーに起用すると発表した。若手アーティストからなるコミュニティー「コメット コレクティブ(COMETES COLLECTIVE)」創設に伴うもので、同コミュニティーは10月に始動。メンバーはシャネル メークアップ クリエイティブ ストゥディオと協働し、製品開発に携わる。初のコレクションは2024年1月に発表する予定だ。複数人が1つのブランドの製品開発をリードするのは、業界において珍しい。「シャネル」ではこれまで、グローバル クリエイティブ メークアップ&カラー デザイナーとしてルチア・ピカ(Lucia Pica)が製品開発に携わっていたが、彼女は現在「バイレード(BYREDO)」のクリエイティブイメージ&メイクアップパートナーを務めている。

 3人のアーティストの背景は多様性に富む。フランス出身のセシルは、現在パリを拠点に活動。アントワープ王立芸術アカデミーでファッションデザインを学んだ後、メイクアップに転向。直近では、「メゾン マルジェラ(MAISON MARGIELA)」や「オフホワイト c/o ヴァージル・アブロー(OFF-WHITE c/o VIRGIL ABLOH)」のコレクションでメイクアップのリードを務めた。中国出身のヴァレンティナは、大学と専門学校を卒業後、メイクアップ・アーティストを目指し渡仏。14年から15年に「メイクアップ フォーエバー(MAKE UP FOR EVER)」で本格的なトレーニングを受け、16年にパリ・ファッションウイークに初参加。これまでに「アレキサンダー ワン(AL EXANDER WANG)」や「ナイキ(NIKE)」のキャンペーンを手掛けた。ロンドンを拠点に活動するエイミーは、ガンビア共和国とスペインをルーツに持つ。「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUTTON)」のショーや「ボッテガ ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)」「ディオール(DIOR)」の広告キャンペーンを手掛けている。

 こうした新世代の才能が集まる「コメット コレクティブ」は、新しい視点の加入による創造性の加速を目的に創設。卓越したビジョンと、ブランドと共鳴する価値観を持つアーティストを選出した。各メンバーは、個性的なビジョンを基にシーズンのクリエイションなど共通のテーマの下、協働。独自の方法でブランドの色やアイコンを再解釈し、それぞれが持つ知識を共有することで発展させる。ブランドは「コメット コレクティブ」について、「この革新的かつインクルーシヴなコンセプトにより、シャネル メークアップ クリエイティブ ストゥディオの新たな可能性が広がる」としている。

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ベラ・ハディッドの“スプレードレス”が大バズり 「コペルニ」2023年春夏コレクション

 「コペルニ(COPERNI)」は9月30日、2023年春夏コレクションのショーを開催した。フィナーレには、モデルのベラ・ハディッド(Bella Hadid)が登場。その場で体に吹き付けられた白いドレスをまとってランウエイを歩き、大きな話題を呼んだ。

 この革新的な技術は、マネル・トレス(Manel Torres)博士が2003年に設立したファブリカン(FABRICAN)が開発。繊維素材が混ぜられた溶液をスプレーで何らかの表面に吹き付けると即座に乾燥し、不織布の層を作り出すという。今回のショーでは、トレス博士らが下着姿のベラに約8分間にわたってこれを吹き付けて白いドレスを作り、乾いたところでアシスタントがドレスの縁などをカットして仕上げた。

 トレス博士によれば、混ぜる繊維素材や溶液の種類、吹き付け方などによってテクスチャーを変えられるほか、作成した衣服を洗濯することも可能だという。同氏はロンドンにある国立大学ロイヤル・カレッジ・オブ・アート(Royal College of Art)で化学工学とファッションデザインを学んでおり、この新技術をファッションのほか、ヘルスケア、自動車、梱包資材などへの応用も検討していると語った。

 まるで手品か魔法のような今回のショーの光景は、ソーシャルメディアでも大きな話題となった。データテクノロジー企業ローンチメトリックス(LAUNCHMETRICS)によれば、ショーの開催後48時間でのメディアインパクトバリューは2630万ドル(約37億円)に上り、「ファッションがポップカルチャーになった瞬間」だと評している。

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キム・カーダシアンに1億8000万円の罰金 ギャラの受け取りを公表せず仮想通貨の宣伝を行う

 キム・カーダシアン(Kim Kardashian)は、自身のインスタグラムアカウントでイーサリアムマックス(ETHEREUMMAX)が販売する暗号資産を宣伝したが、投稿の対価として25万ドル(約3600万円)を受け取っていたことを開示していなかったため、米国証券取引委員会(SEC)から指摘を受け、罰金126万ドル(約1億8140万円)を支払うことに合意した。

 金融商品への投資を宣伝する際に対価として金銭を受領している場合には、その金額や出所などを公表しなければいけないと連邦証券法で定められている。キムはSECの調査結果を認めることも否定することもしなかったが、126万ドル(約1億8140万円)の支払いに応じた。また、3年間はいかなる暗号資産のプロモーションも行わないことにも同意した。

 ゲーリー・ゲンスラー(Gary Gensler)SEC委員長は、「今回のケースは、有名人やインフルエンサーが良いと思った暗号資産を含む投資商品も、すべての投資家に適しているとは限らないことを注意喚起するものだ。われわれは、投資家には各々の財務目標に照らして、投資の潜在的なリスクと機会を検討することを勧めている」とコメントした。

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「ケンゾー」のパーティーはパリで大盛況 Nigoアーティスティック・ディレクターらのスナップをお届け!

 パリ・ファッション・ウイーク中の9月30日、「ケンゾー(KENZO)」はパリのシルク・ド・ハイバー・ブリオーネ(Cirque d’Hiver Bouglione)でパーティーを開催した。赤を基調としたビンテージテイストの会場には、Nigoアーティスティック・ディレクターやラッパー兼プロデューサーのタイラー・ザ・クリエイター(Tyler, the Creator)、ファレル・ウィリアムス(Pharrell Williams)、パフォーマンスを披露したドージャ・キャット(Doja Cat)ら豪華ゲストが来場。そんな彼らを一目見ようと多くの見物客が駆けつけ、盛り上がりを見せた。パーティーの様子や、ゲストらのスナップを紹介する。

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米化粧品コティ、3年以内にスキンケア売り上げ倍増を計画 カーダシアン家プロデュースブランドに商機

 「グッチ(GUCCI)」や「バーバリー(BURBERRY)」のビューティ製品手掛ける米化粧品メーカー、コティ(COTY)はこのほど、スキンケアに注力する計画を発表した。これまでフレグランスやメイクアップが同社の主力カテゴリーだったが、キム・カーダシアン(Kim Kardashian)や妹のカイリー・ジェンナー(Kylie Jenner)の化粧品ブランドの好調を背景に今後さらにスキンケアを強化する。

 スー・ナビ(Sue Nabi)最高経営責任者(CEO)は投資家に向けて、「これまでのリーダーや管理職はスキンケアにあまり目を向けてこなかった。非常に高い競争力が求められるスキンケア市場において戦略を立てられず、コティのスキンケアブランドをうまく育てることができなかった」と明かした。しかし、スキンケアブランド「オルヴェーダ(ORVEDA)」を共同創設したほか、ロレアル(L’OREAL)に約20年間在籍し「ランコム(LANCOME)」のブランドプレジデントなどを務めた経験を持つナビ最高経営責任者は、今こそスキンケアカテゴリーで戦う体制が整ったと自信を見せる。2025年度までにスキンケア売り上げを倍増させ5億〜6億ドル(約715億〜858億円)を達成し、26年以降もさらなる成長を目指すという挑戦的な計画を掲げた。「3年で売り上げを倍増させることは決して簡単なことではない。グローバルのインフラを整え、イノベーションを続ける必要もある。一方で、5億〜6億ドルは大手企業のスキンケアブランドでは売り上げのほんのわずかに過ぎない。われわれにとっては非常にアグレッシブな計画だが、同時に現実的な数字であることを示したい」。実際、エスティ ローダー カンパニーズ(ESTEE LAUDER COMPANIES)の最新の決算発表では、スキンケアの売り上げが約100億ドル(約1兆4300億円)だった。

 コティのスキンケア強化戦略には、現在北アメリカで展開中のキム・カーダシアンの新スキンケアライン「スキン・バイ・キム(SKKN BY KIM)」に加え、カイリー・ジェンナーのブランドのスキンケライン「カイリー・スキン(KYLIE SKIN)」のヨーロッパ・中東・アフリカへの進出を含む。「カイリー スキン」はオーストラリアへの展開も視野に入れるが、アジアは検討していないという。アジアでは、すでに進出しているスキンケアブランド「ラナカスター(LANACASTER)」に注力する。ナビCEOは「カイリーのブランドは欧米でかなり成功している。最近、メキシコやブラジルなど中南米に進出したほか、トラベルリテールでもメイクアップが好調だ。全てのブランドにおいて、むやみに拡大せず成功できる国や地域を着実に強化する」と述べた。

 今年発売した「スキン・バイ・キム」は、予測を上回る売り上げを達成しているという。中でも人気は、製品のフルラインアップを収めたセット(673ドル、約9万6200円)だ。コティは19年にカイリーのコスメブランド「カイリー・コスメティクス(KYLIE COSMETICS)」の過半数株式を6億ドル(約858億円)で、20年にキムのコスメブランド「KKWビューティ(KKW BEAUTY)」の株式の20%を2億ドル(約286億円)で取得している。

 なお、コティは22年7〜9月期の売上高を前年同期比6〜8%から同8〜9%に上方修正すると発表した。欧州、アメリカ、トラベルリテールにおけるプレステージ・マスブランドの復調を理由に挙げた。

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ゴルチエ、クチュールのゲストデザイナーにハイダー・アッカーマンを招へい

 デザイナーのハイダー・アッカーマン(Haider Ackermann)は、ジャンポール・ゴルチエ(Jean Paul Gaultier)のゲストデザイナーとして、来年1月に2023年春夏オートクチュール・コレクションを披露する。

 ゴルチエは20年1月に、20年春夏オートクチュール・コレクションのショーが「私の最後のものとなる」と発表。同年3月、今後はゲストデザイナーを招いてオートクチュールを披露することを明らかにした。これまで「サカイ(SACAI)」の阿部千登勢デザイナー、「ディーゼル(DIESEL)」および「Y/プロジェクト(Y/PROJECT)」のクリエイティブ・ディレクターを務めるグレン・マーティンス(Glenn Martens)、「バルマン(BALMAIN)」のオリヴィエ・ルスタン(Olivier Rousteing)=クリエイティブ・ディレクターを迎えており、今回で4回目。

 ゴルチエは、「以前からハイダーの作品を敬愛しており、特にテーラリングが素晴らしい。卓越したクチュール・コレクションとなることは間違いなく、その出来上がりが待ちきれない」と語った。

 アッカーマンは、「ジャンポール・ゴルチエの存在を抜きにファッションを語ることはできないし、その先進性やアバンギャルドさに心からの敬意を抱いている。クチュールを手掛けることは私の昔からの夢であり、それをジャンポールのゲストとして行えるのは信じられないほど名誉なことだ」と述べた。

 アッカーマンは1971年コロンビア生まれ。著名デザイナーを数多く輩出してきたベルギーの名門校、アントワープ王立芸術アカデミー(Royal Academy of Fine Arts Antwerp)で学んだ後、2001年に自身のブランド「ハイダー アッカーマン(HAIDER ACKERMANN)」を立ち上げた。20-21年秋冬シーズンまでコレクションを発表し、21年2月にはベルギー発のウィメンズウエアブランド「メゾン ウレンス(MAISON ULLENS)」のクリエイティブ・コンサルタントに就任。また、16年から18年には「ベルルッティ(BERLUTI)」のクリエイティブ・ディレクターも務めていた。シャープなシルエットや美しいドレープ使いに定評があり、最近では俳優のティルダ・スウィントン(Tilda Swinton)やティモシー・シャラメ(Timothee Chalamet)がイベントなどに登場する際、アッカーマンによるカスタムメイドの衣装を着用していることでも話題となっている。

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ゴルチエ、クチュールのゲストデザイナーにハイダー・アッカーマンを招へい

 デザイナーのハイダー・アッカーマン(Haider Ackermann)は、ジャンポール・ゴルチエ(Jean Paul Gaultier)のゲストデザイナーとして、来年1月に2023年春夏オートクチュール・コレクションを披露する。

 ゴルチエは20年1月に、20年春夏オートクチュール・コレクションのショーが「私の最後のものとなる」と発表。同年3月、今後はゲストデザイナーを招いてオートクチュールを披露することを明らかにした。これまで「サカイ(SACAI)」の阿部千登勢デザイナー、「ディーゼル(DIESEL)」および「Y/プロジェクト(Y/PROJECT)」のクリエイティブ・ディレクターを務めるグレン・マーティンス(Glenn Martens)、「バルマン(BALMAIN)」のオリヴィエ・ルスタン(Olivier Rousteing)=クリエイティブ・ディレクターを迎えており、今回で4回目。

 ゴルチエは、「以前からハイダーの作品を敬愛しており、特にテーラリングが素晴らしい。卓越したクチュール・コレクションとなることは間違いなく、その出来上がりが待ちきれない」と語った。

 アッカーマンは、「ジャンポール・ゴルチエの存在を抜きにファッションを語ることはできないし、その先進性やアバンギャルドさに心からの敬意を抱いている。クチュールを手掛けることは私の昔からの夢であり、それをジャンポールのゲストとして行えるのは信じられないほど名誉なことだ」と述べた。

 アッカーマンは1971年コロンビア生まれ。著名デザイナーを数多く輩出してきたベルギーの名門校、アントワープ王立芸術アカデミー(Royal Academy of Fine Arts Antwerp)で学んだ後、2001年に自身のブランド「ハイダー アッカーマン(HAIDER ACKERMANN)」を立ち上げた。20-21年秋冬シーズンまでコレクションを発表し、21年2月にはベルギー発のウィメンズウエアブランド「メゾン ウレンス(MAISON ULLENS)」のクリエイティブ・コンサルタントに就任。また、16年から18年には「ベルルッティ(BERLUTI)」のクリエイティブ・ディレクターも務めていた。シャープなシルエットや美しいドレープ使いに定評があり、最近では俳優のティルダ・スウィントン(Tilda Swinton)やティモシー・シャラメ(Timothee Chalamet)がイベントなどに登場する際、アッカーマンによるカスタムメイドの衣装を着用していることでも話題となっている。

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「アクネ ストゥディオズ」2023年春夏コレクションのフロントローにカイリー・ジェンナー 来場者スナップをお届け!

 「アクネ ストゥディオズ(ACNE STUDIOS)」は9月28日、2023年春夏コレクションを発表した。会場となったパリの美術館、パレ・ド・トーキョー(Palais de Tokyo)のフロントローには、カイリー・ジェンナー(Kylie Jenner)やネットフリックス(NETFLIX)の人気ドラマ「セックス・エデュケーション(Sex Education)」に出演したエマ・マッキー(Emma Mackey)、ニューヨークやベルリンを拠点に活動するDJのハニー・ディジョン(Honey Dijon)といった著名人やアーティストらが集まった。ブランドがピンクの絨毯やベッド風の観客席などで作り上げた世界観と共に、来場者のスナップをお届け!

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「スワロフスキー」をヒールにあしらったコラボサンダルが誕生 「アクアズーラ」10周年を記念

 イタリア発のシューズブランド「アクアズーラ(AQUAZZURA)」と「スワロフスキー(SWAROVSKI)」はこのほど、コラボカプセルコレクションを発売した。「アクアズーラ」の10周年を記念し、ヒール部分やアンクルストラップに「スワロフスキー」のクリスタルをあしらった“オーラ(Aura)”サンダルを製作した。

 サンダルはイタリア国内にて手作りで生産。「スワロフスキー」のクリエイターズラボが本コラボのためにデザインし、グリーンと淡い紫のベリーペリ、フーシャピンク、シルバーとゴールドの5色をそろえた。両ブランドの店舗やオンラインサイトで取り扱っている。

 エドガルド・オソリオ(Edgardo Osorio)「アクアズーラ」創業者は、「ブランドの立ち上げ当時から、『スワロフスキー』によるクリスタルはデザインに取り入れてきたが、一緒に特別なシューズを手掛けられたことに胸がいっぱいだ。今回のコラボコレクションでは、クリスタルと女性に焦点を当てたかった。女性がクリスタルを履いて歩いている、ただそれだけを表現したかった」と語った。

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シェールがランウエイに登場! 「バルマン」2023年春夏コレクション、カイリー・ジェンナーらも来場

 「バルマン(BALMAIN)」は28日、2023年春夏コレクションのショーを開催した。ラストにはオリヴィエ・ルスタン(Olivier Rousteing)=クリエイティブ・ディレクターとともにシェール(Cher)が登場し、会場を大いに盛り上げた。

 シェールは、1998年に発表された自身のヒット曲「Strong Enough」が流れる中、シルバーの構築的なボディースーツとブラックのレギンス、チャンキーなブーツという未来的なルックでランウエイを歩いた。ルスタン=クリエイティブ・ディレクターは、「シェールは“スタイルアイコン”という言葉では表現しきれない存在だ。ファッションのトレンドを50年以上にわたってけん引しているだけでなく、パイオニアとして大胆に道を切り開き、アクティビストとしても活躍している。先駆者、開拓者という言葉がふさわしい」と称賛した。

 ショーの会場やバックステージには、ブルックリン・ベッカム(Brooklyn Beckham)とニコラ・ペルツ(Nicola Peltz)夫妻のほか、カイリー・ジェンナー(Kylie Jenner)やブラジルのサッカー選手ネイマール・ダ・シウバ・サントス・ジュニオール(Neymar da Silva Santos Junior)らの姿も見られた。

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「バレンシアガ」がリセールプログラムを開始 最高額での買い取りを掲げる

 「バレンシアガ(BALENCIAGA)」は、2次流通のスタートアップ企業リーフラント(REFLAUNT)と提携し、顧客が「バレンシアガ」のアイテムを出品できるリセールプログラムをイタリア、フランス、英国、米国、シンガポールの五カ国で開始した。

 顧客は「バレンシアガ」のパーカーからブーツに至るまで、全商品をリセール可能。「バレンシアガ」の特定の店舗に持ち込むか、集荷の方法でアイテムを出品する。買い取られたアイテムは現金または現金より20%高い額のクーポンと引き換えることができる。

 同ブランドのウェブサイトには、リセールプログラムの特設ページが作られ、①シームレスな体験、②最高額での買い取り、③迅速な売り買い、④アイコニックなアイテムに対する即時報酬、⑤循環性の5点を、同プログラムを利用するメリットとして掲げている。リーフラントは、商品の書類作成や品質の査定、写真撮影、マーチャンダイジングなどを担う。

 ステファニー・クレスピン(Stephanie Crespin)共同創業者らによって立ち上げられたリーフラントは、シリーズAラウンドで今年110万ドル(約1億5730万円)の資金調達を実施したばかりのスタートアップ企業だ。すでに「ガニー(GANNI)」といったブランドやユークス ネッタポルテ(YOOX NET-A-PORTER)、ハーヴェイ・ニコルズ(Harvey Nichols)といったラグジュアリーを取り扱うECサイトや百貨店と提携している。

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エスティ ローダーが「バルマン」と化粧品ライセンスを締結 オリヴィエ・ルスタンが構想を明かす

 エスティ ローダー カンパニーズ(ESTEE LAUDER COMPANIES 以下、ELC)はこのほど、フランス発ファッションブランド「バルマン(BALMAIN)」とグローバルビューティライセンスを締結した。ライセンスの内容には化粧品の共同開発、製造、販売が含まれ、「バルマン ビューティ」のデビュー製品は2024年秋に発売する予定。

 「バルマン」のクリエイティブ・ディレクターを務めるオリヴィエ・ルスタン(Olivier Rousteing)は現在、パリの調香師学校でトレーニングを受けている。グラマラスな世界観や色鮮やかなカラーだけでなく、肌を守り、栄養を与えるような化粧品の開発を目指すという。自身もメイクアップを楽しむオリヴィエは、「メイクアップ好きの人は多いけれど、肌をケアすることも大事。メイクアップは美しさのツールとしてだけでなく、肌を守る役割を担うべき」と話す。オリヴィエはファッションラインで度々創業者のピエール・バルマン(Pierre Balmain)の過去のデザインを引用してきたが、化粧品でも創業者が残したヘリテージを継承すると意気込む。

 さらにオリヴィエは、祖母が1979年に発売された香水“イヴォワール ドゥ バルマン”を愛用していたことも明かした。「バルマン」はそのほかにも、1947年に“ヴァン ヴェール”、64年に“ムシュー バルマン”、2008年に“アンブル グリ”、10年に“カルボンヌ”など、数々のフレグランスを発表してきた。自身もフレグランスが大好きだというオリヴィエは、「これまで創業者のピエールが作ってきたフレグランスの幅の広さは素晴らしい。それぞれに個性がありながら、メゾンを物語る香りになっている。私もこれまでのアーカイブとは全く異なるような、今の『バルマン』を体現する強くユニークな香りを作ることが楽しみだ。オートクチュールドレスのような香りを作りたい」と語った。サステナビリティを意識し、製品には可能な限り自然由来の成分を用いる予定だ。

 バルマンは1945年、ELCは46年創業で、ともに60年近くの歴史を持つ。ELCのギヨーム・ジェゼル(Guillaume Jesel)=トム フォード ビューティ(TOM FORD BEAUTY)・バルマン ビューティ(BALMAIN BEAUTY)・ラグジュアリービジネスデベロップメント プレジデントは、今回のパートナーシップの背景について「ヘリテージを守りながら、未来に目を向ける両社の姿勢は同じ。ラグジュアリーに対する考え方やブランドの育て方にも共通点が多くある」と説明した。「歴史あるブランドを現代的にアップデートしたオリヴィエのビジョンをビューティでも実現したい」。

 ELCにとって「バルマン ビューティ」は、すでに持っている「トム フォード ビューティ」に次ぐ、ラグジュアリーファッションブランドのライセンスになる。ジェゼル=プレジデントは、「ラグジュアリーはビューティ市場でも成長が著しく、グローバルでさらに拡大するポテンシャルを持っている。われわれにとってもラグジュアリーは今後さらに強化していくカテゴリーだ」と述べた。

 なお、バルマンのフレグランスビジネスは、17年に同ブランドとフレグランスメーカーのインターパルファム(INTERPARFUMS)のライセンスが終了してから休眠中だった。また、ヘアケアライン「バルマン ヘア クチュール(BALMAIN HAIR COUTURE)」は別の会社が運営している。

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「モンクレール」が70周年を祝いドゥオモ広場で壮大なイベント 「次の70年も共に夢を見続けていきたい」

 「モンクレール(MONCLER)」は2023年春夏ミラノ・ファッション・ウイーク開催中の9月24日、ミラノを象徴するドゥオモ(大聖堂)広場で創業70周年を祝うイベントを開催した。オープニングは、ミラノ・スカラ座(Teatro alla Scala)のプリマ・バレリーナ、ヴィルナ・トッピ(Virna Toppi)が登場。さらに、700人のダンサーと200人のミュージシャン、100人の聖歌隊員、952人のモデルなど、創業年の数字にちなんだ合計1952人が加わり、息の合った圧巻のパフォーマンスを見せた。また出演者全員が、記念に作られた白い“ザ モンクレール マヤ 70(The Moncler Maya 70)”ジャケットを着用。終盤には紙吹雪が舞う演出の中、独創的で一体感のあるフィナーレを飾った。

 レモ・ルッフィーニ(Remo Ruffini)会長兼最高経営責任者は、「昨夜のイベントでは、モンクレールの素晴らしい未来像を目にした。伝統とイノベーションというブランドの礎が、アイコニックな“マヤ”ジャケットによって融合された。全ての世代が集まり、強いエネルギーを感じることができてうれしく思う。また次の70年も共に夢を見続けていきたい」と語った。当日はあいにくの雨だったが、藤原ヒロシやアン・ハサウェイ(Anne Hathaway)、エルザ・ホスク(Elsa Hosk)、ファン・ミンヒョン(Hwang Min Hyun)、カルメン・ホルダ(Carmen Jorda)、マリア・シャラポワ(Maria Sharapova)、ファレル・ウィリアムス(Pharrell Williams)らが駆けつけたほか、近隣のバルコニーやテラスでの鑑賞を含めおよそ1万8000人が見届けた。

 今回のイベントは70日間におよぶグローバルセレブレーションのキックオフで、今後「エクストラオーディナリー エクスペディション(Extraordinary Expedition)」と題したイベントをニューヨークとロンドン、東京、ソウルで行う予定だ。さらには、「パーム・エンジェルス(PALM ANGELS)」のフランチェスコ・ラガッツィ(Francesco Ragazzi)やトム・ブラウン(Thom Browne)、藤原ヒロシ、リック・オウエンス(Rick Owens)、ジャンバティスタ・ヴァリ(Giambattista Valli)、 ピエールパオロ・ピッチョーリ(Pierpaolo Piccioli)、 ファレル・ウィリアムス(Pharrell Williams)の7人がリデザインした“マヤ ジャケット”を10月15日から週替わりで発売する。

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キャサリン皇太子妃は赤いコートで故ダイアナ元皇太子妃にオマージュか 称号の継承後に初めてウェールズを訪問

 イギリスのウィリアム皇太子(William, Prince of Wales)とキャサリン皇太子妃(Catherine, Princess of Wales)は、公務としてウェールズを訪れた。エリザベス女王(Queen Elizabeth II)の逝去後、ウィリアム皇太子が新称号である「プリンス・オブ・ウェールズ」を父のチャールズ国王(King Charles III)から受け継いで初めての訪問となった。

 国葬の後7日間は黒または暗い色の洋服を着用すべきとされている喪服期間が終了していることから、キャサリン皇太子妃は英国ブランド「エルケー ベネット(LK BENNETT)」の赤いコートを着用。「グレース ハン(GRACE HAN)」のバッグに、ウェールズ発のジュエリーブランド「スペルズ オブ ラブ(SPELLS OF LOVE)」のゴールドのイヤリングを合わせた。

 22日に国葬に携わったボランティアやスタッフに感謝を伝えるための公務を行った際にも、故ダイアナ・フランセス(Diana Frances)元皇太子妃を思わせるダブルボタンのコートを着用したキャサリン皇太子妃。今回のスタイリングも、故ダイアナ元皇太子妃が1981年、当時プリンス・オブ・ウェールズの称号を使用していたチャールズ国王との結婚後にウェールズを訪れた際の赤いブレザールックによく似ていると話題を集めている。

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「バーバリー」、新チーフ・クリエイティブ・オフィサーにダニエル・リーを任命 リカルド・ティッシは9月末に退任

 「バーバリー(BURBERRY)」は28日、リカルド・ティッシ(Riccardo Tisci)=チーフ・クリエイティブ・オフィサー(CCO)が9月末で退任することを発表した。これに伴い、新たなCCOにダニエル・リー(Daniel Lee)を任命した。同ブランドによれば、リー新CCOは10月3日に「バーバリー」に加わり、初コレクションは2023年2月に行われるロンドン・ファッション・ウイーク中に発表するという。

 「バーバリー」は、ティッシCCOとの契約が23年初めに満了を迎えるため、その後任を探すべく複数のデザイナーとコンタクトを取っているとの憶測が9月初旬ごろから広まっていた。その際、21年11月に突然「ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)」のクリエイティブ・ディレクターを退任したリー新CCOの名前も候補に挙げられていた。

 ジョナサン・アクロイド(Jonathan Akeroyd)=バーバリー最高経営責任者は、「リカルドは『バーバリー』がラグジュアリーブランドとして再ポジションニングするに当たり、極めて重要な役割を果たしてくれた。ブランドをモダンにアップデートし、新世代の顧客をもたらしてくれた。『バーバリー』を代表し、心からの感謝を伝えたい。後任となるダニエルは卓越した才能の持ち主であり、現代のラグジュアリー消費者を独自の視点で理解している。商業的な成功を収めてきた高い実績もあり、『バーバリー』の将来的な展望に貢献してくれるものと確信している」と語った。

 リー新CCOは、「英国の伝説的なラグジュアリーブランドである『バーバリー』のエキサイティングな次章をチームと共に作っていけることを、そしてリカルドのレガシーを受け継いでいけることを、大変うれしく思っている」と述べた。

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「セルフ-ポートレート」2023年春夏コレクションのキャンペーンにジジ・ハディット クリスタルが輝くドレスで登場

 「セルフ-ポートレート(SELF-PORTRAIT)」は、2023年春夏コレクションのキャンペーンにモデルのジジ・ハディッド(Gigi Hadid)を起用した。ジジはニューヨークの街を背景に、クリスタルで飾られたゴールドやグリーンのドレスを着用。撮影はフォトグラファー兼フィルムメーカーのタイロン・ルボン(Tyrone Lebon)が担当した。なお、ジジが同ブランドのキャンペーンに登場するのは、22-23年秋冬コレクションに続いて2回目となる。

 マレーシア出身でロンドンを拠点に活動する創業デザイナーのハン・チョン(Han Chong)によれば、新作コレクションを「面白い方法」で発表するため、ショーの代わりに今回のキャンペーンを行ったという。「都会のストリートを舞台にしたほうが、ブランドとして顧客とより深いつながりを持てると考えた。ジジは新作の刺激的な雰囲気をうまく表現してくれた」と語った。ルックはシーズンを通して段階的に公開する予定で、発売は23年2月となっている。

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「バーバリー」2023年春夏コレクションのフロントローにカニエ・ウエストら ビーサンに靴下スタイルを披露

 「バーバリー(BURBERRY)」は26日、2023年春夏コレクションのショーを開催した。もともと17日に行う予定だったが、9月8日(現地時間、以下同)に亡くなった英国のエリザベス女王(Queen Elizabeth II)の国葬が19日に行われたことに伴い、日程を延期していた。

 ショーには、カニエ・ウエスト(Kanye West)改めイェ(Ye)や、ブライト(Bright)の愛称で知られ、ブランドアンバサダーに抜擢されたタイ出身のタレント、ワチラウィット・チワアリー(Vachirawit Chivaaree)、アナ・ウィンター(Anna Wintour)米「ヴォーグ」編集長兼コンデナスト(CONDENAST)アーティスティック・ディレクターらが訪れた。イェはグリッターで装飾されたビーチサンダルに靴下を合わせ、レザーパンツとレザージャケットで仕上げたスタイルを披露した。「バーバリー」のショーに集まった著名人らのファッションを紹介する。

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「ラフ・シモンズ」、2023年春夏コレクションは10月にロンドンで発表

 「ラフ・シモンズ(RAF SIMONS)」は、2023年春夏コレクションのショーを10月13日にロンドンで開催する。もともとはロンドン・ファッション・ウイーク中の9月18日にロンドンで初のショーを行う予定だったが、8日に亡くなった英国のエリザベス女王(Queen Elizabeth II)の国葬が19日に行われたことから延期となっていた。

 なお、「バーバリー(BURBERRY)」も、やはり17日に行う予定だったショーを延期して26日に開催した。「アレキサンダー・マックイーン(ALEXANDER McQUEEN)」も10月11日にロンドンで23年春夏コレクションのショーを行うが、これは7月の時点で発表されていた。

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BLACKPINKは新曲で何を着た? 「Shut Down」のミュージックビデオに注目

 BLACKPINK(ブラックピンク)のセカンドフルアルバム「BORN PINK」に収録されている楽曲「Shut Down」のミュージックビデオが17日に公開となった。ミュージックビデオでリサ(LISA)、ロゼ(ROSE)、ジェニー(JENNIE)、ジス(JISOO)の4人は、中国ブランド「ウインドーセン(WINDOWSEN)」が発表した2022年春夏コレクションから、クリスタルチェーンの衣装を着用している。

 「ウインドーセン」はアントワープ王立芸術アカデミー(Royal Academy of Fine Arts Antwerp)卒業生のデザイナー、センセン・リー(Sensen Lii)が手掛けるブランド。ドラァグカルチャーなどからインスピレーションを得たルックを得意とする。これまでリサのシングル曲「Lalisa」や、グループの楽曲「How You Like That」などでブラックピンクの衣装に携わることはあったが、中国のデザイナーがメンバー全員の衣装を担当したのはこれが初めて。リーは、ほかにもマドンナ(Madonna)やドージャ・キャット(Doja Cat)などの衣装を担当した経験を持つ。

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アルマーニ、アイウエア企業エシロールルックスオティカとのライセンス契約更新

 アルマーニ グループ(ARMANI GROUP)と、世界最大のアイウエア企業であるイタリアのエシロールルックスオティカ(ESSILORLUXOTTICA)は、2013年に締結したライセンス契約が22年末に終了するため、契約を更新した。新たな契約は23年1月1日付で有効となり、期間は15年。

 両社が初めてライセンス契約を結んだのは1988年のこと。ルックスオティカ(当時。2018年にフランスのレンズメーカー、エシロールと合併)は「ジョルジオ アルマーニ」との契約が転機となり、以降は「ブルックス ブラザーズ(BROOKS BROTHERS)」「ブルガリ(BVLGARI)」「シャネル(CHANEL)」「プラダ(PRADA)」「ヴェルサーチェ(VERSACE)」「バーバリー(BURBERRY)」「ティファニー(TIFFANY & CO.)」など多くの一流ブランドとライセンス契約を締結し、事業を拡大した。

 ジョルジオ・アルマーニ会長兼最高経営責任者(CEO)は、「私は常に信頼のおけるパートナーと長期的な契約を結び、協業してきた。エシロールルックスオティカとの関係は、個人としての敬意とプロフェッショナルな判断に基づいており、時に困難な選択もあったが、私の道筋の礎となった重要なものだ。今回の契約更新は互いへの忠誠心の証であり、さらなるイノベーションにつながるものとして誇らしく思っている」と語った。

 エシロールルックスオティカのフランチェスコ・ミレリ(Francesco Milleri)会長兼CEOは、「ジョルジオと当社の創業者であるレオナルド・デル・ヴェッキオ(Leonardo Del Vecchio)はいずれも起業家精神に富んでおり、品質とイノベーションへの情熱という共通項がある。彼らが始めた旅路を、今後も続けていけることをうれしく思う」と述べた。なお、故デル・ヴェッキオ氏は、22年6月27日に87歳で死去している。

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キャサリン皇太子妃がエリザベス女王の国葬後初の公務に出席 「ドルチェ&ガッバーナ」を着用

 イギリスのウィリアム皇太子(William, Prince of Wales)とキャサリン皇太子妃(Catherine, Princess of Wales)は、9月8日(現地時間)に亡くなった英国のエリザベス女王(Queen Elizabeth II)の国葬に携わったボランティアやスタッフに感謝を伝えるため、国葬後初めての公務を行った。

 王室の服喪期間は国葬の後7日間とされるため、王室メンバーはその期間、黒または暗い服を着るのが慣習となっている。キャサリン皇太子妃は、「ドルチェ&ガッバーナ(DOLCE&GABBANA)」の黒い襟なしのコートを着用。2017年の戦没者追悼記念式典と、21年に亡くなったエディンバラ公爵フィリップ殿下(Prince Philip, Duke of Edinburgh)の葬式後に空軍士官候補生らを訪れた際にも同コートを着ていた。なお、このコートは、故ダイアナ・フランセス(Diana Frances)元皇太子妃がパリで行われた第一次世界大戦の休戦記念式典に参加した際に着用していた「ジャスパー・コンラン(JASPER CONRON)」のダブルボタンコートを思わせるとして話題を集めている。

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2022年WIF「マックスマーラ フェイス・オブ・ザ・フューチャー賞」はリリ・ラインハート 映画業界の女性を称える

 「マックスマーラ(MAX MARA)」と、映画業界における女性の地位向上を支援する非営利団体ウィメン・イン・フィルム(Women in Film以下、WIF)は、2022年度のWIF「マックスマーラ フェイス・オブ・ザ・フューチャー・アワード(Max Mara Face of the Future Award)」の受賞者に女優のリリ・ラインハート(Lili Reinhart)を選出した。10月27日に米カリフォルニア州ビバリーヒルズで開催される、22年WIFオナーズ(2022 WIF Honors)で賞を授与する予定。

 ラインハートは、ネットフリックス(NETFLIX)の映画『2つの人生が教えてくれること(原題:Look Both Ways)』に主演するとともに、エグゼクティブ・プロデューサーを務めている。また、青春ドラマ『ケミカル・ハーツ(原題:Chemical Hearts)』でも、やはり主演とエグゼクティブ・プロデューサーを務めた。そのほか、映画『ハスラーズ(原題:HUSTLERS)』『ガルヴェストン(原題:Galveston)』『マイ・ビューティフル・デイズ(原題:Miss Stevens)』などに出演。自身の制作会社スモール・ヴィクトリー・プロダクションズ(SMALL VICTORY PRODUCTIONS)を率いるほか、20年に出版した詩集『スイミングレッスン(Swimming Lessons)』は「ニューヨーク・タイムズ(NEW YORK TIMES)」のベストセラーリストに掲載された。

 マリア・ジュリア・プレツィオーソ・マラモッティ(Maria Giulia Prezioso Maramotti)「マックスマーラ」グローバル・ブランド・アンバサダーは、「リリはビジネスウーマンとして、才能のある女優として、そして女性がありのままの姿で心地よくいられる活動の支援者として、『マックスマーラ』の価値観を体現する存在だ。彼女は『マックスマーラ』のスタイルアンバサダーであるだけでなく、ブランドの価値観を発信するアンバサダーでもある。彼女のような素晴らしいアーティストを祝福することができ、とてもうれしく名誉に思っている」と語った。

 カーステン・シャファー(Kirsten Schaffer)WIF最高経営責任者は、「リリに同賞を授与することができ、とても誇らしく思う。今回の受賞は、リリの素晴らしいスタイルや、自身の制作会社のプロデューサーとしての舞台裏での目覚ましい活躍のみならず、メンタルヘルスやボディーイメージに関する問題に積極的に取り組む活動家としての顔も評価して決定した」と述べた。

 ウィメン・イン・フィルムは、1973年の創設。また、今回で第17回目となるWIF「マックスマーラ フェイス・オブ・ザ・フューチャー・アワード」は、2006年に「ウィメン・イン・フィルム クリスタル+ルーシー賞(WIF Crystal + Lucy Awards)」の1つとして発足。映画やテレビ業界で活躍し、業界や一般社会に貢献した、独自のスタイルを持つ女優に授与されている。過去には、ジェンマ・チャン(Gemma Chan)、エリザベス・デビッキ(Elizabeth Debicki)、ローズ・バーン(Rose Byrne)、クロエ・グレース・モレッツ(Chloe Grace Moretz)、ケイティ・ホームズ(Katie Holmes)、ゾーイ・サルダナ(Zoe Saldana)、エミリー・ブラント(Emily Blunt)、マリア・ベロ(Maria Bello)らが受賞している。

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2022年WIF「マックスマーラ フェイス・オブ・ザ・フューチャー賞」はリリ・ラインハート 映画業界の女性を称える

 「マックスマーラ(MAX MARA)」と、映画業界における女性の地位向上を支援する非営利団体ウィメン・イン・フィルム(Women in Film以下、WIF)は、2022年度のWIF「マックスマーラ フェイス・オブ・ザ・フューチャー・アワード(Max Mara Face of the Future Award)」の受賞者に女優のリリ・ラインハート(Lili Reinhart)を選出した。10月27日に米カリフォルニア州ビバリーヒルズで開催される、22年WIFオナーズ(2022 WIF Honors)で賞を授与する予定。

 ラインハートは、ネットフリックス(NETFLIX)の映画『2つの人生が教えてくれること(原題:Look Both Ways)』に主演するとともに、エグゼクティブ・プロデューサーを務めている。また、青春ドラマ『ケミカル・ハーツ(原題:Chemical Hearts)』でも、やはり主演とエグゼクティブ・プロデューサーを務めた。そのほか、映画『ハスラーズ(原題:HUSTLERS)』『ガルヴェストン(原題:Galveston)』『マイ・ビューティフル・デイズ(原題:Miss Stevens)』などに出演。自身の制作会社スモール・ヴィクトリー・プロダクションズ(SMALL VICTORY PRODUCTIONS)を率いるほか、20年に出版した詩集『スイミングレッスン(Swimming Lessons)』は「ニューヨーク・タイムズ(NEW YORK TIMES)」のベストセラーリストに掲載された。

 マリア・ジュリア・プレツィオーソ・マラモッティ(Maria Giulia Prezioso Maramotti)「マックスマーラ」グローバル・ブランド・アンバサダーは、「リリはビジネスウーマンとして、才能のある女優として、そして女性がありのままの姿で心地よくいられる活動の支援者として、『マックスマーラ』の価値観を体現する存在だ。彼女は『マックスマーラ』のスタイルアンバサダーであるだけでなく、ブランドの価値観を発信するアンバサダーでもある。彼女のような素晴らしいアーティストを祝福することができ、とてもうれしく名誉に思っている」と語った。

 カーステン・シャファー(Kirsten Schaffer)WIF最高経営責任者は、「リリに同賞を授与することができ、とても誇らしく思う。今回の受賞は、リリの素晴らしいスタイルや、自身の制作会社のプロデューサーとしての舞台裏での目覚ましい活躍のみならず、メンタルヘルスやボディーイメージに関する問題に積極的に取り組む活動家としての顔も評価して決定した」と述べた。

 ウィメン・イン・フィルムは、1973年の創設。また、今回で第17回目となるWIF「マックスマーラ フェイス・オブ・ザ・フューチャー・アワード」は、2006年に「ウィメン・イン・フィルム クリスタル+ルーシー賞(WIF Crystal + Lucy Awards)」の1つとして発足。映画やテレビ業界で活躍し、業界や一般社会に貢献した、独自のスタイルを持つ女優に授与されている。過去には、ジェンマ・チャン(Gemma Chan)、エリザベス・デビッキ(Elizabeth Debicki)、ローズ・バーン(Rose Byrne)、クロエ・グレース・モレッツ(Chloe Grace Moretz)、ケイティ・ホームズ(Katie Holmes)、ゾーイ・サルダナ(Zoe Saldana)、エミリー・ブラント(Emily Blunt)、マリア・ベロ(Maria Bello)らが受賞している。

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エマ・ワトソンが「プラダ」の新作香水の顔に 監督デビューについて米「WWD」に語る

 「プラダ(PRADA)」はこのほど、新作ウィメンズフレグランス“パラドックス”のキャンペーンを公開した。同キャンペーンのショートフィルムでは俳優のエマ・ワトソン(Emma Watson)が主演しただけでなく監督としても携わったことで話題を呼んでいる。

 “パラドックス”はその名の通り、社会のプレッシャーや規範に逆らうように自分らしく生きることをコンセプトとしている。「まさに私の生き方だと思った。『プラダ』が描く女性像は、常に好奇心を持っている自由な女性。社会からさまざまなプレッシャーや制限を受ける中でも、私自身も常に自由な発想を持つように努めている。あらゆる女性に自由と強さ、自信、パワーを与えられるようなプロジェクトに携わりたかった」とエマ。

 ここ数年カメラの前に立つことがなかった彼女にとって、同キャンペーンは久しぶりの出演となっただけでなく監督としてのデビュー作にもなった。エマは米「WWD」に対し、「ちょうど監督業にも挑戦してみたいと思っていた時に、『プラダ』から声を掛けられ運命だと感じた」と話した。実は7歳の時から監督という仕事に興味を持っていたという。「誰も私に監督の仕事を持ちかけることもなかったから、まさか自分がなれると思っていなかった。でも、ストーリーを作って語ることは昔から好きだったし、得意だと思っていた」と続ける。

 「プラダ」のクリエイティブ・ディレクターを務めるミウッチャ・プラダ(Miuccia Prada)について「ミウッチャは従来の美の概念に囚われず、これまでフェミニニティ(女性らしさ)を再定義してきた。ステレオタイプを疑問視し覆すような新たなフェミニニティの形だと思う」と語った。

 “パラドックス”はロレアル(L’OREAL)が「プラダ」のフレグランスとビューティ製品のライセンスを2021年1月に取得後、初めてゼロから手掛けたフレグランスだ。ロレアルのヤン・アンドレア(Yann Andrea)「プラダ ビューティ(PRADA BEAUTY)」インターナショナル・ジェネラル・マネジャーは、「本質を求め、本当に必要とされるような、テクノロジーを駆使した今日のラグジュアリーの要素を取り入れた。同時に、現代女性が持つ多面性もたたえたかった」と話した。

 ボトルデザインは、ブランドを象徴する三角形のロゴを再解釈した形状を取り入れた。調香は香料メーカーのジボダン(GIVAUDAN)のマスター調香師であるナデージュ・ル・ガランテゼック(Nadege Le Garlantezec)、シャマラ・メゾンデュー(Shyamala Maisondieu)、アントワーヌ・メゾンデュー(Antoine Maisondieu)が手掛け、タイムレスでアバンギャルド、ナチュラルで革新的な香りをイメージして創作。サステナビリティを意識し、モロッコ産のネロリオイルをはじめとする倫理的に調達した原料に加え、レフィル可能なボトルにこだわった。

 ロレアルは「プラダ」のビューティライセンスを取得後、まずは既存のフレグランス製品の立て直しに着手。その一環で “ルナ ロッサ オーシャン”を発売し、同シリーズは世界中でヒットした。中でもアメリカでは「プラダ」の香水ビジネスの規模は8位にランクインし、市場平均の2倍のスピードで成長した。最近はリアル店舗での展開に加え、オンラインビジネスの成長に注力し、アメリカではフレグランス専門の自社ECサイトをローンチした。同社は今回の“パラドックス”の売り上げ見込みを明かさなかったものの、業界筋は年内におおよそ1億ドル(約143億円)を達すると予測する。

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キム・カーダシアンが「スチュアート・ワイツマン」のアンバサダーに就任

 米タペストリー(TAPESTRY)傘下のシューズブランド「スチュアート・ワイツマン(STUART WEITZMAN)」は、新たなブランドアンバサダーにキム・カーダシアン(Kim Kardashian)を起用した。キムは同ブランドの2022-23年秋冬キャンペーンにも登場する。

 “断固とした態度、力強く立つ”などを意味する“スタンド・ストロング(Stand Strong)”と銘打たれた今回のキャンペーンで、キムはブーツやサンダルなどを着用。撮影はファッション・フォトグラファーのマリオ・ソレンティ(Mario Sorrenti)が行った。なお、同社はこのキャンペーンを通じて、女性リーダーに投資する非営利団体バイタル・ボイシズ・グローバル・パートナーシップ(Vital Voices Global Partnership)と提携し、その取り組みを支援するという。

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多様性の促進を掲げる団体のファッション・アワード、LVMHと提携してヴァージルを称える賞を新設

 ファッション業界のダイバーシティ(多様性)の促進を掲げる団体ハーレム・ファッション・ロウ(Harlem’s Fashion Row)は、LVMHモエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)の北米事業とのパートナーシップにより、15周年を記念したファッションショー&スタイルアワードを開催した。

 ファッション業界における多様性や平等など、ダイバーシティ&インクルージョンを支援することを目的とした同イベントの今年のテーマは「Future's Past(未来の過去)」。ファッションの未来を紹介するイベントをプライベートな空間で行った。

 さらに今回のイベントでは、昨年11月21日に死去した「ルイ・ヴィトン」のメンズ・アーティスティック・ディレクターで、「オフ-ホワイト ヴァージル アブロー(OFF-WHITE c/o VIRGIL ABLOH)」の創設者でもある故ヴァージル・アブロー(Virgil Abloh)氏の功績を称える賞をLVMHの提供で新設した。プレゼンターは妻であるシャノン・アブロー(Shannon Abloh)が務めた。同賞は文化、コミュニティー、イノベーションへの貢献を通じて、ヴァージルの精神、輝き、ビジョンを体現する個人を表彰するものだという。

 第1回ヴァージル・アブロー賞には女優兼作家・プロデューサーのイッサ・レイ(Issa Rae)、デザイナー・オブ・ザ・イヤーは「セルジオ・ハドソン」を率いるセルジオ・ハドソン(Sergio Hudson)、エディター・オブ・ザ・イヤーは「ワシントン・ポスト(The Washington Post)」紙のシニア・クリティック・アット・ラージのロビン・ギヴハン(Robin Givhan)、スタイリスト・オブ・ザ・イヤーはセレブリティーのスタイリングなどを手がけるアデ・サミュエル(Ade Samuel)、アイコン・オブ・ザ・イヤーをジャネット・ジャクソン(Janet Jackson)がそれぞれ受賞した。

 ブランディス・ダニエル=ハーレム・ファッション・ロウ創設者兼最高経営責任者は、「アフリカ系アメリカ人はファッションの分野で豊かな歴史を持っているが、彼らの貢献の多くは歴史の中に埋もれてしまい、認識されずにきた。 しかし、ハーレム・ファッション研究所やブラック・ファッション・ミュージアムを創設したロイス・アレクサンダー・レイン(Lois Alexander Lane)のような黒人デザイナーの活躍なくしては、ハーレム・ファッション・ロウは存在し得なかっただろう。アン・ロウ(Anne Lowe)やエリザベス・ケックリー(Elizabeth Keckley)、ユニス・ジョンソン(Eunice Johnson)といったパイオニアたちの仕事も然り。私たちは、過去にさかのぼって理解し、敬意を表し、過去から力を引き出すことで未来に向かって進んでいる」と語った。

 LMVHは、ハーレム・ファッション・ロウとの継続的なパートナーシップを通じて、ファッション業界がより多様性に富み、公平で包括的になることを目指す取り組みを続けている。例えば、同社の傘下ブランドのいくつかは、今回のファッションショーとスタイルアワードをサポートすることで貢献している。化粧品小売店のセフォラ(SEPHORA)は、ファッションデザイナーのオーロラ・ジェームズ(Aurora James)が設立した「15%プレッジ(15 Percent Pledge)」プログラム(黒人が所有するブランドに陳列棚の15%のスペースを提供するという取り組み)に参加しているアフリカ系ブランドの製品を、ショーに参加するブランドに提供。また、「ディオール ビューティー(DIOR BEAUTY)」はスキンケア、メイクアップアーティストチームのスポンサーとなったほか、「ティファニー(TIFFANY & CO.)」はイベント中のスタイルアワード受賞者とデザイナーにギフトを贈呈。モエ ヘネシーの米国事業はカクテルタイムのドリンクを提供した。

 アニッシュ・メルワニ(Anish Melwani)北米LVMH会長兼CEOは、「当社は多様性、公平性、包括性というレンズを通して、グループとメゾンの未来を見据えている。15周年を迎えたハーレム・ファッション・ロウとパートナーを組み、ハーレムコミュニティーの文化の豊かさと創造性にスポットライトを当てられることに興奮している」と述べ、「LVMHの各メゾンの成功は、世界中のクリエイティブな才能を発掘する能力に由来している。ハーレム出身の才能あるBIPOC(Black, Indigenous, and People of Colorの略で、黒人、先住民および有色人種の総称)デザイナー3人のニューヨーク・ファッション・ウィークでのデビューを支援できてうれしく思う」と続けた。なお、これにより今回デビューしたのは、メンズブランドの「コッテ ダルム(COTTE D’ARMES)」、ウィメンズの「ジョナサン ヘイデン(JOHNATHAN HAYDEN)」と「ニコル ベネフィールド(NICOLE BENEFIELD)」だった。

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「ニナ リッチ」、新クリエイティブ・ディレクターにハリス・リードを任命 セント・マーチンズ出身の26歳

 「ニナ リッチ(NINA RICCI)」は、新たなクリエイティブ・ディレクターにイギリス系アメリカ人デザイナーのハリス・リード(Harris Reed)を任命した。今年2月に退任した、ルシェミー・ボッター(Rushemy Botter)とリジー・ヘレブラー(Lisi Herrebrugh)前アーティスティック・ディレクターの後任となる。

 リード新クリエイティブ・ディレクターは、1996年生まれの26歳。2020年にロンドン芸術大学セントラル・セント・マーチンズ校(Central Saint Martins, University of The Arts London)を卒業した後、自身のブランド「ハリス リード」を立ち上げた。21-22年秋冬シーズンにコレクションデビューし、そのジェンダー・フルイド(流動的)でデカダンなデザインが注目を集めた。また、「ヴォーグ(VOGUE)」20年12月号の表紙を飾ったハリー・スタイルズ(Harry Styles)のスタイリングを手掛けたことで一躍有名に。21年10月には、「アースショットプライズ(THE EARTH SHOT PRIZE)」の授賞式に出席したエマ・ワトソン(Emma Watson)が「ハリス リード」のドレスを着用している。「ニナ リッチ」での初コレクションは、23年初頭に発表する予定。

 リード新クリエイティブ・ディレクターは、「長い歴史を持ち、グラマラスでパワフルなものでいっぱいの宝箱のような『ニナ リッチ』に加わることができ、とても光栄に思う。このアイコニックなメゾンで、ファッションとビューティにおけるフェミニンさとは何かについてチャレンジすることを楽しみにしている」とコメントした。

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“イージー・ギャップ”で契約トラブル 「ギャップ」の契約不履行でカニエから契約解除

 カニエ・ウェスト(Kanye West)改めイェ(Ye)は、「ギャップ(GAP)」が同ブランドの店舗で、自身が手掛ける「イージー(YEEZY)」と「ギャップ(GAP)」のコラボライン“イージー・ギャップ(YEEZY GAP)”の製品を販売することも、“イージー・ギャップ”専門の店舗をオープンすることもしなかったことが契約不履行に当たるとして、「ギャップ」との契約を解除した。

 イェの代理人は米「WWD」に対して「『ギャップ』の実質的な契約違反により、イェにはこの契約を終わらせる以外の選択肢が与えられなかった。イェはこの問題について解決に向けて熱心に取り組んだが、どうにもならなかった。イェは『イージー』の店舗を開くことで失われた時間を取り戻すべく、前を向いている」とコメントした。

 イェが「ギャップ」と契約を結んだのは業績が悪化していた「ギャップ」の救済のためだったという見方もあった。この契約が発表された2020年当初、ギャップ社の株価は19%上昇して12.07ドル(約1726円)となり、イェは同社の全株式の約2.3%に相当する最大850万株分の新株予約権を受け取った。

 多くのアナリストはこの契約について同社の再建のための努力と評価し、おおむね好意的に受け止めていた。しかし、契約締結後も「ギャップ」で“イージー・ギャップ”製品を見かけることはほぼなかったという。この契約解除が発表された際には、ギャップ社の株価は取引開始時に1.3%上昇。しかし、その日の終わりには3.6%下がり、1株9ドル(約1287円)で取り引きを終えた。

 イェと当初契約を締結したギャップ社の最高経営責任者だったソニア・シンガル(Sonia Syngal)は7月に突然退社し、同社は依然として後任を探している。

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「ルブタン」が中国企業に勝訴 レッドソール販売で約1億1000万円の支払命令

 北京知識産権法院(北京知的財産裁判所)は、皮革メーカーのカントン・ワンリマ・インダストリー(GUANGDONG WANLIMA INDUSTRIAL CO., LTD.)が赤い靴底の靴を製造したことと、“レッドソール シューズ”という製品説明を用いたことが「クリスチャン ルブタン(CHRISTIAN LOUBOUTIN以下、ルブタン)」のシグネチャーデザインであるレッドソールと極度に類似し、「悪意を持って侵害している」と判断し、カントン・ワンリマ・インダストリーに対して不正競争防止法違反を理由に該当製品の即時販売停止と500万人民元(約1億円)の損害賠償、44万5000人民元(約890万円)の訴訟費用の支払いを命じた。

 カントン・ワンリマ・インダストリーは深圳証券取引所に上場している企業で、「ルブタン」の製品に類似したレッドソールのハイヒールをTモール(T MALL)や百貨店などで販売してきた。

 「ルブタン」は、中国市場における影響力を証明するため、2003年に中国でレッドソールの宣伝を開始し、11年にはレッドソールの販売を開始したことを示す証拠を提出。当時と比較すると、中国における売上高が9億人民元(約180億円)を超えたことを明かした。裁判所は、これらの証拠について「ルブタン」のレッドソールの装飾と名称が「一定の影響力」を有していることを証明するのに十分だと判断した。

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キャサリン皇太子妃とメーガン妃、エリザベス女王の国葬は英ブランドで参列

 9月8日(現地時間、以下同)に亡くなった英国のエリザベス女王(Queen Elizabeth II)の国葬が、19日にロンドンのウェストミンスター寺院(Westminster Abbey)で行われた。葬儀には王室メンバーや政府関係者、各国の元首や首脳が参列した。

 キャサリン皇太子妃(Catherine, Princess of Wales)は、英国ブランドの「アレキサンダー・マックイーン(ALEXANDER McQUEEN)」の黒いコートドレスを着用。ヴェール付きの帽子と、エリザベス女王から受け継いだ真珠のチョーカーを組み合わせた。真珠はエリザベス女王が1975年に日本を公式訪問した際に日本政府が贈ったもので、王室御用達の宝石店が4連のチョーカーに仕立てた。中央にはダイヤモンドの留め具が配されている。キャサリン皇太子妃は、2017年にエリザベス女王とエディンバラ公爵フィリップ殿下(Prince Philip, Duke of Edinburgh)の結婚70周年記念式典が行われた際、女王からこのチョーカーを貸与されて初めて身に着けた。また、故ダイアナ・フランセス(Diana Frances)元皇太子妃も、1982年にオランダを公式訪問した時にこれを貸与されている。

 メーガン・マークル(Meghan Markle)=サセックス公爵夫人は、同じく英国のブランドである「ステラ マッカートニー(STELLA MCCARTNEY)」のケープドレスと「スティーブン・ジョーンズ(STEPHEN JONES)」の帽子を選択。真珠のイヤリングは、2018年に女王から贈られたものだという。

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「コーチ」親会社が2025年度に向けた成長戦略・財務目標を発表 3年で売上高1兆円超えを目指す

 「コーチ(COACH)」「ケイト・スペード ニューヨーク(KATE SPADE NEW YORK)」「スチュアート・ワイツマン(STUART WEITZMAN)」などを傘下に持つタペストリー(TAPESTRY)は9日、投資家向けの説明会を開催し、2025年度に向けた成長戦略と財務目標を発表した。また、シューズブランド「スチュアート・ワイツマン」のグローバルアンバサダーにキム・カーダシアン(Kim Kardashian)を起用することも発表した。

 タペストリーは、25年度までに売上高を年平均6~7%ずつ伸ばし、22年6月期の66億8450万ドル(約9558億円)から80億ドル(約1兆1440億円)にまで引き上げることを目指すと発表。そのほかにも25年度までに累積30億ドル(約4290億円)を株主に還元することや、年間7億ドル(約1001億円)以上の自社株買いを財務目標として掲げている。

 同社によると、新型コロナウイルスによる中国市場の業績悪化は徐々に回復の兆しを見せているという。今後は最大のマーケットである北米と中国に注力しつつ、未開拓の東南アジアやヨーロッパ市場についても可能性を探り、グローバルな成長を目指す。

 複数のブランドを傘下に持つタペストリーだが、ブランド・ポートフォリオの拡充よりも既存ブランドについて「成長性を持ったプラットフォームの構築」に注力するという。

 タペストリーは、8月に22年6月通期決算を発表。売上高が前期比16.3%増の66億8450万ドル(約9558億円)、営業利益は同21.4%増の11億7580万ドル(約1681億円)、純利益は同2.6%増の8億5630万ドル(約1224億円)だった。

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ファッション通信簿Vol.69 さまざまなドラマを生んだ2022年ベネチア国際映画祭に来場した俳優らのレッドカーペットルックを米「WWD」が勝手にジャッジ!

 米「WWD」の人気企画「ファッション通信簿」では、ストリートからパーティー、レッドカーペットに至るまで、海外セレブたちのファッションを厳しくチェック。評価を絵文字でお伝えするとともに、それぞれのファッションポイントを勝手に辛口ジャッジ!

 第69回は、8月31日から9月10日にかけて開催された第79回ベネチア国際映画祭に来場した俳優陣が登場。レッドカーペットルックには定評のあるティモシー・シャラメ(Timothee Chalamet)や、映画「TAR」で最優秀主演女優賞を受賞したケイト・ブランシェット(Cate Blanchett)まで、ドレスアップした姿を披露。俳優陣のスタイルの評価はいかに!?

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プーチがインドのアーユルヴェーダブランドを買収

 プーチ(PUIG)はインド発のビューティ・ウエルネスブランド「カーマ アーユルヴェーダ(KAMA AYURVEDA)」の過半数株式を取得した。プーチはもともと2019年に1250万ユーロ(約17億8700万円)で同社の少数株式を取得していた。今回の取引額は公表していない。

 「カーマ アーユルヴェーダ」02年に創業。インド発祥の伝統医療で頭、体、精神のバランスを図るアーユルヴェーダに基づいたブランドだ。製品は全てナチュラルかつオーガニックで、化粧品からウエルネス製品まで幅広く取り扱う。現在インドに54店舗を運営しており、年内に60店舗以上に拡大させる。23年にはイギリスをはじめとする海外市場にも進出する予定だ。

 プーチはインド市場に注目をしており、「今回の買収はビューティ・ウエルネス領域の発展が見込まれるインド市場へのコミットメントを表す」とコメントを発表。中でも「カーマ アーユルヴェーダ」はオンラインでの人気と現地の認知度の高さにより、さらなるグローバル展開のポテンシャルを見出している。今後プーチはブランド育成やスキンケアテクノロジー、フレグランスのノウハウを同ブランドに提供するという。

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アン・ハサウェイとアナ・ウインターが並んで「マイケル・コース」コレクションを鑑賞 「プラダを着た悪魔」が現実に!?

 9月14日、「マイケル・コース(MICHAEL KORS)」の2023年春夏コレクションのショーが開催され、俳優のアン・ハサウェイ(Anne Hathaway)や元プロテニス選手のセリーナ・ウィリアムズ(Serena Williams)らがフロントローに着席した。アンは映画「プラダを着た悪魔(原題:The Devil Wears Prada)」に主演した際のファッションやヘアスタイルを思わせるルックで登場。同映画の名物編集長、ミランダ・プリーストリー(Miranda Priestly)役のモデルになったといわれているアナ・ウィンター(Anna Wintour)米「ヴォーグ」編集長兼コンデナスト(CONDENAST)アーティスティック・ディレクターと並ぶアイコニックな瞬間が誕生した。

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NCTのジェノがオープニングに登場! 「ピーター ドゥ」2023年春夏コレクション

 ニューヨーク発の「ピーター ドゥ(PETER DO)」は13日、2023年春夏コレクションのショーを開催した。同ブランドは18年の立ち上げ以来、ウィメンズに注力してきたが、今回初めてメンズウエアを披露。そのファーストルックを、韓国の大手芸能事務所SMエンターテインメント所属のK-POPグループNCT 127(エヌシーティー127)のメンバー、ジェノ(JENO)が着用した。

 ジェノは、背中がカットアウトされたシルクの黒いタキシードジャケットに、サイドスリットの入ったサテンのバギーパンツ、スクエアトゥのプラットフォームブーツで仕上げたルックで登場。ショーのオープニングを飾った。

 「ピーター ドゥ」は、今年5月に行われたファッション展覧会のオープニングイベント「メットガラ(MET GALA)」で、NCT 127のジャニー(Johnny)にカスタムメイドのスーツを提供している。黒のシルクサテンで作られたタキシードを身に着けたジャニーの様子は大きな話題を呼び、米調査会社ネットベース・クイッド(NETBASE QUID)によれば、ソーシャルメディア上で約24万のメンションがあったという。その後、「ピーター ドゥ」はSMエンターテインメントとパートナーシップ契約を締結。このことから、今回のショーには同事務所に所属するSM ROOKIES(SM ルーキーズ)のショウヘイ(SHOHEI)とウンソク(EUNSEOK)も登場した。

 デザイナーのピーター・ドゥは、フィービー・ファイロ(Phoebe Philo)が率いた時代の「セリーヌ(CELINE)」で培った高いテーラーリング技術を生かした、タイムレスで上質なリアルクローズを得意としている。今回のコレクションも、美しいシルエットのスーツやブレザー、ユニセックスなデザインのシャツ、タンクトップ、パンツ、スカート、トレンチコートなどで構成。スーツやコートを解体して内側の構造を見せたり、レザージャケットやフリルシャツの背中をカットアウトして肌を見せたりと、卓越したクリエイティビティーが印象的なショーとなった。

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「オメガ」の“スピードマスター ’57”新キャンペーンにジョージ・クルーニーとヒョンビンが登場

 世界最大の時計企業であるスウォッチ グループ(SWATCH GROUP)傘下のスイスブランド「オメガ(OMEGA)」は、アイコニックな“スピードマスター '57(Speedmaster '57)”コレクションの新たなキャンペーンに、長年アンバサダーを務めている米俳優ジョージ・クルーニー(George Clooney)と、2020年にアンバサダーに就任した韓国の俳優ヒョンビン(Hyun Bin)を起用した。

 1957年に誕生した“スピードマスター”は、今年で65周年。レーシングチームや陸上競技のトラックエンジニアのために作られたこのオリジナルモデルを再解釈し、2013年に発表されたのが“スピードマスター '57”コレクションだ。今回発売する新作は、マスタークロノメーターにアップグレードされており、よりスリムなスタイルとなっている。ケース径は40.5mmで、8つのステンレススティール製モデルをそろえた。

 「オメガ」によれば、クルーニーの「クラシックでアイコニックな佇まい」と、ヒョンビンの「クールでモダンなスピリット」が“スピードマスター '57”の魅力と通底していることから、今回キャンペーンに起用したという。同社のレイナルド・アッシェリマン(Raynald Aeschlimann)社長兼最高経営責任者は、「(“スピードマスター '57”の)上質でタイムレスな価値を表現し、現代の粋なスタイルにマッチすることを証明してくれる完璧な人選だ」と語った。

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「フェンディ」2023年春夏コレクションのフロントローにセレブが勢ぞろい! キム・カーダシアンやサラ・ジェシカ・パーカーも

 「フェンディ(FENDI)」は9日、2023年春夏コレクションのショーを開催した。会場となったニューヨーク・マンハッタンにあるハマースタイン・ボールルーム(Hammerstein Ballroom)のフロントローには、キム・カーダシアン(Kim Kardashian)、俳優のサラ・ジェシカ・パーカー(Sarah Jessica Parker)とナオミ・ワッツ(Naomi Watts)、モデルのケイト・モス(Kate Moss)、クリスティー・ターリントン(Christy Turlington)、アンバー・ヴァレッタ(Amber Valetta)、シャローム・ハーロウ(Shalom Harlow)、韓国の俳優イ・ミンホ(Lee Min-ho)とソン・ヘギョ(Song Hye-kyo)らの豪華な顔ぶれがそろった。

 また、今回のコレクションで協業したデザイナーのマーク・ジェイコブス(Marc Jacobs)のほか、トミー・ヒルフィガー(Tommy Hilfiger)、ザック・ポーゼン(Zac Posen)の姿もあった。

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カーラ・デルヴィーニュ×「カール・ラガーフェルド」コラボ記念パーティーを開催 海外インフルエンサーら集結

 モデルで俳優のカーラ・デルヴィーニュ(Cara Delevingne)と「カール・ラガーフェルド(KARL LAGERFELD)」のコラボコレクションの発売を記念し、12日にニューヨークでパーティーが開かれた。コラボカプセルコレクションは“カーラ ラブス カール(Cara Loves Karl)”と題し、ジェンダーニュートラルなアパレルをXXS〜XXLサイズで展開。数量限定で同ブランドのオンラインストアと、ロサンゼルスで開くポップアップストアなどで販売する。

 パーティーにカーラ本人は登場しなかったものの、同じくブランドとコラボ経験のあるモデルのアンバー・ヴァレッタ(Amber Valetta)や、俳優のニーナ・ドブレフ(Nina Dobrev)、カマラ・ハリス(Kamala Harris)米副大統領の継娘であるエラ・エムホフ(Ella Emhoff)といった著名人やインフルエンサーが集まった。参加者のスナップを紹介する。

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ロンドン・ファッション・ウイーク、エリザベス女王の国葬当日はショーを中止 多くのブランドが日程変更

 9月8日(現地時間、以下同)に亡くなった英国のエリザベス女王(Queen Elizabeth II)の国葬が、19日にロンドンのウェストミンスター寺院(Westminster Abbey)で行われる。これに伴い、英国ファッション協議会(British Fashion Council)は、当初は主要なビジネス活動に限り予定通り実施するとしていた16~20日のロンドン・ファッション・ウイークについて、国葬の当日である19日は全てのショーやイベントを中止すると発表した。また、ほかの日程についても参加ブランドと調整したという。

 英国王室御用達の認定を受けている「バーバリー(BURBERRY)」は、17日に行う予定だったランウエイショーの中止を、エリザベス女王の死去が報じられた当日に決定した。米「WWD」によれば、新たな日程として26日に行う見込みで、会場などは後日発表する。「ラフ・シモンズ(RAF SIMONS)」も、16日に開催予定だったショーの中止を発表している。

 そのほか、「ロベルタ エイナー(ROBERTA EINER)」と 「ディ ペツァ(DI PETSA)」はショーを中止し、ルックブックでコレクションを発表する。「エデライン リー(EDELINE LEE)」「パトリック・マクダウェル(PATRICK McDOWELL)」「カウシック ヴェレンドラ(KAUSHIK VELENDRA)」「パーディ(PURDEY)」「パリア・コープ(PARIAH CORP)」はショーをロンドン・ファッション・ウイーク期間外に延期する。

 ロンドン・ファッション・ウイーク期間内で日時が変更されたブランドは、「エフティシア(EFTYCHIA)」「チョポヴァ ロウェナ(CHOPOVA LOWENA)」「アンクタ サルカ(ANCUTA SARCA)」「プロナウンス(PRONOUNCE)」「シネイド オドワイヤー(SINEAD O'DWYER)」「クリストファー ケイン(CHRISTOPHER KANE)」「ディラーラ フィンディコグルー(DILARA FINDIKOGLU)」「チェット ロー(CHET LO)」「エミリア ウィックステッド(EMILIA WICKSTEAD)」「ポール&ジョー(PAUL & JOE)」「ヘレン アンソニー(HELEN ANTHONY)」「ロクサンダ(ROKSANDA)」「スーザン ファング(SUSAN FANG)」「リチャード クイン(RICHARD QUINN)」となっている。

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2022年「エミー賞」のレッドカーペットルック83選をお届け!

 第74回「エミー賞(Emmy Awards)」の授賞式が9月12日、ロサンゼルスで開催された。「エミー賞」は、アメリカで放送されたテレビドラマや番組の中から、優れた作品やプロデューサー、俳優らを称える賞。2022年は、「ユーフォリア(Euphoria)」でドラマシリーズ部門の主演女優賞を受賞したゼンデイヤ(Zendaya)や、「イカゲーム」で同助演女優賞にノミネートされたチョン・ホヨン(Jung Hoyeon)らが集結。ここでは、レッドカーペットを彩る著名人らの83ルックをお届け!

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「マルニ」2023年春夏コレクションのフロントローにケンダル・ジェンナー マドンナやドージャ・キャットも

 モデルのケンダル・ジェンナーは10日、ボーイフレンドでプロバスケットボール選手のデビン・ブッカー(Devin Booker)とともに、ニューヨークで開催された「マルニ(MARNI)」の2023年春夏コレクションのフロントローに着席した。同コレクションには、ほかにもマドンナ(Madonna)やドージャ・キャット(Doja Cat)らも参加した。

 ケンダルは夏らしい花柄のドレスに黒のロングブーツを合わせて、季節の変わり目にうまく合わせた着こなしを披露。その後、クリエイティブ・ディレクターを務める「FWRD」の秋冬キャンペーンを祝うパーティーを「GQ」のウィル・ウェルチ(Will Welch)=エディター・イン・チーフと共催した。ニューヨーク・ファッション・ウイークでは、「プロエンザ スクーラー(PROENZA SCHOULER)」と「カイト(KHAITE)」のショーにも出席した。

 ここでは、「マルニ」2023年春夏コレクションの参加者とケンダルがホストしたパーティーの参加者のスナップを紹介する。

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「フェンディ」の“バゲット”がティファニーブルーに! アイコンバッグの25周年を記念したコラボ

 「フェンディ(FENDI)」は、ニューヨーク・ファッション・ウイークの初日である9日、2023年春夏コレクションのショーを開催した。アイコニックなバッグ“バゲット(Baguette)”の25周年を記念し、「ティファニー(TIFFANY & CO.)」とのコラボバッグが登場したほか、マーク・ジェイコブス(Marc Jacobs)とのコラボコレクションも披露した。

 1997年に誕生した“バゲット”は、フランスの女性が地元のベーカリーで買ったバゲットを腕の下に抱えて街を歩く姿にインスピレーションを受け、シルヴィア・フェンディ(Silvia Venturini Fendi)=アーティスティック・ディレクターがデザイン。ニューヨークを舞台とした人気ドラマシリーズ「セックス・アンド・ザ・シティ(SEX AND THE CITY)」で、メインキャラクターの一人であるキャリー・ブラッドショー(Carrie Bradshaw)が愛用していたことで一躍注目され、世界中で人気となった。こうしたニューヨークとのつながりのほか、2020年12月に「フェンディ」の親会社であるLVMHモエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)が「ティファニー」を総額158億ドル(約2兆2120億円)で買収して傘下に収めたことなどから、今回の協業が実現したと見られている。なお、「ティファニー」はLVMHによる買収後、初めてのコラボとなった。

 「ティファニー」×「フェンディ」の“バゲット”は、鮮やかな“ティファニーブルー”のクロコダイルやスムースレザー、シルクサテン素材で作られたバッグに、シルバーやホワイトゴールドの留め具やチャーム、ダイヤモンドなどがあしらわれている。サイズはミディアムとナノがあり、前者はスマートフォンや小物類が入る複数のポケットを内側に付けて利便性を高めた。また、エナメル製の“バゲット”型チャームなども用意した。発売は23年1月の予定で、価格は2350~14万ドル(約32万〜1960万円)。両ブランドの店舗などで取り扱う。

 「フェンディ」の23年春夏コレクションは、カラフルなスポーツウエアと美しくテーラリングされたスーツ、アウターなどが印象的。スリップスカートの上にチュールが重ねられていたり、スエットシャツとスパンコール合わせてあったりと、マキシマリストなディテールも豊富に見られた。マーク・ジェイコブスが手掛けた作品は、ショーの後半に登場。ヒストリカルでロマンティックな雰囲気とストリートウエアをミックスした10のルックを披露した。また、「マーク ジェイコブス」のアイコニックな“ザ トートバッグ(THE TOTE BAG)”の特徴であるロゴデザインを移植し、“THE BAGUETTE”とロゴを入れたカーフスキン製の“バゲット”や、スワロフスキー(SWAROVSKI)のクリスタルをふんだんにあしらったモデルなども発表した。

 「フェンディ」のウィメンズとクチュールを率いるキム・ジョーンズ(Kim Jones)=アーティスティック・ディレクターは、「ティファニー」のニューヨーク5番街旗艦店の近くに「フェンディ」の店舗をオープンした際、ダイヤモンドに“バゲット・カット”というカットがあると思い出したことも、今回のコラボレーションにつながっていると説明。「現在、世界中で陰鬱な出来事が起きているので、何か楽しいことをしたいと思った。『ティファニー』『マーク ジェイコブス』『フェンディ』を組み合わせることで、遊び心に満ちた、祝祭的なコレクションとなった」と語った。

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「フェンディ」の“バゲット”がティファニーブルーに! アイコンバッグの25周年を記念したコラボ

 「フェンディ(FENDI)」は、ニューヨーク・ファッション・ウイークの初日である9日、2023年春夏コレクションのショーを開催した。アイコニックなバッグ“バゲット(Baguette)”の25周年を記念し、「ティファニー(TIFFANY & CO.)」とのコラボバッグが登場したほか、マーク・ジェイコブス(Marc Jacobs)とのコラボコレクションも披露した。

 1997年に誕生した“バゲット”は、フランスの女性が地元のベーカリーで買ったバゲットを腕の下に抱えて街を歩く姿にインスピレーションを受け、シルヴィア・フェンディ(Silvia Venturini Fendi)=アーティスティック・ディレクターがデザイン。ニューヨークを舞台とした人気ドラマシリーズ「セックス・アンド・ザ・シティ(SEX AND THE CITY)」で、メインキャラクターの一人であるキャリー・ブラッドショー(Carrie Bradshaw)が愛用していたことで一躍注目され、世界中で人気となった。こうしたニューヨークとのつながりのほか、2020年12月に「フェンディ」の親会社であるLVMHモエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)が「ティファニー」を総額158億ドル(約2兆2120億円)で買収して傘下に収めたことなどから、今回の協業が実現したと見られている。なお、「ティファニー」はLVMHによる買収後、初めてのコラボとなった。

 「ティファニー」×「フェンディ」の“バゲット”は、鮮やかな“ティファニーブルー”のクロコダイルやスムースレザー、シルクサテン素材で作られたバッグに、シルバーやホワイトゴールドの留め具やチャーム、ダイヤモンドなどがあしらわれている。サイズはミディアムとナノがあり、前者はスマートフォンや小物類が入る複数のポケットを内側に付けて利便性を高めた。また、エナメル製の“バゲット”型チャームなども用意した。発売は23年1月の予定で、価格は2350~14万ドル(約32万〜1960万円)。両ブランドの店舗などで取り扱う。

 「フェンディ」の23年春夏コレクションは、カラフルなスポーツウエアと美しくテーラリングされたスーツ、アウターなどが印象的。スリップスカートの上にチュールが重ねられていたり、スエットシャツとスパンコール合わせてあったりと、マキシマリストなディテールも豊富に見られた。マーク・ジェイコブスが手掛けた作品は、ショーの後半に登場。ヒストリカルでロマンティックな雰囲気とストリートウエアをミックスした10のルックを披露した。また、「マーク ジェイコブス」のアイコニックな“ザ トートバッグ(THE TOTE BAG)”の特徴であるロゴデザインを移植し、“THE BAGUETTE”とロゴを入れたカーフスキン製の“バゲット”や、スワロフスキー(SWAROVSKI)のクリスタルをふんだんにあしらったモデルなども発表した。

 「フェンディ」のウィメンズとクチュールを率いるキム・ジョーンズ(Kim Jones)=アーティスティック・ディレクターは、「ティファニー」のニューヨーク5番街旗艦店の近くに「フェンディ」の店舗をオープンした際、ダイヤモンドに“バゲット・カット”というカットがあると思い出したことも、今回のコラボレーションにつながっていると説明。「現在、世界中で陰鬱な出来事が起きているので、何か楽しいことをしたいと思った。『ティファニー』『マーク ジェイコブス』『フェンディ』を組み合わせることで、遊び心に満ちた、祝祭的なコレクションとなった」と語った。

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英エリザベス女王が死去 ロンドン・ファッション・ウイークは予定通り開催

 英王室は8日、エリザベス女王(Queen Elizabeth II)が滞在中のスコットランド・バルモラル城(Balmoral Castle)で亡くなったことを発表した。96歳だった。葬儀の詳細は明らかにされていないが、英BBCによれば、10〜11日後にウェストミンスター寺院(Westminster Abbey)で行われる見込み。

 これを受け、英国ファッション協議会(British Fashion Council以下、BFC)は、16〜20日に開催されるロンドン・ファッション・ウイークを予定通り行うことを発表。ただしこれは主要なビジネス活動に限定されており、公式スケジュールにあるパーティーやオープニングイベントなどはキャンセルする。また、葬儀の日時が分かり次第、同日にショーを予定しているなど影響を受けるブランドと連携して日程を調整するという。

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英エリザベス女王が死去 ロンドン・ファッション・ウイークは予定通り開催

 英王室は8日、エリザベス女王(Queen Elizabeth II)が滞在中のスコットランド・バルモラル城(Balmoral Castle)で亡くなったことを発表した。96歳だった。葬儀の詳細は明らかにされていないが、英BBCによれば、10〜11日後にウェストミンスター寺院(Westminster Abbey)で行われる見込み。

 これを受け、英国ファッション協議会(British Fashion Council以下、BFC)は、16〜20日に開催されるロンドン・ファッション・ウイークを予定通り行うことを発表。ただしこれは主要なビジネス活動に限定されており、公式スケジュールにあるパーティーやオープニングイベントなどはキャンセルする。また、葬儀の日時が分かり次第、同日にショーを予定しているなど影響を受けるブランドと連携して日程を調整するという。

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韓国化粧品最大手アモーレパシフィックが高級自然派スキンケア「タタハーパー」買収 北米市場に本腰

 韓国化粧品最大手のアモーレパシフィック(AMOREPACIFIC)はこのほど、アメリカのラグジュアリー・ナチュラル・スキンケアブランド「タタハーパー(TATA HERPER)」を買収した。取引額などの詳細は公開されていない。この買収によりアモーレパシフィックはクリーンビューティ分野に本格参入する。北米市場におけるビジネス拡大に向けた足場固めともみられている。なお、創業者のタタ・ハーパーは今後も同ブランドを率いる。

 「タタハーパー」はコロンビア出身の創業者により2010年に創設。家族が癌を患ったことをきっかけに、合成化学物質不使用の自然な原料で作られたスキンケア化粧品を求めて開発した。初期はeコマースでビジネスを拡大し、現在は小売チェーンのセフォラ(SEPHORA)やブルーマーキュリー(BLUE MERCURY)、老舗百貨店のニーマン・マーカス(NEIMAN MARCUS)、ECのネッタポルテ(NET-A PORTER)やカルトビューティ(CULTBEAUTY)などで展開する。2015年にアライアンス・コンシューマー・グロース(Aliance Consumer Growth)の少額出資を受け、17年の売り上げは6000万〜6500万ドル(約84億〜91億円)を記録した。

 一方、アモーレパシフィックの21年の売上高は46億1000万(約6454億円)ドル。コロナ前の水準への回復途中にあり、低迷する韓国国内の小売りチャネルからオンラインビジネスに軸足を移し注力する。海外売り上げの大部分を占める中国ではデジタル施策が奏功し、中核ブランドの「ソルファス(SULWHASOO、雪花秀)」と「ラネージュ(LANEIGE)」が2ケタ伸長。北米では、アマゾンで「ラネージュ」と「イニスフリー(INNISFREE)」の販売を開始し、同エリアの第2四半期の売上高は前年同期比66%増を記録した。

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フランスの老舗百貨店プランタンがニューヨーク進出 ウォールストリートの歴史的なビルに

 フランスの百貨店プランタン(PRINTEMPS)は7日、グローバル展開を強化する取り組みの一環として、ニューヨークに初の店舗をオープンすると発表した。同店は2024年春に開業の予定。金融街として知られるウォールストリートとブロードウェイが交差する角に立つ50階建ての歴史的な高層ビル、ワン・ウォールストリート(One Wall Street)の2層分を使用する。売り場面積は約5000平方メートル、ブロードウェイに面するファサードは約100メートルだという。

 ジャン・マーク・ベラーチェ(Jean-Marc Bellaiche)=プランタングループ最高経営責任者(CEO)は、「インターナショナルにグループを発展させていく上で、アメリカは重要な役割を担う。ニューヨークへの進出により、知名度のさらなる向上や成長の機会が期待できる。地元住民と観光客の双方にユニークな体験を提供できるだろう。また、同店はラグジュアリーやファッション、ホーム、ビューティの戦略的なEC機能なども持つ」と語った。

 プランタンのアメリカ進出に伴い、ローラ・レンドラム(Laura Lendrum)がプランタン アメリカのCEOに就任。同氏はこれまで、「サンローラン(SAINT LAURENT)」「グッチ(GUCCI)」「ラルフ・ローレン(RALPH LAUREN)」の北米事業プレジデントなどを務めている。プランタンでは、オリジナル性の高いブランドキュレーションやパーソナライズドサービスの充実、シームレスなオムニチャンネルの提供などに取り組む。

 プランタングループは、2013年にルクセンブルクの投資会社ディヴァイン・インベストメンツ(DIVINE INVESTMENTS)に買収された。19年には、30年までに売り上げを約40億ドル(約5600億円)に倍増させる成長戦略を策定したものの、コロナ禍の影響などにより、これを3〜4年以内に20億ユーロ(約2700億円)を目指すと修正した。現在はフランス国内でアウトレットなどを含む20店を運営している。

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フランスの老舗百貨店プランタンがニューヨーク進出 ウォールストリートの歴史的なビルに

 フランスの百貨店プランタン(PRINTEMPS)は7日、グローバル展開を強化する取り組みの一環として、ニューヨークに初の店舗をオープンすると発表した。同店は2024年春に開業の予定。金融街として知られるウォールストリートとブロードウェイが交差する角に立つ50階建ての歴史的な高層ビル、ワン・ウォールストリート(One Wall Street)の2層分を使用する。売り場面積は約5000平方メートル、ブロードウェイに面するファサードは約100メートルだという。

 ジャン・マーク・ベラーチェ(Jean-Marc Bellaiche)=プランタングループ最高経営責任者(CEO)は、「インターナショナルにグループを発展させていく上で、アメリカは重要な役割を担う。ニューヨークへの進出により、知名度のさらなる向上や成長の機会が期待できる。地元住民と観光客の双方にユニークな体験を提供できるだろう。また、同店はラグジュアリーやファッション、ホーム、ビューティの戦略的なEC機能なども持つ」と語った。

 プランタンのアメリカ進出に伴い、ローラ・レンドラム(Laura Lendrum)がプランタン アメリカのCEOに就任。同氏はこれまで、「サンローラン(SAINT LAURENT)」「グッチ(GUCCI)」「ラルフ・ローレン(RALPH LAUREN)」の北米事業プレジデントなどを務めている。プランタンでは、オリジナル性の高いブランドキュレーションやパーソナライズドサービスの充実、シームレスなオムニチャンネルの提供などに取り組む。

 プランタングループは、2013年にルクセンブルクの投資会社ディヴァイン・インベストメンツ(DIVINE INVESTMENTS)に買収された。19年には、30年までに売り上げを約40億ドル(約5600億円)に倍増させる成長戦略を策定したものの、コロナ禍の影響などにより、これを3〜4年以内に20億ユーロ(約2700億円)を目指すと修正した。現在はフランス国内でアウトレットなどを含む20店を運営している。

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「ルイ・ヴィトン」が中国で2023年春夏メンズのスピンオフショーを開催

 「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」は、6月にパリで披露した2023年春夏メンズ・コレクションのスピンオフショーを中国・河北省のビーチで行う。日時は9月16日17時30分(現地時間)からで、ブランドの公式ウェブサイトなどでライブ配信する。

 会場となる阿那亜・黄金海岸社区は北京から電車でおよそ2時間の距離にあり、気軽に訪れることのできる風光明媚な観光地として人気だという。周辺には現代美術館であるUCCAデューン・アート・ミュージアム(UCCA Dune Art Museum)やアートセンター、海岸に立つモダンな図書館などがある。現在、ビーチでは会場の設営が進められており、中国版インスタグラムの「シャオフォンシュウ(Xiaohongshu、小紅書、通称RED)」には地元住民などが撮影した設営の様子が投稿されている。

 「ルイ・ヴィトン」が中国でメンズ・コレクションを発表するのは、20年8月に行われた上海でのショーに続いて今回が2回目。ウィメンズでは、21年9月に同じく上海で22年春夏コレクションのリピートショーを行った。マイケル・バーク(Michael Burke)=ルイ・ヴィトン会長兼最高経営責任者は以前、こうしたリピート(スピンオフ)ショーを行うと「顧客の購入額が10倍になる」とコメントしている。

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「メイベリン ニューヨーク」が中国1万店舗を閉鎖してオンライン販売のみに移行

 ロレアル(L'OREAL)傘下のコスメブランド「メイベリン ニューヨーク(MAYBELLINE NEW YORK)」は、中国市場における販売方法をオンラインとオフラインのミックスからオンラインのみに移行する。競合するCブランドが台頭する中、プレステージカテゴリーに注力する。

 「メイベリン ニューヨーク」は現在、ECのTモール(TMALL)やJDドットコム(JD.COM)に加え、大手ドラッグチェーンのワトソンズ(Watsons)や現地化粧品店などを含む約1万の実店舗で販売している。地元メディアによると、業績不振の店舗やリース契約が終了する店舗から順次閉鎖するという。同ブランドはすでにスーパーマーケットからは2018年、百貨店からは20年に撤退している。

 市場調査会社によると、中国市場における同ブランドの市場シェアは、18年の10.7%から昨年は4.9%に落ち込んだ。一方、地元中国コスメの「フローラシス(FLORASIS、花西子)」は6.8%、「パーフェクトダイアリー(PERFECT DIARY、完美日記」は6.4%を占め、中国で今最も人気のある2大ブランドとなっている。

 ロレアルで「メイベリン ニューヨーク」を擁するコンシューマープロダクツ事業本部の21年度の売上高は、前年同期比4.5%増の122億3000万ユーロ(約1兆6755億円)だったのに対し、リュクス事業本部は同21.3%増の123億5000万ユーロ(約1兆6919億円)を記録し同社最大のカテゴリーとなった。そのため、中国市場で全店舗を閉鎖する一方、ラグジュアリースキンケアブランドの「カリタ(CARITA)」を年内に南京と北京にオープンする予定だ。

 同社は米「WWD」に、「20年以降、中国市場において消費者の変化に適応するため、オンラインとオフラインを掛け合わせた販売戦略へ変革してきた。これらが消費者に多様でインタラクティブなショッピング体験をもたらし、22年の第2四半期にはオンライン市場におけるシェアが拡大できた」とコメント。

 「メイベリン ニューヨーク」は、1996年にロレアルが買収し、97年に中国市場に参入した。スーパーマーケットや百貨店などの実店舗をメインに展開し、マス市場におけるキープレーヤーとなった。近年は中国で急速に成長するeコマースやCビューティブランドの台頭により苦戦していた。

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英「ヴォーグ」編集長が自伝出版パーティーをロンドンで開催 ケイト・モス、サルマ・ハエックらが出席

 英「ヴォーグ(VOGUE)」のエドワード・エニンフル(Edward Enninful)編集長は4日、自伝「A Visible Man」の出版記念パーティーをロンドンで開催した。パーティーには、フランソワ・アンリ・ピノー(Francois-Henri Pinault)=ケリング(KERING)会長兼最高経営責任者と妻である俳優のサルマ・ハエック(Salma Hayek)や、人権活動家のマララ・ユスフザイ(Malala Yousafzai)、ケイト・モス(Kate Moss)、デザイナーのステラ・マッカートニー(Stella McCartney)らが参加した。

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レディー・ガガの華麗なるファッション遍歴 “肉ドレス”、メットガラから来日公演まで

 9月3、4日の日本公演のため来日した歌手のレディー・ガガ(Lady Gaga)。約8年ぶりの来日公演で、チケットも発売後、即完売した。アカデミー賞(ACADEMY AWARDS)受賞の歌手、俳優でありながら、常に話題を呼ぶ唯一無二のファッションアイコンでもある。2009年から10年以上、ガガのファッションスタイリストとクリエイティブディレクターを務めているのは、日本人の母とイタリア人の父を持ち、静岡県出身のニコラ・フォルミケッティ(Nicola Formichetti)。そんな日本との関わりも深い、ガガのファッション遍歴をおさらいしてみよう。

 ゼロ年代後半に歌手として台頭してから、奇抜でユニークなルック、レッドカーペットのクラシックルックの2つのスタイルで知られているガガ。特にデビュー初期は、キッチュでとにかく目立つコスチューム的なルックが多かった。代表的なルックといえば、10年グラミー賞での「ジョルジオ アルマーニ プリヴェ(GIORGIO ARMANI PRIVE)」の“天体”ドレスや、“卵”で登場しステージ上で“孵化”した11年のパフォーマンスの衣装などだろう。忘れてならないのは、伝説の“肉ドレス”だ。10年のMTVビデオ・ミュージック・アワード(MTV VIDEO MUSIC AWARDS)で着用し、賛否両論を呼んだが、12年近く経った今も語り継がれているルックだ。

 徐々に俳優としての道を進み始めてからは、古き良きハリウッドをほうふつとさせる華やかでクラシックなスタイルに変化した。映画「アリー/スター誕生(A Star Is Born)」のイベントでは、ガガらしさを加えた“ハリウッドグラマー”なルックをいくつか披露した。ゴールデン・グローブ賞(GOLDEN GLOBES)で着用した「ヴァレンティノ(VALENTINO)」のスミレ色のボールガウンは、1954年公開の原作「スタア誕生(A Star Is Born)」でジュディ・ガーランド(Judy Garland)が着ていたドレスへのオマージュだった。アカデミー賞では、「アレキサンダー・マックイーン(ALEXANDER McQUEEN)」の黒のカスタムドレスを「ティファニー(TIFFANY & CO.)」の128カラットのイエローダイヤモンドとコーディネート。この歴史的に重要なダイアモンドを身につけ、公の場に登場した女性は数人しかいないという。

 今年1月に公開された映画「ハウス・オブ・グッチ(House of Gucci)」のプレスツアーでは、今までよりもエッジの効いたスタイルを見せた。「ヴェルサーチェ(VERSACE)」「グッチ(GUCCI)」「ジョルジオ アルマーニ(GIORGIO ARMANI)」などイタリアンブランドでそろえた。ロンドンでのプルミエール試写会では、「グッチ」の22年春夏コレクションから、深いパープルのシルクシフォンのドレスを着用した。

 ワールドツアー「ザ・クロマティカ・ボール(THE CHROMATICA BALL)」で、8年ぶりの来日公演を終えたガガ。同公演でも期待に負けない、エキセントリックな衣装を披露した。昆虫のような触覚のマスクと紫のボディスーツを合わせた”悪役”ルックやファッションデザイナーでもある妹のナタリー・ジャーマノッタ(Natali Germanotta)のゴールドの巨大ガウンなど、奇抜なスタイルはまだまだ健在だ。来日中に更新したインスタグラムでは「カンサイ ヤマモト(KANSAI YAMAMOTO)」の華やかなフローラルのシャツとパンツを着用した。

 ガガは、19年の映画「ジョーカー(Joker)」の続編「Joker: Folie a Deux(原題、ジョーカー:フォリアドゥ)」に出演することが正式に発表されている。公開は24年とまだ先だが、彼女がどのようなファッションをするのか今から楽しみだ。

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レディー・ガガの華麗なるファッション遍歴 “肉ドレス”、メットガラから来日公演まで

 9月3、4日の日本公演のため来日した歌手のレディー・ガガ(Lady Gaga)。約8年ぶりの来日公演で、チケットも発売後、即完売した。アカデミー賞(ACADEMY AWARDS)受賞の歌手、俳優でありながら、常に話題を呼ぶ唯一無二のファッションアイコンでもある。2009年から10年以上、ガガのファッションスタイリストとクリエイティブディレクターを務めているのは、日本人の母とイタリア人の父を持ち、静岡県出身のニコラ・フォルミケッティ(Nicola Formichetti)。そんな日本との関わりも深い、ガガのファッション遍歴をおさらいしてみよう。

 ゼロ年代後半に歌手として台頭してから、奇抜でユニークなルック、レッドカーペットのクラシックルックの2つのスタイルで知られているガガ。特にデビュー初期は、キッチュでとにかく目立つコスチューム的なルックが多かった。代表的なルックといえば、10年グラミー賞での「ジョルジオ アルマーニ プリヴェ(GIORGIO ARMANI PRIVE)」の“天体”ドレスや、“卵”で登場しステージ上で“孵化”した11年のパフォーマンスの衣装などだろう。忘れてならないのは、伝説の“肉ドレス”だ。10年のMTVビデオ・ミュージック・アワード(MTV VIDEO MUSIC AWARDS)で着用し、賛否両論を呼んだが、12年近く経った今も語り継がれているルックだ。

 徐々に俳優としての道を進み始めてからは、古き良きハリウッドをほうふつとさせる華やかでクラシックなスタイルに変化した。映画「アリー/スター誕生(A Star Is Born)」のイベントでは、ガガらしさを加えた“ハリウッドグラマー”なルックをいくつか披露した。ゴールデン・グローブ賞(GOLDEN GLOBES)で着用した「ヴァレンティノ(VALENTINO)」のスミレ色のボールガウンは、1954年公開の原作「スタア誕生(A Star Is Born)」でジュディ・ガーランド(Judy Garland)が着ていたドレスへのオマージュだった。アカデミー賞では、「アレキサンダー・マックイーン(ALEXANDER McQUEEN)」の黒のカスタムドレスを「ティファニー(TIFFANY & CO.)」の128カラットのイエローダイヤモンドとコーディネート。この歴史的に重要なダイアモンドを身につけ、公の場に登場した女性は数人しかいないという。

 今年1月に公開された映画「ハウス・オブ・グッチ(House of Gucci)」のプレスツアーでは、今までよりもエッジの効いたスタイルを見せた。「ヴェルサーチェ(VERSACE)」「グッチ(GUCCI)」「ジョルジオ アルマーニ(GIORGIO ARMANI)」などイタリアンブランドでそろえた。ロンドンでのプルミエール試写会では、「グッチ」の22年春夏コレクションから、深いパープルのシルクシフォンのドレスを着用した。

 ワールドツアー「ザ・クロマティカ・ボール(THE CHROMATICA BALL)」で、8年ぶりの来日公演を終えたガガ。同公演でも期待に負けない、エキセントリックな衣装を披露した。昆虫のような触覚のマスクと紫のボディスーツを合わせた”悪役”ルックやファッションデザイナーでもある妹のナタリー・ジャーマノッタ(Natali Germanotta)のゴールドの巨大ガウンなど、奇抜なスタイルはまだまだ健在だ。来日中に更新したインスタグラムでは「カンサイ ヤマモト(KANSAI YAMAMOTO)」の華やかなフローラルのシャツとパンツを着用した。

 ガガは、19年の映画「ジョーカー(Joker)」の続編「Joker: Folie a Deux(原題、ジョーカー:フォリアドゥ)」に出演することが正式に発表されている。公開は24年とまだ先だが、彼女がどのようなファッションをするのか今から楽しみだ。

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リアーナの「サヴェージ×フェンティ」、9月8日にラウンジコレクションを発売

 リアーナ(Rihanna 本名:ロビン・リアーナ・フェンティ)によるランジェリーブランド「サヴェージ×フェンティ(SAVAGE X FENTY)」は、9月8日にラウンジコレクションを発売する。

 アイテムはTシャツ、タンクトップ、ジョガーパンツ、フーディー、ショートパンツ、レギンス、スリップ、ワンジーなど。着心地の良い柔らかな素材で作られており、色はブラック、グレー、ブルーのほか、鮮やかなオレンジやイエロー、深みのあるパープル、オリーブグリーンなどで展開。サイズはXXS~4Xをそろえ、価格は24.95~74.95ドル(約3400〜1万400円)。「サヴェージ×フェンティ」の店舗と公式オンラインストアで販売する。

 発売を記念したキャンペーンには、新たにアンバサダーに就任した俳優のジョーダン・アレクサンダー(Jordan Alexander)とダヴ・キャメロン(Dove Cameron)らが登場している。

 リアーナは、「『サヴェージ×フェンティ』は身に着けた人が自信を持ち、セクシーだと感じられることを大切にしている。ラウンジコレクションは、チルでリラックスしたアイテムでそれを実現した。着心地が良くて、自分らしく振る舞えて、好きなようにスタイリングできる日常的な服を作りたかった」と語った。

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リアーナの「サヴェージ×フェンティ」、9月8日にラウンジコレクションを発売

 リアーナ(Rihanna 本名:ロビン・リアーナ・フェンティ)によるランジェリーブランド「サヴェージ×フェンティ(SAVAGE X FENTY)」は、9月8日にラウンジコレクションを発売する。

 アイテムはTシャツ、タンクトップ、ジョガーパンツ、フーディー、ショートパンツ、レギンス、スリップ、ワンジーなど。着心地の良い柔らかな素材で作られており、色はブラック、グレー、ブルーのほか、鮮やかなオレンジやイエロー、深みのあるパープル、オリーブグリーンなどで展開。サイズはXXS~4Xをそろえ、価格は24.95~74.95ドル(約3400〜1万400円)。「サヴェージ×フェンティ」の店舗と公式オンラインストアで販売する。

 発売を記念したキャンペーンには、新たにアンバサダーに就任した俳優のジョーダン・アレクサンダー(Jordan Alexander)とダヴ・キャメロン(Dove Cameron)らが登場している。

 リアーナは、「『サヴェージ×フェンティ』は身に着けた人が自信を持ち、セクシーだと感じられることを大切にしている。ラウンジコレクションは、チルでリラックスしたアイテムでそれを実現した。着心地が良くて、自分らしく振る舞えて、好きなようにスタイリングできる日常的な服を作りたかった」と語った。

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BLACKPINKが生むファッション効果 メンバーそれぞれが放つパワーと輝き

 ファッションアイコンとしての地位を着実に高めてきたK-POPアイドルグループ、ブラックピンク(BLACKPINK)。8月19日に2年ぶりとなる新曲「Pink Venom」をリリースしたほか、9月中旬には同曲を収録したアルバム「Born Pink」の発表とそれを引っ提げて行うワールドツアーが控えている。

 数多くのK-POPスターが存在する中、ブラックピンクはファッションで自分たちの魅力をうまく引き出し、スタイリッシュなイメージと彼女たちらしい美しさを放っていると評価されている。また裏側のストーリーなどを動画で見せることで、初々しく親しみやすい側面も発信。このギャップが、“ブリンクス(Blinks)”と呼ばれるファンを虜にする要因の1つと言われている。

 熱狂的なファンを持つメンバーのジェニー(JENNIE)、リサ(LISA)、ジス(JISOO)、ロゼ(ROSE)の4人は、それぞれがファッション業界に大きな影響力を持つ。例えばジェニーがネットフリックス(NETFLIX)のドキュメンタリーで着用したセーターは、「5回増産した」と同アイテムを手掛けるハン・チョン(Han Chong)「セルフ-ポートレート(SELF-PORTRAIT)」創業者は語る。

 同様に、ジェニーとロゼのスタイリングをよく担当する英国を拠点とするデザイナーのミミ・ウェード(Mimi Wade)は、「その影響力は本当にすごいものだ。ブラックピンクのファンからたくさんのメッセージやファンアート、コラージュをもらうし、投稿のリポストもしてくれる。ファッションへのインパクトは大きいし、彼女らをインスピレーションにする人も多い」と語る。実際、メンバーの着用アイテムは増産がかかることがほとんどだという。

 デビューして6年を迎えるブラックピンクだが、メンバーはそれぞれジュエリーやビューティ、ファッションブランドなどと関わりを持つ。インスタグラムでグループ最多である8100万のフォロワーを持つリサは「セリーヌ(CELINE)」と「ブルガリ(BVLGARI)」、ジェニーは「シャネル(CHANEL)」と韓国発のアイウエアブランド「ジェントル モンスター(GENTLE MONSTER)」、ジスは「ディオール(DIOR)」、ロゼは「イヴ・サンローラン(YVES SAINT LAURENT)」と「ティファニー(TIFFANY & CO.)」とそれぞれ契約を結んでおり、アンバサダーなどを務めている。

 ロゼをグローバルアンバサダーに任命した「ティファニー」は22年3月、同氏を“ハードウエア”キャンペーンに起用。ロンドンでイベントを開催したほか、リノベーション中の8階建ての旗艦店に彼女が出演するビルボード広告を掲げるなど、ロゼとのパートナーシップを大いに生かしている。

 アレクサンドル・アルノー(Alexandre Arnault)=ティファニー プロダクトおよびコミュニケーション部門エグゼクティブ・バイス・プレジデントは、「ブラックピンクは世界的な人気を獲得しており、影響力も大きい。K-POPや韓流ドラマのグローバルな流行はめざましく、今後も世界のトレンドをけん引していくだろう。ロゼは、ファンと誠実かつパーソナルにコミュニケーションする能力に長けており、『ティファニー』ブランドやそのコレクションを彼女のファンベースに広めてくれた。2年間のパートナーシップを通じて世界中の新しいオーディエンスにリーチすることができたし、今後もロゼとの関係を継続することを楽しみにしている」と語った。

 ブラックピンクが所属するYGエンターテインメントは、韓国有数の大手芸能事務所の1つ。あるラグジュアリーアクセサリーブランドが19年に米「WWD」に明かした話によれば、ジェニーとコラボする際のギャランティーは100万〜150万ドル(約1億3800万〜2億円)だそうだが、これはブラックピンクの人気が爆発する前のことだ。

 膨大な金額だが、ブランドのPRやプロモーションに関する投資効果や、ファッションショーや新商品の発表などのイベントなどで発生するメディア効果を表すメディア・インパクト・バリュー(Media Impact Value以下、MIV)の数値化などを行うデータテクノロジー企業ローンチメトリックス(LAUNCHMETRICS)によると、それだけつぎ込む価値が見られる。

 ローンチメトリックスによればジェニーが22年3月、「シャネル」のショーに登場した際のMIVは、360万ドル(約4億9000万円)と計測されている。ほかにも、同月にジスが「ディオール」のコレクション発表に足を運んでインスタグラムにその様子を載せた時は、その投稿だけでMIVは174万ドル(約2億4000万円)を記録。リサが6月、「セリーヌ(CELINE)」のフロントローに着席した時はSNSで大きなバズを生み出した。

 ブラックピンクのスタイリストを18年まで務めたのは、チェ・ギョンウォン(Choi Kyoung Won)。日本でのツアーを控える中、同年に米「WWD」のインタビューを受けている。その中で同氏は、「グループ発足当初から、YGはブラックピンクをほかのグループとは全く違った雰囲気で打ち出そうと決めていた。通常は新しいグループに対して大きな予算を組むことは少ないが、ブラックピンクに対しては融通を利かせてくれたし、スタイリングのために全面的に支援してくれた」と話す。

 「K-POPや韓国ドラマは非常に大きな影響力を持っている。韓国はトレンドの力も大きいので、著名人が着用したブランドやアイテムはすぐに大流行するし、社会現象になることもある」と続けた。例えば、ジェニーが空港や自宅で「メゾン キツネ(MAISON KITSUNE)」を着用した写真が公開された際には、アジア全体に渡るブランド知名度の押し上げに貢献したという。

 黒木理也とともに同ブランドを手掛けるジルダ・ロアエック(Gildas Loaec)は、「ジェニーによって、“雪玉効果”が生まれた。着用して以来ほかのK-POPアーティストらがブランドのアイテムを着始め、韓国ドラマでも衣装として使用されるようになった。日本を含め、アジアの各国で人気を集める韓国ドラマでの着用は大きな影響力があった」と語る。

 18年に「DDU-DU DDU-DU」でヒットを記録して以来は、YGエンターテインメント専属スタイリストのパク・ミンヒ(Park Min-hee)がグループのスタイリングを手掛けきた。空港でのパパラッチ写真から雑誌の表紙まで、事務所の許可が必要な場面では、同氏がメンバーのファッションを全て管轄していると見られている。

 ブラックピンクのスタイルは、ラグジュアリーでトレンド感のあるものから、新鋭的なスタイル、ストリートまで、さまざまな要素をミックスしている。リリースする曲に合うよう加減がうまく計算されており、ポップな曲にはキュートな衣装を、ハードなダンス曲にはエッジーなものを着用する。

 多くのアーティストとは異なり、ブラックピンクはブランドや店舗から衣装を買い取っていると言われている。体に合うようサイズや丈の仕立て直しに加えて、踊りやすいようにするためにインナーを直接縫い付けるなど、それぞれのルックのために調整が加えられているという。

 新曲「Pink Venom」のミュージックビデオでは、衣装に「ミュグレー(MUGLER)」を選択した。17年の就任以来、アーティストのルックや戦略的コラボレーションを通してブランドの再建に尽力してきたケーシー・カドウォールダー(Casey Cadwallader)=「ミュグレー」ウィメンズ・アーティスティック・ディレクターは、「これほど大きなパワーを感じるグループは見たことがない。ファンはエネルギーに溢れているし、とても忠実。マイケル・ジャクソン(Michael Jackson)より知名度があるのではないかと感じるくらいだ。ブランドにとっても大きな影響力があり、彼女たちの着用アイテムのほとんどはすぐに売り切れる」と語った。

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BLACKPINKが生むファッション効果 メンバーそれぞれが放つパワーと輝き

 ファッションアイコンとしての地位を着実に高めてきたK-POPアイドルグループ、ブラックピンク(BLACKPINK)。8月19日に2年ぶりとなる新曲「Pink Venom」をリリースしたほか、9月中旬には同曲を収録したアルバム「Born Pink」の発表とそれを引っ提げて行うワールドツアーが控えている。

 数多くのK-POPスターが存在する中、ブラックピンクはファッションで自分たちの魅力をうまく引き出し、スタイリッシュなイメージと彼女たちらしい美しさを放っていると評価されている。また裏側のストーリーなどを動画で見せることで、初々しく親しみやすい側面も発信。このギャップが、“ブリンクス(Blinks)”と呼ばれるファンを虜にする要因の1つと言われている。

 熱狂的なファンを持つメンバーのジェニー(JENNIE)、リサ(LISA)、ジス(JISOO)、ロゼ(ROSE)の4人は、それぞれがファッション業界に大きな影響力を持つ。例えばジェニーがネットフリックス(NETFLIX)のドキュメンタリーで着用したセーターは、「5回増産した」と同アイテムを手掛けるハン・チョン(Han Chong)「セルフ-ポートレート(SELF-PORTRAIT)」創業者は語る。

 同様に、ジェニーとロゼのスタイリングをよく担当する英国を拠点とするデザイナーのミミ・ウェード(Mimi Wade)は、「その影響力は本当にすごいものだ。ブラックピンクのファンからたくさんのメッセージやファンアート、コラージュをもらうし、投稿のリポストもしてくれる。ファッションへのインパクトは大きいし、彼女らをインスピレーションにする人も多い」と語る。実際、メンバーの着用アイテムは増産がかかることがほとんどだという。

 デビューして6年を迎えるブラックピンクだが、メンバーはそれぞれジュエリーやビューティ、ファッションブランドなどと関わりを持つ。インスタグラムでグループ最多である8100万のフォロワーを持つリサは「セリーヌ(CELINE)」と「ブルガリ(BVLGARI)」、ジェニーは「シャネル(CHANEL)」と韓国発のアイウエアブランド「ジェントル モンスター(GENTLE MONSTER)」、ジスは「ディオール(DIOR)」、ロゼは「イヴ・サンローラン(YVES SAINT LAURENT)」と「ティファニー(TIFFANY & CO.)」とそれぞれ契約を結んでおり、アンバサダーなどを務めている。

 ロゼをグローバルアンバサダーに任命した「ティファニー」は22年3月、同氏を“ハードウエア”キャンペーンに起用。ロンドンでイベントを開催したほか、リノベーション中の8階建ての旗艦店に彼女が出演するビルボード広告を掲げるなど、ロゼとのパートナーシップを大いに生かしている。

 アレクサンドル・アルノー(Alexandre Arnault)=ティファニー プロダクトおよびコミュニケーション部門エグゼクティブ・バイス・プレジデントは、「ブラックピンクは世界的な人気を獲得しており、影響力も大きい。K-POPや韓流ドラマのグローバルな流行はめざましく、今後も世界のトレンドをけん引していくだろう。ロゼは、ファンと誠実かつパーソナルにコミュニケーションする能力に長けており、『ティファニー』ブランドやそのコレクションを彼女のファンベースに広めてくれた。2年間のパートナーシップを通じて世界中の新しいオーディエンスにリーチすることができたし、今後もロゼとの関係を継続することを楽しみにしている」と語った。

 ブラックピンクが所属するYGエンターテインメントは、韓国有数の大手芸能事務所の1つ。あるラグジュアリーアクセサリーブランドが19年に米「WWD」に明かした話によれば、ジェニーとコラボする際のギャランティーは100万〜150万ドル(約1億3800万〜2億円)だそうだが、これはブラックピンクの人気が爆発する前のことだ。

 膨大な金額だが、ブランドのPRやプロモーションに関する投資効果や、ファッションショーや新商品の発表などのイベントなどで発生するメディア効果を表すメディア・インパクト・バリュー(Media Impact Value以下、MIV)の数値化などを行うデータテクノロジー企業ローンチメトリックス(LAUNCHMETRICS)によると、それだけつぎ込む価値が見られる。

 ローンチメトリックスによればジェニーが22年3月、「シャネル」のショーに登場した際のMIVは、360万ドル(約4億9000万円)と計測されている。ほかにも、同月にジスが「ディオール」のコレクション発表に足を運んでインスタグラムにその様子を載せた時は、その投稿だけでMIVは174万ドル(約2億4000万円)を記録。リサが6月、「セリーヌ(CELINE)」のフロントローに着席した時はSNSで大きなバズを生み出した。

 ブラックピンクのスタイリストを18年まで務めたのは、チェ・ギョンウォン(Choi Kyoung Won)。日本でのツアーを控える中、同年に米「WWD」のインタビューを受けている。その中で同氏は、「グループ発足当初から、YGはブラックピンクをほかのグループとは全く違った雰囲気で打ち出そうと決めていた。通常は新しいグループに対して大きな予算を組むことは少ないが、ブラックピンクに対しては融通を利かせてくれたし、スタイリングのために全面的に支援してくれた」と話す。

 「K-POPや韓国ドラマは非常に大きな影響力を持っている。韓国はトレンドの力も大きいので、著名人が着用したブランドやアイテムはすぐに大流行するし、社会現象になることもある」と続けた。例えば、ジェニーが空港や自宅で「メゾン キツネ(MAISON KITSUNE)」を着用した写真が公開された際には、アジア全体に渡るブランド知名度の押し上げに貢献したという。

 黒木理也とともに同ブランドを手掛けるジルダ・ロアエック(Gildas Loaec)は、「ジェニーによって、“雪玉効果”が生まれた。着用して以来ほかのK-POPアーティストらがブランドのアイテムを着始め、韓国ドラマでも衣装として使用されるようになった。日本を含め、アジアの各国で人気を集める韓国ドラマでの着用は大きな影響力があった」と語る。

 18年に「DDU-DU DDU-DU」でヒットを記録して以来は、YGエンターテインメント専属スタイリストのパク・ミンヒ(Park Min-hee)がグループのスタイリングを手掛けきた。空港でのパパラッチ写真から雑誌の表紙まで、事務所の許可が必要な場面では、同氏がメンバーのファッションを全て管轄していると見られている。

 ブラックピンクのスタイルは、ラグジュアリーでトレンド感のあるものから、新鋭的なスタイル、ストリートまで、さまざまな要素をミックスしている。リリースする曲に合うよう加減がうまく計算されており、ポップな曲にはキュートな衣装を、ハードなダンス曲にはエッジーなものを着用する。

 多くのアーティストとは異なり、ブラックピンクはブランドや店舗から衣装を買い取っていると言われている。体に合うようサイズや丈の仕立て直しに加えて、踊りやすいようにするためにインナーを直接縫い付けるなど、それぞれのルックのために調整が加えられているという。

 新曲「Pink Venom」のミュージックビデオでは、衣装に「ミュグレー(MUGLER)」を選択した。17年の就任以来、アーティストのルックや戦略的コラボレーションを通してブランドの再建に尽力してきたケーシー・カドウォールダー(Casey Cadwallader)=「ミュグレー」ウィメンズ・アーティスティック・ディレクターは、「これほど大きなパワーを感じるグループは見たことがない。ファンはエネルギーに溢れているし、とても忠実。マイケル・ジャクソン(Michael Jackson)より知名度があるのではないかと感じるくらいだ。ブランドにとっても大きな影響力があり、彼女たちの着用アイテムのほとんどはすぐに売り切れる」と語った。

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「バレンシアガ」2022-23年秋冬キャンペーンにキム・カーダシアンが登場

 「バレンシアガ(BALENCIAGA)」はこのほど、キム・カーダシアン(Kim Kardashian)らを起用した2022-23年秋冬コレクションのキャンペーンを発表した。

 キムのほかには、俳優のアレクサ・デミー(Alexa Demie)、K-popグループK.A.R.D(カード)のメンバーでラッパーのビッグマシュー(Big Matthew)、韓国のバレーボール選手キム・ヨンギョン(Kim Yeon-koung)、モデルのカディム・ソック(Khadim Sock)が登場。さまざまな天候の森林、砂漠、ビーチ、都市などを舞台にしたビジュアルはベルリンのフォトグラファー、ダニエル・ロシュ(Daniel Roche)が撮影した。ムービーは、バルセロナを拠点とするディレクターのマウ・モルゴ(Mau Morgo)が手掛けている。

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「バレンシアガ」2022-23年秋冬キャンペーンにキム・カーダシアンが登場

 「バレンシアガ(BALENCIAGA)」はこのほど、キム・カーダシアン(Kim Kardashian)らを起用した2022-23年秋冬コレクションのキャンペーンを発表した。

 キムのほかには、俳優のアレクサ・デミー(Alexa Demie)、K-popグループK.A.R.D(カード)のメンバーでラッパーのビッグマシュー(Big Matthew)、韓国のバレーボール選手キム・ヨンギョン(Kim Yeon-koung)、モデルのカディム・ソック(Khadim Sock)が登場。さまざまな天候の森林、砂漠、ビーチ、都市などを舞台にしたビジュアルはベルリンのフォトグラファー、ダニエル・ロシュ(Daniel Roche)が撮影した。ムービーは、バルセロナを拠点とするディレクターのマウ・モルゴ(Mau Morgo)が手掛けている。

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「シャネル」がアイコニックなウオッチ“プルミエール”の復刻版を発売 35周年を記念

 「シャネル(CHANEL)」は、アイコニックなウオッチ“プルミエール(PREMIERE)”の35周年を記念し、オリジナル復刻版を10月1日に発売する。

 1987年に誕生した“プルミエール”は、「シャネル」のアーティスティック・ディレクターを約40年にわたって務めた故ジャック・エリュ(Jacques Helleu)氏が、パリのヴァンドーム広場にインスピレーションを受けてデザイン。同ブランド初のウオッチとして瞬く間に人気を博し、パリとスイス・ジュネーブにウオッチ専門のブティックをオープンした。

 今回発売する復刻版は、オリジナルのデザインを再現しつつ、時計の技術的な部分をアップデートした。また現在の「シャネル」バッグとマッチするよう、ケースやチェーンはより柔らかな色味のゴールドとなっている。価格は5500ユーロ(約75万円)で、世界中の「シャネル」ブティックで取り扱う。

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「シャネル」がアイコニックなウオッチ“プルミエール”の復刻版を発売 35周年を記念

 「シャネル(CHANEL)」は、アイコニックなウオッチ“プルミエール(PREMIERE)”の35周年を記念し、オリジナル復刻版を10月1日に発売する。

 1987年に誕生した“プルミエール”は、「シャネル」のアーティスティック・ディレクターを約40年にわたって務めた故ジャック・エリュ(Jacques Helleu)氏が、パリのヴァンドーム広場にインスピレーションを受けてデザイン。同ブランド初のウオッチとして瞬く間に人気を博し、パリとスイス・ジュネーブにウオッチ専門のブティックをオープンした。

 今回発売する復刻版は、オリジナルのデザインを再現しつつ、時計の技術的な部分をアップデートした。また現在の「シャネル」バッグとマッチするよう、ケースやチェーンはより柔らかな色味のゴールドとなっている。価格は5500ユーロ(約75万円)で、世界中の「シャネル」ブティックで取り扱う。

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「バーバリー」がリカルド・ティッシの後任探し? 元「ボッテガ」ダニエル・リーと交渉か

 「バーバリー(BURBERRY)」は、チーフ・クリエイティブ・オフィサーを務めるリカルド・ティッシ(Riccardo Tisci)との契約が2023年初めに満了を迎えるため、その後任候補を探すために複数のデザイナーとコンタクトを取っているようだ。

 業界筋によると、そのうちの1人は21年11月に突然「ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)のクリエイティブ・ディレクターを退任したダニエル・リー(Daniel Lee)だという。ある関係者は、リーと「バーバリー」は、契約に至っていないものの話し合いを進めていると話す。

 「バーバリー」は噂や憶測にはコメントしないと述べている。同ブランドは、7月に開催された第1四半期決算発表の場で、ティッシに満足していると述べ、後任探しをしているかどうかについてはコメントしなかった。ティッシは17年間「バーバリー」を率いてきたクリストファー・ベイリー(Christopher Bailey)の後任として18年に同ブランドのチーフ・クリエイティブ・オフィサーに就任した。

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「バーバリー」がリカルド・ティッシの後任探し? 元「ボッテガ」ダニエル・リーと交渉か

 「バーバリー(BURBERRY)」は、チーフ・クリエイティブ・オフィサーを務めるリカルド・ティッシ(Riccardo Tisci)との契約が2023年初めに満了を迎えるため、その後任候補を探すために複数のデザイナーとコンタクトを取っているようだ。

 業界筋によると、そのうちの1人は21年11月に突然「ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)のクリエイティブ・ディレクターを退任したダニエル・リー(Daniel Lee)だという。ある関係者は、リーと「バーバリー」は、契約に至っていないものの話し合いを進めていると話す。

 「バーバリー」は噂や憶測にはコメントしないと述べている。同ブランドは、7月に開催された第1四半期決算発表の場で、ティッシに満足していると述べ、後任探しをしているかどうかについてはコメントしなかった。ティッシは17年間「バーバリー」を率いてきたクリストファー・ベイリー(Christopher Bailey)の後任として18年に同ブランドのチーフ・クリエイティブ・オフィサーに就任した。

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米フレッド シーガル、オリジナルのアパレルコレクションを発売 着想源は“LAのネイバーフッド”

 米ロサンゼルス発のセレクトショップ、フレッド シーガル(FRED SEGAL)は、オリジナルのアパレルコレクション「ザ・ネイバーフッド・コレクション(The Neighborhoods Collection)」を発売した。

 ロサンゼルスの近隣地域(ネイバーフッド)を着想源とした本コレクションのデザインは、ハーレーダビッドソン(HARLEY-DAVIDSON)のリード・デザイナーを務めていたアルフレード・セッティミオ(Alfredo Settimio)が行った。ブランドロゴもアップデートしたという。アイテムはオーバーサイズでジェンダーニュートラルなシルエットのTシャツ、スエットシャツ、スエットパンツ、フーディーなど22型をそろえ、ネオンカラー6色を含む12色で展開。主にオーガニックもしくはリサイクルコットンを使用し、地元ロサンゼルスのメリヤス工場で生産した。価格は180~390ドル(約2万4000〜5万3000円)。

 イタリア生まれで、ロサンゼルスで暮らして30年になるというセッティミオは、「イタリアでデザイナーをしていた当時からフレッド シーガルと取り引きしていたし、ロサンゼルスに来てからもよく通っている。大切に思っているショップのコレクションを手掛けることができて、とても光栄だ」と語った。

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化粧品国内大手が下方修正の中、ロレアルは大幅な増収増益を達成

 ロレアル(L'OREAL)の2022年1〜6月期決算は、売上高が前年同期比20.9%増の183億6000万ユーロ(約2兆5153億円)、営業利益が25.3%増の37億4550ユーロ(約5131億円)、純利益が同25.2%増の32億5400万ユーロ(約4457億円)と増収増益だった。収益力を上げて持続可能な価値を創出し、イノベーションとコスト管理を通じてポートフォリオを安定させたことにより、原料価格の高騰などの悪影響を相殺した。

 事業部別では、「キールズ(KIEHL’S)」「イヴ・サンローラン(YVES SAINT LAURENT)」「ビオテルム(BIOTHERM)」などを擁するリュクス事業本部が25.6%増の68億7100万ユーロ(約9413億円)でと、スキンケアとフレグランス、メイクアップの全てのカテゴリーで期待以上のパフォーマンスを達成した。「セラヴィ(CERAVE)」「ラ ロッシュ ポゼ(LA ROCHE POSAY)」「ヴィシー(VICHY)」などが属するアクティブコスメティックス事業本部も、同28%増の25億3600万ユーロ(約3474億円)と引き続き好調だった。同事業本部は、全ての地域で2ケタ増を達成した。

 プロフェッショナルプロダクツ事業本部は同21.7%増の21億6380万ユーロ(約2964億円)を記録。「ロレアル プロフェッショナル(L’OREAL PROFESSIONAL)」「ケラスターゼ(KERASTASE)」「レッドケン(REDKEN)」などが属する同事業本部は、全地域で上半期の増益を達成した。特にインド、中国本土、北米、ドイツにおいて卓越したパフォーマンスを上げた。一方、「ロレアル パリ(L’OREAL PARIS)」「ガルニエ(GARNIER)」「ニックス プロフェッショナル メイクアップ(NYX PROFESSIONAL MAKEUP)」などを擁し、メイクアップ比重が重く低調だったコンシューマープロダクツ事業本部も同13.9%増の67億9400万ユーロ(約9307億円)と躍進した。

 地域別では、北米の売上高が同23.5%増の46億5000万ユーロ(約6370億円)、北アジアが同20.3%増の56億2000万ユーロ(約7699億円)、東南アジア・中東・北アフリカ・サブサハラアフリカが同28.3%増の14億340万ユーロ(約1922億円)、ラテンアメリカが同39.1%増の11億2500万ユーロ(約1541億円)だった。中国はeコマースにおけるグループの専門性が高まり、競争が激化する中でも着実な成長を遂げた。

 ニコラ・イエロニムス(Nicolas Hieronimus)最高経営責任者(CEO)は、「パンデミック発生から2年が経ち、『人付き合いをしたい』『革新的で優れたビューティ製品と出合いたい』という消費者の願いが裏付けられた。その結果、ビューティ市場の成長が加速している。ただ、当社は倍速での成長を遂げ、世界最大のビューティ企業としての地位をさらに強固にした。22年は想定を上回るパフォーマンスを達成し、前年に引き続き増収増益の年となることを確信している」とコメントした。

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着想源はミニトマト!? スタートアップが作る環境に優しいパッケージ&サンプリング手段4選

 コスメのパッケージはプラスチックかガラスだけだろうか?そして、外箱は使い捨てる以外にないのだろうか?現在は貝殻、海藻、野生の植物、紙など、さまざまな原料を用いた容器やサンプリング手法が生まれている。4つのスタートアップを紹介する。

ミニトマトを再現したノップラ

 ノップラ(NOTPLA)は、「パッケージを消してしまおう」を謳う。持続可能な包装資材を開発するスタートアップ企業は、使い捨てプラスチックに代わるパッケージの普及を目指す。2014年、ロドリゴ・ガルシア・ゴンザレス(Rodrigo Garcia Gonzalez)とピエール・パスリエ(Pierre Paslier)が学生の時に起業した。

 ノップラのマーケティングを担当するマルゴー・ダゲール(Margaux Deguerre)は、「液体をカプセルに閉じ込める方法を考えたとき、彼らは自然からインスピレーションを受け、ミニトマトを再現した」と言う。ノップラは、その名のとおりプラスチックではない素材、つまり海藻や植物といった、数週間で生分解されるものでできたパッケージをつくっている。

 現在は多くのスポーツイベントやフェスに協賛し、食品容器を生分解仕様にするコーティング事業にも挑戦。海藻の繊維を使ったノップラペーパー、オイルを内包できるノップラ ピペットなども開発した。後者は水で溶けるため、使い切りシャンプーなどの容器に使用できる。マーケティング担当のダゲールは、「化粧品業界にも関心を抱いている」という。

100回繰り返し可能なアイディ・セント

 アイディ・セント(iD SCENT)は、「におい」の商品化を考えた。香水のサンプリングを改革するのがねらいだ。

 新たなテクノロジー、「センティスト」は、100%リサイクルできる紙に香水を含ませる。空気を圧縮させることで、香りを紙の繊維になじませるのだ。この方法を使うと、揮発しないアルコールフリーの香水なら数カ月から数年に渡って香りを楽しめる。

 「ゲラン(GUERLAIN)」の“アクアアレゴリア ネロリア ベチバー”のサンプルは、香水のびんをイメージした紙の形で配られた。サンプルの上についている帽子のような部分を上に向かって引っ張ると、白いスティック上のサンプルが出てくる。このサンプルは、理論上は100回以上繰り返し使用可能だ。

 10年前に始まったアイディ・セントは、サンプルを多くの人々が共有できるように作られた。フランスのブロンを拠点とし、自国で再生可能で環境に配慮した紙を生産している。

食感、見た目、匂いを再現するオーガノイド

 オーガノイド・テクノロジー・ゲーエムベーハー(ORGANOID TECHNOLOGY GmBH以下、オーガノイド)は、商品の触り心地、見た目、においの再現をこだわり抜いている。ディレクターのアルプ・ベアール(Alp Behar)は、「オーガノイドが作ったサンプルの表面に触れても、まるで本物のバラの花びらに触れたり、香りを感じているように錯覚するでしょう」と説明する。オーガノイドは、フランス、ベルギー、ルクセンブルク、スイス、イスラエルといった国々に向けて販売している。

 オーガノイドは、オーストリアのフリースで2018年に設立された。商品はすべて、カーボンニュートラルに取り組む、同国にあるチロルの山脈でつくられている。

 べアールは、「オーガノイドは、コスメの販売に向いている」という。家具と一緒にディスプレイしたり、別の商品に同梱したりのサンプリングに向いているという。

 またオーガノイドは、スキンケア用品やエッセンシャルオイルのような物質を貯蔵する役割を果たす天然の苔を使った、肌に貼るパッチ、ナットパッド(NatPad)という商品のために子会社もつくっている。ナットパッドは、オーガノイドの表面にもつけることができる。

廃棄される貝殻を地元で消費するマラキオ

 マラキオ(Malakio)は、魚介類の殻をレストランから直接集めている。それらを押しつぶして、天然の粘結剤と混ぜるためだ。ローテクな作り方だからこそ、「二酸化炭素の排出を抑えることができる」と共同創設者であるヒューゴ・ケルマレック(Hugo Kermarrec)は言う。

 マラキオは、再利用した素材を使った食器やインテリアの販売から家具の製造へと事業を拡大。現在は、コスメのパッケージを手がけている。マラキオの製品に使われている素材には隙間があるため、クリームやパウダー、水性のコスメを収めるのに適している。

 マッスル貝や牡蠣、帆立貝の貝殻は、様々な色に変わる。「自然に着色できるのも特徴」とケルマレックは語る。現在はフランスのナントに拠点をおくが、もともとは同国のブルターニュで2020年に設立された。

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「シーイン」が著作権侵害トラブル 訴えたアーティストは「何度も同じことが起きていて見過ごせない」

 ロサンゼルスを拠点に活動するアーティストのジェニファー・スターク(Jennifer Stark)は24日、「シーイン(SHEIN)」がスタークの著作権を侵害したとして、運営会社のシーイン ディストリビューション グループ(SHEIN DISTRIBUTION GROUP)に対して損害賠償を求めて提訴した。26日時点では「シーイン」側は答弁書を出しておらず、コメントも得られなかった。

 訴状によると、スタークが2014年に米国著作権局に登録した“Meltdown”、15年に登録した“Drip Cascade”、そして17年に登録した“Chromatic Cascade”の3作品の著作権を「シーイン」が侵害したと主張する。“Meltdown”は、マイアミ国際空港内の壁画アートにも使用されているデザインだ。

 スタークは「アート界にとって、見過ごせないほど多くの問題が起きている。われわれは立ち上がる必要があった。なぜならこれまでに何度も同じことが起きており、これに終止符を打つ必要があるからだ」とコメントを発表している。

 「シーイン」の権利侵害をめぐる裁判はこれまでにも数多く起きている。6月にはアーティストのマギー・スティーブンソン(Maggie Stephenson)が「One is good, more is better」と題した作品の著作権侵害などを主張して提訴。そのほかにも「ステューシー(STUSSY)」や「ドクターマーチン(DR. MARTENS)」などのブランドとも商標権侵害をめぐって係争中だ。

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「シーイン」が著作権侵害トラブル 訴えたアーティストは「何度も同じことが起きていて見過ごせない」

 ロサンゼルスを拠点に活動するアーティストのジェニファー・スターク(Jennifer Stark)は24日、「シーイン(SHEIN)」がスタークの著作権を侵害したとして、運営会社のシーイン ディストリビューション グループ(SHEIN DISTRIBUTION GROUP)に対して損害賠償を求めて提訴した。26日時点では「シーイン」側は答弁書を出しておらず、コメントも得られなかった。

 訴状によると、スタークが2014年に米国著作権局に登録した“Meltdown”、15年に登録した“Drip Cascade”、そして17年に登録した“Chromatic Cascade”の3作品の著作権を「シーイン」が侵害したと主張する。“Meltdown”は、マイアミ国際空港内の壁画アートにも使用されているデザインだ。

 スタークは「アート界にとって、見過ごせないほど多くの問題が起きている。われわれは立ち上がる必要があった。なぜならこれまでに何度も同じことが起きており、これに終止符を打つ必要があるからだ」とコメントを発表している。

 「シーイン」の権利侵害をめぐる裁判はこれまでにも数多く起きている。6月にはアーティストのマギー・スティーブンソン(Maggie Stephenson)が「One is good, more is better」と題した作品の著作権侵害などを主張して提訴。そのほかにも「ステューシー(STUSSY)」や「ドクターマーチン(DR. MARTENS)」などのブランドとも商標権侵害をめぐって係争中だ。

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ファレル・ウィリアムスがメジャーリーグで始球式 「ビリオネア ボーイズ クラブ」とヤンキースのコラボ記念で

 ファレル・ウィリアムス(Pharrell Williams)は8月22日、米メジャーリーグベースボールのニューヨーク・ヤンキース(New York Yankees以下、ヤンキース)対ニューヨーク・メッツ(New York Mets)の試合で、息子のロケット・ウィリアムス(Rocket Williams)とともにマウンドに登場し始球式を行った。会場には妻のヘレン・ラシチャン(Helen Lasichanh)の姿もあった。

 これは自身が手掛けるストリートウエアブランド「ビリオネア ボーイズ クラブ(BILLIONAIRE BOYS CLUB)」とヤンキースのコラボコレクションの発売を記念したもの。同球団のオーナーである実業家のジョージ・スタインブレナー(George Steinbrenner)に協業を提案され、2年半前から準備を進めていたという。コレクションはTシャツ、フーディー、スエットパンツ、キャップ、コーヒーカップ、ダッフルバッグなどで構成され、「ビリオネア ボーイズ クラブ」の宇宙飛行士のモチーフやヤンキースのロゴなどがあしらわれている。価格は30~350ドル(約4000〜4万8000円)で、「ビリオネア ボーイズ クラブ」のオンラインストアと一部店舗のほか、ヤンキー・スタジアム(Yankee Stadium)のショップでも取り扱っている。

 ファレルは、「ニューヨーク生まれの2つのブランドを組み合わせることができて、とても光栄だ。音楽を長らく続けてきたが、それが服を作るなどのさまざまな事柄につながるとは思っていなかった。ヤンキースは世界最大級の“スポーツ・フランチャイズ”であり、こうして協業できて本当にうれしく思う」とコメントした。

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「バーバリー」がSBT認証取得 2040年までにネットゼロを目指す

 バーバリー(BURBERRY)はこのほど、温室効果ガスの削減目標において科学的根拠に基づくことを証明する国際的な環境イニシアチブSBT(Science-Based Targets)の認定を取得した。気候変動による世界の平均気温上昇を1.5度未満に抑えるというパリ協定に沿って、2040年までに温室効果ガス排出量の実質ゼロ(ネットゼロ)の実現を目指す。

 スコープ1(自社による直接排出)と2(自社が購入したエネルギーによる間接排出)では40年までに95%以上の削減することを目指すと同時に、スコープ3(自社がかかわるサプライチェーン全体での間接排出)では90%の削減を目指す。

 バーバリーのキャロライン・ローリー(Caroline Laurie)=コーポレート・レスポンシビリティ・バイスプレジデントは、「SBTiは、最新の気候科学に沿った野心的な目標を企業が設定できるようにする重要な役割を果たしている。サステナビリティの取り組みを加速するため、サプライヤーやパートナー企業と引き続き協力していく」とコメントした。

 現在、同社で使用する電力は再生可能エネルギー由来のものに切り替えており、全世界の事業でカーボンニュートラルを達成している。

 SBTiのルイス・アマラル(Luiz Amaral)最高経営責任者は、「科学的知見に基づけば、世界全体でネットゼロを達成し気候変動による最悪の状況を防ぐためには早急かつ大幅な排出量の削減が必要だ」と述べ、他の企業もこれに続くことを願っているという。

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「ゼニア」がレアル・マドリードのオフフィールド用ユニホームをデザイン

 
 「ゼニア(ZEGNA)」は24日、レアル・マドリード(Real Madrid)のサッカーおよびバスケットボールチームのオフフィールド用のウエアやユニホームをデザインすると発表した。デザインは9月30日にマドリードで開催するイベント内で発表し、2022-23年のチャンピオンシップ・シーズンから選手らが着用する予定だ。一般向けとして「ゼニア」の一部店舗でも取り扱う。

 詳細は明らかになっていないが、21年11月に「ゼニア」がリブランディングに伴って公開した新しいブランドロゴなどを生かして、レアル・マドリードとのパートナーシップを表現するという。

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「ゼニア」がレアル・マドリードのオフフィールド用ユニホームをデザイン

 
 「ゼニア(ZEGNA)」は24日、レアル・マドリード(Real Madrid)のサッカーおよびバスケットボールチームのオフフィールド用のウエアやユニホームをデザインすると発表した。デザインは9月30日にマドリードで開催するイベント内で発表し、2022-23年のチャンピオンシップ・シーズンから選手らが着用する予定だ。一般向けとして「ゼニア」の一部店舗でも取り扱う。

 詳細は明らかになっていないが、21年11月に「ゼニア」がリブランディングに伴って公開した新しいブランドロゴなどを生かして、レアル・マドリードとのパートナーシップを表現するという。

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ステラ・マッカートニーがスキンケアラインを始動 日本でも展開予定

 デザイナーのステラ・マッカートニー(Stella McCartney)は今月、自身のファッションブランドに投資するLVMHモエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON 以下、LVMH)と共に、クリーンなスキンケアライン“ステラ(STELLA)”を立ち上げる。「ステラ マッカートニー(STELLA McCARTNEY)」の公式サイトで販売し、今後日本でも展開する予定だ。2006年に「イヴ・サンローラン(YVES SAINT LAURENT)」傘下でオーガニックスキンケアライン“ケア(CARE)”を発売して以来、16年ぶりにビューティ製品を手掛けることになる。

 ステラのミニマリストの精神にのっとり、デビューはクレンジング、美容液、クリームの3品のみを発売する。価格はクリームが105ドル(約1万4300円)、レフィルが85ドル(約1万1600円)、クレンジングが60ドル(約8200円)、レフィルが45ドル(約6100円)、美容液が140ドル(約1万9100円)、レフィルが110ドル(約1万5000円)。ステラはLVMHのラグジュアリービューティ部門に新設した専属チームと共に、3年をかけ処方やパッケージを開発した。成分は北ヨーロッパから調達し、オリーブオイルの副産物であるスクワランなど、フードウェイストからアップサイクルした原料を使用。製品は全てクルエルティーフリーで開発・製造し、ビーガン処方となっている。製品の香りは調香師のフランシス・クルジャン(Francis Kurkdjian)が手掛け、クローブや松の樹脂、ユーカリといったグリーンな香調を特徴とする。コンセプトはステラが幼少期を過ごしたスコットランドの大自然にインスパイアされた。

 サステナビリティに配慮してなるべく少ない成分構成にこだわるほか、パッケージは木の廃材を利用したリサイクル可能なパウチ型を採用。パウチはガラスのボトルやジャーに簡単に入れられるようになっており、中身を使い切った後はパウチを廃棄してガラスのジャーは使い続けられる。環境負荷が大きく禁止されている成分は使わず、アメリカに製品を配送する際は空輸ではなく船便を使うことによりカーボンフットプリントを1/3以上削減した。製品はコットンを使う必要のない処方で、使い捨てサンプルも作らない。

 ステラは、「個人的にスキンケアのために何種類も製品を買いたくない。少ない製品で最大の効果が欲しい。ラグジュアリーでありながらクリーンであるスキンケアを目指した」とコメント。なお、売り上げの1%を湿地の自然を守るNGO団体「ウェットランド・インターナショナル(WETLANDS INTERNATIONAL)」に寄付する。

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リシュモン、傘下EC企業の過半数株式をファーフェッチとドバイの投資会社に売却 パートナーシップを強化

 「カルティエ(CARTIER)」「ヴァン クリーフ&アーペル(VAN CLEEF & ARPELS)」「クロエ(CHLOE)」などを擁するコンパニー フィナンシエール リシュモン(COMPAGNIE FINANCIERE RICHEMONT以下、リシュモン)は8月24日、傘下に持つラグジュアリーEC大手のユークス ネッタポルテ グループ(YOOX NET-A-PORTER GROUP以下、YNAP)の株式の47.5%を高級ECのファーフェッチ(FARFETCH)に、3.2%をドバイの投資会社シンフォニー・グローバル(SYMPHONY GLOBAL)に売却すると発表した。

 YNAPは、リシュモンの子会社だったネッタポルテが2015年にユークス グループと合併して誕生。リシュモンは株式の49%を保有していたが、18年に残りの株式を買い付けて完全子会社化した。高級ブランドECの「ユークス」「ネッタポルテ」「ミスターポーター(MR. PORTER)」などを運営している。

 リシュモンのヨハン・ルパート(Johann Rupert)会長は、アマゾン(AMAZON)や中国最大手EC企業のアリババ(ALIBABA)の躍進ぶりから小売りのデジタル化がさらに加速すると予測し、15年ごろから“ラグジュアリーブランド向けの中立的なECプラットフォーム”を築きたいと発言していた。この構想は、数年前にファーフェッチのジョゼ・ネヴェス(Jose Neves)会長兼最高経営責任者(CEO)と親交を深めたことで前進。20年11月、リシュモン、ファーフェッチ、アリババの3社はグローバルな戦略的パートナーシップ契約を締結した。22年1月には、YNAPとファーフェッチを合併させるべく「協議が進んでいる」ことを明らかにしていた。

 取り引きの完了は23年度中の見込み。これによってYNAPの過半数株式を保有する支配株主はいなくなるため、“中立的なECプラットフォーム”が実現することになるが、将来的に一定の条件の下でファーフェッチがリシュモンからYNAPの株式を全て取得できるオプションが契約に含まれている。なお、今回の取り引きの完了後、リシュモンはファーフェッチのクラスA株式を一定数受け取るという。YNAPの経営陣も刷新される予定で、新たなCEOを任命するほか、取締役会はリシュモンから代表者を3人、ファーフェッチから3人、シンフォニー・グローバルから1人の7人構成にする。

 また、リシュモンとYNAPは、ファーフェッチの企業向けECプラットフォームであるファーフェッチ・プラットフォーム・ソリューション(Farfetch Platform Solutions以下、FPS)を導入する。これにより、リシュモンの傘下ブランドはファーフェッチの技術や知見を取り入れてオムニチャネル化を推進できるようになる。これに加えて、ファーフェッチのマーケットプレイスにも出店する。

 ルパート会長は、「以前から構想していた、ラグジュアリー業界向けの中立的なオンラインプラットフォームを築くという夢の実現に向けた大きな一歩だ。デジタル化が進む中、ラグジュアリーブランドの魅力を守り、その運命をわれわれの手で管理するという重いタスクは一社で担えるものではない。こうして互いに協力することが肝要だ」と語った。

 ネヴェス=ファーフェッチ会長兼CEOは、「YNAPの株式の47.5%を取得し、リシュモンのパートナーとしてYNAPをハイブリッド型のビジネスモデルへと変革していけることをうれしく思う。これによってさらに力強く成長し、利益率も向上すると確信している。今回の取り引きやFPSの導入などにより、いっそう幅広い顧客層、価格帯、地域にアピールできるラグジュアリー向けのECプラットフォームとなるだろう」と述べた。

 シンフォニー・グローバルは、ドバイの実業家モハメド・アラバール(Mohamed Alabbar)が創設。同氏はアラブ首長国連邦の政府系不動産開発会社エマール・プロパティーズ(EMAAR PROPERTIES)創設者兼会長として知られている。同社はドバイの超高層ビルとして有名なブルジュ・ハリファ(Burj Khalifa)や、世界最大級のショッピングモールであるドバイ・モール(The Dubal Mall)などを開発した。

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「マイケル・コース」、2022-23年秋冬キャンペーンを公開 ニューヨーク市のエネルギーを表現

 「マイケル・コース(MICHAEL KORS)」は20日、アドゥ・アケチ(Adut Akech)やリアン・ヴァン・ロンパエイ(Rianne Van Rompaey)が登場する2022-23年秋冬キャンペーンを公開した。オランダを拠点とする写真家デュオ、イネス・ヴァン・ラムスウィールド&ヴィノード・マタディン(Inez van Lamsweerde & Vinoodh Matadin)が、ニューヨークの市内を舞台に撮り下ろした。

 「マイケル・コース」22-23年秋冬コレクションは、22年2月に発表。ニューヨーク市のエネルギーや魅力をテーマに、洗練されたテーラードスタイルや大ぶりなフード、大胆な肌見せをかなえるカットアウトデザインなどを取り入れた。カラーパレットはキャメルやブラウン、ブラック、ホワイトに加え、フーシャピンク、ニューヨークのタクシーを象徴するイエローなど。メンズウエアはフェイクファーやツイード、スパンコールやビーズ刺しゅうなどを取り入れた。

 デザイナーのマイケル・コースは、「秋冬コレクションは、実際に着たときに大都市ニューヨークのきらびやかさと共鳴するようなものに仕上げたかった。アパレルやアクセサリーはルックにアクセントを足すような、外に出て存在感を発揮するものばかりだ」と語った。

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「パタゴニア」が初の循環型Tシャツ発売 回収した古着を再生

 「パタゴニア(PATAGONIA)」は、フィンランド発のスタートアップ企業インフィニテッド ファイバー(INFINITED FIBER)と協業し、回収した古着を再生した初の循環型Tシャツ「ティーサイクル(Tee-Cycle)」を発売した。ボタニカル柄や幾何学柄を施したメンズ4型とウィメンズ2型で、ガーデングリーンやプルームグレーなどの落ち着いた中間色をそろえる。価格は税込6600円(49ドル)。

 素材には、パタゴニアが直営店で実施する衣料回収プログラム「テイクバック・プログラム」を通じて集めた自社のコットン古着を用いた。インフィニテッド ファイバーの特許技術を用いて、回収した古着をセルロース繊維「インフィナ(Infinna)」に再生し、パタゴニアの自社工場から出る端材と混紡して製作した。縫製工程においてはフェアトレード認証を取得しており、同コレクションを製造するメキシコの工場の従業員には、追加の賃金が支払われている。

 「パタゴニア」のケイト・ハデカ(Kate Hadeka)=プロダクト・マネジャーは、「今回の取り組みは当社の古着回収プログラムを、サプライチェーンに再び生かすことができた最初の事例だ。業界に先例を示して、繊維廃棄物の問題解決と循環型経済の促進に貢献したい」と述べた。今後古着の活用の幅をTシャツ以外にも広げ、最終的にはバージン素材の使用を減らし循環型の製品開発を進める方針だという。

 同社が複数年契約を結ぶインフィニテッド ファイバーは、「インフィナ」の商業規模生産に取り組む。バルト海の北岸には、4億2000万ドル(約575億円)を投入して大規模工場を建設しており、1億枚のTシャツに相当する3万トンの繊維の生産体制を整えている。すでに「アディダス(ADIDAS)」や「ザラ(ZARA)」などの企業に販売している。

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「パタゴニア」が初の循環型Tシャツ発売 回収した古着を再生

 「パタゴニア(PATAGONIA)」は、フィンランド発のスタートアップ企業インフィニテッド ファイバー(INFINITED FIBER)と協業し、回収した古着を再生した初の循環型Tシャツ「ティーサイクル(Tee-Cycle)」を発売した。ボタニカル柄や幾何学柄を施したメンズ4型とウィメンズ2型で、ガーデングリーンやプルームグレーなどの落ち着いた中間色をそろえる。価格は税込6600円(49ドル)。

 素材には、パタゴニアが直営店で実施する衣料回収プログラム「テイクバック・プログラム」を通じて集めた自社のコットン古着を用いた。インフィニテッド ファイバーの特許技術を用いて、回収した古着をセルロース繊維「インフィナ(Infinna)」に再生し、パタゴニアの自社工場から出る端材と混紡して製作した。縫製工程においてはフェアトレード認証を取得しており、同コレクションを製造するメキシコの工場の従業員には、追加の賃金が支払われている。

 「パタゴニア」のケイト・ハデカ(Kate Hadeka)=プロダクト・マネジャーは、「今回の取り組みは当社の古着回収プログラムを、サプライチェーンに再び生かすことができた最初の事例だ。業界に先例を示して、繊維廃棄物の問題解決と循環型経済の促進に貢献したい」と述べた。今後古着の活用の幅をTシャツ以外にも広げ、最終的にはバージン素材の使用を減らし循環型の製品開発を進める方針だという。

 同社が複数年契約を結ぶインフィニテッド ファイバーは、「インフィナ」の商業規模生産に取り組む。バルト海の北岸には、4億2000万ドル(約575億円)を投入して大規模工場を建設しており、1億枚のTシャツに相当する3万トンの繊維の生産体制を整えている。すでに「アディダス(ADIDAS)」や「ザラ(ZARA)」などの企業に販売している。

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アディダスのCEOが退任へ 後任は未定

 アディダス(ADIDAS)は8月22日、カスパー・ローステッド(Kasper Rorsted)最高経営責任者(CEO)が退任することを発表した。後任は未定。引き継ぎをスムーズに行うため、同氏は後任が決定するまで現職に留まり、退任は2023年前半になる見込みだという。

 同氏は16年1月、現職に就任。08から16年まではヘンケル(HENKEL)のCEOを務めていた。それ以前は、オラクル(ORACLE)やヒューレット・パッカード(HEWLETT PACKARD)で要職を歴任している。アディダスは20年8月、ローステッドCEOの任期を26年7月まで延長しているが、予定より早い退任となった。

 アディダスの監査委員会のトーマス・ラーベ(Thomas Rabe)会長は、「ここ数年はコロナ禍の影響や地政学上の問題などによる難局に直面してきたが、CEOを交代し、再出発するのに適切な時期が来たと思う。事業戦略の立て直しやデジタル化の促進など、当社に多大なる貢献をしてくれたカスパーに深く感謝している」と語った。

 ローステッドCEOは、「アイコニックなスポーツブランドである『アディダス』で、チームとともに素晴らしい成果を上げられたことを誇らしく思っている。しかし、ここ数年は主に外部要因によって難しい舵取りを強いられ、困難を乗り越えるに当たっては大変な労力を要した。このため、会社にとっても私個人にとっても、23年に新たなスタートを切るのが良いと判断した」と述べた。

 同社が今月4日に発表した22年4〜6月期(第2四半期)決算は、ロシアにおける休業措置や中国でのロックダウンなどの影響を受け、売上高は前年同期比10.2%増(現地通貨ベースでは約4%増)の55億9600万ユーロ(約7666億円)と成長が鈍化。営業利益は同27.8%減の3億9200万ユーロ(約537億円)、純利益は同24.0%減の3億900万ユーロ(約423億円)だった。なお、アディダスは21年8月、傘下の「リーボック(REEBOK)」をブランドマネジメント企業のオーセンティック・ブランズ・グループ(AUTHENTIC BRANDS GROUP)に売却している。

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アディダスのCEOが退任へ 後任は未定

 アディダス(ADIDAS)は8月22日、カスパー・ローステッド(Kasper Rorsted)最高経営責任者(CEO)が退任することを発表した。後任は未定。引き継ぎをスムーズに行うため、同氏は後任が決定するまで現職に留まり、退任は2023年前半になる見込みだという。

 同氏は16年1月、現職に就任。08から16年まではヘンケル(HENKEL)のCEOを務めていた。それ以前は、オラクル(ORACLE)やヒューレット・パッカード(HEWLETT PACKARD)で要職を歴任している。アディダスは20年8月、ローステッドCEOの任期を26年7月まで延長しているが、予定より早い退任となった。

 アディダスの監査委員会のトーマス・ラーベ(Thomas Rabe)会長は、「ここ数年はコロナ禍の影響や地政学上の問題などによる難局に直面してきたが、CEOを交代し、再出発するのに適切な時期が来たと思う。事業戦略の立て直しやデジタル化の促進など、当社に多大なる貢献をしてくれたカスパーに深く感謝している」と語った。

 ローステッドCEOは、「アイコニックなスポーツブランドである『アディダス』で、チームとともに素晴らしい成果を上げられたことを誇らしく思っている。しかし、ここ数年は主に外部要因によって難しい舵取りを強いられ、困難を乗り越えるに当たっては大変な労力を要した。このため、会社にとっても私個人にとっても、23年に新たなスタートを切るのが良いと判断した」と述べた。

 同社が今月4日に発表した22年4〜6月期(第2四半期)決算は、ロシアにおける休業措置や中国でのロックダウンなどの影響を受け、売上高は前年同期比10.2%増(現地通貨ベースでは約4%増)の55億9600万ユーロ(約7666億円)と成長が鈍化。営業利益は同27.8%減の3億9200万ユーロ(約537億円)、純利益は同24.0%減の3億900万ユーロ(約423億円)だった。なお、アディダスは21年8月、傘下の「リーボック(REEBOK)」をブランドマネジメント企業のオーセンティック・ブランズ・グループ(AUTHENTIC BRANDS GROUP)に売却している。

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「パンゲア」が廃棄繊維を染料に再生 新作コレクションを発表

 「パンゲア(PANGAIA)」はこのほど、廃棄繊維を染料に再生する新技術「リサイクロム(Recycrom)」を活用したコレクションを発表した。アロエグリーンやスカイブルー、コーラルピンク、バナナといったブランドのキーカラーで染めたフーディ(175ドル、約2万4000円)、トラックパンツ(140ドル、約1万9200円)、ショートパンツ(95ドル、約1万3000円)、Tシャツ(75ドル、約1万280円)をそろえ、公式ECサイトで販売中だ。

 同技術はイタリアのオフィシーナ+39(Officina+39)と共同で開発したもので、自社で出た廃棄繊維のうち、繊維への再生に適さないものを粉砕して顔料にする。水や化学薬品による汚染を避けた工程で生産されているというが詳細は非公開。

 アマンダ・パークス(Amanda Parkes)=パンゲア・チーフ・イノベーション・オフィサーは、「この技術は、廃棄を減らし水質改善を目指すという当社の研究に貢献するものだ。自社工場ではすでに、消費者からの古着の回収および分別のインフラが整っており、同技術は廃棄衣料の活用に役立てられるだろう」とコメントした。なお、最大の課題は原料の収集と加工のためのインフラ設備だと述べた。

 ロンドンを拠点とする同社は、アパレル製品の製造・販売だけでなく、環境に配慮した素材開発にも力をいれる。端材をオーガニックコットンと混紡した糸や、野花を原料にしたダウンの代替素材などを開発してきたほか、日本の人工タンパク質素材のスタートアップ企業スパイバーともパートナーシップを結ぶ。染色においては、このほかにもバクテリアによる染色技術や大気汚染由来のインクの実験にも着手している。「さまざまな染色ニーズに対して、多様なソリューションをそろえることが、私たちのサプライチェーンをより強固なものにし、何より生産工程における廃棄物の活用を進める効率的な方法だと考えている」とパークス=チーフ・イノベーション・オフィサーはコメントした。

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「コーチ」親会社、22年6月期は16%増収の9157億円 デジタルを軸とした成長戦略が奏功

 「コーチ(COACH)」「ケイト・スペード ニューヨーク(KATE SPADE NEW YORK)」「スチュアート・ワイツマン(STUART WEITZMAN)」などを傘下に持つタペストリー(TAPESTRY)の2022年6月通期決算は、売上高が前期比16.3%増の66億8450万ドル(約9157億円)、営業利益は同21.4%増の11億7580万ドル(約1610億円)、純利益は同2.6%増の8億5630万ドル(約1173億円)だった。

 ブランド別の売上高では、主力の「コーチ」が同15.7%増の49億2130万ドル(約6742億円)だった。同ブランドは北米で400万人以上の新規顧客を獲得しており、その多くはミレニアル世代やZ世代などの若年層だという。なお、同ブランドの売り上げのうち30%をECが占めている。「ケイト・スペード ニューヨーク」は同19.4%増の14億4550万ドル(約1980億円)、「スチュアート・ワイツマン」は同12.1%増の3億1770万ドル(約435億円)といずれも2ケタ成長となった。

 22年4~6月期(第4四半期)で見ると、売上高は前年同期比0.5%増の16億2490万ドル(約2226億円)とほぼ横ばいだった。コロナ禍によるロックダウンの影響で中国市場での売り上げは同32%減となったが、北米は同12%増、欧州は同65%増、日本は同25%増など、その他の地域が2ケタ成長となったことで相殺されている。なお、同社は3年ほど前からデジタル強化を軸とした成長戦略“アクセラレーション・プログラム(Acceleration Program)”を実施しているが、これが奏功し、ECも同7~9%の成長となった。

 ジョアン・クレヴォイセラ(Joanne Crevoiserat)最高経営責任者は、「22年度も傑出した業績を上げ、増収増益となったことをうれしく思っている。これは各ブランドの活力と、“アクセラレーション・プログラム”をしっかりと実行したことによるものだ。消費者にフォーカスした多角的なビジネスモデルのおかげで、平均単価を上げ、ECでのグローバルな売り上げを20億ドル(約2740億円)にまで成長させ、北米だけで770万人の新規顧客を獲得することができた。外部環境は厳しいが、ブランド力の強さと変化への迅速な対応により、今後も長期的な成長ができるものと確信している」と語った。

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「ティファニー」が「リーグ・オブ・レジェンド」世界大会のトロフィーをデザイン

 「ティファニー(TIFFANY & CO.)」は、オンラインゲーム「リーグ・オブ・レジェンド(League of Legends)」の世界大会「リーグ・オブ・レジェンド ワールド・チャンピオンシップ(League of Legends World Championship)の優勝者に贈られるトロフィーのデザインを手掛ける。同ゲームを提供する米ゲーム会社ライアットゲームズ(RIOT GAMES)と数年にわたるパートナー契約を締結した。

 新たなデザインの「サモナーズカップ(Summoner’s Cup)」トロフィーは8月29日に公開する。重さは約20キロで、高さは約68センチ。ロードアイランド州カンバーランドにある「ティファニー」のホローウエア工房の職人らが中心となって制作した。完成までに277時間以上を費やしているという。

 アレクサンドル・アルノー(Alexandre Arnault)=ティファニー プロダクトおよびコミュニケーション部門エグゼクティブ・バイス・プレジデントは、「『サモナーズカップ』を手掛けることは『ティファニー』が今後Eスポーツの分野で存在感を増していくためにも重要な機会だ。160年にわたってスポーツのトロフィーを手作業で作り続けてきたブランドのレガシーが、これにより新たな局面を迎える」と語った。

 2022年の「リーグ・オブ・レジェンド ワールド・チャンピオンシップ」は、サンフランシスコで11月5日から開催される。

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H&M傘下の「アンド アザー ストーリーズ」がロンドン発ブランドとコラボ

 H&Mヘネス・アンド・マウリッツ(H&M HENNES & MAURITZ以下、H&M)傘下ブランドの「アンド アザー ストーリーズ(& OTHER STORIES)」は、ロンドン発のブランド「アウェイク モード(A.W.A.K.E. MODE)」とコラボレーションしたコレクションをこの10月に発売する。12型のアパレルと、2種類のアクセサリーの全14アイテムをそろえる。

 「アンド アザー ストーリーズ」は、2013年に誕生。H&M傘下の「コス(COS)」の洗練されたスタイルや、「H&M」のカジュアルなタッチを融合させたデザインを手掛けるべく立ち上げられた。パリとストックホルム、ロサンゼルスにアトリエを構え、欧米やアジアで76店舗を運営する。30年までにサステナブルな素材の使用を100%にすることを目標としている。

 「アウェイク モード」は「ハーパーズ バザー(Harper's BAZAAR)」ロシアのファッション・ディレクターを務めたナタリア・アラヴェルディアン(Natalia Alaverdian)が12年に立ち上げ、デザインを手掛けている。今回のコラボレーションにあたって、デザインは同氏が担当し、「アンド アザー ストーリーズ」が生産や生地の調達などを行った。「自ブランドで常にやりたかったことがコラボによって実現した。流行に敏感でありつつも、やりすぎていないコレクションで、デザインするのはとても心地が良い作業だった」と語った。オフショルダーのリブニットやブロック型のカットアウトを施したロングスカート、背中が空いた黒いコートなど、遊び心あふれるデザインながらも日常に馴染むよう仕上げたという。

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「サルヴァトーレ フェラガモ」がファーフェッチと戦略的パートナーシップ締結 ゴベッティ新CEOによる改革の一環で

 「サルヴァトーレ フェラガモ(SALVATORE FERRAGAMO 以下、フェラガモ)」はこのほど、ラグジュアリーECプラットフォームのファーフェッチ(FARFETCH)とグローバルな戦略的パートナーシップを結んだ。1月に就任したマルコ・ゴベッティ(Marco Gobbetti)最高経営責任者(CEO)が取り組む改革の一環となる今回の提携の目的は、ファーフェッチのラグジュアリー・プラットフォームでの「フェラガモ」の存在感を高め、ミレニアル世代やZ世代を引きつける購買体験を生み出すこと。ファーフェッチが提供するエンド・ツー・エンドのECソリューション「プラットフォーム・ソリューション」や、同社の小売改革事業部門である「フューチャー・リテール」のイノベーションを生かし、実店舗とオンラインリテールの相乗効果をもたらすオムニチャネル戦略を強化する。

 ゴベッティCEOは5月、今後3年間で店舗の改装、テクノロジー、サプライチェーンに総額4億ユーロ(約544億円)を投資し、4~5年で収益を倍増させる計画を発表。今回のパートナーシップについては、「ファーフェッチは、ラグジュアリーファッションをけん引するデジタルプラットフォーム。『フェラガモ』のオムニチャネル改革をさらに推進するとともに、若く新しい顧客にリーチし、成長を加速させるための理想的なパートナーだ」と話す。

 一方、これまでもアリババ(ALIBABA)やコンパニー フィナンシエール リシュモン(COMPAGNIE FINANCIERE RICHEMONT)、ニーマン マーカス(NEIMAN MARCUS)など他社との提携を積極的に進めてきたファーフェッチのジョゼ・ネヴェス(Jose Neves)会長兼CEOは、「このパートナーシップは、ラグジュアリー業界のグローバルプラットフォームとしてのファーフェッチの強みを存分に活用し、“次世代のラグジュアリーリテール”という私たちのビジョンと合致するものだ」とコメント。「『フェラガモ』の素晴らしい製品と創造性は、私たちのマーケティング力と革新的なデジタル体験と合わさることにより、オーディエンスを魅了するだろう。そして、私たちのメディア&テクノロジー・プラットフォームの能力は、『フェラガモ』のデジタルにおけるエコシステムに力をもたらす」と説明する。

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「H&M」、中国の大手EC「Tモール」に復活 ウイグル問題を巡っての取り扱い中止から16カ月ぶり

 中国最大手EC企業のアリババ(ALIBABA)が運営するECサイト「Tモール(TMALL)」に、「H&M」のオンラインストアが再びオープンしたと複数の現地メディアが報じた。中国の新疆ウイグル自治区で生産された新疆綿の使用中止を巡る問題により、2021年3月に同ストアが“削除”されて以来、およそ16カ月ぶりとなる。本件について、「H&M」と「Tモール」はコメントを差し控えるとした。

 「H&M」は、18年に「Tモール」に初出店。同ブランドを運営するH&Mヘネス・アンド・マウリッツ(H&M HENNES & MAURITZ以下、H&M)は20年9月、中国による少数民族ウイグル人への強制労働問題などが報じられたことから、新疆ウイグル自治区に工場を持つ中国企業との取引停止や、同自治区で生産された綿花の調達の中止を発表した。しかし21年3月24日に、中国共産党の青年組織である中国共産主義青年団が、中国版ツイッターのウェイボー(Weibo)に「新疆綿について虚偽のうわさを流してボイコットしておきながら、中国で儲けようだって?それは甘い考えだ」とH&Mの声明とともに投稿したことがきっかけとなり、中国側からの批判が激化。「Tモール」をはじめ、中国第2位のEC企業JDドットコム(JD.COM)や同第3位のEC企業ピンデュオデュオ(拼多多、PINDUODUO)が運営するECサイトなどから「H&M」の商品が消え、モバイルアプリも中国の大手アプリストアから削除された。現地メディアによれば、現在でも「Tモール」以外では「H&M」の商品を検索できないという。

 「H&M」は21年3月の時点では中国で500店以上の実店舗を運営していたが、現在は約380店となっている。なお、コロナ禍によるロックダウンの影響などもあり、中国での1号店である上海旗艦店は22年6月に閉店した。

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「H&M」、中国の大手EC「Tモール」に復活 ウイグル問題を巡っての取り扱い中止から16カ月ぶり

 中国最大手EC企業のアリババ(ALIBABA)が運営するECサイト「Tモール(TMALL)」に、「H&M」のオンラインストアが再びオープンしたと複数の現地メディアが報じた。中国の新疆ウイグル自治区で生産された新疆綿の使用中止を巡る問題により、2021年3月に同ストアが“削除”されて以来、およそ16カ月ぶりとなる。本件について、「H&M」と「Tモール」はコメントを差し控えるとした。

 「H&M」は、18年に「Tモール」に初出店。同ブランドを運営するH&Mヘネス・アンド・マウリッツ(H&M HENNES & MAURITZ以下、H&M)は20年9月、中国による少数民族ウイグル人への強制労働問題などが報じられたことから、新疆ウイグル自治区に工場を持つ中国企業との取引停止や、同自治区で生産された綿花の調達の中止を発表した。しかし21年3月24日に、中国共産党の青年組織である中国共産主義青年団が、中国版ツイッターのウェイボー(Weibo)に「新疆綿について虚偽のうわさを流してボイコットしておきながら、中国で儲けようだって?それは甘い考えだ」とH&Mの声明とともに投稿したことがきっかけとなり、中国側からの批判が激化。「Tモール」をはじめ、中国第2位のEC企業JDドットコム(JD.COM)や同第3位のEC企業ピンデュオデュオ(拼多多、PINDUODUO)が運営するECサイトなどから「H&M」の商品が消え、モバイルアプリも中国の大手アプリストアから削除された。現地メディアによれば、現在でも「Tモール」以外では「H&M」の商品を検索できないという。

 「H&M」は21年3月の時点では中国で500店以上の実店舗を運営していたが、現在は約380店となっている。なお、コロナ禍によるロックダウンの影響などもあり、中国での1号店である上海旗艦店は22年6月に閉店した。

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この夏聴きたい、海外フィメールDJ3選 若者を魅了する注目株

 ラップカルチャーが盛り上がりを見せる中、近年女性のDJを指す“フィメールDJ”が台頭している。男性が中心であることが多いヒップホップやクラブカルチャーの中で存在感を発揮し、音楽に限らずその生き方やファッションの着こなしなども若者を魅了している。ここでは、夏ムードを盛り上げる注目株の海外フィメールDJ3人を紹介する。

1 アンフィサ・レチャゴ(Anfisa Letyago)

 アンフィサ・レチャゴは、18歳ごろにシベリアからイタリアのナポリに移り、街の活気に満ちたエネルギーを吸収しながら過ごした。移住してすぐ地元のアンダーグラウンドシーンに触れることになり、そこでアーティストのマルコ・カローラ(Marco Carola)やガエターノ・パリシオ(Gaetano Parisio)らの音楽と出合う。これがDJとしてのキャリアをスタートするきっかけとなった。

 最初の楽曲「Stop Talking」をリリースしたあと、ナチュラ・ヴィヴァ(Natura Viva)やナーバス・レコード(Nervous Record)、インテック・デジタル(Intec Digital)といったレーベルとコラボレーションして、テクノミュージックで着実に評判を獲得。自身のレーベルN:S:DAを立ち上げて「Listen」や「HAZE」などを発表した。

 スタジオで楽曲制作をしながらDJとしても活動をしてスキルを磨く中で、2022年は国際的にも知名度を上げている。マイアミのウルトラ ミュージック フェスティバル(Ultra Music Festival)に初出演を果たし、コロンビアのバーム フェスティバル(Baum Festival)にも出演。スペインのイビザ島をはじめ、イタリア、フランス、オランダなどのクラブやパーティシーンにも引っ張りだこだ。

2 ティーシャ(TSHA)

 イギリス出身のDJ兼プロデューサーのティーシャ・マシューズ(Teisha Matthews)ことティーシャ。独学で音楽を学んだ彼女は、エレクトロニック・ミュージックを得意とする。イギリスの小さな町フェアラムで育ったあとロンドンに移り、音楽とともに波乱の子ども時代を過ごした。

 18年に楽曲「Dawn」でデビュー。続けて彼女が“アイドル”として憧れていたアーティスト、ボノボ(Bonobo)によるコンピレーションアルバム「Fabric Presents」内で「Sacred」をリリースした。19年にはインディペンデントなレコードレーベルのカウンター・レコーズ(Counter Records)と契約を結び、代表作である「Flowers」を発表した。新型コロナウイルスのロックダウン中に、異母姉妹がいることを知って実際に会いに行った経験などが作中で表現されているという。アップル(APPLE)が提供する音楽ストリーミングサービスのアップル・ミュージックではラジオシリーズ「Jackfruit Radio」を立ち上げ、DJミックスやアーティスト仲間らとの対話を公開している。

 ファッションシーンでも、「プーマ(PUMA)」や「カルバン・クライン(CALVIN KLEIN)」とSNS上のキャンペーンでコラボするなど、じわじわと注目を集めている。22年5月24〜25日に開催された第75回カンヌ映画祭(Cannes Film Festival)期間に「プラダ(PRADA)」が開催した音楽プログラム「ザ サウンド オブ プラダ(The Sound of Prada)」の第3弾にも参加している。

 最近ではディプロ(Diplo)とコラボレーションしたり、アメリカツアーを開催したり、イギリスのイベントに多く参加するなど、22年は彼女にとって飛躍の年となった。10月には新アルバム「Capricorn Sun」のリリースを控えている、今最もエキサイティングな注目株の1人だ。

3 クロエ・カイエ(Chloe Caillet)

 クロエ・カイエはすでに、クラブシーンにとどまらず、ラグジュアリーブランドからも一目置かれる存在。DJとして「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」や「ミュウミュウ(MIUMIU)」、「バーバリー(BURBERRY)」、「ティファニー(TIFFANY & CO.)」といったブランドのショーやイベントのサウンドトラックを手掛けた実績を持つ。パリやニューヨーク、ロンドンを移動して回った“ノマド”的ライフスタイルが反映されたエレクトリック・ミュージックが人気を博している。

 ファンク、ディスコ、ハウス、アフロビートといったジャンルから影響を受けたスタイルを確立しており、アメリカを代表するアーティストのベック(Beck)の楽曲「Chemical」のリミックスや、彼女自身のデビュー曲「Love Ain't Over」が代表作に挙げられる。自身のレーベル、エクセス・レコード(Xcess Records)を立ち上げ、世界各国のフェスなどでDJとして活躍を続ける。22年6月にリリースした「Doudou」はまさに、夏の気分を盛り上げるホットな新曲だ。

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米ブランド管理会社ABG、英「テッドベーカー」を339億円で買収

 米ブランドマネジメント会社オーセンティック・ブランズ・グループ(AUTHENTIC BRANDS GROUP以下、ABG)は8月16日、英国のライフスタイルブランド「テッドベーカー(TED BAKER)」をおよそ2億1100万ポンド(約339億円)で買収した。

 「テッドベーカー」は、1988年にレイ・ケルヴィン(Ray Kelvin)元最高経営責任者(CEO)が英国グラスゴーで創業。シャツ専門店としてスタートし、トータルウエア、バッグ、シューズ、寝具、アクセサリー、雑貨などを手掛けるグローバルなライフスタイルブランドとして成長した。現時点では世界で約370店を展開している。日本には2012年に進出し、東京・表参道に1号店をオープン。その後、16年に移転オープンした表参道の旗艦店は21年に閉店しており、現在は複数の百貨店に出店している。

 順調に事業を拡大していた「テッドベーカー」だが、19年にケルヴィン元CEOが不正行為や従業員への不適切な身体的接触の疑いで辞任。コロナ禍の影響もあって経営や財務上の問題を抱えることとなり、22年4月ごろから身売りを検討していた。その際、ABGのほか、同じく米ブランドマネジメント会社のブルースター・アライアンス(BLUESTAR ALLIANCE)と米投資会社シカモア・パートナーズ(SYCAMORE PARTNERS)が有力な買い手候補として挙げられていた。

 今回、ABGはテッドベーカーの発行済み株式を全て取得する。当初、テッドベーカーは1株当たり160ペンス(約257円)での売却を提示していたが、同110ペンス(約177円)での取り引きとなった。なお、同社の15日の終値は93.1ペンス(約149円)だったため、およそ18%のプレミアムで売却した計算となる。ABGによる買収が発表された16日の終値は108.8ペンス(約174円)と大幅に値上がりした。

 ABGの創業者であるジェイミー・ソルター(Jamie Salter)会長兼CEOは、「『テッドベーカー』はユニークな英国ブランドとして世界中で高く評価されている。ライセンス、卸、小売り、デジタル、戦略的なマーケティング・パートナーシップなどにフォーカスしたビジネスモデルでブランドの基盤を強化し、さらに成長させていく」と語った。取り引きの成立は第4四半期ごろの見込み。ABGによれば、買収後は「テッドベーカー」の知的財産を管理する事業と、実店舗や卸、ECなどの事業を分離し、前者をABGが、後者は別の会社が運営する予定だという。

 ABGはこの10年間で30以上のブランドを買収しており、20年は「バーニーズ ニューヨーク(BARNEYS NEW YORK)」「フォーエバー21(FOREVER 21)」のほか、米「ブルックス ブラザーズ(BROOKS BROTHERS)」を傘下に収めた。21年5月には、米アパレル運営会社スパーク・グループ(SPARC GROUP)とともに「エディー・バウアー(EDDIE BAUER)」を、同年7月にはPVHコープ(PVH CORP)が保有していた「ヴァン ヒューゼン(VAN HEUSEN)」「アイゾッド(IZOD)」「ジェフリー ビーン(GEOFFREY BEENE)」「アロー(ARROW)」を、同年8月にはアディダス(ADIDAS)の傘下だった「リーボック(REEBOK)」を買収している。

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「ザラ」が古着を再生したコレクション発売 スウェーデンのスタートアップ企業と連携

 「ザラ(ZARA)」は、廃棄衣料からビスコースレーヨンを再生する技術を持つスウェーデン企業リニューセル(RENEWCELL)と協業した初のカプセルコレクションを公式ECサイト上で販売中だ。

 同コレクションでは、リニューセルが開発した新素材「サーキュロース(Circulose)」を用いたカットアウトのロングドレス(税込7590円) や、透かし編みのセーター(5990円)、リブニットのセットアップ(パンツ4990円、チュニックトップス4990円)などをそろえる。すべて無染色のナチュラルカラーで企画した。

 パトリック・ランドストロム(Patrik Lundstrom)=リニューセル最高経営責任者は『ザラ』のようなグローバルブランドとのコラボレーションは、ファッション業界を変革するという私たちのビジョンに命を吹き込んでくれた。『ザラ』との協業なしにはこのような急成長はありえなかっただろう。継続的なコラボレーションの最新の成果として今回のコレクションを発表できたことをうれしく思う」とコメントした。

 同社はスウェーデン国内に新設した工場を拠点に、商業規模での生産体制を整えており、この工場では年間6万トンの原料を再生する計画だ。今年3月には日本のセルロース繊維メーカーのダイワボウレーヨンと長期的な商業パートナーシップを結び、「サーキュロース」を使用した繊維の供給量拡大を目指す。また来年には、スウェーデン国内に新たな大規模工場を新設する予定だ。今年1月には「サーキュロース」の原料となる廃棄衣料を安定的に確保するため、ヨーロッパの繊維分別業者3社と複数年の購入契約を結んだ。

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“フランスの秘境”、コルシカ島のストリートスナップ 地中海のバカンススタイル

 “フランスの秘境”と言われる地中海の島、コルシカ島。長いロックダウンを経て今夏、多くの人がサマースタイルのファッションに身を包みバカンスを求めてやってきた。フランス全体で見ると、パリ以外の都市ではこれまでシックで控えめなスタイルが主流だったが、新型コロナウイルスのパンデミックで全てが一転。今年の夏は、クラシックなアイテムも遊び心あふれる取り入れ方をする人が見られた。特にコルシカでは明るいカラーパレットと、2000年代初頭に見られたスタイルが復活。夏の定番の麦わら帽子やリネンのシュミーズは、世界的に流行しているカーゴパンツやサイクリングショーツ、チャンキーなシューズと合わせたスタイリングが光った。フランスはコルシカ島の、サマースタイルのストリートファッションを紹介する。

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今夏一番ホットなトレンドは“バービーコア”! バービー人形の実写映画で人気白熱

 2022年の夏、注目を集めているトレンドは“バービーコア(Barbiecore)”。米玩具メーカーのマテル(MATTEL)が手掛けるバービー人形にインスパイアされたピンクをふんだんに使ったポップでキュートなファッションだ。

 「ヴァレンティノ(VALENTINO)」が2022-23年秋冬コレクションで打ち出したビビットなピンクや、Y2K(2000年代)のリバイバルファッションに見られるキッチュなスタイルが人気を博す中、2023年公開予定の実写版映画「バービー(原題:Barbie)」の撮影の様子が公開され、一躍“バービーコア”がトレンドに。マーゴット・ロビー(Margot Robbie)が扮するバービーや、ライアン・ゴスリング(Ryan Gosling)が扮するケンの高い再現性や、おもちゃのようなかわいさが詰め込まれた世界観が人気を集め、ピンクを全面に使って明るくまとめたスタイルが注目を集めている。ここでは、“バービーコア”スタイルを実現するアイテムやバービーとコラボして生まれたアイテムなどを紹介する。

これで“バービーコア”スタイルが完成!
おすすめアイテム11選&バービーとのコラボアイテムなど7選を紹介

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「トミー ヒルフィガー」が循環型ビジネスを強化 レンタルや中古品販売を欧米で開始

 「トミー ヒルフィガー(TOMMY HILFIGER)」はこのほど、レンタルサービスと古着を販売する2次流通サービスをそれぞれイギリスとアメリカで開始した。

 イギリスでは、同国を拠点にデザイナーズアイテムのレンタルサービスを提供するロタロ(ROTARO)と協業してレンタルを行う。価格は15ポンド(約2400円)からで、4〜12日間の期間で貸し出す。「トミー ヒルフィガー」2021-22年秋冬コレクションの「ロメオハント(ROMEO HUNTE)」とコラボした完売済みのアイテムや、デニムブランドの「トミー ジーンズ(TOMMY JEANS)」のアーカイブアイテムなどをそろえる。

 中古衣料の販売に際しては、中古ファッションECの米スレッドアップ(THREDUP)とパートナーシップを結び、専用サイトを通じて古着を回収する。なお、メンズは「トミー ヒルフィガー」の製品のみが対象だが、ウィメンズとキッズはブランドにかかわらず受け付ける。リセール可能な物があれば、「トミー ヒルフィガー」の店頭とオンラインストアで使えるクーポンを付与するという仕組みだ。

 PVHコープ(PVH CORP)傘下の「トミー ヒルフィガー」は、中古品を新品同様に補修したものなどを販売する“トミー・フォー・ライフ(Tommy For Life)”を20年に立ち上げており、今回の取り組みによって廃棄ゼロを目指す循環型ビジネスモデルをさらに促進する。25年までに主要な原材料を完全にトレーサブル(追跡可能)にすることや、もっとも購入数の多いアイテムのトップ3を循環型にシフトすることに加えて、30年までに循環型ファッションへの転換を目標に掲げている。

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ラフ・シモンズ、ニューヨーク・シティ・バレエ団の衣装を制作

 ニューヨーク・シティ・バレエ団(New York City Ballet)は、9月28日に開催する「フォール・ファッション・ガラ(Fall Fashion Gala)」イベントの衣装デザイナーとして、「プラダ(PRADA)」の共同クリエイティブ・ディレクターであり、自身の名を冠したブランドを率いるラフ・シモンズ(Raf Simons)、「パロモ スペイン(PALOMO SPAIN)」を手掛けるアレハンドロ・ゴメス・パロモ(Alejandro Gomez Palomo)、「ジャイルズ(GILES)」のジャイルズ・ディーコン(Giles Deacon)を任命した。なお、ディーコンは今回が2回目の参加となる。

 「フォール・ファッション・ガラ」は、“ファッションとバレエの融合”をテーマに俳優のサラ・ジェシカ・パーカー(Sarah Jessica Parker)が2012年に立ち上げ、今回で10周年を迎える。これまでに、トム・ブラウン(Thom Brown)、サラ・バートン(Sarah Burton)、ドリス・ヴァン・ノッテン(Dries Van Noten)、ジョナサン・サンダース(Jonathan Saunders)、故ヴァージル・アブロー(Virgil Abloh)、津森千里らが衣装デザイナーを務めている。

 イベントに参加するデザイナーは、振付師などバレエ団のスタッフと打ち合わせを重ねながら衣装をデザインをすることとなる。ニューヨーク・シティ・バレエ団のマーク・ハペル(Marc Happel)=コスチューム・ディレクターは、「このガラ・イベントのおかげで、バレエの衣装がより注目を浴びるようになった。ダンサーや振り付けから観客の意識がそれるとして(デザイナーによる衣装を)好ましく思わない人々がいることも知っているし、その考えも理解できる。しかし、衣装には演目のムードを盛り上げたり舞台設定を伝えたりして、バレエをさらに良いものにする力がある」と語った。

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まだまだ暑い!2022年秋はトレンドの“透け素材”が味方 「フェンディ」や「エルメス」などシースルーが豊作

 立秋を過ぎ、8月半ばともなると秋の装いが気になる人も多いだろう。おしゃれは我慢だという意見もあるとはいえ、秋物を着るにはまだまだ暑い日が続く。幸い、2022-23年秋冬シーズンは透け感のある素材がトレンドの一つで、花や刺しゅうをあしらったロマンチックなものからメタリックで未来的なものまで、さまざまなブランドが涼しげなシースルーアイテムを発表している。ここでは、夏から秋にかけて取り入れたい、各ブランドの“透け感ルック”をまとめて紹介する。

 「フェンディ(FENDI)」のクチュールおよびウィメンズを手掛けるキム・ジョーンズ(Kim Jones)=アーティスティック・ディレクターは、22-23年秋冬コレクションで、薄くて柔らかなシフォン素材のスリップドレスやトップス、スカートを披露。ミントグリーンやペールピンクといった淡いパステルカラーがセンシュアルな雰囲気だ。裾や縁には花びらのようなラッフル加工が施されており、素材の軽やかさがさらに強調されている。

 「ロベルト カヴァリ(ROBERTO CAVALLI)」のファウスト・プリージ(Fausto Puglisi)=クリエイティブ・コンサルタントは、クラシカルな美しさを自由かつフリュイド(流動的)に再解釈するべくシフォン素材を選んだという。また、そのインスピレーション源として、米人気ドラマ「ユーフォリア(EUPHORIA)」に主演するゼンデイヤ(Zendaya)を挙げた。

 「シモーン ロシャ(SIMONE ROCHA)」は、アイルランドの古い寓話を着想源としたコレクションを発表。レースやオーガンジーなどのシアー素材を重厚なベルベット生地と組み合わせ、パールやクリスタルの装飾をあしらうことで、ロマンチックで詩的なムードを演出している。

 「バルマン(BALMAIN)」は、防具とコルセットが一体になったかのようなトップスに透けるレース素材のスカートで、タフでありながらもシックな女性性を表現。「エルメス(HERMES)」は、レザーのスカートやミニ丈のドレスに透け感のあるごく薄いニットを合わせ、気品のある、強くてセクシーな女性像を描いた。

 ほかにも、「ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)」のスパンコールが輝く透け感のあるスリップドレス、「コペルニ(COPERNI)」の“Y2K(Year 2000)” ファッションにインスパイアされたシアーなミニドレス、「ミュウミュウ(MIU MIU)」のメタリックなネットとシアー素材を組み合わせたセパレートなども印象的だった。

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まだまだ暑い!2022年秋はトレンドの“透け素材”が味方 「フェンディ」や「エルメス」などシースルーが豊作

 立秋を過ぎ、8月半ばともなると秋の装いが気になる人も多いだろう。おしゃれは我慢だという意見もあるとはいえ、秋物を着るにはまだまだ暑い日が続く。幸い、2022-23年秋冬シーズンは透け感のある素材がトレンドの一つで、花や刺しゅうをあしらったロマンチックなものからメタリックで未来的なものまで、さまざまなブランドが涼しげなシースルーアイテムを発表している。ここでは、夏から秋にかけて取り入れたい、各ブランドの“透け感ルック”をまとめて紹介する。

 「フェンディ(FENDI)」のクチュールおよびウィメンズを手掛けるキム・ジョーンズ(Kim Jones)=アーティスティック・ディレクターは、22-23年秋冬コレクションで、薄くて柔らかなシフォン素材のスリップドレスやトップス、スカートを披露。ミントグリーンやペールピンクといった淡いパステルカラーがセンシュアルな雰囲気だ。裾や縁には花びらのようなラッフル加工が施されており、素材の軽やかさがさらに強調されている。

 「ロベルト カヴァリ(ROBERTO CAVALLI)」のファウスト・プリージ(Fausto Puglisi)=クリエイティブ・コンサルタントは、クラシカルな美しさを自由かつフリュイド(流動的)に再解釈するべくシフォン素材を選んだという。また、そのインスピレーション源として、米人気ドラマ「ユーフォリア(EUPHORIA)」に主演するゼンデイヤ(Zendaya)を挙げた。

 「シモーン ロシャ(SIMONE ROCHA)」は、アイルランドの古い寓話を着想源としたコレクションを発表。レースやオーガンジーなどのシアー素材を重厚なベルベット生地と組み合わせ、パールやクリスタルの装飾をあしらうことで、ロマンチックで詩的なムードを演出している。

 「バルマン(BALMAIN)」は、防具とコルセットが一体になったかのようなトップスに透けるレース素材のスカートで、タフでありながらもシックな女性性を表現。「エルメス(HERMES)」は、レザーのスカートやミニ丈のドレスに透け感のあるごく薄いニットを合わせ、気品のある、強くてセクシーな女性像を描いた。

 ほかにも、「ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)」のスパンコールが輝く透け感のあるスリップドレス、「コペルニ(COPERNI)」の“Y2K(Year 2000)” ファッションにインスパイアされたシアーなミニドレス、「ミュウミュウ(MIU MIU)」のメタリックなネットとシアー素材を組み合わせたセパレートなども印象的だった。

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「プラダ」が中国EC「セコー」と契約トラブル 「セコー」の資産凍結を認める仲裁判断が下る

 「プラダ(PRADA)」は今年初め、契約トラブルを理由に中国における長年のECパートナー「セコー(SECOO)」の資産1100万人民元(約2億9000万円)以上を凍結する仲裁判断の執行を上海市嘉定区人民法院に対して要求していたところ、人民法院は7月5日に「プラダ」の要求を認め、「セコー」関連の資産を1年間即時凍結した。

 プラダ グループ(PRADA GROUP)傘下の「プラダ」および「ミュウミュウ(MIU MIU)」は2019年6月から「セコー」での直販を開始。「セコー」の最盛期にはこれらのブランドのほかに「ステラ マッカートニー(STELLA McCARTNEY)」「ラルフ ローレン(RALPH LAUREN)」「ロジェ ヴィヴィエ(ROGER VIVIER)」「ヴェルサーチェ(VERSACE)」「トッズ(TOD`S)」「マイケル・コース(MICHAEL KORS)」など3800以上の国内外ブランドを扱い、40万点以上の仕入れを行っていたが、最近は「JDドットコム(JD.COM)」や「Tモール(TMALL)」といった大手EC企業との競争に苦戦を強いられていた。

 セコーは21年度決算で5億6600万人民元(約107億5400万円)の純損失を計上。売上高は31億3000万人民元(約594億7000万円)で、前年同期の約半分にまで落ち込んだ。その結果、セコーの株価は、最高値が1株14.46ドル(約1900円)(18年)だったのに対して、現在は1株27セント(約36円)にまで下落している。

 また、中国のオンラインユーザーのクレームプラットフォーム「ブラック キャット(Black Cat)」には「セコー」に対して30日間で1000件以上のクレームが集まっている。多くは「セコー」が理由もなく顧客が購入した商品を発送しないことを非難した内容だった。

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K-POPスターのジャクソン・ワン、自身のブランドからカプセルコレクションを発表 シンガポールではパーティーも

 香港出身のK-POPスター、ジャクソン・ワン(Jackson Wang)が手掛けるブランド「チーム ワン(TEAM WANG)」はこのほど、カプセルコレクション“スパークルズ ミュダンス(Sparkles — Mudance)”を発表した。これまで黒と白を基調としたアイテムを中心としていたが、同コレクションではパステルピンクを使ったアパレルやスイムウエアを披露。花柄のビキニのセットアップやアロハシャツ、ビーチタオル、浮き輪などの12アイテムをそろえた。

 新カプセルコレクションの発表に合わせ、シンガポールで最大規模を誇るクラブ「マーキー(Marquee)」でパーティーを開催。同氏が運営するレーベルに所属する新人アーティストのローリー(Laurie)、センズ(Xenzu)、ボーイトイ(Boytoy)や、世界中のビートボクサーが集まる国際イベント、グランド・ビートボックス・バトル(Grand Beatbox Battle)で2013年と14年に世界チャンピオンに輝いたダーニー(Dharni)らが参加して会場を盛り上げた。

 ブランドのクリエイティブ・ディレクター兼デザイナーのワンは、「コレクションを発表してアフターパーティーを開催するのがブランドの文化になりつつある。こうした活動を通して歴史を残している感覚だ。音楽だけでなく、デザインや自分の活動の全てを盛り込んでいきたい。グローバルに認知度を高めていけるはずだ」と語った。

 ジャクソン・ワンはJYPエンターテイメントからデビューしたボーイズグループGOT7(ガットセブン)のメンバーで、22年現在は中国を拠点にソロ活動を続ける。20年に旧友であるヘンリー・チェン(Henry Cheung)とともに上海で「チーム ワン」を設立した。

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若手注目株ERLが東京と京都にショップ・イン・ショップをオープン カリフォルニア・ベニスビーチの雰囲気を表現

 イーライ・ラッセル・リネッツ(Eli Russell Linnetz)の手掛けるERLは、ブランド初のショップ・イン・ショップを東京のドーバー ストリート マーケット ギンザ(DOVER STREET MARKET GINZA)2階と京都の藤井大丸7階にオープンした。売り場面積は、それぞれ29平方メートルと85平方メートル。いずれも渦潮(うずしお)のうねりをイメージした透明な青のアクリル樹脂製什器を配置し、デザイナーが拠点とするカリフォルニア・ベニスビーチの雰囲気を醸し出している。

 ERLは、コム デ ギャルソン(COMME DES GARCONS)の子会社であるドーバー ストリート マーケット パリ(DOVER STREET MARKET PARIS)が傘下で支援・育成しているブランドの一つだ。イーライのデザイナーとしての才能を見抜き、ブランド設立の背中を押したエイドリアン・ジョフィ(Adrian Joffe)=コム デ ギャルソン インターナショナル最高経営責任者(CEO)兼ドーバー ストリート マーケットCEOは、「ショップの素晴らしいデザインは、イーライのビジョンとクリエイティブな才能を象徴している。ERLがますます発展していく道を共に歩んでいけることを誇りに思う」とコメント。9月には、北京・紫禁城付近に拡大移転するドーバー ストリート マーケット ペキン(DOVER STREET MARKET BEIJING)にもERLのショップインショップを設けるも明かした。

 ベニスビーチで生まれ育ち、写真家や映像監督、セットデザイナーなどとして活躍した後、2020年にブランドを立ち上げたイーライは、5月には「ディオール(DIOR)」の2023年スプリング・メンズ・カプセルコレクションのゲストデザイナーを務め、6月には「LVMHプライズ」で審査員特別賞を受賞するなど、今最も勢いに乗っている若手デザイナーの一人。新たな一歩となる店舗については、「自分にとって、ERLを表すのは色、テクスチャー、そして幸福感。空間のデザインをミニマルにすることで、自分の故郷カリフォルニアについての幅広いストーリーを伝えるコレクションに目がいくようにしたかった」とこだわりを語る。

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ウクライナ大統領夫人オレナ・ゼレンスカのスタイル 長年の付き合いのスタイリストが語る

 ウクライナの大統領夫人オレナ・ゼレンスカ(Olena Zelenska)が、国を代表して公の場に立つ機会が増えるにつれ、彼女のスタイルにも注目が集まっている。米「ヴォーグ(VOGUE)」の10月号は、ウクライナの大統領府の階段に座る彼女を撮影してデジタル版の表紙にした。フォトグラファーのアニー・リーボヴィッツ(Annie Leibovitz)が担当した表紙については、SNSで賛否の声が上がっている。

 騒動を受け、ゼレンスカのスタイリストを務めるナタリア・カメンスカ(Natalia Kamenska)は、「この撮影には関与しておらず、一切のコメントは差し控える」とした。ただカメンスカは、ゼレンスカのウクライナに対する献身的な姿勢について言及。「ロシア軍による侵攻を受ける前から、彼女は精力的にウクライナのコミュニティー育成を支持してきた」と語っている。

 カメンスカは、「ゼレンスカは、本当に思いやりがある人。彼女の行動には、すべて心が込もっているんです。彼女は、チームを大切にしています。良い社会は、良いチームから生まれる。そう考えているんです」と語る。そして「この戦争で、大統領夫妻の素顔が明らかになりました。ふたりとも本当によくやっています。ウクライナのために残り、ウクライナのために戦っている。実に誠実な国民です」と続けた。

 元脚本家で現在44歳のゼレンスカの素顔は、これまであまり知られてこなかった。彼女は2003年にウォロディミル・ゼレンスキー(Volodymyr Zelensky)大統領と結婚し、2人の子どもをもうけた。そして19年4月、ウクライナの大統領夫人となった。「当初、ファーストレディを務めるのは本当に大変だったそうです。でも今は、非常にたくましい本物のファーストレディ。ゼレンスカは、自分の言葉でウクライナを語ります。アメリカ議会でウクライナの惨状を訴える彼女の言葉も、しっかり届きました」とカメンスカは言う。

 ウクライナのファーストレディが、アメリカ議会で演説をするーー。ゼレンスカは、その歴史的意義と同時に、戦時下における政治家とそのファッションを結びつけて、何かと文句をつける人間が存在することも知っていた。だからこそゼレンスカは、アメリカ大統領のジョー・バイデン(Joe Biden)との撮影など、重要な場面ではウクライナのブランドを身に纏った。 カメンスカは、「戦争について訴えるためなら、どんなものでも活用すべき。もっとも戦争になる前から、ゼレンスカは、ウクライナのデザイナーにとってアンバサダーのような存在でした。彼女は、独自のやり方でウクライナのブランドを広めようしていました。ウクライナのデザイナーがどれほど優れているのか、常々語っていましたよ」と言う。カメンスカはゼレンスカのスタイルについて、「洗練されている」と形容する。「ゼレンスカは、好みがはっきりしているんです」と続けた。ウクライナブランドの多くはゼレンスカの好みに合っており、彼女はそんなウクライナブランドの洋服に時々、「ザラ(ZARA)」などを組み合わせているという。彼女の限られたワードローブには、「グッチ(GUCCI)」など、ハイブランドの服はないのだという。

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