フランソワ・アンリ・ピノー(Francois Henri Pinault)会長兼最高経営責任者(CEO)は、「非常に好調だった21年度に引き続き、22年上半期もしっかりと売り上げを伸ばし、素晴らしい業績を上げることができた。世界中で売り上げが良く、コロナ禍に関する規制措置の影響があった中国市場の分を相殺して余りある結果となった。マクロ経済の不透明感が続いているが、当社は盤石な状態にある。短期的なチャレンジを乗り越え、新たな機会への挑戦をし、今後も傘下ブランドの大きな可能性や野心的な戦略を支援していく」と語った。
パーティーの来場者にはカスタムできるバーチャルTシャツが配布されたが、事前にNFTを購入していたVIPゲストには「クリスチャン・ラクロワ」のシグネチャーでもある“パセオ(Paseo)”柄のデジタルスーツが配布された。「クリスチャン・ラクロワ」のメタバース戦略は、エクスクルーシブルとバーチャルのペントハウスを6月に賃貸契約したところからスタートした。その直後に「オープンシー(OpenSea)」でブランド初のNFTをリリースした。日本語で“シルクの夢”を意味する“レーヴ・ドゥ・ソワ(Reves de Soie)”と名付けられたNFTコレクションは、ブランドのスカーフ“カレ(Carres)”をベースに、350種類のデザインを用意。合計700のNFTを発売した。
バーチャルペントハウスやNFT、パーティーなどプロジェクトの過程に多く関わってきたエクスクルーシブルのオリヴィエ・モワンジョン(Olivier Moingeon)共同設立者兼CEOは、「コレクターは好奇心旺盛だが、ブランドについての知識はあまりないため、彼らが理解できるところからスタートする。NFTはブランドを発見するための新たな方法だ」と、プロジェクトのプロセスについて説明する。モワンジョン共同設立者兼CEOは「カルティエ(CARTIER)」「ゴヤール(GOYARD)」「パルファム ドゥ ラ バスティード(PARFUMS DE LA BASTIDE)」など、ラグジュアリーブランドで20年以上の経験があり、ラグジュアリーとテクノロジーの融合を目標としている。トピオル「クリスチャン・ラクロワ」CEOは「彼は我々のルーツやブランドコードを理解している」と彼を評価している。
LVMHモエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)の2022年1~6月期決算は、売上高が前年同期比28.1%増の367億2900万ユーロ(約4兆9584億円)、営業利益は同33.4%増の101億2700億ユーロ(約1兆3671億円)、純利益は同23.2%増の65億3200ユーロ(約8818億円)だった。
アメリカファッション協議会(Council of Fashion Designers of America以下、CFDA)と英国ファッション協議会(British Fashion Council以下、BFC)はそれぞれ、9月に開催する2023年春夏シーズンのニューヨーク・ファッション・ウイーク(以下、NYコレ)とロンドン・ファッション・ウイーク(以下、ロンドンコレ)の暫定スケジュールを発表した。リアルショーが1時間刻みで行われるようなスケジュールで、完全復活を印象付ける。
エスティ ローダー カンパニーズ(ESTEE LAUDER COMPANIES以下、ELC)が、「トム フォード(TOM FORD)」を運営するトム フォード インターナショナル(TOM FORD INTERNATIONAL以下、TFI)の買収に向けて交渉していると米「ウォール・ストリート・ジャーナル(THE WALL STREET JOURNAL)」が報じた。およそ1カ月前には、TFIが身売りを検討していると米ブルームバーグ(BLOOMBERG)が報じていた。
「トム フォード」は、デザイナーのトム・フォードが2005年に設立。同年にELCと提携し、ビューティを扱う「トム フォード ビューティ(TOM FORD BEAUTY)」を立ち上げた。ELCのトレイシー・トーマス・トラヴィス(Tracey Thomas Travis)最高財務責任者によれば、「トム フォード ビューティ」は特にフレグランスが好調で、今後さらに成長が見込まれるという。なお、情報筋によれば取り引きは30億ドル(約3960億円)規模になると見られているが、ELC以外にも関心を示している買い手が複数いるほか評価額が高すぎるとする専門家もおり、合意に至るかは不透明だ。
「トム フォード」はメンズ、ウィメンズ、アクセサリー、ビューティに加えて、イタリアの大手眼鏡企業マルコリン(MARCOLIN)と提携してアイウエアを展開している。買収が成立した場合、ELCがビューティ以外の事業をいかに運営するのかについては未知数だが、同社が「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」「ディオール(DIOR)」「フェンディ(FENDI)」などを擁するLVMHモエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON)や、「グッチ(GUCCI)」「サンローラン(SAINT LAURENT)」「ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)」などを擁するケリング(KERING)のような“ラグジュアリー・コングロマリット”を目指すのではないかと見る関係者もいるという。
イタリア発のファッションリテーラー「ルイーザヴィアローマ(LUISA VIA ROMA)」は7月30日、ユニセフ(UNICEF)への寄付活動のためチャリティーパーティーを開催した。6回目となる今年はイタリアのカプリ島で開催され、ウクライナやシリアの危機的な状況にフォーカスしつつ、ユニセフが世界中で行っているプロジェクトへの資金調達を支援。会場では女優のジェニファー・ロペス(Jennifer Lopez)らがパフォーマンスを行い、約900人が参加した。来場者のスナップや当日の様子を紹介する。
抗議のために集まった学生の多くはマミアンスカートや漢服を着用し、「ディオール」からの謝罪と問題となったスカートの販売中止を求めた。また、「Dior, stop cultural appropriation(『ディオール』は文化の盗用をやめろ)」「This is a traditional Chinese dress(これは中国の伝統衣装だ)」といったプラカードを掲げて抗議していたという。抗議は10分ほど続き警察によって解散させられた。中国の報道機関によると、この抗議の様子はウェイボー(Weibo)やウィーチャット(WeChat)でライブ配信され、50万回以上視聴されたという。また、現地メディアによると、類似の抗議はニューヨークとロンドンでも実施される予定だという。
抗議のために集まった学生の多くはマミアンスカートや漢服を着用し、「ディオール」からの謝罪と問題となったスカートの販売中止を求めた。また、「Dior, stop cultural appropriation(『ディオール』は文化の盗用をやめろ)」「This is a traditional Chinese dress(これは中国の伝統衣装だ)」といったプラカードを掲げて抗議していたという。抗議は10分ほど続き警察によって解散させられた。中国の報道機関によると、この抗議の様子はウェイボー(Weibo)やウィーチャット(WeChat)でライブ配信され、50万回以上視聴されたという。また、現地メディアによると、類似の抗議はニューヨークとロンドンでも実施される予定だという。
米ヴァージニア州ダンビルを拠点とする繊維リサイクル技術のスタートアップ企業サーク(CIRC)はこのほど、シリーズBラウンドで3000万ドル(約40億8000万円)の資金調達を実施した。ビル・ゲイツ(Bill Gates)が設立したブレイクスルーエネルギーベンチャーズ(BREAKTHROUGH ENERGY VENTURES)を筆頭に、「ザラ(ZARA)」の親会社のインディテックス(INDITEX)、米国の繊維メーカーのミリケン(MILLIKEN)、英資産運用会社ランズダウン・パートナーズ(LANSDOWNE PARTNERS)が出資すると発表している。
米ヴァージニア州ダンビルを拠点とする繊維リサイクル技術のスタートアップ企業サーク(CIRC)はこのほど、シリーズBラウンドで3000万ドル(約40億8000万円)の資金調達を実施した。ビル・ゲイツ(Bill Gates)が設立したブレイクスルーエネルギーベンチャーズ(BREAKTHROUGH ENERGY VENTURES)を筆頭に、「ザラ(ZARA)」の親会社のインディテックス(INDITEX)、米国の繊維メーカーのミリケン(MILLIKEN)、英資産運用会社ランズダウン・パートナーズ(LANSDOWNE PARTNERS)が出資すると発表している。
新店舗は2層建てで、多くのラグジュアリーブランドが出店している大型ショッピングモール、ハートランド66(HEARTLAND 66)内にある。これは上海のプラザ66(PLAZA 66)と同系列の商業施設で、21年の開業。「エルメス」は12年にやはり大型商業施設の武漢インターナショナルプラザ(WUHAN INTERNATIONAL PLAZA)に出店しているが、今回それを閉じて移転した。新店舗ではハンドバッグなどのレザーグッズのほか、ウィメンズ、メンズ、フットウエア、シルク製品、ジュエリー、ウオッチ、ホームウエアなどを取り扱っており、複数のVIPルームも備えている。
“イージー・ギャップ エンジニアド バイ バレンシアガ(YEEZY GAP ENGINEERED BY BALENCIAGA)”は、スマートフォンやモバイル機器で遊べるオンラインゲームを発表した。デムナ(Demna)「バレンシアガ」アーティスティック・ディレクターがゲームデザインなどを手掛けたという。
「マノロ ブラニク」は、1998年に放映された「セックス・アンド・ザ・シティ(SEX AND THE CITY)」によって国際的にも知名度を高めたにもかかわらず、当時、中国商標局はブランド側が提出した証拠は不十分であり、ファン・ユージョウが申請した“Manolo & Blahnik”の商標登録が認められた2000年に以前に「マノロ ブラニク」は中国本土での販売やビジネスの実績がなかったと判断している。「マノロ ブラニク」はその後も長年にわたり、中国のあらゆる政府機関に不服申し立てを行ったが、それらはいずれも却下されている。
ロンドンのヴィクトリア・アンド・アルバート博物館(Victoria and Albert Museum)で2022年9月24日〜23年6月25日に、「Hallyu!The Korean Wave(韓流!ザ・コリアン・ウェーブ)」と題した特別展を開催する。本展ではK-POPアイドルの衣装や、韓流ドラマの小道具、ポスターに加えて、韓国発カルチャーの写真やファッションを取り扱う。ブームが始まった初期とされる1990年代からグローバルに活躍する現代までを、4つのセクションに分け、約200点を披露する。
直近では、6月にアーティストのマギー・スティーブンソン(Maggie Stephenson)が「One is good, more is better」と題した作品の著作権侵害などを主張して「シーイン」の運営会社である香港を拠点にするゾイトップ ビジネス(ZOETOP BUSINESS CO., LTD.)およびシーイン ディストリビューション コープ(SHEIN DISTRIBUTION CORP.)」を相手取り提訴している。スティーブンソンは訴状の中で、同作品を米国著作権局に登録したのは2021年のことだが、この作品と派生作品は19年4月から展示され「広く普及している」と主張する。また、同作品は「原告(スティーブンソン)の最も人気のある、そして最も売れているオリジナル作品の一つ」と訴えている。同作品は「アーバン アウトフィッターズ(URBAN OUTFITTERS)」などを通じて19~300ドル(約2500~4万円)の価格帯で販売されている。
スティーブンソンは、本作品の「コピー」を「シーイン」が「Abstract Pattern Wall Painting Without Frame(額縁のない抽象画)」という説明で「過去3年以内に」販売を開始したと主張する。「シーイン」では、スティーブンソンが模倣品だと主張する作品を4ドル(約540円)から販売しているが、「アーバンアウトフィッターズ」で販売している同サイズの正規品は89ドル(約1万2000円)するという。さらに、「シーイン」で販売している作品からは、スティーブンソンの署名が意図的に消されていると主張する。
シンガル前社長兼CEOは2004年にギャップに入社した。ヨーロッパ事業のマネジング・ディレクターや、国際部門および国際アウトレット部門のシニア・バイス・プレジデントなどの要職を歴任し、16年に「オールドネイビー」の社長兼CEOに就任。以降、3年間で同ブランドの北米とメキシコにおける店舗数を1200店以上にまで拡大し、売り上げを70億ドル(約9520億円)から80億ドル(約1兆880億円)へと成長させた。20年3月にギャップの社長兼CEOに就任。主力ブランドである「ギャップ」の業績不振が長年続く中、同年10月には23年までの全社的な経営戦略である「パワープラン2023(POWER PLAN 2023)」を発表し、不採算店の整理や非主力事業の終了などの改革を進めたものの、コロナ禍の影響もあり、業績が期待通りに改善しなかった。
イギリス・バークシャー州ウィンザーにあるガーズ・ポロ・クラブ(Guards Polo Club)で、チャリティーのポロゲームが開催された。
ウィリアム王子(Prince William, Duke of Cambridge)とともに参加したケンブリッジ公爵夫人ケイト・ミドルトン(Duchess of Cambridge, Kate Middleton以下、キャサリン妃)は、「エミリア ウィックステッド(EMILIA WICKSTEAD)」の白いワンピースを着用。「カミーラ エルピック(CAMILIA ELPHICK)」のパンプス、「フィンレイ(FINLAY)」のべっ甲のサングラスを合わせた。ドレスの価格は1352ポンド(約22万円)。
例えば「イヴ・サンローラン(YVES SAINT LAURENT)」のビューティデバイス“ルージュ シュール ムジュール(Rouge Sur Measure)”は、AIを活用したテクノロジーでリップのカラーをパーソナライズし、全体の傾向をコミュニティーで共有するというカスタマイゼーションの未来像だ。「ランコム(LANCOME)」の“シェード ファインダー(Shade Finder)”は、最大2万2500通りの肌色を検知するという。デュベイCDMOは「ロレアルにとって重要なのは、ビューティ業界の未来を形作ることだ」と結んでいる。
第2期目となる今回は2021年秋から今年春までを期間とし、ブラジルや中国、イタリアなど8カ国から10校が参加した。各校ではユネスコの専門家による海洋問題に関するウェビナーが開催され、「国連海洋科学の10年(UN Decade of Ocean Science for Sustainable Development)」計画が提唱する10の課題などについて理解を深めた。
米連邦最高裁は6月24日、人工妊娠中絶の権利を合憲だとした1973年の“ロー対ウェイド(Roe v. Wade)判決”を覆す判断を示した。これにより中絶の合法性を各州で決定できるようになったため、多くの州で中絶が禁止になる見込みだ。従業員や顧客に多数の女性を抱えるファッション業界は、これにどう反応しているのか。デザイナーや企業、著名人らのコメントを紹介する。
従業員への包括的な性と生殖に関する福利厚生の提供を約束するとともに、本人やその扶養家族が住んでいる地域で利用できない医療があった場合の旅費をユニリーバが負担する。ドント・バン・イクオリティー(Don’t Ban Equality、平等を奪うな)連合にほかの100以上の企業とともに参加し、安全なヘルスケアへのアクセス、自立した生活、職場での活躍を支援する。今後も最高裁判所の判決による影響について注視していく。
米連邦最高裁は6月24日、人工妊娠中絶の権利を合憲だとした1973年の“ロー対ウェイド(Roe v. Wade)判決”を覆す判断を示した。これにより中絶の合法性を各州で決定できるようになったため、多くの州で中絶が禁止になる見込みだ。従業員や顧客に多数の女性を抱えるファッション業界は、これにどう反応しているのか。デザイナーや企業、著名人らのコメントを紹介する。
従業員への包括的な性と生殖に関する福利厚生の提供を約束するとともに、本人やその扶養家族が住んでいる地域で利用できない医療があった場合の旅費をユニリーバが負担する。ドント・バン・イクオリティー(Don’t Ban Equality、平等を奪うな)連合にほかの100以上の企業とともに参加し、安全なヘルスケアへのアクセス、自立した生活、職場での活躍を支援する。今後も最高裁判所の判決による影響について注視していく。
ニューヨークのメトロポリタン美術館(The Metropolitan Museum of Art 以下、MET)は2023年2月20日まで、企画展「着物スタイル:ザ ジョン・C・ウェバー コレクション(KIMONO STYLE:THE JOHN C. WEBER COLLECTION)」を開催している。日本美術の著名なコレクターであるジョン・C・ウェバー(John C. Weber)氏から「銘仙」など40点の近代着物が寄贈されることを記念した同展では、男性用や子ども用を含む60点を超える着物をはじめ、日本のデザイナーが手掛けた服、西洋のクチュール、テキスタイル、日本画、版画、装飾美術品などを展示。着物と西洋のファッションとの芸術的な交流に焦点を当て、江戸時代後期から明治時代にかけて、着物が日本女性のライフスタイルに合わせて変化していく様子をたどっている。
H&Mヘネス・アンド・マウリッツ(H&M HENNES & MAURITZ以下、H&M)の2021年12月~22年5月期(上半期)決算は、売上高が前年同期比19.7%増の1036億7000万スウェーデンクローナ(約1兆3477億円)、営業利益は約2倍(同99.9%増)の54億4600万スウェーデンクローナ(約707億円)、純利益は2倍以上(同129.7%増)の38億9900万スウェーデンクローナ(約506億円)と増収増益だった。
「セリーヌ オム(CELINE HOMME)」2023年春夏メンズ・コレクションのショーが6月27日、現代美術館のパレ・ド・トーキョー(Plais de Tokyo)で開催された。フロントローには、BTS(防弾少年団)のV、BLACKPINKのLISA(リサ)、韓国の俳優パク・ボゴム(Park Bogum)らが着席した。
SNS上では、Vが来場するのではと数日前からウワサになっていたため、当日の会場周辺には大勢のファンやメディア関係者が詰めかけた。会場の外にある階段に3人が登場すると大歓声があがり、そのあまりの熱狂ぶりに、「セリーヌ」を擁するLVMHモエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)のベルナール・アルノー(Bernard Arnault)会長兼最高経営責任者(CEO)と、シドニー・トレダノ(Sidney Toledano)LVMHファッショングループ会長兼CEOも外に出て、その様子を動画に収めていたという。
米国アパレル・フットウエア協会(American Apparel and Footwear Association)は、5月にニューヨーク州議会へ提出した書簡で、業界全体で「PFAsからの移行と代替化学物質の研究および開発、導入のための適切な時間の確保」を求め、27年1月1日を発効日として検討するよう求めている。
「グッチ(GUCCI)」は、NFTのマーケットプレイス、スーパーレア(SUPERRARE)と提携してオンラインアートギャラリー「ヴォールト アート プレイス(VAULT ART SPACE)」をオープンした。
同ギャラリーでは定期的に企画展を開催。最初の企画展「グッチ 次の100年(The Next 100 Years of Gucci)」では、29人のアーティストが「グッチ」の過去100年の歴史を反映しながらその未来をそれぞれ思い描いたNFTアートを展示している。「ヴォールト」のウェブサイトで6月23日~7月1日、7月7~15日、7月21~29日の3回に分けてオークションが開催される。取引はすべて仮想通貨イーサリアム(Ethereum、ETH)で行われる。
サステナビリティにも配慮して、ヴィーガン・パラベンフリー処方を採用。パッケージには可能な限りリサイクルガラスやリサイクルプラスチックを取り入れた。イサマヤは「ヴィヴィアン・ウエストウッド(Vivienne Westwood)を敬愛しており、彼女の“Do more with less”の哲学にのっとってパッケージは使用後も別の形で使えるよう考えた。パレットはジュエリーボックスとしても使える」と説明する。今後もファッションと同じようにシーズンごとにカプセルコレクションとして発表し、それぞれのコレクションで異なる慈善団体とパートナーシップを組む予定だ。
“イサマヤ・キャンペーン”からPHOTO COURTESY OF ISAMAYA(c)FAIRCHILD PUBLISHING,LLC
イサマヤは、モデルの顔を花で飾るなど従来のメイクアップの概念にとらわれないユニークなメイクアップルックで知られ、リアーナ(Rihanna)やファーギー(Fergie)、キム・カーダシアン(Kim Kardashian)ら多くのセレブリティーやファッションウィークのメイクアップを担当してきた。また、これまでに「イヴ・サンローラン(YVES SAINT LAURENT)」のアンバサダーや「トム フォード ビューティ(TOM FORD BEAUTY)」のクリエイティブ アーティスト コンサルタント、「バーバリー ビューティ」のグローバル ディレクター、「クリスチャン ルブタン(CHRISTIAN LOUBOUTIN)」のグローバル メイクアップ アーティストを務め、最近では「バイレード」のメイクコレクションを手掛けたほか“ファーフェッチ・グローバル・ビューティ・コレクティブ(Farfetch Global Beauty Collective)への参画でも注目を浴びている。
ブランドン・ウェン=アントワープ王立芸術アカデミー新クリエイティブ・ディレクターAKHIL BABU / COURTESY ROYAL ACADEMY OF FINE ARTS ANTWERP
著名デザイナーを数多く輩出してきたベルギーの名門校、アントワープ王立芸術アカデミー(Royal Academy of Fine Arts Antwerp) ファッション科の新クリエイティブ・ディレクターに、パフォーマンスアーティストでデザイナーのブランドン・ウェン(Brandon Wen)が就任する。2007年から同学科を率いてきたデザイナーのウォルター・ヴァン・ベイレンドンク(Walter Van Beirendonck)の後任として、9月から学生の指導にあたる。
1993年アメリカ・ロサンゼルス生まれのウェンは、2015年ニューヨークのコーネル大学を卒業後、2019年にアントワープ王立芸術アカデミーのファッション科の修士課程を修了。在学中の18年には、ビスコース素材の可能性を探求する「チャレンジ・ザ・ファブリック・アワード(Challenge the Fabric Award)」を受賞した。これまでのキャリアは、シャネル(CHANEL)傘下のメゾン ルマリエ(MAISON LEMARIE)など。リック・オウエンス(Rick Owens)とミシェル・ラミー(Michel Lamy)の下で働いたこともあり、カリフォルニアにあるアーツ・オブ・ファッション財団(Arts of Fashion Foundation)ではオーガナイザーと講師を務めていた。
なお、同ファッション科は、これまでマルタン・マルジェラ(Martin Margiela)やデムナ(Demna)をはじめ、ドリス・ヴァン・ノッテン(Dries Van Noten)やアン・ドゥムルメステール(Ann Demeulemeester)、ベイレンドンクといった“アントワープシックス(Antwerp Six)”の6人、そして、「Y/プロジェクト(Y/PROJECT)」や「ディーゼル(DIESEL)」を率いるグレン・マーティンス(Glenn Martens)、ハイダー・アッカーマン(Haider Ackermann)、クリス・ヴァン・アッシュ(Kris Van Assche)らを輩出してきた。
カルティエ(CARTIER)とアマゾン(AMAZON)は、「カルティエ」の模倣品をノーブランド品と見せかけてアマゾンで販売していた個人や企業を相手取り、商標権侵害や不当表示などを理由に損害賠償などを求めて共同で訴訟を提起した。被告は中国に拠点を置き、インスタグラムで「Phym9y3v」を名乗る個人や「Amazing Jewelry You Want」という名前で事業を行う中国企業など。
「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」は、中国市場向けのブランドアンバサダーとして、中国を拠点とするアイドルグループ時代少年団(Teens in Times以下、TNT)を起用した。同グループは、2019年デビュー。16〜20歳の7人のメンバーで活動し、中国版のツイッター、ウェイボー(微博、WEIBO)で約1千万のフォロワーを持つ。
パリ・ファッション・ウイーク(以下、パリコレ)を主催するフランス・オートクチュール&モード連盟(Federation de la Haute Couture et de la Mode以下、FHCM)の次期会長に、ブルーノ・パブロフスキー(Bruno Pavlovsky)=シャネル(CHANEL) ファッション部門プレジデント兼シャネルSASプレジデントが就任する。7月1日に開かれる総会で、2014年から同職を務めてきたラルフ・トレダノ(Ralph Toledano)=ヴィクトリア ベッカム(VICTORIA BECKHAM)会長の後任として選出される見通しだ。パブロフスキー氏は、これまでトレダノ会長やパスカル・モランド(Pascal Morand)FHCMエグゼクティブ・プレジデント、フランチェスカ・ベレッティーニ(Francesca Bellettini)=イヴ・サンローラン(YVES SAINT LAURENT)社長兼最高経営責任者(CEO)、シドニー・トレダノ(Sidney Toledano)LVMHファッショングループ(LVMH FASHION GROUP)会長兼CEO、ギヨーム・ドゥ・セーヌ(Guillaume de Seynes)=エルメス・インターナショナル(HERMES INTERNATIONAL) エグゼクティブ・バイスプレジデントと共に、FHCMの執行委員を務めてきた。会長就任後は、モランド=エグゼクティブ・プレジデントと協力し、前任の取り組みを引き継ぐ方針を示している。
パリ・ファッション・ウイーク(以下、パリコレ)を主催するフランス・オートクチュール&モード連盟(Federation de la Haute Couture et de la Mode以下、FHCM)の次期会長に、ブルーノ・パブロフスキー(Bruno Pavlovsky)=シャネル(CHANEL) ファッション部門プレジデント兼シャネルSASプレジデントが就任する。7月1日に開かれる総会で、2014年から同職を務めてきたラルフ・トレダノ(Ralph Toledano)=ヴィクトリア ベッカム(VICTORIA BECKHAM)会長の後任として選出される見通しだ。パブロフスキー氏は、これまでトレダノ会長やパスカル・モランド(Pascal Morand)FHCMエグゼクティブ・プレジデント、フランチェスカ・ベレッティーニ(Francesca Bellettini)=イヴ・サンローラン(YVES SAINT LAURENT)社長兼最高経営責任者(CEO)、シドニー・トレダノ(Sidney Toledano)LVMHファッショングループ(LVMH FASHION GROUP)会長兼CEO、ギヨーム・ドゥ・セーヌ(Guillaume de Seynes)=エルメス・インターナショナル(HERMES INTERNATIONAL) エグゼクティブ・バイスプレジデントと共に、FHCMの執行委員を務めてきた。会長就任後は、モランド=エグゼクティブ・プレジデントと協力し、前任の取り組みを引き継ぐ方針を示している。
パリ・ファッション・ウイーク(以下、パリコレ)を主催するフランス・オートクチュール&モード連盟(Federation de la Haute Couture et de la Mode以下、FHCM)の次期会長に、ブルーノ・パブロフスキー(Bruno Pavlovsky)=シャネル(CHANEL) ファッション部門プレジデント兼シャネルSASプレジデントが就任する。7月1日に開かれる総会で、2014年から同職を務めてきたラルフ・トレダノ(Ralph Toledano)=ヴィクトリア ベッカム(VICTORIA BECKHAM)会長の後任として選出される見通しだ。パブロフスキー氏は、これまでトレダノ会長やパスカル・モランド(Pascal Morand)FHCMエグゼクティブ・プレジデント、フランチェスカ・ベレッティーニ(Francesca Bellettini)=イヴ・サンローラン(YVES SAINT LAURENT)社長兼最高経営責任者(CEO)、シドニー・トレダノ(Sidney Toledano)LVMHファッショングループ(LVMH FASHION GROUP)会長兼CEO、ギヨーム・ドゥ・セーヌ(Guillaume de Seynes)=エルメス・インターナショナル(HERMES INTERNATIONAL) エグゼクティブ・バイスプレジデントと共に、FHCMの執行委員を務めてきた。会長就任後は、モランド=エグゼクティブ・プレジデントと協力し、前任の取り組みを引き継ぐ方針を示している。
英国で人気の競馬イベントのひとつであるロイヤルアスコット(Royal Ascot)が6月14〜18日、アスコット競馬場(Ascot Racecourse)で開催された。エリザベス女王(Queen Elizabeth II)は来場しなかったが、ケンブリッジ公爵夫人ケイト・ミドルトン(Duchess of Cambridge, Kate Middleton以下、キャサリン妃)やウィリアム王子(Prince William, Duke of Cambridge)、コーンウォール公爵夫人カミラ(Camilla, Duchess of Cornwall)など多くの王室メンバーが参加した。厳格なドレスコードでも知られる同イベントで、キャサリン妃はドット柄の「アレッサンドラ リッチ(ALESSANDRA RICH)」によるドレスと、故ダイアナ・フランセス(Diana Frances)元英国皇太子妃(以下、ダイアナ妃)が所有していたダイヤモンドとパールのイヤリングを着用。1988年のロイヤルアスコットに参加した故ダイアナ妃にオマージュを捧げた。ここでは、参加者らのファッションをまとめて紹介する。
シルクプリントとシャツのさわやかなクロップドジャケットは、1988年にクルーズが出演した映画「カクテル(原題:Cocktail)」の雰囲気をまとっている一方で、レギンスジーンズとスエードブーツは「ロード・オブ・ザ・ダンス(原題:The Lord of the Dance)」の雰囲気がある。みていて楽しげなコーディネートだが、ファッションとしては残念ながらいまいち。
米「ソーシングジャーナル(SOURCING JOURNAL)」は、アディダス(ADIDAS)が6月10日、同社が保有する9つの特許を侵害しているとしてナイキ(NIKE)を提訴したと報じた。アディダスが米連邦裁判所に提出した書面によれば、「ナイキ」のワークアウト用アプリ「ナイキ ラン クラブ(Nike Run Club)」と「ナイキ トレーニング クラブ(Nike Training Club)」、スニーカーの製品情報などを扱う「SNKRS」アプリのほか、靴ひものフィット感をアプリで調整する“NIKE ADAPT(ナイキ アダプト)”システムなどに使われている技術がアディダスの特許を侵害しているという。アディダスは陪審員裁判の実施、当該事業の差し止め、損害賠償の支払いなどを求めている。なお、この提訴に対して、「ソーシングジャーナル」はナイキの反応について報じていない。
ナイキとアディダスは、以前から“特許紛争”とも言える状態となっている。ナイキは“フライニット(Flyknit)”素材の技術に関する特許を2004年に取得し、12年に同素材を使用したシューズを発売。アディダスはこの“フライニット”技術の特許を無効とするよう求めていたが、これを有効とした米国の特許審判部(Patent Trial and Appeal Board)の判決を不服とし、17年11月に控訴している。一方で、ナイキは21年12月、アディダスの複数の製品が“フライニット”技術の特許を侵害しているとして、米国への輸入差し止めを米国国際貿易委員会(U.S. International Trade Commission)に申し立てている。
米「ソーシングジャーナル(SOURCING JOURNAL)」は、アディダス(ADIDAS)が6月10日、同社が保有する9つの特許を侵害しているとしてナイキ(NIKE)を提訴したと報じた。アディダスが米連邦裁判所に提出した書面によれば、「ナイキ」のワークアウト用アプリ「ナイキ ラン クラブ(Nike Run Club)」と「ナイキ トレーニング クラブ(Nike Training Club)」、スニーカーの製品情報などを扱う「SNKRS」アプリのほか、靴ひものフィット感をアプリで調整する“NIKE ADAPT(ナイキ アダプト)”システムなどに使われている技術がアディダスの特許を侵害しているという。アディダスは陪審員裁判の実施、当該事業の差し止め、損害賠償の支払いなどを求めている。なお、この提訴に対して、「ソーシングジャーナル」はナイキの反応について報じていない。
ナイキとアディダスは、以前から“特許紛争”とも言える状態となっている。ナイキは“フライニット(Flyknit)”素材の技術に関する特許を2004年に取得し、12年に同素材を使用したシューズを発売。アディダスはこの“フライニット”技術の特許を無効とするよう求めていたが、これを有効とした米国の特許審判部(Patent Trial and Appeal Board)の判決を不服とし、17年11月に控訴している。一方で、ナイキは21年12月、アディダスの複数の製品が“フライニット”技術の特許を侵害しているとして、米国への輸入差し止めを米国国際貿易委員会(U.S. International Trade Commission)に申し立てている。
同氏は、「『スワロフスキー』はカルチャー上のアイコン的な存在であり、ジュエリー、デザイン、ファッション、演劇、映画業界などで独自のポジションを築いている。ジョバンナ・バッタリア・エンゲルバート(Giovanna Battaglia Engelbert)=クリエイティブ・ディレクターやチームと共に成長戦略を進めてブランド価値をさらに高め、世界中の顧客に喜んでもらえるようにしたい」と語った。
村上:アルノー氏がLVMHの社員や店舗の販売員に、前に進むようにとスピーチをしているのを日本で拝見したのだが、社内向けのスピーチを聞くことができたのはとてもラッキーだった。彼がクリエイティブという言葉を何度も何度も繰り返し、創作について話していたのが印象に残っている。彼はフォンダシオン ルイ・ヴィトン(Fondation Louis Vuitton)を持っているし、アートも収集している。でも、フォンダシオンを持つことによるブランドの見え方だとか、ブランドがアートを収集するのがトレンドだからとか、そういうことが目的ではないと僕は思っている。彼は純粋にアートに興味があるんだ。なぜなら、誰でもゼロから何かを生み出すときには、アイデアをピックアップして、自分の中のアイデアが生まれる部分にアクセスしなければならないから。例えばアスリートは、本番で起きることを理解し備えるために本番と同じレベルでトレーニングをしている。それと同じように、クリエイターも、自身が手掛けているのとは異なるジャンルのアートでも、クリエイターが創作過程においてどのような経験をするかを想像し、理解することができる。絵画や彫刻はそういう創作の過程が直接的でわかりやすい。だから、彼はアートに惹かれ、収集しているのだと思う。
村上:「ボアード・エイプ・ヨット・クラブ(Bored Ape Yacht Club)」を手掛けるユガ・ラボ(Yuga Labs)のような人たちに興味がある。それから、ジェームズ・キャメロン(James Cameron)監督の映画「アバター:ウェイ・オブ・ウォーター(Avatar: The Way of Water)」の広告を見たのだがその年齢(67歳)で、まだまだ若くて感心する。