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伝統の技を基盤にラジカルなイノベーションを 船場が目指す空間作りとは?

国内外の空間作りに関するさまざまな業務をトータルにサポートするのが、1947年創業の船場(せんば)だ。立地の調査・企画・コンサルティングからデザイン・設計、制作・施工まで一貫して行うことができ、国内に8拠点、アジアに5拠点を構える。3月に着任した小田切潤新社長の指揮のもと、強みを生かした事業拡大にアクセルを踏む。

船場は、多くの外資系企業が拠点を構える麻布台ヒルズの半分以上のオフィスの施工を請け負っている。「コロナ禍が収束し、リアルでのコミュニケーションの重要性が見直されている。オフィスのデザイン・施工の需要が非常に伸びている」と小田切潤社長は語る。「オフィス空間が社員同士の交流を促すし、出社したいと思えるオフィスかは、人材の採用にも影響する。そこに投資する企業が急速に増えている」。

デベロッパーである森ビルとは30年来の付き合いだ。「設計・施工の技術力と安心度こそ、船場の強みだ。特に施工においては、技術者の育成を含めて、長年培ってきたノウハウとネットワークを持っている。クオリティーは大手に負けない自信があるが、職人気質でアピール下手な部分が少なからずあった。これからは強みを打ち出し、より積極的に営業活動を行う。オフィスといっても、さまざまだ。物流関連のオフィスやショールーミングスペースなど、幅広く対応している」。

1947年、陳列ケース店として大阪で創業した。店の内外装や売り場作りを手掛けるようになり、事業を拡大。イオングループとは、その前身である岡田屋時代からの付き合いで、国内外のイオンモールを多数手掛けてきた。また、三井不動産のららぽーとも、台湾や福岡、大阪・門真など、リサーチや開発から携わった。2016年に東京証券取引所(スタンダード市場)に上場した。

海外には84年に香港に現地法人を設立。現在、上海、ベトナム、台湾、マレーシア、シンガポールの5カ所に拠点を構える。「海外への出店、設計・施工にはローカルネットワークが欠かせない。特に台湾では35年以上の歴史がある。アジアに進出する日本企業をぜひサポートしたい」。

サステナビリティにも注力する。専任チーム「エシカルイノベーションハブ」がグローバルでリサーチをし、提案・実装までを行う。大阪・関西万博のルクセンブルク館では、施工からパビリオンの建材を会期終了後に神戸のリゾート施設で再利用することまでを実行する。「再利用しやすい素材選びや設計はもちろん、廃材の利用や、今使っている素材や家具を次の空間にも生かすことを提案したりしている」。

5月末には世界的な組織・人事のコンサルティングファーム、マーサージャパンと協業し、グローバル企業のためのワークスペースを再設計するサービスを開始した。マーサージャパンがグローバル基準の調査でワークスタイルの課題を可視化し、それに対する空間的な最適解を船場が企画・設計・施工まで提供する。「店舗や公共施設のノウハウなども生かしながら、その企業と時代性により合う空間を作っていく」。

24年12月期の売上高は前期比16.4%の289億円と好調だった。27年12月期で400億円を目標に掲げる。目下注力しているのが、オフィスとラグジュアリー空間だ。それぞれ専門チームを設けて、事業を強化している。

シナジーを見込める企業のM&Aも視野に、まずは年商1000億円を目指す。「国内の内装市場は約1.8兆円で、前年は約12%伸びており、市場の3〜4%のシェアを獲得できれば、十分に可能な数字だ。今売上高の15%程度の海外事業も伸ばしていく」。

小田切社長は新卒で広告代理店に入り、丸紅、アクセンチュアを経て、オンワードホールディングスで戦略企画室長を務めた。「クリエイティブとビジネスをどう融合するかは、経営者として私自身のテーマでもある。安定性と信頼を基盤に、ラジカルなイノベーションを引き起こす」と未来を見据える。

問い合わせ先
船場
03-6865-1008

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「ジュンヤ ワタナベ マン」2026年春夏メンズ・コレクション

「ジュンヤ ワタナベ マン(JUNYA WATANABE MAN)」が2026年春夏メンズ・コレクションを発表した。

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「ルイ・ヴィトン」と草間彌生の展覧会 「エスパス ルイ・ヴィトン大阪」で無料開催

「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」は7月16日から、アーティスト草間彌生の展覧会「INFINITY - SELECTED WORKS FROM THE COLLECTION」を開催する。会場は、「ルイ・ヴィトン メゾン 大阪御堂筋」の5階に位置する「エスパス ルイ・ヴィトン大阪」。

同展は、20世紀のアート作品に特化した芸術機関「フォンダンシオン ルイ・ヴィトン」が東京とミュンヘン、ベネチア、北京、ソウルにも構える「エスパス ルイ・ヴィトン」で、所蔵するコレクションを公開する「Hors-les-murs(フランス語で壁を越えての意味)」プログラムの一環。今回は、草間がアーティストとなった初期から近年までのインスタレーションや絵画などの作品を紹介する予定だ。入場料は無料。

■ 草間彌生「INFINITY - SELECTED WORKS FROM THE COLLECTION」
日程:7月16日〜2026年1月12日
時間:12:00〜20:00
場所:「エスパス ルイ・ヴィトン大阪」
住所:大阪市中央区心斎橋筋2-8-16 「ルイ・ヴィトン メゾン 大阪御堂筋」5階
定休日:「ルイ・ヴィトン メゾン 大阪御堂筋」に準じる
入場料:無料

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「サカイ」2026年春夏コレクション

「サカイ(SACAI)」が2026年春夏コレクションを発表した。

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「サカイ」2026年春夏コレクション

「サカイ(SACAI)」が2026年春夏コレクションを発表した。

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「MHL.」×「コンバース」の新作が発売 ミニマルなデザインの“ジャックパーセル“

「マーガレット・ハウエル(MARGARET HOWELL)」から派生したカジュアルブランド「MHL.」は、「コンバース(CONVERSE)」の“ジャックパーセル1935(JACK PURCELL 1935)”とのコラボレーションモデルの新作を発売した。価格は2万900円、カラーはダークチャコールとチョークの2色展開で、サイズは23〜25.0cm、26〜28.0cmを用意する。同作は、「MHL.」の直営店および公式オンラインストアで取り扱う。

現代的で洗練された“ジャックパーセル”

ベースとなる“ジャックパーセル1935”は、1970年代モデルのステッチワークやトウガードなどのアーカイブデザインを踏襲しつつ、リサイクルコットンを使用したアッパーや、足の構造に合わせた足型、内部構造のアップデートなど、現代的な技術を搭載した履き心地にこだわったモデルだ。

本作では、“ジャックパーセル”のクラシカルなイメージはそのままに、トレーニングシューズをイメージしてカラーリングを統一した。また、“シャックパーセル”のアイコンともいえるトウの“スマイル”も同色でまとめることで、着用シーンを選ばない一足に仕上げた。

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「MHL.」×「コンバース」の新作が発売 ミニマルなデザインの“ジャックパーセル“

「マーガレット・ハウエル(MARGARET HOWELL)」から派生したカジュアルブランド「MHL.」は、「コンバース(CONVERSE)」の“ジャックパーセル1935(JACK PURCELL 1935)”とのコラボレーションモデルの新作を発売した。価格は2万900円、カラーはダークチャコールとチョークの2色展開で、サイズは23〜25.0cm、26〜28.0cmを用意する。同作は、「MHL.」の直営店および公式オンラインストアで取り扱う。

現代的で洗練された“ジャックパーセル”

ベースとなる“ジャックパーセル1935”は、1970年代モデルのステッチワークやトウガードなどのアーカイブデザインを踏襲しつつ、リサイクルコットンを使用したアッパーや、足の構造に合わせた足型、内部構造のアップデートなど、現代的な技術を搭載した履き心地にこだわったモデルだ。

本作では、“ジャックパーセル”のクラシカルなイメージはそのままに、トレーニングシューズをイメージしてカラーリングを統一した。また、“シャックパーセル”のアイコンともいえるトウの“スマイル”も同色でまとめることで、着用シーンを選ばない一足に仕上げた。

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「ビームス」が「アディダス オリジナルス」と再タッグ “スーパースター Ⅱ”の別注モデルを発売

「ビームス(BEAMS)」が、「アディダス オリジナルス(ADIDAS ORIGINALS)」に別注したスニーカー“スーパースター Ⅱ(SUPERSTAR Ⅱ)”を7月5日に全国の「ビームス」各店および公式オンラインショップで発売する。ブラックとホワイトの2色展開で、価格は各2万2000円。一般発売に先駆けて、7月4日から「ビームス 原宿」で先行販売を行う。

1969年にバスケットボールシューズとして誕生し、以降ストリートカルチャーのアイコンとして愛され続けてきた“スーパースター”。今回は、その進化版である“スーパースター Ⅱ”をベースに別注モデルを企画した。

最大の特徴は、ラバー製のトゥキャップ、通称“シェルトゥ”部分に、さりげなく「BEAMS」の文字を同色でレイアウトしている点。先端にかけて広がるパーツデザインと相まって、控えめながらも存在感のあるルックスに仕上げた。また、シュータンには“金ベロ”と呼ばれるゴールドロゴを配置し、その上にはフランス語で“スリーストライプのブランド”を意味する一文と共に「beams」の名がゴールドで刻まれている。

アイテム一覧

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「ビームス」が「アディダス オリジナルス」と再タッグ “スーパースター Ⅱ”の別注モデルを発売

「ビームス(BEAMS)」が、「アディダス オリジナルス(ADIDAS ORIGINALS)」に別注したスニーカー“スーパースター Ⅱ(SUPERSTAR Ⅱ)”を7月5日に全国の「ビームス」各店および公式オンラインショップで発売する。ブラックとホワイトの2色展開で、価格は各2万2000円。一般発売に先駆けて、7月4日から「ビームス 原宿」で先行販売を行う。

1969年にバスケットボールシューズとして誕生し、以降ストリートカルチャーのアイコンとして愛され続けてきた“スーパースター”。今回は、その進化版である“スーパースター Ⅱ”をベースに別注モデルを企画した。

最大の特徴は、ラバー製のトゥキャップ、通称“シェルトゥ”部分に、さりげなく「BEAMS」の文字を同色でレイアウトしている点。先端にかけて広がるパーツデザインと相まって、控えめながらも存在感のあるルックスに仕上げた。また、シュータンには“金ベロ”と呼ばれるゴールドロゴを配置し、その上にはフランス語で“スリーストライプのブランド”を意味する一文と共に「beams」の名がゴールドで刻まれている。

アイテム一覧

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「ギークス ルール」が「HUNTER×HUNTER」と初コラボ “カルテット”やゴン、キルアのTシャツ3型が登場

「ギークス ルール(GEEKS RULE)」が、冨樫義博による大ヒット漫画を原作としたTVアニメ「HUNTER×HUNTER(ハンター×ハンター)」とのコラボレーションによるカプセルコレクション全10型を7月5日から2026年3月にかけて全10型を順次発売する。

今回のカプセルコレクションは、アニメ「ハンター×ハンター」の「ハンター試験編」から「選挙編」までの名場面やキャラクターにフォーカスし、全10型をラインアップ。7月5日に発売される第1弾では、主要キャラクターであるゴン、キルア、クラピカ、レオリオの4人が並ぶ“カルテット”をはじめ、ゴン、キルアの印象的なシーンを用いた3型が登場する。

各アイテムにはシルクスクリーンプリントを採用し、着込むほどに風合いが増す仕様。カラーはブラックのみ、サイズはM〜XXLの4サイズ展開で、価格は各6600円。「ギークス ルール」公式オンラインストアやプレミアムバンダイ、「ドーバー ストリート マーケット ギンザ(DOVER STREET MARKET GINZA)」、「グレイト(GR8)」、仙台の「リヴォルーション(ReVoLuTioN.)」、名古屋の「レガウス(REGGAWS)」、広島の「レフ(REF)」で販売する。※詳細に関しては、「ギークス ルール」の公式インスタグラム、Xで要確認。

“カルテット”Tシャツ

“ゴン”Tシャツ

“キルア”Tシャツ

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「ギークス ルール」が「HUNTER×HUNTER」と初コラボ “カルテット”やゴン、キルアのTシャツ3型が登場

「ギークス ルール(GEEKS RULE)」が、冨樫義博による大ヒット漫画を原作としたTVアニメ「HUNTER×HUNTER(ハンター×ハンター)」とのコラボレーションによるカプセルコレクション全10型を7月5日から2026年3月にかけて全10型を順次発売する。

今回のカプセルコレクションは、アニメ「ハンター×ハンター」の「ハンター試験編」から「選挙編」までの名場面やキャラクターにフォーカスし、全10型をラインアップ。7月5日に発売される第1弾では、主要キャラクターであるゴン、キルア、クラピカ、レオリオの4人が並ぶ“カルテット”をはじめ、ゴン、キルアの印象的なシーンを用いた3型が登場する。

各アイテムにはシルクスクリーンプリントを採用し、着込むほどに風合いが増す仕様。カラーはブラックのみ、サイズはM〜XXLの4サイズ展開で、価格は各6600円。「ギークス ルール」公式オンラインストアやプレミアムバンダイ、「ドーバー ストリート マーケット ギンザ(DOVER STREET MARKET GINZA)」、「グレイト(GR8)」、仙台の「リヴォルーション(ReVoLuTioN.)」、名古屋の「レガウス(REGGAWS)」、広島の「レフ(REF)」で販売する。※詳細に関しては、「ギークス ルール」の公式インスタグラム、Xで要確認。

“カルテット”Tシャツ

“ゴン”Tシャツ

“キルア”Tシャツ

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“ミニコスメ”が選ばれる時代に 「アットコスメ」×韓国ブランドから考えるミニリップの新しい価値

ポーチの中でもかさばらず、ミニバッグにもすっきり収まるサイズ感。さらに、手に取りやすい価格とコロンっとしたかわいらしいビジュアルーー。そんなミニリップが、ビューティ市場で存在感を増している。「ピアー(BBIA)」「ティルティル(TIRTIR)」「ラカ(LAKA)」などの韓国コスメブランドが相次いでミニリップを販売している。

ミニサイズのコスメは、決して目新しい存在ではない。ミニコスメをコンセプトにしたブランドがあったり、デパコスブランドのギフトセットにトライアル品として組み込まれていたり、サンプルとして提供していたり。「旅行にピッタリ」「使い切れる」と昔から一定のニーズがあった。

だが、韓国ブランドによるミニリップは「小さくて便利」な枠にとどまらない。バッグトレンドに合わせたサイズ設計や、複数色を気軽に買える&試せる価格帯、写真映えするビジュアルまで、“小ささ”を戦略として捉えて新しい価値を生み出している。

今回は、ミニコスメ戦略を加速させている韓国ブランド2社と、実店舗での仕掛けを担うアイスタイルに話を聞いた。

「ティルティル」の“ウォーターリズムグロウティント ミニ”

“ウォーターリズムグロウティント”は、発売から約7カ月(2024年5月15日~12月15日)で累計販売数70万個を達成した人気の製品。保湿成分を配合し、メイク効果とケア効果を両立している。ミニサイズは本品の約3分の2サイズで、持ち歩きにも最適だ。豊富なカラーラインアップが特徴で、ラズベリーレッドやロージーベージュ、オレンジレッドなどの新15色を含む全30色を用意した。

WWD:なぜミニサイズに?

「ティルティル」PR担当:昨今は、リップを重ねて楽しむメイクがはやっていると感じます。それに伴い、リップアイテムを複数持ち歩く人が増加。ファッション業界で流行しているミニバッグにも入るよう、人気のリップ“ウォーターリズムグロウティント”のミニサイズを発売しました。

WWD:ユーザーの反応は?

「ティルティル」PR担当:非常に好評です。あるバラエティーショップでは、月間売り上げ個数ランキングのトップ20のうち、半数近くを“ウォーターリズムグロウティント ミニ”が占めた月もあったほどです。“ウォーターリズム”シリーズのルーキー的な存在として、注目を集めています。

WWD:人気のカラーは?

「ティルティル」PR担当:“8 サマーパンプキン”、“13 ライクリー”、“27 ミューティローズ”、“28 ウィンタリー”の4色が人気ですが、特に27と28は、先行販売を行った韓国・聖水(ソンス)のポップアップイベントでも反応が良かったカラーです。

WWD:30色展開のメリットとデメリットは?

「ティルティル」PR担当:メリットはパーソナルカラーや年齢に関わらず、さまざまな人に使用してもらえること。一方で、カラーの多さから販売できるECサイトや店舗に限りがでてきてしまうという課題もあります。

WWD:今後もミニサイズのコスメは増える?

「ティルティル」PR担当:増えていくと思います。「ティルティル」もミニコスメが流行する前から“マスクフィットクッション”シリーズのミニサイズを販売していますが、今も根強い人気を誇ります。

特にクッションファンデーションやリップ、ハンドクリーム、パフュームなどの外出先で使うアイテムは、ミニサイズが定番化しつつある印象です。

「ラカ」の“フルーティーグラムティント ミニ”

“フルーティーグラムティント”は、唇に⻑時間潤いと透明感のある艶を与えるティントリップで、透けるような光沢感を宿し、生き生きとした唇に仕上げる。パッケージは、手になじむコロンとした丸みのある形が特徴。カラーは、既存23色にミニコレクション限定の新7色を加えた全30色を用意している。

WWD:なぜミニサイズに?

「ラカ」マーケティング担当:以前、一部バラエティーショップ限定で“フルーティーグラムティント”のミニサイズの2本セットを販売していました。これが好評だったことから、ミニリップ単体で販売することとなりました。

WWD:ユーザーの反応は?

「ラカ」マーケティング担当:イベントやSNSでは、「見た目がかわいい」「値段が手軽でたくさんの色を試しやすい」「ポーチに入れて持ち歩きやすい」「使い切れる量がうれしい」など、多くの好意的な声をいただいています。

WWD:人気のカラーは?

「ラカ」マーケティング担当:上品なブラウンレッド系の“120 カフェインローズ”です。3月6〜12日に渋谷ロフトで開催した「NEW ME LABO」のイベント会場でも、たくさんの方に手に取っていただけました。

WWD:30色展開のメリットとデメリットは?

「ラカ」マーケティング担当:自分の似合うカラーを見つけやすく、価格も手頃で挑戦しやすい点は大きな強み。一方で、容量換算すると通常サイズより割高になるケースもあります。

WWD:今後もミニサイズのコスメは増えていくと思いますか。

「ラカ」マーケティング担当:他ブランドからもミニサイズの新作が続々登場しており、イベントでもお客さまのリアクションが良いことから、今後も増えていくと見ています。

「アットコスメ」が見る、ミニコスメ市場の現在地

ミニコスメの売り場といえば、2025年3月のリニューアルで新設された「アットコスメトーキョー」の“ミニコスメコーナー”が記憶に新しい。実際、ミニコスメやミニリップに需要はあるのか?売り場は盛り上がっているのか?などの疑問をアイスタイルの担当者2人に聞いてみた。

WWD:「アットコスメトーキョー」にミニコスメコーナーを新設した理由は?

北尾悠樹 アイスタイル取締役 店舗カンパニー カンパニー長(以下、北尾):店頭に並んでいるディスプレー什器の多くは通常品を中心に陳列しており、ブランドや製品に興味がある人しか立ち止まりません。そこで、「気になるけど、試したことがない」層にも訴求したいと考え、お客さまとコスメの最初の出合いをかなえるミニコスメを主役にした売り場を作りました。

WWD:実際、ミニコスメコーナーは盛り上がっている?

南真彩 アイスタイルリテール店舗カンパニーTOKYO事業部店舗運営グループマネージャー(以下、南):結論、すごく盛り上がっています。お客さまが吸い込まれるようにミニコスメコーナーに入っていくんです。売り場にいる年齢層は幅広く、メインは10〜20代の女性。美容が好きなお姉さま世代もおり、ミニコスメだけで数万円購入する方もいらっしゃいます。

北尾:こんなに盛り上がるとは思っていませんでした。予想を大きく上回る反響で、僕らも驚きです。「アットコスメ トーキョー」で実績を作り、ほかの店舗でも展開できればと考えています。

WWD:ミニコスメコーナーで特に人気のアイテムは?

南:「ナーズ(NARS)」のチーク“ブラッシュ N ミニ”や、「エスティ ローダー(ESTEE LAUDER)」の美容液“アドバンス ナイト リペア SMR コンプレックス”のミニサイズ、「SK-II」のパック“フェイシャルトリートメントマスク”(1枚)など、デパコスのアイテムが人気です。手に取りやすい価格で試せるということから、購入するお客さまが多いようです。

北尾:特に、「ナーズ」の“ブラッシュ N ミニ”はミニコーナーを新設したことで、とんでもなく売れましたね。ずっと前から定番棚に並んでいるアイテムなのですが、お客さまは意識しないと「見つけられない」んですよね。ミニコスメコーナーに並べたことでたくさんの人に見つけてもらえた、1つの好例でした。

WWD:ミニリップの動きは?

南:非常に好調です。カラーバリエーション豊富で、いろいろ試せるのはお客さまにとってもうれしいと思います。また、店頭のディスプレーにはミニサイズと現品サイズの両方を置いて、ミニチュア感を演出。お客さまから「小さくてかわいい!」などの声をよく耳にするので、“ビジュウケ”も良いですね。

WWD:課題は?

北尾:ミニコスメというカテゴリーがまだ世の中に存在していないので、発注から陳列までのオペレーションが煩雑です。メーカーは通常品として扱っていないので、商品をそのまま並べることができず、リパッキング作業が必要になります。

このオペレーションが改善できれば、もっと商品数を増やしたり、他の店舗でもミニコスメコーナーを設けたいと思っています。僕らのリクエストとしては、韓国コスメブランドのように他のブランドもミニサイズの製品を通常品として流通してくれると助かります。

WWD:今後のミニコスメ、ミニリップ市場の展望は?

北尾:ミニコスメというカテゴリーがもっと充実してほしいなと思いますし、実際ミニリップの市場が大きくなっていることは事実だと思います。ただ、ミニリップはリピートにつながりにくい商品でもあると考えます。

というのも、スキンケアアイテムは気に入れば現品購入につながりやすく、エントリー製品としてとても優秀です。一方で、リップは冒険したい人が多いため、リピートより「使い切り」を目的に購入される傾向が強い。むしろ、リップは「ミニこそ最適サイズ」と言えるのかもしれません。

ミニコスメの市場は、“ミニ”にとどまらない

従来は「持ち運びやすさ」や「試しやすさ」が重視されていたミニコスメ。だが、現在は価格からデザイン、色展開まで計算された戦略的商品としての注目度が高まっている。

韓国ブランドの企画力、そして小売現場の売り場作りがリンクし、ミニコスメ市場は確実に広がりつつある。小さなコスメが示す大きな市場の可能性に、今後も注目していきたい。

The post “ミニコスメ”が選ばれる時代に 「アットコスメ」×韓国ブランドから考えるミニリップの新しい価値 appeared first on WWDJAPAN.

“ミニコスメ”が選ばれる時代に 「アットコスメ」×韓国ブランドから考えるミニリップの新しい価値

ポーチの中でもかさばらず、ミニバッグにもすっきり収まるサイズ感。さらに、手に取りやすい価格とコロンっとしたかわいらしいビジュアルーー。そんなミニリップが、ビューティ市場で存在感を増している。「ピアー(BBIA)」「ティルティル(TIRTIR)」「ラカ(LAKA)」などの韓国コスメブランドが相次いでミニリップを販売している。

ミニサイズのコスメは、決して目新しい存在ではない。ミニコスメをコンセプトにしたブランドがあったり、デパコスブランドのギフトセットにトライアル品として組み込まれていたり、サンプルとして提供していたり。「旅行にピッタリ」「使い切れる」と昔から一定のニーズがあった。

だが、韓国ブランドによるミニリップは「小さくて便利」な枠にとどまらない。バッグトレンドに合わせたサイズ設計や、複数色を気軽に買える&試せる価格帯、写真映えするビジュアルまで、“小ささ”を戦略として捉えて新しい価値を生み出している。

今回は、ミニコスメ戦略を加速させている韓国ブランド2社と、実店舗での仕掛けを担うアイスタイルに話を聞いた。

「ティルティル」の“ウォーターリズムグロウティント ミニ”

“ウォーターリズムグロウティント”は、発売から約7カ月(2024年5月15日~12月15日)で累計販売数70万個を達成した人気の製品。保湿成分を配合し、メイク効果とケア効果を両立している。ミニサイズは本品の約3分の2サイズで、持ち歩きにも最適だ。豊富なカラーラインアップが特徴で、ラズベリーレッドやロージーベージュ、オレンジレッドなどの新15色を含む全30色を用意した。

WWD:なぜミニサイズに?

「ティルティル」PR担当:昨今は、リップを重ねて楽しむメイクがはやっていると感じます。それに伴い、リップアイテムを複数持ち歩く人が増加。ファッション業界で流行しているミニバッグにも入るよう、人気のリップ“ウォーターリズムグロウティント”のミニサイズを発売しました。

WWD:ユーザーの反応は?

「ティルティル」PR担当:非常に好評です。あるバラエティーショップでは、月間売り上げ個数ランキングのトップ20のうち、半数近くを“ウォーターリズムグロウティント ミニ”が占めた月もあったほどです。“ウォーターリズム”シリーズのルーキー的な存在として、注目を集めています。

WWD:人気のカラーは?

「ティルティル」PR担当:“8 サマーパンプキン”、“13 ライクリー”、“27 ミューティローズ”、“28 ウィンタリー”の4色が人気ですが、特に27と28は、先行販売を行った韓国・聖水(ソンス)のポップアップイベントでも反応が良かったカラーです。

WWD:30色展開のメリットとデメリットは?

「ティルティル」PR担当:メリットはパーソナルカラーや年齢に関わらず、さまざまな人に使用してもらえること。一方で、カラーの多さから販売できるECサイトや店舗に限りがでてきてしまうという課題もあります。

WWD:今後もミニサイズのコスメは増える?

「ティルティル」PR担当:増えていくと思います。「ティルティル」もミニコスメが流行する前から“マスクフィットクッション”シリーズのミニサイズを販売していますが、今も根強い人気を誇ります。

特にクッションファンデーションやリップ、ハンドクリーム、パフュームなどの外出先で使うアイテムは、ミニサイズが定番化しつつある印象です。

「ラカ」の“フルーティーグラムティント ミニ”

“フルーティーグラムティント”は、唇に⻑時間潤いと透明感のある艶を与えるティントリップで、透けるような光沢感を宿し、生き生きとした唇に仕上げる。パッケージは、手になじむコロンとした丸みのある形が特徴。カラーは、既存23色にミニコレクション限定の新7色を加えた全30色を用意している。

WWD:なぜミニサイズに?

「ラカ」マーケティング担当:以前、一部バラエティーショップ限定で“フルーティーグラムティント”のミニサイズの2本セットを販売していました。これが好評だったことから、ミニリップ単体で販売することとなりました。

WWD:ユーザーの反応は?

「ラカ」マーケティング担当:イベントやSNSでは、「見た目がかわいい」「値段が手軽でたくさんの色を試しやすい」「ポーチに入れて持ち歩きやすい」「使い切れる量がうれしい」など、多くの好意的な声をいただいています。

WWD:人気のカラーは?

「ラカ」マーケティング担当:上品なブラウンレッド系の“120 カフェインローズ”です。3月6〜12日に渋谷ロフトで開催した「NEW ME LABO」のイベント会場でも、たくさんの方に手に取っていただけました。

WWD:30色展開のメリットとデメリットは?

「ラカ」マーケティング担当:自分の似合うカラーを見つけやすく、価格も手頃で挑戦しやすい点は大きな強み。一方で、容量換算すると通常サイズより割高になるケースもあります。

WWD:今後もミニサイズのコスメは増えていくと思いますか。

「ラカ」マーケティング担当:他ブランドからもミニサイズの新作が続々登場しており、イベントでもお客さまのリアクションが良いことから、今後も増えていくと見ています。

「アットコスメ」が見る、ミニコスメ市場の現在地

ミニコスメの売り場といえば、2025年3月のリニューアルで新設された「アットコスメトーキョー」の“ミニコスメコーナー”が記憶に新しい。実際、ミニコスメやミニリップに需要はあるのか?売り場は盛り上がっているのか?などの疑問をアイスタイルの担当者2人に聞いてみた。

WWD:「アットコスメトーキョー」にミニコスメコーナーを新設した理由は?

北尾悠樹 アイスタイル取締役 店舗カンパニー カンパニー長(以下、北尾):店頭に並んでいるディスプレー什器の多くは通常品を中心に陳列しており、ブランドや製品に興味がある人しか立ち止まりません。そこで、「気になるけど、試したことがない」層にも訴求したいと考え、お客さまとコスメの最初の出合いをかなえるミニコスメを主役にした売り場を作りました。

WWD:実際、ミニコスメコーナーは盛り上がっている?

南真彩 アイスタイルリテール店舗カンパニーTOKYO事業部店舗運営グループマネージャー(以下、南):結論、すごく盛り上がっています。お客さまが吸い込まれるようにミニコスメコーナーに入っていくんです。売り場にいる年齢層は幅広く、メインは10〜20代の女性。美容が好きなお姉さま世代もおり、ミニコスメだけで数万円購入する方もいらっしゃいます。

北尾:こんなに盛り上がるとは思っていませんでした。予想を大きく上回る反響で、僕らも驚きです。「アットコスメ トーキョー」で実績を作り、ほかの店舗でも展開できればと考えています。

WWD:ミニコスメコーナーで特に人気のアイテムは?

南:「ナーズ(NARS)」のチーク“ブラッシュ N ミニ”や、「エスティ ローダー(ESTEE LAUDER)」の美容液“アドバンス ナイト リペア SMR コンプレックス”のミニサイズ、「SK-II」のパック“フェイシャルトリートメントマスク”(1枚)など、デパコスのアイテムが人気です。手に取りやすい価格で試せるということから、購入するお客さまが多いようです。

北尾:特に、「ナーズ」の“ブラッシュ N ミニ”はミニコーナーを新設したことで、とんでもなく売れましたね。ずっと前から定番棚に並んでいるアイテムなのですが、お客さまは意識しないと「見つけられない」んですよね。ミニコスメコーナーに並べたことでたくさんの人に見つけてもらえた、1つの好例でした。

WWD:ミニリップの動きは?

南:非常に好調です。カラーバリエーション豊富で、いろいろ試せるのはお客さまにとってもうれしいと思います。また、店頭のディスプレーにはミニサイズと現品サイズの両方を置いて、ミニチュア感を演出。お客さまから「小さくてかわいい!」などの声をよく耳にするので、“ビジュウケ”も良いですね。

WWD:課題は?

北尾:ミニコスメというカテゴリーがまだ世の中に存在していないので、発注から陳列までのオペレーションが煩雑です。メーカーは通常品として扱っていないので、商品をそのまま並べることができず、リパッキング作業が必要になります。

このオペレーションが改善できれば、もっと商品数を増やしたり、他の店舗でもミニコスメコーナーを設けたいと思っています。僕らのリクエストとしては、韓国コスメブランドのように他のブランドもミニサイズの製品を通常品として流通してくれると助かります。

WWD:今後のミニコスメ、ミニリップ市場の展望は?

北尾:ミニコスメというカテゴリーがもっと充実してほしいなと思いますし、実際ミニリップの市場が大きくなっていることは事実だと思います。ただ、ミニリップはリピートにつながりにくい商品でもあると考えます。

というのも、スキンケアアイテムは気に入れば現品購入につながりやすく、エントリー製品としてとても優秀です。一方で、リップは冒険したい人が多いため、リピートより「使い切り」を目的に購入される傾向が強い。むしろ、リップは「ミニこそ最適サイズ」と言えるのかもしれません。

ミニコスメの市場は、“ミニ”にとどまらない

従来は「持ち運びやすさ」や「試しやすさ」が重視されていたミニコスメ。だが、現在は価格からデザイン、色展開まで計算された戦略的商品としての注目度が高まっている。

韓国ブランドの企画力、そして小売現場の売り場作りがリンクし、ミニコスメ市場は確実に広がりつつある。小さなコスメが示す大きな市場の可能性に、今後も注目していきたい。

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【スナップ】SEVENTEENミンギュ、サブリナ・カーペンター、TXTらが来場 「ディオール」2026年春夏メンズ・コレクション

「ディオール(DIOR)」は6月27日、パリでジョナサン・アンダーソン(Jonathan Anderson)による2026年春夏メンズ・コレクションを発表した。日本から俳優の加瀬亮が参加したほか、ロバート・パティンソン(Robert Pattinson)、エイサップ・ロッキー(ASAP Rocky)、リアーナ(Rihanna)、サブリナ・カーペンター(Sabrina Carpenter)、SEVENTEENミンギュ(Mingyu)、TOMORROW X TOGETHER(以下、TXT)のスビン(Soobin)、ヨンジュン(Yeonjun)、テヒョン(Taehyun)、ボムギュ(Beomgyu)ら豪華セレブリティーが集結した。

カーペンターはグレーウールの“バー”ジャケットとプリーツスカートに、ヌードカラーの「クリスチャン ルブタン(CHRISTIAN LOUBOUTIN)」のピープトゥパンプスを合わせ、クラシックな装いで登場した。

 

加瀬はネイビーのウールオーバーシャツ、ホワイトのカラーシャツ、ワインレッドのシルクタイにホワイトのデニムパンツを合わせ、ベージュのスエードスニーカーを着用した。

 

TXTのメンバー4人は、そろってブラウンとベージュのスエードスニーカーを履いて来場。スビンはブルーのポロシャツにグレーウールのジャケット、ネイビーのカーゴパンツ、ヨンジュンはレッドのケーブルウールセーターにブルーのコットンシャツ、ネイビーのカーゴパンツ、テヒョンはグレーとブラックのジャケット、ピンクのポロシャツ、ブラックのデニムパンツを着用した。 ボムギュは、ベージュのシャツにネイビーのカーゴパンツでコーディネートし、“ディオール オブリーク”レザーを使用したメッセンジャーバッグを身につけた。

 

ミンギュはホワイトのコットンポロシャツに、ホワイトのシルクタイとデニムショートパンツを着用し、ブラウンのレザーベルトでルックを完成させた。

来場者スナップ

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「アヴェダ」南青山の旗艦店が閉店  22年の営業に幕

エスティ ローダー グループは6月30日、自然派化粧品ブランド「アヴェダ(AVEDA)」の旗艦店「アヴェダ ライフスタイル サロン&スパ 南青山」(東京・南青山)を閉店する。同店は、「アヴェダ」が日本に上陸した2003年9月に開業。ヘアケア製品やスパサービスを通じて、「美と健康、地球環境の調和」を掲げるブランドの世界観を体現する旗艦店として運営してきた。22年にわたり、ブランドの認知向上とファン層の拡大に貢献してきた。

今後は、引き続き全国の各店舗と公式オンラインショップを通じて製品の販売を継続する。「アヴェダ」は、「これまでのご愛顧に感謝しつつ、今後も変わらぬブランド体験の提供に努めていく」としている。

なお、近隣には「ディプティック」(13年出店)、「ル ラボ」(22年)、「イソップ」(24年)が店舗を構える。さらに、香りアイテムの人気が高い「タンバリンズ」(24年)も同エリアに進出。また、「サンタ・マリア・ノヴェッラ」の路面2号店が「イソップ」至近にオープン予定で、エリアの集客力が一層強まる可能性がありそうだ。

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下着好きにはたまらないD2Cのデザイナーランジェリーがそろうイベント「デザイナー ランジェリー アーケード」が初開催

個性豊かなランジェリーブランドとセレクトショップが一堂に会したショッピングイベント「デザイナー ランジェリー アーケード(DESIGNER LINGERIE ARCADE)」が6月7~8日、東京・南青山で初開催された。主催は、パリや日本のファッションブランドの販売代理であるモデルインク。同社の津島忠章社長の声掛けにより、デザイナーランジェリーの「アロマティック(AROMATIQUE)」「ジェミニテイル(GEMINITALE)」「ナイスナイス モーメント(NICENICE MOMENT)」「ライムライム(LIMERIME)」「ラ・シレーヌ(LA SIRENE)」「ランジェリーク(ĽANGÉLIQUE)」の6ブランドと、「ムール」「ラ グット」「ランジェリー アンド ハー フィルム」の3つのショップが参加。いずれもD2Cブランドやショップで、単独でポップアップは開催しているものの、それらが一堂に会するショッピングイベントは初めてだ。津島社長は、「百貨店のランジェリー売り場が縮小傾向にある中で、このイベントが新たな出会い、発見の場となり、少しでも市場の活性化ができれば」とコメント。

同イベントは、参加ブランドとショップがSNSで集客。主に顧客が来場したが、買い回りがみられるなど、グループ開催によるプラスの効果が見られた。6日夜にはオープニングパーティーを開催。ストリートフォトグラファーのシトウレイの司会によるトークセッションが行われ、デザイナーやディレクターらが、ランジェリーが日々の気分にもたらす効果や業界で挑戦したいことなどについて語り合った。

さまざまなデザイナーランジェリーとの出合いの場を提供

同イベントは、ランジェリーが持つ価値を単なる“身につけるもの”ではなく“感じるもの”と捉え、ランジェリーの価値観そのものをまとうことを提案するのを目的として開催された。国内外のファッションブランドを取り扱うモデルインクのネットワークを活用することで、ファッション業界人をはじめ、ファッション好きを取り込むきっかけを作ることに成功。また、参加ブランド・ショップ間では、横のつながりも生まれた。

モデルインクの萩本佳弥ランジェリーディビジョンアシスタントは、ランジェリー アンド ハー フィルム」のバイヤーも兼任しており、「今回のイベントを通して、より多くの人にデザイナーランジェリーの存在を知って欲しいし、ランジェリーにも洋服同様、選ぶ楽しさがあることを伝えていきたい」と語った。参加者からは、「われわれ、お客さま両方にとって、出会いの場になり、お客さまの声を直接聞くことができる貴重な機会だった」という声や、「個性溢れるブランドがそろうイベントで、選択肢が広がり来場者の満足度も高かった」というコメントが寄せられた。

次回はブランド数を増やし、11月に開催を予定している。「デザイナー ランジェリー アーケード」のインスタグラムも立ち上げ、ツールとして活用していくという。

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下着好きにはたまらないD2Cのデザイナーランジェリーがそろうイベント「デザイナー ランジェリー アーケード」が初開催

個性豊かなランジェリーブランドとセレクトショップが一堂に会したショッピングイベント「デザイナー ランジェリー アーケード(DESIGNER LINGERIE ARCADE)」が6月7~8日、東京・南青山で初開催された。主催は、パリや日本のファッションブランドの販売代理であるモデルインク。同社の津島忠章社長の声掛けにより、デザイナーランジェリーの「アロマティック(AROMATIQUE)」「ジェミニテイル(GEMINITALE)」「ナイスナイス モーメント(NICENICE MOMENT)」「ライムライム(LIMERIME)」「ラ・シレーヌ(LA SIRENE)」「ランジェリーク(ĽANGÉLIQUE)」の6ブランドと、「ムール」「ラ グット」「ランジェリー アンド ハー フィルム」の3つのショップが参加。いずれもD2Cブランドやショップで、単独でポップアップは開催しているものの、それらが一堂に会するショッピングイベントは初めてだ。津島社長は、「百貨店のランジェリー売り場が縮小傾向にある中で、このイベントが新たな出会い、発見の場となり、少しでも市場の活性化ができれば」とコメント。

同イベントは、参加ブランドとショップがSNSで集客。主に顧客が来場したが、買い回りがみられるなど、グループ開催によるプラスの効果が見られた。6日夜にはオープニングパーティーを開催。ストリートフォトグラファーのシトウレイの司会によるトークセッションが行われ、デザイナーやディレクターらが、ランジェリーが日々の気分にもたらす効果や業界で挑戦したいことなどについて語り合った。

さまざまなデザイナーランジェリーとの出合いの場を提供

同イベントは、ランジェリーが持つ価値を単なる“身につけるもの”ではなく“感じるもの”と捉え、ランジェリーの価値観そのものをまとうことを提案するのを目的として開催された。国内外のファッションブランドを取り扱うモデルインクのネットワークを活用することで、ファッション業界人をはじめ、ファッション好きを取り込むきっかけを作ることに成功。また、参加ブランド・ショップ間では、横のつながりも生まれた。

モデルインクの萩本佳弥ランジェリーディビジョンアシスタントは、ランジェリー アンド ハー フィルム」のバイヤーも兼任しており、「今回のイベントを通して、より多くの人にデザイナーランジェリーの存在を知って欲しいし、ランジェリーにも洋服同様、選ぶ楽しさがあることを伝えていきたい」と語った。参加者からは、「われわれ、お客さま両方にとって、出会いの場になり、お客さまの声を直接聞くことができる貴重な機会だった」という声や、「個性溢れるブランドがそろうイベントで、選択肢が広がり来場者の満足度も高かった」というコメントが寄せられた。

次回はブランド数を増やし、11月に開催を予定している。「デザイナー ランジェリー アーケード」のインスタグラムも立ち上げ、ツールとして活用していくという。

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「ディオール」のホイップチークや冷凍庫OK!な「雪肌精」多機能ジェルなど 今週発売のビューティアイテム14選【6/30〜7/6】

ビューティアイテムの発売情報を「WWDJAPAN」的視点でピックアップ!今回は6月30日〜7月6日に発売するアイテムを紹介します。今週は新感覚のアイテムに注目!「ディオール(DIOR)」の“ディオールスキン フォーエヴァー”からは初のホイップチークが登場します。ホイップクリームのような付け心地で肌に溶け込むようになじむ新感覚テクスチャーと「ディオール」ならではの美しい発色はぜひお試しを。「雪肌精」は多機能ジェルをリニューアル。冷凍庫保存も可能で、夏の暑い日に肌に乗せるとシャリシャリとしたひんやり冷たい感触が……。トマトの香りを取り入れた「ボタニスト(BOTANIST)」の期間限定シリーズ、「ラネージュ(LANEIGE)」“リップスリーピングマスク”恒例のスイカフレーバーなど、夏を楽しむ限定品もぜひチェックを!

【7月1日発売】
アヴェダ
(AVEDA)

上質な艶髪を演出するヘアオイルが登場

「アヴェダ(AVEDA)」は、ヘアオイル“コンセントレイト シャイン オイル”を発売する。ブランド独自のカメリナオイル発酵成分とツバキオイル、ダイコンシードオイルが髪に艶としなやかさを与え、柔らかで輝くような印象に仕上げる。

■商品詳細

“コンセントレイト シャイン オイル”(50mL、6270円)

【7月1日発売】
ウォンジョンヨ ヘア
(WONJUNGYO HAIR)

“髪の太さ”で選ぶストレートタイプ登場

メイクアップアーティストのウォン・ジョンヨがプロデュースする「ウォンジョンヨ(WONJUNGYO)」のヘアケアライン「ウォンジョンヨ ヘア(WONJUNGYO HAIR)」は、うねった髪をストレートで艶やかに仕上げる“ストレートシャンプー”と“ストレートトリートメント”を発売する。“髪の太さ”で選べる2種ずつを用意した。

■商品詳細

“ストレートシャンプー”(各350mL、各1650円)
“ストレートトリートメント”(各200g、各1650円)

【7月1日発売】
シセイドウ
(SHISEIDO)

シミをカバーするUV下地

「シセイドウ(SHISEIDO)」は、シミ・色むらをカバーして、明るく均一な肌を演出する美白有効成分4MSK配合の“ブライトニング スポットコントロール ベース”を発売する。

■商品詳細

“ブライトニング スポットコントロール ベース”[SPF35・PA+++]【医薬部外品】(全3色、各5500円※編集部調べ)

【7月1日発売】
雪肌精

多機能ジェルが1品7役にパワーアップ

コーセー「雪肌精」は、美白多機能ジェル“雪肌精 ハーバル ジェル”に美白、肌荒れ防止の有効成分を配合した新製品“薬用雪肌精 ブライトニング マルチ ジェル”を発売する。従来の乳液、美容液、クリーム、マッサージ、マスクの1品5役にアイクリームと美容オイルの機能も加え、1品7役にパワーアップ。付けかえ用レフィルとトライアルサイズも用意している。

■商品詳細

“薬用雪肌精 ブライトニング マルチ ジェル”【医薬部外品】(80g、4620円※編集部調べ、以下同)
付けかえ用レフィル(80g、4180円)
トライアルサイズ (12g、880円)

【7月1日発売】
ドロアス
(DROAS)

「ドロアス」が「リラックマ」とコラボ リラックス感全開の“ゆるカワ”デザイン

I-neのクレイビューティブランド「ドロアス(DROAS)」は、「リラックマ」とコラボレーションした“リラックマコラボ シリーズ”を発売する。同コラボは、「いっしょにすいっちおふ」をコンセプトに掲げ、洗顔やシャンプー、トリートメントを展開する。

■商品詳細

“クレイクリア ウォッシュ”(120g、990円)
“クレイマイルドスクラブウォッシュ”(120g、990円)
“シルキークレンズセット”(シャンプー400mL/トリートメント400g、1870円)
“ダメージリペアセット”(シャンプー400mL/トリートメント400g、1870円)

【7月1日発売】
トーン
(TO/ONE)

UVクリームに新色登場

ナチュラル&オーガニックメイクアップブランド「トーン(TO/ONE)」は7月1日、美容液UVの“ブライトニング デイエッセンスUV”から、既存のクリアタイプに続き2色目の展開となる新色の“ライラックピンク”を発売する。

■商品詳細

“ブライトニング デイエッセンスUV”[SPF50+・PA++++](新色、40g、3300円)

【7月1日発売】
ニールズヤードレメディーズ
(NEAL'S YARD REMEDIES)

赤ちゃんと使用できるピローミスト

「ニールズヤードレメディーズ(NEAL'S YARD REMEDIES)」は、健やかな眠りに寄り添う香りの“ベビー ピローミスト”を発売する。同製品は、赤ちゃんの睡眠サイクルに着目。自然由来成分100%で、生後6カ月以上の赤ちゃんに使用できる。ラベンダーやカモミールなどの成分を配合。

■商品詳細

“ベビー ピローミスト”(50mL、3300円)

【7月1日発売】
ボタニスト
(BOTANIST)

今夏の香りコレクションはフルーツトマト

「ボタニスト(BOTANIST)」は、季節の香りを取り入れた“フレグランスコレクション”から、“フルーツトマト&ローズマリーの香り”を発売する。トマトの香りはニッチフレグランス界隈でグローバルトレンドになっていることから採用を決めたという。

■商品詳細

“ボタニカルシャンプー”(460mL、各1540円)
“ボタニカルトリートメント”(460g、各1540円)
シャンプートリートメントセット(全2種、各3080円)
ヘアマスク(200g、1650円)
ヘアオイル(80mL、1870円)
ボディーソープ(490mL、1100円)

【7月1日発売】
ラネージュ
(LANEIGE)

人気リップマスクに今年もスイカフレーバーが限定登場

韓国発「ラネージュ(LANEIGE)」は、人気アイテムの“リップスリーピングマスク”から限定フレーバーの“ウォーターメロン”を発売する。同製品は、夏を感じるみずみずしく甘いフレーバーが特徴で、寝ている間に乾燥や角質に潤いを与え、翌朝艶のあるふっくらとした唇に仕上げる。

■商品詳細

“リップスリーピングマスク”(20g、2365円)

【7月2日発売】
オペラ
(OPERA)

“シアーマットリップスティック”からラベンダーピンクの限定色

「オペラ(OPERA)」は、すりガラスのような質感の保護膜で唇を包み、指でぼかしたようにふわりと色づくマットリップ“シアーマットリップスティック”から、夏の限定色“105 ラベンダーピンク”を発売する。

■商品詳細

“シアーマットリップスティック”(限定、1980円)

【7月4日発売】
アルマーニ ビューティ
(ARMANI BEAUTY)

“氷のような冷感リッププランパー”

「アルマーニ ビューティ(ARMANI BEAUTY)」は、新作のリッププランパー“プリズマグラスアイシープランパー”を発売する。同アイテムは氷のようにひんやりとした付け心地の冷感リップグロスで、唇にハリ感を与え、艶やかで立体感のある印象に仕上げる。

■商品詳細

“プリズマグラスアイシープランパー”(6600円 ※編集部調べ)

【7月4日発売】
ジルスチュアート
(JILL STUART)

ライフスタイルコレクションを刷新

「ジルスチュアート(JILLSTUART)」は、ライフスタイルコレクションを刷新する。ブランドが得意とするロマンティックなデザインに変更するとともに、効果実感を得られる品質向上を図る。既存のヘア、ボディーアイテムに加え、ボディースクラブやシャンプーブラシなどを投入し、ラインアップを拡充する。

■商品詳細

“ホワイトフローラル シャンプー”(500mL、3520円/レフィル400mL、2640円)
“同 トリートメント”(500mL、3520円/レフィル400mL、2640円)
“同 ヘアマスク”(20g、3300円)
“同 ディープヘッドクレンズ”(280g、3850円)
“同 ウオータートリートメント”(200mL、3300円)
“シャンプー ブラシ”(2750円)
“同 ボディスクラブ”(410g、4400円)
“同 ハンドウォッシュ”(250mL、2420円)

【7月4日発売】
ディオール
(DIOR)

“フォーエバー”に初のホイップチーク

「ディオール(DIOR)」は、美肌フィルターに着想を得た“ディオールスキン フォーエヴァー”の新作を発売する。アイテムはホイップクリームのような付け心地で肌に溶け込むようになじむ新感覚テクスチャーの“ブラッシュ ソフト フィルター”、ヒアルロン酸を配合した新たなフェイスパウダーの“ヌード ラディアント フィルター”、“ヌード マット フィルター”の3種で、肌にフィルターいらずの美しさと血色感を宿す。

■商品詳細

“ブラッシュ ソフト フィルター”(全5色、各5940円)
“ヌード ラディアント フィルター”(全1色、7810円)
“ヌード マット フィルター”(全1色、7810円)

【7月4日発売】
トム フォード ビューティ
(TOM FORD BEAUTY)

リップスティックに新3色が追加

「トム フォード ビューティ(TOM FORD BEAUTY)」は、“スリム リップ カラー シャイン”の新3色を発売する。同製品は、ピンヒールを履いたしなやかな気品のある”トム フォード ウーマン”を想わせるリップスティック。リッチな潤い成分を配合し、軽やかに伸び広がりながらワンストロークで高発色をかなえる。

■商品詳細

“スリム リップ カラー シャイン”(新3色、各5940円)

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「ディオール」のホイップチークや冷凍庫OK!な「雪肌精」多機能ジェルなど 今週発売のビューティアイテム14選【6/30〜7/6】

ビューティアイテムの発売情報を「WWDJAPAN」的視点でピックアップ!今回は6月30日〜7月6日に発売するアイテムを紹介します。今週は新感覚のアイテムに注目!「ディオール(DIOR)」の“ディオールスキン フォーエヴァー”からは初のホイップチークが登場します。ホイップクリームのような付け心地で肌に溶け込むようになじむ新感覚テクスチャーと「ディオール」ならではの美しい発色はぜひお試しを。「雪肌精」は多機能ジェルをリニューアル。冷凍庫保存も可能で、夏の暑い日に肌に乗せるとシャリシャリとしたひんやり冷たい感触が……。トマトの香りを取り入れた「ボタニスト(BOTANIST)」の期間限定シリーズ、「ラネージュ(LANEIGE)」“リップスリーピングマスク”恒例のスイカフレーバーなど、夏を楽しむ限定品もぜひチェックを!

【7月1日発売】
アヴェダ
(AVEDA)

上質な艶髪を演出するヘアオイルが登場

「アヴェダ(AVEDA)」は、ヘアオイル“コンセントレイト シャイン オイル”を発売する。ブランド独自のカメリナオイル発酵成分とツバキオイル、ダイコンシードオイルが髪に艶としなやかさを与え、柔らかで輝くような印象に仕上げる。

■商品詳細

“コンセントレイト シャイン オイル”(50mL、6270円)

【7月1日発売】
ウォンジョンヨ ヘア
(WONJUNGYO HAIR)

“髪の太さ”で選ぶストレートタイプ登場

メイクアップアーティストのウォン・ジョンヨがプロデュースする「ウォンジョンヨ(WONJUNGYO)」のヘアケアライン「ウォンジョンヨ ヘア(WONJUNGYO HAIR)」は、うねった髪をストレートで艶やかに仕上げる“ストレートシャンプー”と“ストレートトリートメント”を発売する。“髪の太さ”で選べる2種ずつを用意した。

■商品詳細

“ストレートシャンプー”(各350mL、各1650円)
“ストレートトリートメント”(各200g、各1650円)

【7月1日発売】
シセイドウ
(SHISEIDO)

シミをカバーするUV下地

「シセイドウ(SHISEIDO)」は、シミ・色むらをカバーして、明るく均一な肌を演出する美白有効成分4MSK配合の“ブライトニング スポットコントロール ベース”を発売する。

■商品詳細

“ブライトニング スポットコントロール ベース”[SPF35・PA+++]【医薬部外品】(全3色、各5500円※編集部調べ)

【7月1日発売】
雪肌精

多機能ジェルが1品7役にパワーアップ

コーセー「雪肌精」は、美白多機能ジェル“雪肌精 ハーバル ジェル”に美白、肌荒れ防止の有効成分を配合した新製品“薬用雪肌精 ブライトニング マルチ ジェル”を発売する。従来の乳液、美容液、クリーム、マッサージ、マスクの1品5役にアイクリームと美容オイルの機能も加え、1品7役にパワーアップ。付けかえ用レフィルとトライアルサイズも用意している。

■商品詳細

“薬用雪肌精 ブライトニング マルチ ジェル”【医薬部外品】(80g、4620円※編集部調べ、以下同)
付けかえ用レフィル(80g、4180円)
トライアルサイズ (12g、880円)

【7月1日発売】
ドロアス
(DROAS)

「ドロアス」が「リラックマ」とコラボ リラックス感全開の“ゆるカワ”デザイン

I-neのクレイビューティブランド「ドロアス(DROAS)」は、「リラックマ」とコラボレーションした“リラックマコラボ シリーズ”を発売する。同コラボは、「いっしょにすいっちおふ」をコンセプトに掲げ、洗顔やシャンプー、トリートメントを展開する。

■商品詳細

“クレイクリア ウォッシュ”(120g、990円)
“クレイマイルドスクラブウォッシュ”(120g、990円)
“シルキークレンズセット”(シャンプー400mL/トリートメント400g、1870円)
“ダメージリペアセット”(シャンプー400mL/トリートメント400g、1870円)

【7月1日発売】
トーン
(TO/ONE)

UVクリームに新色登場

ナチュラル&オーガニックメイクアップブランド「トーン(TO/ONE)」は7月1日、美容液UVの“ブライトニング デイエッセンスUV”から、既存のクリアタイプに続き2色目の展開となる新色の“ライラックピンク”を発売する。

■商品詳細

“ブライトニング デイエッセンスUV”[SPF50+・PA++++](新色、40g、3300円)

【7月1日発売】
ニールズヤードレメディーズ
(NEAL'S YARD REMEDIES)

赤ちゃんと使用できるピローミスト

「ニールズヤードレメディーズ(NEAL'S YARD REMEDIES)」は、健やかな眠りに寄り添う香りの“ベビー ピローミスト”を発売する。同製品は、赤ちゃんの睡眠サイクルに着目。自然由来成分100%で、生後6カ月以上の赤ちゃんに使用できる。ラベンダーやカモミールなどの成分を配合。

■商品詳細

“ベビー ピローミスト”(50mL、3300円)

【7月1日発売】
ボタニスト
(BOTANIST)

今夏の香りコレクションはフルーツトマト

「ボタニスト(BOTANIST)」は、季節の香りを取り入れた“フレグランスコレクション”から、“フルーツトマト&ローズマリーの香り”を発売する。トマトの香りはニッチフレグランス界隈でグローバルトレンドになっていることから採用を決めたという。

■商品詳細

“ボタニカルシャンプー”(460mL、各1540円)
“ボタニカルトリートメント”(460g、各1540円)
シャンプートリートメントセット(全2種、各3080円)
ヘアマスク(200g、1650円)
ヘアオイル(80mL、1870円)
ボディーソープ(490mL、1100円)

【7月1日発売】
ラネージュ
(LANEIGE)

人気リップマスクに今年もスイカフレーバーが限定登場

韓国発「ラネージュ(LANEIGE)」は、人気アイテムの“リップスリーピングマスク”から限定フレーバーの“ウォーターメロン”を発売する。同製品は、夏を感じるみずみずしく甘いフレーバーが特徴で、寝ている間に乾燥や角質に潤いを与え、翌朝艶のあるふっくらとした唇に仕上げる。

■商品詳細

“リップスリーピングマスク”(20g、2365円)

【7月2日発売】
オペラ
(OPERA)

“シアーマットリップスティック”からラベンダーピンクの限定色

「オペラ(OPERA)」は、すりガラスのような質感の保護膜で唇を包み、指でぼかしたようにふわりと色づくマットリップ“シアーマットリップスティック”から、夏の限定色“105 ラベンダーピンク”を発売する。

■商品詳細

“シアーマットリップスティック”(限定、1980円)

【7月4日発売】
アルマーニ ビューティ
(ARMANI BEAUTY)

“氷のような冷感リッププランパー”

「アルマーニ ビューティ(ARMANI BEAUTY)」は、新作のリッププランパー“プリズマグラスアイシープランパー”を発売する。同アイテムは氷のようにひんやりとした付け心地の冷感リップグロスで、唇にハリ感を与え、艶やかで立体感のある印象に仕上げる。

■商品詳細

“プリズマグラスアイシープランパー”(6600円 ※編集部調べ)

【7月4日発売】
ジルスチュアート
(JILL STUART)

ライフスタイルコレクションを刷新

「ジルスチュアート(JILLSTUART)」は、ライフスタイルコレクションを刷新する。ブランドが得意とするロマンティックなデザインに変更するとともに、効果実感を得られる品質向上を図る。既存のヘア、ボディーアイテムに加え、ボディースクラブやシャンプーブラシなどを投入し、ラインアップを拡充する。

■商品詳細

“ホワイトフローラル シャンプー”(500mL、3520円/レフィル400mL、2640円)
“同 トリートメント”(500mL、3520円/レフィル400mL、2640円)
“同 ヘアマスク”(20g、3300円)
“同 ディープヘッドクレンズ”(280g、3850円)
“同 ウオータートリートメント”(200mL、3300円)
“シャンプー ブラシ”(2750円)
“同 ボディスクラブ”(410g、4400円)
“同 ハンドウォッシュ”(250mL、2420円)

【7月4日発売】
ディオール
(DIOR)

“フォーエバー”に初のホイップチーク

「ディオール(DIOR)」は、美肌フィルターに着想を得た“ディオールスキン フォーエヴァー”の新作を発売する。アイテムはホイップクリームのような付け心地で肌に溶け込むようになじむ新感覚テクスチャーの“ブラッシュ ソフト フィルター”、ヒアルロン酸を配合した新たなフェイスパウダーの“ヌード ラディアント フィルター”、“ヌード マット フィルター”の3種で、肌にフィルターいらずの美しさと血色感を宿す。

■商品詳細

“ブラッシュ ソフト フィルター”(全5色、各5940円)
“ヌード ラディアント フィルター”(全1色、7810円)
“ヌード マット フィルター”(全1色、7810円)

【7月4日発売】
トム フォード ビューティ
(TOM FORD BEAUTY)

リップスティックに新3色が追加

「トム フォード ビューティ(TOM FORD BEAUTY)」は、“スリム リップ カラー シャイン”の新3色を発売する。同製品は、ピンヒールを履いたしなやかな気品のある”トム フォード ウーマン”を想わせるリップスティック。リッチな潤い成分を配合し、軽やかに伸び広がりながらワンストロークで高発色をかなえる。

■商品詳細

“スリム リップ カラー シャイン”(新3色、各5940円)

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「ウィズリミテッド」×「ニューエラ」× 読売ジャイアンツのキャップが登場 三者のコラボで“TG ロゴ”を初採用

下野宏明の手掛ける「ウィズリミテッド(WHIZLIMITED)」は、「ニューエラ(NEW ERA)」とプロ野球球団の読売ジャイアンツとトリプルコラボレーションしたキャップを7月6日10時に発売する。価格は1万1000円で、「ジャイアンツ ストア ニューエラ」と「ウィズリミテッド」の直営店および正規取扱店、「ニューエラ」の公式オンラインストアで取り扱う。

三者は、これまでにも何度かコラボしているが、今回は読売ジャイアンツのビジターキャップで使用される“TG ロゴ”を初めて採用した。カラーはネイビーとホワイトが基調で、バイザーの裏側を公式選手用キャップと同様のグレーにアップデート。そして、バイザーの左側に「ウィズリミテッド」のハートビートロゴをあしらい、右サイドとリアには読売ジャイアンツの花文字で“WHIZ GIANTZ”と“TOKYO”の文字を刺しゅうしている。

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TDK、電子部品製造の廃材から作業服を製作 東レ・オンワードと協業で実現


TDKは、自社の電子部品製造工程で廃棄されるフィルムをリサイクルし、社員の作業服として再生する取り組みを始動した。東レおよびオンワードコーポレートデザインとの協業により、積層セラミックコンデンサの製造過程で排出される使用済みフィルムに特殊処理を施し、再生糸から生地を製造。夏用の上着として縫製し、2025年6月より岩手県の北上工場にて導入を開始している。

現場と人事が手を組んだ“着る資源循環”

この取り組みは、製造現場から「使用済みフィルムを作業服に活用できないか」という声が上がったことが出発点だったという。TDKでは2022年から「フィルム to フィルム」、つまり製造に使ったフィルムを洗浄・再生し、再び工程で使用するリサイクルスキームを模索してきたが、それに加えて作業服への活用が検討され始めたのは2023年。ちょうどその時期、TDKでは全国の作業服をリニューアルするタイミングを迎えていたこともあり、人事部が主導するかたちで構想が本格化した。

作業服は、現場オペレーターだけでなく技術開発、設計、人事総務など工場内で勤務するすべての社員が着用する。日常的に身に着けるものだからこそ、環境への関心を高める象徴的な取り組みとして、社内でも位置づけられているという。

“原料メーカー”としての意識が支える品質保証体制

今回の作業服リサイクルでTDKは、原料の段階から高品質を担保する体制作りに力を入れた。プロジェクト発表の記者会見での「私たちが原料メーカーになる」という言葉は、TDKが単に廃材を供給するのではなく、原料品質の責任を自らが負うという立場への転換を意味する。この思想のもと、TDKは製造工程で排出されたフィルムからセラミック残留物などの微細な不純物を完全に除去するため、自社でスリッター機を新たに開発・導入した。これにより、従来は人の手では選別しきれなかった“見えない汚れ”まで取り除き、リサイクル原料としての安定供給を可能にしている。

東レは、TDKから提供されたこの高純度のフィルムを原料とし、独自のメカニカルリサイクル処理を施したうえでチップ化し、再生糸へと加工。さらに、グループおよび協力企業との連携により、生地の生産、染色、仕上げまでを一貫して管理し、高いトレーサビリティと現行製品と同等の品質を実現した。オンワードコーポレートデザインは、2000社以上のユニフォーム納入実績で蓄積された知見を活かし、着用時の快適性と耐久性を兼ね備えた夏用作業上着を完成させた。吸水速乾性やストレッチ性といった機能も、従来品と同様に確保されている。

社員15000人への展開は段階的に

今回のリサイクル作業服は、まず岩手県・北上工場で一部の導入からスタートしている。全国で作業服を着用するTDK社員は約15000人にのぼるが、既存在庫の消化を待って、順次導入していく予定だという。TDK全体では年間5000~6000着が新たに製造・更新されていることから、今後数年で着実に拡大していく見通しだ。

また、同社が目標とするのは、自社で排出されたフィルムのうち「20%を自社の工程に再活用する」というスキームの確立である。ただし、現時点では数%にとどまっており、技術的な検証と品質評価が進行中。中長期的な目標として、製造工程のキャリアフィルムとしての活用など、より本質的な“循環”の実現に向けた挑戦が続いている。

なお、TDKの製造工程からは月に数百トン規模で使用済みフィルムが排出されているが、その多くはペットボトル業界など、より使用量の大きい外部産業への原料供給にも転用される予定だという。これは「自社完結」よりも「地球規模での資源有効利用」を優先する判断でもある。

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「BPQC」「コスメキッチン」のけん引者、小木充が化粧品業界に提言Vol.4 「クリーンビューティはどうなる?〈コンセプト編〉」

PROFILE: 小木充/ウェルネスビューティーコンサルタント

小木充/ウェルネスビューティーコンサルタント
PROFILE: (おぎ・みつる)1997年伊勢丹入社、2000年にオープンしたBPQC(現、伊勢丹新宿本店ビューティアポセカリー)の立ち上げに参画。10年よりマッシュビューティーラボの副社長/クリエイティブディレクターとして「コスメキッチン」の運営や自社製品の開発に注力。21年末に退社し独立、ビューティ・ファッション企業のコンサルティングを行う。23年8月ナチュラル&オーガニックスキンケアブランド「ニュースケープ」を開始

――昨今、多くの化粧品が植物原料を主体としており、「ナチュラル・オーガニック」であることがブランドの特徴にならなくなっています。オーガニック認証を取得していたとしても、“だから売れる”ということではなくなっていますね。

小木充(以下、小木): 認証団体がちゃんとPRをしていないというのも要因のひとつだと思いますね。食品なら有機JASでなくても「農協シリーズ」とか「減塩」と書かれていれば健康にいいのかな、と思うのと同様です。矢野経済研究所のデータを見ると自然派・オーガニック化粧品市場が緩やかにでも伸び続けているのは、われわれが考えるナチュラル・オーガニックの範疇を超えているブランドも入れている可能性が考えられます。売り上げが前年を上回っているブランドは全体の10%もないと思うので。前年を上回らないということは、投資に回らないということ。「ナチュラル・オーガニック」ということでのビジネスが大変厳しい局面にあるという証しです。逆に好調なブランドは自分たちのことを「クリーンビューティ」と言い始めています。「ナチュラル・オーガニック」というキーワードでは検索でヒットしないからですが、動物性成分を使っていなければ「ビーガン」と言ってみたり、ここ2〜3年はそんな流れで、ますます「ナチュラル・オーガニック」という言葉が聞かれなくなっていますね。

――2023年にナチュラル・オーガニックブランド「ニュースケープ(NEWSCAPE)」を立ち上げましたが、どのような点にこだわりましたか?

小木:Vol.2で注目ブランドとして挙げた「タタハーパー(TATA HERPER)」の配合成分表の最初に記載されている主成分「大麦葉汁(Hordeum Vulgare Leaf Juice)」を「ニュースケープ」でもキー成分として採用することです。「タタハーパー」ではほとんどの製品に50%以上配合しているようで、フランス中部にある農園が扱っているものです。大麦自体は人類が栽培した最初の穀物のひとつで、その若葉の栄養価の高さは今では広く知られている。“食べてもいいものを肌から摂る”という発想が原点にあるのが共通しています。でも「タタハーパー」は他に高価なオイルを使っているのか、セラムで2万円以上といった高価格設定。「ニュースケープ」では製造原価を開示し、成分の由来や全ての原産国、二酸化炭素排出も含めて製造過程における全てのコストを消費者に公開するという“ラディカル・トランスペアレンシー”を導入しています。

――ナチュラル・オーガニックコスメの最大の強み「安心・安全」からどう転換できるかがポイントになりますね。

小木:最近よく聞かれるのが「ロンジェビティ」というワード。若さに抗うアンチエイジングとは異なり、いかに健康でQOLの高い生活を長く楽しめるか、ということ。現代の欧米系のオーナーたちはここに着目しているようです。クリーンビューティといいながら、テクノロジーの力を借りて遺伝子研究などの知見を取り入れていくのがこれからの流れ。そうなるとクリーンビューティも大手化粧品ブランドも焦点が合ってくる。つまりラグジュアリーブランドとクリーンビューティの境界がなくなってきているということ。業態を分けるということもだんだん必要がなくなってきているように思います。SDGsが問われるようになってからどのブランドもクリーンだと言っているし、これからはもっとカオスになるでしょうね。

――ラグジュアリーブランドでいえば「シャネル(CHANEL)」「ディオール(DIOR)」「ゲラン(GUERLAIN)」が早くからサステナビリティにおいてさまざまな取り組みを行い、気づいたらほとんどの製品が自然由来成分95%以上配合だったりします。でもこの3つのブランドは創業期からフレグランスを展開し、そのための自社農園を保有していました。だから畑と向き合っている期間が他ブランドに比べて圧倒的に長く、自然との付き合い方や原材料確保のノウハウを持っている。その結果が「シャネル オープンスカイ ラボラトリー」「ディオール ガーデン」「ゲラン オーキダリウム」という形になって、現代の成果につながっていると思うんです。

小木:それは面白い見方ですね。自分たちで畑を持たずに製品開発をする場合、珍しくて本当にいい原材料にたどり着いた時は、人の畑から買うしかない。だからブランド間で被ってきてしまう。となると自分たちで畑を持っていろんな分析・研究をもとに生み出される成分とは、同じ土俵で闘えません。その根本にあるのは大きくは資本。「タタハーパー」は22年に韓国のアモーレパシフィック傘下に入り、「アールエムエス ビューティー(RMS BEAUTY)」は21年、ハイランダーパートナーズに買収されている。こういう状況はまだまだ続くでしょうね。

――その要因は?

小木:これはあくまでも僕の推測だけど、コロナ禍に「セフォラ(SEPHORA)」など小売店からの返品がかさみ、キャッシュフローが回らなくなったのでは。だから「タタハーパー」の場合は22年に、つまりコロナ直後に買収されたということになる。LVMHグループ傘下の「セフォラ」は現在、世界35カ国に2700店舗以上を展開。うち全米だけで約500店舗。だから「セフォラ」と組めば急成長できる一方、一気に返品されたら小規模ブランドにとってはダメージが大きい。さまざまな要因があっての身売りであることは大前提として、現実的には返品した小売業によってメーカーの売却を後押ししたことにもなったはずです。

――日本でも地方創生を目的としたナチュラルコスメが多数立ち上がったりしましたが、中小規模経営のナチュラル・オーガニックブランドは今後どうなっていくと思いますか?

小木:どう手を打っていいか分からない状況で、売却を視野に入れているブランドは少なくないですね。既存のナチュラル・オーガニックセレクト業態がずっと伸び続けるならそこに乗っかればいいけれど、外資ファンドが入るような現在では製品の掛け率が変わったり、販促費が増えたり、かといって店舗数が従来ペースで増えることはない。それなら自ら投資して単独店を出すというのもなかなか難しい。赤字ではないけれどこの先が読めないのでいっそ売却したい、という相談は多数あります。勢いのある韓国コスメの輸入取り引きに携わっているなどがあればまだいいけれど、韓国コスメも刻々と状況が変わってきている。日本の代理店に任せていたが、グローバルで勢いがあるのでジャパン社を立ち上げ直取り引きに切り替わってきています。ロフトやプラザは日本企業とのつながりを重視する一方で、韓国コスメによって潤っているため直取り引きにNOとは言えません。ただし「クリーンビューティ」という観点から見ると、韓国のクリーンビューティはバラエティーショップでは売れるけど、真正クリーンビューティは、ロフトの中にちょっとコーナーが残っている程度でお客さんが多くない。どこを見てもナチュラルコーナーにかつてのような集客力はないですね。基本的にはメイクアップのコーナーか、もしくは韓国や日本のアイドルが広告塔になっているブランドに相変わらず人が集まっています。

――コロナ禍を経て本質的なものが求められるようになった今こそ、クリーンビューティには安定した需要があるように思います。Vol.3で話に出たように、今最も勢いがあり海外進出も予定しているアットコスメには、従来のナチュラル・オーガニックとは一線を画した、新たなクリーンビューティゾーンの展開を期待したいですね。

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甚平の着用シーンは祭りだけでないーー目指すは普段着としての一着、愛知県発の匠の技

「生まれるべきものが生まれ、広がるべきものが広がり、残るべきものが残る世界の実現」をビジョンに掲げるマクアケによる、“アタラシイものや体験の応援購入サービス”の「マクアケ」には、伝統技術を現代的なアイテムに活用したプロジェクトが数多い。この連載では、全国各地の匠の技に注目。実行者の思いとともに、匠の技をどう活用し、どう訴求しているのかを考える。目指すは、47都道府県の匠の技の探訪だ。第8回は、愛知県を訪れた。


今回の技術は…

三河木綿

製造卸会社・大丸は1926年、愛知県蒲郡市で創業しました。当時は「大丸商店」という名で、初代の榊原久治氏が社を率いていました。現在は、4代目の榊原崇洋氏が代表を務めています。「日本で初めて木綿を栽培した」といわれるこの地で、100年近くにわたり、地域織物・三河木綿の発展を後押ししてきました。

同社の誇りは国産のモノ作りです。「三河木綿をより多くの人、特に若い世代に知ってほしい」(榊原代表)という思いから、近年は、幅広い世代が着用できる甚平の開発にも精を出しています。

企画コンセプトは「街でも着られるカッコ良さ」。つまり、日常使いできる甚平です。程よい抜け感がカギとにらみ、和服らしい直線ではなく、ゆったりとした曲線を描くようなシルエットに。手持ちのアイテムとも合わせやすく、上衣は羽織として、下衣はハーフパンツとして日々のコーデに取り入れることができます。「羽織ひもを収納するスペース」「サイズ調整可能なウエスト」といった細部へのこだわりも、普段着としての一面を垣間見せます。

生地にはもちろん、三河木綿を採用しました。かつて、農民の作業着である野良着にも使われていたほど丈夫な生地です。通気性に優れるため、不快なベタつきもありません。今回はそんな三河木綿の長所はそのままに、複数の色糸を織り込むことで、クールなチャコールグレーとダークネイビーを表情豊かに仕上げています。

三河木綿の2色に加え、日本の夏の素材・しじら織の甚平も製作しました。地元の職人と共同開発した、オリジナルの“三河しじら”生地です。糸の配置を工夫したため生地が空気を含み、肌との接地面積を小さくすることに成功しました。さらりとした着心地で、湿度の高い夏も快適に過ごせます。

そんな同社の挑戦を支えるのは、糸の染色から織り、縫製までを三河地方で行う、地元完結型の生産体制です。榊原代表は、「商品の開発は、職人の力添えがあってこそ。私たちのモノ作りも、先代から続く信頼関係が底上げしてくれています」と語ります。

応援購入サービス「マクアケ」での反響は予想以上でした。「こんな甚平が欲しかった」「着心地がとても良い」といったポジティブな声が目立ち、幅広い層へのリーチにも手応えを感じています。東京都に次いで、地元・愛知県からの購入が多く、こうした地域産業への高い関心も、同社にとって大きな励みとなりました。

今後の目標については、「三河木綿の新たな織り方を模索したい」。伝統産業に新たな風を吹き込み、地域の未来を明るく照らしていきます。

地域織物をモダンにアレンジする3つのポイント

1.木綿発祥の地で完結する
生産工程

愛知県三河地方は「日本に綿が伝来した地」と言われています。現在もなお、染色や整経、織り、デザイン、縫製といった全ての工程がこの地で完結します。

2.表情のある生地

“三河しじら”は、大丸が地元の職人と共同で作ったオリジナル生地です。30通り以上の試色を繰り返すことで、ともすれば無地のようにも見える繊細な色柄が生まれました。

3.街でも着られるような
デザイン

和服といえば直線的なシルエットですが、今回はあえて体に沿うようなアウトラインに。程よい抜け感が加わり、街で着ても様になる1着に仕上がりました。

愛知発!
応援購入が高額なプロジェクト3選

“アタラシイものや体験の応援購入サービス”の「マクアケ」で大きな反響が寄せられた愛知県発のプロジェクトを3つ紹介する。

PICK UP 1 : 応援購入総額1億200万円

2年連続1億円。真冬でも1枚でOK。
薄くて、軽くて、暖かい『エアロゲル掛け布団』

繊維商社モリリンのオールインワン掛け布団シリーズ“コスモダウン”。本作は、宇宙服にも用いる断熱素材“エアロゲル”と再生羽毛“リファインダウン”を採用。史上最高の軽さと暖かさを実現した。今期も“エアロゲル”を使った最新作を企画している。

PICK UP 2 : 応援購入総額5863万円

柔らかく温かい泡に包まれる至福の泡シャワー|
KINUAMI U(絹浴み [結])

新たな入浴体験を提供する泡シャワー“キヌアミ ユー”。通常の「シャワーモード」と「泡モード」をワンタッチで切り替えられる。「泡モード」で出てくる泡は“絹泡”と名付け、発泡倍率が約11倍という濃密度を実現。温かい泡に包まれる心地よさを届ける。

PICK UP 3 : 応援購入総額2729万円

【第5弾】車中泊がやめられなくなる。
-18℃でも暖かい新6層・魔法瓶ブランケット

冬の車中泊を快適にする“魔法瓶ブランケット”。新6層構造として遠赤外線効果のある中綿“グラフェン”を追加したことで、マイナス18℃でも暖かさが持続するように。現在は欠品中。今シーズン分として、9月に再販を予定している。

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予測精度が3倍・5倍・10倍に! マーチャンダイザーやバイヤーなら知っておくべき“統計の集約効果”とは?

WWDJAPAN.comは4月までマンガ版「ザ・ゴールシリーズ 在庫管理の魔術」を連載していました。在庫過剰に陥ると、つい値下げセールに頼ってしまう――。しかし、本当にそれしか方法はないのか? 利益を高め、最大化するための解決策を、アパレル在庫最適化コンサルで「ユニクロ対ZARA」「アパレル・サバイバル」「図解アパレルゲームチェンジャー」等の著者である齊藤孝浩ディマンドワークス代表が、同マンガを読みながら、解説して行きます。今回は、第12話を取り上げます。

本部のバイヤーと店舗 どちらが正確に需要を予測できるのか

今回のテーマは、「統計の集約効果」です。

マンガ「在庫管理の魔術」の第12話は コチラ

アパレル業界では、古くから「本部のバイヤーと店舗のどちらが、より正確に需要を予測できるのか」という議論があります。多くの経営者は「お客さまに近いところにいる店舗の方が、お客さまのことをバイヤーよりずっと分かっているから、店舗に発注させた方が良い」と語ります。

これはもっともらしく聞こえますが、実は、この考え方は統計学的には間違っているのです。

その理由は、店舗ごとに見ると売れる商品もあれば、売れないものもある、また、売れる日もあれば、売れない日もある。つまり、店舗ごと、商品、日によって売り上げにはかなりのバラつきがあるからで、そのバラつきを個店ごとに予測するのは極めて難しいものです。

今回のストーリーでも「ある店舗のある品番の需要を予測するのは、ひと月先の天気を的中させるくらい難しい」と説明されています。

これに対して、店舗の需要をグロス、つまり、地域や全店など、まとまった店舗数の合計で考えると、個店ごとのバラつき、つまりプラス分、マイナス分が相殺され、一定のビジネストレンドに収れんされ、全体の傾向がつかみやすくなります。これが、統計の集約効果です。

統計学では、9店舗の売り上げデータを集約すると店舗ごとに需要予測をするよりも精度が3倍に、16店舗ならば4倍に、25店舗なら5倍に、100店舗なら10倍に向上することが立証されています。店舗数が多い大手チェーンストアが、本部で一括して仕入れる「セントラルバイイング」を導入しているのは、このためです。

欠品品番の在庫の68%はどこか他のお店でダブついている?

また、このストーリーに出てくる「ハンナズ」のように、ある店舗で売り切れた商品の68%は他の多くのお店に在庫があるという状態はよくある話で、在庫を必要以上に持っている別の店舗から、欠品しているあるいは欠品しそうなお店に在庫を回すような体制をつくれば、機会損失が劇的に減って定価販売率が上がり、最終消化率も上がることになります。

主人公の徹が言うように、平均3割の商品が欠品しているという状態の中で、他店から在庫を回してもらえれば、欠品は1割程度に抑えられ、つまり、20%の機会損失が解消され、売り上げが20%増えるということも夢ではありません。

店舗ごとの予測よりも本部でまとめて予測した方が、精度が上がる「統計の集約効果」、あるお店で欠品している商品の在庫の68%はどこか他のお店でダブついている可能性があるという統計はマーチャンダイザーやバイヤーなど仕入れ担当の方や、ディストリビューターや在庫コントローラーのような在庫運用担当者の方々は、ぜひ覚えておいてください。

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【2025年秋コスメ】「スリー」は石と花に着想の限定コレクション 秋限定アイシャドウやリップの新色

「スリー(THREE)」は7月30日、石と花の色や輝きに着想した2025年秋コレクション“ザ ハーモニー オブ ディスコーダンス(THE HARMONY OF DISCORDANCE)”を発売する。限定フェイスパウダーやアイシャドウのほか、マスカラとネイルカラーの限定色、リキッドリップの新色が登場する。

“ディスコーダントダンス フェイスパウダー”(7480円)は、ベージュとピンク、ブルー、ゴールドの4色をマーブルに配置した限定フェイスパウダー。肌の赤みやくすみ、色ムラを補正するグリーンパールをはじめ、レッドやブルー、ホワイト、イエロー、ブラウンカラーのパールを配合。肌に透明感と艶を与えながら、みずみずしいクリアな肌印象に仕上げる。

“スターゲージングアイシャドウクアッド”(限定2種、各7480円)は、きらめくカラーヴェールとサテン、マット、メタリックの異なる質感のパウダー4種をセットしたアイカラーパレット。コーラルピンクやオレンジ、ウォームブラウン、ディープピンクカラーを組み合わせたオレンジパレット“X05エンブレイス ディスコーダンス”と、モーヴピンクとソフトピンク、トープブラウン、ブルーミングピンクを掛け合わせたピンクパレット“X06ドリーム オブ ディスコーダンス”の2色を展開する。

ロングとボリューム、カールキープ、セパレートを兼ね備える“ワイズアイズパースペクティヴ マスカラ”(新2色、各4400円)からは、グレーカラー“06 サン アット ミッドナイト”とボルドーカラー“07 プロファウンド サブリミティ”の2色が仲間入り。目のフォルムをナチュラルに際立たせ、瞳の印象をそっと引き上げる色調が特徴だ。まつ毛一本一本をセパレートしながらカールキープをかなえ、ボリューム感と長さを演出する。

リキッドリップカラー“ディヴァインリップジェム”(新3色、各3850円)からは、ナチュラルなきらめきを演出する3色が登場。ラインアップは、ベージュカラー“09 スウィーテスト ソウル”とペタルピンクカラー“10 エターナル フラワー”、ベージーローズカラー“11 エレメンタル エレガンス”。それぞれ、ブルーやゴールド、パープル、コッパー、ブロンズカラーのパールを配合する。

速乾性と仕上がりの持続性が特徴の“ネイルラッカー”(限定4色、各2420円)は、レッドやグリーン、ブルー、イエローパールを配合した限定4色を用意する。スカーレットカラー“X06 パッショネート ハート”やモーヴ“X06 パッショネート ハート”など、微細に輝く軽やかなニュアンスカラーをそろえた。

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「ジルスチュアート」が誕生20周年を記念し宝石のようなアイ・チークパレットを発売

「ジルスチュアート ビューティ(JILL STUART BEAUTY)」は8月31日、ブランド誕生20周年を記念した限定アイテム“ジルスチュアート 20th アニバーサリー ジュエルカラー コンパクト”(9350円)と“ジルスチュアート 20th アニバーサリー ブルーム ミックスブラッシュ コンパクト”(4620円)を発売する。“ストーリー オブ ジュエルズ(Story of Jewels)”をテーマに、華やかさと繊細さを併せ持つ輝きを表現し、両製品ともクリスタルフローラルブーケの香りで仕上げた。

宝石の輝きで目元を飾るアイシャドウパレット

宝石の輝きを表現した“ジルスチュアート 20th アニバーサリー ジュエルカラー コンパクト”は、4種の異なる質感を組み合わせた7色入りパレットだ。

各色はそれぞれ宝石の名前を冠しており、グリッターカラーの“イノセントダイヤモンド”には1mmの超大粒ラメを配合した。クリアカラーにはローズクオーツとアクアマリン、アクセントカラーにはルビー、トパーズ、アメジストの色をそれぞれ配した。ホワイトピンクパールのシマリングカラーはハイライトとしても使用できる。また、アイカラーの表面にはジュエリーをイメージしたプレスを刻んだ。

ジュエリーボックスにインスパイアされたコンパクトには、カメオのような“J”のモチーフときらきらの彫刻を飾った。付属のブラックのファスナーポーチは、胸にブローチをつけた姿をイメージしたデザインで、“J”の刺しゅうが入ったオリジナルプレートとレースリボン、20周年ロゴのチャームをあしらった。

5色チークに限定色が登場

“ジルスチュアート 20th アニバーサリー ブルーム ミックスブラッシュ コンパクト”は、ブライトカラー、ニュアンスカラー、ハイライトカラーをセットした5色パレットだ。限定カラーはブーケをイメージしたレッド、パープル系で、血色感と艶を演出し、透明感のある肌に仕上げる。

コンパクトは、花びらをイメージした形状に宝石のようなカッティングを施し、20周年ロゴとアラベスク模様を蓋の内側に描いた。

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「ナーズ」“アフターグロー”の人気色セットをリーズナブルに! 公式サイトで数量限定発売

「ナーズ(NARS)」は7月25日、“アフターグロー”シリーズのスターシェイドをセレクトした限定セット2種を公式サイト限定で数量限定発売する。ラインアップは“アフターグロー リップバーム”と“アフターグロー リキッドブラッシュ”の2アイテムで、いずれも人気色の現品サイズを組み合わせた特別仕様となる。

みずみずしい潤いと光沢感を演出するリップバーム

“アフターグロー リップバーム デュオ”(5830円)は内側から溢れ出すようなみずみずしいうるおいとシアーな質感が特徴のリップバームの限定セット。人気色の「3420 ORGASM」と「1383 FAST LANE」を組み合わせ、単品で2本購入するよりもリーズナブルな価格に設定した。「ORGASM」はシアーピーチピンクにゴールデンシマーを配合し、「FAST LANE」はシアーモーブヌードの発色。両色ともシマーな光沢感を演出する。

華やかな血色感を実現するリキッドブラッシュ

リキッドブラッシュ“アフターグロー リキッドブラッシュ デュオ”(7260円)の限定セットは、ピーチーピンクにゴールデンシマーを配合した「02799 ORGASM」とダスティローズの「02801 DOLCE VITA」をセレクトした。肌の内側から光を放つような、華やかな血色感を表現する。

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伊勢半が昭和レトロなケースの口紅を復刻 創業200周年記念で限定発売

伊勢半ホールディングスは創業200周年を記念し、1950年に発売していた“キスミー特殊口紅”のケースデザインをアレンジした限定品“小町紅 クラシカ”(4万1800円)を数量限定で販売している。伊勢半 紅オンラインショップおよび通販、紅ミュージアムで取り扱う。同製品は江戸時代から続く伝統的な製法で作られる小町紅を昭和レトロなケースに収めたもので、1950年代のカラーラインアップから厳選した3色を採用。側面には昭和中期に使われていた「Kiss Me」のロゴを配置した。

高級仕様と記念要素を追加

1946年に誕生した“キスミー特殊口紅”は主成分にひまし油を使い、ラノリン、ネオスクワレートを含有。発色や伸び、ラスティング力のほか、唇の荒れケアの機能も備えた。キャッチコピーの「口唇に栄養を与える」は戦後の食糧不足で栄養という言葉に敏感だった女性たちの関心を捉え、伊勢半を代表する大ヒット製品に。発売当初は押し出し式だったが1948年に繰り出し式も発売し、時代に合わせてリニューアルを重ねていた。また、小町紅は山形県産の紅花を100%使用し、花びらから抽出した赤色色素のみで製造される天然素材のコスメ。1825年の創業以来変わらぬ秘伝の製法で手作りされ、玉虫色に輝く紅を水で溶くと鮮やかな赤色に変化する。油分を含まないため、さらっとした軽やかな使用感が特徴だ。

そんな伊勢半の歴史を取り入れアレンジした限定品は、ケース素材にはスズ合金にK18シャンパンゴールドメッキを施し、エポキシカラー、ガラスミラー、マグネット、アルミ、漆を組み合わせた。サイズは縦33×横52×高さ14mmで、リフィル交換式のミラー付き仕様となる。使用目安は約20回分で、商品の箱にはシリアルナンバーカードを封入する。

同社は9月28日まで、東京都港区南青山の紅ミュージアムで創業200周年記念企業史展「愛せよコスメ!リターンズ―おかげさまで200周年―」を開催中。そこで復刻元となった“キスミー特殊口紅(繰り出し式)”を展示している。

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伊勢半が昭和レトロなケースの口紅を復刻 創業200周年記念で限定発売

伊勢半ホールディングスは創業200周年を記念し、1950年に発売していた“キスミー特殊口紅”のケースデザインをアレンジした限定品“小町紅 クラシカ”(4万1800円)を数量限定で販売している。伊勢半 紅オンラインショップおよび通販、紅ミュージアムで取り扱う。同製品は江戸時代から続く伝統的な製法で作られる小町紅を昭和レトロなケースに収めたもので、1950年代のカラーラインアップから厳選した3色を採用。側面には昭和中期に使われていた「Kiss Me」のロゴを配置した。

高級仕様と記念要素を追加

1946年に誕生した“キスミー特殊口紅”は主成分にひまし油を使い、ラノリン、ネオスクワレートを含有。発色や伸び、ラスティング力のほか、唇の荒れケアの機能も備えた。キャッチコピーの「口唇に栄養を与える」は戦後の食糧不足で栄養という言葉に敏感だった女性たちの関心を捉え、伊勢半を代表する大ヒット製品に。発売当初は押し出し式だったが1948年に繰り出し式も発売し、時代に合わせてリニューアルを重ねていた。また、小町紅は山形県産の紅花を100%使用し、花びらから抽出した赤色色素のみで製造される天然素材のコスメ。1825年の創業以来変わらぬ秘伝の製法で手作りされ、玉虫色に輝く紅を水で溶くと鮮やかな赤色に変化する。油分を含まないため、さらっとした軽やかな使用感が特徴だ。

そんな伊勢半の歴史を取り入れアレンジした限定品は、ケース素材にはスズ合金にK18シャンパンゴールドメッキを施し、エポキシカラー、ガラスミラー、マグネット、アルミ、漆を組み合わせた。サイズは縦33×横52×高さ14mmで、リフィル交換式のミラー付き仕様となる。使用目安は約20回分で、商品の箱にはシリアルナンバーカードを封入する。

同社は9月28日まで、東京都港区南青山の紅ミュージアムで創業200周年記念企業史展「愛せよコスメ!リターンズ―おかげさまで200周年―」を開催中。そこで復刻元となった“キスミー特殊口紅(繰り出し式)”を展示している。

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「ローレン マヌーギアン」ホリデー/2026年プレ・スプリング・コレクション

「ローレン マヌーギアン(LAUREN MANOOGIAN)」がホリデー/2025年プレ・スプリング・コレクションを発表した。

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「ローレン マヌーギアン」ホリデー/2026年プレ・スプリング・コレクション

「ローレン マヌーギアン(LAUREN MANOOGIAN)」がホリデー/2025年プレ・スプリング・コレクションを発表した。

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「VT」の“リードルS PDRN+”を半額で! 日本上陸7周年記念企画を実施

韓国発のスキンケアブランド「ブイティー(VT)」は7月1日から、日本上陸7周年を記念した人気ライン“リードルS PDRN+”シリーズの特別企画を行う。“リードルS PDRN+ セラム”と“PDRN+リードルS 100”は2本セットを1本分の価格で提供するほか、同シリーズのその他アイテムもリーズナブルな価格で提供。全国のバラエティーストアおよびドン・キホーテにて順次販売する。

天然の美容針とPDRN+を融合させたスキンケアライン

“リードルS PDRN+”シリーズは、天然の美容針と高麗人参から抽出したPDRN+を融合させたスキンケアライン。実質50%オフの提供となる“リードルS PDRN+ セラム <1+1>”(30mL×2個。2420円)は水分感あふれるミルキーセラムが特徴の集中美容液。“PDRN+リードルS 100 <1+1>”(50mL×2個、3520円)は艶やハリ感のある肌へと導く導入美容液だ。共に数量限定製品となる。

ほか、38%オフでの提供となる“PDRN+ リードルS ミスト”(80mL×2本、1760円)、フェイスマスク“リードルS PDRN+ マスク”(3枚+2枚入り、792円)、“PDRN+ デイリーマスク”(30枚入、2,640円)もラインアップする。

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「VT」の“リードルS PDRN+”を半額で! 日本上陸7周年記念企画を実施

韓国発のスキンケアブランド「ブイティー(VT)」は7月1日から、日本上陸7周年を記念した人気ライン“リードルS PDRN+”シリーズの特別企画を行う。“リードルS PDRN+ セラム”と“PDRN+リードルS 100”は2本セットを1本分の価格で提供するほか、同シリーズのその他アイテムもリーズナブルな価格で提供。全国のバラエティーストアおよびドン・キホーテにて順次販売する。

天然の美容針とPDRN+を融合させたスキンケアライン

“リードルS PDRN+”シリーズは、天然の美容針と高麗人参から抽出したPDRN+を融合させたスキンケアライン。実質50%オフの提供となる“リードルS PDRN+ セラム <1+1>”(30mL×2個。2420円)は水分感あふれるミルキーセラムが特徴の集中美容液。“PDRN+リードルS 100 <1+1>”(50mL×2個、3520円)は艶やハリ感のある肌へと導く導入美容液だ。共に数量限定製品となる。

ほか、38%オフでの提供となる“PDRN+ リードルS ミスト”(80mL×2本、1760円)、フェイスマスク“リードルS PDRN+ マスク”(3枚+2枚入り、792円)、“PDRN+ デイリーマスク”(30枚入、2,640円)もラインアップする。

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「ジョエル・ロブション」世界初の試み マンゴーたっぷりかき氷を1日20食限定で提供

東京・六本木のラトリエ ドゥ ジョエル・ロブションは7月1日〜8月31日、「ジョエル・ロブション(JOEL ROBUCHON)」では世界初の試みとなるかき氷“グラス ピレ マンゴー ~マンゴーのかき氷~”(2600円※サービス料別)を1日20食、ティータイム限定で提供する。 髙橋和久「ジョエル・ロブション」エグゼクティブ シェフ パティシエと桑原涼介ラトリエ ドゥ ジョエル・ロブション シェフ パティシエが、マンゴーの持ち味を最大限に引き出せるよう試行錯誤を繰り返し創り上げた。

マンゴーやバニラなど南国感たっぷりのメニュー

同メニューはふんわりと柔らかく削った氷にダイス状にカットしたフレッシュマンゴーを重ね、マダガスカル産バニラで豊かな香りを添えた。氷の中央と底にはキャラメリゼしたバナナとパッションフルーツを合わせたクレームパッションバナーヌを忍ばせ、仕上げにココナッツのエスプーマ、サクサクのメレンゲとパイナップルのチュイルをオン。パイナップル、パッションフルーツ、マンゴーを混ぜ合わせた南国感たっぷりのエキゾチックシロップを重ね、南国感たっぷりの風味と華やかな見た目を楽しむことができる。

■展開概要

日程:7月1日〜8月31日
販売時間:14:00〜15:00(16:00クローズ)
場所:ラトリエ ドゥ ジョエル・ロブション
住所:東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ ヒルサイド 2F
※事前予約不可

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「ジョエル・ロブション」世界初の試み マンゴーたっぷりかき氷を1日20食限定で提供

東京・六本木のラトリエ ドゥ ジョエル・ロブションは7月1日〜8月31日、「ジョエル・ロブション(JOEL ROBUCHON)」では世界初の試みとなるかき氷“グラス ピレ マンゴー ~マンゴーのかき氷~”(2600円※サービス料別)を1日20食、ティータイム限定で提供する。 髙橋和久「ジョエル・ロブション」エグゼクティブ シェフ パティシエと桑原涼介ラトリエ ドゥ ジョエル・ロブション シェフ パティシエが、マンゴーの持ち味を最大限に引き出せるよう試行錯誤を繰り返し創り上げた。

マンゴーやバニラなど南国感たっぷりのメニュー

同メニューはふんわりと柔らかく削った氷にダイス状にカットしたフレッシュマンゴーを重ね、マダガスカル産バニラで豊かな香りを添えた。氷の中央と底にはキャラメリゼしたバナナとパッションフルーツを合わせたクレームパッションバナーヌを忍ばせ、仕上げにココナッツのエスプーマ、サクサクのメレンゲとパイナップルのチュイルをオン。パイナップル、パッションフルーツ、マンゴーを混ぜ合わせた南国感たっぷりのエキゾチックシロップを重ね、南国感たっぷりの風味と華やかな見た目を楽しむことができる。

■展開概要

日程:7月1日〜8月31日
販売時間:14:00〜15:00(16:00クローズ)
場所:ラトリエ ドゥ ジョエル・ロブション
住所:東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ ヒルサイド 2F
※事前予約不可

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【スナップ】同じ服、異なる物語 「ルメール」来場者が体現する“個性をまとう”美学

「ルメール(LEMAIRE)」は、2026年春夏コレクションをパリで現地時間6月25日に発表した。着用者を主体にして、パーソナルを映し出す服づくりを探究する同ブランド。ショーの来場者が彼らの美学を体現するかのように、ツイストされたシャツや“カーブパンツ”、落ち感が特徴的なロングコートといったシグネチャーピースをまとった類似するスタイリングでも、そこに個々の内面がにじみ出て、まるで異なるアイテムかのように見えたのが印象的だ。やや黄みがかかったアイボリーや淡いミントグリーンといった繊細なニュアンスカラーに、目が覚めるようなスカーレットレッドを差し込んだり、“強さ”を強調する昨今のコレクションで多く見られる漆黒など、「ルメール」らしいカラーパレットがショー会場周辺を彩った。

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【スナップ】同じ服、異なる物語 「ルメール」来場者が体現する“個性をまとう”美学

「ルメール(LEMAIRE)」は、2026年春夏コレクションをパリで現地時間6月25日に発表した。着用者を主体にして、パーソナルを映し出す服づくりを探究する同ブランド。ショーの来場者が彼らの美学を体現するかのように、ツイストされたシャツや“カーブパンツ”、落ち感が特徴的なロングコートといったシグネチャーピースをまとった類似するスタイリングでも、そこに個々の内面がにじみ出て、まるで異なるアイテムかのように見えたのが印象的だ。やや黄みがかかったアイボリーや淡いミントグリーンといった繊細なニュアンスカラーに、目が覚めるようなスカーレットレッドを差し込んだり、“強さ”を強調する昨今のコレクションで多く見られる漆黒など、「ルメール」らしいカラーパレットがショー会場周辺を彩った。

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「タカミ」とアーティストの河原シンスケがコラボ “スキンピール”が限定ウサギデザインに

「タカミ(TAKAMI)」はブランド誕生20周年を記念し、アーティストの河原シンスケとコラボレーションした“タカミスキンピール”の限定デザインボトル(30mL、5500円)を発売する。7月2日に伊勢丹新宿店で先行発売した後、23日に「タカミ」公式オンラインストアと一部百貨店で販売。9月1日には、バラエティーストアなどのセルフ店舗でも取り扱いを開始する。

「タカミ」は肌の角質層のケアに焦点を当てたスキンケアブランドで、はがさず育む“角質美容”を掲げている。2005年の誕生から20周年を迎えたベストスラーの角質美容水“タカミスキンピール”はブランドを象徴する製品で、肌のターンオーバーを整えて健やかな肌に導く。今回登場する限定ボトルには、河原氏を象徴するチャーミングなイラスト“petit usagi”を施した。

河原氏は、国内外で活躍しているマルチアーティストだ。“petit usagi”は初めてパリを訪れた際、空港の滑走路でうさぎの群れが駆けていく光景にインスピレーションを受けて誕生したアート。ポジティブな力をくれる存在として、河原氏の作品にたびたび登場している。

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「自分の答えを出す勇気」 人気美容師・内田佳佑が新サロン「ANSWER」に込めた思いとは

PROFILE: 内田佳佑/「アンサー(ANSWER)」代表

内田佳佑/「アンサー(ANSWER)」代表
PROFILE: (うちだ・けいすけ)前サロンでは社歴2年目にして売り上げ歴代1位を記録し、翌年から店長に就任。2年半もの間、月間売り上げ1位をキープし、最高の月間売り上げは1200万円超。2025年5月に退社し、6月に東京・渋谷に「アンサー」をオープン。ミディアムパーマスタイルがSNSで話題。@keisuke__hair PHOTOS:YOHEI KICHIRAKU

人気メンズサロンの店長として業界内外で活躍してきた内田佳佑スタイリストは、5月31日に退社。6月8日、東京・渋谷に自らが代表を務めるメンズサロン「アンサー(ANSWER)」をオープンした。ここではメンズトレンドをけん引し続ける同氏に、独立の狙いや今後のビジョン、新店のコンセプトを聞いた。

WWD:独立に至った経緯は?

内田佳佑代表(以下、内田):前のサロンでは周りのスタッフにも環境にも恵まれていて、独立のことは全く考えずに働くことができました。しかし美容師歴10年目で20代最後という節目の年を迎え、「挑戦したい」という気持ちが強くなりました。前のお店にはすごいスタッフがそろっていたので、そこで競い合う中で自然と向上心が生まれ、今では自分を形成するベースになっています。自分のチームを作り、これまで自分が学んできた理想の環境を自分なりに表現したい、という思いもあって独立に至りました。

WWD:「ANSWER(アンサー)」という店名の由来は?

内田:今回、僕は独立という選択をしました。美容師を含め、人は人生でたくさん選択をすると思います。その選択の答えを自分で出せる環境にしたい、「人生は自分が答えだ」という思いを込めて「アンサー」にしました。美容学生時代には“なりたい美容師像”を持っていても、美容師歴を重ねる中でそれが薄れていってしまうケースをいくつも見てきました。それでは少し寂しいので、「アンサー」では入社したらすぐに、自分の“なりたい美容師像”を皆に共有してもらいます。そして皆でサポートしつつ、「そこを目指すためには、アシスタント期間からこういう風にやっていった方がいいよね」などと逆算し、設計図を示して支えていければと思っています。

「アンサー」に来れば全てのメンズに答えが出せる

WWD:「アンサー」のコンセプトは?

内田:メンズサロンなのですが、オープニングメンバーの9人は、全員新規で募集して採用したので、皆それぞれのバックグラウンドを持っています。「メンズをかっこ良くしたい」という意識は皆共通なのですが、各々の得意な技術が違う。例えば僕は、スパイラルパーマなどのミディアムパーマが得意。スタッフにはメンズのバレイヤージュカラーが得意な人、ストレートスタイルが得意な人、ショートスタイルが得意な人などがいて、いろいろなレングスの男性を集客できます。サロンとして1つのテイストを打ち出すのではなく、スタッフがそれぞれの強みを強化していき、“「アンサー」に来れば全てのメンズに答えが出せる”というブランディングをしていきたい。

WWD:採用面でも魅力的。

内田:そうですね。もしも自分が就職するときにそういったサロンがあったら、「ここだったらパーマもカラーもカットも学べるし、将来的にもすごく自分のためになりそう」と思っただろうなと。ただその実現のためには教育が重要なので、オリジナルのカリキュラムを作って注力していきたいですね。教育にはバリエーションを持たせ、例えばプロのカメラマンを招いて月1回撮影会をするなど、スタッフに撮影を好きになってもらう取り組みもしたいです。撮影をしてきた人と、してこなかった人とでは1枚の絵の作り方が全然違うので、SNSによるブランディングにも役立つかなと。

WWD:内田さんのインスタグラムはブランディングがしっかりしている。

内田:ミディアムヘアなら緩いパーマの方がパサつかないし、ノーセットでも決まるし、スタイリングしたときに楽な動きと色気が出るので、好きで提案してきました。今はパーマトレンドがちょうど緩くなってきたので、ハマっていると思います。特に新規のお客さまには“レイヤーボブパーマ”が大人気ですね。あと、今だとミディアムのシースルーボブパーマも結構流行っていて、オーダーは多いです。

WWD:内田さんはメンズビューティにも強い。

内田:メンズビューティは以前から大好きですね。メンズビューティではヘアはもちろん、眉やメイクも少しずつ浸透してきましたが、スキンケアに関する知識はまだ薄い印象です。その正しい知識やノウハウを伝えることは、僕たちメンズ美容のプロの責任なので、具体的なプランはこれからですが、自分たちで何かできたらと考えています。

WWD:今後の方向性は?

内田:店舗展開はしていきたいですね。先ほど「各々のスタッフの強みを伸ばしていきたい」という話をしましたが、例えばカラーが得意なスタッフを中心に、カラーを前面に打ち出した店舗を作る、といった展開を構想しています。パーマを打ち出す店舗があってもいいし、ツイストが得意なスタッフを中心としたバーバーがあってもいい。「アンサー」のメンバーが持つ技術を基点に、派生していくような形で広げていけたら、と考えています。具体的には、3年で5店舗できたらいいですね。いずれにしても、スタッフそれぞれが考える「メンズのかっこ良さ」を表現していける未来像が理想です。

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【スナップ】演じずとも色気漂う「サンローラン」ゲスト 至高のテーラードがパリの街角をドラマチックに彩る

「サンローラン(SAINT LAURENT)」は、2026年春夏メンズ・コレクションを現地時間6月24日にパリで発表した。会場となった新現代美術館ブルス・ドゥ・コメルス(Bourse de Commerce)の周辺には、まるで映画のワンシーンのような光景が広がっていた。

ブランドの真骨頂とも言えるテーラードスタイルで来場したゲストは、ハリウッド俳優さながらの洗練された佇まいだ。わずかに傾斜を描くショルダーラインとワイドパンツの組み合わせが中心で、落ち着いたダークトーンのカラーパレットが成熟した男の余裕と静かな強さを漂わせた。トップスには、端正なタイドアップやフェミニンな印象のボウタイブラウス、あるいはボタンを大胆に開けたボタンダウンシャツを合わせ、胸元から覗く素肌がセンシュアルなムードを演出。クラシックと官能性が交錯する、「サンローラン」メンズならではのエレガンスが会場外を支配していた。

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世界的ミュージシャンをあしらった「ギャップ」のTシャツなど! 来週発売のファッションアイテム12選【6/30〜7/6】

ファッションアイテムの発売情報を「WWDJAPAN」的視点でピックアップ!今回は6月30日〜7月6日に発売するアイテムを紹介します。「ギャップ(GAP)」は、7月1日に“ビンテージ ミュージック ティーズ(Vintage Music Tees)”コレクションから新作Tシャツを発売します。ザ・ビートルズ(The Beatles)や、メタリカ(Metallica)、ニルヴァーナ(Nirvana)のカート・コバーン(Kurt Cobain)らが加わり、なんと21型も登場。お気に入りの1枚を着てフェスや夏イベントに出かけるのもいいですね!

【6月30日発売】
ユニクロ
(UNIQLO)

「トイ・ストーリー」モチーフ
Tシャツ4型をラインアップ

「ユニクロ(UNIQLO)」の「UT」は、「トイ・ストーリー」をモチーフとしたTシャツを発売する。アーティストの河村康輔が、1990年代のグラフィックに着目し、初期の「トイ・ストーリー」の広告素材を生まれ変わらせた。

■商品詳細

Tシャツ(1990円)

【7月1日発売】
レゴ
(LEGO)

「ナイキ」コラボ
ブロックで“ダンク”を再現

「レゴ(LEGO)」は、「ナイキ(NIKE)」とコラボした“レゴ ナイキ ダンク”を発売する。バスケットボールや“ダンク”スローガンをブロックで再現、1180ピースで構成する。「レゴ」公式オンラインや取り扱い店で先行予約を受け付けている。

■商品詳細

コラボブロックセット(1万5480円※編集部調べ)

【7月1日発売】
グラニフ
(GRANIPH)

「デスノート」コラボ
ウエアやバッグ、ソックスなど全18型

「グラニフ(GRANIPH)」は、漫画「デスノート(DEATH NOTE)」とのコラボアイテムを発売する。“夜神月”などのキャラクターや、作中の名シーンをモチーフとしたグラフィックをデザイン。公式オンラインでは、6月30日まで予約販売を受け付けている。

■商品詳細

ロンT(4900円)
Tシャツ(3500円〜)
シャツ(6900円)
バケットハット(4500円)
ソックス(1200円)
※一部商品

【7月1日発売】
バオ バオ イッセイ ミヤケ
(BAO BAO ISSEY MIYAKE)

猫がモチーフのバッグ“ミャオ”
2サイズをラインアップ

「イッセイ ミヤケ(ISSEY MIYAKE)」の「バオ バオ イッセイ ミヤケ(BAO BAO ISSEY MIYAKE)」は、猫に着想を得たバッグ“ミャオ(MEOW)”を発売する。2025-26年秋冬シーズンのテーマ“プレイフル(PLAYFUL)”に沿って制作、三角形のピースを組み合わせてバッグを折りたたむことで猫のようなフォルムに変身する。

■商品詳細

バッグ(4万7300円〜)

【7月1日発売】
ギャップ
(GAP)

ミュージックTコレクションに
新たなラインアップ

「ギャップ(GAP)」は、“ビンテージ ミュージック ティーズ(Vintage Music Tees)”コレクションから、Tシャツを発売する。ザ・ビートルズ(The Beatles)や、ニルヴァーナ(Nirvana)のカート・コバーン(Kurt Cobain)、ヒップホップMCのナズ(Nas)など計8組のアーティストが加わり、過去最多となる21型をラインアップする。

■商品詳細

Tシャツ(7990円)

【7月1日発売】
PS ポール・スミス
(PS PAUL SMITH)

「ニューエラ」と初コラボ
キャップ8型をラインアップ

「PS ポール・スミス(PS PAUL SMITH)」は、“ジャパン リミテッド プロジェクト”(JAPAN LIMITED PROJECT)”第1弾として、「ニューエラ(NEW ERA)」とのコラボキャップを発売する。

■商品詳細

コラボキャップ(8800円)

【7月1日発売】
リー
(LEE)

“101”誕生100周年
ジェームズ・ディーンが好んだモデルを再現

「リー(LEE)」は、ジーンズ“リー 101(LEE 101)”の誕生100周年を記念し、俳優、ジェームズ・ディーン(James Dean)が好んだとされる1955年モデルを再現した、“ライダース 101-Z 1955 ジェームズ ディーン モデル(RIDERS 101-Z 1955 JAMES DEAN MODEL)”を数量限定で発売する。すでに「リー」公式オンラインで予約を受け付けている。

■商品詳細

ジーンズ(3万3000円)

【7月2日発売】
マリークワント
(MARY QUANT)

ブランド誕生70周年
“デイジー”モチーフのウエアやコスメ

「マリークワント(MARY QUANT)」は、ブランド誕生70周年を記念した“ピンク コレクション”を数量限定で発売する。ブランドを象徴する“デイジー”をデザインしたウエアやトートバッグ、アクセサリー、コスメアイテムなど幅広くラインアップする。

■商品詳細

ニットトップス(8800円)
Tシャツ(5280円)
バッグ(7920円)
ポーチ(3300円〜)
リング(3520円)
※一部商品

【7月3日発売】
ドクターマーチン
(DR.MARTENS)

「ノーマリズム テキスタイル」コラボ
シューズとミュールの2型を制作

「ドクターマーチン(DR.MARTENS)」は、「ノーマリズム テキスタイル(NOMARHYTHM TEXTILE)」と初のコラボシューズを発売する。「ドクターマーチン」の再⽣⾰“ジェニックス ナッパ(Genix Nappa)”のアッパーに、「ノーマリズム テキスタイル」の“Draw Your Garden”プリントを施した。

■商品詳細

コラボシューズ(2万9700円)
コラボミュール(2万9700円)

【7月3日発売】
ニコアンド
(NIKO AND...)

「ストレンジャー・シングス」コラボ
Tシャツやバッグ、キャップなど

「ニコアンド(NIKO AND...)」は、ネットフリックスシリーズの「ストレンジャー・シングス」とのコラボアイテムを発売する。コラボアイテムは、Tシャツやポロシャツ、トートバッグ、キャップ、チャームなどをそろえる。

■商品詳細

Tシャツ(5000円〜)
ポロシャツ(5500円)
トートバッグ(4990円)
キャップ(3300円〜)
チャーム(1980円)
※一部商品

【7月4日発売】
フェイラー
(FEILER)

ハイジの日”に向けて
各種アイテムをラインアップ

「フェイラー(FEILER)」は、8月12日の“ハイジの日2025”に向けたアイテムを発売する。てんとう虫や蝶、小鳥、花などのドイツの野にいる小さな生き物たちを集めたデザインの“ハイジ”をペイズリー柄と組み合わせ、シュニール織アイテムからメッシュポーチまで、多数アイテムを用意した。

■商品詳細

ハンカチ(2750円)
ゲスト(6600円)
ポーチ(3300円〜)
ブックカバー(6600円)
リュック(3万5200円)
※一部商品

【7月5日発売】
セリーヌ
(CELINE)

羽田空港店オープン
新色ウオレットを制作

「セリーヌ(CELINE)」は7月5日、羽田空港に新店をオープンする。これを記念し、ウオレット“マーゴ”の新色を発売する。内側にカードスロット、取り外し可能なチェーンストラップを配した。

■商品詳細

ウオレット(29万1500円)

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ヘアサロン「クロード・モネ」などを展開するティ・ケー・エスが創業50周年 記念式典でヘアショーを披露

「クロード・モネ(Claude MONET)」「シルクハウス(Silk house)」「コム・マティス(Comme Matisse)」「クロードモネ エイチツーオー アヴェダ(CLAUDEmonet H2O AVEDA)」などのサロンを運営するティ・ケー・エス(T・K・S)は、今年3月で創業50周年を迎えた。それを記念して6月10日、東京・イベントホールEBIS303で「創立50周年記念式典および祝賀会」を開催した。

登壇したティ・ケー・エスの中澤浩子社長は、創業当初から今日に至るまでの感謝の思いを伝え、これからの未来に向けた新たな挑戦や取り組みについても紹介。「コロナ禍から5年が経ち、クローズする店舗もあったものの業績は回復し、昨年は埼玉県に新たに出店することができた。今後は年に1軒でも店舗を広げ、フランチャイズも増やしていきたい。また、念願だったプライベートブランドもでき、今年5月からECもスタートした」と話した。

その後、部門別担当者による営業方針の発表、本部社員の紹介などがあり、第一部は終了。第二部では会食などに続きヘアショーを開催した。「生生流転」をテーマに、50年の歩みの中で見てきたもの、感じてきた変化、そして未来への思いを、“流れ”という一つのモチーフに託して表現。6人の若手・中堅のスタイリストがステージに立ち、変わらない中の進化ということで、70~90年代のスタイルを今風にアレンジしたルックを披露した。

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「コム デ ギャルソン・オム プリュス」の主役はスーツ 「平和や愛に導く力強い人」のために

「コム デ ギャルソン・オム プリュス(COMME DES GARCONS HOMME PLUS)」は引き続き、平和を願う。ただ、そのアプローチは半年前、ミリタリーウエアを解体・再構築して、戦争や紛争の際に着用する洋服が本来の目的以外の場面で楽しまれることを願うことで、痛烈なメッセージを放ったときとは異なっている。今シーズンの主役は、スーツだ。川久保玲は、「私たちを平和や愛、そして友愛に導く、シャーマンのように力強い人物が必要と考えた」という。そこで、時には特別な意味を持ち、時には何気なく纏うことで、人間が長く共に歩んできたスーツにフォーカスを当てたのだろう。

ファーストルックは、カラフルな幾何学模様が万華鏡のように広がるセットアップ。カラフルなスーツは、たとえば細くて長い生地を上下に連ねたような構造だったり、腰の周りが大きく膨らんだりと、スーツであり、スーツ以上の存在でもあるよう。中盤以降はボトムスに配したファスナーを筆頭にさまざまな部位からラッフルが漏れ出し、祝祭のムードを感じたり、人間の感情が溢れ出したりしているような感覚を得ることができるだろう。クロップド丈のジャケットからも、同じくフリルやラッフルを飾ったシャツの裾が覗いている。

ブラック&ホワイトのパートも、今シーズンは畏敬の念を抱かせるのではなく、優しいイメージを抱かせる。同じく首元や胸元、裾からはやはりフリルやラッフルが溢れ、小さなニットを互い違いに縫い付けたトップスからも、そうしたディテールが飛び出ている。キャップとキャスケットを組み合わせたような帽子から垂れ下がる長髪は若干グロテスクなムードだが、今シーズンは怒りより祈り、もしくは願いを比較的淡々と表現しているように思えた。メッセージを声高に発信するのではなく、優しいムードを描くことで平和への願いを悟ってもらうことを願った「プラダ(PRADA)」の26年春夏コレクションを思い出す。

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「ピアジェ」がバルセロナで新作ハイジュエリーを発表 華やかさと優雅さを融合した3部作の第2章

スイス発の「ピアジェ(PIAGET)」はこのほど、スペイン・バルセロナでハイジュエリーとハイジュエリーウオッチの新作コレクション“シェイプ オブ エクストラレガンザ(SHAPES OF EXTRALEGANZA)“を発表した。今回のコレクションは、創業150周年を迎えた昨年披露した“エッセンス オブ エクストラレガンザ(ESSENCE OF EXTRALEGANZA)“に続く3部作の第2章となる。展示会の会場は、スペインを代表する彫刻家兼建築家のハビエル・コルベロ(Xavier Corbero)が50年以上をかけて手掛けたという街の郊外にある自邸。連なるアーチや岩を積み重ねたような巨大なオブジェなど造形美が際立つロケーションに、メゾンの伝統やクラフツマンシップを大切にしながらもステファニー・シヴリエール(Stephanie Sivriere)=ジュエリー&ウオッチ アートディレクターの大胆な色彩感覚やモダンな感性が光るアイテムを並べた。

カギはダイナミックなシェイプ

3部作に共通する「エクストラレガンザ」は、驚きのある華やかさを表す“エクストラバガンス(EXTRAVAGANCE)“と優雅さを意味する“エレガンス(ELEGANCE)“を合わせた造語。特に今回はコレクション名からも分かるように、ジュエリーのデザインから石の形までダイナミックな“シェイプ(形状)“がカギになっている。

そのデザインの背景にあるのは、1960〜70年代に根差したメゾンの創造性だ。かつて創業者の孫である3代目のヴァランタン・ピアジェ(Valentin Piaget)は、「今までになされてこなかったことをしなさい」とデザイナーたちに投げかけていたという。それはメゾンのモットーとなり、63年には文字盤にオーナメンタルストーン(装飾用石)を用いたウオッチが、69年には革新的なジュエリーウオッチの “21世紀コレクション(21st CENTURY COLLECTION)“が誕生した。また、芸術界とつながりの深かった4代目のイヴ・ピアジェ(Ives Piaget)は、サルバドール・ダリ(Salvador Dali)やアルマン(Arman)、アンディ・ウォーホル(Andy Warhol)らアーティストとの交友関係からコラボレーションを手掛けてきたという。

「ピアジェ」らしさを現代的に再解釈

新作は、そんなメゾンの軌跡に敬意を表し、既成概念を超越する大胆さや独創性を現代に向けて再解釈したカラフルな51点で構成。それらは、四角や三角といった幾何学的なシェイプから有機的な曲線までが混ざり合い、まるでアート作品のようだ。

例えば、“アーティ ポップ“のウオッチは、マラカイトの文字盤に覗くムーブメントからエメラルドなどをあしらった幾何学モチーフが飛び散ったようなデザイン。“ウェーブ イリュージョン“のダイヤモンド、スピネル、ルビーで描く波状の曲線は、デザイナー集団メンフィスを創設したエットーレ・ソットサス(Ettore Sottsass)の象徴的作品“ウルトラフラゴーラミラー” をほうふつとさせる。色とりどりのオーナメンタルストーンとパヴェダイヤモンドを組み合わせてストライプを表現した“カレイドスコープ ライツ“は、60年代に脚光を浴びたオプアートからインスピレーションを得たものだ。

一方、クッションカットのブルーサファイアとさまざまな形のブラックオパールをあしらった “フローイング カーブ“は、70年代に起こった自然回帰のムーブメントやカンヌ近郊にある泡の宮殿(Palais Bulles)に見られるような有機的な曲線から着想。ホワイトゴールドにハンマー仕上げを施すことで、豊かな質感を生み出している。虹色の宝石がきらめく“フランボヤント ボウ“は、オートクチュールのリボンを再解釈したフォルムが印象的。繊細なグラデーションを表現するため、宝石の調達には1年半以上を要し、チタン製のベゼルはセットする宝石に合わせて着色することで鮮やかな色合いを引き立てている。

また、“21世紀コレクション“にオマージュを捧げるジュエリーウオッチの“スウィンギングソートワール“(ロングネックレス型のデザイン)やカフ、羽根細工職人のネリー・ソニエ(Nelly Saunier)との協業によりフェザーをバラの花を形作るように重ねて中央にレッドスピネルをあしらうことで82年に誕生した“イヴ・ピアジェ ローズ“をハイジュエリーに昇華したアイテムなど、象徴的なデザインへの新たなアプローチも見られた。そして、「ピアジェ」が探求し続けている“形の遊び“の究極の表現と言えるのは、フランス人アーティストのアレックス・パレンスキー(Alex Palenski)に制作を依頼したモビール彫刻のようなテーブルクロック“エンドレス モーション“。意表を突くアイデアで、メゾンと芸術とのつながりを表現している。

老舗メゾンの変わらぬ価値と進化

「ピアジェ」は1874年に時計のムーブメント製造からスタートし、世界的なウオッチ&ジュエリーブランドへと発展した。そんな老舗で20年以上ジュエリー制作に携わるシヴリエール=アート・ディレクターは、メゾンの変わらない価値について「オーナメンタルストーンやゴールドにキャラクターをもたらす手仕事をはじめ、ウオッチ&ジュエリーにおけるクラフツマンシップと一貫性」と説明する。

一方、現代性を表現していくために重要なのは「過去を再現するのではなく、常に挑戦し進化を続けること」とコメント。「もともと時計に用いられていたパレス装飾(『ピアジェ』を代表する彫金技術)をジュエリーに取り入れるなど、単にモダンなデザインを作るのではなくメゾンの歴史やコードを生かしながら新しさをミックスすることで、これまで存在しなかったものを生み出している」と続ける。その考えは、まさに「ピアジェ」のモットーに通じるもの。今回発表された“シェイプ オブ エクストラレガンザ“からは、メゾンの精神を受け継ぎながら遊び心あふれる大胆なアイデアで新たな高みを目指す姿勢が感じられた。

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ジョナサン・アンダーソンの「ディオール」早くもお披露目 自身のキャリアとメゾンの歴史が出合い、交わる序章

2026年春夏メンズ・ファッション・ウイークにおける最大のニュース、ジョナサン・アンダーソン(Jonathan Anderson)新アーティスティック・ディレクターによる「ディオール(DIOR)」がベールを脱いだ。

会場は、ナポレオンが眠るアンバリッドの特設テント。普段の「ディオール」はメンズ・コレクションでも1000人以上のゲストを招くというが、今回約600人まで絞り込んだ。テントの中には美術館のような空間をしつらえ、18世紀に活躍した画家ジャン・シメオン・シャルダン(Jean Simeon Chardin)の絵画を2枚飾った。ルーブル美術館から特別に借りたものという。アートは、見るものの想像力を刺激して、クリエイティブの連鎖を起こす。振り返ればジョナサンは「ロエベ(LOEWE)」のときから、既成概念を超越したクリエイションで問いかけ、見るものを刺激してきた。その姿勢は「ディオール」でも変わらないということだろうが、アートの中でも絵画への造詣が一際高かったクリスチャン・ディオール(Christian Dior)にオマージュを捧げているのだろう。

コレクションは、ジョナサンと「ディオール」の出会いの序章だった。北アイルランドで生まれ、ロンドン・カレッジ・オブ・ファッションを卒業、自身の「JW アンダーソン(JW ANDERSON)」と「ロエベ」でキャリアを積んで現在に至るジョナサンの歩みと、「ディオール」の軌跡が交わり、これから新たな道を切り拓いていくことを暗示する。

ファーストルックは、まず多くの人が「ディオール」と聞かれたら想起するバージャケット。クリスチャン・ディオールが1947年に発表したニュールックの根幹を成す、砂時計のシルエットをしたジャケットだ。それをジョナサンは、ツイードの身頃と、サテンのピークドラペルで形作る。ツイードは、自身のルーツであるイギリスを代表する素材。そしてサテンは、バージャケットにも度々使われたのはもちろん、戦後まもなくまだ貧しかった時代、人々に夢や希望を与えた「ディオール」にとって意味深い素材だ。ボトムスには、「ロエベ」時代を思い出すラッパスイセンのようなシルエットのカーゴパンツを選んだ。ジョナサンの原点、そして直近の過去が「ディオール」と交わり、未来に向かって歩き出したことを示唆している。

アイルランドの西沖で生まれ、家族や村ごとに異なる模様があるというアランニットから生まれたケーブルニットも、キーアイテムの1つだ。カラフルなケーブルニットは、ボウタイをあしらったプリーツシャツにシルクストールという出で立ちの肩にかけ、フォーマルを今風にカジュアルダウン。クリスチャン・ディオールが愛した花模様の刺繍あしらったニットも頻出する。ボトムスは、ジョナサンが普段から愛用するジーンズなど。カーゴパンツはトロピカルウールで作り、細身に仕上げて「ディオール」らしいモード感を高めた。

「ロエベ」時代のキーアイテムも頻繁に登場する。例えば、四角形に切り出した布を折り紙のように内側に織り込んだショートパンツも頻出。「ロエベ」との違いは、こうして作った“ひだ”を複数寄せて、プリーツやペプラムのように見せたことだ。ジョナサンのクリエイションが“ディオライズ”、「ディオール」色に染まっていく。ハンティングジャケットのようなコートには、背面に幾つものプリーツを寄せた。スタイルの多くはジョナサンであり、「ディオール」でり、貴族的だ。

キム時代の“隙のないルック”から
アートのように予約を残すスタイルへ

もう1つの大きな特徴は、上述した美術館のアートのように、見るものを刺激する、もしくは見るものに解釈を委ねる“余白”を残すスタイルだ。キム・ジョーンズ(Kim Jones)時代に比べれば結果“クワイエット・ラグジュアリー”だが、ジョナサンと「ディオール」が融合するアイテムを極力普遍的に仕上げ、だからこそ自由奔放にスタイリングできる雰囲気を醸し出している。

隙のないスタイリングで「ディオール」に求められるエレガンスを体現していたキム時代に比べると、“ハズし”や“抜け”の要素は至るところに存在する。デニムのロールアップは左右非対称だし、ネクタイも大剣と小剣は様々な位置で重なり合い、時には裏返しになっている。結果、これまでの「ディオール」と比べ、敷居は低くなった。

「ロエベ」時代のクリエイションを知っていれば、驚きの要素は少ない。絢爛豪華な刺しゅうに至っては、正直皆無と言っていいだろう。だが、全てはきっとジョナサンのロードマップ通り。デビューシーズンのメンズは、自身のスタイルコードと「ディオール」のメゾンコードが交差し得ることの表現に特化したのだろう。アイデアの枯渇を恐れ、従前から「すべてを一度に吐き出すことはしない」と宣言してきたジョナサンの「ディオール」は、どう進化していくのだろう?10月のウィメンズ、そして来年初旬のオートクチュールが楽しみだ。600人のゲストは、ジョナサンが現れると総立ち。スタンディングオベーションを贈った。

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佐藤健や羽生結弦、矢沢永吉ら著名人88人を撮影 写真家HIRO KIMURAが東京、大阪で写真展

写真家のヒロ キムラ(HIRO KIMURA)は、数年にわたり撮り溜めた男性のモノクロポートレートを展示する“ヒーロー3(HERO3)”を大阪と東京で開催する。期間は大阪が7月16〜20日、東京が7月22〜27日。

シリーズ第3弾となる今回は、ベスト版として再編集した総勢88人の写真を展示する。被写体となったのは、俳優の綾野剛や元プロ野球選手のイチロー、歌手の吉川晃司、歌舞伎役者の松本幸四郎ら、日本を代表する各界の著名人たちだ。なお、同展はチャリティー企画で、図録による収益は全て日本赤十字社へ能登半島地震災害義援金として寄付する。

“ヒーロー3”のティーザームービー

ヒロ キムラは同展について「人間のセクシャリティーは特異な経験値から成る挫折や悩み、他より劣る事、それらが特別である事がいかに美しく慈悲深いか。個人の保持するそれぞれの光を切り取った。肖像写真とは撮影者自らを写すもの。他は自で有り、己のセクシャリティーが反映される。被写体と私の間に存在するもの、ここではその摩擦を楽しんでいただきたい」とコメント。

写真家のヒロ キムラは、1977年⽣まれ。99年に渡⽶しスタイリストとして活動したのち、30代でフォトグラファーへ転⾝。写真家の操上和美に師事し、独⽴後は再び渡⽶した。現在は、広告やファッション、ミュージシャンらの撮影を行うほか、ムービーディレクターとしてミュージックビデオやテレビコマーシャルなども数多く手掛ける。

出演者一覧

秋元康、浅野忠信、阿部寛、綾野剛、鮎川誠、石原慎太郎、市村正親、イチロー、イッセー尾形、井上尚弥、今市隆二、岩城滉一、岩田剛典、宇崎竜童、内田裕也、大泉洋、大杉漣、奥田瑛二、ØMI、片岡愛之助、片山勇、加山雄三、唐沢寿明、岸谷五朗、吉川晃司、窪塚洋介、隈研吾、桑田佳祐、斎藤工、斉藤ノヴ、堺正章、堺雅人、さだまさし、佐藤浩市、佐藤健、佐野史郎、椎名桔平、柴田恭兵、陣内孝則、鈴木敏夫、菅田将暉、関根勤、高橋克典、高橋幸宏、竹内涼真、舘ひろし、玉木宏、チバユウスケ、Char、堤真一、妻夫木聡、ディーン・フジオカ、テリー伊藤、堂安律、トータス松本、中井貴一、中尾彬、永瀬正敏、長渕剛、仲村トオル、西島秀俊、西野亮廣、野村萬斎、萩本欽一、長谷川博己、羽生結弦、福士蒼汰、福藤豊、藤原竜也、別所哲也、細川護煕、松井一郎、松方弘樹、松坂桃李、松本幸四郎、三浦友和、三浦春馬、MIYAVI、役所広司、矢沢永吉、山田孝之、山田洋次、吉沢亮、吉田鋼太郎、吉村洋文、ルー大柴、渡辺謙、渡部篤郎

イベント概要

大阪

日程:7月16〜20日
時間:10:00〜20:00 ※初日は10:00〜16:00、最終日は10:00〜12:00
場所:大阪府立江之子島文化芸術創造センター
住所:大阪市西区江之子島2-1-34
入場料:無料

東京

日程:7月22〜27日
時間:10:00〜20:00 ※初日は10:00〜17:00
場所:ヒルサイドフォーラム
住所:東京都渋谷区猿楽町18-8 ヒルサイドテラスF棟
入場料:無料

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佐藤健や羽生結弦、矢沢永吉ら著名人88人を撮影 写真家HIRO KIMURAが東京、大阪で写真展

写真家のヒロ キムラ(HIRO KIMURA)は、数年にわたり撮り溜めた男性のモノクロポートレートを展示する“ヒーロー3(HERO3)”を大阪と東京で開催する。期間は大阪が7月16〜20日、東京が7月22〜27日。

シリーズ第3弾となる今回は、ベスト版として再編集した総勢88人の写真を展示する。被写体となったのは、俳優の綾野剛や元プロ野球選手のイチロー、歌手の吉川晃司、歌舞伎役者の松本幸四郎ら、日本を代表する各界の著名人たちだ。なお、同展はチャリティー企画で、図録による収益は全て日本赤十字社へ能登半島地震災害義援金として寄付する。

“ヒーロー3”のティーザームービー

ヒロ キムラは同展について「人間のセクシャリティーは特異な経験値から成る挫折や悩み、他より劣る事、それらが特別である事がいかに美しく慈悲深いか。個人の保持するそれぞれの光を切り取った。肖像写真とは撮影者自らを写すもの。他は自で有り、己のセクシャリティーが反映される。被写体と私の間に存在するもの、ここではその摩擦を楽しんでいただきたい」とコメント。

写真家のヒロ キムラは、1977年⽣まれ。99年に渡⽶しスタイリストとして活動したのち、30代でフォトグラファーへ転⾝。写真家の操上和美に師事し、独⽴後は再び渡⽶した。現在は、広告やファッション、ミュージシャンらの撮影を行うほか、ムービーディレクターとしてミュージックビデオやテレビコマーシャルなども数多く手掛ける。

出演者一覧

秋元康、浅野忠信、阿部寛、綾野剛、鮎川誠、石原慎太郎、市村正親、イチロー、イッセー尾形、井上尚弥、今市隆二、岩城滉一、岩田剛典、宇崎竜童、内田裕也、大泉洋、大杉漣、奥田瑛二、ØMI、片岡愛之助、片山勇、加山雄三、唐沢寿明、岸谷五朗、吉川晃司、窪塚洋介、隈研吾、桑田佳祐、斎藤工、斉藤ノヴ、堺正章、堺雅人、さだまさし、佐藤浩市、佐藤健、佐野史郎、椎名桔平、柴田恭兵、陣内孝則、鈴木敏夫、菅田将暉、関根勤、高橋克典、高橋幸宏、竹内涼真、舘ひろし、玉木宏、チバユウスケ、Char、堤真一、妻夫木聡、ディーン・フジオカ、テリー伊藤、堂安律、トータス松本、中井貴一、中尾彬、永瀬正敏、長渕剛、仲村トオル、西島秀俊、西野亮廣、野村萬斎、萩本欽一、長谷川博己、羽生結弦、福士蒼汰、福藤豊、藤原竜也、別所哲也、細川護煕、松井一郎、松方弘樹、松坂桃李、松本幸四郎、三浦友和、三浦春馬、MIYAVI、役所広司、矢沢永吉、山田孝之、山田洋次、吉沢亮、吉田鋼太郎、吉村洋文、ルー大柴、渡辺謙、渡部篤郎

イベント概要

大阪

日程:7月16〜20日
時間:10:00〜20:00 ※初日は10:00〜16:00、最終日は10:00〜12:00
場所:大阪府立江之子島文化芸術創造センター
住所:大阪市西区江之子島2-1-34
入場料:無料

東京

日程:7月22〜27日
時間:10:00〜20:00 ※初日は10:00〜17:00
場所:ヒルサイドフォーラム
住所:東京都渋谷区猿楽町18-8 ヒルサイドテラスF棟
入場料:無料

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韓国発“心の傷”に向き合う香水「マイ オー マイ」が上陸 EXILE TRIBEの砂田将宏が日々愛用する香りとは

韓国発フレグランス「マイ オー マイ(MAI OHW MAI)」が日本に上陸した。ブランド名は、“私は私(I AM WHO I AM)”を逆さにしたもの。同ブランドは、誰もが持つ心の“傷”にフォーカスし、“嘘(DECEITE)”“怒り(ANGER)””悲しみ(SADNESS)”“恐れ(FEAR)”“恥(SHAME)”という5つの感情を表現する5種類の香り“マーク5”を提案する。これらの香りを通して、それぞれが持つネガティブな感情と向き合い受け入れることで、新しい自分との出会いを促すというのがコンセプトだ。QR を読み込むと自分の感情タイプをテストできる診断ツールも用意し、自分の感情に向き合うきっかけを提供する。

砂田が愛用する香りは“嘘”

6月26日に東京・表参道で開催されたイベントでは、5種類の香りを試しながら、診断結果や自身の“傷”に対する思いなどをポストイットに綴る来場者の姿が見られた。トークショーでは。特別ゲストのBALLYSTIK BOYS FROM EXILE TRIBE の砂田将宏が登場し、自身の感情や香りについて語った。彼は、「香りは個性を表現するもの。このブランドのコンセプトには大いに共感する」とコメント。砂田の診断結果は“怒り”だったとそうだが彼自身、全く意識していない結果だったようだ。“怒り”の香りもいいと思ったが、彼が気に入った香りは“嘘”。「香水は毎日着ける。気分によって変えるのではなく、今は、“嘘”を毎日愛用している」と語った。

商品展開は、フレグランスをはじめ、ハンドクリーム、ハンドウォッシュ、ボディ=ウォッシュの4種類。日本でネイルやアイラッシュ関連のブランドを展開するブリアンファが、キューテン(QOO10)公式ECなどで販売する。価格は、フレグランスが1万8500円、ハンドクリームが、3000円、ハンドウォッシュが5000円、ボディーウォッシュが5500円。8月には、有楽町マルイでポップアップショップ開催を予定している。

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「ディオール」2026年春夏メンズ・コレクション

「ディオール(DIOR)」が2026年春夏メンズ・コレクションを発表した。

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「グローバルワーク キッズ」と「ベイフロー キッズ」がファッションの仕事体験&SDGsワークショップを開催

アダストリアが展開する「グローバルワーク(GLOBAL WORK)」のキッズライン「グローバルワーク キッズ(GLOBAL WORK KIDS)」と「ベイフロー(BAYFLOW)」のキッズライン「ベイフロー キッズ(BAYFLOW KIDS)」は8月9日、小学生から中学生を対象に、ファッションブランドの仕事体験を通してSDGsについても学ぶことができるウェブモデル体験とワークショップを開催する。6月25日10時から7月6日23時59分まで参加受付を行う。

夏休みの自由研究にもぴったりな仕事体験とワークショップ

ウェブモデル撮影体験では、撮影サンプルの中から自分でスタイリングを組み、プロカメラマンによる撮影に挑戦できる。撮影した写真は実際に、アダストリア公式ウェブストア「アンドエスティ(and ST)」の商品ページに掲載する。

ワークショップでは、「グローバルワーク キッズ」の規格外品のボトムスや「ベイフロー」のトップスサンプルをオリジナルリメイクするものや、「ベイフロー」のアパレルアイテムの端切れをアップサイクルしてシュシュを作るコンテンツを用意する。

>特設ページ

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「メゾン ミハラヤスヒロ」2026年春夏コレクション

「メゾン ミハラヤスヒロ(MAISON MIHARA YASUHIRO)」が2026年春夏コレクションを発表した。

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「コム デ ギャルソン・オム プリュス」2026年春夏メンズ・コレクション

「コム デ ギャルソン・オム プリュス(COMME DES GARCONS HOMME PLUS)」が2026年春夏メンズ・コレクションを発表した。

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【2025年秋コスメ】「オペラ」が“グロウリップティント”のビターでスイートな新5色&限定2色を発売

「オペラ(OPERA)」は8月5日、ぷるんときれいな発色が続くリップティント“グロウリップティント”(1980円)から、秋の新5色と限定2色を発売する。

“グロウリップティント”は、グロスいらずのぷるんとした“水光艶”をかなえるティント処方のリップスティック。光を反射する微細な“疑似ツヤパール”を配合したスクワランオイルが唇に薄くフィットすることで、水滴が乗ったような透明感と艶を演出する。さらに、唇の水分に反応して色づく“ティント処方”で、透明感あふれる美しい発色が持続する。べたつかず軽やかな塗り心地で、鏡を見ずにさっと塗れるほどストレスフリーな使用感だ。

“ビターでスイートな”秋限定の2色

限定色は、“ビターでスイートな秋色”がテーマの2色をラインアップ。たっぷりの多色ラメがきらめく深みブラウン“ココアシュガー”と、ピュアなきらめきが透けるミュートなピンクモーヴ“フロストライラック”を用意した。“ココアシュガー”は、プラザ(PLAZA)とミニプラ(MINIPLA)限定で、“407フロストライラック”は全国のバラエティーストアとイミュ公式オンラインストアで取り扱う。

新5色は多幸感あふれる“甘いダークカラー”

新色は、トレンドのダークカラーを含む5色が登場する。ほんのりくすんだトーンに、ミルキーニュアンスを加えたまろやかな紅茶カラーに、繊細な砂糖をイメージした“シュガーラメ”をたっぷり配合し、多彩なきらめきをプラスした。

ラインアップは、シルバーラメを忍ばせた抜け感テラコッタレッド“ミルキーテラコッタ”、プラムピンクのラメがきらめく深みローズ“
プラムローズ”、ビンクラメが溶け込むヌーデーピンク“テンダーピンク”、シルバーラメが艶めく、まろやかなブラウン“ティーブラウン”、赤いラメが上品に光るくすみローズレッド“ソフトロゼ”。全国のバラエティーストアとイミュ公式オンラインストアで販売する。

商品一覧

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【2025年秋コスメ】「オペラ」が“グロウリップティント”のビターでスイートな新5色&限定2色を発売

「オペラ(OPERA)」は8月5日、ぷるんときれいな発色が続くリップティント“グロウリップティント”(1980円)から、秋の新5色と限定2色を発売する。

“グロウリップティント”は、グロスいらずのぷるんとした“水光艶”をかなえるティント処方のリップスティック。光を反射する微細な“疑似ツヤパール”を配合したスクワランオイルが唇に薄くフィットすることで、水滴が乗ったような透明感と艶を演出する。さらに、唇の水分に反応して色づく“ティント処方”で、透明感あふれる美しい発色が持続する。べたつかず軽やかな塗り心地で、鏡を見ずにさっと塗れるほどストレスフリーな使用感だ。

“ビターでスイートな”秋限定の2色

限定色は、“ビターでスイートな秋色”がテーマの2色をラインアップ。たっぷりの多色ラメがきらめく深みブラウン“ココアシュガー”と、ピュアなきらめきが透けるミュートなピンクモーヴ“フロストライラック”を用意した。“ココアシュガー”は、プラザ(PLAZA)とミニプラ(MINIPLA)限定で、“407フロストライラック”は全国のバラエティーストアとイミュ公式オンラインストアで取り扱う。

新5色は多幸感あふれる“甘いダークカラー”

新色は、トレンドのダークカラーを含む5色が登場する。ほんのりくすんだトーンに、ミルキーニュアンスを加えたまろやかな紅茶カラーに、繊細な砂糖をイメージした“シュガーラメ”をたっぷり配合し、多彩なきらめきをプラスした。

ラインアップは、シルバーラメを忍ばせた抜け感テラコッタレッド“ミルキーテラコッタ”、プラムピンクのラメがきらめく深みローズ“
プラムローズ”、ビンクラメが溶け込むヌーデーピンク“テンダーピンク”、シルバーラメが艶めく、まろやかなブラウン“ティーブラウン”、赤いラメが上品に光るくすみローズレッド“ソフトロゼ”。全国のバラエティーストアとイミュ公式オンラインストアで販売する。

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「アイヴォル」がサッカー元日本代表の長谷部誠とアドバイザリースタッフ契約を締結

アイウエアブランド「アイヴォル(EYEVOL)」は、サッカー元日本代表の長谷部誠とアドバイザリースタッフ契約を締結した。

現在、長谷部はアイントラハト・フランクフルトU-21指導者として、ドイツを拠点に活動しているが、日差しの強さからサングラスは必需品だ。練習に向かう運転や週5回のランニング中など1日を通して「アイヴォル」を愛用しており、お気に入りの点は「ランニング中でもズレなく、どんなシーンでもかけられるスタイリッシュさ」という。

「アイヴォル」はプロゴルファーやフェンシング、スケーター、サーファーなどさまざまなジャンルのアスリートとアドバイザリースタッフ契約を結んでおり、今回で29人目となる。

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「アイヴォル」がサッカー元日本代表の長谷部誠とアドバイザリースタッフ契約を締結

アイウエアブランド「アイヴォル(EYEVOL)」は、サッカー元日本代表の長谷部誠とアドバイザリースタッフ契約を締結した。

現在、長谷部はアイントラハト・フランクフルトU-21指導者として、ドイツを拠点に活動しているが、日差しの強さからサングラスは必需品だ。練習に向かう運転や週5回のランニング中など1日を通して「アイヴォル」を愛用しており、お気に入りの点は「ランニング中でもズレなく、どんなシーンでもかけられるスタイリッシュさ」という。

「アイヴォル」はプロゴルファーやフェンシング、スケーター、サーファーなどさまざまなジャンルのアスリートとアドバイザリースタッフ契約を結んでおり、今回で29人目となる。

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“ラブブ”が「ユニクロ」の「UT」に! ウィメンズのTシャツとキッズサイズのスエットを発売

「ユニクロ(UNIQLO)」のTシャツブランド「UT」は、キャラクター“ラブブ”で知られる、ポップマート(POP MART)の「ザ・モンスター」シリーズをモチーフとしたアイテムを発売する。「ユニクロ」一部店舗および公式オンラインで、8月中旬に発売を予定する。

「ザ・モンスターズ」シリーズ

アイテムは、絵本作家でアーティストのカシン・ロンによる、「ザ・モンスターズ」のキャラクターをデザイン。“ラブブ”をはじめ、北欧の森を故郷とする小さなエルフたちを配した、ウィメンズのTシャツ(1500円)を4型と、キッズサイズのスエット(1990円)を3型ラインアップする。

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地肌ケア×美髪ケアを両立するヘアケア「ウィズビューティ」が誕生 “オールフリー”でドラッグ市場に新風

ステラシードは、敏感肌でも使いやすく、地肌ケアと美髪ケアの両立を掲げるヘアケアブランド「ウィズビューティ(WITH BEAUTY)」を立ち上げる。ラインアップは、“ジェントルリペア モイストシャンプー”(480mL、1595円/レフィル400mL、1210円)、“同 モイストトリートメント”(480mL、1595円/レフィル400mL、1210円)の2種。6月17日から全国のロフト、プラザ、ハンズで先行発売しており、7月22日から一部のドラッグストアで順次取り扱う。

開発に際して着目したのは、「髪が背中に当たって荒れてしまう」「敏感肌具合によって親子でシャンプーやトリートメントを使い分けている」といった敏感肌ユーザーのリアルな声だ。また、同社が実施した1万人を対象とした調査では、美髪と低刺激ケアの両立した製品への需要が高いものの、両立した製品と出会っていると考える消費者は少ないというギャップも明らかになった。

「ヘアケア製品は髪のダメージケアに重点を置いて開発するケースが多く、敏感肌の人にとっては刺激となりうる成分も少なくない。『ウィズビューティ』は肌へのやさしさと美髪効果の両立にこだわった」(伊藤和永 広告部部長)。

γ-ドコサラクトン、セラミド、ポリクオタニウム-64といった美容保湿成分を、シャンプーは80%以上、トリートメントは93%以上配合。地肌の保湿成分としてプレバイオティクスや乳酸菌を配合した。また、パラベン、着色料、鉱物油、シリコンなど16項目を無添加とし、3つの安全性評価テストを実施している。

「オールフリー」を
第5のトレンド概念に

ターゲット層は20〜30代の女性。同社はドラッグストア市場で1400〜1500円前後の価格帯を“プレミアムマス”と定義づけており、近年の市場の活況も背景に、この領域での展開を図る。

現在、ドラッグストアのシャンプートリートメント売り場は激戦区と言われており、一説には150以上のブランドが存在するという。「ドラッグストアのバイヤーにブランドの説明をした際、『敏感肌カテゴリーかシャンプー&トリートメントのどちらの棚におくべきか』と尋ねられた。それほど既存のカテゴリーに当てはまらないブランドだと自負しており、このブランドで新しいポジションを作っていきたい」(伊藤広告部部長)。

さらに、これまでのシャンプーのトレンドである、ノンシリコン、オイル、ボタニカル、美容液に続く、「第5のトレンド」として「オールフリー」の概念を売り出していくと話す。「オールフリー」とは、肌への負担を考えた16の無添加処方を指す。

伊藤広告部部長は「オールフリーという新たな勝ち軸で、敏感肌でも美髪を目指せるブランドとして、ドラッグストアのヘアケア市場における新しいスタンダードを築いていきたい」と意気込む。

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敏感肌×美髪を両立するヘアケアブランド「ウィズビューティー」が誕生 “オールフリー”でドラッグ市場に新風

ステラシードは、敏感肌対応と美髪の両立を掲げるヘアケアブランド「ウィズビューティ(WITH BEAUTY)」を立ち上げる。ラインアップは、“ジェントルリペア モイストシャンプー”(480mL、1595円/レフィル400mL、1210円)、“同 モイストトリートメント”(480mL、1595円/レフィル400mL、1210円)の2種。6月17日から全国のロフト、プラザ、ハンズで先行発売しており、7月22日から一部のドラッグストアで順次取り扱う。

開発に際して着目したのは、「髪が背中に当たって荒れてしまう」「敏感肌具合によって親子でシャンプーやトリートメントを使い分けている」といった敏感肌ユーザーのリアルな声だ。また、同社が実施した1万人を対象とした調査では、美髪と低刺激ケアの両立した製品への需要が高いものの、両立した製品と出会っていると考える消費者は少ないというギャップも明らかになった。

「ヘアケア製品は髪のダメージケアに重点を置いて開発するケースが多く、敏感肌の人にとっては刺激となりうる成分も少なくない。『ウィズビューティ』は肌へのやさしさと美髪効果の両立にこだわった」(伊藤和永 広告部部長)。

γ-ドコサラクトン、セラミド、ポリクオタニウム-64といった美容液成分を、シャンプーは80%以上、トリートメントは93%以上配合。地肌の保湿成分としてプレバイオティクスや乳酸菌を配合した。また、パラベン、着色料、鉱物油、シリコンなど16項目を無添加とし、3つの安全性評価テストを実施。肌への負担を考慮した低刺激処方としている。

「オールフリー」を
第5のトレンド概念に

ターゲット層は20〜30代の女性。同社はドラッグストア市場で1400〜1500円前後の価格帯を“プレミアムマス”と定義づけており、近年の市場の活況も背景に、この領域での展開を図る。

現在、ドラッグストアのシャンプートリートメント売り場は激戦区と言われており、一説には150以上のブランドが存在するという。「ドラッグストアのバイヤーにブランドの説明をした際、『敏感肌カテゴリーかシャンプー&トリートメントのどちらの棚におくべきか』と尋ねられた。それほど既存のカテゴリーに当てはまらないブランドだと自負しており、このブランドで新しいポジションを作っていきたい」(伊藤広告部部長)。

さらに、これまでのシャンプーのトレンドである、ノンシリコン、オイル、ボタニカル、美容液に続く、「第5のトレンド」として「オールフリー」の概念を売り出していくと話す。「オールフリー」とは、肌への負担を考えた16の無添加処方を指す。

伊藤広告部部長は「オールフリーという新たな勝ち軸で、敏感肌でも美髪を目指せるブランドとして、ドラッグストアのヘアケア市場における新しいスタンダードを築いていきたい」と意気込む。

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「ナチュラルコスモ」×サカナクション山口一郎の「ヤマイチ」 限定ラベルのトリートメントシャンプーが登場

オーガニックコスメブランド「ナチュラルコスモ(NATURALCOSMO)」は6月27日、サカナクションの山口一郎が主宰する「ヤマイチ(YAMAICHI)」とコラボレーションした限定パッケージの“YI風流トリートメントシャンプー”(300mL、6300円)を数量限定で発売する。「ナチュラルコスモ」の公式ECで取り扱う。

同製品は、“藻でパックする”トリートメントシャンプー。ブランド内人気の“風流トリートメントシャンプー”を限定ラベルで用意し、厚みのあるマットブラックカラーの紙にシルバーインクの活版印刷を施した。必須脂肪酸やアミノ酸、ビタミンを含む藻や27種の植物を保湿成分として配合。健やかな頭皮を保ちながら、根元はふんわり、毛先はサラサラの仕上がりをかなえる。

山口は、「日頃から体をケアする製品はさまざま試してきたが、『ナチュラルコスモ』のアイテムは“ずっと使い続けたい”と感じている数少ない存在だ。体に優しい成分であることはもちろん、使い心地の良さにも引かれ、日々の生活に溶け込むように使用している。今回、そのような信頼するブランドとコラボレーションできたことをうれしく思っている」とコメントを寄せた。

「ヤマイチ」とは

山口一郎は、ロックバンド「サカナクション」として2007年にメジャーデビューした。15年から、音楽とさまざまなカルチャーが混ざり合うコンテンツを企画するプロジェクト「エヌエフ(NF)」を開始。23年には作り手とコラボレーションし、製造背景まで発信するプロジェクト「ヤマイチ」を発足した。

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「ナチュラルコスモ」×サカナクション山口一郎の「ヤマイチ」 限定ラベルのトリートメントシャンプーが登場

オーガニックコスメブランド「ナチュラルコスモ(NATURALCOSMO)」は6月27日、サカナクションの山口一郎が主宰する「ヤマイチ(YAMAICHI)」とコラボレーションした限定パッケージの“YI風流トリートメントシャンプー”(300mL、6300円)を数量限定で発売する。「ナチュラルコスモ」の公式ECで取り扱う。

同製品は、“藻でパックする”トリートメントシャンプー。ブランド内人気の“風流トリートメントシャンプー”を限定ラベルで用意し、厚みのあるマットブラックカラーの紙にシルバーインクの活版印刷を施した。必須脂肪酸やアミノ酸、ビタミンを含む藻や27種の植物を保湿成分として配合。健やかな頭皮を保ちながら、根元はふんわり、毛先はサラサラの仕上がりをかなえる。

山口は、「日頃から体をケアする製品はさまざま試してきたが、『ナチュラルコスモ』のアイテムは“ずっと使い続けたい”と感じている数少ない存在だ。体に優しい成分であることはもちろん、使い心地の良さにも引かれ、日々の生活に溶け込むように使用している。今回、そのような信頼するブランドとコラボレーションできたことをうれしく思っている」とコメントを寄せた。

「ヤマイチ」とは

山口一郎は、ロックバンド「サカナクション」として2007年にメジャーデビューした。15年から、音楽とさまざまなカルチャーが混ざり合うコンテンツを企画するプロジェクト「エヌエフ(NF)」を開始。23年には作り手とコラボレーションし、製造背景まで発信するプロジェクト「ヤマイチ」を発足した。

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「ナチュラルコスモ」×サカナクション山口一郎の「ヤマイチ」 限定ラベルのトリートメントシャンプーが登場

オーガニックコスメブランド「ナチュラルコスモ(NATURALCOSMO)」は6月27日、サカナクションの山口一郎が主宰する「ヤマイチ(YAMAICHI)」とコラボレーションした限定パッケージの“YI風流トリートメントシャンプー”(300mL、6300円)を数量限定で発売する。「ナチュラルコスモ」の公式ECで取り扱う。

同製品は、“藻でパックする”トリートメントシャンプー。ブランド内人気の“風流トリートメントシャンプー”を限定ラベルで用意し、厚みのあるマットブラックカラーの紙にシルバーインクの活版印刷を施した。必須脂肪酸やアミノ酸、ビタミンを含む藻や27種の植物を保湿成分として配合。健やかな頭皮を保ちながら、根元はふんわり、毛先はサラサラの仕上がりをかなえる。

山口は、「日頃から体をケアする製品はさまざま試してきたが、『ナチュラルコスモ』のアイテムは“ずっと使い続けたい”と感じている数少ない存在だ。体に優しい成分であることはもちろん、使い心地の良さにも引かれ、日々の生活に溶け込むように使用している。今回、そのような信頼するブランドとコラボレーションできたことをうれしく思っている」とコメントを寄せた。

「ヤマイチ」とは

山口一郎は、ロックバンド「サカナクション」として2007年にメジャーデビューした。15年から、音楽とさまざまなカルチャーが混ざり合うコンテンツを企画するプロジェクト「エヌエフ(NF)」を開始。23年には作り手とコラボレーションし、製造背景まで発信するプロジェクト「ヤマイチ」を発足した。

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沖縄の空気感や文化を彫るウオキ タトゥー 那覇の「ホンノパーク」でイベント

沖縄・宜野湾を拠点に活動するタトゥースタジオのウオキ タトゥー(W-OKI TATTOO)は6月28日〜7月16日、那覇のギャラリー&ショップ「ホンノパーク(HONNO PARK)」で個展「ザ アンタイトル ルーム(THE UNTITLE ROOM)」を行う。ウオキ タトゥーのメンバーがこれまで制作してきたフラッシュ(デザインスケッチ)やドローイング作品のアーカイブ、新作を展示する。

琉球舞踊の花笠やサングヮー(沖縄に伝わる魔除けのお守り)など、沖縄ならではの伝統的なモチーフを取り入れた作品や、アメリカンコミックのようなポップなグラフィック、クラシックな女性画など、「タトゥーに対するイメージや価値観を変える多様な画法、緻密かつ圧倒的なインパクトの作品がそろう」と、「ホンノパーク」を運営する新城暖さんはコメント。今回の展示を記念して、ウオキ タトゥーとのコラボTシャツ(6000円)も販売する。

新城さんは西表島出身で、アッシュ・ペー・フランスのPR01.事業部などでも働いた経験がある。東京から沖縄に戻って以降は、那覇のセレクトショップ「プラント&ソイル(PLANT & SOIL)」に立ち上げから携わり、かつての沖縄の一大産業“琉球パナマ”の再活性化などにも取り組んできた。2024年2月に、築50年の資材置き場をリノベーションしてギャラリー&ショップの「ホンノパーク」を開始。自身もアーティスト活動をしつつ、「ホンノパーク」で沖縄県内外のアーティストの企画展を行っている。また、琉球ガラスややちむん(焼き物)、“琉球パナマ”の作家などと、ショップオリジナルアイテムを企画している。

◼️THE UNTITLE ROOM with TEAM W-OKI TATTOO
期間:6月28日〜7月16日(木曜定休)
時間:11〜18時
会場:ホンノパーク
住所:沖縄県那覇市小禄3-5-7オロクハウス2階

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「サンローラン」メンズが開放的に 26年春夏は太陽の下に出て、軽やかな色と素材のテーラード

妥協のない美学があるからこそ、正直敷居も高かった「サンローラン(SAINT LAURENT)」の2026年春夏メンズは、驚くほど軽やかだ。これまでの耽美的でモノトーンな世界を離れ、今シーズンは太陽の下に。色と共に軽やかさをまといながら、シルエットへのこだわりは継続して、テーラードを基調としたエレガンスの世界からは離れない。イヴ・サンローラン(Yves Saint Laurent)を含む繊細な往年のクリエイターたちの逃避行、繊細がゆえにストレスの多い世界から離れた束の間の夢の中のような世界が広がった。

ボトムスは膝上丈のショートパンツで軽やかに、呼応するように「サンローラン」らしいサファリジャケットはシャツ生地で作り、パープルやオレンジ、サフランなど、リッチなジュエルトーンで染めた。ハイウエストパンツはベルトの上、お腹周りで生地がたわみ、普段なら許されないだろう“ハズし”が効いている。

中盤になると、アンソニー・ヴァカレロ(Anthony Vaccarello)=クリエイティブ・ディレクターは、開放感を残しつつ、官能性に舵を切った。ペーパーナイロンのように薄くて軽い透ける素材を使い、クロップド丈でゴム裾のブルゾンタイプのジャケットや、ボウタイ付きのプルオーバーなどを作成。単体で纏うことで肌が透けたり、水玉のシフォンのブラウスを覗かせたりで、これまで通りセンシュアルなムードを掻き立てる。セカンドスキンのようなタートルネックのニットは身体のラインを拾い、パンツからはトランクスが覗き、ジャケットの下にはパジャマの上下を合わせた。

アンソニーは今季、ラリー・スタントン(Larry Stanton)やパトリック・アンガス(Patrick Angus)ら1970~80年代を生き、その中でHIV/AIDSの恐怖と対峙してきたアーティストを想い、彼らが開放的になれたゲイのリゾート地、米ニューヨーク州のロングアイランドにあるファイヤーアイランドをイメージした。リゾートとは言っても、今のように手入れが行き届いた避暑地ではない。手付かずの自然が残っているからこそ、ありのままになれる場所だ。思いを馳せた男性たちは、時代を考えるとなおさらファイヤーアイランドでは自分らしくいられたのかもしれない。全てをさらけ出せるという意味でのセンシュアリティ。開放的なコレクションの裏には、そんな「サンローラン」の哲学が滲む。

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「サンローラン」メンズが開放的に 26年春夏は太陽の下に出て、軽やかな色と素材のテーラード

妥協のない美学があるからこそ、正直敷居も高かった「サンローラン(SAINT LAURENT)」の2026年春夏メンズは、驚くほど軽やかだ。これまでの耽美的でモノトーンな世界を離れ、今シーズンは太陽の下に。色と共に軽やかさをまといながら、シルエットへのこだわりは継続して、テーラードを基調としたエレガンスの世界からは離れない。イヴ・サンローラン(Yves Saint Laurent)を含む繊細な往年のクリエイターたちの逃避行、繊細がゆえにストレスの多い世界から離れた束の間の夢の中のような世界が広がった。

ボトムスは膝上丈のショートパンツで軽やかに、呼応するように「サンローラン」らしいサファリジャケットはシャツ生地で作り、パープルやオレンジ、サフランなど、リッチなジュエルトーンで染めた。ハイウエストパンツはベルトの上、お腹周りで生地がたわみ、普段なら許されないだろう“ハズし”が効いている。

中盤になると、アンソニー・ヴァカレロ(Anthony Vaccarello)=クリエイティブ・ディレクターは、開放感を残しつつ、官能性に舵を切った。ペーパーナイロンのように薄くて軽い透ける素材を使い、クロップド丈でゴム裾のブルゾンタイプのジャケットや、ボウタイ付きのプルオーバーなどを作成。単体で纏うことで肌が透けたり、水玉のシフォンのブラウスを覗かせたりで、これまで通りセンシュアルなムードを掻き立てる。セカンドスキンのようなタートルネックのニットは身体のラインを拾い、パンツからはトランクスが覗き、ジャケットの下にはパジャマの上下を合わせた。

アンソニーは今季、ラリー・スタントン(Larry Stanton)やパトリック・アンガス(Patrick Angus)ら1970~80年代を生き、その中でHIV/AIDSの恐怖と対峙してきたアーティストを想い、彼らが開放的になれたゲイのリゾート地、米ニューヨーク州のロングアイランドにあるファイヤーアイランドをイメージした。リゾートとは言っても、今のように手入れが行き届いた避暑地ではない。手付かずの自然が残っているからこそ、ありのままになれる場所だ。思いを馳せた男性たちは、時代を考えるとなおさらファイヤーアイランドでは自分らしくいられたのかもしれない。全てをさらけ出せるという意味でのセンシュアリティ。開放的なコレクションの裏には、そんな「サンローラン」の哲学が滲む。

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ユニクロ「UT」と矢沢あいのコラボコレクションが7月11日発売 本人考案のコーディネートイラストも

「ユニクロ(UNIQLO)」のTシャツブランド「UT」は7月11日、今年でデビューから40周年を迎える漫画家、矢沢あいの作品とのコラボコレクションを発売する。同コレクションは、矢沢あいの「天使なんかじゃない」「ご近所物語」「パラダイス・キス」「NANA」の4作品をモチーフにデザインしたTシャツ5型をラインアップする。サイズはXS〜3XLまでの展開で、いずれも1500円。「ユニクロ」の店舗および、公式オンラインストアで扱う。

また同コレクションの発売にあわせて、矢沢あい本人がコラボTシャツ5型を使用したコーディネートを考案、描き下ろしたイラストも公開している。

期間限定で“ハチコ”のUTme!も登場

さらに、「NANA」の主人公“大崎ナナ”が着用している“ハチコ”のイラストが、スマートフォンアプリの「ユーティーミー(UTme!)」からスタンプとして登場する。期間は、発売同日から2026年5月31日までを予定し、「ユニクロ」の“ベーシックTシャツ”やトートバッグ、「ユニクロ ユー(UNIQLO U)」の“クルーネックTシャツ”をはじめとする対象アイテムに“ハチコ”を自由にデザインできる。

コラボアイテム一覧

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MEGUMIの「オレリー」が誕生1周年 限定美容液や“開運トーク”でもてなした記念イベント

MEGUMIがプロデュースするスキンケアブランド「オレリー(AURELIE.)」が、誕生から1周年を迎えた。これを記念し、6月上旬にメディア関係者を集めたアニバーサリーイベント「オレリー ルーム(Aurelie. ROOM)」を開催。MEGUMI自らが、ナビゲートした。

同イベントは、一般的な発表会やイベントと少し違う。セッションごとに会場内を移動するユニークなスタイルを採用し、ゲストを飽きさせない工夫が凝らされていた。

トークセッションといえば、ブランドプロデューサーと製品開発担当によるブランドについてのやり取りが定番だが、今回は多彩なゲストを招き、すぐに取り入れられる“美のヒント”を提案する点が特徴的だった。

“運”や“腸活”を美の味方に
占い師、野菜の料理家とのクロストーク

最初のクロストークには、ファッション&占いエディターの青木良文氏が登場。MEGUMIとともに、2025年下半期の運勢について語り合った。青木氏はラッキーアクションに「土台作り」を挙げ、「スキンケアやベースメイクに力を入れることで運気が高まる」とアドバイス。これに対し、MEGUMIは「土台が整うと自己肯定感が上がるし、日々のメイクも楽しくなる。1日の疲れを癒す、自分を愛でる“まろやかなスキンケアタイム”は欠かせない」と続けた。

さらに、「香りを取り入れることも重要だ」と青木氏。「最低でも3種類の香りを使い分けるのが理想。例えば、朝は爽やかな柑橘系、日中はリフレッシュできるハーブ系、夜は甘めのムスク系などをそろえ、その日の気分や体調に合わせて香りを変えると運気が上がる」とレクチャーした。

続いて「腸がきれいな人は運がいい」と、“腸活”もまた欠かせないラッキーアクションのひとつだと強調する青木氏。料理家の西岡麻央氏も加わり、ゲストに野菜の効果的な食べ方や調理法などを伝授した。

トーク終了後は、食事スペースへ移動。西岡氏がこの日のために考案した「鶏肉とパプリカのタイ風カレースープ」と、MEGUMIが太鼓判を押す「若玄米のおにぎり」がふるまわれた。体を内側から整える栄養豊富な2品で、心も体も満たされるインナービューティ体験となった。

イベントの締めくくりには、来場者限定のサプライズが用意されていた。配られたのは、「1周年記念のためだけ」に調香した美容液“リンクルリペアセラム”。通常はビューティフルガーデンの香りだが、限定品は華やかなフローラルガーデンの香りに仕上げた。一般販売はせず、イベント参加者だけが手にできる特別なアイテムだ。

1年で累計150万本突破、2年目はオフライン強化へ

「オレリー」の製品は、ブランド誕生から1年で累計150万本を売り上げ、順調に成長している。MEGUMIは「2年目に突入したが、ブランドとしてはまだスタート地点。今後はオンラインに加え、ポップアップや店頭販売などオフラインの展開も強化していく」と意気込みを語り、現在バラエティーストアでの取り扱いも進行中だという。

新製品は、9月にモイスチャーエマルジョンと発酵クレイパック、集中美容液2種を、11月にはインナーケアアイテムを発売する予定だ。スキンケアカテゴリーにとどまらず、インナーケアも含めて、美しさは全てつながっていることを伝える。「これからもユーザーの皆さまが求める“かゆいところに手が届く”製品開発に努め、一人ひとりに寄り添うスキンケアブランドへ進化を続ける」と会を締め括った。

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「リーバイス」と「ナイキ」のコラボ新作 デニムの“エア マックス 95”を発売

「リーバイス(LEVI’S)」は「ナイキ(NIKE)」と再びコラボレーションし、新作カプセルコレクションを発表した。コレクションは、「ナイキ」の名作スニーカー“エア マックス 95(AIR MAX 95)”を「リーバイス」製のデニムで大胆に再構築したスニーカー(3色)を中心に、ジャケットとジーンズを展開。7月10日に「リーバイス」公式オンラインストアで先行販売し、翌11日には「SNKRS」でも発売される。

今回のコレクションでは、アメリカのデニムカルチャーとスニーカーカルチャーを象徴する「リーバイス」と「ナイキ」それぞれのアイコンを融合。“エア マックス 95”(2万6400円)は、エクリュデニムとマットホワイトをガムソールを組み合わせたエクリュ、14オンスのブラックデニムを使用したブラック、ウォッシュ加工した14オンスのインディゴデニムを使用したデニムの3色を展開する。レッドタブ、ガムソール、チェーンステッチなどの意匠が細部にまで施され、クラフトマンシップが際立つ仕上がりとなっている。※デニムは「リーバイス」公式オンラインストアのみで販売。

また、スニーカーに合わせて、“リーバイス × ナイキ トラッカージャケット”(3万1900円)と“リーバイス × ナイキ バギージーンズ”(2万4200円)も展開する。ミッド〜ライトのウォッシュ加工を施したセルビッジデニムを採用し、シルエットは現代的にアップデート。「ナイキ」のスウッシュと「リーバイス」のブラウンパッチを組み合わせたダブルネーム仕様で、背面にはチェーンステッチによる「ナイキ」ロゴもあしらわれている。

本コレクションのキャンペーンには、ヒップホップアーティストのラリー・ジューン(Larry June)、WNBAプレイヤーのペイジ・ベッカーズ(Paige Bueckers)、NFLプレイヤーのキーオン・コールマン(Keon Coleman)、デザイナーのダニエル・ブエゾ(Daniel Buezo)を起用した。

アイテム一覧

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「ルイ・ヴィトン」メンズの26年春夏はダージリン急行でインドへ ファレル提唱のダンディーはさらに色濃く

「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」の2026年春夏メンズ・コレクションは、ファレル・ウィリアムス(Pharrell Williams)=メンズ・クリエイティブ・ディレクターのリミックス能力を見せつけた。ファレルが追求し続けるダンディズムはさらに一段進化して、ファッション界の大きな潮流とも言える“クワイエット・ラグジュアリー”のムードにさえ到達。一方でパリからインドへの旅路を描いたコレクションは、映画「ダージリン急行」やグランピング、そしてインドの絢爛豪華なマハラジャを思わせる色彩やモチーフなどが縦横無尽に入り乱れ、ロゴや、“モノグラム”“ダミエ”などのアイコニックなシンボルが控えめでも飽きさせない。

パリの中心部に位置する現代アートの拠点、ポンピドゥー・センターに構えた特設のランウエイは、インドの伝統とモダンな感性を融合させる建築集団「スタジオ・ムンバイ」との協業によるもの。床には古代インドのすごろく“スネークス&ラダーズ(蛇と梯子)”のマス目を描いた。プレイヤーが梯子を登り、蛇を避けながらゴールを目指すこのゲームは元来、可能性の比喩という。ストリートスタイル一辺倒だった男性が、ダンディズムを学びながら、トランクと共に世界を旅して、見識を深めつつ成長していくという、ファレルが「ルイ・ヴィトン」のトップに就いて以来訴え続ける哲学を体現した。

コレクションの舞台が“スネークス&ラダーズ”なら、コレクションのムードは映画「ダージリン急行」だ。ウェス・アンダーソン(Wes Anderson)による映画は、「ルイ・ヴィトン」がトランクなどの製作を担当。インドを舞台に、長年疎遠だった三兄弟が亡き父の遺志を継ぎ、心の再生をすべく鉄道旅行をする物語だ。彼らは「ダージリン急行」でインド各地を巡りながら、家族関係により過去に受けた傷、生と死に向き合っていく。こんなストーリーからも、ファレルによる成長や可能性の哲学を感じ取ることができるだろう。

コレクションは、褐色のモデルが着こなすセットアップのスタイルから始まった。色はネイビー。コンパクトなジャケットにフレア気味のリラックスパンツ、ストライプのクレリックシャツのスタイルは、モノグラムのバックルを施したベルトはあるものの、それ以外に「ルイ・ヴィトン」らしいモチーフは見当たらず、いわゆる“クワイエット・ラグジュアリー”。良い意味でミーハーで、キャッチーだからこそ大勢が夢中になってきた「ルイ・ヴィトン」メンズが、ファレルにより更に一段階ダンディーに成長した様子が伺える。

以降も、ウエアにおけるシンボルは限られている。「LVM」の頭文字や、織り柄や控えめな刺繍で描く“ダミエ”を除くと、ロング&リーンなセットアップや、クロップド丈のブルゾンで作るグランピングスタイルは、自己の存在を声高には主張せずあくまでもエレガント。中盤以降は、コーヒー豆のようなブラウンにシフトし、ブラックやネイビー、グレーに並ぶ男性のニュー・スタンダードになろうとしている色がランウエイを支配した。アクセサリーは、太陽によって色褪せたようなパープルのグラデーションや、ブラウンからオレンジへの段階的な変化が美しい。

「ルイ・ヴィトン」の顧客が求めるだろうステートメントアイテムは、アクセサリーだ。トランクやメンズの新基幹バッグ“スピーディ”には、かつて「ダージリン急行」でマーク・ジェイコブス(Marc Jacobs)が描いたゾウやシマウマ、キリンなどの野生動物とヤシの木のモチーフをのせた。他にもアーカイブにインスピレーションを得たというくすんだストライプ、上述した“スネークス&ラダーズ”のモチーフ、そしてマハラジャのように豪華な宝石使い。足元はグランピングのブーツか、ファーストシーズンを思わせるたわんだソックス、バターソフトなどのシューズで顧客の要望にも応える。

自身の美学・哲学と、ブランドの歴史・経緯、旅先の文化、そして顧客の想いーー。ファレルはあらゆるものをリミックスするだけでなく、メガブランドならではの国際性まで網羅して、インドに着想を得たコレクションを、黒人音楽と融合しながら、パリで発信した。万物を飲み込むスタイルは、世界をそして文化を股にかけるファレルだからこそ生み出せるのだと思う。

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「ルイ・ヴィトン」メンズの26年春夏はダージリン急行でインドへ ファレル提唱のダンディーはさらに色濃く

「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」の2026年春夏メンズ・コレクションは、ファレル・ウィリアムス(Pharrell Williams)=メンズ・クリエイティブ・ディレクターのリミックス能力を見せつけた。ファレルが追求し続けるダンディズムはさらに一段進化して、ファッション界の大きな潮流とも言える“クワイエット・ラグジュアリー”のムードにさえ到達。一方でパリからインドへの旅路を描いたコレクションは、映画「ダージリン急行」やグランピング、そしてインドの絢爛豪華なマハラジャを思わせる色彩やモチーフなどが縦横無尽に入り乱れ、ロゴや、“モノグラム”“ダミエ”などのアイコニックなシンボルが控えめでも飽きさせない。

パリの中心部に位置する現代アートの拠点、ポンピドゥー・センターに構えた特設のランウエイは、インドの伝統とモダンな感性を融合させる建築集団「スタジオ・ムンバイ」との協業によるもの。床には古代インドのすごろく“スネークス&ラダーズ(蛇と梯子)”のマス目を描いた。プレイヤーが梯子を登り、蛇を避けながらゴールを目指すこのゲームは元来、可能性の比喩という。ストリートスタイル一辺倒だった男性が、ダンディズムを学びながら、トランクと共に世界を旅して、見識を深めつつ成長していくという、ファレルが「ルイ・ヴィトン」のトップに就いて以来訴え続ける哲学を体現した。

コレクションの舞台が“スネークス&ラダーズ”なら、コレクションのムードは映画「ダージリン急行」だ。ウェス・アンダーソン(Wes Anderson)による映画は、「ルイ・ヴィトン」がトランクなどの製作を担当。インドを舞台に、長年疎遠だった三兄弟が亡き父の遺志を継ぎ、心の再生をすべく鉄道旅行をする物語だ。彼らは「ダージリン急行」でインド各地を巡りながら、家族関係により過去に受けた傷、生と死に向き合っていく。こんなストーリーからも、ファレルによる成長や可能性の哲学を感じ取ることができるだろう。

コレクションは、褐色のモデルが着こなすセットアップのスタイルから始まった。色はネイビー。コンパクトなジャケットにフレア気味のリラックスパンツ、ストライプのクレリックシャツのスタイルは、モノグラムのバックルを施したベルトはあるものの、それ以外に「ルイ・ヴィトン」らしいモチーフは見当たらず、いわゆる“クワイエット・ラグジュアリー”。良い意味でミーハーで、キャッチーだからこそ大勢が夢中になってきた「ルイ・ヴィトン」メンズが、ファレルにより更に一段階ダンディーに成長した様子が伺える。

以降も、ウエアにおけるシンボルは限られている。「LVM」の頭文字や、織り柄や控えめな刺繍で描く“ダミエ”を除くと、ロング&リーンなセットアップや、クロップド丈のブルゾンで作るグランピングスタイルは、自己の存在を声高には主張せずあくまでもエレガント。中盤以降は、コーヒー豆のようなブラウンにシフトし、ブラックやネイビー、グレーに並ぶ男性のニュー・スタンダードになろうとしている色がランウエイを支配した。アクセサリーは、太陽によって色褪せたようなパープルのグラデーションや、ブラウンからオレンジへの段階的な変化が美しい。

「ルイ・ヴィトン」の顧客が求めるだろうステートメントアイテムは、アクセサリーだ。トランクやメンズの新基幹バッグ“スピーディ”には、かつて「ダージリン急行」でマーク・ジェイコブス(Marc Jacobs)が描いたゾウやシマウマ、キリンなどの野生動物とヤシの木のモチーフをのせた。他にもアーカイブにインスピレーションを得たというくすんだストライプ、上述した“スネークス&ラダーズ”のモチーフ、そしてマハラジャのように豪華な宝石使い。足元はグランピングのブーツか、ファーストシーズンを思わせるたわんだソックス、バターソフトなどのシューズで顧客の要望にも応える。

自身の美学・哲学と、ブランドの歴史・経緯、旅先の文化、そして顧客の想いーー。ファレルはあらゆるものをリミックスするだけでなく、メガブランドならではの国際性まで網羅して、インドに着想を得たコレクションを、黒人音楽と融合しながら、パリで発信した。万物を飲み込むスタイルは、世界をそして文化を股にかけるファレルだからこそ生み出せるのだと思う。

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テキスタイルアーティストの浦豊が原宿で個展、新作19点を展示

テキスタイルアーティストの浦豊(うら・ゆたか)は、6月27日〜7月9日、東京・原宿のギャラリーYOD TOKYO(渋谷区神宮前4-26-35)で、展覧会「シミュレーショニズム vol.3」を開催する。

島精機の最新のニット機や3DCADを自在に操る優れたニットプランナーでもある浦は、ニットテクノロジーを駆使したテキスタイル作品を制作してきた。今回の展覧会では自身に加え、架空の人物2人を設定し、それぞれが異なる視点や表現方法を持つ別の作家として参加する「一人グループ展」として構成する。

浦は「WWDJAPAN」6月30日号の表紙のテキスタイル制作も手掛けている。

■ Simulationism vol.3
日程:6月27日〜7月9日
時間:11:00〜19:00
定休日:無し
場所:YOD TOKYO
住所:東京都渋谷区神宮前4-26-35

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テキスタイルアーティストの浦豊が原宿で個展、新作19点を展示

テキスタイルアーティストの浦豊(うら・ゆたか)は、6月27日〜7月9日、東京・原宿のギャラリーYOD TOKYO(渋谷区神宮前4-26-35)で、展覧会「シミュレーショニズム vol.3」を開催する。

島精機の最新のニット機や3DCADを自在に操る優れたニットプランナーでもある浦は、ニットテクノロジーを駆使したテキスタイル作品を制作してきた。今回の展覧会では自身に加え、架空の人物2人を設定し、それぞれが異なる視点や表現方法を持つ別の作家として参加する「一人グループ展」として構成する。

浦は「WWDJAPAN」6月30日号の表紙のテキスタイル制作も手掛けている。

■ Simulationism vol.3
日程:6月27日〜7月9日
時間:11:00〜19:00
定休日:無し
場所:YOD TOKYO
住所:東京都渋谷区神宮前4-26-35

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三笘薫が「ゼロハリバートン」新宿旗艦店に来店 自身に着想を得た新色“ホライゾンブルー”を初披露

米国発のトータルラゲージブランド「ゼロハリバートン(ZERO HALLIBURTON)」は27日、プロサッカー選手でアンバサダーを務める三笘薫をイメージした新色のラゲージとアタッシェケースを発売する。発売を記念して三笘選手を起用した“Beyond the Horizon”キャンペーンを8月31日まで実施する。旗艦店の「ゼロハリバートン」新宿サザンテラス店では三笘選手の旅に関連する私物展示をしたり、他店でも限定ノベルティを配布したりするなど、多彩なコンテンツを用意する。

キャンペーンに合わせて、同店に初めて三笘選手が来店した。店内や新色アイテムの印象に加えて「ゼロハリバートン」のコンセプトである“In Pursuit(追求)”に重なる思いなどを聞いた。

ブランド最大級の
「ゼロハリバートン」新宿サザンテラス店

キャンペーンの中心となるのは、昨年11月にオープンした「ゼロハリバートン」新宿サザンテラス店で、ラゲージやアタッシェケース、ビジネスバッグのほか、アパレル、ゴルフコレクションまでを網羅した、ブランド最大級の店舗ならではの品ぞろえを誇る。

同店を訪れた三笘選手は「外からでも店内全体が見渡せて開放的で、ラゲージや小物、バッグなど、店の奥へ進むごとにいろんな商品を楽しめる構造になっている。とても現代的で、入るとワクワクさせてくれる場所だと感じた」と広々とした空間で、「ゼロハリバートン」の世界観を堪能した。

三笘選手に着想を得た
“澄み渡った青”を表現

三笘選手をイメージした新色は、キャンペーンを象徴するトピックの1つだ。新色は“ホライゾンブルー”と名付けられ、自分自身にストイックで、常に挑戦し続ける三笘選手に着想を得て、高みを目指す者のみが見渡せる地平線近くの空のような、澄み渡った青を表現したという。

「大学時代も、その後加入した川崎フロンターレのユニホームも水色で、今在籍しているチームの本拠地であるブライトンも海や空などが身近な場所。そういう面でも自分を表している色だと思う」と三笘選手は初めて目にする新色に、これまで自身を取り巻いてきた環境を重ねた。

“ホライゾンブルー”のアイテムは、1938年のブランド創業当時と同じ素材と製法を採用したラゲージ“ヘリテージライン”(全3型、20万9000円〜25万3000円)とアタッシェケース“スリム アルミニウム ATT”(全2型、13万2000〜14万3000円)で、全国の「ゼロハリバートン」直営店をはじめ、公式オンラインストアや一部取り扱い店舗で販売する。 

三笘選手と「ゼロハリバートン」
追求を貫くために立ち返る“原点”

昨年6月のアンバサダー就任から1年が経ち、これまで三笘選手はキャンペーンビジュアルへの出演からオリジナル商品の監修まで、あらゆる角度から「ゼロハリバートン」に携わってきた。三笘選手は、同ブランドの魅力について「“シンプルさ”だと思う」と語り、その本質を「一番の目的は“安全に荷物を運ぶ”こと。使う人が何を求めているのかをしっかりと反映した商品がそろっている」と表現する。

また「ゼロハリバートン」とのこれまでの関わりを振り返り、「物事を追求していくことや、仕事に対して情熱を持つ姿勢は、ブランドに共感する部分。それは1年前も今も、これからも変わらないことで、それを変えてはいけないとも思っている」と、今もなお揺るがない強い信念を、あらためて言葉にした。

では、その姿勢を貫き、挑み続ける三笘選手が何度でも立ち返る“原点”とは何か。「いつも最終的にたどり着くのは、“プロサッカー選手として時間が限られている”ことと、“一度しかない人生”ということ。常にその点に立ち返り、メリハリをつけながら何事にも全力で取り組むようにしている」。追求に「終わりはない」とした上で、試練にもなり得るその旅ついて、「希望」であると語った。

限定ノベルティや企画展
全国の店舗で楽しめるコンテンツも

「ゼロハリバートン」新宿サザンテラス店では、三笘選手のサインを刻印したアタッシェケース“クラシック アルミニウム 3.0 ATT”(全2色、各13万2000円)を2点限定で販売するほか、“ヘリテージライン”ホライゾンブルーの購入者に、三笘選手の直筆サイン入りラゲージタグを先着20名限定で配布する。

同店ではブランドビジュアルを用いたフォトスポットや、特別展示“Packed for Life ~三笘薫の旅じたく~”を開催する。展示は三笘選手が遠征で使用したラゲージやスパイクをはじめ、スマートフォン、英単語帳など、普段目にすることのない貴重なアイテムがならぶ。

また、全国の「ゼロハリバートン」直営店や公式オンラインストア、一部取り扱い店舗でも、合計5500円以上(セール品を除く)の購入者を対象に、三笘選手のビジュアルが描かれたポストカードセットをプレゼントする。

MODEL:KAORU MITOMA
MOVIE DIRECTION:TAKERU YATSUSHIRO
CAMERA : YUHEI SAITO, TESON
LIGHTING DIRECTION:FUYUKI ISHIKAWA
RECORDING:SORA KATO
PHOTOS:KAZUSHI TOYOTA
STYLING:KOHEI KUBO
HAIR & MAKEUP:NARUTAKA HIRATA
問い合わせ先
ゼロハリバートン カスタマーサービス
0120-729-007

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「ウォルター ヴァン ベイレンドンク」2026年春夏メンズ・コレクション

「ウォルター ヴァン ベイレンドンク(WALTER VAN BEIRENDONCK)」が2026年春夏メンズ・コレクションを発表した。

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「デサント」、新丸ビルの店舗を2倍に増床 シューズやアーバンユニホームライン充実

「デサント(DESCENTE)」は6月27日、東京・丸の内の新丸ビル4階にある店舗を増床リニューアルオープンした。売り場面積は約151平方メートルと、リニューアル前の2倍以上に拡がった。“ラボ(実験室)”をイメージしたクリーンな内装が特徴で、強化中のシューズや、アーバンユニホームラインと位置付ける“デサント オルテライン アイオー(DESCENTE ALLTERRAIN I/O”などの品ぞろえを強化している。

スキーが原点にあるブランドとして、店舗奥の壁面には、早朝のゲレンデのピステンを思わせるストライプ模様を表現。手仕事ならではのムラがある左官仕上げがポイントだ。また、床の一部にはログハウスのような組み木も採用。無機質でシャープなイメージの中に温かみを添えている。レジ前にはソファも置いた。

横長の店舗の中央部分のファサードには、ガラスウォールにシューズを陳列している。シューズは「ゆくゆくはカテゴリー単独での展開も視野に入れている」という強化分野で、透湿防水素材と「ヴィブラム(VIBRAM)」ソールを採用した“ヴェルサー(VERTHER)”(2万2000円)や、アウトドアシューズ“モジュラライズ(MODULARIZE)”(2万4200円)などをラインアップする。

同フロアに「サロモン」、
「ザ・ノース・フェイス」も出店

シェルジャケットの“クレアス”(6万500円)や、5月の月間販売点数がブランド内で1位だったという日本製ポロシャツの“オリエリ”(1万7600円)など、看板アイテムである“水沢ダウン”に続くヒット商品が順次育ってきた。それらをカラーバリエーションをそろえて提案。アーバンユニホームラインの“デサント オルテライン アイオー”では、従来よりも軽い素材感のセットアップ(ジャケット3万5200円、パンツ2万4200円)をラインアップした。

週末のアウトドアシーン向けの本格的なシェルジャケットや、ランニングやトレーニングに対応したウエアもそろえる。メンズのイメージが強いが、ウィメンズも1ラックで展開している。

新丸ビル4階には、国産ダウンブランドの「ナンガ(NANGA)」が4月に出店。今夏にかけ、「ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)」の都内最大店舗や、「サロモン(SALOMON)」もオープン予定だ。

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それぞれの20年 「アワーレガシー」の躍進、「ジョルジオ アルマーニ プリヴェ」の“美”の追究【2026年春夏メンズコレリポートVol.3】

2026年春夏のメンズ・ファッション・ウイークがスタート。久々にメンズコレサーキットに舞い戻った編集長・村上と、初参戦のヘッドリポーター・本橋が、ヨーロッパを覆う熱波に負けないアツいリポートをお届けします!今回はミラノ・コレクションの2日目、後編。

サントーニ(SANTONI)

村上:私は「サントーニ(SANTONI)」のプレゼンテーション会場へ。今シーズンは“セタレザー”を使った、グッドイヤー製法のローファー“カルロ”がイチオシです。“カルロ”は元々反り返りが抜群で、驚くほどグニャっと曲がるんだけど、そんなシューズに使ったのが“セタレザー”。「セタ」とはイタリア後で「シルク」を意味しており、文字通りシルクのようの滑らかな肌触りです。足を入れるとシルクのような肌触りに魅了され、歩けば反り返りのよさゆえの歩きやすさでノックアウト!ってカンジでしょうか?写真からも柔らかさが伝わるでしょう?でも、これは高額でございますよ、きっと。

厚底などイマドキなデザインを「追随」するのではなく、専業ブランドならではの技術力ゆえの心地良さ「追求」したのは大正解!真っ白な美脚パンツの男性が溺愛するコト間違いなしでしょう。

ポール スミス(PAUL SMITH)

本橋:「ポール・スミス(PAUL SMITH)」は今回、パリからミラノに舞台を移してのショーでしたが、いつも通りの安定感でした。レトロなサマーニットや絶妙なカラーアクセントなど、“らしさ”をしっかりキープ。ショー後のフィナーレでは、ポール・スミス御大がランウエイに登場して、観客に笑顔で手を振るサービス精神たっぷりのパフォーマンス。あたたかい空気に包まれました。御年78歳。まだまだ元気に、現役で服を届けてくれそうですね。

村上:そろそろシルエットは少しずつアップデートしても良いと思うんですけれどね。特にアウターは、もう少しバリエーションを豊かにしてみてはと思うのですが、御大、いかがでしょうか?カラフルなシャツや、遊び心たっぷりの小物同様、シルエットからファッションの世界を探検してみたい男性は、「ポール・スミス」のようなブランドがさまざまなスタイルとフォルムを用意してくれたら嬉しいと思うんです。「アミ パリス(AMI PARIS)」や「ルメール(LEMAIRE)」は一歩先って感じだからこそ、「ポール・スミス」には半歩先を期待してしまいます。

モルディカイ(MORDECHAI)

本橋:僕だけ行った「モルディカイ(MORDECHAI)」は、なんとフェンシング場でのショーでした。会場が狭くて、めちゃくちゃ熱がこもる。灼熱だった高校の武道場の熱さを思い出しました。そんなクソ暑い中でモデルたちが突然取っ組み合いを始めたんです。きっと武道をイメージしたコレクションだからでしょう。いや、そこまでしなくても伝わるよって言ってあげたかったです。

服自体は、フェンシングのジャケットのようなジップアップブルゾンや、ミリタリー由来のカーゴパンツ、ユニフォームライクなスラックスなどが印象的。ボタンやステッチのアクセントが効いていました。武道着のような帯のディテールもさり気なく取り入れていましたね。

改めて思ったのは、イタリアブランドってスポーツの要素をオシャレ着になじませるのが上手いな、と。方向性は少し違いますが、たとえば「ディースクエアード(DSQUARED2)」なんかもそういう文脈で語れるブランドですよね。

ヤコブ コーヘン(JACOB COHEN)

村上:「ヤコブ コーヘン(JACOB COHEN)」のプレゼンは、一体なんだったのでしょう(笑)?ピースフルな架空の「ヤコブ コーヘン」村では、ある人はジーンズを洗濯板で洗い、ある人はなぜかハチミツの収穫中。お土産に3種類ものハチミツを大盤振る舞いです。ビリヤードやカジノに興じるモデルがいるけれど、我々ゲストもルーレットに参加できちゃうから、ついつい夢中になってしまい、洋服が全く頭に残っていません(笑)。

エンポリオ アルマーニ(EMPORIO ARMANI)

本橋:「エンポリオ アルマーニ(EMPORIO ARMANI)」、僕はスタンディングでした。前に大きな外国人がいてあんまり見えなかったんですけど、村上さんはフロントローから見られて、どうでしたか?

村上:序盤は、どちらかと言えば機能服でした。合繊の薄くて軽い素材からTシャツやシャカシャカブルゾン、スパッツにショートパンツなどを作って、軽やかにレイヤード。“EA7”で砂漠を駆け抜けるイメージです。

で、辿り着いた先は、アフリカでした。長いチュニックに幾何学的な刺繍を施し、楊柳パンツや、アルマーニならではのソフトテーラリングを組み合わせます。クレープやリネンなどの涼やかな素材を多用しながら、サンドやエクリュ、ベージュなど、日差しが強い地域ならではのカラーパレットを再現。ベルベル人のテントやタトゥーなどの柄を描きます。若干民族衣装感が強かったけれど、ピークドラペルのダブルからマオカラーのジャケット、シルキーなパジャマシャツ、鍛えれば鍛えるほどカッコよく着こなせるざっくり編みのニットなど、アルマーニらしさも満載。

最近「エンポリオ アルマーニ」は、いろんな世界を旅して、オリエンタルなムードを強め、ユニバーサル感を醸し出そうとしています。ご自身が確立したイタリアらしさで勝負する「ジョルジオ アルマーニ(GIORGIO ARMANI)」との差別化を図っているのかな?

フィナーレは、現在自宅療養中のアルマーニさんに代わり、メンズの責任者を務めるレオ・デルオルコ(Leo Dell'Orco)=ヘッド・オブ・メンズウエアデザインがご挨拶でした。アルマーニさん、復帰をお待ちしております!

アルマーニ美術館(ARMANI / SILOS)

本橋:その後に訪れた「アルマーニ美術館(ARMANI / SILOS)」が圧巻でした。普段はあまり自分ごとにできないオートクチュールのドレスも、あれだけ丁寧に展示されると「これがブランドの核なんだ」と体感できます。

前の日に「フィリップ プレイン(PHILIPP PLEIN)」のイベントに行ったんですが、会場にはギラギラのスニーカーが並んでいて、ハデにトッピングされた“寿司らしきもの”を皆でつまみ、カクテルを煽る様子を見て、何だかゲンナリしていたところだったんです(笑)。ラグジュアリーって、“ギラつけば良い”というわけじゃないですよね?

村上:クチュールラインの「ジョルジオ アルマーニ プリヴェ(GIORGIO ARMANI PRIVE)」は、今年が20周年のアニバーサリー。アルマーニさんは、「クチュールはビジネス。常に女性を美しくすることにこだわっている。私の自己表現だけの舞台じゃない」と話しています。「フィリップ プレイン」との違いは、そんなところかもね。派手だけれど、女性に思いを馳せているからリアリティがある。そう思います。

アワー レガシー(OUR LEGACY)

本橋:そういえば「アワー レガシー(OUR LEGACY)」のプレゼンテーションでは会場の中央にハリボテっぽい誕生日ケーキが置かれていて。「何だこれ?」と眺めていたら、「ブランド設立20周年の誕生日なんです」と教えてくれました。「ジョルジオ アルマーニ プリヴェ」と同い年なんですね。

村上:意外と長いね。もともとはメンズの硬派なテーラードブランドというイメージだった。

本橋:僕も5〜6年位前にダブルブレストの“ドルフィンコート”というウールコートを買い、まだ気に入ってとってあります。やっぱり、作りはいいんですよ。当時はまだセールにかかれば1ケタ万円台で買えましたが、今だったら定価で完売でしょう。

日本でも若い人たちに人気ですよね。特にコロナ後に強化しているウィメンズラインが、タイトめが好みの若いメンズにも人気だそう。日本のメンズ市場ではまだまだ「ちょいユル」が主流ですが、「アワーレガシー」や「ディーゼル(DIESEL)」みたいなブランドがこのムーブメントを引っ張って、着こなしの幅をどんどん広げてほしいなと思います。

「アワー レガシー」と「アルマーニ」。20年の歩みはまったく異なるけれど、それぞれが自分たちの存在価値に通じる“アティテュード”を地道に築き上げてきたことは共通していますね。

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2026年春夏のメンズ・ファッション・ウイークがスタート。久々にメンズコレサーキットに舞い戻った編集長・村上と、初参戦のヘッドリポーター・本橋が、ヨーロッパを覆う熱波に負けないアツいリポートをお届けします!今回はミラノ・コレクションの2日目、後編。

サントーニ(SANTONI)

村上:私は「サントーニ(SANTONI)」のプレゼンテーション会場へ。今シーズンは“セタレザー”を使った、グッドイヤー製法のローファー“カルロ”がイチオシです。“カルロ”は元々反り返りが抜群で、驚くほどグニャっと曲がるんだけど、そんなシューズに使ったのが“セタレザー”。「セタ」とはイタリア後で「シルク」を意味しており、文字通りシルクのようの滑らかな肌触りです。足を入れるとシルクのような肌触りに魅了され、歩けば反り返りのよさゆえの歩きやすさでノックアウト!ってカンジでしょうか?写真からも柔らかさが伝わるでしょう?でも、これは高額でございますよ、きっと。

厚底などイマドキなデザインを「追随」するのではなく、専業ブランドならではの技術力ゆえの心地良さ「追求」したのは大正解!真っ白な美脚パンツの男性が溺愛するコト間違いなしでしょう。

ポール スミス(PAUL SMITH)

本橋:「ポール・スミス(PAUL SMITH)」は今回、パリからミラノに舞台を移してのショーでしたが、いつも通りの安定感でした。レトロなサマーニットや絶妙なカラーアクセントなど、“らしさ”をしっかりキープ。ショー後のフィナーレでは、ポール・スミス御大がランウエイに登場して、観客に笑顔で手を振るサービス精神たっぷりのパフォーマンス。あたたかい空気に包まれました。御年78歳。まだまだ元気に、現役で服を届けてくれそうですね。

村上:そろそろシルエットは少しずつアップデートしても良いと思うんですけれどね。特にアウターは、もう少しバリエーションを豊かにしてみてはと思うのですが、御大、いかがでしょうか?カラフルなシャツや、遊び心たっぷりの小物同様、シルエットからファッションの世界を探検してみたい男性は、「ポール・スミス」のようなブランドがさまざまなスタイルとフォルムを用意してくれたら嬉しいと思うんです。「アミ パリス(AMI PARIS)」や「ルメール(LEMAIRE)」は一歩先って感じだからこそ、「ポール・スミス」には半歩先を期待してしまいます。

モルディカイ(MORDECHAI)

本橋:僕だけ行った「モルディカイ(MORDECHAI)」は、なんとフェンシング場でのショーでした。会場が狭くて、めちゃくちゃ熱がこもる。灼熱だった高校の武道場の熱さを思い出しました。そんなクソ暑い中でモデルたちが突然取っ組み合いを始めたんです。きっと武道をイメージしたコレクションだからでしょう。いや、そこまでしなくても伝わるよって言ってあげたかったです。

服自体は、フェンシングのジャケットのようなジップアップブルゾンや、ミリタリー由来のカーゴパンツ、ユニフォームライクなスラックスなどが印象的。ボタンやステッチのアクセントが効いていました。武道着のような帯のディテールもさり気なく取り入れていましたね。

改めて思ったのは、イタリアブランドってスポーツの要素をオシャレ着になじませるのが上手いな、と。方向性は少し違いますが、たとえば「ディースクエアード(DSQUARED2)」なんかもそういう文脈で語れるブランドですよね。

ヤコブ コーヘン(JACOB COHEN)

村上:「ヤコブ コーヘン(JACOB COHEN)」のプレゼンは、一体なんだったのでしょう(笑)?ピースフルな架空の「ヤコブ コーヘン」村では、ある人はジーンズを洗濯板で洗い、ある人はなぜかハチミツの収穫中。お土産に3種類ものハチミツを大盤振る舞いです。ビリヤードやカジノに興じるモデルがいるけれど、我々ゲストもルーレットに参加できちゃうから、ついつい夢中になってしまい、洋服が全く頭に残っていません(笑)。

エンポリオ アルマーニ(EMPORIO ARMANI)

本橋:「エンポリオ アルマーニ(EMPORIO ARMANI)」、僕はスタンディングでした。前に大きな外国人がいてあんまり見えなかったんですけど、村上さんはフロントローから見られて、どうでしたか?

村上:序盤は、どちらかと言えば機能服でした。合繊の薄くて軽い素材からTシャツやシャカシャカブルゾン、スパッツにショートパンツなどを作って、軽やかにレイヤード。“EA7”で砂漠を駆け抜けるイメージです。

で、辿り着いた先は、アフリカでした。長いチュニックに幾何学的な刺繍を施し、楊柳パンツや、アルマーニならではのソフトテーラリングを組み合わせます。クレープやリネンなどの涼やかな素材を多用しながら、サンドやエクリュ、ベージュなど、日差しが強い地域ならではのカラーパレットを再現。ベルベル人のテントやタトゥーなどの柄を描きます。若干民族衣装感が強かったけれど、ピークドラペルのダブルからマオカラーのジャケット、シルキーなパジャマシャツ、鍛えれば鍛えるほどカッコよく着こなせるざっくり編みのニットなど、アルマーニらしさも満載。

最近「エンポリオ アルマーニ」は、いろんな世界を旅して、オリエンタルなムードを強め、ユニバーサル感を醸し出そうとしています。ご自身が確立したイタリアらしさで勝負する「ジョルジオ アルマーニ(GIORGIO ARMANI)」との差別化を図っているのかな?

フィナーレは、現在自宅療養中のアルマーニさんに代わり、メンズの責任者を務めるレオ・デルオルコ(Leo Dell'Orco)=ヘッド・オブ・メンズウエアデザインがご挨拶でした。アルマーニさん、復帰をお待ちしております!

アルマーニ美術館(ARMANI / SILOS)

本橋:その後に訪れた「アルマーニ美術館(ARMANI / SILOS)」が圧巻でした。普段はあまり自分ごとにできないオートクチュールのドレスも、あれだけ丁寧に展示されると「これがブランドの核なんだ」と体感できます。

前の日に「フィリップ プレイン(PHILIPP PLEIN)」のイベントに行ったんですが、会場にはギラギラのスニーカーが並んでいて、ハデにトッピングされた“寿司らしきもの”を皆でつまみ、カクテルを煽る様子を見て、何だかゲンナリしていたところだったんです(笑)。ラグジュアリーって、“ギラつけば良い”というわけじゃないですよね?

村上:クチュールラインの「ジョルジオ アルマーニ プリヴェ(GIORGIO ARMANI PRIVE)」は、今年が20周年のアニバーサリー。アルマーニさんは、「クチュールはビジネス。常に女性を美しくすることにこだわっている。私の自己表現だけの舞台じゃない」と話しています。「フィリップ プレイン」との違いは、そんなところかもね。派手だけれど、女性に思いを馳せているからリアリティがある。そう思います。

アワー レガシー(OUR LEGACY)

本橋:そういえば「アワー レガシー(OUR LEGACY)」のプレゼンテーションでは会場の中央にハリボテっぽい誕生日ケーキが置かれていて。「何だこれ?」と眺めていたら、「ブランド設立20周年の誕生日なんです」と教えてくれました。「ジョルジオ アルマーニ プリヴェ」と同い年なんですね。

村上:意外と長いね。もともとはメンズの硬派なテーラードブランドというイメージだった。

本橋:僕も5〜6年位前にダブルブレストの“ドルフィンコート”というウールコートを買い、まだ気に入ってとってあります。やっぱり、作りはいいんですよ。当時はまだセールにかかれば1ケタ万円台で買えましたが、今だったら定価で完売でしょう。

日本でも若い人たちに人気ですよね。特にコロナ後に強化しているウィメンズラインが、タイトめが好みの若いメンズにも人気だそう。日本のメンズ市場ではまだまだ「ちょいユル」が主流ですが、「アワーレガシー」や「ディーゼル(DIESEL)」みたいなブランドがこのムーブメントを引っ張って、着こなしの幅をどんどん広げてほしいなと思います。

「アワー レガシー」と「アルマーニ」。20年の歩みはまったく異なるけれど、それぞれが自分たちの存在価値に通じる“アティテュード”を地道に築き上げてきたことは共通していますね。

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「ケイタマルヤマ」から新ラインが始動 第1弾はアーカイブテキスタイル柄の巾着

「ケイタマルヤマ(KEITAMARUYAMA)」は、ブランドの感性をもっと気軽に楽しむことができる新ライン「ケーエムマーケット(KM MARKET)」を始動する。第1弾は、ブランドのDNAともいえるアーカイブのテキスタイル柄を用いた巾着バッグ “ノッティ(KNOT-Ti)” で、7月4日に発売する。柄は全5種で価格は4950円。5種のうち4種は「ケイタマルヤマ」公式オンラインストアで、“ノッティ ドーヴ アンド ハートスカーフ”のみ「ゾゾタウン(ZOZOTOWN)」で取り扱う。さらに、7月30日〜8月5日の期間中には渋谷パルコ 4階でポップアップを開催する。

第1弾アイテム“ノッティ”が登場

同ラインは、ブランドのアーカイブを活かして、幅広い層をターゲットに自由な発想のモノづくりを届けたい、という想いから「ケイタマルヤマ」のコレクションラインとは分けて生まれた。

“ノッティ(KNOT-Ti)”は、結び目(KNOT)と、ちいさな(TINY)を掛け合わせたネーミングの遊び心と実用性を兼ね備えた巾着バッグシリーズ。テキスタイルは、「ケイタマルヤマ」の人気アーカイブ柄から厳選した。さまざまなシチュエーションで活躍する個性的な5種類をそろえた。丸みのあるシルエットに、調整可能なショルダーストラップ付きの仕様で、手持、肩掛け、斜め掛け、そして2ハンドルと4通りの持ち方が楽しめる。デザインは、内側にポケットと口元にタッセルを付けて使い勝手とデザイン性にもこだわった。さらに、コンパクトな見た目以上にたっぷりと収納できるフォームに仕上げている。

今後も新たなテキスタイルやアイテムを加えながら、ECサイトやポップアップ、卸などを展開する予定だ。

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「ケイタマルヤマ」から新ラインが始動 第1弾はアーカイブテキスタイル柄の巾着

「ケイタマルヤマ(KEITAMARUYAMA)」は、ブランドの感性をもっと気軽に楽しむことができる新ライン「ケーエムマーケット(KM MARKET)」を始動する。第1弾は、ブランドのDNAともいえるアーカイブのテキスタイル柄を用いた巾着バッグ “ノッティ(KNOT-Ti)” で、7月4日に発売する。柄は全5種で価格は4950円。5種のうち4種は「ケイタマルヤマ」公式オンラインストアで、“ノッティ ドーヴ アンド ハートスカーフ”のみ「ゾゾタウン(ZOZOTOWN)」で取り扱う。さらに、7月30日〜8月5日の期間中には渋谷パルコ 4階でポップアップを開催する。

第1弾アイテム“ノッティ”が登場

同ラインは、ブランドのアーカイブを活かして、幅広い層をターゲットに自由な発想のモノづくりを届けたい、という想いから「ケイタマルヤマ」のコレクションラインとは分けて生まれた。

“ノッティ(KNOT-Ti)”は、結び目(KNOT)と、ちいさな(TINY)を掛け合わせたネーミングの遊び心と実用性を兼ね備えた巾着バッグシリーズ。テキスタイルは、「ケイタマルヤマ」の人気アーカイブ柄から厳選した。さまざまなシチュエーションで活躍する個性的な5種類をそろえた。丸みのあるシルエットに、調整可能なショルダーストラップ付きの仕様で、手持、肩掛け、斜め掛け、そして2ハンドルと4通りの持ち方が楽しめる。デザインは、内側にポケットと口元にタッセルを付けて使い勝手とデザイン性にもこだわった。さらに、コンパクトな見た目以上にたっぷりと収納できるフォームに仕上げている。

今後も新たなテキスタイルやアイテムを加えながら、ECサイトやポップアップ、卸などを展開する予定だ。

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伊藤潤二 × サンリオのコラボ再び “ギャル富江”×ハローキティの新作を発売

ホラー漫画界の巨匠・伊藤潤二と「サンリオキャラクターズ」による異色のコラボレーションが再び実現。「ギャル富江」×ハローキティをメインビジュアルに据えた新コレクションが発売される。同コレクションは、6月30日12:00から7月16日23時59分まで特設サイトで受注予約を受け付ける。※アイテムにより受注期間が異なる場合あり。

今回のコラボでは、特に人気の高かった「ギャル富江」シリーズと「まねっこ」シリーズをフィーチャー。スカジャンやクラック加工のパーカー、ラグランTシャツなど、ファッション性の高いアイテムに加え、靴下やピンズといったアクセサリー類まで、幅広い商品をラインアップする。

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伊藤潤二 × サンリオのコラボ再び “ギャル富江”×ハローキティの新作を発売

ホラー漫画界の巨匠・伊藤潤二と「サンリオキャラクターズ」による異色のコラボレーションが再び実現。「ギャル富江」×ハローキティをメインビジュアルに据えた新コレクションが発売される。同コレクションは、6月30日12:00から7月16日23時59分まで特設サイトで受注予約を受け付ける。※アイテムにより受注期間が異なる場合あり。

今回のコラボでは、特に人気の高かった「ギャル富江」シリーズと「まねっこ」シリーズをフィーチャー。スカジャンやクラック加工のパーカー、ラグランTシャツなど、ファッション性の高いアイテムに加え、靴下やピンズといったアクセサリー類まで、幅広い商品をラインアップする。

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