「ルルレモン」、ムスリム女性向けのスポーツ用ヒジャブを発売

 「ルルレモン(LULULEMON)」は、ムスリム(イスラム教徒)の女性向けにスポーツ用のヒジャブ(人前で髪を覆うためのスカーフ)を発売した。“ライトウェイト・パフォーマンス・ヒジャブ(Lightweight Performance Hijab)”と“スカーフスタイル・ヒジャブ(Scarf-style Hijab)”のほか、今年中には“OTMプルオン・ヒジャブ(OTM Pull-on Hijab)”も発売する。

 実際にヒジャブを着用している女性たちの意見を参考にして開発したこれらのアイテムは、いずれも軽量かつ吸湿発散性の高い素材で作られており、運動の邪魔をしないように高いフィット感もあるという。価格は38〜42ドル(約5000〜5600円)。

 ムスリム女性向けのスポーツ用品としては、「ナイキ(NIKE)」や「アディダス(ADIDAS)」も全身を覆う型の水着やヒジャブなどを販売している。

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「ルルレモン」、ムスリム女性向けのスポーツ用ヒジャブを発売

 「ルルレモン(LULULEMON)」は、ムスリム(イスラム教徒)の女性向けにスポーツ用のヒジャブ(人前で髪を覆うためのスカーフ)を発売した。“ライトウェイト・パフォーマンス・ヒジャブ(Lightweight Performance Hijab)”と“スカーフスタイル・ヒジャブ(Scarf-style Hijab)”のほか、今年中には“OTMプルオン・ヒジャブ(OTM Pull-on Hijab)”も発売する。

 実際にヒジャブを着用している女性たちの意見を参考にして開発したこれらのアイテムは、いずれも軽量かつ吸湿発散性の高い素材で作られており、運動の邪魔をしないように高いフィット感もあるという。価格は38〜42ドル(約5000〜5600円)。

 ムスリム女性向けのスポーツ用品としては、「ナイキ(NIKE)」や「アディダス(ADIDAS)」も全身を覆う型の水着やヒジャブなどを販売している。

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中国でプレミアムヘアケア市場が急拡大 高価格帯のコンディショナー、トリートメントが好調

 近年、中国市場においてシャンプー、コンディショナー、ヘアオイル、ヘアマスクを含む高価格帯のヘアケア商材の需要が急速に拡大している。中流階級層やZ世代がさらなる生活の質の向上を求め、髪の悩みに応えるさまざまなヘアケア商材に積極的にコストを費やしていることが背景にあるようだ。

 こうした需要の拡大は市場に大きな利益をもたらしており、中国のプロクター・アンド・ギャンブル(PROCTER & GAMBLE)のヘアケア事業では、他国の事業が1桁成長に留まる中、過去10年間で最も大きな成長率を見せ、2桁伸長を記録した。中でも「パンテーン(PANTENE)」はコンディショナーやトリートメントをプレミアムに刷新し、インフルエンサーを起用してライブストリーミングを行うなどプロモーションを展開。その結果、スカルプトリートメントや洗い流さないヘアマスクなど高価格帯の商品が従来品と比べて3〜4倍売れるようになり売り上げ拡大に貢献した。

 TモールとCBNデータによると、中国のヘアケア市場では「ケラスターゼ(KERASTASE)」や「ロクシタン(L’OCCITANE)」、「ルネフルトレール(RENE FURTERER)」、「モロッカンオイル(MOROCCANOIL)」などが販売する18.20ドル(約2300円)を超える高級シャンプーの需要が高まり、「ヘアレシピ(HAIR RECIPE)」「リョ(RYO)」「シュワルツコフ(SCHWARZKOPF)」といった中価格帯のブランド群と比較しても急速な成長を見せているという。ちなみに機能面では、ボリュームアップ、オイルコントロール、フケ・かゆみ防止に対応する商品が求められ、シリコンフリー、ジンジャー、ココナッツの香りなどがトレンドとなっている。

 市場調査会社のミンテル(MINTEL)は、中国のヘアケア市場は2025年までに91.6億ドル(約1兆1732億円)に達すると予測している。同社のアン・イン(Anne Yin)=ビューティ&パーソナル ケア アナリストは、「現在の中国のヘアケア市場の成長は、コンディショナーとトリートメントカテゴリーがけん引している。女性がより多様なヘアケア製品を取り入れ、男女ともにスカルプ製品を購入していることも要因だ。それに伴い、ブランド側は新製品の開発やスキンケアでのトレンドをヘアケア製品に取り入れることにも注力している」と話す。

 米ヘアケアブランド「オラプレックス(OLAPLEX)」のジュエ・ウォン(Jue Wong)=CEOは、ヘアケア製品のプレミアム化、カスタマイゼーション、スキンケア化をトレンドとみている。同ブランドの21年の売り上げは前年比2倍となる5億9840万ドル(約764億円)以上を記録し、22年には7億9600万ドル(約1016億円)から8億2600万ドル(約1055億円)まで拡大すると見込んでいる。ウォンCEOは、770億ドル(約9兆8369億円)規模といわれるグローバルプレステージヘアケア市場の10%以上を占める中国を注力市場に掲げている。同国の若年層にリーチするため、大手ECサイトのジンドン(京東商城)とパートナーシップを締結し、Eコマースを強化。昨年10月には男性アイドルグループイントゥーワン(INTO1)のダニエル・チョウ(Zhou Daniel)をブランドの初のアンバサダーに起用している。

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「ジバンシイ」がオンラインゲーミングプラットフォーム「ロブロックス」に登場 化粧品ブランドで初

 「ジバンシイ(GIVENCHY)」は6月13日、オンラインゲーミングプラットフォーム「ロブロックス(ROBLOX)」にバーチャル空間「ジバンシイ ビューティ ハウス(GIVENCHY BEAUTY HOUSE)」をローンチする。「ロブロックス」にビューティブランドが登場するのは初めて。

 「ジバンシイ ビューティ ハウス」は創業者のユベール・ド・ジバンシイ(Hubert de Givenchy)の邸宅をイメージした城をはじめ、電車の駅やプールなどを設ける。ユーザーはアバターにメイクアップを施したり、バーチャルアクセサリーをつけたり、メイクアップコンテストにエントリーできたりする。香水“イレジスティブル”をテーマにしたダンスフロアではアバターを用いてダンスを楽しめ、1分おきにフェイスパウダー“プリズム・リーブル”を模したカラフルなパウダーがダンスフロアに舞う。香水“ランテルディ”をイメージした駅では、アバターがリップスティック“ルージュ・ジバンシイ”のバッグを当てることができる。空間全体に5つのバーチャルアイテムを当てることが可能だ。

 ロマン・スピッツァー(Romain Spitzer)=ジバンシイ パルファム(GIVENCHY PARFUMS)最高経営責任者は今回のローンチについて「新たなユニバース、デジタルゲーミング、ソーシャルプラットフォームを模索する戦略の一環だ」と話す。「大胆さを体現するブランドとして、ビューティ業界初の試みにチャレンジすることは大事なこと。未来の消費者にアプローチするためだ」。

 またアバターに施したメイクアップは、いずれ店頭でフェイスチャートに起こして、用いた製品を購入できるようになるという。「バーチャル、リアルの世界をシームレスにつなげる。両方の世界が共存するエコシステムを構想している」。そのほか例えばクリスマスの期間中は空間をホリデー仕様にしたり、リアルな世界と連動させる。「コミュニケーションプラットフォームとしても活用できる。例えば新製品のお披露めのために使うことができるだろう」。

 今回スウェーデンのスタジオ、ザ ギャング(THE GANG)と「ロブロックス」の空間を開発した。「ジバンシイ」は業界の中でもメタバースにいち早く参入し、2020年にはゲーム「あつまれ どうぶつの森」でバーチャルメイクアップを、昨年はビューティブランドとして初めてNFTを発表した。

 「ロブロックス」はアバターなどを用いてバーチャルな空間を作り、楽しめるようになっている。現在デイリーアクティブユーザー5000万人を抱え、52%が13歳以上、中でも最も成長しているのが17〜24歳だ。

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「ティファニー」のイベントにBLACKPINKのROSEやガル・ガドットが参加 ロンドンで展覧会を開催

 「ティファニー(TIFFANY & CO.)」は6月9日、イギリス・ロンドン上陸150周年を祝う展覧会“ヴィジョン&ヴァーチュオシティ(Vision & Virtuosity、先見と技巧)”のオープンを前に、会場のサーチ・ギャラリー(Saatchi Gallery)でイベントを開催した。

 イベントには、「ティファニー」のグローバルアンバサダーを務めるBLACKPINKのROSE(ロゼ)や、4月に同ブランドのハイジュエリーキャンペーンに起用された俳優のガル・ガドット(Gal Gadot)らのセレブが多数来場。ガルは「ジバンシィ(Givenchy)」による“ティファニーブルー”のドレスを着用した。イギリス出身の俳優フローレンス・ピュー(Florence Pugh)は「エミリア ウィックステッド(EMILIA WICKSTEAD)」の黒いセパレートドレスで登場したほか、三吉彩花の姿も見られた。また、「ティファニー」を擁するLVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON)のベルナール・アルノー(Bernard Arnault)会長兼最高経営責任者の次男である、アレクサンドル・アルノー(Alexandre Arnault)=ティファニー プロダクトおよびコミュニケーション部門エグゼクティブ・バイス・プレジデントも参加した。

 同展では、ブランドが所蔵する400点以上のアーカイブを7つのチャプターで展示。映画「ティファニーで朝食を(Breakfast at Tiffany's)」のオリジナル脚本、“ブルー ブック”ハイジュエリーコレクション、近年取得した80カラット超の“エンパイア ダイヤモンド”、128.54カラットの世界最大級の“ティファニー ダイヤモンド”などを通じて、ブランドのアイデンティティーやヘリテージ、クリエイティブの影響力を伝える。開催は6月10日から8月19日まで。

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「ディオール」がフィリップ・スタルクと協業 “メダリオンチェア”をモダンに再解釈

 「ディオール(DIOR)」のホームコレクション、“ディオール メゾン(DIOR MAISON)”は、世界的なクリエイターのフィリップ・スタルク(Philippe Starck)と協業し、ブランドのシンボルの一つである“メダリオンチェア(Medallion Chair)”をモダンに再解釈して発表した。6月7~12日にイタリア・ミラノ郊外で開催されているインテリア・デザインの祭典「ミラノサローネ国際家具見本市(Salone del Mobile.Milano)」に合わせて行われている展示会、“ディオール・バイ・スタルク(Dior by Starck)”で披露した。

 “メダリオンチェア”は、創業者のクリスチャン・ディオールが愛したルイ16世様式の象徴として、クチュールサロンやブティックを創業当時から飾っている。ミニマムな美しさを追求することで知られるスタルクは、“メダリオンチェア”を極限までシンプルにし、洗練されたシルエットに仕上げたという。“ミス ディオール(Miss Dior)”と名付けられたこの椅子には、アームレストのないモデルと、アームレストを1つもしくは2つ備えたモデルがある。リサイクル可能なアルミニウムで作られており、ポリッシュまたはサテン仕上げのブラッククロム、ピンクコッパー、ゴールドなどの色調で展開。価格は1500~5000ユーロ(約21万~70万円)。

 スタルクは、「時代を超越する、タイムレスで絶対的なデザインを作るべく努力した。これはアイコニックで、決して時代遅れにならないものだ。物体の構造を深く理解し、それを再現する技術なしにはできないことだが、あらゆる意味でこれ以上シンプルな椅子はないと思う。多くのクチュリエと同様に、私も“リトル ブラック ドレス”を作りたいと探求を続けてきた。椅子に関しては、この“ミス ディオール”がそれに当たると言えるだろう」と語った。

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「ディオール」がフィリップ・スタルクと協業 “メダリオンチェア”をモダンに再解釈

 「ディオール(DIOR)」のホームコレクション、“ディオール メゾン(DIOR MAISON)”は、世界的なクリエイターのフィリップ・スタルク(Philippe Starck)と協業し、ブランドのシンボルの一つである“メダリオンチェア(Medallion Chair)”をモダンに再解釈して発表した。6月7~12日にイタリア・ミラノ郊外で開催されているインテリア・デザインの祭典「ミラノサローネ国際家具見本市(Salone del Mobile.Milano)」に合わせて行われている展示会、“ディオール・バイ・スタルク(Dior by Starck)”で披露した。

 “メダリオンチェア”は、創業者のクリスチャン・ディオールが愛したルイ16世様式の象徴として、クチュールサロンやブティックを創業当時から飾っている。ミニマムな美しさを追求することで知られるスタルクは、“メダリオンチェア”を極限までシンプルにし、洗練されたシルエットに仕上げたという。“ミス ディオール(Miss Dior)”と名付けられたこの椅子には、アームレストのないモデルと、アームレストを1つもしくは2つ備えたモデルがある。リサイクル可能なアルミニウムで作られており、ポリッシュまたはサテン仕上げのブラッククロム、ピンクコッパー、ゴールドなどの色調で展開。価格は1500~5000ユーロ(約21万~70万円)。

 スタルクは、「時代を超越する、タイムレスで絶対的なデザインを作るべく努力した。これはアイコニックで、決して時代遅れにならないものだ。物体の構造を深く理解し、それを再現する技術なしにはできないことだが、あらゆる意味でこれ以上シンプルな椅子はないと思う。多くのクチュリエと同様に、私も“リトル ブラック ドレス”を作りたいと探求を続けてきた。椅子に関しては、この“ミス ディオール”がそれに当たると言えるだろう」と語った。

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BTS、新アルバム発売記念のポップアップストア 6月10日にNYとLAでオープン

 BTS(防弾少年団)は6月10日、ニューヨークとロサンゼルスにポップアップストアをオープンする。これは同日に発売となるアンソロジーアルバム「Proof」を記念したもので、同アルバムの限定グッズや、過去のアルバムやツアーのグッズも取り扱う。

 ポップアップでは物販だけでなく、さまざまな展示のほか、グループのメンバーのように“歌ったり、踊ったり、ポーズを取ったり”できる体験コーナーなども用意されている。営業時間は12時~19時の予定。予約なしでも入れるが、予約可能な優先入場チケットもあるという。

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「グッチ」が「ロブロックス」に常設空間「グッチ タウン」を開設

 「グッチ(GUCCI)」はゲームプラットフォーム「ロブロックス(ROBLOX)」内に常設空間「グッチ タウン(GUCCI Town)」をオープンした。

 「ロブロックス」に常設空間を設置するブランドは「グッチ」が初めて。ニコラ・ウディノ(Nicolas Oudinot)=グッチ ニュービジネス・エグゼクティブ・バイス・プレジデント兼「ヴォールト(VAULT)」最高経営責任者(CEO)は、「我々は以前から『ロブロックス』上での取り組みを試験的に行なってきた。フィレンツェで催された『グッチ』の世界に没入型の体験ができる『グッチ ガーデン(GUCCI Garden)』のバーチャル版を『ロブロックス』に2021年5月に2週間限定でオープンして2000万もの来場者を記録したほか、『ウェビー賞(The Webby Award)』を受賞した。成功裏に終わったのは、気鋭のクリエイターとのパートナーシップのほか、『グッチ』のアイテムがバーチャル空間でも価値あるものとして受け入れられ、『ロブロックス』上でブランドのコミュニティー意識を育てることができたからだろう。『グッチ タウン』も自己表現をしたい人々が集まり、ブランドと独自のコミュニケーションを築くことができる場所だ」と語る。

 「グッチ タウン」では、定期的にアップデートされるさまざまなアクティビティーを用意している。「ミニゲーム ハイツ(Mini Game Heights)」には、“タイルテイクオーバー”や“フラッシュライトタグ”など、ブランドにインスパイアされたゲームが行われるアリーナに移動するポータルが設置されている。「クリエイティブコーナー」には、ゲストアーティストの作品が展示されており、ユーザーはそれにインスパイアされた自分の作品を作ることができる。

 「ヴォールト プラザ」には、オンラインのコンセプトストア「ヴォールト」で始まった企画や話題にインスパイアされた展示スペースを用意し、「グッチ」の新作やコラボレーションアイテムを展示する。“ブロンディ(Blondie)”バッグや限定コレクターズアイテムなど、「グッチ」のバーチャルアイテムを購入し、コレクションしたりアバターに着せたりすることもできる。バーチャルのファッションアイテムは、“レイヤード クロージング”という「ロブロックス」でリリースされたばかりの機能を活用し、どんなアバターの体型にもフィットするようになっている。“レイヤード クロージング”はリアルのような服のフィット感やドレープを忠実に再現し、アバターの身体の部位や動き、バーチャルの世界の無限の組み合わせに瞬時に対応。服を重ね着することもできるという。

 コミュニティーメンバーの憩いの場としてカフェ、「パワーアップ プレイス(Power-up Place)」も用意する。「グッチ タウン」内のアクティビティーに参加すると、パワーアップ(プレイヤーのライフ回復や装備強化、スコアアップさせるオブジェクト)やバーチャルアイテムの購入に使用できる通貨“GGジェム”がもらえる。「グッチ タウン」の各スペースのコンテンツは定期的にアップデートしていくという。

 グッチのウディノ「ヴォールト」CEOにブランドにとってのメタバースの魅力を聞くと「ファッションは個人が自分自身を表現し、そのアイデンティティを反映するものだ。デジタル環境では、リアルの世界の制限を超越してユーザーが嗜好や野心、見た目を表現しペルソナを作ることができる。そのために美的価値が不可欠であり、そう思う人がいる限りチャンスは無限にあるだろう」と説明。「グッチ タウン」は、同ブランドにとって5度目の「ロブロックス」上のプロジェクトになる。「ロブロックス」のデザイナーのルーク・ヴァンガード(Rook Vanguard)とCサファイア(cSapphire)にバーチャルアイテムの制作依頼をしたことから始まり、その後21年に「グッチ ガーデン」をオープン、22年にはイタリア人ラッパーのアシール・ラウロ(Achille Lauro)とコラボして体験型イベントを開催した。また、英国ファッション協議会(British Fashion Council)とコラボレーションし、バーチャル版の「ザ ファッション アワード(The Fashion Awards)」が「ロブロックス」で開催された際にはバーチャルのアイテムを提供した。

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「ブルガリ」のイベントにBLACKPINKのLISAやアン・ハサウェイが登場

 「ブルガリ(BVLGARI)」は6月6日、ハイジュエリーとハイエンドウォッチからなるコレクション「エデン ザ ガーデン オブ ワンダーズ(Eden the Garden of Wonders)」を発表した。

 パリのイタリア大使館で開催されたイベントには、ブランドのアンバサダーを務める俳優のアン・ハサウェイ(Anne Hathaway)、BLACKPINKのLISA(リサ)、アメリカを拠点とするインド出身のプリヤンカー・チョープラー(Priyanka Chopra Jonas)らが参加。また、イタリア出身の元祖スーパーモデルで歌手としても活躍するカーラ・ブルーニ(Carla Bruni)と、同じくイタリア人の歌手マリオ・ビオンディ(Mario Biondi)がデュエットして会場を盛り上げた。

 イベント中に行われたショーでは、新作コレクションを身に着けたトップモデルらが「ブルガリ」のアイコンであるセルペンティ(蛇)にインスパイアされた曲線のランウエイを歩いた。140点以上の作品が含まれる本コレクションは、中国、日本、東南アジア、米国、中東でも披露されるという。

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「ブルガリ」のイベントにBLACKPINKのLISAやアン・ハサウェイが登場

 「ブルガリ(BVLGARI)」は6月6日、ハイジュエリーとハイエンドウォッチからなるコレクション「エデン ザ ガーデン オブ ワンダーズ(Eden the Garden of Wonders)」を発表した。

 パリのイタリア大使館で開催されたイベントには、ブランドのアンバサダーを務める俳優のアン・ハサウェイ(Anne Hathaway)、BLACKPINKのLISA(リサ)、アメリカを拠点とするインド出身のプリヤンカー・チョープラー(Priyanka Chopra Jonas)らが参加。また、イタリア出身の元祖スーパーモデルで歌手としても活躍するカーラ・ブルーニ(Carla Bruni)と、同じくイタリア人の歌手マリオ・ビオンディ(Mario Biondi)がデュエットして会場を盛り上げた。

 イベント中に行われたショーでは、新作コレクションを身に着けたトップモデルらが「ブルガリ」のアイコンであるセルペンティ(蛇)にインスパイアされた曲線のランウエイを歩いた。140点以上の作品が含まれる本コレクションは、中国、日本、東南アジア、米国、中東でも披露されるという。

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中国の「ルイ・ヴィトン」で模倣品を売られたと客が提訴 裁判所は「ルイ・ヴィトン」に損害賠償命令

 中国湖南省・長沙市にある「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」のブティックで購入したバッグなどが模倣品だったとして、購入客が同ブランドを提訴した件について、裁判所は「ルイ・ヴィトン」に対して8万9400人民元(約169万円)の支払いを命じた。

 訴えた購入客(以下、原告)は21年9月、高級ショッピングモールの長沙IFS(Changsha IFS)にある「ルイ・ヴィトン」のブティックで、“ヴォジラール(Vaugirard)”のハンドバッグとアクセサリーを2万2350人民元(約42万円)で購入したが、後日、第三者の鑑定で正規品ではないことが判明。裁判所は「ルイ・ヴィトン」に対して、購入にかかった費用の賠償に加え、懲罰的損害賠償として購入費用の3倍の金額にあたる6万7050人民元(約127万円)も支払うよう命じている。「ルイ・ヴィトン」は、この判決を不服として控訴したと地元メディアにコメントしている。また、裁判所の命令を尊重し、原告と和解したことを認めたが、これまでに自社の小売販売網を通じて模倣品を販売した事実はないと主張し、模倣品と鑑定されたバッグを「ルイ・ヴィトン」が販売したことについても否定している。

 判決によると、「ルイ・ヴィトン」は原告が模倣品専門の恐喝のプロだという証拠を提出しなかったが、原告は購入時のレシートや支払記録を提出したという。専門家は地元紙に対して、「ルイ・ヴィトン」は正規品を消費者に渡したことを証明する義務があり、監視カメラの映像などを提出することで正規品を渡したことは証明できたと説明し、ブランドがこれらの証拠を提出できなければ裁判に負けるリスクを負うことになると述べた。

 この裁判の話題は、中国のソーシャルメディア上でトレンド入りし、多くの認証センターで問い合わせが急増したことが報告されている。また、原告がバッグをすり替えたのではないかという意見や、内部の犯行を疑う声も上がっている。

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カプリ・ホールディングスがヴェルサーチェ財団を創設 LGBTQコミュニティ支援

 「ヴェルサーチェ(VERSACE)」の親会社カプリ・ホールディングス(CAPRI HOLDINGS)は、6月のプライド月間に合わせてLGBTQコミュニティの認知度向上と支援を目的としたヴェルサーチェ財団を創設し、財団の活動費用として1000万ドル(約13億円)の寄付を約束した。

 具体的な活動内容は明らかにしていないが、慈善団体やコミュニティグループと協力し、LGBTQ文化と歴史の保存を支援し、LGBTQコミュニティの安全の向上や平等、ウェルネスの推進を図る予定だという。

 「ヴェルサーチェ」のチーフ・クリエイティブ・オフィサーを務めるドナテラ・ヴェルサーチェ(Donatella Versace)は、「『ヴェルサーチェ』はインクルーシブを重視するブランドとして長く認知されてきた。LGBTQIA+コミュニティにヴェルサーチェ財団が貢献できることを楽しみにしている」とコメント。「ヴェルサーチェ」はこれまでに、プライド月間に合わせてカプセルコレクションを発表し、売り上げを寄付する取り組みなどを実施してきた。

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カプリ・ホールディングスがヴェルサーチェ財団を創設 LGBTQコミュニティ支援

 「ヴェルサーチェ(VERSACE)」の親会社カプリ・ホールディングス(CAPRI HOLDINGS)は、6月のプライド月間に合わせてLGBTQコミュニティの認知度向上と支援を目的としたヴェルサーチェ財団を創設し、財団の活動費用として1000万ドル(約13億円)の寄付を約束した。

 具体的な活動内容は明らかにしていないが、慈善団体やコミュニティグループと協力し、LGBTQ文化と歴史の保存を支援し、LGBTQコミュニティの安全の向上や平等、ウェルネスの推進を図る予定だという。

 「ヴェルサーチェ」のチーフ・クリエイティブ・オフィサーを務めるドナテラ・ヴェルサーチェ(Donatella Versace)は、「『ヴェルサーチェ』はインクルーシブを重視するブランドとして長く認知されてきた。LGBTQIA+コミュニティにヴェルサーチェ財団が貢献できることを楽しみにしている」とコメント。「ヴェルサーチェ」はこれまでに、プライド月間に合わせてカプセルコレクションを発表し、売り上げを寄付する取り組みなどを実施してきた。

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「マイケル・コース」「ヴェルサーチェ」親会社の22年3月通期は約40%増収 過去最高の業績

 「マイケル・コース(MICHAEL KORS)」「ヴェルサーチェ(VERSACE)」「ジミー チュウ(JIMMY CHOO)」を擁するカプリ ホールディングス(CAPRI HOLDINGS)の2022年3月通期決算は、売上高が前期比39.2%増の56億5400万ドル(約7350億円)、営業利益が47倍以上(同4652.6%増)の9億300万ドル(約1173億円)、純利益が6300万ドル(約81億円)の赤字から8億2300万ドル(約1069億円)の黒字になった。過去最高の業績を記録した。

 ブランド別で見ると「マイケル・コース」の売り上げは同35.1%増の39億5300万ドル(約5138億円)、「ヴェルサーチェ」は同51.5%増の10億8800万ドル(約1414億円)、「ジミー チュウ」が同46.6%増の6億1300万ドル(約796億円)だった。

 ジョン・アイドル(John Idol)会長兼最高経営責任者は「21年度は売り上げと利益ともに予想をはるかに超え、過去最高の売上高、粗利益、EPS(1株当たり利益)を達成した。今後も2ケタの売り上げ成長を長期的に見込む。『ヴェルサーチェ』『ジミー チュウ』『マイケル・コース』の業績に加え、ラグジュアリー市場の回復力によって今後の見通しを楽観視しており、将来的には売上高70億ドル(約9100億円)と営業利益率20%を達成できると考えている」とコメント。北米市場について聞かれると「インフレなどいろいろな影響が懸念されるが、現段階では心配していない」と話した。ほかの地域に関しても「ヨーロッパは直近2四半期で強い回復力を観察している。一方のアジアはロックダウンが影響しているが、前回のロックダウン明けのようなリベンジ消費の可能性もあるので、様子を見る」とコメントした。また今後はスニーカーにポテンシャルを見出しているという。「競合の状況を見ていると、フットウエアの中でもスニーカーは大きな可能性があるだろう」。

 22年度の売り上げは5%成長し、60億ドル(約7800億円)に達することを見込む。

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エリザベス女王の誕生日パレード開催 キャサリン妃は白いブレザーを着回し

 エリザベス女王(Queen Elizabeth II)の公式誕生日を祝するパレード「トゥルーピング・ザ・カラー(Trooping the Colour)」が2日、イギリスのバッキンガム宮殿(Buckingham Palace)周辺で開催された。即位70年を祝う一連のイベントのオープニングを飾り、ロンドンでは5日までの4日間にわたって公式行事や祝賀コンサートなどが行われた。

 同パレードに出席したケンブリッジ公爵夫人ケイト・ミドルトン(Duchess of Cambridge, Kate Middleton以下、キャサリン妃)は、「アレキサンダー・マックイーン(ALEXANDER McQUEEN)」による白のブレザードレスを着用。「フィリップ・トレーシー(PHILIP TREACY)」のヘッドピースと、故ダイアナ・フランセス(Diana Frances)元英国皇太子妃が所有していたサファイアとダイヤモンドのイヤリングを合わせた。

 このブレザーは2021年に開催されたG7サミットでキャサリン妃が以前着用したもの。多くの著名人は繰り返し同じ服を着ることを避ける傾向にあるが、キャサリン妃は堂々と着こなした。

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エリザベス女王の誕生日パレード開催 キャサリン妃は白いブレザーを着回し

 エリザベス女王(Queen Elizabeth II)の公式誕生日を祝するパレード「トゥルーピング・ザ・カラー(Trooping the Colour)」が2日、イギリスのバッキンガム宮殿(Buckingham Palace)周辺で開催された。即位70年を祝う一連のイベントのオープニングを飾り、ロンドンでは5日までの4日間にわたって公式行事や祝賀コンサートなどが行われた。

 同パレードに出席したケンブリッジ公爵夫人ケイト・ミドルトン(Duchess of Cambridge, Kate Middleton以下、キャサリン妃)は、「アレキサンダー・マックイーン(ALEXANDER McQUEEN)」による白のブレザードレスを着用。「フィリップ・トレーシー(PHILIP TREACY)」のヘッドピースと、故ダイアナ・フランセス(Diana Frances)元英国皇太子妃が所有していたサファイアとダイヤモンドのイヤリングを合わせた。

 このブレザーは2021年に開催されたG7サミットでキャサリン妃が以前着用したもの。多くの著名人は繰り返し同じ服を着ることを避ける傾向にあるが、キャサリン妃は堂々と着こなした。

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ステラ・マッカートニー、大英帝国勲章を受章 エリザベス女王の公式誕生日を祝した叙勲

 デザイナーのステラ・マッカートニー(Stella McCartney)はこのほど、英国に多大なる貢献をしたとして、大英帝国勲章コマンダー(CBE、第3等)を受章した。これはエリザベス女王の公式誕生日を祝した叙勲で、今回は1000人以上が受章した。なお、ステラは2013年に大英帝国勲章オフィサー(OBE、第4等)を受章している。

 自身の名前を冠したブランドを率いるステラは、サステナビリティや環境保護に熱心に取り組んでいることでも知られており、21年6月に英コーンウォールで開催されたG7サミットにファッション業界の代表として参加した。同年11月には、英国のチャールズ皇太子(Charles, Prince of Wales)とともに、環境問題についてさまざまな切り口から話し合うCOP26(国連気候変動枠組条約第26回締約国会議)に出席。ファーの取り扱い禁止を呼びかけると同時に、ファーに代わるサステナブルな新素材を提案した。また、「ステラ マッカートニー」は、17年から米バイオテクノロジー企業ボルトスレッズ(BOLT THREADS)と提携しており、22年7月にはキノコ類の菌糸体(マイセリウム)から作られた人工レザー「マイロ(MYLO)」を用いたバッグを発売する。

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「ザラ」親会社、服から服のリサイクルを可能にするスタートアップに投資

 「ザラ(ZARA)」の親会社のインディテックス(INDITEX)はこのほど、服から服のリサイクルを可能にするフィンランド発のスタートアップ企業インフィニテッド ファイバー(INFINITED FIBER)とのパートナーシップを発表した。インフィニテッド ファイバーが開発した、廃棄衣料を原料とする再生繊維「インフィナ(Infinna)」の生産量のうち30%を購入するという3年間の契約を結んだ。インディテックスは、この取引は1億ユーロ(約136億円)以上の価値があると述べた。

 インフィニテッド ファイバーは、廃棄衣料や段ボール、稲や小麦のわらからコットンに近いセルロース繊維「インフィナ」を製造する技術を持つ。「ザラ」の公式ECサイトでは、「インフィナ」を用いた初のカプセルコレクションを販売中だ。アイテムは、ブレザー(税込以下、同1万5990円)、ミニスカート(5990円)、ミディワンピース(9990円)の3型。ZARAの衣料回収プログラムのパートナーであるスペインのNGO団体カリタス(Caritas)と共に調達した衣料を繊維の原料に活用した。インディテックスは、「インフィナ」を活用することで、「バージン素材の使用を減らし、循環型ファッションへの移行を進めることができる」と期待する。次のシーズンも「インフィナ」を使用したコレクションを販売予定だ。

 インフィニテッド ファイバーは2億6500万ドル(約338億円)を投じ、フィンランドに同社初となる大規模な工場を建設する。2024年に操業開始の予定で、インディテックスによる投資は同工場の拡充にも使用されるという。なお、インディテックスの購買契約も操業開始と同時に発効される予定だ。

 インディテックスは、オープンイノベーションのプラットフォーム「サステナビリティ イノベーション ハブ」の下、スタートアップ企業や学術機関、技術センターと連携して、アパレル製品の環境フットプリントを軽減する新しい素材や技術、プロセス開発に取り組む。インフィニテッド ファイバーとの契約もこの取り組みの一環。

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Nigoが手掛ける「ケンゾー」、毎月新しいキャンペーンを発表 第1弾を公開

 「ケンゾー(KENZO)」は1日、Nigoアーティスティック・ディレクターが手掛けた2022-23年秋冬広告キャンペーンの第1弾を、ソーシャルメディアや公式サイトで公開した。今回をスタートに、シリーズとして毎月キャンペーンを発表し、それに合わせた限定商品やストーリーを展開していく。

 初回である今回は、イギリスのフォトグラファー、サースタン・レディング(Thurstan Redding)が撮影。ビンテージ風のスーツケースや、ポピーがプリントされた洋服でパリの街を駆け回る様子を写した。なお、レディングは最初の3ストーリーのクリエイティブを担当する。

 「ケンゾー」はフランスの百貨店、ギャラリー・ラファイエット(Galerie Lafayette)オスマン旗艦店で約1カ月、同ブランドのキーモチーフであるポピーの花などを取り入れた「フローラル&マキシマリスト(Floral and Maximalist)」をテーマにショーウインドウを飾るほか、2つのポップアップストアもオープンする。

 Nigoアーティスティック・ディレクターは、「『ケンゾー』で手掛けた初めてのコレクションを、ようやく世に出すことができてうれしい」と語った。「ア ベイシング エイプ®(A BATHING APE®)」創業者のNigoは、21年9月に現職に就任。故・髙田賢三氏が初めてファッションショーを行ったロケーション、ギャルリー・ヴィヴィエンヌで、22年1月にデビューショーを行った。

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Nigoが手掛ける「ケンゾー」、毎月新しいキャンペーンを発表 第1弾を公開

 「ケンゾー(KENZO)」は1日、Nigoアーティスティック・ディレクターが手掛けた2022-23年秋冬広告キャンペーンの第1弾を、ソーシャルメディアや公式サイトで公開した。今回をスタートに、シリーズとして毎月キャンペーンを発表し、それに合わせた限定商品やストーリーを展開していく。

 初回である今回は、イギリスのフォトグラファー、サースタン・レディング(Thurstan Redding)が撮影。ビンテージ風のスーツケースや、ポピーがプリントされた洋服でパリの街を駆け回る様子を写した。なお、レディングは最初の3ストーリーのクリエイティブを担当する。

 「ケンゾー」はフランスの百貨店、ギャラリー・ラファイエット(Galerie Lafayette)オスマン旗艦店で約1カ月、同ブランドのキーモチーフであるポピーの花などを取り入れた「フローラル&マキシマリスト(Floral and Maximalist)」をテーマにショーウインドウを飾るほか、2つのポップアップストアもオープンする。

 Nigoアーティスティック・ディレクターは、「『ケンゾー』で手掛けた初めてのコレクションを、ようやく世に出すことができてうれしい」と語った。「ア ベイシング エイプ®(A BATHING APE®)」創業者のNigoは、21年9月に現職に就任。故・髙田賢三氏が初めてファッションショーを行ったロケーション、ギャルリー・ヴィヴィエンヌで、22年1月にデビューショーを行った。

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ラルフ ローレン、22年3月通期はパンデミック前に復調 値上げを4年続けた結果

 ラルフ ローレン(RALPH LAUREN)の2022年3月通期決算は売上高が前期比41.3%増の62億1850万ドル(約7897億円)、営業損益が4360万ドル(約55億円)の赤字から7億9840万ドル(約1013億円)の黒字へ、純損益が1億2110万ドル(約153億円)の赤字から6億10万ドル(約762億円)の黒字になった。過去4年にわたり値上げを続け、ブランドのポジショニングを高める中で、売り上げはパンデミック前(19年度)の水準をわずかに上回った。

 地域別では北米の売り上げが同48.9%増、ヨーロッパが同52.7%増、アジアが同25.2%増を記録した。22-23年秋冬コレクションをニューヨークの近代美術館で開催したほか、冬季オリンピックでのアメリカ代表チームやオーストラリアオープンのスポンサーなどを務めライフスタイルブランドとしての存在感を高めた。アジアは最近のロックダウンなどが影響した。

 22年1〜3月の値上げは平均して13%、年間では約15%となった。なお、前年は価格を約26%上げている。同時に同社はデジタル施策に注力し、デジタルの売り上げは同2ケタ増を、20年に比べると80%増を記録。そのほか顧客の若返りも図った。パトリス・ルーヴェ(Patrice Louvet)社長兼最高経営責任者は「23年に向けて健康的でサステナブルな成長の基盤を築いた。今後も上顧客の獲得やポテンシャルの高いカテゴリーの育成、地域・チャネルの拡大を図り成長を続ける」と意気込む。

 23年の売り上げは8%の成長を見込む。

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「グッチ」や「リーバイス」も女性の権利保護を訴える声明 米国の妊娠中絶に関する動きを受けて

 アメリカで人工妊娠中絶の権利が憲法で保障されなくなる可能性のある動きが見られることを受けて、女性の権利保護を訴える声がファッション業界でも上がっている。

 ことの発端は米メディア「ポリティコ(POLITICO)」が5月2日、米連邦最高裁のサミュエル・アリート(Samuel Alito)判事による、多数意見をまとめた草案をリークしたことだ。米国では、1973年の“ロー対ウェイド(Roe v. Wade)判決”により憲法で中絶の権利が保障されているが、草案によれば、これを覆すことに9人の判事のうち過半数が賛同しているという。

 98ページにも及ぶ草案には、“ロー対ウェイド判決”を「根拠が薄い」とし、中絶の権利を国で保障せず、各州に判断を委ねることを推奨することなどが記載されていた。ジョン・ロバーツ(John Roberts)最高裁判長は、この草案が本物だと認めたが、進行中のものであり最終的な立場を表すものではないと述べている。“ロー対ウェイド判決”が覆されると、多くの州で中絶が違法となる恐れがある。

 「グッチ」は5月8日に声明を発表し、「『チャイム フォー チェンジ(CHIME FOR CHANGE)』を2013年に発足して以来、ブランドの発信力やリソースを使って、世界に向けてジェンダー平等をかなえるために闘ってきた。アメリカの歴史における重要な局面を迎える今、『グッチ』は人工妊娠中絶の権利は基本的人権の一部であり、誰もがアクセスできるべきものだという考えを貫く」とコメントした。

 また、「在住する州で安全な医療が受けられないアメリカの従業員に旅費を提供する。『チャイム フォー チェンジ』を通じて、リプロダクティブ・ヘルス(性と生殖に関する健康)へのアクセスの普及と、当事者の保護など人権問題に取り組むパートナー組織への支援も継続していく」という。

 同性婚をめぐる問題やLGBTQ+コミュニティーの権利向上を継続的に支援してきたリーバイ・ストラウス(LEVI STRAUSS & CO.)もいち早く声明を出している。同社は、「人工妊娠中絶を含むあらゆるリプロダクティブ・ヘルスに関する権利を守ることは、ビジネス上の重要な問題だ」とし、「中絶の権利を規制するだけでなく、違法とする動きは、アメリカの労働環境や経済、ジェンダーと人権の平等の実現など、多岐にわたって影響を持つ。この50年で女性が勝ち取ってきた職場での立場や権利を奪うだけでなく、(そもそも不利な立場にあることが多い)有色人種の女性をさらなる窮地に追い込んでしまう。さらに、(州ごとに法規制が異なると)企業は州別に異なる健康施策を導入せざるを得なくなる。今の危機的な状況を鑑みて、ビジネスのリーダーは当事者の声を聞き、従業員の健康と福祉を守るための行動を取るべきだ」と述べた。

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「プラダ タイムカプセル」が新コレクションをリリース、NFTギフト付き

 「プラダ(PRADA)」は2日、「プラダ タイムカプセル(Prada Timecapsule)」プロジェクトによる新コレクションをリリースした。それに合わせ、新規購入者に加えて、これまで同プロジェクトのアイテムを購入した人にもNFT(非代替性トークン)を贈る。新コレクションは、カシアス・ハースト(Cassius Hirst)とコラボレーション。同氏のシンボルであるマスクデザインが施されたユニセックスのシャツを、100着限定でブラックとホワイトで展開する。

 「プラダ タイムカプセル」は2019年にデビューした、新しいアイテムを毎月第1木曜日に24時間のみ公式オンラインストアで販売するプロジェクト。各アイテムにはシリアル番号が付いており、専用パッケージが使用されている。なお、「プラダ」は今回、コミュニティー型のSNS、ディスコード(DISCORD)上にNFTプラットフォーム“プラダ クリプテッド(Prada Crypted)”もローンチした。

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プーチ、「バイレード」の過半数株式を取得 ゴーラム創業者はチーフ・クリエイティブ・オフィサーを続投

 ラグジュアリーファッション・フレグランス企業のプーチ(PUIG)は、「バイレード(BYREDO)」の過半数株式を取得した。取引額などの詳細は明らかにされていない。創業者のベン・ゴーラム(Ben Gorham)は、引き続きチーフ・クリエイティブ・オフィサーとして同ブランドを率いるという。

 スウェーデン・ストックホルム発のフレグランスブランド「バイレード」は、プロのバスケットボール選手だったゴーラム創業者が2006年に立ち上げた。ミニマリスティックなパッケージとシンプルながらもユニークな香りが人気で、ファッショニスタの愛用者も多い。13年に、同じくフレグランスの「ディプティック(DYPTIQUE)」や、ニューヨークのスキンケアブランド「マリン&ゴッツ(MALIN+GOETZ)」などを保有する投資会社マンザニータ・キャピタル(MANZANITA CAPITAL以下、マンザニータ)の傘下となり、近年はカラーコスメ、レザーグッズ、アイウエアとカテゴリーを拡大していた。マンザニータは、21年9月頃から「バイレード」の売却を検討しており、22年5月中旬にはロレアル(L’OREAL)が買収するのではないかとの憶測が広まっていた。なお、今回の取引後もマンザニータは少数株主として残る。

 プーチの21年度の売上高は25億8000万ユーロ(約3534億円)で、「バイレード」の売り上げは1億ドル(約127億円)を突破していると見られている。

 マーク・プーチ(Marc Puig)=プーチ会長兼最高経営責任者(CEO)は、「『バイレード』を迎えることができ、大変うれしく思っている。同ブランドは、人々の自己表現力をエンパワーし、ESG(環境、社会、ガバナンス)アジェンダに強くコミットするという当社のパーパスをさらに強化してくれると確信している。当社の経験やリソースを活用し、モダン・ラグジュアリーを体現するこのユニークなブランドをさらに発展させていきたい」と語った。

 ウィリアム・フィッシャー(William Fisher)=マンザニータCEOは、「当社は一族経営の会社で、『バイレード』は10年近くファミリーの一員だった。今後は、(プーチという)私たちと同じく素晴らしいブランドを育むことに情熱的な一族経営の会社と共に、「バイレード」の次章を作り上げていけることを誇らしく思っている」と述べた。

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LVMH、「フェンディ」が大学機関と連携しファーの代替素材を開発

 LVMHモエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)と傘下の「フェンディ(FENDI)」はこのほど、英インペリアル・カレッジ・ロンドン(Imperial College London)とロンドン芸術大学のセントラル・セント・マーチンズ(Central Saint Martins)と連携し、新たなバイオ素材の開発に関する共同研究イニシアチブを発表した。

 LVMHはかねてより、セントラル・セント・マーチンズとパートナーシップを結び、持続可能なラグジュアリーファッションを目指した研究開発および人材育成に取り組んできた。このパートナーシップを発展させる形で実現した今回の研究では、2年間かけてラグジュアリーファッションに向けたファーの代替素材の開発に取り組む。LVMHによれば、ファーをはじめとした、さまざまな高級素材の代替繊維としての可能性を持つケラチンが初めて研究の焦点になるという。

 LVMHのエレーヌ・ヴァラド(Helene Valade)環境開発ディレクターは、「LVMHは環境戦略“ライフ360(LIFE 360)”の下、持続可能なラグジュアリーファッションを目指している。新素材や技術への投資を通して、当社が掲げる気候や生物多様性に向けた目標を達成することができるだろう」と話した。

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LVMH、「フェンディ」が大学機関と連携しファーの代替素材を開発

 LVMHモエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)と傘下の「フェンディ(FENDI)」はこのほど、英インペリアル・カレッジ・ロンドン(Imperial College London)とロンドン芸術大学のセントラル・セント・マーチンズ(Central Saint Martins)と連携し、新たなバイオ素材の開発に関する共同研究イニシアチブを発表した。

 LVMHはかねてより、セントラル・セント・マーチンズとパートナーシップを結び、持続可能なラグジュアリーファッションを目指した研究開発および人材育成に取り組んできた。このパートナーシップを発展させる形で実現した今回の研究では、2年間かけてラグジュアリーファッションに向けたファーの代替素材の開発に取り組む。LVMHによれば、ファーをはじめとした、さまざまな高級素材の代替繊維としての可能性を持つケラチンが初めて研究の焦点になるという。

 LVMHのエレーヌ・ヴァラド(Helene Valade)環境開発ディレクターは、「LVMHは環境戦略“ライフ360(LIFE 360)”の下、持続可能なラグジュアリーファッションを目指している。新素材や技術への投資を通して、当社が掲げる気候や生物多様性に向けた目標を達成することができるだろう」と話した。

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「ブルガリ」、アンバサダーにアン・ハサウェイが就任 BLACKPINKのLISAも最新キャンペーンに

 「ブルガリ(BVLGARI)」は、最新のブランドキャンペーン「アンエクスペクテッド ワンダーズ(Unexpected Wonders)」を発表し、ブランドアンバサダーに新たに俳優のアン・ハサウェイを迎えた。24日には、2020年からアンバサダーを務めるゼンデイヤ(Zendaya)と共に出演するショートムービーを公開。同動画はローマを舞台に、イタリアの映画監督、パオロ・ソレンティーノ(Paolo Sorrentino)が手掛けた。

 2人のほかにも、かねてよりブランドアンバサダーを務めるBLACKPINKのLISA(リサ)や、台湾出身の俳優スー・チー(Shu Qi)、アメリカを拠点とするインド出身のプリヤンカー・チョープラー(Priyanka Chopra Jonas)も最新ジュエリー&ウオッチコレクションのキャンペーンに登場。それぞれ、“ビー・ゼロワン(B zero1)”や“ディーヴァ ドリーム(Diva’s Dream)”、“セルペンティ(Serpenti)”シリーズなどを着用した。

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化粧品各社の“中国頼み”、そろそろ再考の時?

 ここ数年、多くの化粧品企業は売り上げを伸ばすために急成長中の中国市場を頼ってきた。ヨーロッパや米国など業績が低迷するほかの地域に代わって中国市場に注力することも少なくない。実際、中国の化粧品市場は他地域の損失をカバーするほど爆発的な成長を続けてきた。

 ユーロモニター(EUROMONITER)によると、2020年の中国の化粧品市場の売り上げは750億ドル(約9兆5250億円)を超え、21年は888億円(約11兆2776億円)まで拡大した。一方、米国の20年の売り上げは927億ドル(約11兆7729億円)に落ち込み、21年は1026億ドル(約13兆302億円)に回復した。現在、中国の化粧品市場は世界で2番目に大きな規模にまで成長したのだ。その結果、多くの化粧品企業は中国市場を“最も注力する市場”と位置付けてきた。

 ジェフリーズ(JEFFERIES)のステフ・ウィシンク(Steph Wissink)アナリストは、「ロレアル(L'OREAL)が数年前から中国市場の成長に目を付け、いずれ米国と同等もしくは上回る規模になるとの考えを持っていた。中国市場は元々アクセスしにくく、閉鎖されているイメージが強かった。しかし越境ECのTモール国際(T MALL GLOBAL)が、現地の厳しいルールやインフラ構築の労力に縛られることなく数十億の消費者に迅速にリーチすることを可能にし、一気に中国市場への扉が開いた」と話す。

 これをきっかけに、ロレアルやエスティ ローダー カンパニーズ(ESTEE LAUDER COMPANIES)など大手化粧品企業が中国ビジネスに本腰を入れるようになった。しかし最近は両社ともに中国市場の成長が鈍化している。アナリストによると、新型コロナウイルスによるロックダウンと、中国政府が急激な経済成長にブレーキをかけたことが影響しているという。スタイフェル(STIFEL)のマーク・アストラチャン(Mark Astrachan)=アナリストは、「20年9〜12月期の売り上げが前年同期比65%増と成長幅が極端に大きかったことも関係あるだろう」と分析する。

 ウィシンク=アナリストによると、3月の中国の化粧品売り上げは前年同期比6.3%減だった。プロクター・アンド・ギャンブル(PROCTER & GAMBLE)も1〜3月期は減収となり、中でも「SK-II」の中国ビジネスが苦戦したという。ロレアルも中国のロックダウンの影響を受け、エスティ ローダーも1〜3月期は中国事業が売り上げを落とした。HSBCのシアラ・オシェイ(Ciara Oshea)=アナリストは、バイヤスドルフ(BEIERSDORF)も中国事業が難航していると指摘する。「『ラ・プレリー(LA PRAIRIE)』の中国売り上げの75%は未だオフラインによるもので、上海のロックダウンや海南島への渡航制限が大きな影響を及ぼすだろう。ただし、その影響は一時的なものになるだろう」。

 中国で成長が落ち込んでいるのはビューティに限らない。「政府が安定した経済成長を持続させるために、高級品の消費に関する措置をとり始めている」とウィシンク=アナリスト。中国市場に依存して急成長を成し遂げ、株主を満足させ、株価を上げてきた企業にとって、この経済成長のスローダウンは大きな問題になりうる。ウィシンク=アナリストは「多くの企業にとって今最も懸念すべきことは、成長ドライバーとしての中国の影響が大きすぎる点だ」と警告する。「エスティ ローダーのビジネスをジェット機に例えることが多いが、これまでビジネスを動かす巨大なエンジンは中国とトラベルリテールだった。しかし近年はトラベルリテールの売り上げが落ち込み、その代わりをD2Cが担っている」。

 ディストリビューターのスーパーオーディナリー(SUPERORDINARY)のジュリアン・リース(Julian Reis)最高経営責任者(CEO)によると、ロックダウンのほかに新興ブランドが大手ブランドのシェアを奪い始め、CAC(Customer acquisition cost、顧客獲得単価)も高騰しているという。「今の中国ではマーケティング費用をどんどん上げなければ売り上げを落としてしまう」と競争が激化していることを指摘する。中国市場はこれからも成長を続けるだろうが、そのスピードが落ち込み始めている今、ほかのマーケットにも目を向ける必要があり、中でもシンガポールやマレーシア、タイなどの市場はポテンシャルがあると説明する。「これらの国のインフラは整っており、社会階級の幅が広い。マーケット自体は大きく、消費者は新しい製品やブランドを求める意欲を大いに持っている」。

 リースCEOは中国市場について、「5〜10年の長期で戦略を立てるべきだ。短期的な売り上げばかりを気にしてブランド力を構築できずに失敗するブランドが多い」とアドバイスする。

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「グッチ」が「オーラ」とコラボしたスマートリングを発売 心拍数や睡眠状態などを計測

 「グッチ(GUCCI)」はこのほど、フィンランド発のウエアラブル・ヘルス・プラットフォームのオーラ(OURA)と協業し、健康管理ができるスマートリング“グッチ × オーラ リング(GUCCI x OURA RING)”を発売した。オーラがラグジュアリーブランドと協業するのは今回が初めて。「グッチ」の公式オンラインストアおよび一部の店舗で取り扱っており、価格は税込12万6500円。

 “グッチ × オーラ リング”は、オーラ リングで最新となる第3世代テクノロジーを採用。高精度のセンサーで着用者の心拍数、体温、睡眠状態をモニタリングし、専用アプリと連携してそれらを記録して分析する。黒のシンセティックコランダム製の本体に、18Kのイエローゴールドで「グッチ」のロゴがあしらわれている。リングの幅は約7.9mm。バッテリーは充電式で、一度の充電で4〜7日持つ。付属する専用の充電器にもブランドのロゴが飾られている。

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D2Cビューティブランド、グロシエのCEOが退任 近年人気が低下

 若年層に人気の米国発D2Cビューティブランド「グロシエ(GLOSSIER)」のエミリー・ワイス(Emily Weiss)最高経営責任者(CEO)が退任した。ワイスはトップを降りるが、引き続きエグゼクティブ・チェアマンは務める。後任はカイル・レイヒー(Kyle Leahy)前チーフ・コマーシャル・オフィサー。

 ワイスはブログで「私はグロシエの創業者であることには変わりない。しかしCEOは会社を明るい未来へと引っ張ってくれるチャンピオン。世界トップの企業は時代に合わせ、次なるチャプターへと導いてくれるふさわしい人物をCEOのポジションに起用している」とコメントした。

 「グロシエ」は2014年にスタート。元々「ヴォーグ(VOGUE)」や「W」などで経験を積んだワイスは10年にブログ「イントゥ ザ グロス(INTO THE GLOSS)」を立ち上げ、業界人のポーチや洗面台に置いてある化粧品を紹介して人気を集めた。D2Cブランドとしてローンチした「グロシエ」はナチュラルな仕上がりやミニマリスティックなパッケージでミレニアル世代に絶大な人気を博した。21年には8000万ドル(約101億円)の資金を集め、これまで調達した総額は2億6500万ドル(約336億円)以上にのぼった。ワイスによると、18〜34歳の米国の女性のおおよそ半数が「グロシエ」を知っており、全顧客数は600万人いるという。

 しかし近年は人種差別やパワハラなどが問題になり、人気がやや低下していた。調査会社のスペイト(SPATE)によると同ブランドのグーグル(GOOGLE)検索は50%以上、トライブ ダイナミックス(TRIBE DYNAMICS)によるとアーンドメディアバリューは45%落ちたという。同社は今年に入って大規模なリストラを行い話題を集めた。

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「ザラ」、英国のオンラインストアの返品を有料化 不満の声多発

 「ザラ(ZARA)」はこのほど、これまで無料としていたオンラインストアの返送料金を、英国で1.95ポンド(約310円)と有料に変更した。日本でも、3月21日から有料となっており、自宅からの返品には490円の手数料がかかるとウェブサイトに記載されている。なお、「ザラ」の店舗や、指定のドロップポイントでの返品は引き続き無料だ。

 「ザラ」の今回の変更をめぐってツイッター(TWITTER)では、ヨーロッパ圏を中心に消費者から不満の声が上がっている。返送料金の有料化に対するものに加えて、サイジングに関する指摘が多発した。ツイートの中には、「一貫性のないサイジングが原因」「サイズ感を均一にしてくれれば、そもそも返品しないで済むだろう」「サイジングがめちゃくちゃなので、『ザラ』で洋服を買うときはいくつか買う必要がある」という投稿が見られた。ほかにも、「障害のある人はオンラインでの買い物が必須。それなのに無料で返品ができないのは残念」「返品のために長蛇の列に並ぶくらいなら手数料を払う方がマシ」といった意見がある。

 配達サービスを提供するNシフト(NSHIFT)によると、1件の返品手続きにつき、小売業者はおよそ20ポンド(約3100円)の費用を負担しており、オンラインで購入した商品の内、3品に1品は返品されているという。ヨーロッパでは特に、返品することを前提に複数の商品を購入するケースも多い。ある業界関係者は、「返送料金を課すことでより慎重かつサステナブルな購買につながり、包装紙の無駄を減らす意識づけがされていく可能性がある」と語る。

 「ユニクロ(UNIQLO)」は2021年3月に返品手続きの条件を変更し、注文間違いやイメージ違い、サイズ違いなど、ブランド側の不備以外の場合の返品の際は、返送料金を購入者負担としている。中国でスタートし、200以上の国・地域でサービスを提供するECブランド「シーイン(SHEIN)」は、初回購入者に限定して返品・交換を無料に。その後は、返品の際の送料は購入者の負担となっている。英アパレルECを運営するエイソス(ASOS)はウェブサイトにて、「返送料は負担しない」と明記しており、送料相当額を返金額から差し引いた金額で返品手続きを行う。

 元小売りアナリストで今はコンサルタントとして業界に精通するウォルター・ローブ(Walter Loeb)は、「消費者は送料が無料であることに慣れているが、小売業者の多くはコストカットのため、送料を購入者が負担するべきだと考え始めている。新型コロナウイルスのパンデミックが始まったばかりのころに送料を無料したリテーラーは多いが、今はもうパンデミックも終わりを迎えている。オンラインストアで利益を上げることがより重要になっている」と述べた。米百貨店のノードストローム(NORDSTROM)やメイシーズ(MACY’S)では引き続き返送料を無料にしているが、ローブ=コンサルタントは「オンラインストアの運営にかかるコストをどれだけ抑えられるかがビジネスにとっては重要だ」と説明した。

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シャネル、21年の売上高は2兆円に迫る勢い 「今後も価格改定をする予定」

 シャネル(CHANEL)の2021年12月通期の売上高は、前期比54.7%増の156億3900万ドル(約1兆9861億円)、営業利益は2.5倍以上(同170.6%増)の54億6100万ドル(約6935億円)、純利益はおよそ3倍(同194.7%増)の40億2600万ドル(約5113億円)だった。

 コロナ禍以前の19年との比較でも、売上高は27.4%増、営業利益は57.5%増、純利益は68.5%増とそれぞれ大幅に上回った。

 部門別に見ると、ファッション部門はレザーグッズとウエアがけん引。ウオッチ&ジュエリー部門も各地域で売り上げを伸ばし、いずれの部門も2ケタ成長となった。フレグランス&ビューティ部門は、主要国では地元客による売り上げが堅調だったものの、免税店などのトラベルリテールはまだ回復の途上にあるという。

 地域別に見ると、欧州の売上高は前期比40.1%増の40億4200万ドル(約5133億円)、南北アメリカは同79.5%増の35億2900万ドル(約4481億円)、アジア太平洋地域は同53.5%増の80億6800万ドル(約1兆246億円)だった。

 22年に入ってからは、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻や、新型コロナウイルスの感染再拡大を受けた中国本土でのロックダウンなどの事態が起きている。しかし、フィリップ・ブロンディオ(Philippe Blondiaux)最高財務責任者(CFO)によれば、ロシア市場の売り上げは全体の1.5%程度に過ぎず、1~5月の業績は2ケタ成長と引き続き好調だった。

 なお、5月24日の時点では中国本土で運営する16店のうち5店が休業中で、フレグランス&ビューティは全体の3分の1程度に相当する35の売り場がやはり休業しており、従業員の約30%がロックダウン下にあるという。同氏は、「中国のロックダウンによる影響は当然あり、4月は中国市場で2ケタのマイナス成長となったが、全体では2ケタのプラス成長だった」と述べた。アジアでは、特にシンガポール、台湾、マレーシア、韓国が好調だったほか、観光客が戻りつつある米国も業績を伸ばした。

 ここ数年、生産コストや人件費の上昇などを受け、ラグジュアリーブランドでハンドバッグの値上げが続いている。中でもその幅が大きいのは、21年1月から22年2月にかけて米国で29%の値上げをしたモデルもある「シャネル」や、同じく66%の値上げをしたモデルがある「ルイ・ヴィトン」だろう。「シャネル」は、22年3月にも定番バッグ4モデルと22年春夏コレクションを値上げした。値上げ幅はEUが6%、英国5%、日本8%、韓国5%、香港2%で、例えばEU圏における“11.12”モデルは7800ユーロ(約105万円)から8250ユーロ(約111万円)に引き上げられた。

 ブロンディオCFOは、今後も通貨価値の変動やインフレの影響などを踏まえて商品価格を調整すると述べた。「当社では通常、年に2回価格を改定する。これまでそうしてきたので、今後もその予定だ。『シャネル』の製品は、最高級の素材、比類のないクリエイティビティー、素晴らしいサヴォアフェール(受け継がれる職人技術)を持って作られており、それらに基づいて値段を決定している。21年の業績を鑑みるに、顧客は『シャネル』のそうした姿勢を理解してくれていると思う」。

 米投資銀行ジェフリーズ・グループ(JEFFERIES GROUP)のアナリスト、フラヴィオ・セレーダ(Flavio Cereda)とキャサリン・パーカー(Kathryn Parker)は、「シャネル」は“11.12”モデルを20年に約20%、21年には約30%値上げをしていることから、21年における売上高の伸びはボリューム(生産流通量)の拡大によるものではなく、主に値上げの結果ではないかと分析した。一方、ブロンディオCFOはこれを半々程度だとしている。「21年の成長はボリュームと価格改定の両方によるものであり、そのバランスは取れている」と説明した。

 シャネルの21年における設備投資額は7億5800万ドル(約962億円)で、そのうち3億ドル(約381億円)近くを新規出店や店舗網の統廃合に、2億ドル(約254億円)以上を新たなレザーグッズの工房の設立やパリ本社の改修に、1億ドル(約127億円)以上をデジタル強化に使用した。なお、22年の設備投資額は10億ドル(約1270億円)以上となる予定で、その中にはサステナビリティ関連への投資のほか、グローバルで3500人以上を雇用するための費用も含まれているという。

 シャネルは気候変動対策にも本腰を入れており、温室効果ガスの排出量について、21年はスコープ1と2(スコープ1は自社の燃料の燃焼等による温室効果ガスの直接排出。スコープ2は自社が購入した電力・熱の使用による温室効果ガスの間接排出)をそれぞれ5%と58%削減。また、同社は25年までに再生可能エネルギーに100%切り替えることを目標としているが、21年は92%となっており、20年の70%から大きく前進している。

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プラダがCSRリポート公開 「2021年は重要なマイルストーン」

 プラダ グループ(PRADA GROUP以下、プラダ)はこのほど、2021年度版のCSRレポートを発表した。CSR部門ヘッドを務めるロレンツォ・ベルテッリ(Lorenzo Bertelli)は、「ESGの取り組みが社内外のステークホルダーにとってますます可視化され、グループのサステナビリティにとって重要なマイルストーンとなる年だった」と振り返った。

 21年度は特にガバナンスを強化した。1月には、ESGの分野で実績を持つパメラ・カルペッパー(Pamela Culpepper)とアナ・マリア・ルガリ(Anna Maria Rugarli)を独立社外取締役に任命し、グループとしての戦略的なサステナビリティ・ガイドラインを策定した。今後はこの両者とベルテッリCSR部門ヘッドの指揮のもとESG委員会を設立する予定だ。

 また、50年までにネットゼロを実現することを目指し、26年までに温室効果ガスの排出を29%、29年までに42%削減するという目標値を定めた。これは、気候変動に関する国際的イニシアチブによる「SBT(SCIENCE BASED TARGETS)」の認定を受けている。

 グループ全体では、2件の環境目標連動債を発行し、サプライチェーンの管理および課題分析のための最新ツールの開発に取り組む。また、目標としていたナイロン素材の再生ナイロンへの置き換えも完了した。ベルテッリCSR部門ヘッドは、「21年を通して、社内の意識向上に取り組んだ。これにより、環境保護および気候危機など重要な項目に対して迅速に行動できた」とコメント。

 22年は、スコープ1と2(スコープ1は自社の燃料の燃焼等による温室効果ガスの直接排出。スコープ2は自社が購入した電力・熱の使用による温室効果ガスの間接排出)でカーボンニュートラルに向けた取り組みを開始するほか、素材やパッケージの代替も進める。また、多様性、公平性、包括性に関する施策やユネスコと提携して実施している海洋汚染に関する教育プログラムにも引き続き取り組んでいくという。

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カニエ・ウェスト×「ギャップ」×「バレンシアガ」のトリプルコラボ、発売を5月27日に延期 テキサス州の銃乱射事件を受けて

 カニエ・ウェスト(Kanye West)改めイェ(Ye)が手掛ける「イージー(YEEZY)」と「ギャップ(GAP)」のコラボレーションライン“イージー・ギャップ”は、5月24日(現地時間)にテキサス州の小学校で銃乱射事件が発生したことを受けて、「バレンシアガ(BALENCIAGA)」との協業プロジェクト“イージー・ギャップ エンジニアド バイ バレンシアガ(YEEZY GAP ENGINEERED BY BALENCIAGA)”第2弾の発売を27日に延期した。本来は25日発売の予定だった。

 “イージー・ギャップ”は、公式サイトやSNSに、「テキサス州ユバルディで起きた悲劇を考慮し、“イージー・ギャップ エンジニアド バイ バレンシアガ”の発売を5月27日(金)に延期します。影響を受けたご家族とコミュニティーにお悔やみを申し上げます」と投稿した。

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リアーナの“型破り”なマタニティーファッションが持つ影響力とは 5月に第一子誕生

 これまで9つのグラミー賞を受賞し、世界的影響力を持つ歌手でありつつ、ファッションやビューティブランドを持つ起業家でもあるリアーナ(Rihanna)。2022年1月にラッパーのエイサップ・ロッキー(A$AP Rocky)との第1子を妊娠していることを公表して以来、クロップトップやシースルーアイテムを取り入れ、積極的にお腹を見せる斬新なマタニティーコーデで話題をさらっていた。海外メディアなどによれば、5月13日に出産したようだ。お腹をカバーするマタニティーコーデが主流だったことに対して、大胆に“魅せて”いくあり方を示したリアーナ流マタニティーファッションの影響力を考える。

 22年1月に、初めて大きなお腹で公の場に登場した際には、「シャネル(CHANEL)」のビンテージだというビビッドピンク色のダウンコートを前開きで着用した。複数のファッションECサイトからセールアイテムを一覧できるサービスを提供する「ラブ・ザ・セールス(LOVE THE SALES)」は、その後48時間でキーワードの検索数が、“ピンク ダウンコート”が312%、“パールネックレス”が81%、“ブルー ダメージジーンズ”が562%上昇したと発表した。

 パリ・ファッション・ウイークで「ディオール(DIOR)」のショーに参加した際は、同ブランドのシアー素材のベビードレスを選択。「オフ-ホワイトc/o ヴァージル アブロー(OFF-WHITE c/o VIRGIL ABLOH以下、オフ-ホワイト)」のトリビュートショーにも、同ブランドのレザードレスを着用して出席した。「ヴォーグ(VOGUE)」の4月号では、赤いレースのボディースーツを着て表紙を飾った。同ルックにより、2時間で“レース ボディースーツ”の検索数が191%上昇した。

 リテール業界の分析を行う会社エディテッド(EDITED)は、リアーナの“型破り”なマタニティーファッションは、ブランドや小売店が妊婦向けのベーシックなアイテム以外にも、「お腹の膨らみを強調するスタイルを販売する機会」を生み出していると述べる。同社によれば、すでにクロップトップの取り扱いは前年と比ベて1084%増加し、それに合わせてレギンスや体のラインが出るスカートの需要が増えていると言う。これらはY2K(2000年台のリバイバルファッション)のトレンドにインスパイアされたベビーTシャツや、ローライズのボトムスとも融合したトレンドになっている。

 ほかにも、肌見せを積極的に取り入れたマタニティースタイルの影響で、シアー素材の需要が増している。エディテッドによると、メッシュ加工が施されたトップスやドレス製品は208%増加。多くのブランドが、体のラインが出るシルエットだけでなく、袖部分や首元にシアー素材を取り入れた商品の開発に乗り出している。これまでヌードカラーやニュートラルカラーがマタニティーファッションの主流であったが、黒いマタニティーウエアの需要は6%減となった。一方、アメリカとイギリスにおけるマタニティー市場の8%で、グリーンが人気カラーのトップ8に食い込んだ。ワンピースやトップスにおいては、ピンクやブルーも人気だという。

 中でも注目なのが、ジーンズ業界への影響だ。すでに「ラジャンス(L’AGENCE)」「セザンヌ(SEZANE)」「ハッチ(HATCH)」といったブランドが、マタニティーのジーンズコレクションを展開。快適で伸縮性のあるレギンスは依然として定番アイテムであるが、エディテッドは、1月1日〜4月10日の期間中にマタニティー関連の小売りで販売されたボトムスの21%がジーンズだったと発表。前年の同期間中と比べ、マタニティージーンズの需要は25%増加したという。なお、同期間中におけるレギンスの需要は22%から20%に減少した。

 一方で、Z世代を中心に盛り上がりを見せるY2Kトレンドのアイテムが、マタニティーウエアでも人気となるかどうかについて、エディテッドはやや慎重な見解だ。「リアーナが妊娠を公表した時にはいていたローライズのバギージーンズはアイコニックだったが、まだ(妊婦の間で)普及はしていない。ストレッチ機能のあるスキニーでスリムなスタイルが、マタニティーファッション市場では依然として人気が高い。腰履きできるバギージーンズは実用的ではないかもしれないが、そのゆったりとした着心地がマタニティーウエアを新しい方向性に導く可能性を秘めている」と分析した。

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マドンナ、英セント・マーチン卒業制作のフロントローに FKAツイッグスと並んで鑑賞

 歌手のマドンナ(Madonna)は24日、ロンドンの名門セント・マーチン美術大学(CENTRAL SAINT MARTINS)の学士(BA)による卒業制作コレクションショーに出席した。「モスキーノ(MOSCHINO)」のレザージャケットを、「ミッドナイトスタジオ(MIDNIGHT STUDIO)」によるスピーカー型のバッグに合わせてコーディネート。会場では、シンガーソングライターのFKAツイッグス(FKA Twigs)と並んで鑑賞した。

 2022年は、115人の卒業生がファッションショーに参加した。肌の露出を控えたモデストファッションから海洋保護、ジェンダーアイデンティティ、ストリート文化、ファンタジー、AI、文化遺産、多様な体型の表現、妊娠・出産をテーマとしたものまで、幅広く社会情勢を汲み取った作品が見られた。インスタグラムのフィルターでルックを試すことができるQRコードを“着用”したルックも話題を集めた。

 大賞にあたるロレアル・プロフェッショナル・ヤング・タレント賞(L’Oreal Professionnel Young Talent Award)を受賞したのは、ニットウエアデザイナーのアリス・モレル・エヴァンス(Alice Morell Evans)。これまで「べサニー ウィリアムズ(BETHANY WILLIAMS)」や「モリー ゴダード(MOLLY GODDARD)」でニットウエアを手掛けた経験を持つ同氏は今回、カルチャー性に富んだ3ルックを披露し、ニットウエアの可能性を広げたと評価された。

 2位には、「メゾン マルジェラ(MAISON MARGIELA)」で働いた経験もあるエミール・デルンバッハ(Emil Dernbach)が輝いた。金属とウールを使い、AIなど“不確かなもの”で作られている今の時代を表現したという。ドレスにスウェーデンの国旗などをあしらったダイアナ・ストラング(Diana Strang)は3位を獲得した。

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英国王室キャサリン妃、「トップガン」上映会に「ローラン ムレ」のドレスで出席

 ケンブリッジ公爵夫人ケイト・ミドルトン(Duchess of Cambridge, Kate Middleton以下、キャサリン妃)は19日、ロンドンで開催された映画「トップガン マーヴェリック(原題:Top Gun: Maverick)」のプレミア上映会に出席した。

 キャサリン妃は会場に白と黒を使ったオフショルダーの「ローラン ムレ(ROLAND MOURET)」によるドレスを着用。それに「プラダ(PRADA)」のパンプスと、「アレキサンダー・マックイーン(ALEXANDER McQUEEN)」のクラッチバッグ、「ロビンソン ペラム(ROBINSON PELHAM)」のジュエリーをコーディネートした。ウィリアム王子(Prince William, Duke of Cambridge)は黒のタキシードを合わせ、2人そろって22年初めてこうしたイベントのレッドカーペットに登場した。

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「コム デ ギャルソン・オム プリュス」や「ジュンヤ ワタナベ マン」がついに復帰!2023年春夏パリメンズスケジュール

 フランスオートクチュール・プレタポルテ連合会(Federation de la Haute Couture et de la Mode以下、サンディカ)は、6月21〜26日に開催される2023年春夏パリ・メンズ・ファッション・ウイークの暫定スケジュールを発表した。84の参加ブランドのうち、39ブランドがショーを、37ブランドがプレゼンテーションを開催する。

 今季は、コロナ禍になってから東京でのショーやデジタル発表に行ってきた「コム デ ギャルソン・オム プリュス(COMME DES GARCONS HOMME PLUS)」と「ジュンヤ ワタナベ マン(JUNYA WATANABE MAN)」をはじめ、「メゾン ミハラ ヤスヒロ(MAISON MIHARA YASUHIRO)」「カラー(KOLOR)」「ダブレット(DOUBLET)」「ターク(TAAKK)」などが、ついにパリに戻ってくる。同様に、21年春夏からデジタル発表に切り替えていた「ドリス ヴァン ノッテン(DRIES VAN NOTEN)」も久しぶりのリアルショーを計画。男女合同で発表していた「トム ブラウン(THOM BROWNE)」と「ジバンシィ(GIVENCHY)」は、メンズのみのショーを開く。一方、常連の「ジル サンダー(JIL SANDER)」や「サカイ(SACAI)」「ホワイトマウンテニアリング(WHITE MOUNTAINEERING)」は、今回のスケジュールに掲載されていない。

 そのほか、「マリーン セル(MARINE SERRE)」は、ウィメンズのパリコレからメンズに発表時期を移動。当初1月に予定していたショーを見送ったロサンゼルス拠点の「アミリ(AMIRI)」に加え、ロンドンの「キコ コスタディノフ(KIKO KOSTADINOV)」とストックホルム発の「ラゾシュミドル(LAZOSCHMIDL)」が初めてショースケジュールに名を連ねる。また、トリを飾る26日20時のスケジュールは「Timing Reserved」とだけ記載されており、今のところ、詳細は不明だ。

 デジタルのみで披露するのは、先シーズンの31ブランドから大幅に減り、「ヨウジヤマモト(YOHJI YAMAMOTO)」や「ヨシオクボ(YOSHIO KUBO)」など8組のみ。しかし、発表形式を問わず参加ブランドのコレクション発表(ライブ配信や事前収録済みの映像)は引き続きサンディカのデジタルプラットフォームで視聴可能だ。パスカル・モラン(Pascal Morand)=サンディカ会長は、「リアルショーに取って代わるものはないが、(ここ数年の)パリ・ファッション・ウイークはリアルとデジタルに一体感を持たせることで、その増幅と二次元性を証明してきた。だから、過去に戻ることはない」と話す。

【暫定公式スケジュール】(日時はすべて現地時間。変更の場合あり)
※★はショー、◆はプレゼンテーション、●はデジタルのみ

6月21日(火)
15:30 「ルカニョ ンディンギ(LUKHANYO MDINGI)◆
16:00 「キディル(KIDILL)」◆
16:00 「アイレイ(AIREI)」◆
16:30 「ブルーマーブル(BLUEMARBLE)」★
17:30 「ジョージズ ウェンデル(GEORGES WENDELL)」◆
18:00 「エゴンラボ(EGONLAB.)」★
19:00 「ターク(TAAKK)」★
20:00 「エチュード(ETUDES)」★

6月22日(水)
10:00 「ビアンカ サンダース(BIANCA SAUNDERS)」★
11:00 「ソリッド オム(SOLID HOMME)」◆
11:30 「ルメール(LEMAIRE)」★
12:00 「ウィニー(WINNIE)」◆
12:30 「イザベル マラン オム(ISABEL MARANT HOMME)」◆
13:00 「ヘド メイナー(HED MAYNER)」●
14:00 「ファセッタズム(FACETASM)」◆
14:30 「ジバンシィ(GIVENCHY)」★
15:30 「ジャンヌ フリオ(JEANNE FRIOT)」◆
16:00 「ウォルター ヴァン ベイレンドンク(WALTER VAN BEIRENDONCK)」★
17:00 「リース クーパー(REESE COOPER)」◆
17:30 「ジギー チェン(ZIGGY CHEN)」●
18:00 「ルード(RHUDE)」★
19:00 「ルイ ガブリエル ヌイッチ(LOUIS GABRIEL NOUCHI)」★
20:00 「Y/プロジェクト(Y/PROJECT)」★

6月23日(木)
10:00 「レインズ(RAINS)」★
11:00 「ソンジオ(SONGZIO)◆
11:00 「クール TM(COOL TM)」◆
11:30 「イッセイ ミヤケ(ISSEY MIYAKE)」★
12:30 「リック・オウエンス(RICK OWENS)」★
13:30 「シーン ソン(SEAN SUEN)」●
14:00 「ユース イン バラクラバ(YOUTH IN BALACLAVA)」◆
14:30 「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」★
15:30 「アルトゥーロ オベゲロ(ARTURO OBEGERO)」◆
16:00 「ネームセイク(NAMESAKE)」◆
16:30 「アミリ(AMIRI)」★
17:00 「サルバム(SULVAM)」◆
17:30 「ヨウジヤマモト(YOHJI YAMAMOTO)」●
18:30 「バスクチュール(BASSCOUTUR)」◆
19:00 「ドリス ヴァン ノッテン(DRIES VAN NOTEN)」★
20:30 「アミ パリス(AMI PARIS)」★

6月24日(金)
9:30 「アクネ ストゥディオズ(ACNE STUDIOS)」◆(デジタルについての記載なし)
9:30 「ウンガロ(UNGARO)」◆
10:00 「ジュンヤ ワタナベ マン(JUNYA WATANABE MAN)」★
10:30 「スティーブン パッサロ(STEVEN PASSARO)」◆
11:00 「ヴュアルネ(VUARNET)」◆
11:30 「ポール・スミス(PAUL SMITH)」★
12:00 「ジュン.J(JUUN.J)」●
12:30 「オテイザ(OTEYZA)」◆
12:30 「クレージュ(COURREGES)」◆(デジタルについての記載なし)
13:00 「メゾン ミハラヤスヒロ(MAISON MIHARA YASUHIRO)」★
13:30 「ヤン ヤン ヴァン エシュ(JAN JAN VAN ESSCHE)」◆
14:30 「ディオール(DIOR)」★
16:00 「ヴァレット ストゥディオ(VALETTE STUDIO)」◆
17:00 「コム デ ギャルソン・オム プリュス(COMME DES GARCONS HOMME PLUS)」★
18:30 「オフィシン ジェネラーレ(OFFICINE GENERALE)」★
20:00 「キッドスーパー ストゥディオス(KIDSUPER STUDIOS)」★

6月25日(土)
9:30 「アンダーカバー(UNDERCOVER)」◆(デジタルについての記載なし)
10:00 「クレイグ グリーン(CRAIG GREEN)」★
10:30 「オーラリー(AURALEE)」◆
11:00 「サンクアンズ(SANKUANZ)」●
11:30 「アーネスト ダブル ベイカー(ERNEST W. BAKER)」◆
12:00 「ロエベ(LOEWE)」★
13:00 「ダヴィ パリス(DAVI PARIS)」◆
13:30 「ファーサック(FURSAC)」◆
14:00 「システム(SYSTEM)」●
15:00 「エルメス(HERMES)」★
16:30 「カラー(KOLOR)」★
17:30 「リベラル ユース ミニストリー(LIBERAL YOUTH MINISTRY)」◆
18:00 「カサブランカ(CASABLANCA)」★
19:00 「ミスター サタデー(MR. SATURDAY)」◆
20:00 「マリーン セル(MARINE SERRE)」★

6月26日(日)
11:00 「ケンゾー(KENZO)」★
11:30 「フェン チェン ワン(FENG CHEN WANG)」◆
12:30 「ウー ヨン ミ(WOOYOUNGMI)」★
13:30 「アニエスベー(AGNES B.)」◆
14:00 「ダブレット(DOUBLET)」★
15:00 「ナマチェコ(NAMACHEKO)」★
15:30 「ヨシオクボ(YOSHIO KUBO)」●
16:00 「キコ コスタディノフ(KIKO KOSTADINOV)」★
16:30 「ピガール パリ(PIGALLE PARIS)」◆
17:00 「ラゾシュミドル(LAZOSCHMIDL)」★
17:30 「グラヴァロ(GRAVALOT)」◆
18:00 「トム ブラウン(THOM BROWNE)」★
19:00 「アレド マルティネス(ALLED - MARTINEZ)」◆
20:00 TIMING RESERVED(詳細未公開)★

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「ステラ」、キノコの菌糸体から作ったバッグを7月に発売

 「ステラ マッカートニー(STELLA McCARTNEY)」は、キノコ類の菌糸体(マイセリウム)から作られた人工レザーを用いたバッグ“フレイム マイロ(FRAYME MYLO)”を、7月に世界の一部の店舗で発売する。日本では、ステラ マッカートニー青山店をはじめとする全国9店舗で限定販売する予定。価格は税込38万7200円。

 2022年春夏コレクションで登場した“フレイム マイロ”は、特殊な素材を扱うための訓練を受けたイタリアの職人が手作業で製作した。“ファラベラ(FALABELLA)”トートに着想を得たデザインで、オーバーサイズのチェーンには、リサイクル可能なアルミニウムを採用している。今回は1〜100のシリアルナンバーを入れ、限定品として販売する。なお、“フレイム マイロ”は「キノコこそがファッション(Fashion Fungi)」と題したサマーキャンペーンの一環として展開する。

 「ステラ マッカートニー」は17年から、米国・カリフォルニアを拠点にするバイオテクノロジー企業のボルトスレッズ(BOLT THREADS)と提携し、「マイロ」素材の開発を進めてきた。ステラは、「“マッシュルームハンドバッグ”が販売されるのは世界で初めてのことで、ボルトスレッズとのパートナーシップだけでなく、ビーガン素材のイノベーションにとっても重要なマイルストーンになる」と語った。23年以降のコレクションでは、さらに多くのカラーの「マイロ」素材のバッグが登場する予定。

 また、ダン・ウィドマイヤー(Dan Widmaier)=ボルトスレッズ共同創業者兼最高経営責任者は、「『ステラ マッカートニー』は、アニマルフリーファッションを牽引するリーダーとして、より責任のあるファッション業界の道を切り開こうとしている。『マイロ』を使用した初のラグジュアリーバッグを市場に送り出したことは、倫理的な消費者、バイオ素材業界、そしてラグジュアリーファッションの未来にとって重要な一歩になる」とコメントした。

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「ステラ」、キノコの菌糸体から作ったバッグを7月に発売

 「ステラ マッカートニー(STELLA McCARTNEY)」は、キノコ類の菌糸体(マイセリウム)から作られた人工レザーを用いたバッグ“フレイム マイロ(FRAYME MYLO)”を、7月に世界の一部の店舗で発売する。日本では、ステラ マッカートニー青山店をはじめとする全国9店舗で限定販売する予定。価格は税込38万7200円。

 2022年春夏コレクションで登場した“フレイム マイロ”は、特殊な素材を扱うための訓練を受けたイタリアの職人が手作業で製作した。“ファラベラ(FALABELLA)”トートに着想を得たデザインで、オーバーサイズのチェーンには、リサイクル可能なアルミニウムを採用している。今回は1〜100のシリアルナンバーを入れ、限定品として販売する。なお、“フレイム マイロ”は「キノコこそがファッション(Fashion Fungi)」と題したサマーキャンペーンの一環として展開する。

 「ステラ マッカートニー」は17年から、米国・カリフォルニアを拠点にするバイオテクノロジー企業のボルトスレッズ(BOLT THREADS)と提携し、「マイロ」素材の開発を進めてきた。ステラは、「“マッシュルームハンドバッグ”が販売されるのは世界で初めてのことで、ボルトスレッズとのパートナーシップだけでなく、ビーガン素材のイノベーションにとっても重要なマイルストーンになる」と語った。23年以降のコレクションでは、さらに多くのカラーの「マイロ」素材のバッグが登場する予定。

 また、ダン・ウィドマイヤー(Dan Widmaier)=ボルトスレッズ共同創業者兼最高経営責任者は、「『ステラ マッカートニー』は、アニマルフリーファッションを牽引するリーダーとして、より責任のあるファッション業界の道を切り開こうとしている。『マイロ』を使用した初のラグジュアリーバッグを市場に送り出したことは、倫理的な消費者、バイオ素材業界、そしてラグジュアリーファッションの未来にとって重要な一歩になる」とコメントした。

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第75回カンヌ映画祭のベストドレッサーは誰? 米「WWD」によるレッドカーペットを彩ったルック8選

 第75回「カンヌ国際映画祭(FESTIVAL DE CANNES以下、カンヌ映画祭)」が5月17〜28日、フランス・カンヌで開催中だ。世界三大映画祭の一つに数えられる同映画祭では、賞レースの結果も気になるところだが、豪華俳優陣のレッドカーペットルックからも目が離せない。米「WWD」が選ぶ2022年のカンヌ映画祭で一際輝きを放ったベストルックとは。

エル・ファニング

 「ジョルジオ アルマーニ プリヴェ(GIORGIO ARMANI PRIVE)」のクリスタルが輝くピンクのドレスを着たエル・ファニング(Elle Fanning)は、まるでディズニープリンセスのよう。体によりそうドレスデザインと腰部分の切り替えがセクシーさを醸し出している中、リボンのヘアピンがガーリーな雰囲気をより強めている。

レベッカ・ホール

 新しいヘアスタイルが最高。シャンデリアのように揺れるイヤリングは最高の組み合わせだ。レベッカ・ホール(Rebecca Hall)は「グッチ(GUCCI)」のカラフルでビーズを華やかにあしらったデザインが特徴のドレスを選んだ。グラマラスで楽しげだが、袖部分のフェザー加工はスケート選手くらい派手でやりすぎとも言える。

ラシャーナ・リンチ

 ラシャーナ・リンチ(Lashana Lynch)が選んだ「フェンディ(FENDI)」の白いドレスは、インパクトのある力強い印象を与える。一方で、ビンテージの壁紙のようにも見えてしまうのが残念。耳元で揺れるイヤリングはこのドレスとは最高の組み合わせだ。

ノオミ・ラパス

 ゆったりとしたデザインが特徴の白いドレスを選んだノオミ・ラパス(Noomi Rapace)。流れるような作りが古代ローマの“トガ”を彷彿とさせるが、「ディオール(DIOR)」の同ドレスはグラマラスでウェアラブル。赤いリップと横に流したヘアースタイルが一層シックな雰囲気を作っている。いかにもカンヌ映画祭らしいルックだ。

ロッシ・デ・パルマ

 ロッシ・デ・パルマ(Rossy de Palma)は唯一無二の存在だ。「サンローラン(SAINT LAURENT)」のタキシードドレスにプラットホームのヒールを合わせ、赤い手袋で仕上げたのがすごく本人らしい。何を着てもハズさない人物だ。

ロリ・ハーヴィー

 映画、「泥棒成金(原題:To Catch a Thief)」のグレース・ケリー(Grace Kelly)のようだ。ロリ・ハーヴィー(Lori Harvey)が着用した「アレクサンドル・ヴォチエ(ALEXANDRE VAUTHIER)」によるボリュームのあるイエローのドレスは、5月のカンヌにぴったり。まとめ髪スタイルとダイアモンドのネックレスが素晴らしい。

ジュリアン・ムーア

 ファッションのベテランであるジュリアン・ムーア(Julianne Moore)は、「ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)」による首元が広く開いたサテンのドレスを選択。モダンでシックな雰囲気がよく似合っている。「ブルガリ(BVLGARI)」のダイヤモンドとエメラルドが輝くネックレスが、比較的シンプルなドレスによく映える。まるでアート作品を見ているようだ。

エヴァ・ロンゴリア

 チョーカーは数年前に流行ったきり、全く見かけないようになったアイテムだ。エヴァ・ロンゴリア(Eva Longoria)のヘアースタイルとメイクがスリップドレスとよく似合っている。シースルーや装飾が施されたドレスがこのルックに奥行きを出している。

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2023年春夏ミラノメンズ・スケジュール 男女合同発表からの転換とリアルショー充実でメンズウエアを盛り上げる

 6月17日から21日まで開催される2023年春夏ミラノ・メンズ・ファッション・ウイークの公式スケジュールが発表された。今季は、「ヴェルサーチェ(VERSACE)」や「モスキーノ(MOSCHINO)」がカムバック。「プラダ(PRADA)」「フェンディ(FENDI)」「エトロ(ETRO)」「ディースクエアード(DSQUARED2)」「MSGM」をはじめ、ショーやプレゼンテーションを行う66ブランドのうち、61組がリアル発表を行う。

 今シーズンの目玉の一つは、「ジェイ ダブリュー アンダーソン(JW ANDERSON)」のミラノでは初となるリアルショーだ。もともとは1月にショー開催予定だったが、オミクロン株の拡大を受けてデジタル発表に切り替えた。同じく1月のミラノメンズで直前にショーを中止した「ジョルジオ アルマーニ(GIORGIO ARMANI)」と「エンポリオ アルマーニ(EMPORIO ARMANI)」もメンズのショーを開く。昨シーズンは久々にウィメンズのミラノコレに参加し、そこでメンズウエアを軸としたコレクションを発表した「グッチ(GUCCI)」も、19日にプレゼンテーションを行う予定だ。また、ブランド再構築を進める「コルネリアーニ(CORNELIANI)」は新たに参画したデザイナーのポール・サリッジ(Paul Surridge)によるサステナブルな“サークル・コレクション”を18日にプレゼンで披露。「マルセロ・ブロン カウンティ・オブ・ミラン(MARCELO BURLON COUNTY OF MILAN)」は、ショーとアフターパーティーでブランド設立10周年を祝う。

 さらに、いつもトップバッターを務めていた「ゼニア(ZEGNA)」は今季、20日19時にスケジュールを移動。ミラノから車で2時間ほどのトリヴェーロにある自然公園「オアジ・ゼニア(Oasi Zegna)」でランウエイショーを開催する。22日から始まるパリメンズへの移動を容易にするため、最終日21日はデジタル発表のみとなっており、「ゼニア」がリアル発表のトリを飾ることになる。

 今シーズンは、男女合同発表ではなく、メンズのみを披露するブランドが大半だ。これに対し、イタリア・ファッション協会(Camera Nazionale della Moda Italiana)のカルロ・カパサ(Carlo Capasa)会長は、「メンズウエアが脚光を浴びる期間を取り戻すことは、特にこの分野を強みとするイタリアの企業にとって重要だ」とコメント。「男女合同ショーには、メンズの影が薄くなるリスクがある。さらに、このタイミングでの発表はセールス面でも有利だ。そのため、メンズウエアにフォーカスした瞬間をつくるのは、回復と大きな成長を見せているカテゴリーのビジネスにとって有益なことだ」と付け加えた。

 実際、2021年の総売上高が前年比21.2%増の830億ユーロ(約11兆2162億円)だったイタリアのファッション産業全体のポジティブな勢いを反映して、メンズウエアは再び盛り上がっている。22年最初の2カ月もこの傾向は続き、売上高は前年同期比25%増。ウクライナ戦争をはじめ、エネルギーやガソリン価格の高騰、テキスタイルの値上げは業界にとって深刻な課題になっているものの、イタリア・ファッション協会は22年の総売上高が920億ユーロ(約12兆4324億円)に達し、コロナ前のレベルまで完全に回復すると予測している。また、輸出に関しても前年比11%増の754億ユーロ(約10兆1891億円)になると推測する。
 
【ショースケジュール】(日時はすべて現地時間。変更の場合あり)

6月17日(金)
18:00 「ディースクエアード(DSQUARED2)」
19:00 「1017 アリックス9SM(1017 ALYX 9SM)」
20:00 「ファミリー ファースト(FAMILY FIRST)」
21:00 「ビリオネア(BILLOPNAIRE)」

6月18日(土)
10:30 「MSGM」
11:30 「エンポリオ アルマーニ(EMPORIO ARMANI)」
12:30 「ドルチェ&ガッバーナ(DOLCE&GABBANA)」
14:00 「フェンディ(FENDI)」
15:00 「ジョーダンルカ(JORDANLUCA)」
17:00 「フェデリコ・チーナ(FEDERICO CINA)」
19:00 「マルセロ・ブロン カウンティ・オブ・ミラン(MARCELO BURLON COUNTY OF MILAN)」
20:00 「ヴェルサーチェ(VERSACE)
21:00 「プレイン スポーツ(PLEIN SPORT)」

6月19日(日)
10:00 「マリアーノ(MAGLIANO)」
11:00  「サイモン クラッカー(SIMON CRACKER)」
12:00 「エトロ(ETRO)」
14:00 「プラダ(PRADA)」
17:00 「モスキーノ(MOSCHINO)」
18:00 「44 レーベル グループ(44 LABEL GROUP)」
19:00 「ジェイ ダブリュー アンダーソン(JW ANDERSON)」
20:00 「ドゥルーフ カプール(DHRUV KAPOOR)」

6月20日(月)
9:30 「ジョーワン(JOEONE)」
10:30/11:30 「ジョルジオ アルマーニ(GIORGIO ARMANI)」
19:00 「ゼニア(ZEGNA)」

6月21日(火)※デジタル発表
10:00 「チルドレン・オブ・ザ・ディスコーダンス(CHILDREN OF THE DISCORDANCE)」
10:30 「チャールズ ジェフリー ラバーボーイ(CHARLES JEFFREY LOVERBOY)」
11:00 「MTLスタジオ(MTL STUDIO)」
11:30 「レヴェナント RV NT(REVENANT RV NT)」
12:00 「セルダー(SERDAR)」

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「マノロ ブラニク」と「ビルケンシュトック」のコラボ第2弾 ビニール素材や水玉模様の夏向けモデル

 英国のシューズブランド「マノロ ブラニク(MANOLO BLAHNIK)」と「ビルケンシュトック(BIRKENSTOCK)」は6月23日、コラボコレクションの第2弾を発売する。両ブランドの公式サイト、「マノロ ブラニク」の店舗、一部の小売店などで取り扱う。

 コレクションは、「ビルケンシュトック」の人気モデル“アリゾナ(Arizona)”と“ボストン クロッグ(Boston Clogs)”、コラボモデルの“ロドラ(Rodra)”の3タイプで展開。価格はそれぞれ、470ドル(約5万9000円)、540ドル(約6万8000円)、510ドル(約6万4000円)。“アリゾナ”は白と黒の2色をそろえ、ビニール素材のストラップでデコレーション。“ボストン クロッグ“と“ロドラ”には一部ヘアカーフ素材を使用し、「マノロ ブラニク」が得意とする水玉模様をデザインに取り入れた。

 「マノロ ブラニク」と「ビルケンシュトック」は22年3月に、第一回目となるコラボを発表した。「マノロ ブラニク」のシグネチャーであるベルベット生地やクリスタルのバックルを使ったコラボアイテムは、発売数時間で売り切れとなった。

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「マノロ ブラニク」と「ビルケンシュトック」のコラボ第2弾 ビニール素材や水玉模様の夏向けモデル

 英国のシューズブランド「マノロ ブラニク(MANOLO BLAHNIK)」と「ビルケンシュトック(BIRKENSTOCK)」は6月23日、コラボコレクションの第2弾を発売する。両ブランドの公式サイト、「マノロ ブラニク」の店舗、一部の小売店などで取り扱う。

 コレクションは、「ビルケンシュトック」の人気モデル“アリゾナ(Arizona)”と“ボストン クロッグ(Boston Clogs)”、コラボモデルの“ロドラ(Rodra)”の3タイプで展開。価格はそれぞれ、470ドル(約5万9000円)、540ドル(約6万8000円)、510ドル(約6万4000円)。“アリゾナ”は白と黒の2色をそろえ、ビニール素材のストラップでデコレーション。“ボストン クロッグ“と“ロドラ”には一部ヘアカーフ素材を使用し、「マノロ ブラニク」が得意とする水玉模様をデザインに取り入れた。

 「マノロ ブラニク」と「ビルケンシュトック」は22年3月に、第一回目となるコラボを発表した。「マノロ ブラニク」のシグネチャーであるベルベット生地やクリスタルのバックルを使ったコラボアイテムは、発売数時間で売り切れとなった。

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「ジャックムス」のCEOに、「パコ ラバンヌ」の前トップが就任 ビューティに進出か

 ジャックムス(JACQUEMUS)の最高経営責任者(CEO)に、パコ ラバンヌ(PACO RABANNE)のバスティアン・ダグザン(Bastien Daguzan)前ジェネラル・ディレクターが5月20日付で就任した。これまでは創業者のサイモン・ポート・ジャックムス(Simon Porte Jacquemus)=クリエティブ・ディレクターがCEO職も兼任していた。

 ダグザン新CEOは、1984年フランス生まれ。2009年から13年までクリス ヴァン アッシュ(KRIS VAN ASSCHE)でデベロップメント・ディレクターを務めた後、13年にルメール(LEMAIRE)のCEOに就任。17年3月にプーチ(PUIG)が擁するパコ ラバンヌのジェネラル・ディレクターに就任してからは、同ブランドのリブランディングを指揮し、2年間で売り上げを3倍に伸ばした。また、アパレルとフレグランスの連携を促す“ワン・ラバンヌ(ONE RABANNE)”戦略を実施し、19年にはフレグランス“パコレクション(PACOLLECTION)”をローンチした。

 「ジャックムス」は、ジャックムス=クリエティブ・ディレクターが09年にアトリエを構えたところからスタート。10年秋冬シーズンに初コレクションを披露して注目を集め、13年春夏からはパリ・ファッション・ウイークの公式スケジュールでコレクションを発表している。上場していないため決算を開示していないが、18年の売上高は1150万ユーロ(約15億円)だったという。また、19年には2300万〜2500万ユーロ(約31億〜33億円)の売り上げを見込んでいるとジャックムス=クリエティブ・ディレクターは当時、米「WWD」のインタビューで語っている。

 「ジャックムス」はプーチと協業してビューティ分野に進出すると一部の海外メディアが21年10月に報じたものの、現時点で正式な発表はされていない。しかし、最近ジャックムスが裁判所に提出した書類によれば、ジャックムス ラ ボーテ(JACQUEMUS LA BEAUTE)という会社のプレジデントとして、ジャックムス=クリエティブ・ディレクターの名前が記載されているという。

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勢い増すセレブ発ビューティブランドブーム あのブランドはどこのメーカー?

 昨今、ビューティブランドを手掛けるセレブが続出している。グウェン・ステファニー(Gwen Stefani)の「ギブ(GXVE)」からヘイリー・ビーバー(Hailey Bieber)のスキンケアライン「ロード(RHODE)」、リアーナ(Rihanna)の「フェンティ(FENTY)」まで、セレブのビューティブランドのローンチが絶えない。これらのブランドはセレブが一から作っているように見えるかもしれないが、インキュベーター企業や投資家、メーカーなどが裏でサポートしているケースがほとんどだ。ここでは、セレブのビューティブランドを裏で支える企業を一覧で紹介する。

 ジェシカ・アルバ(Jessica Alba)のザ オネスト(THE HONEST CO.)はナスダックに上場し、ライトスピード ベンチャー パートナーズ(LIGHTSPEED VENTURE PARTNERS)やLキャタルトン(L CATTERTON)をはじめとする投資企業が出資。

 ドリュー・バリモア(Drew Barrymore)の「フラワー ビューティ(FLOWER BEAUTY)」はセレブコスメの先駆者の一つ。ブランドインキュベーター・メーカーのメイサ(MAESA)が製造する。

 クリステン・ベル(Kristen Bell)のCBDパーソナルケアブランド「ハッピー ダンス(HAPPY DANCE)」はCBDメーカーのクロノス グループ(CRONOS GROUP)の傘下として2020年にデビュー。

 ヘイリー・ビーバー(Hailey Bieber)がこれからローンチするスキンケアブランド「ロード(RHODE)」はワン ラグジュアリー グループ(ONE LUXURY GROUP)をはじめとする投資企業が出資。

 ミリー・ボビー・ブラウン(Millie Bobby Brown)はビーチ ハウス グループ(BEACH HOUSE GROUP)とビューティブランド「フローレンス バイ ミルズ(FLORENCE BY MILLS)」をローンチ。ミリーは主導権を握り、ビーチ ハウス グループは少数株式を所有する。

 プリヤンカー・チョープラ(Priyanka Chopra)のヘアケアブランド「アノマリー(ANOMALY)」はメイサが手掛ける。

 カミラ・コエロ(Camila Coehlo)はビューティ・ライフスタイルビジネス「エラルズ(ELALUZ)」をラグジュアリー ブランド パートナーズ(LUXURY BRAND PARTNERS)とローンチ。

 シンディ・クロフォード(Cindy Crawford)の「ミーニングフル ビューティ(MEANINGFUL BEAUTY)」はガシー・レンカー(GUTHY RENKER)が手掛ける。

 ビリー・アイリッシュ(Billie Eilish)は初のフレグランス“アイリッシュ”を21年にパーラックス(PARLUX)とともにデビューした。

 ベッキー・G(Becky G)はインキュベーター企業のメイドバイ コレクティブ(MADEBY COLLECTIVE)と共にメイクアップブランド「トレスルーチェ ビューティ(TRESLUCE BEAUTY)」を手掛ける。

 レディ・ガガ(Lady Gaga)は19年にメイクアップブランド「ハウス ラボ(HAUS LABS)」をローンチ。ライトスピード ベンチャー パートナーズが投資している。

 セレーナ・ゴメス(Selena Gomez)のメイクアップブランド「レア ビューティ(RARE BEAUTY)」はニッキー・エスラミ(Nikki Eslami)が投資している。ニッキーはニュー セオリー ベンチャーズ(NEW THEORY VENTURES)の共同創業者で、同社はグウェン・ステファニーの「ギブ」にも出資している。

 アリアナ・グランデ(Ariana Grande)のメイクアップブランド「R.E.M. ビューティ(R.E.M. BEAUTY)」はフォルマ ブランズ(FORMA BRANDS)が手掛ける。

 タラジ・P・ヘンソン(Taraji P.Hensen)はヘア・ボディーケアライン「TPH バイ タラジ」をメイサと共にローンチ。メイサは投資企業、ベイン キャピタル(BAIN CAPITAL)の傘下だ。

 パリス・ヒルトン(Paris Hilton)のフレグランスラインはパーラックス(PURLUX)が製造する。

 カイリー・ジェンナー(Kylie Jenner)の「カイリー・コスメティックス(KYLIE COSMETICS)」は世界で10番目に大きなビューティ企業、コティ(COTY)傘下。

 スカーレット・ヨハンソン(Scarlett Johansson)は今年頭にスキンケアブランド「ザ アウトセット」をローンチ。ザ ナジャフィ カンパニーズ(THE NAJAFI COS.)が支援している。

 キム・カーダシアン(Kim Kardashian)のビューティブランド「KKW ビューティ」はコティ(COTY)が株式20%を所有する。

 ケシャ(Kesha)は19年にヒップドット(HIPDOT)とビューティブランド「ケシャ ローズ」をローンチ。

 マシン・ガン・ケリー(Machine Gun Kelly)のネイルポリッシュライン「アンダン ラッカー(UN/DN LAQR)」はブランドインキュベーターのアンリステッド ブランド ラボ(UNLISTED BRAND LAB)と作っている。

 アリシア・キーズ(Alicia Keys)はE.L.Fビューティ(E.L.F BEAUTY)と共にビューティ・パーソナルケアライン「キーズ ソウルケア(KEYS SOULCARE)」をデビューさせた。

 ジェニファー・ロペス(Jennifer Lopez)の「Jロー ビューティ(JLO BEAUTY)」はガシー・レンカーと共同開発している。

 大坂なおみのスキンケアブランド「キンロ(KINLO)」はAフレーム(A-FRAME)、イニシャライズド キャピタル(INITIALIZED CAPITAL)、エンデヴァー(ENDEAVER)などの投資企業に加え、ビリー・ジーン・キング(Billie Jean King)やデジレ・グルーバー(Desiree Gruber)など個人投資家が支援している。

 グウィネス・パルトロー(Gwyneth Paltrow)のビューティ・ライフスタイルビジネス、グープ(GOOP)はグレイクロフト(GREY CROFT)、ライトスピード ベンチャー パートナーズ、フェリックス キャピタル(FELIX CAPITAL)などの投資企業が出資。

 アディソン・レイ(Addison Rae)のメイクアップブランド「アイテム ビューティ(ITEM BEAUTY)」はメイドバイ コレクティブと共同開発している。

 セレブブランドの先駆者、リアーナ(Rihanna)は2017年に「フェンティ ビューティ(FENTY BEAUTY)」をローンチ。LVMHモエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON)傘下のケンドー(KENDO)事業部が手掛けている。

 トレイシー・エリス・ロス(Tracee Ellis Ross)のビューティブランド「パターン ビューティ(PATTERN BEAUTY)」はビーチ ハウス グループやザ ナジャフィ カンパニーズなどが支援する。

 グウェン・ステファニーは今年、ニッキー・エスラミのニュー セオリー ベンチャーズと共に「ギブ」をローンチした。

 ケイト・アプトン(Kate Upton)は投資企業のライオン キャピタル(LION CAPITAL)が支援するインキュベーター、ハッチビューティブランズ(HATCHBEAUTY BRANDS)とビューティ・ウエルネスライン「ファンド アクティブ(FOUND ACTIVE)」を手掛ける。

 ジョナサン・ヴァン・ネス(Jonathan Van Ness)のヘアケアライン「JVN」はバイオテクノロジー企業のアミリス(AMYRIS)が支援する。

 ナオミ・ワッツ(Naomi Watts)はビューティ小売りのオンダ ビューティ(ONDA BEAUTY)を共同創設し、現在はアミリス傘下になっている。

 ロージー・ハンティントン・ホワイトリー(Rosie Huntington-Whiteley)の「ローズ インク(ROSE INC.)」はアミリスが支援。

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「ロベルト カヴァリ」がファウスト・プリージによる初のクチュールを発表 カンヌ国際映画祭で本格披露

 「ロベルト カヴァリ(ROBERTO CAVALLI)」は、2020年10月に就任したファウスト・プリージ(Fausto Puglisi)=クリエイティブ・コンサルタントが手掛ける初のクチュール・カプセルコレクションを発表した。まず、5月17日には5ルックの写真を先行公開。他のルックは、同28日まで開催中のカンヌ国際映画祭でレッドカーペットを歩くセレブリティーが着用し、披露されるようだ。

 同コレクションでは、ブランドのシグネチャーである大胆で官能的な女性らしさを、プリージのモダンで折衷的な視点を通して再解釈。レースやシルクシフォンといった透け感のある素材や複雑なカットアウト、スパンコールやラインストーンを用いたぜいたくな刺しゅう、象徴的なアニマルプリントをふんだんに取り入れ、職人技が光るグラマラスなイブニングガウンやミニドレスを提案する。

 かつてロサンゼルスを拠点にしていたイタリア・シチリア出身のプリージは、映画業界や音楽業界とのつながりが深い。その強みを生かし、現職就任以降、「ロベルト カヴァリ」の知名度とセレブ御用達ブランドという地位を取り戻すことに成功している。例えば、最近ではミュージシャンのドジャ・キャット(Doja Cat)やアニッタ(Anitta)、メーガン・ジー・スタリオン(Megan Thee Stallion)らがコーチェラやグラミー賞でカスタマイズされたコレクションルックを着用。ジェニファー・ロペス(Jennifer Lopez)やシアラ(Ciara)、リリー・ジェームス(Lily James)、ナオミ・スコット(Naomi Scott)、ハレ・ベイリー(Halle Bailey)も同ブランドのルックでステージやレッドカーペットに登場している。

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「ザ・ノース・フェイス」が好調で「ヴァンズ」の伸び悩みを克服 親会社が決算発表

 「ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)」や「ティンバーランド(TIMBERLAND)」などを擁するVFコーポレーション(VF CORPORATION)の2022年度第4四半期(22年2~4月)は、増収減益だった。売上高は前年同期比9%増の28億ドル(約3430億円)、純利益は同9.7%減の8090万ドル(約102億7400万円)だった。かつての買収に絡む課税が純利益を押し下げた。

 ブランド別の売上高は、「ヴァンズ(VANS)」がもっとも大きいものの前年同期並みの9億9120万ドル(約1258億円)。次ぐ「ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)」は同24%増の7億6950万ドル(約977億円)と好調を維持した。「ティンバーランド(TIMBERLAND)」は同9%増の4億3490万ドル(約552億3000万円)、「ディッキーズ(DICKIES)」は同7%増の1億9700万ドル(約250億円)だった。20年に買収した「シュプリーム(SUPREME)」を含む「そのほかのブランド」の売り上げは、同11%増の4億3210万ドル(約548億7600万円)だった。スティーブ・レンドル(Steve Rendle)会長兼社長兼最高経営責任者は、「戦略的な優先事項は当初の予定より順調に進み、結果には満足している。一方、多くのブランドは成長したが、未だ可能性は大きい」とコメントした。

 「ヴァンズ」については、①ブランドのコアプロダクトで売り上げの2/3を占めるクラシックな商材が、エッジーな商品開発の影に隠れてしまったこと②パンデミックの影響は大きく、コラボレーションについても競合との競り合いが激しいこと③特に中国におけるコロナの影響が大きいこと、が伸び悩みの要因と分析している。ただ中国のコロナ禍は今が最悪期で、来月には改善に向かうだろうと予測している。

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伊メンズ「コルネリアーニ」が、「Z ゼニア」などを手がけてきたデザイナーを起用 ブランド再建にまい進

 イタリアのメンズブランド「コルネリアーニ(CORNELIANI)」は、イギリス出身のデザイナーのポール・サリッジ(Paul Surridge)を起用すると発表した。ポールが手掛ける初のコレクションは6月、2023年春夏ミラノ・メンズ・コレクションで発表する。サリッジは、クリストファー・ベイリー(Christopher Bailey)時代の「バーバリー(BURBERRY)」を皮切りに、「カルバン・クライン(CALVIN KLEIN)」や「ジル サンダー(JIL SANDER)」でキャリアを積み、11~14年には「Z ゼニア(Z ZEGNA)」でクリエイティブ・ディレクターを務めた。その後は「アクネ ストゥディオズ(ACNE STUDIOS)」でクリエティブ・コンサルタントとして働いていた。

 サリッジが手掛けるのは、「コルネリアーニ」が20年の春夏に立ち上げた「サークル・コレクション」というラインだ。これは、ブランドのサステナブルへの取り組みを表現したもので、環境問題に敏感な若い世代をターゲットに据えているという。コルネリアーニは、「彼は才能豊かで、前衛的で、デザイナーとしての経験も長い。情熱に溢れたデザイナーだ」と評価している。

 コルネリアーニ社の株式は現在、バーレーンを拠点とするインベストコープ(INVESTCORP)社が大半を所有。コルネリアーニは昨年、インベストコープと投資会社のインヴィタリア(INVITALIA)のサポートを得て新体制を発足し、ブランドの再構築計画を発表した。これについてコルネリアーニは、「サリッジは、ブランドの重要な局面において大きな成果をあげてくれるだろう」としている。一方のサリッジは、「新たな道を探索し、ブランドの遺産とイノベーションを融合させたい。『コルネリアーニ』は、イタリアのクラフツマンシップを体現したブランド。新たなエレガンスを表現したデザインを心がけ、テーラリングをモダンなシルエットや快適な素材、落ち着いたカラーパレットで表現したい」と意欲を語った。

 「コルネリアーニ」は、日本ではアパレルメーカーの大賀が手がけている。現在の店舗は、伊勢丹新宿本店メンズ館、日本橋三越本店、東急百貨店本店、大丸うめだ本店、福屋広島駅前店、岩田屋本店。

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伊メンズ「コルネリアーニ」が、「Z ゼニア」などを手がけてきたデザイナーを起用 ブランド再建にまい進

 イタリアのメンズブランド「コルネリアーニ(CORNELIANI)」は、イギリス出身のデザイナーのポール・サリッジ(Paul Surridge)を起用すると発表した。ポールが手掛ける初のコレクションは6月、2023年春夏ミラノ・メンズ・コレクションで発表する。サリッジは、クリストファー・ベイリー(Christopher Bailey)時代の「バーバリー(BURBERRY)」を皮切りに、「カルバン・クライン(CALVIN KLEIN)」や「ジル サンダー(JIL SANDER)」でキャリアを積み、11~14年には「Z ゼニア(Z ZEGNA)」でクリエイティブ・ディレクターを務めた。その後は「アクネ ストゥディオズ(ACNE STUDIOS)」でクリエティブ・コンサルタントとして働いていた。

 サリッジが手掛けるのは、「コルネリアーニ」が20年の春夏に立ち上げた「サークル・コレクション」というラインだ。これは、ブランドのサステナブルへの取り組みを表現したもので、環境問題に敏感な若い世代をターゲットに据えているという。コルネリアーニは、「彼は才能豊かで、前衛的で、デザイナーとしての経験も長い。情熱に溢れたデザイナーだ」と評価している。

 コルネリアーニ社の株式は現在、バーレーンを拠点とするインベストコープ(INVESTCORP)社が大半を所有。コルネリアーニは昨年、インベストコープと投資会社のインヴィタリア(INVITALIA)のサポートを得て新体制を発足し、ブランドの再構築計画を発表した。これについてコルネリアーニは、「サリッジは、ブランドの重要な局面において大きな成果をあげてくれるだろう」としている。一方のサリッジは、「新たな道を探索し、ブランドの遺産とイノベーションを融合させたい。『コルネリアーニ』は、イタリアのクラフツマンシップを体現したブランド。新たなエレガンスを表現したデザインを心がけ、テーラリングをモダンなシルエットや快適な素材、落ち着いたカラーパレットで表現したい」と意欲を語った。

 「コルネリアーニ」は、日本ではアパレルメーカーの大賀が手がけている。現在の店舗は、伊勢丹新宿本店メンズ館、日本橋三越本店、東急百貨店本店、大丸うめだ本店、福屋広島駅前店、岩田屋本店。

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ビヨンセの「アイビーパーク」、「アディダス」の“スタンスミス”を再解釈した新作コラボスニーカーを発売

 「アディダス(ADIDAS)」とビヨンセ(Beyonce)のブランド「アイビーパーク(IVY PARK)」は27日、“スーパースリーク(Super Sleek)”シリーズから、新作のコラボスニーカー“ウィー スタン サマー(We Stan Summer)”を発売する。「アディダス」のクラシックモデル“スタンスミス(Stan Smith)”を再解釈し、“サンバ(Samba)”モデルのシュータン要素も取り入れたデザインに仕上げた。アッパーはキャンバスとレザーを使用し、三本のファスナーストラップを搭載。グリーンのラインでアクセントを加えた。スニーカーは税込1万6000円、同コレクションのソックスは3足セットを同4389円で販売する。

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アンダーアーマーの社長兼CEOが退任へ 後任は未定、COOが暫定的に昇格

 アンダーアーマー(UNDER ARMOUR)は、パトリック・フリスク(Patrik Frisk)社長兼最高経営責任者(CEO)が6月1日付で退任することを発表した。同氏は9月1日までアドバイザーとして同社に残る。後任は未定で、当面はコリン・ブラウン(Colin Browne)最高執行責任者(COO)が暫定的に社長兼CEOを務める。

 フリスク社長兼CEOは、2017年7月に社長兼COOとしてアンダーアーマーに入社。創業者であるケビン・プランク(Kevin Plank)前社長兼CEOがエグゼクティブチェアマン兼ブランドチーフに就任したことに伴い、20年1月に現職に昇格した。アンダーアーマーに加わる前は、シューズとアクセサリーをグローバルに展開するアルド・グループ(ALDO GROUP)で CEOを務めていた。それ以前は、VFコープ(VF CORP)が擁する「ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)」「ティンバーランド(TIMBERLAND)」「ヴァンズ(VANS)」などで要職を歴任した。

 1996年に設立されたアンダーアーマーは、2005年に米ナスダック(NASDAQ)に上場するなど急成長を遂げたものの次第に失速し、17年に赤字転落。フリスク社長兼CEOの指揮の下、人員削減、卸先の整理、調達先の変更、スポーツウエアとフットウエアへの集中などを含む5カ年の再建計画を実施し、21年12月通期の売上高は前期比27.0%増の56億8346万ドル(約7331億円)、純損益は前年の5億4917万ドル(約708億円)の赤字から3億6006万ドル(約464億円)の黒字となった。

 四半期ベースで見ると、22年1〜3月期は売上高が前年同期比3.4%増の13億ドル(約1677億円)、純損益は前年の7775万ドル(約100億円)の黒字から5961万ドル(約76億円)の赤字となっているが、フリスク社長兼CEOの退任はこうした結果によるものではなく、再建計画の終了に伴うものだとプランク=エグゼクティブチェアマン兼ブランドチーフは説明した。

 同氏は、「パトリックの揺るぎないリーダーシップのおかげで、アンダーアーマーの事業基盤をしっかりと立て直すことができた。“攻め”に転じ、次の成長戦略を実行する時が来たと考えている。パトリックの後任を社内外で検討する間は、経験豊富なコリンが暫定社長兼CEOとして当社を率いていく」と語った。

 フリスク社長兼CEOは、「アンダーアーマーで、アスリートや顧客、株主、チームメイトのために働くことができて非常に光栄だったし、チームとして成し遂げたことの数々を大変誇らしく思っている。オペレーションを改善すると同時に、このアイコニックなブランドを強化することができた。コリンはアンダーアーマーや業界を深く理解しているので、シームレスに移行できるものと確信している」と述べた。

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アンダーアーマーの社長兼CEOが退任へ 後任は未定、COOが暫定的に昇格

 アンダーアーマー(UNDER ARMOUR)は、パトリック・フリスク(Patrik Frisk)社長兼最高経営責任者(CEO)が6月1日付で退任することを発表した。同氏は9月1日までアドバイザーとして同社に残る。後任は未定で、当面はコリン・ブラウン(Colin Browne)最高執行責任者(COO)が暫定的に社長兼CEOを務める。

 フリスク社長兼CEOは、2017年7月に社長兼COOとしてアンダーアーマーに入社。創業者であるケビン・プランク(Kevin Plank)前社長兼CEOがエグゼクティブチェアマン兼ブランドチーフに就任したことに伴い、20年1月に現職に昇格した。アンダーアーマーに加わる前は、シューズとアクセサリーをグローバルに展開するアルド・グループ(ALDO GROUP)で CEOを務めていた。それ以前は、VFコープ(VF CORP)が擁する「ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)」「ティンバーランド(TIMBERLAND)」「ヴァンズ(VANS)」などで要職を歴任した。

 1996年に設立されたアンダーアーマーは、2005年に米ナスダック(NASDAQ)に上場するなど急成長を遂げたものの次第に失速し、17年に赤字転落。フリスク社長兼CEOの指揮の下、人員削減、卸先の整理、調達先の変更、スポーツウエアとフットウエアへの集中などを含む5カ年の再建計画を実施し、21年12月通期の売上高は前期比27.0%増の56億8346万ドル(約7331億円)、純損益は前年の5億4917万ドル(約708億円)の赤字から3億6006万ドル(約464億円)の黒字となった。

 四半期ベースで見ると、22年1〜3月期は売上高が前年同期比3.4%増の13億ドル(約1677億円)、純損益は前年の7775万ドル(約100億円)の黒字から5961万ドル(約76億円)の赤字となっているが、フリスク社長兼CEOの退任はこうした結果によるものではなく、再建計画の終了に伴うものだとプランク=エグゼクティブチェアマン兼ブランドチーフは説明した。

 同氏は、「パトリックの揺るぎないリーダーシップのおかげで、アンダーアーマーの事業基盤をしっかりと立て直すことができた。“攻め”に転じ、次の成長戦略を実行する時が来たと考えている。パトリックの後任を社内外で検討する間は、経験豊富なコリンが暫定社長兼CEOとして当社を率いていく」と語った。

 フリスク社長兼CEOは、「アンダーアーマーで、アスリートや顧客、株主、チームメイトのために働くことができて非常に光栄だったし、チームとして成し遂げたことの数々を大変誇らしく思っている。オペレーションを改善すると同時に、このアイコニックなブランドを強化することができた。コリンはアンダーアーマーや業界を深く理解しているので、シームレスに移行できるものと確信している」と述べた。

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アンダーアーマーの社長兼CEOが退任へ 後任は未定、COOが暫定的に昇格

 アンダーアーマー(UNDER ARMOUR)は、パトリック・フリスク(Patrik Frisk)社長兼最高経営責任者(CEO)が6月1日付で退任することを発表した。同氏は9月1日までアドバイザーとして同社に残る。後任は未定で、当面はコリン・ブラウン(Colin Browne)最高執行責任者(COO)が暫定的に社長兼CEOを務める。

 フリスク社長兼CEOは、2017年7月に社長兼COOとしてアンダーアーマーに入社。創業者であるケビン・プランク(Kevin Plank)前社長兼CEOがエグゼクティブチェアマン兼ブランドチーフに就任したことに伴い、20年1月に現職に昇格した。アンダーアーマーに加わる前は、シューズとアクセサリーをグローバルに展開するアルド・グループ(ALDO GROUP)で CEOを務めていた。それ以前は、VFコープ(VF CORP)が擁する「ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)」「ティンバーランド(TIMBERLAND)」「ヴァンズ(VANS)」などで要職を歴任した。

 1996年に設立されたアンダーアーマーは、2005年に米ナスダック(NASDAQ)に上場するなど急成長を遂げたものの次第に失速し、17年に赤字転落。フリスク社長兼CEOの指揮の下、人員削減、卸先の整理、調達先の変更、スポーツウエアとフットウエアへの集中などを含む5カ年の再建計画を実施し、21年12月通期の売上高は前期比27.0%増の56億8346万ドル(約7331億円)、純損益は前年の5億4917万ドル(約708億円)の赤字から3億6006万ドル(約464億円)の黒字となった。

 四半期ベースで見ると、22年1〜3月期は売上高が前年同期比3.4%増の13億ドル(約1677億円)、純損益は前年の7775万ドル(約100億円)の黒字から5961万ドル(約76億円)の赤字となっているが、フリスク社長兼CEOの退任はこうした結果によるものではなく、再建計画の終了に伴うものだとプランク=エグゼクティブチェアマン兼ブランドチーフは説明した。

 同氏は、「パトリックの揺るぎないリーダーシップのおかげで、アンダーアーマーの事業基盤をしっかりと立て直すことができた。“攻め”に転じ、次の成長戦略を実行する時が来たと考えている。パトリックの後任を社内外で検討する間は、経験豊富なコリンが暫定社長兼CEOとして当社を率いていく」と語った。

 フリスク社長兼CEOは、「アンダーアーマーで、アスリートや顧客、株主、チームメイトのために働くことができて非常に光栄だったし、チームとして成し遂げたことの数々を大変誇らしく思っている。オペレーションを改善すると同時に、このアイコニックなブランドを強化することができた。コリンはアンダーアーマーや業界を深く理解しているので、シームレスに移行できるものと確信している」と述べた。

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リーバイス、初のDE&Iリポートを公開

 リーバイ・ストラウス(LEVI STRAUSS & CO.以下、リーバイス)はこのほど、多様性、公平性、包括性に関する報告書“ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン・インパクト・リポート 2021(DE&I Impact Report 2021)”を発表した。同社がこうしたリポートを公開するのは今回が初となる。

 同社は、チップ・バーグ(Chip Bergh)最高経営責任者(CEO)を含む全員参加型のアプローチでDE&Iを進める。実際にバーグCEOは、毎月全社員と座談会を開き、社員からのダイバーシティに関することを含めたさまざまな質問や意見に彼自身が透明性を持って回答する機会を設けている。報告書の冒頭でバーグCEOは、「DE&Iは、プラスアルファで取り組むものではなく、私たちの事業活動全体と直結するものである」と説明している。

 報告書によると、21年は前年と比較して経営層におけるラテン系の割合が5.3%から9.4%に急増、企業レベルでの黒人の割合は、5.6%から7.3%に増えた。米国内の従業員のうち黒人の割合は20年の18%から20.5%に、ラテン系は28%から36.8%に増えた。一方で経営層では白人が84.6%、アジア系が7.7%、ラテン系が7.7%、黒人は0%と大きな変化はなかった。女性の経営層の割合は、46.2%から61.5%となり、大きく進展した。また、隔年で実施する第三者機関の監査を経た結果「性別や民族による給与格差はない」と報告している。

 こうした結果にたどり着くための同社の戦略は非常にシンプルで、「複数年にわたる戦略を構築し、コミットする」「慣行、方針、文化を評価する」「現状に挑戦する」「(これらのことを)徹底して行う」という4つのステップで取り組む。エリザベス A・モリソン(Elizabeth A. Morrison)DE&Iチーフオフィサーは、「何か大がかりな計画や戦略があるわけではなく、従業員との関わり方や共感できるリーダーになる方法など、マネジメントの基本的なことをなるべくわかりやすく伝えている。大切なことは従業員の声に耳を傾け、声をあげる場所を作ることだ」と話す。

 モリソンDE&Iチーフオフィサーは、レポートを社員や社員支援グループと一緒に見直し、フィードバックを得たのち、経営幹部のアクションプラン作成に活用する。次年度に向けては、「引き続き、多様性の促進に努め、あらゆる人々にとって安心感や帰属意識を感じられる職場作りを目指す。そして今後より多くの従業員が会社全体のDE&Iに積極的に参加してくれることを期待する」という。

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空港リテールに新風 「ギャルソン」や「アクネ」も扱うコンセプトショップを「ハイスノバイエティ」が出店

 ベルリン発のオンラインメディア「ハイスノバイエティ(HIGHSNOBIETY)」は5月13日、デンマークのコペンハーゲン空港にコンセプトショップ、ゲートゼロ(GATEZERO)初の常設店をオープンした。場所は、セキュリティチェック後の出発エリア。32平方メートルの店内では、ラグジュアリーブランドやデザイナーズブランドのウエアやバッグ、シューズ、雑貨、フレグランスから、「ハイスノバイエティ」が同店のために制作した限定コレクションまでを扱う。「グッチ(GUCCI)」「バレンシアガ(BALENCIAGA)」「ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)」などに加え、「コム デ ギャルソン(COMME DES GARCONS)」や「メゾン マルジェラ(MAISON MARGIELA)」「アクネ ストゥディオズ(ACNE STUDIOS)」「ジェイダブリュー アンダーソン(JW ANDERSON)」「アンブッシュ(AMBUSH)」「1017 アリクス9SM(1017 ALYX 9SM)」といったトラベルリテールでは珍しいブランドを導入しているのもポイントだ。

 Z世代とミレニアル世代が中心読者層である「ハイスノバイエティ」の調査によると、読者の95%は今後半年以内に旅行を計画しているが、空港でショッピングをする予定なのはわずか3%のみだという。ゲートゼロは、そんな若い世代が旅行者の中心層になりつつある中、従来のトラベルリテールに変化をもたらすため、独トラベルリテール大手のゲーブル・ハイネマン(GEBR. HEINEMANN)との合弁事業として立ち上げられた。その第一弾として、2021年11月には、スイスのチューリッヒ空港に半年間限定のポップアップショップを出店。「コンセプトがうまく機能することが分かっただけでなく、考えていたよりも大きなターゲットグループを引きつけることができた」と、サイモン・ヴァイスコプフ(Simon Weisskopf)=ゲートゼロ共同マネジング・ディレクターは説明する。また、ヴィクター・チャン(Victor Chan)同マネジング・ディレクターは、「ゲートゼロは、トラベルリテールにおけるパラダイムシフトを象徴している。目指すのは、立ち並ぶショップの前を何気なく通り過ぎる乗客の心をつかむことだ。私たちは、ユニークな店内体験や差別化されたデジタルリーチ、そして空港という環境での今までにないような商品ラインアップによって、それを実現する」とコメント。「ゲートゼロは、ブランドやプロダクト、ストーリーテリングのために常に変化し続けるハブとして、店舗自体が旅の目的地になる」と話す。

 今後は、まだ空港名は明かされていないが、22年秋に新店舗オープンが決定。ゲーブル・ハイネマンが誇る世界の数多くの空港との長年にわたる信頼関係を生かし、他の空港への同コンセプトの提案にも取り組んでいるところだという。

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2022「ビルボードミュージックアワード」授賞式のレッドカーペットから、22ルックを厳選

 「ビルボード・ミュージック・アワード 2022(Billboard Music Awards 2022)」の授賞式が15日(現地時間)、アメリカのロサンゼルスで開催された。会場には、ドージャ・キャット(Doja Cat)やミーガン・ジー・スタリオン(Megan Thee Stallion)といったミュージックスターやその家族らが登場。着用ブランドと共に、会場に花を添えたレッドカーペットルックを紹介する。

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LVMH系投資会社がヘアエクステンションブランド「ベラミ」を買収

 LVMHモエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LMVH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON)系の投資会社、Lキャタルトン(L CATTERTON)傘下のビューティ インダストリー グループ(BEAUTY INDUSTRY GROUP以下、BIG)がヘアエクステンションブランド「ベラミ ヘア(BELLAMI HAIR)」を買収する。買収額は非公表だ。BIGは昨年Lキャタルトンが過半数株式を取得したヘアエクステンション企業。「ベラミ ヘア」の買収により、BIGが抱えるヘアブランドは14になる。

 「ベラミ ヘア」は2012年にニッキー・エスラーミ(Nikki Eslami)とジュリウス・サレルノ(Julius Salerno)が立ち上げたブランド。100%人毛からなるレミー毛(カラーやパーマなどの処置をしていない、人頭部から直接切った毛)を用いたエクステンションをサロンなどに直接卸している。

 現状では美容室の15〜20%がヘアエクステンションを提供しており、アメリカ人女性のわずか3%しかエクステンションを使っていない。しかし、デリック・ポーター(Derrick Porter)BIG最高経営責任者はヘアエクステンション市場に大きなポテンシャルを見出す。「昔は、エクステンションはセレブなどが着けるもので商機はないと思っていたが、ここ数年で美容師がエクステンションで収入を得ていることに気づいた。われわれの顧客のうち、約67%がエクステンションを脱毛症や細毛などの悩みの解決に使っている」。

 悩みにアプローチすることは、顧客とエモーショナルな関係性を築けるビジネスモデルだ。Lキャタルトンのアヴィク・プラマニク(Avik Pramanik)=パートナーは「ヘアエクステンションは誤解されやすいマーケット。アリアナ・グランデ(Ariana Grande)の髪型を真似したい25歳の若いファンばかりと思われがちだが、実際のところは悩みを解決したい35歳以上の顧客が大半を占めている。われわれは、そんな悩みを解決するサポートをしたい」と語る。また、髪の15〜20%を寄付するドナーからエクステンションをスタイリングする美容師まで、関わるあらゆるプレイヤーにとって利益が高いビジネスだという。

 Lキャタルトンはこれまでアットホームエクササイズバイク「ペロトン(PELOTON)や中国のフィットネス企業、ウェルズ グループ(WELLS GROUP)などに投資してきた。今回の買収は、ヘアという新たなカテゴリーの強化になる。

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「ルイ・ヴィトン」が草間彌生と再コラボ 23年1月発売予定

 「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」は、5月13日にカリフォルニア州サンディエゴ郊外で開催した2023年プレ・スプリング(クルーズ)・コレクションのショーで、草間彌生とのコラボレーションによるバッグを披露した。

 ランウエイには、草間彌生のシグネチャーである水玉模様を赤色、水色、緑色、黄色などでカラフルにあしらったバッグと、銀色の立体的な水玉模様で飾られたバッグが登場。「ルイ・ヴィトン」によれば、発売は23年1月の予定だという。なお、「ルイ・ヴィトン」と草間彌生は12年にもウエアやアクセサリーでコラボをしており、今回は“第2章”となる。

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「ルイ・ヴィトン」が草間彌生と再コラボ 23年1月発売予定

 「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」は、5月13日にカリフォルニア州サンディエゴ郊外で開催した2023年プレ・スプリング(クルーズ)・コレクションのショーで、草間彌生とのコラボレーションによるバッグを披露した。

 ランウエイには、草間彌生のシグネチャーである水玉模様を赤色、水色、緑色、黄色などでカラフルにあしらったバッグと、銀色の立体的な水玉模様で飾られたバッグが登場。「ルイ・ヴィトン」によれば、発売は23年1月の予定だという。なお、「ルイ・ヴィトン」と草間彌生は12年にもウエアやアクセサリーでコラボをしており、今回は“第2章”となる。

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トム・フォード、CFDA会長を5月末に退任 後任は今秋に任命

 アメリカファッション協議会(COUNCIL OF FASHION DESIGNERS OF AMERICA以下、CFDA)は、トム・フォード(Tom Ford)会長が5月31日付で退任することを発表した。後任は今秋に任命し、2023年1月に新会長に正式に就任する予定。22年12月末までは、スティーブン・コルブ(Steven Kolb)CFDA最高経営責任者が暫定的に会長職を兼任する。

 トムは19年3月に会長に選任され、同年6月に就任。当初の任期は2年の予定だったが、1年延長された。CFDAでは、以前はプレジデントが代表だったため、トムの前任であるダイアン・フォン・ファステンバーグ(Diane von Furstenberg)は06年にプレジデントに就任し、15年から19年まで会長を務めた。その前には、スタン・ハーマン(Stan Herman)が1991年から2006年までと長期にわたってプレジデントを務めたが、ほかは2〜4年の任期となっており、過去にはオスカー・デ・ラ・レンタ(Oscar de la Renta)やペリー・エリス(Perry Ellis)らが務めている。

 退任の発表に際し、トムは、「CFDAの会長としての目標の一つは、アメリカのファッション業界の重要性やデザイナーの優れた才能をよりグローバルに広めることだった。就任した時には、新型コロナウイルスによる世界的なパンデミックが起きることなど予想もできなかったが、未曾有の危機の中、ファッション業界は新たな事業の運営方法などを模索して成長を続けた。私たちはただ美しい衣服やアクセサリーを作り、ショーを開き、セレブにドレスを提供し、パーティーをしているだけだと思わがちだが、実際には何百万人もの人が懸命に働く3兆ドル(約387兆円)規模の市場だ。私はCFDAの会長として、現場で献身的に仕事に打ち込む人々と直に接することができて非常に光栄だったし、素晴らしい才能を持つ人々をサポートできて大変うれしく思っている。今後も、CFDAの取締役会の一員としての役割を果たしていきたい」と語った。

 現在、CFDAにはウィメンズ、メンズ、ジュエリー、アクセサリーのデザイナーなど450人以上のメンバーが所属している。トムは会長に正式に就任する前の19年5月に、長くて複雑だったニューヨーク・ファッション・ウイーク(以下、NYFW)の会期を5日間に短縮することを発表。20年5月には、英国ファッション協議会(British Fashion Council)と共同で「ファッション業界のリセット(The Fashion Industry’s Reset)」と題する声明を発表し、ファッション業界の慣例やスケジュールを見直すよう提言した。21年2月には、NYFWのカレンダーの名称をアメリカン・コレクションズ・カレンダー(American Collections Calendar)に変更し、アメリカを拠点とするデザイナーがショーの時期にかかわらず参加できるようにした。また、CFDAのデジタル・プラットフォーム「ランウエイ360(Runway360)」を構築し、オンラインでコレクションを発表できるようにした。

 CFDAはここ数年、ファッション業界における多様性、公平性、包括性(DE&I)の推進にも積極的に取り組んでいる。20年8月には、CFDAが1962年に創設されて以来初めて、有色人種の女性をプレジデントに任命。ほかにも、黒人の学生と卒業生向けのメンターシップおよびインターンプログラムの設立や、黒人コミュニティーを支援する複数の慈善団体への寄付、奨学金制度の拡充、CFDAメンバーへのDE&Iに関するトレーニングプログラムの提供など、さまざまな施策を行っている。

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トム・フォード、CFDA会長を5月末に退任 後任は今秋に任命

 アメリカファッション協議会(COUNCIL OF FASHION DESIGNERS OF AMERICA以下、CFDA)は、トム・フォード(Tom Ford)会長が5月31日付で退任することを発表した。後任は今秋に任命し、2023年1月に新会長に正式に就任する予定。22年12月末までは、スティーブン・コルブ(Steven Kolb)CFDA最高経営責任者が暫定的に会長職を兼任する。

 トムは19年3月に会長に選任され、同年6月に就任。当初の任期は2年の予定だったが、1年延長された。CFDAでは、以前はプレジデントが代表だったため、トムの前任であるダイアン・フォン・ファステンバーグ(Diane von Furstenberg)は06年にプレジデントに就任し、15年から19年まで会長を務めた。その前には、スタン・ハーマン(Stan Herman)が1991年から2006年までと長期にわたってプレジデントを務めたが、ほかは2〜4年の任期となっており、過去にはオスカー・デ・ラ・レンタ(Oscar de la Renta)やペリー・エリス(Perry Ellis)らが務めている。

 退任の発表に際し、トムは、「CFDAの会長としての目標の一つは、アメリカのファッション業界の重要性やデザイナーの優れた才能をよりグローバルに広めることだった。就任した時には、新型コロナウイルスによる世界的なパンデミックが起きることなど予想もできなかったが、未曾有の危機の中、ファッション業界は新たな事業の運営方法などを模索して成長を続けた。私たちはただ美しい衣服やアクセサリーを作り、ショーを開き、セレブにドレスを提供し、パーティーをしているだけだと思わがちだが、実際には何百万人もの人が懸命に働く3兆ドル(約387兆円)規模の市場だ。私はCFDAの会長として、現場で献身的に仕事に打ち込む人々と直に接することができて非常に光栄だったし、素晴らしい才能を持つ人々をサポートできて大変うれしく思っている。今後も、CFDAの取締役会の一員としての役割を果たしていきたい」と語った。

 現在、CFDAにはウィメンズ、メンズ、ジュエリー、アクセサリーのデザイナーなど450人以上のメンバーが所属している。トムは会長に正式に就任する前の19年5月に、長くて複雑だったニューヨーク・ファッション・ウイーク(以下、NYFW)の会期を5日間に短縮することを発表。20年5月には、英国ファッション協議会(British Fashion Council)と共同で「ファッション業界のリセット(The Fashion Industry’s Reset)」と題する声明を発表し、ファッション業界の慣例やスケジュールを見直すよう提言した。21年2月には、NYFWのカレンダーの名称をアメリカン・コレクションズ・カレンダー(American Collections Calendar)に変更し、アメリカを拠点とするデザイナーがショーの時期にかかわらず参加できるようにした。また、CFDAのデジタル・プラットフォーム「ランウエイ360(Runway360)」を構築し、オンラインでコレクションを発表できるようにした。

 CFDAはここ数年、ファッション業界における多様性、公平性、包括性(DE&I)の推進にも積極的に取り組んでいる。20年8月には、CFDAが1962年に創設されて以来初めて、有色人種の女性をプレジデントに任命。ほかにも、黒人の学生と卒業生向けのメンターシップおよびインターンプログラムの設立や、黒人コミュニティーを支援する複数の慈善団体への寄付、奨学金制度の拡充、CFDAメンバーへのDE&Iに関するトレーニングプログラムの提供など、さまざまな施策を行っている。

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ギャップCEOが「体制は整った」 とはいえ改革は道半ば、「アスレタ」の成長に期待

 アメリカのアパレル企業ギャップ(GAP)のソニア・シンガル(Sonia Syngal)最高経営責任者(CEO)は株主総会で、「2年の変革期を経て、私たちはより本業に専念できる体制を整えることができた」と語った。今後、傘下の「オールドネイビー(OLD NAVY)」と「ギャップ」、そして「バナナ・リパブリック(BANANA REPUBLIC)」は、変化に機敏に対応することで長期的な成長を目指す。

 長きに渡る変革期の間、同社は「ギャップ」と「バナナ・リパブリック」の不採算店舗を整理し、セレクトショップの「インターミックス(INTERMIX)」やバッグ&シューズの「パイパーライム(PIPERLIME)」などの非主力事業を終了してきた。シンガルCEOは昨年の成果として売上高が前年に比べて21%、コロナ前の2019年と比較しても2%アップしたとコメント。オンラインでの売上高は全体の39%を占める約64億ドル(約8256億円)に上ったほか、ロイヤリティー・プログラムの会員数が上昇、4億ドル(約516億円)を配当として投資家に還元したほか、株式の買い戻しを進めたことも成果とした。

 ブランド別では、「オールドネイビー」の売上高は90億ドル(約1兆1610億円)を突破。「ギャップ」は、ホームラインの販売をウォルマート(WALMART)で開始したほか、カニエ・ウェスト(Kanye West)改めイェ(Ye)が手掛ける「イージー(YEEZY)」とのコラボレーションライン“イージー・ギャップ”も人気だった。北米での売り上げは、19年の実績を上回ったという。「アスレタ(ATHLETA)」は、米体操選手のシモーン・バイルズ(Simone Biles)や陸上選手のアリソン・フェリックス(Allyson Felix)、歌手のアリシア・キース(Alicia Keys)とのコラボラインなどで「女性との対話が加速し、エンパワーメントしている」という。

 地域別では今後、フランスとイタリア、イギリスでのビジネス改革を進める。ギャップは昨年、英国で81の「ギャップ」店舗とアウトレットをクローズした他、「バナナ・リパブリック」はアイルランドから撤退した(ECは継続)。一方、昨秋には英国のアパレル企業ネクストと、イギリスとアイルランドにおける「ギャップ」のビジネスを再構築するジョイントベンチャーを立ち上げている。

 とはいえ、課題も多い。サプライチェーン改革は引き続き、店舗網を削減した「ギャップ」や「バナナ・リパブリック」にとっては1着あたりの空輸コストは重たくなる。プロパー販売を軌道に乗せるという至上命題は、まだまだ道半ばだ。セールに依存した「ギャップ」は、22年度の第一四半期での売上高の見通しを「1ケタ~10%台中盤の減収」と予想を引き下げている。「オールドネイビー」の売上もセールによる側面も大きく、先月にはナンシー・グリーン(Nancy Green)社長兼CEOが退任したばかり。会社は後任を探しており、暫定的にソニアCEOがビジネスを統括している。このため大手格付け会社は今年、ギャップの株を相次いで格下げしたが、モルガン・スタンレー(MORGANSTANLEY)は同社の格付けを「アンダーウエート(投資対象の組み入れ比率が基準と比べて少ないため、売りを推奨している)」から「イコールウエート」に格上げ。とはいえ、「引き続き改革が必要」と指摘している。

 会社はさらに店舗の統廃合を進める予定だ。24年までには北米で「ギャップ」と「バナナ・リパブリック」の店舗をさらに100閉じる予定で、同地域で閉店する店舗は総計350に及ぶ。一方「アスレタ」は、好調を維持している。23年までに20億ドル(約2580億円)規模に成長する見通しだ。

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ギャップCEOが「体制は整った」 とはいえ改革は道半ば、「アスレタ」の成長に期待

 アメリカのアパレル企業ギャップ(GAP)のソニア・シンガル(Sonia Syngal)最高経営責任者(CEO)は株主総会で、「2年の変革期を経て、私たちはより本業に専念できる体制を整えることができた」と語った。今後、傘下の「オールドネイビー(OLD NAVY)」と「ギャップ」、そして「バナナ・リパブリック(BANANA REPUBLIC)」は、変化に機敏に対応することで長期的な成長を目指す。

 長きに渡る変革期の間、同社は「ギャップ」と「バナナ・リパブリック」の不採算店舗を整理し、セレクトショップの「インターミックス(INTERMIX)」やバッグ&シューズの「パイパーライム(PIPERLIME)」などの非主力事業を終了してきた。シンガルCEOは昨年の成果として売上高が前年に比べて21%、コロナ前の2019年と比較しても2%アップしたとコメント。オンラインでの売上高は全体の39%を占める約64億ドル(約8256億円)に上ったほか、ロイヤリティー・プログラムの会員数が上昇、4億ドル(約516億円)を配当として投資家に還元したほか、株式の買い戻しを進めたことも成果とした。

 ブランド別では、「オールドネイビー」の売上高は90億ドル(約1兆1610億円)を突破。「ギャップ」は、ホームラインの販売をウォルマート(WALMART)で開始したほか、カニエ・ウェスト(Kanye West)改めイェ(Ye)が手掛ける「イージー(YEEZY)」とのコラボレーションライン“イージー・ギャップ”も人気だった。北米での売り上げは、19年の実績を上回ったという。「アスレタ(ATHLETA)」は、米体操選手のシモーン・バイルズ(Simone Biles)や陸上選手のアリソン・フェリックス(Allyson Felix)、歌手のアリシア・キース(Alicia Keys)とのコラボラインなどで「女性との対話が加速し、エンパワーメントしている」という。

 地域別では今後、フランスとイタリア、イギリスでのビジネス改革を進める。ギャップは昨年、英国で81の「ギャップ」店舗とアウトレットをクローズした他、「バナナ・リパブリック」はアイルランドから撤退した(ECは継続)。一方、昨秋には英国のアパレル企業ネクストと、イギリスとアイルランドにおける「ギャップ」のビジネスを再構築するジョイントベンチャーを立ち上げている。

 とはいえ、課題も多い。サプライチェーン改革は引き続き、店舗網を削減した「ギャップ」や「バナナ・リパブリック」にとっては1着あたりの空輸コストは重たくなる。プロパー販売を軌道に乗せるという至上命題は、まだまだ道半ばだ。セールに依存した「ギャップ」は、22年度の第一四半期での売上高の見通しを「1ケタ~10%台中盤の減収」と予想を引き下げている。「オールドネイビー」の売上もセールによる側面も大きく、先月にはナンシー・グリーン(Nancy Green)社長兼CEOが退任したばかり。会社は後任を探しており、暫定的にソニアCEOがビジネスを統括している。このため大手格付け会社は今年、ギャップの株を相次いで格下げしたが、モルガン・スタンレー(MORGANSTANLEY)は同社の格付けを「アンダーウエート(投資対象の組み入れ比率が基準と比べて少ないため、売りを推奨している)」から「イコールウエート」に格上げ。とはいえ、「引き続き改革が必要」と指摘している。

 会社はさらに店舗の統廃合を進める予定だ。24年までには北米で「ギャップ」と「バナナ・リパブリック」の店舗をさらに100閉じる予定で、同地域で閉店する店舗は総計350に及ぶ。一方「アスレタ」は、好調を維持している。23年までに20億ドル(約2580億円)規模に成長する見通しだ。

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「マーク BY マーク ジェイコブス」や「カルバン・クライン ジーンズ」のデザイナーがアーティストに転向

 「マーク BY マーク ジェイコブス(MARC BY MARC JACOBS)」や「カルバン・クライン ジーンズ(CALVIN KLEIN JEANS)」などを手がけてきたルエラ・バートリー(Luella Bartley)が、ファッションデザイナーから芸術家に転向した。同じくデザイナーからアーティストに転向したサラ・バーマン(Sara Berman)と共催する展覧会「Armoured」は6月11日まで、ロンドンのKHギャラリーで開かれている。2人のアーティストは彫刻や絵画などを通して、ファッションデザイナーだった頃と変わらず、女性の体の曲線美や複雑さなどに迫っている。バーマンの作品がカラフルなのに対し、バートリーのアプローチは硬質的だ。純白の彫刻は手足が奇妙な方向に折りたたまれ、裸の女性を描いた作品ではプロポーションを誇張。バーマンが洋服をまとった女性を描いたのに対し、バートリーは裸の女性と向き合っている。米「WWD」が、バートリーに話を聞いた。

米「WWD」(以下、WWD):芸術活動を始めたのは、いつ頃?

ルエラ・バートリー(以下、バートリー):ファッション界を離れてしばらくしてから、です。仕事を休んですぐ、「私は、止まることができないんだ」と感じました。そして「何かを描いて、言語化できない思いを探ってみたい」という衝動に駆られました。だから描いて、描いて、描いて。誰かに見せる予定なんてないのに、創作意欲が爆発したんです。とても自然な流れで、結果、良い方向につながったと思っています。

WWD:自分をどんなアーティストだと思っている?

バートリー:私のアプローチは、「自分と格闘すること」。ドローイングは鋭い鉛筆と、まるで刀の様なブラシで描いています。一方の彫刻は、石膏です。

WWD:ファッションデザイナーとしてのキャリアは、今の創作活動にも役立っている?

バートリー:ファッション業界にいた頃から、私はずっと「女性と、彼女たちの体への意識、セクシャリティ、そしてフェミニニティ」について考えてきました。でもファッションの世界では、イメージが先行していた。それは仮面の様なもので、意識は常に体の外側にあったんです。でも今は、私自身が全てをさらけ出し、ありのままの、裸の、何にも覆われていない「女性と、彼女たちの体への意識、セクシャリティ、そしてフェミニニティ」について考えています。それは繊細ながら勇敢で、とても興味深いんです。仮面を考えていたデザイナーだった頃と比較すると、今は内臓にも興味を向けている感じです。

WWD:今後、ファッション業界にカムバックする可能性は?

バートリー:すぐに戻ることはないでしょう。今は、アートの世界を極めたい。今はまだ進化の途中だと思っています。探索したいことが、まだまだたくさんありますから。

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「ナイキ」×「オフ-ホワイト」などのスニーカーが競売に ヴァージルのサイン入りも

 パリのオークションハウス、ミロン(MILLON)は15日、「ヴェンテ・ラビング・スニーカーズ(Vente Loving Sneakers)」と題したスニーカーのオークションを開催した。落札総額は12万ユーロ(約1600万円)だった。

 オークションの広報担当によると、「オフ-ホワイト ヴァージル アブロー(OFF-WHITE c/o VIRGIL ABLOH以下、オフ-ホワイト)」と「ナイキ(NIKE)」のコラボモデル、“ナイキ エア ジョーダン 1 レトロ ハイ オフ-ホワイト(NIKE AIR JORDAN 1 RETRO HIGH OFF-WHITE)”に故ヴァージル・アブロー(Virgil Abloh)がサインしたものが1万6120ユーロ(約216万円)で落札され、同オークションの最高額を記録。「ディオール(DIOR)」と「ナイキ」がコラボした“ジョーダン1 レトロ ハイ ディオール(JORDAN 1 RETRO HIGH DIOR)”が9672ユーロ(約129万円)、「オフ-ホワイト」と「ナイキ」によるデザインプロジェクト“ザ テン(THE TEN)”の“エア ヴェイパーマックス オフ-ホワイト(AIR VAPORMAX OFF-WHITE)”が1240ユーロ(約16万円)と続いた。

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ミランダ・カーのスキンケアブランド「コーラ オーガニックス」がクライメイト・ニュートラルに

 ミランダ・カー(Miranda Kerr)が手掛けるオーガニックスキンケアブランド「コーラ オーガニックス(KORA ORGANICS)がクライメイト・ニュートラル(気候中立)認証を得た。非営利団体クライメイト・ニュートラル(CLIMATE NEUTRAL)と協業し、2021年分の温室効果ガス排出量をオフセット(相殺)できたという。気候中立とは、人や企業、団体などが、活動により排出する温室効果ガスをオフセットする取り組み。カーボンニュートラルが二酸化炭素にフォーカスするのに対し、クライメイト・ニュートラルはメタンガスなど温室効果ガス全てをオフセットする。

 2022フェアチャイルド メディア サステナビリティ フォーラム(2022 Fairchild Media Sustainability Forum)でミランダは「原料から製造まで、あらゆるステップでサステナビリティを意識している。今後は二酸化炭素排出量を減らすることにさらに力を入れる」と話した。クライメイト・ニュートラルを実現できたことについて「大変だったけれど誇りに思う。カーボンクレジットを購入したり、気候変動に対して取り組むさまざまなプロジェクトに貢献した。常に自社のカーボンフットプリントを削減し、よりサステナブルなビジネスの構築を目指している」と振り返った。

 今後は今後一年間で空輸を20%減らし、30年までにオフィスで使用する電気やガスの量を50%削減することを目標に掲げる。ペース グループ(PACE GROUP)と協業して植樹活動に取り組むほか、リサイクル・リサイクル可能・レフィル可能・生分解性の原料をパッケージに可能な限り使うという。

 ミランダはブランドを立ち上げ当時から第三者機関やエキスパートにビジネスを監査してもらうことにこだわっている。「最初から製品は独立した機関である国連経済社会理事会(ECOSOC)からオーガニック認証を受けている。彼らはわれわれの原料が真にオーガニックで栽培方法も倫理的でサステナブルかを厳しくチェックしており、原料調達から製造まで、彼らの認証なしに活動できない。パッケージや製品の載せる文字まで、全てECOSOCのチェックを経ているの。でもこれによって、消費者が本当に信頼してわれわれの製品を購入できるようになる」。

 オーストラリア出身のミランダは13歳の時に母親が脾臓がんと診断され、それ以来健康やウエルネス、環境とのつながりに対する考えを見直させられたという。「家族全員で、健康的な選択肢を常に模索していた。私たちが知らないうちに健康被害を及ぼしているものが家の中にたくさんあることに気づき、それをきっかに食品から掃除用品、ヘアケア、スキンケアまで全てをオーガニックのものに変えた」。このことを友人に話したところ、オーガニックのエッセンシャルオイルを作っているメーカーを紹介してくれて、そこから「コーラ オーガニックス」が始まったのだという。

 最近はレフィル可能なパッケージにこだわるミランダ。セフォラ(SEPHORA)で唯一のオーガニックブランドとして、オーガニックというブランドDNAから離れることなく、今後も新製品を作るという。「数ある研究によると、オーガニック原料はそうでないものに比べ抗酸化物質を60%も高く含んでいるそう。そのためわれわれの製品はパラベンや硫酸塩、GMO、人工着色料・香料を含まないだけでなく、肌が喜ぶ栄養素がたくさん含まれているの」。

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「マルベリー」、シグネチャーバッグ“リリー”の新作発売 初のカーボンニュートラルなコレクション

 英国ブランドの「マルベリー(MULBERRY)」は、初のカーボンニュートラルなコレクション“リリー ゼロ(LILY ZERO)”を発売した。これはシグネチャーバッグである“リリー”をカーボンニュートラルなレザーで仕立てたもので、サイズやモデルによって5〜7色で展開。価格は税込15万150〜16万9950円。

 カーボンニュートラルとは、地球温暖化の一因である炭素の排出量と吸収量を同じにすることで中立にする概念。“リリー ゼロ”は、英国にある「マルベリー」のカーボンニュートラルな自社工場で生産されている。また、自然環境保護団体ワールド・ランド・トラスト(World Land Trust)と協定を結び、梱包や輸送などにおける炭素排出量もオフセット(相殺)しているという。

 ティエリー・アンドレッタ(Thierry Andretta)=マルベリー最高経営責任者は、「当社は2035年までにネットゼロ(二酸化炭素や温室効果ガスの排出量を吸収量などと合わせて正味ゼロにすること)の達成を目指しているが、“リリー ゼロ”によってまた一歩その目標に近づいた。2021年に発表したマニフェストにもあるように、今後もサステナブルな未来の実現に向けて尽力していきたい」と語った。

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「マルベリー」、シグネチャーバッグ“リリー”の新作発売 初のカーボンニュートラルなコレクション

 英国ブランドの「マルベリー(MULBERRY)」は、初のカーボンニュートラルなコレクション“リリー ゼロ(LILY ZERO)”を発売した。これはシグネチャーバッグである“リリー”をカーボンニュートラルなレザーで仕立てたもので、サイズやモデルによって5〜7色で展開。価格は税込15万150〜16万9950円。

 カーボンニュートラルとは、地球温暖化の一因である炭素の排出量と吸収量を同じにすることで中立にする概念。“リリー ゼロ”は、英国にある「マルベリー」のカーボンニュートラルな自社工場で生産されている。また、自然環境保護団体ワールド・ランド・トラスト(World Land Trust)と協定を結び、梱包や輸送などにおける炭素排出量もオフセット(相殺)しているという。

 ティエリー・アンドレッタ(Thierry Andretta)=マルベリー最高経営責任者は、「当社は2035年までにネットゼロ(二酸化炭素や温室効果ガスの排出量を吸収量などと合わせて正味ゼロにすること)の達成を目指しているが、“リリー ゼロ”によってまた一歩その目標に近づいた。2021年に発表したマニフェストにもあるように、今後もサステナブルな未来の実現に向けて尽力していきたい」と語った。

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「カルティエ」が「グッチ」提唱の“CEO カーボンニュートラルチャレンジ”に参加

 「カルティエ(CARTIER)」はこのほど、「グッチ(GUCCI)」のマルコ・ビッザーリ(Marco Bizzari)最高経営責任者(CEO)が提唱する“CEO カーボンニュートラルチャレンジ(CEO Carbon Neutral Challenge)”への参加を表明し、気候危機への対策を優先的に実行することを誓約した。

 2019年にビッザーリCEOは、業種の垣根を超えたさまざまな企業に向けた公開書簡で温室効果ガス(GHG)の排出量を減らすための迅速な対策を呼びかけた。気候危機や生物多様性の損失に対する解決策を見つけると同時に、企業の説明責任を果たすように求めた。これには、ラグジュアリーブランドの中古品を扱う会員制ECサイトを運営するザ・リアルリアル(THE REALREAL)、大手ソフトウエア企業のSAPなどが参加している。

 「カルティエ」は、20年からサプライチェーン全体でカーボンフットプリントの測定を進めている。21年にはSBTiに加盟。再生可能エネルギーへの切り替えを進め、30年までに二酸化炭素排出量を46%削減することを目指す。新たに“CEO カーボンニュートラルチャレンジ”の参加企業として、事業全体のGHG排出量に関する説明責任を果たし、排出量削減に向けて優先的に取り組む姿勢を示した。また、削減できなかった排出量に関しては、生態系の保護につながる方法により年単位でオフセット(相殺)していく。

 シリル・ヴィニュロン(Cyrille Vigneron)=カルティエインターナショナル プレジデント兼CEOは、「持続可能な業界への転換は、企業間の協力なしには達成できないだろう。生物多様性を保護し、地球にポジティブなインパクトを与えることは世界市民の一員としての義務だ。このチャレンジにより多くの企業が参加することを望む」とコメントした。

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ケリングと「カルティエ」がジュエリー業界のサステナビリティを推進する「ウオッチ&ジュエリー イニシアティブ2030」を正式に発足

 ケリング(KERING)と「カルティエ(CARTIER)」は、ジュエリー業界のサステナビリティを推進するパートナーシップ「ウオッチ&ジュエリー イニシアティブ2030(WATCH & JEWELRY INITIATIVE 2030以下、イニシアティブ2030)」を正式に発足した。元々は「責任ある宝飾品業のための協議会(Responsible Jewellery Council 以下、RJC)」との協業を予定していたが、同協議会がロシア企業との関わりを断たないことを不服とし、ケリングと「カルティエ」の親会社であるコンパニー フィナンシエール リシュモン(COMPAGNIE FINANCIERE RICHEMONT以下、リシュモン)が脱退。今回、スイスのジュネーブで開催された「ウオッチ&ワンダー ジュネーブ(WATCHES & WONDERS GENEVA)」見本市で「イニシアティブ2030」の発足を改めて発表した。また、新たなメンバーとしてシャネル(CHANEL)のウオッチ・ジュエリー部門、モンブラン(MONTBLANC)、スワロフスキー(SWAROVSKI)、ダイアモンド貿易会社のロージー ブルー(ROSY BLUE)が加わったことを発表した。

 「イニシアティブ2030」は昨年10月に初めて発表された。当時はRJCへの加盟とその公式な認定を受けることをメンバーになる条件としていた。しかし、ロシアのウクライナ軍事侵攻が続く中、RJCがロシアのダイヤモンド採掘会社アルローザ(ALROSA)をメンバーから外さないことを理由にリシュモンとケリングが脱退し、その他の複数の企業も抗議していた。その後、RJCのイリス・ヴァン・デル・ヴェーケン(Iris Van der Veken)=エグゼクティブ・ディレクターが辞任し、さらなる混乱を招いた。

 シリル・ヴィニュロン(Cyrille Vigneron)=カルティエインターナショナル(CARTIER INTERNATIONAL)社長兼最高経営責任者(CEO)は、「RJCメンバーの一部がロシアとの関係性を持っていること、その結果一部のダイヤモンドがそういった国と紐づいていることを受け、非常に残念な決断だったが、RJCから脱退することにした」とコメント。しかし、マリー・クレール・ダヴー(Marie-Claire Daveu)=ケリング チーフ・サステナビリティ・オフィサー兼渉外担当責任者は「イニシアティブ2030」に自信を見せる。「同イニシアティブにはポジティブなエネルギーを感じるし、自信を持っている。同時に、今回の事態により物事が複雑になってしまったことは否めない。しかしサステナビリティには簡単な答えはないし、必ず良い解決策を見出せると信じている」。

 ケリングが19年に発足した「ファッション協定(The Fashion Pact)」と同様に、「イニシアティブ2030」はラグジュアリー企業からマス向けブランド、ディストリビューター、サプライヤーまで、さまざまなメンバーを対象とする。加盟企業は気候変動への取り組み、原料の保全、インクルーシビティの推進の3つの分野にコミットすることを要求される。また、定期的なレポートを出すことも必須だ。創業メンバーには「カルティエ」と、ケリング傘下の「グッチ(GUCCI)」のウオッチ部門、「ブシュロン(BOUCHERON)」「ポメラート(POMELLATO)」「ドド(DODO)」「キーリン(QEELIN)」が名を連ねる。

 ヴィニュロン社長兼CEOは、「次のチャレンジは、RJCが今後どうなるかによって、どのように変化と改革をもたらすかだ。さまざまな問題はあるものの、元々の目的やミッションはより良い未来のためであって、15年間築き上げてきた実績はまだ残っているはず。今後は(ロシアのことを受け)リーダーシップや体制を変える必要があるが、一から新しい協議会を作るよりは簡単だと考えている」。

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ケリングと「カルティエ」がジュエリー業界のサステナビリティを推進する「ウオッチ&ジュエリー イニシアティブ2030」を正式に発足

 ケリング(KERING)と「カルティエ(CARTIER)」は、ジュエリー業界のサステナビリティを推進するパートナーシップ「ウオッチ&ジュエリー イニシアティブ2030(WATCH & JEWELRY INITIATIVE 2030以下、イニシアティブ2030)」を正式に発足した。元々は「責任ある宝飾品業のための協議会(Responsible Jewellery Council 以下、RJC)」との協業を予定していたが、同協議会がロシア企業との関わりを断たないことを不服とし、ケリングと「カルティエ」の親会社であるコンパニー フィナンシエール リシュモン(COMPAGNIE FINANCIERE RICHEMONT以下、リシュモン)が脱退。今回、スイスのジュネーブで開催された「ウオッチ&ワンダー ジュネーブ(WATCHES & WONDERS GENEVA)」見本市で「イニシアティブ2030」の発足を改めて発表した。また、新たなメンバーとしてシャネル(CHANEL)のウオッチ・ジュエリー部門、モンブラン(MONTBLANC)、スワロフスキー(SWAROVSKI)、ダイアモンド貿易会社のロージー ブルー(ROSY BLUE)が加わったことを発表した。

 「イニシアティブ2030」は昨年10月に初めて発表された。当時はRJCへの加盟とその公式な認定を受けることをメンバーになる条件としていた。しかし、ロシアのウクライナ軍事侵攻が続く中、RJCがロシアのダイヤモンド採掘会社アルローザ(ALROSA)をメンバーから外さないことを理由にリシュモンとケリングが脱退し、その他の複数の企業も抗議していた。その後、RJCのイリス・ヴァン・デル・ヴェーケン(Iris Van der Veken)=エグゼクティブ・ディレクターが辞任し、さらなる混乱を招いた。

 シリル・ヴィニュロン(Cyrille Vigneron)=カルティエインターナショナル(CARTIER INTERNATIONAL)社長兼最高経営責任者(CEO)は、「RJCメンバーの一部がロシアとの関係性を持っていること、その結果一部のダイヤモンドがそういった国と紐づいていることを受け、非常に残念な決断だったが、RJCから脱退することにした」とコメント。しかし、マリー・クレール・ダヴー(Marie-Claire Daveu)=ケリング チーフ・サステナビリティ・オフィサー兼渉外担当責任者は「イニシアティブ2030」に自信を見せる。「同イニシアティブにはポジティブなエネルギーを感じるし、自信を持っている。同時に、今回の事態により物事が複雑になってしまったことは否めない。しかしサステナビリティには簡単な答えはないし、必ず良い解決策を見出せると信じている」。

 ケリングが19年に発足した「ファッション協定(The Fashion Pact)」と同様に、「イニシアティブ2030」はラグジュアリー企業からマス向けブランド、ディストリビューター、サプライヤーまで、さまざまなメンバーを対象とする。加盟企業は気候変動への取り組み、原料の保全、インクルーシビティの推進の3つの分野にコミットすることを要求される。また、定期的なレポートを出すことも必須だ。創業メンバーには「カルティエ」と、ケリング傘下の「グッチ(GUCCI)」のウオッチ部門、「ブシュロン(BOUCHERON)」「ポメラート(POMELLATO)」「ドド(DODO)」「キーリン(QEELIN)」が名を連ねる。

 ヴィニュロン社長兼CEOは、「次のチャレンジは、RJCが今後どうなるかによって、どのように変化と改革をもたらすかだ。さまざまな問題はあるものの、元々の目的やミッションはより良い未来のためであって、15年間築き上げてきた実績はまだ残っているはず。今後は(ロシアのことを受け)リーダーシップや体制を変える必要があるが、一から新しい協議会を作るよりは簡単だと考えている」。

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アルマーニがSDGsに特化したウェブサイト立ち上げ ジョルジオの甥がサステナビリティ・マネージング・ディレクターに

 ジョルジオ アルマーニ(GIORGIO ARMANI)は4月22日の“アースデー”に合わせ、SDGsに関連する活動を紹介する新たなウェブサイト「アルマーニ / バリューズ(Armani/Values)」を立ち上げた。また、ジョルジオの甥のアンドレア・カメラーナ(Andrea Camerana)をサステナビリティ・マネージング・ディレクターに任命した。

 同サイトでは、1975年の創業から現在に至るまでの企業活動に焦点を当ててアルマーニ・グループが大切にしてきた“レス・イズ・モア(Less is more、少ないほうが豊かである)”の価値観を紹介する。「人(People)」「地球(Planet)」「活動(Prosperity)」の主要3セクションに分けて構成し、過去の主要プロジェクトや今後の計画、年次のサステナビリティ・レポートなどについて掲載する。

 ジョルジオは同サイトを通して、「サステナビリティに関する取り組みがグループの歴史に根付いていることを伝え、ブランドの信頼性、一貫性、透明性の印象を残すこと」が大きな目的だという。「私のようなデザイナーや企業家は責任があり、模範となるべきだと信じている。私は常に本物の揺るがない価値観に基づき、“レス・イズ・モア”の考え方で本質的かつタイムレスなデザインを貫いてきた。そして、常に人々と地域社会に目を向けてきたし、企業は地球から奪うだけでなくお返しをしなければいけないという信念を持っている。このサイトでは、こうしたグループの価値観を広く共有し、責任ある体制を共に作り上げようと呼びかけたい」とコメントした。

 ジョルジオの妹、ロザンナ・アルマーニ(Rosanna Armani)の息子のアンドレアは、2000年にアルマーニ・グループに入社。参与やライセンスディレクターを務めた後、14年に同社を離れた。しかし、その後も取締役会に名を連ねており、ジョルジオの後継者として度々名前が挙がっていた人物だ。

 アンドレアは同社のサステナビリティ戦略委員会の設立に貢献し、サステナビリティに関する目標設定や戦略立案に携わった。同氏によれば、グループのCSR活動は数年前から軌道に乗り始めたという。「私の任務はCSR活動をサステナビリティの観点でより発展させることだ。そのために私たちのチームでは、サステナビリティ・ディレクターを採用し、サステナビリティをビジネス戦略の中心に据えることに取り組んでいる。チームは成長している。グループの企業責任については伯父から直接学んだ。ブランドの強さの根底には、ジョルジオ・アルマーニとその関係者たちが築き上げてきた独自の価値観がある。これが私たちを差別化し、アルマーニの世界に触れる人々の幸福度につながっている。私自身は、“レス・イズ・モア”の考えを強調することに注力したい」と話した。

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 ジョルジオ アルマーニ(GIORGIO ARMANI)は4月22日の“アースデー”に合わせ、SDGsに関連する活動を紹介する新たなウェブサイト「アルマーニ / バリューズ(Armani/Values)」を立ち上げた。また、ジョルジオの甥のアンドレア・カメラーナ(Andrea Camerana)をサステナビリティ・マネージング・ディレクターに任命した。

 同サイトでは、1975年の創業から現在に至るまでの企業活動に焦点を当ててアルマーニ・グループが大切にしてきた“レス・イズ・モア(Less is more、少ないほうが豊かである)”の価値観を紹介する。「人(People)」「地球(Planet)」「活動(Prosperity)」の主要3セクションに分けて構成し、過去の主要プロジェクトや今後の計画、年次のサステナビリティ・レポートなどについて掲載する。

 ジョルジオは同サイトを通して、「サステナビリティに関する取り組みがグループの歴史に根付いていることを伝え、ブランドの信頼性、一貫性、透明性の印象を残すこと」が大きな目的だという。「私のようなデザイナーや企業家は責任があり、模範となるべきだと信じている。私は常に本物の揺るがない価値観に基づき、“レス・イズ・モア”の考え方で本質的かつタイムレスなデザインを貫いてきた。そして、常に人々と地域社会に目を向けてきたし、企業は地球から奪うだけでなくお返しをしなければいけないという信念を持っている。このサイトでは、こうしたグループの価値観を広く共有し、責任ある体制を共に作り上げようと呼びかけたい」とコメントした。

 ジョルジオの妹、ロザンナ・アルマーニ(Rosanna Armani)の息子のアンドレアは、2000年にアルマーニ・グループに入社。参与やライセンスディレクターを務めた後、14年に同社を離れた。しかし、その後も取締役会に名を連ねており、ジョルジオの後継者として度々名前が挙がっていた人物だ。

 アンドレアは同社のサステナビリティ戦略委員会の設立に貢献し、サステナビリティに関する目標設定や戦略立案に携わった。同氏によれば、グループのCSR活動は数年前から軌道に乗り始めたという。「私の任務はCSR活動をサステナビリティの観点でより発展させることだ。そのために私たちのチームでは、サステナビリティ・ディレクターを採用し、サステナビリティをビジネス戦略の中心に据えることに取り組んでいる。チームは成長している。グループの企業責任については伯父から直接学んだ。ブランドの強さの根底には、ジョルジオ・アルマーニとその関係者たちが築き上げてきた独自の価値観がある。これが私たちを差別化し、アルマーニの世界に触れる人々の幸福度につながっている。私自身は、“レス・イズ・モア”の考えを強調することに注力したい」と話した。

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アルマーニがSDGsに特化したウェブサイト立ち上げ ジョルジオの甥がサステナビリティ・マネージング・ディレクターに

 ジョルジオ アルマーニ(GIORGIO ARMANI)は4月22日の“アースデー”に合わせ、SDGsに関連する活動を紹介する新たなウェブサイト「アルマーニ / バリューズ(Armani/Values)」を立ち上げた。また、ジョルジオの甥のアンドレア・カメラーナ(Andrea Camerana)をサステナビリティ・マネージング・ディレクターに任命した。

 同サイトでは、1975年の創業から現在に至るまでの企業活動に焦点を当ててアルマーニ・グループが大切にしてきた“レス・イズ・モア(Less is more、少ないほうが豊かである)”の価値観を紹介する。「人(People)」「地球(Planet)」「活動(Prosperity)」の主要3セクションに分けて構成し、過去の主要プロジェクトや今後の計画、年次のサステナビリティ・レポートなどについて掲載する。

 ジョルジオは同サイトを通して、「サステナビリティに関する取り組みがグループの歴史に根付いていることを伝え、ブランドの信頼性、一貫性、透明性の印象を残すこと」が大きな目的だという。「私のようなデザイナーや企業家は責任があり、模範となるべきだと信じている。私は常に本物の揺るがない価値観に基づき、“レス・イズ・モア”の考え方で本質的かつタイムレスなデザインを貫いてきた。そして、常に人々と地域社会に目を向けてきたし、企業は地球から奪うだけでなくお返しをしなければいけないという信念を持っている。このサイトでは、こうしたグループの価値観を広く共有し、責任ある体制を共に作り上げようと呼びかけたい」とコメントした。

 ジョルジオの妹、ロザンナ・アルマーニ(Rosanna Armani)の息子のアンドレアは、2000年にアルマーニ・グループに入社。参与やライセンスディレクターを務めた後、14年に同社を離れた。しかし、その後も取締役会に名を連ねており、ジョルジオの後継者として度々名前が挙がっていた人物だ。

 アンドレアは同社のサステナビリティ戦略委員会の設立に貢献し、サステナビリティに関する目標設定や戦略立案に携わった。同氏によれば、グループのCSR活動は数年前から軌道に乗り始めたという。「私の任務はCSR活動をサステナビリティの観点でより発展させることだ。そのために私たちのチームでは、サステナビリティ・ディレクターを採用し、サステナビリティをビジネス戦略の中心に据えることに取り組んでいる。チームは成長している。グループの企業責任については伯父から直接学んだ。ブランドの強さの根底には、ジョルジオ・アルマーニとその関係者たちが築き上げてきた独自の価値観がある。これが私たちを差別化し、アルマーニの世界に触れる人々の幸福度につながっている。私自身は、“レス・イズ・モア”の考えを強調することに注力したい」と話した。

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「リーボック」「バーニーズ」の親会社がスタートアップ企業を提訴 新規導入の決済システムが機能せず多額の損失

 「リーボック(REEBOK)」「バーニーズ ニューヨーク(BARNEYS NEW YORK)」「フォーエバー21(FOREVER 21)」などを傘下に持つブランドマネジメント企業のオーセンティック・ブランズ・グループ(AUTHENTIC BRANDS GROUP以下、ABG)は、新規に導入したオンライン決済システムなどが想定通りに機能しなかったことで損害を負ったとしてテクノロジー分野のスタートアップ企業ボルト ファイナンシャル インク(BOLT FINANCIAL INC以下、ボルト)を提訴した。

 ABGは、「商業的に妥当なタイムラインの下、ボルトが提供する機能を(ABG傘下)ブランドのウェブサイトにシームレスに搭載する」ことをボルトと合意していたが、「ボルトは完全に失敗した」と主張。ボルトが提供予定だった新規オンラインシステムの第一段階であるチェックアウト機能を「ブルックス ブラザーズ(BROOKS BROTHERS)」に導入したところ、ユーザー認証やシングルサインオン、分割後払いサービスの“バイナウ・ペイレイター(Buy now, Pay later)”機能に障害が発生したため、「ラッキー ブランド(LUCKY BRAND)」と「フォーエバー21」に同時期に導入予定だったが、これを断念したという。ABGによると、この「失敗作」によってブランドのECビジネスが阻害され、「フォーエバー21」は1億5000万ドル(約189億円)の損失を被ったという。また、ABGとボルトの協業が成功すれば、ボルトの知名度は向上し、ABGはボルトの株式の5%を取得する取り決めとなっていたため、双方にとってメリットがあるとABGは主張したが、ボルトはこの点について否認している。また、ABGの主張は契約条件の再交渉を求める「見え透いた試み」であると反論する。

 本件裁判は、ディスカバリー(証拠開示手続き)に進み、10月までには公判が始まる予定だ。

 ボルトは現在27歳のライアン・ブレスロー(Ryan Breslow)共同創業者が2014年に創業したスタートアップ企業。企業価値は110億ドル(約1兆3860億円)。パスワードなどを入力しなくてもワンクリックで買い物ができる機能を開発・提供している。

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「エディー・バウアー」、CEOが退任へ 後任は未定

 「エディー・バウアー(EDDIE BAUER)」は、ダミアン・ファン(Damien Huang)最高経営責任者(CEO)が13日付で退任すると発表した。後任は未定。

 ファンCEOは「パタゴニア(PATAGONIA)」でデザイン&マーチャンダイジング部門のバイス・プレジデントや、「ノースフェイス(NORTHFACE)」でプロダクト・ディレクターなどを務めた。2012年に「エディー・バウアー」に入社。パフォーマンスウエアやアウターに注力し、アウトドア体験の普及に努め、ブランドをけん引した。

 「エディー・バウアー」は1920年、シアトル生まれの伝統的なアウトドアブランド。2021年5月には、ブランドマネジメント企業オーセンティック・ブランズ・グループ(AUTHENTIC BRANDS GROUP以下、ABG)とスパーク・グループ(SPARC GROUP以下、スパーク)が、同ブランドを買収。ABGが知的財産権を獲得し、スパークがブランド事業を担うことで合意している。スパークのマーク・ミラー(Marc Miller)CEOは、「長年にわたって『エディー・バウアー』を率いてくれたダミアンに感謝する。昨年はスパークの一員としても大きく関わりを持った」とコメントした。

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「オフ-ホワイト」がアート&イメージディレクターを任命 「デイズド」出身の実力者

 「オフ-ホワイトc/o ヴァージル アブロー(OFF-WHITE c/o VIRGIL ABLOH以下、オフ-ホワイト)」は、イブラヒム・カマラ(Ibrahim Kamara)をブランドのアート&イメージディレクターに任命した。2021年11月に死去したヴァージル・アブローが創業し、育てたブランドのクリエイティブチームに加わり、アートディレクションを統括する。

 英雑誌「デイズド(DAZED)」の編集長も務めるスタイリストのカマラは、これまでも「オフ-ホワイト」のショーのスタイリングを手掛けるなど、ファミリーの一員として関わってきた。ブランドの声明によると、「イブラヒムとヴァージル、『オフ-ホワイト』はインスタグラムのダイレクトメッセージを通じて親交を深めた。過去3年間のうちに公私にわたり親密になり、互いへの尊敬と価値観の共有によって強い絆が生まれた。今後、イブラヒムはブランドのコレクションやイメージ、コンテンツ制作に関わりを持つようになる」という。

 「デイズド」で、カマラはジェンダーやアイデンティティー、多様なカルチャーへの背景知識などを持って、独自の視点でハイファッションを考察してきた。初めて手掛けた「デイズド」の特集は、イギリスの国民保健サービス制度に着目し、ワクチン接種の推進とそれによって大きな変化を生んだ功績を讃えるものだった。同誌は表紙や特集にリアーナ(Rihanna)やイギリスのサッカー選手、マーカス・ラッシュフォード(Marcus Rashford)、ハリー・スタイルズ(Harry Styles)らを迎えており、カマラは21年に英国ファッション協議会(British Fashion Council)によるファッションアワードで、ファッションクリエイターとしてイザベラ・ブロウ賞(Isabella Blow Award)を受賞した。

 カマラは今回の就任に際して、「ヴァージルは永遠に私たちの中にいる。彼は世界を変え、彼に出会った人や、これからの人々に忘れられない足跡を残した。自分の時間や心、クリエイティビティーを惜しむことなく、彼はすべての人のことを思ってモノづくりをしていた。『オフ-ホワイト』のアート&イメージディレクターとして、ブランドとの絆をさらに深められること、ヴァージルが書き始めた物語の続きを語るチームの一員でいられることを光栄に思う」とコメントした。

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「トゥー フェイスド」の創業者2人が退任

 メイクアップブランド「トゥー フェイスド(TOO FACED)」のジェロッド・ブランディーノ(Jerrod Blandino)とジェレミー・ジョンソン(Jeremy Johnson)共同創業者が7月1日付で退任する。ほかのビジネスの道を追求するためだという。後任は2020年にシニア・バイス・プレジデント兼ジェネラルマネージャーとしてチームに入ったタラ・シモン(Tara Simon)。タラはグローバル・ブランド・プレジデントに昇格する。

 ジェロッドとジェレミーは1998年に「トゥー フェイスド」を立ち上げた。元々「エスティ ローダー(ESTEE LAUDER)」のカウンターで働いていたジェロッドはメイクアップの世界に魅了され、次第に自分でメイクアップを作るようになった。そこで世界初のグリッターアイシャドウを作り、以来型破りでウィットに富んだ製品を次々と生み出してきた。一人一人の個性を讃え、メイクアップの楽しさを伝えるブランドとしてカラフルでプレイフルなアイテムを多く世に出してきた。2016年にエスティ ローダー カンパニーズ(ESTEE LAUDER COMPANIES)が買収し、日本には19年9月に上陸した。

 直近までウルタ(ULTA)でマーチャンダイジングのシニア・バイス・プレジデントを務めていたタラは、業績は至って好調だと語る。実際、調査会社のNPDグループ(NPD GROUP)によると、同ブランドは米国で7番目に大きなプレステージメイクアップブランドだ。中でも“ベター ザン セックス マスカラ”や“リップ インジェクション リップ グロス”が人気だ。「これらヒーローアイテムに注力しながら、イギリスや日本、中米などの海外マーケットの強化を図る」。ヒーローアイテムを育成する戦略は親会社のエスティ ローダー カンパニーズ(ESTEE LAUDER COMPANIES)が会社全体として掲げているもので、あらゆるカテゴリーにおいてヒーロー製品が売り上げをけん引しているほか、リピート率は35〜50%を誇る。

 タラはビジネスのけん引だけでなく、ジェロッドとジェレミーがこれまで築き上げていたクリエイティブ面を引き継ぐことも求められる。「ジェロッド・ブランディーノは唯一無二の存在。ジェロッドがこれまで成し遂げたことを一人でできる人はいないだろう。クレイジーで型破りなものまで、ジェロッドの全てアイデアをビジネスにしたのがジェレミー。私は彼らになろうとしないし、なれない。自分なりにビジネスの率いていく」。
 
 一方のジェロッドは「タラは15年以上の付き合いで、彼女はセフォラ(SEPHORA)やウルタに在籍していたころから知っている。彼女の昇格と多岐にわたる素晴らしい才能を祝福する」とコメント。

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「トゥー フェイスド」の創業者2人が退任

 メイクアップブランド「トゥー フェイスド(TOO FACED)」のジェロッド・ブランディーノ(Jerrod Blandino)とジェレミー・ジョンソン(Jeremy Johnson)共同創業者が7月1日付で退任する。ほかのビジネスの道を追求するためだという。後任は2020年にシニア・バイス・プレジデント兼ジェネラルマネージャーとしてチームに入ったタラ・シモン(Tara Simon)。タラはグローバル・ブランド・プレジデントに昇格する。

 ジェロッドとジェレミーは1998年に「トゥー フェイスド」を立ち上げた。元々「エスティ ローダー(ESTEE LAUDER)」のカウンターで働いていたジェロッドはメイクアップの世界に魅了され、次第に自分でメイクアップを作るようになった。そこで世界初のグリッターアイシャドウを作り、以来型破りでウィットに富んだ製品を次々と生み出してきた。一人一人の個性を讃え、メイクアップの楽しさを伝えるブランドとしてカラフルでプレイフルなアイテムを多く世に出してきた。2016年にエスティ ローダー カンパニーズ(ESTEE LAUDER COMPANIES)が買収し、日本には19年9月に上陸した。

 直近までウルタ(ULTA)でマーチャンダイジングのシニア・バイス・プレジデントを務めていたタラは、業績は至って好調だと語る。実際、調査会社のNPDグループ(NPD GROUP)によると、同ブランドは米国で7番目に大きなプレステージメイクアップブランドだ。中でも“ベター ザン セックス マスカラ”や“リップ インジェクション リップ グロス”が人気だ。「これらヒーローアイテムに注力しながら、イギリスや日本、中米などの海外マーケットの強化を図る」。ヒーローアイテムを育成する戦略は親会社のエスティ ローダー カンパニーズ(ESTEE LAUDER COMPANIES)が会社全体として掲げているもので、あらゆるカテゴリーにおいてヒーロー製品が売り上げをけん引しているほか、リピート率は35〜50%を誇る。

 タラはビジネスのけん引だけでなく、ジェロッドとジェレミーがこれまで築き上げていたクリエイティブ面を引き継ぐことも求められる。「ジェロッド・ブランディーノは唯一無二の存在。ジェロッドがこれまで成し遂げたことを一人でできる人はいないだろう。クレイジーで型破りなものまで、ジェロッドの全てアイデアをビジネスにしたのがジェレミー。私は彼らになろうとしないし、なれない。自分なりにビジネスの率いていく」。
 
 一方のジェロッドは「タラは15年以上の付き合いで、彼女はセフォラ(SEPHORA)やウルタに在籍していたころから知っている。彼女の昇格と多岐にわたる素晴らしい才能を祝福する」とコメント。

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2022年「メットガラ」のベストルックは誰? 米「WWD」が選ぶ “金ピカ時代”ファッション

 ファッション展覧会のオープニングイベント「メットガラ(MET GALA)」が5月2日、ニューヨークのメトロポリタン美術館(The Metropolitan Museum of Art)で開催された。“ファッションの祭典”としても知られる同イベントでは、テーマに合わせてセレブリティーや俳優らがレッドカーペットファッションを披露する。今回のテーマは、アメリカのファッションを探求した21年に引き続き、“イン アメリカ:アン アンソロジー オブ ファッション(In America: An Anthology of Fashion)”。1870〜90年代のアメリカにおける“金ピカ時代”を着想源に、「ギルディッド・グラマー(Gilded Glamour、金色に飾られた魅力)」がドレスコードだった。ここでは参加者の装いから、テーマ性にあっているか、その人らしさが表現されているかなどの観点でルックを紹介する。

ブレイク・ライヴリー

 ホストを務めた俳優のブレイク・ライヴリー(Blake Lively)は、ストラップレスのコルセット風のドレスを選択。アール・デコ風のデザインが、錆びたようなコッパー色とよく馴染んでいる。ティアラは少し“トゥーマッチ(やりすぎ)”にも感じられるが、今やコスプレ大会にもなっている「メットガラ」にはぴったりかもしれない。

アリシア・キーズ

 シンガー・ソングライター兼プロデューサーのアリシア・キーズ(Alicia Keys)は、テーマをよく理解した参加者の1人だった。“金ピカ時代”の要素は少ないものの、ケープにはニューヨーク市のスカイラインがデザインされていて、当時のニューヨークにラブレターを送っているかのよう。前から見ると派手で芸術的なスタイルだが、美しく広がるケープがルック全体を昇華している。

グレン・クローズ

 「ヴァレンティノ(VALENTINO)」2022-23年秋冬コレクションでピエールパオロ・ピッチョーリ(Pierpaolo Piccioli)=クリエイティブ・ディレクターが打ち出した、通称“ヴァレンティノ・ピンク”のルックを選択した俳優のグレン・クローズ(Glenn Close)。刺繍を施したドラマチックなケープが、レッドカーペットで存在感を存分に発揮する本人によく似合っている。大胆なピンクをよく着こなしているが、あまりによく見かける色になってしまったのが残念だ。

コディ・スミット・マクフィー

 コディ・スミット・マクフィー(Kodi Smit-McPhee)のように、若くフレッシュな存在には、白いタイは少しドーリーに映る。だからこそ、ジーンズや白シャツ、赤い手袋とうまく噛み合っていない印象だ。カラフルなスーツと合わせたら全体にまとまりが出たかもしれない。

カイリー・ジェンナー

 カイリー・ジェンナー(Kylie Jenner)は「メットガラ」で結婚式を挙げるつもりだったのだろうか。「オフ-ホワイトc/o ヴァージル アブロー(OFF-WHITE c/o VIRGIL ABLOH)」のコレクションからのルックは間違いなくクールだが、“金ピカ時代”のテーマにはあっていない。

クリスティーン・バランスキー

 初めて参加した「メットガラ」で70歳を迎えたクリスティーン・バランスキー(Christine Baranski)は、「トム ブラウン(THOM BROWNE)」の白いタイとコルセットで仕上げたジェンダー・フルイドな雰囲気がクール。バランスキーと「トム ブラウン」は最高のマッチだった。サングラスを加えることで、スターの貫禄を醸し出している。

ドウェイン・ウェイド/ガブリエル・ユニオン

 ガブリエル・ユニオン(Gabrielle Union)は昔のハリウッドのムードをシルエットで取り入れ、3Dデザインのフローラルモチーフで目を引くルックに仕上げている。ドウェイン・ウェイド(Dwyane Wade)はダブルブレストの白いスーツを選択。第94回「アカデミー賞(Academy Awards)」の授賞式で、「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」のスーツを“シャツ無し”で着こなしたティモシー・シャラメ(Timothee Chalamet)が火付け役となったトレンドを自分らしく取り入れた。

ピート・デイヴィッドソン/キム・カーダシアン

 交際中のキム・カーダシアン(Kim Kardasian)とコメディアンのピート・デイヴィッドソン(Pete Davidson)は、2人の関係性が話題を集めただけでなくベストドレッサーとしても注目だ。キムはマリリン・モンロー(Marilyn Monroe)が「Happy Birthday Mr. President」を歌った際に着ていたドレスを着用。普段ラフな装いが多いピートも「ディオール(DIOR)」のスーツでシックにまとめて参加した。キムの装いは素晴らしかったが、一方でマリリン・モンローがいかに唯一無二の存在であるかを感じるものでもあった。

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大坂なおみのスキンケアブランドがウォルマートで販売開始

 テニスの大坂なおみ選手が手掛けるスキンケアブランド「キンロ(KINLO)」が米国のスーパーマーケット、ウォルマート(WALMART)で販売を開始した。同ブランドは2021年9月にウェブサイトでデビューし、小売りに進出するのは今回が初めて。人気の日焼け止めをはじめ顔やボディー用の乳液やオイルなどをラインアップし、全米2500店舗およびウォルマートのECサイトで販売中だ。価格帯は4.97〜11.97ドル(約620〜1500円)。

 大坂選手は米「WWD」のメールインタビューに対し「ウォルマートへの進出は『キンロ』にとって大きなマイルストーンで、デビュー時から目指していたこと。幼い頃から慣れ親しんだ店で自分が作った製品が並ぶことをとても誇らしく思う。ウォルマートとのパートナーシップがかなえるのは、さらなるアクセシビリティ。住んでいる場所や肌色関係なく、より多くの人にサンケア製品を手に取ってもらいたい」とコメントした。

 ブランドにとって、サンケアに対する啓蒙活動は大きな要素の一つだ。ミア・ミーチェム(Mia Meachem)=ブランドプレジデントは「対面での消費者とのつながりを強化していく。その一環として、日焼け対策にまつわる啓蒙イベントを積極的に行う」と話す。

 ウォルマートは近年、ビューティ製品を拡充させている。今年に入ってイギリスのプレステージ化粧品セレクトショップ、スペース NK(SPACE NK)と協業。その前はインディーブランドの取り扱いを始めた。「キンロ」の製品は、有色人種向けのヘアケア製品の棚に並ぶという。

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歌手のアリシア・キーズがメイクアップを発売

 歌手のアリシア・キーズ(Alicia Keys)がカラーコスメラインを発売した。アリシアはすでに「E.l.f.ビューティ(E.L.F. BEAUTY)」とビューティブランド「キーズ ソウルケア(KEYS SOULCARE)」をローンチしており、今回はそこからカラーコスメをデビューさせる。

 製品はメイクアップとスキンケアのハイブリッドをコンセプトにしており、リップバームやチークティント、アイブロウジェルなどをそろえる。価格帯は15〜22ドル(約1890〜2770円)。ハイライト効果のあるプライマー“イルミネーティング セラム”はTikTokでバズるなど、すでに話題を集めている。

 アリシアは以前からメイクアップをしない主義を掲げ、レッドカーペットなどの公の場でもすっぴん姿で度々登場してきた。しかし最近、その考え方が少しずつ変わってきたという。「自分を完璧に見せなければいけないというプレッシャーと世間の美の基準が嫌になり、(メイクアップをしないことで)反抗してきた。しかし最近は自分らしい美しさを自分の中で定義し、表現できるようになった」。アリシアは5月に開催されたメットガラ(Met Gala)で、早速新作のメイクアップを纏った。

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歌手のアリシア・キーズがメイクアップを発売

 歌手のアリシア・キーズ(Alicia Keys)がカラーコスメラインを発売した。アリシアはすでに「E.l.f.ビューティ(E.L.F. BEAUTY)」とビューティブランド「キーズ ソウルケア(KEYS SOULCARE)」をローンチしており、今回はそこからカラーコスメをデビューさせる。

 製品はメイクアップとスキンケアのハイブリッドをコンセプトにしており、リップバームやチークティント、アイブロウジェルなどをそろえる。価格帯は15〜22ドル(約1890〜2770円)。ハイライト効果のあるプライマー“イルミネーティング セラム”はTikTokでバズるなど、すでに話題を集めている。

 アリシアは以前からメイクアップをしない主義を掲げ、レッドカーペットなどの公の場でもすっぴん姿で度々登場してきた。しかし最近、その考え方が少しずつ変わってきたという。「自分を完璧に見せなければいけないというプレッシャーと世間の美の基準が嫌になり、(メイクアップをしないことで)反抗してきた。しかし最近は自分らしい美しさを自分の中で定義し、表現できるようになった」。アリシアは5月に開催されたメットガラ(Met Gala)で、早速新作のメイクアップを纏った。

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ウエラが米ナチュラルヘアケアブランド「ブリオジオ」を買収

 ウエラカンパニー(WELLA COMPANY)はこのほど、米ナチュラルヘアケアブランド「ブリオジオ(BRIOGEO)」を買収した。取引額は非公開。業界筋によると、同ブランドの売り上げ総額は1億ドル(約126億円)を超えるという。なお、ウエラカンパニーは2020年にコティ(COTY)がヘアケアブランド「ウエラ(WELLA)」やネイルブランド「OPI」、ヘアケアツールブランド「GHD」などを擁するプロフェッショナル部門を分離し、投資会社のKKRと合弁で立ち上げた新会社。「ブリオジオ」は新体制になって初めての買収となる。

 「ブリオジオ」は13年に、元々金融業界出身のナンシー・トゥワイン(Nancy Twine)が立ち上げたヘアケアブランド。マンゴーやケール、アボカドなどのスーパーフードを用いたラインが人気で、ブランド全体で数々のビューティアワードを受賞している。
 
 アニー・ヤング・スクリヴナー(Annie Young-Scrivner)=ウエラカンパニー最高経営責任者は、自社の売り上げは現在2ケタ成長と好調なものの「ブリオジオ」も急速に伸びていることから注目していたという。「われわれよりも速いペースで成長している企業に注目した。中でも『ブリオジオ』はプレミアム価格帯の小売りで絶好調なほか、デジタル戦略でも成功を収めてる」と話す。また、サステナビリティへの注力も買収要因になったという。

 今後はカテゴリーの拡充に加え、さらなる世界展開も視野に入れる。米国では現在セフォラ(SEPHORA)独占で取り扱い、ヨーロッパやアジアにも進出している。

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ウエラが米ナチュラルヘアケアブランド「ブリオジオ」を買収

 ウエラカンパニー(WELLA COMPANY)はこのほど、米ナチュラルヘアケアブランド「ブリオジオ(BRIOGEO)」を買収した。取引額は非公開。業界筋によると、同ブランドの売り上げ総額は1億ドル(約126億円)を超えるという。なお、ウエラカンパニーは2020年にコティ(COTY)がヘアケアブランド「ウエラ(WELLA)」やネイルブランド「OPI」、ヘアケアツールブランド「GHD」などを擁するプロフェッショナル部門を分離し、投資会社のKKRと合弁で立ち上げた新会社。「ブリオジオ」は新体制になって初めての買収となる。

 「ブリオジオ」は13年に、元々金融業界出身のナンシー・トゥワイン(Nancy Twine)が立ち上げたヘアケアブランド。マンゴーやケール、アボカドなどのスーパーフードを用いたラインが人気で、ブランド全体で数々のビューティアワードを受賞している。
 
 アニー・ヤング・スクリヴナー(Annie Young-Scrivner)=ウエラカンパニー最高経営責任者は、自社の売り上げは現在2ケタ成長と好調なものの「ブリオジオ」も急速に伸びていることから注目していたという。「われわれよりも速いペースで成長している企業に注目した。中でも『ブリオジオ』はプレミアム価格帯の小売りで絶好調なほか、デジタル戦略でも成功を収めてる」と話す。また、サステナビリティへの注力も買収要因になったという。

 今後はカテゴリーの拡充に加え、さらなる世界展開も視野に入れる。米国では現在セフォラ(SEPHORA)独占で取り扱い、ヨーロッパやアジアにも進出している。

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コティがロシアから撤退

 メイクアップブランド「リンメル(RIMMEL)」や「グッチ(GUCCI)」の化粧品などを手掛けるコティ(COTY)はこのほど、ロシアの事業を終了すると発表した。全事業の3%強を占めるという。

 同社は「慎重なる検討の末、当社はロシアの事業を終了することを決断した。これにより今年度の業績の見込みには大きなインパクトはないと見込む」とコメントを発表。同社の決断のタイミングは、ロレアル(L'OREAL)やエスティ ローダー(ESTEE LAUDER)など大手化粧品企業が次々とロシアでのビジネスを停止し始めた約2ヶ月後になる。コティも、ロシアのウクライナへの軍事侵攻が続く中で商業活動をストップしていた。

 米「ビューティ インク(BEAUTY INC)」が毎年発表する世界の化粧品企業の売り上げランキングでは、コティは今年10位にランクイン。2021年1〜12月の売り上げは50億ドル(約6300億円)を計上した。その3%を担うロシア事業の売り上げは約1億5000万ドル(約189億円)になる。

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中国の若き富裕層に人気のウエディングドレスとは? 注目の4ブランドを紹介

 中国のブライダル業界では、民族衣装をモダンに再解釈したデザインのウエディングドレスが次世代の富裕層を中心に盛り上がりを見せている。伝統的に着用されてきた白いウエディングドレスから脱却し、カラフルで金のドラゴンやフェニックスの柄が入ったものなどが人気だという。注目の中国ブライダルコレクションを紹介する。

 中国本土のみならず、香港やシンガポールにもクライアントを抱える「フーシャン ザン(HUISHAN ZHANG)」。デザイナーのザンは、新型コロナウイルスのパンデミックから2年余りが経った今、結婚式を挙げるカップルが急増し、ウエディングドレスを手掛けてほしいと望む声が多くなったという。「ブライダルコレクションを開始してから、既存の顧客だけでなく、新しい客層にもリーチできるようになった。需要は確実にあったので、思い切ってブライダルのみのコレクションを発表した。羽やスパンコールがついたウエディングドレスを着たお客様を見るのはとても楽しい。中国では自身のスタイルに合わせたドレスが選べるからか、ブライダルに特化したブランドより、既製服も手掛けるブランドのドレスが特に人気だ。中国の結婚式ではお色直しを何度もするので、特に色やスタイルに工夫があるデザインが好まれている」と語る。

 シアー素材やビーズを使った幻想的でエアリーなデザインが特徴の「スーザン ファング(SUSAN FANG)」は、セルフリッジ(SELFRIDGES)やドーバー ストリート マーケット(DOVER STREET MARKET)、ブラウンズ(BROWNS)といった欧米のセレクトストアにも出店する。デザイナーのファングは、「自分の好みや求めるものを把握している人が多く、オーソドックスなトレンドを真似するのではなく、どこかユニークで作り手の愛が詰まった一着を探している。当ブランドのドレスは自然に着想を得ており、楽しさとともに優美さや幽玄的な雰囲気を表現している。特別な機会や、ウエディングにもマッチするドレスだ」と語った。中でも人気なのは、レイヤーと刺繍を加えたオーガンザ素材のドレス。カラフルな羽を刺繍し、水彩画のようなデザインに仕上げたものだ。

 キャロライン・フウ(Caroline Hu)は、スモッキング刺繍を巧みに使って水彩画のタッチを再現し、フェアリーな雰囲気をまとったドレスを手掛ける。22年現在、オーダーの半分はウエディング関連だという。オーダーのほとんどは白いドレスを「キャロライン・フウ」風にアレンジしたものが占めるが、中にはより大胆なカラーを注文する顧客も増えている。

 22年の「LVMHヤング ファッション デザイナー プライズ(LVMH YOUNG FASHION DESIGNER PRIZE以下、LVMHプライズ)」のセミファイナリストに選ばれているユキィ・キィ(Yueqi Qi)。友人でインフルエンサーのクリスティン・サン(Christine Sun)のために、刺繍デザインを施した黒いウエディングドレスを手掛けたことをきっかけにブライダル関連の需要の高さを実感しているという。「サンは暗い色で、中国文化の要素があり、夫と自分の名前があしらわれたドレスを希望した。王道のウエディングブランドも試してみたものの、ほとんどが伝統的な西洋スタイルの白いドレスで気に入らなかったようだ。もっと特別な一着を探して、私に声をかけてくれた」と語る。

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中国の若き富裕層に人気のウエディングドレスとは? 注目の4ブランドを紹介

 中国のブライダル業界では、民族衣装をモダンに再解釈したデザインのウエディングドレスが次世代の富裕層を中心に盛り上がりを見せている。伝統的に着用されてきた白いウエディングドレスから脱却し、カラフルで金のドラゴンやフェニックスの柄が入ったものなどが人気だという。注目の中国ブライダルコレクションを紹介する。

 中国本土のみならず、香港やシンガポールにもクライアントを抱える「フーシャン ザン(HUISHAN ZHANG)」。デザイナーのザンは、新型コロナウイルスのパンデミックから2年余りが経った今、結婚式を挙げるカップルが急増し、ウエディングドレスを手掛けてほしいと望む声が多くなったという。「ブライダルコレクションを開始してから、既存の顧客だけでなく、新しい客層にもリーチできるようになった。需要は確実にあったので、思い切ってブライダルのみのコレクションを発表した。羽やスパンコールがついたウエディングドレスを着たお客様を見るのはとても楽しい。中国では自身のスタイルに合わせたドレスが選べるからか、ブライダルに特化したブランドより、既製服も手掛けるブランドのドレスが特に人気だ。中国の結婚式ではお色直しを何度もするので、特に色やスタイルに工夫があるデザインが好まれている」と語る。

 シアー素材やビーズを使った幻想的でエアリーなデザインが特徴の「スーザン ファング(SUSAN FANG)」は、セルフリッジ(SELFRIDGES)やドーバー ストリート マーケット(DOVER STREET MARKET)、ブラウンズ(BROWNS)といった欧米のセレクトストアにも出店する。デザイナーのファングは、「自分の好みや求めるものを把握している人が多く、オーソドックスなトレンドを真似するのではなく、どこかユニークで作り手の愛が詰まった一着を探している。当ブランドのドレスは自然に着想を得ており、楽しさとともに優美さや幽玄的な雰囲気を表現している。特別な機会や、ウエディングにもマッチするドレスだ」と語った。中でも人気なのは、レイヤーと刺繍を加えたオーガンザ素材のドレス。カラフルな羽を刺繍し、水彩画のようなデザインに仕上げたものだ。

 キャロライン・フウ(Caroline Hu)は、スモッキング刺繍を巧みに使って水彩画のタッチを再現し、フェアリーな雰囲気をまとったドレスを手掛ける。22年現在、オーダーの半分はウエディング関連だという。オーダーのほとんどは白いドレスを「キャロライン・フウ」風にアレンジしたものが占めるが、中にはより大胆なカラーを注文する顧客も増えている。

 22年の「LVMHヤング ファッション デザイナー プライズ(LVMH YOUNG FASHION DESIGNER PRIZE以下、LVMHプライズ)」のセミファイナリストに選ばれているユキィ・キィ(Yueqi Qi)。友人でインフルエンサーのクリスティン・サン(Christine Sun)のために、刺繍デザインを施した黒いウエディングドレスを手掛けたことをきっかけにブライダル関連の需要の高さを実感しているという。「サンは暗い色で、中国文化の要素があり、夫と自分の名前があしらわれたドレスを希望した。王道のウエディングブランドも試してみたものの、ほとんどが伝統的な西洋スタイルの白いドレスで気に入らなかったようだ。もっと特別な一着を探して、私に声をかけてくれた」と語る。

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ジェンダーレスファッション、“男性にドレスを着せる”の先にある世界とは

 フェアチャイルド・メディア(FAIRCHILD MEDIA)はこのほど、「ダイバーシティー・フォーラム(Diversity Forum)」を開催した。フォーラムでは、ファッションとジェンダー・アイデンティティーのつながりや、今日のジェンダーの流動性の概念がファッション業界に与える影響などに関するディスカッションが行われた。ジェンダーレスファッションといえば、「ユニセックス」と称した商品は長きにわたって市場に浸透している。“メンズから借りた”ファッションをウィメンズでも展開して「ユニセックス」として提案されることが多い中、近年は「ジェンダーレス」「ジェンダーニュートラル」と呼ばれる新製品も多く登場している。これからのジェンダーレスなアプローチとは。

 フォーラムで対談したのは、ジェンダーの流動性がまだファッション業界や社会で浸透していない頃からLGBTQ+コミュニティー内におけるジェンダー・ポジティブ運動の先駆者的存在として活躍しているデザイナーのルドヴィック・デ・サン・サーナン(Ludovic de Saint Sernin)と、モデルのテディ・クインリバン(Teddy Quinlivan)。自身の名を冠したブランドを持つデ・サン・サーナンは、色気やジェンダーの区別のない官能性(センシュアリティー)がファッション業界でトレンドとして復活するきっかけとなったと言われている。「本当の自分を表現しただけだったが、そこに確かな需要があることに気がついた。洋服を着る人が従来の選択肢に縛られてなくていいブランドを作ってみたところ、業界の反響は驚くべきものだった。私は一人ではないし、心を開いてこうしたコミュニティーの一員になりたいと願う人は世界中にいる」と語る。

 デ・サン・サーナンは最新のコレクションで自身もモデルとして登場し、“自分のミューズになる(be your own muse)”というテーマを体現した。2022年春夏コレクションの広告キャンペーンでも、商品を全く使用しないセンシュアルで斬新な手法を披露。スペインの新進気鋭のランウエイモデル、フェルナンド・リンデス(Fernando Lindez)を起用してインターネット上で大きな話題を集めた。センシュアリティーといえば、トム・フォード(Tom Ford)がデザイナーを務めた時代の「グッチ(GUCCI)」の挑発的で性的な広告や、ケイト・モス(Kate Moss)を起用した「カルバン・クライン(CALVIN KLEIN)」のアイコニックなキャンペーンなど、官能的な魅力で大衆の心を掴んだケースは多く、ファッション業界にとって新しい概念ではない。しかし、デ・サン・サーナンはこれまでにない新しい側面に光を当ててインパクトの強いビジュアルを作るだけでなく、それが受け入れられるよう推進することを使命としている。

 「過去5年間に制作したキャンペーンでは、ファッションにおけるクィア(性的マイノリティーや、既存の性のカテゴリーに当てはまらない人々の総称)らしさやゲイ(同性愛、同性愛者)らしさ、セックスの表象を新たな面から可視化したため、大きな反響を呼んだ。私はゲイの男性だが、自分らしくあることや、このコミュニティーで私が私らしくあることの意味などを発見していった時に参照した資料が(広告制作などの際に)とても役立った。これまで、ロバート・メイプルソープ(Robert Mapplethorpe)やマドンナ(Madonna)といったポップアーティストなど、世界のクィア・アイコンに影響を受けた。彼らの多くは性とユニークな関係を持っていて、そうして性を堂々と表現する姿勢にインスパイアされてきた。だからこそ、洋服だけじゃなくて、ライフスタイル体験を提供しなければと考えた。現代のブランドとして、ただ服を作るだけではなく、メッセージ性を持ち、コミュニティーにとって意味のある何かを構築し、自分の意志を表現し、可視化する必要がある」。

 ジェンダー規範を問い直すことは、ファッション業界で今や当たり前になりつつあり、より“挑発的”になるために“型破り”なモデルのキャスティングをすることが増えてきている。トランスジェンダーモデルとして活躍するクインリバンは、「幸いなことに、業界ではジェンダーに関する多様な表現があり、従来のジェンダー規範が壊される場となっている。単に男性がスカートやドレスを着るのではなく、新しいクリエイティビティーが生まれている。ファッションはアートであり、デザイナーは自由にキャスティングできる。一方で、当事者の起用は搾取につながり、企業に利益をもたらすためだけにこれらの人々を利用するようになってしまう恐れがある。6月のプライド月間の商業化を見るに、残念ながらファッション業界のモデルたちも商業的に利用されていくのではないかと感じる」と意見を述べた。

 ジェンダー平等の世界的な動きは、コミュニティーのメンバーが恐れることなく自由にセクシュアリティーを表現し、楽しむことができる社会の構築に向けて、これまで以上に大きく前進している。「変化の中でたくさんの新しい声が聞こえていることに感激している。私たちが開けたドアもあるが、これまで道をつなげてきてくれた人たちのおかげで今がある」とデ・サン・サーナン。

 ファッション業界はさまざまな形で個人を肯定し、クリエイティビティーの発展に貢献してきたが、今度はより平等な世界の実現に向けてゆっくりと動き出している。自己表現におけるセックスアピールの役割を問い直し、ボディーシェイミング(人の見た目に意見を言ったり批判したりすること)を終わらせ、自己肯定心を育み、それぞれの方法で自身を受け入れることを導くような灯台となれるだろうか。

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「ナイキ」が傘下のRTFKTを通じて初めてバーチャルスニーカーを発売 二次流通では5000万円以上で取引も

 ナイキ(NIKE)は、昨年12月に買収したNFTスタジオRTFKT(読み方:アーティファクト)を通じて同社として初となるメタバースで着用できるバーチャルスニーカー“RTFKT x ナイキ ダンク ジェネシス クリプトキックス(Rtfkt x Nike Dunk Genesis CryptoKicks)”を4月22日に発売した。ナイキは以前から“クリプトキックス”を商標登録していた。

 ナイキは、RTFKTのバーチャルスニーカーを過去に購入したことがある人を対象に「ナイキ」の“スウッシュ”を配した黒いボックス型のNFT“MNLTH”を2月に無料で配布していた。バーチャルスニーカーの発売日と同日にこのNFTの中身も公開された。中に入っていたのは、イーサリアムのブロックチェーンをベースにしたカスタムできる「ナイキ」の“クリプトキックス”で、“ナイキ ダンク(Nike Dunk)”のデザインをベースに、“スキン・バイアルズ(Skin Vials)”とういう別のNFTを使ってゲーム内のスキンのように見た目をカスタムできるという。

 このスキンはバーチャルの“ナイキ ダンク”のほか、互換性のあるバーチャルスニーカーにも使うことができるという。8人のアーティストが制作した“スキン・バイアルズ”はそれぞれ希少度が違い、後に新たなカラーや機能が追加されていく予定。RTFKTはバーチャルスニーカーを一足所有していれば約1000通りのカスタマイズできるとしている。なおこのスキンは“交配”できるというが、その詳細については未公開のままだ。

 “クリプトキックス”や“スキン・バイアルズ”はNFTのマーケットプレイス「オープンシー(OpenSea)」でRTFKTやそのほかの所有者から二次流通で購入もできる。発売から数日でバーチャルスニーカーは2500万ドル(約31億円)以上の取引高を記録し、スキンの取引も活発に行われている。25日のある取引では、45万ドル(約5670万円)以上で売買されていた。

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グウェン・ステファニーがメイクアップを発売

 歌手のグウェン・ステファニー(Gwen Stefani)がメイクアップブランド「ギブ(GXVE)」を発売した。ブランド名は、自身が高校生の時に「GとX(キスを意味する)」でサインを書いていたことに由来する。ECサイトおよびセフォラ(SEPHORA)で扱う。ビューティブランド「ベラミー(BELLAMI)」を手掛けるニッキー・エスラミ(Nikki Eslami)共同創業者と同氏のベンチャーキャピタル、ニュー セオリーベンチャーズ(NEW THEORY VENTURES)とのパートナーシップで開発した。

 製品はアイシャドウパレットやアイライナー、ブロウペンシル、下地、リップスティックなどの8製品をそろえ、価格は21〜48ドル(約2600〜6000円)。グウェンのアイコニックなレッドリップにちなみ、ビビッドなレッドのリップスティックをマットとサテン仕上がり、同じ色のリキッドリップスティックをラインアップする。製品は全てクルエルティーフリーでパッケージはレフィル可能、さらにセフォラ独自のクリーン認証を得ている。

 グウェンは子どもの頃からメイクアップが好きだったという。「なんで幼い頃から好きだったのかはわからないが、私は視覚的に物を考えるので、それが一因かもしれない」。米カリフォルニア州アナハイムで育った彼女は、最初の職場の一つがモール内にある百貨店だった。スポーツウエア売り場で働いていたが、ずっと化粧品売り場に憧れを抱いた後、メイクアップブランド「アルティマ II(ULTIMA II)」で働くようになった。そこでメイクアップへの愛を再確認したという。「とある女性の接客が印象に残っているわ。彼女は英語を話さず、夫は赤ちゃんを抱えていた。彼女の顔には先天的な異常があった。そこでメイクアップをしてあげたら、『私がこんな気分を味わうことが可能だと思いもしなかったわ』と言ってくれて、とても喜んでくれたの。このようなメイクアップがもたらす喜び、これを誰もが求めているのだと思うわ」。

 現在52歳のグウェンは、派手なメイクアップルックで知られる。初期のバンド、ノー・ダウト(NO DOUBT)時代から今に至るまで、セルフでメイクアップをしてきたという。グウェンは「ノー・ダウトのときは予算がなくて、スタイリストやメイクアップアーティストも雇えなかった。『ジャスト・ア・ガール』をリリースしたときの洋服やメイクアップは、普段から使ったり、着ていたりしたもの。PVに出てくるメイクアップボックスも私物よ」と振り返る。「メイクアップは私のリチュアル(日課)だ。ステージに立つために、スイッチを入れるためにメイクアップをするの。ステージ以外でも、朝起きるためにもメイクアップが必要。メイクは、私にとってクリエイティブな表現だわ」。

 また日本好きで知られるグウェンだが、その発端は父親がヤマハ発動機で働いていたことだという。「父は毎年日本に出張し、日本のお土産をたくさん持って帰ってきた。ハローキティのシールや芸者の人形、着物などを買ってきてくれて、そこから日本への興味や関心が生まれたの」。グウェンは2004年にファッションライン「L.A.M.B」を、その後「ハラジュク ラバーズ(HARAJUKU LOVERS)」をローンチした。いずれのブランドでも香水を発売している。そのほかにも「ロレアル(L'OREAL)」「レブロン(REVLON)」「アーバン ディケイ(URBAN DECAY)」など数々のビューティブランドでアンバサダーを務めてきた。

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グウェン・ステファニーがメイクアップを発売

 歌手のグウェン・ステファニー(Gwen Stefani)がメイクアップブランド「ギブ(GXVE)」を発売した。ブランド名は、自身が高校生の時に「GとX(キスを意味する)」でサインを書いていたことに由来する。ECサイトおよびセフォラ(SEPHORA)で扱う。ビューティブランド「ベラミー(BELLAMI)」を手掛けるニッキー・エスラミ(Nikki Eslami)共同創業者と同氏のベンチャーキャピタル、ニュー セオリーベンチャーズ(NEW THEORY VENTURES)とのパートナーシップで開発した。

 製品はアイシャドウパレットやアイライナー、ブロウペンシル、下地、リップスティックなどの8製品をそろえ、価格は21〜48ドル(約2600〜6000円)。グウェンのアイコニックなレッドリップにちなみ、ビビッドなレッドのリップスティックをマットとサテン仕上がり、同じ色のリキッドリップスティックをラインアップする。製品は全てクルエルティーフリーでパッケージはレフィル可能、さらにセフォラ独自のクリーン認証を得ている。

 グウェンは子どもの頃からメイクアップが好きだったという。「なんで幼い頃から好きだったのかはわからないが、私は視覚的に物を考えるので、それが一因かもしれない」。米カリフォルニア州アナハイムで育った彼女は、最初の職場の一つがモール内にある百貨店だった。スポーツウエア売り場で働いていたが、ずっと化粧品売り場に憧れを抱いた後、メイクアップブランド「アルティマ II(ULTIMA II)」で働くようになった。そこでメイクアップへの愛を再確認したという。「とある女性の接客が印象に残っているわ。彼女は英語を話さず、夫は赤ちゃんを抱えていた。彼女の顔には先天的な異常があった。そこでメイクアップをしてあげたら、『私がこんな気分を味わうことが可能だと思いもしなかったわ』と言ってくれて、とても喜んでくれたの。このようなメイクアップがもたらす喜び、これを誰もが求めているのだと思うわ」。

 現在52歳のグウェンは、派手なメイクアップルックで知られる。初期のバンド、ノー・ダウト(NO DOUBT)時代から今に至るまで、セルフでメイクアップをしてきたという。グウェンは「ノー・ダウトのときは予算がなくて、スタイリストやメイクアップアーティストも雇えなかった。『ジャスト・ア・ガール』をリリースしたときの洋服やメイクアップは、普段から使ったり、着ていたりしたもの。PVに出てくるメイクアップボックスも私物よ」と振り返る。「メイクアップは私のリチュアル(日課)だ。ステージに立つために、スイッチを入れるためにメイクアップをするの。ステージ以外でも、朝起きるためにもメイクアップが必要。メイクは、私にとってクリエイティブな表現だわ」。

 また日本好きで知られるグウェンだが、その発端は父親がヤマハ発動機で働いていたことだという。「父は毎年日本に出張し、日本のお土産をたくさん持って帰ってきた。ハローキティのシールや芸者の人形、着物などを買ってきてくれて、そこから日本への興味や関心が生まれたの」。グウェンは2004年にファッションライン「L.A.M.B」を、その後「ハラジュク ラバーズ(HARAJUKU LOVERS)」をローンチした。いずれのブランドでも香水を発売している。そのほかにも「ロレアル(L'OREAL)」「レブロン(REVLON)」「アーバン ディケイ(URBAN DECAY)」など数々のビューティブランドでアンバサダーを務めてきた。

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LVMHのアルノー会長兼CEO、80歳まで続投可能に

 LVMHモエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)は、ベルナール・アルノー(Bernard Arnault)会長兼最高経営責任者(CEO、73歳)のCEO年齢制限を80歳まで延長する。株主総会で81.6%の賛成多数で決議された。同社の内規ではCEOは75歳までと定められていた。

 総会で議長を務めたアルノー会長兼CEOは、「2021年度の営業利益172億ユーロ(約2兆3392億円)は、他のラグジュアリーグループの売上高に匹敵する」と業績を誇り、「高級品は四半期ごとの競争ではなく、長期的な戦いであり、(株主も含めた)ファミリーによって運営されるのが最善である」と強調した。

 アルノー会長兼CEOは1949年3月5日生まれ。71年にパリ理工科大学を卒業し、ニューヨークで父親の建設会社で経営に携わった。84年にパリに帰国し、投資会社フィナンシエール・アガッシュを再構築する中で、倒産して売りに出されていたテキスタイル会社で「クリスチャン ディオール(CHRISTIAN DIOR)」を保有するブサック・サンフレールを買収。89年にLVMHの筆頭株主になり、現在に至る。

 5人の子どもがおり、それぞれグループの要職に就いている。「ルイ・ヴィトン」エグゼクティブ バイス プレジデントなどを務める長女のデルフィーヌ、LVMHのコミュニケーション&イメージなどを取り仕切る長男のアントワーヌ、ティファニーの取締役副社長を務める次男のアレクサンドル、「タグ・ホイヤー(TAG HEUER)」CEOで三男のフレデリック、「ルイ・ヴィトン」ウオッチ部門ディレクターで四男のジャン。年齢制限延長に伴い、後継者選びも先送りとなりそうだ。

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ウエディングドレスの最新トレンドまとめ ロマンティックなレース使いやオフショルダーに注目

 米国のブライダル市場では、コロナ禍が落ち着きを見せたことによる結婚式の増加に伴い、ウエディングドレスの需要が高まっている。米「WWD」によれば、2023年春夏シーズンはロマンティックなレース使い、オフショルダー、カジュアルで都会的なツーピース、洗練されたシルエット、そして22-23年秋冬のキーアイテムであるビスチエやコルセットを取り入れたドレスがトレンドだという。ここでは人気の高いデザインをピックアップした。

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22-23年秋冬はデニムルックがアツい! 「バレンシアガ」や「ヴェトモン」も披露

 2022-23年秋冬シーズンは、デニムアイテムを発表するブランドが多く見られた。1990~2000年代初頭に盛り上がったデニムルックが、Z世代を中心に人気のリバイバルファッション“Y2K(2000年)”によって再燃しており、当時のスタイルをモダンに再解釈したクロップ丈のトップス、ミニスカート、バギーパンツ、ローライズなどが登場した。

 「ディーゼル(DIESEL)」のグレン・マーティンス(Glenn Martens)=クリエイティブ・ディレクターは、20年10月に同職に就任して以来初のフィジカルショーとなった22-23年秋冬コレクションで、ローウエストのパンツ、ミニスカート、ボディーコンシャスなトップス、アシンメトリーなデザインのアイテムなどを披露。ノスタルジーをドラマチックに表現した。

 「ヴェトモン(VETEMENTS)」は、90年代のスケートボード・ファッションにインスパイアされたバギーパンツやオーバーサイズのトップスのほか、マキシ丈のデニムスカートなどを発表。「アクネ ストゥディオズ(ACNE STUDIOS)」は、パッチワークのデニムドレスやハイウエストのマキシスカートでレトロな雰囲気を漂わせた。

 「イザベル マラン(ISABEL MARANT)」も、ローライズのホワイトデニムや、アシッド(ケミカル)ウォッシュしたパンツで“Y2K”スピリットを表現。「アライア(ALAIA)」のベルボトムは、膝下にたっぷりと施されたフリルがロマンチックだ。

 「バレンシアガ(BALENCIAGA)」「フェンディ(FENDI)」「Y/プロジェクト(Y/PROJECT)」「ジェルマニエ(GERMANIER)」「コナー アイヴス(CONNER IVES)」は、上下をデニムでそろえたセットアップを発表。「フェンディ」はそれにデニム素材のバッグを合わせ、“全身デニム”スタイルを提案した。

 「ディオール(DIOR)」と「バルマン(BALMAIN)」では、22-23年秋冬シーズンのキーアイテムであるコルセットと一体化したようなデニムが登場。「アクト N.1(ACT N.1)」は、やはり注目のアイテムの1つであるビスチエをデニム素材で作り、カットアウトされたデニムパンツと合わせた。

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22-23年秋冬はデニムルックがアツい! 「バレンシアガ」や「ヴェトモン」も披露

 2022-23年秋冬シーズンは、デニムアイテムを発表するブランドが多く見られた。1990~2000年代初頭に盛り上がったデニムルックが、Z世代を中心に人気のリバイバルファッション“Y2K(2000年)”によって再燃しており、当時のスタイルをモダンに再解釈したクロップ丈のトップス、ミニスカート、バギーパンツ、ローライズなどが登場した。

 「ディーゼル(DIESEL)」のグレン・マーティンス(Glenn Martens)=クリエイティブ・ディレクターは、20年10月に同職に就任して以来初のフィジカルショーとなった22-23年秋冬コレクションで、ローウエストのパンツ、ミニスカート、ボディーコンシャスなトップス、アシンメトリーなデザインのアイテムなどを披露。ノスタルジーをドラマチックに表現した。

 「ヴェトモン(VETEMENTS)」は、90年代のスケートボード・ファッションにインスパイアされたバギーパンツやオーバーサイズのトップスのほか、マキシ丈のデニムスカートなどを発表。「アクネ ストゥディオズ(ACNE STUDIOS)」は、パッチワークのデニムドレスやハイウエストのマキシスカートでレトロな雰囲気を漂わせた。

 「イザベル マラン(ISABEL MARANT)」も、ローライズのホワイトデニムや、アシッド(ケミカル)ウォッシュしたパンツで“Y2K”スピリットを表現。「アライア(ALAIA)」のベルボトムは、膝下にたっぷりと施されたフリルがロマンチックだ。

 「バレンシアガ(BALENCIAGA)」「フェンディ(FENDI)」「Y/プロジェクト(Y/PROJECT)」「ジェルマニエ(GERMANIER)」「コナー アイヴス(CONNER IVES)」は、上下をデニムでそろえたセットアップを発表。「フェンディ」はそれにデニム素材のバッグを合わせ、“全身デニム”スタイルを提案した。

 「ディオール(DIOR)」と「バルマン(BALMAIN)」では、22-23年秋冬シーズンのキーアイテムであるコルセットと一体化したようなデニムが登場。「アクト N.1(ACT N.1)」は、やはり注目のアイテムの1つであるビスチエをデニム素材で作り、カットアウトされたデニムパンツと合わせた。

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「ディオール」韓国初のショーにBLACKPINKのJISOOが来場 新ポップアップもオープン

 「ディオール(DIOR)」は4月30日、2022年ウィメンズ・フォール・コレクションのランウエイショーをソウルで開催した。韓国で行われるのは今回が初めて。フロントローには、同ブランドのグローバルアンバサダーを務めるBLACKPINKのJISOO(ジス)のほか、元フィギュアスケート選手のキム・ヨナ(Kim Yuna)、ドラマ「Pachinko パチンコ」に主演した俳優のキム・ミンハ(Kim Minha)、モデルのアイリーン・キム(Irene Kim)、K-POPガールズグループ、レッド・ベルベット(RED VELVET)のイェリ(Yeri)らが着席した。

 会場となった梨花女子大学校には、巨大なスケートパークを思わせる舞台を設置。ショーのオープニングには複数の女性スケートボーダーが登場し、女性のエンパワメントやシスターフッド、多面性のある女性らしさを表現した。なお、「ディオール」は次世代の女性リーダー育成のため、22年3月に梨花女子大学校とパートナーシップ契約を締結している。

 今回のショーに合わせて訪韓したマリア・グラツィア・キウリ(Maria Grazia Chiuri)=アーティスティック・ディレクターは、「K-POPは娘を通じて聞くようになり、BLACKPINKにもとても感銘を受けた。JISOOはポジティブでエネルギッシュな女性性を体現しており、『ディオール』の素晴らしいアンバサダーだ」と語った。

 韓国の金融監督院によれば、「ディオール」は韓国市場で業績を伸ばしており、21年の営業利益は1047億ウォン(約107億円)と前年の2.4倍だった。ピエトロ・ベッカーリ(Pietro Beccari)=クリスチャン ディオール クチュール(CHRISTIAN DIOR COUTURE)会長兼最高経営責任者は、「韓国で業績が非常に好調なことを受けて、売り場を拡大する複数のプロジェクトが進行中だ」とコメントした。

 現在、「ディオール」のウィメンズは韓国で12店を運営。それに加えて、新たなポップアップストア「ディオール ソンス(DIOR SEONGSU)」をオープンした。3月にリニューアルオープンしたパリ本店を着想源とした「ディオール ソンス」の広さは約700平方メートル。カフェも併設されており、数年にわたって営業する予定だという。

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ウォルマートCEO、21年の報酬は30億円超

 米国の小売最大手、ウォルマート(WALMART)のダグ・マクミロン(Doug McMillon)社長兼最高経営責任者(CEO)の2021年の報酬総額は2570万ドル(約32億円)だった。20年の2260万ドル(約28億円)から13.7%増加した。

 会社の業績に連動する株式報酬がメインで評価額1920万ドル(約24億円)相当を得たほか、130万ドル(約1億6380万円)の給与、380万ドル(約4億7880万円)の報奨金、19万9911ドル(約2519万円)相当の社用機の私的利用、その他の手当を受け取った。

 ウォルマートの22年1月期決算は、前期比2.4%増の5727億ドル(約72兆円)、営業利益が15.1%増の259億ドル(約3兆2634億円)、純利益が1.2%増の136億ドル(約1兆7136億円)と増収増益だった。

 なお、ライバル企業アマゾン(AMAZON)のアンドリュー・ジャシー(Andrew Jassy)新CEOの21年の報酬は2億1270万ドル(約268億円)で、その99.5%が株式報酬で、CEO就任に伴うものが主だった。

 アマゾンはオンラインで、ウォルマートは実店舗で市場を制覇しているが、アマゾンはハイテクを駆使したコンセプト店舗を増やし、ウォルマートはデジタル化を大きく進めており、熾烈な競争を繰り広げている。

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