この取り組みは、製造現場から「使用済みフィルムを作業服に活用できないか」という声が上がったことが出発点だったという。TDKでは2022年から「フィルム to フィルム」、つまり製造に使ったフィルムを洗浄・再生し、再び工程で使用するリサイクルスキームを模索してきたが、それに加えて作業服への活用が検討され始めたのは2023年。ちょうどその時期、TDKでは全国の作業服をリニューアルするタイミングを迎えていたこともあり、人事部が主導するかたちで構想が本格化した。
「コム デ ギャルソン・オム プリュス(COMME DES GARCONS HOMME PLUS)」は引き続き、平和を願う。ただ、そのアプローチは半年前、ミリタリーウエアを解体・再構築して、戦争や紛争の際に着用する洋服が本来の目的以外の場面で楽しまれることを願うことで、痛烈なメッセージを放ったときとは異なっている。今シーズンの主役は、スーツだ。川久保玲は、「私たちを平和や愛、そして友愛に導く、シャーマンのように力強い人物が必要と考えた」という。そこで、時には特別な意味を持ち、時には何気なく纏うことで、人間が長く共に歩んできたスーツにフォーカスを当てたのだろう。
スイス発の「ピアジェ(PIAGET)」はこのほど、スペイン・バルセロナでハイジュエリーとハイジュエリーウオッチの新作コレクション“シェイプ オブ エクストラレガンザ(SHAPES OF EXTRALEGANZA)“を発表した。今回のコレクションは、創業150周年を迎えた昨年披露した“エッセンス オブ エクストラレガンザ(ESSENCE OF EXTRALEGANZA)“に続く3部作の第2章となる。展示会の会場は、スペインを代表する彫刻家兼建築家のハビエル・コルベロ(Xavier Corbero)が50年以上をかけて手掛けたという街の郊外にある自邸。連なるアーチや岩を積み重ねたような巨大なオブジェなど造形美が際立つロケーションに、メゾンの伝統やクラフツマンシップを大切にしながらもステファニー・シヴリエール(Stephanie Sivriere)=ジュエリー&ウオッチ アートディレクターの大胆な色彩感覚やモダンな感性が光るアイテムを並べた。
カギはダイナミックなシェイプ
会場となったエスパイ・コルベロ PHOTO:COURTESY OF PIAGET会場となったエスパイ・コルベロ PHOTO:COURTESY OF PIAGET会場となったエスパイ・コルベロ PHOTO:COURTESY OF PIAGET会場内ではグラフィカルなセットに新作を展示 PHOTO:COURTESY OF PIAGET会場内ではグラフィカルなセットに新作を展示 PHOTO:COURTESY OF PIAGET会場内ではグラフィカルなセットに新作を展示 PHOTO:COURTESY OF PIAGET会場内ではグラフィカルなセットに新作を展示 PHOTO:COURTESY OF PIAGET会場内ではグラフィカルなセットに新作を展示 PHOTO:COURTESY OF PIAGET会場内ではグラフィカルなセットに新作を展示 PHOTO:COURTESY OF PIAGET
そのデザインの背景にあるのは、1960〜70年代に根差したメゾンの創造性だ。かつて創業者の孫である3代目のヴァランタン・ピアジェ(Valentin Piaget)は、「今までになされてこなかったことをしなさい」とデザイナーたちに投げかけていたという。それはメゾンのモットーとなり、63年には文字盤にオーナメンタルストーン(装飾用石)を用いたウオッチが、69年には革新的なジュエリーウオッチの “21世紀コレクション(21st CENTURY COLLECTION)“が誕生した。また、芸術界とつながりの深かった4代目のイヴ・ピアジェ(Ives Piaget)は、サルバドール・ダリ(Salvador Dali)やアルマン(Arman)、アンディ・ウォーホル(Andy Warhol)らアーティストとの交友関係からコラボレーションを手掛けてきたという。
「ピアジェ」らしさを現代的に再解釈
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「マイ オー マイ」の上陸イベントに登場したBALLYSTIK BOYS FROM EXILE TRIBE の砂田将宏
韓国発フレグランス「マイ オー マイ(MAI OHW MAI)」が日本に上陸した。ブランド名は、“私は私(I AM WHO I AM)”を逆さにしたもの。同ブランドは、誰もが持つ心の“傷”にフォーカスし、“嘘(DECEITE)”“怒り(ANGER)””悲しみ(SADNESS)”“恐れ(FEAR)”“恥(SHAME)”という5つの感情を表現する5種類の香り“マーク5”を提案する。これらの香りを通して、それぞれが持つネガティブな感情と向き合い受け入れることで、新しい自分との出会いを促すというのがコンセプトだ。QR を読み込むと自分の感情タイプをテストできる診断ツールも用意し、自分の感情に向き合うきっかけを提供する。
6月26日に東京・表参道で開催されたイベントでは、5種類の香りを試しながら、診断結果や自身の“傷”に対する思いなどをポストイットに綴る来場者の姿が見られた。トークショーでは。特別ゲストのBALLYSTIK BOYS FROM EXILE TRIBE の砂田将宏が登場し、自身の感情や香りについて語った。彼は、「香りは個性を表現するもの。このブランドのコンセプトには大いに共感する」とコメント。砂田の診断結果は“怒り”だったとそうだが彼自身、全く意識していない結果だったようだ。“怒り”の香りもいいと思ったが、彼が気に入った香りは“嘘”。「香水は毎日着ける。気分によって変えるのではなく、今は、“嘘”を毎日愛用している」と語った。
妥協のない美学があるからこそ、正直敷居も高かった「サンローラン(SAINT LAURENT)」の2026年春夏メンズは、驚くほど軽やかだ。これまでの耽美的でモノトーンな世界を離れ、今シーズンは太陽の下に。色と共に軽やかさをまといながら、シルエットへのこだわりは継続して、テーラードを基調としたエレガンスの世界からは離れない。イヴ・サンローラン(Yves Saint Laurent)を含む繊細な往年のクリエイターたちの逃避行、繊細がゆえにストレスの多い世界から離れた束の間の夢の中のような世界が広がった。
妥協のない美学があるからこそ、正直敷居も高かった「サンローラン(SAINT LAURENT)」の2026年春夏メンズは、驚くほど軽やかだ。これまでの耽美的でモノトーンな世界を離れ、今シーズンは太陽の下に。色と共に軽やかさをまといながら、シルエットへのこだわりは継続して、テーラードを基調としたエレガンスの世界からは離れない。イヴ・サンローラン(Yves Saint Laurent)を含む繊細な往年のクリエイターたちの逃避行、繊細がゆえにストレスの多い世界から離れた束の間の夢の中のような世界が広がった。
「リーバイス(LEVI’S)」は「ナイキ(NIKE)」と再びコラボレーションし、新作カプセルコレクションを発表した。コレクションは、「ナイキ」の名作スニーカー“エア マックス 95(AIR MAX 95)”を「リーバイス」製のデニムで大胆に再構築したスニーカー(3色)を中心に、ジャケットとジーンズを展開。7月10日に「リーバイス」公式オンラインストアで先行販売し、翌11日には「SNKRS」でも発売される。
米国発のトータルラゲージブランド「ゼロハリバートン(ZERO HALLIBURTON)」は27日、プロサッカー選手でアンバサダーを務める三笘薫をイメージした新色のラゲージとアタッシェケースを発売する。発売を記念して三笘選手を起用した“Beyond the Horizon”キャンペーンを8月31日まで実施する。旗艦店の「ゼロハリバートン」新宿サザンテラス店では三笘選手の旅に関連する私物展示をしたり、他店でも限定ノベルティを配布したりするなど、多彩なコンテンツを用意する。
左から、三笘選手の直筆サイン入り展示品、三笘選手のサイン刻印入り“クラシック アルミニウム 3.0 ATT”(限定2点、全2色、各13万2000円)三笘選手の直筆サイン入りラゲージタグ「ゼロハリバートン」新宿サザンテラス店限定の特別展示“Packed for Life ~三笘薫の旅じたく~”「ゼロハリバートン」新宿サザンテラス店限定の特別展示“Packed for Life ~三笘薫の旅じたく~”「ゼロハリバートン」新宿サザンテラス店内奥には、三笘選手のビジュアルを使用したフォトスポットを設置三笘選手のビジュアルポストカードセット